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VITA筑波

第4戦筑波決勝 西濱康行が盤石のポール・ツー・ウインで完勝、驚速ルーキー日高公朝が2位

トップでゴールする西濱康行

 VITA筑波シリーズ第4戦決勝は9月27日(日)に行われ、ポールポジションからスタートの西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)スタートでトップに立つとそのまま逃げ切り、2位のチームメイト日高公朝(SHORAI ETA)に大差をつけて連勝を飾った。

 決勝は定刻の午後3時15分スタート。天候は相変わらずの曇りで気温25.3度、路面温度32.6度のドライコンディションだ。13台のVITA-01がグリッドについて15周のレースが開始。

 ホールショットを奪ったのはポールシッターの西濱。危なげないスタートでトップに立つとそのまま第1コーナーへ。フロントロウに並ぶ日高、3位中村大善(VITA-01)もスムーズな加速で2位と3位を守ったのに対し、4番グリッドの中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)は蹴り出しが弱く、5番手スタートのオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)に先行されそうになるが、そこからの加速で中島が前に。同じく出足がよかったのが7番手スタートのTATSUYA OKAHATA(Jcoレーシング-UT)、6番グリッドの山口心愛(大和設備工業PJ VITA)と並びかけて第1コーナーをターン、6位のポジションを奪い取る。

 中島は第1ヘアピンへの進入で中村のインを狙うがブレーキングで僅かに接触して姿勢を乱す。勢いのあるのがOKAHATAで第1ヘアピンではオオサワのインから差しに行くが、ここはオオサワが死守する。

 3位以下のバトルをよそに、トップ西濱と2位日高はテール・ツー・ノーズで後続を引き離し、20メートルほどの差をつけてバックストレートから最終コーナーへ。オープニングラップだけで3位中村と早くも2.505秒の差をつける。3位グループは中村から0.302秒差でオオサワ、0.394秒差で中島、0.284秒差でOKAHATAに続いて、第3セクターで山口を仕留めた佐藤孝洋(ETA-TIPO-01)が0.121秒差と5台がワンパックで連なる。

 トップに立った西濱は序盤が勝負どころとみたか、2位日高との間合いを2周目0.385秒、3周目0.482秒とじわじわと引き離していく。ラップタイムも3周目1分3秒893、4周目には1分3秒879とこの日のファステストラップでギャップを0.793秒へ。この二人のペースが突出して速く、4周目で早くも3位中村との差を6.106秒まで拡大する。

 レースは中盤戦の5周目、西濱は2位日高に対し0.4秒以上速いラップタイムでリードは1.122秒と着実に拡大していく。中村を先頭とした3位争いは依然として続き、オオサワ~中島~OKAHATA~佐藤が1.284秒の中に連なっている。この中でも特にOKAHATAと佐藤は0.161秒差、4周目の第1コーナーでは佐藤がOKAHATAのインを差すシーンもあったが果たせず、テール・ツー・ノーズ状態が突いている。こうして3位グループが膠着状態の間に背後に近づいてきたのが、8位4山口と9位おぎねぇ(ORCIRC社員募集中ワコーズVITA)で、6周目に佐藤から0.344秒の差。両者の間隔も0.429秒と、一触即発の状態となる。8周目の第1セクターのバトルでおぎねぇが脱落、大きく順位を落としてしまう。9位箭内健太(SHINRYU UT VITA)、10位Haruki Koso(Raise UP VITA)、11位渡邊晴也(ELEVレーシング VITA01)という並びになり、おぎねぇ12位にドロップ。

 トップ西濱は淡々と1分3秒台のラップタイムを刻み、7周目1.584秒、8周目2.304秒、9周目3.431秒と2位日高を突き放してレースは10周目。ここでオオサワが第1コーナーでイン側から中村を強襲、ついに3位の差を奪い取る。これで3位オオサワ、4位中村、5位中島、6位OKAHATAの順。

 3位グループがほどけた後は6位を争うバトルが激しくなり、OKAHATAと佐藤、さらに山口の3台が11周目0.7秒以内のワンパックになるが、ここから山口が脱落、終盤はOKAHATAと佐藤の一騎打ちに。

 ファイナルラップ、一人旅となった西濱は僅かにペースを落とし、それでも誰よりも速いペースで走ってチェッカードフラッグの下を通過。予選開始直後からトップでポールポジション獲得、決勝でもポール・ツー・ウインという完勝でレースを完全制覇した。2位は日高、こちらも2番手スタートから後続には影も踏ませぬ万全の走りでデビュー戦をまとめあげた。3位は終盤に中村のブロックをこじ開けたオオサワが表彰台を獲得、以下4位中村、5位中島、6位は佐藤を0.241秒差で振り切ったOKAHATAが初入賞というトップ6となった。

 レース後の車検から戻ってきた西濱はコックピットに立ち上がり、ガッツポーズ。前戦では初優勝をかみしめるような様子だったが、連勝の今回は歓喜と笑顔を振りまくポディウムとなった。これでシリーズポイントを62と伸ばし、次回第5戦でチャンピオン獲得の可能性も出てきた。そして初レースで2位の高校生、日高。レースでは先輩である西濱の背後につけて多くの学びを得たうえで、さらに中盤以降は2位をしっかり守る走りを心掛けていたという、18歳とは思えないクレバーさも見せ今後が楽しみだ。不安要素があるとすれば今回は速すぎて経験できなかったバトルだけかもしれない。

 筑波VITAシリーズ第5戦は10月25日(日)開催予定。シリーズタイトル争いも佳境だ。

優勝は西濱康行(ETA白波ワークス VITA)

決勝2位は日高公朝(SHORAI ETA)

決勝3位はオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)

決勝4位は中村大善(VITA-01)

決勝5位は中島正之(ビーンズスポーツVITA二号)

決勝6位はTATSUYA OKAHATA(Jcoレーシング-UT)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

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