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PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

Porsche Cup:遂に2011年ファイナルラウンド、もてぎを舞台にシリーズ戦のすべてが決着する

プレスインフォメーション 2011年10月17日
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011 第11戦 プレビュー
MJ11_0242.jpg 東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第11戦 (最終戦)を、2011年10月23日(日) ツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催いたします。

10月23日(日)のツインリンクもてぎで2011年シーズン最終戦を迎えるPorsche Carrera Cup Japan(PCCJ)。F1日本グランプリと併催された前戦鈴鹿ラウンド(第9戦/第10戦)においてチャンピオンクラス、およびジェントルマンクラスのシリーズチャンピオンが決定。#14 安岡秀徒と#15 神取彦一郎がそれぞれのタイトルを獲得している。各ドライバーとも今シーズンの集大成として、持てる力のすべてを賭けてツインリンクもてぎへと集う。

ツーリングカー、フォーミュラカーと様々なクラスのレースを楽しめる「もてぎチャンピオンカップレース」。イベントの1レースとして開催される第11戦は、今シーズン初めてのサーキットであるツインリンクもてぎで開催。前戦同様ドライバーたちには高い対応力が求められる。サーキットは全長4.8km、14のコーナーをもち、ストレートは最長760mと短い。曲率の小さいコーナーが連続し、ストップ&ゴーの性格をもつ。短い直線とタイトなコーナーで構成されるもてぎのコースは、コーナリングスピードを維持し、立ち上がりのスピード=ストレートでの最高速をいかに高められるかが攻略のカギだ。前戦の鈴鹿サーキットとはガラリと性格の異なるコースに、限られた時間でセッティングを合わせ込む能力も問われる。

なお、今回の予選は、ノックアウト方式を採用。予選をQ1、Q2というふたつのセッションに分けて、それぞれの結果でグリッドを決めていく。Q1セッションは15分間行なわれ、タイムの上位8台のみがQ2に進出。Q2は10分間行なわれ、このタイムによって最終的なグリッドが決定される。短時間で出す一発のタイム、アタックのタイミングを計る冷静さ、コースの状況を見極める力が求められる。12周というレースディスタンスで結果を残すためには上位グリッドが絶対条件。各ドライバーのスリリングなアタックは必見だ。ちなみに、昨年の第11戦もてぎのポールポジションを獲得した#14 安岡のタイムは1分55秒620。これがカレラカップパイロットたちにとって、ひとつのターゲットタイムとなるはずだ。

前述のとおり、両クラスのチャンピオンは鈴鹿ラウンドで確定したが、決勝レースではチャンピオンクラスの2位争いにも注目だ。現在ランキング2位の#47 藤田明(128点)に同3位の#5 高見澤一吉(124点)が僅差で迫る。前戦鈴鹿で一気に10点差を詰め、波に乗る#5 高見澤の追い上げを#47 藤田がしのぎ切れるかがポイントだ。

レース全体を俯瞰すれば「もてぎは得意なコース」と語る全勝チャンピオンの#14 安岡に、チャンピオンクラスの#47 藤田、#5 高見澤、あるいはジェントルマンクラス王者である#15 神取、#16 横幕ゆぅらが一矢報いることができるかどうかも注目したい。また、第10戦でクラッシュ・リタイアを喫してしまった#17 大久保仁、#18 飯田太陽もマシンを修復し戦線に復帰する予定。全13台での熾烈なバトルが繰り広げられる。

専有走行は10月22日(土)10時05〜35分、13時10分〜13時40分の2セッション。予選は10月23日(日)9時45分〜10時にQ1、10時10分〜10時20分でQ2を行なう。決勝レースは同日14時35分から12周でスタート予定だ。泣いても笑っても最終戦、すがすがしいバトルを期待したい。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

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SUPER GT

SGT:911 GT3 Rが奇跡的な追い上げで2位フィニッシュ

プレスインフォメーション 2011年10月16日 レースレポート: スーパーGT第8戦 ツインリンクもてぎ PJ11_0297.JPG ポルシェ AG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)がカスタマーレーシングチーム向けに製造、販売するFIA GT3規格に準拠したレーシングマシン、ポルシェ911 GT3 Rは、10月15日(土)から16日(日)に栃木県のツインリンクもてぎにて行われたスーパーGT第8戦 GT300クラスにおいて、ピットスタートから驚異的な追い上げを見せて2位でゴールし、ドライバー/チームランキングでも見事シリーズ3位を獲得いたしました。 HANKOOK KTR(ハンコックKTR、 #33、影山正美/藤井誠暢)の911 GT3 Rはヘビーウェットで行われた土曜日の予選ではQ3に進出し7番手グリッドを獲得しました。朝までの雨から一転、汗ばむほどの陽気の中、迎えた日曜の決勝スタート直前のウォームアップ走行でも好タイムを記録。911 GT3 Rとツインリンクもてぎの相性の良さを見せつけ、レースでの快走を期待させたが残念ながらトラブルによりピットからのスタートを余儀なくされることになった。 影山は、ピットロード出口でライバル全車が目の前を通り過ぎるのを待ち22番手からコースに出る。当初は定石通りの1ストップ作戦を想定していたが、最後尾からのスタートとなったため急遽戦略を変更。「2ピットストップも視野に入れて、とにかくプッシュしました。タイヤの信頼性も高かったので不安なく攻め続ける事ができました」という影山は見事なドライビングで瞬く間に順位を上げていき3周目には14位、6周目には13台抜きの9番手にポジションアップ。タイトル争いを繰り広げる上位2台と遜色ないタイムで走行を続け、15周目にはついに3位に浮上する。25周目にドライバーチェンジするまでの間、911 GT3 Rのラップタイムが落ちる事はなかった。 PJ11_0295.JPG タイムロスなくピットストップを終えて、ステアリングを託された藤井は6位でコースに復帰し、すべてのチームがドライバーチェンジを終えた35周目には2位に上がる。911 GT3 Rは素晴らしいラップタイムで一時はトップを伺うかに思えたが、そのままチェッカーを受け最下位スタートから見事ポディウムフィニッシュとなる2位でゴール。レース後、「最終戦の結果でシリーズランキングが決まるので、トップを目指して走りました。トラクションが必要とされるこのサーキットで、ポルシェのアドバンテージを充分に発揮できました」と藤井は語りました。このレースで15ポイントを得た結果、ハンコックKTRはGT300クラスの2011シーズンランキングにおいて見事3位を獲得しました。 同じく911 GT3 Rを駆るTEAM ART TASTE(チームアートテイスト、 #15、清水康弘/ティム・ベルグマイスター)は12番グリッドからポイント圏内フィニッシュに向けてスタートしましたが、13位でゴール。惜しくもデビューシーズンで2度目のポイント獲得はなりませんでした。 スーパーGTの次戦は静岡県の富士スピードウェイにて11月12日(土)、13日(日)に特別戦として開催される予定です。 ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が4位入賞 (HONDA)

  • 2011年10月16日(日)・決勝/会場:ツインリンクもてぎ(4.801km)/天候:晴れ/気温:25℃(15:00現在)/路面温度:29℃(15:00現在)/コースコンディション:ドライ/観客:2万6000人

 10月16日(日)、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第8戦「MOTEGI GT 250km RACE」の決勝レースが行われました。

gt111016001L.jpg  ウエットコンディションのもとで行われた昨日の公式予選では、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)がHonda勢でトップとなる4番グリッドを獲得。以下、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は7番グリッド、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は9番グリッド、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)は11番グリッド、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)は14番グリッドを手に入れました。

 午前9時から45分間にわたって行われた今朝のフリー走行は、昨日から雨が降り続いたため、ウエットコンディションで行われました。ここで#32 EPSON HSV-010は1分55秒491をマーク。Honda勢のトップに立つとともに総合でも2番手につけ、改めてウエットコンディションでの強さを印象づけました。これに続いたのは6番手タイムを記録した#17 KEIHIN HSV-010。さらに#100 RAYBRIG HSV-010は10番手、#1 ウイダー HSV-010は11番手、#8 ARTA HSV-010は15番手となりました。

 昼近くになると栃木県地方の上空は抜けるような青空へと変わり、汗ばむほどの暑さとなりました。コースはドライとなり、2011 オートバックス SUPER GTシリーズの最終戦は絶好のコンディションに恵まれました。

 本来ツインリンクもてぎを得意としているHSV-010 GTですが、昨日はウエットコンディションのため持ち前のパフォーマンスを十分に発揮できず、予選では期待通りの成績を収めることができませんでした。しかし、昨日とは全く異なるドライコンディションとなったため、本日の決勝レースでは5台のHSV-010 GTが力強く反撃することが期待されました。

 スターティングドライバーは、4番グリッドの#32 EPSON HSV-010は道上選手、7番グリッドの#100 RAYBRIG HSV-010は伊沢選手、9番グリッドの#17 KEIHIN HSV-010は金石選手、11番グリッドの#1 ウイダー HSV-010はデュバル選手、14番グリッドの#8 ARTA HSV-010は小林選手が務めます。

 午後2時にフォーメーションラップが開始。コントロールラインまで戻ってきたところでグリーンランプが点灯し、53周のレースが始まりました。5台のHSV-010 GTはいずれも順調にスタートを切り、#32 EPSON HSV-010は5番手、#100 RAYBRIG HSV-010は6番手、#17 KEIHIN HSV-010は9番手、#1 ウイダー HSV-010は12番手、#8 ARTA HSV-010は13番手となってオープニングラップを終えました。

 3周目、#100 RAYBRIG HSV-010に乗る伊沢選手は#32 EPSON HSV-010をパスし、5番手に浮上。道上選手が操る#32 EPSON HSV-010は6番手となりました。同じ周に#17 KEIHIN HSV-010に乗る金石選手はライバルの1台をオーバーテイク、8番手へと駒を進めます。続く4周目に#1 ウイダー HSV-010の小暮選手はライバル2台の攻略に成功、一気に10番手へとポジションを上げました。

 そして、8周目には#32 EPSON HSV-010が#100 RAYBRIG HSV-010を追い抜き、#32 EPSON HSV-010は5番手、#100 RAYBRIG HSV-010は6番手となり、5台のHSV-010 GTはその後も順調に周回を重ねていきます。

 Honda勢でいちばん早くピットストップを行ったのは#17 KEIHIN HSV-010と#100 RAYBRIG HSV-010の19周目。2台ともタイヤ交換、給油、ドライバー交代を行ってコースに復帰します。続いて21周目には#1 ウイダー HSV-010がピットストップ、24周目には#32 EPSON HSV-010がピットストップを行い、いずれも順調に作業を終えました。

 一方、ハードタイヤでスタートした#8 ARTA HSV-010は31周目までピットストップを引き延ばし、一時トップに立つ快走を見せました。さらに、タイヤを交換しない作戦を敢行することでピットストップ時間を短縮、コースに戻ったときには9番手となっていました。

 全車がピットストップを終えた32周目、Honda勢のトップは#32 EPSON HSV-010の5番手でした。しかも、#32 EPSON HSV-010の直後には4台のHSV-010 GTが連なり、5台そろってトップ10圏内を走行する展開となりました。

 35周目にはトップを走っていたライバルがピットストップを行い、#8 ARTA HSV-010の直前でコースに復帰します。このため#32 EPSON HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010、#17 KEIHIN HSV-010、#1 ウイダー HSV-010の4台は1つずつ順位を上げました。その後、この1台を間に挟みながらもHonda勢はトップグループを上回る快調なペースで周回を重ね、トップ3との差をジリジリと詰めていきます。この結果、35周目には7.7秒だった3番手と4番手#32 EPSON HSV-010との差は、38周目には5.4秒、44周目には3.0秒と急速に縮まり、47周目にはテール・トゥ・ノーズとなりました。

 #32 EPSON HSV-010に乗る中山選手は何度も3番手を走るライバルに襲いかかりますが、GT300クラスの車両に進路を阻まれるなど、なかなかチャンスを手に入れることができません。この間に#32 EPSON HSV-010との差を詰めた#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手は、51周目の90度コーナーで#32 EPSON HSV-010をパス、4番手に浮上しました。一方、タイヤ無交換作戦で走り続ける#8 ARTA HSV-010は、レース終盤になるとペースが伸び悩むようになり、47周目には10番手、52周目には11番手へと順位を落としてしまいました。

 5台のHSV-010 GTはこのままのポジションで走りきり、#100 RAYBRIG HSV-010は4位、#32 EPSON HSV-010は5位、#1 ウイダー HSV-010は6位、#17 KEIHIN HSV-010は7位となりました。一方、#8 ARTA HSV-010は11番手でチェッカーフラッグを受けましたが、レース中に2度の黄旗追い越しがあったために計40秒のタイムが加算され、13位となりました。

 この結果、チャンピオン争いのドライバー部門では#1 ウイダー HSV-010が3位、#17 KEIHIN HSV-010は4位、#100 RAYBRIG HSV-010は9位、#32 EPSON HSV-010は12位、#8 ARTA HSV-010は15位でシーズンを終えました。また、チーム部門ではウイダー ホンダ レーシングの3位がHonda勢の最上位となりました。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「レース後半に5台のHSV-010 GTが連なって走行したほか、彼らが一生懸命走るシーンをお見せできたので、観客のみなさんには楽しんでいただけたかなと思っています。とくに、HSV-010 GT特有の甲高いエグゾーストノートが5台連続して響く様子は格別だったのではないでしょうか。また、決勝レースの後半ではトップグループを上回るペースで周回し、とくに#1 ウイダー HSV-010は首位より2~3秒速いラップタイムを記録できたことは、HSV-010 GT本来の速さを発揮できたという意味でよかったと思います。ただし、私の立場でいえば、成績を残せなかったことが悔しいですね。その原因は、雨の予選でパフォーマンスを発揮できなかったことにあります。いずれにせよ、これでシーズンは終わりました。目標としていたタイトル防衛はできませんでしたが、多くの収穫がありました。来年は、この経験を生かし、タイトル奪還を目指してSUPER GTに挑みます。1年間、5台のHSV-010 GTに熱いご声援いただき、本当にありがとうございました」
伊沢拓也選手(4位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「表彰台に上がれなかったのは悔しいですが、今シーズンを締めくくるにふさわしいレースができました。今季は苦しみましたが、前レース(第7戦オートポリス)から光明が見え、その流れをしっかりつかむことができました。今日はしっかり戦い、しっかり結果を残せたので、来季につながるいいレースができたと思います」
山本尚貴選手(4位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「今季はクラッシュをしたり、自分のミスでレースを台無しにする時もありましたが、最終戦では自分の成長をしっかり見せたいという思いで、ベストを尽くしました。今日はチーム全体が一丸となり、伊沢選手も助けてくれたので、その想いに乗ったようなレースでした。結果に満足することは一生無いと思いますが、今日に関しては自分の走りができました。欲を言えばもっと順位を上げたかったですが、チームで勝ち取った4位だと思います」
道上龍選手(5位 #32 EPSON HSV-010)
 「序盤にライバルのマシンに抜かれましたが、安定したタイムを刻んでいこうという意思統一がチームでできていたので、落ち着いて順位を取り戻すことができました。表彰台を逃したのは残念でしたが、中山選手もペースよく攻めていたので、1年間やってきた成果が出たレースだったと思います。今季は後半戦からいいレースが展開できるようになり、チームのレベルも上がったと感じています。ただ、予選から上位に食い込まなければ結果になかなかつながらないので、それを来年の課題としてがんばりたいと思います」
中山友貴選手(5位 #32 EPSON HSV-010)
 「道上選手から交代する際にマシンの状況などをアドバイスしてもらったので、不安なくスタートすることができました。あきらめないで走っていたら前のマシンに追いつけましたが、残念ながら抜くことはできませんでした。いいペースで走れていただけに悔しいです。ただ、今季最後のレースをトップ集団の中で締めくくり、いいパフォーマンスを見せることができたと思います。今後もチャンスがあればもっといい結果を出して、期待に応えたいと思います」
Text & Photo: HONDA
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ TDPコンビ石浦/井口組LEXUS SC430が3位表彰台獲得 (TYOTA)

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最終戦で3位表彰台を獲得した
TDPドライバーの石浦宏明(左)と井口卓人(右)

 SUPER GTの今季最終戦となる第8戦「MOTEGI GT 250km RACE」が10月15日(土)、16日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 震災の影響により5月にスタートし、全8戦で戦われてきた2011シーズンもついに最終戦を迎えた。シーズン最終戦となる今大会は、全車ウェイトハンデが0とされる。LEXUS/トヨタ勢は残念ながらタイトル獲得の可能性は逃してしまったが、苦しい戦いを強いられた今シーズンの有終の美を飾るべく、最終戦へと臨んだ。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430が出場。また、GT300クラスに1台のLEXUS IS350と2台のカローラアクシオが出場した。

◆予選◆

 雨にたたられたレースが多かった今シーズン、最終戦も予選の行われた15日(土)は朝から雨に見舞われ、公式練習、予選共にウェットコンディションでの走行となり、コースアウトする車両が続出した。

 午後1時5分から開始されたノックアウト予選のQ1では、出走15台中11台がQ2へと進出するが、ここでPETRONAS TOM'S SC430 36号車、ZENT CERUMO SC430 38号車、D'STATION KeePer SC430 35号車の3台がセッティングが合わず、まさかのQ1敗退。それぞれ12番手、13番手、15番手グリッドが確定した。

 続いて午後3時から行われた予選Q2では、DENSO SARD SC430 39号車を駆るTDPドライバーの井口卓人が雨をものともせぬ走りで4番手タイムをマークしQ3進出。また、WedsSport ADVAN SC430 19号車も5番手につけ、今季初めてのQ3進出を果たした。ENEOS SUSTINA SC430 6号車はこのセッション、トラブルのために走行できず、Q2敗退。10番手グリッドとなった。

 予選Q3では、TDPドライバーの石浦宏明が駆る39号車が、3戦連続のポールポジション獲得を狙ったが、僅かに及ばず、2番手。それでも最前列グリッドから決勝をスタートすることとなった。19号車も3列目6番手グリッドを獲得した。

 GT300クラスでは、COROLLA Axio apr GT 74号車、ハセプロMA イワサキ aprカローラ 31号車、SG CHANGI IS350 14号車の3台が揃ってQ2進出を決めたが、14号車はQ2でコースアウトを喫したこともあり、14番手でQ3進出ならず。カローラの2台は、最後の最後までQ3進出をかけてタイムアタック合戦を繰り広げたが、TDPドライバーの国本雄資が最終周に9番手タイムをマークした74号車がQ3へ進出。惜しくもこれで押し出される形となった31号車は11番手グリッドとなった。その後、Q3は更に雨が強くなり難しいコンディションとなったが、74号車は8番手グリッドを獲得した。

◆決勝◆

 16日(日)の朝方までは雨が残り、午前9時からのフリー走行はウェットコンディションで行われたが、その後天候は回復し、午後2時からの決勝レーススタート前には路面は完全にドライ。強い日差しも照りつけ、10月半ばとしては暖かい陽気の下で決勝レースは戦われることとなった。

 午後2時、気温27度、路面温度34度というコンディションで、53周の決勝レースがスタート。最前列2番手スタートの39号車は石浦がスタートを担当。スタート直後にライバルの先行を許し、3位へと後退したが、4周目の1コーナー進入で抜き返し、2位で前半戦、首位の車両を追った。

 後方では、1周目に6号車と36号車が接触。6号車はコース脇にストップし、その後レースに復帰したものの、周回遅れの最後尾へと後退してしまった。36号車は車両右前部を破損したが、そのままレースを続行。しかし、この接触でドライブスルーペナルティを科され、14位からの追い上げを余儀なくされてしまった。

 27周目、2位を走行していた39号車がピットインし、井口へとドライバー交代。その後、次々に各車ピットへと向かい、全車がピット作業を終えた時点で、39号車は3位へとひとつポジションを落とすこととなってしまった。

 30周目にピットへ向かい、TDPドライバーの中嶋一貴へとドライバーを後退した36号車は、全車ピット終了時点で12位につけていたが、後半に入って猛追を開始。43周目に38号車をかわすと、その後も先行車をパスしていき、46周目には9位に浮上した。

 レースが終盤に入ると、2位以下の間隔が詰まり、3位を走行する39号車は、2位逆転を狙いながらも、すぐ後ろにつける3台のHSV-010からの追い上げを受けることに。しかし、39号車の井口はこの追撃を凌ぎきり、見事3位でチェッカー。不運の多かった今シーズンの最終戦を、見事表彰台で締めくくることとなった。

 追い上げた36号車はファイナルラップにもひとつポジションを上げ、8位でフィニッシュ。38号車が10位でポイントを獲得した。

 GT300クラスでは、8番手スタートの74号車がタイヤチョイスを失敗し、序盤で大きく後退。しかし、早めのピットインでドライバーを交代した後は、後半を担当した国本が良いペースで周回を重ねてポジションアップを果たし、9位でフィニッシュ。31号車は11位。19号車はトラブルに見舞われ惜しくもリタイアに終わった。

DENSO SARD SC430 39号車 ドライバー 石浦宏明:
 今日のレースは自分たちのすべてを出し切ることができ、100点満点だったと思う。前回も100点のレースをしていたが、不運な結果に終わってしまった。今回やっとリベンジを果たせて、終わり良ければすべて良しということで、今は良いシーズンだったと振り返ることができる。今年このチームに移籍して来て、去年レクサス勢で最下位だったチームを強くすることができた。そして最後に結果を出すことができてとても嬉しい。
DENSO SARD SC430 39号車 ドライバー 井口卓人:
 今日のレースは、いつものように良い状態で石浦選手が自分に渡してくれると信じていたので、不運が続いていたが余計なことは考えず走ろうと思っていた。レース終盤は辛かったが、前を行く46号車はもっと厳しいだろうと考え、攻め続けた。無事に表彰台を獲得することができて、ほっとしている。これまで悪いことが続いて辛いレースを経験し、色々と考えすぎてしまうこともあったが、今回は開き直り自由に走るつもりだった。最後、表彰台で締めくくることができて、本当に良かった。
Text & Photo: TOTOTA
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SUPER GT

SGT:2011年各クラスドライバーズチャンピオン記者会見

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■GT500クラス
柳田真孝(S Road MOLA GT-R)
gt_2011_champ_yanagida  「シリーズチャンピオンを取れたということがまだ実感できないんですけど、一緒に戦ってくれてたチームメートのロニーと、チームモーラ、大駅監督を始めスタッフみんな、そして、サポートしてくれたエスロード、大応援団のニッサンファンの人たちにお礼がいいたいです。去年300でここにいて、次の年に500に乗ってまたチャンピオンが取れるなんて思ってもいなかったのでほんとに信じられないです。シーズン序盤はGT500は簡単なものじゃないし不安はあったんですが、セパンのテストや岡山のテストでだんだん自信がついてきました。第1戦は雨だったんですが、予選もよかったですし、SUGOで優勝したのが大きかったのかと思います。その前のセパンを入れてミシュランが強いときの夏の3戦連続で表彰台に上がれたので、手応えがつかめたというか今年行けるんじゃないかと思いました」
ロニー・クインタレッリ(S Road MOLA GT-R)
gt_2011_champ_quintarelli  「2004年のF3時代以来7年ぶりのチャンピオンです。素晴らしいGT500レースということで本当にうれしいです。今年は私たちにとって素晴らしい年でした。上位のほうで終われるとは思っていましたが、まさかチャンピオンが取れるとは思っていませんでした。今年、最初の岡山のテストでものすごくクルマの調子がよくて、そのときに自信をつけました。MOLAのスタッフともいままでづっと一緒にやってたようなコミュニケーションが取れていました。シーズン序盤は速さを見せたけど、2戦まで成績は良くなくて、その中でポイントを取って夏場のレースで表彰台にも乗れ優勝もできて、その時にがんばればチャンスがあるんじゃないかと思いました」
大駅俊臣チーム監督(S Road MOLA GT-R)
gt_2011_champ_ohike 「今年からGT500に参戦することになったんですが、500のステージに来られるチャンスを与えてくれた日産自動車、NISMOに感謝したいと思います。また、バックアップをしてくれたわたしたちのメーンスポンサーのエスロード安田社長にも非常に感謝しています。わたしたちもGT500は初めてで、彼らはGT500に乗っていて試行錯誤しながらいったんですが、ドライバーに関しては不安はありませんでした。ミシュランタイヤが夏にパフォーマンスが高い、重くなってからも強いタイヤと聞いてたので夏に1勝したいと思っていました。夏の3戦を表彰台に上がることができ、そのあたりからシリーズトップを走っていましたので、必然的にチャンピオンを意識し始めました」
GT300クラス
谷口信輝(初音ミクグッドスマイルBMW)
gt_2011_champ_taniguchi  「まずはチームやヨコハマタイヤさんや関係者各位のみなさんに感謝したいです。非常にうれしいです。GT初めて10年目なんですけど、やっとチャンピオンを取れました。うれしい気持ちとホッとした気持ちと、まさか逆転できるとは感無量です。今回初めて番場選手スタートで、無事に帰ってきてくれよと祈りながら見ていましたが、ちゃんとトップを守って無事にクルマを渡してくれたので、あとは絶対守ってやろうと思って走りました」
番場琢(初音ミクグッドスマイルBMW)
gt_2011_champ_banba  「素直にうれしいです。このチームは本当にたくさんの個人スポンサーの方の支援のもとで、レースを戦えているので、ヨコハマタイヤさん、メカニックさん、ぼくを支えてくれた谷口さんに心から感謝したいです。オートポリスが終わって帰りの飛行機の中で、『頼むからチャンピオンを取らせてくれ』と谷口選手からいわれて、それから2週間できることを全部してきました。スタートといわれても自分ではそんなに変わらす、集中して戦えばちゃんとしたレースができると思いました。シーズン始まる前とほんとうに変わりました。速いドライバーはたくさんいて、走りとかの話は教わるんですが、谷口さんはメンタルとかレースの取り組みとかをたくさん教えてくれて、いままで考えたこともないようなことまで教えてくれたので、変われたのではないかと思います」
大橋逸夫チーム監督(初音ミクグッドスマイルBMW)
gt_2011_champ_ohashi  「このチームを作ると決めたときに、勝てるチームを作ろうと思って、谷口選手に声をかけたんですけど、快諾とはいきませんでしたが最終的に乗ってくれることになって、番場選手と谷口選手、2人がうまくやっていけるかとちょっと心配でしたが、番場選手が成長して、スタートをやっても大丈夫だとみんなが思えるくらい精神的にも強くなったんだと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SGT:第8戦もてぎ決勝記者会見 GT500クラスウィナーのコメント

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本山哲(MOTUL AUTECH GT-R)
gt_r08_r_pc_motoyama  「レースに勝てて、自分たちの目標を達成できたので満足感はあります。チャンピンシップに関しては、ライバルが2位に入り届かなかったのは残念です。スタートドライバーは前から決まっていて、チームの戦略です。ウェットからドライがぶっつけ本番という状況でしたが、ドライコンディションでも事前テストも含めてセットアップは自信がありました。けど、急に変わったドライだったので難しい部分もありました。スタートしたときから周りの状況とタイヤの性能低下を、ライバルとの比較を見ながらレースの展開、戦略を考えていこうと思っていました」
ブノワ・トレルイエ(MOTUL AUTECH GT-R)
gt_r08_r_pc_treluyer  「勝てたのでうれしいですが、総合優勝ができなくて残念です。クルマは後半、タイヤもエンジンも良かったので、結果が出ました。フルタンクのスタートだったので数ラップは、クルマが動く状況でブレーキングはきつかったです。タイヤのメンテナンスも難しかったです。10~15ラップは、クルマのフィーリングが良くなり、チームにもタイヤの情報を伝えて、同じタイヤで行くことに決めてよかっと思います。ピットストップも完ぺきで、チームもいい仕事をしたと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝 GT500はMOLUL AUTECH GT-Rが優勝、チャンピンはMOLA GT-Rの柳田/クインタレッリ組、GT300は初音ミクグッドスマイルBMWが優勝しチャンピオンはも谷口、番場組が獲得!

 スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」は16日、ツインリンクもてぎで53周、250kmの決勝レースを行い、GT500クラスはMOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が、GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)が優勝した。また、ドライバーズチャンピンはGT500が柳田真孝・ロニー・クインタレッリ、GT300は谷口信輝・番場宅が獲得した。

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gt_r08_r_podium_500

gt_r08_r_podium_300

gt_r08_r_champion_500

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 フリー走行時に降っていた雨も午前中には上がり、ツインリンクもてぎの天候は急速に回復。午後には太陽も雲間から顔を出し、決勝の始まる頃には気温26度、路面温度33度と蒸し暑いほどの天候となってきた。

 この天候の変化のため8分間で行われる予定だったウォームアップ走行が13分間と5分延長、フォーメーションラップは14時5分からのスタートとなった。

 スタートを制しホールショットを奪ったのはポールポジションのS Road MOLA GT-Rのロニー・クインタレッリ、2位に予選3位カルソニックIMPUL GT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが上がり、予選2位DENSO SARD SC430の石浦宏明は3位に後退した。

 クインタレッリは序盤から後続を引き離しにかかり、中盤の25周目には10秒近くの貯金を築くがその後はペースが落ち始める。

 一方、後方からは予選5位スタートMOTUL AUTECH GT-Rのブノワ・トレルイエが1周目を4位で終えると、10周目には3位。30周終わりでドライバーをトレルイエから本山哲にチェンジすると、28周終わりでピットインしドライバーを井口卓人に代えていたSARD GT-Rをピット出口で逆転し、2位に上がる。

 さらに本山は、29周終わりでドライバーをクインタレッリから柳田真孝にチェンジしたMOLA GT-Rに迫る。38周目あたりからテールトゥノーズとなり、41周目のV字コーナーで本山が柳田を捉えついにトップに躍り出た。

 MOTUL AUTECH GT-Rの本山はその後もトップを譲ることなく53周を走って優勝。前戦のオートポリスに続き2連勝、今季3勝目を飾った。

 3位にはDENSO SARD SC430の井口が入った。

 GT300クラスは、ポールスタートの初音ミクグッドスマイルBMWの番場琢が序盤からレースをリード。2位には番場らとドライバーズチャンピオンを争っているJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458の田中哲也がつけるが、3位に上がってきたR&D SPORT LEGACY B4の佐々木孝太に3周目の3コーナーでかわされ3位に落ちる。

 佐々木は手綱を緩めずトップの番場を追う。しかし番場の背後まで迫った9周終わりでトラブルのため突然のピットイン。これで番場は楽になり、2位には田中が復帰。

 番場は19周終わりでピットインしドライバーを谷口信輝にチェンジすると谷口はその後もペースを緩めることなく49周を走りきり今季2勝目を飾った。

 佐々木が後退したため2位に上がった田中は18周終わりでピットインしドライバーを平中克也にチェンジ。その後方からはなんとピットスタートのHANKOOK PORSCHEの影山正美が迫ってきた。影山は10周終わりで6位、15周目には3位。25周終わりでドライバーを藤井誠暢にチェンジしピットアウトすると平中の前に出ることに成功、2位に。

 このままの順位でレースは終了。2位にHANKOOK PORSCHEの影山、3位にJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458の平中が入った。

 この結果、2位に入ったS Road MOLA GT-Rの柳田とクインタレッリは今シーズンのGT500クラスドライバーズチャンピオンを獲得した。

 また、GT300クラスのドライバーズチャンピオンは優勝した初音ミクグッドスマイルBMWの番場、谷口が獲得することとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝結果

■GT500クラス

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2011/10/16) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS531:37'39.246
246S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI531.803
339DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI532.452
4100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS532.703
532EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL533.019
61ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS533.435
717KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS5320.326
8*36PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS5331.726
912カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS5341.688
1038ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS5343.992
1119WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH5348.476
1224ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH5350.665
13*8ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS531'27.903
1435D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS521Lap
156ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS521Lap
--- 以上規定周回数(37Laps)完走 ----
■GT300クラス

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2011/10/16) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
14初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH491:37'56.682
233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK4911.405
311JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL4920.286
466triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH4931.937
588JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH4933.036
662R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH4935.011
743ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS4938.654
82エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH491'11.552
974COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH491'13.539
1026Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
山下 潤一郎
YH491'15.041
1131ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH481Lap
1286JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH481Lap
1315ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK2481Lap
1427PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH481Lap
155マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH2481Lap
1687リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH472Laps
1710Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH472Laps
1869サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH472Laps
1925ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH3514Laps
--- 以上規定周回数(34Laps)完走 ----
-14SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1633Laps
-41NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
峰尾 恭輔
YH8049Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.46 S Load MOLA GT-R 1'46.000 (3/53) 163.07km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.62 R&D SPORT LEGACY B4 1'56.648 (3/49) 148.18km/h
  • CarNo.36は、2011 SGT SpR 第30条1.違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.8は、2011 SGT SpR 第30条1.違反により20秒を競技結果に加算した。
  • CarNo.8は、2011 SGT SpR 第30条1.違反によりさらに20秒を競技結果に加算した。
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎフリー走行 GT500はDENSO SARD SC430が、GT300は音ミクグッドスマイルBMWがトップタイム!

  スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」は16日、ツインリンクもてぎで9時より45分間のフリー走行を行い、GT500はDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)が、GT300は初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がトップタイムを記録した。

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 ツインリクもてぎは朝から雨模様。路面はフルウエットだが気温は暖かめ。9時より赤旗中断もあったものの45分間のフリー走行が行われた。

 降り始めは本格的な雨脚だったが、Rn-sports JIMGAINER F430がコースアウトした赤旗中断開けの残り10分あまり前から小雨へと変わり、多くのクルマは終了直前にベストタイムをマークすることとなった。

 そんな中GT500クラスでトップに立ったのはDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)で井口がドライブ。2位にはチェッカー後にタイムを出したEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)の中山がつけた。

 3位にはポールシッターでチャンピオン争い最右翼のS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が、4位にはADVAN KONDO GT-R(安田裕信/ビヨン・ビルドハイム組)が入り、なんと上位4台がミシュラン、ダンロップ、ミシュラン、ヨコハマと続き、ブリヂストン以外のをタイヤを履くクルマが上位を独占する結果となった。

 MOLA GT-Rとチャンピオン争いをしているMOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)は8位とやや出遅れてしまった。

 GT300は昨日から絶好調の初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がここでもトップタイムを記録。これで公式練習、Q1~Q3そしてこのフリー走行とこれまで行われたすべてのセッションを制しチャンピオン争いに向け、死角はなさそうだ。

 2位にはR&D SPORT LEGACY B4(山野哲也/佐々木孝太組)が終了直前に上がり、3位にはグッドスマイルBMWとチャンピオンを争うJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)が入った。

 決勝は14時より53ラップ、250kmで争われる。天候は回復傾向だが、雨なら雨で、晴れなら晴れで各車ぶっつけ本番のドライタイヤを履くこととなり波乱含みの決勝レースとなりそうだ。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎフリー走行結果

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2011/10/16) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500139DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI1'54.806-150.558
2500232EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL1'55.491 0.685149.665
3500346S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1'55.857 1.051149.192
4500424ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'55.974 1.168149.042
550056ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'56.454 1.648148.427
6500617KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS1'56.723 1.917148.085
7500719WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH1'56.827 2.021147.954
8500823MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'57.561 2.755147.030
9500912カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'57.568 2.762147.021
1050010100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'57.633 2.827146.940
11500111ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'57.895 3.089146.613
125001238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS1'57.946 3.140146.550
135001336PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS1'58.658 3.852145.670
145001435D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS1'58.789 3.983145.510
15500158ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS1'59.314 4.508144.870
1630014初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH2'04.81010.004138.490
17300262R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH2'05.47810.672137.753
18300311JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL2'05.63310.827137.583
19300443ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS2'06.27711.471136.881
20300574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH2'07.43612.630135.636
21300686JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH2'07.50812.702135.560
2230072エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH2'07.54512.739135.521
23300887リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH2'07.56812.762135.496
24300988JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH2'07.85313.047135.194
253001033HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK2'07.85613.050135.191
263001125ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH2'08.02413.218135.013
273001227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH2'08.20413.398134.824
283001366triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH2'08.43113.625134.586
29300145マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH22'08.44413.638134.573
303001569サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH2'08.46613.660134.549
313001614SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH2'08.59413.788134.415
323001731ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH2'08.66113.855134.345
333001815ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK22'09.52914.723133.445
343001926Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
山下 潤一郎
YH2'09.83415.028133.131
353002041NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
峰尾 恭輔
YH82'10.04415.238132.916
363002110Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH2'12.38917.583130.562
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式予選 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が4番グリッドを獲得 (HONDA)

  • 2011年10月15日(土)・予選/会場:ツインリンクもてぎ(4.801km)/天候:雨/気温:20℃(13:00現在)/路面温度:22℃(13:00現在)/コースコンディション:ウエット

10月15日(土)、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第8戦「MOTEGI GT 250km RACE」が開幕し、公式予選が行われました。

gt111015001L.jpg  東日本から北日本にかけての広い地域が雨空に覆われたこの日、ツインリンクもてぎのある栃木県周辺も一日を通じて雨が降り続き、コースは終日、ウエットコンディションとなりました。それでもシリーズ最後の一戦を見守ろうと観客席には多くのファンが詰めかけました。

 Honda勢として最後までタイトル獲得の可能性を残していた#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)と#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)の2台は、第7戦オートポリス大会でそれぞれ11位と6位に終わり、残念ながらこの時点でチャンピオンとなる望みを絶たれました。それでも本大会の結果次第では#1 ウイダー HSV-010がシリーズ2位となる可能性を残しているほか、5台のHSV-010 GTはいずれも優勝を目指してこの一戦に臨んでいます。

 傑出したシャシー性能を誇るHSV-010 GTは、テクニカルコースとして知られるツインリンクもてぎを得意としており、昨年の第8戦もてぎ大会でもトップ7に4台のHSV-010 GTが入る活躍を見せました。また、シリーズ最終戦となる本大会は、獲得ポイントに応じて課せられるハンディウエイトがすべて撤廃されることも見どころの1つといえます。このため、5台のHSV-010 GTは持ち前の優れた運動性能を発揮し、ライバルに対して有利な戦いを展開することが期待されています。

 この日のスケジュールは、午前9時45分から1時間45分にわたり公式練習を行ったあと、午後1時5分から予選1回目を実施。さらに午後3時10分からは予選2回目、午後3時45分からは予選3回目が行われます。

 今回の予選はノックアウト方式で行われました。予選1回目の上位11台が予選2回目に進出、予選2回目では上位7台が予選3回目に進出し、この予選3回目での順位にしたがって決勝レースの上位スターティンググリッドを決めます。また、惜しくも予選を通過できなかったチームは、その段階での予選順位が決勝レースでのグリッドとなります。

 雨模様の中、幕を開けた公式練習では、ウエットコンディションを得意とする#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が健闘。中山選手が1分52秒913を記録して総合のトップに立ちました。さらに、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は1分55秒024で7番手、#1 ウイダー HSV-010は1分55秒232で10番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)は1分55秒583で14番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は1分55秒667で15番手となりました。

 午後1時5分に始まった予選1回目も引き続きウエットコンディションとなりました。ここでは1分53秒584で3番手となった#32 EPSON HSV-010がHonda勢のトップ。続いて#100 RAYBRIG HSV-010が1分54秒129で6番手、#1 ウイダー HSV-010が1分54秒301で8番手、#17 KEIHIN HSV-010が1分54秒388で9番手となり、予選2回目への進出を決めました。一方、#8 ARTA HSV-010は14番手となり、この段階で決勝でのスターティンググリッドが確定しました。

 雨脚がやや弱まった予選2回目では、1分53秒050を記録した#32 EPSON HSV-010が2番手へ躍進。#100 RAYBRIG HSV-010も1分54秒832で6番手につけ、予選3回目に挑む権利を手に入れました。一方、#17 KEIHIN HSV-010が9番手となり、#1 ウイダー HSV-010はメカニカルトラブルが原因でタイムを記録できなかったため、いずれも予選3回目進出はなりませんでした。

 予選3回目では再び雨量が増え、予選1、2回目とは異なるコースコンディションとなる中、#32 EPSON HSV-010が1分56秒388をマークして4番手。#100 RAYBRIG HSV-010は1分57秒214で7番手となりました。

 この結果、#32 EPSON HSV-010は4番グリッド、#100 RAYBRIG HSV-010は7番グリッド、#17 KEIHIN HSV-010は9番グリッド、#1 ウイダー HSV-010は11番グリッド、#8 ARTA HSV-010は14番グリッドから明日の決勝レースに挑むことになりました。

 53周で競われる決勝レースは10月16日(日)午後2時にスタートが切られます。

中山雅仁|Honda GTプロジェクト プロジェクトリーダー代行
 「午前中の練習走行はコースコンディションによって結果が左右される形になりました。この結果、選択したタイヤと雨量がマッチしているチームが上に行き、そうでなかったチームは低迷しました。予選2回目では#1 ウイダー HSV-010にトラブルが出たほか、ポールポジション獲得が期待された#32 EPSON HSV-010は、予選3回目で雨脚が強まったために4番手にとどまりました。ただし、明日の決勝レースはドライコンディションになる見通しなので、今日の予選とは全く異なる展開になると考えています。シーズンの最終戦なので、悔いのないように全力で戦って欲しいと、各ドライバーや各チームには伝えています」
道上龍選手(4番手 #32 EPSON HSV-010)
 「雨が降ったり止んだり流動的で、刻々と状況が変化する難しいコースコンディションでした。予選1回目、2回目と中山選手ががんばって速さを見せつけたので、ポールポジションを取りたいと思って懸命にアタックしましたが、予選3回目では雨が強くなってしまい、思うようにタイムが伸ばせませんでした。明日は晴れてドライコンディションになる予報なので、今日とは異なるレース展開になると思います。4番手は悪いポジションではないので、とにかく粘って上位陣に食らいついていこうと思います」
中山友貴選手(4番手 #32 EPSON HSV-010)
 「最終戦ということもあり、とにかく結果を出したいと思って気持ちが入っていました。今シーズン取り組んできた"チーム全体のベースの底上げ"という課題に対し、なかなか数字や結果が出せていなかったのですが、第4戦スポーツランドSUGOで3位入賞も果たし、徐々に手応えはつかんでいました。今日もマシンは走りだしから調子はよかったのですが、雨量の変化によって状況が変わり、常に判断を迫られました。ポールポジションを取れなかったのは残念ですが、明日はガンガン攻めて結果を残せるようにがんばります」
Text & Photo: HONDA
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SGT:第8戦もてぎ公式予選記者会見 各クラスポールシッターのコメント

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■GT500クラス
柳田真孝(S Road MOLA GT-R)
gt_r08_q_pc_yanagida  「チャンピオンシップもありますが、チームとしては勝ちたいという思いでもてぎに来ているのポールポジションが取れてうれしいです。Q1、Q2とロニーががんばっているので自分がいいタイムを出して答えたいというのもありました。明日はいつもどおりのレースをして、この一戦に勝つんだだという気持ちでいきます」
ロニー・クインタレッリ(S Road MOLA GT-R)
gt_r08_q_pc_quintarelli  「午後からクルマとタイヤの調子が良かったですが、水の量の変化でタイヤのチョイスが難しくて、チーム監督とミシュランのスタッフが路面の状況にうまくタイヤを合わせてもらい、最後までいいタイムを出せたのは、そのお陰です」
■GT300クラス
谷口信輝(初音ミクグッドスマイルBMW)
gt_r08_q_pc_taniguchi  「雨になるとぼくたちのクルマはミッドシップとかリアエンジンに比べるとトラクションとかで不利で、11号車は強いし、うれしくない土曜日だと思いました。今日の朝、練習で走ってみてヨコハマタイヤさんが今回用意してくれたタイヤがすごくグリップして、走ってたフィーリングは良かったんですが、トップだというのはすごく驚きました。この練習の結果でポールポジションを取ってやるという気持ちに変わりました。番場選手もQ2でらくらくトップですし、明日のドラマに向けてこれは来たなという感じです」
番場琢(初音ミクグッドスマイルBMW)
gt_r08_q_pc_banba  「前回のオートポリスが終わってからチームとたくさんのミーティングをして、個人的に並々ならぬ決意で乗り込んできました。雨だったのでどうなるかと思いましたが、走り始めからめちゃくちゃグリップして、すごく安心してアクセルも踏めて、攻めることができました」
Text: Yoshinori OHNISI / Photo: Keiichiro Takeshita , Yoshinori OHNISHI
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式予選 GT500はS Road MOLA GT-Rが、GT300は初音ミクグッドスマイルBMWがポールポジション!

 スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」は15日、ツインリンクもてぎでノックアウト方式の公式予選を行い、GT500クラスはS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が、GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がそれぞれポールポジションを獲得した。

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 ノックアウト方式の公式予選は13時5分よりQ1が始まった。フリー走行途中でやんでいた雨は再び降り始め、1時間近くのインターバルを置いて行われたQ2、Q3とスケジュールを消化するにつれ雨脚は強まっていった。

 こんなコンディションの中、GT500クラスでポールポジションを獲得したのがミシュランタイヤを履くS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)。Q1~Q3をクインタレッリ、クインタレッリ、柳田とつなぎ各セッションで2位以下を圧倒するタイムを出し、予選を制した。

 予選2位はやはりミシュランタイヤのDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)。Q1で石浦が2位、Q2で井口が4位とコンスタントに上位に付け、Q3でも石浦が2位となるタイムを叩き出した。

 予選3位はブリヂストンタイヤ勢の中で意地を見せたIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)。Q3を担当したオリベイラは一度は90度コーナーでコースアウトするものの最後の最後で渾身のアタックを行い3位に滑り込んで来た。

 予選4位はクラスで唯一ダンロップタイヤを履くEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)。公式練習でトップを取った勢いそのままにQ1で中山が3位、Q2で中山が2位に付ける。しかし、Q3では道上がドライブするもののオリベイラのタイムに僅差で届かなかった。

 ポールポジションを取ったMOLA GT-Rとともにドライバーズチャンピンの権利があるMOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)は5位とチャンピオン争いでは不利な位置からのスタートとなってしまった。

 GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がポールポジション。公式練習で他をぶっちぎるタイムタイムをマークしたが、公式予選でもその勢いは衰えず、Q1谷口、Q2番場、Q3谷口と2位以下を圧倒し、この日行われた全セッションを完全に支配してしまった。

 予選2位は、グッドスマイルBMWを5ポイント差でリードし、現在ドライバーズチャンピオンシップでトップのJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)。Q1平中8位、Q2田中3位とし、リアウイングの微調整を行うとQ3では平中が2位に食い込んで見せた。これで選手権を争う2台がフロントローに並ぶこととなった。

 予選3位はJLOCランボルギーニRG-3(井入宏之/関口雄飛組)。Q3で先月全日本F3チャンピンを獲得したばかりの関口が雨の中、アグレッシブな走りで最後に食い込んできた。

 決勝レースは明日14時より53周で争われる。GT500、GT300の年間王者に輝くのは誰になるのであろうか。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichoro TAKESHITA
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SGT:第8戦もてぎ公式予選総合結果

■GT500 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2011/10/15) Knock Out Qualify Weather:Rainy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWhSession1Session2Session3
146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1'52.3891'52.5291'54.662
239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI1'52.4231'54.2931'55.455
312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'54.0591'54.9391'56.308
432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL1'53.5841'53.0501'56.388
523MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'54.5881'53.3881'56.514
619WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH1'54.5691'54.7461'56.869
7100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'54.1291'54.8321'57.214
824ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'53.8511'55.712
917KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS1'54.3881'56.342
106ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'54.171no time
111ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'54.301no time
1236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS1'54.726
1338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS1'54.736
148ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS1'55.239
1535D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS1'55.771
■GT300 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2011/10/15) Knock Out Qualify Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWhSession1Session2Session3
14初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH2'03.1552'04.0242'04.356
211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL2'05.4872'04.8542'05.234
388JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH2'04.9312'06.0792'05.296
443ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS2'05.2352'04.9742'05.603
562R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH2'04.6322'04.8272'05.713
666triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH2'04.0292'05.0352'05.957
733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK2'04.8412'05.6462'07.612
874COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH2'06.2082'05.8252'07.616
927PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH2'05.7112'05.3002'07.984
102エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH2'06.1772'05.0892'08.679
1131ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH2'06.4122'06.235
1215ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK22'06.7832'06.670
1387リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH2'05.4772'06.762
1414SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH2'06.5862'07.184
1526Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
山下 潤一郎
YH2'07.4842'07.774
1669サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH2'07.2922'10.469
1725ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH2'05.739
1841NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
峰尾 恭輔
YH82'07.520
195マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH22'07.840
2010Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH2'09.095
---- 以上予選通過 ----
-86JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH2'06.243
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎノックアウト予選Q3結果

■GT500 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2011/10/15) Knock Out Q3 GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1'54.662--150.747
239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI1'55.455 0.793 0.793149.712
312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'56.308 1.646 0.853148.614
432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL1'56.388 1.726 0.080148.512
523MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'56.514 1.852 0.126148.351
619WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH1'56.869 2.207 0.355147.900
7100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'57.214 2.552 0.345147.465
■GT300 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2011/10/15) Knock Out Q3 GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
14初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH2'04.356--138.996
211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL2'05.234 0.878 0.878138.021
388JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH2'05.296 0.940 0.062137.953
443ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS2'05.603 1.247 0.307137.616
562R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH2'05.713 1.357 0.110137.495
666triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH2'05.957 1.601 0.244137.229
733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK2'07.612 3.256 1.655135.449
874COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH2'07.616 3.260 0.004135.445
927PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH2'07.984 3.628 0.368135.056
102エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH2'08.679 4.323 0.695134.326
Tags:

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2011/10/15) Knock Out Q2 GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1'52.529--153.605
232EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL1'53.050 0.521 0.521152.897
323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'53.388 0.859 0.338152.441
439DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI1'54.293 1.764 0.905151.234
519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH1'54.746 2.217 0.453150.637
6100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'54.832 2.303 0.086150.524
712カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'54.939 2.410 0.107150.384
---- 以上Q3進出 ----
824ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'55.712 3.183 0.773149.379
917KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS1'56.342 3.813 0.630148.570
106ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BSno time---
111ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BSno time---
■GT300 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2011/10/15) Knock Out Q2 GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
14初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH2'04.024--139.368
262R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH2'04.827 0.803 0.803138.471
311JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL2'04.854 0.830 0.027138.441
443ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS2'04.974 0.950 0.120138.308
566triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH2'05.035 1.011 0.061138.241
62エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH2'05.089 1.065 0.054138.181
727PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH2'05.300 1.276 0.211137.949
833HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK2'05.646 1.622 0.346137.569
974COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH2'05.825 1.801 0.179137.373
1088JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH2'06.079 2.055 0.254137.096
---- 以上Q3進出 ----
1131ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH2'06.235 2.211 0.156136.927
1215ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH22'06.670 2.646 0.435136.457
1387リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH2'06.762 2.738 0.092136.358
1414SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH2'07.184 3.160 0.422135.905
1526Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
山下 潤一郎
YH2'07.774 3.750 0.590135.278
1669サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH2'10.469 6.445 2.695132.483
Tags:

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2011/10/15) Knock Out Q1 GT500 Weather:Rainy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1'52.389--153.796
239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI1'52.423 0.034 0.034153.749
332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL1'53.584 1.195 1.161152.178
424ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'53.851 1.462 0.267151.821
512カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'54.059 1.670 0.208151.544
6100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'54.129 1.740 0.070151.451
76ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'54.171 1.782 0.042151.395
81ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'54.301 1.912 0.130151.223
917KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS1'54.388 1.999 0.087151.108
1019WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH1'54.569 2.180 0.181150.869
1123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'54.588 2.199 0.019150.844
---- 以上Q2進出 ----
1236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS1'54.726 2.337 0.138150.663
1338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS1'54.736 2.347 0.010150.650
148ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS1'55.239 2.850 0.503149.992
1535D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS1'55.771 3.382 0.532149.303
---- 以上予選通過 ----
■GT300 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2011/10/15) Knock Out Q1 GT300 Weather:Rainy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
14初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH2'03.155--140.351
266triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH2'04.029 0.874 0.874139.362
362R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH2'04.632 1.477 0.603138.688
433HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK2'04.841 1.686 0.209138.456
588JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH2'04.931 1.776 0.090138.356
643ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS2'05.235 2.080 0.304138.020
787リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH2'05.477 2.322 0.242137.754
811JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL2'05.487 2.332 0.010137.743
927PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH2'05.711 2.556 0.224137.498
102エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH2'06.177 3.022 0.466136.990
1174COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH2'06.208 3.053 0.031136.956
1231ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH2'06.412 3.257 0.204136.735
1314SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH2'06.586 3.431 0.174136.547
1415ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK22'06.783 3.628 0.197136.335
1569サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH2'07.292 4.137 0.509135.790
1626Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
山下 潤一郎
YH2'07.484 4.329 0.192135.585
17*25ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH2'05.739 2.584-1.745137.467
---- 以上Q2進出 ----
1841NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
峰尾 恭輔
YH82'07.520 4.365 1.781135.547
195マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH22'07.840 4.685 0.320135.208
2010Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH2'09.095 5.940 1.255133.893
---- 以上予選通過 ----
21*86JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH2'06.2433.088 -136.918
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式練習 GT500はEPSON HSV-010が、GT300は初音ミクグッドスマイルBMWがトップタイム!

 スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」は15日、ツインリンクもてぎで公式練習を行いGT500クラスはEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が、GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がそれぞれトップタイムを記録した。

gt_r08_32 gt_r08_p_4

 今シーズンのスーパーGTもいよいよ最終第8戦。雨にたたられた今シーズンを象徴するように、ツインリンクもてぎは早朝より雨。9時45分より1時間45分間の公式練習がウェットコンディションで行なわれた。

 このコンディションでGT500クラストップタイムをマークしたのは同クラスで唯一ダンロップタイヤを履くEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)。ミシュランタイヤを履くドライバーズチャンピン最右翼のS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)、DENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人)らと入れ替わりトップタイムを記録する中、雨がやんで路面状況が好転してきた終盤、終了3分を切ったあたりで中山(EPSON HSV)が1分52秒913を叩き出し、それまでトップだった井口(SARD SC)を逆転した。

 クラス2位にはSARD SCが、同3位にはMOLA GT-Rが付けた。

 また、MOLA GT-Rとドライバーズチャンピオンを争うMOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)は直後の4位に付けている。

 GT300クラスは、チャンピオンシップの可能性を残している初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)が序盤から公式練習をリード。終盤、番場のドライブで2分2秒853とそれまでの自身のタイムを更新してトップでセッションを締めくくった。

 クラス2位にはHANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)が、同3位にはSG CHANGI IS350(折目遼/アレキサンドレ・インペラトーリ組)組が付けている。

 グッドスマイルBMWとドライバーズチャンピオンを争うJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)はクラス9位でこのセッションを終えた。

 今回の公式予選はノックアウト形式。この後13時5分よりQ1が、15時よりQ2、続いて15時30分よりQ3が行われ、明日のスターティンググリッドが決定する。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式練習結果

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2011/10/15) Official Practice Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL1'52.913-153.082
2500239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI1'52.956 0.043153.024
3500346S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1'53.550 0.637152.223
4500423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'53.684 0.771152.044
5500512カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'54.132 1.219151.447
6500619WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH1'54.873 1.960150.470
7500717KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS1'55.024 2.111150.273
85008*36PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS1'55.141 2.228150.120
950096ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'55.216 2.303150.022
10500101ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'55.232 2.319150.001
115001138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS1'55.280 2.367149.939
125001224ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'55.388 2.475149.799
135001335D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS1'55.490 2.577149.666
14500148ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS1'55.583 2.670149.546
1550015100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'55.667 2.754149.437
1630014初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH2'02.853 9.940140.696
17300233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK2'03.71910.806139.711
18300314SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドラ・インペラトーリ
YH2'04.19511.282139.176
19300486JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH2'04.21311.300139.156
20300566triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH2'04.31411.401139.043
21300662R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH2'04.45111.538138.890
22300787リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH2'04.81611.903138.484
23300888JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH2'04.99512.082138.285
24300911JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL2'05.08912.176138.181
253001025ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH2'05.14512.232138.119
26300112エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH2'05.60412.691137.615
2730012*31ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH2'05.80212.889137.398
283001374COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH2'06.69013.777136.435
293001427PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH2'06.90913.996136.200
303001543ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS2'06.96114.048136.144
3130016*69サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH2'07.00414.091136.098
323001715ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK22'07.73314.820135.321
33300185マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH22'08.01415.101135.024
343001926Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
山下 潤一郎
YH2'09.19516.282133.790
353002010Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH2'09.95717.044133.005
363002141NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH82'10.14917.236132.809
  • CarNo.31,69は、大会特別規則第28条(ピットレーンの制限速度)違反(70km未満)により罰金2万円を課した。
  • CaNo.36は、大会特別規則第28条(ピットレーンの制限速度)違反(80km未満)により罰金3万円を課した。
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SUPER GT

SGT:吉本大樹レースリポート"triple a vantage GT2、しぶとく追い上げを見せるも、最後はポイントに届かず11位フィニッシュ"

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【Hiroki Yoshimoto Race Reprot 2011】 ===============================

CAJ6T3O1.jpg 2011.10.01-02
Round_7 AUTOPOLIS
【Result】

10.01 Free Practice : 6 th (1'52"540)
10.01 Qualify : 16 th (1'53"021) Starting Grid : 16 th
10.02 Free Practice : 13 th (1'55"337) Final : 11 th (0 pt)
Series Ranking (Driver/Team) : 11 th/11 th

===============================
【公式練習・予選】 2011.10.01 (Sta)
===============================

triple a vantage GT2 ソフトタイヤのマッチングに苦しみ予選は16番手

■公式練習 【天候】 晴 【コース】 ドライ 【気温・路温】 開始時:16℃・21℃ 終了時19℃・27℃
■公式予選 【天候】 晴 【コース】 ドライ 【気温・路温】 開始時:21℃・29℃ 終了時20℃・31℃

昨年のSUPER GT SERIESでは開催されなかったオートポリスラウンド。しかし今年は九州や中国地方のファンからの熱烈な要望に応えてシリーズに復活。ドライバーの多くが「難しいけれどチャレンジングなコース」と口を揃えるコースレイアウトは多くの中高速コーナーに加えパワーを要求されるストレートが組み合わさる。路面はタイヤに厳しいとされ、ドライバーはタイムを落とさずにタイヤを労わらなければならない。そしてわずかなセッティングミスがタイヤの摩耗を早め大幅なタイムダウンを招くこともあり、タイヤ選択を含めエンジニア&チームも頭を悩ませる、まさに総合力が試されるレースとなる。

前戦富士ラウンドでは不発に終わった予選結果を決勝での怒涛の追い上げでカバー、見事ポイントをもぎ取ったtriple a vantage GT2。シリーズも残り2戦となる今回はその勢いをそのままに駆け抜けたいところである。そして迎えた初日のフリー走行。このセッションで最初にステアリングを握ったのは吉本大樹。その吉本はまず3周の計測ラップで1'53"809をマークしピットイン。ここで一旦星野選手にドライバーチェンジ、さらにマシンセットを煮詰めていく。するとその後セッション終盤に向け再度ドライバーチェンジを行ったtriple a vantage GT2は、このセッションの最終アタックを行った吉本が1'52"540をマーク。ハードコンパウンド側のタイヤでのアタックながらタイミングモニター6番手に名を連ね、午後に行われる予選に向けまずまずのスタートを切ってみせた。

そして午後に入り行われた公式予選。午前中のフリー走行の流れから、ソフトコンパウンドのタイヤを履いてのアタックでどこまでタイムを伸ばせるかに期待が寄せられたtriple a vantage GT2。ところがこの期待はまさかの形で打ち砕かれる事になってしまう。公式予選でまず最初にマシンに乗り込んだのは星野選手。その星野選手は3周のアタックラップで1'53"444をマーク、まずは早々に基準タイムをクリアし、スーパーラップ(SL)進出を賭けたアタックを吉本大樹に託していく。しかしこの後、triple a vantage GT2にとって予想だにしなかった展開が待ち受けていた。なんと「より確実にSLに進出する為に」と選択したソフトタイヤが路面に全くマッチせず、ハードタイヤでマークしたタイムを更新できないという状態に。元来タイヤと路面のマッチチングが特に重要視されるGTマシン。更にここオートポリスではその差がより顕著に現れてしまい、終わってみれば吉本がマーク出来たタイムは1'53"021。予選16番手という屈辱の結果に終わる事となってしまった。

11' SUPER GT SERIES Round_7 / AUTOPOLIS
2011.10.01 (Sta) Free Practice & Qualify
Text : www.hiroki-yoshimoto.com

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【決勝】 2011.10.02 (Sun)
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triple a vantage GT2、しぶとく追い上げを見せるも 最後はポイントに届かず11位フィニッシュ

CAGGBLBP.jpg ■フリー  【天候】 曇 【コース】 ドライ
■決 勝 【天候】 曇 【コース】 ドライ  【気温・路温】 17℃・22℃

秋晴れだった前日に比べ、どんよりとした曇空となった日曜のオートポリス。朝のフリー走行時の気温は15℃と肌寒く、気温はその後もそれほど上昇せず。第7戦決勝のフォーメーションラップは、午前と変わらずの曇模様のなか午後2時にスタートした。

前日の予選はまさかの不発に終わっていたものの、「固い方のタイヤでのフィーリングは悪くなかった。明日はどんどん追いあげて見せる(吉本大樹)」というコメントを残しており、前戦富士での追い上げの再現が期待された。そんな期待を背に前戦に続き今回もスタートを担当したのは星野選手。その星野選手は16番手という集団の中での難しいスタートながら落ち着いて1コーナーをクリア、長いレースを見据えタイヤに極力負担をかけない走りをしながらも、まずは一つポジションを上げ15番手で2周目へ。星野選手はその後もペースのキープとタイヤのライフのバランスを考えた冷静な周回を重ね、周囲のライバル勢が早めのピットインでペースを上げているのが判るとすぐさま20周目にピットイン、ここでルーティーンの作業を行いチェッカーまでの残り30周を吉本大樹に託していく。

見た目上のポジションでは20番手でコースに入った吉本大樹。するとその吉本は「3周目くらいからタイヤのグリップダウンが始まったので、残り周回数を考えて少しペースを落とした」とはいうものの、ピットアウトからの7周で13番手にまでポジションを上げていく。さらにその後もじわりじわりとポジションを上げていく吉本は、レースも終盤に差し掛かろうかという31周目には12番手、その後37周目にはポイント圏内までポジションあと1つの11番手にまで浮上する。

この時点でtriple a vantage GT2の一つ前を行くのはCar No.27のPACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ。あと1つでポイント獲得圏内という事もあり、何とかしてこのマシンに追いつきたいtriple a vantage GT2であったものの、実際には「序盤にタイヤのライフを考えてペースを落としたけど余裕はゼロ。なんとかポジションを護る事で精一杯だった」と、最後の数周は逆に後ろから一気にポジションを上げてきたCar No.88 JLOC ランボルギーニ RG-3からの逃げ切りを図る展開に。結局最後は何とかペースを保った吉本がポジションを守り11番手でチェッカーを受けたものの、最終的にシリーズポイントを加算する事は叶わず。悔しい思いを押し殺し最終戦もてぎでの快走を期してオートポリスを後にする事となった。

11' SUPER GT SERIES Round_7 / AUTOPOLIS
2011.10.02 (Sun) Final
Text : www.hiroki-yoshimoto.com
【Aspeed Official Site】 http://www.aspeed.co.jp/
【SUPER GT SERIES Official Site】 http://www.supergt.net/jp/
【吉本大樹 Official Site】 http://www.hiroki-yoshimoto.com/

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【吉本大樹コメント】
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CA4KD0MX.jpg 非常に辛いレースでした。フリー走行でのフィーリングをタイヤ選択の関係で維持できなかったことが大きな敗因ですが、予選でスーパーラップに進めていたとしても、いずれにせよ決勝は厳しい展開だったでしょう。エンジンのパワーダウンを僕も星野選手も感じているので本国のアストンマーチンレーシングに掛け合って改善策を見出すとともに、タイヤやセッティングについても詰めていかなければなりません。タイヤに関してはレース後長いミーティングを行った結果クリアになった部分があって、最終戦のもてぎに向けてかなり前向きなイメージをもつ事ができました。すぐにやってくる最終戦もてぎは全車両ウェイトを下ろすのでもともとそんなに重くないウェイトを載せていた我々にとってはネガティブな要素ではありますが、事実上開幕戦優勝から始まったシリーズを尻つぼみのままは絶対に終わらせたくないのでシッカリとベストなパフォーマンスを発揮させてシーズンを締めくくりたいと思います。チーム、ドライバー共に最高のレースをお見せすることをお約束します!

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SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス Rn-sports JIMGAINER F430は、18位完走 (JIMGAINER)

  • 2011年SUPER-GT IN KYUSYU 250km
  • Rn-sports JIMGAINER F430
  • 観客動員数:予選日12,500人 決勝日:23,500人
  • 予選:18位・決勝:18位
  • Dr:Masayuki UEDA / Masataka KAWAGUCHI

gt_r07_jg_03.jpg

2011年10月1日(Sat)
  • 9:00~10:45・FREE PRACTICE 天気:FINE 路面状況:DRY 気温:16℃ 路面温度:21℃
  • 12:00~12:35 FIRST QUALIFYING PRACTICE 天気:FINE 路面状況:DRY気温:21℃ 路面温度:29℃
  • 14:35~ SUPERLAPQUALIFYING 天気:FINE 路面状況:Dry 気温:20℃ 路面温度:30℃

 2年ぶりに戻ってきた九州で開催されるSUPER-GT。沢山のファンの方が待ちわびていたということがわかるほど、沢山のお客様が来場されておりました。10号車の2人にとっては今季2戦目で、FIA-GTF430車両では初めてとなり、2年前のJAF-GTF360とは特性も違うので、まずはそのライン取りと、富士とは違うテクニカルサーキットをどう攻略するかがポイント圏内に入れる鍵を握っていました。

 昨日降った雨も止み、朝から秋晴れの中練習走行は開始された。まずは植田正幸からコースへ。植田はトラクションがないと訴える。ダンパーの調整等行いコースへ。しかし、タイヤにも厳しいコースということもあり、タイヤを温存しながらの走行も必要で、久しぶりのコースで思ったようにタイムが伸びない。10周計測後川口正敬と交代。

 川口も久しぶりのオートポリスということと、2年前に乗っていたF360との走行ラインの違いに戸惑い、なかなかマシンに乗り切れていないようだ。アンダーも出ているようで1時間45分の練習走行では思うようなタイムを出すことが出来ず、もう一度植田と交代し、予選シミュレーションを行うが、1分55秒183のタイムで走行は終了した。

 1時間15分のインターバルを挟んで1回目の予選が開始された。気温は朝から5℃しか上がらず21℃。路面温度とタイヤのマッチングがタイムアップの鍵を握る。

 まず川口が予選通過基準タイムをクリアするためにコースへ。3周目に1分55秒のタイムを出した時点でピットへ。植田にスーパーラップ予選への希望を託す。混走時間でマシンセットを行い、GT300クラス専有時間に再びタイムアタック。1分54秒台にはすぐに入ったものの、そこからの劇的なタイムアップがなかなか出来ない。10位以内に入るためのタイムもどんどんとアップしていく。1分52秒5を切らないとスーパーラップ予選には残れない状況に。さすがにそのタイムは見えず、18番手のグリッドが確定した。

Masayuki UEDA Comment
gt_r07_jg_04.jpg  朝の練習走行から出来が良くなくて、持ち込みセットもあまり良くありませんでした。タイヤとのマッチングも良くなく、まずは川口さんにコース慣れして貰うために早めに変わりました。ただタイムが見えなかったので、もう一度僕と変わり予選シュミレーションでアタックをしましたが、タイヤも発熱せずで、予選でも下位に沈んでしまいました。決勝は作戦を考えて、1台でも前でチェッカーを受けれるように頑張ります。
Masataka KAWAGUCHI Comment
 基準タイムをクリアできてないマシンが4台もいたので、取り敢えずは予選落ちしなくてホッとしています。久しぶりのオートポリスということと、シートを今回から変えてきたのですがそれが走り始めから合わなくて、タイムも出ませんでしたが、Newタイヤなら1分55秒台は見えていました。ただソフトタイヤを履くと1分52秒台が出るかといわれると、それは不可能な状況でした。走り始めから車が思ってるようなパフォーマンスが出てなくて、タイヤも思った様に暖まってくれなかったのです。ソフトタイヤで植田さんがアタックしてくれたのですが、ミディアムタイヤとのタイム差が思ったほどなくて、スーパーラップ予選には残れる状況ではありませんでした。今回はベスト10を狙っていくのは非常に厳しい状況ですが、500クラスとの接触がないようにコンスタントラップで12~13番手位を目指すレースをすれば良い結果はついてくると思っています。
2011年10月2日(sun)
  • 9:20~9:50 FREE PRACTICE / 10:00~10:15:CIRCUIT SAFARI 天気:CLOUDY 路面状況:DRY 気温:15℃ 路面温度:17℃
  • 14:00~ FINAL 天気:CLOUDY 路面状況:DRY 気温:17℃ 路面温度:22℃

 朝からぐっと気温が下がり、日差しも雲の影からなかなか顔を出さない。路面温度も20℃を超えることなく、決勝日のフリー走行は開始された。植田がまずセット変更したマシンの確認を行う。15分の走行後川口と交代。川口は1分56秒台のタイムでコンスタントに走行。続けてリアのダンパーを調整し、サーキットサファリを植田が走行。決勝に向けて良いセットが出来たようで、ポイント圏内入を目指す。

 朝から曇り空だったが、決勝がスタートする頃には時折日差しも顔を出し、路面温度も20℃を越えてきた。

 スタートを担当するのは植田。スタートもクリアにこなし、順位の変動なく1周目を通過。しかしストレートの速いマシンにはどうしても抜かれてしまい、3周目にNo.5 320R、9周目にNo.88 ランボルギーニ、15周目にはNo.69 MT900Mに抜かれ順位を落としてしまう。コース幅も狭いので、500クラスのマシンにパスされるタイミングをミスすると、一気にタイヤカスも付いてしまいなかなか取れずにタイムもロスしてしまう。なんとか22周目までタイヤを保たせ川口と交代。ピット作業も27秒台と速くコースへマシンを送り出す。

 朝のフリー走行同様のタイムで走りたかった川口だが、どうしても500クラスをパスさせるのにロスしてしまい、思うようなラップタイムを刻めないでいた。前を行くNo.69とはラップタイム差は2秒あったので、これは一気にパス。しかし、前を行くNo.87 ランボルギーニとは20秒以上の差があったのとラップタイムも追いついてパスするほどの状況ではなかったのでポジションキープを選択。18番手でチェッカーを受けた。

Masayuki UEDA Comment
 朝のフリー走行でセット変更をして、ダウンフォースを付ける方向で行きました。序盤は良かったのですが、途中でタイヤカスを拾ってしまったので、それが2周ぐらい取れないのでペースが上がらなかったのです。後半は結構厳しかったです。車のセット方向は少しは見えてきているので、次は頑張ります。
Masataka KAWAGUCHI Comment
 今日は全然駄目でしたラップタイムも全然安定しませんでしたし、リズムも最初から取れなかったです。出て行ってすぐに朝とブレーキのタッチ感が変わってしまっていたので、突っ込みすぎてしまい、止まりきれませんでした。10番手以内は厳しそうだったので、今回はとにかく当たらないで完走することを考えていました。500クラスにもかなり大きく道を譲っていたのも、自分のペースを掴み切れなかった原因かもしれません。次戦は最終戦になりますので、一番良い成績でチェッカーを受けたいですね。
Text & Photo: JIMGAINER
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SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458GTCが2位入賞、ポイントリーダーで最終戦へ! (JIMGAINER)

  • 2011年SUPER-GT IN KYUSYU 250km
  • JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458GTC
  • 観客動員数:予選日12,500人・決勝日:23,500人
  • 予選:6位・決勝:2位
  • Dr:Tetsuya TANAKA / Katsuyuki HIRANAKA

gt_r07_jg_01.jpg

2011年10月1日(Sat)
  • 9:00~10:45 FREE PRACTICE 天気:FINE 路面状況:DRY 気温:16℃ 路面温度:21℃12:00~12:35:FIRSTQUALIFYINGPRACTICE天気:FINE 路面状況:DRY 気温:21℃ 路面温度:29℃
  • 14:35~:SUPERLAP QUALIFYING 天気:FINE 路面状況:Dry 気温:20℃ 路面温度:30℃

 2年ぶりに戻ってきた九州で開催されるSUPER-GT。沢山のファンの方が待ちわびていたということがわかるほど、沢山のお客様が来場されておりました。ここオートポリスはJIMGAINERにとっても、非常に相性の良いコースで、2009年では優勝も飾っております。

 今回のレースは、シリーズリーダで、もしくは出来るだけ優位な形で最終戦を迎えるためには絶対落とせないレースです。天気も搬入日の金曜日は雨が降り、気温もぐっと下がってきたものの、雲1つない秋晴れの中フリー走行は開始されました。

 スタートは平中克幸。走り出しはアンダーが非常に強く思いように車が曲がらず、車高を下げたり、キャンバーを付けたりしたが、改善されずセットアップが思うように捗らない。その後リアのダンパー等調整し、残り40分を残し田中哲也と交代。若干不安が残るフリー走行となった。

 1時間15分のインターバルを挟んで1回目の予選が開始された。予選前にスプリングの交換、ダンパーを調整し平中がスタート。朝とはマシンのバランスも大きく変わり、計測2周目にはすでに1分52秒台をマーク。

 3周計測後に田中と変わり、田中は基準タイムをクリアすると2周計測でピットへ。続いての300クラス専有時間になり、再び平中がアタックを開始する。1分51秒385のタイムで暫定3位を獲得。10分間の専有時間は終わり、スーパーラップに駒を進めることができた。

 今回スーパーラップを担当するのは平中。8番目にコースに入っていく。それまでに2台がスピンをして脱落。平中も慎重にコースを周回し、スーパーラップ予選が始まった。

 しかしどうもマシンの動きが先ほどのアンダーステアだった予選1回目と違いオーバーステアが出ている。路面状況が変わり、マシンがピーキーになってしまったようだ。なんどもスピンしそうになりながらも体勢を立て直し、1分51秒台に入れてきた。しかし、断トツに速いNo.62レガシーが1分50秒447と2位以下を0.9秒ほどの大差を付けてポール。11号車は6位のポジションから明日はスタートすることが決まった。

Tetsuya TANAKA Comment
gt_r07_jg_02.jpg  正直もう少し上を狙っていたので少し残念ではありますが、ただセッティングを色々やっていくなかで、方向性も見えてきたので、明日に向けて何とかなりそうです。最悪ではなかったですが、最高でもなかったですね。
Katsuyuki HIRANAKA Comment
 朝からの走行で凄く車のバランスが悪く、正直今回はどうなるかわからない状況の中でスタートしました。走行が進むにつれて車のバランスも良くなって、コンディションも良くなったので、1回目は良い状態で走る事が出来たのですが、スーパーラップ予選前に、マシンセットを少し変更していったら、バランスががらりと変わってしまって、思うようにタイムを伸ばすことが出来ず残念でした。決勝では気持ちを切り替えて頑張ります。
2011年10月2日(sun)
  • 9:20~9:50 FREE PRACTICE / 10:00~10:15:CIRCUIT SAFARI 天気:CLOUDY 路面状況:DRY 気温:15℃ 路面温度:17℃
  • 14:00~: FINAL 天気:CLOUDY 路面状況:DRY 気温:17℃ 路面温度:22℃

 朝からぐっと気温が下がり、日差しも雲の影からなかなか顔を出さない。路面温度も20℃を超えることなく、決勝日のフリー走行は開始された。決勝での不安があった為に、昨日のスーパーラップの1発のタイムが出せる標準に近いセッティングから大幅に変更し、タイヤの持ちを考えたセッティングへと変更を行い田中がまずコースへ。

タイヤに厳しいオートポリスだけに、タイヤの持ちも重要なポイントとなるため田中が多めに走行。残り7分で平中と交代。平中は昨日のスーパーラップセッティングからの確認のためアタック。タイヤの持ち優先への変更であったが、交換用タイヤには相性が良く、1分52秒041で久しぶりにトップに名前を刻む。セカンドスティントのタイヤの持ちは読めない状況ながら、タイム的には決勝でも期待の持てるフリー走行となった。その後のサファリでも周回を重ね、手応えを感じたようだ。

 決勝は朝のフリー走行と変わり、日差しも届き始め路面温度も20℃を越えてきた。スタートを担当するのは田中。ただ、スーパーラップ予選で臨んだタイヤを使用するため、どれくらい周回できるかの不安があり、2ピット作戦も考えられた。300クラスの規定集回数は15周。しかし、その後もオートポリスの路面を考えると少しでも周回数は伸ばしておきたい。

 田中は良いスタートを切ったものの、予選順位7位のNo.4 BMW Z4に先行を許してしまう。1位のNo.62以外がほぼ同じ様なラップタイムを刻み、数珠繋ぎでコントロールタワーを通過。10周を越えた辺りから徐々にタイヤもきつくなりだしたのか、ラップタイムが徐々に落ち始めるが、他車も同様の様で抜かれることもかといって抜くこともなく周回を重ねる。

 19周目に平中と交代。平中もタイヤを労りながらプッシュしていく。ピットが終わった時には20位までポジションを落とすが、No.4、No.31、No.25を次々とパス。全車ピット作業を済ませた36周目には、4位までポジションを上げていた。

 前を行くNo.14 IS350とはこの時点で2秒差まで詰めより、2位のNo.紫電とは37周目には3.5秒まで詰め寄っていた。10周に渡ってこの3台のバトルが繰り返されていたが、47周目に前の2台が1コーナーで接触。それを見逃さず少し後方から見ていた平中はするすると2台のインを通り2位に浮上。そこからは3位のNo.14も寄せ付けない走りで快走。今期4度目の2位でチェッカーを受けた。シリーズを争っているNo.4は9位と下位に沈んでしまった為、再びシリーズランキングトップに返り咲き、5点差をもって最終戦に臨むことになります。

Tetsuya TANAKA Comment
 今出来る最高の結果で終われたと思います。流れ的に微妙な感じでスタートしましたが、その中でも2位という結果が残せたことで、最終戦はトップで迎えられます。最終戦はチーム一丸となって頑張りたいです。
Katsuyuki HIRANAKA Comment
 ここ数戦はウェイトハンディや性能調でなかなか良い結果を出せていませんでしたが、また表彰台に上がる事が出来て嬉しいです。今シーズンはこれで4回目の2位になりますが、今回の2位はこれまでとは違い、本当に嬉しいです。週末を通して決して良い流れでスタート出来たわけではありませんでしたが、チーム力を発揮できたからこその結果だと思います。これでまたランキングトップになりましたし、最終戦は優勝してシリーズチャンピオンを決めたいと強く思っています。
Yosuke FUKUDA Engineer Comment
 ノーデータで挑んだオートポリス戦。基本的にウチの車に相性の良いサーキットのはずで、大量得点奪取が必須のレース。走り出しは、いきなり厳しい状態でしたが、決勝日朝のフリー走行までに何とかバランスが良くなりました。しかし、スタートタイヤにはセッティングの相性が悪く哲也さんには我慢のレースを強いる事になり、給油時間も長い事から難しい展開でしたが、平中君の追い上げが上手く行き、運にも恵まれ2位という結果が得られました。ここまで来たからには、本来最も苦手なコース特性の茂木戦でも攻めの姿勢で、優勝でのチャンピオンを獲るべく頑張ります。
Text & Photo: JIMGAINER
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PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

Porsche Cup:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011 第10戦 (鈴鹿) 決勝

MJ11_0226.jpgプレスインフォメーション 2011年10月09日

ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第10戦 決勝レースを、2011年10月9日(日) 鈴鹿サーキット(三重県)にて開催いたしました。

天候:晴 路面:ドライ 気温:25℃ 路面温度:36℃(スタート時)

Porsche Carrera Cup Japan(PCCJ)の第10戦は、F1世界選手権第15戦日本グランプリと併催される鈴鹿ラウンド。前日に引き続き晴れ渡る空、汗ばむような陽気で決勝レースが行なわれた。

第10戦のグリッドは、10月8日(土)に開催された第9戦のベストラップ順だ。ポールポジションに#14 安岡秀徒、2番手には#16 横幕ゆぅ。以下#4 林久盛、#22 Michael Green、#15 神取彦一郎、#5 高見澤一吉と続く。色とりどりのマシンがダミーグリッドに整列を開始した。グランドスタンドで多くの観客が見守る中、1台ずつアナウンスで紹介されるたびに大きな拍手が沸き起こる。12時05分、先頭に控えたF1セーフティーカー(SC)がコース確認のためにスタートした。ダミーグリッドのチーム関係者もピットレーンに引き揚げ、徐々に緊張感が高まっていく。

MJ11_0227.jpg 12時15分、PCCJ第10戦がスタート。上位陣は危なげなくきれいなスタートを決めたが、中団グリッドの#18 大久保仁と#17 飯田太陽が接触。両車は絡み合いながらコース左側のガードレールに突っ込み、残念ながらリタイアを喫した。両ドライバーともケガはなかったが、この接触に巻き込まれるかたちとなったのが#9 小林賢二だ。ラジエターを損傷してしまい、1周してピットに帰還。マシンを止めることとなった。レースはクラッシュしたマシン回収のために黄旗現示、SCが出動するという波乱のスタートとなった。

SCに率いられた隊列は1周、2周と周回を重ねていく。3周目でランプが消え、SCはピットイン。第10戦はローリングでの再スタートとなった。先頭の#14 安岡はうまくSCとのタイミングを合わせて大きく加速し一気に後続を引き離すことに成功。2番手に続いた#16 横幕を先頭として#4 林、#22 Green、#23 藤田宗、#15 神取、#5 高見澤と6台が数珠つなぎになり、2番手争いの集団を形成した。

特に#16 横幕 vs #4 林は息もつかせぬテールトゥノーズ。周回を重ねてもその差にほとんど変化はなく、ファイナルラップでも0.3秒差という争いを見せ、レースを大いに盛り上げた。その後方を走る#15 神取と#5 高見澤がバトルを展開する背後には#47 藤田明が迫る。随所で攻防が見られる、まさにF1ラウンドにふさわしいレース展開となった。 MJ11_0228.jpg

ひとり旅を続ける#16 安岡は縁石をフルに使った走りで鈴鹿を攻め切った。「スタートがよかっただけにSCは少し残念ですが、思い切り攻めることができました。実はファイナルラップの1コーナーでちょっと飛び出してしまったんです。それでもスプーンコーナーでは縁石いっぱいまで使えましたし、自分なりにいいレースができたと思います」と締めくくった。

2番手で#4 林の猛攻をしのぎ切った#16 横幕。「実は林選手が迫っていることはそれほど気にしていませんでした。抑えるところを抑えれば抜かれることはないと思っていましたから。第9戦で林選手とバトルをしていたおかげで、速いところと苦手なところも分かっていましたしね」と冷静にレースを振り返った。その#16 横幕は、この鈴鹿ラウンドに向けて並々ならぬ思いがあったという。

「菅生ではクラッシュ、富士ではマシントラブルもあってスタートできませんでした。それでとても悔しい思いをして、この鈴鹿はなんとか表彰台に立ちたいと練習も重ねてきたんです。ようやく自分のパフォーマンスを見せることができました。目標にしていた雪辱は果たせたと思います。パレードラップでは感動で涙が出ましたよ」

なお、#4 林、#22 Green、#23 藤田宗の3名はSC導入中の追い越し行為によってレースタイム+30秒のペナルティを受け、それぞれ7、8、9位という結果になった。チャンピオンクラスのトップ3は#14 安岡、#5 高見澤、#47 藤田明。ジェントルマンクラスは#16 横幕、#15 神取、#3 江本玄という結果になった。

2011年シーズンのPCCJは次戦で早くも最終戦。10月23日(日)、もてぎチャンピオンカップレース第3戦のひとつとして、ツインリンクもてぎで開催される予定だ。2011年シーズンの集大成として、参加ドライバーには思い切った走りでのバトルを期待したい。

■第10戦 決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 14 安岡 秀徒 C GARMIN PORSCHE 24'13.759
2 16 横幕 ゆぅ G YOU DIRECTION +16.796
3 15 神取 彦一郎 G SAMURAI GT3 +20.438
4 5 高見沢 一吉 C OSSO PORSCHE +21.241
5 47 藤田 明 C RIRE RACING +21.436
6 3 江本 玄 G AkiraRacing GT3 +38.195
7 4 林 久盛 G Yunbo DIRECTION +47.150
8 22 Michael GREEN C MIKE DIRECTION +48.618
9 23 藤田 宗 G Tsukasa DIRECTION +49.744
10 88 瀬戸 竜児 G INTER CREW GT3 1'01.175
11 44 Tokuichi G INKS with RS.S 1'02.236
12 6 ARTE ROSSI G ARTE DIRECTION 1'03.117
13 8 櫻井 澄夫 G Road serviceGT3 +1'08.671
14 7 海宝 善昭 G takarajushi GT3 1'22.349
15 75 南郷 博美 G DAIMARU GT3CUP 1'39.698
以上完走
16 9 小林 賢二 G KOBAYASHI DENTAL 9Laps
17 17 飯田 太陽 G K's Frontire GT3 10Laps
18 18 大久保 仁 C K's Frontire GT3 10Laps

ポルシェジャパンKK.プレスリリース

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PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

Porsche Cup:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011 第9戦 (鈴鹿) 決勝

MJ11_0219.jpgプレスインフォメーション 2011年10月08日

鈴鹿. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第9戦 決勝レースを、2011年10月8日(土) 鈴鹿サーキット(三重県)にて開催いたしました。

天候:晴 路面:ドライ 気温:22℃ 路面温度:32℃(スタート時)

Porsche Carrera Cup Japan(PCCJ)の第9戦、鈴鹿ラウンドはF1世界選手権第15戦日本グランプリとの併催。ドライバーたちが口々に"抜きづらい"サーキットだと評した鈴鹿は、予選結果とスタートの良し悪しが明暗を分ける要因となる。与えられた周回は、わずか10周だ。ひとつのミスが取り返しのつかないロスを生む。スプリントレース独特の緊張感に包まれて、18台のマシンがピットロードへとなだれ込んでいった。

前日10月7日(金)に行なわれた第9戦の予選では、#14 安岡秀徒が2分08秒070でポールポジション。以下#4 林久盛、#5 高見澤一吉、#22 Michael Greenといった面々が名を連ね、その後方からは#15 神取彦一郎、#16 横幕ゆぅらが虎視眈々と前を狙う。

MJ11_0218.jpg レッドブルのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得したF1公式予選の興奮冷めやらぬ15時35分、PCCJ第9戦鈴鹿ラウンドのグリーンシグナルが点灯。雲ひとつない鈴鹿の空に、水平対向6気筒のエキゾーストノートがこだました。

レース前「ポイントはスタート」と語っていた#4 林がその言葉どおり素晴らしいスタートを切り、ポールポジションの#16 安岡に並びかける。イン側に#4 林、アウト側に#14 安岡。並んで入った1コーナーは林が制し、今シーズン初めて#14 安岡以外のドライバーがレースを引っ張るかたちとなった。2台の後方には#16 横幕がつける。しかし横幕はスタートでフライングをしており、ペナルティは避けられない状態だ。

トップの2台はテールトゥノーズでS字コーナーをクリアし、ダンロップコーナーへ。ここで先行する#4 林が見せたわずかな隙をついて#14 安岡がオーバーテイクを決めた。今シーズン8連勝中の#14 安岡はどんどんと#4 林を引き離し独走状態へ。3.7秒、5.6秒、9.3秒......周を追うごとにその差を広げていく。

この後#4 林とバトルを展開したのは、フライングした#16 横幕だ。 「気持ちが前にいきすぎてフライングしてしまいました」苦笑いで語る#16 横幕。「その後もあきらめずに、ベストラップ狙いに頭を切り替えたんです。それに、万が一ペナルティが出なかった場合のことも考えて、できるだけ前にいようと思いました。おかげで第10戦の2番手グリッドも獲れましたし、林選手とのバトルでは最後の周で追い抜くこともできました。フライングは残念ですが、自分にとってはいいレースができたと思います。明日はスタートに気をつけて、表彰台を狙います」と宣言。結果的にレースタイム+30秒というペナルティを受けてしまったが、第9戦の逆境をチャンスに変える強さを見せた。

その#16 横幕に抜かれてしまった#4 林は、フライングのことは知らなかったという。「スタートが決まって、1コーナーをいい感じで抜けたら安岡選手の後ろに横幕選手が見えてびっくりしました。安岡選手に抜かれた後は横幕選手とのバトルになりましたが、後半はタイヤが辛くなってきてしまいましたね。結果的には2位なので、明日のレースも頑張ります」とレースを振り返った。

MJ11_0217.jpg レースは最終的に#14 安岡が独走優勝でシーズン9勝目を獲得した。「途中で黄旗周回もありましたが、基本的にはラップもきれいに並べられたと思いますし、後続も大きく引き離すことができました」と#14 安岡。「自分としてもいいレースができたと思います。ただ、ヘアピン手前でのシフトダウンミスをしてしまっているので、それが大きな反省点ですね。メンタルな部分にも原因があると思います」と、勝ってなお自省を忘れない。笑顔のなかに引き締まった表情を垣間見せた。

これで#14 安岡はチャンピオンクラスのタイトルが確定。「2010年シーズンはタイトルを逃してしまい悔しい思いをしました。今年は、特に仙台のレースなど、震災で大変ななか応援してくださったファンの方たちに感謝の気持ちでいっぱいです」と晴れやかな笑顔を見せた。10月9日(日)に開催される第10戦に向けては「ニュータイヤでのスタートです。今日のようにセーブしながらではなく、行けるところまで行く走りを見せたいですね」とやる気十分。明日は"本気の安岡"が見られそうだ。

また、この第9戦ではもうひとりのチャンピオンが誕生した。ジェントルマンクラスの#15 神取だ。総合4位(ジェントルマンクラス2位)に入り、タイトルを決めた。「チャンピオンが獲れてホッとしています。本当はポディウムに乗ってタイトルを決めたかったですけどね」と笑顔。「レースでは高見澤選手の背後につけることができましたが、無理に仕掛けず、きちんとタイトルを狙って終わらせた感じですね。明日の第10戦は5番グリッドからのスタートになりますから、なんとかポディウムを狙っていきたいと思います」とチャンピオンの余裕を見せた。

第10戦のグリッドは、第9戦のファステストラップによって決定される。ポールポジションは貫録の#14 安岡。2番手は作戦が功を奏した#16 横幕ゆぅ。以下#4 林、#22 Green、#15 神取、#5 高見澤と続く。

PCCJ第10戦は10月9日(日)、F1第15戦日本グランプリ決勝前の12時15分より、第9戦と同じ10周の予定で開催される。

■第9戦 決勝結果

Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 14 安岡 秀徒 C GARMIN PORSCHE 21'39.785
2 4 林 久盛 G Yunbo DIRECTION +29.498
3 5 高見沢 一吉 C OSSO PORSCHE +30.605
4 15 神取 彦一郎 G SAMURAI GT3 +30.739
5 18 大久保 仁 C K's Frontire GT3 +37.941
6 22 Michael GREEN C MIKE DIRECTION +38.825
7 23 藤田 宗 G Tsukasa DIRECTION +42.076
8 47 藤田 明 C RIRE RACING +43.640
9 9 小林 賢二 G KOBAYASHI DENTAL +51.177
10 3 江本 玄 G AkiraRacing GT3 +51.873
11 8 櫻井 澄夫 G Road serviceGT3 +52.455
12 17 飯田 太陽 G K's Frontire GT3 +53.268
13 16 横幕 ゆぅ G YOU DIRECTION +58.925
14 88 瀬戸 竜児 G INTER CREW GT3 1'24.046
15 6 ARTE ROSSI G ARTE DIRECTION 1'26.495
16 7 海宝 善昭 G takarajushi GT3 1'32.171
17 44 Tokuichi G INKS with RS.S 1'39.190
18 75 南郷 博美 G DAIMARU GT3CUP 2Laps

ポルシェジャパンKK.プレスリリース

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その他

GTA:第9,10戦オートポリス Audi R8 LMS、 GT Asia オートポリスで連続入賞を達成 (Hitotsuyama Racing)

 Hitotsuyama Racingは10月1~2日に九州オートポリスで開催されたGT Asia第9、10戦において、Audi R8 LMS、Porsche 997 GT3 cup の2台で連続入賞を達成しました。

gta_r09-10_hr_03.jpg  10月1日午後、10分間のインターバルを挟み15分間の予選が2回行われました。今回Audi R8 LMSのステアリングを握るFrank Yuは、序盤から念入りにタイヤに熱を入れ積極的にアタックを行います。絶対的なマシンパワーではライバルに及ばないR8 LMSですが、Frank Yuはインフィールドセクションでタイムを稼ぎ、予選1回目、2回目でそれぞれ総合3位、4位を獲得しました。

 Super GTの公式予選後に40分間のタイムレースで行われた第9戦。ローリングスタートではやはり加速で勝るLamborghini、Porsche勢に先を越され、1コーナーまでに3つポジションを落とし6位となります。その後、3位争いが白熱。Lamborghini、Porsche、そしてAudiが超接近戦を展開、サーキットを沸かせます。ピットストップ義務を消化後、Frank Yuは4位にポジションアップ。今度は残り数分のところでトップ争いを繰り広げていた#1 Lamborghiniと#72 Porscheが接触。#72 Porscheはマシンにダメージを負いリタイヤに追い込まれてしまいます。この間、#33 Ferrariに4位の座を奪われたFrank Yuですが、#72 Porscheのリタイヤにより再び4位にポジションアップ。なんと今度は#1 Lamborghiniに接触に対するドライブスルーペナルティが課せられます。#1 Lamborghiniは最終ラップの最終コーナーでピットインしペナルティを消化しようとするも、時既に遅し。結局優勝は#2 Lamborghini、2位#33 Ferrariから3位#30 Audi R8 LMSまでが0.5秒差の僅差となり、Frank YuはHitotsuyama Racingとともに嬉しい3位表彰台を獲得しました。

 一夜明け10月2日午前11時50分、第10戦がスタート。5位スタートのFrank YuはやはりLamborghiniの先行を許し6位で1コーナーへ。この第10戦もコース上のいたるところで激しいバトルが展開されます。Frank Yuは序盤に#22 Lamborghiniを交わすと、続いて#2 Lamborghiniも余裕でパス。その後は5秒以上あった3位を走る#72 Porscheとの差を徐々に縮め、レース中盤にはテール・トゥ・ノーズの争いに。この争いはサーキットモニターでもクローズアップされ観客を沸かせたものの、最後まで順位が入れ替わることはなく、Frank Yuは悔しい4位フィニッシュとなりました。

 なお、今回GTMクラスには鈴鹿戦に続き、Hitotsuyama RacingからPorsche 997 GT3 cupで小林賢二が参戦。第9戦こそ最終ラップの1コーナーでトップの座を明け渡し2位に甘んじたものの、第10戦では完璧な走りで記念すべきGTMクラス優勝を飾りました。小林賢二は11月20日に開催される最終戦マカオGPへの参戦も決定しており、GTMクラスチャンピオンに向け大きな前進となりました。

 Hitotsuyama Racingはこのオートポリス戦においてGT3クラスで3位、4位、そしてGTMクラスで2位、1位と連続入賞を獲得し、GT Asiaでの存在感をアピールすることができました。今後も海外レースも視野に入れレース活動を積極的に行って参ります。引き続き、ご声援の程、宜しくお願い申し上げます。

Hitotsuyama Racing Press release
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PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

Porsche Cup:遂に迎えるF1日本GPサポートラウンド。大観衆の鈴鹿を舞台にした2連戦の幕が上がる!

プレスインフォメーション 2011年10月03日
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011 第9戦-10戦 プレビュー
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東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第9戦 - 第10戦を、2011年10月7日(金)〜9日(日) 鈴鹿サーキット(三重県)にて開催いたします。

いよいよ2011年シーズンも佳境を迎えるポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)。開幕当初は第9戦のみが開催される予定だったF1サポートラウンドの鈴鹿だが、第9戦を10月8日(土)に、第10戦を10月9日(日)に行なうダブルヘッダーでの開催に変更された。これにより2011年シーズンのPCCJは、10月23日にツインリンクもてぎ(栃木県)で行なわれる最終戦を含め、全11戦で争われる。

前戦第8戦(富士)では、#14 安岡秀徒がチャンピオンクラスを、#17 飯田太陽がジェントルマンクラスを制した。#14 安岡はポールポジションからの好スタートを決め、最後までリードを譲らず破竹の勢いで連勝中。一方の#17 飯田はジェントルマンクラスのベストラップをたたき出し今季初勝利。8戦までを終えて、チャンピオンクラスのポイントランキングは#14 安岡が160点でトップを快走。ランキング2番手の#47 藤田明に54点差をつけており、この鈴鹿大会で安岡のチャンピオンが決まる可能性が高い。また、ジェントルマンクラスは#15 神取彦一郎が107点でリーダーボードの首位。33点差の2番手#16 横幕ゆぅは前戦富士でのリタイアが響き、差を広げられてしまっている。

MJ11_0198.jpg こうした状況で迎える、F1サポートラウンド。その舞台となるのは、言うまでもなく鈴鹿サーキット(5.807km)だ。日本最長、世界屈指のテクニカルコースとして知られ、ドライバーがもてるすべての技量を試されるサーキットである。序盤のS字コーナー、後半の130Rからカシオトライアングルなど、観戦する方も思わず手に汗を握るような見どころも多い。PCCJとしては、鈴鹿での開催は今シーズン最初で最後。それだけに、各ドライバーの対応力の高さが求められそうだ。なにしろ、ドライバーたちに与えられるのは金曜日のフリー走行、30分間のみ。限られた時間の中で、どこまでセッティングの最適解を見つけられるか、コースの勝負どころを見極められるか。これまでの経験をフル活用して臨まなければ、上位入賞は見えてこないだろう。

また、今大会ではシリーズ参戦している13台に加えて、5台のスポット参戦が予定されている。台数が増すことでこれまでになかったドラマが起きる可能性も高まるが、いずれにせよシビアな戦いとなることは間違いない。18人のカレラカップパイロットによって、F1日本グランプリという年に一度の大舞台を彩るにふさわしいレースが繰り広げられることだろう。

第9戦の予選は10月7日(金)の16時50分〜17時20分。第9戦の決勝は10月8日(土)の15時30分スタート。第10戦は10月9日(日)の12時15分からどちらも10周の予定でスケジュールされている。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

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SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス決勝 KEIHIN HSV-010が6位入賞、EPSON HSV-010は今季3度目のポイント獲得を果たす! (HONDA)

  • 2011年10月2日(日)・決勝/会場:オートポリス(4.674km)/周回数:54周/天候:曇り/気温:17.0℃(14:00現在)/路面温度:24.0℃(14:00現在)/コースコンディション:決勝/ドライ/観客:2万3500人(主催者発表)

gt111002001L.jpg  10月2日(日)、大分県のオートポリス・インターナショナルレーシングコースにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第7戦「SUPER GT IN KYUSHU 250km」の決勝レースが行われました。

 昨日の好天とは打って変わり、決勝日のオートポリス周辺は朝から重苦しい曇り空に覆われ、肌寒い一日となりました。しかし、幸いにも一日を通じて雨が降ることはありませんでした。

 決勝グリッドは、2列目に3番手の#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)と4番手の#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)が並びます。チャンピオン争いのドライバー部門でポイントリーダーを8点差で追う#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)は予選6番手を獲得していましたが、決勝朝のフリー走行で黄旗区間での追い越しのため、ペナルティにより10番グリッドに降格することとなりました。それにより、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は7番手となっています。また、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は13番手からばん回を狙います。

 決勝は、#17 KEIHIN HSV-010が金石選手、#8 ARTA HSV-010が武藤選手、#100 RAYBRIG HSV-010が伊沢選手、#1 ウイダー HSV-010がデュバル選手、#32 EPSON HSV-010は中山選手がスターティングドライバーを務め、一斉にスタートしました。

 オープニングラップを終えた段階で、#17 KEIHIN HSV-010はスターティンググリッドと同じ3位を死守。#100 RAYBRIG HSV-010と#32 EPSON HSV-010もポジションを守り、それぞれ7位と13位につけましたが、#8 ARTA HSV-010は6位、#1 ウイダー HSV-010は12位に一時後退しました。

 #17 KEIHIN HSV-010の金石選手は、10周目まで上位2台とそん色のないラップタイムで周回を重ねていましたが、11周目には4位、13周目には5位と徐々に後退。この状況をかんがみて、21周目に早めのピットストップを敢行、タイヤ交換をして塚越選手に交代します。#1 ウイダー HSV-010のデュバル選手も13周目までに8位へと順位を上げたものの、14周目以降は再度後退して11位まで順位を下げたため、19周目にピットストップを実施します。また、6位を走行していた#8 ARTA HSV-010の武藤選手も、18周目には14位まで後退したため、20周目にピットストップを敢行するなど、3台は序盤でペースが伸び悩む症状に苦しみ、それぞれ当初の予定よりも早めにピットストップを行う判断を下すことを余儀なくされました。

 また、11周目にライバルを攻略して6位に浮上した伊沢選手が駆る#100 RAYBRIG HSV-010は、16周目に後方から追い上げてきたライバルに接触されて、左フロント・フェンダーにダメージを負ったため、ピットでこの修復を行った影響により15位まで後退します。

 13番グリッドからスタートした#32 EPSON HSV-010の中山選手は、尻上がりに順位を上げていき、24周目に5位へと躍進したものの、その直後に接触を喫したことが影響してメカニカルトラブルが発生。さらに25周目に行ったピットストップではシートベルトの装着に時間がかかり、交代した道上選手がコースに復帰した27周目には13位へと後退しました。

 早めのピットストップを余儀なくされた3台のマシンは交代したドライバーが反撃を開始します。#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手はトップグループに肩を並べるペースを取り戻し、35周目までには11位から5位へと躍進。#1 ウイダー HSV-010の小暮選手は31周目には7番手まで浮上し、#8 ARTA HSV-010の小林選手も一時トップを上回るラップタイムで周回し、27周目に12位に浮上する快走を見せました。

 しかし、レース終盤に入ると3台のマシンは再びペースが伸び悩み、#17 KEIHIN HSV-010は必死に順位を守ったものの、最終的に順位を1つ落とし、6位でチェッカーフラッグを受けました。

 #1 ウイダー HSV-010も44周目から急激に順位を落としたため、残り8周となった46周目に2回目のタイヤ交換を敢行することとなり、11位でフィニッシュ。#8 ARTA HSV-010も順位を伸ばせず、12位でチェッカーフラッグを受けました。

 果敢なドライビングを披露し、終盤に順位を着実に上げていた#32 EPSON HSV-010の道上選手は、ポジションを5つ上げる8位までばん回し、今季3度目の入賞を果たしました。

 #100 RAYBRIG HSV-010の山本選手は、何度も目の覚めるようなラップタイムを記録しながら周回を重ねましたが、ピットストップによる遅れを完全に取り戻すことはできず、14位で完走を果たしました。

 この結果、#1 ウイダー HSV-010はチャンピオン争いのドライバー部門で3位に後退したため、残念ながらタイトル獲得の可能性は消えることとなりました。#17 KEIHIN HSV-010は今回5ポイントを積み重ねて46点としたものの、ランキングはこれまでの4位から6位となりました。入賞を逃した#100 RAYBRIG HSV-010は9位、3ポイントを獲得した#32 EPSON HSV-010は13位、#8 ARTA HSV-010は15位につけています。チーム部門ではウイダー ホンダ レーシングの3位がHonda勢の最上位となっています。

 シリーズの最後を飾る第8戦は10月15~16日にツインリンクもてぎで開催。さらに、11月12~13日には特別戦のJAFグランプリ富士スプリントカップが富士スピードウェイを舞台に開催されます。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
「#1 ウイダー HSV-010、#8 ARTA HSV-010、#17 KEIHIN HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010の4台については、私たちの選択したタイヤがコースの特性やコンディションにマッチしていなかったようです。このため、タイヤ交換の直後にはHSV-010 GT本来のスピードを発揮できたものの、このペースを長く保つことができませんでした。スタート時に24℃だった路面温度がレースの中盤過ぎに20℃まで落ち込んだことも想定外で、ペースが伸び悩む一因となりました。#32 EPSON HSV-010のタイヤチョイスは成功でした。アクシデントをきっかけとするトラブル、それにピットストップ中のタイムロスがなければ、さらに上位を狙えたことでしょう。タイトルを取り逃したことを含め、今回のレースは非常に残念な結果に終わりました。この悔しさをバネに、最終戦には全力で臨みますので、引き続きのご声援をよろしくお願い申し上げます」
金石年弘選手(6位 #17 KEIHIN HSV-010)
「昨日の予選で手ごたえをつかんで今日の決勝レースに挑んだのですが、レース前に想像していた展開と全く逆になってしまい、とてもつらいレースとなりました。次戦のもてぎはテストラン時も調子がよく、マシンの特性とコースが合っていると思うので、最終戦で有終の美を飾れるように全力で戦います」
塚越広大選手(6位 #17 KEIHIN HSV-010)
「HSV-010 GTはオートポリスで走った経験がなく、走行データがない中でどのようなレースになるかをいろいろと想定していましたが、結果的に最も悪いほうの流れに引き込まれたようなレース展開になってしまいました。順位を1つでも守れればよかったのですが、今日は太刀打ちできない状況で、今シーズンの中で一番厳しいレースとなりました。次戦は地元栃木のツインリンクもてぎなので、優勝してシーズンをしめくくりたいです。今シーズンはさまざまな経験をして、たくさん勉強ができたので、一年の集大成としてきっちりと結果を残したいと思います」
Text & Photo: HONDA
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SGT:第7戦オートポリス 2回ピット作戦のLEXUS SC430が3位表彰台! GT300はLEXUS IS350が今季3度目の表彰台獲得! (TOYOTA)

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2戦連続の表彰台を獲得したZENT CERUMO SC430 38号車の
立川祐路(左)とTDPドライバー平手晃平(右)

 SUPER GT第7戦「SUPER GT in KYUSHU 250km」が10月1日(土)、2日(日)の両日、九州・大分県のオートポリスで開催された。

 今季のSUPER GTも残り2戦となり、今大会はウェイトハンデが前戦までの獲得ポイント×2kgから、獲得ポイント×1kgへと軽減され、最終戦へ向け更に激戦が予想される。LEXUS勢は、前戦富士で首位争いを展開し、ZENT CERUMO SC430 38号車が念願の今季初勝利を飾った。その勢いを活かし、残り2戦での更なる活躍を目指す。

 オートポリスでの2年ぶりのSUPER GT開催となる今大会には、レクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430、GT300クラスに1台のLEXUS IS350と2台のカローラアクシオが出場した。

◆予選◆

 1日(土)は好天に恵まれ、秋晴れの過ごしやすい気候の下で、午前9時からの公式練習走行に続き、正午から予選1回目、午後2時35分からスーパーラップが行われた。

 予選1回目では、PETRONAS TOM'S SC430 36号車が、コースアウトもありまさかのQ1敗退の11番手グリッド。WedsSport ADVAN SC430 19号車が14番手となった。

 スーパーラップでは、前戦富士でもポールポジションを獲得し、今大会も好調なDENSO SARD SC430 39号車を駆るTDPドライバーの石浦宏明が9番目に出走し、それまでのトップタイムをコンマ5秒上回る好タイムをマーク。最後にアタックしたS Road MOLA GT-R 46号車はこのタイムを上回れず、僅か千分の一秒差で39号車は今季3回目、2戦連続のポールポジションを獲得した。

 3番手以降は、8番手まで0.2秒以内という非常に僅差の争いとなり、脇阪寿一がアタックしたD'STATION KeePer SC430 35号車が5番手。TDPドライバーの大嶋和也がアタックしたENEOS SUSTINA SC430 6号車が6番手。前戦優勝の38号車は10番手グリッドとなった。

 GT300クラスでは、第4戦で初優勝を飾り、前戦も2位表彰台を獲得するなど調子を上げているSG CHANGI IS350 14号車がスーパーラップ進出を逃し14番手スタート。COROLLA Axio apr GT 74号車とハセプロMA イワサキ aprカローラ 31号車はスーパーラップに進み、それぞれ5番手、10番手グリッドとなった。

◆決勝◆

 2日(日)は曇りがちな空模様となり、気温17度、路面温度24度と前日に比べると若干温度の低い状態で、午後2時に決勝レース(54周)がスタートした。

 ポールポジションの39号車は好スタートを切り、序盤から後続を引き離して行く一方で、後方では、スーパーラップに出走したトップ10台の車両が、スーパーラップで使用したタイヤで前半戦を走行しなくてはならないために苦戦。一方で、スーパーラップ進出は逃したものの、タイヤを自由に選択できた36号車がロッテラーの好走もあり順位を上げていった。

 38号車はTDPドライバーの平手晃平がスタートを担当し、他車の降格により9番手スタートから序盤は8位争いを展開。同じくTDPドライバーの大嶋和也が前半を担当した6号車は6番手スタートから一時4位までポジションを上げた。しかし、この2台はタイヤパフォーマンスの低下に苦しみ、11周目に早くもピットイン。ドライバーはそのまま、タイヤだけを交換して、2回ピット作戦を採ることとなった。

 首位を逃げる39号車は、石浦がファステストラップを更新する走りを見せ、一時は2位に10秒もの大差をつけて独走。しかし、周回遅れのGT300クラスの車両が出てくると、タイヤの摩耗もあってその差は詰まっていき、20周目過ぎにはトップ3台が団子状態での首位争いとなった。

 GT300クラス車両の間を縫っての息詰まるようなバトルを展開しながら、石浦は後続の猛追を凌いでいたが、26周目にMOTUL AUTECH GT-R 23号車の先行を許し、2位に後退。しかし、27周目終了時点で、23号車と39号車は同時にピットイン。ここでLEXUS TEAM SARDのクルーが素晴らしい作業を見せ、地元九州出身のTDPドライバー、井口卓人へと交代した39号車は事実上の首位でコースへと復帰した。

 井口はタイヤが冷えているピットアウト直後の周回でも見事な走りを見せ、ポジションをキープしたが、32周目、この日圧倒的な速さを見せていた23号車を抑えきれず、首位の座を譲ることとなってしまった。

 14番手からスタートを切った19号車は31周目、2回ピット作戦を採った38号車は34周目までピットインを遅らせる作戦を採り、これが奏効。全車がピット作業を終えた時点で、38号車は6位、19号車も10位までポジションアップ。  その後38号車は前を行く、TDPドライバー中嶋一貴の駆る36号車との4位争いを展開し、厳しいタイヤで粘りの走行を続ける36号車を48周目にパス。19号車も35号車とのバトルの末に順位を上げた。

 LEXUS勢の最上位につける39号車は終盤まで激しい2位争いを展開していたが、残り2周となったストレートエンドで突然のスローダウン。メカニカルトラブルに見舞われ、無念のストップ。レースを終えることとなってしまった。

 39号車の脱落により、3位以下の順位がひとつずつ繰り上がり、2回ストップ作戦を見事成功させた38号車が3位でフィニッシュ。前戦に続き、2戦連続の表彰台獲得となった。36号車も11番手スタートから追い上げて4位。14番手スタートの19号車も7位まで順位を上げてチェッカーを受けた。35号車も9位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。

 GT300クラスでは、14番手スタートの14号車が素晴らしい追い上げを見せ、終盤には上位争いを展開。激しいバトルの末に3位でチェッカーを受け、前戦に続き今季3度目の表彰台を獲得した。

 31号車は7位フィニッシュ。74号車はピット作業違反によるドライブスルーペナルティを受けて大きく後退しながらも、後半の長いスティントを担当したTDPドライバー 国本雄資の果敢な追い上げにより8位に入り、GT300クラスではトヨタ/LEXUSの3台全車がポイント獲得を果たした。

ZENT CERUMO SC430 38号車 ドライバー 立川祐路:
 「前半担当の平手選手のパートでタイヤの状況を見つつ、場合によっては2ストップに切り替えることは想定していた。2ストップへ切り替えるチームの判断が早かった事が奏効した。4位に上がった時点で、前とのギャップも考え、さらにポジションアップを図るつもりでいた。前が一台停まってしまった事で、前回に続き表彰台に上がれたことはラッキーだったが、素直に嬉しい」
ZENT CERUMO SC430 38号車 ドライバー 平手晃平:
 「スタートしてすぐに、思った以上にタイヤに厳しいコンディションだとわかり、一時はどうなるかと思ったが、状況によっては早めにタイヤを交換し、ニュータイヤで戦うことを作戦として立てていた。2スティントに作戦を切り替えてピットインしたところ、その後は良いペースで走って立川選手に渡すことができた。4位でも十分な結果だと思っていたが、前回に引き続き表彰台に上がることができたので、とても満足している」
SG CHANGI IS350 14号車 ドライバー 折目 遼:
 「予選14番手とグリッドは悪かったが、昨晩セットアップの方向性をがらりと変えたところ、朝のフリー走行から良いラップを刻めた。ポジション的に、レースではすぐに前が詰まってしまうので、早めのピットインを考えていた。自分のスティントでシングル圏内までポジションを上げてインペラトーリ選手にスイッチでき、結果的に早めのピットインの作戦も成功した。その後、接触を喫してしまったが、幸いクルマにダメージもなく、今日の結果はチームの自信にもなった。ラスト一戦しかないが、全力で次のレースにも臨みたい」
SG CHANGI IS350 14号車 ドライバー アレキサンドレ・インペラトーリ:
 「14番手からスタートして、表彰台に上がることができ、今日はとても良いレースができたと思う。自分のスティントでは、アグレッシブに攻め、かつタイヤもセーブしながら長い周回を戦わなければならなかったが、大きくポジションアップできた。ライバル車との接触がなければ2位をキープできたが、それでもこの3位という結果には満足している。チームの皆にも感謝している」
Text & Photo: TOYOTA
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SGT:第7戦オートポリス決勝 MOTUL AUTECH GT-Rが予選12位から脅威の追い上げで優勝! GT300はR&D SPORT LEGACY B4がポールトゥウイン!

 SUPER GT第7戦「SUPER GT IN KYUSHU 250km」は2日、オートポリスで54周の決勝レースを行い、GT500クラスは予選12位から怒濤の追い上げをみせたMOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が、GT300クラスはポールポジションからスタートしそのまま逃げ切ったR&D SPORT LEGACY B4(山野哲也/佐々木孝太組)がそれぞれ優勝を果たした。

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 レースは14時にローリングラップ開始。天候は曇りのまま。気温17度、路面温度24度と午前中より暖かくなってきた。

 スタートを制したのはポールポジションDENSO SARD SC430の石浦宏明。2位にS Road MOLA GT-Rのロニー・クインタレッリ、3位にKEIHIN HSV-010の金石年弘と続く。

 石浦は2周目にはファステストラップとなる1分42秒236を叩きだし徐々に後続との差を広げ始める。しかし、最大10秒ほど2位との差を開いたところで、徐々にタイムを落とし始めると、背後にペースアップしたクインタレッリが迫ってきた。

 さらにその後方、3位に上がってきたのがMOTUL AUTECH GT-Rの本山哲。予選12位からスタートした本山はオープニングラップで11位、5周目に10位、6周目に8位。そしてついに11周目には3位と怒濤の追い上げを見せていたのだ。

 この上位3台は接近戦。しかし勢いに勝る本山が22周目にはクインタレッリをとらえて2位に。さらに26周目にはトップを走る石浦をもとらえ、ついにトップに立った。

 この直後、27周目に本山と石浦は給油とドライバーチェンジのため同時ピットイン。それぞれドライバーをブノワ・トレルイエ、井口卓人に交代してピットアウトしていくが、サードチームのピット作業が速く、ピットで順位が逆転し井口が再びトップに返り咲いた。

 2位に落ちたトレルイエだったが、トップの井口に迫ると32周目に井口をとらえて再びトップに立った。この後も手綱を緩めることなく54周を回って最終的には2位以下を9秒弱離してなんと予選12位から脅威の追い上げで優勝を飾った。

 トレルイエに抜かれて2位に落ちた井口だったが、背後にはドライバーをクインタレッリから柳田真孝に交代したMOLA GT-Rが迫ってきた。井口は柳田の追撃を凌いでいたが、なんと53周目に入った1コーナーでマシントラブルのためスローダウン。チェッカー直前でレースを終えることとなってしまった。

 これで2位に入ったのが柳田。3位に入ったのはZENT CERUMO SC430。スタートを担当した平手晃平は、タイヤのグリップダウンが早く11周目には早くもタイヤ交換だけのためにピットイン。34周目にはドライバーを立川祐路に交代するという2回ピットインを敢行。48周目には立川が先行するPETRONAS TOM'S SC430の中嶋一貴をとらえ4位に上がると、井口の脱落で繰り上がり3位でレースを終えた。

 GT300クラスは、ポールスタートR&D SPORT LEGACY B4の山野哲也がスタート直後から圧倒的なスピードで後続を引き離して独走。25周目にドライバーを佐々木孝太にチェンジしても安定したペースで、ピットイン時に一時はトップを譲ったものの、最終的には2位以下に25秒もの大差をつけ、リザルト上ではだた1台51周を回って優勝した。

 クラス2位に入ったのはJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458。レース終盤、後半を担当した平中克幸は2、3位争いをしていたエヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電の高橋一穂とSG CHANGI IS350のアレキサンドラ・インペラトーリの後ろに付いていたが、前の高橋とインペラトーリが接触。なんなく漁夫の利を得、2位でレースを終えることとなった。3位にはインペラトーリが入った。

 次戦、第8戦最終戦は2週間後の10月16日にツインリンクもてぎで決勝レースが行われる。

 今日のレースの結果、GT500クラスでは2位に入ったS Road MOLA GT-Rがドライバーズポイントを75点と伸ばし、2位にはこのレースで優勝したMOTUL AUTECH GT-Rが59点で続くこととなった。最終戦でのチャンピオンの可能性はこの2台のニッサン勢に絞られることとなり、その差は16点。MOLA GT-Rは6位以上に入れば自力優勝が決まるという圧倒的に有利な状態で最終戦を迎える。

 GT300クラスは2位に入ったJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458がドライバーズポイントを72点と伸ばした。このレース直前までポイントリーダーだった初音ミクグッドスマイルBMWが9位に終わったためこれを5点差で逆転。この300クラスもドライバーズチャンピオンの可能性はこの2台。最終戦での一騎打ちとなった。

 果たして、有終の美を飾るのはどのチーム、どのドライバーたちになるのであろうか。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
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SGT:第7戦オートポリス決勝結果

■GT500 Class

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS39541:37'10.996
246S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI60548.965
338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS355428.614
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS285438.318
524ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH235445.346
617KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS415453.038
7*19WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH14541'18.384
832EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL12541'19.410
935D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS7541'37.451
1012カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS46541'44.445
111ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS52531Lap
128ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS7531Lap
136ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS28531Lap
14100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS29531Lap
1539DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI29522Laps
---- 以上規定周回数(37Laps)完走 ----
■GT300 Class

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/02) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
162R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH31511:38'57.857
211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL57501Lap
314SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH38501Lap
42エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH21501Lap
525ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH27501Lap
686JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH5501Lap
731ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH8501Lap
8*74COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH33501Lap
94初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH65501Lap
1027PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH21501Lap
1166triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH25501Lap
1288JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH20501Lap
1343ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS22501Lap
1422R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH501Lap
1515ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK2501Lap
16*87リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH26501Lap
1733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK43501Lap
1810Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH492Laps
1969サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH492Laps
20*26Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH465Laps
215マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH43615Laps
---- 以上規定周回数(35Laps)完走 ----
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.39 DENSO SARD SC430 (石浦 宏明) 1'42.236
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.62 R&D SPORT LEGACY B4 (山野 哲也) 1'52.458
  • CarNo.19に黒白旗を提示した。
  • CarNo.74はSUPER GT Sporting Regulation第3条1.3)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.74に黒白旗を提示した。
  • CarNo.26はFIA国際モータースポーツ競技規則付則L項 第4章第4-d (ピット入口の白線カット)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.87はSUPER GT Sporting Regulation第34条1.2)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
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SGT:第7戦オートポリスフリー走行 ホンダ勢が1-2-3! トップはRAYBRIG HSV、GT300はフェラーリ458!

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 SUPER GT第7戦「SUPER GT IN KYUSHU 250km」は2日、オートポリスで決勝をにらんだフリー走行を9時20分から30分間行った。

 オートポリス上空は朝から雲に覆われた。気温15度、路面温度11度という肌寒い中で行われたフリー走行で、GT500クラスでトップタイムを記録したのはRAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)。2位、3位にもウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)、EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)とHSVが続きホンダ勢が上位を独占する形となった。

 ポールシッターのDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)は5位、ドライバーズ選手権をリードするS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)は6位と出遅れた。想定外の低気温にミシュラン勢が苦しみ、ブリヂストン、ダンロップ勢息を吹き返したのかも知れない。

 GT300クラスは、JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)がトップタイム。現在ドライバーズ選手権で、ポイントリーダーの初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)を8ポイント差で追っており、そのBMWがこのフリー走行で7位と振るわなかったため、決勝に向けて上々の滑り出しとなった。

 GT300クラスポールシッターのR&D SPORT LEGACY B4(山野哲也/佐々木孝太組)はフリー走行を2位と上々の位置で終え、今シーズン2勝目を狙う。

 決勝は本日2日、14時よりローリンスラップが開始され54ラップでの争いとなる。

 ※なお、ウイダーHSV-010は、このフリー走行中黄旗区間での追い越しによるペナルティで、SL出走車車輌の最後尾グリッドに降格された。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
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SGT:第7戦オートポリスフリー走行結果

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/02) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
15001100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS291'42.683-163.867
250021ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS521'42.881 0.198163.552
3500332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL121'43.413 0.730162.711
450046ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS281'43.562 0.879162.477
5500539DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI291'43.586 0.903162.439
6500646S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI601'43.843 1.160162.037
7500736PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS281'44.281 1.598161.356
8500838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS351'44.586 1.903160.886
950098ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS71'44.620 1.937160.833
105001017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS411'44.677 1.994160.746
115001123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS391'44.678 1.995160.744
125001224ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH231'45.195 2.512159.954
135001335D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS71'45.471 2.788159.536
145001419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH141'45.702 3.019159.187
155001512カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'45.879 3.196158.921
16300111JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL571'52.041 9.358150.181
17300262R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH311'52.79110.108149.182
18300314SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH381'53.46710.784148.293
1930045マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'53.72911.046147.952
20300525ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH271'53.81211.129147.844
21300631ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH81'54.06511.382147.516
2230074初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH651'54.10511.422147.464
23300869サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'54.11711.434147.449
24300974COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH331'54.17111.488147.379
25300102エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH211'54.35011.667147.148
263001143ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'54.45511.772147.013
273001222R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'55.31512.632145.917
283001366triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH251'55.33712.654145.889
293001433HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK431'55.44512.762145.753
303001527PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH211'56.00213.319145.053
313001610Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH1'56.29113.608144.692
323001726Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH1'56.39413.711144.564
333001815ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK21'57.41614.733143.306
343001988JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH201'58.02615.343142.565
-3002086JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH5no time--
-3002187リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH26no time--
-30022360 RUNUP SPORTS CORVETTE
CHVROLET CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
松永 まさひろ
YHno time--
  • CarNo.1は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則H項 第2章2.4.5.1 b)違反(黄旗区間での追越し)により、SL出場車両の最後尾とする。
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SGT:第7戦オートポリス公式予選 KEIHIN HSV-010)が予選3番手を獲得、ウイダー HSV-010は6番グリッドから決勝に挑む (HONDA)

  • 2011年10月1日(土)・予選/会場:オートポリス(4.674km)/天候:晴れ/気温:21℃(12:00現在)/路面温度:25℃(12:00現在)/コースコンディション:ドライ

gt111001003L.jpg  10月1日(土)、大分県のオートポリス・インターナショナルレーシングコースで、2011 オートバックス SUPER GT第7戦「SUPER GT IN KYUSHU 250km」が開幕し、公式予選が行われました。

 九州唯一の国際格式サーキットであるオートポリスでSUPER GTが開催されるのは2009年以来。予選当日、すっかり秋めいた気配の阿蘇山系はさわやかな好天に恵まれ、1万2500人が来場。2年ぶりのSUPER GTを待ちかねたファンや家族連れでサーキットはにぎわいました。

 2011年のSUPER GTは、オートポリスでの第7戦を含めて残り2戦。チャンピオン争いも大詰めを迎え、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)はトップと8点差の2位、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は19点差の4位と、逆転でのタイトル獲得を狙って接戦を繰り広げています。

 全長4.674kmのオートポリスは、自然の起伏を生かした地形に大小さまざまなコーナーが配置されており、マシンには優れたシャシー性能が求められます。デビューイヤーとなった2010年にオートポリス大会が開催されなかったため、HSV-010 GTにとっては今回が初走行となりますが、持ち前の優れたコーナリング性能を生かして上位入賞を果たし、チャンピオン争いでトップに浮上することが期待されます。

 この日は午前9時から1時間45分にわたって公式練習を実施したあと、正午より公式予選1回目、午後2時35分より公式予選2回目を行いました。今回の予選はスーパーラップ方式で、予選1回目でトップ10に入ったマシンが予選2回目に進出し、ここで記録されたタイムに応じて決勝のスターティンググリッドを決定します。なお、予選1回目で11番手から15番手となったマシンは、ここでの順位がそのまま決勝レースでのスターティンググリッドとなります。

 午前中に行われた公式練習では、#1 ウイダー HSV-010が1分41秒697を記録して2番手につけ、Honda勢の最上位となりました。以下、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)は1分41秒769で4番手、#17 KEIHIN HSV-010は1分41秒958で5番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は1分42秒809で12番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は1分42秒868で13番手となりました。

 予選1回目では、塚越選手の操る#17 KEIHIN HSV-010が1分40秒518で3番手となりました。そして、#1 ウイダー HSV-010(小暮選手/1分40秒527)は4番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢選手/1分40秒865)は8番手、#8 ARTA HSV-010(小林選手/1分41秒457)は9番手となり、HSV-010 GTは5台中4台が予選2回目に駒を進める健闘を見せました。一方、#32 EPSON HSV-010(道上選手/1分42秒543)は13番手となり、残念ながら予選2回目への進出は果たせませんでした。

 予選2回目のスーパーラップは午後3時17分に開始。絶好のコースコンディションでの争いは100分の1秒差で順位が入れ替わる大接戦となり、Honda勢では、#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手が1分40秒419をマークして予選3番手を獲得。続いて1分40秒464を記録して予選4番手となったのは#8 ARTA HSV-010の小林選手で、#1 ウイダー HSV-010の小暮選手は1分40秒524で予選6番手、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は1分40秒558で予選8番手となりました。

 明日の決勝は午後2時にスタートが切られ、54周、250kmで競われます。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー

 「予選2回目では、トップ2台と下位2台を除く計6台がコンマ2秒以内に入る激戦となりました。そうした中、#17 KEIHIN HSV-010に乗る塚越選手は本当にいい走りで予選3番手を獲得してくれました。#8 ARTA HSV-010の小林選手も落ち着いた走りでいいタイムを記録したと思います。#1 ウイダー HSV-010の小暮選手はドライビングで細かいミスが出てしまい、6番手となりました。いつもの予選であれば全く問題にならないくらいの小さなミスですが、今回の予選は本当に接戦だったので、これが結果に響いてしまいました。いずれにしても、タイヤチョイスの点で自信があるので、決勝では安定したペースで走り続けられると思います。#1 ウイダー HSV-010はとにかくチャンピオン争いを演じるライバルの前でフィニッシュして欲しいと思いますし、それ以外の4台も1つでも上のポジションを狙って明日の決勝レースを戦うことになります」
塚越広大選手(3番手 #17 KEIHIN HSV-010)
 「練習走行の時から調子がよく、いろいろなテストもできました。そのテストした結果をまとめ、予選1回目とスーパーラップで生かすことができたので、3番手という結果に結び付いたのだと思います。ただ、上位2台にタイムを引き離されているので、悔しい気持ちが残っています。マシンは信頼して思いきり攻められるバランスに仕上がっているので、自分も楽しんでアタックができています。決勝レースではさらに上位を狙えるチャンスがあると思うので、少しでも多くのポイントを獲得し、最終戦までチャンピオンシップの望みが残るようにチーム一丸となってがんばります」
小林崇志選手(4番手 #8 ARTA HSV-010)
 「スーパーラップではマシンのバランスもよく、タイヤのグリップもしっかりと保てました。その結果、特にセクター3ではしっかりとマシンの速さを示すことができました。ただ、逆にセクター1、2では思うようにタイムが伸びなかったので、その点をしっかり分析して決勝レースに挑みたいと思います。明日の決勝レースはどのような戦況になるか分からないですが、オートポリスはタイヤに厳しいコースなので、いかにタイヤの摩耗をマネジメントして、レース終盤までペースを落とさずに走りきれるかがポイントになると思います。表彰台はもちろんですが、しぶとく戦って優勝を狙いたいです」
小暮卓史選手(6番手 #1 ウイダー HSV-010)
 「マシンの調子は悪くなかったのですが、思うようにタイムが伸びなかったので悔しいです。今日の結果をしっかりと分析し、明日の決勝レースに臨みたいと思います。ライバルのマシンはとても速いですが、明日は明日のレースを行い、ライバルより1つでも上位でゴールできるようがんばります」
Text & Photo: HONDA
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SGT:第7戦オートポリス公式予選 DENSO SARD SC430が千分の1秒差で2戦連続、今季3度目のPPを獲得。300クラスはR&D SPORT LEGACY B4が今季初PP!

 スーパーGT第7戦SUPER GT IN KYUSHU 250kmレースは1日、オートポリスでスーパーラップ方式の公式予選を行いGT500クラスはDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)が、GT300クラスはR&D SPORT LEGACY B4(山野哲也/佐々木孝太組)がそれぞれポールポジションを獲得した。

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 300クラスのスーパーラップは14時35分から開始。

 #4谷口信輝のBMWが先頭をきってコースイン。1分52秒222と自らの予選タイムは更新。

 2番目の登場は#31嵯峨。1分52秒580と自らの予選タイムに届かず、この時点では2番手に。

 3番目は#87織戸。果敢なアタックを見せるが、第2ヘアピン立ち上がりで痛恨のスピン。2分06秒425とモニター下部に。

 4番手は#62佐々木孝太。朝の公式練習トップタイムの1分51秒204を自ら更新する1分50秒447のトップタイムを叩き出す!

 5番手は#74国本。1分51秒646としてこの時点では2番手に浮上。

 6番手は#86青木。1分51秒329でこの時点での2番手を逆転!

 7番手に#43高木がスタート。しかし、#87織戸と同じ第2ヘアピン立ち上がりでアウトにはらみ惜しくもスピン! コース復帰に手間どり2分17秒951という結果に。

 8番手、#11平中。1分51秒709で4番手のタイム。

 9番手に#2加藤寛規。最終コーナーでコースアウトギリギリまで攻める走りでわかせたが1分51秒418と3番手タイムに終わる。

 ラストの10番手は#25土屋武士のポルシェ。スムーズなドライビングだったが1分51秒403と3番手タイム。

 これでPPは#62の1分50秒447、#86の1分51秒829、#25の1分51秒403、#2の1分51秒418、#74の1分51秒646、#11の1分51秒708、#4の1分52秒222、#31の1分52秒580、#87、#43までがトップ10ということとなった。

 500クラスのスーパーラップは15:15分頃から開始。

 #38立川のSC430が先頭をきってコースイン。まずは1分41秒112としてこれがターゲットタイムとなる。

 続いてのSL登場は若手#8小林崇志が1分40秒464として、この時点では逆転の暫定トップとする。

 3番目は#100伊沢。1分40秒558とここはわずかに届かず2番手に浮上。

 4番手は#12JPオリベイラ。日産勢のトップで出走するが、1分40秒998と3番手。

 5番手は#6大嶋のSC430。1分40秒537と2番手タイムをマークする。

 6番手、#35脇阪寿一。1分40秒478と逆転でトップタイムをマークする。

 7番手に#1小暮。1分40秒524とわずかに及ばず3番手に。

 8番手は#17塚越広大。SC2で0.4秒上回り1分40秒419として逆転で暫定トップに。

 9番手は#39石浦宏明。SC2で0.027塚越を上回り、1分39秒901とトップタイムを更新!

 10番手、最後のアタックは#46ロニークインタレッリのGT-R。SC1でハードブレーキングのスモークが上がり0.369秒の遅れ。第2ヘアピンでも突っ込みで白煙があがりSC2で0.119秒の遅れとなる。懸命のドライビングでPPを狙うが、1分39秒902とわずか1000分の1秒及ばず2番手となった。

 これでPPは#39の1分39秒901、#46の1分39秒902、#17の1分40秒419、以下#8の1分40秒464、#35の1分40秒478、#1の1分40秒524、#6の1分40秒537、#100の1分40秒558、#12の1分40秒998、#38の1分41秒112までがトップ10ということとなった

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
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SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス公式予選総合結果

■GT500 Class

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Total Qualify GT500 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
139DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI291'40.4861'39.901168.431
246S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI601'39.6071'39.902168.429
317KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS411'40.5181'40.419167.562
48ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS71'41.4571'40.464167.487
535D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS71'40.7151'40.478167.464
61ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS521'40.5271'40.524167.387
76ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS281'40.7321'40.537167.365
8100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS291'40.8651'40.558167.330
9*12カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'40.8071'40.998166.601
1038ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS351'41.8671'41.112166.413
1136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS281'41.920165.094
1223MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS391'42.420164.288
1332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL121'42.543164.091
1419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH141'42.975163.403
---- 以上予選通過 ----
-*24ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH231'41.460165.843
■GT300 Class

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Total Qualify GT300 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
162R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH311'51.9971'50.447152.348
286JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH51'51.7291'51.329151.141
325ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH271'51.0011'51.403151.041
42エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH211'51.2651'51.418151.020
574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH331'51.7431'51.646150.712
6*11JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL571'51.3851'51.708150.628
74初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH651'52.4641'52.222149.939
8*87リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH261'52.026--
9*43ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'51.438--
10*31ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH81'52.268--
1127PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH211'52.546149.507
1222R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'52.559149.490
1315ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK21'52.762149.220
1414SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH381'52.860149.091
1533HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK431'52.882149.062
1666triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH251'53.021148.879
1726Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH1'53.137148.726
1810Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH1'54.552146.889
---- 以上予選通過 ----
-*5マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'54.126147.437
-360 RUNUP SPORTS CORVETTE
CHVROLET CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
松永 まさひろ
YH1'56.854143.995
-*69サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'56.980143.840
-*88JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH20no time-
  • CarNo.12は、公式通知No.5.2 スーパーラップ手順2/2 4周目違反(アタック後のライト未消灯)により、訓戒とした。
  • CarNo.11は、公式通知No.5.2 スーパーラップ手順2/2 4周目違反(アタック後のライト未消灯)により、訓戒とした。
  • CarNo.43,87は、公式通知No.5.1.7 (4輪脱輪判定報告)により、スーパーラップタイムを無効とした。
  • CarNo.31は、国内競技車両規則、第7章グランドツーリングカー300第3条3.1.2)違反(最低地上高違反)により、スーパーラップタイムを無効とした。
  • CarNo.24は、決勝レース出場を認める。ただし、10月2日フリー走行までに、車両検査に合格を条件とする。
  • CarNo.5,69,88は、決勝レース出場の可否を、車両検査合格と10月2日フリー走行にて決定する。
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SUPER GT

SGT:第7戦オートポリススーパーラップ結果

■GT500 Class

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Super Lap GT500 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
139DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明*
井口 卓人
MI291'39.901--168.431
246S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ*
MI601'39.902 0.001 0.001168.429
317KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大*
BS411'40.419 0.518 0.517167.562
48ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志*
BS71'40.464 0.563 0.045167.487
535D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一*
アンドレ・クート
BS71'40.478 0.577 0.014167.464
61ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史*
ロイック・デュバル
BS521'40.524 0.623 0.046167.387
76ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也*
BS281'40.537 0.636 0.013167.365
8100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也*
山本 尚貴
BS291'40.558 0.657 0.021167.330
9*12カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ*
BS461'40.998 1.097 0.440166.601
1038ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路*
平手 晃平
BS351'41.112 1.211 0.114166.413
■GT300 Class

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Super Lap GT300 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
162R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太*
YH311'50.447--152.348
286JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行*
YH51'51.329 0.882 0.882151.141
325ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士*
YH271'51.403 0.956 0.074151.041
42エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規*
YH211'51.418 0.971 0.015151.020
574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資*
YH331'51.646 1.199 0.228150.712
6*11JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸*
DL571'51.708 1.261 0.062150.628
74初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝*
番場 琢
YH651'52.222 1.775 0.514149.939
8*87リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学*
YH26deleted---
9*43ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一*
松浦 孝亮
BS22deleted---
10*31ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀*
岩崎 祐貴
YH8deleted---
  • CarNo.12は、公式通知No.5.2 スーパーラップ手順2/2 4周目違反(アタック後のライト未消灯)により、訓戒とした。
  • CarNo.11は、公式通知No.5.2 スーパーラップ手順2/2 4周目違反(アタック後のライト未消灯)により、訓戒とした。
  • CarNo.43,87は、公式通知No.5.1.7 (4輪脱輪判定報告)により、スーパーラップタイムを無効とした。
  • CarNo.31は、国内競技車両規則、第7章グランドツーリングカー300第3条3.1.2)違反(最低地上高違反)により、スーパーラップタイムを無効とした。
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SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス公式予選1回目 驚速MOLA GT-Rが暫定ポール、GT300クラスはZENT Porsche!

 スーパーGT第7戦SUPER GT in KYUSHU 250kmの公式予選1回目が1日、オートポリスで行われGT500クラスはS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が、GT300クラスはZENT Porsche RSR(都筑晶裕/土屋武士組)が暫定ポールポジションを獲得した。

gt_r07_q1_46 gt_r07_q1_25

 12時から開始された公式予選1回目。まずは25分間の混走セッションとなる。ターゲットタイムは公式練習で#46の出した1分40秒679だ。

 10分過ぎでは#1が41秒370をマーク。#35が41秒634、#46が965とした。

 12時25分からは10分間の300クラスのセッション。こちらは#62の公式練習でのトップタイム1分51秒204が目標となる。

5分後に#74が1分51秒743とする。8分後に#25の土屋武士が1分51秒001と#62のタイムを更新! 2番手に#2が1分51秒265でつける。

 12時35分に500クラスもわずか10分間のセッションとなる。5分後に#23が14番ポスト付近でスピンし、フロントからガードレールにクラッシュする映像がモニターに流れる。自走してピットに戻れたところから見るとダメージはさほどひどくはない模様だ。

 この直後、やはりミシュラン勢の#39が1分40秒466と朝の#46のタイムを更新! 2番手は#1の1分41秒370となっている。残りわずかの12時44分、やはり#46が1分39秒607の最速タイムをたたき出す。

 今回はポイント×1kgと減らされ60kgとなったためか、#46の速さは朝の公式練習から群を抜いていた。

 2番手は今回も#39の1分40秒466、3番手に#17の1分40秒518、4番手は#1の1分40秒527、5番手に#35の1分40秒715、以下#6の1分40秒732、#12の1分40秒807と続く。

 300クラスは#25の暫定トップタイム。以下、#2、#11、#43、#86、#74、#62と続く。

 14時35分から予定されているスーパーラップで上位のグリッドが決定される。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
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SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス予選1回目結果

■GT500クラス

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI601'39.607-168.928
239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI291'40.486 0.879167.450
317KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS411'40.518 0.911167.397
41ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS521'40.527 0.920167.382
535D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS71'40.715 1.108167.069
66ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS281'40.732 1.125167.041
712カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'40.807 1.200166.917
8100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS291'40.865 1.258166.821
98ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS71'41.457 1.850165.848
1038ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS351'41.867 2.260165.180
1136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS281'41.920 2.313165.094
1223MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS391'42.420 2.813164.288
1332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL121'42.543 2.936164.091
1419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH141'42.975 3.368163.403
---- 以上予選通過(基準タイム[107%] 1'45.213)----
-*24ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH231'41.460 1.853165.843
■GT300クラス

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
125ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH271'51.001-151.588
22エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH211'51.265 0.264151.228
311JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL571'51.385 0.384151.065
443ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'51.438 0.437150.993
586JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH51'51.729 0.728150.600
674COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH331'51.743 0.742150.581
762R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH311'51.997 0.996150.240
887リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH261'52.026 1.025150.201
931ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH81'52.268 1.267149.877
104初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH651'52.464 1.463149.616
1127PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH211'52.546 1.545149.507
1222R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'52.559 1.558149.490
1315ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK21'52.762 1.761149.220
1414SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH381'52.860 1.859149.091
1533HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK431'52.882 1.881149.062
1666triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH251'53.021 2.020148.879
1726Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH1'53.137 2.136148.726
1810Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH1'54.552 3.551146.889
---- 以上予選通過(基準タイム[107%] 1'56.777)----
-5マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'54.126 3.125147.437
-360 RUNUP SPORTS CORVETTE
CHVROLET CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
松永 まさひろ
YH1'56.854 5.853143.995
-69サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'56.980 5.979143.840
-88JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH20no time--
  • 各クラス上位10台がスーパーラップに進出する
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SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス公式練習結果

gt_r07_p_46 gt_r07_p_62

Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI601'40.679-167.129
250021ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS521'41.697 1.018165.456
3500339DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI291'41.708 1.029165.438
450048ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS71'41.769 1.090165.339
5500517KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS411'41.958 1.279165.033
6500636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS281'42.027 1.348164.921
7500712カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'42.240 1.561164.577
8500838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS351'42.467 1.788164.213
9500923MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS391'42.530 1.851164.112
10500106ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS281'42.622 1.943163.965
115001135D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS71'42.728 2.049163.796
1250012100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS291'42.809 2.130163.667
135001332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL121'42.868 2.189163.573
145001424ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH231'42.964 2.285163.420
155001519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH141'45.071 4.392160.143
16300162R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH311'51.20410.525151.311
17300225ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH271'51.36810.689151.088
1830032エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH211'51.87711.198150.401
19300443ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'52.38611.707149.720
20300586JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH51'52.41411.735149.682
21300666triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH251'52.54011.861149.515
22300774COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH331'52.62211.943149.406
23300888JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH201'52.80112.122149.169
24300933HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK431'52.87312.194149.074
253001014SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH381'52.89812.219149.041
263001115ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK21'52.94912.270148.973
273001227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH211'52.96912.290148.947
283001387リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH261'53.02012.341148.880
293001411JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL571'53.04612.367148.846
30300154初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH651'53.28412.605148.533
313001622R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'53.75413.075147.919
323001726Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH1'54.00213.323147.597
333001869サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'54.19613.517147.347
343001931ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH81'54.50213.823146.953
35300205マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'55.17414.495146.095
363002110Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH1'55.18314.504146.084
3730022360 RUNUP SPORTS CORVETTE
CHVROLET CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
松永 まさひろ
YH1'55.45014.771145.746
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D1 GRAND PRIX

D1:セントレア ナイトレースは川畑真人、単走は上野高広、最強王者は佐久間達也 (D1 Corp.)

 ドリフト競技の最高峰、D1グランプリシリーズの主催団体である株式会社D1コーポレーションは、9月24日(土)~25日(日)の2日間「D1チャンピオンズ イン セントレア」を愛知県中部国際空港セントレア臨時駐車場内D1特設会場にて初開催した。

 審査コーナーのまわりを、ほぼ360度ぐるりと取り囲む観客席からはトップドライバーたちの豪快な走りに拍手や歓声があがり盛り上がりをみせた。

 尚、来場者数は、24日(土)が4,393人、25日(日)は4,802人だった。

 今大会は、2011D1GPシリーズ第7戦終了時点での総合ランキング16位までの選手、並びに16位以下で過去に優勝経験があるドライバー上位2名の、全18名で行われた。また初の試みとして単走の審査にGPS機能を応用した車載計測器「D1 Original Scoring System(通称"DOSS")」が採用され、この審査方法も採点の重要なポイントとな った。

 24(土)、国内では6年ぶりとなるナイトレースとなった、追走トーナメント16を勝ち上がった4名で行われる「Battle4」対決では、鋭い走りをみせた川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)が優勝。

 また、25日(日)の単走チャンピオン決定戦では、ミスのない安定した走りを披露した上野高広(TEAM VERTEX)が優勝した。

 そして最強王者決定戦「チャンピオン・オブ・チャンピオンズ」では、川畑真人と佐久間達也の同チームの対戦となったが、最後まで集中力を切らさない気合いの走りで佐久間達也が優勝した。

【9月24日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走

 今大会は単走で、「車速の最大値」、「平均車速」、「平均角度」、「角度の変化」、「車両の振りの鋭さ」などを機械計測して採点を行う「DOSS」が導入された。車速が高く、振り返しが鋭いと高得点に繋がるが、角度変化が大きいと減点される傾向にあり、1コーナーから2コーナーへの車速や振り返しが得点に大きく影響した。

 シリーズ戦ではランキング2位の斎藤(プレミアムジャパン with ダイゴ)ら、大型セダンマシン勢が高得点に結びつかず苦戦し敗退。一方、スムーズでキレのある走りで高橋(GOODYEAR Racing with Kunny's)は100点を獲得。また大きな角度と見事な進入スピードをみせた古口(KOGUCHI POWER)、持ち前のスピードと正確なマシンコントロールで今村(SGC.BOSS.with DUNLOP)も100点を出し、あわせて6人が100点を出す結果となった。「同ポイントの選手はゼッケン順の順位」というルールにより、優勝は今村陽一となった。

■追走トーナメント

 追走トーナメントは、まず16名が4ブロックに分かれ各ブロックを勝ち残った4名が、Battle4に進出する方法で行われた。Battle4に進出したのは今村( SGC.BOSS.with DUNLOP )、手塚(GOODYEAR Racing B324R)、古口(KOGUCHI POWER)、川畑(Team TOYO TIRESDRIFT with GP SPORTS)の4人。前日の練習走行ではクラッシュし、追走に入ってからもスピンをするなど今ひとつ走りがさえなかった川畑が、ここでキレをとりもどし、対戦カード決めの単走で100点を出した。

 決勝は川畑vs今村の対戦。加速区間が短い特設コースで、マシンのトラクション性能を生かし今村のマシンにドリフトを合わせることができた川畑が優勝した。

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Battle4決勝(左:今村陽一vs右:川畑真人)

9/24(土)Battle4を制した川畑真人選手コメント
d1_centreair_02.jpg  「今回は前日の練習走行から車をぶつけてしまったり、全くうまく乗れていなかったですが、みなさんの前でいい走りをすることができ、結果、この最高の舞台で優勝することができて、嬉しいです。」
【9月25日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走チャンピオン決定戦

 この日の単走は、18名→8名→4名→2名→1名と絞られていくノックアウト方式で行われた。前日の単走とは異なり、同点だった場合は「DOSS」の得点で順位が決まる。

 1本勝負の決勝では、上野はコーナーで角度をつけ、コース壁際ギリギリまでマシンを寄せる積極的な走りをみせた。対する日比野は、進入スピードの速さと角度をつけた走りをみせるも、審査席前へ振り込むところでわずかにミスをしてしまう。審査員の結果は、両者とも100点。そこでDOSSの得点での勝負となったが、上野が僅差でポイントを上回り、優勝を飾った。

9/25(日)単走チャンピオン決定戦を制した上野高広選手コメント
d1_centreair_03.jpg  「今のマシン(BMW)に乗り換えてから、3年間苦労してやっとここまで来ることが出来ました。スポッターのアドバイスがよくて、いい走りをみせることができました。観客のみんな、スタッフ、そして選手のみんなまで応援してくれて、本当に嬉しかったです。」
■追走トーナメント14

 追走は、まずチャンピオン経験者以外によるWinners Battle追走トーナメント14が行われた。決勝に残ったのは、この日好調だった佐久間(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)と高いスピードを武器に勝ちあがってきた日比野(TEAM UPGARAGE with DROO-P)だった。

 佐久間vs日比野の決勝1本目、振り返しは鋭かった佐久間だったが、先行を走る日比野のマシンに寄せることができず、五分の判定。2本目は、後追いの日比野が2コーナーでマシンを流してしまい失敗。これにより佐久間の勝利となった。

 そしてチャンピオン経験者4人によるChampions BATTLE 4。今村(SGC.BOSS.with DUNLOP)vs熊久保(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)の対戦は、熊久保が今村をプッシュしてしまい今村の勝利。また斎藤(プレミアムジャパン with ダイゴ)vs川畑(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)の対戦では、斎藤が2コーナーでマシンを流してしまうミスをし、川畑が勝った。

 前日の決勝と同じカードとなった今村vs川畑の決勝では、1本目、川畑が積極的な走りをみせアドバンテージを獲得。2本目は、今村が川畑に食らいつくも、4コーナーでミスをしてしまう。これにより川畑が優勝した。

 続いてWinners BattleとChampions BATTLE 4の優勝者が対戦するChampion of Champions。対戦カードは川畑vs佐久間の、チームメイト同士のバトルとなった。

 1本目は後追いの佐久間が川畑に審査席前で距離を詰めアドバンテージを取ったが、2本目は川畑が2コーナー手前の振り返しから佐久間のインに入る見事な走りを見せ、勝負は再戦にもつれた。再戦の1本目、佐久間がまたしても接近ドリフトを見せアドバンテージを獲得。2本目、川畑は加速区間で出おくれ、失敗。これにより佐久間の優勝が決まった。

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Champion of Champions(左:佐久間達也vs右:川畑真人)

9/25(日)Champion of Championsを制した佐久間達也選手コメント
d1_centreair_05.jpg  「本当にいいチームにお世話になって、「勝つ」と言われてからだいぶ長い日々を送ってきました。やっと仲間と練習した成果が出たと思います。今日はベスト14で徐々にペースが上がってきて、そのまま決勝戦まで行ったという感じです。決勝戦では集中力を切らさずに走ろうと心がけました。その後の歴代チャンピオンとの戦いも、滅多にない機会だと思い、気合いを入れ直し、最後まで集中して走ることができたのが勝因だと思います。」
株式会社D1コーポレーション PRESS INFORMATION
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GT Asia | その他

Audi R8 LMS、GT ASIA第9、10戦オートポリスに参戦

 Hitotsuyama Racingは今週末オートポリスにて開催されるGT ASIA 第9、10戦にAudi R8 LMS、そしてPorsche 997 cupの2台体制で参戦致します。

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 7月の富士では小林賢二選手が、そして8月の鈴鹿では濱口弘選手がそれぞれAudi R8 LMSのステアリングを握りましたが、今回オートポリスでは新たに香港出身のジェントルマンドライバー、Frank Yu選手がHitotsuyama Racing のAudi R8 LMSのステアリングを握り、GT3クラスに参戦致します。

 Frank Yu選手は、アジアを代表するジェントルマンドライバーの一人であり、精力的にレース活動を行っています。先日行われたマレーシアMerdeka Millennium Endurance RaceでもファクトリーチームのMercedes SLS AMGやAudi R8 LMSとバトルを展開、見事6位入賞を飾るなど、輝かしい成績を収めています。Frank Yu選手はこれまでGT ASIA GT3クラスに自チーム「Craft Eurasia Racing」からFord GTで参戦していたライバルでもありますが、富士、鈴鹿でのHitotsuyama Racingのパフォーマンスに魅了され、急遽チームとマシンをスイッチしての参戦となりました。

 また、富士ではAudi R8 LMS、鈴鹿ではPorsche 997 cupをドライブした小林賢二選手も引き続きPorsche 997 cup でGTMクラスに参戦致します。

 Frank Yu選手、小林賢二選手とともに、GT3/GTM両クラス優勝を目標にオートポリスに臨みます。皆様のご声援、宜しくお願い申し上げます。

#30 Craft Hitotsuyama Racing
  • マシン: Audi R8 LMS 
  • クラス:GT3
  • ドライバー:Frank Yu
  • 主なレース戦績 :
    • Aston Martin Asia CUP
    • Asian GT Masters
    • Dubai 24hours Endurance Race
    • Merdeka Millennium Endurance Race
    • Ferrari Challenge Europian Series
#9 Hitotsuyama Racing
  • マシン:Porsche 997 cup 
  • クラス:GTM
  • ドライバー:小林賢二
  • 主なレース戦績 :
    • 1998年 筑波9時間ナイター耐久にてレースデビュー
    • 1999年 ポルシェチャレンジ参戦
    • 2000年 ポルシェチャレンジクラスBチャンピオン
    • 2001年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 シリーズ9位
    • 2002年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 シリーズ4位
    • 2003年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 クラスBシリーズチャンピオン
    • 2004年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 シリーズ3位
    • 2005年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 シリーズ3位
    • 2008年 ポルシェカレラカップジャパン第4戦より参戦 クラスBシリーズ6位
           スーパー耐久ST1 ポルシェ997 岡山スポット参戦 ST1 4位
    • 2009年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 クラスA シリーズ4位
    • 2010年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 クラスA シリーズ3位
           ニュルブルクリンク24hr耐久レース参戦
    • 2011年 ニュルブルクリンク24hr耐久レース参戦 クラス優勝
           GT ASIA参戦
           Porsche Carrera Cup Japan参戦
Hitotsuyama Racing Press release
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Japanese F3

JF3:第14,15,16戦SUGO Rd14で"capeta"カラーの山内英輝優勝! 今季は3勝を挙げ、ランキング3位で終了 (Hanashima)

f3_r14-16_phr.jpg  9月24日、25日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催された全日本F3選手権に、PLANEX ハナシマ・レーシングの山内英輝選手(ダラーラF308/1AZ-FE)は、月刊少年マガジン(講談社 刊)で連載中の曽田正人氏のレース漫画『capeta』を再現したスペシャルカラーで出場。24日に行われた第14戦では、ポールポジションから独走劇を演じ、見事優勝を飾りました。

 また25日に開催された第15戦では4位、第16戦では3位入賞を果たし、2011年の年間ランキング3位でシーズン終了。残念ながら逆転タイトルには届きませんでしたが、開幕戦鈴鹿、第11戦岡山、第14戦菅生と3勝を挙げる活躍をみせました。

 皆様、応援ありがとうございました。

山内英輝選手のコメント
 第14戦はスタートを上手く決めて、優勝することができました。ただ、このレースでのファステストラップが第16戦のグリッドを決める重要な要素だったにも関わらず、関口選手に獲られてしまったのは失敗でした。
 また25日の第15戦では、スタート直後の混乱でペナルティを受け順位を落としたうえに、第16戦でもスタートで蒲生選手に抜かれ、3位でフィニッシュすることとなりました。ただ、自分としては蒲生選手を押さえて2位を"守る"よりも、関口選手からトップを奪う"攻め"のレースをしたいと思っていました。実際、関口選手に並びかけるところまで行けただけに残念です。
 今シーズンは開幕で優勝し、チャンピオン獲得を目指して頑張ってきましたが、シーズン途中で苦戦したこともあって結果的に3位でシーズンを終える事になりました。
 しかしながら、レーシングドライバーとして沢山の経験をこの1年で積む事ができたのも事実です。これもスポンサーであるプラネックスホールディングの久保田社長、ハナシマ・レーシングのスタッフの皆さん、そして応援してくださったファンの皆さんのお陰だと感謝しています。また、震災後にも関わらず、菅生に多くの皆さんが応援に駆けつけてくださったことも嬉しかったです。
 皆さん、応援本当にありがとうございました。
PLANEX ハナシマ レーシング プレスリリース
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Japanese F3

JF3:第14,15,16戦SUGO 関口雄飛が最終戦で大逆転シリーズタイトル獲得! (TOYOTA)

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最終戦の大逆転で念願のタイトルを獲得した関口雄飛とチームクルー

 全日本F3選手権の今季最終大会となる第7大会(第14戦、第15戦、第16戦)が9月24日(土)と25日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 前大会が悪天候により中止となったため、全日本F3は今大会の3レースをもってタイトルが決定されることとなった。とはいえ、Cクラス、Nクラス共にタイトル争いは混沌としており、最後の最後まで全く気の抜けないレースが繰り広げられた。

 23日(金)の占有走行を経て、24日(土)の午前11時45分より10分間の予選が開始。

 第14戦の予選では、最初のアタックに入ったTDPドライバーの蒲生尚弥(PETRONAS TEAM TOM'S)がS時でコースオフを喫してストップしたため、セッションは赤旗中断。残り3分でセッションが再開されると、逆転でのタイトル獲得を狙う山内英輝(HANASHIMA RACING)がトップタイムをマークしポールポジションを獲得。リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)が3番手。1周しかタイム計測のできなかった蒲生は総合12番手。やはり逆転タイトルを狙う関口雄飛(B-MAX ENGINEERING)も、赤旗中断によりアタックのタイミングを逃し、総合11番手に沈んだ。

 赤旗中断の影響もあり、予定よりも若干遅れて開始された第15戦の予選では、関口と山内によるトップ争いとなったが、関口がポールポジションを獲得。山内も最前列2番手を確保した。第14戦の予選でコースオフを喫した蒲生は出走できず、最後列スタート。

 Nクラスでは、第14戦が千代勝正(NDDP RACING)、第15戦は野尻智紀(HFDP RACING)がそれぞれポールポジションを獲得。ランキング首位の野尻と5ポイント差でこの最終大会に臨み、逆転でのタイトル獲得を狙うTDPドライバーの中山雄一(TOM'S SPIRIT)は、第14戦は千代、野尻に続く3番手、第15戦は千代を後ろに従えた2番手スタートとなった。

 なお、第16戦のスターティンググリッドは第14戦決勝でのベストラップによって決定される。

 午後3時37分、好天の下で第14戦の決勝レース(18周)がスタート。ポールポジションの山内はスタートを決めると、3番手スタートのブラッドレーがランキング首位で2番手スタートの安田裕信(ThreeBond Racing)をかわし、2位に浮上。山内は後続との差を広げていき、独走態勢となった。

 一方、後方スタートの蒲生は、第16戦のグリッドを決定するベストラップを狙って序盤ピットインしタイヤを交換したが、タイムアップは果たせず。

 2位につけていたブラッドレーは、14周目にコースアウト。これで安田が2位に浮上し、後方スタートから追い上げた関口が3位に浮上。そのままの順位でフィニッシュとなり、今大会人気モータースポーツ漫画のスペシャルカラーリングをまとった車両で出場した山内が、ポール・トゥ・フィニッシュ。安田、関口の順でのチェッカーを受けた。今季2勝目を挙げた山内だったが、安田が2位に入ったため、残り2戦でのタイトル争いは関口と安田の2台に絞られることとなった。

 Nクラスでは千代がポール・トゥ・ウィン。中山が2位で続き、ランキング首位の野尻が4位に終わったため、野尻と中山の差がわずか1点、千代が8点差と更にポイント差は小さくなった。

 第15戦の決勝レース(25周)は明けて25日(日)の午前8時半にスタート。ポールポジションの関口が好スタートを切る一方で、スタートで3位に落ちた山内が、2コーナーで前を行く安田と接触、安田はスピンを喫し、最後尾へと後退。

 山内はこの接触でドライブスルーペナルティを受けることとなりポジションダウン。後続に大差をつけた関口が逃げ切り、ポール・トゥ・ウィン。2位にブラッドレー、3位に蒲生が続いた。安田はクラス5位に終わり、タイトル争いは、その差を大きく縮めて最終戦で決されることとなった。

 Nクラスでは、好スタートでクラストップに立った中山が、直前で発生したCクラスの混乱を避けきれず接触。フロントウィングを破損した中山はピットイン。野尻もこの混乱に巻き込まれるという大波乱となった。

 この混乱を上手くかわした佐々木大樹(NDDP RACING)が首位に立つと、そのまま逃げ切り、F3での初優勝。2位に千代が入り、野尻は3位。中山はピットでの修復後コースに戻ったが、コースアウトを喫し、無念のリタイア。最終戦はランキング首位の野尻を、中山と千代が8点差で追うという状況で迎えることとなった。

 第15戦に続き、午後0時35分から第16戦(25周)がスタート。ポールポジションの関口は若干出遅れたものの首位をキープ。その後方には、3番手スタートの蒲生が1コーナーで山内をアウトからかわして2位浮上。

 その後は逃げる関口を蒲生が追う展開。ファステストラップをマークし、離されずについて行った蒲生は、最後にはテール・トゥ・ノーズまで迫ったが、逆転には至らず、2位でフィニッシュ。関口は今季6勝目を挙げ、安田が4位に終わったため、見事最終戦での逆転チャンピオン獲得を果たした。

 Nクラスではクラス4番手グリッドの千代が、1周目に首位を奪うと、そのまま逃げ切って今季5勝目。第15戦で初勝利を挙げた佐々木が2位、中山は3位。野尻が4位で続き、シリーズタイトルは野尻と千代が同点で並ぶこととなったが、年間勝利数で勝った千代が逆転でのタイトルを獲得した。

Text & Photo: TOYOTA
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Formula Nippon

FN:第6戦SUGO アンドレ・ロッテラーが今季3勝目! TDPドライバー石浦宏明が自己最高の2位 (TOYOTA)

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今季3勝目を挙げたアンドレ・ロッテラー(右)と
チームタイトルを決めたPETRONAS TEAM TOM\'S監督の舘信秀(左)

 フォーミュラ・ニッポンの第6戦が9月24日(土)、25日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。

 全7戦で戦われている今季のフォーミュラ・ニッポン、前戦鈴鹿大会が悪天候により中止となったことで、残り2戦でのタイトル争いは更に厳しさを増すこととなった。

 今大会は250km、4本のタイヤ交換を2回というピット作業義務が課される。

 24日(土)午前中1時間のフリー走行を経て、午後1時40分からノックアウト方式の予選が開始。予選Q1では、ディフェンディングチャンピオンのJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が、タイムを出した直後に1コーナーでコースオフ。タイムアタックはそこで終えることとなったが、先に叩きだしていたタイムでQ1は通過。アレキサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)が13番手、アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)が14番手、嵯峨宏紀(Le Beausset Motorsports)が16番手と、ルーキーの3名がQ1で敗退となった。

 Q2では、Q1でコースオフしたオリベイラは出走できず、3戦連続のポールポジション獲得はならなかった。また、このQ2ではTDPドライバーの平手晃平(TEAM IMPUL)がタイムをのばせず10番手。IMPUL勢が2台揃ってまさかのQ2敗退となった。TDPドライバーの国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)が11番手、オリベイラが12番手となった。

 最終Q3では、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)とTDPドライバーの石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO)が途中まで1-2位につけていたが、昨年のSUGO大会で初優勝を飾り、今年も予選Q1、Q2共にトップタイムという速さを見せたTDPドライバーの大嶋和也(Team LeMans)がこれをかわしてトップに浮上。セッションは終盤赤旗中断となり、2分間の延長で最後のアタックセッションが再開されたが、大嶋のタイムは塗り替えられず。大嶋はキャリア2度目となるポールポジションを獲得。2番手は僅か0.006秒差でロッテラー。石浦は4番手。フォーミュラ・ニッポン初シーズンながら、ここまで全戦で表彰台を獲得し、ランキングでも首位と同ポイントの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が8番手となった。尚、7番手のドライバーが赤旗中の追い越しにより7グリッド降格となったため、中嶋から14番手のカルダレッリまでが一つずつ順位を上げてのスターティンググリッドとなった。

 25日(日)午前中のフリー走行を経て、午後2時半に68周で競われる決勝レースがスタート。ポールポジションの大嶋はスタートダッシュをミス。ロッテラーが好スタートを切りトップ浮上。大嶋は4位、石浦が5位での序盤戦となった。

 一方後方からの追い上げを余儀なくされた中嶋一貴は1周目終了時に早くもピットインし、義務づけられたタイヤ交換の1回目を消化。翌周にはオリベイラもピットへ向かい、早めのピットで追い上げる作戦を採った。

 首位を走行するロッテラーは、ほぼレース距離の3分の1となった22周目終了時にピットイン。その後続々とピットへ向かう中、石浦はなかなかピットへ向かわず、首位を走行。ほぼレースが折り返しになる33周目にようやく1回目のピット作業を行った。

 一方でスタート直後に1回目のピット作業を終えた中嶋一貴とオリベイラは、このレース中盤に2回目のピットイン。ここで、オリベイラの前を走行し、オリベイラよりも一周後にピットインした中嶋一貴は、燃料給油装置が外れる前に走り出そうとする痛恨のアクシデントで、ピットでタイムをロス。ピットアウトの時点では、オリベイラの前に出たが、まだタイヤが暖まっていない状況で、オリベイラの先行を許してしまった。

 その翌周には、中嶋らと順位を争っていた塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING )がピットへ向かい、中嶋一貴の前でコースに復帰したが、中嶋一貴は翌周のストレートでスリップストリームに入ると、1コーナーの進入で塚越をパス。

 47周目に首位を独走していたロッテラーが2度目のピットイン。その後は、1回目のピットを遅らせた石浦が好ペースで首位を走行し、54周目にピットイン。ロッテラーの後ろを走行していたオリベイラのすぐ後ろ、中嶋一貴の前でコースに復帰した。

 冷えたタイヤによりオリベイラと若干差の開いた石浦だったが、新しいタイヤの優位性も活かし、終盤はファステストラップを連発、1周1秒近く詰めながらの素晴らしい走りでオリベイラを追撃したが、オリベイラを逆転するまでには至らず。

 ロッテラーは盤石の大差でトップチェッカー。今季3勝目、キャリア12勝目となる、SUGOでの初勝利を飾った。これにオリベイラ、石浦が続いたが、オリベイラはレース後の車検で、車両規則違反が発見され無念の失格に。これで石浦は2位となり、昨年の第6戦以来1年ぶりの表彰台獲得。2位は自身最高位フィニッシュとなった。中嶋一貴は3位に繰り上がり、開幕からの連続表彰台獲得記録を継続。

 国本が5位に入り、今季フォーミュラ・ニッポンにデビューして初めてのポイントを獲得。大嶋が6位、平手が8位に入りポイント獲得となった。

 この結果、ランキングではロッテラーが38ポイントで単独首位に立ち、中嶋一貴が4ポイント差の34ポイントで2位。不運なオリベイラは25ポイントのままとなり、23ポイントで追う塚越を加えた4名が最終戦でのタイトルを争うこととなる。

 また、チームタイトルではPETRONAS TEAM TOM'Sが最終戦を待たずしてチャンピオンを確定した。

Text & Photo: TOYOTA
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Formula Nippon

FN:第6戦SUGO 塚越広大選手が全戦ポイント獲得となる4位、逆転タイトル獲得へ望みをつなぐ (HONDA)

  • 2011年9月25日(日)決勝/会場:スポーツランドSUGO (3.704km)/天候:予選/晴れ 決勝/曇り/気温:20℃(14:30時点)/路面温度:25℃(14:30時点)/決勝レース:68周(251.872km)/コースコンディション:決勝/ドライ/観客:1万2700人(主催者発表)

fn110925001L.jpg  9月25日(日)、宮城県・スポーツランドSUGOにおいて、2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦の決勝レースが開催されました。

 今シーズンのフォーミュラ・ニッポンは、このSUGOラウンドを含めて残り2戦となりました。前戦の鈴鹿ラウンドが台風12号の影響により中止となったため、シリーズタイトルの行方はランキング4位の#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が獲得の可能性を残す状況となっています。

 塚越選手は、開幕戦で予選3番手、第2戦ではポールポジションと3位表彰台を獲得し、全レースでポイントを獲得するなど急成長をみせており、タイトル争いに食い込むためにも、悲願のフォーミュラ・ニッポン初優勝に期待が集まっています。

 スポーツランドSUGOのコースは、高低差が69.83mもあり、コース幅が狭く中高速系のコーナーが多く配置されています。よって、接戦のレース展開になりやすく、アクシデントも起こりやすいため、ドライバーにとって最後まで気の抜けないコースとなっています。

 今回のレース形式は、第3戦富士、第4戦もてぎに続き、決勝レース中に2回のピットストップとタイヤ交換が義務づけられました。また、昨年のSUGOラウンドよりレース距離が20kmほど長いため、確実に給油が必要な状況となっています。そのため、どのタイミングでピットインを行うのか、各チームの戦略もレースの展開を左右する重要な要素となっています。

 9月24日(土)は、爽やかな秋晴れに恵まれ、公式予選が行われる13時40分の時点で気温21℃、路面温度34℃という絶好のコースコンディションになりました。

 F1と同じノックダウン方式で行われる公式予選では、第1セッションの序盤で赤旗が掲示される展開となるものの、Hondaドライバーは塚越選手が2番手、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3番手、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が4番手と好調なスタートを切りました。一方、第1、第2セッションで#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)と#10 小林崇志選手(HP REAL RACING)の2名は予選を終えることとなりました。

 第3セッションに進んだHondaドライバーの4名は、1分7秒246のタイムを記録した塚越選手が3番手、1分7秒330の伊沢選手が5番手、1分7秒927の小暮選手が6番手の決勝グリッドを獲得しました。#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)も7番手となる1分7秒999のタイムを記録しましたが、第3セッションで赤旗が掲示された時にほかのマシンを追い越してしまったためにペナルティを受け、決勝は7グリッド降格の14番手から決勝を迎えることとなりました。そのため、9番手タイムを記録していた小林選手が8番グリッドに繰り上がっています。

 決勝レースが行われた25日(日)も、東北地方は曇り空となりましたが、時折晴れ間ものぞく過ごしやすいコンディションとなりました。9時40分から行われた2回目のフリー走行では、伊沢選手がトップタイムをマークし、小暮選手が5番手、塚越選手が6番手、中嶋選手が8番手、山本選手が13番手、小林選手が16番手のタイムを記録しました。

 午後1時45分から8分間のウオームアップ走行が行われたあと、午後2時30分から決勝レース直前のフォーメーションラップが行われました。この時点で、路面はドライ、気温20℃、路面温度25℃、ホームストレートで少し強い向かい風が吹くコンディションとなっています。16台のマシンはスターティンググリッドに整列し、レッドシグナル消灯の合図により一斉に飛び出して68周のレースがスタートしました。

 スタートでは、小林選手のマシンがエンジンストールを起こし、そのままピットロードに運ばれることとなりました。オープニングラップは、好スタートを切った塚越選手と伊沢選手が2位と3位に浮上し、小暮選手が6位、山本選手が11位、中嶋選手が13位で通過しました。小林選手は、ピットでエンジンを再起動させてコースに復帰しましたが、大きく遅れる結果となりました。

 2位の塚越選手は、トップのマシンと0.764秒差で4周を終えました。背後にいる伊沢選手も塚越選手から1秒以内の差で続いていきます。塚越選手は6周目でファステストラップを更新しながらトップに迫ります。山本選手と中嶋選手は早めに1回目のピットインを敢行し、タイヤ交換を済ませてコースに復帰します。最下位を走行する小林選手は7周終了時にタイヤ交換に加え、給油をする作戦を採りました。

 10周目を終えて、塚越選手はトップと0.761秒差の2位を走行。伊沢選手はさらに2秒少し遅れた3位グループ3台の先頭を走行しています。また、小暮選手は6位で変わらず、中嶋選手が14位、山本選手が15位、小林選手は16位となっています。16周終了時に、6位を走行していた小暮選手が1回目のピットインを敢行。タイヤ交換を10秒5で終えてコースに復帰します。これにより、小暮選手は暫定13位のポジションとなりました。

 トップグループが20周目に入った3コーナーで、小林選手がコースアウトを喫してタイヤバリアに接触。無念のリタイアとなってしまいます。

 22周を終えて、トップのマシンが1回目のピットインを敢行したため、塚越選手が暫定トップに立ちました。次周には3位の伊沢選手がピットイン。タイヤ交換を終えて暫定8位でコースに復帰しました。塚越選手も24周終了時に1回目のピットインを行い、タイヤ交換に加えて給油をしたために少し作業時間が掛かり、レース序盤で1回目のピット作業をした2台のマシンに前を抜かれたために実質4位のポジションとなりました。

 塚越選手は36周終了時に2回目のピットインを敢行し、実質4位(暫定10位)のポジションを守り続けます。暫定7位を走行する小暮選手は40周を終えて2回目のピットインを敢行しました。2回目のピットインを遅らせて暫定3位まで浮上した伊沢選手は50周終了時にピットイン。18秒5のピット作業を終えて実質6位でコースに復帰しました。

 全車が2回目のピット作業を終えた55周目時点で、最後までピット作業を遅らせたマシンが3位に浮上したため、塚越選手は5位に後退しました。伊沢選手は6位、小暮選手は9位、中嶋選手は12位、山本選手は13位となっています。

 塚越選手は最後までポジションを上げるべく、前を走る4位のマシンに迫ります。しかし、Hondaドライバー5名は、このままの順位で68周のチェッカーフラッグを受けることとなりました。

 ところが、決勝レース後の車両検査で、2位のマシンと伊沢選手のマシンに車両規則違反による失格の裁定が下されたため、塚越選手が4位、小暮選手が7位、中嶋選手が10位、山本選手が11位という最終結果となりました。

 この結果、全戦ポイント獲得となる4位フィニッシュによりシリーズポイントを計23点とした塚越選手は、シリーズポイントランキング4位に変動は無かったものの、トップとの差は15点となり、最終戦での逆転シリーズタイトル獲得にわずかな望みをつなげました。

 フォーミュラ・ニッポン最終戦は11月5~6日に栃木県・ツインリンクもてぎで開催されます。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
 「とても悔しい結果が続いています。第3戦の富士ラウンドあたりから、低速コーナー区間でライバルに後れをとっています。今回もセクター1の区間で0.5秒程ビハインドがありました。対策としてギアレシオの変更や、トラクションのセッティング調整などをしていますが、今1つ原因をつかみきれていません。ドライバーたちには本当に申し訳なく感じています。最終戦に向けて一から勉強をやり直してばん回できるように開発を続けたいと思います。最終戦はもてぎラウンドですので、全力を尽くして対策を考えます。最後まで応援をよろしくお願いいたします」
塚越広大選手(4位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「スタートはうまくいって、トップと2台でのマッチレースになると思っていました。序盤は燃料を軽めにして勝負をしましたが、結果的に燃料を多く積んでいた相手が速かったということです。また、1回目のピットイン前にイエローフラッグが掲示された時に、運悪く周回遅れのマシンが前に入ってしまい、タイムをロスしてしまったことも差がついてしまった原因となりました。最終戦のもてぎは僕の地元ですし、スプリントレースで給油もないのでチャンスがあると思っています。まだフォーミュラ・ニッポンで優勝することができていないので、最後に勝ってシーズンをしめくくりたいと思います」
Text & Photo: HONDA
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Formula Nippon

FN:第6戦SUGO決勝 アンドレ・ロッテラーが今季3勝目、シリーズチャンピオンに大きく前進

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦は25日、スポーツランドSUGOで68周の決勝レースを行いアンドレ・ロッテラー(トムス)が優勝した。2位には石浦宏明(キグナス)が、3位には中嶋一貴(トムス)が入った。

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 レースは14時30分にフォーメーションラップがスタート。雲は多いものの雨の心配はなさそうだ。

 スタートはポールシッターの大嶋和也(ルマン)が出遅れる。1コーナーにトップに入りホールショットを奪ったのは予選2位のアンドレ・ロッテラー(トムス)。2位に予選3位の塚越広大(ダンディライアン)が続き、3位に予選5位の伊沢拓也(同)。大嶋は4位まで落ちた。5位に石浦宏明(キグナス)、6位に小暮卓史(ナカジマ)の順。

 トップに立ったロッテラーは第1スティントでは2位の塚越を1秒強の差で従えてレースを消化して行くが、22周終わりで1度目の、47周終わりで2度目のピットインすると後続を引き離し、最終的には2位以下を12秒6離して独走優勝を果たした。

 2位はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)。スタート早々に1度目のピットインを33周終わって2度目のピットインすると、その後、53周を終えて2度目のピットアウトをしてきた実質2位の石浦をピット出口で捉えて逆転。3位に落ちた石浦は60周目にこの時点でのファステストラップとなる1分9秒020を、さらに62周目には1分8秒740までペースアップ、ファステストラップを更新してオリベイラを追い上げるが結局、2秒7届かず3位でレースを終えた。

 しかし、決勝後の車検でオリベイラと伊沢の車輌に規則違反が見つかりこの2名が失格。これにより、石浦が2位に繰り上がった。

 3位に入ったのは中嶋一貴(トムス)。予選7位でスタートした中嶋一貴は1周目にピットインする得意のアンダーカット作戦を敢行。34周終わりで2度目のピットインをし、全車2度目のピットインを終えると徐々に順位を上げた。レースは4位でゴールしたが前述の理由で繰り上がり3位に。開幕戦からすべて3位以上の記録を5と伸ばした。

 これで参加したレース4戦中3勝のロッテラーはドライバーズ選手権ポイントを38点と伸ばし、2位には34ポイントで中嶋一貴がつづくこととなった。

 また、ペトロナスチームトムスはチームポイントを72点とし、最終戦を待たずしてこのレースでチームチャンピオンを決めた。

 次戦第7戦最終戦は、ツインリンクもてぎに舞台を移し11月6日に決勝レースが行われる。ドライバーズチャンピオンの可能性はトップの38点のロッテラー、2位34点の中嶋一貴、3位25点のオリベイラ、4位23点の塚越の4名に絞られた。しかし、事実上ロッテラーと中嶋のチーム内対決になりそうだ。果たしてチャンピオンシップは誰の手に渡るのであろうか。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
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Formula Nippon

FN:第6戦SUGO決勝結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/25) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K681:20'52.035
28石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K6815.460
337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K6831.952
441塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E6835.498
533国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K6841.910
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K6843.789
732小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E6848.057
82平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K681'01.866
93アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K681'06.406
1031中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E671Lap 
1116山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E671Lap 
1218アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K671Lap 
1362嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K662Laps
---- 以上規定周回(61 Laps)完走 ----
-10小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1751Laps
-1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K-失格
-40伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E-失格
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.8 石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO) 1'08.740 (62/68) 193.997km/h
  • CarNo.1,40は公式通知No.28(車両検査不合格)により失格とされた。
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Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝記者会見 両クラス上位3名のコメント

■Cクラス
優勝 関口雄飛(B-MAX)【2011年度ドライバーズチャンピオン】
f3_r16_r_pc_sekiguchi  「ポールからスタートして、1レース目に比べたら加速は悪かったんですが、なんとか凌ぎきれました。ファステストは取れなかったので、安田選手が3位になると1ポイント足りなかったので、なんとか4位でゴールしてくれと祈るように走っていました。事前に、自分が勝ってファステストを取った場合は、何位以下だったらいいという計算はあったので、4位だったら大丈夫というのは分かっていました。タイヤの状態は分からないんですが、そんなに悪くなくて、中盤、蒲生選手が追いついてきたんですけど、ここは抜けないコースなので、ペースは向こうの方が良かったんですけど、ダウンフォースが抜ける位置の圏内に入ってもらって、タイヤ使ってもらって、最後プッシュする計画でした。途中で16秒後半でちょっと離せたので、あとはNクラスが絡んで、タイムロスがあったんですけど、蒲生選手もロスしてたみたいでした。チェッカーのときはチャンピオンだと思っていましたが、安田選手が3位か4位か分からないので無線で聞くんですが、盛り上がってて全然分からなくて、何回も聞いてたんです。ピットに帰ってきたらピット前でみんなが『うぉー』とやってて、『取ったの?』と聞いても返答はなくて、でも、テンションを見れば何があったんだか分かるじゃないですか。その時に確信に変わりました。昨日の予選の11位は自分のミスじゃなくてタイミングが合わなかっただけで、クルマも良かったですし、15ポイント差を覆せたのはドライバーの精神力とか、気持ちで負けないところです。自分は今回、1回目の予選だけ不運がありましたが、あとはパーフェクトでできる限りのことをやったので、当然の結果かなと思っています。B-MAXさんがチャンスをくれなかったらこの場にいることはないし、本当に感謝しています」
決勝2位 蒲生尚弥(トムス)
f3_r16_r_pc_gamo  「スタートがすごく良くて1コーナーで2番手に上がることができて、その後は抜くことだけ考えて必死に走ったんですけど、このコース抜くのが難しくて。金曜日から走って、積み重ねで最後のレースでクルマも良くなって、自分のドライビングも多少は良くなったと思うので、最後にいいレースができて良かったです」
決勝3位 山内英輝(ハナシマ)
f3_r16_r_pc_yamauchi  「スタートで関口選手になんとか並びかけようと思ってがんばったんですが、届かなくて、いきなり蒲生選手が来たのが見えてたんですけど、トップに上がりたいという気持ちで、あそこで引いて左側にアウトサイドに寄ってたら多分2位は守れたんだと思うんですけど、1位に上がりたいという気持ちが強かったのでイン側にずっといたんですが、届きませんでした。あとは、前の2人に付いて行くこともできなくて苦しい展開になりましたけど、毎周毎周プッシュできたのでクルマは良かったと思います。安田選手に迫られてたときは、ペースが上げられなかったんですが、抜けないコースというのは分かっていたので自信を持って走っていました」
■Nクラス
優勝 千代勝正(NDDP)【2011年度ドライバーズチャンピオン】
f3_r16_r_pc_chiyo  「今日は4位スタートで、ギャリー選手がピットスタートになって、3位に上がりました。抜けないコースなので、スタートに集中してたんですけど、そのとおりに決まって野尻選手のアウトから1コーナーに並んでいきました。佐々木選手とマシュー選手が2台併走してたんですが、アウト側の方が車速が乗ったので、佐々木選手のアウトから2コーナーで並んでいって、加速が良かったので3コーナーでインを取れて、トップに立てました。トップに立ってからは自分が1位で、相手(野尻智紀選手)が4位に入ってしまうと1点差で負けてしまうというのを知っていたので、ファステストを取らないとタイトルがないというのは分かっていました。マシュー選手に近づきすぎてペースが上げられなかったので、これはやばいなと思って後ろが離れたときに、マシュー選手と距離をわざと取って、ファステスト狙いでアタックしたんですけどそれもうまくいって、本当にベストなレースができました。いまだに信じられないというか、16点差があったので、自分が全部勝っても相手が2位とかに入られると自力では無理だったんです。でも、自分のベストを尽くすしか方法はないので、とにかく自分の走りに集中していました。いままでもいろんなレースでプレッシャーは常にあるので、追う立場としてはプレッシャーを感じずに、自分のレースに集中できたかなと思います。金曜日にミスで飛び出してクルマを壊してしまって、全然走れなかったんですが、ぼく自身もこのコースを好きですし、チームとしても3年間の集大成のクルマを作ってきてくれたので、走る前から自信がありました。金曜日の午後も、スターターのトラブルで最後20分くらいアタックできませんでした。それでも予選はプッシュして、グリッドも予選1回目は良かったんです。2、3レース目のグリッドは良くなかったので、自分がこのレース勝てるとはあまり思っていませんでした。何か起きれば自分にチャンスがあるなと思ってたんでが、今でも信じられないです」
決勝2位 佐々木大樹(NDDP)
f3_r16_r_pc_sasaki  「トップスタートで、ギャリー選手もいなくなかったこともあって、普通にちゃんとスタート決めればいけるなと思っていました。スタートは比較的いいスタートが切れたんですけど、19号車が最初のペースが遅くて、午前中のレースも見てるのでアウトから行きたくないなというのもあって、後ろもそこまで来ていなかったので、そこをべたべたでくっついていったら、車速が乗らなくて、その間に千代選手にアウトから行かれてしまい、そこでレースが決まってしまったみたいな感じです。最初の方はプッシュして、なんとか抜こうと思ったんですけど、ダウンフォースが抜けてしまって。離れてからは後半、同じくらいのペースでいられたんですけど、やっぱりスタート直後の位置でいられなかったのが、今回勝てなかった原因だと思います。千代さんがチャンピオンを取るとか考えずに、ぼくが勝つことを考えていたので、最低でもファステストは取りたいなというのもあったし、プッシュし続けました。今年で一番のレースができたと思うんですが、最後は2連勝で終わりたかったです」
決勝3位 中山雄一(トムス)
f3_r16_r_pc_nakayama  「6番スタートで、1台いないことで5番スタートになったんですが、昨日のレースから流れは良くなくて、昨日タイムを出せなかったことが今日のグリッドです。午前中は勝てるレースだったんですが、前のクラッシュがあって、まぁ、しょうがないことです。そこで勝てれば第2レースの流れも変わったと思うんですけど、流れが良くない週でした。1周目、2周目でホンダの2台をかわすことができましたが、マシンのペースは良くなかったです。午前中のレースをしっかり走れていれば、修正もできたんじゃないかと思います。それ以上順位を上げることができず、3番手でレースを終えました。クルマはチームの方が一生懸命直してくださって、レースに間に合って走れたことだけでもうれしかったんですけど、流れは良くなかったです。練習中からセッティングを変えていくとしっかりタイムにも現れて、練習はいままでで一番いいフリー走行ができたんじゃないかと思います。予選もマシンはかなり良かったですし、そこで赤旗だったりで、予選から流れがよくない週末でした」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝 Cクラスは関口雄飛が、Nクラスは千代勝正が優勝! 両ドライバーが劇的な逆転クラスチャンピンを獲得!

 全日本F3選手権第16戦(最終戦)は25日、スポーツランドSUGOで25周の決勝レースを行いCクラスは関口雄飛(B-MAX)がNクラスは千代勝正(NDDP)が優勝した。この結果、Cクラスの2011年度ドライバーズチャンピンは関口が、Nクラスは千代が獲得することとなった。

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 第16戦決勝は12時35分にフォーメーションラップがスタート。雲間から太陽も顔を出すようになり気温も上昇気味。

 スタートは3位グリッドから蒲生尚弥(トムス)が好スタート。1位グリッドの関口雄飛(B-MAX)と2位グリッドの山内英輝(ハナシマ)の間に割って入り、2位にポジションアップ。関口がトップ、2位蒲生、3位山内と続く。4位は安田裕信(スリーボンド)がグリッド順のままレースが始まった。

 トップ関口と2位蒲生は接近戦。1秒を切る攻防をレースを通して繰り広げる。蒲生は5周目にこのレースのファステストラップとなる1分16秒048を出して追いすがるものの、決めてはなくこの順位でレースを終えた。

 3位山内の背後には4位安田が迫る。ポイントリーダーの安田は山内を捉えて3位に上がらないとチャンピオンを関口に明け渡すことになり、必死に追いすがる。10周目にはその差は0秒5、12周目には0秒3まで迫るが、その後はペースが上がらず徐々に山内に離される展開になり、山内が3位、安田は4位でレースを終えることとなった。

 Nクラスはクラスグリッド4位の千代勝正(NDDP)が好スタート、クラストップに立つ。2位にはクラスグリッド1位の佐々木大樹(NDDP)が付け、3位にはポイントリーダーの野尻智紀(HFDP)が付ける。4位は中山雄一(トムス)。

 中山は2周目の1コーナーでクラス3位を走る野尻を捉え3位に上がる。

 これで野尻が4位に落ちたため、トップを走る千代は優勝とファステストラップがチャンピオンの条件となった。千代はファステストを取るため前を走るマシュー・ハウソン(KCMG)との間合いを計り、見事6周目に1分17秒527とこのレースのファステストラップを取って見せた。

 Cクラス、Nクラスともレースはこのままの順位で終了。両クラスともドライバーズチャンピオンは優勝した関口と千代が劇的な逆転でものにすることとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
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Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2011/9/25) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE2532'14.033
21C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE250.183
35C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE252.931
412C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE254.854
536Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2517.802
619Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE2523.614
723N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2525.786
822N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2530.358
937N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE2532.129
108N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2537.742
117N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2539.400
1220Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE2540.655
136N小泉 洋史ハッピーチョコレートF306DALLARA F3063S-GE241 Lap 
1477N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE241 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap(C): CarNo.1 蒲生尚弥(トムス) 1'16.048 (5/25) 175.354km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.23 千代勝正(NDDP) 1'17.527 (6/25)
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