TKUスーパー耐久レースinオートポリス -RIJ- (2019/07/20) Group 2 Free Session Weather:Cloudy Course:Dry
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 4 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 86 | ST-4 | 1 | TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 2'06.146 | - | - | 133.388 |
| 2 | 884 | ST-4 | 2 | 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 | 2'06.301 | 0.155 | 0.155 | 133.225 |
| 3 | 104 | ST-4 | 3 | ROOKIE RACING 86 TOYOTA 86 | 2'06.550 | 0.404 | 0.249 | 132.962 |
| 4 | 310 | ST-4 | 4 | GR Garage⽔⼾インターGR86 TOYOTA 86 | 2'07.638 | 1.492 | 1.088 | 131.829 |
| 5 | 18 | ST-4 | 5 | Weds Sport 86 TOYOTA 86 | 2'07.840 | 1.694 | 0.202 | 131.621 |
| 6 | 28 | ST-4 | 6 | T's CONCEPT 86 TOYOTA 86 | 2'07.880 | 1.734 | 0.040 | 131.580 |
| 7 | 13 | ST-4 | 7 | ENDLESS・86 TOYOTA 86 | 2'08.183 | 2.037 | 0.303 | 131.269 |
| 8 | 54 | ST-4 | 8 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | 2'09.047 | 2.901 | 0.864 | 130.390 |
| 9 | 8 | ST-4 | 9 | WAKO'S TRUST渡邊建設field WM HPI Vitz TOYOTA Vitz GRMN turbo | 2'12.869 | 6.723 | 3.822 | 126.639 |
| 10 | 5 | ST-4 | 10 | 5ZIGEN ADVICS SPV 86 TOYOTA 86 | 2'13.203 | 7.057 | 0.334 | 126.321 |
| 11 | 78 | ST-5 | 1 | LOVE DRIVE RACINGロードスター MAZDA ROADSTER | 2'14.386 | 8.240 | 1.183 | 125.209 |
| 12 | 88 | ST-5 | 2 | 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER | 2'15.049 | 8.903 | 0.663 | 124.595 |
| 13 | 168 | ST-5 | 3 | 冴えカノレーシングwith RFC Honda FIT3 RS | 2'15.436 | 9.290 | 0.387 | 124.239 |
| 14 | 101 | ST-5 | 4 | ヒロマツ デミオ MAZDA DEMIO | 2'15.655 | 9.509 | 0.219 | 124.038 |
| 15 | 66 | ST-5 | 5 | odula Idia ROADSTER MAZDA ROADSTER | 2'16.526 | 10.380 | 0.871 | 123.247 |
| 16 | 50 | ST-5 | 6 | LOVE DRIVE RACINGロードスター MAZDA ROADSTER | 2'16.905 | 10.759 | 0.379 | 122.906 |
| 17 | 70 | ST-5 | 7 | J'S RACING☆FIT Honda FIT3 RS | 2'16.920 | 10.774 | 0.015 | 122.892 |
| 18 | 4 | ST-5 | 8 | THE BRIDE FIT Honda FIT3 RS | 2'17.078 | 10.932 | 0.158 | 122.751 |
| 19 | 69 | ST-5 | 9 | J'S RACING☆FIT Honda FIT3 RS | 2'18.507 | 12.361 | 1.429 | 121.484 |
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
今シーズンからモトパークやカーリン・モータースポーツなどの海外チームが参戦して、より一層ハイレベルな戦いが繰り広げられている全日本F3選手権。
しかし先日行われた第10戦SUGOにおいて、その海外チームが投げかけた疑問が、関係者を困惑させる事態となっている。

トムスのリアウイング・キャンバープレート

モトパークのリアウイングキャンバープレート
ことの経緯はこうだ。
第10戦決勝が終わった時点でB-Maxレーシングwithモトパーク(以下、モトパーク)より、宮田莉朋のドライブする36号車が車両規則に違反しているのではないかという抗議が出された。その根拠として彼らが示したものがFIAの発行する「ホモロゲーションフォーム」なる書類だった。
しかしその時点では審査委員会やF3協会を含め、日本の関係者の誰一人としてその書類の存在を知らなかった。日本でのダラーラシャシーの輸入代理店であるルマン商会の担当者ですら把握していなかったという。
そこでF3協会からFIAの技術代表であるロバート・マース氏に「これは何だ」と問い合わせたところ、「ダラーラシャシーの大幅なアップデートがあった2017年に、ヨーロッパ選手権向けに発給したものだ」との回答があった。ヨーロピアンF3に参戦するすべてのチームに対して配布されているとのことだ。
そこには使用が義務付けられる公認パーツの一覧が記載されており、第10戦で問題となったリヤウィングのキャンバープレート(翼端板内側に取り付けられている、ウィング角度を調整するための部品)も含まれていた。
しかし、それまで全日本F3選手権の運用に用いられてきたFIA国際モータースポーツ競技規則附則J項275条(フォーミュラ3技術規定)やFIAテクニカルリストNo.11(F3で公認された構成部品)にはその記載はなかったため、トムスではこのパーツを自作して使用していた。ただしこの自作パーツはダラーラの純正品を忠実にコピーしたものであり、ウィング角度を調整するための穴の位置や数などは全く同じに作られている。調整幅を広げてより多くのダウンフォースを得るなどの機能は全くない。チーム側に違法パーツであるとの認識はこれまでなかったし、昨年このクルマで参戦したマカオGPにおいても、この件が問題になることはなかったという。
SUGOの大会審査委員会はこの件についてJAFに裁定を仰ぐこととした。F3協会からも、ヨーロッパ向けに発給された書類である旨をJAFには伝えたという。
同時に、F3協会としては今後も同様の事態が起きないよう、ホモロゲーションフォームを印刷して各チームに配布し、自己防衛を呼びかけた。
つまり、今まではFIA国際モータースポーツ競技規則附則J項275条とFIAテクニカルリストNo.11に基づいて運営を行ってきたが、今後はこのホモロゲーションフォームにも法っていないと失格になる可能性があるということ。
そして7月11日。JAFの回答を得てSUGOの審査委員会が裁定を下した。モトパークの抗議が受け入れられ、宮田莉朋は車両規則違反により失格に。F3協会の懸念は現実となった。
JAFとしては、このホモロゲーションフォームはFIA発行の公式なものであり、全日本選手権においても有効であると判断したようだ。
技術代表は「ヨーロッパ向け」と発言しているものの、書類自体に"Only for European Championship"などの記述がなく、しかもFIAの捺印と技術代表の署名がされている以上、これは附則J項同様に尊重されるべき規則であると解釈したと推測される。
今後、同選手権に参戦するチームはホモロゲーションフォームに記載されている公認パーツを使用して競技に臨まなければならないことが決定的となった。
「今後」についてはそれでやむを得ないのかもしれない。すでに次のモデルが発表されてしまった現在、ダラーラが現行車両のパーツをどれだけストックしているのか、そのうちのどれだけが日本へ供給可能なのか、残りわずか3大会となった今、チームにさらなる負担を強いることにどれほどの正義があるのかといった疑問はあるものの、裁定が出た以上は従わざるを得ない。
しかし宮田を失格とすることが適当であったのかは大いに疑問だ。すでにヨーロッパ選手権では2017年から運用されていたとはいえ、これまで全日本選手権では全く知られていなかった規則書である。レース終了時点で大会審査委員会ですら把握していなかったものを根拠に裁定を下すことはいわば法の遡及ではないのか。
ここは「今回は良しとするが、次回からは許されない」とすべきだったのではないだろうか。「ヨーロッパ選手権向けの規則書であり、本選手権においては無効である」という判断もできたのではないか。
この裁定を受け、富士大会では第12戦決勝が行われた14日午前9時30分より大会の技術委員がJAFの技術部会立ち会いのもとで参加車両すべてのチェックを行い、「問題なし」との結論を出したという。宮田もそのクルマで第12戦を戦い、3位という正式結果を得ている。モトパークからの抗議は出なかった。
なお、宮田は第11戦決勝においてもモトパークからの抗議により、車両規則違反で失格となっているが、これはフロントウィングの公認部品の一部に面取り加工をしていたことが違法と判定されたもので、今回の件とは全く別のものだ。本人がそう思ったかどうかは定かでないが。
ともあれ、残り3大会はコース上のみで決着がつくことを切に願う。将来を担う若者たちの研鑽の場に、政治的な争いごとは相応しくない。
次戦の舞台はスポーツランドSUGO。7月27-28日開催だ。
Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO
2019年全日本F3選手権第12戦の決勝が7月14日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした#11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)が後続を大きく引き離して21周を走りきり、今季6勝目をものにした。
先に行われたスーパーフォーミュラ決勝が規定の95分いっぱいまで行われた影響で、F3第12戦決勝は当初予定より大きく遅れ、午後4時29分にスタートした。天候は雨。全車ウェットタイヤを装着しての走行となった。
昨日の第11戦決勝でリスタート違反という痛恨のミスを犯し、レースを台無しにしてしまったフェネストラズだったが、今回はきっちりスタートを決め、ポールの#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)を押さえ込んでトップで1コーナーを駆け抜けていった。
懸命に追う宮田だったが、周回を重ねるにつれて激しさを増す雨のため、思うようにペースを上げることができず、トップとの差は5周を終えた時点で4.352秒。15周を消化した時点では14.799秒にまで広がってしまった。
そればかりか、宮田は予選5位から追い上げてきた#65エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)に追い上げられ、16周目の最終コーナーでインに飛び込まれてしまう。立ち上がりで並び返し、続く1コーナーでの順位挽回を目論む宮田だったが、アーメドは17周目のコカコーラコーナーで宮田を押さえ込んで2位に浮上した。
トップのフェネストラズはその後も後続を上回るハイペースで着実にリードを広げ、最後は19.706秒もの大差をつけてフィニッシュ。第6戦岡山以来の今季6勝目を達成。2位はチームメイトのアーメド。昨日トップでフィニッシュしながら失格となった宮田が3位でチェッカーを受けた。
次戦の舞台は今季2度目のスポーツランドSUGO。2週間後の7月27-28日開催だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/14) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 12 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 11 | | サッシャ・フェネストラズ | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 21 | |
| 2 | 65 | | エナム・アーメド | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F312 | Volkswagen Spiess A41 | 21 | 19.706 |
| 3 | 36 | | 宮田 莉朋 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 21 | 21.406 |
| 4 | 12 | | 大津 弘樹 | ThreeBond F318 Dallara F318 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 21 | 48.349 |
| 5 | 37 | | 小高 一斗 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 21 | 52.610 |
| 6 | 2 | | 大湯 都史樹 | TODA FIGHTEX Dallara F319 | TODA TR-F301 | 21 | 53.928 |
| 7 | 8 | | 片山 義章 | YTB by Carlin Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 21 | 1'01.993 |
| 8 | 51 | | アメヤ・ベイディアナサン | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 21 | 1'06.116 |
| 9 | 30 | M | DRAGON | TEAM DRAGON F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 21 | 1'46.775 |
| 10 | 35 | | 河野 駿佑 | RS FINE K&N F318 Dallara F318 | Mercedes-Benz HWA 414 | 0 | 21Laps |
| 11 | 5 | | 石澤 浩紀 | Planex・スマカメF3 Dallara F315 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 0 | 21Laps |
- Fastest Lap: CarNo.11 サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3) 1'53.093 (10/21) 145.250km/h
2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の決勝が7月14日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#64アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19)がそのまま逃げ切り、デビュー4レース目で見事初優勝を達成した。
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:予選日10,200人/決勝日15,300人/観客総動員数25,500人)

第4戦決勝は雨のため午後1時45分にセーフティーカーの先導でスタート、4周目から追い越し可能となった。
ポールシッターのパロウは序盤から着実にリードを広げていき、20周を終えた時点で2位の#39坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)に対して11.415秒の大差をつける。
その後は坪井もペースを上げ、26周終了時点で7.591秒差にまで接近するが、パロウは30周目から再びペースを上げ、38周目にはその差を11.074秒とした。
更に坪井の後方には予選3位の#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)、予選5位の#37ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)が接近してきたが、関口は43周目に給油を行なったために後退を余儀なくされ、キャシディも坪井の懸命の抵抗にあって最後まで攻め落とすことができなかった。
レースはその後、パロウが53周目に入ったところで最大時間の95分に達したため、規定周回の55周を待たずしてチェッカーフラッグが振られ、パロウのスーパーフォーミュラ初優勝が確定した。
ナカジマレーシングのトップフォーミュラ優勝は2010年のフォーミュラニッポン第1戦鈴鹿以来。名称がスーパーフォーミュラとなってからは初めての優勝だ。またスペイン人の優勝は1997年のペドロ・デ・ラ・ロサ以来となる。
スーパーフォーミュラ第5戦の舞台は栃木県のツインリンクもてぎ。8月18日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/14) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2019 SUPER FORMULA Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 53 | 1:36'27.150 |
| 2 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 53 | 13.359 |
| 3 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 53 | 14.680 |
| 4 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 53 | 50.575 |
| 5 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 53 | 51.333 |
| 6 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 53 | 52.448 |
| 7 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 53 | 55.932 |
| 8 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 53 | 1'09.963 |
| 9 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 53 | 1'11.435 |
| 10 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 53 | 1'28.868 |
| 11 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 53 | 1'22.710 |
| 12 | *20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 53 | 1'27.721 |
| 13 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 52 | 1Lap |
| 14 | 15 | パトリシオ・オワード | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 52 | 1Lap |
| 15 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 52 | 1Lap |
| 16 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 52 | 1Lap |
| 17 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 51 | 2Laps |
| 18 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 51 | 2Laps |
| 19 | 7 | アーテム・マルケロフ | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 50 | 3Laps |
| ---- 以上規定周回数(90% - 47Laps)完走 ---- |
| - | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 40 | 13Laps |
- Fastest Lap: CarNo.64 アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19) 1'42.135 (13/53)
- CarNo.20は、H項(SCリスタート)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

- 優勝(Overall) 金丸ユウ(#5Honda CIVIC TCR)
-
昨日のレースを見ても雨のペースは良かったので、今日も雨量が増えなければいいなぁとは思っていましたが、雨量も減ってきたのでいけると思っていました。ワーゲンは序盤のペースが良かったので、とりあえず序盤さえ逃げきれば、後半は楽になると考えていたら、その通りになりました。プラン通りでした。
シリーズは5戦しかなく1戦1戦が大事になりますが、菅生を取りこぼしてしまったので、今回は表彰台に上がっておかなければいけないという思いでいました。この優勝でシリーズも上の方にこれたので、この感じでコンスタントに表彰台に乗って、最終的にシリーズタイトルを取れればと思っています。
これまで乗ってきたフォーミュラカーはダウンフォースがあるので、後ろに付いてもなかなか抜くのが難しいのですが、TCRはダウンフォースが抜けることもないので、いろいろな所でオーバーテイクのチャンスがあって面白いと感じています。
- 優勝(Gentleman) 前嶋秀司(#33ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)
-
昨日のレースがあったので、すべてのコーナーで他とはちょっと違うラインを通って、自分のクルマの良いところを生かすように走れば、トップに追いつくんじゃないかと甘い考えでいましたが、あんなに離れるとは(笑)。次はこんなに離されないように、チームとも話し合いながらセットをちょっと変えて、今度は自分がぶっちぎりのレースをしたいと思います。BOPの関係で若干アルファが有利というのがあるので、残り2戦もこのままいけるんじゃないかなと思っています。
TCRレースは、FFのターボ車としては日本で初めてのレースだと思いますが、レーシングカーとして造り上げているので、皆が思っているよりも凄く乗りやすいクルマです。想像以上に面白くて、自分としてはハマったクルマです。今まで色々なカテゴリーやワンメイクレースをやってきましたが、一番面白いです。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
TCRジャパンサンデーシリーズ第3戦は14日、富士スピードウェイで決勝を行い、オーバーオールで金丸悠(Honda CIVIC TCR)が、ジェントルマンクラスで前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)が優勝した。

第3戦決勝は午前11時55分にフォーメーションラップが始まった。午前中からの雨もほぼ上がったものの路面はウェット。しかし、昨日のサタデーシリーズより路面の状態はよさそうだ。
スタートではポールポジションの金丸悠(Honda CIVIC TCR)がトップで1コーナーへ。予選2位の松本武士(Volkswagen Golf GTI TCR)と同3位のマシュー・ホーソン(Honda CIVIC TCR)が抜きつ抜かれつのバトルを演じるが、ホーソンはその後マシントラブルでリタイア。3位には密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR)が上がる。
トップの金丸と2位の松本は3位以下を引き離しながら接近戦となったが、路面が乾き始めると金丸が徐々に松本を引き離し、独走状態となった。
一方、後方から追い上げて来たのがジェントルマンクラスの前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)。4周目には密山をとらえて3位に上がると、ここからときには1秒以上いラップタイムで4秒4ほどあった松本との差を詰め始める。
前嶋は、9周目には松本の背後に迫ると10周目の100Rで2位に浮上、松本は3位に落ちた。
トップの金丸は12周を走って2位以下を13秒以上離し余裕のポールトゥウイン。2位には前嶋が、3位には松本が入った。
ジェントルマンクラスは総合2位の前嶋が優勝。後方から追い上げてきたヒロボン(Volkswagen Golf GTI TCR)が総合でも5位に入り同クラス2位。同クラス3位には総合6位のポール・イップ(Honda CIVIC TCR)が入った。
サタデー、サンデーシリーズの第4戦は、9月28日、29日に岡山国際サーキットで開催される。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/14) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet
2019 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | 12 | 25'18.555 |
| 2 | 33 | G | 1 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 12 | 13.577 |
| 3 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 12 | 15.939 |
| 4 | 52 | | | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreenBrave | 12 | 18.228 |
| 5 | 19 | G | 2 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 12 | 27.629 |
| 6 | 22 | G | 3 | ポール・イップ | Honda CIVIC TCR KCMG | 12 | 41.939 |
| 7 | 21 | | | 篠原 拓朗 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 12 | 44.131 |
| 8 | 23 | G | 4 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS N-SPEED | 12 | 47.259 |
| 9 | 10 | G | 5 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 12 | 55.899 |
| 10 | 190 | G | 6 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 12 | 1'03.714 |
| 11 | 24 | G | 7 | KENJI | Audi RS 3 LMS N-SPEED | 12 | 1'24.591 |
| 12 | 72 | G | 8 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 12 | 1'04.894 |
| 13 | 7 | G | 9 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 12 | 1'17.600 |
| 14 | 55 | G | 10 | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | 12 | 1'29.689 |
| 15 | 62 | G | 11 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR TEAM G/MOTION' | 12 | 1'29.727 |
| 16 | 101 | G | 12 | 中原 英貴 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 12 | 1'29.994 |
| 17 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 3 | 9Laps |
- Fastest Lap: CarNo.5 金丸悠(Honda CIVIC TCR) 2'05.267 (12/12) 131.134km/h
全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は7月14日、第4戦が開催されている富士スピードウェイにおいて、トヨタのルマン24時間レース2連覇と、先日のF1オーストリアGPにおけるホンダF1優勝を記念したトークショーを開催した。
このトークショーに参加したのはトヨタTS-050をドライブし、2018年、2019年のルマン優勝に貢献するとともに、世界耐久選手権(WEC)の2018-2019シーズンにおいて年間チャンピオンを獲得した中嶋一貴選手と、日本人初のフルタイムF1ドライバーとしてホンダとともに戦った中嶋悟氏。ともに現在の心境と今後の展望を語った。
- 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)のコメント
- ルマンの連覇に関しては、今まで色々ありましたが、自分たちがやるべきことをやりきった結果だと思います。ツキがない時もありましたし、2年続けて勝てることもあるのかなという感じです。ルマンのレース自体も長いのでレース中にもいろんなことがありますし、長くレースをやってると、年ごとにいろんなことがあるなと感じますね。
チャンピオン獲得の実感はあまりないんですけど、2015年からフル参戦した時からタイトルは意識していたので、ちょっと時間かかったなとは思います。結果を出せたことで来年からはリラックスして戦っていけると思います。今回はスーパーシーズンということで、特に長いシーズンでもあったので、終わってホッとしています。シリーズの表彰には紋付では行きませんし、タキシードも着ません。黒スーツに黒ネクタイくらいで。略式で行こうと思います。
- 中嶋悟(TCS NAKAJIMA RACINGチーム監督)のコメント
- チャンピオンというのは僕の夢でもあったので、彼(中嶋一貴)のことはすごく嬉しいし、おめでとうと言いたいです。トヨタの最初のルマン挑戦の時に僕がトヨタのCカーで出た頃はとても優勝するどころじゃなかったので。
ホンダのF1優勝は本当にお待たせしましたって感じです。今年からレッドブルと組むことになって、クルマとエンジンのマッチングもよくなって、開幕から表彰台にも上がっていたので、本当にお待たせしましたという感じですね。もちろん日本グランプリでも勝ってほしいし、今後はF1の表彰台に日本人の誰かが上がってほしいと思います。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦、2回目のフリー走行が静岡県の富士スピードウェイで行われ、#37ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)がトップタイム。ポールポジションの#64アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19)は2番手につけた。
フリー走行2回目は午前8時40分より30分間で行われた。
決勝日の富士は朝から小雨が降り続いており、路面はウェットだが、水量はそれほど多くないようで、各ドライバー1分41秒〜44秒と昨日の予選とそれほど差のないペースで周回を重ねていた。
序盤にトップに立ったのは#36中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)で1'41.931。昨日トラブルでQ3を走れなかった#65牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が1'42.293で2位につける。
しかし終盤に入って#37キャシディがペースを上げ、1'41.394でトップに浮上。さらに#64パロウも1'41.805で2位に上がってきた。3位はルーキーの#39坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)で1'41.815。坪井はこのタイムを出した2周後にセクター3でスピンを喫したが、すぐにコースに復帰しており、決勝への影響はない模様。昨日トラブルに見舞われてタイムアタックができず、最後尾スタートとなった#15パトリシオ・オワード(TEAM MUGEN SF19)は1'43.497がベストで17位に終わっている。
第4戦決勝は今日の午後1時45分より55周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/14) Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2019 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | 2'04.650 | - | - | 131.783 |
| 2 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 2'04.695 | 0.045 | 0.045 | 131.736 |
| 3 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 2'04.992 | 0.342 | 0.297 | 131.423 |
| 4 | 52 | | | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreenBrave | 2'05.401 | 0.751 | 0.409 | 130.994 |
| 5 | 33 | G | 1 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 2'05.446 | 0.796 | 0.045 | 130.947 |
| 6 | 21 | | | 篠原 拓朗 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 2'05.544 | 0.894 | 0.098 | 130.845 |
| 7 | 19 | G | 2 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 2'06.204 | 1.554 | 0.660 | 130.161 |
| 8 | 23 | G | 3 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS N-SPEED | 2'06.676 | 2.026 | 0.472 | 129.676 |
| 9 | 72 | G | 4 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 2'06.735 | 2.085 | 0.059 | 129.615 |
| 10 | 24 | G | 5 | KENJI | Audi RS 3 LMS N-SPEED | 2'06.836 | 2.186 | 0.101 | 129.512 |
| 11 | 55 | G | 6 | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | 2'06.868 | 2.218 | 0.032 | 129.479 |
| 12 | 10 | G | 7 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 2'07.071 | 2.421 | 0.203 | 129.273 |
| 13 | 62 | G | 8 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR TEAM G/MOTION' | 2'07.096 | 2.446 | 0.025 | 129.247 |
| 14 | 190 | G | 9 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 2'07.204 | 2.554 | 0.108 | 129.137 |
| 15 | 22 | G | 10 | ポール・イップ | Honda CIVIC TCR KCMG | 2'08.153 | 3.503 | 0.949 | 128.182 |
| 16 | 7 | G | 11 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 2'08.742 | 4.092 | 0.589 | 127.596 |
| 17 | 101 | G | 12 | 中原 英貴 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 2'09.176 | 4.526 | 0.434 | 127.167 |
| ---- 以上基準タイム(107% - 2'13.375)予選通過 ---- |
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/14) Free Practice 2 Weather:Rainy Course:Wet
2019 SUPER FORMULA Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 | TOYOTA TRD Biz-01F | YH | 1'41.273 | - | - | 162.203 |
| 2 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 | Honda M-TEC HR-417E | YH | 1'41.605 | 0.332 | 0.332 | 161.673 |
| 3 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 | TOYOTA TRD Biz-01F | YH | 1'41.815 | 0.542 | 0.210 | 161.340 |
| 4 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 | TOYOTA TRD Biz-01F | YH | 1'41.931 | 0.658 | 0.116 | 161.156 |
| 5 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 | Honda M-TEC HR-417E | YH | 1'42.225 | 0.952 | 0.294 | 160.693 |
| 6 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 | Honda M-TEC HR-417E | YH | 1'42.293 | 1.020 | 0.068 | 160.586 |
| 7 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 | TOYOTA TRD Biz-01F | YH | 1'42.420 | 1.147 | 0.127 | 160.387 |
| 8 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 | Honda M-TEC HR-417E | YH | 1'42.461 | 1.188 | 0.041 | 160.322 |
| 9 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 | TOYOTA TRD Biz-01F | YH | 1'42.482 | 1.209 | 0.021 | 160.290 |
| 10 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 | TOYOTA TRD Biz-01F | YH | 1'42.634 | 1.361 | 0.152 | 160.052 |
| 11 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 | TOYOTA TRD Biz-01F | YH | 1'43.071 | 1.798 | 0.437 | 159.374 |
| 12 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 | Honda M-TEC HR-417E | YH | 1'43.077 | 1.804 | 0.006 | 159.364 |
| 13 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 | Honda M-TEC HR-417E | YH | 1'43.166 | 1.893 | 0.089 | 159.227 |
| 14 | 7 | アーテム・マルケロフ | UOMO SUNOCO SF19 | TOYOTA TRD Biz-01F | YH | 1'43.199 | 1.926 | 0.033 | 159.176 |
| 15 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 | TOYOTA TRD Biz-01F | YH | 1'43.416 | 2.143 | 0.217 | 158.842 |
| 16 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 | Honda M-TEC HR-417E | YH | 1'43.451 | 2.178 | 0.035 | 158.788 |
| 17 | 15 | パトリシオ・オワード | TEAM MUGEN SF19 | Honda M-TEC HR-417E | YH | 1'43.497 | 2.224 | 0.046 | 158.718 |
| 18 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 | Honda M-TEC HR-417E | YH | 1'43.867 | 2.594 | 0.370 | 158.152 |
| 19 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 | TOYOTA TRD Biz-01F | YH | 1'44.040 | 2.767 | 0.173 | 157.889 |
| 20 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 | TOYOTA TRD Biz-01F | YH | 1'44.295 | 3.022 | 0.255 | 157.503 |
TCRジャパンサンデーシリーズ第3戦の公式予選が7月14日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#5金丸悠(Honda CIVIC TCR)が初のポールポジションを獲得した。
サンデーシリーズの公式予選は小雨の降りしきる中、午前8時10分より20分間で行われた。
各ドライバーが2分5秒台のタイムでアタックを続ける中、残り時間7分で#25松本武士(Volkswagen Golf GTI TCR)が2'04.695を叩き出してトップに浮上。松本は残り時間3分余りで早々とピットに引き上げた。
ところがセッション終盤。前日のサタデーシリーズの決勝で最後尾グリッドから見事な逆転優勝をやってのけた金丸がジワジワとタイムを上げ、残り時間3分で2'04.788で2位に浮上すると、チェッカーフラッグが出された直後のアタックで2'04.650を叩き出し、見事ポールポジションを奪い取ってみせた。2位は松本。3位には#18マシュー・ホーソン(Honda CIVIC TCR)が入った。
また、ジェントルマンクラスは#33前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)が2'05.446と総合でも5位に相当するタイムでトップだった。
第3戦決勝はこのあと午前11時55分より23分+1周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO

- 優勝(Overall) 金丸ユウ(#5Honda CIVIC TCR)
-
(予選後のエンジン交換により最後尾スタートから優勝)
正直優勝できるとは(笑)。でも練習のときからウェットの調子が良かったので、スタートして1周していけるのではないかと感じました。いくつかセッティングを試して、最終的にウェットセッティングは決まっていたので、雨は望むところでした。
- 優勝(Gentleman) 前嶋秀司(#33ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)
-
サタディレースはあまりポイントを取っていないので、正直言って明日の練習になれば良いかなという気持ちでした。でも、スタートで前に出てしまったので、ちょっと張り切りすぎました(笑)。金丸選手に抜かれた後も、すごく上手なのでラインなどを参考にさせてもらいました。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
TCRジャパンサタデーシリーズ第3戦は13日、富士スピードウェイで決勝を行い、オーバーオールで金丸悠(Honda CIVIC TCR)が、ジェントルマンクラスで前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)が優勝した。
正午過ぎから降り続いた雨がほぼ上がったが路面はウエットコンディションの中、午後4時20分、フォーメーションラップが始まった。
スタートではポールポジションの篠原拓朗(Audi RS 3 LMS)が出遅れ、トップ争いは数台でもつれながらの争いとなった。オープニングラップでトップで戻ってきたのは、5番グリッドからスタートした松本武士(Volkswagen Golf GTI TCR)。篠原は2位に落ち、3位にはマシュー・ホーソン(Honda CIVIC TCR)、4位・ヒロボン(Volkswagen Golf GTI TCR)、5位・密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR)、6位・前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)と続く。
松本はトップを維持するものの、篠原、ホーソンはペースが上がらず徐々に順位を落とすと、3周目の2位にはヒロボンが上がってきた。
その後方では、最後尾スタートなった金丸悠(Honda CIVIC TCR)が驚異的な追い上げを演じる。3周目に7位に上がると、4周目には6位、5周目には5位、6周目には4位、7周目には2位とトップを走る松本を射程にとらえると、8周目の100Rでは松本をも抜き去りトップに躍り出た。
金丸はこのまま2位以下を突き放しトップを快走。12周を走り最後尾からの優勝を果たした。
2位の松本は、一時は3位のヒロボンに迫られる場面もあったが、ヒロボン以下の3位争いが混戦となったため逃げ切りに成功し2位でゴール。
その3位争いは、ヒロボン、密山、前嶋での熾烈な争いとなったが、最終ラップでヒロボンをかわしたジェントルマンクラスの前嶋が3位に滑り込んだ。
ジェントルマンクラスは、総合でも3位に入った前嶋が優勝。2位に同4位のヒロボン、3位には同7位のユーク・タニグチ(Honda CIVIC TCR)が入った。
サンデーシリーズ第3戦は明日14日、午前11時55分より23分+1周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet
2019 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | 12 | |
| 2 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 12 | 9.328 |
| 3 | 33 | G | 1 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 12 | 9.917 |
| 4 | 19 | G | 2 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 12 | 10.990 |
| 5 | 52 | | | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreenBrave | 12 | 11.096 |
| 6 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 12 | 23.046 |
| 7 | 72 | G | 3 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 12 | 32.129 |
| 8 | 22 | G | 4 | ポール・イップ | Honda CIVIC TCR KCMG | 12 | 35.241 |
| 9 | 21 | | | 篠原 拓朗 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 12 | 38.482 |
| 10 | 24 | G | 5 | KENJI | Audi RS 3 LMS N-SPEED | 12 | 39.390 |
| 11 | 23 | G | 6 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS N-SPEED | 12 | 43.114 |
| 12 | 190 | G | 7 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 12 | 44.051 |
| 13 | 10 | G | 8 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 12 | 48.747 |
| 14 | 55 | G | 9 | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | 12 | 51.813 |
| 15 | 7 | G | 10 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 12 | 56.829 |
| 16 | 101 | G | 11 | 中原 英貴 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 12 | 1'43.322 |
| 17 | 62 | G | 12 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR TEAM G/MOTION' | 3 | 9Laps |
- Fastest Lap: CarNo.25 松本武士(Volkswagen Golf GTI TCR) 2'04.885 (2/12) 131.535km/h
2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の公式予選が7月13日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#64アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19)がデビュー4戦目で初のポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時45分よりノックアウト方式で行われた。開始前から雨が降り始めたため、路面はウェット。Q1、Q2、Q3いずれのセッションも各車ウェットタイヤ での走行となった。
予選Q1
予定通りコースオープンとなったQ1だったが、開始早々に#15パトリシオ・オワード(TEAM MUGEN SF19)がセクター3でスピンアウト。そのままエンジンをストールさせてしまったため、計測が始まる前に赤旗中断となってしまった。このほかダンロップコーナー手前では#4国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)がカラスと接触するハプニングもあり、マーシャルがコース清掃をする事態にもなった。このため、予選Q1は改めて午後3時より20分間で行われることになった。
再開後すぐにトップに立ったのは参戦2年目の#5福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5Y SF19)でタイムは1'36.868。その後天候が悪化してタイム更新が難しくなったため、福住はそのままトップでQ2進出を果たした。2番手には#64パロウが続き、#38石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)が3番手。その一方で#3山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19)、#4国本のコンドーレーシング勢、#50ルーカス・アウアー(Red Bull SF19)、#51ハリソン・ニューウェイ(GOLDEX TAIROKU RACING SF19)のB-MAX with motopark勢は揃ってQ1敗退という結果になった。
予選Q2
Q1の時間延長を受け、Q2は午後3時30分より7分間で行われることに。ここでは#38石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)、#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)らのベテラン勢が速さをみせ、関口が1'37.791でトップタイム。石浦が1'37.924で2位に続いたほか、最後の最後に#8大嶋和也(UOMO SUNOCO SF19)が1'38.882を叩き出して8位に食い込み、見事Q3進出を果たしてみせた。しかしその結果、第3戦優勝の#1山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)が9位に押し出され、ここで予選を終えることになった。
予選Q3
Q3は午後3時47分から7分間の走行に。路面コンディションは更に悪化し、1分40秒を切るのがやっとという状況に。最初に39秒台のタイムを記録したのは関口で1'39.311。しかしその直後にパロウが1'39.167叩き出してトップに浮上。デビュー4戦目で待望のポールポジションを獲得した。更に#39坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)も1'39.252で2位に食い込み、フロントローを二人のルーキーが占めるという結果となった。
一方、もう一人のルーキー#65牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)はQ3開始早々にメカニカルトラブルのためホームストレート上にストップするという不運に見舞われ、満足なアタックもできないまま8位で明日の決勝をスタートすることになった。
第4戦決勝は明日午後1時45分より55周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Knock Out Qualify Weather:Rainy Course:Wet
2019 SUPER FORMULA Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Team | Q1 | Q2 | Q3 |
| 1 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | 1'36.921 | 1'38.220 | 1'39.167 |
| 2 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | 1'37.371 | 1'38.557 | 1'39.252 |
| 3 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1'37.231 | 1'37.791 | 1'39.311 |
| 4 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | 1'37.976 | 1'38.352 | 1'39.890 |
| 5 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | 1'37.251 | 1'38.449 | 1'40.021 |
| 6 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | 1'37.195 | 1'37.924 | 1'40.051 |
| 7 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | 1'37.967 | 1'38.882 | 1'40.832 |
| 8 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | 1'37.453 | 1'38.654 | 1'53.080 |
| 9 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'37.770 | 1'39.136 | |
| 10 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | 1'37.692 | 1'39.209 | |
| 11 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | 1'37.628 | 1'39.649 | |
| 12 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'36.868 | 1'43.674 | |
| 13 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | 1'38.128 | | |
| 14 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1'38.186 | | |
| 15 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | 1'38.234 | | |
| 16 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | 1'38.247 | | |
| 17 | 7 | アーテム・マルケロフ | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | 1'38.261 | | |
| 18 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | 1'38.273 | | |
| 19 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | 1'38.436 | | |
| 20 | 15 | パトリシオ・オワード | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | no time | | |
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Knock Out Q3 Weather:Rainy Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'39.167 | - | - | 165.648 |
| 2 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'39.252 | 0.085 | 0.085 | 165.506 |
| 3 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'39.311 | 0.144 | 0.059 | 165.408 |
| 4 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'39.890 | 0.723 | 0.579 | 164.449 |
| 5 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'40.021 | 0.854 | 0.131 | 164.234 |
| 6 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'40.051 | 0.884 | 0.030 | 164.184 |
| 7 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'40.832 | 1.665 | 0.781 | 162.913 |
| 8 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'53.080 | 13.913 | 12.248 | 145.267 |
- 優勝 エナム・アーメド(#65B-Max Racing with motopark F3)
-
シーズン前半と比べると、菅生のときから速くなってきたという実感があります。昨日も雨のときは良かったのですが、ドライになると特にセクター3でうまくタイム出すことができませんでした。今朝の予選も失敗してしまいました。レースのスタート前に雨が降ってきて、雨なら他のドライバーより速く走る自信はありましたし、実際終盤には宮田選手に追いつくことができました。予選は残念でしたが、決勝は思った以上の結果が出せたと思っています。
シーズン前半調子が上がらなかったのは、サッシャ選手は10月、僕は3月から走り出しているので、経験の差、特にタイヤの使い方が分かっていなかったと思います。一生懸命走りすぎていたのを、一歩下がって全体を見ることによって良い方向にいっているように思います。今回もドライでもう少し走りこめたら予選でもっと上位にいけたように思います。
- 2位 大津弘樹(#12ThreeBond F318)
-
スタートで1台抜いて3位に上がることができました。セーフティカー後のリスタートでは、前に出てやるという気持ちが強すぎて、かなりオーバーランしてしまいました。その後のペースは一時悪かったのですが、路面状況の回復にあわせて徐々に上げていくことができ、大湯選手に抜かれた順位を取り返すことができました。3位表彰台はペナルティがあったからですが、もう少し勝負になったときの自分自身(の気持ち)を改めていかないといけないなぁと思っています。
(今回の結果は)自分自身富士は得意というのもありますし、不安定なコンディションに助けられた感じです。雨の改善点も見つかっていますので、明日は前に出て抑えきれるレースをしたいと思います。
※レース後、トップでチェッカーを受けた宮田莉朋は車両規則違反により、失格となった。これにより、繰り上がって優勝はエナム・アーメド、2位は大津弘樹となっている。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinoi OHNISHI
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Knock Out Q2 Weather:Rainy Course:Wet
2019 SUPER FORMULA Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.791 | - | - | 167.979 |
| 2 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.924 | 0.133 | 0.133 | 167.751 |
| 3 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'38.220 | 0.429 | 0.296 | 167.245 |
| 4 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'38.352 | 0.561 | 0.132 | 167.020 |
| 5 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.449 | 0.658 | 0.097 | 166.856 |
| 6 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.557 | 0.766 | 0.108 | 166.673 |
| 7 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'38.654 | 0.863 | 0.097 | 166.509 |
| 8 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.882 | 1.091 | 0.228 | 166.125 |
| ---- 以上Q3進出 ---- |
| 9 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'39.136 | 1.345 | 0.254 | 165.700 |
| 10 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'39.209 | 1.418 | 0.073 | 165.578 |
| 11 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'39.649 | 1.858 | 0.440 | 164.847 |
| 12 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'43.674 | 5.883 | 4.025 | 158.447 |
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Knock Out Q1 Weather:Rainy Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.868 | - | - | 169.579 |
| 2 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.921 | 0.053 | 0.053 | 169.486 |
| 3 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.195 | 0.327 | 0.274 | 169.009 |
| 4 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.231 | 0.363 | 0.036 | 168.946 |
| 5 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.251 | 0.383 | 0.020 | 168.911 |
| 6 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.371 | 0.503 | 0.120 | 168.703 |
| 7 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'37.453 | 0.585 | 0.082 | 168.561 |
| 8 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'37.628 | 0.760 | 0.175 | 168.259 |
| 9 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.692 | 0.824 | 0.064 | 168.149 |
| 10 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'37.770 | 0.902 | 0.078 | 168.015 |
| 11 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.967 | 1.099 | 0.197 | 167.677 |
| 12 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'37.976 | 1.108 | 0.009 | 167.661 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 13 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.128 | 1.260 | 0.152 | 167.402 |
| 14 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.186 | 1.318 | 0.058 | 167.303 |
| 15 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'38.234 | 1.366 | 0.048 | 167.221 |
| 16 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'38.247 | 1.379 | 0.013 | 167.199 |
| 17 | 7 | アーテム・マルケロフ | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.261 | 1.393 | 0.014 | 167.175 |
| 18 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.273 | 1.405 | 0.012 | 167.155 |
| 19 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.436 | 1.568 | 0.163 | 166.878 |
| ---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
| 20 | 15 | パトリシオ・オワード | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | no time | - | - | - |
2019年全日本F3選手権第11戦の決勝が7月13日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が今季4勝目を挙げた。
第11戦決勝は午後1時45分より15周で行われた。スタート進行が始まる直前からコース上には小雨が降り始めたが、全車スリックタイヤを選択してスタートに臨むことになった。
スタートではフロントローの2台がコカコーラコーナーまで並走する激しいバトルを展開、宮田がかろうじて#11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)を抑えてトップで100Rを立ち上がったが、その後方で#13三浦愛(ThreeBond F314)と#30DRAGON(TEAM DRAGON F3)が2コーナー立ち上がりで接触、三浦がアウト側のウォールに突っ込んで止まったため、2周目から早くもセーフティーカーが導入されることになった。
13号車を回収したのち、5周目からレースは再開された。
するとすかさずフェネストラズと#12大津弘樹(ThreeBond F318)がトップの宮田に挑み掛かり、フェネストラズがトップに浮上。大津は1コーナーをオーバーランしてしまい、#65エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)の後ろ、4位で2コーナーを立ち上がった。
その後はフェネストラズが快調に宮田との差を広げていったが、リスタートの際にスタートラインの手前で宮田の前に出ていた、ということでドライブスルーペナルティの裁定が下り、フェネストラズは13周目にピットインを余儀なくされた。
これで再びトップに立った宮田はそのまま15周を走りきったが、レース後の車検で36号車に車両規定違反が発覚、宮田は第10戦SUGOに続いて失格となってしまう。
その結果、優勝は2番手でフィニッシュしたアーメドのものとなり、大津が2位、#2大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が3位に繰り上がった。アーメドは14周目に1'39.137のファステストラップも記録している。
第12戦決勝は明日の午後4時5分より21周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round11 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Engine | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 65 | | | エナム・アーメド | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F312 | Volkswagen Spiess A41 | 15 | 30'01.539 |
| 2 | 12 | | | 大津 弘樹 | ThreeBond F318 Dallara F318 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 15 | 4.478 |
| 3 | 2 | | | 大湯 都史樹 | TODA FIGHTEX Dallara F319 | TODA TR-F301 | 15 | 5.693 |
| 4 | 37 | | | 小高 一斗 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 15 | 9.669 |
| 5 | 8 | | | 片山 義章 | YTB by Carlin Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 15 | 10.211 |
| 6 | 35 | | | 河野 駿佑 | RS FINE K&N F318 Dallara F318 | Mercedes-Benz HWA 414 | 15 | 11.699 |
| 7 | *11 | | | サッシャ・フェネストラズ | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 15 | 24.543 |
| 8 | 5 | | | 石澤 浩紀 | Planex・スマカメF3 Dallara F315 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 15 | 31.478 |
| 9 | *51 | | | アメヤ・ベイディアナサン | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 15 | 1'25.388 |
| 10 | *30 | M | 1 | DRAGON | TEAM DRAGON F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 15 | 1'41.763 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ---- |
| - | 13 | | | 三浦 愛 | ThreeBond F314 Dallara F314 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 0 | 15Laps |
| - | *36 | | | 宮田 莉朋 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | | 失格 |
- Fastest Lap: CarNo.36 エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3) 1'39.137 (14/15) 165.698km/h
- CarNo.11は、H項(SCリスタート)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.51は、シリーズ規則第31条6.(スタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.51は、H項(SCリスタート)違反により、競技結果に30秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo.30は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への接触行為+コースアウト)違反により、ペナルティーストップ30秒のペナルティーを科したが、レーシングアクシデントと判断した。
- CarNo.36は、2019年全日本F3選手権統一規則第6条1.(車両規定)違反とし、第22条2.12に基づき失格とする。
全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)から、2020年のレースカレンダーが発表された。
2020年はオリンピックイヤーであるため、開幕が例年の鈴鹿ではなく富士になり、開催日程も4月初旬と早まることになる。これは富士スピードウェイがオリンピックの自転車競技会場となっていることによる影響が大きいと思われる。
また、第4戦と第5戦の間隔が2か月と開いているなど、例年とは異なるスケジュールになっているが、JRPとしてはこのカレンダーは2020年限定のものであり、2021年以降はまた通常の形に戻す予定とのこと。
なお、このカレンダーは現在申請中のもので、今後日本自動車連盟(JAF)から正式なものが発表される。
2020年全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズスケジュール(暫定)
第1戦 4月 4~ 5日 富士スピードウェイ
第2戦 4月25~26日 鈴鹿サーキット
第3戦 5月16~17日 オートポリス
第4戦 6月20~21日 スポーツランドSUGO
第5戦 8月29~30日 ツインリンクもてぎ
第6戦 9月26~27日 岡山国際サーキット
第7戦 10月31日~11月1日 鈴鹿サーキット
まとめShigeru KITAMICHI
予選日、日本レースプロモーション(JRP)による恒例のサタデーミーティング(定例会見)が行われ、今回初参戦するパトリシオ・オワード選手、解説を務める土屋武士氏がそれぞれの思いを語った。
- パトリシオ・オワード(#15TEAM MUGEN SF19)
-
ミナサン、コンニチハ。パトリシオ・オワードデス。ヨロシクオネガイシマス(日本語)。
スーパーフォーミュラ(SF)の第一印象は、非常に速いクルマだということです。ダウンフォースも効いているし、ドライバーとして早く慣れないと自信をもって走ることはできないと感じています。ここまでのプラクティスセッションは楽しんで走っていますし、レースも楽しみです。
今回の参戦のオファーは非常に突然でした。オーストリアでF2に出場しているときに「次は日本に行ってほしい」と言われ「はい、わかりました」という感じでした。一度日本には行ってみたいと思っていましたし、このようなチャンスを貰えることはすごく光栄なことです。F1などの上のカテゴリーに備えるためには最適なシリーズだと思います。どのドライバーも最終的にはF1を目指していると思いますし、僕もその過程の中にいます。ここで結果を残さないと次はないと思っていますので、今はそのことを最も重要視しています。
SFは、F1に行くために最適なカテゴリーだと思っています。クルマもF1に近いですし、競争力ということも含め、F1に備えるためにこれ以上のカテゴリーはないと感じています。
インディカーシリーズではカーリンレーシングがサポートしてくれていますが、僕がF1に乗りたいということは理解してくれていますので、今回のレッドブルからの話も非常に喜んでくれました。インディカーシリーズへの参戦は確定したものではありませんので、SFに集中したいと思います。
ただ、まったく知らないクルマ、タイヤ、コースで、シーズン途中から参戦するのはかなり大変です。他のドライバーはすでに多くの経験を積んでいますので、僕は少しでもそれに追いつかなければなりません。まだまだやることがたくさんあります。
- 土屋武士氏(TV解説者)
-
SFは昔から見続けていますが、日本一速い男を決める本当の戦いが見れるカテゴリーだと思っています。その解説として携われることを光栄に思っています。できるだけその魅力をたくさんの皆さんに伝えたいと思っています。
僕は長年レースを見て、携わっている時間も長いですので、かなりのエキスパートであると自負しています。また、メカニック、エンジニアもやっていますし、チームも持っていますので、色々な角度から、選手の心境なども含め、視聴者の皆さんが感情移入できるようにしたいと思います。
注目する選手は、アレックス・パロウ選手です。コースサイドで見ていると、今までに見たことのないセンスを持っていて、すごくインパクトある選手だと思っています。
もう一人は、山本尚貴選手です。今年の成熟度というか、ほんとに一皮剥けたというイメージを持っています。スポーツで心技体という言葉がありますが、非常にバランスのとれた選手として、SFをはじめとした全日本のトップカテゴリーのなかで、ここまで成熟したチャンピオンというのはなかなか印象にありません。
今後日本のレース界を引っ張っていく存在として、例えば、星野一義さん、本山哲さん、そして山本尚貴選手となっていくのかなぁという印象を持っています。この先、強い選手がたくさんいる中で、山本選手はどういう戦いをして、どういう振る舞いをするのかというのを、人として興味を持っています。
他にも面白い選手はたくさんいますが、山本選手に今年のルーキーをはじめとする勢いのある選手が、どうぶつかっていくのかは非常に面白いと思います。できればドライでその戦いを見たいと思います。
(解説者としては)あまり細かい事を言ってもというのはあるんですが、マニアックになりすぎないように、視聴者の皆さんが「あ、そうなんだ」と腑に落ちるようなポイントをついていきたいと思います。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
TCRジャパンサタデーシリーズ第3戦の公式予選が7月13日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#21篠原拓朗(Audi RS 3 LMS)が今季2度目のポールポジションを獲得した。
公式予選は午前10時20分より20分間で行われた。途中コース上に障害物が落ちていたということで赤旗中断が一度あったものの、大きなクラッシュなどもなく順調にセッションは進行した。
前回のSUGOでポールポジションを獲得している篠原はここでも好調ぶりを見せ、最初のアタックでいきなり1'48.377を記録。午後の決勝をポールからスタートすることになった。
ジェントルマンクラストップは#33前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)。終了間際まで懸命のアタックを続けて1'48.434を記録。オーバーオールのポールまでわずか0.057秒差にまで迫り、見事フロントロースタートをものにした。
オーバーオールの3位は#52密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR)。ジェントルマンクラス2位には#23YOSHIKI(Audi RS 3 LMS)がつけた。
サタデーシリーズ第3戦決勝はこのあと午後4時10分より23分+1周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2019 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 21 | | | 篠原 拓朗 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 1'48.377 | - | - | 151.571 |
| 2 | 33 | G | 1 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 1'48.434 | 0.057 | 0.057 | 151.491 |
| 3 | 52 | | | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreenBrave | 1'48.744 | 0.367 | 0.310 | 151.059 |
| 4 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 1'49.037 | 0.660 | 0.293 | 150.653 |
| 5 | 5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | 1'49.276 | 0.899 | 0.239 | 150.324 |
| 6 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 1'49.607 | 1.230 | 0.331 | 149.870 |
| 7 | 23 | G | 2 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS N-SPEED | 1'49.752 | 1.375 | 0.145 | 149.672 |
| 8 | 19 | G | 3 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 1'49.854 | 1.477 | 0.102 | 149.533 |
| 9 | 72 | G | 4 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 1'49.863 | 1.486 | 0.009 | 149.521 |
| 10 | 24 | G | 5 | KENJI | Audi RS 3 LMS N-SPEED | 1'49.925 | 1.548 | 0.062 | 149.436 |
| 11 | 62 | G | 6 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR TEAM G/MOTION' | 1'50.186 | 1.809 | 0.261 | 149.082 |
| 12 | 22 | G | 7 | ポール・イップ | Honda CIVIC TCR KCMG | 1'50.793 | 2.416 | 0.607 | 148.266 |
| 13 | 55 | G | 8 | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | 1'51.230 | 2.853 | 0.437 | 147.683 |
| 14 | 10 | G | 9 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 1'51.301 | 2.924 | 0.071 | 147.589 |
| 15 | 101 | G | 10 | 中原 英貴 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 1'51.600 | 3.223 | 0.299 | 147.194 |
| 16 | 190 | G | 11 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 1'52.319 | 3.942 | 0.719 | 146.251 |
| 17 | 7 | G | 12 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 1'52.837 | 4.460 | 0.518 | 145.580 |
全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦のフリー走行が7月13日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#37ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)が従来のコースレコードを上回る1'22.569を記録してトップタイム。ダニエル・ティクトゥムに代わって今回から参戦の#15パトリシオ・オワード(TEAM MUGEN SF19)は1'23.057を記録し、ホンダ勢最速の8位につけた。
フリー走行は午前9時5分より60分間で行われた。当初雨が心配されたものの、終始ドライコンディションでの走行となった。途中スープラコーナー立ち上がりで#4国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)がスピンしたことにより赤旗中断があったものの、それ以外は大きなアクシデントもなく順調に進行した。
開幕戦を制したキャシディは今回も好調で、序盤から1'22.868を記録してトップに立つ。終盤に入って#3山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19)が1'22.730を記録してトップに立ったが、キャシディはその直後に1'22.569を叩き出し、再びトップの座を奪い返した。
このタイムはアンドレ・ロッテラーが2014年の第2戦で記録した1'22.572のコースレコードを上回るもの。公式予選での大幅なタイム更新が大いに期待できそうだ。2位には#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)が割って入り、山下は3位でフリー走行を終えた。
また、開幕から15号車をドライブしていたダニエル・ティクトゥムが突如レッドブルのスカラシップから外されたことに伴い、今回から参戦することが決まったオワードは昨年のインディライツチャンピオン。今シーズンはインディカーシリーズに参戦しながら、先日のFIA-F2オーストリア大会にも参戦したレッドブル期待の若手。前日の専有走行では最下位に終わったものの、このセッションでは一時3位に食い込む速さを見せ、ホンダ勢最速の8位につけた。
第4戦の公式予選はこのあと午後2時45分よりノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | R1'22.569 | - | - | 198.946 |
| 2 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'22.691 | 0.122 | 0.122 | 198.653 |
| 3 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'22.730 | 0.161 | 0.039 | 198.559 |
| 4 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'22.801 | 0.232 | 0.071 | 198.389 |
| 5 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'22.932 | 0.363 | 0.131 | 198.076 |
| 6 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'22.948 | 0.379 | 0.016 | 198.037 |
| 7 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'22.959 | 0.390 | 0.011 | 198.011 |
| 8 | 15 | パトリシオ・オワード | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.057 | 0.488 | 0.098 | 197.777 |
| 9 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'23.079 | 0.510 | 0.022 | 197.725 |
| 10 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.219 | 0.650 | 0.140 | 197.392 |
| 11 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.267 | 0.698 | 0.048 | 197.279 |
| 12 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.283 | 0.714 | 0.016 | 197.241 |
| 13 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'23.289 | 0.720 | 0.006 | 197.227 |
| 14 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.301 | 0.732 | 0.012 | 197.198 |
| 15 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'23.390 | 0.821 | 0.089 | 196.988 |
| 16 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.557 | 0.988 | 0.167 | 196.594 |
| 17 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.624 | 1.055 | 0.067 | 196.436 |
| 18 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.702 | 1.133 | 0.078 | 196.253 |
| 19 | 7 | アーテム・マルケロフ | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'23.891 | 1.322 | 0.189 | 195.811 |
| 20 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'24.085 | 1.516 | 0.194 | 195.359 |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'22.572)を非公式に上回りました。
全日本F3選手権第11戦、第12戦の公式予選が7月13日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が前回SUGO大会に続いて4戦連続のポールポジションを獲得した。

公式予選は午前8時25分より30分間で行われた。上空を厚い雲が覆い尽くしていたものの、雨が降ることはなく、終始ドライコンディションでの走行となった。
前日の専有走行では#11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)が午前中トップ。午後は#12大津弘樹(ThreeBond F318)がトップタイムを記録していたが、この予選では最初のアタックから宮田が1'34.409、1'34.181、1'34.024と順調にタイムを縮めて序盤からトップに立った。
フェネストラズは2セット目のタイヤを投入した直後に1'33.850を記録して一時トップに立ったものの、宮田はすぐに1'33.540を叩き出してトップを奪い返し、チェッカー提示直後には1'33.504までタイムを縮めてベスト、セカンドベスト共にトップとなり、第11戦、第12戦ともにポールポジションからスタートすることになった。2位はフェネストラズ、3位には#37小高一斗(カローラ中京Kuo TOM'S F317)がつけた。
なお、今回は久保田克昭、山口大陸の両名が欠場しているため、マスタークラスは#30DRAGON(TEAM DRAGON F3)のみが出走している。
第11戦決勝はこのあと午後1時45分より15周で、第12戦決勝は明日午後4時5分より21周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 12 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 36 | | 宮田 莉朋 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.548 | - | - | 175.598 |
| 2 | 11 | | サッシャ・フェネストラズ | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 1'34.076 | 0.528 | 0.528 | 174.612 |
| 3 | 12 | | 大津 弘樹 | ThreeBond F318 Dallara F318 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 1'34.278 | 0.730 | 0.202 | 174.238 |
| 4 | 37 | | 小高 一斗 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'34.297 | 0.749 | 0.019 | 174.203 |
| 5 | 65 | | エナム・アーメド | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F312 | Volkswagen Spiess A41 | 1'34.454 | 0.906 | 0.157 | 173.913 |
| 6 | 35 | | 河野 駿佑 | RS FINE K&N F318 Dallara F318 | Mercedes-Benz HWA 414 | 1'34.544 | 0.996 | 0.090 | 173.748 |
| 7 | 8 | | 片山 義章 | YTB by Carlin Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 1'34.680 | 1.132 | 0.136 | 173.498 |
| 8 | *2 | | 大湯 都史樹 | TODA FIGHTEX Dallara F319 | TODA TR-F301 | 1'34.721 | 1.173 | 0.041 | 173.423 |
| 9 | 51 | | アメヤ・ベイディアナサン | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 1'35.325 | 1.777 | 0.604 | 172.324 |
| 10 | 30 | M | DRAGON | TEAM DRAGON F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 1'35.672 | 2.124 | 0.347 | 171.699 |
| 11 | 13 | | 三浦 愛 | ThreeBond F314 Dallara F314 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 1'35.684 | 2.136 | 0.012 | 171.678 |
| 12 | 5 | | 石澤 浩紀 | Planex・スマカメF3 Dallara F315 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'36.542 | 2.994 | 0.858 | 170.152 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'43.364)予選通過 ---- |
- CarNo.2は、統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ラップ削除のペナルティーを科した。
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 11 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 36 | | 宮田 莉朋 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.507 | - | - | 175.675 |
| 2 | 11 | | サッシャ・フェネストラズ | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 1'33.850 | 0.343 | 0.343 | 175.032 |
| 3 | 37 | | 小高 一斗 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.994 | 0.487 | 0.144 | 174.764 |
| 4 | 12 | | 大津 弘樹 | ThreeBond F318 Dallara F318 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 1'34.061 | 0.554 | 0.067 | 174.640 |
| 5 | 65 | | エナム・アーメド | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F312 | Volkswagen Spiess A41 | 1'34.219 | 0.712 | 0.158 | 174.347 |
| 6 | 35 | | 河野 駿佑 | RS FINE K&N F318 Dallara F318 | Mercedes-Benz HWA 414 | 1'34.404 | 0.897 | 0.185 | 174.005 |
| 7 | 8 | | 片山 義章 | YTB by Carlin Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 1'34.481 | 0.974 | 0.077 | 173.864 |
| 8 | 2 | | 大湯 都史樹 | TODA FIGHTEX Dallara F319 | TODA TR-F301 | 1'34.586 | 1.079 | 0.105 | 173.671 |
| 9 | 51 | | アメヤ・ベイディアナサン | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 1'35.308 | 1.801 | 0.722 | 172.355 |
| 10 | 13 | | 三浦 愛 | ThreeBond F314 Dallara F314 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 1'35.422 | 1.915 | 0.114 | 172.149 |
| 11 | 30 | M | DRAGON | TEAM DRAGON F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 1'35.454 | 1.947 | 0.032 | 172.091 |
| 12 | 5 | | 石澤 浩紀 | Planex・スマカメF3 Dallara F315 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'36.389 | 2.882 | 0.935 | 170.422 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'43.162)予選通過 ---- |

前戦鈴鹿ラウンドから5日のメンテナンス期間で、Arnage Racingはタイにマシンを送り出した。タイヤの熱ダレに泣かされた鈴鹿ラウンドから、チームはさらにタイヤのチョイスに熟考を重ね、これまでに使用したことのない硬さのタイヤでタイ大会に臨むことを決断した。
June 29th Qualifying Day 曇り/ドライ 気温33℃ 路面温度40℃ 入場者10,618人
予選日は、朝から強めに吹く風が比較的涼しく、タイらしからぬ過ごしやすいコンディションとなった。
チームは、午前中の公式練習を、未知数のハードタイヤの摩耗状態とグリップの確認に費やした。その結果、タイで通常起こる異常摩耗の現象が見られず、状態が非常に良いことを確認することができた。また、ガレージで実施したデフの調整が功を奏してか、セッティングは予想以上に当たっている。タイヤもマシンの安定感も今季一番で、チームは決勝に向けての手応えを十分感じることができた。ドライバー2人も十分にマシンのフィーリングを確かめることができ、特にチャーンインターナショナルサーキットが初めての山下選手は、十分な慣熟走行をすることができた。
午後からの予選は、15時よりスタート。
今年初めてQ1を担当する加納選手が、Q2目指して早々にコースに出てアタック開始。加納選手は5Lap目に1‘35.226をマークしたが、残念ながら一発の速さに欠け、並み居る強豪マシンに1秒及ばずQ2進出は叶わなかった。
ARNAGE AMG GT3は決勝を最後尾から追い上げることとなった。
June 30th Race Day 晴れ/ドライ 気温:33℃→34℃ / 路面温度:48℃→45℃ 入場者;20,282人
決勝の行われる日曜日も、雲の多い蒸し暑い天候だったが、雲は薄く、タイ名物スコール襲来の心配はなさそうだ。
タイラウンド では決勝前のウォームアップ走行の前に、サーキットサファリの時間が設けられ、コースの理解をさらに深めるため、山下選手がコースに出た。途中フロントのバイブレーションを訴えてピットに戻る場面もあったが、ブレーキパッドを交換して解決。その後のウォームアップの時間に、加納選手も最終確認をして、マシンはスターティンググリッドについた。
最後尾から追い上げる形となったArnage Racingの第一スティントを任された山下選手は、落ち着いた走りで少しずつペースを上げ、ポジションアップを図る。スティントの中盤以降には1分35秒台のタイムをコンスタントに刻み、31Lap目に、見かけ上の順位を8番手にまで上げて、加納選手と交代するためにピットに戻ってきた。
チームは左側のタイヤを前後交換し、素早い給油を済ませて、19番手でマシンをコースに戻した。
加納選手の担当する第2スティントがスタートして間も無く、35Lap目に500クラスのマシンの多重クラッシュが発生。セーフティーが導入され、全てのマシンのギャップがクリアになったが、このタイでも、セーフティーカーのタイミングはArnage Racingに有利には働かない。事実上トップのマシンはARNAGE AMG GT3のすぐ後方に迫っており、レース再開後間も無い40Lap目に加納選手をパス。周回遅れとなったArnage Racingには、またしても少し不利な展開となってしまった。
それでも加納選手はリスタートしてすぐに1‘35.189をマークするなど、非常に好調な走りを見せた。時刻は16時を回り少しずつ日が陰り始めたが、気温は下がる気配を見せない。しかし、チョイスされた硬めのタイヤのおかげで、加納選手の走りは衰えなかった。
ところが45Lap目、完走ポイント3に向けて順調な快走を続けていた加納選手にアクシデントが襲いかかる。通称「HONDA1コーナー」に差し掛かったところで、後方から近づいてきた300クラスのマシンが接触。ポジションこそ大きく落とさなかったものの、ARNAGE AMG GT3はコースサイドでストップしてしまった。
マシンは左側を大きく損傷し、1分近くストップしていたが、なんとかコースに復帰。走行を再開した加納選手は、何事もなかったかのように1分35秒台をマークしながら残りの15周をクリアして、無事に20位でチェッカーを受けることができた。しかし、接触により失った1分の代償は大きく、ほんの僅かの差で500クラストップのマシンにパスされてしまったため、完走ポイント3を取ることはできなかった。

ARNAGE RACING Team Release
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

株式会社ル・ボーセモータースポーツ(代表取締役・坪松唯夫)は、7月27日に行われる祇園祭ふるさと茂木夏祭りにおいて、スーパー耐久に参戦中のDENSO Le Beausset RC350のデモ走行を行うと発表した。中山雄一がドライブする。詳細は以下リリースにて。
ル・ボーセモータースポーツでは、茂木町内一のイベントとなる「祇園祭 ふるさと茂木 夏まつり」において、スーパー耐久車両のDENSO Le Beausset RC350を展示し、メイン会場の街中で栃木県初の公道における走行を行うこととなりました。
茂木町は、多くのモータースポーツファンが集っておりますが、今回は地域密着活動のひとつとして、モータースポーツの町 茂木を更に盛り上げるべく夏まつりに参加し、レーシングカーを身近に感じていただくとともに、その迫力に触れていただければと考えております。茂木町の商工観光課をはじめとした町役場の皆様、茂木警察署、夏まつり実行委員会の皆様の多大なるご協力のもと、また何よりもモータースポーツにご理解いただける町民の皆様のご協力があって実施できることとなりましたこと、本当に嬉しく思います。
多くの皆様にお越しいただき、茂木ならではの夏祭りを楽しんでいただければと思います。
祇園祭 ふるさと茂木 夏まつり
DENSO Le Beausset RC350 Showrun Motegi
| 日付 | 2019年7月27日(土) |
| 展示 | 14:00~21:00 |
| デモ走行 | 17:00~17:15 |
| ドライバー | 中山雄一 2015~2017年 スーパー耐久 ル・ボーセモータースポーツより参戦 2019年 スーパーGT参戦(GT-500) ニュルブルクリンク24時間参戦(TOYOTA GAZOO Racing) |
Le Beausset Motorsports
ル・ボーセモータースポーツが参戦するカテゴリーのうちのひとつ、スーパーFJもてぎシリーズの第3戦が7月6(土)にツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催された。
前戦から2ヶ月半のインターバルを経て開催された今大会、岩澤は開幕からの3連勝を狙い、そのライバルともいえる伊東は初勝利を、岸本は表彰台を目指して挑んだ。

予選 7月6日(土)天候/曇り コース状況/ドライ
レースウィークを通して涼しい気候となった第3戦。梅雨時期ながら雨は降らず、金曜日のトレーニングでは2本の走行ともにドライコンディションで、前戦の4月に対して路面温度も高い状況のため、それに合わせたセッティングを進めながら練習を重ねた。予選が行われる土曜日も雨粒が落ちることはなく、9時30分から20分間の計測が開始された。
岸本は、計測時間が半分を過ぎた5周目にまず2分7秒500に入れると後半へ向けてペースを上げていく。8周目には7秒074で4番手に上がると、残り2分半で続けてもうワンアタック。セクター1、セクター3を自己ベストで繋ぐと、6秒730でベスト更新、自己最高位の3番手を獲得した。
伊東は序盤、周りとの間隔を合わせながらじっくりタイヤに熱を入れていき、6周目に6秒090を記録し2番手。狙いを定めていた後半へ向けペースを上げていくと、9周目にセクター1~3まで自己ベストでクリアしていく。そのまま最終コーナーまでミスなく立ち上がっていくと5秒688で逆転し、開幕戦以来の二度目のポールポジションを獲得した。
岩澤は、3周目には6秒台に入れ早々にタイムを刻んでいく。すると5周目には5秒890で唯一5秒台を出し、続く6周目には5秒831でさらに更新してトップをキープしていくが、終盤の伊東のアタックによりわずかに及ばず2番手となった。
その結果、ル・ボーセが予選1-2-3を獲得し、決勝での表彰台独占が期待された。

決勝 7月6日(土)天候/曇り コース状況/ドライ
午後に行われた決勝では、2番手の岩澤がスタートを決めて伊東を攻略すると、一方の伊東はそのまま岩澤に食らい付いていく。3番手スタートの岸本もポジションキープで3コーナーに入っていくが、ブレーキング勝負で6番手に。
岩澤にピタリとついていた伊東は、2周目の1コーナーで逆転しトップに躍り出ると差を築こうとプッシュしていく。岸本も同じく1コーナーでインから5番手に上がるが、相手もしぶとく一進一退の展開。
レース折り返し地点の5周目、岩澤は2番手で伊東を追いかける展開が続いていたが、S字コーナーでフロントサスペンションが破損。そのままコースアウトを喫し、リタイアとなってしまう。それにより岸本は5番手となり、終盤へ向けてスパートをかけていく。
トップを守っていた伊東は、安定して6秒台のペースで周回していき、1周あたり約2秒のペースで後続を引き離すと、最終ラップには各セクターをまとめ上げ6秒436でファステストラップを記録。後続と12秒差でポールトゥウィン、自身初勝利を飾った。
岸本は追い上げ叶わず5位でチェッカー、しかし2戦連続で入賞を果たし今回もポイントを獲得した。
次戦もインターバルを経て10月の開催となる。更に強くなって残り2戦を戦うことが期待される。

- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
-
予選で上位を独占出来たことは頼もしい限りだ。決勝はそれぞれの持ち味が出るようアドバイスしたが岸本は1周目に遅れてしまったことで、予選での速さを生かし切れなかった。トップは伊東と岩澤の争いになるだろうと予想していたが岩澤にトラブルが出てしまい早い時点で勝負が決まってしまった。伊東はスタートこそ2番手にダウンしたが、持ち前のスピードで後続を12秒引き離し格の違いを見せつけた。
- Driver 岸本尚将(Naomasa Kishimoto)COMMENT
-
今回のレースウィークを通して、色々とセッティングも変えながら上り調子で来ていて、予選でもいいペースで走れるようになり、課題であったリアのコントロールもできるようになりました。しかし、決勝の序盤で抜かれてしまうことが多く、冷えているときのコントロールが甘いというのが反省点です。ペースは悪くないところまで来たので、まだ温まっていない時の走り方を練習していきたいと思います。
- Driver 伊東黎明(Reimei Ito)COMMENT
-
予選は、ラスト2~3周でアタックしようと思っていたので、それに向けて位置取りやタイヤへの熱も上手く入れることができて、ポールを取ることができました。決勝はスタートで出遅れてしまいましたが、すぐに追いついて仕掛けることができて、その後はペースを乱さず走れましたし、最後のファステストも狙っていたので、ほとんどミスなく走れて良かったです。勝てて嬉しいですが、余韻に浸らず、強い気持ちで次戦以降も臨みたいと思います。
- Driver 岩澤優吾(Yugo Iwasawa)COMMENT
-
今回の予選では、自分のドライビングのピークを持ってくるのが早すぎて、後半のクルマがいい状態の時にタイムを出すことが出来ませんでした。レースはスタートもまずまず決まってトップになれたのですが、2周目からペースが上がらず何とかついていく状態で、ポイントが欲しかったのでできるところまで走ろうと周回していましたが、5周目でリタイアとなってしまいました。これも運なので、インターバルはトレーニングなど続けながら、絶対誰にも負けないように運も引きつけられるようにしたいです。
Le Besusset Motorsports
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
TCRJサンデーシリーズ第2戦は23日、スポーツランドSUGOで決勝を行い、予選2位からスタートしたジェントルマンクラスの前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)が波乱のレースを制し、総合とジェントルマンクラスで優勝した。
決勝レースはこの日の最終プログラムとして午後4時35分にフォーメーションラップが始まった。
レースは、予選3位のマシュー・ホーソン(Honda CIVIC TCR)と同4位の金丸悠(Honda CIVIC TCR)が好スタートし、ポールポジションの篠原拓朗(Audi RS 3 LMS)に並びかける。しかしこの3台は1コーナー手前で接触。金丸と篠原はコースアウトしここでレースを終えることとなった。
これで労せずしてトップに立ったのは予選2位でジェントルマンクラスの前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR。2位には松本武士(Volkswagen Golf GTI TCR)が、3位にはジェントルマンクラスのユーク・タニグチ(Honda CIVIC TCR)が続くが、このスタート直後の接触で早くもセーフティー(SC)が導入されることとなった。
レースは再開するも今度は8周目に3位を走るタニグチが馬の背の進入で姿勢を崩してクラッシュ。再びSCが導入された。
レースはファイナルラップの1周を残して再開。前嶋が逃げ切り優勝、2位には松本が、3位には後方から追い上げた密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR)が入った。
ジェントルマンクラスは総合でも優勝した前嶋がこちらも優勝。2位にはヒロボン(Volkswagen Golf GTI TCR)が、3位にはYOSHIKI(Audi RS 3 LMS)が入った。
第3戦は富士スピードウェイに舞台を移し、7月14日に開催される。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorpsorts Forum
全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は23日、宮城県のスポールランドSUGOで決勝を行い、ポールポジションからスタートした山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)が68周を走って優勝した。
決勝は午後2時20分にフォーメーションラップが始まった。昨日から断続的に降った雨も上がり、SUGOの上空には徐々に青空が広がってきた。
スタートを制したのはポールポジションの山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)。2位に野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)、3位にルーカス・アウアー(Red Bull SF19)と予選順通りに1コーナーを通過。
1周目から3周目にかけては2位を走る野尻を始めミディアムタイヤでスタートした10人のドライバーがピットインしてタイヤをソフトに交換。
これでトップの山本に続いて2位に付けたのがアウアー。3位に牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、4位にハリソン・ニューウェイ(GOLDEX TAIROKU RACING SF19)が上がってきた。
山本はアウアーとの差を徐々に広げ独走態勢を築く。
タイヤ交換組でトップを走行していたのは野尻で、山本はピット作業時間の45秒を稼ぐべく、野尻との差をじりじりと離し始める。
山本は40周目には野尻との差を47秒と開き安全圏に入ると、50周目にはその差を54秒まで広げ51周目にピットイン。アウアーも同周にピットインすると、この2人は野尻の前でコースに復帰することに成功した。
2人にパスされた野尻はなんと56周目の1コーナーでスピン、コースアウト。ここでセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。
レースは61周目からリスタートしたが、ここで坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)がSPコーナーでスピン。再びSCが導入される。
2度目のリスタートは残り3周となった66周目から。ここでは、山本の後ろに2人の周回遅れがおり、背後を脅かされることなくトップでコントロールラインを通過。2位のアウアーはこの周回遅れに詰まったところで、4コーナーで小林可夢偉(KCMG Elyse SF19)にパスされることとなった。
レースは68周を回って山本が優勝。2位には小林が、3位にはアウアーが入った。4位・ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)、5位・福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5Y SF19)、6位・山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19)、7位・石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)、8位・国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)とここまでが入賞となった。
第4戦は富士スピードウェイに舞台を移し、7月14日に決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
SUPER FORMULA Rd.3 -RIJ- (2019/06/23) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2019 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 33 | G | 1 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 12 | 25'48.135 |
| 2 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 12 | 1.016 |
| 3 | 52 | | | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreenBrave | 12 | 1.231 |
| 4 | 19 | G | 2 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 12 | 3.561 |
| 5 | 23 | G | 3 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS N-SPEED | 12 | 3.958 |
| 6 | 24 | G | 4 | KENJI | Audi RS 3 LMS N-SPEED | 12 | 5.546 |
| 7 | 10 | G | 5 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 12 | 8.277 |
| 8 | 55 | G | 6 | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | 12 | 8.493 |
| 9 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 12 | 8.944 |
| 10 | 190 | G | 7 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 12 | 10.894 |
| 11 | 62 | G | 1 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業with G/MOTION' | 12 | 12.816 |
| 12 | 7 | G | 8 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 12 | 22.261 |
| 13 | 72 | G | 9 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 10 | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数完走 ---- |
| - | 21 | | | 篠原 拓朗 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 0 | 12Laps |
| - | 5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | 0 | 12Laps |
- Fastest Lap: CarNo.33 前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR) 1'29.463 (8/12) 149.060km/h
スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2019/06/23) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 68 | 1:27'37.593 |
| 2 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 68 | 3.127 |
| 3 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 68 | 4.820 |
| 4 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 68 | 5.621 |
| 5 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 68 | 8.060 |
| 6 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 68 | 8.149 |
| 7 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 68 | 10.061 |
| 8 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 68 | 11.351 |
| 9 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 68 | 12.330 |
| 10 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 68 | 12.736 |
| 11 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 68 | 14.207 |
| 12 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 68 | 15.289 |
| 13 | *64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 68 | 40.720 |
| 14 | *65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 68 | 50.740 |
| 15 | 15 | ダニエル・ティクトゥム | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 67 | 1Lap |
| 16 | 7 | アーテム・マルケロフ | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 67 | 1Lap |
| 17 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 67 | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 60Laps)完走 ---- |
| - | *39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 58 | 10Laps |
| - | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 55 | 13Laps |
| - | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 49 | 19Laps |
- Fastest Lap: CarNo.50 ルーカス・アウアー(Red Bull SF19) 1'08.048 (4/68) 195.969km/h
- CarNo.65は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第5条(ピットレーン出口のホワイトラインカット)違反により、競技結果に35秒加算のペナルティーを科す。
- CarNo.39は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.11(SC中のスピン)により、競技結果に35秒加算のペナルティーを科す。
- CarNo.64は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.10(SCリスタート違反)により、競技結果に35秒加算のペナルティーを科す。
全日本F3選手権第10戦は23日、スポーツランドSUGOで決勝を行い、予選2位からスタートを制した大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が初優勝を飾った。
決勝は午前10時10分にフォーメーションラップが始まる。シャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)が不参加となったため、13人のドライバーがグリッドを離れた。昨夜からの雨も上がり、路面はほぼドライコンディションとなった。
スタートでは、予選2位の大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が蹴り出しよくインから、ポールポジションの宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)を抜き去り1コーナーでトップに躍り出た。宮田は2位に付け、予選3位の小高一斗(カローラ中京Kuo TOM'S F317)がスタートをミスしたためサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)が3位に、エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)が4位に上がり、小高は5位に落ちた。
2周目の1コーナーでは山口大陸(タイロクレーシング28号)がコースアウトしたため早くもセーフティーカー(SC)が導入される。
SCが退き、レースは6周目から再開。大湯は絶妙のリスタートを決めて宮田を1秒近く離し1コーナーへ。
しかし、スピードに勝る2位の宮田はトップ、大湯との差を徐々に詰め始める。7周目には0秒3まで縮め、ここから大湯と宮田の息詰まるトップ争いが勃発する。宮田は16周目にはストレートで0秒1差まで大湯に迫り、1コーナーでアウトから並びかけるが大湯もトップを死守、順位は変わらない。
18周目にはマスタークラスのトップを走っていたDRAGONが3コーナーでスピン、コースアウト。再びSCが導入されることとなった。
レースは23周目から残り3周で再開。このリスタートでも大湯は宮田を引き離して1コーナーに侵入。この後も宮田の追撃を振り切り、うれしいF3初優勝を飾った。ファステストラップをたたき出して一矢報いた宮田が2位、3位にはフェネストラズが入った。
4位には小高との攻防を制したアーメドが、5位が小高、6位には片山義章(YTB by Carlin)が続いた。
マスタークラスは山口とDRAGONがリタイアしたため久保田克昭(Planex・スマカメF3)が昨日に続いて今季2勝目を飾った。
第11戦・第12戦は、富士スピードウェイに舞台を移し、7月11日、12日に開催される。

※注)宮田のマシンに対して抗議が出されており結果は暫定扱いとなっている。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum