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2019年6月

TCR JAPAN SUNDAY

TCRJ-SUN:第2戦SUGO公式予選結果

SUPER FORMULA Rd.3 -RIJ- (2019/06/23) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2019 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
121篠原 拓朗Audi RS 3 LMS
Hitotsuyama Racing
1'27.129--153.053
233G1前嶋 秀司ALFA ROMEO GIULIETTA TCR
GO&FUN Squadra Corse
1'27.443 0.314 0.314152.503
318マシュー・ホーソンHonda CIVIC TCR
KCMG
1'27.915 0.786 0.472151.684
45金丸 悠Honda CIVIC TCR
TEAM GOH MODELS
1'28.076 0.947 0.161151.407
525松本 武士Volkswagen Golf GTI TCR
Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山
1'28.226 1.097 0.150151.150
652密山 祥吾Volkswagen Golf GTI TCR
埼玉トヨペットGreenBrave
1'28.452 1.323 0.226150.763
772G2ユーク・タニグチHonda CIVIC TCR
KCMG
1'28.608 1.479 0.156150.498
862G1塩谷 烈州Honda CIVIC TCR
全薬工業with G/MOTION'
1'28.891 1.762 0.283150.019
919G3ヒロボンVolkswagen Golf GTI TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1'28.899 1.770 0.008150.005
1023G4YOSHIKIAudi RS 3 LMS
N-SPEED
1'29.056 1.927 0.157149.741
1124G5KENJIAudi RS 3 LMS
N-SPEED
1'29.572 2.443 0.516148.878
12190G6植田 正幸Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1'29.971 2.842 0.399148.218
1355G7MototinoALFA ROMEO GIULIETTA TCR
55 MOTO RACING
1'30.829 3.700 0.858146.818
1410G8佐藤 潤Volkswagen Golf GTI TCR
Adenau
1'31.247 4.118 0.418146.145
---- 以上基準タイム(107% - 1'33.228)予選通過 ----
-7G-牧野 淳Audi RS 3 LMS
NILZZ Racing
1'35.254 8.125 4.007139.997

TCR JAPAN SATURDAY

TCRJ-SAT:第2戦SUGO決勝 密山祥吾が総合で、ジェントルマンはユーク・タニグチが優勝

 TCRJサタデーシリーズは22日、スポーツランドSUGOで決勝を行い、予選3位の密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR)がスタートでトップに立つと後続を押さえきり優勝した。ジェントルマンクラスはユーク・タニグチが優勝した。

スタート直後1コーナーでスピンする前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR) スタート直後の2コーナー 密山祥吾と篠原拓郎のトップ争い 優勝は密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR) 決勝2位の篠原拓朗(Audi RS 3 LMS) 決勝3位のマシュー・ホーソン(Honda CIVIC TCR) ジェントルマンクラスで優勝したユーク・タニグチ(Honda CIVIC TCR) 表彰式 ジェントルマンクラスの表彰式

 第2戦決勝は午後16時35分にフォーメーションラップが始まった。

 ポールポジションの篠原拓朗(Audi RS 3 LMS)はスタートをミス。素晴らしいスタートを切ったのは予選2位でジェントルマンクラスの前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)だったが1コーナーでいきおい余ってスピン。大きく後退してしまう。これでトップに立ったのは予選3位の密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR)。2位にはマシュー・ホーソン(Honda CIVIC TCR)が続き、篠原は3位に落ちた。

 篠原はすかさず2周目にホーソンをパスして2位に上がると密山を追う。この密山と篠原のトップ争いはレース終盤まで、後続を引き離しながら0秒5前後の差で接近戦を演じる。

 しかしここSUGOでは抜きどころがなく、ベテランの密山が若手の篠原を終始押さえきり、今季初優勝を飾った。2位は篠原。

 3位にはホーソンが入り、4位は松本武士(Volkswagen Golf GTI TCR)が入った。

。5位にはジェントルマンクラスは総合5位の優勝のユーク・タニグチ(Honda CIVIC TCR)が優勝。2位にはHIROBONが入り、3位には2度のスピンからトップと遜色ないタイムで追い上げた前嶋が入った。

 サンデーシリーズ第2戦は明日23日、午後4時35分から23分+1周のレースとして行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

TCR JAPAN SATURDAY

TCRJ-SAT:第2戦SUGO決勝結果

SUPER FORMULA Rd.3 -RIJ- (2019/06/22) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2019 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTotal_Time
Behind
152密山 祥吾Volkswagen Golf GTI TCR
埼玉トヨペットGreenBrave
1725'42.585
221篠原 拓朗Audi RS 3 LMS
Hitotsuyama Racing
170.717
318マシュー・ホーソンHonda CIVIC TCR
KCMG
1711.486
425松本 武士Volkswagen Golf GTI TCR
Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山
1715.431
572G1ユーク・タニグチHonda CIVIC TCR
KCMG
1717.342
619G2ヒロボンVolkswagen Golf GTI TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1720.049
733G3前嶋 秀司ALFA ROMEO GIULIETTA TCR
GO&FUN Squadra Corse
1724.257
862G4塩谷 烈州Honda CIVIC TCR
TEAM G/MOTION'
1732.220
923G5YOSHIKIAudi RS 3 LMS
N-SPEED
1732.705
10190G6植田 正幸Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1733.789
1124G7KENJIAudi RS 3 LMS
N-SPEED
1734.353
1255G8MototinoALFA ROMEO GIULIETTA TCR
55 MOTO RACING
1752.029
137G9牧野 淳Audi RS 3 LMS
NILZZ Racing
161Lap
145金丸 悠Honda CIVIC TCR
TEAM GOH MODELS
152Laps
1510G10佐藤 潤Volkswagen Golf GTI TCR
Adenau
152Laps
  • Fastest Lap: CarNo.21 篠原拓朗(Audi RS 3 LMS) 1'29.105 (2/17) 149.659km/h

TCR JAPAN SATURDAY

TCRJ-SAT:第2戦SUGO公式予選結果

SUPER FORMULA Rd.3 -RIJ- (2019/06/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2019 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
121篠原 拓朗Audi RS 3 LMS
Hitotsuyama Racing
1'27.536--152.341
233G1前嶋 秀司ALFA ROMEO GIULIETTA TCR
GO&FUN Squadra Corse
1'27.819 0.283 0.283151.850
352密山 祥吾Volkswagen Golf GTI TCR
埼玉トヨペットGreenBrave
1'28.327 0.791 0.508150.977
425松本 武士Volkswagen Golf GTI TCR
Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山
1'28.401 0.865 0.074150.850
518マシュー・ホーソンHonda CIVIC TCR
KCMG
1'28.403 0.867 0.002150.847
65金丸 悠Honda CIVIC TCR
TEAM GOH MODELS
1'28.539 1.003 0.136150.615
772G2ユーク・タニグチHonda CIVIC TCR
KCMG
1'29.050 1.514 0.511149.751
819G3ヒロボンVolkswagen Golf GTI TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1'29.094 1.558 0.044149.677
923G4YOSHIKIAudi RS 3 LMS
N-SPEED
1'29.134 1.598 0.040149.610
1062G5塩谷 烈州Honda CIVIC TCR
TEAM G/MOTION'
1'29.152 1.616 0.018149.580
11190G6植田 正幸Audi RS 3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1'29.489 1.953 0.337149.016
1224G7KENJIAudi RS 3 LMS
N-SPEED
1'29.874 2.338 0.385148.378
1310G8佐藤 潤Volkswagen Golf GTI TCR
Adenau
1'30.598 3.062 0.724147.192
1455G9MototinoALFA ROMEO GIULIETTA TCR
55 MOTO RACING
1'31.119 3.583 0.521146.351
---- 以上基準タイム(107% - 1'33.664)予選通過 ----
-7G-牧野 淳Audi RS 3 LMS
NILZZ Racing
1'34.911 7.375 3.792140.503

オートポリスS-FJ選手権

SFJ:第2戦オートポリス昨年シリーズチャンピオンの荒川麟が、雨のオートポリス第2戦を制す

 6月15日と16日の二日間にかけ開催されるS-FJオートポリスシリーズ第2戦・第3戦。今年から全国で転戦するジャパンチャレンジ第2回戦でもある。(第1回戦は筑波)

 土曜日の第2戦は、朝から雨と霧が立ちこめるオートポリスウェザー。レース進行の遅れが懸念されたが、直前に霧が晴れた為、オンタイムで予選が開催された。

 予選でトップタイムを叩き出したのは遠征組で昨年のシリーズチャンピオンの荒川麟(Drago CORSE 10V)。雨は得意な方だと語る荒川は、2番手のチームメイト下野璃央Drago CORSE 10V)にコンマ8秒の差を付けポールポジションを獲得。

 下野は「赤旗が出てアタックする周回が少なくなってしまって……」と悔しさを滲ませたが、初めてのオートポリスでフロントローにつけた。

 3番手に現在鈴鹿シリーズに参戦中の吉元陵(安藤商会オートパンサーNEO鹿児島ED)、4番手に篠田義仁(イワモトレーシング制動屋シノジュウ)、5番手に第1戦チャンピオンの益田富雄(KMTS RTミストKKSⅡ)、6番手にはオートポリスを走るのは数年ぶりと語る吉田宣弘(G Yoshida☆KKS)が続いた。

 決勝前には小康状態だった雨も、決勝スタート進行と共に雨脚が強くなりはじめ、波乱のレースが予想された。決勝、ブラックアウトと同時にスタートを決めた荒川に対しフロントローの下野はスタートで出遅れ6番手にドロップしてしまう。

 序盤、下野と入れ替わる形で吉元が2番手に付け、篠田、吉田、益田、下野とレースを形成。

 中盤では、荒川は降りしきる雨の中プッシュし続け後方との差を徐々に広げ、2位の吉元も単独走行という展開。一方で6番手まで沈んでいた下野であったが4番手まで浮上。吉田と下野の激しい攻防戦が繰り広げられたが、8周目の第2ヘアピンで双方ともスピンを喫し、吉田は順位を落とした代わりに篠田が3位に浮上。下野はそのまま自走でピットへと戻りリタイアとなった。

 スタートから誰にもトップを明け渡すことがなかった荒川は、2位と16秒もの大差を付け、雨の降りしきるオートポリスシリーズ第2戦をポール・トゥ・ウインで勝利した。

Text & Photo: Koji IKEDA

SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリスフォトギャラリー

占有走行: ヨコハマタイヤ フリー走行: 中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF19) フリー走行: 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19) フリー走行: 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
フリー走行: 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S) フリー走行: 牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING) フリー走行: アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING) フリー走行: ハリソン・ニューウェイ(GOLDEX TAIROKU RACING SF19)
フリー走行: ルーカス・アウアー(Red Bull SF19) フリー走行: 小林可夢偉(KCMG Elyse SF19) フリー走行: 野尻智紀(TEAM MUGEN SF19) フリー走行: コースインするSF19
フリー走行: アーテム・マルケロフ(UOMO SUNOCO SF19) フリー走行: 塚越広大(REAL SF19) フリー走行: ルーカス・アウアー(Red Bull SF19) フリー走行: 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)
フリー走行: 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19) フリー走行: ピットに並んだSF19 フリー走行: 山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19) フリー走行: 国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)
フリー走行: ピットアウトするSFマシン フリー走行: 近藤真彦監督(KONDO RACING) フリー走行: 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: 野尻智紀(TEAM MUGEN)
ピットウォーク: ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN) ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン F3第3戦決勝: トップを快走するサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3) 公式予選: 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19) 公式予選: アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19)
公式予選: ハリソン・ニューウェイ(GOLDEX TAIROKU RACING SF19) 公式予選: 国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19) 公式予選: クラッシュした山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)とアーテム・マルケロフ(UOMO SUNOCO SF19) 公式予選: 国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)
公式予選: 山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19) 公式予選: ルーカス・アウアー(Red Bull SF19) 公式予選: 牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19) 公式予選: セッションは何度も赤旗で中断した
公式予選: 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19) 公式予選: 塚越広大(REAL SF19) 予選フォトセッション: 左から2位・坪井翔、PP・国本雄資、3位・福住仁嶺 ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン スタート進行: SFフラッグを持ち行進するレースクイーン スタート進行: 国本雄資(KONDO RACING)
スタート進行: 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) スタート進行: まもなくスタート 決勝レース: 54周の決勝がスタートした 決勝レース: ストレートを駆ける序盤の上位勢
決勝レース: ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN SF19)がクラッシュ 決勝レース: 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19) 決勝レース: アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19) 決勝レース: 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)
決勝レース: 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19) 決勝レース: 小林可夢偉(KCMG Elyse SF19) 決勝レース: 丘を駆け上がるSFマシン 決勝レース: 山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19)
決勝レース: 福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5Y SF19) 決勝レース: 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19) 決勝レース: 牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19) 決勝レース: 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)
決勝レース: 中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF19) 決勝レース: 小林可夢偉(KCMG Elyse SF19) 決勝レース: 山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19) 決勝レース: 山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19)
決勝レース: 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19) 決勝レース: 第2ヘアピンを回り込むSFマシン 決勝レース: ジェットコースターストレートを駆け下るSFマシン 決勝レース: 野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)
決勝レース: 牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19) 決勝レース: 小林可夢偉(KCMG Elyse SF19) 決勝レース: 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19) 決勝レース: 塚越広大(REAL SF19)
決勝レース: 国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19) 決勝レース: 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19) 決勝レース: 山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19) 決勝レース: 大嶋和也(UOMO SUNOCO SF19)
決勝レース: ルーカス・アウアー(Red Bull SF19) 決勝レース: 優勝した関口雄飛と星野一義監督(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) 表彰式: 優勝した関口雄飛と星野一義監督(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) 表彰式: 左から2位・山本尚貴、優勝・関口雄飛、優勝チーム監督・星野一義氏、3位・大嶋和也
Photo: Katsuhiko KOBAYSSHI

Vitz関西

Vitz関西:第2戦鈴鹿チームメイトバトルで課題が見えた (AVANTECH)

■第3戦に向けての大きな収穫

 開幕戦の雨の決勝、2年目の大井くんはギリギリ攻防で10位ポイント獲得、1年目の三澤くんはチームメイト同士の接触もあり11位、速さも強さも感じられない開幕戦でした。

 第2戦への準備のために練習走行をおこないましたが、第2戦のレースウィークの走り始めからトップ勢とのタイム差は2秒あり、状況は変わっていませんでした。

 2人に共通して言えるのが、”欲”を感じない。何かをこうしたい、何かをこうかえたいという、向上心の欲求が少ないように感じました。彼らが悪いのではなく、この世代の特徴なのかなと思いました。確かに昨年までヴィッツを戦っていた廣島くんも勝木くんも同じで最初は何を考えているのかが分かりませんでしたが、2年目に速さと自信を掴み、"勝ちたい"という欲求が前に出るようになり、AVANTECHレーシングは全戦表彰台獲得が出来ました。

 第2戦の決勝レースはチームメイト同士の白熱するバトルで、何度も抜きつ抜かれつの攻防がありました。接触だけは絶対にするなと伝えていたので、その部分は守ってくれましたが、チームとしては冷や冷やするレース展開でした。バトルをしていることで前と離され、結果としては45台中三澤くん12位大井くん13位でしたが、チームメイト同士でお互いに"負けたくない"と思う"欲"が生まれたと感じました。

 2年計画で若手育成をおこなう中で、レースも練習だと思っています。2人ともまだまだ経験が浅く、学ばなければいけないことばかりで、特に予選1周の集中力と状況判断が欠けています。2ヶ月後の第3戦岡山までに、この2か所を克服出来るようにします。

 悔しい思いを忘れず、第3戦までの練習に励んでもらいたいです。応援宜しくお願い致します。

  • ヴィッツ関西シリーズ
  • 開催場所: 鈴鹿サーキット
  • チーム名称: AVANTECH Racing Team
  • チーム代表者: 高崎保浩
  • チーム監督: 長屋宏和
  • ドライビングアドバイザー: 佐藤公哉
  • チーフメカニック: 永原達也
  • メンテナンスガレージ: Garage N
  • ドライバー: #456大井偉史・#242三澤拓真
  • カメラマン: 川村浩之カメラマン・澤田卓司カメラマン・佐々木純也カメラマン
AVANTECH Racing Team

SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリス決勝会見 「毎回勝ちに行ってますけど、今回は特に強い気持ちで戦っていました」(関口雄飛)

決勝フォトセッション: トップ3と優勝チーム監督

第2戦優勝 #19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
決勝記者会見: 優勝した関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) 16位スタートということで正直厳しかったです。まともにアタック出来ずに予選が終わってしまいました。その中でも最後まで諦めずに、毎回勝ちに行ってますけど、今回は特に強い気持ちで戦っていました。午前中に予選が行われたり、予選から決勝に向けて天候が変わって、どういうセッティングにしようかとか、ドタバタしていたので、タイヤをどっちで行くかもギリギリまで決まらなくて。セーフティーカー入った時にどうするかというのも、自分だけでは客観的な判断がつかなくて、チームに無線で「どうするんですか?」っていうのを最終コーナーまで聞いていて、で「ステイだ」という指示に従いました。前に同じ作戦の国本選手がいたので、まず最低限彼を抜かないと作戦がうまくいっても勝てないと思ったので、死ぬ気で抜きに行かないとダメだと思って行きました。トップに出てからも、ピットに入っても抜かれないだけのギャップを、だいたい35秒から40秒くらいなんですけど、それを頑張って作りました。目標はレースの序盤、中盤、終盤と常に変わって行きました。
第2戦決勝2位 #1山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
決勝記者会見: 2位の山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) まず予選でクラッシュしてしまって、チームに申し訳ないことをしたなと。決勝までにクルマを完璧に戻していただいたことに非常に感謝しています。マルケロフ選手がクラッシュした時にパーツがオフィシャルさんに当たって、容体が心配だったんですが、大丈夫だったということで、それにも安心しました。今日のレースは内容云々よりも、僕がいうのも生意気かもしれませんが、今一度レースの運用についてみんなで見直す必要があるなと感じました。JRPや競技団を批判しているということではなく、より良いレースを作るためにも、お客さんのためにも、それぞれがこうすべきだと思うことを集めて話し合う必要があるのかなと思いました。レースはスタート位置が後ろだったということで、なかなか採りにくい作戦を思い切って採ったことがこの結果につながったのかなと思います。まだ勝てていませんけど、いつもこの位置に居続けることがシーズンを考える上では大きな意味を持つのかなと思います。
第2戦決勝3位 #8大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)
決勝記者会見: 3位の大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS) 3位ですけど素直に嬉しいです。今まで苦しい戦いが続きましたが、今年から新しいエンジニアが入ってくれて、今回の持ち込みのクルマも今までに感じたことのないぐらいのグリップ感があって僕もびっくりするぐらいで、今回はいけるかなと思っていたのに、予選はアタックできずに中盤からのスタートになって悔しかったです。作戦もラッキーな面はあったと思いますけど、自分の力でオーバーテイクもしてポディウムまでこれたので、すごく満足していますし、チームにも感謝しています。
優勝チーム監督 星野一義(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
決勝記者会見: 優勝チーム監督の星野一義氏(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) どうもありがとうございます。関口選手16番手、平川選手19番手からのスタートということで、優勝を意識するというよりは、チームインパルらしく思いっきりぶつかっていけと。あとから結果はついてくるからと。本当に想像もつかないくらいの関口の速さで。一番最初に勝った時の菅生を思い出したくらいの。まるで排気量が500ccアップしたかのような、そのくらいの速さでした。あとは何も起きないようにと祈るぐらいのことで。1号車の山本選手との差を気遣いながら、ミディアムで走る分のマージン欲しいなとだんだん欲が出てきて。人に焦るな焦るなと言いつつ僕が一番焦ってるような状況でした。とにかく今回はドライバーに尽きるなと思いました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリス決勝 予選16位からの大逆転!!#19関口が通算6勝目を獲得

2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の決勝が5月19日、大分県のオートポリスで行われた。優勝は#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)。なんと予選16位からの大逆転勝利だった。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:土曜日2,450人/日曜日3,700人/大会総入場者数6,150人)

54周の決勝がスタートした

レースは開始早々セーフティーカーが導入された

優勝は関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)

決勝2位は山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)

決勝3位は大嶋和也(UOMO SUNOCO SF19)

優勝した関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

星野一義監督と優勝した関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

表彰式

第2戦決勝はスタート前から荒れていた。統一規則書第27条7項を巡り、赤旗原因となった4人のドライバーがノータイムという裁定が競技団から出されたためだ。そのため、本来なら決勝スタートの1時間30分前までに発表されなければならない(統一規則第29条3項)はずのスターティンググリッドが午後1時24分に漸く出されるというあり得ない状況になった。。

レースは午後2時にスタート。心配された雨は上がり、ドライコンディションでの戦いとなった。

ここでソフトタイヤを選択したのがポールの#4国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)と2番手スタートの#39坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)、#17塚越広大(REAL SF19)、#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)、#65牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、そして関口の6名。レースがスタートすると1周目に#38石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)、#3山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19)、#1山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)、#8大嶋和也(UOMO SUNOCO SF19)がピットインしてミディアムタイヤからソフトに変更。この一連の動きがレース展開を大きく左右することになった。

スタートでトップに立ったのは国本。2位に坪井、3位に#5福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5Y SF19)が続くが、2周目の第3コーナーで#15ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN SF19)がスピンしたために早くもセーフティーカーが導入されることになり、タイヤ交換組のビハインドが一気に帳消しとなってしまったうえ、2位の坪井、3位の福住をはじめとする9台が2周目にピットに入ったため1周目にピットインしたドライバーたちは上位に浮上することに成功する。

また坪井、塚越以外のソフトタイヤ勢はステイアウト。コースにとどまりリスタート後にリードを広げる作戦をとった。

これにより3周終了時点でソフトタイヤスタートの関口は2位に浮上、3位に牧野がつけ、1周目でピットインした石浦も4位に浮上、以下5位に坪井、6位に山下、7位大嶋、8位に山本という状況になった。

レースは8周目にリスタート。13周目に関口が1コーナーで国本をアウトから抜いてトップに立ち、そこから一気にペースを上げて後続を突き放しにかかる。牧野も25周目に国本を捉え、2位に浮上した。

その後方では山本が次第に順位を上げ、23周目に石浦を抜き去ってタイヤ交換組の最上位に浮上したが、関口は山本を1周あたり2秒近く上回るハイペースでギャップを広げ、40周目にピットイン、見事山本の前でコースに復帰すると、50周目に牧野がタイヤ交換を行なったことで再びトップに浮上した。

その後も関口は山本を全く寄せ付けない走りで54周を走りきり、今季初勝利をものにする。2位は山本。3位には大嶋が入った。

ポールの国本は牧野と同じ50周目までピットインを引き延ばしたが、中盤に順位を落としたことが響き、結局16位でレースを終えている。

次戦の舞台はスポーツランドSUGO。6月23日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリス決勝結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2019/05/19) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 2 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Team
EngineLapTotal_Time
Behind
119関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA
TRD Biz-01F
541:30'29.891
21山本 尚貴DOCOMO DANDELION M1S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
M-TEC HR-417E
543.633
38大嶋 和也UOMO SUNOCO SF19
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA
TRD Biz-01F
547.374
465牧野 任祐TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda
M-TEC HR-417E
5417.594
55福住 仁嶺DOCOMO DANDELION M5Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
M-TEC HR-417E
5418.739
664アレックス・パロウTCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda
M-TEC HR-417E
5429.782
73山下 健太ORIENTALBIO KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA
TRD Biz-01F
5430.774
837ニック・キャシディVANTELIN KOWA TOM’S SF19
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA
TRD Biz-01F
5432.443
938石浦 宏明JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19
JMS P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA
TRD Biz-01F
5434.058
1018小林 可夢偉KCMG Elyse SF19
carrozzeria Team KCMG
TOYOTA
TRD Biz-01F
5434.577
1150ルーカス・アウアーRed Bull SF19
B-Max Racing with motopark
Honda
M-TEC HR-417E
5435.479
1239坪井 翔JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19
JMS P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA
TRD Biz-01F
5438.130
1336中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF19
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA
TRD Biz-01F
5438.287
1420平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA
TRD Biz-01F
5448.610
1517塚越 広大REAL SF19
REAL RACING
Honda
M-TEC HR-417E
5456.082
164国本 雄資ORIENTALBIO KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA
TRD Biz-01F
541'07.508
1751ハリソン・ニューウェイGOLDEX TAIROKU RACING SF19
B-Max Racing with motopark
Honda
M-TEC HR-417E
531Lap
1816野尻 智紀TEAM MUGEN SF19
TEAM MUGEN
Honda
M-TEC HR-417E
531Lap
---- 以上規定周回数(90% - 48Laps)完走 ----
-15ダニエル・ティクトゥムTEAM MUGEN SF19
TEAM MUGEN
Honda
M-TEC HR-417E
153Laps
-7アーテム・マルケロフUOMO SUNOCO SF19
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA
TRD Biz-01F
054Laps
  • Fastest Lap: CarNo.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19) 1'30.777 (14/54) 185.360km/h

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SF:第2戦オートポリス予選会見 「あそこで終わってくれてよかったです。やってたら餌食になってたと思います」(国本雄資)

予選フォトセッション: トップ3のドライバー

第2戦ポールポジション #4国本雄資(KONDO RACING)
予選記者会見: ポールポジションの国本雄資(KONDO RACING) 危なかったな、というのが率直な意見です。ピットの位置が前から2番目だったので、ウォータースクリーンのない状況で1周2周走ることができました。1周めはタイヤを温めて、2周目は様子を見ながらじっくりいきました。そんなにガッツリいってるわけではなかったけど、その中でも結構水に乗ってハンドルを取られるような場面があったので、あれ以上攻めたらクラッシュしたかもしれません。セクター3で3号車に詰まり、離れるかアクセルを踏むか迷ったけど、この周で全開でいこうと思いました。あそこで緩めてたらもっと下の順位だったと思うし、運よく普通に走れたなと。最後は残り時間が少なかったので絶対踏んでやろうと思っていたので、あそこで終わってくれてよかったです。やってたら餌食になってたと思います。こういう予選になると昨日から予想していたので、走れても1周2周だろうと思ってタイヤの内圧やセッティングを調整していました。そういう部分でもチームに助けられました。
第2戦予選2位 #39坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
予選記者会見: 2位の坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING) 荒れた展開になるなと予想できていました。ただ昨日の雨の走行でも感触は悪くなかったので、雨だったら充分戦える位置にいるだろうと思って楽しみにしていました。ただ運が悪くて、一番タイムの出た周のコントロールラインを横切った瞬間に赤旗が出てしまい、タイムが不採用になってしまいました。2度目にアタックでは前のクルマに詰まってしまってかなりロスをしてしまったので、結果以上に納得いかない予選になってしまいました。でもデビュー2戦目でフロントローを獲得できたのは素直に嬉しいし、速さはありそうなんで、いいスタートを切れそうです。決勝レースは絶対やって欲しいなと思います。
第2戦予選3位 #5福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
予選記者会見: 3位の福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 昨日中止になった時と大差ないくらいの雨と風でしたが、それでもやるってなったんで、常にサーキットに留まって走ろうと決めていました。みなさんそうだったと思いますが、早めに1周タイムを残しておかないと大変なことになると思ったので、安全に走った結果がここ(3位)につながったと思います。一応クリアでしたが、そこまで攻めてなかったので、もっと走ってればいいタイムが出たとは思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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SF:第2戦オートポリス公式予選 3度の赤旗で大荒れの予選を制したのは#4国本

2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の公式予選が5月19日、大分県のオートポリスで行われた。3度の赤旗中断が入る荒れた展開の中、早めにタイムを出しに行った#4国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)の読みが当たり、2017年以来のポールポジションを獲得した。

ポールポジションは国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)

予選2位は坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)

予選3位は福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5Y SF19)

ポールポジションを獲得した国本雄資(KONDO RACING)

18日に予定されていた公式予選は雨のためキャンセルとなり、当初フリー走行を実施する予定だった19日朝に順延となった。しかしこの日のオートポリスも強い雨と風に晒され、20人のドライバーは厳しいコンディションの中での走行を強いられた。

開始時刻は8時45分。しかし始まって10分もしないうちに#1山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)が第2ヘアピン手前でコースを飛び出し、タイヤバリアに前から突っ込んでしまう。続いて#7アーテム・マルケロフ(UOMO SUNOCO SF19)も同じ場所でコースオフし、こちらはリヤ周りに大きなダメージを負ってしまった。これによりポストからは最初の赤旗が提示された。

予選は終了時刻を9時30分に延長して9時12分に一旦再開したが、すぐに#20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)が第3コーナーで飛び出してしまい、2度目の赤旗中断に。20号車の回収を待って9時21分に再びコースオープンとなったものの、直後に#51ハリソン・ニューウェイ(GOLDEX TAIROKU RACING SF19)が最終コーナーで飛び出したため、3度目の赤旗が出され、結局この時点の順位を以って予選終了が 競技団から宣言された。結局このわずかな時間の合間に押さえのタイムを出した選手が上位に連なる結果となった。

トップタイムを記録したのは#4国本。コンドーレーシングのピットは出口から数えて2番目に位置していたため、いち早くコースインすることでクリアラップを得ることに成功。最初の1、2周で記録したタイムがそのまま予選順位に採用されることになった。2位にはルーキーの#39坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)が続いた。坪井も予選が荒れることを予想して早めのアタックを心がけたというが、最初の赤旗中断の際に記録されたタイムが不採用となったことを悔やむ。3位には#5福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がつけた。

第2戦決勝は午後2時より54周の予定だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第2戦オートポリス公式予選結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2019/05/19) Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2019 SUPER FORMULA Round 2 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
14国本 雄資ORIENTALBIO KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'47.602--156.376
239坪井 翔JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19
JMS P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'47.877 0.275 0.275155.978
35福住 仁嶺DOCOMO DANDELION M5Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
M-TEC HR-417E
1'48.059 0.457 0.182155.715
436中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF19
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'49.331 1.729 1.272153.903
550ルーカス・アウアーRed Bull SF19
B-Max Racing with motopark
Honda
M-TEC HR-417E
1'49.463 1.861 0.132153.718
638石浦 宏明JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19
JMS P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'50.036 2.434 0.573152.917
73山下 健太ORIENTALBIO KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'50.273 2.671 0.237152.589
818小林 可夢偉KCMG Elyse SF19
carrozzeria Team KCMG
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'50.329 2.727 0.056152.511
917塚越 広大REAL SF19
REAL RACING
Honda
M-TEC HR-417E
1'50.700 3.098 0.371152.000
1037ニック・キャシディVANTELIN KOWA TOM’S SF19
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'51.169 3.567 0.396151.359
118大嶋 和也UOMO SUNOCO SF19
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'53.200 5.598 2.031148.643
---- 以上基準タイム(107% - 1'55.134)予選通過 ----
-16野尻 智紀TEAM MUGEN SF19
TEAM MUGEN
Honda
M-TEC HR-417E
1'57.301 9.699 2.066143.446
-65牧野 任祐TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda
M-TEC HR-417E
1'57.61810.016 0.317143.060
-15ダニエル・ティクトゥムTEAM MUGEN SF19
TEAM MUGEN
Honda
M-TEC HR-417E
1'59.90912.307 2.291140.326
-64アレックス・パロウTCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda
M-TEC HR-417E
2'00.39912.797 0.490139.755
-19関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA
TRD Biz-01F
2'05.56917.967 2.089134.001
-*1山本 尚貴DOCOMO DANDELION M1S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
M-TEC HR-417E
deleted---
-*7アーテム・マルケロフUOMO SUNOCO SF19
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA
TRD Biz-01F
deleted---
-*20平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA
TRD Biz-01F
deleted---
-*51ハリソン・ニューウェイGOLDEX TAIROKU RACING SF19
B-Max Racing with motopark
Honda
M-TEC HR-417E
deleted---
  • CarNo.1,7,20,51は、2019全日本SF選手権統一規則第27条7.違反により、予選結果のすべてを抹消する。

SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリス公式予選は雨のためキャンセルに。改めて日曜朝に実施予定

2019全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の公式予選は5月18日午後2時5分より行われる予定だったが、天候の悪化により競技団より本日は行わないとの決定が下された。

これに伴い、19日朝8時50分より30分間で予定されていた2回目のフリー走行が8時45分開始、9時25分終了の40分間に延長され、この走行時間を予選を兼ねたフリー走行に充てることとなった。なお、ここでのタイヤ選択は自由となる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリスJRPサタデーミーティング 「2017年にGT300で所属していたチームなので、違和感なく溶け込めています」(坪井翔)

全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーションは5月18日、シリーズ第2戦の行われている大分県のオートポリスで恒例のサタデーミーティングを開催。今回は#39坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)と#51ハリソン・ニューウェイ(GOLDEX TAIROKU RACING SF19)の二人のルーキードライバーが出席。第1戦鈴鹿を終えての感想とこのあとの第2戦への抱負を語った。

JRPサタデーミーティング: 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING) JRPサタデーミーティング: ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)

#39坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
開幕戦の予選がああいう形(Q1でクラッシュ、ノータイム)で終わってしまい、ほろ苦いデビューになりました。決勝はしっかり走りきることを目標にして取り組み、バトルもできたし展開にも恵まれて5位に入ることができ、すごくいいレースになりました。鈴鹿のフリー走行では下位に沈んでしまったので、オートポリスに向けてすごく入念に準備をしてきました。それがいい方向に進み、スーパーフォーミュラというクルマをどう走らせればいいかが見えてきたので、昨日の専有走行でもいいタイムが出ましたし、タイヤなどの状況はありますが自分が変なところにはいないことが確認できたので良かったです。今日のフリー走行でも5番手でしたので、晴れでもウェットでもそんなに悪くないのかなという印象を持っています。やっとスーパーフォーミュラにステップアップできて、いままで応援していただいた皆さんもかなり喜んでくれています。チームには違和感なく溶け込めています。インギングにはもともと2017年にGT300で所属していましたし、監督はドライバー目線でアドバイスしてくださるので、すごくアットホームな雰囲気です。エンジニアもFIA-F4で一緒にやっていた人なので、すごくやりやすいです。
#51ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark)
第1戦はレースも予選もよくない結果に終わりました。体力的にはそれほど差はなかったのですが、心が折れましたね。でも日本のチームやファンの皆さんには温かく迎えていただいて、応援もしていただいているので非常に感謝しています。車も非常に運転しやすくて気に入っています。前回のレースでは坪井選手ともバトルできたし、いいペースで走っていましたので、いい結果が出せるかと期待していましたが、(中嶋)一貴選手をオーバーテイクできるんじゃないかと楽観的に考えてアタックしたところ、残念な結果になってしまいました。それでも自信には繋がりましたよ。昨日はエンジンにトラブルが出たので、ミディアムで6周走っただけになりましたが、少しはコースに慣れることができたかなと思います。レースは面白いことになりそうです。今朝は問題なく走ることができたので、昨日のことは忘れてプッシュしていこうと思います。レッドブルのシミュレータでオートポリスを走りましたが、実際のSF19とはかなり違っているので、今後アジャストしていく必要がありますね。オートポリスはランオフエリアが少なく、チャレンジングなところが気に入っています。ヨコハマのウェットタイヤ はすごくハイグリップですね。いままでヨーロッパのF3で使っていたハンコックはすごくハードだったので、何周でもプッシュできましたが、日本のタイヤはソフトですごくパフォーマンスが高いと思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリス #65牧野は軽傷。予選出走は問題なし

朝のフリー走行で2度目の赤旗原因となった#65牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)のクラッシュだが、チームは午後の予選に向けてSF19の修復作業を進めている。

腕を抑えながら降車し、メディカルセンターに運び込まれた牧野の容態についてもチームに確認したところ、モノコックに腕を打ち付けたことによる打ち身であり、予選出走には支障ないとのことだった。

クラッシュ直前に記録したタイムで4番手に食い込んだ牧野。公式予選での好走も大いに期待できそうだ。

スーパーフォーミュラ第2戦の公式予選は今日の午後3時より予選Q1がスタートする。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第3戦オートポリス公式予選結果

SUPER FORMULA Rd.2 -RIJ- (2019/05/18) Qualifying Weather:Rainy Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 3 オートポリス 4.674km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindkm/h
111サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
1'50.071-152.869
22大湯 都史樹TODA FIGHTEX
Dallara F319
TODA
TR-F301
1'51.206 1.135151.308
365エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3
Dallara F312
Volkswagen
Spiess A41
1'51.581 1.510150.800
435河野 駿佑RS FINE K&N F318
Dallara F318
Mercedes-Benz
HWA 414
1'51.636 1.565150.726
512大津 弘樹ThreeBond F318
Dallara F318
ThreeBond
TOMEI TB14F3
1'52.020 1.949150.209
67シャルル・ミレッシYTB by Carlin
Dallara F317
Volkswagen
Spiess A41
1'52.155 2.084150.028
737小高 一斗カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'52.694 2.623149.311
836宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'53.125 3.054148.742
98片山 義章YTB by Carlin
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1'53.185 3.114148.663
1051アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1'53.928 3.857147.693
1128M山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1'54.251 4.180147.276
1213三浦 愛ThreeBond F314
Dallara F314
ThreeBond
TOMEI TB14F3
1'54.728 4.657146.663
1330MDRAGONTEAM DRAGON F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
1'55.826 5.755145.273
145M久保田 克昭Planex・スマカメF3
Dallara F315
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'58.236 8.165142.312
---- 以上基準タイム予選通過 ----

SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリス フリー走行1回目は悪天候により赤旗2回の荒れた展開に。トップタイムは#38石浦

5月18日、大分県のオートポリスで行われた、2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦のフリー走行1回目は雨と強風に見舞われてクラッシュが相次ぎ、2度の赤旗中断の末、予定時刻を待たずして終了となった。トップタイムは#38石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)で1'40.680だった。

フリー走行1回目: トップタイムは石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19) フリー走行1回目: 2位は野尻智紀(TEAM MUGEN SF19) フリー走行1回目: 3位は山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)

公式予選日を迎えたオートポリスは早朝から雨と強風に見舞われ、路面は完全なウェットコンディションとなった。これによりスーパーフォーミュラのフリー走行は当初予定より30分遅れの午前9時20分より30分に短縮されて行われることになった。

しかし開始わずか5分で#50ルーカス・アウアー(Red Bull SF19)が3コーナーでクラッシュしたため、メインポストからは赤旗が提示され、車両回収が行われることになる。またそれに先立って第2ヘアピン手前で#37ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)、立ち上がりでは#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF19)もコースアウトしていることからも、如何に劣悪なコースコンディションであったかが窺い知れる。

50号車と18号車を回収したのち、セッションは9時36分に再開された。わずか14分間で予選への準備を進めざるを得ないという厳しい状況となったが、ここで#65牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が第2ヘアピン手前の右コーナーでクラッシュしたため、又しても赤旗が出されることに。65号車はフロントからガードレールに激しく当たり、フロント周りと左リヤのサスペンションに大きなダメージを負っており、牧野自身の身体への影響も懸念される状況。このためセッションは当初予定の9時50分を待たずして終了の決定がなされた。

トップタイムは唯一の1分40秒台を記録した#38石浦。2番手には#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)が1'41.111で続き、#1山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)が1'41.194で3番手だった。

スーパーフォーミュラ第2戦の公式予選はこのあと午後3時よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリスフリー走行1回目結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2019/05/18) Free Practice 1 Weather:Rainy Course:Wet
2019 SUPER FORMULA Round 2 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
138石浦 宏明JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19
JMS P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'40.680--167.128
216野尻 智紀TEAM MUGEN SF19
TEAM MUGEN
Honda
M-TEC HR-417E
1'41.111 0.431 0.431166.415
31山本 尚貴DOCOMO DANDELION M1S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
M-TEC HR-417E
1'41.194 0.514 0.083166.279
465牧野 任祐TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda
M-TEC HR-417E
1'41.871 1.191 0.677165.174
539坪井 翔JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19
JMS P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'41.963 1.283 0.092165.025
619関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'42.052 1.372 0.089164.881
736中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF19
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'42.709 2.029 0.657163.826
815ダニエル・ティクトゥムTEAM MUGEN SF19
TEAM MUGEN
Honda
M-TEC HR-417E
1'42.749 2.069 0.040163.762
937ニック・キャシディVANTELIN KOWA TOM’S SF19
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'42.856 2.176 0.107163.592
1020平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'43.468 2.788 0.612162.624
118大嶋 和也UOMO SUNOCO SF19
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'43.641 2.961 0.173162.353
1251ハリソン・ニューウェイGOLDEX TAIROKU RACING SF19
B-Max Racing with motopark
Honda
M-TEC HR-417E
1'43.728 3.048 0.087162.217
134国本 雄資ORIENTALBIO KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'45.375 4.695 1.647159.681
147アーテム・マルケロフUOMO SUNOCO SF19
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'45.433 4.753 0.058159.593
1518小林 可夢偉KCMG Elyse SF19
carrozzeria Team KCMG
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'46.344 5.664 0.911158.226
1650ルーカス・アウアーRed Bull SF19
B-Max Racing with motopark
Honda
M-TEC HR-417E
1'46.403 5.723 0.059158.138
175福住 仁嶺DOCOMO DANDELION M5Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
M-TEC HR-417E
1'49.275 8.595 2.872153.982
1864アレックス・パロウTCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda
M-TEC HR-417E
1'49.766 9.086 0.491153.293
1917塚越 広大REAL SF19
REAL RACING
Honda
M-TEC HR-417E
1'51.32910.649 1.563151.141
203山下 健太ORIENTALBIO KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA
TRD Biz-01F
1'55.32414.644 3.995145.905

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO 荒れた展開のレースを5位完走で、貴重なポイントを獲得 (Le Beausset)

 ル・ボーセモータースポーツが参戦するカテゴリーのうちのひとつ、スーパー耐久シリーズの第2戦が4月27(土)~28日(日)にスポーツランドSUGO(宮城県)にて開催された。8つのクラスに54台がエントリーする中、ST-3クラス(排気量2001~3500cc、後輪駆動)に、ル・ボーセモータースポーツのDENSO Le Beausset RC350は、嵯峨宏紀、山下健太に小河諒を擁して、シリーズチャンピオンを目指し第2戦に臨んだ。

 開幕戦・鈴鹿で優勝と幸先良いスタートを切ったが、今回の舞台は東北随一のサーキット、SUGO。狭いコース幅とタイトなコーナーが連続し、さらにアップダウンの差も大きく、アクシデントが頻繁に起きることで”魔物が棲む”と言われている。

予選 4月27日(土)天候/曇り コース状況/ウエット

 レースウィークは冬のような天候で冷たい雨も降り、予選日となった27日は気温が6℃程度と冷え込んだ。レクサスRC350は、最低車重が昨年より20kg増の1,410kgとなり、軽量なフェアレディZ(1,300kg) やマークX(1,390kg)に対しやや不利な条件。さらにDENSO Le Beausset RC350は開幕戦の優勝で25 kg のハンディキャップウエイトを搭載しており、アップダウンに富んだSUGOでは苦戦が予想された。しかし、ウエットコンディションとなった金曜日の専有走行1回目はトップ、2回目と土曜日朝のフリー走行ともに2番手のタイムをマークと上々の走り出しを見せた。

 冷たい雨は止んだもののウエットコンディションとなった土曜日の公式予選。コースは徐々に乾いていく展開ながら時おり雨も落ちるという難しい状況となった。この公式予選はA、Bドライバーのベストタイム合算で争われる。ハーフウエット路面となったAドライバー予選では嵯峨が1分40秒808で2番手。序盤に軽いシャワーに見舞われたものの徐々にコースが乾いていったBドライバー予選では山下が1分31秒295で2番手。しかし合算ではトップとなり、2戦連続でポールポジションを獲得した。「合算でポールポジションの1点を獲得できたのは良かった。決勝はドライ路面になり暖かくなるという予報ですが、しっかり走り切りたい」と嵯峨。

 小河も完全にドライコンディションとなったCドライバー予選で4位につけ、決勝レースにも期待がかかった。

決勝 4月28日(日)天候/晴れ コース状況/ドライ

 決勝日の28日は朝から青空が広がり、ゴールデンウィークらしい爽やかな天候となった。気温も徐々に上がりスタート前には14℃。北風はやや冷たいものの、ようやく寒さが和らいだ。今回はグループ分けで、32台からなるGr.1(ST-X、Z、TCR、1~3)の3時間レース。スタートを務める嵯峨は、スタート直後からウエイトが軽い他車のペースが速く苦しい展開。開始わずか15分ほどでコースアウトして動けなくなった車両があり、この車両回収のためにフルコースイエロー(FCY)が導入され全車速度が50km/hに制限となった。このタイミングでピットインする車両が何台かあり、嵯峨もここでピットインして小河に交代し、給油のみでコースに送り出す。

 小河は順位が混乱する中、4位を走行しトップを追いかける。レース開始1時間10分ほどが経過した時点で、マシントラブルのためにコースサイドで停止した車両があり2回目のFCYに。このタイミングでピットインする車両があり、小河はこの時点で5位。そしてレース開始2時間を迎えようとする頃に、アクシデントを起こした車両がコースサイドでストップ。ここでセーフティカー(SC)が導入。このタイミングで小河がピットインして、アンカーの山下に交代。給油とタイヤは左側前後のみの交換とし素早くコースに復帰させる。

 山下は6位でコースに戻るが、戻った場所は運悪く上位から1周遅れの位置。それでも山下は諦めることなく粘り強く周回を重ねていく。レース終盤に最終コーナーでクラッシュした車両があり、二度目のSC導入となり、レース残り30分でバトルが再開。直後には上位争いをしていた車両が接触でレースから脱落するなどしたが、山下は最後まで走りきり5位でゴール。ポールポジションと5位という貴重なポイントを獲得した。

 次の第3戦はシリーズ中、最も多くのポイントを加算できる富士24時間(5月31日~6月2日)。ここでの優勝を目指し、テストからセッティングを煮詰めて臨む。

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 重量ハンデを考えると、テストから予選までの流れは非常に満足出来るものであった。決勝はペースが上がらずに苦しい戦いにはなったが、我々の力ではどうしようもない不運があり順位を落としたこと以外は前向きに考えられるレースだった。
Driver 嵯峨宏紀(Koki Saga)COMMENT
 今週末、ドライコンディションでドライブするのは初めてでしたので、スタート前のウォームアップでセッティングを調整したのですが、決勝ではペースを上げることができず苦しいレースになりました。しかし大きなウエイトを積まずに次の富士24時間という天王山に臨めます。昨年のリベンジを果たすべくチーム一丸となって頑張りたいと思います。
Driver 山下健太(Kenta Yamashita)COMMENT
 最後の90分という時点で良いタイミングでドライバー交代できましたが、運悪くFCYではなくSC導入となりその時点で上位とは周回遅れになってしまいました。決勝ペースは厳しかったですが、ピット作業も早く、チームは少しでも前でゴールさせようと努力してくれたのですが不運でした。次の富士24時間は必ず勝たなければならないレース。テストで準備をしてしっかり戦うつもりです。
Driver 小河諒(Ryo Ogawa)COMMENT
 決勝のペースは思うように上げられず苦戦しましたが、ウエイトを大きく増やすことなくポイントだけは加算できましたから、富士24時間にはプラスになる要素が増えました。テストでセッティングや作戦を見直して最終的にはチャンピオンを獲得したいです。今回チームスタッフに新しい仲間が増えましたが、チーム自体が強くなったと感じました。一緒に頑張って24時間を勝ちたいです。
Le Beausset Motorsports

OK

OK:第1戦は井本が大逆転! 第2戦は佐々木が盤石のレースで優勝

2019年4月27~28日/三重県・鈴鹿サーキット国際南コース/うすぐもり(ドライ)
エントリー30台 参加30台

 国内カートレースの最高峰、オートバックス全日本カート選手権OKクラス。その2019シリーズが4月最後の週末に開幕を迎えた。レースシステムは今季も1大会2レース制。全5大会・10戦による選手権だ。ツバメが舞う季節だというのに、鈴鹿サーキットは大会両日とも予想外の冷え込みに見舞われている。そしてふたつのレースは、“想定外”が相次ぐ展開となった。

【第1戦】井本が“全車抜き”で初優勝、ダンロップに勝利をもたらす

 今季のOKクラスは2018年のチャンピオン佐藤蓮と同シリーズ3位の名取鉄平が抜け、それと入れ替わりに10名のルーキーが加入、そのうち4名が14歳というフレッシュな顔ぶれだ。そして大会初日のクオリファイングプラクティスは、新時代到来を予感させる結果となった。コースレコードを更新してトップとなったのは、2年目の古谷悠河(TONYKART RACING TEAM JAPAN)。2番手はルーキーの渡会太一(Drago Corse)。3・4番手にも2年目の山田杯利(Team EMATY)とルーキーの佐藤凌音(INTREPID JAPAN CORSE)が続いた。王座奪還に意欲を燃やすスーパーGTドライバー佐々木大樹(TONYKART RACING TEAM JAPAN)は10番手だ。

 タイヤウォーズの面から見ると、ブリヂストン勢がトップ10を占拠して下馬評通りの速さを実証。ダンロップ勢は、古谷と約0.5差で11番手の井本大雅(TAKAGI PLANNING)がトップ。一方、昨年に佐藤蓮のドライブでチャンピオンタイヤとなったヨコハマ勢は、三村壮太郎(Croc Promotion)の19番手が最上位、今季からヨコハマ勢に加入した野中誠太(ADVAN HIROTEX)は27番手と、低気温に苦戦している。

 クオリファイングプラクティスに続いて行なわれた第1戦の予選ヒートでは、実績のあるドライバーが浮上。5番グリッドの高橋悠之(TONYKART RACING TEAM JAPAN)が3周で先頭に立ち、そのままゴールして決勝のポールを獲得した。2番手は山田。昨年の最終戦にデビューした“準ルーキー”の伊藤琢磨(FA-KART RT)が13番グリッドから10台を抜いて3番手に。佐々木も5番手まで浮上してきた。対して古谷は7番手、佐藤は13番手と順位を下げた。

 一夜明けて大会2日目、前日よりやや寒さが治まったサーキットで、24周の決勝が始まった。先頭の座を争うマシンの群れは、高橋、山田、佐々木とラップリーダーを入れ替えながら、大きな塊のまま周回を重ねていく。残り10周になると、その中から佐々木と山田が抜け出した。だが、第1戦は佐々木と山田のマッチレースとはならなかった。ハイペースで追い上げを続ける1台のマシンが、ふたりに急接近してきたのだ。それは、予選でローリング中にトラブルに見舞われDNSとなった井本だ。

 決勝で最後尾グリッド埋没と引き換えにほぼ新品のタイヤを履くこととなった井本は、20周目に3番手へ上がると、一気に佐々木と山田を捕捉。山田が21周目にトップを奪うと、井本はその翌周に佐々木を、さらに残り2周で山田を抜き去ってトップに躍り出た。山田は続いて佐々木と高橋にも先行を許してしまう。ラスト2周で後続を突き離した井本は、チェッカーを受けると右拳を高々と挙げ、感極まった様子で天を仰いだ。OKクラス3年目での初優勝は、ライバル全車を抜き去り、劣勢かと思われたダンロップにドライで1年7カ月ぶりの勝利をもたらす快挙だった。

 2位は佐々木。3番手でゴールした高橋はコリドー違反でペナルティを課されて6位に降格。代わって最終ラップに山田をパスした大草りく(nutec.LCT brioly)が3位となって、ルーキー勢の表彰台一番乗りに。初勝利を確信して決勝に臨んだ山田は、4位の結果に茫然自失の表情だった。

佐々木大樹選手(TONYKART RACING TEAM JAPAN)

佐々木大樹選手(TONYKART RACING TEAM JAPAN)

OKクラス第1戦決勝ヒートスタート前

OKクラス第1戦決勝ヒートスタート前

2019年OKクラス開幕戦のスタートが切られた

2019年OKクラス開幕戦のスタートが切られた

OKクラス参戦2年目の山田杯利選手(Team EMATY)がレースを引っ張る

OKクラス参戦2年目の山田杯利選手(Team EMATY)がレースを引っ張る

予選ヒートリタイアのため最後尾スタートとなった井本大雅選手(TAKAGI PLANNING)

予選ヒートリタイアのため最後尾スタートとなった井本大雅選手(TAKAGI PLANNING)

決勝ヒート残り2周でトップに立ち初優勝のチェッカーと受ける井本大雅選手

決勝ヒート残り2周でトップに立ち初優勝のチェッカーと受ける井本大雅選手

初優勝の喜びを高木代表と分かち合う

初優勝の喜びを高木代表と分かち合う

コースレコードを更新してT.Tトップとなった2年目の古谷悠河選手(TONYKART RACING TEAM JAPAN)

コースレコードを更新してT.Tトップとなった2年目の古谷悠河選手(TONYKART RACING TEAM JAPAN)

OKクラス第1戦表彰式 (1)

OKクラス第1戦表彰式 (1)

OKクラス第1戦表彰式 (2)

OKクラス第1戦表彰式 (2)


【第2戦】予選でまさかのハプニング! 佐々木が貫禄の走りでウィナーに

 第2戦の予選は、2番グリッドの渡会がスタート直後にスピン。ポールの古谷も大きく順位を下げ、2列目の山田と佐藤が1周目から抜け出す展開となった。佐藤は3周目に山田の前へ出ると、山田からのプレッシャーに耐えながら周回を重ね、トップのまま最終ラップを迎えた。FP-Jrクラスから飛び級でOKに上がってきた新鋭の決勝ポール獲得の瞬間に、場内の視線が注がれる。その直後……。

 3コーナーを立ち上がりS字区間に入ったところで、佐藤のエンジンがいきなり息絶え、そこに山田が激突。14歳のルーキーの決勝ポール獲得も、絶好調の山田の初優勝も、この瞬間に夢と消えた。代わってトップでゴールしたのは、2年生の森山冬星(TEAM WOLF)。2~4番手に高橋、佐々木、宮下源都(TONYKART RACING TEAM JAPAN)とトニー・ワークス勢が続き、伊藤が5番手、冨田自然(Birel ART RAGNO Racing)が6番手で予選をまとめた。

 決勝は、オープニングラップで森山が順位を下げ、替わって伊藤が4台抜きでトップに浮上、これに佐々木と高橋が続いた。2周目、佐々木と高橋が相次いで伊藤をパス。ここから佐々木と高橋は阿吽の呼吸のタンデム走行で3番手以下を引き離していく。やがて先頭集団2台と3番手以降のギャップは1秒以上に。レースは佐々木と高橋の一騎討ちだ。

 高橋は後半勝負を目論み、佐々木の後を追う。だが、レースが折り返し点を過ぎると、佐々木が高橋との間隔をじわじわと広げ始めた。劣勢に耐えながらこの大会を戦ってきた佐々木は、シャシーを第1戦と違うものに替える判断が当たり、さらに決勝を前に下がった気温がタイヤにもマッチして、ようやく本来の調子を取り戻したのだ。残り8周、ふたりの差は1秒以上に拡大。勝負あった。ゴールの少し前にやっと“セーブモード”に切り替えた佐々木は、チェッカーを受けるとマシンの鼻先をピットウォールの方に向け、待ち受けるチームメイトに右手を振り上げて勝利を宣言した。

 逆転優勝こそならなかったものの、高橋も2位獲得で安堵の表情をのぞかせた。3位には予選DNSで28番グリッドに沈んだ皆木駿輔(Croc Promotion)が入り、またもダンロップ勢が表彰台の一角に。第1戦のウィナー井本は17番グリッドから4位まで追い上げ、今回も上位フィニッシュに成功。木内秀柾(Birel ART RAGNO Racing)が4ポジションアップで5位に入賞し、ルーキー勢の最上位となった。

OKクラス第2戦オープニングラップでトップに立ったルーキーの伊藤琢磨選手(FA-KART RT)

OKクラス第2戦オープニングラップでトップに立ったルーキーの伊藤琢磨選手(FA-KART RT)

佐々木大樹選手と高橋悠之選手が3位以下を大きく引き離していく(TONYKART RACING TEAM JAPAN)

佐々木大樹選手と高橋悠之選手が3位以下を大きく引き離していく(TONYKART RACING TEAM JAPAN)

3位には皆木駿輔選手が入った(Croc Promotion)

3位には皆木駿輔選手が入った(Croc Promotion)

OKクラス第2戦をぶっちぎりで制した佐々木大樹選手

OKクラス第2戦をぶっちぎりで制した佐々木大樹選手

チームと喜びを分かち合う

チームと喜びを分かち合う

ワンツーフィニッシュを飾ったTONYKART RACING TEAM JAPAN

ワンツーフィニッシュを飾ったTONYKART RACING TEAM JAPAN

OKクラス第2戦表彰式(1)

OKクラス第2戦表彰式(1)

OKクラス第2戦表彰式(2)

OKクラス第2戦表彰式(2)

OKクラス第2戦表彰式(3)

OKクラス第2戦表彰式(3)

第1戦優勝・井本大雅のコメント
 最後の最後まで勝てる手応えはありませんでした。トップの2台に追い付いてからは、ちょっとビビりながら抜きに行ったんですが、うまく前に出られました。予選を走れなかったのが心残りだけれど、勝ててうれしいです。
第2戦優勝・佐々木大樹のコメント
 決勝は同じブリヂストン・ユーザーの中で速かった人たちが前の方にいなくて、いい展開になりました。天候のせいで思うようにテストができなかったけれど、最終的にブッチ切って優勝できてよかったと思います。
Text: Kazuo MIZUTANI
Photo: Y's PHOTO(Yoshiaki YOKOTA)
Y's PHOTO(Chiaki NUKUI)

SUPER GT

SGT:第2戦富士 開幕戦の悪夢を思わせる悪天候の中、チーム一丸で完走を果たす (Arnage)

 開幕戦のクラッシュによるマシンの破損は大きく、外装パーツの補修は数十箇所にも及んだ。さらにドイツからのパーツの遅延が重なり、限られた時間内での作業は困難を極めた。しかし、多くの方々のご尽力により危機を脱したチームは、富士ラウンドに向けて、無事にマシンを送り出すことができた。

May 3rd Qualifying Day
晴れ/ドライ 気温: 22℃ 路面温度: 36℃ 入場者: 35,800人

 5月3日〜4日に富士スピードウエイで開催される第2戦富士GT500kmでは、岡山公式テストでGTデビューを果たした手塚祐弥選手を第3ドライバーに迎え、長丁場を加納選手、山下選手の3人のドライバー陣で戦うことになっていた。

 予選の行われる土曜日は天候に恵まれ、午前中の公式練習では時間いっぱいを使って3選手がそれぞれマシンのフィーリングを確かめた。また、チームも予定していたメニューを順調にこなし、レースに向けてのセッティングを行った。(ベストラップは36Lap目に山下選手が出した01'39.352)

 午後になっても安定した空模様が続く中、予選が行われ、Q2進出を目指して山下選手が果敢にアタックを行なった。しかし、1'39.181をマークするにとどまり、ARNAGE RACINGは翌日の決勝を27番グリッドから追い上げることとなった。

May 4th Race Day
雨~晴/ウェット~ドライ 気温: 18℃→13℃ / 路面温度: 25℃→17℃ 入場者: 56,000人

 決勝の行われる日曜日。朝のうちは青空にくっきりと富士山が映え、好天に恵まれたかに見えたが、次第に雲が広がり、マシンをグリッドに並べる頃には、真っ黒な雲間から稲妻の見える怪しい空模様となった。スタートドライバーは開幕戦に続いて山下選手。ドライタイヤでウォームアップ走行をドライブさせたチームだったが、このまま雨のスタートになると踏んで、グリッド上でタイヤをレインタイヤに交換した。

 レースはSCに先導されてスタート。開幕戦の悪夢を思わせる強い雨と雷で、さらに強まる雨脚に、コースには全体にかなりの水が溜まり、コンディションは非常に危険な状態となった。13Lap目にSCが導入され、16Lap目には赤旗中断となってしまった。

 約30分の中断を経て、雨脚が弱まり、空が明るくなってきたところでレースが再開。23番手に浮上していた山下選手は落ち着いた走りで、少しずつ順位を上げながら快走を続けた。35Lapを過ぎる頃から、コースコンディションは次第にドライへと変わってきたため、ウェットタイヤを履いたマシンをピットに呼び戻すタイミングを見計らっていたチームは、43Lap予定のルーティンピットを急遽38Lapに早め、山下選手は見かけ上14番手でピットに戻ってきた。

 迅速なピットワークで4輪ドライタイヤに交換した後、第2スティントの手塚選手が24番手でコースに復帰。ドライタイヤを履いた手塚選手は、コンディションに車両のセットがマッチしていたこともあり、ルーキーらしからぬ堂々とした走行で48Lap目にはベストラップとなる1’39.812をマーク。再び16番手まで浮上してきた。

 ところが予定のピットイン直前の78Lap目、手塚選手の無線が緊迫した声で「パンクしたかも!左フロント!」と叫んだ。監督は再び、急遽2周回早いピットインを即断、最終コーナー付近にいた手塚選手はそのままピットに戻ってきた。準備万端整えていたチームは、タイムロス無しで左側タイヤのみ交換し、第3スティントの加納選手へと繋いだ。

 見かけ上21番手でコースに戻った加納選手は、1分40秒台の安定したタイムでじわじわと順位を上げていく。長丁場のレースに、コースは路面が荒れてタイヤカスが散乱。ベテラン加納選手もピックアップをバーストと勘違いする場面があり、ピットは一時騒然となった。しかし加納選手の冷静な判断でレースは続行、前方の強豪マシンを脅かす1分40秒台の好タイムで激走を続けた。さらに加納選手は、チェッカー目前の97Lap目に本人の今大会目標であった1分39秒台を叩き出し、17位でチェッカーを受けた。

 ARNAGE RACINGは、チーム一丸となって開幕戦のトラウマを克服し、27位スタートから大幅ポジションアップの17位で、富士500kmを完走することができた。

 応援してくださった皆さまには深く感謝致します。次戦鈴鹿ラウンドは5 月25 日~26 日にチームの地元鈴鹿サーキットにて開催されます。引き続き応援のほど宜しくお願いいたします。

ARNAGE RACING Team Release

SUPER GT

SGT:第2戦富士フォトギャラリー

公式練習: 晴れ渡った空に富士山も顔を出した 公式練習: 晴れ渡った空に富士山も顔を出した 公式練習: 牧野任祐(Modulo Epson NSX-GT) 公式練習: ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)
公式練習: 晴れ渡った空に富士山も顔を出した 公式練習: 安田裕信(GAINER TANAX GT-R) 公式練習: 道上龍(Modulo KENWOOD NSX GT3) 公式練習: 片岡龍也(グッドスマイル 初音ミクAMG)
公式練習: 高星明誠(リアライズコーポレーションADVAN GT-R) 公式練習: 高木真一/福住仁嶺組(ARTA NSX GT3) 公式練習: 平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM\'S LC500) 公式練習: 松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)
公式練習: 小暮卓史/元嶋佑弥組(マネパ ランボルギーニ GT3) 公式練習: 荒聖治/アレックス・パロウ組(McLaren 720S) 公式練習: 晴れ渡った空に富士山も顔を出した 公式練習: 嵯峨宏紀(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)
公式練習: 道見ショーン真也(エヴァRT初号機X Works GT-R) 公式練習: 大津弘樹(Modulo KENWOOD NSX GT3) 公式練習: 松井孝允(HOPPY 86 MC) 公式練習: 石浦宏明(ZENT CERUMO LC500)
公式練習: 晴れ渡った空に富士山も顔を出した 公式練習: 晴れ渡った空に富士山も顔を出した 公式練習: 永井宏明/織戸学/小高一斗組(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT) 公式練習: 荒聖治/アレックス・パロウ組(McLaren 720S)
公式練習: 野尻智紀/伊沢拓也組(ARTA NSX-GT) 公式練習: 山本尚貴/ジェンソン・バトン組(RAYBRIG NSX-GT) 公式練習: 藤井誠暢/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組(D\'station Vantage GT3) 公式練習: 永井宏明/織戸学/小高一斗組(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)
公式練習: 坂口夏月(ADVICSマッハ車検MC86マッハ号) 公式練習: 中山雄一(DENSO KOBELCO SARD LC500) 公式練習: アンドレ・クート(T-DASHランボルギーニ GT3) 公式練習: 晴れ渡った空に富士山も顔を出した
公式練習: 晴れ渡った空に富士山も顔を出した 公式練習: 塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT) 公式練習: 荒聖治(McLaren 720S) 公式練習: 安田裕信(GAINER TANAX GT-R)
公式練習: 脇阪薫一(埼玉トヨペットGBマークX MC) 公式練習: ジェンソン・バトン(RAYBRIG NSX-GT) ピットウォーク: 入場する人、人、人…… ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: 松田次生とロニー・クインタレッリ(NISMO) ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: 小林崇志(TEAM UPGARAGE) 公式予選: サッシャ・フェネストラズと平峰一貴(KONDO RACING) 公式予選: 平峰一貴(KONDO RACING)
公式予選: 山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT) 公式予選: 吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)とショウン・トン(エヴァRT初号機X Works GT-R) 公式予選: ショーン・ウォーキンショー(arto RC F GT3) 公式予選: 松浦孝亮(UPGARAGE NSX GT3)
公式予選: ジェームス・ロシター(カルソニックIMPUL GT-R) 公式予選: 関口雄飛(au TOM\'S LC500) 公式予選: 松田次生(MOTUL AUTECH GT-R) 公式予選: 松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)
公式予選: 松田次生(MOTUL AUTECH GT-R) 公式予選: 中山雄一(DENSO KOBELCO SARD LC500) 公式予選: ヤン・マーデンボロー(リアライズコーポレーションADVAN GT-R) 公式予選: 平峰一貴(KONDO RACING)
公式予選: サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING) 公式予選: 平峰一貴(リアライズ日産自動車大学校 GT-R) 公式予選: GT300ポールポジションのサッシャ・フェネストラズ、近藤真彦監督、平峰一貴(KONDO RACING) 公式予選: 立川祐路(ZENT CERUMO LC500)
予選記者会見: ロニー・クインタレッリ(NISMO) GTキッズウォーク: レースクイーン GTキッズウォーク: レースクイーン GTキッズウォーク: レースクイーン
GTキッズウォーク: レースクイーン GTキッズウォーク: レースクイーン GTキッズウォーク: レースクイーン GTキッズウォーク: レースクイーン
GTキッズウォーク: レースクイーン GTキッズウォーク: McLaren 720S(McLaren Customer Racing Japan) GTキッズウォーク: McLaren 720S(McLaren Customer Racing Japan) GTキッズウォーク: 伊藤大輔監督(LEXUS TEAM au TOM\'S)
GTキッズウォーク: 関口雄飛(LEXUS TEAM au TOM\'S) GTキッズウォーク: 吉本大樹(LM corsa) GTキッズウォーク: レースクイーン GTキッズウォーク: レースクイーン
リアライズコーポレーションADVAN GT-R(KONDO RACING) ARTA NSX-GT(ARTA) MOTUL AUTECH GT-R(NISMO) D\'station Vantage GT3(D\'station Racing AMR)
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: ヤン・マーデンボロー(KONDO RACING) ピットウォーク: 藤井誠暢、佐々木主浩監督、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(D\'station Racing AMR)
選手紹介: 山本尚貴とジェンソン・バトン(TEAM KUNIMITSU) ウォームアップ走行: 加納政樹/山下亮生/手塚祐弥組(ARNAGE AMG GT3) ウォームアップ走行: 野尻智紀(ARTA) ウォームアップ走行: 野尻智紀/伊沢拓也組(ARTA NSX-GT)
ウォームアップ走行: 山本尚貴とジェンソン・バトン(TEAM KUNIMITSU) ウォームアップ走行: 小林崇志(TEAM UPGARAGE) ウォームアップ走行: 小林崇志/松浦孝亮/山田真之亮組(UPGARAGE NSX GT3) ウォームアップ走行: 佐々木大樹/ジェームス・ロシター組(カルソニックIMPUL GT-R)
スターティンググリッド: レースクイーン スターティンググリッド: ジェンソン・バトン(TEAM KUNIMITSU) スターティンググリッド: MOTUL AUTECH GT-R翼端板のこいのぼり 決勝レース: まもなくスタート
決勝レース: GT500クラスのスタートシーン 決勝レース: GT300クラスのスタートシーン 決勝レース: GT500クラスのトップ争い 決勝レース: GT300クラスの争い
決勝レース: GT500クラスの争い 決勝レース: 関口雄飛(au TOM\'S LC500) vs 伊沢拓也(ARTA NSX-GT) 決勝レース: 安田裕信(GAINER TANAX GT-R) vs 平峰一貴(リアライズ日産自動車大学校 GT-R) 決勝レース: ショーン・ウォーキンショー(arto RC F GT3)
決勝レース: ショウン・トン(エヴァRT初号機X Works GT-R) 決勝レース: 平峰一貴(リアライズ日産自動車大学校 GT-R) 決勝レース: アンドレ・クート(T-DASHランボルギーニ GT3) 決勝レース: レースは豪雨のため赤旗中断
決勝レース: 再スタートが切られた 決勝レース: MOTUL AUTECH GT-R vs KeePer TOM\'S LC500 決勝レース: GT300クラスのバトル 決勝レース: 関口雄飛(au TOM\'S LC500)
決勝レース: GT300クラスのバトル 決勝レース: 富士山が顔を出した 決勝レース: 山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT) 決勝レース: 山下健太(WAKO\'S 4CR LC500) vs 関口雄飛(au TOM\'S LC500)
決勝レース: 武藤英紀(MOTUL MUGEN NSX-GT) 決勝レース: 松井孝允/佐藤公哉/土屋武士組(HOPPY 86 MC) 決勝レース: 星野一樹/石川京侍組(GAINER TANAX triple a GT-R) 決勝レース: 関口雄飛/宮田莉朋組(au TOM\'S LC500)
決勝レース: 黒澤治樹/蒲生尚弥組(LEON PYRAMID AMG) vs 平中克幸/安田裕信組(GAINER TANAX GT-R) 決勝レース: ナレイン・カーティケヤン/牧野任祐組(Modulo Epson NSX-GT) 決勝レース: 宮田莉朋(au TOM\'S LC500) 決勝レース: 福住仁嶺(ARTA NSX GT3)
決勝レース: サッシャ・フェネストラズ(リアライズ日産自動車大学校 GT-R) 決勝レース: 永井宏明(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT) 決勝レース: ジェンソン・バトン(RAYBRIG NSX-GT) 決勝レース: 松井孝允/佐藤公哉/土屋武士組(HOPPY 86 MC)
決勝レース: ヘイッキ・コバライネン/中山雄一組(DENSO KOBELCO SARD LC500) 決勝レース: 高木真一/福住仁嶺組(ARTA NSX GT3) 決勝レース: 関口雄飛/宮田莉朋組(au TOM\'S LC500) 決勝レース: 荒聖治/アレックス・パロウ組(McLaren 720S)
決勝レース: 山本尚貴/ジェンソン・バトン組(RAYBRIG NSX-GT) 決勝レース: 大嶋和也/山下健太組(WAKO\'S 4CR LC500) 決勝レース: 松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R) 決勝レース: 谷口信輝(グッドスマイル 初音ミクAMG)
決勝レース: 荒聖治(McLaren 720S) 決勝レース: 平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ組(リアライズ日産自動車大学校 GT-R) 決勝レース: 石浦宏明(ZENT CERUMO LC500) 決勝レース: 手塚祐弥(ARNAGE AMG GT3)
決勝レース: 石浦宏明(ZENT CERUMO LC500) 決勝レース: 最終コーナーを立ち上がるGTマシン 決勝レース: 最終コーナーを立ち上がるGTマシン 決勝レース: ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)
決勝レース: 藤井誠暢(D\'station Vantage GT3) 決勝レース: 安田裕信(GAINER TANAX GT-R) 決勝レース: アレックス・パロウ(McLaren 720S) 決勝レース: ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)
決勝レース: GT300クラスの争い 決勝レース: 立川祐路(ZENT CERUMO LC500) 決勝レース: 平手晃平(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R) 決勝レース: ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R) vs 立川祐路(ZENT CERUMO LC500)
決勝レース: ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)をパスした立川祐路(ZENT CERUMO LC500) 決勝レース: レースが終わって優勝マシンを誘導するオフィシャル 決勝レース: パルクフェルメに戻ってきた立川祐路(ZENT CERUMO LC500) 決勝レース: GT500クラスで優勝した立川祐路(LEXUS TEAM ZENT CERUMO)
決勝レース: 健闘をたたえ合うGT500クラスで優勝した立川祐路と石浦宏明(LEXUS TEAM ZENT CERUMO) 決勝レース: 抱き合うGT500クラスで優勝した立川祐路と石浦宏明(LEXUS TEAM ZENT CERUMO) 決勝レース: GT300クラスで優勝した平中克幸と安田裕信(GAINER) 表彰式: GT300クラスのトップ3チーム
表彰式: GT500クラスのトップ3チーム
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 波乱の500kmバトルを制し、#38ZENT CERUMO LC500が2年ぶりの勝利!

500kmの死闘を制したのは#38ZENT CERUMO LC500!!

2019オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の決勝が5月4日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、予選7位からスタートした#38立川祐路/石浦宏明組(ZENT CERUMO LC500)が序盤からハイペースで順位を上げ、最後は2位以下に19.693秒もの大差をつけて2017年第2戦富士以来の勝利をものにした。GT300クラスは予選4位の#11平中克幸/安田裕信組(GAINER TANAX GT-R)が序盤にトップに立ち、終盤追い上げてきた#55高木真一/福住仁嶺組(ARTA NSX GT3)を0.239秒差で押さえきって優勝、こちらも2018年7月の第4戦チャン以来の優勝を遂げた。
(天候:雨-曇り コース:ウェット-ドライ 観客動員数:予選日35,800人/決勝日56,000人/大会総入場者数91,800人)

決勝レースはセーフティーカースタートとなった

GT500クラスのスタートシーン

GT300クラスのスタートシーン

立川祐路(LEXUS TEAM ZENT CERUMO)とロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)の争い

GT500クラス優勝は立川祐路/石浦宏明組(ZENT CERUMO LC500)

GT500クラス決勝2位は松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)

GT500クラス決勝3位は山本尚貴/ジェンソン・バトン組(RAYBRIG NSX-GT)

GT300クラス優勝は平中克幸/安田裕信組(GAINER TANAX GT-R)

GT300クラス決勝2位は高木真一/福住仁嶺組(ARTA NSX GT3)

GT300クラス決勝3位は小暮卓史/元嶋佑弥組(マネパ ランボルギーニ GT3)

GT500クラスで優勝した立川祐路と石浦宏明(LEXUS TEAM ZENT CERUMO)

GT300クラスで優勝した平中克幸と安田裕信(GAINER)

GT500クラスの表彰式

GT300クラスの表彰式

午後2時30分からの決勝レースは序盤から荒れに荒れた。

スタート進行の途中から雨が降り始めたため、レースは第1戦岡山に続いて今回もSC先導でのスタートとなり、3周目に追い越し可能に。すると予選2位の#37ニック・キャシディ(KeePer TOM'S LC500)がすかさずダンロップコーナーでポールスタートの#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)を捉えてトップに浮上するが、クインタレッリは7周目の100Rでキャシディを抜き去り、再びトップに躍り出る。

その後方では#38立川祐路(ZENT CERUMO LC500)が4周目に4位、6周目に3位と順位を上げ、8周目の1コーナーでキャシディを捉えて2位に浮上、13周目の1コーナーでついにクインタレッリのインに飛び込んでトップを奪い取った。

しかしその頃から雨が次第に強まってきたため、直ちにセーフティーカーが導入され、トップが15周を消化したところで赤旗中断となった。

その後レースは天候の回復を待って3時33分にSC先導で再開され、19周目から追い越し可能となった。すると#37キャシディがリスタート直後の2コーナーで#23クインタレッリを抜き去り、24周目には今回からGRスープラコーナーと名称を改めた旧プリウスコーナーで#38立川をも捉えてトップに浮上する。

しかし周回を重ねるにつれて路面は次第に乾き始めたため、キャシディは濡れたところを選んで走るようになる。履いていたレインタイヤは限界が近づいたようだ。

その一方で、ミディアムコンパウンドのウェットを選択した影響からリスタート後に苦しい走りを強いられて一時は4位まで後退した#23クインタレッリはタイヤに熱が入るのを待ってペースを上げ、26周目に#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)を抜いて3位に上がると、31周目の最終コーナーで#38立川にアウトから並びかけて2位を奪い返し、32周目のGRスープラコーナーで#37キャシディをも捉えてトップを奪い返した。キャシディはその後も4位まで順位を落とし40周目に最初のピットイン。平川亮に交代した。

トップのクインタレッリは41周目に最初のピットストップを行い、ソフトコンバウンドのスリックタイヤに履き替えて松田次生に交代。松田はそのまま暫定トップでコースに復帰した。

しかしその後方から23号車より1周早くピット作業を終えていた#38石浦が次第に松田との差を詰めてきた。石浦は52周を終えたところで松田を射程圏内に捉え、59周目の1コーナーでアウトに並びかけると、そのまま並走に持ち込んでコカコーラコーナー手前でトップに立ち、その差を3秒以上に広げて78周目にピットイン。最後のスティントを立川に託す。

松田は79周目にピットへ。このインラップを石浦より約2秒速いタイムでまとめ、ニスモのピットクルーもセルモより5秒速い作業時間でクインタレッリをコースへ送り出した。さらに立川の前でコースインしたクインタレッリは立川のアウトラップより2秒速いペースでアウトラップを戻ってくる。これにより23号車は又してもトップを奪い返したばかりか、38号車に対して3秒ものリードを手にしたのだった。

だが周回を重ねるにつれて23号車はリヤタイヤ表面にタイヤカスを拾ってしまい、著しいグリップダウンに見舞われて又しても38号車の追撃を受けることになる。90周を終えた時点でのクインタレッリのリードは1.998秒。93周終了時点でその差は0.596秒となり、95周終了時点では僅か0.259秒に。そして99周め。ついに立川は1コーナーでクインタレッリのインに飛び込むと、そのまま2コーナーで頭を押え込んでトップに浮上、そのまま一気に23号車を突き放し、最後は19.693秒もの大差をつけて110周を走りきり、2017年の第2戦富士以来の勝利を手にした。2位は#23松田/クインタレッリ組。3位には#1山本尚貴/ジェンソン・バトン組(RAYBRIG NSX-GT)が入った。

一方、GT300クラスは終盤まで目の離せない接戦が繰り広げられた。

序盤トップに立ったのはポールシッターの#56平峰一貴(リアライズ日産自動車大学校 GT-R)。だが7周目の1コーナーで#11安田裕信(GAINER TANAX GT-R)がブレーキング勝負の末平峰を下してトップに浮上、その後は着実にリードを広げて一時は2位以下に15秒以上の大差をつける。

しかし2度目のピットストップを終えたところで2位に浮上した#55高木真一(ARTA NSX GT3)が11号車との差を少しずつ詰めていき、102周終了時点で1.113秒差にまで接近、104周目のファイナルラップでついにテールトゥノーズに持ち込んだ。しかし最後まで11号車は付け入る隙を与えず、両者は僅か0.239秒差でフィニッシュラインに飛び込んだ。

#11平中克幸/安田裕信組(GAINER TANAX GT-R)の優勝は昨年6月の第4戦チャン以来。実に11ヶ月ぶりの勝利だった。3位には101周目にポールの#56平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ組(リアライズ日産自動車大学校 GT-R)を抜き去った#88小暮卓史/元嶋佑弥組(マネパ ランボルギーニ GT3)が入った。

次戦の舞台は鈴鹿サーキット。5月26日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第2戦富士優勝会見 「富士は一番のチャンスだと思っていました」(#38立川)「平成最後と令和最初に勝てました」(#11平中)

決勝フォトセッション: 両クラス優勝のドライバー 決勝フォトセッション: GT500クラス優勝のドライバー 決勝フォトセッション: GT300クラス優勝のドライバー

GT500クラス 立川祐路(#38ZENT CERUMO LC500)
GT500クラスで優勝した立川祐路(LEXUS TEAM ZENT CERUMO) 「見たか、新体制で勝ったぞ、っていうのが率直な気持ちです。今年は監督という立場もあって今までとは違う責任も負っているので、勝たなくてはいけないというプレッシャーもありました。チーム作りを石浦(取締役)と2人で頑張ってやってきて、チームの皆もそれに応えてくれました。開幕戦が厳しい戦いに終わって、今回に賭ける思いは強かったです。LC(レクサス)としても富士が一番チャンスがありますし、ここで勝たないでどこで勝てるんだという思いで臨みました。予選でタイヤ選択がうまくいかなくて中団(グリッド)に沈んでしまったので、何とか前に行きたいと思っていましたが、絶妙なタイミングで雨が降ってきてウェットのなか思ったより前に出ることができました。23号車とは最後まで気の抜けない戦いでした」
GT500クラス 石浦宏明(#38ZENT CERUMO LC500)
GT500クラスで優勝した石浦宏明(LEXUS TEAM ZENT CERUMO) 「勝ててほっとしています。今シーズンは体制が変わって自分の責任も増えましたし、たくさんの方にサポートしていただいたので、立川選手ともチャンスのある富士で勝って、新体制で結果を残そうと話していました。こんなにうまくいくとは思っていませんでしたが、勝ててほっとしています。立川選手からの無線でドライタイヤに換えるタイミングを計っていました。(自分のスティントは)ラインは乾いていて、タイヤが温まってしまえばいけることは分かっていました。本当はもっと引き離して立川選手にバトンを繋ぎたかったのですが、イエローも出たりしてできなかったのがちょっと悔しかったですね。このままシーズンを有利に戦いたいと思います」
GT300クラス 平中克幸(#11GAINER TANAX GT-R)
GT300クラスで優勝した平中克幸(GAINER) 「昨日からクルマの調子は凄く良かったのですが、Q1で路面コンディションとセッティングが合わなくて、一瞬Q1落ちになるところでしたが、4輪脱輪したクルマがあって救われました。Q2は4番手で終えることができて、その段階で僕自身の中では決勝は勝てるんじゃないかと思っていました。決勝は、安田選手が豪雨の中本当に良い走りをしてくれて、ピットインのタイミングも的確に判断してくれました。どのクルマより早くドライタイヤに換えるという作戦が凄く良かったと思います。最後も、安田選手が精神的にも追い詰められる状況で頑張ってくれました。チームも完璧に仕事をこなしてくれ、これまでの優勝の中で一番うれしい優勝です。平成最後のS耐で勝って、令和最初のGTで勝って、今年は良い年です」
GT300クラス 安田裕信(#11GAINER TANAX GT-R)
GT300クラスで優勝した安田裕信(GAINER) 「スタートして赤旗になりましたが、あの判断はすごく良かったと思います。セーフティカー明けは、できるだけギャップを作ってやろうと思っていましたが、乾いてくると65号車(LEON PYLAMID AMG)が速くて抑えられませんでした。その後、平中選手が凄く良いペースで走ってマージンを作ってくれ、それが優勝に繋がったと思います。最終スティントは、GT-R同士の戦いになると思っていましたが、全然違うクルマが来て(笑)、最終ラップはGT500マシンを使うなどしてうまく抑えることができました。見ている方は大変だったと思いますが、(僕の頑張りより)平中選手の予選や2ndスティントの走りの方が優勝の要素になっていたと思います。去年はチャンピオン取れなかったので、今年はこのまま表彰台をキープしたいと思います」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2019/05/07) GT500 Final Race Weather:Rainy-Cloudy Course:Wet-Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
138立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS31103:40'46.358
223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1711019.693
31山本 尚貴
ジェンソン・バトン
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS11044.890
439ヘイッキ・コバライネン
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS11045.809
517塚越 広大
ベルトラン・バゲット
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS11046.972
63平手 晃平
フレデリック・マコヴィッキィ
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI81101'16.405
737平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS1101'28.019
86大嶋 和也
山下 健太
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS1091Lap
98野尻 智紀
伊沢 拓也
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS201091Lap
1064ナレイン・カーティケヤン
牧野 任祐
Modulo Epson NSX-GT
Honda NSX-GT
DL11091Lap
1116武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
YH41091Lap
1212佐々木 大樹
ジェームス・ロシター
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS111082Laps
1319国本 雄資
坪井 翔
WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH51073Laps
1424高星 明誠
ヤン・マーデンボロー
リアライズコーポレーションADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH61037Laps
---- 以上規定周回数(70% - 77Laps)完走 ----
-36関口 雄飛
宮田 莉朋
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS26149Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT) 1'29.709 (44/73) 183.11km/h

■GT300クラス

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2019/05/07) GT300 Final Race Weather:Rainy-Cloudy Course:Wet-Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
111平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL1043:42'18.078
255高木 真一
福住 仁嶺
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
BS171040.239
388小暮 卓史
元嶋 佑弥
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH11044.376
456平峰 一貴
サッシャ・フェネストラズ
リアライズ日産自動車大学校 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH61046.907
565黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
BS51031Lap
64谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミクAMG
Mercedes-AMG GT3
YH31031Lap
733ショウン・トン
マーチー・リー
道見 ショーン 真也
エヴァRT初号機X Works GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1031Lap
821リチャード・ライアン
富田 竜一郎
アレッシオ・ピカリエロ
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS GT3
YH1031Lap
960吉本 大樹
ドミニク・ファーンバッハー
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
DL41031Lap
1010星野 一樹
石川 京侍
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1031Lap
1187高橋 翼
アンドレ・クート
藤波 清斗
T-DASHランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1031Lap
1218小林 崇志
松浦 孝亮
山田 真之亮
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
YH1031Lap
1352脇阪 薫一
吉田 広樹
埼玉トヨペットGBマークX MC
TOYOTA MARK X MC
BS111031Lap
14720荒 聖治
アレックス・パロウ
McLaren 720S
McLaren 720S GT3
YH1022Laps
15360青木 孝行
田中 篤
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1022Laps
1696新田 守男
阪口 晴南
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS201022Laps
1750加納 政樹
山下 亮生
手塚 祐弥
ARNAGE AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH1022Laps
1825松井 孝允
佐藤 公哉
土屋 武士
HOPPY 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH1013Laps
1931嵯峨 宏紀
中山 友貴
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA PRIUS
BS1013Laps
2022和田 久
城内 政樹
アールキューズ AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH1013Laps
2130永井 宏明
織戸 学
小高 一斗
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA PRIUS
YH1004Laps
229横溝 直輝
峰尾 恭輔
都筑 晶裕
PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE
Porsche 911 GT3 R
YH1004Laps
232高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH995Laps
2435ナタポン・ホートンカム
ショーン・ウォーキンショー
ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
arto RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH995Laps
2548田中 勝輝
飯田 太陽
浜野 彰彦
植毛GO&FUN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH968Laps
2634道上 龍
大津 弘樹
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH28618Laps
277藤井 誠暢
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
D'station Vantage GT3
ASTON MARTIN VANTAGE AMR GT3
YH8618Laps
2861井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL87727Laps
---- 以上規定周回数(70% - 72Laps)完走 ----
-5坂口 夏月
平木 湧也
玉中 哲二
ADVICSマッハ車検MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
YH3668Laps
  • Fastest Lap: CarNo.96 新田守男(K-tunes RC F GT3) 1'38.470 (13/42) 166.82km/h

SUPER GT

SGT:第2戦富士GTA定例会見「今回の富士大会は過去最高の観客数」(坂東代表)

GTA定例記者会見: 板東正明GTA代表取締役社長

決勝日朝、スーパーGTシリーズを運営するGTアソシエイション(GTA)坂東正明代表による定例会見が行われた。

プロモーターとして悪天候に左右された開幕戦岡山大会について
赤旗やペナルティに関しては、競技運営の専権事項なのでプロモーターとして何か言うつもりはない。雨が酷い状況の中でレインタイヤのパターンを増やすということも考えられるが、コストの問題やメーカーの技術競争が激しくなることを考えると、今のレインタイヤの規制で良いと思う。あの状況のなかでレースを止めることは、苦渋の決断であったとは思うが、安全面等を考えるとやむを得なかったと思う。
元号が令和となって初のビッグレースとなる富士戦について
令和の緒戦、10連休のなかでのイベントはどのようになるのか、モータースポーツに対する関心度はどうなのか、往年のファンが足を運んでくれるのかと気にしていたが、お陰様で過去最高、クルマが場内に入り切れないほどになっている。潜在的なファンを10連休が刺激してくれたと感じている。10年間続けてきたキッズウォークなどの取り組みも実ってきていると思う。平成という時代にスーパーGTレースの基盤ができ、令和になってより向上、発展を図りたい。そういった意味でも今回は大事なレースであると思う。
11月のDTMとの交流戦についての新たな情報は
DTMレースはからは12~14台が来る予定である。これはジャンボ1機で運べる台数が2台7列までとなっているからである。レギュレーションに関しては、土・日曜日に1時間レースを行う。(DTM独自の)DRS(ドラッグリダクションシステム/Rウィングの角度をレース中に調整できるシステム)は使わず、プッシュtoパスシステム(燃料流量を一時的に変えるシステム)は公正となるようにする。タイヤはハンコックのワンメイクになる。ITRとGTAというプロモーターがクラス1というカテゴリーを作りあげ、ヨーロッパと日本のマニュファクチャラ(自動車メーカー)が一緒にやるというのは画期的なこと。勝ち負けよりもここから発展させていくことが重要。冠スポンサーもほぼ決まっていて、今月末の鈴鹿大会では発表できると思う。
まとめ&Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士ポールポジション会見 「17kgのウェイトハンデは影響なかったですね」(#23クインタレッリ)

予選フォトセッション: 両クラスポールポジションのドライバー

GT500クラス 松田次生(#23MOTUL AUTECH GT-R)
予選記者会見: GT500クラスポールポジションの松田次生(NISMO) 「朝のプラクティスからちょっとグリップが低いかなぁという気がしていました。Q1も路面状況が良くなかったこともあってフィーリングが良くなかったので、エンジニアと相談して少しセッティングを変えました。それが上手くいったのもあるかもしれませんが、ロニー選手が凄いラップタイムを出してくれたので、流石だなぁと思いました。そういった意味で良い連携が取れた予選だったと思います。(今回のレースは世界配信されるとのことなので)明日はぜひスーパーGTのコンペティティブな戦いを見てほしいと思います」
GT500クラス ロニー・クインタレッリ(#23MOTUL AUTECH GT-R)
予選記者会見: GT500クラスポールポジションのロニー・クインタレッリ(NISMO) 「特にこの富士でポールポジションとコースレコードは凄く嬉しいですね。大勢の観客、日産ファンが拍手してくれてとても感動しました。朝はタイムが出なかったのですが、次生(のセッティング)を信じて、1コーナー奥までいってクルマが止まったので、『よし!』と思いました。でも、まさか26秒台が出るとは思わなかったのでびっくりしました。17kgというウェイトハンデはほとんど影響はありません。ギリギリセーフという感じでしょうか(笑)」
GT300クラス 平峰一貴(#56リアライズ日産自動車大学校 GT-R)
予選記者会見: GT300クラスポールポジションの平峰一貴(KONDO RACING) 「自身2回目のポールですが、まだ実感は湧いていません。フリー走行からクルマの仕上がりは良くて、前回のテストから見直さないといけない部分をサッシャ選手と作り上げてきました。Q1のサッシャ選手はかなり速いタイムを出したので、僕にとっても良いプレッシャーになりました。合同テストからブリヂストン(BS)勢が速かったですし、今回もBSが強いと思っていたので、正直あのタイムが出るとは思いませんでした。明日はマザーシャシー勢と4号車(グッドスマイル初音ミクAMG)がライバルになると思います」
GT300クラス サッシャ・フェネストラズ(#56リアライズ日産自動車大学校 GT-R)
予選記者会見: GT300クラスポールポジションのサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING) 「Q1ではセカンドポジションまで順位を上げることができて本当に良かったと思います。チーム全体が良いコンビネーションでしたし、クルマもコースに合っていると感じました。Q2では一貴選手が良い仕事をしてくれました。明日のレースは長いですが、ベストを尽くしてトップで終えたいと思います。岡山のウェットコンディションでは、ブリヂストンとダンロップが良かったですが、富士はヨコハマタイヤに合っているという印象を持っています」
まとめ&Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 驚速#23モチュールGT-Rが2戦連続ポールを達成!!GT300は#56リアライズ日産自動車大学校 GT-Rが参戦2戦目で早くもPP獲得

2019オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の公式予選が5月3日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)が予選Q2で従来のコースレコードを大幅に上回る1'26.871を叩き出し、第1戦岡山に続いて2戦連続のポールポジションを獲得した。GT300クラスは#56平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ組(リアライズ日産自動車大学校 GT-R)がGT300参戦わずか2戦目にして見事PPを獲得している。

公式予選はくっきりと顔を出した富士山に見守られ行われた

GT500クラスポールポジションは松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)

GT500クラス予選2位は平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM\'S LC500)

GT500クラス予選3位は佐々木大樹/ジェームス・ロシター組(カルソニックIMPUL GT-R)

GT300クラスポールポジションは平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ組(リアライズ日産自動車大学校 GT-R)

GT300クラス予選2位は松井孝允/佐藤公哉/土屋武士組(HOPPY 86 MC)

GT300クラス予選3位は坂口夏月/平木湧也/玉中哲二組(ADVICSマッハ車検MC86マッハ号)

公式予選は午後2時30分よりノックアウト方式で行われた。当日の天候は晴れ。コースはドライだった。

予選Q1
GT500クラスは残り時間8分を切ってから漸く各車がコースインするというお馴染みの展開に。ここでは1年ぶりにGT500復帰を果たした#3平手晃平(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)が1'27.492と従来のコースレコード(1'27.366)まであと0.13秒という好タイムを記録してトップに。2番手に平川亮(KeePer TOM'S LC500)、3番手に石浦宏明(ZENT CERUMO LC500)が続き、8位の#16武藤英紀(MOTUL MUGEN NSX-GT)までがQ2進出の権利を得た。前回優勝の#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)は1'28.351の10位にとどまり、ここで予選を終えることになった。

GT300クラスは今大会ではグループ分けを行わず、全車一斉に走行して上位16台がQ2に進むことに。トップは#2加藤寛規(シンティアム・アップル・ロータス)で1'36.566。#56サッシャ・フェネストラズ(リアライズ日産自動車大学校 GT-R)が2番手で続き、#25佐藤公哉(HOPPY 86 MC)が3番手。つちやエンジニアリングは第1戦岡山の決勝でクラッシュし、フロント部分に大きなダメージを負ったが、今年からNSX-GT3にスイッチしたTEAM UPGARAGEから昨年のマザーシャシー車の提供を受け、なんとか今大会に修復を間に合わせることに成功した。しかしその#18UPGARAGE NSX GT3はベテラン松浦幸亮の懸命のアタックも虚しく23位に終わり、ここで予選を終えている。なお、このセッションで9番手タイムを記録した#720アレックス・パロウ(McLaren 720S)が走路外走行によりタイム抹消のペナルティを受けたため、17番手タイムに終わった#11安田裕信(GAINER TANAX GT-R)が繰り上げでQ2に進むことになっている。

予選Q2
GT500クラスは出走8台中4台がコースレコードを更新する激しい戦いとなった。まずは#3フレデリック・マコヴィッキィ(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)が1'27.323で最初にレコードを突破。その直後に#37ニック・キャシディ(KeePer TOM'S LC500)が1'27.105、#12佐々木大樹(カルソニックIMPUL GT-R)も1'27.289を叩き出し、最後の最後に#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)が1'26.871と2位以下を0.2秒以上引き離し、第1戦岡山に続いてポールポジションを獲得してみせた。

GT300クラスは今季からコンドーレーシングに移籍した#56平峰一貴(リアライズ日産自動車大学校 GT-R)が4周目に1'35.871を記録。コースレコードの1'35.707にはわずかに及ばなかったものの、2位に0.198秒差をつけて見事自身通算2度目のポールポジションを獲得した。予選2位には岡山のクラッシュから見事な復活を遂げた#25松井孝允(HOPPY 86 MC)が1'36.069で続き、同じくマザーシャシーの#5平木湧也(ADVICSマッハ車検MC86マッハ号)が1'36.080で3位につけた。なお#33マーチー・リー(エヴァRT初号機X Works GT-R)、#65黒澤治樹(LEON PYRAMID AMG)、そして#34大津弘樹(Modulo KENWOOD NSX GT3)の3名がここで走路外走行と判定され、それぞれ当該タイムを抹消されることに。それでも#34大津はポジションキープの8位となったが、#65黒澤は12位から13位に、#33リーは14位から15位に順位を落とすことになった。

第2戦決勝は明日午後2時30分より110周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習 わずか0.001秒差で#23モチュールGT-Rがトップタイム!

2019オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の公式練習が5月3日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)、GT300クラスは#55高木真一/福住仁嶺組(ARTA NSX GT3)がトップタイムを記録した。

公式練習: GT500クラストップタイムは松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R) 練習走行: GT300クラストップタイムの高木真一/福住仁嶺組(ARTA NSX GT3)

公式予選日を迎えた富士スピードウェイの天候は晴れ。シーズン中で最も観客動員数の多いレースであることや、10連休となったことも影響してか、早朝から例年を上回る数の観客が詰めかけ、東ゲート周辺の道路には渋滞の長い列が発生するほどだった。そうした中、公式練習は午前8時50分より105分間で行われた。

まずトップに立ったのは#12佐々木大樹/ジェームス・ロシター組(カルソニックIMPUL GT-R)。タイムは1'28.560で、混走の間はこれを上回るチームが現れなかったが、終盤の専有走行が始まると#23松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)が1'28.152を記録してトップに浮上。チェッカー寸前には#38石浦宏明(ZENT CERUMO LC500)が松田のタイムまでわずか1000分の1秒差となる1'28.153を叩き出して2番手に飛び込んできた。さらに#3平手晃平(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)も1'28.408で3番手につける。

その一方で、第1戦岡山で圧倒的な速さを見せたホンダNSX勢は前回優勝の#8野尻智紀/伊沢拓也組(ARTA NSX-GT)の8位が最上位という苦しい滑り出しとなった。

また、LEXUS TEAM au TOM'Sは世界耐久選手権(WEC)に参戦する中嶋一貴に代わって宮田莉朋を36号車の第2ドライバーに抜擢。宮田は専有走行を任されて1'28.983を記録、7位で走行を終えている。

GT300クラスは混走序盤に1'36.552を記録した#55号車がそのままトップで専有走行を終了。2番手には#11平中克幸/安田裕信組(GAINER TANAX GT-R)、3番手には#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)が続いた。

スーパーGT第2戦はこのあと午後2時30分よりノックアウト方式にて公式予選を行う。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO決勝(グループ1) 作戦を完遂した#1GTNET GT3 GT-RがST-Xクラス優勝!ST-3クラスは100分の7秒差で決着!

4月28日、ピレリスーパー耐久シリーズ2019 第2戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」(グループ1)の決勝が快晴のスポーツランドSUGOで行われ、最速のST-Xクラスは#1GTNET GT3 GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗組)が、激戦となったST-3クラスは#38 ADVICS muta racing RC350TWS(堀田誠/阪口良平/堤優威組)が優勝を飾った。(観客:27日(土)2,600人、28日(日)4,800人)

グループ1の決勝は快晴に恵まれ蔵王もくっきり グループ1の決勝がスタートした レースはFCYやセーフティーカーが何度も出る荒れた展開となった ST-Xクラス優勝は浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗組(GTNET GT3 GT-R) ST-Zクラス優勝は内田優大/山内英輝/高橋翼組(ENDLESS AMG GT4) ST-TCRクラス優勝は太田侑弥/松本武士/篠原拓朗組(BRP Audi Mie RS3 LMS) ST-1クラス優勝は星野辰也/織戸学/濱賢⼆組(D\'station Porsche) ST-2クラス優勝は冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組(新菱オート☆DIXCELエボⅩ) ST-3クラス優勝は堀田誠/阪口良平/堤優威組(ADVICS muta racing RC 350 TWS)

昨日とは打って変わり絶好のレース日和となった日曜日。

しかし、6クラス混走となるレースは晴れ渡った空のようにクリアとはならなかった。レース前半にFCY(フルコースイエロー)が2回、レース折り返しを過ぎてからSC(セーフティカー)ランが2回と、各チームはこれらに翻弄されながらチェッカーを目指すことになった。

ST-Xクラスは、ポールポジション(PP)スタートの#1GTNETが、「FCYやSCでは僅かでも給油をする」という作戦を敢行。一時は3位に後退する場面もあったが、慌てることなく3人のドライバーがきっちり仕事をこなした。

序盤、トップを快走した#83 X WORKS R8(ツェ・カ・ヒン/シンヤ・ショーン・ミチミ/タン・フィリップ組)は、2人目のドライバーが大荒れ。ペースは遅いうえに、最終コーナーでTCRクラスのマシンと接触しリタイア。レース後半最初のSCランの原因を作ってしまった。

これでトップに返り咲いた#1GTNETは、出場車中最多の4回のピットストップをしたものの、終盤#244LEXUS RC-F GT3(田中徹/田中哲也/佐藤公哉)の追走をかわして今季初優勝のチェッカーを受けた。

ST-Zクラスは、レース開始から#3ENDLESS AMG GT4(内田優大/山内英輝/高橋翼組)を#2ケーズフロンティア SYNTIUM KTM(飯田太陽/加藤寛規/高橋一穂組)が僅差で追走。1時間を経過したところで#2ケーズフロンティアが先にピットに滑り込むが、運が悪いことにこの直後に故障車がコース脇にストップ。2度目のFCYとなってしまい、このチャンスをものにした#3ENDLESSが後半は独走で開幕戦に続く2連勝を飾った。

ST-TCRクラスは、連続クラスPPからスタートした#19BRP Audi Mie RS3 LMS(太田佑弥/松本武士/篠原拓朗組)が盤石のレースを見せた。今回アウディ勢にはタイヤトラブルが出ていたため、「タイヤのライフと燃費が心配だった」(松本)とはいうものの、2位の#45BRIN・NAUB RS3 LMS(竹田直人/白坂卓也/田ヶ原章蔵組)に付け入る隙を見せずに逃げ切った。

ST-1クラスは、#47D'station Porsche(星野辰也/織戸学/濱賢二組)がライバル不在のなか、自らのペースを守って走り抜き総合6位でフィニッシュ。予選時からトラブルを抱えていた#998Z-REX ADVICS R8 TRACY(ジェフリー・ゼイ/レオン・イエー/ハンス・ワン組)はスタートすることなく姿を消してしまった。

ST-2クラスは、「FCYとSCのタイミングが我々に味方した気がする」(菊地)というように、#6新菱オート☆DIXELエボⅩ(冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組)が、レース前半をリードした#59 DAMD MOTUL ED WRX STI(大澤学/後藤比東至/井口卓人/石坂瑞基組)を終盤は大きく引き離してクラスポール・トゥ・ウィン。

ST-3クラスは、レース折り返しまでは#14HIRIX☆YAIMA☆Z34(山崎学/安宅光徳/伊橋勲組)が先行したが、SCを境に#38ADVICS muta racing RC350TWS(堀田誠/阪口良平/堤優威組)がトップに浮上。しかし独走は許されず、#15岡部自動車Z34(長島正明/小松一臣/古谷直広/たしろじゅん組)、#68埼玉トヨペット Green Brave GR SPORT マークX(服部尚貴/脇阪薫一/吉田広樹組)が次々に#38に襲い掛かった。

「セッティングはイマイチ決まっていなかった」(阪口)という#38ADVICSだが、#15岡部自動車がピット作業時のペナルティで後退するなどツキも味方した。残り10分を切ってからは#68埼玉トヨペットの猛チャージを受けるが、僅か0.069秒速くゴールラインを横切って優勝を飾った。

ST-Xクラスの表彰式 ST-Zクラスの表彰式 ST-TCRクラスの表彰式 ST-1クラスの表彰式 ST-2クラスの表彰式 ST-3クラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO決勝(グループ2) 好バトルを見せた#884林テレンプ SHADE RACING 86が開幕戦に続き連勝!

4月27日、ピレリスーパー耐久シリーズ2019 第2戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」(グループ2)の決勝がスポーツランドSUGOで行われ、ST4クラスは#884 林テレンプ SHADE RACING 86(平中克幸/国本雄資/ヒロ・ハヤシ組)が、ST5クラスは#70 J'S RACING☆FIT(藺牟田政治/久保田英夫/植田正幸組)が優勝を飾った。

ST-4クラスのスタートシーン

ST-5クラスのスタートシーン

ST-4クラス優勝は平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI組(林テレンプSHADE RACING 86)

ST-4クラス決勝2位は久保凜太郎/細川慎弥/山口礼組(GR Garage⽔⼾インターGR86)

ST-4クラス決勝3位は中山友貴/宮田莉朋組(ENDLESS・86)

ST-5クラス優勝は蘭牟田政治/久保田英夫/植田正幸組(J\'S RACING☆FIT)

ST-5クラス決勝2位は吉田綜一郎/佐々木孝太組(ヒロマツ デミオ)

ST-5クラス決勝3位は梅本淳一/窪田俊浩/梅田真祐組(J\'S RACING☆FIT)

ST-4クラスの表彰式

ST-5クラスの表彰式

年一度の菅生決戦。ST-4クラスの勝負は終盤#86TOM'S SPIRIT 86(坪井翔/松井孝允/大嶋和也組)を襲った燃料系のトラブルで決着してしまったが、それまでに繰り広げられた#884林テレンプとの戦いは非常に見応えのあるものだった。

序盤、レースを演出したのはFCY(フルコース・イエロー)だった。

まず、開始から10分を経過した時点で、コース上に落下物があり最初のFCYが導入された。このタイミングでトップを快走していた#86TOM'S(松井)と2位#310GR Garage 水戸インター GR86(細川)がピットに滑り込んだ。ここで#86は松井から大嶋にドライバーチェンジ。

さらに、開始20分。コースアウトした車両の回収で2度目のFCYとなると、ここでトップに立っていた#884林テレンプ(国本)がピットに滑り込み、平中にバトンタッチ。

このFCYが解除されレースが落ち着いた40分経過時、再びトップに立った#86TOM'S(大嶋)と#884林テレンプ(平中)との差は11秒。しばらくはこのまま推移したが、1時間を経過した頃から燃料が減り軽くなった#884平中の猛追が始まる。

#884平中は確実にギャップを削り、45周目7.3秒、50周目4.4秒、そして60周目には#86大嶋の背後にピタリとつける。#86大嶋も意地を見せ#884平中を抑え続け、このバトルは64周目に#86がピットインするまで続いた。

そして、独走する#884が89周目に2度目のピットインをしてコースに戻ると、その4秒背後には#86(坪井)の姿が。再び両者のバトルが始まる……はずだった。しかし、ここで#86に燃料系トラブルが発生し無念のスローダウン。トラブルで後退した開幕戦の再現となってしまった。

これで背後を脅かすもののいなくなった#884国本はハイペースを保ったままチェッカーを受け、開幕戦鈴鹿に続く連勝を飾った。2位は上位2台のペースについていくのは厳しかったが、コンスタントに走った#310GR Garage 水戸インター GR86(久保凜太郎/細川慎弥/山口礼)が入った。

ST-5クラスは、序盤、予選5位#168冴えカノレーシングwith RFC(霜野)が快走を見せたが、ピットインで後退。代わって#69 J'S RACING☆FIT(梅本淳一/窪田俊浩/梅田真祐組)がトップに立ち、2時間が経過する頃には、チームメイトの#70 J'S RACING☆FIT(藺牟田政治/久保田英夫/植田正幸組)とワンツー態勢を敷いた。

終盤は#70が前に出てワンツー態勢は続いたが、残り15分を切ってから#101ヒロマツ デミオ(佐々木)が猛追。残り7分で2位#69を捕らえると、最終ラップには#70にも迫ったが、気合いが空回りしてしまいヘアピンコーナーでコースオフ。大逆転優勝とはならず、#70 J'S RACINGが今季初優勝を飾った。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOグループ2決勝結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2019/04/27) Group 2 Final Weather:Rainy-Cloudy Course:Wet-Dry
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
WhLapTotal_Time
Behind
1884ST-41平中 克幸
国本 雄資
HIRO HAYASHI
林テレンプSHADE RACING 86
TOYOTA 86
151103:00'38.390
2*310ST-42久保 凜太郎
細川 慎弥
山口 礼
GR Garage⽔⼾インターGR86
TOYOTA 86
101101'32.909
313ST-43中山 友貴
宮田 莉朋
ENDLESS・86
TOYOTA 86
1091Lap
45ST-44山本 謙悟
鵜飼 龍太
三島 優輝
5ZIGEN ADVICS SPV 86
TOYOTA 86
1073Laps
5*116ST-45大塚 隆一郎
吉田 靖之
仙波 王仁
アルカディア号☆WSエンジニアリング☆PRINCE
Honda S2000
51073Laps
68ST-46吉岡 一成
東 貴史
松尾 充晃
WAKO'S TRUST渡邊建設field WM HPI Vitz
TOYOTA Vitz GRMN turbo
1064Laps
786ST-47坪井 翔
松井 孝允
大嶋 和也
TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
1046Laps
818ST-48浅野 武夫
井上 雅貴
藤原 大輝
岡野 陽朋
Weds Sport 86
TOYOTA 86
8624Laps
9101ST-51吉田 綜一郎
佐々木 孝太
ヒロマツ デミオ
MAZDA DEMIO
1037Laps
1069ST-52梅本 淳一
窪田 俊浩
梅田 真祐
J'S RACING☆FIT
Honda FIT3 RS
51028Laps
114ST-53見並 秀文
相原 誠司郎
森山 鉄也
佐藤 駿介
THE BRIDE FIT
Honda FIT3 RS
1028Laps
12168ST-54谷岡 力
霜野 誠友
廣島 嵩真
冴えカノレーシングwith RFC
Honda FIT3 RS
1028Laps
1366ST-55橋本 陸
筒井 克彦
武地 孝幸
odula Idia ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1028Laps
1478ST-56田中 良平
大崎 悠悟
山西 康司
LOVE DRIVE RACINGロードスター
MAZDA ROADSTER
1028Laps
1550ST-57岩岡 万梨恵
小松 寛子
加藤 沙也⾹
LOVE DRIVE RACINGロードスター
MAZDA ROADSTER
9911Laps
16311ST-58鈴木 幸子
伊勢屋 貴史
武田 光司
東北復興絆Racingロードスター
MAZDA ROADSTER
9515Laps
17*104ST-49豊田 大輔
飯田 章
小倉 康宏
MORIZO
ROOKIE RACING 86
TOYOTA 86
7931Laps
18*88ST-59村上 博幸
中島 保典
雨宮 恵司
梶谷 太郎
村上モータースMAZDAロードスター
MAZDA ROADSTER
5753Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-54ST-4-加藤 彰彬
小原 健一
石井 鋼一
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1109Laps
-28ST-4-東 徹次郎
DAISUKE
小高 一斗
T's CONCEPT 86
TOYOTA 86
0110Laps
  • Fastest Lap: CarNo.884 平中克幸(林テレンプSHADE RACING 86) 1'33.927 (56/110) 141.975km/h

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO予選(グループ1) 必勝を期す#1GTNET GT3 GT-Rがポール獲得!

サーキット上空がかなり明るくなるなかで行われたグループ1の予選は、コースコンディションが徐々に回復するものと思われた。しかし、Bドライバーの時間帯には雨粒が落ちてくるという難しいコンディションとなった。このため、各クラス、Bドライバーのタイムがグリッドに大きく影響することとなった。

ST-Xクラスポールポジションの浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗組(GTNET GT3 GT-R) ST-Zクラスポールポジションの内田優大/山内英輝/高橋翼組(ENDLESS AMG GT4) ST-TCRクラスポールポジションの太田侑弥/松本武士/篠原拓朗組(BRP Audi Mie RS3 LMS) ST-1クラスポールポジションの星野辰也/織戸学/濱賢⼆組(D\'station Porsche) ST-2クラスポールポジションの冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組(新菱オート☆DIXCELエボⅩ) ST-3クラスポールポジションの嵯峨宏紀/山下健太/小河諒組(DENSO Le Beausset RC350)

ST-X(GT3)クラスのポールポジション(総合トップ)は、Aドライバー浜野がトップ、Bドライバー星野も2位とまとめた#1GTNET GT3 GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗組)が獲得。開幕戦は不運なアクシデントで下位に沈んだだけに必勝態勢だ。

2番グリッドは、Bドラ田中のタイムがやや伸び悩んだものの#244 LEXUS RC-F GT3(田中徹/田中哲也/佐藤公哉組)。ニューウェイがBドラトップと気を吐いた#300 TAIROKU RACING GT-R GT3(山口大陸/ハリソン・ニューウェイ/ニコラス・コスタ/高木真一組)は総合4番手。

ST-Z(GT4)クラスは、まだ出走3台と台数的にはやや寂しいが、Bドライバー山内英輝が、難しいコンディションのなかニューコースレコード(1分28秒983)を叩き出した#3ENDLESS AMG GT4(内田優大/山内英輝/高橋翼組)がクラスポールを獲得。

ST-TCRクラスは大混戦。Aドライバーでは、トップの#65Phenomen Mars Audi RS3 LMS(岡島)に#10 IDI GOLF GTI TCR(デヴェサ)、#19太田が僅差で続き、アウディにゴルフが割って入る三つ巴の争いとなったが、Bドライバーの松本も2番手タイムをマークした#19 BRP Audi Mie RS3 LMS(太田佑弥/松本武士/篠原拓朗組)が合計タイムでクラスポールを得た。

ST-1クラスは、出走2台だが、Bドラ織戸が、難しいコンディションのなかSTXクラスに次ぐ好タイムを叩き出し、#47D'station Porsche(星野辰也/織戸学/濱賢二組)を指定席に導いた。

ST-2クラスは、A,Bドライバーともにトップタイムをマークした#6新菱オート☆DIXELエボⅩ(冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組)がクラスポールを獲得。開幕戦の鈴鹿では2位に甘んじただけに今回はポールtoウィンを果たしたいところだ。

ST-3クラスは、開幕戦を制した#62 DENSO Le Beausset RC350(嵯峨宏紀/山下健太/小河諒組)がクラスポール。安定した速さを発揮できるドライバーを揃えるだけに、連勝の可能性は高そうだ。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO予選(グループ2) 役者揃いの#86TOM'S SPIRIT 86がポールポジション!

今回のレースは、グループ1(ST-X,ST-Z,ST-TCR,ST-1,ST-2,ST-3)とグループ2(ST-4,ST-5)に分けられ、グループ別に3時間レースを行う変則的なイベントとなっている。通常は総合トップ争いの叶わないST-4クラスのチームにとっては、またとないチャンスとなっている。

このため、午後に決勝が行われるグループ2の予選は、コースはウェットながら熱い戦いが繰り広げられた。

ST-4クラスポールポジションの坪井翔/松井孝允/大嶋和也組(TOM\'S SPIRIT 86) ST-5クラスポールポジションの吉田綜一郎/佐々木孝太組(ヒロマツ デミオ)

ST-4クラスは、Aドライバーのタイムアタックで、終了間際までトップを守っていた#86TOM'S SPIRIT 86(坪井翔)を、#310GR Garage 水戸インター GR86(久保凜太郎)が最後に1分45秒092をマークして逆転。しかも#86にコンマ6秒という大きな差をつけた。これはA,Bドライバーの合計タイムで決まる予選では大きなマージンと思われた。

しかし、Bドライバーの予選で、#86松井孝允は再逆転を期して果敢にアタック。他のドライバーに先んじて1分45秒台の好タイムをマークする。途中#88村上モータースMAZDAロードスター(中島保典)のエンジンブローにより、コース上にオイルが撒かれ赤旗中断になるというアクシデントはあったものの、再開後にも他を引き離す1分45秒078を叩き出し、見事逆転でポールポジションを決めた。

なお、#104ROOKIE RACING 86(飯田章)は、赤旗中断となる前の最終コーナーでクラッシュ。マシンはフロント部に大きなダメージを負ってしまい、午後の決勝には車両を変更して臨む予定だ。

ST-5クラスは、A,Bドライバーのタイムにバラつきがあるチームが多く、Aドライバーでは、#78LOVE DRIVE RACING ロードスター(田中良平)、#4THE BRIDE FIT(見並秀文)が、Bドライバーでは、#101ヒロマツ デミオ(佐々木孝太)、#168冴えカノレーシングwith RFC(霜野誠友)がそれぞれ1,2位と混戦模様だったが、Aドライバーの吉田綜一郎も3位と安定した力を見せた#101がポールポジションを獲得した。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOグループ1公式予選結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2019/04/27) A&B Total Qualify Weather:Cloudy Course:Wet
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Model
WHAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
11ST-X1浜野 彰彦
星野 一樹
GTNET GT3 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'29.551
1'20.978
2'50.529-
2244ST-X2田中 徹
田中 哲也
LEXUS RC-F GT3
TOYOTA LEXUS RC-F GT3
201'30.735
1'22.020
2'52.755 2.226
383ST-X3TSE Ka Hing
道見 ショーン 真也
X WORKS R8
Audi R8 LMS GT3
1'32.030
1'21.506
2'53.536 3.007
4777ST-X4星野 敏
ダレン・ターナー
D'station Vantage GT3
ASTON MARTIN VANTAGE AMR GT3
301'33.020
1'21.675
2'54.695 4.166
5300ST-X5山口 大陸
ハリソン・ニューウェイ
TAIROKU RACING GT-R GT3
NISSAN GT-R NISMO GT3(MY18)
1'36.060
1'20.538
2'56.598 6.069
69ST-X6JOE SHINDO
柴田 優作
MP Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
101'37.107
1'22.095
2'59.202 8.673
747ST-11星野 辰也
織戸 学
D'station Porsche
Porsche 911 Cup
201'37.591
1'27.048
3'04.63914.110
83ST-Z1内田 優大
山内 英輝
ENDLESS AMG GT4
Mercedes-AMG GT4
251'38.853
1'28.983
3'07.83617.307
92ST-Z2飯田 太陽
加藤 寛規
ケーズフロンティア SYNTIUM KTM
KTM X-Bow GT4
151'37.656
1'31.971
3'09.62719.098
1019ST-TCR1太田 侑弥
松本 武士
BRP Audi Mie RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
151'40.719
1'29.838
3'10.55720.028
1122ST-TCR2堀 主知ロバート
千代 勝正
WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
1'41.503
1'29.124
3'10.62720.098
1245ST-TCR3竹田 直人
白坂 卓也
BRIN・NAUB RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
1'40.869
1'29.960
3'10.82920.300
1310ST-TCR4フィリップ・デベサ
密山 祥吾
IDI GOLF GTI TCR
Volkswagen Golf GTI TCR
1'40.687
1'30.176
3'10.86320.334
1475ST-TCR5塚田 利郎
蘇武 喜和
AZIMUTH CIVIC TCR
Honda CIVIC TCR
1'41.128
1'30.218
3'11.34620.817
1597ST-TCR6植松 忠雄
中野 信治
Modulo CIVIC
Honda CIVIC TCR
1'40.865
1'31.195
3'12.06021.531
1662ST-31嵯峨 宏紀
山下 健太
DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
251'40.808
1'31.295
3'12.10321.574
1715ST-32長島 正明
小松 一臣
岡部⾃動⾞Z34
NISSAN Fairlady Z
1'41.079
1'31.163
3'12.24221.713
1868ST-33服部 尚貴
脇阪 薫一
埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX
TOYOTA LEXUS RC350
101'40.779
1'32.049
3'12.82822.299
1914ST-34山崎 学
安宅 光徳
HIRIX☆YAIMA☆Z34
NISSAN Fairlady Z
1'41.500
1'31.622
3'13.12222.593
2038ST-35堀田 誠
阪口 良平
ADVICS muta racing RC 350 TWS
TOYOTA LEXUS RC350
151'40.985
1'32.546
3'13.53123.002
216ST-21冨桝 朋広
菊地 靖
新菱オート☆DIXCELエボⅩ
MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ
151'41.502
1'32.191
3'13.69323.164
22108ST-TCR7ふじい じゅん
大野 尊久
冴えカノfineレーシングwithRFC
Honda CIVIC TCR
1'42.099
1'31.616
3'13.71523.186
2334ST-36手塚 祐弥
大草 りき
TECHNO FIRST RC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'40.910
1'33.662
3'14.57224.043
2465ST-TCR8岡島 秀章
加藤 正将
Phenomen Mars Audi RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
251'40.403
1'34.703
3'15.10624.577
25501ST-TCR9ポール・イップ
ジム・カー・トゥ
KCMG Annika CIVIC TCR
Honda CIVIC TCR
101'41.850
1'33.264
3'15.11424.585
26190ST-Z3奥村 浩一
水谷 晃
BRP★Mersedes AMG GT4
Mercedes-AMG GT4
101'43.013
1'32.630
3'15.64325.114
2759ST-22大澤 学
後藤 比東至
DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
251'42.374
1'35.117
3'17.49126.962
2839ST-37下垣 和也
大島 和也
5ZIGEN ADVICS RC350 TWS TRACY
TOYOTA LEXUS RC350
1'41.914
1'35.595
3'17.50926.980
297ST-23成澤 正人
遠藤 浩二
新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボⅩ
MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ
1'42.797
1'36.035
3'18.83228.303
3017ST-24野上 達也
谷川 達也
DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D
MAZDA AXELA SKYACTIV-D
101'43.676
1'35.473
3'19.14928.620
---- 以上基準タイム予選通過 ----
-998ST-1-ジェフリー・ゼイ
レオン・イエー
Z-REX ADVICS R8 TRACY
Audi R8 LMS CUP
303'24.861
1'32.437
4'57.2982'06.769

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOグループ1 Bドライバー公式予選結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2019/04/27) Group 1 B Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

<.tr>
PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
WhTimeBehindkm/h
1300ST-X1ハリソン・ニューウェイTAIROKU RACING GT-R GT3
NISSAN GT-R NISMO GT3(MY18)
1'20.538-165.578
21ST-X2星野 一樹GTNET GT3 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'20.978 0.440164.678
383ST-X3道見 ショーン 真也X WORKS R8
Audi R8 LMS GT3
1'21.506 0.968163.612
4777ST-X4ダレン・ターナーD'station Vantage GT3
ASTON MARTIN VANTAGE AMR GT3
301'21.675 1.137163.273
5244ST-X5田中 哲也LEXUS RC-F GT3
TOYOTA LEXUS RC-F GT3
201'22.020 1.482162.586
69ST-X6柴田 優作MP Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
101'22.095 1.557162.438
747ST-11織戸 学D'station Porsche
Porsche 911 Cup
201'27.048 6.510153.195
83ST-Z1山内 英輝ENDLESS AMG GT4
Mercedes-AMG GT4
251'28.983 8.445149.864
922ST-TCR1千代 勝正WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
1'29.124 8.586149.627
1019ST-TCR2松本 武士BRP Audi Mie RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
151'29.838 9.300148.437
1145ST-TCR3白坂 卓也BRIN・NAUB RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
1'29.960 9.422148.236
1210ST-TCR4密山 祥吾IDI GOLF GTI TCR
Volkswagen Golf GTI TCR
1'30.176 9.638147.881
1375ST-TCR5蘇武 喜和AZIMUTH CIVIC TCR
Honda CIVIC TCR
1'30.218 9.680147.812
1415ST-31小松 一臣岡部⾃動⾞Z34
NISSAN Fairlady Z
1'31.16310.625146.280
1597ST-TCR6中野 信治Modulo CIVIC
Honda CIVIC TCR
1'31.19510.657146.229
1662ST-32山下 健太DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
251'31.29510.757146.068
17108ST-TCR7大野 尊久冴えカノfineレーシングwithRFC
Honda CIVIC TCR
1'31.61611.078145.557
1814ST-33安宅 光徳HIRIX☆YAIMA☆Z34
NISSAN Fairlady Z
1'31.62211.084145.547
192ST-Z2加藤 寛規ケーズフロンティア SYNTIUM KTM
KTM X-Bow GT4
151'31.97111.433144.995
2068ST-34脇阪 薫一埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX
TOYOTA LEXUS RC350
101'32.04911.511144.872
216ST-21菊地 靖新菱オート☆DIXCELエボⅩ
MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ
151'32.19111.653144.649
22998ST-12レオン・イエーZ-REX ADVICS R8 TRACY
Audi R8 LMS CUP
301'32.43711.899144.264
2338ST-35阪口 良平ADVICS muta racing RC 350 TWS
TOYOTA LEXUS RC350
151'32.54612.008144.094
24190ST-Z3水谷 晃BRP★Mersedes AMG GT4
Mercedes-AMG GT4
101'32.63012.092143.963
25501ST-TCR8ジム・カー・トゥKCMG Annika CIVIC TCR
Honda CIVIC TCR
101'33.26412.726142.985
2634ST-36大草 りきTECHNO FIRST RC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'33.66213.124142.377
2765ST-TCR9加藤 正将Phenomen Mars Audi RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
251'34.70314.165140.812
2859ST-22後藤 比東至DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
251'35.11714.579140.199
2917ST-23谷川 達也DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D
MAZDA AXELA SKYACTIV-D
101'35.47314.935139.676
3039ST-37大島 和也5ZIGEN ADVICS RC350 TWS TRACY
TOYOTA LEXUS RC350
1'35.59515.057139.498
317ST-24遠藤 浩二新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボⅩ
MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ
1'36.03515.497138.859
---- 以上基準タイム予選通過 ----

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOグループ1 Aドライバー公式予選結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2019/04/27) Group 1 A Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
WhTimeBehindkm/h
11ST-X1浜野 彰彦GTNET GT3 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'29.551-148.913
2244ST-X2田中 徹LEXUS RC-F GT3
TOYOTA LEXUS RC-F GT3
201'30.735 1.184146.970
383ST-X3TSE Ka HingX WORKS R8
Audi R8 LMS GT3
1'32.030 2.479144.902
4777ST-X4星野 敏D'station Vantage GT3
ASTON MARTIN VANTAGE AMR GT3
301'33.020 3.469143.360
5300ST-X5山口 大陸TAIROKU RACING GT-R GT3
NISSAN GT-R NISMO GT3(MY18)
1'36.060 6.509138.823
69ST-X6JOE SHINDOMP Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
101'37.107 7.556137.326
747ST-11星野 辰也D'station Porsche
Porsche 911 Cup
201'37.591 8.040136.645
82ST-Z1飯田 太陽ケーズフロンティア SYNTIUM KTM
KTM X-Bow GT4
151'37.656 8.105136.554
93ST-Z2内田 優大ENDLESS AMG GT4
Mercedes-AMG GT4
251'38.853 9.302134.901
1065ST-TCR1岡島 秀章Phenomen Mars Audi RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
251'40.40310.852132.818
1110ST-TCR2フィリップ・デベサIDI GOLF GTI TCR
Volkswagen Golf GTI TCR
1'40.68711.136132.443
1219ST-TCR3太田 侑弥BRP Audi Mie RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
151'40.71911.168132.401
1368ST-31服部 尚貴埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX
TOYOTA LEXUS RC350
101'40.77911.228132.322
1462ST-32嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
251'40.80811.257132.284
1597ST-TCR4植松 忠雄Modulo CIVIC
Honda CIVIC TCR
1'40.86511.314132.210
1645ST-TCR5竹田 直人BRIN・NAUB RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
1'40.86911.318132.204
1734ST-33手塚 祐弥TECHNO FIRST RC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'40.91011.359132.151
1838ST-34堀田 誠ADVICS muta racing RC 350 TWS
TOYOTA LEXUS RC350
151'40.98511.434132.052
1915ST-35長島 正明岡部⾃動⾞Z34
NISSAN Fairlady Z
1'41.07911.528131.930
2075ST-TCR6塚田 利郎AZIMUTH CIVIC TCR
Honda CIVIC TCR
1'41.12811.577131.866
2114ST-36山崎 学HIRIX☆YAIMA☆Z34
NISSAN Fairlady Z
1'41.50011.949131.382
226ST-21冨桝 朋広新菱オート☆DIXCELエボⅩ
MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ
151'41.50211.951131.380
2322ST-TCR7堀 主知ロバートWAIMARAMA KIZUNA Audi RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
1'41.50311.952131.379
24501ST-TCR8ポール・イップKCMG Annika CIVIC TCR
Honda CIVIC TCR
101'41.85012.299130.931
2539ST-37下垣 和也5ZIGEN ADVICS RC350 TWS TRACY
TOYOTA LEXUS RC350
1'41.91412.363130.849
26108ST-TCR9ふじい じゅん冴えカノfineレーシングwithRFC
Honda CIVIC TCR
1'42.09912.548130.612
2759ST-22大澤 学DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
251'42.37412.823130.261
287ST-23成澤 正人新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボⅩ
MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ
1'42.79713.246129.725
29190ST-Z3奥村 浩一BRP★Mersedes AMG GT4
Mercedes-AMG GT4
101'43.01313.462129.453
3017ST-24野上 達也DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D
MAZDA AXELA SKYACTIV-D
101'43.67614.125128.625
---- 以上基準タイム予選通過 ----
-998ST-1-ジェフリー・ゼイZ-REX ADVICS R8 TRACY
Audi R8 LMS CUP
303'24.8611'55.31065.094

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOグループ2公式予選結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2019/04/27) A&B Total Qualify Weather:Rainy/Cloudy Course:Wet
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Model
WHAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
186ST-41坪井 翔
松井 孝允
TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'45.691
1'45.078
3'30.769-
2310ST-42久保 凜太郎
細川 慎弥
GR Garage⽔⼾インターGR86
TOYOTA 86
101'45.092
1'46.899
3'31.991 1.222
3884ST-43平中 克幸
国本 雄資
林テレンプSHADE RACING 86
TOYOTA 86
151'46.667
1'45.819
3'32.486 1.717
418ST-44浅野 武夫
井上 雅貴
Weds Sport 86
TOYOTA 86
1'49.109
1'47.709
3'36.818 6.049
513ST-45中山 友貴
宮田 莉朋
ENDLESS・86
TOYOTA 86
1'49.287
1'47.676
3'36.963 6.194
6116ST-46大塚 隆一郎
吉田 靖之
アルカディア号☆WSエンジニアリング☆PRINCE
Honda S2000
51'47.350
1'50.295
3'37.645 6.876
75ST-47山本 謙悟
鵜飼 龍太
5ZIGEN ADVICS SPV 86
TOYOTA 86
1'50.375
1'47.851
3'38.226 7.457
854ST-48加藤 彰彬
小原 健一
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'49.059
1'49.623
3'38.682 7.913
9101ST-51吉田 綜一郎
佐々木 孝太
ヒロマツ デミオ
MAZDA DEMIO
1'50.937
1'49.575
3'40.512 9.743
10*104ST-49豊田 大輔
飯田 章
ROOKIE RACING 86
TOYOTA 86
1'51.778
1'50.082
3'41.86011.091
1170ST-52蘭牟田 政治
久保田 英夫
J'S RACING☆FIT
Honda FIT3 RS
101'50.939
1'51.166
3'42.10511.336
124ST-53見並 秀文
相原 誠司郎
THE BRIDE FIT
Honda FIT3 RS
1'50.281
1'52.009
3'42.29011.521
1369ST-54梅本 淳一
窪田 俊浩
J'S RACING☆FIT
Honda FIT3 RS
51'51.704
1'51.189
3'42.89312.124
14168ST-55谷岡 力
霜野 誠友
冴えカノレーシングwith RFC
Honda FIT3 RS
1'52.950
1'50.260
3'43.21012.441
1566ST-56橋本 陸
筒井 克彦
odula Idia ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'51.450
1'52.635
3'44.08513.316
1678ST-57田中 良平
大崎 悠悟
LOVE DRIVE RACINGロードスター
MAZDA ROADSTER
1'49.971
1'54.367
3'44.33813.569
17*88ST-58村上 博幸
中島 保典
村上モータースMAZDAロードスター
MAZDA ROADSTER
1'51.882
1'53.230
3'45.11214.343
1850ST-59岩岡 万梨恵
小松 寛子
LOVE DRIVE RACINGロードスター
MAZDA ROADSTER
1'54.314
1'53.156
3'47.47016.701
19*311ST-510鈴木 幸子
伊勢屋 貴史
東北復興絆Racingロードスター
MAZDA ROADSTER
1'53.754
1'54.560
3'48.31417.545
---- 以上基準タイム予選通過 ----
-28ST-4-東 徹次郎
DAISUKE
T's CONCEPT 86
TOYOTA 86
1'46.643
1'57.727
3'44.37013.601
-8ST-4-吉岡 一成
東 貴史
WAKO'S TRUST渡邊建設field WM HPI Vitz
TOYOTA Vitz GRMN turbo
1'51.118
1'57.043
3'48.16117.392
  • CarNo.311のBドライバーは、ピレリスーパー耐久シリーズ2019スポーツ規則第18条(3)(ピットレーン速度違反)により、罰金1万円のペナルティーを科した。
  • CarNo.88は、SpR第9条(1)6)(エンジン交換)により、決勝スタート後、ペナルティーストップ20秒を科す。
  • CarNo.104は、SpR第2条(5)(車両変更)により、決勝レーススタート後、ペナルティーストップ60秒を科す。

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOグループ2 Bドライバー公式予選結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2019/04/27) Group 2 B Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
WhTimeBehindkm/h
186ST-41松井 孝允TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'45.078-126.909
2884ST-42国本 雄資林テレンプSHADE RACING 86
TOYOTA 86
151'45.819 0.741126.020
3310ST-43細川 慎弥GR Garage⽔⼾インターGR86
TOYOTA 86
101'46.899 1.821124.747
413ST-44宮田 莉朋ENDLESS・86
TOYOTA 86
1'47.676 2.598123.847
518ST-45井上 雅貴Weds Sport 86
TOYOTA 86
1'47.709 2.631123.809
65ST-46鵜飼 龍太5ZIGEN ADVICS SPV 86
TOYOTA 86
1'47.851 2.773123.646
7101ST-51佐々木 孝太ヒロマツ デミオ
MAZDA DEMIO
1'49.575 4.497121.700
854ST-47小原 健一TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'49.623 4.545121.647
9*104ST-48飯田 章ROOKIE RACING 86
TOYOTA 86
1'50.082 5.004121.140
10168ST-52霜野 誠友冴えカノレーシングwith RFC
Honda FIT3 RS
1'50.260 5.182120.944
11116ST-49吉田 靖之アルカディア号☆WSエンジニアリング☆PRINCE
Honda S2000
51'50.295 5.217120.906
1270ST-53久保田 英夫J'S RACING☆FIT
Honda FIT3 RS
101'51.166 6.088119.959
1369ST-54窪田 俊浩J'S RACING☆FIT
Honda FIT3 RS
51'51.189 6.111119.934
144ST-55相原 誠司郎THE BRIDE FIT
Honda FIT3 RS
1'52.009 6.931119.056
1566ST-56筒井 克彦odula Idia ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'52.635 7.557118.394
1650ST-57小松 寛子LOVE DRIVE RACINGロードスター
MAZDA ROADSTER
1'53.156 8.078117.849
17*88ST-58中島 保典村上モータースMAZDAロードスター
MAZDA ROADSTER
1'53.230 8.152117.772
1878ST-59大崎 悠悟LOVE DRIVE RACINGロードスター
MAZDA ROADSTER
1'54.367 9.289116.601
19*311ST-510伊勢屋 貴史東北復興絆Racingロードスター
MAZDA ROADSTER
1'54.560 9.482116.405
---- 以上基準タイム予選通過 ----
-8ST-4-東 貴史WAKO'S TRUST渡邊建設field WM HPI Vitz
TOYOTA Vitz GRMN turbo
1'57.04311.965113.935
-28ST-4-DAISUKET's CONCEPT 86
TOYOTA 86
1'57.72712.649113.273
  • CarNo.311のBドライバーは、ピレリスーパー耐久シリーズ2019スポーツ規則第18条(3)(ピットレーン速度違反)により、罰金1万円のペナルティーを科した。
  • CarNo.88は、SpR第9条(1)6)(エンジン交換)により、決勝スタート後、ペナルティーストップ20秒を科す。
  • CarNo.104は、SpR第2条(5)(車両変更)により、決勝レーススタート後、ペナルティーストップ60秒を科す。

スーパー耐久

S耐:第2戦SGUOグループ2 Aドライバー公式予選結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2019/04/27) Group 2 A Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
WhTimeBehindkm/h
1310ST-41久保 凜太郎GR Garage⽔⼾インターGR86
TOYOTA 86
101'45.092-126.892
286ST-42坪井 翔TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'45.691 0.599126.173
328ST-43東 徹次郎T's CONCEPT 86
TOYOTA 86
1'46.643 1.551125.046
4884ST-44平中 克幸林テレンプSHADE RACING 86
TOYOTA 86
151'46.667 1.575125.018
5116ST-45大塚 隆一郎アルカディア号☆WSエンジニアリング☆PRINCE
Honda S2000
51'47.350 2.258124.223
654ST-46加藤 彰彬TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'49.059 3.967122.276
718ST-47浅野 武夫Weds Sport 86
TOYOTA 86
1'49.109 4.017122.220
813ST-48中山 友貴ENDLESS・86
TOYOTA 86
1'49.287 4.195122.021
978ST-51田中 良平LOVE DRIVE RACINGロードスター
MAZDA ROADSTER
1'49.971 4.879121.262
104ST-52見並 秀文THE BRIDE FIT
Honda FIT3 RS
1'50.281 5.189120.921
115ST-49山本 謙悟5ZIGEN ADVICS SPV 86
TOYOTA 86
1'50.375 5.283120.818
12101ST-53吉田 綜一郎ヒロマツ デミオ
MAZDA DEMIO
1'50.937 5.845120.206
1370ST-54蘭牟田 政治J'S RACING☆FIT
Honda FIT3 RS
101'50.939 5.847120.204
148ST-410吉岡 一成WAKO'S TRUST渡邊建設field WM HPI Vitz
TOYOTA Vitz GRMN turbo
1'51.118 6.026120.010
1566ST-55橋本 陸odula Idia ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'51.450 6.358119.653
1669ST-56梅本 淳一J'S RACING☆FIT
Honda FIT3 RS
51'51.704 6.612119.381
17104ST-411豊田 大輔ROOKIE RACING 86
TOYOTA 86
1'51.778 6.686119.302
1888ST-57村上 博幸村上モータースMAZDAロードスター
MAZDA ROADSTER
1'51.882 6.790119.191
19168ST-58谷岡 力冴えカノレーシングwith RFC
Honda FIT3 RS
1'52.950 7.858118.064
20311ST-59鈴木 幸子東北復興絆Racingロードスター
MAZDA ROADSTER
1'53.754 8.662117.229
2150ST-510岩岡 万梨恵LOVE DRIVE RACINGロードスター
MAZDA ROADSTER
1'54.314 9.222116.655
---- 以上基準タイム予選通過 ----

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOフリー走行 ウェットのなか#83 X WORKS R8がトップタイム

平成時代最後のレースイベントとなるピレリ スーパー耐久シリーズ2019 第2戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」。予選日朝のフリー走行は前日からの雨が残るなか行われた。

雨はかなり弱くはなってきたもののコースは完全ウェット。フリー走行は参加全クラス50台を超えるマシンの混走となるため、開始から20分間は安全確保を目的としたセーフティカーランとなった。

残り10分は、予選に向けたマシンチェックとタイムアタックが行われ、ST-Xクラスの#83 X WORKS R8(ツェ・カ・ヒン/シンヤ・ショーン・ミチミ/タン・フィリップ組)が1分41秒052でトップタイム。ST-TCRクラスの#22 WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3 LMS(堀主知ロバート/千代勝正/KIZUNA組)が僅差でこれに続き、クラスの違いはあるがアウディ勢がウェットのなか速さを見せた。

Text:Shigeru KITAMICHI

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOフリー走行結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2019/04/27) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
WhTimeBehindkm/h
183ST-X1TSE Ka Hing
道見 ショーン 真也
TANG Philip
X WORKS R8
Audi R8 LMS GT3
1'41.052-131.965
222ST-TCR1堀 主知ロバート
千代 勝正
KIZUNA
WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
1'41.703 0.651131.120
3777ST-X2星野 敏
ダレン・ターナー
近藤 翼
D'station Vantage GT3
ASTON MARTIN VANTAGE AMR GT3
301'42.681 1.629129.871
419ST-TCR2太田 侑弥
松本 武士
篠原 拓朗
BRP Audi Mie RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
151'43.801 2.749128.470
51ST-X3浜野 彰彦
星野 一樹
藤波 清斗
GTNET GT3 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'44.073 3.021128.134
634ST-31手塚 祐弥
大草 りき
前嶋 秀司
TECHNO FIRST RC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'44.410 3.358127.721
76ST-21冨桝 朋広
菊地 靖
大橋 正澄
新菱オート☆DIXCELエボⅩ
MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ
151'44.413 3.361127.717
865ST-TCR3岡島 秀章
加藤 正将
下山 征人
今村 大輔
Phenomen Mars Audi RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
251'44.593 3.541127.497
945ST-TCR4竹田 直人
白坂 卓也
田ヶ原 章蔵
BRIN・NAUB RS3 LMS
Audi RS3 LMS TCR
1'44.651 3.599127.427
1059ST-22大澤 学
後藤 比東至
井口 卓人
石坂 瑞基
DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
251'45.252 4.200126.699
1162ST-32嵯峨 宏紀
山下 健太
小河 諒
DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
251'45.268 4.216126.680
1210ST-TCR5フィリップ・デベサ
密山 祥吾
IDI GOLF GTI TCR
Volkswagen Golf GTI TCR
1'45.545 4.493126.347
13*97ST-TCR6植松 忠雄
中野 信治
遠藤 光博
大津 弘樹
Modulo CIVIC
Honda CIVIC TCR
1'45.946 4.894125.869
14300ST-X4山口 大陸
ハリソン・ニューウェイ
ニコラス・コスタ
高木 真一
TAIROKU RACING GT-R GT3
NISSAN GT-R NISMO GT3(MY18)
1'46.340 5.288125.403
1538ST-33堀田 誠
阪口 良平
堤 優威
ADVICS muta racing RC 350 TWS
TOYOTA LEXUS RC350
151'46.345 5.293125.397
163ST-Z1内田 優大
山内 英輝
高橋 翼
ENDLESS AMG GT4
Mercedes-AMG GT4
251'46.349 5.297125.392
172ST-Z2飯田 太陽
加藤 寛規
高橋 一穂
ケーズフロンティア SYNTIUM KTM
KTM X-Bow GT4
151'46.806 5.754124.856
1839ST-34下垣 和也
大島 和也
近藤 説秀
5ZIGEN ADVICS RC350 TWS TRACY
TOYOTA LEXUS RC350
1'47.546 6.494123.996
199ST-X5JOE SHINDO
柴田 優作
影山 正美
MP Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
101'47.604 6.552123.930
20310ST-41久保 凜太郎
細川 慎弥
山口 礼
GR Garage⽔⼾インターGR86
TOYOTA 86
101'47.629 6.577123.901
2117ST-23野上 達也
谷川 達也
大谷 飛雄
野上 敏彦
DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D
MAZDA AXELA SKYACTIV-D
101'47.754 6.702123.757
2215ST-35長島 正明
小松 一臣
古谷 直広
たしろ じゅん
岡部⾃動⾞Z34
NISSAN Fairlady Z
1'48.226 7.174123.217
2368ST-36服部 尚貴
脇阪 薫一
吉田 広樹
埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX
TOYOTA LEXUS RC350
101'48.292 7.240123.142
247ST-24成澤 正人
遠藤 浩二
八巻 渉
岡崎 善衛
新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボⅩ
MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ
1'48.588 7.536122.807
25104ST-42豊田 大輔
飯田 章
小倉 康宏
MORIZO
ROOKIE RACING 86
TOYOTA 86
1'48.597 7.545122.796
26884ST-43平中 克幸
国本 雄資
HIRO HAYASHI
林テレンプSHADE RACING 86
TOYOTA 86
151'48.875 7.823122.483
2714ST-37山崎 学
安宅 光徳
伊橋 勲
HIRIX☆YAIMA☆Z34
NISSAN Fairlady Z
1'48.977 7.925122.368
28108ST-TCR7ふじい じゅん
大野 尊久
冴えカノfineレーシングwithRFC
Honda CIVIC TCR
1'49.527 8.475121.754
29190ST-Z3奥村 浩一
水谷 晃
山脇 大輔
BRP★Mersedes AMG GT4
Mercedes-AMG GT4
101'49.584 8.532121.690
3086ST-44坪井 翔
松井 孝允
大嶋 和也
TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'49.839 8.787121.408
3147ST-11星野 辰也
織戸 学
濱 賢⼆
D'station Porsche
Porsche 911 Cup
201'50.994 9.942120.145
32*101ST-51吉田 綜一郎
佐々木 孝太
ヒロマツ デミオ
MAZDA DEMIO
1'51.048 9.996120.086
3370ST-52蘭牟田 政治
久保田 英夫
植田 正幸
J'S RACING☆FIT
Honda FIT3 RS
101'52.01710.965119.047
3475ST-TCR8塚田 利郎
蘇武 喜和
岡原 達也
AZIMUTH CIVIC TCR
Honda CIVIC TCR
1'52.13311.081118.924
35501ST-TCR9ポール・イップ
ジム・カー・トゥ
マシュー・ホーソン
KCMG Annika CIVIC TCR
Honda CIVIC TCR
101'53.22212.170117.780
3628ST-45東 徹次郎
DAISUKE
小高 一斗
T's CONCEPT 86
TOYOTA 86
1'53.71312.661117.272
3713ST-46中山 友貴
宮田 莉朋
ENDLESS・86
TOYOTA 86
1'54.30713.255116.662
384ST-53見並 秀文
相原 誠司郎
森山 鉄也
佐藤 駿介
THE BRIDE FIT
Honda FIT3 RS
1'54.42213.370116.545
39116ST-47大塚 隆一郎
吉田 靖之
仙波 王仁
アルカディア号☆WSエンジニアリング☆PRINCE
Honda S2000
51'54.55913.507116.406
40168ST-54谷岡 力
霜野 誠友
廣島 嵩真
冴えカノレーシングwith RFC
Honda FIT3 RS
1'55.05314.001115.906
4166ST-55橋本 陸
筒井 克彦
武地 孝幸
odula Idia ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'55.37314.321115.584
4218ST-48浅野 武夫
井上 雅貴
藤原 大輝
岡野 陽朋
Weds Sport 86
TOYOTA 86
1'55.48014.428115.477
435ST-49山本 謙悟
鵜飼 龍太
三島 優輝
5ZIGEN ADVICS SPV 86
TOYOTA 86
1'55.56914.517115.388
4469ST-56梅本 淳一
窪田 俊浩
梅田 真祐
J'S RACING☆FIT
Honda FIT3 RS
51'55.76214.710115.196
4554ST-410加藤 彰彬
小原 健一
T.B.N
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'56.28315.231114.680
468ST-411吉岡 一成
東 貴史
松尾 充晃
WAKO'S TRUST渡邊建設field WM HPI Vitz
TOYOTA Vitz GRMN turbo
1'56.32815.276114.636
4788ST-57村上 博幸
中島 保典
雨宮 恵司
梶谷 太郎
村上モータースMAZDAロードスター
MAZDA ROADSTER
1'56.39115.339114.573
4878ST-58田中 良平
大崎 悠悟
山西 康司
LOVE DRIVE RACINGロードスター
MAZDA ROADSTER
1'56.60315.551114.365
4950ST-59岩岡 万梨恵
小松 寛子
加藤 沙也⾹
LOVE DRIVE RACINGロードスター
MAZDA ROADSTER
1'57.19016.138113.792
50*311ST-510鈴木 幸子
伊勢屋 貴史
武田 光司
東北復興絆Racingロードスター
MAZDA ROADSTER
2'00.36619.314110.790
244ST-X-田中 徹
田中 哲也
佐藤 公哉
LEXUS RC-F GT3
TOYOTA LEXUS RC-F GT3
20absence--
-998ST-1-ジェフリー・ゼイ
レオン・イエー
ハンス・ワン
Z-REX ADVICS R8 TRACY
Audi R8 LMS CUP
30absence--
  • CarNo.311は、ピレリスーパー耐久シリーズ2019スポーツ規則第18条(11)(ピット作業違反/燃料給油中の消火装備未装着)により、訓戒のペナルティーを科す。
  • CarNo.97のAドライバーは、2019 SUGO 4輪一般競技規則第8章第47条2.(ピット出口信号無視)の違反により、訓戒および罰金1万円のペナルティーを科す。
  • CarNo.101のBドライバーは、ピレリスーパー耐久シリーズ2019スポーツ規則第18条(8).3)(ピット作業違反/エンジンが停止されない状態での給油)違反により、訓戒および罰金1万円のペナルティーを科す。

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第2戦もてぎ 岩澤が開幕から2連勝! 伊東も2位でル・ボーセ1-2! 岸本も5位入賞でポイント獲得 (Le Beausset)

 ル・ボーセモータースポーツが参戦するカテゴリーのうちのひとつ、スーパーFJもてぎシリーズの第2戦が4月21(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催された。

 開幕戦では、#63岩澤が後続を引き離し圧勝。ポールポジションだった#62伊東はスピンを喫し一時は最下位となるが5番手にまで追い上げポイント獲得。#61岸本は他車に押し出されリタイアとなった。様々な思いで迎える2戦目、それぞれの力が発揮されることが期待された。

予選 4月21日(日)天候/曇り コース状況/ドライ

 金曜日、土曜日は天候に恵まれ暖かい陽気の中でトレーニングを行ったが、日曜日は10時時点で気温17度、路面温度24度のなか予選が開始された。

 岸本は、4周目にまず2分6秒353に入れると、その後もアタックを続けていく。5周目に攻めすぎた結果、スピンを喫するが立て直し、安定して6秒台のタイムを刻んでいくと、8周目に6秒049を記録。これがベストタイムとなる。

 伊東は、5周目に5秒387で3番手となるが、7周目に4秒911で1番手にジャンプアップ。タイヤの状態が良くなった残り2周で再度アタックをかけると、ラストラップのセクター3で自己ベスト、セクター4で全体ベストを記録するも更新ならず。

 岩澤は、6周目まで1番手をキープしていくが、7周目の伊東のアタックで2番手に。8周目には4秒936で自己ベストを更新するも、伊東にわずか届かず残り2周を迎える。すると、ラストラップでセクター1、セクター3で全体ベストを記録していき、最終コーナーを立ち上がっていくと4秒872でベストタイムを塗り替えた。

 その結果、岸本は7番手から、伊東は2番手、岩澤はポールポジションからと2戦連続でフロントローを独占した。

決勝 4月21日(日)天候/曇り コース状況/ドライ

 予選から5時間後の15時55分に決勝を迎えた。スタートではポールポジションの岩澤が出遅れ、2番手の伊東がトップに出る。岸本は、3コーナーまでに1台をかわし6番手に。2周目にも2コーナーで更に1台を抜くが、5コーナーでスピンを喫し最下位となる。

 2番手の岩澤は3周目までに3番手以降に対して3秒以上の差をつくり、伊東とのバトルへ持ち込んでいく。動いたのは4周目。裏ストレートからの抜け出しで90度コーナーのインから伊東をパスしトップに躍り出ると、最終ラップまで何度も順位を入れ替えながらバトルを展開していく。一方スピンを喫した岸本は、6周目に前方で接触があり、冷静に1台をパスし6番手に順位を戻す。

 最終ラップになると、5コーナーで岩澤が抜きにかかるが、伊東がクロスラインでブロック。しかし続くS字で伊東を捉え、残り半周でトップとなる。最終コーナーに差し掛かると岩澤が立ち上がりで遅れ、伊東が並びにかかりサイドバイサイドでストレートを通過すると、0.064秒差で岩澤がトップを守りきり、ポールトゥウィン。伊東は惜しくも2位で、岸本も6位で完走を果たした。

 岩澤が開幕から2連勝を飾り、伊東も初の表彰台を獲得。前戦でリタイアを喫した岸本も完走しポイント獲得となった。なお、5位でチェッカーを受けたドライバーに対しペナルティが出たことで岸本はひとつ順位が上がる結果となった。

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 予選フロントローの岩澤と伊東には後続を離してから勝負をするようグリット上で伝えたが、最後の最後まで互いに譲らない熱いレースをみせてくれた。岸本は良いスタートを決めたが大事なところで順位を落としてしまった。
Driver 岸本尚将(Naomasa Kisimoto)COMMENT
 前日の練習の最後には感触が掴めて、その時のセクターベストを繋げるといいところまで行っていたのですが、予選も決勝も焦りが出てしまいました。「もっといかなきゃ」という気持ちが強く、それが予選・決勝ともに裏目に出るものになりました。次へ向けて、落ち着いて臨めるよう、2ヶ月のインターバルを有効に使い気持ちの面も強くしていきたいと思います。
Driver 伊東黎明(Reimei Ito)COMMEN
 予選は最後の2周、タイヤの状態がいい時にアタックをいきましたが、ミスがあってタイムアップできませんでした。決勝はとても悔しいです。ですが、前戦で失敗してしまったスタートも今回練習して上手くでき、バトルも展開できて少し自信がつきました。まだまだ細かいミスが多くて、それで相手にチャンスを与えてしまうこともあったので、全体の精度を上げて次戦に臨みたいと思います。
Driver 岩澤優吾(Yugo Iwasawa)COMMENT
 今回の予選は位置取りに失敗していまい、他車を引っぱってしまいました。単独で走れるように冷静に判断すべきだったと反省しています。また、後ろにつかれると気になって自分の走りができない課題がありましたが、今回はミラーを見ないように心掛け、走りに集中することができたので良かったです。決勝では、前でゴールしてやるという気持ちでバトルをしていきましたが、まだまだメンタルが弱く、自分の走りに集中しきれていないので次戦はさらに強く、圧勝できるように準備したいと思います。
Le Beausset Motorsports

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝会見 「まさかシケインで接触するとは思っていませんでした。その後はリタイヤの不安を抱えつつ、タイヤが壊れていないことを願いながら17周を走りました」(宮田莉朋)

第2戦優勝 #36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S)
決勝記者会見: 優勝した宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM\'S) 第1戦のスタートを反省した上で、何をしなければいけないか、何を改善すべきかを常に考えていました。愛2戦はスーパーフォーミュラが走った後なので、タイヤが張り付いてしまうため、クラッチミートをより繊細にしないといけないと、そこをしっかり意識して臨みました。1周目はうまくいきましたが、その後セーフティーカーが入りました。僕はトップでセーフティーカーランをやるのが初めてだったので、駆け引きをいかにやるかを考えながら走りました。自分なりにうまくはやれたと思いましたが、まさかシケインで接触するとは思っていませんでした。その後はリタイヤの不安を抱えつつ、タイヤが壊れていないことを願いながら17周を走りました。
第2戦決勝2位 #65エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark)
決勝記者会見: 2位のエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark) スタートでうまくオーバーテイクできてよかったです。何がどうなってるか把握しきれないぐらいのロケットスタートを決めることができ、気づいたら結構前の方に出られました。このクルマでスタートするのは初めてで不安もありましたが、いいクラッチミートのポイントを見つけられた気がします。これからもこの調子でいきたいと思います。サッシャが途中でいなくなり、宮田選手の後ろで頑張りましたが、彼はスーパーフォーミュラにでも乗ってるかのように速かったです。それでも最後まで頑張りました。ニュータイヤの使い方にまだ慣れていませんが、ここで習得したことを次に活かしたいと思います。オートポリスは非常に難しいと思っています。僕は参戦が決まるのが遅かったので、充分なテストが出来ていません。それでもベストを尽くして頑張ります。
第2戦決勝3位 #37小高一斗(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S)
決勝記者会見: 3位の小高一斗(カローラ中京Kuo TEAM TOM\'S) 僕も1レース、2レースとスタートを失敗してしまいました。ポジションキープか、できればポジションを上げたいと思っていましたが、順位を下げてしまいました。今回は運よくここに来ることができましたが、次回は実力で優勝を目指さないといけませんし、もっと速く走らないといけません。次のオートポリスはFIA-F4でも2年走っていますし、得意な方だと思います。ただコーナーが多いので腕が死にそうかな? というのが不安です。しっかりフィジカルトレーニングして、レースに臨もうと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝 #36宮田が独走のポール・トゥ・フィニッシュ!#37小高も初表彰台を獲得

2019全日本F3選手権第2戦の決勝が4月21日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が後続を大きく引き離す圧巻の速さで今季初勝利を挙げた。

17周の決勝がスタートした スタート直後、S字に差し掛かる先頭集団 なんとメディカルカーのCIVIC TYPE-Rがシフトミス?でエンジンブロー レースは開始早々からセーフティーカーが導入された 優勝は宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM\'S F317) 決勝2位はエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3) 決勝3位は小高一斗(カローラ中京Kuo TOM\'S F317) 紅一点の三浦愛(ThreeBond F314) マスタークラス優勝は山口大陸(タイロクレーシング28号)

前に行われたスーパーフォーミュラの決勝が4度のセーフティーカー導入という大荒れの展開になった影響もあり、第2戦決勝は当初予定より10分遅い午後4時35分より17週で行われた。

スタートでトップに立ったのはポールの宮田。予選2位の#11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)がそのまま2位で続き、予選5位の#65エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)が3位にジャンプアップ。#37小高一斗(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が4位で1コーナーを通過していった。

ところが隊列の最後尾から追い上げるはずのドクターカーが1コーナーでまさかのエンジンブロー。コース上にオイルを撒き散らしで止まってしまったため、これを処理するために急遽セーフティーカーが導入されることになる。

レースが再開となったのは5周目から。しかしその直前にシケインで宮田とフェネストラズがまさかの接触。宮田はそのまま走行を続けたものの、フェネストラズはフロントウィングを破損して予定外のピットインを強いられることに。この接触によりフェネストラズにはドライビングスルーペナルティが課せられたうえ、スタート手順違反という罰則も追加されて完全に勝負権を失ってしまった。

これで楽になった宮田は接触の影響という不安を抱えつつも着実に後続を引き離し、最後は12.913までリードを広げてフィニッシュ。今季初、F3通算3勝目を挙げた。
2位はアーメド。今年からF3にステップアップした小高が3位で初の表彰台を獲得した。

優勝した宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S) マスタークラスで優勝した山口大陸(TAIROKU RACING) 表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Hiroyuki MINAMI

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝結果

NGK SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2019/04/21) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
1361宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1738'19.832
2652エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3
Dallara F312
Volkswagen
Spiess A41
1712.913
3373小高 一斗カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1713.667
424大湯 都史樹TODA FIGHTEX
Dallara F319
TODA
TR-F301
1715.002
5355河野 駿佑RS FINE K&N F318
Dallara F318
Mercedes-Benz
HWA 414
1721.573
676シャルル・ミレッシYTB by Carlin
Dallara F317
Volkswagen
Spiess A41
1728.507
7127大津 弘樹ThreeBond F318
Dallara F318
ThreeBond
TOMEI TB14F3
1729.488
888片山 義章YTB by Carlin
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1730.462
9139三浦 愛ThreeBond F314
Dallara F314
ThreeBond
TOMEI TB14F3
1741.789
1028M1山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1744.285
115110アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1745.286
1230M2DRAGONTEAM DRAGON F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
171'07.900
135M3久保田 克昭Planex・スマカメF3
Dallara F315
TOYOTA
TOM'S TAZ31
171'15.875
141111サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
161Lap
---- 以上規定周回数(90% - 15Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.36 宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317) 1'53.219 (8/17)

Japanese F3

JF3:第1戦、第2戦公式予選 #36宮田が圧巻の速さで連続ポールを獲得

全日本F3選手権第1戦、第2戦の公式予選が4月21日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)がベストタイム、セカンドベストいずれも他を大きく引き離し、2戦連続でポールポジションを獲得した。

宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM\'S) サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark) 大湯都史樹(TODA RACING) 小高一斗(カローラ中京Kuo TEAM TOM\'S) 第1戦、第2戦ともポールポジションの宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM\'S F317) 第1戦、第2戦とも予選2位のサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3) 第1戦予選3位、第2戦予選4位の大湯都史樹(TODA FIGHTEX) 第1戦予選4位、第2戦予選3位の小高一斗(カローラ中京Kuo TOM\'S F317) 第1戦、第2戦ともマスタークラスポールポジションの山口大陸(タイロクレーシング28号)

参加台数は14ながら、4名の外国人ドライバーに加え、イギリスの名門カーリンモータースポーツの参戦、B-MAXとモトパークのジョイントなど、今季の全日本F3は開幕前から話題豊富なシーズンとなっている。トムスも坪井翔のステップアップに伴い、昨年までFIA-F4で優勝争いを演じていた#37小高一斗(カローラ中京Kuo TOM'S F317)を抜擢しており、こちらにも注目が集まる。

開幕ラウンドの公式予選は午前10時30分より30分間で行われた。天候は快晴。絶好のコンディションでの走行となった。

序盤から速さを見せつけたのは参戦3年目になる宮田。最初のアタックで1'52.057を記録すると、タイヤを交換して臨んだ2度目のアタックで1'51.305、1'51.692を立て続けに記録、2位以下をベストタイムでコンマ5秒、セカンドベストでもコンマ4秒引き離し、堂々の連続ポールをものにした。

2番手には今季初参戦の#11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)がベスト1'51.874、セカンドベスト1'52.874で続き、こちらも2戦連続でフロントローを獲得した。

#2大湯都史樹(TODA FIGHTEX)はベストタイム1'52.174で3番手につけたが、セカンドベストでは小高が1'52.376で3番手を獲得、初表彰台に期待がかかる結果となった。

第1戦決勝は明日朝9時50分より12周で、第2戦決勝は明日午後4時25分より17周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿公式予選結果

NGK SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2019/04/20) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindkm/h
1361宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'51.692-187.168
2112サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
1'52.111 0.419186.469
3373小高 一斗カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'52.376 0.684186.029
424大湯 都史樹TODA FIGHTEX
Dallara F319
TODA
TR-F301
1'52.460 0.768185.890
5655エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3
Dallara F312
Volkswagen
Spiess A41
1'52.946 1.254185.090
676シャルル・ミレッシYTB by Carlin
Dallara F317
Volkswagen
Spiess A41
1'53.090 1.398184.855
787片山 義章YTB by Carlin
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1'53.149 1.457184.758
8138三浦 愛ThreeBond F314
Dallara F314
ThreeBond
TOMEI TB14F3
1'54.119 2.427183.188
9359河野 駿佑RS FINE K&N F318
Dallara F318
Mercedes-Benz
HWA 414
1'54.157 2.465183.127
1028M1山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1'54.556 2.864182.489
111210大津 弘樹ThreeBond F318
Dallara F318
ThreeBond
TOMEI TB14F3
1'54.589 2.897182.436
125111アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1'54.826 3.134182.060
135M2久保田 克昭Planex・スマカメF3
Dallara F315
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'57.079 5.387178.556
1430M3DRAGONTEAM DRAGON F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
2'01.611 9.919171.902
---- 以上基準タイム(110% - 2'03.266)予選通過 ----

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第1,2戦岡山 川合孝汰が第2戦で5位入賞、神晴也は無念のリタイア (Le Beausset)

 ル・ボーセモータースポーツが参戦するカテゴリーのうちのひとつ、FIA-F4シリーズの開幕戦が4月13日(土)~14(日)に岡山国際サーキット(岡山県)にて開催された。今年は、昨年スーパーFJもてぎシリーズでチャンピオンを獲得しステップアップした18歳の神晴也が62号車、昨年FIA-F4選手権で初の全戦入賞を果たし、シリーズ4位を獲得、メーカー系スカラシップ勢の中に割って入った川合孝汰が63号車で挑む。同シリーズは全7大会14戦で争われ、今後ステップアップを目指す若手ドライバーの登竜門。今回の舞台の岡山国際サーキットは、中低速コーナーが続くサーキットでいかにコーナーを早く立ち上がるかが戦う上でのポイントとなる。

予選4月13日(土)天候/晴れコース 状況/ドライ

 このレースウィークの走行開始は水曜日から。ドライ・ウエット両方のコンディションを経験し、様々なセッティングを試しながら方向性を決めていった。金曜日の専有走行では神が7番手、川合が10番手につけ、さらにポジションアップを狙える手応えで予選に臨んだ。

 今回の予選は、通常よりもガソリンの量を減らしマシンを軽くした状態でコースイン。「フロントタイヤにじっくり熱を入れてからアタックするように。」と監督の坪松はドライバーに指示を出す。

 ふたりとも周回を重ねてベストタイミングでのアタックを狙うが、神はタイヤに熱を入れるまでのペースが速くアタックをかけていくタイミングとタイヤの状態がかみ合わない。それでも14周目に1分33秒303でベストタイムを記録する。一方の川合は、時間をかけてウォームアップしていくが練習時との路面状況の変化に対するアジャストが難しく33秒255となった。

 その結果、第1戦では神が11番手、川合が10番手、第2戦も同様のポジション。「金曜日までの走り方を予選で変えたことが裏目に出てしまった。」と神。「タイヤや路面状況をみると、もう少し早めのアタックにしてもよかった。」と川合は振り返る。

決勝第1戦4月13日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ

 予選の5時間後、午後1時40分から行われた第1戦決勝。天気も良く、暖かな陽気の中、初戦のスタートが切られた。

 スタートでふたりは1つずつポジションを上げるが、集団の中に入る展開。川合は続くWヘアピン2つ目で集団を避けようとアウト側から進入するとスピンを喫し30番手となる。神はマシンの感触にも手応えを感じながらポジションキープで3周目に入っていくが、アトウッド進入でコースアウトし復帰は叶わずリタイア。

 一時は30番手となった川合だが、周回を重ねるごとにポジションを戻し14周目には20番手にまで上がる。しかし、スピンした際の復帰に時間がかかってしまったことからこれ以上の逆転は叶わずタイムアップとなった。

 なお、神はマシンの損傷が大きく翌日の第2戦はリタイアとなった。

決勝第2戦4月14日(日)天候/曇り コース状況/ドライ

 雨予報が出ていた日曜日は雨粒が落ちる場面もあったが、持ちこたえてドライコンディションでのレース。8時20分にフォーメーションラップが開始され、全車がグリッドにつくところで、ポールポジションのマシンがスタート手順違反により最後尾スタートを科せられることに。そのため再度フォーメーションラップを行い、仕切り直しとなる。なお、スタートディレイによりレースは14周に減算された。

 実質、10番グリッドの川合の前にいるのは8台となり、スタートでまず1台を攻略すると、2コーナーの内側で並び、続くアトウッドの外側からもう1台、さらにWヘアピンの2つ目のインから3台目を刺すと1周目で6番手にまで上がる。

 しかし、4周目の1コーナーでクラッシュがありセーフティーカー(SC)が導入されてしまう。4周のSCランの後、9周目にレースが再開されると、さらにポジションアップを狙いプッシュしていく。するとトップに対してドライブスルーペナルティが課せられて11周目に5番手に。

 残り3周の頃には前車の背後につき、タイミングをうかがっていくと、翌周の1コーナーで前がミス。その後のアトウッドでの立ち上がりを早くし、後半での逆転を狙うが、初戦でタイヤを使ってしまったことで捉えきれず5番手でレースを終えた。

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 レースウィークの流れはけして悪い感じはなかったが、第1戦のレースでは川合がスピンで入賞の権利が無くなり、神もスピードがあっただけにアクシデントは大きな代償になった。それでも、第2戦での川合は冷静なレース運びで表彰台まであと一歩のところまで追い上げてくれた。
Driver 神晴也(Seiya Jin)COMMENT
 今回、予選でのアタックのタイミングや位置取りなど含めてタイムの出し方がよくありませんでした。また、急に走り方を変えてロスをしていることに気付かずそのまま終わってしまって、すごくもったいないことをしたと反省しています。レースは残念な結果になってしまいましたが、もう次を見て切り替えていこうと思います。富士は勝つことしか考えていません。そのために、まずは予選でいいポジションを取れるように自分の走りもしっかりまとめられるようにしていきます。
Driver川合孝汰(Kohta Kawaai)COMMENT
 予選は時間をかけてタイヤに熱を入れていきアタックしましたが、路面状況など見てもう少しアタックのタイミングを早くするべきだったと思っています。第1戦は、自分の判断ミスが全てです。スピンをして戻るまでに時間がかかってしまいました。第2戦は、前後に自分の存在を大きく見せてミスを誘うことや後ろがバトルするように考えて組み立てました。最後はアトウッドで近づいて後半で抜くつもりでいましたが、アトウッドでうまく合わせきれず5位となりました。富士ではさらに上を目指しますので今シーズンも応援よろしくお願いします。
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