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2024年8月

SUPER GT

第4戦富士GTA定例会見 来年復活のマレーシア大会はナイトレースで! GTAが構想を明らかに

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は第4戦「富士GT350kmレース」が開催された静岡県小山町で8月4日におこなった定例会見の中で、来年6月に予定されているマレーシア大会について記者の質問に答えた。

 タイのブリラムでのシリーズ戦がコロナ禍で途絶えて以降、5年間開催されてこなかった海外でのレース開催だが、GTAはこれまでも各国のプロモーターと話し合いを行って実現の可能性を探ってきた。

 実はコロナ禍以前、2019年にはブリラムとセパンの連戦という構想があり、ロジスティクスについての具体的な話し合いを行っており、マレーシアサイドからは契約の内金を受け取るところまで話は進んでいたのだという。

 GTAとしてはインターナショナルなレースシリーズとして東南アジアでの地位を確立し、日本の量産車のマーケティングにも役立てたいとの考えは現在もあり、マレーシアサイドも「ビジットマレーシア」というキャンペーンを行なってインバウンドの誘致を積極的に働きかけていう現状があって、マレーシア政府や観光省の協力も得られる見込みだという。

 そして何といっても注目なのがこのマレーシア大会はナイトレースであるということだ。

 実は2019年の時点でもナイトレースで計画されていたという。近年のセパンでは夏の暑さを考慮して一般の走行会なども夕方から夜間に行なっており、GTAも今年1月に現地に赴いてナイター設備を視察している。

 実現すれば全日本GT選手権(JGTC)時代の2004年にアメリカのカリフォルニア・スピードウェイで開催されたGTオールスター以来、21年ぶりのナイトレースとなる。しかも今回は2013年以来12年ぶりに復活するセパンでのシリーズ戦での開催。予定では金曜予選、土曜決勝になるという。

 また、以前から坂東代表はシーズンオフに東南アジアを転戦するウィンターシリーズの構想を定例会見の中で話してきたが、それとの整合性を問われると、「あの時期にセパン1戦だけ開催しても仕方がない。マレーシア政府の意向も考慮して今回は6月開催とした。ウィンターレースはシリーズ戦としての見込みが立ってから進めたい」と坂東代表は答えた。

 2025年のマレーシアでのシリーズ戦開催について、GTAは早ければ次戦鈴鹿大会において観光副大臣を招いて契約調印式を行いたいとしている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第4戦富士優勝記者会見 松下信治「たった優勝1回で終わりたくないので、次回も頑張る」

GT500クラス 8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(ARTA)

野尻智紀(ARTA)

決勝記者会見:GT500クラスで優勝した野尻智紀(ARTA)

 「ARTAというと途中で歯車が噛み合うことはあるというイメージがありますが、そういうのを寄せ付けないぐらいギャップも『8が勝つんだ』という雰囲気も作りたいと思っていたので、終始フルプッシュで後続の牧野選手を離すために走っていました。結果、思った通りにギャップも広げられたので、自分のスティントとしてはやるべきことは最大限やれたのかなというところです」

 「もちろん松下選手の初ポールと初優勝、こんなに素晴らしい週末はないのかなあと。僕たち二人はかなり昔からの知り合いで、信頼関係もバッチリなので、この先二人で勝ち星やいいレースを経験していきたいなと思います。チームもこれまでトラブルがあったりしましたが、そこからしっかり前を向いてクルマを作ってきてくれましたので、そういった意味でもチームに感謝ですし、HRCにも感謝ですし、シビックの初優勝を我々が達成できてうれしく思います」

松下信治(ARTA)

決勝記者会見:GT500クラスで優勝した松下信治(ARTA)

 「(鈴木)亜久里さんが『初優勝はこの1回しかない』という言葉をおっしゃってくれましたが、表彰台に乗れそうで乗れないレースが何度か続いた分、今回倍返しで優勝できたのが嬉しいです」

 「ファーストスティントの智紀選手のペースが良くて、2位とのギャップを安パイなレベルまで開いてくれたのが一番大きかったと思います。僕のスティントは周回数も多いし、暑いし、タイヤの摩耗度合いもわからなかったので、最初は落ち着いていこうと。ペースも100号車に比べるとだいぶ遅かったみたいですけど、100号車が一気にミラーに現れてからは『このままではいかんな』と自分もペースを上げました。クルマも素直にペースを上げてくれたので、そのあとはコントロールしながらレースができました。まあ軽いということもあるし、ここで絶対レースを落とすわけにはいかないという思いで走っていました」

 「最終的に優勝できたことで、信頼関係ってすごく大事だなと、このチームに移籍して余計に思いました。やはりドライバー同士でドライビングスタイルや好みは若干違うので、お互いに一歩、譲歩というか合わせていくと、レースペースがめちゃめちゃ速くなるというのを今回見た気がします。富士は苦手なんですけど、鈴鹿には得意意識があるので、たった優勝1回だけで終わりたくないので、次回に向けて頑張ります」

GT300クラス 65号車LEON PYRAMID AMG(K2 R&D LEON RACING)

篠原拓朗(K2 R&D LEON RACING)

決勝記者会見:GT300クラスで優勝した篠原拓朗(K2 R&D LEON RACING)

 「本当に、とっても嬉しいの一言ですね。LEONレーシングに加入してからポールポジションは何度か獲得しましたが、優勝はなかなかできませんでした。そういう意味でも待望の優勝で、嬉しいです」

 「スタートして1周目からペースも良かったし、後続のバトルを見ながら走れましたので、本当にブリヂストンタイヤさんのパフォーマンス、チームのみんなが作ってくれたクルマが良かったおかげで、僕のスティントは気持ちよく走ることができましたし、ピットインのタイミングも運が良かったです。昨日『少しでも力になれれば』と言いましたが、多少はそれができたのかなと思います」

 「Bコーナーに入る手前でイエローフラッグが出ていて、Bコーナーに入ったところで25号車が止まっているのが確認できました。監督からまだ指示が来なかったので、先に自分から無線で伝えたところ、『入れるなら入りましょう』という返答でした。そこでFCYのモニターやコースサイドの信号を確認しながら、ぎりぎりで入れたらなあ、と思っていたところ、本当に入れたので、そこは運が良かったです」

蒲生尚弥(K2 R&D LEON RACING)

決勝記者会見:GT300クラスで優勝した蒲生尚弥(K2 R&D LEON RACING)

 「嬉しいですし、やっと勝ててホッとしているのが本音です」

 「FCYでのピットタイミングでかなりギャップを作れたので、後半はタイヤと燃料をセーブしながら、あとは何も起きないよう気をつけて淡々と走っていましたが、本当に長かったです。無事に終わって良かったと思います」

黒澤治樹(K2 R&D LEON RACING)

決勝記者会見:GT300クラスで優勝した黒澤治樹(K2 R&D LEON RACING)

 「僕は何もしていませんけど、個人的にいうと3年前に工場を買って、メカニックを揃えて、スタッフに働いてもらって。自分がその長であり、今日は第3ドライバーという立場ではありますが、普段は監督としてやっているので、二人に勝たせてやりたいという気持ちが大きくて、それが今日勝つことができました。チームとしてもこれが初ポールトゥウィンでもあるので、本当によかったです。本当に皆さんのおかげだと思っています」

 「(ピットタイミングについて)ドライバーには事前にタイヤや燃費の面でピットに入れる周回数、いわゆるウィンドウが開く周回数を言ってあります。その上で、コース上で何かが起きれば無線で知らせるように言ってあったので、(25号車が止まっているという情報を)篠原選手から聞いて、エンジニアに燃費を確認したら『大丈夫です』ということだったので、入れるという判断をしました。燃費については『大丈夫なのか?』ってエンジニアに300回くらい聞きましたよ(笑)計算上は大丈夫だったんですが、僕の気持ち的に心配でしたので」

決勝フォトセッション:GT500クラスのウィナー

決勝フォトセッション:GT300クラスのウィナー

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第4戦富士決勝 シビック同士の息詰まる接戦を制したのは8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8

GT500クラス優勝はARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)

 2024オートバックス スーパーGT第4戦「富士GT350kmレース」の決勝が8月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)が100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)との接戦を制し、シビック勢で最初の勝利をものにした。

(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日20,600人/決勝日31,600人/大会総入場者数52,200人)

 第4戦決勝は午後2時30分、静岡県警の9台の白バイ、覆面2台を含む4台のパトロールカーの先導で始まった。周回数は77(350km)だ。スタート時の気温は35℃、路面温度は55℃だ。

 スタートでは8号車、100号車そして64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)の3台のシビックが予選順のまま1コーナーに飛び込む。

 その後方では予選8番手からスタートした14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)が1周目で6位馬でジャンプアップ、その後も前走車を猛然と追い上げにかかっていた。

 トップの8号車をドライブする野尻は1周目から後続を引き離しにかかり、3周を終えて1秒324のリード。その後も10周目に2秒847、14周目に3秒262、そして23周目にはついに5秒054とする。

 さらに29周目に入ったところで25号車のストップによるフルコースイエローが宣言されたことにより、100号車との差は一気に12秒以上に広がることとなった。

 その後方では、14号車の福住が13周目にベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z)、21周目に石浦宏明(KeePer CERUMO GR Supra)を次々に抜き去り、26周目の最終コーナーでは伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)のインに飛び込み、3位まで浮上してきていた。

 GT500勢のピット作業が始まったのは29周目から、ここで三宅淳詞(Niterra MOTUL Z)がピットインしたのを皮切りに、太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)が30周目、14号車の先行を許した38号車も31周目と比較的早めのドライバー交代でアンダーカットを目論む。

 そして2位の100号車は32周目に牧野から山本に交代。トップの8号車は34周目にピットインして松下に後半を託し、実質トップでコースに復帰した。

 するとここから100号車の山本が猛然と追い上げにかかり、43周目には8号車松下の1秒281後方に迫り、47周目にはその差を0秒417とする。

 慎重に周回を重ねていた松下は100号車の姿をミラーで確認して、ペースを上げにかかるが、山本も手綱を緩めない。

 その後は48周目に0秒932、49周目に0秒762、50周目に0秒970と、53周目まで1秒以内の息詰まる攻防が続く。

 しかし8号車の背後を走り続けたことで100号車のタイヤの消耗が想定以上に早まったため、54周目にはいると8号車のリードは1秒335となり、その後は徐々に松下がリードを広げる展開となった。

 そして74周目、ついに8号車のリードは5秒055にまで広がった。

 その後は8号車もややペースを落としたものの、それでも100号車に3秒277の差をつけて77周を走り切り、8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)が今季初優勝を達成、今年から実戦投入されたHonda CIVIC TYPE Rに最初の勝利をもたらした。

 2位の100号車に続いて表彰台の一角を占めたのは38号車だった。一時は14号車の先行を許したものの、早めのピットストップが功を奏して64号車をアンダーカットすると、後半を担当した大湯がアウトラップから飛ばしに飛ばして14号車をも射程に捉え、35周目にこれを抜き返して3位に浮上、一時は13秒以上あった100号車との差をも8秒956まで縮めてチェッカーを受けた。

 また、ポイントリーダーの36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は予選14番手と苦しい位置からのスタートとなったが、坪井と山下がしぶとく順位を上げ、最後は7位でフィニッシュ、今回も4ポイントを持ち帰って依然としてランキングトップの座を守っている。

 2024年のスーパーGTもいよいよ次で後半戦に突入、第5戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット、9月1日決勝だ。

GT500クラスのスタートシーン

GT500クラス決勝2位はSTANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)

GT500クラス決勝3位はKeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)

GT500クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第4戦富士決勝 GT300クラスはLEON PYRAMID AMGが絶妙なピットインでポールtoウィン

GT300クラス優勝はLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)

 2024オートバックスSUPER GT第4戦「富士GT350kmレース」の決勝が、8月4日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは、ポールスタートの65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)が、FCYを予測した絶妙なタイミングでピットインを行い、独走で優勝を飾った。

 やや風はあるものの猛暑の富士スピードウェイには、2日間延べ52,200人(予選日20,600人、決勝日31,600人)という多くの観客が訪れた。

 午後2時30分に77周のレースがスタート。1周目からPPスタートの65号車LEON(篠原拓朗)が、87号車METALIVE S Lamborghini GT3(坂口夏月)に2秒のマージンを築いてコントロールラインに戻ってくる。

 1周目を終えて、接触で左リヤ部分を破損した61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人)がピットに滑り込んでくる。2周を費やして修復しコースに復帰したが、今シーズン、不運続きの61号車が、早々に後れを取ってしまった。

 20周目のトップ6は、65号車LEON(篠原)、87号車METALIVE(坂口)、4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也)、777号車D'station Vantage GT3(チャーリー・ファグ)、88号車JLOC Lamborghini GT3(元嶋佑弥)、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹)。

 レースが動いたのは25周目。2位に7秒という大量リードを築いていたトップ65号車LEON(篠原)がピットイン。すると、その直後にフルコースイエロー(FCY)の措置が取られる。これは、24周目にダンロップコーナーでストップした25号車HOPPY Schatz GR Supra GT(菅波冬悟)の車両回収のためだが、65号車の読みがズバリ当たり、タイムロスを最小限に抑えることに成功した。

 30周を過ぎると上位陣が続々と動く。

 まず、この時点でトップの87号車METALIVEが31周目にピットイン。32周目には7号車Studie BMW M4(ブルーノ・スペングラー)、33周目に31号車apr LC500h GT(小高一斗)、34周目に56号車リアライズ(佐々木)、35周目に4号車グッドスマイル(片岡)と、まるで申し合わせたように1周ずつずらして次々と作業を行う。

 上位がすべてピット作業を終えると、65号車LEON(蒲生)は4号車グッドスマイル(谷口)に、何と50秒以上のマージンを築いていた。FCYを読んでピットインを敢行したチームの戦略が功を奏した。

 4号車の後ろには、88号車JLOC(小暮卓史)、 56号車リアライズ(J.P.オリベイラ)、777号車D'station(藤井誠暢)、87号車METALIVE(松浦孝亮)が連なり、トップ65号車のみが抜き出た形だ。

 45周目にピットインした52号車Green Brave GR Supra GT(野中誠太)は、タイヤ無交換を敢行。ドライバーを吉田広樹に交代して8位でコースに復帰。我慢の走行で何としてもポイントをもぎ取る作戦だ。

 55周目のトップ6は、独走する65号車LEON(蒲生)45秒遅れて4号車グッドスマイル(谷口)、56号車リアライズ(オリベイラ)、88号車JLOC(小暮)、777号車D'station(藤井)、87号車METALIVE(松浦)。

 終盤、熾烈だったのがポイント圏内をかけた8位争い。タイヤ無交換でペースが上がらない52号車Green Brave(吉田)、6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(ロベルト・メリ・ムンタン)、45号車PONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ)、2号車muta Racing GR86 GT(堤優威)、31号車apr LC500h GT(中村仁)らが僅差で攻防を繰り広げる。

 この争いから抜け出たのは6号車UNI-ROBOとランキングトップの2号車muta。両者は、その後も8位争いを繰り広げ、69周目、2号車が前に出て勝負は決着。

 64周目、52号車のペースダウンはトラブルだったようで、ピットに入るとそのままガレージに入ってしまった。

 そして、迎えた71周目。GT500クラスのトップが77周(350km)を走り切ってフィニッシュした後に、65号車LEON(蒲生)が今季初優勝のチェッカーを受け、終盤追い上げた4号車グッドスマイルも31秒遅れてフィニッシュ。3位には56号車リアライズが入り第2戦以来の表彰台となった。

 4位以下は、777号車D'station、88号車JLOC、87号車METALIVE、7号車Studie、そして、8位にはランキングトップを守った2号車mutaが入った。2号車のしぶとい走りにはただただ驚くばかりだ。

 65号車にとってはの2020年第4戦もてぎ大会以来4年ぶりの優勝となった。チェッカードライバーを務めた蒲生は「今回は運も味方してくれました」とコメント。その言葉どおり運も味方につけたチームの的確な判断が引き寄せた勝利だった。

 大きなアクシデントもなく盛況のうちに終えた富士大会。次戦(第5戦)の舞台は8月31日〜9月1日の鈴鹿サーキット。今回と同じ350kmレースとして行われる。

GT300クラスのスタートシーン

GT300クラス決勝2位はグッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)

GT300クラス決勝3位はリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)

GT300クラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第4戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT 350km RACE -RIJ- (2024/08/04) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
18野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS6772:00'43.329--
2100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS40772:00'46.606 3.277 3.277
338石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS28772:00'55.56212.233 8.956
414大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS38772:00'58.05414.725 2.492
512平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS26772:01'02.22318.894 4.169
664伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL2772:01'07.52124.192 5.298
736坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS74772:01'25.76842.43918.247
817塚越 広大
太田 格之進
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS38772:01'28.25844.929 2.490
919国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH2772:01'35.47252.143 7.214
1037笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS54772:01'39.18955.860 3.717
1116大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-G
ARTA
BS30772:01'40.61457.285 1.425
123高星 明誠
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NISMO NDDP
BS60772:01'41.53458.205 0.920
1323千代 勝正
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
BS46772:01'41.56258.233 0.028
1424松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH4762:01'19.9821Lap 1Lap
15*39関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS38651:43'58.77612Laps11Laps
---- 以上規定周回数(70% - 53 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supra1'30.102 (36/77) 182.313 km/h
  • CarNo. 39(関口雄飛)は、走路外追い越しにより、ドライビングスルーペナルティーを科した。

