全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦の決勝レースが7月17日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。
44周のレースを制したのは、先月フランスで行われたルマン24時間耐久レースで見事総合優勝を果たした#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)だった。
2位は昨年の富士で優勝した#2平手晃平(TEAM IMPUL)、前回優勝の#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)も3位につけ、開幕戦以来3戦連続で表彰台に上がった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:15,800人)
決勝レースは午後2時40分にスタートした。
ポールシッターの#1J.P.オリベイラが勢いよく飛び出してホールショットを決め、トップを快走するが、2位につけたロッテラーも離されずについていき、最終コーナー立ち上がりでオーバーテイクボタンを作動させて次の1コーナーでトップに立った。
その後方では予選3番手の中嶋一貴がスタートに失敗、一気に6位まで後退する波乱が。これをかわして3位に浮上したのが予選4番手の平手だった。
出遅れた一貴は4周終わりで早めのピットストップを行い、前が開いた状態でスパートをかける作戦に出た。前戦のオートポリスと同じ作戦だ。
これが功を奏し、一貴は全車が最初のピットストップを終えた16周の時点で3位に浮上することに成功した。逆に2番手を走行していたオリベイラは8周終わりでピットインした際、リヤタイヤの交換に手間取って大幅にタイムロスをし、一貴の先行を許す結果に。
この結果、平手が2位に繰り上がり、トップのロッテラーを僅差で追い上げる展開に。はじめはコンマ6秒、コンマ8秒という間隔を保ってロッテラーを追い上げていた平手だったが、2度目のピット作業を終えた27周目にもロッテラーの前には出ることができず、逆にそこからじりじりと引き離されてしまう。
結局ロッテラーは平手に2.6秒の差をつけて44周を走り切り、開幕戦鈴鹿に続く今季2勝目をものにした。
これによりポイントランキング上でも再びトップに。
これでチームトムスは開幕3連勝を達成したことになり、昨年の富士スプリントカップから負け無しという状態が続くことになった。
2位平手に続いて3位は一貴。最後までオリベイラの追撃を退け、FNデビュー以来3戦連続で表彰台を獲得した。
その他、ルーキー勢では中嶋大祐も8位に入り、中嶋兄弟は揃って入賞ということになった。
次回の舞台はツインリンクもてぎ。8月6日決勝だ。
前の震災で甚大な被害があったというもてぎだが、被災後初の四輪ビッグレースは果たしてどんな展開になるだろうか。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Foum
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
| 1 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 44 | 1:06'08.906 |
| 2 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 44 | 2.623 |
| 3 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 44 | 10.041 |
| 4 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 44 | 10.908 |
| 5 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 44 | 15.479 |
| 6 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 44 | 25.063 |
| 7 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 44 | 41.266 |
| 8 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 44 | 45.733 |
| 9 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 44 | 46.594 |
| 10 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 44 | 49.116 |
| 11 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 44 | 1'09.633 |
| 12 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 44 | 1'11.508 |
| 13 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 44 | 1'12.868 |
| 14 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 41 | 3Laps |
| 15 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 40 | 4Laps |
| ---- 以上規定周回数(39Laps)完走 ---- |
| - | 18 | アレキサンドレ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 37 | 7Laps |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- Fastest Lap: CarNo.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL) 1'27.153 (10/44) 188.482km/h
全日本F3選手権第7戦の決勝レースが7月17日、快晴の富士スピードウェイで行われた。
レースはポールポジションからスタートした#50関口雄飛(B-MAX)が終始独走状態で21周を走り切ったものの、レギュレーション違反が判明してペナルティの対象となる波乱の展開となった。この結果2番手でフィニッシュした#12安田裕信(ThreeBond)が繰り上げ優勝となった。
またNクラスは#37中山雄一(トムススピリット)が今季2勝目を挙げた。
決勝レースは午前10時45分スタート。
ポールから飛び出した関口がそのままトップで1コーナーを通過。2番手は安田が続く。
ところがその後方で#36リチャード・ブラッドレー、#1蒲生尚弥のトムス勢がまさかの接触。ブラッドレーはその場でストップしてレースを終え、蒲生もスピンを喫して最後尾から追い上げることになってしまった。
これにより#5山内英輝が3番手に浮上、2番手安田を追い上げにかかる。
更にその後方では追い抜きざまに#23千代勝正の左フロントホイールを引っ掛けてしまった#20ギャリー・トンプソンがホームストレート上でスピン、こちらも大きく後退するアクシデントが発生していた。
こうした後方集団の混乱を尻目に関口は独走状態に入り、2位安田との差をぐんぐん引き離していく。
最後は5.746秒もの大差を築いて21周を走り切り、昨日の第6戦に続いて2連勝を飾ったかに見えた。
しかし関口はスタート時にマーキングされていないタイヤを装着していたことがオフィシャルによって確認されていたため、チェッカー後に40秒加算のペナルティを受けてしまう。
この結果、安田が1位に繰り上がり、先月富士で行われた第4戦以来の、今季通算3勝目を挙げた。
2位は昨日メカニカルトラブルによりリタイヤに終わった山内、3位には序盤のアクシデントから粘り強く順位を挽回してきた蒲生が入った。
Nクラスは予選2番手からスタートでトップに躍り出た#37中山雄一が#19西本直樹や蒲生といったCクラスの車両と抜きつ抜かれつを繰り返しながら後続の#22佐々木大樹、#8野尻智紀らをおさえて21周を走り切り、第3戦に続く今季2勝目を同じ富士で挙げる結果となった。
次回第8戦、第9戦はツインリンクもてぎが舞台。8月5日、6日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2011/07/16) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 7 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 21 | 34'26.187 |
| 2 | 5 | C | 山内 英輝 | PLANEXハナシマ F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 8.427 |
| 3 | 1 | C | 蒲生 尚弥 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 18.382 |
| 4 | 19 | C | 西本 直樹 | SGC by KCMG | DALLARA F306 | 3S-GE | 21 | 24.605 |
| 5 | 37 | N | 中山 雄一 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 31.069 |
| 6 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 21 | 33.584 |
| 7 | *50 | C | 関口 雄飛 | B-MAX F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 34.254 |
| 8 | 8 | N | 野尻 智紀 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 35.939 |
| 9 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 41.201 |
| 10 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | SGC by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 109.663 |
| 11 | 6 | N | 石川 資章 | コルサ・スクーデリアF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 21 | 1'23.449 |
| 12 | 77 | N | 野呂 立 | CMS☆WAKOS☆F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 21 | 1'25.137 |
| ---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ---- |
| - | 36 | C | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 0 | 21 Laps |
| - | 23 | N | 千代 勝正 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 0 | 21 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.50 関口雄飛(B-MAX F308) 1'36.969
- Fastest Lap: CarNo.37 中山雄一(TDP SPIRIT F307) 1'38.858
- CarNo.50は、2011年全日本フォーミュラ3統一規則第3章第13条2.(マーキング無しのタイヤ仕様)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティを科した。
全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦の公式予選が7月17日、早朝の富士スピードウェイで行われ、上位2台が全くの同タイムという、日本のトップフォーミュラ史上稀に見る接戦が展開された。
この結果、規定により先にタイムを記録した#1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)がポーうポジションを獲得。#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が予選2番手から午後の決勝をスタートすることになった。
公式予選は朝8時10分よりノックアウト方式で行われた。
富士スピードウェイは昨日に引き続いての快晴。朝から強い陽射しの降り注ぐ中、午後の予選に向けて各ドライバーがしのぎを削った。
予選Q1
ここでは走行時間20分で上位12名がQ2出走の権利を得る。
殆どのドライバーがこの20分間をフルに使って2アタックを敢行する中、フリー走行から好調ぶりを見せていたオリベイラだけは終盤一発だけのアタックを敢行する作戦をとり、見事1分25秒237を叩き出し、いきなりトップに躍り出てQ2出場を決めてみせた。
2番手にはロッテラーがつけ、3番手#2平手晃平、4番手#37中嶋一貴とインパル勢とトムス勢が上位を占める結果に。これにより中嶋一貴は開幕以来始めてのQ2進出を果たすことになった。
一方ここで予選を終えたのは13位#18アレキサンドレ・インペラトーリ、#3アンドレア・カルダレッリ、#10小林崇志、#62嵯峨宏紀の4名となった。
予選Q2
10分間のインターバルをおいて予選Q2が開始された。走行時間7分間で上位8名がQ3に進出できる。
ここで真っ先に飛び出して言ったのは中嶋一貴だ。Q3進出を確実なものとするために、1周余分に周回できる時間を確保しようとした一貴は、最初のアタックで1分25秒539をマーク。結果的に「あと1周」に頼ることなくQ3進出をものにした。
フリー走行から速さをみせていたインパル勢はここでも1位オリベイラ1分25秒270、2位平手1分25秒398と上位を占める。
一方ここでノックアウトされたのは#37中嶋大祐、#33国本雄資、#40伊沢拓也。そしてなんと#32小暮卓史までもが予選を終えることになった。
予選Q3
ポールポジションを決める最後のセッションは8時58分より7分間で行われた。
真っ先にコースに飛び出して言ったのはオリベイラ。以下、平手、一貴、#7大嶋和也、#8石浦宏明、#41塚越広大、#36ロッテラーの順でコースイン。このことが予選結果に影響を及ぼそうとは誰も予想だにしていなかっただろう。
先頭を走るオリベイラはここで1分25秒263をマーク。平手1分25秒372、一貴1分25秒330と続いて、ロッテラーの出したタイムは1分25秒263。オリベイラと全くの同タイムだ。
この場合は先にタイムを出したものが上位となる既定があるため、ポールポジションはオリベイラのものとなった。
第3戦決勝はこの後午後2時40分より44周で行われる。
今回のレースではピットストップ2回が義務付けられ、それぞれ4本のタイヤ交換が求められることとなっている。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Q1 | Q2 | Q3 |
| 1 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'25.237 | 1'27.270 | 1'25.263 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.418 | 1'27.436 | 1'25.263 |
| 3 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.593 | 1'27.539 | 1'25.330 |
| 4 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'25.443 | 1'27.398 | 1'25.372 |
| 5 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.071 | 1'27.413 | 1'25.452 |
| 6 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'25.666 | 1'27.452 | 1'25.549 |
| 7 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'25.882 | 1'27.584 | 1'25.740 |
| 8 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'25.777 | 1'27.492 | 1'25.927 |
| 9 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.203 | 1'27.728 | |
| 10 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.467 | 1'28.057 | |
| 11 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'26.221 | 1'28.105 | |
| 12 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.114 | 1'28.193 | |
| 13 | 18 | アレキサンドレ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'26.521 | | |
| 14 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'26.847 | | |
| 15 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'27.198 | | |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'27.332 | | |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'25.263 | - | - | 192.66 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.263 | 0.000 | 0.000 | 192.66 |
| 3 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.330 | 0.067 | 0.067 | 192.51 |
| 4 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'25.372 | 0.109 | 0.042 | 192.41 |
| 5 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'25.452 | 0.189 | 0.080 | 192.23 |
| 6 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'25.549 | 0.286 | 0.097 | 192.02 |
| 7 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'25.740 | 0.477 | 0.191 | 191.59 |
| 8 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'25.927 | 0.664 | 0.187 | 191.17 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'24.290
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'27.270 | - | - | 188.23 |
| 2 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'27.398 | 0.128 | 0.128 | 187.95 |
| 3 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'27.413 | 0.143 | 0.015 | 187.92 |
| 4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'27.436 | 0.166 | 0.023 | 187.87 |
| 5 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'27.452 | 0.182 | 0.016 | 187.84 |
| 6 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'27.492 | 0.222 | 0.040 | 187.75 |
| 7 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'27.539 | 0.269 | 0.047 | 187.65 |
| 8 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'27.584 | 0.314 | 0.045 | 187.55 |
| ---- 以上Q3進出 ---- |
| 9 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.728 | 0.458 | 0.144 | 187.25 |
| 10 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'28.057 | 0.787 | 0.329 | 186.55 |
