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第2戦富士決勝 赤旗の相次ぐ大混乱のサバイバルバトルを制したのはNo. 8 ARTA NSX-GT!!

GT500クラスのスタートシーン

GT300クラスのスタートシーン

 2022オートバックススーパーGT第2戦「FAV HOTEL 富士GT450kmレース」の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは予選5番手からスタートしたNo. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が大荒れの展開を生き残って今季初優勝。GT300クラスは予選2番手のNo. 10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)が同じく今季初優勝を達成した。

 第2戦決勝は午後2時30分に2周のフォーメーションラップが始まった。熱く激しい戦いの火蓋が切って落とされた。

GT500クラス優勝はARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)

GT500クラス決勝2位はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)

GT500クラス決勝3位はカルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)

 GT500クラスは阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)がスタートでトップに立ち、千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL Z)が2位に。後方では伊沢拓也(Modulo NSX-GT)が1コーナーでスピン、大きく遅れてしまった。

 しかしセクター3に入るとサッシャ・フェネストラズ(KeePer TOM'S GR Supra)が上位2台を次々に抜き去ってトップに浮上、そのままコントロールラインに戻ってきた。

 続いて坪井翔(au TOM'S GR Supra)も3位で1周目を終えると、2周目にはすぐさま3千代を捉えて2位に浮上。あっという間にトムスが1-2体制を築き上げた。

 一方ポールポジションの阪口は瞬く間に順位を落とし、7位で3周目を終えることに。

 3周目の順位は37-36-3-100-8-24-19-12-38-23-14-39-17-64-16だ。

 しかし阪口は5周目に佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)を抜き返して6位に。

 一方、トップのフェネストラズと坪井の差は8周を終えてもわずか0秒360、9周を終えてもなお0秒316の接近戦だ。その後も10周目は0秒568、11周目は0秒639、12周目は0秒581と接近戦は続く。

 18周目には最終コーナーでフェネストラズがアウトに膨らんだに乗じて坪井はホームストレートで並びかけていったが、フェネストラズも一歩も引かずに坪井を押さえ込んだ。

 しかし坪井は24周目の13コーナーでついにフェネストラズを捉え、トップへ。そのまま一気に突き放しにかかった。

 そしてレースが25周を消化したあたりから、最初のピット作業を行うチームがで始めた。

 まずは26周目にNo. 100 STANLEY NSX-GTがピットイン。給油とタイヤ4本交換を行いつつ山本尚貴から牧野任祐に交代する。No. 12 カルソニックIMPUL Zもピットへ。こちらも給油とタイヤ4本交換を済ませてベルトラン・バゲットから平峰一貴に交代した。

 28周目にはトップのNo. 36 au TOM'S GR Supraがピットイン。こちらも給油とタイヤ4本交換を行い、坪井翔からジュリアーノ・アレジに交代する。

 32周目にNo. 38 ZENT CERUMO GR Supraがピットインするが、ここでピット作業違反があったとして38号車に対してドライビングスルーペナルティが課せられることになった。

 34周目にNo. 3 CRAFTSPORTS MOTUL Zがピットイン。No. 24 リアライズコーポレーションADVAN GT-Rもこの周で入った。
続いて35周目にNo. 37 KeePer TOM'S GR Supraがピットイン。No. 23 MOTUL AUTECH Zもピットに入った。

 23号車は松田次生に交代。37号車も宮田莉朋に交代した。

 37周目にNo. 14 ENEOS X PRIME GR Supraがピットイン。

 39周目にNo. 64 Modulo NSX-GTがピットイン。

 この時点で気温は21℃、路面温度は31℃まで上昇してきた。

 No. 19 WedsSport ADVAN GR Supraは41周目にようやく最初のピット作業を行い、43周目にNo. 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraがピットイン。

アドバンヘアピンでクラッシュして大破したアールキューズAMG GT3

 するとその直後、アドバンコーナーでGT300クラスの和田久(アールキューズAMG GT3)が単独スピンによりアウト側のバリアに突っ込むクラッシュが発生。これにより直ちにフルコースイエロー(FCY)が宣言され、44周目にはセーフティーカー(SC)が導入された。

 その後、隊列が46周を終えたところで順位整理が行われ、48周目にピットレーンオープンとなったが、ガードレールとバリアの修復に時間がかかるということで、49周目に入ったところで赤旗中断となった。

 レースはその後、午後4時20分に「5分前」ボードが出され、4時25分に再開となった。

 するとすかさずリスタート直後の1コーナーでトップ争いを展開したジュリアーノ・アレジ(au TOM'S GR Supra)と宮田莉朋(KeePer TOM'S GR Supra)が揃ってオーバーラン 、この2台をかわした関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)がトップに躍り出る。2位には高星明誠(CRAFTSPORTS MOTUL Z)が浮上し、宮田が3位だ。

 しかしその後も関口はペースが上がらず、高星の接近を許すことになる。

 そして58周目。テール・トゥ・ノーズの状態でホームストレートに戻ってきた3台の目の前にスロー走行していた周回遅れの末廣武士(Arnage MC86)が現れる。

 トップの関口はなんとか回避することができたが、そのすぐ後ろを走っていた高星は減速が間に合わず、大きくステアリングを切って回避を試みた結果、激しい勢いでガードレールに突っ込む形になり、コース上にストップ。これによりレースはこの日二度目の赤旗中断となった。

 3号車のダメージは大きかったが、乗っていた高星は自力でクルマをおり、骨折などもないという。

 このアクシデントによるガードレールの損傷が激しいため、タイヤバリアの敷設が行われ、レースは午後6時10分になって漸く再開となったが、今大会の最大延長時間は午後6時20分。結局SC先導のままレースは62周で終了となった。その結果、規定周回100周の2/3となる66周を消化できなかったため、選手権ポイントは半分となった。

 しかしこのSCラン中にNo. 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)に対して赤旗中の作業違反。No. 37 KeePer TOM'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)に対してはリスタート直後の1コーナーでの36号車との接触、そしてNo. 65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)に対して2コーナーでの60号車との接触という判定でそれぞれに40秒加算のペナルティが課せられるという、誠に後味の悪い結末を迎えた。

 その結果、GT500クラスの優勝はNo. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)、No. 36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)が2位、No. 12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が3位という結果となった。

GT300クラス優勝はTANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)

GT300クラス決勝2位はBUSOU raffinee GT-R(柳田真孝/井出有冶)

GT300クラス決勝3位はSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

 GT300クラスはポールポジションの井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)がスタートでトップに立ち、富田竜一郎(TANAX GAINER GT-R)が2位につけるが、富田はコカコーラコーナーで早くも山内に並びかけ、一気にトップに躍り出た。

 その後方では冨林勇佑(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)が1周目で最初のピットストップを敢行。続いて佐藤公哉(HACHI-ICHI GR Supra GT)も4周目にピットに飛び込んできた。彼らは今大会の特別規則である、2回の給油義務を早めに消化しようという目論みなのだろう。またこの2台に続いて荒聖治(Studie BMW M4)はパワーステアリングのトラブルに見舞われてスローダウン、4周目にピットインしてそのままガレージに押し戻され早々と姿を消している。

 続いて5周目に片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)、菅波冬悟(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)、そして中山友貴(apr GR SPORT PRIUS GT)がピットインして最初の給油作業を行なった。

 その結果、5周終了時点の順位は10-61-96-34-65-11-88-55-60-9-87-56-2-18-360-6-20-30-48-25-50-22-4-52-31-244-5-7となった。

 15周目のコカコーラコーナーでは柳田真孝(BUSOU raffinee GT-R)が高木真一(K-tunes RC F GT3)を捉えて3位に浮上。16周目には蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)も高木を捉えて4位に浮上した。

 その後方では、すでに最初のピット作業を終えた片岡と菅波が熾烈なバトルを展開、菅波が28周目のGRスープラコーナーで片岡のインに飛び込み、14位に浮上した。1回のピットインを終えたチームの中ではトップだ。

 まだ作業を行なっていなかった上位陣では、蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)が28周目、トップの富田竜一郎(TANAX GAINER GT-R)は29周目、そして山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)は38周目まで引っ張って漸くピットに飛び込んだ。この間に片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)は35周目に2度目の給油を行い、谷口信輝に交代している。

 するとその直後、22号車のアクシデントがヘアピンで発生、FCYの宣言、SCの導入が行われたのち、レースは45周目に赤旗中断となる。この中断の直前にはNo. 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT、No. 360 RUNUP RIVAUX GT-RそしてNo. 25 HOPPY Schatz GR Supraがピットレーンオープンと同時にピットに飛び込んだ。

 この結果、大草りき(TANAX GAINER GT-R)は3位、井出有冶(BUSOU raffinee GT-R)は4位、山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)は5位に浮上。この時点でピット作業を行なっていなかった堤優威(muta Racing GR86 GT)と清水英志郎(シェイドレーシングGR86 GT)のピットインにより、それぞれ1位、2位、3位となる。

 そしてトップが55周目に入ったところでGT500車両のクラッシュによる2度目の赤旗中断があり、その後レースはSC先導のまま58周で終了となったため、そのままNo. 10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)が優勝、No. 34 BUSOU raffinee GT-R(柳田真孝/井出有冶)が2位、No. 61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が3位となった。

 次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。5月29日に第3戦決勝が300kmで行われる。

GT500クラスの表彰式

GT300クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第2戦富士決勝結果

■GT500クラス

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
18野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS2623:45'40.807--
236坪井 翔
ジュリアーノ・アレジ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS10623:45'43.377 2.570 2.570
312平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS8623:45'43.958 3.151 0.581
423松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI22623:45'44.421 3.614 0.463
5100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS30623:45'45.133 4.326 0.712
619国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH623:45'45.329 4.522 0.196
714大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS42623:45'45.588 4.781 0.259
824佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH623:45'45.720 4.913 0.132
917塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS4623:45'46.341 5.534 0.621
1016笹原 右京
大湯 都史樹
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL623:45'46.508 5.701 0.167
1164伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL623:45'46.871 6.064 0.363
12*38立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS16623:45'49.764 8.957 2.893
13*39関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS6623:46'17.56536.75827.801
14*37サッシャ・フェネストラズ
宮田 莉朋
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS623:46'18.94538.138 1.380
153千代 勝正
高星 明誠
CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI12582:05'58.3564Laps4Laps
---- 以上規定周回数(70% - 43Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 36 au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S) 1'28.803 (3/62) 174.980 km/h
  • CarNo. 38は、SpR.27-1.3(給油中の作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 39(関口雄飛)は、SpR.付則-5.3(赤旗中の作業)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 37(宮田莉朋)は、SpR.13-1.a.b.(他車への接触行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

■GT300クラス

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
110富田 竜一郎
大草 りき
塩津 佑介
TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL15583:45'54.742--
234柳田 真孝
井出 有冶
BUSOU raffinee GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
BUSOU Drago CORSE
DL583:45'56.297 1.555 1.555
361井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL9583:46'00.259 5.517 3.962
411安田 裕信
石川 京侍
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL3583:46'04.628 9.886 4.369
588小暮 卓史
元嶋 佑弥
Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH583:46'09.91215.170 5.284
696新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL583:46'21.36526.62311.453
7*56藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH60583:46'26.55331.811 5.188
82加藤 寛規
堤 優威
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS583:46'30.47235.730 3.919
952川合 孝汰
菅波 冬悟
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS583:46'30.92436.182 0.452
10360青木 孝行
田中 篤
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH583:46'31.21336.471 0.289
1125松井 孝允
野中 誠太
HOPPY Schatz GR Supra
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH583:46'33.45038.708 2.237
1287松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH9583:46'37.49242.750 4.042
1318小林 崇志
太田 格之進
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH45583:46'38.95644.214 1.464
146片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
川端 伸太朗
Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH18583:46'40.75846.016 1.802
15*65蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS33583:46'53.61458.87212.856
164谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH12573:46'06.5571Lap 1Lap
1760吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL573:46'08.7661Lap 2.209
1830永井 宏明
織戸 学
平良 響
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH573:46'14.9451Lap 6.179
19244佐藤 公哉
三宅 淳詞
HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH573:46'24.0781Lap 9.133
2020平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL573:46'30.2241Lap 6.146
21*48井田 太陽
田中 輝揮
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH563:46'25.9612Laps1Lap
2231嵯峨 宏紀
中山 友貴
apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS563:46'46.5172Laps20.556
239木村 武史
ケイ・コッツォリーノ
PACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH24553:46'17.8503Laps1Lap
245冨林 勇佑
平木 玲次
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH542:07'54.2424Laps1Lap
2550加納 政樹
阪口 良平
末廣 武士
Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH542:09'04.2834Laps1'10.041
---- 以上規定周回数(70% - 40Laps)完走 ----
-22和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH371:04'35.46621Laps17Laps
-*55武藤 英紀
木村 偉織
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS3458'52.10824Laps3Laps
-7荒 聖治
アウグスト・ファルフス
近藤 翼
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI47'50.98754Laps30Laps

  • Fastest Lap: CarNo. 61 SUBARU BRZ R&D SPORT(R&D SPORT) 1'37.278 (52/58) 168.864 km/h
  • CarNo. 56(藤波清斗)は、SpR.付則-4.3(FCY中のスピン)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 65(篠原拓朗)は、SpR.13-1.a.(他車への接触行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 48(田中輝揮)は、SpR/32-16.(スタート手順違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 55(木村偉織)は、SpR.13-1.a.b.(他車への接触行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
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SUPER GT

第2戦富士GTA定例会見 来季のカーボンニュートラルフューエル導入に向け、データ共有や実走テストが進行中

 スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は5月4日、シリーズ第2戦の開催されている静岡県小山町の富士スピードウェイで定例会見を開いた。

 会見の冒頭には今大会のラウンドパートナーである霞ヶ関キャピタルの河本幸士郎代表取締役が出席。大会名称にもなっているFAV HOTEL事業を紹介した。FAV HOTELは「広くて、安くて、かっこいい」をコンセプトに、現在全国20箇所で建設が進められており、鈴鹿サーキットに近い三重県伊勢市、オートポリスに近い熊本市では営業を始めている。富士スピードウェイに程近い御殿場市にも2年後にオープンするという。

 GTAの坂東正明代表は今後も同社と協力体制を結んでいきたいと語った。

 今回の定例会見では現在導入に向けて準備が進められているカーボンニュートラル・フューエルについて、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久などの他のカテゴリーとの協力体制についての質問が出されたが、坂東代表はゆくゆくは国産化を視野に入れてはいるものの、現状は海外からの輸入という形になること、スーパーGTとしては岡山大会で発表したハルターマン・カーレス社の燃料を採用するが、JRPやSTOがテスト、検討している他社品のテストデータについても、参加している自動車メーカーを通じて情報共有も進めていることなどが語られた。

 またGT300車両でのテスト走行も鈴鹿で実施済みであり、噴射量や点火時期などの補正で無鉛ハイオクと同等の性能が発揮できるという。FIA-GT3を製造する海外メーカーに対しても、現在のトヨタ、ニッサン、ホンダのデータを開示してベンチテストの準備を進め、来シーズンからの導入に向かって準備していくとのことだ。

 二輪レースを統括するMFJからも、この燃料を用いてレースを開催したいとの要望が届いていることも併せて公表された。

 GT300クラスにおけるFIA-GT3とJAF-GTとのBOPについては、ブランパンシリーズを統括するSROのデータに基づいて数値が定められているのがGT3車両であり、それに対応する形でJAF-GTの数値が設定されているが、当面は両者の格差を是正するようなことは考えていないとのこと。少なくとも前半戦を終えてからの話になるという。

 新型コロナウィルス対策の今後については、昨今の情勢を鑑み、観客との導線の切り分けは継続していくものの、関係者全員への抗原検査の実施は今回が最後になるとのこと。ただし運営スタッフについては、今後もワクチン接種と未接種者へのPCR検査の実施は継続していくという。

 ただし海外ラウンドの復活については、ロジスティクスの問題などもあるため。現時点では難しいとのことだ。

Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第2戦富士決勝上位3人のコメント 小出峻「スピードには自信があるので、なるべくしてなったという感じ」

第2戦優勝 小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

「昨日いろいろありましたが、ああいう接触が起こる状況に持っていったのは自分なので、それをどうしたら避けられるかを考えて、やっぱりスタートを決めるしかない。後続を離すしかないと、スタートに集中しました。うまくスタートを決めることができ、そこからはずっといい流れでレースを進めることができました」

(1レース走ってない分タイヤの状態が良かったのも影響したか?)

「多少はそれもあったとは思いますが、それを除いてもスピードには自信がありますから。なるべくしてなった結果という感じです」

(今年は絶対にチャンピオンを取ろうという思いがある?)

「もちろんです。3年目ということもありますし、チーム体制もしっかり整っています。チャンピオンを取れるだけの環境を整えていただいている以上、自分はドライバーとして確実にチャンピオンを取りに行こうと、それしか考えていません」

(鈴鹿大会への抱負を)

「今回は1戦目でいろいろありましたが、2戦目で引き離して優勝することができたので、次の鈴鹿も予選でしっかり前に出て、今日と同じような走りをすれば、絶対に勝てると思います。今回の富士にかけてきたのと同じような準備をしっかりして、次に臨みたいと思います」

第2戦決勝2位 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

「昨日の最後は伊東選手と同じペースで走ってゴールできたので、抜くことはできませんでしたが自信に繋がりました。ペースはトップレベルにあると思ったので、今日は焦らず着実に抜いていこうと思いました。ただ最初に自分のアプローチのミスからMedia Doの吉村選手を抜くのに3周かかってしまったので、そこで伊東選手に離されてしまいました。そこは反省すべき点ですが、後半の追い上げと、最後の1周で仕留めることができたことで、自分の中では昨日フィニッシュ順位で負けた分を取り返せたかなと思います」

(昨日は負けたと思っているのか)

「そうですね。優勝でしたけど、いろいろお祝いのメッセージをいただいても気持ちはパッとしませんでした。正直昨日の優勝よりも、今日の2位の方が嬉しいです。受け身のレースより攻めのレースができたので」

(鈴鹿大会への抱負を)

「今週末2戦続けて負けたのは小出くんだけなので、小出くんを倒しに行きたいですね。そうして優勝したいです」

第2戦決勝3位 伊東黎明(OTG MOTOR SPORTS)
「荒川選手に抜かれたのはもったいなかったですね。後半は後ろの選手のペースが速かったので、自分もプッシュしていたんですが、だんだんタイヤが厳しくなって、押さえるので精一杯になってしまいました。1戦目はレースペースが良かったので、2戦目のペースも改善していくように、テストに取り組んで試していきたいです。ドライビング面もそうですし、2戦を通してのマシンのセットも重要だと思います。その二つがうまく噛み合っていない部分があると思うので、原因を突き止めて次戦までによりいいドライビングとマシンを作れるように頑張ります」

(昨日のペナルティについては)

「ずいぶん後になって、ドライバーズブリーフィングの直前ぐらいに言われました。自分でも動画を見返してだいぶ前に出ていたことは確認しましたが、その時は気づけませんでした。グリッドについてオフィシャルさんの方を見ても、何もリアクションがなかったので、大丈夫なんだと勝手に思っていましたが、そこに甘えていた部分があったと思います。しょうもないことなので、二度と起こさないようにしたいです」

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第2戦富士決勝 小出峻が雪辱のポール・トゥ・フィニッシュ! ルーキー三井優介も連続表彰台をゲット

14周の決勝がスタートした

 2022年FIA-F4選手権第2戦の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、小出峻(HFDP RACING TEAM)がポール・トゥ・フィニッシュを決めて今季初勝利を挙げた。

富士山をバックに繰り広げられるバトル

 第2戦決勝は午前8時より14周で行われた。天候は快晴。コースはドライだ。

 スタートでホールショットを奪ったのは小出。予選2番手の平安山良馬(TGR-DC RSフィールドF4)はスタートで出遅れ、後続に飲み込まれてしまう。代わって予選3番手の伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)が2位に上がり、5番手スタートの荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)が3位に浮上してきた。その後方では7番手スタートの三井優介(HFDP RACING TEAM)が5位に順位を上げてコントロールラインに戻ってきた。

 トップの小出は後続に1秒917の大差をつけてコントロールラインに戻ってくると、2周目にはそのリードを2秒865にまで広げる。

 荒川は2周目の1コーナーで伊東を捉え、2位に浮上する。その後方では三井と吉村渉(Media Do影山Racing F110)が熾烈な4位争いを展開。5周目の1コーナーで吉村のインに三井が飛び込んで4位に浮上すると、それに乗じて6位の岩澤優吾(BJ Racing F110)も吉村を抜き去る。吉村はさらにその後方からやってきた小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)に追突され、一気に12位まで後退してしまった。

 岩澤は7周目の1コーナーで三井のインをつくが、三井もすかさず立ち上がりでラインをクロスさせて抜き返し、3位を走行する伊東の追い上げにかかる。

 この間にトップの小出は7周終了時点で3秒908、10周終わって4秒715と着実にリードを広げていく。

 一方、三井はファイナルラップの1コーナーで遂に伊東に追いつき、アウトから並びかける。2台は並走のまま2コーナーを立ち上がるが、コカコーラコーナーでは三井が前に出た。

 こうしてレースは小出峻(HFDP RACING TEAM)が一度もトップを明け渡すことなく14周を走り切って今季初勝利をものにし、荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)が2番目にチェッカーを受けたが、競技団は荒川に対して1周目の1コーナーで走路外追い越しがあったとして、レースタイムに40秒加算のペナルティを課した。

 これにより荒川は21位に降格、三井優介(HFDP RACING TEAM)が2位に繰り上がり、伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)が3位に。ともに昨日に続いて表彰台に登ることになった。

 インディペンデントカップは予選トップの鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)と同2番手のDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)が序盤から抜きつ抜かれつのドッグファイトを終盤まで繰り広げ、最後は鳥羽がDRAGONを押さえてチェッカー。昨日に続いて開幕2連勝を飾っている。

 次戦の舞台は伝統の鈴鹿サーキット。5月28-29日開催だ。

優勝は小出峻(HFDP RACING TEAM)

決勝2位は三井優介(HFDP RACING TEAM)

決勝3位は伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)

表彰式

インディペンデントカップの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第2戦富士決勝結果

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
15小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1424'41.979--
27三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1424'50.407 8.428 8.428
380伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1424'50.918 8.939 0.511
497岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1424'52.63810.659 1.720
536小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1424'59.48717.508 6.849
637中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1424'59.58317.604 0.096
777宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1425'01.96819.989 2.385
831奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1425'02.42420.445 0.456
96西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1425'02.86320.884 0.439
1062堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1425'06.14924.170 3.286
1114新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1425'06.94624.967 0.797
1213藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
1425'08.05526.076 1.109
1341奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
1425'10.34628.367 2.291
1432辻本 始温ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1425'11.21129.232 0.865
1519伊藤 慎之典KRac Motorsports F110
KRac Motorsports
1425'13.39131.412 2.180
1687下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1425'13.86531.886 0.474
1747藤原 優汰BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1425'15.88633.907 2.021
1811佐藤 樹Rn-sports Andare
Rn-sports
1425'17.39635.417 1.510
1938平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1425'23.88341.904 6.487
2063IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1425'25.60243.623 1.719
21*35荒川 麟TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1425'27.18545.206 1.583
2230IC2DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1425'28.91046.931 1.725
2396IC3齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
1425'29.41347.434 0.503
243IC4佐藤 セルゲイビッチ夫婦の学校フィールドF4
フィールドモータースポーツ
1425'29.50547.526 0.092
2518IC5堀田 誠ムータレーシング
AKILAND RACING
1425'30.60948.630 1.104
2644IC6今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1425'31.25149.272 0.642
2771IC7大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
1425'34.15052.171 2.899
2899IC8近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
1425'36.18254.203 2.032
2986IC9大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1425'36.40954.430 0.227
3029IC10井出 靖司SACCESS RACING RSイディア
SACCESS RACING
1425'36.73854.759 0.329
318眞田 拓海SD-STYLE CSI-R F110
SD-STYLE
1425'37.24455.265 0.506
3227IC11SYUJIS2R Racing
RSS
1425'40.35058.371 3.106
3355IC12KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1425'58.2001'16.22117.850
3423IC13YUGOS2R Racing
N-SPEED
1426'22.8031'40.82424.603
3533IC14慶原 克律ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1426'23.5281'41.549 0.725
3616大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1222'27.4772Laps2Laps
37*81卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1226'24.2902Laps3'56.813
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ----
-15吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
712'39.8337Laps5Laps
-50三島 優輝B-MAX RACING TEAM
B-MAX RACING TEAM
59'22.4309Laps2Laps
-39地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
11'54.51013Laps4Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 5 小出峻(HFDP RACING TEAM) 1'45.393 (8/14) 155.862 km/h
  • CarNo. 35は、シリーズ規則第19条2.(走路外追い越し)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 81は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への接触行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
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SUPER GT

第2戦富士ポールポジション記者会見 井口卓人「宇宙人みたいな人がアタックして、すごく速いタイムを出してくれたので、驚きを隠せない」

予選記者会見: 両クラスのポールシッター

GT500クラスポールポジション No. 19 WedsSport ADVAN GR Supra

国本雄資(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

予選記者会見: GT500クラスでポールポジションを獲得した国本雄資(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

「本当に嬉しいです。速いドライバーがチームメイトで嬉しい、それにつきますね。今シーズンは苦労も多くて、タイヤ開発でいっぱいテストさせてもらって、そういう中でヨコハマタイヤさんとTCDと、そしてチームみんなの頑張りがこうやって結果に現れたのが本当に嬉しいです。チーム体制も大きく変わり、ドライバーも変わって、エンジニアリング面も大きく変わった中で、坂東監督が僕たちのやりやすい環境づくりをしてくれました」

「フリー走行ではタイヤ選択や天候の変化への対応がすごく難しくて、最後の最後まで悩んで予選を迎えたんですけど、Q1はギリギリですが突破することができました。Q2では晴南君が集中してアタックしてくれました。本当にいい仕事をしてくれたなあと」

阪口晴南(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

予選記者会見: GT500クラスでポールポジションを獲得した阪口晴南(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

「こんなに気持ちのいいアタックをさせてもらえたことにまず感謝したいです。フリー走行からあまりうまくいってなくて、二人で話し合って、予選に向けてこうしたらいいんじゃないか、というのが予選で活きました。最後に僕がアタックさせてもらいましたけど、それまでにたくさんの人が関わってくださって、こういう気持ちのいいアタックができているので、ヨコハマタイヤの皆さん、TCDの皆さん、そしてチームの皆さんに本当に感謝したいです」

「坂東監督が若いドライバーにもやりやすい環境を作ってくださいました。僕は加入してまだ4ヶ月5ヶ月くらいですけど、それを感じさせない、ずいぶん前から一緒にやってきたみたいな感じで話をさせてもらっていることが本当に大きくて、なんとか結果で返したい、と思っていました。それが実って良かったです。アタックギリギリまで国本さんからアタックする上でのアドバイスをしてくれたので、それが活きました」

GT300クラスポールポジション No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT

井口卓人(R&D SPORT)

予選記者会見: GT300クラスでポールポジションを獲得した井口卓人(R&D SPORT)

「今回ダンロップタイヤさんが新しいタイヤを持ち込んでくれた、っていうのと、予選に向けてセッティングを合わせ込むチームの力が勝ったと思います。それ以上に、宇宙人みたいな人がアタックして、すごく速いタイムを出してくれたので、驚きを隠せないです。Q1はQ2に繋ぐためのステップだと思うんですけど、午前中の練習走行からクルマが思い通りの状態ではなく、タイヤの選択やクルマのセッティングを進めていく中で、本当に最後のFCY訓練ぐらいでものすごくいいフィーリングが出てきました。それを予選に繋ぐことができて、最後に山内選手が素晴らしいアタックをしてくれました」

「2戦連続のポールですが、今回こそは決勝を力強く走って、予選日だけのBRZじゃなくしたいので、精一杯頑張ります」

山内英輝(R&D SPORT)

予選記者会見: GT300クラスでポールポジションを獲得した山内英輝(R&D SPORT)

「非常にこのポールは嬉しいです。練習走行から予選にかけて、チームのアジャストであったり、井口選手のコメントであったり、全てが本当にうまく回ったからこそのポールです。井口選手が言うように、予選日だけのBRZと言われないように、決勝も全力で頑張ってベストを尽くしたい。優勝を目指して頑張ります」

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第2戦富士公式予選 ヨコハマ勢がフロントロー独占! 阪口晴南が1年ぶり2度目のPP獲得

 2022オートバックス スーパーGT第2戦「FAV HOTEL 富士GT450kmレース」の公式予選が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスはNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)、GT300クラスは開幕戦岡山に続いてNo. 61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午後3時よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ、コースはドライだが、徐々に厚い雲が上空に広がり、気温、路面温度ともに下がっていく中での走行となった。

予選Q1 GT500はトムスの1-2

 GT500クラスはコースオープンと同時に各車一斉にピットアウト。3~4周の入念なウォームアップを行なってから次々にタイムアタックに入っていった。

 まずは平峰一貴(カルソニックIMPUL Z)が1分27秒940を記録。平峰は次の周で1分26秒989までタイムを縮めるが、この間に宮田莉朋(KeePer TOM'S GR Supra)が1分26秒340を記録してトップに立つ。

 この時点で坪井翔(au TOM'S GR Supra)は1分26秒826、千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL Z)は1分26秒832、牧野任祐(STANLEY NSX-GT)は1分26秒746に留まる。福住仁嶺(ARTA NSX-GT)も1分26秒536と今一歩宮田に及ばない。

 しかし坪井は次の周にもアタックを続行、終了直前に1分26秒301を叩き出してNo. 36 au TOM'S GR Supraがトップ、No. 37 KeePer TOM'S GR Supraが2番手でQ2進出を果たした。3番手にはNo. 8 ARTA NSX-GTが続き、終わってみればQ1はトップから11番手までが0秒789差という接戦となった。

 こうした中、前回優勝のNo. 14 ENEOS X PRIME GR Supraは、山下健太のタイムが1分26秒810に留まり、惜しくも9番手でQ1敗退。8番手の国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)との差は僅か0秒041だった。

 GT300クラスは、Aグループで高木真一(K-tunes RC F GT3)が1分35秒816と、このグループで唯一の1分35秒台を記録してトップ通過。柳田真孝(BUSOU raffinee GT-R)が1分36秒210、元嶋佑弥(Weibo Primezランボルギーニ GT3)が1分36秒215、蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)が1分36秒237と、FIA-GT3勢がトップ4を占める結果に。JAF-GT勢では前回の岡山大会でポールポジションを獲得した井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が5番手で唯一のQ2進出を果たすに留まった。

 前回優勝のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)は60kgのサクセスウェイトを抱えながら、1分36秒315で8番手。見事Q2進出を果たしている。

 Bグループは上位4台が1分35秒台という熾烈なタイムアタック合戦が展開され、ケイ・コッツォリーノ(PACIFIC hololive NAC Ferrari)が1分35秒385でトップ。加藤寛規(muta Racing GR86 GT)が1分35秒745、川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が1分35秒763、大草りき(TANAX GAINER GT-R)が1分35秒782とFIA-GT3、JAF-GTが入り乱れる結果となった。

 チェッカー寸前には冨林勇佑(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)も1分35秒905と5番手タイムを叩き出したが、これは走路外走行を取られてタイム抹消となり、惜しくもQ1敗退となった。

GT500クラスポールポジションはWedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)

GT500クラス予選2位はリアライズコーポレーションADVAN GT-R(佐々木大樹/平手晃平)

GT500クラス予選3位はCRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)

予選Q2  阪口晴南が自身通算2回目のPP獲得!

 GT500クラスはQ1同様に各車アウトラップに続いて3周のウォームアップを行い、計測4周目から1~2周のタイムアタックを敢行するという流れで進行する。

 まずは山本尚貴(STANLEY NSX-GT)が1分27秒241、続いてジュリアーノ・アレジ(au TOM'S GR Supra)が1分26秒974を記録するが、アレジのタイムは走路外走行ということで抹消となってしまう。

 野尻智紀(ARTA NSX-GT)もまた1分26秒569、1分26秒462と立て続けに好タイムをマークするが、アレジ同様に走路外走行を取られてベストタイムを抹消される。

 これに対し阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)は計測4周目に1分26秒149でトップに立つと、次の周にも1分26秒137とさらにタイムを縮め、昨年の第1戦岡山でKeePer TOM'S GR Supraをドライブした時以来、自信2度目のポールポジションを獲得してみせた。

 続いて平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)も1分26秒449と阪口に次ぐタイムを記録、ヨコハマタイヤ勢が揃ってフロントローを獲得するという結果となった。

 3番手には高星明誠(CRAFTSPORTS MOTUL Z)が1分26秒452で続いた。

GT300クラスポールポジションはSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

GT300クラス予選2位はTANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)

GT300クラス予選3位はK-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)

 GT300クラスはまず富田竜一郎(TANAX GAINER GT-R)が1分35秒253でトップに立つと、新田守男(K-tunes RC F GT3)が1分35秒273でこれに続くが、チェッカー寸前に山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分34秒983とこの日唯一の1分34秒台を叩き出してトップに躍り出る。

 さらに山内は次の周でも1分34秒888までタイムを縮め、開幕戦岡山に続いてNo. 61 SUBARU BRZ R&D SPORTが2戦連続でポールポジションをもぎ取ってみせた。

 2番手にはNo. 10 TANAX GAINER GT-Rがつけ、No. 96 K-tunes RC F GT3が3番手という結果となった。

 第2戦決勝は4日の午後2時30分より100周(450km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第2戦富士ノックアウトQ2結果

■GT500クラス

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
119阪口 晴南WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'26.137--190.706
224平手 晃平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'26.449 0.312 0.312190.017
33高星 明誠CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI121'26.452 0.315 0.003190.011
437サッシャ・フェネストラズKeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS1'26.548 0.411 0.096189.800
58野尻 智紀ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS21'26.569 0.432 0.021189.754
638立川 祐路ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS161'27.053 0.916 0.484188.699
7100山本 尚貴STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS301'27.161 1.024 0.108188.465
836ジュリアーノ・アレジau TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS101'27.161 1.024 0.000188.465

■GT300クラス

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
161山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL91'34.888--173.118
210富田 竜一郎TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL151'35.253 0.365 0.365172.454
396新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'35.273 0.385 0.020172.418
434柳田 真孝BUSOU raffinee GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
BUSOU Drago CORSE
DL1'35.367 0.479 0.094172.248
565篠原 拓朗LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS331'35.430 0.542 0.063172.135
611安田 裕信GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL31'35.486 0.598 0.056172.034
752川合 孝汰埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'35.542 0.654 0.056171.933
888小暮 卓史Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'35.561 0.673 0.019171.899
94片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH121'35.621 0.733 0.060171.791
1055武藤 英紀ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS1'35.941 1.053 0.320171.218
1160吉本 大樹Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL1'35.963 1.075 0.022171.178
127アウグスト・ファルフスStudie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI1'35.974 1.086 0.011171.159
1387松浦 孝亮Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH91'36.077 1.189 0.103170.975
1456藤波 清斗リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH601'36.097 1.209 0.020170.940
152加藤 寛規muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'36.769 1.881 0.672169.753
169木村 武史PACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH241'37.594 2.706 0.825168.318
Tags:

SUPER GT

第2戦富士ノックアウトQ1結果

■GT500クラス

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
136坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS101'26.301--190.343
237宮田 莉朋KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS1'26.340 0.039 0.039190.257
38福住 仁嶺ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS21'26.536 0.235 0.196189.826
424佐々木 大樹リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'26.578 0.277 0.042189.734
53千代 勝正CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI121'26.701 0.400 0.123189.465
6100牧野 任祐STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS301'26.746 0.445 0.045189.367
738石浦 宏明ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS161'26.768 0.467 0.022189.319
819国本 雄司WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'26.769 0.468 0.001189.316
---- 以上Q2進出 ----
914山下 健太ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS421'26.810 0.509 0.041189.227
1012平峰 一貴カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS81'26.989 0.688 0.179188.838
1123松田 次生MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI221'27.090 0.789 0.101188.619
1216笹原 右京Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL1'28.305 2.004 1.215186.023
1364大津 弘樹Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'28.853 2.552 0.548184.876
1439中山 雄一DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS61'29.133 2.832 0.280184.295
1517松下 信治Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS41'32.072 5.771 2.939178.413

■GT300クラスグループA

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
196高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'35.816--171.441
234井出 有冶BUSOU raffinee GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
BUSOU Drago CORSE
DL1'36.210 0.394 0.394170.739
388元嶋 佑弥Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'36.215 0.399 0.005170.730
465蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS331'36.237 0.421 0.022170.691
561井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL91'36.242 0.426 0.005170.682
655木村 偉織ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS1'36.271 0.455 0.029170.631
77荒 聖治Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI1'36.295 0.479 0.024170.588
856ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH601'36.315 0.499 0.020170.553
---- 以上Q2進出 ----
96川端 伸太朗Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH181'36.336 0.520 0.021170.516
10360青木 孝行RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'36.665 0.849 0.329169.935
1130織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'36.693 0.877 0.028169.886
1231中山 友貴apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS1'36.889 1.073 0.196169.542
1348田中 輝揮植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'38.447 2.631 1.558166.859
1422和田 久アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'38.561 2.745 0.114166.666

■GT300クラスグループB

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
19ケイ・コッツォリーノPACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH241'35.385--172.216
22堤 優威muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'35.745 0.360 0.360171.568
352菅波 冬悟埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'35.763 0.378 0.018171.536
410大草 りきTANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL151'35.782 0.397 0.019171.502
511石川 京侍GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL31'36.047 0.662 0.265171.029
660河野 駿佑Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL1'36.092 0.707 0.045170.949
77荒 聖治Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI1'36.147 0.762 0.055170.851
887坂口 夏月Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH91'36.148 0.763 0.001170.849
---- 以上Q2進出 ----
918太田 格之進UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH451'36.298 0.913 0.150170.583
1020平中 克幸シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'36.498 1.113 0.200170.229
11244佐藤 公哉HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH1'36.963 1.578 0.465169.413
125冨林 勇佑マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'37.078 1.693 0.115169.212
1325野中 誠太HOPPY Schatz GR Supra
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'37.434 2.049 0.356168.594
1450阪口 良平Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YHno time---
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦決勝上位3人のコメント 三井優介「もちろん優勝を狙っていたが、まずは確実に走り切るのが目標だった」

第1戦優勝 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

「前でアクシデントがあって、それをうまく避けて無難にまとめたレースだったかなと。攻めもしたんですが、どちらかというと保守的にポジションキープというところで終わってしまいました。気持ち的には優勝を狙っていたんですけど、そこまでの余裕がなかったので、ミスがあったら(伊東選手を)抜こうと思っていたんですけど、それができなかったのでポジションキープを頑張りました」

(やはりデビュー戦ということで確実に結果を出したかった?)

「そうですね。とりあえず完走は絶対にしたかったです。もちろん優勝を狙っていましたが、まずは確実に走り切るのが目標でしたね」

(これまでの経歴は)

「10年間カートをやってきました。昨年はSRS-Fを受講しながらJAF-F4のもてぎ大会と鈴鹿大会に1戦ずつ参戦しました。JAF-F4ではいい結果を残せなかったので、FIA-F4でいきなり結果を出せたのは嬉しいです」

(次戦への抱負を)

「今回は保守的になってしまったので、次はもっと攻めを入れて、優勝を狙っていきます」

第1戦決勝2位 岩澤優吾(Bionic Jack Racing)

「今日のレースは予選が決まらなくて、10番手スタートだったんですけど、ラッキーな部分もありました。レースペースは悪くなかったので、これまでも予選が課題でしたし、今回も決められなかったので、次に向けて改善していかないといけません。それでもレースで順位を上げて帰ってこられたのは良かったと思います。中盤あたりの一番激しいところをうまく抜けて前に出られたのはすごく良かったです」

(第2戦に向けての抱負を)

「今回はラッキーな展開でしたが、第2戦もちょっとずつ小さなチャンスを掴みながら、順位を上げていければなと思います」

第1戦決勝3位 伊東黎明(OTG MOTOR SPORTS)
「最初はスタートをしっかり決めて一つポジションを上げ、そこから少しずつ前のバトルに加わっていければと思っていましたが、スタートで前が2台消えて、4番手で戻ってきました。フロントタイヤが温まってきた感触を得たので、3周目の1コーナーで目一杯アウトから突っ込んで、そこで2台を抜くことができました。そこが今回のレースの一番の分岐点でした。その後前の選手にペナルティが出て、トップに立ちました。あとは後ろのペースを見ながら、毎周フルプッシュで、自分の得意なコーナーで引き離せればホームストレートで抜かれることはないと信じて走りました。そこはほぼミスなく走り切れたので良かったです。三井選手はコーナーごとにミラーに姿が見えていて、近くにいるのはわかっていました。しっかりドライビングに集中して走り切りました」

(第2戦への抱負を)

「次は予選3番手からのスタートですが、ポールの小出選手はタイヤがフレッシュなままなので、ペースが速いと思いますが、しっかり自分のペースで走って勝ちたいです」

※ レースは伊東黎明がトップ、三井優介が2位でチェッカーを受けたが、レース後に伊東に5秒加算のペナルティが出たため、三井が繰上げで優勝、伊東は3位となっている

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦富士決勝 波乱の開幕戦を制したのはルーキーの三井優介!!

14周の決勝がスタートした

 2022年FIA-F4選手権第1戦の決勝が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選6番手からスタートしたルーキーの三井優介(HFDP RACING TEAM)が混戦を勝ち残り、見事デビューウィンを飾った。

 午後1時50分より14周で行われた第1戦決勝は、序盤から荒れに荒れた。

 まずポールポジションの小出峻(HFDP RACING TEAM)がスタートで出遅れ、1コーナーで予選2番手の西村和真(HFDP RACING TEAM)と接触してスピン。そのままレースを終えてしまった。

 予選3番手の荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)も、この2台のアクシデントを回避するためにコースを飛び出したため、一気に15位まで後退してコントロールラインに戻ってくることになる。

 これによりトップに浮上したのは西村。2位に奥本隼士(Racing TEAM HERO'S)、3位に三井、そして4位には予選5番手からスタートした伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)が続く。

 トップを快走する西村の後方では、奥本、三井、伊東の3台による激しいバトルが展開され、3周目の1コーナーで伊東が奥本と三井を一気に抜き去って2位に浮上した。

 しかしここでトップの西村に対して、ドライビングスルーペナルティの裁定が下される。スタート直後の小出との接触に対するペナルティだ。これにより西村は7周目にピットインを余儀なくされ、大きく順位を落とすことになった。

 これでトップに繰り上がった伊東は再三にわたる三井からのプレッシャーをものともせずに14周を走りきり、トップでチェッカーを受ける。

 2位はルーキーの三井、3位には予選10番手から着実に順位を上げてきた岩澤優吾(BJ Racing F110)が入った。

 ところがレース後、伊東に対してスタート手順違反(グリッド停止位置)があったとして、5秒加算のペナルティが下される。これにより伊東は3位に後退。2番目にチェッカーを受けた三井がこのレースの勝者となった。

 また、インディペンデントカップは予選2番手からスタートした鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)が優勝。自身通算8勝目を挙げている。

 第2戦決勝は明日の朝8時より、同じく14周または30分間で行われる。

トップ争い

優勝は三井優介(HFDP RACING TEAM)

決勝2位は岩澤優吾(BJ Racing F110)

決勝3位は伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦富士決勝結果

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
17三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1424'52.275--
297岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1424'52.725 0.450 0.450
3*80伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1424'56.625 4.350 3.900
435荒川 麟TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1424'59.245 6.970 2.620
531奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1424'59.476 7.201 0.231
638平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1425'00.230 7.955 0.754
741奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
1425'00.245 7.970 0.015
836小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1425'03.06310.788 2.818
981卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1425'03.12710.852 0.064
1037中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1425'03.51711.242 0.390
1177宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1425'03.55811.283 0.041
1216大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1425'04.13911.864 0.581
1314新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1425'08.42316.148 4.284
1462堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1425'09.04916.774 0.626
1515吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1425'09.45617.181 0.407
1613藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
1425'12.31220.037 2.856
1750三島 優輝B-MAX RACING TEAM
B-MAX RACING TEAM
1425'12.81620.541 0.504
1832辻本 始温ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1425'12.97420.699 0.158
1939地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
1425'13.88721.612 0.913
2047藤原 優汰BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1425'15.76823.493 1.881
2111佐藤 樹Rn-sports Andare
Rn-sports
1425'16.75324.478 0.985
2263IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1425'19.65727.382 2.904
2330IC2DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1425'22.11029.835 2.453
243IC3佐藤 セルゲイビッチ夫婦の学校フィールドF4
フィールドモータースポーツ
1425'24.06231.787 1.952
2596IC4齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
1425'27.88235.607 3.820
2644IC5今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1425'29.71637.441 1.834
2799IC6近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
1425'32.33940.064 2.623
28*6西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1425'33.01640.741 0.677
298眞田 拓海SD-STYLE CSI-R F110
SD-STYLE
1425'33.04440.769 0.028
3086IC7大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1425'37.66445.389 4.620
3118IC8堀田 誠ムータレーシング
AKILAND RACING
1425'37.66645.391 0.002
3271IC9大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
1425'39.45447.179 1.788
3327IC10SYUJIS2R Racing
RSS
1425'41.86749.592 2.413
34*87下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1425'52.00959.73410.142
3529IC11井出 靖司SACCESS RACING RSイディア
SACCESS RACING
1426'08.8341'16.55916.825
3655IC12KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1426'17.4771'25.202 8.643
3733IC13慶原 克律ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1426'22.1661'29.891 4.689
3823IC14YUGOS2R Racing
N-SPEED
1426'30.7451'38.470 8.579
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ----
-19伊藤 慎之典KRac Motorsports F110
KRac Motorsports
712'46.9677Laps7Laps
-5小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
0-14Laps7Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 35 荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4) 1'45.760 (12/14) 155.321 km/h
  • CarNo. 80は、スタート手順(グリッド停止位置)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 6は、シリーズ規則第15条1.1)(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 87は、シリーズ規則第19条2.(走路外追い越し)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
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SUPER GT

第2戦富士公式練習 終了間際の大逆転 KeePer TOM'S GR Supraがトップタイム

 2022オートバックス スーパーGT第2戦「FAV HOTEL 富士GT450kmレース」の公式練習が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスはNo. 37 KeePer TOM'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)、GT300クラスはNo. 10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)がトップタイムを記録した。

 公式練習は午前9時より混走85分間、専有走行各クラス10分間で行われた。天候は晴れ。コースはほぼドライの状況で、気温、路面温度は走行開始から30分が経過した時点でそれぞれ18℃、23℃という絶好のコンディションでの走行となった。

公式練習: GT500クラストップタイムはKeePer TOM\'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)

公式練習: GT500クラス2位はARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)

公式練習: GT500クラス3位はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)

 GT500クラスで序盤にトップに立ったのはNo. 36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)で、坪井が7周目に1分27秒334を記録した。これをNo. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)の福住が16周目に1分27秒282で上回ってトップに。坪井は14周目に1分27秒284までタイムを縮めるが、その後はアレジに交代してロングランに入ったこともあり、混走は8号車トップ、36号車が2番手のまま終了、午前10時35分からの専有走行に移行した。

 するとここでNo. 14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)の山下が1分27秒554で3番手に浮上、これをNo. 12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)の平峰が1分27秒
428で上回る。

 そしてチェッカー寸前に宮田莉朋が1分27秒213を叩き出し、KeePer TOM'S GR Supraが一気にトップに躍り出て公式練習は終了。2番手はARTA NSX-GT、au TOM'S GR Supraが3番手という結果となった。

公式練習: GT300クラストップタイムはTANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)

公式練習: GT300クラス2位はmuta Racing GR86 GT(加藤寛規/堤優威)

公式練習: GT300クラス3位はSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

 GT300クラスは混走で堤が1分36秒122を記録してトップに立ったNo. 2 muta Racing GR86 GT(加藤寛規/堤優威)を、専有走行終盤に富田竜一郎が1分35秒990を叩き出して上回り、TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)がトップで午後の予選に臨むことになった。2番手はmuta Racing GR86 GT、No. 61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が3番手だった。

 第2戦の公式予選は午後3時より、ノックアウト方式で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦、第2戦富士予選後のコメント 小出峻「今年はチャンピオンを取ることしか考えてない」

第1戦、第2戦ポールポジション 小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「去年のシーズンが終わってから、今回の開幕戦に向けて、本当に綿密にチームで調整してきました。昨日の練習もすごく調子良くて、非常にポジティブな気持ちで予選に挑めました。マシン的にも、メンタル的にも良かったです。その結果第1レース、第2レースともポールということで、一安心という感じです。ただ昨日の練習よりも今日の予選の方が、後続とのタイムさが縮まっているので、余裕という感じではないかなあと」

(A組に比べて早めのアタックだったように見えたが、やはり路面コンディションが影響しているのか)

 「もちろん路面のこともありますし、去年までは30分間走れたのが、今年から2組に分かれて20分間の走行になりました。走行時間が短くなる中で、何が起きるかもわからないので、とりあえず早めにタイムを出す、という意識で最初からガンガン攻めていきました」

 「3年目ということで、今年はもちろんチャンピオンを取ることしか考えていないので。今まで経験してきたことを開幕戦から活かせたなと思います」

 (決勝に向けての抱負を)

 「今日も明日もポールですが、安心はできません。後続に速いドライバーが控えていますから。とりあえず自分の走りをして、全力を尽くす、ということに集中して走れば、自ずと結果はついてくると思うので、そこまで力まずにやろうと思います」

第1戦予選2位 西村和真(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「恵まれた体制で出られることを嬉しく思います。予選ではグループの中で一番いいタイムだったことはすごく良かったです。朝から路面に濡れてるところが所々ある状態で、前半は様子を見ながら、周りのクルマとの間隔も見つつ、ポジションを探りながら走っていました。10分過ぎたあたりから、アタックを始めて、赤旗の出る直前の周でタイムを残すことができました。とはいうものの、濡れてるところに対処ができなかったり、もうちょっと行けたのかな? という部分があったりしたので、その辺りを経験として学びながら決勝にむけて準備していきたいです」

 「最後の方でタイムが出ることを見越して、セットアップもしていたので、赤旗が出てなければもうちょっとタイムが出せたと思います。46秒台前半は間違いなかったでしょうね。でも決勝はいいポジションからスタートできるので、しっかりいいポジションで戻ってきたいです」

第1戦予選3位 荒川麟(TGR-DC Racing School)

 「昨日の練習走行であまり速くなかったんですが、今日は少しコンディションに合わせることができました。あとほんの少しの差なので、そこを決勝にむけてどう考えていくかだと思います」

(感触は悪くなかった?)

「はい。昨日に比べたら差が縮まっているので、決勝では小出選手とのバトルになると思います。クルマはいじっていないんですが、コンディションの変化にクルマが合ってきた感じです。」

 (決勝の抱負を)

 「決勝では小出選手についていけるだけのペースがあるので、自信を持って臨みます」

第2戦予選2位 平安山良馬(TGR-DC Racing School)

 「自分ではうまくいった感じはしません。ミスが多くて、反省の多い予選でした。運よくセカンドベストがA組の中で良かったということで、結果的にフロントローになれたという感じです」

 (初めてのFIA-F4についての感想を)

 「ずっとカートをやってきましたが、フォーミュラではコミニュケーション能力も必要になり、苦労している部分もあります。一戦一戦で成長していければと思います」

 (経験の全くない中でのこのポジションは上出来だったのでは)

 「そうは思っていません。やはりみんな勝つためにテストから走り込んできているので、そのテストでやってきたことを思えば、第1戦で12位という結果は納得できません。反省することが多いです」

 (決勝への抱負を)

 「まずはクラッシュしないように。最後までゴールすることを前提に1台1台抜いて行って、次のレースに繋げられる結果で終わりたいです」

第2戦予選3位 伊東黎明(OTG MOTOR SPORTS)

 「昨日の専有走行はドライのコンディションでうまく走れなかったこともあり、マシンは変えずにドライビングに集中して走ったんですが、それで少し状況が良くなり、グループの中でベストタイムでは3番手、セカンドベストでは2番手を取ることができました。あまり位置関係は悪くなかったんですが、美味しいスリップを使うことができなかったので、それが使えていればベスト2番手、セカンドベスト1番手くらいには行けたと思います」

 (A組よりは路面コンディションは良かったようだが)

 「そうですね。Aよりは乾いていたと思いますけど、100Rとかにウェットパッチは残っていましたが、かなりドライに近い走り方ができていました」

 (決勝に向けての抱負を)

 「今年はもう3年生なので、去年までは追う立場でしたが、今年は追われる立場になります。しっかり3年生ってことを自覚して、結果にこだわってレースしたいです」

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦、第2戦富士公式予選 参戦3年目の小出峻が2戦連続ポールを達成

Bグループ予選: 第1戦、第2戦ともトップタイムの小出峻(HFDP RACING TEAM)

 FIA-F4選手権第1戦、第2戦の公式予選が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、第1戦、第2戦ともに小出峻(HFDP RACING TEAM)がポールポジションを獲得した。

 2022年の開幕戦には過去最大の40台がエントリー。このうち14台がインディペンデントカップだ。このため公式予選はAとB二つのグループに分かれて各20分間で行われた。最速タイムを出したドライバーのいる組が奇数グリッド、もう一方の組が偶数グリットにつく。かつて30台を超えるエントリー台数を誇った全日本F3000選手権で行われたのと同様の方式だ。

Aグループ予選: 第1戦トップタイム、第2戦7位の西村和真(HFDP RACING TEAM)

 グループAの走行は午前7時55分より午前8時15分まで。天候は快晴だが、路面には所々濡れた箇所があり、各車慎重に周回を重ねながら徐々にペースを上げていくことになった。

 まずは西村和真(HFDP RACING TEAM)が3周目に1分49秒992、続いて4周目に1分47秒992を記録してトップに立ち、奥本隼士(Racing TEAM HERO'S)が1分48秒170で続く。

 西村は5周目に1分47秒812までタイムを縮めるが、その直後に岩澤優吾(BJ Racing F110)が1分47秒600でトップに立った。残り時間は10分を切ったところ。3番手には卜部和久(BJ Racing F110)が1分47秒855で続く。

 すかさず西村も6周目に1分47秒026を叩き出し、再びトップに。奥本が1分47秒438で2番手。小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が1分47秒519で続く。

 7周目に入ると、奥本が1分46秒770でトップに浮上。奥住慈英(ATEAM Buzz Racing)も1分47秒252で3番手に上がってきた。路面が乾き、温度も上がってきたことで、各ドライバーが相次いで好タイムを連発しはじめた。西村も9周目に1分46秒597を叩き出してトップを奪い返した。

 ところがA組の予選は残り5分を切ったところで赤旗中断になってしまう。

 100Rの立ち上がりで眞田拓海(SD-STYLE CSI-R F110)がクラッシュしたためだ。結局この赤旗をもってA組の走行は終了となった。ベストタイムトップは西村。セカンドベストでも西村は1分47秒026を記録していたが、この周でランオフエリアを走行していたと判定されて、このタイムは不採用となった。

 これによりセカンドベストトップは1分47秒350をマークした平安山良馬(TGR-DC RSフィールドF4)のものとなった。平安山は今季初参戦。これまでは全日本カート選手権に参戦しており、最高峰のOKクラスで参戦初年度の2020年に年間4位、昨年は年間6位に入っているが、フォーミュラカーでのレースはこのFIA-F4が初めてだ。

Aグループ予選: 第1戦6位、第2戦トップタイムの平安山良馬(TGR-DC RSフィールドF4)

 続いて午前8時25分より45分までB組の公式予選が行われた。路面コンディションが良くなったこともあり、B組のドライバーは序盤から積極的にアタックを開始する。

 まずは大滝拓也(Media Do影山Racing F110)が2周目にいきなり1分48秒616でトップに。小出峻(HFDP RACING TEAM)は1分48秒640、 荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)も1分48秒828と続く。

 3周目には三井優介(HFDP RACING TEAM)が1分46秒820を記録。これを4周目に小出が上回り1分46秒432でトップに浮上する。三井も1分46秒446までタイムを縮め、荒川も1分46.863で続く。

 その後も小出は5周目に1分46秒197、8周目に1分45秒724と着実にタイムを縮め、9周目には1分45秒799とセカンドベストでもトップをキープして走行を終了。第1戦、第2戦ともにポールポジションから決勝に臨むこととなった。

 B組ベストタイム2番手は1分45秒838の荒川。セカンドベスト2番手は1分46秒006の伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)となり、それぞれ第1戦、第2戦で3番手からスタートすることになった。

 またインディペンデントカップは1分47秒245でB組トップのDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)がポールポジション。1分47秒902でA組トップの鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)が2番手となった。

 第1戦決勝はこのあと午後1時50分より14周または30分間で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER GT

第2戦富士公式練習結果

■GT500クラス

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
137サッシャ・フェネストラズ
宮田 莉朋
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS1'27.213--188.353
28野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS21'27.282 0.069 0.069188.204
336坪井 翔
ジュリアーノ・アレジ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS101'27.284 0.071 0.002188.199
439関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS61'27.389 0.176 0.105187.973
512平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS81'27.428 0.215 0.039187.889
623松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI221'27.472 0.259 0.044187.795
73千代 勝正
高星 明誠
CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI121'27.513 0.300 0.041187.707
814大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS421'27.554 0.341 0.041187.619
924佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'27.570 0.357 0.016187.585
1019国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'27.750 0.537 0.180187.200
1138立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS161'27.838 0.625 0.088187.012
1217塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS41'27.860 0.647 0.022186.966
1316笹原 右京
大湯 都史樹
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL1'28.041 0.828 0.181186.581
14100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS301'28.057 0.844 0.016186.547
1564伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'29.576 2.363 1.519183.384

■GT300クラス

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
110富田 竜一郎
大草 りき
塩津 佑介
TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL151'35.990--171.130
22加藤 寛規
堤 優威
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'36.122 0.132 0.132170.895
361井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL91'36.180 0.190 0.058170.792
488小暮 卓史
元嶋 佑弥
Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'36.192 0.202 0.012170.771
54谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH121'36.228 0.238 0.036170.707
652川合 孝汰
菅波 冬悟
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'36.277 0.287 0.049170.620
734柳田 真孝
井出 有冶
BUSOU raffinee GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
BUSOU Drago CORSE
DL1'36.313 0.323 0.036170.556
89木村 武史
ケイ・コッツォリーノ
PACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH241'36.327 0.337 0.014170.532
955武藤 英紀
木村 偉織
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS1'36.511 0.521 0.184170.207
10360青木 孝行
田中 篤
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'36.538 0.548 0.027170.159
1111安田 裕信
石川 京侍
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL31'36.566 0.576 0.028170.110
1256藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH601'36.592 0.602 0.026170.064
1387松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH91'36.633 0.643 0.041169.992
1465蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS331'36.687 0.697 0.054169.897
1596新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'36.810 0.820 0.123169.681
1618小林 崇志
太田 格之進
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH451'36.861 0.871 0.051169.591
176片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
川端 伸太朗
Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH181'36.865 0.875 0.004169.584
1830永井 宏明
織戸 学
平良 響
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'37.106 1.116 0.241169.164
1920平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'37.112 1.122 0.006169.153
207荒 聖治
アウグスト・ファルフス
近藤 翼
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI1'37.252 1.262 0.140168.910
215冨林 勇佑
平木 玲次
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'37.360 1.370 0.108168.722
2250加納 政樹
阪口 良平
末廣 武士
Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH1'37.503 1.513 0.143168.475
2360吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL1'37.586 1.596 0.083168.332
24244佐藤 公哉
三宅 淳詞
HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH1'37.821 1.831 0.235167.927
2531嵯峨 宏紀
中山 友貴
apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS1'37.844 1.854 0.023167.888
2625松井 孝允
野中 誠太
HOPPY Schatz GR Supra
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'38.360 2.370 0.516167.007
2748井田 太陽
田中 輝揮
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'38.606 2.616 0.246166.590
2822和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'39.543 3.553 0.937165.022
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第2戦富士B組公式予選結果

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Group B Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'45.799--155.264
280伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1'46.006 0.207 0.207154.961
335荒川 麟TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'46.028 0.229 0.022154.929
47三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.074 0.275 0.046154.862
550三島 優輝B-MAX RACING TEAM
B-MAX RACING TEAM
1'46.497 0.698 0.423154.247
637中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'46.547 0.748 0.050154.174
714新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1'46.673 0.874 0.126153.992
839地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
1'46.726 0.927 0.053153.916
916大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1'46.760 0.961 0.034153.867
1019伊藤 慎之典KRac Motorsports F110
KRac Motorsports
1'46.834 1.035 0.074153.760
1162堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'46.946 1.147 0.112153.599
1230IC1DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'47.245 1.446 0.299153.171
1332辻本 始温ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'47.643 1.844 0.398152.604
1411佐藤 樹Rn-sports Andare
Rn-sports
1'47.650 1.851 0.007152.595
1596IC2齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
1'47.727 1.928 0.077152.485
1644IC3今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'47.767 1.968 0.040152.429
1786IC4大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'48.145 2.346 0.378151.896
1899IC5近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
1'48.214 2.415 0.069151.799
1971IC6大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
1'48.816 3.017 0.602150.959
2027IC7SYUJIS2R Racing
RSS
1'48.969 3.170 0.153150.747
---- 以上基準タイム(110% - 1'56.538)予選通過 ----
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦富士B組公式予選結果

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Group B Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'45.724--155.374
235荒川 麟TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'45.838 0.114 0.114155.207
380伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1'45.907 0.183 0.069155.106
47三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.066 0.342 0.159154.873
537中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'46.191 0.467 0.125154.691
619伊藤 慎之典KRac Motorsports F110
KRac Motorsports
1'46.312 0.588 0.121154.515
750三島 優輝B-MAX RACING TEAM
B-MAX RACING TEAM
1'46.436 0.712 0.124154.335
814新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1'46.571 0.847 0.135154.139
916大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1'46.639 0.915 0.068154.041
10*39地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
1'46.659 0.935 0.020154.012
1162堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'46.899 1.175 0.240153.667
1230IC1DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'47.185 1.461 0.286153.257
1332辻本 始温ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'47.266 1.542 0.081153.141
1411佐藤 樹Rn-sports Andare
Rn-sports
1'47.299 1.575 0.033153.094
1596IC2齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
1'47.468 1.744 0.169152.853
1644IC3今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'47.650 1.926 0.182152.595
1786IC4大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'47.980 2.256 0.330152.128
1899IC5近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
1'48.016 2.292 0.036152.077
1971IC6大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
1'48.580 2.856 0.564151.288
2027IC7SYUJIS2R Racing
RSS
1'48.686 2.962 0.106151.140
---- 以上基準タイム(110% - 1'56.405)予選通過 ----
  • CarNo. 39は、L項第4章第2条c)d)(走路外走行複数回)違反により、予選結果より3グリッド降格のペナルティーを科す。
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第2戦富士A組公式予選結果

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
138平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'47.350--153.021
215吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1'47.362 0.012 0.012153.004
341奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
1'47.438 0.088 0.076152.896
436小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'47.519 0.169 0.081152.780
597岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'47.600 0.250 0.081152.665
631奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'47.671 0.321 0.071152.565
7*6西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'47.812 0.462 0.141152.365
881卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'47.855 0.505 0.043152.304
977宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1'47.860 0.510 0.005152.297
1013藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
1'48.120 0.770 0.260151.931
1163IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'48.460 1.110 0.340151.455
1287下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'48.486 1.136 0.026151.419
1347藤原 優汰BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'48.800 1.450 0.314150.982
148眞田 拓海SD-STYLE CSI-R F110
SD-STYLE
1'49.131 1.781 0.331150.524
153IC2佐藤 セルゲイビッチ夫婦の学校フィールドF4
フィールドモータースポーツ
1'49.450 2.100 0.319150.085
1618IC3堀田 誠ムータレーシング
AKILAND RACING
1'51.531 4.181 2.081147.285
1729IC4井出 靖司SACCESS RACING RSイディア
SACCESS RACING
1'52.886 5.536 1.355145.517
1855IC5KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1'54.414 7.064 1.528143.573
---- 以上基準タイム(110% - 1'58.121)予選通過 ----
-33IC-慶原 克律ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'58.79711.447 4.383138.276
-23IC-YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'04.10416.754 5.307132.363
  • CarNo. 6は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3.(ランオフエリア走行)により、当該周回タイム(1'47.026)は採用されない。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第1戦富士A組公式予選結果

FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
16西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.597--154.102
241奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
1'46.770 0.173 0.173153.852
381卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'46.864 0.267 0.094153.717
436小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'46.941 0.344 0.077153.606
597岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'46.979 0.382 0.038153.552
638平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'47.178 0.581 0.199153.267
715吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1'47.245 0.648 0.067153.171
831奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'47.252 0.655 0.007153.161
977宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1'47.300 0.703 0.048153.092
1013藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
1'47.611 1.014 0.311152.650
1147藤原 優汰BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'47.691 1.094 0.080152.536
1263IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'47.902 1.305 0.211152.238
1387下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'48.070 1.473 0.168152.001
148眞田 拓海SD-STYLE CSI-R F110
SD-STYLE
1'48.971 2.374 0.901150.745
153IC2佐藤 セルゲイビッチ夫婦の学校フィールドF4
フィールドモータースポーツ
1'49.427 2.830 0.456150.117
1618IC3堀田 誠ムータレーシング
AKILAND RACING
1'50.615 4.018 1.188148.504
1729IC4井出 靖司SACCESS RACING RSイディア
SACCESS RACING
1'52.235 5.638 1.620146.361
1855IC5KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1'53.231 6.634 0.996145.073
---- 以上基準タイム(110% - 1'57.418)予選通過 ----
-33IC-慶原 克律ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'57.94011.343 4.709139.281
-23IC-YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'00.93114.334 2.991135.836
  • CarNo. 81は、シリーズ規則第26条9.(ピットレーン速度)違反により、1グリッド降格のペナルティーを科す。
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SUPER GT

第1戦岡山 新体制でのArnage Racing 10年目、荒れたレースを走り切り、完走ポイント3を逃すも16位でフィニッシュ(Arnage)

 2022年のSUPER GTは、4月17日岡山国際サーキットで開幕を迎えた。

 コロナ禍3シーズン目となる2022シーズンは、多少の制限はあるものの、万全の感染対策のもと観客を迎え、久しぶりの華やかな開幕戦となった。

 チーム結成10年目の節目を迎えたArnage Racingは、マシンをMC86にチェンジ。これまでチームと苦楽を共にしてきた加納政樹選手に加えて、2013年に2レースを共に戦い、2020年にはこのMC86で2度の表彰台を飾った阪口良平選手をBドライバーに、また、昨シーズンチームタイランドで指揮をとっていた松浦佑亮氏を監督に迎えて、体制を一新。さらに、チームはアネスト岩田様という強力なスポンサーのお力添えを得て、Bシード存続を賭けて新しい体制でシーズンに臨むことになった。

 シーズン開幕に先立ち、3月に岡山、富士にて2度の公式テストが行われた。

 岡山国際サーキットでのテストで、初めてMC86を走行させたチームだったが、ドライバーとチームがマシンに慣熟することが精一杯、また、富士テストでは天候に祟られ、雨の降り頻る中でまともな走行をすることができなかった。

 しかし、両テストで、なんとかヨコハマタイヤ向けのセットアップの方向性を掴んだチームは、短いインターバルの間に、エンジンを本番用のエンジンに交換し、テストで得たデータから、リファインしたセットアップを入れて開幕戦に臨んだ。

4/16 予選日

 搬入日は時折雨の降る寒々とした天気だったが、公式練習、予選の行われる土曜日になると天候は回復。9時20分より、90分間の公式練習が行われた。

 ところが、Arnage MC86は、出走前の暖機中にシフトチェンジができなくなるというトラブルに見舞われていた。スタート時間が迫る中、エンジニアとメカニックが原因究明に奔走し、「シフターのプレッシャーセンサ」に異常があることが判明。メカニックが部品を交換して、10分遅れで阪口選手が公式練習のスタートを切った。しかし1Lapを走行するや、今度はトランスポンダーの表示異常が発生。表示は加納選手まま切り替わらず、阪口選手は急遽ピットインしてメカニックが対応に当たった。原因は振動によるものかとも思われたが、容易には解明できず、GTAからの指示でしばらくの間ピットにステイを強いられた。その後GTAの判断により、チームはサーキットからトランスポンダーを借り、マシンをコースに戻すことを許された。

 その後もバックモニターの異常など、次々とトラブル起きたが、そんな中で、こま切れに走行することによって、細かいセットアップを繰り返し、なんとか満足の行く方向性を見出すことができた。

 結局チームは90分間の公式練習を半分ほどしか走行すること出来ず、公式練習の終わる間際、300クラス専有走行の最後の最後でコースに出た阪口選手が、フレッシュなタイヤでアタックを試みた。しかし、時間切れ、チェッカーとなってしまった。それでも、なんとかチェッカー直前に出した1’27.295がベストとなり、Arnage Racingは、午前中の走行を24番手で終了することができた。

 午後2時から行われた予選で、Arnage RacingはQ1をB組から出走することになっており、Q1を担当する阪口選手が満を持してコースに出た。しかし、直後にライバルマシンがクラッシュして赤旗提示となり、予選は8分間で行われることとなった。

 阪口選手は慎重にタイヤに熱を入れてタイミングを図り、最後の最後6Lap目、1’25.815をマークして、見事Q1突破を果たした。Q1敗退のデッドラインとは、ほんの0.05秒の僅差であったが、阪口選手の気迫のこもったアタックで、Arnage Racingは2018年以来、4年ぶりにQ2に駒を進めることができた。

 予定より23分遅れて15:16から始まったQ2を、今度は加納選手が担当し、並み居る強豪揃いのマシンを相手に果敢なアタックを繰り広げた。加納選手はターゲットとしていたタイムを大幅に上回る好アタックを見せ、加納選手がこれまで、岡山国際サーキットではマークしたことのなかった1分26秒台を叩き出した。

 Arnage RacingはQ1からポジションを上げることはできなかったが、翌日の決勝を16番手からスタートすることになった。

 幸先の良い好順位に意気上がるチームは、予選後のピット練習に勤しんで決勝に備えた。

4/17 決勝日

 決勝が行われる日曜日も、朝から青空が広がり、雨の心配は全くない絶好のレース日和となった。

 レース前のウォームアップ走行では、阪口選手が、グリップのある比較的新しいタイヤでコースに出て、前日の予選までのセットアップが現状の路面温度にマッチするかどうかのチェックを行い、問題がないことを確認した。その後、加納選手も古めのタイヤでチェックを行い、こちらも問題がないことを確認することができた。

 チームは最終のピットシミュレーションも行い、決勝の時を待った。

 午後2時、晴れやかな青空のもと、2022年のSUPER GT開幕を待ちわびた観衆が見守る中、開幕戦岡山大会がスタートした。

 Arnage Racingのスタートドライバーは阪口選手。

 16番手からレースを開始した阪口選手は、スタート時に1つ順位を落としたものの、すぐにポジションを回復して3ラップ目には15番手とし、レース開始直後の混走の中で順調にタイムを刻んでいった。レース開始から15Lap、路面温度は35度と初夏のレースを思わせる。スティントの序盤、1分29秒台と順調なタイムを刻んでいた阪口選手だったが、15Lap辺りからリアタイヤの消耗を訴え始める。

 チームはタイヤ攻撃性の穏やかなMC86の特性を見込んで、柔らかめのタイヤをチョイスしていたが、予想以上にタイヤの消耗が進んでおり、21Lap以降、立て続けにGTR勢に抜き去られて18番手までポジションを落としてしまった。

 ミニマム周回数となる25Lapを過ぎる頃から、ルーティンピットに入るチームが出始めると、コース上のArnage Racing は見かけ上13番手となる。阪口選手は、リアタイヤの摩耗で苦しみながらも、30Lap後半も1分30秒台でプッシュを続け、レースペースを死守する頑張りを見せた。

 当初チームは、ルーティンピットのタイミングを燃料の許容しうる最大の50Lapと想定していた。しかし、苦しむ阪口選手をこれ以上引っ張ることはできないと判断したチームは、40Lap目のピットインを決断、見かけ上2番手で阪口選手をピットに呼び戻した。

 開幕戦はタイヤ四輪交換が義務づけられており、チームは給油と前後のタイヤ交換を行ない、41Lap目、第2スティントの加納選手が21番手でコースに復帰してレースを再開した。そして、第1スティントの阪口選手が苦しみながら守り抜いたレースの流れを、第2スティントの加納選手が気迫のこもった走りで守り抜くという、Arnage Racingらしい展開を見せ始めた。

 加納選手は、スティントの序盤、1分30秒台の非常に良いペースで走行を続けて、少しずつ前方に見えるマシンとのギャップ縮め、55Lap目、ついに同じMC86マザーシャシーの5号車を抜き去ることに成功。18位に浮上すると、さらに上位マシンのアクシデントに乗じてポジションを16番手まで回復した。

 レースは終盤になってから、大きいクラッシュが2度発生し、残り10Lapを切ったところでFCYが出るなど荒れた展開となっていた。

 この時点で、Arnage MC86と、300クラスのトップを走るマシンとのギャップは1Lap。しかし背後から迫る500クラスの先頭マシン14号車に抜かれると、チームが目標としているチームポイント3を逃してしまう。

 加納選手は最後までプッシュを続けたが、僅かに逃げきれず、残り1Lapのところで14号車に抜かれ、惜しくも完走ポイント3を逃すことになった。

 しかし、加納選手は、予選で阪口選手が築いた16位というポジションを落とすことなくチェッカーを受け、荒れたレースを無事に完走することができた。

Arnage Racing
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿決勝記者会見 優勝・松下信治「あきらめちゃいけないなと踏ん張った」

決勝記者会見: トップ3のドライバーたち

優勝 松下信治(B-MAX Racing Team)

決勝記者会見: 優勝した松下信治(B-MAX Racing Team)

 「天気が昨日の段階でわからなかったですが、できれば雨になって欲しいと思っていました。雨になったらスタート命だなと思ってて、スタートは良くて抜けて5番手に上がりました。ペースは思ったより良かったですが、トップ3が見えたくらいから縮まらなくなったので、長期戦になると思いました。トップも牧野選手もタイヤがきつそうだという無線が本山さんから来て、自分もタイヤが結構きつかったんですが、あきらめちゃいけないなと踏ん張ったのがよかったです。牧野選手とのバトルもしびれましたし、接触もあまりなくてクリーンなバトルでした。この前の富士は彼にぶつかったので、そういう意味でもいいレースでした。今回は勝たせてもらいましたが、予選で前に行かないとシリーズは厳しいと思っています。1台体制でまだまだビハインドなので、がんばりたいと思います」

2位 野尻智紀(TEAM MUGEN)

決勝記者会見: 2位の野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「悔しいの一言です。とはいえ、チャンピオンシップを考えると2位というのは悲観する内容ではないです。シーズンが終わったときに転んでも2位だったと言えるように、これからのレースにこの悔しさをぶつけていきたいと思います。レースは序盤からグレイニングが出ていて、タイヤのピックアップに苦しみました。序盤で後続は離れたんですが、牧野選手が後ろに来ているというのも知っていました。自分のペースを維持するのが大変でしたが、最後までやれることはやれたと思います。心から松下選手におめでとうと言いたいです」

3位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

決勝記者会見: 3位の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「去年も3位はいっぱいあったんですが、全く内容の違う3位というか、非常に悔しいレースでした。スタートは良くて3番手までポジションを上げることができました。最後きつくなるのが分かっていたので、序盤はまったくプッシュしませんでした。山下選手を抜いたあたりから野尻選手とのギャップが縮まってきたのが分かっていましたが、かなり詰まったタイミングで松下さんが後ろから来ていて、難しいシチュエーションでした。ペースを上げすぎるとタイヤがきつくなるし、松下さんが来てるし、でもぼくは守りに行くこともなかったし、勝つために攻めて、ペースを上げたので後悔していません。冷静に考えれば1、2位の2人より、ぼくの方がペースを上げるタイミングが早かったのかと思います。次のオートポリスは勝てるように準備したいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿決勝優勝チーム監督記者会見 本山哲「優勝は狙っていたわけではないが、絶対チャンスはあると思っていた」

優勝チーム監督記者会見: B-MAX Racing Teamの監督、本山哲氏

優勝チーム監督 本山哲(B-MAX Racing Team)

 「代表の組田さんのフォーミュラが好きという純粋な気持ちで始まったチームですが、最高峰のレースはレベルが高くて、日本のモータースポーツを引っ張るトップチームが在籍していて、日本のトップドライバーがいて、簡単なものではないです」

 「GTとかいろんな絡みがあって、組田さんからスーパーフォーミュラのチームをひっぱてくれないかと声かけしていただきました。ぼく自身もフォーミュラニッポンから思い出のあるカテゴリーで、フォーミュラカーも好きだし、得意分野でいろいろ経験したことを生かせるので、是非やらせてくださいといいました」

 「最初の数年はチームとして試行錯誤をしながら過ごしてきて、毎年、新たな要素を取り入れて、向上してきました。昨年から1台に集中して、ポールを取ったり表彰台に乗ることもできました」

 「ノブ(松下信治選手)自身もそうですし、チームとしても優勝経験がないので、優勝を目の前にしても、うまくクリアできず、見えてはいるけど遠いなという実感でした。それを昨年のオフから今年にかけて、がんばってやってきたんですが、その気持ちが空回りしていて、オフのテストと開幕戦は結果が悪かったです。ノブ自身も力みと焦りがあってうまく回らなかったので、今回に向けてそのあたりを整理してきました」

 「優勝は狙っていたわけではなく、チームとしてきちんとレースを作る、できなくてもトップ6には必ず入る、というところで週末を過ごそうと決めていました」

 「予選はうまくいかなくて、今日は雨の中で、スタートポジションがアウト側でした。イン側は水が流れているので、そこに関してはラッキーでした。スタートで4、5番は行けるなと言ってたらその通りになりました。水が少ないときは、鈴鹿の高速コースはフロントタイヤはうまく扱っていかないといけないので、そこをエンジニアの田坂さんがクルマでなんとか対応しました。あとはノブ自身が、フロントタイヤだけケアすれば、必ず他のクルマが落ちてくるので、絶対チャンスがあると思っていました。ノブ自身も焦らずにしっかりやってくれたのが良かったです」

 「レースでは、いろいろセーブさせたこともあって、序盤からレースの真ん中に行くまでは、ノブがうまくタイヤをセーブして、そこからプッシュするとタイムが出る状況になりました。そのあとも数周タイムを上げて、大きくラインを外して水のあるところも走って、非常に珍しく自分を抑えた我慢した走りをしてくれました。そういった地道な努力が結果に結びついたんじゃないかと思います。今回はぼく自身もそうですし、チームも落ち着いてしっかりやってくれたので、みんなに感謝しています」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA LIGHTS

第6戦鈴鹿決勝 最終ラップの攻防を制した小高一斗が今季3勝目を飾る

雨の中17周の決勝がスタートした

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)は24日、鈴鹿サーキットで雨の中、第6戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、スタートで後退するも最終ラップにトップを奪い返し優勝した。

 決勝は午後4時30分にフォーメーションラップが始まる。小康状態を保っていた雨も、この頃から再び落ち始めた。

 ポールポジションの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)は、蹴り出しは良かったものの、ホイールスピンが多くスピードが乗らず、予選2位からスタートした太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)の先行を許し、2位に落ちる。3、4、5位には好スタートを切った予選4位の古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、予選6位の菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、予選7位の平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)がそれぞれ上がってきた。予選3位の野中誠太(TOM'S)は6位まで落ちた。

 トップに立った太田は1周目に2位の小高を1.5秒離し、コントロールラインに戻ってくるとここから2位以下を突き放しにかかる。6周目にはその差を2.9秒まで広げた。

 しかし小高は7周目にはここまでのファステストラップをたたき出し、トップ太田との差を詰め始める。12周目にはその差は1秒を切った。

 ここからトップ太田と2位小高の攻防が始まる。しかし、太田は小高を巧みにブロックし先行を許さない。

太田格之進と小高一斗のトップ争い

 最終ラップ、東コースでペースの速い小高が、逆バンクで太田に並びかける。この2人はダンロップコーナーからデクナーまで併走し、ついに小高が太田を差しトップに立った。

 太田の背後には2人のバトルに乗じて、接近していた古谷が迫る。

優勝は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

決勝2位は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)

決勝3位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM\'S 320)

 トップに立った小高は、西コースでペースアップ。太田を突き放して、17周を走り優勝した。2位には古谷の追撃を振り切った太田が入り、3位には古谷が入った。

 4位以降の順位はスタート時と変わらず、4位に菅波が、5位に平良が、6位に野中が入った。

マスタークラス優勝はDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)

 マスタークラスは、スタートでトップに立ったポールポジションの今田信宏(JMS RACING with B-MAX)を2周目にDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)がパス。そのままリードを広げDRAGONが優勝した。

優勝した小高一斗(TOM\'S)

 次大会、第4、5、6戦は5月21日~22日に大分県のオートポリスで決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿決勝 雨中のオーバーテイクショー 松下信治が初優勝を飾る

雨の中31周の決勝がスタートした

 全日本スーパーフォーミュラ選手権は24日、鈴鹿サーキットで31周の決勝を行い、予選9位からスタートした松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)が、雨の中、前車を次々とパス、初優勝を飾った。

 午前中から降り続いた雨は午後になってもやむ気配は無く、午後2時30分、全車ウェットタイヤを履いてフォーメーションラップが始まった。このためタイヤ交換の義務は無くなり、ピットイン無しでの決勝レースとなる。気温は17度、路面温度は20度だ。

 スタートでは、ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)は、予選2位の山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)に並びかけられるが、アウトからかぶせてトップを死守。2位には山下が続き、3位には好スタートを切った予選5位の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)が上がる。4位には坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が続く。

 予選9位の松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)はスタートで6位まで上がると、オープニングラップで予選3位のサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)との攻防を制して5位まで上がってきた、フェネストラズは6位までドロップダウン。

 野尻は1周目に2位以下を2.3秒離すと、その後も異次元のスピードで快走。6周目には2位の山下を12秒離して独走状態に持ち込む。

 一方、2位の山下はペースが上がらない。7周目には逆バンクからダンロップコーナーにかけ、牧野にかわされ3位に落ちる。5位の松下も坪井をかわし4位に浮上した。

 さらに松下は9周目に、山下をかわして3位に浮上。ペースの上がらない山下はたまらず、11周終わりでピットに入りタイヤを交換。大きく順位を落とした。

 トップ野尻は、2位の牧野を11周目までは11秒ほど離していたが、ここから牧野が徐々に野尻との差を詰め始める。その後方の松下も一時は5秒強あった牧野との差を削り始めた。

 16周目、トップ野尻と2位牧野の差は6秒1。牧野と松下の差は1秒を切った。ここから、牧野と松下の2位争いが勃発する。

牧野任祐と松下信治の争い

 牧野と松下は10周近く激しい接近戦を演じるが、ついに27周目のシケインで松下が牧野を仕留め2位に浮上する。

 この時点で、トップ野尻と松下の差は3.1秒。あきらかにペースの上がらない野尻に松下が急接近。28周目にはその差は1.1秒。松下は29周目から30周目のストレートで野尻の背後に付け、ついに1コーナーでアウトから野尻をパスしてトップに躍り出た。

野尻智紀をパスしてトップに立った松下信治

 松下はこのまま31周を走り、優勝。2位には野尻が、3位には牧野が入った。

優勝は松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)

決勝2位は野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)

決勝3位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)

 6位でレースを始めたフェネストラズは、8周目に前を走る坪井をパスして5位、前述のとおり山下がピットインで後退したため4位でレースを終えた。

 KCMGの2人、国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF19)と小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)はチームメート同士でバトルを演じていたが、16周目に国本をパスした小林が、5位、国本は6位に入った。

 予選12位からスタートした平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)はスタートで14位まで順位を落とすが、怒濤の追い上げを見せ7位でゴールした。8位には大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が、9位には山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、10位には佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)が入りここまでがポイントを獲得した。

ウイニングラップで手を振る松下信治

 優勝した松下はSFでは自身初優勝。2017年からSFに参戦を始めたB-MAXにとっても6年目での初優勝となった。

 第4戦は5月22日、舞台を大分県のオートポリスに移し決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Motorsports Forum
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SUPER FORMULA LIGHTS

第6戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
137小高 一斗Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1737'50.811--
22太田 格之進HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1737'52.039 1.228 1.228
336古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1737'52.860 2.049 0.821
450菅波 冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1737'55.085 4.274 2.225
538平良 響Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1737'56.661 5.850 1.576
635野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1737'57.631 6.820 0.970
71木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1738'02.95812.147 5.327
810元嶋 成弥Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1738'11.27920.468 8.321
963平木 玲次HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1738'16.37825.567 5.099
1062平木 湧也HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1738'28.18737.37611.809
1130M1DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1738'41.10950.29812.922
124M2今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1738'55.7521'04.94114.643
1311M3植田 正幸Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1739'23.7901'32.97928.038
---- 以上規定周回数(90% - 15Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 1 木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING) 2'12.161 (16/17) 158.180 km/h
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
150松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF19
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
311:01'18.681--
21野尻 智紀TEAM MUGEN MOTUL SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
311:01'23.734 5.053 5.053
35牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
311:01'26.794 8.113 3.060
44サッシャ・フェネストラズREALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
311:01'37.10018.41910.306
57小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
311:01'40.57521.894 3.475
618国本 雄資Kids com KCMG Elyse SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
311:02'03.28544.60422.710
720平川 亮carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
311:02'05.06246.381 1.777
86大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
311:02'06.49047.809 1.428
964山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
311:02'10.24551.564 3.755
1053佐藤 蓮Red Bull TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
311:02'11.16852.487 0.923
1119関口 雄飛carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
311:02'11.76853.087 0.600
1239阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
311:02'22.1341'03.45310.366
1365大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
311:02'31.9891'13.308 9.855
1415笹原 右京TEAM MUGEN BINGO SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
311:02'36.3781'17.697 4.389
1536ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
311:02'37.0181'18.337 0.640
163山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
311:02'38.1071'19.426 1.089
1712福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF19
ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
311:02'47.1411'28.460 9.034
1837宮田 莉朋Kuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
311:02'47.6371'28.956 0.496
1914大嶋 和也docomo business ROOKIE SF19
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
311:02'49.0921'30.411 1.455
2038坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
301:01'54.7611Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 27Laps)完走 ----
-55三宅 淳詞TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
2551'24.9996Laps5Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 1 野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19) 1'55.285 (3/31) 181.335 km/h
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SUPER FORMULA LIGHTS

第5戦決勝記者会見 優勝・太田格之進「普通に走れば抜かれない」

初優勝の太田格之進(TODA RACING)

優勝 太田格之進(TODA RACING)

決勝記者会見: 優勝した太田格之進(TODA RACING)

 「雨のスタートをどうしたらいいか分かっていなくて、いままでのデータを見ながら、このへんかなという感覚でスタートしました。まずはストールしないように、できれば1コーナーを抜かれずに回りたいと思ったんですが、2年目の選手が去年経験があるだけあって、スタートをすごく決めてきました。野中選手には、1コーナーで横並びというか向こうの方が前にいるくらいで並ばれてしまって、だめかなと思ったんですが、雨というのもあってアウト側からもう1回まくって抜き返すことができました。野中選手もフェアに戦ってくれたので、その点はすごく感謝しています。彼が外に出てきたらぼくも飛んでたと思います」

 「チームがいいマシンを用意してくれていたのでペースはすごく良かったです。雨でリスキーなのでミスせずに逃げるだけでした。途中ファステストも狙ってて取ることができました。フルポイント獲得できたし、初優勝もきて安心しています」

 「途中3秒弱離れたときにSCが出たので『やめてくれよ』と思いました。小高選手がリスタートがうまいのを知っていたので、プレッシャーも感じていましたし、なんとかSCを切り抜けられて、そこからは普通に走れば抜かれないだろうと思っていました」

2位 小高一斗(TOM'S)

決勝記者会見: 2位の小高一斗(TOM\'S)

 「スタートが良くなくて、古谷選手に並ばれてしまったんですが、1コーナーで前に出ることができ、3番手をキープしました。前で太田選手と野中選手がバトルをしていましたが、ウエットで抜くのが難しいので序盤に仕掛けることにしました。結果的に1周目のS字で仕掛けたのは良かったんですが、その後、太田選手にじりじりと離され、追いつくことができなかったので、今後ウエットで自分とマシンのレベルアップをしていかなといけないです」

 「3番手スタートで、最低でもポジションキープ、一つでも上の順位で帰ってくると決めていたので、優勝はしたかったですが、最低限のことはできたと思います」

3位 古谷悠河(TOM'S)

決勝記者会見: 3位の古谷悠河(TOM\'S)

 「6番手からスタートが抜群に良くて、1コーナーまでに3番手の小高選手の少し前に出るぐらいまで行きました。でも、前のクルマの水しぶきがすごすぎて、どこを走ってる分からなくなって、小高選手に『譲ってくれたの?』」って言われるくらい手前でアクセルをオフしてしまいました。もったいなかったです。その後4番手を走行していましたが、野中選手がコースオフするラッキーもあって、3番手でのチェッカーでした」

 「チームの皆さんが素晴らしいクルマを用意してくれたのでペースも良くて、前が開けた後も何度か区間ベストが出たのでいいレースでした」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA LIGHTS

第5戦鈴鹿決勝 雨の中、スタート直後の攻防を制した太田格之進が初優勝

雨の中12周のレースが始まった

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)は24日、鈴鹿サーキットで雨の中、第5戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が、スタートの攻防を制し、そのまま逃げ切りポールトゥウィン。SFL初優勝を飾った。

 決勝は午前10時50分にフォーメーションラップが始まった。雨は早朝より降り続き、路面は完全なウェットとなった。

 絶妙のスタートを切ったのは予選2位の野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)。1コーナー手前でインからポールスタートの太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)に先行。しかし太田もアウトからかぶせ、1~2コーナーで併走。太田がS字入り口でインから野中の前に出て、トップに立った。

 野中は続くS字でも3位スタートの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)にかわされ3位に落ちる。4位には古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が、5位には平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、6位には木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が、7位には菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が続く。

 太田は1周目に2位の小高を0.9秒離して戻ってくると、3周目にはその差を1.5秒、5周目には1.8秒まで広げた。

 6周目には8位を走る元嶋成弥(Rn-sports 320)がデグナーでコースアウト。グラベルに捕まったため、このマシンの排除のためセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。

 SCは8周終わりで退き、レースは9周目からリスタートが切られた。ここでも太田は絶妙のリスタートを決め、小高を0.7秒離してコントロールラインを通過。この周にはこのレースのファステストラップをたたき出し、トップを盤石のものとした。

 10周目には3位を走る野中がS字でコースアウト。強引にコースに復帰するも、7位までポジションを落とした。

 太田は、後続の混乱を尻目に、2位小高との差を保ち12周を走って、SFL初優勝を飾った。

 2位には小高が、3位には野中が後退したため古谷が繰り上がった。4位には平良が、5位には木村が、6位には菅波が入った。

 マスタークラスは、クラスポールポジションからスタートした今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が、スタートでオーバーオールクラスの平木湧也(HELM MOTORSPORTS 320)を抜き去ると終始、平木湧也を押さえる大健闘でクラス優勝を飾った。

 第6戦はこの後、午後4時30分よりこのレースより5周多い17周で行われる。

優勝は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)

決勝2位は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

決勝3位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM\'S 320)

マスタークラス優勝は

優勝した太田格之進(TODA RACING)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA LIGHTS

第5戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
12太田 格之進HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1228'55.931--
237小高 一斗Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1228'57.060 1.129 1.129
336古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1228'59.338 3.407 2.278
438平良 響Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1229'00.118 4.187 0.780
51木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1229'02.105 6.174 1.987
650菅波 冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1229'04.696 8.765 2.591
763平木 玲次HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1229'11.80915.878 7.113
84M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1229'18.13122.200 6.322
962平木 湧也HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1229'18.87722.946 0.746
1030M2DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1229'21.26925.338 2.392
1111M3植田 正幸Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1229'36.65340.72215.384
12*35野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1229'37.47041.539 0.817
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-10元嶋 成弥Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
511'14.4027Laps7Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 2 太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 2'09.996 (9/12) 160.814km/h
  • CarNo. 35は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2.(危険な走路復帰)により、競技結果に30秒を加算し、ペナルティーポイント1点を科した。
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿フリー走行2回目 悪化するコンディションの中、平川亮がトップタイム

フリー走行2回目: トップタイムは平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権は24日、鈴鹿サーキットで午後からの決勝をにらんだ2回目のフリー走行が雨の中で行われ、平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)がトップタイムを記録した。

 午前中は曇りの天気予報は外れ、鈴鹿は朝から小雨が降り続くあいにくの天候となった。路面はフルウエットで気温は16度、路面温度は19度のコンディションで、午前8時45分より30分間のフリー走行が始まった。

 開始直後から全ドライバーがコースイン。午後の決勝も雨が予想されるため、レインセットの確認を各チーム行うはずだ。

 開始早々、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が1分54秒258でトップに立つ。すかさず、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が1分54秒169でこれを上回る。

 開始から10分足らず、セクター1でベストタイムを刻んでいた阪口はいきおい余ってスプーンコーナーで飛び出し、タイヤバリアにヒット。ここで赤旗が提示されセッションは中断した。

 この時点で、トップは大湯、2位に阪口、3位には坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、4位に宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、5位に山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、6位に大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)が付けている。

 セッションは9時4分から残り11分で再開された。この頃から雨脚も強くなってきた。

 終了5分を切ったところで平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)が53秒913でトップに浮上。坪井も4位、松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)5位に上がる。

 終了2分前、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)が4位に、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が6位に浮上した。

 チェッカー後、自己ベストを更新しながら走っていた坪井がスプーン手前でコースアウト。関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)もスプーンで飛び出した。このセッション、スプーンが鬼門となったようだ。

 結局、トップは赤旗後、悪化するコンディションの中、ベストタイムを刻んだ平川。開始早々の雨量が少ない中でのタイムで大湯が2位。3位は赤旗の原因となった阪口、4位には小林、5位には坪井、6位には大津が続いた。

 ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)は12位とこのセッション振るわなかった。

 決勝は午後2時30分より31周または75分で行われる。決勝はおそらく雨。野尻の連勝なるか、この雨のセッションでヘビーウェットにもかかわらずトップタイムを刻み、12番グリッドからスタートする平川の動向にも注目だ。

フリー走行2回目: 2位は大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)

フリー走行2回目: 3位は阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿フリー走行2回目結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Free Practice 2 Weather:Rain Course:Wet
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
120平川 亮carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'53.913--183.519
265大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.169 0.256 0.256183.107
339阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'54.258 0.345 0.089182.965
47小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'54.382 0.469 0.124182.767
538坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'54.437 0.524 0.055182.679
66大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.559 0.646 0.122182.484
764山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.630 0.717 0.071182.371
850松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF19
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'54.819 0.906 0.189182.071
94サッシャ・フェネストラズREALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'54.949 1.036 0.130181.865
1037宮田 莉朋Kuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'55.460 1.547 0.511181.060
113山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'55.666 1.753 0.206180.738
121野尻 智紀TEAM MUGEN MOTUL SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'55.840 1.927 0.174180.466
1314大嶋 和也docomo business ROOKIE SF19
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'55.876 1.963 0.036180.410
1436ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'56.058 2.145 0.182180.127
1555三宅 淳詞TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'56.075 2.162 0.017180.101
1615笹原 右京TEAM MUGEN BINGO SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'56.623 2.710 0.548179.255
1719関口 雄飛carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'57.946 4.033 1.323177.244
1818国本 雄資Kids com KCMG Elyse SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'58.027 4.114 0.081177.122
1912福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF19
ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'58.672 4.759 0.645176.159
2053佐藤 蓮Red Bull TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'59.180 5.267 0.508175.409
215牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
2'03.613 9.700 4.433169.118
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SUPER FORMULA LIGHTS

第4戦鈴鹿決勝記者会見 優勝・小高一斗「後半は厳しかった」

表彰式

優勝 小高一斗(TOM'S)

決勝記者会見: 優勝した小高一斗(TOM\'S)

 「スタートが大事なレースなので、そこに集中していいスタートが切れました。序盤のペースは悪くなかったんですが、後半ペースが上がらなくて、太田選手と野中選手が近づいてきました。ぎりぎり優勝できました。一度、デグーナー1個目でミスをして2個目で飛び出してしまいました。そこで太田選手に抜かれかけました。そういうミスも出やすくなるほど後半のバランスは厳しかったです」

2位 太田格之進(TODA RACING)

決勝記者会見: 2位の太田格之進(TODA RACING)

 「ぼくもスタートは決まったんですが、小高選手は何年も出ているだけあってスタートはうまいなと思いました。野中選手もスタートがうまいのでそこもプレッシャーを感じていました。2番手をキープしたまま1周目を終えることができました。小高選手のライン取りを見ていて、序盤にベストタイムを出しに行ってるのが分かったので、勝負は最後になるだろという考えもあったので、少し離れて、ファステストラップ狙いで走りました。ファステストを取れたので作戦ははまりましたね。小高選手のミスもあって抜けるかなと思いましたが、3レース目もあるので無理をしませんでした」

3位 野中誠太(TOM'S)

決勝記者会見: 3位の野中誠太(TOM\'S)

 「スタートは不安がありましたが、太田選手に近づく形で1コーナーに侵入できました。その点は今後につながるポイントでした。その後のペースは良くも悪くもありませんでしたが、後半まで落ちはなかったので、そこに関しては良かったのかと思います。ただピークタイムは良くないので、データを見て改善していけばいいかなと思います。後ろで二人の選手の挙動を見ることができ、詰まるところ離れるところも見えてきて、いろんな走らせ方を試すことができたので、自分にとってもプラスになったと思います」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿公式予選記者会見 PP・野尻智紀「自信を持って走ることができた」

予選上位3名のドライバー

ポールポジション 野尻智紀(TEAM MUGEN)

ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「鈴鹿に入ってから調子を崩さないようにしていました。鈴鹿でもぼくのクルマが良くなってるのを感じていましたし、そこからしっかりアジャストをして、予選でもQ1からQ2に対してのアジャストも非常に良かったです。これだけ素晴らしいクルマを作ってくれたチームに感謝したいと思います。アタック自体ベストを出し切れたと思うし、本当に自信を持って走ることができました。あしたの決勝もここに帰ってこられるようにがんばりたいと思います」

2位 山下健太(KONDO RACING)

予選2位の山下健太(KONDO RACING)

 「スーパーフォーミュラに参戦して5年くらい結果がでなくて苦労しました。今回、まだ結果が出たわけじゃないんですが、うれしいです。去年はポイントを取れなかったので、いろんなところを見直してもらって、お金もかけてもらって、少しずつ調子が良くなってきました。本当はポールを取りたかったんですが、あしたに向けてはいいポジションだと思います。できれば野尻選手を抜いて勝ちたいんですが、表彰台で終われたらいいですね」

3位 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)

予選3位のサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)

 「素晴らしい予選でした。実は、ここまで来られるとは思っていませんでした。朝から調子も良くて、コンドーレーシングにとってはハッピーな日になりました。去年は苦戦をして難しいシーズンでした。今日2位と3位のグリッドを獲得できたのはうれしです。あしたは長いレースになるので、雨が降らなければいいですね。これからも野尻選手とフェアに戦って結果を出していきたいと思います」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER FORMULA LIGHTS

第4戦鈴鹿決勝 小高一斗がポールトゥウィン 2位に太田格之進が、3位に野中誠太が入る

12周の決勝がスタートした

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権は23日、鈴鹿サーキットで第4戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が1度もトップを譲ることなく、ポールトゥウインで今季2勝目を飾った。

 決勝は午後4時30分にフォーメーションラップが始まった。

 ポールポジションの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)、予選2位の太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)とも絶妙のスタートを切り、この順位のまま1コーナーへ向かう。その後ろのドライバーも予選順位のままで、3位野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)、4位古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、5位木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)、6位平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)、7位菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)でレースは始まる。

 トップ小高は1周目に太田を0.9秒離してコントロールラインを通過すると、3周目にはその差を1.3秒まで広げた。

 3位の野中は上位2台について行くことができず少しずつ遅れ始める。4位の古谷は5位の木村を背後に従え防戦一方。そこから大きく遅れて6位平良と7位菅波も接近戦を演じる。

 5周目には7位を走る菅波が1コーナーで6位の平良にアウトからかぶせ2台は2コーナーで併走。3コーナー手前で菅波が6位に上がった。

 トップ小高と2位太田は1秒前後の差で一進一退。7周目には小高がデグナーでミス。その差は0.3秒まで縮まった。

 後半ペースの上がらないトップ小高と2位太田はここから接近戦を演じる。シケインでは並びかける場面もあったが、経験豊富な小高は太田のオーバーテイクを許さない。

 この争いに乗じ、3位の野中もこの上位2人に急接近。一時は3人でのトップ争いとなったが、この順位はゴールまで変わらず、小高が12周を走り今シーズンの2勝目をポールトゥウィンで飾った。

 2位には太田が、3位には野中が入った。

 上位3人には大きく離されたが4位古谷と5位木村の争いも終盤まで続いた。10周目のシケインでは木村がアウトから古谷にかぶせ2人は併走。若干の接触もあったが、古谷が木村の先行を許さず、ゴールまでこの順位は変わらなかった。

 6位には菅波が入った。

 マスタークラスはポールポジションからスタートした今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が一時はオーバオールクラスのドライバーをオーバーテイクするなど健闘。総合11位でクラス優勝を飾った。

優勝は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

決勝2位は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)

決勝3位は野中誠太(PONOS Racing TOM\'S 320)

マスタークラス優勝は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

優勝した小高一斗(TOM\'S)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA LIGHTS

第4戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
137小高 一斗Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1222'45.426--
22太田 格之進HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1222'45.996 0.570 0.570
335野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1222'46.563 1.137 0.567
436古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1222'50.430 5.004 3.867
51木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1222'50.772 5.346 0.342
650菅波 冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1222'54.137 8.711 3.365
738平良 響Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1222'58.83213.406 4.695
810元嶋 成弥Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1223'02.81417.388 3.982
963平木 玲次HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1223'16.07330.64713.259
1062平木 湧也HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1223'16.27830.852 0.205
114M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1223'29.69644.27013.418
1230M2DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1223'32.33146.905 2.635
1311M3植田 正幸Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1223'37.22551.799 4.894
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 2 太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 1'53.223 (4/12) 184.637km/h
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿公式予選 野尻智紀が連続ポールポジション 2, 3位にコンドーレーシング勢が付ける

ポールポジションを獲得し手を上げる野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は23日、鈴鹿サーキットでノックアウト方式の公式予選を行い、野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が第2戦に続きポールポジションを獲得した。

 ノックアウト方式の公式予選は午後3時10分より行われた。今シーズンから昨年までの3セッションから、Q1とQ2の2セッションに変更された。Q1はAグループとBグループで行われ各セッション上位6人がQ2に進出。12人でQ2が争われポールポジションが決定する。

 天候は下り坂。鈴鹿上空の雲は厚くなり、1コーナーに向かってフォローの強い風が吹く。

■Q1 Aグループ

 Q1は10分間で争われる。気温は24度、路面温度は31度だ。開始と同時に各ドライバー一斉にコースイン。

 各ドライバー1~2周を回っていったんピットイン。その後ピットアウトしてウォームアップを行い、アタックが始まる。

 最初にアタックを行ったのは山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)で、1分37秒352でまずはトップに立つ。

 この山本のタイムを上回ったのはサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)で1分36秒914でトップに浮上。

 この後、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が2位に付け、3位には国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF19)が上がる。山本は4位まで落ちた。

 5位には牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)が上がり、第1戦優勝の平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)は6位とぎりぎりでQ2進出を果たした。

 ここでノックアウトされたのは、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)、佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)の4人となった。第1戦ポールポジションの笹原だったが、最初のアタックの1コーナーでコースアウトしたのが響いたようだ。

■Q1 Bグループ

 ここでも各ドライバー、コースイン後1度ピットインしてその後ピットアウト。ウオームアップ周回を挟んでアタックが始まった。

 最初のアタックを行ったのは大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)で1分37秒450でまずはトップに立つ。

 このタイムを大きく上回ってきたのは野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)。1分36秒957であっさりとトップに浮上した。

 2位はめまぐるしく代わった。大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が2位に立つとすかさず松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)が取って代わる。さらに松下のタイムを更新した山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)が2位浮上した。その後ろ3位には宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)が付ける。

 結局、トップタイムは野尻。2位に山下、3位に宮田、4位に小林、5位に松下、6位に大津となりここまでがQ2進出を果たした。

 この2位争いの割を食ったのが大湯で7位まで後退。以下、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)がこのセッションでノックアウトされた。

ポールポジションは野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)

予選2位は山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)

予選3位はサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)

■Q2

 Q2は7分間で争われた。

 ここでも野尻が早々にアタックを仕掛ける。いきなりQ1のタイムを大きく上回る1分36秒352を出しトップに立つ。

 2位には国本が、3位には牧野が4位には坪井が、5位には小林が付けていたが、彼らのタイムを更新してきたのはQ1から好調の山下とフェネストラズのコンドーレーシングコンビ。山下は野尻のタイムに迫る0秒075差で2位に、フェネストラズは3位に浮上した。

 4位には宮田が、5位には国本が、6位には牧野が入った。

 決勝は明日24日、午後2時30分より31周で行われる。天候は曇りだが、降水確率は30%。雨が落ちれば予断を許さない争いになるかも知れない。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿ノックアウトQ2結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11野尻 智紀TEAM MUGEN MOTUL SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.352--216.967
23山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.427 0.075 0.075216.798
34サッシャ・フェネストラズREALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.535 0.183 0.108216.556
437宮田 莉朋Kuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.557 0.205 0.022216.506
518国本 雄資Kids com KCMG Elyse SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.626 0.274 0.069216.352
65牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.675 0.323 0.049216.242
738坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.910 0.558 0.235215.718
86大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.000 0.648 0.090215.518
950松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF19
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'37.037 0.685 0.037215.435
1064山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.113 0.761 0.076215.267
117小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.123 0.771 0.010215.245
1220平川 亮carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'37.172 0.820 0.049215.136
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿ノックアウトQ1結果

■Aグループ

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Knock Out Q1 A Group Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
14サッシャ・フェネストラズREALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.914--215.709
238坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.944 0.030 0.030215.642
318国本 雄資Kids com KCMG Elyse SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.329 0.415 0.385214.789
464山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.352 0.438 0.023214.738
55牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.502 0.588 0.150214.408
620平川 亮carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'37.536 0.622 0.034214.333
---- 以上Q2進出 ----
714大嶋 和也docomo business ROOKIE SF19
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.662 0.748 0.126214.057
853佐藤 蓮Red Bull TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'37.746 0.832 0.084213.873
936ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.846 0.932 0.100213.654
1015笹原 右京TEAM MUGEN BINGO SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.870 0.956 0.024213.602
---- 以上基準タイム(107% - 1'43.697)予選通過 ----

■Bグループ

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Knock Out Q1 B Group Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11野尻 智紀TEAM MUGEN MOTUL SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.957--215.613
23山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.000 0.043 0.043215.518
337宮田 莉朋Kuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.060 0.103 0.060215.384
47小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.207 0.250 0.147215.059
550松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF19
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'37.308 0.351 0.101214.835
66大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.420 0.463 0.112214.588
---- 以上Q2進出 ----
765大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.450 0.493 0.030214.522
812福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF19
ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'37.527 0.570 0.077214.353
919関口 雄飛carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'37.920 0.963 0.393213.493
1039阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.924 0.967 0.004213.484
1155三宅 淳詞TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'38.108 1.151 0.184213.084
---- 以上基準タイム(107% - 1'43.743)予選通過 ----
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SUPER FORMULA LIGHTS

第4, 5戦鈴鹿公式予選 小高一斗と太田格之進がポールポジションを分け合う

第4戦ポールポジション、第5戦予選3位の小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

第4戦予選2位、第5戦ポールポジションの太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦、第5戦は23日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、第4戦は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、第5戦は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前11時35分より30分間で行われた。ベストタイムで第4戦のセカンドベストタイムで第5戦のグリッドが決定する。

 各ドライバー予選開始と同時にコースイン。3周をウォームアップに費やし、4周目にアタックを行う。

 ここでトップタイムを記録したのは1分52秒045で太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)。2位に小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)、3位に木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)、4位に菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、5位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)、6位に古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)と続く。

 この後、各ドライバーピットインを行い、2セット目のタイヤに履き替え再度アタック。

 ここでは自身1回目のタイムを大きく更新した1分51秒450で小高がトップに踊り出てポールポジションを獲得。太田は1回目のタイムを更新するも小高に0秒338差と離され2位。3位には1回目のタイムを1秒弱縮めた野中が滑り込んできた。4位には古谷が僅差で続き、52秒を切れなかった木村が5位、6位には平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が入り、これが第4戦のグリッド順となった。

 セカンドベストタイムで決まる第5戦のグリッドは、速いタイムをそろえた太田がポールポジション。2位には野中が、3位には小高が、4位には菅波が、5位には木村が、6位には古谷が続いた。

 マスタークラスは、第4戦、第5戦ともクラストップタイムだった今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がポールポジションを獲得した。

 この後、午後4時30分より第4戦決勝が12周で行われる。

第4戦予選3位、第5戦予選2位の野中誠太(PONOS Racing TOM\'S 320)

第4戦、第5戦ともマスタークラスポールポジションの今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿フリー走行1回目 野尻智紀が連勝に向け好発進

フリー走行1回目: トップタイムは野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は23日、鈴鹿サーキットで1回目のフリー走行を行い、前戦優勝の野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)がトップタイムを記録した。

 フリー走行は午前9時50分より90分間で行われた。鈴鹿は薄曇り、やや強い風が1コーナーに向かって吹く春らしい陽気の中でセッションは始まった。

 開始15分過ぎ、1分38秒454でトップに立ったのは宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)で、2位に坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、3位に山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)、3位にサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)、4位にジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、5位に大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)、6位に野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が続く。

 開始20分、遅めにコースインした牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)が1分38秒049でトップに立つ。宮田、坪井は2位、3位に落ち、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)と平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)も4位、5位に上がってきた。

 開始25分、野尻が1分38秒259で、牧野と宮田の間に割って入り2位に浮上。ほとんどのドライバーはピットに入り待機中。

 開始45分、フリー走行も半分が経過。大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が5位に浮上した。

 終了38分前、笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が1分38秒020でトップに立つ。以下、2位牧野、3位野尻、4位宮田、5位坪井、6位大津と続く。

 終了23分前、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)が4位に浮上。

 終了12分前、野尻が1分37秒729と38秒を切るタイムでトップに立った。

 終了6分前、ピットインしていたドライバーが続々とピットアウトし、予選をにらんだ最後のアタックが始まる。

 ここで2位に上がってきたのは、1分37秒792で山下。3位にはフェネストラズが上がるが、直後に宮田がフェネストラズを上回るタイムで3位に浮上。フェネストラズは4位に落ち、中盤に出したタイムで5位に笹原が、若干タイムを縮めた牧野が6位に続いた。

 トップの野尻はタイム更新はならなかったが、他者の逆転を許さず、トップのままでフリー走行を切り上げた。

 公式予選はこの後、午後3時10分よりノックアウト方式で行われる。

フリー走行1回目: 2位は山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)

フリー走行1回目: 3位は宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM\'S SF19)

フリー走行1回目: 4位はサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)

フリー走行1回目: 5位は笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)

フリー走行1回目: 6位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SUPER FORMULA LIGHTS

第5戦鈴鹿公式予選結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
12太田 格之進HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1'52.045--186.579
235野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'52.226 0.181 0.181186.278
337小高 一斗Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'52.267 0.222 0.041186.210
450菅波 冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'52.357 0.312 0.090186.061
51木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'52.360 0.315 0.003186.056
636古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'52.415 0.370 0.055185.965
738平良 響Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'52.550 0.505 0.135185.741
810元嶋 成弥Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'53.358 1.313 0.808184.418
963平木 玲次HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1'53.867 1.822 0.509183.593
1062平木 湧也HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1'54.512 2.467 0.645182.559
114M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'54.557 2.512 0.045182.487
1230M2DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'55.325 3.280 0.768181.272
1311M3植田 正幸Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'56.222 4.177 0.897179.873
---- 以上基準タイム(110% - 2'03.397)予選通過 ----
Tags:

SUPER FORMULA LIGHTS

第4戦鈴鹿公式予選結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
137小高 一斗Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'51.450--187.575
22太田 格之進HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1'51.788 0.338 0.338187.008
335野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'51.939 0.489 0.151186.755
436古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'51.988 0.538 0.049186.674
51木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'52.087 0.637 0.099186.509
638平良 響Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'52.247 0.797 0.160186.243
750菅波 冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'52.304 0.854 0.057186.148
810元嶋 成弥Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'52.692 1.242 0.388185.507
963平木 玲次HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1'53.751 2.301 1.059183.780
104M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'53.977 2.527 0.226183.416
1130M2DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'54.302 2.852 0.325182.894
1262平木 湧也HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1'54.433 2.983 0.131182.685
1311M3植田 正幸Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'55.982 4.532 1.549180.245
---- 以上基準タイム(110% - 2'02.898)予選通過 ----
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SUPER FORMULA

第3戦鈴鹿フリー走行1回目結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11野尻 智紀TEAM MUGEN MOTUL SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.729--213.910
23山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.792 0.063 0.063213.772
337宮田 莉朋Kuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.820 0.091 0.028213.711
44サッシャ・フェネストラズREALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.976 0.247 0.156213.371
515笹原 右京TEAM MUGEN BINGO SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'38.020 0.291 0.044213.275
65牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.046 0.317 0.026213.218
738坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.061 0.332 0.015213.186
864山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.314 0.585 0.253212.637
918国本 雄資Kids com KCMG Elyse SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'38.324 0.595 0.010212.615
1065大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.355 0.626 0.031212.548
116大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.383 0.654 0.028212.488
127小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'38.423 0.694 0.040212.402
1314大嶋 和也docomo business ROOKIE SF19
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'38.477 0.748 0.054212.285
1450松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF19
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'38.488 0.759 0.011212.261
1520平川 亮carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.617 0.888 0.129211.984
1612福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF19
ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'38.683 0.954 0.066211.842
1755三宅 淳詞TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'38.747 1.018 0.064211.705
1819関口 雄飛carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'38.869 1.140 0.122211.443
1936ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'38.944 1.215 0.075211.283
2053佐藤 蓮Red Bull TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'38.968 1.239 0.024211.232
2139阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'39.022 1.293 0.054211.117
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO決勝 ポールシッター渡会太一のスタートミスに乗じてトップを奪った岡本大地が完勝で2連勝

優勝は岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第3戦決勝はスポーツランドSUGOで4月17日(日)に開催され、鈴鹿から遠征の岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)が前日の第2戦に続いてスタートでトップを奪うとそのまま独走、危なげない勝利を飾った。

 朝の予選に続いて快晴となったスポーツランドSUGO。コースの周囲では桜が見ごろでメインストレートからは遠く蔵王の方向に雪の山頂が見渡せる。

 予選ではコースレコードが更新され、引き続き絶好のレースコンデションで、各ドライバーの表情も明るい。

 12周で行われる決勝は12時59分フォーメーション開始。予選の時点と比べてやや風が強くストレートでは右サイドからの横風。13台全車がグリッドに並び決勝がスタート。

決勝がスタートした

 第2戦のリプレイを見るかのようにポールシッターの渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)はまたしても失速、2番グリッドから岡本が好スタートを決めて第1コーナーにはトップで進入する。渡会は2位へドロップ。その後方では3番手スタートの田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)の加速がにぶく、セカンドロウに並んでいた内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)がこれを仕留める。しかし田上は内田のテールに食らいつくとトップスピードの速さを活かしてバックストレートで3位のポジションを奪い返す。

 1周目を終えて岡本は渡会に0.854秒の差をつけてコントロールラインを通過。3位を取り戻した田上だが内田とのバトルの間に上位からは離されギャップは1.859秒、その背後の内田~池内比悠(アルビLINKLINEGIAE)~村田悠磨(ZAPSPEED 10VED)までの4台がほぼ等間隔で1.333秒差の中に連なって走る。

 2位渡会は2周目に岡本とのギャップを削り0.615秒とするが、すかさず岡本が3周目の第1セクターでベストタイムを出して突き放す。これに焦ったか渡会は第2セクターでシフトミスを犯して大きく失速、田上に2位を奪われてしまう。

 4周目、岡本は2位田上選手とのギャップをさらに広げて5.184秒差と独走状態。田上~渡会~内田はそれぞれ0.6秒程度で続き、その後方では一度は池内に5位を奪われた村田が順位を取り戻す。

田上蒼竜と渡会太一の争い

 5周目、メインストレートで田上に警告を示す黒白旗が掲示される。走路外走行が2度あったという判定によるもの。その田上の背後につけた渡会はスリップストリームを効かせて間合いを詰め、メインストレートでは左サイドから並びかける。そのまま2台は1コーナー~2コーナーとサイド・バイ・サイドで並走、3コーナーでイン側となった渡会がついに田上から2位のポジションを奪い返す。

 ここから渡会は岡本を追い上げに入りたいところだが、その差は6周目終了時点で6.996秒まで拡大。3位に落ちた田上は勢いを失い渡会から1.729秒の差をつけられる。

 単独走行となった4位内田の後方では池内と村田の5位争いがヒートアップ、4周目に一度は村田が池内の前に出るが、5周目に池内が再逆転。そこから池内は村田を振り払おうとプッシュすが村田も追撃、9周目に入るとテール・ツー・ノーズ状態になる。村田は各所で池内のミラーに姿を映してプレッシャーをかけるが池内はミスをせずつけ入る隙を与えない。

 10周目、3位を走行する田上にフィニッシュタイムに10秒加算のペナルティが宣告される。黒白旗での警告の後にも走路外走行があったと判定されたものだ。これで内田が実質的に3位。

決勝2位は渡会太一(SIGMA FTKレヴRG)

 渡会はその後も懸命の追走を見せ、8周目に1分28秒621、9周目1分28秒618、11周目に1分28秒575と立て続けにファステストラップを更新するが、岡本もほぼ同じペースで走っており、そのギャップは6.587秒→6.336秒→6.484秒と縮まらない。ファイナルラップも岡本が渡会を寄せ付けず6.730秒差でレースはフィニッシュ。第2戦に続いて岡本が2番グリッドからスタートで渡会をかわしての独走優勝という結果になった。

決勝3位は内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

決勝4位は田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

決勝5位は池内比悠(アルビLINK LINE GIA ED)

決勝6位は村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED)

 3番手でチェッカードフラッグを受けた田上は前述の通り10秒加算で4位に降格。代わって内田が連続の表彰台をゲット。池内対村田の5位争いは最後まで続き、0.086秒差でファイナルラップに突入すると1コーナーで村田がインを突くが池内がこれをしのぎ切って勝負がつき、そのままの順位でゴールラインを通過、池内5位、村田6位という結果になった。

 2台が出走のジェントルマンクラスは第2戦無念のリタイヤだった夕田大助選手(LAPS・レヴレーシング)がチームメイトの上吹越哲也選手(FTK・レヴレーシングガレージ)との闘いを制してそれぞれ全体10位、11位でフィニッシュした。

■決勝後のコメント

優勝:8号車・岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)

優勝した岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 「結果的にはスタートで(前に)行けて、そのまま逃げ切ったというレースだった。ただクルマの感触としてはなんかイケてなくて、ペースは高かったけど、あまり良くなかった。原因がよく分からなくて、タイヤの使い方だろうとは思うのだが、セッティングが7号車と8号車で違うので、そこから何か参考になることがあるかもしれない」

2位:7号車・渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)

決勝2位の渡会太一(SIGMA FTKレヴRG)

 「スタートは自分のミスで抜かれてしまって、それさえ無ければ岡本選手と同じくらいのペースで走れていたので、もったいなかった。(ここでチームメンバーから「今日からこいつの名前は「一発屋」にしますのでよろしく」との声がかかり苦笑しながら)一発屋なんだそうです、それで終わらないようにしないと。速さはあるのは分かったので、後はミスとか無くしていって、これからのレースできたらと思う。タイヤは最終ラップになって急に(グリップが)落ちて来た感じだが、それまでは安定して走れていた。あれ以上周回していたらもっと落ちていったと思う」

3位:81号車・内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)

決勝3位の内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 「後半になって田上選手に追いつきだしたのだが、やはりドライでの走らせ方を工夫しないと、という感じあ。バトルとかスタートはかなり決まって、そこは自信持ってよい所かな、と思う。一瞬田上選手の前に出たのだが、そこからの読みがちょっと外れて抜き返されてしまった。そういうところが反省点として、次戦もてぎで頑張りたい」

4位:13号車・田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)

決勝4位の田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

 「反省材料がいろいろあり過ぎて……。走路外走行はアウトだったのは3つぐらい。結構ぎりぎりを攻めていて、たまに行き過ぎてしまったことがあった。渡会選手に抜かれてから、追いかけたくて気持ちが先走ってしまった。2回は自覚していたので、それ以上やらないように気を付けていたのだが、3回目は自覚してなくてぎりぎりだと思っていたのだが、ただどちらにしても、レースも完敗しているので・・。木曜金曜とドライで走れていないのが痛かったが、この経験を生かして次につなげたいと思う」

5位:36号車・池内比悠(アルビLINKLINEGIAED)

決勝5位の池内比悠(アルビLINK LINE GIA ED)

 「終盤の村田選手との争いは苦しかった。タイヤ的にもセッティング的にも逆の方へ向いてしまったと思っていて、そこは今後見直して次頑張りたい。タイヤは前半のバトルしている時、3周目くらいからもうグリップが落ちてきてしまって、そこが一番悔しかった。それで防戦一方になってしまった」

6位:26号車・村田悠磨(ZAP SPEED 10VED)

決勝6位の村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED)

 「池内選手とはちょっとバトり過ぎたかな、という感じ。自分があまりペースよくなかったので抜いても抜き返されてしまって、ストレートでもスリップつかれたらすぐに抜かれてしまった。内田選手を追いかけたかったのだが、もうちょっとうまくレース展開を作れるようになって、次回はそうできる(前を追いかける)ようにしたいと思う」

表彰式

マスタークラスの表彰式

 2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズの次戦第4戦はややインターバルが開いて7月3日に開催。開幕3戦を全て鈴鹿からの遠征組に取られてしまったレギュラー陣としては、この期間を利用してどう巻き返しを図るか、モビリティリゾートもてぎにその答えを持ち寄らなければならない。

Text: Junichi SEKINE Photo: Kazuhiro NOINE
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO公式予選 渡会太一がレコードタイムで連続ポールポジション獲得

 2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第3戦公式予選は前日の第2戦に続いてスポーツランドSUGOで4月17日(日)に開催され、渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)がコースレコードを更新するタイムでポールポジションを獲得した。

 前日とは打って変わって朝から快晴。風も穏やかで絶好のレースコンディションとなったスポーツランドSUGO。エントリーは前日から1台が出走を取り消し。13台でのレースとなった。

マシンの修復を行う岡本大地のマシン

 予選開始30分前、各車予選準備に余念がない中、前日の第2戦で優勝した岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)のピットではマシンのリヤ部分が分解された状態で修理に取り組んでいた。ドライブシャフトに不具合が見つかったとの事で、残り時間に追われつつの作業だったが岡本に焦りの色はなく。実際予選開始時刻前には修理を終えていた。

ポールポジションは渡会太一(SIGMA FTKレヴRG)

予選2位は岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

予選3位は田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

予選4位は内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

予選5位は村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED)

予選6位は池内比悠(アルビLINK LINE GIA ED)

 午前9時、斎藤慈岳(FERWILDLIFEKKSII)を先頭に13台全車がスリックタイヤでコースイン、15分間の予選が開始される。

 まずは残り11分、第2戦3位の内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)が1分32秒816のトップタイムを出すと次の周回で岡本が30秒952をマーク。第2戦2位の田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)が31秒143、池内比悠(アルビLINKLINEGIAE)31秒265と続き内田は4番手へとドロップ。

 残り8分、岡本は29秒879とタイムを伸ばし、田上29秒884、それに続き、田上のチームメイトの村田悠磨(ZAPSPEED 10VED)が30秒015で3番に進出する。 さらにそれまで中団に埋もれていた前日のポールシッター、渡会がセクター1、2、3とベストタイムで走り抜けると28秒510のトップタイムでコントロールラインを通過。残り6分、田上が29秒746で2番手につけるもすぐに内田が29秒673で前に出る。池内29秒837で4番手、岡本はいったんペースを落としている間に5番手まで落ちる。

 渡会は1周スローダウンした後にさらにタイムを削り1分28秒267。ここで再び岡本がタイムアタックに転じて1分28秒116をマークしてトップに立ち、いよいよ2014年4月に記録された1分28秒101というコースレコードの更新が現実味を帯びてくる。田上も自己ベストの28秒780で3番手を取り戻す。

 そして残り1分を切り渡会がついに1分27秒986をたたき出しトップを奪い返すとともにコースレコードを樹立。チェッカードフラッグが振られる中で田上、岡本がタイムアタックを続け、岡本はセクター1、2と自己ベストでトップ奪回をねらうが前を行く田上がSPコーナーで単独スピン、岡本はこれを回避するためにタイムロス。ポールポジション獲得はならなかった。

■予選後のコメント

ポールポジション:7号車・渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)1分27秒986

ポールポジションを獲得した渡会太一(SIGMA FTKレヴRG)

 「昨日からペースがいいのは分かっていたので、予選もイケるだろうとは思って。ただアタックの周もミスしてしまったので、それが無ければもう少しタイムも上げられたと思う。決勝もこのまま勢いで行きたいと思が、後はスタートを失敗しないように、そこが一番肝心なので、スタートさえ決められれば行けると思う」

 「ダンロップタイヤについては ヨコハマよりグリップが高いがタレるのも早いので、そこが難しい。決勝でどれだけ持つかが、まだちょっとよく分からない。昨日のレースでも途中でタレてきた感じで、決勝でもそこをどうマネージメントするかが難しい」

2番手:8号車・岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)1分28秒166 トップと0.180秒差

予選2位の岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 「最終ラップ、ベストで来ていたのだが第3セクターで目の前のクルマがスピンして、それを回避するのでタイムをロスしてしまい更新できずに終わってしまった。それでも昨日より状態はいい感じなので、レースは渡会選手について行きながら、抜ける所で抜きたい。昨日よりも後ろの田上選手もタイムを縮めて来ているので、まずは前と二人で逃げてからやり合わないと、後ろから来られてしまうと警戒している。12周のレースの中でその辺りのレースの組み立ても考えていきたい」

3番手:13号車・田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)1分29秒000 トップと1.014秒差

予選3位の田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

 「最後にSPコーナーで回ってしまったのは自分のミス。攻めすぎて外側にはみ出してしまい、踏みとどまれるかと思ったが、まだ濡れていた芝生に乗ってしまった。(タイムは向上したが)上との差が変わっていないなという印象。予選中は岡本選手、渡会選手をマークして、後ろについてアタックしてみたり、ラインを見てみたりもして、だいぶ意識はしてたが、自分で乗っていても分かるくらい離されていくな、という感じだった。まだ改善の余地があると今もチームで話していたので、そこをよく(改善)してから決勝に臨みたい」

4番手:内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)1分29秒184 トップと1.198秒差

予選4位の内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 「コンディションは昨日よりは改善できてはいるのだが、まだちょっと安定した感じではない。クルマのセッティングというより自分のアジャストの問題だと思う。決勝はスタートダッシュに賭ける戦略でいくしかないかな」

5番手:26号車・村田悠磨(ZAPSPEED 10VED)1分29秒188 トップと1.202秒差

予選5位の村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED)

 「昨日はあまり調子がよくなったのだが、今日セッティングを柔らかい方向にして走ったら自分としては感触がよくて、タイムもアップした。ただそれでも曲がっていない感じがすると言われたので決勝はもうちょっと柔らかくして臨んでみる」

6番手:36号車・池内比悠(アルビLINKLINEGIAE)1分29秒837 トップと1.851秒差

予選6位の池内比悠(アルビLINK LINE GIA ED)

 「走りの感触はまだよくなかった。最終ラップに賭けていた部分があるのだだが、黄旗と、前のクルマに詰まってしまった所があって、そこでタイムロスした。それがなければ前の村田選手にもっと迫れたと思う。決勝に向けては今のクルマが不安定な部分を解消して、あと昨日はスタートも失敗してしまったので、そこを改善してもっと順位を上げたい」

 第3戦決勝は午後1時開始予定。渡会と岡本が二人で逃げきるのか、田上以下の地元組が巻き返すのか、鍵をにぎるのはスタートだ。

Text: Junichi SEKINE
Phot: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第2戦SUGO決勝 ホールショットを奪った岡本大地が独走で優勝

優勝は岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第2戦決勝はスポーツランドSUGOで4月16日(土)に開催され、フロントロウからスタートの岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)がスタートで飛び出すと12周のレースで2位以下を寄せ付けない走りで優勝を飾った。

 午後1時の予選の段階ではコースの一部に川が横切り、縁石も濡れた箇所があったSUGOだが、決勝の時点では晴れ間ものぞきコースは完全にドライコンデション。しかし気温は低く風が強い状態で路面温度もかなり下がっている。未体験のダンロップタイヤでの決勝でこの状況が誰に有利に働くかはわからない。

 午後3時55分フォーメーション開始、ポールポジションの渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)を先頭に各車タイヤに熱を入れながらコースを一周、14台がグリッドにつくとレッドランプが消えてレースが開始された。

スタート直後の2コーナー

 2番グリッドから発進した岡本の蹴り出しがよかったのに対して渡会はスタートに失敗、加速が伸びずに後続車に飲み込まれる。セカンドロウからスタートの田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)が2コーナーで、内田涼風(すずかぜ)(群馬トヨペット Team RiNoA ED)が3コーナーでと、それぞれ渡会選手をかわして2位、3位に浮上する。渡会は4番手にドロップ。

 ここで後続の中で夕田大助(LAPS・レヴレーシング)と斎藤慈岳(FERWILDLIFEKKSII)が3コーナーで接触、夕田がコースアウトしてグラベルに停止。脱出できないためセーフティーカー(SC)ランが宣言される。

レースはアクシデントのためセーフティーカーが導入された

 SCランは5周目まで続き、6周目のコントロールラインからレース再開。ここで隊列の先頭を行く岡本はいったんスピードを落とすとSPコーナー出口から加速を開始。絶妙なリスタートを決めて2位以下を引き離すことに成功する。

 一方4位に落ちていた渡会もこの機会をとらえて、メインストレートに来ると前を走る内田の背後からに右側に出てタイミングを計り、コントロールライン通過と同時に並びかけて、その勢いで1コーナーでインから内田をかわして3位に浮上。ただちに田上を追い上げる態勢にはいる。4位内田、5位村田悠磨(ZAP SPEED 10VED)、6位池田拓馬(テイクファースト&AMEROID)と続く。

 岡本は2位田上を2.042秒差まで突き放して6周目を終了。田上の後ろの渡会は続く7周目に1分29秒230とここまでのファステストラップを出して0.258秒差で田上のテールに食らいついて8周目に突入。馬の背で渡会が田上選手に並びかけるがここは田上が抑えきる。この二人が攻防を繰り返す間に岡本は着々とギャップを稼ぎ10周目にはこのレースのファステストラップとなる1分28秒456をマーク、田上に6.442秒差と独走状態になる。田上と渡会は0.162秒差。

渡会太一と田上蒼竜の2位争い

 11周目のSPコーナーでは渡会が再度田上をロックオン。テール・ツー・ノーズ状態で最終コーナーをクリアすると10%の登り勾配のメインストレートで田上の右側に並びかけてコントロールラインを通過、ファイナルラップへ。そのまま1コーナー~2コーナーのイン側を突いた渡会がついに前に出て2位へ進出。田上はここまで死守した2位の座を失う。4位内田はここから大きく遅れて10秒以上のギャップがある。

 岡本はスタートでトップに立って以来一度もその座を脅かされることなく2位に9.095秒の大差でチェッカードフラッグの下を通過、優勝を飾った。ファイナルラップに田上をかわして2番手でフィニッシュした渡会だったがこのバトルの最中に走路外走行があったと判定され、フィニッシュタイムに10秒加算のペナルティが課されてリザルト的には5位。田上が2位、内田が3位、村田が4位、とそれぞれ繰り上がった。6位には池田をレインボーコーナーでかわした池内比悠選手(アルビLINKLINEGIAED)が入った。

決勝2位は田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

決勝3位は内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

決勝4位は村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED)

決勝5位は渡会太一(SIGMA FTKレヴRG)

決勝6位は池内比悠(アルビLINK LINE GIA ED)

 3台で争われたジェントルマンクラスは鈴鹿から遠征の上吹越哲也(FTK・レヴレーシングガレージ)が全体11位で優勝、安藤弘人(ZAPSPEED10VED)が2位、オープニングラップでコースアウトした夕田はリタイヤとなった。

■決勝後のコメント

優勝:8号車・岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)

優勝した岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 「スタートさえ決まれば逃げ切れるかな、とは思っていて、そこからは自分との闘いだった。予選でトップを取られてしまったので、クルマのセッティングを変えた。予選のクルマの状態に納得行けてなかったのでシャシーセッティングを大きく変えてかなり改善されたので、決勝は感触がよかった。予選では雨のセットのままだったので、決勝は完璧に(コンデションに)合わせられて、いいペースで走ることができた。タイヤも心配していたのだが調子よくて最後までパフォーマンスの落ちは感じなかった。明日もこの調子でいきたいが、今日ペナルティだった渡会選手も同じミスはしないだろうから、明日は彼とのマッチレースになって、今日みたいに楽には勝てないと思う」

2位:13号車・田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)

決勝2位の田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

 「最後に渡会選手に抜かれてしまった。まだペースに差があるなぁという感じで、追いつかれ方がすごい勢いだった。SUGOは狭いから最後の方まで抜かれずにすんだのだが最終コーナーの立ち上がりで並ばれてしまって抑えきれなかった。スタートではまたストールしかけて危なかったのだが、前が2台がブレーキング勝負してくれたおかげで立ち上がりでインが開いていたのでそこへ飛び込んでいって前に出られた。セーフティカー明けが(岡本選手に)見事にやられてしまって、そこももったいなかったなというのがあって、完全にタイミングを外されてしまった。そういう所も勉強しないと」

3位:81号車・内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)
決勝3位の内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 「スタートはかなり決まって(前に)行けたのだがセーフティカー明けにエンジンが息をつくようなトラブルが出てしまって、前と離れてしまった。自分のレース的には岡本選手との差がかなりあるので、明日までに自分が今できる事をアジャストしていく必要があると思ってる」

4位:26号車・村田悠磨(ZAP SPEED 10VED)

決勝4位の村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED)

 「まずスタートがダメダメで、エンジンが止まりそうなくらいゆっくりになってしまった。後ろが引いてくれたからよかったが、それで順位を上げられずに終わってしまった。セーフティカー明けのリスタートの時にも、どこでスタートするかな?と思いながら自分も合わせてゆっくり走っていた時にいきなり(加速が)始まってしまって、前と相当離れてしまった。そこは次から、いつからリスタートするのか分からない、という事を頭にいれて走らないといけない」

5位:7号車・渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)

決勝5位の渡会太一(SIGMA FTKレヴRG)

 「スタートで半クラッチの状態が長すぎて、出遅れてしまった。ペース自体は悪くなかったのだが、(田上選手を)抜くのに時間がかかってしまって、抜く時にも焦って四脱(走路外走行)してしまった。だいぶミスが多いもったいないレースだった。ペースはホントによかったので、ミスさえしなければ、明日は行けると思う」

6位:36号車・池内比悠(アルビLINKLINEGIAED)

決勝6位の池内比悠(アルビLINK LINE GIA ED)

 「セーフティカー明けを結構狙っていたのにリスタートで一回順位を落としてしまった。前を行く池田選手がレインボーコーナーでミスしてくれたので順位を上げることができた。そこは狙い通りだったがリスタートでは失敗して下位に沈んでしまったので、そこは明日の課題だ。予選からきっちり行って、決勝も仕上げて行きたい。ドライのSUGOでダンロップタイヤで走るのも初めてだったので、そこもうまく合わせ込むことができなかったので、明日はきっちりセッティングして挑みたい」

 2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第3戦は明日4月17日(日)に連戦で行われる。圧倒的な強さを見せる岡本に対してスピードを見せながら結果につながらなかった渡会が今度こそ一矢報いるか、この二人にやられっぱなしでは終われない地元勢の巻き返しなるか。注目だ。

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第2戦SUGO公式予選 チーム内の争いを制して渡会太一がポールポジション獲得

ポールポジションは渡会太一(SIGMA FTKレヴRG)

 2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第2戦公式予選は舞台をスポーツランドSUGOに移し、4月16日(土)に開催され、今シーズンレース初参戦の渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)がポールポジションを獲得した。

 3月にモビリティリゾートもてぎで開催された開幕戦では鈴鹿から遠征の森山冬星が優勝したが、今回も鈴鹿を主戦場とする岡本大地(FTK レヴレーシングガレージ)が出場、2年連続で鈴鹿シリーズとS-FJジャパンチャレンジを制し、昨年10月にSUGOで開催されているレースでも優勝しているだけに、今回も台風の目になると予想される。同じく鈴鹿組の渡会も、昨年SUGOで4位に入っている。今年は岡本と同じチームに移籍して今回が今年初のレースだが、その走りが注目される。

 木曜から今日の朝まで降り続いた雨はあがったもののどんよりと雲が広がっていて気温も低い。路面はほぼ乾いているもののレインボーコーナーには川がコースを横切っている状態。縁石もやや濡れているようで、午前9時から行われたスポーツ走行では足を取られてスピンするマシンもいた。

 なにより問題なのはここまでドライ路面が無かった為に、今年から採用のダンロップのスリックタイヤでSUGOを走る機会が無いままで予選に挑まねばならないことだ。これまでレースが行われた各コースで「発動が早くヨコハマよりグリップするが、タレるのも早いので早めのアタックが吉」と言う声が聞かれている一方、今回の路面コンデションは時間が進むほどに改善されると予想される。その為アタックのタイミングとタイヤマネージメントは難しいことになる。  15分間の公式予選は午後1時10分開始。エントリーされた14台すべてがスリックタイヤを履いて、内田涼風(すずかぜ)(群馬トヨペット Team RiNoA ED)を先頭コースインした。各車路面コンデションを確かめるように周回を始める。

 まずは残り11分、計測2周目に岡本が1分34秒672でトップに立ち、渡会が35秒763で2番手。いきなり鈴鹿遠征組が並ぶと、そのまま2人によるポールポジション争いが開始される。続く周回で渡会が32秒281を出してトップに立つと次の周に31秒086とタイムを刻み岡本に0.602秒の差をつける。しかし岡本も負けておらず残り7分に30秒897を出してトップの座を奪い返す。 二人の後ろでは田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)と内田が3番手の座を争ってラップごとに順位を入れ替えているが、トップ2台からは1秒以上の差がある。

 残り5分、岡本が第1セクター、渡会が第2セクターとそれぞれ全体ベストを分け合い、この周回で渡会が1分30秒659でトップ、岡本は30秒719。3番手争いは内田が31秒168でいったんは前に出るが、すかさず田上が31秒085で逆転する。5位は池内比悠(アルビLINKLINEGIAED)、6位に大川烈弥(アルビ10VダイテルGIAED)とALBIREX勢が続いている。

 残り3分30秒、岡本が1分30秒604で再度トップに立ち渡会は0.113秒差で2番手へ落ちるが、次の周回で30秒308を出して再逆転。しかし岡本は残り50秒で29秒955と29秒台に入れてこれをひっくり返す。これで勝負あったかと思われたが、チェッカードフラッグが降られる中で渡会は最後のタイムアタックを行い29秒726と岡本を上回るタイムをたたき出してポールポジションを獲得した。

 田上対内田の予選3番手争いは、残り5分の段階で田上のチームメイト村田悠磨(ZAP SPEED 10VED)と大川が間に割って入り、内田は一時6番手に追いやられるが、すぐに32秒085で田上に次ぐ4番手に再浮上、その後自己ベストの応酬が続いたが田上が30秒622でその座を守り、内田は31秒550で4番手、村田が31秒876で5番手につけ、池田拓馬(テイクファースト&AMEROID)が最後の計測で31秒944を出して6番手にすべり込んだ。

予選2位は岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

予選3位は田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

予選4位は内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

予選5位は村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED)

予選6位は池田拓馬(テイクファースト&AMEROID)

■予選後のコメント

ポールポジション:7号車・渡会太一(SIGMA FTK レヴRG)1分29秒726

ポールポジションを獲得した渡会太一(SIGMA FTKレヴRG)

 「久しぶりのスーパーFJでの予選だったが接戦で楽しかった。走行するのも今年2回目で、チーム移籍して初のレース。路面はだんだん乾いてきて、レインボーコーナーだけが川が流れていて、そこをどううまく攻略するかがカギだった。攻めすぎて結構ミスが多かったが最後にまとめられたのでよかった。決勝も頑張る」

2番手:8号車・岡本大地選手(FTK レヴレーシングガレージ)1分29秒955 トップと0.229秒差

予選2位の岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)

 「自分には周囲の状況が分からないので、一生懸命走った結果だ。コースはレインボーコーナーに川が流れていて、そこの濡れている所と濡れていない所の差が激しく滑って難しいコンデションで、いまいちタイムが伸びなかった。(タイヤはどうだった?)ドライのSUGOでダンロップタイヤのスーパーFJが走ったのは初めてだと思うが、鈴鹿よりタイヤの表面が綺麗に摩耗しているので悪くはない感触だ。鈴鹿だと縦にスジができてしまうがここではできなかった。走っていて鈴鹿みたいに急に(グリップが)ドロップするみたいな所がなくて、普通に走ることができた。決勝は渡会選手が速いので、ついて行けたら、という感じで行く」

3番手:13号車・田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)1分30秒622 トップと0.896秒差

予選3位の田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

 「レインボーコーナーに川が出ていてレコードラインでは走れなかったが、それ以外の路面は乾いて。(マシンの感触は?)ドライコンデションが初めてなので感触がいいのか悪いのか自分でもよくわかっていなくて、トップからはコンマ9秒くらいは遅れていた。途中コンマ3くらいまで詰められたこともあったが、最後まで合わせきれなかった。それでも初めてにしてはいいんじゃないかなとは思う。決勝は前2台についてラインを学びながら走って抜いて行きたいなという感じ」

4番手:81号車・内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)1分31秒550 トップと1.824秒差

予選4位の内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 「タイム的にはまだ全然詰められる感じ。路面が完全には乾いていなくて、レインボーコーナーがかなり濡れていた。まだ自分がアジャストできていない所が多かった。決勝では思いきりいければと思う」

5番手:26号車・村田悠磨(ZAP SPEED 10VED)1分31秒876 トップと2.150秒差

予選5位の村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED)

 「コーナーに川が流れていた所があって、そこをどう走ればいいのか対処しきれなかった。遅いマシンにも引っかかってしまった。ストレートスピードは伸びていた様なのだがコーナーがいまいち上手く走れていなかった。決勝は前についていけたらな、と思う」

6番手:97号車・池田拓馬(テイクファースト&AMEROID)1分31秒944 トップと2.218秒差

予選6位の池田拓馬(テイクファースト&AMEROID)

 「タイムはまだまだイケる感じだったが、最後の方でもバックストレート手前(レインボーコーナー)で大きくミスしていたので、そこは残念だ。しっかり学んで決勝につなげたい。SUGOは前日に初めて走行して雨ばっかりだったのでこれが初めてのドライ路面だった。でもそれも皆が同じ条件だったので、もうちょっとイケたな、と思う」

 決勝は午後3時45分開始予定。予選結果を見る限り3位以下を0.8秒以上も引き離している渡会と岡本の一騎打ちが予想されるが、初めてレースで使われるダンロップタイヤの特性がつかみ切れておらず予断は許さない。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第1戦岡山優勝記者会見 山下健太「大嶋選手に『10秒ちぎってくれたら嬉しいです』と言ったら、17秒以上ちぎってくれたので、これはもう勝つしかないと」

両クラスのウィナー

GT500クラス優勝 No.14 ENEOS X PRIME GR Supra

大嶋和也(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)

GT500クラスで優勝した大嶋和也(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)

 「去年も開幕戦を優勝しましたし、チームも一年間戦ってきてかなり成長できていたので、去年よりいい結果が残せるだろうと思ってここにきてはいましたが、まさかここまでうまくいくとは思っていませんでした。本当にびっくりしています。クルマは本当に調子良かったし、タイヤも最後までグリップが落ちることなく走ってくれました。本当にみなさんのおかげです」

 「自分のスティントは想定より路面温度が高くて、周りよりも高温になると辛いタイヤを選んでいたので、不安を持ちながらの決勝スタートでした。20分間のウォーミングアップ走行のあと、エンジニアと相談してセッティング変更をしたところ、それがいい方向に働いてくれて、なんとかいいバランスにクルマが仕上がったので、一つのコーナーも気を抜くことなくコンマ1秒でも多くのマージンを作って健太に渡そうと思って、ピットインするまでプッシュし続けました。僕としては非常にいいレースができました」

山下健太(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)

GT500クラスで優勝した山下健太(TGR TEAM ENEOS ROOKIE)

 「本当に良いクルマを作ってもらって、チームに感謝しています。前半のスティントは大嶋選手がすごく速くて、『10秒ちぎってくれたら嬉しいです』みたいなことを言ったんですが、17秒以上も広げていただいたので、これはもう勝つしかないなという感じでした。僕としてはその17秒差をもっと広げて勝ちたかったんですが、思ったよりもペースが上がらず、GT300との巡り合わせも悪かったし、BMWが飛んでったのも目の前だったし、2回目のFCYで前のクルマがハーフスピンして、それにぶつかったりと、色々危うい場面があり、最後は100号車にあそこまで迫られてしまったので、優勝したけどあんまり嬉しくないというか。それでもなんとか開幕戦勝ててシーズンに向けてはいい結果だったと思うので、次もまた頑張れると思います」

GT300クラス優勝 No.56 リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R

藤波清斗(KONDO RACING)

GT300クラスで優勝した藤波清斗(KONDO RACING)

 「今回は日曜日が暑いということで、レースウィーク中のタイヤ選択で非常に迷いました。でもレースが始まってみると、タイヤには問題がなく、クルマも思ってた以上によかった。テストの時からロングランはすごくよかったので、予選はちょっとあれでしたけど、5位スタートからトップまで上がってバトンタッチができました。JP選手には本当にいつも助けてもらっていたので、今回はちょっとでも役に立てて良かったなと思います」

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)

GT300クラスで優勝したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING)

 「本当に完璧なレースだったと思います。フジナミはスタートからレースをコントロールできていたし、スマートで賢いやり方をしていた。まさにチャンピオンらしい戦い方でした。全く慌てず、タイミングを見計らってオーバーテイクを仕掛けていた。素晴らしい第1スティントでした。そこで得られた情報から第2スティントのタイヤ選択に自信を持つことができましたし、スムーズに走ることができました。昨日セッティングを色々変えてみたことで、非常にいいクルマに仕上がりました。今回の結果を非常に嬉しく思います」

GT500クラスのウィナー

GT300クラスのウィナー

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYSHI
Tags:
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