■GT300クラス

FUJI GT 350km RACE -RIJ- (2024/08/04) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
165蒲生 尚弥
篠原 拓朗
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS42712:01'50.865--
24谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH24712:02'22.51231.64731.647
356佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH32702:00'43.3671Lap 1Lap
4777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL46702:00'53.6791Lap 10.312
588小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOC Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH50702:01'00.8791Lap 7.200
687松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH14702:01'08.8401Lap 7.961
77荒 聖治
ニコラス・クルッテン
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI30702:01'09.7041Lap 0.864
82堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS50702:01'21.2161Lap 11.512
96片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
Team LeMans
YH24702:01'22.3591Lap 1.143
1011富田 竜一郎
石川 京侍
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL702:01'34.1001Lap 11.741
1145ケイ・コッツォリーノ
リル・ワドゥー
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
MI14702:01'34.1091Lap 0.009
1231小高 一斗
中村 仁
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS40702:01'35.1541Lap 1.045
1362平手 晃平
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH2702:01'39.7301Lap 4.576
1460吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL2702:01'54.4081Lap 14.678
15*5藤波 清斗
塩津 佑介
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH702:02'15.7981Lap 21.390
1618小林 崇志
小出 峻
三井 優介
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH8702:02'25.4141Lap 9.616
17360大滝 拓也
青木 孝行
荒川 麟
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH692:00'46.1932Laps1Lap
1830永井 宏明
小林 利徠斗
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH692:00'51.6242Laps 5.431
1920平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI692:01'12.6872Laps21.063
2050イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH692:02'02.7642Laps50.077
2122和田 久
小山 美姫
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH692:02'24.7172Laps21.953
2248井田 太陽
眞田 拓海
伊藤 鷹志
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH672:00'58.8674Laps2Laps
2352吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS50641:51'40.1697Laps3Laps
24*61井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL6592:01'55.97312Laps5Laps
---- 以上規定周回数(70% - 49 Laps)完走 ----
-96新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL142441'36.87947Laps35Laps
-25菅波 冬悟
松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH2339'53.21548Laps1Lap
-9阪口 良平
冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH16'12.18370Laps22Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 65 LEON PYRAMID AMG 1'39.245 (43/71) 165.518 km/h
  • CarNo. 5(藤波清斗)は、SpR.13-11(黒白旗2回提示)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 61は、SpR.27-2(バイザー閉め忘れ+空調服の着用)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT

第4戦富士GTA定例会見 予選方式変更の狙いは不平等とわかりにくさの解消

GTA記者会見

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)が8月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで定例会見を開き、本日付のブルテンで明らかとなった公式予選の規則改訂について、趣旨と詳細を説明した。会見には坂東正明GTA代表と沢目拓レース事業部長が出席。説明と併せてメディアからの質疑にも応じた。

 まずは沢目部長が改訂に至った経緯と背景を説明した。

 新方式に移行してこれまで3戦を消化する中で、ファンやエントラント、チームからのさまざまな意見や要望を総合的に判断し、今回の改定に至ったという。今回のポイントはルールとしての不平等と分かりにくさの2点を解消することだ。

 これに基づき、詳細なルールの説明がなされた。 

 1レースに持ち込めるドライタイヤのセット数については変更しないが、予選を1セットで戦うという制限は撤廃し、最大2セットまでの使用を許可する。これは昨年までのようにQ1とQ2をそれぞれ別のセットで走るという意味ではなく、戦略によって1セットまたは2セット、あるいはフロントは1セットでリヤを2セット、というように選択に幅をもたせるということだ。

 予選出走に先立って、Q1で使用するタイヤにはA、Q2で使用するタイヤにはBとサイドウォールにマーキングが施される。この時点で1セットを両セッションで使用する場合には1本のタイヤにAB両方のマーキングを行う。

 つまり各チームがどういうタイヤの使い方をするかはマーキングの際に事前申告することになり、マーキングの状況により識別が可能となる。GTAでは公示などの方法で公表することはないというが、質疑応答の中でAとBのマーカーの色を変えることで視覚的に分かりやすくできないかとの提案があり、これについては坂東代表から前向きな回答があった。

 またGT300クラスにおいて、予選Q1はグループA、グループBの組み分けを行ってきたが、これが気候や路面状況の変化による不平等を生むとの声があり、今後は全27台が一斉に走ることになった。これに伴い走行時間が10分から20分に延長されるが、このセッション中に2セットのタイヤを使用することは許されない。

 また分かりにくさの要因の一つともなっているGT300クラスの順位入れ替えルールは撤廃されるとともに、Q2の上位グループ出走台数も16台から14台に変更となり、名称もグループ1、グループ2からUpper14(U14)、Lower13(L13)に変更される。

 ただしタイム合算方式については変更しない。これはシーズンの途中でルールの方向性を正反対に変えてしまうのはスポーツのあり方として望ましくないとの判断からだという。

 このルールは次戦鈴鹿大会から適用されるとのことだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

GTAが予選方式の改訂を発表 使用できるドライタイヤは2セットに

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は8月4日付で予選方式の実施細則の改訂に関するブルテンを発行した。

 これによると、まず従来はグループA、グループBに分かれて各10分間で実施されていたGT300クラスの予選Q1は、全車出走で20分間の走行となり、そこでの上位14台がQ2のU14、15位以下がU15としてそれぞれのQ2を走る。

 併せて、これまでGr.1の13位以下とGr.2の上位4台で行ってきた順位の入れ替えは廃止される。

 また、予選で使用できるドライタイヤについても、従来はQ1とQ2を通じて1セットのみと限られ、さらにこれを決勝スタートでも使用することとなっていたが、これを2セットに変更する。このうち決勝スタートにおいて使用するタイヤについては、Q2終了後に競技会事務局が抽選を行い、公式通知にて公示する事となった。

 ただし順位認定については予選Q1、Q2のタイムを合算して認定する方式で変更はない。

 なお、GTAはこのあと行われる定例会見においてこの改訂についての詳細説明を行うとしている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第4戦富士ポールポジション記者会見 野尻智紀「シビックの初優勝は我々だと思っている」

GT500クラス 8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(ARTA)

松下信治(ARTA)

予選記者会見:GT500クラスでポールポジションを獲得した松下信治(ARTA)

 「個人的にはGT500で初めてのポールなので、すごく嬉しいです。シビックになってから、速さはあるのになかなか数字として結果に結びつかなかったので、今回結果を残せたことにホッとしています」

 「明日は天気が午後から怪しいらしいので、展開がどうなるか予想できませんが、スタートが一番前からなので、何事もないレースをしたいですね。ここ数戦トラブルが続いちゃってるので、そういうところも細心の注意を払って。ここは落とせないレースだということもわかっているんで、堅いレースをしたいですね」

野尻智紀(ARTA)

予選記者会見:GT500クラスでポールポジションを獲得した野尻智紀(ARTA)

 「松下選手とのコンビになって初めてのポールということで、非常に嬉しく思っています。シビックの最初のポールは他のチームに譲ってしまいましたが、シビックの初優勝は我々だという思いをずっと持っているので、なんとかその思いを叶えられるよう、精一杯明日も頑張りたいと思います」

 「いまオリンピックをやってますけど、スポーツを普段の社会のストレスの捌け口にするんじゃなく、スーパーGT見て良かった、応援して良かったと思ってもらえるようなレースを展開したいと思っています。しっかり集中して、準備して頑張ります」

 「セットアップも含めてかなり仕上がってるという感触をフリー走行から得ていました。かなり大掛かりな作業をしたかなという風に思いますし、しっかり仕上げてもらったエンジニア陣とメカニックのみんなに感謝したいと思います。それから開幕3戦を終わってみて、Q1であまりタイヤを使いすぎないほうがいいということがわかってきたので、そこを松下選手が気を付けてくれたと思いますし、Q2ん向けてのフィードバックや、ドライビングのアドバイスがいくつかあり、それが非常に役立ちました」

GT300クラス 65号車LEON PYRAMID AMG(K2 R&D LEON RACING)

篠原拓朗(K2 R&D LEON RACING)

予選記者会見:GT300クラスでポールポジションを獲得した篠原拓朗(K2 R&D LEON RACING)

 「予選が始まる前にフォーマットが変わって雨仕様になったので、今回は『Q1を通ればいいんだ』ってことで気持ちが楽になりました。今年2回目のポールですけど、それも全て蒲生選手のおかげでしかないので、もう毎回感謝しかないです」

 「今回のレースは前方にGT3車両がたくさんいますが、気が付いたらJAF-GT勢も迫ってくるだろうと思いますので、今のところは全車がライバルだと思います。自分たちは自分たちのできることを精一杯やって、チェッカーを受けた時に一番前にいられたらと思います」

蒲生尚弥(K2 R&D LEON RACING)

予選記者会見:GT300クラスでポールポジションを獲得した蒲生尚弥(K2 R&D LEON RACING)

 「第3戦からここまでの間でテストを何回かやり、そこで得たものを富士で生かすことができてポールポジションをとれたことを非常に嬉しく思います。朝のフリー走行ではライバルたちも速かったので、決勝がどうなるかはわかりませんが、とりあえず予選で良い結果が得られたので、良かったなあと思っています」

 「決勝はかなり拮抗すると思うので、ミスなく走り切るだけと思ってやりたいなと思います」

黒澤治樹(K2 R&D LEON RACING)

予選記者会見:GT300クラスでポールポジションを獲得した黒澤治樹(K2 R&D LEON RACING)

 「最後は気合と根性でタイムを出しました(笑) 疲れました」

 「僕は彼らを見ている立場になりますけど、とにかく他人のことを気にしてもしょうがないんで、自分たちのできることを精一杯やって、作り上げてきたデータやセットアップ、そして最後までミスしないことが大事だと思います。その結果何位になろうが、自分たちのやるべきことをやって終わりたいと思います」

予選フォトセッション:両クラスのポールシッター

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第4戦富士公式予選 GT500クラスはシビック勢が上位を独占!! 8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8が今季初ポール

GT500クラスポールポジションはARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)

GT500クラス予選2位はSTANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)

GT500クラス予選3位はModulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)

 2024オートバックス スーパーGT第4戦「富士GT350kmレース」の公式予選が8月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)が今季初のポールポジションを獲得したほか、ホンダ勢が1-2-3を達成した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

 直前に行われたFIA-F4第5戦において、セクター3にオイルが撒かれる事態が発生したため、それの処理などの影響でスーパーGTの公式予選は当初予定の午後2時25分より5分遅れの午後2時30分にGT300の予選Q1が開始された。

 なお、これによる路面状況への影響を鑑み、今回はWET宣言時の予選ルールが適用されたが、GT500においては従来通りQ1とQ2のタイム合算方式で行われた。

予選Q1 100号車の牧野任祐を筆頭にシビック勢が1-2-3

 予選Q1は午後3時3分から10分間の走行。50℃を超える路面温度のなか、各車徐々にペースをあげていく。

 まずは公式練習で赤旗中断の原因となった中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1分28秒752といきなり28秒台のタイムをマークしてきた。39号車のトラブルはエンジン本体ではなかったようで、この予選では最後まで何の問題もなく走行を続けている。

 続いて阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分28秒664、牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)は1分28秒026とたを寄せ付けないタイムを叩き出す。

 公式練習トップの大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)も積極果敢な走りをみせるが、タイムは1分28秒133と牧野にあと一歩及ばず。3位には松下信治(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)が1分28秒224で3位につけ、終わってみればホンダシビック勢が1-2-3という結果に。

 4位には平峰一貴(MARELLI IMPUL Z)が続き、GRスープラ勢最上位は石浦宏明(KeePer CERUMO GR Supra)の7位だった。

予選Q2 スープラ勢が巻き返すも、合算でシビック優位は動かず

 予選Q2は午後3時59分にコースオープン。この時刻にもなると気温は31℃、路面温度は47℃まで低下しているが、依然として厳しいコンディションに変わりはない。残り時間5分を切ってようやくコース上に全車が出揃い、最後のアタックに取り掛かった。

 まずは公式練習から好調な64号車の伊沢拓也が1分28秒673を記録するが、これを38号車の大湯都史樹が1分28秒529で上回る。

 しかし8号車の野尻智紀はQ1における松下のベストタイムを上回る1分28秒160を最初のアタックで叩き出すと、2本目には1分28秒135までタイムを縮め、2位以下に大差をつけてQ2のトップとなる。

 2位は38号車の大湯、3位には福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が続き、64号車の伊沢は1分28秒566までタイムを縮めたものの4位、Q1トップの100号車は山本尚貴が1分28秒651を記録するにとどまり、名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)に次ぐ6位という結果に終わった。

 その結果、タイム合算では8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)が2分56秒359でポールポジションを獲得。Q1でのアドバンテージを活かして100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)が予選2位、64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)が3位とシビック勢がトップ3を独占する結果となった。

 スープラ勢最上位は38号車KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)の4位。Z勢最上位は12号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)の6位だった。

 新たなレースフォーマットを最初に制するのは果たしてどのチームなのか。注目の第4戦決勝は4日の午後2時30分より77周(350km)で行われる。

Text : Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第4戦富士予選 GT300クラスはLEON PYRAMID AMGがポールを獲得

GT300クラスポールポジションはLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)

GT300クラス予選2位はMETALIVE S Lamborghini GT3(松浦孝亮/坂口夏月)

GT300クラス予選3位はグッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)

 2024オートバックスSUPER GT第4戦「富士GT350kmレース」の予選が、静岡県・富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)が、ポールポジションを獲得した。

 今シーズンから、予選はドライバー2名の合算タイムで順位を決定する方式となったが、今回は、直前のFIA-F4レースでコース上にオイルが出てしまった。このため、Q1のA組、B組でコンディションが異なるとの理由から、合算は行わないという雨天ルールで行われることとなった。

 予選開始時刻の午後2時30分になっても、暑さが和らぐことはなく、気温は30度、路面温度は50度を超えるコンディションだ。

 A、B組に分けられたQ1では、ランキングトップの2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)、同3位の52号車Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)が、Q2への進出を逃したが、両者ともに50kgのサクセスウェイトを搭載しているので、無理からぬところだろう。

 Q1各組のトップ3は、先に走ったB組が、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口)、65号車LEON PYRAMID AMG(篠原)、56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木)。  A組が、777号車D'station Vantage GT3(藤井)、5号車マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号(藤波)、7号車Studie BMW M4(荒)といった顔ぶれだ。

 合算タイムルールでは、Q1順位を大きく覆すことは容易ではないが、Q2のみで順位が決まるとなると、逆転で上位グリッドを獲得する可能性は十分ある。

 迎えたQ2は、序盤は777号車D'station(ファグ)が1分38秒101をマークし、先制パンチを放つ。これを、65号車LEON(蒲生)(1分37秒764)と、今回から新型車両Evo.2を導入した87号車METALIVE S Lamborghini GT3(坂口)(1分37秒821)の2台が逆転。

 ポールを狙う87号車は、再アタックで1分37秒815と僅かにタイムを縮めるが、65号車には届かず。もう1台のランボルギーニ、88号車JLOC Lamborghini GT3(元嶋)も渾身のアタックを行うが38秒を切ることはできず。しかし、ランボルギーニはQ2で躍進。最終的に2番、5番グリッドを手に入れた。

 そして最後に3番手に食い込んできたのが、富士戦に強い4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡)。同じく富士を得意とする56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(オリベイラ)も6番手に入った。

 予選の結果、ランキング2位の88号車JLOC(26p)、同4位の777号車D'station(23p)、同5位の65号車LEON(21p)などが上位グリッドを獲得したため、現在ランキングでトップを独走する2号車muta(43p)にとっては、耐えるレースとなりそうだ。(※ポイントは第3戦終了時)

 決勝は、明日8月4日の午後2時30分から77周で争われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第4戦富士公式予選結果

■GT500クラス

FUJI GT 350km RACE -RIJ- (2024/08/03) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGap
18野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS62'56.359--
2100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS402'56.677 0.318 0.318
364伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL22'56.705 0.346 0.028
438石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS282'56.999 0.640 0.294
517塚越 広大
太田 格之進
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS382'57.090 0.731 0.091
612平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS262'57.098 0.739 0.008
724松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH42'57.129 0.770 0.031
814大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS382'57.501 1.142 0.372
919国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH22'57.506 1.147 0.005
1016大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-G
ARTA
BS302'57.564 1.205 0.058
1123千代 勝正
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
BS462'57.637 1.278 0.073
123高星 明誠
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NISMO NDDP
BS602'57.712 1.353 0.075
1339関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS382'57.781 1.422 0.069
1436坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS742'57.846 1.487 0.065
1537笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS542'58.243 1.884 0.397

■GT300クラス

FUJI GT 350km RACE -RIJ- (2024/08/03) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGap
165蒲生 尚弥
篠原 拓朗
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS421'37.764--
287松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH141'37.815 0.051 0.051
34谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH241'38.093 0.329 0.278
4777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL461'38.101 0.337 0.008
588小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOC Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH501'38.132 0.368 0.031
656佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH321'38.133 0.369 0.001
745ケイ・コッツォリーノ
リル・ワドゥー
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
MI141'38.359 0.595 0.226
811富田 竜一郎
石川 京侍
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL1'38.479 0.715 0.120
961井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL61'38.530 0.766 0.051
107荒 聖治
ニコラス・クルッテン
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI301'38.574 0.810 0.044
116片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
Team LeMans
YH241'38.643 0.879 0.069
1231小高 一斗
中村 仁
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS401'38.754 0.990 0.111
135藤波 清斗
塩津 佑介
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'38.877 1.113 0.123
1450イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'39.055 1.291 0.178
15360大滝 拓也
青木 孝行
荒川 麟
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'39.132 1.368 0.077
1660吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL21'39.283 1.519 0.151
1718小林 崇志
小出 峻
三井 優介
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH81'38.517 0.753 0.766
182堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS501'38.602 0.838 0.085
1952吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS501'38.769 1.005 0.167
2062平手 晃平
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH21'38.884 1.120 0.115
2125菅波 冬悟
松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'39.596 1.832 0.712
2296新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL141'39.711 1.947 0.115
2330永井 宏明
小林 利徠斗
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'39.741 1.977 0.030
2422和田 久
小山 美姫
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'39.842 2.078 0.101
259阪口 良平
冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'40.508 2.744 0.666
2648井田 太陽
眞田 拓海
伊藤 鷹志
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'41.445 3.681 0.937
2720平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MId.n.s--

SUPER GT

第4戦富士公式練習 GT500は64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTが混走、専有ともにトップタイム

公式練習:GT500クラストップタイムはModulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)

 2024オートバックスSUPER GT第4戦「富士GT350kmレース」の公式練習が8月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)が1分28秒691でトップタイムだった。

 公式練習は午前9時より混走85分間、専有走行各クラス10分間で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。開始時の気温は29℃、路面温度は41℃。湿度は40%だ。

 GT500クラスの各車はコースオープンと同時に1周して一旦ピットへ。その後もピットイン、アウトを繰り返しながら周回を重ねていく。

 まずは太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)が1分38秒218、1分30秒361とペースを上げながら走行中。国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分41秒149、1分36秒428とやや抑えめのペースでこれに続く。山本尚貴(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)は2周目に1分48秒234を記録してピットへ。こちらはまだチェック走行の段階か。

 そして開始から間も無く15分が経過しようかというところで伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)が1分29秒144を自身の5周目に記録してトップへ。結局このタイムが混走でのベストタイムとなった。

 続いて千代勝正(MOTUL AUTECH Z)が7周目に1分29秒278を記録して2番手につけるが、これを太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)が自身の11周目に1分29秒269を記録して上回った。1分29秒303の8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)が4番手で続き、5番手には14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)が1分29秒378でスープラ勢最上位の5番手につける。

 開始から44分が経過したところで関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)がコース脇でストップ。ここで赤旗が提示され、セッションは中断となる。

 39号車はエンジン系の警告灯が点灯したため、クルマを停めたとのこと。FROに牽引されてピットへ戻り。走行は午前9時51分に再開され、大きな順位変動のないまま午前10時25分に終了した。

 午前10時35分より行われた専有走行においても64号車が速さを見せつける。

 まずは松下信治(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)が1分29秒017で伊沢のタイムを上回ると、ベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z)は1分28秒839と、この日初めて1分28秒台のタイムをマークする。

 続いて牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)1'28.836でトップに浮上。ここでチェッカーフラッグが提示され、このまま100号車がトップで終わるかに思われたが、最後の最後に大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)が1分28秒691で牧野を上回り、混走の伊沢、専有の大草がともにトップタイムで午後の公式予選に臨むこととなった。

 公式練習2番手は100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)、12号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が3番手で続いた。

 一方、スープラ勢は14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)の10番手が最上位という苦しい滑り出し。それでも混走でトラブルに見舞われた39号車が走行に加われたのがせめてもの救いか。

 スーパーGT第4戦の公式予選はこのあと午後2時25分より行われる。スープラ勢の巻き返しに期待したい。

公式練習:GT500クラス2位はSTANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)

公式練習:GT500クラス3位はMARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第4戦富士公式練習 GT300はリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rがトップタイム

公式練習:GT300クラストップタイムはリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)

 2024オートバックスSUPER GT第2戦「富士GT350kmレース」の公式練習が静岡県・富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)がトップタイムをマークした。

 今大会から、GT300クラスに対するサクセスウェイトの上限が80kgから50kgに下げられた。すでに昨年までの上限100kgから、今シーズンは安全性の向上を目的に80kgに低減されていたが、これを「昨年までの実績がある重量を超過しないこと」とし、さらに下げるというものだ。

 この恩恵を受けるのは、現時点でランキング1、2位の2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)と88号車JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)の2台。特に2号車muta86は、従来の規定では上限の80kgを積むところを50kgで済むことになる。すでに前戦で54kgを搭載し2位表彰台を得ているmuta86にとっては、追い風となることは間違いない。

 そのmuta86は直線の長い富士では、やや苦戦することが予想されていたが、公式練習では積極的に周回を重ね、13番手タイムをマークしてきた。

 公式練習でトップを奪った56号車リアライズGTRは、富士では強さを発揮し第2戦でも2位表彰台を得ている。今回も7周目に1分37秒984をマークすると、残り周回は決勝想定のロングランを行った。

 2番手タイムは、第2戦で勝利し、やはり富士を得意としている88号車JLOC Lamborghini。3番手は6 号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)、4番手は最後にタイムを出してきた4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)。

 この上位4台はヨコハマタイヤユーザー。GT300クラスの参加27台中15台がヨコハマタイヤを履くという数的有利はあるものの、富士ではヨコハマタイヤに分があるようだ。

 そして、5、6番手につけたのが、ミシュランタイヤユーザーの7号車Studie BMW M4(荒聖治/ニクラス・クルッテン/ブルーノ・スペングラー)と45号車PONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ/リル・ワドゥー)。前戦鈴鹿で入賞したこの2台は上り調子なだけに目が離せない存在だ。

 公式練習で上位につけた車両以外にも、今シーズンはトラブル続きで結果を残せていない2021年の王者、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)など、気になる車両が目白押しだ。

 予選は、本日午後2時25分から、ノックアウト方式で行われる。

公式練習:GT300クラス2位はJLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

公式練習:GT300クラス3位はUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

第4戦富士公式練習結果

■GT500クラス

FUJI GT 350km RACE -RIJ- (2024/08/03) Official Practice Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
164伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL21'28.691--185.214
2100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS401'28.836 0.145 0.145184.912
312平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS261'28.839 0.148 0.003184.905
417塚越 広大
太田 格之進
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS381'28.891 0.200 0.052184.797
58野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS61'29.017 0.326 0.126184.536
63高星 明誠
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NISMO NDDP
BS601'29.037 0.346 0.020184.494
723千代 勝正
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
BS461'29.278 0.587 0.241183.996
819国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH21'29.301 0.610 0.023183.949
924松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH41'29.345 0.654 0.044183.858
1014大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS381'29.378 0.687 0.033183.790
1136坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS741'29.420 0.729 0.042183.704
1239関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS381'29.448 0.757 0.028183.646
1316大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-G
ARTA
BS301'29.459 0.768 0.011183.624
1438石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS281'29.503 0.812 0.044183.534
1537笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS541'29.532 0.841 0.029183.474

■GT300クラス

FUJI GT 350km RACE -RIJ- (2024/08/03) Official Practice Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
156佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH321'37.984--167.648
288小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOC Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH501'38.159 0.175 0.175167.349
36片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
Team LeMans
YH241'38.311 0.327 0.152167.090
44谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH241'38.394 0.410 0.083166.949
57荒 聖治
ニコラス・クルッテン
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI301'38.551 0.567 0.157166.683
645ケイ・コッツォリーノ
リル・ワドゥー
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
MI141'38.569 0.585 0.018166.653
765蒲生 尚弥
篠原 拓朗
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS421'38.590 0.606 0.021166.617
862平手 晃平
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH21'38.666 0.682 0.076166.489
987松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH141'38.688 0.704 0.022166.452
1011富田 竜一郎
石川 京侍
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL1'38.796 0.812 0.108166.270
115藤波 清斗
塩津 佑介
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'38.820 0.836 0.024166.230
1261井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL61'38.844 0.860 0.024166.189
132堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS501'38.864 0.880 0.020166.156
1452吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS501'38.977 0.993 0.113165.966
1518小林 崇志
小出 峻
三井 優介
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH81'39.048 1.064 0.071165.847
1650イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'39.102 1.118 0.054165.756
1730永井 宏明
小林 利徠斗
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'39.203 1.219 0.101165.588
1820平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'39.262 1.278 0.059165.489
1922和田 久
小山 美姫
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'39.277 1.293 0.015165.464
2096新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL141'39.300 1.316 0.023165.426
2131小高 一斗
中村 仁
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS401'39.329 1.345 0.029165.378
2260吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL21'39.345 1.361 0.016165.351
23777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL461'39.411 1.427 0.066165.241
24360大滝 拓也
青木 孝行
荒川 麟
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'39.478 1.494 0.067165.130
259阪口 良平
冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'40.353 2.369 0.875163.690
2625菅波 冬悟
松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'40.557 2.573 0.204163.358
2748井田 太陽
眞田 拓海
伊藤 鷹志
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'40.895 2.911 0.338162.811

SUPER FORMULA

第4戦富士 応援団の声援を背に、粘りの走りで15位完走(B-Max)

 San-Ei Gen with B-Max(チーム代表 宮田雅史)は、7月20~21日、富士スピードウェイで行われた、全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦に参戦し、木村偉織選手は猛暑のレースを粘り強く走って、15位で完走を果たしました。

 今大会は、「瑶子女王杯」の冠がつけられ、週末には瑶子女王殿下もサーキットを来訪するなど話題の多い大会となりました。また、決勝日には、地域活性化で連携する神奈川県綾瀬市から、古塩市長をはじめとする約100人の応援団がサーキットに駆けつけ、大きな声援を送っていただきました。

■予選(7月20日(土)午後2時〜2時42分)

 サーキット上空を雲が覆い、蒸し暑い天候となった予選日。2週間前に行われた事前のテストは好調で、この日、午前中のフリー走行でも11番手タイムとまずまずの結果でしたので、期待を持って予選に臨みました。

 しかし、コンディションにセッティングを十分に合わせきることはできず、クルマのフィーリングも、好感触を得ていたテスト時の状態から変わってしまいました。⽊村選⼿も渾⾝のアタックを⾏いますが、Q2 進出ラインにコンマ3秒届かず、Q1グループA に出⾛した10台中9位に終わってしまいました。

ドライバー セッション タイム/順位
50号車 木村 偉織 予選 Q1(順位) 1分23秒704( 9/10)
Q2(順位) –
総合順位 17位
  • 天候:曇り、コース:ドライ、気温:30度、路面温度:38度

■決勝(7月21日(日)午後3時~41周)

 午前中から、強い日差しが照りつけた決勝日。昨年の同大会を大きく上回る3万人を超える観客が見守るなかスタートが切られました。

 木村選手は、スタートから順位をキープして1分27秒台で周回を重ねました。序盤、OTS(オーバーテイクシステム)を駆使して順位を上げようと試みますが、前後にクルマが連なるなかでは難しく、状況を打開するために11周目にタイヤ交換を行いました。その後は、1分25〜26秒台にペースを上げ、残る周回を攻め続けました。しかし、ポジションアップは叶わず、15位でチェッカーを受けました。

 次戦は、8月24〜25日にモビリティリゾートもてぎで開催されます。夏の連戦を良い形で終えるよう、しっかり準備をして臨みます。

ドライバー セッション タイム/順位 Point(累計)
50号車 木村 偉織 決勝 順位 15位 0( 1)
ベストタイム 1分25秒386( 7/20)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:31度、路面温度:44度
チーム監督 本山 哲コメント

 事前のテストでの⾛りが⾮常に良かったので、期待をしていましたが、うまくいきませんでした。夏の富士は路面コンディションが繊細で、クルマの合わせ込みも難しかったですね。ドライバーも緊張や⼒みがあったのかもしれませんが、⾃分の持つ⼒を⼗分に発揮することができませんでした。

 今回の経験を糧に、次のもてぎ戦では偉織選⼿らしく、思い切り⾛ってもらいたいと思います。そうすれば結果はついてくると思います。

チーフエンジニア 宮田雅史コメント

 テストの良かった部分を上手く反映できなかったですね。他のチームに比べて、クルマもドライバーも、テストからの伸びしろが小さかったように思います。決勝のペースは周囲のクルマと大きく変わりませんので、やはり予選で前にいかないとレースで順位を上げるのはかなり難しいです。

 次のもてぎ戦は、偉織選手にとってはSF初走行となるので、レースウィークになってみないと分からないというのが正直なところです。インターバルが1か月ありますので、今回のデータを分析して準備をしたいと思います。

ドライバー 木村偉織選手コメント

 テストで良かったので、自信を持って臨みましたが、予選もレースペースも他に後れを取ってしまいました。自分たちが遅くなったのではなく、周りがより速くなったということです。これが不足していたということではなく、全体的に足りなかったという感じです。

 考えられる準備はしてきたつもりでしたが、まだまだ十分ではないのだと思います。今はレースが終わったばかりで考えが及びませんが、落ち着いてから足りないものは何なのかを改めて考えてみます。

 もてぎは、昨年のSFライツで逆転チャンピオンになった相性の良いサーキットです。もう一度、初心に帰って、Q1突破を目標に臨みます。

B-Max Racing Team Release

S-FJもてぎ・菅生

第3戦、第4戦SUGO 新人選手インタビュー 小林留魁「まずは入賞を目指していきたい」

ルーキーの小林留魁(アルビ開志ED 10V)

 2024年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第3戦/第4戦がスポーツランドSUGOで開催された中に、今回レースデビューを迎えた新人ドライバーがいた。予選開始間際の慌ただしい時間の中でインタビューを行った。

 36号車「アルビ開志ED 10V」をドライブする小林留魁はレーシンカート出身で、昨年はJAF地方カート選手権新潟シリーズFP-3部門で初代チャンピオンに輝いている。今回はアルビレックスレーシングチームから出場する。

 ――今までモータースポーツの経験は?

 「2年間カートレースをやって、今年も出場しています。フォーミュラでのレースは今回が初めてです」

 ――ここまで練習で走った印象は?

 「初日よりマシになってきて、もっと走りをまとめられたら、いいかなって感じです」

 ――カートとフォーミュラの違いは難しい?

 「ぜんぜん違いますね。いろんな部分が。でもだんだん馴染んで来て、適応できるようにしてきました。(具体的には?)アクセルを開閉するスピードとか、ブレーキのリリースポイントとかが全然違いますね。車体の重さは「ちょっと重たいな」という感じです」

 ――今シーズンこの後の予定は?

 「もてぎとかシリーズで走って行こうかなと思っています」

 ――今回のレースの目標は?

 「まずは入賞を目指していきたいです」

 迎えた初レース、シリーズ第3戦は18台が出走する中トップから2.683秒差の予選16位、決勝はひとつ順位を上げて15位という結果。翌日の第4戦では予選16位と変わらずもトップからの差は2.074秒まで短縮。決勝は途中から雨がパラつく難しいコンデションの中、SCランやリスタートも経験して15位完走。まずは無事にレースデビューを終えた。

小林留魁(アルビ開志ED 10V)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Junichi SEKINE

S-FJもてぎ・菅生

第4戦SUGO決勝ドライバーコメント 5位・酒井翔太「あと数センチ足りずに終わった」

優勝 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

優勝した渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

「序盤中盤はけっこうペースもいい感じだったので、ずっと追われていたので集中して走っていました。ラスト1周のスプリントも、ちゃんと抑えて行けたのでよかったです」

2位 松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

決勝2位の松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

 「(1周勝負のリスタートは?)面白かったですね。もう行くしかなかったので、行きました。レース序盤はまたタイヤの温度が上がり切らなくて、それでペースが遅れちゃって。途中から立て直せたと思います。それで最後の方で内圧も安定してきて。最後の周は雨もちょっと降っていて滑りやすかったですが、幸い前に二人いたので、状況はすごくわかったので、最終コーナーの立ち上がりからスリップに入って、(第1コーナーで)前が真っすぐ行ってくれたので、内側にはいってスーっと抜けました。ラッキーでしたがこれもレースなので。(路面はけっこう滑った?)最終コーナーあたり結構濡れていたので、けっこうみんなスライドしていましたね」

3位 小田優(Drago CORSE TAKE)

決勝3位の小田優(Drago CORSE TAKE)

 「路面が滑りやすかったのもあるのですが、アウトから(トップを)抜きに行ったので差されるのは当然かなと。それ(差される可能性)より優勝が欲しかったので、しょうがないと思います」

4位 田中風輝(M2engineering KK-SII)

決勝4位の田中風輝(M2engineering KK-SII)

 「序盤はちょっとペース悪かったのですが。SC出る直前は前に追いつこうと思って、差は縮まっていたのです。SC出て赤旗になって、リスタートになった後はチャンスが無かったですね。勝負してみたかったです。今回S-FJはスポット参戦ですが、日本一決定戦は出ると思います」

5位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

決勝5位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

 「(スタート直後の失速は?)シフトアップで1から4速に入れちゃいましたね。ペースはあったので、なんとか自分の位置(4位)には戻ろうと思ったのですが、やっぱり1台ずつ抜くのに時間かかってしまって。最初のスタートが決まっていれば、トップ集団にはついて行けてワンチャンス優勝は狙えたかなって感じなので、よけい悔しいですね。ファイナルラップはなんとか(前を)抜きたいなと思っていたのですけれど、あと数センチ(0.027秒)足りずに5位で終わっちゃいました」

6位 豊島里空斗(C.S.I.Racing)

決勝6位の豊島里空斗(C.S.I Racing)

 「ファイナルラップは全然ダメでしたね。チャンスがなかったです。そこまでの展開も全然イケてなくて、いいところなかったので、改善したいです。最初はペース遇ったのですが全然抜けなくて、そこからペースが落ちちゃいました」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

S-FJもてぎ・菅生

第4戦SUGO決勝 渡会太一がオープニングラップで小田優をねじ伏せ赤旗明けのワンラップ勝負も制して優勝を飾る

優勝は渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第4戦決勝は7月21日にスポーツランドSUGOで連戦で開催され、フロントロウから発進の渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)がポールシッターの小田優(Drago CORSE TAKE)をオープニングラップで仕留めてトップに立つと、小田のプレッシャーに屈せず、終盤の赤旗再スタートでもきっちりポジションを守って優勝した。

 午前9時の予選に続いて行われた決勝は午後1時40分コースイン開始。朝から30度近い気温のスポーツランドSUGOだったが昼前あたりから雲が目立ちはじめ、風も強まり今にも雨が降りだしそうな雲行き。気温も29度どまりで一時50度近くまで上昇した路面温度も風に冷やされ45度に低下し、さらに温度が下がりそうな状況だ。各チーム雨雲の様子を眺めつつ、全車18台がスリックタイヤでグリッドに整列。午後1時55分にフォーメーションラップが開始されレーススタート。

 全車クリーンスタートを切る中で蹴り出しのよかったのがフロントロウの渡会で、ポールシッター小田に接近して第1コーナーにターンイン。後方では4番グリッドから発進の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)が加速の途中で勢いを失い後続に次々とかわされる。3列目スタートの豊島里空斗(C.S.I.Racing)と田中風輝(M2engineering KK-SII)が酒井の前に出て、勢いのある豊島は3番手スタートの松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)を第1コーナーでアウトから狙うが、逆に田中にインを差されてポジションを落としてしまう。

 渡会は第3コーナー出口で小田に接近、S字をテール・ツー・ノーズ状態で抜けると続くハイポイントコーナー入口でインから小田をオーバーテイク、トップに躍り出る。小田はバックストレートから馬の背で逆転を狙うが渡会がインを守ってSPコーナーへ。

 オープニングラップを終えてトップ渡会、2位小田、3位松井、4位田中、5位豊島、6位樺木大河(ZAP SPEED 10VED)というトップ6。酒井は8位まで順位を落としている。

 2位に落ちた小田だが戦意は失っておらず、メインストレートで渡会の左サイドに並んで0.081秒差でコントロールラインを通過すると、第1コーナーへアウト側からアプローチ、逆転はならなかったが渡会のテールに張り付いている。しかし渡会は第2セクターが速いようで、S字出口からハイポイントコーナーにかけてじわりと小田を引き離す。2周目を終えてその差は0.466秒。渡会を追いたい小田だが0.306秒差で松井にプレッシャーをかけられている。5位に落ちた豊島も前を行く田中を0.044秒差で追い、メインストレートではサイド・バイ・サイドで通過、第1コーナーで豊島がインを狙うがここは田中が4位のポジションを死守する。スタート直後に失速してポジションダウンした酒井は気を取り直してリカバリを開始、まず丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)を2周目に仕留めて7位に浮上する。

 3周目もトップ渡会と2位小田の差は0.498秒。些細なミスも許されない緊迫した状況が続く。3位松井はやや離れて小田と0.7秒の差に。酒井は樺木も片づけて6位へポジションアップ。

 4周目、小田は渡会追撃を再開、1分29秒165とここまでのファステストラップを出して0.336秒差と間を詰める。田中対豊島の4位争いも継続中で、0.132秒の差。豊島が仕掛けると田中が守るという繰り返しで、この間に酒井がヒタヒタと忍び寄り0.589秒の差。5周目も小田が29秒054のファステストラップを出すが渡会も29秒080をマークしギャップは0.330秒とほぼ変わらない。そして酒井が豊島を0.080秒差とロックオン。

 6周目、気が付けば最終コーナーの監視カメラに雨粒が確認できる。レースも半分を終えてコントロールライン上でのギャップは

  • トップ 渡会
  • 2位   小田 +0.392秒
  • 3位   松井 +2.425秒
  • 4位   田中 +4.127秒
  • 5位   豊島 +5.658秒
  • 6位   酒井 +5.739秒

 7周目に入ったメインストレート、豊島と0.081秒差とテール・ツー・ノーズ状態で走り抜けた酒井は第1コーナーで並びかけると第2コーナー手前でオーバーテイクを完了。5位までポジションを戻す。雨は最終コーナーとSPコーナー辺りで降り出しているようで路面の色が変わってきている。これで先頭を行く渡会はややアクセルを戻したか第4セクターで0.5秒近くロス。小田が一気に背後に張り付いて0.013秒差で8周目に入ると第1コーナーに向けて2台が並びかけるが、ここは渡会が守るも逆転は時間の問題に見えた。

 しかしその後方、SPアウトコーナーで雨に足元をすくわれたか、8位を走行中だった丸山がスピン。コースサイドにストップしてしまう。ただちにセーフティカー(SC)投入が宣言される。

 SCを先頭に、渡会~小田~松井~田中~酒井~豊島のトップ6。ジェントルマンクラスは総合12位に板倉慎哉(AMORETOKYOwithRacing)、同15位の畠山退三(HobbyBase & zapspeed)がクラス2位、同17位の柴田泰知(ZAP SPEED RD10V ED)がクラス3位につけている。

 8周目、9周目とSCランは続き、ついに10周目に赤旗が提示されレースは文字通り水入りに。マシンはピットレーンに整列して待機。このまま打ち切りかとも思われたが、天候が回復方向ということでレース再開がアナウンスされる。残り2周である11周目からSC先導でリスタートし、ファイナルラップにあたる12周目のワンラップ勝負で決着をつけることになった。

 SCが退き渡会は最終コーナーから加速を開始、2位の小田もこれによく追従してコントロールラインからレース再開。さっそく小田は渡会の左サイドから並びかけてアウトから第1コーナーで勝負に出る。しかし渡会はしっかりインを守ってスキを与えない、さらに3位松井が渡会のすぐ後ろにつけてターンイン、結果として小田はインサイドに切れ込むスペースが無くなり松井に2位の座を奪われてしまう。ポジションを取り戻したい小田だが松井はこれを牽制。結果としてトップの渡会に利することになる。4位以下はリスタート時の順位から入れ替わりはないものの、4位田中に対して5位酒井が詰め寄り隙あらば切る構えだ。

 渡会はその後も危なげない走りで小田を寄せ付けずに1周のスプリントを制してチェッカードフラッグの下をガッツポーズで走り抜けた。2位は0.362秒の差で松井、小田を0.267秒差にしりぞけて、レヴレーシングは6月に行われた富士でのS-FJに続いて1-2フィニッシュを決めた。3位小田で、田中と酒井の4位争いは最後のストレートで酒井が並びかけたが0.027秒届かず田中4位、酒井5位。豊島が6位となった。 ジェントルマンクラスは総合11位のに板倉がクラストップ、同13位の畠山がクラス2位、同16位の柴田がクラス3位、いずれもファイナルラップ一本勝負で順位を上げてフィニッシュした。

 もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズはこれから後半戦。第5戦は8月11日にモビリティリゾートもてぎで開催される。

決勝がスタートした

決勝2位は松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

決勝3位は小田優(Drago CORSE TAKE)

決勝4位は田中風輝(M2engineering KK-SII)

決勝5位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

決勝6位は豊島里空斗(C.S.I Racing)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

S-FJもてぎ・菅生

第4戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第4戦 -RIJ- (2024/07/24) Final Race Weather:Cloudy/Rain Course:Dry
2024 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 4 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
19渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1223'53.039--
27松井 啓人FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1223'53.401 0.362 0.362
343小田 優Drago CORSE TAKE
MYST KK-S2
1223'53.668 0.629 0.267
42田中 風輝M2engineering KK-SII
MYST KK-S2
1223'54.199 1.160 0.531
522酒井 翔太ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
1223'54.226 1.187 0.027
627豊島 里空斗C.S.I Racing
MYST KK-S2
1223'54.944 1.905 0.718
715樺木 大河ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1223'55.777 2.738 0.833
882大川 烈弥群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1223'57.305 4.266 1.528
978小田部 憲幸フォースリンクこたべZAP ED
MYST KK-S2
1223'57.462 4.423 0.157
1079中澤 凌ZAP NAKs 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1223'57.781 4.742 0.319
1155G1坂倉 慎哉AORE TOKYO with Racing
MYST KK-S2
1223'58.510 5.471 0.729
1233磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
MYST KK-S2
1223'58.984 5.945 0.474
1338G2畠山 退三Hobby Base & zap speed
MYST KK-S2
1224'02.695 9.656 3.711
1437青木 諒太WABITO WORKS withアルビ
TOKYO R&D RD10V
1224'02.836 9.797 0.141
1536小林 留魁アルビ開志ED 10V
TOKYO R&D RD10V
1224'03.78610.747 0.950
1618G3柴田 泰知ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
1224'10.33117.292 6.545
178松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1224'23.53030.49113.199
1881丸山 陽平群馬トヨペットTEAM RiNoA
MYST KK-S2
69'10.9036Laps6Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 9 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ) 1'29.051 (6/12) 144.989 km/h

S-FJもてぎ・菅生

第4戦SUGO公式予選ドライバーコメント ポールポジション・小田優「あと2、3周走っていたらもっとタイムが上がっていた」

ポールポジション 小田優(Drago CORSE TAKE)1分28秒436

ポールポジションの小田優(Drago CORSE TAKE)

 「(最後にタイムが出た?)単純にタイヤが暖まらなかったというのがありますけれど、ぎりぎで暖まってくれたので。あと2、3周走っていたら、もっとタイムも上がっていたと思います。決勝はこの調子で行きたいと思います」

2位 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)1分28秒504 +0.068秒

予選2位の渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 「最後は僕も第1セクターでコンマ1秒以上(タイム)削っていたので、行けるかなと思ったのですがレインボーコーナーで飛び出しちゃって。それでもう次の周もアタックせずにやめました。マシンの感触は昨日に比べたら全然いいので、レースペースはありそうです」

3位 松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)1分28秒614 +0.178秒

予選3位の松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

 「ポジティブ考えると、タイム差が昨日よりだいぶ縮まって、かなり改善はできているのかな。決勝は期待できる感じです。(決勝のポイントは?)昨日のスタートみたいことがないように(苦笑)。タイムは離れていますが走りを見たらパフォーマンス的にイケると思うので、スタートしっかり決めて、ペース作って1位狙います」

4位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)1分28秒662 +0.226秒

予選4位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

 「タイム差は縮まったのですが、最後ベスト(タイム)出ている周にS字の部分でしくじっちゃって、もうちょっと(タイム)出たかな、ってところだったのです。でもうまく前のクルマのスリップにつけて、なんとかギリギリのタイムで。もうちょっと余裕持って前の方に行きたかったですね。スタートを普通に決めて前のグループについて行って、最後にチャンスあって抜ければいいなと思います」

5位 豊島里空斗(C.S.I.Racing)1分28秒677 +0.241秒

予選5位の豊島里空斗(C.S.I Racing)

 「(トップとの差が縮まったが?)昨日と走り方を変えたのがよかったのですが、最後酒井君に(上位に)行かれてしまったのが、ちょっと悔しいです。クルマの感触は昨日よりいいです」

6位 田中風輝(M2engineering KK-SII)1分28秒685 +0.249秒

予選6位の田中風輝(M2engineering KK-SII)

 「ちょっと(走りを)まとめきれなかったというのがあります。決勝は順位を狙えるので、もっと上げていけるように。スタートが昨日もそれほどよくなかったので、まずはスタートを決めようかなと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

S-FJもてぎ・菅生

第4戦SUGO公式予選 小田優が連続でポールポジション獲得も2位渡会太一とは0.068秒の僅差

ポールポジションは小田優(Drago CORSE TAKE)

 2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第4戦公式予選が7月21日にスポーツランドSUGOで開催され、前日の第3戦でポール・ツー・ウインを飾った小田優(Drago CORSE TAKE)が連日のポールポジションを獲得した。

 前日の第3戦に続けて開催の第4戦。スポーツランドSUGO東北は朝から晴れているが昨日よりはやや気温が低く28度。路面温度も40度にとどまっている。本日も1番ピットに陣取るTeam RiNoAの大川烈弥(群馬トヨペット Team RiNoA ED)、丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)を先頭に午前9時に全車がコースインして15分間の予選が開始された。

 まずは残り10分で、大川が1分30秒560のトップタイム、すかざず前日の第3戦で7位と惜しくも入賞を逃した樺木大河(ZAP SPEED 10VED)が30秒511で逆転、さらに残り9分で小田が30秒387でトップ、前日6位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)が2番手へ上がると、大川が29秒 939、樺木が29秒427とトップタイムを更新。前日の予選に比べて各車の出足がやや鈍い印象だが、残り8分を切って折り返したあたりから本格的なタイムアタックが始まる。

 残り7分50秒、第3戦で表彰台を逃した渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が1分28秒794でトップに立ち、2番手にチームメイトの松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が28秒959とその差0.165秒。3番手樺木、4番手大川と続き5番手は豊島里空斗(C.S.I.Racing)、6番手田中風輝(M2engineering KK-SII)と第3戦から好調の面々が続く。

 残り6分30秒。今度は松井が1分28秒639のトップタイム。松井はこのレースウィークに初めてスポーツランドSUGOで走ったそうで、6月のレースでも初めての富士で10台抜きの2位獲得といい、初めてのコースをすぐに攻略するセンスの良さが光っている。この段階での順位は

  • トップ松井 1分28秒639
  • 2番手 渡会 +0.155秒
  • 3番手 樺木 +0.338秒
  • 4番手 田中 +0.348秒
  • 5番手 豊島 +0.418秒
  • 6番手 小田 +0.436秒

 と、第3戦の予選で0.4秒以上の大差でポールポジションを獲得している小田がまだ牙を隠している印象だ。

 ジェントルマンクラスは第3戦クラス優勝の板倉慎哉(AMORETOKYOwithRacing)が全体10番手でクラストップ、全体15番手の畠山退三(HobbyBase & zapspeed)がクラス2位、全体18番手の柴田泰知(ZAP SPEED RD10V ED)がクラス3位だ。

 残り5分。渡会が1分28秒504で再びトップ。松井2番手変わらず豊島が28秒920で3番手に進出。樺木4番手、田中5番手、小田6番手。

残り3分を切って小田がいよいよタイムアタックを本格化、まず1分28秒654で3番手に上がる。小田は続く周回で28秒566を出して渡会と0.062秒差の2番手へ。後方では8番手まで落ちていた酒井が28秒764で5番手へ。さらに残り30秒を切って豊島が28秒677で4番手へ。このタイミングで渡会はピットイン。トップのままで一足早く予選を終えた。この時点で順位は渡会~小田~松井~豊島~田中~酒井というトップ6。

 チェッカードフラッグが振られる中で各車は最後のタイムアタックへと突入。小田が1分28秒436を叩き出して渡会を逆転、ポールポジションを獲得した。渡会は0.068秒の差でフロントロウに並ぶ。さらに酒井も28秒662をマークして豊島を上回り4番手、3番手の松井と並んでセカンドロウを確保。豊島と田中が3列目のグリッドとなった。

 ジェントルマンクラスは全体13番手の板倉がクラストップ、以下全体15番手で畠山。全体18位の柴田がクラス3位からとなった。

 もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第4戦決勝は午後1時45分コースイン予定。小田が前日の第3戦に続くポール・ツー・ウインを飾るか、6月の富士の大会で最後尾21番手から優勝という離れ業を見せた「逆境に強い男」渡会が小田を阻止するか。目が離せない。

予選2位は渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

予選3位は松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

予選4位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

予選5位は豊島里空斗(C.S.I Racing)

予選6位は田中風輝(M2engineering KK-SII)

ジェントルマンクラスポールポジションは坂倉慎哉(AORE TOKYO with Racing)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

S-FJもてぎ・菅生

第4戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第4戦 -RIJ- (2024/07/21) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 4 スポーツランドSUGO 3.5865km

Pos№ClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
143小田 優Drago CORSE TAKE
MYST KK-S2
1'28.436--145.997
29渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1'28.504 0.068 0.068145.885
37松井 啓人FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1'28.614 0.178 0.110145.704
422酒井 翔太ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
1'28.662 0.226 0.048145.625
527豊島 里空斗C.S.I Racing
MYST KK-S2
1'28.677 0.241 0.015145.600
62田中 風輝M2engineering KK-SII
MYST KK-S2
1'28.685 0.249 0.008145.587
715樺木 大河ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'28.962 0.526 0.277145.134
882大川 烈弥群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1'29.262 0.826 0.300144.646
98松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'29.374 0.938 0.112144.465
1081丸山 陽平群馬トヨペットTEAM RiNoA
MYST KK-S2
1'29.415 0.979 0.041144.399
1178小田部 憲幸フォースリンクこたべZAP ED
MYST KK-S2
1'29.524 1.088 0.109144.223
1279中澤 凌ZAP NAKs 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'29.718 1.282 0.194143.911
1355G1坂倉 慎哉AORE TOKYO with Racing
MYST KK-S2
1'29.802 1.366 0.084143.776
1433磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
MYST KK-S2
1'29.837 1.401 0.035143.720
1538G2畠山 退三Hobby Base & zap speed
MYST KK-S2
1'30.009 1.573 0.172143.446
1636小林 留魁アルビ開志ED 10V
TOKYO R&D RD10V
1'30.510 2.074 0.501142.652
1737青木 諒太WABITO WORKS withアルビ
TOKYO R&D RD10V
1'31.152 2.716 0.642141.647
1818G3柴田 泰知ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'33.671 5.235 2.519137.838
---- 以上基準タイム(130% - 1'55.073)予選通過 ----

SUPER FORMULA

第4戦富士決勝 福住仁嶺「ミスがなければいけた……と思います」

 ポールポジションからトップを快走しながらも、14周目のタイヤ交換で大きくタイムロス。終盤追い上げたものの、優勝した坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)から、11秒6遅れの4位に終わった福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)。もしミスがなければ勝機はあったのだろうか。

 「ポテンシャルでいうと坪井選手の方が勝っていたようには思います。ただ、ゴールの差と作業でのタイムロスを考えるといけたように思います。でも、坪井選手が最後はペースをコントロールしていた可能性もあるので何とも言えないですね」

 「ピットインのスピードが速かったので若干ボックス(車両の停止)の位置が少し前に出たということはありますが、完璧じゃないにしても……(許容範囲だったと思います)。インパクトレンチの不具合など作業上の原因については、まだチームからは聞いていません」

 「でも、(決勝の)ペースは良くなりましたし、不安だったスタートもうまくいきました。チームとしては少しずつ良くなっていると思います」

 淡々と話す福住だが、2021年最終戦以来の自身3勝目、そしてチームにとっての初優勝は、ピットに滑り込んだ途端に、その可能性を失ってしまった。シビアな戦いを繰り広げるスーパーフォーミュラにおいて、タイヤ交換で失った13秒はあまりに大きかった。

Text & Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA

第4戦富士決勝 岩佐歩夢「スタートに関するチーム力は決して高くない」

 フロントロースタートながらエンジンストールで大きく出遅れ、スタートの瞬間に優勝のチャンスを失ってしまった岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)は、レース後も硬い表情のままだった。

 「ドライバーはエンジニアの指示通りの手順を踏んでスタートするわけですが、開幕戦からそこが決まらない。決してエンジニアのみの責任ではありませんが、チーム内で話し合っていかないといけないと思っています。今はスタートが上手くいく要素が見つからないという状況です」

 「予選、決勝のペースは良いのに、スタートでそれらをすべて台無しにしてしまっています。正直、スタートに関しては、チームとしてポテンシャルを発揮できていないと感じています。それは結果を見てもらえば分かると思います」

 終始、憮然とした表情で語る岩佐からは、怒りともいえる感情がにじみ出ていた。傍から見れば、チーム無限という恵まれた環境に身を置く岩佐だが、さらなる高みを目指しているだけに、チームの対応に不甲斐なさを感じているようだ。

Text & Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA

第4戦富士決勝 坪井翔が今季初優勝 ランキングも2位に浮上

優勝した坪井翔(右)と妻の斎藤愛美(左)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦は21日、静岡県の富士スピードウェイで決勝を行い、予選4位からスタートした坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が今季初優勝を飾った。

 決勝は午後3時3分にフォーメーションラップが始まった。太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)がトラブルでグリッドに着けなかったため、20人が参加してスタートが切られた。

 ポールポジションの福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)が好スタートを切りトップで1コーナーへ向かう一方、予選2位の岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)はグリッドでストールし、一気に後続に飲み込まれてしまう。2位には予選3位から大湯都史樹(VERTEX CERUMO・INGING SF23)が上がり、3位牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、4位野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、5位坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、6位笹原右京(VANTELIN TOM'S SF23)、7位山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)と続く。また、予選12位の阪口晴南(VERTEX CERUMO・INGING SF23)はトラブルかコースサイドにマシンを止めた。

 5位の坪井は3周目には野尻を、8周目には牧野をかわして3位に浮上した。トップの福住はじりじりと後続との差を広げ始める。

 タイヤ交換可能となる10周目、先陣を切ってピットインし、タイヤ交換に飛び込んだのは野尻。上位陣では11周目に牧野と笹原、13周目に大湯がピットインしてタイヤを交換した。

 14周目にはトップを走る福住もピットイン。しかしタイヤ交換に手間取り大きくタイムをロスすることとなった。

 これでトップに立ったのは坪井、2位に7秒2差で山本、さらに3秒1差で佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)がつける。

 トップの坪井はコースにステイし、タイヤ交換組とのギャップを広げる作戦を取る。28周目、タイヤ交換組でトップを走る大湯のタイムが上回り始めたのを見て、満を持してピットイン。ピットアウトすると、タイヤ交換組の大湯、野尻、牧野の後ろ、実質4位でコースに復帰した。

 ここから坪井は前を走る野尻と牧野を立て続けにパス。34周目にはついに牧野を捉えて実質トップに立った。

 39周目、コースにステイし続けた岩佐がピットインしたため、坪井は名実ともにトップに浮上。このまま41周を走り今季初優勝を飾った。坪井は、この日行われたサポートレースのKYOJO CUPで妻の斎藤愛未が優勝しているため、うれしい夫婦でのダブルウインとなった。

 2位には大湯が、3位には終盤、福住の猛追をしのいだ野尻が入った。4位福住、5位牧野、6位国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)、7位佐藤、8位福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、9位平良響(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)、10位山本と続いている。

 この結果、3位に入った野尻が選手権ポイントを47と伸ばしリーダーを堅守。ランキング2位には優勝した坪井が37.5ポイントで浮上し、牧野も33ポイントで3位につける。ノーポイントに終わった岩佐は2位から4位に後退することとなった。

 第5戦はモビリティーリゾートもてぎに舞台を移し、8月25日に決勝が行われる。灼熱の争いに注目だ。

41周の決勝がスタートした

優勝は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

決勝2位は大湯都史樹(VERTEX CERUMO・INGING SF23)

決勝3位は野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER FORMULA

第4戦富士決勝結果

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2024/07/21) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
136坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
4159'40.841--
239大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
4159'48.003 7.162 7.162
316野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
4159'51.67310.832 3.670
48福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
4159'52.48311.642 0.810
55牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
4159'54.37713.536 1.894
620国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
4159'57.02116.180 2.644
765佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
4159'58.19317.352 1.172
87小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
411:00'00.79019.949 2.597
919平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
411:00'01.75920.918 0.969
1064山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
411:00'03.21922.378 1.460
1115岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
411:00'12.04031.199 8.821
1237笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
411:00'12.49831.657 0.458
133山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
411:00'14.70433.863 2.206
1455大津 弘樹TGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
411:00'17.07536.234 2.371
1550木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
411:00'23.13042.289 6.055
1614大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
411:00'23.85243.011 0.722
174小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
411:00'25.43544.594 1.583
1812三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
411:00'26.15645.315 0.721
1953ジュジュTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
411:00'57.7011'16.86031.545
---- 以上規定周回数(90% - 36 Laps)完走 ----
-38阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
0-41Laps41Laps
-6太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 16 野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23) 1'24.990 (12/14) 193.279 km/h

SUPER FORMULA

第4戦富士フリー走行2回目 坪井翔がトップタイム

フリー走行2回目:トップタイムは坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

 7月21日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦決勝日。富士スピードウェイは、やや雲は多いものの、朝から強い日差しが照りつける夏の天候となった。

 午前9時20分から行われたフリー走行2回目では、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)がトップタイムとなる1分25秒258をマーク。4番グリッドスタートの坪井は決勝に向け上々の仕上がりのようだ。

 2、3番手タイムは、三宅淳詞(ThreeBond Drago CORSE SF23)と小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)。20番、13番と後方のグリッドからのスタートにはなるが、決勝での巻き返しを図りたいところ。

 4番手タイムは、5番グリッドスタートの太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)。5番手タイムは笹原右京(VANTELIN TOM'S SF23)。11番グリッドからのスタートだが、トムスチームの仕上がりは良さそうだ。

 フロントローに並ぶ二人、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)と岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)は、15、19番手タイムだが、周回数はきっちりこなしている。

 気になるのは、走行中にトラブルが発生したと思われる大津弘樹(TGM Grand Prix SF23)。コースオフした後にステアリングを左右に切りながら、スロー走行でピットに戻ってきた。

 また、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)はコース脇に車を止めたようだ。

 スーパーフォーミュラで初となる「瑶子女王杯」の冠レースの決勝は、午後3時から41周で行われる。

フリー走行2回目:2位は三宅淳詞(ThreeBond Drago CORSE SF23)

フリー走行2回目:3位は小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER FORMULA

第4戦富士フリー走行2回目結果

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2024/07/21) Free Practice 2 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

Pos№DriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
136坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'25.258--192.672
212三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'25.297 0.039 0.039192.584
37小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'25.332 0.074 0.035192.505
46太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'25.360 0.102 0.028192.441
537笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'25.640 0.382 0.280191.812
619平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'25.696 0.438 0.056191.687
74小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'25.708 0.450 0.012191.660
85牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'25.748 0.490 0.040191.571
965佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'25.782 0.524 0.034191.495
1038阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'25.791 0.533 0.009191.475
113山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'25.795 0.537 0.004191.466
1255大津 弘樹TGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'25.910 0.652 0.115191.209
1314大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'25.957 0.699 0.047191.105
1439大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'25.970 0.712 0.013191.076
158福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'25.972 0.714 0.002191.072
1620国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'26.119 0.861 0.147190.745
1764山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'26.138 0.880 0.019190.703
1816野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'26.158 0.900 0.020190.659
1915岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'26.259 1.001 0.101190.436
2050木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'26.458 1.200 0.199189.997
2153ジュジュTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'27.195 1.937 0.737188.392

SUPER FORMULA

第4戦富士 JRPサタデーミーティング(「瑶子女王杯」の経緯とKYOJOカップの併催)

土曜日午後に行われた、恒例のJRPサタデーミーティングでは、新たな試み二点について、スーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション(JRP)近藤会長、上野社長からその経緯などについて話があった。

■「第1回瑶子女王杯」の開催、瑶子女王殿下の来訪について

近藤会長「女王殿下はレースにとても詳しいので驚きました。女王殿下のお力も借りてスーパーフォーミュラを益々盛り上げたい」

上野社長「女王殿下とプライベートでお会いする機会があり、スーパーフォーミュラの話などもした。その際、車好きの女王殿下から業界のために何かお力添えすることはありますか、とのお話をいただき、賜杯を頂戴したい旨申し上げたところ、お受け頂いた、というのが経緯です。これを機会にモータースポーツ界を、自動車産業を盛り上げたいと思っている」

■KYOJOカップの併催について

近藤会長「関谷代表から何年も前からアプローチがあり、伸びしろのあるカテゴリーであり、応援をさせていただくことになった。いずれ富士だけでなく鈴鹿でも、と考えています。来年からはシャシーも変わるので、SFのサポートレースとして育てていけないかと思っている」

上野社長「KYOJOカップはポテンシャルがあり、お客様に見せたいと思わせるカテゴリーと感じている」

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro Noine

SUPER FORMULA

第4戦富士公式予選 福住仁嶺がチームに初のポールポジションをもたらす

ポールポジションは福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の予選が、7月20日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)が、岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)を退けて、自身今シーズン初、チームKCMGにとっては初のポールポジションを獲得した。

 雲が空を覆い、時折陽が射す蒸し暑い天候となった予選日。午前中からすでに30度を超えるなか、午後2時からノックアウト方式の予選が行われた。

 Aグループは、小高一斗、牧野任祐、小林可夢偉、岩佐歩夢、平良響、笹原右京、阪口晴南、木村偉織、大津弘樹、山本尚貴の10台。

 Bグループは、山下健太、太田格之進、福住仁嶺、三宅淳詞、大嶋和也、野尻智紀、国本雄資、坪井翔、大湯都史樹、Juju、佐藤蓮の11台という組み合わせだ。

■Q1 Aグループ

 最初にアタックを行った小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)の1分23秒505をターゲットタイムに、笹原右京(VANTELIN TOM'S SF23)23秒392、岩佐22秒780、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)23秒095、山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)23秒178と、タイムが刻まれていくが、23秒を切ったのは岩佐のみ。

 ルーキーの木村と平良、スポット参戦の大津もタイムは伸びず、最初にタイムを出した小林とともにQ1敗退。

 順位:岩佐-牧野-山本-阪口-笹原-小高/小林-平良-木村-大津

■Q1 Bグループ

 坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)1分23秒252、野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)23秒306、大湯都史樹(VERTEX CERUMO・INGING SF23)23秒078と、好調さを窺わせる面々が23秒の壁を破れないかな、福住が存在感を見せ22秒963と、グループAの岩佐に次ぐタイムを記録してトップに躍り出る。

 午前中のフリー走行で満足に走れなかった佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)、三宅淳詞(ThreeBond Drago CORSE SF23)、そしてトップから1.9秒差と健闘したJuju(TGM Grand Prix SF23)がQ1で涙をのんだ。

 順位:福住-大湯-山下-坪井-野尻-太田/佐藤-国本-大嶋-三宅-Juju

■Q2

 Q2進出は、KONDOレーシング2台、ダンディライアン2台、チーム無限2台、トムス2台、セルモ・インギング2台、KCMGとNAKAJIMAレーシングが1台ずつというチーム構成となった。

 そして、ポールを争ったのはQ1で23秒の壁を破った二人、岩佐と福住だった。

 Q1を終えてラバーグリップののった路面で、全体的にQ1のタイムを上回り、坪井がいきなり1分22秒573をマーク。これを岩佐が僅かに上回る22秒560でトップに躍り出る。

 これに、野尻22秒792、牧野22秒749が迫るが、岩佐のタイムには及ばず。これで決まりかと思われたところで、福住が22秒543をマークしてトップに。大湯も22秒571と迫るが福住を上回ることはできず、福住のポールポジションが確定した。

 なお、阪口晴南(VERTEX CERUMO・INGING SF23)はトラブルか、途中でアタックをやめてしまい12位。

 順位:福住-岩佐-大湯-坪井-太田-牧野-野尻-山下-山本-小高-笹原-阪口

予選2位は岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

予選3位は大湯都史樹(VERTEX CERUMO・INGING SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI<
Photo: Kazuhiro NOINE/address>

SUPER FORMULA

第4戦富士公式予選結果

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2024/07/20) Weather: Cloudy Course: Dry
2024 SUPER FORMULA Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
18B福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'22.9631'22.543
215A岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.7801'22.560
339B大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.0781'22.571
436B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.2521'22.573
56B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.3921'22.744
65A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.0951'22.749
716B野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.3061'22.792
83B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.2211'22.807
964A山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.1781'22.921
104A小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.4081'22.947
1137A笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.3921'23.336
1238A阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.3231'43.071
---- 以上Q2で決定 ----
137A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.505
1465B佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.408
1519A平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'23.523
1620B国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'23.803
1750A木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'23.704
1814B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'23.808
1955A大津 弘樹TGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'24.247
2012B三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'24.303
2153BジュジュTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'24.940

SUPER FORMULA

第4戦富士ノックアウトQ2結果

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2024/07/20) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

Pos№GrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
18B福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'22.543--199.009
215A岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.560 0.017 0.017198.968
339B大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'22.571 0.028 0.011198.942
436B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'22.573 0.030 0.002198.937
56B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.744 0.201 0.171198.526
65A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.749 0.206 0.005198.514
716B野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.792 0.249 0.043198.410
83B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'22.807 0.264 0.015198.375
964A山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.921 0.378 0.114198.102
104A小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'22.947 0.404 0.026198.040
1137A笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.336 0.793 0.389197.115
1238A阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'43.07120.52819.735159.374

SUPER FORMULA

第4戦富士ノックアウトQ1結果

■Aグループ

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2024/07/20) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 4 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
115岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'22.780--198.439
25牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'23.095 0.315 0.315197.687
364山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'23.178 0.398 0.083197.490
438阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'23.323 0.543 0.145197.146
537笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'23.392 0.612 0.069196.983
64小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'23.408 0.628 0.016196.945
---- 以上Q2進出 ----
77小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'23.505 0.725 0.097196.716
819平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD 01F
1'23.523 0.743 0.018196.674
950木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
HondaM-TEC HR-417E
1'23.704 0.924 0.181196.249
1055大津 弘樹TGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'24.247 1.467 0.543194.984
---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ----

■Bグループ

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2024/07/20) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 4 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
18福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'22.963--198.002
239大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'23.078 0.115 0.115197.727
33山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'23.221 0.258 0.143197.388
436坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'23.252 0.289 0.031197.314
516野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'23.306 0.343 0.054197.186
66太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'23.392 0.429 0.086196.983
---- 以上Q2進出 ----
765佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'23.408 0.445 0.016196.945
820国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD01F
1'23.803 0.840 0.395196.017
914大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTATRD 01F
1'23.808 0.845 0.005196.005
1012三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
HondaM-TEC HR-417E
1'24.303 1.340 0.495194.854
1153ジュジュTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'24.940 1.977 0.637193.393
---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ----

SUPER FORMULA

第4戦富士フリー走行1回目 牧野任祐がトップタイム

フリー走行1回目:トップタイムは牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

 7月20日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦が、静岡県・富士スピードウェイで開幕した。午前中に行われたフリー走行1回目では、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がトップタイムをマークした。

 今大会を迎えるにあたって、ドライバーの確定していなかった2チームからアナウンスがあり、ITOCHU ENEX TEAM IMPULの19号車は前戦に続き平良響が、TGM Grand Prixの55号車は先日の公式テストを担当した大津弘樹がシートを得ることになった。ただし、両者とも次戦以降は未定とのことだ。

 午前9時20分から行われたフリー走行では、まずは予選に向けてのセットアップを進めるため、各チーム、ピットインを繰り返しながら走行を続ける。

 開始30分。山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)の1分23秒183を筆頭に、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、大湯都史樹(VERTEX CERUMO・INGING SF23)、笹原右京(VANTELIN TOM'S SF23)、岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)らが、1分24秒前半のタイムで続く。

 この後、今季3勝目を狙う野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)も、1分24秒361で4番手に食い込んでくる。

 気になるのは、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)だ。トラブルを抱えているらしく、コースに出てきていない。

 1時間経過。上位は変わらないが、7番手に小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)が、また10番手にルーキーの木村偉織(San-Ei Gen with B-Max SF23)が上がってきた。

 作業を続けていた佐藤がようやくコースイン。少ない残り時間でどこまでセットアップできるのか注目だ。

 1時間10分経過。ここまで11番手だった牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が1分24秒036でトップに浮上。笹原も1分24秒211で3番手へ。走行終盤に向けて、徐々にアタックモードに入っている感じだ。

 スポットで出場の大津弘樹(TGM Grand Prix SF23)は18番手、チームメイトのJuju(TGM Grand Prix SF23)は最下位の21番手ながらトップから1.9秒遅れと健闘している。

 1時間23分経過。残り7分で、岩佐が1分23秒908をマークしてトップに踊り出る。

 残り4分を切って、予選を想定した本格的なアタックが始まる。

 この最後の攻防を制したのは、牧野(1分23秒582)。以下、大湯(23秒723)、福住(23秒739)、坪井(23秒800)、岩佐(23秒908)、山下(23秒919)と、ここまでが24秒を切ってきた。

 牧野がやや頭一つ抜き出た感じだが、午後の予選はコンディションも変わる。いずれにしても僅差の争いになることは間違いない。

 予選は、午後2時から、ノックアウト方式で行われる。

フリー走行1回目:2位は大湯都史樹(VERTEX CERUMO・INGING SF23)

フリー走行1回目:3位は福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

SUPER FORMULA

第4戦富士フリー走行1回目結果

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2024/07/20) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

Pos№GrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.582--196.535
239B大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.723 0.141 0.141196.204
38B福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.739 0.157 0.016196.167
436B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.800 0.218 0.061196.024
515A岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.908 0.326 0.108195.772
63B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.919 0.337 0.011195.746
737A笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'24.007 0.425 0.088195.541
86B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'24.019 0.437 0.012195.513
964A山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'24.063 0.481 0.044195.411
1019A平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'24.137 0.555 0.074195.239
1150A木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'24.158 0.576 0.021195.190
1238A阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'24.213 0.631 0.055195.063
1320B国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'24.316 0.734 0.103194.824
1416B野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'24.361 0.779 0.045194.720
157A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'24.366 0.784 0.005194.709
1665B佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'24.382 0.800 0.016194.672
1714B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'24.469 0.887 0.087194.471
184A小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'24.556 0.974 0.087194.271
1955A大津 弘樹TGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'24.994 1.412 0.438193.270
2012B三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'25.162 1.580 0.168192.889
2153BジュジュTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'25.716 2.134 0.554191.642

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第4戦岡山決勝 伊東黎明が開幕から無傷の4連勝

優勝は伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)

 ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)は6月29日、岡山国際サーキットで第4戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)が、ポールトゥウインで開幕からの連勝を4と伸ばした。

 決勝は午後3時にフォーメーションラップが始まる。上空には雲が広がりいくぶん涼しくなってきた。1周を回って14台がグリッドに着き、シグナルブラックアウトで決勝の幕が開いた。

決勝のスタートシーン

 ポールポジションの伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)、予選2位の呉良亮(OPERA 90 RACING)は好スタートを切り、予選順位のまま1コーナーへ向かう。一方、同3位の平安山良馬(Porsche Japan Junior Programme)はスタートで出遅れた。同4位の山田遼(HYPER WATER Racing Team)もエンスト気味だったが、平安山の前に出ることに成功し、3位に順位を上げる。

 オープニングラップを終えてトップは伊東、0秒9差で2位呉、さらに0秒6差で3位山田。平安山はスタートで5位まで落ちたが、一つポジションアップし、山田の後ろ1秒5差の4位につける。

 トップに立った伊東はファステストラップを更新しながら逃げる。4周目にこのレースのファステストラップとなる1分32秒566をたたき出し、2位呉との差を1秒7に広げる。

 2位呉も必死に伊東に食らいつき、少しずつタイム差を削り始める。7周目に1秒6、9周目に1秒5とわずかに接近するが、リアタイヤのグリップに問題を抱えており、10周目にオーバーステアを出すと、その差が1秒9と一気に広がった。この周、1秒前後で背後に従えていた3位山田にも0秒7差まで迫られることとなった。

 ここからトップ伊東が逃げる一方、2位呉と3位山田の争いが勃発する。12周目のコントロールラインでその差は0秒1差となるが、1コーナで山田は呉をパスできず。バックストレートでも山田が呉のインをうかがうが、並びかけることができない。山田もリアタイヤのグリップダウンが進行し、追いつけどオーバーテークに至る決め手は見いだせないようだ。

 結局、レースは17周を回って終了。優勝は伊東で開幕から無傷の4連勝を達成した。2位争いも順位は変わらず、2位が呉、3位が山田となった。4位の平安山は最終ラップで前の2台にようやく追いついてゴールを迎えた。

 プロアマクラスはスタートで先行したポールシッターの武井真司(BINGO RACING)、クラス予選2位のMOTOKI(47TRADING with Rn-sports)、同3位の浜崎大(VOING with VENTIER)の接近戦となる。しかし、互いに決め手を欠き順位は変わらない。終盤には浜崎が遅れだし、武井とMOTOKIの争いとなるが、結局、優勝武井、2位MOTOKI、3位浜崎の順でゴールした。

 アマクラスは、スタートで予選クラス2位のTiger Wu(BINGO RACING)が同ポールシッターのBANKCY(BINGO RACING)をかわしてトップに立つ。この2台は一時接近戦となるも、最終的にはTigerが抜けだし優勝した。2位にはBANKCYが入り、少し遅れて3位には辻子依旦(PONOS RACING with CARGUY)が入った。

 第5戦は明日30日、午後0時から17周の決勝が行われる。予報は雨。ウエットの練習でも好調だったという伊東の開幕6連勝なるか、土をつける選手が現れるかに注目だ。

プロアマクラス優勝は武井真司(BINGO RACING)

アマクラス優勝はTiger Wu(BINGO RACING)

■決勝後ドライバーコメント

優勝 伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)
 「前回の富士は2戦とも至近距離のレースでしたが、今回は差をつけてゴールできたので、速さはあったと思います。前戦までの傾向で1周目にペースがあり、離すことができたので、自信を持って挑みました。そこで間が開き、流れを作ることができました。中盤以降はタイヤが厳しくなりましたが、後続よりドロップしなかったので、最後も安心して走ることができました。事前のテストの感じでタイヤ内圧低めがよかったので、決勝に反映しました。最初はグリップが無かったんですが、4周目くらいに内圧が来てグリップがきたので、そこから安定してタイムがでました。明日は雨予報ですが、金曜日の雨の感じだとパフォーマンスも高いですし、岡山もけっこう走っているので、雨でも勝ちます」
2位 呉良亮(OPERA 90 RACING)
 「スタートはまあまあ決まったんですが、リアタイヤがよくなくて、最初からずるずるいっていました。黎明君についていこうとしても、離されました。最期の方で山田くんにも追いつかれて、十何周は人間もきつくてヒイヒイいいながら抑えることに集中しました。防戦一方でしたね。あしたウエットですが、頑張ります」
3位 山田遼(HYPER WATER Racing Team)
 「スタートはタイヤがすごくグリップして、エンストし、決まったとはいえません。平安山選手がミスして3位に上がっただけなので、そこはうれしくないです。予選がすべてでしたね。もうちょっと決め手を作って途中タイヤが残っているところで、一発いきたかったですね。みんな同じように、特にリアのタイヤが落ちてくるので、抜くのはきつかったです。走り込みとセットだしが1日みんなより少なかったので、それが出ました。あしたコンディションは分かりませんが、頑張るしかないです」

オーバーオールクラスの表彰式

プロアマクラスの表彰式

アマクラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第4戦岡山決勝結果

岡山チャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/29) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 Porsche Carrera Cup Japan Round 4 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCarLapTimeBehindGap
160Pro1伊東 黎明SHOWA AUTO with BINGO RACIG1726'27.500--
290Pro2呉 良亮OPERA 90 RACING1726'30.581 3.081 3.081
37Pro3山田 遼HYPER WATER Racing Team1726'30.948 3.448 0.367
491Pro4平安山 良馬Porsche Japan Junior Programme1726'31.639 4.139 0.691
59Pro-Am1武井 真司BINGO RACING1726'51.86124.36120.222
610Pro-Am2MOTOKI47TRADING with Rn-sports1726'52.56625.066 0.705
777Pro-Am3浜崎 大VOING with VENTIER1726'54.16626.666 1.600
888Am1Tiger WuBINGO RACING1727'02.34934.849 8.183
966Am2BANKCYBINGO RACING1727'03.57936.079 1.230
1045Am3辻子 依旦PONOS RACING with CARGUY1727'05.52538.025 1.946
1198Pro-Am4IKARIBJRacing PORSCHE1727'06.49538.995 0.970
1236Am4Sky ChenSKY MOTORSPORTS1727'16.19148.691 9.696
1317Am5IKEDAHYPER WATER Racing Team1727'26.96559.46510.774
1416Am6HiroNGR1727'55.4131'27.91328.448
---- 以上規定周回数(75% - 12 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 60 伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG) 1'32.566 (4/17) 144.014 km/h

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第4戦岡山公式予選結果

岡山チャレンジカップレース第5戦 -RIJ- (2024/06/29) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 Porsche Carrera Cup Japan Round 4 岡山国際サーキット 3.703km

Pos№ClsCls
Pos
DriverCarTimeBehindGapkm/h
160Pro1伊東 黎明SHOWA AUTO with BINGO RACIG1'30.439--147.401
290Pro2呉 良亮OPERA 90 RACING1'30.860 0.421 0.421146.718
391Pro3平安山 良馬Porsche Japan Junior Programme1'31.377 0.938 0.517145.888
47Pro4山田 遼HYPER WATER Racing Team1'31.513 1.074 0.136145.671
59Pro-Am1武井 真司BINGO RACING1'32.139 1.700 0.626144.681
610Pro-Am2MOTOKI47TRADING with Rn-sports1'32.187 1.748 0.048144.606
766Am1BANKCYBINGO RACING1'32.302 1.863 0.115144.426
877Pro-Am3浜崎 大VOING with VENTIER1'32.441 2.002 0.139144.209
998Pro-Am4IKARIBJRacing PORSCHE1'32.717 2.278 0.276143.779
1088Am2Tiger WuBINGO RACING1'32.809 2.370 0.092143.637
1145Am3辻子 依旦PONOS RACING with CARGUY1'32.902 2.463 0.093143.493
1236Am4Sky ChenSKY MOTORSPORTS1'33.288 2.849 0.386142.899
1317Am5IKEDAHYPER WATER Racing Team1'34.536 4.097 1.248141.013
1416Am6HiroNGR1'38.056 7.617 3.520135.951
---- 以上基準タイム(120% - 1'48.527)予選通過 ----

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦鈴鹿決勝上位3人のコメント 野村勇斗「予選からパーフェクトで来れたので、最高」

第3戦優勝 野村勇斗(HFDP Racing Team)

優勝した野村勇斗(HFDP WITH B-max Racing Team)

 「今まで連勝はなかったし、しかも鈴鹿で勝てたので本当に嬉しいです。スタートも良かったですし、ペースも悪くなかった。昨日よりも改善できました。前回の富士では勝てなかったので、チームとミーティングしながらデータを見返し、練習走行もしながら仕上げていきます」

 「抜きづらい鈴鹿ではスタートが大事になってくるので、集中していきました。森山選手もペース良かったんで、序盤は後ろを見ながら走りました。昨日もクリーンエアで走れましたし、マネジメントしつつ走ったので、タイヤは大丈夫でした。レース前に雨が降ったので、どうなるかとは思いましたが、雨でも練習はしていたので、どっちでもいけると思っていました。予選からパーフェクトで来れたので、最高です」

第3戦決勝2位 森山冬星(HELM MOTORSPORTS)

決勝2位の森山冬星(HELM MOTORSPORTS)

 「タイヤが厳しすぎて、よく耐えられたなと思いますが、昨日ワンツーを取られているので、今日はなんとしてでも押さえたいと思いましたし、チャンピオンシップのことを考えても今日は2位で終わろうと思っていました。調子悪かった週末なので、最後に2位で終われて良かったです。タイヤの内圧なのか、セッティングなのか、今回何が悪かったのかは2ヶ月の間にエンジニアさんとしっかり話し合って、テストでもしっかりできるように。富士はもっと大事な大会になると思います。チャンピオンを取るには富士で1勝しないといけないと思いますし、残り全部勝つ勢いで行きたいです」

 「(洞地選手との2位争いについて)ブレーキも止まんない状態で、タイヤは前も後ろもヤバかったです。内圧もきっと上がっていたと思いますが、押さえ切れて良かったです。週末調子悪いところから始まって2位で終われたのはポジティブな結果だと思いますし、HELMのチーム力だと思います」

第3戦決勝3位 洞地 遼大(HFDP Racing Team)

決勝3位の洞地遼⼤(HFDP WITH B-max Racing Team)

 「(森山選手より)僕の方がペースが良くて、ダウンフォースが抜けながらでも追いついて行けましたが、鈴鹿は合わせ込むのが難しかったです。1コーナーやシケインで狙っていましたが、今日はスリップがあまり効かなくて、ストレートでのゲインがなく、抜きにくかったです。レース内容は攻められましたが、予選がダメだったんで、ちょっと悔いは残っていますが、全体的には良かったかなと」

 「富士では2連勝出来ればいいんですが、まずは1勝を目指して頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦鈴鹿決勝 Cクラスは野村勇⽃が連勝、IクラスはDRAGONが今季2勝目、B-Maxが両クラスを制する

優勝は野村勇斗(HFDP with B-Max Racing)

インディペンデントクラス優勝はDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

 6月2日、2024年FIA-F4選手権シリーズの第3戦が三重県・鈴鹿サーキットで行われ、チャンピオンクラスは、第3戦を制した野村勇⽃(HFDP with B-Max Racing)が、昨日に続くポール・トゥ・ウィン。

 インディペンデントクラスは、クラスポールスタートのDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)が開幕戦に続く今季2勝目を飾った

■チャンピオンクラス

 好スタートを決めたポールポジションの野村が逃げ、森⼭冬星(HELM MOTORSPORTS F4)、洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)、スタートで順位を上げた佐藤凛太郎(PONOS RACING MCS4)、新原光太郎(YBS Verve 影⼭ MCS4)が続く。

 トップを快走する野村は、安定したペースで逃げるも、2位森山も必死に食い下がり、その背後には洞地が迫り、このトップ3が後続を引き離しながらレースは進んだ。

 5周目あたりから、2位森山を洞地が攻め立て、両者が競り合う間にトップ野村は一気に差を開き独走態勢を築いていく。

 終盤に入っても、冷静にタイヤをセーブしながら走る野村は、そのまま11周を走りきって完勝。昨日に続く連勝を決めた。

 2位は隙を見せずに洞地を抑えきった森山、3位洞地、4位は5周目に順位を上げた新原、5位には4台による熾烈な争いを制した佐野雄城(TGR-DC RS F4)が入った。

■インディペンデントクラス

 スタートでクラス2番グリッドの今⽥信宏(JMS RACING with B-MAX)が先行するが、ポールシッターのDRAGONは1コーナーの位置取りを冷静に見極め、トップを奪い返す。

 ここからの両者のペースはまったくの互角。0.4〜0.7秒の差で周回を重ね、一瞬たりとも気を抜けない攻防を見せる。

 終盤、スタートで遅れ、追い上げてきたチャンピオンクラスの車両が間に入ることもあったが、二人は最後まで僅差の勝負を繰り広げ、最後は0.3秒差でDRAGONが逃げ切った。

 3位には終盤追い上げた中島功(Rn.SHINSEI.MCS4)が入った。

 この結果、両クラスを連日B-Max Racing Teamが制し、B-Max強しを印象づけた鈴鹿大会だった。

 次の舞台は、真夏(8月3-4日)の富士スピードウェイだ。

11周の決勝がスタートした

決勝2位は森山冬星(HELM MOTORSPORTS F4)

決勝3位は洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)

決勝4位は新原光太郎(YBS Verve影⼭MCS4)

決勝5位は清水啓伸(Drago CORSE MCS4-24)

決勝6位は佐野雄城(TGR-DC RS F4)

インディペンデントクラス決勝2位は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

優勝した野村勇斗(HFDP WITH B-max Racing Team)

表彰式

インディペンデントクラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Motorsports Forum

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦鈴鹿決勝結果

■Championクラス

SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Champion class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
150野村 勇斗HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1123'39.380--
262森山 冬星HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1123'43.446 4.066 4.066
351洞地 遼⼤HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1123'43.701 4.321 0.255
416新原 光太郎YBS Verve影⼭MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1123'48.535 9.155 4.834
534清水 啓伸Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1123'52.31912.939 3.784
635佐野 雄城TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1123'53.14113.761 0.822
738梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1123'53.79114.411 0.650
845大宮 賢人PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1123'55.18515.805 1.394
954佐藤 凛太郎PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1123'57.37317.993 2.188
1036卜部 和久TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1123'57.87718.497 0.504
1133佐藤 樹Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1123'57.92618.546 0.049
1260熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1123'58.54919.169 0.623
13*37鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1124'08.25828.878 9.709
1477松田 大輝WARMTECH SKILLSPEED
SKILL SPEED
1124'09.22929.849 0.971
1564HIROBONHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1124'13.54234.162 4.313
1614村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1124'14.25834.878 0.716
1746有村 将真フジタ薬局アポロ電⼯
フジタ薬局レーシング
1124'19.40540.025 5.147
1826三枝 拓己FALCON MOTORSPORT
FALCON MOTORSPORT
1124'21.23441.854 1.829
1987下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1124'25.56546.185 4.331
2090Lin ChenghuaATEAM Buzz Racing
AKIRAND RACING
1124'28.69349.313 3.128
2197白崎 稜Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1124'29.10049.720 0.407
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----

■Independentクラス

SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Independent class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
130DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1124'27.002--
244今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1124'27.335 0.333 0.333
310中島 功Rn-sports MCS4
Rn-sports
1124'27.984 0.982 0.649
411植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1124'29.863 2.861 1.879
596齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1124'31.510 4.508 1.647
663鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1124'32.138 5.136 0.628
755KENTAROBaum Field F4
FIELD MOTORSPORTS
1124'35.651 8.649 3.513
82仲尾 恵史TCS AKILAND
AKILAND RACING
1124'36.615 9.613 0.964
998IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1124'43.63216.630 7.017
109ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1124'44.25017.248 0.618
114佐々木 祐一仙台DayDream with RICHO
DAYDREAM RACING
1124'45.22418.222 0.974
1286大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1124'47.44520.443 2.221
1371大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1124'48.81221.810 1.367
1461坂井 フォックス・ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1124'58.64931.647 9.837
155小谷 泰弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1124'59.37032.368 0.721
16*40⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1125'20.03053.02820.660
1723YUGOS2R Racing
N-SPEED
1125'39.5301'12.52819.500
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: 森山冬星(HELM MOTORSPORTS F4) 2'08.560 (3/11) 162.610 km/h
  • CarNo. 37は、FIA-F4選手権統一規則第15条1.2(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 40は、FIA-F4選手権統一規則第30条7(スタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第3戦、第4戦鈴鹿公式予選 Cクラスは野村勇⽃がダブルPP、Iクラスは今⽥信宏とDRAGONがPPを分け合う

第3戦、第4戦ともポールポジションの野村勇斗(HFDP with B-Max Racing)

 6月1日、開幕大会から約1か月を経過し、2024年FIA-F4選手権シリーズの舞台は三重県・鈴鹿サーキットに移された。

 開幕大会では、エンジントラブルが多発したことで、メーカー系のエントラントなどが、第2戦の出走を見合わせるという事態が発生してしまった。

 エンジンを供給するトムスは、トラブルの原因を振動によるイグニッションハーネスの断線と突き止め、ハーネス、イグニッションコイルを対策部品に交換。事前に行われたスポーツ走行ではトラブルは出なかったとのこと。

 これで一応の解決を見て、今大会には無事全車が出走し、主催者、関係者は胸を撫で下ろした。

 午前8時35分からクラス別に行われた予選では、チャンピオンクラスは野村勇⽃(HFDP with B-Max Racing)が見事ダブルポールポジションを獲得。インディペンデントクラスは、第3戦は今⽥信宏(JMS RACING with B-MAX)、第4戦はDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)がPPを奪い、B-Maxがメンテナンスする車両が両クラスのPPを独占した。

■チャンピオンクラス

 最初に2分7秒台に入れた佐野雄城(TGR-DC RS F4)がリードする形で始まった予選は、終盤になるにつれて野村勇⽃(HFDP with B-Max Racing)と洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)のホンダ育成の二人が徐々にタイムアップ。

 これに、森⼭冬星(HELM MOTORSPORTS F4)も絡んで僅差の勝負になったが、最後に2分7秒691、7秒601と立て続けに好タイムを叩き出した野村が、第3戦およびセカンドタイムで決まる第4戦のポールポジションを獲得。チームメイトの洞地が7秒734で第3戦、森山が第4戦の2番グリッドを手にした。

 トヨタ育成ドライバーは第3戦、第4戦ともに4位の佐野が最上位だった。

■インディペンデントクラス

 開幕大会を欠場した、植⽥正幸(Rn-sports MCS4)、今⽥信宏(JMS RACING with B-MAX)、鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F4)らの強豪がエントリーしたことで、今大会はフルメンバーでの戦いとなった。

 その鳥羽が早々に2分11秒254をマークするが、4周目のアタックで今田が11秒の壁を破る2分10秒973でトップタイムを更新。さらに開幕戦を制したDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)が10秒944でトップに立つなど、目まぐるしくトップが入れ替わった。

 この戦いは予選終了まで続き、特にチームメイトの今田とDRAGONは意地のポール争いを繰り広げ、両者ともに8周目となるアタックで今田が10秒845、DRAGONが10秒906とベストタイムをマーク。最後は今田に軍配が上がったが、セカンドタイムで決まる第4戦のポールはDRAGONが奪った。

 セカンドローには、鳥羽とKEN ALEX(BUZZ RACING)が、第3戦、第4戦で位置を入れ替え並ぶことになった。

 第3戦の決勝は、本日午後2時から、第4戦決勝は明日の午前8時40分から、ともに11周で行われる。

第3戦予選2位、第4戦予選3位洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)

第3戦予選3位、第4戦予選2位の森山冬星(HELM MOTORSPORTS F4)

第3戦、第4戦とも予選4位の佐野雄城(TGR-DC RS F4)

第3戦予選5位、第4戦予選8位の新原光太郎(YBS Verve影⼭MCS4)

インディペンデントクラス第3戦ポールポジション、第4戦予選2位の今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

インディペンデントクラス第3戦予選2位、第4戦ポールポジションのDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦鈴鹿公式予選結果

■Championクラス

SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/01) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Champion class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
150野村 勇斗HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
2'07.691--163.717
262森山 冬星HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
2'07.948 0.257 0.257163.388
351洞地 遼⼤HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
2'07.956 0.265 0.008163.378
435佐野 雄城TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
2'08.193 0.502 0.237163.076
538梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
2'08.201 0.510 0.008163.066
654佐藤 凛太郎PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
2'08.238 0.547 0.037163.019
745大宮 賢人PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
2'08.453 0.762 0.215162.746
816新原 光太郎YBS Verve影⼭MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
2'08.456 0.765 0.003162.743
934清水 啓伸Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
2'08.642 0.951 0.186162.507
1036卜部 和久TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
2'08.741 1.050 0.099162.382
1197白崎 稜Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
2'08.948 1.257 0.207162.121
1237鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
2'08.980 1.289 0.032162.082
1360熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
2'09.025 1.334 0.045162.024
1433佐藤 樹Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
2'09.095 1.404 0.070161.937
1577松田 大輝WARMTECH SKILLSPEED
SKILL SPEED
2'09.372 1.681 0.277161.590
1687下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
2'09.444 1.753 0.072161.501
1764HIROBONHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
2'10.493 2.802 1.049160.202
1814村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
2'10.769 3.078 0.276159.864
1926三枝 拓己FALCON MOTORSPORT
FALCON MOTORSPORT
2'11.098 3.407 0.329159.462
2046有村 将真フジタ薬局アポロ電⼯
フジタ薬局レーシング
2'11.561 3.870 0.463158.901
2190Lin ChenghuaATEAM Buzz Racing
AKIRAND RACING
2'12.460 4.769 0.899157.823
---- 以上基準タイム(105% - 2'14.258)予選通過

■Independentクラス

SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/01) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Independent class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
130DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
2'10.944--159.651
244今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
2'10.973 0.029 0.029159.615
39ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
2'11.153 0.209 0.180159.396
463鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
2'11.254 0.310 0.101159.273
510中島 功Rn-sports MCS4
Rn-sports
2'11.460 0.516 0.206159.023
611植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
2'11.587 0.643 0.127158.870
796齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
2'11.755 0.811 0.168158.667
855KENTAROBaum Field F4
FIELD MOTORSPORTS
2'11.774 0.830 0.019158.644
92仲尾 恵史TCS AKILAND
AKILAND RACING
2'11.922 0.978 0.148158.466
1098IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
2'12.148 1.204 0.226158.195
1140⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
2'12.621 1.677 0.473157.631
124佐々木 祐一仙台DayDream with RICHO
DAYDREAM RACING
2'12.788 1.844 0.167157.433
1371大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
2'13.061 2.117 0.273157.110
145小谷 泰弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
2'13.312 2.368 0.251156.814
1586大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
2'14.255 3.311 0.943155.713
1661坂井 フォックス・ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
2'14.944 4.000 0.689154.918
---- 以上基準タイム(105% - 2'14.258)予選通過
-23YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'17.851 6.907 2.907151.651

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第3戦、第4戦鈴鹿公式予選上位3人のコメント 野村勇斗「セット変更がうまくハマった」

第3戦、第4戦ポールポジション 野村勇斗(HFDP WITH B-max Racing Team)

 「昨日の時点ではセクター1、セクター2をまとめきれずに苦戦していたので、セットアップを変えてどうなるか、という感じでしたが、それがうまくハマって良かったです」

 「昨夜変更したセッティングは練習でもやったことのないもので、ギャンブル的な面がありましたが、それがうまくいきました」

 「アタック2周目にベストが来るように走っていましたが、思ったよりタイヤの持ちが良かったので、それを利用して3周目も行きました。去年だったら3周目は厳しかったんですが、クルマが変わったことと、昨年より涼しかったこともあったと思います」

 「決勝も自信があるので、必ず優勝します」

第3予選2位、第4戦予選3位 洞地遼⼤(HFDP WITH B-max Racing Team)

 「昨日の路面にはクルマが合っていたんですが、今日の路面には合わず、アンダーがすごく出ていました。それに自分が戸惑ってしまい、タイヤが一番グリップする4周目でミスしてしまいました。続けて2周アタックしましたが、タイヤのピークが過ぎていたせいもあってタイムが伸びませんでした」

 「予選に向けてちょっと微調整すべきだったかなと思います。決勝ではスタートで前に出られればと思いますが、出られなくてもコースのどこかで抜いてきたいです」

第3戦予選3位、第4戦予選2位 森山冬星(HELM MOTORSPORTS)

 「もともと2周か、行って3周アタックする分の燃料しか積んでなかったんですが、そこで決めきれなかったのは自分の弱さです。ポール取れたかと言われれば厳しかったと思います。自分のベストは尽くしきれました」

 「今日はしっかりポイントを取ります。表彰台がマストだと思うので。明日は勝ちが狙える位置ですし、鈴鹿は抜けないし、SCも多分入ると思います。(野村選手とは)いい戦いになると思うので、頑張りたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

S-FJ筑波・富士

第4戦筑波決勝ドライバーコメント 優勝・角間光起「相手にチャンスを作らせないような走りを心掛けた」

優勝 角間光起(ELIVレーシング10VED)

優勝した角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 「石井君が予選から近いタイムで、決勝も近いバトルになるだろうと予想していたのですけれど。やっぱり、自分序盤から攻めているつもりではあったのですけれど、それでも石井君ぜんぜん離れずに、ずっといる感じだったので。そこはもうあえて戦略切り替えて、インフィールドでタイヤ温存して、後半でバトル仕掛けられないように、少しでも相手にチャンスを作らせないような、走りを心掛けていったのが結果につながったかな、というふうに思っています。(タイム差ほどには追い込まれている感覚ではなかった?)詰まっているなというところはありましたけれど、今までの経験上差されるほどのチャンスは作れないだろうな、というところだったので、そこはなるべく立ち上がりスピード意識したセットアップづくりで、チームが努力してくれたですし、いい形で終えられたのかな、と思います」

2位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

決勝2位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

 「抜けなかったですね。自分が苦手なのが、今回は最終コーナーであまり速くなかったので、そこで離されて、という感じの繰り返しで、ちょっとスピードが足りなかったです。(ほとんどミスはなかった?)細かいミスは多少あったのですけれど、大きなミスはなかったです。(次こそ一番高いところ?)順に来ていますので、次こそは」

3位 伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

決勝3位の伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

 「正直この順位は仕方ないかなって感じで。自分自身もけっこうミスしていたし、改めてストレートの遅さが目立ったなというのがあって。バックストレートで詰めても挽回されちゃうので、相手が大きくミスした時だけがうまくついて行けるのですけれど、ちょっと難しいものがありましたね。(セッティングの差?)セッティングはあまり変わらないのじゃないですかね。足回りと言うよりエンジン本体の差で、正直どうしようもないとこで、なるべくしてなった順位かな、と思います」

4位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

決勝4位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

 「スタート普通に決まって1台パスできたので、それはよかったのですけれど。スタートの時に伊藤選手とちょっと当たっちゃって。僕が引いた訳じゃないのですけれど、向うの方が立ち上がり良くて、そこでパスできなかったのがちょっと悔しいです。トップ3台とはペースもずっと変わらなかったので、もうちょっと自分がコンマ1、2(秒)あげられていたら、もしかしたら表彰台はいけたのかなって感じです。とりあえずミスしないで前について行くので精一杯だったので。前が争って追いつくかなって、思っていたのですけれど、やっぱり筑波は抜けないコースで、厳しいレースでした。(開幕の頃よりコンスタントに上位に食い込んでいる印象だが?)そうですね、前回の鈴鹿のレースでちょっと解ってきたきたというか、ちょっとずつ慣れてきたかな、という感じですね」

5位 内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

決勝5位の内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

 「(15号車を抜いた状況は?)向うがシフトミスしたのかちょっとスローダウンして、そこでうまく抜けたという形なので、きれいにオーバーテイクという感じじゃなくて向うのミスに付け込んだ感じですね。スタートで1台抜けたのがあって、そこはよかったと思うのですけれど。あの位置を走れていたから、ひとつずつ。棚ぼたみたいな形で順位が上がって行ったので、そこはよかったのかなと思います。ただ単純に速さが足りていないので。マシンは結構いいのですけれど、ドライバーの方でちょっと苦戦している部分があるので、そこを次戦までに解消できればなと思っています」

6位 津田充輝(ファーストガレージKK-SII)

決勝6位の津田充輝(ファーストガレージKK-SII)

 「序盤苦しかったですね。予選の時に自分の走りで「こうした方がいい」というのがあったので、それをずっと探りながら走っていて、いいところは見つけたのですけれど、逆にさっきまでよかったコーナーが遅くなっちゃったのがあって。前と詰まるところはあっても、逆に離されちゃうところもあって、という感じになって、抜く、というところまでは至らなかったです。じれったかったです(苦笑)」

15位 児島優太(ELEVレーシングDream)

決勝15位の児島優太(ELEVレーシングDream)

 「予選よりもいいタイム出そうと考えながら走っていたのですけれど。けっこうシフトミスが続いちゃって、途中からどんどんそのミスが増えちゃって、ミスをしないよういつもより丁寧にやろうと思ったのですけれど、うまくいかない状態で。それでも焦らず18周完走することを意識してました。初めてのレースで、すごい長く感じたのですけれど、なんとかマシンを壊さずに持ち帰ることができたので、よかったです。(楽しめた?)楽しむというか、レースって長いな、という感じで(苦笑)。今度出られる時があったら、今度こそ楽しみながら走れたらいいなと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

S-FJ筑波・富士

第4戦筑波決勝 石井大雅のプレッシャーに屈せず角間光起がポール・ツー・ウインで2連勝

優勝した角間光起と前田大道監督

 2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第4戦決勝が5月26日(日)に筑波サーキットで開催され、ポールポジションの角間光起(ELEVレーシング10VED)がホールショットを奪うと、フロントロウから発進の石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)と18周に及ぶ接近戦を制してトップチェッカー。第3戦に続いて連勝を飾った。

 18周で行われる決勝は定刻12時45分にフォーメーションラップ開始。気温27度、路面温度47.2度とやや暑いドライコンディションで、レース後半にはドライバーにもタイヤにも厳しくなることが予想される。

スタートシーン

 15台がグリッドにつきレーススタート。各車クリーンスタートで第1コーナーへと加速する。ポールシッターの角間がホールショットを奪い、2位石井選手に僅かに差をつけて第1コーナーへ進入。後方では5番手スタートの酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)の加速がよく、セカンドロウから発進の黒川史哉(ZAP黒川&もみちゃんED)と伊藤駿(ZAPSPEED10ED)に襲いかかる。酒井は第1コーナー手前で黒川をかわして、さらに伊藤のインを突くがここは伊藤が守り切る。この先陣争いでアウト側に押しやられた黒川に、今度は6番手スタートの塚本凜世(F-BrainウインズS2ED)が接近してチャンスを窺う。塚本はバックストレートで黒川の右サイドに出ると最終コーナー入口でオーバーテイク完了、これで塚本5位、黒川は6位までポジションを落としてオープニングラップを終了する。

 トップ角間は2位石井に0.450秒の差をつけて1周目のコントロールラインを通過。3位伊藤は石井に0.361秒の差、4位酒井はそこから0.608秒差で続く。ここから次第に遅れたのが酒井で、2周目にトップから1.714秒差、3周目に1.934秒差とじりじり離される。一方トップ3台は1秒以内のグループを形成している。

 トップグループから脱落した酒井には5位塚本が接近、2周目0.320秒、3周目0.289秒と間合いを詰めてプレッシャーをかける。しかしここで塚本は焦ったかヘアピンで単独スピン、すぐにレースに戻るが14位まで大きくポジションを落としてしまう。

 4周目に0.575秒までひろがったトップ角間と2位石井のギャップだが、5周目、6周目と石井がファステストラップを連発して、0.289秒まで間合いを詰める。しかし角間選手もここで踏ん張り、7周目に0.418秒差まで戻すなど、一進一退の神経戦が展開する。

 トップ2台が膠着状態になる中で動きがあったのは5位グループで、黒川、藤大輝(RCIT RaiseUP ED)、津田充輝(ファーストガレージKK-SII)の3台が5周目に0.553秒差のワンパックに。黒川は左のサイドミラーが脱落していて防戦が苦しい状況で、9周目に内藤、津田と立て続けにオーバーテイクを許し、7位までダウン。

 レースは後半に入り10周目のトップ6は、

  • トップ  角間
  • 2位   石井(+0.574秒)
  • 3位   伊藤(+0.915秒)
  • 4位   酒井(+1.815秒)
  • 5位   内藤(+5.135秒)
  • 6位   津田(+5.474秒)

 石井と伊藤は0.341秒の間合いで、角間を追いたい石井だが、僅かなミスでも伊藤に喰われるプレッシャーにさらされている。

 マスタークラスは全体9位から11位に3台が連なり、秋山健也(スーパーウィンズKKS2)がクラストップ、以下畠山退三(KK-S2)、本間隆史(MAT Racing PJ10V)と続いている。

 各ポジションがそのままでレースが推移する中で活発なのはスピンで14位まで落ちた塚本選手で、11周目13位、12周目11位と毎ラップ順位を上げて、15周目には10位まで挽回する。

 石井が最後のチャンスを狙って動き出したのは終盤の16周目。角間とのギャップを削り始め、15周目に0.419秒あった差が16周目0.394秒、さらに17周目には58秒851と本日のファステストラップを叩き出して0.335秒差まで角間に詰め寄りファイナルラップに突入する。

 しかし角間も余力を残していたのか、ファイナルラップに0.2秒石井を突き放して、0.553秒の差でチェカードフラッグの下を通過。スタートから一度もトップを譲らない完勝で、ポール・ツー・ウインを飾った。

 2位は石井。惜しくも初優勝はならなかったが、デビュー戦7位、第2戦4位。第3戦3位と着実に順位を上げての2位。残るは優勝だけとなった。3位伊藤選手。2020年の筑波シリーズチャンピオンはこれで3戦連続の表彰台。4位酒井、5位内藤6位津田という結果になった。

 マスターズクラスは、総合8位の秋山がトップ、総合11位の畠山がクラス2位、総合14位の本間が3位。今回レースデビューの中村ブンスーム(ファーストガレージ10V)は12位、児島優太(ELEVレーシングDream)は15位でフィニッシュした。

 レースを終えてパルクフェルメに戻って来た角間は マシンから降り立ちまずは石井と互いの健闘をたたえ合い、ヘルメットを脱ぐと感極まったようにその場で顔を覆って涙ぐんだ。昨年の初優勝では満面の笑みを見せた角間だが今回の勝利には格別のものがあったのだろう。表彰式ではいつもの笑顔の角間に戻り、スパークリングファイトでは、最近お約束となっている、チーム代表の前田をメンバーが抑え込んで角間がシャワーを浴びせるというパフォーマンスを見せた。

 2024年筑波/富士シリーズはこれで前半戦が終了。ランキング首位は角間で52点、2位アレックス50点、3位伊藤50点、4位石井41点とまだまだ先の読めない状況。次戦は6月23日富士スピードウェイだ。

上位陣のバトル

優勝は角間光起(ELEVレーシング10V ED)

決勝2位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

決勝3位は伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

決勝4位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

決勝5位は内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

決勝6位は津田充輝(ファーストガレージKK-SII)

決勝8位でマスタークラス優勝は秋山健也(スーパーウィンズKKS2)

フィニッシュシーン

感涙にむせぶ角間光起

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE

S-FJ筑波・富士

第4戦筑波決勝結果

MAY RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2024/05/26) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 4 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
191角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
1817'48.910--
253石井 大雅ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
1817'49.463 0.553 0.553
314伊藤 駿ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1817'49.681 0.771 0.218
455酒井 翔太ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
1817'50.953 2.043 1.272
522内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
1817'55.271 6.361 4.318
652津田 充輝ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
1817'55.506 6.596 0.235
715黒川 史哉ZAP黒川&もみちゃんED
TOKYO R&D RD10V
1817'57.866 8.956 2.360
83M1秋山 健也スーパーウィンズKKS2
MYST KK-S2
1817'59.30810.398 1.442
933磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA KKS2
MYST KK-S2
1817'59.69510.785 0.387
1039塚本 凜世F-BrainウィンズS2 ED
MYST KK-S2
1818'06.44117.531 6.746
1138M2畠山 退三KK-S2
MYST KK-S2
1818'10.13121.221 3.690
1254中村 ブンスームファーストガレージ10V
TOKYO R&D RD10V
1818'13.52624.616 3.395
1318水谷 誠HC桶川MRPYTT ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
1818'14.32325.413 0.797
1446M3本間 隆史MAT Racing PJ 10V
TOKYO R&D RD10V
1818'14.93426.024 0.611
1572児島 優太ELEVレーシングDream
MYST KK-S2
1818'41.80552.89526.871
---- 以上規定周回数(13 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 53 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2) 58.851 (17/18) 125.096 km/h

S-FJ筑波・富士

第4戦筑波公式予選ドライバーコメント ポールポジション・角間光起「感謝でいっぱいです」

ポールポジション 角間光起(ELEVレーシング10VED)58秒331

ポールポジションの角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 「タイム的にはまだまだいけるかな、っていう感じですね。昨日の練習走行でマシンがトラブル起こしてしまって全然走れなかったので、ほぼぶっつけみたいなセットアップで今回走った訳なのですけれど。まだクルマに対して自分のドライビングを合わせ切れていないところがあるので、そこを合わせ切ったらもうちょい、いいタイム出るのじゃないかな、って思っています。トラブルは右リヤのアップライトの破損で、どこかに当てたとかではなくて、金属疲労で壊れた感じで。チームの方に夜通し作業をしていただいて、他のチームの方にも部品を供給していただいたり、作業手伝っていただいたり、と、すごいいろんな形で協力していただいたので、関係者の方には感謝でいっぱいです。このまま1位狙っていきたいと思います」

2位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)58秒238(+0.007秒)

予選2位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

 「今日はポールポジションが狙えそうな勢いだったので、それが千分の7秒差なので、逆に悔しいです。感触はほんとによくて、一か所ミスしたかな、というくらいなので、そこを改善できれば、決勝でもイケると思います。(一番高いところが見えてきた?)そうですね(笑)順々に上がってきているので、もうちょっと飛び級したいなというところがあるので、頑張りたいと思います」

3位 伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)58秒337(+0.106秒)

予選3位の伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

 「ちょっとミスがありましたね。タイヤのおいしいところを使えなかったというのがあって。上位勢は8周目とかにタイム出ていたので、ちょうどたぶんそこが一番(タイヤが)おいしいところで、その周回で、セクター1はよかったらしいのですけれど、セクター2の第2ヘアピンで、ちょっとオーバーラン気味になって。そこをまとめられていれば、いいところに行けたのではないかな、もっと拮抗したタイムであったと思います。クルマの感触はよくて、前回の課題だったプッシュアンダーだった部分はアライメントとか調整してよくなった。それでアベレージ(タイム)で見たら予選でこちらは安定していたので、クルマとかも調子悪くなくて。上位陣はアベレージがそんなによくないので、こっちに分があります」

4位 黒川史哉(ZAP黒川&もみちゃんED)58秒391(+0.160秒)

予選4位の黒川史哉(ZAP黒川&もみちゃんED)

「(タイムはどうだった?)うーん、ほんとに何とも言えないなぁという感じで。(いい感じではない?)ないですね、クルマがしっくりしない感じ。このタイムが出て、あとコンマ1か2は出せてた気がするので、そう考えると、もうちょっとタイム上げたかったなと思います。(どのあたりに問題があると思う?)タイヤのエアがちょっと上がり過ぎて、タレた後に一気にペースが落ちちゃって、それがよくなかった。路面も滑りやすいので(温度が)上がっちゃうというのもある感じで。決勝はエアを下げて、後は自分のドライビングに集中しようかな、という感じです」

5位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)58秒408(+0.177秒)

予選5位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

 「ちょっとギアのシフトを引っ張り過ぎちゃって。ストレートのデータ比較した時に(スピードが)伸びきっていないな、というのがあったのですけれど。最初自分の序盤のペースが速くなくて、なんとか絞り出したタイムだったので、もうちょっと序盤からタイム上がっていれば、もっと上の方には行けたかなと思っているのですけれど。でもトップとの差がそんなになかったので、決勝はついていってチャンスがあれば抜こうかな。決勝は戦略というより、さっき見たシフトアップをもっと早くするとかちょっとしたことだったので、後は自分がうまくまとめて前について行ければな、と思っています」

6位 塚本凜世(F-BrainウインズS2ED)58秒424(+0.193秒)

予選6位の塚本凜世(F-BrainウィンズS2 ED)

 「ちょっとミスが目立って、あまり満足いってないラップだったのですけれど。前回の大会が9番手だったので、ちょっと上げられたのは嬉しいです。タイム的には上げられる余地があるので、ここからまた改善できたらなという感じです。決勝はちょっと頑張れば表彰台とか届く順位なので。ベストを尽くして表彰台目指して頑張ります」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

S-FJ筑波・富士

第4戦筑波公式予選 角間光起が千分の7秒差でポールポジションを獲得

ポールポジションは角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第4戦公式予選が5月26日(日)に筑波サーキットで開催され、20分間の予選で終始トップ争いを演じた角間光起(ELIVレーシング10VED)が石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)を0.007秒差で制してポールポジションを獲得した。

 5月5日の第3戦から短いインターバルで開催の第4戦のエントリーは16台、開幕2連勝のセントラフナトアレックスショウタ(TRS 10V ED)と第3戦優勝の角間の戦いが期待されたが、アレックスがレーシングカートでのトレーニング中に肋骨を骨折したとの事で欠場になり、15台が出走することになった。

 本大会はスーパーFJジャパンリーグ第4戦も兼ねており、同シリーズを転戦する磐上隼人(アルビ富士吟景GIAKKS2)と酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)にとってはライバル不在の中ポイント獲得のチャンスである。

 まず20分間の予選は午前8時40分から開始。五月晴れの筑波サーキットは気温20.9度、路面温度32.1度で絶好のドライコンディション。

 計測2周目あたからペースがあがり、まず伊藤駿(ZAPSPEED10ED)が58秒862でトップに立ち、2番手には58秒900で塚本凜世(F-BrainウインズS2ED)、3番手津田充輝(ファーストガレージKK-SII)の58秒952。

 続いて5分経過時点で石井が58秒334でトップ。角間が58秒709で2番手へ。津田、伊藤と続くところに内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)が58秒712を出して4番手に割り込む。

 7分経過、毎ラップ自己ベストを短縮していた角間が58秒231をマークトップに出る。石井は2番手にドロップし、3番手に58秒483で伊藤が進出するが、さらに伊藤のチームメイトの黒川史哉(ZAP黒川&もみちゃんED)が58秒391を出して6番手から3番手へポジションアップ。伊藤4番手にダウンで5番手津田、6番手に塚本の順。

 残り10分を切って予選は折り返し。この時点での順位は

  • トップ  角間 58秒231
  • 2番手  石井 58秒238(+0.007秒)
  • 3番手  黒川 58秒391(+0.160秒)
  • 4番手  伊藤 58秒436(+0.205秒)
  • 5番手  津田 58秒529(+0.298秒)
  • 6番手  塚本 58秒628(+0.397秒)

 続く周回で塚本が58秒470で津田を逆転して5番手へ。

 残り6分、伊藤が58秒356を出して3番手へポジションアップする頃から各車タイムが頭打ちになる。

 そしてタイムアップ直前の残り20秒、酒井が58秒408をマークして8番手から5番手へ上がり、チェカードフラッグが振られ予選終了。角間のポールポジションが確定、石井がキャリア初のフロントロウを獲得。以下伊藤、黒川のZAP SPEED勢がセカンドロウに並び、5番手酒井、6番手塚本というトップ6となった。

 3台が出走のマスターズクラスは全体9位の秋山健也(スーパーウィンズKKS2)が58秒720でクラストップ、全体12位の畠山退三(KK-S2)がクラス2番手、同13位の本間隆史(MAT Racing PJ10V)が3番手。レースデビューの二人は中村ブンスーム(ファーストガレージ10V)が59秒143の11番手、児島優太(ELEVレーシングDream)が59秒899で15位となった。

 決勝は12時35分コースイン予定。アレックス不在で、残る敵は伊藤のみかと思われた角間に、今年デビューで7位-4位-3位と表彰台まで上がってきて勢いのある石井が挑む構図となり予断を許さない。

予選2位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

予選3位は伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

予選4位は黒川史哉(ZAP黒川&もみちゃんED)

予選5位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

予選6位は塚本凜世(F-BrainウィンズS2 ED)

予選9位、マスタークラスポールポジションは秋山健也(スーパーウィンズKKS2)

予選12位、マスタークラス2位は畠山退三(KK-S2)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

S-FJ筑波・富士

第4戦筑波公式予選結果

MAY RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2024/05/26) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 4 筑波サーキット 2.045km

Pos№ClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
191角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.231--126.428
253石井 大雅ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
58.238 0.007 0.007126.412
314伊藤 駿ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
58.337 0.106 0.099126.198
415黒川 史哉ZAP黒川&もみちゃんED
TOKYO R&D RD10V
58.391 0.160 0.054126.081
555酒井 翔太ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
58.408 0.177 0.017126.044
639塚本 凜世F-BrainウィンズS2 ED
MYST KK-S2
58.424 0.193 0.016126.010
752津田 充輝ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
58.487 0.256 0.063125.874
822内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
58.585 0.354 0.098125.664
93M1秋山 健也スーパーウィンズKKS2
MYST KK-S2
58.720 0.489 0.135125.375
1033磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA KKS2
MYST KK-S2
58.949 0.718 0.229124.888
1154中村 ブンスームファーストガレージ10V
TOKYO R&D RD10V
59.193 0.962 0.244124.373
1238M2畠山 退三KK-S2
MYST KK-S2
59.215 0.984 0.022124.327
1346M3本間 隆史MAT Racing PJ 10V
TOKYO R&D RD10V
59.385 1.154 0.170123.971
1418水谷 誠HC桶川MRPYTT ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
59.548 1.317 0.163123.631
1572児島 優太ELEVレーシングDream
MYST KK-S2
59.899 1.668 0.351122.907
---- 以上基準タイム(130% - 1'15.749)予選通過 ----
-73センドラ瀬戸 アレックス翔太TRS・10V・ED
TOKYO R&D RD10V
d.n.s---

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