| 11 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'28.105 | 0.835 | 0.048 | 186.45 |
| 12 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'28.193 | 0.923 | 0.088 | 186.26 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'24.290
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'25.237 | - | - | 192.72 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.418 | 0.181 | 0.181 | 192.31 |
| 3 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'25.443 | 0.206 | 0.025 | 192.25 |
| 4 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.593 | 0.356 | 0.150 | 191.92 |
| 5 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'25.666 | 0.429 | 0.073 | 191.75 |
| 6 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'25.777 | 0.540 | 0.111 | 191.51 |
| 7 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'25.882 | 0.645 | 0.105 | 191.27 |
| 8 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.071 | 0.834 | 0.189 | 190.85 |
| 9 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.114 | 0.877 | 0.043 | 190.76 |
| 10 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.203 | 0.966 | 0.089 | 190.56 |
| 11 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'26.221 | 0.984 | 0.018 | 190.52 |
| 12 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.467 | 1.230 | 0.246 | 189.98 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 13 | 18 | アレキサンドレ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'26.521 | 1.284 | 0.054 | 189.86 |
| 14 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'26.847 | 1.610 | 0.326 | 189.15 |
| 15 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'27.198 | 1.961 | 0.351 | 188.39 |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'27.332 | 2.095 | 0.134 | 188.10 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 107% ) | 1'31.204 | 5.967 | 3.872 | 180.11 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'24.290
ドライバーの懇談会に続いては、JRP社長の白井裕氏が登場。
来季から投入を予定している「システムE」の進捗状況や海外展開について語った。
(システムEについて)
先の震災でホンダの栃木研究所の被害がすごかったため、開発が事実上ストップしていました。
そのため本来ならば6月にはシェイクダウンを済ませる予定でしたが、8月30、31日に延期になりました。
このシステムではバッテリーがキーになります。バッテリーに開発のフィールドを作りたいと思います。
容量、効率などタガをはめずに研究開発の場に利用してもらってEVや燃料電池車に役立てて欲しいと思います。
ただ現状は予定より3ヶ月強の遅れが生じており、開幕に間に合うかどうかが微妙になってきました。
(海外展開について)
予定していたシンガポール開催が結果的に開催が一年延期になりました。これはパドックのスペースが充分でなく、設計変更が必要になったためで、当初の4月開催に間に合いそうになくなったためです。秋には完成するとのことでしたが、その時期の日本はスケジュールが詰まっているので、無理をせずに翌年に繰り越したほうがいいとの判断でした。
現在韓国を初めアジア各国でサーキットの建設が進んでいますが、そこで走らせるコンテンツが絶対できに不足しているのが現状です。
そこで、日本で確立されているピラミッドの頂点を海外に持っていくことで、それぞれにレースのピラミッドを作っていければと思います。フォーミュラニッポンと、その下のFCJに相当するカテゴリー。例えばFCKとかFCCという呼び名になるでしょうか、そうしたものを作っていければと思います。
(観光庁との連携について)
鈴鹿には溝端長官に来ていただきましたが、震災で減ってしまった海外からのお客さんが戻ってくるためのお手伝いができれば、と思います。菅生ではイベントを予定していますし、今後JRPで開催するイベントに関して観光庁に後援していただけることになっています。
(パドッククローズについて)
今回から8時でパドックを閉めることにしました。7月8月の電力需要の増大に対応した節電の意味と、労働条件を改善してメカニックという職業のイメージを改善したいと考えています。
(次回開催について)
次は「被災地もてぎ」での開催となります。モータースポーツを原動力に復興に役立てたい。初めての2&4ということで沢山のお客様に来ていただき、盛り上げたいと思っています。今年は第1戦鈴鹿、第2戦オートポリスと二輪を併催してきましたし、今回もGTアジアシリーズを併催します。今後もこうした併催は進めていきたいと考えています。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
既にスーパーGTでは坂東代表による定例会見の開催が定着しているが、フォーミュラニッポンでも今回の第3戦から「サタデー・ミーティング」と題した懇談会を実施することになった。
第1回の出演者は、先日のルマン24時間レースで見事総合優勝を果たしたアンドレ・ロッテラー選手(トムス)と、第2戦オートポリスで優勝し、ランキングトップに躍り出た中嶋一貴選手(トムス)、そして日本レースプロモーション(JRP)社長の白井裕氏の三名だ。
ここではドライバー2名による第1部の模様をお送りする。

アンドレ・ロッテラー
(ルマン24時間について)素晴らしい一週間でした。チーム一丸となって勝利したこと、僕にとって2年目の挑戦で勝てたこともです。こんな大きなレースで勝てたことは僕のキャリアにとって重要なポイントになると思います。ずっと日本で走ってきて、日本で育ててもらって、その結果の勝利だと思います。
それはもうタフな戦いでした。今は大きな達成感を味わっていますよ。
(グッドウッドフェスティバルに参加したことについて)すごいイベントでした、歴史的な目医者が沢山集まり、ヨッヘン・マスやハンス・ヨアキム・シュトゥックといった名ドライバーたちと一緒に走れて、三日間が大きなプレゼントのようでした。ルマンで優勝したことでみんなが認めてくれたことが嬉しかった。主催者のマーチ卿からも素晴らしいプレゼントをいただきましたし。
(今週末のフォーミュラニッポンについて)僕のわがままを許してくれたチーム、舘監督、トヨタ、みんなに感謝しています。僕が欠場している間にカズキが優勝してポイントリーダーになりましたが、絶対にその座を取り返します。フォーミュラニッポンでポジションを取り戻すのが次の僕の目標ですから。
中嶋一貴
(ここまでの2戦を振り返って)まだ予選に課題がありますが、レースでは結果を残せました。展開に恵まれた面はありましたが、それも自分のおかれた状況の中でベストを尽くせた結果だと思っています。
でもいつも上手くいくとは限らないので、次は課題を克服しながら結果を出したいです。今回の2回ピットストップ義務というルールは非常に悩ましいものですが、これまでの自分の経験を生かせれば、と思いますし、タイミング次第だとも思いますので、まずは予選で前に行くのが重要でしょうね。現時点ではチャンピオンは意識していません。今までどおりやれることをしっかりやるだけです。
(将来的にF1やルマン出場を考えているか)チャンスがあればいつでも出たいと思っていますし、その準備はしているつもりです。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
フォーミュラニッポン第3戦富士のフリー走行2回目は#2平手晃平(TEAM IMPUL)がトップ。
タイムは1分26秒282と午前中の#1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラには一歩及ばなかったものの、これで一日総合ではチームインパルが1-2を達成した格好だ。

フリー走行2回目は午後1時45分より60分間で行われた。
明日の公式予選に向けた最後の走行となるが、気温、路面温度とも上昇する中、7名のドライバーが自身の午前中のタイムを上回る積極的な走りを見せた。
序盤トップに立ったのはルーキーの#33国本雄資。午前中は1分27秒780に終わった国本だったが、ここでは1分26秒986まで大幅にアップしてきた。
しかし残り15分をきったところで平手が1分26秒282をマーク。一気にトップに躍り出ると、#36アンドレ・ロッテラーも午前中のタイムを上回る1分26秒348で2番手につけ、#37中嶋一貴が1分26秒432でこれに続く。
更に、#41塚越広大、#16山本尚貴らも午前中のタイムを上回ることはできなかったものの4番手、5番手につけてきて、結局国本はこのセッションを6番手で終えることとなった。
午前中トップのオリベイラはここでは7番手に留まり、#32小暮卓史、#31中嶋大祐のナカジマ勢は8番手、9番手につけている。
第3戦の公式予選は明日朝8時10分より、ノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/16) Free Session Total Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Free 1 Free 2 | Time | Delay | km/h |
| 1 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | *1'26.252 1'27.051 | 1'26.252 | - | 190.45 |
| 2 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.452 *1'26.282 | 1'26.282 | 0.030 | 190.39 |
| 3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.605 *1'26.348 | 1'26.348 | 0.096 | 190.24 |
| 4 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.676 *1'26.432 | 1'26.432 | 0.180 | 190.05 |
| 5 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | *1'26.456 1'28.261 | 1'26.456 | 0.204 | 190.00 |
| 6 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | *1'26.689 1'26.826 | 1'26.689 | 0.437 | 189.49 |
| 7 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | *1'26.743 1'26.750 | 1'26.743 | 0.491 | 189.37 |
| 8 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | *1'26.830 1'27.133 | 1'26.830 | 0.578 | 189.18 |
| 9 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | *1'26.850 1'27.347 | 1'26.850 | 0.598 | 189.14 |
| 10 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'27.780 *1'26.986 | 1'26.986 | 0.734 | 188.84 |
| 11 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | *1'27.143 1'27.889 | 1'27.143 | 0.891 | 188.50 |
| 12 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.806 *1'27.332 | 1'27.332 | 1.080 | 188.10 |
| 13 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'28.147 *1'27.663 | 1'27.663 | 1.411 | 187.39 |
| 14 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | *1'27.763 1'27.918 | 1'27.763 | 1.511 | 187.17 |
| 15 | 18 | アレキサンドレ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'27.977 *1'27.876 | 1'27.876 | 1.624 | 186.93 |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'30.205 *1'28.311 | 1'28.311 | 2.059 | 186.01 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/16) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.282 | - | - | 190.39 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.348 | 0.066 | 0.066 | 190.24 |
| 3 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.432 | 0.150 | 0.084 | 190.05 |
| 4 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.750 | 0.468 | 0.318 | 189.36 |
| 5 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'26.826 | 0.544 | 0.076 | 189.19 |
| 6 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'26.986 | 0.704 | 0.160 | 188.84 |
| 7 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'27.051 | 0.769 | 0.065 | 188.70 |
| 8 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.133 | 0.851 | 0.082 | 188.53 |
| 9 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.332 | 1.050 | 0.199 | 188.10 |
| 10 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'27.347 | 1.065 | 0.015 | 188.06 |
| 11 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'27.663 | 1.381 | 0.316 | 187.39 |
| 12 | 18 | アレキサンドレ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'27.876 | 1.594 | 0.213 | 186.93 |
| 13 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'27.889 | 1.607 | 0.013 | 186.90 |
| 14 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'27.918 | 1.636 | 0.029 | 186.84 |
| 15 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'28.261 | 1.979 | 0.343 | 186.12 |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'28.311 | 2.029 | 0.050 | 186.01 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'24.290
富士スピードウェイで開催された全日本F3選手権第6戦の決勝は、ポールシッターの#50関口雄飛(B-MAX)がスタートから危なげない走りで後続を突き放し、2位以下に6秒以上の大差をつけて15週を走りきって今季2勝目を挙げた。
Nクラスもまたポールスタートの#7三浦和樹(HFDP)がCクラスの#19西本直樹や同じNクラスの#37中山雄一らと激しいドックファイトを演じながら周回を重ねたが、最後まで中山を抑えきって今季初勝利をものにしている。
第6戦決勝は16日午後0時55分スタート。
強い陽射しが照りつけ気温、路面温度ともに上昇する中で15周の戦いの火蓋が切られた。
ポールシッターの関口は見事なスタートでホールショットを決めると、そのまま2位安田裕信との差を引き離しにかかる。3位には#1蒲生尚弥、4位には#36リチャード・ブラッドレーがつけ、5番手はNクラスの#7三浦。予選4番手の#5山内英輝はセクター3に入ったところで駆動系トラブル(クラッチ側のスプライン破損)に見舞われてスローダウン、ホームストレート脇にストップしてそのままレースを終えてしまった。
その後も関口は快調に周回を重ね、安田との差を5周終わりで2秒とすると、その後もじわじわと差を広げていき、最後は6.3秒もの大差をつけて15周を走破。先月同じく富士で行われた第3戦に続いて今季2勝目を挙げた。2位は安田、3位には前回第6戦で優勝の蒲生が入った。
関口の独走激に終わったCクラスに対し、Nクラスの攻防は手に汗握る熾烈な戦いとなった。
ポールの三浦はCクラスの西本を従えてオープニングラップを終える。その後方では中山がクラス2番手の#8野尻智紀を2周目に捕らえて2位に浮上、三浦、西本との差を縮めにかかる。抜かれた野尻は同じ周のヘアピンで予選でのペナルティにより後方スタートとなった#23千代勝正にも抜かれ、一時クラス4位に後退するが、9周目のコカコーラコーナー入口で浮き砂利に乗った千代がオーバーランしたために3位を奪い返すことに成功、そのままトップ2台を追い上げて行った。
三浦は8周目の1コーナーで西本を先行させた後、中山の猛烈な追い上げにあい、12周目の1コーナーで遂に並びかけられてしまう。しかし中山もまた、コカコーラコーナーアウト側の汚れたラインに乗ってしまい、惜しくもオーバーランを喫してしまった。
これにより三浦は最後までトップの座を守りきり、F3参戦2年目にして初めての勝利をここで挙げることとなった。2位は中山、3位には三浦のチームメイト、野尻が入った。
次の第7戦決勝は明日午前10時40分より21周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2011/07/16) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 6 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 50 | C | 関口 雄飛 | B-MAX F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 24'41.934 |
| 2 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 15 | 6.324 |
| 3 | 1 | C | 蒲生 尚弥 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 15.109 |
| 4 | 36 | C | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 15.927 |
| 5 | 19 | C | 西本 直樹 | SGC by KCMG | DALLARA F306 | 3S-GE | 15 | 30.268 |
| 6 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 15 | 32.120 |
| 7 | 37 | N | 中山 雄一 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 15 | 32.768 |
| 8 | 8 | N | 野尻 智紀 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 15 | 33.811 |
| 9 | 23 | N | 千代 勝正 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 15 | 34.437 |
| 10 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | SGC by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 15 | 37.127 |
| 11 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 15 | 43.376 |
| 12 | 77 | N | 野呂 立 | CMS☆WAKOS☆F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 15 | 1'04.696 |
| 13 | 6 | N | 石川 資章 | コルサ・スクーデリアF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 15 | 1'12.407 |
| ---- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 ---- |
| - | 5 | C | 山内 英輝 | PLANEXハナシマ F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 0 | 15 Laps |
- Fastest Lap(C): CarNo.50 関口雄飛(B-MAX F308) 1'37.419 (3/15) 168.620km/h
- Fastest Lap(N): CarNo.37 中山雄一(TDP SPIRIT F307) 1'39.196 (4/15) 165.599km/h
全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦のフリー走行1回目が7月16日、富士スピードウェイで行われ、ディフェンディングチャンピオンの#1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が1分26秒252でトップだった。2番手にも同じチームインパルの#2平手晃平がつけた。

第3戦は昨年の富士ラウンドに続いてのワンデー開催。公式予選は明日日曜の朝に行われるため、土曜日の今日は午前と午後に1回づつのフリー走行が行われることになっている。
その1回めのフリー走行は午前9時15分より、15分間で行われた。
最初にトップに立ったのは#16山本尚貴で1分26秒689だったが、セッション中盤になってオリベイラが1分26秒252でトップに立ち、これがそのままこのセッションでのベストタイムとなった。
2番手には同じくインパルの#2平手晃平が続き、3番手には前回のオートポリス戦をルマン24時間出場のために欠席した#36アンドレ・ロッテラーがつける。ロッテラーは終盤にもアタックを敢行し、1分26秒台を記録したが、結局オリベイラのタイムには届かなかった。
これに前回優勝のポイントリーダー、#37中嶋一貴が続き、山本が5番手という結果に。
殆どのドライバーが最初の20分間でアタックして以降はロングランに移行したため、順位自体は大きく変動のないまま40分間が終了した。
フォーミュラニッポン第3戦は、このあと午後1時45分より1時間のフリー走行2回目が行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
第6戦に続いて行われた全日本F3選手権第7戦の公式予選もポールポジションは#50関口雄飛(B-MAX)。タイムを1分36秒136に上げ、見事3連続ポールを達成した。
Nクラスは#8野尻智紀がトップ。こちらもHFDPが連続ポールを獲得した。
第6戦の公式予選終了から10分間のインターバルをおいて第7戦の公式予選が8時45分より開始された。
ここでも最初にトップに立ったのは#1蒲生尚弥だったが、開始5分過ぎに#12安田裕信が1分36秒404でトップに立つ。これを残り2分のタイミングで関口が打ち破り1分36秒352でトップに浮上するが、安田も次のアタックで1分36秒160までタイムを縮めてきた。
これに対し、関口は残り1分のところで1分36秒136と第6戦のポールタイムをも上回って再びトップに。
これがこのセッションのベストタイムとなり、関口は第5戦から3戦連続でポールポジションからスタートすることとなった。
2位は安田、3位蒲生と、終わってみればトップ3は第6戦と全く同じ顔ぶれとなった。
一方Nクラスは第6戦の#7三浦和樹と同じHFDP勢の#8野尻が1分37秒590とCクラスと遜色のないタイムでポールを獲得。#37中山雄一が2番手と、ルーキー二人がフロントローを占める結果となった。
第7戦決勝は明日朝10時40分より21周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/16) Free Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.252 | - | - | 190.45 |
| 2 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.452 | 0.200 | 0.200 | 190.01 |
| 3 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'26.456 | 0.204 | 0.004 | 190.00 |
| 4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.605 | 0.353 | 0.149 | 189.67 |
| 5 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.676 | 0.424 | 0.071 | 189.52 |
| 6 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'26.689 | 0.437 | 0.013 | 189.49 |
| 7 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.743 | 0.491 | 0.054 | 189.37 |
| 8 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.830 | 0.578 | 0.087 | 189.18 |
| 9 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.850 | 0.598 | 0.020 | 189.14 |
| 10 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'27.143 | 0.891 | 0.293 | 188.50 |
| 11 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'27.763 | 1.511 | 0.620 | 187.17 |
| 12 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'27.780 | 1.528 | 0.017 | 187.14 |
| 13 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.806 | 1.554 | 0.026 | 187.08 |
| 14 | 18 | アレキサンドレ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'27.977 | 1.725 | 0.171 | 186.72 |
| 15 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'28.147 | 1.895 | 0.170 | 186.36 |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'30.205 | 3.953 | 2.058 | 182.11 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'24.290
全日本F3選手権第6戦の公式予選が7月16日、富士スピードウェイで行われ、1分36秒179を記録した#50関口雄飛(B-MAX)が第5戦に続いてポールポジションを獲得した。
Nクラスは#7三浦和樹(HFDP)が1分37秒744でトップだった。
6月のワンメイク祭りに続いて2ラウンド連続で富士スピードウェイで開催されることになった全日本F3。
朝から強い陽射しが降り注ぐ中、午前8時25分より10分間で第6戦の公式予選が開始された。
最初にトップに立ったのは#1蒲生尚弥で1分37秒341。これに#5山内英輝、#36リチャード・ブラッドレーが2位、3位で続く。#12安田裕信、#50関口のベテラン勢は慎重な滑り出しでNクラス数台を挟んだ後方から徐々にタイムを上げていった。
まずは残り3分で山内が1分36秒647でトップに。続いて残り2分で関口が1分36秒179を叩き出して一気にトップに躍り出た。蒲生も1分36秒381とタイムを削ってくるが、チェッカー直後に安田が1分36秒316で2位に割って入り、走行は終了した。
関口は前回富士で行われた第5戦に続いての2連続ポール。ただし前回のグリッドは第3戦決勝のベストラップ順という変則ルールではあった。
Nクラスは序盤#8野尻智紀が好タイムを連発していたが、終盤チームメイトの#7三浦が1分37秒444でトップに立った。2番手に野尻、3番手には第3戦優勝の#37中山雄一がつけた。
第6戦決勝はこのあと午後0時55分より15周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2011/07/16) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2011 All Japan F3 Championship Round 7 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 50 | C | 関口 雄飛 | B-MAX F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'36.136 | - | - | 170.87 |
| 2 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 1'36.160 | 0.024 | 0.024 | 170.83 |
| 3 | 1 | C | 蒲生 尚弥 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'36.424 | 0.288 | 0.264 | 170.36 |
| 4 | 36 | C | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'36.439 | 0.303 | 0.015 | 170.33 |
| 5 | 5 | C | 山内 英輝 | PLANEXハナシマ F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'36.608 | 0.472 | 0.169 | 170.04 |
| 6 | 8 | N | \野尻 智紀 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'37.590 | 1.454 | 0.982 | 168.32 |
| 7 | 37 | N | 中山 雄一 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'37.746 | 1.610 | 0.156 | 168.06 |
| 8 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'38.072 | 1.936 | 0.326 | 167.50 |
| 9 | *19 | C | 西本 直樹 | SGC by KCMG | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'38.116 | 1.980 | 0.044 | 167.42 |
| 10 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'38.287 | 2.151 | 0.171 | 167.13 |
| 11 | 23 | N | 千代 勝正 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'38.361 | 2.225 | 0.074 | 167.01 |
| 12 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | SGC by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'38.544 | 2.408 | 0.183 | 166.70 |
| 13 | 77 | N | 野呂 立 | CMS☆WAKOS☆F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'40.299 | 4.163 | 1.755 | 163.78 |
| 14 | 6 | N | 石川 資章 | コルサ・スクーデリアF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'40.695 | 4.559 | 0.396 | 163.13 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'45.864 | 9.728 | 5.169 | 155.17 |
- CarNo.19は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1.(走路外走行)違反により、ペストラップタイム削除のペナルティを科す。
全日本F3 -RIJ- (2011/07/16) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2011 All Japan F3 Championship Round 6 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 50 | C | 関口 雄飛 | B-MAX F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'36.179 | - | - | 170.79 |
| 2 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 1'36.316 | 0.137 | 0.137 | 170.55 |
| 3 | 1 | C | 蒲生 尚弥 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'36.381 | 0.202 | 0.065 | 170.44 |
| 4 | 5 | C | 山内 英輝 | PLANEXハナシマ F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'36.557 | 0.378 | 0.176 | 170.13 |
| 5 | 36 | C | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'36.659 | 0.480 | 0.102 | 169.95 |
| 6 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'37.744 | 1.565 | 1.085 | 168.06 |
| 7 | 19 | C | 西本 直樹 | SGC by KCMG | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'37.844 | 1.665 | 0.100 | 167.89 |
| 8 | 8 | N | 野尻 智紀 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'37.860 | 1.681 | 0.016 | 167.86 |
| 9 | 37 | N | 中山 雄一 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'37.922 | 1.743 | 0.062 | 167.75 |
| 10 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'38.459 | 2.280 | 0.537 | 166.84 |
| 11 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | SGC by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'38.547 | 2.368 | 0.088 | 166.69 |
| 12 | 77 | N | 野呂 立 | CMS☆WAKOS☆F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'39.812 | 3.633 | 1.265 | 164.58 |
| 13 | *23 | N | 千代 勝正 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'40.417 | 4.238 | 0.605 | 163.59 |
| 14 | *6 | N | 石川 資章 | コルサ・スクーデリアF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'40.570 | 4.391 | 0.153 | 163.34 |
| ---- 以上予選通過 基準タイム ( 110% )---- | 1'45.921 | 9.742 | 5.351 | 155.09 |
- CarNo.23は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1.(走路外走行)違反により、訓戒ならびにベストラップ・セカンドラップ抹消のペナルティを科した。
- CarNo.6は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、第6戦決勝レース、ピットスタートとするペナルティを科す。
Hitotsuyama Racingプレスリリース
一ツ山レーシングは13日、7月にフジスピードウェイで、8月に鈴鹿サーキットで行われるGT3 ASIAラウンドに参戦すると発表した。ドライバーには小林賢二と濱口弘を起用する。以下、プレスリリース。
Audi R8 LMS でGT3 ASIA シリーズに挑戦
Hitotsuyama Racing はGT3 ASIA シリーズの富士、鈴鹿ラウンドに参戦いたします。
GT3 ASIA はアジア全土を舞台に開催されており、ジェントルマンドライバーがフェラーリ458 やフォードGT、ポルシェ997といった最新のFIA GT3 規定のマシンでバトルを繰り広げています。
Hitotsuyama Racing では富士ラウンドに小林 賢二選手、鈴鹿ラウンドに濱口 弘選手と2 名の異なるジェントルマンドライバーを起用し、このGT3 ASIA シリーズに挑戦いたします。
最新GT3 マシン同士の戦いとなりますが、ファンの皆様にAudi R8 LMS の勇姿をお見せできるよう、2 名のドライバーとともにこの2 ラウンドに臨む次第でございます。
ご声援よろしくお願い申し上げます。
本件に関するお問い合わせ先 : 広報担当 一ツ山 亮次 ( ヒトツヤマ リョウジ) contact@hitotsuyamaracing.net
■GT3 ASIA 第5、6 ラウンド (7 月15 ~ 17 日 / 富士スピードウェイ)
ドライバー:小林 賢二選手
- 1998 年 筑波9 時間ナイター耐久にてレースデビュー
- 1999 年 ポルシェチャレンジ参戦
- 2000 年 ポルシェチャレンジクラスB チャンピオン
- 2001 年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 シリーズ9 位
- 2002 年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 シリーズ4 位
- 2003 年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 クラスB シリーズチャンピオン
- 2004 年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 シリーズ3 位
- 2005 年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 シリーズ3 位
- 2008 年 ポルシェカレラカップジャパン第4 戦より参戦 クラスB シリーズ6 位
スーパー耐久ST1 ポルシェ997 岡山スポット参戦 ST1 4 位
- 2009 年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 クラスA シリーズ4 位
- 2010 年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 クラスA シリーズ3 位
ニュルブルクリンク24hr 耐久レース参戦
- 2011 年 ニュルブルクリンク24hr 耐久レース参戦 クラス優勝
■GT3 ASIA 第7、8 ラウンド (8 月19 ~ 21 日 / 鈴鹿サーキット)
ドライバー: 濱口 弘選手
- 2008 年 ポルシェカレラカップジャパン クラスB チャンピオン 1 位6 回、2 位5 回
- 2010 年 スーパーGT300 クラス シリーズランキング4 位 1 位1 回、2 位2 回
Text: Hitotsuyama Racing

2011年も下半期・・後半に突入です。
いよいよ夏本番という暑さがこのところ続いていますが、今年の夏は15%の節電対策が叫ばれていて厳しい夏になりそうです。
東日本大震災の復興イベントとして開催された菅生は台風の影響で雨の中でのレースになり、赤旗中断というレースでしたが、ドリームエンジェルレーシングも無事に完走を果たすことができました。チェッカーフラッグをくぐることを目的としていただけに、ちょっと物足りなさも残りました。
そこで、今月開催される富士スピードウェイでのスーパー耐久シリーズに再チャレンジすることを決めました。
少々、レース参戦予算が厳しいという問題はありますが、多くのモータースポーツファンがいる関東最大級のサーキット、富士スピードウェイはやはりチームとしても参戦をしたいと思っていました。ぎりぎりまでメンテナンスガレージとも相談した上で、決定しましたので、ご報告が遅れましたことをお詫び申し上げます。
夏場、猛暑のレースになるとRX7はエンジン的にもかなり厳しいと思われますが、可能な限りの走りをお見せしたいと思います。

予選・決勝ともに梅雨明けの猛暑の中で行われ、予選は平川が一人2分5秒台で、2番手の中野をコンマ8秒近く離して、余裕のポールポジションを獲得。
決勝は、予選上位2台がスタートに失敗。高星がトップに立つがマシンの差があり、3周めには中野が抜き去る。平川は最後尾に落ちるがその後猛追し、7周目に3番手の高星に迫り、ついにこれを抜き去って2位に上がってゴールした。
Text & Photo: Motorsports Forum
2011鈴鹿クラブマンレース -RIJ- (2011/07/10) Final Race Wether:Fine Course:Dry
F4 Round4 Endurance Stage 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos |
No |
Cls |
|
Driver |
Type |
Team Car |
Laps |
Total Time |
Delay |
| 1 | 43 | 2000 | 1 | 中野 貴功 | RD10W | TRANDSテイクファースト10W制動屋 | 10 | 21'33.224 | - |
| 2 | 14 | 2000 | 2 | 平川 亮 | F108 | クラリオン JSS ZAP F108 | 10 | 21'40.515 | 7.291 |
| 3 | 5 | 1850 | 1 | 高星 明誠 | W-006 | ZAP SPEED MT 006 | 10 | 21'44.493 | 11.269 |
| 4 | 6 | 2000 | 3 | 山口 大陸 | F108 | タイロク エクシード"108 | 10 | 21'48.462 | 15.238 |
| 5 | 44 | 1850 | 2 | 塚田 光彦 | W-056 | 東海電装・WEST・Sprint・056 | 10 | 21'51.467 | 18.243 |
| 6 | 99 | 1850 | 3 | 早坂 公希 | W-006 | エクシズレーシング☆CMS☆芳豆樹006 | 10 | 21'52.188 | 18.964 |
| 7 | 82 | 2000 | 4 | 栗原 正之 | RD10W | テクノクラフト ハヤブサ F4 | 10 | 21'52.706 | 19.482 |
| 8 | 73 | 1850 | 4 | 近藤 翼 | W-006 | ZAP SPEED TK 006 | 10 | 21'55.929 | 22.705 |
| 9 | 33 | 2000 | 5 | 吉本 晶哉 | RD10W | AY-DESIGN 制動屋WAKOS10W | 10 | 21'59.876 | 26.652 |
| 10 | 18 | 1850 | 5 | 朱 載維 | W-006 | ZAP SPEED DZ 006 | 10 | 22'02.194 | 28.970 |
| 11 | 56 | 1850 | 6 | 川村 和希 | W-976 | プロジェクトKK マース 976 | 10 | 22'03.608 | 30.384 |
| 12 | 71 | 1850 | 7 | 大島 功稔 | W-056 | T-flap レブリ056 | 10 | 22'06.408 | 33.184 |
| 13 | 27 | 1850 | 8 | 平井 祐次 | W-006 | 中古車屋ナメトンカ006 | 10 | 22'07.836 | 34.612 |
| 14 | 35 | 2000 | 6 | 高橋 忠克 | KK-ZS | 高宮商事ミストKK-ZS | 10 | 22'09.476 | 36.252 |
| 15 | 2 | 2000 | 7 | 上田 和秀 | MC090 | EXEDY☆MC090 | 10 | 22'13.747 | 40.523 |
| 16 | 31 | 1850 | 9 | 辻 恵路 | W-056 | Broval.Jp☆056 | 10 | 22'17.820 | 44.596 |
| 17 | 29 | 1850 | 10 | 細川 義成 | W-006 | NY☆ES☆TODA | 10 | 22'23.234 | 50.010 |
| 18 | 34 | 1850 | 11 | 三浦 勝 | W-006 | CMS 006 | 10 | 22'27.775 | 54.551 |
| 19 | 7 | 2000 | 8 | 島田 龍吾 | MC090 | R-Racing F | 10 | 22'36.190 | 1'02.966 |
| 20 | 4 | 1850 | 12 | 小林 佐知男 | W-006 | C.FACTORY-RacingF006 | 10 | 22'40.446 | 1'07.222 |
| ---- 以上規定周回数(9Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.14 平川 亮(クラリオンJSS ZAP F108) 2'07.720 (4/10) 163.68km/h
- 2011年SUPERGT INTERNATIONAL SERIESMALAYSIA
- JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458GTC
- 予選:4位・決勝:2位
- Dr:Tetsuya TANAKA / Katsuyuki HIRANAKA

2011年6月18日(Sat)
- 10:00~11:45・FREEPRACTICE 天候:CLOUDY / コースコンディション:DRY / 気温:28℃路面温度:28℃
- 14:15~14:55:FIRSTQUALIFYING PRACTICE 天候:FINE / コースコンディション:DRY / 気温:34℃ / 路面温度:44℃
- 16:30~:SUPERLAP QUALIFYING 天候:FINE / コースコンディション:DRY / 気温:33℃路面温度:44℃
今年も灼熱のセパン戦がやってきました。今週の天気予報は雨マークがついていましたが、全くその気配もなく青空から雲がすこし出るくらいの南国の気候が続いたレースウイークになりました。
第3戦からは通常のレーススケジュールに戻り、走行は土曜日からの2DAY。この日土曜日は、公式練習と予選、スーパーラップ予選が行われました。
今回のアタックドライバーは田中哲也。練習走行も田中から開始しました。2戦連続2位表彰台でシリーズトップを走るJIMGAINER 458GTCは、総重量1355kgとレーシングカーとは思えない車重になり、マシンの動きもどうなるかわからない中での走行スタートになりました。やはり田中からも車が重たいと無線機から声が発せられる。アンダーステアも強く、何度もピットに戻りフロントの足まわり、リアウイングの調整を行っていました。
残り45分で平中克幸に交代し、決勝を見据えたロングドライブを行う。やはりアンダーステアは消えては無かったが、タイヤのパフォーマンスはかなり高く、バランスもそんなに悲観的になる感じでは無く、タイムも7番手と午後からの予選にも期待が持てる走行となりました。
朝の練習走行よりぐんぐんと気温は上昇。灼熱にふさわしい中での予選がオンタイムで開始されました。まずハンドルを握るのは平中。基準タイムをクリアするのがこの走行の基本となる。
計測2ラップで平中から田中へ。2人とも楽に基準タイムをクリアし、田中がアタックに入る。500クラスとの30分間の混走走行から続けて300クラスの専有走行が開始。2分10秒001のタイムで、暫定5番手でスーパーラップに臨むこととなった。
約1時間30分のインターバルを経てスーパーラップが開始された。アタック担当は田中。6番目にコースへ入りアタックを開始する。それまでのトップタイムはNo.86ランボルギーニの2分9秒912だったが、田中はセクター1で0.006秒上回り、セクター2の時点では0.055ビハインド、セクター3でもタイムを上げてきて、2分9秒578のタイムを出し暫定1位に。次に走行したNo.69MT900Mはこのタイムを上回ることが出来ずNo.11の4位以上が確定。続くNo.27F430、No.88ランボルギーニは2分9秒台前半、No.4BMWに至っては2分8秒台に入るタイムを出してきた為に、明日の決勝は4番手のポジションからのスタートが決定した。
- Tetsuya TANAKA Comment
-
60kgプラスの状態だったので、正直スーパーラップに残れるかなという位にしか考えてませんでした。実際スーパーラップに残るまではきつかったのですが、スーパーラップを走る前にセット変更したのが当たり、タイヤのパフォーマンスもこの状況に凄く合っていて、この重たさでこのポジションは凄く良かったと思っています。
- Katsuyuki HIRANAKA Comment
-
今回はウエイトが重たくて苦戦するとは思っていましたが、思った以上にパフォーマンスが良くて、タイヤも含め車も非常に調子がいいので、決勝は期待できるんじゃないかと思います。
2011年6月19日(sun)
- 9:40~10:10:FREE PRACTICE 10:20~10:50:CIRCUIT SAFARI 天候:FINE / コースコンディション:DRY / 気温:30℃ / 路面温度:35℃
- 16:00~:FINAL 天候:CLOUDY / コースコンディション:DRY / 気温:34℃ / 路面温度:43℃
決勝日は朝からすでに30度を超え、過酷な決勝レースが予想された。朝のフリー走行はまず平中からスタート。決勝も予想通り30度を超え、路面温度に至っては今年最高の43度になっていた。
決勝レースを見据えた走行を行い、最後のマシンチェックに余念がない。4周計測後田中と交代。昨日と違って荷重をかけていくとオーバーになっているようで、リアウイングの調整を行う。タイヤも2輪のみ交換の想定を行い、サーキットサファリでもマシン調整に余念がない。決勝でも重たいながら、作戦を駆使し連続表彰台を目指し、全てのスタッフが力を注ぎ朝のフリー走行は終了した。
スタートドライバーは田中。フォーメーションラップを終え、全車綺麗にスタート。1コーナーで一瞬順位を落としたように見えたものの、1周目にはポジションを上げ3位で通過。前を行くNo.4、No.27を追いかける。No.27の山内選手に道をふさがれる格好で周回を重ねる。
やはり車重が重たいことと、他のFIA-GT車両と違ってストレートが速くなく、どうしてもコーナーで追いつき、ストレートで離される展開に。No.4との差はこの時徐々に離されてきていた。前に詰まるようであれば、早めにドライバー交代を行い、空いているところでプッシュしていく作戦を考えていたので、それを決行。田中をほぼミニマムの14周でピットに戻し、4輪交換し平中を送り出した。
作戦通りコースも空いているところでピットアウトする事が出来、平中も猛然とプッシュしていく。ベストラップも300クラス唯一の2分10秒台をマークし、周回を重ねていく。20周を過ぎたあたりから上位のマシンのルーティーンのピット作業が始まるが、No.27やNo.88とはすでに30秒近く引き離していたが、No.4がピット作業を終えたときは11秒ほど前方を走行。
全車のピット作業が終わると、No.4が1位、No.11が2位、No.2が3位という展開に。3位との差は9秒ほどあり、徐々に引き離していたのであとはNo.4を捉えるのみ。30周目には8秒差、35周目には4秒差まで詰めより、残り周回数が5周を切った時には1秒差まで近づいていた。
何度か最終コーナーで並びかけるが、ストレートのスピード差でどうしても前に出られない。不運な事に最終ラップには、500クラスの3位の車両の走行に丁度掴まり、最後のチャンスの場面に走行ラインを譲らなければいけない状況になってしまう。そのまま0.776秒差の2位でチェッカーを受けた。
激しいバトルに水を差された形になってしまいましたが、3戦連続2位表彰台はシリーズを見据えた上でも十分価値のあるものであり、作戦とタイヤのパフォーマンスによっては、重たくともまだ勝てるチャンスはあるのではないかと希望を持ってこれからの中盤戦を戦って参ります。
次戦は国内に戻り、東日本大震災の被災地SUGOでの開催になります。被災地の皆様に元気を与えられるような走りを致しますので、引き続き応援宜しくお願いいたします。
- Tetsuya TANAKA Comment
-
スタート前に、僕がスタートして前に引っかかっている状況であればショートスティントで入るという作戦を立てていたのですが、その作戦通りにタイミングも流れ的にも上手くいきましたね。正直トップにあそこまで追いつけるとは思いませんでしたが、最終的には凄くいい形でレースが出来たのではないでしょうか。今回に関してはタイヤが非常に良かったので、タイヤに助けられた部分が多かったですね。
- Katsuyuki HIRANAKA Comment
-
昨日の練習走行の時にロングをしたのですが、その時に凄く良い印象で、今回は重いけどいけるんじゃないかと思っていました。その通りのレースが出来て、コンスタントに良いラップを刻みながら走れたし、タイヤも凄く良くなってきているのでシーズンを考えれば、凄く良いレースが出来たのではないかと思います。ただ最後の周回では勝ちも欲しかったので悔しい部分ではありますが、やれることは出来たと思うので、さらに重たくなる次のレースではタイヤも含めて自分達も努力して、絶えずポイントを獲得してチャンピオンを取りたいですね。
観客動員数:予選日15,000人・決勝日:36,000人
Text & Photo: JIMGAINER
- 2011年6月19日(日)・決勝 会場:セパンサーキット(5.542km) 周回数:46周
- 天候:晴れ 気温:34℃(16:00現在) 路面温度:43℃(16:00現在) コースコンディション:ドライ
- 観客:3万6000人(主催者発表)
6月19日(日)、マレーシア・クアラルンプール近郊のセパン・インターナショナルサーキットにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の決勝レースが行われました。
18日(土)に行われた予選では、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)がポールポジションを獲得したほか、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は3番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は6番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)は7番手と健闘。#32 EPSON HSV-010(道上 龍/中山友貴組)は14番手からのスタートとなりました。
決勝当日もセパン・インターナショナルサーキットの周辺は猛暑に見舞われました。強い陽光が照りつけた午前中に比べれば、午後になるといくぶん雲が出てきたので日差しは弱めとなりましたが、決勝スタート前の午後4時でも気温34℃、路面温度43℃を記録し、マシン、タイヤ、ドライバーにとって厳しいコンディションでスタートを迎えることとなりました。
スタートドライバーは、ポールポジションのデュバル選手(#1 ウイダー HSV-010)、3番グリッドの金石選手(#17 KEIHIN HSV-010)、6番グリッドの伊沢選手(#100 RAYBRIG HSV-010)、7番グリッドの武藤選手(#8 ARTA HSV-010)、14番グリッドの道上選手(#32 EPSON HSV-010)が務めます。
全34台(GT500クラス15台)が午後4時ちょうどにウオームアップランを開始し、次の周には2列の隊列を組んだGTマシンの一団にグリーンフラッグが振り下ろされてローリングスタートが切られました。
ポールポジションスタートの#1 ウイダー HSV-010は、デュバル選手が順当にトップに立って1コーナーをクリア。その後は2番手のライバルを一気に引き離し、3周目には4.2秒のギャップを築きました。間もなく周回遅れとなるGT300クラスの車両に追いつくと、コース上での混雑により、その差は一時的に縮まりましたが、21周目終了時点におよそ2秒のリードを保ってピットイン。小暮選手にステアリングを委ねました。
これで見かけ上の順位は後退しましたが、上位陣のピットストップが一巡した29周目には再びトップに浮上。ここから小暮選手は、この時点で誰よりも速い1分59秒台のラップタイムを連発して、2番手のライバルを寄せ付けない走りを続けました。最後にはおよそ14秒のリードを築き、トップで46周目のチェッカードフラッグを受けました。
また、3番グリッドからスタートした#17 KEIHIN HSV-010の金石選手は、レース序盤から2番手を走行するライバルを猛追。その後、やや間隔が離れましたが、4番手以下を圧倒するペースで周回していき、3番手のまま22周目終了時点にピットイン。塚越選手に交代してからも2位入賞を目指して力走を続け、前戦の岡山ラウンドに続き2戦連続で3位フィニッシュを果たしました。
予選で6番手だった#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は、スタート直後から5番手のライバルを積極的に攻め立てていきます。ところが、これを追い越そうとした6周目の最終コーナーでコントロールを失ってスピン、グラベルでマシンがスタックしてしまったために最後尾まで順位を落としてしまいます。しかし、伊沢選手はあきらめずにトップグループを上回るラップタイムを度々記録してばん回し、次第に順位を上げていきます。#100 RAYBRIG HSV-010の勢いは23周目終了時点に山本選手に交代してからも変わらず、最終的に7位まで順位を上げてゴールに飛び込みました。
7番グリッドからスタートした#8 ARTA HSV-010の武藤選手は、序盤の混乱をうまく避けて4番手にジャンプアップ。その後も安定したペースでポジションを守り抜き、23周目終了時点でピットインを行いました。ところが、タイヤ交換の際にホイールナットが噛み込むトラブルが発生。この対応に時間がかかった影響で、ドライバーが小林選手に交代してコースに復帰したときには10番手まで後退してしまいました。しかし、小林選手はルーキーとは思えない安定感のある走りで周回を重ねていき、最終的に9位でフィニッシュ。貴重な2ポイントを手に入れました。
14番手からスタートした#32 EPSON HSV-010は、マシンのセッティングが万全ではなかったために苦しい戦いを強いられました。しかし、道上選手も中山選手も最後まであきらめずにレースを戦い抜き、最終的には12位でチェッカードフラッグを受けました。
この結果、#1 ウイダー HSV-010が今シーズン初優勝、#17 KEIHIN HSV-010も3位表彰台を獲得し、HSV-010 GT が1-3フィニッシュを果たしました。さらに、HSV-010 GTの5台すべてが大きなマシントラブルに見舞われずに完走し、4台が入賞する好成績を収めるなど、優れたパフォーマンスと高い信頼性を改めて証明することとなりました。
また、シリーズポイント争いのドライバー部門において#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN HSV-010)は合計25ポイントとなり2番手に浮上したほか、合計24ポイントとした#1 小暮卓史/ロイック・デュバル組(ウイダー HSV-010)はそれまでの12番手から3番手へと躍進しました。さらに、#100 伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)は合計19ポイントで7番手、#8 武藤英紀/小林崇志組(ARTA HSV-010)は4ポイントで13番手、#32 道上龍/中山友貴組(EPSON HSV-010)は1ポイントで14番手につけています。
コメント
- 瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
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「これまで2戦続けて勝てるレースを落としていたので、第3戦のセパンではどうしても勝ちたいと思っていました。ようやく優勝できて、いまはホッとしています。今日は非常に暑いコンディションの中、HSV-010 GTのタイヤに優しい特徴を生かし、タイヤが持っている性能をフルに引き出すことができました。これが勝因につながったと考えています。また、優勝したデュバル選手と小暮選手、それに3位に入った金石選手と塚越選手が本当によくがんばってくれました。シリーズポイント争いでは、#1 ウイダー HSV-010と#17 KEIHIN HSV-010が上位に浮上してくれたことで、タイトル獲得の可能性が広がりました。特に#1 ウイダー HSV-010は、重いハンディウエイトを積んでもペースがあまり落ちないことが昨年の経験から分かっていますので、これからも着実にポイントを積み重ねていってくれると期待しています。次戦開催地のスポーツランドSUGOもHSV-010 GTが得意としているテクニカルコースなので、引き続きご声援をよろしくお願いします」
- 小暮卓史選手(優勝 #1 ウイダー HSV-010)
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「マシンの能力はあったものの、今シーズンはなかなか勝てないレースが続いていたので、やっと優勝ができて素直にうれしいです。ここで優勝という結果が出せたことで、チームとしても報われましたし、自分自身もホッとしています。今日は全般的に路面が滑り気味でしたし、タイヤも最後のほうはかなり摩耗して厳しい状況でしたが、その中でもコンスタントにタイムを出せたことが優勝の要因だと思います。この勢いで、次戦以降もしっかり結果を残したいと思います」
- ロイック・デュバル選手(優勝 #1 ウイダー HSV-010)
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「この優勝でしっかりとポイント獲得できたことで、やっと優勝争いに参加できます。今シーズンはここからスタートすると思っています。決勝レース序盤では、GT300のマシンがなかなか追い越せず、後続との差が詰まってしまい、かなりナーバスになってしまいました。ただ、マシンをうまくパスできたあとは周囲の状況を見ながらしっかりと走ることができました。その後はスムーズに小暮選手にバトンタッチできたと思います。今後もこの調子を維持して、優勝争いしたいと思います」
- 金石年弘選手(3位 #17 KEIHIN HSV-010)
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「重いウエイトハンデ(28kg)があった中で、表彰台に上がれたことは上出来な結果だと思います。昨日の公式予選ではマシンの調子がなかなか上がらなかったのですが、その状況下でも塚越選手が必死にアタックして3番手につけることができました。今日の決勝レースは、トップの2台が速すぎましたがポイントをしっかりと獲得できたことは後々のレースでも響いてくるので、この結果は大きいと思います。次戦では優勝を目指してがんばります」
- 塚越広大選手(3位 #17 KEIHIN HSV-010)
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「前を走る2台のペースがとても速かったので、少しでも差を詰められるように攻めの走りをしましたが、脅かすことはできませんでした。ただ、自分に交代してからはほかのマシンと競争するようなケースがあまり無く、まるでフリー走行のような感覚でミス無くスムーズに走ることができました。今大会では、練習走行時からマシンの調子がなかなか上がらなかったので、その中で表彰台に上がれたことはうれしく思います。次戦の開催地であるスポーツランドSUGOがある宮城県はチームのスポンサー企業であるKEIHINの地元でもありますし、東日本大震災の影響がある中でもファンのみなさんに引き続き応援していただいていることにとても感謝していますので、みなさんの目の前でしっかりと結果を残したいと思います」
Text & Photo: HONDA

LEXUS SC430勢最上位の5位でフィニッシュした
ZENT CERUMO SC430 38号車
SUPER GT第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」が6月18日(土)、19日(日)の両日、マレーシアのセパン・サーキットで開催された。
SUPER GTでは唯一の海外遠征戦としておなじみとなっているセパン大会は、今大会で11回目を数える。毎年猛暑の中でのレースとなるセパン戦は、ドライバーやタイヤ、車両にも厳しいレースとなる。
今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430が出場。また、GT300クラスに1台のLEXUS IS350と2台のカローラアクシオが出場した。今大会、GT300クラスのSG CHANGI IS350 14号車はアレキサンドレ・インペラトーリに代わり、阿部翼がドライブする。
◆予選◆
18日(土)、午前中の公式練習を経て、午後2時15分からスーパーラップへの進出をかけた予選一回目が行われた。
この予選一回目でのトップ10台がスーパーラップに進出できるが、PETRONAS TOM'S SC430 36号車とENEOS SUSTINA SC430 6号車、WedsSport ADVAN SC430 19号車の3台が惜しくもトップ10入りを逃し、それぞれ11、13、15番手のグリッドが確定。
夕方になっても南国の太陽が照りつける暑さの中、午後4時半から予選スーパーラップが開始。ここで、予選一回目は9番手だったDENSO SARD SC430 39号車でアタックを担当したTDPドライバーの石浦宏明が好走を見せ、5番手グリッドを確保。ZENT CERUMO SC430 38号車が9番手、D'STATION KeePer SC430 35号車が10番手につけた。
GT300クラスでは、14号車が唯一スーパーラップ入りを果たし、9番手グリッド。ハセプロMA イワサキ aprカローラ 31号車が13番手、COROLLA Axio apr GT 74号車は14番手から決勝レースをスタートすることとなった。
◆決勝◆
19日(日)、空には雲がかかり、例年よりは若干暑さが和らいで感じるものの、それでも気温は34度、路面温度43度という暑さの中で、午後4時5分、46周で競われる決勝レースがスタート。
LEXUS勢最上位5番手からスタートした39号車は、1コーナーで他車と接触し、9位まで後退。38号車が7位、36号車が8位と順位を上げて序盤戦へと突入した。
TDPドライバーの平手晃平がドライブする38号車と、ルマン24時間レースでの優勝から凱旋したばかりのアンドレ・ロッテラーが駆る36号車は、7周目に前走車のコースオフで一つずつ順位を上げると、さらに前を行くライバル車を激しく攻め、まもなく追い上げてきた35号車と共に、4台による激しいバトルを繰り広げた。
中盤に入ると、各車ピットインしドライバー交代と給油、タイヤ交換。ここで、35号車は給油時にトラブルがあり、痛恨のタイムロス。最後尾まで順位を落としてしまった。
全車がピットを終えた時点で36号車が5位、38号車が6位につけていたが、終盤になると、立川祐路の駆る38号車が、TDPドライバー中嶋一貴の36号車に挑み、テール・トゥ・ノーズでの僅差の5位争いを展開。
残り6周、ついに38号車が36号車に並びかけると、そのままサイド・バイ・サイドでコーナーへ。しかし、36号車は抑えきれず、38号車が5位に浮上。
そのままの順位でチェッカーとなり、LEXUS SC430勢は38号車が5位、36号車が6位。6号車が8位、終盤追い上げた35号車が10位でポイント獲得を果たした。
GT300クラスでは、前半トップ10圏内を走行していた14号車が中盤トラブルで無念のリタイア。74号車が14番手スタートから見事な追い上げを見せ6位フィニッシュ。31号車は11位でレースを終えた。
Text & Photo: TOYOTA
SUPER GT第3戦セパンラウンドが、6月18日(土)~19日(日)にセパンインターナショナルサーキット(マレーシア・クアラルンプール郊外)で開催され、予選2位の#46 S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が2位表彰台。本年デビューの同車にとって、初のポディウムフィニッシュとなった。
曇り空の下、午後4時にローリングを開始し、その後決勝レースのスタートとなった。前日行われたスターティンググリッドを決めるスーパーラップでは、ポールポジションを#1 HSV-010に奪われるものの、それ以外の予選セッションや決勝日朝に行われたウォームアップ走行を含め、#46 GT-Rは常にトップタイムをマーク。好調ぶりが目立っていた。スタートドライバーはマシンをセットアップしたクインタレッリが担当し、フロントロー外側からレースをスタート。トップの#1 HSV-101の後ろにつけて、オープニングラップは2位でコントロールラインを通過した。その後、逆転のチャンスを待って背後からプレッシャーをかけ続け序盤を周回したが、ライバルは隙を見せず、#46 GT-Rは23周目にピットインし、柳田に交代した。しかし、このピットインのタイミングが悪く、タイヤを交換してペースの上がらないアウトラップに先にピットインを済ませていた#1 HSV-010に先行され、逆転のチャンスを逃した。その後、柳田も安定したラップタイムで周回を重ねたが首位を奪うことは叶わず、46周目の2位でチェッカーフラッグを受けた。
2007年と2008年のセパンラウンドで連続優勝しているKONDOレーシングは、今回も好成績を狙っていた。今回#24 ADVAN KONDO GT-Rは予選8位ながら、決勝レースではスタートドライバーのビヨン・ビルドハイムがオープニングラップで5位に上がり、序盤を周回。16周目に早めのピットインを行い、安田裕信に交代した。ほぼ全車がピット作業を終えた29周目に4位になると、そのままの順位でフィニッシュを迎えた。近藤真彦チーム監督は、「昨年はどうしても5位より上の順位でフィニッシュできなかったので、この成績には満足だしチームにとって自信になる」と語った。
#12 カルソニックGT-Rは、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが予選4位からレースをスタート。1周目の第1コーナーで、混戦の中から行き場を失ってランオフエリアに飛び出した。マシンにダメージはなかったが、11位に後退。さらに、エンジントラブルによって最高速が伸びない現象が発生する。このため、ペースが上げられず、16周目にピットインして松田次生にドライバーチェンジするものの、その後も事態は好転せず、15位完走でレースを終えた。
5月の富士ラウンドで優勝している#23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)は、GT-R勢で最も重い52kgのハンディウェイトを積んでセパンラウンドに臨んだ。このため、予選順位は12位。決勝レースは、トレルイエが担当した前半からサスペンションにトラブルが発生し、コーナーで攻められない状態となる。28周目まで引っ張って後半担当の本山に交代。この時、タイヤ無交換でピットアウトし、少しでも先行車とのギャップを削る作戦をとった。レースには6位で戻ったものの、その後もペースアップできず、14位でレースを終了した。
- ニスモ鈴木豊監督
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「(足回り系の)トラブルがあってポイントが取れなかったのは、とても残念です。タイヤ無交換は、事前に決めた通りの作戦でした。今回の結果をしっかり対策し、次のSUGOに臨みたいと思います。SUGOでは、勝負できると思いますので、是非ご期待ください」
- #46 GT-Rドライバー ロニー・クインタレッリ
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「今週は非常にマシンのコンディションが良く、レース前は勝てると思っていた。しかし、結果は2位。今シーズンこのチームで初のポディウムは、良い結果だと思います。次のレースでは勝負をかけ、優勝を狙って行きたいと思います」
- #46 GT-Rドライバー 柳田真孝
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「皆さん、応援ありがとうございました。悔しい2位だったけど、今後に向けて良い方向が見えたと思います。この次も頑張りますので、引き続き応援をよろしくお願いします」
Text & Photo: NISMO
AUTOBACS SUPER GT第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の決勝レースが、6月19日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(1周5.542km×46周)で行われた。レースはポールポジションからスタートしたウイダーHSV-010 (小暮卓史/ロイック・デュバル組)が優勝。

決勝レースは、南国マレーシアの暑さを考慮して、夕方16時(現地時間)のスタート。ポールポジションからスタートしたウイダーHSV-010 のデュバルは、2番手のS Road MOLA GT-R(ロニー・クインタレッリ)をジワジワと引き離すが、GT300クラスの周回遅れが絡み出すタイミングにはまってしまい、一時はすぐ後ろまでGT-Rの接近を許してしまう。だが、単独のペースではウイダーHSV-010 の方が分があり、トップのまま予定のピットイン。その後を小暮に託す。
続いてS Road MOLA GT-Rがピットイン。素早い作業で柳田を送り出し、ピット出口で小暮の前に出る。しかし、この時点では小暮のペースが明らかに速く、2コーナーでトップを奪い返した。以後の小暮は、後続をまったく寄せ付けず、最終的には14秒の大差を付けて、ゴール。昨年のチャンピオンであるウイダーHSV-010 は、今季思うような成績を挙げられなかったが、ここでついに初優勝を手にした。
昨年デビューしたホンダHSV-010GTにとって通算4勝目。小暮は5勝目、デュバルは4勝目となる。
GT300クラスは、予選クラス1位のNo.4 初音ミク グッドスマイル BMW(谷口信輝/番場琢組)が優勝。参戦4年目のチームにとっても、今季デビューしたBMW Z4にとっても初優勝。谷口信輝は9勝目、番場琢は2勝目となった。(観客:3万6000人)
■優勝選手コメント
No.1 ウイダーHSV-010 [GT500]
- 小暮卓史
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「今シーズン、クルマのパフォーマンスは良かったのですが、ここまで結果を残せませんでした。勝ててホッとしました。セパンの路面は滑りやすく、タイヤにもきつかったのですが、コンスタントに速く走れたと思います。46号車がピットから目の前に出てきたときは、予想してなくてビックリしたのですが、相手はアウトラップですから、(相手のタイヤが温まる前に)早くケリをつけなくてとは思い、2コーナーでチャンスと思ったので行きました。後続との差は17秒前後開きましたが、タイヤもきつくなったので最後は無理せずいきました」
- ロイック・デュバル
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「今回優勝したことで、やっとチャンピオンシップの戦いに加わることができましたね。今シーズン、これからだと思ってます。一時タイムが落ちたのは、GT300の集団に追い付いて、彼らもバトルをしていてなかなかこちらに気付いてもらえない、抜くチャンスも無いという状況になりました。それなのに後ろはすぐ抜けて、僕が待ってみたいでしたね(苦笑)。その後は差を開らくことができて。でも、タフなレースでしたよ」
No.4 初音ミク グッドスマイル BMW [GT300]
- 谷口信輝
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「昨日ポールを獲れて、勝ちたいと言う気持ちになりました。今日はこうなったらと思った通りの理想の展開で進んで、チェッカーを受けたことが嬉しいです。ただ、後半はちょっと違った(番場が差を詰められたこと)かな(苦笑)。番場選手の走りは、ハラハラドキドキで寿命が縮まりましたよ。(ふがいなくて)少し腹も立ちましたが、よくやってくれたと思います」
- 番場琢
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「すっごく嬉しいです。でも、個人的には少し悔しさが残りました。そして、長く応援してくれたスポンサー、沢山の個人スポンサーの皆さんにこの優勝を捧げたいです。予定では谷口さんがぶっちぎってくれて、僕がその差を保って優勝するはずでした。でも、その差を消してしまって…。GT500などに抜かれる際にタイムを落としたんです。次は予定通りの走りをお見せしたいです」
Text & Photo: GTアソシエイション
■GT500クラス
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | 8 | 46 | 1:33'34.849 |
| 2 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 12 | 46 | 14.198 |
| 3 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 28 | 46 | 32.487 |
| 4 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 12 | 46 | 1'01.541 |
| 5 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 18 | 46 | 1'03.887 |
| 6 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 32 | 46 | 1'06.762 |
| 7 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 30 | 46 | 1'07.242 |
| 8 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 46 | 1'15.427 |
| 9 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 46 | 1'23.489 |
| 10 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 46 | 1'40.692 |
| 11 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 46 | 1'45.332 |
| 12 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 46 | 1'46.531 |
| 13 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 46 | 1'46.982 |
| 14 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 52 | 46 | 1'59.885 |
| 15 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 40 | 45 | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(32Laps)完走 ---- |
■GT300クラス
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 28 | 42 | 1:34'10.601 |
| 2 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 60 | 42 | 0.776 |
| 3 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | 12 | 42 | 46.432 |
| 4 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 42 | 51.312 |
| 5 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 42 | 57.763 |
| 6 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 18 | 42 | 57.951 |
| 7 | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | 22 | 42 | 1'16.093 |
| 8 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 6 | 42 | 1'25.868 |
| 9 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 42 | 1'33.709 |
| 10 | 2 | EVANGELION RT TEST-01 IM・JIHAN Shiden MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 8 | 42 | 1'34.158 |
| 11 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 41 | 1Lap |
| 12 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 41 | 1Lap |
| 13 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 41 | 1Lap |
| 14 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | 2 | 41 | 1Lap |
| 15 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 41 | 1Lap |
| 16 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 36 | 6Laps |
| ---- 以上規定周回数(29Laps)完走 ---- |
| - | 14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 阿部 翼 | YH | | 22 | 20Laps |
| - | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | 40 | 9 | 33Laps |
| - | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 3 | 39Laps |
- Fastest Lap(GT500): CarNo.46 S Road MOLA GT-R (ロニー・クインタレッリ) 1'58.569
- Fastest Lap(GT300): CarNo.11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 (平中 克幸) 2'10.923
- CarNo.14 2011 SUPER GT Sporting Regulation 第30条1.違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。リタイヤにより未実施。
- CarNo.39 2011 SUPER GT Sporting Regulation 第30条1.違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 500 | 1 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 12 | 1'58.410 | - | 168.493 |
| 2 | 500 | 2 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | 8 | 1'59.043 | 0.633 | 167.597 |
| 3 | 500 | 3 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 1'59.587 | 1.177 | 166.834 |
| 4 | 500 | 4 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'59.844 | 1.434 | 166.476 |
| 5 | 500 | 5 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'59.958 | 1.548 | 166.318 |
| 6 | 500 | 6 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 40 | 2'00.025 | 1.615 | 166.225 |
| 7 | 500 | 7 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 18 | 2'00.138 | 1.728 | 166.069 |
| 8 | 500 | 8 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 30 | 2'00.221 | 1.811 | 165.954 |
| 9 | 500 | 9 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 12 | 2'00.459 | 2.049 | 165.626 |
| 10 | 500 | 10 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 32 | 2'00.487 | 2.077 | 165.588 |
| 11 | 500 | 11 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 52 | 2'00.884 | 2.474 | 165.044 |
| 12 | 500 | 12 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 28 | 2'01.053 | 2.643 | 164.814 |
| 13 | 500 | 13 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 2'01.069 | 2.659 | 164.792 |
| 14 | 500 | 14 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 2'01.198 | 2.788 | 164.617 |
| 15 | 500 | 15 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 2'03.021 | 4.611 | 162.177 |
| 16 | 300 | 1 | 2 | EVANGELION RT TEST-01 IM・JIHAN Shiden MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 8 | 2'10.833 | 12.423 | 152.494 |
| 17 | 300 | 2 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 28 | 2'10.925 | 12.515 | 152.386 |
| 18 | 300 | 3 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 60 | 2'11.740 | 13.330 | 151.444 |
| 19 | 300 | 4 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 2'11.788 | 13.378 | 151.389 |
| 20 | 300 | 5 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 6 | 2'11.894 | 13.484 | 151.267 |
| 21 | 300 | 6 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 2'12.113 | 13.703 | 151.016 |
| 22 | 300 | 7 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | 12 | 2'12.178 | 13.768 | 150.942 |
| 23 | 300 | 8 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 18 | 2'12.209 | 13.799 | 150.907 |
| 24 | 300 | 9 | 14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 阿部 翼 | YH | | 2'12.222 | 13.812 | 150.892 |
| 25 | 300 | 10 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 2'12.329 | 13.919 | 150.770 |
| 26 | 300 | 11 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 2'12.626 | 14.216 | 150.432 |
| 27 | 300 | 12 | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | 22 | 2'12.716 | 14.306 | 150.330 |
| 28 | 300 | 13 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 2'12.934 | 14.524 | 150.084 |
| 29 | 300 | 14 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 2'12.970 | 14.560 | 150.043 |
| 30 | 300 | 15 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 2'13.050 | 14.640 | 149.953 |
| 31 | 300 | 16 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 2'13.177 | 14.767 | 149.810 |
| 32 | 300 | 17 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | 2 | 2'13.410 | 15.000 | 149.548 |
| 33 | 300 | 18 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 2'14.893 | 16.483 | 147.904 |
■GT500 Class
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Total Qualify GT500 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos |
No |
Car
Model |
Driver |
Tire |
WH |
Qualify 1 Time |
Super Lap Time |
km/h |
| 1 |
1 |
ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT |
小暮 卓史 ロイック・デュバル |
BS |
8 |
1'57.211 |
1'55.984 |
172.017 |
| 2 |
46 |
S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R R35 |
柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ |
MI |
12 |
1'56.551 |
1'56.371 |
171.445 |
| 3 |
17 |
KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT |
金石 年弘 塚越 広大 |
BS |
28 |
1'57.781 |
1'56.710 |
170.947 |
| 4 |
12 |
カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R R35 |
松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ |
BS |
40 |
1'57.932 |
1'57.067 |
170.425 |
| 5 |
39 |
DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 |
石浦 宏明 井口 卓人 |
MI |
10 |
1'58.228 |
1'57.239 |
170.175 |
| 6 |
100 |
RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT |
伊沢 拓也 山本 尚貴 |
BS |
30 |
1'58.022 |
1'57.491 |
169.810 |
| 7 |
8 |
ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT |
武藤 英紀 小林 崇志 |
BS |
4 |
1'57.952 |
1'57.712 |
169.492 |
| 8 |
24 |
ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35 |
安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム |
YH |
12 |
1'57.598 |
1'57.749 |
169.438 |
| 9 |
38 |
ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 |
立川 祐路
平手 晃平 |
BS |
18 |
1'58.055 |
1'57.873 |
169.260 |
| 10 |
35 |
D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 |
脇阪 寿一 アンドレ・クート |
BS |
|
1'58.313 |
1'57.948 |
169.153 |
| 11 |
36 |
PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 |
アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 |
BS |
32 |
1'58.472 |
|
168.404 |
| 12 |
23 |
MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R R35 |
本山 哲 ブノワ・トレルイエ |
BS |
52 |
1'58.565 |
|
168.272 |
| 13 |
6 |
ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 |
伊藤 大輔 大嶋 和也 |
BS |
30 |
1'58.570 |
|
168.265 |
| 14 |
32 |
EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT |
道上 龍 中山 友貴 |
DL |
2 |
1'58.809 |
|
167.927 |
| 15 |
19 |
WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 |
片岡 龍也 荒 聖治 |
YH |
22 |
1'58.954 |
|
167.722 |
| ---- 以上予選通過 ---- |
■GT300 Class
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Total Qualify GT300 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos |
No |
Car
Model |
Driver |
Tire |
WH |
Qualify 1 Time |
Super Lap Time |
km/h |
| 1 |
4 |
初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 |
谷口 信輝 番場 琢 |
YH |
28 |
2'09.087 |
2'08.499 |
155.263 |
| 2 |
88 |
JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 |
井入 宏之 関口 雄飛 |
YH |
6 |
2'08.915 |
2'09.184 |
154.440 |
| 3 |
27 |
PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 |
山岸 大 山内 英輝 |
YH |
12 |
2'09.934 |
2'09.511 |
154.050 |
| 4 |
11 |
JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC |
田中 哲也 平中 克幸 |
DL |
60 |
2'10.001 |
2'09.578 |
153.971 |
| 5 |
86 |
JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 |
坂本 祐也 青木 孝行 |
YH |
2 |
2'10.575 |
2'09.912 |
153.575 |
| 6 |
33 |
HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 |
影山 正美 藤井 誠暢 |
HK |
40 |
2'10.631 |
2'10.309 |
153.107 |
| 7 |
66 |
triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage |
吉本 大樹 星野 一樹 |
YH |
40 |
2'10.569 |
2'10.426 |
152.969 |
| 8 |
69 |
サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M |
メルビン・チュー 吉田 広樹 |
YH |
|
2'09.935 |
2'10.541 |
152.835 |
| 9 |
14 |
SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 |
折目 遼 阿部 翼 |
YH |
|
2'10.490 |
2'10.545 |
152.830 |
| 10 |
43 |
ARTA Garaiya ASL Garaiya |
高木 真一 松浦 孝亮 |
BS |
10 |
2'10.352 |
2'10.918 |
152.395 |
| 11 |
22 |
R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R |
和田 久 城内 政樹 |
YH |
|
2'11.047 |
|
152.245 |
| 12 |
25 |
ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR |
都筑 晶裕 土屋 武士 |
YH |
22 |
2'11.068 |
|
152.220 |
| 13 |
31 |
ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio |
嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 |
YH |
16 |
2'11.270 |
|
151.986 |
| 14 |
74 |
COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio |
新田 守男 国本 雄資 |
YH |
18 |
2'11.445 |
|
151.784 |
| 15 |
26 |
Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS |
松田 秀士 峰尾 恭輔 |
YH |
|
2'11.465 |
|
151.761 |
| 16 |
5 |
マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R |
玉中 哲二 黒澤 治樹 |
YH |
|
2'12.054 |
|
151.084 |
| ---- 以上予選通過 ---- |
| - |
62 |
R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 |
山野 哲也 佐々木 孝太 |
YH |
6 |
2'12.823 |
|
150.209 |
| - |
87 |
リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 |
余郷 敦 織戸 学 |
YH |
22 |
2'15.856 |
|
146.855 |
| - |
2 |
EVANGELION RT TEST-01 IM・JIHAN Shiden MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 |
高橋 一穂 加藤 寛規 |
YH |
8 |
no time |
|
- |
- CarNo.62,87,2は、決勝日のフリー走行の結果により決勝レースへの出走の可否が決定される。
昨年のチャンピオンマシンであるHonda HSV-010 GTは、今シーズンを前にラジエターをマシン前部から前輪直後に移設するなどの改良を重ねた結果、以前から定評のあったコーナリング性能にさらに磨きをかけており、チーム部門・ドライバー部門のダブルタイトル防衛を最大の目標として、2011年シーズンのSUPER GTに挑んでいます。
第2戦富士ラウンド、そして第1戦岡山ラウンドでは、随所で期待通りの速さを披露したものの、決勝では予想外の事態に見舞われるなどしたため、今季は第1戦岡山ラウンドで#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が挙げた2位がこれまでの最上位になっています。
幸い、HSV-010 GTは高速コーナーの多いセパン・インターナショナルサーキットを得意としており、今シーズン初優勝に期待がかかっています。
今大会では開幕戦の富士ラウンドに続き、予選1回目でトップ10に入ったマシンが予選2回目へと駒を進める「スーパーラップ方式」を公式予選に採用しています。この方式では、予選1回目を勝ち抜いた10台で1台ずつ順にタイムアタックを行い、ここで記録されたラップタイムをもとに決勝のグリッドを決定します。
毎年、猛暑に見舞われることで知られているマレーシア・ラウンドですが、本日の午前中は薄曇りとなり、比較的過ごしやすいコンディションとなりました。ところが、午後になると強い日差しが差し込み始め、気温、路面温度ともに例年に近いコンディションとなりました。
予選1回目では、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)が1分57秒211を記録して2番手に入ったほか、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が4番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)が6番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が7番手となり、スーパーラップへの出場権を獲得しました。
ただし、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は残念ながら14番手のタイムとなったため、明日の決勝レースは14番グリッドから挑むことが確定しました。
現地時間の午後5時12分から始まったスーパーラップでは、9番目にアタックを行った#1 ウイダー HSV-010の小暮卓史選手が2番手に0.387秒差をつける1分55秒984をマークし、見事にポールポジションを獲得。7番目に出走した#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手も予選3位に食い込み、Hondaはグリッドのトップ3に2台を送り込むことに成功しました。さらに、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は6番手、#8 ARTA HSV-010の武藤選手も7番手と健闘し、明日の決勝レースでの上位入賞が期待できる展開となっています。
- 瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
-
「クルマの調子は良好で、小暮選手によればセッティングが“ドンピシャ”に決まっているようです。おかげで高速のS字コーナーでは、非常に速いコーナーリングスピードを保ちながら、安定したフォームで駆け抜けることができました。小暮選手もミスなくアタックしてくれたのでポールポジションを獲得できました。速さにはずっとこだわり続けてきたので、この結果は素直にうれしいです。しかも、前戦の岡山ラウンドでポールポジションを獲得した塚越選手もがんばって予選3番手につけてくれました。彼には2番グリッドからスタートするライバルを猛追する役割が期待されます。いずれにしても、HSV-010 GTがポールポジションと3番グリッドからスタートする明日の決勝では、いい結果を期待できると思います。暑さ対策の面では、エンジン冷却、タイヤ、ドライバーを冷やすクールスーツのどれをとっても心配ありません。もっとも、明日もあまり暑くならないようなので、余裕を持って決勝レースを戦えるはずです」
- 小暮卓史選手(ポールポジション、#1 ウイダー HSV-010)
-
「ポールポジションを獲得できて本当にうれしいです。今シーズンはなかなか思うような結果を残せていなかったので、ポールポジションを取りたいという気持ちが強くなってしまい、プレッシャーを感じていました。ただ、マシンのパフォーマンスがとても高いことはよく分かっていましたので、今回のレースはその性能をしっかり発揮できた結果だと思います。前戦の岡山ラウンドでもマシンの戦闘能力を確認できていたので、今朝の練習走行から自分たちのメニューを確実にこなし、微調整を施す程度でスーパーラップに準備万端で臨むことができました。最高のマシンを用意してくれたチームに感謝したいです。明日の決勝ではポールポジションの上にウエイトハンデも8kgしかないので、優勝しかないと思っています。優勝が果たせるよう、ロイックとともにがんばります」
- ロイック・デュバル選手(ポールポジション、#1 ウイダー HSV-010)
-
「今シーズン前半の2戦は結果があまりよくなく、ポイントも思うように獲得できずにいたので、ポールポジション獲得はとてもうれしいです。ただ、今日の公式予選時ではウエイトハンデが無いので、ポールポジションを獲得することは当たり前だとも思っていました。また、今日は新品のタイヤを使わずに予選を走行しましたが、パフォーマンスがとてもよく、バランスもしっかりと取れていました。小暮選手がスーパーラップで使用したタイヤを明日の決勝でどのように使うか、という戦略的な問題もありますが、ライバルのマシンの事を考えず、自分たちが一生懸命いいスタートをして、いいペースを保てば結果はついてくると思います。明日の決勝レースは期待できると考えています」
Text & Photo: HONDA
AUTOBACS SUPER GT第3戦「AUTOBACS SUPER GT第3戦」の予選が、6月18日マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(1周5・543km)で行われた。ウイダーHSV-010 の小暮卓史がポールポジションを獲得。ウイダーHSV-010 の小暮/ロイック・デュバル組は、6月19日の決勝レースを最前列からスタートする。
今大会の予選は、スーパーラップ方式で行われる。まず、予選1回目に各クラスの周回タイム上位10台が選抜され、予選2回目となるスーパーラップに進出。ここで1台ずつのタイムトライアルが行われ。ポールポジションから10位までが決められる。それ以下の順位は予選1回目の順位で決まる。上位選手によるこん身のドライビングがじっくり見られ、走る方も周囲を気にせず思い切り走れる予選方式だ。
午前中に行われた予選1回目では、S Road MOLA GT-Rが1分56秒551でトップを獲得。昨年のGT500クラス王者のウイダーHSV-010 は、0.660秒差で2番手につけた。
そして17時13分より行われたGT500クラスのスーパーラップは、予選1回目の10番手から順次スタート。最後から2番手に登場したウイダーHSV-010 の小暮卓史は、非常にスムーズで速かった。その時点で最速となる1分55秒984と、唯一の55秒台を叩き出す。これに対し、最後に走ったS Road MOLA GT-R(ロニー・クインタレッリ)は56秒台に留まり、2番手で終わった。これで小暮の今季初ポールポジションが決まった。
小暮にとっては、昨年の最終戦以来で通算12回目のポールポジション。昨年デビューしたホンダHSV-010 GTにとっては、前戦に続き今季2回目、通算6回目のポールポジションとなる。
GT300クラスは、初音ミク・グッドスマイルBMWの谷口信輝が、2分8秒499でポールポジションを獲得した。谷口は通算3回目、BMWとしては4度目だが、今季から走行する新型のBMW Z4にとっては初のポールポジションとなった。
■ポールポジション選手コメント
- No.1 ウイダーHSV-010 [GT500] 小暮卓史
-
「本当に嬉しいです。今季、クルマのパフォーマンスは十分にあったんですが、ここまで2戦は思うように行かず、結果が出なかった。それだけに、今回はポールポジションを絶対獲るんだと、昨年の(タイトルが懸かった)最終戦のようなプレッシャーがありました。午前の走行よりはグリップ感があり、安定指向のクルマにしていたので、安心して攻められました。ウェイトハンデも少ないですし、ポールポジションですから、明日の決勝は優勝しかないと思っています」
- No.4 初音ミク グッドスマイル BMW [GT300] 谷口信輝
-
「僕たちのクルマは(車両の規定もあって)直線番長なので、コーナリングサーキットのセパンでは、正直向いていないと思ってました。でも、朝からトップを争えて驚いたくらいです。今回はヨーロッパからエンジンのエンジニアにも僕が無理を言って来てもらい、チームもクルマを(規定上)改造できない中、いろいろやってくれてホント感謝しています。このサーキットはタイヤに対し攻撃的(消耗しやすい)なので、決勝はタイヤをコントロールしながら、ポールポジションでストレートも速いので“通せんぼして行こうと思います(笑)」
Text: GTアソシエイション
■GT500クラス
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 12 | 1'56.551 | - | 171.180 |
| 2 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | 8 | 1'57.211 | 0.660 | 170.216 |
| 3 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 12 | 1'57.598 | 1.047 | 169.656 |
| 4 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 28 | 1'57.781 | 1.230 | 169.392 |
| 5 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 40 | 1'57.932 | 1.381 | 169.175 |
| 6 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'57.952 | 1.401 | 169.147 |
| 7 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 30 | 1'58.022 | 1.471 | 169.046 |
| 8 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 18 | 1'58.055 | 1.504 | 168.999 |
| 9 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'58.228 | 1.677 | 168.752 |
| 10 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 1'58.313 | 1.762 | 168.631 |
| 11 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 32 | 1'58.472 | 1.921 | 168.404 |
| 12 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 52 | 1'58.565 | 2.014 | 168.272 |
| 13 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 1'58.570 | 2.019 | 168.265 |
| 14 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'58.809 | 2.258 | 167.927 |
| 15 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 1'58.954 | 2.403 | 167.722 |
| ---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 2'02.976)---- |
■GT500クラス
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 2'08.915 | - | 154.764 |
| 2 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 28 | 2'09.087 | 0.172 | 154.557 |
| 3 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | 12 | 2'09.934 | 1.019 | 153.549 |
| 4 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 2'09.935 | 1.020 | 153.548 |
| 5 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 60 | 2'10.001 | 1.086 | 153.470 |
| 6 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 2'10.352 | 1.437 | 153.056 |
| 7 | 14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 阿部 翼 | YH | | 2'10.490 | 1.575 | 152.894 |
| 8 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | 40 | 2'10.569 | 1.654 | 152.803 |
| 9 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | 2 | 2'10.575 | 1.660 | 152.796 |
| 10 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 2'10.631 | 1.716 | 152.729 |
| 11 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 2'11.047 | 2.132 | 152.245 |
| 12 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 2'11.068 | 2.153 | 152.220 |
| 13 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 2'11.270 | 2.355 | 151.986 |
| 14 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 18 | 2'11.445 | 2.530 | 151.784 |
| 15 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 2'11.465 | 2.550 | 151.761 |
| 16 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 2'12.054 | 3.139 | 151.084 |
| ---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 2'15.778)---- |
| - | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 6 | 2'12.823 | 3.908 | 150.209 |
| - | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | 22 | 2'15.856 | 6.941 | 146.855 |
| - | 2 | EVANGELION RT TEST-01 IM・JIHAN Shiden MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 8 | no time | - | - |
■GT500クラス
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 12 | 1'56.551 | - | 171.180 |
| 2 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | 8 | 1'57.211 | 0.660 | 170.216 |
| 3 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 12 | 1'57.598 | 1.047 | 169.656 |
| 4 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 28 | 1'57.781 | 1.230 | 169.392 |
| 5 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 40 | 1'57.932 | 1.381 | 169.175 |
| 6 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'57.952 | 1.401 | 169.147 |
| 7 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 30 | 1'58.022 | 1.471 | 169.046 |
| 8 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 18 | 1'58.055 | 1.504 | 168.999 |
| 9 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'58.228 | 1.677 | 168.752 |
| 10 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 1'58.313 | 1.762 | 168.631 |
| 11 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 32 | 1'58.472 | 1.921 | 168.404 |
| 12 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 52 | 1'58.565 | 2.014 | 168.272 |
| 13 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 1'58.570 | 2.019 | 168.265 |
| 14 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'58.809 | 2.258 | 167.927 |
| 15 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 1'58.954 | 2.403 | 167.722 |
| ---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 2'02.976)---- |
■GT500クラス
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 2'08.915 | - | 154.764 |
| 2 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 28 | 2'09.087 | 0.172 | 154.557 |
| 3 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | 12 | 2'09.934 | 1.019 | 153.549 |
| 4 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 2'09.935 | 1.020 | 153.548 |
| 5 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 60 | 2'10.001 | 1.086 | 153.470 |
| 6 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 2'10.352 | 1.437 | 153.056 |
| 7 | 14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 阿部 翼 | YH | | 2'10.490 | 1.575 | 152.894 |
| 8 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | 40 | 2'10.569 | 1.654 | 152.803 |
| 9 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | 2 | 2'10.575 | 1.660 | 152.796 |
| 10 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 2'10.631 | 1.716 | 152.729 |
| 11 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 2'11.047 | 2.132 | 152.245 |
| 12 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 2'11.068 | 2.153 | 152.220 |
| 13 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 2'11.270 | 2.355 | 151.986 |
| 14 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 18 | 2'11.445 | 2.530 | 151.784 |
| 15 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 2'11.465 | 2.550 | 151.761 |
| 16 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 2'12.054 | 3.139 | 151.084 |
| ---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 2'15.778)---- |
| - | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 6 | 2'12.823 | 3.908 | 150.209 |
| - | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | 22 | 2'15.856 | 6.941 | 146.855 |
| - | 2 | EVANGELION RT TEST-01 IM・JIHAN Shiden MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 8 | no time | - | - |
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 500 | 1 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 12 | 1'57.701 | - | 169.507 |
| 2 | 500 | 2 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | 8 | 1'58.311 | 0.610 | 168.634 |
| 3 | 500 | 3 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'58.410 | 0.709 | 168.493 |
| 4 | 500 | 4 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'58.740 | 1.039 | 168.024 |
| 5 | 500 | 5 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 1'58.944 | 1.243 | 167.736 |
| 6 | 500 | 6 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 32 | 1'58.978 | 1.277 | 167.688 |
| 7 | 500 | 7 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'59.097 | 1.396 | 167.521 |
| 8 | 500 | 8 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 12 | 1'59.211 | 1.510 | 167.360 |
| 9 | 500 | 9 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 40 | 1'59.287 | 1.586 | 167.254 |
| 10 | 500 | 10 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 1'59.299 | 1.598 | 167.237 |
| 11 | 500 | 11 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 30 | 1'59.316 | 1.615 | 167.213 |
| 12 | 500 | 12 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 18 | 1'59.425 | 1.724 | 167.060 |
| 13 | 500 | 13 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 52 | 1'59.471 | 1.770 | 166.996 |
| 14 | 500 | 14 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 28 | 1'59.503 | 1.802 | 166.951 |
| 15 | 500 | 15 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 1'59.777 | 2.076 | 166.570 |
| 16 | 300 | 1 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 28 | 2'08.994 | 11.293 | 154.668 |
| 17 | 300 | 2 | 2 | EVANGELION RT TEST-01 IM・JIHAN Shiden MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 8 | 2'10.170 | 12.469 | 153.272 |
| 18 | 300 | 3 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 2'10.266 | 12.565 | 153.159 |
| 19 | 300 | 4 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 2'10.418 | 12.717 | 152.979 |
| 20 | 300 | 5 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | 40 | 2'10.999 | 13.298 | 152.300 |
| 21 | 300 | 6 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | 2 | 2'11.089 | 13.388 | 152.196 |
| 22 | 300 | 7 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 60 | 2'11.214 | 13.513 | 152.051 |
| 23 | 300 | 8 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | 12 | 2'11.264 | 13.563 | 151.993 |
| 24 | 300 | 9 | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | 22 | 2'11.320 | 13.619 | 151.928 |
| 25 | 300 | 10 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 2'11.419 | 13.718 | 151.814 |
| 26 | 300 | 11 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 6 | 2'11.474 | 13.773 | 151.750 |
| 27 | 300 | 12 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 2'11.653 | 13.952 | 151.544 |
| 28 | 300 | 13 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 18 | 2'11.758 | 14.057 | 151.423 |
| 29 | 300 | 14 | 14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 阿部 翼 | YH | | 2'11.762 | 14.061 | 151.418 |
| 30 | 300 | 15 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 2'11.939 | 14.238 | 151.215 |
| 31 | 300 | 16 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 2'12.227 | 14.526 | 150.886 |
| 32 | 300 | 17 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 2'12.645 | 14.944 | 150.410 |
| 33 | 300 | 18 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 2'12.985 | 15.284 | 150.026 |
| 34 | 300 | 19 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 2'13.078 | 15.377 | 149.921 |
全日本F3選手権第5戦の決勝が6月12日午後、富士スピードウェイで行われ、3番手からスタートした#1蒲生尚弥(PETRONAS TEAM TOM'S)が序盤トップに立ち、そのまま21周を逃げ切ってCクラスにステップアップして初めての勝利をものにした。
Nクラスは#8野尻智紀(HFDP RACING)が今季2勝目を挙げた。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:3,920人)
第5戦決勝は午後4時40分スタート。
フロントローの#50関口雄飛と#12安田裕信が併走状態で1コーナーに入っていく傍らをすり抜けて蒲生が一気にトップに立つ。安田はここでコースアウトを喫し、5位に後退。
1周目の順位は蒲生、関口、#5山内英輝、安田の順。
序盤こそ僅差で追い上げていた関口だったが、5周を過ぎた辺りから次第に蒲生が引き離し始め、レースが折り返し点を過ぎた11周の時点でその差は1.8秒に。その後もじりじりと広がり続けて20周目では5.6秒とし、結局最後は4.5秒差で21周を走り切り、蒲生はCクラスにステップアップして5戦目で初の勝利を挙げることとなった。
2番手は関口。(※)
その後方では序盤から山内と安田が熾烈なドッグファイトを展開した。1周目からテール・トゥ・ノーズで山内を追いかけた安田は11周目の1コーナーで山内に並びかけ、ここでオーバーランを喫したことで一旦は差を広げられたものの、すぐにまた背後に接近して17周目の1コーナーで再びインに飛び込んでいく。
ここでは押さえ込んだ山内だったが、ダンロップコーナーで再び並びかけられ、惜しくも表彰台を逃す結果に。
安田はこれで今週末行われた全てのレースで表彰台に上がるまずまずの結果を残している。
一方Nクラスはトップからスタートした野尻が0.4秒差で追いすがる#20ギャリー・トンプソンに付け入る隙を与えず、最後まで押さえ切って開幕戦鈴鹿以来通算2勝目を挙げた。
3位にはレース中盤に#37中山雄一の猛攻を受けながらも逃げ切った#23千代勝正が入った。
全日本F3の次回のラウンドもまた富士スピードウェイが舞台。7月16-17日決勝だ。
※ レース後、関口のスタート直後の行為(安田をピットウォール際に押しやっている)に対し、スリーボンドより抗議が出され、審査委員会は60秒加算のペナルティを科す裁定を下した。
これにより関口は#7三浦和樹の後ろ、総合12位となり、Cクラス6位となった。
2位には安田、3位は山内がそれぞれ繰り上がった。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2011/06/12) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 5 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 1 | C | 蒲生 尚弥 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 33'56.068 |
| 2 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 21 | 6.633 |
| 3 | 5 | C | 山内 英輝 | PLANEXハナシマ F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 8.338 |
| 4 | 36 | C | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 11.673 |
| 5 | 8 | N | 野尻 智紀 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 31.315 |
| 6 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | SGC by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 33.641 |
| 7 | 23 | N | 千代 勝正 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 21 | 37.463 |
| 8 | 37 | N | 中山 雄一 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 38.498 |
| 9 | 19 | C | 西本 直樹 | SGC by KCMG | DALLARA F306 | 3S-GE | 21 | 40.520 |
| 10 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 21 | 48.176 |
| 11 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 49.478 |
| 12 | *50 | C | 関口 雄飛 | B-MAX F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 1'04.571 |
| 13 | 77 | N | 野呂 立 | CMS☆WAKOS☆F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 21 | 1'11.386 |
| 14 | 6 | N | 石川 資章 | コルサ・スクーデリアF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 20 | 1 Lap |
| ---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ---- |
- Fastest Lap(C): CarNo.12 安田裕信(ThreeBond) 1'36.271 (3/21) 150.631km/h
- Fastest Lap(N): CarNo.20 ギャリー・トンプソン(SGC by KCMG) 1'37.701 (4/21) 168.133km/h
- CarNo.50は、公式通知No.23により、競技結果に対し、60秒加算及びペナルティポイント1点とした。
【公式通知No.23】(裁定の公示) F3 #12より出された、#50のレース中の行為に対する抗議に対して、審査委員会は慎重に審議した結果、下記の通り裁定した。
#12の抗議を認め、#50の競技結果に対し60秒加算し、ペナルティポイント1点を科す。
全日本F3選手権第4戦の決勝は6月12日午前に富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#12安田裕信(ThreeBond)が終始安定したペースで後続を突き放し、今季通算2勝目を挙げた。
Nクラス優勝は#23千代勝正(NDDP RACING)だった。
第4戦決勝は午前10時55分より21周で行われた。
今回のグリッドは雨の予選ということもあってか2列目に千代、#20ギャリー・トンプソンとNクラスの車両が並んだ。トンプソンはスタートに失敗して順位を落としたものの、千代はスタートでCクラスの上位陣に割って入ってトップ争いに加わってみせた。
ホールショットを決めたのはポールの安田。2番手スタートの#5山内英輝、3番手は#1蒲生尚弥、それに続いて4番手が千代だったが、2周目の1コーナーで#50関口雄飛が千代のインに飛び込んで4位に浮上、そのまま蒲生との差を詰めにかかった。
トップの安田はその後も安定したペースで後続との差を徐々に広げていき、最後は2位に3.868秒もの大差をつけて力強いガッツポーズとともにチェッカーを受け、今季通算2勝目を挙げた。
2位は山内。安田を追うことは叶わなかったものの、こちらもミスのない走りで表彰台をものにした。
一方、序盤から終盤まで熾烈を極めたのが蒲生と関口による3位争いだ。
蒲生のテールに張り付いて隙を伺っていた関口が最初に仕掛けたのは8周目。最終コーナーでインに入り込むが蒲生は押さえ込んでホームストレートへ。続く1コーナーで再びインに飛び込む関口をコカコーラコーナーで抜き返す蒲生。2台が熾烈なバトルを繰り返すうちに5位には#36リチャード・ブラッドレーが上がってきて徐々に接近してきた。
関口は15周目にもアタックを敢行。1コーナー、コカコーラコーナーと蒲生のアウト側に並びかけ、更には100Rでもインに飛び込んでいく。懸命に押さえ込む蒲生だったが、続く16周目のダンロップコーナーで遂に関口が前に出た。
関口はその後も2位山内との差を1周当たりコンマ5秒のハイペースで縮めにかかったが、蒲生とのバトルの間に開いた差に対して残り周回数はあまりに少なく、結局山内に1.5秒差まで迫ったところでレースを終えた。
Nクラスは総合3番手スタートの千代がトンプソンの後退や追い上げてくるCクラスのドライバーなどにも助けられて序盤でリードを築き上げ、クラストップを一度も譲らずに走りきった。
2位には#37中山雄一、#7三浦和樹、#20ギャリー・トンプソンを次々に攻略してきた#8野尻智紀がつけた。野尻は終盤千代との差を縮めにかかったがあと1.2秒届かなかった。
スタートで失速したトンプソンもレースではよく挽回して3位でフィニッシュしている。
第5戦決勝はこのあと午後4時40分より21周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2011/06/12) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 4 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 21 | |
| 2 | 5 | C | 山内 英輝 | PLANEXハナシマ F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 3.868 |
| 3 | 50 | C | 関口 雄飛 | B-MAX F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 5.329 |
| 4 | 1 | C | 蒲生 尚弥 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 7.789 |
| 5 | 36 | C | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 10.684 |
| 6 | 19 | C | 西本 直樹 | SGC by KCMG | DALLARA F306 | 3S-GE | 21 | 28.522 |
| 7 | 23 | N | 千代 勝正 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 21 | 36.709 |
| 8 | 8 | N | 野尻 智紀 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 37.928 |
| 9 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | SGC by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 41.969 |
| 10 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 48.770 |
| 11 | 37 | N | 中山 雄一 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 49.145 |
| 12 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 21 | 51.034 |
| 13 | 77 | N | 野呂 立 | CMS☆WAKOS☆F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 21 | 1'21.739 |
| 14 | 6 | N | 石川 資章 | コルサ・スクーデリアF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 21 | 1'27.908 |
| ---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ---- |
全日本F3選手権第3戦の決勝が6月11日、富士スピードウェイで行われ、今回からF3にカムバックしたばかりの#50関口雄飛(B-MAX ENGINEERING)がいきなり優勝をものにした。ポールポジションの#12安田裕信(ThreeBond)はレースの前半をリードしながらまさかのシフトミスでコースアウト、惜しくも優勝を逃している。
Nクラスはルーキーの#37中山雄一(TOM'S SPIRIT)が後続を全く寄せ付けない走りで逃げ切り、デビュー3戦目で見事初優勝を遂げた。
第3戦決勝は午後2時5分スタート。朝から降り続いた雨も漸くやんで、#36リチャード・ブラッドレーと#19西本直樹を除く12台がスリックタイヤを装着して15周の戦いに臨んだ。
ホールショットを奪ったのはセカンドグリッドの#5山内英輝。ポールシッターの#12安田裕信が2番手、3番手には#1蒲生尚弥がつけて1コーナーをクリアしていく。
蒲生はこの周のコカコーラコーナーで安田を抜き差ると、ヘアピンで早くも山内のインをついてトップに立つが、すかさず山内もダンロップコーナーで抜き返す。両者も連れるようにセクター3を抜けていくが、ここに後方から安田、関口が食い込んできて最終コーナーで1、2位に浮上してきた。
トップを奪い返した安田は関口との差を次第に広げ、6周終わりで1.059秒、9周終わりでは2.063秒差とした。
その後も両者のギャップは広がり続け、12周目には3.456秒にまで達するが、13周目の1コーナー進入で安田がシフトダウンの際にギヤをニュートラルに入れてしまうという痛恨のミスで飛び出してしまい、関口の先行を許してしまった。
関口はこの周で安田との差を3.079秒とすると、14周目には1分40秒563、ファイナルラップでは1分39秒922と立て続けにファステストラップを更新して見事逃げ切りに成功。Cクラスで初めての優勝を復帰初戦にしてものにする快挙を成し遂げた。
2位は安田、3位には蒲生が入った。
Nクラスは予選トップの中山が序盤から#23千代勝正との差を一気に突き放しにかかり、6周終わりで3.6秒差とする。千代は中山を追うどころか#8野尻智紀に迫られ、10周目の1コーナーで野尻の先行を許すことに。
結局このクラスは中山、野尻とルーキーが1-2位を占め、千代が3番手で15周を消化。中山は開幕戦優勝の野尻に続き、デビュー3戦目で早くも勝利を手にした。
なお今回は、このレースで各ドライバーが記録したベストタイムが第5戦決勝のグリッド順位採用されるルールになっており、Cクラスは関口、Nクラスは野尻がポールポジションを獲得している。
明日の第4戦決勝は午前10時55分より、第5戦決勝は午後4時40分より、それぞれ21周ずつで行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum