
KYOJO CUP第3戦は9月5日、富士スピードウェイでスプリントレースを行い、ポールポジションからスタートした富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)がそのまま逃げ切り優勝した。
10周で行われるスプリントは午後2時20分にフォーメーションラップが始まった。予選後から雨は落ちていないが曇り空のためトラックは完全に乾かず、コースにはところどころウエットパッチが残る。スターティンググリッドのイン側にもウェットパッチがあり、イン側ドライバーのスタートに影響を与えるかも知れない。

ポールポジションの富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)はマシンをインに振りトップで1コーナーへ向かう。予選2位の下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)はアウトから富下に並びかけ、コカコーラコーナーまで併走するが、ここは富下が下野を押さえて立ち上がりで前に立つ。3位には斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)が続くが、背後から佐々木藍咲(nat KDDP KC-MG01)が襲いかかる。佐々木は100Rで斎藤にアウトから並びかけると、ヘアピンでインから攻略、3位に浮上した。
5位には予選8位からジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01)が浮上したが、ダンロップ立ち上がりで松井沙羅(KeePer KONDO RACING KC-MG01)がチコンテをパスして5位に上がった。
1周目、トップで戻ってきたのは富下。背後の下野は0秒3差。そこから1秒遅れて3位に佐々木、4位斎藤、5位松井、6位チコンテ、7位三浦愛(Team ReFa KC-MG01)、8位ペイジ・ラダッツ(富士山静岡レーシングKC-MG01)、9位金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトKC-MG01)、10位シタルウイ・リムナンタラック(INGING 2W Singha Sittipol Nexter KC-MG01)が続く。
2周目の1コーナーでも2位の下野がアウトから富下が並べかけようとするが、ここも富下が隙を見せず、攻略ならず。ここから富下は下野とのギャップを徐々に広げ始める。
3周目、6位を走るチコンテが1コーナーで松井を捉えて5位に上がる。予選15位と振るわなかった佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)は10位まで上がってきた。
5周目、トップ5台は0秒7~1秒程度の差でほぼ等間隔。6位松井は徐々に遅れ始め、背後には三浦と佐藤が迫ってきた。
7周目、トップ富下は下野を1秒2離し安全圏に。3位佐々木の後ろには斎藤が迫ってきた。8位の佐藤は三浦を捉えて7位に上がる。
9周目、4位を走る斎藤が1コーナーでアウトから佐々木を攻略、3位に上がった。
10周目ファイナルラップ、トップ富下は下野とのギャップを保ち優勝。開幕戦のスプリント/ファイナルに続き今季3勝目を飾った。2位には下野が、3位には斎藤が入った。4位の佐々木は1コーナーでチコンテにパスされ、チコンテ4位、佐々木5位の順でゴール。6位の松井も佐藤にパスされ、6位佐藤、7位松井となった。8位に三浦が、9位にラダッツ、10位に金本が続いた。
ポイントランキングでは、3位に入った斎藤が54ポイントとして依然としてトップだが、優勝した富下が52ポイントと2ポイント差に迫ってきた。3位がチコンテで41ポイントとなっている。
ファイナルレースは明日6日午後3時20分より15周で行われる。予報は雨、雨量によっては開催も危ぶまれ、レースが行われても波乱含みの展開となりそうだ。





Text: Photo: Yoshinori OHNISHI
Photo: Ayumi NAGAMI
Yoshinori OHNISHI
富士チャンピオンレースシリーズ第4戦 -RIJ- (2026/09/05) Sprint Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 KYOJO CUP Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 39 | 富下 李央菜 | OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 10 | 17'45.932 | - | - |
| 2 | 86 | 下野 璃央 | Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01 Dr.Dry Racing Team | 10 | 17'47.043 | 1.111 | 1.111 |
| 3 | 36 | 斎藤 愛未 | SCS TOM'S KYOJO KC-MG01 TOM'S KYOJO | 10 | 17'49.786 | 3.854 | 2.743 |
| 4 | 10 | ジョアンヌ・チコンテ | FLEET KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 10 | 17'50.321 | 4.389 | 0.535 |
| 5 | 8 | 佐々木 藍咲 | nat KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 10 | 17'51.127 | 5.195 | 0.806 |
| 6 | 38 | 佐藤 こころ | OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 10 | 17'53.289 | 7.357 | 2.162 |
| 7 | 3 | 松井 沙羅 | KeePer KONDO RACING KC-MG01 KONDO RACING | 10 | 17'54.135 | 8.203 | 0.846 |
| 8 | 18 | 三浦 愛 | Team ReFa KC-MG01 AIWIN | 10 | 17'55.460 | 9.528 | 1.325 |
| 9 | 11 | ペイジ・ラダッツ | 富士山静岡レーシングKC-MG01 クボタモータースポーツ | 10 | 17'55.915 | 9.983 | 0.455 |
| 10 | 32 | 金本 きれい | ミハラ自動車エムクラフトKC-MG01 MIHARA RACING TEAM | 10 | 17'58.061 | 12.129 | 2.146 |
| 11 | 37 | ハナ・バートン | SCS TOM'S KYOJO KC-MG01 TOM'S KYOJO | 10 | 17'58.758 | 12.826 | 0.697 |
| 12 | *7 | 翁長 実希 | nat KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 10 | 18'02.191 | 16.259 | 3.433 |
| 13 | 17 | 白石 いつも | Team ReFa Aira KC-MG01 AIWIN | 10 | 18'02.343 | 16.411 | 0.152 |
| 14 | 35 | シタルウイ・リムナンタラック | INGING 2W Singha Sittipol Nexter KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 10 | 18'03.707 | 17.775 | 1.364 |
| 15 | 87 | 山本 龍 | ARF☆お先にどうぞ☆KC-MG01 Autolook Racing | 10 | 18'16.962 | 31.030 | 13.255 |
| 16 | 12 | いとう りな | 富士山静岡レーシングKC-MG01 クボタモータースポーツ | 10 | 18'17.002 | 31.070 | 0.040 |
| 17 | 57 | ジャオ ユンチェン | ATEAM Buzz Racing KC-MG01 Buzz Racing | 10 | 18'19.284 | 33.352 | 2.282 |
| 18 | 9 | ケルシー・ピンコウスキー | VINIA KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 10 | 18'22.094 | 36.162 | 2.810 |
| 19 | 33 | 岩岡 万梨恵 | FUKUDA racing KC-MG01 FUKUDA racing | 10 | 18'32.038 | 46.106 | 9.944 |
| ---- 以上規定周回数(70% - 7 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 10 ジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01) 1'46.077 (10/10) 154.857 km/h
- CarNo. 7は、富士スピードウェイ一般競技規則第8章第28条4.4.d(スタート進行要領)違反により、タイムペナルティー5秒を科した。

ポールポジション 富下李央菜(INGING MOTORSPORT)
「今回は、予選を走り出してみてみたら結構路面が濡れてて、そこはちょっと不安だったんですけど、最後の最後にほぼ乾いてたので、そこに向けてしっかり一周まとめて帰ってこられたっていうのが大きかったです」
「最後まで結構ヒヤヒヤしてました。完璧じゃなくて80%ぐらいでした。ちょっと濡れてるところ走ってロスしちゃってたので、不安だったんですけど、無事にトップタイムでよかったです」
「スプリントは、この後天気どうなるかわからないんですが、安全に走ってしっかりポイント持って帰れるように頑張りたいです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

KYOJO CUP第3戦は9月5日、富士スピードウェイで公式予選を行い、土壇場で逆転した富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午前9時25分より20分間で行われた。日本列島は東シナ海で迷走する台風24号に刺激された前線の影響で各地で災害級の大雨に見舞われているが、ここ富士スピードウェイは厚い雲に覆われてはいるものの曇り。早朝に雨が落ちたかトラックはダンプコンディションだ。
ハナ・バートン(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)を先頭に各車コースイン。斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)はピットでのステイを選択した。
セッションは路面が徐々に乾いていくなかで進行した。序盤から終盤にかけて予選を支配したのは、先週SUGOで行われたフォーミュラリージョナルで優勝し、波に乗る下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)だ。
まずは3周目に1分49秒916と2位以下を圧倒するタイムでトップに立つと、残り5分で46秒408までタイムを縮めトップに君臨。この時点で2位を1秒ちぎっている。
残り3分、路面が乾いてくると下野の勢いに陰りが見え始める。2位には1分47秒038で富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)が上がってきた。それでもまだ差は0秒6ほどだ。
さらに残り2分、佐々木藍咲(nat KDDP KC-MG01)が1分46秒891で2位に浮上。富下は3位にドロップした。
残り1分半、下野はさらにタイム更新を狙い、各セクター自己ベストをたたき出しながら通過、タイムは1分46秒365までアップ。これに対抗したのが富下で46秒465まで更新し、下野に0秒1差まで迫る2位に浮上。
最終計測ラップは下野と富下の一騎打ちとなった。最初にタイムを更新したのは富下で1分46秒106でついにトップに立った。下野も負けじとセクター1、2とも富下を上回るタイムで通過、しかしセクター3でタイムが伸びず、46秒252。土壇場で富下に逆転され2位で予選を終えた。
3位にはコースインを送らせる作戦を採った斎藤が僅差で、4位には翁長実希(nat KDDP KC-MG01)が、5位には佐々木藍咲(nat KDDP KC-MG01)が、6位には松井沙羅(KeePer KONDO RACING KC-MG01)が続いた。
スプリントは本日午後2時20分より10周で、ファイナルは明日6日午後3時20分より15周で行われる。


Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Ayumi NAGAMI
富士チャンピオンレースシリーズ第4戦 -RIJ- (2026/09/05) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 KYOJO CUP Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 39 | 富下 李央菜 | OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 1'46.106 | - | - | 154.815 |
| 2 | 86 | 下野 璃央 | Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01 Dr.Dry Racing Team | 1'46.252 | 0.146 | 0.146 | 154.602 |
| 3 | 36 | 斎藤 愛未 | SCS TOM'S KYOJO KC-MG01 TOM'S KYOJO | 1'46.294 | 0.188 | 0.042 | 154.541 |
| 4 | 7 | 翁長 実希 | nat KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 1'46.535 | 0.429 | 0.241 | 154.192 |
| 5 | 8 | 佐々木 藍咲 | nat KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 1'46.649 | 0.543 | 0.114 | 154.027 |
| 6 | 3 | 松井 沙羅 | KeePer KONDO RACING KC-MG01 KONDO RACING | 1'46.752 | 0.646 | 0.103 | 153.878 |
| 7 | 32 | 金本 きれい | ミハラ自動車エムクラフトKC-MG01 MIHARA RACING TEAM | 1'47.018 | 0.912 | 0.266 | 153.496 |
| 8 | 10 | ジョアンヌ・チコンテ | FLEET KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 1'47.086 | 0.980 | 0.068 | 153.398 |
| 9 | 18 | 三浦 愛 | Team ReFa KC-MG01 AIWIN | 1'47.089 | 0.983 | 0.003 | 153.394 |
| 10 | 35 | シタルウイ・リムナンタラック | INGING 2W Singha Sittipol Nexter KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 1'47.152 | 1.046 | 0.063 | 153.304 |
| 11 | 11 | ペイジ・ラダッツ | 富士山静岡レーシングKC-MG01 クボタモータースポーツ | 1'47.259 | 1.153 | 0.107 | 153.151 |
| 12 | 37 | ハナ・バートン | SCS TOM'S KYOJO KC-MG01 TOM'S KYOJO | 1'47.567 | 1.461 | 0.308 | 152.712 |
| 13 | 17 | 白石 いつも | Team ReFa Aira KC-MG01 AIWIN | 1'47.641 | 1.535 | 0.074 | 152.607 |
| 14 | 33 | 岩岡 万梨恵 | FUKUDA racing KC-MG01 FUKUDA racing | 1'47.689 | 1.583 | 0.048 | 152.539 |
| 15 | 38 | 佐藤 こころ | OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 1'48.348 | 2.242 | 0.659 | 151.611 |
| 16 | 12 | いとう りな | 富士山静岡レーシングKC-MG01 クボタモータースポーツ | 1'48.525 | 2.419 | 0.177 | 151.364 |
| 17 | 9 | ケルシー・ピンコウスキー | VINIA KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 1'48.895 | 2.789 | 0.370 | 150.850 |
| 18 | *57 | ジャオ ユンチェン | ATEAM Buzz Racing KC-MG01 Buzz Racing | 1'49.854 | 3.748 | 0.959 | 149.533 |
| 19 | 87 | 山本 龍 | ARF☆お先にどうぞ☆KC-MG01 Autolook Racing | 1'50.076 | 3.970 | 0.222 | 149.231 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'18.082)予選通過 ---- |
- CarNo. 57は、富士スピードウェイ一般競技規則第9章第40条2(ピットレーン速度)違反により、2グリッド降格とする。
優勝 西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)

「無事に1勝目、VITAでは初優勝です。オオサワさんに対してペースは自分の方が勝っていると思っていたので、攻めてきたときにどうやって防ぐかな、というのを気にしながら走っていて。(序盤は)ミラーで見た感じ距離がありそうだったから、飛び込んでくるとあまり考えていなかったのですが、2周目からけっこう飛び込んできたので、少し防御しながら。3周目か4周目(筆者注:6周目の模様)に軽く接触して、スピンしかけたのを立て直して、それでオオサワさんも距離がひらいてしまって、後は自分のペースで走れました。一人で走っていることになるので、どれだけプッシュできるかな、というのを自分に命じまがら走りました。最後にちょっと雨が降ったので心配にはなりましたけど、完走できてよかったです」
2位 オオサワ ヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)

「西濱さんについていったのですが、1回ちょっと無理して(インに)入ろうと思ったがコツンと当たってしまって。それで離れてしまって、ワンミスでもう取り戻すのが難しいですね。最終コーナーと第1コーナーで自分の方がちょっと速かったかなと思うのですが、後半戦になると苦しかったので、やっぱり難しいですね。序盤勝負でスタートに賭けていたのですが、ちょっと失敗してしまったから。バトルを楽しんでもらえたならば、自分も楽しかったので、よかったです」
3位 中島正之(ビーンズスポーツVITA2号車)
「スタートの蹴り出しはよかったのですが、その後レブリミットに当ててしまって、順位通りのままでレース始まって。途中まで4位を走っていた山口にだいぶ突かれて、ヤバいと思っていたのですが、途中でスピンされたみたいで。その後は前とも後ろとも離れてしまって、その後は単独でした。初めて自分の力で表彰台に上がれました。第1戦も表彰台に乗れたのですが耐久で、チームメイト(三上潤)がめちゃめちゃ速かったおかげだったので。今日は自分の力でスプリント初表彰台だったので、とても嬉しいです。今後もがんばる励みになりますので、続けていきたいと思います」
4位 土屋伊津季(ディープレーシングVITA)

「今までVITAレースに参戦して2年目になるのですが、4位は初めての順位で、ここまで行けるとは思っていなかったので、ホントに嬉しいです。山口さんと接近していて、向こうが目の前で回ったので、当たらなくてよかったです。そのあとはおぎねぇさんからがプレッシャーかけてきて、恐ろしかったです(苦笑)。あとちょっとミッションにトラブルが出て最終コーナーで4速に入らなくなることがあったのですが、最後まで走り切ることができてよかったです」
5位 おぎねぇ(頑張れ熊本・IRC社員募集中)

「土屋を追い詰めていたのですが、やはり筑波は抜けないですね。得意なところと苦手なところがあって、それが明らかに違って(差が)詰まるのだけれど、決定的には行けない、というのがあるし。もうちょっと頑張って最終コーナーをベタベタに行ければ第1コーナーで、ということで、いろいろラインを変えて、立ち上がりで抜けないかなとか試しのですが、VITAは筑波では簡単には抜けないです。逆に向こうがミスをしてくれたら、チャンスもあると思って、離されないように、と。クルマは悪くなくて調子よく走れていたのですが、スタートが下手なもので(苦笑)。その分だけポジション落としてしまって、ラッキーもあって5位なので、そこはポジティブに。来週またKYOJOがあるので、無事故無違反で来週に繋げるというのが今回の目標だったところにおまけつきの5位なので、よかったです」
6位 HARUKI KOSO(RaiseUP VITA01)

「これで3戦目になりますが、前回よりは走れたという感じがあります。セッティング変わったりしているので、慣れるのにちょっと練習機会が少ないので、習熟に時間を使ってしまったのがちょっと勿体なかったです。次の第4戦に向けて準備はして行こうかなと思います。最初の方に抜かないと、厳しかったのですが、(レースに)出るたびにどんどん順位が上がってきているので、次はもうちょっといい順位になるようにしたいと思っています。1周目にELEVのランディといい感じにバトルができたのですが、前回いいバトルした土屋とも戦いたかったのですが、おぎねぇさんと二人で行ってしまったので(笑)今回のバトルはちょっと微妙ですかね。次はいい感じに持っていきたいです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

VITA筑波シリーズ第3戦決勝は8月30日(日)に行われ、初のポールポジションからスタートの西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)が、序盤のオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)からの猛追を振り切ると、その後は独走状態に持ち込んで完勝を飾った。
決勝は定刻の12時13分フォーメーションラップ開始。天候は変わらず曇り。時折パラっと雨が落ちてくるがコースを濡らすほどではない。気温26.2度、路面温度38.8度というほどほどのドライコンディションだ。
ポールシッターの西濱はスムーズに発進、2番手スタートのオオサワを突き放すように加速していく。蹴り出しがよかったのが3番グリッドの中島正之(ビーンズスポーツVITA2号車)で#オサワに接近する。後方では4番グリッド山口心愛(大和設備工業PJ VITA)、5番グリッドおぎねぇ(頑張れ熊本・IRC社員募集中)、6番グリッド土屋伊津季(ディープレーシングVITA)
が3ワイドで第1コーナーへとアプローチ。土屋がブレーキングでおぎねぇの前に出る。
トップ西濱と2位オオサワはテール・ツー・ノーズで第1ヘアピンを通過。中島~山口~土屋~おぎねぇと続く。7位DANIELS JR RANDY(ELEVレーシングVITA01)のすぐ後方で、HARUKI KOSO(RaiseUP VITA01)と中村大善(車楽生活&オカダ技研VITA)がバトル。RANDYがダンロップコーナー出口でややワイドになり失速。KOSO~中村に続いてTATSUYA OKAHARA(JcoレーシングVITA-UT)、小沼悠也(RaiseUP Vita01)もRANDYを仕留めて10位へ。
スタートでの西濱攻略には失敗したオオサワだが、オープニングラップを0.160秒の差で終えると、西濱のテールに張り付いてプレッシャーをかけ続ける。2周目も0.186秒の差で3周目の第1コーナーでは西濱とオオサワがサイド・バイ・サイドの状態でターンイン。西濱がからくもトップの座を守る。その後ろで接戦なのが中島と山口の3位争いで、オープニングラップに0.451秒あった差が2周目0.286秒、3周目0.383秒差と縮まる。スタートで土屋にかわされたおぎねぇも反撃を開始。いったん1秒以上に離れた差を4周目には0.365秒差まで削り取る。
5周目に西濱が1分3秒963のラップを刻むとその直後にオオサワが1分秒3秒869と本日のファステストラップを叩き出して両者の間合いは0.190秒。この2台のペースが圧倒的に速く、3位中島とは早くも3秒以上の差がついている。そしてここでバトルを続けていた中島と山口のラインが第1コーナーで交錯。山口が単独スピン、ただちにコースに復帰するが10位までポジションを落としてしまう。これで土屋が4位、おぎねぇ5位、KOSO6位。
6周目、ここまでトップ西濱を追い回していたオオサワがややペースダウン、0.826秒と間合いが広がる。後で聞いたところ軽い接触があったようで、ここからオオサワは西濱に対して7周目0.963秒、8周目1.079秒、9周目1.423秒と、じわじわと離されて行く。
後半戦に入り落ち着きを見せ始めたトップ争いに対して緊張の度を増していたのが、土屋とおぎねぇによる4位争いで、6周目に0.574秒あったギャップが、8周目0.473秒、11周目0.342秒と減っていく。ストレートの最高速でおぎねぇの方が時速2キロほど速く、そのためか第3セクターで土屋を上回っている。さらにスピンで10位までドロップした山口が持ち前のスピードで前を行く RANDYまで0.619秒差と接近、この2台が揃って8位のOKAHARAに対して0.5秒と肉迫している。
12周目、トップ西濱は2位オオサワとの差を2.037秒とすると、安全圏内とみたかややペースを落とし、14周目1.778秒の間合いでファイナルラップへと入る。3位中島はそこから3.6秒離されて単独走行。土屋とおぎねぇによる4位争いは12周目に0.297秒差まで接近するがおぎねぇに決定打が出ない状況で、0.424秒差。後続では山口がRANDYを仕留めて、さらに8位OKAHARAを0.244秒差で追尾している。
ファイナルラップも西濱の走りに乱れはなく、そのまま1.436秒の差を維持してトップでフィニッシュラインを通過。後半はオオサワを寄せ付けすに、キャリア初のポール・ツー・ウインを飾った。3位中島、土屋は最後までおぎねぇのプレッシャーに屈せず4位フィニッシュ。おぎねぇは5位、モットーの「無事故無違反」を守った。6位は KOSOが前半で上げた順位を守り切った。
筑波VITAシリーズ第4戦は9月27日(日)開催予定。ここからが後半戦となり、チャンピオン争いはまだ混とんとしている。






Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Kazuhiro NOINE
ポールポジション 西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)1分3秒602

「初めてのポールポジションです。前の方にはいたのですが、先頭になったことはなかったと思います。今週結膜炎になってしまって目があまり見えていなくて、本調子ではないのですが、やれるだけやります。タイムはもう少しいけたかなとは思うのですが、今の実力ではまとめられた方だと思います。もう少し後ろと差をつけてポール取りたかったと思っています。決勝はオオサワさんも中島さんもペースがいいので、前に行かれないように頑張ります」
2位 オオサワ ヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)1分3秒802(+0.200秒)

「0.2秒差でした。『西濱さんを追いかけろ』でやってきていますので、近くになってはきたのですが。タイム的にはちょっと、まだまだですね。なかなか納得いく走りができていないです。タイムアップのポイントは練習では見えてきているのですが、本番だとできていなくて、そこが行けるようになればもっと(前に)行けると思います」
3位 中島正之(ビーンズスポーツVITA2号車)1分3秒875(+0.273秒)

「走る順番もよかったので、西濱さんについて、なるべく行けるところまで行こうと思っていました。先週練習に来たのですが。その時ぜんぜんタイム出なかったのです。一昨日練習に来られなくて、今日はぶっつけ本番でありましたが、ショップの人に少しセッティングを変えていただいて、それもあってビーンズスポーツが2~3番手となって、自分はトップ3圏内が初なので、決勝もがんばります」
4位 山口心愛(大和設備工業PJ VITA)1分3秒914(+0.312秒)

「1回ピットインしてタイヤの空気圧を下げて、そこからダイムが出ました。あとはとにかく落ち着いて、遠くを見るようにしていました(笑)。いつも近くを見てしまうので。予選4位というのは初めてで、これまで最高のグリッドですのでけっこう緊張しています。みんな(タイムが)ほぼ変わらないので気をつけて、頑張ります」
5位 おぎねぇ(頑張れ熊本・IRC社員募集中)1分4秒001(+0.399秒)

「千分の1秒足りないですね。(マシンに搭載の)メーターの予測タイムは1分3秒台に入っていたので、3秒9とか入るかなと思っていたのですが、ストレートに戻ってくると『4秒』とか出ていて(苦笑)。後半ほんの少しペースが遅い車がいて、スリップストリームにつけるかなと思ったら、最終コーナーが自分の方が速くて、結果(タイムを)稼げなかったのがあって、それが勿体なかったです。レースは周りもみなさん上手くなってきていて、去年、一昨年から始めている選手とかミスしなくなっていて、抜くのはちょっと大変なので表彰台は無理ですがこの位置にとどまっていられれば。後は無事故無違反で(笑)戻ってきたいです」
6位 土屋伊津季(ディープレーシングVITA)1分4秒202(+0.600秒)

「特にミスとかなくて、自分としては出し切った予選でした。もう少し実力をつけて、速いタイム出せるようにしたいなと思いました。決勝に向けてずっと練習してきたので、その成果を出して、ひとつでも上の順位でフィニッシュできるように頑張りたいと思います」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

VITA筑波シリーズ第3戦予選は8月30日(日)に行われ、西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)がポールポジションを獲得した。
全6戦で行われる筑波シリーズは5月の第2戦から約3カ月のインターバルで今回第3戦。時期的には猛暑を覚悟する季節だが、今回はむしろ涼しいぐらいの気候で、絶好のコンディションともいえる。エントリーは11台だ。
15分間の予選は午前9時45分コースオープン。前日は時折雨が降っていた筑波サーキットだが今日は曇り空。気温22.8度、路面温度28.6度で、路面は部分的に湿った個所が見えるがほぼドライコンディション。筑波シリーズは規則によって第2戦2位の西濱(ETA 白波ワークス VITA)を先頭にコースインすると15分間のタイムアタックが開始された。
ウオームアップを終えて計測1周目、まずはオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)が1分4秒324のトップタイム。しかし次の周回で西濱が4秒048でトップを奪い、2番手中島正之(ビーンズスポーツVITA2号車)4秒179、3番手土屋伊津季(ディープレーシングVITA)4秒202と続いて、オオサワは自己ベストを短縮するも4番手にドロップ。5番手山口心愛(大和設備工業PJ VITA)、6番手HARUKI KOSO(RaiseUP VITA01)と続く。
西濱は順調にトップタイムを短縮。残り時間10分に1分3秒602と1分3秒台へ。オオサワも3秒802と0.2秒差に浮上。中島3秒875で3番手、土屋4秒202で4番手、山口4秒445の5番手に続いて6番手にはおぎねぇ(頑張れ熊本・IRC社員募集中)が4秒515で上がってくる。おぎねぇの躍進は続き、4秒136で4番手へポジションアップ。さらにタイムを詰めて4秒001と1分3秒台は目の前で、残り時間は9分。後方では今回初のVITA参戦のTATSUYA OKAHARA(JcoレーシングVITA-UT)が4秒834で10番手から9番手にアップ。
残り時間4分、上位陣はタイムが頭打ちになる中で、中村大善(車楽生活&オカダ技研VITA)が1分4秒493でKOSOを追い落として8番手へアップ。7番手のDANIELS JR RANDY(ELEVレーシングVITA01)に0.111秒差と迫っている。そしてVITAスプリントレース初見参の小沼悠也(RaiseUP Vita01)が自己ベストを1分5秒603まで短縮。
残り3分、終盤にきて勢いがあるのが山口で、1分4秒160で5番手、土屋6番手にダウン。山口はさらに3秒914をマークしておぎねぇをも上回り4番手へ。
15分間の予選が終了し、西濱がVITAで初めてというポールポジションを獲得、オオサワがフロントロウに並んだ。2列目は中島と山口、以下3列目おぎねぇと土屋、4列目RANDYと中村、5列目KOSOとOKAHARA、最後尾が小沼というグリッドとなった。
決勝は12時15分スタート予定。初ポールシッターの西濱が勢いのままに逃げるか、オオサワがベテランの味で逆転するか。台風の目は4番グリッドの山口かもしれない。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
FJ1500
優勝 酒井翔太(ファーストガレージ)

「優勝できてよかったです。スタートでトップに出て突き放すという展開も予定通りできましたが、最後SCランになってしまったのが残念ですね」
2位 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

「酒井選手を(追うことを)目標にしていて、最低でも離されないようして行こうと思っていたのですが。スタートもミスしてしまって、そこからリズムが崩れたのを少しずつ戻していったのですが、悔しいです。(今回の学びは?)予選はもっと出し切れるのがわかったので、後はレースペースをもう少し、酒井君みたいにもっと上げられるように、というのが課題ですね」
3位 石井大雅(ファーストガレージKK-F)

「久しぶりの表彰台です、筑波では一昨年の9月以来です。FJ1500はもてぎでしか乗っていなかったのですが、普段FIA-F4を乗っているわけなので、その違いへの合わせ込みが甘かったなと思います。今回限界点を探るのに苦労した感じです。表彰台には乗りましたが、光山選手には負けているので、そこは課題ですし、先輩としては悔しいです」
スーパーFJ
優勝 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)

「内容はなかなか納得いかなかったですが。光山君を抜こうとして第1ヘアピンでアウト側に行ったのが失敗で、石井君に抜かれてしまって。あそこで引くという選択肢はなかったのですが、抜かれた後の位置取りがよくなかったので。それが残念なことだったと思います。チャンピオン取れたので、筑波はもう出ずに、日本一決定戦に向けてもてぎに出るという感じです」
2位 須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)

「ペースがなくて、切替君に離されてしまったので、まだ課題の残る決勝でした。今後さらに練習して、12月の日本一決定戦に向けて課題がたくさんあるので、少しずつ向上していけたらなと思います」
3位 秋山健也(スーパーウインズKKS2)マスターズクラス優勝

「前に追いつきそうで追いつけなくて、なんとか抜きたかったのですが。横に出るくらいはやっていたのですが、(相手に)ミスもなかったので」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA


2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第6戦決勝が8月30日(日)に筑波サーキット開催され、18周のレースは14周目のクラッシュによりセーフティカー(SC)ランとなりそのまま18周を終えてフィニッシュ。FJ1500は酒井翔太(ファーストガレージ)、S-FJは切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)がそれぞれ2位以下をちぎる独走から優勝を飾り、切替は6連勝でJAF選手権のチャンピオンを早々に確定させた。
決勝は午前11時3分フォーメーションラップ開始。朝から曇天の筑波サーキットはこの時間でも気温21.8度、路面温度27.1度と8月とは思えない涼しいドライコンディション。7台のFJ1500と11台のS-FJ、計18台がグリッドに並ぶ。予選でサスペンショントラブルからコースアウトしたFJ1500のデワン クリストファー(InfernoR.KK-F)もマシンの修復を終えて12番グリッドについた。レッドライトが消えてレーススタート。

ポールシッターの酒井は好スタートを切ってホールショットを奪ったのに対して、フロントロウに並んでいた光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)の蹴り出しがやや弱く、3番手スタートの切替が並びかけるように第1コーナーへアプローチ。切替がイン側から光山を差してターンする。さらに切替の背後に加速のよかった5番グリッドのFJ1500石井大雅(ファーストガレージKK-F)も続く。第2コーナーでは切替が前に出るが光山がS字で差し返して2番手のポジションを取り返す。切替と並んで4番グリッドから発進のS-FJ須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)は加速がやや鈍く、石井の先行を許すと第1コーナーでは6番手スタートの鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)にインを奪われてサイド・バイ・サイドとなるがS字で何とか鈴木を抑え込む。第1ヘアピンでは石井が切替のインに飛び込み前に出てダンロップコーナーへ。石井3番手、切替4番手。バックストレートでは須藤に鈴木が再度並びかけて最終コーナーをインに鈴木、アウトに須藤で抜けると、鈴木が僅かに先行するが、縁石ぎりぎりを通した須藤の加速がよい。
後続のバトルをよそにトップ酒井はみるみるギャップを築き、1.346秒の差でオープニングラップを終える。2番手光山と3番手石井の差は0.412秒、そこから0.403秒差でS-FJトップの切替。気が付けばファーストガレージ勢がトップ4を独占している。最終コーナーから並走で5位を争う鈴木と須藤はコントロールライン上では0.000秒差。僅かに鈴木のノーズが前に出ているように見え、第1コーナーでは鈴木が先行する。
トップに立った酒井は2周目1.800秒、3周目2.399秒、4周目ここまでの最速ラップ58秒077で2.907秒と着実にリードをひろげていく。S-FJのトップ、総合4番手の切替もS-FJ2位の須藤との差を2.236秒としており、総合6番手の須藤は逆にS-FJ3位の秋山健也(スーパーウインズKKS2)から0.341秒差と迫られている。さらに後方では相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)と内藤大輝(RaiseUP GO&FUN)のS-FJ勢がバトル。相田8番手、内藤9番手からのスタートで、オープニングラップに内藤が間をオーバーテイクするも相田がテール・ツー・ノーズで追随、2周目のコントロールラインでは内藤に並びかけて0.000秒差で通過。3周目もリプレイを見るように0.000秒差でコントロールラインを通過すると4周目に相田が逆転、総合8番手S-FJ4位のポジションを奪い返す。
かねてより「ライバルはFJ1500勢」を公言している切替は言葉通り3番手を走る石井に対して4周目0.412秒差、6周目0.449秒差とプレッシャーをかけ続けている。相田とのバトルに敗れた内藤は勢いがなくなり、6周目に山本龍(おさきにどうぞ☆KK-F)にもオーバーテイクを許しこれで山本総合9番手、内藤10番手。
酒井は7周目に58秒058のファステストラップを出してリードは4.264秒、さらに8周目5.006秒まで拡大。既に主戦場がFIA-F4にある酒井にとって、FJ1500は格の違いを見せる場か。今回S-FJ初レースのヒロアキ(ZAP ミスタータイヤマン綾瀬)と長坂圭一郎(ARFラブカEIJ☆RD10V)はそれぞれ17番手、18番手からスタートしてここまで順位は変わらずだが順調に走行を重ねている。9周目には総合12位を走行していた古里拓(HOLOSレヴレーシング)がポジションを落として、これでヒロアキ16番手にアップ。
10周目に入りレースは後半戦。順位はやや落ち着きを見せるが総合3番手石井と4番手切替は0.601秒差、さらに5番手鈴木も0.477秒差と接近戦。そこから5秒とやや離れるが、須藤対秋山、さらに相田も交えた総合6番手、S-FJの2位争いも0.7秒以内に3台が連なっている状態だ。
その後も酒井は手綱を緩めることなく2番手光山との差を11周目6.492秒、13周目7.040秒とひとり旅状態。S-FJトップの切替も石井を攻めあぐねてはいるものの、同じS-FJの2位須藤に対しては7.379秒差とこちらも大きく引き離している。
総合10番手までポジションを落としていた内藤に今度は同じS-FJの宇高が接近。6周目に0.715秒だった差を宇高がじわじわと削りって10周目には0.471秒差、13周目のコントロールライン上では0.179秒差とテール・ツー・ノーズ状態で14周目へ。ここが勝負どころとみたか第1コーナーへの進入で宇高が仕掛けるが両車接触、揃ってコースアウトしてしまう。後から関係者に聞いた話を総合すると、第1コーナーへはアウト側に内藤、イン側に宇高がつけてターンイン、やや前に出ていた内藤の右リヤタイヤと宇高のフロントウイングが接触したようだ。宇高はコースに復帰し走行を続けたが内藤はアウト側でストップしてしまう。
これでSCの投入が宣言され、15周目を終えたところで酒井を先頭にした隊列が整えられ、最大で8秒まで拡がっていた酒井のリードもリセットされてしまう。この時点でレースは残り3周。SCランでも1周2分程度の筑波ではあっという間戻ってきてしまう。結局SCランのままでファイナルラップに入り、隊列は粛々とチェカードフラッグの下を通過した。トップ酒井と2位光山の差は0.802秒。あまりに遠い0.8秒だ。3番手は石井、FJ1500の3位だ。4番手S-FJ優勝の切替、これで開幕から6連勝だ。5番手FJ1500の4位鈴木、6番手S-FJ2位の須藤、前回の3位から1段表彰台を上がって、大会前の右足負傷で松葉杖をついて歩き回る前田代表の期待に応えた。7番手S-FJ3位の秋山、マスターズクラスの優勝でもある。マスターズクラスの2位は総合9番手の山本、クラス3位は総合10番手の青合正博(HERO'S RnSports)という結果となった。アクシデントから再スタートした宇高は1周減算の17番手にドロップ。これによりデビュー戦のヒロアキが総合14番手S-FJの7位、長坂は16番手でS-FJ9位という結果でフィニッシュした。
S-FJは今回の優勝でJAF筑波/富士選手権の方は切替が120ポイント、今回DNFに終わった内藤が57ポイントのままで、残り3戦を内藤が全勝しても届かず切替のチャンピオンが確定した。また筑波ラウンドのみでカウントされる筑波シリーズの方も80対35で切替のチャンピオンが確定となった。FJ1500については酒井が95ポイント、光山78ポイントで、こちらはまだ逆転の目がある。
筑波/富士S-FJ/FJ1500選手権第7戦は9月27日に筑波サーキットで行われる。S-FJのチャンピオンは決まったが2位以下の争いはまだ僅差だ。そしてFJ1500は誰が酒井を止めるかに注目だ。








Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2026/09/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 FJ1500/スーパーFJ筑波・富士選手権シリーズ Round 6 筑波サーキット 2.045km
| Pos | No | M | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 52 | | FJ1500 | 1 | 酒井 翔太 | ファーストガレージ MYST KK-F | 18 | 22'06.696 | - | - |
| 2 | 77 | | FJ1500 | 2 | 光山 勇正 | Fガレージ丸和精光KK-F MYST KK-F | 18 | 22'07.498 | 0.802 | 0.802 |
| 3 | 48 | | FJ1500 | 3 | 石井 大雅 | ファーストガレージKK-F MYST KK-F | 18 | 22'08.148 | 1.452 | 0.650 |
| 4 | 51 | | S-FJ | 1 | 切替 悠喜 | ファーストガレージRSD制動屋 MYST KK-S2 | 18 | 22'08.845 | 2.149 | 0.697 |
| 5 | 14 | | FJ1500 | 4 | 鈴木 大翔 | ZAP SPEED KK-F MYST KK-F | 18 | 22'08.845 | 2.149 | 0.000 |
| 6 | 72 | | S-FJ | 2 | 須藤 叶多 | ELEVレーシングKKSII制動屋 MYST KK-S2 | 18 | 22'10.327 | 3.631 | 1.482 |
| 7 | 3 | M | S-FJ | 3 | 秋山 健也 | スーパーウィンズKKS2 MYST KK-S2 | 18 | 22'11.313 | 4.617 | 0.986 |
| 8 | 15 | | S-FJ | 4 | 相田 有羽音 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 18 | 22'11.515 | 4.819 | 0.202 |
| 9 | 87 | M | FJ1500 | 5 | 山本 龍 | おさきにどうぞ☆KK-F MYST KK-F | 18 | 22'11.862 | 5.166 | 0.347 |
| 10 | 16 | M | FJ1500 | 6 | 青合 正博 | HERO'S RnーSPORTS MYST KK-F | 18 | 22'12.338 | 5.642 | 0.476 |
| 11 | 39 | M | S-FJ | 5 | 池田 悠亮 | トップランクスーパーウィンズ MYST KK-S2 | 18 | 22'13.798 | 7.102 | 1.460 |
| 12 | 13 | | FJ1500 | 7 | クリストファー・デワン | InfernoR. KK-F MYST KK-F | 18 | 22'14.647 | 7.951 | 0.849 |
| 13 | 91 | | S-FJ | 6 | 鶴岡 嵩政 | EVEVレーシング10V ED TOKYO R&D RD10V | 18 | 22'14.905 | 8.209 | 0.258 |
| 14 | 8 | M | S-FJ | 7 | ヒロアキ | ZAPミスタータイヤマン綾瀬 TOKYO R&D RD10V | 18 | 22'15.856 | 9.160 | 0.951 |
| 15 | 4 | M | S-FJ | 8 | 古里 拓 | HOLOSレヴレーシング MYST KK-F | 18 | 22'16.114 | 9.418 | 0.258 |
| 16 | 11 | | S-FJ | 9 | 長坂 圭一郎 | ARFラブカEIJ☆RD10V TOKYO R&D RD10V | 17 | 22'10.133 | 1Lap | 1Lap |
| 17 | *23 | | S-FJ | 10 | 宇高 希 | テイクエヌエーティー TOKYO R&D RD10V | 15 | 22'16.642 | 3Laps | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ---- |
| - | 22 | | S-FJ | - | 内藤 大輝 | RaiseUP GO&FUN MYST KK-S2 | 13 | 13'04.767 | 5Laps | 2Laps |
- Fastest Lap(FJ1500): CarNo. 52 酒井翔太(ファーストガレージ) 58.058 (7/18) 126.804 km/h
- Fastest Lap(S-FJ): CarNo. 51 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)58.620 (12/18) 125.589 km/h
- CarNo. 23は、筑波サーキット一般競技規則第20条6.b(危険なドライブ行為)により、1周減算とした。
FJ1500
ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージ)57秒889

「路面温度も低いし、とりあえず(タイヤを)ガンガン暖めていく方が良いかないう感じで序盤から飛ばしていったのですが、思っている以上に集団の最後尾に追いつくのが早くて。力を出し切ったかと言われればそうではなかったです。無事にポールは取れたので、そこはよかったと思います。決勝は普通にスタート切って、序盤からペースはあると思うので、しっかりミスなく勝てればなと思います」
2位 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)58秒143(+0.254秒)

「前の大会から比べると、けっこう成長できたので、走りはすごく良くなったと思います。でもやはり一発のタイムを出すというのが、もうちょっと足りないのかなとは思います。ちょっと前に引っかかったりもしていたのでもうちょっと(タイムを)上げられるポテンシャルはあったと思うので、そこが出し切れていないです」
3位 鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)58秒530(+0.641秒)

「最初ちょっと走りが微妙で、そこを改善していく予選だったので、それが『改善できた、これからだ』という時に赤旗だったので、そこは不完全燃焼ですね。もっとタイムは出せたと思います。他の人たちが1速をつかっているところとかタイムを上げられる余地がありましたので、決勝はけっこうワクワクしています」
スーパーFJ
ポールポジション 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)58秒287

「赤旗がなければ(総合の)2番手には行けたかなというところでした。トップ(のタイム)はちょっと見えないのですが、行けるだけ行きたかったなというところですが、それもレースなので。決勝に向けて2列目なので、スタートで最低2番手に上がってトップに並べたらいいなと思います。チャンピオンの事はあまり考えずに、目の前のレースに集中して、守りのレースにはなりたくないので、攻めの姿勢で。僕は総合も取りたいので、そこを狙って行きたいです」
2位 須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)58秒639(+0.352秒)

「路面もよくて、クルマもよかったのですが、合わせきれる前に赤旗で終わってしまって。けっこう悔しい予選でした。タイムはもっと行けそうでした。決勝は今回台数が多いから、あまりバトルしたくないですが(笑)、絡みそうです。切替選手のタイムはクルマ的には見えていて、後は運転をもっと合わせ込めれば行けるかなと思います」
3位 秋山健也(スーパーウインズKKS2)マスターズクラストップ 58秒865(+0.578秒)

「もうちょっとタイムは行けたかなと思いますが、途中で1回スピンしてしまって(苦笑)。路面はほぼドライでしたし、決勝は何とか巻き返していきます」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA


2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第6戦公式予選が8月30日(日)に筑波サーキット開催され、FJ1500は酒井翔太(ファーストガレージ)、S-FJは切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)がそれぞれポールポジションを獲得した。
6月21日富士での第5戦から2カ月のインターバルで開催の第6戦。全9戦の筑波/富士もいよいよ後半戦となる。FJ1500は3勝と2位1回の酒井翔太が第1戦優勝の鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)に14ポイントの差でシリーズ首位につけている。一方S-FJは開幕から5連勝と圧倒的なパフォーマンスを見せる切替悠喜が100ポイントで2番手内藤大輝(RaiseUP GO&FUN)に43ポイント差をつけており、本大会で切替が優勝した場合、内藤が3位以内に入らないと切替のチャンピオンが確定してしまう(手元計算)。
なお本大会は全国の各サーキットを転戦して争われる「FJジャパンリーグ」の第5戦としても位置付けられている。ここまで岡山、富士、菅生で4戦を終えて酒井がトップに立っている。
20分間の予選は定刻の午前8時20分にコースオープン。筑波シリーズは規定によって前戦の成績順にコースインの為、5月の第3戦総合トップの酒井翔太を先頭に18台がコースインする。筑波サーキットは朝から曇り空で気温21.8度、路面温度27.1度と最近までの猛暑から一転、涼しい気候となった。前日に降った雨の痕跡が僅かに残っているが路面はドライコンディションだ。
各車路面を確かめるようにウォームアップを行い、3分経過の計測2周目、酒井が58秒824のトップタイム。2番手に58秒864のFJ1500光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)、3番手切替59秒062、4番手FJ1500の鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)が59秒478、5番手内藤59秒554、6番手FJ1500の山本龍(おさきにどうぞ☆KK-F)59秒609と続いている。S-FJ3番手は総合7位の須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)だ。
残り時間16分、光山が58秒645のトップタイム。FJ1500でランキング2位につけている光山だが、表彰台ではつねに自分より上位にいる酒井に対する意識は並々ならぬものがある。そしてもう一人、S-FJでどこまでFJ1500を喰うことができるかがテーマの切替がこのタイミングで58秒645と光山と全くの同タイム。それぞれ酒井を上回る。
しかしこれを座視する酒井ではなく、続く周回で58秒430を出してトップの座を奪い返す。光山58秒498で2番手、切替3番手に続いて鈴木が58秒886で続き、5番手には須藤が59秒132でS-FJの2位につけている。さらにここに割り込んできたのが、久しぶりで筑波のレースに参戦の石井大雅(ファーストガレージKK-F)58秒919で5番手。3月のもてぎで以来となるFJ1500だがブランクはないようだ。
残り14分、酒井はトップタイムを57秒889まで引き上げて、自身が5月にマークしたコースレコード「57秒746」に迫る。2番手光山は58秒269、酒井とは0.380秒の差、3番手切替は58秒645で依然としてS-FJのトップだ。後方では序盤ウォームアップに時間をかけていたのか下位にいた相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)が58秒935とS-FJ2位のタイムで総合6番手へと浮上する。
ここから光山と切替はそれぞれ自己ベストを短縮するが酒井には届かない。残り12分にはS-FJのランキング2位で何としても本大会での切替のチャンピオンを阻止したいであろう内藤が58秒944で総合6番手、S-FJの3位へ。
残り11分、トップグループのタイム更新が止まる中で、須藤が58秒639とS-FJ2位のタイムで総合5番手へ。そして存在感を見せているのがS-FJマスターズクラスの秋山健也(スーパーウインズKKS2)で、FJ1500の山本を上回る59秒194の総合9番手、さらに後半戦に入る残り10分直前には58秒865で総合7番手、S-FJとしても3位となるタイムを出す。マスターズクラスではもちろんトップだ。
ここで総合12番手につけていたFJ1500のデワンクリストファー(InfernoR.KK-F)が第1ヘアピンでアウト側に飛び出し、スポンジバリア手前で止まったがグラベルにはまってしまう。マシン回収の為に赤旗が提示され予選はストップ。予選後にデワン本人に聞いたところ、S字通過中に左リヤサスペンションのボルトが折れてコントロール不能になりスピンしたとのことで、本人はダメージなし。パーツもあるので決勝までに修復可能だという。
ここまでの順位はトップ酒井、2番手光山、3番手切替(S-FJ1位)鈴木、5番手須藤(S-FJ2位)6番手石井、7番手秋山(S-FJ3位/マスターズクラストップ)となっている。20数年ぶりにこのクラスに参戦のヒロアキ(ZAP ミスタータイヤマン綾瀬)は17番手、そしてS-FJ初レースの長坂圭一郎(ARFラブカEIJ☆RD10V)は18番手、共にまだ1分が切れていない。
デワンのマシン回収に時間を要し、再度コースオープンになったのは午前8時37分、残り時間2分10秒というタイミングのためかトップ酒井はコースインせず。一方コースインした車両の中でもタイムアップするマシンは無くチェカードフラッグが振られて予選は終了した。順位は赤旗前のまま変わらず。FJ1500の酒井がポールポジション、同じくFJ15002位の光山がフロントロウに並び、S-FJトップの切替が3番グリッド。4番手は鈴木だったが赤旗時の追い越しがあったためペナルティで2グリッド降格。そのためS-FJ2位の須藤が4番グリッドにつき、5番グリッドにFJ1500の石井、鈴木が6番グリッドとなった。マスターズクラスはS-FJの秋山が7番グリッド、FJ1500の山本が10番グリッドにつく。
スーパーFJ/FJ1500の決勝は午前11時5分スタート予定開始予定。FJ1500は酒井を目標に戦う光山が勝機を見いだせるか、S-FJはチャンピオンに王手の切替に上り調子の須藤が挑めるか注目だ。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2026/08/30) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 FJ1500/スーパーFJ筑波・富士選手権シリーズ Round 6 筑波サーキット 2.045km
| Pos | № | M | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 52 | | FJ1500 | 1 | 酒井 翔太 | ファーストガレージ MYST KK-F | 57.889 | - | - | 127.174 |
| 2 | 77 | | FJ1500 | 2 | 光山 勇正 | Fガレージ丸和精光KK-F MYST KK-F | 58.143 | 0.254 | 0.254 | 126.619 |
| 3 | 51 | | S-FJ | 1 | 切替 悠喜 | ファーストガレージRSD制動屋 MYST KK-S2 | 58.287 | 0.398 | 0.144 | 126.306 |
| 4 | *14 | | FJ1500 | 3 | 鈴木 大翔 | ZAP SPEED KK-F MYST KK-F | 58.530 | 0.641 | 0.243 | 125.782 |
| 5 | 72 | | S-FJ | 2 | 須藤 叶多 | ELEVレーシングKKSII制動屋 MYST KK-S2 | 58.639 | 0.750 | 0.109 | 125.548 |
| 6 | 48 | | FJ1500 | 4 | 石井 大雅 | ファーストガレージKK-F MYST KK-F | 58.738 | 0.849 | 0.099 | 125.336 |
| 7 | 3 | M | S-FJ | 3 | 秋山 健也 | スーパーウィンズKKS2 MYST KK-S2 | 58.865 | 0.976 | 0.127 | 125.066 |
| 8 | 15 | | S-FJ | 4 | 相田 有羽音 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 58.935 | 1.046 | 0.070 | 124.917 |
| 9 | 22 | | S-FJ | 5 | 内藤 大輝 | RaiseUP GO&FUN MYST KK-S2 | 58.944 | 1.055 | 0.009 | 124.898 |
| 10 | 87 | M | FJ1500 | 5 | 山本 龍 | おさきにどうぞ☆KK-F MYST KK-F | 59.049 | 1.160 | 0.105 | 124.676 |
| 11 | 23 | | S-FJ | 6 | 宇高 希 | テイクエヌエーティー TOKYO R&D RD10V | 59.339 | 1.450 | 0.290 | 124.067 |
| 12 | 13 | | FJ1500 | 6 | クリストファー・デワン | InfernoR. KK-F MYST KK-F | 59.518 | 1.629 | 0.179 | 123.694 |
| 13 | 16 | M | FJ1500 | 7 | 青合 正博 | HERO'S RnーSPORTS MYST KK-F | 59.623 | 1.734 | 0.105 | 123.476 |
| 14 | 39 | M | S-FJ | 7 | 池田 悠亮 | トップランクスーパーウィンズ MYST KK-S2 | 59.784 | 1.895 | 0.161 | 123.143 |
| 15 | 4 | M | S-FJ | 8 | 古里 拓 | HOLOSレヴレーシング MYST KK-F | 59.943 | 2.054 | 0.159 | 122.817 |
| 16 | 91 | | S-FJ | 9 | 鶴岡 嵩政 | EVEVレーシング10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'00.139 | 2.250 | 0.196 | 122.416 |
| 17 | 8 | M | S-FJ | 10 | ヒロアキ | ZAPミスタータイヤマン綾瀬 TOKYO R&D RD10V | 1'00.354 | 2.465 | 0.215 | 121.980 |
| 18 | 11 | | S-FJ | 11 | 長坂 圭一郎 | ARFラブカEIJ☆RD10V TOKYO R&D RD10V | 1'01.209 | 3.320 | 0.855 | 120.276 |
| ---- 以上基準タイム(130% - FJ1500: 1'15.643 / S-FJ: 1'16.176)予選通過 ---- |
- CarNo. 14は、筑波サーキット一般競技規則第17条3(赤旗時追い越し)により、2グリッド降格とする。
2026年JAF筑波・富士FJ1500/スーパーFJ選手権第6戦では2名の新人がスーパーFJでのレースにデビューする。予選の直後にショートインタビューを行った。

8号車「ZAP ミスタータイヤマン綾瀬」をドライブするヒロアキはマスターズクラスに出場の51歳。
--再デビューだと聞いているが?
「25年ぶりのレースです。26歳くらいの時にFJ1600にZAP SPEEDから仙台ハイランドの大会に出たのですが、予算の都合でスポットで1回出ただけで。翌年フル参加したかったのですが、若い時は練習でお金使い切ってしまって出られなかったです」
--再デビューに向けた練習は?
「10か月くらい練習したのですが、当時と比べたら体力もないのでまだまだ。今回急遽出ることになったのですが、もうちょっとペース上げて行きたいなと。当時のところまでは戻れないかもしれませんが」
--予選はどうだった?
「もっと早い時間にタイム上げられるように、今日は(ペース)上げる前に予選終わってしまったので。皆さんもっと早いタイミングでタイム出していて、自分は練習でも後半にタイムが出る方で、もっと早くダイムを出せたらよかったなと、ちょっとまだ不完全燃焼です(笑)。タイム的には『こんなものかな』という感じです」

11号車「ARFラブカEIJ☆RD10V」の長坂圭一郎はこれまでハコでのレース実績がある。
--今までのレースキャリアは?
「ロードスターのN1、パーティーレース、Vitzレースを経て今に至ります。フォーミュラは初めてです」
--フォーミュラの感触はどう?
「ハコよりはブレーキもシビアですし、まだ勉強中というところですね」
--練習はどのくらい?
「そこそこは。でもまだ練習不足だなとはいう気はしますが」
--今日の予選タイムの感想?
「練習とほぼ変わらない感じで、それよりちょっと良いくらいなので、こんなものかなという印象です。決勝は天候次第なところがありますので、そこは様子見ながら。ただ失うものはないので(笑)、行けることろまでは頑張ってみようかなと思います」
方や四半世紀ぶりのレース挑戦、こなたハコ車レースからの転身と、ティーンエイジャー達とは違った経路でのFJレース参戦。まずは楽しんでもらいたい。


Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

SFライツ第15戦決勝(マスタークラス)において、優勝を飾ったDRAGON選手だが、チームメイトのアクシデントもあって、素直には喜べないと語ったが、タイトル奪取には意欲を見せた。
- マスタークラス優勝 DRAGON(B-MAX ENGINEERING 324)
-
「優勝できたことは嬉しいですが、チームメイトがアクシデントに見舞われてしまい喜べるような状況ではないので、非常に複雑な思いです。今はとにかく、チームメイトの一日も早い回復を祈るばかりです」
「それでも、予選の失敗から挽回して、この週末を2位、2位、1位という結果で終えられたのは良かったと思います。タイトル争いで、16ポイントあった差を9.5ポイント差まで縮めることができました。十分逆転を狙える位置につけているので、もてぎでは正々堂々と緊張感のある戦いをしたいですね。全力を尽くします」
Text: & Photo: Shigeru KITAMICHI
- 優勝 鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)
-

「午前中のレースより雨が多く、スタートをしっかり決められればトップを守れると思って臨みました。結果的には再スタートとなりましたが、スタート直後のハプニングで赤旗になり、その後も雨量が多くハイドロプレーンや川ができる難しいコンディションでした。赤旗中断は残念でしたが、今週末は3連勝を達成でき、大きなポイントを獲得できたのは本当に良かったです」
「もてぎでの最終戦に向けては、個人的に相性が良いコースとは言えず不安もありますが、チームの皆さんと試行錯誤しながらレベルアップし、良い形で挑みたいです。連勝の記録を伸ばせるよう全力を尽くします」
- 決勝2位 エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)
-

「全体的に素晴らしい週末になり、チャンピオンシップを争う上で重要なポイントを獲得できてとても嬉しいです。最後は大きな事故があり、赤旗中断・レース中止という判断になりましたが、安全面やコース状況を考えれば非常に正しい判断だったと思います」
「3回とも表彰台に登ることができ、ポイント差もかなり縮めることができました。最終戦のモビリティリゾートもてぎはホンダのホームコースですし、事前テストでも手応えを感じていて自信があります。自分自身もチームも準備は万全ですので、最後のタイトル獲得に向けて持てる力をすべて出し切ります」
- 決勝3位 三井優介(DELiGHTWORKS)
-

「今週末は本当にタフな週末でした。岡山での3連勝から一転、今戦はフリー走行や予選で調子が上がらず原因追究に苦戦しましたが、レース1でようやく手応えを掴み、徐々に巻き返して3位表彰台に登ることができました。 FPの段階ではポイントリーダーを守るのは難しいかもしれないと感じていましたが、最終的にリーダーを維持できて安心しました」
「次戦のモビリティリゾートもてぎはホームコースでもありますし、全精力を懸けて戦いたいです。先週亡くなった祖母の言葉を胸に、最後まで諦めず強い気持ちを持ってチャンピオンを獲りに行きます」

まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第15戦の決勝が、8月30日、スポーツランドSUGOで行われ、レースはスタート時に大クラッシュが発生し中断。再開はしたものの、雨量が多くなりセーフティカー先導で終了となった。レースは成立し鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が今大会を3連勝で締めくくった。
マスタークラスは、スタートで前に出たDRAGON(B-MAX ENGINEERING 324)が優勝。今大会を、2位、2位、優勝で終え、チャンピオンに望みを繋いだ。
霧雨が降り続くなか、第14戦でクラッシュを喫しながらもマシン修復が間に合った清水康弘(ART TASTE RACING 324)を含め、14台がグリッドに並んだ。
上空は雲に覆われやや暗くなった感のある午後3時30分、スタートが切られるが、3番グリッドの新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)がエンジンストールで動けず。ウォータースクリーンで視界がきかない状況で、マスタークラスの今田信宏(JMS RACING TEAM)が、新原車に激突するというアクシデントが発生。即座に赤旗が提示され、レースは中断となった。
30分の中断の後、レースはセーフティカー(SC)先導で再開するが、中断の間に雨量が増しコースはヘビーウェット。レースをできる状況ではなく、3周回したところでレースは終了となった。
レースは当初周回の75%に満たないため、ハーフポイントとなり、この結果、シリーズポイントは、三井優介(DELiGHTWORKS)85.5p、梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)82p、エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)78.5pと、三つ巴の状況で最終大会を迎えることとなった。
マスタークラスは、ポイントリーダーのKEN ALEX(BUZZ RACING)109.5p、DRAGONが99pとなり、こちらも最終大会で決することになった。
最終大会、第16〜18戦は、9月12、13日にモビリティリゾートもてぎで行われる。






Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Ayumi NAGAMI
Yoshinori OHNISHI
全日本SFライツ選手権第13戦・第14戦・第15戦 -RIJ- (2026/08/31) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 15 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 3 | 36'42.253 | - | - |
| 2 | 1 | | | エヴァン・ジルテール | ART Grand Prix with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 3 | 36'43.180 | 0.927 | 0.927 |
| 3 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 3 | 36'44.049 | 1.796 | 0.869 |
| 4 | 37 | | | アクシャイ・ボーラ | レクサス松山城北TOM'S SFL TOM'S | 3 | 36'45.212 | 2.959 | 1.163 |
| 5 | 35 | | | 梅垣 清 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 3 | 36'46.165 | 3.912 | 0.953 |
| 6 | 36 | | | オスカー・ブルツ | レクサス松山城北TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 3 | 36'47.208 | 4.955 | 1.043 |
| 7 | 26 | | | 佐藤 凛太郎 | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 3 | 36'48.376 | 6.123 | 1.168 |
| 8 | 2 | | | 卜部 和久 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 3 | 36'49.770 | 7.517 | 1.394 |
| 9 | 60 | | | 熊谷 憲太 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 3 | 36'51.244 | 8.991 | 1.474 |
| 10 | 30 | M | 1 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 3 | 36'54.658 | 12.405 | 3.414 |
| 11 | 8 | M | 2 | 清水 康弘 | ART TASTE RACING 324 ART TASTE RACING | 3 | 36'55.576 | 13.323 | 0.918 |
| 12 | 6 | M | 3 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 3 | 36'56.969 | 14.716 | 1.393 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 2 Laps)完走 ---- |
| - | 50 | | | 新原 光太郎 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 0 | - | 3Laps | 3Laps |
| - | 4 | M | - | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 0 | - | 3Laps | - |
- Fastest Lap: CarNo. 60 熊谷憲太(LMcorsa OTG 320)2'10.314 (3/3) 99.079 km/h
優勝 三浦柚貴(TOM'S TGR-DC)

「荒れたスタートで、そこで回避してトップに立つことができたのはすごいポジティブでした。でもペースがすごく遅かったです。結果的に優勝できましたが、内容はすごく悔しいレースでした。自分的には全然納得のいく優勝じゃないんです」
「大宮選手がインから来てたので、早く切り込んで閉めすぎた形になり接触し、すごく申し訳ないです。そこで抜かれましたが、彼のクルマが壊れているのに抜き返せなかったのはショックですね。結果的には大宮選手がペナルティになってしまいましたが」
「次に向けては、悔いのないように、内容も結果も全部勝てるように頑張りたいなと思います」
マスタークラス優勝 入榮秀謙(フジタ薬局レーシング)

「リージョナル初優勝です。人生でも多分2回目か3回目の優勝です。チームの体制が去年から変わったのでチームも初優勝です」
「スタートはヘタクソなんですが、2コーナーの立ち上がりでグチャグチャってなった時に、もうここ行っとかないと俺抜かれへんと思って行きました」
「だいぶ後ろ離せたかなと思うんですけど、後ろの2人が速いのであとは必死でした。いつもはすぐに離されてしまいますし、もう恐怖しかなかったです」
「セーフティーカーが出たときは最悪だと思いました。ミラーばっかり見てて、どこで水しぶきを上げようかなという感じでした」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

GTワールドチャレンジアジアとの併催で行われているジャパンカップ第3戦岡山大会の決勝レース2が8月30日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、地元岡山の拠点を持つ96号車K-Tunes Racing(福住仁嶺/フェラーリ296GT3EVO)がポール・トゥ・ウィンを達成した。
決勝レース2はスタート直前になって雨が降ってきたため、予定時刻である午後1時20分よりやや遅れてスタートしたが、天候はすぐに回復、強い日差しが上空から降り注いで気温は35℃、路面温度53℃にまで上昇したこともあって路面はあっという間にドライに。終始スリックタイヤでの戦いとなった。規定時間は60分だ。
スタートでトップに立ったのは予選3位の9号車BINGO RACING with LM corsa(笹原右京/ポルシェ911GT3(992)Evo)。その後方でポールポジションの96号車K-Tunes Racing(福住仁嶺/フェラーリ296GT3EVO)と予選2位の555号車MAEZAWA RACING(横溝直輝/フェラーリ296GT3EVO)が1コーナーからサイド・バイ・サイドのバトルを展開するが、ここは96号車が押さえ込んだ。
1周を終えての順位は9号車、96号車、555号車、88号車、そして181号車が5番手。レース1優勝の24号車はこの時点で8番手につける。
スタートから10分が経過したところで27号車AWD Racing(ジェイク・パーソンズ/アウディR8 LMS GT3 EVO II)に予選3位は19号車The Spirit of FFF Racing(濱口弘/ランボルギーニウラカンGT3EVO)が1コーナーで追突するアクシデントが発生、これによりフルコースイエローが宣言されるが、これはすぐに解除となる。両者とも自走でレースに復帰したものの、19号車にはドライブスルーペナルティが課せられた。
一方トップ争いは9号車と96号車の一騎打ちの様相に。555号車はやや遅れ始める。後方から88号車miracolo TOKYO(山下健太/マクラーレン720S GT3)が迫ってきた。
勝負を分けたのはピット作業だった。
残り時間25分でピットレーンが閉鎖されるギリギリまで粘ってピットに飛び込んだ2台だったが、レース1で2位入賞した9号車には10秒のタイムハンディキャップが課せられるため、ここで96号車(末長一範)が先行することとなり、9号車(武井真司)は555号車(前澤友作)の先行をも許すこととなった。
さらに残り時間が3分を切ったところで88号車miracolo TOKYO(植松忠雄/マクラーレン720S GT3)がヘアピンでアウトから9号車に仕掛け、ダブルヘアピンまで続く激しいドッグファイトの末に2番手に浮上する。
この結果、96号車K-Tunes Racing(末長一範/福住仁嶺/フェラーリ296GT3EVO)が今季初優勝。岡山県を拠点とするK-Tunes Racingにとっては嬉しいホームコースでの優勝となった。
2位に555号車MAEZAWA RACING(前澤友作/横溝直輝/フェラーリ296GT3EVO)が入り、88号車miracolo TOKYO(植松忠雄/山下健太/マクラーレン720S GT3)が3位という結果となった。
ジャパンカップはこのあと9月11-12日に三重県の鈴鹿サーキットにおいて、鈴鹿1000kmのサポートレースとして最終戦を行う。



Photo&Text:Kazuhisa SUEHIRO
フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズチャンピオンシップ(FRJ)第4戦は8月30日、宮城県のスポーツランドSUGOでレース10の決勝を行い、予選2位からからスタートした大宮賢人(PONOS RACING F111/3)がトップでゴールするもペナルティーで後退。大宮とトップ争いを繰り広げていた三浦柚貴(PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR)が繰り上がって優勝した。マスタークラスは入榮秀謙(アポロ電工フジタ薬局Bellona)がFRJ初優勝を飾った。
レース10の決勝は予定より10分遅れて午後2時10分にフォーメーションラップが始まった。前戦でクラッシュしたAKITAと武藤雅奈が欠場したため参加は13台(うち6台がマスタークラス)。雨量は昨日、今日を通して一番多いため全車ウットタイヤを履いて1周を回りグリッドに着いた。

スタートでは、ポールポジションの下野璃央(Dr.Dry F111)と予選2位の大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が並走して1コーナーへ向かう。その2台の間に割って入ったのが、予選3位から好スタートを切った洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)だ。ここから下野は伸びず、インから予選4位の三浦柚貴(PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR)が並びかける。
トップ2台、インの大宮、アウトの洞地は1コーナーから2コーナーにかけて並走。しかし、この2台は接触してともにスピン。回転する2台の間を運よくすり抜けた三浦がトップに立った。下野はこれを避けるためコース外の走行を余儀なくされる。
トップに立った三浦に2位で続いたのは予選5位のリンチェンファ(RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3)。3位にはスピンから体勢を立て直した大宮が、4位には小松響(Rn-sports F111/3)が、5位にはコースに戻ってきた下野が、6位にはマスタークラストップの入榮秀謙(アポロ電工フジタ薬局Bellona)がつける。
2周目、3位の大宮が前を走るリンをパスして2位に浮上。ここから3秒あったトップ三浦との差を縮め始める。スタートのスピンで1周目10位まで落ちていた洞地はこの周、7位まで順位を回復してきた。
トップ三浦と2位大宮の差は6周目には1秒を切ると、8周目には三浦の背後に迫る。3位のリンは上位2台について行くことができずこの周その差は10秒となった。
11周目の1コーナーでは、インから並びかけようとする大宮と、インを閉めた三浦が接触。三浦はスピンしコースアウト。大宮はそのまま走行を続けたものの接触により左フロントウィングが脱落した。
ここからコースに復帰した三浦が、手負いの大宮を追う。ペースの上がらない大宮に急接近した三浦だったが、大宮が巧みにブロックし三浦を前に出さない。
13周目、7位を走っていたリシュエンユ(TLM by Z.SPEED F111/3)がSPでコースアウト。このためセーフティーカー(SC)が導入された。SCは17周終わりで退出。レースは残り5周で再開された。
レースは規定の30分が経過したため19周で終了。再開後も三浦を押さえきった大宮がトップでゴールした。2位は三浦。徐々に順位を上げてきた洞地は18周目に前を走るリンを攻略して3位に入った。
しかし三浦との接触で大宮はタイムペナルティー5秒を科され5位まで後退。繰り上がって優勝は三浦、2位に洞地、3位にリン、4位に下野、大宮を挟んで、6位に小松が、7位にマスタークラス優勝の入榮が続いた。
マスタークラスはSC後、入榮が背後に迫ってきた鳥羽豊(AIWIN F111/3)と植田正幸(Rn-sports F111/3)を押さえきり、自身初のFRJ優勝を飾った。2位に鳥羽が、3位に植田が入った。
選手権争いでは、優勝した三浦がポイントを167.5まで伸ばしトップに再浮上。2位洞地が165ポイント、3位大宮が153.5ポイントで続いている。
マスタークラスはAKITAがレース9リタイア、レース10欠場だったためポイントが172とトップは譲らなかったものの、鳥羽が160ポイント、入榮が142.5ポイント、植田が132.5ポイントで続き急接近、このクラスのチャンピオン争いも混沌としてきた。
第5戦はWECの併催で9月25~26日にレース11、12が、第6戦はスーパーフォーミュラとの併催で10月10~11日にレース13、14がともに富士スピードウェイで開催される。残り4レース、両クラスとも富士の高速サーキットを制した者がチャンピオンに輝くことになりそうだ。


Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本SFライツ選手権第13戦・第14戦・第15戦 -RIJ- (2026/08/30) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2026 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 37 | | | 三浦 柚貴 | PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR TOM'S TGR-DC | 19 | 31'19.351 | - | - |
| 2 | 45 | | | 洞地 遼⼤ | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 19 | 31'20.146 | 0.795 | 0.795 |
| 3 | 48 | | | リン チェンファ | RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORTS | 19 | 31'23.053 | 3.702 | 2.907 |
| 4 | 86 | | | 下野 璃央 | Dr.Dry F111 Dr.Dry Racing Team | 19 | 31'23.854 | 4.503 | 0.801 |
| 5 | *54 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 19 | 31'23.898 | 4.547 | 0.044 |
| 6 | 10 | | | 小松 響 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 19 | 31'26.960 | 7.609 | 3.062 |
| 7 | 46 | M | 1 | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局Bellona フジタ薬局レーシング | 19 | 31'28.531 | 9.180 | 1.571 |
| 8 | 13 | M | 2 | 鳥羽 豊 | AIWIN F111/3 AIWIN | 19 | 31'30.887 | 11.536 | 2.356 |
| 9 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 19 | 31'31.158 | 11.807 | 0.271 |
| 10 | 18 | M | 4 | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | 19 | 31'32.726 | 13.375 | 1.568 |
| 11 | 36 | M | 5 | ポール・ウォン | SKYMOTORSPORTS F111/3 SKY MOTORSPORTS | 18 | 31'40.445 | 1Lap | 1Lap |
| 12 | 23 | M | 6 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 18 | 31'50.661 | 1Lap | 10.216 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 17 Laps)完走 ---- |
| - | 88 | | | リ シュエンユ | TLM by Z.SPEED F111/3 Team LeMans | 13 | 25'53.215 | 6Laps | 5Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 54 大宮賢人(PONOS RACING F111/3) 1'27.537 (4/19) 147.496 km/h
- CarNo. 54は、FRJ-SpR 16.1.2(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
優勝 鈴木斗輝哉(モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL)

昨日の予選、決勝と同じウェットコンディションということで、パフォーマンスには自信がありました。緊張しましたが、一番の課題だったスタートを上手く決めることができ、そこからは自分のスピードをいかに維持して走れるかというのを意識していました。最後セーフティカーが出てギャップが詰まっちゃったのはまあしょうがなかったですね。非常に高いパフォーマンスを前半から後半まで発揮することができて、非常に良いレースができたかなと思ってます」
「今回、納得のいくレースができたので、このままの勢いで3レース目も優勝できるように頑張ります」
アクシャイ・ボーラ(レクサス松山城北TOM'S SFL )

「非常にポジティブなレースだったと思います。グリッド上で雨が少し強まったこともあり、かなりトリッキーなコンディションでした。そのため、序盤の数ラップに向けて昨日のウェットでの走りを指標にし、スタートからしっかり攻めていくことを意識しました。それが功を奏して1コーナーで順位を上げることができました。その後は自分のリズムを作っていくだけでした。鈴木選手は本当に速かったので、数ラップ走った後は、一定のペースを保ってリズムに乗ることに集中しました。正直なところ、バトルの場面が少なかったので少し退屈なレースではありましたが、ウェット路面でのドライビング自体を純粋に楽しむことができました」
「3レース目は6番手スタートなので、表彰台に上がるのは簡単ではないかもしれません。ですが、先のことは誰にも分かりませんし、レースでは何が起こるか分かりません。だからこそ、自分の仕事に集中するだけです。可能な限り速く走り、オーバーテイクを狙っていくというプロセスを一つずつこなしていき、あとは結果を受け入れるだけです」
エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)

「正直なところ、7番手スタートだったので、厳しいレースになると思っていました。ここでは追い抜きが非常に難しいので、雨の中でのスタートには全力を尽くしました。結果として7位から4位まで順位を上げることができ、その後は前にいるTOM'S勢と同じようなリズムを作るためにレースをコントロールしました。ペースの面では昨日よりも苦しく、雨の中では少し苦戦したように思いますが、それでも良いリズムを保ち続けることができました。終盤にはセーフティカーが出て、ライバルのペナルティにも助けられる形で3位へ浮上できました」
「次のレースは雨の中での予選とレースを経験しているので、かなりのデータや情報が手に入っており、自信を持っています。午後に向けてマシンを改善してくれるエンジニアやチーム全体を信頼しています。良いスタートを決められれば、勝利や表彰台を狙える位置に行けるはずですし、チャンピオンシップにおいて重要なポイントを獲得できると思っています」

Text & Photo: Yoshinori OHNSHI

GTワールドチャレンジをプロモートするSROが主催する、ジャパンカップ第3戦が8月29-30日の二日間、岡山県美作市の岡山国際サーキットで開催された。
初日の29日は公式予選とレース1が行われ、予選Q1は24号車Max Racing(柴田優作/メルセデスAMG GT3Evo)、予選Q2は96号車K-Tunes Racing(福住仁嶺/フェラーリ296GT3EVO)がポールポジションを獲得した。午後に行われたレース1では24号車Max Racing(柴田優作/元嶋佑弥/メルセデスAMG GT3Evo)が今季初優勝を決めている。
公式予選は午前9時55分よりQ1が、午前10時17分よりQ2がそれぞれ15分間で行われた。早朝には雨が降っていたが、予選が始まる頃には既に止んでおり、路面もドライに回復している。

予選Q1はドライバーグレードがブロンズの主にジェントルマンドライバーが出走することとなっており、これの結果でレース1のグリッドが決まる。
岡山大会にはGT3クラス12台、GT4クラス3台がエントリー。雨が懸念される難しいコンディションの中、24号車Max Racing(柴田優作/メルセデスAMG GT3Evo)が序盤から好タイムを連発し、1分29秒603でポールポジションを獲得した。予選2位は45号車PONOS RACING(辻子依且/フェラーリ296GT3EVO)、予選3位は19号車The Spirit of FFF Racing(大倉峰樹/ランボルギーニウラカンGT3EVO)だった。

続いシルバー以上のプロドライバーが出走し、レース2のグリッドを決める予選Q2が行われ、スーパーGTにも参戦しているトップドライバーたちによる激しいタイムアタック合戦の結果、96号車K-Tunes Racing(福住仁嶺/フェラーリ296GT3EVO)が1分28秒220でポールポジションを獲得した。予選2位は555MAEZAWA RACING(横溝直輝/フェラーリ296GT3EVO)、3位は9号車BINGO RACING with LM corsa(笹原右京/ポルシェ911GT3(992)Evo)だった。

午後4時より60分間で行われた決勝レース1は中盤には96号車(末長一範)と27号車AWD Racing(ジェシー・スウィニマー/アウディR8 LMS GT3 EVO II)が絡むアクシデントでフルコースイエローが宣言され、その後も大粒の雨が降り、セーフティーカーが導入される荒れた展開の中、ポールポジションからトップを快走した24号車Max Racing(柴田優作/元嶋佑弥/メルセデスAMG GT3Evo)が今季初優勝。2位には9号車BINGO RACING with LM corsa(武井真司/笹原右京/ポルシェ911GT3(992)Evo)、そして1号車Hitotsuyama with CORNES RACING(都築昭雄/川端伸太朗/フェラーリ296GT3
EVO)が3位だった。
決勝レース2は30日午後1時20分より60分で行われる。
Photo&Text:Kazuhisa SUEHIRO

SFライツ第14戦決勝(マスタークラス)において、第13戦同様に一時は4位に後退したものの、そこからラッキーな展開にも助けられて連勝を飾った今田選手。改めてSFライツの楽しさを味わっているようだ。
- マスタークラス優勝 今田信宏(JMS RACING TEAM)
-
「DRAGON選手がハイポイントで飛び出しちゃったり、清水選手も縁石に乗ったと思いますが、巻き込んでクラッシュしてしまったりと、まさかあんな結末になるとは思いませんでした。まぁ、運も実力のうちということで勝てたわけですが、今週は運を引き寄せる力が出たように思います」
「雨のレースにはなりましたが、やっぱりライツはグリップもするし楽しいですね。スピード域が高くて軽いマシンがこれほど楽しいのかと、ウェットですが改めて実感しています。F4やフェラーリ・チャレンジもすごく速いですが、重さがありますからね。速くて軽いマシンは本当にピュアなスポーティングマシンだなと感じました。結果がついてくると、余計にそう思いますね。午後のレースも頑張ります」
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第14戦の決勝が、8月30日、スポーツランドSUGOで行われ、ポールスタートの鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が、ポールから逃げ切って独走で連勝を飾った。
マスタークラスは、トップを独走していた清水康弘(ART TASTE RACING 324)のクラッシュで、今田信宏(JMS RACING TEAM)が優勝。こちらも第13戦に続く連勝となった。
午前11時20分、細かい雨が降り続き、コースは完全なウェットコンディションとなった。気温は21度と今日も低いままだ。全車ウェットタイヤを装着して、スタートを迎えた。

ポールポジションの鈴木が好スタートを決め、2番グリッドの梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)は、ややもたつく間にアクシャイ・ボーラ(レクサス松山城北 TOM'S SFL)に先行を許し、4位には7番グリッドから好ダッシュを見せたエヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)が上がってくる。
雨の中、トップを快走する鈴木は、4周目には早くも5秒のマージンを築くと、その後もファステストラップを更新しながら、差を開いていく。ここで3位の梅垣にはフライングの裁定が下り、プラス5秒のペナルティを課されてしまう。
こうなると気になるのは、3位を走る梅垣と4位ジルテールの差。梅垣が5秒の差をつけて3位を確保するのか、ジルテールが5秒以内に留めて3位の座を得るのか。タイトルを争う二人にとっては非常に大きな5秒となった。
5周目に1.7秒だった二人の差は、10周目には3.1秒まで開き、このまま行くと、梅垣が3位を守る可能性が濃厚になってきた。
7周目、鈴木、ボーラ、梅垣、ジルテールに続く5位に上がってきたのは、9番グリッドスタートの佐藤凜太郎(B-MAX ENGINEERING 324)。5周目に三井優介(DELiGHTWORKS)を、7周目に新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)を自力で攻略して、這い上がってきた。
終盤の15周目、梅垣とジルテールの差は3.9秒にまで開き、微妙な差になってきたが、ここでマスタークラスのトップを独走していた清水が3コーナー先で単独クラッシュ。これでセーフティカーが入り、レースはそのまま終了となった。
SCランとなる前の周までに12秒以上の大差をつけていた鈴木が、雨の速さを存分にアピールして、第13戦に続く連勝。2位はベストリザルトとなったボーラ。3位にはジルテールが入った。
最悪の展開となってしまった梅垣は、10位まで落ちる結果になってしまい、7位の三井とともにノーポイント。これで、タイトル争いは三井83p、梅垣81p、ジルテール75pと、三つ巴の様相を呈してきた。
マスタークラスは、1周目から清水がハイペースで逃げ、KEN ALEX(BUZZ RACING)が追うという展開が続いたが、5周目にALEX選手はなぜか失速し、4位まで順位を落としてしまった。
これで清水の独走に拍車がかかり、6周終了時点で、2位DRAGONとの差は6秒。ところが、今度はDRAGONがミスで9周目に今田が先行。これでさらに楽になった清水は久々の優勝が確実と思われた。
ところが、独走する清水は、15周目の3コーナー先で、あろうことか単独クラッシュ。SCが入り、レースはそのままチェッカーとなり、漁夫の利を得た今田が連勝を飾った。
第15戦の決勝は、本日、日曜日の午後3時20分から19周で行われる。









Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Ayumi NAGAMI
Yoshinori OHNISHI
Sigeru KITAMICHI
全日本SFライツ選手権第13戦・第14戦・第15戦 -RIJ- (2026/08/30) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 14 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 19 | 30'37.937 | - | - |
| 2 | 37 | | | アクシャイ・ボーラ | レクサス松山城北TOM'S SFL TOM'S | 19 | 30'38.391 | 0.454 | 0.454 |
| 3 | 1 | | | エヴァン・ジルテール | ART Grand Prix with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 19 | 30'38.985 | 1.048 | 0.594 |
| 4 | 26 | | | 佐藤 凛太郎 | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 19 | 30'39.357 | 1.420 | 0.372 |
| 5 | 50 | | | 新原 光太郎 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 19 | 30'39.489 | 1.552 | 0.132 |
| 6 | 36 | | | オスカー・ブルツ | レクサス松山城北TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 19 | 30'40.053 | 2.116 | 0.564 |
| 7 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 19 | 30'40.175 | 2.238 | 0.122 |
| 8 | 2 | | | 卜部 和久 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 19 | 30'40.421 | 2.484 | 0.246 |
| 9 | 60 | | | 熊谷 憲太 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 19 | 30'40.681 | 2.744 | 0.260 |
| 10 | *35 | | | 梅垣 清 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 19 | 30'43.648 | 5.711 | 2.967 |
| 11 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 19 | 30'43.851 | 5.914 | 0.203 |
| 12 | 30 | M | 2 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 19 | 30'45.654 | 7.717 | 1.803 |
| 13 | 6 | M | 3 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 19 | 30'47.036 | 9.099 | 1.382 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 17 Laps)完走 ---- |
| - | 8 | M | - | 清水 康弘 | ART TASTE RACING 324 ART TASTE RACING | 14 | 20'54.446 | 5Laps | 5Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 38 鈴木斗輝哉(モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL) 1'25.182 (15/19) 151.574 km/h
- CarNo. 35は、SFL-SpR 31.10(スタート手順)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。

マスタークラス優勝 植田正幸(Rn-sports)
「スタートはあまり良くなかったんですが、みんなガチャガチャぶつかったりして、その間をうまく切り抜けられたんそれが良かったです」
「後ろが鳥羽さんだったので、ウォータースクリーンを上手く利用して、彼が行くところ行くところで僕も行って、水をかけてやりました。ちょっと最後は辛かったですが、その間のマージンがあったんで良かったです」
「次ももう1回勝ちたいですね。こんな天気っぽいんで、上手く煙幕作戦をやりたいと思います(笑)」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズチャンピオンシップ(FRJ)第4戦は8月30日、宮城県のスポーツランドSUGOでレース9の決勝を行い、ポールポジションからスタートした大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が、赤旗中断となったレースを制し今季4勝目。マスタークラスは植田正幸(Rn-sports F111/3)が今季初優勝を飾った。
レース9の決勝は午前10時にフォーメーションラップが始まった。小雨が降り続いているが、朝方まとまった雨が降ったのかトラックはフルウエット。今回はコースイン時点から全車がウエットタイヤを選択した。

ポールポジションの大宮賢人(PONOS RACING F111/3)がトップで1コーナーへ向かう一方、予選2位の三浦柚貴(PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR)に予選3位の洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)が並びかけ、1コーナーでアウトから洞地が2位に浮上。三浦は3位に落ちた。予選5位の武藤雅奈(マツモトキヨシTOM'S TGR-DC FR)も好スタートで4位につけ、その後方には予選7位からリンチェンファ(RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3)が5位に上がってきた。その武藤とリンは2コーナー立ち上がりで接触。武藤はコースアウトし再スタートを切ったものの最下位まで落ちた。
この混乱で6位まで上がってきたAKITA(ACR Formula R)だったが、レインボーコーナー立ち上がりでスピン、イン巻きしてリアからガードレールに激しくクラッシュ。このため、ちぎれた後半セクションがコース上に跳ね返ったため、赤旗が提示された。
レースは10時50分から残り20分間でセーフティーカー(SC)先導での再開となった。再開時の順位はトップ大宮、2位洞地、3位三浦、4位小松響(Rn-sports F111/3)、5位下野璃央(Dr.Dry F111)、6位植田正幸(Rn-sports F111/3)、7位鳥羽豊(AIWIN F111/3)、8位リシュエンユ(TLM by Z.SPEED F111/3)、9位入榮秀謙(アポロ電工フジタ薬局Bellona)、10位YUKI(NILZZ Racing)だ。
再開後は、トップ大宮が1秒1以上速いラップタイムを刻め逃げる。2位の洞地と3位の三浦は接近戦だ。
6周目、大宮は2位以下を4秒離して一人旅に持ち込む。2位争いの洞地と三浦はテールトゥノーズの戦いを繰り広げる。8周目には三浦が洞地に0秒2差で背後につけるが、攻略ならず。
レースは20分が経過したため14周で終了。大宮は2位以下を15秒近くちぎりぶっちぎりでの優勝を飾った。2位争いも洞地が三浦につけいる隙をあたえず、このままの順位でゴールした。4位の小松は最後には2位争いに追いついたがこの順位でフィニッシュ。5位には下野が、6位にはマスタークラストップの植田が、7位には同クラス2位の植田が、8位のリを挟んで9位にはマスタークラス3位の入榮が入った。
レースは本来の周回数22の75%に満たなかったためハーフポイント。2位に入った洞地がポイントを147まで伸ばしトップのまま。優勝した大宮は143.5ポイントとし、2位に浮上。3位に入った三浦は142.5ポイントで3位に後退。このレースで、トップ3の得点差はさらに縮まった。
レース10は午後2時より22周で行われる。選手権ポイントトップ3の争いに注目だ。


Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本SFライツ選手権第13戦・第14戦・第15戦 -RIJ- (2026/08/30) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2026 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 54 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 14 | 1:07'12.538 | - | - |
| 2 | 45 | | | 洞地 遼⼤ | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 14 | 1:07'27.429 | 14.891 | 14.891 |
| 3 | 37 | | | 三浦 柚貴 | PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR TOM'S TGR-DC | 14 | 1:07'27.711 | 15.173 | 0.282 |
| 4 | 10 | | | 小松 響 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 14 | 1:07'28.303 | 15.765 | 0.592 |
| 5 | 86 | | | 下野 璃央 | Dr.Dry F111 Dr.Dry Racing Team | 14 | 1:07'31.523 | 18.985 | 3.220 |
| 6 | 11 | M | 1 | 植田 正幸 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 14 | 1:07'50.367 | 37.829 | 18.844 |
| 7 | 13 | M | 2 | 鳥羽 豊 | AIWIN F111/3 AIWIN | 14 | 1:07'51.805 | 39.267 | 1.438 |
| 8 | 88 | | | リ シュエンユ | TLM by Z.SPEED F111/3 Team LeMans | 14 | 1:07'58.157 | 45.619 | 6.352 |
| 9 | 46 | M | 3 | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局Bellona フジタ薬局レーシング | 14 | 1:08'08.300 | 55.762 | 10.143 |
| 10 | 18 | M | 4 | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | 14 | 1:08'26.145 | 1'13.607 | 17.845 |
| 11 | 36 | M | 5 | ポール・ウォン | SKYMOTORSPORTS F111/3 SKY MOTORSPORTS | 14 | 1:08'32.569 | 1'20.031 | 6.424 |
| 12 | 23 | M | 6 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 12 | 1:08'09.415 | 2Laps | 2Laps |
| 13 | *48 | | | リン チェンファ | RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORTS | 12 | 1:08'20.818 | 2Laps | 11.403 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ---- |
| - | 38 | | | 武藤 雅奈 | マツモトキヨシTOM'S TGR-DC FR TOM'S TGR-DC | 1 | 2'43.405 | 13Laps | 11Laps |
| - | 44 | M | - | AKITA | ACR Formula R ABBEY RACING | 0 | - | 14Laps | 1Lap |
- Fastest Lap: CarNo. 54 大宮賢人(PONOS RACING F111/3) 1'27.281 (6/14) 147.929 km/h
- CarNo. 48は、FRJ-SpR 16.1.2(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
- 優勝 鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)
-

「ダンプコンディションでスタートは不安でしたが、良いスタートが切れました。前半はペースが良かったのですが、後半はタイヤのタレが一気にきてしまい、後半に関してはジルテール選手のほうが速かったように思います。でも、レース中はミスもなく淡々と周回を重ねていけましたので、レース内容は非常に良かったと思います。後半のペースについては、明日のレースで改善できればと思います」
「(初のリーダーで)緊張はありましたが、いつもどおり落ち着いてレースができれば結果はついてくると思っていましたので、そんなに攻める必要はありませんでした。抜かれづらい菅生ですので、1コーナを守り切ってからは、大きなミスを犯さないように注意しました。」
「元々ウェットコンディションが得意というのはあって、スポーツランドSUGOのコースレイアウトも自分のドライビングスタイルに合っていますので、昨日のドライから手応えはありました。今日もスタートは良い蹴り出しでしたので、明日も勝ちを狙いたいと思います」
- 決勝2位 エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)
-

「1周目を終えてトップのペースについていけたのは良かったです。マシンのペースには満足していますし、素晴らしいマシンを用意してくれたチーム(B-Max)やホンダ、そしてエンジニアに感謝しています」
「予選については、すべてに満足できているわけではありません。Q1は良かったのですが、Q2では少し苦戦しました。今シーズン、雨のコンディションには強さがありましたし、Q1でもすべてを出し切れたと思います。ただ、Q1からQ2の間に雨脚が強まり、その変化にマシンも自分自身も十分に適応させきれませんでした。明日は雨の可能性もあるので、改善してしっかりポイントを獲得したいと思います」
「P2からのスタートとなる第15戦は、良いスタートを切って優勝を狙いたいです。P7からのスタートの第14戦は追い上げが難しいですが、ウェットになればバトルも増えると思うので、今日のデータを分析して明日につなげたいと思います」
- 決勝3位 新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)
-

「予選は、走ったことのない完全なウエットで、ドライビングやセットアップを完璧に合わせきれませんでした。4番手からスタートで1つ上げられたのは良かったですが、その後のペースが上がらず苦しいレースになりました。前半はタイヤを使いすぎないようセーブしていましたが、後半思うようにペースを上げられず、後ろから追いつかれてかなり厳しい展開でした」
「明日も雨の予報ですが、オートポリスで経験したウェットは良いイメージばかりではありません。ただ、改善の余地はあると感じているので、夕方のミーティングでしっかり話し合ってパフォーマンスを引き出したいです。2列目からのスタートになるので、波乱を活かして上を目指します」

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SFライツ第13戦決勝(マスタークラス)において、予選のトラブルでクラス4位(最後尾)からのスタートながら、激しい追い上げを見せて、クラスウィンを飾った今田選手。レース後、実はスタートでもミスを犯していたと笑顔で語った。
- マスタークラス優勝 今田信宏(JMS RACING TEAM)
-
「気合を入れすぎて、スタートでギアを2速に入れてしまう失敗をしてしまいました。これで2回目なんですが、あれ、スタートが遅いぞ、となって(笑)。でも、そこからのペースはすごく良かったですね。混乱の中でクラッシュすることもなく、1台ずつ着実にオーバーテイクできました」
「1コーナーで抜くことが多かったのですが、セッティングがバッチリ決まっていたおかげで、うまくインに入ることができましたね。DRAGON選手を抜いたときは、相手がSPの出口で少しミスして、そのまま最終コーナーでも膨らんだんです。相手がアクセルを抜かざるを得ない中で、自分は全開でいけたのが大きかったですね」
「予選の失敗を帳消しにできるレースになりましたし、3台抜いてトップで終えられて本当に満足しています。長いレースで少ししんどかったですが、最高の形になって良かったです」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第13戦の決勝が、8月29日、スポーツランドSUGOで行われ、鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が、ポールから逃げ切って初優勝を飾った。
マスタークラスは、目まぐるしくトップが交替したが、4大会ぶりの参戦となった今田信宏(JMS RACING TEAM)が、開幕大会第3戦以来の今季2勝目を飾った。

午後2時40分、朝から降っていた雨は一旦落ち着きを見せ、気温は23度と8月とは思えない涼しさだ。コースが乾きつつあるなか、全車スリックタイヤを履いてスタートが切られた。
ポールポジションの鈴木、エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)、新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)、三井優介(DELiGHTWORKS)の順でオープニングラップを終える。梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)は、2ポジションダウンの5位とタイトル争いを考えると手痛いスタートでの遅れだった。
逃げる鈴木は、13秒台に入れるハイペースでファステストラップを更新しながら、追うジルテールとの差を僅かずつ開いていく。このトップ2のペースに3位新原以下はついていけず、2台が抜け出す形でレースは進んでいく。
10周を終えたところで、トップ鈴木とジルテールの差は1.8秒。さらに4.4秒遅れて新原、梅垣、三井と続くが、抜きどころの少ないコースで隊列は徐々に長くなり、レースは膠着状態となっていく。
終盤、鈴木とジルテールの差が少しだけ詰まったが、1.1秒差を保って、鈴木が初優勝のチェッカーを受けた。2位はジルテール、3位は終盤三井に迫られたものの新原がポジションを守って表彰台へ。
この結果、三者によるタイトル争いは、三井が83p、梅垣が81p、ジルテールが70pと、ジルテールが上位二人との差を若干詰める結果となった。
順位変動の少なかった若手に比べ、マスタークラスは次々にトップが交替した。
まず、スタートで前に出た清水康弘(ART TASTE RACING 324)が、序盤トップを快走。クラスポールのKEN ALEX(BUZZ RACING)は、ペースが上がらず、4位にまで順位を落としてしまう。
しかし、トップの清水も、徐々にペースの落ち、8周目の1コーナーでDRAGON(B-MAX ENGINEERING 324)に逆転を許してしまう。8周目からトップに立ったDRAGONだったが、今度は後方から今田が迫り、12周目から両者の攻防は激しさを増していく。
そして迎えた16周目、SPコーナー出口で僅かにミスを犯し加速の鈍ったDRAGONに、今田がストレートのイン側から並び、17周目の1コーナーで首位を奪う。
終盤になってもペースの落ちなかった今田は、DRAGONとの差を開いてフィニッシュ。開幕大会以来の出場ながら、4戦で2勝と、勝負強いところを見せた。
第14、15戦の決勝は、日曜日の午前11時20分、午後3時20分から、それぞれ19周で行われる。








Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Ayumi NAGAMI
Yoshinori OHNISHI
全日本SFライツ選手権第13戦・第14戦・第15戦 -RIJ- (2026/08/29) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 13 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 26 | 32'19.113 | - | - |
| 2 | 1 | | | エヴァン・ジルテール | ART Grand Prix with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 26 | 32'20.233 | 1.120 | 1.120 |
| 3 | 50 | | | 新原 光太郎 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 26 | 32'31.247 | 12.134 | 11.014 |
| 4 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 26 | 32'31.843 | 12.730 | 0.596 |
| 5 | 35 | | | 梅垣 清 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 26 | 32'36.752 | 17.639 | 4.909 |
| 6 | 37 | | | アクシャイ・ボーラ | レクサス松山城北TOM'S SFL TOM'S | 26 | 32'37.035 | 17.922 | 0.283 |
| 7 | 26 | | | 佐藤 凛太郎 | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 26 | 32'41.010 | 21.897 | 3.975 |
| 8 | 36 | | | オスカー・ブルツ | レクサス松山城北TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 26 | 32'41.499 | 22.386 | 0.489 |
| 9 | 60 | | | 熊谷 憲太 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 26 | 32'46.814 | 27.701 | 5.315 |
| 10 | 2 | | | 卜部 和久 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 26 | 32'56.560 | 37.447 | 9.746 |
| 11 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 26 | 33'22.462 | 1'03.349 | 25.902 |
| 12 | 30 | M | 2 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 26 | 33'31.472 | 1'12.359 | 9.010 |
| 13 | 6 | M | 3 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 26 | 33'31.838 | 1'12.725 | 0.366 |
| 14 | 8 | M | 4 | 清水 康弘 | ART TASTE RACING 324 ART TASTE RACING | 25 | 32'53.526 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 23 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 38 鈴木斗輝哉(モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL) 1'13.825 (6/26) 174.892 km/h
下野璃央(Dr.Dry Racing Team)

「無難にスタートして、1コーナーで前に出らたら抜かれることはないかなって思っていました。もう2周目以降は、目で見て分かるくらい離れていっていたのが分かりました。後ろも競っていましたし」
「もちろん優勝を目指してやっていましたが、まずは表彰台っていう目標だったので、いきなり優勝できると思っていませんでした」
「まだ明日2レースあって、レース3もまたポールからスタートできるので、このレースで確実に勝つために集中したいと思います」
鳥羽豊(AIWIN)

「エンジニアがクルマをばっちり決めてくれたので、良く曲がったし、よく止まってくれたし。スタートもバッチリ決まって、結構前に行け、後ろで誰かがスピンして、蓋してくれたので、そのまま先行逃げ切りでした」
「武藤選手とのバトルですが、もうかわいそうなくらい曲がってなくて、しんどいだろうなと思って見ていました。彼も素晴らしいドライバーで、どんだけ詰めても1コーナーでもいいライン取りされるし、2コーナーでなんかもう全然詰められないし、ヘアピンなんてましてや。馬の背で結構いいところまで行くんだけど、抜かさせてくれませんでした。でもヘアピンで彼がちょっと右にはみ出しすぎて少し縁石に乗り、そこで失速したところをインから抜くことができました。結構タイム差あったと思いますが、もう話しにならないくらクルマの置き所が上手いので、後ろからみてて勉強になりました」
「FIA-F4でもリタイアが続いたりとかして、あんまりいい流れじゃなかったので、これで勝ち癖つけて、明日もいいレースをして、今週は綺麗に終わりたいと思っています」
Text & Photo: Yoshinori OHINISHI

フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズチャンピオンシップ(FRJ)第4戦は8月29日、宮城県のスポーツランドSUGOでレース8の決勝を行い、ポールポジションからスタートした下野璃央(Dr.Dry F111)が、雨の中後続を大きく引き離しぶっちぎりでの初優勝、マスタークラスは鳥羽豊(AIWIN F111/3)が今季2勝目を飾った。
レース8決勝は午後1時20分にフォーメーションラップが始まった。弱い雨が断続的に降り続いており、タイヤ選択に迷うところだったが、ドライタイヤでコースインしたドライバーも予選7位のリンチェンファ(RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3)を除いてすべてグリッド上でウェットタイヤに履き替えた。
ポールポジションの下野璃央(Dr.Dry F111)と予選2位の大宮賢人(PONOS RACING F111/3)は無難なスタートでポジションを守り1コーナーへ向かう。素晴らしいスタートを切ったのは予選5位の洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)で一気に3位まで浮上してきた。4位には三浦柚貴(PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR)が、5位には武藤雅奈(マツモトキヨシTOM'S TGR-DC FR)が、6位には小松響(Rn-sports F111/3)が、7位にはマスタークラストップの鳥羽豊(AIWIN F111/3)が、8位にはウェットタイヤのリンチェンファ(RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3)が続く。
トップに立った下野は雨の中、ときには2位以下より2秒速いラップを刻み後続を圧倒。10周目には2位を10秒以上離し一人旅。2位の大宮も同周3位の洞地を3秒離す。洞地は4位三浦との3位争いを繰り広げ、5位にはペースの上がらない武藤を5周目にかわしてきた小松が大きく離れて続く。
ここから2位の大宮はペースが上がらず、3位争いの洞地と三浦が徐々に接近。14周目には3台での2位争いとなった。
22周または30分で行われていた決勝は30分が先に到来、レースは21周で終了した。トップの下野は後続との間合いを計り、終盤ペースを落としたものの2以下を7秒以上ちぎって初優勝を飾った。2位争いの3台は互いに決め手がなく大宮、洞地、三浦の順でゴールを迎えた。5位にはスポット参戦の小松が続いた。
6位の武藤はペースが上がらず、マスタークラストップで終始7位の鳥羽とテールトゥノーズの争い。武藤は19周目にたまらずコースアウト鳥羽がクラストップの6位でゴール。武藤は7位でレースを終えた。8位にはマスタークラス2位の植田正幸(Rn-sports F111/3)が、9位には同3位の入榮秀謙(アポロ電工フジタ薬局Bellona)が入った。
FRJで女性ドライバーが優勝するのは久々で、小山美姫、三浦愛に続いて3人目となった。
この結果、選手権ポイントでは3位に入った洞地が138ポイントまで伸ばし単独トップに。三浦は135ポイントで2位、3位に入った大宮が131ポイントで、上位3人の差が縮まった。
レース9は明日30日午前10時より、レース10は午後2時よりそれぞれ22周で行われる。予報はあしたも雨で波乱含みの展開も予想される。


Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本SFライツ選手権第13戦・第14戦・第15戦 -RIJ- (2026/08/29) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2026 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 86 | | | 下野 璃央 | Dr.Dry F111 Dr.Dry Racing Team | 21 | 30'05.379 | - | - |
| 2 | 54 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 21 | 30'12.713 | 7.334 | 7.334 |
| 3 | 45 | | | 洞地 遼⼤ | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 21 | 30'13.341 | 7.962 | 0.628 |
| 4 | 37 | | | 三浦 柚貴 | PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR TOM'S TGR-DC | 21 | 30'13.978 | 8.599 | 0.637 |
| 5 | 10 | | | 小松 響 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 21 | 30'17.340 | 11.961 | 3.362 |
| 6 | 13 | M | 1 | 鳥羽 豊 | AIWIN F111/3 AIWIN | 21 | 30'27.527 | 22.148 | 10.187 |
| 7 | 38 | | | 武藤 雅奈 | マツモトキヨシTOM'S TGR-DC FR TOM'S TGR-DC | 21 | 30'43.691 | 38.312 | 16.164 |
| 8 | 11 | M | 2 | 植田 正幸 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 21 | 30'53.214 | 47.835 | 9.523 |
| 9 | 46 | M | 3 | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局Bellona フジタ薬局レーシング | 21 | 30'54.998 | 49.619 | 1.784 |
| 10 | 44 | M | 4 | AKITA | ACR Formula R ABBEY RACING | 21 | 31'11.892 | 1'06.513 | 16.894 |
| 11 | 88 | | | リ シュエンユ | TLM by Z.SPEED F111/3 Team LeMans | 21 | 31'12.247 | 1'06.868 | 0.355 |
| 12 | 18 | M | 5 | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | 20 | 30'24.015 | 1Lap | 1Lap |
| 13 | 36 | M | 6 | ポール・ウォン | SKYMOTORSPORTS F111/3 SKY MOTORSPORTS | 20 | 31'04.339 | 1Lap | 40.324 |
| 14 | 23 | M | 7 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 18 | 30'09.608 | 3Laps | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(90% - 18 Laps)完走 ---- |
| - | 48 | | | リン チェンファ | RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORTS | 4 | 7'03.079 | 17Laps | 14Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 86 下野璃央(Dr.Dry F111) 1'24.463 (6/21) 152.846 km/h

SFライツ第13、14戦で見事初のポールをWポールという最高の形で終えた鈴木は、予選終了後に安堵の表情を浮かべながら、振り返った。
- ポールポジション 鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)
-
「ドライでの感触が良く、手応えを持って臨みましたが、予選はぶっつけ本番の雨となりました。周りのレベルも高く簡単ではない状況でしたが、チームが素晴らしいマシンを作ってくれたおかげで、2レースともポールポジションを獲得できました。そろそろ結果を出さなければ、という焦りから解放され、気持ち的にも少し楽になれました」
「もともとSUGOは相性が良く、マシンも雨のセッティングと自分の走りが噛み合っていました。新舗装により川の出来方や従来のラインが使えず、探り探りの走りにはなりましたが、2回目で上手くアジャストできたことが結果に繋がったと思います」
「ただ、タイムはまだ満足できておらず、決勝に向けてクルマの調整が必要です。また、雨でのスタート練習ができていないので、雨の走行経験のある他ドライバーと比べると慎重に臨む必要があります。一発の速さだけでなく、課題を1つずつクリアしながら結果を出して、シーズン終盤に向け成長していきたいと考えています」
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第13戦、第14戦の公式予選が、8月29日、スポーツランドSUGOで行われ、雨のなか、鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が、第13戦で初のポールを獲得。勢いそのままに第14戦でもポールを奪った。
マスタークラスは、第13戦はポイントリーダーのKEN ALEX(BUZZ RACING)が、第14戦は清水康弘(ART TASTE RACING 324)が、クラスポールを奪った。
今シーズンも残すところ2大会。今年のSFライツシリーズは終了が早く、再来週のもてぎ大会がファイナルとなる。タイトル争いも佳境に入っており、チャンピオン候補は、三井優介(DELiGHTWORKS)80p、梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)79p、エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)63pの三人に絞られている。
今大会で、抜け出す者が出るのか、二人に絞られるのか、三つ巴のまま最終大会を迎えるのか、非常に重要な天王山ともいえる局面を迎えている。特にここSUGOは抜きづらく、加えて、決勝の天候は雨予報なだけに、予選の重要性は誰もが認識しているところ。
第13戦公式予選
朝からの雨が降り続くなか、午前10時から始まった予選は、気温19度とかなり涼しいコンディションで行われた。
第13戦のレース結果は、第15戦のグリッドに影響するだけに、重要な予選となるが、雨のなかで速さを見せたのが鈴木。下馬評では、雨を得意とするジルテールがポールを穫ると思われたが、1分25秒023でトップに立ったジルテールを、鈴木が1分24秒848、1分24秒828と連続して唯一人24秒台を連発して逆転。ポールを奪った。
3位は梅垣、4位の新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)を挟んで、ポイントリーダーの三井は5位だった。
第14戦公式予選
10分間のインターバルを挟んで行われた第13戦予選でも、鈴木の速さは衰えず。チームメイトの梅垣を抑えて、第14戦に続くポールポジションを獲得。3位はアクシャイ・ボーラ(レクサス松山城北 TOM'S SFL)と、トムス勢がトップ3を独占した。
4位は13戦に続いての新原、ポイントリーダーの三井は5位と苦しい位置からのスタートとなった。そして、さらに厳しい結果になったのは逆転チャンピオンを狙うジルテール。全くタイムが伸びずに7位に沈んだ。
タイトルを争う三井とジルテールにとっては、抜きどころの少ない菅生ではかなり厳しい展開になりそうだ。
今シーズン、ここまで目立った戦績を残せていなかった鈴木だが、「相性が良いコース」という菅生で存在感をアピール。昨年末のスーパーフォーミュラのテストでも、速いところを見せていたが、時折見せる速さは魅力的だ。
第13戦の決勝は、本日、土曜日の午後2時40分から26周で、第14、15戦の決勝は、日曜日の午前11時20分、午後3時20分から、それぞれ19周で行われる。





Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
下野璃央(Dr.Dry Racing Team)

「ウェットは練習で1回走った時から調子良かったので、自信を持って走りました。計測2周しかできない状況だったので、アウトラップでタイヤ温めるのと前との距離を測るのに集中しいました。チームから無線で『ポール! よっしゃー!』って入って、『えーっ』てびっくりです。自分でもまさかでした。ミスなくまとめられたんですけど、まさかポール取れるとは思ってなかったです」
「SUGOは、得意でも苦手でもないんですが、走るのは今までFIA-F4で年に1回走ってただけなんです。レース自体は2年ぶりで、こないだ1回テスト来たときが久しぶりのSUGOでした。そのときはドライでしたが、悪くはなかったです」
「1本目は乗りやすかったですが、雨量も増えたので、2回目に入る時にちょっとセット変えたんですけど、変えない方が良かったかも知れませんね」
「レース8とレース10、ポールからのスタートになりますが、雨だと思うんで、スタートでミスらなければよほどのことがない限り抜けないと思います。とりあえず落ち着いてスタートして、普通に行こうと思っています」
鳥羽豊(AIWIN)

「最初、ドライタイヤを履いて出ていって、赤旗が出てしまったので、レインタイヤに変えました。計測2周しかなかったので、たまたま、ちょっとタイムが上がっただけでした。雨量も多くなって、セカンドベストは他の人に取られてしまいました」
「2回目は、リアがちょっと滑ってヘアピンでスピンしてしまいました。そこからもう一回立て直して、最後のアタックに行くところで赤旗が出ました。みんなその周でベストが出ているので残念でしたね」
「決勝は、気負いなく完走を目指します。雨なので、生き残ることが大事ですね。それで走り切った結果がどうだったかというだけだと思います。まあ、頑張ります」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI


フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズチャンピオンシップ第4戦は8月29日、宮城県のスポーツランドSUGOでレース8、9、10の公式予選を行い、レース8、10は下野璃央(Dr.Dry F111)が、レース9は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)がポールポジションを獲得した。マスタークラスはレース8は鳥羽豊(AIWIN F111/3)が、レース9、10は植田正幸(Rn-sports F111/3)がポールポジションを獲得した。
レース8、10の公式予選は午前9時より15分間の予定で始まった。ベストタイムでレース8の、セカンドベストタイムでレース10のグリッドが決定する。SUGOは早朝、薄日も差していたが、予選が始まる頃には雲が厚くなり上空からは雨がぽつりぽつりと落ち始めた。ウェット宣言が出されたもののドライタイヤを履くドライバー、ウエットをタイヤを履くドライバーで選択が分かれた。
開始早々、マスタークラスのAKITA(ACR Formula R)がSPインでコースアウトしたため早くも赤旗が提示された。予選は9時12分より残り4分で再開された。この間、ドライタイヤのドライバーはウエットタイヤに履き替えてコースインした。
残り時間も少ないため予選は計測2周での勝負となった。1周目には下野璃央(Dr.Dry F111)が1分28秒770でトップタイム。2位に洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)が、3位に三浦柚貴(PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR)がつける。
最終アタックでは、下野がタイムをただ一人27秒台の1分27秒669まで縮めポールポジションを確定。2位には大宮が、3位には武藤雅奈(マツモトキヨシTOM'S TGR-DC FR)が浮上し、三浦は4位に、洞地は5位に後退した。6位には第1戦以来久々参戦の小松響(Rn-sports F111/3)が続いた。
マスタークラスは鳥羽豊(AIWIN F111/3)がポールポジションを獲得した。
セカンドベストタイムで決まる第10戦のポールポジションは下野が、2位には大宮が、3位には洞地が、4位には三浦が、5位にはリンチェンファ(RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3)が、6位には小松が入った。
マスタークラスは植田正幸(Rn-sports F111/3)がポールポジションを獲得した。
レース9の公式予選は引き続き午前9時31分より15分間の予定で始まった。計測2周目には大宮が1分27秒411でトップに立つ。2位には三浦が、3位には武藤が、4位には洞地が、5位には下野が、6位には小松が続く。
しかしこの頃から雨脚が強まり、トップの大宮を含め誰も彼のタイムを更新できない。
計測5周目、下野が3位に浮上するも同6周目にはタイムアップした洞地が下野の前に出て3位を奪取。予選終盤、小松が2コーナーでコースアウトしたため赤旗をもって予選は終了。やや消化不良のセッションとなった。
ポールポジションは大宮、2位には三浦、3位には洞地、4位には下野、5位には武藤、6位には小松が続いている。
マスタークラスのポールポジションは植田が獲得した。
レース8の決勝は本日午後1時20分より、レース9は明日30日午前10時より、レース10は午後2時よりそれぞれ22周で行われる。




Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本SFライツ選手権第13戦・第14戦・第15戦 -RIJ- (2026/08/29) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2026 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 54 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 1'27.411 | - | - | 147.709 |
| 2 | 37 | | | 三浦 柚貴 | PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR TOM'S TGR-DC | 1'27.720 | 0.309 | 0.309 | 147.189 |
| 3 | 45 | | | 洞地 遼⼤ | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 1'27.795 | 0.384 | 0.075 | 147.063 |
| 4 | 86 | | | 下野 璃央 | Dr.Dry F111 Dr.Dry Racing Team | 1'27.889 | 0.478 | 0.094 | 146.906 |
| 5 | 38 | | | 武藤 雅奈 | マツモトキヨシTOM'S TGR-DC FR TOM'S TGR-DC | 1'27.955 | 0.544 | 0.066 | 146.796 |
| 6 | 10 | | | 小松 響 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'28.317 | 0.906 | 0.362 | 146.194 |
| 7 | 48 | | | リン チェンファ | RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORTS | 1'29.268 | 1.857 | 0.951 | 144.636 |
| 8 | 11 | M | 1 | 植田 正幸 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'29.887 | 2.476 | 0.619 | 143.640 |
| 9 | 44 | M | 2 | AKITA | ACR Formula R ABBEY RACING | 1'29.945 | 2.534 | 0.058 | 143.548 |
| 10 | 88 | | | リ シュエンユ | TLM by Z.SPEED F111/3 Team LeMans | 1'30.357 | 2.946 | 0.412 | 142.893 |
| 11 | 13 | M | 3 | 鳥羽 豊 | AIWIN F111/3 AIWIN | 1'30.407 | 2.996 | 0.050 | 142.814 |
| 12 | 46 | M | 4 | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局Bellona フジタ薬局レーシング | 1'31.538 | 4.127 | 1.131 | 141.050 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'36.458)予選通過 ---- |
| - | *18 | M | - | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | deleted | - | - | - |
| - | *23 | M | - | YUGO | S2R Racing N-SPEED | deleted | - | - | - |
| - | 36 | M | - | ポール・ウォン | SKYMOTORSPORTS F111/3 SKY MOTORSPORTS | d.n.s | - | - | - |
- CarNo. 18, 23は、FRJ SpR 24.6(使用可能刻印以外のタイヤ使用)により、予選タイムを抹消した。
全日本SFライツ選手権第13戦・第14戦・第15戦 -RIJ- (2026/08/29) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 14 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'25.685 | - | - | 150.684 |
| 2 | 35 | | | 梅垣 清 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'25.957 | 0.272 | 0.272 | 150.208 |
| 3 | 37 | | | アクシャイ・ボーラ | レクサス松山城北TOM'S SFL TOM'S | 1'26.158 | 0.473 | 0.201 | 149.857 |
| 4 | 50 | | | 新原 光太郎 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 1'26.451 | 0.766 | 0.293 | 149.349 |
| 5 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'26.698 | 1.013 | 0.247 | 148.924 |
| 6 | 36 | | | オスカー・ブルツ | レクサス松山城北TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'26.764 | 1.079 | 0.066 | 148.811 |
| 7 | 1 | | | エヴァン・ジルテール | ART Grand Prix with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'26.797 | 1.112 | 0.033 | 148.754 |
| 8 | 2 | | | 卜部 和久 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'27.484 | 1.799 | 0.687 | 147.586 |
| 9 | 26 | | | 佐藤 凛太郎 | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 1'27.696 | 2.011 | 0.212 | 147.229 |
| 10 | 60 | | | 熊谷 憲太 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 1'27.926 | 2.241 | 0.230 | 146.844 |
| 11 | 8 | M | 1 | 清水 康弘 | ART TASTE RACING 324 ART TASTE RACING | 1'28.840 | 3.155 | 0.914 | 145.333 |
| 12 | 6 | M | 2 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'29.676 | 3.991 | 0.836 | 143.978 |
| 13 | 4 | M | 3 | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 1'30.400 | 4.715 | 0.724 | 142.825 |
| 14 | 30 | M | 4 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 1'31.500 | 5.815 | 1.100 | 141.108 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'34.527)予選通過 ---- |
全日本SFライツ選手権第13戦・第14戦・第15戦 -RIJ- (2026/08/29) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 13 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'24.828 | - | - | 152.207 |
| 2 | 1 | | | エヴァン・ジルテール | ART Grand Prix with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'25.023 | 0.195 | 0.195 | 151.858 |
| 3 | 35 | | | 梅垣 清 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'25.028 | 0.200 | 0.005 | 151.849 |
| 4 | 50 | | | 新原 光太郎 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 1'25.335 | 0.507 | 0.307 | 151.303 |
| 5 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'25.542 | 0.714 | 0.207 | 150.936 |
| 6 | 37 | | | アクシャイ・ボーラ | レクサス松山城北TOM'S SFL TOM'S | 1'25.814 | 0.986 | 0.272 | 150.458 |
| 7 | 36 | | | オスカー・ブルツ | レクサス松山城北TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'25.867 | 1.039 | 0.053 | 150.365 |
| 8 | 2 | | | 卜部 和久 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'26.091 | 1.263 | 0.224 | 149.974 |
| 9 | 26 | | | 佐藤 凛太郎 | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 1'26.468 | 1.640 | 0.377 | 149.320 |
| 10 | 60 | | | 熊谷 憲太 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 1'26.775 | 1.947 | 0.307 | 148.792 |
| 11 | 6 | M | 1 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'28.259 | 3.431 | 1.484 | 146.290 |
| 12 | 8 | M | 2 | 清水 康弘 | ART TASTE RACING 324 ART TASTE RACING | 1'28.547 | 3.719 | 0.288 | 145.814 |
| 13 | 30 | M | 3 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 1'30.371 | 5.543 | 1.824 | 142.871 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'33.311)予選通過 ---- |
| - | 4 | M | - | 今田 信宏 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | no time | - | - | - |
全日本SFライツ選手権第13戦・第14戦・第15戦 -RIJ- (2026/08/29) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2026 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 86 | | | 下野 璃央 | Dr.Dry F111 Dr.Dry Racing Team | 1'28.770 | - | - | 145.448 |
| 2 | 54 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 1'28.934 | 0.164 | 0.164 | 145.180 |
| 3 | 45 | | | 洞地 遼⼤ | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 1'29.207 | 0.437 | 0.273 | 144.735 |
| 4 | 37 | | | 三浦 柚貴 | PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR TOM'S TGR-DC | 1'29.285 | 0.515 | 0.078 | 144.609 |
| 5 | 48 | | | リン チェンファ | RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORTS | 1'30.637 | 1.867 | 1.352 | 142.452 |
| 6 | 10 | | | 小松 響 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'31.404 | 2.634 | 0.767 | 141.256 |
| 7 | 88 | | | リ シュエンユ | TLM by Z.SPEED F111/3 Team LeMans | 1'31.632 | 2.862 | 0.228 | 140.905 |
| 8 | 11 | M | 1 | 植田 正幸 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'31.895 | 3.125 | 0.263 | 140.502 |
| 9 | 38 | | | 武藤 雅奈 | マツモトキヨシTOM'S TGR-DC FR TOM'S TGR-DC | 1'32.161 | 3.391 | 0.266 | 140.096 |
| 10 | 13 | M | 2 | 鳥羽 豊 | AIWIN F111/3 AIWIN | 1'32.210 | 3.440 | 0.049 | 140.022 |
| 11 | 46 | M | 3 | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局Bellona フジタ薬局レーシング | 1'32.844 | 4.074 | 0.634 | 139.066 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'37.647)予選通過 ---- |
| - | 44 | M | - | AKITA | ACR Formula R ABBEY RACING | no time | - | - | - |
| - | 36 | M | - | ポール・ウォン | SKYMOTORSPORTS F111/3 SKY MOTORSPORTS | no time | - | - | - |
| - | *18 | M | - | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | deleted | - | - | - |
| - | *23 | M | 7 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | deleted | - | - | - |
- CarNo. 18, 23は、FRJ SpR 24.6(使用可能刻印以外のタイヤ使用)により、予選タイムを抹消した。
全日本SFライツ選手権第13戦・第14戦・第15戦 -RIJ- (2026/08/29) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2026 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 86 | | | 下野 璃央 | Dr.Dry F111 Dr.Dry Racing Team | 1'27.689 | - | - | 147.241 |
| 2 | 54 | | | 大宮 賢人 | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 1'28.007 | 0.318 | 0.318 | 146.709 |
| 3 | 38 | | | 武藤 雅奈 | マツモトキヨシTOM'S TGR-DC FR TOM'S TGR-DC | 1'28.010 | 0.321 | 0.003 | 146.704 |
| 4 | 37 | | | 三浦 柚貴 | PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR TOM'S TGR-DC | 1'28.280 | 0.591 | 0.270 | 146.255 |
| 5 | 45 | | | 洞地 遼⼤ | PONOS RACING F111/3 PONOS RACING | 1'28.438 | 0.749 | 0.158 | 145.994 |
| 6 | 10 | | | 小松 響 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'28.712 | 1.023 | 0.274 | 145.543 |
| 7 | 48 | | | リン チェンファ | RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3 RAGNO MOTOR SPORTS | 1'29.834 | 2.145 | 1.122 | 143.725 |
| 8 | 88 | | | リ シュエンユ | TLM by Z.SPEED F111/3 Team LeMans | 1'30.678 | 2.989 | 0.844 | 142.387 |
| 9 | 13 | M | 1 | 鳥羽 豊 | AIWIN F111/3 AIWIN | 1'31.628 | 3.939 | 0.950 | 140.911 |
| 10 | 11 | M | 2 | 植田 正幸 | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'31.845 | 4.156 | 0.217 | 140.578 |
| 11 | 46 | M | 3 | 入榮 秀謙 | アポロ電工フジタ薬局Bellona フジタ薬局レーシング | 1'32.650 | 4.961 | 0.805 | 139.357 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'36.458)予選通過 ---- |
| - | 44 | M | - | AKITA | ACR Formula R ABBEY RACING | 1'41.704 | 14.015 | 9.054 | 126.951 |
| - | 36 | M | - | ポール・ウォン | SKYMOTORSPORTS F111/3 SKY MOTORSPORTS | no time | - | - | - |
| - | *18 | M | - | YUKI | NILZZ Racing NILZZ Racing | deleted | - | - | - |
| - | *23 | M | - | YUGO | S2R Racing N-SPEED | deleted | - | - | - |
- CarNo. 18, 23は、FRJ SpR 24.6(使用可能刻印以外のタイヤ使用)により、予選タイムを抹消した。
GT500クラス 16号車#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(ARTA MUGEN)

- 野尻智紀(ARTA MUGEN)
-
「(これで通算11勝になったが)僕の主観ですけど、軽い中で勝ってきた勝利が今まで多かったと思うんですよね。開幕戦からうまくいかない、うまくいかないで、中盤戦で軽い中で勝ってっていう。たくさん勝っててっていうふうに言われますけど、あんまり誇れる内容ではないなっていうふうに思います。なので、やっぱりチャンピオン取らないと残れる結果ってやっぱないと思うんで。この勢いのまま36号にチャレンジしていきたいですね」
「(自分のスティントについて)最初に流れ作りたいなと思ってたんで。(64号車の履く)ダンロップタイヤの温まりとか、その辺も全く分からなかったんで、抜けるなら最初のうちにっていうところで、大津選手がいい感じに扉をこじ開けてくれたので、僕はどちらかというと漁夫の利的な感じで、ラッキーで前に行けたなっていうふうに思います」
「(17号車とのバトルについて)間合いだけの問題で追いついたかなって思いますが、なかなか抜くまでには至りませんでした。本当はもう少し燃費もセーブしながらついていければっていう感じでしたが、それ以上に野村選手が速かったので、ついていくのにいっぱいいっぱいだったなっていう感じはしましたね」
「ランキングが上がったとはいえ、36号車にはまだまだ点数差もありますし、しっかりと次のSUGOも上位狙っていかないと、チャンピオンはどんどん遠くなってしまうと思うんで。次からが本当の戦いっていう風に思うんで、上を狙って戦いたいなと思います」
- 佐藤蓮(ARTA MUGEN)
-
「自分の実力を証明できたレースというより、今回がスタートラインかなと思っています。今後もいいレースができるように、そこに向かってしっかり進めていきたいなと思います」
「GT500の2年目ぐらいからとにかく勝ちが欲しかったです。みんな1回勝つと変わる言いますけど、ちゃんとレースをして勝つというのは大事だと思います。今回ようやくそれができました」
「(17号車とのバトルについて)セクター4のシケインでのブレーキでアドバンテージがあるとは数周前から感じていて。ちょっと距離はありましたけど、とりあえず行ってみて、チャンスを作りたかったんです。130Rでのオーバーテイクは、GT500がGT300を抜いていくパターンとして、あれはよくあるので。あそこは絶対にチャンスだと思って、もう全開で抜くつもりで入っていって、それがうまくいったので、もう完璧な抜き方ができたなとは思いました」
「(フィニッシュの瞬間は)安心しましたね。プッシュしてる時は何も考えてないんですけど、残り5周でSCが入って、いつ再開されるかっていうところの緊張感と、最後まで車がトラブルなく走ってくれるかっていうところ。これはすごく不安でしたね」
「SUGOはかなり(サクセスウェイトが)重くなって、ランキング的には2位で挑むレースなので、少しでも36号車に対して差を詰めるレースにしたいです」
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GT300クラス 9号車PACIFICうま娘NAC BMW(PACIFIC RACING TEAM)

- 藤原優汰(PACIFIC RACING TEAM)
-
「スタートから淡々と自分たちのペースを守っていくことができました。後半、富林選手に代わってから、さらにマージンを広げるのにかなりすごい走りしてくれて、ミスもなかったので勝つことができました」
「スタートで余裕が生まれればレース自体の余裕が生まれるかなと思ってました。最初の希望は、後ろとの間を開けるっていう、それが仮に1秒でも2秒でもいいかなというふうに思っていましたが、実際走り出したら車のパフォーマンスもタイヤのパフォーマンスもすごく良くて、いけると思って、ちょっと淡々と走っていうかなっていう感じですね。不安要素は全くなくて、すごく良かったです」
「昨日ロングランが見えてなかったので、スティントを均等割にする作戦にして、ちょっと探りつつは行ったんですけど、後半まですごく安定していました」
「ミシュランはウォームアップがすごく早いので、4本交換してもロスが全然ないので、今回は4本交換を選択しました」
「菅生大会も、まずポイントを確実に狙っていきたいなと思いますし、願わくばトップ10をというところで、全員がその時できることをできるだけやったら、自然といいところに行くと思うので、全員ができることを全力で頑張りたいです」
- 冨林勇佑(PACIFIC RACING TEAM)
-
「同世代のライバルはみんな優勝やチャンピオンを争っている中で、ポイント取るのもやっとっていう悔しさを抱いていましたが、自分も負けてないことを証明するためにも、チームの用意してくれてる車が今一番早いんだぞってことを証明するためにも、いろいろケアしながらですが本当にプッシュすることだけを考えて走っていました。終盤はセーフティーカーが出ちゃって、タイヤ冷えると結構難しい部分も僕らはありましたし、後ろにバックマーカーが2台挟まってたんで、再開しても大丈夫かなと思いつつ、終わるならこのまま終わってくれっていう気持ちもありました。でも比較的冷静ではいられたと思います」
「リードも築いていたので本当は最後までぶっちぎって帰ってきて、イエーイってやりたかった気持ちもあります。でも何より最後までしっかり走りって優勝することが大事でしたし、そこを達成できたのはよかったです」
「BMW、ミシュランというものに変わってから非常に自信もあった中でうまくいかなかったんですけど、こうやって0を1にするのってすごい難しいと思うんですよ。それは僕らドライバーもそうですし、チーム自体も勝ったことがないのでかなり難しかった」
「逆に勝つといろんな運が巡ってこれたり、勝ち癖というものがつくものもあると思います。今まではポイント取れるか取れないかみたいなチームの実力というか、そう思われがちな部分もあったと思いますが、こうして優勝することで、ワンランク上のところで戦える可能性も増えたかなと思います。チャンプ争いというところまでは、まだ全然考えてないですけど、しっかりポイントを取ることをチームの目標として、後半戦も着実に戦っていけたらなと思います」
Photo&Text:Kazuhisa SUEHIRO

2026オートバックス スーパーGT第5戦「鈴鹿GT300kmレース」の決勝が8月23日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは16号車#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)が今季初優勝。2位に17号車Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)、3位に8号車#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)が入り、ホンダ勢が表彰台を独占した。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日20,500人/決勝日32,000人/大会総入場者数52,500人)

第5戦決勝は午後1時30分に三重県警の先導によるパレードランで始まった。周回数は52。天候は晴れ。路面はドライ。気温34℃、路面温度は49℃と残暑厳しい中での戦いだ。
まずはポールの野村勇斗(Astemo HRC PRELUDE-GT)がトップで1コーナーへ。大草りき(Modulo HRC PRELUDE-GT)、大津弘樹(#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)と予選順位のままS字へ向かうが、NIPPOコーナーの立ち上がりで早くも大津が64号車を抜き去って2番手に浮上。予選4位の野尻智紀(#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT)もこの周で64号車を捉えて3番手に浮上した。
3周目に入ると16号車が8号車に接近。シケインでインに飛び込んで2番手に。すかさず8号車も16号車のスリップに入るが、徐々に引き離されていく。
この間にトップの17号車は3秒552のリードを築き上げるが、4周目に入ると16号車が追い上げに転じ、5周目に3秒103、6周目に2秒545、7周目には1秒383とし、8周目には0秒308とついに射程圏内に捉えた。
16号車を引き離そうとペースを上げる野村だったが、野尻は離されずについていき、15周目のシケインでインを伺う。しかしここでは野村が押さえた。
その後17周目のNIPPOコーナーで井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が川端伸太朗(PONOS FERRARI 296 EVO)に押されてコースを飛び出すアクシデントが発生。これによりフルコースイエロー(FCY)が宣言される。すぐにFCYは解除となるが、ここですかさず64号車がホームストレートで8号車をかわして一つ順位を挽回した。
ここで規定周回の3分の1が消化されたため、トップの17号車は18周目にピットイン。野村から塚越に交代してコースに戻る。8号車も同じ周で大津から太田に交代するが、16号車はコースに留まり、22周目にようやくピットへ。ここで野尻からバトンを渡された佐藤は17号車の前でコースに復帰するが、塚越広大(Astemo HRC PRELUDE-GT)は23周目のヘアピン立ち上がりで16号車のインに飛び込み、そのまま並走でスプーンへ。すかさずポジションを奪い返した。
そしてGT500クラスの全車がドライバー交代を終えた35周目に17号車は再びトップに。しかし16号車とのギャップは僅か0秒435。
36周目のシケインで佐藤は17号車のインに飛び込むが僅かにオーバーラン。すかさずホームストレートで並び替えした塚越が1コーナーで16号車を抜き返した。
ところが37周目。
130Rで周回遅れをアウトから抜こうとした17号車が痛恨のオーバーラン。これに乗じて佐藤がインから周回遅れと17号車を一気に抜き去ってトップに立つと、その後は徐々にリードを広げていく。
結局レースはトップが48周目に入ったところで発生した、130Rにおける吉田広樹(Green Brave GR Supra GT)のクラッシュによりセーフティーカーが導入され、そのまま52周目のチェッカーを迎えることに。
これにより16号車#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻智紀/佐藤蓮)が今季初優勝を達成。17号車Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越広大/野村勇斗)は惜しくも2位に終わり、8号車#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田格之進/大津弘樹)が3位とホンダ勢が表彰台を独占する結果に。
野尻は通算勝利数を11に伸ばし、佐藤はGT300、GT500を通じて初めてのスーパーGT優勝を成し遂げた。
同時にドライバーズランキングにおいても野尻/佐藤組は通算36ポイントでこのレースを8位で終えた福住仁嶺/大嶋和也組の31ポイントを抜いて2位に浮上した。しかしポイントリーダーの坪井翔/山下健太組は重いサクセスウェイトを抱えながらもしぶとく9位でフィニッシュし、50ポイントと依然として大きなリードを保っている。
次戦の舞台は宮城県のスポーツランドSUGO。台風シーズンの真っ只中ということもあって毎年天候と魔物に左右されるが、今年はどんなドラマが待っているのだろうか。9月20日決勝だ。



Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum