JAF-F4地方選手権シリーズ第3戦は5月16日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで決勝が行われ、ポールポジションからスタートの13号車・宮下源都(佐藤製作所★KK-ZS)がシリーズ初優勝を飾った。



好天だった前日とは打って変わり朝から曇り空がひろがるスポーツランドSUGOは 午後遅い時間から雨の予報が出ており、また風が非常に強く天気の変わり目を感じさせる状況。しかしJAF-F4第4戦の決勝が始まる11時20分はまだドライコンデションでレースは行われた。
前日の第3戦での各車のベストラップタイムで第4戦のグリッドが決められ、ポールポジションは宮下、フロントロウに並んだのは19号車・ハンマー伊澤(令和雪合戦ハンマーR☆ハヤテ)、2列目3番手は第3戦優勝の72号車・金井亮忠(チームNATS・正義・001)と4番手に47号車・徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)、3列目5番手に92号車・黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ)、6番手に第3戦では予選に出走できず最後尾スタートだった55号車・河野靖喜(CMS★RN2000)が並んだ。
各車はスリックタイヤでコースイン、フォーメーションを終えてグリッドに着くとレッドライトが消えてレーススタート。ポールポジションの宮下は好スタートでホールショットを奪うが、2位伊澤は1コーナー進入で金井に刺されて3位に後退。しかしここで伊澤は踏みとどまり徳升の追撃はかわした。
1周目を終えてトップ宮下と2位金井の差は0秒486、伊澤は1秒230、徳升までも1秒396差と上位4台が接近したグループを形成、後方では9番手スタートだった86号車・川原悠生(ファーストガレージ&Sウインズ)がHパターンミッション(他は全てシーケンシャルミッション)のハンデをモノともせずに順位を上げて5番手を走っているが、トップグループからは引き離されていく。
徳升は3位の伊澤の背後に付け、両者テール・ツー・ノーズ状態で3周目に突入。直線でスリップを利かせた徳升は1コーナー進入で伊澤のインを刺して3位に浮上、そのまま2位金井に照準を合わせて伊澤を突き放す。4周目に徳升は1分22秒233とレースを通じてのファステストラップを出して金井との差を0.6秒削り取り1秒差に詰めると、翌5周目のメインストレートで金井の前に出て2位へ、更にトップ宮下の背後につけるとSPコーナ進入で並びかけるが、ここは宮下が抑えきる。
7周目のメインストレートで再び徳升が宮下に並びインを押さえて1コーナーへ進入、いったんは前に出たが2コーナーで宮下がクロスラインを取って再びトップに立つ。徳升は宮下のリヤに当たらんばかりに詰め寄って走る。トップ争いから2秒後方では金井と伊澤がやりあっていたが、直線での伸びを欠く金井が同じ7周目のメインストレートで伊澤にかわされてしまう。
ここで33号車・中島功(SHINSEI・KK)がSPコーナー出口でクラッシュ。ただちにセーフティカーが投入されマシン回収の間SCランとなる。このSCランは5周に及び、15周のレースは13周目からレース再開。SCランで隊列が接近した状態で残り3ラップの超スプリントレースが行われることとなった。
トップ宮下はレース再開時のダッシュに失敗し徳升を引き連れた状態でコントロールラインを通過、ここが勝負所と見た徳升は宮下のアウト側から1コーナーに飛び込み大外刈りを狙うがマシンがアウトにはらみ、逆に伊澤に刺し込まれて3位にポジションダウン。伊澤はその勢いのままに宮下に食らいつき、0.497秒差で13周目を終える。3位に落ちた徳升も順位を取り戻すべく0.667秒差で追い、さらに金井も徳升の0.776秒後方につける。僅差の接近戦はこのままファイナルラップまで続いたが順位の変動は起きず、宮下は伊澤を0.763秒差で振り切りJAF-F4レースでの初優勝、徳升は最後の上り坂で伊澤に並びかける0.235秒差で伊澤が2位を守りきった。金井は最後ややスピードダウンし徳升から1.56秒差の4位。
伊澤に続くジェントルマンクラス2位はSC明けに5位まで順位を上げた河野、そして6位黒沼を挟んだ7位の99号車・武居義隆(CMSルノー)がクラス3位となった。
■決勝後のコメント
- 優勝 13号車・宮下源都(佐藤製作所★KK-ZS)
- 「SC長かったのでどうなる事かと思った。SC明けのスタートを失敗してしまって徳升選手の接近を許してしまった。後半のレースペースは良かったと思うが序盤がペースが伸びなくて、まわりは早いクルマばかりなので、絶対抜かれないようにと抑えた。SUGOは走った事が無いコースだったのでいい経験が積めた」
- 2位 19号車・ハンマー伊澤(令和雪合戦ハンマーR☆ハヤテ)
- 「スタートを昨日ほどには失敗せず、(序盤の)4台の争いの中でも戦っていけたので、走り続けていれば何かがあるだろうと思っていた。ミスしないで走り切れてよかった。(徳升選手を抜いた時は?)最終コーナーから速くて付いていけた、向うは1コーナー速く行き過ぎたのだろう」
- 3位 47号車・徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)
- 「(SC明けの1コーナーは?)ちょっと行き過ぎた、リヤがロックしてアウトにはらんで行ってしまった。(レースペースは非常によかった?)昨日の反省を踏まえてチームの方とも話してクルマを変更したのがうまくハマった感じ。自分のドライビングを変えたのではなくクルマがよくなったでのタイムは出せた。後は(自分に)強さがなかった。また次回頑張る」


JAF-F4地方選手権シリーズ第5戦、第6戦は8月7日~8日に岡山国際サーキットで行われる。
Text & Photo: Junichi SEKINE
JAF-F4地方選手権シリーズ第3戦は5月15日(土)に宮城県のスポーツランドSUGOで決勝が行われ、ポールポジションからスタートの72号車・金井亮忠(チームNATS・正義・001)が一度もトップを譲らない完勝を飾った。
朝の予選に引き続き好天に恵まれたスポーツランドSUGOは絶好のレース日和。決勝が始まる12時30分になってやや風が出てきたがドライコンディションのままでスタートを迎えた。
エンジンが始動しないトラブルで予選を走れなかった前戦表彰台の55号車・河野靖喜(CMS★RN2000)は、スターターモーターの断線という事でレース前に修復を完了、最後尾からのレース参加が認められた。
各車はスリックタイヤでコースイン、フォーメーションを終えてグリッドに着くとレッドライトが消えてレーススタート。ポールポジションの金井は好スタートを決めたが2番グリッドの19号車・ハンマー伊澤(令和雪合戦ハンマーR☆ハヤテ)はまたもスタートに失敗して出遅れ、1コーナまでの間に後続車の群れにのみ込まれて7位まで順位を落としてしまう。3番手スタートの47号車・徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)が2位に上がり、伊澤の後ろで詰まってしまった4番手スタートの92号車・黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ)は6番手に順位を落とす。その一方で徳升の後ろ、アウト側奇数列から出た5番手スタートの2号車・植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)と7番手スタートの33号車・中島功(SHINSEI・KK)が3位、4位に順位を上げて1周目を終える。金井は早くも徳升に1秒746の差をつけてコントロールラインを通過。
ここで植田と黒沼にジャンプスタートの検証行われる旨の通知が出る。また予選13番手だった金井のチームメイト0号車・渡邊義人(チームNATS・エクシズWXR)が白煙を出しながらピットインする。
2周目、スタートで出遅れた黒沼が中島と99号車・武居義隆(CMSルノー)を仕留めて4位まで挽回、更に3周目に植田も追い落として3位に上がるが2位徳升とは5秒以上の差が開いている。その後方では伊澤も順位を一つ上げて6位に。
4周目、金井は徳升との差を2秒171まで開き突き放しにかかる。ここで植田と黒沼にジャンプスタートの裁定が下り、ドライブスルーペナルティが課せられる。
後方では予選がトラブルで3周しかできず12番手スタートだった13号車・宮下源都(佐藤製作所★KK-ZS)が伊澤の後を追う様に順位を上げ、5周目には5位伊澤、6位宮下、7位武居の3台が接近戦となる。伊澤は続く6周目に4位植田の背後に迫り並走する様にコントロールラインを通過。
7周目、徳升が自己べストの1分22秒838で一度は2秒以上開いていた金井との差を1秒994に詰めて追撃を開始。金井は4周目以降僅かだがラップタイムが落ちて23秒台で走っている。ここで3位を走っていた黒沼がドライブスルーペナルティを消化、続いて8周めに植田もペナルティを消化、伊澤が3位、宮下が4位に浮上する。しかしこの際黒沼はピットレーン速度違反を犯してしまい再度ドライブスルーペナルティを課されてしまう。前戦でポール・ツー・ウィンを飾った黒沼だが今回は散々なレースになってしまった。
徳升は金井とのギャップを削りにかかるが金井も踏ん張り、9周目1秒892、10周目1秒717と0.1秒ずつしか接近できない。3番手伊澤は15秒以上引き離されており、4位宮下も2秒程度伊澤と離れたが、ここからレース中のベストラップで決まる第4戦のポールポジション争いが2台の間で本格化。
まずは伊澤が11周目に1分22秒739のファステストラップを出し、翌12周目に宮下が22秒755の2番手タイムをマーク。すると伊澤が14周目に22秒671で突き放すが、直後にコントロールラインを通過した宮下が22秒498を出しファステストラップを獲得、明日に行われる第4戦のポールポジションを決めた。
徳升はファイナルラップまで金井を追い上げ続けたが及ばず0秒983差でフィニッシュ。金井は初めてレースに参加した生徒たちの前で優勝を飾った。徳升は前戦もてぎに続いての悔しい2位。3位伊澤はジェントルマンクラスの優勝も飾った。4位宮下の後方では武居、中島に加えて唯一のHパターンミッションで戦う86号車・川原悠生(ファーストガレージ&ウインズ)の3台が1秒以内で接近戦をくり広げたが5位武居、6位中島でジェントルマンクラスの2位、3位、そして6位川原の順でフィニッシュした。



■決勝後のコメント
- 優勝 72号車・金井亮忠(チームNATS・正義・001)
- 「(楽勝だったか?)全然楽勝ではなく、余裕は全くなくて、後ろ(との差を)を見ないでひたすら逃げるように全開で走り続けた。明日はまたどうなるか分からない。学生達と今年初めてのレースに勝てて、いいシーズンのスタートを切れたと思う」
- 2位 47号車・徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)
- 「あと一歩だった。全力でいったが前には追いつけなかった。冷静にミスなく走れていたのだが。明日のレースではもっと最終コーナーで踏んで行けるようにしないといけない気がするが、頑張りたい」
- 3位 19号車・ハンマー伊澤(令和雪合戦ハンマーR☆ハヤテ)
- 「またスタートでミスしてしまった。(その後の追い上げは見事だったが?)速さはあってもミスしてはいかん。明日もフロントロウ、2番手スタートなので今度こそミスのないレースをしたい」
- 4位 13号車・宮下源都(佐藤製作所★KK-ZS)
- 「(第4戦のポールポジション獲得について)今度はいい戦い出来るかも知れない。今朝の予選はタイヤトラブルで走れなくて、その分今のレースでは他の選手よりタイヤが新しかった。それを考えると、(2位と)タイム差はコンマ2秒もないので、課題がまだまだあると思う。明日はスタートが重要だ」


JAF-F4地方選手権シリーズ第4戦は明日5月16日にスポーツランドSUGOで行われる。
Text & Photo: Junichi SEKINE
JAF-F4地方選手権シリーズ第3戦は5月15日(土)に宮城県のスポーツランドSUGOで公式予選が行われた。
各地を転戦するJAF-F4地方選手権シリーズは菅生で2日連続の連戦を迎え、今シーズン最大の15台がエントリー。うち5台が今シーズン初参戦である。
午前8時30分から20分間の予選が開始。快晴微風で気温19度という絶好のコンデションでコースオープンと共に19号車・ハンマー伊澤(令和雪合戦ハンマーR☆ハヤテ)を先頭に各車一斉にコースイン。しかしながら前戦もてぎで3位表彰台を獲得した55号車・河野靖喜(CMS★RN2000)はエンジンが始動せずピットから出ることが出来ない。トラブル箇所の特定に追われる。
各車タイヤのウオームアップを終えて残り時間が13分になった頃からタイムアタックが本格化。昨年JAF地方選手権3位、今シーズン初参戦の72号車・金井亮忠(チームNATS・正義・001)が1分23秒668でトップに立ち、47号車・徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)が2番手、伊澤が3番手で続く。
金井は次の周回で1分22秒685とタイムを縮め、更には1分22秒312と従来のコースレコード1分22秒413を上回るタイムでトップの座を守り続ける。その一方徳升対伊澤の争いは伊澤が1分22秒957と先に22秒台に入れて2番手に上がるが、徳升もすぐに22秒535をマークして逆転。この3台が圧倒的に速く、4番手の前戦優勝、92号車・黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ)そこから1秒以上離されている。
残り7分を切り金井は更にタイムを刻み、1分21秒942とついに21秒台に入れ、コースレコードを0秒471も短縮してポールポジションを確定させる。徳升も22秒166の自己ベストで2番手。
一方3番手争いが激しくなり黒沼が残り6分で1分22秒746と22秒台に入れて伊澤を上回ると伊澤がすかざず22秒606で逆転、更に黒沼が22秒603で再逆転、と目まぐるしく順位が入れ替わる。
残り1分を切り金井~徳升のフロントロウは安泰かと思えたが、ここで伊澤が1分22秒114とこれも従来のコースレコードを上回るタイムを叩き出し、金井と0秒172差で2番手に浮上。追い落とされた徳升が3番手、黒沼はチェッカードフラッグ後の最後の計測で自己ベストの1分22秒479をマークするも0秒013及ばず4番手に終わり、5番手2号車・植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)、6番手99号車・武居義隆(CMSルノー)とジェントルマンクラス2番手3番手が第3列に並んだ。
■予選後のコメント
- ポールポジション 72号車・金井亮忠(チームNATS・正義・001)1分21秒942
-

「狙った以上のタイムが出た。前日の練習で22秒5、このマシンでの自己ベストが22秒2だったので21秒台は難しいかと思っていた。(日本自動車大学校の)学生たちとマシンをどんどん改良させていってるので、その点もこのタイムに反映されていてよかったと思う。今シーズンはピットクルーの生徒も入れかわり、彼らにとって初のレースなので、この成績が出せてよかった」
- 2位 19号車・ハンマー伊澤(令和雪合戦ハンマーR☆ハヤテ)1分22秒114 トップと0.172秒差
-

「(最後の方で好タイムが出たが?)最後までタイムが出なかったとも言える。昨日の練習から調子がよくて22秒前半が出ていたので、今日はニュータイヤで21秒台に行けるかなと思っていたのだが、最後までそこには持って行けなかった」
- 3位 47号車・徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)1分22秒466 トップと0.524秒差
「前回と同じ様に3番手。タイムは0.5秒差もついてしまったが、最後の方でちょっとマシンにトラブルが出てタイムを詰められなかったが、トップが出した21秒9は見えていたので決勝はいいレースができると思う。これからメカさんに頑張ってもらい、チームと応援して下さっている皆さんの為にも結果を出したい」
決勝は12時30分開始予定。レコードタイムを出した金井以外にも21秒台が見えていた選手が数人おり、高速レースが期待される。
Text & Photo: Junichi SEKINE
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2021/05/18) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 81 | | | 佐藤 樹 | MYST KK-SⅡ MYST KK-S2 | 12 | 19'12.957 | - | - |
| 2 | 72 | | | 前田 大道 | ELEVレーシングドリーム制動屋 MYST KK-S2 | 12 | 19'13.501 | 0.544 | 0.544 |
| 3 | 13 | | | 四倉 悠聖 | ZAP日本平中自動車10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 19'16.108 | 3.151 | 2.607 |
| 4 | 15 | | | 松山 雄大 | M's Garage FER KKSII MYST KK-S2 | 12 | 19'16.951 | 3.994 | 0.843 |
| 5 | 10 | | | 伊藤 慎之典 | ZAPチャリ走! 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 19'17.068 | 4.111 | 0.117 |
| 6 | 22 | | | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP ED MYST KK-S2 | 12 | 19'23.886 | 10.929 | 6.818 |
| 7 | 35 | | | 大川 烈弥 | アルビビヨンドKKS GIA ED MYST KK-S | 12 | 19'24.082 | 11.125 | 0.196 |
| 8 | 17 | | | 平 裕介 | ZAP_東多賀ss_10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 19'26.313 | 13.356 | 2.231 |
| 9 | 5 | G | 1 | 安藤 弘人 | ZAP PRS PRIMO 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 19'30.470 | 17.513 | 4.157 |
| 10 | 36 | | | 長谷部 一真 | ALBIREX ED RD10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 19'35.067 | 22.110 | 4.597 |
| 11 | 55 | G | 2 | 伊勢屋 貴史 | アルビ☆あやし眼科☆10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 19'55.885 | 42.928 | 20.818 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.81 佐藤樹(MYST KK-SⅡ) 1'30.840 (3/12) 142.133km/h
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2021/05/16) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2021 JAF F4選手権 Round 4 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 13 | | | 宮下 源都 | 佐藤製作所★KK-ZS MYST KK-ZS | 15 | 26'40.736 | - | - |
| 2 | 19 | G | 1 | ハンマー 伊澤 | 令和雪合戦ハンマーR☆ハヤテ 疾風(ハヤテ) | 15 | 26'41.499 | 0.763 | 0.763 |
| 3 | 47 | | | 徳升 広平 | フジタ薬局アポロ電工高山短大 WEST 096 | 15 | 26'41.734 | 0.998 | 0.235 |
| 4 | 72 | | | 金井 亮忠 | チームNATS・正義・001 NATS 001 | 15 | 26'43.294 | 2.558 | 1.560 |
| 5 | 55 | G | 2 | 河野 靖喜 | CMS★RN2000 TATUUS Formula RENAULT | 15 | 26'48.954 | 8.218 | 5.660 |
| 6 | *92 | | | 黒沼 聖那 | ファーストガレージ&Sウインズ B-MAX RK-01 | 15 | 26'49.753 | 9.017 | 0.799 |
| 7 | 99 | G | 3 | 武居 義隆 | CMS TATUUS Formula RENAULT | 15 | 26'52.829 | 12.093 | 3.076 |
| 8 | 2 | G | 4 | 植田 正幸 | Rn-Sports制動屋KKZS MYST KK-ZS | 15 | 26'53.437 | 12.701 | 0.608 |
| 9 | 37 | | | 翁長 実希 | フジタ薬局アポロ電工MP/MT MOONCRAFT MC090 | 15 | 26'53.803 | 13.067 | 0.366 |
| 10 | 8 | G | 5 | 米谷 浩 | KK・ヨネタニ Dallara F301 | 15 | 26'54.532 | 13.796 | 0.729 |
| 11 | 9 | G | 6 | KAMIKAZE | スーパーウインズ&ISP RENAULT(FR2000) | 15 | 27'00.835 | 20.099 | 6.303 |
| 12 | 0 | G | 7 | 渡辺 義人 | チームNATS・エクシズWXR WXR MK-2 | 15 | 27'05.001 | 24.265 | 4.166 |
| 13 | 6 | G | 8 | 酒井 貞幸 | スーパーウインズ&ISP ZAP F108 | 15 | 27'27.347 | 46.611 | 22.346 |
| 14 | 86 | H | 1 | 川原 悠生 | ファーストガレージ&Sウインズ OSCAR SK97 | 13 | 24'24.949 | 2Laps | 2Laps |
| 15 | 33 | G | 9 | 中島 功 | SHINSEI・KK TOKYO R&D RD10W | 6 | 8'42.042 | 9Laps | 7Laps |
- Fastest Lap: CarNo.45 徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大) 1'22.233 (4/15) 157.010km/h
- CarNo.92は、2021 SUGO 4輪一般競技規則第6章第33条1.(反則スタート)により、訓戒のペナルティーを科した。
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2021/05/16) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 81 | | | 佐藤 樹 | MYST KK-SⅡ MYST KK-S2 | 1'29.379 | - | - | 144.457 |
| 2 | *10 | | | 伊藤 慎之典 | ZAPチャリ走! 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'29.540 | 0.161 | 0.161 | 144.197 |
| 3 | *13 | | | 四倉 悠聖 | ZAP日本平中自動車10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'29.563 | 0.184 | 0.023 | 144.160 |
| 4 | 36 | | | 長谷部 一真 | ALBIREX ED RD10V TOKYO R&D RD10V | 1'29.616 | 0.237 | 0.053 | 144.075 |
| 5 | 72 | | | 前田 大道 | ELEVレーシングドリーム制動屋 MYST KK-S2 | 1'30.149 | 0.770 | 0.533 | 143.223 |
| 6 | *15 | | | 松山 雄大 | M's Garage FER KKSII MYST KK-S2 | 1'30.155 | 0.776 | 0.006 | 143.213 |
| 7 | 17 | | | 平 裕介 | ZAP_東多賀ss_10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'31.363 | 1.984 | 1.208 | 141.320 |
| 8 | 35 | | | 大川 烈弥 | アルビビヨンドKKS GIA ED MYST KK-S | 1'31.611 | 2.232 | 0.248 | 140.937 |
| 9 | 5 | G | 1 | 安藤 弘人 | ZAP PRS PRIMO 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'31.611 | 2.232 | 0.000 | 140.937 |
| ---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
| - | 55 | G | - | 伊勢屋 貴史 | アルビ☆あやし眼科☆10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'20.772 | 51.393 | 49.161 | 91.719 |
| - | 22 | | | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP ED MYST KK-S2 | no time | - | - | - |
- CarNo.10,13,15は、2021 SUGO 4輪一般競技規則第7章第43条3.(ピットレーン出口速度違反)により、2グリッド降格のペナルティーを科す。
- CarNo.15は、2021 SUGO 4輪一般競技規則第7章第43条3.(ピットレーン出口速度違反2回)により、最後尾スタートのペナルティーを科す。
- 第8戦優勝 名取鉄平(B-MAX RACING TEAM)
「勝ったは勝ったで嬉しいんですけど、展開としては満足のいかない結果です。リスタートでなんとかまくってトップに立てました」
「(リスタートするかしないか)どっちかな?と思っていましたが、とりあえずはタイヤをあっためておこうかなと。やるとしたら1、2周だろうと思っていました。アレジ選手はタイヤを温めている様子がなかったので、そこがトップに立てたポイントだったと思います」
「SUGOについては得意意識も苦手意識もありませんが、B-MAXさんは得意としていると思います。昨日連勝記録が途切れましたが、また連勝記録を伸ばしていけるようにしたい。そうすることで最終戦ではスーパーフォーミュラに乗りたいし、そのための準備も進めていきます」
- 第8戦決勝2位 ジュリアーノ・アレジ(TOM'S)
「結果は悪くないけど、天気のせいでなかなかリスタートしてくれなかったのには困りました。ラッキーだったのは前の二人がスリックタイヤを履いたおかげでポジションを上げることができたことです。僕はリスクを取りたくなかった」
「路面や滑りやすかったし、霧で前もよく見えなかったので、ドライブするのは大変でした」
「次のSUGOもまずはサーキットを勉強することが第一です。それとクルマについてエンジニアに色々教わらないといけません」
- 第8戦決勝3位 河野駿佑(RS FINE)
「昨日に続いて5番手からのスタートでした。前の2台がスリックタイヤでしたので、僕もスリックで行くかどうか悩みましたが、ウェットで行くことにしました。前の2台についていけなかったのは今後の課題ですが、ひとまず2レースとも表彰台というのは今までの流れとしてはいいと思うので、今後も流れを途切らせないようにしたいです」
「まだ速さが足りていないところがドライでもウェットでもあるので、そこを詰めて行って、データを解析し、予習をしてSUGOに臨みたいと思います」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
- 第3戦優勝 ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
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「良いスタートができて、そこからもグリップが上がって来なくて大変でしたが、少しずつリードを広げてました。セーフティーカーが入ってリスタートになってからも簡単じゃなかったけど、安定して走ることができました」
「雨のスタートはGP3やF2で経験したけど、スーパーフォーミュラでも良いスタートができて本当に嬉しかった。鈴鹿ではスタートがうまくいきませんでしたから」
「中断中に待っているのはレースより辛かったです。ちょっと腰が痛くなりました」
(2戦目で優勝したことについて)「優勝のための勉強はしてるけど、優勝することは難しいことなので、どうやって速く走るかしか意識していませんでした」
「今はサーキットを学ぶことと、どうやって速く走るかだけを考えています。ポジションのことは今は考えていません」
- 第3戦決勝2位 松下信治(B-MAX RACING TEAM)
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「今日のレースに関しては、ちょっと残念な終わり方ではあります。みんな走りたかったと思いますけど、しょうがない決断だったと思います。いろんな方の協力があって僕は今走れています。特別な思いを持って走っているので、どうしても結果が出したかったです。雨でも良いポジションで走れているので、良かったと思います」
「スタートでは3つぐらいポジションをあげたと思いますが、その後の1コーナーの飛び込みでいいポジションを取ることができました。その後関口選手のコースアウトがあってさらにポジションをあげられました。チームにとってもモチベーションをあげられる結果だったと思います」
「チーム体制の構築がドタバタで、4月にゼロから立ち上げたので、鈴鹿ではドタバタでした。田坂さんとはリアルでF3をやってた頃から顔見知りではありましたが、担当してもらうのは初めてです。1台体制で不利だとは思いますけど、その分僕の声がチームに届くので、いい面もあります」
「いろんな方の助けがあって走れているので、これからもいい結果を出してお返ししたいです。今回はハーフポイントですけど、今後もチャンピオンシップポイントを積み重ねたいです」
- 第3戦決勝3位 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)
-
「フル参戦初年度で表彰台に上がれたのは良かったですし、チームに感謝しています」
「スタートではグリップの感触が思わしくなくて、1コーナーの出口で飛び出してしまいました。そこから一つボジションを戻したところでセーフティーカーが入りました」
「スタート直後のチームメイトのクラッシュについては何も聞いていませんでしたが、コース状況が変わることは無線で知らされていました。そういう意味ではいい状態で走れていたと思います」
「最後にレースを再開してもらって、もうひと勝負したい気持ちはありましたが、あの状況では仕方なかったと思います」
「ウェットはいい状態でしたが、ドライではまだ考えていくことが残っていると思うので、次はドライで戦って、いい結果を残したいと思います」
- 優勝チーム監督 舘信秀(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
-
「大変荒れたレースで、最後まで走ることはできませんでしたが、素直に嬉しいです」
「昨日も降ったり止んだりの荒れたコンディションの中で、チーム全体が落ち着いていたし、ジュリアーノ・アレジくんが落ち着いてて、良いタイミングでタイムを出しました。彼は非常に落ち着いていましたね」
「昨日のオペレーションは本当に上手だったと思いますね。チームチャンピオンなのでピット位置が一番前だったのも良かったと思いますが、まさかワンツーだとは思いませんでした。昨日からチームとしてはよくやったと思います」
「ちょっと今までにない、なんというか自分の息子が走ってるような感じでしたね。実はジュリアーノはまだまだだと思っていたので、あんなに完璧なレースをするとは思ってもいませんでした」
「これからがすごく楽しみになってきましたね。もっと時間がかかると思っていて、時間をかけて育てていきたいと思っていたんですけど、すぐにレギュラーでも良いんじゃないかと思えてきました。中嶋一貴には悪いんですけど」
「アレジはとても21歳とは思えないというか、社会人としてちゃんとしてるなという印象です。今までの選手が悪かったのかも知れませんけど」
「宮田もレースペースは良かったので、うまくスタートできていればワンツーもあり得たかなと思います」
「SUGOでは一貴をどうしようかなと思っていますが(笑)次戦も優勝を目指して頑張っていきます」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

2021年全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の決勝が5月16日、大分県日田市のオートポリスで行われた。レースは悪天候により13周で赤旗中断となり、そのまま終了となったが、ポールポジションの#36ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)がスタートからトップを守り切ってスーパーフォーミュラ初優勝を手にした。(天候:雨 コース:ウェット)




第3戦決勝は当初の予定から大幅に遅れて午後2時55分にフォーメーション開始。雨は止んでいるが、路面はウェット。気温、路面温度ともに22℃。ウェット宣言が出されており、全車ウェットタイヤで走行を開始した。
スタートでトップに立ったのはポールポジションの#36アレジ。予選4番手の#19関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)が2位に浮上し、13番手スタートの#51松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)がなんと3位にジャンプアップしてきた。
その後方では1コーナーで#20平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)に#38坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が追突、平川はアウト側に飛び出し、#38坪井もスピン。揃ってレースを終えることに。後続もこの2台を避けようとコース外に飛び出すなど大混乱に陥ったため、早くも2周目からセーフティーカー(SC)が導入されることになった。
1周を終えての順位は#36アレジ、#19関口、#51松下、#15大津、#38阪口、#12塚越。予選2番手の#37宮田はスタートで出遅れて8位まで後退してしまった。
SCは4周目にピットイン。5周目からレースは再開される。するとその直前に2位を走っていた#19関口が最終コーナーで加速状態に入った直後にまさかのコースアウト。これで#51松下が2位に浮上し、#15大津弘樹(TEAM MUGEN SF19)が3位に。#19関口はすぐに戦列に復帰したものの8位に後退してしまった。
さらに6周目の1コーナーでは#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)が大外から#19関口を抜き去って8位に浮上すると、8周目の1コーナーで再びアウトから#14大嶋和也(NTT Communications ROOKIE SF19)を捉えて7位に浮上する
#19関口は第1ヘアピンで#7小高一斗(KCMG Elyse SF19)にも並びかけられるが、ここはなんとか押さえ込んだ。その#7小高を今度は最後尾スタートから着実に順位を上げてきていた#64大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が捉えて9位に浮上した。
その前方では#39阪口が8周めの第2ヘアピンで#15大津を捉えて3位に浮上。#37宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)も9周目の第2ヘアピンで#15大津を捉えて4位まで挽回してきた。大津はその次のコーナーで#12塚越広大(ThreeBond SF19)の先行をも許してしまうが、#12塚越はファイナルコーナースタンド手前で姿勢を乱してスピン、13位に後退してしまった。
これで5位に復帰した#15大津を今度は#16野尻が10周目の100Rでパスして5位に浮上した。
その後、トップが11周目に入ったところで雨足が強まったため、この日2度目のSCが入ったが、隊列が13周目に入ったところで赤旗が提示されてレースは中断となった。
この時点での順位はトップが#36アレジ、2位が#51松下、3位が#39阪口。以下#37宮田、#16野尻、#15大津と続いて#64大湯が7位だ。
またこの中断の間にレースダイレクターの判断でタイヤ交換が許可されることになり、12周目にピットインしてタイヤを交換した#6牧野以外はここでタイヤを交換してレース再開を待つことになった。
しかし中断の間に天候が悪化したため、大会審査委員会は午後4時30分にレースの終了を宣言。国際モータースポーツ競技規則により11周終了時点の順位がレース結果となり。各選手の獲得ポイントは通常の半分となった。
この結果、#36ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)が参戦2戦目にして初優勝を達成。赤旗提示まで2位を走行していた#51松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)に対してはレース後に、スタート手順違反があったとした5秒加算のペナルティがあったため、#39阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が2位、松下は3位という結果になった。
次戦の舞台は宮城県村田町のスポーツランドSUGO。6月20日決勝だ。
- 優勝したジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)のコメント
-
「チームに感謝したい。最初の優勝だけど、最後まで走り切って勝利を味わいたかったので残念な気もします。でも勝てたことは嬉しいし、引き続き頑張りたいと思います」
「母には電話でおめでとうと言ってもらいました。父とはまだ話していません」
「勝因は速いクルマ。チームスタッフがたくさん仕事をしてバランスの良い車を作ってくれました」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦 -RIJ- (2021/05/16) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 SUPER FORMULA Round 3 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD01F | 11 | 23'54.340 | - | - |
| 2 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD01F | 11 | 24'01.861 | 7.521 | 7.521 |
| 3 | *51 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX RACING TEAM Honda M-TEC HR-417E | 11 | 24'02.095 | 7.755 | 0.234 |
| 4 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD01F | 11 | 24'02.576 | 8.236 | 0.481 |
| 5 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 11 | 24'05.665 | 11.325 | 3.089 |
| 6 | 15 | 大津 弘樹 | TEAM MUGEN SF19 Red Bull MUGEN Team Goh Honda M-TEC HR-417E | 11 | 24'11.964 | 17.624 | 6.299 |
| 7 | 64 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 11 | 24'14.936 | 20.596 | 2.972 |
| 8 | 14 | 大嶋 和也 | NTT Communications ROOKIE SF19 NTT Communications ROOKIE TOYOTA TRD01F | 11 | 24'18.133 | 23.793 | 3.197 |
| 9 | 1 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 11 | 24'28.912 | 34.572 | 10.779 |
| 10 | *19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 11 | 24'30.352 | 36.012 | 1.440 |
| 11 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD01F | 11 | 24'33.071 | 38.731 | 2.719 |
| 12 | 12 | 塚越 広大 | ThreeBond SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 11 | 24'34.296 | 39.956 | 1.225 |
| 13 | *5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 11 | 24'36.545 | 42.205 | 2.249 |
| 14 | 6 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 11 | 24'40.556 | 46.216 | 4.011 |
| 15 | *4 | 中山 雄一 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD01F | 11 | 24'46.651 | 52.311 | 6.095 |
| 16 | *7 | 小高 一斗 | KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD01F | 10 | 22'37.812 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ---- |
| - | *38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD01F | 0 | | 11Laps | 10Laps |
| - | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 0 | | 11Laps | |
| - | 18 | 国本 雄資 | KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD01F | 0 | | 11Laps | |
- Fastest Lap: CarNo.15 野尻智紀(TEAM MUGEN SF19) 1'43.205 (6/11) 163.039km/h
- CarNo.38は、2021全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第15条1.1)違反(CarNo.20に接触)により、ドライビングスルーペナルティーを科したがリタイアのため未消化。
- CarNo,19,4,7は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.11(SC中のオーバーラン)により、競技結果に対し5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo.5は、2021全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第15条1.3)違反(CarNo.1に接触)により、競技結果に対し5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo.51は、2021全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第31条7.(スタート手順)違反により、競技結果に対し5秒加算のペナルティーを科した。
全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦のウォームアップ走行は、当初20分間に走行時間を延長して行われる予定だったが、開始から8分でアクシデントが発生したために赤旗中断となり、そのまま終了となった。
走行は午後1時30分に開始される予定だったが、直前になって雨足が強まったため、午後2時00分になってようやくコースオープンに。視界はかなり良好になったものの、路面はウェットだ。最終コーナー方向から強い追い風が吹いている中での走行となった。
開始から8分が経過したところで#37宮田が1'45.435でトップに立ったが、その直後に#6牧野任祐が13コーナーでコースアウト、ガードレールに突っ込んだために赤旗が出され、そのままセッションは終了となった。
2番手は#12塚越広大で1'45.568。ポールシッターの#36ジュリアーノ・アレジが1'46.444で3番手だった。
第3戦決勝はこのあと午後2時30分にグリッド試走を開始とアナウンスされており、おそらくスタート時刻も35分程度遅れる見込みだ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)第8戦は16日、オートポリスで決勝を行い、10周を走って2番グリッドからスタートした名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が優勝した。>
昨日行われる予定だった公式予選が決勝第7戦に振り替えられたため、スターティンググリッドは金曜日に行われた占有走行3回目のセカンドベストタイムで決定されることとなった。
スターティンググリッド
- 佐藤蓮(TODA FIGHTEX)
- 名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)
- 三宅淳詞(MAX RACING 320)
- ジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM'S 320)
- 河野駿佑(RS FINE K&N 320)
- 野中誠太(Kuoカローラ中京TOM'S 320)
- 平良響(Kuoカローラ中京TOM'S 320)
- DRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)
- 今田信宏(JMS RACING with B-MAX)
- SYUJI(B-MAX ENGINEERING 320)




昨日梅雨入りが発表された九州地方にある大分県のオートポリスは早朝より霧と雨。スタート進行は午前8時から始まる予定だったが、再三の延期の後、午後に行われる予定だった第9戦を中止とし、この枠で第8戦を行うこととなった。スタート時刻は午後12時25分、周回数も21周から14周に変更され、セーフティーカー(SC)先導でのスタートとなった。
決勝スタート、午後12時25分時点の天候は小雨、薄い霧で気温20.9度、路面温度21度。多くのドライバーはウェットタイヤを選択したが、ポールポジション(PP)の佐藤蓮(TODA FIGHTEX)、3番グリッドの三宅淳詞(MAX RACING 320)、9番グリッド・マスタークラスPPの今田信宏(JMS RACING with B-MAX)の3人はドライタイヤを選択してSC先導でグリッドを離れた。
しかしSC中に霧は濃くなり、さらに大粒の雨まで落ち始めた。これを見てドライタイヤの三宅は3周終りでピットインし、タイヤをウエットに交換し、最後尾で戦列に復帰する。
SC先導は延々と続き、トップ、ドライタイヤの佐藤はこのまま規定時間の30分でレース終了を待つ作戦を選択したようだが、無情にも8周目走行中には天候も若干回復し、ジェットコースターストレートでSCのルーフランプは消えた。
レースは9周目からようやく始まる。やはりドライタイヤの佐藤は苦しい。1コーナーではインから名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)に、アウトからジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM'S 320)にかわされ3位に落ちる。これでトップに立ったのは名取で2位にはアレジが続く。佐藤はこの後もウェットタイヤ勢に抜かれずるずると後退。3位には河野駿佑(RS FINE K&N 320)が上がってきた。
30分の規定時間があるためレースは10周で終了、実質2周で争われることとなった。ファイナルラップとなった10周目には最終セクションでトップ名取にアレジが肉薄するが、最後までアレジを押さえきった名取が優勝、2位にはアレジが入った。
3位には河野が続き、4位は平良響(Kuoカローラ中京TOM'S 320)、5位は野中誠太(Kuoカローラ中京TOM'S 320)、最後尾から追い上げた三宅は6位に入った。
マスタークラスはPPの今田がドライタイヤを選択したため、ウェットタイヤのSYUJI(B-MAX ENGINEERING 320)が優勝した。
このレースは本来14周で、75%を超える10周を消化したため入賞ドライバーにはフルポイントが与えられる。
SFLのオートポリス大会は昨日の第7戦、この第8戦の2戦で終了。次大会は6月19日、20日にスポーツランドSUGOで第10~12戦が行われる予定だが、ここで行われる予定だった第9戦の扱いは現在のところ未定である。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦 -RIJ- (2021/05/16) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 8 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 50 | | | 名取 鉄平 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 10 | 31'43.170 | - | - |
| 2 | 36 | | | ジュリアーノ・アレジ | Deloitte. TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 10 | 31'43.521 | 0.351 | 0.351 |
| 3 | 35 | | | 河野 駿佑 | RS FINE K&N 320 RS FINE TOYOTA TOM'S TAZ31 | 10 | 31'51.052 | 7.882 | 7.531 |
| 4 | 37 | | | 平良 響 | Kuoカローラ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 10 | 31'51.322 | 8.152 | 0.270 |
| 5 | 1 | | | 野中 誠太 | Kuoカローラ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 10 | 31'54.086 | 10.916 | 2.764 |
| 6 | 10 | | | 三宅 淳詞 | MAX RACING 320 Rn-sports SPIESS A41 | 10 | 32'01.731 | 18.561 | 7.645 |
| 7 | 30 | | | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING SPIESS A41 | 10 | 32'15.788 | 32.618 | 14.057 |
| 8 | 51 | M | 1 | SYUJI | B-MAX ENGINEERING 320 B-MAX ENGINEERING SPIESS A41 | 10 | 32'27.511 | 44.341 | 11.723 |
| 9 | *2 | | | 佐藤 蓮 | TODA FIGHTEX TODA RACING SPIESS A41 | 10 | 32'51.226 | 1'08.056 | 23.715 |
| 10 | 4 | M | 2 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING SPIESS A41 | 10 | 33'04.857 | 1'21.687 | 13.631 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ---- |
\
- Fastest Lap: CarNo.36 ジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM'S 320) 1'57.992 (10/10) 142.606km/h
- CarNo.2は、2021全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第15条1.3)(ストレート上での危険な行為)により、競技結果に30秒を加算し、ペナルティーポイント2点を科した。
大分県日田市のオートポリスで行われている、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は、朝に予定されていたフリー走行2回目のキャンセルをうけ、当初8分間で予定されていたスタート前のウォームアップ走行を、20分間に拡大して行うことが決定された。
大会審査委員会は5月16日午前11時00分にスタート手順表の改訂版を発行したが、それによると午後1時30分より午後1時50分までの20分間をウォームアップ走行に充て、午後1時55分よりグリッドへの試走を開始することになっている。これに伴い、スタート時刻は当初予定より5分遅れて午後2時20分にフォーメーションラップを開始する予定となっている。
オートポリスは現在も霧に包まれているが、すでに雨は止んでおり、徐々に視界も改善されていく方向にある。今後の状況によってはドライコンディションでの戦いとなる可能性も出てきた。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
大分県日田市のオートポリスで行われている全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第8戦の決勝は、天候不良によりスタート予定が大幅に遅れているが、12時25分より14周または最大30分間で開催されることが大会審査委員会より発表された。
第8戦決勝は当初の予定では午前8時25分より21周で行われる予定であったが、朝からの雨と霧で走行困難な状況となり、何度も予定が変更となっていた。このため、午前9時45分にエントラント代表者によるミーティングが行われ、12時30分にスタート予定だった第9戦については午前10時10分発行の公式通知で中止が発表された。
一方、第8戦についてはスタート手順表の改訂版が午前10時40分発行の公式通知で発行され、12時05分にグリッド試走を開始し、12時25分よりフォーメーションラップが開始されることになった。
しかしオートポリス周辺は依然として濃い霧に包まれており、予定通り進行されるかどうか見通しが立たない状況が続いている。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
5月16日、大分県日田市のオートポリスにて行われる予定だった全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦のフリー走行2回目は、残念ながら天候不良によりキャンセルとなった。
フリー走行は当初の予定では午前10時20分より30分間で行われる予定だったが、オートポリスは朝から濃い霧に包まれており、最初の走行となるスーパーフォーミュラ・ライツ第8戦のスタート進行が遅れに遅れる状況となった。
この影響で午前9時45分スタート予定だったTCRジャパンサンデーシリーズの決勝の中止が9時20分に発表された。
続いてスーパーフォーミュラ・ライツは午前9時45分から、スーパーフォーミュラについても午前10時にエントラント代表者によるミーティングが行われた結果、スーパーフォーミュラ・ライツ第9戦の決勝とスーパーフォーミュラのフリー走行2回目をキャンセルするとの公式通知が午前10時10分に発表された。
なお、今後の予定についてはまだアナウンスが出ていないが、コース上は現在も視界不良の状況が続いており、決勝レースが中止となる可能性も出てきている。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
本日行われる予定だった、TCRジャパン(TCRJ)サンデーシリーズ第2戦オートポリスは天候不良のためキャンセルされた。
昨日梅雨入りが発表された九州地方にある大分県のオートポリスは早朝より霧に覆われた。そのため午前8時からスタート進行が始まる予定だった全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第8戦が、再三の延期になり9時のTCRJスタート進行の時間にずれ込んだ。このため主催者はサンデーシリーズの開催を断念し9時20分、中止が発表された。
サンデーシリーズ第2戦は初参戦の三浦愛(DOME RACING)がポールポジションからスタートするなど注目を集めていた。中止になるのか他サーキットでの振り替えになるかは未定だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhisa SUEHIRO
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2021/05/15) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 JAF F4選手権 Round 4 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 13 | | | 宮下 源都 | 佐藤製作所★KK-ZS MYST KK-ZS | 1'22.498 | - | - | 156.506 |
| 2 | 19 | G | 1 | ハンマー 伊澤 | 令和雪合戦ハンマーR☆ハヤテ 疾風(ハヤテ) | 1'22.671 | 0.173 | 0.173 | 156.178 |
| 3 | 72 | | | 金井 亮忠 | チームNATS・正義・001 NATS 001 | 1'22.808 | 0.310 | 0.137 | 155.920 |
| 4 | 47 | | | 徳升 広平 | フジタ薬局アポロ電工高山短大 WEST 096 | 1'22.838 | 0.340 | 0.030 | 155.863 |
| 5 | 92 | | | 黒沼 聖那 | ファーストガレージ&Sウインズ B-MAX RK-01 | 1'23.610 | 1.112 | 0.772 | 154.424 |
| 6 | 55 | G | 2 | 河野 靖喜 | CMS★RN2000 TATUUS Formula RENAULT | 1'24.600 | 2.102 | 0.990 | 152.617 |
| 7 | 2 | G | 3 | 植田 正幸 | Rn-Sports制動屋KKZS MYST KK-ZS | 1'24.653 | 2.155 | 0.053 | 152.521 |
| 8 | 33 | G | 4 | 中島 功 | SHINSEI・KK TOKYO R&D RD10W | 1'24.678 | 2.180 | 0.025 | 152.476 |
| 9 | 86 | H | 1 | 川原 悠生 | ファーストガレージ&Sウインズ OSCAR SK97 | 1'24.754 | 2.256 | 0.076 | 152.340 |
| 10 | 99 | G | 5 | 武居 義隆 | CMS TATUUS Formula RENAULT | 1'25.175 | 2.677 | 0.421 | 151.587 |
| 11 | 8 | G | 6 | 米谷 浩 | KK・ヨネタニ Dallara F301 | 1'25.244 | 2.746 | 0.069 | 151.464 |
| 12 | 37 | | | 翁長 実希 | フジタ薬局アポロ電工MP/MT MOONCRAFT MC090 | 1'25.305 | 2.807 | 0.061 | 151.356 |
| 13 | 9 | G | 7 | KAMIKAZE | スーパーウインズ&ISP RENAULT(FR2000) | 1'26.802 | 4.304 | 1.497 | 148.745 |
| 14 | 0 | G | 8 | 渡辺 義人 | チームNATS・エクシズWXR WXR MK-2 | 1'30.263 | 7.765 | 3.461 | 143.042 |
| 15 | 6 | G | 9 | 酒井 貞幸 | スーパーウインズ&ISP ZAP F108 | 1'32.835 | 10.337 | 2.572 | 139.079 |
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2021/05/15) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2021 JAF F4選手権 Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 72 | | | 金井 亮忠 | チームNATS・正義・001 NATS 001 | 15 | 20'54.994 | - | - |
| 2 | 47 | | | 徳升 広平 | フジタ薬局アポロ電工高山短大 WEST 096 | 15 | 20'55.977 | 0.983 | 0.983 |
| 3 | 19 | G | 1 | ハンマー 伊澤 | 令和雪合戦ハンマーR☆ハヤテ 疾風(ハヤテ) | 15 | 21'10.948 | 15.954 | 14.971 |
| 4 | 13 | | | 宮下 源都 | 佐藤製作所★KK-ZS MYST KK-ZS | 15 | 21'14.790 | 19.796 | 3.842 |
| 5 | 99 | G | 2 | 武居 義隆 | CMS TATUUS Formula RENAULT | 15 | 21'37.746 | 42.752 | 22.956 |
| 6 | 33 | G | 3 | 中島 功 | SHINSEI・KK TOKYO R&D RD10W | 15 | 21'38.162 | 43.168 | 0.416 |
| 7 | 86 | H | 1 | 川原 悠生 | ファーストガレージ&Sウインズ OSCAR SK97 | 15 | 21'38.807 | 43.813 | 0.645 |
| 8 | 37 | | | 翁長 実希 | フジタ薬局アポロ電工MP/MT MOONCRAFT MC090 | 15 | 21'41.838 | 46.844 | 3.031 |
| 9 | 8 | G | 4 | 米谷 浩 | KK・ヨネタニ Dallara F301 | 15 | 21'44.817 | 49.823 | 2.979 |
| 10 | 9 | G | 5 | KAMIKAZE | スーパーウインズ&ISP RENAULT(FR2000) | 15 | 22'02.614 | 1'07.620 | 17.797 |
| 11 | 55 | G | 6 | 河野 靖喜 | CMS★RN2000 TATUUS Formula RENAULT | 15 | 22'04.895 | 1'09.901 | 2.281 |
| 12 | *2 | G | 7 | 植田 正幸 | Rn-Sports制動屋KKZS MYST KK-ZS | 15 | 22'12.572 | 1'17.578 | 7.677 |
| 13 | *92 | | | 黒沼 聖那 | ファーストガレージ&Sウインズ B-MAX RK-01 | 14 | 21'11.066 | 1Lap | 1Lap |
| 14 | 6 | G | 8 | 酒井 貞幸 | スーパーウインズ&ISP ZAP F108 | 13 | 20'59.703 | 2Laps | 1Lap |
| 15 | 0 | G | 9 | 渡辺 義人 | チームNATS・エクシズWXR WXR MK-2 | 10 | 21'16.048 | 5Laps | 3Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 10Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.13 宮下源都(佐藤製作所★KK-ZS) 1'22.498 (14/15) 156.506km/h
- CarNo.2,92は、2021 SUGO 4輪一般競技規則第6章第33条1.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.92は、2021 SUGO 4輪一般競技規則第7章第47条2.(ピットレーン出口速度違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.92は、2021 SUGO 4輪一般競技規則第7章第47条2.(ピット出口信号無視)により、訓戒のペナルティーを科した。
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第2戦 -RIJ- (2021/05/15) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 JAF F4選手権 Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 72 | | | 金井 亮忠 | チームNATS・正義・001 NATS 001 | R1'21.942 | - | - | 157.568 |
| 2 | 19 | G | 1 | ハンマー 伊澤 | 令和雪合戦ハンマーR☆ハヤテ 疾風(ハヤテ) | R1'22.114 | 0.172 | 0.172 | 157.237 |
| 3 | 47 | | | 徳升 広平 | フジタ薬局アポロ電工高山短大 WEST 096 | 1'22.466 | 0.524 | 0.352 | 156.566 |
| 4 | 92 | | | 黒沼 聖那 | ファーストガレージ&Sウインズ B-MAX RK-01 | 1'22.479 | 0.537 | 0.013 | 156.542 |
| 5 | 2 | G | 2 | 植田 正幸 | Rn-Sports制動屋KKZS MYST KK-ZS | 1'23.997 | 2.055 | 1.518 | 153.713 |
| 6 | 99 | G | 3 | 武居 義隆 | CMS TATUUS Formula RENAULT | 1'24.025 | 2.083 | 0.028 | 153.661 |
| 7 | 33 | G | 4 | 中島 功 | SHINSEI・KK TOKYO R&D RD10W | 1'24.280 | 2.338 | 0.255 | 153.196 |
| 8 | 86 | | | 川原 悠生 | ファーストガレージ&Sウインズ OSCAR SK97 | 1'24.482 | 2.540 | 0.202 | 152.830 |
| 9 | 8 | G | 5 | 米谷 浩 | KK・ヨネタニ Dallara F301 | 1'24.871 | 2.929 | 0.389 | 152.130 |
| 10 | 37 | | | 翁長 実希 | フジタ薬局アポロ電工MP/MT MOONCRAFT MC090 | 1'24.974 | 3.032 | 0.103 | 151.945 |
| 11 | 9 | G | 6 | KAMIKAZE | スーパーウインズ&ISP RENAULT(FR2000) | 1'25.509 | 3.567 | 0.535 | 150.995 |
| 12 | *13 | | | 宮下 源都 | 佐藤製作所★KK-ZS MYST KK-ZS | 1'26.495 | 4.553 | 0.986 | 149.273 |
| 13 | 0 | G | 7 | 渡辺 義人 | チームNATS・エクシズWXR WXR MK-2 | 1'28.392 | 6.450 | 1.897 | 146.070 |
| 14 | 6 | G | 8 | 酒井 貞幸 | スーパーウインズ&ISP ZAP F108 | 1'33.207 | 11.265 | 4.815 | 138.524 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 1'46.826)予選通過 ---- |
| - | 55 | G | 9 | 河野 靖喜 | CMS★RN2000 TATUUS Formula RENAULT | absence | - | - | - |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'22.413)を更新した。
- CarNo.13は、2021 SUGO4輪一般競技規則第7章第43条3.(ピット入口速度違反)により、罰金1万円のペナルティーを科した。
- 第3戦ポールポジション ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
-
「初めてのサーキットだから難しかったけど、グッドタイミングで走れていいタイムが出せた。本当に嬉しいです」
「今日の朝起きた時にはポールポジションを取る自信はなかった。もちろん頑張るつもりでしたけど、まさかポールが取れるとは思いませんでした。まだ実感がなくて今もドキドキしています。日本でいいチームに入ってスーパーフォーミュラも、スーパーフォーミュラ・ライツもレースできて本当に幸せです」
「今朝(のフリー走行は)はあまりリスクを取らずに走りました。SFLの決勝で、どこにリバーができるかを観察していたので、SFの予選にそれを生かしました。100Rのようなリスクのあるコーナーがどこなのかは事前には知らなかったので、まだまだ学んでいかないとと思いました」
「予選後はエンジニアと話す時間と、トイレに行く時間くらいしかなかったので、両親とはまだ話していません」
- 第3戦予選2位 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
-
「走り出した時は練習走行とは全くタイヤのグリップ感が違っていたので、エンジニアと話して合わせ込んだんですが、2位に終わってしまって悔しいです。鈴鹿からタイヤのグリップ感や温まり方が予想に反している症状が続いていて、そこにフラストレーションを感じています。タイヤのグリップ感が感じられないと、クルマのセットアップも進まないので」
「毎戦優勝することを目標に戦っているので、2戦続けて問題が起きるとフラストレーションはたまりますね。それでも最終的にここまでまとめ上げられたのはプラスだと思います」
「明日は2番手で、今日より激しい天候になることが予想されていますが、まずは生き残ることを前提にしたい。まずはチームメイト同士でぶつかってはいけないと思うので、そこに気を付けていいレースをしたいです」
- 第3戦予選3位 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)
-
「ウェットは元々得意なので、自信を持って練習走行に臨みましたが、オートポリスの雨に翻弄されてあれ?っという部分があり、エンジニアさんと話し合って予選に向けてセッティングを見直しました。終わってみれば同世代の選手と上位を分け合うことになり、そこは満足しています。序盤からクラッシュが続いていたので、予選ですけどマージンを持って走っていました」
「予選前にインタビューで『予選で前にいないと勝負権がないので怖い』と言っていましたが、なんとか前にいることができました。明日のスタートがスタンディング方式になるかSCスタートになるかは分かりませんけど、僕はチャンスがあると思っています」
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
2021年全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の決勝が5月15日、大分県日田市のオートポリスで行われ、第2戦に続いてスポット参戦している#36ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)が自身初のポールポジションを獲得した。



公式予選は朝から降り続く雨と霧の影響で開始時刻が遅れに遅れ、当初予定より45分遅れの午後3時35分になってようやくコースオープンとなった。路面は依然としてウェットだ。
また既報のとおり今回は通常のノックアウト方式ではなく40分間の計時予選で明日の決勝グリッドを決定することになった。なお予選上位3名には従来どおりの選手権ポイントが与えられる。
しかし始まってみれば濡れた路面に足を取られてスピンやコースアウトを喫するドライバーが続出、4度の赤旗中断となる大荒れの展開となった。
まずは#36アレジがコースオープンと同時に真っ先にコースイン。2周目に1'45.935を記録する。続いて#37宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)が1'45.891、#39阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が1'43.772、#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)は1'42.773で2周目を終えた。
しかし開始4分過ぎに#14大嶋和也(NTT Communications ROOKIE SF19)が100Rの先でコースアウト。激しくウレタンバリアに突っ込んだため、この予選で最初の赤旗中断となる。大嶋は自力でクルマを降りたが、フロアパネルに大きなダメージを負っており、アウトラップを走ったのみで大嶋は予選を終えることとなった。
この時点でのトップは #16野尻で1'42.773。#39阪口が1'43.772で2番手。#15大津弘樹(TEAM MUGEN SF19)が1'44.311で3番手につける。
車両回収ののち、予選は午後3時55分に再開された。残り時間は35分11秒だ。再び#36アレジを先頭にコースインしていく各車。この頃になると雨は止み、霧も晴れて空はやや明るくなってきた。
#36アレジは1'41.152。続いて#37宮田が1'39.808でトップに。#39阪口が1'40.032で2番手に続く。#36アレジは次の周で1'39.550を記録するが、それを#39阪口が1'39.270で上回り、さらに#19関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)が1'38.651でトップに浮上してきた。
しかしその直後に#4中山雄一(ORIENTALBIO KONDO SF19)がスピン。コースを塞ぐ形でストップしてしまったために2度目の赤旗が出された。残り時間は27分。この時点で#20平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)はセクター1でベストタイムを更新していたが、赤旗によってアタックの中断を余儀なくされた。#4中山のベストタイムは1'40.384で10番手につけていたが、彼もここで予選を終えてしまった。
4号車の回収ののち、午後4時9分に走行は再開。すかさず#37宮田が1'38.337を叩き出してトップに躍り出るが、その直後に#5福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5S SF19)がブリッジ下を通過したところでガードレールに突っ込んでしまったため、3度目の赤旗が出されることになった。残り時間は21分14秒だ。
走行は午後4時26分に再開されたが、ここで再び大粒の雨が路面を叩き始める。タイムアップは難しいかと思われたが、ここで#39阪口は1'38.511を記録して、この時点での2番手に。さらに#36アレジは1'38.252を叩き出し、チームメイトを上回ってトップに躍り出た。
続いて#64大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)もセクター1でベストタイムを更新してきたが、大湯は100Rで痛恨のスピンアウト。自力で走行を再開したものの、左フロントサスペンションに致命的なダメージを負ってしまった。このクラッシュによりウレタンバリアが損傷を受けたため、予選は4度目の赤旗中断となる。残り時間は15分32秒だ。
この時点でトップの#36アレジは赤旗原因となるリスクを回避するために残り12分でピットイン。この時点で3番手の#39阪口も走行を切り上げる。2番手の#36宮田は走行を続けたが、自己ベストを更新することともままならない状況で止むを得ずピットへ。他のドライバーも続々とピットに戻ってきて、残り時間が8分を切った時点でコース上には誰もいない状況となった。
その後#36アレジが一度コースインしたが、これは燃料を継ぎ足した状態で決勝に向けてのチェックを行なったとのこと。他のドライバーはピットにとどまったままで予選は終了した。
これにより#36アレジは参戦2戦目で早くもポールポジションを獲得。2番手の#37宮田とともにKuo VANTELIN TEAM TOM’Sがフロントローを独占して明日の決勝に臨む。
第3戦決勝は明日の午後2時15分より42周または最大75分間で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦 -RIJ- (2021/05/15) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2021 SUPER FORMULA Round 3 オートポリス 4.674km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD01F | 1'38.252 | - | - | 171.258 |
| 2 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD01F | 1'38.337 | 0.085 | 0.085 | 171.110 |
| 3 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD01F | 1'38.511 | 0.259 | 0.174 | 170.807 |
| 4 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'38.651 | 0.399 | 0.140 | 170.565 |
| 5 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD01F | 1'38.757 | 0.505 | 0.106 | 170.382 |
| 6 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'38.910 | 0.658 | 0.153 | 170.118 |
| 7 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'39.197 | 0.945 | 0.287 | 169.626 |
| 8 | 6 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'39.626 | 1.374 | 0.429 | 168.896 |
| 9 | 12 | 塚越 広大 | ThreeBond SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'39.721 | 1.469 | 0.095 | 168.735 |
| 10 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD01F | 1'40.145 | 1.893 | 0.424 | 168.020 |
| 11 | 15 | 大津 弘樹 | TEAM MUGEN SF19 Red Bull MUGEN Team Goh Honda M-TEC HR-417E | 1'40.585 | 2.333 | 0.440 | 167.285 |
| 12 | 1 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'40.766 | 2.514 | 0.181 | 166.985 |
| 13 | 51 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX RACING TEAM Honda M-TEC HR-417E | 1'40.823 | 2.571 | 0.057 | 166.890 |
| 14 | 18 | 国本 雄資 | KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD01F | 1'41.351 | 3.099 | 0.528 | 166.021 |
| 15 | 7 | 小高 一斗 | KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD01F | 1'41.521 | 3.269 | 0.170 | 165.743 |
| ---- 以上基準タイム(107% - 1'45.129)予選通過 ---- |
| - | *64 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | | | | |
| - | *4 | 中山 雄一 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD01F | | | | |
| - | *5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | | | | |
| - | *14 | 大嶋 和也 | NTT Communications ROOKIE SF19 NTT Communications ROOKIE TOYOTA TRD01F | | | | |
- CarNo.14,5,4,64は、2021全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第27条7.により、予選タイム抹消のペナルティーを科した。
TCRジャパンのサタデーシリーズ第2戦は15日、オートポリスで決勝を行い、予選2位からスタートしたヒロボン(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が雨の中10周を走り優勝を飾った。


レースは予定より20分遅れて午後2時25分、本降りの雨がコースに降り注ぐ中フォーメーションラップが始まった。予選3位の三浦愛(DOME RACING)と予選6位の大山正芳(ダイワN通商アキランドCIVIC)はエンジン交換のためそれぞれ7位と8位グリッドからのスタートとなった。
スタートを制したのはポールポジションの白坂卓也(若甦ドリームドライブwith KCMG)。予選2位のヒロボン(バースレーシングプロジェクト【BRP】)とのバトルを制し1コーナーをトップのまま通過。2位にはヒロボンが、3位には加藤正将(Audi Team Mars)が続く。
トップに立った白坂だったが、オープニングラップの100Rでコースアウトして大きく順位を落とす。また、大蔵峰樹(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)もコースアウトと波乱の幕開けとなった。
これでトップに立ったのはヒロボン、2位には加藤が上がるが、2周目には後方から追い上げてきた三浦にパスされ3位に落ちる。
2位に上がった三浦はさらにトップのヒロボンを追う。3周目にはその差を0秒3とし、最終セクションで背後まで迫るがストレートの速いヒロボンにメインストレートで離されパスする決め手がない。
ヒロボンと三浦の一進一退の攻防だったが、結局10周を回って三浦を抑えきったヒロボンが優勝、2位には三浦が入った。
3位にはトップ2台から大きく離された加藤が付けていたが、その後方から猛然と追い上げてきたのは序盤にコースアウトで後退した白坂だった。白坂はときに加藤より5秒前後速いラップで一時は30秒近くあった差を削り始める。
加藤と白坂の差は3周目に22秒、4周目に15秒、5周目に11秒、6周目には2秒を切った。この流れで白坂が加藤をあっさりパスすると思われたが、ここから加藤もペースアップ。最終ラップまで白坂を押さえ込んだ加藤が3位に入った。

サンデーシリーズ決勝は、明日16日午前9時45分より20分+1周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE
全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦 -RIJ- (2021/05/15) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 2 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Driver | Maker Model Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 19 | ヒロボン | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 10 | 23'51.512 | - | - |
| 2 | 97 | 三浦 愛 | Honda CIVIC TCR DOME RACING | 10 | 23'52.164 | 0.652 | 0.652 |
| 3 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS3 LMS Audi Team Mars | 10 | 24'03.114 | 11.602 | 10.950 |
| 4 | 45 | 白坂 卓也 | Honda CIVIC TCR 若甦ドリームドライブwith KCMG | 10 | 24'03.522 | 12.010 | 0.408 |
| 5 | 71 | 大山 正芳 | Honda CIVIC TCR ダイワN通商アキランドCIVIC | 10 | 25'33.723 | 1'42.211 | 1'30.201 |
| 6 | 10 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau IDI GOLF TCR | 10 | 26'03.877 | 2'12.365 | 30.154 |
| 7 | 17 | 鈴木 建自 | Audi RS3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 9 | 24'25.585 | 1Lap | 1Lap |
| 8 | 73 | 大蔵 峰樹 | Alfa Romeo Giulietta Veloce TCR M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | 9 | 26'04.308 | 1Lap | 1'38.723 |
| ---- 以上規定周回数(75% - 7Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.19 ヒロボン(バースレーシングプロジェクト【BRP】)2'13.819 (9/10) 125.740km/h
全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は5月15日、第3戦が開催されている大分県日田市のオートポリスで恒例のサタデーミーティングを開催した。
ミーティング は今回も新型コロナウィルス対策としてZoomを用いたリモート方式で行われ、倉下明(JRP代表取締役社長)、上野禎久(JRP取締役) の両名が出席した。
まずは倉下社長より、第3戦の開催を決断した経緯について説明があった。
先日スーパーGT第3戦の開催延期がGTアソシエイションと鈴鹿サーキットから発表になったばかりだが、スーパーフォーミュラは今週末の第3戦を予定通り開催することになった。
この決断をするにあたっては、これまで関係各位の協力を得て検討を重ねてきたが、最終的には主催者であるオートポリスからの要望があったこと、地元の理解が得られたこと、そして医師団の尽力により医療体制が構築できたことが決め手になったという。
今後の開催については、次戦の舞台となるスポーツランドSUGOとはすでに話し合いを始めており、今回と同様に地元の理解と医療体制の構築、そして緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を踏まえたJAFのガイドラインに従って判断していくという。
それ以降の開催サーキットにおいても同様の手続きを踏んで判断していくことになるとのことだ。
上野取締役からは今大会の予選、決勝の運用についての説明がなされた。
公式予選については既報の通り、今大会はノックアウト方式ではなく40分間の計時予選とすることが決まっている。これは天候の悪化を考慮し、競技団との話し合いの結果決まったという。
明日の決勝についても今後の天候の変化を踏まえて対応してくことになるとのことだ。
SF第3戦の公式予選は午後2時50分に開始。決勝は明日の午後2時15分より42周または75分間で行われる予定だ。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
- 第7戦優勝 三宅淳詞(Rn-sports)
-
「今回は雨のレースになりました。オートポリスの雨は荒れるということで、監督の(田中)哲也さんに危ないポイントを事前に教えていただいたことが生きて優勝できたという感じです。苦手なSCスタートでしたが、運良くいけました」
「名取選手が前を走っていたので、危ないポイントを後ろから見られたのが良かったですし、SCスタートも佐藤選手のコースアウトを見ていたので慎重に行くことができました」
「雨が得意ということはないんですが、タイムも良かったので。チーム的にはいい方向に行ってると思うので、次はドライでもトップ争いに加われるように頑張ります」
「明日も雨っぽいので、自爆せずに自分の走りをして、残り2戦も優勝を狙っていきます」
- 第7戦決勝2位 ジュリアーノ・アレジ(TOM'S)
-
(日本語でコメント)「スターティングポジションが良くなかったので、2番は嬉しいですけど、まだ色々インプルーブすべきことはあります。でも初めての雨でこの結果は嬉しいです」
「スーパーフォーミュラでフリー走行ができたのは有利になったかもしれません。ただスーパーフォーミュラではここまで川が出来ていませんでしたし、そもそも違うクルマですので」
「明日のコンディションはわからないんですが、2番から頑張りたいです」
- 第7戦決勝3位 河野駿佑(RS FINE)
-
「5番手スタートからでしたが、グリッドまでの試走であっさりハイドロでスピンしてしまいました。でも試走の3ラップで(僕は)川の状況などが分かったのですが、前の人たちはわかっていないだろうなと思っていました。トップがスタート前にハイドロでスピンしましたが、僕は生き残ることを優先して頑張りました。この雨で非常に辛いレースでしたが、生き残れて良かったです」
(先日のスーパーGTでも優勝しているが)「今回のレースは本当に運が良かったです。いい流れに乗るのは大事ですけど、実力をつけていく必要があると思います。表彰台に上がれたことでいい流れに乗れたと思うので、その流れに乗って明日も頑張ります」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)第7戦は15日、オートポリスで決勝を行い、雨で荒れた展開の中11周を周り三宅淳詞(MAX RACING 320)が優勝した。>
SFL公式予選は午前11時20分より行われる予定だったが、大会審査委員会は10時10分に公式通知を出し、荒天のため予選はとりやめ、第7戦の決勝を11時35分より14周で行うと発表した。
そのためスターティンググリッドは昨日行われた3回目の占有走行でのタイム順とされた。
スターティンググリッド
- 佐藤蓮(TODA FIGHTEX)
- 名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)
- 野中誠太(Kuoカローラ中京TOM'S 320)
- 三宅淳詞(MAX RACING 320)
- 河野駿佑(RS FINE K&N 320)
- 平良響(Kuoカローラ中京TOM'S 320)
- DRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)
- 今田信宏(JMS RACING with B-MAX)
- ジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM'S 320)※エンジン交換のため5グリッド降格
- SYUJI(B-MAX ENGINEERING 320)


午前11時35分前、各マシンがグリッドに付きフォーメーションラップの開始を待ったが、雨が強くなったため10分間のディレイが宣言された。しかし雨脚は弱まることなく、再度延長された後、11時54分よりセーフティーカー(SC)先導でのスタートが切られた。
SCのルーフランプは3周目のジェットコースターストレートで消灯。4周目からレースが再開されることとなったがこのSC中になんとトップ佐藤蓮(TODA FIGHTEX)がリスタートに向け加速中にスピンしてコースアウト、大きく後退した。
SCが退きレースは4周目から始まった。佐藤が消えたためトップに立った名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)がそのまま1コーナーに侵入。2位には野中誠太(Kuoカローラ中京TOM'S 320)をインからパスした三宅淳詞(MAX RACING 320)が、3位に野中、4位には河野駿佑(RS FINE K&N 320)が続く。
この周、なんとトップを走る名取も第2ヘアピン手前でスピンしてコースアウト。1周を待たずに再びSCが導入されることとなった。
この時点でのオーダーは、トップ三宅、2位野中、3位河野、4位平良響(Kuoカローラ中京TOM'S 320)、5位DRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)、6位にはジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM'S 320)が上がってきた。
SCは7周を回ってピットイン、レースは8周目から再開された。上位陣はそのままの順位で1コーナーへ。ここではアレジがDRAGONをアウトからかわして5位に上がる。
まだまだ荒れた展開は続く。6位のDRAGONはスピンして、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が6位に上がる。2位を走る野中もさゆりんブリッジ手前でスピンしてコースアウト。これで2位に上がった河野の直後を走っていた平良も最終コーナーをオーバーランと多くのドライバーが雨に足をすくわれる。
9周目の1コーナーから2コーナーにかけては3位を走っていたアレジが河野をアウトから攻略して2位に上がる。
ここで3度目のSCが導入される。この時点でトップは三宅、2位にアレジ、3位に河野、4位平良、5位には再スタートを切った名取、6位にはマスタークラストップの今田と続く。
レースはSCの隊列が10周目のフィニッシュラインを通過した直後に規定時間の30分を経過。レースはSC先導のまま11周で終了した。
優勝した三宅は2勝目、前回優勝も雨だったためまさにレインマイスターとなった。
第8戦決勝は明日16日午前8時25分より21周で、第9戦決勝は同日午後0時30分より14周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦 -RIJ- (2021/05/15) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 7 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 10 | | | 三宅 淳詞 | MAX RACING 320 Rn-sports SPIESS A41 | 11 | 32'45.151 | - | - |
| 2 | 36 | | | ジュリアーノ・アレジ | Deloitte. TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 11 | 32'45.536 | 0.385 | 0.385 |
| 3 | 35 | | | 河野 駿佑 | RS FINE K&N 320 RS FINE TOYOTA TOM'S TAZ31 | 11 | 32'46.010 | 0.859 | 0.474 |
| 4 | 37 | | | 平良 響 | Kuoカローラ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 11 | 32'47.558 | 2.407 | 1.548 |
| 5 | 50 | | | 名取 鉄平 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 11 | 32'49.991 | 4.840 | 2.433 |
| 6 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING SPIESS A41 | 11 | 32'51.263 | 6.112 | 1.272 |
| 7 | 51 | M | 2 | SYUJI | B-MAX ENGINEERING 320 B-MAX ENGINEERING SPIESS A41 | 11 | 32'57.055 | 11.904 | 5.792 |
| 8 | 30 | | | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING SPIESS A41 | 11 | 33'11.617 | 26.466 | 14.562 |
| 9 | *2 | | | 佐藤 蓮 | TODA FIGHTEX TODA RACING SPIESS A41 | 10 | 33'17.984 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ---- |
| - | 1 | | | 野中 誠太 | Kuoカローラ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 7 | 22'01.138 | 4Laps | 3Laps |
- Fastest Lap: CarNo.10 三宅淳詞(MAX RACING 320) 2'05.581 (8/11) 133.088km/h
- CarNo.2は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.11違反(SC中のスピンコースアウト)により、競技結果に30秒を加算した。
2021年全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦のフリー走行1回めが5月15日、大分県日田市のオートポリスで行われ、#64大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)がトップタイムを記録した。

4月の開幕から3戦めを迎えた全日本スーパーフォーミュラ選手権だが、
第1戦、第2戦を欠場した小林可夢偉(KCMG)、第2戦を欠場した中嶋一貴(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)は世界耐久選手権(FIA WEC)出場の影響で今大会も欠場となったため、#7KCMG Elyse SF19は小高一斗、#36Kuo VANTELIN TOM'S SF19はジュリアーノ・アレジがドライブすることとなった。
同様にFIA WECに出場したタチアナ・カルデロン(ThreeBond Drago CORSE)も今大会を欠場することになり、こちらは塚越広大が#12ThreeBond SF19をドライブする。
一方、体調不良のため開幕2戦を欠場した#6牧野任祐(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)はこのレースからようやく復帰してきた。
そうしたなか、フリー走行は午前9時30分より90分間で行われた。天候は曇り。朝から降っていた小雨はコースオープン時には止んでいたが、路面はウェットだ。
開始直後には#39阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)がファイナルコーナースタンド前でスピン。これを回避しようと#1山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)がコースを飛び出す場面が見られたが、両者とも自力で走行を再開した。
続いて開始10分で#51松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)がスピン。こちらはコース上でエンジンが停止してしまったためにフリー走行はここで赤旗中断となった。
この時点でのトップは#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)で1'38.763。2番手は#5福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5S SF19)で1'39.009。#64大湯都史樹が1'39.584で3番手につける。
51号車の回収ののち、走行は9時47分に再開された。残り時間は73分だ。
再開と同時に空からは大粒の雨が。
しかしそれにもかかわらず#19関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)が1'39.111とタイムを上げて4番手に浮上してきた。
続いて#20平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)も1'38.762を叩き出してトップに躍り出るが、その直後に#64大湯都史樹が1'37.589でトップに。残り時間は66分だ。
その後は雨足が強まってきたため、全車がピットインして天候の回復を待つこととなる。
残り時間が46分を切ったところで#19関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)が再びコースへ。#36ジュリアーノ・アレジもそれに続くが、とてもアタックできるコンディションではなかったため、二人ともすぐにピットへ戻ってきた。
その後、残り時間が30分を切ったあたりから走行を再開するドライバーが徐々に出始め、残り時間が15分を切る頃には雨も小ぶりになってきたものの、タイムアップを期待できるコンディションには程遠い状況。
それでも果敢にタイムアップに挑んだ前年王者の#1山本だったが、残り時間間もなく1分というところで惜しくも第2ヘアピンでスピンアウト。グラベルに捕まってストップしてしまったため、この日2度めの赤旗が提示され、フリー走行はそのまま終了となった。
これにより、トップは#64大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)で1'37.589。2番手は#20平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)で1'38.762。3番手は#16野尻智紀で1'38.763という結果となった。
第3戦の公式予選は午後2時50分より40分間の計時予選として行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦 -RIJ- (2021/05/15) Free Practice 1 Weather:Rain Course:Wet
2021 SUPER FORMULA Round 3 オートポリス 4.674km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 64 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.589 | - | - | 172.421 |
| 2 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'38.762 | 1.173 | 1.173 | 170.373 |
| 3 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'38.763 | 1.174 | 0.001 | 170.371 |
| 4 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'38.792 | 1.203 | 0.029 | 170.321 |
| 5 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'39.009 | 1.420 | 0.217 | 169.948 |
| 6 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD01F | 1'39.115 | 1.526 | 0.106 | 169.766 |
| 7 | 51 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX RACING TEAM Honda M-TEC HR-417E | 1'39.471 | 1.882 | 0.356 | 169.159 |
| 8 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD01F | 1'39.554 | 1.965 | 0.083 | 169.018 |
| 9 | 1 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'39.966 | 2.377 | 0.412 | 168.321 |
| 10 | 14 | 大嶋 和也 | NTT Communications ROOKIE SF19 NTT Communications ROOKIE TOYOTA TRD01F | 1'40.039 | 2.450 | 0.073 | 168.198 |
| 11 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD01F | 1'40.062 | 2.473 | 0.023 | 168.160 |
| 12 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD01F | 1'40.259 | 2.670 | 0.197 | 167.829 |
| 13 | 6 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'40.660 | 3.071 | 0.401 | 167.161 |
| 14 | 15 | 大津 弘樹 | TEAM MUGEN SF19 Red Bull MUGEN Team Goh Honda M-TEC HR-417E | 1'40.714 | 3.125 | 0.054 | 167.071 |
| 15 | 4 | 中山 雄一 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD01F | 1'40.775 | 3.186 | 0.061 | 166.970 |
| 16 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD01F | 1'40.818 | 3.229 | 0.043 | 166.899 |
| 17 | 12 | 塚越 広大 | ThreeBond SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'41.349 | 3.760 | 0.531 | 166.024 |
| 18 | 18 | 国本 雄資 | KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD01F | 1'42.233 | 4.644 | 0.884 | 164.589 |
| 19 | 7 | 小高 一斗 | KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD01F | 1'42.819 | 5.230 | 0.586 | 163.651 |
大分県日田市のオートポリスにて開催されている全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は、朝からあいにくの雨に見舞われており、今後もさらなる天候の悪化が予想されている。
このため、大会審査委員会と大会事務局は午前8時00分に公式通知を出し、今大会の予選方式を従来のノックアウト方式ではなく、40分間の計時予選に変更することを発表した。
予選開始時刻は午後2時50分だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
TCRジャパンシリーズは15日、オートポリスで公式予選を行い、サタデーシリーズは白坂卓也(若甦ドリームドライブwith KCMG)が、サンデーシリーズは三浦愛(DOME RACING)がポールポジションを獲得した。
オートポリスは予報通り早朝より雨、高地のため涼しい中でTCRジャパンシリーズのサタデーシリーズとサンデーシリーズの公式予選が行われた。
■サタデーシリーズ
サタデーシリーズの予選は午前8時35分より15分間で行われた。
ここでは白坂卓也(若甦ドリームドライブwith KCMG)が2周目に2分8秒927でトップに立つと、そのタイムを4周目に8秒237まで伸ばし、2位以下を1秒弱ちぎってポールポジションを獲得した。
2位にはヒロボン(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が、3位にはシリーズ初参戦の三浦愛(DOME RACING)が僅差で続いた。
なお3位の三浦はエンジン交換のため7番グリッドからのスタートとなる。
■サンデータデーシリーズ
サタデーシリーズに続き10分間のインターバルで午前9時より15分間で公式予選が行われた。
ここではまずヒロボン(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が2周目に2分8秒262を出しトップに立つ。2位には白坂が続くが、
3周目に2分7秒986をたたき出した三浦が一気にトップに浮上。そのままポールポジションを決めた。
2位にはタイム更新ならなかったヒロボンが、3位には白坂が入った。
決勝はサタデーシリーズが本日15日午後2時5分より20分+1周で、サンデーシリーズが明日16日午前9時45分より20分+1周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhro NOINE
全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦 -RIJ- (2021/05/15) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2021 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 2 オートポリス 4.674km
| Pos | № | Driver | Maker Model Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 97 | 三浦 愛 | Honda CIVIC TCR DOME RACING | 2'07.986 | - | - | 131.471 |
| 2 | 19 | ヒロボン | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 2'08.262 | 0.276 | 0.276 | 131.188 |
| 3 | 45 | 白坂 卓也 | Honda CIVIC TCR 若甦ドリームドライブwith KCMG | 2'08.293 | 0.307 | 0.031 | 131.156 |
| 4 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS3 LMS Audi Team Mars | 2'09.450 | 1.464 | 1.157 | 129.985 |
| 5 | 73 | 大蔵 峰樹 | Alfa Romeo Giulietta Veloce TCR M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | 2'09.641 | 1.655 | 0.191 | 129.793 |
| 6 | 71 | 大山 正芳 | Honda CIVIC TCR ダイワN通商アキランドCIVIC | 2'11.190 | 3.204 | 1.549 | 128.260 |
| 7 | 17 | 鈴木 建自 | Audi RS3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 2'11.390 | 3.404 | 0.200 | 128.065 |
| 8 | 10 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau IDI GOLF TCR | 2'13.365 | 5.379 | 1.975 | 126.168 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'20.784)予選通過 ---- |
全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦 -RIJ- (2021/05/15) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2021 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 2 オートポリス 4.674km
| Pos | № | Driver | Maker Model Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 45 | 白坂 卓也 | Honda CIVIC TCR 若甦ドリームドライブwith KCMG | 2'08.237 | - | - | 131.213 |
| 2 | 19 | ヒロボン | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 2'09.211 | 0.974 | 0.974 | 130.224 |
| 3 | *97 | 三浦 愛 | Honda CIVIC TCR DOME RACING | 2'09.412 | 1.175 | 0.201 | 130.022 |
| 4 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS3 LMS Audi Team Mars | 2'09.546 | 1.309 | 0.134 | 129.888 |
| 5 | 73 | 大蔵 峰樹 | Alfa Romeo Giulietta Veloce TCR M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | 2'09.877 | 1.640 | 0.331 | 129.556 |
| 6 | *71 | 大山 正芳 | Honda CIVIC TCR ダイワN通商アキランドCIVIC | 2'11.367 | 3.130 | 1.490 | 128.087 |
| 7 | 17 | 鈴木 建自 | Audi RS3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 2'13.348 | 5.111 | 1.981 | 126.184 |
| 8 | 10 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau IDI GOLF TCR | 2'15.099 | 6.862 | 1.751 | 124.549 |
| --- 以上基準タイム(110% - 2'21.060)予選通過 ---- |
- CarNo.97,71は、2021 TCR JAPAN SERIES競技規則18-1.d)(エンジン交換)により、最後尾からのスタートとする。

昨シーズンはコロナの影響で5月の富士ラウンド開催が見送られたため、今シーズンは2年ぶりにゴールデンウィークに開催される富士500kmレースとなった。天候にも恵まれ、久しぶりのロングレースを楽しもうと大勢の観客が訪れていた。
5/3 予選日
開幕戦の後、Arnage Racingは富士ラウンドに向けて、2回の公式テストと岡山レースのセットを再考し、持ちうるベストのセットを持ち込んでいた。
またガレージでは長丁場に備えて、プロペラシャフトから、ドライブシャフト、インプットシャフト、クラッチ、ギア、ポジションセンサに至るまで、駆動系のライフパーツを一新、入念にメンテナンスを行った。
予選日の朝は雲ひとつない晴天に恵まれ、4月に逝去された土屋春雄氏への黙祷の後、9時5分から公式練習が始まった。走り出しは柳田選手で、加納選手と交代しながらマシンのフィーリングを確認した後、セットの確認を行った。
持ち込みセットの評価はまずまずだったが、路面状況や周囲の車両との兼ね合いから考慮すべき点もあり、チームは何度もマシンをピットに入れてダンパーやスタビなど、足回りを中心に細かいセッティングを繰り返した。
セットがある程度落ち着いてきたところで、今回の公式練習の要となる空力系のテストを行った。決勝に向けて、少しでもコーナリング速度を上げて戦闘力をアップするため、ウイングを中心にいくつかの方向性が検討された。またチームは同時に、決勝のタイヤとしてH(ハードタイヤ)-Hの他に、H-MH(ミディアムハードタイヤ)のコンビネーションも持ち込み、タイヤのテストも行った。
検討の結果、決勝スタート時の路面温度が上がることを考慮し、決勝スタートタイヤとなる予選タイヤを4輪ともHに決めた。そして、コーナリング速度のアップを図るため、公式練習後のインターバルに足回りのセットチェンジを行い、予選に臨むこととなった。
14時30分、300クラスから予選がスタートした。
今大会もBグループから出走するArnage Racingは柳田選手がQ1を担当。柳田選手は慎重にタイヤに熱を入れ、タイミングを見計らって5Lap目、1’37.924をマークしてQ1を終了した。
上位マシンが1分35秒台を叩き出す中、今大会もQ2進出は叶わず、Arnage Racingは23番グリッドからの決勝スタートとなった。決して高順位ではないが、柳田選手自身が目標としていた1分37秒台を、レースを見据えたH-Hタイヤでクリアすることができたことは、決勝に向けての好材料と言える。
セットアップの方向性が定まり、レースに向けての感触は非常に良くなってきたが、まだ満足のいくものではなかった。
5/4決勝日
決勝日も雨の心配が全くない、初夏を思わせる気持ちのいい晴天に恵まれた。
予選後のドライバーのコメントをもとに、チームはコーナリングのフィーリングをさらにアップすべく、足回りと空力系に再度セットチェンジを入れて、決勝前のウォームアップ走行に臨んだ。
しかし、変更したセットには全く効果が見られず、それどころかドライバーがアンダーステアを訴える事態となってしまった。決勝前ギリギリのタイミングだったが、予想外のフィーリングの豹変に、チームは原因がわからないまま、再びセットを全て昨日の予選後の状態に戻すこととなった。
14時30分から、500kmの長丁場となるレースがスタート。
スタートドライバーを任された柳田選手が、23番手から追い上げを開始する。柳田選手はスタートでポジションを落とすも、2Lap目に出たSC後は安定したペースで走行、前方のマシンとのギャップを少しずつ縮めていく。
今大会ではドライバー交代を伴う最低2回のピットインが義務付けられているため、7周目あたりから1回目のルーティンピットを敢行するチームが出始める。
スティント序盤アンダーステアを訴えていた柳田選手だったが、路面温度が少し落ち着いてきたスティントの中盤以降は、1分39秒台後半から40秒台の粒の揃ったタイムで周回を重ね、見かけ上の順位を少しずつ上げていった。
Arnage Racingは予定通り柳田選手のスティントを引っ張り、34Lap目に見かけ上8番手で1回目のルーティンピットのため、マシンをピットに呼び戻す。チームは迅速なピットワークで左側のみタイヤを交換、満タンに給油を行って、第2スティントを担当する加納選手をコースに送り出した。
26番手でレースを再開した加納選手は開幕戦でも見せた気迫のこもった走りを展開する。
加納選手はユーズドの右側タイヤをうまくマネージメントしながら、前方の9号車にジリジリと迫り、ついに57Lap目にオーバーテイク。65Lap目の2回目のルーティンピットまで31周を激走する。
ピットイン直前の無線で、加納選手はユーズドの右側タイヤが第3スティントでも使用に堪えうることを伝えていた。ピットタイムを稼ぐ作戦として再度左側2輪交換も可能だったが、チームは第3スティントの柳田選手と協議し、また、路面温度が下がってきていることも考慮して、タイヤ4輪を交換してリアにMHタイヤを投入する作戦を採り、最後のスティントのタイムアップに賭ける道を選択した。
加納選手は65Lap目に見かけ上15番手でピットイン、柳田選手に最終スティントのステアリングを委ねた。
24番手でコースに復帰した柳田選手の激走が始まる。
路面温度は24℃。スタート時を10℃近く下回る路面温度に、チームのチョイスしたMHタイヤはパフォーマンスを発揮して、柳田選手は1分39秒台前半の好ペースで走行。ライバルチームのアクシデントなどに乗じて少しずつ順位を上げる。途中84Lap目7号車にオーバーテイクされるも、ジリジリと毎Lapギャップを縮める好走を見せ、残り8Lapとなる94Lap目に今大会ベストとなる1’38.768を叩き出す。
そしてファイナルとなる101Lap目、21位でチェッカーを受けることができた。
Arnage Racingが目指しているチームポイント3獲得には惜しくも1Lap足りず、2ポイントの獲得となったが、加納、柳田の両ドライバーがミスなく手堅い走りをしたおかげで、2年ぶりのロングレースを無事に走り抜くことができた。そしてこの2ポイント獲得で、岡山、富士の2レース合計のチームポイントは5ポイントとなり、Cグループの中では単独トップとなった。
Arnage Racing

雨の中、18周の決勝がスタートした
2021年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦決勝は5月5日(水)に筑波サーキットで開催され、66号車・野島遼葵(Deep-R・10V ED)が初優勝を飾った。
朝の予選は曇天の下で行われたが、予報よりかなり早く午前11時頃から雨が降り始め、決勝が始まる午後1時までの間降ったり止んだりを繰り返す状態。パドックでは各車カバーがかけられ、ドライタイヤで行くかレインタイヤで行くか、チームは気象情報と雲行きを眺めつつの思案が続く。マシンの走行が続くコース上は湿っている程度で、結局全車がスリックタイヤでコースインを始める。
しかしながらこのタイミングで雨足が早くなり、コントロールタワーからは「ウエットレース」の宣言が出され、各チームはコースインしたマシンを追うようにレインタイヤを運んでグリッドへ向かう。
スタート進行の僅かな時間で各車慌ただしくレインタイヤへの交換作業を行うが、その中でフロントロウ2番グリッドの7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)は運び込んだレインタイヤではなくスリックタイヤを選択。路面の濡れが少ない序盤でトップに立とうという勝負に出た。

ドライタイヤを選択した予選2位の本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)順位を落とす

17周目、Rockyと本間隆史が第1ヘアピンで接触

優勝は野島遼葵(Deep-R・10V ED)

決勝2位は安田航(Fガレージ&SウインズSII)

決勝3位は秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)

決勝4位は澤井良太朗(ELEVレーシングドリームED)

決勝5位は竹上裕樹(餃座流星群FER KKSII)

決勝6位はRocky(オートルックRocky)

決勝7位は松田大輝(K-TACK RaiseUP)
各車1周のフォーメーションラップでグリッドに戻りレーススタート。スリックタイヤの本田はやはり蹴り出しが弱く1コーナーまでに後続車に吞み込まれて4位にドロップ、ポールスタートの52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)の後ろには3番手スタートの野島、4番手スタートの3号車・秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)が続きトップグループを形成する。4位以下は本田がフタをする形で上位3台から大きく引き離されてオープニングラップを終える。
そんな中で順位を上げたのが予選7番手だった46号車・本間隆史(MATRacing10VED)と、予選9番手だったレース2戦目の91号車・澤井良太朗(ELEVレーシングドリームED)で、レインコンデションでのスタートラップで前車を抜き、5位、6位に進出する。
2周目、トップ安田と野島のギャップは0.389秒とテール・ツー・ノーズ状態でコントロールラインを通過。一方3位秋山はやや離され2.126秒差。本田はこの周も順位を落とし8位まで下がり、代わって本間、澤井が4位、5位。しかし秋山とはかなり差が開いている。
そして3周目に入り野島のプレッシャーに屈したか首位安田はダンロップブリッジ先の左80Rコーナーで姿勢を乱してコースアウトを喫し、野島を前に出してしまう。からくも2位を守った安田だが野島とは2.294秒の差がつき、後ろから0.255秒差で秋山に追い立てられる。
野島はここぞとばかりファステストラップを連発して安田を突き放しにかかり、安田は秋山の追撃は振り切ったが野島とは僅かずつギャップが拡がっていく。
後方では4位争いが激しくなり、6周目の終わりに0.281秒差で本間を追う澤井の後方に0.472秒差で今回3年ぶりに筑波シリーズ戦に参戦した11号車・Rocky(オートルック Rocky)が迫り三つ巴の様相に。7周目には澤井が本間の攻略に成功して4位に進出。前回デビュー戦ではスタート直後にS字でスピン~クラッシュして最下位完走と雨のレースの洗礼を受けた澤井だったが、今回は見違えるように安定した走りで大きく順位を上げてきた。
レースの中盤を迎えて野島は安田とのギャップを4.5秒前後で維持し、この2台が飛びぬけて速く3位秋山はスピンもあって13秒近く後方に離され、4位澤井とも10秒近い差で単独走行。その澤井の2.2秒後方では本間とRockyの5位争いが続く展開。
11周目には後方に沈んでいた39号車・金沢太景(スマイルマックス NRS sII)が、第2ヘアピンの進入でスピンしてイン側のグリーンに飛び込み、スポンジバリアを飛ばしながら今度はアウト側へ出てフロントからクラッシュ。脱出には成功したがフロントを大きく損傷してピットインした。
野島はトップに立ってからは終始安定したペースで安田との差をコントロールした状態で終盤を走り切り、トップでチェッカードフラッグを受けて筑波スーパーFJシリーズ戦初優勝を飾った。2位は安田、2戦連続ポールスタートから2位フィニッシュと悔しい結果になった。3位は秋山でマスターズクラスではぶっちぎのトップ。4位は今回大健闘の澤井となった。
5位争いは17周目に本間とRockyが第1ヘアピンで接触、その隙に15号車・竹上裕樹(餃座流星群 FER KKSII)が前に出て10年ぶりのスーパーFJでのレースで5位を獲得、Rockyが6位、今回デビューレースの5号車・松田大樹(K-TAC RaiseUp)が7位、71号車・林寛樹(真不同ゼンカイレーシングED)が松田と0.177秒差の8位に入り、マスターズクラスの2番手となった。
■決勝後のコメント
- 優勝 66号車・野島遼葵(Deep-R・10V・ED)
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優勝した野島遼葵(Deep-R・10V ED)
「雨には自信があったので、前に出たらこっちのものだと思っていたので会心のレースだった。優勝は初めてで、今までよくて3位止まりで終わっていたので嬉しい。今シーズンの残りも頑張る」
- 2位 52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII))
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決勝2位の安田航(Fガレージ&SウインズSII)
「(3周目のアクシデントは?)80Rでマシンを滑らせて、そのままバランスを崩してコースアウトした。バリア寸前まで行ってしまったが、そこから何とか戻って来られたが、自分のミスだった。追い上げようとしたが、そこから差が縮まらなかった」
- 3位 3号車・秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)マスターズクラス1位
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決勝3位、マスタークラス優勝の秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)
「去年も上がってはいるが久しぶりの(総合の)表彰台だ。前の車(7号車)がスリックだったので、スタートで前に出ることができた。途中1回スピンしたが、レースペースは良かったのでそれがなければもう少し2位について行けたかなと思う」
- 4位 91号車・澤井良太朗(ELEVレーシングドリームED)
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決勝4位の澤井良太朗(ELEVレーシングドリームED)
「前回のレースの悔しさが大きかったので、それを挽回したいという想いがあった。それでもレース中は謙虚に戦う事を忘れずにいたことで(混戦を)生き抜くことができ、しっかりオーバーテイクすることもできた。(雨に自信ついた?)自分でもちょっと(雨が)得意なのかな?と思ってしまいそうだが、これからもしっかり練習してもっと上手くなりたい」

優勝した野島遼葵とチームクルー

総合の表彰式: 左から2位・安田航、優勝・野島遼葵、3位・秋山健也

マスタークラスの表彰式
2021年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第3戦は5月23日(日)に開催される。2戦連続ポールから2位フィニッシュの安田が3度目の正直で勝つか、それとも第3のウィナーが現れるか、注目だ。
Text: Junichi SELINE
Photo: Hirokazu NOINE
2021年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦予選が5月5日(水)に筑波サーキットで開催された。
ゴールデンウィーク最終日は子供の日、サーキットのインフィールドには鯉のぼりがひるがえり、曇り空ながら気温19度で絶好の予選コンディションである。第1戦優勝の内藤をはじめとして上位入賞者が欠場したものの、今シーズン初参戦が4台あり、出走台数は第1戦と同じ14台となった。
■今回スーパFJレースデビュー戦を迎えた選手インタビュー(予選終了後のもの)
- 5号車・松田大樹(K-TAC RaiseUp)
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スーパーFJにデビューした松田大樹(K-TAC RaiseUp)
「去年は出ていなかったが一昨年まで3年間カートレースに出ていた。レーシングドライバーだった父親(元スーパーGTドライバーの松田晃司選手)の縁があり今年はMYSTで鈴鹿シリーズに出る事が決まっているのだが、鈴鹿デビュー(5月22日)の前に経験を積もうと筑波にエントリーした。(筑波初走行の感触は?)まだかなり遅くて予選は最下位争いになってしまったが、これを起点に経験を積んで速くなれるように頑張る」
- 39号車・金沢太景(スマイルマックス NRS sII)
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スーパーFJにデビューした金沢太景(スマイルマックス NRS sII)
「20年前にFJ1600で走っていて、2002年は筑波のチャンピオンを取っているが、スーパーFJとしてはデビュー戦になる。去年もてぎでの日本一決定戦で出場の予定だったが、久しぶりの走行でまだ不安がありドライバー交代して貰った。今年はちゃんと練習して日本一決定戦に出たいと思っている。このレースが終わったら鈴鹿に行って毎月練習を積んで日本一決定戦出場にこぎつけたい」

ポールポジションを獲得した安田航(Fガレージ&SウインズSII)

予選2位は本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)

予選3位は野島遼葵(Deep-R・10V ED)

予選4位・マスタークラスPPの秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)

デビューレースの金沢太景(スマイルマックスNRS SII)は予選5位・マスタークラス2位

予選6位は下村剛司(SウィンズKENS2 ED)

デビューレースの松田大輝(K-TACK RaiseUP)は予選13位
午前8時45分から20分間の予選が開始。コースコンデイションはドライ、午後から雨が予想されているがこの時点では曇りで絶好のドライコンディション。前回ポールシッターの52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)を先頭にコースイン。ウオームアップを終えた5分経過時点で、まずは前回の予選でもペースセッターとなった66号車・野島遼葵(Deep-R・10V ED)が59秒716と最初に1分を切りトップに立ち、安田が0.009秒差で2番手につける。
7分経過時点で安田が59秒501とベストタイムを更新しトップに立ち、前回予選2位だった7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)も1分を切って3番手に上がってくる。マスターズクラスながら毎回総合の上位で戦う3号車・秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)は本田に抜かれて4番手へ。金沢がそれに続いて5番手。
安田はその後も59秒315、59秒265とタイムを削り続けてトップの座を維持し、野島も自己ベストを更新するがトップ奪還には至らず2位をキープ。
後方では秋山を追ってマスターズクラスの2番手争いが金沢と46号車・本間隆史(MATRacing10VED)の間で行われ、9分経過時点では本間が金沢の前に出る。
11分経過時点で本田が2番手となる59秒577を出し、野島をフロントロウから引きずり下ろす。野島はタイムが伸びなくなっており3番手へ。本田は更に59秒504を出して安田を追うが、安田は15分時点で59秒248の最速ラップを出してポールポジションを決めた。野島3番手、秋山4番手で2列目に並んだ。
マスターズクラス2番手争いは金沢が本間を再逆転、1分0秒102で全体5番手、2002年筑波FJ1600でチャンピオンの貫禄を見せた。
■予選後のコメント(予選終了直後のもの)
- ポールポジション 52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)59秒248
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ポールポジションを獲得した安田航(Fガレージ&SウインズSII)
「前回は繰り上がりだったので、今回コンマ3秒近く離して文句なしのポールポジションが取れて嬉しい。昨日の練習時点では考えていなかったタイムが出せた、セッティングも自分自身も良い方向にまとめられた。決勝に向けてはスタートさえ決めれば優位に進められるので、スタートを落ち着いて出て、後は(後方を)千切れるように頑張る」
- 2位 7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)59秒504 トップと0.256秒差
-

予選2位の本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)
「目標タイムは出たが、上とは(タイムが)離れてしまっているので、スタートで何とか前に出て、そのままペースを落とさない様にする。レースペース的には悪くないと思うので、ペースを落とさなければ抜かされる事はないと思う。最初が大切だ、スタートでしくじらないようにしないと」
- 3位 66号車・野島遼葵(Deep-R・10V ED)59秒621 トップと0.373秒差
-

予選3位の野島遼葵(Deep-R・10V ED)
「(タイムの)伸びがなくて、3番手になってしまったのが悔しい。決勝に向かっては序盤の数周は10Vの方が(KKSよりも)速いと言われているので、それを活かして先に前に出て(後ろを)押さえたいと思う」
決勝は13時5分スタート予定。天気予報では3時ごろから雨という予報で、スタート時刻はドライコンディションが見込まれている、しかしながら筑波は風が強く雲が広がってきていて微妙な状況だ。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
筑波サーキット・カーフェスティバル -RIJ- (2021/05/05) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 筑波サーキット 2.045km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 66 | | | 野島 遼葵 | Deep-R・10V ED TOKYO R&D RD10V | 18 | 19'31.114 | - | - |
| 2 | *52 | | | 安田 航 | Fガレージ&SウインズSII MYST KK-S2 | 18 | 19'36.806 | 5.692 | 5.692 |
| 3 | 3 | M | 1 | 秋山 健也 | スーパーウインズKKS・ED MYST KK-S | 18 | 19'55.690 | 24.576 | 18.884 |
| 4 | 91 | | | 澤井 良太朗 | ELEVレーシングドリームED TOKYO R&D RD10V | 18 | 20'13.631 | 42.517 | 17.941 |
| 5 | 15 | | | 竹上 裕樹 | 餃座流星群FER KKSII MYST KK-S2 | 18 | 20'16.450 | 45.336 | 2.819 |
| 6 | 11 | | | Rocky | オートルックRocky TOKYO R&D RD10V | 18 | 20'33.076 | 1'01.962 | 16.626 |
| 7 | 5 | | | 松田 大輝 | K-TACK RaiseUP WEST 07J | 18 | 20'41.946 | 1'10.832 | 8.870 |
| 8 | 71 | M | 2 | 林 寛樹 | 真不同ゼンカイレーシングED MYST KK-S2 | 18 | 20'42.123 | 1'11.009 | 0.177 |
| 9 | *46 | M | 3 | 本間 隆史 | MAT Racing 10V ED TOKYO R&D RD10V | 17 | 19'35.261 | 1Lap | 1Lap |
| 10 | 73 | | | 下村 剛司 | SウィンズKENS2 ED MYST KK-S2 | 17 | 20'23.647 | 1Lap | 48.386 |
| 11 | 7 | | | 本田 千啓 | オートルック☆モダン☆10V TOKYO R&D RD10V | 17 | 20'27.549 | 1Lap | 3.902 |
| 12 | 82 | M | 4 | 稲生 幸敏 | NRS TWS-ED KKSII MYST KK-S2 | 16 | 20'53.634 | 2Laps | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 16Laps)完走 ---- |
| - | 39 | M | - | 金沢 太景 | スマイルマックスNRS SII MYST KK-S2 | 12 | 16'21.553 | 6Laps | 4Laps |
| - | 12 | M | - | 塚本 成人 | NRSエンドレスKK-S2 MYST KK-S2 | 7 | 10'11.763 | 11Laps | 5Laps |
- Fastest Lap: CarNo.66 野島遼葵(Deep-R・10V ED) 1'04.021 (5/18) 114.994km/h
- CarNo.52は、筑波サーキット一般競技規則第36条1.違反(ホワイトラインカット)により、訓戒とした。
- CarNo.46は、筑波サーキット一般競技規則第17条1.違反(ダブルチェッカー)により、訓戒とした。
筑波サーキット・カーフェスティバル -RIJ- (2021/05/05) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2021 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 筑波サーキット 2.045km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 52 | | | 安田 航 | Fガレージ&SウインズSII MYST KK-S2 | 0'59.248 | - | - | 124.257 |
| 2 | 7 | | | 本田 千啓 | オートルック☆モダン☆10V TOKYO R&D RD10V | 0'59.504 | 0.256 | 0.256 | 123.723 |
| 3 | 66 | | | 野島 遼葵 | Deep-R・10V ED TOKYO R&D RD10V | 0'59.621 | 0.373 | 0.117 | 123.480 |
| 4 | 3 | M | 1 | 秋山 健也 | スーパーウインズKKS・ED MYST KK-S | 0'59.778 | 0.530 | 0.157 | 123.156 |
| 5 | 39 | M | 2 | 金沢 太景 | スマイルマックスNRS SII MYST KK-S2 | 1'00.102 | 0.854 | 0.324 | 122.492 |
| 6 | 73 | | | 下村 剛司 | SウィンズKENS2 ED MYST KK-S2 | 1'00.227 | 0.979 | 0.125 | 122.238 |
| 7 | 46 | M | 3 | 本間 隆史 | MAT Racing 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'00.418 | 1.170 | 0.191 | 121.851 |
| 8 | 71 | M | 4 | 林 寛樹 | 真不同ゼンカイレーシングED MYST KK-S2 | 1'00.418 | 1.170 | 0.000 | 121.851 |
| 9 | 91 | | | 澤井 良太朗 | ELEVレーシングドリームED TOKYO R&D RD10V | 1'00.519 | 1.271 | 0.101 | 121.648 |
| 10 | 15 | | | 竹上 裕樹 | 餃座流星群FER KKSII MYST KK-S2 | 1'00.625 | 1.377 | 0.106 | 121.435 |
| 11 | 11 | | | Rocky | オートルックRocky Mercedes AMG RD10V | 1'00.685 | 1.437 | 0.060 | 121.315 |
| 12 | 12 | M | 5 | 塚本 成人 | NRSエンドレスKK-S2 MYST KK-S2 | 1'01.196 | 1.948 | 0.511 | 120.302 |
| 13 | 5 | | | 松田 大輝 | K-TACK RaiseUP WEST 07J | 1'01.663 | 2.415 | 0.467 | 119.391 |
| 14 | 82 | M | 6 | 稲生 幸敏 | NRS TWS-ED KKSII MYST KK-S2 | 1'01.730 | 2.482 | 0.067 | 119.261 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 1'17.294)予選通過 ---- |
GT500クラス優勝 #17Astemo NSX-GT
- 塚越広大(Astemo REAL RACING)
- 「昨日の予選で僕が失敗して、最初のスティントでも速さを見せられなくて、本当に流れを引き寄せられなかったんですけど、チームのいい判断がありました。そのあとはバゲットが耐えてくれて、僕もチームの後押しもあってなんとか耐えられました。今回はチーム力で勝ったので、次は速さを見せたいです」
- ベルトラン・バゲット(Astemo REAL RACING)
- 「僕のスティントはチームの戦略もよく、フルコースイエローなどもあってラッキーな展開でした。チームで考えたことが全てうまくハマりました。広大はファンタスティックな仕事をしてくれましたし、本当に嬉しい勝利です」
- 優勝チーム監督 金石勝智(Astemo REAL RACING)
- 「戦略が見事にハマりました。レースの途中でバゲットと話した時に、『ちょっと早く入ったほうがいいんじゃないか』という話が出たので、作戦を考え直してあのタイミングになりました。(バゲットは)ストラテジーの師匠です(笑)」
GT300クラス優勝 #60SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT
- 河野駿佑(LM corsa)
- 「また泣きそうです。チームが持ち込んだクルマとダンロップさんのタイヤが本当に良くて、いいペースで走ることができました。バトルとか戦略の違いはあったんですが、その中で粘れて、最終スティントはバトルもできて抜けてよかったです」
- 吉本大樹(LM corsa)
- 「去年の我々はすごく苦しいシーズンを送りました。若手がどんどんデビューしていく中で、駿佑は一切結果が残せないシーズンが続きました。それが今シーズンは始まっていきなり勝つことができて、よかったなあと思います。クルマをスープラにスイッチするという決断のもと、我々のメカニックが細かい作業を続けた結果、クルマは最高になりました。ダンロップさんも素晴らしいタイヤを用意してくださいました。戦略も全てがハマって最高の結果になったと思います。ただ残念ながら今回52号車はトラブルでリタイヤになりましたが、ガチで戦ったらまだ叶わないと思うので、我々もまだ更に強くなって、52号車をガチで倒しに行こうと思います」
- 優勝チーム監督 飯田章(LM corsa)
- 「本当にハラハラドキドキしました。レースって何が起きるか分からないし、どんな作戦を立ててても思うどうりにならないと思うんですが、今回は持ち込みから手応えがあったので、運さえあれば勝てると思いました。本当に昨日寝れなくて、胸騒ぎがしたんですが、優勝を皆さんにプレゼントできて本当に嬉しく思います。これからもチーム一丸となって頑張っていきます」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
2021オートバックス スーパーGT第2戦「たかのこのホテル富士GT500kmレース」の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われた。レースは序盤からセーフティーカーが導入されたほか、3度のフルコースイエローが出る荒れた展開となったが、そうしたなかGT500クラスは塚越広大/ベルトラン・バゲット組(17号車・Astemo NSX-GT)が予選13番手スタートながら巧みなピット戦略で中盤トップに立ち、今季初優勝を達成した。GT300クラスは予選3番手からスタートした吉本大樹/河野駿佑組(60号車・SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)が終盤トップに立ち、2年ぶりの優勝を手にした。
(天候:晴れ コース:ドライ)
第2戦決勝は午後2時30分より110周で行われた。フォーメーションラップは今回も2周。スタート時の気温は20℃。爽やかな五月晴れの中での戦いとなった。
スタートでトップに立ったのは予選2番手の#8福住仁嶺(ARTA NSX-GT)、#36坪井翔(au TOM'S GR Supra)が2番手につける。#38石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)が3番手、#37平川亮(KeePer TOM'S GR Supra)が4番手だ。ポールの#19宮田莉朋(WedsSport ADVAN GR Supra)はスタートに失敗。1コーナーで後続の車群に飲み込まれ、6位に後退してしまった。
その後方では予選7番手からスタートした#23MOTUL AUTECH GT-Rが、3周目の1コーナーに入ったところでエキゾーストパイプ付近から白煙を吹き上げ、コース脇に停止するアクシデントに見舞われる。23号車はその後出火したこともあり、トップが4周目に入ったところでセーフティーカー(SC)が導入された。ドライバーはロニー・クインタレッリだった。
SCは6周を終えてピットイン、レースは7周目から再開となる。するとすかさず#36坪井がアウトから#8福住に並びかけ、コカコーラコーナー手前でトップに躍り出た。そこから一気に逃げにかかる#36坪井は8周終わりでリードを1.452秒とすると、12周目には2.080秒、16周目には2.834秒差とするが、その後は周回遅れの影響もあり、2位との差は広がったり詰まったりを繰り返すことになる。
後方では#37平川を抜いて4位に浮上していた#14山下健太(ENEOS X PRIME GR Supra)が16周目のダンロップコーナーで#38石浦をも捉えて3位にジャンプアップしてきた。さらに#37平川も21周目のダンロップコーナーで#38石浦を捉えて4位に浮上した。
さらにその後方では最後尾スタートとなった#1山本尚貴(STANLEY NSX-GT)が激しい追い上げをみせ、最初の10周で9位まで浮上してきた。
山本は8位の#3千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)を追い上げながら周回を重ねるが、オーバーテイクの糸口を見つけることができず、そのまま30周目にピットイン、今回からチームに復帰した牧野任祐に交代した。
上位陣では#38ZENT CERUMO GR Supraが31周目の最終コーナーを立ち上がったところでハブのトラブルにより左後輪が脱落するアクシデントに見舞われる。石浦はすぐさまピットに戻ってきたが、なすすべなくここでレースを終えることとなる。
これによりトップが32周目に入ったところでフルコースイエロー(FCY)が宣言され、その周終わりで解除となる。するとその直後から#8福住が#36坪井との差を一気に詰め、34周目には0.774秒差にまで迫ってきた。
トップの#36坪井は#8福住の追撃を巧みに交わしながら周回を重ね、38周目にピットに飛び込む。
続いて#8福住が40周終わりでピットイン。#37平川は41周目にピットへ。最後に#39ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が43周目にピットに入ったところでGT500クラスは全車が最初のピット作業を終えた。
するとここで思わぬ伏兵が現れる。それが#17Astemo NSX-GTだ。17号車は上位陣に先んじて31周目に早めのドライバー交代を行ったが、ピット作業の最中にフルコースイエローが出たことにより、タイムロスを最小限にとどめることができたのだ。その結果44周を終えた時点では#17ベルトラン・バゲットが後続に大差を付けてトップに浮上。2位には#36関口雄飛、3位には37周目にドライバー交代を済ませた#14大嶋和也が#8野尻智紀をかわして3位に浮上した。
さらにトップが48周目に入ったところでコース上に落下物があるということで2度目のFCYが宣言され、49周目に解除となると、すかさず#8野尻が#14大嶋を捉えて50周目に3位に浮上した。
規定周回数のちょうど半分となる55周終了時点の#17バゲットのリードは11.433秒。#36関口と#8野尻の差は5.995秒だ。
その後もバゲットは着実にリードを広げ、60周目には15.102秒差とする。一方#36関口は#8野尻の接近を許し、60周目には0.4秒差にまで迫られた。
その後方では#1牧野が62周目のダンロップコーナーでなんと#14大嶋を捕らえて4位に浮上していた。
後続を大きく引き離してトップを快走する#17バゲットは67周を終えてもなお11.282秒のリードを保っていた。そして17号車は68周目に2度目のピットイン。再び塚越に交代したが、ここで左前輪の交換に手間取って大きくタイムを失うこととなった。
これでトップに返り咲いた#36関口は#8野尻との差を69周目に2.472秒とし、72周目には2.777秒にまで広げる。
後方では#1牧野が69周目にピットインし、最後のスティントを山本に託した。
トップの#36関口は2位の#8野尻との差を2秒強に保ったまま周回を重ね、76周目に2度目のピット作業を行う。これにより再び17号車が先行、#36坪井は#17塚越の後ろでコースへ復帰することになった。
続いて#8野尻が78周目にピットへ。交代した福住は#17塚越の遥か前方でコースに復帰したが、すでにタイヤに熱の入った#17塚越は一気に差を詰め、81周目に#8福住をバスして実質トップに返り咲く。#36坪井はその4.137後方だ。
79周を終えたところで#37阪口晴南がピットイン。81周目に#39中山雄一がピットインしたことで17号車がトップとなるが、2位の#8福住は82周目の最終コーナーで#17塚越のインをついてトップに浮上。さらに#36坪井も82周終わりで#17塚越との差を詰め、85周目には0.411秒差にまで迫ってきた。
ここからは10周以上にわたって3台による接近戦が展開されたが、波乱は97周目にやってきた。
#31中山友貴(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)がメカニカルトラブルに見舞われ、コース脇でストップしてしまったのだ。これにより、この日3度目のFCYが宣言される。
FCYは99周目に入ったところで解除となるが、その直後に#36au TOM'S GR Supraがマシントラブルに見舞われてまさかのスローダウン。コカコーラコーナー手前でストップしてしまった。車内でステアリングを叩いて悔しがる坪井。そしてトップの#8福住は黄旗無視があったとしてによりドライブスルーペナルティを課せられてしまい、FCY解除後ピットイン。これにより大きく後退してしまった。
これで#17塚越が再びトップに。しかし2位には#14山下が迫ってきた。101周終わってその差は0.484だ。さらに108周目の1コーナーで#1山本を捉えて3位に浮上した#37平川もトップ2台に急接近してきた。
しかし塚越広大/ベルトラン・バゲット組(17号車・Astemo NSX-GT)は最後まで後続に付け入る隙を与えずにトップでチェッカーを受けた。2位大嶋和也/山下健太組(14号車・ENEOS X PRIME GR Supra)との差は0.831秒、3位の平川亮/阪口晴南組(37号車・KeePer TOM'S GR Supra)は14号車のわずか0.286秒後方だった。
REAL RACINGの優勝は昨年9月の第4戦もてぎ以来。当時はKEHIN NSX-GTとしての参戦だった。
GT300もまた終盤まで目の離せない緊迫した戦いが展開された。
まずはポールポジションの#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)がスタートからトップで周回を重ね、予選3番手の#60河野駿佑(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)が2位、予選2番手の#55佐藤蓮(ARTA NSX GT3)は3位につけるが、ライバルたちが最初のピットストップでタイヤ無交換作戦を採ったのに対し、61号車は35周目に行った最初のピット作業でフルサービスの作業を行ったため、ここでやや順位を落とすことになる。
替わってトップに立ったのはタイヤ無交換で最初のピットストップを終えた予選4番手スタートの#52川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)。更に予選20番手スタートの#88JLOCランボルギーニGT3も、スタートドライバーの元嶋佑弥が果敢に攻めて10以上も順位を上げ、タイヤ無交換で小暮卓史を送り出したことが功を奏し2位に浮上した。同様にして#10星野一樹(GAINER TANAX with IMPUL GT-R)が3位に浮上、#61井口卓人は#55高木真一の先行をも許して5位となった。
6位には#56藤波清斗(リアライズ 日産自動車大学校GT-R)がつけ、#60吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)は7位から#56藤波を追い上げる。56号車は最初のピットインの直後に最初のFCYが出たために大幅なジャンプアップに成功していたのだ。その後ろには#11平中克幸(GAINER TANAX GT-R)がつけ、3台での接戦が繰り広げられたが、51周目の1コーナーで#60吉本が#56藤波を抜いて6位に。#11平中も#56藤波を捉えて7位に上がってきた。
更に#60吉本はライバルたちが2度目のピット作業を行う間隙を縫って#61井口を捉えてトップに立ち、73周目に2台揃ってピットに飛び込んだ。
これで再び#52吉田広樹がトップに浮上、その後も大量リードを保って周回を重ねる52号車だったが、97周目に入ったところで突如マシントラブルに見舞われてスローダウン。そのまま力なくガレージへ。
替わってトップに立ったのは#60河野。#61山内が2位で60号車を追い上げるが、河野は最後まで山内の追撃を退け、参戦2年目にして自身初のスーパーGT優勝を成し遂げた。
吉本とLM corsaにとっては2019年9月の第6戦オートポリス以来の勝利だ。
2位には井口卓人/山内英輝組(61号車・SUBARU BRZ R&D SPORT)が入り、高木真一/佐藤蓮組(55号車・ARTA NSX GT3)が3位でフィニッシュした。
次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。5月30日決勝だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
■GT500クラス
たかのこのホテルFUJI GT 500km RACE -RIJ- (2021/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2021 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 17 | 塚越 広大 ベルトラン・バゲット | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 12 | 110 | 3:03'07.846 | - | - |
| 2 | 14 | 大嶋 和也 山下 健太 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 40 | 110 | 3:03'08.677 | 0.831 | 0.831 |
| 3 | 37 | 平川 亮 阪口 晴南 | KeePer TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer TOM'S | BS | 24 | 110 | 3:03'08.963 | 1.117 | 0.286 |
| 4 | 1 | 山本 尚貴 武藤 英紀 牧野 任祐 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 6 | 110 | 3:03'09.398 | 1.552 | 0.435 |
| 5 | 3 | 平手 晃平 千代 勝正 | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 NDDP RACING with B-MAX | MI | 4 | 110 | 3:03'41.948 | 34.102 | 32.550 |
| 6 | 39 | ヘイッキ・コバライネン 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 16 | 110 | 3:03'44.236 | 36.390 | 2.288 |
| 7 | 19 | 国本 雄資 宮田 莉朋 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | | 110 | 3:03'44.289 | 36.443 | 0.053 |
| 8 | *8 | 野尻 智紀 福住 仁嶺 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 8 | 110 | 3:03'52.929 | 45.083 | 8.640 |
| 9 | 12 | 平峰 一貴 松下 信治 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 TEAM IMPUL | BS | 2 | 110 | 3:04'27.860 | 1'20.014 | 34.931 |
| 10 | 64 | 伊沢 拓也 大津 弘樹 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing | DL | | 110 | 3:04'28.513 | 1'20.667 | 0.653 |
| 11 | *16 | 笹原 右京 大湯 都史樹 | Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT Honda NSX-GT TEAM Red Bull MUGEN | DL | | 110 | 3:04'34.672 | 1'26.826 | 6.159 |
| 12 | 24 | 高星 明誠 佐々木 大樹 | リアライズコーポレーションADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 KONDO RACING | YH | | 109 | 3:04'02.556 | 1Lap | 1Lap |
| 13 | 36 | 関口 雄飛 坪井 翔 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 30 | 98 | 2:44'31.312 | 12Laps | 11Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 77Laps)完走 ---- |
| - | *38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 10 | 31 | 52'01.360 | 79Laps | 67Laps |
| - | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 NISMO | MI | | 2 | 3'04.406 | 108Laps | 29Laps |
■GT300クラス
たかのこのホテルFUJI GT 500km RACE -RIJ- (2021/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2021 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | 9 | 103 | 3:04'16.736 | - | - |
| 2 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | | 103 | 3:04'17.448 | 0.712 | 0.712 |
| 3 | 55 | 高木 真一 佐藤 蓮 | ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 ARTA | BS | | 103 | 3:04'18.022 | 1.286 | 0.574 |
| 4 | 65 | 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 45 | 103 | 3:04'38.316 | 21.580 | 20.294 |
| 5 | 10 | 星野 一樹 石川 京侍 | GAINER TANAX with IMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 3 | 102 | 3:02'57.344 | 1Lap | 1Lap |
| 6 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | JLOCランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 6 | 102 | 3:03'14.427 | 1Lap | 17.083 |
| 7 | 56 | 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ 日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 60 | 102 | 3:03'23.817 | 1Lap | 9.390 |
| 8 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | | 102 | 3:03'37.124 | 1Lap | 13.307 |
| 9 | 18 | 小林 崇志 名取 鉄平 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | | 102 | 3:04'10.567 | 1Lap | 33.443 |
| 10 | 2 | 加藤 寛規 阪口 良平 小高 一斗 | muta Racing Lotus MC LOTUS EVORA MC muta Racing INGING | BS | | 102 | 3:04'10.832 | 1Lap | 0.265 |
| 11 | 244 | 三宅 淳詞 堤 優威 | たかのこの湯RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 Max Racing | YH | 18 | 102 | 3:04'27.406 | 1Lap | 16.574 |
| 12 | 5 | 平木 湧也 平木 玲次 | マッハ車検GTNET MC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | | 102 | 3:04'28.316 | 1Lap | 0.910 |
| 13 | 25 | 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY Porsche Porsche 911 GT3 R HOPPY team TSUCHIYA | YH | 12 | 102 | 3:04'28.826 | 1Lap | 0.510 |
| 14 | 96 | 新田 守男 平良 響 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 15 | 102 | 3:04'30.674 | 1Lap | 1.848 |
| 15 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | グランシードランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | | 102 | 3:04'39.613 | 1Lap | 8.939 |
| 16 | 11 | 平中 克幸 安田 裕信 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 27 | 101 | 3:02'28.168 | 2Laps | 1Lap |
| 17 | 21 | 川端 伸太朗 篠原 拓朗 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS Audi Team Hitotsuyama | YH | | 101 | 3:03'25.521 | 2Laps | 57.353 |
| 18 | *30 | 永井 宏明 織戸 学 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr | YH | | 101 | 3:03'32.312 | 2Laps | 6.791 |
| 19 | 34 | 道上 龍 密山 祥吾 | Yogibo NSX GT3 Honda NSX GT3 Yogibo Drago CORSE | YH | | 101 | 3:03'41.045 | 2Laps | 8.733 |
| 20 | 7 | 荒 聖治 山口 智英 | Studie PLUS BMW BMW M6 GT3 BMW Team Studie × CSL | YH | | 101 | 3:03'47.935 | 2Laps | 6.890 |
| 21 | 50 | 加納 政樹 柳田 真孝 | ARNAGE AMG GT3 Mercedes AMG GT3 Arnage Racing | YH | | 101 | 3:03'49.550 | 2Laps | 1.615 |
| 22 | 35 | ショーン・ウォーキンショー ジュリアーノ・アレジ | arto RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 arto Ping An Team Thailand | YH | | 100 | 3:03'13.340 | 3Laps | 1Lap |
| 23 | *6 | 本山 哲 片山 義章 | Team LeMans Audi R8 LMS Audi R8 LMS Team LeMans w/MOTOYAMA Racing | YH | | 100 | 3:03'17.979 | 3Laps | 4.639 |
| 24 | 360 | 青木 孝行 田中 篤 内田 優大 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | | 100 | 3:03'26.259 | 3Laps | 8.280 |
| 25 | 9 | 木村 武史 ケイ・コッツォリーノ | PACIFIC NAC CARGUY Ferrari Ferrari 488 GT3 PACIFIC CARGUY Racing | YH | | 100 | 3:04'11.571 | 3Laps | 45.312 |
| 26 | 48 | 田中 勝輝 飯田 太陽 | 植毛ケーズフロンティアGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 100 | 3:04'22.350 | 3Laps | 10.779 |
| 27 | 52 | 吉田 広樹 川合 孝汰 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | 33 | 97 | 2:55'01.422 | 6Laps | 3Laps |
| 28 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 友貴 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr | BS | | 72 | 2:32'11.874 | 31Laps | 25Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 72Laps)完走 ---- |
| - | 22 | 和田 久 城内 政樹 山下 亮生 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 71 | 2:13'03.956 | 32Laps | 1Lap |
- Fastest Lap(GT500): CarNo.36 1'29.476 (10/98) 183.569km/h
- Fastest Lap(GT300): CarNo.60 1'37.577 (9/103) 168.347km/h
- CarNo.8(福住仁嶺)は、H項2-2.5.5.1b(黄旗中の追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.16(笹原右京)は、SpR.付則4-3(FCY中のスピン)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.30(永井宏明)は、SpR.13-1.a.(危険なドライブ行為)によりドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.6は、SpR.27-1.2(ウォームアップ中のピット作業違反)により、罰金10万円を科した。
- CarNo.6は、SpR.27-3.(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.9(ケイ・コッツォリーノ)は、SpR.付則4-4(FCY中のピットイン)により、ペナルティーストップ60秒を科した、。
- CarNo.38は、SpR/25-6(ホイールの脱落)により、罰金10万円を科した。
2021オートバックス スーパーGT第2戦「たかのこのホテル富士GT500kmレース」の決勝前ウォームアップ走行が5月4日、12時55分より20分間で行われた。天候は晴れ。開始時の気温は19℃だ。
開始8分余りで#24高星明誠/佐々木大樹組(KONDO RACING)がスロー走行でピットに戻ってきたが、KONDO RACINGのクルーはフロントタイヤを交換したのみで24号車を送り出した。どうやらスローパンクチャーだった模様だ。24号車はその後順調に周回を重ね、ベストタイム1'30.184で7番手につけた。
これ以外には大きなアクシデントもなく午後1時15分にチェッカーフラッグが提示され、ウォームアップ走行は終了した。
GT500のトップタイムは関口雄飛/坪井翔組(36号車・au TOM'S GR Supra)で1'29.833。笹原右京/大湯都史樹組(16号車・Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が1'29.870で2番手につける。ポールシッターの国本雄資/宮田莉朋組(19号車・WedsSport ADVAN GR Supra)は1'30.374で12番手だ。
GT300クラスはポールシッターの井口卓人/山内英輝組(61号車・SUBARU BRZ R&D SPORT)が1'37.300でここでもトップだ。2番手は加藤寛規/阪口良平/小高一斗組(2号車・muta Racing Lotus MC)で1'37.480だった。
第2戦決勝はこのあと午後2時30分より110周(500km)で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
5月4日、スーパーGT第2戦が行われている富士スピードウェイでも恒例のドライバートークショーが開催された。
今回出席したのはGT500クラスポールポジションの#19宮田莉朋(WedsSport ADVAN GR Supra)、予選2位の#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)、そして予選3位の#38立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)。
GT300クラスはポールポジションの#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)、予選2位の#55佐藤蓮(ARTA NSX GT3)、そして予選3位の#60河野駿佑(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)だ。
各ドライバーのコメントは以下の通り。
- 立川祐路(TGR TEAM ZENT CERUMO)
-
「今までトークショーはいつも石浦が担当していて、僕は行かせてもらえなかったので、『今日は俺がいく』と言ってきました」
(昨日の予選について)「朝の状態が良くなかったので、予選は全く自信がなかったのですが、セッティングを変更したら、手応えを感じるようになりました。でも石浦のQ1がよかったのでプレッシャーを感じました。もうちょっと前からスタートしたかったんですけど」
「決勝は長いレースになるので、色々な要素が絡んできます。いい流れを掴んで結果を残したいですね」
- 野尻智紀(ARTA)
-
「(予選は)仁嶺がすごく頑張ってくれましたね。僕はコンマ6秒くらい水を開けられたので、『速いなあ』と思って見ていました」
「決勝では何も悪いことが起きなければいいなと思います。普通にいけばいい結果が出せると思います。運を引き寄せて勝ちを拾えたらいいなと思います」
「福住選手は先週不運に見舞われましたが、今日は行ってくれると思うので、期待しています」
- 宮田莉朋(TGR TEAM WedsSport BANDOH)
-
(昨日の予選を振り返って)「今までQ2をやらせてもらったことがなかったので、今回初めて担当させてもらって、結果につなげることができたのが嬉しかったです。去年は27秒台に入ったこともなかったのですが、クルマを進化させ続けていった結果26秒台のタイムを出すことができました」
「同世代の選手がトップを取ったりする一方で、僕は頑張ってタイヤを作ったりしていました。『GTに来ると宮田は遅いんじゃないか』って思われてるんじゃないかと気にしていたので、ようやく速いタイムを出せて嬉しかったです」
- 河野駿佑(LM corsa)
-
「今年からLM corsaは昨年までのRC Fからスープラにマシンを替えました。2月にシェイクダウンしてから2回の公式テスト、そしてレースを1回やって富士を迎えましたが、JAF規定の車両ということで、いろんなことができるんですよ。日々進化していく中で本当にクルマが良くなりました」
「去年まではQ1を通ったことがなかったので、今回の予選もドキドキだったんですが、走り出しから手応えを感じて1位通過することができました。前回の岡山では吉本さんがQ1を担当して、トップ通過だったので相当プレッシャーを感じましたが今回は逆に吉本さんが『気持ちがわかった』と言ってくださいました」
「吉本さんには優しくいただいて、いろんなアドバイスをいただいています。非常に心強い先輩です」
- 佐藤蓮(ARTA)
-
「大勢の人の前で喋るのは初めてなので緊張しています。予選では高木さんが2番手でQ1を通過していただいて、僕がQ2を担当しました。前回の反省を生かして、タイヤの温め方やセットアップを煮詰めていったら、いいフィーリングで走れて、いいタイムを出すことができたので、ポールポジションを取れるかなと思ったんですが、最後に山内さんにやられてしまいました」
「高木さんは大ベテランなので学ぶことが多いです。毎セッション多くのことを学ばせていただいています」
(今日出席した先輩方に質問は?)「山内選手にお聞きします。先日娘さんが生まれたそうですが、レースに向けてパワーみたいなものをもらっていますか?」
- 山内英輝(R&D SPORT)
-
(佐藤の質問を受けて)「見てもらっている通り、全力でパワーを感じていい走りをできていますね。このポールは思い出になると思いますし、本当に嬉しかったです」
「ここに来るまでに不安を感じることもありましたが、井口選手やチームとよく話し合った結果、最高の形で昨日を終わることができました。今日も大事な一戦ですので、昨日の流れに乗って頑張りたいと思います」
(決勝の戦略について)「他のチームがどういう戦略を取るかわかりませんが、チームが最高の選択をしてくれると信じているので、僕らは走りに集中するだけです。今日も全力で『パパパワー』で頑張ります」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
2021年FIA-F4選手権第2戦の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした#35野中誠太(TGR-DC RS トムススピリットF4)が待望の初勝利を挙げた。
(天候:晴れ コース:ドライ)
第2戦決勝は午前8時15分より14周で行われた。この日も富士スピードウェイは昨日に続いて好天に恵まれたものの、スタート時の気温は13℃と例年に比べてやや低い印象だ。
スタートでトップに立ったのは2番手スタートの#35野中。ポールの#5小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング)は1コーナー入り口で3番手スタートの#6木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング)に追突されて痛恨のスピン。レースには復帰したものの一気に22位まで後退、開幕戦優勝の#6木村も8位まで順位を落としてしまった。木村はこの影響からか6周目にピットインを余儀なくされ、25位でレースを終えている。
変わって#7太田格之進(HFDP/SRS/コチラレーシング)が2位に浮上したが、2周目の1コーナーで#36荒川麟(TGR-DC RS トムススピリットF4)が#7太田を捉え、トムススピリットのドライバーが1-2を形成する。さらに#7太田は3周目の1コーナーで#38清水英志郎(TGR-DC RS トムススピリットF4)と接触、そのままリタイヤを余儀なくされる。#38清水はそのまま3位に浮上、4位には#37奥住慈英(TGR-DC RS トムススピリットF4)が続き、上位4台をトムススピリット勢が占めることになる。
4位の#37奥住は7周目の1コーナーで#38清水にアウトから並びかけ、コカコーラコーナー手前で前に。続いて#80伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)も#38清水を捉えて4位に浮上すると、8周目の1コーナーでは#37奥住のインをついて3位に。しかし伊藤はダンロップコーナーの飛び込みでハーフスピンを喫してしまい、6位まで順位を落としてしまった。
一方、トップの#35野中は5周終了時点で2位に1.298差をつけていたが、そこから2位の荒川が徐々に差を詰め、9周目には0.600秒差にまで迫ってきた。
しかし野中は最後まで荒川に付け入る隙を与えず、参戦3年目にして待望の初優勝を成し遂げた。
その後方では#37奥住と#38清水による3位争いが展開され、11周終わりのホームストレートで#38清水が#37奥住を捉えて3位を奪い返した。
抜かれた#38奥住はファイナルラップの1コーナーで#77小川とのブレーキング競争の末オーバーラン。5位に後退してレースを終えた。
インディペンデントカップは#11HIROBON(Rn-sports Amdare)がデビュー2戦目で初優勝を物にしている。
次戦の舞台は鈴鹿サーキット。今月末の29-30日に第3戦、第4戦が行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
たかのこのホテルFUJI GT500km RACE -RIJ- (2021/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2021 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 35 | | | 野中 誠太 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 14 | 24'42.462 | - | - |
| 2 | 36 | | | 荒川 麟 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 14 | 24'43.105 | 0.643 | 0.643 |
| 3 | 38 | | | 清水 英志郎 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 14 | 24'50.881 | 8.419 | 7.776 |
| 4 | 77 | | | 小川 颯太 | WARMTECH SkillSpeed SKILL SPEED | 14 | 24'51.406 | 8.944 | 0.525 |
| 5 | 37 | | | 奥住 慈英 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 14 | 24'52.217 | 9.755 | 0.811 |
| 6 | 80 | | | 伊東 黎明 | OTG DL F4CHALLENGE OTG MOTOR SPORTS | 14 | 24'52.725 | 10.263 | 0.508 |
| 7 | 5 | | | 小出 峻 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 24'53.216 | 10.754 | 0.491 |
| 8 | 40 | | | 元嶋 成弥 | SACCESS RACING SACCESS RACING | 14 | 24'59.625 | 17.163 | 6.409 |
| 9 | 62 | | | 松澤 亮佑 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 14 | 25'01.259 | 18.797 | 1.634 |
| 10 | 13 | | | 藤原 大輝 | ACE LINES MDFactory KRac Motorsorts | 14 | 25'02.686 | 20.224 | 1.427 |
| 11 | 31 | | | 鶴田 哲平 | ATEAM Buzz Racing F110 ATEAM Buzz Racing | 14 | 25'03.005 | 20.543 | 0.319 |
| 12 | 97 | | | 岩澤 優吾 | BJ Racingスカラシップ Bionic Jack Racing | 14 | 25'07.321 | 24.859 | 4.316 |
| 13 | 98 | | | 岡本 大輝 | BJ Racing Bionic Jack Racing | 14 | 25'07.993 | 25.531 | 0.672 |
| 14 | 73 | | | 塙 瞬佑 | カローラ新茨城C.S.I Racing CSIレーシング | 14 | 25'08.446 | 25.984 | 0.453 |
| 15 | 39 | | | 宮下 源都 | SACCESS RACING SACCESS RACING | 14 | 25'09.082 | 26.620 | 0.636 |
| 16 | 11 | IC | 1 | ヒロボン | Rn-sports Andare Rn-sports | 14 | 25'17.396 | 34.934 | 8.314 |
| 17 | 43 | IC | 2 | DRAGON | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED | 14 | 25'18.311 | 35.849 | 0.915 |
| 18 | 15 | | | 吉村 渉 | Media Do影山BEAR Media Do Kageyama Racing | 14 | 25'19.923 | 37.461 | 1.612 |
| 19 | *16 | | | 高橋 悠之 | Media Do影山Giddy UP Media Do Kageyama Racing | 14 | 25'20.477 | 38.015 | 0.554 |
| 20 | *32 | | | マックス・サロ | ATEAM Buzz Racing F110 ATEAM Buzz Racing | 14 | 25'20.517 | 38.055 | 0.040 |
| 21 | 96 | IC | 3 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングアキランド AKILAND RACING | 14 | 25'32.379 | 49.917 | 11.862 |
| 22 | 4 | IC | 4 | 佐々木 祐一 | Sendai DayDream F110 DayDream Racing | 14 | 25'35.600 | 53.138 | 3.221 |
| 23 | 29 | IC | 5 | 井出 靖司 | RSイディアイーグルスポーツ SACCESS RACING | 14 | 25'37.766 | 55.304 | 2.166 |
| 24 | 18 | IC | 6 | 堀田 誠 | ムータレーシング AKILAND RACING | 14 | 25'38.037 | 55.575 | 0.271 |
| 25 | *6 | | | 木村 偉織 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 25'38.078 | 55.616 | 0.041 |
| 26 | 99 | IC | 7 | 近藤 善嗣 | アンドIoTくじらRn-sports Rn-sports | 14 | 25'51.055 | 1'08.593 | 12.977 |
| 27 | 71 | IC | 8 | 大山 正芳 | ダイワN通商アキランド AKILAND RACING | 14 | 25'52.155 | 1'09.693 | 1.100 |
| 28 | 23 | IC | 9 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 14 | 25'52.299 | 1'09.837 | 0.144 |
| 29 | 33 | IC | 10 | 慶原 克律 | ATEAM Buzz Racing F110 ATEAM Buzz Racing | 14 | 26'28.761 | 1'46.299 | 36.462 |
| 30 | 86 | IC | 11 | 大阪 八郎 | Dr.Dry F110 ZAP SPEED | 13 | 23'45.146 | 1Lap | 1Lap |
| 31 | 7 | | | 太田 格之進 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 12 | 25'57.001 | 2Laps | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.5 小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング) 1'45.263 (12/14) 156.055km/h
- CarNo.16,32は、シリーズ規則第15条1.2)(他車のコースアウトを強いるもの)違反により、競技結果に対し5秒加算のペナルティーを科す。
- CarNo.6は、シリーズ規則第15条1.1)(他車への衝突行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
GT500クラスポールポジション #19WedsSport ADVAN GR Supra
- 宮田莉朋(TGR TEAM WedsSport BANDOH)
-
「昨年はQ1でトップタイムを何回も残していましたが...2年目を迎えるにあたってシーズン初めから、予選から含めて全部の流れを国本選手とチーム全員でミーティングしてきました。ようやくQ2でトップタイムを残せて本当に嬉しいですし、Q1で国本選手が素晴らしいアタックをしてくれたので、そのデータをもとに限界までプッシュしました」
「自分で36秒4だったので、BS勢はもっといいタイムが出るかと思っていました。もうこれ以上のタイムは出ないので、頼むからトップのままでいさせてくれと思っていました」
「500kmの長丁場ですし、クルマやタイヤを労って走らないといけないので、予選と決勝はきっちり区別して。初めてのポールからのスタートなので、しっかり順位を落とさずに優勝できるよう、チームと一緒に頑張ります」
- 国本雄資(TGR TEAM WedsSport BANDOH)
-
「朝のフィーリングが良かったので、Q1は通れるかなと思っていましたが、クルマは少しピーキーなところがあったので、Q1は苦労しました。Q2は宮田くんが素晴らしい走りをしてくれたので、ポールからスタートできるのがすごく嬉しいです」
「明日は長いレースですが、一番前からスタートできるので、しっかり走って、このまま順位をキープできるよう、精一杯走ります」
GT300クラスポールポジション #61SUBARU BRZ R&D SPORT
- 山内英輝(R&D SPORT)
-
「本当にチーム自身もいいクルマを持ってきてくれましたし、ダンロップタイヤさんもすごくいいタイヤを持ってきてくれたお陰で、いいアタックができました。何よりQ1を走った井口選手のコメントが生きたので、ナイスです」
「僕たちのチームが最強だっていうところを明日見せたいと思いますので、全力で頑張ります。みなさんの応援があるから頑張れますので、明日も旗を振って応援してください。一生懸命頑張ります」
- 井口卓人(R&D SPORT)
- 「いやあ本当にチームっていいですね。助け合いの結果でした。岡山は最悪の結果でしたけど、みんなの助け合いでここまで来れたので、明日の決勝も頑張ります」
「すごくいい天気で、気持ちの良いゴールデンウィークですし、お客さんもたくさん入っているので、BRZの速くてかっこいいところをお客さんに見せたいです。明日のレースも最後まで気を抜かずに頑張ります」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
2021オートバックス スーパーGT第2戦「たかのこのホテル富士GT500kmレース」の公式予選が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは国本雄資/宮田莉朋組(19号車・WedsSport ADVAN GR Supra)、GT300クラスは井口卓人/山内英輝組(61号車・SUBARU BRZ R&D SPORT)がポールポジションを獲得した。
(天候:晴れ コース:ドライ)
公式予選は午後2時30分よりノックアウト方式で行われた。開始時点の気温は16℃。しかし最終コーナーから1コーナーに向かって冷たい追い風が吹く中での走行となった。
予選Q1:スープラ勢全車がQ2進出! トップタイムは#14山下
GT500クラスのQ1は午後3時3分に走行開始。上位8台がQ2に駒を進める。出走ドライバーは#1山本尚貴(STANLEY NSX-GT)、#3千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)、#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)、#12松下信治(カルソニックIMPUL GT-R)、#14山下健太(ENEOS X PRIME GR Supra)、#16笹原右京(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)、#17塚越広大(Astemo NSX-GT)、#19国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)、#23松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)、#24佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)、#36坪井翔(au TOM'S GR Supra)、#37平川亮(KeePer TOM'S GR Supra)、#38石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)、#39中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)そして#64伊沢拓也(Modulo NSX-GT)だ。
各ドライバーともアウトラップ、2周目、3周目と入念にウォームアップを行い、4周目からタイムアタックに入っていく。
まずは#64伊沢が4周目に1'30.428、続いて#38石浦が1'27.815をマーク。
#24佐々木は1'28.407。#64伊沢は5周目に1'28.132。そして#23松田が1'27.569でトップに。しかしすぐに#39中山が1'27.418、#8野尻が1'27.413とこれを上回るが、最後に#14山下が40kgのサクセスウェイトをものともせず、1'27.176でトップに躍り出た。
2番手には#8野尻で1'27.195、#36坪井が1'27.220で続き、以下#37平川、#38石浦、#19国本、#39中山そして#23松田までがQ2進出。スープラは全車生き残り、ここで#16笹原、#64伊沢、#17塚越、#3千代、#12松下、#24佐々木、そして前年王者の#1山本がここで敗退した。
GT300クラスはA、Bのにグループに分かれて走行し、各グループの上位8台がQ2進出の権利を得る。
Aグループは公式練習トップの#61井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が4周目に1'35.963を記録してでトップに。続いて#2加藤寛規(muta Racing Lotus MC)が5周目に1'36.104で2番手に浮上。3番手には#7荒聖治(Studie PLUS BMW)が続いた。
以下、#52吉田広樹(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)、#31中山友貴(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)、#9ケイ・コッツォリーノ(PACIFIC NAC CARGUY Ferrari)、#18名取鉄平(UPGARAGE NSX GT3)、#5平木湧也(マッハ車検GTNET MC86マッハ号)の8台がQ2進出を果たした。
続いてBグループも2周目、3周目と次第にペースを上げながらタイヤとブレーキに熱を入れ、4周目から本格的なアタックを開始。
まずは#60河野駿佑(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)が1'35.791といきなり好タイムを叩き出す。
続いて#10星野一樹(GAINER TANAX with IMPUL GT-R)、#11安田裕信(GAINER TANAX GT-R)のゲイナー勢が1分36秒台のタイムを叩き出すが、#60河野は1'35.727とさらにタイムを縮めてみせた。
結局2番手には1'36.046を記録した#55高木真一(ARTA NSX GT3)がつけ、#11安田が1'36.295で3番手。以下#65菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)、#10星野、#360青木孝行(RUNUP RIVAUX GT-R)、#96新田守男(K-tunes RC F GT3)、#4片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)までがQ2進出を果たした。
予選Q2:#19宮田が会心のアタック!!自身初のPP獲得
GT500クラスは午後3時41分に走行開始。ポールポジションを争う10分間のアタック合戦だ。
まずはコースオープンと同時に#8福住仁嶺(ARTA NSX-GT)、#14大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)、#19宮田莉朋(WedsSport ADVAN GR Supra)、#38立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)、#39ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)がコースイン。少し遅れて#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)、#36関口雄飛(au TOM'S GR Supra)、そして開幕戦に続いて代役参戦の#37阪口晴南(KeePer TOM'S GR Supra)が走行を開始した。
ここでも各ドライバーがアタックに入ったのは4周目からとなった。
まずは#38立川が1'27.114をマーク。続いて#19宮田が5周目に1'26.496を叩き出してトップに浮上する。立川も5周目に再びアタックを行なったが、タイムは1'27.031と一歩及ばなかった。
そして最後に#8福住が1'26.499と、19号車にわずか千分の3秒差という好タイムを叩き出したところでチェッカーが提示された。
その結果、国本雄資/宮田莉朋組(19号車・WedsSport ADVAN GR Supra)が第2戦のポールポジションを獲得。TGR TEAM WedsSport BANDOHにとっては2016年10月の第7戦チャン・インターナショナルサーキット以来、実に4年7ヶ月ぶりのポール獲得となった。宮田にとってはこれがGT500で初のポールポジションだ。
2番手には野尻智紀/福住仁嶺組(8号車・ARTA NSX-GT)がつけ、立川祐路/石浦宏明組(38号車・ZENT CERUMO GR Supra)が3番手から明日の決勝をスタートすることになった。
GT300クラスは午後3時23分に走行開始。ここで#2muta Racing INGINGは第3ドライバーの小高一斗にアタックを任せた。
Q1同様に2周目、3周目とウォームアップを行って4周目からアタックに入る各車。
まずは#52川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が1'36.005。続いて#2小高一斗(muta Racing Lotus MC)が1'36.233を記録し、#55佐藤蓮(ARTA NSX GT3)が1'35.485でトップに。Q1トップの#60吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)は1'36.079で3番手だ。
しかし#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が5周目のアタックで1'35.343を叩き出して一気にトップへ。#55佐藤も5周目のセクター1で全体ベストを叩き出すも、コントロールラインに戻ってくると1'35.702とタイム更新ならず。
これにより今季から新型BRZを投入したが井口卓人/山内英輝組(61号車・SUBARU BRZ R&D SPORT)ポールポジションを獲得。高木真一/佐藤蓮組(55号車・ARTA NSX GT3)が2番手につけ、6周目に1'35.824を記録した吉本大樹/河野駿佑組(60号車・SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)が3番手という結果となった。
第2戦決勝は明日の午後2時30分より110周(500km)で行われる。2年ぶりに行われる長距離レースを制するのは果たしてどのチームだろうか。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
さFIA-F4選手権第1戦の決勝が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、#6木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング)が1年間のブランクをものともせず、ポール・トゥ・ウィンでFIA-F4初優勝を達成した。
(天候:晴れ コース:ドライ)
第1戦決勝は午後1時20分より14周で行われた。スタート時の気温は16℃だ。
なお予選でトップタイムを記録した#36荒川麟(TGR-DC RS トムススピリットF4)はトラックリミット違反により7グリッド降格の8番手スタートとなり、繰り上げで#6木村がポールポジションからスタートすることになった。
スタートでトップに立ったのは#6木村。#5小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング)も1コーナーでインから並びかけるが、コカコーラコーナーでは#6木村が先行した、3番手には#35野中誠太(TGR-DC RS トムススピリットF4)がつけ、5番手スタートの#7太田格之進(HFDP/SRS/コチラレーシング)が4番手に浮上した。
僅差で追い上げる#5小出だったが、ストレートの伸びでは#6木村にやや分があり、両者膠着状態のまま周回を重ねることになった。
その後方では6周目のヘアピンで#38清水英志郎(TGR-DC RS トムススピリットF4)が#80伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)のインに飛び込んで5位に浮上。続いて#36荒川が7周目に#37奥住慈英(TGR-DC RS トムススピリットF4)をかわして7位に浮上すると、11周めのダンロップ二つ目で#80伊東のインをついて6位まで上がってきた。
一方トップ争いは、レースの折り返し点となる7周目を終えた時点での#6木村が0.593秒のリード。8周目には0.969とやや差が開いてきた。その後も懸命に食らいつく#5小出だったが、#6木村は最後まで付け入る隙を与えずに14周を走り切り、自身初のFIA-F4優勝を達成した。2位は#5小出、#35野中が3位に入った。
インディペンデントカップはスタートでトップに立った#11HIROBON(Rn-sports Amdare)を#43DRAGON(ZAP SPEED F110)が13周目のコカコーラコーナーで交わしてトップに立ち、そのまま逃げ切って優勝している。
第2戦決勝は明日の朝8時15分より14周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO