10月11日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第10戦の公式予選が、静岡県・富士スピードウェイで行われ、昨日の第9戦でパーフェストなレースで優勝したイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が、勢いそのままにポールを獲得。2位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、3位は好調のザック・オサリバン(WECARS IMPUL with SDG SF23)となった。
昨日に続き、快晴の富士スピードウェイ。秋の爽やかな天候日のなか、午前10時から予選が行われた。
■Q1グループA
この組の注目は、やはり昨日自身初のポールを奪ったフラガ。昨日に続いてのポールはあるのか、また、それを阻止するのは誰なのか。昨日に続いて、ルーキーの小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)と野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)の争いも見ものだ。
そのルーキー二人は、最初からニュータイヤを履き、通常のアウトインラップを行わない作戦に出た。
全体的にタイムが伸び悩むなか、1分22秒台後半の争いとなったが、昨日はQ1で涙をのんだ大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)がフラガを上回る1分22秒793で、このグループのトップに踊り出た。
3位以下は、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、野村、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、松下信治(DELiGHTWORKS SF23)までがQ1を通過。トヨタのエースの一人、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)がQ1落ちという番狂わせとなった。
順位:大湯-フラガ-牧野-野村-野尻-松下/フェネストラズ-利徠斗-福住-笹原-アレジ-スタネック
■Q1 グループB
このグループは、このレースでチャンピオンを決めたい太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)の走りに注目が集まった。太田は2ラップ続けてのアタックで、1分22秒864、1分22秒688とタイムを上げた。
しかし、その太田を上回ったのが、トヨタの代表格、富士マイスターの坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)だ。完璧と思えるラップで、1分22秒595と、太田をコンマ1秒近く引き離した。この結果、トヨタエンジン搭載車がQ1両グループを制する結果となった。
以下、オサリバン、岩佐、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、小出峻(ThreeBond SF23)までがQ1突破。昨日、デビューレースの予選でQ2進出を果たした卜部和久(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)は、カットラインに100分の3秒届かず、惜しくもQ1敗退となった。
順位:坪井-太田-オサリバン-岩佐-佐藤-小出/山下-卜部-ブルツ-可夢偉-ブラウニング-Juju
■Q2
Q2への進出は、エンジン別では、ホンダ9台、トヨタ3台とホンダ優位が顕著になった。チーム別に見ると、無限(H)、ダンディライアン(H)、ナカジマ(H)が2台ずつ。インパル(T)、トムス(T)、セルモ(T)、B-Max(H)、DELiGHT(H)、スリーボンド(H)が1台ずつとなった。
Q2は、いつもどおり最後の1周の争いとなり、野尻、太田が1分22秒台半ばのタイムをマークしたのを皮切りに、次々にタイムが更新されていったが、3番目にアタックしたフラガのタイム1分22秒266を破る者は最後まで現れず、フラガが、岩佐、オサリバンを抑えて、昨日に続くポールを決めた。
なお、ダンディライアンチームは、タイヤ交換の際にややピットが慌ただしくなったが、牧野は登録されたタイヤ以外のものを使用したとしてタイムが抹消となり、11位から12位に降格となった。
順位:フラガ-岩佐-オサリバン-太田-大湯-坪井-野尻-佐藤-松下-野村-小出-牧野
決勝は、本日午後3時から41周で争われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Japan Race Promotion Inc.

