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2021年5月

SUPER FORMULA LIGHTS

SFL:第8戦オートポリス決勝会見 名取鉄平「勝ったは勝ったで嬉しいんですけど...」

第8戦優勝 名取鉄平(B-MAX RACING TEAM)

「勝ったは勝ったで嬉しいんですけど、展開としては満足のいかない結果です。リスタートでなんとかまくってトップに立てました」

「(リスタートするかしないか)どっちかな?と思っていましたが、とりあえずはタイヤをあっためておこうかなと。やるとしたら1、2周だろうと思っていました。アレジ選手はタイヤを温めている様子がなかったので、そこがトップに立てたポイントだったと思います」

「SUGOについては得意意識も苦手意識もありませんが、B-MAXさんは得意としていると思います。昨日連勝記録が途切れましたが、また連勝記録を伸ばしていけるようにしたい。そうすることで最終戦ではスーパーフォーミュラに乗りたいし、そのための準備も進めていきます」

第8戦決勝2位 ジュリアーノ・アレジ(TOM'S)

「結果は悪くないけど、天気のせいでなかなかリスタートしてくれなかったのには困りました。ラッキーだったのは前の二人がスリックタイヤを履いたおかげでポジションを上げることができたことです。僕はリスクを取りたくなかった」

「路面や滑りやすかったし、霧で前もよく見えなかったので、ドライブするのは大変でした」

「次のSUGOもまずはサーキットを勉強することが第一です。それとクルマについてエンジニアに色々教わらないといけません」

第8戦決勝3位 河野駿佑(RS FINE)

「昨日に続いて5番手からのスタートでした。前の2台がスリックタイヤでしたので、僕もスリックで行くかどうか悩みましたが、ウェットで行くことにしました。前の2台についていけなかったのは今後の課題ですが、ひとまず2レースとも表彰台というのは今までの流れとしてはいいと思うので、今後も流れを途切らせないようにしたいです」

「まだ速さが足りていないところがドライでもウェットでもあるので、そこを詰めて行って、データを解析し、予習をしてSUGOに臨みたいと思います」

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA LIGHTS

SFL:第8戦オートポリス決勝 名取鉄平が今季5勝目 ドライタイヤの佐藤蓮は涙を飲む

レースはセーフティーカー先導で始まった

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)第8戦は16日、オートポリスで決勝を行い、10周を走って2番グリッドからスタートした名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が優勝した。

 昨日行われる予定だった公式予選が決勝第7戦に振り替えられたため、スターティンググリッドは金曜日に行われた占有走行3回目のセカンドベストタイムで決定されることとなった。

スターティンググリッド

  1. 佐藤蓮(TODA FIGHTEX)
  2. 名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)
  3. 三宅淳詞(MAX RACING 320)
  4. ジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM'S 320)
  5. 河野駿佑(RS FINE K&N 320)
  6. 野中誠太(Kuoカローラ中京TOM'S 320)
  7. 平良響(Kuoカローラ中京TOM'S 320)
  8. DRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)
  9. 今田信宏(JMS RACING with B-MAX)
  10. SYUJI(B-MAX ENGINEERING 320)

セーフティーカー先導はレース終盤まで続いた

優勝は名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)

決勝2位はジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM\'S 320)

決勝3位は河野駿佑(RS FINE K&N 320)

 昨日梅雨入りが発表された九州地方にある大分県のオートポリスは早朝より霧と雨。スタート進行は午前8時から始まる予定だったが、再三の延期の後、午後に行われる予定だった第9戦を中止とし、この枠で第8戦を行うこととなった。スタート時刻は午後12時25分、周回数も21周から14周に変更され、セーフティーカー(SC)先導でのスタートとなった。

 決勝スタート、午後12時25分時点の天候は小雨、薄い霧で気温20.9度、路面温度21度。多くのドライバーはウェットタイヤを選択したが、ポールポジション(PP)の佐藤蓮(TODA FIGHTEX)、3番グリッドの三宅淳詞(MAX RACING 320)、9番グリッド・マスタークラスPPの今田信宏(JMS RACING with B-MAX)の3人はドライタイヤを選択してSC先導でグリッドを離れた。

 しかしSC中に霧は濃くなり、さらに大粒の雨まで落ち始めた。これを見てドライタイヤの三宅は3周終りでピットインし、タイヤをウエットに交換し、最後尾で戦列に復帰する。

 SC先導は延々と続き、トップ、ドライタイヤの佐藤はこのまま規定時間の30分でレース終了を待つ作戦を選択したようだが、無情にも8周目走行中には天候も若干回復し、ジェットコースターストレートでSCのルーフランプは消えた。

 レースは9周目からようやく始まる。やはりドライタイヤの佐藤は苦しい。1コーナーではインから名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)に、アウトからジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM'S 320)にかわされ3位に落ちる。これでトップに立ったのは名取で2位にはアレジが続く。佐藤はこの後もウェットタイヤ勢に抜かれずるずると後退。3位には河野駿佑(RS FINE K&N 320)が上がってきた。

 30分の規定時間があるためレースは10周で終了、実質2周で争われることとなった。ファイナルラップとなった10周目には最終セクションでトップ名取にアレジが肉薄するが、最後までアレジを押さえきった名取が優勝、2位にはアレジが入った。

 3位には河野が続き、4位は平良響(Kuoカローラ中京TOM'S 320)、5位は野中誠太(Kuoカローラ中京TOM'S 320)、最後尾から追い上げた三宅は6位に入った。

 マスタークラスはPPの今田がドライタイヤを選択したため、ウェットタイヤのSYUJI(B-MAX ENGINEERING 320)が優勝した。

 このレースは本来14周で、75%を超える10周を消化したため入賞ドライバーにはフルポイントが与えられる。

表彰式: 左から2位・アレジ、優勝・名取、3位・河野、マスタークラス優勝・SYUJI

 SFLのオートポリス大会は昨日の第7戦、この第8戦の2戦で終了。次大会は6月19日、20日にスポーツランドSUGOで第10~12戦が行われる予定だが、ここで行われる予定だった第9戦の扱いは現在のところ未定である。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA LIGHTS

SFL:第8戦オートポリス決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦 -RIJ- (2021/05/16) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 8 オートポリス 4.674km

\
PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
150名取 鉄平Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1031'43.170--
236ジュリアーノ・アレジDeloitte. TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1031'43.521 0.351 0.351
335河野 駿佑RS FINE K&N 320
RS FINE
TOYOTA TOM'S TAZ31
1031'51.052 7.882 7.531
437平良 響Kuoカローラ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1031'51.322 8.152 0.270
51野中 誠太Kuoカローラ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1031'54.08610.916 2.764
610三宅 淳詞MAX RACING 320
Rn-sports
SPIESS A41
1032'01.73118.561 7.645
730DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX ENGINEERING
SPIESS A41
1032'15.78832.61814.057
851M1SYUJIB-MAX ENGINEERING 320
B-MAX ENGINEERING
SPIESS A41
1032'27.51144.34111.723
9*2佐藤 蓮TODA FIGHTEX
TODA RACING
SPIESS A41
1032'51.2261'08.05623.715
104M2今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX ENGINEERING
SPIESS A41
1033'04.8571'21.68713.631
---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.36 ジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM'S 320) 1'57.992 (10/10) 142.606km/h
  • CarNo.2は、2021全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第15条1.3)(ストレート上での危険な行為)により、競技結果に30秒を加算し、ペナルティーポイント2点を科した。

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SFL:第8戦オートポリス決勝は12時25分スタート予定に

大分県日田市のオートポリスで行われている全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第8戦の決勝は、天候不良によりスタート予定が大幅に遅れているが、12時25分より14周または最大30分間で開催されることが大会審査委員会より発表された。

第8戦決勝は当初の予定では午前8時25分より21周で行われる予定であったが、朝からの雨と霧で走行困難な状況となり、何度も予定が変更となっていた。このため、午前9時45分にエントラント代表者によるミーティングが行われ、12時30分にスタート予定だった第9戦については午前10時10分発行の公式通知で中止が発表された。

一方、第8戦についてはスタート手順表の改訂版が午前10時40分発行の公式通知で発行され、12時05分にグリッド試走を開始し、12時25分よりフォーメーションラップが開始されることになった。

しかしオートポリス周辺は依然として濃い霧に包まれており、予定通り進行されるかどうか見通しが立たない状況が続いている。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第8戦富士 17ポジションアップの11位でゴール、今季ベストリザルトで最終戦に有終の美を飾る (Arnage)

 前戦もてぎで惜しくも完走ポイント3を逃してしまったArnage Racingは、来季のBシードに残留するために、この富士ラウンドで3ポイントを獲得することと、なるべく高いポジションでチェッカー受けることが必須だった。チームは最終戦のBドライバーとして、再度チームとゆかりの深い安岡秀徒選手を起用、さらに、何らかのリスクを冒しても賭けに出る必要があった。起爆剤となるものは何か?

 2013年の特別戦以来の初冬の富士ラウンドでの最終戦に、チームの命運がかかっていた。

□QUALIFYING DAY November 28th□

 予選日は朝から快晴に恵まれていたが、早朝の冷え込みは強く、路面温度16℃というコンディションで、9時に公式練習がスタートした。

 チームは前戦もてぎラウンドでタイヤチョイスを誤ったために不甲斐ない結果となってしまったことへの反省を踏まえて、この最終戦にMH(ミディアムハード)タイヤを選択していた。練習開始と同時に、加納選手と安岡選手が交互にコースに出て、フィーリングをチェクし、MHのセットと耐久性を確認した。

 その結果、気温、路温ともに低いコンディションのもと、MH装着である程度満足のいくタイムが出ることを確認できた。ただ、時間いっぱい43周を走行して公式練習を終了したあと、フロント左タイヤが完全に摩耗していることが判明した。

 その後すぐにFCYテストが予定されており、チームはやむなく、前戦もてぎからのキープタイヤとして保管していたSH(スーパーハード)タイヤでFCYテストに臨むことにした。ところが、コースに出た加納選手は難なく1分39秒台をマーク。富士スピードウェイでは、この時期においてもSHが高いパフォーマンスを発揮することがわかった。SHを選択すればロングスティントを持ち堪えて、タイヤ無交換作戦に打って出る事も不可能ではない。

 怪我の功名とも言える結果だったが、ドライバー、エンジニア、メカニックが頭を寄せて白熱した話し合いが行われ、SHでのタイヤ無交換作戦で決勝を戦うことに方向性を定めて午後の予選に臨むことになった。

 13時15分から行われた予選では、Q1突破を目指して安岡選手がコースに出た。慎重にタイヤに熱を入れてタイミングを図っていた安岡選手は、時間ギリギリまで果敢にアタックを重ね、最終6Lap目で1'38.204のタイムをマークした。ライバルマシンが驚異的な速さでQ1を突破する中でQ2進出は叶わなかったが、気温13℃、路面温度17℃という厳しいコンディションの中、SHタイヤでのナイスアタックに、チームは拍手で安岡選手を迎えた。Arnage Racingは、最終戦決勝を28番手から追い上げることとなり、メカニックは暗くなってもドライバーチェンジの練習を行って、タイヤ無交換作戦に備えた。

□RACE DAY November 29th□

 決勝日は朝から雲の多い空模様で気温も低く、前日のFCYテストで想定外のパフォーマンスを発揮したSHタイヤが、本当に発動するかが懸念されるようなコンディション。

 空模様を眺めて若干の迷いが生じていたチームだったが、レース前のウォームアップ走行で加納選手がコースに出てタイヤの発動を確認。ドライバーとエンジニアが再度協議して、チームは改めて決勝をSHで戦う方向性を決めた。

 決勝は定刻13時にスタート。スタート時の路面温度は17℃と低く、2周に予定されていたフォーメーションラップは3周に引き延ばされた。28番手から追い上げを開始した加納選手は、序盤、慎重に周回を重ねていく。

 厳しいコンディションに、コントロールが難しいかと懸念されたSHタイヤも、フォーメーションラップが3周となったおかげで着実に発動を見せる。アクシデントで脱落していくマシンが出る中、加納選手は着々と周回を重ねて、スティントの半ばには1分39秒台を連発する果敢な攻めを展開。加納選手は10Lap目に48号車をテイクオーバーし、13Lap目には21番手にまで浮上していた。

 Arnage Racingは加納選手の無線でタイヤが保っていることを確認、作戦実行に出ることにした。タイヤ無交換が成立すればピット作業時間は最短で済み、レース展開を有利に運ぶことができる。

 チームはSC介入のタイミングで不利になることを嫌ってピットインが可能になる18Lapで、どのチームより早く、加納選手をピットに呼び戻した。ドライバー交代と給油だけの非常に迅速なピット作業で、第2スティント担当の安岡選手をコースに送り出した。

 安岡選手は25番手でレースを再開すると、好ペースで追撃を始めた。ピットインのタイミングが早かったArnage Racingは全車がルーティンピットを終えた39Lap目には12番手まで順位を上げ、さらに47Lapで11番手に躍り出た。安岡選手は残り10Lapを切る51Lap目には決勝ベストとなる1'39.796をマーク。さらに余力のあるSHタイヤでプッシュを続けた。今季初のポイント圏内がもう目前まで来ていた。4ポイントを獲得できれば来季のBシード残留の可能性が濃厚となる。安岡選手は最後まで力を振り絞って攻め続けた。しかし一歩及ばず、11位のまま、60Lap目にチェッカー。

 さらに惜しくも最終ラップで500クラスの先頭車両にオーバーテイクされ、チームポイント3も逃してしまった。

 しかし、28番手から17ポジションアップして、今季ベストのリザルトを達成することができ、チーム一丸となって立ち向かった2020年の最終戦に、有終の美を飾ることができた。

<一年を振り返って>

 チーム結成から8年目と2020年は、コロナ禍の中で7月からシーズンがスタートし、例年とは違う変則的なスケジュールとなりました。

 過密なレース日程の中、さらにコロナの影響により海外からのパーツ供給が正常ではなかったことから、大きなアクシデントがあれば数戦を落とす可能性もあり、毎戦が薄氷を履むような苦しいシーズンでした。

 シーズンの前半はお客様にサーキットに応援に来て頂くことができず、後半になっても制限の多い中、いつも暖かくチームを見守り応援してくださるスポンサーの皆様、ファンの皆様のエールを常に背中に感じながら、最終戦までシリーズを戦うことができました。

 チーム一同、心より感謝いたします。

 2020年のArnage Racingは2018年から3シーズン目となるMercedes AMG GT3でシーズンに臨み、Aドライバーにチーム結成当初から苦楽を共にしてきた加納政樹選手、Bドライバーに2019 年から引き続いての山下亮生選手、さらにCドライバーにはルーキーの廣田築選手を起用しました。しかしシーズン半ば、山下選手がコロナ禍のため戦列を離れなければならない事態となり、シリーズ後半は、廣田選手と、チーム結成から2018年まで6年間加納選手とペアを組んできた安岡秀徒選手が交互にBドライバーとしてステアリングを握るという、変則的な布陣で展開されました。

 資金力のある強豪チームがひしめき合う現状のSUPER GTで生き残ることは難しく、数少ないプライベーターチームの中でも最も力の弱いチームであるArnage Racingは結局シード権争いに敗れ、Bグループから転落することとなってしまいました。

 とはいえ、今シーズンは不用意なミスによる取りこぼしをしないレースを目標に、「トップと同一周回または一周遅れの完走」の3ポイント獲得を目指して戦ってきた結果、シーズンを通して天候が安定していたこともあり、8戦中5戦を3 ポイント、残りのレースももう少しで3ポイントに手の届くところで戦い、全戦完走を以てシーズンを終了することができました。

Arnage Racing 2020 SUPER GT Race report

SUPER GT

SGT:第8戦富士決勝会見 「2位で終わるなら攻めて走ってリタイアでもいいと思った」(山本尚貴)

GT500クラス #100 RAYBRIG NSX-GT

山本尚貴
GT500クラスで走るようになって11年目になりましたが、今日は自分が描いた思い通りの展開、理想通りの展開になりました。ファイナルラップに入ってから『このまま37号車が逃げ切って優勝、チャンピオンになるのかな』『彼らはチャンピオンになるに相応しいレースをしたよな』と思う瞬間もありました。でも最後まであきらめず、タイヤや燃費をセーブするところはセーブしてがんばり続けました。それが報われたのかな、と思います。でも37号車にとってはとても残酷な結果で、優勝したからと言って喜びすぎるのもちょっと気が引けるような。でもレースに勝ったのは僕たちなんだ、とも思っています。 同じブリヂストンタイヤを装着するNSX-GTの中で、周りのチームは少し柔らかめのタイヤを履いていたようなんです。でも僕たちはちょっと違った選択をして、タイヤが温まりきるまではちょっと厳しかった。ルーティンのピットインは、多くの陣営がミニマム(周回数)で行っていたのでタイヤと燃費を上手くマネージメントしながら走りました。それでも『2位で終わるなら攻めて走ってリタイアするほうがいい』と腹をくくって、プッシュするところはプッシュしていました。ファイナルラップの最終コーナーを立ち上がったところで37号車がゆっくり走っているのを見て、『ウイニングラップで余裕あるなぁ』とも思いましたが、すぐに『ガス欠だ!』と思い、『これで自分たちが優勝だ』と思ったのですが、さらに今度は『自分もガス欠になるんじゃないか?』と心配になりました。アラームは点いていなかったのですが、コントロールラインを横切るまでの500mくらい、チェッカーまでとても長く感じました。 今季はブリヂストンを履くNSX-GT勢で3勝しているのに、自分たちだけ未勝利だったので、今日は勝つことができてホッとしました。
牧野任祐
優勝することができてよかったです。このレースウィークに富士にやってくる前に、いろんな準備をしてきましたが、優勝できて、結果的にチャンピオンにもなることができました。特にGAINER TANAX GT-Rの安田裕信さんには感謝しています。実は以前、レースをやめるか悩んでいた時に、安田さんのカートチームで走らせてもらったことがあるんです。だから安田さんが声を掛けてくれなければ、今の自分はなかった。他にも、本当に多くの人に助けられて、ここまで来ることができました。だから、お世話になったすべての人に感謝しています。 今日は前半の走行を担当したのですが、走り始めはタイヤのウォームアップが厳しくてなかなかペースを上げることができませんでした。でもタイヤが温まってからのペースは悪くなくて、37号車と15秒差で後半を担当する尚貴さんに繋ぐことができました。そこから尚貴さんが追い上げていったのですが、最後は想像もしていなかった結末になりました。それでもRAYBRIGのラストランを飾ることができて本当に良かったです。

GT300クラス #52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT

吉田広樹
最終戦で優勝することができ、とても嬉しいです。今シーズンは新しいマシンを投入したのですが、開幕戦で優勝することができて、ハードルを一段上げることになってしまいました。その後はなかなか勝つことができませんでしたが、今回は公式予選でポールポジションを獲ることができ、シリーズタイトルよりもこのレース(に勝ちたい)と思ってレースに臨みました。 タイヤ無交換作戦ではライバルに抜き返されたこともありましたが、チームが無交換でも高いパフォーマンスを発揮できるようにタイヤにやさしいクルマに仕上げてくれました。さらにチーム代表の平沼さんがレースで僕らの周りの状況を伝えるスポッターをやってくれたり、全員で力強いチームに成長してきました。だから今日、こうして優勝したことで、チームの皆の気持ちにこたえることができたのが嬉しいです。 タイトルには届かなかったことに、悔いがないと言えばうそになりますね。シリーズ中盤にヒューマンエラーで取りこぼしたのが響きました。以前コンビを組んでいた先輩から「若いお前のミスは、エースの自分のミスでもあるんだ」と言われたことがあり、実際に孝汰のミスやチームの判断ミスで取りこぼしても、自分のミスと思うようにしました。チャンピオンになった56号車は、僕たちよりも取りこぼしが少なかった。それを受け止めて、自分たちもさらにレベルアップして、来年は獲ってやりたいと思います。
川合孝汰
今回はポールポジションからのスタートになりましたが、路温が低くてフォーメーションラップが増えて3周になったのですが、それでもタイヤを上手く温めることができずにBRZにスタート直後の1コーナーで先行されてしまいました。タイヤが温まってからはペースもよくなり、1コーナーでBRZを抜き返すことができました。ただちょっとタイヤを余計に使ってしまい、タイヤ無交換で後半のスティントを走る吉田さんにつらい思いをさせてしまったのはちょっと反省しています。それでもポールからスタートして優勝する「完全優勝」を果たせて嬉しいです。 でも、これは僕たちドライバーだけでなく、クルマを仕上げてくれたチームや素晴らしいタイヤを用意してくれたブリヂストンさん。そしていつも緊張をほぐしてくれるトレーナーさんやスポッターを買って出てくれたオーナーの平沼さんなど、もう全員が完璧な仕事をした結果で手に入れたものです。今回のポール・トゥ・ウインはチームが成長した証ですが、僕自身も成長できたと思っています。だから来年は、今年学んだことを使って、さらにいい結果を残せるようがんばります。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝 ゴール目前でまさかの大どんでん返し!! 優勝とタイトルは#100レイブリックNSXのものに

最後の最後にまさかの大逆転。これがスーパーGTだ!

2020年オートバックス スーパーGT第8戦「たかのこのホテル富士GT300kmレース」の決勝が11月28日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#100山本尚貴/牧野任祐組(RAYBRIG NSX-GT)が逆転勝利でドライバーズチャンピオン、チームチャンピオンを獲得。GT300クラスは#52吉田広樹/川合孝汰組(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が今季2勝目を挙げ、ドライバーズ、チームの両チャンピオンを#56藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組(KONDO RACING)が獲得した。(天候:晴れ コース:ドライ)

最終戦の決勝がスタートした GT500クラス優勝は山本尚貴/牧野任祐組(RAYBRIG NSX-GT) GT500クラス決勝2位は平川亮/山下健太組(KeePer TOM\'S GR Supra) GT500クラス決勝3位は関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ組(au TOM\'S GR Supra) GT300クラス優勝は吉田広樹/川合孝汰組(埼玉トヨペットGB GR Supra GT) GT300クラス決勝2位は藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組(リアライズ 日産自動車大学校GT-R) GT300クラス決勝3位は阪口良平/小高一斗組(ADVICS muta MC86) GT500クラスウイナーの山本尚貴/牧野任祐組(TEAM KUNIMITSU) GT500クラスの表彰式 GT300クラスウィナーの吉田広樹/川合孝汰組(埼玉トヨペット Green Brave) GT300クラスの表彰式 GT500クラスシリーズチャンピオンの山本尚貴/牧野任祐組(TEAM KUNIMITSU) GT500クラスシリーズ表彰式 GT300クラスシリーズチャンピオンの藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組(KONDO RACING) GT300クラスシリーズ表彰式

9チーム16名がチャンピオン獲得の可能性を持って決勝日を迎えた2020シーズンの最終戦。ノーウェイトハンディキャップの戦いはスタートからゴールまで波乱が続く激しいものとなった。

決勝レースは午後1時にフォーメーションラップを開始。当初は2周のフォーメーションラップを行ってからレースをスタートさせる予定であったが、スタート時の気温8℃、路面温度は13℃という状況を考慮し、急遽もう1周が追加されることになる。これにより周回数は1周減算の65とされた。

スタート直後の1コーナーにトップで飛び込んだのはポールポジションの#37山下健太(KeePer TOM'S GR Supra)だったが、#39ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)、#36サッシャ・フェネストラズ(au TOM'S GR Supra)らも離されずに37号車を追走する。

さらには6番手スタートの#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)も1周目のコカコーラコーナーで#38立川祐路(ZENT GR Supra)をパスして4位に浮上すると、トップ3台との差を一気に縮めてきた。

トップ4台は団子状態のままヘアピンを立ち上がり、300Rを並走状態で駆け抜けていく。そして迎えたダンロップコーナーの進入。大外から一気に3台を抜き去ってトップに浮上したのは#23クインタレッリだった。

しかし#37山下は23号車のテールに僅差で食らい付き、6周目の最終コーナーでインに並びかけると、そのままホームストレート上で抜き去ってトップを奪い返す。

23号車はその6周目に入ったあたりから次第にペースを落としており、11周目のコカコーラコーナーで#36 au TOM'S GR Supraにパスされると、14周目のGR SUPRAコーナーでは予選7番手から着実に順位を上げてきていた#100牧野任祐(RAYBRIG NSX-GT)にも抜かれ、その後もジリジリと順位を落としていった。

3位に浮上した#100牧野は20周目の最終コーナーで周回遅れに詰まった#36フェネストラズを一旦は抜いたものの、ホームストレートではスープラの車速の伸びにアドバンテージがあり、再び36号車が2位を奪い返す。それでも牧野は21周目のダンロップコーナーで再びフェネストラズのインに飛び込んで2位に浮上すると、規定周回数の1/3を消化した直後の22周終わりでピットイン、山本尚貴にステアリングを託す。

同じ周に#17 KEIHIN NSX-GT、#14 WAKO'S 4CR GR Supra、#23 MOTUL AUTECH GT-R、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTもピット作業を行なったが、この中で#14 WAKO'S 4CR GRが何とタイヤ無交換作戦を敢行、100号車の前でピットアウトすることに成功する。

一方、トップを快走していた#37山下は23周目にピットイン。後半を担当した平川亮は14号車の前でピットアウト。25周目のコカコーラコーナーでは一旦14号車の先行を許したものの、27周目のアドバンコーナーでインをついてトップを奪い返すと、そこから徐々に後続を引き離しにかかった。

ピットアウトで14号車の先行を許した#100山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)も30周目のGR SUPRAコーナーでクロスラインを撮って14号車を攻略。続くホームストレートで順位を挽回しようとした#14坪井翔(WAKO'S 4CR GR Supra)だったが、そのさらに後方から接近してきた#36関口雄飛(au TOM'S GR Supra)と31周目の1コーナーで接触してしまい、この間に100号車が再び2位に躍り出た。

この接触によりフロントボンネットにダメージを負った14号車の坪井は予定外のピットインを余儀なくされる。一旦はレースに復帰するも、ダメージはボンネットにとどまらず電装系にも及んでいたため、34周目にガレージに戻ってレースを終えてしまった。

一方、トップの#37平川亮(KeePer TOM'S GR Supra)は2位の#100山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)に対して33周終了時点で13秒728のリードを築き上げると、40周終了時点では16秒117までその差を広げ、ここまではまさに独走状態だった。

ところが46周め。それまで1分29〜31秒のペースで周回していた37号車のラップタイムが1分33秒415まで落ちる。47周目には1分31秒856までペースを戻したものの、その後は1分32〜33秒台後半のペースで周回を重ねることに。37号車はGT300車両をかわすたびに拾ってしまうタイヤカスの影響でペースダウンを余儀なくされていたのだ。

これに対し100号車は1分31秒台前半から1分32秒台前半のペースで追走。これにより両者の差はわずかづつ縮まっていき、53周目には10秒883差、58周目には4秒619差にまで近づいてきた。

すると#37平川は62周目に1分31秒862にペースアップ。この時点で2秒079差まで迫っていた#100山本を再び引き離し始める。

63周目には1分30秒852、64周目には1分30秒547を叩き出した平川は、山本に対して2秒717のリードを築いてファイナルラップを迎える。

ところが第3セクターに入ったところで37号車はガス欠症状に見舞われて突如ペースダウン。最終コーナーを立ち上がったところでスロー走行に陥った#37平川を#100山本は難なく抜き去り、今季初優勝をもぎ取るとともに、ドライバーズポイントでも#100山本尚貴/牧野任祐組(RAYBRIG NSX-GT)がトータル69ポイントを獲得、見事大逆転で2020シーズンのチャンピオンを獲得した。

クルマを降りた山本はテレビインタビューで「最後まで何があるかわからないのがレースですね。本当に最後まで諦めないでよかったです」と語った。まさにその最後まで諦めない心が引き寄せた優勝、そしてドライバーズタイトルだったといえよう。またチームメイトの牧野任祐にとっては待望のスーパーGT初優勝、初タイトルとなった。

#37平川亮/山下健太組(KeePer TOM'S GR Supra)はなんとか2位でコントロールラインまでは辿り着いたものの、そのままホームストレート上にストップしてしまった。クルマを降りた平川は悔しさを露わにした。

3位には#36関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ組(au TOM'S GR Supra)が入り、予選12番手から順位を上げてきた#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)が4位でフィニッシュした。

これにより今シーズンのドライバーズランキングは#100山本尚貴/牧野任祐組(RAYBRIG NSX-GT)が1位、#37平川亮(KeePer TOM'S GR Supra)が2位、そして#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)が3位となった。

GT300クラスも序盤から激しいトップ争いが展開された。

1周目をトップで戻ってきたのは予選2番手の#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)。2コーナー立ち上がりでがインからポールポジションの#52川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)を抜いてきた。

これに対し8周目の1コーナーで#61山内のインに飛び込んだ#52川合だったが、曲がりきれずに膨らんだところを山内に刺されてこのアタックは失敗に終わる。しかし9周め、同じく1コーナーで山内に挑んだ川合はうまく立ち上がりをまとめて山内を押さえ込み、トップを奪い返すことに成功すると、そのままリードを広げていく。

この2台を追っていたのは予選3番手の#6阪口良平(ADVICS muta MC86)。さらにその後方ではチャンピオンを争う#11安田裕信(GAINER TANAX GT-R)、#56藤波清斗(リアライズ 日産自動車大学校GT-R)、#65菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)らが激しいドッグファイトを展開していた。

17周目の1コーナーで#56藤波が#11安田をアウトから抜いて4位に浮上すると、#65菅波も最終コーナーで#11安田を捉えて5位に上がった。

さらに65号車は19周目に行ったピットストップで得意のタイヤ無交換作戦を敢行、24周目にタイヤ交換を行った56号車を抜いて4位に浮上した。

トップの#52埼玉トヨペットGB GR Supra GTは28周目にピットイン。こちらもタイヤ無交換で吉田広樹をコースへ送り出した。2位の#61SUBARU BRZ R&D SPORTは29周目にピットイン。こちらもタイヤ4本交換を行った。

この結果、#52吉田が依然としてトップに。2位#65蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)とは38周終了時点で35.916もの大差をつけた。#6小高一斗(ADVICS muta MC86)が3位につけ、#56ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産自動車大学校GT-R)は4位という状況になった。

このままではドライバーズポイントで蒲生/菅波組がトップに立つことになる。#56オリベイラはなんとしてももう一つ順位を上げる必要があった。周回を重ねるごとに#6小高との差を縮めてきた#56オリベイラは52周目の13コーナーで遂に小高を捉えて3位に浮上、54周目の1コーナーでは#65蒲生をアウトから抜いて2位を奪い取り、タイトル獲得を確実なものとした。

結局#52吉田広樹/川合孝汰組(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)はその後も独走状態のままフィニッシュ。今季2勝目を挙げたが、藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組(リアライズ 日産自動車大学校GT-R)が2位でフィニッシュしたためにドライバーズチャンピオンは藤波/オリべイラ組が獲得、吉田/川合組はランキング2位でシーズンを終えた。

スーパーGTの2021年シーズンは4月10-11日に岡山国際サーキットで開幕する予定だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第8戦富士公式予選 スープラ勢が上位独占!! ポールポジションは#37KeePer #17 KEIHIN NSXはまさかのQ1敗退」

2020オートバックス スーパーGT第8戦「たかのこのホテル富士GT300kmレース」の公式予選が11月28日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#37平川亮/山下健太組(KeePer TOM'S GR Supra)、GT300クラスは#52吉田広樹/川合孝汰組(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)と両クラスでスープラがポールポジションを獲得。GT500クラスで上位4台をスープラが占めた。

公式予選は午後1時15分よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ。コースはドライ。しかし雲が多くなった影響からは開始時の気温は13℃、路面温度は17℃と公式練習よりも下がってきていた。

予選Q1

GT500クラスの予選Q1は午後1時48分にコースオープン。10分間の走行で上位8台が次のQ2に駒を進める。

公式練習より路面温度が下がったことで、タイヤへの熱入れを入念に行う必要があるためか、いつもより早めにコースインしていく各車。ここでウォームアップ走行を2周するか、3周するか、アタックを1周で終えるか、2周継続するかなど、ドライバーごとに判断が分かれた。

ウォームアップ2周でアタックに入った中で最も速かったのは#38石浦宏明(ZENT GR Supra)で1'27.046。#39中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1'27.071でこれに続く。

これに対しトムス勢の2台はウォームアップ走行を3周行ってからアタックに入る作戦を採り、#36サッシャ・フェネストラズ(au TOM'S GR Supra)が1'26.790を叩き出す。

さらに#37平川亮(KeePer TOM'S GR Supra)は3周のウォームアップの後に2周連続でタイムアタックを行い、1周目に1'27.608、2周目には1'26.722までタイムを縮めてトップでQ2進出を果たした。

2番手は#36フェネストラズ、#38石浦が3番手で続き、#39中山が4番手と、公式練習に続いてトヨタスープラ勢が上位を独占した。

#64大津弘樹(Modulo NSX-GT)はホンダNSX勢最上位の5番手。#23松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)がニッサンGT-R勢最上位の6番手でQ2に進出した。

その一方で前戦もてぎで優勝した#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)は11番手、ドライバーズランキングトップの#17ベルトラン・バゲット(KEIHIN NSX-GT)が12番手に終わり、ここで予選を終えることになった。

GT300クラスは今回もA、B二つのグループ位分かれてQ1を行った。

A組では#48田中勝輝(植毛ケーズフロンティアGT-R)がコースイン直後にコカコーラコーナーを飛び出し、フロント部分にダメージを負ってしまったため、ノータイムで出走嘆願を出すことに。また#55大湯都史樹/松下信治組(ARTA NSX GT3)も公式練習中にエンジントラブルが発生したため、やむをえず予選への出走を取り止めている。

トップタイムを記録したのは#11平中克幸(GAINER TANAX GT-R)。チェッカー提示直後に1'36.131を叩き出した。

2番手は#52吉田広樹(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)で1'36.156。#96新田守男(K-tunes RC F GT3)が3番手。ポイントリーダーの#56藤波清斗(リアライズ 日産自動車大学校GT-R)も4番手でQ2進出を果たした。

B組は#6阪口良平(ADVICS muta MC86)がトップで1'35.776。56号車とチャンピオンを争う#65菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)は1'35.914と僅差の2番手。#61井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1'36.248で3番手だった。

予選Q2

8人のドライバーがポールポジションを争う、GT500クラスの予選Q2は午後2時26分にコースオープン。ここでもウォームアップ走行を2周してアタックに入るか、3周行うかで判断が分かれることになった。

#38立川祐路(ZENT GR Supra)、#39ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)、#64伊沢拓也(Modulo NSX-GT)、#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)らはウォームアップを2周してアタックに入る作戦を取り、#39コバライネンが1'26.753を記録して一時トップに立つ。

しかし#37 KeePer TOM'S GR SupraはQ1に続いてウォームアップ3周、アタック2周という作戦を採り、山下が2周めのアタックで1'26.386を叩き出した。これは今季第1戦の予選Q1で#8福住仁嶺(ARTA NSX-GT)が記録した1'26.433を上回るコースレコードだ。これにより37号車が見事ポールポジションを獲得した。

フォーミュラEへの参戦準備のためにチームを離脱したニック・キャシディに代わって前回の第7戦もてぎからチームに加入した山下は、その最初の予選で屈辱のQ1落ちを経験。そのことがトラウマになっていたのでチームに頼み込んでQ2を走らせてもらった、と予選後のテレビインタビューで語っていたが、今回の予選では見事に雪辱を果たしたばかりか、チームメイトの平川に貴重な1ポイントをもたらすことになった。その平川は「Q1無理です、とか言っておいてポールを取るって、ズルくないですか?」と嬉しいような、悔しいような、複雑な気持ちを口にした。

しかしこれにより平川のドライバーズポイントは52となり、#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)を1ポイント上回り単独トップに躍り出て明日の決勝に臨むこととなった。

予選2番手は#39ヘイッキ・コバライネン/中山雄一組(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)、3番手には37号車と同じく3周ウォームアップ作戦を採った#36関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ組(au TOM'S GR Supra)が続き、#38立川祐路/石浦宏明組(ZENT GR Supra)が4番手と、Q1に続いてスープラ勢がトップ4を独占する結果となった。

ホンダNSX勢最上位は#64伊沢拓也/大津弘樹組(Modulo NSX-GT)の5番手。ニッサンGT-R勢の最上位は#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)の6番手だった。

GT300クラスは午後2時8分にコースオープン。各車続々とコースインする中、ポイントリーダーの#56ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産自動車大学校GT-R)は少し遅れてピットアウト。

ここでいきなりコースレコードを叩き出したのがルーキーの#52川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)だ。タイムは1'35.068。2016年に小林崇志(#55ARTA BMW M6GT3)が記録した1'35.707を大きく上回った。

残り時間1分を切ったところで#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1'35.009と川合のタイムを上回るが、川合は次のアタックで1'34.665とさらにタイムを上げ、2番手以下を突き放して自身初のポールポジションを獲得した。

2番手は#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)、今季2回のPPをこの富士で獲得している#6小高一斗(ADVICS muta MC86)が3番手だった。

SUPER GT

SGT:第8戦富士決勝結果

■GT500クラス

SUPER GT Round 8 -RIJ- (2020/11/29) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireLapTimeBehindGap
1100山本 尚貴
牧野 任祐
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS651:40'38.010--
237平川 亮
山下 健太
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS651:40'43.950 5.940 5.940
336関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS651:40'54.07016.06010.120
417塚越 広大
ベルトラン・バゲット
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
KEIHIN REAL RACING
BS651:41'23.62945.61929.559
58野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS651:41'28.42450.414 4.795
63平手 晃平
千代 勝正
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
NDDP RACING with B-MAX
MI651:41'30.71552.705 2.291
712佐々木 大樹
平峰 一貴
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS651:41'37.69259.682 6.977
838立川 祐路
石浦 宏明
ZENT GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS651:41'40.6031'02.593 2.911
923松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
NISMO
MI641:41'49.5921Lap 1Lap
1019国本 雄資
宮田 莉朋
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH631:41'02.0332Laps1Lap
1164伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL631:41'02.8842Laps 0.851
1216武藤 英紀
笹原 右京
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
YH631:41'19.0292Laps16.145
1324高星 明誠
ヤン・マーデンボロー
リアライズコーポレーションADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
KONDO RACING
YH631:41'26.7762Laps 7.747
1439ヘイッキ・コバライネン
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS601:40'40.9245Laps3Laps
---- 以上規定周回数(70% - 45Laps)完走 ----
-14大嶋 和也
坪井 翔
WAKO'S 4CR GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WAKO'S ROOKIE
BS3455'53.21531Laps26Laps
  • Fastest Lap: CarNo.37 山下健太(KeePer TOM'S GR Supra) 1'29.009 (3/23) 184.55km/h

■GT300クラス

SUPER GT Round 8 -RIJ- (2020/11/29) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireLapTimeBehindGap
152吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS611:42'00.517--
256藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH601:41'02.6971Lap 1Lap
36阪口 良平
小高 一斗
ADVICS muta MC86
TOYOTA 86 MC
ADVICS muta Racing INGING
BS601:41'06.4771Lap 3.780
465蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS601:41'08.6321Lap 2.155
59藤井 誠暢
篠原 拓朗
PACIFIC NAC D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3
PACIFIC - D'station Racing
MI601:41'22.8021Lap 14.170
610星野 一樹
石川 京侍
TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
YH601:41'41.8331Lap 19.031
755大湯 都史樹
松下 信治
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS601:41'47.0921Lap 5.259
861井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL601:41'52.8131Lap 5.721
960吉本 大樹
河野 駿佑
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
LM corsa
MI601:42'10.9741Lap 18.161
1031嵯峨 宏紀
中山 友貴
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS601:42'11.9431Lap 0.969
1150加納 政樹
安岡 秀徒
ARNAGE AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
Arnage Racing
YH591:40'42.0732Laps1Lap
1221川端 伸太朗
近藤 翼
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Audi Team Hitotsuyama
YH591:41'09.8952Laps27.822
1330永井 宏明
織戸 学
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
YH591:41'10.4062Laps 0.511
14*25松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Porsche
Porsche 911 GT3 R
HOPPY team TSUCHIYA
YH591:41'10.8922Laps 0.486
154谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH591:41'20.9162Laps10.024
1633ショウン・トン
佐々木 孝太
エヴァRT初号機 X Works R8
Audi R8 LMS
X Works
YH591:41'46.5682Laps25.652
1734道上 龍
ジェイク・パーソンズ
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
Modulo Drago CORSE
YH591:41'57.2312Laps10.663
18*11平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL591:42'02.6272Laps 5.396
197荒 聖治
山口 智英
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
BMW Team Studie × CSL
YH591:42'06.7992Laps 4.172
2048田中 勝輝
飯田 太陽
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH591:42'09.3222Laps 2.523
21*360青木 孝行
田中 篤
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH581:40'48.2753Laps1Lap
2296新田 守男
阪口 晴南
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL581:41'08.0013Laps19.726
232加藤 寛規
柳田 真孝
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
Cars Tokai Dream28
YH581:41'31.6583Laps23.657
24*244三宅 淳詞
堤 優威
たかのこの湯RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
Max Racing
YH581:41'32.9813Laps 1.323
2518小林 崇志
松浦 孝亮
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH581:42'03.6193Laps30.638
26*35ショーン・ウォーキンショー
マティアス・ベシェ
arto RC F GT3
TOYOTA RC F GT3
arto Ping An Team Thailand
YH571:41'35.7284Laps1Lap
27*22和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes-AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH521:31'47.3449Laps5Laps
---- 以上規定周回数(70% - 42Laps)完走 ----
-*87高橋 翼
山田 真之亮
T-DASH ランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH23'57.24559Laps50Laps
-88小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH12'42.79960Laps1Lap
-5坂口 夏月
平木 湧也
マッハ車検GTNET MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH0D.N.S61Laps1Lap
  • Fastest Lap: CarNo.52 川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT) 1'36.563 (9/28) 170.11km/h
  • CarNo.35は、スーパーGT競技規則27-1.2(ウォームアップ中のピット作業違反)により、罰金5万円を課した。
  • CarNo.360は、スーパーGT競技規則27-1.3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.87(高橋翼)は、スーパーGT競技規則13-1.a.(危険なドライブ行為)により、ドライビンススルーペナルティーを科したがリタイアのため留保した。
  • CarNo.11は、スーパーGT競技規則27-1.2(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.25(佐藤公哉)は、スーパーGT競技規則13-1.a(危険なドライブ行為)により、ドライビンススルーペナルティーを科した。
  • CarNo.35は、スーパーGT競技規則26-11.(ピットレーン通過速度違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.244は、スーパーGT競技規則27-1.3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.22(城内政樹)は、国際モータースポーツ競技規則付則L項4.4(ホワイトラインカット)により、競技結果に40秒を加算した。

SUPER GT

SGT:第8戦富士公式練習 スープラ勢が上位を独占!トップは#37KeePer

2020オートバックス スーパーGT第8戦「たかのこのホテル富士GT300kmレース」の公式練習が11月28日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#37平川亮/山下健太組(KeePer TOM'S GR Supra)がトップタイムを記録、上位5台をトヨタスープラが独占した。GT300クラスは#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)がトップだった。

公式練習は午前9時より混走85分間、専有走行各クラス10分間で行われた。この日の富士は快晴。走行開始時の気温は14℃、路面温度は16℃,湿度72%と今シーズンで最も低い気温、路面温度の中での走行となった。

ノーウェイトハンディキャップで行われる最終戦は、まさにガチンコ勝負。上位9チーム15名が9ポイント以内、という大混戦で最終戦を迎えたGT500クラスは、この最初の走行から熾烈なトップ争いが展開されることになった。

序盤トップに立ったのはポイントリーダーの#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)。走行6周目に1'27.572を記録して一旦ピットへ。

この間に#37平川亮(KeePer TOM'S GR Supra)が走行7周目に1'27.521、8周目には1'27.503を立て続けに好タイムを記録して17号車を上回るが、#100山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)も走行開始15分で1'27.482を記録してトップに浮上した。

その後、走行開始25分で#39ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1'27.342でトップに。さらに40分経過時点で#36サッシャ・フェネストラズ(au TOM'S GR Supra)が1'27.239を走行17周目に記録。結局このタイムが専有走行でのGT500クラスのトップタイムとなった。

フェネストラズはその直後に13コーナーでスピンを喫するが、自力でコースに復帰して19周目にピットイン、関口に交代した。混走後半を担当した関口はロングランを行い、1分29秒〜30秒台の安定したペースで周回を重ねた。

こうして混走は午前10時25分で終了。GT500クラスの専有走行は午前10時35分から行われた。

混走トップの#36関口はここでチームメイトの#37 KeePer TOM'S GR Supraのスリップをうまく使って1'27.046までタイムアップしたが、その直後に#39中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1'27.036で上回った。

さらに#37山下健太(KeePer TOM'S GR Supra)が1'26.690を叩き出してトップに躍り出た。

中山はその後もペースを上げて走行を続けたが、タイムは1'26.792と一歩及ばず、#39ヘイッキ・コバライネン/中山雄一組(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)は2番手で走行を終了した。

#36関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ組(au TOM'S GR Supra)は3番手、4番手は#14大嶋和也/坪井翔組(WAKO'S 4CR GR Supra)、そして#38立川祐路/石浦宏明組(ZENT GR Supra)が5番手と、終わってみればトヨタスープラ勢がトップ5を独占する結果となった。

ホンダNSX勢の最上位は#100山本尚貴/牧野任祐組(RAYBRIG NSX-GT)の6番手。ドライバーズランキングトップの#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)は7番手、前回優勝の#8野尻智紀/福住仁嶺組(ARTA NSX-GT)は8番手で公式練習を終えている。

一方、ニッサンGT-R勢は#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)の10番手が最高と苦しい滑り出し。23号車は混走残り10分となったところで松田がコカコーラコーナーで縁石に乗り上げてスピン、コースアウトを喫してもいる。

GT300クラスは専有走行では大きな順位変動はなく、混走で1'35.417を記録した#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)がトップタイム。2番手には#11平中克幸/安田裕信組(GAINER TANAX GT-R)がつけ、#52吉田広樹/川合孝汰組(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が3番手だった。

ドライバーズランキングトップの#56藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組(リアライズ 日産自動車大学校GT-R)は6番手で走行を終えている。

SUPER GT

SGT:第8戦富士ノックアウトQ2結果

■GT500クラス

SUPER GT Round 8 -RIJ- (2020/11/28) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
137山下 健太KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS1'26.386--190.156
239ヘイッキ・コバライネンDENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'26.753 0.367 0.367189.351
336関口 雄飛au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'26.841 0.455 0.088189.159
438立川 祐路ZENT GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS1'27.039 0.653 0.198188.729
564伊沢 拓也Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'27.113 0.727 0.074188.569
623ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
NISMO
MI1'27.130 0.744 0.017188.532
7100山本 尚貴RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'27.229 0.843 0.099188.318
812平峰 一貴カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'27.734 1.348 0.505187.234

■GT300クラス

SUPER GT Round 8 -RIJ- (2020/11/28) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
152川合 孝汰埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'34.665--173.526
261山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'35.009 0.344 0.344172.897
36小高 一斗ADVICS muta MC86
TOYOTA 86 MC
ADVICS muta Racing INGING
BS1'35.174 0.509 0.165172.598
496阪口 晴南K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'35.342 0.677 0.168172.293
565蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'35.436 0.771 0.094172.124
611安田 裕信GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'35.527 0.862 0.091171.960
756ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ 日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'36.039 1.374 0.512171.043
82加藤 寛規シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
Cars Tokai Dream28
YH1'36.174 1.509 0.135170.803
9244堤 優威たかのこの湯RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
Max Racing
YH1'36.621 1.956 0.447170.013
105坂口 夏月マッハ車検GTNET MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'36.645 1.980 0.024169.971
1125佐藤 公哉HOPPY Porsche
Porsche 911 GT3 R
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'36.751 2.086 0.106169.784
1210星野 一樹TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
YH1'36.831 2.166 0.080169.644
137山口 智英Studie BMW M6
BMW M6 GT3
BMW Team Studie × CSL
YH1'37.131 2.466 0.300169.120
1430永井 宏明TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
YH1'37.179 2.514 0.048169.037
1534ジェイク・パーソンズModulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
Modulo Drago CORSE
YH1'37.255 2.590 0.076168.904
16360田中 篤RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'38.569 3.904 1.314166.653

SUPER GT

SGT:第8戦富士ノックアウトQ1結果

■GT500クラス

SUPER GT Round 8 -RIJ- (2020/11/28) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
137平川 亮KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS1'26.722--189.419
236サッシャ・フェネストラズau TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'26.790 0.068 0.068189.271
338石浦 宏明ZENT GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS1'27.046 0.324 0.256188.714
439中山 雄一DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'27.071 0.349 0.025188.660
564大津 弘樹Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'27.175 0.453 0.104188.435
623松田 次生MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
NISMO
MI1'27.188 0.466 0.013188.407
7100牧野 任祐RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'27.324 0.602 0.136188.113
812佐々木 大樹カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'27.379 0.657 0.055187.995
---- 以上Q2進出 ----
93千代 勝正CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
NDDP RACING with B-MAX
MI1'27.414 0.692 0.035187.920
1019国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'27.417 0.695 0.003187.913
118野尻 智紀ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'27.508 0.786 0.091187.718
1217ベルトラン・バゲットKEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
KEIHIN REAL RACING
BS1'27.579 0.857 0.071187.566
1314大嶋 和也WAKO'S 4CR GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WAKO'S ROOKIE
BS1'27.723 1.001 0.144187.258
1416笹原 右京Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
YH1'28.081 1.359 0.358186.497
1524高星 明誠リアライズコーポレーションADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'28.555 1.833 0.474185.498

■GT300クラス(Aグループ)

SUPER GT Round 8 -RIJ- (2020/11/28) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Fine Course:Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
111平中 克幸GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'36.131--170.879
252吉田 広樹埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'36.156 0.025 0.025170.835
396新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'36.244 0.113 0.088170.679
456藤波 清斗リアライズ 日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'36.452 0.321 0.208170.311
530織戸 学TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
YH1'36.466 0.335 0.014170.286
610石川 京侍TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
YH1'36.734 0.603 0.268169.814
7360青木 孝行RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'36.747 0.616 0.013169.791
834道上 龍Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
Modulo Drago CORSE
YH1'36.845 0.714 0.098169.619
---- 以上Q2進出 ----
988元嶋 佑弥JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'36.912 0.781 0.067169.502
1021近藤 翼Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Audi Team Hitotsuyama
YH1'36.944 0.813 0.032169.446
119藤井 誠暢PACIFIC NAC D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3
PACIFIC - D'station Racing
MI1'36.977 0.846 0.033169.389
124片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'37.111 0.980 0.134169.155
1333ショウン・トンエヴァRT初号機 X Works R8
Audi R8 LMS
X Works
YH1'37.533 1.402 0.422168.423
1450安岡 秀徒ARNAGE AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
Arnage Racing
YH1'38.204 2.073 0.671167.272
-48田中 勝輝植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YHno time---

■GT300クラス(Bグループ)

SUPER GT Round 8 -RIJ- (2020/11/28) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Fine Course:Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
16阪口 良平ADVICS muta MC86
TOYOTA 86 MC
ADVICS muta Racing INGING
BS1'35.776--171.513
265菅波 冬悟LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'35.914 0.138 0.138171.266
361井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'36.161 0.385 0.247170.826
42柳田 真孝シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
Cars Tokai Dream28
YH1'36.307 0.531 0.146170.567
55平木 湧也マッハ車検GTNET MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'36.483 0.707 0.176170.256
6244三宅 淳詞たかのこの湯RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
Max Racing
YH1'36.696 0.920 0.213169.881
725松井 孝允HOPPY Porsche
Porsche 911 GT3 R
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'36.877 1.101 0.181169.563
87荒 聖治Studie BMW M6
BMW M6 GT3
BMW Team Studie × CSL
YH1'36.912 1.136 0.035169.502
---- 以上Q2進出 ----
987高橋 翼T-DASH ランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'36.931 1.155 0.019169.469
1060吉本 大樹SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
LM corsa
MI1'36.998 1.222 0.067169.352
1131中山 友貴TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS1'36.999 1.223 0.001169.350
1218小林 崇志UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'37.305 1.529 0.306168.818
1335ショーン・ウォーキンショーarto RC F GT3
TOYOTA RC F GT3
arto Ping An Team Thailand
YH1'39.084 3.308 1.779165.787
1422和田 久アールキューズAMG GT3
Mercedes-AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'40.024 4.248 0.940164.229
-55大湯 都史樹
松下 信治
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BSabsence---

SUPER GT

SGT:第8戦富士公式練習結果

■GT500クラス

SUPER GT Round 8 -RIJ- (2020/11/28) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
/ Team
TireTimeBehindGapkm/h
137平川 亮
山下 健太
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS1'26.690--189.489
239ヘイッキ・コバライネン
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'26.792 0.102 0.102189.266
336関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'27.046 0.356 0.254188.714
414大嶋 和也
坪井 翔
WAKO'S 4CR GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WAKO'S ROOKIE
BS1'27.120 0.430 0.074188.554
538立川 祐路
石浦 宏明
ZENT GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS1'27.397 0.707 0.277187.956
6100山本 尚貴
牧野 任祐
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'27.482 0.792 0.085187.773
717塚越 広大
ベルトラン・バゲット
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
KEIHIN REAL RACING
BS1'27.572 0.882 0.090187.581
88野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'27.754 1.064 0.182187.191
919国本 雄資
宮田 莉朋
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'27.785 1.095 0.031187.125
1023松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
NISMO
MI1'27.824 1.134 0.039187.042
1164伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'28.201 1.511 0.377186.243
123平手 晃平
千代 勝正
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
NDDP RACING with B-MAX
MI1'28.231 1.541 0.030186.179
1312佐々木 大樹
平峰 一貴
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'28.279 1.589 0.048186.078
1416武藤 英紀
笹原 右京
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
YH1'28.438 1.748 0.159185.744
1524高星 明誠
ヤン・マーデンボロー
リアライズコーポレーションADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'28.522 1.832 0.084185.567

■GT300クラス

SUPER GT Round 8 -RIJ- (2020/11/28) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
/ Team
TireTimeBehindGapkm/h
161井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'35.417--172.158
211平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'35.460 0.043 0.043172.080
352吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'35.740 0.323 0.280171.577
496新田 守男
阪口 晴南
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'35.996 0.579 0.256171.120
56阪口 良平
小高 一斗
ADVICS muta MC86
TOYOTA 86 MC
ADVICS muta Racing INGING
BS1'36.220 0.803 0.224170.721
656藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'36.280 0.863 0.060170.615
755大湯 都史樹
松下 信治
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS1'36.340 0.923 0.060170.509
865蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'36.394 0.977 0.054170.413
92加藤 寛規
柳田 真孝
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
Cars Tokai Dream28
YH1'36.440 1.023 0.046170.332
1010星野 一樹
石川 京侍
TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
YH1'36.456 1.039 0.016170.304
1125松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Porsche
Porsche 911 GT3 R
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'36.542 1.125 0.086170.152
1288小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'36.750 1.333 0.208169.786
1318小林 崇志
松浦 孝亮
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'36.909 1.492 0.159169.507
147荒 聖治
山口 智英
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
BMW Team Studie × CSL
YH1'36.911 1.494 0.002169.504
15244三宅 淳詞
堤 優威
たかのこの湯RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
Max Racing
YH1'36.924 1.507 0.013169.481
1634道上 龍
ジェイク・パーソンズ
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
Modulo Drago CORSE
YH1'36.926 1.509 0.002169.478
179藤井 誠暢
篠原 拓朗
PACIFIC NAC D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3
PACIFIC - D'station Racing
MI1'36.948 1.531 0.022169.439
184谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'36.960 1.543 0.012169.418
1921川端 伸太朗
近藤 翼
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Audi Team Hitotsuyama
YH1'37.075 1.658 0.115169.218
20360青木 孝行
田中 篤
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'37.089 1.672 0.014169.193
2187高橋 翼
山田 真之亮
T-DASH ランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'37.131 1.714 0.042169.120
2230永井 宏明
織戸 学
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
YH1'37.212 1.795 0.081168.979
235坂口 夏月
平木 湧也
マッハ車検GTNET MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'37.432 2.015 0.220168.598
2431嵯峨 宏紀
中山 友貴
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS1'37.625 2.208 0.193168.264
2560吉本 大樹
河野 駿佑
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
LM corsa
MI1'37.711 2.294 0.086168.116
2648田中 勝輝
飯田 太陽
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'37.961 2.544 0.250167.687
2733ショウン・トン
佐々木 孝太
エヴァRT初号機 X Works R8
Audi R8 LMS
X Works
YH1'38.025 2.608 0.064167.578
2835ショーン・ウォーキンショー
マティアス・ベシェ
arto RC F GT3
TOYOTA RC F GT3
arto Ping An Team Thailand
YH1'38.166 2.749 0.141167.337
2950加納 政樹
安岡 秀徒
ARNAGE AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
Arnage Racing
YH1'39.250 3.833 1.084165.509
3022和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes-AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'40.138 4.721 0.888164.042

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第8戦もてぎ決勝 接戦を制し、#35平良が7連勝を達成

FIA-F4選手権第8戦の決勝が11月7日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした#35平良響(TGR-DC RSトムススピリットF4)が接戦を制し、連勝記録を7に伸ばした。

優勝は平良響(TGR-DC RSトムススピリットF4) 決勝2位は小川颯太(WARMTECH Skill Speed) 決勝3位は平木玲次(HELM MOTORSPORTS F110) インディペンデントカップ優勝は

第8戦決勝は午後3時25分より13周で行われた。天候は曇り。しかし雨の心配はなく、レースは終始ドライコンディションで行われた。

スタートでトップに立ったのはポールの#35平良。2番手スタートの#62平木玲次(HELM MOTORSPORTS F110)は出遅れて4位にポジションダウンしてしまう。代わって#77小川颯太(WARMTECH Skill Speed)が2番手に浮上した。小川は予選で2番手のタイムを記録していたが、黄旗区間でのオーバーランにより、決勝では2グリッド降格のペナルティを受け、4番手スタートとなっていた。
3位には#97澤龍之介(BJ RacingスカラシップJSS)が続き、4位の平木に続いて#36野中誠太(TGR-DC RSトムススピリットF4)が5位につけていたが、5周目に#31神晴也(ATEAM Buzz Racing F110)が野中を捉えて5位に浮上してきた。

トップの#35平良は5周終了時点で0.987のリード。#77小川がしぶとく平良のテールに食らいつき、オーバーテイクのチャンスを伺いながら周回を重ねる。

しかし後方でインディペンデントカップの#56YUTAKA TORIBA(BIRD)が#98IKARI(BJ Racing F110)に追突するアクシデントが発生、V字コーナー立ち上がりで2台がストップしたため、6周目からセーフティーカーが導入された。#56TORIBAは走行を再開したが、ウィングにダメージを負っている。

セーフティーカーは7周終わりでピットイン、レースは8周目から再開された。

すかさず9周目の90度で#36野中が#31神のインをつくが、最終コーナーでは#31神が抜き返し5位を死守。逆に野中は10周目に#80伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)に詰め寄られ、ポジションを落としてしまった。

一方、トップの#35平良は僅差で追ってくる#77小川に最後まで付け入る隙を与えず、第2戦から負けなしの7連勝を達成。#77小川は2位で今季初の表彰台を獲得した。その後方では#97澤、#62平木、#31神が熾烈なバトルを展開。最終的に#31神が3番手でフィニッシュしたが、平木とのバトルの中で危険なドライブ行為があったとして40秒加算のペナルティがレース後に課せられたため、#62平木が3位に繰り上がった。

インディペンデントカップは#3佐藤セルゲイビッチ(結婚の学校フィールドモータースポーツ)が連勝。#96齋藤真紀雄(CS Marketing AKILAND)が2位に入った。

優勝した平良響(TGR-DC Racing School) インディペンデントカップで優勝した佐藤セルゲイビッチ(結婚の学校フィールドモータースポーツ) 表彰式 インディペンデントカップの表彰式

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第7戦、第8戦もてぎ公式予選 今季好調の#35平良が連続ポールを獲得

FIA-F4選手権第7戦、第8戦の公式予選が11月7日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ここまで5連勝中の#35平良響(TGR-DC RSトムススピリットF4)が第7戦、第8戦ともにポールポジションを獲得した。

公式予選は午前8時20分より30分間で行われ、第7戦のスターティンググリッドをベストタイム順、第8戦のスターティンググリッドをセカンドベストタイム順で争った。天候は晴れ。路面はドライだ。

今季絶好調の#35平良は開始7分で1'59.893を記録してトップに立つと、その後も1'58.251、1'58.130、1'58.120、1'57.740と周回を重ねるごとに着実にタイムを縮めていく。

これに対して第1戦優勝の#62平木玲次(HELM MOTORSPORTS F110)も残り時間12分30秒で1'57.655を叩き出してトップを奪うが、平良は残り時間7分30で1'57.649を記録してトップを奪い返した。

その後公式予選は、S字コーナーでアクシデントにより停止した車両があったために赤旗中断となり、そのまま終了とされたため、その時点でトップだった#35平が第7戦のポールポジションを獲得。2位に#62平木、3位には#77小川颯太(WARMTECH Skill Speed)がつけた。

セカンドベストタイムでも1'57.740の#35平良がトップとなり、第8戦のポールポジションを獲得。2位は1'57.922の#77小川、#62平木は1'58.064で3位となった。

インディペンデントカップのトップタイムは第7戦が#98IKARI(BJ Racing F110)、第8戦は#2仲尾恵史(TCS Racing Team)となっている。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第8戦もてぎ決勝結果

FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2020/11/07) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2020 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
135平良 響TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1327'11.634--
277小川 颯太WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1327'12.319 0.685 0.685
362平木 玲次HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1327'18.664 7.030 6.345
497澤 龍之介BJ RacingスカラシップJSS
Bionic Jack Racing
1327'20.174 8.540 1.510
514荒川 麟ZAP SPEEDスカラシップ
ZAP SPEED
1327'21.281 9.647 1.107
636野中 誠太TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1327'21.82610.192 0.545
780伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1327'22.33310.699 0.507
85小出 峻VEGAPLUS DOME F110
VEGAPLUS
1327'24.29212.658 1.959
97太田 格之進VEGAPLUS DOME F110
VEGAPLUS
1327'24.35712.723 0.065
1038奥住 慈英TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1327'24.59412.960 0.237
1137清水 英志郎TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1327'24.96413.330 0.370
1232菊池 宥孝ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Motorsport
1327'25.44713.813 0.483
1316塚田 海斗Media Do ADVICS影山G-UP
Media Do Kageyama Racing
1327'26.50714.873 1.060
1428古谷 悠河TOM'S YOUTH
TOM'S YOUTH
1327'27.22615.592 0.719
1592浦田 裕喜AKILAND RACING
AKILAND RACING
1327'28.26416.630 1.038
1625堀尾 風允SAMURAIサポーターズF4
SKILL SPEED
1327'28.77217.138 0.508
1711岩澤 優吾Rn-sports SEIDO-YA
Rn-sports
1327'29.80218.168 1.030
1855土屋 祐輔Liaison DM F110
LIAISON
1327'32.89121.257 3.089
1913藤原 大輝ACE LINES MD Factory
KRac Motor sports
1327'33.38921.755 0.498
2039中村 賢明SACCESS RACING ES
SACCESS RACING
1327'35.11323.479 1.724
213IC1佐藤 セルゲイビッチ結婚の学校フィールドモータースポーツ
フィールドモータースポーツ
1327'40.45028.816 5.337
2296IC2齋藤 真紀雄CS Marketing AKILAND
AKILAND RACING
1327'41.31729.683 0.867
2333マックス・サロATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Motorsport
1327'42.65131.017 1.334
244IC3佐々木 祐一Sendai Day Dream F110
DAYDREAM RACING
1327'45.72734.093 3.076
2586IC4大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1327'46.28234.648 0.555
2618IC5堀田 誠アドヴィクスムータレーシング
Rn-sports
1327'48.08436.450 1.802
2743IC6吉田 基良ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1327'56.33744.703 8.253
28*31神 晴也ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Motorsport
1327'58.43746.803 2.100
2971IC7大山 正芳ダイワN通商アキランドCS F110
AKILAND RACING
1328'02.74851.114 4.311
3023IC8YUGOS2R Racing
N-SPEED
1328'03.36751.733 0.619
---- 以上規定周回数(90% - 11Laps)完走----
-56IC-YUTAKA TORIBABIRD
BIRD
613'37.6677Laps7Laps
-98IC-IKARIBJ Racing F110
Bionic Jack Racing
48'23.2989Laps2Laps
-2IC-仲尾 恵史TCS Racing Team
イノウエエンジニアリング
0 0.00013Laps4Laps
  • Fastest Lap: CarNo.31 神晴也(ATEAM Buzz Racing F110) 1'58.182 (5/13)
  • CarNo.31は、 FIA-F4競技規則第15条1.3により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第8戦もてぎ公式予選結果

FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2020/11/07) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2020 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
135平良 響TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'57.740--146.806
2*77小川 颯太WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1'57.922 0.182 0.182146.580
362平木 玲次HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'58.064 0.324 0.142146.403
497澤 龍之介BJ RacingスカラシップJSS
Bionic Jack Racing
1'58.162 0.422 0.098146.282
580伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1'58.197 0.457 0.035146.239
631神 晴也ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Motorsport
1'58.197 0.457 0.000146.239
711岩澤 優吾Rn-sports SEIDO-YA
Rn-sports
1'58.201 0.461 0.004146.234
836野中 誠太TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'58.291 0.551 0.090146.122
95小出 峻VEGAPLUS DOME F110
VEGAPLUS
1'58.389 0.649 0.098146.001
1014荒川 麟ZAP SPEEDスカラシップ
ZAP SPEED
1'58.420 0.680 0.031145.963
117太田 格之進VEGAPLUS DOME F110
VEGAPLUS
1'58.550 0.810 0.130145.803
1292浦田 裕喜AKILAND RACING
AKILAND RACING
1'58.644 0.904 0.094145.688
1338奥住 慈英TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'58.696 0.956 0.052145.624
1455土屋 祐輔Liaison DM F110
LIAISON
1'58.764 1.024 0.068145.540
1528古谷 悠河TOM'S YOUTH
TOM'S YOUTH
1'58.780 1.040 0.016145.521
1632菊池 宥孝ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Motorsport
1'58.876 1.136 0.096145.403
1716塚田 海斗Media Do ADVICS影山G-UP
Media Do Kageyama Racing
1'58.887 1.147 0.011145.390
1837清水 英志郎TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'58.924 1.184 0.037145.345
1925堀尾 風允SAMURAIサポーターズF4
SKILL SPEED
1'59.011 1.271 0.087145.238
2039中村 賢明SACCESS RACING ES
SACCESS RACING
1'59.229 1.489 0.218144.973
2113藤原 大輝ACE LINES MD Factory
KRac Motor sports
1'59.624 1.884 0.395144.494
222IC1仲尾 恵史TCS Racing Team
イノウエエンジニアリング
2'00.136 2.396 0.512143.878
2333マックス・サロATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Motorsport
2'00.225 2.485 0.089143.772
2496IC2齋藤 真紀雄CS Marketing AKILAND
AKILAND RACING
2'00.251 2.511 0.026143.741
254IC3佐々木 祐一Sendai Day Dream F110
DAYDREAM RACING
2'00.476 2.736 0.225143.472
2618IC4堀田 誠アドヴィクスムータレーシング
Rn-sports
2'00.484 2.744 0.008143.463
2786IC5大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
2'00.502 2.762 0.018143.441
283IC6佐藤 セルゲイビッチ結婚の学校フィールドモータースポーツ
フィールドモータースポーツ
2'00.504 2.764 0.002143.439
2943IC7吉田 基良ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
2'01.042 3.302 0.538142.801
3098IC8IKARIBJ Racing F110
Bionic Jack Racing
2'01.293 3.553 0.251142.506
3156IC9YUTAKA TORIBABIRD
BIRD
2'01.354 3.614 0.061142.434
3271IC10大山 正芳ダイワN通商アキランドCS F110
AKILAND RACING
2'03.511 5.771 2.157139.947
3323IC11YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'03.546 5.806 0.035139.907
---- 以上基準タイム予選通過 ----
  • CarNo.77は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章2.5.5 1b(黄旗区間でのオーバーラン)により、決勝レース(Rd.7、Rd.8)において2グリッド降格のペナルティーを科す。

SUPER FORMULA LIGHTS

SFL:第8戦SUGO決勝会見 「最低限やれるだけの事はやれたと思います」(宮田莉朋)

第8戦優勝 #36宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S)
優勝した宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM\'S) 今週初めてのポールからのスタートで、第6戦、第7戦とスタートは良くなってきていたので同じようにスタートを切れば大丈夫だと思ってレースに臨みました。その結果スタートもうまくいってファステストも取れました。練習走行からずっとベストタイムを出すためにセッティングを変えながら走っていました。予選は雨のために不甲斐ない結果に終わりましたが、決勝で巻き返すことができました。そこは素直にほっとしています。チームのサポートがあってこその結果だと思いますが、最低限やれるだけの事はやれたと思います。寒いのは嫌なんですが、それを言っても無理なのはわかっています。オートポリスは苦手な部分が多くて、僕とトムスはうまくいったことがありません。そこをいかにクルマとドライビングを仕上げていくかがポイントになるし、シーズンの中でも重要なレースとなるので、予選、決勝ともトップを取れるよう頑張ります。
第8戦決勝2位 #50阪口晴南(B-MAX RACING TEAM)
決勝2位の阪口晴南(B-MAX RACING TEAM) もちろんドライコンディションでしたし前に出ることを狙っていました。1コーナーでインに入れればと思ったんですが、宮田選手のスタートが良くて、1コーナーに同じ間隔で入っていったのが全てでした。ただレースペースでは近づくことができたのは良かったです。オートポリスについては僕らは得意だと思っているので、なんとしても3連勝をしたいと思います。
第8戦決勝3位 #37小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S)
決勝3位の小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM\'S) 第7戦でスタートを失敗して抜かれてしまい、グダグダのレースになりましたが、今回のスタートは悪くなかったんじゃないかなと思います。ただ前の二人とレースするにはペースが足りていないなと感じています。去年のF3から苦戦している部分なんですが、オートポリスではもっとついていけるように煮詰めていきたいと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA LIGHTS

SFL:第8戦SUGO決勝 ポール・トゥ・フィニッシュで#36宮田が今季6勝目を獲得

2020全日本スーパーフォーミュラライツ選手権第8戦の決勝が10月18日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートした#36宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)が今季通算6勝目を挙げた。

19周の決勝がスタートした スタート直後のマスタークラス勢 優勝は宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM\'S 320) 決勝2位は阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX) 決勝3位は小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TOM\'S 320) マスタークラス優勝はDRAGON(TEAM DRAGON SFL ) 優勝した宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM\'S) 表彰式 マスタークラスの表彰式

第8戦決勝は12時35分より19周で行われた。天候は晴れ。コースはドライだ。

スタートでトップに立ったのはポールポジションの#36宮田。2位に#50阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)、3位#37小高一斗(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320)、4位に#35河野駿佑(RS FINE K&N 320)と続く。

トップの#36宮田は#50阪口を徐々に引き離し、5周終了時点で1.689秒までリードを広げる。阪口も6周目からペースを上げて差を詰めようとするが、宮田は阪口に全く付け入る隙を与えずに19周を走り切り、第6戦に続いて今週末2勝目。今季通算6勝目を挙げた。2位は#50阪口、3位には#37小高が入った。

第6戦決勝で電気系のトラブルに見舞われたために最後尾スタートとなった、#2名取鉄平(TODA FIGHTEX )は1周めで一気に6位にジャンプアップ、2周目の馬の背で#30DRAGONをアウトからかわして5位に浮上したが、河野のテールを捉えるには至らず、そのまま5位でレースを終えている。

マスタークラスは#30DRAGON(TEAM DRAGON SFL )が優勝。第5戦岡山から4連勝、今季通算6勝目を挙げている。

次戦の舞台は九州ののオートポリス。11月14-15日に第9、10、11戦を行う。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA LIGHTS

SFL:第8戦SUGO決勝結果

SUPER FORMULA Rd.3 -RIJ- (2020/10/18) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2020 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine LapTimeBehindGap
136宮田 莉朋COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320
COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1923'16.595--
250阪口 晴南Buzz Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS
A41
1923'18.682 2.087 2.087
337小高 一斗COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320
COROLLA CHUKYO Kuo TEAM TOM'S
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1923'25.114 8.519 6.432
435河野 駿佑RS FINE K&N 320
RS FINE
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1923'31.54114.946 6.427
52名取 鉄平TODA FIGHTEX
TODA RACING
TODA
TR-F301
1923'34.09917.504 2.558
65入山 翔Albirex-RT
ALBIREX RACING TEAM
TOMEI
TB14F3 2020
1924'03.06346.46828.964
730M1DRAGONTEAM DRAGON SFL
B-MAX ENGINEERING
SPIESS
A41
1924'03.31346.718 0.250
810M2植田 正幸Rnsports320
Rn-sports
SPIESS
A41
1924'12.51455.919 9.201
951M3今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS
A41
1924'18.9361'02.341 6.422
1052M4畑 亨志A-NeKT with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS
A41
1924'28.0871'11.492 9.151
1113M5吉田 基良B-MAX ENGINEERING
B-MAX ENGINEERING
SPIESS
A41
1823'58.8451Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 17Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.36 宮田莉朋(COROLLA CHUKYO Kuo TOM'S 320) 1'12.865 (2/19) 177.196km/h

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:第8戦もてぎ決勝 総合は近藤翼、プロアマクラスは浜崎大、アマクラスはスカイ・チェンがそれぞれ独走で優勝

決勝レースがスタートした

9月20日、ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン(PCCJ)シリーズ第8戦の決勝が、栃木県・ツインリンクもてぎで行われ、#24近藤翼(NIHON KIZAI PORSCHE)が独走でポール・トゥ・フィニッシュ。プロアマクラスは#77浜崎大(GR-Racing VENTILER)、アマクラスは#36Sky Chen(SKY MOTORSPORTS)がそれぞれクラス優勝を飾った。

総合優勝の近藤翼(NIHON KIZAI PORSCHE) プロアマクラス優勝の浜崎大(GR-Racing VENTILER) アマクラス優勝のSky Chen(SKY MOTORSPORTS)

曇天となった第8戦決勝日、何とか堪えていた空から決勝スタート前に雨粒が落ちてきてコースを濡らす。各チームは急いでスリックからレインタイヤへの交換を始める。

午前10時55分、1周のフォーメイションラップからスタートしたレースは、#24近藤が好スタート。これに#60小河諒(LM corsa)、#31上村優太(Nine RACING)が続き、スタートをミスした2番グリッドの#20石坂瑞基(Porsche Japan Junior Programme)は4位にドロップ。

トップ#24近藤は周回を重ねるたびに後続との差を広げ、折返しの6周終了時には4秒のマージンを築く。後方では2位#60小河にジワジワと#31上村が迫る。

レースに動きが出たのは8周目、満を持して1コーナーで#60小河のアウトに並んだ#31上村が3コーナーで逆転。しかし#60小河も粘り、次の周の1コーナーで#31上村のインを突き最逆転。両者の攻防はフィニッシュまで続いたが#60小河が守りきって2位を得た。

優勝の#24近藤は後続が競り合ったことで、無理をする必要もなく、終盤はペースを維持して独走優勝。

プロアマクラスは、クラスPPスタートの#77浜崎大(GR-Racing VENTILER)が序盤ハイペースで飛ばし、2位#98IKARI(BJR PORSCHE)と5秒の差を築くと、終盤はその差を保ったままフィニッシュ。

アマクラスは、クラスPP#15神取彦一郎(911 Service)がスリックタイヤでフォーメイションラップをスタートする賭けに出たが、雨の状態に走れないと判断。即座にピットインしタイヤに交換したことで大きくタイムロス。勝利の権限を失ってしまった。これで敵のいなくなった#36Sky Chenがスタートから独走で優勝。

総合の表彰式 プロアマクラスの表彰式 アマクラスの表彰式

第8戦レース結果(暫定)
■総合
1位#24近藤翼(NIHON KIZAI PORSCHE)
2位#60小河諒(LM corsa)
3位#31上村優太(Nine RACING)
4位#20石坂瑞基(Porsche Japan Junior Programme)

■プロアマクラス
1位#77浜崎大(GR-Racing VENTILER)
2位#98IKARI(BJR PORSCHE)
3位#25内山清士(NIHON KIZAI PORSCHE)
4位#3TAKASHI HATA(A-NeKT & TeamKRM)

■アマクラス
1位#36Sky Chen(SKY MOTORSPORTS)
2位#51春山次男(BINGO RACING)
3位#15神取彦一郎(911 Service)

Text:Shigeru KITAMICHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:第7,8戦もてぎ公式予選 近藤翼がポールポジション

 ポルシェカレラカップジャパン。PCCJの第7戦と第8戦が、舞台を富士から栃木県のツインリンクもてぎに移して開催される。

 土曜日の12時30分から、ウエットコンディションで30分間の予選セッションが行われる予定だったが、他のレースの赤旗の影響で5分遅れの12時35分から開始された。

予選は途中、赤旗中断があった  セッション直前に雨が降り、完全なウエットでの序盤となった。雨がやみ路面が乾いてくると、ウエットタイヤが路面とは合わないようで、タイムアップはなかなかかなわない状況だ。開始20分ほどで#77浜崎大が2コーナーでコースアウト。このため赤旗中断となる。

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総合でポールポジションの近藤翼 プロアマクラスポールポジションの内山清士 アマクラスポールポジションの神取彦一郎

 この段階で#24近藤翼がトップタイム。以下#60小川諒、#20石坂瑞基がオーバーオールクラスのトップ3に。#98IKARIがプロアマクラスのトップタイムをマークするが、走路外走行のペナルティを受けベストタイムを抹消。このため#25内山清士がクラストップとなった。#77浜崎が2番手、#98IKARIは3番手に。アマクラスのトップは#15神取彦一郎がマークした。

 この後、午後4時20分から第7戦が行われる予定だ。

 明日は、10時55分から第8戦最終戦が行われる。こちらは予選のセカンドラップタイムでグリッドが決まることとなっている。

 さらに、視界不良のためにキャンセルとなったSUGOでの第4戦が、明日の午後4時から行われることとなった。こちらのスターティンググリッドは、この後行われる第7戦のベストラップによって決められることになった。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎフォトギャラリー

公式練習: 荒聖治(McLaren 720S) 公式練習: 佐々木大樹/ジェームス・ロシター組(カルソニックIMPUL GT-R) 公式練習: 小暮卓史(マネパ ランボルギーニ GT3) 公式練習: 蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)
公式練習: 大嶋和也/山下健太組(WAKO\S 4CR LC500) 公式練習: 永井宏明/織戸学組(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT) 公式練習: ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(D\station Vantage GT3) 公式練習: 永井宏明/織戸学組(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)
公式練習: 和田久/城内政樹組(アールキューズ AMG GT3) 公式練習: 新田守男/阪口晴南組(K-tunes RC F GT3) 公式練習: 谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル 初音ミクAMG) 公式練習: 武藤英紀/中嶋大祐組(MOTUL MUGEN NSX-GT)
公式練習: 野尻智紀/伊沢拓也組(ARTA NSX-GT) 公式練習: 中嶋一貴/関口雄飛組(au TOM\S LC500) 公式練習: 谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル 初音ミクAMG) 公式練習: 関口雄飛(au TOM\S LC500)
公式練習: フレデリック・マコヴィッキィ(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R) 公式練習: 藤井誠暢(D\station Vantage GT3) 公式練習: 大嶋和也(WAKO\S 4CR LC500) 公式練習: ジェンソン・バトン(RAYBRIG NSX-GT)
公式練習: 松浦孝亮(UPGARAGE NSX GT3) 公式練習: 野尻智紀/伊沢拓也組(ARTA NSX-GT) サーキットサファリ: 塚越広大(KEIHIN NSX-GT) サーキットサファリ: 高星明誠/ヤン・マーデンボロー組(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)
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ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン 公式予選: 菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)
公式予選: 荒聖治(McLaren 720S) 公式予選: サッシャ・フェネストラズ(リアライズ日産自動車大学校GT-R) 公式予選: 菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG) 公式予選: 平川亮(KeePer TOM\'S LC500)
公式予選: ジェンソン・バトン(RAYBRIG NSX-GT) 公式予選: 中嶋一貴(au TOM\'S LC500) 公式予選: フレデリック・マコヴィッキィ(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R) 公式予選: 松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)
公式予選: 中嶋一貴(au TOM\'S LC500) 公式予選: 松田次生(MOTUL AUTECH GT-R) 公式予選: 大嶋和也(WAKO\'S 4CR LC500) 公式予選: サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
公式予選: アレックス・パロウ(McLaren 720S) 公式予選: 大津弘樹(Modulo KENWOOD NSX GT3) 公式予選: 片岡龍也(グッドスマイル 初音ミクAMG) 公式予選: 平峰一貴(リアライズ日産自動車大学校GT-R)
公式予選: 蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG) 公式予選: 山下健太(WAKO\'S 4CR LC500) 公式予選: ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R) 公式予選: 塚越広大(KEIHIN NSX-GT)
公式予選: 立川祐路(ZENT CERUMO LC500) 公式予選: ポールポジションを獲得した中嶋一貴/関口雄飛組(LEXUS TEAM au TOM\'S) GTキッズウォーク: 山本尚貴とジェンソン・バトン(TEAM KUNIMITSU) GTキッズウォーク: レクサスくま吉と子ども
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ピットウォーク: 来年度から採用されるGT500マシン ピットウォーク: 来年度から採用されるGT500マシン ピットウォーク: 山本尚貴(TEAM KUNIMITSU) ピットウォーク: 来年度から採用されるGT500マシン
ピットウォーク: 左から立川祐路、松田次生、山本尚貴 スタート進行: 小林崇志(TEAM UPGARAGE) スタート進行: レースクイーン スタート進行: レースクイーン
スタート進行: レースクイーン スタート進行: 山下健太と大嶋和也(LEXUS TEAM LEMANS WAKO\'S) スタート進行: 大嶋和也(LEXUS TEAM LEMANS WAKO\'S) スタート進行: まもなくスタート
スタート進行: スタンドは超満員 決勝レース: 栃木県警によるパレードラップが始まった 決勝レース: GT500クラスのスタートシーン 決勝レース: GT300クラスのスタートシーン
決勝レース: レース序盤GT300クラス上位陣の争い 決勝レース: アレックス・パロウ(McLaren 720S) vs 平峰一貴(リアライズ日産自動車大学校GT-R) 決勝レース: GT500クラスの争い 決勝レース: 塚越広大(KEIHIN NSX-GT)
決勝レース: ニック・キャシディ(KeePer TOM\'S LC500) 決勝レース: ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD LC500)と道上龍(Modulo KENWOOD NSX GT3) 決勝レース: 平峰一貴(リアライズ日産自動車大学校GT-R) 決勝レース: アレックス・パロウ(McLaren 720S)
決勝レース: 中嶋一貴(au TOM\'S LC500) 決勝レース: 中嶋一貴(au TOM\'S LC500)vs ニック・キャシディ(KeePer TOM\'S LC500) 決勝レース: GTマシンの隊列 決勝レース: 立川祐路(ZENT CERUMO LC500)
決勝レース: 関口雄飛(au TOM\'S LC500) 決勝レース: 荒聖治/アレックス・パロウ組(McLaren 720S) 決勝レース: 高木真一/福住仁嶺組(ARTA NSX GT3) 決勝レース: 松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)
決勝レース: 平中克幸(GAINER TANAX GT-R) vs サッシャ・フェネストラズ(リアライズ日産自動車大学校GT-R) 決勝レース: サッシャ・フェネストラズ(リアライズ日産自動車大学校GT-R) vs 平中克幸(GAINER TANAX GT-R) 決勝レース: サッシャ・フェネストラズ(リアライズ日産自動車大学校GT-R) vs 平中克幸(GAINER TANAX GT-R) 決勝レース: 関口雄飛(au TOM\'S LC500) vs 山下健太(WAKO\'S 4CR LC500)
決勝レース: レースを見守る大観衆 決勝レース: レースを見守る大観衆 決勝レース: GT500クラス1コーナーの攻防 決勝レース: GT300クラスの集団をパスする石浦宏明(ZENT CERUMO LC500)
決勝レース: 福住仁嶺(ARTA NSX GT3) vs 阪口晴南(K-tunes RC F GT3) 決勝レース: 2位でチェッカーを受けGT500クラスのチャンピオンを決めた山下健太(WAKO\'S 4CR LC500) 決勝レース: 2位でチェッカーを受けGT500クラスのチャンピオンを決めた山下健太(WAKO\'S 4CR LC500) 決勝レース: GT300クラスで優勝した平中克幸(GAINER TANAX GT-R)
決勝レース: GT300クラスで優勝した平中克幸(GAINER TANAX GT-R) 決勝レース: ガス欠でストップした蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG) 決勝レース: GT500クラスでチャンピオンを獲得した大嶋和也/山下健太組(LEXUS TEAM LEMANS WAKO\'S) 決勝レース: GT300クラスでチャンピオンを獲得した高木真一/福住仁嶺組(ARTA)
決勝レース: GT500クラスでチャンピオンを獲得した大嶋和也/山下健太組(LEXUS TEAM LEMANS WAKO\'S) 表彰式: GT300クラスで優勝した平中克幸/安田裕信組(GAINER) 表彰式: GT300クラスのトップ3チーム 表彰式: GT500クラスのトップ3チーム
グランドフィナーレ: もてぎの上空に紙吹雪が舞う
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎチャンピオン会見 「チャンピオンのかかったレースなので、引くつもりもありませんでした」(山下健太) 「ああ17年前からいいドライバーを選んでたんだなと思って(笑)」(鈴木亜久里)

GT500クラスドライバーズチャンピオン 大嶋和也(#6WAKO'S 4CR LC500)
シリーズ記者会見: GT500クラスでチャンピオンを獲得した大嶋和也(LEXUS TEAM LEMANS WAKO\'S) とにかくほっとしました。GT500に参戦して11年目のシーズンでやっとチャンピオンを取ることができました。今までにいつ愛想を尽かされてもおかしくないような、結果を残せないシーズンもありましたが、そんな中でみんなが僕のことを信じて、ずっとチームルマンのエースとして走らせてくれたことに本当に感謝しています。ルマンに来てからずっと(山田)健二さんと戦ってきたんですけど、健二さんを失ってここからどうなってしまうのかなあと思った時期もありましたが、チームには本当に感謝しています。(山下)健太も本当にいい仕事をしてくれました。本当に嬉しい。ここに来るまではめちゃめちゃ不安でした。やれることは全部やっておこうと思って、お酒も飲まなかったし、体重も2kg落としてきました。家を出る前に見た占いでも「一番運勢がいいのは4月生まれ。ラッキーカラーは青」ってなっていたので、「これはいける」と思いました。ちょっとでも都合の良いことは信じて気分を盛り上げていました。7点差あるといっても毎年最終戦でいろんなことが起きるので。今回はみんなで力を合わせてチャンピオンを取れて良かったです。岡山で開幕したときはまさかチャンピオン争いをできるとは思っていませんでした。そこからみんなが頑張ってくれて、「勝てそうだな」という印象を鈴鹿で感じることができ、「タイは絶対勝ちたい」と思っていたら勝つことができ、次の富士も勝てました。最後の3戦は37号車に前でフィニッシュされたのが悔しいですけどチャンピオンを取れて良かったです。これで重圧から解放されたので、来年は結果を気にせずにリラックスしてレースしたいなと思います。
GT500クラスドライバーズチャンピオン 山下健太(WAKO'S 4CR LC500)
シリーズ記者会見: GT500クラスでチャンピオンを獲得した山下健太(LEXUS TEAM LEMANS WAKO\'S) 僕は今日後半を乗らせてもらったんですけど、展開的に非常に厳しかったです。ああなる(トムスがチームオーダーを出す)ことは予想していたんですけど実際なってみると「ああやられたなあ」って。でも36号車を抜かないとチャンピオンはない、とよくわかっていたし、関口選手がすごいブロックがうまいのもわかっていたので、少しでも気の迷いがあったら絶対抜けないな、と思って、強い気持ちを持って。(36号車を抜いたときは)ちょっと強引だったかなと思いましたが、最終コーナー全開で行けるわけないんですけど、最終戦で、チャンピオンのかかったレースなので引けないし、引くつもりもありませんでした。関口選手も絶対引かないな、という気配を感じたので、とりあえず全開で並んでいきました。そのままぶつかって、すごい衝撃がありました。でも僕の方が前に出ていたし、二人で外に出ていたんで、譲る必要もないと思いました。あそこで並んでなかったら抜けないし、チャンピオンを取れてなかったと思います。それから一年間支えてくれたチームに感謝しています。大嶋さんと、寿一監督にも。(エンジニアの)阿部さんも毎回毎回いいクルマを用意してくださって、乗りやすくて。今回もぶつかった後は不安でしたが、そのあとのペースも悪くなかったです。スタート前は思ったほど緊張はしませんでした。自分の番が回ってきたときは追う立場だったので「やるしかねえな」みたいな感じでしたし。僕はスーパーGTが大好きです。こんなに接戦で、勝負強さを鍛えられるカテゴリーは世界的にもなかなかないと思うんですが、来年は出られないと思うので、それが残念です。天候のことなど、今年は難しいシーズンでしたが、それぞれの局面で常に正しい選択ができていました。皆さんの判断が完璧だったことが結果につながったと思うので、本当にチームに感謝です。
GT500クラスチームチャンピオン 山田淳監督(#37LEXUS TEAM KeePer TOM'S)
シリーズ記者会見: GT500クラスでチャンピオンを獲得したチーム監督の山田淳氏(LEXUS TEAM LEMANS WAKO\'S) この場にいるのがなんか微妙な感じです。昔一緒にF3を戦った二人がドライバーズチャンピオンとして隣にいる、というのが。チャンピオン会見の場に来られたことをとても光栄に思っていますし、ドライバー、チームスタッフには非常に感謝しています。開幕戦からいろんなレース展開がありましたが、最後は優勝で終われたということを嬉しく思っています。来年も頑張ってまたチャンピオン会見に来たいと思います。
GT300クラスドライバーズチャンピオン 高木真一(#55ARTA NSX GT3
シリーズ記者会見: GT300クラスでチャンピオンを獲得した高木真一(ARTA) 昨日(福住)仁嶺が予選ですごく頑張ってくれて、5位というポジションを作ってくれたので、本当にそれがレースで凄く大きかったと思っています。それによって前の方の集団でレースをすることができたのはよかった。僕自身のペースはそこそこ良かったと思いますが、クルマをちょっと攻め気味というか、オーバーステアのセッティングにしたことで、そのあとのスティントで仁嶺がタイヤカスに苦しめられる状況にしてしまいました。それは僕のミスだったし、申し訳ないと思います。そんな中で仁嶺は頑張ってくれて、4位。表彰台には上がれなかったけど、シリーズチャンピオンという大きな結果を得ることができました。17年ぶりにチャンピオンを取れたことについては、(鈴木)亜久里さんや土屋(圭市)さん、そしてスポンサーのオートバックスさんのおかげだと思います。本当に感謝しかないです。今年は車両がNSXになって、フロントタイヤのサイズが少し小さくなったんですが、それをどう活かすか、本当に手探りの状態で開幕を迎えたんですが、その中でも一戦も落とさずにチャンピオンを取れたのは良かったです。NSXはオールマイティなクルマだったし、ブリヂストンさんも良いタイヤを次々に持ってきてくださいました。仁嶺も初めてのシーズンにもかかわらず、鋭い走りとびっくりするようなタイムをたびたび出してきていました。GT500に抜かれながらの難しいレースでもしっかり視野を広げてぶつからずに安定したタイムを出していたのが素晴らしいと思いました。
GT300クラスドライバーズチャンピオン 福住仁嶺(#55ARTA NSX GT3
シリーズ記者会見: GT300クラスでチャンピオンを獲得した福住仁嶺(ARTA) 一年目のルーキーシーズンでしたが、亜久里さんはじめチームの皆さん、高木さんのおかげでチャンピオンシップを争うことができて。最終戦を迎えた時点で14.6ポイントのリードというのは大きく思えますが、昨年は12ポイント差を逆転されているので、怖いというか不安でいっぱいでした。今回のレースはペースが良くなくていっぱいいっぱいの状態でしたが、亜久里さんの怒った顔を見たくなかったので最後まで頑張りました。菅生で優勝したときは誰も迎えてくれなくて寂しい思いをしましたが(笑)今回は高木さんがちゃんと待っていてくださって、しかも泣いていたのでもらい泣きしそうになってうるっときました。本当に亜久里さんや応援していただいてる皆さんに感謝しています。初年度で分からないことだらけでしたが、高木さんからいろんなアドバイスをいただきました。いつも的確な指摘で、本当に教え方のうまい方だなと思いました。
GT300クラスチームチャンピオン 鈴木亜久里監督(#55 ARTA)
シリーズ記者会見: GT300クラスでチャンピオンを獲得したチーム監督の鈴木亜久里氏(ARTA) 皆さんお疲れ様でした。去年ももてぎでは悔しい思いをして帰った思い出があったんですけど、今年はクルマもNSXに変わって、(高木)真一が福住をうまくコントロールしてくれて、最終的に一年間一個もポイントを落とさない。全部のレースを完走してポイントをとってくれました。去年はいいレースとダメなレースの差が激しかったですから。福住も今まで一度もハコのレースをしたことがないのにここまで上手く乗れたのは、真一が上手く引っ張ってくれたからだと思います。ほんとうにいいコンビだったなと思います。でも福住が走っているのを見るといつもなんだか不安で胃が痛くなっちゃうんですよね。でも終わってみると「大丈夫ですよ」って本人はけろっとしている。彼の場合はまだ若いし、これから長いレース人生があるんで、どんどんステップアップしてってもらいたい。ARTAとしては17年ぶりにチャンピオンを取れましたが、そのチャンピオン争いをしたのが17年前に真一とパートナーを組んでた新田(守男)だというのがね。ああ17年前からいいドライバーを選んでたんだなと思って(笑)おじさんまだまだ頑張れるなあと。おじさんたちの代表みたいなレースをしてくれたんで、また来年も頑張って、またチャンピオン会見に来られるように、これからも頑張ります。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ優勝会見 「チャンピオンを逃したことが悔しいです」(平川亮) 「ラッキーもありましたが、今まで年間2勝したことがなかったので嬉しいです」(安田裕信)

GT500クラス ニック・キャシディ(KeePer TOM'S LC500)
決勝記者会見: GT500クラス優勝のニック・キャシディ(LEXUS TEAM KeePer TOM\'S) 本当に難しいレースでした。予選4位からのスタートで、前のクルマはどこも強いところばかりでしたが、僕のスタートはパーフェクトだったと思います。今回の目標はピットインのタイミングを見極めることでしたが、それもうまくいってレースをリードすることができました。僕らのクルマが今日一番スピードがあったと思っています。6号車とは同じタイヤを履いていて、同じようにウォームアップには苦労したと思いますが、僕はタイヤが冷えた状態でのペースには自信があったし、今までにも6号車とバトルをして何度も勝っているので、序盤で追い抜く自信はありました。
GT500クラス 平川亮(KeePer TOM'S LC500)
決勝記者会見: GT500クラス優勝の平川亮(KeePer TOM\'S LC500) アウトラップは良かったんですが、そのあとペースが上がらなくなりました。36号車の後ろを走っている間はずっとフロントのグリップが厳しかったです。トップに立ってからはペースもよく、後ろを離すことができました。結果的に優勝できましたが、チャンピオンを逃したことが悔しいというか、あまりうまく言葉にできません。
GT300クラス 安田裕信(GAINER TANAX GT-R)
決勝記者会見: GT300クラス優勝の安田裕信(GAINER) 予選4番手からのスタートでしたが、序盤にポジションを上げる自信はありました。マクラーレンと56号車の後ろにいて、2台が接触した隙に2番手に上がることができました。そのあと56号車に追いつきたかったんですが、向こうのほうがペースが良かったです。56号車と同じタイミングでピットに入って平中選手に代わりました。最後はラッキーもあって優勝できましたが、今まで年間2勝したことがなかったので、それが嬉しいです。
GT300クラス 平中克幸(GAINER TANAX GT-R)
決勝記者会見: GT300クラス優勝の平中克幸(GAINER) 今週末は走り始めからクルマのフィーリングが良かったです。特に今回ダンロップさんが新しいタイヤを持ち込んでくれて、全くテストしたことのないタイヤで不安がありましたが、しっかり作り込んであって、走り始めから気持ちよく走ることができました。予選順位も優勝を狙える位置でしたし、レースも期待していましたが、LEONが常に速くて、流石に今回は無理かなあと思っていました。ところが最終コーナーを立ち上がってチームの方に寄って行こうとしたら、LEONが思いの外近くにいたので、改めてアクセルを踏み直してLEONを抜いてチェッカーを受けることができました。勝ったことを無線で言ったら、チームはわかってなかったみたいです。棚ぼたですけど、その位置を常にキープして走れたことが優勝につながったと思うので、本当に完璧なレースができたなと思います。今シーズンは前半の早い段階で上位入賞できたことが良かったと思いますが、中盤に落とすレースが続いたのが悔しいし、残念です。それでも最終戦で優勝できたのは嬉しいです。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝 チームルマン17年ぶりの快挙!!#6大嶋/山下組がドライバーズチャンピオンを獲得 レースは#37KeePer TOM'S LC500が今季初優勝

2019オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」の決勝が11月3日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、予選4位からスタートした#37平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM'S LC500)が32周目にトップに立ち、今季初勝利を挙げた。

しかしドライバーズチャンピオンは2位入賞の#6大嶋和也/山下健太組(WAKO'S 4CR LC500)が獲得。チームルマンにとっては2002年のJGTC以来、じつに17年ぶりの栄冠となった。

GT300クラスは予選4位の#11平中克幸/安田裕信組(GAINER TANAX GT-R)が終了間際に逆転、第2戦富士以来の今季2勝目を獲得。シリーズチャンピオンは4位でフィニッシュした#55高木真一/福住仁嶺組(ARTA NSX GT3)が獲得している。

(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:予選日20,500人/決勝日35,500人/大会総入場者数56,000人)

GT500クラスのスタートシーン GT300クラスのスタートシーン GT500クラス優勝は平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM\'S LC500) GT500クラス決勝で2位に入りドライバーズチャンピオンを決めた大嶋和也/山下健太組(WAKO\'S 4CR LC500) GT500クラス決勝3位は中嶋一貴/関口雄飛組(au TOM\'S LC500) GT300クラス優勝は平中克幸/安田裕信組(GAINER TANAX GT-R) GT300クラス決勝2位は蒲生尚弥/菅波冬悟組(LEON PYRAMID AMG) GT300クラス決勝2位は新田守男/阪口晴南組(K-tunes RC F GT3) GT300クラス決勝で4位に入りドライバーズチャンピオンを決めた高木真一/福住仁嶺組(ARTA NSX GT3)

第8戦決勝は午後1時30分より53周で行われたが、スタート前に行われたウォームアップ走行で#3平手晃平/フレデリック・マコヴィッキィ組(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)にエンジントラブルが発生。スタート前にリタイヤ届が提出されるという事態に。ニッサン勢では前日の公式練習でも#12佐々木大樹/ジェームス・ロシター組(カルソニックIMPUL GT-R)にもエンジントラブルが発生しており、12号車は予選出走が叶わず、出走嘆願によりこのレースは最後尾からスタートすることになっていた。

スタートでトップに立ったのはポールシッターの#36中嶋一貴(au TOM'S LC500)。ポイントリーダーの#6大嶋和也(WAKO'S 4CR LC500)はタイヤの熱入れが充分でなく、1周目に#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)、#37ニック・キャシディ(KeePer TOM'S LC500)、#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)らに相次いで抜かれ、5位まで順位を落としてしまった。

しかし大嶋はタイヤが作動領域に入るとともに息を吹き返し、7周目にクインタレッリ、17周目には塚越をも抜き返して3位に浮上、20周目にトップの中嶋とともにピットインし、山下にバトンタッチした。

大嶋らとタイトルを争うキャシディは6周目の3コーナーでクインタレッリを抜いて2位に浮上すると、19周目にピット作業を行い、平川に交代した。

#6大嶋/山下組との7ポイント差を逆転しなければならない平川は懸命に追い上げ、#36関口雄飛(au TOM'S LC500)に何度もオーバーテイクを試みる。関口も当初押さえ込む動きを見せていたが、32周目の3コーナーで周回遅れに詰まったところで平川にインを明け渡し、その後は後方から迫ってくる山下と熾烈な2位争いを展開することになった。多分にチームオーダーの疑われるシーンではあるが、もちろんチームがそのことを公式に認めることなどない。

このままの順位で終われば平川/キャシディ組が83ポイント、大嶋/山下組は81ポイントとなり、平川/キャシディ組が逆転でチャンピオンを獲得する。山下には到底受け入れられない状況だ。後続との差を広げながらトップを快走する平川の後方で、関口の執拗なブロックに行手を阻まれる山下。

しかし転機は38周目にやってきた。

ヘアピン進入で関口が周回遅れのGT300車両に詰まったところを山下は見逃さず、続くダウンヒルストレートでフェイントを入れながら関口のインに車体をねじ込んだ。90度コーナーへの進入ではブレーキを遅らせすぎてアウトに膨らみ、コーナー出口で失速、すかさず関口がクロスラインをとってアウトから並び返してきたが、山下もここは絶対に引くことはできない。両者は激しくぶつかりながら最終コーナーをショートカット、そのまま山下が前に出てホームストレートに戻ってきた。関口にはもう山下を追う余力は残っていなかった。

これによりGT500クラスは37号車が優勝、6号車が2位、36号車が3位で決着。ポイントランキングは平川/キャシディ組が83ポイント、大嶋/山下組が85ポイントとなり、大嶋/山下組がドライバーズチャンピオンを獲得。チームタイトルはLEXUS TEAM KeePer TOM'Sが107ポイント、LEXUS TEAM LEMANS WAKO'Sが106ポイントで、こちらはトムスが獲得することになった。

今季初勝利を挙げたとはいえ、2年連続でドライバーズタイトルを取り逃した平川とキャシディはレース後の記者会見でも悔しさを隠せない様子だった。

チームルマンがドライバーズチャンピオンを獲得するのは、2002年の全日本GT選手権で#6脇阪寿一/飯田章組(エッソウロトラフロースープラ)が獲得して以来、じつに17年ぶりのことだ。

GT300クラスは、ポールシッターの#720アレックス・パロウ(McLaren 720S)のペースが上がらず、6周目の90度コーナーで#56平峰一貴(リアライズ日産自動車大学校GT-R)にインから抜き去られ、その後もずるずると順位を落として7位でフィニッシュ。ここでトップに浮上した56号車もレース終盤に電気系トラブルに見舞われて一時コース上にストップする不運もあって最終的には6位でレースを終えた。

一方、予選3位からスタートした#65蒲生尚弥/菅波冬悟組(LEON PYRAMID AMG)はタイヤ無交換作戦をとり、ピット作業時間を短縮してトップに立ったが、攻めた燃費計算が仇になり、ファイナルラップの最終コーナーを立ち上がったところでガス欠症状に見舞われてスローダウンを余儀なくされる。その隙をついて#11平中克幸/安田裕信組(GAINER TANAX GT-R)がトップでチェッカーを受け、第2戦富士以来の今季2勝目を獲得。

ドライバーズランキング2位の#96新田守男/阪口晴南組(K-tunes RC F GT3)は予選17位から激しい追い上げをみせて3位でフィニッシュしたが、ポイントリーダーの高木/福住組が4位に入ったため、ドライバーズ部門、チーム部門の両方で#55高木真一/福住仁嶺組(ARTA)がチャンピオンを獲得することになった。これは高木とARTAにとっても17年ぶりのタイトル獲得だ。

これで2019年のスーパーGTのシリーズ戦は終了だが、今年はこのあと富士スピードウェイにてドイツツーリングカー選手権(DTM)との特別交流戦が予定されている。11月23-24日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝結果

■GT500クラス

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2019/11/03) GT500 Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
137平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS531:31'25.868
26大嶋 和也
山下 健太
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS5312.169
336中嶋 一貴
関口 雄飛
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS5314.871
438立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS5315.492
517塚越 広大
ベルトラン・バゲット
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS5321.338
61山本 尚貴
ジェンソン・バトン
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS5322.018
719国本 雄資
坪井 翔
WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH5346.232
823松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI5347.481
916武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
YH531'08.290
1024高星 明誠
ヤン・マーデンボロー
リアライズコーポレーションADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH531'08.885
1139ヘイッキ・コバライネン
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS531'29.961
1264ナレイン・カーティケヤン
牧野 任祐
Modulo Epson NSX-GT
Honda NSX-GT
DL521Lap
138野尻 智紀
伊沢 拓也
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS476Laps
---- 以上規定周回数(70% - 34Laps)完走 ----
-12佐々木 大樹
ジェームス・ロシター
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS1439Laps
-3平手 晃平
フレデリック・マコヴィッキィ
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI053Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT) 1'39.070

■GT300クラス

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2019/11/03) GT300 Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
111平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL491:32'19.435
265蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
BS494.677
396新田 守男
阪口 晴南
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS4913.484
455高木 真一
福住 仁嶺
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
BS4918.356
54谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミクAMG
Mercedes-AMG GT3
YH4920.620
656平峰 一貴
サッシャ・フェネストラズ
リアライズ日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH4933.320
7720荒 聖治
アレックス・パロウ
McLaren 720S
McLaren 720S GT3
YH154951.444
833ショウン・トン
道見 ショーン 真也
エヴァRT初号機X Works GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481Lap
960吉本 大樹
宮田 莉朋
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
DL481Lap
10360青木 孝行
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481Lap
1188小暮 卓史
元嶋 佑弥
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH481Lap
1261井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL481Lap
1352脇阪 薫一
吉田 広樹
埼玉トヨペットGBマークX MC
TOYOTA MARK X MC
BS481Lap
145坂口 夏月
平木 湧也
ADVICSマッハ車検MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
YH15481Lap
159横溝 直輝
峰尾 恭輔
PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE
Porsche 911 GT3 R
YH481Lap
1610星野 一樹
石川 京侍
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481Lap
177藤井 誠暢
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
D'station Vantage GT3
Aston Martin VANTAGE AMR GT3
YH481Lap
1825松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH481Lap
1918小林 崇志
松浦 孝亮
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
YH481Lap
2031嵯峨 宏紀
中山 友貴
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA PRIUS
BS481Lap
2130永井 宏明
織戸 学
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA PRIUS
YH481Lap
2235ナタポン・ホートンカム
ショーン・ウォーキンショー
arto RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH481Lap
2387高橋 翼
アンドレ・クート
T-DASHランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH481Lap
2434道上 龍
大津 弘樹
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH481Lap
2548田中 勝輝
飯田 太陽
植毛GO&FUN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH472Laps
2622和田 久
城内 政樹
アールキューズ AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH472Laps
2721リチャード・ライアン
富田 竜一郎
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS GT3
YH463Laps
2850加納 政樹
山下 亮生
ARNAGE AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH454Laps
292高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH436Laps
---- 以上規定周回数(70% - 34Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.11 安田裕信(GAINER TANAX GT-R) 1'48.983

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ ジェンソン・バトンが記者会見を開催「次のチャレンジに取り組むなら今しかない」

スーパーGT引退会見を行うジェイソン・バトン

スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」が開催されている栃木県のツインリンクもてぎで11月2日、今シーズンでスーパーGTを離脱するジェンソン・バトン(#1RAYBRIG NSX-GT)が会見を行い、日本で活動した二年間の感想と離脱の理由、そして今後の展望を語った。

ジェンソン・バトンのコメント
人生というのは色んなチャレンジがあってこそ楽しいものだと思っています。僕はF1のあとでスーパーGTにチャレンジしました。本当にエキサイティングなレースだと思います。レースの進め方やGT300の処理、チームメイトとの付き合い方など、新たに学ばなければならないことが沢山ありました。味わいながら、楽しみながら、レースに取り組みました。

チーム国光は素晴らしいチームで、一緒に仕事をしていて本当に楽しかったです。歴史の長いチームですが、スタッフはみんな若くて、彼らと頑張れたこと、チャンピオンシップを獲得できたことが本当に嬉しかったし、感動しました。

クニサンは二輪も四輪も本当に長い経験を持っていますが、チャンピオンシップを獲得した時の嬉しそうな表情が忘れられません。

山本尚貴選手は、初めて「速く走って欲しい」「頑張って欲しい」と思えたチームメイトでした。彼とは本当に良い関係でした。耐久レースは初めてだったので、チームメイトとコミニュケーションをとりながら進めること、お互いに応援することなど、彼から非常に多くのことを学びました。彼にはこれからも頑張って欲しいと思っているし、応援したいです。

(今後の予定を教えてください)僕は長年ホンダのアンバサダーとして活動してきたし、ホンダは僕のホームだと思っているので、トヨタやニッサンをドライブするということは絶対にありません。ネットではNASCARに参戦するなんて話もあるようですが、あれはホンダUSAが「将来的にNASCARに参戦したい」と発言したことに対して「僕ならいつでも準備できてるよ」と答えただけです。大きなチャレンジは好きだし、これからやってみたいと思っています。何人ものF1ドライバーが苦戦しているカテゴリーなので、まずはトラックシリーズなどの下位カテゴリーで楽しめたら良いな、位に思っていますが、来年の前半に関しては何も予定していないし、家でゆっくりしたいと思っています。ですから何も決まっていません。

(日本のレースから離脱する理由は)本当に最高な二年間を過ごさせていただきました。特に昨年はチャンピオンシップも獲得できましたし。F1を引退してから、次にどんなチャレンジをしようかと考えてスーパーGTを選びましたが、すごく良いチャレンジになりました。僕の人生にとって大きな意味のあるものになりました。僕は今39歳です。まだ次のチャレンジに間に合う年齢ですが、あと二、三年いると手遅れになるかもしれないと思ったんです。別に日本で何か気に入らないことがあったわけじゃありません。次に行けるうちに行きたいと思っただけです。

(次にチャレンジしたいカテゴリーはどんなものか)いくつか候補はあります。僕はすごくオフロードが好きで、今年の終わりにはバハ1000kmに挑戦します。それがたまたまDTM交流戦と日程が重なってしまいました。将来的にはまたル・マン24時間にも出たいと思っています。WECの新しいレギュレーションを楽しみにしています。NASCARとかバサーストとか、いろいろ考えています。体力的にもまだまだチャレンジできると思っています。それが例えばカートの世界選手権でも良いじゃないか、とね。とにかくエキサイティングなことを沢山していきたい。F1やスーパーGTで素晴らしいキャリアを積んだので、これからも頑張ります。

最後にこの場を借りて皆さんに感謝したいと思います。日本のファンの皆さんにも。僕は日本の文化や人々が大好きです。1997年に日本でカートレースに参加したときに本当にコンペティティブで素晴らしい場所だと思い、ずっと日本で走ることが夢でした。機会を与えてくださったホンダにも感謝しています。

まとめ & Photo: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ予選会見 「レクサス同士の争いになったので、僕らも周りを気にすることなくやりたい」(中嶋一貴) 「僕らが今年どれだけ成長できたかということを証明できる結果になり、すごく嬉しい」(アレックス・パロウ)

予選フォトセッション: 両クラスのポールシッター

GT500クラス 中嶋一貴(#36LEXUS TEAM au TOM'S)
予選記者会見: GT500クラスポールポジションの中嶋一貴(LEXUS TEAM au TOM\'S) 朝は気温が低い状況でしたけど、走り始めからクルマの調子は悪くはなく、タイヤ選択に関しては不安を持っていません。予選に関してはQ1に向けてやったことが合っていなかったので、チームで話し合ってセッティングを変えた方がいいということになりました。Q1の感じからするとポールは遠いかなという感じでしたが、そこをうまく取ってくれたので、見ていて非常に盛り上がりましたね。僕らは残念ながらチャンピオン争いと関係ないところにいますけど、レクサス同士の争いになったので、僕らも周りを気にすることなくやりたいなと思います。勝てるところでしっかり勝とうというつもりでもてぎに来たので、それを達成して帰りたいと思います。
GT500クラス 関口雄飛(#36LEXUS TEAM au TOM'S)
予選記者会見: GT500クラスポールポジションの関口雄飛(LEXUS TEAM au TOM\'S) Q1で中嶋選手が走ってトップとの差が結構あったので「苦しいかな?」と感じでしたが、できることは全部やっておこう、と常に思っているので、中嶋選手やエンジニアと話し合って、Q2に向けてセッティングを変えることにしました。それがうまく行ってQ1のオーバーステアがだいぶ解消されてタイムが出ました。
GT300クラス 荒聖治(#720McLaren Customer Racing Japan)
予選記者会見: GT300クラスポールポジションの荒聖治(McLaren Customer Racing Japan) 今年の開幕戦は我々全力で走ってビリだったんです。フォーミュラでトップを争っている、本当に速いアレックス選手が走ってもビリだったんです。最終戦に来てこうして良い位置で戦えるようになったというのはすごい進化ですね。もともとクルマのパフォーマンスは高かったんですけど、なかなかそれが発揮できる状況になく、悔しい思いをしてきましたが、結果的にポールを取ることができました。僕の仕事としてはQ2に進めて良かったなあと。ほっとしています。すごく速いドライバーにパフォーマンスを発揮してもらえて感謝しています。
GT300クラス アレックス・パロウ(#720McLaren Customer Racing Japan)
予選記者会見: GT300クラスポールポジションのアレックス・パロウ(McLaren Customer Racing Japan) 完璧な1日だったと思います。オカヤマでは予選ではビリだったし、僕らは今年7レースしか参戦できなかったんですけど、その中でどれだけ成長できたかということを証明できる結果になり、すごく嬉しく思っています。低迷の原因はBOPとセッティングのマッチングだったと思いますが、ここにきてようやく結果を出せるようになりました。チームに感謝していますし、チームに貢献できたことを嬉しく思います。様々なプレッシャーの中で闘ってきましたが、それに負けず、モチベーションを高く持って常にベストを尽くしてきました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式予選 #23MOTUL AUTECH GT-Rの逆転タイトルの望み絶たれる #36au TOM'S LC500が今季2度目のPP獲得

2019オートバックススーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」の公式予選が11月2日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、GT500クラスは#36中嶋一貴/関口雄飛組(au TOM'S LC500)が今季2度目のポールポジションを獲得。GT300クラスは#720荒聖治/アレックス・パロウ組(McLaren 720S)が初のポールポジションを獲得した。

公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ。気温は20℃、路面温度は25℃という絶好のコンディションとなり、GT500、GT300共に激しいタイムアタック合戦が繰り広げられた。

GT500クラスポールポジションは中嶋一貴/関口雄飛組(au TOM\'S LC500) GT500クラス予選2位は大嶋和也/山下健太組(WAKO\'S 4CR LC500) GT500クラス予選3位は松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R) GT300クラスポールポジションは荒聖治/アレックス・パロウ組(McLaren 720S) GT300クラス予選2位は平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ組(リアライズ日産自動車大学校GT-R) GT300クラス予選3位は蒲生尚弥/菅波冬悟組(LEON PYRAMID AMG)

予選Q1

GT500クラスは第7戦終了時点で上位3チームにドライバーズタイトル獲得の可能性が残されていた。しかしランキング3位の#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)に求められる最低条件はポール・トゥ・ウィン。絶対に負けられない状況の下、Q1を担当した松田は計測3周目に1分36秒353をたたき出し、トップでQ2に駒を進めた。

ドライバーズランキング2位の#37平川亮(KeePer TOM'S LC500)も松田からコンマ2秒差の1分36秒565で続き、ポイントリーダーの#6大嶋和也(WAKO'S 4CR LC500)も6位ながらQ2進出を果たす。

一方、前回のSUGOで優勝し、23号車と同じミシュランタイヤを履く#3フレデリック・マコヴィッキィ(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)はトップから0.996秒落ちの10位で惜しくもQ1落ち。#19坪井翔(WedsSport ADVAN LC500)は8位に僅か0.014秒及ばず、ここで予選を終えている。

GT300クラスは#11安田裕信(GAINER TANAX GT-R)が1分46秒601でトップ通過。#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が2位でつづき、ルーキーの#65菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)が3位。ポイントリーダーの#55高木真一(ARTA NSX GT3)も14位ながらQ2進出を果たしている。

予選Q2

GT500は絶対に負けられない#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)がコースインして3周目に1分36秒128を記録して一旦はトップに立ったが、その直後に#36関口雄飛(au TOM'S LC500)が1分35秒964を叩き出してトップを奪ったため、この時点でニスモのタイトル獲得の望みは絶たれてしまった。

続いて#6山下健太(WAKO'S 4CR LC500)もチェッカー提示直後に1分35秒999で2位に割って入り、ランキング2位の#37ニック・キャシディ(KeePer TOM'S LC500)も1分36秒228で予選2列目を確保。逆転チャンピオンに向けてまずまずの手応えを得た。

GT300クラスは先週のスーパーフォーミュラ最終戦で驚異的な速さを見せつけた#720アレックス・パロウ(McLaren 720S)が1分45秒907のコースレコードを叩き出して一気にトップに躍り出た。今シーズンから参戦を開始したMcLaren Customer Racing Japanは開幕戦で予選最下位に終わるなど苦戦続きだったが、ここ数戦はヨコハマタイヤに合わせた車体開発が進み、BOPに合わせたセットアップも機能し始めており、今回ついにその成果が実った格好だ。

一方、こちらもポール・トゥ・ウィンがチャンピオン獲得への最低条件だった#56平峰一貴(リアライズ日産自動車大学校GT-R)はパロウに僅かコンマ126秒及ばずに2位。ここでチャンピオン争いから脱諾することになった。3位には#65蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)がつけ、ポイントリーダーの#55福住仁嶺(ARTA NSX GT3)は予選5位につけている。

第8戦決勝は明日の午後1時30分より53周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式予選結果

■GT500 Class

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2019/11/03) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
136中嶋 一貴
関口 雄飛
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS1'36.8411'35.964
26大嶋 和也
山下 健太
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS1'36.8851'35.999
323松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1'36.3531'36.128
437平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS1'36.5651'36.228
517塚越 広大
ベルトラン・バゲット
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS1'36.8781'36.430
638立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS1'36.5861'36.993
764ナレイン・カーティケヤン
牧野 任祐
Modulo Epson NSX-GT
Honda NSX-GT
DL1'37.0641'37.028
88野尻 智紀
伊沢 拓也
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS1'36.7801'54.637
919国本 雄資
坪井 翔
WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH1'37.078
103平手 晃平
フレデリック・マコヴィッキィ
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1'37.349
111山本 尚貴
ジェンソン・バトン
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS1'37.406
1224高星 明誠
ヤン・マーデンボロー
リアライズコーポレーションADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH1'37.431
1316武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
YH1'37.799
1439ヘイッキ・コバライネン
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS1'38.014
1512佐々木 大樹
ジェームス・ロシター
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS0'00.000

■GT300 Class

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2019/11/03) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
1720荒 聖治
アレックス・パロウ
McLaren 720S
McLaren 720S GT3
YH151'46.9391'45.907
256平峰 一貴
サッシャ・フェネストラズ
リアライズ日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'47.0271'46.033
365蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
BS1'46.6691'46.036
411平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL1'46.6011'46.166
555高木 真一
福住 仁嶺
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
BS1'47.1571'46.304
633ショウン・トン
道見 ショーン 真也
エヴァRT初号機X Works GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'46.8371'46.399
74谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミクAMG
Mercedes-AMG GT3
YH1'47.1411'46.410
888小暮 卓史
元嶋 佑弥
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'46.8401'46.512
960吉本 大樹
宮田 莉朋
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
DL1'47.3141'46.590
1025松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH1'46.8321'46.595
1152脇阪 薫一
吉田 広樹
埼玉トヨペットGBマークX MC
TOYOTA MARK X MC
BS1'46.8221'46.617
1234道上 龍
大津 弘樹
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH1'47.1111'46.646
13360青木 孝行
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'47.0671'46.716
149横溝 直輝
峰尾 恭輔
PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE
Porsche 911 GT3 R
YH1'47.0671'47.051
1561井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'46.6331'47.075
162高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'47.0511'50.269
1796新田 守男
阪口 晴南
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS1'47.360
1821リチャード・ライアン
富田 竜一郎
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS GT3
YH1'47.370
1918小林 崇志
松浦 孝亮
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
YH1'47.411
207藤井 誠暢
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
D'station Vantage GT3
Aston Martin VANTAGE AMR GT3
YH1'47.644
2110星野 一樹
石川 京侍
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'47.777
225坂口 夏月
平木 湧也
ADVICSマッハ車検MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
YH151'47.778
2330永井 宏明
織戸 学
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA PRIUS
YH1'48.018
2487高橋 翼
アンドレ・クート
T-DASHランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'48.021
2535ナタポン・ホートンカム
ショーン・ウォーキンショー
arto RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH1'48.048
2650加納 政樹
山下 亮生
ARNAGE AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH1'48.160
2731嵯峨 宏紀
中山 友貴
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA PRIUS
BS1'48.648
2848田中 勝輝
飯田 太陽
植毛GO&FUN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'48.957
2922和田 久
城内 政樹
アールキューズ AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH1'49.334

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式練習 トップタイムは#23MOTUL GT-R

2019オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT250km」の公式練習が11月2日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)がトップタイム。GT300クラスはドライバーズランキングトップの#55高木真一/福住仁嶺組(ARTA NSX GT3)がトップだった。

公式練習: GT500クラストップタイムは松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R) 公式練習: GT500クラス2位は平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM\'S LC500) 公式練習: GT500クラス3位は大嶋和也/山下健太組(WAKO\'S 4CR LC500) 公式練習: GT300クラストップタイムは高木真一/福住仁嶺組(ARTA NSX GT3) 公式練習: GT300クラス2位は小暮卓史/元嶋佑弥組(マネパ ランボルギーニ GT3) 公式練習: GT300クラス3位は蒲生尚弥/菅波冬悟組(LEON PYRAMID AMG)

公式練習は午前8時50分より105分間で行われた。公式予選日のもてぎは快晴だが、走行開始時点の気温、路面温度はともに14℃と肌寒さを感じさせるコンディションとなった。

GT500クラスは第7戦終了時点で#6大嶋和也/山下健太組(WAKO'S 4CR LC500)が70ポイントでドライバーズランキングトップ。2位には#37平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM'S LC500)が63ポイントで続き、#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)が49.5ポイントで3位と、この3チームにシリーズチャンピオンの可能性がある。しかし松田/クインタレッリ組はポール・トゥ・ウィンが必須という厳しい状況だ。

ポイントリーダーの#6WAKO'S 4CR LC500は走行開始早々に1分37秒048を記録し、専有走行が始まるまではこれがトップタイムだったが、終盤の専有走行で松田が1分36秒296を叩き出し、一気にトップに躍り出ると、その直後にキャシディが1分36秒770を出して2位に。結局ドライバーズランキングのトップ3がこのセッションの上位に連なる結果となった。ホンダ勢最上位は#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)の4位だった。

GT300クラスはランキングトップの#55ARTA NSX GT3が10周目に1分46秒362を記録してトップ。高木と福住はトータル32周を走り込み、上々の滑り出しを見せている。2位には#88小暮卓史/元嶋佑弥組(マネパ ランボルギーニ GT3)が続き、第6戦オートポリスから菅波冬悟が加わった#65蒲生尚弥/菅波冬悟組(LEON PYRAMID AMG)が3位につけた。

スーパーGT第8戦の公式予選はこのあと午後2時よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式練習結果

■GT500クラス

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2019/11/02) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/h
123松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1'36.296--179.498
237平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS1'36.770 0.474 0.474178.619
36大嶋 和也
山下 健太
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS1'37.004 0.708 0.234178.188
417塚越 広大
ベルトラン・バゲット
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS1'37.068 0.772 0.064178.071
58野尻 智紀
伊沢 拓也
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS1'37.175 0.879 0.107177.875
636中嶋 一貴
関口 雄飛
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS1'37.262 0.966 0.087177.715
738立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS1'37.343 1.047 0.081177.568
81山本 尚貴
ジェンソン・バトン
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS1'37.405 1.109 0.062177.455
964ナレイン・カーティケヤン
牧野 任祐
Modulo Epson NSX-GT
Honda NSX-GT
DL1'37.539 1.243 0.134177.211
103平手 晃平
フレデリック・マコヴィッキィ
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1'37.752 1.456 0.213176.825
1124高星 明誠
ヤン・マーデンボロー
リアライズコーポレーションADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH1'37.756 1.460 0.004176.817
1212佐々木 大樹
ジェームス・ロシター
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS1'37.774 1.478 0.018176.785
1339ヘイッキ・コバライネン
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS1'37.799 1.503 0.025176.740
1419国本 雄資
坪井 翔
WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH1'37.814 1.518 0.015176.713
1516武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
YH1'38.701 2.405 0.887175.125

■GT300クラス

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2019/11/02) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
155高木 真一
福住 仁嶺
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
BS1'46.362--162.511
288小暮 卓史
元嶋 佑弥
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'46.462 0.100 0.100162.358
365蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
BS1'46.629 0.267 0.167162.104
425松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH1'46.694 0.332 0.065162.005
556平峰 一貴
サッシャ・フェネストラズ
リアライズ日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'46.768 0.406 0.074161.893
67藤井 誠暢
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
D'station Vantage GT3
Aston Martin VANTAGE AMR GT3
YH1'46.782 0.420 0.014161.872
752脇阪 薫一
吉田 広樹
埼玉トヨペットGBマークX MC
TOYOTA MARK X MC
BS1'46.841 0.479 0.059161.782
896新田 守男
阪口 晴南
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS1'46.914 0.552 0.073161.672
9720荒 聖治
アレックス・パロウ
McLaren 720S
McLaren 720S GT3
YH151'46.921 0.559 0.007161.661
1060吉本 大樹
宮田 莉朋
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
DL1'47.020 0.658 0.099161.512
114谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミクAMG
Mercedes-AMG GT3
YH1'47.032 0.670 0.012161.493
1211平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL1'47.033 0.671 0.001161.492
1361井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'47.050 0.688 0.017161.466
1434道上 龍
大津 弘樹
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH1'47.167 0.805 0.117161.290
1533ショウン・トン
道見 ショーン 真也
エヴァRT初号機X Works GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'47.278 0.916 0.111161.123
1621リチャード・ライアン
富田 竜一郎
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS GT3
YH1'47.381 1.019 0.103160.969
1710星野 一樹
石川 京侍
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'47.485 1.123 0.104160.813
182高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'47.574 1.212 0.089160.680
19360青木 孝行
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'47.600 1.238 0.026160.641
2018小林 崇志
松浦 孝亮
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
YH1'47.634 1.272 0.034160.590
219横溝 直輝
峰尾 恭輔
PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE
Porsche 911 GT3 R
YH1'47.806 1.444 0.172160.334
2235ナタポン・ホートンカム
ショーン・ウォーキンショー
arto RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH1'48.388 2.026 0.582159.473
2387高橋 翼
アンドレ・クート
T-DASHランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'48.395 2.033 0.007159.463
2431嵯峨 宏紀
中山 友貴
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA PRIUS
BS1'48.462 2.100 0.067159.364
2530永井 宏明
織戸 学
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA PRIUS
YH1'48.471 2.109 0.009159.351
2648田中 勝輝
飯田 太陽
植毛GO&FUN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'48.580 2.218 0.109159.191
2750加納 政樹
山下 亮生
ARNAGE AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH1'48.652 2.290 0.072159.086
2822和田 久
城内 政樹
アールキューズ AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH1'48.876 2.514 0.224158.758
295坂口 夏月
平木 湧也
ADVICSマッハ車検MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
YH151'49.115 2.753 0.239158.411

86/BRZ Race

86/BRZ:エキスパート第8戦岡山 勝木選手が復帰レースをトップと遜色ないタイムで完走

  • 86/BRZ Race CLUBMAN Series EXPERT 第8戦
  • エントリー名:ダイシンAVANTECH86
  • エントラント:ネッツトヨタ兵庫レーシングチーム
  • ディレクター:高崎 保浩
  • テクニカルディレクター:長屋 宏和
  • チーフメカニック:永原 達也
  • ドライバー:#186 勝木 崇文

■86/BRZエキスパートクラスの勝木選手が復帰レース

 第2戦富士スピードウェイの1コーナーでクラッシュに巻き込まれマシンを大破させてからの復帰戦。

 まずは決勝レースで1コーナーを曲がったときが本当の復帰と伝え、何がなんでも決勝レースでゴールをすることが今大会の目標であると挑ませました。

 練習からトップタイムを叩き出し、好調をアピール。予選は雨上がりの濡れた路面だったことから経験の差がでてしまいました。予選26位。

 決勝第1ヒートでは、スタートしてから1コーナーを立ち上がる勝木選手を見て、走れなかった半年間の本人の頑張りと応援してくだった皆さんの思いを感じ、感無量でした。

 序盤はクラッシュを恐れて慎重なレース運びでしたが、周回数を重ねるうちに自分のペースに戻し、追い上げモードになりました。

 1ヒート目は19位、2ヒート目は11位でゴール。ラップタイムもトップと遜色ないタイムで追い上げました。

 予選の失敗が悔やまれますが、勝木選手にとって良い再スタートが切れ、この勢いを来年開幕戦に活かして欲しいです。

 復帰出来たことはよく頑張ったと思います。経験を積んで、来年も期待しています。

86/BRZエキスパートクラスリザルト

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AVANTECH racing team

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第7,8戦富士 怒涛のオーバーテイクを見せ神、川合ともに連続入賞を果たす! (Le Beausset)

 ル・ボーセモータースポーツが参戦するカテゴリーのうちのひとつ、FIA-F4シリーズの第7・8戦が8月3日(土)~4(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催された。

 前戦の鈴鹿大会では神・川合とも入賞を果たすが、表彰台まであと一歩の結果。5月の富士大会では川合が3位表彰台を獲得するなど速さを見せていたこともあり、シーズンの折り返しとなる今大会では後半戦へ向け弾みをつける結果が期待された。

予選 8月3日(土)天候/曇り コース状況/ドライ

 関東でも梅雨明け宣言がされたレースウィーク。木曜日からのトレーニングは連日30度を越え、強い日差しが照りつける中での走行となった。予選が行われる土曜日朝は少し雲があるコンディションだが、夏場は路面温度の高さゆえにタイヤの状態が下がりやすいことから、計測時間をフルで走らず、燃料も軽めで臨むこととした。

 神、川合ともにコースインすると位置取りを調整しながら徐々にペースを上げていく。まず6周目に川合が1分47秒111、7周目に神が47秒076を記録。上手く前車のスリップストリームに入れる間合いを作り再度アタックをしていくと、8周目に川合が46秒888、9周目に神が46秒831でタイム更新。その後も周回を重ねるが、これ以上のタイムアップが望めず、予選時間を5分残し切り上げた。

 その結果、第7戦を神は14番手、川合は16番手。第8戦を神は12番手、川合は14番手から臨むこととなった。

決勝第7戦 8月3日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ

 決勝が行われる13時45分時点で気温33度、路面温度は48度のコンディション。強い日差しが照りつける中でのレースとなった。スタートが切られると1コーナーで早々に1台が脱落し、それぞれ1つずつポジションを上げると、川合はさらにヘアピンで1台を攻略し14番手、神は13番手となるが、1コーナーでの車両回収のためセーフティーカーが導入される。

 レースは4周目から再開されると、続く5周目のコカ・コーラコーナーで混乱があり、神は2つポジションを上げその後の100Rでも1台を抜き10番手に。川合も1コーナーで1台を抜いたことを皮切りに、続くコカ・コーラコーナーの混乱でさらにポジションを上げていくが、勢いは止まらず300Rからダンロップコーナー手前でも2台をブレーキングで差して1周で6ポジションアップの8番手と怒涛の追い上げを見せる。

 7周目にはトラブルで脱落した車両もあり、神が8番手、川合が7番手でレース後半を迎えた。集団の先頭を走る川合は後続のプレッシャーに耐えながら周回を重ねていくが、13周目のホームストレートで川合のスリップストリームから抜け出したクルマがラインを変えたことから2台は接触しクラッシュ。これにより赤旗が掲示され、全車ファストレーンに整列するが既定の30分を迎えたことで終了となった。

 赤旗終了の際は、その前の周の順位が適用されるため神は9位、川合は7位だが、レース後の裁定により川合を寄せた相手を含め上位のクルマにペナルティが出たことから神は7位、川合は6位という結果となった。

決勝第8戦 8月4日(日)天候/晴れ コース状況/ドライ

 第8戦決勝は、予選上位のクルマがペナルティによりグリッド降格になったことから神は11番手、川合は13番手から臨んだ。スタートが切られると、1コーナーでの位置取りを上手く判断した川合はまず2台をアウトから攻略すると、勢いに乗りコカ・コーラコーナーでも1台を抜き10番手に上がる。そしてその先のダンロップコーナーで牽制しあっている隙を見逃さずインからまとめて3台をオーバーテイクし、1周目にして6ポジションアップの7番手に浮上。一方神は、一度ストレートで抜かれた相手を抜き返し、ペースも安定してポジションアップを狙っていく。

 川合は、2周目のコカ・コーラコーナー、3周目のダンロップコーナーでも1つずつポジションを上げて5周目に入ると、1コーナーのブレーキング勝負でさらに4番手に上がり表彰台圏内まであと一歩まで迫る。しかし、後続も川合に食らい付き、絶えず順位を入れ替え合いながら後半戦へ突入していく。

 神も11周目に上位陣の接触によりポジションを上げると、翌周にもコカ・コーラコーナーのアウトから1台を攻略し9番手となる。続く13周目、集団の先頭にいた川合は前で展開されるバトルに乗じて1.5秒あった差を一気に0.1秒に詰めてファイナルラップに突入、スリップストリームからの抜け出しで前を捉え6位に上がりゴール。神もファイナルラップの最終コーナーまでバトルを繰り返すが千分の5秒差で10位となった。

 今回の富士大会は、神、川合ともに終始バトルを展開し、順位を上げていくレースとなった。次戦のオートポリス大会では、ふたりの表彰台獲得が期待される。

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 路面温度が上がりラバーが乗った路面では新品タイヤが上手く機能せず予選は中団に埋もれてしまったが、決勝に向けてタイヤの使い方とセッティングを見直したことでレースでは十分戦える状態になった。二人とも表彰台には届かなかったが、追い上げの中で持ち味を出せたレースだった。
Driver 神晴也(Seiya Jin)COMMENT
 今回は、レースのペース的には安定して走れていたので良かったと思うのですが、SC明けのリスタートや攻めどころの判断が上手くいかない部分があり、それが自分で自分を苦しめてしまうことになったので反省です。また、第7戦の前半で攻めすぎて後半タイヤが辛くなってしまったので、次のオートポリスはタイヤにも厳しいレイアウトなのでしっかりマネージメントをして臨めるように意識していきたいと思います。オートポリスは好きなコースなので上に行けるように頑張りたいと思います。
Driver 川合孝汰(Kohta Kawaai)COMMENT
 今回は追い上げレースで、レース後半はタイヤが厳しくなってくるのでその前に自分が前に出られるように序盤からプッシュしていき、自分の位置取りや1周目のダンロップで行くという判断が上手くできたので、トータルを通していいレースができました。2戦とも自分が集団の先頭になるレースだったので、淡々と走るのではなく、後ろを崩すような走りをできるようにすることが今後の課題だと感じました。オートポリスはなかなか抜けないコースなので、予選でしっかり前に出られるように練習から意識していきたいと思います。
Le Beausset Motorsports

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第8戦富士決勝 抜きつ抜かれつの激戦を制し、#7佐藤が今季5勝目を獲得

激戦を制したのは#7佐藤蓮!

14周の決勝がスタートした

一時はトップに立った菅波冬悟(OTG DL F110)だったが

三つどもえのトップ争い

優勝は佐藤蓮(SRS/コチラレーシング)

決勝2位は平木玲次(Media DoADVICS影山F110)

決勝3位は菅波冬悟(OTG DL F110)

インディペンデントカップ優勝は佐藤セルゲイビッチ(結婚の学校フィールドモータースポーツ)

優勝した佐藤蓮(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

表彰式

インディペンデントカップの表彰式

2019FIA-F4選手権第8戦の決勝が8月4日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#7佐藤蓮(SRS/コチラレーシング)が今季5勝目を挙げた。しかしその道のりは決して順調なものではなかった。

第8戦決勝は午前8時より14周で行われた。この日の富士は朝から雲ひとつない快晴。真夏の猛暑の中での戦いは、長いストレートをもつこのコースならではの激しいドッグファイトの応酬となった。

スタートでトップに立ったのはポールの佐藤。しかし2コーナーの立ち上がりで予選2位の#60菅波冬悟(OTG DL F110)がはやくも佐藤に並びかけ、コカコーラコーナーでトップを奪い取った。予選3位の#98石坂瑞基(TOEI BJRacing F110)もダンロップコーナーで佐藤に挑み掛かるが、抜くには至らず、逆に4位を走行していた#24平木玲次(Media DoADVICS影山F110)に隙を突かれて後退することになってしまう。

更に平木は2周めのホームストレートで佐藤をも捉えて2位に浮上、4周目のホームストレートでは菅波をも抜き去ってトップに浮上した。平木は前日の第7戦で開始早々にリタイヤを喫したこともあり、タイヤのライフに余裕があった上、ウィングも思い切って寝かせる作戦に出ていたため、序盤のストレートスピードでは大きなアドバンテージを手にしていたのだ。

平木に続いて佐藤もダンロップコーナーで菅波を捉えて順位をひとつ挽回、そのまま平木を追い上げ、9周目の1コーナーで一旦はトップに立つが、平木はすかさずホームストレートで抜き返した。

それでも佐藤は13周目の最終コーナーで平木のスリップストリームに潜り込み、続く1コーナーでアウトから被せてトップを奪い返すと、そのまま追撃を振り切ってチェッカーを受け、昨日に続いて2連勝、今季通算5勝目を挙げてチャンピオン争いでも大きなリードを築き上げることに成功した。2位は平木。5月の第4戦富士以来自身2度目の表彰台獲得だ。3位には菅波が入った。

インディペンデントカップも今回は波乱が相次いだ。

予選トップの#30DRAGON(TEAM DRAGON F4)はエンジンカバーが脱落しかかるというまさかのトラブルに見舞われてオレンジディスクを提示され、大きく後退することに。続いてトップに立ったのは#86大阪八郎(COLLET F110)だったが、ファイナルラップのダンロップコーナーで2位の齋藤真紀雄(CS Marketing ES)と絡んでしまい、こちらも順位を落としてしまった。その結果、#3佐藤セルゲイビッチ(結婚の学校フィールドモータースポーツ)が第5戦鈴鹿に続いて今季2勝目を達成することになった。

次戦の舞台は九州のオートポリス。9月7-8日開催だ。

第8戦優勝 #7佐藤蓮(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
優勝した佐藤蓮(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト) 楽な展開ではなかったです。タイヤ的にも前半は厳しいレースになると思いましたが、チャンスがあればどんどん行こうと思っていたのになかなか仕掛けることができませんでした。でも最後にチャンスがあって、抜ききれたことはすごく評価できるなと思います。展開にも恵まれましたが、勝てるクルマを用意してくれたチームにも感謝しています。後半戦になってシリーズ争いも佳境に入ってきましたが、最終戦の手前でチャンピオンを決めたいです。
第8戦決勝2位 平木玲次(Media Do Kageyama Racing)
決勝2位の平木玲次(Media Do Kageyama Racing) ちょっとスタートで出遅れてしまって下がってしまいましたが1周めでポジションを戻すことができました。そこからは序盤のペースが良くてトップに立つことができたんですけど、後半トップに出てからは1コーナーやBコーナーのブレーキングで苦しんでて、その隙に最後に抜かされてしまった感じです。ウィングが多分一番少ないんで、その分ストレートスピードが有利だったかなと思いますが、その代わりブレーキは厳しかったです。
第8戦決勝3位 #60菅波冬悟(OTG MOTOR SPORTS)
決勝3位の菅波冬悟(OTG MOTOR SPORTS) 昨日はスタートを失敗して、それが命取りだったんですが、今日はスタート成功してトップに立つことができました。1周目、2周目とちょっと差が開いたんで、自分のペースが良くて後ろガンバトルしてくれればそのまま逃げきれたと思うんですが、今日は自分のペースが上位の何人かと比べても負けていたので、そこが全てでした。
第8戦インディペンデントカップ優勝 #3佐藤セルゲイビッチ(FIELD MOTORSPORTS)
インディペンデントカップ優勝の佐藤セルゲイビッチ(FIELD MOTORSPORTS) 練習と予選はなかなかタイムが上がらなかったので、決勝だけは安定して走ろうと思っていました。昨日も今日もスタートは調子よくて前に行ったんですが、今日は2号車を抜こうとブレーキングで仕掛けていったら外に出てしまって順位を落としてしまいましたが、結果的にはそれがクラッシュを避ける結果になってラッキーでした。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第8戦富士決勝結果

FUJI GT 500mile RACE -RIJ- (2019/08/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2019 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
TireLapTotal_Time
Behind
17佐藤 蓮SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1425'06.582
224平木 玲次Media DoADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
DL140.527
360菅波 冬悟OTG DL F110
OTG MOTOR SPORTS
DL141.679
437平良 響FTRSスカラシップF4
TOM'S SPILIT
DL142.535
598石坂 瑞基TOEI BJRacing F110
Bionic Jack Racing
DL143.985
663川合 孝汰DENSOルボ一セIPG F4
Le Beausset Motorsports
DL144.811
720木村 偉織Silver Star Racing
Silver Star Racing
DL145.440
839岡本 大地SACCESS RACING F4
サクセスレーシング
DL148.146
96太田 格之進SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL149.399
1062神 晴也DENSOルボ一セJPM F4
Le Beausset Motorsports
DL149.404
1136野中 誠太FTRSスカラシップF4
TOM'S SPILIT
DL1410.350
129塩津 佑介ATEAM Buzz Racing
ATEAM Buzz Motorsports
DL1410.420
138小山 美姫#USLETE Honda Racing
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1412.217
1414桜井 孝太郎ZAP SPEEDスカラシップ
ザップスピード
DL1417.462
1580大竹 将光OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
DL1419.241
1616渡辺 大祐Media DoADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
DL1419.467
1725堀尾 風允SAMURAIサポーターズF4
TEAM SAMURAI
DL1419.805
1873塙 瞬佑カローラ新茨城レオンキッズレーシング
C.S.I-REON KIDS RACING
DL1427.272
1931三枝 拓己RiNoA Racing project
NRS
DL1428.022
2011植田 正幸Rn-sports SEIDO-YA
Rn-sports
DL1439.147
213IC1佐藤 セルゲイビッチ結婚の学校フィールドモータースポーツ
FIELD MOTORSPORTS
DL1440.321
2218馬場 優輝Ambitious Racing
ATEAM Buzz Motorsport
DL1447.016
2319小見門 僚Silver Star Racing
Silver Star Racing
DL1447.626
2410IC2堀田 誠アドヴィックスムータレーシング
Rn-sports
DL1448.504
254IC3佐々木 祐一Sendai DayDream F110
DAYDREAM RACING
DL1449.078
2643IC4吉田 基良ZAP SPEED F110
ザップスピード
DL1450.120
2726柴田 隆之介Biska RCOM SACCESS
サクセスレーシング
DL1450.470
2886IC5大阪 八郎COLLET F110
ザップスピード
DL1458.962
292IC6仲尾 恵史TCS Racing Team
TEAM RIGHT WAY
DL1459.057
3071IC7大山 正芳ダイワN通商/NAGISA AUTO
NAGISA AUTO MOTOR SPORTS
DL1459.514
3115高津 正勝Media DoADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
DL1459.703
3223IC8YUGOS2R Racing
N-SPEED
DL141'00'370
3327IC9SYUJIB-MAX ENGINEERING F4
B-MAX ENGINEERING
DL141'11.645
3428IC10齋藤 真紀雄CS Marketing ES
アキランドレーシング
DL131Lap
3530IC11DRAGONTEAM DRAGON F4
B-MAX ENGINEERING
DL122Laps
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ----
-5三宅 淳詞HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL104Laps
-77小川 颯太WARMTECH Skill Speed
Skill Speed
DL410Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 野中誠太(FTRSスカラシップF4) 1'46.234 (10/14) 154.628km/h

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第7戦、第8戦富士公式予選 #7佐藤が連続ポール

FIA-4選手権第7戦、第8戦の公式予選が8月3日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#7佐藤蓮(SRS/コチラレーシング)が2戦連続でポールポジションを獲得した。

第7戦、第8戦ともポールポジションの佐藤蓮(SRS/コチラレーシング)

第7戦、第8戦とも予選2位の菅波冬悟(OTG DL F110)

第7戦予選3位、第8戦予選6位の平良響(FTRSスカラシップF4)

第7戦予選4位、第8戦予選3位の石坂瑞基(TOEI BJRacing F110)

第7戦、第8戦ともインディペンデントカップポールポジションのDRAGON(TEAM DRAGON F4)

公式予選は午前8時5分より30分間で行われた。この日の富士は曇りだったが、予選開始時点の気温は27.7度、路面温度34.1度と決して涼しいとは言えないコンディションでの走行となった。

コースオープンの時点では路面に石灰が撒かれた箇所があったため、Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクトの4台は最初の数分間はピットガレージで待機する作戦を採った。開始と同時に走り始めたドライバーたちも最初の3〜4周はペースを抑えて路面状況の回復を待ち、それからアタックを開始した。

序盤トップに立ったのは#24平木玲次(Media DoADVICS影山F110)で1'46.982。残り時間17分を切ったところで#37平良響(FTRSスカラシップF4)が1'46.804でこれを上回り、その4分後に佐藤が1'46.182でトップに立った。

佐藤はその後も1'46.116、1'46.038と順調にタイムを上げ、ベストタイム、セカンドベストタイム共に他を上回ってポールポジションを獲得。今季のPP獲得数を5とした。

予選2番手は#60菅波冬悟(OTG DL F110)。前日の専有走行でクラッシュを喫し、モノコックを交換することになったが、徹夜で修復したメカニックの苦労に報いるべく、懸命のアタックを繰り返してセカンドベストでも2番手につけた。

第7戦の予選3番手は#37平。最後のアタックではスープラコーナーで後輪をダートに落として失速という痛恨のミスを犯しながらも1'46.094と、トップとは0.06秒差の好タイムを記録。しかし結果的にこれがランオフエリア走行ということでタイム不採用となってしまった。それでも決勝でのペースには手応えを感じており、午後の決勝では接戦が期待できそうだ。

インディペンデントカップは#30DRAGON(TEAM DRAGON F4)がトップ。総合でも20番手に食い込む好タイムを記録している。

第7戦決勝はこのあと午後1時45分より14周で行われる。

第7戦、第8戦ポールポジション #7佐藤蓮(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
前日からあまり調子が良くなくて、予選も上位に入れればいいなくらいな感じでいました。思ったより気温が下がったのが幸いし、スリップの兼ね合いもあってうまくタイムを出せました。このあとどんどん気温が上がって、ウチとしては厳しい方向に行くと思うので、そこに向けてどうセットアップを煮詰めていけばいいかを考えて、勝てるように頑張ります。
第7戦、第8戦予選2位 #60菅波冬悟(OTG MOTOR SPORTS)
セカンドタイムが出た周でスリップをうまく使えてなくて、その時にタイヤのピークが来てたんですけど、タイムを残さないのはもっとダメだと思ってそのままアタックしました。決勝はどうせスリップの使い合いになるので、3番からスタートできるのはいいのかなと思います。昨日モノコックを壊してしまって、メカさんが徹夜で交換してくれたので、いいレースをしないとなと思います。
第7戦予選3位 #37平良響(TOM'S SPILIT)
最後のアタックでものすごいミスをしちゃってのこのタイム、ということだったので、ポジティブに考えて決勝は(佐藤)蓮についていけるし、抜ければ蓮にガンガン来られるような遅さではないと思うので、ペースに自信を持って前に出るレースをしたいなと思います。
第8戦予選3位 #98石坂瑞基(Bionic Jack Racing)
昨日調子が良かったのでそんなに不安はなかったんですけど、できればスリップをうまく使えてればなと。ポールをとれなかったのは残念ですけど、単独走行でのタイムと考えれば悪くないなと。今年ずっと98号車でIKARI選手が参戦していましたが、PCCJとのダブルエントリーは大変だということで、僕が参戦することになりました。長く参戦しているカテゴリーだし、98号車は去年乗っていたので、ブランクを感じることなくスムーズに走り出せました。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第8戦富士公式予選結果

FUJI GT 500mile RACE -RIJ- (2019/08/03) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2019 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 8 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
17佐藤 蓮SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.116--154.800
260菅波 冬悟OTG DL F110
OTG MOTOR SPORTS
1'46.272 0.156 0.156154.573
398石坂 瑞基TOEI BJRacing F110
Bionic Jack Racing
1'46.352 0.236 0.080154.457
4*24平木 玲次Media DoADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'46.391 0.275 0.039154.400
520木村 偉織Silver Star Racing
Silver Star Racing
1'46.519 0.403 0.128154.215
6*37平良 響FTRSスカラシップF4
TOM'S SPILIT
1'46.554 0.438 0.035154.164
75三宅 淳詞HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.630 0.514 0.076154.054
86太田 格之進SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.657 0.541 0.027154.015
98小山 美姫#USLETE Honda Racing
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.678 0.562 0.021153.985
1077小川 颯太WARMTECH Skill Speed
Skill Speed
1'46.710 0.594 0.032153.939
1136野中 誠太FTRSスカラシップF4
TOM'S SPILIT
1'46.783 0.667 0.073153.833
1262神 晴也DENSOルボ一セJPM F4
Le Beausset Motorsports
1'46.857 0.741 0.074153.727
139塩津 佑介ATEAM Buzz Racing
ATEAM Buzz Motorsports
1'46.895 0.779 0.038153.672
1463川合 孝汰DENSOルボ一セIPG F4
Le Beausset Motorsports
1'46.931 0.815 0.036153.621
1516渡辺 大祐Media DoADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'47.069 0.953 0.138153.423
1680大竹 将光OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1'47.096 0.980 0.027153.384
1739岡本 大地SACCESS RACING F4
サクセスレーシング
1'47.203 1.087 0.107153.231
18*14桜井 孝太郎ZAP SPEEDスカラシップ
ザップスピード
1'47.277 1.161 0.074153.125
1925堀尾 風允SAMURAIサポーターズF4
TEAM SAMURAI
1'47.287 1.171 0.010153.111
2030IC1DRAGONTEAM DRAGON F4
B-MAX ENGINEERING
1'47.477 1.361 0.190152.840
2173塙 瞬佑カローラ新茨城レオンキッズレーシング
C.S.I-REON KIDS RACING
1'47.779 1.663 0.302152.412
2231三枝 拓己RiNoA Racing project
NRS
1'47.824 1.708 0.045152.348
232IC2仲尾 恵史TCS Racing Team
TEAM RIGHT WAY
1'47.960 1.844 0.136152.156
2411植田 正幸Rn-sports SEIDO-YA
Rn-sports
1'48.022 1.906 0.062152.069
2510IC3堀田 誠アドヴィックスムータレーシング
Rn-sports
1'48.029 1.913 0.007152.059
2619小見門 僚Silver Star Racing
Silver Star Racing
1'48.220 2.104 0.191151.791
2786IC4大阪 八郎COLLET F110
ザップスピード
1'48.286 2.170 0.066151.698
28*28IC5齋藤 真紀雄CS Marketing ES
アキランドレーシング
1'48.430 2.314 0.144151.497
294IC6佐々木 祐一Sendai DayDream F110
DAYDREAM RACING
1'48.487 2.371 0.057151.417
303IC7佐藤 セルゲイビッチ結婚の学校フィールドモータースポーツ
FIELD MOTORSPORTS
1'48.554 2.438 0.067151.324
3126柴田 隆之介Biska RCOM SACCESS
サクセスレーシング
1'48.651 2.535 0.097151.189
3218馬場 優輝Ambitious Racing
ATEAM Buzz Motorsport
1'48.671 2.555 0.020151.161
3327IC8SYUJIB-MAX ENGINEERING F4
B-MAX ENGINEERING
1'49.075 2.959 0.404150.601
3443IC9吉田 基良ZAP SPEED F110
ザップスピード
1'49.333 3.217 0.258150.246
3515高津 正勝Media DoADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'49.500 3.384 0.167150.016
3623IC10YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'49.548 3.432 0.048149.951
3771IC11大山 正芳ダイワN通商/NAGISA AUTO
NAGISA AUTO MOTOR SPORTS
1'50.014 3.898 0.466149.316
---- 以上基準タイム(110% - 1'56.871)予選通過 ----
  • CarNo.14,24,28,37は、公式通知No.34(ランオフエリア走行)により、当該周回タイムは採択されない。

Japanese F3

JF3:第8戦岡山決勝会見 「レースの外では友達ですけど、レースの中では友達じゃないぞってことで思いっきりいきました」(片山義章)

決勝フォトセッション: トップ3のドライバー

第8戦優勝 #8片山義章(OIRC team YTB)
決勝記者会見: 優勝した片山義章(OIRC team YTB) 岡山はスタートが勝負だっていうのをずっと思ってて、スタートにだけ集中しました。バトルになりましたがなんとか抜くことができて、そこから全力尽くしてプッシュして、最後のチェッカーまで走りきることができました。2回ぐらいストップした車両があったので、セーフティーカーが出るのかなとヒヤヒヤしましたが、全力で押さえるところをキッチリ押さえて走れば大丈夫だと思いました。昨日の(宮田)莉朋選手との25周のバトルが本当に辛かったですし、クルマのバランスも昨日の方が辛かったです。今日は本当に全力を出しきることができました。表彰台の一番上に立ちたいとずっと思っていましたが、実際に立ってみても今ひとつ実感が湧いてませんけど、すごい嬉しいです。SUGOも好きなサーキットですし、少し前にB-MAXと合同テストもしたので、次もサッシャと全力でぶつかって勝負したいと思います。一つ前のレースでサッシャに競り負けちゃったんで、今回は絶対負けないぞと思ってスタートに臨みました。レースの外では友達ですけど、レースの中では友達じゃないぞってことで思いっきりいきました。
第8戦決勝2位 #11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)
決勝記者会見: 2位のサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark) 総合的にはいいレースでした。やはりスタートがカギになると思っていましたが、(片山)ヨシがすごくいいスタートを切ったので、当たるといけないと思い、前に出してしまいました。とりあえず週末を通じていいレースができたと思うし、こうやってヨシとファイトできたのも嬉しかった。ヨシにプレッシャーをかけて抜こうとしましたがなかなかギャップが縮まりませんでした。やはりここはオーバーテイクが難しいコースなので、チャンスがありませんでした。それでもファステストラップは獲れたのは嬉しいし、ヨシが勝ったのも嬉しく思います。次のSUGOもここと同じで抜きどころの少ない小さなサーキットで、予選とスタートが鍵になると思いますが、そこでもトップに立ちたいと思います。とても楽しみにしています。チームともいい関係を築けているので、勝てるだけかち、獲れるだけポイントを獲りたいです。
第8戦決勝3位 #36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S)
決勝記者会見: 3位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM\'S) スタートが良くなくて、前に追いついても距離は縮められませんでした。そのあとは順位変動もなく、トップも2番手もいいペースで走っていたので、ファステストラップを争う感じだな、という感じでした。二人がファステストラップを出した時に、1コーナーでコースアウトした車両が見えて、そこにいたマーシャルカーをセーフティーカーと見間違えて一瞬スローダウンしてしまいました。その間に差を広げられてしまいました。ペース的にはその辺がピークで、そのあとはどう頑張っても差を縮められませんでした。SUGOは他のチームがテストをしていると聞いています。今年に関しては周りの方が走行距離は多いんですが、岡山でもテストをしていない中でも、事前に打ち合わせしたことがレースウィークに反映されているので、SUGOも走っていないからといっても自信を失わずにベストを尽くします。予選が重要なので、そこでトップタイムを出せるクルマとドライビングを作り上げていきます。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第8戦岡山決勝 #8片山が初の全日本F3総合優勝!

2019全日本F3選手権第8戦の決勝が6月9日、岡山国際サーキットで行われ、予選2位からスタートした#8片山義章(YTB by Carlin)が接戦を制し、Nクラスからステップアップして3年目で遂に初の全日本F3総合優勝を成し遂げた。

18周の決勝がスタートした レース序盤のトップ争い 優勝は片山義章(YTB by Carlin) 決勝2位はサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3) 決勝3位は宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM\'S F317) マスタークラス優勝はDRAGON(TEAM DRAGON F3) トップでゴールする片山義章(YTB by Carlin) 優勝した片山義章(OIRC team YTB) 優勝した片山義章とチーム監督のリチャード・ライアン(OIRC team YTB) 優勝した片山義章と父の岡山国際サーキット社長・片山義規氏 表彰式 マスタークラスの表彰式

第8戦決勝は午後2時15分より18周で行われた。天候は晴れ。今週末は3レースともドライコンディションでの戦いとなった。

第7戦で初の表彰台を獲得した片山はこのレースでも抜群のスタートを見せて#11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)を抜き去り、トップで1コーナーに飛び込むと、その後もフェネストラズ、#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)の二人を従えて着実に周回を重ねる。

2位のフェネストラズは序盤から片山を上回るペースで追い上げを図るが、最後まで攻略の糸口を見いだすことができず、レースはそのまま片山がトップでフィニッシュ。しかしそれでもフェネストラズは4周目に1'23.830のファステストラップを記録し、しぶとく1ポイントを追加してみせた。

マスタークラスは#30DRAGON(TEAM DRAGON F3)が今季初優勝を飾っている。

全日本F3選手権はこのあと、6月22、23日に宮城県のスポーツランドSUGOに舞台を移して第9戦、第10戦を行う。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第8戦岡山決勝結果

Super F3 Race in OKAYAMA -RIJ- (2019/06/09) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 8 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
18片山 義章YTB by Carlin
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1825'22.439
211サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
180.948
336宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
181.624
437阪口 晴南カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
185.798
57シャルル・ミレッシYTB by Carlin
Dallara F317
Volkswagen
Spiess A41
188.633
62大湯 都史樹TODA FIGHTEX
Dallara F319
TODA
TR-F301
1812.771
735河野 駿佑RS FINE K&N F318
Dallara F318
Mercedes-Benz
HWA 414
1818.743
851アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1823.354
912大津 弘樹ThreeBond F318
Dallara F318
ThreeBond
TOMEI TB14F3
1824.455
1030M1DRAGONTEAM DRAGON F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
1835.885
1128M2山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1842.219
1213三浦 愛ThreeBond F314
Dallara F314
ThreeBond
TOMEI TB14F3
1842.390
---- 以上規定周回数(90% - 16Laps)完走 ----
-5M-久保田 克昭Planex・スマカメF3
Dallara F315
TOYOTA
TOM'S TAZ31
126Laps
-*65エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3
Dallara F312
Volkswagen
Spiess A41
018Laps
  • Fastest Lap: CarNo.11 サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3) 1'23.830 (4/18) 159.022km/h
  • CarNo.65は、2019全日本F3統一規則第15条1.(危険なドライブ行為)により、訓戒およびペナルティーポイント1点を科した。

Japanese F3

JF3:第6戦、第7戦岡山公式予選 #11フェネストラスが連続ポール獲得。#8片山は初のフロントロー

全日本F3選手権第6戦、第7戦の公式予選が6月8日、岡山国際サーキットで行われ、#11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)がベスト、セカンドベストともにトップで2戦連続でポールポジションを獲得した。

第6戦、第7戦ともポールポジションのサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)

第6戦予選2位、第7戦予選3位の片山義章(YTB by Carlin)

第6戦予選3位、第7戦予選2位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM\'S F317)

この大会にスポット参戦した阪口晴南(カローラ中京Kuo TOM\'S F317)は第6戦予選6位、第7戦予選4位

第6戦、第7戦ともマスタークラスポールポジションの山口大陸(タイロクレーシング28号)

公式予選は午前9時25分より30分間で行われた。前回のオートポリス大会に続いてここ岡山でも3レース制が採用されているため、この予選セッションで第6戦、第7戦のスターティンググリッドが決まり、第8戦については第6戦決勝の順位がそのままグリッド順となる。これに従い、使用できるドライタイヤも3セットまで許されることになっている。

この日の岡山は晴れ。終始ドライコンディションでの走行となった。上位陣の何名かが3セットのスリックタイヤをこの予選に投入、最初のアタックでは#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が1'22.680でトップに立ったが、2セット目のアタックで#11フェネストラズが1'22.270を叩き出すと、3セット目では1'22.431を記録して、ベスト、セカンドベスト共にトップタイムとなった。

2番手にはここをホームコースとする#8片山義章(YTB by Carlin)が1'22.564で続き全日本F3で初のフロントローを獲得した。しかしセカンドベストでは#36宮田が1'22.657と片山の1'22.660をわずかに上回って2位につけた。宮田はこの予選をタイヤ2セットで戦っており、最後の1セットを第6戦決勝に投入する作戦を採った。

また、今回小高一斗に代わって急遽37号車をドライブすることとなった#37阪口晴南(カローラ中京Kuo TOM'S F317)はベスト1'22.852で6位、セカンドベストは1'22.862で4位となっている。

第6戦決勝はこのあと午後2時40分より25周で。第7戦決勝は明日の朝10時より18州で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ ミッションコンプリート! Arnage Racing チーム一丸でついにシリーズ全戦を完走、Aシード権獲得!! (Arnage)

 第7戦のオートポリスラウンドの後、3週間のインターバルを経て第8戦となるのは、最終戦もてぎラウンド。九州大会の激戦を物語るようにマシン外装の傷みは激しく、ガレージでは傷ついたサイドステップとアンダーパネルの補修が急ピッチで行われた。またストップアンドゴーが特徴のツインリンクもてぎに合わせて、ブレーキ関係を整備し、もてぎ仕様のセッティングが投入された。

 ここまでのレースをすべて完走で終えているArnage Racingにとって、最終戦もてぎラウンドはチームの目標である全戦完走を果たすチャンス。

 意気揚がるチームは、晩秋の北関東へと乗り込んだ。

November 10th Qualifying Day 曇り/ドライ  気温:22℃(Q1開始時) / 路面温度:24℃ 入場者;21,000人

 最終戦のグリッドを決める土曜日の朝は、例年にない暖かい朝となった。サーキットの周辺では朝方雨が降ったため、公式練習が行われる時間になっても路面が乾ききらず、ウエット宣言が出される中でのスタートとなった。

 想定外のコンディションだったため、予定していたメニューをテストすることができず、チームはひとまず安岡選手をコースに出してウエットタイヤの確認を行い、その後マシンをピットに入れて様子を見ることにした。天気は次第に好転し、ほぼ路面が乾いてきたところでチームは再度マシンをコースに出し、安岡選手と加納選手が交代しながら、ドライタイヤでのマシンのフィーリングを確かめた。

 両選手は合わせて25周ほどを走行し、ハンドリングバランスの問題がないことを確認することができた。

 午後にかけて天気はさらに回復、お昼頃には汗ばむほどの陽気となった。

 14時からの予選は、今大会もQ1担当の安岡選手が、Q2進出をかけてアタックをスタート。安岡選手は、慎重にタイヤに熱を入れながらチャンスを伺うが、タイミングをうまく掴むことできない。4Lap目に1’48.699をマークしたが、ウエイトハンデのなくなったライバル勢のタイムには及ばず、最終戦の決勝は25番手から追い上げることになった。

 チームは予選後、何度もドライバー交替のシミュレーションを行い、最後のピットワークを抜かりなく行えるよう練習を重ねた。

November 11th Race Day 晴れ/ドライ  気温:19℃→19℃ / 路面温度:29℃→24℃ 入場者;37,000人

 予選の後ドライバーとミーティングをしたエンジニアは、オーバーステアの傾向とリアの軽さを解消するため、リアをどっしりさせるようなセットを投入し、さらにスタビライザーを固めて決勝に備えた。 決勝の朝のツインリンクもてぎも、予選日と同様例年のような冷え込みはなく、たっぷり降り注ぐ秋の日差しが暖かい、絶好の観戦日和となった。

 今シーズンの最終決戦を見ようと詰め掛けた大勢の観客が見守る中、13時30分、栃木県警の白バイとパトカーによるパレードラップ、フォーメーションラップと続き、いよいよ今シーズンのファイナルラウンドが幕を開けた。今年4度目のスタートドライバーを任された加納選手が、250km先のチェッカーを目指し、最後の戦いをスタートする。加納選手は25番手からポジションアップのチャンスを伺いながら走行するが、なかなか思うようにペースが上がらず苦戦を強いられる。それでも安定感のある走りで1分52秒台をキープ、ポジションを1つ上げて、15Lap目、どのチームより早くピットインしてきた。なんとか手堅くチームポイント3を狙いたいチームは、後半スティントを確実に戦うため、予定通り左側タイヤ2本を交換、安岡選手をコースに送り出した。

 見かけ上28位と、最下位でコースに復帰した安岡選手だったが、果敢な走りで追い上げを開始。21Lap目に1’51.071のベストをマークするなど、好調にレースを展開して行った。

34Lap目、300クラスのマシンが全車ピットインを完了する頃には、22位に浮上。さらに丁寧な走行で前方のマシンを一つずつオーバーテイクして徐々にポジションを回復、残り4周のところで20位にまで順位を上げ、そのままチェッカーを受けた。

 Arnage Racingは2018年のレースを20位で完走して締め括り、2013年のチーム発足より掲げてきた、「全戦完走」という目標を、創設6年目にしてついに達成することができた。

ドライバー 加納政樹
 お疲れ様でした。最終戦もてぎは、チームとしても全戦完走もかかってるし、またAシードに残るというミッションがあるしっていう状況の中、走り出しは、天候もあまり良くなかったんで、試したかったメニューも試すことができず、予選は、やっすーも渾身で頑張ってくれたんですけど、最終的に今季ワーストってことになってしまいました。そんな中、土曜日の段階で今回も前回同様スタート担当を言い渡されて、これは3点取れるようにきちっと繋がなあかんなっていうことを強く意識して、最終戦をスタートしました。はじめの3周くらいはどうしてもフロントタイヤの温まりが悪くて、ちょっと厳しかったですけど、それを越えてくると車の動きも悪くなかったし、コンスタントに、無理はせずに走って、確実にやっすーに後を託しました。後半スティントも、大きなアクシデントもなく、やっすーが淡々と刻んでくれたので、無事完走して3点獲得につながったんやと思います。全戦完走はもちろんチームとして初めてのことですし、このチームポイント3のおかげでAシードも取ることができたので、今のSUPER GTのハイレベルな状況を考えると、Aから始まってAに繋いで終われたっていうのはすごいことやと思います。一年間振り返ると、当てられるわ、当てるわ、スピンするわ、いろんなこともあったけど、その中で自分たちのやるべきことをきちっとやって、積み重ねてここに至ったと思います。今シーズンは、新しい車で心機一転して、そんな中で毎戦毎戦いろんな意味で応援してくれる大勢の方がいて、前戦っていた時よりも、確実に力をつけた中、このペアのドライバーとしてもそやし、チームとしても、ミッションコンプリートできたんは何よりと思ってます。そこがまず、感無量です。一年間ありがとうございました。
ドライバー 安岡秀徒
 最終戦の目標はふたつ、全戦完走することと、願わくばランキングを維持、または上げることだったと思うんですけど、今年のよくあるパターンで、公式練習が天候に恵まれなくて、テストに参加できなかったことによる不利な状況を練習で克服できない感じになってしまいました。そこからなんとかジワジワと立て直したわけですが、今回特に加納さんがしんどそうな感じで、アストンの2年目の時のもてぎと反対な感じの、あの時は結構加納さんに助けてもらったんですけど、今回は僕が頑張らないといけない状況になっていました。でもふたつの目標に向けて、割ときっちりと走るだけっていうように心に決めて走って、望んでた結果をもたらすができたので、今年をしっかり締めくくれて、よかったなと思います。  全戦完走、Aシード残留っていうのは、本当に大変なことだと思いますので、それをこのメンバーでやり遂げられてすごく誇りに思います。 そして一年間、本当にたくさん応援していただいたので、ありがとうございました。
一年を振り返って
 チーム結成から6年目となる2018年は、資金力のある強豪チームがひしめき合う中、激化するシード権争いに弱小プライベーターチームが戦いを挑むという、非常に過酷なシーズンとなりました。2018年を戦うにあたり、元の体制に立ち返ったArnage Racingは、マシンをMercedes AMG GT3の新車にスイッチ、ドライバー陣にはチーム結成当初の加納、安岡コンビに加えて、チームと縁の深い坂本祐也選手を起用し、全戦に於いて3ポイントを獲得することを目標にシーズンに臨みました。結果、ロングレースとなった2つの富士ラウンドは完走ポイント1ポイントを獲得するにとどまりましたが、残りの6戦はトップと同一周回または1周遅れの完走で3ポイントを獲得、さらに最終戦でライバルチームが上位に残らなかったことが幸いして、辛くもシリーズ18位でAシードに残留できることが決まりました。また、ドライバーズポイントも1ポイント獲得(23位)して、無事にシーズンを終了することができました。毎戦薄氷を踏むようなレースが続く苦しいシーズンでしたが、そんな中でもスポンサーの皆様、ファンの皆様には温かいお力添えと熱い応援をお寄せ頂き、最終戦までシリーズを戦うことができました。チーム一同感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

☆Arnage Racing SUPER GT2018年シリーズの戦績

Round 14/7~4/8岡山国際サーキット10位完走
Round 25/3~5/4富士スピードウェイ20位完走
Round 35/19~5/20鈴鹿サーキット19位完走
Round 46/30~7/1チャーン・インターナショナル・サーキット13位完走
Round 58/4~8/5富士スピードウェイ11位完走
Round 610/8~10/9スポーツランド菅生17位完走
Round 710/20〜10/21オートポリス16位完走
Round 811/10〜11/11ツインリンクもてぎ20位完走
Arnage Racing 2018 SUPER GT Race report

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎフォトギャラリー

オープンピット: MOTUL AUTECH GT-R オープンピット: ピットに並ぶGTマシン オープンピット: ARTA NSX-GT オープンピット: UPGARAGE 86 MC
オープンピット: ピットに並ぶGTマシン オープンピット: Epson Modulo NSX-GT オープンピット: RAYBRIG NSX-GT オープンピット: RAYBRIG NSX-GT
公式練習: ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO RACING) 公式練習: 塚越広大(KEIHIN NSX-GT) 公式練習: 平木湧也(マッハ車検MC86 Y's distraction) 公式練習: ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R)
公式練習: 90度コーナーからビクトリーコーナーへ 公式練習: 武藤英紀/中嶋大祐組(MOTUL MUGEN NSX-GT) 公式練習: 井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT) 公式練習: ヘイッキ・コバライネン/小林可夢偉組(DENSO KOBELCO SARD LC500)
公式練習: ヘイッキ・コバライネン/小林可夢偉組(DENSO KOBELCO SARD LC500) 公式練習: 本山哲/千代勝正組(CRAFT SPORTS MOTUL GT-R) 公式練習: 中山友貴(UPGARAGE 86 MC) 公式練習: 藤井誠暢(D'station Porsche)
公式練習: 松田次生(MOTUL AUTECH GT-R) 公式練習: 佐々木大樹(カルソニックIMPUL GT-R) 公式練習: 山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT) 公式練習: 佐々木大樹(カルソニックIMPUL GT-R)
公式練習: 武藤英紀/中嶋大祐組(MOTUL MUGEN NSX-GT) 公式練習: 野尻智紀(ARTA NSX-GT) 公式練習: 国本雄資/山下健太組(WedsSport ADVAN LC500) 公式練習: 山本尚貴/ジェンソン・バトン組(RAYBRIG NSX-GT)
公式練習: ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD LC500) 公式練習: 道上龍(Modulo KENWOOD NSX GT3) 公式練習: 5コーナーへ向かうGTマシン 公式練習: 番場琢/脇阪薫一組(埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC)
公式練習: 国本雄資/山下健太組(WedsSport ADVAN LC500) 公式練習: 石浦宏明(ZENT CERUMO LC500) 公式練習: 富田竜一郎(Hitotsuyama Audi R8 LMS) 公式練習: 関口雄飛(au TOM'S LC500)
公式練習: 立川祐路(ZENT CERUMO LC500) 公式練習: 石川京侍(GULF NAC PORSCHE 911) 公式練習: 平川亮(KeePer TOM'S LC500) 公式練習: 横溝直輝/木村武史組(CARGUY ADA NSX GT3)
公式練習: 新田守男/中山雄一組(K-tunes RC F GT3) 公式練習: 高木真一/ショーン・ウォーキンショー組(ARTA BMW M6 GT3) 公式練習: 快晴に恵まれたツインリンクもてぎ 公式練習: 塚越広大/小暮卓史組(KEIHIN NSX-GT)
公式練習: 吉本大樹/宮田莉朋組(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3) 公式練習: 山本尚貴/ジェンソン・バトン組(RAYBRIG NSX-GT) ピットウォーク: セーフティーカー ピットウォーク: 松田次生とロニー・クインタレッリ(NISMO)
ピットウォーク: 松田次生(NISMO) ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: 中嶋大祐(TEAM MUGEN) ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: 中嶋一貴(LEXUS TEAM au TOM'S)
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
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ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: 立川祐路(LEXUS TEAM ZENT CERUMO) ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: 小林崇志(TEAM UPGARAGE)
ピットウォーク: くま吉に羽交い締めにされる小林崇志(TEAM UPGARAGE) ピットウォーク: 誕生日パーティー? 小林崇志(TEAM UPGARAGE) ピットウォーク: お約束。レースクイーンも巻き添え! 小林崇志(TEAM UPGARAGE) ピットウォーク: かわいそうなレースクイーンと小林崇志(TEAM UPGARAGE)
ピットウォーク: MOTUL AUTECH GT-R 公式予選: ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD LC500) 公式予選: スバルの応援旗 公式予選: 平手晃平(TOYOTA PRIUS apr GT)
公式予選: 山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT) 公式予選: 国本雄資(WedsSport ADVAN LC500) 公式予選: 平川亮(KeePer TOM'S LC500) 公式予選: 野尻智紀(ARTA NSX-GT)
公式予選: ベルトラン・バゲット(Epson Modulo NSX-GT) GTキッズウォーク: レースクイーン GTキッズウォーク: 誰? 小林崇志? GTキッズウォーク: ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと高星明誠(KONDO RACING)
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン
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ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: 中山友貴と小林崇志(TEAM UPGARAGE) ピットウォーク: レースクイーン
ピットウォーク: レースクイーン ピットウォーク: ジェンソン・バトン(TEAM KUNIMITSU) ピットウォーク: ジェンソン・バトン(TEAM KUNIMITSU) ピットウォーク: ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと高星明誠(KONDO RACING)
ピットウォーク: MOTUL AUTECH GT-R スタート進行: ニック・キャシディ(LEXUS TEAM KeePer TOM'S) スタート進行: ARTA NSX-GT スタート進行: ジェンソン・バトン(TEAM KUNIMITSU)
スタート進行: スターティンググリッド スタート進行: スタートを待つ超満員の観客 スタート進行: スタンドでは旗が振られる 決勝レース: GT500クラスのスタートシーン
決勝レース: GT300クラスのスタートシーン 決勝レース: 4コーナーから5コーナーへ 決勝レース: 5コーナーを立ち上がるGTマシン 決勝レース: 片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)
決勝レース: 伊沢拓也(ARTA NSX-GT) 決勝レース: ニック・キャシディ(KeePer TOM'S LC500) 決勝レース: 嵯峨宏紀/平手晃平組(TOYOTA PRIUS apr GT) 決勝レース: 決勝日も好天に恵まれた
決勝レース: 高星明誠(フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R) 決勝レース: 小暮卓史(KEIHIN NSX-GT) 決勝レース: ニック・キャシディ(KeePer TOM'S LC500) 決勝レース: 片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)
決勝レース: 野尻智紀(ARTA NSX-GT) 決勝レース: 立川祐路/石浦宏明組(ZENT CERUMO LC500) 決勝レース: 大嶋和也(WAKO'S 4CR LC500) 決勝レース: ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)
決勝レース: ジェンソン・バトン(RAYBRIG NSX-GT) 決勝レース: ジェンソン・バトン(RAYBRIG NSX-GT) 決勝レース: 松浦孝亮(Epson Modulo NSX-GT) 決勝レース: 蒲生尚弥(LEON CVSTOS AMG)
決勝レース: 塚越広大(KEIHIN NSX-GT) 決勝レース: ジェンソン・バトン(RAYBRIG NSX-GT) 決勝レース: 大嶋和也(WAKO'S 4CR LC500) 決勝レース: 松田次生(NISMO)
決勝レース: ジェンソン・バトン(RAYBRIG NSX-GT) 決勝レース: GT500クラスで3位に入りチャンピオンを決めたジェンソン・バトン(TEAM KUNIMITSU) 決勝レース: GT500クラスで3に入りチャンピオンを決めた山本尚貴、ジェンソン・バトン、高橋国光監督(TEAM KUNIMITSU) 決勝レース: GT500クラスでチャンピオンを決めた山本尚貴、高橋国光監督、ジェンソン・バトン(TEAM KUNIMITSU)
表彰式: GT300クラスでチャンピオンを決めた黒沢治樹と蒲生尚弥( K2 R&D LEON RACING) 表彰式: GT300クラスのトップ3チーム 表彰式: GT300クラスのシャンパンファイト 表彰式: GT500クラスでチャンピオンを決め米1俵を受け取る山本尚貴とジェンソン・バトン(TEAM KUNIMITSU)
表彰式: GT500クラス優勝の野尻智紀と伊沢拓也(AUTOBACS RACING TEAM AGURI) 表彰式: GT500クラスのトップ3チーム
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎチャンピオン会見 「バトン選手が来るって聞いたときは、本当かよ?! 夢のようじゃない?! と思いました」(高橋国光監督)

GT500クラスドライバーズチャンピオン #8ARTA NSX-GT

山本尚貴
チャンピオン記者会見: GT500クラスチャンピオンの山本尚貴とジェンソン・バトン(TEAM KUNIMITSU) 僕のスティントは8号車とのバトルになって、8号車のペースが非常に良かったんですが、なんとか食らいついていきました。僕の燃料が軽くなってからはかなり僕のペースが良くなって追いつくことができましたが、8号車のピットに入るタイミングが予想以上に早かったので、驚きました。本来なら8号車の入った次の周とか、前後のクルマを見てすぐピットに入りたかったんですが、今回はやっぱりチャンピオン争いをしている1号車のことを考えるべきだということで、僕らが早めに動いてタイヤ交換をしてしまうと、もしかすると彼らがタイヤ交換をせずに僕らの前に出てしまう可能性もあったので、動くに動けず、結果的に長く引っ張ることになりました。1号車と同時にピットに入って、そこから彼らが追いついてきたのはレクサス勢とトムスの力だと思いますし、JBも最後きつかったと思うんですけど、最後の踏ん張りとJBの力が押さえてくれたと思います。彼に感謝しています。
ジェンソン・バトン
10歳くらい老け込んでしまうんじゃないかと思うくらいのストレスでした。ナオキのスティントは素晴らしかったけど、1号車がなかなかピットに入らないのでどうなっているのかと心配になりました。同じタイミングでピットに入り、38号車の後ろでコースインした時は「やられた!」と思いました。そこからは彼のレクサスと3周にわたってカート選手みたいなクレイジーなバトルをやりましたが、石浦選手のブロックがすごく、ものすごく上手で、レイトブレーキングも見習わなくちゃと思うレベルだったので、ずっと後ろで隙を伺っていました。ナオキもモニターを見てイライラしていただろうと思います。そのバトルの中でピックアップを拾ってしまったため、それを落とすのに2周もかかってしまいました。それからは1号車を押さえることに専念しましたが、300の処理も頭に入れなくちゃいけなくて、本当にストレスが大きかった。チェッカーフラッグを見たときには本当にホッとしましたよ。最高のチャンピオンシップだったと思うし、素晴らしいチームでした。協力してくれたみんなに感謝したいです。

GT500クラスチームチャンピオン TEAM KUNIMITSU

高橋国光監督
チャンピオン記者会見: GT500クラスチャンピオンの高橋国光監督(TEAM KUNIMITSU) 今日のレースを見て、二人のドライバーがすごく良く走ったなあと思いました。それからクルマを触ってくれているATJの皆さん方が本当に一生懸命やってくださったり、車体やエンジンを開発してくれている皆さん方が一生懸命やってくださったおかげで彼らもああいう走りができるんじゃないかなあと。二人の話を聞いていましても、本当にハードなレースだったんだと思います。いまのGT選手権はすごいクルマとすごいドライバーが携わっているなと。世界一だと言っていいくらいの内容のあるレースだったんじゃないのかなと。山本くんも最初にチームに来た頃は本当に純真でね、子供みたいな感じで接していたんですが、今では逆に教わることが多くなって、本当に世界に通用するドライバーになったんじゃないかと思います。今年から携わってくれているバトン選手は、まさかF1のチャンピオンで何度も優勝を経験しているドライバーが日本のGTレースに携わってくれるのかなと、「本当かよ?!夢のようじゃない」という思いと、同時に日本のレースなんか見下してるんじゃないかなとも思っていましたが、最初にレースをやってもらったときにその考えがひっくり返りました。こんなに真面目に取り組んでくれるのか。素晴らしい選手がいるなと、信頼感が芽生えました。その結果が今日のこの8戦目に出たんじゃないかと。そう思うとこの結果は早すぎるくらい。まさにスーパースターだなと思います。最後に、関係者の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

GT300クラスドライバーズチャンピオン #65LEON CVSTOS AMG

黒澤治樹
チャンピオン記者会見: GT300クラスチャンピオンの黒澤治樹(K2 R&D LEON RACING) まず皆さんにお礼を言いたいです。人生で初めてチャンピオンを取れました。今日のレースは蒲生選手にタイヤ無交換で走ってもらうために、なるべくタイヤを使わないで、ピックアップにも気をつけて走りました。接触なども決してしないようにと。そのあとは蒲生選手がしっかり走ってくれたので、心配もしなかったし、それが勝利につながったと思います。自分がオーナーとチームを立ち上げて、メンテナンスガレージを持って足掛け6年。工場長をやってもらってる溝田さんには監督とエンジニアも兼任してもらったし、スタッフが寝ずに作業してもらったこともあるし、本当に人に恵まれてね、スタッフが足場を支えてくれて、最後にドライバーがこうして頂点に立てて、もういうことが無いというか本当に嬉しいです。うちの親父も20何年間支えてくれて、初めてチャンピオンを取れたことでいいプレゼントができたのかなと思います。全てのスタッフに感謝します。ありがとうございました。
蒲生尚弥
チャンピオン記者会見: GT300クラスチャンピオンの蒲生尚弥(K2 R&D LEON RACING) タイヤ無交換でいくという作戦でしたが、今まで一度もやったことが無いし、不安もありましたが、セーブして走って負けるのも嫌だったので、代わってからはとりあえず攻めて走ることだけ考えていました。その結果勝つことができましたし、チャンピオンも取れたので嬉しいです。

GT300クラスチームチャンピオン K2 R&D LEON RACING

溝田唯司監督
チャンピオン記者会見: GT300クラスチャンピオンの溝田唯司監督(K2 R&D LEON RACING) とりあえず65に関わってきた全ての人に感謝します。ブリヂストンさんだったり、ワコーズさんだったり。今までレースやってきた中で、このチームはすごく純粋にレースができるチームだと思うので、当然の結果と言えば当然の結果かなと思います。残り数周になった時に周回遅れのチームが目の前でバトルしていて、周りに協力してくれとお願いしたのにしてもらえなくて、その時は結構イライラしながら見てました。フィニッシュの瞬間は隣で(黒澤選手に)先に泣かれていて、乗り遅れちゃったなあと思いました。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝会見 「自分が去年までいたチームがチャンピオンを取ったと思うと、悔しさの方が大きいです」(伊沢拓也)

決勝フォトセッション: GT500クラスで優勝した伊沢拓也と野尻智紀(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)

GT500クラス優勝 #8ARTA NSX-GT

野尻智紀
決勝記者会見: GT500クラスで優勝した野尻智紀(AUTOBACS RACING TEAM AGURI) 伊沢選手からほぼミニマムくらいでバトンを繋いでもらって、そこからはチームから無線で「クリアな場所だからここでタイムを稼ごう」と言われていたので、ニュータイヤの美味しいところを使ってプッシュしました。そのチームの作戦と、タイヤのパフォーマンスでギャップを作れたので、みんながピットアウトした時に7秒ぐらい稼いでいました。クルマもポテンシャルの高いものでしたし、みなさんにここまで頑張ってもらったんで感謝しています。もちろんチャンピオンを取れなかった悔しさというのもありますから、こういう複雑な思いは二度としなくないなと思っているので、勝って嬉しいと思う反面、今日という日を忘れないように、タイトル獲得を目指してまた明日から頑張っていこうと思います
伊沢拓也
決勝記者会見: GT500クラスで優勝した伊沢拓也(AUTOBACS RACING TEAM AGURI) 自分のスティントはとにかく逃げて、野尻選手のためにマージンを稼ぎたいという思いで、最初からプッシュして走りました。途中で結構マージンを作れたし、GT300のタイミングで追いつかれましたが、クルマの状態がよかったので余裕を持ってドライブできました。ピットに入ったタイミングがほぼミニマムだったので野尻選手のスティントが長くなりましたが、ピットアウト後のポジションどりを考えるとここがベストだろうという判断でした。結果的にそこで入った事で野尻選手はクリアラップを取れて良いタイムで走れてギャップを広げる事に繋がったので、チームの作戦と僕らの走りが噛み合って優勝したのだと思います。最終戦で勝てた事は良かったですが、チャンピオンを獲得する事はできず、去年まで自分がいたチームがこうしてチャンピオンを取ってるという意味では、正直悔しさの方が大きいです。でも彼らの走りが素晴らしかったんだという点で、尊敬できるし、来年は自分たちで取り返せるように頑張ります。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝 レースもタイトル争いも大接戦!勝ったのは#8ARTA NSX-GT、タイトルは#100RAYBRIG NSX-GTのものに

2018シーズンの最終戦は優勝争い、タイトル争いともに最後まで息詰まる接戦大接戦に!

2018オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」の決勝が11月11日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。レースを制したのはポールシッターの#8野尻智紀/伊沢拓也組(ARTA NSX-GT)。しかし予選4位の#38立川祐路/石浦宏明組(ZENT CERUMO LC500)が最後まで食い下がり、白熱のトップ争いを展開した。その後方でもドライバーズランキングトップの#100山本尚貴/ジェンソン・バトン組(RAYBRIG NSX-GT)に同2位の#1平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM'S LC500)が追いついてテール・トゥ・ノーズの息詰まるバトルを展開。バトンが最後まで平川の猛追を押さえきり、直接対決でGT500クラスのチャンピオンをもぎ取った。GT300クラスはポールシッターの#88平峰一貴/マルコ・マペッリ組(マネパ ランボルギーニ GT3)が中盤度重なるタイヤバーストに見舞われて後方に沈む一方で、予選2位からスタートした#65黒澤治樹/蒲生尚弥組(LEON CVSTOS AMG)がタイヤ無交換作戦を敢行して今季初優勝を獲得、ドライバー、チーム両部門で首位の#55高木真一/ショーン・ウォーキンショー組(ARTA BMW M6 GT3)が9位に終わったため、こちらも両部門で黒澤/蒲生組とK2 R&D LEON RACINGがチャンピオンを獲得した。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日21,000人/決勝日37,000人/大会総入場者数58,000人)

GT500クラス優勝は野尻智紀/伊沢拓也組(ARTA NSX-GT)

GT500クラス決勝2位は立川祐路/石浦宏明組(ZENT CERUMO LC500)

GT500クラスで3位に入ってチャンピオンを決めた山本尚貴/ジェンソン・バトン組(RAYBRIG NSX-GT)

GT300クラスで優勝してチャンピオンを獲得した黒澤治樹/蒲生尚弥組(LEON CVSTOS AMG)

GT300クラス決勝2位は嵯峨宏紀/平手晃平組(TOYOTA PRIUS apr GT)

GT300クラス決勝3位は谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル初音ミクAMG)

表彰式: チャンピオンに輝いたジェンソン・バトンと山本尚貴(TEAM KUNIMITSU)

第8戦決勝は午後1時30分に栃木県警の先導でローリング開始。気温20℃、路面温度30℃と例年にない暖かな気候のもとで53周の熱い戦いが始まった。

スタートを制したのはポールシッターの#8伊沢拓也(ARTA NSX-GT)。2位の#100山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)と接戦を繰り広げつつも徐々にリードを広げていき、規定ギリギリの19周でピットイン、野尻智紀に後半を託した。この作戦の狙いはトラフィックの少ないところに野尻を送り出し、タイヤがフレッシュなうちにリードを広げることだった。その要求通りに野尻は序盤から飛ばしに飛ばし、一時は7秒以上のマージンを得ることに成功した。

一方の山本はこのARTAの作戦に面食らいつつも、タイトル争いを意識して後続の1号車の動向に合わせて30周目にピットイン、バトンが#1平川亮(KeePer TOM'S LC500)の前でコースに復帰した。この結果、バトンは#38石浦宏明(ZENT CERUMO LC500)、#64松浦孝亮(Epson Modulo NSX-GT)らの後塵を拝する事になる。アウトラップの90度コーナーですぐさま松浦をインから抜き去ったバトンだったが、石浦の強固なブロックに手を焼き、3周にわたって激しいドッグファイトを展開した末に攻略を諦めて平川を押さえる作戦に頭を切り替えた。

2位を死守した石浦はその後もハイペースで周回を重ね、今度は野尻との差を縮めていった。41周を終えた時点でその差は3.9秒に。49周を終えた時には0.68秒さにまで迫り、完全にテール・トゥ・ノーズ状態に持ち込んだ。しかし野尻のクルマとタイヤにはまだ余力があり、51周目には1.27秒差、52周目には1.44秒差と逆にリードを広げていって最後は1.808秒差でチェッカーを受け、第3戦鈴鹿以来の今季2勝目をものにした。

#100バトンと#1平川の直接対決によるチャンピオン争いも、49周目に0.27秒差にまで迫った平川をバトンが最後まで押さえ込んで3位でフィニッシュ。これによりバトンは参戦1年目にしてGT500クラスのチャンピオンを獲得。山本はスーパーフォーミュラに続いて二冠を達成した。これは日本人では本山哲以来の快挙だ。

GT300クラスは序盤からレース展開、チャンピオン争いともに二転三転し、こちらも片時も目が離せない展開となった。

序盤トップに立ったのはポールシッターの#88マルコ・マペッリ(マネパ ランボルギーニ GT3)。1周目から後続をぐんぐん引き離し、最初の9周で7.5秒ものリードを築き上げたが、19周目に左リヤタイヤがバーストという不運に見舞われて予定外のピットインを強いられた。この影響でリヤのホイールハウスにダメージが及んでいたため、ピットアウト直後に再びタイヤがバーストしてしまい、88号車はここで勝負権を失ってしまった。

代わってトップに立ったのは#0谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル初音ミクAMG)。
スタートドライバーの片岡がオープニングラップで#65黒澤治樹(LEON CVSTOS AMG)を抜き去って2位に浮上してきていた。この時点でポイントリーダーの#55高木真一(ARTA BMW M6 GT3)は9位。このままの順位で終われば逆転でチャンピオンを手にできるはずだった。

ところが。

黒澤はその後#61井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)、#11安田裕信(GAINER TANAX GT-R)らにも抜かれて5位に後退するが、19周目に行ったピット作業でタイヤ無交換作戦を敢行、20周終わりで左リヤ2本交換を行った0号車を抜き去ってクラストップに浮上する事に成功、蒲生がそのまま逃げ切って今季初勝利をあげ、獲得ポイントを68ptまで伸ばした。結局55号車が9位に終わったため、逆転でドライバー、チーム両部門のタイトルをもぎ取った。2位には#31嵯峨宏紀/平手晃平組(TOYOTA PRIUS apr GT)、0号車は3位に終わっている。

スーパーGTの2019シーズンは来年も岡山国際サーキットで開幕。4月14日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝結果

■GT500クラス

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2018/11/11) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
18野尻 智紀
伊沢 拓也
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS531:31'09.252
238立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS531.806
3100山本 尚貴
ジェンソン・バトン
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS538.096
41平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS539.672
519国本 雄資
山下 健太
WedsSport ADVAN LC500
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH5323.171
66大嶋 和也
フェリックス・ローゼンクヴィスト
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS5335.697
723松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI5336.167
839ヘイッキ・コバライネン
小林 可夢偉
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS5340.731
93本山 哲
千代 勝正
CRAFT SPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI5340.803
1024ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
高星 明誠
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH5344.458
1112佐々木 大樹
ヤン・マーデンボロー
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS5345.226
1264ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
DL5347.861
13*36中嶋 一貴
関口 雄飛
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS531'00.811
1416武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
YH531'07.524
1517塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS531'29.483
---- 以上規定周回数(70% - 37Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.8 伊沢拓也(ARTA NSX-GT) 1'38.512 (2/53)
  • CarNo.36(関口雄飛)は、SpR.13-1.a(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

■GT300クラス

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2018/11/11) Final Race 1 Weather:Fine Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
165黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS491:31'58.983
231嵯峨 宏紀
平手 晃平
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS492.409
30谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH493.786
487佐藤 公哉
元嶋 佑弥
リーガルフロンティアランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH494.127
511平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL495.049
661井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL495.840
77藤井 誠暢
スヴェン・ミューラー
D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH4916.721
825松井 孝允
坪井 翔
HOPPY 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH4916.866
955高木 真一
ショーン・ウォーキンショー
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS4925.509
1096新田 守男
中山 雄一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS4926.937
1121リチャード・ライアン
富田 竜一郎
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS GT3
DL4957.298
129久保 凜太郎
石川 京侍
GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH481Lap
1352番場 琢
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH481Lap
1434道上 龍
大津 弘樹
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH481Lap
1510星野 一樹
吉田 広樹
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481Lap
1626山田 真之亮
川端 伸太朗
TAISAN R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS GT3
YH2481Lap
17360柴田 優作
青木 孝行
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481Lap
185坂口 夏月
平木 湧也
マッハ車検MC86 Y's distraction
TOYOTA 86 MC
YH4481Lap
19117井出 有冶
阪口 良平
EIcars BENTLEY
BENTLEY CONTINENTAL GT3
YH481Lap
2050加納 政樹
安岡 秀徒
EXE AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
YH481Lap
21*30永井 宏明
織戸 学
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH481Lap
222高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH481Lap
23777横溝 直輝
木村 武史
CARGUY ADA NSX GT3
Honda NSX GT3
YH481Lap
2460吉本 大樹
宮田 莉朋
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH481Lap
2535ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
arto RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH481Lap
2648田中 勝輝
リチャード・ブラッドレー
植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481Lap
2788平峰 一貴
マルコ・マペッリ
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH481Lap
2822和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
YH472Laps
---- 以上規定周回数(70% - 34Laps)完走 ----
-18中山 友貴
小林 崇志
UPGARAGE 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH1039Laps
  • Fastest Lap: CarNo.88 マルコ・マペッリ(マネパランボルギーニGT3) 1'48.141
  • CarNo.30は、SpR.27-3.(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ予選会見 「チームとしてすごくいい方向に来ているので、最後はこのままポジションキープで終われたらと思います」(野尻智紀)

GT500クラス #8ARTA NSX-GT

野尻智紀
朝の走行でのフィーリングは良くなくて、そういう状況で伊沢選手にQ1を行ってもらいましたが、正直突破するのは簡単じゃないと感じていました。でも予選に向けてチームが修正してくれて、伊沢選手も僕の好みに合わせたフィードバックをチームにしてくれたので、それがすごく僕のアタックに行きました。チームとしてすごくいい方向に来ていると思いますし、予選でこれだけ速いというのも結果の一つだと思うんで、最後はこのままポジションをキープして終われたらと思います。
伊沢拓也
朝のフリー走行から調子がすごく悪くて、Q1を突破できるかどうかという状態だったので、今までレースやってきた中でも一番ドキドキする状態で予選に臨みました。結果としてQ2で野尻選手の素晴らしいラップで3回目の1位になれたので、非常に感謝しております。第2戦はノックアウト方式じゃなかったんですけど、それ以外の全部の予選でQ2を突破しているのは僕たちだけですし、前回に続いて今回もいい形を作ってこれたので本当に嬉しいです。

GT300クラス #88マネパ ランボルギーニ GT3

平峰一貴
ここで合同テストがあった時にすごく調子が良かったので、レースはいけるかもねと話していて、今週末をすごく楽しみにしていました。予選についてはマルコと約束事があって。基本今シーズンはマルコがQ2を担当していて、僕はチームのために、流れを良くするためにQ1を走ってきました。でもオートポリスは僕がQ1行くから、もてぎは僕にQ2をやらせてという話をして、僕は今この瞬間のために準備をしてきましたし、チームも一生懸命準備をしてきました。それが結果に出たので本当に嬉しいです。
マルコ・マペッリ
最近ここでテストをした時のクルマのフィーリングが良かったので、今週末はポールポジションが狙えそうだなと思って予選に臨みました。ポールポジションを獲得できたことを本当に嬉しく思っていますし、平峰選手が本当に頑張ってくれたと思います。そしてまたヨコハマタイヤやチームもいい仕事をしましたから、明日もいいレースが出来ると思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO

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