- 第11戦優勝 金井亮忠(チームNATS正義001)
-

「予選終わってから大きなセット変更をしたんですけど、それがだいぶいい方向に行って、序盤どれだけ最初からタイム出せるかっていうところをずっとテーマにやってきたので、そこがハマった感じで。いいレースだったかなと思います」
「(予選タイムを上回るファステストラップだったが)1周目からしっかりグリップ感があったのでタイヤの温まりも良くてそういう意味で多分タイム拠点より上げられたのかなと思いますね。(小雨の影響は)だいぶありましたね。ベストからしたら4秒近く。もうすぐ滑っちゃうんで、コースアウトしちゃってもしょうがありませんし」
「SUGOはS耐の岡山とバッティングしているので次は最終戦の富士になります。またちょっとコース特性も変わるので、またいろいろクルマを改良しながら、優勝できるように頑張りたいと思います」
- 第11戦決勝2位 ハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)
-

「スタートでシグナルが点灯し始めてからちょっと動いちゃいまして。それでペナルティー出るんじゃないかと思ってたんですけど、タイムペナルティー5秒ということで助かりました。最後まで金井さんが見える状態でと思ったんですけど、途中まではなんとか見えが入ってきたんですけど、最後は見えなくなっちゃいましたね」
「(雨について)当然影響が出ました。ただコースにとどまっているのはそんなにきつくなかった。最終的にはまた雨足が弱まってきたんですけど、最後に多分1周ぐらいですね。ほとんど影響ない状態になりました」
「今年はまだ1勝もしてないので、(SUGOでは)なんとか1勝をと。今作っているクルマは富士から投入します。基本的にこの車とベース車両が一緒なので、これを使って、色々とテストできてますね。以前使っていたクルマが完全にダメになったので。もの自体はタトゥースのフォーミュラルノーで変わりないんですが、エンジンがトヨタになります。以前はルノーでした。エンジンが違うことによって、重量なんか全然違ってくるし、その辺をいろいろやってるんです」
- 第11戦決勝3位 梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)
-

「スタートが、最初の蹴り出しは良かったんですけど、その後でシフトアップができていなくて掻いてしまいました。そこで出遅れてしまって。その後のペースも正直前の方が速かったんですが、途中で雨が降ってきてからはその前と明らかに詰まっているのが見えました。しかも前がタイムペナルティー5秒になったんで、微妙な距離感だったんですけど、あそこでもっと怖がらずにチャレンジできたら、5秒以内入れて2位あったんかなと。やっぱり実力も全然足りないなっていう感じです」
「次は富士に出ます。富士ではもう1つ2つ上の順位目指して走ります」
- 第11戦ジェントルマンクラス決勝1位 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)
-

「練習通りって感じですかね。途中で雨が第3セクターに来たので、スピンしないよう、チェッカー受けられるように気をつけました。すごい滑りましたね。半分ちょっとアクセルを踏んだ時はビーンとリアが出ちゃうんで。想定しなかったっていうかね。4秒ぐらい落としました」
「スタートは逆によかったかなって。ハンマーさんも下手したら抜けるかなとは思ったんですけど、ラインを塞がれてたんで、下がっちゃいました」
「次回のSUGOも出ますが2番くらいには行きたいかな。2番と3番あるんですけど、まだ優勝がないんで。このレース何が起こるか分かりませんので、最後まで腐らず諦めず頑張りたいと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

2025年Formula Beat地方選手権第11戦の決勝が9月28日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、金井亮忠(チームNATS正義001)が独走のポール・トゥ・フィニッシュで今季3勝目を挙げた。
第11戦決勝は午前11時40分より15周で行われた。空からは時折小雨が降ってきてはいるものの、路面はまだドライのままだ。

ホールショットは金井、2番手にハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)。以下、梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)、KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)と続く。後方では松本隆行(SHOUEI☆ミスト)が1コーナーでスピンアウトするが、自力でレースに復帰している。
1周終わって金井のリードは2秒289。その後もハイペースで1周1秒以上も後続を引き離しにかかり、10周目までに10秒544の大差をつけてきたばかりか、8周目には予選タイムを上回る1分32秒574を叩き出した。
途中雨が降ってきた影響から1周4秒以上のペースダウンを強いられるが、2位以下には一切付け入る隙を与えずに走り切り、最後は後続に23秒494の差をつけてチェッカーを受け、金井亮忠(チームNATS正義001)が開幕戦鈴鹿、第5戦もてぎ以来の今季3勝目をものにした。
2位はハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)。スタート手順違反で5秒加算のペナルティを受けたが、後続との差を6秒以上広げてポジションをキープしている。
3位も予選3位のがベストタイムの梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)がそのまま3位を終えている。
ジェントルマンクラスはKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)がトップ。総合でも4位でフィニッシュしている。








Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
岡山チャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2025/09/28) Final Race Weather:Cloudy/Rain Course:Dry/Wet
2025 Formula Beat Round 11 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 72 | | | 金井 亮忠 | チームNATS正義001 NATS 001 | 15 | 23'38.398 | - | - |
| 2 | *1 | | | ハンマー 伊澤 | 萬羽アルカディア☆ハンマーR TT104 | 15 | 24'01.892 | 23.494 | 23.494 |
| 3 | 92 | | | 梅本 幸汰 | ファーストガレージ FG01 FG01 | 15 | 24'02.897 | 24.499 | 1.005 |
| 4 | 9 | G | 1 | KAMIKAZE | ファーストガレージ&Rd04W SYNERGY RD04W | 15 | 24'26.880 | 48.482 | 23.983 |
| 5 | 11 | G | 2 | 植田 正幸 | Rnsports制動屋KKZS MYST KK-ZS | 15 | 24'34.586 | 56.188 | 7.706 |
| 6 | 31 | | | 大蔦 健太 | MYST☆ダイヤ建設 MYST KK-ZS | 14 | 23'42.638 | 1Lap | 1Lap |
| 7 | 63 | G | 3 | 長嶋 重登 | ミスト☆T.U.C.GROUP Dallara F301 | 14 | 23'57.155 | 1Lap | 14.517 |
| 8 | 21 | GG | 1 | 村瀬 和也 | ミスト関口:制動屋:勝男武士 MYST KK-ZS | 14 | 24'10.878 | 1Lap | 13.723 |
| 9 | 76 | GG | 2 | 松本 隆行 | SHOUEI☆ミスト Dallara F307 | 13 | 24'33.019 | 2Laps | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ---- |
| - | 88 | D | - | サマンスキー 智子 | ビジュー/ハンマーR☆F110 DOME F110 | 12 | 23'52.682 | 3Laps | 1Lap |
| - | 33 | G | - | 杉山 寛 | ミスト☆菱洋商事株式会社 Dallara F307 | 7 | 12'02.870 | 8Laps | 5Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 72 金井亮忠(チームNATS正義001) 1'32.574 (8/15) 144.002 km/h
- CarNo. 1は、岡山チャレンジカップレース特別規則第9章第31条3.6(スタート手順)違反により、タイムペナルティー5秒を科した。
第11戦ポールポジション
- 第11戦ポールポジション 金井亮忠(チームNATS正義001)
-

「金曜日のフリー走行から好調でしたし、(予選では)レースウィークのベストタイムも更新できました。僕らが岡山を走るのは8年ぶりです。(今回からタイヤのロットが変わったが)当時とはクルマのパッケージが全然違ったので、初めての岡山みたいな感じなので、全然、何が違うとかもよく分からないし、大きな違和感は別になかったです。」
「決勝に向けていろいろセットアップもしてるので、さらにタイムアップできるように頑張っていきたいと思います」
- 第11戦予選2位 ハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)
-

「15分しかないってのもあるし、タイヤを暖めに行ったらレッドフラッグが出ちゃって、ちょっとリズム狂っちゃいました。本来の目標とするタイムには全然届いてません。金井さんとは1秒くらい離れちゃってたんですけど、あのタイムは見えないんで」
「あと、クルマが前回のオートポリスから使ってるんですけど、借り物なんですよ。お客さんのクルマで。自分のクルマもほぼこれと同じ型なんですけど、いま作ってる最中です。それができるまでのつなぎという感じなんで」
「決勝は金井さんが目に見える範囲で戦いたいです。機会があれば追い抜きたいですが、厳しいですね。やれる範囲でベストを尽くします」
- 第11戦予選3位 梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)
-

「赤旗が出て、その後あんまり時間ないって分かったんですが。前にハンマーさんがいて。抜こうと思ったんですけど、やっぱりストレートの伸びで負けちゃうんで、そこで苦戦して。で、1回追いついて、その後に良いタイムを出して、そのままラストまでバンバンって上がっていくタイミングで、2コーナーのアウト側でタイヤ落としてしまい、後々のリズムがちょっと狂っちゃった感じでした。昨日の練習と似たような路面でフィーリング良かったんですけど、やっぱりそこからのリズム的な問題でうまく合わせきれなくて、完全自分のミスでした」
「決勝のコンディションは昨日の2本目の方が基本的に近いと思います。昨日はアベレージが良かったので、しっかりスタート決めて、前出て、っていう感じで。レースペースは悪くはないと思います」
- 第11戦ジェントルマンクラス予選1位 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)
-

「このタイヤを履くのが今日が初めてだったんで、最初の方はタイヤのグリップを確認しながら走ってました。赤旗が出ちゃったんで、みんなイコールコンディションだったんですけど、もう少し早くピット並んでれば、もう一周行けたと思うんですよ。たらればですけど、もうちょっと上げられたのかなと思って。クルマ的にもバランスが良くて、もう少しいけたかなと思って 」
「決勝はもう、梅本君と、植田さんとの戦いになると思います。スタートはあんまり得意じゃないんで、多分僕が下がっちゃうと面白いレースになるかなと。スーパーFJではスタート得意だったんですけど、このクラスになってからスタートが苦手になっちゃいまして」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

2025年Formula Beat地方選手権第11戦の公式予選が9月28日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、金井亮忠(チームNATS正義001)が後続を1秒以上突き放すタイムでポールポジションを獲得した。
公式予選は午前8時25分にコースオープン。天候は曇り。路面はドライだ。
しかし始まってすぐにリボルバーとパイパーの間のコースサイドで村瀬和也(ミスト関口:制動屋:勝男武士)がストップしたため、開始5分で赤旗中断となってしまう。
この時点では各車まだ漸く1周を計測したばかりという状況。この時点でのトップは金井亮忠(チームNATS正義001)で1分37秒380だ。
村瀬は自走で戻ってきたが、コントロールラインを行き過ぎてしまい、再び赤旗に。予選は村瀬のピットインを待って8時35分に漸く再開された。終了予定時刻は5分延長されて8時45分だ。
開始早々にトップに立った金井は6周目に1分33秒773、8周目に1分33秒130、9周目には1分32秒798と着実に縮めてポールポジションを獲得。
2番手には終盤立て続けに好タイムを連発したハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)が1分33秒906で続き、梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)が1分34秒786で3番手、KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)が1'34秒970でジェントルマンクラスのトップだった。
第11戦決勝はこのあと11時40分より15周で行われる。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
岡山チャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2025/09/28) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 Formula Beat Round 11 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | *72 | | | 金井 亮忠 | チームNATS正義001 NATS 001 | 1'32.798 | - | - | 143.654 |
| 2 | 1 | | | ハンマー 伊澤 | 萬羽アルカディア☆ハンマーR TT104 | 1'33.906 | 1.108 | 1.108 | 141.959 |
| 3 | 92 | | | 梅本 幸汰 | ファーストガレージ FG01 FG01 | 1'34.786 | 1.988 | 0.880 | 140.641 |
| 4 | 9 | G | 1 | KAMIKAZE | ファーストガレージ&Rd04W SYNERGY RD04W | 1'34.970 | 2.172 | 0.184 | 140.369 |
| 5 | 11 | G | 2 | 植田 正幸 | Rnsports制動屋KKZS MYST KK-ZS | 1'35.356 | 2.558 | 0.386 | 139.800 |
| 6 | 63 | G | 3 | 長嶋 重登 | ミスト☆T.U.C.GROUP Dallara F301 | 1'38.701 | 5.903 | 3.345 | 135.062 |
| 7 | 33 | G | 4 | 杉山 寛 | ミスト☆菱洋商事株式会社 Dallara F307 | 1'38.731 | 5.933 | 0.030 | 135.021 |
| 8 | 31 | | | 大蔦 健太 | MYST☆ダイヤ建設 MYST KK-ZS | 1'39.877 | 7.079 | 1.146 | 133.472 |
| 9 | 21 | GG | 1 | 村瀬 和也 | ミスト関口:制動屋:勝男武士 MYST KK-ZS | 1'40.847 | 8.049 | 0.970 | 132.188 |
| 10 | 76 | GG | 2 | 松本 隆行 | SHOUEI☆ミスト Dallara F307 | 1'43.129 | 10.331 | 2.282 | 129.263 |
| 11 | 88 | D | 1 | サマンスキー 智子 | ビジュー/ハンマーR☆F110 DOME F110 | 1'57.074 | 24.276 | 13.945 | 113.866 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'00.638)予選通過 ---- |
- CarNo. 72は、岡山チャレンジカップレース特別規則書第8章第27条8(ピット作業)違反により、訓戒とした。
フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第5戦レース12の決勝が、9月27日、富士スピードウェイで行われ、梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)が、ポールポジションから逃げ切って、今大会2連勝。タイトル争いでも大きくリードすることになった。
マスタークラスも、アキタ(ACR FRegional)がクラスポールから優勝を果たした。
すっかり夕暮れの雰囲気のなか、午後5時にレースがスタート。
梅垣、鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)、卜部和久(B-MAX RACING F111)と、トップ3はグリッド順で1〜2コーナーをクリア。卜部は鈴木のアウトから仕掛けるが前に出ることは叶わなかった。
オープニングラップのヘアピンで、大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が、三浦愛 (AIWIN)を抜き4位へ。以降、7周目まで上位のオーダーは変わらず、レースは進んだ。
8周目の14コーナー。4位で卜部を追っていた大宮の姿勢が崩れたかと思った途端、右リアタイヤが外れ、大宮はランオフエリアにストップ。これで卜部は単独3位となった。
レース折り返し以降、トップ梅垣を追い詰めていた鈴木だったが、11周目の100Rで痛恨のスピン。幸いコースを外れることはなく、すぐに復帰したが、10秒余りをロス。順位も卜部の後ろ、3位に落ちてしまった。
それでも、残り4周、ペースの良かった鈴木はそこから2位を取り戻すべく攻め続け、卜部との差を確実に縮めていった。そして、14周目、卜部の背後に迫った鈴木は、盛んに仕掛けようとするが、卜部も巧みに抑え、最後は鈴木が横に出て並走するも僅かに届かず。0.06秒差で卜部が2位の座を死守した。
独走で優勝した梅垣は、今大会連勝を果たし、タイトル争いでも鈴木に23.5ポイント差とつけ、かなり有利な状況で、残る最終戦、鈴鹿の3レースに臨むことになった。
マスタークラスは、クラスポールのアキタが独走。2位赤松昌一朗(SHOEI-GIGS Ride-Eagle)が若手とバトルを繰り広げる間に、徐々に引き離して、クラス初優勝を飾った。
次戦、第6戦(レース13、14、15)は、11月22〜23日、スーパーフォーミュラ最終大会のサポートレースとして、鈴鹿サーキットで行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
FIA WEC第7戦冨士6時間耐久レース -RIJ- (2025/09/27) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 12 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 37 | | | 梅垣 清 | PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 15 | 24'24.543 | - | - |
| 2 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 15 | 24'36.106 | 11.563 | 11.563 |
| 3 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 15 | 24'36.166 | 11.623 | 0.060 |
| 4 | 13 | | | 三浦 愛 | AIWIN AIWIN | 15 | 24'40.040 | 15.497 | 3.874 |
| 5 | 48 | | | リン チェンファ | BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORT | 15 | 24'47.173 | 22.630 | 7.133 |
| 6 | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 15 | 24'49.119 | 24.576 | 1.946 |
| 7 | 44 | M | 1 | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 15 | 24'58.679 | 34.136 | 9.560 |
| 8 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 15 | 25'03.022 | 38.479 | 4.343 |
| 9 | 51 | | | ジャ ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 15 | 25'09.834 | 45.291 | 6.812 |
| 10 | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 15 | 25'09.884 | 45.341 | 0.050 |
| 11 | 40 | M | 2 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride-Eagle イーグルスポーツ | 15 | 25'10.696 | 46.153 | 0.812 |
| 12 | 18 | M | 3 | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | 15 | 25'28.735 | 1'04.192 | 18.039 |
| ---- 以上規定周回数(75% - 11 Laps)完走 ---- |
| - | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 7 | 11'31.107 | 8Laps | 8Laps |
| - | 23 | M | - | YUGO | S2R Racing N-SPEED | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 37 梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR) 1'37.136 (11/15) 170.3km/h
フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第5戦レース11の決勝が、9月27日、富士スピードウェイで行われ、ポールスタートの鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)が、 トップでチェッカーを受けたものの、走路外走行のペナルティで降格。梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)が優勝を飾った。
マスタークラスは、赤松昌一朗(SHOEI-GIGS Ride-Eagle)が、アキタ(ACR FRegional)の脱落もあり独走でクラスウィン。
午後になって、気温も25度とやや暖かくなるなか、1時30分にスタートを迎えた。
フロントローの鈴木、梅垣がグリッド順で1コーナーに飛び込み、これに続いたのが、卜部和久(B-MAX RACING F111)をかわした4番グリッドスタートの大宮賢人(PONOS RACING F111/3)。
トムスチームの2台、鈴木と梅垣のペースは1分37秒台と速く、38秒台で周回する3番手以下を徐々に引き離していく。
レース折り返しの8周目から、急に差が縮まったのが、3位大宮と4位卜部。一時は2秒近い差のあった二人だが、卜部がじわじわと追い上げ、8周目には0.9秒、10周目には0.5秒となり、11周目には大宮の背後につき、スリップストリームを使って、12周目の1コーナーでアウトから一発で仕留めた。

4位に落ちた大宮は、今度は三浦愛 (AIWIN)に迫られ、終盤は防戦一方となってしまった。
終盤トップ二人は若干近づいたが、鈴木がポールからトップを守り切って、チェッカーを受けた。しかし、暫定結果では、トップチェッカーの鈴木に複数回の走路外走行があったとして、プラス5秒のペナルティが課され、2位に降格。梅垣が優勝となった。
3位はグリッドポジションに戻した卜部。以下、大宮、三浦、リン・チェンファ(BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3)の順でフィニッシュ。
優勝した梅垣は6勝目。この勝利でシリーズポイントを210とし、2位鈴木(196.5p)に13.5ポイント差をつけた。鈴木は勝っていれば、梅垣に並べただけに惜しいレースを落とすことになった。
マスタークラスは、総合でも8番グリッドと好位置につけたクラスポールの赤松が、序盤から大きくリード。クラス2番グリッドのアキタが、接触でフロントウィングを痛めて3周目にリタイアしたこともあり、赤松が独走でクラス優勝を飾った。
レース12は、本日夕方、午後5時から15周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
FIA WEC第7戦冨士6時間耐久レース -RIJ- (2025/09/27) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 11 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 37 | | | 梅垣 清 | PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 15 | 24'28.449 | - | - |
| 2 | *38 | | | 鈴木 斗輝哉 | マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 15 | 24'32.802 | 4.353 | 4.353 |
| 3 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 15 | 24'38.946 | 10.497 | 6.144 |
| 4 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 15 | 24'40.495 | 12.046 | 1.549 |
| 5 | 13 | | | 三浦 愛 | AIWIN AIWIN | 15 | 24'41.230 | 12.781 | 0.735 |
| 6 | 48 | | | リン チェンファ | BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORT | 15 | 24'50.171 | 21.722 | 8.941 |
| 7 | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 15 | 24'52.791 | 24.342 | 2.620 |
| 8 | 40 | M | 1 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride-Eagle イーグルスポーツ | 15 | 25'02.447 | 33.998 | 9.656 |
| 9 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 15 | 25'09.484 | 41.035 | 7.037 |
| 10 | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 15 | 25'10.969 | 42.520 | 1.485 |
| 11 | 51 | | | ジャ ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 15 | 25'16.107 | 47.658 | 5.138 |
| 12 | 18 | M | 2 | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | 15 | 25'34.690 | 1'06.241 | 18.583 |
| 13 | 23 | M | 3 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 14 | 24'42.830 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(75% - 11 Laps)完走 ---- |
| - | 44 | M | - | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 2 | 3'56.358 | 13Laps | 12Laps |
- Fastet Lap: CarNo. 37 梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR) 1'37.372 (6/15) 168.7 km/h
- CarNo. 38は、シリーズ規則第20条2(ドライバーの遵守事項)違反により、タイムペナルティー5秒を科した。
フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第5戦Race11、12の公式予選が、9月27日、富士スピードウェイスで行われ、レース11は鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)が、レース12は梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)がポールポジションを獲得した。
マスタークラスも、赤松昌一朗(SHOEI-GIGS Ride-Eagle)とアキタ(ACR FRegional)が、ポールを分け合った。
年一度の世界耐久選手権「富士6時間レース」のサポートレースとして組まれたレースには、総合優勝を狙う若手11台とマスタークラス4台の計15台がエントリー。マスタークラス常勝の鳥羽豊は欠場し、13号車は三浦愛 (AIWIN)がドライブする。
前日の金曜日に行われた練習走行では、やはり鈴木、梅垣、大宮賢人(PONOS RACING F111/3)、卜部和久(B-MAX RACING F111)のランキング上位者が速く、予選、レースはこの4人を中心に進むものと思われた。
曇天となった土曜日。午前8時30分からレース11、午前9時からレース12の予選が、それぞれ15分間行われた。

レース11予選
鈴木が常にリードし、これに梅垣が食い下がり、大宮、卜部が迫るといった、予想どおりの展開となった。
鈴木は、徐々にペースを上げ、計測4周目に1分37秒31のトップタイムをマークすると、アタックを終了。ピットに入って他車の様子を見る余裕を見せた。
この時点で梅垣は37秒65とやや差をつけられていたが、その後37秒51、クールダウンラップを挟んで37秒49と必死にタイムを削った。しかし、鈴木のタイムには僅かに届かず。卜部も最後まで攻めたが37秒86まで詰めるのがやっとだった。
4位以下は、大宮、三浦、ワン・ジョンウェイ(SKYMOTORSPORTS F111/3)と続いた。
マスタークラスは赤松が、アキタ(ACR FRegional)を抑えてクラスポールを獲得した。

レース12予選
15分のインターバルで始まったレース12の予選も、鈴木と梅垣のトムス勢の戦いとなった。
鈴木が計測4周目に、レース11予選のタイムを大きく上回る1分36秒57をマーク。次の周も36秒55と僅かながらタイムアップ。これに対し、梅垣も36秒63、36秒57と、ほぼ同タイムで追随し、次の周に36秒47と、ついに鈴木を逆転することに成功した。
3位はレース11と同じく卜部だったが、タイムは37秒15と、トップ2人には引き離された。4位には三浦が大宮を抑えて入った。
マスタークラスは、1分38秒84をマークした赤松が連続クラスポールかと思われたが、終了間際にアキタが1分38秒68をマークして逆転した。
レース11の決勝は、本日午後1時30分から、レース12は、午後5時から15周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
FIA WEC第7戦冨士6時間耐久レース -RIJ- (2025/09/27) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 12 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 37 | | | 梅垣 清 | PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 1'36.470 | - | - | 170.279 |
| 2 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 1'36.553 | 0.083 | 0.083 | 170.132 |
| 3 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 1'37.152 | 0.682 | 0.599 | 169.083 |
| 4 | 13 | | | 三浦 愛 | AIWIN AIWIN | 1'37.410 | 0.940 | 0.258 | 168.636 |
| 5 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 1'37.575 | 1.105 | 0.165 | 168.350 |
| 6 | 48 | | | リン チェンファ | BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORT | 1'37.762 | 1.292 | 0.187 | 168.028 |
| 7 | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'38.127 | 1.657 | 0.365 | 167.403 |
| 8 | 51 | | | ジャ ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 1'38.549 | 2.079 | 0.422 | 166.687 |
| 9 | 44 | M | 1 | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 1'38.687 | 2.217 | 0.138 | 166.454 |
| 10 | 40 | M | 2 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride-Eagle イーグルスポーツ | 1'38.707 | 2.237 | 0.020 | 166.420 |
| 11 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 1'38.717 | 2.247 | 0.010 | 166.403 |
| 12 | 18 | M | 3 | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | 1'39.061 | 2.591 | 0.344 | 165.825 |
| 13 | 36 | | | ワン ジョンウェイ | SKY MOTORSPORTS F111/3 SKY MOTORSPORTS | 1'39.381 | 2.911 | 0.320 | 165.291 |
| 14 | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 1'39.866 | 3.396 | 0.485 | 164.488 |
| 15 | 23 | M | 4 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'42.679 | 6.209 | 2.813 | 159.982 |
| ---- 以上基準タイム(110%)予選通過 ---- |
FIA WEC第7戦冨士6時間耐久レース -RIJ- (2025/09/27) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 11 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 1'37.316 | - | - | 168.799 |
| 2 | 37 | | | 梅垣 清 | PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR TOM'S FORMULA | 1'37.497 | 0.181 | 0.181 | 168.485 |
| 3 | 50 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 1'37.864 | 0.548 | 0.367 | 167.853 |
| 4 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 1'38.042 | 0.726 | 0.178 | 167.549 |
| 5 | 13 | | | 三浦 愛 | AIWIN AIWIN | 1'38.347 | 1.031 | 0.305 | 167.029 |
| 6 | 11 | | | 小田 優 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'38.630 | 1.314 | 0.283 | 166.550 |
| 7 | 48 | | | リン チェンファ | BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORT | 1'38.630 | 1.314 | 0.000 | 166.550 |
| 8 | 40 | M | 1 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride-Eagle イーグルスポーツ | 1'38.774 | 1.458 | 0.144 | 166.307 |
| 9 | 44 | M | 2 | AKITA | ACR FRegional ABBEY RACING | 1'38.991 | 1.675 | 0.217 | 165.942 |
| 10 | 51 | | | ジャ ジャンビン | B-MAX RACING F111 B-MAX RACING TEAM | 1'39.611 | 2.295 | 0.620 | 164.909 |
| 11 | 21 | | | 猪爪 杏奈 | ユピテル羽衣6 F111/3 Hitotsuyama Racing | 1'39.633 | 2.317 | 0.022 | 164.873 |
| 12 | 18 | M | 3 | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | 1'39.713 | 2.397 | 0.080 | 164.741 |
| 13 | 46 | | | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局ベローナ フジタ薬局レーシング | 1'40.556 | 3.240 | 0.843 | 163.360 |
| 14 | 36 | | | ワン ジョンウェイ | SKY MOTORSPORTS F111/3 SKY MOTORSPORTS | 1'41.033 | 3.717 | 0.477 | 162.588 |
| 15 | 23 | M | 4 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'41.069 | 3.753 | 0.036 | 162.531 |
| ---- 以上基準タイム(110%)予選通過 ---- |

9月21日にスポーツランドSUGOで行われたGTアソシエイションの定例会見でも言及があったが、日本自動車連盟は同日付で、11月13日から16日にかけてマカオで開催される「第72回マカオグランプリ FIA フォーミュラ4(F4)ワールドカップ」に、現在、国内で開催されているFIA-F4選手権に参加している佐藤樹(さとう・いつき)選手の出場を決定したと発表した。
FIA-F4ワールドカップはFIAが今年から開催を始めるFIA-F4の世界統一戦とも呼べるもので、FIAによる厳格な選考により、世界中のF4選手権のトップドライバー20名が参加。アイルトン・セナやミハエル・シューマッハも走った伝統のマカオ市街地特設コースであるギアサーキットでレースが行われる。
車両はF4中国選手権で使用されているMygale M21-F4が採用される予定。エンジンはアルピーヌだ。 第8、9、10戦が開催されたスポーツランドSUGOで佐藤選手本人に話を聞いた。
- 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)
-
「(出場の話は)2回目の富士の時に聞きました。8月の富士の結果次第で、その時点でポイントリーダーの人が選ばれるよ、みたいな。気合いも入りましたけど、逆にそれで余計にちょっと緊張した感じでしたが、なんとか勝ち切れました」
「楽しみにしています。フォーミュラでの海外レースも初めてですし、今年最後のレースなんで、チャンピオン取って、集大成として今まで出し切りたいなと思ってます」
「ストリートコースは本当に全く初めてなんで、どうなるか全くわかんないんですけど、すごく楽しみです。多分今の若い世代の速い子が集まってくるんで、それも含めてすごい楽しみですね」
「クルマも、メカニックも、エンジニアもFIAが用意するって聞いています。英語も勉強しないといけないなと思ってます」
関連リンク
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

9月21日にスポーツランドSUGOで行われたGTアソシエイション(GTA)の定例会見では、FIA-F4選手権の今後についても坂東正明代表が言及。来季からの正式導入を視野に、次戦オートポリス大会ではチャンピオンクラスとインディペンデントクラスに分かれて決勝レースを実施する方向で検討に入っていることを明らかにした。
日本では2015年に発足したFIA-F4選手権は、現在もF1で活躍する角田祐毅や、国内トップカテゴリーで活躍する坪井翔や牧野任祐、大湯都史樹など、多くのトップドライバーを輩出してきた。また昨年からジェントルマンクラスが正式なJAFの選手権となるなど、近年は若手の育成だけでなく、ジェントルマンドライバーの活躍の場としても注目されており、そのエントリー台数は増加傾向にある。
前回の鈴鹿大会ではチャンピオンクラス30台、インディペンデントクラス20台とフルグリッドの49台を上回るエントリーがあり、今大会においても、チャンピオンクラスは29台、インディペンデントクラスは16台が参加と活況を呈しているが、こうした台数の多さ故のコース上のトラフィックや、セーフティーカー頻度の増加が問題となっている。
こうしたことへの対策として、GTAとしては来季から各クラスごとに予選と決勝を分離して開催することを検討しており、実際に昨年のSUGO大会では決勝レースを別々に開催した実績もある。次回のオートポリス大会においても試験的に導入する予定だ。
ただ現状では1大会2レースを各クラスごとに計4レース行うとなると、タイムスケジュールやパドックの運用などが厳しくなるため、従来は同カテゴリーの専有走行に充てられていた金曜日に公式予選を行うことも検討しているという。
また、FIAのスーパーライセンスポイントの条件として年間14レース以上の開催が必要となっており、昨年までは岡山を除く国内7大会で2レースずつを行なってきたが、今年は第3戦にセパン大会が組み込まれたことにより、第2戦富士と第6戦SUGOにおいて3レースを開催することでこの条件をクリアしている。
しかし今後2クラスを分離するのであれば、1大会で6レースの開催が必要となり、タイムスケジュールの面で無理が生じることから、GTAとしてはスーパーGTとは別の日程、例えばスーパーフォーミュラ・ライツとの併催などの方向でFIA-F4を開催することを検討しているとのことだ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
GT500クラス 24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(KONDO RACING)
- 松田次生(KONDO RACING)
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「名取選手もそうですし、あと近藤監督、KONDOチームの皆さん、あとNISMOの皆さん、横浜タイヤさんにこの優勝で貢献できたと思います。本当に苦しい中で、なかなか思うようにいかないことがありました。その中で今年2年目を迎え、僕の中ではやっぱり2年目がいつも勝負っていうふうに思っているので、横浜タイヤさんに、僕の今まで培ってきたことをいろいろ盛り込んでいただきました。で、岡山で予選3位だった時に、方向性はちょっと見えたんですけど、まだうまくいかないことも結構ある中で、前回の鈴鹿は僕のミスで申し訳ないことしちゃいましたが、その時もあの方向性はすごくこう見えていました」
「このSUGOは新しい舗装だし、これが合うんじゃないかっていうことを考えたんですが、そのおかげで僕のスティントはすごく調子が良くて、オーバーテイクして1回トップに立ちましたが、その後ピックアップが取れなかったのと、トラフィックのタイミングが悪くて。本当はトップを抜いてから名取選手のウォームアップが苦しくないように10秒差をつけようと思ってたんですけど、それができなかったのが心残りでした。」
「ただタイヤはすごくいいっていうのは今回分かっていたし、本当にここまで苦労して、200戦目でやらかしちゃったので、201戦目は初心に戻って自分の走りをしたいっていう気持ちにまた立ち返って、レースを一生懸命できたので、それは本当にみんなのおかげだったと思います。クルマのセットアップを一生懸命やってきたことが、絶対報われないはずはないって思ってたんで、それがこのSUGOで勝つことができたことで、この25勝は多分もう今まで以上にまた忘れられない、25勝なると思います」
- 名取鉄平(KONDO RACING)
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「もう嬉しすぎてよく分かんないんですけど、まあ300も500でも初優勝をKONDO RACINGでできて、なんかすごい運命を感じてます。チームとしても9年ぶりの優勝で帰ってきたら、次生さんが過呼吸になって倒れちゃうんじゃないかってぐらい泣いちゃってました。近藤さんもすごい喜んでくれて、チームのみんなも。シーズンを見ても、BS勢が強い中、こうやって僕らも負けてないんだっていうところを見せられたので、すごい嬉しいです」
「(トップに立った瞬間は)あまり何も考えてませんでした。残り周回が6,7周くらいのところで一発行くだけ行っといた方がいいなと思って,もし離れても後ろに抜かれなければ追いつけるって自信があって、とりあえず一発勝負してみました。あとはトップの39号車にタイヤ使わせたいなと思ってずっと後ろでプレッシャーかけたんですが、サッシャ選手すごくてミスらなかったです。何回か1コーナーで追いついてアウトから抜こうというそぶりを見せて、そのいけるかいけないかの判断をずっとしていてましたが、アウトから抜くとピックアップ拾っちゃうんですよ。なのでファイナルラップでアウトから抜けるんだったら抜こうってずっと狙ってはいますした」
GT300クラス 60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(LM corsa)
- 吉本大樹(LM corsa)
-

「前回の失格がですね、失格って重たいですよね。それまで準備したことは全部なかったことになるので。非常に残念なレースだったんですけど、我々このLC500は絶対SUGOに合うと思ってたので、あとはタイヤとのマッチングでしかなかったんですけど、短い時間の間にダンロップさんがこのコンディションにバッチリはまるタイヤを作ってきてくださって、フリー走行も予選もよかったです」
「ただ、決勝に向けては新しく初めて使うタイヤでしたし、昨日の公式練習がウェットコンディションになって、ロングスティントができなかったんで、タイヤがどれだけ持つかとか、全然わからない中でスタートしたので、不安でもあったんですが、序盤のペースが思ったより良かったことで、2番手、3番手には追い立てられてましたけど、それ以降とのギャップも作れたし、良かったと思います。ただ自分のスティント終わる頃にはもう結構ヘロヘロになってしまってたので。後半にスティントロングをかける河野選手の時が心配でした」
「昨日の雨で1回ちょっとリセットされた路面コンディションも、ちょっとずつビルドアップしていた部分もありましたし、とにかく最後は河野選手がかっこいい走りで、抑えきってくれてよかったと思います」
- 河野駿佑(LM corsa)
-

「久しぶりの優勝、本当に本当に嬉しいです。2021年に優勝してから、苦しいレースが結構続いてて。で、今年はLC500という新しい車とともに戦ってきたんですけれども、前半戦は全く勝負できずポイント圏内に行けるか行けないかぐらいでした。鈴鹿からうまくピースがはまってきたと思ったら、失格になってしまって。ただ実力自体は800g足りなかったから速かったわけではなかったと思ってるんで。SUGOに向けてもクルマとの相性もいいと思ってましたし。新舗装に対して本当に短い期間で対応してくださったタイヤですが、公式練習が雨でテストもできなかったんですが、フィーリング自体はすごく良かったです」
「まずは予選で吉本選手が2番手を取ってくださったことも良かったです。決勝ではあの吉本選手が本当に最初辛そうでしたが、なんとかトップを抑えてくださったんで。僕らのあのピット作業も早かったですし。あの事故があったのは、本当にショッキングでしたが、ドライバーの皆さんが無事だったっていうのをちょっと聞いて。そこからオフィシャルの皆さんも、しっかりレース再開に向けてやってくださったこと、天候が少し低くなったことも、僕らには味方したんじゃないかなと思います。最後の30分はもう予選アタック並みにええ、ずっと全開で走りました。あとはダンロップタイヤが最後までもつと信用をして。攻め切った結果、本当に久しぶりのトップチェッカーを受けることができてよかったです」



Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

2025オートバックスSUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」の決勝が、9月21日、宮城県・スポーツランドSUGOで行われた。レースは途中に起きたアクシデントで中断。1時間後に30分レースとして再開され、GT300クラスは、Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)が優勝を飾った。
前日までの不安定な天候から、秋らしさの漂うレース日和となった決勝日。
注目は、そろそろ気になるチャンピオン争いだ。現在のランキングは、65号車LEON AMG(64p)、777号車D'station Vantage(56.5p)、2号車HYPER WATER GR86(52.5p)、4号車グッドスマイルAMG(47.5p)、7号車CARGUY FERRARI(44.5p)となっている。
ところが、レースがスタートすると、ランキング上位車に、次々に不運が襲いかかる。
ポールからスタートしたランキング5位の7号車CARGUY FERRARI 296 GT3(オサリバン)は、ペースが上がらずに周回を重ねる度に順位を落としてしまう。
代わってトップに立った60号車Syntium LC500(吉本)は、4号車グッドスマイル初音ミク AMG(片岡)、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(平手)、31号車apr LC500h GT(小山)を従えて、首位を快走する。
15周目、10位を走っていたランキングトップの65号車LEON PYRAMID AMG(菅波)が、3コーナーで他車と接触してスピン。大きく遅れてしまった。
さらに、次の周には、5番グリッドからスタートし順位を落としていた、ランキング3位の2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(平良)がトラブルを抱えスローダウン。SPコーナーでストップしてしまった。
これで、タイトル争いで俄然有利になった777号車D'station Vantage GT3(ファグ)は、3位(実質4位)まで順位を上げたところで、30周目にルーティンのピットイン。藤井にドライバーチェンジをしてトップを追う。
その少し前、28周目にはトップを走っていた60号車Syntium LC500もピットに入って吉本から河野にチェンジ。3位の56号車リアライズGT-Rも34周目、2位の4号車グッドスマイル初音ミクAMGも36周目にピットインをしてゴールを目指した。
レースは折り返しを過ぎ、60号車、56号車、777号車、31号車、4号車の順で進んだが、48周目に、今度はランキング2位の777号車が自ら大きな不運を招いてしまう。
詳しい状況は不明だが、最終コーナーの上り坂区間で、777号車D'station Vantage GT3(藤井)がダートに片輪を落とし、コースに戻ったところで、31号車apr LC500h GT(ラスムッセン)と接触。777号車は反動でアウト側バリアに激しくクラッシュし、その際に外れたタイヤが、20号車シェイドレーシング GR86 GT(平中)に当たってしまった。20号車はコントロールを失い、これを避けようとしたGT500クラスの64号車モデューロNSX(大草)も巻き込んでのマルチクラッシュに発展してしまった。(※9/24追記修正)
このアクシデントでレースは赤旗中断。コース施設の修復などを経て、約1時間後に再開された。
再開後は、60号車Syntium LC500(河野)と56号車リアライズGT-R(オリベイラ)の一騎討ちとなった。一時は、逃げる河野が2秒近くまでその差を開いたが、最後はオリベイラが詰め寄り、0.6秒差でチェッカーとなった。
3位は、序盤から好位置をキープしていた666号車seven×seven PORSCHE GT3R(近藤翼/ハリー・キング)、4位は、途中まで優勝の可能性もあった4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)、以下、5位は11号車GAINER TANAX Z(富田竜一郎/大木一輝)、6位には52号車Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)が入り、ここまでがトップ6。
PPスタートの7号車CARGUY FERRARI 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)は、徐々に順位を下げてしまい、8位でゴールした。
この結果、第6戦終了時点のランキングは、65号車LEON AMG(68p)がトップを守り、2位には56号車リアライズGT-R(平手/64.5p)、3位には4号車グッドスマイルAMG(60.5p)が浮上。ノーポイントに終わった777号車D'station Vantage(56.5p)は4位、7号車CARGUY FERRARI(52.5p)は5位、2号車HYPER WATER GR86(52.5p)は6位に後退することになった。(※ポイントは手元集計)





次戦、第7戦は、10月18〜19日にオートポリスで行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

2025オートバックス スーパーGT第6戦「SUGO GT300kmレース」の決勝が9月21日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、GT500クラスは予選5位からスタートした24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)が熾烈なトップ争いを勝ち抜き、今季初勝利をものにした。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日9700人/決勝日17,200人/大会総入場者数26,900人)
ウォームアップ走行で4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)の右リヤタイヤが脱落。ピット出口でストップするアクシデントにより赤旗中断となった影響もあり、第6戦決勝は当初予定より10分遅れの午後1時40分に宮城県警の先導によるパレードランを開始、一周のフォーメーションラップに続いてスタートした。
ホールショットを決めたのはは大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)。2番手に関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)、佐々木大樹(Niterra MOTUL Z)が3番手と、上位陣は予選順位のまま3周を消化する。
しかし4周目の1コーナーで松田次生(リアライズコーポレーションADVAN Z)が大外から山下健太(au TOM'S GR Supra)を抜いて4番手に浮上すると、2番手を走る関口も16号車との差を縮めにかかり、6周目の1コーナーで大外からこれを捉えてトップに躍り出た。
その後方では予選8位の小出峻(Astemo CIVIC TYPE R-GT)と予選10位の笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)も一つずつ順位を上げている。
24号車の松田は9周目の1コーナーで3号車を抜いて3番手に浮上、14周目の2コーナー立ち上がりでは16号車に並びかけ、3コーナー手前で2番手に浮上してきた。
後方では15周目の1コーナーで小出が大外から山下健太(au TOM'S GR Supra)を抜いて5番手に。山下はその後も野尻智紀(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)や伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)の先行を許すなど、苦しいレースを強いられる。
16周目には小出が3号車を捉えて4番手に浮上。
しかし上位陣が18周目に入ったところで、平良響(HYPER WATER INGING GR86 GT)がトラブルによりコース脇でストップしたことにより、この日最初のフルコースイエロー(FCY)が宣言され、20周目に解除となる。
この時点での39号車のリードは1秒394。そこから関口は22周目までに3秒498のリードを築くが、周回遅れに詰まったところを24号車の松田は見逃さず、23周終わりのホームストレートでアウトから39号車を抜いてトップに躍り出た。
しかし24号車も周回遅れをかわす際にタイヤにピックアップを拾ってしまい、ペースを落とさざるを得なくなる。すると関口がすかさず26周目のヘアピン立ち上がりで24号車を抜き返してトップを奪い返した。
この時点の順位はトップが39号車、2番手に24、16号車が3番手につけ、以下17号車、8号車、64号車と続く。
そして規定周回の1/3となる28周目には4番手の17号車を筆頭に8号車、3号車、1号車らが相次いでピットイン。
続いて29周目に16号車、64号車がピット作業を行なった。
一方、2番手の24号車は39周目、トップの39号車は42周目まで引っ張ってようやくピットに飛び込んだ。
この間に24号車がアウトラップで17号車の塚越広大と64号車の大草りきの先行を許す場面があったが、24号車の名取鉄平は43周目に64号車を抜き返し、ポジションを一つ戻している。
そして43周目に山本尚貴(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)、44周目に石浦宏明(KeePer CERUMO GR Supra)がピットインしたことで、GT500クラスは全車がピット作業を完了。ここで39号車がトップに返り咲くが、この周で26号車ANEST IWATA RC F GT3(イゴール・オオムラ・フラガ/安田裕信)はトラブルによりピット出口でストップしてしまったため、この日2回目のFCYが宣言されてしまった。
車両回収ののち47周終わりでFCYは解除となるが、48周終わりのホームストレートで藤井誠暢(D'station Vantage GT3)と平中克幸(シェイドレーシングGR86 GT)が絡むアクシデントが発生。これに64号車が巻きこまれてピット入り口のバリアに突っ込んでしまったため、直ちにセーフティーカーが導入され、50周目には赤旗が提示される事態となってしまった。
幸いどのドライバーにも大きな怪我はなかったが、レースは車両回収とコースの修復のために長時間の中断を余儀なくされ、午後4時になってようやくセーフティーカーの先導で再開となる。
最大延長時間は午後4時30分。残り周回の34周を消化することはほぼ不可能。フルポイントの条件となる規定周回の75%の63周を消化できるかどうかという状況だ。
SCは54周を消化したところでようやくピットへ。しかしその直後に篠原拓朗(PONOS FERRARI 296)がコース上でストップしたために3回目のFCYが宣言される。
FCYが解除され、追い越しが可能となったのは58周目。残り時間は14分を切った。あと5周で75%には到達する。あとはどこまで周回が可能となるかだ。
そして60周目の1コーナーで名取が大外から17号車をパスして2番手に浮上、そのまま39号車を追い上げて僅か0秒735差でコントロールラインに戻ってきた。63周目にはその差が0秒165まで詰まった。39号車はすぐ目の前だ。
名取は65周目の1コーナーで大外からアタックを試みるが、これは実を結ばず、24号車は大きくアウトに膨らんで2コーナーを立ち上がることに。すぐ後ろには17号車が迫ってきた。
その後も1コーナーや馬の背で39号車に仕掛けるそぶりを見せる名取。しかし39号車のサッシャ・フェネストラズも巧みなライン取りでこれを許さない。
しかし最大延長時間が目前に迫る70周目にレースは動く。
馬の背コーナーで39号車にアウトから挑みかかった名取は、抵抗するフェネストラズをSPインでねじ伏せ、遂にトップに躍り出ると、39号車、17号車を僅差で従えたままSPアウトそして最終コーナーを駆け抜けてそのままチェッカー。24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(松田次生/名取鉄平)が待望の今季初優勝を手にした。
昨年GT500クラスに昇格した名取鉄平にとってはこれがクラス初優勝。松田次生にとっては2023年4月の第1戦岡山以来の勝利。そして参戦201戦目にして通算最多の25勝を手にすることとなった。
なおKONDO RACINGにとっては2016年11月の第3戦もてぎ以来、実に9年ぶりの勝利となった。
2位の39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)との差は0秒649、その0秒237後ろに3位の17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/小出峻)が続くというまさに大接戦となった。
次戦の舞台は九州のオートポリス。第2戦富士以来の3時間レースが10月18-19日に行われる。





Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
GT500クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy/Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT500 class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 24 | 松田 次生 名取 鉄平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z NISMO GT500 KONDO RACING | YH | 1 | 70 | 2:44'59.658 | - | - |
| 2 | 39 | 関口 雄飛 サッシャ・フェネストラズ | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 58 | 70 | 2:45'00.307 | 0.649 | 0.649 |
| 3 | 17 | 塚越 広大 小出 峻 | Astemo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Astemo REAL RACING | BS | 24 | 70 | 2:45'00.544 | 0.886 | 0.237 |
| 4 | 16 | 大津 弘樹 佐藤 蓮 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA | BS | 18 | 70 | 2:45'00.670 | 1.012 | 0.126 |
| 5 | 37 | 笹原 右京 ジュリアーノ・アレジ | Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S | BS | 75 | 70 | 2:45'01.127 | 1.469 | 0.457 |
| 6 | 100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT STANLEY TEAM KUNIMITSU | BS | 54 | 70 | 2:45'02.450 | 2.792 | 1.323 |
| 7 | 14 | 大嶋 和也 福住 仁嶺 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 97 | 70 | 2:45'03.310 | 3.652 | 0.860 |
| 8 | 8 | 野尻 智紀 松下 信治 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA | BS | 43 | 70 | 2:45'05.806 | 6.148 | 2.496 |
| 9 | 1 | 坪井 翔 山下 健太 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 100 | 70 | 2:45'06.078 | 6.420 | 0.272 |
| 10 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 23 | 70 | 2:45'07.422 | 7.764 | 1.344 |
| 11 | *38 | 石浦 宏明 大湯 都史樹 | KeePer CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer CERUMO | BS | 86 | 70 | 2:45'13.196 | 13.538 | 5.774 |
| 12 | 3 | 佐々木 大樹 三宅 淳詞 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z NISMO GT500 NISMO NDDP | BS | 34 | 70 | 2:45'27.122 | 27.464 | 13.926 |
| 13 | *23 | 千代 勝正 高星 明誠 | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z NISMO GT500 NISMO | BS | 58 | 70 | 2:45'42.873 | 43.215 | 15.751 |
| 14 | 12 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | TRS IMPUL with SDG Z NISSAN Z NISMO GT500 TEAM IMPUL | BS | 55 | 69 | 2:45'21.651 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(70% - 49 Laps)完走 ---- |
| - | 64 | 伊沢 拓也 大草 りき | Modulo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 17 | 47 | 1:06'53.597 | 23Laps | 22Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 16 大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16) 1'12.079 (2/70) 179.128 km/h
- CarNo. 23(千代勝正)は、SpR付則4.2.2(FCY中の減速)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、未消化のため競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 38(大湯都史樹)は、SpR.13-1.b(危険なドライブ行為)により、タイムペナルティー5秒を科した。
GT300クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy/Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT300 class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa LC500 GT TOYOTA LEXUS LC500 LM corsa | DL | 8 | 67 | 2:46'10.998 | - | - |
| 2 | 56 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 平手 晃平 | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 89 | 67 | 2:46'11.658 | 0.660 | 0.660 |
| 3 | 666 | 近藤 翼 ハリー・キング | seven × seven PORSCHE GT3R PORSCHE 911 GT3R seven × seven Racing | YH | 45 | 66 | 2:45'06.190 | 1Lap | 1Lap |
| 4 | *4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 100 | 66 | 2:45'15.693 | 1Lap | 9.503 |
| 5 | 11 | 富田 竜一郎 大木 一輝 | GAINER TANAX Z NISSAN FAIRLADY Z GAINER | DL | 30 | 66 | 2:45'17.555 | 1Lap | 1.862 |
| 6 | 52 | 吉田 広樹 野中 誠太 | Green Brave GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉Green Brave | BS | 81 | 66 | 2:45'19.870 | 1Lap | 2.315 |
| 7 | 18 | 小林 崇志 野村 勇斗 | UPGARAGE AMG GT3 Mercedes AMG GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 77 | 66 | 2:45'20.643 | 1Lap | 0.773 |
| 8 | 7 | ザック・オサリバン 小林 利徠斗 | CARGUY Ferrari 296 GT3 Ferrari 296 GT3 CARGUY MKS RACING | YH | 89 | 66 | 2:45'30.184 | 1Lap | 9.541 |
| 9 | 5 | 塩津 佑介 木村 偉織 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | 66 | 66 | 2:45'56.703 | 1Lap | 26.519 |
| 10 | 62 | 平木 湧也 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 HELM MOTORSPORTS | YH | 16 | 65 | 2:45'10.772 | 2Laps | 1Lap |
| 11 | 65 | 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 100 | 65 | 2:45'11.980 | 2Laps | 1.208 |
| 12 | *6 | 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI Ferrari 296 GT3 VELOREX | YH | 57 | 65 | 2:45'16.311 | 2Laps | 4.331 |
| 13 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | MI | | 65 | 2:45'17.077 | 2Laps | 0.766 |
| 14 | 360 | 青木 孝行 荒川 麟 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | 8 | 65 | 2:45'21.932 | 2Laps | 4.855 |
| 15 | *0 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | VENTENY Lamborghini GT3 Lamborghini HURACAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 63 | 65 | 2:45'30.839 | 2Laps | 8.907 |
| 16 | 9 | 阪口 良平 冨林 勇佑 | PACIFICアイドルマスターNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM | YH | 25 | 65 | 2:45'41.727 | 2Laps | 10.888 |
| 17 | *22 | 和田 久 加納 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 65 | 2:47'00.085 | 2Laps | 1'18.358 |
| 18 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | METALIVE S Lamborghini GT3 Lamborghini HURACAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 34 | 64 | 2:45'22.223 | 3Laps | 1Lap |
| 19 | 48 | 井田 太陽 柴田 優作 | 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 64 | 2:45'25.241 | 3Laps | 3.018 |
| 20 | 25 | 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | 2 | 64 | 2:45'52.494 | 3Laps | 27.253 |
| 21 | 45 | ケイ・コッツォリーノ 篠原 拓朗 | PONOS FERRARI 296 Ferrari 296 GT3 PONOS RACING | DL | 68 | 64 | 2:46'04.470 | 3Laps | 11.976 |
| 22 | *61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 88 | 57 | 2:47'03.356 | 10Laps | 7Laps |
| 23 | *31 | オリバー・ラスムッセン 小山 美姫 | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 8 | 51 | 2:23'31.049 | 16Laps | 6Laps |
| 24 | *777 | 藤井 誠暢 チャーリー・ファグ | D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage GT3 EVO D'station Racing | DL | 100 | 44 | 1:06'44.416 | 23Laps | 7Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 46 Laps)完走 ---- |
| - | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | MI | | 43 | 1:06'46.986 | 24Laps | 1Lap |
| - | *26 | イゴール・オオムラ・フラガ 安田 裕信 | ANEST IWATA RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing | YH | 52 | 39 | 56'38.437 | 28Laps | 4Laps |
| - | 2 | 堤 優威 平良 響 | HYPER WATER INGING GR86 GT TOYOTA GR86 HYPER WATER Racing INGING | BS | 100 | 15 | 21'04.680 | 52Laps | 24Laps |
| - | 96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 31 | 10 | 15'48.302 | 57Laps | 5Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 60 河野駿佑(Syntium LMcorsa LC500 GT) 1'18.945 (57/67) 163.549 km/h
- CarNo. 4は、SpR.25-6は、ウォームアップ中の走行時ホイール脱落により、罰金10万円を科す。
- CarNo. 0(元嶋佑弥)は、SpR.13-1.b(危険なドライブ行為/コース外への追い出し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo. 26は、SpR.27-4(アンセーフリリース)により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、リタイアのため未消化。
- CarNo. 31(オリバー・ラスムッセン)は、SpR付則3.16.2(ピットレーンオープン前のピットイン)につき、ペナルティーストップ60秒を科したが、リタイアのため未消化。
- CarNo. 22は、SpR.27-12(タイヤの平置き不良)につき、ドライビングスルーペナルティーを科したが、未消化のため競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 61(井口卓人)は、SpR付則4.4(FCY中のピットイン)につきペナルティーストップ60秒を科したが、SpR.13-10(前項未消化)のため、競技結果に対して100秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 6(ロベルト・メルヒ・ムンタン)は、SpR.13-1.b(危険なドライブ行為/接触)により、タイムペナルティー5秒を科した。
- CarNo. 777(藤井誠暢)は、SpR.13-1.b(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、リタイアのため未消化。

スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は9月21日、シリーズ第6戦が開催されている宮城県村田町のスポーツランドSUGOにて定例会見を行った。
その席上で、坂東正明代表は来年以降のGT500車両について言及。2024年から2025年の最終戦まで凍結されていた空力開発を、来年の3月末を期限として解禁とすることを明らかにした。具体的には来年3月に富士スピードウェイで予定されている公式テストでの結果を受けて各メーカーが来季以降の仕様の登録を行い、2029シーズンまではその空力仕様でシーズンを戦う。ただし参戦している3メーカーでベース車の変更などがあった場合は、他のメーカーについても性能が均衡するように調整を行う可能性はあるとのことだ。
併せて、エンジンの年間使用数も1基までに制限したいという。
一方、レース距離については世界耐久選手権(WEC)の半分を目安とし、実施可能なサーキットでは距離を延したいとしており、より長く走れるタイヤ、エンジンを目指す。
次世代の車両についても、コストダウンと環境対策を目標に設計開発を行い、2027年にはプロトタイプを完成させ、2030年以降のシーズンで使用していく方針だ。
また2022年11月に発表された"SUPER GT Green Project 2030"では国産e-Fuelの採用を謳っていたが、日本国内で製造されているものという点においては来季からスーパーフォーミュラで使用される予定の国産E10燃料(植物由来のエタノールを10%混合した低炭素ガソリン)の使用も視野に検討しているとのこと。ただし現状では製造を担当するエネオスの生産能力の制約があり、スーパーGTで継続的に使用していくには各方面との調整が必要になるようだ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
- 第10戦優勝 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)
-

「SCスタートになって、自分のコントロール下でスタートできました。ドライのレースペースに関してはすごく自信があったので、落ち着いて自分の走りができれば絶対勝てると思ってて、結果的にそれができて優勝できて良かったです」
「(リスタートについて)鈴鹿ではタイヤを温める必要がありませんでしたが、今回は一番前ですし、自分のタイミング、自分の間隔で加速できるので、ちゃんとタイヤに熱を入れました」
「(次戦オートポリス大会について)まだあのテストとかはしてなくて、全く予想はできないんですけど、今年はどのサーキットでも速く走れているので、そこに関しては自信持って、しっかり練習を重ねていけるように頑張りたいと思います」
- 第10戦決勝2位 鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)
-

「SCスタートでしたし、このコースはダウンフォース失うとやっぱり抜けないんで、もうなるようにしかならない順位だったのかなって感じですね。ミスさえしなければ、全然順位を落とすこともないですし、圧倒的にペースが良くても、簡単に抜けるコースではないんで」
「グリッドスタートだったら、また別の展開で見てるお客さんも面白かったかもしれないですけど、それもレースなんで、みんなが公平で戦う上でのジャッジなんで、もうしょうがないかと。今回のグリッドが第1レースのベストタイム順なので、第1レースで悔やんだ通りの結果です。ボールが有利なのは間違いないので悔しいですし、ポイント差も週末通してだと7点しか縮まってないんで。まだチャンピオンがの可能性残ってるんで、まだ全然諦めてないですけど、今年の佐藤選手はかなりずっと安定して表彰台立ってますし、やっぱ速い。本当今年強いなっていう。もうなんかよっぽどのことがない限り、実力で勝つのはかなり難しいかなっていう。でもサーキット変わればガラッと変わることもあるだろうし、気温が変われば状況も変わると思うので、そこをうまく使えるように、もうちょっといいクルマが仕上げられるようになりたいなと」
- 第10戦決勝3位 白崎稜(HYDRANGEA Kageyama Racing)
-

「(リスタートでは)SPコーナーをワイドに使って行って1コーナーで差すって決めてたんですけど、ちょっとタイヤの状況が変わっちゃってたので、うまくいきませんでした。四脱にならなかっただけで、ちょっとマシかなと思います。とにかくもう前の選手を抜くためにちょっとリスクを冒しました。あれ以上は難しかったですね。インフィールド速いところあるんですけど、結局SPと最終コーナーで離されちゃったんで。そこはちょっと改善すべき点だったんですけど」
「次のオートポリスは馬刺しを食べながら優勝を目指して頑張ります」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


9月21日、2025FIA-F4選手権シリーズの第10戦が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、チャンピオンクラスは、佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)がポール・トゥ・ウィン。また一歩タイトルに近づいた。インディペンデントクラスも今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がポールから逃げ切って優勝を飾り、こちらのタイトル争いは混沌としてきた。
昨日の第8戦、第9戦で連勝した鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)が、佐藤に25.5ポイント差まで迫ったが、第10戦を佐藤が勝利したことで、その差は再び32.5ポイントへ。佐藤の安定した速さを考えると、残る4戦での逆転はかなり厳しそうだ。
一方、インディペンデントクラスは、今田が優勝(147p)、DRAGON3位(163.5p)、KENTAROリタイア(150.6p)で三つ巴となってきた。
■チャンピオンクラス
昨日同様に、路面に濡れた部分があり、スタートで不公平とならないようセーフティカー(SC)先導でのスタートとなった。

2周を終えて、SCが外れると、PP佐藤はトップで1コーナーへ。上位は予選順に、鈴木、白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)、梅垣清(TGR-DC RS F4)、熊谷憲太(OTG DL F4 CHALLENGE)、百瀬翔(HFDP with B-Max Racing)と続いた。
上位に順位変動はなくレースは進むが、10周目の馬の背コーナーで、9位争いをしていた翁長実希(OTG Motor Sports MCS4)と、そのインを差した洞地遼⼤(PONOS RACING MCS-24)が接触。両車はストップし、これでSCが導入された。
チャンピオンクラスの目立ったアクシデントは、この1度のみ。リスタートも決めた佐藤が逃げ切って、今季5勝目を飾った。佐藤とタイトルを争う鈴木は、2位を堅持したものの、昨日縮めた7ポイントを押し戻される形になった。



■インディペンデントクラス
今田、KEN ALEX(BUZZ RACING)、KENTARO(Baum Beauty Clinic)、⾚松昌⼀朗(SHOEI-GIGS Ride with ES)、DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)のオーダーで、グリッド順にレースは進んだ。


上位で大きな動きがあったのは、SCラン明けの14周目。10周目に赤松を抜いて、4位に上がっていたDRAGONが、前を行くKENTAROの動きを見定めて、2コーナーから3コーナーで並走。ヘアピン(4コーナー)でインを差して前へ出たところで、KENTAROが堪えて両者は接触。KENTAROはアウト側のバリアにクラッシュしてしまった。
レースは、今田が優勝を飾り、KEN AREXに次いでDRAGONが3位に入った。



この結果、今田は25ポイント、DRAGONは15ポイントを積み重ねたが、ポイントリーダーだったKENTAROはノーポイント。3人によるタイトル争いは、残る4戦でますます加熱しそうな気配だ。
次の大会、第11、12戦は10月18、19日にオートポリスで行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Championクラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/21) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 17 | 佐藤 樹 | KageyamaチームスタイルMCS4 HYDRANGEA Kageyama Racing | 17 | 27'47.216 | - | - |
| 2 | 29 | 鈴木 斗輝哉 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 27'48.799 | 1.583 | 1.583 |
| 3 | 16 | 白崎 稜 | Kageyama YBS Verve MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 17 | 27'49.678 | 2.462 | 0.879 |
| 4 | 28 | 梅垣 清 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 27'50.371 | 3.155 | 0.693 |
| 5 | 60 | 熊谷 憲太 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 17 | 27'51.170 | 3.954 | 0.799 |
| 6 | 51 | 百瀬 翔 | HFDP with B-Max Racing HFDP with B-max Racing Team | 17 | 27'51.421 | 4.205 | 0.251 |
| 7 | 8 | 落合 蓮音 | TGM Grand Prix F4 TGM Grand Prix | 17 | 27'52.847 | 5.631 | 1.426 |
| 8 | 35 | 鈴木 恵武 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 27'54.162 | 6.946 | 1.315 |
| 9 | 87 | 豊島 里空斗 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 17 | 27'54.727 | 7.511 | 0.565 |
| 10 | 37 | 武藤 雅奈 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 27'55.548 | 8.332 | 0.821 |
| 11 | 53 | 酒井 翔太 | TGM Grand Prix F4 TGM Grand Prix | 17 | 27'56.165 | 8.949 | 0.617 |
| 12 | 19 | 松井 啓人 | ATEAM Buzz Racing AKILAND RACING | 17 | 27'57.570 | 10.354 | 1.405 |
| 13 | 33 | 鈴木 悠太 | Drago CORSE Drago CORSE | 17 | 27'58.060 | 10.844 | 0.490 |
| 14 | 38 | 三浦 柚貴 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 27'58.611 | 11.395 | 0.551 |
| 15 | 34 | 田中 風輝 | Drago CORSE Drago CORSE | 17 | 27'58.974 | 11.758 | 0.363 |
| 16 | 50 | 新原 光太郎 | HFDP with B-Max Racing HFDP with B-max Racing Team | 17 | 27'59.578 | 12.362 | 0.604 |
| 17 | 52 | 岩崎 有矢斗 | B-MAX RACING F4 B-MAX RACING TEAM | 17 | 28'00.235 | 13.019 | 0.657 |
| 18 | 54 | 迫 隆眞 | PONOS RACING MCS4-24 PONOS RACING | 17 | 28'00.931 | 13.715 | 0.696 |
| 19 | 14 | 村田 将輝 | 湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24 ZAP SPEED | 17 | 28'01.136 | 13.920 | 0.205 |
| 20 | 43 | 森山 冬星 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 17 | 28'01.522 | 14.306 | 0.386 |
| 21 | 63 | 岸 風児 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 17 | 28'02.538 | 15.322 | 1.016 |
| 22 | 48 | 吉田 馨 | BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4 RAGNO MOTOR SPORT | 17 | 28'03.099 | 15.883 | 0.561 |
| 23 | 62 | 中井 陽斗 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 17 | 28'03.729 | 16.513 | 0.630 |
| 24 | 36 | 菊池 貴博 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 28'04.390 | 17.174 | 0.661 |
| 25 | 97 | 三浦 愛 | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 17 | 28'07.231 | 20.015 | 2.841 |
| 26 | 15 | 中里 龍昇 | Kageyama AMEROID MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 17 | 28'07.869 | 20.653 | 0.638 |
| 27 | 46 | 有村 将真 | アポロ電⼯フジタ薬局Bellona フジタ薬局レーシング | 17 | 28'31.782 | 44.566 | 23.913 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ---- |
| - | 80 | 翁長 実希 | OTG Motor Sports MCS4 OTG MOTOR SPORTS | 9 | 14'41.824 | 8Laps | 8Laps |
| - | 45 | 洞地 遼⼤ | PONOS RACING MCS-24 PONOS RACING | 9 | 14'42.147 | 8Laps | 0.323 |
Independentクラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/21) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 44 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 17 | 28'08.666 | - | - |
| 2 | 6 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 17 | 28'09.794 | 1.128 | 1.128 |
| 3 | 30 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 17 | 28'12.719 | 4.053 | 2.925 |
| 4 | 96 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND AKILAND RACING | 17 | 28'13.323 | 4.657 | 0.604 |
| 5 | 11 | 植田 正幸 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | 17 | 28'13.512 | 4.846 | 0.189 |
| 6 | 40 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 17 | 28'14.187 | 5.521 | 0.675 |
| 7 | 4 | 佐々木 祐一 | 仙台DayDream & Dr Dry DAYDREAM RACING | 17 | 28'15.421 | 6.755 | 1.234 |
| 8 | 61 | 坂井 ウィリアム | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 17 | 28'15.975 | 7.309 | 0.554 |
| 9 | 10 | 中島 功 | Rn.SHINSEI.MCS4 Rn-sports | 17 | 28'16.652 | 7.986 | 0.677 |
| 10 | 98 | IKARI | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 17 | 28'17.172 | 8.506 | 0.520 |
| 11 | 71 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND AKILAND RACING | 17 | 28'18.645 | 9.979 | 1.473 |
| 12 | 86 | 大阪 八郎 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 17 | 28'19.585 | 10.919 | 0.940 |
| 13 | 74 | 小嶋 健太郎 | Rn-sports ELPA朝日電器 Rn-sports | 17 | 28'21.414 | 12.748 | 1.829 |
| 14 | 88 | 三浦 和貴 | B-MAX RACING F4 B-MAX RACING TEAM | 17 | 28'22.309 | 13.643 | 0.895 |
| 15 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 17 | 28'29.660 | 20.994 | 7.351 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ---- |
| - | 55 | KENTARO | Baum Beauty Clinic FIELD MOTORSPORTS | 13 | 22'21.987 | 4Laps | 4Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 17 佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4) 1'24.018 (8/17) 153.674 km/h
Championクラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Best Lap Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 17 | 佐藤 樹 | KageyamaチームスタイルMCS4 HYDRANGEA Kageyama Racing | 1'23.894 | - | - | 153.901 |
| 2 | 29 | 鈴木 斗輝哉 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'23.931 | 0.037 | 0.037 | 153.834 |
| 3 | 16 | 白崎 稜 | Kageyama YBS Verve MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 1'24.239 | 0.345 | 0.308 | 153.271 |
| 4 | 28 | 梅垣 清 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'24.348 | 0.454 | 0.109 | 153.073 |
| 5 | 60 | 熊谷 憲太 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 1'24.371 | 0.477 | 0.023 | 153.031 |
| 6 | 51 | 百瀬 翔 | HFDP with B-Max Racing HFDP with B-max Racing Team | 1'24.386 | 0.492 | 0.015 | 153.004 |
| 7 | 8 | 落合 蓮音 | TGM Grand Prix F4 TGM Grand Prix | 1'24.469 | 0.575 | 0.083 | 152.854 |
| 8 | 35 | 鈴木 恵武 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'24.524 | 0.630 | 0.055 | 152.754 |
| 9 | 80 | 翁長 実希 | OTG Motor Sports MCS4 OTG MOTOR SPORTS | 1'24.576 | 0.682 | 0.052 | 152.660 |
| 10 | 53 | 酒井 翔太 | TGM Grand Prix F4 TGM Grand Prix | 1'24.584 | 0.690 | 0.008 | 152.646 |
| 11 | 37 | 武藤 雅奈 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'24.595 | 0.701 | 0.011 | 152.626 |
| 12 | 45 | 洞地 遼⼤ | PONOS RACING MCS-24 PONOS RACING | 1'24.650 | 0.756 | 0.055 | 152.527 |
| 13 | 19 | 松井 啓人 | ATEAM Buzz Racing AKILAND RACING | 1'24.657 | 0.763 | 0.007 | 152.514 |
| 14 | 87 | 豊島 里空斗 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 1'24.659 | 0.765 | 0.002 | 152.511 |
| 15 | 33 | 鈴木 悠太 | Drago CORSE Drago CORSE | 1'24.682 | 0.788 | 0.023 | 152.469 |
| 16 | 50 | 新原 光太郎 | HFDP with B-Max Racing HFDP with B-max Racing Team | 1'24.705 | 0.811 | 0.023 | 152.428 |
| 17 | 34 | 田中 風輝 | Drago CORSE Drago CORSE | 1'24.769 | 0.875 | 0.064 | 152.313 |
| 18 | 38 | 三浦 柚貴 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'24.800 | 0.906 | 0.031 | 152.257 |
| 19 | 43 | 森山 冬星 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'24.816 | 0.922 | 0.016 | 152.228 |
| 20 | 14 | 村田 将輝 | 湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24 ZAP SPEED | 1'24.832 | 0.938 | 0.016 | 152.200 |
| 21 | 54 | 迫 隆眞 | PONOS RACING MCS4-24 PONOS RACING | 1'24.871 | 0.977 | 0.039 | 152.130 |
| 22 | 52 | 岩崎 有矢斗 | B-MAX RACING F4 B-MAX RACING TEAM | 1'24.885 | 0.991 | 0.014 | 152.105 |
| 23 | 48 | 吉田 馨 | BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4 RAGNO MOTOR SPORT | 1'24.910 | 1.016 | 0.025 | 152.060 |
| 24 | 36 | 菊池 貴博 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'24.932 | 1.038 | 0.022 | 152.020 |
| 25 | 63 | 岸 風児 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'25.049 | 1.155 | 0.117 | 151.811 |
| 26 | 46 | 有村 将真 | アポロ電⼯フジタ薬局Bellona フジタ薬局レーシング | 1'25.058 | 1.164 | 0.009 | 151.795 |
| 27 | 15 | 中里 龍昇 | Kageyama AMEROID MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 1'25.136 | 1.242 | 0.078 | 151.656 |
| 28 | 62 | 中井 陽斗 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'25.439 | 1.545 | 0.303 | 151.118 |
| 29 | 97 | 三浦 愛 | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 1'25.492 | 1.598 | 0.053 | 151.025 |
Independentクラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Best Lap Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 44 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'25.366 | - | - | 151.248 |
| 2 | 6 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'25.435 | 0.069 | 0.069 | 151.125 |
| 3 | 55 | KENTARO | Baum Beauty Clinic FIELD MOTORSPORTS | 1'25.687 | 0.321 | 0.252 | 150.681 |
| 4 | 40 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 1'25.758 | 0.392 | 0.071 | 150.556 |
| 5 | 30 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 1'25.960 | 0.594 | 0.202 | 150.202 |
| 6 | 96 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND AKILAND RACING | 1'26.380 | 1.014 | 0.420 | 149.472 |
| 7 | 11 | 植田 正幸 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | 1'26.452 | 1.086 | 0.072 | 149.348 |
| 8 | 4 | 佐々木 祐一 | 仙台DayDream & Dr Dry DAYDREAM RACING | 1'26.517 | 1.151 | 0.065 | 149.235 |
| 9 | 61 | 坂井 ウィリアム | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'26.578 | 1.212 | 0.061 | 149.130 |
| 10 | 10 | 中島 功 | Rn.SHINSEI.MCS4 Rn-sports | 1'26.582 | 1.216 | 0.004 | 149.123 |
| 11 | 71 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND AKILAND RACING | 1'26.688 | 1.322 | 0.106 | 148.941 |
| 12 | 98 | IKARI | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 1'26.751 | 1.385 | 0.063 | 148.833 |
| 13 | 86 | 大阪 八郎 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 1'26.874 | 1.508 | 0.123 | 148.622 |
| 14 | 74 | 小嶋 健太郎 | Rn-sports ELPA朝日電器 Rn-sports | 1'26.901 | 1.535 | 0.027 | 148.576 |
| 15 | 88 | 三浦 和貴 | B-MAX RACING F4 B-MAX RACING TEAM | 1'27.253 | 1.887 | 0.352 | 147.977 |
| 16 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'30.182 | 4.816 | 2.929 | 143.170 |
GT500クラス 16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(ARTA)
大津弘樹

「2戦連続ポールポジションを獲得できてよかったです。雨のフリー走行からマシンはよくて、トップ当たりにいましたし、乾いていっても手応えは変わりませんでした。予選に向けてチームがアジャストしてくれたので、Q1で走ったときもアウトラップからタイムは出そうな手応えはありました。フリー走行であまり走れなかったので、精度は高くなくて、2番手でトップの39号車との差はありました。Q2に向けてもチームがアジャストしてくれたので蓮のポールポジションつながったと思います。蓮に感謝です」
佐藤蓮

「フリー走行の走り始めから流れがよくて、マシンのポテンシャルはありましたが、足りない部分もあり、Q2に向けてアジャストし、フィードバックで、ドライビングの面で気をつける部分、攻める部分を知ることができたので、迷い無くアタックすることができました。チームみんなが頑張った結果がでてよかったです」
GT300クラス 7号車CARGUY Ferrari 296 GT3(CARGUY MKS RACING)
ザック・オサリバン

「前向きな1日でした。フリー走行はウエットだったりドライだったりのミックスコンディションでしたので、あまりラップできませんでした。予選はドライでQ1を担当しましたが、トップタイムでクルマのバランスも乗り心地もよかったです。Q2でもポールポジションを獲得できたのでチームメートに感謝しています」
小林利徠斗

「前回のレースで優勝することができ、今回も調子はよさそうでした。ザック選手がQ1でトップだったので想定したよりよくて驚きました。午前は路面がぬれててあまり練習はできませんでしたが、Q2はアタック1周目でタイムをまとめることができ、チームに恵まれてのポジションだと思います。まさか取れると思っていなかったので、この勢いであしたも頑張りたいと思います」



Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
- 第9戦優勝 鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)
-

「スタンディングスタートだったらまた別の展開だったのかなっていう風には思っています。前半かなり離れてたんで、逃げ切れるだろうなと思ってたんですけど、後半のペースがもう明らかに後方の(佐藤選手の)方が速いので。後半は自分もフルプッシュで走ってたんですけど、レインボーコーナーで大きなミスをしてしまい、差がかなり縮まってしまったので、残り2周ぐらいは本当に焦りましたね。ただ冷静に判断して、ギリギリゴールまで逃げ切れました。終盤中盤もずっとフルプッシュだったんですけど、僕が抜いてるかっていうぐらい向こうが速かったですね。バックミラー見たらみるみるうちに差が詰まってたんで、ミラーが嫌いになりそうですね。へし折ってやろうかなみたいな。レースペースはかなり向こうが速いんで、正直前に出られたら明日のレースはずっと逃げちゃうパターンかなって思ってます。それを阻止するべく、明日はスタートで必ず前に」
「(タイヤは)ユーズドです、明日に残しているっていう感じです。明日もスタートで前に立てばその後は抜かれないかなって。圧倒的にペースが遅くなければ抜かれることはないと思ってるんで、本当にスタートだけきっちりうまく決めてあの3連勝を目指したいなっていう風に思ってます」
「今回また7ポイント縮まりましたが、まだ15ポイントぐらい差があります。とりあえず明日も佐藤選手より上でゴールできたらと思います。3連勝できるよう頑張ります」
- 第9戦決勝2位 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)
-

「もう勝てるペースは確実にあったと思うんで。最初、2番手の選手を抜くのにちょこちょこずっちゃったのと、ちょっと足らなかったなっていう感じです」
「(菊池選手との接触の影響は)左のフロントの翼端板が飛んでたんですけど、そんなに影響はなくて、普通に良いペースで走れてたんで。ペースはあったんですけど。最後追いついて、ちょっと近づいた時に僕が逆に焦ってしまって、ちょっとミスしてしまったりとか。ダウンフォース抜けた時の対処がちょっと僕的にはうまくいってなかったなっていうふうに思うのでそこは反省してます」
「明日はポールなんで、しっかり明日はぶっちぎりたいなと思います」
- 第9戦決勝3位 白崎稜(HYDRANGEA Kageyama Racing)
-

「富士以来の表彰台です。鈴鹿で空いちゃいました。流れは戻ってきたんですけど、レースペースは今が限界ですね。チームの皆と相談しながら僕のアラを見つけてもらって、また明日のために自分を修正していけたらなと思っています」
「僕のタイムで言うと、ずっとコンスタントでほぼ自分のベストタイムだったんで、それ以上に(佐藤)樹のベストタイムがずっとコンスタントでコンマ2ぐらい早かったと思ってます。どこが悪いとかタイヤがどうとかじゃなくて、止め方、横のかけ方も全て一個一個見直します」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

2025オートバックス スーパーGT第6戦「SUGO GT 300kmレース」の公式予選が9月20日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、GT500クラスは16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)が第5戦鈴鹿大会に続いて2戦連続でポールポジションを獲得した。
(天候;曇り コース:ドライ)
公式予選は午後2時05分よりノックアウト方式で行われた。開始時点の気温は21℃。路面温度は22℃と肌寒さすら感じさせるコンディションだ。
予選Q1 関口雄飛がコースレコードを更新!
GT500クラスの予選Q1は午後2時38分より48分までの10分間。上位10台が
Q2に駒を進める。前日の予報では天候が心配されたSUGO大会だが、ここまではオンタイムでの進行だ。
各車入念なウォームアップ走行に続き、残り3分を切ったところから各車アタックを開始。まずは大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が1'09.825を記録。いきなり公式練習のトップタイムを上回って見せると、三宅淳詞(Niterra MOTUL Z)も1分10秒032、松下信治(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)も1分10秒214と相次いで好タイムを記録する。
第3戦セパンで優勝し、目下ドライバーズランキング4位につける笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)は1分09秒986。松田次生(リアライズコーポレーションADVAN Z)は1分10秒061。そして公式練習トップの小出峻(Astemo CIVIC TYPE R-GT)は1分09秒989とこちらも1分9秒台を記録してきた。
そして残り時間が1分を切ったところで関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1分09秒365を叩き出してトップに躍り出た。これは2023年に大湯都史樹(8号車ARTA MUGEN NSA GT)の記録した1分09秒413のコースレコードを上回るものだ。
そして終了間際にポイントリーダーの坪井翔(au TOM'S GR Supra)が1分10秒027を叩き出してみせた。
シーズン序盤から快進撃の続いたスープラ勢はいずれも重いサクセスウェイトを抱えての走行であったが、それでも39号車(58kg)がトップ、37号車(75kg)が5番手、1号車(116kg)は7番手でQ2に進出した。
このほか2番手は16号車。3番手には3号車が続き、前回優勝の23号車も4番手で Q2に駒を進めている。
一方8号車はトップから0秒849落ちの僅差だったが惜しくも11位に終わっている。
予選Q2 佐藤蓮が2戦連続ポールを達成!!
GT500クラスの予選Q2は午後3時16分から26分までの10分間で行われた。まずは16号車、3号車がアウトラップに続いてウォームアップラップ2周を行い、4周目にアタックに突入。ここで16号車の佐藤蓮がいきなり1分09秒122とQ1の関口のタイムを大きく上回ってきた。勿論これもコースレコードだ。
佐藤は鈴鹿大会同様にチェッカーフラッグを待たずしてピットへ。残る9台のアタックをガレージで見守る展開となった。
3号車の佐々木大樹も1分09秒586とまずまずのタイムを記録するが、16号車には及ばず。23号車の千代勝正も1分09秒776に留まる。
Q1トップの39号車もサッシャ・フェネストラズが1分09秒568を記録するに止まった。
この結果、16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)が鈴鹿大会に続いてポールポジションを獲得。2位に39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)が続き、3号車Niterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞)が予選3位という結果に。
そして最後の最後に山下健太が1分09秒692を叩き出したことにより、1号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)はなんと予選4位で明日の決勝に臨むこととなった。
シーズン最大のサクセスウェイトのもとで行われる、今季2回目の300kmレース。第6戦決勝は21日の午後1時30分より84周で行われる。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE


9月20日、2025FIA-F4選手権シリーズの第9戦が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、チャンピオンクラスは、鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)が午前中のレースに続く連勝で今季3勝目。インディペンデントクラスもKENTARO(Baum Beauty Clinic)が連勝で、ランキングトップに躍り出た。
午前の第8戦に続いて、鈴木は、佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)との一騎討ちを制したことで、ポイント差をまた7縮めた。それでもまだ25.5ポイントある。明日の第10戦では佐藤がポールスタートとなるが、何とか勝って次の大会に繋げるしかない。
インディペンデントクラスは、KENTAROがDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)を2レース続けて抑えて優勝したことで、KENTAROが150.6ポイントでシリーズリーダーとなり、2ポイント差でDRAGON(148.5ポイント)、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)は122ポイントとやや離されたが、明日の第10戦はポールスタートだけに、まだタイトルの行方は見えてこない。
■チャンピオンクラス

第8戦同様に、路面に濡れた部分があり、スタートで不公平とならないようセーフティカー(SC)先導でのスタートとなった。
SCが外れると、トップの鈴木は上手く加速して、1周目から2位菊池貴博(TGR-DC RS F4)を引き離して戻ってきた。
6周目、ペースの良い3位佐藤が、1コーナーの飛び込みで2位菊池に襲いかかり、菊池がイン側に切り込んだことで両者は接触。菊池はスピンして大きく順位を落としてしまった。
2位に上がった佐藤は、ここからトップ鈴木との差を丁寧に削り取っていく。その差は、6周目3.7秒、8周目3.1秒、10周目2.6秒と、確実に縮まっていく。この佐藤のプレッシャーに動揺した鈴木は、14周目のレインボーコーナー立ち上がりで姿勢を崩してしまい、両者の差は一気に0.5秒となる。
佐藤に背後にまで迫られた鈴木だが、残り2周は冷静さを取り戻して逃げ切った。
3位は白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)、以下、迫隆眞(PONOS RACING MCS4-24)、松井啓人(ATEAM Buzz Racing)、新原光太郎(HFDP with B-Max Racing) の順でチェッカーを受けたが、松井は危険なドライブ行為(幅寄せ)があったとして、プラス5秒ペナルティで、14位に降格となった。



■インディペンデントクラス
午前の第8戦と同じく、クラスポールスタートのKENTAROが逃げ、DRAGONが追うという展開になった。
レース前半、DRAGONは、KENTAROの背後につけてチャンスを窺うが、KENTAROもがっちりガードして隙を見せず。コンマ数秒の緊張したバトルが続いた。
しかし、中盤以降は、KENTAROのペースがやや上回り、徐々にDARGONを引き離していき、連勝のチェッカーを受けた。
3位は、スタートからポジションを守りきった中島功(Rn.SHINSEI.MCS4)、4位は植田正幸(Rn-sports MCS4)、5位に今田が入った。
第10戦決勝は、明日の午前9時15分から、17周(または30分間)で行われる。



Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Yoshinori OHNISHI
Championクラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 29 | 鈴木 斗輝哉 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 25'54.974 | - | - |
| 2 | 17 | 佐藤 樹 | KageyamaチームスタイルMCS4 HYDRANGEA Kageyama Racing | 17 | 25'55.381 | 0.407 | 0.407 |
| 3 | 16 | 白崎 稜 | Kageyama YBS Verve MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 17 | 25'59.933 | 4.959 | 4.552 |
| 4 | 54 | 迫 隆眞 | PONOS RACING MCS4-24 PONOS RACING | 17 | 26'04.652 | 9.678 | 4.719 |
| 5 | 50 | 新原 光太郎 | HFDP with B-Max Racing HFDP with B-max Racing Team | 17 | 26'06.560 | 11.586 | 1.908 |
| 6 | 8 | 落合 蓮音 | TGM Grand Prix F4 TGM Grand Prix | 17 | 26'06.949 | 11.975 | 0.389 |
| 7 | 28 | 梅垣 清 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 26'07.450 | 12.476 | 0.501 |
| 8 | 35 | 鈴木 恵武 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 26'08.102 | 13.128 | 0.652 |
| 9 | 60 | 熊谷 憲太 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 17 | 26'08.804 | 13.830 | 0.702 |
| 10 | 33 | 鈴木 悠太 | Drago CORSE Drago CORSE | 17 | 26'09.535 | 14.561 | 0.731 |
| 11 | 51 | 百瀬 翔 | HFDP with B-Max Racing HFDP with B-max Racing Team | 17 | 26'09.723 | 14.749 | 0.188 |
| 12 | 45 | 洞地 遼⼤ | PONOS RACING MCS-24 PONOS RACING | 17 | 26'10.518 | 15.544 | 0.795 |
| 13 | 43 | 森山 冬星 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 17 | 26'10.985 | 16.011 | 0.467 |
| 14 | *19 | 松井 啓人 | ATEAM Buzz Racing AKILAND RACING | 17 | 26'11.054 | 16.080 | 0.069 |
| 15 | 52 | 岩崎 有矢斗 | B-MAX RACING F4 B-MAX RACING TEAM | 17 | 26'11.390 | 16.416 | 0.336 |
| 16 | 38 | 三浦 柚貴 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 26'16.003 | 21.029 | 4.613 |
| 17 | 87 | 豊島 里空斗 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 17 | 26'16.440 | 21.466 | 0.437 |
| 18 | 34 | 田中 風輝 | Drago CORSE Drago CORSE | 17 | 26'17.778 | 22.804 | 1.338 |
| 19 | 48 | 吉田 馨 | BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4 RAGNO MOTOR SPORT | 17 | 26'20.483 | 25.509 | 2.705 |
| 20 | 97 | 三浦 愛 | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 17 | 26'22.743 | 27.769 | 2.260 |
| 21 | 37 | 武藤 雅奈 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 26'22.784 | 27.810 | 0.041 |
| 22 | 46 | 有村 将真 | アポロ電⼯フジタ薬局Bellona フジタ薬局レーシング | 17 | 26'24.171 | 29.197 | 1.387 |
| 23 | 80 | 翁長 実希 | OTG Motor Sports MCS4 OTG MOTOR SPORTS | 17 | 26'24.326 | 29.352 | 0.155 |
| 24 | 53 | 酒井 翔太 | TGM Grand Prix F4 TGM Grand Prix | 17 | 26'27.123 | 32.149 | 2.797 |
| 25 | 14 | 村田 将輝 | 湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24 ZAP SPEED | 17 | 26'27.230 | 32.256 | 0.107 |
| 26 | 63 | 岸 風児 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 17 | 26'28.924 | 33.950 | 1.694 |
| 27 | 36 | 菊池 貴博 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 26'52.531 | 57.557 | 23.607 |
| 28 | 62 | 中井 陽斗 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 16 | 26'55.538 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ---- |
| - | 15 | 中里 龍昇 | Kageyama AMEROID MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 1 | 3'02.050 | 16Laps | 15Laps |
Independentクラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 55 | KENTARO | Baum Beauty Clinic FIELD MOTORSPORTS | 17 | 26'33.819 | - | - |
| 2 | 30 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 17 | 26'37.365 | 3.546 | 3.546 |
| 3 | 10 | 中島 功 | Rn.SHINSEI.MCS4 Rn-sports | 17 | 26'39.782 | 5.963 | 2.417 |
| 4 | 11 | 植田 正幸 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | 17 | 26'39.861 | 6.042 | 0.079 |
| 5 | 44 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 17 | 26'42.629 | 8.810 | 2.768 |
| 6 | 96 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND AKILAND RACING | 17 | 26'50.356 | 16.537 | 7.727 |
| 7 | 98 | IKARI | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 17 | 26'51.418 | 17.599 | 1.062 |
| 8 | 40 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 17 | 26'53.260 | 19.441 | 1.842 |
| 9 | 61 | 坂井 ウィリアム | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 17 | 26'54.145 | 20.326 | 0.885 |
| 10 | 74 | 小嶋 健太郎 | Rn-sports ELPA朝日電器 Rn-sports | 17 | 26'54.456 | 20.637 | 0.311 |
| 11 | 6 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 17 | 26'54.809 | 20.990 | 0.353 |
| 12 | 88 | 三浦 和貴 | B-MAX RACING F4 B-MAX RACING TEAM | 17 | 26'57.912 | 24.093 | 3.103 |
| 13 | 4 | 佐々木 祐一 | 仙台DayDream & Dr Dry DAYDREAM RACING | 17 | 27'07.156 | 33.337 | 9.244 |
| 14 | 86 | 大阪 八郎 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 17 | 27'12.069 | 38.250 | 4.913 |
| 15 | 71 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND AKILAND RACING | 17 | 27'19.498 | 45.679 | 7.429 |
| 16 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 16 | 27'14.996 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 17 鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4) 1'23.802 (9/17) 154.070 km/h
- CarNo. 19は、FIA-F4 SpR.15-1.3(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。

2025オートバックスSUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」の公式予選が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、GT300クラスは、CARGUY FERRARI 296 GT3(ザック・オサリバン/小林利徠斗)が、ポールポジションを獲得した。
まさに魅せる予選だった。前回の鈴鹿大会で初優勝を遂げた勢いそのままに、Q2でスアリングを握った小林利徠斗は、Syntium LMcorsa LC500 GTの吉本大樹がマークしたトップタイムを、最後に一発のアタックを決めて100分の2秒上回った。
今季、2年目のスーパーフォーミュラ・ライツでは、チャンピオン最右翼と言われながら、ここまで1勝のみで、チャンピオンを逃してしまった。小林はその鬱憤を晴らす走りをスーパーGTで見せている。
予選Q1
午後2時5分から始まったGT300クラスの予選は、A、Bの2グループに分けて行われた。各グループ上位9台までがQ2に進出できる。
Aグループでトップタイム1分17秒596をマークしたのは、7号車CARGUY FERRARI 296 GT3(ザック・オサリバン)。前回の鈴鹿戦同様にグループトップで、Q2の小林利徠斗に引き継いだ。
2番手の56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(JP・デ・オリベイラ)、3番手の2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(平良響)が1分17秒台で続いた。2号車はフルウェイトながら予選においても安定した速さを見せている。
Bグループは、60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(河野駿佑)が、2周続けてのアタックで、1分17秒569、17秒363と好タイムを連発し、グループトップを奪った。
2番手は、87号車METALIVE S Lamborghini GT3(松浦孝亮)。サクセスウェイトの軽さを武器に1分17秒台に入れてみせた。3番手は、4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝)。
なお、ランキングトップの65号車LEON PYRAMID AMG(菅波冬悟)はAグループ6位、ランキング2位の777号車D'station Vantage GT3(チャーリー・ファグ)もBグループ8位でQ2に駒を進めた。
予選Q2
まず、2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威)が、1分17秒761でアタックの口火を切ると、次にアタックをかけたBグループトップの60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹)は、Q1のタイムを大きく上回る1分16秒987をマークしてトップに立った。
その後のアタックで2番手に上がった0号車VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史)のタイムが、1分17秒640であることを考えると、驚異的なタイムだ。
終了間際まで、この状態が続き、60号車のポールは確定と思われた。
ところが、最後にアタックをかけていた7号車CARGUY(小林利徠斗)が、「クルマは非常に良い状態だった。一発で決めることができて良かった」と、60号車のタイムを僅かに逆転してポールポジションを奪うことに成功した。
ランキングトップ3の65号車LEON PYRAMID AMGは8位、777号車D'station Vantage GT3は10位、2号車HYPER WATER INGING GR86 GTは5位につけた。
決勝は、明日、21日(日)の午後1時30分から84周(300km)で行われる。


Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
GT500クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT500 class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 16 | 佐藤 蓮 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA | BS | 18 | R1'09.122 | - | - | 186.791 |
| 2 | 39 | サッシャ・フェネストラズ | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 58 | 1'09.568 | 0.446 | 0.446 | 185.594 |
| 3 | 3 | 佐々木 大樹 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z NISMO GT500 NISMO NDDP | BS | 34 | 1'09.586 | 0.464 | 0.018 | 185.546 |
| 4 | 1 | 山下 健太 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 100 | 1'09.692 | 0.570 | 0.106 | 185.264 |
| 5 | 24 | 名取 鉄平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z NISMO GT500 KONDO RACING | YH | 1 | 1'09.746 | 0.624 | 0.054 | 185.120 |
| 6 | 23 | 千代 勝正 | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z NISMO GT500 NISMO | BS | 58 | 1'09.776 | 0.654 | 0.030 | 185.041 |
| 7 | 38 | 大湯 都史樹 | KeePer CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer CERUMO | BS | 86 | 1'10.160 | 1.038 | 0.384 | 184.028 |
| 8 | 17 | 塚越 広大 | Astemo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Astemo REAL RACING | BS | 24 | 1'10.210 | 1.088 | 0.050 | 183.897 |
| 9 | 14 | 大嶋 和也 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 97 | 1'10.398 | 1.276 | 0.188 | 183.406 |
| 10 | 37 | ジュリアーノ・アレジ | Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S | BS | 75 | 1'10.664 | 1.542 | 0.266 | 182.715 |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'09.413)を更新した。
GT300クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT300 class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 7 | 小林 利徠斗 | CARGUY Ferrari 296 GT3 Ferrari 296 GT3 CARGUY MKS RACING | YH | 89 | 1'16.968 | - | - | 167.750 |
| 2 | 60 | 吉本 大樹 | Syntium LMcorsa LC500 GT TOYOTA LEXUS LC500 LM corsa | DL | 8 | 1'16.987 | 0.019 | 0.019 | 167.709 |
| 3 | 0 | 小暮 卓史 | VENTENY Lamborghini GT3 Lamborghini HURACAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 63 | 1'17.640 | 0.672 | 0.653 | 166.298 |
| 4 | 4 | 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 100 | 1'17.732 | 0.764 | 0.092 | 166.101 |
| 5 | 2 | 堤 優威 | HYPER WATER INGING GR86 GT TOYOTA GR86 HYPER WATER Racing INGING | BS | 100 | 1'17.761 | 0.793 | 0.029 | 166.040 |
| 6 | 31 | 小山 美姫 | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 8 | 1'17.800 | 0.832 | 0.039 | 165.956 |
| 7 | 56 | 平手 晃平 | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 89 | 1'17.803 | 0.835 | 0.003 | 165.950 |
| 8 | 65 | 蒲生 尚弥 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 100 | 1'17.834 | 0.866 | 0.031 | 165.884 |
| 9 | 666 | 近藤 翼 | seven × seven PORSCHE GT3R PORSCHE 911 GT3R seven × seven Racing | YH | 45 | 1'17.900 | 0.932 | 0.066 | 165.743 |
| 10 | 777 | 藤井 誠暢 | D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage GT3 EVO D'station Racing | DL | 100 | 1'18.020 | 1.052 | 0.120 | 165.488 |
| 11 | 52 | 野中 誠太 | Green Brave GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉Green Brave | BS | 81 | 1'18.116 | 1.148 | 0.096 | 165.285 |
| 12 | 6 | ロベルト・メルヒ・ムンタン | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI Ferrari 296 GT3 VELOREX | YH | 57 | 1'18.252 | 1.284 | 0.136 | 164.998 |
| 13 | 87 | 坂口 夏月 | METALIVE S Lamborghini GT3 Lamborghini HURACAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 34 | 1'18.326 | 1.358 | 0.074 | 164.842 |
| 14 | 45 | ケイ・コッツォリーノ | PONOS FERRARI 296 Ferrari 296 GT3 PONOS RACING | DL | 68 | 1'18.346 | 1.378 | 0.020 | 164.800 |
| 15 | 11 | 富田 竜一郎 | GAINER TANAX Z NISSAN FAIRLADY Z GAINER | DL | 30 | 1'18.830 | 1.862 | 0.484 | 163.788 |
| 16 | 25 | 佐藤 公哉 | HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | 2 | 1'18.954 | 1.986 | 0.124 | 163.531 |
| 17 | 9 | 阪口 良平 | PACIFICアイドルマスターNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM | YH | 25 | 1'19.015 | 2.047 | 0.061 | 163.404 |
| 18 | 62 | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 HELM MOTORSPORTS | YH | 16 | 1'19.212 | 2.244 | 0.197 | 162.998 |

2025オートバックス スーパーGT第6戦「SUGO GT 300kmレース」の公式練習が9月20日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/小出峻)がトップタイムを記録した。
公式練習は午前9時15分にコースオープン。朝から降っていた雨はFIA-F4の公式予選が終わる頃には止んでいたが、路面はまだ大部分が濡れており、各チームウェットタイヤで走行を開始したが、セッションが進むにつれてコンディションは回復。それに伴い相次いでドライタイヤに履き替えてアタックを行う展開となった。
序盤トップに立ったのは大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)で1分17秒112。しかしコースオープンから15分が経過する頃には各車1分16秒台にペースアップ。ここでは高星明誠(MOTUL AUTECH Z)が1分16秒210でトップに。さらに25分が経過したところで山本尚貴(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が1分15秒597を記録すると、関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)も1分15秒479でこれを上回った。
この頃になると当初はウェット宣言を出していた競技団からLight ON解除との判断が下る。これに応じて各チームがドライタイヤを投入。ここからは1分13秒台、1分12秒台と瞬く間にタイムが更新され、残り時間30分を目前に大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)が1分10秒758と一気に1分10秒台のタイムを叩き出す。
しかしここで20号車シェイドレーシングGR86 GT(平中克幸/清水英志郎)がメカニカルトラブルに見舞われてピットレーン入り口でストップしたため、セッションは赤旗中断となってしまった。
車両回収ののち午前10時33分に走行は再開。すると64号車の大草は1分10秒425までタイムアップ。続いて小出峻(Astemo CIVIC TYPE R-GT)も同じ1分10秒425を記録して2番手に続く。
その後、2クラス混走は残り3分を切ったところで60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)が2コーナーを飛び出し、グラベルに捕まってしまったために2回目の赤旗が提示され、これをもって終了となってしまった。
その後は午前10時58分よりGT300クラスの専有走行が行われたが、ここでも赤旗中断があった影響から、GT500クラスの専有走行は当初予定より8分遅れの午前11時13分に走行開始となる。
各車タイヤに熱を入れながら次第にペースを上げ、残り時間が3分となったあたりからタイムアタック合戦が始まった。
まずは佐々木大樹(Niterra MOTUL Z)が1分10秒416で混走のベストタイムを上回ってみせるが、17号車の小出が1分10秒240までタイムを縮めてトップに浮上する。続いて伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)も終了寸前に1分10秒251を記録してきた。
これによりGT500クラスは17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/小出峻)がトップタイム。64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)が2番手につけ、ホンダ勢が1-2という結果となり、3番手には3号車Niterra MOTUL Z(佐々木大樹/三宅淳詞)が続いた。
第6戦の公式予選は午後2時05分よりノックアウト方式で行われる。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
GT500クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 39 | 関口 雄飛 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 58 | R1'09.365 | - | - | 186.137 |
| 2 | 16 | 大津 弘樹 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA | BS | 18 | 1'09.825 | 0.460 | 0.460 | 184.911 |
| 3 | 3 | 三宅 淳詞 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z NISMO GT500 NISMO NDDP | BS | 34 | 1'09.942 | 0.577 | 0.117 | 184.602 |
| 4 | 23 | 高星 明誠 | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z NISMO GT500 NISMO | BS | 58 | 1'09.959 | 0.594 | 0.017 | 184.557 |
| 5 | 37 | 笹原 右京 | Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S | BS | 75 | 1'09.986 | 0.621 | 0.027 | 184.485 |
| 6 | 17 | 小出 峻 | Astemo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Astemo REAL RACING | BS | 24 | 1'09.989 | 0.624 | 0.003 | 184.478 |
| 7 | 1 | 坪井 翔 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 100 | 1'10.027 | 0.662 | 0.038 | 184.377 |
| 8 | 38 | 石浦 宏明 | KeePer CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer CERUMO | BS | 86 | 1'10.040 | 0.675 | 0.013 | 184.343 |
| 9 | 24 | 松田 次生 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z NISMO GT500 KONDO RACING | YH | 1 | 1'10.055 | 0.690 | 0.015 | 184.304 |
| 10 | 14 | 福住 仁嶺 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 97 | 1'10.173 | 0.808 | 0.118 | 183.994 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 11 | 8 | 松下 信治 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA | BS | 43 | 1'10.214 | 0.849 | 0.041 | 183.886 |
| 12 | 19 | 国本 雄資 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 23 | 1'10.452 | 1.087 | 0.238 | 183.265 |
| 13 | 64 | 伊沢 拓也 | Modulo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 17 | 1'10.493 | 1.128 | 0.041 | 183.159 |
| 14 | 12 | ベルトラン・バゲット | TRS IMPUL with SDG Z NISSAN Z NISMO GT500 TEAM IMPUL | BS | 55 | 1'10.596 | 1.231 | 0.103 | 182.891 |
| 15 | 100 | 牧野 任祐 | STANLEY CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT STANLEY TEAM KUNIMITSU | BS | 54 | 1'12.783 | 3.418 | 2.187 | 177.396 |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'09.413)を更新した。
GT300クラス(Aグループ)
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 7 | ザック・オサリバン | CARGUY Ferrari 296 GT3 Ferrari 296 GT3 CARGUY MKS RACING | YH | 89 | 1'17.596 | - | - | 166.393 |
| 2 | 56 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 89 | 1'17.873 | 0.277 | 0.277 | 165.801 |
| 3 | 2 | 平良 響 | HYPER WATER INGING GR86 GT TOYOTA GR86 HYPER WATER Racing INGING | BS | 100 | 1'17.999 | 0.403 | 0.126 | 165.533 |
| 4 | 666 | ハリー・キング | seven × seven PORSCHE GT3R PORSCHE 911 GT3R seven × seven Racing | YH | 45 | 1'18.016 | 0.420 | 0.017 | 165.497 |
| 5 | 31 | オリバー・ラスムッセン | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 8 | 1'18.069 | 0.473 | 0.053 | 165.384 |
| 6 | 65 | 菅波 冬悟 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 100 | 1'18.069 | 0.473 | 0.000 | 165.384 |
| 7 | 45 | 篠原 拓朗 | PONOS FERRARI 296 Ferrari 296 GT3 PONOS RACING | DL | 68 | 1'18.112 | 0.516 | 0.043 | 165.293 |
| 8 | 6 | 片山 義章 | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI Ferrari 296 GT3 VELOREX | YH | 57 | 1'18.156 | 0.560 | 0.044 | 165.200 |
| 9 | 9 | 冨林 勇佑 | PACIFICアイドルマスターNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM | YH | 25 | 1'18.197 | 0.601 | 0.041 | 165.114 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 10 | 96 | 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 31 | 1'18.308 | 0.712 | 0.111 | 164.880 |
| 11 | 5 | 木村 偉織 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | 66 | 1'18.361 | 0.765 | 0.053 | 164.768 |
| 12 | 360 | 荒川 麟 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | 8 | 1'18.466 | 0.870 | 0.105 | 164.548 |
| 13 | 22 | 加納 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 1'19.326 | 1.730 | 0.860 | 162.764 |
| 14 | 30 | 織戸 学 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | MI | | 1'19.452 | 1.856 | 0.126 | 162.506 |
GT300クラス(Bグループ)
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Cloudy Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 60 | 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa LC500 GT TOYOTA LEXUS LC500 LM corsa | DL | 8 | 1'17.363 | - | - | 166.894 |
| 2 | 87 | 松浦 孝亮 | METALIVE S Lamborghini GT3 Lamborghini HURACAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 34 | 1'17.887 | 0.524 | 0.524 | 165.771 |
| 3 | 4 | 谷口 信輝 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 100 | 1'17.974 | 0.611 | 0.087 | 165.586 |
| 4 | 52 | 吉田 広樹 | Green Brave GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉Green Brave | BS | 81 | 1'18.207 | 0.844 | 0.233 | 165.093 |
| 5 | 0 | 元嶋 佑弥 | VENTENY Lamborghini GT3 Lamborghini HURACAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 63 | 1'18.263 | 0.900 | 0.056 | 164.975 |
| 6 | 25 | 松井 孝允 | HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | 2 | 1'18.340 | 0.977 | 0.077 | 164.812 |
| 7 | 11 | 大木 一輝 | GAINER TANAX Z NISSAN FAIRLADY Z GAINER | DL | 30 | 1'18.503 | 1.140 | 0.163 | 164.470 |
| 8 | 777 | チャーリー・ファグ | D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage GT3 EVO D'station Racing | DL | 100 | 1'18.505 | 1.142 | 0.002 | 164.466 |
| 9 | 62 | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 HELM MOTORSPORTS | YH | 16 | 1'18.732 | 1.369 | 0.227 | 163.992 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 10 | 26 | イゴール・オオムラ・フラガ | ANEST IWATA RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing | YH | 52 | 1'18.737 | 1.374 | 0.005 | 163.981 |
| 11 | 18 | 小林 崇志 | UPGARAGE AMG GT3 Mercedes AMG GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 77 | 1'18.885 | 1.522 | 0.148 | 163.674 |
| 12 | 61 | 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 88 | 1'18.932 | 1.569 | 0.047 | 163.576 |
| 13 | 48 | 柴田 優作 | 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 1'18.993 | 1.630 | 0.061 | 163.450 |
| - | 20 | 平中 克幸 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | MI | | d.n.s | - | - | - |
- 第8戦優勝 鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)
-

「2大会目の富士も、鈴鹿もかなりトヨタ勢は苦戦していて、その中でも一応トヨタの中ではかなりトップの方で戦えていたんですけど、やっぱり周りとちょっと差があると思いました。SUGOではシーズン始まったぐらいからテストしていたんですけど。かなり良い感触を持って臨めていたんで、それが実際にFPと予選とうまくいって、決勝でも優勝できたっていうのはかなり大きいです。まだまだトップのチームとは差があるので、そこは今後埋めていけるようにしたいと思うし、今回SUGOは3レースあって、一応,1個は優勝できたんで、残り2つ確実に連勝したい。ポイントランキングも2番手なんで、トップと差を縮められるように頑張りたいなと思います」
「(佐藤選手のプレッシャーはきつかったか)そうですね。まあでも後半は多分彼はダウンフォース抜けでかなり苦しむかなっていう。やっぱり真後ろにいたら追いつけられないとは思うんで、別にそこら辺は気にしませんでした。ただ今回のレースのベストラップが第3レースのスターティンググリッドになるんで、後ろからどんどん来られるとね、自分の方がタイム遅いのかなというふうに気にしてはいましたが、プレッシャーはそんなに感じませんでした」
「SUGOは本当にスタートでほぼ決まってしまうようなもんなんで、第3レースが2番手っていうのは正直悔しいところですけど、まあでも本当にベストも僅差ですので、3レース目はきっちりスタート決めて、いいレースで終われたらいいな,っていう風に思ってます」
- 第8戦決勝2位 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)
-

「1周目の1コーナーでまず1台抜いて、その後ペース良くって、真後ろまでは来れたんですけど、やっぱりあの距離感になると、どうしてもダウンフォースも抜けますし、なかなか仕掛けられずに終わってしまいました」
「(レース後半は)ダウンフォース抜けでアンダーが強く出てしまっていて、フロントタイヤも後半キツくなってる感じがありました。後ろを走り続けてしまうとちょっと厳しいかなって。最後、SC明けでワンチャンスあるかなと思ったんですけど、向こうもローリング上手かったですね」
「2レース目も頑張ります。勝ちたいんで」
- 第8戦決勝3位 熊谷憲太(OTG MOTORSPORTS)
-

「とりあえず表彰台に上がれたことで今はホッとしてます。白崎選手のプレッシャーは感じていたんですけど、鈴鹿で吉本(大樹)選手にご指導いただきまして。結構後ろを意識して走っちゃうんで、吉本さんに『とにかく前だけ見ろ』って言われました。それで意識はずっと前を向いて、とにかくミスらないで、しっかりポジションをキープできるような走りをしました。後ろをあんまり気にしすぎると、自分のペースも乱れるし、ミスったりも多くなるし、いろいろちょっとマイナスな部分もあるんで、そこをしっかり意識しながら、自分のペースで走ってますね」
「次のレースはなんかちょっと雨っぽいんですかね? でも雨だったら雨でしっかりと。改善点が見つかってるんで、そこをしっかりと改善して、タイムアップできるように頑張ります」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


9月20日、2025FIA-F4選手権シリーズの第8戦が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、チャンピオンクラスは、ランキング2位の鈴木斗輝哉が今季2勝目。インディペンデントクラスも、ランキング2位のKENTARO(Baum Beauty Clinic)が今季3勝目を飾った。
残り3大会となって、ここからタイトル争いを意識した戦いが繰り広げられていくが、チャンピオンクラスは佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)が、39.5ポイント差と大きくリードしており、ランキング2位の鈴木にとってはすでに背水の陣といえる状況になっている。
インディペンデントクラスは、KENTARO、DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)による三つ巴の様相を見せており、ここから取りこぼしなく、上位フィニッシュすることが求められるという状況だ。
また、このレースのベストラップが、明日の第10戦のグリッドを決めるとあって、タイトルの行方を左右する非常に重要な1戦となった。
■チャンピオンクラス

路面にまだ濡れた部分があり、スターティググリッドのイン側とアウト側で不公平が生じるとの理由で、レースはセーフティカー(SC)先導でのスタートとなった。

鈴木を先頭に、ほぼグリッド順でレースは進むが、初めて2番グリッドからスタートした菊池貴博(TGR-DC RS F4)は、2周目、4周目に立て続けにミスを犯して、自ら順位を下げてしまった。
鈴木と佐藤のトップ2台は、スタート後こそ、鈴木が1秒以上の差をつけていたが、周回を重ねるたびに佐藤が少しずつ迫り、10周目には0.4秒差にまで詰め寄った。しかし、ここから鈴木が巧みに抑え込み、それ以上、二人の差が詰まることはなかった。
残り4周となっところで、10位を走行していた吉田馨(BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4)が、SPコーナーで飛び出してしまい、コースサイドにストップ。これでSCが入ることになり、再開は微妙な状況になる。
結局、車両回収が終わらずに、SC先導のままフィニッシュを迎え、鈴木がポール・トゥ・ウィン。2位佐藤とのポイント差を7ポイント詰めた。
2人からは遅れたが、3位熊谷憲太(OTG DL F4 CHALLENGE)は初の表彰台を射止めた。4位白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)、5位落合蓮音(TGM Grand Prix F4)、梅垣清(TGR-DC RS F4)は、序盤から変わらず。
なお、ファステストラップは佐藤が奪い、第10戦のポールポジションを手に入れた。


■インディペンデントクラス
クラスポールスタートのKENTAROが逃げ、1周目に2位に上がったDRAGONが追うという展開が、スタートから続いた。
二人の差が最も近くなったのが、8周目。ストレートでKENTAROの背後についたDRAGONは、1コーナーでアウトから並びかけるが、KENTAROも上手く抑えた。これ以降は、僅かずつKENTAROが差を開き、逆に3位の今田がハイペースでDRAGONに迫りつつあった。
しかし、今田の追い上げもSCが入ったことで終了となり、KENTARO、DRAGON。今田の順でフィニッシュ。
この結果、12ポイントあったDRAGONとKENTAROの差は、5ポイントまで縮まり、今大会で逆転の可能性も出てきた。
なお、今田がファステストラップを記録し、第10戦のポールとなった。
第9戦決勝は、本日午後4時から、第10戦決勝は明日の午前9時15分から、17周(または30分間)で行われる。



Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Championクラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 29 | 鈴木 斗輝哉 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 28'51.273 | - | - |
| 2 | 17 | 佐藤 樹 | KageyamaチームスタイルMCS4 HYDRANGEA Kageyama Racing | 17 | 28'51.904 | 0.631 | 0.631 |
| 3 | 60 | 熊谷 憲太 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 17 | 28'53.089 | 1.816 | 1.185 |
| 4 | 16 | 白崎 稜 | Kageyama YBS Verve MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 17 | 28'53.341 | 2.068 | 0.252 |
| 5 | 8 | 落合 蓮音 | TGM Grand Prix F4 TGM Grand Prix | 17 | 28'53.528 | 2.255 | 0.187 |
| 6 | 28 | 梅垣 清 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 28'53.780 | 2.507 | 0.252 |
| 7 | 35 | 鈴木 恵武 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 28'54.009 | 2.736 | 0.229 |
| 8 | *19 | 松井 啓人 | ATEAM Buzz Racing AKILAND RACING | 17 | 28'54.228 | 2.955 | 0.219 |
| 9 | 51 | 百瀬 翔 | HFDP with B-Max Racing HFDP with B-max Racing Team | 17 | 28'54.405 | 3.132 | 0.177 |
| 10 | 36 | 菊池 貴博 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 28'54.836 | 3.563 | 0.431 |
| 11 | 33 | 鈴木 悠太 | Drago CORSE Drago CORSE | 17 | 28'55.001 | 3.728 | 0.165 |
| 12 | 54 | 迫 隆眞 | PONOS RACING MCS4-24 PONOS RACING | 17 | 28'55.780 | 4.507 | 0.779 |
| 13 | 50 | 新原 光太郎 | HFDP with B-Max Racing HFDP with B-max Racing Team | 17 | 28'57.486 | 6.213 | 1.706 |
| 14 | 45 | 洞地 遼⼤ | PONOS RACING MCS-24 PONOS RACING | 17 | 28'58.987 | 7.714 | 1.501 |
| 15 | 38 | 三浦 柚貴 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 29'00.491 | 9.218 | 1.504 |
| 16 | 43 | 森山 冬星 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 17 | 29'00.804 | 9.531 | 0.313 |
| 17 | 37 | 武藤 雅奈 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 17 | 29'01.003 | 9.730 | 0.199 |
| 18 | 34 | 田中 風輝 | Drago CORSE Drago CORSE | 17 | 29'03.890 | 12.617 | 2.887 |
| 19 | 87 | 豊島 里空斗 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 17 | 29'04.820 | 13.547 | 0.930 |
| 20 | 80 | 翁長 実希 | OTG Motor Sports MCS4 OTG MOTOR SPORTS | 17 | 29'05.719 | 14.446 | 0.899 |
| 21 | 14 | 村田 将輝 | 湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24 ZAP SPEED | 17 | 29'06.734 | 15.461 | 1.015 |
| 22 | 53 | 酒井 翔太 | TGM Grand Prix F4 TGM Grand Prix | 17 | 29'08.360 | 17.087 | 1.626 |
| 23 | 52 | 岩崎 有矢斗 | B-MAX RACING F4 B-MAX RACING TEAM | 17 | 29'08.687 | 17.414 | 0.327 |
| 24 | 15 | 中里 龍昇 | Kageyama AMEROID MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 17 | 29'08.943 | 17.670 | 0.256 |
| 25 | 46 | 有村 将真 | アポロ電⼯フジタ薬局Bellona フジタ薬局レーシング | 17 | 29'10.337 | 19.064 | 1.394 |
| 26 | 97 | 三浦 愛 | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 17 | 29'10.588 | 19.315 | 0.251 |
| 27 | 63 | 岸 風児 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 17 | 29'10.951 | 19.678 | 0.363 |
| 28 | 62 | 中井 陽斗 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 17 | 29'12.451 | 21.178 | 1.500 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ---- |
| - | 48 | 吉田 馨 | BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4 RAGNO MOTOR SPORT | 12 | 19'13.649 | 5Laps | 5Laps |
Independentクラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 55 | KENTARO | Baum Beauty Clinic FIELD MOTORSPORTS | 17 | 29'13.238 | - | - |
| 2 | 30 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 17 | 29'14.112 | 0.874 | 0.874 |
| 3 | 44 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 17 | 29'15.855 | 2.617 | 1.743 |
| 4 | 10 | 中島 功 | Rn.SHINSEI.MCS4 Rn-sports | 17 | 29'17.096 | 3.858 | 1.241 |
| 5 | 11 | 植田 正幸 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | 17 | 29'19.421 | 6.183 | 2.325 |
| 6 | 96 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND AKILAND RACING | 17 | 29'20.953 | 7.715 | 1.532 |
| 7 | 98 | IKARI | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 17 | 29'21.205 | 7.967 | 0.252 |
| 8 | 40 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 17 | 29'21.754 | 8.516 | 0.549 |
| 9 | 71 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND AKILAND RACING | 17 | 29'23.116 | 9.878 | 1.362 |
| 10 | 61 | 坂井 ウィリアム | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 17 | 29'23.948 | 10.710 | 0.832 |
| 11 | 4 | 佐々木 祐一 | 仙台DayDream & Dr Dry DAYDREAM RACING | 17 | 29'25.781 | 12.543 | 1.833 |
| 12 | 74 | 小嶋 健太郎 | Rn-sports ELPA朝日電器 Rn-sports | 17 | 29'28.174 | 14.936 | 2.393 |
| 13 | 88 | 三浦 和貴 | B-MAX RACING F4 B-MAX RACING TEAM | 17 | 29'29.406 | 16.168 | 1.232 |
| 14 | 86 | 大阪 八郎 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 17 | 29'31.833 | 18.595 | 2.427 |
| 15 | 6 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 17 | 29'33.980 | 20.742 | 2.147 |
| 16 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 16 | 29'16.340 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 15 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 17 佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4) 1'23.894 (7/17) 153.901 km/h
- CarNo. 19は、FIA-F4 SpR.15.1.2(危険なドライブ行為)により、訓戒とする。

2025オートバックスSUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」の公式練習が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、GT300クラスは、Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)がトップタイムをマークした。
レースウィークに入って、仙台地方は急に秋めいてきた。予選日の土曜日は朝から雨模様で、肌寒い天候となった。セッションの開始される午前9時15分には雨も上がり、路面も急速に乾いていった。
練習走行でトップタイムをマークしたのは、現在ランキング8位(40.5p)の52号車Green Brave GR Supra GT。残り3戦で逆転の可能性もあるだけに、今回のレースでは優勝を狙いたいところ。
2番手タイムは、逆転チャンピオンを狙う2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(堤優威/平良響)。今季、ここまで優勝はないものの、コンスタントに上位入賞を続け、ランキング3位(52.5p)につけている。
3番手タイムは、666号車seven × seven PORSCHE GT3R(近藤翼/ハリー・キング)。タイトル争いでは大きく遅れて入るものの、サクセスウェイトも45kgと少ないだけに、ポルシェGT3の実力を引き出せれば、上位入賞の可能性も高い。
4番手以下は、31号車apr LC500h GT(オリバー・ラスムッセン/小山美姫)、60号車Syntium LMcorsa LC500 GT(吉本大樹/河野駿佑)、48号車脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R(井田太陽/柴田優作)と続いた。
現在ランキングトップの、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)は9位につけ、順調な仕上がりを見せている一方で、気になるのは、ランキング2位の777号車D'station Vantage GT3(藤井誠暢/チャーリー・ファグ)。満足に周回できずに、最後はトラブルでコース上でストップしてしまった。
ランキング上位は、サクセスウェイトはマックスの100kg(運用で+50kgと給油リストリクター制限)となっており、予選では厳しい戦いを強いられる可能性が高いが、決勝ペースをいかにうまくまとめるのかが勝負の鍵になる。
とりあえずは、現時点でランキングトップ3の65号車、777号車、2号車の戦いぶりに注目だ。
予選は、本日午後2時5分から行われる。


Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
GT500クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Official Practice Weather:Cloudy Course:Wet/Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT500 class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 17 | 塚越 広大 小出 峻 | Astemo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Astemo REAL RACING | BS | 24 | 1'10.240 | - | - | 183.818 |
| 2 | 64 | 伊沢 拓也 大草 りき | Modulo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 17 | 1'10.251 | 0.011 | 0.011 | 183.790 |
| 3 | 3 | 佐々木 大樹 三宅 淳詞 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z NISMO GT500 NISMO NDDP | BS | 34 | 1'10.416 | 0.176 | 0.165 | 183.359 |
| 4 | 24 | 松田 次生 名取 鉄平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z NISMO GT500 KONDO RACING | YH | 1 | 1'10.508 | 0.268 | 0.092 | 183.120 |
| 5 | 39 | 関口 雄飛 サッシャ・フェネストラズ | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 58 | 1'10.561 | 0.321 | 0.053 | 182.982 |
| 6 | 37 | 笹原 右京 ジュリアーノ・アレジ | Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S | BS | 75 | 1'10.600 | 0.360 | 0.039 | 182.881 |
| 7 | 100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT STANLEY TEAM KUNIMITSU | BS | 54 | 1'10.798 | 0.558 | 0.198 | 182.370 |
| 8 | 23 | 千代 勝正 高星 明誠 | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z NISMO GT500 NISMO | BS | 58 | 1'10.819 | 0.579 | 0.021 | 182.315 |
| 9 | 8 | 野尻 智紀 松下 信治 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA | BS | 43 | 1'10.846 | 0.606 | 0.027 | 182.246 |
| 10 | 38 | 石浦 宏明 大湯 都史樹 | KeePer CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer CERUMO | BS | 86 | 1'10.864 | 0.624 | 0.018 | 182.200 |
| 11 | 14 | 大嶋 和也 福住 仁嶺 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 97 | 1'11.151 | 0.911 | 0.287 | 181.465 |
| 12 | 16 | 大津 弘樹 佐藤 蓮 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA | BS | 18 | 1'11.170 | 0.930 | 0.019 | 181.416 |
| 13 | 12 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | TRS IMPUL with SDG Z NISSAN Z NISMO GT500 TEAM IMPUL | BS | 55 | 1'11.262 | 1.022 | 0.092 | 181.182 |
| 14 | 1 | 坪井 翔 山下 健太 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 100 | 1'11.268 | 1.028 | 0.006 | 181.167 |
| 15 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 23 | 1'14.312 | 4.072 | 3.044 | 173.746 |
GT300クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Official Practice Weather:Cloudy Course:Wet/Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT300 class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 52 | 吉田 広樹 野中 誠太 | Green Brave GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉Green Brave | BS | 81 | 1'18.023 | - | - | 165.482 |
| 2 | 2 | 堤 優威 平良 響 | HYPER WATER INGING GR86 GT TOYOTA GR86 HYPER WATER Racing INGING | BS | 100 | 1'18.280 | 0.257 | 0.257 | 164.939 |
| 3 | 666 | 近藤 翼 ハリー・キング | seven × seven PORSCHE GT3R PORSCHE 911 GT3R seven × seven Racing | YH | 45 | 1'18.525 | 0.502 | 0.245 | 164.424 |
| 4 | 31 | オリバー・ラスムッセン 小山 美姫 | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 8 | 1'18.582 | 0.559 | 0.057 | 164.305 |
| 5 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa LC500 GT TOYOTA LEXUS LC500 LM corsa | DL | 8 | 1'18.612 | 0.589 | 0.030 | 164.242 |
| 6 | 48 | 井田 太陽 柴田 優作 | 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 1'18.678 | 0.655 | 0.066 | 164.104 |
| 7 | 6 | 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI Ferrari 296 GT3 VELOREX | YH | 57 | 1'18.734 | 0.711 | 0.056 | 163.988 |
| 8 | 56 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 平手 晃平 | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 89 | 1'18.761 | 0.738 | 0.027 | 163.931 |
| 9 | 65 | 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 100 | 1'18.845 | 0.822 | 0.084 | 163.757 |
| 10 | 0 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | VENTENY Lamborghini GT3 Lamborghini HURACAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 63 | 1'18.887 | 0.864 | 0.042 | 163.670 |
| 11 | 7 | ザック・オサリバン 小林 利徠斗 | CARGUY Ferrari 296 GT3 Ferrari 296 GT3 CARGUY MKS RACING | YH | 89 | 1'18.940 | 0.917 | 0.053 | 163.560 |
| 12 | 45 | ケイ・コッツォリーノ 篠原 拓朗 | PONOS FERRARI 296 Ferrari 296 GT3 PONOS RACING | DL | 68 | 1'19.082 | 1.059 | 0.142 | 163.266 |
| 13 | 360 | 青木 孝行 荒川 麟 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | 8 | 1'19.108 | 1.085 | 0.026 | 163.212 |
| 14 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 100 | 1'19.140 | 1.117 | 0.032 | 163.146 |
| 15 | 96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 31 | 1'19.171 | 1.148 | 0.031 | 163.082 |
| 16 | 18 | 小林 崇志 野村 勇斗 | UPGARAGE AMG GT3 Mercedes AMG GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 77 | 1'19.222 | 1.199 | 0.051 | 162.977 |
| 17 | 62 | 平木 湧也 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 HELM MOTORSPORTS | YH | 16 | 1'19.365 | 1.342 | 0.143 | 162.684 |
| 18 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 88 | 1'19.423 | 1.400 | 0.058 | 162.565 |
| 19 | 11 | 富田 竜一郎 大木 一輝 | GAINER TANAX Z NISSAN FAIRLADY Z GAINER | DL | 30 | 1'19.544 | 1.521 | 0.121 | 162.318 |
| 20 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | METALIVE S Lamborghini GT3 Lamborghini HURACAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 34 | 1'19.544 | 1.521 | 0.000 | 162.318 |
| 21 | 25 | 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | 2 | 1'19.766 | 1.743 | 0.222 | 161.866 |
| 22 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | MI | | 1'19.862 | 1.839 | 0.096 | 161.671 |
| 23 | 9 | 阪口 良平 冨林 勇佑 | PACIFICアイドルマスターNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM | YH | 25 | 1'19.949 | 1.926 | 0.087 | 161.495 |
| 24 | 5 | 塩津 佑介 木村 偉織 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | 66 | 1'20.324 | 2.301 | 0.375 | 160.741 |
| 25 | 26 | イゴール・オオムラ・フラガ 安田 裕信 | ANEST IWATA RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing | YH | 52 | 1'20.497 | 2.474 | 0.173 | 160.396 |
| 26 | 22 | 和田 久 加納 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 1'20.691 | 2.668 | 0.194 | 160.010 |
| 27 | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | MI | | 1'21.900 | 3.877 | 1.209 | 157.648 |
| 28 | 777 | 藤井 誠暢 チャーリー・ファグ | D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage GT3 EVO D'station Racing | DL | 100 | 1'25.058 | 7.035 | 3.158 | 151.795 |
- 第8戦、第9戦ポールポジション 鈴木斗輝哉(TGR-DC Racing School)
-

「結構赤旗入るかなっていう、荒れた予選を予想をしてたんですけど、とりあえず赤旗1回で済みました。ウェットコンディションで位置取りがなかなか難しくて、視界も確保しづらいし、距離感とか感覚が掴みにくいし、台数も多く、本当にトリッキーなコンディションでしたが、その中でも最初から自分のクルマはセットアップが決まって、タイヤも内圧も良くて、最初からタイムを出していけたました。赤旗前にもベストラップが出ていたので、それも良かったんじゃないかと思います」
「走り出しからは全然いけるなっていう感じがあって、周りよりも全然ペースが良かったですし、全くペースには困ってないかなって。ウェットは正直ドライバーの面が結構でかいのかなって思ってます。自分がうまいとかじゃないんですけど。ただ、その中でも本当にチームの方々がいろいろメンテナンスしてくれて、すごい準備してきてくださったので、それがこういった形でいい予選結果で終われたのは、とても良かったと思います」
「第3レースが(第1レースの)ベストラップ順かなんかですよね。第1レースはウェットでもドライでもトップで走ればクリーンエアで走れますし、いいレースができるんじゃないかな。ここまで来たら3連勝を目指してミスがないようにしたいなと思います」
- 第8戦、第9戦予選2位 菊池貴博(TGR-DC Racing School)
-

「前日や一昨日のドライの状況でも5番手とか、割といい位置にはいたので、今季のベストリザルトは出せるかなという感じでした。逆に雨が降っちゃってあまり自信はなかったんですけど,いろいろトライしたことがうまくはまっていて、メカニックさんもすごい良いクルマを作ってくれて、自分のパフォーマンスもクルマのポテンシャルも引き出せたと思いますし、今年の中ではベストリザルトだったので、このまま表彰台優勝を目指して、決勝もスタート切っていきたいなというふうに思っています」
「僕がちょうど最終コーナーを立ち上がった瞬間に赤旗が出て、前の人はスルーしたんですけど、僕はピットに入れたんで、それでクリアな状況が作れたので、コンディション的にもアタックする場所取りとしてもすごい運にも恵まれて、すごいいい結果を残すことができましたね。タイムアップはその要因じゃないかなという風に思います」
「やっぱり36番っていうのは、10年前に坪井さんが走ってたり,トヨタの中でもエース的な番号だと思います。僕は今まで36にふさわしい走りは全然できてなかったんですけど、今回のSUGOラウンドは36にふさわしい、恥じない走りができているとは思っています」
- 第8戦、第9戦予選3位 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)
-

「序盤は悪くなかったんですけど、赤旗が入って以降は、もうちょっとタイムがあげれるかなと思ってたんですけど、思ったよりいけなくて。僕らとしても、あんまり原因は突き止められてなくて、内圧なのか、どのセットなのか、ちょっとわからないんです。レコードラインは結構乾き始めてるような感じでドライ調子良かっただけにちょっと悔しいんですけど」
「決勝の天気はちょっとまだわかんないんですが、ドライは自信があります。ウェットでも原因を突き止めて、まだやれることはあると思います。3連勝で今大会を終えたいです」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


9月20日、FIA-F4選手権第8、9戦の予選が、スポーツランドSUGOで行われ、チャンピオンクラスは鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)が、インディペンデントクラスはKENTARO(Baum Beauty Clinic)が、ベスト、セカンドベストともにトップタイムをマークし、両レースともにポールポジションを獲得した。
朝から、小雨模様の天候となり、コンディションはウェット。気温もぐっと下がるなか、午前8時からチャンピオンクラス、8時35分からインディペンデントクラスの予選が行われた。
■チャンピオンクラス
開始から、好調にタイムを上げたのは、現在シリーズランキング2位の鈴木斗輝哉。20分の予選時間の前半を終えた時点で、唯一、1分32秒台に入れて、2番手のランキングトップ佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)以下を引き離していった。
後半になって、路面状況が徐々に改善してくると、好調の鈴木は1分32秒355までタイムアップ。2番手には菊池貴博(TGR-DC RS F4)が1分32秒788で上がり、トヨタ育成ドライバーがワンツーとなった。
一方、ホンダ育成ドライバーの2人はタイムが伸びず、前回の鈴鹿で優勝を飾った新原光太郎(HFDP with B-Max Racing)、初表彰台を得た百瀬翔(HFDP with B-Max Racing)ともに、10位あたりで苦しみ続けた。
結局、この勢力図は変わらないまま予選は終了。
ベストタイムで決まる第8戦のトップ6は、鈴木、菊池、佐藤、熊谷憲太(OTG DL F4 CHALLENGE)、鈴木恵武(TGR-DC RS F4)、白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)。
第9戦のグリッドを決めるセカンドベストは、トップ3は、鈴木、菊池、佐藤と変わらず。4位以下は、白崎、熊谷、迫隆眞(PONOS RACING MCS4-24)の順となった。
ホンダ育成の新原は、12位と7位、百瀬はコースインの際にホワイトラインカットがあったとして、ベストタイム抹消となり、13位と14位と、抜きどころの少ないSUGOで厳しい位置からのスタートとなった。
■インディペンデントクラス
予選序盤から、タイトルを争うDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)とKENTAROが、激しいポール争いを繰り広げ、これに中島功(Rn.SHINSEI.MCS4)と植田正幸(Rn-sports MCS4)が絡むという展開で予選が進んだ。
序盤から、優位に予選を進めたのはKENTARO。1分35秒417、1分35秒192とトップタイムを更新し続け、途中、DRAGONが1分34秒752でトップを奪うも、すぐに1分34秒425で逆転。常に予選をリードし続けた。
路面が回復した終了直前、中島が1分34分676までタイムアップし2番手に。KENTAROは1分34秒325までタイムを縮め、トップを盤石なものとした。
ベストタイムで決まる第8戦は、KENTARO、中島、DRAGON、植田、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)、IKARI(Bionic Jack Racing)がトップ6。
セカンドタイムで決まる第9戦は、中島とDRAGONが順位を入れ替えたが、トップ6は同じ顔ぶれとなった。
なお、今大会の3レース目、第10戦のグリッドは第8戦決勝中のベストタイムで決定する。
第8戦の決勝は、本日午前11時50分から、第9戦決勝は午後4時から、第10戦決勝は明日の午前9時15分から、すべて17周(または30分間)で行われる。




Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Championクラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 29 | 鈴木 斗輝哉 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'32.607 | - | - | 139.421 |
| 2 | 36 | 菊池 貴博 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'32.886 | 0.279 | 0.279 | 139.003 |
| 3 | 17 | 佐藤 樹 | KageyamaチームスタイルMCS4 HYDRANGEA Kageyama Racing | 1'32.977 | 0.370 | 0.091 | 138.867 |
| 4 | 16 | 白崎 稜 | Kageyama YBS Verve MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 1'33.108 | 0.501 | 0.131 | 138.671 |
| 5 | 60 | 熊谷 憲太 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 1'33.114 | 0.507 | 0.006 | 138.662 |
| 6 | 54 | 迫 隆眞 | PONOS RACING MCS4-24 PONOS RACING | 1'33.294 | 0.687 | 0.180 | 138.395 |
| 7 | 50 | 新原 光太郎 | HFDP with B-Max Racing HFDP with B-max Racing Team | 1'33.312 | 0.705 | 0.018 | 138.368 |
| 8 | 19 | 松井 啓人 | ATEAM Buzz Racing AKILAND RACING | 1'33.367 | 0.760 | 0.055 | 138.287 |
| 9 | 35 | 鈴木 恵武 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'33.398 | 0.791 | 0.031 | 138.241 |
| 10 | 8 | 落合 蓮音 | TGM Grand Prix F4 TGM Grand Prix | 1'33.401 | 0.794 | 0.003 | 138.236 |
| 11 | 28 | 梅垣 清 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'33.541 | 0.934 | 0.140 | 138.029 |
| 12 | 48 | 吉田 馨 | BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4 RAGNO MOTOR SPORT | 1'33.551 | 0.944 | 0.010 | 138.015 |
| 13 | 33 | 鈴木 悠太 | Drago CORSE Drago CORSE | 1'33.725 | 1.118 | 0.174 | 137.758 |
| 14 | *51 | 百瀬 翔 | HFDP with B-Max Racing HFDP with B-max Racing Team | 1'33.735 | 1.128 | 0.010 | 137.744 |
| 15 | 38 | 三浦 柚貴 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'33.777 | 1.170 | 0.042 | 137.682 |
| 16 | 43 | 森山 冬星 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'33.811 | 1.204 | 0.034 | 137.632 |
| 17 | 45 | 洞地 遼⼤ | PONOS RACING MCS-24 PONOS RACING | 1'33.904 | 1.297 | 0.093 | 137.496 |
| 18 | 80 | 翁長 実希 | OTG Motor Sports MCS4 OTG MOTOR SPORTS | 1'33.943 | 1.336 | 0.039 | 137.439 |
| 19 | 52 | 岩崎 有矢斗 | B-MAX RACING F4 B-MAX RACING TEAM | 1'33.971 | 1.364 | 0.028 | 137.398 |
| 20 | 34 | 田中 風輝 | Drago CORSE Drago CORSE | 1'34.236 | 1.629 | 0.265 | 137.011 |
| 21 | 53 | 酒井 翔太 | TGM Grand Prix F4 TGM Grand Prix | 1'34.377 | 1.770 | 0.141 | 136.807 |
| 22 | 87 | 豊島 里空斗 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 1'34.746 | 2.139 | 0.369 | 136.274 |
| 23 | 46 | 有村 将真 | アポロ電⼯フジタ薬局Bellona フジタ薬局レーシング | 1'34.858 | 2.251 | 0.112 | 136.113 |
| 24 | 97 | 三浦 愛 | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 1'34.968 | 2.361 | 0.110 | 135.955 |
| 25 | 15 | 中里 龍昇 | Kageyama AMEROID MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 1'35.013 | 2.406 | 0.045 | 135.891 |
| 26 | 62 | 中井 陽斗 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'35.044 | 2.437 | 0.031 | 135.847 |
| 27 | 63 | 岸 風児 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'35.255 | 2.648 | 0.211 | 135.546 |
| 28 | 37 | 武藤 雅奈 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'35.302 | 2.695 | 0.047 | 135.479 |
| 29 | 14 | 村田 将輝 | 湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24 ZAP SPEED | 1'35.579 | 2.972 | 0.277 | 135.086 |
| ---- 以上基準タイム(105% - 1'37.465)予選通過 ---- |
- CarNo. 51は、FIA-F4 L項 4.6.c(出口のホワイトラインカット)により、ベストタイムを削除した。
Independentクラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 55 | KENTARO | Baum Beauty Clinic FIELD MOTORSPORTS | 1'34.425 | - | - | 136.737 |
| 2 | 30 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 1'34.859 | 0.434 | 0.434 | 136.111 |
| 3 | 10 | 中島 功 | Rn.SHINSEI.MCS4 Rn-sports | 1'35.016 | 0.591 | 0.157 | 135.887 |
| 4 | 11 | 植田 正幸 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | 1'35.083 | 0.658 | 0.067 | 135.791 |
| 5 | 44 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'35.255 | 0.830 | 0.172 | 135.546 |
| 6 | 98 | IKARI | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 1'35.384 | 0.959 | 0.129 | 135.362 |
| 7 | 96 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND AKILAND RACING | 1'35.595 | 1.170 | 0.211 | 135.064 |
| 8 | 71 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND AKILAND RACING | 1'35.729 | 1.304 | 0.134 | 134.874 |
| 9 | 40 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 1'35.783 | 1.358 | 0.054 | 134.798 |
| 10 | 61 | 坂井 ウィリアム | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'36.470 | 2.045 | 0.687 | 133.838 |
| 11 | 74 | 小嶋 健太郎 | Rn-sports ELPA朝日電器 Rn-sports | 1'37.635 | 3.210 | 1.165 | 132.242 |
| 12 | 88 | 三浦 和貴 | B-MAX RACING F4 B-MAX RACING TEAM | 1'38.053 | 3.628 | 0.418 | 131.678 |
| 13 | 6 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'38.158 | 3.733 | 0.105 | 131.537 |
| ---- 以上基準タイム(105% - 1'39.505)予選通過 ---- |
| - | 4 | 佐々木 祐一 | 仙台DayDream & Dr Dry DAYDREAM RACING | 1'42.471 | 8.046 | 4.313 | 126.001 |
| - | 86 | 大阪 八郎 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 1'42.667 | 8.242 | 0.196 | 125.760 |
| - | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'47.680 | 13.255 | 5.013 | 119.905 |
Championクラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Champion class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 29 | 鈴木 斗輝哉 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'32.355 | - | - | 139.802 |
| 2 | 36 | 菊池 貴博 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'32.788 | 0.433 | 0.433 | 139.149 |
| 3 | 17 | 佐藤 樹 | KageyamaチームスタイルMCS4 HYDRANGEA Kageyama Racing | 1'32.871 | 0.516 | 0.083 | 139.025 |
| 4 | 60 | 熊谷 憲太 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 1'32.893 | 0.538 | 0.022 | 138.992 |
| 5 | 35 | 鈴木 恵武 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'32.913 | 0.558 | 0.020 | 138.962 |
| 6 | 16 | 白崎 稜 | Kageyama YBS Verve MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 1'33.021 | 0.666 | 0.108 | 138.801 |
| 7 | 28 | 梅垣 清 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'33.026 | 0.671 | 0.005 | 138.793 |
| 8 | 8 | 落合 蓮音 | TGM Grand Prix F4 TGM Grand Prix | 1'33.119 | 0.764 | 0.093 | 138.655 |
| 9 | 54 | 迫 隆眞 | PONOS RACING MCS4-24 PONOS RACING | 1'33.149 | 0.794 | 0.030 | 138.610 |
| 10 | 48 | 吉田 馨 | BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4 RAGNO MOTOR SPORT | 1'33.153 | 0.798 | 0.004 | 138.604 |
| 11 | 19 | 松井 啓人 | ATEAM Buzz Racing AKILAND RACING | 1'33.157 | 0.802 | 0.004 | 138.598 |
| 12 | 50 | 新原 光太郎 | HFDP with B-Max Racing HFDP with B-max Racing Team | 1'33.260 | 0.905 | 0.103 | 138.445 |
| 13 | *51 | 百瀬 翔 | HFDP with B-Max Racing HFDP with B-max Racing Team | 1'33.317 | 0.962 | 0.057 | 138.361 |
| 14 | 33 | 鈴木 悠太 | Drago CORSE Drago CORSE | 1'33.611 | 1.256 | 0.294 | 137.926 |
| 15 | 38 | 三浦 柚貴 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'33.706 | 1.351 | 0.095 | 137.786 |
| 16 | 37 | 武藤 雅奈 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'33.720 | 1.365 | 0.014 | 137.766 |
| 17 | 43 | 森山 冬星 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'33.723 | 1.368 | 0.003 | 137.761 |
| 18 | 45 | 洞地 遼⼤ | PONOS RACING MCS-24 PONOS RACING | 1'33.723 | 1.368 | 0.000 | 137.761 |
| 19 | 53 | 酒井 翔太 | TGM Grand Prix F4 TGM Grand Prix | 1'33.823 | 1.468 | 0.100 | 137.614 |
| 20 | 52 | 岩崎 有矢斗 | B-MAX RACING F4 B-MAX RACING TEAM | 1'33.845 | 1.490 | 0.022 | 137.582 |
| 21 | 80 | 翁長 実希 | OTG Motor Sports MCS4 OTG MOTOR SPORTS | 1'33.896 | 1.541 | 0.051 | 137.507 |
| 22 | 87 | 豊島 里空斗 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 1'33.982 | 1.627 | 0.086 | 137.382 |
| 23 | 34 | 田中 風輝 | Drago CORSE Drago CORSE | 1'34.049 | 1.694 | 0.067 | 137.284 |
| 24 | 97 | 三浦 愛 | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 1'34.779 | 2.424 | 0.730 | 136.226 |
| 25 | 14 | 村田 将輝 | 湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24 ZAP SPEED | 1'34.806 | 2.451 | 0.027 | 136.188 |
| 26 | 63 | 岸 風児 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'34.808 | 2.453 | 0.002 | 136.185 |
| 27 | 15 | 中里 龍昇 | Kageyama AMEROID MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 1'34.813 | 2.458 | 0.005 | 136.178 |
| 28 | 46 | 有村 将真 | アポロ電⼯フジタ薬局Bellona フジタ薬局レーシング | 1'34.836 | 2.481 | 0.023 | 136.145 |
| 29 | 62 | 中井 陽斗 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'34.887 | 2.532 | 0.051 | 136.071 |
| ---- 以上基準タイム(105% - 1'37.305)予選通過 ---- |
- CarNo. 51は、FIA-F4 L項 4.6.c(出口のホワイトラインカット)により、ベストタイムを削除した。
Independentクラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2025/09/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 Independent class スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 55 | KENTARO | Baum Beauty Clinic FIELD MOTORSPORTS | 1'34.325 | - | - | 136.882 |
| 2 | 10 | 中島 功 | Rn.SHINSEI.MCS4 Rn-sports | 1'34.676 | 0.351 | 0.351 | 136.375 |
| 3 | 30 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 1'34.752 | 0.427 | 0.076 | 136.265 |
| 4 | 11 | 植田 正幸 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | 1'35.039 | 0.714 | 0.287 | 135.854 |
| 5 | 44 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'35.051 | 0.726 | 0.012 | 135.837 |
| 6 | 98 | IKARI | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 1'35.296 | 0.971 | 0.245 | 135.487 |
| 7 | 96 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND AKILAND RACING | 1'35.593 | 1.268 | 0.297 | 135.066 |
| 8 | 71 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND AKILAND RACING | 1'35.702 | 1.377 | 0.109 | 134.913 |
| 9 | 40 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 1'35.747 | 1.422 | 0.045 | 134.849 |
| 10 | 61 | 坂井 ウィリアム | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'36.052 | 1.727 | 0.305 | 134.421 |
| 11 | 88 | 三浦 和貴 | B-MAX RACING F4 B-MAX RACING TEAM | 1'37.300 | 2.975 | 1.248 | 132.697 |
| 12 | 74 | 小嶋 健太郎 | Rn-sports ELPA朝日電器 Rn-sports | 1'37.382 | 3.057 | 0.082 | 132.585 |
| 13 | 6 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'37.794 | 3.469 | 0.412 | 132.027 |
| ---- 以上基準タイム(105% - 1'39.314)予選通過 ---- |
| - | 86 | 大阪 八郎 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 1'40.962 | 6.637 | 3.168 | 127.884 |
| - | 4 | 佐々木 祐一 | 仙台DayDream & Dr Dry DAYDREAM RACING | 1'41.466 | 7.141 | 0.504 | 127.249 |
| - | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'47.521 | 13.196 | 6.055 | 120.083 |
優勝 兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)
「レース自体も赤旗が出ずに終われたということでしたが、赤旗を想定して序盤は飛ばさずにタイヤマネジメントしていました。中盤以降(1分)3秒6というターゲットタイムをずっと出せるように狙って走っていて。一回3秒4に入れて、そこからもう一声いけるかなというところだったのですがちょっとグリップダウンしてしまって、それ以降は3秒6を目指して走っていて、ペースコントロールという部分では、いいレースができたと思います。スタートも悪くはなかったですが抜群というわけではなかったので解析が必要かと思いますが、失敗ではないスタートだったので、次回もこういうスタートができるように、練習してきたいと思います」
2位 西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)
「スタートはうまく行ったのですが、その先でシフトミスをしてしまって、後ろの人たちに迷惑をかけてしまいました。その後は兒島さんには逃げられてしまったので(後ろの)佐藤さんを気にしながら、距離が開くかどうかを見ながらのレースをしていました。想定していたのとは違いますがが、2位はキープできたので、ヨシとします」
3位 佐藤元春(KOSHIDO×ビーンズVITA)
「スタートでちょっと並ばれたのですが、1コーナーで冷静に対処して3位をキープしたまま、最後まで順位を死守できたのはよかったです。ただ前を行く兒島選手と西濱選手に対して中盤から後半自分のペースが遅くて、ついて行くのがやっとだったので、まだまだトップ2に食らいつくには練習が必要かな、というレースでした。来週が十勝(3時間)で、再来週が岡山でMEC120分と3週連続でVITAでのレースなので、今日はちょうどいいトレーニングにもなりました」
4位 佐藤考洋(Tipo ETA VITA-01)
「まずは順位を落とさないように、と。ラッキーなことに大沢さんがペナルティで下がったので、順位をキープして抜かれたくないなと思っていたのですがスタートを失敗して(苦笑)抜かれてしまって。それからは前のクルマがやりあっていたので、チャンスがこないかという思いで見ていて。で、チャンスが来たので、それを活かせたかなと思います。レースは楽しめました」
5位 山本龍( お先にどうぞ☆VITA)
「終盤佐藤(考洋)さんに接近されて、振り切ろうと思っていましたがだめでした。あまりいいところの無かったレースでした」
6位 大沢良明(ビーンズ☆SPM☆VITA)
「スタートはばっちり決まりました。前の龍さんは抜けそうだったのですが、ちょっと気を抜いたら(順位を)戻されて、続いて後ろからコーナーでインを差されて。放っておけば(相手が)まっすぐ行ってくれそうだったのにこちらも同調してしまって(笑)、順位をひとつ下げました。次は出られないのですが、最終戦また頑張ります」
Text: Junichi SEKINE

VITA筑波シリーズ第4戦決勝は9月14日(日)に行われ、ポールポジションからスタートの兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)がホールショットを奪うとそのまま後続を引き離して危なげない走りで18周を走り切り優勝。開幕からのシリーズ連勝を4と伸ばしチャンピオンに大きく近づいた。
決勝は本日の最終レースとして午後3時45分にフォーメーションラップ開始。日差しはやや傾いたものの依然として気温31.4度、路面温度37.5度という暑さだ。13台のVITA-01が15周または30分のレースに向けてグリッドに整列するとレーススタート。

フロントロウの兒島、西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)は好スタート。3番グリッド佐藤元春(KOSHIDO×ビーンズVITA)、4番グリッド山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)もスムーズにスタートしてポジションを守り、第1コーナーで山本がアウトから仕掛けるが、佐藤元春はしっかりインを押さえて3位を守る。
加速がよかったのが7番手スタートの大沢良明(ビーンズ☆SPM☆VITA)で5番手スタートの佐藤孝洋(Tipo ETA VITA-01)、6番手スタートの土屋伊津季(ディープレーシングVITA)をストレートエンドまでにごぼう抜き、5位に上がって第1コーナーへ飛び込む。土屋はさらに9番手スタートの中島正之(ビーンズスポーツ3年目VITA)にもオーバーテイクを許し8位に後退。8番手スタートのおぎねぇ(ORC白岩設備ワコーズVITA)もスタートの蹴り出しが弱く第1コーナーまでに中島、並木海和(ViVa ETA VITA)に先行されて10位にダウン。
オープニングラップを終えてトップは兒島は2位西濱と早くも2.064秒の差。そこから0.304秒差で3位佐藤元春、0.296秒差の4位山本、5位大沢は0.218秒差、さらに0.271秒差で6位佐藤孝洋。
3周目に入り序盤が勝負と言っていたトップ兒島が1分3秒791と最速タイムで2位西濱との差を2.267秒に拡げる。前を追いたい西濱だが0.263秒差で3位佐藤元春がチャンスを伺っていて、防戦に回らざるを得ない。4位山本はそこから1.022秒離され、勢いのある大沢とは0.110秒差とテール・ツー・ノーズ状態だ。
兒島は5周目に1分3秒664とファステストを更新。ただひとり1分3秒台で周回し6周目には2位西濱との差を3.704秒まで拡大して独走状態になる。3位以降も膠着状態だ、
8周目に入りレースは後半戦。兒島はまったくペースを緩めず1分3秒662、さらに9周目3秒604と最速タイムを更新し続けて、10周目は3秒521と本日のファステストラップを叩き出して2位西濱と6.691秒差と段違いのスピードを見せる。各車ポジションを守っている中で次第に接近してきたのが5位大沢と6位佐藤孝洋で、8周目に1.037秒あった間合いが10周目に0.217秒と一気に短縮。4位山本にセクター1で仕掛けた大沢にミスがあったようで佐藤孝洋に詰め寄られることになった。二人のバトルは11周目0.123秒差とテール・ツー・ノーズ状態になると12周目の第1セクターで逆転。佐藤孝洋5位、大沢6位と入れ替わる。
トップ兒島は13周目に入ってようやく手綱を僅かに緩めて1分4秒台、それでも2位西濱よりは0.5秒速いペースでリードは8.829秒。ここで12位を争っていた内田美保乃(RaiseUP miiisuke VITA)と鈴木悠太(ELEV Racing Dream)が接触。それぞれマシンにダメージを負いストップしてしまう。そして14周目、4位を走る山本を佐藤孝洋がロックオン、最終コーナーからの加速で山本をオーバーテイク。4位佐藤孝洋、5位山本の順でファイナルラップへ。
後方の混乱をよそに兒島はそのまま15周を走り切ってチェカードフラッグの下を通過。2位以下に10秒以上の大差をつけるぶっちぎりで優勝を飾った。2位西濱、3位佐藤元春が表彰台を獲得。4位佐藤孝洋、5位山本、6位大沢というトップ6になった。
第4戦を終えてVITA筑波シリーズのランキングは4連勝の兒島が80ポイントと大きくリード、2位には52ポイントの西濱が上がって47ポイントの山本が3位にダウン。残り2レースということでシリーズチャンピオン争いはこの3人に絞られて、次戦第5戦は10月26日(日)に行われる。






Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Kazuhiro NOINE
ポールポジション 兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)1分3秒183
「気温的には自分のコースレコード(第1戦の1分2秒909)を狙えるかなと思っていたのですが、(直前の)スーパーFJの予選辺りから晴れてきてしまって、路面温度が上がって、厳しいかなと思いつつ1分2秒台を狙っていたのですがかなわずでした。1回ピットに入って(ショックアブソーバーの)減衰変えたり、いくつかセットを変えてみたのですが、そもそも路面のコンディションが雨上がりということもあってパフォーマンスを出せきれずでした。コンディションの割には悪くない予選だったと思いますが、目標タイムには届かず、という感じでした。決勝に向けてのクルマの方向性とかはセット変えた時の感触の違いとか、どちらの方がよかったかというのはタイヤがタレた時の雰囲気もわかったので、それはよかったかなと思います」
2位 西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)1分3秒650(+0.467秒)
「前回よりは少し(兒島との)差が詰まったかな、という気もしますが、やっぱりまだ差は大きいなと思います。今日までけっこう準備してきたのですが、それでも兒島君は遠かったです。まだまだ精進します。路面改修されて、全開率が高くなった気がするし、タイムも上がっていると思います」
3位 佐藤元春( KOSHIDO×ビーンズVITA)1分3秒950(+0.767秒)
「前半でタイム出ましたね。今回のレースウィークは天候が不安定で、ドライでしっかり練習ができなかったのですが。想像よりタイヤの熱の入りが早かったので、自分の想定より早い段階でタイムが出ました。ただ、まだ少し心残りがあるのですが3番手スタートということで、自分としては満足のいく予選アタックでした。筑波の習熟に関してはままだこれからだと思います。なので決勝もここのライバルたちに揉まれながら成長できたらなと思います」
4位 山本龍(お先にどうぞ⭐︎VITA)1分4秒026(+0.843秒)
「タイヤがいい時に、うまく走れなくて、その後はわりとすぐにタイヤがズルズルになってしまった感じでした。前回からのエンジンの吹けについてはエンジン本体以外のところを変えてみたけれどあまり変わらない感じで、ちょっと苦しいですね。2列目スタートなので表彰台目指して頑張ります」
5位 佐藤考洋(Tipo ETA VITA-01)1分4秒452(+1.269秒)
「もう精いっぱいでした。車両が旧型なので、若干マシンの差を感じつつも今できることのベストをやって。それでも上位に上がるにはちょっと無理があったので、順当な予選の順位なのかなと思います」
6位 土屋伊津季(ディープレーシングVITA)1分4秒734(+1.551秒)
「序盤、前のクルマに詰まってしまって、タイムを出すのに苦労しました。もうちょっと行けたかもしれないのですが、詰まってしまって。位置取りの部分をもっと工夫すればもう少しタイム出せたのかな、と思います。タイヤの持ちはいつも通りという感じで、5、6周くらいで一番タイムが出て、そこから下がってくるという感じでした。その意味ではタイヤの美味しいところは使えたと思います。今回レース参加3回目で、まだポイント取れたことがないので、このまま行きたいですね」
Text: Junichi SEKINE

VITA筑波シリーズ第4戦予選は9月14日(日)に開催され、開幕3連勝の兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)が2番手に0.467秒の差でポールポジションを獲得した。
9月中旬に入り前日まで気温20度台と暑さも一段落かと思われた筑波サーキットだが、今日の筑波は猛暑が復活。2カ月前の第3戦までは兒島が怒涛の3連勝で60ポイントを荒稼ぎ。シリーズ2番手の39ポイント山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)を引き離し、本日の結果いかんではチャンピオンに大きく近づくことになる。
筑波サーキットは8月に路面の補修が行われ、第1ヘアピンの入り口からダンロップコーナーを経て80Rまでの舗装が新しくなった。に変化について印象を聞くと思ったほどグリップが向上していないとのことだが、今日は雨あがりでもあり予選~決勝とコンディションの変化が大きいだろうと予想している。
15分間の予選は午前10時50分コースオープン。筑波シリーズ規則によって前戦優勝の兒島を先頭に13台のVITA-01がコースイン。すでに気温29.5度、路面温度37.4度で、路面はほぼドライコンディションだ。
ウオームアップを終えて計測1周目、早くも兒島が1分4秒208をマークしてトップ。2番手に4秒518で山本がつけるが、直後に大沢良明(ビーンズ☆SPM☆VITA)が4秒400のタイムで山本を上回る。
残り時間12分。兒島はトップタイムを1分3秒573まで短縮。2番手には3秒904で西濱康行(ETA白波ワークス VITA)が上がってくる。山本も4秒066までタイムを詰めて3番手。大沢4番手にドロップ。後方で順位を上げてきたのがおぎねぇ(ORC白岩設備ワコーズVITA)、4秒902で6番手へ進出。
残り時間10分、タイムアタックに入った佐藤元春(KOSHIDO×ビーンズVITA)が1分4秒022で13番手から3番手へと一気にポジションアップ。初めての筑波でのVITAレースだが十勝のVITAのチャンピオン経験者、今年はFCR-VITAに参戦し上位入賞、さらにスーパー耐久ST-5Rクラスでもオートポリスでの第5戦ではクラス優勝を飾っている。土屋伊津季(ディープレーシングVITA)が8番手、こちらも筑波VITAレース初出場の山口心愛(FIRSTGARAGE大和設備工業VITA)が9番手へそれぞれ順位を上げている。
トップ兒島はさらにタイムを削り取り1分3秒183。2番手西濱3秒814、3番手佐藤元春3秒950とトップ3は揃って1分3秒台。4番手山本、5番手大沢、6番手には佐藤孝洋(Tipo ETA VITA-01)がつけている。
このあたりで各車タイヤのピークを終えたかタイムを短縮するが少なくなる。そんな中で2番手西濱は1分3秒650まで自己ベストを削り取るが、トップ兒島とは0.467秒の差。大沢も1分4秒109と詰めるも5番手変わらず。
15分の予選が終わりチェカードフラッグ。残り時間3分に早々とピットインした兒島が1分3秒183でポールポジション。2番手西濱3秒650でフロントロウを獲得。セカンドロウ3番手に佐藤元春3秒950、4番手山本4秒026。5番手タイムは4秒109の大沢だが、ホワイトラインカットがあり7番グリッドに降格。替わって佐藤孝洋が4秒452で5番グリッド、土屋が4秒734で6番グリッドを獲得した。
筑波VITAシリース第4戦決勝は本日最終のレースとして午後3時42分スタート予定だ。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
優勝 津田充輝(ファーストガレージ制動屋KKS2)

「ある程度ペースはあるとわかっていたので、そこをひたすら追求して、常にプッシュしていました。今回に関しては常に自分のベストを出すことだけ考えて走っていました。満足がいくレースでした」
ファーストガレージ 佐々木孝太アドバイザー
「津田君は安定しているし、クルマをどう動かしたら速く走れるかということを理解できてきたと思います。そこに自分のクルマを持っていけるようになった。練習から安定感は抜群だったので、後は一発が出れば行くだろうなと思っていた通りになりました。今日は強いレースでしたね。彼は今年筑波に勝負を賭けてやっているし、すごく練習もやっている」
2位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)

「前を追うのもしんどかったですが、僕自身もセッティングも今日はずっとうまく合わせきれなかったのが一番大きかったです。ただ、うまく合わせられていたとしても、今日の津田さんとは接戦になるだろうと思っていたので、最後は思った以上に早く逃げられてしまったので、それは悔しいです。最初に仕留め切りたかったのですが、そこも難しかったですね」
3位 濵邊誠己(ELEVレーシングKKS2制動屋)

「とにかくタフなレースでした。予選と決勝のインターバルにセット変更をしていて、そのセットに対する走り方を習熟できるまでの間が後ろに追い詰められていて、非常に苦しい戦いでありました。それでも自分の中で周回を重ねるごとに成長していって、結果として3位、表彰台にのぼることができたので、よかったと思います」
ELEV Racing Dream 前田大道代表
「久しぶりのスーパーFJ表彰台とても嬉しく思います。ドライバーのマサキ選手とレース後、車検場裏で抱き合って喜んでしまいました。彼とは長い付き合いでドライビングのセンスが抜群であることは確固たるものでしたが、初の4輪デビューレースで練習も充分といえない状況だったので確証はありませんでした。レースウィーク前々日、プラクティスから電気系トラブルや大幅仕様変更による挙動理解不足からのセットアップなど試練続きでしたが、それを乗り越えて獲得した3位表彰台は本当にすごいことだと思います。マサキ選手と一緒に次は表彰台の天辺目指して準備を進めていきたいと思います」
4位 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋KKS2)

「予選の時点でちょっとセッティングが固まっていなかったのと、自分の理想とする走りがまだ確立していないです。トップとの差や違いは、彼らが理想とするクルマや走りが定まっているのに対して、自分が定まっていなくて。そこでセットも詰め切れなかったし、ドライビングでも攻めきれなかったところがあったので、そこは次までにやって行かなければならないなと思いました」
5位 相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)

「ちょっとスタートで、シグナル消えた後に出遅れて。切替君が1コーナーで後ろからきていて、なんとか第1ヘアピン入り口までは粘っていたのですが、抜かされてしまって。その後前に必死に追いつこうとしたのですが、離されてしまって。でもレースペース的には自分の過去のレースと比べてもいいタイムが出ていたと思うので、次は表彰台狙えるように、細かな点から見なおしていきたいです。課題はスタートと、自分の課題を修正していく感じですかね」
6位 内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

「スタートでひとつ上がったのはよかったのですが、その後前に置いて行かれてしまったので、単純に速さが足りなかったところがあります。次戦が筑波の最終戦になるので、それまでに少しでもペースを上げられるように、練習できればなと思います」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Junichi SEKINE

2025年JAF筑波・富士スーパーFJ選手権シリーズ地方権第6戦決勝が9月14日(日)に筑波サーキットで行われ、ポールポジションからスタートの津田充輝(ファーストガレージ制動屋KKS2)がホールショットを奪うと、そのままトップを守り切り完勝。シリーズ3勝目を飾った。
18周もしくは30分で行われる決勝は午後3時12分にフォーメーションラップ開始。気温31.2度、路面温度37.6度のドライコンディションだ。ひところの猛暑ではなくなったがかなり蒸し暑い。11台がグリッドに整列してレーススタート。

フロントロウ2番手の酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)の蹴り出しがよく、ポールシッターの津田に並びかけるように加速。津田はその酒井を牽制するように進路を左に寄せていき両車並んで第1コーナーへ向かう。酒井は第1コーナーで津田のアウトから大外刈りを狙うが津田がしっかりインを押さえてトップを守る。後方では4番グリッドから発進の相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)の加速がややにぶく、5番手スタートの切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋KKS2)が第1コーナーでインを突いてS字を並走、第1ヘアピンへのブレーキングで相田の前に出る。それぞれのバトルの間で濵邊誠己(ELEVレーシングKKS2制動屋)がグリッド通りの3位のポジションをキープしている。
2台が出場しているジェントルマンクラスは6番手スタートからの蹴り出しが弱かった秋山健也(スーパーウインズKKS2)に対して8番グリッドの畠山退三(Hobbybase&zap-ED)が第1コーナーまでに前に出て7位畠山、8位秋山と入れ替わる。
オープニングラップを終えてトップは津田。しかし酒井が0.346秒と約3車長の差で続く。3位濵邊はそこから0.778秒の差。4位切替は5位相田を0.549秒差として6位内藤は相田に0.300秒に接近している。
2周目、津田は酒井を0.4秒近く上回るペースで0.731秒までギャップを拡げるが、酒井も粘って0.7秒の差を3周目、4周目と保持する。しかし5周目に津田は2段目に点火したように58秒691とそこまでのファステストラップを出して1.094秒まで間合いを拡げる。3位濵邊に対して4位切替が0.385秒と接近し、5位相田と6位内藤はそれぞれ単独走行になっている。7位畠山がトップに出たジェントルマンクラスの争いは秋山が0.5秒差まで接近してきた。
津田はペースを緩めず6周目1.304秒、7周目1.728秒と酒井との間にギャップを築いていく。酒井が59秒を切るか切らないかというペースなのに対して津田はコンスタントに58秒台で走行。7周目には58秒656、9周目に58秒627と立て続けにファステストラップを更新してリードを2.319秒まで拡げ独走態勢を固めつつある。3位濵邊は酒井と2.576秒差と離されつつもしっかりポジションを守って4位切替に0.907秒の差をつけている。
11周目、津田はペースを緩めることなく酒井の差は2.815秒。3位以降の順位も落ち着いてレースはやや膠着状態。13周目にも津田が58秒618のファステストラップを出して酒井と3.402秒差。その後も58秒台のペースを守って14周目3.626秒、15周目3.916秒と酒井を突き離すと16周目には本日のファステストラップ、58秒552を叩き出してそのまま18周を走り切りフィニッシュラインを通過。圧勝ともいえる展開で優勝を飾った。2位酒井は5.281秒差。3位濵邊はバトルこそなかったものの、ファイナルラップで自己ベストの58秒972をマークするなど最後まで集中力を切らさず表彰台の一角を守り切って前田代表の起用に応えた。以下4位切替、5位相田と続きレーシンスーツを新調した内藤が久しぶりで6位に入賞した。
ジェントルマンクラスは総合7位の畠山が優勝、総合8位の秋山がクラス2位となった。
これで津田はシリーズ3勝目。ポディウムでのふるまいにも風格が出てきた。シリースポイントを105点まで伸ばし2位の酒井77点とは28点の差がついたがシーズンは残り2戦。まだわからない。
筑波・富士シリーズ第7戦は約ひと月のインターバルで10月26日に筑波サーキットで開催される。









Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
SEPTEMBER RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2025/09/14) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 6 筑波サーキット 2.045km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 52 | | | 津田 充輝 | ファーストガレージ制動屋KKS2 MYST KK-S2 | 18 | 17'42.179 | - | - |
| 2 | 55 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージKK-S2 MYST KK-S2 | 18 | 17'47.460 | 5.281 | 5.281 |
| 3 | 72 | | | 濵邊 誠己 | ELEVレーシングS2制動屋 MYST KK-S2 | 18 | 17'50.701 | 8.522 | 3.241 |
| 4 | 51 | | | 切替 悠喜 | ファーストガレージRSD制動屋KKS2 MYST KK-S2 | 18 | 17'52.631 | 10.452 | 1.930 |
| 5 | 14 | | | 相田 有羽音 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 18 | 17'56.302 | 14.123 | 3.671 |
| 6 | 22 | | | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP ED MYST KK-S2 | 18 | 18'02.468 | 20.289 | 6.166 |
| 7 | 38 | M | 1 | 畠山 泰三 | Hobbybase & ZAP-ED MYST KK-S2 | 18 | 18'03.029 | 20.850 | 0.561 |
| 8 | 3 | M | 2 | 秋山 健也 | スーパーウインズKKS2 MYST KK-S2 | 18 | 18'04.896 | 22.717 | 1.867 |
| 9 | 91 | | | 佐藤 颯太 | ELEVレーシング10V ED TOKYO R&D RD10V | 18 | 18'06.770 | 24.591 | 1.874 |
| 10 | 39 | | | 池田 悠亮 | トップランクスーパーウィンズ MYST KK-S2 | 18 | 18'11.799 | 29.620 | 5.029 |
| 11 | 59 | | | 村上 太晟 | ファーストガレージKK-S2 MYST KK-S2 | 18 | 18'17.488 | 35.309 | 5.689 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 18 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 52 津田充輝(ファーストガレージ制動屋KKS2) 58.552 (16/18) 125.734 km/h
ポールポジション 津田充輝(ファーストガレージ制動屋KKS2)58秒499

「今日は思ったより路面がよくなかった感じで、前日や前々日の練習ではもっといいタイムが出ていたので、路面改修の影響はある程度あると思います。(それでも手ごたえはよかった?)そうですね、それなりにタイムも安定して、いいタイムが出ていましたので。酒井君とは昨日、一昨日とこんな差だったので、こう(僅差に)なるだろうなとは思っていました」
2位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)58秒583(+0.084秒)

「ぜんぜんうまく(コンディションに)合わせきれなかったのと、うまくいったな、というラップが一度もなかったです。昨日に比べて路面温度とかが高くなっていて、昨日は雨もあって路面が冷えていたので、いい感じのセットで走れていたのですが。路面温度が高くなってしまうとどうしても思った方向に転がってくれなかったので、これからデータロガーとか見比べてどこを調整するのか、というのを分析して決勝でしっかり勝てるようにがんばります」
3位 濵邊誠己(ELEVレーシングKKS2制動屋)58秒890(+0.391秒)

「(終盤に)タイヤの状況は悪くなっていましたけれど、最後のアタックに向けて10何周かトライしつづけて、自分の中で見つけた答えを最後に出した1周でした。なんとかまとめ切れました。タイム的には満足ですが、タイヤの一番おいしい時にその走りができていなかったので、(タイムが出たのが)最後になってしまったというのは、悔しいポイントではあります。決勝は前の2台がめちゃくちゃ速いので、学びのレースだと思って、前の子から一つでも多く得て、結果として表彰台に乗れるように、できれば優勝も目指してやろうと思います」
4位 相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)58秒900(+0.401秒)

「序盤に58秒台を出した後は、アタックしていてもうまくまとまる周がなくて、58秒ポツポツ出してはいましたが3番手キープできなくて、最後の最後に抜かれてしまって残念ですね。決勝は表彰台が目の前なので、どうにか前を攻略したいなと思います」
5位 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋KKS2)58秒943(+0.444秒)

「路面について予想がかなり外れてしまって、いいとこなしでぜんぜん駄目でした。決勝までにできることをやって、オープニングラップでうまいこと行けたらいいな、という感じです」
6位 秋山健也(スーパーウインズKKS2)59秒395(+0.896秒)マスタークラストップ

「路面の補修でグリップは上がっている気がしますが、昨日初めて走って(雨のせいで)ほとんど1本目しか試せなかったので、まだよくわからないですね。違和感と言うか感覚はかなり変わりますね。予選はちょっと空気圧が上がりすぎた感じがあったので、そのあたりを修正してよくなれば、もう少し上に行きたいところです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE