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Japanese F3

JF3:第3戦富士決勝ベストラップタイム(第5戦スタート順)

THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2011/06/11) Best Lap Time Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2011 All Japan F3 Championship Round 5 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1'39.922--164.40
212C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE1'40.1810.2590.259163.97
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1'40.1840.2620.003163.97
48N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'40.6020.6800.418163.29
57N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'40.6470.7250.045163.21
637N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1'40.9521.0300.305162.72
75C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'41.0161.0940.064162.62
823N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'41.6151.6930.599161.66
922N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'42.0212.0990.406161.01
1020Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'42.6962.7740.675159.96
1177N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE1'46.5646.6423.868154.15
1219C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'46.6116.6890.047154.08
1336Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'46.7526.8300.141153.88
146N石川 資章コルサ・スクーデリアF306DALLARA F3063S-GE1'49.1649.2422.412150.48
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JF3:第3戦富士決勝結果

THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2011/06/11) Race Results Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
All Japan F3 Championship Round 3 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1526'04.069
212C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE153.407
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1512.444
45C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1519.138
537N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1521.177
68N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1528.157
723N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1533.954
87N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1536.157
922N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1542.075
1020Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1545.283
1136Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE151'11.722
1219C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE151'15.979
1377N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE141 Lap 
146N石川 資章コルサ・スクーデリアF306DALLARA F3063S-GE141 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap(C): CarNo.50 関口雄飛(B-MAX F308) 1'39.922 (15/15) 164.396km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.8 野尻智紀(HFDP RACING F307) 1'40.602 (15/15) 163.285km/h
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Japanese F3

JF3:第4戦公式予選 #12安田が連続ポール。Nクラスは#23千代が総合でも3番手につける

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全日本F3選手権第4戦の公式予選もまた#12安田裕信(ThreeBond)がポールポジションを獲得。タイムは1分51秒948だった。Nクラスは#23千代勝正(NNDP RACING)が総合でも3番手に入る1分52秒938を記録してトップだった。

第3戦の公式予選から10分間のインターバルを挟んで第4戦の公式予選が行われた。
今回は3レース開催となっているが、予選セッションが設けられているのはこの第4戦まで。第5戦は第3戦決勝のベストタイム順でグリッドを決めることとなっている。

ここでも序盤は#5山内英輝がトップに立ち、これを安田が追い上げる展開となった。雨脚は次第に弱まってきており、各ドライバーとも第3戦からは大幅にタイムアップを果たしてきた。
まずは山内が開始5分で1分52秒635と第3戦のポールタイムを上回ってみせると、終了1分前に安田が1分52秒509を叩き出してトップに躍り出る。安田は最後のアタックでも1分51秒948とタイムをさらに縮め、今季通算3度目のポールポジションを獲得した。
2番手の山内に続いたのは、なんとNクラスの千代。総合4番手にもNクラスの#20ギャリー・トンプソンがつける。
1A-Zより重い3S-Gエンジンを使うNクラスは重量バランスがやや後ろ寄りになるため、こうしたウェットコンディションではトラクションに優れて有利に働く側面があるようだ。

第4戦決勝は明日の午前10時55分より21周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO/ Photo: Motorsports Forum
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Japanese F3

JF3:第3戦富士公式予選 雨に強い#12安田がポール!Nクラスはルーキーの#37中山がトップ

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全日本F3選手権第3戦の公式予選が6月11日、富士スピードウェイで行われ、#12安田裕信(ThreeBond)が1分52秒941でポールポジションを獲得した。Nクラストップは1分55秒008を記録したルーキーの#37中山雄一(TOM'S SPIRIT)だった。

公式予選は午前8時40分より10分間で行われる予定だったが、開始早々に#22佐々木大樹がコース上でストップしたために赤旗が出され、10分間の中断となってしまう。
再開時刻は8時52分。残り時間8分というあわただしい走行となった。

序盤トップに立ったのは#5山内英輝。2番手に#1蒲生尚弥、今回から参戦の#50関口雄飛が3番手につける。
前回の鈴鹿でも好調だった山内はチェッカー直前には1分53秒825、1分53秒319と立て続けに好タイムを連発するが、終盤にこれを上回ってきたのが第2戦優勝の安田だった。
安田はチェッカー寸前に1分53秒524、最後のアタックでは1分52秒941とこのセッションで唯一の52秒台を叩き出してみせ、ウェットでの強さを改めてアピールした。

Nクラスでは#23千代勝正が序盤から好タイムを連発、総合でもベスト5に入る快調振りをみせていたが、終盤になってタイムアップを果たした中山が1分55秒008を記録、総合でも5番手に入る好タイムでデビュー3戦目にして初のクラストップを獲得した。

第3戦決勝はこのあと午後2時5分より15周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
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Japanese F3

JF3:第4戦富士公式予選結果

THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2011/06/11) Qualifying-Session: Weather:Rainy Course:Wet
2011 All Japan F3 Championship Round 4 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
112C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE1'51.948--146.74
25C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'52.5370.5890.589145.97
323N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'52.9380.9900.401145.45
420Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'53.1011.1530.163145.24
550C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1'53.1161.1680.015145.22
61C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1'53.5701.6220.454144.64
7*36Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'53.5791.6310.009144.63
837N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1'53.6341.6860.055144.56
97N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'53.6871.7390.053144.49
108N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'53.8331.8850.146144.31
1122N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'54.7882.8400.955143.11
1219C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'55.1323.1840.344142.68
1377N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE1'58.0146.0662.882139.19
146N石川 資章コルサ・スクーデリアF306DALLARA F3063S-GE2'01.6529.7043.638135.03
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'03.72111.7732.069132.77
  • CarNo.36は、2011富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、公式予選結果に対し3グリッド降格のペナルティを科す。
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Japanese F3

JF3:第3戦富士公式予選結果

THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2011/06/11) Qualifying-Session: Weather:Rainy Course:Wet
2011 All Japan F3 Championship Round 3 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
112C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE1'52.941--145.45
25C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'53.3190.3780.378144.96
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1'54.5531.6121.234143.40
450C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1'54.5881.6470.035143.36
537N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1'55.0082.0670.420142.83
623N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'55.0152.0740.007142.82
720Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'55.7952.8540.780141.86
88N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'55.9433.0020.148141.68
97N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'56.0653.1240.122141.53
1036Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'56.7963.8550.731140.65
1122N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'57.1944.2530.398140.17
1219C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'57.1954.2540.001140.17
1377N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE2'01.5158.5744.320135.18
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'04.96412.0233.449131.45
-*6N石川 資章コルサ・スクーデリアF306DALLARA F3063S-GEno time---
  • CarNo.6につき、大会審査委員会は決勝レース出場を最後尾グリッドを条件に認める。
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FN:2012年開催予定のシンガポールラウンドは延期。2013年開催に向けて交渉継続 (JRP)

 株式会社日本レースプロモーションは8日、2012年度に予定されていたシンガポールラウンドについて、延期すると発表した。以下、プレスリリース。

フォーミュラ・ニッポンのシンガポール開催延期について

 株式会社日本レースプロモーション(JRP:代表取締役社長 白井 裕)は、2011年3月7日開催の記者発表会後より協議を続けてきたフォーミュラ・ニッポンのシンガポール開催について、チャンギ・モータースポーツ・ハブ(CMH)の建設と運営を行うSG Changi社(SGC)より、「トラックデザインおよび全体レイアウトの変更に伴い、施設の完成が予定より遅れ、当初予定した2012年のフォーミュラ・ニッポンレース開催の延期を希望する」との打診を受け、新たなレース開催日程についての継続した交渉を行うことで合意した。

 JRPとしては、延期の理由が「施設の充実」が目的であること、および「2012年の工事完了時期」等を考慮し、2013年開催に向けて準備を継続すると共に現地側のプロモーションに協力を行う予定である。

Text: Japan Race Promotion
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FN:第2戦オートポリス 中嶋一貴がフォーミュラ・ニッポン初優勝! 大嶋和也が続きTDPドライバーの1-2フィニッシュ! (TOYOTA)

  • コース: オートポリス(4.674 km)
  • 予選:6月4日(土)晴:ドライ
  • 決勝:6月5日(日)曇:ウェット/ドライ
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フォーミュラ・ニッポンでの初優勝を飾った
中嶋一貴(中央)と2位に入った大嶋和也(左)

 フォーミュラ・ニッポンの第2戦が6月4日(土)、5日(日)の両日、大分県のオートポリスで行われた。

 開幕戦鈴鹿から3週間のインターバルで開催される今大会は、開幕戦で優勝を果たしたアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が欠場するため、地元九州出身であるTDPドライバーの井口卓人がスポット参戦。TDPドライバーの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)のチームメイトとして同チームの36号車をドライブする。

 今レースはタイヤ4本の交換が義務づけられているが、燃料給油の義務はない。しかし、250kmというレース距離は、無給油で走りきるのは難しい距離であり、高低差が厳しく、タイヤにも負担の大きいサーキットで、チームの戦略とドライバーの力が試されるレースとなった。

 予選が行われた4日(土)は梅雨の合間の晴天に恵まれ、夏を思わせる気候の下で午後1時50分よりノックアウト方式での予選が行われた。

 20分間のQ1は、セッション終盤に各車アタック合戦を繰り広げたが、中嶋一貴はアタックラップでミスし、ボーダーラインギリギリの13番手で無念の2戦連続Q1敗退となってしまった。フリー走行でトラブルに見舞われ走り込めなかったアンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)と嵯峨宏紀(Le Beausset Motorsports)もQ2進出を果たせず、14番手、16番手でグリッドが確定した。

 10分間のインターバルを経て7分間のセッションとして行われたQ2は全車終盤に一発アタックでの勝負となり、TDPドライバーの国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)が11番手、アレキサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)が12番手でQ3進出ならず。スポット参戦の井口は、地元で見事な走りを見せ、初のQ3進出を果たした。

 最終Q3セッションでは、Q1、Q2共に2番手タイムを叩き出したTDPドライバーの大嶋和也(Team LeMans)が最前列2番手グリッドを確保。非常に僅差の争いの中でJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が4番手、TDPドライバーの石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO)が5番手、井口が7番手、TDPドライバーの平手晃平(TEAM IMPUL)が8番手で決勝に臨むこととなった。

 5日(日)は朝から激しい雨に見舞われ、午前9時からのフリー走行はヘビーウェットコンディションの中で嵯峨がコースイン直後にクラッシュ。オリベイラを含む数台がコースアウトするなど厳しい状態で、天候やコンディションの変化をにらみながら決勝を迎えた。

 決勝のフォーメーションラップが開始される午後2時半には、雨は止んだものの路面はまだ濡れており、全車ウェットタイヤでグリッドへ。フリー走行でクラッシュした嵯峨は修復のためにピットスタート、直前のウォームアップ走行で駆動系のトラブルに見舞われた国本はかろうじてフォーメーションラップまでにはコースへ出たが、最後尾グリッドからのスタートとなった。

 午後2時34分、シグナルがブラックアウトし54周(250km)の決勝レースがスタート。最前列2番手の大嶋はポールポジションの塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)に並びかけ、そのままサイド・バイ・サイドでコーナーをクリアしていったが、惜しくも前に出るまでには至らず。

 しかし、1周目を終えて各車が戻ってきた時点で、大嶋、中嶋一貴、国本らが早くもピットイン。タイヤをドライ用のスリックタイヤに交換し、コースへ復帰した。

 翌周には塚越や石浦、井口、カルダレッリらもピットへ向かうが、先に入った大嶋と中嶋一貴はこの判断が見事にはまり、塚越をかわしポジションアップ。3周目、4周目にも各車次々にピットインしていき、全車がスリックタイヤに交換した時点で、大嶋が首位、中嶋一貴が2位、石浦が3位に浮上し、TDPドライバーによる1-2-3体制、これにオリベイラが続く形となった。

 地元井口はこの時点で6位と健闘を見せ、さらに前走車を攻めたが、7周目に他車との接触でサスペンションを破損。長い修復の後にレースへは復帰したが、6周遅れとなってしまった。

 首位を行く大嶋を中嶋一貴が一定の間隔を保って追う後方では、オリベイラが猛追を見せるが、オリベイラは20周目に給油のためにピットインしたために7位へ後退。石浦も接触を喫しペースダウン。徐々に順位を落とすこととなった。

 周回を重ねていっても大嶋と中嶋一貴は給油のためのピットインを行わず、1-2体制のまま後半戦へと突入。そのまま終盤の燃費勝負になるかと思われたが、42周目、大嶋にぴたりとつけていた中嶋一貴が、1コーナー進入で一気に大嶋をパス。その後は大嶋との差を広げていった。

 終盤戦は、無給油作戦を採る中嶋一貴、大嶋の2台が最後まで走り切れるかに注目が集まった。2位の大嶋は、3位塚越からの猛追を受け、燃料もタイヤも厳しい中で最後まで激しい2位争いを展開。

 結局中嶋一貴は、見事なマネージメントで燃料もタイヤも最後までもたせ、トップでチェッカー。国内トップフォーミュラであるフォーミュラ・ニッポン参戦2戦目にして初勝利を挙げた。

 チェッカー直前まで僅差のバトルを繰り広げた大嶋も逃げ切り、2位でフィニッシュ。TDPドライバーが1-2フィニッシュを果たすこととなった。

 オリベイラが4位。デビュー2戦目のインペラトーリが7位に入り嬉しいフォーミュラ・ニッポン初ポイントを獲得。接触によるノーズ交換のために予定外のピットインを強いられながらも、終盤他車より1秒以上速いファステストラップで猛烈な追い上げを見せた平手が8位に入った。

 チェッカー目前で燃料切れ車両が出るなど、厳しい戦いとなったこのレースを13番手スタートから見事制した中嶋一貴は、第1戦の3位に続く2戦連続表彰台獲得で、ドライバーズランキングでも首位に浮上。大嶋が2位で続くこととなった。

Text & Photo: TOYOTA
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FN:第2戦オートポリス 難しいコースコンディションの中、塚越広大選手が3位表彰台を獲得 (HONDA)

  • 2011年6月5日(日)決勝
  • 会場:オートポリス(4.674km) | 天候:予選/晴れ 決勝/雨のち曇り | 気温:19.0℃(14:30時点) | 路面温度:23.0℃(14:30時点) | 決勝レース:54周(252.396km) | コースコンディション:決勝/ウエットのちドライ | 観客:1万3030人(主催者発表)
山本尚貴選手は5位、伊沢拓也選手は6位で入賞を果たす

fn110605004L.jpg  6月5日(日)、大分県・オートポリスにおいて、2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の決勝レースが開催されました。

 去る5月14、15日に鈴鹿サーキットで行われた開幕戦では、6名のHondaドライバーがいずれも高いパフォーマンスを発揮しました。ポールポジションを獲得した#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は、スタート直後のアクシデントで戦列を離れましたが、予選2番手の#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が2位表彰台を獲得し、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が4位、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が7位と、いずれも力強くレースを戦い、第2戦以降に期待をつなぎました。

 第2戦オートポリス・ラウンドの公式予選が行われた6月4日(土)、サーキットのある阿蘇周辺は午後3時の段階で気温が25℃まで上昇する好天に恵まれました。今回の公式予選は計3回のセッションのノックアウト方式で、全16台が出走する第1セッションでは上位12台に第2セッションに進出する権利が与えられ、第2セッションでトップ8に入ったドライバーが最終セッションに挑みます。

 第1セッションでは、塚越選手が1分31秒357のトップタイムを記録。小暮選手は4番手、伊沢選手は6番手、山本選手は9番手、そして今季よりフォーミュラ・ニッポンに参戦しているルーキーの#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は12番手となり、第2セッションへの進出を果たしました。なお、もうひとりのルーキーである#10 小林崇志選手(HP REAL RACING)は15番手となり、残念ながら第2セッション進出はなりませんでした。

 続く第2セッションでは塚越選手が1分31秒141で再びトップに立ったほか、小暮選手は5番手、山本選手は7番手となって第3セッションへの出走権を獲得。伊沢選手と中嶋選手はそれぞれ9番手と10番手になり、ここで決勝グリッドが確定しました。

 上位8番手までのグリッドを決める第3セッションでは、1分30秒845と、予選を通じて唯一の1分30秒台を記録した塚越選手がまたしてもトップタイムを記録し、小暮選手が3番手と健闘したほか、山本選手も6番手に食い込みました。

 この結果、塚越選手がフォーミュラ・ニッポン参戦3年目にして初のポールポジションを獲得しました。以下、小暮選手は3番グリッド、山本選手は6番グリッド、伊沢選手は9番グリッド、中嶋選手は10番グリッド、小林選手は15番グリッドから、54周で競われる翌日の決勝レースに挑むことが確定しました。

 決勝レースが行われた5日(日)、オートポリス周辺は朝から雨が降っており、午前9時に始まったフリー走行もウエットコンディションとなりました。その後、雨脚は徐々に弱まり、決勝レース直前に行われた8分間のウオームアップ走行時には、雨はほとんど上がりました。とはいえ、この時点でもまだコースがまだ湿っていたほか、スタート直前にもうひと降りあったため、全車ウエットタイヤを装着してスタートに臨みました。ただし、小林選手のみは駆動系トラブルの修復作業を行っていたため、コース上のグリッドではなくピットからのスタートとなりました。

 午後2時30分、1周のフォーメーションラップ後にスタートが切られました。ポールポジションの塚越選手は序盤に2台に抜かれたものの、すぐに抜き返す激しい展開で、2コーナーまでには首位の座を確かなものとし、2番手に浮上した小暮選手に2.5秒の差をつけてオープニングラップを終えました。さらに山本選手は4番手、伊沢選手は9番手、小林選手は13番手、中嶋選手は14番手となって1周目を走りきりました。

 このとき、中嶋選手とライバル2台の計3台がピットに戻ってウエットタイヤをドライタイヤに交換。さらに、2周目が終わった時点で3台のライバルが同様にピットストップを行い、ドライタイヤへ交換をしました。これを見て3周目には塚越選手、山本選手、小林選手らがドライタイヤに交換し、続く4周目終了時点には伊沢選手もドライタイヤの装着を終えました。ただし、塚越選手に代わって首位に立った小暮選手は、ピットストップを行う直前の3周目走行中にコントロールを失ってコースアウト、上位入賞の好機を逃してしまいました。

 5周目の段階で、Honda勢のトップは中嶋選手の5番手。早めのピットストップが功を奏した形となりました。結果的にタイヤ交換のタイミングが影響した塚越選手、山本選手、伊沢選手、小林選手は7-10-11-12番手に順位を下げて周回を続けていきます。しかし、ルーキーの中嶋選手は7周目1コーナーの滑りやすい路面に足下をすくわれてコースアウト、ここでリタイアを喫してしまいました。

 同じ周、塚越選手はライバルの1台をオーバーテイクして5番手に浮上します。勢いに乗る塚越選手は13周目にもライバルの1台を攻略して4番手となり、さらに21周目に直前を走る1台がピットストップを行い、これで3番手に浮上しました。この時点で2番手のドライバーとは18秒近い差がありましたが、残る周回数でじわじわとその差を詰め、レースが残り3周となったときにはテール・トゥ・ノーズの状態まで追い詰めます。

 しかし、決定的なチャンスはついに訪れず、塚越選手は3位でチェッカーフラッグを受け、表彰台に上りました。

 山本選手も粘り強く戦い続け、7周目には8番手、12周目には7番手まで順位を上げます。さらに、20周目、21周目、24周目にもライバルを攻略するなどしてポジションアップ、4番手となりましたが、47周目にポジションを奪われ、5位となってチェッカーを受けました。

 また、一時は11番手と順位を落とした伊沢選手も懸命の力走を見せて追い上げを図ったほか、レース終盤の44周目にはライバルの1台を抜き去り、6位入賞を飾りました。小林選手はルーキーとは思えない安定したペースでレースを走りきり、入賞まであと一歩の9位で完走を果たしています。

 ポイント争いでは、3位入賞の6点にポールポジション獲得による1点の計7点を加えた塚越選手が合計9点で4位につけているほか、伊沢選手が8点で5位、山本選手が5点で7位となりました。

 第3戦は、7月17日(日)に静岡県の富士スピードウェイで決勝が行われます。

コメント
坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
「今大会では、結果的に早めにピットストップを行ったドライバーにとって有利な展開となりました。そうした中、Hondaとしては予選での速さを決勝の成績に結びつけることができず、残念な結果に終わったと考えています。ただし、我々としてはいくつかの収穫がありました。まず、ほとんどのドライバーが無給油で走りきった今日のレースは、マシンのパフォーマンスとともに燃費のいい悪いが成績を左右する重要な要因となりましたが、HR10Eはライバルに比べてパワーと燃費のバランスがよく、Hondaのドライバーが決勝時に他のマシンを追い上げていくひとつの原動力となりました。今後はレース中の戦略も見直すことで、さらに上位を目指していきたいと思います。また、東日本大震災の被災地である栃木県出身の塚越選手がポールポジションを獲得し、決勝でも果敢に走り続けた末に表彰台に上ったことはうれしかったですね。これが被災地のみなさんに元気を送ることになればと期待しています。次回の第3戦富士でも優勝を目指して取り組んでいきますので、引き続きファンのみなさんのご声援をよろしくお願いします」
塚越広大選手(3位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「決勝レースは路面のコンディションがどうなるのか分からなかったので、まずはレインタイヤでスタートして様子を見る、という戦略をとりました。スタートでは慎重になり過ぎて2台のマシンに抜かれましたが、すぐに抜き返すことができました。また、3周後にピットインをしてスリックタイヤに交換してからも数台を抜くことができました。予選からずっとマシンの調子がとてもよかったので、今回の3位という結果には全く満足していません。ただ、予選で上位に入れば必ずチャンスは来ると思うので、今後もチーム一丸となってがんばります」
山本尚貴選手(5位 #16 TEAM 無限)
「レース直前に雨が止む難しい天候でしたので、タイヤ選択には非常に悩みました。結局レインタイヤを選択してレースに臨みましたが、コース上は思った以上に乾いていたので、もう少し早めにピットインしてスリックタイヤに交換していれば展開も違っていたかもしれません。また、その後のペースも決して悪くはなかったのですが、石浦選手とのバトルの際にタイヤがパンクしてしまったようで、後輪のバランスが狂ってしまいました。その結果、ペースを落としてしまい、それと同時に後続の状況や燃費のことなど、考えることがたくさんあるタフな状況になってしまいました。今大会では表彰台にも上がれず、結果には満足していませんが、そのようなさまざまなアクシデントがあった中で最後まで走りきれたのは、5位という結果以上に価値があったと思います」
Text & Photo: HONDA
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FN:第2戦オートポリス決勝 アンダーカット大成功の#37中嶋一貴が国内復帰2戦目で見事優勝!ポイントリーダーとなる

2011全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦の決勝が6月5日、大分県のオートポリスで行われた。
ウェットからドライへと変わる路面コンディションの中、13番手からスタートした#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が的確な判断と果敢なオーバーテイクをみせ、国内復帰2戦目で見事優勝を果たした。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:13,030人)

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朝から降り続いた雨は正午過ぎから次第に弱まり、スタート進行が始まる頃にはほぼやみそうな気配になってきた。 このため、各ドライバーともウォームアップ走行ではスリックを装着、ウェットに履き替えてグリッドに向かうことに。これは「ドライタイヤでスタートした場合は1回以上のタイヤ交換を義務付ける」という今回の特別規則を考慮したものだ。

決勝レースは午後2時30分定刻でスタート。ここでポールの#41塚越広大が少し出遅れ、2番手グリッドの#7大嶋和也がアウトから先行する形で1コーナーに入っていったが、塚越も立ち上がりでインをついてこれを抜き返し、トップでコントロールラインに戻ってきた。
これに対して2位の大嶋は1周終わりで早くもピットイン、スリックタイヤに履き替えて追い上げを図ると言う思い切った作戦に出た。後方では一貴、大祐の中嶋兄弟も大嶋に続いて1周目でスリックに履き替えてピットアウトしていく。
続いて2周目には#8石浦宏明、#36井口卓人、#3アンドレア・カルダレッリらがスリックに交換。路面はほぼドライの状況になっていたようだ。

これに対してトップの塚越は3周終わりでのタイヤ交換となったが、この判断の差が大嶋に有利に働き、塚越に対して17秒のリードを築く結果となった。
これにより、4周終わりで#40伊沢拓也がピットインして全てのドライバーがスリックに履き替えた結果、大嶋はトップに立つことに成功した。2番手にはなんと13番手スタートの#37中嶋一貴がつけ、#1J.P.オリベイラが3番手。
早めのピットインと言う判断は大正解だったようだ。
一方、3周目まで引っ張った塚越はこの時点では5番手に、後退することとなった。

ここからレース中盤まで、一貴とオリベイラによる激しい2位争いが続き、この間に大嶋は2位以下に7秒以上のマージンを築くが、オリベイラが20周目に給油のためにピットインすると、その差は次第に縮まり始める。

大嶋はドライコンディションに対するセッティングが万全でなく、ややハンドリングに問題を抱えての苦しい走りを強いられたようで、フリーになった一貴との差は瞬く間に縮まっていき、25周が終わる頃には1.8秒にまで接近。
懸命にペースアップを図る大嶋だったが、その差は少しづつ縮まっていき、折り返し点を迎えた27周目で1.470秒、30周を過ぎる頃にはほぼテール・トゥ・ノーズの状態になった。

そして遂に42周目の1コーナーで一貴はオーバーテイクボタンを使って大嶋を捉え、トップに浮上すると、そこからは後続を全く寄せ付けない磐石の走りで54周を無給油で走り切り、後方スタートながらもフォーミュラニッポンデビュー2戦目にして初の勝利をものにし、ポイントランキングでも一躍トップに躍り出た。
これは彼にとって2006年にユーロスピードウェイで行われたF3ユーロシリーズ第2戦の第2レース以来、実に5年ぶりの勝利でもあった。

2位には大嶋、3位にはポールシッターの塚越が入った。塚越は終盤懸命に大嶋を追い上げ、0.7秒差まで迫ったものの今一歩及ばなかった。

また、ルマン24時間参戦のためにこのレースを欠席したアンドレ・ロッテラーに変わって出走した地元九州出身のドライバー、井口卓人は序盤にアクシデントから予定外のピットインを強いられ、6周遅れとなりながらもしぶとく走行を続け、12位でフィニッシュしている。

次回フォーミュラニッポン第3戦の舞台は富士スピードウェイ。7月17日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Naoto KATOH
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FN:第2戦オートポリス決勝 上位3名&優勝チーム監督のコメント

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優勝 中嶋一貴(トムス)
fn_r02_r_pc_nakajima  「予選が13位で、決勝はドライを想定していました。朝のフリー走行はウェットになり、ペースもバランスも良かったんですが、決勝レースはドライでやりたかったです。今回は特殊なルールで、ドライでスタートしたらタイヤ交換も給油もしないといけなかったのですが、トヨタユーザーは無給油で行ける可能性もあったし、ぼくのポジションからはそれを狙っていました。1周目からピットに入り、雨が降らないでくれと思っていました。すべてが狙ったとおりにうまくいきました。大嶋選手に付いて走っていましたが、オーバーテイクは難しいと思っていました。ぼくのほうがタイヤにやさしいと思ってマネージメントをしていたら少しずつ近づいてきたので、思った以上に大嶋選手のタイヤが苦しかったみたいですね。優勝は2006年のユーロF3以来です。大嶋選手を抜いた時点で勝てると思いました。F1時代を含めて、すべてがうまくはまることはなかったのでうれしいです。レースは結果がすべてなので、フォーミュラ・ニッポンに来てよかったと思います。この3人の中では、ぼくが最年長なのでこれからもレースを盛り上げていきたいと思います」
決勝2位 大嶋和也(ルマン)
fn_r02_r_pc_oshima  「朝のフリー走行は雨で、ウォームアップの8分間もウェットタイヤでしたが、乾けばスリックで大丈夫だと思いました。フォーメーションで路面が乾いているのが分かったので、1周目でピットインした作戦は成功して、流れはよかったですが、決勝のセッティングが決まってなくて、頑張って逃げたんですけど、悔しいです。次は頑張ります」
決勝3位 塚越広大(ダンディライアン)
fn_r02_r_pc_tsukakoshi  「朝のフリー走行は雨でしたが、調子は良かったです。レインでのスタートで様子を見ようと思っていましたが、1コーナーで2台で抜かれて、バトルしながら守りました。タイヤを交換してからクルマの調子は良かったので、前を抜きながら3位になりました。結果には満足していませんが、常にこういうレースを続けられるように頑張りたいと思います」
優勝チーム監督 館信秀
fn_r02_r_pc_tachi  「こんなにうまくいっていいのかなという1日でした。ひとえに中嶋くんが、すべてマネージした結果です。井口君は残念でしたが、中嶋くんをほめたいと思います」
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Naoto KATOH
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Formula Nippon

FN:第2戦オートポリス決勝結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/05) Race Result Weather:Cloudy Course:Wet-Dry
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
137中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K541:28'22.185
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K546.953
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E547.702
41ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K5432.197
516山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E541'02.311
640伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E531Lap 
718アレキサンドラ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K531Lap 
82平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K531Lap 
910小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E531Lap 
108石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K531Lap 
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K531Lap 
1236井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K486Laps
---- 以上規定周回(48 Laps)完走 ----
-3アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K4410Laps
-31中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E648Laps
-32小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E351Laps
-62嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K054Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.2 平手晃平(TEAM IMPUL) 1'33.870 (38/53) 179.252km/h
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スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO 1年ぶりのレース、2年ぶりの菅生、777号車・77周・クラス7位で完! (DREAM ANGELS)

 震災復興レースとして開催されたスーパー耐久レースシリーズの開幕戦(スポーツランド菅生)は5月29日 雨オンナのオギ姉らしく、残念ながらあいにくの雨模様というお天気になってしまいました。

 ワンデイ開催のため、日曜日の午前中に予選、午後に決勝というスケジュールだったこともあり、菅生には復興レースを楽しみに来られたレースファンがたくさん来場し、予選から盛り上がったレースを展開しました。ドライバーはレース1年ぶりのオギ姉と、S耐は2年前の岡山以来という藤井とのコンビで、共に予選の雨から悪戦苦闘の戦いとなりました。

 ウェットレースとなった決勝は13時40分、水しぶき上がる中、ローリングスタートで開始となりました後方グリッドからのスタートではありましたが、スタートドライバーの藤井は混乱に巻き込まれることなく周回を重ね、1時間経過したところで、セカンドのオギ姉にバトンタッチ。その直後、コース上に霧が発生したために、レースはしばらくセーフティーカーの先導による周回が続くことになりました。

 レース再開後は後方の上位クラスのマシンにパスされるシーンでドキッとするようなハーフスピンもありましたが、再度藤井にステアリングを渡し、ラスト1時間という戦いになりました。

 ピットワークもミス無く、コースに戻った藤井も順調に周回を重ねていましたが、残り40分でまたもや霧が発生し、再びセーフティーカーがコースイン。10分以上経過したところで、コース全般に渡り、濃霧となりレースは続行不可との判断で赤旗で中断になり、70%ルールにより、レースはこの時点で終了となりました。年に1~2度の参戦でもあるチームにとっては、チェッカーをくぐることが最大の目標でもあり、その上で、少しでもいいレースを多くのファンの皆さんに見せたいと思っていましたので、赤旗でチェッカーフラッグをくぐれなかったことは残念ですが77周で完走、クラス7位という結果には満足しています。

 緊急参戦にもかかわらず、ご支援いただいた多くの皆様へ心より感謝申し上げます。

 そしてレース界の皆様のご支援により被災地にTシャツを届けることができましたことをご報告申し上げます。

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Text & Photo: ドリームエンジェルレーシング オギ姉
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Formula Nippon

FN:第2戦オートポリス フリー走行2回目はウェット。 激しいクラッシュの相次ぐ中、#3カルダレッリがトップタイム!

フォーミュラニッポン第2戦オートポリスのフリー走行2回目はウェットコンディションで行われ、開始早々に赤旗が提示される波乱のセッションとなった。そんな中でトップタイムを記録したのは#3アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)。1分47秒989だった。

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決勝日を迎えたオートポリスは晴天の予選日とはうって変わり、朝から降り始めた雨が次第に量を増していく状況。 フリー走行2回目はウェット宣言の出される中、午前9時より30分間で行われた。

ところが始まってすぐに#62嵯峨宏紀がストレートエンドでスピン。イン側のコンクリートウォールに激しく当たり、真後ろを向いた状態でストップしてしまった。62号車は左の足回りに大きなダメージを負っている模様。
このため赤旗が提示され、セッションは9時11分まで中断となった。

再開してからもコース上は激しい水しぶきの上がる難しいコンディションが続き、#1J.P.オリベイラや#40伊沢拓也らがその餌食となった。
特に40号車のフロント周りのダメージは大きいようで、決勝への影響が懸念される。

そんな中、序盤トップに立ったのは#37中嶋一貴。他のドライバーが1分52秒~54秒台で走行する中、ただ一人1分49秒952を記録してみせる。
しかしセッション終盤になって他のドライバーたちもタイムを上げ始め、カルダレッリが残り10分をきったところで1分51秒239、終了間際には1分48秒919、1分47秒989と一気にタイムを上げてトップでこのセッションを締めくくった。
その他、#2平手晃平、#41塚越広大らも1分49秒台前半のタイムを終盤に記録し、終わってみれば#3カルダレッリ、#2平手、#41塚越、の順で#37中嶋一貴は4位、クラッシュした#40伊沢が5番手という結果になった。

第2戦決勝はこのあと午後2時30分より、54周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Naoto KATOH
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FN:第2戦オートポリスフリー走行2回目結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/05) Free Session #2 Weather:Rainy Course:Wet
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
13アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'47.989--155.82
22平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'49.2631.2741.274154.00
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'49.6251.6360.362153.49
437中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'49.9521.9630.327153.03
540伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'50.9082.9190.956151.71
636井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'52.0694.0801.161150.14
77大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'52.2644.2750.195149.88
816山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'52.3524.3630.088149.77
91ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'52.6454.6560.293149.38
108石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'53.3825.3930.737148.40
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'53.4185.4290.036148.36
1218アレキサンドラ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'53.8925.9030.474147.74
1332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'54.3446.3550.452147.16
1410小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'54.9736.9840.629146.35
1531中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'56.5228.5330.974144.41
-62嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8Kno time---
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
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FN:第2戦オートポリス公式予選 上位3人のコメント

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ポールポジション 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION)
fn_r02_q_pc_tsukakoshi まずはPP獲得できてホンダさんとチームダンディライアンのスタッフの皆さんに感謝しています。 前回の鈴鹿で悔しい思いをして、エンジニアの(田中)耕太郎さんと反省会をして、いくつかのプランを立て、その確認を午前中に行いました。 その感触がよかったのでそのまま予選に臨みました。 プレッシャーはありましたが、ポールを取れてよかったです。 前回GTで悔しい思いをしたから、という思いはありません。GTはGT、FポンはFポンですから。ただ、GTで感じたことを今回生かせれば良いなとは思っていました。今回は何も考えず、感じるままに無になって走ろうと思っていました。明日も同じようにはしれたらいいと思います。 (大嶋)和也とはヨーロッパでも一緒のチームでしたし、レースで速いという印象があるので、明日も頑張っていいレースをしたいですね。
予選2位 大嶋和也(Team LeMans)
fn_r02_q_pc_oshima 前回の鈴鹿は予選でホンダ勢に全く歯が立たなかったので、チームにクルマのほうを頑張ってもらって今週に臨みました。朝のフリー走行の感触はよかったので、今回はPP争いができると思って予選に臨みました。 Q1、Q2はよかったがQ3はオーバーステアに悩まされて塚越選手にコンマ5秒も離されてしまい、悔しい思いをしました。 でも決勝ペースには自信があるので、明日も頑張っていいレースをします。 小さい頃から一緒に走ってきたので負けたくない気持ちはあります。ただ僕はスタートで良いイメージがないので、明日は失敗しないように心がけて走りたいと思います。
小暮卓史(NAKAJIMA RACING)
fn_r02_q_pc_kogure アウトラップでクラッシュしてクルマを壊してしまいました。チームが頑張って直してくれたので予選を走れたんですが、セットの判断を壊れた状況でしてしまったので、リヤが滑りやすくなってしまい、盛り返すのに苦労しました。 後何セッションかあったらいいところにいけたと思いますが、塚越選手が今日は速かったので、追いつけたかどうかわかりません。 (朝のクラッシュは)練習が一回しかないので、時間が勿体無いと思い、1周目から攻めていったらブレーキングで突っ込みすぎてしまいました。
今回スポット参戦している井口卓人(PETRONAS TEAM ROM'S)のコメント
fn_r02_q_pc_iguchi 朝のフリー走行から非常に流れがよくて、早い段階で感覚を取り戻すことができ、セッティングを進められました。 ミスなく走れば上にいけるという感触で順調に最後まで残れました。 去年一度もQ2に進出できなかったのでドキドキはしてたんですが、今回トムスさんからチャンスをいただけて、この状況を楽しめてますし、ミスはありましたがQ3まで残れたし、ここにまた戻ってこれたことには嬉しく思います。 プレッシャーはないわけではないのです。開幕戦で勝ったクルマということで言い訳はできませんから。 フィジカル面ではいつでも乗れる準備をしていて、今回乗ってみたらQ3まで残れましたので、準備の方向は間違ってなかったのかなと思います。 明日も天気が微妙ですが、地元から600人、700人の応援が来てくれますので、その前で恥ずかしくない走り、興奮してもらえるような走りを心がけたいと思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
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FN:第2戦オートポリス公式予選 ポールは塚越、この日全てのセッションを制して初のPP獲得!スポット参戦の井口も見事Q3進出を果たす

2011全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦の公式予選が6月4日、大分県のオートポリスで行われ、午前のフリー走行でトップタイムを記録した#41塚越広大(DOCOMO DANDELION RACING)がQ1、Q2、Q3全てでトップタイムを記録する圧倒的な速さで自身初のポールポジションを獲得した。

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公式予選は初夏の晴天の下、午後1時50分よりノックアウト方式で行われた。

予選Q1
ここでは20分間の走行で上位12名がQ2への出走を許される。
各ドライバーがそれぞれ最初のセットでのアタックを終えた時点でトップに立ったのは1分32秒620を記録した#7大嶋和也。2番手には#1J.P.オリベイラがつけ、3番手が塚越という状況だったが、残り5分間から始まった2セット目のタイムアタックでは上位4名が1分31秒台に入る好走を見せ、終わってみれば1分31秒357を叩き出した塚越がトップに。
大嶋、オリベイラ、#32小暮卓史と続いて1分32秒007の#8石浦宏明が5番手と言う結果になった。
Q2進出をかけたボーダーライン上の戦いでは11番手#18アレキサンドレ・インペラトーリ、12番手#31中嶋大祐までが生き残る一方で、#37中嶋一貴、#3アンドレア・カルダレッリ、#10小林崇志、#62嵯峨宏紀が敗退。
ロッテラーの欠場でスポット参戦の機会を得た#36井口卓人は8番手。昨シーズンのデビュー以来始めてのQ2進出を果たした。

予選Q2
10分間のインターバルの後に予選Q2が7分間で行われた。
ここでは上位8台が次のQ3に進出する。
この僅かな走行時間ではアタックの機会も限られるため、開始から3分が経過して漸くコースインが始まった。
ここでもトップに立ったのは塚越だったが、大嶋もコンマ15秒の僅差で続き、オリベイラが3番手、#8石浦宏明が4番手と言う結果に。8番手には#2平手晃平がつけ、ここで#40伊沢拓也、中嶋大祐、#33国本雄資、インペラトーリが脱落。
ここでも井口は6位につけ、見事Q3進出を果たした。

予選Q3
ポールポジションを賭けた最後の戦い、Q3もまた、開始3分過ぎからコースインが始まり、熾烈な一発勝負のアタック合戦が展開された。
最初にアタックを行ったのはオリベイラで1分31秒397とまずまずのタイム。続く小暮は1分31秒332とオリベイラを僅かに上回ってきた。
しかし塚越はここでも他を圧倒する速さを見せ、この日唯一の1分30秒台となる1分30秒845を記録してみせた。
Q1、Q2と2番手で塚越に食い下がった大嶋だったが、ここでは1分31秒303に留まり、予選2番手に終わった。
3番手には小暮、井口は結局7番手で明日の決勝に臨むこととなった。

第2戦決勝は明日午後2時30分より、54周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Naoto KATOH
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FN:第2戦オートポリス公式予選総合結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/04) Knock Out Total Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
141塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'31.3571'31.1411'30.845
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'31.5131'31.2941'31.303
332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'31.9111'32.0231'31.332
41ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.7511'31.3031'31.397
58石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'32.0071'31.6141'31.490
616山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'32.8201'32.1861'31.785
736井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'32.6821'32.1831'31.796
82平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'32.5721'32.4871'31.827
940伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'32.4071'32.544
1031中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'33.0771'32.721
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'32.9541'32.990
1218アレキサンドラ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'33.0591'33.523
1337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.290
143アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'33.356
1510小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'33.402
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'34.863
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
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FN:第2戦オートポリスノックアウト予選Q3結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/04) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
141塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'30.845--185.22
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'31.3030.4580.458184.29
332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'31.3320.4870.029184.23
41ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.3970.5520.065184.10
58石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'31.4900.6450.093183.92
616山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'31.7850.9400.295183.32
736井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'31.7960.9510.011183.30
82平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.8270.9820.031183.24
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'30.582
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Formula Nippon

FN:第2戦オートポリスノックアウト予選Q2結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/04) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
141塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'31.141--184.62
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'31.2940.1530.153184.31
31ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.3030.1620.009184.29
48石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'31.6140.4730.311183.67
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'32.0230.8820.409182.85
636井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'32.1831.0420.160182.53
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'32.1861.0450.003182.53
82平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'32.4871.3460.301181.93
---- 以上Q3進出 ----
940伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'32.5441.4030.057181.82
1031中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'32.7211.5800.177181.47
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'32.9901.8490.269180.95
1218アレキサンドラ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'33.5232.3820.533179.92
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
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Formula Nippon

FN:第2戦オートポリスノックアウト予選Q1結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/04) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
141塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'31.357--184.18
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'31.5130.1560.156183.87
31ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.7510.3940.238183.39
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'31.9110.5540.160183.07
58石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'32.0070.6500.096182.88
640伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'32.4071.0500.400182.09
72平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'32.5721.2150.165181.77
836井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'32.6821.3250.110181.55
916山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'32.8201.4630.138181.28
1033国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'32.9541.5970.134181.02
1118アレキサンドラ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'33.0591.7020.105180.81
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'33.0771.7200.018180.78
---- 以上Q2進出 ----
1337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.2901.9330.213180.37
143アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'33.3561.9990.066180.24
1510小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'33.4022.0450.046180.15
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'34.8633.5061.461177.38
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'37.7516.3952.888172.13
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
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Formula Nippon

FN:第2戦オートポリス フリー走行1回目 #41塚越がトップ!スポット参戦の#36井口は6番手

2011全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦、オートポリスのフリー走行1回目は#41塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分32秒255でトップ、ディフェンディングチャンピオンの#1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が2番手につけた。

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公式予選日を迎えた大分県オートポリスは薄曇り。少し強い風の吹き付ける肌寒いコンディションの中、午後9時より1時間のセッションがスタートした。

最初にトップに立ったのは#40伊沢拓也。
しかしこの時点のタイムは1分36秒972であり、すぐに#37中嶋一貴がこれを上回って1分35秒892を記録、2番手には弟の#31中嶋大祐が上がってきた。中嶋一貴はその後も開始10分でタイムを34秒268まで縮めて一旦ピットへ。
続いて19分過ぎに伊沢が1分33秒705で再びトップに立つと、その直後に#7大嶋和也が1分33秒630でトップに。これを 35分過ぎにオリベイラが上回って1分33秒142でトップに。オリベイラは次の周でタイムをさらに縮めて1分33秒025とした。

一方、14分過ぎにコースインした#32小暮卓史は計測1周目のセクター1で区間ベストを記録したものの、惜しくもコースアウト。22分過ぎには#2平手晃平もグラベルに捕まってしまう。二人ともコースには復帰したものの、これにより走行時間を大幅に失う結果となった。

午後の予選を見据えたタイムアタックが始まったのは残り時間が8分を切った辺りから。
この時点でのトップは#16山本尚貴に代わっていたが、残り3分で大嶋が1分43秒498を記録すると、直後に塚越が1分32秒255を叩き出し、一気にトップに躍り出た。さらにオリベイラも1分32秒362、伊沢が32秒454で続いた。

なお、前回優勝のアンドレ・ロッテラーがルマン24時間参戦のためオートポリス戦をキャンセルしたため、36号車には地元九州出身の井口卓人が抜擢されることとなったが、井口はこのセッションを6位とまずまずの結果で終えた。

第2戦の公式予選は今日午後1時50分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Naoto KATOH
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Formula Nippon

FN:第2戦オートポリスフリー走行1回目結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/04) Free Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
141塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'32.255--182.39
21ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'32.3620.1070.107182.18
340伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'32.4540.1990.092182.00
47大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'32.4980.2430.044181.91
58石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'32.7790.5240.281181.36
636井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'32.8240.5690.045181.27
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'32.8790.6240.055181.16
832小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'33.1530.8980.274180.63
910小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'33.4401.1850.287180.08
1033国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'33.5071.2520.067179.95
113アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'34.2321.9770.725178.56
122平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'34.2752.0200.043178.48
1337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'34.2882.0330.013178.46
1418アレキサンドラ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'34.5602.3050.272177.94
1531中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'34.9552.7000.395177.20
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'37.7445.4892.789172.15
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
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スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86、デビューレースでクラス3位! (JIMGAINER)

“がんばれ東北!! たちあがろう宮城!!”
スーパー耐久シリーズ2011第1戦・SUGOスーパー耐久3時間レース

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KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86 植田正幸/川口正敬/GAMISAN ST-1クラス予選:3位・決勝3位 総合予選:9位・決勝:8位 観客動員数:4,300人

2011年5月27日(金)スポーツ走行
  • 10:10~10:40/11:30~12:00/13:40~14:10/15:00~15:30
  • 気温14度/路面温度27度/路面状況Dry-Wet

 東日本大震災により大幅に日程変更を余儀なくされたスーパー耐久。当初の開幕戦予定だった栃木県にあるツインリンクもてぎも大きな被害に遭い、開催できる状態ではなかった。他の国内主要レースも延期になった為に、なかなか日程が決まらなかったがようやく5月最終週に開幕することとなった。開催場所もたっての希望により、被災地でもあるスポーツランドSUGOで行われることになりました。

 今年、チームとして初めてスーパー耐久に参戦する事になったJIMGAINERは、ジェントルマンレーサーの植田正幸、川口正敬、GAMISANの3名で今年1年表彰台の一番高いところを目指して戦います。

 ジェントルマンレーサーとは純粋なアマチュアドライバーで、もちろんキチンとした職業に従事した方達のことを指します。今年はそのジェントルマンレーサーをまとめる役としてSUPER-GTでFERRARI 458GTCを駆る平中克幸が監督として就任しております。

 開幕前から鈴鹿、岡山、富士で何度かテストを行い、開幕戦のSUGOに入ったのは27日金曜日。特別スポーツ走行枠の30分4枠を使い練習走行を行う。1本目の走行が始まる前に、F4の走行が行われたのですが、馬の背で多量のオイルを撒き30分間走行が遅れる事となり10時40分から走行開始となった。

 まず植田からスタート。その後川口、GAMISANとZ4で走る初SUGOを確認。マシンは少しリアの接地感が無くセットアップに入る。2回目の走行が始まる前から雨がポツポツと降り始め、2ラップを平中監督が確認走行。その後川口がウエットタイヤで走行したが、思ったより雨が少なくドライタイヤに変更し再びコースへ。しかしやはりかなり滑るようだ。残り10分を切ったところでGAMISANと代わり走行は終了した。

 午後からの走行は川口からスタート。その後Newタイヤを履きタイムアタック。オーバーステアがかなり強く思うように走れない。その後植田に代わり30分間の走行は終了した。

 この日最後の走行時間前にリアのスプリングを調整し、川口がスタート。オーバーステアも消え、かなり良いフィーリングで走れているようで、3回目の走行時にNewタイヤを履いたときよりタイムは伸びそうだと川口。GAMISANも確認で走行し金曜日の走行は終了した。

2011年5月28日(土)STEL専有走行
  • 9:00~10:00/11:00~12:00/13:30~14:30
  • 気温19度/路面温度27度/路面状況Dry

st_r01_jg_02.jpg  昨夜から降っていた雨も止み、路面はほぼドライ。1回目は植田から走行を開始し、川口へ。マシンのフィーリングはかなり良いようで、クラス2番手のタイムで走行は終了した。

 2回目の路面はドライだったが、SUGO名物の霧が立ちこめ視界不良に。GAMISANがマシンに乗り待機。路面状況等確認してからスタート。霧雨も降り出しかなり路面状況は悪かったが、10周計測し川口へ。川口は24周計測し走行は終了した。

 1DAYレースのため明日朝からいきなり予選が始まり、午後決勝がスタートするとあって、実質最後のマシン調整となる。スプリングを交換し3回目は川口からスタート。しかし交換したスプリングのフィーリングが合わずタイムが伸びない。その後植田も走行するがやはり元に戻すことを提案。スプリングを元に戻しGAMISANが最後の走行をし、土曜日の走行は全て終了した。

2011年5月29日(土)予選/決勝
  • Aドライバー予選9:05~9:20/Bドライバー予選9:50~10:05
  • Cドライバー予選/10:40~11:00
  • 気温19度/路面状況Wet
  • 決勝13:40~16:40
  • 気温19度/路面状況Wet

st_r01_jg_03.jpg  まずST-X・ST-1・ST-2クラスのAグループのAドライバー予選から始まった。Aドライバーは植田。Z4でのウエットの走行はほとんど無く、セットがまだ決まっていない。昨日はオーバーステアだったが、今日はアンダーステアになり、コーナーが曲がらない。あっという間に予選の15分間は終了し、クラス3番手、総合7番手の結果だった。

 Bグループの予選を挟み、Bドライバー予選がオンタイムで開始された。Bドライバーは川口。雨が少し小雨になり川口にとっては得意な状況だったが、S字コーナーで痛恨のスピン。車両にダメージは無く、すぐにコースに復帰しタイムアタックを開始。しかし思うようにタイムは上がらない。タイトコーナーでのアンダーがきついようだ。最後のアタックをかけたときに再び最終コーナーでコースアウト。ST-2クラスの車両のエンジンブローのオイルによるもので、そのまま赤旗終了となってしまった。

 クラス3位の予選ではあったが、雨に強いST-2クラスのランサーが強く、決勝は9位のポジションからのスタートとなった。

 この赤旗によりCドライバー予選が大幅にずれ込み、予選時間も20分から15分に短縮されスタート。CドライバーのGAMISANはクラス2位、総合5番手のタイムで終了した。

 予選の後少し雨は小康状態になったものの決勝レースが始まる頃には再び雨脚が強くなっていた。スタートを担当するのは植田。とにかくNo.1、No.28に遅れることなく周回することが求められた。フォーメーションラップの後1周でSCがピットに。スタートは綺麗に切られた。1周目の最終コーナーでST-2クラスの車両を1台パスし8位に浮上。しかし、4周目にNo.30ランサーにパスされてしまい9位にポジションダウン。無線機からはタイトコーナーが全く曲がらないと植田。しかし周回毎にラップタイムはあがり23周目に決勝中の自己ベストを記録。

 そんな中17周目にNo.28がトラブルにより急遽ピットへ。クラス2位に浮上する。その後No.28Z4片岡が再び背後に迫りクラス3位に後退してしまう。がNo.28がBドライバーに変わってからは徐々にその差を詰めていく。

 44周を過ぎたころから徐々に霧が出始め、馬の背コーナーあたりはかなり視界不良に。48周目まで引っ張ると川口と交代。するとすぐにSCが入る。2周のSCの後再びレース開始。

 この時点で総合7位まで順位を上げていた。25ラップ走行後GAMISANと交代。再びこの頃から今度はストレートも霧のため視界不良に。2周走行した後再びSCが入る。

 SCランのまま周回を重ね、84周目に赤旗レース終了となり、クラス3位、総合8位となった。

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平中監督のコメント
 初戦で取り敢えず表彰台は登れたので良いのかなとは思いますが、4台中の3位なのでもっと上を狙いたい気持ちが正直なところです。前の2台との差は大きいし、詰めていかなければいけないところが沢山あるので、1つずつクリアしていって1勝出来るようなレースをしたいと思っております。
植田正幸ドライバーのコメント
 初めてのレインの決勝だったので、苦しかったですね。上位2台はプロのドライバー達なので、僕たちももう少し頑張っていかなければこれから先厳しい戦いが強いられると思います。
川口正敬ドライバーのコメント
 3位になれて良かったです。ただラップタイムが前の2台に比べて3秒も遅いんです。プロのドライバーが乗っているので1秒半の差は仕方がない部分もあるかもしれませんが、1秒半は車でどうにかしていかないといけないと思います。その原因を早く掴んで車をもっと進化させて、もちろんドライバーもその分努力していけば、良い戦いが出来るのではないでしょうか。今日のレースは非常につまらない物になってしまったように思います。みんなで考えて次戦はより良いレースをしていきたいと思います。
GAMISANドライバーのコメント
 決勝は不完全燃焼で終わりました。SCがすぐに入ってしまい本当の実力を出すことが出来ませんでした。次回はいいパフォーマンスを見せられるようにしたいと思っています。ありがとう御座いました。
Text & Photo: JIMGAINER
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スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO Audi R8 LMS、デビューレースを総合優勝で飾る (Hitotsuyama Racing)

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 Hitotsuyama Racing は、5 月29 日、1Day 開催によって行われたスーパー耐久開幕戦をポール・トゥ・ウィンという最高の形で飾ることができました。

 午前中、小雨の中行われた予選ではAドライバー藤井誠暢、Bドライバー都筑晶裕ともにトップタイムをマーク、Audi R8 LMS は2位の#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE に約3.5 秒の差をつけ圧倒的な速さを示しました。

 また、予選順位には反映されないもののC ドライバー予選でもマイケル・キムがしっかりとトップタイムをマークし、盤石の態勢で午後の決勝に挑むこととなりました。

 小雨が降り続く中、1周のセーフティーカーランを終え、13 時39 分に3時間レースがスタート。Audi R8 LMS は藤井誠暢のドライブによりトップで1コーナーに進入。その後も2位以降との差を広げていくものと想定していました。

 しかし、午前中の予選で都筑が訴えていた「路面が乾き始めるとリヤのグリップが落ちてしまう」症状が発生。差を広げるどころか、2位の#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE の谷口選手に詰め寄られる厳しい展開になりました。

 チームでは、タイヤの内圧を変更する等の作業も考慮し、予定より早めに藤井誠暢をピットインさせ、若干のセッティング変更と給油、マイケル・キムへのドライバーチェンジを行い再びコースに送り出しました。

 マイケル・キムは予選ラップを上回るハイペースで快走。ピットインのタイミングの違いで一時的に落ちていた順位も各車がピットインを済ませると、再び総合トップに復帰しました。

 その後間もなくして霧が強まり、セーフティーカーが導入されたため、チームはこの間に最後のピットストップを行う戦略に変更し、給油と都筑晶裕へのドライバーチェンジを済ませ、再びコースへ送り出しました。総合2位の#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE も同じタイミングで柳田選手へのドライバーチェンジを行ったため、2台はしばらくの間コース上で接近戦を繰り広げることになりました。

 その後、柳田選手に対し10秒近い差を築いた辺りで、再び霧によるセーフティーカーが導入され、暫くの間セーフティーカーランが続きましたが、霧は強まる一方で、3時間まで残すところ20分の時点で赤旗中断、そのままレース終了となり、Audi R8 LMS は総合優勝を獲得することができました。

 生憎の雨模様の中応援に駆け付けてくださったファンの皆様、ご支援くださった方々、そして難しいコンディションの中、一切のミスをせず最後までドライブした3選手と、的確な判断を下しチームを総合優勝に導いたノバ・エンジニアリングの皆様に、心より感謝いたします。

 続く第2戦は7月24日、富士スピードウェイにて開催される予定です。引き続き必勝態勢で臨みますので、変わらぬご声援宜しくお願い申し上げます。

Text & Photo: Hitotsuyama Racing
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スーパー耐久

S耐:Audi R8 LMSが、スーパー耐久新クラスのST-Xクラスで圧勝

2011/05/30
Audi R8 LMSが、スーパー耐久新クラスのST-Xクラスで圧勝
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【スーパー耐久シリーズ第1戦:スポーツランドSUGO(宮城県)】
● Audi R8で参戦した藤井/都筑/キム組がスーパー耐久デビュー戦で総合優勝
● 予選から秒単位の違いで速さを見せつける
● 新設されたスーパー耐久シリーズST-Xクラスの開幕戦で、Audi R8 LMSがポール・トゥ・ウィンを達成

日本独自のツーリングカー耐久シリーズ、スーパー耐久シリーズは、国際的なレース交流を図るため、FIA GT3レギュレーションに準拠したFIA公認車両が参加できる新たなST-Xクラスを新設。Hitotsuyama Racingは、このクラスにAudi R8 LMSを投入し、藤井誠暢と都筑晶裕、そしてマイケル・キムに託しました。練習走行からスーパー耐久の既存クラスの車両を相手に圧倒的な速さを見せつけ、完全なウェットコンディションとなってしまった予選においても他を圧倒。ベストタイムで実に3秒以上の差をつけ、ポールポジションから決勝レースに挑みました。スタートを担当した藤井は鋭いダッシュで、瞬く間に後続車両を引き離すことに成功。途中、濃霧の発生により、二度もセーフティカーがコースに入るという波乱の展開になりましたが、藤井の後を受けたキム、都筑もミスなく周回を重ね続けました。最後のセーフティカーランでは天候の回復が見込めないことから、3時間レースのラスト20分の段階で赤旗が出され、レースが終了となってしまいましたが、Audi R8 LMSはポール・トゥ・ウィンで見事総合優勝を飾りました。

【Audi R8 LMSドライバーのコメント】
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藤井 誠暢
ライバルは自分たちだけだと思っていたので、まずはドライバー3人でミスなく走り続けることを心掛けた。震災の影響で十分にテストができず、長い距離を走ったことがなかったが、トラブルを抱えることなく走り続けられたので、本当に良かった。初めて走る雨のレースにも関わらず、Audi R8 LMSのトラクションコントロールやABSがちゃんと機能してくれたので、みんなマージンを持って走ることができた。僕らの走りを見て関心を持ってもらい、今後ST-Xクラスの台数が増えていけばいいと思う。

アウディジャパン・プレスリリース

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スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO決勝 STXクラスのAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)がデビューウイン!

 5月29日、宮城県のスポーツランドSUGOで、スーパー耐久開幕戦の決勝レースが予選に引き続き行われた。

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 ウエットコンディションで、13時39分に3時間レースがペースカー先導のローリングスタートで幕を開けた。

 序盤から、STXクラスの#21 Audi R8 LMSの藤井が飛び出し、これにST1クラスのトップ#1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEの谷口が続き、ST2クラスの#3エンドレス・アドバン・コルトスピードXの峰尾がこれに続いた。3周目には#28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(片岡龍也/Fariqe Hairuman/Fei Hoong Ooi組)の片岡が3番手に浮上。

14:05頃にST4クラスのトップだった#62にドライブスルーペナルティ。14:20頃にはいったんコースアウトした#34のオイル漏れによってコース全周回でオイルフラッグが提示される。14:40頃34周目でトップの#21Audiがピットストップを行い、#1 BMWがトップにたつ。15時頃かなり霧が濃くなってきたため15:07にSCカーが入り約5分間のSCランに。

 レースの半分となったこの段階では#21がトップ、#1が2番手、3番手に#3、8番手でST3クラスの#339、12番手にST4クラスの#18となっていた。

 そしてこの後2時間を経過した15:57に再び霧によりSCランとなり、そのまま16:21の段階で天候の回復が見込まれないため赤旗でレースは終了となった。

 デビューレースとなった#21AudiがSTXの初ウイナーとなり、2番手でチェッカーを受けた#1はST1クラスの優勝。3位に#3がST2クラスを制し、総合9位に#339NSXと予選のPP勢がそのままのポールtoウインという展開になった。

 13位でチェッカーはST4クラスの#333 GROLY.ERG A-ONE.EURO.FN2(北川剛/野間一/藤田弘幸組)が嬉しい初優勝を遂げた。(観客動員数4,300人/雨)

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 第2戦は7/23~24の富士で行われるSUPER TECが予定されている。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
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スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO決勝結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2011/05/29) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2011 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢
都筑 晶裕
マイケル・キム
YH862:39'13.156
2ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田 真孝
ドミニク・アン
YH861.367
3ST213エンドレス・アドバン・コルトスピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
村田 信博
YH8633.408
4ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
松本 武士
YH851Lap
5ST2359東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
YH851Lap
6ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
フェイ・ホーン・オオイ
YH851Lap
7ST246新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
YH851Lap
8ST1311KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸
川口 正敬
ガミさん
YH842Laps
9ST31*339GPO×Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
橋本 達也
TY842Laps
10ST3239TWS TRACY LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
佐藤 晋也
YH833Laps
11ST252Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎
新井 敏弘
朝倉 宏志
YH833Laps
12ST149Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
堀 主知
岡本 武之
佐藤 茂
YH824Laps
13ST41333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
藤田 弘幸
YH824Laps
14ST42*62ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
YH824Laps
15ST3315岡部自動車ディクセルTeam Tetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
横溝 直輝
YH824Laps
16ST4318コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
岡野 陽朋
森 政行
YH824Laps
17ST4412無限CIVICD-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
森山 鉄也
ライオン丸
YH824Laps
18ST4541TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
藤田 竜樹
吉田 靖之
YH824Laps
19ST4638TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
平峰 一貴
成澤 正人
YH824Laps
20ST3414岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
杉林 健一
増田 芳信
YH824Laps
21ST357岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
安宅 徳光
YH815Laps
22ST3635asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
YH815Laps
23ST4760RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
小幡 弘
山田 隆行
YH815Laps
24ST26505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
YH815Laps
25ST2726エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
安田 祐介
YH806Laps
26ST37777ドリームエンジェル☆味仙RX7
MAZDA RX-7
オギ姉
藤井 芳樹
YH779Laps
27ST5136エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
井尻 薫
YH7412Laps
28ST52230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
渡辺 圭介
YH7313Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-ST4-96IS<インフィット・ストラトス>S2000
HONDA S2000
高森 博士
水越 真一
井上 恵一
YH5432Laps
-ST3-34asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
YH2660Laps
-ST2-30森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
塩野 健司
花岡 翔太
YH1769Laps
  • セーフティーカー 15:07~15:12、15:57~16:21 赤旗により16:21レース終了
  • Fastest Lap; CarNo.1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE 1'41.655 (42/86) 131.182km/h
  • CarNo.62は、JMRC東北レース一般協議共通規則書第29条5.a違反(スタート時に著しく隊列を乱す)により、ドライビングスルーペナルティが科された。
  • CarNo.339は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(SC導入中のスピン)により、競技結果に対し45秒加算のペナルティを科す。
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スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO公式予選 ただ1台参加のST-Xクラス、Audi R8 LMSが総合のポールポジション!

 5月29日、宮城県のスポーツランドSUGOで、スーパー耐久開幕戦の公式予選が行われた。当初は4月に予定されていたが、東日本大震災により延期され、ようやくこの日の開幕をむかえた。

st_r01_q_21

st_r01_q_1

st_r01_q_3

st_r01_q_339

st_r01_q_62

 台風2号と梅雨前線の影響から、残念ながらウエットコンディションで、9時5分から1グループ(STX、1,2クラス)と2グループ(ST3,4クラス)それぞれ15分間ずつでAドライバー予選が行われた。

 注目はやはりFIA-GT3車両を対象としたST-Xクラスだが、今回は#21のAudiR8LMSの1台のエントリーにとどまった。

 ウエット宣言の出された中、ここで#21Audi(藤井誠暢/都筑晶裕/MichaelKim組)の藤井が1分37秒887でまずはトップタイムをマークする。

 ST1クラスは、#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/Dominic Ang組)の谷口が1分40秒996をマーク、このセッションのトップタイムとした。

 9時50分から再び15分ずつのBドライバー予選が行われた。スーパー耐久シリーズでは、この2つのAB両ドライバーのタイムを合算してグリッドをきめる予選方式がとられており、結果はここでも#21Audiの都筑が1分40秒289を出し、トータルでも3分18秒176としてポールポジションを獲得した。

 総合2位には#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEの柳田が1分40秒707のクラストップタイムをマークしトータルで3分21秒703とした。

 総合3位にはST2クラスの#3エンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)がクラストップタイム。

 総合7位にST3クラスのトップ#339 GPO+KOTA RACING NSX (北野浩正/佐々木孝太/橋本達也組)、 総合12位にST4クラスのトップ#62ホンダカーズ東京G/Mインテグラ(塩谷烈州/太田侑弥組)が入った。

   決勝レースはこの後13時30分から3時間レースとして開催される。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
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スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO公式予選Cドライバー結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2011/05/29) C Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2011 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST-X121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
マイケル・キム1'44.890-127.136
2ST2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
松本 武士1'46.705 1.815124.974
3ST223エンドレス・アドバン・コルトスピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
村田 信博1'46.732 1.842124.942
4ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン1'47.104 2.214124.508
5ST1211KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86
BMW Z4M COUPE
ガミさん1'48.516 3.626122.888
6ST2326エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
安田 祐介1'49.182 4.292122.138
7ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
フェイ・ホーン・オオイ1'49.597 4.707121.676
8ST242Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
朝倉 宏志1'50.989 6.099120.150
9ST4196IS<インフィット・ストラトス>S2000
HONDA S2000
井上 恵一1'51.612 6.722119.479
10ST3139TWS TRACY LEXUS IS350
LEXUS IS350
佐藤 晋也1'51.730 6.840119.353
11ST32339GPO×Kouta Racing NSX
HONDA NSX
橋本 達也1'51.911 7.021119.160
12ST3315岡部自動車ディクセルTeam Tetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
横溝 直輝1'53.399 8.509117.596
13ST4260RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
山田 隆行1'53.815 8.925117.167
14ST149Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
佐藤 茂1'54.125 9.235116.848
15ST4312無限CIVICD-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
ライオン丸1'54.557 9.667116.408
16ST4441TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
吉田 靖之1'54.99610.106115.963
17ST4518コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
森 政行1'55.51510.625115.442
18ST3414岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
増田 芳信1'56.33211.442114.632
19ST35*7岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
安宅 徳光1'56.92812.038114.047
20ST4638TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
成澤 正人1'57.11712.227113.863
21ST5136エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
井尻 薫1'57.54912.659113.445
22ST52230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
渡辺 圭介2'01.87416.984109.419
23ST47333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
藤田 弘幸2'03.12318.233108.309
---- 以上予選通過 ----
-ST2-30森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
花岡 翔太Absence--
  • CarNo.7は、ピット入口ホワイトラインカットにより、Cドライバーのベストタイム削除のペナルティを科す。
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スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO公式予選A,Bドライバー総合結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2011/05/29) A&B Total Qualify Weather:Rainy Course:Wet
2011 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireAdriver
Bdriver
Total
Time
Behindkm/h
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢
都筑 晶裕
YH1'37.887
1'40.289
3'18.176-134.581
2ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田 真孝
YH1'40.996
1'40.707
3'21.703 3.527132.227
3ST213エンドレス・アドバン・コルトスピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
YH1'41.555
1'41.681
3'23.236 5.060131.230
4ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
YH1'44.253
1'42.269
3'26.522 8.346129.142
5ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
YH1'41.191
1'45.384
3'26.575 8.399129.109
6ST236新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
YH1'43.187
1'43.454
3'26.641 8.465129.068
7ST31339GPO×Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
TY1'46.012
1'44.317
3'30.32912.153126.804
8ST2459東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
YH1'45.546
1'45.044
3'30.59012.414126.647
9ST1311KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸
川口 正敬
YH1'44.345
1'46.358
3'30.70312.527126.579
10ST3234asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
YH1'44.939
1'45.805
3'30.74412.568126.555
11ST2530森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
塩野 健司
YH1'46.578
1'45.794
3'32.37214.196125.585
12ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
YH1'47.065
1'47.427
3'34.49216.316124.343
13ST262Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎
新井 敏弘
YH1'45.791
1'48.731
3'34.52216.346124.326
14ST2726エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
YH1'45.275
1'49.395
3'34.67016.494124.240
15ST4212無限CIVICD-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
森山 鉄也
YH1'46.500
1'48.640
3'35.14016.964123.969
16ST3339TWS TRACY LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
YH1'47.629
1'48.008
3'35.63717.461123.683
17ST28505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
YH1'47.853
1'48.240
3'36.09317.917123.422
18ST149Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
堀 主知
岡本 武之
YH1'48.255
1'48.025
3'36.28018.104123.315
19ST4338TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
平峰 一貴
YH1'49.291
1'47.306
3'36.59718.421123.135
20ST347岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
YH1'49.944
1'46.699
3'36.64318.467123.109
21ST3515岡部自動車ディクセルTeam Tetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
YH1'46.910
1'50.499
3'37.40919.233122.675
22ST4418コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
岡野 陽朋
YH1'49.086
1'49.132
3'38.21820.042122.220
23ST4560RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
小幡 弘
YH1'48.465
1'49.961
3'38.42620.250122.104
24ST4641TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
藤田 竜樹
YH1'48.348
1'51.461
3'39.80921.633121.336
25ST47333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
YH1'50.578
1'49.493
3'40.07121.895121.191
26ST3635asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
YH1'49.722
1'51.204
3'40.92622.750120.722
27ST3714岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
杉林 健一
YH1'50.498
1'52.233
3'42.73124.555119.744
28ST4896IS<インフィット・ストラトス>S2000
HONDA S2000
高森 博士
水越 真一
YH1'52.384
1'50.385
3'42.76924.593119.723
29ST38777ドリームエンジェル☆味仙RX7
MAZDA RX-7
オギ姉
藤井 芳樹
YH1'56.394
1'54.648
3'51.04232.866115.436
30ST5136エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
YH2'00.264
1'58.930
3'59.19441.018111.502
31ST52230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
YH1'59.568
2'02.838
4'02.40644.230110.025
  • CarNo.21のAドライバーは、スーパー耐久レースシリーズ2011スポーツ規則2011年版台7条(2)違反(ボード掲示前ファーストレーン進入)により訓戒のペナルティが科された。
  • CarNo.21のBドライバーは、スーパー耐久レースシリーズ2011スポーツ規則2011年版台7条(2)違反(ボード掲示前ファーストレーン進入)により訓戒のペナルティが科された。
  • CarNo.20のAドライバーは、スーパー耐久レースシリーズ2011スポーツ規則2011年版台7条(2)違反(ボード掲示前ファーストレーン進入)により訓戒のペナルティが科された。
  • CarNo.7は、ピット入口ホワイトラインカットによりCドライバーのベストタイム削除のペナルティが科された。
  • CarNo.30のCドライバーは、大会審査委員会により決勝レース出走が認められた。
Tags:

スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO公式予選Bドライバー結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2011/05/29) B Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2011 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST-X121Audi R8 LMS
AUDI R8 LMS
都筑 晶裕1'40.289-132.969
2ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝1'40.707 0.418132.417
3ST213エンドレス・アドバン・コルトスピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
高木 真一1'41.681 1.392131.149
4ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平1'42.269 1.980130.395
5ST236新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
菊地 靖1'43.454 3.165128.901
6ST31339GPO×Kouta Racing NSX
HONDA NSX
佐々木 孝太1'44.317 4.028127.835
7ST2459東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
吉田 寿博1'45.044 4.755126.950
8ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン1'45.384 5.095126.540
9ST2530森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
塩野 健司1'45.794 5.505126.050
10ST3234asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
前嶋 秀司1'45.805 5.516126.037
11ST1311KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86
BMW Z4M COUPE
川口 正敬1'46.358 6.069125.381
12ST337岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
山崎 学1'46.699 6.410124.981
13ST4138TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
平峰 一貴1'47.306 7.017124.274
14ST4262ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
太田 侑弥1'47.427 7.138124.134
15ST3439TWS TRACY LEXUS IS350
LEXUS IS350
小林 敬一1'48.008 7.719123.466
16ST149Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
岡本 武之1'48.025 7.736123.447
17ST26505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
白坂 卓也1'48.240 7.951123.201
18ST4312無限CIVICD-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
森山 鉄也1'48.640 8.351122.748
19ST272Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
新井 敏弘1'48.731 8.442122.645
20ST4418コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
岡野 陽朋1'49.132 8.843122.194
21ST2826エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
木村 聡1'49.395 9.106121.901
22ST45333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
野間 一1'49.493 9.204121.792
23ST4660RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小幡 弘1'49.961 9.672121.273
24ST4796IS<インフィット・ストラトス>S2000
HONDA S2000
水越 真一1'50.38510.096120.807
25ST3515岡部自動車ディクセルTeam Tetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
田中 モジョル1'50.49910.210120.683
26ST3635asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
浜野 彰彦1'51.20410.915119.918
27ST4841TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
藤田 竜樹1'51.46111.172119.641
28ST3714岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
杉林 健一1'52.23311.944118.818
29ST38777ドリームエンジェル☆味仙RX7
MAZDA RX-7
藤井 芳樹1'54.64814.359116.315
30ST5136エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
添田 正1'58.93018.641112.127
31ST52230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
勝間田 正博2'02.83822.549108.560
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スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO公式予選Aドライバー結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2011/05/29) A Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2011 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST-X121Audi R8 LMS
AUDI R8 LMS
藤井 誠暢1'37.887-136.232
2ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝1'40.996 3.109132.038
3ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也1'41.191 3.304131.784
4ST213エンドレス・アドバン・コルトスピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔1'41.555 3.668131.311
5ST226新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広1'43.187 5.300129.235
6ST2320RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄1'44.253 6.366127.913
7ST1311KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸1'44.345 6.458127.800
8ST3134asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘1'44.939 7.052127.077
9ST2426エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志1'45.275 7.388126.671
10ST2559東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学1'45.546 7.659126.346
11ST262Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎1'45.791 7.904126.053
12ST32339GPO×Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正1'46.012 8.125125.791
13ST4112無限CIVICD-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸1'46.500 8.613125.214
14ST2730森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉1'46.578 8.691125.123
15ST3315岡部自動車ディクセルTeam Tetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明1'46.910 9.023124.734
16ST4262ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州1'47.065 9.178124.554
17ST3439TWS TRACY LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹1'47.629 9.742123.901
18ST28505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵1'47.853 9.966123.643
19ST149Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
堀 主知1'48.25510.368123.184
20ST4341TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広1'48.34810.461123.079
21ST4460RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一1'48.46510.578122.946
22ST4518コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫1'49.08611.199122.246
23ST4638TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一1'49.29111.404122.017
24ST3535asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN1'49.72211.835121.537
25ST367岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛1'49.94412.057121.292
26ST3714岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣1'50.49812.611120.684
27ST47333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛1'50.57812.691120.597
28ST4896IS<インフィット・ストラトス>S2000
HONDA S2000
高森 博士1'52.38414.497118.659
29ST38777ドリームエンジェル☆味仙RX7
MAZDA RX-7
オギ姉1'56.39418.507114.571
30ST51230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう1'59.56821.681111.529
31ST5236エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有2'00.26422.377110.884
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SUPER GT

SGT:吉本大樹レースリポート"triple a vantage GT2、予選2番手から波乱の展開を制し、スーパーGTシリーズ初優勝!!"

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【Hiroki Yoshimoto Race Reprot 2011】
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2011.05.21-22
11' SUPER GT SERIES Round_1
Okayama International circuit
C09E4449.jpg
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【公式練習・予選】 2011.05.21 (Sta)
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triple a vantage GT2 岡山でも速さは健在!
2番手タイムで決勝フロントローを獲得!!

前戦富士、triple a vantage GT2は公式練習から速さを見せ、予選では見事決勝の3番手スタートを手に入れた。しかし迎えた決勝日、悪天候の中で下したタイヤ選択が完全に裏目に出てしまい結果はまさかのクラッシュ&リタイヤ。レース直後はさすがに落胆の色を隠す事が出来なかった吉本大樹であったが、「この借りは必ず岡山で返します・・・」とのコメントを残しサーキットを後にした。

そして迎えた本来の開幕戦、岡山ラウンド。東日本大震災の影響から当初の予定では開催されず、第2戦富士の後に回る5月3週目での開催となったラウンドであるが、今回のレースも前回同様、金曜日に特別走行枠が設けられる形でのレースウィークスタートとなった。その金曜日の走行枠では前戦のクラッシュの影響を全く感じさせない走りを見せたtriple a vantage GT2。今回の岡山ラウンドはコース特性から「JAF-GT車両勢有利」とも言われてきた中、吉本大樹、星野選手ともに順調に周回を重ね、翌日土曜日の走行にまずまずの仕上がりで挑む事となった。

迎えた土曜日の練習走行は午前9時ちょうどにスタート。このセッションは全時間帯GT500、GT300両クラスの混走で行われた。この日の岡山は早朝に小雨が降ったものの、走行開始時間には雨は上がりコースもドライ。朝の時点でウェット宣言が出されておりレインタイヤの使用も許されたものの、結局レインタイヤを装着する車両はいなかった。triple a vantage GT2はこの走行で予選、決勝に向けたセッティングの調整と最終確認を行いながら10番手のタイムをマーク。トップとは0.7秒差と、まずまずの状態を保ちこの公式練習セッションを終える。そして午後に入り、公式予選は心配された雨も降ることなく予定通りの12時30分に始まった。

今回の予選はQ1、Q2、Q3という3セッションから成るノックアウト方式。予選Q1は合計1時間の走行時間があるが、最初の40分間は500・300クラスの混走セッションとなり、ここでは全ドライバーが予選通過基準タイムをクリアする必要がある。そしてその後行われる各クラス10分間の占有セッションでQ2進出を賭けたアタックを行い、GT300クラスは16位までがQ2に進出する事が出来る。そのQ1セッション占有走行枠でtriple a vantage GT2のステアリングを握ったのは吉本大樹。その吉本はQ1終了後に「マシンが全然曲がらなくて、正直(Q1を通過出来るか)危なかった・・・」いうとコメントを残したものの、ここは悪いながらにしっかりと12番手タイムをマークしQ2に進出。さらに今度は直後のQ2セッションを担当した星野選手が7番手のタイムで上位10台が進出するQ3に危なげなく駒を進めると、最終Q3セッションでは吉本大樹が素晴らしいアタックを魅せる。

Q3セッションはQ2で使用したユーズドタイヤを使用しなければならないが、吉本は8分間のセッションの残り3分となったところでまず1"33"428をマーク、何と一気にトップに躍り出る。その直後には#43 ARTA Garaiya(高木真一選手)が1"33"389をマークし一時逆転を許すも、吉本は続くアタックラップでさらにタイムを更新、1'33"380を叩き出す圧巻のアタックで再度タイミングモニターの最上段へ返り咲く。「これで初PP獲得か!」と思われた#66 triple a vantage GT2。ところがセッション終了直前、このタイムは無情にも#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458にわずか0.1秒上回られ、最終的には惜しくもPP獲得とはならず。しかしそれでも決勝フロントロースタートとなる2番手を確保した吉本は、 チームに参戦以来最高グリッドを持ち帰り、公式予選を終了する事となった。

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【決勝】 2011.05.22 (Sun)
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C09E4595.jpg
トップ浮上~スピン、そして残り5周での逆転劇
波乱の展開を乗り切り、triple a vantage GT2、GT初優勝!!

前日の予選では、戦前の「JAF-GT車両有利」の下馬評を完全に覆す素晴らしいアタックを魅せたtriple a vantage GT2。しかし決勝日となった日曜日は朝から土砂降りの激しい雨が降り午前の公式練習が中止となる等、サーキットは前戦富士を彷彿させる波乱の予感に包まれた。

しかし朝から激しくサーキットを濡らした雨は昼前にあがり、スタートまで15分程となった時点でコース状況はドライコンディション。雲は多いながら時折日差しも差し込み、路面温度もじわじわと上がっていく気配をみせる。そして午前のフリー走行が中止となった事を受け決勝前に行われた25分間のウォームアップセッションを経てグリッドに着いたtriple a vantage GT2のステアリングを握ったのは星野選手。その星野選手は吉本大樹、チームスタッフの見守る中、チーム移籍後、初のスタート担当に昨年度のGT300クラスチャンピオンの堂々たる風格を携えスタートの時を待つ。そして迎えた注目のスタート。

天候は曇り、気温23度、路面温度29度、コース状態はドライというコンディションの中、時計の針が13時58分を差したところでフォーメーションラップへと動き出した各マシン。今回のレース距離は250Km。前回富士よりも50Km短く、スプリント的な要素も色濃く出てくる。当然スタート直後のポジションもレース結果に大きな影響を及ぼす為、各マシンはスタートでのジャンプアップを虎視眈々と狙い最終コーナーを立ちあがってくる。そして迎えたホームストレート上、グリーンシグナルの点灯と共に2011 SUPER GT SERIES 第1戦の戦いの火蓋が切って落とされた。

するとtriple a vantage GT2のスタートドライバーを務めた星野選手はこのスタートを落ち着いて乗り切り2番手のまま1コーナーに侵入。後続に追撃の隙を与えずオープニングラップを終えると、ここからトップの#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也選手)と約2秒差のまま周回を重ね、8周目を過ぎたあたりでペースアップ。トップを行くフェラーリ458にプレッシャーをかけ始め、その差は9周目に1.8秒、12周目には1.3秒、13周目には0.8秒となる。その後自身のタイヤカス等の影響でその差は3秒程になったものの、星野選手はトップとの差を射程距離内に収めたまま周回を重ね21周目にピットイン。ここで吉本大樹にステアリングを託す。

するとステアリングを受けた吉本はアウトラップから見事なラップタイムを並べ、7周後にピットへ向かった#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458がピット作業を終えコースに戻ると吉本が前!見事事実上トップへの浮上を果たす事に。その後吉本は徐々に後続との差を広げていき、35周目の時点で2番手#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458との差は約10秒。チーム初優勝に向け星野選手と共に築いた盤石の態勢を確固たるものとしていく。しかしレースも終盤に近付いた54周目、ここでピットで戦況を見つめるチームにとって目を疑う光景がモニターから飛び込んでくる。

モニターに映し出されたのは何と500クラスの#38 LEXUSTEAM ZENT CERUMOとの接触でスピンを喫し、#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(平中克幸選手)にトップの座を奪われたtriple a vantage GT2の姿。この接触に関しては即座に#38 LEXUSTEAM ZENT CERUMOへペナルティーの裁定が出されたものの、これで失ったポジションが返ってくるわけではない。まさかの展開にピット内関係者は一瞬言葉を失う。しかしこの状況で全く諦めの色を見せなかったのはマシンをドライブしている吉本大樹本人であった。盤石の展開から一転、追う立場となった吉本は、ポジションを落とした後すぐにトップのマシンへの追撃を開始。その差を2周後には1.9秒差、そこからの3周で1秒差に、さらにその2周後には0.5秒差にまで縮めていく。そしてその吉本が#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(平中克幸選手)にアタックを仕掛けたのはレースも残り5周となったアドウッドコーナー。立ち上がりでピタリと背後に付けた吉本はスリップストリームから抜け出し、ヘアピンのブレーキングで#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458に並びかける。吉本は昨年のFUJI SPRINT CUPでのトップ争いを演じた因縁の2選手が交錯したこのバトルを見事に制し、再度トップに浮上する事に成功する。

そしてその後吉本は危なげのないラップを刻みながら2番手以降とのギャップを広げ、いよいよ迎えた最終ラップ。GT参戦10戦目(FUJI SPRINT CUPを含む)で遂に迎えたトップチェッカーの瞬間が近付いてくる。しかしレースはチェッカーを受けるまで何が起こるか分からない。そんな緊張感の中、逸る気持ちを抑えながら手に汗を握り見つめるチームスタッフや星野選手の視線の先、最終コーナーに姿を見せたtriple a vantage GT2。マシンはそのままホームストレートを駆け抜け、この瞬間triple a vantage GT2は見事にSUPER GT SERIES初優勝を獲得。吉本大樹は「この借りは必ず岡山で返す」という富士でのコメント通り、最高の形で借りを返す事となった。

これでドライバーズランキングで3位、チームランキングでも3位に浮上したtriple a vantage GT2。次戦セパンラウンドは吉本大樹にとってGT優勝経験もあるサーキットであり、ここから次なる頂、「シリーズチャンピオン」への挑戦が始まる事となる。

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【吉本大樹コメント】
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C09E3979.jpg
最高の気分です!今日は本当に特別な一日になりました。富士のレースでマシンを壊してしまい、メカニックやスタッフの懸命の作業で岡山に間に合わせてもらいました。借りは結果でしか返せないと思っていたのでホッとしています。

正直、岡山では表彰台は狙いたいと思っていましたが、優勝に手が届くとは思っていませんでした。でもマシンのセットも回を重ねるごとに良くなり、ヨコハマタイヤもとくにレースシュミレーションでとても良い方向性を見せていたのでこれはいけるかも?!と思い始めたら、もう勝つことしか考えられなくなりました。

予選のQ1ではハード側のタイヤでアタックしたのですが、これが気温との関係でグリップを引き出す事ができず、正直突破ギリギリでした...。Q2は星野選手がバッチリとキメてくれてQF3へと駒が進みました。Q3はQ2で使ったユーズドタイヤではあるものの、ウォームアップの必要がないので心おきなく全開アタックが出来ました。チェッカーが振られた後、監督が「お前がトップや~!」(笑)って無線が入りましたが、まだチェッカーを受けていないマシンもあると分かっていたので「塗り替えるな!」と願っていましたが、残念ながら初ポールポジションはお預けとなりました。それでもフロントローは絶好のポジションですし、良い予選ができたと思います。

決勝は、金曜日からの走行で燃料を多く積んでもあまりバランスが変わらない事を確認していたので、ドライになった時点で全く心配はありませんでした。スタートを担当した一樹君(星野一樹選手)が履いているタイヤはQ2, Q3で使用したタイヤ。他のマシンも状況は同じですが、タイヤの垂れやタイヤカスと戦いながら11号車との距離を保ってくれたのが本当に大きかったです。また今回はピットストップもほぼ完ぺきだったと思います。一樹君からフロントタイヤの熱垂れが酷いと情報をもらっていたのでとにかくタイヤをいたわりつつ最初の数周は攻めました。トップに出てからは11号車との差をコントロールしつつ差を詰められてもギリギリまでタイヤを温存しておこうと思ってセーブしていたのですが、それが500との接触後の追い上げに利をもたらしたのだと思います。あの接触のおかげで勝てなくなってたら怒り狂っていたことでしょう(苦笑)

A SPEEDという新参チームはこれで有力チームの仲間入りが出来たのではないかと思います。チームA SPEED、初優勝おめでとう!!

高木オーナー、瀬口監督、伊藤エンジニア、メカニック・スタッフの皆、そして星野選手に感謝したいと思います。この一勝で気を緩ませることなくどんどん攻めたレースをします。皆さん、応援ありがとうございました!

エイチワイ・マネージメント有限会社

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スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO ST-Xクラスに参戦するAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕組)のCドライバーとしてマイケル・キムを起用 (Hitotsuyama Racing)

 既報のとおり、ST-Xクラスに参戦する一ツ山レーシングだが26日、TBNとなっていたCドライバーにマイケル・キムを起用すると発表した。以下、プレスリリース。

Audi R8 LMS のCドライバーにマイケル・キム選手を起用

st_r01_audi_hitotsuyama.jpg  2011 年、Hitotsuyama Racing はスーパー耐久シリーズST-X クラス参戦にあたり、A ドライバー( プラチナドライバー) に藤井 誠暢選手を、B ドライバーに都筑 晶裕選手を起用することを既に発表しておりますが、新たにC ドライバーとしてマイケル・キム選手を起用いたします。

 マイケル・キム選手は2009 年ポルシェ・カレラカップ・ジャパン B クラスにおいてシリーズチャンピオンを獲得、 2011 年にはSUPER GT300 クラスにステップアップしました。SUPER GT デビューレースとなるFUJI GT400km RACE では豪雨の中、大荒れのレースを安定したペースで走り切り、ポイント獲得を果たしています。

 ファンの皆様にAudi R8 LMS の勇姿をお見せできるよう、3選手とともに第1戦 菅生に臨む次第でございます。ご声援よろしくお願い申し上げます。

Text & Photo: Hitotsuyama Racing

 以下の記事もご参照ください。

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SUPER GT

SGT:JIMGAINERDIXCEL DUNLOP 458GTCがクラス2位入賞、ポイントリーダーに立つ! (JIMGAINER)

2011年5月20日(Fri)
  • 12:00~13:45:FREE PRACTICE
  • WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:28℃
  • 15:00~16:00:FREE PRACTICE
  • WEATHER:FINE CONDITION:DRYTEMPERATURE:29℃

gt_r01_jg_01.jpg  東日本大震災の影響で延期になっていた開幕戦の岡山が、5月21日・22日の日程に変更されて開催された。普段は遅くても4月中に開催される岡山戦だが、5月になると岡山名物の黄砂や花粉もほとんど飛んでおらず、金曜日は暑いほどの陽気に包まれていた。

 前回の富士戦同様に、テストが中止になった影響で習熟走行枠が、1時間45分間と1時間と合わせて2時間45分間与えられた。

 FERRARI458は最低重量が1245kgにSUPER-GT特有の性能調整でプラス50kg。そして前回2位に入った事によるウエイトハンディの30kgが重くのしかかる。

 走り出しは今回アタックを担当する田中哲也からスタート。思った以上にマシンバランスは重量によって安定しない。アンダーステアがきつく、スプリングの交換、ダンパーの調整などを繰り返す。しかし、思ったように改善せず1回目の習熟走行は終了した。

 15時からの走行も晴天の穏やかな気候の中今度は平中克幸がスタートしていった。やはりアンダーステアが消えず、リアの調整を引き続き行う。残り時間15分で田中に交代し、金曜日の走行を終えた。

2011年5月21日(Sat)
  • 9:00~10:45・FREE PRACTICE
  • WEATHER:FINECONDITION:DRYTEMPERATURE:21℃
  • 12:30~13:30:KNOCKDOWN QUALIFYING 1
  • WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:26°
  • 15:00~KNOCKDOWN QUALIFYING 2・3 WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:27°

 早朝に小雨がぱらついたが、走行時間までには止み、ウエット宣言は出されたものの路面はドライ。11号車もドライタイヤを装着して、田中からスタートしていった。タイヤの暖まりもあまり良くなく、昨日に続いてアンダーが収まっていない。フロントダンパーを調整し再びコースへ。

 赤旗中断後も再びダンパーを調整したり、スタビを調整したりマシンのセットアップに余念がない。残り45分で平中に交代し、さらにセットを煮詰めていく。リアスタビを何度も調整し、あっというまに1時間45分の走行は終了した。

 今年初めて行われるノックアウト方式(昨年まではノックダウン)。Q1は2名のドライバー共に基準タイムをクリアし、300クラスは上位16台がQ2に進出できる。Q2以降走行する車両は、同じタイヤを使用しその使ったタイヤで決勝レースをスタートすることが決められている。

 明日の予報は雨。雨が降ればウエット宣言が出され、そのルールも解除されることになり、タイヤ選択が重要な鍵になる。

 まず平中がユーズドタイヤでコースに出て行く。やはりフロントタイヤの暖まりが悪いようだ。その後Newタイヤに交換しタイムアタック。1分33秒518で暫定2番手に。

 そこからすぐに田中にハンドルを託しアタックを開始。Usedタイヤでアタックをし、300クラス専有時間にQ3のシミュレーションを行い7番手でQ2に進んだ。

 Q2とQ3は同じドライバーが走行することが出来ない。Q2を担当するのは平中。この時のタイヤがそのままQ3、決勝スタートタイヤとなるので労りながら尚かつタイムを出していかなければならない。先ほどよりソフト目のタイヤをチョイスしてスタート。計測2周目には1分36秒139で2番手に浮上。10台がQ3に進めるので、タイヤを温存してここで平中のアタックは終了。

 500クラスのQ2を挟んですぐに、Q3最後のアタックが始まる。田中も自身4度目のポールポジション獲得に向けてアタックを開始。時間は8分間しかないため、先ほどのシミュレーション通りに進めていく。すぐに掲示板のトップに躍り出る。その後他車も次々とタイムアップしていき一度は3番手に落ちるが、最終計測でセクター2をトータルベストで通過し、最後の最後で今期初、トータル4度目のポールポジションを獲得した。

Tetsuya TANAKA Comment
 ポールポジションが取れて本当に良かったです。タイヤがQ2・Q3・決勝と使うので、明日ドライだったらよそのチームがどんな作戦で来てたからわかるだろうし、僕自身たまたまポールだったって印象しかないので、正直終わってからどういう風に出来るか考えて行きたいです。ただこのポジションからスタートできるので良かったと思います。
Katsuyuki HIRANAKA Comment
 今回はウエイトが重いということから、車のセットアップに苦労した面もありましたが、最終的にはバランスも良くなり、明日に向けての作戦もすごく良い方向にいってて尚かつ一番良いポジションからのスタートということで、非常に楽しみです。雨が降っても晴れても良い結果が残せると思うので、開幕戦で取り逃したポジションを取り返しに行きたいと思います。
2011年5月22日(sun)
  • 8:30~9:15:FREE PRACTICE
  • 9:25~9:40:CIRCUIT SAFARI
  • WEATHER:-- CONDITION:-- TEMPERATURE:--
  • 14:00~:FINAL
  • WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:23℃

 早朝からポツポツと降り始めた雨はフリー走行開始1時間前から豪雨に。コースは川のようになり、土砂がコース上に流れだしてしまい朝のフリー走行は中止の判断に。しかし決勝前のウォームアップ走行の時間が延長され、決勝前の最後の調整にあてられることになった。

 普段のウォームアップ走行にはスタートドライバーのみ走行が許されているのだが、今回は特別に2名とも走行が可能という特別処置が取られた。まず田中がコースへ。4周計測で平中と交代。決勝に向けて何度となくピットシミュレーションを行う。コース上で1秒タイムを縮める事とピットで1秒早く作業を終わらせる事は同じ1秒でもかなり重要度は違ってくる。チームワークも勝利には欠かせないポイントになるのです。

 田中が今回はスタートを担当する。作戦はなるべく沢山のマージンを作って平中にバトンを渡すことだ。朝とはうって変わって天気も回復し、Q3で使用したタイヤでグリッドについていく。

gt_r01_jg_03.jpg

 定刻通りにフォーメーションラップが始まり、全車クリアにスタートしていった。田中もポジションを落とすことなく1コーナーへ消えていく。その後安定した走りで田中は周回を重ねていく。

 しかしやはりソフトタイヤの為か8周目くらいからリアタイヤがきつくなり出したと田中から無線機にコメントが。しかし後ろから追いかけてくる2番手のNo.66アストンマーチンもタイヤがきついのか、思うより攻めたてられてはいない。やはり車重が重たいために逃げ切る事は、なかなか思うようにいかないでいた。

 22周目にNo.66がピット作業を終えると、ペースをかなり上げて走行してきた。田中もタイムを劇的に落とすことなく、淡々と周回を重ねた26周目にピットイン。平中にハンドルを託す。

 この時平中がピットエンドにマシンを現すと、2番手のNo.66はストレートを通過。FIA-GT車両と違いFERRARI458はLM-GT仕様の燃料タンクの為、燃料タンクが小さく5秒の給油ロスがあるために、ピットで順位を逆転されてしまった。

 ここから平中も追い上げていき、一時は8秒差まで詰めよった46周目にNo.66が500クラスと接触しスピン。この間にポジションを奪い返す。徐々に離していくと思われたが、3秒あった差も6周目に0.6秒差まで縮まってしまう。59周目に平中から燃料警告のランプが点灯したと無線機から聞こえる。その周のヘヤピンでNo.66にかわされ2番手に後退。

 徐々に№66との差も開き、最終ラップではとうとうガス欠症状が出て2番手でチェッカーを受けることとなった。チェッカーを受けたウイニングランのヘヤピンでマシンをストップ。追い抜かれてからは極力燃費走行に徹していた平中だったが、車重が重たい分少しでも軽くとの思いからと、2番手に落ちてからの猛プッシュが思いの外、燃料を消費しガス欠症状になってしまった。

Tetsuya TANAKA Comment
 2位でチェッカー受けられたので取り敢えずは良かったです。ドライのレースで昨年は一度も表彰台に乗れなかったのが上がることが出来て、マシンも今年新しくなり、全ての面でレベルアップしてきていると思うのです。開幕戦をウエットで2位、今回ドライで2位になれたという事はシリーズに向けて、好材料が揃っていると思います。確かに重りは積まされていきますが・・・。これから先もっとマシンを煮詰めていけば、ウエイトが積まれてもまだチャンスはあると思っています。僕は今日終わって次のセパンからシリーズ始まる感じです。なぜかというと、普段これくらいテストをしてやっと手の内が見えてきた感じがするので・・・。次も負けないように頑張ります。
Katsuyuki HIRANAKA Comment
 2位でしたが、最終的にはこれで良かったんじゃないかと思っています。シーズンを考えた上でも、現時点でのランキングトップになれましたし、前回のウエット、今回のドライと凄く良いデーターが取れたんじゃないかなと思います。正直2位、2位と続いているので、優勝したいという思いは強いですが、それはこの先のシーズンで何とか1度は優勝できるようにしたいと思っているので、その時が来たらしっかりと良いレースをして、勝利したいですね。今回はガス欠症状が出て最終ラップでは本当に大変でした。色んな意味でチェッカーが受けられたことがラッキーだったと思います。先を見据えては良かったんじゃないかと思います。次、頑張ります。
Text & Photo: JIMGAINER
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D1 GRAND PRIX

D1:第4戦鈴鹿 斎藤太吾が単走、追走ともに制覇し総合優勝を飾る! (D1)

 プロフェッショナルドリフトの最高峰「2011 グランツーリスモD1 グランプリ第4 戦鈴鹿サーキット」は、5 月22 日(日)に鈴鹿サーキット(三重県)ダンロップコーナーでファイナル競技が開催され、午前中に開催された単走ファイナルでは、ほぼ完璧な走りで斎藤太吾(プレミアムジャパンwith ダイゴ)が優勝。午後に行われた追走ファイナルでも、再々戦の末、斎藤太吾が今村陽一(SGC BOSS with DUNLOP)を破り、両競技を制覇し総合優勝を果たした。なお観客は5月21日(土)~22日(日)の2日間で合計のべ9,984人だった。

【5月21日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選

 前回のオートポリス戦の途中打ち切りで、異例のランキング下位に落ちていた日比野哲也(Team UPGARAGE with DROO-P)、今村陽一、末永正雄(M7 RE 雨宮SGC with TOYO TIRES)らは問題なく予選を通過。特に日比野哲也は正確なマシンコントロールとずば抜けたスピードで最高得点を記録し、予選をトップで通過した。

【5月22日(日)天候:雨のち曇り 路面:ドライ/ウェット/セミウェット】
■単走ファイナル

 予選に引き続きスピードとマシンコントロールに勝る日比野哲也がリード。しかし最後に走行した斎藤太吾が、濃厚なタイヤスモークを出しながらアクセルを踏み続ける豪快なドリフトで圧倒。逆転で単走ファイナル優勝を決めた。

■追走トーナメント
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追走トーナメント決勝戦 (アウト:今村陽一、イン:斎藤太吾)

 開始直前に雨が降り出し競技はウェット路面で始まったが、ベスト4対戦時には雨が止みドライ路面に変化。この状況で調子を崩したのは日比野哲也。今年からマシンがターボ仕様となり、まだウェット路面での走らせ方がつかめていないという日比野哲也は、ベスト8で斎藤太吾と対戦したがリズムを崩してあっけなく敗北。

 結局ベスト4に残ったのは斎藤太吾、高橋邦明(GOODYEAR Racing with Kunny’z)、今村陽一、野村謙(BLITZ DFellow)の4名。斎藤太吾vs 高橋邦明の対戦は、高橋邦明には大きなミスはなかったものの、斎藤太吾がインを差してアドバンテージを獲得して勝ち上がり、今村陽一vs 野村謙の対戦はやはり今村陽一が野村謙のインに入りアドバンテージを獲得し決勝進出を果たした。

 3位決定戦は、敗れた野村謙vs 高橋邦明で行われ、延長戦の末、野村謙がドライブシャフトを破損し惜しくもリタイヤ。高橋邦明が3位に決定した。決勝は接戦で再々戦までもつれ込み、先行ではイーブンとしたものの、後追いでは斎藤太吾が集中を切らさず終始接近距離でドリフトを合わせ、アドバンテージを獲得。単走ファイナルに続き追走ファイナルでも優勝し、第4戦の総合優勝を果たした。なお、総合順位は単走ファイナルと追走トーナメント両競技の合計ポイントで決まるため、2 位には高橋邦明が入り、今村陽一は3 位だった。

単走ファイナル、追走トーナメントを制し第4戦総合優勝を決めた斎藤太吾選手
d1_r04_02.jpg  優勝経験のあるサーキットは、スタートからコーナーまでのストレートが長く、大パワーのマシンに乗る選手が有利と言われていた。しかし鈴鹿はストレートが短くパワーがすべてではないので、この鈴鹿で勝ちたかった。今の気分は最高です。
Text & Photo: D1コーポレーション
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SGT:第1戦岡山決勝 RAYBRIG HSV-010)が2位、PPのKEIHIN HSV-010は3位となりHSV-010 GTが2台そろって表彰台を獲得 (HONDA)

2011年5月22日(日)・決勝 場:岡山国際サーキット(3.703km) 周回数:68周 天候:曇りときどき晴れ 気温:23℃(14:00現在) 路面温度:29℃(14:00現在) コースコンディション:決勝/ドライ 観客:1万5000人(主催者発表)

gt110522005L.jpg  5月22日(日)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットにおいて2011 オートバックス SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 250KM RACE」の決勝レースが行われた。シリーズ上の位置づけは「第1戦」だが、東日本大震災の影響で日程が変更され、第2戦富士ラウンドが先に開催されたため、実際には2戦目となっている。

 昨日行われた予選では、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)がポールポジションを獲得。さらに#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が3番グリッドを手に入れており、今季初の優勝ならびに2台そろっての表彰台獲得に大きな期待がかけられている。

 決勝日は、朝のうちに一時雨が強く降ったため、午前8時30分から予定されていたフリー走行はキャンセルとなった。その後、昼前に雨は止み、コースは完全にドライコンディションとなったが、午後になると雲の合間から時折り太陽が顔をのぞかせ、それにつれて気温も上昇する空模様となった。

 ポールポジションの#17 KEIHIN HSV-010は金石選手、3番グリッドの#100 RAYBRIG HSV-010は伊沢選手、7番グリッドの#8 ARTA HSV-010は小林崇志選手、9番グリッドの#1 ウイダー HSV-010はロイック・デュバル選手、13番グリッドの#32 EPSON HSV-010は道上龍選手がそれぞれスタートドライバーを務める。

 決勝はローリングスタート方式で、午後2時4分にグリーンライトが点灯。ポールポジションスタートの#17 KEIHIN HSV-010はホールショットを奪い、ハイペースで後続を引き離しにかかる。以下、#100 RAYBRIG HSV-010が3番手、#1 ウイダー HSV-010は1つ順位を上げて8番手、#8 ARTA HSV-010は10番手、#32 EPSON HSV-010は2つ順位をあげて11番手でオープニングラップを終えた。2周目、#32 EPSON HSV-010は#8 ARTA HSV-010をオーバーテイクし、10番手となる。#8 ARTA HSV-010はペースが伸び悩み、4周目までに14番手へと順位を落としてしまう。

 予選で手応えをつかみながら予想外の9番手で終えていた#1 ウイダー HSV-010は本来のペースを取り戻し、5周目に7番手、7周目には6番手へと浮上。トップを快走する#17 KEIHIN HSV-010、3番手の#100 RAYBRIG HSV-010とともに、3台そろっての上位フィニッシュに期待がかかる。

 10周目の段階で5台のHSV-010 GTは#17 KEIHIN HSV-010がトップ、#100 RAYBRIG HSV-010が3番手、#1 ウイダー HSV-010が6番手、#32 EPSON HSV-010が9番手、#8 ARTA HSV-010が14番となり、いずれも順調に周回を重ねていく。安定したペースで走行する#32 EPSON HSV-010は20周目にライバルの1台を抜いて8番手に浮上。25周目には#8 ARTA HSV-010も同じマシンをパスして13番手となる。

 28周目、ならびに29周目を終えたところで3位の#100 RAYBRIG HSV-010と、トップを走行する#17 KEIHIN HSV-010が相次いでピットイン。タイヤ交換とドライバー交代を行い、コースに復帰する。このとき、塚越選手に交代した#17 KEIHIN HSV-010はピットインのタイム差により、それまで2番手を走行していたライバルの直後につける形になり、実質的なポジションは2番手となった。これを皮切りに各車続々とピットイン。それらが一巡した42周目には、#17 KEIHIN HSV-010が2番手、山本選手がドライブする#100 RAYBRIG HSV-010は4番手、小暮卓史選手の#1 ウイダー HSV-010は9番手、武藤英紀選手の#8 ARTA HSV-010は13番手となっていた。#1 ウイダー HSV-010は32周目を終えてドライバー交代を行った際、シートベルトがロックできないというトラブルが発生してピットストップに1分以上を要し、順位を落としていた。一方、35周目を終えてピットストップを行った#32 EPSON HSV-010は、中山友貴選手がピットアウトした直後にヘアピンで他車と接触、タイヤがパンクしたために再びピットインを行い、やはり順位を落とした。

 2番手の#17 KEIHIN HSV-010はトップのマシンを猛追し、他を圧倒するペースで走行を重ねる。その差は42周目にわずか0.1秒となり、ここから3周にわたって息もつかせない接近戦を繰り広げた。しかし、45周目のヘアピンコーナーで右のイン側を走行していた#17 KEIHIN HSV-010に乗る塚越選手がわずかに姿勢を崩してしまい、止まりきれずにトップのマシンの右側面に接触。これで2台はそろってスピンしたが、塚越選手はいち早く体勢を立て直し、トップで走行を再開する。しかし、この行為がドライビングスルーペナルティの対象となり、47周目を終えたところで塚越選手はペナルティを消化、4番手となってコースに復帰した。また、これにより#17 KEIHIN HSV-010が接触してスピンを喫したライバルのマシンが、トップのポジションに復帰している。

 48周目の段階で、#100 RAYBRIG HSV-010は2番手、#17 KEIHIN HSV-010は4番手、#1 ウイダー HSV-010は9番手、#8 ARTA HSV-010は13番手、#32 EPSON HSV-010は14番手となって走行。このあとも5台のHSV-010 GTは追撃の手を緩めず、デュバル選手は49周目に、塚越選手は51周目にそれぞれライバルをパス、1つずつ順位を上げた。さらに、デュバル選手は58周目にも1台をオーバーテイクし、7番手へと駒を進める。

 レースはそのまま終盤に入ったが、5人のHondaドライバーは最後まであきらめることなく、1つでも上の順位を目指して走行を続けていく。その結果、#32 EPSON HSV-010はファイナルラップまでに相次いで2台をパス、12番手に浮上した。その次周、68周目にわたるレースにチェッカーが振り下ろされ、#100 RAYBRIG HSV-010は2位、#17 KEIHIN HSV-010は3位となってHondaにダブル表彰台をもたらした。以下、#1 ウイダー HSV-010は7位入賞、#32 EPSON HSV-010は10位、#8 ARTA HSV-010は12位で完走を果たしている。優勝は#12 カルソニック IMPUL GT-Rだった。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「優勝できるレースだと思っていたので、勝てなかったのは残念ですが、レース中も安定したペースで走行できることが確認できたのは大きな成果でした。しかも、タイヤに優しいクルマであることも改めて確認できました。1号車と32号車はタイヤ無交換の戦略を選んでいましたが、それができたのもHSV-010 GTのタイヤに優しいという性格があればこそだったと思います。また、優勝を目指して追い上げていた塚越選手は、少し若さが出てしまったかな、という気がします。いずれにせよ、今後もあの元気のよさを発揮して活躍して欲しいと思います」
伊沢拓也選手(2位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「山本選手の最後の粘りで獲得できた2位だと思います。個人的にはチョイスしたタイヤが厳しく、苦戦してしまったので、もっといい流れで山本選手にバトンを渡すことができれば、展開ももっとよかったと思います。開幕戦から『自分たちで流れをつかみ取れている』という実感があり、マシンも常に上位にいられる仕上がりが保てています。気持ちよくドライブすることができていて、それが結果にもつながっていますので、次戦は優勝が果たせられるように戦っていきたいです」
山本尚貴選手(2位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「前半の伊沢選手は、タイヤの状況が厳しく、期待していたよりタイムも順位も伸びなかったので相当つらかったと思います。ただ、その状況下で必死に走っている姿は心に響くものがありました。また、スタート前に伊沢選手から『頼むから待っていてくれ』と言われていたので、その言葉を信じ、レースの状況をしっかりと把握していました。ピットイン時に順位を下げてしまいましたが、『絶対に抜き返す』という思いでいっぱいでした。過去のレースのDVDを観て研究していて、狙い通りのポイントで自信を持って抜くことができました。優勝に手が届かなかったのは残念ですし、悔しいですが、現状の中ではベストに近いレースができたのではないかと思います」
金石年弘選手(3位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「スタートから後ろのペースを見つつ、タイヤもいたわりながらしっかりと走ることができました。ピットインのタイミングも相談しながら、ベストのタイミングで入れたと思います。優勝できる速さがあっただけに、接触というミスで順位を落としてしまい、本当にもったいないレースでした。ただ、チーム一丸となってセッティングを煮詰めた結果、速さを求められるマシンに仕上がっていることが今回のレースを通じて確認できましたので、今後につながると思います。次戦では必ずリベンジします」
塚越広大選手(3位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「自分のミスで勝てるレースを落としてしまい、チームに対して申し訳なく思っています。とてもいいマシンに仕上げてもらったのに、台無しにしてしまいました。マシンの調子はとてもいいので、次戦でばん回できるようにがんばります」
Text & Photo: HONDA
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SGT:第1戦岡山決勝 NISSAN GT-R、SUPER GT開幕2連勝を飾る (NISMO)

 5月21日(土)~22日(日)、延期されていたSUPER GT第1戦岡山ラウンドが岡山国際サーキット (岡山県美作市)で開催され、予選2位からスタートした#12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が優勝。NISSAN GT-RはSUPER GT連勝を達成し、その戦闘力の高さをアピールした。

gt_r01_n_r500_1.jpg  予選が行われた21日は曇天だったものの、決勝レース日の22日は朝から雨。一時激しく降ったため、朝8時30分から行われる予定だったフリー走行はキャンセルとなった。しかし、9時過ぎには雨は止み、路面は次第に乾いていった。とはいえ気温はなかなか上がらず、午後2時の決勝スタート時の気温は22度であった。予選2位の好位置からスタートした#12 GT-Rは、オリベイラがレースリーダーとの間合いを図りながらも抑制の利いた走りで後続車を徐々に引き離していった。#12 GT-Rは30周目にピットインし松田にドライバー交代した後、#23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)に続く2位を走行した。その後、ピットインした#23 GT-Rに代わってトップになると、ピット作業で出遅れたポールシッターの#17 HSV-010が#12 GT-Rを追い上げ、背後に迫った。しかし、松田の#12 GT-Rはオーバーテイクの隙を作らず、両車は激しく競り合った。ところが45周目に無理な体勢で#17が追い越しをかけようとしたところで#17 HSV-010のリアがスライドし、#12 GT-Rの後部に接触。その勢いで、松田はスピンしてしまう。これで一時ポジションを#17 HSV-010に譲ることとなったが、47周目に#17にドライビングスルーペナルティが課せられて再び首位の座に戻った。松田は残り周回を力強く、しかもハイペースを維持したまま走行。トップの座を脅かされることなくトップで68周目のチェッカーフラッグを受けた。事実上の開幕戦となった3週間前の富士ラウンドでは#23 GT-Rが優勝しており、NISSAN GT-Rは連勝を飾ることとなった。

 富士ラウンドで優勝している#23 GT-Rは、今回40kgものハンディキャップウェイトが積まれているため、予選結果は12位であった。ツイスティで道幅の狭い岡山国際サーキットで好成績を残すためには、予選順位が重要と言われているが、ニスモはハンディキャップを克服するためにスタートドライバーのトレルイエが長い周回を走り、またタイヤ無交換でピットインのタイムロスを減らす作戦に出た。今回は68周のレースのため、各車はおよそ30周から35周でドライバー交代を行ったが、#23 GT-Rは42周までピットインを遅らせた。残り26周を走り抜くための燃料を計算し、迅速に給油を済ませた#23 GT-Rは、5位でレースに戻ることに成功した。後半を担当した本山は、摩耗したタイヤでありながら丁寧に周回を重ね、一時6位に順位を落としたが、最終ラップに前走車を抜き、5位でレースをフィニッシュ。選手権ポイントを加算し、本年の目標であるタイトル獲得のため大きく前進した。

 予選10位の#46 S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)は、クインタレッリが決勝レースをスタート。オープニングラップで9位にあがり、その後着々と先行車両をパスしていき、32周目に2位で柳田にドライバー交代した。7位でレースに戻った柳田も安定した走りで、後半は5位までポジションアップ。そのままゴールかと思われたが、駆動系にトラブルが発生し、6位でレースを終えた。

 12番グリッドからスタートした#24 ADVAN KONDO GT-R(安田裕信/ビヨン・ビルドハイム)は、スタート担当のビルドハイムが淡々と周回を重ね、後半担当の安田にバトンタッチ。最後まで安定した危なげない走りで9位まで順位を上、2戦続けてポイント圏内フィニッシュを果たした。

チームIMPUL
星野一義監督
 「前回の富士ではミスしてチャンスを失っていたので、今回はそれが返せたと思っています。これでスポンサーにも顔向けできます。うちのチームは、攻めるレースしかできないチームです。今回はクルマもドライバーも良いのでポジションを守ってくれると信じていましたが、最後は胃が痛くなってしまいました」
#12 GT-Rドライバー 松田次生
 「JPが2位でピットに入ってきて、チームが17号車の前でコースに戻してくれたので、僕はとにかくリードを守ることに専念しました。しかし、17号車のペースが速かったので、一時はどうなるのかと心配しました。いいバトルができていたので、あの接触は残念でしたね。彼(塚越広大)は若くてとても良いドライバーだと思います」
#12 GT-Rドライバー ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
 「今シーズン序盤から良いレース結果が出せて嬉しいです。富士は残念な結果だったので、このレースを本当に楽しみにしていました。僕の使命は、序盤のスティントを17号車のすぐ後ろにつけてピットに戻ることだったので、役割が果たせてホッとしています」
Text & Photo: NISMO
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SGT:第1戦岡山 延期開催の岡山でLEXUS SC430勢苦戦。、アンドレ・ロッテラー/中嶋一貴組SC430が4位フィニッシュ (TOYOTA)

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LEXUS勢最上位の4位でフィニッシュした
PETRONAS TOM\'S SC430 36号車

 SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 250km RACE」が5月21日(土)、22日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。

 東日本大震災の影響で、本来4月に予定されていた岡山大会はこの週末に延期され、事実上今季2戦目としての開催。開幕戦となった富士大会では、LEXUS勢は惜しくも勝利は逃したものの、2位から6位までを占める速さを見せた。

 テクニカルコースとして知られるここ岡山は、LEXUS SC430勢はこれまで苦戦を強いられることが多く、未だ未勝利。悲願の初勝利に期待がかかった。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430が出場。また、GT300クラスに1台のLEXUS IS350と2台のカローラアクシオが出場した。

◆予選◆

 20日(金)は特例として設けられた習熟走行、21日(土)午前中の公式練習を経て、午後12時半からノックアウト方式での予選が開始された。

 Q1は40分間のGT500、GT300混走時間の後、各クラス10分ずつの占有走行時間でアタック。GT500クラスでは、僅差でのタイム争いの中で、D'STATION KeePer SC430 35号車とWedsSport ADVAN SC430 19号車がタイムを伸ばすことが出来ず、無念の14番手、15番手でグリッドが確定。このセッションでは、前戦ポールポジションを獲得した、TDPドライバー 石浦宏明がドライブするDENSO SARD SC430 39号車が、2番手を1秒近く引き離す驚速タイムをマークし、まずはトップにつけた。

 GT300クラスでは、TDPドライバーの国本雄資がアタックを担当したCOROLLA Axio apr GT 74号車が、チェッカー目前まで順位争いを繰り広げたが、僅かに及ばず17番手でQ2進出ならず。練習走行でトラブルに見舞われたハセプロMA イワサキ aprカローラ 31号車は19番手、やはり練習走行でトラブルに見舞われたSG CHANGI IS350 14号車は予選に出走できず。決勝レース出走嘆願書を提出し、日曜日のフリー走行で出走可否を決定することとなった。

 Q2からQ3にかけては、同じドライバーが連続してアタックすることは出来ず、決勝スタートでも使用する同じセットのタイヤで両セッションのアタックを行うこととなる。また、Q2開始直前から天候が回復し、路面温度も変化。このため、各車タイヤの選択に苦しめられ、予選結果の明暗を分けることとなった。

 10分間で行われた予選Q2では、アンドレ・ロッテラー駆るPETRONAS TOM'S SC430 36号車がトップタイム。立川祐路がアタックしたZENT CERUMO SC430 38号車が6番手。今季GT500クラスにデビューしたTDPドライバー 井口卓人がアタックした39号車が7番手でQ3へ進出。しかし、30kgものウェイトハンデを積む伊藤大輔のENEOS SUSTINA SC430 6号車は惜しくもQ2敗退となり、8番手グリッドが確定した。

 最終Q3は、36号車中嶋一貴、38号車平手晃平、39号車石浦と進出した3台のLEXUS SC430全てがTDPドライバーによるアタック。注目の中嶋が駆る36号車がLEXUS SC430勢最上位となる4番手グリッド。38号車が5番手、39号車が6番手に続き、決勝に臨むこととなった。

◆決勝◆

 決勝日の22日(日)の岡山は朝から豪雨に見舞われ、午前8時半から予定されていたフリー走行は中止。その後雨は止んだため、レース直前のウォームアップ走行が25分へ延長して実施された。

 空には雲がかかっているものの路面はほぼ乾き、予定通り午後2時、気温22度、路面温度26度のドライコンディションで決勝レース(68周)のスタートが切られた。

 スタート直後は大きな順位の変動はなく、4番手スタートの36号車ロッテラーは前走車を追い上げたが、逆転までには至らず。その後方に38号車、39号車、前走車を1台パスした6号車とLEXUS SC430が続く序盤戦となった。

 しかし、6号車はウェイトハンデもあり徐々にポジションダウン。9周目には14番手スタートから徐々に順位を上げてきた35号車とのサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げることとなった。

 予選Q2、Q3に進出した車両は、同じタイヤを使用しているために摩耗にも苦しむこととなり、1人のドライバーの最低周回規定となる24周を過ぎるとドライバー交代とタイヤの交換、給油のために徐々にピットイン。

 29周目終了時には、僅差での3位を争い続けていたRAYBRIG HSV-010 100号車と36号車が同時にピットイン。36号車はロッテラーから中嶋へとドライバーチェンジを行い、素晴らしいピット作業で100号車の前に出てコースに復帰した。  まだタイヤの暖まっていないアウトラップで、100号車を大きく引き離し、表彰台圏内を走行していた中嶋だったが、後半この岡山を得意とするHSV-010勢の猛追を受け、惜しくも4位に後退。

 また、平手へとドライバーチェンジし、5位を走行していた38号車は、GT300クラスの車両をパスする際に接触を喫し、痛恨のドライブスルーペナルティ。8位へと順位を落としてしまった。

 一方、後半を担当した脇阪寿一が健闘し、一時9位までポジションを上げた35号車は、給油トラブルにより残り9周でまさかのピットインを余儀なくされ、大きくポジションダウン。

 結局表彰台には届かなかったものの、後半、日差しが強くなり路面温度も上がっていくという難しいコンディションの中、中嶋が粘り強く走行を続けた36号車がLEXUS SC430勢最上位の4位でチェッカー。ペナルティを受け苦しみながらも38号車が8位に入り、ポイント獲得を果たした。

 GT300クラスでは、17番手スタートの74号車が着実に順位を上げ、中盤には12位に浮上。国本へと交代した後は、海外の大排気量車と激しいバトルを繰り広げ、国産勢では最上位となる6位でフィニッシュ。見事ポイントを獲得した。

 31号車も19番手スタートから追い上げ12位。予選を走れなかったために、出走許可を得て最後尾22番手グリッドからのレースを強いられた14号車も15位までポジションを上げてチェッカーを受けた。

PETRONAS TOM'S SC430 36号車 ドライバー アンドレ・ロッテラー:
今日のレースはとてもタフで、これまで戦った中でも困難に感じたレースだった。タイヤとクルマがなかなか合わず、コースコンディションが目まぐるしく変わる状態の中、最初のスティントはサバイバル戦だった。そのような状況で(中嶋)一貴にスイッチして、結果的にポイントを獲得できたので、シリーズを戦う上では喜ぶべき結果になったと思う。
PETRONAS TOM'S SC430 36号車 ドライバー 中嶋一貴:
難しいレースだった。思った以上に前の三台は速かった。ピットストップで逆転できたのは良かったが、その後、思うようなペースで走ることができなかったのは残念だ。2戦連続の4位は悔しいが、この岡山でもポイントを獲得できたのは悪くない結果だと思うし、これからに繋がって行くはずだ。
Text & Photo: TOYOTA
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SGT:第1戦岡山決勝 両クラス優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス優勝 カルソニックIMPUL GT-R
松田次生
gt_r01_r_pc_matsuda  「ほっとしています。(17号車との)ペースが違いすぎてどうなるかという感じでしたが、チームが素晴らしい仕事をして2位で戻ってきたのを、17号車より前で出させてくれたのが今日の勝因でした。ぼくも前に出させないという気持ちで走っていましたが、接触はもったいなかったですね。塚越選手はいいアタックをしていたんですが、あの場所ではまさかと思いました。ここはミスがなかったら抜かれないので、うまく押さえていたんですが、ミラーで見ていたときに、このスピードで来たらぶつかるなと思って一車身空けていてたんですが、もうどうすることもできない状況で、向こうがぼくのリアにヒットしました。ちょっと強引でしたね。彼も速い選手ですし、ぼくたちも4年使っているGT-Rを、もうちょっと速くしていけるようにしていきたいと思います」
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
gt_r01_r_pc_oliveira 「前回のレースは、ぼくのミスでレースが終わってしまってがっかりでした。今回は必ずポイントを取ろうと思っていましたし、今回トップで最高のポイントが得られて最高の気持ちです。次戦のマレーシアはぼくの好きなコースで2回優勝しているので、勝った後にマレーシアに行くのはいい気分です。今日のレースは戦略的に非常に良かったと思います。ぼくのスティントでは17号車の後ろにぴったりと付いていて、ピットインもトラフィックがなくスムーズにできました。塚越選手との接触ですが、星野監督と絶対ペナルティが出ると言っていて、そうでなければアピールをしないといけないとも話していました」
GT300クラス優勝 triple a Vantage GT2
吉本大樹
gt_r01_r_pc_yoshimoto  「Aスピードは去年作られたチームで、1年の経験を積んで2年目の今年は、結果だけを見てやっていこうという形でシーズンをスタートしました。一樹選手にも来てもらって、富士も順調にいってたんですが、自分の無駄な頑張りで淺溝で走り続けた結果、ハイドロでぶつけてしまって、一樹くんも乗れずに富士が終わってしまったので、今回の岡山はそういう意味でもリベンジを狙っていました。自信もありましたが、ここに来て走り始めは良くなかったので、そこから一丸となってクルマを作り上げ、決勝に向けて逆算し、最高の結果が出たと思います。フロントのタイヤが厳しいという情報が一樹選手からあったのでタイヤをいたわりながら、後ろのペースも見ながら走ってたんですが、晃平にヘアピンでぶつけられて回ってしまいました。完ぺきなレース運びだったし、ぶつけられるとは思ってなかったんですが、タイヤもセーブしていたし、気持ち的にも絶対に勝ちたかったので、終盤前に出ることができました」
星野一樹
gt_r01_r_pc_hoshino  「このシーズンオフはもうGTに出られないのかと精神的にまいっていて、そんななかで声をかけていただいて、移籍して2戦目から勝てるとは思ってなかったので、本当にうれしいです。ダンロップ(のフェラーリ458)が逃げるかなと思ったんですが、序盤から付いて行けて、タイヤカスを拾ったりしても摩耗的にはぜんぜんOKだったんですが、無線で聞いても回り的に悪いペースじゃなかったのでいけるかなと思っていました。シチュエーションがおやじのチームと一緒でびっくしました。トップ走ってたカルソニックが2位に落ちて、隣のピットを見てたら自分のピットもそうなって、2~3周したらヨッシーがどんどん追いついていくのが見えたので、平中選手もタイヤが苦しそうだったし、これはいけるかもと、ヨッシーを信じて後は祈るだけでした」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SGT:第1戦岡山決勝 GT500はカルソニックIMPUL GT-Rが、GT300はtriple a Vantage GT2が優勝!

 スーパーGT第1戦岡山GT250kmレースは22日、岡山国際サーキットで68周の決勝レースを行い、GT500クラスはカルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が、GT300クラスはtriple a Vantage GT2(吉本大樹/星野一樹組)がそれぞれ優勝した。(観客動員数:15,000人)

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 決勝レースは、午前中のフリー走行が激しい雨によりキャンセルためたため、25分間のウォームアップ走行を行った後、14時よりフォーメーションラップが始まった。スタート時、曇りだった上空もチェッカーを迎える頃には日も顔を出し、午前中と打って変わって終始ドライ路面での争いとなった。

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 スタートは、ポールポジションKEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)の金石がホールショットを奪い、2位にはカルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)のオリベイラ、3位にはRAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)の伊沢が付け予選順位のままで始まった。

 トップの金石の後ろには終始1~3秒差でオリベイラが付けレースは進行。しかし、金石が29周終わりでピットインしドライバーを塚越にチェンジ、一方、オリベイラは30周終わりでピットインし松田に交代すると、その間に松田がトップに立つことに成功。塚越は2位に落ちた。

 2位に落ちた塚越のタイムはトップ松田より明らかに速い。41周を終える頃にはその差は2秒を切った。そして、ついに45周目のヘアピンで塚越が松田に仕掛ける。しかしブレーキングを遅らせ松田のインを狙った塚越はたまらずスピン。松田のマシンの後方に接触し、松田はコースアウト。この間に塚越がトップに立った。

 しかし、この接触に対して塚越にドライビングスルーペナルティが課され、これを消化し、ピットアウトすると順位を3位まで落とすこととなった。

 これでトップに立った松田はこのまま68周を走りきり、カルソニックIMPULGT-Rが優勝。GT-Rは第2戦(事実上の開幕戦)に続き2連勝となった。

 3位には一時、ピットストップの間にPETRONAS TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー/中嶋一貴組)に先行を許すが、47周目のアットウッドで伊沢から代わった山本が中嶋を捉え、RAYBRIG HSV-010が入った。PETRONAS TOM'S SC430は4位でレースを終えた。

 GT300クラスは、序盤からポールポジションのJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)の田中がレースをリード。triple a Vantage GT2(吉本大樹/星野一樹組)の星野が2位につけトップを追う展開でレースが始まった。

 しかし、このクラスもGT500と同じ展開で、ピットインしてドライバー交代を行うと、代わった吉本と平中の順位が逆転、トップ吉本、2位平中となった。しかし、50周目のヘアピンでGT500車輌と接触した吉本がスピン。平中の先行を許すこととなった。

 吉本はあきらめずに平中を追う。一時8秒近くあった差をみるみると縮め、ついに59周目のヘアピンで平中のインを差しトップを奪い返した。

 優勝は、triple a Vantage GT2、2位にJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458、3位には、リールランボルギーニ RG-3(余郷敦/織戸学組)が入った。

 次戦、第3戦はマレーシアのセパンサーキットで6月19日に決勝が行われれる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
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SUPER GT

SGT:第1戦岡山決勝結果

GT500クラス

OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/22) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
112カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GTR R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS681:42'10.281
2100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS683.336
3*17KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS6687.677
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS166834.813
523MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GTR R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS406848.063
646S Road MOLA GT-R
NISSAN GTR R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI26850.958
71ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS6852.495
8*38ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS12681'00.306
924ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GTR R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH8681'22.305
1032EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL681'24.166
116ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS30681'25.033
128ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS4681'25.257
1339DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI10671Lap
1435D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS671Lap
1519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH22662Laps
---- 以上規定周回数(47Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.17 金石年弘(KEIHIN HSV-010) 1'26.429 (35/68) 154.240km/h
  • CarNo.17,30は、2011 SUPER GT Sporting Regulations第30条1.a(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
■GT300クラス

OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/22) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
166triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH631:42'10.281
211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
FERRARI 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL306313.262
387リール ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH6326.759
44初音ミク グッドスマイル BMW
BMW BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH126341.692
527PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
FERRARI F430
山岸 大
山内 英輝
YH6343.099
674COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH8621Lap
72エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH621Lap
862R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH621Lap
941NetMove TAISAN Ferrari
FERRARI F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH4621Lap
1086JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH621Lap
11*26Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔
YH621Lap
1231ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COLLOLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH16621Lap
1322R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH621Lap
1433HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK40621Lap
15*14SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドラ・インペラトーリ
YH621Lap
1669サンダーアジア MT900M
MOSLER MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH612Laps
1734ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
HK2603Laps
18*360RUNNUP SPORTS CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
岡村 和義
YH594Laps
195マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH4617Laps
2043ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS104518Laps
---- 以上規定周回数(44Laps)完走 ----
-25ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH222241Laps
-88JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH61350Laps
  • Fastest Lap: CarNo.11 田中哲也(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458) 1'34.334 (3/63) 141.315km/h
  • CarNo.26は、2011 SUPER GT Sporting Regulations第30条1.a(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.360は、2011 SUPER GT Sporting Regulations第39条1.a(給油作業違反)によりペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.14は、2011 SUPER GT Sporting Regulations第30条1.a(接触行為)により、決勝結果に28秒を加算する。
  • CarNo.26は、2011 SUPER GT Sporting Regulations第30条10.(チェッカー後の危険な追い越し)により、決勝結果に38秒を加算する。
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SUPER GT

SGT:第1戦岡山ウォームアップ走行結果

OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/22) Worm Up Session Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500112カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GTR R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'26.430-154.238
25002100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'26.485 0.055154.140
350031ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'26.605 0.175153.926
4500417KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS61'26.611 0.181153.916
550058ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS41'26.936 0.506153.340
6500624ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GTR R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH81'27.248 0.818152.792
7500739DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI101'27.540 1.110152.282
8500836PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS161'27.614 1.184152.154
950096ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS301'27.673 1.243152.051
105001032EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'27.727 1.297151.958
115001146S Road MOLA GT-R
NISSAN GTR R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI21'27.909 1.479151.643
125001238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS121'27.958 1.528151.559
135001323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GTR R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS401'28.165 1.735151.203
145001435D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS1'28.434 2.004150.743
155001519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH221'30.172 3.742147.837
1630012エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH1'34.220 7.790141.486
17300211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
FERRARI 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL301'34.582 8.152140.944
18300388JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH61'34.656 8.226140.834
1930044初音ミク グッドスマイル BMW
BMW BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH121'34.704 8.274140.763
20300587リール ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH1'35.115 8.685140.155
21300643ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS101'35.121 8.691140.146
22300786JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH1'35.207 8.777140.019
23300825ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH221'35.224 8.794139.994
24300933HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK401'35.333 8.903139.834
253001026Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔
YH1'35.416 8.986139.712
263001114SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドラ・インペラトーリ
YH1'35.515 9.085139.568
273001262R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH1'35.527 9.097139.550
283001327PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
FERRARI F430
山岸 大
山内 英輝
YH1'35.990 9.560138.877
293001466triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1'36.177 9.747138.607
303001531ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COLLOLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'36.388 9.958138.304
31300165マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH1'36.75110.321137.785
323001741NetMove TAISAN Ferrari
FERRARI F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH41'36.97210.542137.471
333001822R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'37.08710.657137.308
343001969サンダーアジア MT900M
MOSLER MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'37.10110.671137.288
3530020360RUNNUP SPORTS CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
岡村 和義
YH1'37.72011.290136.418
363002174COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH81'37.96111.531136.083
373002234ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
HK21'39.79313.363133.585
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SUPER GT

SGT:第1戦岡山GTA定例記者会見 第4戦SUGO大会へ向け、被災者の無料招待を検討

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 スーパーGT第1戦岡山250kmレースの開催されている岡山国際サーキットで5月22日午前、GTアソシエイション(GTA)の定例会見が行われた。

GTAアソシエイション 坂東正明代表
 「延期になった第1戦をここに迎えることができ、うれしく思っています。大会名称が第1戦岡山となっているのは、混乱をさけるためにあえて大会名称変更の申請を行わなかったからです。東日本大震災の義援金の口座をGTAとして設けています。また、他のドライバーやライダーも義援金活動をしていますので、おのおのに任せ、最終的にモータースポーツ業界としての義援金の額を報告できればと思います。我々としての義援金は3月に始まり、5月末で赤十字に届ける額は2,236万円の予定です。これからも2ヶ月に一度程度赤十字に寄付を行なった段階でその額をWebで発表していきます。前回の富士での観客動員数は前年対比で2割の減少でした。レースは燃料を使うなどで発表が遅れたわりには、この経済状況のなかコアなファンに来ていただいたのは、感謝したいと思います。第4戦SUGO大会ですが、宮城県、福島県、山形県など被災地におられるモータースポーツファンに来ていただくために、観光バスを用意して500人以上の方を無料招待したいと考えています」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER GT

SGT:第1戦岡山 8時30分からのフリー走行は中止

 スーパーGT第1戦岡山大会で22日、8時30分から予定されていた45分間のフリー走行は、朝から降り続く強い雨のため、中止と発表されました。

 これからの善後策を話し合うため、参加チーム代表によるミーティングがコントロールタワー2階のブリーフィングルームにて行われます。

Text: Yoshinori OHNISHI
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SUPER GT

SGT:第1戦岡山公式予選 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)がポールポジションを獲得 (HONDA)

2011年5月21日(土)・予選 会場:岡山国際サーキット(3.703km) 天候:曇りのち晴れ  気温:27℃(15:30) 路面温度:37℃(15:30) コースコンディション:ドライ 観客:8500人(主催者発表)

gt110521001L.jpg  5月21日(土)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 250KM RACE」が開幕し、公式予選が行われた。シリーズ上の位置づけは「第1戦」だが、東日本大震災の影響で日程が変更され、第2戦富士ラウンドが先に開催されたため、実際には2戦目となっている。

 今回の舞台となる岡山国際サーキットは、シーズン前のテストでHSV-010 GTが最も多く走り込んだサーキット。テクニカルなコースレイアウトもHSV-010 GTの特性とよくマッチしており、今季初優勝に大きな期待がかかっている。

 前日に行われた習熟走行では、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が総合2番手のタイムをマーク。以下、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が4番手、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)が5番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が10番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)が11番手と、5台のHSV-010 GTは全般的に好調な仕上がりを見せていた。

 午前中に行われた公式練習でも#100 RAYBRIG HSV-010がHonda勢としてはトップ。順位は4番手だったが、首位との差はわずか0.136秒で、十分に好成績が期待できるタイムである。以下、#32 EPSON HSV-010が5番手、#17 KEIHIN HSV-010が8番手、#8 ARTA HSV-010が10番手、#1 ウイダー HSV-010が11番手という結果になった。

 今回の予選はノックアウト方式で行われた。午後12時30分に始まった予選1回目では#17 KEIHIN HSV-010が1分24秒305で2番手、#1 ウイダー HSV-010は1分24秒591で5番手、#8 ARTA HSV-010は1分24秒947で10番手、予選後半に吸気系トラブルが発生し、マシンをストップさせた#100 RAYBRIG HSV-010は1分24秒969で11番手となり、ここまでの4台が予選2回目に進出することとなった。一方、1分25秒078を記録した#32 EPSON HSV-010は、予選1回目通過にはわずかに届かず、明日の決勝レースには13番グリッドから挑むことが決まった。

 予選2回目は午後3時14分に開始。#17 KEIHIN HSV-010は1分24秒781を記録し、ここでも2番手につける。#8 ARTA HSV-010は1分24秒920で4番手、素早くマシンの修理を済ませて出走した#100 RAYBRIG HSV-010は1分24秒932で5番手を獲得し、以上3台が予選3回目に進出を決めたが、#1 ウイダー HSV-010は9番グリッドから決勝レースに挑むことになった。

 午後3時47分に始まった予選3回目では、#17 KEIHIN HSV-010のアタッカー役を務めた塚越選手が1分24秒507でトップタイムをマーク、ポールポジションを獲得した。今季から予選2回目と3回目、そして決勝のスタートでは同一のタイヤを使用することが義務づけられているので、予選2回目をしのぐタイムを予選3回目で記録したことは、塚越選手の成長とHSV-010 GTのタイヤに優しい特性がいかんなく発揮された結果といえる。伊沢選手が乗る#100 RAYBRIG HSV-010は1分25秒229で3番手、武藤選手が走らせた#8 ARTA HSV-010は1分25秒383で7番手だった。

 68ラップで競う明日の決勝は、午後2時にスタートが切られる。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「4台のHSV-010 GTが予選1回目を通過し、3台が予選2回目を通過する順当な結果となりました。#17 KEIHIN HSV-010はもともとポテンシャルが高いので、しっかりと走ればポールポジションを獲得できると考えていたので、期待どおりの成績です。一方、#1 ウイダー HSV-010が予選2回目で敗退したことは予想外でした。手堅い戦略で挑みましたが、思うように歯車が噛み合わず、実力を出しきれませんでした。また、#100 RAYBRIG HSV-010は予選1回目で吸気系のトラブルが発生しましたが、これは部品を交換することで解決しています。明日は雨になるとの予想もありますが、前回、苦しんだフロントウィンドーが曇るトラブルは対策済みなので不安はありません。#17 KEIHIN HSV-010は序盤から積極的に攻めていき、優勝を目指します。#100 RAYBRIG HSV-010は表彰台が目標ですが、それ以外の3台もどんどん追い上げていくようなレースをするつもりです。特に、#32 EPSON HSV-010はタイヤの仕上がりがいいので、コンディションがマッチすれば上位入賞が期待できます」
金石年弘選手(ポールポジション、#17 KEIHIN HSV-010)
 「岡山に入ってから、マシン自体はしっかりタイムが出ていたし、調子はよかったです。ただ多少、乗り心地の部分で納得がいかない点がありましたので、チームと相談し、最適なセッティングを見つけました。その方向性が合っていたので、ポールポジションが獲得できたのではないかと思います。明日は雨の予報も出ており、どのようなコンディションでレースが行われるかは分からないですが、(雨天だった)富士ラウンドの際も調子よく走れたので、このままの流れで、ドライバーさえミスしなければよい結果が出せると思います」
塚越広大選手(ポールポジション、#17 KEIHIN HSV-010)
 「ポールポジションを獲得できたことが、正直まだ信じられません。富士ラウンドから調子は悪くなかったのですが、金曜日の習熟走行では最終調整で煮詰める部分をチームで悩んでいたので、今朝の段階でも完ぺきという状況ではありませんでした。ただ、予選1回目を走った際に好感触を得られたので、金石選手のいいペースを引き継いで速いタイムを出したいと思っていました。特にQ3は金石選手から『思いっきり行ってこい』と励まされました。チーム一丸となって話し合った結果が、今回のポールポジションにつながったと思います。明日は天気が崩れるとも聞いていますが、本来の力を出しきれば必ずいい結果が出ると信じているので、リラックスして決勝レースに望みたいと思います」
伊沢拓也選手(予選3番手、#100 RAYBRIG HSV-010)
 「予選1回目で思わぬエンジントラブルがありましたが、メカニックの方々がしっかりと立て直してくれたので、予選2、3回目と無事走りきることができました。3番手という結果に満足はしていませんが、最低限のポジションは取れたかと思います。今日発生したエンジントラブルは特に問題ないようなので、明日は天気がどのような状況になるか分からないのですが、雨でもドライコンディションでも結果を残せる自信はあります。優勝を目指してがんばります」
Text & Photo: HONDA
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SUPER GT

SGT:第1戦岡山公式予選 各クラスポールシッターのコメント

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■GT500クラス
KEIHIN HSV-010
金石年弘
gt_r01_q_pc_kaneishi  「塚越が最後にすごく頑張ってくれました。ぼくのQ2のときも調子は良かったので、そのまま何もせずにいったほうがいいんじゃないかといって、後は広大にまかせました。岡山に来てからは乗りにくいところがあって、それなりにはタイムは出れるけど、あと一歩二歩、煮詰めなければと言うことでチームとすごく相談して、これというセッティングがなんとなく見つかりました。その方向が合ってたのかなと思います。明日は雨かも知れませんが、富士の雨でも調子が良かったので、このままの流れでドライバーがミス無くいけば、いい成績が残せるかなと思います」
塚越広大
gt_r01_q_pc_tuskakoshi  「信じられない気分です。第2戦の富士も今回も調子は悪くありませんでしたが、Q3でチームと悩んでいて、最後は思いっきり行ってこいと言われて、年弘さんのいい走り引き継いで、それが結果に繋がりました。マシンは悪くはありませんでしたが、上に行くにはもう少し煮詰めないと行けない状況でした。朝も完ぺきな状況ではありませんでしたが、Q1で好感触になってきて、Q2、Q3といいタイムを出せたのだと思います。ここに来るまでにチームのみんな、エンジニア、年弘さんみんなでコミュニケーションを取って、話し合った結果がポールに繋がったのだと思います。明日ですが、富士でもクルマはすごく速かったので、本来の力を出し切れば結果が出ると思うので、リラックスして臨みたいと思います」
■GT300クラス
JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
田中哲也
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 「458という新車になって、ほとんどテストができない状況で、金曜日からクルマを仕上げていき、こういう結果になってうれしいですね。ポールポジションはQ3まで全く分かりませんでした。昨日、今日の朝もどうしようかなというくらい悩んでいて、その中でクルマを一つ一つセッティングしていくなかで、それがきっちり反応してくれて、いい方向に間違わずに進んで行けたので良かったですね。正直、レースをやってきたなかで全くなかった感触で、ポールが取れたという印象です。明日は、開幕戦が2位で、シーズンの流れがすごく良くて、過去の例にもあるように、取りこぼしがあるとタイトルが離れていくので、ミス無くしっかりこなしていきたいと思います」
平中克幸
gt_r01_q_pc_hiranaka  「岡山に来てから走り出しが良くなくて、いろいろセッティングを煮詰めていました。前回、表彰台に乗っているので、クルマが重いという面もあってそれも影響しているのかなと思い、いろいろセッティングしていったんですけど、それが徐々にすごくいい方向に向かいました。Q2担当でしたが、いいバランスだなと確認が取れて、もしかしたら狙えるかなと思って哲也さんの走りを見てたんですけど、ポールが取れて哲也さんにも『ありがとうございます』といいたいです。明日ですが、前回の富士でも雨は良かったですし、セッティングをしていくなかで、いいパフォーマンスの感触が出てきたので、レースが楽しみです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER GT

SGT:第1戦岡山公式予選 GT500はKEIHIN HSV-010が、GT300はJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458がポールポジション!

 スーパーGT第1戦岡山GT250kmのノックアウト予選Q2、Q3がQ1から90分のインターバルをおいて15時より行われた。Q3まで残って、ポールポジションを獲得したのはGT500クラスがKEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)、GT300クラスはJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中 哲也/平中克幸)となった。

■ノックアウト予選Q2

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 Q2予選は、15時よりスタート。まずはGT300クラスQ1上位16台で10分間。ここでは各車タイムアタックを開始した5分頃、青木孝行(JLOCランボルギーニRG-3)がリボルバー立ち上がりでスピン。このため赤旗が提示されアタックが中断される。青木は自力でピットに戻るもののSGTスポーティングレギュレーションにより失格となる。

 再開後、松浦孝亮(ARTA Garaiya)がトップに立つが、平中克幸(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458)がこれを上回り、最終的には加藤寛規(エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電)が1分33秒242でこのセッションをトップで締めくくった。平中は2位、松浦は3位につけた。

 GT500クラスQ2は、早々に立川祐路(ZENT CERUMO SC430)がトップに立ったが、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SC430)が1分24秒737でこれを逆転してQ2をトップで終えた。立川は6位まで落ち、2位には金石年弘(KEIHIN HSV-010)が、3位にはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(カルソニックIMPUL GT-R)が入った。

 ENEOS SUSTINA SC430、ウイダーHSV-010はこのQ2で敗退となった。

■ノックアウト予選Q3

 Q3はGT300、GT500とも8分間。まずはGT300クラスの10台から。最初のアタックで高木真一(ARTA Garaiya)がトップに立ったが、吉本大樹(triple a Vantage GT2)がすかさず逆転、そして最終的にポールを奪取したのが1分33秒264で田中哲也(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458)。1~3位までが0.125秒に納まる僅差の争いを制した。

 GT500クラスは7台でのポール争い。こちらもトップが目まぐるしく代わった。まずは中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SC430)がトップに立つと、塚越広大(KEIHIN HSV-010 )が逆転トップ。さらに中嶋がトップを奪い返すと、塚越も負けじと1分24秒507で中嶋を0秒7差で圧倒して逆転。このままポールポジションを決めた。2位には松田次生(カルソニックIMPUL GT-R)、3位には伊沢拓也(RAYBRIG HSV-010)が割って入り、中嶋は4位に落ちた。

 明日22日は、8時30分より45分のフリー走行を行った後、14時より68周の決勝レースが行われる。予報は雨。予断を許さない展開になりそうだ。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
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SUPER GT

SGT:第1戦岡山公式予選総合結果

■GT500 Class

OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/21) Knock Down Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoCar
Model
DriverTireWhSession1Session2Session3
117KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS61'24.3051'24.7811'24.507
212カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GTR R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'24.4411'24.8031'24.950
3100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'24.9691'24.9321'25.229
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS161'24.6811'24.7371'25.232
538ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS121'24.8201'24.9691'25.305
639DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI101'23.3741'25.0141'25.351
78ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS41'24.9471'24.9201'25.383
86ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS301'24.9411'25.108
91ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'24.5911'25.130
1046S Road MOLA GT-R
NISSAN GTR R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI21'24.5591'25.291
1124ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GTR R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH81'24.9251'25.638
1223MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GTR R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS401'25.070
1332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'25.078
1435D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS1'25.293
1519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH221'26.521
---- 以上予選通過 ----
■GT300 Class

OKAYAMA GT 250km RACE -RIJ- (2011/05/21) Knock Down Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoCar
Model
DriverTireWhSession1Session2Session3
111JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
FERRARI 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL301'33.5181'33.4271'33.264
266triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1'33.7941'33.8301'33.380
343ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS101'32.8971'33.4771'33.389
487リール ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH1'33.4521'33.6601'33.819
533HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK401'33.4481'33.8821'34.094
626Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔
YH1'33.6051'33.9291'34.272
727PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
FERRARI F430
山岸 大
山内 英輝
YH1'33.9941'33.6221'34.449
84初音ミク グッドスマイル BMW
BMW BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH121'33.4891'33.9621'34.681
925ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH221'33.9451'33.7231'34.982
102エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH1'33.2801'33.4241'35.206
1141NetMove TAISAN Ferrari
FERRARI F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH1'34.0051'33.995
1288JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH61'32.3691'34.191
1362R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH1'33.7371'34.402
1422R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'33.6551'34.605
155マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH1'33.5411'35.290
16*86JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH1'33.810失格
1774COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH81'34.275
1869サンダーアジア MT900M
MOSLER MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'34.345
1931ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COLLOLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'34.707
20360RUNNUP SPORTS CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
岡村 和義
YH1'35.295
2134ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
HK21'35.603
---- 以上予選通過 ----
-*14SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドラ・インペラトーリ
YHAbsence
  • CarNo.86は、2010 SUPER GT SpR 第25条 6.(赤旗中断原因車両)により、公式予選Q2のタイムを抹消とする。
  • CarNo.14より決勝レース出走嘆願書が提出されたが、決勝日5/22朝に実施するフリー走行で、Aドライバー・Bドライバー双方の走行状態を確認して、出走の可否を決定するものとする。
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