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SUPER FORMULA

第3戦SUGO決勝 悪天候でレースは途中終了、野尻が今季2勝目を飾る

表彰式

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の決勝が、6月23日、宮城県・スポーツランドSUGOで行われた。悪天候でクラッシュが相次いだレースは、予定された51周の約4分の1で終了。ポールポジションスタートの野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が今季2勝目を飾った。

 決勝日は、朝から雨が降り続き、時折霧が発生する難しい天候となった。

 決勝前のウォームアップ走行で、山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が最終コーナーでクラッシュ。このため損傷したガードレールの修復に時間を要し、予定時刻の午後2時30分から約1時間遅れて、セーフティカー(SC)先導でスタートが切られた。

 5周を終えたところでSCランが解除されたものの、この周の最終コーナーで8番グリッドスタートの大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)がクラッシュ。これで再度SCランとなる。

 12周終了でSCランが解除。しかし、またしても解除された13周目の最終コーナーで、阪口晴南(VERTEX CERUMO・INGING SF23)がクラッシュ。このアクシデントにより、レースは赤旗が提示され中断となった。

 全車が一旦メインストレート上に縦に並び、レース再開または終了の判断を待つことになった。

 この時点での順位は、野尻、岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、大湯都史樹(VERTEX CERUMO・INGING SF23)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)。

 そして、午後4時27分にレースを運営する日本レースプロモーションの近藤真彦会長が、来場した観客に向け、中断をもってレースを終了する旨をアナウンス。

 レースは赤旗提示前の12周終了時点で成立となった。

 なお、周回数が少なかったことで、規定によりシリーズポイントはハーフポイントとなった。

レースはセーフティーカー先導で始まった

優勝・野尻智紀、2位・岩佐歩夢でチーム無限が1-2

決勝2位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第3戦SUGO決勝結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
116野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1226'22.982--
215岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1226'23.656 0.674 0.674
336坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1226'24.532 1.550 0.876
45牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1226'25.701 2.719 1.169
539大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1226'26.038 3.056 0.337
63山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1226'26.620 3.638 0.582
720国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1226'28.132 5.150 1.512
84小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1226'28.229 5.247 0.097
950木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1226'28.771 5.789 0.542
107小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1226'28.899 5.917 0.128
1165佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1226'29.713 6.731 0.814
1238阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1226'30.463 7.481 0.750
138福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1226'31.050 8.068 0.587
146太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1226'32.070 9.088 1.020
1512三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1226'32.238 9.256 0.168
1637笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1226'32.665 9.683 0.427
1719平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1226'33.90510.923 1.240
1853ジュジュTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1226'35.87112.889 1.966
1955松下 信治TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1226'37.43814.456 1.567
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-14大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
49'44.2598Laps8Laps
-64山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
0d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 16 野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23) 1'27.606 (13/14) 128.276 km/h
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SUPER FORMULA LIGHTS

第9戦SUGO決勝記者会見 優勝・野中誠太「ぼくには雨の経験値があった」

優勝 野中誠太(TOM'S)

決勝記者会見:優勝した野中誠太(TOM\'S)

 「少ない周回数でしたが、スタートを決めることができました。ライツで雨のレースを経験している人は少ないと思いますが、ぼくは経験値があるので前に出ることができたと思います。特別なことはやっていませんが、ドライとグリップレベルが違って、ホイールスピンをしやすいので、クラッチのつなぐ量とかを少なくしています。1コーナーでは余裕で前に出ていたわけではなくて、ブレーキング勝負でリスクを背負っていきいました。今週はドライもレインもペースがなかったので、SCには助けられました」 」

2位 小出峻(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:2位の小出峻(B-MAX RACING TEAM)

 「午前中がSCスタートになったので、レインタイヤがどれくらい路面に食いつくかというのを確かめられませんでした。4番手の野中選手がすごいいいスタートで、1コーナーでサイドバイサイドになって、守りたかったんですが、野中選手の1コーナーのグリップがよかったので、前に出してしまいました。そこから追い抜こうとプッシュしたんですがSCが出て、そのまま終わってしまいました」

3位 中村仁(TOM'S)

決勝記者会見:3位の中村仁(TOM\'S)

 「敗因はスタートでした。朝からスタート練習を何回もして、エンストだけは避けようと思いましたが、反応が悪かったです。エンストしなかったので5点くらいは与えてもいいのかなと思います。5位まで落ちましたが、その後はいい位置取りができました」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA LIGHTS

第9戦SUGO決勝 好スタートの野中誠太が今季3勝目 レースは視界不良のためSCランで終了

等間隔で走行するトップ3台

 スーパーフォーミュラ・ライツ第9戦は23日、スポーツランドSUGOで決勝を行い、4番グリッドから好スタートを切った野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)がトップに立つと、セーフティーカーランで終了したレースを制して今季3勝目を飾った。

 レースは午後0時35分にフォーメーションラップが始まった。雨は間断なく降り続き、霧も立ちこめてきたが、今回はセーフティーカー(SC)先導ではなく、スタンディングスタートとなった。

 好スタートを切ったのは4番グリッドの野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)。ストール気味だった、前方グリッドの中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)の左側をすり抜け、ポールポジションの小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)、3番グリッドの荒川麟(B-MAX RACING 324)にアウトから並びかけると、1コーナで並走しつつトップに立った。2位には小出が、3位には好スタートを切った古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が上がるが、3コーナーでコースオフ。中村が3位に浮上し、4位には荒川が、5位には古川が、6位には小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が続く。

 トップの野中は1周目に2位の小出を1秒5離すと、2周目には1秒8まで広げる。しかし3周目からは小出が徐々に野中との差を詰め始めその差は1秒7、4周目には1秒3、5周目には0秒9と接近する。

 しかし、レースは7周目に霧が濃くなり、視界不良のためSCが導入された。

 この後も視界は回復することなく、レースは16周目に規定の30分間を経過したためSCランのまま終了。野中が今季3勝目を飾った。2位には小出が、3位には中村が、4位には荒川が、5位には2周目に古谷をパスした小林が、6位には古谷が入った。

 マスタークラスは1周目にポールポジションの今田信宏(JMS RACING TEAM)をかわしたDRAGON(TEAM DRAGON 324)が2連勝を飾った。

 レースは規定周回数の75%、14周以上を周回したためフルポイントが与えられる。この結果、野中はドライバーポイントを38まで伸ばしリーダーを守った。2位には31ポイントで小出が、3位には30ポイントで中村が続いている。

 第10戦~12戦は、富士スピードウェイに舞台を移し、7月20日、21日に決勝が行われる。

雨のなか決勝がスタートした

優勝は野中誠太(TOM\'S)

決勝2位は小出峻(B-MAX RACING TEAM)

決勝3位は中村仁(モビリティ中京 TOM\'S 320 TGR-DC)

レースはセーフティーカー先導で終わった

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA LIGHTS

第9戦SUGO決勝結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 9 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
136野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1630'27.157--
250小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1630'29.776 2.619 2.619
335中村 仁モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1630'31.096 3.939 1.320
451荒川 麟B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1630'32.631 5.474 1.535
538小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1630'33.837 6.680 1.206
637古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1630'34.613 7.456 0.776
72荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1630'35.181 8.024 0.568
81ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1630'35.525 8.368 0.344
930M1DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1630'44.41817.261 8.893
104M2今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1630'45.09317.936 0.675
1113M3藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1630'45.88818.731 0.795
128M4清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
1630'46.52919.372 0.641
---- 以上規定周回数(90% - 14 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 35 中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC) 1'32.454 (6/16) 139.652 km/h
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第8戦SUGO決勝記者会見 優勝・中村仁「ハイペースで走れた」

優勝 中村仁(TOM'S)

決勝記者会見:優勝した中村仁(TOM\'S)

 「SCスタートで、抜きづらいレースになると思いましたが、ケイレン選手が3コーナーでミスしたところをうまく前に出ることができました。その後もハイペースで走れたので内容もすごくよかったです。大きなミスをしないようにしつつ速さも求め、新しい走りも試していました。次のレースも相手がミスすることを望んでいるわけではなく、ペースには自信があるのでオーバーテクは可能だと思っています」

2位 荒尾創大(TODA RACING)

決勝記者会見:2位の荒尾創大(TODA RACING)

 「SCスタートで中村選手の後ろにつけていましたが、抜くことはできず、ケイレン選手がミスをしたときにも抜けませんでしたが、ペースはぼくの方がよかったです。後ろから小出選手が迫ってきたので焦ってミスをして抜かれてしまいました。最終ラップにチャンスをつかむことができてよかったです。次のレースですが、SCでもグリッドスタートでもどちらのコンディションでも合わせられるようにしていきます」

3位 ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:3位のケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)※この後5位に降格

 「雨のなかの初レースでトリッキーで、得ることが多かったです。1~3コーナーの走りをつかんでなくて、ミスをしてしまいました。クルマのバランスにも問題があり、こういう結果になってしまいました。昨日もトラブルでいい週末ではないです。この経験を生かして次のレースに臨みますが、最後尾グリッドなのでポイント獲得は厳しいと思います」

 ※3位のケイレン・フレデリックは、この後ペナルティーを科され5位に降格となっている。

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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第8戦SUGO決勝 中村仁が雨のレースを制し初優勝

優勝は中村仁(モビリティ中京 TOM\'S 320 TGR-DC)

 スーパーフォーミュラ・ライツ第8戦は、6月23日、スポーツランドSUGOで決勝を行い、フロントロー2番手からスタートした中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が、セーフティカースタートとなった雨中のレースを独走で制し、初優勝を飾った。

 全国的に広く雨となった日曜日。ウェットでのレースは今シーズン初。まして、今季から導入された新エンジンの特性、クムホタイヤなど、雨における未知な要素が多いだけに、各チーム、ドライナーは手探り状態のなかでスタートを迎えた。

 降り続く雨のなか、午前9時にセーフティカー(SC)先導でスタートが切られるが、3周目にマスタークラスの藤原誠(TEAM DRAGON 324)がスピンしてストップ。これによりさらにSC先導が2周続くことになり、その後、実質のスタートが切られた。

 トップで1〜2コーナーを抜けたポールポジションスタートのケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)だったが、3コーナーで膨らんでしまい、中村に先行を許してしまう。

 トップに立った中村は、ただ一人1分32秒台のタイムを刻み、2位を争うフレデリック、荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)、小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)を引き離していく。その差は、8周目に2秒、14周目に6秒と徐々に大きくなっていく。

 僅差の争いを繰り広げる2位グループは、終盤15周目に順位変動が起きる。馬の背コーナー進入で荒尾が若干はらんだ隙を見逃さず小出が前へ出る。これでトップ中村、8秒遅れてフレデリック、小出、荒尾が続く形になった。

 4位以下は、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、荒川麟(B-MAX RACING 324)、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)となり、こちらは序盤から順位が動くことはなかった。

 序盤のSCランが長引いたことで、予定していた19周を終える前に最大時間30分を超えたため、18周でチェッカーを迎えることとなった。

 誰もがこのままの順位で終わると思ったラストラップ。またしても馬の背で2位グループに動きが出ることになった。3位小出がアウトから2位フレデリックに並びかけるが、フレデリックも小出を抑えようとブレーキングを遅らせたため、2台ともに膨らんでしまい、この間に荒尾が2位に浮上。

 レースは独走の中村が初優勝。漁夫の利を得た荒尾が2位、若干のタイムロスでコースに復帰したフレデリックが3位でチェッカーを受けた。

 しかし、レース後、フレデリックには「危険なドライビング行為」があったとして5秒加算のペナルティが課された。この結果、小林が3位となった。

 マスタークラスは、クラスPPスタートの今田信宏(JMS RACING TEAM)を8周目の1コーナーでかわしたDRAGON(TEAM DRAGON 324)が独走。周回を重ねるたびに今田との差を開いて、今シーズン初優勝。今田の今季5連勝を阻止した。

 第9戦決勝は本日、午後0時35分より19周で行われる。

レースはセーフティーカースタートとなった

セーフティーカーが退きレースが始まった

3コーナーでケイレン・フレデリックをパスする中村仁

決勝2位は荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)

決勝3位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S 320 TGR-DC)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第3戦SUGOフリー走行2回目 雨が強くなりアクシデントで中断、終了

フリー走行2回目:この直後、ストレートでスピンを喫した岩佐歩夢

 6月23日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦決勝日。宮城県・スポーツランドSUGOは夜半から雨に見舞われた。

 雨が降り続くなか、午前9時55分から行われたフリー走行2回目は、開始早々に岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)がストレートでスピン。ピットウォールに車両をヒットさせてしまい、走行は中断。

 その後、雨足が強くなったため、安全確保の観点から走行は再開されず終了となった。

 決勝は、午後2時30分から51周(または75分)で行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA LIGHTS

第8戦SUGO決勝結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
135中村 仁モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1831'16.226--
22荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1831'28.33312.10712.107
338小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1831'29.55413.328 1.221
451荒川 麟B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1831'30.96114.735 1.407
5*1ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1831'34.11917.893 3.158
637古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1831'34.60318.377 0.484
7*36野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1831'36.48020.254 1.877
850小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1831'49.42133.19512.941
930M1DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1832'07.58751.36118.166
104M2今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1832'16.5851'00.359 8.998
118M3清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
1832'46.0501'29.82429.465
12*13M4藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1632'34.3392Laps2Laps
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC) 1'32.093 (17/18) 140.200 km/h
  • CarNo. 13は、H項2.10.11(SC中の危険走行/スピン)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 1は、2024 SFL統一規則15.1.2(危険なドライブ行為/コース外への押し出し)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
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SUPER FORMULA

第3戦SUGOフリー走行2回目結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Free Practice 2 Weather:Rain Course:Wet
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
150木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'34.502--136.626
26太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.764 1.262 1.262134.825
337笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.390 1.888 0.626133.950
455松下 信治TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'41.570 7.068 5.180127.118
553ジュジュTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'48.00813.506 6.438119.541
616野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
2'12.02437.52224.01697.796
77小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
2'14.10139.599 2.07796.281
838阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
2'22.26247.760 8.16190.758
939大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
2'32.99458.49210.73284.392
1015岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
2'43.7301'09.22810.73678.858
113山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
no time---
124小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
no time---
135牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
no time---
148福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
no time---
1512三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
no time---
1614大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
no time---
1719平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
no time---
1820国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
no time---
1936坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
no time---
2064山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
no time---
2165佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
no time---
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SUPER FORMULA LIGHTS

第7戦SUGO決勝記者会見 優勝・小出峻「タイヤを守った」

優勝 小出峻(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:優勝した小出峻(B-MAX RACING TEAM)

 「スタートを普通に決めればトップで帰ってこられると思っていました。スタートは80点くらいで決まったという感じはなかったんですが、後ろとの距離も変らず、ホールショットを取れました。2周目にファステストを狙って、そこからタイヤをマネジメントして走りました。途中、フレデリック選手のタイヤに問題があると無線で聞いて、チームメートですし、ひやひやしたので、そこからペースを1秒くらい落としてタイヤを守り、リスク無くレースを終えました。あしたは天候も展開も荒れると思うので、無理せずにチェッカーを受けたいと思います」

2位 中村仁(TOM'S)

決勝記者会見:2位の中村仁(TOM\'S)

 「スタートはいままでで一番決まりました。3位を走ってて前のフレデリック選手に追いつく場面もあったんですが、処理するのに時間がかかりました。そこで小出選手に大きな差を築かれてしまったのでそこが課題です。ウエットはもてぎのテストで走りました。そこではいいパフォーマンスだったのですが、あしたは先入観を持たずに、いい走りをしたいと思います」

3位 荒川麟(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:3位の荒川麟(B-MAX RACING TEAM)

 「オートポリスでは3戦ともスタートが悪くて、今回スタート練習をして臨みました。スタートは、よかったのですが、中村選手に抜かれたので、そこは改善点です。フレデリックが厳しそうだったのですが、無理に追いつこうとせず、タイヤマネジメントをしながら最後に抜けたらと思っていました。ライツもクムホタイヤでの雨の経験は無いんですが、あしたは自分のできることをしっかりやって、いい結果で終れたらと思います」

決勝フォトセッション:上位3名のドライバーたち

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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第7戦SUGO決勝 小出峻が今季2勝目 ケイレン・フレデリックはタイヤトラブルに泣く

優勝した小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

 スーパーフォーミュラ・ライツ第7戦は22日、スポーツランドSUGOで26周の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、スタートでトップに立つと、後続を引き離しながら今季2勝目を飾った。

 レースは午後3時35分にフォーメーションラップが始まる。気温も路面温度も高い。

 トップ3、ポールポジションの小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)、予選2位のケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、同3位の荒川麟(B-MAX RACING 324)は無難なスタートを切るが、同4位の中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)は好スタート。インから荒川に並びかけ、1コーナーで3位に浮上する。以下、5位に古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、6位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)、7位に荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)、8位に小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が続く。

 2周目に入ったストレートでは6位の野中が古谷に並びかけ、アウトから1~2コーナーで5位に浮上した。

 トップに立った小出は3周目に2位のフレデリックとの差を1秒とすると、その後も徐々にタイム差を開いていく。フレデリックは左リアタイヤにトラブルをかかえており、ペースが上がらない。それでもフレデリックは、ここ抜きにくいSUGOで懸命に後続を抑える。

 15周目、トップ小出は2位のフレデリックとの差を8秒4まで開き独走態勢。フレデリックの左リアタイヤの状態はさらに悪化し、ゴムが剥離始めるとストレートスビードが伸びず、この周3位中村、4位荒川にストレートで並びかけられ、16周目の1コーナーで相次いでかわされ4位まで後退した。

 フレデリックはこの後も順位をずるずると落とし、ついにたまらず20周目にピットインしてリタイアした。

 トップの小出は、フレデリックの状況をチームから無線で知らされ、自身もタイヤをいたわりながら、ペースをコントロール。2位の中村にタイムは詰められるものの、26周を走って4秒差でゴール。今季2勝目を飾った。

 2位には中村が、3位には荒川が、4位には野中が、5位には古谷が、6位には荒尾が入った。

 マスタークラスは、PPの今田信宏(JMS RACING TEAM)がスタートでトップに立つと、2位DRAGON(TEAM DRAGON 324)との差を開きながら優勝。開幕から無傷の4連勝を飾った。

 第8戦決勝は明日23日、午前9時より19周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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第7戦SUGO決勝結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 7 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
150小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
2633'13.506--
235中村 仁モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
2633'17.600 4.094 4.094
351荒川 麟B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
2633'19.437 5.931 1.837
436野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
2633'20.307 6.801 0.870
537古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
2633'20.742 7.236 0.435
62荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
2633'21.438 7.932 0.696
738小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
2633'21.778 8.272 0.340
84M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
2633'57.78144.27536.003
930M2DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
2634'10.65557.14912.874
1013M3藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
2634'27.3521'13.84616.697
118M4清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
2533'28.2601Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 23 Laps)完走 ----
-1ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
2025'55.7736Laps5Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 50 小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'14.466 (2/26) 173.387 km/h
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第3戦SUGOルーキー記者会見 平良響「人生で最大のキーポイント」

ルーキー記者会見に出席した平良響(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

 今回、チームインパルから初参戦を果たした平良響が、フリー走行終了後に記者会見を行った。平良は、昨年までスーパーフォーミュラ・ライツ(SFL)に3年間参戦し、最終年にランキング2位で終えたが、今年はGT300への参戦は継続したもののフォーミュラのシートは失った。今回晴れてスーパーフォーミュラに搭乗するチャンスを得た。

 「今回の出場は、鈴鹿のGTの予選が終わってから話しをもらいました。そこから3週間しかなくて、ここに向け全スケジュールを集中し、エンジニアとのコミュニケーションやスイッチの設定の仕方などを勉強してきました」

 「去年、SFLでランキング2位に終わりましたが、今年はフォーミュラはないと決まっていました。フォーミュラのシートに戻ってこられて幸せです。フリー走行では涙が出るほどうれしかったです」

 午前9時10分から90分間で行われたフリー走行では、平良は16位、トヨタエンジン勢では9位につけた。

 「普段はGTと86しか乗ってないのでスピード感にはびっくりしました。最終コーナーの首への負担は衝撃を受けるほど強かったです。トレーニングを重ねてきたのでぎりぎり持ちこたえることができました」

 「スピードが速すぎてSPや最終コーナーなど怖い部分もあります。高速コーナーではクルマの100%を生かし切れていなくて、恐怖心もあります」

 このスポット参戦の結果いかんでは、平良の今シーズン以降のシートが決定するかも知れない。普通に無理しなといいつつ、一発行かなければというプレッシャーのなか、複雑な胸中を語る。

 「今回ドンといけば、今年とか来年の話しが広がるのはわかっています。といっても一発の走り方というのは特にないので、いつもどおり走ります。でも一発ドンと行かなければいけないです」

 「今日、明日がレース人生の中で一番大事な日だと思っています。よかったら、こいついけるじゃん、という感じになるので、人生で最大のキーポイントだと思います」

 平良は沖縄県出身のいわゆる「うちなんちゅ」だ。自身の活躍で沖縄で走るカーターたちに夢を届けたいと語る。

 「沖縄に18歳まで住んでいて、本土に引っ越してきました。沖縄の小さなサーキットで育って、腕を磨いてこちらでレースをしてきました。トップフォーミュラまで上り詰めることができたので、沖縄で走ってるカート少年たちもいっぱいいるので、ぼくの姿を見せて頑張ってもらいたいと思います」

 平良は公式予選では残念ながらQ1で敗退し、予選19位の結果となった。明日の決勝では追い上げ、光るところを見せ、将来への道を切り開きたいところだ。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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第3戦SUGO公式予選記者会見 PP・野尻智紀「追い込まれたことが起爆剤」

ポールポジション 野尻智紀(TEAM MUGEN)

ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「前戦は歩夢選手がポールでぼくが5番手だったので、チームメートに差をつけられました。ものすごく悔しくて、心が折れていてレースに向き合えないメンタルでした。でも義務感もあって、レースも近づいて来て、チームのスタッフと会話をしながらメンタルを積み上げてきました。今日は走り始めがよくなかったのですが、チームと自分を信じて臨みました。追い込まれたことが起爆剤となっていままででいちばんいい走りができました。ここは初優勝してるので思い入れはすごくあります。あれから10年たちますがあの再現ができていなくて、今日はいい流れに乗れたので、このまま優勝を飾りたいと思います」

2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

予選2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 「Bグループの方がコンディション的にいいはずなのに、Q1の時点で野尻さんとタイムが変らなかったのでネガティブに捉えていました。クルマは良くもなく悪くもなく、Q2に向けてステップし、エンジニアと話し合った変更はいい感じでした。ただ、コンマ1は見える差なので、それをコース上で使い切れなかったのが悔しいです。初めてのサーキットで2戦連続いい結果が出せているのはポジティブです」

3位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

予選3位の坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

 「無限が強くてタイム差もあり、厳しい予選でした。Q1からQ2でタイムを上げられたのはよかったですが、トップ2は遠いです。開幕戦がひどすぎて、前回も僅差の6番手で、表彰台にも乗れ、順位的にはトップ争いをできるし、トムスに移籍していい形で来られていると感じています。そこはポジティブです。トップ2との差を分析して頑張りたいと思います。あした雨だと、前が見えないし、後ろの人はさらに危ないのでどうなるかわかりません。チャンスはあると思います。ノーポイントが一番いけないんですが、そのなかで優勝できればと思います」

予選フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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第3戦スポーツランドSUGO公式予選 野尻智紀が今季初ポールポジション、チーム無限フロントロー独占

ポールポジションは野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の予選が、6月22日、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が、今シーズン初ポールポジションを獲得した。岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)も2番手につけ、チーム無限がフロントローに並ぶことになった。

 朝からむっとするような蒸し暑さが続くなか、午後2時から予選が行われた。

 Aグループは、山下健太、太田格之進、小林可夢偉、三宅淳詞、野尻智紀、平良響、坪井翔、大湯都史樹、木村偉織、松下信治、佐藤蓮の11台。

 Bグループは、小高一斗、牧野任祐、福住仁嶺、大嶋和也、岩佐歩夢、国本雄資、笹原右京、阪口晴南、Juju、山本尚貴の10台という組み合わせだ。

■Q1 Aグループ

 最初にアタックを行ったのは、このQ1にニュータイヤ2セットを投入する作戦を取った木村偉織(San-Ei Gen with B-Max SF23)。開始早々に1分7秒419をマークする。

 本格的なアタックが始まったのは残り2分を切ってから。

 朝のフリー走行で好調だった坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が、1分6秒162をマークしてトップに立つが、これを野尻が1分6秒050で即座に逆転。

 フリー走行のクラッシュから修復なった車両で、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)も1分6秒380と二人に迫る。大湯都史樹(VERTEX CERUMO・INGING SF23)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)がこれに続き、最後の最後に木村が山下を上回る5番手に滑り込んでQ2進出を果たした。

 木村はこの日が25歳の誕生日。バースデーに見事Q2進出を果たした。

 順位:野尻-坪井-太田-大湯-木村-山下/佐藤-小林-三宅-平良-松下

■Q1 Bグループ

 終盤のアタックで岩佐が1分6秒058のトップタイムを叩き出し、ベテラン大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)が僅か0.001秒差で続いた。以下、阪口晴南(VERTEX CERUMO・INGING SF23)、小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)、国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)と、ここまでがQ1通過。

 この時点でチーム無限が両グループでトップを奪い、速さを印象づけた。

 順位:岩佐-大嶋-阪口-小高-国本-牧野/山本-福住-笹原-Juju

■Q2

 Q2進出のチーム構成は、チーム無限2台、ダンディライアン2台、KONDOレーシング2台、セルモ・インギング2台、トムス、B-Max、ルーキーレーシング、インパルが各1台ずつとなった。

 Q1で速さを見せたチーム無限は、路面コンディションの変化に上手くクルマを合わせ、岩佐が1分5秒364、野尻が1分5秒244と、早々に好タイムを叩き出して、他チームに先制パンチを浴びせる。

 坪井、牧野、大湯らが、このタイムに挑むが、坪井の1分5秒500が最高で、チーム無限の二人を上回ることはできず、野尻、岩佐が、明日の決勝ではフロントローに並ぶことが決まった。

 順位:野尻-岩佐-坪井-牧野-大湯-山下-太田-大嶋-国本-小高-木村-阪口

予選2位は岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

予選3位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第3戦SUGO公式予選結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/22) Weather: Fine Course: Dry
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
116A野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'06.0501'05.244
215B岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'06.0581'05.364
336A坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'06.1621'05.500
45B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.4521'05.633
539A大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'06.4481'05.764
63A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.6291'05.789
76A太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.3801'05.862
814B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'06.0591'05.934
920B国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'06.3911'05.952
104B小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.2841'06.061
1150A木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'06.5731'06.433
1238B阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'06.1711'07.797
---- 以上Q2で決定 ----
1365A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.660
1464B山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.523
157A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.925
168B福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.630
1712A三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'06.968
1837B笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'06.900
1919A平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'06.984
2053BジュジュTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'07.457
2155A松下 信治TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'07.218
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SUPER FORMULA

第3戦SUGOノックアウトQ2結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/22) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
116A野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'05.244--197.894
215B岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'05.364 0.120 0.120197.531
336A坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'05.500 0.256 0.136197.121
45B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.633 0.389 0.133196.721
539A大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'05.764 0.520 0.131196.329
63A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'05.789 0.545 0.025196.255
76A太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.862 0.618 0.073196.037
814B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'05.934 0.690 0.072195.823
920B国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'05.952 0.708 0.018195.770
104B小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.061 0.817 0.109195.447
1150A木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'06.433 1.189 0.372194.352
1238B阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'07.797 2.553 1.364190.442
Tags:

SUPER FORMULA

第3戦SUGOノックアウトQ1結果

■Aグループ

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/22) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
116野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'06.050--195.479
236坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'06.162 0.112 0.112195.148
36太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'06.380 0.330 0.218194.507
439大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'06.448 0.398 0.068194.308
550木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
HondaM-TEC HR-417E
1'06.573 0.523 0.125193.943
63山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'06.629 0.579 0.056193.780
---- 以上Q2進出 ----
765佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'06.660 0.610 0.031193.690
87小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'06.925 0.875 0.265192.923
912三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
HondaM-TEC HR-417E
1'06.968 0.918 0.043192.800
1019平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD 01F
1'06.984 0.934 0.016192.753
1155松下 信治TGM GP SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'07.218 1.168 0.234192.082
---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ----

■Bグループ

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/22) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
115岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'06.058--195.456
214大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTATRD 01F
1'06.059 0.001 0.001195.453
338阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'06.171 0.113 0.112195.122
44小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'06.284 0.226 0.113194.789
520国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD01F
1'06.391 0.333 0.107194.475
65牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'06.452 0.394 0.061194.297
---- 以上Q2進出 ----
764山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'06.523 0.465 0.071194.089
88福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'06.630 0.572 0.107193.778
937笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'06.900 0.842 0.270192.996
1053ジュジュTGM GP SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'07.457 1.399 0.557191.402
---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ----

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第7戦、第8戦SUGO公式予選ドライバーコメント 第8戦PP・ケイレン・フレデリック「天と地の差」

第7戦ポールポジション、第8戦予選4位 小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

第7戦ポールポジション、第8戦予選4位の小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

 「木曜日の練習から調子自体は悪くなくて、安定して上にいました。ポールを確実にするためにエンジニアと話をして、ドライビングを見直しました。第7戦はうまくはまりましたね。第8戦は、第7戦からの路面の変化を読み切れなくて、ちょっとポールを取れませんでした。決勝ですが、やるべきことは普通にスタートして、そのまま危なげない走りで勝ちたいと思います。第7戦勝てば第9戦のポールなので第7戦の方が重要度は高いので、予選的にはトータルでよかったと思います」

第7戦予選2位、第8戦ポールポジション ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)

第7戦予選2位、第8戦ポールポジションのケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)

 「第7戦が2位、第8戦がポールポジションで、2レースともにフロントローからスタートできることはとても嬉しいです。今回のリザルトはオートポリス大会と比べて天と地の差があります。チームがオートポリスからクルマを見直してくれて、今回のパフォーマンスを示すことができました。チームの持てる力、スピードをアピールすることができて良かったです」

第7戦予選3位、第8戦予選6位 荒川麟(B-MAX RACING 324)

第7戦予選3位、第8戦予選6位の荒川麟(B-MAX RACING 324)

 「第7戦は僅差で、トップが見えたので第8戦は思い切っていったら、セクター2で飛び出してしまいました。タイヤのいいところを使えずに沈んでしまいました。攻めた結果なのでしょうがないです。決勝ですが、オートポリスもここもぜんぜん抜けないので、スタート勝負になると思います。でも、スタートは得意ではないです」

第7戦予選4位、第8戦予選2位 中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)

第7戦予選4位、第8戦予選2位の中村仁(モビリティ中京 TOM\'S 320 TGR-DC)

 「第7戦はおおきなミスが響きました。第8戦も行けたかも知れないというタラレバがありました。そこが課題です。コースのコンディションとか読んで、一発で合わせきるという力がまだまだなくて未熟だと感じます。第7戦の大きなミスを修正して走れたのはよかったんですが、第8戦はその反面消極的になってしまいました。練習もロングで走りましたが、今日は暑いのでそこはシビアになってくると思います。スタートさえミスしなければ表彰台は乗れると思います」

第7戦予選7位、第8戦予選3位 荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)

第7戦予選7位、第8戦予選3位の荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)

 「第7戦の予選はミスもあっていい形で終れませんでしたが、第8戦の予選ではうまくまとめることができ、まずまずの順位で終れてよかったです。第7戦はトップからコンマ3でしたが、自分のミスでそれ以上落としているのがあるので、それがなければちぎれたのかなと思います。決勝ですが、順位を上げられればいいですが、前回のレースもいいスタートを切れてないので、まずは普通にスタートしたいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
Shigeru KITAMICHI
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第7戦、第8戦SUGO公式予選 第7戦は小出峻が、第8戦はケイレン・フレデリックがポールポジション

第7戦ポールポジション、第8戦予選4位の小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

第7戦予選2位、第8戦ポールポジションのケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦、第8戦は22日、スポーツランドSUGOで公式予選を行い、第7戦は小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、第8戦はケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)がポールポジションを獲得した。

 第7戦の公式予選は午前11時から10分間で行われた。天候は晴れで、徐々に暑くなってきた。

 真っ先にコースインしたのは小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)。3周ウォームアップを行い、4周目に1分13秒574を記録しトップに立つ。このタイムを上回ったのは、3周目にアタックした古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)で13秒575で小林をかわしトップに立つ。

 さらに、小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、1分13秒260でトップに立つと、2位にはケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が13秒260で続く。3位にも荒川麟(B-MAX RACING 324)が13秒336で上がってきた。

 4位には中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が上がり、古谷は5位、小林は6位まで順位を落とし予選を終えた。7位には荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が、ここまで2勝を飾っている野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が8位で続いた。

 ポールポジション(PP)小出と2位フレデリックとの差は0秒072、その後ろの3位の荒川は0秒004差、トップから8位荒尾まではなんと0秒490差で、僅差の予選となった。

 マスタークラスは総合9位で今田信宏(JMS RACING TEAM)がPPを獲得した。

 第8戦の公式予選は第7戦終了から10分間のインターバルで午前11時20分より10分間で行われた。

 ここでも小林が真っ先にアタックを敢行。1分13秒290でトップに立つ。古谷が13秒437で2位につけるが、直後、中村が13秒037をたたき出しトップに浮上。

 その中村を上回ったのはフレデリック。1分13秒025でトップに立った。その後、荒川がセクター1で全体ベストを更新しながらアタックを続けるが、コースアウトして万事休す。フレデリックが来日初PPを獲得した。2位には中村が、3位にはタイムを更新してきた荒尾が入った。

 第7戦PPの小出は振わず、4位。5位には小林が、6位には荒川が入った。

 マスタークラスは前戦に続き、総合9位で今田信宏(JMS RACING TEAM)がPPを獲得した。

 第7戦決勝は本日22日午後3時35分より26周で、第8戦決勝は明日23日午前9時より19周で行われる。

第7戦予選3位、第8戦予選6位の荒川麟(B-MAX RACING 324)

第7戦予選4位、第8戦予選2位の中村仁(モビリティ中京 TOM\'S 320 TGR-DC)

第7戦予選7位、第8戦予選3位の荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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第8戦SUGO公式予選結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/22) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
11ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'13.025--176.808
235中村 仁モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'13.037 0.012 0.012176.779
32荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1'13.151 0.126 0.114176.503
450小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'13.236 0.211 0.085176.299
538小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'13.290 0.265 0.054176.169
651荒川 麟B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'13.328 0.303 0.038176.077
737古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1'13.437 0.412 0.109175.816
836野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'13.599 0.574 0.162175.429
94M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'15.023 1.998 1.424172.099
1030M2DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'15.554 2.529 0.531170.890
118M3清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
1'15.952 2.927 0.398169.994
1213M4藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'16.060 3.035 0.108169.753
---- 以上基準タイム予選通過 ----
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第7戦SUGO公式予選結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/18) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 7 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
150小出 峻HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'13.260--176.241
21ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'13.332 0.072 0.072176.068
351荒川 麟B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'13.336 0.076 0.004176.058
435中村 仁モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'13.440 0.180 0.104175.809
537古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
1'13.515 0.255 0.075175.629
638小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'13.574 0.314 0.059175.489
72荒尾 創大HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
1'13.590 0.330 0.016175.450
836野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
1'13.750 0.490 0.160175.070
94M1今田 信宏JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'15.336 2.076 1.586171.384
1030M2DRAGONTEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'15.585 2.325 0.249170.820
1113M3藤原 誠TEAM DRAGON 324
TEAM DRAGON
1'17.067 3.807 1.482167.535
128M4清水 康弘GNSY 324
GNSY RACING
1'17.201 3.941 0.134167.244
---- 以上基準タイム予選通過 ----
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第3戦SUGOフリー走行1回目 大湯都史樹がトップタイム

フリー走行1回目:トップタイムは大湯都史樹(VERTEX CERUMO・INGING SF23)

 6月22日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦が開催されている宮城県・スポーツランドSUGOは朝から好天に恵まれた。午前中に行われたフリー走行1回目では、昨年もSUGOでポールポジションを奪っている大湯都史樹(VERTEX CERUMO・INGING SF23)がトップタイムをマークした。

 FIA-F2王者のテオ・プルシェールの離脱以来、後任ドライバーが確定していないチーム・インパルの19号車は、今回、昨年のSFライツシリーズ2位で、今季スーパーGT(300クラス)で活躍する平良響(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)がドライブすることになった。平良にとっては、思いがけず巡ってきたチャンスを生かせるのか、注目される。

 午前9時10分から行われたフリー走行では、まずは全車ユーズドタイヤで様子を探るように走行を開始。

 開始20分。太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が馬の背コーナー進入でクラッシュ。スロットルが戻らないトラブルが原因のようだが、マシン修復のため、太田は以降走行できず。いきなり予選を迎えることになってしまった。SUGOでは高い勝率を誇るダンディアライアンレーシングにとっては、痛いアクシデントだ。

 ここまでのトップ3は、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)。タイムは坪井が1分7秒790と序盤にしては好タイムだ。

 開始40分過ぎから徐々にアタックを行う車両が出て、野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が1分7秒956、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が1分7秒876、山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が1分7秒825と、2位タイムを塗り替えるが、坪井のタイムには届かない。

 50分を経過すると、野尻1分7秒746、岩佐1分7秒250、と佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)1分7秒063と、立て続けにトップタイムが塗り替えられる。

 60分経過。残り30分となったところでの順位は、佐藤-岩佐-野尻-坪井-山本-牧野と続き、今回デビューの平良は16位(1分8秒539)、注目のJujuは最下位の21位(1分9秒859)。

 66分経過。坪井が1分06秒647でトップに返り咲く。

 大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)も上位に顔を出し、トヨタエンジン搭載者が上がってきた。

 73分経過。大湯都史樹(VERTEX CERUMO・INGING SF23)が1分6秒301とトップタイムを更新。山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)も3番手タイムで、トップ3はトヨタ勢が占める。

 83分経過。岩佐が1分6秒454で2番手に浮上。平良は1分7秒613で10位にまで上げてきた。

 予選を想定したアタックは残り4分を切ってから始まった。

 好調さを窺わせる大湯が自らのタイムを更新する1分6秒133でトップを堅持。以下、福住-岩佐-山下-山本-坪井-笹原-牧野-小高-佐藤と続き。ここまでがトップ10 。平良は16位、Jujuは20位で走行を終えた。

 予選は、午後2時から行われる。

フリー走行1回目:2位は福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)

フリー走行1回目:3位は岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

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第3戦SUGOフリー走行1回目結果

東北大会 in スポーツランドSUGO -RIJ- (2024/06/22) Free Practice 1 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
139A大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'06.133--195.234
28B福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.426 0.293 0.293194.373
315B岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'06.454 0.321 0.028194.291
43A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.508 0.375 0.054194.133
564B山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.539 0.406 0.031194.043
636A坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'06.647 0.514 0.108193.728
737B笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'06.655 0.522 0.008193.705
85B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.672 0.539 0.017193.656
94B小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.960 0.827 0.288192.823
1065A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'07.063 0.930 0.103192.526
1138B阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'07.203 1.070 0.140192.125
1214B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'07.207 1.074 0.004192.114
1355A松下 信治TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'07.225 1.092 0.018192.062
1420B国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'07.276 1.143 0.051191.917
1516A野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'07.490 1.357 0.214191.308
1619A平良 響ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'07.613 1.480 0.123190.960
177A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'08.199 2.066 0.586189.319
1812A三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'08.316 2.183 0.117188.995
1950A木村 偉織San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'08.410 2.277 0.094188.736
2053BジュジュTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'08.918 2.785 0.508187.344
216A太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'09.806 3.673 0.888184.961
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MEC120 Minutes Enduarance Challenge

第1戦鈴鹿決勝優勝ドライバーコメント 荒川麟「ストレートに戻ってきたときトップだとわかった」

総合優勝の大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)

総合&v.Grantzクラス優勝 大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)

猪爪杏奈(スタートドライバー)
 「ロング重視のセッティングにしたので、ニュータイヤのおいしいときに抜かれましたが、ペースはよかったです。安定していいクルマを作ってもらったので、ペースのいいままバトンを渡せました」
大阪八郎(チーム代表/2スティント目を担当)
 「最初からショートで行く予定でした。猪爪選手をできるだけ引っ張って、ぼくがショートで、最後の荒川選手が45分という予定でした。SCが多くてみなさん入れないなかで、ショートで入った戦略がよかったです」
荒川麟(最終3スティント目を担当)
 「ピットアウトしたときは無線が聞き取れなくて順位はわかりませんでした。とあえず、全力で走って前のクルマを抜こうと思っていました。ストレートに戻ってきたときにP1と出てたのでトップだとわかりました」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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MEC120 Minutes Enduarance Challenge

第1戦鈴鹿決勝 SCが4度入る大荒れのレースを制したのは大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(DrDry☆vGranz)

総合優勝は大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)

 ミニッツ・エンデュアランス・チャレンジ(MEC120)第1戦は16日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、v.Granzクラスは大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)が、VITA Pro-Amaクラスは斎藤愛未/三浦愛組(117号車・Team M岡部自動車D.D.R)が、VITA Ama-Amaクラスは中里紀夫/大賀裕介組(5号車・SHINSEI MiDLAND C72)が優勝した。

 レースは午後3時25分に太陽が容赦なく照りつける酷暑のなか2時間先のゴールを目指して、ローリングラップが始まった。レース中、2回の200秒間のドライバー交代を伴うピットストップが義務づけられている。

 スタートから飛ばしたのはポールシッター、山口礼/渡会太一組(777号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)の渡会。予選5位から1周目に2位に上がってきた杉本雄作/三島優輝/塩津佑介組(12号車・KF MOTORSPORT v.Granz)の塩津を4周目までに8秒8ちぎり大量リードを築く。

 5周目に12号車に代わって2位に上がってきたのが林寛樹/兒島弘訓/木村偉織組(71号車・ZENKAIRACING vGranz)の兒島。トップ渡会と兒島のタイム差は9秒4だが、ここからこの2台は同じペースで周回を始めタイム差は開かなくなった。

 7周目にはコースアウト車両があり、1回目のセーフーティーカー(SC)が導入されると、777号車渡会のリードはご破算となった。10周目にはSCが解除されるが、直後、コース上でVITAクラスの車両のフロントカウルが脱落したため2回目のSCが導入された。

 この時点でトップは777号車渡会、2位に71号車兒島、3位に12号車塩津、4位に大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)の猪爪が続く。

 17周目に777号車渡会がピットインしてドライバーを山口に交代すると、各チーム1回目のピットストップを始める。

 19周目にはデグナーでコースアウトした車両があり3回目のSCが導入されると、解除直後にまだ1回目のピットストップを行っていなかったチームも続々とピットイン。

 26周目には4位を走っていた、777号車山口がヘアピン立ち上がりから続くコーナーでVITAをパスしようと片足をコース外に落としてクラッシュ。ドライバーは無事だったがマシンが横転するほどの激しいクラッシュで、4度目のSCが導入された。

 この時点でトップは、71号車木村、2位坂直純/下野璃央組(87号車・DrDry☆vGranz)の下野、3位BANKCY/藤波清斗組(666号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)の藤波だが、この3台を含め上位陣は2回目のピットストップを残している。

 この4度目のSCはマシンの破片の回収、クラッシュパッドの修復などで24分もの時間を要した。この時間帯に最終スティントのドライバー交代を行う予定だったチームはコースにとどまり、これが勝敗の明暗を分けることとなる。

 SCが退きレースは33周目から残り19分で再開された。各チームが最後のドライバー交代を行うと、38周目、残り10分を切ったところでトップに立ったのはOOKA/佐藤公哉組(31号車・G-TECH)のOOKAだった。そしてその背後、1秒9差にはやはり早めのピットインを行った86号車荒川が迫る。

 この混乱のなか、OOKAも荒川も自身のポジションは分かっていない。39周目に荒川がスプーンでOOKAをパスしてホームストレートに戻ってきたとき、自身がトップだというのを初めて知ることとなる。

 レースは40周で2時間が経過し終了。ファイナルラップ1周前にトップに立った大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)が優勝。2位にOOKA/佐藤公哉組(31号車・G-TECH)が、3位に坂直純/下野璃央組(87号車・DrDry☆vGranz)が入った。

 VITAクラスは、序盤でポールシッターの富田栄造/富田竜一郎組(47号車・CPホールディングスNILZZ VITA)がリタイア。中盤はPro-AMAクラス藤原大輝/奥住慈英組(66号車・seven×seven VITA)とAma-Amaクラス中里紀夫/大賀裕介組(5号車・SHINSEI MiDLAND C72)の争いとなるが、Pro-Amaクラスに先行して中里紀夫/大賀裕介組(5号車・SHINSEI MiDLAND C72)が優勝を飾った。

 Pro-Amaクラスは、終止上位で争っていた女性コンビの斎藤愛未/三浦愛組(117号車・Team M岡部自動車D.D.R)が優勝した。

 このレース、2時間中、4回のSCで、SCランは55分以上にも及んだ。このためピット戦略が明暗を分け、悲喜こもごものなか、各チーム鈴鹿を後にした。第2戦はモビリティリゾートもてぎに舞台を移し、8月11日に決勝が行われる。

v.Granzクラスのスタートシーン

VITAクラスのスタートシーン

v.Granzクラス優勝は大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)

v.Granzクラス2位はOOKA/佐藤公哉組(31号車・G-TECH)

v.Granzクラス3位は坂直純/下野璃央組(87号車・DrDry☆vGranz)

v.Granzクラス4位は中川徹/青合正博組(41号車・Racing TEAM HERO'S)

v.Granzクラス5位は林寛樹/兒島弘訓/木村偉織組(71号車・ZENKAIRACING vGranz)

v.Granzクラス6位はBANKCY/藤波清斗組(666号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)

VITA Pro-Amaクラス優勝は斎藤愛未/三浦愛組(117号車・Team M岡部自動車D.D.R)

VITA Pro-Amaクラス2位は藤原大輝/奥住慈英組(66号車・seven×seven VITA)

VITA Pro-Amaクラス3位は吉村雅一/谷川達也組(105号車・ヨシムラオートVITA)

VITA Ama-Amaクラス優勝は中里紀夫/大賀裕介組(5号車・SHINSEI MiDLAND C72)

VITA Ama-Amaクラス2位は西尾和早/猪股京介組(85号車・CURクローズアップレーシング制動屋)

VITA Ama-Amaクラス3位は上田裕司/西沢耕治組(333号車・野郎レーシング★萬雲塾★VITA)

v.Granzクラスの表彰式

VITA Pro-Amaクラスの表彰式

VITA Ama-Amaクラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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MEC120 Minutes Enduarance Challenge

第1戦鈴鹿決勝結果

【総合】

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/16) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCarLapTimeBehindGap
186v.Granz1大阪 八郎
猪爪 杏奈
荒川 麟
DrDry☆vGranz402:01'17.883--
231v.Granz2OOKA
佐藤 公哉
G-TECH402:01'24.081 6.198 6.198
387v.Granz3坂 直純
下野 璃央
DrDry☆vGranz402:02'02.85244.96938.771
441v.Granz4中川 徹
青合 正博
Racing TEAM HERO'S402:02'28.4991'10.61625.647
571v.Granz5林 寛樹
兒島 弘訓
木村 偉織
ZENKAIRACING vGranz402:02'34.5551'16.672 6.056
6*666v.Granz6BANKCY
藤波 清斗
seven×seven with KF MOTORSPORT402:02'34.7861'16.903 0.231
7*1v.Granz7関 正俊
河村 直樹
グラック&KTS402:02'50.4591'32.57615.673
812v.Granz8杉本 雄作
三島 優輝
塩津 佑介
KF MOTORSPORT v.Granz402:03'11.0411'53.15820.582
9*6v.Granz9大崎 達也
岡部 隆志
岡部システムHFRP402:03'24.4062'06.52313.365
10*20v.Granz10K.K
飯田 裕樹
いむら せいじ
ABBEY RACING402:03'27.2712'09.388 2.865
1117v.Granz11鈴木 建自
木村 建登
末廣 武士
BRP NUTEC制動屋v.Granz402:03'29.9532'12.070 2.682
125VITA
Ama-Ama
1中里 紀夫
大賀 裕介
SHINSEI MiDLAND C72392:01'27.6871Lap 1Lap
13719v.Granz12臼井 卓士
山崎 学
小松 響
イッチャン392:02'17.0711Lap 49.384
147v.Granz13大野 尊久
奥村 浩一
徳升 広平
Rising west v.Granz392:03'12.2471Lap 55.176
15102v.Granz14大原 学
甲野 将哉
長島 正明
アイフォア神戸v.Granz392:03'17.6351Lap 5.388
16*85VITA
Ama-Ama
2西尾 和早
猪股 京介
CURクローズアップレーシング制動屋392:03'31.5611Lap 13.926
17*81v.Granz15長谷川 睦
AKITA
寺島 大
CLEANLIFE ITAL ABBEY392:03'33.7811Lap 2.220
18117VITA
Pro-Ama
1斎藤 愛未
三浦 愛
Team M岡部自動車D.D.R392:03'37.3151Lap 3.534
19*56v.Granz16南 清和
岩澤 優吾
坂入 悠斗
KF MOTORSPORT v.Granz v.Granz392:03'38.6651Lap 1.350
20*333VITA
Ama-Ama
3上田 裕司
西沢 耕治
野郎レーシング★萬雲塾★VITA392:03'41.5561Lap 2.891
2130VITA
Ama-Ama
4大野 宗
太田 達也
YouTube「ゴキブリ博士」VITA392:03'44.7581Lap 3.202
2266VITA
Pro-Ama
2藤原 大輝
奥住 慈英
seven×seven VITA392:03'45.0901Lap 0.332
2393VITA
Ama-Ama
5田幸 和純
米田 弘幸
TMR萬雲塾VITA392:03'47.3661Lap 2.276
2427VITA
Ama-Ama
6大沢 良明
三上 潤
ビーンズスポーツ☆SPM☆VITA392:03'48.8171Lap 1.451
25105VITA
Pro-Ama
3吉村 雅一
谷川 達也
ヨシムラオートVITA392:03'49.9751Lap 1.158
26*2VITA
Ama-Ama
7GAMISAN
HIROBON
サンズクリエイト&HIROTEX392:04'02.5221Lap 12.547
27161VITA
Ama-Ama
8木村 一廊
渡部 智仁
KOO`ON WITH ABBEY RS382:01'22.9852Laps1Lap
2828VITA
Pro-Ama
4DAISUKE
片岡 龍也
TKRI松永建設VITA382:01'51.3702Laps28.385
29*72v.Granz17大山 正芳
橋本 守生
浦田 裕喜
ダイワNアキランドv.Granz382:02'09.2352Laps17.865
3083VITA
Ama-Ama
9齋藤 隆
東 幸夫
スリーワイドレーシング.レプリスポーツ382:02'09.2582Laps 0.023
3177VITA
Ama-Ama
10井本 大雅
荻原 友美
武者 利仁
seven×seven VITA382:03'20.3592Laps1'11.101
3215v.Granz18吉村 一悟
寺西 玲央
NEXSEED V.Granz382:03'21.8932Laps 1.534
33*8VITA
Ama-Ama
11イシカワ ヨシオ
菊地 靖
東京IRCニルズvivo VITA382:05'38.7802Laps2'16.887
34787VITA
Ama-Ama
12柿沼 一峰
橋村 剛
TAKE chan
恵比寿プラチナVITA制動屋372:01'32.6093Laps1Lap
3518VITA
Ama-Ama
13櫻井 貴広
巽 雅剛
ClubD'zウエストポイント京都372:01'34.4273Laps 1.818
3696VITA
Ama-Ama
14中川 恵裕
木村 真史
ABBEY RACING372:02'13.3873Laps38.960
37*11VITA
Ama-Ama
15高橋 裕史
眞田 拓海
リーガルトップwithガレージプラチナ372:02'26.5173Laps13.130
3839VITA
Ama-Ama
16阿部 貴一
佐藤 正弘
西山 雄一
ACRE☆BBC☆SH-R VITA372:03'15.9793Laps49.462
3978VITA
Ama-Ama
17鍋家 武
岡井 貴経
イマージュToyBoxセレクトSPプラス362:03'39.3184Laps1Lap
40*37VITA
Ama-Ama
18清水 忠行
飛田 善晴
中山 正年
Progressプロμ舞VITA352:03'24.7485Laps1Lap
4161v.Granz19米谷 浩
佐々木 孝太
山本 龍司
K.Kヨネタニアキランド332:01'30.2047Laps1Lap
42*88v.Granz20山本 恭平
CHUNG ADRIAN
K-one with CALLA292:01'43.01511Laps29'18.077
---- 以上規定周回数完走 ----
-22VITA
Ama-Ama
-佐藤 元春
上野 大哲
恒志堂レーシングCLASS VITA341:51'25.1976Laps1Lap
-44VITA
Ama-Ama
-早川 正資
関口 大悟
國枝 惣一郎
クニトモエナペタルVITA291:32'24.93811Laps4Laps
-777v.Granz-山口 礼
渡会 太一
seven×seven with KF MOTORSPORT261:16'12.82614Laps3Laps
-10v.Granz-植田 正幸
阪口 晃平
藤原 優太
ルーニーアキランドv.Granz1956'18.72421Laps7Laps
-23VITA
Ama-Ama
-高橋 幸宏
阪本 一世
熊井 僚
髙橋モータースVITA01☆F1027'55.77830Laps9Laps
-47VITA
Pro-Ama
-富田 栄造
富田 竜一郎
CPホールディングスNILZZ VITA1028'13.23530Laps17.457

【クラス別】

■v.Granzクラス

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/16) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 v.Granz class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarLapTimeBehindGap
186大阪 八郎
猪爪 杏奈
荒川 麟
DrDry☆vGranz402:01'17.883--
231OOKA
佐藤 公哉
G-TECH402:01'24.081 6.198 6.198
387坂 直純
下野 璃央
DrDry☆vGranz402:02'02.85244.96938.771
441中川 徹
青合 正博
Racing TEAM HERO'S402:02'28.4991'10.61625.647
571林 寛樹
兒島 弘訓
木村 偉織
ZENKAIRACING vGranz402:02'34.5551'16.672 6.056
6*666BANKCY
藤波 清斗
seven×seven with KF MOTORSPORT402:02'34.7861'16.903 0.231
7*1関 正俊
河村 直樹
グラック&KTS402:02'50.4591'32.57615.673
812杉本 雄作
三島 優輝
塩津 佑介
KF MOTORSPORT v.Granz402:03'11.0411'53.15820.582
9*6大崎 達也
岡部 隆志
岡部システムHFRP402:03'24.4062'06.52313.365
10*20K.K
飯田 裕樹
いむら せいじ
ABBEY RACING402:03'27.2712'09.388 2.865
1117鈴木 建自
木村 建登
末廣 武士
BRP NUTEC制動屋v.Granz402:03'29.9532'12.070 2.682
12719臼井 卓士
山崎 学
小松 響
イッチャン392:02'17.0711Lap 1Lap
137大野 尊久
奥村 浩一
徳升 広平
Rising west v.Granz392:03'12.2471Lap 55.176
14102大原 学
甲野 将哉
長島 正明
アイフォア神戸v.Granz392:03'17.6351Lap 5.388
15*81長谷川 睦
AKITA
寺島 大
CLEANLIFE ITAL ABBEY392:03'33.7811Lap 16.146
16*56南 清和
岩澤 優吾
坂入 悠斗
KF MOTORSPORT v.Granz v.Granz392:03'38.6651Lap 4.884
17*72大山 正芳
橋本 守生
浦田 裕喜
ダイワNアキランドv.Granz382:02'09.2352Laps1Lap
1815吉村 一悟
寺西 玲央
NEXSEED V.Granz382:03'21.8932Laps1'12.658
1961米谷 浩
佐々木 孝太
山本 龍司
K.Kヨネタニアキランド332:01'30.2047Laps5Laps
20*88山本 恭平
CHUNG ADRIAN
K-one with CALLA292:01'43.01511Laps4Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-777山口 礼
渡会 太一
seven×seven with KF MOTORSPORT261:16'12.82614Laps3Laps
-10植田 正幸
阪口 晃平
藤原 優太
ルーニーアキランドv.Granz1956'18.72421Laps7Laps

■VITA Pro-Amaクラス

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/16) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 VITA Pro-Ama class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarLapTimeBehindGap
1117斎藤 愛未
三浦 愛
Team M岡部自動車D.D.R392:03'37.315--
266藤原 大輝
奥住 慈英
seven×seven VITA392:03'45.090 7.775 7.775
3105吉村 雅一
谷川 達也
ヨシムラオートVITA392:03'49.97512.660 4.885
428DAISUKE
片岡 龍也
TKRI松永建設VITA382:01'51.3701Lap 1Lap
---- 以上規定周回数完走 ----
-47富田 栄造
富田 竜一郎
CPホールディングスNILZZ VITA1028'13.23529Laps28Laps

■VITA Ama-Amaクラス

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/16) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 VITA Ama-Ama class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarLapTimeBehindGap
15中里 紀夫
大賀 裕介
SHINSEI MiDLAND C72392:01'27.687--
2*85西尾 和早
猪股 京介
CURクローズアップレーシング制動屋392:03'31.5612'03.8742'03.874
3*333上田 裕司
西沢 耕治
野郎レーシング★萬雲塾★VITA392:03'41.5562'13.869 9.995
430大野 宗
太田 達也
YouTube「ゴキブリ博士」VITA392:03'44.7582'17.071 3.202
593田幸 和純
米田 弘幸
TMR萬雲塾VITA392:03'47.3662'19.679 2.608
627大沢 良明
三上 潤
ビーンズスポーツ☆SPM☆VITA392:03'48.8172'21.130 1.451
7*2GAMISAN
HIROBON
サンズクリエイト&HIROTEX392:04'02.5222'34.83513.705
8161木村 一廊
渡部 智仁
KOO`ON WITH ABBEY RS382:01'22.9851Lap 1Lap
983齋藤 隆
東 幸夫
スリーワイドレーシング.レプリスポーツ382:02'09.2581Lap 46.273
1077井本 大雅
荻原 友美
武者 利仁
seven×seven VITA382:03'20.3591Lap 1'11.101
11*8イシカワ ヨシオ
菊地 靖
東京IRCニルズvivo VITA382:05'38.7801Lap 2'18.421
12787柿沼 一峰
橋村 剛
TAKE chan
恵比寿プラチナVITA制動屋372:01'32.6092Laps1Lap
1318櫻井 貴広
巽 雅剛
ClubD'zウエストポイント京都372:01'34.4272Laps 1.818
1496中川 恵裕
木村 真史
ABBEY RACING372:02'13.3872Laps38.960
15*11高橋 裕史
眞田 拓海
リーガルトップwithガレージプラチナ372:02'26.5172Laps13.130
1639阿部 貴一
佐藤 正弘
西山 雄一
ACRE☆BBC☆SH-R VITA372:03'15.9792Laps49.462
1778鍋家 武
岡井 貴経
イマージュToyBoxセレクトSPプラス362:03'39.3183Laps1Lap
18*37清水 忠行
飛田 善晴
中山 正年
Progressプロμ舞VITA352:03'24.7484Laps1Lap
---- 以上規定周回数完走 ----
-22佐藤 元春
上野 大哲
恒志堂レーシングCLASS VITA341:51'25.1975Laps1Lap
-44早川 正資
関口 大悟
國枝 惣一郎
クニトモエナペタルVITA291:32'24.93810Laps5Laps
-23高橋 幸宏
阪本 一世
熊井 僚
髙橋モータースVITA01☆F1027'55.77829Laps19Laps
  • Fastest Lap(v.Granz): CarNo. 777 渡会太一(seven×seven with KF MOTORSPORT) 2'15.280 (2/26) 154.533 km/h
  • Fastest Lap(VITA): CarNo.5 中里紀夫(SHINSEI MiDLAND C72) 2'26.391 (6/39) 142.804 km/h
  • CarNo. 666, 1は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(SC中の追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 6は、MECシリーズ規則第26条1(ピット滞在時間)違反により、競技結果に対して33秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 20は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(黄旗中の追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 85, 56, 333は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第52条13.8(ローリングスタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 81は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1.2(ピットレーン速度)違反により、ペナルティーストップ10秒を科した。
  • CarNo. 81は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第57条1.2(妨害行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 2は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(SC中の追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 72は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1.2(ピットレーン速度)違反により、ペナルティーストップ10秒を科した。
  • CarNo. 15は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第57条1.2(妨害行為)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 8は、MECシリーズ統一規則第28条3(SC中の給油)により、競技結果に対して230秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 11は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1.2(ピットレーン速度)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 11は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第57条1.2(妨害行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 37は、MECシリーズ統一規則第25条1(スタートドライバー登録)違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo. 88は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(SC中の追い越し、スピン、危険なコース復帰)により、競技結果に対して5周減算のペナルティーを科した。
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第6戦鈴鹿決勝ドライバーコメント 優勝・小田優「残りも全部勝つ」

優勝 小田優(Drago CORSE TAKE)

優勝した小田優(Drago CORSE TAKE)

 「鈴鹿初優勝です。フォーメーションラップでリアタイヤを暖めきれなくて、最初の2周くらいはつらかったんですが、タイヤが暖まってからはペースよく走れました。最期の方がタイヤも厳しくなってタイムも落ちましたが、余裕はありました。セットアップもよかったと思います。残りもレースも全部勝って締めくくりたいと思います」

2位 迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)

決勝2位の迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)

 「スタートでエンストしたのが敗因でした。4位で1コーナーへ行ってその周で2位まで上がりました。ペースは小田選手と変らなかったんですが、あの間合いではスリップが効かず、追いついていくのは難しかったです。チャンピオンになったみたいですが、日本一に向けてクラブマンレースで頑張ってきたので、最後は勝って終わりたいと思います」

3位 加納康雅(イーグルスポーツ)

決勝3位の加納康雅(イーグルスポーツ)

 「何台か抜いてめちゃくちゃ楽しいレースでした。S-FJはカートと違って機敏に動いてくれないので、怖かったりもしました。日本一もありますし、自分にとって有意義なレースでした。3位から5位ばかりなので、今度こそきっちり優勝したいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第6戦鈴鹿決勝 ポールトゥウィンで小田優が初優勝 2位に入った迫隆眞が戴冠

優勝は小田優(Drago CORSE TAKE)

 スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ第6戦は16日、鈴鹿クラブマンレース第3戦で決勝を行い、ポールポジションからスタートした小田優(Drago CORSE TAKE)が一度もトップを譲ることなく、ポールトゥウインで優勝した。

 決勝は午前9時にフォーメーションラップが始まる。早朝より太陽が顔を出し蒸し暑いなかで各車グリッドを離れた。地崎壱星(レプリスポーツKKS-II)が出走を取りやめたため、29台が1周を回ってグリッドに着いた。

10周の決勝がスタートした

 シグナルがブラックアウトすると、ポールポジションの小田優(Drago CORSE TAKE)が素晴らしい蹴り出しで、1コーナーへ向かう。一方予選2位の迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)はグリッドでストールして出遅れ、4位に落ちた。2位には予選3位から渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が、3位には同4位から豊島里空斗(C.S.I Racing)が上がるが、迫が2コーナーで豊島に並びかけS字入口で3位に浮上した。

 予選5位の加納康雅(イーグルスポーツ)と同6位の松本拓海(EAGLE ERS)も1コーナーでサイドバイサイドとなるが、2コーナーでアウトにつけていた加納がS字入口で松本を攻略。チームメート同士のバトルは加納に軍配が上がり、予選順位通り加納が5位、松本が6位で東コースに向かった。

 続く130Rでは、2位の迫がインから前を走る渡会をパス。予選位置までポジションを回復した。その後方では、5位の加納が豊島を攻略し4位に浮上した。

 オープニングラップの1周目、トップでコントロールラインを通過したのは2位の迫を0秒9離した小田。3位に渡会が、4位に加納が、5位に豊島が、6位に松本が続く。

 2周目、2位を走る迫がファステストラップ2分15秒159をたたき出しトップ小田との差を0秒7とする。5位の豊島は、松本にもパスされ6位に落ちた。

 2位迫との差を詰められていたトップ小田だったが、タイヤが暖まると3周目~5周目にかけてここまでのファステストラップを2分14秒922、14秒739、14秒562と更新しながら迫を突き放す。5周目を終わってその差は1秒2まで開いた。

 3位の渡会もペースが上がらない。4位に上がってきた加納が序盤1秒8あった差を徐々に削り始める。5周目にその差を0秒4とすると、シケイン侵入でアウトから並びかけ、立ち上がりで前に出ると、続く6周目の1コーナーでは食い下がる渡会を制して3位に浮上した。

 ここからのトップ小田は盤石。さらに2位迫との差を広げると10周を回って2位迫との差を1秒7まで広げ優勝を飾った。2位には迫が、3位には加納が入った。

 5位の松本は9周目に4位渡会との差を0秒2とすると、最終ラップの130Rで背後につける。松本はシケイン手前でインを抑える渡会にアウトから行くと見せかけて、空いたインにずばっと切り込むとブレーキングで渡会をパスして4位に上がった。5位には渡会が、6位には豊島が入った。

 3台が参加したジェントルマンクラスは、総合18位に入った中嶋匠(Aviator A one)が優勝した。

 優勝した小田は、昨年のスーパーFJ日本一決定戦での優勝経験はあるものの、シリーズ戦では初優勝となった。

 2位に入った迫はチャンピオンシップポイントを105まで伸ばし、最終戦を待たずして今シーズンの鈴鹿・岡山シリーズのチャンピオンを決めた。迫は第1戦から第3戦まで3連勝、第4戦から第6戦まで連続2位と、文句のない成績での戴冠となった。

 最終第7戦は、10月6日にここ鈴鹿サーキットで決勝が行われる。

渡会太一と加納康雅の3位争い

決勝2位は迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)

決勝3位は加納康雅(イーグルスポーツ)

決勝4位は松本拓海(EAGLE ERS)

決勝5位は渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

決勝6位は豊島里空斗(C.S.I Racing)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
Tags:

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第6戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/16) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
143小田 優Drago CORSE TAKE
MYST KK-S2
1022'29.665--
256迫 隆眞自動車工房ミストKデンタルオフィス
MYST KK-S2
1022'31.365 1.700 1.700
331加納 康雅イーグルスポーツ
MYST KK-S2
1022'35.592 5.927 4.227
429松本 拓海EAGLE ERS
MYST KK-S2
1022'39.506 9.841 3.914
58渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1022'39.621 9.956 0.115
627豊島 里空斗C.S.I Racing
MYST KK-S2
1022'42.30212.637 2.681
722酒井 翔太ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
1022'49.05419.389 6.752
810杉田 悠真LAPS with REV RACING GARAGE
MYST KK-S2
1022'51.10121.436 2.047
97松井 啓人FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1022'56.07026.405 4.969
1071宮本 颯斗leprix sport KKS-II
MYST KK-S2
1022'56.74027.075 0.670
111元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
1022'57.15727.492 0.417
1299Aki JitranuwathATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
1022'57.29627.631 0.139
136三浦 柚貴LAPS withレヴレーシング
MYST KK-S2
1022'57.82128.156 0.525
1481丸山 陽平群馬トヨペットTEAM RiNoA
MYST KK-S2
1022'57.86628.201 0.045
1557東 慎之介サンセルモMYST/ORM
MYST KK-S2
1023'01.04131.376 3.175
162吉田 紘大ATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
1023'04.16534.500 3.124
1755板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1023'04.67235.007 0.507
1817G1中嶋 匠Aviator A one
MYST KK-S2
1023'04.75235.087 0.080
1951落合 蓮音ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
1023'05.89536.230 1.143
2044宮園 拓真ABBEY RACING
MYST KK-S2
1023'06.00736.342 0.112
2147G2山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1023'06.76937.104 0.762
2218鈴木 七瀬FORM with 雅企画
MYST KK-S2
1023'16.61446.949 9.845
2311梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
1023'17.87748.212 1.263
2478三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科07J
WEST 07J
1023'19.75950.094 1.882
254古里 拓FLEET REV KK-SII
MYST KK-S2
1023'23.17253.507 3.413
2670Rainy MedinaLucky Chaneces Race for
MYST KK-S2
1023'27.01157.346 3.839
2732天谷 伶奈TODOROKI☆KKSII
MYST KK-S2
1023'32.7411'03.076 5.730
285G3高橋 浩史BBK☆レヴレーシング
MYST KK-S2
1023'46.9051'17.24014.164
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-79八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科07J
WEST 07J
823'33.0532Laps2Laps
-16地崎 壱星レプリスポーツKKS-II
MYST KK-S2
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 43 小田優(Drago CORSE TAKE) 2'14.562 (5/10) 155.357 km/h
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MEC120 Minutes Enduarance Challenge

第1戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント 2位・藤波清斗「本当にいろんな人のおかげ」

■v.Granz

ポールポジション 山口礼/渡会太一組(777号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)

v.Granzクラスポールポジションの山口礼/渡会太一組(777号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)

 渡会「S-FJで取れなかったので(渡会はS-FJとダブルエントリー)、こちらは取ろうと思っていました。決勝はペースもいいし、チームも1-2なので状況をみながらうまく走りたいと思います。勝てるように頑張ります」

予選2位 seven×seven with KF MOTORSPORT(BANKCY/藤波清斗)

v.Granzクラス予選2位のBANKCY/藤波清斗組(666号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)

 藤波・KFMS代表「ライバルチームも1-2に来るいきおいだったので心配していました。チームを立ち上げて3年目でやっと仕上がってきて1-2を取れました。本当にいろんな人のおかげで、メカニックさんも頑張っているので、あとはぼくらがミス無く生かせればいいかなと思います。台数も多くなり、精度も上がって、データ量も多くなっているので、チームとしていい結果で終れたらと思います」

予選3位 大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)

v.Granzクラス予選3位の大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)

 荒川「ベスト周のセクター1で大きなミスをしてしまいました。シェイクダウンしたばかりでセットアップとか、パーツもないですし、そのなかでは最善の結果だと思います。みんなで協力して勝てるように頑張ります」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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MEC120 Minutes Enduarance Challenge

第1戦鈴鹿公式予選 KF MOTORSPORTが総合で1-2 ポールポジションは山口礼/渡会太一組

 ミニッツ・エンデュアランス・チャレンジ(MEC120)第1戦は15日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、v.Granzクラスは山口礼/渡会太一組(777号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)が、VITA Pro-Amaクラスは富田栄造/富田竜一郎組(47号車・CPホールディングスNILZZ VITA)が、VITA Ama-Amaクラスは佐藤元春/上野大哲組(22号車・恒志堂レーシングCLASS VITA)がポールポジションを獲得した。

 昨年からシリーズ化されたMEC120は、今シーズンも鈴鹿サーキットで開幕を迎えた。参加台数は48台を集め、v.Granz22台、VITA26台だ。特にv.Granzは過去最大のエントリーとなった。

 公式予選は、v.GranzとVITAに分けられてそれぞれ30分間で行われた。

 午後3時から行われたv.Granzでは、山口礼/渡会太一組(777号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)が渡会のドライブで早々にアタックを行い、2分13秒701を出すとピットイン。その後、このタイムを上回るチームは現れず、ポールポジション(PP)を獲得した。

 2位には僚友のBANKCY/藤波清斗組(666号車・seven×seven with KF MOTORSPORT)が入り、KF MOTORSPORTが1-2。3位には大阪八郎/猪爪杏奈/荒川麟組(86号車・DrDry☆vGranz)が続いた。

 VITA(Pro-Ama/Ama-Ama)クラスの予選は午後3時45分から行われた。

 こちらも親子でコンビを組んだPro-Amaクラスの富田栄造/富田竜一郎組(47号車・CPホールディングスNILZZ VITA)が2分25秒166を記録すると、終了までトップを明け渡すこと無くPPを獲得した。

 VITAクラス総合で2位に入りAma-AmaクラスのPPを獲得したのは佐藤元春/上野大哲組(22号車・恒志堂レーシングCLASS VITA)。3位にはPro-Amaクラス2位の藤原大輝/奥住慈英組(66号車・seven×seven VITA)が入った。

 4位もAma-AmaクラスのGAMISAN/HIROBON組(2号車・サンズクリエイト&HIROTEX)が入りクラス2位。5位、6位にはPro-Amaクラスの吉村雅一/谷川達也組(105号車・ヨシムラオートVITA)、斎藤愛未/三浦愛組(117号車・Team M岡部自動車D.D.R)が続き、7位にはAma-Amaクラスの3位の鍋家武/岡井貴経組(78号車・イマージュToyBoxセレクトSPプラス)が入った。

 決勝は明日16日、午後3時25分より2時間レースとして行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
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MEC120 Minutes Enduarance Challenge

第1戦鈴鹿公式予選結果

【総合】

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/15) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCarTimeBehindGapkm/h
1777v.Granz1山口 礼
渡会 太一
seven×seven v.Granz2'13.701--156.358
2666v.Granz2BANKCY
藤波 清斗
seven×seven v.Granz2'13.722 0.021 0.021156.333
386v.Granz3大阪 八郎
猪爪 杏奈
荒川 麟
DrDry☆vGranz2'13.966 0.265 0.244156.049
471v.Granz4林 寛樹
兒島 弘訓
木村 偉織
ZENKAIRACING vGranz2'13.977 0.276 0.011156.036
512v.Granz5杉本 雄作
三島 優輝
塩津 佑介
KF MOTORSPORT v.Granz2'14.132 0.431 0.155155.855
687v.Granz6坂 直純
下野 璃央
窪田 俊浩
DrDry☆vGranz2'14.144 0.443 0.012155.841
7719v.Granz7臼井 卓士
山崎 学
小松 響
イッチャン2'14.168 0.467 0.024155.814
861v.Granz8米谷 浩
佐々木 孝太
山本 龍司
K.Kヨネタニアキランド2'14.665 0.964 0.497155.239
910v.Granz9植田 正幸
阪口 晃平
藤原 優太
ルーニーアキランドv.Granz2'14.902 1.201 0.237154.966
1072v.Granz10大山 正芳
橋本 守生
浦田 裕喜
ダイワNアキランドv.Granz2'14.956 1.255 0.054154.904
1156v.Granz11南 清和
岩澤 優吾
坂入 悠斗
KF MOTORSPORT v.Granz v.Granz2'14.961 1.260 0.005154.898
126v.Granz12大崎 達也
岡部 隆志
岡部システムHFRP2'15.358 1.657 0.397154.444
137v.Granz13大野 尊久
奥村 浩一
徳升 広平
Rising west v.Granz2'15.397 1.696 0.039154.399
1441v.Granz14中川 徹
青合 正博
Racing TEAM HERO'S2'16.043 2.342 0.646153.666
1531v.Granz15OOKA
佐藤 公哉
G-TECH2'16.091 2.390 0.048153.612
1615v.Granz16吉村 一悟
寺西 玲央
NEXSEED V.Granz2'16.101 2.400 0.010153.601
1717v.Granz17鈴木 建自
木村 建登
末廣 武士
BRP NUTEC制動屋v.Granz2'16.328 2.627 0.227153.345
181v.Granz18関 正俊
河村 直樹
グラック&KTS2'16.396 2.695 0.068153.268
19102v.Granz19大原 学
甲野 将哉
長島 正明
アイフォア神戸v.Granz2'16.663 2.962 0.267152.969
2020v.Granz20K.K
飯田 裕樹
いむら せいじ
ABBEY RACING2'17.414 3.713 0.751152.133
2188v.Granz21山本 恭平
CHUNG ADRIAN
K-one with CALLA2'17.450 3.749 0.036152.093
2281v.Granz22長谷川 睦
AKITA
寺島 大
CLEANLIFE ITAL ABBEY2'19.161 5.460 1.711150.223
2347VITA
Pro-Ama
1富田 栄造
富田 竜一郎
CPホールディングスNILZZ VITA2'25.16611.465 6.005144.009
2422VITA
Ama-Ama
1佐藤 元春
上野 大哲
恒志堂レーシングCLASS VITA2'25.21211.511 0.046143.963
2566VITA
Pro-Ama
2藤原 大輝
奥住 慈英
seven×seven VITA2'25.28111.580 0.069143.895
262VITA
Ama-Ama
2GAMISAN
HIROBON
サンズクリエイト&HIROTEX2'25.34611.645 0.065143.831
27105VITA
Pro-Ama
3吉村 雅一
谷川 達也
ヨシムラオートVITA2'25.72812.027 0.382143.454
28117VITA
Pro-Ama
4斎藤 愛未
三浦 愛
Team M岡部自動車D.D.R2'25.92312.222 0.195143.262
2978VITA
Ama-Ama
3鍋家 武
岡井 貴経
イマージュToyBoxセレクトSPプラス2'26.27812.577 0.355142.914
3027VITA
Ama-Ama
4大沢 良明
三上 潤
ビーンズスポーツ☆SPM☆VITA2'26.41612.715 0.138142.779
3111VITA
Ama-Ama
5高橋 裕史
眞田 拓海
リーガルトップwithガレージプラチナ2'26.47512.774 0.059142.722
32787VITA
Ama-Ama
6柿沼 一峰
橋村 剛
TAKE chan
恵比寿プラチナVITA制動屋2'26.50412.803 0.029142.694
3385VITA
Ama-Ama
7西尾 和早
猪股 京介
CURクローズアップレーシング制動屋2'26.50912.808 0.005142.689
345VITA
Ama-Ama
8中里 紀夫
大賀 裕介
SHINSEI MiDLAND C722'26.53512.834 0.026142.664
3593VITA
Ama-Ama
9田幸 和純
米田 弘幸
TMR萬雲塾VITA2'26.55212.851 0.017142.647
36333VITA
Ama-Ama
10上田 裕司
西沢 耕治
野郎レーシング★萬雲塾★VITA2'26.58612.885 0.034142.614
37161VITA
Ama-Ama
11木村 一廊
渡部 智仁
KOO`ON WITH ABBEY RS2'26.66512.964 0.079142.537
3877VITA
Ama-Ama
12井本 大雅
荻原 友美
武者 利仁
seven×seven VITA2'26.76413.063 0.099142.441
398VITA
Ama-Ama
13イシカワ ヨシオ
菊地 靖
東京IRCニルズvivo VITA2'26.97013.269 0.206142.241
4030VITA
Ama-Ama
14大野 宗
太田 達也
YouTube「ゴキブリ博士」VITA2'27.34213.641 0.372141.882
4128VITA
Pro-Ama
5DAISUKE
片岡 龍也
TKRI松永建設VITA2'27.77614.075 0.434141.465
4223VITA
Ama-Ama
15高橋 幸宏
阪本 一世
熊井 僚
髙橋モータースVITA01☆F2'27.95214.251 0.176141.297
4318VITA
Ama-Ama
16櫻井 貴広
巽 雅剛
ClubD'zウエストポイント京都2'28.79315.092 0.841140.499
4483VITA
Ama-Ama
17齋藤 隆
東 幸夫
スリーワイドレーシング.レプリスポーツ2'28.85115.150 0.058140.444
4596VITA
Ama-Ama
18中川 恵裕
木村 真史
ABBEY RACING2'30.27416.573 1.423139.114
4644VITA
Ama-Ama
19早川 正資
関口 大悟
國枝 惣一郎
クニトモエナペタルVITA2'30.87517.174 0.601138.560
4739VITA
Ama-Ama
20阿部 貴一
佐藤 正弘
西山 雄一
ACRE☆BBC☆SH-R VITA2'31.65617.955 0.781137.846
4837VITA
Ama-Ama
21清水 忠行
飛田 善晴
中山 正年
Progressプロμ舞VITA2'31.90718.206 0.251137.618

【クラス別】

■v.Granzクラス

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/15) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 v.Granz class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTimeBehindGapkm/h
1777山口 礼
渡会 太一
seven×seven v.Granz2'13.701--156.358
2666BANKCY
藤波 清斗
seven×seven v.Granz2'13.722 0.021 0.021156.333
386大阪 八郎
猪爪 杏奈
荒川 麟
DrDry☆vGranz2'13.966 0.265 0.244156.049
471林 寛樹
兒島 弘訓
木村 偉織
ZENKAIRACING vGranz2'13.977 0.276 0.011156.036
512杉本 雄作
三島 優輝
塩津 佑介
KF MOTORSPORT v.Granz2'14.132 0.431 0.155155.855
687坂 直純
下野 璃央
窪田 俊浩
DrDry☆vGranz2'14.144 0.443 0.012155.841
7719臼井 卓士
山崎 学
小松 響
イッチャン2'14.168 0.467 0.024155.814
861米谷 浩
佐々木 孝太
山本 龍司
K.Kヨネタニアキランド2'14.665 0.964 0.497155.239
910植田 正幸
阪口 晃平
藤原 優太
ルーニーアキランドv.Granz2'14.902 1.201 0.237154.966
1072大山 正芳
橋本 守生
浦田 裕喜
ダイワNアキランドv.Granz2'14.956 1.255 0.054154.904
1156南 清和
岩澤 優吾
坂入 悠斗
KF MOTORSPORT v.Granz v.Granz2'14.961 1.260 0.005154.898
126大崎 達也
岡部 隆志
岡部システムHFRP2'15.358 1.657 0.397154.444
137大野 尊久
奥村 浩一
徳升 広平
Rising west v.Granz2'15.397 1.696 0.039154.399
1441中川 徹
青合 正博
Racing TEAM HERO'S2'16.043 2.342 0.646153.666
1531OOKA
佐藤 公哉
G-TECH2'16.091 2.390 0.048153.612
1615吉村 一悟
寺西 玲央
NEXSEED V.Granz2'16.101 2.400 0.010153.601
1717鈴木 建自
木村 建登
末廣 武士
BRP NUTEC制動屋v.Granz2'16.328 2.627 0.227153.345
181関 正俊
河村 直樹
グラック&KTS2'16.396 2.695 0.068153.268
19102大原 学
甲野 将哉
長島 正明
アイフォア神戸v.Granz2'16.663 2.962 0.267152.969
2020K.K
飯田 裕樹
いむら せいじ
ABBEY RACING2'17.414 3.713 0.751152.133
2188山本 恭平
CHUNG ADRIAN
K-one with CALLA2'17.450 3.749 0.036152.093
2281長谷川 睦
AKITA
寺島 大
CLEANLIFE ITAL ABBEY2'19.161 5.460 1.711150.223

■VITA Pro-Amaクラス

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/15) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 VITA Pro-Ama class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTimeBehindGapkm/h
147富田 栄造
富田 竜一郎
CPホールディングスNILZZ VITA2'25.166--144.009
266藤原 大輝
奥住 慈英
seven×seven VITA2'25.281 0.115 0.115143.895
3105吉村 雅一
谷川 達也
ヨシムラオートVITA2'25.728 0.562 0.447143.454
4117斎藤 愛未
三浦 愛
Team M岡部自動車D.D.R2'25.923 0.757 0.195143.262
528DAISUKE
片岡 龍也
TKRI松永建設VITA2'27.776 2.610 1.853141.465

■VITA Ama-Amaクラス

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/15) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 MEC120 Minutes Enduarance Challenge Round 1 VITA Ama-Ama class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTimeBehindGapkm/h
122佐藤 元春
上野 大哲
恒志堂レーシングCLASS VITA2'25.212--143.963
22GAMISAN
HIROBON
サンズクリエイト&HIROTEX2'25.346 0.134 0.134143.831
378鍋家 武
岡井 貴経
イマージュToyBoxセレクトSPプラス2'26.278 1.066 0.932142.914
427大沢 良明
三上 潤
ビーンズスポーツ☆SPM☆VITA2'26.416 1.204 0.138142.779
511高橋 裕史
眞田 拓海
リーガルトップwithガレージプラチナ2'26.475 1.263 0.059142.722
6787柿沼 一峰
橋村 剛
TAKE chan
恵比寿プラチナVITA制動屋2'26.504 1.292 0.029142.694
785西尾 和早
猪股 京介
CURクローズアップレーシング制動屋2'26.509 1.297 0.005142.689
85中里 紀夫
大賀 裕介
SHINSEI MiDLAND C722'26.535 1.323 0.026142.664
993田幸 和純
米田 弘幸
TMR萬雲塾VITA2'26.552 1.340 0.017142.647
10333上田 裕司
西沢 耕治
野郎レーシング★萬雲塾★VITA2'26.586 1.374 0.034142.614
11161木村 一廊
渡部 智仁
KOO`ON WITH ABBEY RS2'26.665 1.453 0.079142.537
1277井本 大雅
荻原 友美
武者 利仁
seven×seven VITA2'26.764 1.552 0.099142.441
138イシカワ ヨシオ
菊地 靖
東京IRCニルズvivo VITA2'26.970 1.758 0.206142.241
1430大野 宗
太田 達也
YouTube「ゴキブリ博士」VITA2'27.342 2.130 0.372141.882
1523高橋 幸宏
阪本 一世
熊井 僚
髙橋モータースVITA01☆F2'27.952 2.740 0.610141.297
1618櫻井 貴広
巽 雅剛
ClubD'zウエストポイント京都2'28.793 3.581 0.841140.499
1783齋藤 隆
東 幸夫
スリーワイドレーシング.レプリスポーツ2'28.851 3.639 0.058140.444
1896中川 恵裕
木村 真史
ABBEY RACING2'30.274 5.062 1.423139.114
1944早川 正資
関口 大悟
國枝 惣一郎
クニトモエナペタルVITA2'30.875 5.663 0.601138.560
2039阿部 貴一
佐藤 正弘
西山 雄一
ACRE☆BBC☆SH-R VITA2'31.656 6.444 0.781137.846
2137清水 忠行
飛田 善晴
中山 正年
Progressプロμ舞VITA2'31.907 6.695 0.251137.618

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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第6戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント PP・小田優「決勝はこのまま優勝」

ポールポジション 小田優(Drago CORSE TAKE)

ポールポジションを獲得した小田優(Drago CORSE TAKE)

 「鈴鹿では初ポールです。練習の段階からスリップを使える状況に持っていきたいと思っていました。でもクリアも取りたいので、最初に出ようと思ってたんですが、シグナルを見ていなくて出遅れ、みんなの後ろで走っていました。それがたまたまよかったみたいです。タイムを出した周はスリップを使えなくてほぼ単独走行でした。それ以降は出る気がしなくて戻ろうかなと思ってましたが、他も上げてくるかも知れないので、コースにとどまりました。決勝はこのまま優勝したいと思います」

2位 迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)

予選2位の迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)

 「練習から好調でしたが、毎セッション小田選手よりコンマ1足らなかったです。そこが今回の課題でした。スリップは使いましたが、単独でも2回くらい同じタイムが出ました。ちょっと届かなかったですね。集団で走れば置いて行かれることもなくて、バトルするペースはあるので、あしたは1位で帰ってこられればと思います」

3位 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

予選3位の渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 「練習の時から前の2台に比べればスピードが劣っていたので、予選も厳しいと思っていました。3位が目標で、自分もクルマのベストも尽くせました。トップ2台にはかなわなかったです。スリップを使ってのタイムだったので、使えなければもっと下だったと思います。タイム差がひどいので、レースになってもこの差は埋まらないし、あしたは耐えるレースになると思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第6戦鈴鹿公式予選 小田優が初ポールポジション 2位に迫隆眞が、3位に渡会太一がつける

ポールポジションは

 スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ第6戦は15日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、小田優(Drago CORSE TAKE)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午後1時15分より20分間で行われた。朝方雲間から顔を出していた太陽も隠れ、天候は曇り。風が吹けばいくぶん涼しい中で予選は進行した。参加台数は前第4、5戦と同じ30台と多くのドライバーが参戦した。

 計測2周目には小田優(Drago CORSE TAKE)が2分14秒643を記録しトップに立つ。2位には迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)が14秒838で、3位には渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が15秒339でつける。

 ここから路面温度も高く、タイヤのピークを過ぎたのか各ドライバータイムが上がらない。迫が計測4周目にタイムを2分14秒742まで縮めたもののトップには届かず。渡会も15秒293まで縮めたものの3位のまま。

 このまま予選は終了し、小田がポールポジション(PP)を獲得した。小田は昨年もてぎで行われたスーパーFJ日本一決定戦でのPPの経験はあるものの、シリーズ戦では初のPPとなった。

 2位には迫が、3位には渡会が入った。

 4位には豊島里空斗(C.S.I Racing)が、5位には加納康雅(イーグルスポーツ)が、6位には松本拓海(EAGLE ERS)が入った。

 3台がエントリーしているジェントルマンクラスは中嶋匠(Aviator A one)が総合18位でトップタイムを記録している。

 決勝は明日16日、午前9時より10周で行われる。上位2台、小田と迫のタイムは接近しているが、3位以下は水を空けられた。小田と迫のトップ争いと、3位以下の接近戦に期待したい。

予選2位は迫隆眞(自動車工房ミストKデンタルオフィス)

予選3位は渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

予選4位は豊島里空斗(C.S.I Racing)

予選5位は加納康雅(イーグルスポーツ)

予選6位は松本拓海(EAGLE ERS)

ジェントルマンクラスポールポジションは中嶋匠(Aviator A one)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第6戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2024/06/15) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
143小田 優Drago CORSE TAKE
MYST KK-S2
2'14.643--155.264
256迫 隆眞自動車工房ミストKデンタルオフィス
MYST KK-S2
2'14.742 0.099 0.099155.150
38渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'15.293 0.650 0.551154.518
427豊島 里空斗C.S.I Racing
MYST KK-S2
2'15.508 0.865 0.215154.273
531加納 康雅イーグルスポーツ
MYST KK-S2
2'15.510 0.867 0.002154.271
629松本 拓海EAGLE ERS
MYST KK-S2
2'15.562 0.919 0.052154.211
710杉田 悠真LAPS with REV RACING GARAGE
MYST KK-S2
2'15.827 1.184 0.265153.910
822酒井 翔太ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
2'15.828 1.185 0.001153.909
918鈴木 七瀬FORM with 雅企画
MYST KK-S2
2'15.880 1.237 0.052153.850
106三浦 柚貴LAPS withレヴレーシング
MYST KK-S2
2'15.907 1.264 0.027153.820
117松井 啓人FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'16.191 1.548 0.284153.499
1211梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
2'16.289 1.646 0.098153.389
1399Aki JitranuwathATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
2'16.395 1.752 0.106153.270
1444宮園 拓真ABBEY RACING
MYST KK-S2
2'16.541 1.898 0.146153.106
151元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
2'16.550 1.907 0.009153.096
1671宮本 颯斗leprix sport KKS-II
MYST KK-S2
2'16.641 1.998 0.091152.994
1755板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
2'16.870 2.227 0.229152.738
1817G1中嶋 匠Aviator A one
MYST KK-S2
2'16.936 2.293 0.066152.664
1957東 慎之介サンセルモMYST/ORM
MYST KK-S2
2'17.069 2.426 0.133152.516
2081丸山 陽平群馬トヨペットTEAM RiNoA
MYST KK-S2
2'17.107 2.464 0.038152.474
2179八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科07J
WEST 07J
2'17.171 2.528 0.064152.402
2247G2山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
2'17.243 2.600 0.072152.323
2378三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科07J
WEST 07J
2'17.427 2.784 0.184152.119
2451落合 蓮音ファーストガレージKK-SII
MYST KK-S2
2'17.538 2.895 0.111151.996
252吉田 紘大ATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
2'17.901 3.258 0.363151.596
264古里 拓FLEET REV KK-SII
MYST KK-S2
2'18.381 3.738 0.480151.070
2732天谷 伶奈TODOROKI☆KKSII
MYST KK-S2
2'18.921 4.278 0.540150.483
2870Rainy MedinaLucky Chaneces Race for
MYST KK-S2
2'18.995 4.352 0.074150.403
2916地崎 壱星レプリスポーツKKS-II
MYST KK-S2
2'19.422 4.779 0.427149.942
305G3高橋 浩史BBK☆レヴレーシング
MYST KK-S2
2'19.759 5.116 0.337149.580
---- 以上基準タイム(130% - 2'55.360)予選通過 ----
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SUPER GT

第3戦鈴鹿GTA定例会見 予選方式は今シーズン中に見直しの可能性も

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は6月2日、第3戦の行われている三重県の鈴鹿サーキットで定例会見を開き、スーパーフォーミュラやスーパー耐久と連携したレースカレンダーの調整や、今季から導入された新予選方式の今後、そして前回の富士で問題となったFIA-F4のエンジントラブルへの対策などについて、坂東正明代表が答えた。

 まず先日発足したスーパー耐久未来機構やスーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション(JRP)とは国内モータースポーツの振興と発展のために継続的にコミニュケーションを取っているとのこと。来季のレースカレンダーについても、集客への影響やチームスタッフへの負担などを考慮して、なるべく日程が集中したり開催地が偏ったりしないように3団体で話し合っているという。

 GTAとしては観客の満足度の向上とリピーターを確保し、より多くの動員を実現することをメインにカレンダーづくりに取り組みたいとしており、それを踏まえつつ他団体の立ち位置にも配慮してJAFへの申請していくとのこと。

 また今シーズンから導入された新方式の予選についても、特にGT300クラスのQ1でグループA、Bの出走順でタイムに隔たりがあることに対し、走行時間を長めにとって全車一斉に走行する、選手権ポイントに応じて出走順を固定するなど、運用方法を再検討する可能性があるという。このほかQ1とQ2両方でニュータイヤを使用できるようにする代わりに両方のセットを決勝で使用することを義務付けるなど、予選方式については今後もより良い方法を模索し、可能な限り早い時期に見直していきたいとしている。

 また質疑応答の中で、前回の富士大会で開幕したFIA-F4において、いくつかの車両でエンジントラブルが発生し、第2戦では出走取り止めが相次いだ件についても言及。今回のトラブルは振動によって配線に接触不良が生じたことが原因であったとのこと。具体的にはイグニッションコイルの固定方法が1~3番ピストンと4番ピストンで異なっており、これが原因で主に4番ピストンで点火タイミングの不具合が起き、ピストンの破損などにつながったという。そこで今大会からは全てのイグニッションコイルを同じプレートで固定すると共に、配線やカプラーへも断線対策を講じている。また第2戦で応急的に実施した、レブリミットを300回転落とすことと、混合比を濃く設定する措置は継続していく。

 なお、坂東代表は最後の挨拶の中で、近日中にマレーシアのレース関係者と会談する予定があると発言。海外開催の復活に向けて、各方面との話し合いは今も続いているようだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

第3戦鈴鹿優勝会見 笹原右京「トムスやTGRには感謝してもしきれない」

GT500クラス 37号車Deloitte TOM'S GR Supra(TGR TEAM Deloitte TOM'S)

笹原右京(TGR TEAM Deloitte TOM'S)

決勝記者会見:GT500クラスで優勝した笹原右京(TGR TEAM Deloitte TOM\'S)

 「ポールポジションからスタートできましたが、天候が不安定でしたし、自分達が選択したタイヤがスタートにはあまり適していなかったので、結構厳しいスティントでした。ただファーストスティントはマージンを築けたし、いい流れで進めていました。14号車が非常に速いなという印象でしたが」

 「セカンドスティントはタイヤを交換してちゃんと対策しましたが、ちょっとしたトラブルがありました。それでもトップでジュリアーノにクルマを渡すことが最大のタスクだったので、とにかく守り切ろうと。難しい場面が沢山ありましたが、チームがミスなく戦い切った結果です。14号車にペナルティがあったことは同じ陣営として残念ですが、僕たちは僕たちでミスなく戦い切りました」

 「ホンダからトヨタに移籍してきて、今までにポールを取ったことはありますが、なかなか勝てそうで勝てませんでした。やっと今日勝利を手に入れることができて、ホッとすると同時にトムスの皆さんやTGRの皆さんには感謝してもしきれない。そういった思いです」

ジュリアーノ・アレジ(TGR TEAM Deloitte TOM'S)

決勝記者会見:GT500クラスで優勝したジュリアーノ・アレジ(TGR TEAM Deloitte TOM\'S)

 「非常にいいレースだったと思います。右京選手は素晴らしい走りをしてくれました。ポールポジションからのスタートはプレッシャーも半端ないと思いますが、最後までミスなく走り切ったのはさすがという他ありません」

 「14号車との接戦の中で僕のスティントは始まりましたが、自分達にはペースがあると信じて走っていました。ピットストップの間に抜かれてしまいましたが、それについては僕らにはどうすることもできませんでした。残念ながら14号車にペナルティが出て、ポジションを取り戻すことができましたが、ペースには自信があったので37号車の実力で優勝できたと思っています。ホッとしましたし、僕らにとっては重要なレースでした」

 「昨年からなかなか結果が出ず、残念な思いをしてきましたが、この結果でリセットできたと思います。この流れでこれからも頑張っていければと思います」

GT300クラス 777号車D'station Vantage GT3(D'station Racing)

藤井誠暢(D'station Racing)

決勝記者会見:GT300クラスで優勝した藤井誠暢(D\'station Racing)

 「昨日ポールポジション会見に出席し、今日も会見の場に戻って来られて嬉しいです。自分はスーパーGTを長くやっているので優勝を経験していますが、D'station Racingはチームが立ち上がって1勝目になるので、それを達成できてホッとしています」

 「天候が微妙だったので、タイヤが合う合わないとか色々考えないといけないんですが、ドライに関しては自信があったので、いいレースができるんじゃないかと思っていました。始まってみると実際にペースが速くて、大きなマージンを築くことができました」

 「前回の富士ではタイヤバーストで悔しい思いをしましたが、今回はダンロップさんが持ってきてくださったタイヤがかなり良くて、自信を持って決勝に挑めました。セットアップも見直したので、タイヤトラブルに見舞われる可能性は100%ないと思っていましたが、タイヤマネジメントしながらそれなりにプッシュして戦うことができましたし、最後のスティントもプッシュして走ることができました」

 「レースを長くやっていますが、こういった形で完璧に決められることはないので、それを決められて大変嬉しく思っています」

チャーリー・ファグ(D'station Racing)

決勝記者会見:GT300クラスで優勝したチャーリー・ファグ(D\'station Racing)

 「初めての鈴鹿でのレースで、僕にとっては2戦目のスーパーGTでしたが、ここで優勝できたことを非常に嬉しく思っています」

 「傍からは簡単に見えたかもしれませんが、僕自身はマネジメントしなければならない部分が沢山ありました。特にGT500のトラフィックにはまだ慣れていませんし。富士はコース幅が広いので気になりませんでしたが、ここでは上手く対処しなければと思っていました。その点を踏まえても自分のスティントはスムーズにいったと思います。チームにもダンロップにも感謝しております」

 「明日自分の国に戻りますが、気分良く帰国できます」

※ なお、会見前に行った抽選により、第4戦の公式予選Q1ではGT300クラスはグループB(ここまでに獲得したドライバーズポイントの順位が偶数のチーム)が先に走行することが決まった。

決勝フォトセッション:GT500クラスのウィナー

決勝フォトセッション:GT300クラスのウィナー

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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SUPER GT

第3戦鈴鹿決勝 GT500クラスは37号車Deloitte TOM'S GR Supraが今季初優勝!!

 2024オートバックス スーパーGT第3戦「鈴鹿GT3時間レース」の決勝が6月2日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは37号車Deloitte TOM'S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)が3時間で92周を走りきり、今季初優勝。笹原とアレジにとってはこれが嬉しいスーパーGT初勝利となった。

(天候:曇り 路面:ドライ 観客動員数:予選日17,500人/決勝日25,000人/大会総入場者数42,500人)

 決勝前に行われているウォームアップ走行では正午のコースオープンから雨が降り始めたが、20分の走行が終わるまでに天候は回復。コースには所々濡れた箇所は残っていたが、全15台がドライタイヤを装着してスタートに臨んだ。

 午後1時30分、三重県警の7台の白バイと4台のパトロールカーの先導でパレードランが始まり、1周のフォーメーションラップに続いて午後1時38分04秒に第3戦の決勝がスタートした。

 ポールポジションの笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)がトップで1コーナー。すぐ後ろから大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が追い上げる。3位に福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)、4位に松下信治(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)とここまでは予選順位通りだ。

 笹原は後方の16号車を牽制しながらホームストレートを戻ってきた。

 2位の16号車はクルマのバランスが万全ではなかったようで、そこからは苦しい走りを強いられ、トップを追うどころか14号車の猛追にさらされることになり、4周目のシケインではこれを退けたものの、続く5周目の1コーナーでアウトから並びかけられ、大津の懸命の抵抗も虚しく3コーナーの進入で2位を明け渡してしまった。

 続いて14号車の福住は37号車を追い上げ、5周終わりで0.880差に追い詰める。

 しかし笹原は14号車との差を7周目には1秒063とすると、10周目には2秒241まで広げる。

 その後方では16号車と8号車が3位争いを展開、さらにその後方では大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)を先頭に高星明誠(Niterra MOTUL Z)、ベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z)、松田次生(リアライズコーポレーションADVAN Z)の3台のZが僅差で追っていた。

 12周目には福住が37号車との差を1.334秒まで縮めるが、笹原も13周目に1秒444にリードを広げる。その後も2台は周回遅れを交わしながら一進一退の攻防を続ける。27周目に入ったところでコースの一部で小雨が降ってきたが、これはレース展開に影響するほどのものではなく、すぐに止んだ。

 そして2位の14号車は32周目、トップの37号車は33周目に最初の給油を行った。ここで14号車は福住から大嶋和也に交代したが、37号車はそのまま笹原が実質トップでコースに復帰、2スティント目を担当した。

 その後、40周目のシケインで千代勝正(MOTUL AUTECH Z)が大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)に追突するアクシデントが発生、これにより競技団はトップが42周目に入ったところでこの日最初のフルコースイエロー(FCY)を宣言した。

 23号車はその場でスピンアウトし、レースには復帰したもののドライビングスルーペナルティを課せられることとなり、38号車はリヤ周りを大破して41周目にピットイン。そのままレースを終えることとなる。

 FCYは43周目に解除となる。ここで14号車が猛然と37号車を追い上げるが、37号車も負けじとペースを上げ、両者の差はその後も開いたり近づいたりを繰り返す。

 52周目には山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)がトラブルによりコースサイドでストップしてしまったため、この日2度目のFCYが宣言され、53周目に入ったところで解除となるが、ここでも笹原は大嶋の追撃を退ける。

 そして60周目、最大運転時間ギリギリの周回で笹原はピットイン。2度目の給油を行ってジュリアーノ・アレジにステアリングを託す。

 これを見てとった大嶋はこれをチャンスとばかりに攻めに攻めて62周目にピットイン。再び福住に交代する。その甲斐あって14号車は37号車の遥か前方でコースに復帰。ここでトップに躍り出てその後もリードを広げていった。

 しかしこのピット作業において14号車は100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTの鼻先を掠める形でピットレーンに飛び出してしまったため、競技団はこれを「ピットエリア遵守事項違反」と判定。14号車にドライビングスルーペナルティを課す裁定を下した。

 これにより14号車の福住は69周終わりでピットインすることとなり、一気に4位に後退してしまった。

 そこから猛然と追い上げを開始した福住は72周目130R手前で山下健太(au TOM'S GR Supra)を抜いて3位に浮上すると、78周目のシケインでは大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)のインに飛び込んで2位を奪い返した。

 しかし前を行く37号車のアレジとは12秒985の大差がついており、再逆転は極めて困難な状況。

 アレジもそこからペースを上げて福住の追撃を許さず、最後は10秒968差で3時間92周を走り切り、37号車Deloitte TOM'S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)が今季初優勝をものにした。

 一時はトップに立った14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)は惜しくも2位。16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)は終盤12号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)の猛追を受けたが、辛くも逃げ切って3位表彰台を獲得した。

 また、ポイントリーダーの36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は予選11番手と後方からのスタートながら坪井と山下が着実に順位を上げ、一時は3位を走る快走を見せて5位でフィニッシュ。依然としてドライバーズランキングでトップに立っている。

 次戦は今季2度目の富士スピードウェイ大会。8月4日に今季初の350kmレースが行われる。

三重県警先導のパレードラップ

3時間レースのスタートシーン(GT500)

GT500クラス優勝はDeloitte TOM\'S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)

GT500クラス決勝2位はENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)

GT500クラス決勝3位はARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)

GT500クラス決勝4位はMARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)

GT500クラス決勝5位はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/山下健太)

GT500クラス決勝6位はAstemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)

Text: Kazuhisa SUEIRO
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER GT

第3戦鈴鹿決勝 GT300クラスはD'station Vantage GT3が完璧なレースで初優勝を飾る

 2024 AUTOBACS SUPER GT 第3戦「SUZUKA GT 3Hours RACE」の決勝が、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、GT300クラスは、今シーズンから参戦している777号車 D'station Vantage GT3(藤井誠暢/マルコ・ソーレンセン/チャーリー・ファグ)が、完璧なレース運びを見せ初優勝を飾った。

 やや不安定な天候となった週末。決勝中も時折雨がぱらついていたが、スタート時刻には天候が回復。日が射すなか、午後1時38分にレースのスタートが切られた。

 ポールスタートの777号車D'station(藤井)は、快調なペースで後続との差を開き、スタートから40分経過した20周目には早くも15秒の大量リードを築いた。2位は、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(山内英輝)を15周目にかわした2号車muta Racing GR86 GT(平良響)。

 さらに、1時間を経過した27周目には、31号車apr LC500h GT(小高一斗)も、61号車SUBARUを抜き去り3位に浮上。ペースの上がらない61号車は、このあと上位陣のなかでは最初にピットに滑り込む。

 大量リードを保ったまま、30周目にトップ777号車D'stationがピットイン。藤井からファグにドライバーチェンジをして、コース復帰。

 これを皮切りに、2位2号車muta、3位31号車apr、4位52号車Green Brave GR Supra GT(野中誠太)らが続々とピットイン。このなかで31号車はタイヤ交換、ドライバー交代を省く作戦を取り、給油のみでコース復帰。

 この作戦が功を奏して、31号車aprは、上位陣がピット作業を終えた時点でトップに浮上。コースに戻った35周目時には、777号車に8秒のリードを築いた。

 しかし、ラップタイムで31号車を約1秒上回る777号車は、45周目に31号車を捕えると、再び差を開き始める。

 47周目、3位まで順位を回復していた61号車SUBARU(山内)が、コース脇に車両を停める。開幕から運に見放されている感のある61号車は、三たびトラブルに泣かされることになってしまった。

 50周過ぎに二度目のピットインが始まるが、ここで省エネ作戦を敢行したのは2号車muta。31号車が1回目に行ったように、タイヤ交換、ドライバー交代をせずに、最小のタイムロスでコース復帰。狙いどおり2位に浮上することに成功した。

 優勝は、横綱レースを見せた777号車D'station。最終スティントはファグから再び藤井がステアリングを握り、盤石のリレーで3時間を走りきった。

 2位は2号車muta。サクセスウェイト54kgを積んだうえでの表彰台には驚くしかない。3位は終盤31号車aprをかわした6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)、以下、31号車apr、安定して上位を走り続けた52号車Green Brave、45号車PONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ/リル・ワドゥー)が入った。

 今回の優勝は、D'stationレーシングが投入したアストンマーチン・バンテージGT3のポテンシャルを見せつけた。同様に、チーム・ルマンとPONOS RACINGが今シーズンから走らせるフェラーリ296GT3も、3位と6位を得るなど、海外メーカー製GT3マシンの素性の良さを思い知らされることになった。

 次戦の舞台は8月3〜4日、真夏の富士決戦。350kmレースとして行われる。

3時間の決勝がスタートした(GT300クラス)

GT300クラス優勝はD\'station Vantage GT3(藤井誠暢/マルコ・ソーレンセン/チャーリー・ファグ)

GT300クラス決勝2位はmuta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)

GT300クラス決勝3位はUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン)

GT300クラス決勝4位はapr LC500h GT(小高一斗/中村仁/根本悠生)

GT300クラス決勝5位はGreen Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)

GT300クラス決勝6位はPONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ/リル・ワドゥー)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER GT

第3戦鈴鹿決勝結果

■GT500クラス

SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
137笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS8923:00'22.971--
2*14大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS6923:00'33.93910.96810.968
316大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-G
ARTA
BS4923:00'47.54424.57313.605
412平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS10923:00'48.07425.103 0.530
536坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS62923:00'55.96232.991 7.888
617塚越 広大
太田 格之進
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS28923:01'09.49746.52613.535
7100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS32923:01'09.72946.758 0.232
83高星 明誠
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NISMO NDDP
BS54923:01'31.5081'08.53721.779
924松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH923:01'42.6771'19.70611.169
10*23千代 勝正
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
BS44913:00'26.7321Lap 1Lap
1139関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS38913:01'19.7621Lap 53.030
1219国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH2913:01'22.5431Lap 2.781
13*64伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL2873:01'15.1575Laps4Laps
---- 以上規定周回数(70% - 64 Laps)完走 ----
-8野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS6482:02'07.28144Laps39Laps
-38石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS28411:19'38.55251Laps7Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 12 ベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z) 1'48.752 (67/92) 192.228 km/h
  • CarNo. 14は、SpR27.14(ピットエリア遵守事項:ファストレーン走行中の車両走行妨害)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 23(千代勝正)は、SpR13.1.a附則7.3.4.1(CarNo. 38への追突)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 64(伊沢拓也)は、SpR13.11(2回以上の危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

■GT300クラス

SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
1777藤井 誠暢
マルコ・ソーレンセン
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL853:00'58.681--
22堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS54853:01'36.71138.03038.030
36片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
Team LeMans
YH2853:01'44.56745.886 7.856
431小高 一斗
中村 仁
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS24853:01'54.14355.462 9.576
552吉田 広樹
野中 誠太
Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS38853:02'02.4951'03.814 8.352
645ケイ・コッツォリーノ
リル・ワドゥー
PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
MI4853:02'18.3941'19.71315.899
77荒 聖治
ニコラス・クルッテン
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI22853:02'23.2551'24.574 4.861
865蒲生 尚弥
篠原 拓朗
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS36853:02'24.6221'25.941 1.367
996新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL10843:00'45.1481Lap 1Lap
1060吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL843:01'18.6371Lap 33.489
1162平手 晃平
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH2843:01'56.3281Lap 37.691
124谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH24843:02'01.9961Lap 5.668
1318小林 崇志
小出 峻
三井 優介
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH8833:00'36.7502Laps1Lap
1450イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH833:00'44.9612Laps 8.211
1520平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI833:00'54.2022Laps 9.241
1656佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH32833:01'31.7182Laps37.516
179阪口 良平
冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH833:01'53.3362Laps21.618
1825菅波 冬悟
松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH833:01'57.6952Laps 4.359
1930永井 宏明
小林 利徠斗
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH833:02'04.3982Laps 6.703
2088小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOC Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH52833:02'06.0742Laps 1.676
21*87松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH14833:02'07.7782Laps 1.704
22*48井田 太陽
柴田 優作
眞田 拓海
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH823:02'17.9323Laps1Lap
23360大滝 拓也
青木 孝行
荒川 麟
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH813:00'36.4094Laps1Lap
2422和田 久
城内 政樹
小山 美姫
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH813:01'32.5794Laps56.170
255藤波 清斗
塩津 佑介
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH683:01'58.59017Laps13Laps
---- 以上規定周回数(70% - 59 Laps)完走 ----
-61井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL2461:38'07.00339Laps22Laps
-11富田 竜一郎
石川 京侍
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL371:19'03.20048Laps9Laps
  • Fastest Lap: CarNo.777 藤井誠暢(D'station Vantage GT3) 2'00.290 (64/85) 173.790 km/h
  • CarNo. 87(松浦孝亮)は、SpR附則4.2.2(FCY時の減速遅れ)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 48は、SpR27.1.2(ピットエリア遵守事項)違反によりドライビングスルーペナルティーを科した。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦鈴鹿決勝上位3人のコメント 野村勇斗「予選からパーフェクトで来れたので、最高」

第3戦優勝 野村勇斗(HFDP Racing Team)

優勝した野村勇斗(HFDP WITH B-max Racing Team)

 「今まで連勝はなかったし、しかも鈴鹿で勝てたので本当に嬉しいです。スタートも良かったですし、ペースも悪くなかった。昨日よりも改善できました。前回の富士では勝てなかったので、チームとミーティングしながらデータを見返し、練習走行もしながら仕上げていきます」

 「抜きづらい鈴鹿ではスタートが大事になってくるので、集中していきました。森山選手もペース良かったんで、序盤は後ろを見ながら走りました。昨日もクリーンエアで走れましたし、マネジメントしつつ走ったので、タイヤは大丈夫でした。レース前に雨が降ったので、どうなるかとは思いましたが、雨でも練習はしていたので、どっちでもいけると思っていました。予選からパーフェクトで来れたので、最高です」

第3戦決勝2位 森山冬星(HELM MOTORSPORTS)

決勝2位の森山冬星(HELM MOTORSPORTS)

 「タイヤが厳しすぎて、よく耐えられたなと思いますが、昨日ワンツーを取られているので、今日はなんとしてでも押さえたいと思いましたし、チャンピオンシップのことを考えても今日は2位で終わろうと思っていました。調子悪かった週末なので、最後に2位で終われて良かったです。タイヤの内圧なのか、セッティングなのか、今回何が悪かったのかは2ヶ月の間にエンジニアさんとしっかり話し合って、テストでもしっかりできるように。富士はもっと大事な大会になると思います。チャンピオンを取るには富士で1勝しないといけないと思いますし、残り全部勝つ勢いで行きたいです」

 「(洞地選手との2位争いについて)ブレーキも止まんない状態で、タイヤは前も後ろもヤバかったです。内圧もきっと上がっていたと思いますが、押さえ切れて良かったです。週末調子悪いところから始まって2位で終われたのはポジティブな結果だと思いますし、HELMのチーム力だと思います」

第3戦決勝3位 洞地 遼大(HFDP Racing Team)

決勝3位の洞地遼⼤(HFDP WITH B-max Racing Team)

 「(森山選手より)僕の方がペースが良くて、ダウンフォースが抜けながらでも追いついて行けましたが、鈴鹿は合わせ込むのが難しかったです。1コーナーやシケインで狙っていましたが、今日はスリップがあまり効かなくて、ストレートでのゲインがなく、抜きにくかったです。レース内容は攻められましたが、予選がダメだったんで、ちょっと悔いは残っていますが、全体的には良かったかなと」

 「富士では2連勝出来ればいいんですが、まずは1勝を目指して頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦鈴鹿決勝 Cクラスは野村勇⽃が連勝、IクラスはDRAGONが今季2勝目、B-Maxが両クラスを制する

優勝は野村勇斗(HFDP with B-Max Racing)

インディペンデントクラス優勝はDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

 6月2日、2024年FIA-F4選手権シリーズの第3戦が三重県・鈴鹿サーキットで行われ、チャンピオンクラスは、第3戦を制した野村勇⽃(HFDP with B-Max Racing)が、昨日に続くポール・トゥ・ウィン。

 インディペンデントクラスは、クラスポールスタートのDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)が開幕戦に続く今季2勝目を飾った

■チャンピオンクラス

 好スタートを決めたポールポジションの野村が逃げ、森⼭冬星(HELM MOTORSPORTS F4)、洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)、スタートで順位を上げた佐藤凛太郎(PONOS RACING MCS4)、新原光太郎(YBS Verve 影⼭ MCS4)が続く。

 トップを快走する野村は、安定したペースで逃げるも、2位森山も必死に食い下がり、その背後には洞地が迫り、このトップ3が後続を引き離しながらレースは進んだ。

 5周目あたりから、2位森山を洞地が攻め立て、両者が競り合う間にトップ野村は一気に差を開き独走態勢を築いていく。

 終盤に入っても、冷静にタイヤをセーブしながら走る野村は、そのまま11周を走りきって完勝。昨日に続く連勝を決めた。

 2位は隙を見せずに洞地を抑えきった森山、3位洞地、4位は5周目に順位を上げた新原、5位には4台による熾烈な争いを制した佐野雄城(TGR-DC RS F4)が入った。

■インディペンデントクラス

 スタートでクラス2番グリッドの今⽥信宏(JMS RACING with B-MAX)が先行するが、ポールシッターのDRAGONは1コーナーの位置取りを冷静に見極め、トップを奪い返す。

 ここからの両者のペースはまったくの互角。0.4〜0.7秒の差で周回を重ね、一瞬たりとも気を抜けない攻防を見せる。

 終盤、スタートで遅れ、追い上げてきたチャンピオンクラスの車両が間に入ることもあったが、二人は最後まで僅差の勝負を繰り広げ、最後は0.3秒差でDRAGONが逃げ切った。

 3位には終盤追い上げた中島功(Rn.SHINSEI.MCS4)が入った。

 この結果、両クラスを連日B-Max Racing Teamが制し、B-Max強しを印象づけた鈴鹿大会だった。

 次の舞台は、真夏(8月3-4日)の富士スピードウェイだ。

11周の決勝がスタートした

決勝2位は森山冬星(HELM MOTORSPORTS F4)

決勝3位は洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)

決勝4位は新原光太郎(YBS Verve影⼭MCS4)

決勝5位は清水啓伸(Drago CORSE MCS4-24)

決勝6位は佐野雄城(TGR-DC RS F4)

インディペンデントクラス決勝2位は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

優勝した野村勇斗(HFDP WITH B-max Racing Team)

表彰式

インディペンデントクラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Motorsports Forum
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦鈴鹿決勝結果

■Championクラス

SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Champion class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
150野村 勇斗HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1123'39.380--
262森山 冬星HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1123'43.446 4.066 4.066
351洞地 遼⼤HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1123'43.701 4.321 0.255
416新原 光太郎YBS Verve影⼭MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1123'48.535 9.155 4.834
534清水 啓伸Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1123'52.31912.939 3.784
635佐野 雄城TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1123'53.14113.761 0.822
738梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1123'53.79114.411 0.650
845大宮 賢人PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1123'55.18515.805 1.394
954佐藤 凛太郎PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1123'57.37317.993 2.188
1036卜部 和久TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1123'57.87718.497 0.504
1133佐藤 樹Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1123'57.92618.546 0.049
1260熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1123'58.54919.169 0.623
13*37鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1124'08.25828.878 9.709
1477松田 大輝WARMTECH SKILLSPEED
SKILL SPEED
1124'09.22929.849 0.971
1564HIROBONHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1124'13.54234.162 4.313
1614村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1124'14.25834.878 0.716
1746有村 将真フジタ薬局アポロ電⼯
フジタ薬局レーシング
1124'19.40540.025 5.147
1826三枝 拓己FALCON MOTORSPORT
FALCON MOTORSPORT
1124'21.23441.854 1.829
1987下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1124'25.56546.185 4.331
2090Lin ChenghuaATEAM Buzz Racing
AKIRAND RACING
1124'28.69349.313 3.128
2197白崎 稜Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1124'29.10049.720 0.407
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----

■Independentクラス

SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Independent class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
130DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1124'27.002--
244今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1124'27.335 0.333 0.333
310中島 功Rn-sports MCS4
Rn-sports
1124'27.984 0.982 0.649
411植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1124'29.863 2.861 1.879
596齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1124'31.510 4.508 1.647
663鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1124'32.138 5.136 0.628
755KENTAROBaum Field F4
FIELD MOTORSPORTS
1124'35.651 8.649 3.513
82仲尾 恵史TCS AKILAND
AKILAND RACING
1124'36.615 9.613 0.964
998IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1124'43.63216.630 7.017
109ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1124'44.25017.248 0.618
114佐々木 祐一仙台DayDream with RICHO
DAYDREAM RACING
1124'45.22418.222 0.974
1286大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1124'47.44520.443 2.221
1371大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1124'48.81221.810 1.367
1461坂井 フォックス・ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1124'58.64931.647 9.837
155小谷 泰弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1124'59.37032.368 0.721
16*40⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1125'20.03053.02820.660
1723YUGOS2R Racing
N-SPEED
1125'39.5301'12.52819.500
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: 森山冬星(HELM MOTORSPORTS F4) 2'08.560 (3/11) 162.610 km/h
  • CarNo. 37は、FIA-F4選手権統一規則第15条1.2(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 40は、FIA-F4選手権統一規則第30条7(スタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
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SUPER GT

第3戦鈴鹿ポールポジション会見 ジュリアーノ・アレジ「最高の気分。ティラミスとクリームブリュレをいっぺんに食べたみたい」

GT500クラス 37号車Deloitte TOM'S GR Supra(TGR TEAM Deloitte TOM'S)

笹原右京(TGR TEAM Deloitte TOM'S)

GT500クラスでポールポジションを獲得した笹原右京(TGR TEAM Deloitte TOM\'S)

 「まずはチームに感謝したいです。トムスに加入してから、何度か良いところはありましたが、それが結果に結びつかない期間が長くて本当に苦しかったです。今回の予選に関しては、チームがクルマとタイヤをすごくうまくセッティングしてくれて、僕はいつも通りミスなくクルマの性能を100%引き出すアタックをするだけでした。その成果が結果にも現れてくれてホッとしていると同時に、こうやって記者会見の席に座れていることを嬉しく思います」

 「前回の富士ラウンドのあとで何が自分達に足りないのか、クルマをどうすればいいのかということを今一度話し合い、強いパフォーマンスを発揮している隣の36号車のことも参考にさせていただきました。そうしたことの一つ一つが重なって今回の結果につながったと思いますが、それでいきなりポールが取れるとは思わなかったので、ちょっと驚いています」

ジュリアーノ・アレジ(TGR TEAM Deloitte TOM'S)

GT500クラスでポールポジションを獲得したジュリアーノ・アレジ(TGR TEAM Deloitte TOM\'S)

 「本当にタフな一年半でした。今日はチームと右京さんが本当に頑張ってくれたと思います。Q1で右京選手が本当にプッシュしてくれたことが僕の助けになりました。自分のラップはそんなに簡単ではありませんでしたが、ニュータイヤでもない中でベストは尽くせたと思います。僕は今回、ロングランの練習が多かったので、予選で結果を残せたことについて、チームとTRD、そしてブリヂストンにも感謝したいです」

 「クルマだけでなくチーム体制全体が進化したと思います。ミハエル・クルムさんがアドバイザーとしてチームを引っ張ってきてくれましたし、時には厳しい指摘もしてくださいました。そのことがこの結果につながったと思います」

 「本当に最高の気分。ティラミスとクリームブリュレをいっぺんに食べたような気分です。僕が頑張っただけでなく、チームが一体となった結果だと思います。でも明日が本番なので、引き続きベストを尽くして戦います」

GT300クラス 777号車D'station Vantage GT3(D'station Racing)

藤井誠暢(D'station Racing)

GT300クラスでポールポジションを獲得した藤井誠暢(D\'station Racing)

 「D'station Racingは久々にスーパーGTに参戦していますが、過去を含めても初めてのポールポジション獲得なので、まずはそれが嬉しいです。今年から新型のバンテージになって足回りもエアロも変わり、ポテンシャルがかなり上がったことと、ダンロップさんが今回持ち込んだタイヤのグリップが非常に高く、我々も不安なく高いレベルで走ることができたことがタイムにつながったと思います」

 「スーパーGTは4年ぶりで、それまではWECしかやっていなかったので、日本のサーキットはほとんど走っていませんでした。鈴鹿ではクルマのバランスが非常に大事で、オフのテストから新型のバンテージに対してはほとんどセットアップをいじる必要がないくらい仕上がっていました。タイヤもダンロップさんと共に作ってきて、今回は走り始めから相当良かったので、こういう結果になるかなという予感はしていました」

チャーリー・ファグ(D'station Racing)

GT300クラスでポールポジションを獲得したチャーリー・ファグ(D\'station Racing)

 「生まれて初めて走った鈴鹿サーキットでポールポジションを獲得でき、本当に嬉しく思います。藤井選手が素晴らしいタイムでクルマを渡してくれたおかげです。ダンロップタイヤの性能のおかげでもあるし、チームには本当に感謝しています」

 「前回の富士も僕としては悪くありませんでしたから、今回もいけるとは思っていました。富士はWECでも走ったことがありましたが、鈴鹿はぶっつけ本番の状況でした。それでもダンロップタイヤはドロップオフがなく、新品のタイヤのように走れたので助かりました」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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SUPER GT

第3戦鈴鹿公式予選 GT500クラスは37号車Deloitte TOM'S GR Supraが今季初のPPを獲得

GT500クラスポールポジションはDeloitte TOM\'S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)

 2024オートバックス スーパーGT第3戦「鈴鹿GT3時間レース」の公式予選が6月1日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは37号車Deloitte TOM'S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)がポールポジションを獲得した。

(天候:晴れ 路面:ドライ 観客動員数:17,500人)

予選Q1 笹原右京渾身のアタックで37号車がトップタイム

 GT500の予選Q1は午後3時33分から10分間の走行。開始時の気温は27℃、路面温度43℃だった。

 各チーム残り8分を切ったあたりで次々にコースへ飛び出していくが、国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)、佐藤蓮(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)は少し遅れてコースイン。最後に松下信治(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)が残り5分でようやく動き出した。

コース上ではまず名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)がウォームアップ2周から1分46秒332を記録、高星明誠(Niterra MOTUL Z)が1分46秒512で続く。

 続いて笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)がコース幅を目一杯使って1分
45秒434を叩き出してトップに立った。37号車はスプーン立ち上がりで大きく膨らむが、左側の両輪はかろうじて白線の内側に踏みとどまった。

 遅れてコースインした16号車の佐藤はウォームアップ1周から1分45秒759を記録、これをウォームアップ2周の太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)が1分45秒753で上回るが、最後にコースインした8号車の松下がウォームアップ1周から1分45秒700を叩き出して2番手に割って入った。

 この結果、37号車がトップ、8号車が2番手、そして17号車が3番手でQ2に臨むことになった。

予選Q2 福住仁嶺がトップタイム! しかしタイム合算で37号車がPP獲得

 予選Q2は午後4時29分にコースオープン。10分間の走行だが、残り時間6分を切ったところでようやく各チームが動き出す。

 ここでは多くのチームがウォームアップ1周からのアタックを選択した。

 まずは平峰一貴(MARELLI IMPUL Z)1分46秒532。合算で3分33秒074をマークする。続いて三宅淳詞(Niterra MOTUL Z)が1分46秒468。合算では3分32秒980を記録すると、ジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM'S GR Supra)がこれを上回る1分46秒439、合算では3'31.873を記録してトップに。

 そしてセッション終盤、ウォームアップ2周からアタックを開始した福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分45秒836のトップタイムを叩き出すが、タイム合算では3分32秒223に留まった。その後、千代勝正(MOTUL AUTECH Z)が
Q2で2番手となる1分46秒309を記録するが、こちらも合算では3分33秒042に留まり、37号車には及ばなかった。

 一方、Q1で3番手タイムをマークした17号車は、塚越広大がS字で痛恨のスピンを喫し、Q2最下位に終わってしまった。今日が誕生日の伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)も同じところでスピン。こちらはかろうじて走行を続けたものの、このセッションを14番手で終えた。

 この結果、ポールポジションは37号車Deloitte TOM'S GR Supraが獲得することとなり、Q1とQ2で共に4番手タイムを記録した16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16が予選2番手、Q2トップの14号車ENEOS X PRIME GR Supraが予選3番手という結果となった。

 第3戦決勝は2日の午後1時30分より3時間で行われる。現時点では雨の可能性も残っており、いかなる結果が待ち受けているのか全く予測がつかない状況だ。

GT500クラス予選2位はARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)

GT500クラス予選3位はENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)

GT500クラス予選4位はARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)

GT500クラス予選5位はKeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)

GT500クラス予選6位はNiterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER GT

第3戦鈴鹿公式予選 GT300クラスはD'station Vantage GT3が初ポール獲得

GT300クラスポールポジションはD\'station Vantage GT3(藤井誠暢/マルコ・ソーレンセン/チャーリー・ファグ)

 2024 AUTOBACS SUPER GT 第3戦「SUZUKA GT 3Hours RACE」の予選が、6月1日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、GT300クラスは、今シーズンから参戦を開始したD'station Vantage GT3(藤井誠暢/マルコ・ソーレンセン/チャーリー・ファグ)が、ポールポジションを獲得した。

 今シーズンから、ドライバー2名の合算タイムで予選順位が決まる方式に改められたSUPER GT。台数の多いGT300クラスは2組に分けられ、A組(14台)、B組(13台)から上位8台がQ2上位グループに進むことができる。

 まずは、Q1で8位に入ることが求められるが、前戦のくじ引き結果により、B組(ランキング順位偶数)、A組(奇数)の順でアタックを行った。

 B組トップ3は、777号車D'station Vantage GT3(藤井誠暢)、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人)、31号車apr LC500h GT(小高一斗)。トップの777号車のタイムは1分57秒894と、2位の61号車を0.7秒以上引き離した。

 一方、A組トップ3は、20号車シェイドレーシングGR86 GT(平中克幸)、6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(ロベルト・メリ・ムンタン)、2号車muta Racing GR86 GT(平良響)。この組のトップ20号車のタイムも、1分58秒408と、B組の777号車から0.5秒遅れており、この時点で777号車がQ2においてかなり優位に立つことになった。

 そんな状況のなか始まったQ2では、61号車SUBARU(山内英輝)が意地のトップタイムを叩き出すも、777号車D'stationを駆る助っ人チャーリー・ファグも僅か0.1秒差の2番手タイムをマークし、Q1の貯金もあって777号車が参戦初年度3戦目で見事ポールポジションを獲得する快挙を成し遂げた。

 そして驚くべき速さを見せたのが、予選3位の2号車muta86。54kgとクラス全車で最も重いサクセスウェイトを搭載しながら、Q1で平良が1分58秒501とトップと遜色ないタイムをマークすると、Q2でも堤優威が1分58秒682と、3位のタイムを叩き出し、予選3位を得ることに成功した。

 4位以下は、20号車シェイド86、6号車FERRARI、52号車Green Brave GR Supra GT、31号車apr LC500、7号車Studie BMW M4となり、バラエティに富んだ車種が上位グリッドに並ぶことになった。

 決勝は、明日6月2日の午後1時30分から3時間で争われる。

GT300クラス予選2位はSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

GT300クラス予選3位はmuta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)

GT300クラス予選4位はシェイドレーシングGR86 GT(平中克幸/清水英志郎)

GT300クラス予選5位はUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン)

GT300クラス予選6位はGreen Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第3戦鈴鹿決勝 Cクラスは野村勇⽃が、Iクラスは今田信宏がポールtoウィン、B-Maxが両クラスでワンツーを決める

優勝は野村勇斗(HFDP with B-Max Racing)

インディペンデントクラス優勝は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

 6月1日、2024年FIA-F4選手権シリーズの第3戦が三重県・鈴鹿サーキットで行われ、チャンピオンクラスは、野村勇⽃(HFDP with B-Max Racing)がポールポジションから逃げ切って今季初優勝を飾った。2位に洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)が入り、HFDP with B-Max Racingのワンツーとなった。

 インディペンデントクラスは、クラスポールスタートの今⽥信宏(JMS RACING with B-MAX)が、DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)の追撃をかわして優勝。こちらもB-Maxのワンツーフィニッシュとなった。

■チャンピオンクラス

 好スタートを決めたポールポジションの野村が逃げ、洞地、新原光太郎(YBS Verve 影⼭ MCS4)、森⼭冬星(HELM MOTORSPORTS F4)が続く。

 スタート後にS字でコースアウトした車両があり、1周目から早くもセーフティカー(SC)ランとなってしまう。

 3周終了時のリスタートも決めた野村は、1分09秒台のタイムをコンスタントに刻みながら、洞地を従えて周回を重ねる。このトップ2台が3位以下を引き離す形でレースは進んでいく。

 終盤にもデグナーでスピン、ストップした車両があり、2度目のSCランとなるが、二度目のリスタートも冷静に決めた野村が、残る2周を走り切ってポール・トゥ・ウィンで、今季初優勝を飾った。

■インディペンデントクラス

 今田、DRAGONのオーダーで幕を開けたレースは、一度目のSCラン後に、DRAGONが1秒以上あった今田との差をじわじわと詰めていき、7周目にはその差0.5秒にまで迫る。

 しかし、終盤になると、遅れてきたチャンピオンクラスの車両が、二人の間に入ってしまい、DRAGONは今田に迫るチャンスを失ってしまった。

 5月のスーパーフォーミュラ・ライツでも、今田の壁を破れなかったDRAGONは、FIA-F4でも後塵を拝することになった。それでも、自身がオーナーを務めるB-Maxチームとしては、両クラスともにワンツーと完璧な結果だっただけに、クルマを降りても笑顔だった。

 第4戦の決勝は明日6月2日午前8時40分から、11周で行われる。

決勝がスタートした

決勝2位は洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)

決勝3位は洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)

決勝4位は森山冬星(HELM MOTORSPORTS F4)

決勝5位は清水啓伸(Drago CORSE MCS4-24)

決勝6位は佐藤凛太郎(PONOS RACING MCS4)

チャンピオンクラスの表彰式

インディペンデントクラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Motorsports Forum
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第3戦鈴鹿決勝結果

■Championクラス

SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/01) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 Champion class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
150野村 勇斗HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1128'52.265--
251洞地 遼⼤HFDP with B-Max Racing
HFDP WITH B-max Racing Team
1128'53.009 0.744 0.744
316新原 光太郎YBS Verve影⼭MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1128'53.587 1.322 0.578
462森山 冬星HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1128'53.996 1.731 0.409
534清水 啓伸Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1128'54.770 2.505 0.774
654佐藤 凛太郎PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1128'55.764 3.499 0.994
745大宮 賢人PONOS RACING MCS4
PONOS RACING
1128'56.029 3.764 0.265
836卜部 和久TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1128'57.191 4.926 1.162
938梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1128'58.753 6.488 1.562
1033佐藤 樹Drago CORSE MCS4-24
Drago CORSE
1128'58.983 6.718 0.230
1135佐野 雄城TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1128'58.985 6.720 0.002
1237鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1128'59.121 6.856 0.136
1397白崎 稜Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1129'00.504 8.239 1.383
1464HIROBONHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1129'00.914 8.649 0.410
1587下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1129'01.771 9.506 0.857
1626三枝 拓己FALCON MOTORSPORT
FALCON MOTORSPORT
1129'04.91712.652 3.146
1760熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1129'07.57415.309 2.657
1846有村 将真フジタ薬局アポロ電⼯
フジタ薬局レーシング
1129'07.73515.470 0.161
1914村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1129'08.17015.905 0.435
2077松田 大輝WARMTECH SKILLSPEED
SKILL SPEED
1129'09.69817.433 1.528
21*90Lin ChenghuaATEAM Buzz Racing
AKIRAND RACING
1129'22.22729.96212.529
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----

■Independentクラス

SUZUKA GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/06/01) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 Independent class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
144今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1129'06.018--
230DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1129'08.925 2.907 2.907
355KENTAROBaum Field F4
FIELD MOTORSPORTS
1129'09.325 3.307 0.400
496齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1129'10.947 4.929 1.622
510中島 功Rn-sports MCS4
Rn-sports
1129'11.353 5.335 0.406
611植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1129'12.168 6.150 0.815
798IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1129'14.660 8.642 2.492
840⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1129'18.16312.145 3.503
961坂井 フォックス・ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1129'24.43518.417 6.272
1023YUGOS2R Racing
N-SPEED
1129'31.15025.132 6.715
11*4佐々木 祐一仙台DayDream with RICHO
DAYDREAM RACING
1133'42.6364'36.6184'11.486
1271大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
1027'00.5301Lap 1Lap
1363鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1027'00.6531Lap 0.123
1486大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry
1027'03.9201Lap 3.267
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-2仲尾 恵史TCS AKILAND
AKILAND RACING
617'09.2085Laps4Laps
-5小谷 泰弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
514'47.9496Laps1Lap
-9ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
0-11Laps5Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 51 洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing) 2'09.332 (5/11) 161.640 km/h
  • CarNo. 90は、FIA-F4選手権統一規則第26条9(ピットレーン速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 4は、FIA-F4選手権統一規則第15条1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
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