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第1戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
16太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
2759'16.061--
215岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
2759'16.258 0.197 0.197
364佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
2759'19.472 3.411 3.214
41坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
2759'22.388 6.327 2.916
57小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
2759'22.854 6.793 0.466
638阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
2759'27.86411.803 5.010
716野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
2759'29.41113.350 1.547
84ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
2759'30.72314.662 1.312
93山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
2759'35.22119.160 4.498
105牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
2759'36.15620.095 0.935
1137サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
2759'38.09022.029 1.934
1220高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
2759'42.40926.348 4.319
13*14大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
2759'43.88927.828 1.480
1450小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
2759'43.95627.895 0.067
1529平良 響KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
2759'47.53931.478 3.583
16*10ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
271:00'14.88658.82527.347
17*19野中 誠太ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
271:00'55.9941'39.93341.108
1865イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
2659'47.6961Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 24 Laps)完走 ----
-8福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1230'00.54015Laps14Laps
-39大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
818'08.76319Laps4Laps
-28小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
818'09.04119Laps 0.278
-12三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
0-27Laps8Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 15 岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)1'38.922 (19/27) 211.330 km/h
  • CarNo. 14は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条11(リリース時の安全確認不足)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 10は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第26条9(ピットレーン速度)違反により、ドラビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 19は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第23条3(タイヤ交換)違反により、罰金10万円および競技結果に対して60秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 19は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.11(SC中のオーバーラン)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
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第1戦鈴鹿決勝会見 佐野雄城「今週末はいい流れ」

第1戦優勝 佐野雄城(TOM'S)

優勝した佐野雄城(TOM\'S)

 「繰り上がりっていう形になったんですが、開幕戦デビューレースで優勝することができて嬉しいです」

 「レースを振り返ると、序盤から終始野村選手のペースにはかなわなかったなっていう部分はあるので、明日のレース2、レース3でそこら辺を改善して臨めればなと思います」

 「まずスタートを決めることができて、でまあ自分の中では結構プッシュしている中でのオープニングアップだったんですけど、もうその状況で、結構野村選手が速いペースで追いついてきました。油断はもちろんしなかったですし、想像以上に野村選手のペースがオープニングラップから早かったな、という印象です」

 「正直、対野村選手で考えると、そこまで発見っていうのはなかったです。まあ自分のドライビングの中で気になるところだったりはあったので、そこら辺改善していければなと思います。今週末、いい流れでこれているので、この調子で明日のレースも優勝できるように頑張ります」

第1戦決勝2位 野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

決勝2位の野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

 「まずスタート2番手からだったんで、優勝狙える順位と思ってたし、自信もあったのですが、スタートでクラッチをちょっと多くバイトさせすぎてしまって、一瞬前に進んでしまいました。本当にもったいないなっていう感じですね。クルマも本当に良かったし、チームの皆さんがいろいろセット考えてくれて、予選から決勝に向けてもいい流れだったので、ここは本当に悔しいです」

 「鈴鹿に来て、練習もほとんどできなかったので、まずは慣れるという意味で木曜日から進めてきたんですけど、まあ徐々に上り調子でここまで来れていて。予選では自分の思っていたよりトップに迫れたなっていう感覚で。これがレースも行けるっていう思いで走りました」

 「決勝ペースは本当にいいことはこのレースでわかったので、レース2は4位で、レース3は2位スタートなんですけど、しっかり巻き返して優勝も狙っていきます」

第1戦決勝3位 小林利徠斗(TOM'S)

決勝3位の小林利徠斗(TOM\'S)

 「このレースは3位スタートでしたので、まあ正直トップツーとは大変差さがあるなというのは感じてはいたので。いかにスタートで仕掛けられるか、その後はもし抜けたら守り切れるかっていうところでした。スタートは悪くはなかったんですけど、ちょっと決めきれなかったところもあって、3位に落ち着きました。なんとかスリップでついていけないかなというところもあったんですけど、なかなかちょっと次元が違う速さでトップツーが逃げていってしまったので、まああとは自分のクルマと格闘するしかできなかったですね」

 「昨年の年末にも鈴鹿でテストが行われていて、まあそこまではある程度、順調に走っているなというふうに思っていたんですけど、今週レースウィーク入った段階から、ちょっと鈴鹿のコンディションだったり、舗装の関係だったり、未だに明確な原因というところまではつかめてないんですけれども、なかなか不調でして。途中マシントラブルもありながら、なんとか表彰台という形まで持ってこれたのは、レース全体として成長した部分もあるのかなとは思います」

 「ただ根本的にレースペースが足りていないので、そこは明日に向けて少しでも改善できるところを見つけていきたいと思います。今の段階ではまだ頭の中の整理もついてはないんですけど、やれるだけのことをやっていきたいと思います」

トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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第1戦鈴鹿予選上位3人のコメント 野尻智紀「いいクルマを用意してもらった」

第1戦ポールポジション 野尻智紀(TEAM MUGEN)

ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「今日は本当にいいクルマを用意してもらって、ありがとうございました、という感じで。いい予選でした。タイムはやっぱり昨日と比べると遅いので、難しい部分も多かったんですけれども、このペースでいってても周りがもっといいタイムを出したらした意味ないですし。まあ自信はそんなになかったですけれども、まあ、あの結果としてポール取れたんで。みんなもう1分35秒台で走る、このスピード感に慣れてるんで、これでいいのかなって思ってるとこも大いにあると思うんですけれども。まあその中でもポールが取れたので、いいスタートが切れたなと思います」

第1戦予選2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

予選2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 「手応えはありましたね。クルマも昨日から良かったですし、ポールは取れる自信はあったんですけど、ただそれをしっかりと一周まとめることができませんでした。ちょこちょこ細かいミスがあって。取りこぼしたのは自分のミスであり、改善点かなというふうに思います」

 「正直ロングのペースだったり、いろいろ細かい部分はわかりませんけど、しっかりと準備して。もうやってみるしかないんで、これに関しては。まあ出たとこ勝負じゃないですけど、臨機応変にいろんなシチュエーションにしっかりアジャストしていきたいなと思います」

第1戦予選3位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

予選3位の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「セク1がもう全然ダメで。多分(予選)10番ぐらいだなと思ったら3番で、しかもコンマ1って言われました。セク1のどこというか、もう全体的に。もう1個目からよくないくて、オーバー出しちゃってみたいな感じですね。逆バンクとかもう最悪だったんで。ちょっと今回の予選はトリッキーだったかなと思います。Q1でも昨日のグリップ感が全くなかったんで、そこからQ2、どれだけトラックエボで上がるかっていうところを僕たち予想しながら行かないといけない中で、Qツーは結構激しめに行ったんですけど、ちょっとオーバープッシュというか、まあクルマ的にも足りてなかったなというふうな感じですね」

 「(Q2のコンディション変更というのは?)風ですね。圧倒的に風です。だから走りやすくなったところもありますけど、それに関しては特に向かい風が少なくなって」

 「ロングランはあんましてないんですが、それは他もみんなそうだと思います。5号車はしてるんでそのデータ使えると思いますけど、基本的にそんなに大きく外れたロングのデータを持ってないんで、まあ心配してないですね」

 「個人的にはここ5、6戦で僕と野尻さんしか勝ってないんで、一騎打ちになるなったら面白いなと思いますけど」

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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第1戦鈴鹿決勝 佐野雄城ポールtoウィン、野村勇斗はトップチェッカーもペナルティに泣く

優勝は佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦の決勝が、3月8日、鈴鹿サーキットで行われ、、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)がデビューレースをポール・トゥ・ウィンで飾った。

 2周目に佐野をかわしてトップに立った野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)は、フライングの裁定でレース中にプラス5秒のペナルティが課され、トップでチェッカーを受けたものの、2位となった。

 マスタークラスは、2台による戦いとなったが、清水康弘(GNSY 324)がクラスポールから独走してクラスウィンを飾った。

 朝行われた予選で、ダブルポールを奪った佐野は、スタートも決めてトップで1コーナーに飛び込んだ。2番グリッドからスタートした野村は、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)に並びかけられるも、何とか抑えて2位でオープニングラップを終える。

 ペースの良い野村は、1周目にトップ佐野に迫ると、2周目の1コーナでアウト側から仕掛けて、見事なパッシングを見せる。

 5周を終えた順位は、野村、佐野、小林、スタートで順位を上げた三井優介(DELiGHTWORKS)、ザック・デビッド(B-MAX RACING 324)、荒尾創大(DELiGHTWORKS)と続く。

 ところが、翌周、検証中だったスタートの判定が出され、トップ野村と、スタートで遅れ10位走行中のケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)にフライングでプラス5秒が課されることとなった。

 このとき、トップ野村と2位佐野の差は約1秒。残る10周でその差を5秒まで広げることは至難の業。佐野にとっては、野村を視界に入れ大きく離されなければ優勝を手に入れることができる状況になった。

 それでも、野村は渾身のラップを続け、10周目に2.1秒、15周目に2.6秒まで差を広げたものの、ここまでが精一杯。3位の小林は野村から10秒以上離れていたため、トップでチェッカーを受けた野村が2位、佐野が優勝と、デビュー戦の2人が見事なレースを見せた。

 4位以下は、鈴鹿初体験ながら大健闘のデビッドが入り、5位には三井、6位には3台による争いを制した卜部和久(B-MAX RACING 324)が入り、SFライツデビューレースのルーキーたちが貴重なポイントを獲得した。

 マスタークラスは、スタートから安定したペースで周回を重ねるたびにDRAGON(TEAM DRAGON 324)を引き離し、独走に持ち込んだ清水が幸先よく優勝を飾った。

 第2、3戦の決勝は、明日3月9日の午前8時20分、午後0時50分からそれぞれ12周で行われる。

決勝がスタートした

決勝2位は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝3位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

決勝4位はザック・デビッド(B-MAX RACING 324)

決勝5位は三井優介(DELiGHTWORKS)

決勝6位は卜部和久(B-MAX RACING 324)

優勝した佐野雄城(TOM\'S)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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第1戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
135佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1630'19.023--
2*50野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1630'21.162 2.139 2.139
338小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1630'29.24810.225 8.086
451ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1630'33.73314.710 4.485
53三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1630'37.33918.316 3.606
61卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1630'43.73224.709 6.393
74森山 冬星JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1630'46.20227.179 2.470
8*2荒尾 創大DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1630'50.55131.528 4.349
9*58ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1630'51.78032.757 1.229
1037古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1630'55.15036.127 3.370
1160伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1631'03.98444.961 8.834
128M1清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1631'12.26353.240 8.279
1330M2DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1631'27.9161'08.89315.653
---- 以上規定周回数(90% - 14 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 50 野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)1'52.993 (8/16) 185.013 km/h
  • CarNo.50は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第31条10(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo.2は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2(走路外走行)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • No.58は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第31条10(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
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SUPER FORMULA

第1戦鈴鹿公式予選 チーム無限速し!野尻智紀ポール、岩佐歩夢2位でフロントロー独占

ポールポジションを獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦の予選が、3月8日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)がポールポジションを獲得。岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が2位と、チーム無限がフロントローを独占した。

 今年から2レース制が増え、全12戦で争われるスーパーフォーミュラシリーズ。その幕開けとなる第1戦の予選が、土曜日の午前9時50分から行われた。

■Q1 Aグループ

 ほとんどの車両が3周のウォームアップ後にアタックに入り、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)が1分38秒770をマーク。しかし、その直後に岩佐が1分37秒034と、他を圧倒するタイムを叩き出す。

 この後、小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)らが次々にアタックするも、1分38秒を切るものは現れず。

 岩佐が、2番手に食い込んだイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)に1秒以上の差をつけて、このグループトップでQ2に進んだ。

 久々の参戦となったサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)はハーフスピンを犯してしまい、最下位に沈んでしまった。

 順位:岩佐-フラガ-牧野-大湯-オサリバン-小林/小高-三宅-Juju-高星-フェネストラズ

■Q1 Bグループ

 Bグループは、路面状況が好転し、タイムはAグループよりも上回った。

 まず、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)が、1分37秒782と好タイムをマーク。これを即座に野尻が1分36秒983で上回り、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)も続々と1分37秒台をマーク。

 結局、野尻以外に1分36秒台に入れる者は現れず、太田、佐藤、そして、ルーキーの小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)が、チャンピオン坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)を抑えて4位に食い込む健闘を見せた。

 順位:野尻-太田-佐藤-小出-坪井-福住/阪口-山下-大嶋-野中-平良

■Q2

 Q1の状況から1分36秒台の争いになると思われた。

 最初にアタックに入ったのは小出。1分37秒153と僅かに36秒台には届かず。佐藤も1分37秒128で届かずという状況の中、Q1から段違いの速さを見せるチーム無限の二人は、岩佐1分36秒527、野尻1分36秒505と、あっさり37秒の壁を破り36秒台半ばまでタイムアップ。

 最後に逆転を狙った太田がアタックするも、1分36秒632まで詰めるのがやっと。野尻、岩佐のフロントローが決まった。

 デビュー戦の二人、小出とフラガの争いは、100分の4秒差で小出に軍配が上がった。

 順位:野尻-岩佐-太田-牧野-福住-佐藤-小出-フラガ-坪井-オサリバン-小林-大湯

 決勝は、午後2時40分から27周で争われる。

ポールポジションは野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

予選2位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

予選3位は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

予選4位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

予選5位は福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)

予選6位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN)

予選2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

初参戦の野中誠太(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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第1戦、第2戦鈴鹿予選上位3人のコメント 佐野雄城「初戦は気負いすぎずに」

第1戦、第2戦ポールポジション 佐野雄城(TOM'S)

第1戦、第2戦ともポールポジションの佐野雄城(TOM\'S)

 「振り返ると、昨日から調子状況で進められていて、結果的にはダブルポールという形になりました。昨日からのフィーリングとか考えると、やっぱり大きく違った部分はあったので、そこら辺の合わせ込みっていう部分はまだ反省が残りますが、結果的にはダブルポール取れたんで、そこはすごい嬉しいです」

 「(1戦目は野村選手と1000分の3秒差だったが)去年負けてばっかりだったんで、まずは勝てたっていうか。まあまあレースが本番ですけど、予選でまだ前にいて、優勝一番近いところからスタートできるんで、まずは一勝目を目指して頑張りたいなと思います」

 「(去年リージョナル乗ったことでアドバンテージはあった?)そこら辺は難しいですね。でもやっぱりF4に比べたらリージョナルの方がパワーありますし、それを経験できたのは良かったかなと思いますけど、ダウンフォースレベルで行くとすごいリージョナルとライツで差はあるんで、そこら辺はかけ離れてたなっていうのが正直な感想です。でもそういう経験も含めて今回のポールにつながってるかなと思います」

 「初戦なので決勝は気負いすぎずしっかりと、自分のやることをやって優勝できるように頑張ります」

第1戦予選2位、第2戦予選4位 野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

第1戦予選2位、第2戦予選4位の野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

 「昨日の練習走行の調子から考えると、1回目はまず見えてるかっていうのはすごく良かったですし、でもすごい僅差の2位だったんで、本当に悔しかったんですけど。二回目の予選に向けては自分たちもアジャストしていったんですけど、それ以上に他の選手たちもタイムを上げてきて4位という結果になってしまいました。まずは開幕戦のレースが午後からあるんで、二番手グループからできることをやって勝てるように頑張ります」

 「結構自分の中ではベストな出来だったなっていうミスもほとんどしなかったですし、結構まとめられたなっていう感じだったんで。その中で2位と4位って本当に詳しいですけど、この位置からでも勝てるとは思ってるので、ちゃんとスタート決めて」

 「(荒尾選手とは久々の対決となるが)2022年ぶりですね。幼馴染で同い年ですし、それこそ小学生、中学生ぐらいからずっと一緒にレースやってきてたんで。ちょっと頑張らないと」

 「(第1戦、第2戦の目標は?)もちろん優勝ですね。あとはベスト尽くせるようにっていうことですね」

第1戦予選3位、第2戦予選2位 小林利徠斗(TOM'S)

第1戦予選3位、第2戦予選2位の小林利徠斗(TOM\'S)

 「結果としては、もちろんポールでないのは悔しい部分もあるんですが、予選の走り出しとしてはある程度掴めました。そこは予選の走行をまとめられたというところでは、昨年よりは成長できたと思います。まとめた上でもまだトップには足りてない部分もあるので、クルマだったり走り方だったりで何か見つけて、2年目なので決勝では良いレースをしたいと思います」

 「今週末に入った時点で、鈴鹿の新舗装の路面に苦戦してまして、安定して走ることが難しかったんです。そこからは幾らかは改善されたなと思います」

 「(第2戦の予選終盤について)それぞれの前後にクルマがいたりいなかったりがありました。アタック自体は結構決めた方だとは思ったんですけど、それでも足りてないですし、実質的にはたぶんコンマ2、3は足りてないと思っています。そういう部分で、ちゃんと本質的な速さを求めていきたいなと思います」

 「それなりには感触は良かったんですけど、タイムが見合ってないというか、佐野選手があまりにも速いので、現状足りてはいないですね。チーム内でデータの共有はしているんですけど、悔しいですね。予選のアタックで本当にミスしたとかだったら、まとめられなかったなってなるんですけど、それなりにはちゃんと走ったつもりではあるので」

「(決勝2レースの目標は)2年目として昨年1年間学んだことを活かして、強いレースができるように頑張りたいと思います。とりあえずやってみるしかないかなっていう状況ですけど、頑張ります」

第1戦予選5位、第2戦予選3位 荒尾創大(DELiGHTWORKS RACING)

第1戦予選5位、第2戦予選3位の荒尾創大(DELiGHTWORKS RACING)

 「予選2回目は結局走路外走行で、3位になってしまいました。それでも、予選1回目か2回目にセット変更して、パフォーマンスが上がって。で、まあ5番手から3番手になりました。実際にタイムは1番手ですよね。まあ、いい状況かなと思います」

 「朝一はやっぱり路面が悪いんで、そこからまたタイムアップしてって感じです。ロングランを昨日できてないっちゃできてないんで、まあ、ちょっと微妙なとこではありますけど、ライツはスタートがまあメインなんで。そこでまあトップ取れるように頑張りたいと思います」

 「(新しいチーム体制については)人も増えてますし、チームプリンシパルが下山(征人)さんになりました。メーカー系は緊張をとてもさせられるというか、プレッシャーがすごいんですが、ここはまあやり方が違って、僕たちがリラックスできるようにしてくれますし、僕たちが心配していることも心配しなくていいっていう言葉もかけてくれます。メーカー系とはまた違ったその良いチームの雰囲気作りができてて、すごい心地よいです」

 「(今年ステップアップしてきた野村選手について)それぞれ二年別の場所で戦って、まあ僕としてはライツは二年目で、経験値としては上ですけど。まあ、野村選手はチャンピオンカーに乗れてるんで。それはまあ経験で賄って勝ちたいですけど、野村選手も上手なんで簡単ではないです。一年通して、最終的に、野村選手だけを気にするわけではなくて、チャンピオンを取れればいいなと思います」

 「今週は第1レースが5位、の第2レースが3位からで、ルーキーの選手がどう転ぶのかわかんないですけど、まずは自分のベストを尽くして、いいリザルトを残したいと思います。去年1勝もしてないんで、もちろん優勝は欲しいですけど、年間戦っていく上で無理はしすぎないようにしたいと思います」

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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第1、2戦鈴鹿公式予選 ルーキー佐野雄城がダブルPPを獲得

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦、第2戦の公式予選が、3月8日、鈴鹿サーキットで行われ、第1戦、第2戦ともに、デビュー戦となる佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)がポールポジションを獲得した。

 マスタークラスは、清水康弘(GNSY 324)が、両レースともクラスポールを奪った。

 いよいよ2025年の開幕を迎えた。今シーズンはルーキーが多く参戦しており、誰が抜け出すのか予想のつきにくい状況だ。

 トムスからエントリーのエステバン・マッソンは急きょ参戦を取りやめ、代役に野中誠太が指名された。しかし、スーパーフォーミュラ(SF)のオリバー・ラスムッセンが昨日のフリー走行でクラッシュし、今度はその代役にも野中が指名されたことで、野中はSFに集中することになり、SFライツへの出走はキャンセルした。

 木、金曜日に行われた専有走行で速さを見せたのは佐野。2日間のトータルでもトップとなった。これに、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)らが続いた。鈴鹿初走行となるザック・デビッド(B-MAX RACING 324)も7番手につけ、対応力の高さを見せた。

第1戦公式予選

 曇天の下で行われた予選は、午前8時30分から10分間で行われた。各車、じっくりウォームアップした後、4周目からアタックを開始。

 まず、野村が1分51秒401をマークしトップに立つと、小林1分51秒784、そして、デビッドが1分51秒975で続く。野村は次の周に1分51秒233とトップタイムを更新。これで決まりかと思われたが、最後の最後に佐野が1分51秒230と、野村を1000分の3秒上回り、ポール獲得。

 この結果、今回がデビュー戦となる佐野、野村のルーキー二人がフロントローに並ぶこととなった。なお、4番手タイムのデビッドだったが、走路外走行の判定でベストタイムは採用されず9位に沈んだ。

ポールポジションは佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

予選2位は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

予選3位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

第2戦公式予選

 10分間のインターバルを経て始まった第2戦予選。第1戦同様、野村が1分51秒250でアタック合戦の口火を切ると、小林1分51秒184、佐野1分50秒908、荒尾1分50秒731と続々とトップタイムが更新される。

 アタック2周目では、さらにタイムは上がり、野村1分50秒796、小林1分50秒655、佐野50秒628と1回目のアタック同様にトップタイムが次々に書き換わると、締めくくりに荒尾が1分50秒615を叩き出して、ポール争いを決着させた……と思われた。

 しかし、荒尾の最後のラップに走路外走行の裁定が下り、タイムは抹消。荒尾はセカンドタイムで4位となり、佐野がダブルポールを獲得する結果となった。

 マスタークラスは、昨年後半から速さを見せている清水が、チャンピオンDRAGON(TEAM DRAGON 324)を退けて、連続クラスポールを奪った。

ポールポジションは佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

予選2位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

予選3位は荒尾創大(DELiGHTWORKS)

 第1戦決勝は、本日午後0時30分から16周で、第2、3戦の決勝は、明日3月9日の午前8時20分、午後0時50分からそれぞれ12周で行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

第1戦鈴鹿公式予選結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Weather: Fine Course: Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
116B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.9831'36.505
215A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.0341'36.527
36B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.0261'36.632
45A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.5521'37.053
58B福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.7031'37.112
664B佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.5391'37.128
750B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.5721'37.153
865Aイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.3251'37.194
91B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'37.6901'37.413
104Aザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.6941'37.697
117A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'38.7701'37.892
1239A大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.6811'37.925
---- 以上Q2で決定 ----
1338B阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.782
1428A小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'38.835
153B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.035
1612A三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'38.914
1714B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'38.706
1810AジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'39.908
1919B野中 誠太ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'39.587
2020A高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'40.291
---- 以上予選通過----
-29B平良 響KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'57.098
-37Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'55.695
Tags:

SUPER FORMULA

第1戦鈴鹿ノックアウトQ2結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
116B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.505--216.623
215A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.527 0.022 0.022216.574
36B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.632 0.127 0.105216.338
45A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.053 0.548 0.421215.400
58B福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.112 0.607 0.059215.269
664B佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.128 0.623 0.016215.234
750B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.153 0.648 0.025215.178
865Aイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.194 0.689 0.041215.087
91B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'37.413 0.908 0.219214.604
104Aザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.697 1.192 0.284213.980
117A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.892 1.387 0.195213.554
1239A大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.925 1.420 0.033213.482
Tags:

SUPER FORMULA

第1戦鈴鹿ノックアウトQ1結果

■Aグループ

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
115岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'37.034--215.442
265イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'38.325 1.291 1.291212.613
35牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'38.552 1.518 0.227212.124
439大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'38.681 1.647 0.129211.846
54ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'38.694 1.660 0.013211.818
67小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'38.770 1.736 0.076211.655
---- 以上Q2進出 ----
728小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTATRD 01F
1'38.835 1.801 0.065211.516
812三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
HondaM-TEC HR-417E
1'38.914 1.880 0.079211.347
910ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
HondaM-TEC HR-417E
1'39.908 2.874 0.994209.245
1020高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTATRD01F
1'40.291 3.257 0.383208.445
---- 以上基準タイム(107% - 1'43.826)予選通過 ----
-37サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'55.69518.66115.404180.692

■Bグループ

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
116野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'36.983--215.555
26太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'37.026 0.043 0.043215.460
364佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'37.539 0.556 0.513214.327
450小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
HondaM-TEC HR-417E
1'37.572 0.589 0.033214.254
51坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTATRD 01F
1'37.690 0.707 0.118213.995
68福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'37.703 0.720 0.013213.967
---- 以上Q2進出 ----
738阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'37.782 0.799 0.079213.794
83山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'38.035 1.052 0.253213.242
914大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTATRD 01F
1'38.706 1.723 0.671211.793
1019野中 誠太ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTATRD 01F
1'39.587 2.604 0.881209.919
---- 以上基準タイム(107% - 1'43.771)予選通過 ----
-29平良 響KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTATRD 01F
1'57.09820.11517.511178.527

Tags:

SUPER FORMULA LIGHTS

第2戦鈴鹿公式予選結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
135佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'50.628--188.968
238小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'50.655 0.027 0.027188.922
32荒尾 創大DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'50.731 0.103 0.076188.793
450野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'50.796 0.168 0.065188.682
558ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'51.138 0.510 0.342188.101
651ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'51.186 0.558 0.048188.020
737古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1'51.548 0.920 0.362187.410
81卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'51.596 0.968 0.048187.329
960伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1'52.170 1.542 0.574186.371
103三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'52.477 1.849 0.307185.862
114森山 冬星JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'52.842 2.214 0.365185.261
128M1清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1'53.440 2.812 0.598184.284
---- 以上基準タイム(110% - 2'01.738)予選通過 ----
-30M-DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
deleted---
Tags:

SUPER FORMULA LIGHTS

第1戦鈴鹿公式予選結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
135佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'51.230--187.946
250野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'51.233 0.003 0.003187.941
338小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'51.503 0.273 0.270187.486
42荒尾 創大DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'52.018 0.788 0.515186.624
558ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'52.120 0.890 0.102186.454
64森山 冬星JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'52.779 1.549 0.659185.364
73三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'52.927 1.697 0.148185.121
860伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1'53.017 1.787 0.090184.974
951ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'53.268 2.038 0.251184.564
101卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'53.937 2.707 0.669183.480
118M1清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1'54.391 3.161 0.454182.752
1230M2DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1'55.120 3.890 0.729181.595
1337古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1'58.190 6.960 3.070176.878
---- 以上基準タイム(110% - 2'02.454)予選通過 ----
Tags:

SUPER FORMULA

フリー走行 ナカジマレーシング好調、佐藤蓮、イゴール・オオムラ・フラガがワンツーで締めくくる

野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

 3月7日、2025年のスーパーフォーミュラ開幕大会(第1戦、第2戦)のフリー走行が鈴鹿サーキットで行われ、午前は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、午後は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)がトップタイムをマークした。

 今シーズンの幕開けとなるフリー走行は、先月のテストから2週間強を経て、風が冷たい寒空の下で行われた。13チーム、22名のドライバーの顔ぶれはテストと同じだ。

■フリー走行1回目

 午前11時から行われたフリー走行1回目をリードしたのは、チーム無限。走行前半は、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が1分36秒412、後半は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が1分36秒333で、この二人がワンツーという結果で1回目を締めくくった。

 無限の二人に続いたのは、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)。そして、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)のチーム・ダンディライアンコンビ。

 フラガは、先日結婚したことを発表しているが、プライベートも充実し、ルーキーとは思えない安定した速さを示している。

 セッション終盤、ルーキーのオリバー・ラスムッセン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23)がデグナーでフロントからクラッシュ。身体へのダメージもあったようで、チームからラスムッセンは大事をとって今大会の出走を見合わせ、代役として野中誠太を起用することが発表された。

■フリー走行2回目

 走行開始の午後3時30分になっても、気温は低いまま。

このセッションで気を吐いたのは、ナカジマレーシングの二人。走行前半、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)とフラガが、交互にトップタイムを叩き出した。

 これに続いたのは、ダンディライアンコンビ。やはり本命といえる二人は安定した速さを見せた。

 走行後半になると、テストで好調だった三宅淳詞(ThreeBond SF23)、そして阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)も上位に食い込んでくる。

 最後のアタックに入ってもナカジマレーシングの二人の速さは衰えず。佐藤がトップタイムを更新し、唯一36秒を切る1分35秒972をマーク。フラガが1分36秒081で続いた。

 以下、太田、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、阪口、ルーキーの小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)と続いた。

 結果表では、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)がトップタイムとなっているが、これは最後のアタックにおいてシケインで止まりきれず行き過ぎた結果のタイム。走路外走行の判定が出ており、本来は無効となるべきタイムのはずだが……。

 午前トップタイムの野尻は、走行序盤でホイールナットが緩むトラブルを抱え、修復に時間を要し満足に走行ができなかった。

 開幕大会は2レース制。8日(土)に第1戦の予選、決勝。9日(日)に第2戦の予選、決勝が行われる。

坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)

牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)

福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)

三宅淳詞(ThreeBond SF23)

岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)

大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)

小出峻(San-Ei Gen awith B-Max SF23)

イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Tags: ,

SUPER FORMULA

第1,2戦鈴鹿フリー走行2回目結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/07) Free Practice 2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
139大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'35.875--218.046
264佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.972 0.097 0.097217.826
365イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.081 0.206 0.109217.579
46太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.173 0.298 0.092217.371
58福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.430 0.555 0.257216.791
615岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.474 0.599 0.044216.693
738阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.591 0.716 0.117216.430
850小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'36.595 0.720 0.004216.421
97小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.629 0.754 0.034216.345
1037サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.652 0.777 0.023216.294
111坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'36.714 0.839 0.062216.155
123山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.718 0.843 0.004216.146
1312三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'36.758 0.883 0.040216.057
1416野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.998 1.123 0.240215.522
154ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.049 1.174 0.051215.409
165牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.077 1.202 0.028215.347
1714大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.377 1.502 0.300214.683
1828小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.470 1.595 0.093214.478
1929平良 響KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.510 1.635 0.040214.390
2020高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'39.247 3.372 1.737210.638
2110ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'40.463 4.588 1.216208.089
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SUPER FORMULA

第1,2戦鈴鹿フリー走行1回目結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/07) Free Practice 1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
116野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.333--217.010
215岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.412 0.079 0.079216.832
365イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.707 0.374 0.295216.170
45牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.806 0.473 0.099215.949
56太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.859 0.526 0.053215.831
61坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'36.869 0.536 0.010215.809
78福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.101 0.768 0.232215.293
839大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.304 0.971 0.203214.844
964佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.319 0.986 0.015214.811
104ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.426 1.093 0.107214.575
1150小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.470 1.137 0.044214.478
123山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.500 1.167 0.030214.412
1337サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.558 1.225 0.058214.285
147小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.607 1.274 0.049214.177
1538阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.667 1.334 0.060214.046
1612三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'37.822 1.489 0.155213.707
1728小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.889 1.556 0.067213.560
1819オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'38.375 2.042 0.486212.505
1929平良 響KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'38.834 2.501 0.459211.518
2020高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'39.460 3.127 0.626210.187
2110ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'39.560 3.227 0.100209.976
2214大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'46.33610.003 6.776196.596
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

2世ドライバー五十嵐文太郎がスーパーFJデビュー「目標はF1チャンピオン」

 2月22~23日に鈴鹿サーキットで行われた鈴鹿チャンピオンカップレース、スーパーFJで、五十嵐文太郎が4輪レースにデビューを果たした。五十嵐の父、五十嵐勇大氏は、2000~2003年にフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)や、全日本GT選手権(現スーパーGT)で活躍したドライバーだ。


五十嵐勇大

 五十嵐は、山形県在住の高校2年生で17歳。小学3年生からレーシングカートを始め、昨年はOKクラスに出場する傍ら鈴鹿のレーシングスクールも受講していた。今回、カートで所属していた道上龍率いるDrago CorseからスーパーFJにデビューを果たした。

 22日に行われた公式予選で五十嵐は20台中6位と健闘。翌23日の決勝では、スタートの混乱をすり抜け5位にポジションアップ。上位のアクシデントで4位に上がるも、4周目に3位を走る選手をデグナー1個目でパスしようとしてオーバーラン。コースアウトして戻ったところで、他車と接触してスピンしコース中央で停止した。これを避けようとした後続のマシン同士が接触して2台がリタイアとなった。五十嵐は再スタートを切り、12位でフィニッシュしたものの危険なコース復帰をし、アクシデントの原因となったためペナルティーを受け、16位に降格となった。

 ほろ苦いレースデビューとなった五十嵐にレース後、話しを聞いた。

 「走る前は緊張しましたが、スタートしてからはプッシュできたのでよかったです。3位の選手をデグナーの1個目で抜こうとしましたが、抜ききれずにアウトにはらんで、そこに入ってきたクルマとデグナー2個目でぶつかりました。4脱して、戻ったときに当たったので、危険な復帰というペナルティーでした。デグナーはいる前から冷静に考えていたら抜けていたかも知れません。まだ正しい判断ができていない感じです」

 「いろんなコースを走る為にシリーズを追うことは考えていません。将来はF1に乗ってチャンピオンを取りたいです」

 五十嵐は今週末、9~10日にモビリティーリゾートもてぎで行われるもてぎチャンピオンカップレースでもスーパーFJに出場する。今後注目の選手だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Keiichiro TAKESHITA
Yoshinori OHNISHI
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝ドライバーコメント 優勝・吉田馨「全部出てチャンピオンを目指す」

優勝 吉田馨(TAKE FIRST kks2)

優勝した吉田馨(TAKE FIRST kks2)

 「スタートはぼくもミスりましたが、PPの箕浦選手はもっとミスったのでトップに立てましたが、そこから箕浦選手が速かったのできつかったです。デグナー2個目の接触でフロントウイングが曲がって順位を落としましたが、シケイン立ち上がりのクラッシュはうまくよけることができ、ポジションアップしました。残りも全部出てチャンピオンを目指します」

2位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)

決勝2位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)

 「決勝は200kmを走ったタイヤで、周りは50~60kmのタイヤだったので厳しいと思っていました。やはりペースもぜんぜんなくて、序盤からずるずる離されて、セーフティーカー(SC)に助けられたレースでした。SCが出なければ表彰台には乗れてないと思います。まだチャンピン争いはできるので今後も頑張ります」

3位 元山泰成(株式会社エコテク)

決勝3位の元山泰成(株式会社エコテク)

 「予選は必死に出したタイムだったので、決勝は後ろの選手に追いつかれないように頑張ろうと思っていました。クルマは前を目指せる感じじゃなかったんですが、いざレースになればなんか抜けました。あと1周あれば酒井君がふらふらだったので、追いつけたと思います。チームメート板倉さんとのバトルはやりにくかったですが、裏ストレートで譲ってもらえました。楽しかったです」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝 2度のSCが入る荒れたレースを制して手負いの吉田馨が初優勝 2位に酒井翔太、3位に元山泰成が入る

優勝は吉田馨(TAKE FIRST kks2)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第1戦は23日、鈴鹿サーキットで行われた「SUZUKA CHAMPION CUP RACE第1戦」で決勝を行い、予選2位からスタートした吉田馨(TAKE FIRST kks2)が、2度のセーフティーカーが出る荒れたレースを制して、初優勝を飾った。

 決勝は午後2時30分に2周のフォーメーションラップが始まった。昼頃、鈴鹿の上空を覆っていた雲も去り、天候は快晴だが肌寒い。20台(うち3台がジェントルマンクラス)がグリッドに着き、9周となった決勝のスタートが切られた。

 ポールポジションの箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)はスタートをミス。予選2位の吉田馨(TAKE FIRST kks2)が先頭で1コーナーへ向かう。箕浦は、予選4位から3位に上がった杉田悠真(LAPS with REV RACING)にも迫られるが、ここは1コーナーでインを絞め2位は死守。杉田が3位で、後ろには予選3位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)が続く。

 その後方では、イン側から予選8位の元山泰成(株式会社エコテク)、予選4位の鈴木七瀬(ネッツトヨタ三重with FORM)、予選7位の永原蒼翔(ピットワークながはら/MYST)、予選6位の五十嵐文太郎(Drago CORSE)が4ワイド。このバトルで、中央の2人、鈴木と永原が接触。2台はもつれるようにコースアウトしてグラベルでストップした。自己最高位のポジションからスタートした鈴木と永原のレースは、数百メートルで幕を閉じた。ここで早くもセーフティーカーが導入されることとなった。

 SC中、1周目の順位は、トップ吉田、2位箕浦、3位杉田、4位酒井、5位ルーキーの五十嵐、6位元山、7位ジェントルマンの山根一人(光精工TK-Sport MYST)、8位大ベテランの板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)、9位藤井翔太(Drago CORSE)、10位中川賢太(イーグルスポーツ)だ。

 SCは2周で退き、レースは3周目から再開された。ここから2位箕浦のペースが速い。箕浦はNIPPOコーナー立ち上がりからデグナー1個目で吉田に急接近すると、デグナー2個目でインにねじ込む。立ち上がりでは、吉田は箕浦に押し出される形で、グラベルにタイヤを落とし失速。これで吉田は箕浦、杉田にの2台にパスされ3位に落ちた。この混乱で接触があり、吉田はフロントウイングを曲げてしまう。

 トップに立った箕浦には2位の杉田が迫る。杉田は130Rで箕浦の背後につけると、シケイン侵入でアウトから並びかけるも、ここは箕浦が杉田を押さえ込む。この2台はテールトゥノーズでシケインを立ち上がるも、箕浦はシフトアップをミスして失速。直後につけていた杉田にプッシュされスピンし、後方集団に飲み込まれてしまった。

 続くストレートでは、箕浦と絡んだ杉田のストレートスピードが伸びず、吉田が急接近。4周目に入った1コーナーで吉田がインから杉田をパスしてトップを奪い返した。3位には酒井が、4位には五十嵐が、5位には元山を1コーナーで捉えた板倉が続く。

 デグナー1個目では、3位酒井のインをうかがっていた五十嵐が、立ち上がりでコースアウト。戻ってきたところを他車と接触してスピンしコース中央に止まった。これを避けようとした中川賢太(イーグルスポーツ)と宮本颯斗(J-LOC)が接触してコースアウト。この場でリタイアとなった。五十嵐は再び動き出したが大きく順位を落とした。この混乱で2度目のSCが導入された。

 SC中の順位は、トップ吉田、2位杉田、3位酒井、4位坂倉、5位元山、6位には予選16位から東慎之介(サンセルモMYST/ORM)、7位には予選14位からルーキーの土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)、8位KODAI YOSHIDA(T's TECHNO)、9位藤井、10位山根だ。

 SCは6周終わりで退き、レースは7周目から残り3周で再開された。1コーナーでは、土橋が東を攻略して6位に上がる。ウイングを曲げながらトップを走行する吉田に、杉田が徐々に接近し始める。

 8周目、バックストレートでは5位を走る元山が前を走る板倉をパスして4位に浮上。チームメート同士の抜きつ抜かれつのバトルは元山に軍配が上がった。

 9周目、トップ吉田と2位杉田は1秒を切る0秒9差でファイナルラップに突入。ここでも吉田は杉田を押さえながら各コーナーを通過。5位を走るペースの上がらない板倉は130Rで土橋にもパスされ6位に落ちた。

 このままレースは終了。ウイングを曲げながらも2位の杉田を押さえきった吉田が参戦2戦目で初優勝。2位には杉田が入ったが、箕浦との接触で30秒加算のペナルティーを科され14位に後退。繰り上がって3位には元山が入った。

 初レースの土橋は4位と大健闘。5位板倉、6位藤井、7位YOSHIDA、8位にはジェントルマンクラス優勝の山根が続く。

 序盤でスピンした箕浦は最終ラップにファステストラップをたたき出す意地を見せ、9位でフィニッシュ。10位には東が入った。

 次大会は岡山国際サーキットに舞台を移し、4月29日、30日に第2戦、第3戦が開催される。

9周の決勝がスタートした

優勝は吉田馨(TAKE FIRST kks2)

決勝2位は

決勝3位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)

決勝4位は土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)

決勝5位は板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)

決勝6位は藤井翔太(Drago CORSE)

優勝した吉田馨(TAKE FIRST kks2)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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Forumula Beat

第1戦鈴鹿決勝ドライバーコメント 優勝・金井亮忠「卒業する学生の最終レースをいい形で終えられた」

優勝 金井亮忠(チームNATS正義001)

金井亮忠(チームNATS正義001)

 「スタートは決まって、翔太君が出遅れ、1周目にマージンを築けたのが大きかったと思います。スタート直後の2、3周は向こうの方が秒単位で速いのであっという間に追いつかれてしまいました。その間、ぼくのタイヤも暖まってきて同じようなペースで走れるようになりました。セーフティーカー開けは、トラクションをしっかりかけて加速が鈍らないように意識して走りました。学生も卒業なので、1年の最後のレースを一番いい形で終えられてよかったです」

2位 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「スタートはほぼストールして、クラッチを切ったらエンジンがかかっていたので、よかったです。その後のペースはありましたが、バトルになったときに抜けなくて、そこは自分のだめなところです。人が前にいてダウンフォースが抜けると自分の走りができませんでした。セーフティーカー開けは、リスタートは決まりましたが、確実に行けるチャンスはなかったです」

3位 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)

ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)

 「1週間前の鈴鹿の練習で他のカテゴリーのクルマとクラッシュして、そのダメージが治らなくて、極端に操縦安定性が悪くなりました。練習でも調子悪いなかで3秒台に入りそうだったので、本調子なら上の2台とバトルできていました。次回までに直したいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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Forumula Beat

第1戦鈴鹿決勝 食い下がる酒井翔太を押さえきった金井亮忠がポールトゥウイン

優勝は金井亮忠(チームNATS正義001)

 フォーミュラ・ビート地方選手権シリーズ第1戦は23日、鈴鹿サーキットチャンピオンカップレース第1戦で決勝を行い、ポールポジションからスタートした金井亮忠(チームNATS正義001)が、ポールトゥウインを飾った。

 フォーメーションラップは午前11時15分より始まる。快晴だが風が強く肌寒い。予選3位から装備品不備(アンダーウエア未着用)でペナルティーを受けた梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)は最後尾に回り、ピットレーン速度違反の杉山寛(ミスト☆菱洋商事株式会社)はピットスタートとなった。

 フォーメーションラップ1周目には、舩井俊仁(ファーストガレージFG108)が2コーナー立ち上がりでストップ、赤旗が提示された。このため周回数は1周減算され8周のレースとなる。エクストラフォーメーションラップ2周が行われ、各車グリッドに着きスタートが切られた。

 ポールポジションの金井亮忠(チームNATS正義001)が好スタートを切る一方、予選2位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)はストール気味で3位に後退。2位には予選3位から加藤智(FEEL・TAKEFIRST)が浮上するも、酒井はすかさずスプーンコーナーでインから加藤を攻略し、2位を奪い返す。

 オープニングラップの1周終わりには、金井が2位の酒井を2秒4離し戻ってきた。加藤は3位に落ち、4位に予選5位からハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)が上がり、5位に鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)が、6位に予選4位から後退した植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)が、7位には早くも最後尾から梅本が上がってきた。

 ここから2位の酒井がファステストラップを出しながら、トップ金井に急接近。酒井は、2周目にその差を1秒5とすると、3周目には予選を上回り、フォーミュラビートのコースレコードを更新する2分2秒585をたたき出し、その差を0秒6とした。3位の加藤は2位酒井から8秒8離れ、優勝争いは上位2台の一騎打ちとなった。

 4周目には金井と酒井はテールトゥノーズになる。しかし、この頃から金井のタイヤも暖まり、巧みに金井が酒井を押さえ、先行を許さない。

 5周目、1コーナーで4位伊澤が加藤をパスして3位に上がる。ヘアピンでは、6位植田と7位梅本が接触。植田はコースアウトし、梅本はフロントウイングを壊した。このため、ここでセーフティーカー(SC)が導入された。

 SCは7周を回ってピットイン。レースは残り1周での争いとなった。リスタートを決めた酒井は金井の背後につけ、隙をうかがう。しかし、ここでも金井は冷静に酒井を押さえきり、最終ラップを走行。金井がトップでゴールし、ポールトゥウィンを飾った。酒井は2位、3位には伊澤が入った。

 4位には加藤が、5位には鈴木、6位には梅本が入ったがペナルティーで後退。代わって、6位はジェントルマンクラストップの田中諭(ミスト・制動屋)が入った。

 次大会は富士スピードウェイに舞台を移し、3月15、16日に第2戦、第3戦が開催される。

8周に短縮された決勝がスタートした

決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝3位はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)

決勝4位は加藤智(FEEL・TAKEFIRST)

決勝5位は鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)

決勝6位は田中諭(ミスト・制動屋)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA CHAMPION CUP RACE第1戦 -RIJ- (2025/02/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16吉田 馨TAKE FIRST kks2
MYST KK-S2
926'44.351--
222酒井 翔太ファーストガレージKK-SⅡ
MYST KK-S2
926'47.499 3.148 3.148
31元山 泰成株式会社エコテク
MYST KK-S2
926'47.906 3.555 0.407
411土橋 皇太Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
926'49.929 5.578 2.023
555板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ
MYST KK-S2
926'50.526 6.175 0.597
634藤井 翔太Drago CORSE
MYST KK-S2
926'54.230 9.879 3.704
733吉田 紘大T's TECHNO
MYST KK-S2
926'54.79410.443 0.564
847G1山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
926'55.09810.747 0.304
956箕浦 稜己MYST SEIDOYA KK-SⅡ
MYST KK-S2
926'56.14411.793 1.046
1057東 慎之介サンセルモMYST/ORM
MYST KK-S2
926'57.41813.067 1.274
1137阪本 一世免許取るなら大阪サヤマ☆EAGLE
MYST KK-S2
927'02.49318.142 5.075
124G2古里 拓FLEET REV KK-SII
MYST KK-S2
927'02.90018.549 0.407
1372久保 直也AQUAだーはまレーシングNUTEC
WEST 07J
927'11.08326.732 8.183
14*10杉田 悠真LAPS with REV RACING
MYST KK-S2
927'14.82830.477 3.745
155G3高橋 浩史BBK☆レヴレーシング
MYST KK-S2
927'15.46731.116 0.639
16*43五十嵐 文太郎Drago CORSE
MYST KK-S2
927'28.72244.37113.255
---- 以上規定周回数(90%- 9Laps)完走 ----
-52中川 賢太イーグルスポーツ
MYST KK-S2
39'16.5146Laps6Laps
-12宮本 颯斗J-LOC
MYST KK-S2
39'17.3276Laps 0.813
-18鈴木 七瀬ネッツトヨタ三重with FORM
MYST KK-S2
0-9Laps3Laps
-15永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
0-9Laps -
  • Fastest Lap: CarNo. 56 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ) 2'15.502 (9/9) 2'14.502 155.427 km/h
  • CarNo. 10は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第59条1.1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 43は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第59条1.6(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
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Forumula Beat

第1戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2025/02/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 Formula Beat Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
172金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
820'31.641--
26酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
820'32.084 0.443 0.443
31ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーR疾風
疾風
820'34.774 3.133 2.690
410加藤 智FEEL・TAKEFIRST
B-MAX RK01
820'36.673 5.032 1.899
543鈴木 智之テイクファースト★C72制動屋
ZAP F108
820'37.542 5.901 0.869
617G1田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
820'49.24117.60011.699
776G2松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
820'49.46017.819 0.219
821G3村瀬 和也ミスト関口:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
820'51.30719.666 1.847
933G4杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
MYST KK-ZS
820'51.93420.293 0.627
10*35G5髙橋 忠克髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
820'54.68523.044 2.751
11*92梅本 幸汰ファーストガレージ FG01
FG101
821'18.06846.42723.383
---- 以上規定周回数(90% - 7 Laps)完走 ----
-11G-植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
48'31.4764Laps4Laps
-3G-舩井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 2.02.585 (3/8) 170.536 km/h
  • CarNo. 35は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第54条5(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 92は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第59条1.1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント PP・箕浦稜己「マシンを使いこなせた」

ポールポジション 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)

ポールポジションを獲得した箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)

 「位置取りは悪かったんですが、調整してトップを取れたのでよかったです。想定していたタイムが出たので、多分ポールはいけると思いました。ぶっちぎれたのは、周りよりぎりぎりでマシンを使いこなしているのかなと思います。決勝はスタートが苦手なので、そこを決めて優勝したいと思います」

2位 吉田馨(TAKE FIRST kks2)

予選2位の吉田馨(TAKE FIRST kks2)

 「うまくまとめてた周にシケインでロックしてしまいました。それがなければ箕浦選手には近づけたと思います。決勝は、古いタイヤでもいいタイムが出てるので、そこは自信を持って行こうと思います。スタートは微妙ですが、前に出られればなんとかなるので、頑張りたいと思います」

3位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)

予選3位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)

 「新品タイヤを履いたらよくなくて、朝の練習で走り続け80kmくらい使ったタイヤで予選に臨みました。前半はタイムがポンポン上がったんですが、後半はリアタイヤが無くなってきて、一発を出そうとしてもタイムがぜんぜん上がりませんでした。新品タイヤをうまく使えないというのが課題だったので、それをどうにかできれば新品の方がよかったかもしれません。1秒以上タイム差があるので、決勝は前に食いついていければと思います」」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿公式予選 箕浦稜己が初ポールポジションで、2位が吉田馨 ともに実戦2戦目で大躍進

ポールポジションは箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第1戦は22日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は、前プログラムで赤旗が出たため定刻より5分遅れの午後3時45分より行われた。通常予選は20分間だが、路面張替を行ったことと低気温を考慮して5分延長され25分間となった。参加は20台でうち3台がジェントルマンクラスで、初出場は、五十嵐文太郎(Drago CORSE)と土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)の2人だ。正午過ぎまで降り続いていた雪もやみ、雲がはけるとほぼ快晴となった。WET宣言が出されているが、全車ドライタイヤを履いてコースインした。

 序盤、予選をリードしたのは吉田馨(TAKE FIRST kks2)。計測1周目に2分17秒719を出すと、同2周目には15秒018まで縮める。

 しかし計測4周目には箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)が2分14秒とトップに立つ。吉田も14秒566までタイムを縮めるも2位に落ちた。3位には酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)が14秒814でつける。

 計測6周目にはトップ箕浦が2分14秒028と若干タイムアップ。同7周目には酒井が14秒282で2位に浮上した。吉田は14秒366までタイムを削るも3位に後退。

 計測8周目、トップ箕浦が2分13秒577とタイムを大幅に短縮。2位には13秒941で吉田が再浮上。酒井はタイムアップならず、14秒282のままで3位に落ちた。

 計測10周目には箕浦が2分13秒155とさらにタイムを縮め、2位以下を突き放す。2位の吉田、3位の酒井ともタイム更新はならず、このまま25分間の予選は終了した。

 計測6周目に2分14秒920で4位に浮上した鈴木七瀬(ネッツトヨタ三重with FORM)は、その後徐々にタイムを縮め同9周目に14秒308まで縮めるも順位は変わらず、4位で予選を終えた。

 計測8周目には10位まで順位を落としていた杉田悠真(LAPS with REV RACING)は、最終となった同10周目に2分14秒733までタイムを縮め5位に浮上した。

ルーキーの五十嵐は、常にトップ6内の順位につける健闘で、最終的にタイムを2分14秒875まで縮め6位に滑り込んだ。

 ジェントルマンクラスは、山根一人(光精工TK-Sport MYST)が一時は総合6位につけ大健闘。最終的には総合9位で予選を終えたが、文句なしで同クラスのポールポジションを獲得した。

 ポールポジションの箕浦と予選2位の吉田は、ともに昨年末の日本一決定戦がスーパーFJのデビュー戦で、いきなり1-2につけ大躍進を果たした。

 箕浦は岐阜市在住の16歳で、鈴鹿のカートX30でチャンピオンを獲得。ミストのエースカー56号車のパフォーマンスを引き出し、ぶっちぎりでのポールとなった。

 決勝は明日23日、午後2時30分からだが、天候状態を考慮しフォーメーションラップが2周となったため当初予定の10周から1周減算され9周で行われる。

予選2位は吉田馨(TAKE FIRST kks2)

予選3位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)

予選4位は鈴木七瀬(ネッツトヨタ三重with FORM)

予選5位は杉田悠真(LAPS with REV RACING)

予選6位は五十嵐文太郎(Drago CORSE)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
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Forumula Beat

第1戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント PP・金井亮忠「酒井君にはかなわないと思ったが……」

ポールポジション 金井亮忠(チームNATS正義001)

ポールポジションを獲得した金井亮忠(チームNATS正義001)

 「酒井君がむちゃくちゃ速くてぼくが6秒台のときに3秒台が出ていたので、これはかなわないと思いました。でも僕もだんだんタイムを上げることができたので抜けた感じですね。決勝は、前半のタイムの上がり方が課題で、そこをもう少し見直して、序盤からタイムが出るように改善していきたいと思います」

2位 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

予選2位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「ぽっと3秒台のタイムが出て、練習のときから誰もこのタイムが出てなかったので、これはいけるだろうと、チームからも帰って来いという指示があったのでピットに戻りました。金井さんやハンマーさんのタイムを見て、行くかどうか考えていましたが、金井さんに終了ぎりぎりにタイムを出されたので行けませんでした。ベストが出た次の周もマイナス表示だったので、もう1周走れば2秒台が出たと思います。悔しいですが、決勝にタイヤを温存でき、フロントローなので優勝は狙えると思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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Forumula Beat

第1戦鈴鹿公式予選 金井亮忠が逆転ポールポジション

ポールポジションは金井亮忠(チームNATS正義001)

 フォーミュラ・ビート地方選手権シリーズ第1戦は22日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い金井亮忠(チームNATS正義001)が逆転でポールポジションを獲得した。

 公式予選は午後2時20分より行われた。通常予選は20分間だが、路面張替を行ったことと低気温を考慮して5分延長され25分間となった。参加は13台、うち7台がジェントルマンクラスだ。直前まで降り続いていた雪もやみ、雲間からは青空も広がりつつある。WET宣言が出されているが、全車ドライタイヤを履いてコースインした。

 計測2周目には、酒井翔太(ファーストガレージFG108)がいきなり2分3秒431という素晴らしいタイムでトップに立つ。2位の金井亮忠(チームNATS正義001)はまだ7秒台だ。これを見て、酒井はほぼポールポジションを確信したのかピットイン。他車の動向を見つつ決勝に向けてタイヤを温存し、ピットで待機する作戦に出た。

 計測3周目、2位金井はタイムを2分6秒427まで縮めるもトップ酒井との差はまだまだ大きい。3位加藤智(FEEL・TAKEFIRST)は7秒630、4位梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)は7秒984、5位植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)は8秒233、6位鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)は13秒792だ。

 計測4周目、梅本が2分6秒011で2位に浮上した。同6周目には金井が4秒567で2位を奪い返し、徐々にトップ酒井との差を削り始める。

 その後、金井は計測8周目に2分3秒545とトップ酒井との差を僅差に持ち込むと、同9周目には3秒313まで縮めついに酒井を逆転してトップに立った。予選も終了直前で酒井は再アタックするチャンスを失い、2位に後退することとなった。

 3位には梅本が入ったが、ドライバーの装備品違反でタイムを抹消され後退、3位には繰り上がって加藤が入った。

 4位にはジェントルマンクラストップの植田が、遅れてピットアウトしたディフェンディングチャンピオンのハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)は徐々にタイムを縮め5位まで浮上、6位には鈴木が入った。

 決勝は明日23日、午前11時15分からだが、天候状態を考慮しフォーメーションラップが2周となったため当初予定の10周から1周減算され9周で行われる。

予選2位は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

予選3位は加藤智(FEEL・TAKEFIRST)

予選4位は植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

予選5位はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)

予選6位は鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2025/02/22) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
156箕浦 稜己MYST SEIDOYA KK-SⅡ
MYST KK-S2
2'13.155--156.999
26吉田 馨TAKE FIRST kks2
MYST KK-S2
2'13.941 0.786 0.786156.078
322酒井 翔太ファーストガレージKK-SⅡ
MYST KK-S2
2'14.282 1.127 0.341155.681
418鈴木 七瀬ネッツトヨタ三重with FORM
MYST KK-S2
2'14.308 1.153 0.026155.651
510杉田 悠真LAPS with REV RACING
MYST KK-S2
2'14.733 1.578 0.425155.160
643五十嵐 文太郎Drago CORSE
MYST KK-S2
2'14.875 1.720 0.142154.997
715永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
2'14.969 1.814 0.094154.889
81元山 泰成株式会社エコテク
MYST KK-S2
2'15.070 1.915 0.101154.773
947G1山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
2'15.078 1.923 0.008154.764
1033吉田 紘大T's TECHNO
MYST KK-S2
2'15.190 2.035 0.112154.636
1134藤井 翔太Drago CORSE
MYST KK-S2
2'15.291 2.136 0.101154.520
1255板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ
MYST KK-S2
2'15.402 2.247 0.111154.394
1352中川 賢太イーグルスポーツ
MYST KK-S2
2'15.461 2.306 0.059154.326
1411土橋 皇太Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
2'15.564 2.409 0.103154.209
1512宮本 颯斗J-LOC
MYST KK-S2
2'15.597 2.442 0.033154.172
1657東 慎之介サンセルモMYST/ORM
MYST KK-S2
2'16.046 2.891 0.449153.663
174G2古里 拓FLEET REV KK-SII
MYST KK-S2
2'16.995 3.840 0.949152.598
1837阪本 一世免許取るなら大阪サヤマ☆EAGLE
MYST KK-S2
2'17.311 4.156 0.316152.247
1972久保 直也AQUAだーはまレーシングNUTEC
WEST 07J
2'19.020 5.865 1.709150.375
205G3高橋 浩史BBK☆レヴレーシング
MYST KK-S2
2'19.960 6.805 0.940149.366
---- 以上基準タイム(130% - 2'53.930)予選通過 ----
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Forumula Beat

第1戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2025/02/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 Formula Beat Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
172金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
2'03.314--169.528
26酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
2'03.431 0.117 0.117169.368
310加藤 智FEEL・TAKEFIRST
B-MAX RK01
2'04.891 1.577 1.460167.388
411G1植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
2'05.134 1.820 0.243167.063
51ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーR疾風
疾風
2'05.146 1.832 0.012167.046
643鈴木 智之テイクファースト★C72制動屋
ZAP F108
2'05.843 2.529 0.697166.121
735G2髙橋 忠克髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
2'10.167 6.853 4.324160.603
817G3田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
2'10.879 7.565 0.712159.730
976G4松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
2'11.060 7.746 0.181159.509
1021G5村瀬 和也ミスト関口:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
2'12.285 8.971 1.225158.032
113G6舩井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
2'12.490 9.176 0.205157.787
12*33G7杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
MYST KK-ZS
2'13.229 9.915 0.739156.912
---- 以上基準タイム(130% - 2'41.042)予選通過 ----
-*92梅本 幸汰ファーストガレージ FG01
FG101
タイム抹消---
  • CarNo. 33は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第62条1.2(ピットレーン速度違反により、決勝時ピットスタートとする。
  • CarNo. 92は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第14条3(ドライバーの装備品)違反により、失格とする。
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S-FJ日本一決定戦

岡本大地、スーパーFJ日本一決定戦戴冠までの軌跡

 2024年12月1日に三重県の鈴鹿サーキットで決勝が行われたスーパーFJ日本一決定戦は、岡本大地が優勝して幕を閉じた。岡本は2016年に同レースに初参加、その後2018、2023年は欠場したが今回、出場7度目にして初の日本一称号を手に入れた。岡本の日本一決定戦の軌跡を振り返る。

 岡本は1998年6月22日、高知県でサラリーマンの家庭に生まれる。父親がシステムエンジニアだっため、家にはパソコンが余っていた。中学なると、木材をネジで組んだコクピットを自作し、レースのシミュレーターゲームを始める。

 まだeスポーツと呼ばれてない時代だが、シミュレータでグローバルMX5のレースがあり、岡本も参加。タイムアタックで上位40名に入り、ファイナルへの出場を果たした。そのファイナルレースから成績優秀者が翌2015年のアメリカで行われる実車のMX5に出場するスカラシップを得るが、10位入ったドライバーが出場権を得、9位に入った岡本は残念ながらその権利を手中にすることはできなかった。これが悔しくて、岡本は実車レースに出場したいと思うようになる。

■2016年

 自動車免許を取った岡本は、父親のつてで高下レーシングを紹介され、マシンを借りてスーパFJレースに参戦を始める。最初に出場したのは韓国で行われたスーパーFJ交流戦、続く岡山FJシリーズにもスポット参戦した。そしてツインリンクもてぎで行われたスーパーFJ日本一決定戦にも初出場。しかしこの年は、旧式やプロトタイプのマシンだったためめだった成績は残していない。

■2017年

 この年から岡本の快進撃が始まる。岡山シリーズは開幕から第5戦までポールトゥウインで、最終戦を待たずにチャンピオンを獲得。スポット参戦した鈴鹿でもポールトゥウイン。F1のサポートレースとなったドリームカップレースでもポールトゥウインと、まさに向かうところ敵無しの成績を収める。

 そして迎えた日本一決定戦鈴鹿。岡本は予選Bグループ2位につけ、セミファイナルレースに臨む。ここでも素晴らしいスタートを決め、トップで1コーナーに向かうも、ミッショントラブルでリタイア。残念ながら決勝進出はならず、最後の最後につまずいた形となった。

■2018年

 スーパーFJはWEST 17Jの開発ドライバーを務める。鈴鹿のスクール(SRS-F)にも入校する。

 FIA-F4にもスポット参戦。しかし、鈴鹿では、岩佐歩夢、菅波冬悟とのバトル中に1コーナーで大クラッシュする不運に見舞われた。

 スーパーFJでは、開発中のマシンで奮闘するも1勝をあげるのがやっとだった。この年、もてぎで行われた日本一決定戦は出場していない。

 スクールは、三宅淳詞がスカラシップを獲得。ここでも岡本は涙を飲んだ。

■2019年

 この年はFIA-F4にフル参戦するも苦戦。現在に至るまでメーカー育成ドライバー以外がチャンピオンを獲得した年はなく、岡本をもってしてもプライベートチームでは厳しかった。それでも第3戦富士では3位表彰台を獲得してみせた。

 この年、スーパーFJのシリーズ戦は不出場。鈴鹿で行われた日本一決定戦では、予選A組2位、第1レグ2位で、決勝は3番グリッドから。スタートでトップに立つも、セーフーティーカー中に燃料トラブルに見舞われリタイアとなった。日本一は岩佐歩夢が手にした。

 この年、ネクソンタイヤの開発ドライバーとして86/BRZレースにも参戦を始める。

■2020年

 スーパーFJは鈴鹿シリーズに参戦。4戦全勝でチャンピンに輝いた。

 もてぎで行われた日本一決定戦では、予選B組2位、第1レグ2位で決勝を迎える。しかし、ファイナルラップのトップ争いで、宮下源都と接触して周回遅れに。日本一は元嶋成弥が手にした。

■2021年

 引き続きスーパーFJ鈴鹿シリーズに参戦。5戦中3勝で2年連続チャンピオンを獲得した。

 86/BRZレースでは十勝で3位に入り、NEXENタイヤでの初表彰台となった。

 鈴鹿で行われた日本一決定戦では、予選A組PP、第1レグ優勝で決勝に臨む。上野大哲との激しいトップ争いを展開するも一歩及ばず、2位となった。

■2022年

 スーパーFJ鈴鹿シリーズにスポット参戦。6戦中4戦出場し優勝1回、ランキングを3位で終えた。またこの年の途中からスーパー耐久ST-5クラスへの参戦を始める。

 この年の日本一決定戦は冨士。予選A組PP、第1レグ優勝。決勝は、ファイナルラップまで、岡本、清水啓伸、森山冬星との三つ巴の激しい争いとなるが、ファイナルラップで接触して3位。優勝は清水だった。

■2023年

 この年もスーパーFJ鈴鹿シリーズにスポット参戦。8戦中3戦に出場し、1勝を挙げる。

 スーパー耐久にはST-5クラス・村上モータースのエースドライバーとしてフル参戦。年間2勝を挙げランキング3位を獲得した。

 86/BRZレースでは、この年からNEXENの開発から外れたものの、BSタイヤでスポット参戦した第1戦SUGOでポールトゥウインを飾り周囲を驚かせる。この活躍が認められ、現在も86/BRZに参戦中だ。

 もてぎで行われた日本一決定戦は不出場。

■2024年

 引き続きスーパーFJ鈴鹿シリーズにスポット参戦。1戦のみ出場し1勝を挙げた。

 スーパー耐久レースも引き続き村上モータースからST-5クラスに参戦。3勝を挙げるもののトラブルに泣かされランキング2位で終えた。

 そして鈴鹿で行われた日本一決定戦に出場。勝てるときはこういうものだろう。いままでの不運や接触が嘘のように、予選A組PP、第1レグ優勝、そしてファイナルも2位以下を圧倒して優勝した。

 初出場した2016年から足かけ9年、7回目のチャレンジで、ついに岡本は日本一の栄冠を手にした。

 岡本は「スーパーFJはまだまだ新しい発見があるので機会があれば出場したい」という。他カテゴリーも含めて、2025年シーズンの岡本の活躍に期待したい。

 スーパーFJは明日22日に4シリーズの先陣を切って鈴鹿・岡山シリーズが鈴鹿サーキットで開幕する。他3シリーズも順次開幕を迎え、日本一決定戦は12月21日に富士スピードウェイで決勝が行われる。

Text:Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Keiichiro TAKESHITA
Kazuhiro NOINE
Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

2025年マシン・ドライバーラインナップ

  • 坪井翔(VANTELIN TEAM TOMʼS) 坪井翔(VANTELIN TEAM TOMʼS) 坪井翔(VANTELIN TEAM TOMʼS)
  • サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S) サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S) サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)
  • 山下健太(KONDO RACING) 山下健太(KONDO RACING) 山下健太(KONDO RACING)
  • ザック・オサリバン(KONDO RACING) ザック・オサリバン(KONDO RACING) ザック・オサリバン(KONDO RACING)
  • 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
  • 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
  • 小林可夢偉(Kids com Team KCMG) 小林可夢偉(Kids com Team KCMG) 小林可夢偉(Kids com Team KCMG)
  • 福住仁嶺(Kids com Team KCMG) 福住仁嶺(Kids com Team KCMG) 福住仁嶺(Kids com Team KCMG)
  • ジュジュ(HAZAMA ANDOTriple Tree Racing) ジュジュ(HAZAMA ANDOTriple Tree Racing) ジュジュ(HAZAMA ANDOTriple Tree Racing)
  • 三宅淳詞(ThreeBond Racing) 三宅淳詞(ThreeBond Racing) 三宅淳詞(ThreeBond Racing)
  • 大嶋和也(docomo business ROOKIE) 大嶋和也(docomo business ROOKIE) 大嶋和也(docomo business ROOKIE)
  • 岩佐歩夢(TEAM MUGEN) 岩佐歩夢(TEAM MUGEN) 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
  • 野尻智紀(TEAM MUGEN) 野尻智紀(TEAM MUGEN) 野尻智紀(TEAM MUGEN)
  • オリバー・ラスムッセン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL) オリバー・ラスムッセン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL) オリバー・ラスムッセン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)
  • 高星明誠(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL) 高星明誠(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL) 高星明誠(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)
  • 小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC) 小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC) 小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC)
  • 平良響(KDDI TGMGP TGR-DC) 平良響(KDDI TGMGP TGR-DC) 平良響(KDDI TGMGP TGR-DC)
  • 阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) 阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) 阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
  • 大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) 大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) 大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
  • 小出峻(San-Ei Gen with B-Max) 小出峻(San-Ei Gen with B-Max) 小出峻(San-Ei Gen with B-Max)
  • 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING) 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING) 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
  • イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING) イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING) イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

公式テスト鈴鹿2日目 悪天候により2日目の走行はすべてキャンセル

 1月19日、スーパーフォーミュラの公式テスト2日目は、一時天候回復の兆しも見られたが、再び雪が降り出し、午後のセッション4もキャンセルとなった。

Text: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA

公式テスト鈴鹿2日目 降雪のため午前のセッションはキャンセル

 1月19日、スーパーフォーミュラの公式テスト2日目は、夜半からの降雪で鈴鹿サーキットのコースサイドには雪が積もり、午前11時から予定されていたセッション3はキャンセルとなった。

 天気予報では午後から晴れとなっているものの、雪は午前10時半現在も降り続いており、午後のセッション4(14:00〜16:00)についても、開催ができるのか微妙な状況だ。

Text: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA

公式テスト鈴鹿1日目 牧野任祐がトップタイムを奪うも三宅淳詞の速さが光る

 1月18日、今シーズン初走行となるスーパーフォーミュラの公式テスト1日目が、鈴鹿サーキットで行われ、午前はサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)、午後のセッションは牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップタイムをマークした。

 今シーズンに臨む13チーム、22名のドライバーが鈴鹿に集結し、いくつかのチームが新たな体制、新たなカラーリングでテストに臨んだ。

 昨年の上位チーム、DOCOMOチームダンディライアン、チーム無限、VANTELINチームトムス、Kids comチームKCMG、PONOSナカジマレーシングの5チームは、トムス(笹原→フェネストラズ)とナカジマ(山本→フラガ)のドライバーに変更はあったものの、昨年も安定した力を見せている。

 今シーズン、この牙城を崩すことのできるチーム、ドライバーが現れ、勢力図に変化はあるのか。それを占う貴重な開幕前のテストとして注目された。

 また、リサイクル原料比率を上げたニュータイヤの導入、東コースの舗装張替えなど、レースに影響を及ぼす要素も変更になっており、各チーム、ドライバーはその確認作業も進めながらのテストとなった。

■セッション1

 セッション開始の午前10時には、夜半から朝方にかけて降った雪がコースサイドに残っており、各チームレインタイヤを装着してコースイン。

 徐々に路面も乾き、1時間を経過した頃からスリックタイヤに交換するチームが出始めた。ここを境に、タイムは一気に1分38秒台に上がったが、このセッションで注目されたのは、監督、エンジニアも一新された体制で今季に臨む三宅淳詞(ThreeBond SF23)。

 残り30分時点で、1分38秒318をマークした三宅は、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)らと最後までトップタイム争いを繰り広げた。

 最終的には、僅差で2位になったものの、今年の三宅は違うと思わせるに十分なセッションだった。

■セッション2

 2日目の天候が崩れることが濃厚で、ドライコンディションで存分に走れるのはこのセッションのみとなる可能性が高いため、各チームは開始から攻めた走りを見せた。

 このセッションは、今シーズンをリードするであろう本命たちが速さを見せた。

 岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)らに、ルーキーのイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)も加わり、激しい トップタイム争奪戦が繰り広げられた。

 終盤、イゴールや可夢偉がコースオフやスピンを喫するなど、ギリギリの争いを見せたが、このセッションでも、三宅が最後に、牧野、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)に次ぐ3番手に食い込む速さを見せた。

 公式テスト2日目は、特に午前中は雪予報が出ているため、午前11時から12時の1時間に短縮され、午後は2時から4時の走行が予定されている。

Text: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA

公式テスト鈴鹿2回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2025/02/18) Official Testing 2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.116--217.500
28福住 仁嶺Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.143 0.027 0.027217.439
312三宅 淳詞ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'36.396 0.280 0.253216.868
46太田 格之進DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.494 0.378 0.098216.648
57小林 可夢偉Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.566 0.450 0.072216.486
664佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.566 0.450 0.000216.486
71坪井 翔VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'36.601 0.485 0.035216.408
816野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.606 0.490 0.005216.396
915岩佐 歩夢TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.612 0.496 0.006216.383
104ザック・オサリバンKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.825 0.709 0.213215.907
113山下 健太KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.826 0.710 0.001215.905
1237サッシャ・フェネストラズVANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.909 0.793 0.083215.720
1365イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.910 0.794 0.001215.718
1450小出 峻San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'36.931 0.815 0.021215.671
1539大湯 都史樹SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.179 1.063 0.248215.121
1628小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.401 1.285 0.222214.630
1738阪口 晴南SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.676 1.560 0.275214.026
1829平良 響KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.682 1.566 0.006214.013
1914大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.729 1.613 0.047213.910
2019オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'37.997 1.881 0.268213.325
2120高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.363 2.247 0.366212.531
2210ジュジュHAZAMA ANDOTriple Tree Racing
HONDA M-TEC HR-417E
1'39.272 3.156 0.909210.585
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SUPER FORMULA

公式テスト鈴鹿1回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2025/02/18) Official Testing 1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
137サッシャ・フェネストラズVANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'38.040--213.231
212三宅 淳詞ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'38.060 0.020 0.020213.188
339大湯 都史樹SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.219 0.179 0.159212.843
438阪口 晴南SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.255 0.215 0.036212.765
56太田 格之進DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.256 0.216 0.001212.763
63山下 健太KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.430 0.390 0.174212.386
74ザック・オサリバンKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.477 0.437 0.047212.285
850小出 峻San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'38.485 0.445 0.008212.268
965イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.615 0.575 0.130211.988
1019オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'38.647 0.607 0.032211.919
117小林 可夢偉Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'38.654 0.614 0.007211.904
1214大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'38.895 0.855 0.241211.388
1364佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'39.323 1.283 0.428210.477
1429平良 響KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'39.554 1.514 0.231209.989
1520高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'39.982 1.942 0.428209.090
1628小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'40.240 2.200 0.258208.551
1710ジュジュHAZAMA ANDOTriple Tree Racing
HONDA M-TEC HR-417E
1'41.594 3.554 1.354205.772
181坪井 翔VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'48.20410.164 6.610193.202
1915岩佐 歩夢TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'49.56411.524 1.360190.804
208福住 仁嶺Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'50.02511.985 0.461190.004
2116野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'50.10312.063 0.078189.869
225牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
2'09.14231.10219.039161.878
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Forumula Beat | スーパー耐久

レースの現場で技術を磨く日本自動車大学校訪問 金井亮忠モータースポーツ科長「フォーミュラBeatは最高の教育素材」

 Formula Beat 地方選手権シリーズ(F-Be)及びスーパー耐久シリーズST-2クラスの有力コンテンダーである日本自動車大学校(略称:NATS)は千葉県成田市にある自動車関連の私立専門学校である。

 同校は1989年に開校し、翌90年には国内初の4年制・自動車経営科(現 自動車研究科)をスタートさせ整備だけでなく経営や販売のノウハウも習得できる学校となった。さらに1998年には「カスタマイズ科」、2005年には「モータースポーツ科」を開設。同科は今年20周年を迎える。学生は1年、2年を自動車整備科で過ごしクルマの構造や整備の基礎を学び2級自動車整備士となる。そこから希望によって1年過程のカスタマイズ科、モータースポーツ科、2年過程の自動車研究科へと進むことができる。この3年次以降の授業がNATSの特色だそうで、そこを目標に入学してくる学生が多いという。

 東関東自動車道大栄インターチェンジから1分の好立地にあるキャンパスは15万平米の広さを誇り、学科別に整備用のガレージが建てられていて、ショールームには過去に製作されオートサロンで披露されたカスタムカーや学生フォーミュラの車両が展示されている。さらに授業で使うためのR34スカイラインやロードスターなどのスポーツカーを始めかなりの台数の実習用車両が並べられている。敷地内にはミニサーキットやジムカーナ場、ダートコースまで設置され、開発、メンテナンスされたレース車両のシェイクダウンやテストも行われる。敷地内にこの規模のコースを有する自動車専門学校はほぼないそうだ。

 今回訪問のモータースポーツ科はモータースポーツビジネスやレギュレーション、チーム運営や空力、サスペンションの理論や、パーツ製作の為の金属、非金属の加工、チューニングなどモータースポーツ固有の技術を学ぶ。そしてもっとも比重が大きいのがガレージでのマシンメンテナンスと、実際にレースに参戦して現場でのサーキット・サービスの実習である。そのため、モータースポーツ科ではプロのチームに混じってF-BeとS耐に参戦するほか、JAF-N1規格で製作されたロードスターで耐久レースに参戦している。F-BeとS耐では金井亮忠モータースポーツ科長がドライバーを勤め、学生はメカニックやエンジニアとして活動する。ロードスターでのレースにおいてはドライバーも学生が担当している。

 モータースポーツ科のレース参戦は開設直後から富士のFJ1600、Vitzレースなどで行われ、F-Be(当時はJAF-F4選手権)は、まずWEST056を導入して2008年西日本選手権第5戦鈴鹿に出場後東日本シリーズに転じて菅生ともてぎで入賞、ランキング7位となった。翌2009年は東日本シリーズに4戦出場し3回の表彰台でランキング4位。そして2010年、東日本シリーズ6戦全戦に出場、2勝、2位3回、3位1回という戦績で3シーズン目にしてシリーズチャンピオンを獲得、合わせて東西シリーズを通じて争われるグランドチャンピオンシップにも輝いた。2011年、12年もシリーズ上位で戦うと、2013年からはオリジナルマシン「NATS001」を投入した。投入直後から戦闘力を発揮したNATS001は2戦目の富士で早くも優勝、その後も上位を争い東日本シリーズ4位、以降も毎年上位を争っており、2018年にはオリジナルマシンでシリーズチャンピオンも獲得している。

 一方2020年からロードスターでS耐ST-5クラスにも参戦を開始。2021年にランキング3位、2023年にはシリーズチャンピオンに輝いている。

 今シーズンのF-Beは2月22~23日の鈴鹿チャンピオンカップレース(旧クラブマンレース)で開幕する。初戦に向けて準備が進む中、ドライバーの金井亮忠モータースポーツ科長にインタビューを行った。

●金井亮忠モータースポーツ科長(以下敬称略)インタビュー

 ――モータースポーツ科では3つのレースカテゴリーに参戦していると理解したが、それぞれに担当の先生がつくのか?

 「その通りで自分がS耐シビック、菊地先生がF-Be、板垣先生がロードスターの開発やメンテナンスを指導しています。S耐とF-Beのドライバーは自分が担当しています」

 ――F-Beは今回の鈴鹿までが今の3年生によるレースか?

 「その通りで、昨年のシリーズ最終戦後にマシンはいったんバラバラにしてメンテナンスを行い、学生は1年間学んだ技術やノウハウをつぎ込んでマシンを組み立ててレースに出て卒業、ということになります。そして、次の参戦は5月24-25日のもてぎでこれが新3年生での初レースになります。

 一方S耐は3月22-23日の開幕戦は卒業式後になりますが、現3年生(卒業生)が担当してくれる予定になっています。本当の卒業レースですね。

 ――モータースポーツ科に進む学生は、2年生の終了時に進学を希望するのか?

 「1年、2年の自動車整備科もクラス編成の際にモータースポーツ科やカスタマイズ科、自動車研究科など将来の志望先で分けているので、ほぼ1年生からモータースポーツ科志望がはっきりしています。もちろん在学中に進路を変更することも、2つ以上の科で学ぶことも可能です。2023年度のモータースポーツ科の学生数は27人、今年は少なくて19人ですが、だいたい毎年20人から30人の間です」

 ――モータースポーツ科ができるまでもモータースポーツ関連の授業は行われていたのか?

 「それまでモータースポーツの授業はなくて、部活として取り組まれていました。私が学生としてNATSに入った時(2002年)にはまだモータースポーツ科がなくて、放課後の部活でスズキのワンメイクレース(フォーミュラ隼など)をやっていました。たぶんその活動が、NATSが自前のチームとしてモータースポーツに関わった最初だと思います」

 ――モータースポーツ科の1年の流れは?

 「4月に進級してくるまでは一切レースには関わっていないので、そこからになるわけですが、レースシーズンの方はすでに始まっているので、一番初めに基礎的な勉強はしますが、ほぼいきなりレースが始まる感じですね(苦笑)。そこからレースの合間をぬいながら、学科の授業を行ったり、公認審判員の資格を取ったり、といったようなことで進んでいきます。ですので、4月5月の頃のレースはかなりバタバタですね。毎年レーススケジュールにもよりますが、F-Beは最近2月に鈴鹿で開幕というのが定例なので、そこが1年の集大成のレースになっています」

 ――NATS001はすでに何シーズンも戦って、セッティングなどデータも揃っていると思うが、学生はまずそれを引き継いで、それから自分たちのアイデアとか技術を投入することになるのか?

 「毎年そんな感じなので、マシンはどんどんアップデートされていきますね。そういう意味ではF-Beはマルチメイクで教材として非常にいいカテゴリーです。規則の中でいろいろ自由にパーツを作ったりとかクルマを改良したりとかできるので、モノづくりの勉強に適していると思います」

 ――NATS001は2013年から投入されたと思うが、マシンについて教えてほしい

 「2010年にアルミモノコックのWEST056でチャンピンを取りましたが、この年にレギュレーションが変わってカーボンモノコックの使用が認められ、エンジンもそれまで1850ccが上限だったものが2000ccまで可になった。何とかチャンピンは取れましたがやはり2000ccの方が速いし、シーケンシャルミッションだし、ということで、2011年にマシンの後ろ半分を新しくしました。WEST056のモノコックに2000ccのエンジンとシーケンシャルミッションを積みました。その後2012年にUOVAの共通カーボンモノコックを買って、前年に新しくした後ろ半分をくっつけてNATS001を作りました」

 ――NATS001の設計は誰が?

 「基本僕がやりました(笑)。で、学生と一緒に作っていったという感じですね。一番初めに作ったNATS001はフロント半分がRD-10W(東京R&D製)で、後ろ半分がWEST056の2000cc仕様をくっつけて1台にしたという感じでした。そこからモノコックはずっと使い続けていますが、それ以外の部分は面影がないくらい進化しています」

 ――ボディデザインや空力とかはどうやって?

 「一番初めはムーンクラフトのカウル(MC090)を中古で入手してつけていました。UOVAのモノコック使っているのは東京R&DとB-MaxとムーンクラフトとZAP SPEEDで、エンジンマウントとかサブフレームには違いがありますが、ほぼ全車同じアームを使っていたり、中身は同じでカウルが違うという感じですが、ウチの場合はシャーシが違う形をしています。カウルをイチから作るのは大変ですし、みんな風洞にかけたりして作られているので、それを活用したということです」

 ――シーズンが進む中で学生のアイデアで作られたパーツを投入するということもある?

 「けっこうありますね、テストしてみて良ければ採用されます。そういう改良を行っていくことで学生のモノづくりの技術も養っていきます。ほぼ毎レース、マシンのどこかは変わっているので、写真を見るだけでいつのレースかわかるときもあります(笑)」

 ――今JAF戦ではF-BeとS耐(ST2クラス)に参戦しているが、体制や活動に違いはあるのか?

 「厳密には異なる部分もありますが、活動しているのはいずれもNATSです。F-Beは完全に自前のチームとしてやっていて、S耐は今のチームオーナーは山野(哲也)さんで、僕らはクルマのメンテナンスやレース運営を任されている形です。去年からクラスをST-5からST-2にステップアップしたのも山野さんがきっかけです」

 ――教材としてシビック(FL5型)はどうなのか?

 「正直大変ですね(苦笑)。クルマ自体のノウハウもないし、いろいろ探って新しく色んなモノを作ったりして改良したりとか毎回やっているので、大変ですけれど新鮮さがあって楽しいです」

 ――F-BeとS耐で学生は両方関わったりするのか?

 「基本的には別です。ですが今年F-Beの班の人数が少ないので、2台体制で出るときは他のグループから応援で来てもらうことはあります」

 ――モータースポーツ科を卒業した学生はモータースポーツ業界に進む率が高い?

 「業界からの求人はものすごく多いのですが、レース業界に行きたい学生というのがそれほど多くないです。年によってバラつきはありますが、今年今いる3年生はあまり業界への志向が強くないので、ある意味企業さんは学生の取り合いみたいになっています。モータースポーツ科を卒業してメーカーに行くとか、ディーラーに進むとか、後は開発系の企業に進んだり、けっこういろいろですね。

  レース業界からの求人については業界内に卒業生がかなり増えて、そこから横のつながりができたりとか、S耐に行ったときに他のチームの卒業生から話を貰ったりとか、もちろんチームから直接電話かかってきたりすることもあります。ここまで本格的にモータースポーツやっている学校があまりないので」

 ――モータースポーツ科が開設されて20年、その間に学生の気質とか目標意識に変化はあるか?

 「モータースポーツ科の学生の気質が変わったというより、この学校に入ってくる学生、今の18~20歳の子たちの志向が違うので。始まった当初、僕も2006年に卒業しましたが、その頃はもう『くるまバカ』みたいな感じで、いつでもクルマのことしか考えてなかった。今の子たちは、クルマが好きだとしても、ずっとクルマじゃなくて、他にもいろいろなモノがあるので。あと今の子はあまり競争をしてきていない。昔は何かにつけて勝負したりとかありましたけれど、今はみんなで仲良く、みたいな雰囲気が強いかな(笑)、そういった意味ではだいぶ変わってきましたね。ただ経験してみたいとかやってみたいという気持ちは強く持っているので、そういう経験をさせることを大事にしています」

 ――昨年の最終戦の表彰式で、先生が表彰台の一番高い場所に立っているのを見た学生はとても弾けていた。ああした経験ができると、変わってくる?

 「そうでしょうね。一所懸命やってそれが結果として出るとうれしいとか悔しいとか、そういうことをあまり経験してこなかった子が、この1年レースをやってきて、やりがいとか、自分がやったことに対して報われることとかを経験して、いろんな感情がでてきたり、そういった部分で成長が感じられるかなと思います。1年たつとけっこう変わります」

 ――金井先生のモータースポーツ歴は?

 「小学校6年生でカートレースを始めて、最初は地元の榛名でやっていました。高校1年生の時に、地方選手権でチャンピオン取って、高校2年の時には学校の部活(エコ マイレッジ チャレンジ)を一生懸命やっていました。モノづくりが大好きなので、部品つくってクルマを組み立てるとかが好きで、その間カートレースは地元だけにとどめていました。そのエコレースで全国優勝したので、高校3年生はレースに戻って全日本選手権に初めて出て、東地域のトップ、東西合わせてシリーズランキング2位になりました。その頃一緒に走っていた選手だと、東西合わせたトップは小林可夢偉選手です。あとは東地域のライバルだと山本尚貴選手とか、関口雄飛選手ですかね。大嶋和也選手や小暮卓史選手は同じ地元で良く一緒に走っていました。

 高校卒業のタイミングでカートはやめて、NATSに入学してから当初は学校とは関係なく地元群馬の方の支援でVitzレースに出場しました。翌年もチームを移籍してVitzレースにシリーズ参戦、その頃にNATSにモータースポーツ科ができることになり、翌年から学校でVitzレースをやるようになりました。専属ドライバーをやらせてもらえるようになったのはこの頃からです。その後NATSを卒業して教師になり、レースもアルテッツァレースへとハコでステップアップしました。アルテッツァは大変なクルマでしたね(苦笑)。

 で、そこから2007年にはフォーミュラトヨタに出場、FT30の最後の年でした。井口卓人選手とか、国本京佑選手、ケイ・コッツォリーノ選手なんかと戦っていました。カートからいきなりフォーミュラではなく、ツーリングカーをやってからのフォーミュラですね。そして2008年と2009年にはFCJにFTRS・チームNATSで出場しました。2008年には学校でJAF-F4を始めていて、FCJは半分プライベートな体制でした。フォーミュラトヨタのオーデションを受けたこともあって、FCJはFTRSの一員として乗せてもらっていた感じですね」

 ――F-Beより上のカテゴリーというのは考えてない?

 「教材としての魅力の有無と、費用的な部分も桁違いに変わってきてしまうので、現実的じゃないかなと思います。一方スーパーFJだとパイプフレームですがF-Beは上位カテゴリーと基本的なマシンのつくり同じなのでそこから先のカテゴリーで必要な基礎を学ぶという意味でも、卒業後にいろんなカテゴリーで通用する技術を身につける意味でもちょうどいいと思います。

 最近は整備とか修理と言ったら部品交換がほとんどですが、モノづくりとかちょっとした加工ができるとかいうのが普通のディーラーさんの整備士とは違うところなので、そうしたモノづくりを重視してできるカテゴリーがF-Beかなと思います。NATSのスタンスとしてはドライバーではなくメカニックの教育のために(レースを)やっているので、このカテゴリーをずっと続けているということですね」

 ――4月に初めてマシンに触りだして先生を乗せて走るということで、学生はプレッシャーを感じている?

 「プレッシャーはあるでしょうね、でもちゃんとマシンが走ればそれが自信になって、一つ一つ技術を身につけていけばいいのかなと思っています」

 インタビュー後にテストコースとモータースポーツ科の建屋を見学。テストコースは1.2キロのミニサーキットだが比較的高速な設定で、学生が走ることもあってかコーナーは広めにとられている。ダートコースでは毎年クラス対抗の耐久レースなども行われるという。コース脇には学生の親睦の為にバーベキュー場なども設置されている。

 モータースポーツ科棟内では、初戦を翌週に控えたNATS001が鈴鹿へ向けて組み立て中、さらに翌週にはS耐のテストがあるが、シビックはエンジンが降ろされている状態。そしてロードスター班はフロントカウルの製作に余念がなかった。建物の中には過去にレースで出たEP82やVitzなどもきれいな状態で保存され、隣の部屋にはシミュレーターが2台、授業で使うほか希望する学生には自由に(ただし時間制限付き)使わせている。

 学生たちは皆明るく作業をしており、充実した環境で学んでいることがうかがえた。

 今シーズンもNATSの戦いぶりに注目だ。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
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F110 CUP | もてぎ・菅生S-FJ選手権

RiNoA Racing project、2025年の体制発表

2025年RiNoA参戦体制発表

 里見乃亜代表率いるRiNoA Racing project「群馬トヨペットTeam RiNoA」が今シーズンの参戦体制を発表した。

これまでスーパーFJもてぎ・菅生シリーズと日本一決定戦を主戦場として活動してきた同チームは 今年も同シリーズと日本一決定戦に出場するほか、昨年にスタートしたFIA-F4第一世代のマシンによる「F110 CUP」戦にも新規参戦、さらにチームとして初のツーリングカーレースとして「ヤリスカップ関東シリーズ」にも参戦することを発表した。

 スーパーFJについてはドライバーを一新、ともにレーシングカート出身のルーキー小野大地、三ツ井光輝を起用。2シーズンぶりのチャンピオン奪回を目指す。新規参戦のF110CUPについては昨年同チームでスーパーFJをドライブした大川烈弥がステップアップ。またチーム初の体制として、チーム出身者をテクニカルアドバイザーに起用、2022年S-FJもてぎ・菅生シリーズチャンピオンの佐藤樹がもてぎ、同2021年2位の伊藤愼之典がSUGOの大会で大川を支える。

さらにチーム初のハコ車でのレースとして、ヤリスカップ関東シリーズに参戦。こちらはスポンサーでもある群馬トヨペットとタッグを組んでの参戦となり、ドライバーには2023年に同チームでS-FJもてぎ・菅生シリーズチャンピオンとなった内田涼風がステアリングを握る。

 昨年の苦戦からの復活を目指すスーパーFJに加えてF110CUP、ヤリスカップと活動を拡大するRiNoA Racing projectに今シーズンも注目だ。

Text: Junichi SEKINE
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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

ルーニースポーツのスカラシップが始動 植田正幸代表「レース界への恩返し」

スタートシーン

 12月1日、鈴鹿サーキットで行われたスーパーFJ表彰式の席上、ジャパンスカラシップシステム(畑川治代表)より、2025年からルーニースポーツ(植田正幸代表)が、スカラシッププログラムを行うことが発表された。

 対象となるレースはフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)で、スーパーFJ日本一決定戦で2位に入った小田優、同3位の加納康雅がスカラシップ対象に選出されたことも併せて発表された。

 この件に関して12月8日、鈴鹿サーキットで行われたFIA-F4第8戦に出場し、インデペンデントクラスで5位に入ったばかりの植田に話しを聞いた。

 「僕からJSSさんにスカラシップの企画を考えていますが、どうでしょうかと聞いたら『是非やって欲しい』とのことでした」

 JSSはその名の通り、スーパーFJで優秀な成績を収めたドライバーにJAF-F4(現フォーミュラ・ビート)への年間参戦サポート、FIA-F4参戦の資金援助を行ってきた。過去には牧野任祐、大湯都史樹、角田裕毅、三宅淳詞などがスカラシップを獲得し、上位クラスへのステップアップを果たしたが、諸般の事情で2019年を最後にこのプログラムは終了していた。

 「メーカー落ちした子とか、他にも速い子はたくさんいるのでその子らにチャンスを与えようと思っています。今回、小田選手と加納選手を選出しましたが、あと2人くらい加えて4人程度でFRJのテストを行い、1人にスカラシップを与える予定です」

 「FRJのマシンは2台持っているので、どうしても乗せたいドライバーがいれば、2台体制にするかも知れません。もしくは、4大会開催されるF110カップとか、地方サーキットを回ってコースを覚えることができるフォーミュラ・ビートに乗せることも考えています」

 スカラシップを獲得したドライバーは、2025年度のFRJ年間参戦権を得る。フォーミュラリージョナルは、昨年から若いドライバーがしのぎを削るマカオのワールドカップに採用され、トヨタも今シーズンからFRJに本格参戦を発表。将来的には全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権との統合もうわさされ注目度も高まっている。ここで優秀な成績を収めれば大きなチャンスをつかめそうだ。

 「いままでレースに使ってきた予算ですが、ぼくの分を減らして、その分を若い子のために使おうと思っています。レースがあるから仕事も頑張れてこれたので、恩返しの意味でも若い子にチャンスを与えようと思っています」

ルーニースポーツの植田正幸代表

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Yoshinori OHNISHI
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FCR-VITA

第4戦冨士決勝コメント 優勝・藤原大暉「4番手まで落ちたのは想定外だった」

優勝 藤原大暉(ACE LINE'S VITA)

優勝した藤原大暉(ACE LINE'S VITA)

 「実はファイナルラップの300Rでシフトミスしていまして(苦笑)。それでいったん(徳升選手に)前に出られたのですが、最終コーナーをピッタリ付いていければスリップストリームに入れるので、もしかしたらチャンスあるかなと。なるべく(コーナー)出口重視で、スリップが一番効く間合いで入っていったら、最後の最後で逆転できました。(序盤)4番手まで落ちちゃったのは想定外だったのですが、そこからは自分のスピードを取り戻せたというか、あれで吹っ切れたというか(笑)、よかったです」

2位 徳升広平(PassingMark VITA)

決勝2位の徳升広平(PassingMark VITA)

 「最後にやられちゃったのは しょうがない、あれもレースですね。やるだけやったので、出し切ったかなと思います。トラブルなく走り終えて、チャンピオン取れたのもチームのおかげであるので、ありがとうの一言に尽きます。(来年の)5連覇はございません(笑)。別のカテゴリーで頑張りますので、応援よろしくお願いします」

3位 奥住慈英(SEVEN x SEVEN WITH KFM)

決勝3位の奥住慈英(SEVEN x SEVEN with KFM)

 「届かなかったですね。ちょっと(タイヤの)内圧とかもアレ(失敗)があって、序盤アンダーステアに悩まされて、前について行くのに精いっぱいだったので、絡めなかったですね。それが何より悔しいです。後半内圧が上がっていって、やっとフロントが利くような感じになりましたが、負けました」

4位 井本大雅(SEVEN x SEVEN WITH KFM)

決勝4位の井本大雅(SEVEN x SEVEN WITH KFM)

 「ファイナルラップのオーバーテイクは やっぱり富士ってスリップストリームが効くので。最終コーナーでも差せる間合いだったのですが、そこは確実に、スリップで抜くことを意識して、最終コーナーを我慢し直線で抜いた、という感じです。急な参戦でしたが元々MECに出ていたので、先週の岡山からの連戦なので、その流れのまま、いい感じで来られました」

5位 下野璃央(Dr.Dry☆VITA)

決勝5位の下野璃央(Dr.Dry☆VITA)

 「最終ラップのオーバーテイクは、前で井本選手と落合選手がバトルしていたので、最終コーナーからの加速でそこに私が追いついて、スリップで前に出られたという感じで、狙い通りです。スタートで3台ぐらい抜けたので、それも狙い通りでした」

6位 落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

決勝6位の落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

 「ファイナルラップは普通にスリップストリームで抜かれちゃった、という感じです。あとはこの週末ずっと風が強くて、ストレート走っていても、コントロールタワーとグランドスタンドに挟まれた区間はいいのですが、そこまではすごい横風で失速していたので、最後はキツかったです。スタートはボチボチという感じでポジション上げて。そこから2位までは行けたのですが、ストレートで全体的にキツいところがあって。コーナーで何とかするのですが、何とかした分をストレートでやられちゃう感じで、そこが苦しかったです」

ジェントルマンクラス優勝 イノウエケイイチ選手(ワコーズEDニルズ)

ジェントルマンクラス優勝のイノウエケイイチ(ワコーズEDニルズ)

 「うれしいですが、総合でもっと戦えるように、来年はちょっとやせてきます(笑)」

ジェントルマンクラス2位 山本龍選手(おさきにどうぞVITA)

ジェントルマンクラス決勝2位の山本龍(おさきにどうぞVITA)

 「ヘアピンで他のマシンがたぶんスピンして、横に当たってきて。そこから調子が悪くなり、ギアもうまく入らなくなり、それでずるずる順位を落としてしまうみたいな感じになっちゃったので。できればイノウエ選手のところ、近くまで行きたかったのですが、それはかなわず、ちょっと不甲斐ないレースでした。ジェントルマンクラス2位というのはいいとして、という感じですね(笑)。もうちょっと(総合で)上に、予選の順位でも上に行きたかったです」

ジェントルマンクラス3位 富田栄造選手(CPホールディングスニルズ)

ジェントルマンクラス決勝3位の富田栄造(CPホールディングスニルズ)

 「前回のレースの時にホントは3位で表彰台上がれると思っていたのですけれど、最終ラップにコースアウトして逃していたのですよ。それで今回はリベンジできてよかった、ありがとうございます。何とかミスもなく、コースアウトもなく、接触もなく完走できたので、よかったです。エンジン乗せ換えたばかりでちょっと遅いので、直線で(他より)1秒くらい遅くて、いくら後ろにつけても抜けない状況で離されて。最終コーナーでまた追いつくのだけど、という繰り返しで、でも楽しかったです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA
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FCR-VITA

第4戦冨士決勝 ファイナルラップのストレート、スリップストリームを得た藤原大暉が優勝 徳升広平は4連覇達成

優勝した藤原大暉(ACE LINE'S VITA)

 富士スピードウェイを舞台に行われるFCR-VITAシリーズの最終第4戦決勝が12月21日に開催され、予選2番手からスタートの藤原大暉(ACE LINE'S VITA)がファイナルラップのフィニッシュラインまで展開したトップ争いに競り勝って優勝を飾り、2位フィニッシュの徳升広平(PassingMark VITA)がシリーズチャンピオンを獲得、4連覇を達成した。

 朝から行われた予選に続いて決勝は午前10時コースイン開始。冬の富士スピードウェイには日が差し気温は9度まで上昇しているが、時々強い風が吹き体感温度はかなり低い。49台がグリッドに整列すると午前10時17分フォーメーションラップ開始。路面温度もあまり上がってきていないようで、タイヤの内圧をレースのどの段階に合わせるか、各陣営悩んでいたようだ。気になるチャンピオンの行方は徳升が2位以内ならば自動的に決定。3位以下の場合は斎藤愛未(Team M岡部自動車D.D.R VITA)と藤原の結果次第ということになる。

 49台全車がクリーンスタート、10周または30分間の決勝が開始された。

 蹴り出しがよかったのが2番グリッドから発進の藤原で、ポールシッター徳升の右サイドに並べかけてTGRコーナーにインから進入。サイド・バイ・サイドで第2コーナーを走り抜けると続くコカ・コーラコーナーで徳升が前に出てトップの座を守る。その後ろでは4番手スタートの落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)が3番グリッドの奥住慈英(SEVEN x SEVEN WITH KFM)をTGRコーナー手前でオーバーテイク、3位に上がるも奥住がTGRコーナーの中で差し返してポジションを戻す。

 徳升~藤原選手~奥住~落合がワンパックでトップグループを形成、5位以下をやや引き離して第3セクターへ。パナソニック・オートモーティブコーナーを立ち上がる所からの加速で奥住、落合選手が続けて藤原をかわして順位を上げてコントロールラインを通過。2位奥住~3位落合~4位藤原という順に変わるが、それぞれ0.025秒、0.051秒しか差はない。そしてオープニングラップの混戦を抜けて順位を上げたのが井本大雅(SEVEN x SEVEN WITH KFM)で8位から6位へアップ。逆転チャンピオンを狙う斎藤は6位から10位へとポジションを落としチャンピオンに赤信号がともるが、まだわからない。

 5台が出走のジェントルマンクラスでは1周目を終えてイノウエケイイチ(ワコーズEDニルズ)が総合11位のクラストップ、山本龍(おさきにどうぞ☆VITA)が総合16位のクラス2番手、富田栄造(CPホールディングスニルズ)が総合35位のクラス3番手を走っている。

 トップに立った徳升は順位を争う2位グループを引き離し3周目に1.6秒差。一方2位グループでは3周目に藤原が落合を攻略して3位に浮上する。4周目に藤原はここまでのファステストラップの1分58秒334を出して奥住に0.27秒差と接近、落合をはさんで5位永井歩夢(BBS VITA)、6位には下野璃央(Dr.Dry☆VITA)、7位に井本大雅(SEVEN x SEVEN WITH KFM)が上がってくると4周目のTGRコーナーで下野と井本が相次いで永井をオーバーテイク。これで下野5位、井本6位で永井は7位にドロップ。

 5周目に入りストレートで奥住のスリップストリームから抜け出た藤原がコントロールライン上では0.036秒と僅かに前に出て2位に進出。トップ徳升から1.114秒差でレースは後半戦へ。

 勢いに乗る藤原は6周目に1分58秒192とファステストラップを更新、徳升との間合いを0.626秒まで削り取る。3位奥住、4位落合はやや離されそれぞれ0.9秒、0.7秒の間合い。7周目も藤原は1分58秒118とこの日のファステストラップをマークして徳升を0.178秒差にロックオン。テール・ツー・ノーズ状態で8周目に突入すると左サイドから並びかけてTGRコーナーにアプローチ。インサイドを守った徳升が先行してターンインするが、ややオーバースピードかラインがアウトにはらみ、クロスラインでインサイドに切れ込んだ藤原が前に出てついにトップが交代する。しかし徳升は食い下がって逆転のチャンスを伺っている。0.242秒差で8周目を終えた両者はTGRコーナーで今度は徳升が藤原のスリップストリームを使ってTGRコーナーでのチャンスを伺うが、ここは藤原が守って0.3秒差でファイナルラップへ。後方では井本が下野を仕留めて5位に浮上している。

 ファイナルラップ。TGRコーナーで徳升が再びチャンスを伺うがここは藤原が抑える。2台はバンパー・ツー・バンパーの車間で第2コーナーからコカ・コーラコーナーを抜けると、300Rで藤原が僅かに失速したのを見逃さずに徳升がアウト側からダンロップコーナーへのブレーキングで前に出てトップの座を奪い返す。しかし藤原は徳升のテールを逃がさず、両車はパナソニック・オートモーティブコーナーを立ち上がりフィニッシュラインに向けて加速競争。ぎりぎりまで徳升のスリップストリームを使った藤原が左サイドに躍り出て前に出るとトップでチェッカードフラッグの下を通過、優勝を勝ち取った。徳升は0.104秒及ばずの2位に終わったが、これで2024年のシリーズチャンピオンを確定させた。3位は奥住。ファイナルラップに接近戦となった4位グループはパナソニック・オートモーティブコーナーまでポジションを守っていた落合を立ち上がりで井本、下野が次々とオーバーテイク。井本4位、下野5位を獲得。落合選手は一瞬で6位に落ちるというFCR-VITAならではの厳しさを味わう結果になった。3台の間合いは僅か0.188秒だ。

 ジェントルマンクラスはイノウエが総合12位でトップ、山本が総合16位クラス2番手、そして77歳の富田が総合32位クラス3番手で表彰台に立った。

優勝は藤原大暉(ACE LINE'S VITA)

決勝2位は徳升広平(PassingMark VITA)

決勝3位は奥住慈英(SEVEN x SEVEN with KFM)

決勝4位は井本大雅(SEVEN x SEVEN WITH KFM)

決勝5位は下野璃央(Dr.Dry☆VITA)

決勝6位は落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

ジェントルマンクラス優勝はイノウエケイイチ(ワコーズEDニルズ)

ジェントルマンクラス決勝2位は山本龍(おさきにどうぞVITA)

ジェントルマンクラス決勝3位は富田栄造(CPホールディングスニルズ)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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FCR-VITA

第4戦冨士公式予選コメント ポールポジション・徳升広平「みんなのおかげで取れたポールポジション」

ポールポジション 徳升広平(#16PassingMark VITA)1分57秒617(コースレコード)

ポールポジションを獲得した徳升広平(PassingMark VITA)

 「これはもう『みんなのおかげ』で取れたポールポジションですね。いろんな人がいろんなことを教えてくれて、うまくまとめられてよかったです。決勝もこの調子で行きたいと思います。チャンピオン取れるかはわからないですが、ミスのないように、2位以内で確定なのでここから逃げ切れるように、と言ってもそんなに甘くないので、頑張りたいです」

2位 藤原大暉(#39ACE LINE'S VITA)1分57秒957(+0.340秒)

予選2位の藤原大暉(ACE LINE'S VITA)

 「やっぱり49台もいたので、きっちりクリアラップ取れたかといえば全然だめで、どこかでスリップストリーム使えて稼げたり、逆に詰まったりしてこのタイムだったので、決勝はしっかり戦っていけると思います。今週チームがガラっと変わって、車も一気に変わったので、チーム特有のセットアップがあって、それにドライビングを合わせるのに精いっぱいでした。セットアップのそれなりに煮詰めたのですが、ずっとタイムもパっとしなかったのが、予選になってしっかりタイム出せたので、そこは一安心ですね。決勝はなるようにしかならないので、しっかり戦います。絶対逃げられないレースになるので、あと寒いので、最初の(タイヤが)冷えた状態で、ミスとかしないように。シーズン通して戦っているので、クリーンにやりたいですね、でも行くときは行きます(笑)」

3位 奥住慈英(#66SEVEN x SEVEN WITH KFM)1分58秒065(+0.448秒)

予選3位の奥住慈英(SEVEN x SEVEN with KFM)

 「クルマは交換しましたが、今年MECで僕が使ったマシンなので、違和感とかはありません。調子はいい感じです。トップと僅差なので、許容範囲かなと思っていて、決勝は勝負できると思います」

4位 落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)1分58秒215(+0.598秒)

予選4位の落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

 「VITAは先週岡山のMECに参戦して、そこから連戦です。FCRは8月以来ですね。VITAは(スーパーFJのような)フォーミュラでもなく、ハコでもなく中間のカテゴリーという感じで、S-FJの応用で走れるクルマではあるので、そこの点(乗り換えは)難しくはないです。4番手という結果は僕自身アタックラップを完璧な形で出たタイムではないので、もっとタイムが出るという感触は自分の中にあるという中での4番なので、決勝はもっと上にいけると思います。優勝狙って行きたいと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA
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FCR-VITA

第4戦冨士公式予選 シリーズ4連覇へ視界良好、徳升広平がコースレコードでポールポジションを獲得

ポールポジションは徳升広平(PassingMark VITA)

 富士スピードウェイを舞台に行われるFCR-VITAシリーズの最終第4戦公式予選が12月21日に開催され、シリーズランキングトップの徳升広平(PassingMark VITA)がポールポジションを獲得した。

 すっかり冬の装いの富士スピードウェイにやってきたVITAは49台。ここまで3戦を終えてシリーズランキングの首位は徳升の44ポイント。徳升はここまでシリーズ3連覇を果たしていて、今年4連覇目に挑んでいる。これを追うのが38ポイントの斎藤愛未(Team M岡部自動車D.D.R VITA)と、30ポイントの藤原大暉(ACE LINE'S VITA)と3人がシリーズチャンピオンの目を残している。

 まずは午前8時5分に20分間の予選が開始。気温6度、路面温度もかなり低そうで各車は慎重にタイヤをウオームアップして残り時間13分あたりからタイムアタック開始。まず徳升が1分58秒733でトップに立つと、続く周回で下野璃央(Dr.Dry☆VITA)が58秒553でトップへ、先月16歳になったばかりの落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)が58秒601で2番手、斎藤が58秒604で3番手に上がり徳升は4番手へドロップ。

 折り返しの残り10分には永井歩夢(BBS VITA)が1分58秒360で15番手から一気にトップに立つ。トップから10位までが1秒以内に並ぶ接戦だ。11番手には山本龍(おさきにどうぞVITA)が、1分59秒460というジェントルマンクラスのコースレコードを出してクラストップにつけている。

 その後もトップの座は1分58秒215の落合→58秒174の藤原と次々に入れ替わるが、残り時間6分に徳升が57秒795を出して7番手からトップに返り咲き。その後は徳升を上回る者が現れず上位が膠着状態になる中、自己ベストを更新して順位を上げたのが翁長実希(Car Beauty Pro RSS VITA)で58秒404で残り時間4分に11番手から5番手へポジションアップ。さらに残り2分、奥住慈英(SEVEN x SEVEN WITH KFM)が58秒065で3番手に浮上する。藤原は自己ベストを57秒957まで短縮するが2番手変わらず。

 残り1分でジェントルマンクラスの首位が交代。イノウエケイイチ(ワコーズEDニルズ)がクラスのコースレコードを更新する1分59秒050をマークして総合14番手クラストップへ。山本は0.038秒差の総合15位クラス2位、クラス3位は総合29番手の大沢良明(ビーンズスポーツYRC☆VITA)。

 チェカードフラッグが振られ各車最後のタイムアタック。ここで徳升はダメ押しの1分57秒617を叩き出し、コースレコードを更新して予選は終了。2番手0.340秒差で藤原、3番手0.448秒差で奥住という結果に。

 ジェントルマンクラスはイノウエが総合15番手でクラストップ、山本が総合17番手のクラス2位、大沢が総合30番手のクラス3位という結果になった。

 FCR-VITA第4戦決勝は本日午前10時15分に開始予定だ。

予選2位は藤原大暉(ACE LINE'S VITA)

予選3位は奥住慈英(SEVEN x SEVEN with KFM)

予選4位は落合蓮音(ホージャストレーシングVITA)

予選5位は永井歩夢(BBS VITA)

予選6位は斎藤愛未(Team M岡部自動車D.D.R VITA)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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SUPER FORMULA LIGHTS

鈴鹿テスト2日目 小林利徠斗が全セッショントップタイムでテストを終える

小林利徠斗(TOM'S)

 12月18日、スーパーフォーミュラ・ライツのテスト2日目が、鈴鹿サーキットで行われ、昨日に続いて、小林利徠斗(TOM'S)が、午前、午後のセッションともにトップタイムをマークした。

 この日、セッション3で新たにドライブしたのは、今季FIA-F4に参戦した5号車・下野璃央(ALBIREX RACING TEAM)。近年、日本のトップ、ミドルフォーミュラにも女性ドライバーの進出の兆しが出ているが、次の候補となるドライバーだ。

■セッション3

 開始まもなく、37号車・古谷悠河(TOM'S)が1分51秒894をマークして、セッション前半は古谷がタイミングモニターのトップに留まり続け、同じくセッション開始から好タイムを出した60号車・伊東黎明(LM corsa)が続いた。

 1時間を過ぎると、それまで中位にいた35号車・佐野雄城(TOM'S)が、アタックを敢行。1分51秒736と、古谷のタイムをわずかに上回ってトップに立った。

 しかし、昨日から好調の38号車・小林が、70分過ぎに1分51秒427でトップタイムを更新。さらに1分51秒156まで縮めた。

 最後のアタックでも、小林の速さは衰えず、唯一人51秒を切る1分50秒905で、昨日の2セッションに続いてこのセッションも制することになった。

 2位以下は、佐野、伊東、ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)、古谷、ジェームズ・ヘドレー(TEAM DRAGON)と続いたが、最後のアタック中に60号車・伊東がデグナーでコースアウト。赤旗が提示され走行は中断となった。このため、全員がアタックできずに終わったので、勝負は最後のセッションに持ち越された。

 SFライツ初ドライブの5号車・下野璃央は、このセッションのみの走行で、慎重に周回を重ねてベストタイムはトップから5秒遅れの1分55秒995だった。

■セッション4

 開始早々、自身の計測2周目に38号車・小林が1分51秒995をマーク。その小林が更にタイムを縮めようとした次の周に、53号車・ベルグマイスターがデグナーでコースオフ。赤旗中断とはなったが、幸いダメージはなく自走でピットに戻ってくる。

 アタックの仕切り直しとなった小林は、再開後にあっさりと1分51秒093をマークして、2位以下を引き離す。今回のテストの主役である小林の速さには驚くばかりだ。

 そして、残り5分となった最後のセッションでも、1分50秒511までタイムを削った小林が、2番手まで上がった卜部和久(JPN TODA RACING)を0.8秒も引き離す快走を見せた。

 3番手には古谷、4番手には佐野はつけ、トムス勢が全員上位で最後のセッションを終えた。対するB-Max勢は、5番手にケイレン、6番手に野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)と、今回のテストを見る限りでは、トムス勢に及ばなかった。

 SFライツの開幕は、年明け3月8〜9日のスーパーフォーミュラとの併催となる鈴鹿。まだ、ドライバーラインナップは見えないが、どんな顔ぶれが揃って、どんな戦いを見せるのか、楽しみだ。

卜部和久(TODA RACING)

RYO.I(B-MAX RACING TEAM )

豊島里空斗(ALBIREX RACING TEAM )

清水康弘(GNSY RACING)

佐野雄城(TOM'S)

古谷悠河(TOM'S)

野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)

ジェームズ・ヘドリー(TEAM DRAGON )

ヤコブ・ベルグマイスター(TEAM DRAGON)

伊東黎明(LM corsa)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA LIGHTS

公式テスト鈴鹿総合結果

公式合同テスト -RIJ- (2024/12/17-18) Total Testing Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverTeamSession1
Session2
Session3
Session4
TimeBehindkm/h
138小林 利徠斗TOM'S1'51.248
*1'50.401
1'50.905
1'50.511
1'50.401-189.357
22荒尾 創大DELiGHTWORKS RACING-
*1'51.268
-
-
1'51.268 0.867187.882
32卜部 和久TODA RACING-
-
1'52.042
*1'51.323
1'51.323 0.922187.789
42三井 優介DELiGHTWORKS RACING*1'51.477
-
-
-
1'51.477 1.076187.529
537古谷 悠河TOM'S1'52.426
1'51.831
1'51.878
*1'51.493
1'51.493 1.092187.502
635佐野 雄城TOM'S1'52.764
1'52.077
1'51.679
*1'51.535
1'51.535 1.134187.432
736エステバン・マッソンTOM'S*1'51.631
1'57.924
-
-
1'51.631 1.230187.271
851ケイレン・フレデリックB-MAX RACING TEAM1'52.587
1'51.834
1'51.861
*1'51.705
1'51.705 1.304187.147
960伊東 黎明LM corsa1'52.435
1'52.392
*1'51.786
1'51.931
1'51.786 1.385187.011
1050野村 勇斗B-MAX RACING TEAM-
1'53.524
1'52.609
*1'51.919
1'51.919 1.518186.789
1152ジェームズ・ヘドリーTEAM DRAGON1'53.084
1'52.296
*1'52.014
1'52.026
1'52.014 1.613186.630
1250小出 峻B-MAX RACING TEAM*1'52.579
-
-
-
1'52.579 2.178185.694
1353ヤコブ・ベルグマイスターTEAM DRAGON1'55.771
1'53.830
*1'52.986
1'53.078
1'52.986 2.585185.025
148M1清水 康弘GNSY RACING1'54.968
1'54.498
1'53.345
*1'53.122
1'53.122 2.721184.802
155入山 翔ALBIREX RACING TEAM1'54.840
*1'54.710
-
-
1'54.710 4.309182.244
164M2影山 正美B-MAX RACING TEAM*1'55.703
-
-
-
1'55.703 5.302180.680
175下野 璃央ALBIREX RACING TEAM-
-
*1'55.995
-
1'55.995 5.594180.225
185豊島 里空斗ALBIREX RACING TEAM-
-
-
*1'56.400
1'56.400 5.999179.598
194M3RYO.IB-MAX RACING TEAM2'09.011
1'58.255
1'57.723
*1'56.558
1'56.558 6.157179.354
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SUPER FORMULA LIGHTS

公式テスト鈴鹿4回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2024/12/18) Official Testing 4 Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverTeamTimeBehindGapkm/h
138小林 利徠斗TOM'S1'50.511--189.168
22卜部 和久TODA RACING1'51.323 0.812 0.812187.789
337古谷 悠河TOM'S1'51.493 0.982 0.170187.502
435佐野 雄城TOM'S1'51.535 1.024 0.042187.432
551ケイレン・フレデリックB-MAX RACING TEAM1'51.705 1.194 0.170187.147
650野村 勇斗B-MAX RACING TEAM1'51.919 1.408 0.214186.789
760伊東 黎明LM corsa1'51.931 1.420 0.012186.769
852ジェームズ・ヘドリーTEAM DRAGON 1'52.026 1.515 0.095186.610
953ヤコブ・ベルグマイスターTEAM DRAGON1'53.078 2.567 1.052184.874
108M1清水 康弘GNSY RACING1'53.122 2.611 0.044184.802
115豊島 里空斗ALBIREX RACING TEAM 1'56.400 5.889 3.278179.598
124M2RYO.IB-MAX RACING TEAM 1'56.558 6.047 0.158179.354
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SUPER FORMULA LIGHTS

公式テスト鈴鹿3回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2024/12/18) Official Testing 3 Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverTeamTimeBehindGapkm/h
138小林 利徠斗TOM'S1'50.905--188.496
235佐野 雄城TOM'S1'51.679 0.774 0.774187.190
360伊東 黎明LM corsa1'51.786 0.881 0.107187.011
451ケイレン・フレデリックB-MAX RACING TEAM1'51.861 0.956 0.075186.886
537古谷 悠河TOM'S1'51.878 0.973 0.017186.857
652ジェームズ・ヘドリーTEAM DRAGON 1'52.014 1.109 0.136186.630
72卜部 和久TODA RACING1'52.042 1.137 0.028186.584
850野村 勇斗B-MAX RACING TEAM1'52.609 1.704 0.567185.644
953ヤコブ・ベルグマイスターTEAM DRAGON1'52.986 2.081 0.377185.025
108M1清水 康弘GNSY RACING1'53.345 2.440 0.359184.439
115下野 璃央ALBIREX RACING TEAM1'55.995 5.090 2.650180.225
124M2RYO.IB-MAX RACING TEAM 1'57.723 6.818 1.728177.580
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SUPER FORMULA LIGHTS

鈴鹿テスト1日目 小林利徠斗が他を圧倒するトップタイムをマーク

小林利徠斗(TOM'S)

 12月17日、スーパーフォーミュラ・ライツのテスト1日目が、鈴鹿サーキットで行われ、小林利徠斗(TOM'S)が、午前、午後のセッションともにトップタイムをマークした。

 テストには、今シーズンのレギュラードライバーをはじめとして、多彩な顔ぶれが揃った。

 トムスからは、レギュラーの37号車・古谷悠河(TOM'S)、38号車・小林利徠斗(TOM'S)に加え、FIA-F4に参戦した35号車・佐野雄城(TOM'S)、そして、WECのLMGT3クラスで活躍し、トヨタのハイパーカーのテストにも参加した36号車・エステバン・マッソン(TOM'S)が参加。

 B-Maxは、来季の参戦が決定している50号車・野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)と、そのサポート役として50号車をドライブするチャンピオン小出峻。今季レギュラーの51号車・ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)、そして、先日のSFテストにも参加した52号車・ジェームズ・ヘドレー(TEAM DRAGON)、ユーロフォーミュラ二参戦していた53号車・ヤコブ・ベルグマイスター(TEAM DRAGON)という布陣だ。

 他には、2号車をシェアする荒尾創大(DELiGHTWORKS RACING)、三井優介(DELiGHTWORKS RACING)、卜部和久(TODA RACING)。三井は久々のフォーミュラドライブだ。そして、5号車は、入山 翔(ALBIREX RACING TEAM)と下野璃央(ALBIREX RACING TEAM)がマシンをシェアする。

■セッション1

 レギュラー陣は安定した速さを見せたが、それ以外で目を引いたのは、三井、マッソンの二人。

 マッソンは早々に好タイムを出し、30分過ぎにトップに立つと、50分すぎにはそのタイムを更新する1分52秒356をマークしてみせた。その後、小林が1分52秒314と僅かに更新はしたものの、慣れないコース、マシンでいきなり速さを見せた。

 一方、三井はセッション後半になると、1分51秒973、51秒477とトップタイムを更新し、久々のフォーミュラドライブとは思えない速さを見せた。

 残り5分からのアタックで、小林が51秒248をマークしてトップに返り咲いたが、マッソンも1分51秒631をマークして、小林、マッソン、三井の三人だけが51秒台に入れた。

 これに、37号車・古谷悠河(TOM'S)、60号車・伊東 黎明(LM corsa)、50号車・小出が続いた。52号車・ヘドリーは9位、鈴鹿初体験の53号車・ベルグマイスターは13位だった。

■セッション2

 開始まもなく、フレデリックが2コーナーで、マッソンがデグナーでコースアウト。両者ともにバリアにヒットし、マッソン車はダメージは大きそうだ。

 約15分の中断後に再開。30分経過時には、三井から2号車を引き継いだ荒尾が1分52秒992でトップだったが、ここから38号車・小林が連続アタック。1分51秒701をマークすると、次の周には11月の第7戦のPPタイム(1分51秒009)を破る1分50秒872という、抜き出たタイムを記録した。

 さらに、セッション最後のアタックで、小林は1分50秒401までタイムを削り、2位荒尾(1分51秒268)を大きく引き離した。3位は古谷、4位には途中でコース復帰したフレデリックが入り、ここまでは51秒台。

 以下、ルーキーの佐野、ヘドリー、伊東と続き、午前中に小出がチェックしたクルマで走った野村は、慎重にタイムを上げ、1分53秒524で8位だった。

 明日18日も今日と同じく、午前9時30分から11時、午後1時30分から3時の走行が予定されている。

ヤコブ・ベルグマイスター(TEAM DRAGON)

ジェームズ・ヘドリー(TEAM DRAGON )

古谷悠河(TOM'S)

伊東黎明(LM corsa)

入山翔(ALBIREX RACING TEAM)

ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)

三井優介(DELiGHTWORKS RACING)

佐野雄城(TOM'S)

清水康弘(GNSY RACING)

小出峻(B-MAX RACING TEAM)

小出峻(B-MAX RACING TEAM)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA LIGHTS

公式テスト鈴鹿2回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2024/12/17) Official Testing 2 Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverTeamTimeBehindGapkm/h
138小林 利徠斗TOM'S1'50.401--189.357
22荒尾 創大DELiGHTWORKS RACING1'51.268 0.867 0.867187.882
337古谷 悠河TOM'S1'51.831 1.430 0.563186.936
451ケイレン・フレデリックB-MAX RACING TEAM1'51.834 1.433 0.003186.931
535佐野 雄城TOM'S1'52.077 1.676 0.243186.525
652ジェームズ・ヘドリーTEAM DRAGON 1'52.296 1.895 0.219186.162
760伊東 黎明LM corsa1'52.392 1.991 0.096186.003
850野村 勇斗B-MAX RACING TEAM1'53.524 3.123 1.132184.148
953ヤコブ・ベルグマイスターTEAM DRAGON1'53.830 3.429 0.306183.653
108M1清水 康弘GNSY RACING1'54.498 4.097 0.668182.581
115入山 翔ALBIREX RACING TEAM1'54.710 4.309 0.212182.244
1236エステバン・マッソンTOM'S1'57.924 7.523 3.214177.277
134M2RYO.IB-MAX RACING TEAM 1'58.255 7.854 0.331176.781
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SUPER FORMULA LIGHTS

公式テスト鈴鹿1回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2024/12/17) Official Testing 1 Weather:Sunny Course:Dry
2024 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverTeamTimeBehindGapkm/h
138小林 利徠斗TOM'S1'51.248--187.915
22三井 優介DELiGHTWORKS RACING1'51.477 0.229 0.229187.529
336エステバン・マッソンTOM'S1'51.631 0.383 0.154187.271
437古谷 悠河TOM'S1'52.426 1.178 0.795185.946
560伊東 黎明LM corsa1'52.435 1.187 0.009185.931
650小出 峻B-MAX RACING TEAM1'52.579 1.331 0.144185.694
751ケイレン・フレデリックB-MAX RACING TEAM1'52.587 1.339 0.008185.680
835佐野 雄城TOM'S1'52.764 1.516 0.177185.389
952ジェームズ・ヘドリーTEAM DRAGON 1'53.084 1.836 0.320184.864
105入山 翔ALBIREX RACING TEAM1'54.840 3.592 1.756182.038
118M1清水 康弘GNSY RACING1'54.968 3.720 0.128181.835
124M2影山 正美B-MAX RACING TEAM 1'55.703 4.455 0.735180.680
1353ヤコブ・ベルグマイスターTEAM DRAGON1'55.771 4.523 0.068180.574
144M3RYO.IB-MAX RACING TEAM 2'09.01117.76313.240162.042
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