総合優勝 澤龍之介(D'stationF111/3)
「最高の気分です。めちゃめちゃスッキリしています。昨日のレースは後味が悪かったので本当に嬉しいです。スタートで絶対行くと決めていましたし、スタートは自信もありました。決まって良かったです」
「古谷選手が2番手に上がってきたときは、どう抑えるかを考えていましたが、ペースもあまり変わりませんでした。終盤は濡れた路面に気をつけて走りました」
「昨日の1レース目からチームと相談しながら徐々にセットアップして、今日のレースは最高の状態になりました。チームに感謝しています」
総合2位 古谷悠河(TOM'S YOUTH)
「スタートが全然ダメでした。前回のもてぎでは上手くいっていたのですが。レース中は内圧が上がらなかったのか、ずっとタイヤが温まらないままでした。あとは雨に乗ってしまってBコーナー(ダンロップコーナー)でミスをしてしまいました。でもあのミスがなくても追いつくのは厳しかったと思います」
「スピードは金曜日からありましたし、クルマの仕上がりは凄く良かったのですが、それを生かせなくて残念です。とにかくスタートですね。次の菅生では頑張ります」
総合3位 三浦 愛(ARTA F111/3)
「スタートも決まって、セーフティカーが入る前までは凄くいい展開だったのですが……。リスタートはリズムが掴めずに1コーナーまでに(澤選手に)詰められてしまいました。ニュータイヤで行ったのですが、リスタートから数周は温まらずに、ニュータイヤの良いところを使えずに終わってしまった感じです」
「菅生は皆テストができていないはずなので、同じ条件でやれると思います。自分の走りに集中できれば(優勝の)可能性はあると思っています。今回かなり手応えがありましたので、菅生もリズム良く走れればと思います」
マスタークラス優勝 田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)
「昨日のレースは良くなかったので、今回は慌てないようにしました。スタートが上手くいったのが勝てた要因です。バトルするとタービュランスで上手く走れないので、単独のほうが安定しています」
「若手2人が前で競ってくれたので、上手くスリップストリームも使えてついていけました。途中、抜こうとも思ったのですが、チームから止められました(笑)。当たるとまずいので最後は間隔を開けました」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
9月26日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第9戦の決勝が静岡県・富士スピードウェイで行われ、セーフィティカーラン明けのリスタートで好ダッシュを見せた澤龍之介(D'stationF111/3)が、昨日の雪辱を果たす走りで初優勝を飾った。
マスタークラスは、田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)が総合を争う若手に劣らぬ速さを見せて独走優勝を飾った。
富士スピードウェイの上空はどんより曇り、かなり肌寒い天候となった決勝。
初のポールポジションを奪った#8三浦愛(ARTA F111/3)と#28古谷悠河(TOM'S YOUTH)、チャンピオンを争う2人のレギュラードライバーがフロントローに並び、その後方には、スポット参戦の#3小川颯太(Sutekina Racing)、#5塩津佑介(Sutekina Racing)、#77澤がスタートで前に出ようと虎視眈々と狙う。
スタートを制したのは#8三浦。ライバル#28古谷は鬼門のスタートで出遅れ5位まで後退。。1コーナー(TGRコーナー)は#8三浦、#3小川、#77澤と続き、#8三浦にとっては願ってもない幕開けとなった。
ところが、後方グリッドの#86大阪八郎(Dr.DRY F111/3)、#23YUGO(S2R Racing)がスタート後のストレートエンドで接触。コースサイドに止まってしまったため、1周目からセーフティカーが入る。
車両撤去まで3周を費やし、4周が終了したところで再スタート。タイミングを上手く取れなかったトップ#8三浦の後方に、1コーナで#3小川をかわした#77澤が迫る。次の周、勢いのある#77澤はストレートで#8三浦のスリップストリームに入ると1コーナーでトップに躍り出る。
その後、#8三浦は順位を挽回してきた#28古谷にも抜かれ3位にドロップ。しかし、#3小川、#5塩津とのバトルは制して3位を死守する。
8周を終えた順位は、トップ#77澤、2秒遅れて#28古谷、3秒遅れて#8三浦、更に2秒遅れて#3小川、#5塩津、そしてマスタークラスの#39田中が僅差で続く。
その後、周回を重ねる度に各車の間隔は開いていくが、唯一詰まっていったのがトップ#77澤と2位#28古谷の差。両者の差は10周目2.0秒、11周目1.8秒、12周目1.6秒と僅かずつ#28古谷が追い上げる。
しかし、この頃から雨が落ち始めコース後半が濡れ始める。この雨に足をすくわれたのが#28古谷。12周目のダンロップコーナーでブレーキをロックさせてしまい、僅かなタイムロスではあったものの、地道な追い上げが振り出しに戻ってしまった。
これで楽になったトップ#77澤は残り周回を着実に走りきって、初優勝のチェッカーを受けた。昨日はトップでチェッカーを受けながらペナルティで10位になってしまった悔しさを晴らす優勝に、マシンを降りた#77澤は何度も何度もガッツポーズを見せた。
マスタークラスは、序盤から総合を争う若手に伍して走った#39田中が今季3勝目。2位は#96TAKUMI(B-MAX ENGINEERING FRJ)、3位には#34三浦勝(CMS F111)が入った。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
インタープロトシリーズ第3大会 -RIJ- (2021/09/26) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 15 30'05.526 - -
2 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 15 30'07.352 1.826 1.826
3 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 15 30'15.210 9.684 7.858
4 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 15 30'23.318 17.792 8.108
5 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 15 30'25.174 19.648 1.856
6 39 M 1 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 15 30'29.183 23.657 4.009
7 96 M 2 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 15 30'42.885 37.359 13.702
8 34 M 3 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 15 30'45.028 39.502 2.143
9 11 M 4 植田 正幸 Rn-sports F111/3 Rn-sports 15 30'49.613 44.087 4.585
10 7 M 5 畑 亨志 F111/3 Team Super License 15 30'58.508 52.982 8.895
11 27 M 6 SYUJI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 15 31'28.427 1'22.901 29.919
12 45 辻子 依旦 PONOS Racing PONOS Racing 15 31'46.993 1'41.467 18.566
13 4 M 7 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 15 31'50.270 1'44.744 3.277
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ----
- 30 M - DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 8 19'49.351 7Laps 7Laps
- 86 M - 大阪 八郎 Dr.Dry F111/3 ZAP SPEED 0 - 15Laps 8Laps
- 23 M - YUGO S2R Racing N-SPEED 0 - 15Laps -
Fastest Lap: CarNo.28 古谷悠河(TOM'S YOUTH) 1'36.775 (10/15) 169.742km/h
総合優勝 #8三浦 愛(ARTA F111/3)
「今回は(ストレートスピードを稼ぐため)ダウンフォースを減らす方向にセッティングしました。その分コーナー区間はきつかったですが、決勝はこの方向で良かったと思います」
「2レース目は失敗するジンクスがあるんですが、スタートも決まりましたし、レース中も前に追いつこう、前の2台とバトルしたいと思っていてずっと集中できました」
「自分の力がついてきたという実感がありますし、それに(優勝という)結果がついてきたので自信になりました。これに満足はできませんが、明日のレースに向けて良い流れはできたと思います」
「これでシリーズポイントでも古谷選手との差を縮めることができましたし、まだシリーズチャンピオンも狙えますので、残りのレースも集中して臨みます」
優勝監督 松浦孝亮監督(チーム・スーパーライセンス)
「棚ぼたですけれど優勝は嬉しいですね。あの位置にいなければ優勝はありませんし、今回ストレートスピードが伸びずに苦しむなかでも、塩津選手など若手の前できちんとフィニッシュできたことは評価できると思います。澤選手にも決して負けていなかったと思います。競り合いでやや弱いところがあるので、そこが課題ですね」
総合2位 #3小川颯太(Sutekina Racing)
「リージョナルには昨日始めて乗りました。徐々にタイムは上がっていますが、まだ慣れていない感じです。結果には納得していませんが、結果だけでなくリージョナルマシンを乗りこなすことを課題としています」
「レース中は第3セクターで離れる傾向があって、やはり走り込みが足りないと感じています。明日のレースでも経験を積み重ねていきたいと思います」
総合3位 #5塩津佑介(Sutekina Racing)
「棚ぼたの3位なので嬉しさはあまりありません。でも、開幕戦ではレースペースが後半落ちてしまっていましたが、富士に来ての2レースはその課題はクリアできたように思います」
「新品タイヤも残していますし、明日のレースが一番良い状態で迎えることができると思いますので、チャレンジャーとして明日のレースを終えたときに成長していると思えるようにしたいです。今年はスーパー耐久メインですが、TCRやこのリージョナルなどチャンスを頂いているので、結果でお返ししたいと思います」
マスタークラス優勝 今田信宏(JMS RACING with B-MAX)
「常々総合を争う若手と絡むようなレースがしたいと思っていました。今回は抜くところまでは至りませんでしたが、何度か並びかけるところまでいけたので良かったと思います。最後までプッシュできて満足のいくレースでした。明日は5番手スタートなので少し厳しいと思いますが頑張ります」
「コーチに佐々木大樹選手がついてくれて、シフトのタイミングやステアリングの舵角など細かいところまで指摘してもらっているので、それは大きいと思います。その積み上げがタイム短縮に繋がっていると思います」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
9月25日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第8戦の決勝が静岡県・富士スピードウェイで行われ、上位のアクシデントはあったものの、三浦愛(ARTA F111/3)が今シーズン8レース目、自身FRJ10レース目で嬉しい初優勝を飾った。
マスタークラスは、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が総合でも5位に入る走りで連勝を飾った。
秋の気配が漂うなか、この週末の2レース目、第8戦のスタートを迎えた。
速さでは群を抜いているポールポジションの#28古谷悠河(TOM'S YOUTH)だが、またしてもスタートをミス。#77澤龍之介(D'stationF111/3)、#8三浦愛が(ARTA F111/3)、#28古谷のオーダーで1周目を終える。
レース前「スタートで前に出て抑えられるところまで抑える」と言っていた#77澤は、その言葉どおり、2周目に#8三浦愛をかわして2位に浮上した#28古谷と好バトルを展開する。
#77澤はストレートスピードに勝る#28古谷を必死で抑え、1コーナーでインを刺されても2コーナー以降で並走して前に出るという、非常に見応えのある勝負を4周目から7周目まで見せた。
しかし、この攻防も8周目のコカコーラコーナーで終わることになる。ユーズドタイヤでややブレーキングポイントの手前だった#28古谷に、#77澤が追突。#28古谷は押し出される形でコースアウト。6位まで順位を落としてしまった。
これで#77澤、#8三浦愛、#3小川颯太(Sutekina Racing)、#5塩津佑介(Sutekina Racing)、#4今田、大きく遅れて#28古谷のオーダーになり、9周目からは膠着状態が続いた。
その後は、最終ラップに#28古谷が#4今田をかわして5位まで順位を回復した以外、上位陣に変動はなく、レースはそのままフィニッシュを迎えた。
しかし、レース後、#28古谷に追突した#77澤に対して30秒加算の裁定が下り、#77澤は10位に後退。2位フィニッシュの#8三浦愛がFRJ初優勝を飾ることになった。
やや後味の悪い幕切れになってしまったが、優勝をした#8三浦愛は「今回は前を追うことに集中できたことが結果に繋がったと思う」と結果が残せたことにほっとした表情を見せた。
マスタークラスは、#4今田が大きなリードを築いて連勝のフィニッシュ。2位にはオープニングラップで#30DRAGON(B-MAX ENGINEERING FRJ)と接触して順位を落としていた#39田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)が徐々に順位を上げて入った。
第9戦の決勝は、明日午前10時35分から15周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
インタープロトシリーズ第3大会 -RIJ- (2021/09/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 15 24'47.444 - -
2 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 15 24'48.105 0.661 0.661
3 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 15 24'49.045 1.601 0.940
4 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 15 24'49.901 2.457 0.856
5 4 M 1 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 15 24'50.426 2.982 0.525
6 39 M 2 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 15 25'06.571 19.127 16.145
7 11 M 3 植田 正幸 Rn-sports F111/3 Rn-sports 15 25'09.806 22.362 3.235
8 7 M 4 畑 亨志 F111/3 Team Super License 15 25'10.365 22.921 0.559
9 96 M 5 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 15 25'11.809 24.365 1.444
10 *77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 15 25'15.204 27.760 3.395
11 27 M 6 SYUJI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 15 25'41.475 54.031 26.271
12 86 M 7 大阪 八郎 Dr.Dry F111/3 ZAP SPEED 15 25'41.790 54.346 0.315
13 23 M 8 YUGO S2R Racing N-SPEED 15 26'08.525 1'21.081 26.735
14 45 辻子 依旦 PONOS Racing PONOS Racing 15 26'32.242 1'44.798 23.717
15 34 M 9 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 13 21'52.867 2Laps 2Laps
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ----
- 30 M - DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 0 - 15Laps 13Laps
Fastest Lap: CarNo.28 古谷悠河(TOM'S YOUTH) 1'37.008 (13/15) 169.334km/h
CarNo.77は、FRJ SpR第16条1.1)(他車への衝突行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
総合優勝 古谷悠河(TOM'S YOUTH)
「本当にクルマが仕上がっていました。ただ、スタートで失敗しました。ホイールスピンが多くて。でも、焦ることなくストレートでスリップに入って1コーナーでパスすることができました」
「こういうレースがしたかったという形のレースがようやくできました。次のレースではデータを見てスタートを改善したいと思います」
総合2位 澤龍之介(D'stationF111/3)
「スタートでトップまで行けそうな感じもしましたが、接触してはいけないので無理はしませんでした。レース中は後方からのプレッシャーもあってきつかったですね」
「次のレースはスタートでトップに立って、抑えられるところまで抑えようと思います」
総合3位 三浦 愛(ARTA F111/3)
「スタートで前に出ていけるかなと思ったんですけど、2周目のストレートで抜かれてしまいました。原因は分からないのですが、少しエンジンの伸びが悪くてきつかったです。最後もついていくのが精一杯で横に出て並べる感じではありませんでした」
「マシンは予選で少しアンダー気味だったので、決勝ではセットチェンジしましたが、それが良い方向にいったと思います。あとはエンジンの伸びが戻ればいけると思います」
マスタークラス優勝 今田信宏(JMS RACING with B-MAX)
「見栄えが良くない勝ち方でしたね。実力で勝ちたかったですが追いつけませんでした。DRAGON選手のトラブルは後ろから見ていて分かりました。後輪が徐々におかしくなっていきました」
「前半のペースがもうちょっと良ければとは思います。田中選手と競り合ったり、植田選手を抜くのに手こずりましたから。でも、6位スタートで2位まで上がって、優勝が転がり込んで来ましたから結果的には良かったと思います」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
9月25日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第7戦の決勝が静岡県・富士スピードウェイで行われ、古谷悠河(TOM'S YOUTH)がスタートで出遅れたものの、すぐにトップに返り咲き、独走で今季2勝目を飾った。
マスタークラスは、好スタートから独走していたDRAGON(B-MAX ENGINEERING FRJ)が最終ラップにトラブルで失速。今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が今季クラス初優勝を飾った。
やや怪しげな雲が近づくなか、各チームは雨を心配し空を見上げながら、マシンをグリッドに並べる。
スタートはポールシッター#28古谷がホイールスピンをしてしまい、予選2位の#8三浦愛(ARTA F111/3)に先行を許してしまう。しかし、この週末、ドライコンディションで抜群の速さを見せる#28古谷は焦ることなく、2周目のストレートエンドで#8三浦愛に並ぶと、難なくパスしてトップ奪還に成功。
その後の#28古谷はラップタイムで0.7秒から1秒程度後続より速いペースで周回を重ね、見る見るうちにその差を開いていく。
一方2位争いは、#8三浦愛、「混乱のなかで前に出るのは得意」とスタートでジャンプアップした予選5位#77澤龍之介(D'stationF111/3)、予選4位#5塩津佑介(Sutekina Racing)の3人がスタートから約1秒の等間隔で周回を重ねる。
この2位争いに迫ったのがマスタークラストップの#30DRAGON。レース前半は4位#5塩津を追い上げる勢いだったが、8周目あたりから明らかにペースが落ちてしまう。何とリアホイールのナットが緩んでしまい、バイブレーションと格闘しながら走っていたのだ。
トップをひた走る#28古谷の勢いは後半になっても衰えるどころか、ガソリンが減り軽くなったマシンでファステストラップを連発。2位との差を8周目6.7秒、9周目7.8秒、10周目9.7秒と着実に開いていく。
終盤、熾烈になった2位争いを尻目に#28古谷はその後もペースを緩めることなく、最終的に15周レースで13.7秒という大差を築いてチェッカーを受けた。
2位争いは#77澤が「ストレートの伸びがいまひとつだった」という#8三浦の追撃を抑えきってフィニッシュ。FRJ初レースで表彰台を射止めた。
マスタークラスは、ナットの緩みと格闘しながらもトップを守っていた#30DRAGONだったが、最終ラップについにその症状が酷くなりスローダウン。漁夫の利を得た昨年のチャンピオン#4今田が今季初優勝を飾った。
第8戦の決勝は、午後3時10分から17周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
第7戦、第9戦総合PP 古谷悠河(TOM'S YOUTH)
「予選1回目は路面が濡れていて、後半のタイムが出るときに毎ラップ他車に引っかかってしまって、ポールが取れるとは思いませんでした。予選が終わったときはこれはマズいと思っていましたが、セカンドも2位で意外に良かったという感じです」
「予選2回目は自分は練習走行のときとあまり変わらなかったのですが、他があまり良くなかったのかなと思います。自分としては想定していたタイムでしたが、こんなに差がついているとは思いませんでした」
第8戦総合PP #8三浦 愛(ARTA F111/3)
「1回目は凄く難しい路面でした。セクター3で舗装が変わったところがあって、そこが結構濡れていました。後半は乾いていきましたがラインを探って走る状態でした。後ろのクルマが段々離れていくのをミラーで確認して、無線でも古谷選手との差を聞いていました。自分の感覚とタイムの上がり方という点で、手応えは感じながら走れました」
「べストタイムのときもちょっとミスをしたり、もっと上手くまとめられたような気がしています。富士は走り込んでいますし、ここのところレースも続いているので、あとは気持ちの部分で負けないようにするだけです」
第7戦、第9戦マスタークラスPP 田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)
「路面が部分的に乾いていたりして難しいコンディションでした。もう少し行けそうな気もしていましたが、内圧も上がらなかったので無理をせずに抑えて行きました。でももう少し総合を争う若者に迫りたかったですね」
「2回目は走っている位置が悪かったですね。近づきすぎてしまってタービュランスの影響を受けてしまいました。スリップを上手く使える位置にいることができませんでした。経験不足です」
第8戦マスタークラスPP #4今田信宏(JMS RACING with B-MAX)
「1回目はスピンをしてタイヤにフラットスポットを作ってしまい、ペースを上げようがなかったです。本当に悔しい。最低の予選でした。」
「2回目は1回目の鬱憤を晴らすつもりで行きました。あれでもミスをしていました。せっかくですから、総合でももうちょっと上に行きたかったですね。フロントローは無理でもセカンドローあたりに」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
インタープロトシリーズ第3大会 -RIJ- (2021/09/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 富士スピードウェイ 4.563km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 15 24'34.214 - -
2 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 15 24'47.934 13.720 13.720
3 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 15 24'48.460 14.246 0.526
4 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 15 24'49.379 15.165 0.919
5 4 M 1 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 15 25'02.574 28.360 13.195
6 39 M 2 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 15 25'03.708 29.494 1.134
7 30 M 3 DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 15 25'04.459 30.245 0.751
8 11 M 4 植田 正幸 Rn-sports F111/3 Rn-sports 15 25'05.857 31.643 1.398
9 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 15 25'06.644 32.430 0.787
10 96 M 5 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 15 25'11.922 37.708 5.278
11 34 M 6 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 15 25'13.812 39.598 1.890
12 7 M 7 畑 亨志 F111/3 Team Super License 15 25'29.950 55.736 16.138
13 23 M 8 YUGO S2R Racing N-SPEED 15 26'12.521 1'38.307 42.571
14 45 辻子 依旦 PONOS Racing PONOS Racing 14 24'37.656 1Lap 1Lap
15 27 M 9 SYUJI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 13 25'50.825 2Laps 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ----
- 86 M - 大阪 八郎 Dr.Dry F111/3 ZAP SPEED 1 3'21.386 14Laps 12Laps
Fastest Lap: CarNo.28 古谷悠河(TOM'S YOUTH) 1'37.634 (14/15) 168.249km/h
9月25日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第8戦の予選が静岡県・富士スピードウェイで行われ、古谷悠河(TOM'S YOUTH)が2番手を大きく引き離しポールポジションを決めた。
マスタークラスは、1回目(第7,9戦)の予選を失敗した#4今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が立て直してクラスポールを獲得した。
1回目の予選終了から40分という短いインターバルで行われた2回目の予選だが、この間に他のレースの予選も行われ路面コンディションは急速に回復。完全ドライでのアタックとなった。
ここで他を圧倒する速さを見せたのが#28古谷。「予選1回目は上手く行かなかった」という#28古谷はアタック3周目から1分37秒台を連発すると、アタック4周目に1分36秒925をマーク。早々にライバルたちにダメージを与える好タイムを叩き出した。
熾烈だったのが2番手争い。#8三浦愛(ARTA F111/3)、#77澤龍之介(D'stationF111/3)にマスタークラスの#4今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が割って入るという展開を見せた。
「フロントローは無理としてもセカンドローは狙っていた」という#4今田は、最後まで総合の争いに加わったものの、最後は#3小川颯太(Sutekina Racing)に逆転を許し、総合5番手で予選を終えた。もちろんマスタークラスではトップタイムだ。
総合の2番手争いに決着がついたのはアタック最終周。#77澤が#8三浦愛を逆転してフロントローを獲得。それでも#77澤は「タイムには納得していない。コーナーの積み上げがこのタイム差だと思う」と0.928秒という大きな差にショックを隠せない様子だった。
第8戦の決勝は、本日午後15時10分から15周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
9月25日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第7戦および第9戦の予選が静岡県・富士スピードウェイで行われ、古谷悠河(TOM'S YOUTH)が第7戦の、三浦愛(Super License)が第9戦のポールポジションを獲得した。
マスタークラスは、#39田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)が第7,9戦のダブルクラスポールを獲得した。
今大会はシリーズで最も多い16台がエントリー。D'Stationレーシングのオーディションを勝ち抜いた#77澤龍之介(D'stationF111/3)、そのオーディションで澤と争った#5塩津佑介(Sutekina Racing)、そして#3小川颯太(Sutekina Racing)とFIA-F4で実績のある3人が参戦。これを迎え撃つレギュラードライバーの#28古谷、#8三浦愛とのポールポジション争いが注目された。
季節はすっかり秋めいてきた。未明に雨が降ったため、コースはやや濡れたところも見られるという難しいコンディションでのアタックとなった。この予選1回目のベストタイムが午後に行われる第7戦の、セカンドタイムが明日行われる第9戦のグリッドとなる。
コースに濡れている部分もあったため、各ドライバーはコンディションの確認とタイヤを温めるために2周を費やし、3周目からアタックに入る。
ここでリードしたのはレギュラー組の#28古谷。路面コンディションの回復につれてベストタイムを更新し続け、タイムチャートのトップに名を連ね続けた。
これに食い下がったのが開幕戦でポールシッターとなった#5塩津、初参戦の#3小川、そして初のポールを狙う#8三浦愛。3人は常に#28古谷に迫るタイムをマークして逆転ポールを狙う。
このなかから予選終了直前、路面の回復とともに一気に台頭してきたのが#8三浦愛。その時点でトップに立っていた#5塩津(1分40秒592)、#28古谷(1分40秒719)の2人を上回る1分40秒531を叩き出し、トップに躍り出る。
しかし、最後のラップに#28古谷が意地を見せて1分40秒048をマーク。再逆転で第7戦のポールポジションを決めた。2番手は#8三浦愛、3番手は#3小川と続いた。
セカンドタイムで決まる第9戦のグリッドは、#8三浦愛が嬉しい初ポール。#28古谷、#3小川と続き、トップ3は第7戦と同じ顔ぶれとなった。
総合と同様に熾烈なアタック合戦を見せたマスタークラスは、#7畑享志(F111/3)、#11植田正幸(Rn-sportsF111/3)、#30DRAGON(B-MAX ENGINEERING FRJ)、#39田中優暉(ASCLAYIndサクセスES)の4人が順位を入れ替えながらアタックを続けたが、「単独走行で自分のペースで走れた」という#39田中が安定した速さを見せ、第7,9戦のクラスポールを獲得した。
第7戦の決勝は、本日午後12時05分から15周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
インタープロトシリーズ第3大会 -RIJ- (2021/09/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 富士スピードウェイ 4.563km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Team Time Behind Gap km/h
1 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 1'36.925 - - 169.479
2 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 1'37.853 0.928 0.928 167.872
3 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 1'38.106 1.181 0.253 167.439
4 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'38.127 1.202 0.021 167.403
5 4 M 1 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 1'38.163 1.238 0.036 167.342
6 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'38.374 1.449 0.211 166.983
7 39 M 2 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 1'38.449 1.524 0.075 166.856
8 30 M 3 DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'38.636 1.711 0.187 166.540
9 11 M 4 植田 正幸 Rn-sports F111/3 Rn-sports 1'38.832 1.907 0.196 166.209
10 7 M 5 畑 亨志 F111/3 Team Super License 1'38.903 1.978 0.071 166.090
11 34 M 6 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 1'39.054 2.129 0.151 165.837
12 96 M 7 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'39.149 2.224 0.095 165.678
13 27 M 8 SYUJI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'39.709 2.784 0.560 164.747
14 86 M 9 大阪 八郎 Dr.Dry F111/3 ZAP SPEED 1'40.355 3.430 0.646 163.687
15 45 辻子 依旦 PONOS Racing PONOS Racing 1'44.341 7.416 3.986 157.434
16 23 M 10 YUGO S2R Racing N-SPEED 1'44.898 7.973 0.557 156.598
---- 以上基準タイム予選通過 ----
インタープロトシリーズ第3大会 -RIJ- (2021/09/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 富士スピードウェイ 4.563km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Team Time Behind Gap km/h
1 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 1'40.531 - - 163.400
2 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 1'40.719 0.188 0.188 163.095
3 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'41.029 0.498 0.310 162.595
4 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'41.892 1.361 0.863 161.218
5 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 1'42.003 1.472 0.111 161.042
6 39 M 1 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 1'43.358 2.827 1.355 158.931
7 30 M 2 DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'44.483 3.952 1.125 157.220
8 7 M 3 畑 亨志 F111/3 Team Super License 1'44.497 3.966 0.014 157.199
9 11 M 4 植田 正幸 Rn-sports F111/3 Rn-sports 1'44.867 4.336 0.370 156.644
10 4 M 5 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 1'46.292 5.761 1.425 154.544
11 34 M 6 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 1'46.389 5.858 0.097 154.403
12 96 M 7 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'48.865 8.334 2.476 150.891
13 45 辻子 依旦 PONOS Racing PONOS Racing 1'49.938 9.407 1.073 149.419
14 86 M 8 大阪 八郎 Dr.Dry F111/3 ZAP SPEED 1'50.173 9.642 0.235 149.100
15 27 M 9 SYUJI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'50.277 9.746 0.104 148.959
---- 以上基準タイム予選通過 ----
- 23 M - YUGO S2R Racing N-SPEED 1'57.060 16.529 6.783 140.328
インタープロトシリーズ第3大会 -RIJ- (2021/09/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2021 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 富士スピードウェイ 4.563km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Team Time Behind Gap km/h
1 28 古谷 悠河 TOM'S YOUTH TOM'S YOUTH 1'40.048 - - 164.189
2 8 三浦 愛 ARTA F111/3 Team Super License 1'40.182 0.134 0.134 163.970
3 3 小川 颯太 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'40.264 0.216 0.082 163.835
4 5 塩津 佑介 Sutekina Racing SUTEKINA RACING TEAM 1'40.592 0.544 0.328 163.301
5 77 澤 龍之介 D'station F111/3 D'station Racing 1'40.916 0.868 0.324 162.777
6 39 M 1 田中 優暉 ASCLAYIndサクセスES イーグルスポーツ 1'42.335 2.287 1.419 160.520
7 11 M 2 植田 正幸 Rn-sports F111/3 Rn-sports 1'43.457 3.409 1.122 158.779
8 30 M 3 DRAGON B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'43.995 3.947 0.538 157.958
9 7 M 4 畑 亨志 F111/3 Team Super License 1'44.336 4.288 0.341 157.441
10 34 M 5 三浦 勝 CMS F111 C.M.S motor sport's project 1'44.740 4.692 0.404 156.834
11 4 M 6 今田 信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 1'44.844 4.796 0.104 156.678
12 96 M 7 TAKUMI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'47.016 6.968 2.172 153.499
13 45 辻子 依旦 PONOS Racing PONOS Racing 1'47.671 7.623 0.655 152.565
14 86 M 8 大阪 八郎 Dr.Dry F111/3 ZAP SPEED 1'47.886 7.838 0.215 152.261
15 27 M 9 SYUJI B-MAX ENGINEERING FRJ B-MAX ENGINEERING 1'48.730 8.682 0.844 151.079
---- 以上基準タイム予選通過 ----
- 23 M - YUGO S2R Racing N-SPEED 1'54.934 14.886 6.204 142.924
CarNo.23は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第5条(ピット出口のホワイトラインカット)により、予選結果より5グリッド降格のペナルティーを科す。
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
2021年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦決勝は9月19日(日)に筑波サーキットで開催され、2番グリッドから飛び出した52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)が、18周にわたりポイントリーダー66号車・野島遼葵(Deep-R・10V ED)のプレッシャーをはねのけ優勝。歓喜のチェッカードフラッグを受けた。
朝の予選から好天に恵まれた筑波サーキットは気温も27度まで上昇。直前の走行会でクラッシュや接触が相次ぎタイムスケジュールがずれ込み、予定より15分遅れて10台すべてがスリックタイヤでコースイン、フォーメーションラップに出て行った。ここまで4戦で3勝、3位一回でポイントランキング1位の野島は予選がふるわず4番グリッドから。4戦連続2位で野島を追い。今度こそ優勝が欲しい安田はその前の2番グリッドからスタートを迎えた。
赤信号が消えてレーススタート。ポールポジションの13号車・武者利仁(ZAP SPEED 10VED)が一瞬エンジンストールして出遅れたのに対し、安田の蹴り出しがよくアウト側から一気に武者の前に出ると野島もそれに続き、いったんアウト側に出てから1コーナー手前で進路を右に振り、コーナーの進入で武者のインを突く。左右を挟まれた格好になった武者はここは引かざるをえず、一気に3番手までポジションを落としてしまう。一方3番手スタートだった7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)は1コーナー途中でハーフスピン、野島だけでなく73号車・下村剛司(SウインズKENS2ED)、10号車・坂野貴殻(ZAPムトウ・サービス10V)のオーバーテイクを許し6位まで順位を落としてしまう。
トップ奪取に成功した安田だが、野島が食らいついてきており、1周目のコントロールラインを通過した所で0.561秒、コーナーではテール・ツー・ノーズ状態に接近する。さらにスタートで出し抜かれてしまった武者も体勢を立て直して、野島の背後につける。
2周目、3周目と安田は1分0秒前半のペースで逃げようとするが野島は離れず、3位武者はこの2台から僅かずつ引き離され、4周目には野島と1秒以上の差になる。
これまでの武者はここから差をひろげられたリ順位を落としていくという展開が目立ったが、今回は一味違い、5周目には逆に野島を追い上げて0.487秒の差まで詰める。一方野島は武者を意識したか安田との差が0.879秒まで開く。
レースはこの状態でいったん膠着状態になり、5周目、6周目、7周目と安田vs野島vs武者の神経戦の様相を呈したが、この状況を打破したのはトップを走る安田。9周目に野島との差を1秒055と突き放しにかかり、10周目1秒142、12周目1秒280とジワリと差を広げる。野島と武者のギャップは0.7秒前後で推移しており付かず離れずの状態。4位以下はそこから5秒近く離されているが、下村、坂野、本田が0.8秒以内のグループを形成している。
ここで今度は野島が踏ん張り安田とのギャップを1.3秒以上にひろげることは許さず、16周目1.170秒差、17周目0.902秒差とタイムを削り取って終盤戦に向かう。一方武者は変わらず野島の0.5秒前後の差で追っているが、こちらも決定的なチャンスがない状態。
下村を先頭とする4位グループは依然として接戦で、グループのしんがりをつとめる本田の後ろには、マスターズクラス首位の3号車・秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)が0.610秒差まで迫ってきた。
ファイナルラップ、野島はさらに安田を追い詰めるが0.664秒届かず、スタート直後からトップに立つと野島を抑えきった安田は右手を高々と上げてチェッカードフラッグの下を通過、待望のスーパーFJ初優勝をあげた。
2位は野島、ポールスタートの武者は0.463秒及ばずも、初表彰台を獲得した。4位グループの接戦も下村がしのぎ切って4位、5位坂野、6位本田という結果になった。
全体7位でフィニッシュしたのは秋山だったが、レース中の走路外走行が4回あったとしてペナルティ。フィニッシュタイムに2分加算され最下位という裁定が下り、マスターズクラス優勝は8位フィニッシュだった46号車・中村俊行(Sウインズ 10V Image)となった。
さらにその後の再車検で秋山のマシンのリヤウイングの高さがレギュレーションを超えていた、として最終的に秋山は失格という判定になった。
■決勝後のコメント
優勝 52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)
「スタートは予定通り出られたので、後は抑えられると思っていた。途中ちょっとミスもあったが、後ろの距離を見て立て直せたので、きちんと完走できたことが勝因かなと思う。(マシンは何か変更した?)予選の状態のままで厳しかったが(自分の方を)アジャストした。(コンディションが)厳しいのはみんなわかっていたので、自分がそれに合わせないと、と思っていた。(拮抗したレースだったが?)逃げ切れなくて予定通りにはいけなかったが、あのペースなら抜かれないな、という自信はあったし、そのまま(逃げ切って)いけてよかった」
2位 66号車・野島遼葵(Deep-R・10V・ED)
「スタートはうまくいったのだが、1位の安田選手までは追いつかなかった。そのまま逃げられてしまった。(ミスはなかった?)第1セクターのコーナーでは細かいミスが多かったと反省。(一度前に出られてしまうと難しい?)それなのでやはり予選で1位を取る必要があると思う」
3位 13号車・武者利仁(ZAP SPEED 10VED)
「(スタートは何があった?)ちょっとホイールスピンさせて(エンジン)ストールしかけた。スタートの練習不足が露呈してしまった。(その後は食らいついて行けてたが?)第2ヘアピンが(自分は)下手で、そこで差を付けられていた、他は問題なかった。(今回はしっかり順位を守り続けられた?)速さ的には自分の方が上だという思いもあって(前に)プレッシャーを与え続けて、ミスも誘発させたが(抜けなかった)。肝心のスタートがダメだったので、そこをもっと頑張らねば」
4位 73号車・下村剛司(SウインズKENS2ED)
「(スタートがよかった?)自分の中でもうまく行ったなと思う。(中盤以降接近戦だったが?)自分としてはもっと前を追えるようなペースで走りたかったが、そこはまだ実力不足だという感じ。後ろからガンガン来てたので、抜かれる事だけはないように気を付けて走った。結果的には4位を死守する走りになってしまったが、本当は前に追いつきたかったという気持ちがある。次は表彰台に届くように頑張る」
6位 7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)
「(スタート直後に順位を落としたが?)1コーナーにアウトから入ったところでクラッチが切れたような状態になり(駆動力を失って)横を向いてしまって2台に抜かれた。自分のミスだったのかよくわかっていないが、そのまま(レースとしては)終わってしまった。今シーズンはこういうパターンが多くて、残り2戦を頑張ってどうにかしたい」
2021年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第6戦は10月24日(日)に予定されている。安田は今回の優勝でシリーズポイントを80まで伸ばし、トップ野島に7ポイント差と迫り、シリーズの行方はわからなくなった。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
SEPTEMBER RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2021 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Lap Time Behind Gap
1 52 安田 航 Fガレージ&SウインズSII MYST KK-S2 18 18'11.223 - -
2 66 野島 遼葵 Deep-R・10V・ED TOKYO R&D RD10V 18 18'11.887 0.664 0.664
3 13 武者 利仁 ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V 18 18'12.350 1.127 0.463
4 73 下村 剛司 SウィンズKENS2 ED MYST KK-S2 18 18'21.495 10.272 9.145
5 10 板野 貴毅 ZAPムトウ・サービス10V TOKYO R&D RD10V 18 18'21.957 10.734 0.462
6 7 本田 千啓 オートルック☆モダン☆10V TOKYO R&D RD10V 18 18'22.411 11.188 0.454
7 46 M 1 中村 俊行 Sウインズ10V Image TOKYO R&D RD10V 18 18'35.374 24.151 12.963
8 91 澤井 良太朗 ELEVレーシングKKSII TOKYO R&D RD10V 18 18'36.252 25.029 0.878
9 71 M 2 林 寛樹 真不同ゼンカイレーシングED MYST KK-S2 18 18'42.440 31.217 6.188
---- 以上規定周回数(90% - 16Laps)完走 ----
- 3 M - 秋山 健也 スーパーウインズKKS・ED MYST KK-S - 失格 - -
Fastest Lap: CarNo.52 安田航(Fガレージ&SウインズSII) 1'00.186 (7/18) 122.321km/h
CarNo.3は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第5章第2条c)(走路外走行4回)により、競技結果に対して2分加算とした。
CarNo.3は、国内競技車両規則第8章第2条2.6)(リアウイング高さ)違反により、失格とした。
2021年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦予選が9月19日(日)に筑波サーキットで開催され、第1戦で無念のグリッドダウンを喫した13号車・武者利仁(ZAP SPEED 10VED)がポールポジションを獲得した。
前日の風雨から一転し、秋らしい抜けるような晴天となった筑波サーキットは路面もすっかり乾いた。今回各ドライバーが気にしていたのはストレート途中からS字コーナー出口までの区間の路面の舗装が新しくなったことによるコンディションの変化。グリップは明らかに向上しているが古い舗装との切れ目に僅かだが段差があり、特にS字出口のそれは左右の荷重移動からフルブレーキに移行する箇所にあたり繊細なフォーミュラマシンにとっては挙動が不安定になるという。
予選開始は9時45分、筑波シリーズの決め事として前回のレースの優勝者66号車・野島遼葵(Deep-R・10V ED)を先頭にリザルトの順に10台のマシンがスリックタイヤでコースイン、20分間の予選が始まる。
まずはその野島が計測2周目に1分0秒477でトップタイムを出し、4戦連続2位で初優勝を期す52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)が1分0秒626で2番手につけると、次の周回で今シーズン予選が好調な7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)が1分0秒416でトップに浮上。上位は目まぐるしく入れ替わる。
5分経過時点で武者が1分0秒419をマークし本田と0.003秒差の2番手につけると、その直後に安田が1分0秒135を出してトップに立ち、野島も1分0秒341で2番手へ。しかし本田がすかさず1分0秒235でこの2台の間に割って入る。後方ではルーキーの91号車・澤井良太朗(ELEVレーシングKKSII)が1分0秒698で5番手に上がる。これまで東京R&DのRD10Vで参戦していた澤井だが今回は都合によりMYSTのKK-S2に搭乗する事になり、前日までの練習走行で両車の挙動の違いを理解することに腐心していると語っていた。今日はようやくなじんできたという印象だが第1ヘアピンの挙動が不安定でハーフスピンを喫するシーンも。
7分経過時点で武者が1分0秒082と59秒に迫るタイムでトップに立つと、次の周回で59秒827を出しいったんピットに戻る。1分0秒142で3番手の本田もピットイン、その間に2番手の安田が1分0秒020→59秒942と自己ベストを刻み続ける。また10号車・坂野貴殻(ZAPムトウ・サービス10V)が1分0秒300で4番手へあがり、野島は5番手までドロップする。
今回3台で選手権不成立となったがマスターズクラスでは3号車・秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)がトップで1分0秒415で全体6番手のタイムを出し、澤井は7番手へ。
路面温度が予想以上に上昇しているようで、各車がピットインしたりペースダウンしたりでタイヤのコンデションを整える動きを見せる中で順位を上げのが73号車・下村剛司(SウインズKENS2ED)。1分0秒478の自己ベストで澤井を追い落とし7番手に浮上。
15分が経過、残り5分となった頃から再度タイムアタックを始めるマシンが出始め、まずは安田が59秒859を出すがトップ武者には0.032秒届かない。続いて野島が1分0秒253を出して4番手に浮上。野島はさらに1分0秒201までタイムを詰めたが3番手本田に0.059秒差でポジションは変わらず。
各車順位変動までは至らない状況の中でジャンプアップして見せたのが下村で、残り時間2分というタイミングで自己ベストの1分0秒266をマークし5番手まで2ポジションアップ。
結局武者が早い段階でマークしたタイムを上回る者は現れず、ポールポジションが確定。武者にとってはデビューレースの第1戦でトップタイムを叩き出しながら走路外走行のペナルティでグリッド降格、ポールポジションを失って以来の雪辱を果たした。
フロントロウに並んだのは安田。2列目に本田とポイントリーダー野島がつける結果となった。
マスターズクラスは秋山が他を寄せ付けず全体7位、澤井を挟んで46号車・中村俊行(Sウインズ 10V Image)と71号車・林寛木(真不同ゼンカイレーシングED)が最後列に並んだ。
■予選後のコメント
ポールポジション 13号車・武者利仁(ZAP SPEED 10VED)59秒827
「59秒に入っているとは知らなかった。自分では納得いけていない走りで、特に最終コーナーがうまくいかず、これはポールジションは取れないなと思っていたのが取れた。嬉しいが、監督とデータロガーとかいろいろ検討しないと。(かなり僅差で後ろに速い選手が控えているが?)油断せずに集中力を高めてレースに挑みたい」
2位 52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)59秒859 トップと0.032秒差
「金曜日(の練習走行)はいい調子で走れていて、感触もよかったのだが(今日は)思ったよりタイヤがグリップしなくて、セッション後半にタイム出せるかと期待していたが、フィーリング的にグリップ感が得らないままでアタックに入って合わせきれなかった。(予選後長い時間話し込んでいたが?)金曜日の走行データと比較して、どう修正していくかを話し合っていた。(決勝に向けていい材料見つかった?)アベレージタイムは周りのライバルよりはいいので(予選の)1発こそ負けたが、ついて行けばチャンスはあるとわかった。落ち着いて、いつも通りのスタートが出来て武者選手の後ろにピッタリつければ、絶対チャンスがあると思うので焦らず頑張りたい」
3位 7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)1分00秒142 トップと0.315秒差
「微妙だ。どうも乗れていない感じで、クルマはいいのだが、気持ちよく走れていない。(路面が変わったせい?)路面の状態はあまりよくなくて、外側が使えない感じ。イン側走ったりいろいろ試してはみたが、結果のとおりで合わせ込められなかった。決勝に向けては(マシンのセッティングは)そのままで行く。路面も良くなってくると思うので結果うまい具合に行ければいいなと思う。決勝はスタートから頑張る」
4位 66号車・野島遼葵(Deep-R・10V ED)1分0秒201 トップと0.374秒差
「(タイムが出なかった?)まとまりがなかった。1コーナー速い時もあれば、第1ヘアピン遅い時もありで、走りに一貫性がなかった。マシン的には問題ないので自分の(走りを)まとめることをしないといけない。それでスタートで前に出て行きたい。いつも通りの感じでスタートを決めて頑張りたい」
決勝は13時45分スタート予定。4連勝でランキングトップの野島を2位安田が今度こそ阻止するか、ポールポジションで再び速さを証明した武者が自ら誕生日を祝う花火を打ち上げるか。注目だ。
Text: Junichi SEKINE
Phot: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
SEPTEMBER RACE MEETING in TSUKUBA -RIJ- (2021/09/19) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Time Behind Gap km/h
1 13 武者 利仁 ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V 0'59.827 - - 123.055
2 52 安田 航 Fガレージ&SウインズSII MYST KK-S2 0'59.859 0.032 0.032 122.989
3 7 本田 千啓 オートルック☆モダン☆10V TOKYO R&D RD10V 1'00.142 0.315 0.283 122.410
4 66 野島 遼葵 Deep-R・10V・ED TOKYO R&D RD10V 1'00.201 0.374 0.059 122.290
5 73 下村 剛司 SウィンズKENS2 ED MYST KK-S2 1'00.266 0.439 0.065 122.158
6 10 板野 貴毅 ZAPムトウ・サービス10V TOKYO R&D RD10V 1'00.300 0.473 0.034 122.090
7 3 M 1 秋山 健也 スーパーウインズKKS・ED MYST KK-S 1'00.415 0.588 0.115 121.857
8 91 澤井 良太朗 ELEVレーシングKKSII TOKYO R&D RD10V 1'00.698 0.871 0.283 121.289
9 46 M 2 中村 俊行 Sウインズ10V Image TOKYO R&D RD10V 1'01.013 1.186 0.315 120.663
10 71 M 3 林 寛樹 真不同ゼンカイレーシングED MYST KK-S2 1'01.087 1.260 0.074 120.517
---- 以上基準タイム(130% - 1'17.925)予選通過 ----
初秋のスポーツランド菅生で、2年ぶりとなるSUPER GT Rd.5菅生が開催された。チームは前戦鈴鹿ラウンドの後、トランスミッションをおろしてギアをチェック、傷みの来ていたトランスアクスルのクラウンギアとピニオンギアを交換して、入念なチェックのうえ菅生ラウンドに臨んでいた。
9/11 予選日
スポーツランド菅生の空は、朝からどんよりと厚い雲に覆われていたが、雨の心配はなく、ドライコンディションで土曜日のスケジュールがスタートした。
午前中に行われた公式練習は、タイヤのテストを中心に走行が行なわれた。菅生ラウンドに向けて、チームはヨコハマタイヤが準備した通常のMH(ミディアム・ハードタイヤ)に加え、高温タイプのMHを持ち込んでいた。2年ぶりのサーキットに慣熟するため加納選手が数ラップを走行した後、柳田選手が両タイプのタイヤのフィーリングを確認したが、パフォーマンスの違いはそれほど見られない。チームは決勝での柳田選手のスティントをMAX周回数で見込んでいた。また翌日は路温、気温共に高温となることが予想されることから、チームは、高温タイプのMHでレースを戦うことを想定し、セッティングを行なっていった。現状の路面コンディションにタイヤがマッチしているようで、柳田選手が12Lap目に1'19.458をマークして21番手につけるなど好調なところを見せる。さらにセッティングが功を奏してか、レースタイムとしては非常に良い方向性を示していたが、リアの薄さが残っており、さらにセッティングを詰める必要があった。
ところがセッティングのためにピットインさせたマシンのエンジン付近からオイル漏れが発覚。メカニックは対応に追われることになる。
路面がうねっていることに加え、果敢に攻めるドライバーが縁石をヒットしてマシンの下面を強打したために、以前から何度か修復を繰り返してきたエンジンのクラックが再発、さらにエンジンのフロントカバーを止めているボルトが2本破断して、ボルト穴からもエンジンオイルが漏れていることがわかった。メカニックは懸命に修復を試みたが、カバーを固定しているボルトが長く、折損部分が奥深くに残っていることに加えて、複雑な配管が邪魔をして破損箇所にアクセスすることが難しく、なかなか破断したボルトを取り出すに至らない。
修復は困難を極め、チームは予選出走を断念して事態の収拾に専念することにした。
9/12 決勝日
決勝日の朝は、抜けるような青空に澄んだ空気が秋を感じさせる、絶好のレース日和となった。
夜半にかけての懸命の作業の結果、破断したボルトへのアクセスに成功、奥に残った折損ボルトを粉砕して新たにネジ穴を切り、新しいボルトで締結する作業が行われた。クラックとボルト穴からのオイル漏れはメカニックが時間をかけて接着剤を埋め込んでシールし、漏れ止めは成功したかに見えた。しかし、予選不出走のために受けた朝の車検で、再度オイルの滲みを指摘されて不合格を言い渡される。タイムリミットを超えると決勝出走は許可できないと言い渡されたチームは、時間ギリギリまで再修復、2度目の車検の末に合格、一時は危ぶまれた決勝への出走を許可された。
チームは決勝前のウォームアップ走行で加納、柳田両選手にマシンの状態をチェックさせ、レースを走行することに問題がないことを確認した。
13時30分、2年ぶりのスポーツランド菅生でのレースがスタート。最後尾の28番手から、第1スティントの柳田選手が気迫のこもった走りで追撃を開始。柳田選手はスタートラップで鮮やかなオーバーテイクを見せ、すぐにポジションを25番手とし、更に10Lapを過ぎる頃には22番手にまで浮上した。
26Lapを過ぎ、レースの3分の1が経過する頃からルーティンピットをするチームが出始めたため、見かけ上の順位はさらに上がり、柳田選手はスティント中盤の33Lap目には13位としたが、追撃の手を緩めない。マシンは燃料が軽くなり、柳田選手は1分22秒台の粒の揃ったタイムで激走、前方のライバルマシンをオーバーテイクし、さらにポジションアップするファイトを見せた。チームは作戦通り柳田選手のスティントをできるだけ引っ張り、ピットインをMAX周回数の52周に予定していた。
ところが43Lap目、500クラスのマシンが最終コーナーで燃えるアクシデントが発生、セーフティーカー導入となる。もともとチームは、タイヤ左側2本交換を想定していた。しかし、柳田選手からタイヤの状態が悪くないとの情報を得たチームは、このセーフティーカー導入でタイヤを休ませられるメリットも考慮し、チームとドライバーが協議した上でタイヤ無交換作戦に打って出ることを決断した。51周目ピットレーンがOPENになると同時にチームは柳田選手をピットに呼び戻し、給油とドライバー交代のみのルーティンピット作業を行ない、第2スティントの加納選手が15番手でコースに復帰した。
加納選手は柳田選手から受け継いだタイヤでレースを再開した。タイヤは明らかに熱ダレしており、加納選手は苦戦を強いられる。58Lap目に導入されたFCYのタイミングでうまくタイヤを休ませながら走行を続けたが、予想外に摩耗したタイヤではプッシュもままならず、コースにとどまることが精一杯だった。さらに残り6周となる76Lapのところで500クラスのマシンに接触され、順位を大きく落としてしまう。接触の際に右フロントホイルにダメージを受け、右タイヤのエアが少しずつ漏れたか、ブレーキすら真っ直ぐには止まれない状態だった。それでも加納選手はファイナルまでレースを続け、最終的に24位でチェッカーを受けた。
結局チームが目標としていたチームポイント3獲得には至らなかったが、前日のエンジントラブルをメカニックが懸命に修復し、決勝では作戦を尽くして両ドライバーが激走した菅生ラウンドは、これまでにない良いフィーリングがあり、次戦につながる価値のあるレースとなった。
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Arnage Racing
スーパー耐久シリーズ2021パワードバイハンコック第5戦「SUZUKA S耐」は19日、三重県の鈴鹿サーキットで決勝を行い、5時間を走ってST-Xクラスの星野敏/藤井誠暢/近藤翼組(777号車・D'station Vantage GT3)が総合優勝を飾った。
決勝は午前11時30分にフォーメーションラップが始まった。鈴鹿は雲一つない秋晴れ。1周を回りローリングスタートで5時間レースの幕が開けた。
トップで1コーナーに飛び込んだのはポールシッター、植松忠雄/澤圭太/川端伸太朗/井出有冶組(290号車・Floral UEMATSU FG 720S GT3)の澤。2位に予選2位、永井宏明/上村優太/中山雄一組(16号車・PC Okazaki 911 GT3R)の永井が続くが、星野敏/藤井誠暢/近藤翼組(777号車・D'station Vantage GT3)の藤井、永井秀貴/嵯峨宏紀/小高一斗組(31号車・LEXUS RCF GT3)の小高、大八木信行/青木孝行/藤波清斗/大八木龍一郎組(81号車・DAISHIN GT3 GT-R)の青木に相次いでかわされST-Xクラス参加5チーム中の5位に落ちる。
トップを走る290号車の澤は、2周目のシケインでは777号車の藤井に、3周目の1コーナーで31号車の小高に、5周目には81号車の青木にかわされ、4位まで落ちた。
トップに立った777号車の藤井は後続を突き放しにかかる。13周目には2位81号車の青木との差を10秒と広げた。31号車の小高はジャンプスタートでドライビングスルーペナルティーを科されたたため、3位には290号車の澤が再浮上。4位には小高、5位には16号車の永井が続く。
26周目には3位を走る290号車の澤を31号車の小高が捉え3位まで順位を回復してきた。トップを走るのは777号車の藤井で、2位81号車の青木とは11秒差、3位の小高はさらに17秒差で続く。
32周を回ってジェントルマンドライバー義務ドライブ時間1時間を超え、5位を走る16号車の永井がピットイン。ドライバーを上村に交代してピットアウトした。
33周目には3位31号車の小高もピットインし、ドライバーを永井に交代。
35周を回って、2位81号車の青木を12秒リードしてトップを走る777号車の藤井がピットイン。同周には青木、290号車の澤もピットインし、それぞれドライバーを近藤、藤波、植松に交代した。
ピットアウト後も777号車の近藤はトップを堅守。2位には81号車の藤波が12秒差で続き、3位には290号車の植松が、その直後4位には31号車の永井が付ける。16号車の上村が5位から上位進出を伺う。
5位を走る16号車の上村は、前を走るジェントルマンドライバーの2人、31号車の永井を40周目に、290号車の植松を50周目にかわし3位まで浮上した。この間、トップを走る777号車の近藤に2位81号車の藤波が徐々に接近。その差は3秒まで縮まった。
58周目にはついに81号車の藤波が、777号車の近藤をパス、トップに立った。さらに、777号車には他車との接触のためドライビングスルーペナルティーが科された。777号車がペナルティーを消化すると、2位のポジションは守ったものの63周目にはトップ81号車・藤波との差は34秒と広がった。
65周目には16号車の上村が、68周目には31号車の永井が、70周目には290号車の植松が、71周目にはトップ81号車の藤波が、72周目には777号車の近藤がピットイン。それぞれドライバーを中山、嵯峨、井出、青木、星野に交代してピットアウトした。
一通りピットインが終わると、81号車青木はトップのまま。37秒差で2位に777号車の星野、3位に16号車の中山、4位に290号車の井出、5位に31号車の嵯峨が続く。
80周目、2位を51秒離してトップを快走していた81号車の青木が他車と接触。マシンにダメージを負い、修復のためピットガレージに入った。これでトップに立ったのは777号車の星野。25秒差で2位に16号車の中山、3位に290号車の井出、4位に31号車の嵯峨が続く。
85周目には作業違反でドライビングスルーペナルティーを科された3位を走る290号車の井出がペナルティーを消化。ポジションは守ったものの4位31号車の嵯峨が2秒差と迫ってきた。
101周目、トップを走る777号車の星野を9秒差まで追い詰めたところで16号車の山中がピットインし上村に、102周目には31号車の嵯峨が小高に、103周目にはトップを走る777号車の星野が近藤に、105周目には井出が川端に、それぞれ最終ドライバーに交代した。
これでトップに立ったのは777号車の近藤、2位には1秒差で16号車の上村が迫る。3位には大きく遅れて290号車の川端が、4位には31号車の小高が9秒差で続く。
トップ争いは777号車の近藤と16号車の上村に絞られた。108周目にはその差は1秒を切る。しかし近藤もここから粘る。122周目には一時2秒以上あった差を一気に0秒4差まで迫られるもここからラストスパートして差を広げる。逆に上村は給油のためピットイン。2位は守ったもののトップ近藤との差は大きく開いた。
これで777号車の近藤は安泰。777号車は5時間を走りきり今季2勝目を飾ると同時に今シーズンのチャンピオンを獲得した。
290号車の川端と81号車の小高の3位争いも白熱した。小高はファステストラップをたたき出して川端を追い詰めるもストレートの速い川端の背後についてもパスすることができない。それでもようやく、125周目に小高は川端を抜いて31号車が3位に浮上し、このまま逃げ切った。4位には290号車が入った。
ピットで修復を行っていた81号車は終盤にコースイン。しかし規定完走周回数に達せず、順位認定はならなかった。
11チームが参加したST-Zクラスは、序盤にトップに立った星野辰也/織戸学/篠原拓朗/浜健二組(47号車・D'station Vantage GT4)がそのまま逃げ切り優勝。2位にはポールシッターの鈴木宏和/久保凜太郎/塩津佑介/佐藤公哉組(311号車・FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4)が、3位には内田優大/山内英輝/菅波冬悟/小河諒組(3号車・ENDLESS AMG GT4)が入った。
2チームが参加したST-TCRクラスは、序盤トラブルに見舞われたものの遠藤光博/中野信治/小出峻組(97号車・Racer Hondaカーズ桶川CIVIC)が優勝。2位に入った芳賀邦⾏/蘇武喜和/霜野誠友/和田慎吾組(75号車・おとぎの国CIVIC TCR)が今シーズンのチャンピオンを決めた。
3チームが参加したST-1クラスは、飯田太陽/加藤寛規/吉本大樹/高橋一穂組(2号車・シンティアムアップルKTM)が、何度かコース上でスロー走行するトラブルに見舞われたものの圧倒的に速いラップタイムで2位以下を圧倒。優勝を飾り今シーズンのチャンピオンを決めた。2位には大山正芳/谷川達也/山本賢/齋藤真紀雄組(71号車・CSダイワN通商アキランドポルシェ)が、3位には堤優威/阪口良平/堀田誠組(38号車・muta Racing GR SUPRA)が入った。
5チームが参加したST-2クラスは、序盤から予選4位の大澤学/後藤比東至/石坂瑞基組(59号車・DAMD MOTUL ED WRX STI)がトップに立つと2位以下を2ラップちぎりそのまま優勝。2位に入った藤井芳樹/成澤正人/安斎景介/今井慎吾組(7号車・新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10)がチャンピオンを決めた。3位には冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組(6号車・新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10)が入った。
6チームが参加したST-3クラスは、序盤からポールシッター冨林勇佑/大島和也/石井宏尚組(39号車・エアーバスターWinmax RC350 TWS)と予選2位の平木湧也/高橋知己/平木玲次組(62号車・HELM MOTORSPORTS RC350)の激しい争いとなった。最終スティントでは62号車が39号車に先行するも、これに田中徹/田中哲也/三宅淳詞組(244号車・QUEEN EYES 34Z)が追いつき、3台でのバトルとなる。最終ラップでは39号車が62号車をパスして優勝。62号車は2位に落ち、3位のは224が続いた。優勝した39号車がチャンピオンを決めた。
2チームが参加したST-4クラスは、終始ポールシッターの坪井翔/細川慎弥/堀尾風允組(310号車・GR Garage水戸インターGR86)がレースをリードし優勝。2位には国本雄資/石川京侍/清水英志郎組(884号車・林テレンプSHADE RACING 86)が入った。
10チームが参加したST-5クラスは、トップでレースを始めたポールシッターの橋本陸/貫戸幸星/大崎達也/勝木崇文組(456号車・odula Start5 Roadster)が順位を落とす中、一時、山西康司/松村浩之/篠田義仁組(50号車・LOVEDRIVEロードスター)や金井亮忠/山野哲也/猪爪杏奈組(72号車・TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター)がトップを走行するも、最終的には武地孝幸/太田達也/大野尊久/猪股京介組(66号車・odula TONE MOTULロードスター)がトップに浮上し優勝した。2位には順位を回復してトップに迫った456号車が、3位には50号車が入った。
賞典外のST-Qクラスは、蒲生尚弥/豊田大輔/山下健太/小倉康宏組(28号車・ORC ROOKIE Racing GR SUPRA)が総合42位に、井口卓人/佐々木雅弘/MORIZO/松井孝允組(32号車・ORC ROOKIE Corolla H2 concept)が同43位に入った。
最終第6戦は11月14日に岡山国際サーキットに舞台を移し、グループ1、グループ2でクラス分を行い、それぞれ3時間レースとして開催される。チャンピオンの決まってないST-Z、ST-4、ST-5クラスの争いに注目だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
【総合】
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 777 ST-X 1 星野 敏 藤井 誠暢 近藤 翼 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 137 5:01'39.148 - -
2 16 ST-X 2 永井 宏明 上村 優太 中山 雄一 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 137 5:02'24.520 45.372 45.372
3 31 ST-X 3 永井 秀貴 嵯峨 宏紀 小高 一斗 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 137 5:02'57.649 1'18.501 33.129
4 290 ST-X 4 植松 忠雄 澤 圭太 川端 伸太朗 井出 有冶 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 137 5:02'58.550 1'19.402 0.901
5 2 ST-1 1 飯田 太陽 加藤 寛規 吉本 大樹 高橋 一穂 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 128 5:01'55.424 9Laps 9Laps
6 47 ST-Z 1 星野 辰也 織戸 学 篠原 拓朗 浜 健二 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 128 5:02'19.885 9Laps 24.461
7 311 ST-Z 2 鈴木 宏和 久保 凜太郎 塩津 佑介 佐藤 公哉 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 128 5:03'13.501 9Laps 53.616
8 3 ST-Z 3 内田 優大 山内 英輝 菅波 冬悟 小河 諒 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 128 5:03'27.419 9Laps 13.918
9 108 ST-Z 4 鈴木 利男 松本 武士 神 晴也 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC 127 5:02'46.071 10Laps 1Lap
10 23 ST-Z 5 DAISUKE 元嶋 佑弥 高木 真一 TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 127 5:02'53.880 10Laps 7.809
11 885 ST-Z 6 HIRO HAYASHI 平中 克幸 三浦 愛 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 127 5:03'39.399 10Laps 45.519
12 71 ST-1 2 大山 正芳 谷川 達也 山本 賢 齋藤 真紀雄 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 126 5:01'51.574 11Laps 1Lap
13 500 ST-Z 7 大塚 隆一郎 金石 年弘 太田 格之進 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 126 5:01'55.832 11Laps 4.258
14 38 ST-1 3 堤 優威 阪口 良平 堀田 誠 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 126 5:02'03.123 11Laps 7.291
15 20 ST-Z 8 山口 智英 荒 聖治 坂本 祐也 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 126 5:02'03.263 11Laps 0.140
16 22 ST-Z 9 KIZUNA 千代 勝正 山野 直也 大草 りき WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 126 5:03'06.580 11Laps 1'03.317
17 505 ST-Z 10 西村 元希 ショウン・トン 田ヶ原 章蔵 エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 125 5:02'22.095 12Laps 1Lap
18 97 ST-TCR 1 遠藤 光博 中野 信治 小出 峻 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 125 5:03'08.610 12Laps 46.515
19 75 ST-TCR 2 芳賀 邦⾏ 蘇武 喜和 霜野 誠友 和田 慎吾 おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 124 5:02'04.083 13Laps 1Lap
20 39 ST-3 1 冨林 勇佑 大島 和也 石井 宏尚 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 123 5:01'53.422 14Laps 1Lap
21 62 ST-3 2 平木 湧也 高橋 知己 平木 玲次 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 123 5:01'54.284 14Laps 0.862
22 244 ST-3 3 田中 徹 田中 哲也 三宅 淳詞 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 123 5:01'54.644 14Laps 0.360
23 15 ST-3 4 長島 正明 小松 一臣 甲野 将哉 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 122 5:01'56.708 15Laps 1Lap
24 52 ST-3 5 服部 尚貴 吉田 広樹 川合 孝汰 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 121 5:01'42.399 16Laps 1Lap
25 59 ST-2 1 大澤 学 後藤 比東至 石坂 瑞基 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 120 5:01'59.981 17Laps 1Lap
26 310 ST-4 1 坪井 翔 細川 慎弥 堀尾 風允 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 119 5:01'42.616 18Laps 1Lap
27 884 ST-4 2 国本 雄資 石川 京侍 清水 英志郎 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 119 5:02'50.409 18Laps 1'07.793
28 41 ST-3 6 庄司 雄磨 伊藤 鷹志 鵜飼 龍太 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 119 5:03'28.709 18Laps 38.300
29 7 ST-2 2 藤井 芳樹 成澤 正人 安斎 景介 今井 慎吾 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 118 5:03'48.850 19Laps 1Lap
30 6 ST-2 3 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 115 5:01'46.070 22Laps 3Laps
31 66 ST-5 1 武地 孝幸 太田 達也 大野 尊久 猪股 京介 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 113 5:02'09.616 24Laps 2Laps
32 456 ST-5 2 橋本 陸 貫戸 幸星 大崎 達也 勝木 崇文 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 113 5:02'13.542 24Laps 3.926
33 50 ST-5 3 山西 康司 松村 浩之 篠田 義仁 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 113 5:02'33.513 24Laps 19.971
34 72 ST-5 4 金井 亮忠 山野 哲也 猪爪 杏奈 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 113 5:02'37.472 24Laps 3.959
35 4 ST-5 5 太田 侑弥 伊藤 裕士 安井 和明 岡田 拓二 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE 112 5:02'11.678 25Laps 1Lap
36 17 ST-5 6 大谷 飛雄 井上 雅貴 野上 敏彦 加藤 芳皓 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 112 5:02'14.127 25Laps 2.449
37 37 ST-5 7 井尻 薫 吉岡 一成 関 豊 野上 達也 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 112 5:02'47.868 25Laps 33.741
38 222 ST-5 8 竹内 敏記 田中 真典 西面 一 山脇 大輔 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 109 5:03'33.919 28Laps 3Laps
39 111 ST-Z 11 松田 利之 古谷 悠河 檜井 保孝 平川 亮 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 108 5:03'56.300 29Laps 1Lap
40 78 ST-5 9 藤井 順子 Jco IINUMA 竹之内 宏樹 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 107 5:02'52.421 30Laps 1Lap
41 103 ST-5 10 佐々木 孝太 吉田 綜一郎 妹尾 智充 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 106 5:03'21.697 31Laps 1Lap
42 28 ST-Q 1 蒲生 尚弥 豊田 大輔 山下 健太 小倉 康宏 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 95 5:02'11.294 42Laps 11Laps
43 32 ST-Q 2 井口 卓人 佐々木 雅弘 MORIZO 松井 孝允 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 90 5:04'12.276 47Laps 5Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
- 81 ST-X - 大八木 信行 青木 孝行 藤波 清斗 大八木 龍一郎 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 86 5:01'56.775 51Laps 4Laps
- 56 ST-2 - 加藤 英樹 廣田 築 飯田 知樹 山田 遼 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 74 5:02'45.490 63Laps 12Laps
- 225 ST-2 - 野中 誠太 平良 響 翁長 実希 一條 拳吾 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 58 3:48'23.949 79Laps 16Laps
【クラス別】
■ST-Xクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-X class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 777 星野 敏 藤井 誠暢 近藤 翼 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 137 5:01'39.148 - -
2 16 永井 宏明 上村 優太 中山 雄一 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 137 5:02'24.520 45.372 45.372
3 31 永井 秀貴 嵯峨 宏紀 小高 一斗 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 137 5:02'57.649 1'18.501 33.129
4 290 植松 忠雄 澤 圭太 川端 伸太朗 井出 有冶 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 137 5:02'58.550 1'19.402 0.901
---- 以上規定周回数完走 ----
- 81 大八木 信行 青木 孝行 藤波 清斗 大八木 龍一郎 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 86 5:01'56.775 51Laps 51Laps
■ST-Zクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-Z class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 47 星野 辰也 織戸 学 篠原 拓朗 浜 健二 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 128 5:02'19.885 - -
2 311 鈴木 宏和 久保 凜太郎 塩津 佑介 佐藤 公哉 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 128 5:03'13.501 53.616 53.616
3 3 内田 優大 山内 英輝 菅波 冬悟 小河 諒 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 128 5:03'27.419 1'07.534 13.918
4 108 鈴木 利男 松本 武士 神 晴也 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC 127 5:02'46.071 1Lap 1Lap
5 23 DAISUKE 元嶋 佑弥 高木 真一 TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 127 5:02'53.880 1Lap 7.809
6 885 HIRO HAYASHI 平中 克幸 三浦 愛 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 127 5:03'39.399 1Lap 45.519
7 500 大塚 隆一郎 金石 年弘 太田 格之進 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 126 5:01'55.832 2Laps 1Lap
8 20 山口 智英 荒 聖治 坂本 祐也 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 126 5:02'03.263 2Laps 7.431
9 22 KIZUNA 千代 勝正 山野 直也 大草 りき WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 126 5:03'06.580 2Laps 1'03.317
10 505 西村 元希 ショウン・トン 田ヶ原 章蔵 エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 125 5:02'22.095 3Laps 1Lap
11 111 松田 利之 古谷 悠河 檜井 保孝 平川 亮 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 108 5:03'56.300 20Laps 17Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
■ST-TCRクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-TCR class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 97 遠藤 光博 中野 信治 小出 峻 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 125 5:03'08.610 - -
2 75 芳賀 邦⾏ 蘇武 喜和 霜野 誠友 和田 慎吾 おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 124 5:02'04.083 1Lap 1Lap
---- 以上規定周回数完走 ----
■ST-Qクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-Q class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 28 蒲生 尚弥 豊田 大輔 山下 健太 小倉 康宏 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 95 5:02'11.294 - -
2 32 井口 卓人 佐々木 雅弘 MORIZO 松井 孝允 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 90 5:04'12.276 5Laps 5Laps
■ST-1クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-1 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 2 飯田 太陽 加藤 寛規 吉本 大樹 高橋 一穂 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 128 5:01'55.424 - -
2 71 大山 正芳 谷川 達也 山本 賢 齋藤 真紀雄 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 126 5:01'51.574 2Laps 2Laps
3 38 堤 優威 阪口 良平 堀田 誠 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 126 5:02'03.123 2Laps 11.549
---- 以上規定周回数完走 ----
■ST-2クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-2 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 59 大澤 学 後藤 比東至 石坂 瑞基 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 120 5:01'59.981 - -
2 7 藤井 芳樹 成澤 正人 安斎 景介 今井 慎吾 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 118 5:03'48.850 2Laps 2Laps
3 6 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 115 5:01'46.070 5Laps 3Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
- 56 加藤 英樹 廣田 築 飯田 知樹 山田 遼 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 74 5:02'45.490 46Laps 41Laps
- 225 野中 誠太 平良 響 翁長 実希 一條 拳吾 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 58 3:48'23.949 62Laps 16Laps
■ST-3クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-3 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 39 冨林 勇佑 大島 和也 石井 宏尚 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 123 5:01'53.422 - -
2 62 平木 湧也 高橋 知己 平木 玲次 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 123 5:01'54.284 0.862 0.862
3 244 田中 徹 田中 哲也 三宅 淳詞 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 123 5:01'54.644 1.222 0.360
4 15 長島 正明 小松 一臣 甲野 将哉 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 122 5:01'56.708 1Lap 1Lap
5 52 服部 尚貴 吉田 広樹 川合 孝汰 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 121 5:01'42.399 2Laps 1Lap
6 41 庄司 雄磨 伊藤 鷹志 鵜飼 龍太 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 119 5:03'28.709 4Laps 2Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
■ST-4クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-4 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 310 坪井 翔 細川 慎弥 堀尾 風允 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 119 5:01'42.616 - -
2 884 国本 雄資 石川 京侍 清水 英志郎 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 119 5:02'50.409 1'07.793 1'07.793
---- 以上規定周回数完走 ----
■ST-5クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Final Race Weather:Fine/Cloudy Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-5 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Lap Time Behind Gap
1 66 武地 孝幸 太田 達也 大野 尊久 猪股 京介 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 113 5:02'09.616 - -
2 456 橋本 陸 貫戸 幸星 大崎 達也 勝木 崇文 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 113 5:02'13.542 3.926 3.926
3 50 山西 康司 松村 浩之 篠田 義仁 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 113 5:02'33.513 23.897 19.971
4 72 金井 亮忠 山野 哲也 猪爪 杏奈 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 113 5:02'37.472 27.856 3.959
5 4 太田 侑弥 伊藤 裕士 安井 和明 岡田 拓二 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE 112 5:02'11.678 1Lap 1Lap
6 17 大谷 飛雄 井上 雅貴 野上 敏彦 加藤 芳皓 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 112 5:02'14.127 1Lap 2.449
7 37 井尻 薫 吉岡 一成 関 豊 野上 達也 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 112 5:02'47.868 1Lap 33.741
8 222 竹内 敏記 田中 真典 西面 一 山脇 大輔 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 109 5:03'33.919 4Laps 3Laps
9 78 藤井 順子 Jco IINUMA 竹之内 宏樹 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 107 5:02'52.421 6Laps 2Laps
10 103 佐々木 孝太 吉田 綜一郎 妹尾 智充 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 106 5:03'21.697 7Laps 1Lap
---- 以上規定周回数完走 ----
Fastest Lap: CarNo.31 小高一斗(LEXUS RCF GT3)2'05.189 (106/137) 166.989km/h
スーパー耐久シリーズ2021パワードバイハンコック第5戦「SUZUKA S耐」は19日、三重県の鈴鹿サーキットで決勝前のフリー走行を行い、ST-Xクラスの永井秀貴/嵯峨宏紀/小高一斗組(31号車・LEXUS RCF GT3)が総合でトップタイムを記録した。
フリー走行は午前8時50分より20分間で行われた。鈴鹿は台風一過の秋晴れに恵まれ、ストレートに対してやや強いフォローの風が吹く。
ST-Xクラスは小高が早々に出したタイムで永井秀貴/嵯峨宏紀/小高一斗組(31号車・LEXUS RCF GT3)が総合でトップタイムを記録した。ポールシッターの植松忠雄/澤圭太/川端伸太朗/井出有冶組(290号車・Floral UEMATSU FG 720S GT3)はクラス最下位の5位で走行を切り上げている。
ST-Zクラスは鈴木宏和/久保凜太郎/塩津佑介/佐藤公哉組(311号車・FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4)が、ST-TCRクラスは遠藤光博/中野信治/小出峻組(97号車・Racer Hondaカーズ桶川CIVIC)が、ST-1クラスは飯田太陽/加藤寛規/吉本大樹/高橋一穂組(2号車・シンティアムアップルKTM)が、ST-2クラスは野中誠太/平良響/翁長実希/一條拳吾組(225号車・KTMS GR YARIS)が、ST-3クラスは田中徹/田中哲也/三宅淳詞組(244号車・QUEEN EYES 34Z)が、ST-4クラスは坪井翔/細川慎弥/堀尾風允組(310号車・GR Garage水戸インターGR86)が、ST-5クラスは金井亮忠/山野哲也/猪爪杏奈組(72号車・TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター)がそれぞれトップタイムを記録している。
決勝レースはこの後、午前11時30分より5時間レースとして行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
【総合】
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 31 ST-X 1 永井 秀貴 嵯峨 宏紀 小高 一斗 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 2'05.016 - - 167.220
2 777 ST-X 2 星野 敏 藤井 誠暢 近藤 翼 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 2'05.927 0.911 0.911 166.010
3 16 ST-X 3 永井 宏明 上村 優太 中山 雄一 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 2'06.748 1.732 0.821 164.935
4 81 ST-X 4 大八木 信行 青木 孝行 藤波 清斗 大八木 龍一郎 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 2'06.835 1.819 0.087 164.822
5 290 ST-X 5 植松 忠雄 澤 圭太 川端 伸太朗 井出 有冶 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 2'08.154 3.138 1.319 163.126
6 28 ST-Q 1 蒲生 尚弥 豊田 大輔 山下 健太 小倉 康宏 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 2'15.936 10.920 7.782 153.787
7 311 ST-Z 1 鈴木 宏和 久保 凜太郎 塩津 佑介 佐藤 公哉 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 2'16.207 11.191 0.271 153.481
8 111 ST-Z 2 松田 利之 古谷 悠河 檜井 保孝 平川 亮 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 2'16.233 11.217 0.026 153.452
9 3 ST-Z 3 内田 優大 山内 英輝 菅波 冬悟 小河 諒 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 2'16.721 11.705 0.488 152.904
10 20 ST-Z 4 山口 智英 荒 聖治 坂本 祐也 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 2'16.822 11.806 0.101 152.791
11 2 ST-1 1 飯田 太陽 加藤 寛規 吉本 大樹 高橋 一穂 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 2'16.929 11.913 0.107 152.672
12 500 ST-Z 5 大塚 隆一郎 金石 年弘 太田 格之進 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 2'16.977 11.961 0.048 152.618
13 885 ST-Z 6 HIRO HAYASHI 平中 克幸 三浦 愛 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 2'17.221 12.205 0.244 152.347
14 505 ST-Z 7 西村 元希 ショウン・トン 田ヶ原 章蔵 エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 2'17.451 12.435 0.230 152.092
15 38 ST-1 2 堤 優威 阪口 良平 堀田 誠 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 2'17.548 12.532 0.097 151.985
16 71 ST-1 3 大山 正芳 谷川 達也 山本 賢 齋藤 真紀雄 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 2'17.916 12.900 0.368 151.579
17 22 ST-Z 8 KIZUNA 千代 勝正 山野 直也 大草 りき WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 2'18.220 13.204 0.304 151.246
18 97 ST-TCR 1 遠藤 光博 中野 信治 小出 峻 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 2'19.056 14.040 0.836 150.337
19 75 ST-TCR 2 芳賀 邦⾏ 蘇武 喜和 霜野 誠友 和田 慎吾 おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 2'20.040 15.024 0.984 149.280
20 23 ST-Z 9 DAISUKE 元嶋 佑弥 高木 真一 TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 2'21.071 16.055 1.031 148.189
21 244 ST-3 1 田中 徹 田中 哲也 三宅 淳詞 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 2'21.096 16.080 0.025 148.163
22 41 ST-3 2 庄司 雄磨 伊藤 鷹志 鵜飼 龍太 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 2'21.740 16.724 0.644 147.490
23 52 ST-3 3 服部 尚貴 吉田 広樹 川合 孝汰 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 2'22.034 17.018 0.294 147.184
24 62 ST-3 4 平木 湧也 高橋 知己 平木 玲次 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 2'22.477 17.461 0.443 146.727
25 39 ST-3 5 冨林 勇佑 大島 和也 石井 宏尚 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 2'22.481 17.465 0.004 146.723
26 15 ST-3 6 長島 正明 小松 一臣 甲野 将哉 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 2'22.859 17.843 0.378 146.334
27 225 ST-2 1 野中 誠太 平良 響 翁長 実希 一條 拳吾 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 2'23.634 18.618 0.775 145.545
28 7 ST-2 2 藤井 芳樹 成澤 正人 安斎 景介 今井 慎吾 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 2'24.269 19.253 0.635 144.904
29 6 ST-2 3 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 2'25.528 20.512 1.259 143.651
30 59 ST-2 4 大澤 学 後藤 比東至 石坂 瑞基 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 2'26.382 21.366 0.854 142.813
31 310 ST-4 1 坪井 翔 細川 慎弥 堀尾 風允 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 2'27.193 22.177 0.811 142.026
32 56 ST-2 5 加藤 英樹 廣田 築 飯田 知樹 山田 遼 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 2'27.235 22.219 0.042 141.985
33 884 ST-4 2 国本 雄資 石川 京侍 清水 英志郎 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 2'27.817 22.801 0.582 141.426
34 32 ST-Q 2 井口 卓人 佐々木 雅弘 MORIZO 松井 孝允 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 2'32.122 27.106 4.305 137.424
35 72 ST-5 1 金井 亮忠 山野 哲也 猪爪 杏奈 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 2'35.692 30.676 3.570 134.273
36 103 ST-5 2 佐々木 孝太 吉田 綜一郎 妹尾 智充 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 2'36.774 31.758 1.082 133.346
37 50 ST-5 3 山西 康司 松村 浩之 篠田 義仁 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 2'37.328 32.312 0.554 132.877
38 37 ST-5 4 井尻 薫 吉岡 一成 関 豊 野上 達也 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 2'37.495 32.479 0.167 132.736
39 222 ST-5 5 竹内 敏記 田中 真典 西面 一 山脇 大輔 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 2'38.954 33.938 1.459 131.517
40 17 ST-5 6 大谷 飛雄 井上 雅貴 野上 敏彦 加藤 芳皓 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 2'40.075 35.059 1.121 130.596
41 66 ST-5 7 武地 孝幸 太田 達也 大野 尊久 猪股 京介 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 2'40.556 35.540 0.481 130.205
42 456 ST-5 8 橋本 陸 貫戸 幸星 大崎 達也 勝木 崇文 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 2'46.792 41.776 6.236 125.337
43 78 ST-5 9 藤井 順子 Jco IINUMA 竹之内 宏樹 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 2'48.345 43.329 1.553 124.181
- 47 ST-Z - 星野 辰也 織戸 学 篠原 拓朗 浜 健二 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 absence - - -
- 108 ST-Z - 鈴木 利男 松本 武士 神 晴也 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC absence - - -
- 4 ST-5 - 太田 侑弥 伊藤 裕士 安井 和明 岡田 拓二 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE absence - - -
【クラス別】
■ST-Xクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-X class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 31 永井 秀貴 嵯峨 宏紀 小高 一斗 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 2'05.016 - - 167.220
2 777 星野 敏 藤井 誠暢 近藤 翼 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 2'05.927 0.911 0.911 166.010
3 16 永井 宏明 上村 優太 中山 雄一 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 2'06.748 1.732 0.821 164.935
4 81 大八木 信行 青木 孝行 藤波 清斗 大八木 龍一郎 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 2'06.835 1.819 0.087 164.822
5 290 植松 忠雄 澤 圭太 川端 伸太朗 井出 有冶 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 2'08.154 3.138 1.319 163.126
■ST-Zクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-Z class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 311 鈴木 宏和 久保 凜太郎 塩津 佑介 佐藤 公哉 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 2'16.207 - - 153.481
2 111 松田 利之 古谷 悠河 檜井 保孝 平川 亮 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 2'16.233 0.026 0.026 153.452
3 3 内田 優大 山内 英輝 菅波 冬悟 小河 諒 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 2'16.721 0.514 0.488 152.904
4 20 山口 智英 荒 聖治 坂本 祐也 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 2'16.822 0.615 0.101 152.791
5 500 大塚 隆一郎 金石 年弘 太田 格之進 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 2'16.977 0.770 0.155 152.618
6 885 HIRO HAYASHI 平中 克幸 三浦 愛 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 2'17.221 1.014 0.244 152.347
7 505 西村 元希 ショウン・トン 田ヶ原 章蔵 エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 2'17.451 1.244 0.230 152.092
8 22 KIZUNA 千代 勝正 山野 直也 大草 りき WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 2'18.220 2.013 0.769 151.246
9 23 DAISUKE 元嶋 佑弥 高木 真一 TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 2'21.071 4.864 2.851 148.189
- 47 星野 辰也 織戸 学 篠原 拓朗 浜 健二 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 absence - - -
- 108 鈴木 利男 松本 武士 神 晴也 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC absence - - -
■ST-TCRクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-TCR class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 97 遠藤 光博 中野 信治 小出 峻 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 2'19.056 - - 150.337
2 75 芳賀 邦⾏ 蘇武 喜和 霜野 誠友 和田 慎吾 おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 2'20.040 0.984 0.984 149.280
■ST-Qクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-Q class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 28 蒲生 尚弥 豊田 大輔 山下 健太 小倉 康宏 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 2'15.936 - - 153.787
2 32 井口 卓人 佐々木 雅弘 MORIZO 松井 孝允 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 2'32.122 16.186 16.186 137.424
■ST-1クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-1 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 2 飯田 太陽 加藤 寛規 吉本 大樹 高橋 一穂 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 2'16.929 - - 152.672
2 38 堤 優威 阪口 良平 堀田 誠 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 2'17.548 0.619 0.619 151.985
3 71 大山 正芳 谷川 達也 山本 賢 齋藤 真紀雄 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 2'17.916 0.987 0.368 151.579
■ST-2クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-2 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 225 野中 誠太 平良 響 翁長 実希 一條 拳吾 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 2'23.634 - - 145.545
2 7 藤井 芳樹 成澤 正人 安斎 景介 今井 慎吾 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 2'24.269 0.635 0.635 144.904
3 6 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 2'25.528 1.894 1.259 143.651
4 59 大澤 学 後藤 比東至 石坂 瑞基 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 2'26.382 2.748 0.854 142.813
5 56 加藤 英樹 廣田 築 飯田 知樹 山田 遼 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 2'27.235 3.601 0.853 141.985
■ST-3クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-3 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 244 田中 徹 田中 哲也 三宅 淳詞 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 2'21.096 - - 148.163
2 41 庄司 雄磨 伊藤 鷹志 鵜飼 龍太 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 2'21.740 0.644 0.644 147.490
3 52 服部 尚貴 吉田 広樹 川合 孝汰 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 2'22.034 0.938 0.294 147.184
4 62 平木 湧也 高橋 知己 平木 玲次 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 2'22.477 1.381 0.443 146.727
5 39 冨林 勇佑 大島 和也 石井 宏尚 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 2'22.481 1.385 0.004 146.723
6 15 長島 正明 小松 一臣 甲野 将哉 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 2'22.859 1.763 0.378 146.334
■ST-4クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-4 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 310 坪井 翔 細川 慎弥 堀尾 風允 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 2'27.193 - - 142.026
2 884 国本 雄資 石川 京侍 清水 英志郎 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 2'27.817 0.624 0.624 141.426
■ST-5クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-5 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 72 金井 亮忠 山野 哲也 猪爪 杏奈 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 2'35.692 - - 134.273
2 103 佐々木 孝太 吉田 綜一郎 妹尾 智充 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 2'36.774 1.082 1.082 133.346
3 50 山西 康司 松村 浩之 篠田 義仁 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 2'37.328 1.636 0.554 132.877
4 37 井尻 薫 吉岡 一成 関 豊 野上 達也 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 2'37.495 1.803 0.167 132.736
5 222 竹内 敏記 田中 真典 西面 一 山脇 大輔 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 2'38.954 3.262 1.459 131.517
6 17 大谷 飛雄 井上 雅貴 野上 敏彦 加藤 芳皓 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 2'40.075 4.383 1.121 130.596
7 66 武地 孝幸 太田 達也 大野 尊久 猪股 京介 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 2'40.556 4.864 0.481 130.205
8 456 橋本 陸 貫戸 幸星 大崎 達也 勝木 崇文 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 2'46.792 11.100 6.236 125.337
9 78 藤井 順子 Jco IINUMA 竹之内 宏樹 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 2'48.345 12.653 1.553 124.181
- 4 太田 侑弥 伊藤 裕士 安井 和明 岡田 拓二 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE absence - - -
スーパー耐久シリーズ2021パワードバイハンコック第5戦「SUZUKA S耐」は18日、三重県の鈴鹿サーキットで公式予選を行い、ST-Xクラスの植松忠雄/澤圭太/川端伸太朗/井出有冶組(Floral UEMATSU FG 720S GT3)が総合のポールポジションを獲得した。
接近する台風14号のため、スーパー耐久の午前中のスケジュールはすべてキャンセルされた。そのためフリー走行は行われず、午後2時の公式予選からスケジュールは始まった。
台風は予想に反して速度を上げ、正午には三重県南部から伊勢湾を横断し太平洋に抜けた。そのため、午前中に降った雨も上がり、青空が広がりつつあるなか、公式予選は開始された。路面は乾きつつあるものの所々ウェットパッチが残る。
雨が予想されたため、上位クラスのAドライバー登録のジェントルマンドライバーから予選が始まるリスクを避けるためBドライバーから始まった。決勝のグリッドはBドライバー、Aドライバーの合算タイムで決定される。
5チームが参加したST-Xクラスは、B、Aドライバーともトップタイムを記録した植松忠雄/澤圭太組(290号車・Floral UEMATSU FG 720S GT3)が文句なしにポールポジションを獲得。2位には永井宏明/上村優太組(16号車・PC Okazaki 911 GT3R)が、3位には星野敏/藤井誠暢組(777号車・D'station Vantage GT3)が入った。
11チームが参加したST-Zクラスは、鈴木宏和/久保凜太郎組(311号車・FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4)がB、Aドライバーともトップタイムで2位以下を大きく離してポールポジション。2位には星野辰也/織戸学組(47号車・D'station Vantage GT4)が、3位には鈴木利男/松本武士組(108号車・アスラーダVer.SUPRA)が入った。
2チームが参加したST-TCRクラスは、芳賀邦⾏/蘇武喜和組(75号車・おとぎの国CIVIC TCR)がポールポジションを獲得。2位には遠藤光博/中野信治組(97号車・Racer Hondaカーズ桶川CIVIC)となった。
2チームが参加した賞典外のST-Qクラスは、蒲生尚弥/豊田大輔組(28号車・ORC ROOKIE Racing GR SUPRA)が総合21位で、井口卓人/佐々木雅弘組(32号車・ORC ROOKIE Corolla H2 concept)が同36位で予選を終えた。
3チームが参加したST-1クラスは、B、Aドライバーともトップタイムの飯田太陽/加藤寛規組(2号車・シンティアムアップルKTM)が2位を大きく離してポールポジション。2位に大山正芳/谷川達也組(71号車・CSダイワN通商アキランドポルシェ)が、3位に堤優威/阪口良平組(38号車・muta Racing GR SUPRA)が続いた。
5チームが参加したST-2クラスは、B、Aドライバーともトップタイムの冨桝朋広/菊地靖組(6号車・新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10)がポールポジション。2位に藤井芳樹/成澤正人組(7号車・新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10)が、3位に野中誠太/平良響組(225号車・KTMS GR YARIS)が入った。
6チームが参加したST-3クラスは、Bドライバーが2位に甘んじたもののAドライバーの頑張りで冨林勇佑/大島和也組(39号車・エアーバスターWinmax RC350 TWS)がポールポジション。2位には平木湧也/高橋知己組(62号車・HELM MOTORSPORTS RC350)が、3位には庄司雄磨/伊藤鷹志組(41号車・エアバスター55 Garage RC350 TWS)が付けている。
2チームが参加したST-4クラスは、坪井翔/細川慎弥組(310号車・GR Garage水戸インターGR86)が国本雄資/石川京侍組(884号車・林テレンプSHADE RACING 86)を上回ってポールポジションを獲得した。
10チームが参加したST-5クラスは、B、Aドライバーともトップタイムの橋本陸/貫戸幸星組(456号車・odula Start5 Roadster)がポールポジション。2位に金井亮忠/山野哲也組(72号車・TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター)が、3位に武地孝幸/太田達也組(66号車・odula TONE MOTULロードスター)が入った。
決勝レースは明日19日、午前11時30分より5時間レースとして行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Model Team WH Adriver Bdriver Total Time Behind
1 290 ST-X 1 植松 忠雄 澤 圭太 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 2'05.005 2'02.482 4'07.487 -
2 16 ST-X 2 永井 宏明 上村 優太 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 2'05.234 2'03.289 4'08.523 1.036
3 777 ST-X 3 星野 敏 藤井 誠暢 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 2'05.130 2'03.449 4'08.579 1.092
4 31 ST-X 4 永井 秀貴 嵯峨 宏紀 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 2'06.058 2'03.456 4'09.514 2.027
5 81 ST-X 5 大八木 信行 青木 孝行 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 2'10.894 2'03.048 4'13.942 6.455
6 2 ST-1 1 飯田 太陽 加藤 寛規 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 2'11.306 2'11.129 4'22.435 14.948
7 311 ST-Z 1 鈴木 宏和 久保 凜太郎 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 2'13.209 2'11.719 4'24.928 17.441
8 71 ST-1 2 大山 正芳 谷川 達也 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 2'13.882 2'11.930 4'25.812 18.325
9 28 ST-Q 1 蒲生 尚弥 豊田 大輔 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 2'11.613 2'15.169 4'26.782 19.295
10 47 ST-Z 2 星野 辰也 織戸 学 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 2'14.564 2'12.981 4'27.545 20.058
11 108 ST-Z 3 鈴木 利男 松本 武士 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC 2'15.695 2'12.783 4'28.478 20.991
12 500 ST-Z 4 大塚 隆一郎 金石 年弘 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 2'14.451 2'14.295 4'28.746 21.259
13 20 ST-Z 5 山口 智英 荒 聖治 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 2'15.079 2'13.869 4'28.948 21.461
14 38 ST-1 3 堤 優威 阪口 良平 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 2'14.821 2'14.494 4'29.315 21.828
15 3 ST-Z 6 内田 優大 山内 英輝 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 2'15.491 2'14.057 4'29.548 22.061
16 885 ST-Z 7 HIRO HAYASHI 平中 克幸 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 2'15.962 2'13.822 4'29.784 22.297
17 23 ST-Z 8 DAISUKE 元嶋 佑弥 TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 2'16.908 2'13.200 4'30.108 22.621
18 75 ST-TCR 1 芳賀 邦⾏ 蘇武 喜和 おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 2'17.132 2'15.117 4'32.249 24.762
19 505 ST-Z 9 西村 元希 ショウン・トン エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 2'17.922 2'14.691 4'32.613 25.126
20 22 ST-Z 10 KIZUNA 千代 勝正 WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 2'18.845 2'13.841 4'32.686 25.199
21 97 ST-TCR 2 遠藤 光博 中野 信治 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 2'18.431 2'16.018 4'34.449 26.962
22 39 ST-3 1 冨林 勇佑 大島 和也 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 2'18.194 2'18.408 4'36.602 29.115
23 62 ST-3 2 平木 湧也 高橋 知己 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 2'18.438 2'18.396 4'36.834 29.347
24 41 ST-3 3 庄司 雄磨 伊藤 鷹志 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 2'18.878 2'19.315 4'38.193 30.706
25 52 ST-3 4 服部 尚貴 吉田 広樹 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 2'19.625 2'18.692 4'38.317 30.830
26 244 ST-3 5 田中 徹 田中 哲也 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 2'20.221 2'19.472 4'39.693 32.206
27 15 ST-3 6 長島 正明 小松 一臣 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 2'20.468 2'19.267 4'39.735 32.248
28 6 ST-2 1 冨桝 朋広 菊地 靖 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 2'21.195 2'19.080 4'40.275 32.788
29 7 ST-2 2 藤井 芳樹 成澤 正人 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 2'21.668 2'21.775 4'43.443 35.956
30 225 ST-2 3 野中 誠太 平良 響 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 2'21.732 2'22.555 4'44.287 36.800
31 59 ST-2 4 大澤 学 後藤 比東至 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 2'22.697 2'22.722 4'45.419 37.932
32 310 ST-4 1 坪井 翔 細川 慎弥 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 2'23.074 2'24.544 4'47.618 40.131
33 884 ST-4 2 国本 雄資 石川 京侍 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 2'24.578 2'24.211 4'48.789 41.302
34 56 ST-2 5 加藤 英樹 廣田 築 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 2'29.470 2'25.211 4'54.681 47.194
35 32 ST-Q 2 井口 卓人 佐々木 雅弘 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 2'28.603 2'27.510 4'56.113 48.626
36 456 ST-5 1 橋本 陸 貫戸 幸星 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 2'31.325 2'31.496 5'02.821 55.334
37 72 ST-5 2 金井 亮忠 山野 哲也 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 2'31.936 2'32.229 5'04.165 56.678
38 66 ST-5 3 武地 孝幸 太田 達也 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 2'33.333 2'32.241 5'05.574 58.087
39 50 ST-5 4 山西 康司 松村 浩之 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 2'32.647 2'32.987 5'05.634 58.147
40 4 ST-5 5 太田 侑弥 伊藤 裕士 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE 2'33.242 2'33.214 5'06.456 58.969
41 37 ST-5 6 井尻 薫 吉岡 一成 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 2'33.658 2'33.520 5'07.178 59.691
42 17 ST-5 7 大谷 飛雄 井上 雅貴 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 2'33.904 2'34.080 5'07.984 1'00.497
43 103 ST-5 8 佐々木 孝太 吉田 綜一郎 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 2'35.055 2'34.111 5'09.166 1'01.679
44 222 ST-5 9 竹内 敏記 田中 真典 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 2'35.612 2'36.211 5'11.823 1'04.336
45 78 ST-5 10 藤井 順子 Jco IINUMA LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 2'41.464 2'37.396 5'18.860 1'11.373
- 111 ST-Z - 松田 利之 古谷 悠河 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 2'37.120 2'13.791 4'50.911 43.424
【総合】
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 290 ST-X 1 植松 忠雄 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 2'05.005 - - 167.235
2 777 ST-X 2 星野 敏 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 2'05.130 0.125 0.125 167.068
3 16 ST-X 3 永井 宏明 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 2'05.234 0.229 0.104 166.929
4 31 ST-X 4 永井 秀貴 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 2'06.058 1.053 0.824 165.838
5 81 ST-X 5 大八木 信行 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 2'10.894 5.889 4.836 159.711
6 2 ST-1 1 飯田 太陽 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 2'11.306 6.301 0.412 159.210
7 28 ST-Q 1 蒲生 尚弥 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 2'11.613 6.608 0.307 158.838
8 311 ST-Z 1 鈴木 宏和 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 2'13.209 8.204 1.596 156.935
9 71 ST-1 2 大山 正芳 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 2'13.882 8.877 0.673 156.146
10 500 ST-Z 2 大塚 隆一郎 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 2'14.451 9.446 0.569 155.486
11 47 ST-Z 3 星野 辰也 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 2'14.564 9.559 0.113 155.355
12 38 ST-1 3 堤 優威 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 2'14.821 9.816 0.257 155.059
13 20 ST-Z 4 山口 智英 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 2'15.079 10.074 0.258 154.763
14 3 ST-Z 5 内田 優大 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 2'15.491 10.486 0.412 154.292
15 108 ST-Z 6 鈴木 利男 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC 2'15.695 10.690 0.204 154.060
16 885 ST-Z 7 HIRO HAYASHI 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 2'15.962 10.957 0.267 153.758
17 23 ST-Z 8 DAISUKE TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 2'16.908 11.903 0.946 152.695
18 75 ST-TCR 1 芳賀 邦⾏ おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 2'17.132 12.127 0.224 152.446
19 505 ST-Z 9 西村 元希 エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 2'17.922 12.917 0.790 151.573
20 39 ST-3 1 冨林 勇佑 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 2'18.194 13.189 0.272 151.274
21 97 ST-TCR 2 遠藤 光博 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 2'18.431 13.426 0.237 151.015
22 62 ST-3 2 平木 湧也 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 2'18.438 13.433 0.007 151.008
23 22 ST-Z 10 KIZUNA WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 2'18.845 13.840 0.407 150.565
24 41 ST-3 3 庄司 雄磨 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 2'18.878 13.873 0.033 150.529
25 52 ST-3 4 服部 尚貴 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 2'19.625 14.620 0.747 149.724
26 244 ST-3 5 田中 徹 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 2'20.221 15.216 0.596 149.088
27 15 ST-3 6 長島 正明 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 2'20.468 15.463 0.247 148.825
28 6 ST-2 1 冨桝 朋広 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 2'21.195 16.190 0.727 148.059
29 7 ST-2 2 藤井 芳樹 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 2'21.668 16.663 0.473 147.565
30 225 ST-2 3 野中 誠太 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 2'21.732 16.727 0.064 147.498
31 59 ST-2 4 大澤 学 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 2'22.697 17.692 0.965 146.501
32 310 ST-4 1 坪井 翔 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 2'23.074 18.069 0.377 146.115
33 884 ST-4 2 国本 雄資 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 2'24.578 19.573 1.504 144.595
34 *32 ST-Q 2 井口 卓人 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 2'28.603 23.598 4.025 140.678
35 *56 ST-2 5 加藤 英樹 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 2'29.470 24.465 0.867 139.862
36 456 ST-5 1 橋本 陸 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 2'31.325 26.320 1.855 138.148
37 72 ST-5 2 金井 亮忠 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 2'31.936 26.931 0.611 137.592
38 50 ST-5 3 山西 康司 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 2'32.647 27.642 0.711 136.951
39 4 ST-5 4 太田 侑弥 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE 2'33.242 28.237 0.595 136.420
40 66 ST-5 5 武地 孝幸 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 2'33.333 28.328 0.091 136.339
41 37 ST-5 6 井尻 薫 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 2'33.658 28.653 0.325 136.050
42 17 ST-5 7 大谷 飛雄 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 2'33.904 28.899 0.246 135.833
43 103 ST-5 8 佐々木 孝太 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 2'35.055 30.050 1.151 134.824
44 222 ST-5 9 竹内 敏記 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 2'35.612 30.607 0.557 134.342
45 78 ST-5 10 藤井 順子 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 2'41.464 36.459 5.852 129.473
- 111 ST-Z - 松田 利之 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 2'37.120 32.115 -4.344 133.052
CarNo.32は、スーパー耐久シリーズSpR.第10条(4)付則3 1. FIA L項4章2条 c)(走路外走行)により、ベストタイムを削除した。
CarNo.56は、スーパー耐久シリーズSpR.第11条(2)(グループボード提示違反)ベストタイムを削除した。
【クラス別】
■ST-Xクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-X class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 290 植松 忠雄 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 2'05.005 - - 167.235
2 777 星野 敏 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 2'05.130 0.125 0.125 167.068
3 16 永井 宏明 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 2'05.234 0.229 0.104 166.929
4 31 永井 秀貴 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 2'06.058 1.053 0.824 165.838
5 81 大八木 信行 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 2'10.894 5.889 4.836 159.711
■ST-Zクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-Z class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 311 鈴木 宏和 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 2'13.209 - - 156.935
2 500 大塚 隆一郎 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 2'14.451 1.242 1.242 155.486
3 47 星野 辰也 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 2'14.564 1.355 0.113 155.355
4 20 山口 智英 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 2'15.079 1.870 0.515 154.763
5 3 内田 優大 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 2'15.491 2.282 0.412 154.292
6 108 鈴木 利男 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC 2'15.695 2.486 0.204 154.060
7 885 HIRO HAYASHI 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 2'15.962 2.753 0.267 153.758
8 23 DAISUKE TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 2'16.908 3.699 0.946 152.695
9 505 西村 元希 エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 2'17.922 4.713 1.014 151.573
10 22 KIZUNA WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 2'18.845 5.636 0.923 150.565
11 111 松田 利之 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 2'37.120 23.911 18.275 133.052
■ST-TCRクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-TCR class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 75 芳賀 邦⾏ おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 2'17.132 - - 152.446
2 97 遠藤 光博 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 2'18.431 1.299 1.299 151.015
■ST-Qクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-Q class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 28 蒲生 尚弥 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 2'11.613 - - 158.838
2 *32 井口 卓人 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 2'28.603 16.990 16.990 140.678
■ST-1クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-1 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 2 飯田 太陽 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 2'11.306 - - 159.210
2 71 大山 正芳 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 2'13.882 2.576 2.576 156.146
3 38 堤 優威 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 2'14.821 3.515 0.939 155.059
■ST-2クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-2 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 6 冨桝 朋広 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 2'21.195 - - 148.059
2 7 藤井 芳樹 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 2'21.668 0.473 0.473 147.565
3 225 野中 誠太 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 2'21.732 0.537 0.064 147.498
4 59 大澤 学 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 2'22.697 1.502 0.965 146.501
5 *56 加藤 英樹 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 2'29.470 8.275 6.773 139.862
■ST-3クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-3 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 39 冨林 勇佑 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 2'18.194 - - 151.274
2 62 平木 湧也 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 2'18.438 0.244 0.244 151.008
3 41 庄司 雄磨 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 2'18.878 0.684 0.440 150.529
4 52 服部 尚貴 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 2'19.625 1.431 0.747 149.724
5 244 田中 徹 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 2'20.221 2.027 0.596 149.088
6 15 長島 正明 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 2'20.468 2.274 0.247 148.825
■ST-4クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-4 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 310 坪井 翔 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 2'23.074 - - 146.115
2 884 国本 雄資 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 2'24.578 1.504 1.504 144.595
■ST-5クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-5 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 456 橋本 陸 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 2'31.325 - - 138.148
2 72 金井 亮忠 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 2'31.936 0.611 0.611 137.592
3 50 山西 康司 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 2'32.647 1.322 0.711 136.951
4 4 太田 侑弥 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE 2'33.242 1.917 0.595 136.420
5 66 武地 孝幸 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 2'33.333 2.008 0.091 136.339
6 37 井尻 薫 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 2'33.658 2.333 0.325 136.050
7 17 大谷 飛雄 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 2'33.904 2.579 0.246 135.833
8 103 佐々木 孝太 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 2'35.055 3.730 1.151 134.824
9 222 竹内 敏記 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 2'35.612 4.287 0.557 134.342
10 78 藤井 順子 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 2'41.464 10.139 5.852 129.473
CarNo.32は、スーパー耐久シリーズSpR.第10条(4)付則3 1. FIA L項4章2条 c)(走路外走行)により、ベストタイムを削除した。
CarNo.56は、スーパー耐久シリーズSpR.第11条(2)(グループボード提示違反)ベストタイムを削除した。
【総合】
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos № Cls Cls Pos Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 290 ST-X 1 澤 圭太 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 2'02.482 - - 170.680
2 81 ST-X 2 青木 孝行 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 2'03.048 0.566 0.566 169.895
3 16 ST-X 3 上村 優太 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 2'03.289 0.807 0.241 169.563
4 777 ST-X 4 藤井 誠暢 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 2'03.449 0.967 0.160 169.343
5 31 ST-X 5 嵯峨 宏紀 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 2'03.456 0.974 0.007 169.333
6 2 ST-1 1 加藤 寛規 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 2'11.129 8.647 7.673 159.425
7 311 ST-Z 1 久保 凜太郎 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 2'11.719 9.237 0.590 158.711
8 71 ST-1 2 谷川 達也 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 2'11.930 9.448 0.211 158.457
9 108 ST-Z 2 松本 武士 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC 2'12.783 10.301 0.853 157.439
10 47 ST-Z 3 織戸 学 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 2'12.981 10.499 0.198 157.204
11 23 ST-Z 4 元嶋 佑弥 TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 2'13.200 10.718 0.219 156.946
12 111 ST-Z 5 古谷 悠河 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 2'13.791 11.309 0.591 156.253
13 885 ST-Z 6 平中 克幸 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 2'13.822 11.340 0.031 156.216
14 22 ST-Z 7 千代 勝正 WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 2'13.841 11.359 0.019 156.194
15 20 ST-Z 8 荒 聖治 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 2'13.869 11.387 0.028 156.162
16 3 ST-Z 9 山内 英輝 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 2'14.057 11.575 0.188 155.943
17 500 ST-Z 10 金石 年弘 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 2'14.295 11.813 0.238 155.666
18 38 ST-1 3 阪口 良平 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 2'14.494 12.012 0.199 155.436
19 505 ST-Z 11 ショウン・トン エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 2'14.691 12.209 0.197 155.209
20 75 ST-TCR 1 蘇武 喜和 おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 2'15.117 12.635 0.426 154.719
21 28 ST-Q 1 豊田 大輔 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 2'15.169 12.687 0.052 154.660
22 97 ST-TCR 2 中野 信治 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 2'16.018 13.536 0.849 153.694
23 62 ST-3 1 高橋 知己 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 2'18.396 15.914 2.378 151.053
24 39 ST-3 2 大島 和也 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 2'18.408 15.926 0.012 151.040
25 52 ST-3 3 吉田 広樹 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 2'18.692 16.210 0.284 150.731
26 6 ST-2 1 菊地 靖 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 2'19.080 16.598 0.388 150.311
27 15 ST-3 4 小松 一臣 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 2'19.267 16.785 0.187 150.109
28 41 ST-3 5 伊藤 鷹志 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 2'19.315 16.833 0.048 150.057
29 244 ST-3 6 田中 哲也 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 2'19.472 16.990 0.157 149.888
30 7 ST-2 2 成澤 正人 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 2'21.775 19.293 2.303 147.453
31 225 ST-2 3 平良 響 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 2'22.555 20.073 0.780 146.647
32 59 ST-2 4 後藤 比東至 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 2'22.722 20.240 0.167 146.475
33 884 ST-4 1 石川 京侍 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 2'24.211 21.729 1.489 144.963
34 310 ST-4 2 細川 慎弥 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 2'24.544 22.062 0.333 144.629
35 56 ST-2 5 廣田 築 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 2'25.211 22.729 0.667 143.964
36 32 ST-Q 2 佐々木 雅弘 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 2'27.510 25.028 2.299 141.721
37 456 ST-5 1 貫戸 幸星 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 2'31.496 29.014 3.986 137.992
38 72 ST-5 2 山野 哲也 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 2'32.229 29.747 0.733 137.327
39 66 ST-5 3 太田 達也 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 2'32.241 29.759 0.012 137.316
40 50 ST-5 4 松村 浩之 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 2'32.987 30.505 0.746 136.647
41 4 ST-5 5 伊藤 裕士 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE 2'33.214 30.732 0.227 136.444
42 37 ST-5 6 吉岡 一成 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 2'33.520 31.038 0.306 136.172
43 17 ST-5 7 井上 雅貴 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 2'34.080 31.598 0.560 135.678
44 103 ST-5 8 吉田 綜一郎 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 2'34.111 31.629 0.031 135.650
45 222 ST-5 9 田中 真典 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 2'36.211 33.729 2.100 133.827
46 78 ST-5 10 Jco IINUMA LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 2'37.396 34.914 1.185 132.819
【クラス別】
■ST-Xクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-X class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 290 澤 圭太 Floral UEMATSU FG 720S GT3 McLaren 720S GT3 Floral Racing with ABSSA 50 2'02.482 - - 170.680
2 81 青木 孝行 DAISHIN GT3 GT-R NISSAN R35 GT3 GT-R GTNET MOTOR SPORTS 30 2'03.048 0.566 0.566 169.895
3 16 上村 優太 PC Okazaki 911 GT3R Porsche GT3R Porsche Center Okazaki 30 2'03.289 0.807 0.241 169.563
4 777 藤井 誠暢 D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage AMR GT3 D'station Racing 60 2'03.449 0.967 0.160 169.343
5 31 嵯峨 宏紀 LEXUS RCF GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 apr 2'03.456 0.974 0.007 169.333
■ST-Zクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-Z class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 311 久保 凜太郎 FABULOUS GRMI GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 C.S.I Racing 2'11.719 - - 158.711
2 108 松本 武士 アスラーダVer.SUPRA TOYOTA GR SUPRA GT4 新世紀サイバーフォーミュラレーシングwith RFC 2'12.783 1.064 1.064 157.439
3 47 織戸 学 D'station Vantage GT4 Aston Martin Vantage AMR GT4 D'station Racing 35 2'12.981 1.262 0.198 157.204
4 23 元嶋 佑弥 TKRI松永建設AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TKRI 25 2'13.200 1.481 0.219 156.946
5 111 古谷 悠河 Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 HIROSHIMA TOYOPET RACING 2'13.791 2.072 0.591 156.253
6 885 平中 克幸 林テレンプSHADE RACING GR SUPRA GT4 TOYOTA GR SUPRA GT4 林テレンプSHADE RACING 2'13.822 2.103 0.031 156.216
7 22 千代 勝正 WAIMARAMA EBI Cayman GT4 Porsche 718 Cayman GT4 CS Porsche Team EBI WAIMARAMA 2'13.841 2.122 0.019 156.194
8 20 荒 聖治 SS/YZ Studie BMW BMW M4GT4 SS/YZ RACING with Studie 30 2'13.869 2.150 0.028 156.162
9 3 山内 英輝 ENDLESS AMG GT4 Mercedes AMG GT4 ENDLESS SPORTS 50 2'14.057 2.338 0.188 155.943
10 500 金石 年弘 5 ZIGEN AMG GT4 Mercedes AMG GT4 TEAM 5ZIGEN 10 2'14.295 2.576 0.238 155.666
11 505 ショウン・トン エヴァRT初号機Audi R8 LMS GT4 Audi R8 LMS GT4 Audi Team AS Sport 2'14.691 2.972 0.396 155.209
■ST-TCRクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-TCR class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 75 蘇武 喜和 おとぎの国CIVIC TCR Honda CIVIC TYPE R TCR Team Noah 10 2'15.117 - - 154.719
2 97 中野 信治 Racer Hondaカーズ桶川CIVIC Honda CIVIC TYPE R TCR Racer M&K Racing 20 2'16.018 0.901 0.901 153.694
■ST-Qクラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-Q class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 28 豊田 大輔 ORC ROOKIE Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA ROOKIE Racing 2'15.169 - - 154.660
2 32 佐々木 雅弘 ORC ROOKIE Corolla H2 concept TOYOTA Corolla SPORT ROOKIE Racing 2'27.510 12.341 12.341 141.721
■ST-1クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-1 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 2 加藤 寛規 シンティアムアップルKTM KTM GT-X KsフロンティアKTMカーズ 20 2'11.129 - - 159.425
2 71 谷川 達也 CSダイワN通商アキランドポルシェ Porsche 911 GT3 Cup アキランドレーシング 2'11.930 0.801 0.801 158.457
3 38 阪口 良平 muta Racing GR SUPRA TOYOTA GR SUPRA TRACY SPORTS 10 2'14.494 3.365 2.564 155.436
■ST-2クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-2 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 6 菊地 靖 新菱オート☆NEO GLOBE☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 15 2'19.080 - - 150.311
2 7 成澤 正人 新菱オート☆VARIS☆DXL☆EVO10 MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X シンリョウレーシングチーム 35 2'21.775 2.695 2.695 147.453
3 225 平良 響 KTMS GR YARIS TOYOTA GR YARIS KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS 50 2'22.555 3.475 0.780 146.647
4 59 後藤 比東至 DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI TOWA INTEC Racing 25 2'22.722 3.642 0.167 146.475
5 56 廣田 築 Claris Racing GR YARIS TOYOTA GR YARIS Claris Racing 2'25.211 6.131 2.489 143.964
■ST-3クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-3 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 62 高橋 知己 HELM MOTORSPORTS RC350 TOYOTA LEXUS RC350 HELM MOTORSPORTS 35 2'18.396 - - 151.053
2 39 大島 和也 エアーバスターWinmax RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 40 2'18.408 0.012 0.012 151.040
3 52 吉田 広樹 埼玉トヨペットGBクラウンRS TOYOTA CROWN RS 埼玉トヨペットGreen Brave 40 2'18.692 0.296 0.284 150.731
4 15 小松 一臣 岡部自動車レカロZルーニースポーツ NISSAN Fairlady Z Z34 OKABE JIDOSHA motorsport 10 2'19.267 0.871 0.575 150.109
5 41 伊藤 鷹志 エアバスター55 Garage RC350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 TRACY SPORTS with DELTA 15 2'19.315 0.919 0.048 150.057
6 244 田中 哲也 QUEEN EYES 34Z NISSAN Fairlady Z Z34 Max Racing 10 2'19.472 1.076 0.157 149.888
■ST-4クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-4 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 884 石川 京侍 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 林テレンプSHADE RACING 5 2'24.211 - - 144.963
2 310 細川 慎弥 GR Garage水戸インターGR86 TOYOTA 86 C.S.I Racing 5 2'24.544 0.333 0.333 144.629
■ST-5クラス
SUZUKA S耐 -RIJ- (2021/09/18) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook Round 5 ST-5 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Team Wh Time Behind Gap km/h
1 456 貫戸 幸星 odula Start5 Roadster MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 30 2'31.496 - - 137.992
2 72 山野 哲也 TRES☆Ti Racing☆NATS☆ロードスター MAZDA ROADSTER 日本自動車大学校 10 2'32.229 0.733 0.733 137.327
3 66 太田 達也 odula TONE MOTULロードスター MAZDA ROADSTER OVER DRIVE 20 2'32.241 0.745 0.012 137.316
4 50 松村 浩之 LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 15 2'32.987 1.491 0.746 136.647
5 4 伊藤 裕士 THE BRIDE FIT Honda FIT RS チームBRIDE 2'33.214 1.718 0.227 136.444
6 37 吉岡 一成 ワコーズNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 2'33.520 2.024 0.306 136.172
7 17 井上 雅貴 DXLアラゴスタNOPROデミオディーゼル MAZDA DEMIO XD TEAM NOPRO 10 2'34.080 2.584 0.560 135.678
8 103 吉田 綜一郎 ヒロマツデミオマツダ2 MAZDA MAZDA2 HM RACERS 10 2'34.111 2.615 0.031 135.650
9 222 田中 真典 Honda Cars Tokai J-net Fit Honda FIT RS Honda Cars Tokai 2'36.211 4.715 2.100 133.827
10 78 Jco IINUMA LOVEDRIVEロードスター MAZDA ROADSTER LOVEDRIVE RACING 2'37.396 5.900 1.185 132.819
スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は9月12日、第5戦「SUGO GT 300kmレース」の開催されていた宮城県のスポーツランドSUGOで定例会見を開催した。
この中で坂東正明代表は、7月のもてぎ大会で言及した決勝レース距離の延長について、現在の状況を語った。
8月6日に日本自動車連盟(JAF)が発表した「2022年FIA国際スポーツカレンダー登録申請一覧」によると、8月4〜5日に予定されている第4戦富士が500マイルレースとして申請されている。
また新型コロナウィルスの感染拡大の影響で昨年、今年と2年連続で中止となった鈴鹿10hは、2022年の国際FIAスポーツカレンダーには登録申請自体がなされておらず、代わって8月26〜28日にスーパーGT第5戦の開催が予定されている。
これらを受け、定例会見の席上で、第5戦鈴鹿についても以前のような1000kmレースとして復活させる構想はあるのか、という質問が出たことから、坂東代表がこれに答える形となった。
それによれば、500マイルについては富士スピードウェイからの要望でJAFに申請が出ており、鈴鹿についても10hに代わるものとしてオーガナイザーは要望しているという。
しかし実現にはチームの意向を考慮する必要があり、またコスト面からも、GT500ではテストを除いて年間2基までとされているエンジンの年間トータルでの走行距離を、そしてGT300ではFIA-GT3を使用するチームのオーバーホールの周期なども検討する必要があるため、レース距離の延長について、現時点では全く決まっていないとのことだ。
また将来のカーボンニュートラルを見据えた取り組みとして、F1やWECなどが導入を予定しているe-Fuelの導入についてもマニファクチャラーと話し合いを進めており、最初はリッターあたりの単価や年間で使用する総量の調達など考慮して輸入から始め、ゆくゆくは国産化を進めたいとの意向であり、早ければ2023年にはテストを始め、2024年には使用に漕ぎ着けたいとしている。
Withコロナを前提とした来年以降のレース開催、そして将来のカーボンニュートラルに向けた新たな取り組み。こうした環境の変化にスーパーGTがどのように対応し、発展を遂げていくのか、これからも注目していきたい。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
予想はしていたが、国井氏、組田氏はFRJの現状についてかなり悲観的な認識を持っていた。その根底には、シリーズ立ち上げ時の構想が崩れ、一向にコンセプトの定まらないことへの不信感があるように感じた。
今シーズンから運営を引き継ぎ、シリーズを軌道に乗せなければならない小林事務局長の重責はいかばかりかと察するが、同時にその手腕には大きな期待を寄せたいと思う。
それは、FRJがこの先、日本のレースカテゴリーとして定着するか否かは、日本のレース界の行方を占う上で非常に重要だと感じているからである。
1996年にスタートしたフォーミュラ・ニッポン以来、日本のトップフォーミュラは長年独自路線を歩んできた。FIAのフォーミュラ再編のなかでSFLもこれを追随することになったが、日本のフォーミュラレースがFIAの構築したヒエラルキーから完全に外れるのか、または留まるのか、今はその分岐点に立っているように思う。
国井氏が指摘したように、アジア圏のレースをリードしている日本のレースは、このままでは徐々に取り残されていく不安を感じる。日本の人口が減少に転じた今、国内だけで未来永劫レースイベントや産業が成り立つとは思えない。
そういう視点では、FIA規格のFRJはアジアと交流できるカテゴリーとして、FIA-F3へのステップアップカテゴリーとして、またアジアのドライバーがSFを目指すときのカテゴリーとして残しておくべきと思う。
一方で、現実を顧みたときに、組田氏の提案は至極真っ当な路線と思える。近年のジェントルマンドライバーの台頭は眼を見張るものがあり、参戦するカテゴリーもスーパーGT、スーパー耐久、SFL、FIA-F4など多岐にわたる。それらのカテゴリーは経済的に恵まれたジェントルマンに支えられている面があることは誰もが認めるところだろう。
そこで、折衷案のようになるが、FRJをこういう形態にしてはどうだろう。
ジェントルマンと若手ドライバーが組んでFRJを走らせるのである。いわば、オーナードライバーが若手を乗せるスーパーGT300クラスのフォーミュラ版のような形である。
ツーリングカーのように1レースを交互に乗るわけにはいかないが、レースウィークの土曜日はジェントルマン、日曜日は若手というように、2人で同じマシンを使用するのだ。
活動資金は主にジェントルマンが負担し、ジェントルマンは自ら走るだけでなく若手のスポンサーとしての顔も持つ。若手は資金のサポートを受ける代わりにコーチとしてドライビングをサポートするのである。
現状でSFLのシートを得られるドライバーは、FIA-F4でメーカー系チームに在籍していた者にほぼ限られる。シートを得られなかったドライバーの、SFLへのステップアップカテゴリーとして、また海外志向のドライバーの受け皿として、参戦する若手が増えることでFRJの存在価値は上がるように思う。
若手のレースはFIA規格のレースとして出場資格などもルールに則り運営し、スーパーライセンスポイントも与えられる。独自にチームポイントがあっても面白いかもしれない。
今回インタビューをするなかで思いついた案だが、FIAの冠は外さずに若手のステップアップカテゴリーとして継続し、同時にジェントルマンが楽しめるレースとしてステータスも確保するのである。もちろんホスピタリティの充実は必須だ。
今回、関係者の話を聞いて筆者が抱いていた危惧は的外れではないことが分かった。いや、想像以上に事態は深刻だった。船出したばかりのFRJだがその改善に与えられた時間は少ない。鉄は熱いうちに打て、である。
この「FRJのこれからを考える」が、多くの関係者やファンがFRJの現状を知り、シリーズのこれからを考えるきっかけになればと思う。そして、早期に関係者による情報共有、話し合いの場が持たれることを切に願っている。
「FRJのこれからを考える」(了)
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
(1)プロローグ |(2)FRJ事務局 小林氏 |(3)SuperLicence 国井氏 |(4)B-MAX 組田氏 |(5)エピローグ
B-MAXレーシングチーム&エンジニアリング代表 組田龍司氏インタビュー
今や日本のレースシーンに欠かせない存在となったB-MAX。日本のトップレースであるスーパーフォーミュラ(SF)、スーパーGTから、スーパーフォーミュラ・ライツ(SFL)、FIA-F4などのミドルフォーミュラまで、そのロゴを見ないレースはないほどだ。
それらの活動を統括し、チームやメンテナンスガレージのオーナー、そしてレーシングドライバーなど多彩な顔を持つのが代表の組田氏だ。現在の国内レース事情を最も広く知り、あらゆる立場から見ることができる人物と言って過言ではないだろう。
フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権(FRJ)にも初年度からチームとして、また自身もドライバーとして参戦している組田氏の目に今のFRJはどのように映っているのだろうか。率直な意見を聞いた。
FRJは中途半端な位置にいる
「シリーズが始まって2年目を迎えましたが、立ち位置としては中途半端なところにいて、今後の発展を考えると非常に難しいと言わざるを得ません」
「FIAのスーパーライセンスポイントを獲得できるという点は、FIA-F3を経てF1を目指すドライバーにとっては魅力だと思います。この点があるので、2年前はSFLとFRJが両方あった方がいいと思っていました。しかし、ホンダがF1からの撤退を表明しF1が遠い存在になりつつあるなかで、そこに価値を見出す人がどれ程いるのかということです」
「国内でのステップアップを考えると、メーカー系チームの参戦しているFIA-F4で成績を残して、SFLに上がるという既定路線ができています。となると(上を目指すドライバーにとって)FRJは必要のないカテゴリーとなってしまいます。今はFIAの冠がつくレースはF4だけでいいんじゃないかという気がしています」
「FRJからSFやSGTのダウンフォースカーに乗れるかというとパフォーマンスに差がありすぎるので正直難しいと思います。現状ではSFLは通過しないと日本でプロドライバーにはなれないと感じています」
「2024年からマシンがリニューアルされるFIA-F4は、ヘイローが付いてオープンデフからLSD付に変わり、車重が重くなってパワーアップすると聞いています。そうなったら、ますますFRJの存在価値がなくなってしまいます」
コストパフォーマンスも良くない
「コスト面もネックになっているように思います。エントリーフィーひとつ取ってみても、FRJは高い割に(年間約250万円)レースウィークの走行時間が少ない。SFLも同額程度ですが走行枠が多いです」
「車両にかかるコストは、パフォーマンスやレース内容を考えると妥当だと感じていますが、上を目指す若いドライバーがこのシリーズに参戦して何を得られるのかと考えると、コストをかけて参戦する価値があるかは疑問です。もしFRJがFIA-F4のコストでできるなら、クルマもいいしFIA-F4より速いですからこっちをやるとは思いますが」
「コスト面はFIAの冠を背負っていることで上がっている面が多分にあると思います。FIAフォーミュラ・リージョナルとしている限りコスト面の改善は難しいんじゃないかと感じています」
重要なのはコンセプトを明確にすること
「FRJはそもそも船出の段階から躓いてしまったように思います。僕はSFLもFRJにも関わっていたので経緯はすべて知っていますが、SFLはコンセプトがブレていない。FIAのフォーミュラ再編から外れていくなかでも、ハイダウンフォース、軽量、そこそこのエンジンパワー、ハイグリップタイヤ……これを崩していません」
「もちろん全日本F3選手権からの歴史的な背景もありますが、FIA-F3が車体が重くどんくさいクルマになっていくなかでも、SFとの繋がりを重視してコンセプトを変えなかったことが良かったと思います。またシリーズを盛り上げるために本山哲選手や山本左近選手を参戦させたり、冠スポンサーを付けたり、総力戦でなんとかしようとする努力が見えます」
「片やFRJは、当初、童夢が抱いていた構想から大きく変わってしまいました。最初はアジアF3を見習ってホスピタリティも充実させるような話でしたが、経営者が変わり、主催者が変わる過程でコンセプトがブレブレになってしまいました。クルマのデリバリーも遅れ、タイヤのコンセプトも変わり、一貫性のなさを今も引きずっていて、それが参加者の不信感に繋がっています」
ジェントルマンレースへの転換を検討すべき
「世界のレースシーンを見ても完全なプロレースは、F1、インディ、DTM、スーパーGT(500クラス)など数えるほどしかありません。アマチュアが混走したり、ジェントルマンが支えていること自体は良い方向だとと思います」
「SFLもマスタークラスがありますが、その構成比率はFRJとは逆になっています。若手の多いSFLはステップアップカテゴリーとしての役割を果たしていると言えます。この現状から考えて、SFLはプロを目指す場として、FRJはジェントルマンのレースとして棲み分け、ジェントルマンやアマチュアが満足するレースフォーマットに切り替えていく方がいいように思います」
「私見ですが、FRJはジェントルマン、アマチュア志向のレースにしないと先はないと思っています。極論になりますが、FIAの冠は取り払って日本独自のカテゴリーとして運営すべきという気がしています。そうすればフォーマットも自由に決めることができ不要なコストもカットできます」
「FIA-F4のインディペンデント(マスター)クラスに10数台出ていますが、あのドライバーたちがFRJに移行して盛り上がれば、タニマチ的に若いドライバーにチャンスを与え、コーチとして雇ってSFLの参戦をサポートしたりするケースも出てくると思います」
お手本はポルシェカレラカップ
「FRJのジェントルマンレース化はポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)と同じ構図です。PCCJは2001年から始まりましたが、ヨーロッパのポルシェカップと比べたらオジサンレース、アマチュアレースです。でも、あれはあれで割り切って成功していると思います。PCCJのフォーミュラ版として見習えばいいと思います」
「今はFRJはまるっきり草レースの雰囲気ですが、ジェントルマンメインのレースとして、PCCJのようにホスピタリティを充実して盛り上げる演出をすることでシリーズを追うドライバーは増えると思います」
「今FIA-F4に出ているジェントルマンは同じ顔ぶれで勝った負けたと言って盛り上がっています。あのコンペティティブさに演出が加わればシリーズの雰囲気も随分変わると思います」
「ただそのためにはFIAの冠を背負ったままでは難しいような気がします。今もFIAの縛りがあって運営側の努力ではどうしようもできない部分があると聞いています」
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(5)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
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Shigeru KITAMICHI
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スーパーライセンス代表 国井正巳氏インタビュー
スーパーライセンスは、早くからアジアのレースに目を向け、ドライバー育成を目的に2011年からフォーミュラ・マスターズ・チャイナに参戦を開始。2018年からは新たにスタートしたアジアF3(リージョナル規格)に戦いの場を移して活動してきた(現在は新型コロナの影響で活動休止中)。
その陣頭指揮をとってきた国井氏は、国内ではARTAのレース活動、特にドライバーの育成プログラムに長く携わってきた。
昨年スタートしたフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権(FRJ)にチームとして参戦したのも、このカテゴリーが掲げる若手育成という部分に魅力を感じてのようだ。
しかし、現在のFRJに対する国井氏の評価はかなり厳しい。それでも歯に衣着せぬ言葉の裏にはこのシリーズをより良いものにしなければという思いが垣間見えた。
日本のレース全体を統括するところがない
「まず言いたいのは、日本のレース界のあり方に問題があると感じています。全体的に統括するところがない。本来はJAF(日本自動車連盟)がその役割を果たすべきかもしれませんがJAFにその力はない。トップにはスーパーGTを統括するGTアソシエイション(GTA)とスーパーフォーミュラを統括する日本レースプロモーション(JRP)がありますが双方の考え方は違います。そこが大きな問題と捉えています」
「国内フォーミュラに限ってもヒエラルキーがはっきりしていません。原因の一つは、みんなが自分の都合、ビジネス面だけ考えてレースカテゴリーを立ち上げてしまうことだと思っています。そこにはユーザーの視点が欠けています」
「その結果、FIA-F4の上に、FRJとスーパー・フォーミュラ・ライツ(SFL)が存在し、この2つはライバル関係のようになってしまっています」
国内レースの方向性を示すことが重要
「世界基準でいくのか日本独自でいくのか、それを決めて指針を示さないとダメだと思います。日本全体のレースをどうするかという指針です。ただ現状ではそれを示す人がいません。JAFでは無理ですから、GTAとJRPが一緒になって日本のレースを考えてほしいと思います。リーダーとなって日本のレースを引っ張っていける人が必要です」
「若手の育成に関しては自動車メーカーがドライバーを抱えるようになってから歪(いびつ)になったように感じています。若いドライバーもメーカーの担当者の顔色を窺うようになっていて、結果を出すというよりも、気に入られたいという考えが優先してしまっているように感じます」
「日本でプロドライバーになるにはメーカーと契約することが必須のように思われていますが、それはメーカーお抱えのドライバーであって本当のプロではないと思っています」
SFLとFRJはどちらかあればいい
「参加者として言うと、僕はアジアF3でリージョナルマシンを走らせていて興味があったからFRJに参戦しましたが、次のステップをどうするかというと非常に難しい。このFRJの曖昧さが台数が集まらない要因だと思います。ステップアップするならFIA-F4からSFLを目指せばいい、となると、FRJは必要のないカテゴリーとなってしまいます。ただSFLも台数は伸び悩んでいるという現状があります」
「SF行くのにSFLを経ないとダメだと言う人がいますが、それは違うと思っています。FRJは今は台数が少ないですが、多くなればレベルも上がりますし、ここからSFにも上がれるはずです。海外ならこのレースからF1に行くドライバーもいます」
「流れさえ作れば若いドライバーは育っていきます。今はそういう場がSFLだからそこを経なければと言われているだけです。SFLとFRJはどちらかでいい。そう思っています」
FRJは立ち上げで躓いた
「FRJを始めるとき、うちはアジアでリージョナルをやっていたから協力しましたが、僕は童夢製マシンでやるのは今はタイミングが悪い、日本でやるならアジア、ヨーロッパでも使われているタトゥースでやった方がいいと主張しました」
「それは、当時アジアのオーガナイザーが、日本、アジア、ヨーロッパでタトゥースを使うならリージョナルの統一戦をマカオでやろうと言っていて、マカオ政府からも良い感触を得ていた、ということもあります」
「まずはタトゥースで始めて、次の世代のときに日本とアジアのシリーズで童夢製のマシンを使えば良いと考えていました。でも童夢は自分のところでクルマを造ろうとしていてそこは譲りませんでした。コンストラクターとしては理解できますが、自分たちの事情を優先して、シリーズを盛り上げるため、ユーザーのためにはどうすれば良いか、という視点が十分ではなかったように思います」
アジアに目を向けないと取り残される
「今は経済情勢が良くないので、皆が目先のことばかり考えてパイを奪い合っていますが、もっとユーザー目線で世の中全体の動きなどを考えないといけないと感じています」
「FRJを始めるときにアジアF3に参戦しているヨーロッパの関係者に声をかけましたが、日本ではやりたくない、日本でやっても何もいいことはないと言われました。金もかかるし商売にもならない、言葉の問題もある、と」
「日本はアジアのレースを下に見る傾向があります。自分たちはレベルの高いことをやっていると思い込んでいますが、向こうからは相手にされていません。アジアのシリーズと同じ目線にならないといけないと思います」
「GTAの坂東代表とスーパーGTのアジア開催を一緒にやったときにもそんな話をしました。坂東代表は理解していると思います。だから、スーパーGTはアジアとの交流を図っていますし、FIA-F4も成功しているのだと思います」
「SFも日本だけでやるんじゃなく、アジアに目を向けていかないといずれマーケットとしても成り立たなくなると思います」
FRJはこのままではなくなる、アジアとの交流を
「FRJはマシンは皆良いと言っていますが、レース自体の魅力がありません。今のままではFRJは終わると思います。来年はマスタークラスだけになって、さらに翌年は5~6台になって……そんな感じがします」
「やはりアジアF3とFRJは連携をとって行くべきだと思います。ただ、タトゥースと童夢のマシンが一緒に走るのは難しいと思いますので、アジアではタトゥースを使って、日本では童夢を使って交流戦をやる方法を模索するしかないかもしれません」
「アジアF3は25台位いて盛り上がっていますから、今は向こうは日本との交流戦はやりたくないかもしれないですけどね」
「レーススケジュールも今年は外的な要因はありましたが変則すぎます。ドライバーのことを考えて5~10月でコンスタントに組んでほしい。10月にはシリーズが終わってくれないと翌年のスポンサー交渉もできません」
「若手育成を目的にするなら、テストにはリミットをかけて、その代わりレース前にテストをしっかり組むという方向にすべきと思います」
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(4)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Shigeru KITAMICHI
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FRJ事務局長 小林泰司氏インタビュー
1980年代後半からオーガナイザーとしてレース運営に携わってきた小林氏は、過去スーパー耐久や全日本F3に携わり、現在もTCRジャパンなどに関わる。今シーズンからフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権(FRJ)の運営を担うことになった。シリーズの明暗を分けるキーパーソンとして、エントラントからの期待も大きい。
事務局長という立場上、慎重に言葉を選んでのインタビューとなったが、柔和な人柄を窺わせる丁寧な受け答えからは、FRJを何とか軌道に乗せたい、発展させたという強い思いが伝わってきた。
シリーズの運営主体が変更になった経緯
「立ち上げ当初、関係者で望ましいオーガナイズの形を検討し、スーパー耐久シリーズ(S耐)に組む形でスタートしました。ところが、S耐は台数も多くピットの使用ができないため、パドックにテントを張って運用するようになりました」
「しかし、テントではセッティングもままならず、S耐のサポートとしての継続は難しいとの声がエントラントからも出てきました。そこでエントラントの環境を優先して運営形態を変えることにして、運営主体をS耐をオーガナイズするSTO(スーパー耐久機構)から、F3などの運営経験のある私の会社(ニューパシフィックスポーツマーケティング株式会社/NPSM)が引き継ぎました」
スケジュールは参加者の環境優先で
「チームによって事情は違いますが、ビッグレースに参戦しているところが多いので、バッティングしないようにカレンダーを組んでいます。参加者からも今の形が良いという声をいただいています」
「今年は残念ながら中止になりましたが、富士大会は世界耐久選手権(WEC)のサポートレースとして組んでいました。年1大会はそういう形にして、あとはスポンサーアピールというより、参加者の環境を優先させてローカルレースに組み込んでいます」
若手は徐々に増えると期待
「このカテゴリーに限らず、コロナ禍のなかドライバーは一生懸命スポンサー活動をしていますが、先行き不透明ななかで企業の業績とスポンサードは連動していないのが現状だと思います」
「FRJの現状を見ると、今は楽しみながら経験を積んでいるジェントルマンの比率が高いですが、次の富士大会あたりから少し求めている形に近づいていくと思います。D'Stationチームが公開オーディションという形で若手育成のプログラムを始めましたが、ああいう動きが少しずつ広がっていくと期待しています」
「また、8月13日にJAFの公示があり、来年から限定Aライセンスで一定条件をクリアすれば参戦できるようになります。制度としても若手にチャンスは広がりつつあると感じています」
(参考)【2022年日本レース選手権規定改正】
FRJの位置づけ、SFLとの棲み分け
(スーパーフォミュラ・ライツ(SFL)が存在する現状でFRJの位置づけが曖昧という意見がある)
「マシンスペックを考えると、国内ではFRJ→SFL→スーパー・フォーミュラ(SF)というステップアップが一番オーソドックスな形だと思います。ただ、スーパーGTをゴールと考えるドライバーにとっては少し違うかもしれません」
「我々としては、FIAが再構築したヒエラルキー(階層)のなかで、FRJから海外に出てF1を目指すようになればと思っていますが、もちろん国内でSFを目指すドライバーがいてもいいと思っています」
「FIAの定めたピラミッドでは、パワーウエイトレシオやコストキャップが決まっていますので、今はFIA-F3(日本ではSFL)の下位カテゴリーとしてやっていくしかないと思っています」
国産エンジンの採用、カーボンニュートラルへの対応
「手を挙げれば誰でも買えるという条件のなかで、国産エンジンはコストが合うかという問題があります。アルファロメオエンジンはメンテナンス性も良く、ライフも長い、大きなトラブルもない。FRJに向いているパワーユニットだと思っています」
「国産エンジンを使うと、メーカー系ドライバーといわれる選手の参戦が難しくなる可能性があります。今後どうなるかはわかりませんが、今はそういう足かせのないアルファロメオエンジンがやり易いように感じています」
「カーボンニュートラルは視野に入れなければいけないと思っています。サスティナビリティ(持続可能性)という面からも、どうやって未来の技術を取り入れていくかは継続を左右しますし、それらを考慮したパワーユニットの可能性は常々考えています。ただ、導入のタイミングは難しいと感じています」
エントリー増加策、今後の見通し
「台数は次の富士が今年のピークになると思います。16台程度が参戦する予定です。来年はそこからスタートして20台程度までいきたいと思っています」
「ジェントルマンがこのレベルのフォーミュラに多く参戦しているのは日本だけだと思います。海外では大体監督やコーチに収まっています。その現状を考えると、ジェントルマンの楽しみは残しつつ、若手はここから巣立っていけるように、シリーズを発展させていきたいと考えています」
「D'Stationのオーディションには140名を超える応募があり、大きな反響がありました。今後は若手の参戦を促すため、ああいう取り組みに事務局としても関わっていけたらと思います」
「私は今年1年目ですが、徐々に分かってきたところもありますので、来年から色々仕掛けたいと思っています。若手とジェントルマンの比率は半々を目指して、組み込んでいくレースも少し大きなものにして環境を整えていきたいと思います」
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(3)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
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Shigeru KITAMICHI
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FIA(国際自動車連盟)によるフォーミュラレース再編のなかで、昨年から新たに始まったフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権(FRJ)。地方選手権として、童夢F111/3+アルファロメオエンジン+ダンロップタイヤというパッケージのマシンで、5サーキットを転戦するシリーズだ。
シーズン初年度となる昨年は、6大会14レースを戦い阪口晴南選手が初代チャンピオンに輝いた。しかし、シリーズ全戦を追うドライバー、特に若手の参加が少なく、やや盛り上がりに欠けた感は否めなかった。
そして、2年目を迎えた今シーズンも残念ながらその傾向は変わっていない。
9月4~5日に開催されたツインリンクもてぎ大会もエントリーは10台。そのうち総合を争う若手は3台のみ。若手育成を主な目的とする同シリーズとしては先行きが不安視される状態だ。
新開発の専用マシン、世界標準の規定価格によるコスト低減、F1に乗るためのスーパーライセンスポイントの付与など、多くのセールスポイントがあるのに盛り上がりに欠けるのはなぜだろうか。シリーズのスタートが新型コロナ感染の拡大と重なるという不運はあったものの、理由はそれだけではなさそうだ。
同シリーズのキーパーソン3人が語る現状や展望から、FRJのこれからを考えてみたい。
ツインリンクもてぎで話を伺ったのは、今年からシリーズを運営することになったFRJ事務局長 小林泰司氏 (画像左)、エントラントとして、アジアのレースにも精通するチーム・スーパーライセンス代表 国井正巳氏 (画像中央)、今や日本のレースシーンには欠かせない存在となったB-MAXレーシングチーム&エンジニアリング代表 組田龍司氏 (画像右)の3人だ。
エントラントの2人からはかなり辛口な意見もあったが、どれもFRJ発展のためには貴重なものであった。
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(2)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
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Shigeru KITAMICHI
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GT500クラス優勝 #12カルソニックIMPUL GT-R
松下信治(TEAM IMPUL)
「ファーストスティントを行かせてもらいました。今までレースペースですごく苦労をしていましたが、今回BSさんがすごくいいタイヤを持ってきてくれて、セットアップも毎回違ってて、左右を行ったり来たりだったんですが、ようやくここでバチっとクルマが決まったので、チームとBSさんに感謝しています」
「3番スタートで、最初のペースが思ったより上がらなくて。後ろには抜かれまいと頑張ってレースをしていましたが、16号車とのバトルの間に17号車に先に行かれてしまいました。そこでめげずにいっぱい無線をもらっていたら、チャンスが巡ってきて2台を抜くことができました。すごくアグレッシブに走れたと思うし、良かったと思います。一貴に繋いでからはすごく長いスティントになってしまいましたが、BSタイヤが素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれたので勝つことができました」
(初優勝の感想は)
「GTで本当に苦戦していて、今回は我々が軽いっていうのもあるんですけど、勝ちは勝ちだし、こうやってスポンサーがついて、これだけ多くのお客さんが見ている前でレースをやるのは僕自身も久々ですから、ここで勝つというのは本当に嬉しいですね。一年めでタイヤの知識もない中で、BSさんが本当に色々教えてくれて、一貴も結構天然なんで、二人で大駅さんを交えて話し合って、なかなかうまくいきませんでしたが、やっと今回勝つことができました」
平峰一貴(TEAM IMPUL)
「ピットアウトしてからタイヤを温めるのに苦戦してしまいましたが、そのあとすぐ17号車が後ろに来ていたので『これはもう絶対押さえなあかんな』と思っていました。ここで抜かれたらインパルの恥だと思って攻めて走った結果、なんとか押さえきれて、最終的にギャップを作ることができたのは良かったと思います」
(結果的に8号車のペナルティでトップに立つことになったが、あれがなくても抜く自信はあったか?)
「ありました。やらなければいけない。それが僕らのチームです」
「自分はいつになったらGT500で優勝できるのかな、と思って何年もいろんなチームの皆さんにお世話になってきました。それでようやくGT500に乗るようになって、ここで勝てたのは、本当に今まで支えてくださった皆さんのお陰です。今すぐに全部は無理ですけど、ここ一週間以内に皆さんにお礼を伝えにいきたいです」
(初優勝の感想を)
「チェッカーを受ける3、4周前から足がむずむずしてきて、『いいから早く終わってよ』なんて思っていました。でも優勝ってこんなに嬉しいんだなって。監督が毎回僕ら以上に悔しそうにしていたので、なんとか監督に優勝をプレゼントしたいと。インパルファンもそうです。こんなに苦戦していてもインパルファンって絶対離れていかないんですよ。それがすごいなと。松下も言ってるように勝ちは勝ちだし、勝てたっていう流れをこれから作っていけると思います。実は僕、GT500でSUGOを走るの初めてなんです。松下もそうですけど、次もまた初めてのサーキットでトップで走り抜きたいなと。冗談です」
GT300クラス優勝 #61SUBARU BRZ R&D SPORT
井口卓人(R&D SPORT)
「ホッとしております。新型のBRZがデビューして、『予選はポール取れるけど、決勝はどうせ....』って思われてて、考えすぎかもしれないんですけど、日曜日の朝起きるのがすごくきつかったです。今回チームとタイヤメーカーさんが頑張って、色々やってきてくれた結果がようやくこのように表れて、チームのみんなととファンの皆さんと一緒に笑顔で今日は終わることができました。新型BRZの強さを見せられたし、ようやくスタートラインに立てたな、という思いが強くあります」
「スタートを何年ぶりかわからないくらい久々にやりましたけど、なんとか前で山内選手にバトンを渡せて、山内選手も素晴らしいペースで、BRZの勝ちパターンで気持ちよく終われたので、今日はとにかく、帰ったらシャンパンを飲みます」「」
山内英輝(R&D SPORT)
「ホッとしています。チームのみんなが本当によくやってくれたお陰で、決勝も強いマシンで走れたので、そこが今回一番良かった点かなと思います」
「スタートして井口選手が『10秒くらいリードを作ってくるかなあ』と言ってたんですけど、その10分の1くらいのリードだったので、そこだけは今後に向けて話をしていかないといけないかなあと思います(笑)」
「代わってからもアウトラップから後ろを引き離していけましたし、セーフティーカーが入っても後ろを引き離せたので、本当に流れも良かったなあと思います。引き続きチャンピオンに向けてこのまま突っ走っていきたいと思います」
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Kazuhisa SUEHIRO
スーパーFJ鈴鹿シリーズ最終第6戦は12日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、予選5位からスタートした冨田自然(とみた・あるが/MYST KKS-Ⅱ/ArugaSupport)が雨の中、前車を次々とパスし初優勝を飾った。2位に入った岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)は、昨年に続きシリーズチャンピオンを決めた。
2月に開幕したスーパーFJ鈴鹿シリーズも5戦を消化し、いよいよこの最終第6戦で大団円を迎える。選手権では、ここまで優勝3回、2位1回、欠場1回の岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)が75ポイントでトップ。2位には2位4回、3位1回の佐藤巧望(MYST.KK-SII.制動屋.佐藤歯科)が3ポイント差の72ポイントで、3位には優勝1回の上野大哲(SACCESS RACING ES)が60ポイントで続いている、
岡本と佐藤巧望は勝てば文句なしにチャンピオン。上野は優勝でかつ岡本と佐藤巧望が下位に沈まないとチャンスはなく、実質、岡本と佐藤巧望のチャンピオン争いで最終戦を迎えた。
決勝は午後2時にフォーメーションラップが始まった。午後からは雨もやみ天候は回復するという予報は外れ、小雨が降り続く中、全車ウエットタイヤを履いてグリッドを離れた。
フロントローに並んだチャンピオンを争う、ポールポジション岡本と、予選2位佐藤巧望のスタートが注目されたが、ここは佐藤巧望が蹴り出しよく、岡本の横をインからすり抜け1コーナーでトップに立つ。岡本も2コーナーで佐藤巧望のインを差すが抜けず、続くS字ではこの2台は並走。逆バンク立ち上がりからダンロップコーナーではアウトから岡本が佐藤巧望に先行し、デグナー手前で岡本がトップに立った。
その後方では、予選4位の上野、予選5位の冨田自然( MYST KKS-Ⅱ/ArugaSupport)、予選7位の佐藤樹(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)、予選9位の高木悠帆(MYST KK-SⅡ)が3、4、5、6位に浮上。予選3位の小松響(Rn-sports・OKABE・KK-SII)は7位に落ちた。
トップに立った岡本は1周目には2位佐藤巧望を1秒0離し、逃げにかかる。1周目から各コーナーで並走するなど接近戦を演じていた上野と冨田の3位争いは、2周目の2コーナーで冨田が前に出て決着。上野は4位に落ちた。
トップ岡本を追いたい2位佐藤巧望だったが、2周目には岡本との差が2秒1と広がる。それどころか、3位冨田が0秒3差で迫ってきた。ヘアピンで佐藤巧望のインを差した冨田はここからスプーンにかけて並走。佐藤巧望もなんとか冨田を抑えるも3周目もS字から逆バンクにかけて並びかけられ、ダンロップのインから冨田が佐藤巧望をパスし、デグナー手前で冨田が2位に浮上した。
3周終了時点で、トップ岡本と2位に浮上した冨田の差は1秒9。冨田は今度は狙いを岡本に定めその差を縮め始める。
明らかにペースの速い冨田は5周目にはその差を1秒5とすると、6周目には0秒9、7周目には0秒5、8周目にはついに岡本の背後に付いた。
8周目のヘアピンでは、満を持して2位冨田がトップ岡本のインに飛び込む。この2台は並走してヘアピンを立ち上がるも、2位に落ちてもチャンピオンの決まる岡本は無理をしない。冨田を前に出し、岡本は2位に落ちた。
トップに立った冨田は、このまま10周を走りきり、自身スーパーFJ初優勝。3位の佐藤巧望との差が大きく開いていたため岡本は安全運転で2位に入り、鈴鹿のシリーズチャンピオンを2年連続で決めた。
優勝してのチャンピオンを狙っていた佐藤巧望は悔しい3位に終わった。
このレース冨田と同様、雨の中、水を得た魚のように快走したのは予選10位の伊藤慎之典(テイクファースト&チャリ走! 10V)。伊藤は2周目に7位に浮上すると、4周目に6位、6周目に5位、8周目には4位までポジションアップ。佐藤巧望の背後1秒0まで迫ったところでゴールを迎えた。
5位には先週、茂木シリーズのチャンピオンを決めた佐藤樹が、6位には小松が入った。
7周目まで4位に付けていた上野は8周目のスプーンでコースアウト、7位でレースを終えた。8位には最後尾から追い上げた三島優輝(Rn-Sports制動屋KKS-2)が入った。
今シーズンのスーパーFJ鈴鹿シリーズはこれで全戦終了したが、12月12日は恒例の特別戦、FJ日本一決定戦がここ鈴鹿で行われる。FJ日本一の称号を巡る争いにも注目したい。
上位入賞ドライバーのコメント
優勝 冨田自然(MYST KKS-Ⅱ/ArugaSupport)
「雨は得意でうまく合わせられる自信はありました。岡本選手は手強いと思ってましたが、思いのほか追いつくタイミングが早くて、様子を見て作戦を考えて刺せました。鈴鹿での優勝も表彰台も初めてです。日本一に向けて雨でも晴れでも、打倒岡本選手でがんばりたいと思います」
2位 岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)
「スタートはミスって良くなくて佐藤選手に前に行かれましたが、後ろを走ると水しぶきで見えなくなり、自分の走りをできないので、絶対1周目に取り返さないといけなくて、S字でいい場所を取れて抜けました。そのあとはペースが良くて逃げ切れると思ったんですが、富田選手のペースがむちゃくちゃ良かったです。抜かれるまではポジションを守ろうとしましたが、横に並ばれたときは、クラッシュしチャンピオンを逃したら意味がないので、セーブして抜かれました。その後もペースを上げずに、絶対スピンだけはしないように走りました。2年連続チャンピオンを取れたのは良かったです」
3位 佐藤巧望(MYST.KK-SII.制動屋.佐藤歯科)
「タイヤのグリップを全然引き出せなくて、セットが大幅にずれてたのかなと思います。良かったのはスタートだけでした。前半区間は抑えたら行けるかなと思いましたが、ニュータイヤの割にグリップがなかったです。アンダー、オーバーでハンドルを切れなかったです。根本的に何かがずれていました。どうしようもなかったです。雨が降らなかったらなあと思います」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
菅生の魔物は今年も牙を剥いた。
2年ぶりの開催となった東北決戦、2021オートバックス スーパーGT第5戦「SUGO GT 300kmレース」の決勝が9月12日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、予選3番手からスタートした#12平峰一貴/松下信治組(カルソニックIMPUL GT-R)が今季初優勝を達成。チームインパルにとっては実に5年ぶりの勝利となった。GT300クラスはポールポジションからスタートした#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)が優勝。ここまで予選では圧倒的な速さを見せながら、決勝ではなかなか結果を残せなかった61号車がついに表彰台の頂点に立った。
(天候:晴れ コース:ドライ)
第5戦決勝は午後1時30分にフォーメーション開始。84周の戦いが始まった。スタート時の気温は28.3℃、路面温度は46℃だ。
レースは隊列が整っていないという競技団の判断で、フォーメーションラップを3周してようやくスタートとなった。これにより周回数は1周減算の83周とされた。
1コーナーにトップで飛び込んだのはポールポジションの#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)。以下予選2番手の#16大湯都史樹(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)、3番手の#12松下信治(カルソニックIMPUL GT-R)、そして4番手の#17ベルトラン・バゲット(Astemo NSX-GT)と続く。トップ2台は3周を終えてもテール・トゥ・ノーズの状態。左右にラインを変えて隙を伺う#16大湯を従えて#8野尻は周回を重ねていった。
そして4周を終えたところでメインポストからは#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)に対しペナルティボードが提示される。23号車は公式予選終了後に今シーズン3基目のエンジンに交換したため、スタート後に5秒ストップのペナルティが課せられることが事前に決まっていたためだ。これに従い#23クインタレッリは5周終わりでピットイン。最後尾からの追い上げに取り掛かった。
トップが6周めに入ると、早くも前方には周回遅れが現れた。コース全長の短いSUGOならではの光景だ。この頃になると次第に#16大湯が遅れ始め、#12松下の接近を許すことになる。
#12松下は7周終わりのホームストレートで#16大湯に並びかけ、2位でコントロールラインを通過するが、1コーナーの飛び込みではインに位置する#16大湯がハードブレーキングを敢行してポジションを奪い返した。
15周めに入ったところで#12松下は再び#16大湯に挑みかかり、2コーナーでアウトから並んでいくが、大湯は3コーナーで先行し、2位の座を守り切る。逆に#12松下はこの3コーナーで#17バゲットにかわされて4位に下がってしまった。
#17バゲットは続いて#16大湯との差を一気に詰め、テール・トゥ・ノーズ状態に持ち込んだ。16周を終えての両者のギャップは0.369秒だ。
この間にトップの#8野尻は2位以下との差を着実に広げ、10周終了時点で7.431秒、17周めいは21.342秒の大量リードを築き上げた。
後方では#16大湯と#17バゲットのドッグファイトが続いており、ここに#12松下、そして#3千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)も追いついてきた。
#17バゲットは19周終わりのホームストレートで#16大湯のスリップストリームを抜け出してアウトから並びかけようとするが、その隙をついて#12松下が1コーナーで#17バゲットのインに飛び込み、3コーナーの手前で3位を奪い返す。さらに21周めのハイポイントでは#16大湯をも攻め落として2位に浮上すると、その後もトップの#8野尻を1周あたり1〜2秒も上回るハイペースで追い上げ、25周終了時点でその差を13.808まで縮めてきた。
ペースの上がらない#16大湯はその後も馬の背で#17バゲットに抜かれて4位に。もう後続を押さえ込む力は残っていない様子だ。23周終わりのホームストレートでは#3千代の先行をも許して5位に後退。背後には#39コバライネンや#37阪口も迫って来た。そしてついに26周めの最終コーナー立ち上がりでアウトに膨らんでしまい、一気に7位に後退してしまった。
そして規定周回の1/3を消化した28周で#16大湯はついにピットイン。笹原にステアリングを託した。同じダンロップタイヤを履く#64伊沢拓也(Modulo NSX-GT)と#17バゲットは29周めにピットインした。
トップの#8野尻は31周終わりでピットへ、残り53周を福住に任せる。38.8秒の作業時間で福住はピットを離れていった。
これにより暫定トップは#12松下。#37阪口晴南(KeePer TOM'S GR Supra)が2位につけ、#3千代が3位で続くことに。
#12松下は33周めにピットイン。12号車は右フロントタイヤの交換に手間取ったが39.4秒でピットアウト。これにより8号車が再び12号車に先行、12号車の背後に17号車がつける展開となった。
まだタイヤが暖まらない12号車に対して#17塚越がホームストレート上でアウトから#12平峰に並びかけるが、平峰はインをガッチリ固めてポジションを譲らない。3コーナーでも平峰は塚越を懸命に押さえ込み、#8福住を追い上げにかかる。
35周終了時点での#8福住と#12平峰の差は12秒だ。
36周めに#24佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)がピットに入り、GT500クラスはこれで全車がピット作業を終了した。これにより8号車が再びトップに浮上するが、41周を終えての#12平峰との差は6.981秒まで縮まった。42周めには6.014秒、43周めは5.695秒と徐々にその差は縮まっていく。このままレースが進行すれば、12号車が8号車に追いつくのは時間の問題と思われた。
ところがこのトップ争いは意外な形で決着する。
競技団から#8ARTA NSX-GTに対してドライブスルーペナルティが課せられたのだ。8号車はピットで左フロントタイヤを交換する際に、外したタイヤをすぐに地面に平置きせずに、いったん車体に立てかけてしまう痛恨のミスを犯していた。。
さらに47周めに入ったところで#19宮田莉朋(WedsSport ADVAN GR Supra)がマシントラブルにより最終コーナーにストップ。車体からは炎が上がったため、48周めにセーフティーカー(SC)が導入されることになり、ピットロードは閉鎖された。
このことがチームの判断ミスを招き、8号車はピットレーンがオープンとなった52周めにピットイン。ドライブスルーペナルティをここで消化しようとしたが、まだコース上にはSCが出ていたため、これは認められなかった。
そのため8号車はレースが再開された54周めに再びドライブスルーを行うことになった上、この際にピット出口の信号を無視したとしてさらに10秒ストップのペナルティを受けてしまい、完全に勝負権を失った。
これで#12平峰はトップに浮上。2位には#17塚越が続く。59周を終えた時点で#12平峰のリードは3.283秒だ。
#17塚越はここから追い上げ、61周を終えてトップとのリードを1.444秒とすると、62周めには1.071秒まで迫るが、63周めに入ったところで今度は#14山下健太(ENEOS X PRIME GR Supra)が1コーナー手前でトラブルによりストップ。これによりフルコースイエローが宣言されたたため、一旦スロットルを緩めざるを得なくなった。
65周めにレースは再開。このリスタートの隙をついて予選10番手スタートから3位まで順位を上げていた#1山本尚貴(STANLEY NSX-GT)が#17塚越を抜いて2位に浮上する。トップの#12平峰との差はこの時点で2.953秒だ。
しかしトップの#12平峰は#1山本の追撃を許さず、徐々に後続を突き放して80周終了時点で7.382秒のリードを築き上げ、最後は#1山本に8.511秒差をつけてチェッカーを受け、平峰一貴/松下信治組(カルソニックIMPUL GT-R)が待望の今季初優勝をとげた。
これは平峰にとってもGT500初優勝。今季からスーパーGTにフル参戦を始めた松下にとってはスーパーGT初優勝だ。
そしてチームインパルにとっては2016年8月の第5戦富士以来。実に5年ぶりの勝利となった。
2位には山本尚貴/牧野任祐組(STANLEY NSX-GT)がつけ、#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(Astemo NSX-GT)は3位でホンダNSX-GTが2台揃って表彰台に上がった。
GT300クラスはポールポジションの#61井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)がスタートからトップを快走。
その後方では予選2番手の#18小林崇志(UPGARAGE NSX GT3)が2位、予選3番手の#60吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)が3位、予選4番手の#55高木真一(ARTA NSX GT3)が4位でオープニングラップを終えたが、2周終わりのホームストレートで高木が吉本を抜いて3位に浮上する。さらに高木は#18小林に接近、21周めの1コーナーで#18小林のインに飛び込んで2位を奪い取る。この時点でトップの#61井口は5.967秒前方を走っていた。
その後はこの順位のままレースは規定周回数の1/3を消化。2位の#55高木は35周め、3位の#18小林は33周めにピットイン。そしてトップの#61井口は37周めにピット作業を行なった。
その後はGT500車両の炎上によるセーフティーカーランがあり、52周めにレースは再開。暫定トップの#52と2位の#65は53周めにようやくピットイン。これで全車が作業を終えた。トップに返り咲いた#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)と#55佐藤蓮(ARTA NSX GT3)の差は僅かに1秒。54周めの1コーナーでは両者が接触するハプニングがあり、#55NSXのパーツの一部が脱落したが、走行には大きな支障はなさそうだ。
しかしここから#61山内は次第にリードを広げていき、63周を終えた時点で10.182秒のリードを築き上げた。その後も山内は順調に周回を重ね、最後は佐藤に11.442秒差をつけてフィニッシュ。開幕5戦めでついに#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)が勝利をものにした。
2位は#55高木真一/佐藤蓮組(ARTA NSX GT3)。3位には#56藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組(リアライズ 日産自動車大学校GT-R)が入った。
次戦の舞台は九州のオートポリス。10月24日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2021/09/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2021 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos No Driver Car Maker Model Team Tire Wh Lap Time Behind Gap
1 12 平峰 一貴 松下 信治 カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 TEAM IMPUL BS 16 83 1:56'41.101 - -
2 1 山本 尚貴 牧野 任祐 STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU BS 80 83 1:56'49.612 8.511 8.511
3 17 塚越 広大 ベルトラン・バゲット Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING BS 60 83 1:56'52.246 11.145 2.634
4 36 関口 雄飛 坪井 翔 au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S BS 64 83 1:56'53.538 12.437 1.292
5 39 ヘイッキ・コバライネン 中山 雄一 DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD BS 28 83 1:56'53.697 12.596 0.159
6 24 高星 明誠 佐々木 大樹 リアライズコーポレーションADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 KONDO RACING YH 22 83 1:57'05.727 24.626 12.030
7 *23 松田 次生 ロニー・クインタレッリ MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 NISMO MI 44 83 1:57'09.633 28.532 3.906
8 64 伊沢 拓也 大津 弘樹 Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing DL 4 83 1:57'11.923 30.822 2.290
9 16 笹原 右京 大湯 都史樹 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT Honda NSX-GT TEAM Red Bull MUGEN DL 20 83 1:57'24.022 42.921 12.099
10 *8 野尻 智紀 福住 仁嶺 ARTA NSX-GT Honda NSX-GT ARTA BS 26 81 1:57'08.057 2Laps 2Laps
11 37 平川 亮 阪口 晴南 KeePer TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer TOM'S BS 56 75 1:47'15.794 8Laps 6Laps
12 14 大嶋 和也 山下 健太 ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE BS 70 62 1:28'43.038 21Laps 13Laps
---- 以上規定周回数(70% - 58Laps)完走 ----
- 38 立川 祐路 石浦 宏明 ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO BS 22 57 1:22'26.111 26Laps 5Laps
- 19 国本 雄資 宮田 莉朋 WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH YH 40 45 59'31.754 38Laps 12Laps
- 3 平手 晃平 千代 勝正 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 NDDP RACING with B-MAX MI 56 37 49'04.620 46Laps 8Laps
Fastest Lap(GT500): CarNo.8 野尻智紀(ARTA NSX-GT) 1'13.676 (4/31) 175.246km/h
CarNo.23は、SpR.第22条4.1)(エンジン交換)により、ペナルティーストップ5秒を科した。
CarNo.8は、SpR.27-1.2)(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo.8は、H項2.10.14(SC中のピット出口信号無視)により、ペナルティーストップ10秒を科した。
■GT300クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2021/09/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2021 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos No Driver Car Maker Model Team Tire Wh Lap Time Behind Gap
1 61 井口 卓人 山内 英輝 SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT DL 54 78 1:56'55.821 - -
2 55 高木 真一 佐藤 蓮 ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 ARTA BS 45 78 1:57'07.263 11.442 11.442
3 56 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ リアライズ 日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING YH 81 78 1:57'09.454 13.633 2.191
4 87 松浦 孝亮 坂口 夏月 グランシードランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC YH 78 1:57'28.381 32.560 18.927
5 60 吉本 大樹 河野 駿佑 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa DL 69 78 1:57'37.793 41.972 9.412
6 34 道上 龍 密山 祥吾 Yogibo NSX GT3 Honda NSX GT3 Yogibo Drago CORSE YH 78 1:57'48.193 52.372 10.400
7 88 小暮 卓史 元嶋 佑弥 JLOCランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC YH 66 78 1:57'48.286 52.465 0.093
8 96 新田 守男 小高 一斗 K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing DL 15 78 1:58'02.546 1'06.725 14.260
9 244 三宅 淳詞 堤 優威 たかのこの湯GR Supra GT TOYOTA LEXUS RC F GT3 Max Racing YH 100 78 1:58'02.751 1'06.930 0.205
10 11 平中 克幸 安田 裕信 GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER DL 75 78 1:58'03.154 1'07.333 0.403
11 7 荒 聖治 山口 智英 Studie PLUS BMW BMW M6 GT3 BMW Team Studie × CSL YH 78 1:58'05.526 1'09.705 2.372
12 18 小林 崇志 名取 鉄平 UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE YH 9 77 1:57'06.392 1Lap 1Lap
13 31 嵯峨 宏紀 中山 友貴 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr BS 77 1:57'07.014 1Lap 0.622
14 65 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING BS 75 77 1:57'07.624 1Lap 0.610
15 9 木村 武史 ケイ・コッツォリーノ PACIFIC NAC CARGUY Ferrari Ferrari 488 GT3 PACIFIC CARGUY Racing YH 36 77 1:57'35.663 1Lap 28.039
16 2 加藤 寛規 阪口 良平 muta Racing Lotus MC LOTUS EVORA MC muta Racing INGING BS 69 77 1:57'43.047 1Lap 7.384
17 35 ショーン・ウォーキンショー ジュリアーノ・アレジ arto RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 arto Ping An Team Thailand YH 77 1:57'47.595 1Lap 4.548
18 *6 本山 哲 片山 義章 Team LeMans Audi R8 LMS Audi R8 LMS Team LeMans w/MOTOYAMA Racing YH 77 1:58'04.414 1Lap 16.819
19 25 松井 孝允 佐藤 公哉 HOPPY Porsche Porsche 911 GT3 R HOPPY team TSUCHIYA YH 27 77 1:58'04.917 1Lap 0.503
20 30 永井 宏明 織戸 学 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr YH 24 77 1:58'05.907 1Lap 0.990
21 *52 吉田 広樹 川合 孝汰 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave BS 66 77 1:59'11.059 1Lap 1'05.152
22 5 平木 湧也 平木 玲次 マッハ車検GTNET MC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH YH 18 76 1:56'43.694 2Laps 1Lap
23 4 谷口 信輝 片岡 龍也 グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO YH 60 76 1:56'45.305 2Laps 1.611
24 50 加納 政樹 柳田 真孝 ARNAGE AMG GT3 Mercedes AMG GT3 Arnage Racing YH 76 1:56'54.462 2Laps 9.157
25 21 川端 伸太朗 篠原 拓朗 Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS Audi Team Hitotsuyama YH 76 1:57'35.865 2Laps 41.403
26 10 星野 一樹 石川 京侍 GAINER TANAX with IMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER DL 21 75 1:56'48.154 3Laps 1Lap
27 48 田中 勝輝 飯田 太陽 植毛ケーズフロンティアGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing YH 74 1:56'47.161 4Laps 1Lap
---- 以上規定周回数(70% - 54Laps)完走 ----
- *360 青木 孝行 内田 優大 RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS YH - 失格 - -
Fastest Lap(GT300): CarNo.4 谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG) 1'20.071 (36/51) 161.249km/h
CarNo.55(佐藤蓮)は、白黒旗を提示した。
CarNo.6は、SpR.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo.360は、SpR.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
CarNo.360は、SpR.13-7(ペナルティーボード無視)により、失格とした。
CarNo.52は、SpR.付則3.8(停止指示の無視)により、競技結果に30秒を加算した。
鈴鹿クラブマンレース第5戦 -RIJ- (2021/09/12) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Driver Car Maker Model Lap Time Behind Gap
1 19 冨田 自然 MYST KKS-Ⅱ/ArugaSupport MYST KK-S2 10 25'18.302 - -
2 8 岡本 大地 FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 10 25'24.574 6.272 6.272
3 56 佐藤 巧望 MYST.KK-SII.制動屋.佐藤歯科 MYST KK-S2 10 25'29.375 11.073 4.801
4 33 伊藤 慎之典 テイクファースト&チャリ走! 10V TOKYO R&D RD10V 10 25'30.455 12.153 1.080
5 81 佐藤 樹 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 10 25'34.383 16.081 3.928
6 15 小松 響 Rn-sports・OKABE・KK-SII MYST KK-S2 10 25'35.587 17.285 1.204
7 38 上野 大哲 SACCESS RACING ES MYST KK-S2 10 25'36.018 17.716 0.431
8 11 三島 優輝 Rn-Sports制動屋KKS-2 MYST KK-S2 10 25'37.020 18.718 1.002
9 37 池内 比悠 アルビMAKE WINNER GIA ED TOKYO R&D RD10V 10 25'46.027 27.725 9.007
10 69 鶴岡 秀麿 MYST・ゼンカイレーシング・KKS-2 MYST KK-S2 10 25'46.578 28.276 0.551
11 39 居附 明利 SACCESS Racing MYST KK-S2 10 25'50.664 32.362 4.086
12 7 髙口 大将 FTK・レヴレーシング MYST KK-S2 10 25'52.998 34.696 2.334
13 61 高木 悠帆 MYST KK-SⅡ MYST KK-S2 10 25'55.417 37.115 2.419
14 53 鈴木 七瀬 TQS・A-ONE KKS-II MYST KK-S2 10 26'04.167 45.865 8.750
15 51 岸本 尚将 Tamayura Athle ABBEY KKSII MYST KK-S2 10 26'07.766 49.464 3.599
16 55 板倉 慎哉 AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII TOKYO R&D RD10V 10 26'12.462 54.160 4.696
17 9 上吹越 哲也 FTK・レヴレーシング MYST KK-S2 10 26'17.994 59.692 5.532
18 54 山田 健 nutecレプリRD10V TOKYO R&D RD10V 10 26'23.067 1'04.765 5.073
19 59 松田 大輝 K-TACK MYST KK-SII MYST KK-S2 10 26'23.440 1'05.138 0.373
20 24 碓井 ツヨシ C.O.B-KART MYST KK-S2 10 26'25.292 1'06.990 1.852
21 26 東 慎之介 セルモグループ/ORM戸田ED MYST KK-S2 10 26'26.472 1'08.170 1.180
22 86 木村 龍祐 制動屋CF亜衣KK-S2 MYST KK-S2 10 26'39.948 1'21.646 13.476
23 10 小合 将司 LOVCA teamNoel F.Tworks MYST KK-S2 10 27'27.689 2'09.387 47.741
24 5 高橋 浩史 BBK☆レヴレーシング MYST KK-S2 10 27'40.799 2'22.497 13.110
---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ----
- 87 森山 冬星 DIXCEL☆ROYAL/MYST MYST KK-S2 3 8'20.359 7Laps 7Laps
- 6 谷川 文啓 LOVCA F.T works MYST KK-S2 1 2'58.076 9Laps 2Laps
Fastest Lap: CarNo.19 冨田自然(MYST KKS-Ⅱ/ArugaSupport) 2'30.856 (9/10) 138.577km/h
2021オートバックス スーパーGT第5戦「SUGO GT 300kmレース」の決勝前ウォームアップ走行はGT500クラスが#38立川祐路/石浦宏明組(ZENT CERUMO GR Supra)が1'14.246でトップタイム。GT300クラスは1'20.273を記録した#7荒聖治/山口智英組(Studie PLUS BMW)がトップだった。
ウォームアップ走行は12時20分間で行われ、大きなトラブルやアクシデントもなく終了した。天候は爽やかな秋晴れ。気温は27℃と今週末で一番の暑さだ。気温、路面温度ともに公式予選日とは大きく異なっており、タイヤへの影響が気になるところだ。
GT500クラスは#38ZENT CERUMO GR Supraが6周めにベストタイムを記録、その後も快調に12周を消化した。2番手には#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(Astemo NSX-GT)が1'14.451で続き、ポールポジションの#8野尻智紀/福住仁嶺組(ARTA NSX-GT)が1'14.495で3番手につける。
なお#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)は予選終了後にエンジン交換を行い、これが今シーズン3基目に当たることから、決勝スタート後に5秒ストップのペナルティが課せられることが午前10時15分発行の公式通知で宣言されている。
GT300クラスは#7Studie PLUS BMWが3周めにベストタイムを記録してトップ。2番手には#9木村武史/ケイ・コッツォリーノ組(PACIFIC NAC CARGUY Ferrari)が1'20.580で続き、#55高木真一/佐藤蓮組(ARTA NSX GT3)が1'20.721で3番手。
ポールシッターの#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)は1'21.625を11周めに記録して20番手で走行を終えている。
公式練習でクラッシュしたことにより、予選を走れなかった#6本山哲/片山義章組(Team LeMans Audi R8 LMS)は今朝の3時までメカニックが懸命の修復作業を行い、このウォームアップ走行で1'21.491を記録して16番手。同様に予選不出走の#50加納政樹/柳田真孝組(ARNAGE AMG GT3)もこの走行で1'22.268の25番手につけ、それぞれ出走嘆願により27番グリッドと28番グリッドから決勝を戦うことになった。
第5戦決勝はこのあと午後1時30分より84周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
第10戦優勝 #80伊東黎明(OTG MOTOR SPORTS)
「ここまで2位と3位で表彰台に上がっていて、周りからも『3、2、1 だから次は1だろ?』なんて言われていたので、それを遂行できて本当に嬉しいです」
(木村選手のジャンプスタートは把握していた?)
「気付いていませんでした。ひたすら前を追うことだけを考えていたので、気付けていませんでした。でも自分がすぐ後ろのポジションにいたからこそ、この結果が得られたと思うので、それは良かったなと。今年は一発の速さがあってもロングランで順位を落とす場面が多かったんですが、今回はタイヤのロットが変わったこともあり、そこにうまく自分の走りとマシンのセッティングを合わせ込むことができたのかなと思います。次のもてぎ大会に向けても、きちんとテストをしたいです。前回のもてぎ大会は予選でポールを取ったあとは右肩下がりのレースになったので、そこを修正したい。シリーズポイントでもまだ狙える位置にいると思うので引き続き頑張りたいです」
(後半は野中選手が迫ってきたが)
「野中選手が速いのは把握していましたが、自分もまだプッシュしていました。あと何周かあれば危なかったかもしれませんが、昨日の経験で近づいても抜ける間合いまではいけないと分かったので、落ち着いてペース配分できたと思います。」
(チームとしては3年ぶりの優勝だが?)
「菅波選手に続いて優勝できたのはすごく嬉しいです。菅波選手も2年めで優勝されているので、僕も2年めで絶対優勝しないといけないと思っていました。残り2大会で2勝3勝と重ねられるように頑張ります」
(次のもてぎ大会に向けての抱負を)
「今大会で非常にいい感触を得られたので、その流れを崩さないように頑張っていきたいです」
第10戦決勝2位 #35野中誠太(TGR-DC RSトムススピリットF4)
「今週末はペースが良くなくて、予選から昨日の決勝でも全然いい方向にいきませんでした。ただその中でも得られるものはたくさんあり、色々試した中で今日のレースで形になりました。ペースも良かったですし、ラッキーな部分もありましたが、内容の部分ですごく価値のあるレースでした。この調子の上がった部分を残り2大会でしっかりと形にして、前半戦のペースを取り戻せればと思います」
(タイヤのロットが変わったこと、2年ぶりのSUGOということで、持ち込みのセットで苦労した部分があったのか?)
「その影響は大きかったかもしれません。スーパーフォーミュラ・ライツからの乗り換えで感覚の違いで苦戦した部分も多少あったと思います。次の大会まで2ヶ月ありますし、テストも行うと思うので、そこで今一度修正したいし、もてぎは3連勝もしているので、しっかりこの勢いを繋げていきたいです」
(レース3に向けてうまく修正できた?)
「そうですね。昨日のレースは6番手スタートで可能性は低かったので、そこで色々試していきながら、今日のレースを組み立てていました」
(今週末のタイヤの使い方は?)
「今日のレースで昨日予選で使ったタイヤを履きました。第1レースを終わった時点で4番手スタートということがわかっていたので、一番いい状態のものを使うようにしました。それが思い通りにいきました。苦しい時こそ学べることは多いので、いい週末だったなと思います」
(もてぎ大会に向けての抱負を)
「前回のもてぎ大会では3連勝していて、スーパーフォーミュラ・ライツでもいい結果を残すことができているので、今年の中で一番自信のあるサーキットです。テストもしっかりできますので、確実に優勝を狙っていって、チャンピオンにつなげたいと思います。今年がFIA-F4は最後の年ですので、プレッシャーもありますし、今までとは違ったシーズンになっていますが、この状況を楽しむぐらいの気持ちで準備したいです」
第10戦決勝3位 #5小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
「今回は3番手スタートということで、チャンスのある位置でしたので、スタートにすごく集中したんですが、前の二人もすごくいいスタートを切ったので差せませんでした。またレース再開の時に、フロントが殆ど機能してくれませんでした。それで最終コーナーでずっとアクセルを抜かないといけない状態で、それで野中選手に抜かれてしまったんです。何とか押さえようと思いましたが、押さえきれませんでした。タイヤの温め方に問題があったのか、まだ原因はわかっていないんですけども。タイヤの消耗ではないと思います。もしかしたら縁石に乗り上げた影響でマシンバランスが変わったのかもしれません」
「GTが走って路面にラバーが載ったり、今日みたいに気温が上がったりすると、グリップの限界値の範囲がすごく狭いタイヤなので、そこに合わせていくのが難しいです。もちろんドライバーの問題もクルマの問題もあります。そうした中で安定した成績を残しておくのが大事なのですが、今週末は3レースとも表彰台に上がれているので、自分としては悪くなかったかなと思います」
(もてぎ大会への抱負を)
「もてぎと富士は今シーズン1回ずつレースしてるコースですが、季節も違いますし、バランスも変わってくると思います。そこにどう合わせていけるかがポイントですね。後半戦の初戦となるSUGO大会がいい流れで来れているので、この流れを引き継いで後半戦も頑張りたいです。どちらのコースにも苦手意識はありませんし」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
2021年FIA-F4選手権第10戦の決勝が9月11日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、予選2番手からスタートした#80伊東黎明(OTG DL F4CHALLENGE)が参戦2年めで待望の初優勝を達成。これはチームにとっても3年ぶりの勝利となった。
(天候:晴れ コース:ドライ)
第10戦決勝は午前9時より17周で行われた。第9戦の結果、ポールポジションの#6木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング)は#35野中誠太(TGR-DC RSトムススピリットF4)とポイントで並び、このレースの結果次第で単独のポイントリーダーとなる可能性が高い。
スタートでトップに立ったのはポールの木村。2位に伊東、3位に#5小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング)が続き、野中は4位とここまではグリッド順。後方では#36荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が#62松澤亮佑(HELM MOTORSPORTS F110)に1-2コーナーで並びかけられたが、なんとか押さえ込んで5位をキープした。
2周目に入ると予選7番手の#40元嶋成弥(SACCESS RACING)が松澤をかわして6位に上がってきた。
3周目の1コーナーで予選11番手の#7太田格之進(HFDP/SRS/コチラレーシング)が#37奥住慈英(TGR-DC RSフィールドF4)を抜いて8位に浮上する。
しかし2周めのS字の立ち上がりでインディペンデントカップの#33慶原克律(ATEAM Buzz Racing F110)がスピンして止まったため、4周目から7セーフティーカー(SC)が導入された。
車両回収ののち、7周めにSCはピットイン。レースは8周めから再開された。
上位陣がそのままの順位で1コーナーに飛び込みペースを上げていく一方で、太田は馬の背コーナーで松澤をアウトから抜いて7位に浮上した。
4位を走行していた野中も9周めの3コーナーで小出を攻略し、3位に浮上してきた。
ところがここでトップの木村にドライブスルーペナルティの裁定が下る。ジャンプスタートとの判定だ。
メインポストからの指示に従い、11周終わりで木村はピットイン。これで2位の伊東がトップに繰り上がり、野中も2位となった。
野中はファステストラップを更新しながら激しく伊東を追い上げるが、リスタート時点で1.9秒あった差を詰めることは容易ではなく、伊東が参戦2年めで待ちに待った初優勝を達成。OTG MOTOR SPORTSにとっては2018年オートポリスでの菅波冬悟以来、実に3年ぶりの勝利となった。
伊東まであと1.025秒及ばなかった野中だが、木村が26位ノーポイントに終わったことでシリーズポイントでは再び単独首位に躍り出た。
3位は小出。今週末の3レースを優勝、3位、3位で終え、伊藤とともに全戦で表彰台を獲得する好結果を残して初めてのSUGOを終えた。
インディペンデントカップは予選2番手スタートの#43DRAGON(ZAP SPEED F110)が#63鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)を攻略し、今季2勝めを挙げている。
次戦の舞台は今季2度めのツインリンクもてぎ。11月5-6日開催だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI/address>
ポルシェカレラカップジャパン第10戦は12日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、予選2位からスタートした近藤翼(NIHON KIZAI PORSCHE)が優勝した。プロアマクラスは内山清志(NIHON KIZAI PORSCHE)が、アマクラスはMasa TAGA(GIRODISC・CREF Motorsport CUP)が優勝した。
決勝は午前10時15分にフォーメーションラップが始まった。早朝から降り続いた雨は小降りになり、空も明るくなってきたが、路面はウエット。全車ウエットタイヤを履いてグリッドを離れた。
好スタートを切ったのは予選2位の近藤翼(NIHON KIZAI PORSCHE)で、ポールポジションの上村優太(Porsche Center Okazaki)の横をすり抜けトップで1コーナーへ向かう。その後方ではスタートで出遅れた予選3位の小河諒(SHOWA AUTO with BINGO RACING)に予選4位の大草りき(Porsche Japan Junior Programme)がインから並びかけるがこの2台は接触。大草はスピンをし、小河はアウトに逃げともに順位を大きく落とした。
トップに立った近藤は1周目には2位上村を2秒1離し逃げにかかる。3位にはプロアマクラスの内山清志(NIHON KIZAI PORSCHE)が上がり、4位には早くも後方から小河が上がってきた。
4位小河は2周目には3位内山をバックストレッチでかわし、予選順位の3位まで順位を戻してきた。
小河は2周目に2位上村と3秒6あった差をときには1秒以上速いラップで詰め始める。3周目にはその差を2秒9、4周目には1秒7、そして5周目には0秒7まで詰め、6周目からはテールトゥノーズとなった。
この間、トップを走る近藤は2位以下を5秒以上離し独走態勢を築きゆうゆうと一人旅。このままトップでゴールした。
上村と小河の2位争いは終盤までもつれた。決め手がなく上村を抜きあぐねていた小河だったが、9周目のシケインでは小河のプレッシャーに耐えかねたか、上村がオーバーラン。ショートカットしてコースに戻ったため、最終ラップでは小河を前に出して、2位小河、3位上村でフィニッシュ。後方から追い上げた大草が4位に続いた。
プロアマクラスは内山が独走優勝。2位には最終ラップに浜崎大(GR-Racing VENTILER)をかわしたIKARI(BJR PORSCHE)が入り、浜崎は3位に続いた。
アマクラスはMasa TAGA(GIRODISC・CREF Motorsport CUP)が優勝、2位に滝澤智幸(Fach Auto Tech GT3 Cup)が、3位にKuma(SHIROKUMA RACING with CREF)が入った。
優勝した近藤チャンピオンシップポイントを188と伸ばし、2位の小河に4ポイント差をつけ、3回目のチャンピオンに向け大きく前進した。
最終第11戦は10月10日行われるF1鈴鹿ラウンドのサポートレースに組み込まれていたが、これが中止になったため、同月31日に行われるJAFグランプリのサポートレースに変更された。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2021/09/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2021 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 80 伊東 黎明 OTG DL F4CHALLENGE OTG MOTOR SPORTS 17 29'25.017 - -
2 35 野中 誠太 TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School 17 29'26.042 1.025 1.025
3 5 小出 峻 HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト 17 29'29.787 4.770 3.745
4 36 荒川 鱗 TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School 17 29'30.694 5.677 0.907
5 40 元嶋 成弥 SACCESS RACING SACCESS RACING 17 29'31.251 6.234 0.557
6 7 太田 格之進 HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト 17 29'31.539 6.522 0.288
7 97 岩澤 優吾 BJ Racingスカラシップ Bionic Jack Racing 17 29'32.717 7.700 1.178
8 62 松澤 亮佑 HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS 17 29'32.948 7.931 0.231
9 16 大滝 拓也 Media Do影山Giddy UP Media Do Kageyama Racing 17 29'34.916 9.899 1.968
10 38 清水 英志郎 TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School 17 29'35.230 10.213 0.314
11 77 小川 颯太 WARMTECH Skill Speed SKILL SPEED 17 29'36.086 11.069 0.856
12 37 奥住 慈英 TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School 17 29'36.500 11.483 0.414
13 13 藤原 大輝 ACE LINES MDFactory KRac Motorsorts 17 29'36.923 11.906 0.423
14 31 鶴田 哲平 ATEAM Buzz Racing F110 ATEAM Buzz Racing 17 29'38.098 13.081 1.175
15 39 宮下 源都 SACCESS RACING SACCESS RACING 17 29'39.206 14.189 1.108
16 98 岡本 大輝 BJ Racing Bionic Jack Racing 17 29'39.407 14.390 0.201
17 73 塙 瞬佑 カローラ新茨城C.S.I Racing CSIレーシング 17 29'40.070 15.053 0.663
18 43 IC 1 DRAGON ZAP SPEED F110 ZAP SPEED 17 29'44.164 19.147 4.094
19 63 IC 2 鳥羽 豊 HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS 17 29'44.951 19.934 0.787
20 11 IC 3 ヒロボン Rn-sports Andare Rn-sports 17 29'47.988 22.971 3.037
21 32 マックス・サロ ATEAM Buzz Racing F110 ATEAM Buzz Racing 17 29'49.462 24.445 1.474
22 96 IC 4 齋藤 真紀雄 CSマーケティングアキランド AKILAND RACING 17 29'52.946 27.929 3.484
23 2 IC 5 仲尾 恵史 TCS Racing Team TCS RACING TEAM 17 29'53.452 28.435 0.506
24 20 新原 光太郎 TOM'S FORMULA COLLEGE RSS 17 29'53.784 28.767 0.332
25 3 IC 6 佐藤 セルゲイビッチ 結婚の学校フィールドモータースポーツ フィールドモータースポーツ 17 29'54.549 29.532 0.765
26 *6 木村 偉織 HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト 17 29'56.638 31.621 2.089
27 86 IC 7 大阪 八郎 Dr.Dry F110 ZAP SPEED 17 30'03.454 38.437 6.816
28 99 IC 8 近藤 善嗣 アンドIoTくじらRn-sports Rn-sports 17 30'04.965 39.948 1.511
29 71 IC 9 大山 正芳 ダイワN通商アキランド AKILAND RACING 17 30'08.551 43.534 3.586
30 44 IC 10 SYUJI JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 17 30'13.835 48.818 5.284
31 23 IC 11 YUGO S2R Racing N-SPEED 17 30'23.075 58.058 9.240
---- 以上規定周回数(90% - 15Laps)完走 ----
- 33 IC - 慶原 克律 ATEAM Buzz Racing F110 ATEAM Buzz Racing 1 1'50.172 16Laps 16Laps
- 15 吉村 渉 Media Do影山BEAR Media Do Kageyama Racing 1 2'01.906 16Laps 11.734
Fastest Lap: CarNo.35 野中誠太(TGR-DC RSトムススピリットF4) 1'24.931 (15/17) 152.022km/h
CarNo.6は、2021 FIA-F4 SpR.第30条14.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
鈴鹿クラブマンレース第5戦 -RIJ- (2021/09/12) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 Porsche Carrera Cup Japan Round 10 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos No Cls Cls Pos Driver Car Team Lap Time Behind Gap
1 24 Pro 1 近藤 翼 NIHON KIZAI PORSCHE NK Racing 10 24'11.273 - -
2 60 Pro 2 小河 諒 SHOWA AUTO with BINGO RACING BINGO RACING 10 24'17.540 6.267 6.267
3 *31 Pro 3 上村 優太 Porsche Center Okazaki PORSCHE CENTER OKAZAKI 10 24'17.782 6.509 0.242
4 91 Pro 4 大草 りき Porsche Japan Junior Programme PORSCHE JAPAN 10 24'40.323 29.050 22.541
5 25 Pro-Am 1 内山 清志 NIHON KIZAI PORSCHE NK Racing 10 24'47.034 35.761 6.711
6 98 Pro-Am 2 IKARI BJR PORSCHE Max Racing 10 24'48.073 36.800 1.039
7 77 Pro-Am 3 浜崎 大 GR-Racing VENTILER GR-Racing 10 24'48.641 37.368 0.568
8 84 Am 1 Masa TAGA GIRODISC・CREF Motorsport CUP Cref Motor Sport 10 24'58.565 47.292 9.924
9 23 Am 2 滝澤 智幸 Fach Auto Tech GT3 Cup 911 Service 10 25'21.843 1'10.570 23.278
10 62 Am 3 Kuma SHIROKUMA RACING with CREF Cref Motor Sport 10 25'22.431 1'11.158 0.588
---- 以上規定周回数(75% - 8Laps)完走 ----
Fastest Lap: CarNo.24 近藤翼(NIHON KIZAI PORSCHE) 2'23.312 (2/10) 145.872km/h
CarNo.31は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第58条4)(ドライバーの遵守事項)違反により、訓戒とした。
第9戦優勝 #6木村偉織(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
「SUGOは1周が短くてすごくチャレンジングなサーキットなので、攻め甲斐があり、楽しいコースで好きです」
(内容的にはすごくいいレースだったが)
「レース1の課題として、後半ミスもあったりしてタイヤを使い過ぎていたので、それを反省し、最後までタイヤをもたせ切ることを心がけました。『このコーナーだけはミスをしない』というポイントを押さえて、あとはタイヤマネジメントに徹しました。鈴鹿大会では課題だったセーフティーカー後のリスタートも今回はうまくいきました。そういう意味では自分の成長を確かめられるレースでした」
(ポイントランキングでも首位との差が大きく詰まったが)
「それも意識はしていましたが、野中さんの順位は僕にはどうすることもできないので、自分のポテンシャルを最大限出し切れるように、ということにフォーカスしています」
(伊東選手が迫ってきていたが、プレッシャーは感じていた?)
「プレッシャーはすごく感じていました。ワンミスで抜かれる状態だったので、常にミスをしないように。でも攻めなきゃ追い付かれるので、そこの部分のマネジメントがプレッシャーになりました」
(明日もポールポジションからのスタートだが)
「勝利は挙げていますけど、連勝というのがないので、明日も勝って2連勝するのが目標です」
第9戦決勝2位 #80伊東黎明(OTG MOTOR SPORTS)
「レース1をYoutubeで見直したらシグナルがブラックアウトしてからの反応が遅かったことが分かったので、今回のレースはブラックアウトに集中しました。そこでの反応が良かったのでスタートはうまく切れましたが、他の選手も良かったので1コーナーで仕掛けきれませんでした。そのあとも一切ミスができない展開になり、トップの選手もミスをしないし、SC明けのリスタートではSPコーナーで木村選手がミスったんですけど、自分も同じようにミスしてしまってチャンスを潰してしまいました。その後も追いかけて行ったんですけど、ちょっとずつ離されてしまいました。明日も2番手スタートだと思いますけど、いいスタートを決めて1コーナーでしっかりホールショットを決めないと同じことが起きると思います。スタートに集中してレースに挑みたいです」
(コンマ5秒差で周回を重ねていたが)
「1レースめと同じでお互いに速いポイントが違うので、詰まったり離されたりしましたが、詰まってもダウンフォースが抜けたり、コース路面の影響を受けたりで、難しいレースでした」
(明日の目標は?)
「3位、2位ときたので、次は優勝しかないと思っています。表彰台の真ん中以外要らないですし、取らないといけないと思います。OTGとしても菅波選手以来の優勝を目指して集中して戦いたいですね」
第9戦決勝3位 #5小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
「このコースは本当に抜きにくいということに尽きます。スタートをしっかり決めていこうと思って、まあ90点くらいのスタートができました。スタートで前のマシンを抜いて3番手に上がったんですけど、そこからのペースがあまり良くなかった。後ろの松澤選手のペースが速かったので、そこを意識せざるを得ませんでした。自分としては前を追うレースがしたかったんですが」
(リスタートで仕掛けていったが)
「あそこはチャンスだったんですけど、ちょっとブレーキングでアウトから被せるのが難しかったです。あそこは逆バンクみたいになっているので。明日は前を追うレース展開をしたいです
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
2021年FIA-F4選手権第9戦の決勝が9月11日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートした#6木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング)が接戦を制して今季3勝目を挙げた。
(天候:晴れ コース:ドライ)
今大会は3レース制ということで第2レースとなる第9戦決勝は土曜日の午後4時25分より17周で行われた。
スタートではポールシッターの木村がホールショット。予選2番手の#80伊東黎明(OTG DL F4CHALLENGE)が2位で続き、予選4番手の#5小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング)がスタート直後の1コーナーで予選3番手の#62松澤亮佑(HELM MOTORSPORTS F110)をかわして3位に浮上した。
この周のS字の立ち上がりでアウト側のダートにタイヤを落としてしまった小出だったが、迫ってくる松澤を懸命に押さえ込んでハイポイントコーナー、レインボーコーナーを抜けていく。
すると今度は#36荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が馬の背で松澤に仕掛ける展開となるが、松澤も荒川を押さえ込んだ。
1周めを終わった時点での木村のリードは0.502秒。その後も0.536秒、0.515秒、0.533と伊東は僅差で木村を追い上げ、6周めには0.466秒差にまで接近する。
しかし7周めの馬の背で#32マックス・サロ(ATEAM Buzz Racing F110)
がコースを飛び出し、グラベルに捕まったため、9周めから3周にわたってセーフティーカーが導入されることになる。
車両回収ののちレースは12周めに再開されたが、ここで木村はうまくリスタートを決めて伊東を引き離しにかかる。
伊東の背後には小出が迫り、1コーナーで並びかけようとするが、伊東はなんとか小出を押さえ込み、再び木村の追い上げに取り掛かる。
その後も木村と伊東の2台は接戦を繰り広げるが、抜きどころがほとんどない上に、前日の雨でコースが汚れ、レコードラインが1本しかない状態ではどうすることもできず、そのまま木村が逃げ切って第3戦鈴鹿に続いて今季3勝めを挙げた。
またポイントリーダーの#35野中誠太(TGR-DC RSトムススピリットF4)がこのレースを7位で終えたため、ドライバーズポイントでも木村は野中と同じ137ポイントとなった。しかし勝利数の差でポイントリーダーは依然として野中だ。
2位には伊東黎明、3位には小出俊が入った。
インディペンデントカップは#63鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)が第8戦に続いて優勝。今季4勝めをものにしている。
第10戦決勝は12日の午前9時より17周で行われる。
Text: Kazuisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYSHI
GT500クラスポールポジション #8ARTA NSX-GT
野尻智紀(ARTA)
「今週走り出してからずっと調子も良かったですし、チームがここまですごく頑張ってくれたことを僕たちも知っていたので、なんとかこの菅生大会で結果を出したいと強く思っていましたので、この予選では福住選手が素晴らしいアタックをしてくれてポールを取れたことを非常に良かったなと思います。自分たちで作ったこの波を逃さないように、明日も力強く戦いたいです」
「セットアップについては一から全部洗いざらいやってきました。セッションの進め方やコミニュケーションの取り方も話し合ってきましたが、まだまだ伸び代はあると思っています。」
「とにかく勝ちたい、その一言に尽きるかなと思います。東北のSUGOでやるのも久々ですし、このサーキットしか来れない方もいらっしゃるでしょうから、その方達の前でいい走りをしたい、と強く思います」
福住仁嶺(ARTA)
「鈴鹿大会の成績が良くなかったので、チームと細かいミーティングをやりました。普段も真剣にやっていますけど、いつも以上に真剣に考えて、『このままじゃだめだ』と。野尻さんやいろんな人に協力してもらって、その結果ポールが取れたので、一安心しています。でもやはり本番は明日ですので。前回も決勝は良くなかったですが、ポイントのことを考えると今回はなんとしても優勝したいと思うので、明日のことをチームと考えていきたいです」
「こういう難しい時期ですが、お客さんに来ていただいていますし、僕らも力を発揮できればと思います。とにかく勝ちたいですね。この一戦は今シーズンの中で重要な一戦になると思います。頑張ります」
GT300クラスポールポジション #61SUBARU BRZ R&D SPORT
井口卓人(R&D SPORT)
「山内選手が練習走行で非常にいいタイムを出してくれて。予選に向けて不安もありながら、クルマのセッティングもチームが色々変えてくれたので、アタック中はすごく気持ちよく走れました。山内選手もQ2でトラフィックがありながらも素晴らしいタイムで帰ってきてくれて、ポールポジションが取れたのは非常に嬉しいですが、やはり決勝レースのことを考えるとなかなか喜べないというのもあります。でも本当はめちゃくちゃ嬉しいです」
「予選に関しては充分な速さがあるので、常に同じことを考えていますが、決勝でなかなか思うように走りきれません。クルマが新型に変わって少しピーキーな方向に行っている部分もあるので、決勝ではいかにしなやかに乗るか、というのを考えています。オートポリスでのメーカーテストではその点を課題にしてやってきて、雨の中ではありましたが、色々トライして改善してきた部分がすごくあります。それを決勝で確かめるレースになると思いますが、なんとかぶっちぎってBRZの勝ちパターンに嵌め込めるようにしたいです」
山内英輝(R&D SPORT)
「チームがすごくいいクルマを作ってきてくれたおかげで気持ちよく走れましたし、トラフィックはあったんですけど、みんなきっと退いてくれるだろうと信じ切って踏んでったので、そんなに影響はなかったかなと思います。鈴鹿と同じで予選のパフォーマンスに関してはすごくいいクルマをチームが持ってきてくれているので、それを出し切った結果がこれだと思うので、チームのみんなで取ったポールだと思います。ただ井口選手も言ったように鈴鹿の悔しい気持ちとうまく行かなかった思いがあるので、明日も記者会見場に戻って来れるように頑張りたいなと思います」
「本当にたくさんの方が応援してくださっていると思うので、その声援に応えられるように頑張りたいと思います。明日必ずここに戻ってきます」
Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO
2021オートバックス スーパーGT第5戦「SUGO GT 300kmレース」の公式予選が9月11日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、GT500クラスは#8野尻智紀/福住仁嶺組(ARTA NSX-GT)が今季初のポールポジションを獲得。GT300クラスは#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)が今季3度目のポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時30分よりノックアウト方式で行われた。この日の天候は曇りだが、そらはやや明るさを増し、雨の心配はなさそうだ。路面もドライだ。
予選Q1 GT500クラスは#39中山雄一がトップタイム
GT500クラスは午後3時3分より10分間の走行。上位8台がQ2に進出する。路面温度がやや低め、といった影響からか、今回は全車コースオープンとともにコースに飛び出し、精力的に周回を重ねていった。
今回はコース全長の短いレイアウトということもあり、ウォームアップ走行を2周行うか、3周行うかで判断が分かれる展開となった。
まずはウォームアップ2周でアタックに入った#17塚越広大(Astemo NSX-GT)が1'10.617を記録。これをウォームアップ3周の#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)が1'10.392で上回る。さらに#16笹原右京(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が1'10.303で野尻を上回り、最後は#39中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1'10.275を叩き出し、トップでQ2進出を果たした。
2番手は#16笹原、3番手には終了間際に1'10.330を記録した#64大津弘樹(Modulo NSX-GT)がつけた。ナカジマレーシングは鈴鹿での大クラッシュからわずか3週間で64号車を修復、ここまでのレベルに仕上げてみせた。
以下、#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)、#12平峰一貴(カルソニックIMPUL GT-R)、#38石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)、#17塚越、#3千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)がQ2に進出。
#37平川亮(KeePer TOM'S GR Supra)は8番手の千代にわずか0.063秒及ばず9番手、前回優勝の#23松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)は44kgのサクセスウェイトが影響したか12番手、公式練習でトラブルに見舞われた#1牧野任祐(STANLEY NSX-GT)も10番手でQ1敗退となった。
GT300はAグループが午後2時30分から、Bグループは午後2時48分から10分間の走行で上位各7台がQ2に進出する。
Aグループは公式練習でクラッシュした#6Team LeMans Audi R8 LMSの修復が間に合わず、予選出走を断念。同様に#50柳田真孝(ARNAGE AMG GT3)も出走せず、当初の予定より2台少ない14台でのアタックとなった。
また#55高木真一(ARTA NSX GT3)が電気系の不具合により走り出してすぐにピットイン、終了間際にようやくコースに出て一発勝負のアタックを強いられることとなったが、それでも高木は1'18.576で4番手タイムを叩き出し、見事Q2に進出してみせる。
ここでトップタイムを記録したのは前戦鈴鹿に続いて代役参戦を務めることとなった#96小高一斗(K-tunes RC F GT3)で、ウォームアップ2周ののち1'18.389を叩き出してみせた。
2番手は#34道上龍(Yogibo NSX GT3)で1'18.505。こちらはウォームアップ3周でアタックに入っている。同様に#4片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)もウォームアップ3周で1'18.563を記録、3番手につけた。
一方、ランキング3位の蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)は75kgのウェイトが効いたか9番手、同様に75kgの#11安田裕信(GAINER TANAX GT-R)は10番手でQ1敗退となった。
Bグループは#9ケイ・コッツォリーノ(PACIFIC NAC CARGUY Ferrari)が公式練習での接触から開始5分間走行禁止のペナルティを受けて出遅れる格好となったが、それでも1'18.331とまずまずのタイムで6番手につけ、Q2進出を果たした。
この組のトップタイムは#7荒聖治(Studie PLUS BMW)で、両グループ通じて唯一の1分17秒台となる1'17.895をウォームアップ3周ののちに叩き出している。
2番手には公式練習から好調な#61井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1'18.086で続き、#60吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)が1'18.146で3番手でQ2進出を果たした。
予選Q2 GT500は#8福住仁嶺が今季初、GT300は#61山内英輝が今季3度目のPP獲得
GT500クラスの予選Q2は午後3時41分より10分間で行われたが、各車残り8分あたりから徐々にコースインを開始し、Q1同様に2周または3周のウォームアップでタイムアタックに入る。
まずは#3平手晃平(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)が1'10.580を記録。続いて#64伊沢拓也(Modulo NSX-GT)が1'10.366で平手を上回るが、その直後に#8福住仁嶺(ARTA NSX-GT)がウォームアップ2周に続いて1'09.887と、このセッションで唯一の1分9秒台のタイムを叩き出してトップに立った。
続いて#12松下信治(カルソニックIMPUL GT-R)が1'10.243を記録、#16大湯都史樹(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)は1'10.049と9秒台まであと僅かに迫るが、福住はさらに2周目のアタックで1'09.226とさらにタイムアップ、他を圧倒する速さを見せつけ、#8野尻智紀/福住仁嶺組(ARTA NSX-GT)が今季初のポールポジションを獲得した。
2番手には#16笹原右京/大湯都史樹組(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が続き、#12平峰一貴/松下信治組(カルソニックIMPUL GT-R)が今季ベストグリッドの3番手を獲得した。
GT300クラスは午後3時23分に走行を開始し、ウォームアップ2周で#60河野駿佑(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)が1'17.971を記録。
続いて#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が同じくウォームアップ2周で1'17.479を記録してトップに立つ。
前戦鈴鹿のウォームアップ走行でクラッシュし、決勝への出走を断念せざるを得なかった#18名取鉄平(UPGARAGE NSX GT3)も終了間際に1'17.832と、山内に次ぐタイムを叩き出してみせた。
この結果、#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)は今季3度目のポールポジションを獲得。2番手は#18小林崇志/名取鉄平組(UPGARAGE NSX GT3)、#60吉本大樹/河野駿佑組(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)が3番手という結果となった。
第5戦決勝は12日の午後1時30分より84周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI