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2024年2月

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝ドライバーズコメント 優勝・迫隆眞「エグかった」

優勝 迫隆眞(制動屋)

優勝した迫隆眞(制動屋)

 「シケインで自分の思った走りができませんでした。他のセクションでマージンを築いていることに気がついたので、シケインは頑張らずに安全に行こうと思っていました。SC明けの1周目はすごかったですね、エグかったです。雨は得意と言うことはありませんが、割と速い方です」

2位 元山泰成(ECOTEH WORKS)

決勝2位の元山泰成(ECOTEH WORKS)

 「金曜日の雨の練習から調子が良くて、決勝も雨だったのでいけると思いました。迫くんも速くて、向こうの方がタイヤの空気圧を合わせ込めたのかと思います。開幕戦の2位は悪くないので、今年は調子を崩さず行きたいですね。優勝したかったんですが、鈴鹿の表彰台は初めてです。3年目なので今年は絶対結果を出したいと思っています」

3位 加納康雅(イーグルスポーツ)

決勝3位の加納康雅(イーグルスポーツ)

 「スピンしないようにびぐびくで、がちがちでした。SC明けの1周目は、ぶつからないようにそれだけを意識していました。みんなクリーンでした。この結果はデビュー戦にしてはまあまあだと思います。兵庫県出身で17歳です。去年までカートを走っていました」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝 壮絶な争いを制した迫隆眞が優勝 2位は元山泰成で、3位はルーキーの加納康雅

 スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ第1戦は25日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、予選3位からスタートした迫隆眞(制動屋)が優勝した。

レースはセーフティーカースタートとなった

 降り続く雨はやむ気配もなく、スーパーFJもウェット宣言が出されセーフティーカー(SC)スタートとなった。午後2時20分、22台がSCに先導されグリッドを離れた。

 SC先導は2周目に入り、スプーンコーナーで回転灯が消灯する。ポールポジションの渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)は、シケイン手前まで延々とウェービングを行い入念にタイヤを暖める。SCが退くと3周目からレースはスタートした。

セーフティーカーが退きスタートが切られた

 3周目の1コーナーを制したのはポールポジションの渡会、2位に予選2位の小田優(Drago CORSE TAKE FIRST)が続く。予選3位の迫隆眞(制動屋)は1コーナーでオーバーランを喫するも順位を譲ることなく3位をキープ。続くS字では3位の迫が前を走る小田をかわして2位に浮上。小田はペースが上がらず、予選6位からスタートして追い上げて来た元山泰成(ECOTEH WORKS)にもかわされ4位に落ちた。

 ヘアピン手前の110R侵入では、インに元山、中央に迫、アウトに渡会とこの3台がスリーワイドとなる。ヘアピン手前では渡会が迫と元山にかわされ3位に落ちる。迫と元山はヘアピンからスプーンで並走。元山が鼻先リードするもスプーンでは、イン側の迫が立ち上がりで元山を抑えてトップに立った。

 続く130Rからシケインにかけても元山が迫の背後にぴたりとつける。しかし、ここでも迫は譲らすトップを死守する。

迫隆眞と元山泰成のトップ争い

 3周目の順位はトップが迫、2位に0秒1差で元山、3、4位には渡会をかわしてきた小田と加納康雅(イーグルスポーツ)が続く。渡会はセッティングを外したか、1周でトップから5位まで落ちてしまった。6位には豊島里空斗(C.S.I. Racing ED)が続く。

 4周目の1コーナーでは前を走る小田を加納が捉えて3位に浮上。5位の渡会は豊島と板倉慎哉(AMORE☆TOKYO☆表参道☆KKSII)にもかわされ7位まで順位を落とした。一方トップ争いだが、2位の元山は必死にトップ迫に食らいつこうとするが、ここから迫が元山との差をジリジリと広げ始める。

 5周目、トップ迫と2位元山との差は0秒3と開いた。その後ろ3位の加納との差は3秒。4位小田、5位豊島、6位板倉と続くが、互いに仕掛けられる間隔ではない。

 6周目、トップ迫と元山の差は0秒9。7周目には1秒6と安全圏まで差を広げると迫は8周目にこのレースのファステストラップをたたき出して、ダメ押し。10周を走って、2位以下を5秒ちぎり開幕戦を制した。

 2位には元山が、3位には加納が、4位には小田が、5位には豊島が、6位には板倉が入った。

 迫は昨年、16歳だった第6戦からスーパーFJに出場し、7戦目には早くも初優勝。今シーズンも初戦で優勝を飾り幸先よいスタートとなった。

 2位に入った元山はスーパーFJ、3年目の23歳。結果を求められるシーズンで、序盤は鬼気迫る走りで迫を追い詰めた。

 3位の加納は、いがぐり頭の高校2年生で今回が初レース。予選でも4位、決勝で3位と、ドライ、ウエットとも対応力をアピールした。

 第2戦、第3戦は岡山国際サーキットに舞台を移し4月28日に2連戦の決勝が行われる。台頭著しい若者たちの争いに期待したい。

優勝は迫隆眞(制動屋)

決勝2位は元山泰成(ECOTEH WORKS)

決勝3位は加納康雅(イーグルスポーツ)

決勝4位は小田優(Drago CORSE TAKE FIRST)

決勝5位は豊島里空斗(C.S.I. Racing ED)

決勝6位は板倉慎哉(AMORE☆TOKYO☆表参道☆KKSII)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2024/02/25) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
156迫 隆眞制動屋
MYST KK-S2
1028'12.478--
21元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
1028'17.519 5.041 5.041
331加納 康雅イーグルスポーツ
MYST KK-S2
1028'20.274 7.796 2.755
443小田 優Drago CORSE TAKE FIRST
MYST KK-S2
1028'29.87317.395 9.599
527豊島 里空斗C.S.I. Racing ED
MYST KK-S2
1028'34.70022.222 4.827
655板倉 慎哉AMORE☆TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1028'35.65423.176 0.954
729松本 拓海EAGLE ERS
MYST KK-S2
1028'37.29724.819 1.643
88渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1028'40.58128.103 3.284
911梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
1028'42.19629.718 1.615
1051永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
1028'48.29735.819 6.101
117松井 啓人FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1028'51.75939.281 3.462
1257東 慎之介セルモグループORM/MYST
MYST KK-S2
1029'03.52251.04411.763
1322酒井 翔太ファーストガレージ KK-SII
MYST KK-S2
1029'08.58956.111 5.067
143Aki JitranuwathATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
1029'09.20556.727 0.616
1517中嶋 匠AVIATOR A ONE
MYST KK-S2
1029'17.0471'04.569 7.842
1618鈴木 七瀬FORM with 雅企画
MYST KK-S2
1029'21.5091'09.031 4.462
1721太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1029'29.6171'17.139 8.108
1847山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1029'34.3851'21.907 4.768
1932天谷 伶奈TODOROKI☆KKSII
MYST KK-S2
1029'36.9471'24.469 2.562
2070Rainy MedinaLuckyChanecesRacefor
MYST KK-S2
1030'25.6442'13.16648.697
2145山岡 正輝PONOS M2 KK-2
MYST KK-S2
928'17.6011Lap 1Lap
2212及川 正人PONOS M2 KK-2
MYST KK-S2
929'45.2161Lap 1'27.615
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 56 迫隆眞(制動屋) 2'31.101 (8/10) 138.352 km/h

Forumula Beat

第1戦鈴鹿決勝ドライバーズコメント 優勝・酒井翔太「練習も雨だった」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「15歳です。去年は全日本カートを走っていました。4輪は、レースは出ていませんが、スーパーFJで練習をしていました。F-Beの練習は雨だったので、ドライの予選はうまくいきませんでした。雨だったのがよかったです」

2位 鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)

決勝2位の鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)

 「このレースウイークはクラッシュから始まり、予選もぱっとしないまま終わったのでがらっとセットアップを変えました。フロントが効くようになったのであとは出たとこ勝負でしたが、うまく乗りこなせなかった感がすごかったです。酒井くんがすごい勢いで来て、抜かれたので後ろについて勉強させてもらおうと思ったらあっという間にいってしまいました。タワーの表示で3位なのはわかったので、子どもたちの前で表彰台は死守しようと思いました」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Forumula Beat

第1戦鈴鹿決勝 弱冠15歳の酒井翔太が雨の中ぶっちぎりのデビューウイン

優勝して手を振る酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 フォーミュラビート第1戦は25日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、予選5位からスタートした酒井翔太(ファーストガレージFG108)が雨のなか異次元のスピードでぶっちぎりのデビューウインを飾った。

 決勝日を迎えた鈴鹿は予報通り朝から雨。レースはウェット宣言が出され、セーフティーカースタート(SC)となった。入榮秀謙(アポロ電工フジタ薬局MT)がグリッドにつけず、午前10時50分、10台(うち4台はジェントルマンクラス)がSC先導でグリッドを離れた。

レースはセーフティーカー先導で始まった

セーフティーカーが退きスタートが切られた

 SCは2周を回ってピットイン。10周で行われるレースは3周目から開始された。

 ポールポジションの佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)に予選2位の金井亮忠(チームNATS正義001)が食らいつき、この2台のテールトゥノーズの争いでレースは始まる。予選3位の鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)、予選4位の加藤智(FEEL・TAKE FIRST)はこの争いにまったくついていけない。

 鈴木と加藤の後ろから異次元のスピードで追いついてきたのは、予選5位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)。酒井はこの周に2台をパスして一気に3位に上がった。

 3位に上がった酒井と2位金井との差は3周目終了時点で4秒9。4周目にはその差を1秒4とすると、5周目のヘアピン手前で急接近。金井はシフトトラブルが発生し、ヘアピンアウトからあっさりと酒井に順位を譲る。

佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)は1コーナーでクラッシュ

 5周目終了時点で、酒井はトップ佐藤との差を0秒2とすると、1コーナー手前で佐藤の背後に迫る。佐藤は酒井のプレッシャーに負けたか、1コーナーでオーバーラン。クラッシュしてレースを終えた。

 これでトップに立った佐藤は6周目には2位に上がった金井との差を10秒とすると、その後も異次元のスピードで、水を得た魚のように雨の中を快走。8周目にはジェントルマンクラスの3台を周回遅れにすると、10周を回って2位以下を37秒離し、ぶっちぎりでのデビューウインを飾った。

 2位にはシフトトラブルでギアが4速にスタックするトラブルをかかえながらも、ポジションを死守した金井が入った。

 3位には金井から18秒遅れて鈴木が入り、応援に駆けつけた家族の前で表彰台をゲットした。

 4位には加藤が、5位にはISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)が入り、6位の田中諭(ミスト・制動屋)はジェントルマンクラスでの優勝を飾った。

 優勝した酒井は弱冠15歳。レース経験も少ないながら、雨の中でそのスピードセンスが一気に開花した。将来楽しみなドライバーだ。

 レース後、車検で金井の車両に規則違反が見つかり失格。金井を含め4人ものドライバーが失格となる異例の結果となった。

 この結果、優勝の酒井は変らないが、2位には鈴木が、3位には加藤が、4位にはISHIKENが、5位には田中が、6位には髙橋忠克(髙宮商事ミストKK-ZS)が繰り上がった。

 第2戦は4月14日、富士スピードウェイで決勝が行われる。

優勝は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝2位は鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)

決勝3位は加藤智(FEEL・TAKE FIRST)

ジェントルマンクラス優勝は田中諭(ミスト・制動屋)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

Forumula Beat

第1戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2024/02/25) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 Formula Beat Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1027'17.086--
243鈴木 智之テイクファースト☆C72制動屋
ZAP F108
1028'12.31855.23255.232
310加藤 智FEEL・TAKE FIRST
B-MAX RK01
1028'31.0841'13.99818.766
416ISHIKENHMRハンマーR☆ハヤテ
疾風
1028'36.2621'19.176 5.178
517G1田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
927'51.3511Lap 1Lap
6*35G2髙橋 忠克髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
928'30.8431Lap 39.492
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-11佐藤 樹Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
514'49.5455Laps4Laps
-*72金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
-失格--
-*21G-村瀬 和也ミスト関口:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
-失格--
-*76G-松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
-失格--
-*46入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局MT
WEST 096
-失格--
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 2'28.144 (6/10) 141.114 km/h
  • CarNo. 46は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第25条(F-Be車両規則)違反により、失格とした。
  • CarNo. 35は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(SC中のスピン)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 76は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(SC中のスピン)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 76は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1.2(ピットレーン速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 76は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第71条3(罰則の不履行)により、失格とした。
  • CarNo. 76は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条3(黒旗無視)により、次大会への申し送りとした。
  • CarNo. 72は、JAF国内競技車両規則1編9章Formula Beat第2条車体と寸法2.3高さおよび第4条エンジン4.4吸気系統の制御違反により、失格とした。
  • CarNo. 21は、JAF国内競技車両規則1編第9章Formula Beat第3条重量3.1車両の最低重量違反により失格とした。

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント 渡会太一「砂遊びがよかった」

ポールポジション 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

ポールポジションの渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 「砂遊びをしましたが、いい位置に戻れて、スリップを使ってタイムを出せました。その後も1周アタックをして1周クーリングしてを繰り返していました。ベストの周が決まっていたのとタイヤのピークもあって更新できませんでした。あしたは雨ですが、自信がありません。昨日も雨でセットが決まってなかったので、雨に向けてセットを出してがんばりたいと思います。今年は全部出る予定ですが、鈴鹿で勝ってないので、まずは鈴鹿で勝ちたいです」

2位 小田優(Drago CORSE TAKE FIRST)

予選2位の小田優(Drago CORSE TAKE FIRST)

 「行きすぎてまとめることができず、タイムが出てこなくてペースが取れませんでしたが、最後にできる限りのことをしてアタックしました。あしたは雨ですが、やれることをやりたいと思います。雨はここで1回しか走ったことがないので悩み中です。今シーズンは全部でてチャンピオンを狙っていきます」

3位 迫隆眞(制動屋)

予選3位の迫隆眞(制動屋)

 「練習からセットを変更したんですが、昨日も雨でデータが取れてなくて、コンディションの変化に対応できませんでした。去年とチームを変りましたが、こんなにもマシンが違うんだと感じています。あした雨なのでできればポールからスタートしたかったです。3位なのであしたは着実に追い上げられたらと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿公式予選 ポールポジションは渡会太一 ルーキー勢も上位に食い込む

ポールポジションは渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第1戦は24日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午後3時10分より20分間で行われた。午前中は冷え込んだが、薄雲からの日差しで少し暖かくなってきた。参加22人で、ルーキーは6人と開幕戦から新陳代謝を感じさせるエントリーを集めた。

 2周目には渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が2分17秒962でトップに立つ。2位には迫隆眞(制動屋)が、3位には鈴木七瀬(FORM with 雅企画)が続く。

 3周目には小田優(Drago CORSE TAKE FIRST)が2分16秒053でトップに浮上。板倉慎哉(AMORE☆TOKYO☆表参道☆KKSII)が2位に上がり、迫は3位に落ちた。

 4周目には迫が2分14秒821と一気にタイムを縮めトップに浮上。小田が2位に落ち、3位にはルーキーの松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が上がってきた。渡会はアタック中にシケインで飛び出しタイム更新ならず。

 5周目には再度アタックを行った渡会が2分4秒459をたたき出し再びトップに浮上。迫は2位に落ち、3位に小田が続く。

 引き続きアタックを続行した渡会だったが、自身のタイムを更新できず。それでもトップは譲らない。2位の迫、3位の小田は自身のタイムを更新するも順位は変わらず。

 しかしチェッカー後にアタックを行った小田が僅差で迫のタイムを上回り2位に滑り込んで来た。

 ポールポジションは渡会が獲得し、2位には小田が、3位には迫が入った。

 4位、5位にはルーキーの加納康雅(イーグルスポーツ)と松井が入り初陣としては大健闘。6位には元山泰成(ECOTEH WORKS)が続いた。

 決勝は明日25日、午後2時20分より10周で行われる。

予選2位は小田優(Drago CORSE TAKE FIRST)

予選3位は迫隆眞(制動屋)

予選4位は加納康雅(イーグルスポーツ)

予選5位は松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

予選6位は元山泰成(ECOTEH WORKS)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2024/02/24) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
18渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'14.459--155.476
243小田 優Drago CORSE TAKE FIRST
MYST KK-S2
2'14.638 0.179 0.179155.270
356迫 隆眞制動屋
MYST KK-S2
2'14.821 0.362 0.183155.059
431加納 康雅イーグルスポーツ
MYST KK-S2
2'14.878 0.419 0.057154.993
57松井 啓人FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'15.275 0.816 0.397154.539
61元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
2'15.701 1.242 0.426154.053
727豊島 里空斗C.S.I. Racing ED
MYST KK-S2
2'15.904 1.445 0.203153.823
818鈴木 七瀬FORM with 雅企画
MYST KK-S2
2'15.908 1.449 0.004153.819
955板倉 慎哉AMORE☆TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
2'15.984 1.525 0.076153.733
1029松本 拓海EAGLE ERS
MYST KK-S2
2'16.110 1.651 0.126153.590
1157東 慎之介セルモグループORM/MYST
MYST KK-S2
2'16.137 1.678 0.027153.560
1251永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
2'16.213 1.754 0.076153.474
1311梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
2'16.319 1.860 0.106153.355
1422酒井 翔太ファーストガレージ KK-SII
MYST KK-S2
2'16.898 2.439 0.579152.706
1547山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
2'17.012 2.553 0.114152.579
163Aki JitranuwathATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
2'17.269 2.810 0.257152.294
17*21太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
2'17.891 3.432 0.622151.607
1817中嶋 匠AVIATOR A ONE
MYST KK-S2
2'17.994 3.535 0.103151.494
1932天谷 伶奈TODOROKI☆KKSII
MYST KK-S2
2'18.122 3.663 0.128151.353
2045山岡 正輝PONOS M2 KK-2
MYST KK-S2
2'22.923 8.464 4.801146.269
2170Rainy MedinaLuckyChanecesRacefor
MYST KK-S2
2'23.055 8.596 0.132146.134
22*12及川 正人PONOS M2 KK-2
MYST KK-S2
2'29.78215.323 6.727139.571
---- 以上基準タイム(130% - 2'55.031)予選通過 ----
  • CarNo. 21は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条3(黄旗区間の走行方法)違反により、ベストタイムを削除した。
  • CarNo. 12は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1(ピットレーン速度)違反により、2グリッド降格および再ブリーフィングを科した。

Forumula Beat

第1戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント PP・佐藤樹「意外にグリップしなかった」

ポールポジション 佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)

ポールポジションの佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)

 「今日の朝の1本目が調子悪くてやばいなと思っていましたが、なんとかポールを取れたのでよかったです。3秒台には入れたかったんですが、意外にグリップしなくて。みんなのタイムも低かったので路面とかの影響ででなかったのかと思います。毎周アタックしたんですが、最後はS字でミスしてだめでした。あしたはスタートを決めて逃げ切りたいんですが、雨のようなので心配です」

2位 金井亮忠(チームNATS正義001)

予選2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「午前中のフリー走行ではトップタイムでいい感じだったんですが、もう少しいいところがないかなとセッティングをしたら逆にでました。0秒7差というのはフィーリングの悪さが自分のなかで合っているので、クルマを戻せば戦えると思います。あしたは雨のようですが苦手ではありません」

3位 鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)

予選3位の鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)(左)

 「午前中よりみんなタイムが落ちているんですよ。セットをいじったら逆方向にいってしんどかったです。タワーの3位のところで43とでていたので『ほんまか』と思いました。それくらい感触がなかったです。早く終わらへんかなと思っていました。あしたは雨らしですが、鈴鹿の雨は好きで、ウエットのニュータイヤで走るので安全に楽しめたらええかなと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Forumula Beat

第1戦鈴鹿公式予選 佐藤樹がポールポジション 2位に金井亮忠が、3位に鈴木智之が続く

ポールポジションは佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)

 フォーミュラビート第1戦は24日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午後2時より20分間で行われた。先週は異例の熱さとなった日本列島だが、週明けから降り続いた雨が寒気を運んできたか、晴れた鈴鹿には2月例年の寒さが戻ってきた。

 参加は11人でうち4人はジェントルマンクラスでエントリーしている。今年からFIA-F4のDOME F110をモディファイした車両も参加可能となったが、このクラスのエントリーはなかった。

 まずは3周目に2分5秒832で佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)がトップに立つ。2位にはベテランの加藤智(FEEL・TAKE FIRST)が続く。3位にはスーパーFJとのダブルエントリーで弱冠15歳の酒井翔太(ファーストガレージFG108)がつける。

 佐藤は4周目には2分4秒834までタイムを縮めトップを維持。その後もポジションを譲ることなく、最終的には4秒547までタイムを縮めてポールポジションを決めた。

 2位には鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)が2分6秒211で浮上してきたが、カウルが外れたためピットインして修復した金井亮忠(チームNATS正義001)が終盤に5秒276を出して鈴木を逆転、2位に滑り込んで来た。

 3位には鈴木が続き、4位には僅差で加藤智(FEEL・TAKE FIRST)が続いた。

 酒井は5位までポジションダウン、6位にはISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)が入った。

 ジェントルマンクラスは田中諭(ミスト・制動屋)がトップタイムを記録している。

 決勝は明日25日、午前10時50分より10周で行われる予定だ。

予選2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

予選3位は鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)

ジェントルマンクラストップは田中諭(ミスト・制動屋)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Forumula Beat

第1戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2024/02/24) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2024 Formula Beat Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
111佐藤 樹Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
2'04.547--167.850
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
2'05.276 0.729 0.729166.873
343鈴木 智之テイクファースト☆C72制動屋
ZAP F108
2'06.211 1.664 0.935165.637
410加藤 智FEEL・TAKE FIRST
B-MAX RK01
2'06.227 1.680 0.016165.616
56酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
2'06.336 1.789 0.109165.473
616ISHIKENHMRハンマーR☆ハヤテ
疾風
2'07.329 2.782 0.993164.183
746入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局MT
WEST 096
2'09.281 4.734 1.952161.704
817G1田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
2'11.386 6.839 2.105159.113
935G2髙橋 忠克髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
2'12.065 7.518 0.679158.295
1076G3松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
2'14.308 9.761 2.243155.651
1121G4村瀬 和也ミスト関口:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
2'14.56710.020 0.259155.352
---- 以上基準タイム(130% - 2'42.948)予選通過 ----

SUPER FORMULA

合同テスト鈴鹿4回目 山下健太が牧野任祐の全セッション制覇を阻止

合同テスト4回目 トップは山下健太(KONDO RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権合同テスト2日目、最後のセッション4回目はドライコンディションで行われ、山下健太(KONDO RACING)がトップタイムを叩き出し、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION)の全セッション制覇を阻止した。

 午後2時30分から始まった4回目のセッションは、天候も曇天のまま崩れずに済み、今回のテスト初のオールドライセッションとなった。なお、昨日の短縮された30分間がこのセッションに割り当てられ、走行時間は2時間30分に延長された。

 開始早々Juju(TGM Grand Prix)が立体交差下でコントロールを失いクラッシュ。フロントノーズ、足回りを傷めてストップ。これで走行は一旦中断となった。

 再開後は、ベテランが気を吐き、大嶋和也(docomo business ROOKIE)が、午前のセッションで牧野がマークしたタイムを更新する1分37秒320をマークしてトップに躍り出る。

 タイムはここから一気に36秒台に突入し、テオ・プルシエール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1分36秒818、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)が1分36秒454、そして、セッション前半のトップとなる1分36秒327を山下が叩き出し、これに福住仁嶺(Kids com Team KCMG)が1分36秒448と僅差で続いた。

 ここから暫くは、各チーム、ユーズドタイヤを使用してのセットアップが続き、大きなタイムの動きはなかった。

 動きが激しくなったのは、残り7分となってから。

 今回のテストでセッション3まですべてトップタイムを叩き出している牧野は、パーフェクトでテストを締めくくるべく渾身のアタックを見せたが、1分36秒496と、山下のタイムに0.169秒届かず4位。

 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM'S)も1分36秒726で5位どまりで、気温の低さが影響したのか、最後のアタックで山下、福住、佐藤のトップ3に食い込む者は現れなかった。

 今回のテストで開幕戦の勢力図が見えつつはあるが、気温によってはそれに変化があるかもしれない。Juju、岩佐、プルシエールの参戦もあり、話題の多い今シーズンのスーパーフォーミュラの開幕(3月9〜10日)まであと2週間だ。

合同テスト4回目 2位は福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)

合同テスト4回目 3位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

合同テスト4回目 4位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

合同テスト4回目 5位は坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)

合同テスト4回目 6位はテオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

合同テスト鈴鹿総合結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2024/02/22) Total Testing Weather: Course:
2024 SUPER FORMULA Round 101 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Model
Session1
Session2
Session3
Session4
TimeBehindkm/h
131山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'54.773
1'55.444
1'38.174
*1'36.327
1'36.327-217.023
282福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'55.179
1'56.191
1'37.840
*1'36.448
1'36.448 0.121216.751
3653佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.528
1'55.182
1'38.733
*1'36.454
1'36.454 0.127216.738
454牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'53.515
1'54.483
1'37.455
*1'36.496
1'36.496 0.169216.643
5365坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'55.264
1'56.231
1'37.902
*1'36.726
1'36.726 0.399216.128
6196テオ・プルシェールITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'55.748
1'56.461
1'38.215
*1'36.818
1'36.818 0.491215.923
767太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.685
2'06.533
1'38.327
*1'36.847
1'36.847 0.520215.858
8388阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'55.306
1'56.620
1'38.115
*1'37.042
1'37.042 0.715215.424
9209国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'55.607
1'55.882
1'38.760
*1'37.128
1'37.128 0.801215.234
10710小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'54.473
1'56.080
1'39.167
*1'37.149
1'37.149 0.822215.187
115011木村 偉織San-Ei gen with B-MAX SF23
San-Ei gen with B-MAX
Honda M-TEC HR-417E
1'56.938
1'57.231
1'38.828
*1'37.170
1'37.170 0.843215.140
126412山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'56.109
1'56.220
1'37.749
*1'37.189
1'37.189 0.862215.098
131613野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'53.544
1'54.617
1'38.562
*1'37.316
1'37.316 0.989214.818
141414大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'54.375
1'55.252
1'39.714
*1'37.320
1'37.320 0.993214.809
153715笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'55.649
1'57.320
1'39.121
*1'37.333
1'37.333 1.006214.780
163916大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'58.409
no time
1'38.794
*1'37.482
1'37.482 1.155214.452
175517ラウル・ハイマンTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'55.758
2'10.923
1'38.193
*1'37.507
1'37.507 1.180214.397
181518岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'54.197
1'54.544
1'37.791
*1'37.627
1'37.627 1.300214.133
19419小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'55.911
1'55.136
1'39.541
*1'37.966
1'37.966 1.639213.392
201220三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'55.415
1'56.360
1'40.750
*1'39.755
1'39.755 3.428209.565
215321JujuTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
2'05.429
2'03.499
1'41.007
*1'39.963
1'39.963 3.636209.129

SUPER FORMULA

合同テスト鈴鹿4回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2024/02/22) Official Testing 4 Weather:Cloudy Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
13山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.327--217.023
28福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.448 0.121 0.121216.751
365佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.454 0.127 0.006216.738
45牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.496 0.169 0.042216.643
536坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.726 0.399 0.230216.128
619テオ・プルシェールITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'36.818 0.491 0.092215.923
76太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.847 0.520 0.029215.858
838阪口 晴南VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.042 0.715 0.195215.424
920国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'37.128 0.801 0.086215.234
107小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.149 0.822 0.021215.187
1150木村 偉織San-Ei gen with B-MAX SF23
San-Ei gen with B-MAX
Honda M-TEC HR-417E
1'37.170 0.843 0.021215.140
1264山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.189 0.862 0.019215.098
1316野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.316 0.989 0.127214.818
1414大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.320 0.993 0.004214.809
1537笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.333 1.006 0.013214.780
1639大湯 都史樹VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.482 1.155 0.149214.452
1755ラウル・ハイマンTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'37.507 1.180 0.025214.397
1815岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.627 1.300 0.120214.133
194小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.966 1.639 0.339213.392
2012三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'39.755 3.428 1.789209.565
2153JujuTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'39.963 3.636 0.208209.129

SUPER FORMULA

合同テスト鈴鹿3回目 終盤のアタック合戦をまたも牧野任祐が制する

合同テスト3回目 トップは牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権合同テスト2日目、午前10時45分から始まった3回目のセッションは、徐々に路面が乾く微妙なコンディションとなったが、終盤はドライタイヤによるアタックが繰り広げられ、昨日の2セッションでトップタイムをマークした牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION)がまたしてもトップを奪った。

 セッション序盤は、乾きつつある路面状況のなか、各チームともレインタイヤで数周走った後、ピットでの待機が続いた。

 時折、コースインする車両はあったが、ラウル・ハイマン(TGM Grand Prix)、小林可夢偉(Kids com Team KCMG)は、ともに最終コーナーで濡れた路面に足をすくわれスピンアウト。

 走行開始から1時間以上が経過し路面が乾いてから、ドライタイヤを装着して、ようやく少しずつ走り始める車両が出てくる。

 まずは、ここまで不安定なコンディションのなかでも走行を続けていた山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)が1分40秒を切る、1分39秒451をマーク。

 これを皮切りに、SFライツチャンピオンの木村偉織(San-Ei Gen with B-Max)1分38秒828、野尻智紀(TEAM MUGEN )1分38秒562、FIA-F2から参戦の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)1分38秒563とテオ・プルシエール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)1分38秒215 が38秒台をマーク。ルーキー勢が気を吐いた。

さらに、今シーズンのタイトル争いに絡むと思われる坪井翔(VANTELIN TEAM TOM'S)が1分37秒902を叩き出すが、牧野がこれを大きく上回る1分37秒455をマークしてトップに躍り出る。

 最後の5分を切ってからは、さらにアタックが激しくなり、移籍組の福住仁嶺(Kids com Team KCMG)37秒840、岩佐37秒791、昨年のアクシデントを経てリハビリから復帰した山本が37秒749と、37秒台に入れるが、牧野のタイムには届かず。

 結局、牧野が昨日のセッションに続き、三たびトップを奪い好調ぶりをアピールした。

合同テスト3回目 2位は山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

合同テスト3回目 3位は岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

合同テスト3回目 4位は福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)

合同テスト3回目 5位は坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)

合同テスト3回目 6位は阪口晴南(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

合同テスト鈴鹿3回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2024/02/22) Official Testing 3 Weather:Cloudy Course:Wet/Dry
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.455--214.511
264山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.749 0.294 0.294213.866
315岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.791 0.336 0.042213.774
48福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.840 0.385 0.049213.667
536坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.902 0.447 0.062213.532
638阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.115 0.660 0.213213.068
73山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.174 0.719 0.059212.940
855ラウル・ハイマンTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'38.193 0.738 0.019212.899
919テオ・プルシェールITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'38.215 0.760 0.022212.851
106太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.327 0.872 0.112212.609
1116野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'38.562 1.107 0.235212.102
1265佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.733 1.278 0.171211.735
1320国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.760 1.305 0.027211.677
1439大湯 都史樹P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.794 1.339 0.034211.604
1550木村 偉織San-Ei gen with B-MAX SF23
San-Ei gen with B-MAX
Honda M-TEC HR-417E
1'38.828 1.373 0.034211.531
1637笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'39.121 1.666 0.293210.906
177小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'39.167 1.712 0.046210.808
184小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'39.541 2.086 0.374210.016
1914大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'39.714 2.259 0.173209.652
2012三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'40.750 3.295 1.036207.496
2153JujuTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'41.007 3.552 0.257206.968

SUPER FORMULA

合同テスト鈴鹿2回目 ここでも好調牧野任祐がトップタイム TEAM MUGENも2-3と同じだが、岩佐歩夢が2位で野尻智紀が3位

合同テスト2回目 トップタイムは牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権は、この日2回目の合同テストを行い、午前の1回目に続き牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がトップタイムを記録した。

 2回目の合同テストは、前プログラムのフォーミュラリージョナルテストで接触があったため、20分遅れの午後3時5分より始まった。当初2時間の予定だったが、荒天のため1時間30分に短縮。明日の4回目のセッションを2時間30分に延長すると発表された。依然として小雨は降り続き路面はヘビーウエット、場内には霧も立ちこめてきた。午前中にクラッシュした大湯都史樹(P. MU/CERUMO・INGING SF23)は出走をキャンセルした。

 開始7分、スプーン入口で太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)がギアボックスのトラブルでストップ。赤旗が提示された。

 走行は残り1時間10分で再開。まずは小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)が1分57秒884でトップに立つ。2位には小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)が、3位には坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)がつけた。

 その後、岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が1分55秒766でトップに立つと、野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が55秒501で逆転。TEAM MUGENが1-2体制となる。3位には牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が上がった。

 残り50分、スプーンでJuju(TGM Grand Prix SF23)がコースアウト。赤旗が提示されるが、Jujuは自力でコースに戻った。

 走行は残り45分で再開。野尻が1分54秒936と自身のタイムを更新。佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が55秒182で3位に浮上した。

 残り23分、牧野が1分54秒483を出しトップに浮上。野尻、岩佐は2、3位に落ち、4位に佐藤が、5位に大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)がつける。

 残り18分、岩佐が1分54秒544とトップに迫るタイムで、野尻をかわし2位に浮上した。

 この後、午前に比べコンディションが悪化しているようで、上位陣に大きな変動はなく、午前に続いて牧野がトップタイム。ここれもTEAM MUGENが2-3につけたが、今回は岩佐が2位で、野尻が3位となった。

 上位陣で唯一タイムアップしたのは小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)で、4位に食い込みトヨタ勢のトップで走行を終えた。

 5位には佐藤が、6位には大島が続いた。

 明日22日の合同テストは、3回目が午前10時45分から2時間、4回目が午後2時30分から2時間30分で行われる。

合同テスト2回目 2位は岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

合同テスト2回目 3位は野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

合同テスト2回目 4位は小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)

合同テスト2回目 5位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

合同テスト2回目 6位は大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

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合同テスト鈴鹿2回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2024/02/21) Official Testing 2 Weather:Rain Course:Wet
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.483--182.605
215岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'54.544 0.061 0.061182.508
316野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'54.617 0.134 0.073182.392
44小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'55.136 0.653 0.519181.570
565佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'55.182 0.699 0.046181.497
614大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'55.252 0.769 0.070181.387
73山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'55.444 0.961 0.192181.085
820国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'55.882 1.399 0.438180.401
97小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'56.080 1.597 0.198180.093
108福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'56.191 1.708 0.111179.921
1164山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'56.220 1.737 0.029179.876
1236坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'56.231 1.748 0.011179.859
1312三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'56.360 1.877 0.129179.660
1419テオ・プルシェールITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'56.461 1.978 0.101179.504
1538阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'56.620 2.137 0.159179.259
1650木村 偉織San-Ei gen with B-MAX SF23
San-Ei gen with B-MAX
Honda M-TEC HR-417E
1'57.231 2.748 0.611178.325
1737笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'57.320 2.837 0.089178.190
1853JujuTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
2'03.499 9.016 6.179169.274
196太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
2'06.53312.050 3.034165.215
2055ラウル・ハイマンTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
2'10.92316.440 4.390159.676

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合同テスト鈴鹿1回目 牧野任祐がトップタイム TEAM無限の野尻智紀、岩佐歩夢が2-3

合同テスト1回目 トップタイムは牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)は21日、シーズンをにらんだ合同テストを行い、1回目は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がトップタイムを記録した。

 いよいよ今シーズンのSFが始動した。21、22日は開幕戦の行われる鈴鹿サーキットで4回の合同テストが行われる。

 午前10時45分から1回目の走行が行われるが、鈴鹿は雨が強くなったり弱くなったりのウェットコンディションとなった。気温、路面温度とも14度と、比較的あたたかい。

 午前10時45分、1回目のセッションが始まる。15台ほどのマシンがコースインするが、アウトラップで、昨年のFIA F2のチャンピオンでSFに参戦してきたルーキーのテオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)がNIPPOコーナーでコースアウト。いきなり赤旗が提示された。

 再開後は佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が2分9秒546でトップに立つ。他のドライバーも11秒で牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)あたりが続く。

 ここから圧倒的なタイムを出してきたのが野尻。開始24分あたりで1分58秒591といきなり2分を切ると、54秒705、53秒729と2位以下をぶっちぎった。

 開始29分、今度はJuju(TGM Grand Prix SF23)がS字でコースアウトしてスポンジバリアにヒット。2度目の赤旗が提示された。

 走行は残り1時間16分で再開。野尻が1分53秒544と若干タイムを縮める。2位には牧野が56秒405で、3位には小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)が56秒751で上がってきた。4位には佐藤が、5位には坪井が、6位にはルーキーの木村偉織(San-Ei gen with B-MAX SF23)が続く。

 その後、佐藤が1分55分秒708で2位に浮上。3位に牧野が、4位には山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)が上がり、小林は5位、6位には坪井がつけた。

 開始59分、雨が本降りになると、ホンダからトヨタに移籍した大湯都史樹(P. MU/CERUMO・INGING SF23)が、NOPPOコーナー立ち上がりで水に乗ってコースアウト。デグナーイン側にヒットするとコースを横切ってアウト側でマシンを止めた。こでで3度目の赤旗が提示された。

 走行は残り45分で再開。雨は小降りとなった。坪井が1分55秒561で2位に浮上した。トップは野尻のままで、3位に佐藤が、4位に山下が、5位にホンダからトヨタに移籍した福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)が、6位には1年ぶりにSFに復帰してきた三宅淳詞(ThreeBond Drago CORSE SF23)が続く。

 残り33分、佐藤が1分54秒874で2位を奪い返す。しかしトップ野尻とのは差はまだ1秒3ほど。5位には大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)が浮上し、昨年B-MAXで走りTGM Grand Prixからテストに参加しているラウル・ハイマン(TGM Grand Prix SF23)が6位に食い込んできた。

 残り27分、さらに大島がペースアップ。1分54秒375で2位に浮上し、トップ野尻との差を0秒8とした。

 残り19分、雨はほぼ上がった。小林が1分54秒473で3位に浮上。セクター4をショートカットした模様。ここで牧野が54秒334で2位に浮上。トップ野尻まで0秒7。

 残り5分、牧野が1分53秒850までタイムを縮めると翌周も連続アタック。終了直前には53秒514をたたき出し、ついに野尻を逆転。トップに立ってこのセッションを締めくくった。

 野尻は2位に落ち、最後にアタックしたチームメートでFIA F2から日本に戻ってきた岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が1分54秒197をたたき出し、一気に3位に浮上、TEAM MUGENが2-3となった。

 4位には大島が、5位には小林が、6位には佐藤が続いた。

 ルーキー勢では、前述のとおり岩佐が3位、テオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が15位、木村偉織(San-Ei gen with B-MAX SF23)が19位、Juju(TGM Grand Prix SF23)が21位となっている。

 この後、午後2時45分から2回目の走行が2時間で行われる。

合同テスト1回目 2位は野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

合同テスト1回目 3位はルーキー岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

合同テスト1回目 4位は大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)

合同テスト1回目 5位は小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)

合同テスト1回目 6位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

合同テスト1回目 ルーキーテオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)は15位

合同テスト1回目 ルーキー木村偉織(San-Ei gen with B-MAX SF23)は19位

合同テスト1回目 ルーキーJuju(TGM Grand Prix SF23)は21位

Text: Yoshinori OHNSIHI
Photo: Motorsports Forum

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合同テスト鈴鹿1回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2024/02/21) Official Testing 1 Weather:Rain Course:Wet
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'53.515--184.162
216野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'53.544 0.029 0.029184.115
315岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'54.197 0.682 0.653183.063
414大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'54.375 0.860 0.178182.778
57小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'54.473 0.958 0.098182.621
665佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.528 1.013 0.055182.534
76太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.685 1.170 0.157182.284
83山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'54.773 1.258 0.088182.144
98福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'55.179 1.664 0.406181.502
1036坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'55.264 1.749 0.085181.368
1138阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'55.306 1.791 0.042181.302
1212三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'55.415 1.900 0.109181.131
1320国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'55.607 2.092 0.192180.830
1437笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'55.649 2.134 0.042180.764
1519テオ・プルシェールITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'55.748 2.233 0.099180.610
1655ラウル・ハイマンTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'55.758 2.243 0.010180.594
174小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'55.911 2.396 0.153180.356
1864山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'56.109 2.594 0.198180.048
1950木村 偉織San-Ei gen with B-MAX SF23
San-Ei gen with B-MAX
Honda M-TEC HR-417E
1'56.938 3.423 0.829178.772
2039大湯 都史樹P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'58.409 4.894 1.471176.551
2153JujuTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
2'05.42911.914 7.020166.670

SUPER FORMULA

新スポンサーを得てカラーリングを⼀新 今シーズンの参戦体制を発表(B-Max)

 B-Max Racing Team(チーム総代表 組⽥⿓司)は9日、2024年全⽇本スーパーフォーミュラ選⼿権(SF)に新スポンサーを獲得して臨むことを発表した。

 新スポンサーは⾷品添加物の総合メーカーの「三栄源エフ・エフ・アイ株式会社」(英語表記:San-Ei Gen F.F.I., Inc.)で、チーム名も「San-Ei Gen with B-Max」と変更される。

 カラーリングもこれまでの黄色基調から、三栄源エフ・エフ・アイ社のコーポレートカラーであるブルーを基調にしたものに⼀新される。

 ドライバーは、すでに発表されているルーキーの⽊村偉織で、昨年に引き続きチーム監督が本山哲、チーフエンジニアが宮田雅史の布陣となる。

■San-Ei Gen with B-Max 参戦体制

  • カーナンバー 50
  • ⾞名 San-Ei Gen with B-Max SF23
  • 監督 本⼭哲
  • チーフエンジニア 宮⽥雅史
  • ドライバー ⽊村偉織(2023年SFライツチャンピオン)

■コメント

三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 代表取締役社⻑清⽔康弘
 「この度はB-Max Racing Teamへの協賛が実現し嬉しく思います。 ⽇本最⾼峰のSFのフィールドで、夢に対する情熱を忘れず、仲間やファンの皆様と共に戦ってまいります」
総代表 組⽥⿓司
 「SF参戦8 年⽬を迎える今シーズンは、⼼強いパートナーを得て選⼿権に臨めることを光栄に思います。⾞両のイメージを⼀新し、ルーキー⽊村選⼿を起⽤してのシーズンになりますので、⼼機⼀転、初⼼に帰って選⼿権に臨みたいと思います」
監督 本⼭哲
 「⼤きな節⽬となる年ですので、チームとしてのポテンシャルを⼀段引き上げられるようにしたいと思います。⽬標は、すべてのレースにおいてシングルフィニッシュすることです。⽊村選⼿のポテンシャルは未知ですが、可能性は⼗分あると感じています」
ドライバー ⽊村偉織
「慣れ親しんだチームでのSFデビューですが、チームが変化を迎えることで新鮮な気持ちでテスト、開幕に臨めると感じています。今シーズンは常にチャレンジャーとして、毎戦着実にステップアップしていきたいと思います。多くの⽅に応援してもらえるよう頑張ります」
B-Max Racing Team

K4-GP

富士7時間耐久 氷雨落ちるなかGP-2クラスのTeam TANSANが下剋上優勝 給油戦略が明暗を分ける

総合&GP-2クラス優勝はTeam TANSAN(128号車・タイサン的なほいてR)

 夏と冬に行われる軽自動車の祭典K4-GP、7時間耐久レースが4日、静岡県の富士スピードウェイで127台が参加して行われ、GP-2クラスのTeam TANSAN(タイサン的なほいてR)が7時間・133周で優勝した。

 K4-GPのスケジュールは決勝前日の3日から始まった。午前10時からは快晴の下、麓まで雪をかぶった富士山に見守られて55分間の練習走行が始まる。

 今回はN-ONE参戦車両が増加したため、全クラスで127台が参加。クラス、クラス分け基準、各クラス参加台数、各クラス燃料搭載量は以下の通りである。

クラス内容参加
台数
燃料
(L)
GP-1-NミッションはAT、エンジンはNAの車両664
GP-1-TミッションはAT、エンジンは過給機付きの車両168
GP-21998年10月に施工された改定前の軽自動車規格の車両で、ミッションはMT、エンジンはNA2352
GP-2-F1998年10月に施工された現在の軽自動車規格に沿った車両で、ミッションはMT、エンジンはNA3560
GP-31998年10月に施工された改訂前の軽自動車規格の車両で、エンジンは過給機付き1459
GP-3-F1998年10月に施工された現在の軽自動車規格に沿った車両で、エンジンは過給機付き1465
GP-4レース専用のR車両で、エンジンはNA1251
GP-5レース専用のR車両で、エンジンは過給器付き757
GP-NON-ONEオーナーズレースに参戦している車両1567

 練習走行は55分間が4回行われ、午後3時からは初めての試みとして予選も行われた。ただし参加義務は無く、結果はグリッドに反映されるが、耐久レースのためグリッドは重要では無く、有料のため参加は52台と半分以下にとどまった。

氷雨落ちるなか7時間耐久レースがスタートした

 翌4日決勝は、午前9時からセーフティーカー(SC)先導でローリングラップが始まる。昨日とは打って変わり、みぞれが落ちる寒い朝を迎えた。

 路面温度が低いためSC先導は3周に渡り、レースは4周目から始まった。

 ポールポジションはCOOL HEADERS(690号車・カプチーノC7R)だったが、予選3位からチームROSSO(307号車・カプチーノ)が1コーナーでホールショットを取る。

 その後、下位グリッドから追い上げて来たツカハラレーシング(85号車・ツカハラN-ONE)がトップに浮上。N-ONEはABSなどのデバイスもあり使用可能ガソリンも67リットルと多く、濡れた路面で快走を見せる。

 1時間経過時点では、COOL HEADERSがトップを奪い返すが、2時間過ぎには最後尾から追い上げて来たゆらたく屋(1号車・フォーMira-1)がトップに浮上。2位にもTEAM-T弐号機(777号車・TEAM-T弐号機)が上がってきた。

 1号車は全日本F3、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)のチャンピオン小河諒、RSチャンピオンの大城一がドライブ。一方、777号車は元GT300紫電コンビの高橋一穂、加藤寬規がステアリングを握る。この2チームの争いはK4-GPでは毎度見られる光景だ。

 レースは3時間半と全体の半分を経過。トップはゆらたく屋のままだが、TEAM-T弐号機が後退すると2位にはクロダレーシング(759号車・KRSミニパトアルト)が上がってきた。この2台が同一周回だ。

 残り2時間20分、100Rで3台が絡むアクシデントが発生し、このレース4回目のSCが導入された。この間、トップゆらたく屋と2位クロダレーシングがピットイン。

 ここで給油、ドライバー交代を終えてピットアウトしようとしたゆらたく屋だったが、ちょうどストレートをSCの隊列が通過中。ピットクローズでコースインすることができず、隊列の通過を待ってコースインせざるを得なかった。これで、トップにはクロダレーシングが立った。

 しかしスピードに勝るゆらたく屋は5時間経過時点で再びトップに浮上。2位にはホンダの名門社員チームTEAM YAMATO(671号車・YAMATO N-ONE)が浮上し、3位にTEAM-T弐号機がつける。

 レースはこのまま順当に残り2時間を走りゴールを迎えると思われたが、ここから大波乱の様相を呈する。このレース、給油義務回数は4回で、残り1時間、午後3時までに最後の給油を行わなければならない。そのため、午後2時台には最後の給油を行うため、給油所にマシンが殺到。給油所手前には給油を待つマシンの列が長く伸び、運の悪いチームは給油まで15分以上待たされることとなった。これでトップのゆらたく屋、TEAM-T弐号機などが脱落。

 このため残り1時間を切った時点で、早々に最後の給油を終えていたTeam TANSAN(128号車・タイサン的なほいてR)がトップに浮上。このまま逃げ切り2位以下をラップダウンにして総合優勝を飾った。

 2位にはチームぴかいちBKM(213号車・チームぴかいちトゥデイ)、3位にはクロダレーシングが入った。

 GP-1-Nクラスは、TOKOH Racing(124号車・プレオ)が、GP-1-TクラスはT-base(197号車・ティーベース)が、GP-2クラスは上記Team TANSANが、GP-2-Fクラスはクロダレーシングが、GP-3クラスはチームROSSOが、GP-3-Fクラスはマーシャンクレート・クラブマン(700号車・マークレケンウッドDXコペン)が、GP-4クラスはIMAGEwithTTRC(5号車・IMAGE936H&T)が、GP-5クラスはTeamTAISAN(92号車・TAISAN 92国光Jr)が、GP-NOクラスはPAZZOとモータークラブ(178号車・PAZZOモータークラブN-ONE)がクラス優勝を飾った。

 このレース、雨でペースが上がらず、SCも4回入り、燃費も良くなり、最初の給油が12リットルと規則で決められたため、スタートドライバーを引っ張るチームが多かった。そのため後半に残りの給油義務を消化せざるを得ず、午後2時30分あたりから最後の給油を行うチームが集中。各チーム、給油所に偵察員を置いて、空いたタイミングでピットインする戦略を取るが、最後は給油の列が長くなるばかりで、ピットインを指示するタイミングを失った。

 午後3時に給油ルートが閉鎖されるとタイミングモニターに「給油未消化は2周減算」のペナルティーが表示された。このペナルティーは規則書に記載されておらず、2周なら5分ほどを失うだけだ。「入らなければよかった」というチームの声も聞こえた。

 この夏のお盆には、10時間と5時間の耐久レースが行われる。正式な日程は発表されていないが、熱い楽しい戦いを期待したい。

GP-1-Nクラス優勝はTOKOH Racing(124号車・プレオ)

GP-1-Tクラス優勝はT-base(197号車・ティーベース)

総合&GP-2クラス優勝はTeam TANSAN(128号車・タイサン的なほいてR)

GP-2-Fクラス優勝はクロダレーシング(759号車・KRSミニパトアルト)

GP-3クラス優勝はチームROSSO(307号車・カプチーノ)

GP-3-Fクラス優勝はマーシャンクレート・クラブマン(700号車・マークレケンウッドDXコペン)

GP-5クラス優勝はTeamTAISAN(92号車・TAISAN 92国光Jr)

GP-NOクラス優勝はPAZZOとモータークラブ(178号車・PAZZOモータークラブN-ONE)

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

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