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SUPER GT

第4戦富士レース2公式練習結果

GT500クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/03) Race 2 Free Practice Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
11山下 健太au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'27.330--188.100
214福住 仁嶺ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'27.522 0.192 0.192187.688
319国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'27.643 0.313 0.121187.429
437ジュリアーノ・アレジDeloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'27.794 0.464 0.151187.106
512平峰 一貴TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'27.816 0.486 0.022187.059
638石浦 宏明KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS1'27.922 0.592 0.106186.834
764大草 りきModulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'28.106 0.776 0.184186.444
817塚越 広大Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS1'28.145 0.815 0.039186.361
924名取 鉄平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'28.215 0.885 0.070186.213
1023千代 勝正MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS1'28.340 1.010 0.125185.950
11100山本 尚貴STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS1'28.476 1.146 0.136185.664
1216佐藤 蓮ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'28.575 1.245 0.099185.456
133三宅 淳詞Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS1'28.585 1.255 0.010185.435
148松下 信治ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'28.650 1.320 0.065185.299
1539関口 雄飛DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'28.701 1.371 0.051185.193

GT300クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/03) Race 2 Free Practice Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
1777藤井 誠暢D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1'36.946--169.443
24谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'37.090 0.144 0.144169.191
352野中 誠太Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS1'37.165 0.219 0.075169.061
418野村 勇斗UPGARAGE AMG GT3
Mercedes GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'37.222 0.276 0.057168.962
52堤 優威HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1'37.239 0.293 0.017168.932
67ザック・オサリバンCARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH1'37.251 0.305 0.012168.911
765菅波 冬悟LEON PYRAMID AMG
Mercedes GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'37.271 0.325 0.020168.877
8666ハリー・キングseven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH1'37.387 0.441 0.116168.675
956平手 晃平リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'37.421 0.475 0.034168.617
105木村 偉織マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'37.583 0.637 0.162168.337
110元嶋 佑弥VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'37.630 0.684 0.047168.256
1296高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'37.712 0.766 0.082168.114
1360吉本 大樹Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL1'37.771 0.825 0.059168.013
149冨林 勇佑PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'37.798 0.852 0.027167.967
1545ケイ・コッツォリーノPONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL1'37.849 0.903 0.051167.879
1661井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'37.883 0.937 0.034167.821
1731小山 美姫apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'37.922 0.976 0.039167.754
186片山 義章UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH1'38.158 1.212 0.236167.351
1911大木 一輝GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL1'38.225 1.279 0.067167.236
2020平中 克幸シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'38.283 1.337 0.058167.138
2187坂口 夏月METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'38.341 1.395 0.058167.039
2226安田 裕信ANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH1'38.423 1.477 0.082166.900
23360清水 啓伸RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'38.439 1.493 0.016166.873
2462平木 玲次HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH1'38.506 1.560 0.067166.759
2530永井 宏明apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI1'38.707 1.761 0.201166.420
2625松井 孝允HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'39.142 2.196 0.435165.690
2748柴田 優作脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'39.734 2.788 0.592164.706
2822城内 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'40.706 3.760 0.972163.116
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SUPER GT

第4戦富士レース1決勝GT500クラス 坪井翔が貫禄の逆転優勝!!

レース1決勝:GT500クラス 優勝は坪井翔(au TOM\'S GR Supra)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース1の決勝が8月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスはポイントリーダーの坪井翔(au TOM'S GR Supra)が今季2勝目を挙げた。

(天候;曇り コース:ドライ)

 レース1決勝は午後3時15分に静岡県警先導でパレードランを開始。給油もドライバー交代もサクセスウェイトもない、35周のガチンコバトルの幕が上がった。朝から強い陽射しが降り注いでいたコース上空は少し曇ってきている。

レース1決勝: GT500クラスのスタートシーン

 ホールショットを決めたのはポールの阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)。予選3位の大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)が予選2位の坪井をインから抜いて2番手で2コーナーを立ち上がる。すかさずヘアピンでアウトから並びかける坪井。大湯は懸命にこれを抑え込むが、続くダンロップ進入で坪井にインを取られて後退を余儀なくされる。

 坪井は一気にトップを伺うが、阪口はこれを退けた。

 しかしこの周のコカコーラコーナー一つ目に並走状態で飛び込んだ牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)と大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)が接触するアクシデントが発生。これにより大嶋の14号車はコースを飛び出してウォールに前から突っ込んだため、早くも2周目からセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。

 車両回収ののちSCは5周目にピットイン。6周目からレースが再開されると、すぐさな坪井が1コーナーで阪口にアウトから並びかける。

 ここでは阪口が坪井を押さえ込んだが、坪井は再びコカコーラ一つ目で大外から並びかけて阪口を攻略、見事トップに浮上した。続いて大湯もヘアピンで阪口のインに飛び込んで2番手に上がってきた。

 そこから坪井と大湯2台によるトップ争いが展開される。坪井は大湯を大きく突き離せないものの、それでも周回を重ねるごとに着実に2秒、3秒とリードを広げていき、最後は2.529秒差をつけてフィニッシュ。開幕戦岡山に続いて今季2勝目を挙げた。

 その後方では熾烈な3位争いが最後まで繰り広げられた。

 まずは予選5位からスタートしたサッシャ・フェネストラズ(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が6周目のリスタートで佐々木大樹(Niterra MOTUL Z)を抜いて4番手に浮上し、徐々に19号車の背後に迫る。

 その後方では予選11位からスタートした笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)が周回を重ねるごとに着実に順位を上げ、7周目の1コーナーで佐々木の3号車をアウトからを抜いて6番手に。続いて13周目のコカコーラ手前でベルトラン・バゲット(TRS IMPUL with SDG Z)を捉えて5番手に浮上してきた。

 フェネストラズは26周目の2コーナー立ち上がりでついに阪口を捉えて3番手に浮上すると、同じ週で笹原も阪口を抜いて4番手につける。

 レースはこのままフェネストラズが笹原を従えてチェッカーフラッグを受けたのだが、フェネストラズに対して走路外から3号車を抜いたとの裁定が下り、5秒のタイム加算を受けることになった。

 これによりレースは坪井翔が優勝、大湯都史樹が2位、笹原右京が3位に繰り上がって、サッシャ・フェネストラズは阪口晴南に次ぐ5位に降着となった。

 スーパーGT第4戦はこのあと8月3日にレース2の予選と決勝を行う。

レース1決勝: スタート早々に接触リタイアとなった大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)

レース1決勝: GT500クラス、坪井翔(#1)と阪口晴南(#19)の争い

レース1決勝: GT500クラス2位は大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)

レース1決勝: GT500クラス3位は笹原右京(Deloitte TOM\'S GR Supra)

レース1決勝: GT500クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第4戦富士レースポールポジション会見 阪口晴南「爽快って感じ」

GT500クラス 19号車WedsSport ADVAN GR Supra(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

阪口晴南(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

レース1予選記者会見: GT500クラスポールポジションの阪口晴南(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

 「とても気持ちよく、嬉しい気持ちです。練習からトップ争いに自分達はいるなというところで、スープラ勢が好調で。ただまあ大湯選手にはちょっと遅れているかなというような、印象だったんですけど。予選に向けてエンジニアと、今日走ってないんですけど国本さんであったり、横浜さんと一緒に、いろいろみんなでコミュニケーションをとって、こうしていこうっていう方向性がうまく合いました」

 「予選はいつものようなコンディションではなかったんですけど、ただその中でなんとか自分もこらえて。ええ、タイヤとクルマは素晴らしかったし、良いアタックできて、スプリントで僕一人で走ってますけど、本当にみんなの力が合わさっての結果だと思うんで、すごく気持ちいいです」

 「セパンの時は(ポールポジションを)取れなくて取れなくて、迷惑かけて取って、ほっとしたっていう感じだったんですけど、今回はそういうプレッシャーもなかったし、もうスプリントなんで、自分の走りを思っきりアタックにぶつけて取ったんで、爽快って感じですね」

GT300クラス 2号車HYPER WATER INGING GR86 GT(HYPER WATER Racing INGING)

平良響(HYPER WATER Racing INGING)

レース1予選記者会見: GT300クラスポールポジションの平良響(HYPER WATER Racing INGING)

 「今の気持ちとしてはほっとしたなっていう感じです。テストから大きいクラッシュをしちゃって、開幕も思うように結果が出なくて、正直自信がなくなりかけてたので。その次のセパン、富士はすごい調子良かったので、調子を戻していたんですけども、こうやって自分の力でポールを取れたことは自信にもつながりましたし、肩の荷が降りたなっていう感じです。」

 「予選に関してはですね、練習の段階からかなりクルマもタイヤも良く、ドライビングも良かったので、何事もなければ予選はいけるなっていうふうな 好調ぶりでした。それがうまく大きなミスもなく、自信にもつながった走りで、しっかりポール取れたので、そこに関しては本当に良かったです。今回スプリントなので、タイヤのセット数だったり、選び方がいろいろ今までとは違ったので、僕たち正直こんな路面温度が高いとは想定してなかったので、レースウィーク入りした時は正直外れたなっていう感覚でした。なんですけど、意外とタイヤがマッチしたので、まあ今後のレースに向けて、かなりタイヤを自信持って選べるようになったのでよかったです」

 「皆さんノーウェイトなので、そこに関してはガチンコのバトルでちゃんと制したなっていう感じはすごい嬉しいです。」

レース1予選フォトセッション: 両クラスのポールシッター

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第4戦富士レース1公式予選GT300クラス ポールポジションは平良響

レース1: GT300クラスポールポジションは平良響(HYPER WATER INGING GR86 GT)

 富士スピードウェイで行われたスーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース1の公式予選。GT300クラスは平良響(HYPER WATER INGING GR86 GT)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前11時40分より20分間で行われた。コースオープン直後にコースインするチーム、ガレージに止まって状況を伺うチームそれぞれがあり、最初はコース上も閑散としていたが、残り10分を切る頃には全車が出揃い、終了ギリギリまでタイムアタックを行なった。

 この時点でトップにいたのは富田竜一郎(GAINER TANAX Z)で1分38秒184を4周目に記録していた。

 しかしすぐに近藤翼(seven × seven PORSCHE GT3R)が1分37秒963でこれを上回ると、小林崇志(UPGARAGE AMG GT3)も1分37秒898、続いて平良が1分37秒184でトップに立ち、次の周には1分37秒094までタイムを縮めてきた。

 これに続いたのは小林利徠斗(CARGUY Ferrari 296 GT3)で1分37秒341。山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)で4周目に1分37秒417、5周目に1分37秒314と立て続けに好タイムをマークして2番手に割って入った。

 終了間際にはチャーリー・ファグ(D'station Vantage GT3)も1分37秒260を叩き出すが、これに対しては走路外走行との判定が出され、タイムは取り消しに。結局ポールポジションは平良。予選2位は山内、3位は小林利徠斗の順でグリッドは確定。ファグは1分37秒373の4位から決勝に臨むこととなった。

レース1: GT300クラス予選2位は山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)

レース1: GT300クラス予選3位は小林利徠斗(CARGUY Ferrari 296 GT3)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第4戦富士レース1公式予選GT500クラス トップ3をスープラが独占!! 阪口晴南が今季2回目のPP獲得

レース1: GT500クラスポールポジションは阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース1の公式予選が8月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が今季2度目のポールポジションを獲得した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

 今回はドライバー1名で走るスプリントレースということで慶次予選1回のみでグリッドを決定する。GT500クラスは午後0時10分より10分間で行われた。

 気温34℃、路面温度59℃という厳しいコンディションの中、いつものように残り7分あたりから次々にピットを離れる各車。最後に残り6分を切ったところで坪井翔(au TOM'S GR Supra)がピットを離れ、ここから1周または2周のタイムアタックが始まった。

 ウォームアップからハイペースで周回する坪井は2周目に1分31秒317を記録、ここで一旦ペースを落とし、4周目にもう一度アタックに行くが、本人曰く「タイヤを温めきれなかった」ということで1コーナーがややオーバーラン気味になってしまう。それでもタイムは1分28秒220と、その時点でのトップに浮上する。

 ここでメインポストからチェッカーフラッグが提示されたが、コース上では阪口の19号車が2周目のアタックを行なっていた。4周目に採捕のアタックを行い、1分28秒327を記録していた阪口は2回目のアタックで1分28秒167までタイムを縮め、坪井を0秒053上回って見事ポールポジションを獲得した。

 2位は坪井。3位には5周目に1分28秒456を記録した大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)と公式練習に続いてスープラ勢がトップ3を独占することとなった。

レース1: GT500クラス予選2位は坪井翔(au TOM\'S GR Supra)

レース1: GT500クラス予選3位は大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦冨士決勝結果

Championクラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Champion class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
117佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
530'48.379--
250新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
530'50.096 1.717 1.717
316白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
530'50.431 2.052 0.335
451百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
530'51.188 2.809 0.757
554迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
530'52.097 3.718 0.909
643森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
530'53.302 4.923 1.205
745洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
530'53.627 5.248 0.325
863岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
530'54.200 5.821 0.573
962中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
530'57.109 8.730 2.909
1060熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
530'57.840 9.461 0.731
118落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
530'58.017 9.638 0.177
1234田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
530'59.16810.789 1.151
1333鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
530'59.44511.066 0.277
14*15中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
531'00.21611.837 0.771
1597三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
531'00.42412.045 0.208
1614村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
531'01.79113.412 1.367
1736菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
531'02.53514.156 0.744
1880翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
531'03.25214.873 0.717
1919松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
531'03.53215.153 0.280
2035鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
531'04.60616.227 1.074
213山本 聖渚TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
531'05.91417.535 1.308
2238三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
531'06.14117.762 0.227
2353酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
531'15.79827.419 9.657
2452岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
531'22.03333.654 6.235
2528梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
531'31.33242.953 9.299
26*29鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
531'32.86244.483 1.530
---- 以上規定周回数(90% - 4 Laps)完走 ----
-37武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
0-5Laps5Laps
-87下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry Racing Team
-d.n.s--

Independentクラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Independent class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamLapTimeBehindGap
130DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
531'08.960--
244今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
531'11.360 2.400 2.400
355KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
531'13.520 4.560 2.160
410中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
531'16.683 7.723 3.163
56ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
531'18.041 9.081 1.358
611植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
531'20.58611.626 2.545
764清水 剛HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
531'25.79316.833 5.207
861坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
531'26.57017.610 0.777
986大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry Racing Team
531'27.06418.104 0.494
104佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
531'27.59118.631 0.527
1140⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
531'28.81219.852 1.221
1298IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
531'32.01823.058 3.206
1374小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
531'33.48924.529 1.471
1488三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
531'35.59026.630 2.101
---- 以上規定周回数(90% - 4 Laps)完走 ----
-21小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
325'54.9782Laps2Laps
-*96齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
326'35.7222Laps40.744
-5小谷 素弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
-d.n.s--
  • Fastest Lap(Champion): CarNo. 29 鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4) 1'50.226 (4/5) 149.028 km/h
  • Fastest Lap(Independent): CarNo. 88 三浦和貴(B-MAX RACING F4)1'52.372 (3/5) 146.182 km/h
  • CarNo. 15は、シリーズ規則第30条7(スタート手順)違反により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 29は、H項(SC中の追い越し)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 96は、シリーズ規則第15条1.1(衝突行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦、第5戦富士公式予選上位3人のコメント 佐藤樹「すごくいい感触、納得できる走りだった」

第4戦、第5戦ポールポジション 佐藤樹(HYDRANGEA Kageyama Racing)

 「アベレージでずっとタイム良くて、徐々にタイムを上げられて、最後までそのペースでいけてました。すごいいい感覚で、自分でも納得できるような走りができてました。」

 「今週の走り始めから自分だけ連続でベストなペースで走れるっていうのがありました。予選もそれを再現できて、っといいペースで走れたんです。最後の2周くらいからさすがに垂れ始めたんですけど、ずっといい走りができて良かったです」

 「開幕の時はここまでベストタイムを連続で走れるっていうのはなかったんで、新ロットになってからこういう感覚にはなってるんで、現在のタイヤが自分の走りに合っているかもしれないなというふうに思いました。もうずっと。決勝のペースも悪くないはずなんで。まずは普通にスタートして、前で出れれば逃げられると思うんで、自信持って走りたいと思います」

第4戦、第5戦予選2位 新原光太郎(HFDP with B-Max Racing)

 「場所取りがあんまりうまくいかなくて後ろからのスタートになったので、あんまり僕たちに選択肢がないというか,前が下がってきたら僕らは詰まるしかないっていう。それが結構難しかったんです。そこでもう一気に全部下がってしまって、集団の一番後ろで走ってたのが、それが良かったのかなと思います」

 「(昨年所属したKageyama Racingとのポール争いになったことについて)チームが速いんじゃなくて、僕が速いということを見せれるように頑張ります。ただやっぱりちょっとバトルする時には若干気を使う のかなと思います。」

 「決勝はスタートで落ちないように頑張って、バトルで勝てるように頑張ります。まずは当たらないのを第一に頑張ります」

第4戦、第5戦予選3位 白崎稜(HYDRANGEA kageyama Racing)

 「正直このレースウィーク結構悪い位置からスタートしてたんで、そう考えると全然いい巻き返しになったかなと。やっと開幕戦の感じに戻ってきました」

 「タイヤがニューロットになったんですが、僕は今週から初めて履いているので、ちょっと感触が分からず、合わせ込むのにちょっと時間かかっちゃった感じです」

 「(決勝は)レースペースは多分大丈夫だと思います。予選のペースも安定してタイム出てたので、あとは自分の課題ももうチームから情報が届いてるんで、そこを直してスタートでまた抜いていきたいと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

第4戦富士レース1決勝結果

GT500クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Race 1 Final Weather:Cloudy/Rain Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireLapTimeBehindGap
11坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS3557'40.012--
238大湯 都史樹KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS3557'42.541 2.529 2.529
337笹原 右京Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS3558'03.46523.45320.924
419阪口 晴南WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH3558'07.47627.464 4.011
5*39サッシャ・フェネストラズDENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS3558'07.99827.986 0.522
612ベルトラン・バゲットTRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS3558'09.22129.209 1.223
7100牧野 任祐STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS3558'12.73432.722 3.513
8*3佐々木 大樹Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS3558'15.88735.875 3.153
917小出 峻Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS3558'17.64137.629 1.754
108野尻 智紀ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS3558'23.40643.394 5.765
1123高星 明誠MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS3558'27.50147.489 4.095
1224松田 次生リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH3558'33.44053.428 5.939
1316大津 弘樹ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS3558'34.89754.885 1.457
1464伊沢 拓也Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL3558'35.69555.683 0.798
---- 以上規定周回数(70% - 24 Laps)完走 ----
-14大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS0-35Laps35Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 1 坪井翔(au TOM'S GR Supra) 1'28.826 (9/35) 184.932 km/h
  • CarNo. 39は、SpR.18-1(走路外追い越し)により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 3は、SpR.13-1.b(他車を押しだし)により、タイムペナルティー5秒を科した。

GT300クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Race 1 Final Weather:Cloudy/Rain Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireLapTimeBehindGap
1777チャーリー・ファグD'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL3359'06.170--
24片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH3359'06.955 0.785 0.785
365蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes GT3
K2 R&D LEON RACING
BS3359'07.405 1.235 0.450
47小林 利徠斗CARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH3359'07.948 1.778 0.543
552吉田 広樹Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS3359'10.998 4.828 3.050
62平良 響HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS3359'11.808 5.638 0.810
75塩津 佑介マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH3359'14.168 7.998 2.360
861山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL3359'15.046 8.876 0.878
9666近藤 翼seven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH3257'43.7301Lap 1Lap
1018小林 崇志UPGARAGE AMG GT3
Mercedes GT3
TEAM UPGARAGE
YH3257'44.4541Lap 0.724
1156ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH3257'50.5851Lap 6.131
1211富田 竜一郎GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL3257'58.4481Lap 7.863
1345篠原 拓朗PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL3257'58.7441Lap 0.296
1426イゴール・オオムラ・フラガANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH3258'01.6711Lap 2.927
15*6ロベルト・メルヒ・ムンタンUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH3258'02.3181Lap 0.647
1620清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI3258'06.7841Lap 4.466
1731オリバー・ラスムッセンapr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS3258'08.5441Lap 1.760
1860河野 駿佑Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL3258'14.1591Lap 5.615
1962平木 湧也HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH3258'14.6321Lap 0.473
20360荒川 麟RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH3258'17.2351Lap 2.603
2187松浦 孝亮METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH3258'22.3201Lap 5.085
229阪口 良平PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH3258'28.7671Lap 6.447
2322加納 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH3258'29.5511Lap 0.784
2430織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI3258'32.8341Lap 3.283
2525佐藤 公哉HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH3258'44.3871Lap 11.553
2648井田 太陽脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH3157'56.3782Laps1Lap
---- 以上規定周回数(70% - 23 Laps)完走 ----
-0小暮 卓史VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1733'45.28416Laps14Laps
-96新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL450'40.53329Laps13Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 56 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R) 1'37.744 (30/32) 168.059 km/h
  • CarNo. 6は、SpR.付則-3.7(SCリスタート時の追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦、第5戦富士公式予選 佐藤樹が連続ポールを獲得

チャンピオンクラス: 第4戦、第5戦ともポールポジションは佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

 2025FIA-F4選手権シリーズ第4戦、第5戦の公式予選が8月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、チャンピオンクラスは佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)が第4戦、第5戦いずれもポールポジションを獲得した。

 開幕戦から3ヶ月のインターバルを経て再び富士で行われるFIA-F4選手権。今回は全く異なる気温、路面温度での戦いとなり、さらにタイヤのロットも今大会より新しくなったとのこと。それへの対応も今回は求められている中、公式予選は午前10時より20分間で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

 この予選で走り出しから好調だったのが佐藤樹、白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)のHYDRANGEA kageyama Racingの二人。佐藤は走り出しから3周目、4周目と順調にタイムを上げていき、常にタイミングモニターの最上段をキープ、8周目に1分46秒341を記録して第4戦のポールポジションを獲得すると、9周目に1分46秒375のセカンドベストタイムを記録して第5戦のポールポジションをものにした。

 これに対し、序盤はトラフィックに阻まれて満足にアタックできなかったという新原光太郎(HFDP with B-Max Racing)が6周目に1分46秒599で2番手に上がってくると、8周目には1分46秒499までタイムを縮め、第4戦、第5戦共に予選2位でフロントローを獲得してみせた。

 予選3位は白崎。第2戦で優勝するなど今季は出だしから好調だが、今週末は新ロットのタイヤへの対応に苦労したという。それでも尻上がりに調子を上げて第4戦、第5戦共に優勝の狙えるセカンドロウから決勝に臨むこととなった。

チャンピオンクラス: 第4戦、第5戦とも予選2位は新原光太郎(HFDP with B-max Racing Team)

チャンピオンクラス: 第4戦、第5戦とも予選3位は白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)

 なお、インディペンデントクラスは午前10時05分より20分間で行われ、DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)が第4戦、第5戦共にトップだった。

インデペンデントクラス: 第4戦、第5戦ともポールポジションはDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)

インデペンデントクラス: 第4戦予選2位、第5戦予選7位は小嶋禎一(Classic Car.jp Eagle)

インデペンデントクラス: 第4戦、第5戦とも予選3位は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

インデペンデントクラス: 第4戦予選5位、第5戦予選2位はKENTARO(Baum Beauty Clinic)

 第4戦決勝はこのあと午後5時15分より14周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士公式予選結果

■Championクラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 Champion class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
117佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'46.375--154.424
250新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'46.599 0.224 0.224154.099
316白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'46.748 0.373 0.149153.884
451百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'46.924 0.549 0.176153.631
543森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'46.961 0.586 0.037153.577
652岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'47.009 0.634 0.048153.509
745洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
1'47.121 0.746 0.112153.348
854迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
1'47.121 0.746 0.000153.348
963岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'47.170 0.795 0.049153.278
1062中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'47.290 0.915 0.120153.107
1128梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.344 0.969 0.054153.030
1229鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.348 0.973 0.004153.024
13*34田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
1'47.359 0.984 0.011153.008
1460熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1'47.382 1.007 0.023152.975
158落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'47.409 1.034 0.027152.937
1637武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.450 1.075 0.041152.879
17*38三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.475 1.100 0.025152.843
1833鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
1'47.517 1.142 0.042152.783
1980翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1'47.519 1.144 0.002152.780
2036菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.525 1.150 0.006152.772
2115中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'47.624 1.249 0.099152.631
2297三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'47.671 1.296 0.047152.565
233山本 聖渚TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1'47.671 1.296 0.000152.565
2435鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.682 1.307 0.011152.549
2514村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1'47.710 1.335 0.028152.510
2653酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'47.861 1.486 0.151152.296
2719松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1'47.918 1.543 0.057152.216
2887下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry Racing Team
1'48.088 1.713 0.170151.976
---- 以上基準タイム(105% - 1'51.902)予選通過 ----
-46有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1'48.507 2.132 0.419151.389
-48林 城華BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4
RAGNO MOTOR SPORT
1'49.177 2.802 0.670150.460

■Independentクラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 Independent class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
130DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'48.362--151.592
255KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1'48.603 0.241 0.241151.255
344今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'48.693 0.331 0.090151.130
46ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1'48.998 0.636 0.305150.707
511植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1'49.072 0.710 0.074150.605
610中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1'49.138 0.776 0.066150.514
721小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
1'49.203 0.841 0.065150.424
896齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1'49.339 0.977 0.136150.237
986大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry Racing Team
1'49.433 1.071 0.094150.108
1040⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1'49.457 1.095 0.024150.075
1188三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'49.480 1.118 0.023150.044
1264清水 剛HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'49.806 1.444 0.326149.598
1398IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'49.874 1.512 0.068149.506
145小谷 素弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1'49.914 1.552 0.040149.451
154佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
1'50.003 1.641 0.089149.330
1674小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1'50.102 1.740 0.099149.196
1761坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'50.683 2.321 0.581148.413
---- 以上基準タイム(105% - 1'53.980)予選通過 ----
-23YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'53.092 4.730 2.409145.252
-71大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
d.n.s---
Tags:

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第4戦富士公式予選結果

Championクラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Champion class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
117佐藤 樹KageyamaチームスタイルMCS4
HYDRANGEA Kageyama Racing
1'46.341--154.473
250新原 光太郎HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'46.499 0.158 0.158154.244
316白崎 稜Kageyama YBS Verve MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'46.670 0.329 0.171153.996
451百瀬 翔HFDP with B-Max Racing
HFDP with B-max Racing Team
1'46.742 0.401 0.072153.893
543森山 冬星JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'46.811 0.470 0.069153.793
652岩崎 有矢斗B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'46.868 0.527 0.057153.711
754迫 隆眞PONOS RACING MCS4-24
PONOS RACING
1'46.880 0.539 0.012153.694
845洞地 遼⼤PONOS RACING MCS-24
PONOS RACING
1'46.993 0.652 0.113153.532
928梅垣 清TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.064 0.723 0.071153.430
1029鈴木 斗輝哉TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.122 0.781 0.058153.347
1160熊谷 憲太OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1'47.140 0.799 0.018153.321
1263岸 風児HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'47.166 0.825 0.026153.284
1362中井 陽斗HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'47.218 0.877 0.052153.209
14*34田中 風輝Drago CORSE
Drago CORSE
1'47.291 0.950 0.073153.105
1515中里 龍昇Kageyama AMEROID MCS4
HYDRANGEA kageyama Racing
1'47.322 0.981 0.031153.061
1697三浦 愛Bionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'47.359 1.018 0.037153.008
178落合 蓮音TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'47.365 1.024 0.006153.000
1880翁長 実希OTG Motor Sports MCS4
OTG MOTOR SPORTS
1'47.378 1.037 0.013152.981
1937武藤 雅奈TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.437 1.096 0.059152.897
20*38三浦 柚貴TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.463 1.122 0.026152.860
2133鈴木 悠太Drago CORSE
Drago CORSE
1'47.480 1.139 0.017152.836
2236菊池 貴博TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.495 1.154 0.015152.815
233山本 聖渚TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1'47.569 1.228 0.074152.709
2414村田 将輝湘⼯冷熱ZAP SPEED MCS4-24
ZAP SPEED
1'47.667 1.326 0.098152.570
2535鈴木 恵武TGR-DC RS F4
TGR-DC Racing School
1'47.668 1.327 0.001152.569
2653酒井 翔太TGM Grand Prix F4
TGM Grand Prix
1'47.692 1.351 0.024152.535
2719松井 啓人ATEAM Buzz Racing
AKILAND RACING
1'47.895 1.554 0.203152.248
2887下野 璃央Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry Racing Team
1'48.011 1.670 0.116152.085
---- 以上基準タイム(105% - 1'51.828)予選通過 ----
-46有村 将真アポロ電⼯フジタ薬局Bellona
フジタ薬局レーシング
1'48.253 1.912 0.242151.745
-48林 城華BALR. RAGNO MOTOR SPORT F4
RAGNO MOTOR SPORT
1'49.163 2.822 0.910150.480

Independentクラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 Independent class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTeamTimeBehindGapkm/h
130DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'48.050--152.030
221小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
1'48.472 0.422 0.422151.438
344今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'48.517 0.467 0.045151.375
4*6ケン・アレックスBUZZ RACING
Buzz Racing
1'48.549 0.499 0.032151.331
555KENTAROBaum Beauty Clinic
FIELD MOTORSPORTS
1'48.592 0.542 0.043151.271
6*96齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND
AKILAND RACING
1'48.798 0.748 0.206150.984
710中島 功Rn.SHINSEI.MCS4
Rn-sports
1'48.858 0.808 0.060150.901
811植田 正幸Rn-sports MCS4
Rn-sports
1'48.953 0.903 0.095150.770
988三浦 和貴B-MAX RACING F4
B-MAX RACING TEAM
1'49.412 1.362 0.459150.137
1040⾚松 昌⼀朗SHOEI-GIGS Ride with ES
イーグルスポーツ
1'49.421 1.371 0.009150.125
1186大阪 八郎Dr.Dry Racing Team
Dr. Dry Racing Team
1'49.428 1.378 0.007150.115
1264清水 剛HELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'49.455 1.405 0.027150.078
1398IKARIBionic Jack Racing
Bionic Jack Racing
1'49.535 1.485 0.080149.969
14*5小谷 素弘TEAM 5ZIGEN F4
Team 5ZIGEN
1'49.639 1.589 0.104149.826
15*74小嶋 健太郎Rn-sports ELPA朝日電器
Rn-sports
1'49.662 1.612 0.023149.795
164佐々木 祐一仙台DayDream & Dr Dry
DAYDREAM RACING
1'49.780 1.730 0.118149.634
1761坂井 ウィリアムHELM MOTORSPORTS F4
HELM MOTORSPORTS
1'50.191 2.141 0.411149.076
---- 以上基準タイム(105% - 1'53.763)予選通過 ----
-23YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'51.731 3.681 1.540147.021
1971大山 正芳ダイワN通商AKILAND
AKILAND RACING
d.n.s---

  • CarNo. 34, 5は、L項第4章第2条c)d)(走路外走行複数回)により、予選結果より3グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo. 38, 96は、L項第4章第2条c)d)(走路外走行複数回)により、予選結果より4グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo. 6は、シリーズ規則第26条9(ピットレーン速度)違反により、予選結果より2グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo. 74は、シリーズ規則第26条9(ピットレーン速度)違反により、予選結果より3グリッド降格のペナルティーを科す。
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SUPER GT

第4戦富士レース1公式予選結果

GT500クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Race 1 Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
119阪口 晴南WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'28.167--186.315
21坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'28.220 0.053 0.053186.203
338大湯 都史樹KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS1'28.456 0.289 0.236185.706
43佐々木 大樹Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS1'28.466 0.299 0.010185.685
539サッシャ・フェネストラズDENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'28.570 0.403 0.104185.467
624松田 次生リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'28.711 0.544 0.141185.172
7100牧野 任祐STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS1'28.763 0.596 0.052185.064
812ベルトラン・バゲットTRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'28.870 0.703 0.107184.841
923高星 明誠MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS1'28.871 0.704 0.001184.839
1014大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'28.922 0.755 0.051184.733
1137笹原 右京Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'28.937 0.770 0.015184.702
1217小出 峻Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS1'29.046 0.879 0.109184.475
138野尻 智紀ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'29.058 0.891 0.012184.451
1416大津 弘樹ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'29.230 1.063 0.172184.095
1564伊沢 拓也Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'29.589 1.422 0.359183.357

GT300クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Race 1 Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
12平良 響HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1'37.094--169.185
261山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'37.314 0.220 0.220168.802
37小林 利徠斗CARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH1'37.341 0.247 0.027168.755
4777チャーリー・ファグD'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1'37.373 0.279 0.032168.700
54片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'37.421 0.327 0.048168.617
66ロベルト・メルヒ・ムンタンUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH1'37.547 0.453 0.126168.399
765蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'37.565 0.471 0.018168.368
85塩津 佑介マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'37.590 0.496 0.025168.325
956ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'37.605 0.511 0.015168.299
1052吉田 広樹Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS1'37.801 0.707 0.196167.961
11666近藤 翼seven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH1'37.814 0.720 0.013167.939
1218小林 崇志UPGARAGE AMG GT3
Mercedes GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'37.898 0.804 0.084167.795
1320清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'37.983 0.889 0.085167.649
140小暮 卓史VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'38.016 0.922 0.033167.593
1511富田 竜一郎GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL1'38.089 0.995 0.073167.468
1626イゴール・オオムラ・フラガANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH1'38.125 1.031 0.036167.407
1760河野 駿佑Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL1'38.217 1.123 0.092167.250
1831オリバー・ラスムッセンapr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'38.249 1.155 0.032167.196
1945篠原 拓朗PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL1'38.285 1.191 0.036167.134
2087松浦 孝亮METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'38.290 1.196 0.005167.126
2162平木 湧也HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH1'38.427 1.333 0.137166.893
2296新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'38.726 1.632 0.299166.388
239阪口 良平PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'38.787 1.693 0.061166.285
24360荒川 麟RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'38.869 1.775 0.082166.147
2530織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI1'38.869 1.775 0.000166.147
2622加納 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'39.507 2.413 0.638165.082
2725佐藤 公哉HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'39.701 2.607 0.194164.761
2848井田 太陽脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'42.231 5.137 2.530160.683
Tags:

SUPER GT

第4戦富士レース1公式練習GT300 3戦ぶりに復帰のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがトップタイム

レース1公式練習: GT300クラストップタイムはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース1の公式練習が8月2日、静岡県小山町の富士すおいードウェイで行われ、GT300クラスは開幕戦岡山以来の参戦となったジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R)が1分37秒048でトップだった。

 開始から5分の時点でトップに立ったのは篠原拓朗(PONOS FERRARI 296)で1分39秒499。昨年までチームメイトだった蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)が1分40秒387で2番手につける。

 しかし小林利徠斗(CARGUY Ferrari 296 GT3)が5周目に1分37秒131でトップに立つと、山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分37秒438、ロベルト・メルヒ・ムンタン(UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)が1分37秒506と相次いで1分37秒台のタイムを記録。さらに10周目にはオリベイラが1分37秒048と1分36秒台に迫るタイムを叩き出し、結局これが混走、専有走行を通じてのトップタイムとなった。

 2番手は小林利徠斗、3番手にはメルヒがいずれも混走のタイムで続くこととなり、5番手の片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)、7番手の吉田広樹(Green Brave GR Supra GT)らが専有走行でタイムを上げてトップ10に食い込んできている。

レース1公式練習: GT300クラス2位は小林利徠斗(CARGUY Ferrari 296 GT3)

レース1公式練習: GT300クラス3位はロベルト・メルヒ・ムンタン(UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
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SUPER GT

第4戦富士レース1公式練習GT500クラス トップは坪井翔!!

レース1公式練習: GT500クラストップタイムは坪井翔(au TOM\'S GR Supra)

 2025オートバックス スーパーGT第4戦「富士GTスプリントレース」レース1の公式練習が8月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは坪井翔(au TOM'S GR Supra)が唯一の1分27秒代となる1分27秒977でトップだった。

 第4戦富士大会は土曜日と日曜日にそれぞれ予選と決勝を行う2レース制が採用された。スーパーGTとしては2010年から2013年にかけて開催されたノンタイトル戦の「富士スプリントカップ」が2レース制で行われたほか、2003年7月に行われたJGTC第4戦「Malaysian JGTC in Fuji Speedway」でも2レース制が採用されているが、スーパーGTのシリーズ戦としては今回が初めてとなる。

 これにより今大会はサクセスウェイトが0kgとされたほか、シリーズポイントもレース1、レース2それぞれで通常の半分のポイントが与えられることとなった。なおドライバーは事前に発表されたエントリーリストに従い、土曜日はレース1のドライバー、日曜日はレース2のドライバーのみが走行を許される。

 こうした中、レース1の公式練習は午前8時30分より混走40分間、専有走行各クラス10分間で行われた。この日の天候は晴れ。路面はドライ。心配された台風の影響もなく、気温は30℃、路面温度は35℃というコンディションでの走行となった。

 決勝レースが35周のスプリントということもあり、各車とも短いスティントでタイムアタックを繰り返す展開となる。

 まずは大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)が3周目に1分30秒146でトップに。大湯は4周目にも1分29秒396までタイムを縮めるが、5周目にはいると坪井翔(au TOM'S GR Supra)が1分28秒762を記録。これを阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分28秒421で上回ってトップに浮上、6周目には1分28秒280までタイムを縮めるが、坪井も8周目に1分28秒198を叩き出し、そのままトップで混走を終えた。

 2番手は阪口、3番手には大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が続いた。

 午前9時20分より行われた専有走行においても坪井の速さは変わらず、唯一の1分27秒台となる1分27秒977を記録してトップで公式練習を締め括った。

 混走2番手の阪口はタイム更新ならず。これに対して牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が1分28秒252で19号車のタイムを上回るが、チェッカー寸前に大湯が1分28秒190、さらにその直後に笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)が1分28秒173を叩き出し、笹原が2番手、大湯が3番手に割って入った。

 これにより公式練習はトムス勢が1-2、スープラ勢が1-2-3という結果となった。

 第4戦富士大会レース1の公式予選はこのあと午後0時10分より10分間のタイム予選形式で行われる。

レース1公式練習: GT500クラス2位は笹原右京(Deloitte TOM\'S GR Supra)

レース1公式練習: GT500クラス3位は大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Kazuhiro NOINE
Tags:

SUPER GT

第4戦富士レース1公式練習結果

■GT500クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Official Race 1 Practice Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
11坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'27.977--186.717
237笹原 右京Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'28.173 0.196 0.196186.302
338大湯 都史樹KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS1'28.190 0.213 0.017186.266
4100牧野 任祐STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS1'28.252 0.275 0.062186.135
519阪口 晴南WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'28.280 0.303 0.028186.076
639サッシャ・フェネストラズDENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'28.506 0.529 0.226185.601
716大津 弘樹ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'28.586 0.609 0.080185.433
83佐々木 大樹Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS1'28.601 0.624 0.015185.402
914大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'28.657 0.680 0.056185.285
1024松田 次生リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'28.672 0.695 0.015185.254
1123高星 明誠MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO
BS1'28.709 0.732 0.037185.176
1264伊沢 拓也Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'28.837 0.860 0.128184.909
1317小出 峻Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS1'28.848 0.871 0.011184.887
1412ベルトラン・バゲットTRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'28.996 1.019 0.148184.579
158野尻 智紀ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'29.132 1.155 0.136184.297

■GT300クラス

FUJI GT SPRINT RACE -RIJ- (2025/08/02) Official Race 1 Practice Weather:Sunny Course:Dry
2025 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
156ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'37.048--169.265
27小林 利徠斗CARGUY Ferrari 296 GT3
Ferrari 296 GT3
CARGUY MKS RACING
YH1'37.131 0.083 0.083169.120
36ロベルト・メルヒ・ムンタンUNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH1'37.335 0.287 0.204168.766
461山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'37.438 0.390 0.103168.587
54片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'37.520 0.472 0.082168.445
62平良 響HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1'37.524 0.476 0.004168.439
752吉田 広樹Green Brave GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉Green Brave
BS1'37.580 0.532 0.056168.342
865蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'37.653 0.605 0.073168.216
945篠原 拓朗PONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL1'37.758 0.710 0.105168.035
1060河野 駿佑Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL1'37.804 0.756 0.046167.956
1120清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'38.023 0.975 0.219167.581
120小暮 卓史VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'38.034 0.986 0.011167.562
13777チャーリー・ファグD'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1'38.091 1.043 0.057167.465
1487松浦 孝亮METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'38.245 1.197 0.154167.202
15666近藤 翼seven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH1'38.330 1.282 0.085167.058
1631オリバー・ラスムッセンapr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'38.377 1.329 0.047166.978
175塩津 佑介マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'38.416 1.368 0.039166.912
1826イゴール・オオムラ・フラガANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH1'38.452 1.404 0.036166.851
19360荒川 麟RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'38.565 1.517 0.113166.660
2011富田 竜一郎GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL1'38.579 1.531 0.014166.636
2118小林 崇志UPGARAGE AMG GT3
Mercedes GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'38.608 1.560 0.029166.587
2296新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'38.662 1.614 0.054166.496
2362平木 湧也HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH1'38.669 1.621 0.007166.484
249阪口 良平PACIFICアイドルマスターNAC AMG
Mercedes GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'38.855 1.807 0.186166.171
2530織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
MI1'39.184 2.136 0.329165.619
2625佐藤 公哉HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'39.374 2.326 0.190165.303
2722加納 政樹アールキューズAMG GT3
Mercedes GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'39.442 2.394 0.068165.190
2848井田 太陽脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'39.900 2.852 0.458164.432
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VITA筑波

第3戦筑波決勝ドライバーコメント 優勝・兒島弘訓「ちゃんとスタート練習しなきゃ」

優勝 兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 「スタートの失敗は思った以上にクラッチのミートポイントが手前でした。今週末スタート練習できていなかったので、それもあったかなと思います。ちゃんとスタート練習しなきゃな、と再確認できました。抜けない筑波ということで、1周目から前の西濱の様子を見て、コールド状態では僕の方がペースありそうだったので、第1ヘアピン、第2ヘアピンをクリアした段階で、向こうが苦労していそうな雰囲気だったので、最終コーナーで立ち上がり重視のラインを取れば1コーナーで抜けるかなと、そこは冷静に判断して抜くことができたと思います。スタートはちょっと反省しないといけないですが、オーバーテイクできたのはよかったなと思います」

2位 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

 「自分では(タイムペナルティを)理解していなかったのですが、最後までプッシュしてよかったと思います。スタートが決まったとはいえ違反を取られているので、あれが実力かはわからないですね。いったん前に行けたのですが、兒島さんの方がペースよかったので、上手にインを突かれて、後はついていくレースになりました」

3位 山本龍(お先にどうぞ☆VITA)

 「やっぱりエンジンが回っていないなという感触で、ちょっとずつ直線で離されている感じで。ま、しょうがないですね。もうちょっと西濱さんと兒島さんがずっとバトルしてくれれば、チャンスあるかなと思ったのですが、あっさり(西濱さんが)抜かれて(笑)、あとはジリジリ離される感じでした」

4位 大沢良明(ビーンズスポーツVITA)

 「いっぱいいっぱいでしたね。精進しないと、ここから上は行けないですね(苦笑)。コンディションというより腕の方が、前の人を抜かすにはけっこう頑張らないとだめですね。なんとなくはついて行けたのだけど、もうちょっと精進します」

5位 山口真(ユニバーサルツインVita)

 「エンジンが壊れたのですが、それをいたわりながら走って、最後までもっていくというレースでした。3周目あたりまではエンジン大丈夫で、4番手に追いつけそうだったのですが、エンジンからやばい音がし始めて、アフターファイヤみたいな音もして。パワーはちゃんと出ていたのですが、いつ壊れるかと心配だったので、エンジンをできるだけ回さずに、壊さずに走るようにコントロールしながら5位を死守できるように、頑張って終えたレースでした。厳しいレースでしたね、エンジンが壊れなかったら4番手も狙えたレースだったので、そこは悔しいです」

6位 中島正之(ビーンズスポーツ3年目VITA)

 「暑くて疲れて、後ろからおぎねぇさんにすごく突かれて、何度か抜かれそうになりましたが初入賞です。3年やって、今シーズン7位~7位と来ていましたが、レース人生初の6位入賞です。守り切って、だいぶ横に並びかけられて、2回ぐらいやられそうになったのですが、助かりました、頑張りました」

Text: Junichi SEKINE
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VITA筑波

第3戦筑波決勝 兒島弘訓がスタートで出遅れるも順位を取り返して優勝 開幕3連勝を飾る

優勝は兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 VITA筑波シリーズ第3戦決勝は7月27日(日)に行われ、ポールポジションからスタートの兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)がスタートで順位を落とすも2周目に挽回してトップに立ち、以後は危なげない走りで18周を走り切り優勝。開幕からのシリーズ連勝を3とした。

 第3戦決勝は12時10分にコースイン開始。依然として夏の厳しい日差しが照り付けており気温35.9度、路面温度にいたっては57.6度という猛烈な暑さだ。12台のVITAが15周または30分のレースに向けてコースインしたが、その中で予選11番手、今回が初のVITAレースだったWATANABE HARUYA(ELEVレーシングVITA01)がグリッドに向かわずピットロードに入り、そのままパドックに戻ってきてしまった。WATANABEのマシンは予選終了直後からカウルが外されメカニックの作業が直前まで続けられていた。チームの前田代表の話によると、予選中からスロットルが熱で動作不良を起こしていたそうで、応急処置を行ってグリッドに送り出したがトラブルが解消していなかったとのこと。残念ながらDNS(Did Not Start)ということになった。

決勝がスタートした

 レッドライトが消灯して11台がレーススタート。出足がよかったのがフロントロウ2番手の西濱康行(ETA白波ワークスVITA)。スタートからの加速でポールシッターの兒島に先行すると第1コーナーへ向けてトップで飛び込んだ。7兒島は2位に落ち山本龍(お先にどうぞ☆VITA)が3位を守り、4番手スタートの大沢良明(ビーンズスポーツVITA)と5番手スタートの佐藤考洋(TIPO ETA VITA01)がサイド・バイ・サイドで第1コーナーへアプローチ、イン側佐藤に対して大沢がアウト側から被せてターンイン、そのまま並走でS字に入ると大沢が前に。後方では6番手スタートの中島正之(ビーンズスポーツ3年目VITA)が第1コーナー手前で7番手スタートの山口真(ユニバーサルツインVita)のオーバーテイクを許してポジションを入れ替える。

 第1ヘアピンでは5位の佐藤がブレーキングで姿勢を乱してラインがワイドになり、そこへ山口がインから差しに行き並走。立ち上がりで山口が前に。佐藤は第1コーナーとこの第1ヘアピンでもバトル中に接触があった模様でマシンにダメージを負ったらしくこの周にピットイン、レースを終えてしまう。なおそれぞれの接触はレーシングアクシデントと判定された。

 トップに立った西濱だが兒島がリヤに張り付いてプレッシャーをかけている。バックストレートではテール・ツー・ノーズ状態となり、最終コーナーをタイトに旋回した兒島は西濱に並びかけてコントロールライン上では両車全くの同タイムで2周目へ。兒島は満を持してという感じで第1コーナーで西濱をオーバーテイク、トップの座を奪い返す。3位山本もそこから0.690秒差とまだチャンスを伺える位置につけている。

 トップに立った兒島は一気に西濱を突き放しにかかり、セクター1だけで0.4秒以上の差をつけると2周目を終えて0.640秒差。西濱の0.391秒後方には山本が迫り、以下4位大沢、5位山口、6位中島が続いている。3周目には兒島と西濱の差は0.656秒。一方3位山本は前を追うというより4位大沢から0.336秒差とプレッシャーがかかっている。

 5周目、2位を走行している西濱にスタート時のグリッド停止位置違反によりタイムペナルティ5秒追加が通知される。スターティンググリッドで僅かに前にはみ出していたもようだ。この段階でトップ兒島と2位西濱の差は1.014秒、3位山本そこから1.32秒差、4位大沢2.179秒差、5位山口3.521秒差、6位中島7.539秒差ということで、この時点で西濱は山口と中島の間、実質6位ということになる。

 兒島はその後も2位以下をじわじわと引き離し、7周目に2位の西濱に1.416秒差。8周目、9周目とその差は次第に広がり、10周目には西濱に2.606秒差、実質2位の山本に4.783秒差とする。5秒のペナルティを抱えた西濱は、現在は山口の前の5位ということになる。兒島は12周目には本日のファステストラップ、1分4秒304を叩き出して西濱に3.780秒の差、山本に7.113秒の大差をつけている。

 ここからの注目は西濱のリカバリーで、12周目には大沢に対し5.037秒のマージンで実質3位、14周目には山本に4.492秒差とギャップを築いてファイナルラップへ突入。まず兒島が最後までペースを緩めることなく独走でチェッカードフラッグの下を通過、続いて西濱が5.174秒の差でフィニッシュ。注目の山本と西濱のギャップは5.179秒になり、ペナルティの5秒が加算されても0.179秒の差で西濱が2位の座を守り切った。山本は3位。以下4位大沢、5位山口と続き、6位中島というトップ6となった。

 これで兒島はVITA筑波シリーズ3連勝、60ポイントを積み上げて2位39ポイントの山本に大差をつけて前半戦を終えた。第4戦は9月14日。兒島に死角はあるのか?

決勝2位は西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

決勝3位は山本龍(お先にどうぞ☆VITA)

決勝4位は大沢良明(ビーンズスポーツVITA)

決勝5位は山口真(ユニバーサルツインVita)

決勝6位は中島正之(ビーンズスポーツ3年目VITA)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Mizue NOINE
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VITA筑波

第3戦筑波公式予選ドライバーコメント ポールポジション・兒島弘訓「僕としては不完全燃焼」

ポールポジション 兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)1分3秒561

 「明らかに路面が熱いので、タイヤも序盤しかタイム出ないだろうなと思っていて、最初の5ラップでタイム出すことを目標に頑張りました。今回ZENKAIチームとしてダンパーを開発するようになりまして、それで新しいダンパーを入れたのですが、十分テストできていなくて。試作品ですが、まだ調整シロもうまくいっていなくて、クルマのバランスがかなりアンダーステアでまったく曲がらない状態になっていたので、僕としては不完全燃焼でしたね。それでもポールポジションを取れてよかったです」

2位 西濱康行(ETA白波ワークスVITA)1分3秒921(+0.360秒)

 「皆が整列する前にピットレーンがグリーンになって、バラバラにコースに出たので、その後ピットアウトするクルマと位置が被ってしまったりして、なかなかポジション取りが難しかったです。そこからはいいポジションを取れたので、自分のアタックに集中できました。決勝は前回よりも前のポジションからスタートできるので、できるだけ前について行こうと思っています」

3位 山本龍(お先にどうぞ☆VITA)1分4秒124(+0.563秒)

 「ちょっとエンジンが吹けないな、という感じで走っています。コンディションは普通に路面温度が高いなという感じです。エンジンの方はどうしようもないので、これで行くしかないかな(苦笑)、という事で」

4位 大沢良明(ビーンズスポーツVITA)1分4秒359(+0.798秒)

 「自分がちょっと乗り切れていなかったですね。それでもいっぱいいっぱいだったかなと思います。やっぱり後半はタイヤがもたない感じでした。そのあたりを調整するといっても無理だから、行けるところまで行って、最後タレてきたらだましだましいくしかない、という感じでした」

5位 佐藤考洋(TIPO ETA VITA01)1分4秒555(+0.994秒)

 「とにかく暑いので序盤しかタイム出ませんでした。トップからはやや離されていますが、前とは僅差なので、表彰台を目指したいです」

6位 中島正之(ビーンズスポーツ3年目VITA)1分4秒716(+1.155秒)

 「前のクルマについて行く感じで。前に合わせて走って同じくらいで走れて、うまく引っ張ってもらっていいタイムが出たのかな、というところです。この前練習来たときは1分5秒2とかだったので、タイヤが新品ということもありますが、夏場で1分4秒台に入れられたのはよかったです。初めて6位以内で、最初の年とかビリ争いしかしていなかったのが、やっと中段を走れるようになってきたというところです」

Text: Junichi SEKINE
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VITA筑波

第3戦筑波公式予選 兒島弘訓が大差でポールポジション獲得で3連勝に近づく。

ポールポジションは兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)

 VITA筑波シリーズ第3戦予選は7月27日(日)に開催され、開幕2連勝の兒島弘訓(ZR WINMAX VITA)が2番手に0.360秒の差でポールポジションを獲得した。

 15分間の予選は午前9時25分コースオープン。この時間ですでに気温32.2度、路面温度45.3度という厳しいコンディションだけにタイヤの内圧調整に各車余念がなかった。前戦優勝の兒島を先頭に12台がコースインして予選開始。ウオームアップ後の計測1周目から兒島が1分4秒404のタイムでトップに立つ。2番手山本龍(お先にどうぞ☆VITA)の5秒542、3番手西濱康行(ETA白波ワークスVITA)5秒942と続く。

 残り時間12分、兒島が1分3秒617と1分3秒台に入れる。2番手山本は4秒238、3番手には5秒214で並木海和(ViVa ETA VITA)が上がってくる。4番手中島正之(ビーンズスポーツ3年目VITA)5秒312、5番手には今回がVITAレースデビューのWATANABE HARUYA(ELEVレーシングVITA01)の5秒321、6番手山口真(ユニバーサルツインVita)の5秒353。トップ兒島が抜きんでているが、2番手から6番手までは1.115秒の差と接戦だ。

 残り時間10分、西濱が1分3秒921と1分3秒台に入れて2番手へ。山本も4秒124まで自己ベストを短縮するが3番手にドロップ。佐藤考洋(TIPO ETA VITA01)が4秒907、おぎねぇ(ORCワコーズVITA)が5秒250でそれぞれ5番手と6番手へとポジションアップ。佐藤はさらに4秒793までタイムを詰めて4番手へ。

 残り9分、それまで1分22秒台とマイペースだった大沢良明(ビーンズスポーツVITA)がいきなり4秒669をマークして4番手へ上がる。この間にトップ兒島はベストタイムを3秒561まで短縮。2番手西濱とは0.360秒の差だ。

 残り時間5分を切って中島が1分4秒716で8番手から6番手に浮上。トップ兒島はこれで限界と見たかピットイン。気温が高いため各車タイヤのピークが終わったか、ここからタイムを更新する車両は少ない。そんな中でタイムを上げてきたのが山口で4秒731、7番手にアップ。さらに残り時間3分、10番手土屋伊津季(ディープレーシングVITA)、11番手WATANABE、12番手内田美保乃(miiirukeVITA)がそれぞれ自己ベストを更新して15分間の予選は終了。

 ポールポジションは1分3秒361の兒島、0.360秒差の2番手に西濱、以下3番手山本、4番手大沢、5番手佐藤、6番手中島というトップ6となった。

 筑波VITAシリース第3戦決勝は12時20分スタート予定だ。

予選2位は西濱康行(ETA白波ワークスVITA)

予選3位は山本龍(お先にどうぞ☆VITA)

予選4位は大沢良明(ビーンズスポーツVITA)

予選5位は佐藤考洋(TIPO ETA VITA01)

予選6位は中島正之(ビーンズスポーツ3年目VITA)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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筑波・富士S-FJ選手権

第5戦筑波決勝ドライバーコメント 2位・津田充輝「走っている間にコツを掴んだ感じ」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

 「スタートは文句なしで、そのあと最初から飛ばすつもりだったのですが、路面温度が高くなってしまって。タイヤが後半きつくなるだろうなと思って、あまり飛ばさないでもいい具合で走れていたので、そこは良かったっです」

2位 津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)

決勝2位の津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)

 「出だしがあまりよくなかったのが、自分としては反省だと思っています。でもこういう季節で去年だったらそのままペースが下がりまくりだったと思うのですが、走っている間にコツを掴んだ感じです。次も暑いレースになると思うので、その時に今日の修正点を活かして、もう一度チャレンジしたら行けるかな、って気がします」

3位 切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)

決勝3位の切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)

 「レースだけに限らず、練習の段階からロガーとか見ている気になっていただけでした。もっと突き詰めるところがあったので、そこが甘かったと思います。今回も週末通じてずっとシフトに悩んでいたのですが、それも解決しないままレースになってしまいました。そこは次までに直したいと思います」

4位 相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)

決勝4位の相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

 「絶対前の内藤さんは抜くぞ、という気持ちで、スタートからサイド・バイ・サイドでしたが気合でぶち抜きました(笑)。そこは自分の思っていた通りにレースが決められたので、よかったです」

5位 畠山退三選手(Hobby base&zap)マスターズクラス優勝

 「運がよかったです。でもぜんぜん駄目ですね。ベストは出せていないので、次がんばります。セッティングがぜんぜん合わなくて、残念です」

7位→6位 池田悠亮(TOPRANKスーパーウィンズ)

決勝6位の池田悠亮(TOP RANKスーパーウィンズ)

 「予選をもっと上の順位からスタートしたかったのですが失敗してしまって。そこをもっと改善すれば決勝で上に行ける手ごたえはあったのですが。スタートしてみると全然いけなくて(苦笑)ちょっと耐えるレースになりました。それでも展開にも助けられての6位です。秋山選手をどうにかして抑えたかったのですが抑えきれなくて、そこが悔しいですね」

6位→10位 秋山健也(スーパーウィンズKKS2)※決勝終了直後のコメント

決勝10位の秋山健也(スーパーウインズKKS2)

 「(内藤との接触は?)完全に並びきれていなかったのですが、立ち上がりで急にインに入ってこられたので当たってしまいました。(終盤の池田とのバトルは?)ペースはこっちの方が速かったので、普通に抜ける状態でしたが、ブロックが厳しくて、なかなか前に出られなかったです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
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筑波・富士S-FJ選手権

第5戦筑波決勝 酒井翔太がチームメイトとのバトルを制してポール・ツー・ウイン ファーストガレージ勢がまたも表彰台独占

優勝した酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

 2025年JAF筑波・富士スーパーFJ選手権シリーズ地方権第5戦公式予選が7月27日(日)に筑波サーキットで行われ、酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)がポールポジションからホールショットを奪うと、チームメイトの津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)を終始寄せ付けず優勝を飾った。

 午前8時40分に終わった予選から短いインターバルで迎えた決勝は午前11時3分にフォーメーションラップ開始。18周もしくは30分間で行われる。気温はさらに上昇して33.9度、路面温度51.7度という熱さで、パドックに並べられたマシンはコックピットを陽にあてないよう、傘を置いたりカバーをかけたり、中にはムシロで覆っているチームもいた。全車グリッドに並んでレーススタート。

決勝がスタートした

 ポールポジションの酒井の蹴り出しがよく先頭を奪うと、2番手スタートの津田がそれに続く。3番グリッドの切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)に対して4番グリッドの内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)が迫り、第1コーナーでアウトから狙う素振りを見せるが切替が守る。3列目の相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)、畠山退三(Hobby base&zap)とグリッド順に続き、後方では9番グリッドからスタートの池田悠亮(TOPRANKスーパーウィンズ)の加速がよく、8番手スタートのMAKOTO MIZUTANI(HC桶川MRPYTTZAPED)にアウトから並びかけて第1コーナーへ。サイド・バイ・サイドで抜けるとがこちらもMIZUTANIが8位を守る。さらにバックストレートでは4位内藤と5位相田がテール・ツー・ノーズとなるが、ここも内藤が順位を守る。

 各所でバトルが展開したオープニングラップを終えてトップ酒井と2位津田は0秒859の差。3位切替は津田と0秒573の差でコントロールラインを通過。0秒120差とテール・ツー・ノーズ状態で2周目に入った内藤対相田のバトルは相田がダンロップコーナー出口でオーバーテイクに成功、4位に浮上する。さらに畠山も3周目に内藤を仕留めて5位へ上がりマスターズクラスのトップをキープ、クラス2位の秋山は7位だ。

 3周目を終えて酒井は津田に1秒287差と僅かずつギャップ拡げていく。3位切替はそこから1秒488差と2台のペースについて行けない。この周8位を走行のMIZUTANIがダンロップコーナー出口でコースオフ、池田と小笠原優人(ELEVレーシングS2制動屋)がそれそれ8位、9位へ順位を上げる。MIZUTANIはコースに戻るものの最下位にドロップ。

 酒井は6周目に59秒204、8周目に59秒169とファステストラップを更新し続け津田との差を1秒739まで拡げる。3位切替、4位相田と3~4秒のギャップでトップ4台は膠着状態。その中で5位畠山と6位内藤が接近、一度は前に出た畠山だが内藤も逆転のチャンスを狙っており、6周目は0秒190の差まで接近。その後も0.3~0.4秒程度の差で内藤がプレッシャーをかけ続けている。

 レースは10周目に入り後半戦へ。順位の変動はないものの、畠山を先頭にした5位争いには内藤に続いて秋山も接近。内藤をマスターズクラスの2台が挟んだ格好で、0秒456の差のワンパックで走行。この中でペースがいいのが秋山で、13周目の第1コーナーで内藤のインから仕掛けに行くが、コーナーのエイペックスで秋山のノーズと内藤の右リヤダイヤが接触、内藤が姿勢を乱してスピン。再スタートを切ったものの最下位まで順位を落としてしまう。秋山もポジションを落とし、池田が6位に順位を上げる。

 12周目、13周目とトップ酒井と2位津田は1.7秒前後の間合いを保ったまま走行。津田は59秒2~3のラップタイムで追走を続けているが、酒井も同様のペースでギャップを守り続けている。3位以下は切替、相田、畠山と続き、13周目の接触で池田の先行を許した秋山が再びペースを上げて14周目に0.170秒差まで接近、16周目のコントロールラインではサイド・バイ・サイドとなり同タイムで通過すると第1コーナーまでにオーバーテイクを完了。6位に順位を戻す。

 16周目、酒井はややペースを緩めたか、津田が1秒494と僅かにギャップを削り取る。17周目も1秒463の差としてファイナルラップへ。ここで津田は59秒164と酒井のタイムを上回る本日のファステストラップを出すが、時すでに遅く酒井が1秒412の差でチェカードフラッグを受けて優勝を決めた。2位津田に続いて3位切替は7秒以上の差、以下4位相田で5位畠山はマスターズクラスのトップとなった。6位フィニッシュの秋山だったが、13周目の内藤との接触でフィニッシュタイムに40秒加算というペナルティが課されて降着、10位というリザルトとなりマスタークラス2位は変わらず、これで7位フィニッシュの池田が6位に繰り上がった。

 暫定表彰式はメインストレート上、グランドスタンド前で行われ、酒井、津田、切替とファーストガレージ勢の3名が表彰台に登壇。トロフィーと賞金ボードが贈られたのちにノンアルコールのスパークリングファイトが行われた。

 今回の大会はJAF筑波・富士スーパーFJ選手権と共に、全国各地のサーキットで行われるスーパーFJジャパンリーグの第4戦にも位置付けられており、同シリーズ第1戦岡山、第2戦SUGO、第3戦オートポリスと酒井が3連勝しており今回の筑波で4連勝となった。今後もてぎ(2戦)」鈴鹿、富士と4レースが予定されているが、2位グループに19点の大差をつけており、次戦もてぎでの結果次第ではチャンピオン確定の目がある。

 一方筑波・富士シリーズの方はポイントリーダー津田85点に対して酒井が優勝で62点と接近、残りは3戦で予断を許さない状況。次戦は約2カ月のインターバルを置いて9月14日に筑波で開催される。

バトル

優勝は酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

決勝2位は津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)

決勝3位は切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)

決勝4位は相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

決勝5位は畠山泰三(Hobby Base & ZAP)

決勝6位は池田悠亮(TOP RANKスーパーウィンズ)

表彰式

ファーストガレージ勢が表彰台を独占

マスタークラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
Asako SHIMA
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筑波・富士S-FJ選手権

第5戦筑波決勝結果

筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2025/27) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
122酒井 翔太ファーストガレージ制動屋
MYST KK-S2
1817'51.378--
252津田 充輝ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
1817'52.790 1.412 1.412
351切替 悠喜ファーストガレージRSDS2
MYST KK-S2
1818'00.122 8.744 7.332
415相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1818'08.02416.646 7.902
538M1畠山 泰三Hobby Base & ZAP
MYST KK-S2
1818'14.31922.941 6.295
639池田 悠亮TOP RANKスーパーウィンズ
MYST KK-S2
1818'21.08229.704 6.763
78Makoto MizutaniHC桶川MRPYTT ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
1818'25.20133.823 4.119
872小笠原 優人ELEVレーシングS2制動屋
MYST KK-S2
1818'25.85334.475 0.652
92内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
1818'28.19836.820 2.345
10*3M2秋山 健也スーパーウインズKKS2
MYST KK-S2
1818'58.7761'07.39830.578
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 52 津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)59.164 (18/18) 124.434 km/h
  • CarNo. 3は、筑波サーキット一般競技規則第20条6.a(衝突行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
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筑波・富士S-FJ選手権

第5戦筑波公式予選ドライバーコメント ポールポジション・酒井翔太「序盤の3、4周でタイムを決めようと思っていた」

ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)58秒513

ポールポジションを獲得した酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

 「練習の時に比べて思っていたタイムが出なくて。練習からセットの変更もして、もうちょっといい方向に行くかなと思っていたのが、自分が思っていた方向に行かなかったので。それでもこの暑い中なんとかまとめられたのかな、とは思っています。序盤の3、4周でタイムを決めようと思っていたのですが、思ったより引きずってしまって、練習の時も4周目がベストとかだったので、序盤にタイヤのいいところを持っていきたかったのですが、そこはうまくできなかったのが反省ですね。(途中ピットインしていたが?)タイヤの圧があがってしまったのと、ちょっとセットが合っていない感じでそこの修正をしました」

2位 津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)58秒660(+0.147秒)

予選2位の津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)

 「かなり気温も高くなってきて、途中からはタイムが出ないなと予想はしていました。自分があまり得意ではないコンディションではありますが、やれることはやったかなと思います。決勝は 前回の富士の時も自分がスタートを失敗して前に行かれてしまったということがあるので、今回はちゃんと(スタートを)決めて酒井選手の前に出て、というレース運びにしたいです」

3位 切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)58秒940(+0.427秒)

予選3位の切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)

 「前日からシフトのトラブルがあったのが直り切っていなくて、その状態で昨日はみんなと同じようなタイムで走れていたのですが。予選になって、ポールポジションへの欲が出てしまって、セクター1で(シフト)ロックしてタイムロスした分を他の箇所で巻き返そうとして、それで全体的に、行き過ぎというか、それでタイヤも削ってしまいました。反省が多い予選でした」

4位 内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)59秒238(+0.725秒)

予選4位の内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

 「暑さでタイヤも人間もへたってきて、後半タイムを伸ばすのが厳しかったです。チャンスは何回かあったのですが、まとめきれずという感じでした。決勝に向けてマシンの調子はいいので、後は人間がどこまで詰められるかだと思います。前とちょっと(タイムの)開きがあると思うので、そこをもうちょっと。バトルもあると思うので負けニないようにがんばります」

6位→5位 相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)59秒378(+0.865秒)※予選終了直後のコメント

予選6位の相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

 「自分としてはもうちょっと上を目指したかったですが、セクター2がうまく行けなくて、そこが課題ですね。決勝は2ポジションぐらい上げて、4番手を目指して頑張りたいです」

7位→6位 畠山退三(Hobby base&zap)59秒624(+1.111秒)

 「秋山さんが後ろですか? それはヤバいな(笑)。調子がいまひとつなので、何とか抑えるようにがんばります。暑すぎますね、おじさんには堪えますよ」

5位→7位 秋山健也(スーパーウィンズKKS2)マスタークラストップ ※予選終了直後のコメント

予選5位、マスタークラスポールポジションの秋山健也(スーパーウインズKKS2)

 「けっこう暑くて、練習よりも暑い感じだったです。もうちょっと行けると思ったのですが、いまひとつ決まらなかったです。タイヤも後半グリップしなくなったので、前半のタイムを上回れなかったです。何とかスタートで(前に)行きたいと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
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筑波・富士S-FJ選手権

第5戦筑波公式予選 酒井翔太がポールポジションを獲得

ポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

 2025年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦公式予選が7月27日(日)に筑波サーキットで行われ、酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)がチームメイトの津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)を0.147秒差に退けてポールポジションを獲得した。

 ここまで津田2勝、酒井1勝でシリーズ前半のランキングは津田がトップ、追う酒井としては後半初戦となるこのレースでは津田の前でのフィニッシュがマストだ。筑波サーキットのある茨城県は梅雨明け以降いきなり真夏の猛暑となっており、午前8時20分の予選開始時刻で早くも気温31.8度。路面温度40.5度となっており、早めのタイムアタック合戦になることが予想された。津田を先頭に10台のスーパーFJがコースイン。20分間の予選が開始された。

 各車ウオームアップもそこそこに計測1周目から津田が59秒117を出してトップ。2番手酒井59秒489、3番手切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)59秒519とファーストガレージ勢の1-2-3。4番手相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)はまだ1分を切れない。津田は計測2周目に58秒894と早くも58秒台に入れてくる。切替が59秒361で2番手に上がるが、直後に酒井が59秒210で逆転、4番手にマスターズクラスの秋山健也(スーパーウィンズKKS2)の59秒587、5番手今回はゼッケン2をつける内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)が59秒855、6番手マスターズクラスの畠山退三(Hobby base&zap)1分0秒162と続いている。

 残り時間16分、酒井が58秒685でトップに立ち、津田も自己ベストを58秒849まで削るが2番手にダウン。切替59秒175と自己ベストを更新するも3番手変わらずで、内藤が59秒465で4番手に浮上する。

 酒井と津田は周回を重ねるごとにベストタイムを更新、津田が残り15分に58秒680のトップタイムを出すと残り13分に酒井が58秒591で再逆転。酒井は時折ラップタイムを2秒近く落とす周回があり、タイヤを休ませる戦術か。3番手切替は59秒036と58秒台が目前。それに続いて相田が59秒379で4番手に進出するが、直後に秋山が59秒316でひっくり返す。

 残り時間10分を切って予選も後半戦。酒井が58秒513までトップタイムを短縮。津田58秒660と0秒147の差。切替も58秒台に入れて58秒940。4番手秋山59秒222でマスターズクラスのトップ。5番手内藤59秒238、6番相田59秒379と続く。このあたりで各車タイヤのおいしいところが終わったかラップタイムは頭打ち。そんな中残り時間5分で自己ベストを短縮したのは小笠原優人(ELEVレーシングS2制動屋)で、1分0秒508から0秒288へとタイムを削り取る。さらに9番手までポジションを落としていた畠山が59秒624をマークして7番手へ、マスターズクラスの2番手だ。

 その後ポジションの入れ替わりは無く予選は終了。ポールポジションは酒井、2番手津田とは0.147秒の差。3番手切替はトップから0.427秒の差。以下4番手秋山、5番手内藤、6番手相田というトップ6となったが、秋山は走路外走行でベストタイムが抹消され、さらに2グリッド降格の裁定が下り、スターティンググリッドは7番手へ。これによって内藤がセカンドロウに上がり4番手、相田5番手となり、畠山がマスターズクラスのトップで6番手と3列目に並ぶことになった。

 決勝は午前10時55分コースイン予定。気温路面温度ともにさらに上昇が予定され、ドライバーもマシンも熱との戦いになる。

予選2位は津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)

予選3位は切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)

予選4位は内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

予選5位、マスタークラスポールポジションは秋山健也(スーパーウインズKKS2)

予選6位は相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

予選7位、マスタークラス予選2位は畠山泰三(Hobby Base & ZAP)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
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筑波・富士S-FJ選手権

第5戦筑波公式予選結果

筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2025/07/27) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
122酒井 翔太ファーストガレージ制動屋
MYST KK-S2
58.513--125.818
252津田 充輝ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
58.660 0.147 0.147125.503
351切替 悠喜ファーストガレージRSDS2
MYST KK-S2
58.940 0.427 0.280124.907
42内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
59.238 0.725 0.298124.278
53M1秋山 健也スーパーウインズKKS2
MYST KK-S2
59.316 0.803 0.078124.115
615相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
59.378 0.865 0.062123.985
738M2畠山 泰三Hobby Base & ZAP
MYST KK-S2
59.624 1.111 0.246123.474
88Makoto MizutaniHC桶川MRPYTT ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
59.722 1.209 0.098123.271
939池田 悠亮TOP RANKスーパーウィンズ
MYST KK-S2
59.758 1.245 0.036123.197
1072小笠原 優人ELEVレーシングS2制動屋
MYST KK-S2
1'00.288 1.775 0.530122.114
---- 以上基準タイム(130% - 1'16.315)予選通過 ----
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第4戦SUGO決勝ドライバーコメント 優勝・吉田馨「何も心配はなかった」

優勝 吉田馨(TAKE first kks-2)

優勝した吉田馨(TAKE first kks-2)

 「最初ちょっと(酒井に)近づかれたので、びっくりしたのですが。その後落ち着いて走れて、しっかりギャップを築けたのでよかったかなと思います。そこからは安定したラップを刻めるように集中していたので、何も心配はなかったです」

2位 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

決勝2位の酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

 「スタートは普通で、昨日みたいに前に出られる形ではなかったのですが。その後吉田選手と僕のペースが変わらなくて、近づきもしなければ離れもしない、みたいな展開で、乗っている側も楽しくなかったです。もうちょっと自分のペースがよければ抜けたレースだったなと思うのですが、そこは次の課題として、直していけたらなと思います」

3位 石井大雅選手(ファーストガレージ制動屋SII)

決勝3位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

 「表彰台といっても上位との差があるので、そこは悔しいところです。ペースというより最初の立ち上げのところが遅くて、それで離されてしまって、そこからつかず離れずという感じで仕掛けようがない距離まで行ってしまったので、そこが反省点です。次はもてぎになりますが、去年も表彰台に乗ったし、小田選手、酒井選手とも争えたので、今年もトップ争いができると思います」

4位 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)

決勝4位の中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)

 「昨日とはセットを大幅に変えて、乗りやすくなったのですが、まだコンマ2、3秒ペースが足りなくて、そこは自分がアジャストできていなかったと思います。石井君に対しては一時追いついて、また離されてという感じで、差が縮まらなくてレースが終わった感じなので、いろいろ反省点や課題が見つかったので、次のレースに活かしていきたいと思います」

5位 KODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS 2)

決勝5位のKODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS2)

 「またスタートでミスしてしまって、後ろに下がってから巻き返すという展開になってしまいました。5位で昨日よりひとつ順位は下がってしまったのですが、昨日は繰り上がりの4位、今日は実力で5位を取ることができたので、そこはいいレースだったかなと思います。(11周目のオーバーテイクは?)馬の背で、結構距離があったのですが、ここで行くしかない、という感じで飛び込んだ時は狙い通りに行けて気持ちよかったです」

6位 五十嵐文太郎(Drago CORSE)

決勝6位の五十嵐文太郎(Drago CORSE)

 「(最後のオーバーテイクは?)馬の背で、ちょっと相手のミスも多かったので抜けた感じです。(最後尾から抜きまくった?)タイム的にはもっと速く走れるはずですが、前との間合いとか、抜くのに1周かかってしまったりして、それで時間が無くなってしまったですね。もうちょっとスムーズに抜けていればよかったです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Junichi SEKINE
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第4戦SUGO決勝 魔物も手なずけたか吉田馨がSUGOを完全制圧、2戦連続のポール・ツー・ウイン

優勝は吉田馨(TAKE first kks-2)

 2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第4戦決勝が7月20日(日)にスポーツランドSUGOで開催され、ポールポジションからスタートの吉田馨(TAKE first kks-2)がホールショットを奪うと酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)からのプレッシャーに動ぜず12周のレースを走り切り優勝、第3戦に続いて連勝した。

 第4戦決勝は午前10時15分にフォーメーションラップ開始。前日の第3戦での各選手のベストラップでスターティンググリッドは以下のように決定された。なお第3戦失格の五十嵐文太郎(Drago CORSE)は嘆願により最後尾からの出走が許可された。

  • ポールポジション 吉田馨 1分27秒504
  • 2番手 酒井翔太 1分27秒595(+0.091秒)
  • 3番手 石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)1分27秒996(+0.492秒)
  • 4番手 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)1分28秒092(+0.588秒)
  • 5番手 KODAI YOSHIDA(T’s TECHNO RF KKS 2)1分28秒186(+0.682秒)
  • 6番手 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)1分28秒304(+0.800秒)
  • 7番手 小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)1分28秒447(+0.943秒)
  • 8番手 小野大地(RiNoA Racing project)1分28秒706(+1.202秒)
  • 9番手 三ツ井光輝(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)1分28秒975(+1.471秒)
  • 10番手 畠山退三(Hobbybace&zap-ED)1分29秒559(+2.055秒)ジェントルマンクラス
  • 11番手 松下彰臣(Abel HOSHO&PARM zap 10v ED)1分29秒669(+2.165秒)
  • 12番手 今瀬統哉(ALBIREX-RT GIAED)1分30秒270(+2.766秒)
  • 13番手 新渡戸歩(ZAP SPEED 10V ED)1分31秒504(+4.000秒)
  • 14番手 五十嵐 NO TIME

決勝がスタートした

 本日も朝から晴れたスポーツランドSUGOの気温は30.9度、路面温度早くも50.4度と容赦ない暑さの中、全車がグリッドにつきレッドライト消灯でレースがスタート。

 フロントロウの吉田と酒井が無難なスタートを切った後方で蹴り出しがよかったのが石井で、酒井の左サイドに並びかけるようにストレートを加速するが、第1コーナーでは酒井が前。4番手の中村の後方で、YOSHIDA、松原、小林の3台が5位を争って3ワイドで走る。第1コーナーに向けてインから松原、真ん中にYOSHIDA、アウトに小林と並んでターンすると競り勝ったのは小林で5位にポジションアップ。松原とYOSHIDAは引き続きサイド・バイ・サイドで第2コーナーへ飛び込むと続く第3コーナーで松原がアウト側にコースオフしかけて勝負あり。YOSHIDA6位で、松原は続く第4コーナーで三ツ井と小野のTeam RiNoA勢にも差されて9位までダウンするが、S字からの加速で小野からポジションを奪い返す。後方では最後尾スタートの五十嵐が早くも3台をかわして11位まで上がってバックストレートを通過。馬の背で畠山を仕留めて10位へ。

 前戦と同じくスタート直後の混戦を利して順位を上げた小林だが、レースペースにはやや厳しいものがあるのか、松原とのバトルを制したYOSHIDAが背後に迫って最終コーナーを立ち上がると、10%の急坂の加速でYOSHIDAが右サイドに並びかけて、コントロールラインでは0.038秒と僅かに前に出て、そのまま2周目の第1コーナーで小林のインからオーバーテイク、5位に返り咲く。6位に落ちた小林には三ツ井が張り付いていて、3台が連なって走行する。

 オープニングラップを終えてトップ吉田は酒井に0.334秒の差。3位石井はそこから0.575秒、4位中村0.585秒と第3戦より間合いが詰まった状態だ。5位グループでは6位に落ちた小林がそこから粘りをみせて、前の周のYOSHIDAと同じように最終コーナーからの立ち上がりで詰め寄るとコントロールラインまでに前に出て0.236秒の差で5位を取り戻す。YOSHIDAは加速が鈍かったのか三ツ井にも0.024秒差まで迫られて2周目を終了。

 3周目、吉田は1分27秒545と最速タイムで酒井との差を0.801秒にひろげる。3位石井、4位中村と続き、5位小林はYOSHIDAとのバトルの間に中村から3.338秒後方とやや離され、0.402秒差でYOSHIDA、0.192秒差で三ツ井と接近戦が続き、さらに三ツ井の0.413秒後方の8位には五十嵐が上がってきている。この集団から5周目になると小林が少し抜け出し、6位グループが形成されYOSHIDA~三ツ井~五十嵐~松原の4台が0.668秒差にひしめくワンパック状態に。

 7周目、トップ吉田と酒井の差は0.977秒、8周目には1.101秒と、吉田がジリジリと酒井を引き離していく。石井、中村は単独走行で5位小林は中村から6秒以上離されている。6位グループは8周目の第2コーナーで三ツ井がスピン大きく遅れてしまう。三ツ井は金曜日の練習走行、土曜日の第3戦予選/決勝とSPコーナーでコースアウトしてオイルパンをたびたび損傷、それでも今日の決勝は攻めていけと里見乃亜代表からハッパをかけられての6位グループでの走行であったが、YOSHIDAに仕掛けようとしてミスが出てしまったようで10位までドロップ。

 6位グループがバラけたことでYOSHIDAは前を行く小林の攻略に集中できるようになったか、8周目に0.529秒あった差を9周目に0.120秒とテール・ツー・ノーズ状態に持ち込み、10周目のストレートエンドで小林に勝負を挑むが第1コーナーでオーバーラン。すぐにコースに復帰したが小林に逃げられてしまい、五十嵐が0.379秒差と迫る。それでも諦めないYOSHIDAは11周目に入ると再度アタックを開始、バックストレートで小林に追いつくと馬の背で攻略に成功、5位に上がる。6位に落ちた小林に今度は0.162秒差で五十嵐が襲い掛かってファイナルラップに突入する。

 ファイナルラップ、トップを走る吉田は今回もダメ押しとばかりに最後にファステストラップを叩き出して締めくくるとトップチェッカー、前日に続く2連勝をポール・ツー・ウインで飾った。2位酒井とは1.141秒差、酒井も最後に自己ベストを出したが、吉田との差はスタートから縮まらないままで終わった。3位石井~4位中村とファーストガレージ勢が2位から4位を占めて5位にバトルを制したYOSHIDA、そして6位にはファイナルラップの馬の背でインから小林をかわした五十嵐が最後尾から這い上がってきた。

 1台出走のジェントルマンクラス、畠山退三(Hobbybace&zap-ED)は11位でフィニッシュした。

 もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第5戦は舞台をモビリティリゾートもてぎに戻して8月30日に行われる。シリーズはこれで4戦を終えて、酒井と吉田が2勝ずつ。シリーズポイント的には吉田が1戦欠場しているためまだ差があるが、有効ポイント制でもあり、シーズン当初に予想した酒井のワンサイドという構図は完全に崩れた。

1列縦隊

決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

決勝3位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

決勝4位は中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)

決勝5位はKODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS2)

決勝6位は五十嵐文太郎(Drago CORSE)

ジェントルマンクラス優勝は畠山泰三(Hobbybase&zap-ED)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第4戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/20) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 4 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16吉田 馨TAKE first kks-2
MYST KK-S2
1217'38.059--
222酒井 翔太ファーストガレージ制動屋
MYST KK-S2
1217'39.200 1.141 1.141
353石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
1217'41.627 3.568 2.427
457中村 ブンスームファーストガレージKKSII
MYST KK-S2
1217'44.544 6.485 2.917
52KODAI YOSHIDAT's TECHNO RF KKS2
MYST KK-S2
1217'54.24316.184 9.699
643五十嵐 文太郎Drago CORSE
MYST KK-S2
1217'54.78516.726 0.542
733小林 留魁アルビ新潟第一ホテルGIA ED
TOKYO R&D RD10V
1217'55.96217.903 1.177
814松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1217'56.46018.401 0.498
981小野 大地RiNoA Racing project
MYST KK-S2
1217'59.00320.944 2.543
1082三ツ井 光輝群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1218'02.18724.128 3.184
1138G1畠山 泰三Hobbybase&zap-ED
MYST KK-S2
1218'06.53828.479 4.351
1215松下 彰臣Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'15.73137.672 9.193
1336今瀬 統哉ALBIREX-RT GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1218'34.99556.93619.264
1418新渡戸 歩ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'41.5811'03.522 6.586
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 6 吉田馨(TAKE first kks-2) 1'27.490 (12/12) 147.576 km/h
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO決勝ドライバーコメント 4位・KODAI YOSHIDA「結果オーライということで」

(※松原以外はフィニッシュ直後の談話)

優勝 吉田馨(TAKE first kks-2)

優勝した吉田馨(TAKE first kks-2)

 「勝ててよかったです。途中ミスしたところもあるので、タイムを安定させて、もうちょっとぶっちぎりたかったです。もっとミスを減らして明日も頑張ります」

2位 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

決勝2位の酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

 「スタートで一度吉田君を抜けていけたのですが、その後の位置取りが悪くて、自分がコースアウトする形になってしまって。判断ミスといえば判断ミスですね。後半五十嵐選手を抜いた後も、ペースが変わらなくて。追いつきもせず離されもしない、みたいな展開だったので、自分の走りも含めて明日はクルマのセットも見直して、改善できるところを探してみたいと思います」

3位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

決勝3位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

 「いいスタートが決まって5番手に上がったのですが、ヘアピンで少し突っ込みすぎてリヤが浮いてしまって、それで小林選手に抜かれてしまいました。それがなかったら五十嵐君にはついて行けたのかなと思います。そこからすぐ挽回できたし、中村選手を抜けたのもいいペースがあったので、よかったです」

6位→4位 KODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS 2)

決勝4位のKODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS2)

 「ちょっと予選を失敗してしまって、8番手スタートという厳しいことになったのですが。それでも2台抜いて入賞圏内まで来られたというのはよかったと思います。スタートはいつも決められなくて、最初のクラッチミートはよかったのですが、そのあと4速に入れてしまって、回転が落ちてしまったのですが。ちゃんと挽回していいレースになったので結果オーライということで(笑)。明日こそ優勝とか表彰台とか目指して頑張りたいです」

7位→5位 小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)

決勝5位の小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIA ED)

 「(スタートは?)あれは自分としても決まって、前も詰まっていたので、うまいこと抜け出して4コーナーで抜いていけたのですが。そこからペースがあまりよくなくて(順位が)落ちていったのですが、6位以内で留まれてよかったです。スタートが得意というわけではないのですが、今日はいい感じでしたね」

8位→6位 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)

決勝6位の松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

 「まずはスタートで3台抜かれてしまって。スタートダッシュというよりはスタートした後が問題で、だいたいオープニングラップで順位を落として帰ってくるので、そこが一番の課題かもしれません。その後はタイヤの熱もあってなかなかペースが上がらなかったですが、それでも前のクルマよりはペースはよかったのですが、仕掛けられる場所が限られているのに、そこにうまく合わせられないで、違う場所で追いついてしまったり、とタイミングが悪く結局抜けなかったです」

4位→7位 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)

 「スタートで少しミスしてしまって、前の翔太君についていこうと思っていたのが離されてしまって。そこはいったん順位を守れたのですが、その後のペースがすごく悪くて、どんどん離されていったので、もっと改善しないといけないレースでした。決勝前にセットを大幅に変えたのですが、それが裏目に出たこともあって、クルマへのアジャストができた頃にはレースが終わってしまって、もうちょっと自分が(セットに)慣れていれば、上に行けた可能性のあるレースでした」

3位→失格 五十嵐文太郎(Drago CORSE)

 「スタートはよくて2番手に上がったのですが、ペースが上がらなくて(前に)離されてしまった感じです。(ペースが上がらなかった原因は?)僕は新品タイヤだったから、ペースには自信があったのですが、なぜ(ペースが)上がらなかったか、今はわからないです。今日これから(原因を)見つけます」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO決勝 吉田馨が2位以下につけいる隙を見せずにポール・ツー・ウイン

優勝は吉田馨(TAKE first kks-2)

 2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第3戦決勝が7月19日(土)にスポーツランドSUGOで開催され、ポールポジションから発進の吉田馨(TAKE first kks-2)がスタートでトップに立つと、12周のレースでそのまま首位を守って優勝した。

 午前中の予選に続いて行われる第3戦決勝は午後1時40分にフォーメーションラップ開始。土用の丑の日らしく気温はうなぎ上りで32度。路面温度58度という真夏のドライコンディション。第1コーナー側からスターティンググリッドに並ぶ14台のS-FJを眺めると、陽炎が立ってゆらいで見えるという。

決勝がスタートした

 14台すべてのマシンがグリッドに並び、12周もしくは30分間の決勝がスタート。ポールポジションの吉田に対して2番グリッドの酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)の蹴り出しがよく、吉田と並走で加速していく。吉田は酒井をけん制するように進路をやや右に寄せてから、一転ラインを左に変えて第1コーナーに向けてアウト側に位置取りする。そのままインに酒井、アウトに吉田で第1コーナーへ飛び込むとサイド・バイ・サイドで第2コーナーへ入り、酒井のノーズが僅かに前に出るが、吉田がアウトから抑え込んで、サイドが入れ替わる第3コーナーで一気に先行。ここで酒井がアウト側にラインを取ると3番手スタートの五十嵐文太郎(Drago CORSE)がインからノーズをねじ込んで第4コーナーへ飛び込む。酒井は姿勢を乱してアウト側の縁石を飛び出しそうになり、五十嵐の先行を許して3位にドロップ。

 後方では4位争いが激しく、スタート直後に4番グリッドの中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)、5番グリッドの松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)、6番手石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)、7番手三ツ井光輝(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)の4台が並んで加速。ここから三ツ井がアウト側に押しやられて遅れ、残る3台が3ワイドで第1コーナーへアプローチ。イン側の中村が前に出て石井~松原~三ツ井の順でターンイン。ここで松原がラインを乱してアウト側縁石まではらんで失速、三ツ井と小林留魁(るいさ)(アルビ新潟第一ホテルGIAED)に差される。9番手スタートだった小林は前を行く4位グループのバトルに割って入り、第4コーナーでは三ツ井のインからオーバーテイク、さらにS字手前で石井も仕留めて5位までポジションを上げる。S字を抜けてトップ吉田、2位五十嵐、3位酒井、4位中村、5位小林、6位石井の順でハイポイントコーナーへ。

 2位のバトルに乗じてトップ吉田はリードを拡げ5車長ほどの差をつけてダウンヒルストレートを通過。五十嵐と酒井はテール・ツー・ノーズ状態で、そこから1車長離れて中村。5位小林はストレートの伸びを欠いているようで中村から離され石井にプレッシャーをかけられている。

 オープニングラップを終えてトップ吉田と2位五十嵐の差は0.727秒。酒井は五十嵐のテールに張り付いて0.063秒差でコントロールラインを通過するとスリップストリームから抜け出しストレートエンドまでにオーバーテイクを完了。2位のポジションを奪い返す。4位中村は単独走行で、5位小林に石井が襲いかかり、コントロールラインまでに0.097秒差と並びかけると第1コーナーでインから仕留めて5位に浮上する。

 2位を奪回した酒井だが吉田のペースにはついて行けないようで、2周目1.130秒、3周目1.825秒、4周目1.992秒とじわじわギャップが拡がっていく。3位五十嵐も酒井に0.361秒→0.506秒→0.816秒と少しずつ離されていく。トップ3が膠着状態なのに対し緊張が高まっているのが4位中村と5位石井のファーストガレージ勢同士で、2周目に0.903秒だった差が3周目0.300秒と接近。中村に焦りが出たかレインボーコーナーでの走路外走行が警告される。5周目には石井が0.042秒差とロックオン。テール・ツー・ノーズ状態でコントロールラインを通過するとストレートエンドまでにオーナーテイクを終えて石井4位、中村5位と入れ替わる。

 オープニングラップに大立ち回りを演じた小林だがその後はやや苦しい戦いで、6位を守っているものの、7位KODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS 2)とは5周目で0.586秒の差、さらに序盤に順位を落とした松原もYOSHIDAと0.356秒差とすぐ背後につけている。6周目に小林とYOSHIDAの差は0.072秒となり7周目のセクター1で順位が入れ替わりYOSHIDAが6位に。

 トップ吉田のリードは7周目に2.249秒まで拡がり、酒井と五十嵐も1.938秒、そこから石井2.417秒、中村1.054秒、YOSHIDA1.600秒と上位はややバラけた展開に。それでも吉田はペースを緩めることなく1分27秒台で周回。酒井も27秒台で追うがその差は縮まらない。

 吉田は11周目に1分27秒504のファステストラップを出して、2位酒井に2.898秒の差をつけてファイナルラップに突入。ここでようやく吉田は僅かにペースを緩め、最後は28秒台でフィニッシュ。酒井はファイナルラップに自己ベストの27秒595を出し吉田との差を2秒以下に留めて2着でゴール。以下五十嵐3着、石井4着、中村5着、YOSHIDA6着という順にチェカードフラッグの下を通過した。

 しかしその後判定で順位が入れ替わり、まず中村が走路外走行複数回でレースタイムに10秒加算で5位→8位へ降着。そしてレース後の車検で五十嵐のマシンの最低地上高規則違反があり失格に。これにより石井が4位→3位、YOSHIDA6位→4位、小林7位→5位、松原8位→6位、中村8位→7位へとそれぞれ繰り上がりになった。1台出走のジェントルマンクラスの畠山退三(Hobbybace&zap-ED)は10位から9位に繰り上がった。

 なお第3戦の各選手の最速ラップで明日の第4戦のスターティンググリッドが決定され、吉田~酒井~石井~中村~YOSHIDA~松原というトップ6でスタートする。レーススタートは10時15分予定。吉田が再び逃げるか、酒井がそれを許さないか。いずれにしても厳しいレースが予想される。

決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

決勝3位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

決勝4位はKODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS2)

決勝5位は小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIA ED)

決勝6位は松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

ジェントルマンクラス優勝は畠山泰三(Hobbybase&zap-ED)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/19) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16吉田 馨TAKE first kks-2
MYST KK-S2
1217'40.644--
222酒井 翔太ファーストガレージ制動屋
MYST KK-S2
1217'42.551 1.907 1.907
353石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
1217'48.254 7.610 5.703
42KODAI YOSHIDAT's TECHNO RF KKS2
MYST KK-S2
1217'52.99312.349 4.739
533小林 留魁アルビ新潟第一ホテルGIA ED
TOKYO R&D RD10V
1217'54.13613.492 1.143
614松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1217'55.88415.240 1.748
7*57中村 ブンスームファーストガレージKKSII
MYST KK-S2
1218'01.10220.458 5.218
881小野 大地RiNoA Racing project
MYST KK-S2
1218'04.88424.240 3.782
938G1畠山 泰三Hobbybase&zap-ED
MYST KK-S2
1218'12.81032.166 7.926
1015松下 彰臣Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'15.84035.196 3.030
1136今瀬 統哉ALBIREX-RT GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1218'34.02753.38318.187
1218新渡戸 歩ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'49.5571'08.91315.530
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-82三ツ井 光輝群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
913'37.5263Laps3Laps
-*43五十嵐 文太郎Drago CORSE
MYST KK-S2
-失格--
  • Fastest Lap: CarNo. 6 吉田馨(TAKE first kks-2) 1'27.504 (11/12) 147.552 km/h
  • CarNo. 57は、国際モータースポーツ競技規則付則L項4.6.c(ピット出口のホワイトラインカット)により、訓戒とした。
  • CarNo. 57は、SUGO-SpR 23.4.2(走路外走行複数回)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 43は、JAF国内競技車両規則8.2.2.7(最低地上高)違反により、失格とした。
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO予選ドライバーコメント 3位・五十嵐文太郎「流れをつかんで、ここらへんで勝ちたい」

ポールポジション 吉田馨(TAKE first kks-2)1分26秒906 コースレコード

ポールポジションの吉田馨(TAKE first kks-2)

 「もうちょっとタイム伸ばして、後ろとタイム差をつけたかったのですが、想定よりタイムが伸び悩んだかな、という感じです。もっとダイム出る予定でした。決勝にむけて伸びしろもありますが、このタイムからもっと上げられればいいと思います」

2位 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)1分27秒012(+0.106秒)

予選2位の酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

 「昨日の練習のタイムを超すことが出来なかったです。昨日の最後のセットから変えたのですが、自分のミスでタイムが出なかったという印象です。今日の予選は涼しくてもうちょっと行けるかなと思ったのですが、ミスが多くて、1周をうまくまとめられなかったという感じです。決勝は(スタートで)前に出た者勝ちだと思うので、そこはしっかりチャンスを逃がさないようにがんばります」

3位 五十嵐文太郎(Drago CORSE)1分27秒245(+0.339秒)

予選3位の五十嵐文太郎(Drago CORSE)

 「練習から調子が悪くて、吉田選手が練習から速くて。もっとタイム差があったのですが、ニュータイヤ履いてちょっとタイム差を詰められたのでよかったとは思います。決勝はちゃんと前について行って、最後に抜いて勝ちたいと思います。(このところ好調?)レースが続いていて、表彰台も乗れたりしているので、流れをつかんで、ここらへんで勝ちたいです」

4位 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)1分27秒513(+0.607秒)

予選4位の中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)

 「途中でペースを上げられそうだったのですが、自分のミスが目立ってしまって、そこでクルマを安定させられずに立ち上がりとかロスしてしまって、それでも何とか絞り出したタイムだと思います。まだペースが足りないなと思う予選でした。自分もクルマももうちょっと改善しないといけないところなので、その両方をメカニックさん、エンジニアさんと話して決勝に向けてペースを上向きに、優勝に近づけるようにがんばります」

5位 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)1分27秒538(+0.632秒)

予選5位の松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

 「昨日の練習走行の時にニュータイヤをはいて、その時にセットを合わせきれなくて。今日もニュータイヤならこれだ、というセットじゃなくてあくまで予想のセットで走って、ちょっとアンダーや強かったな、という感じがして、最後伸びきれずに終わりました。決勝ではニュータイヤをおろして、さっきの予選で出たアンダーを消すように。明日の第4戦のグリッドもかかっているので、そのへんの対策もして、という感じです」

6位 石井大雅選手(ファーストガレージ制動屋SII)1分27秒566(+0.650秒)

予選6位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

 「昨日までまったく速いタイムを出すことができなかったのですが。ボチボチ、という感じですね。ヘアピンの後の立ち上がりでホイールスピンしてしまったので、そこが無ければコンマ1、2秒は上がったのかなと思います。五十嵐君までコンマ2秒くらいですがそれと近いタイムは出せると思うので、決勝はスタートを決めて(前に)ついて行ってチャンスがあれば狙っていきます」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO公式予選 3連勝を目指す酒井翔太に強敵! 吉田馨がレコードタイムでポールポジションを獲得

ポールポジションは吉田馨(TAKE first kks-2)

 2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第3戦公式予選が7月19日(土)にスポーツランドSUGOで開催され、吉田馨(TAKE first kks-2)が1分26秒906というコースレコードを叩き出してポールポジションを獲得した。

 前日に梅雨明けが宣言された宮城県に位置するスポーツランドSUGO。午前9時40分の予選開始時刻の気温は24.5度とまだ控えめだが日差しはすでに夏の強さで路面温度38度、これからさらに上昇が予想される。スーパーFJのエントリーは14台で、ジェントルマンクラスは畠山退三(Hobbybace&zap-ED)の1台のみ。ほとんどは今年のシリーズ開幕から出場している面々だが、加えて昨年の終盤2戦のみ出場した今瀬統哉(ALBIREX-RT GIAED)と今回初のS-FJ参戦の新渡戸歩(ZAP SPEED 10V ED)が名を連ねている。開幕戦で2位獲得の松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)を先頭にコースイン開始。20分間の予選が始まった。

 温度が高いためタイヤの発動も早いようで、計測1周目から早くも酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)が1分27秒676と、今年5月の第2戦決勝で酒井自身が出した27秒712というレコードタイムを破ってみせる、さらに残り時間15分15秒に吉田馨(TAKE first kks-2)が27秒223と酒井を上回るトップタイムをマーク。スポーツランドSUGOは昨年オフの路面改修でコンディションがよくなったということだが、ここからトップ争いはコースレコードをめぐる戦いに突入する。3番手は中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)の27秒948。中村は第2戦でポールポジションを獲得して以来SUGOに自信を持っているようだ。以下4番手石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)、5番手KODAI YOSHIDA(T’s TECHNO RF KKS 2)、6番手五十嵐文太郎(Drago CORSE)が28秒前半のタイムで続く。

 吉田は続く周回もセクター2、3でトップタイムを出して1分27秒082までレコードタイムを削り取る。残り時間13分35秒、三ツ井光輝(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)が28秒260で5番手へ浮上。今シーズンここまでやや精彩を欠いているTeam RiNoAだが、そろそろ復調か。 残り12分、酒井が27秒470と2番手タイムを更新、さらに27秒194まで自己ベストを上げて吉田に0.112秒の差と迫る。3番手に五十嵐が27秒778、以下中村27秒819、YOSHIDA27秒873、石井27秒912と続く。

 予選の折り返し直前の残り10分50秒。吉田はさらにタイムを詰めて1分26秒906とついに1分26秒台に突入。中村27秒660で五十嵐を上回り3番手へ浮上。石井も27秒797でYOSHIDAを追い落として5番手。そして残り時間9分20秒、そこまで7番手以下で鳴りを潜めていた松原が27秒587を出して3番手に躍り出る。中村4番手、五十嵐5番手、石井6番手。唯一のジェントルマンクラス畠山は28秒698で10番手。

 残り時間8分、五十嵐が1分27秒620で4番手へ。序盤からタイムを出していいただけに各車ペースダウンしたかに見えたが、残り6分40秒、酒井が27秒084と2番手タイムを更新。吉田とは0.178秒差だ。さらに中村も27秒513を出して3番手へ再浮上するが、残り4分を切って五十嵐が27秒399で中村を再逆転、石井も27秒556で5番手に上がり松原6番手までドロップ。

 残り1分20秒、三ツ井1分27秒589で7番手、小野大地(RiNoA Racing project)28秒542で10番手とTeam RiNoAが揃ってトップ10入りしてジェントルマンクラスの畠山は11番手へ。松下彰臣(Abel HOSHO&PARM zap 10v ED)12番手、今瀬13番手でルーキー新渡戸は30秒872で14番手。残り30秒、五十嵐27秒245も3番手変わらず、松原は27秒538とタイムを刻んで石井を逆転の5番手。

 チェカードフラッグが振られる直前に吉田はピットイン。一方酒井はこの周もタイムアタックを続け1分27秒012まで自己ベストを削ったが、0.106秒及ばず吉田のポールポジションが確定、酒井2番手。以下3番手五十嵐、4番手中村、5番手松原、6番手石井というトップ6で予選は終了した。

 第3戦決勝は本日午後1時40分スタート予定。開幕戦もてぎではポール・ツー・ウイン、第2戦SUGOでは吉田に4秒以上の差で2連勝してきた酒井に対してポールポジションの吉田がどんなレースを見せるか注目だ。

予選2位は酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

予選3位は五十嵐文太郎(Drago CORSE)

予選4位は中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)

予選5位は松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

予選6位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3、4戦SUGO注目選手インタビュー 新渡戸歩「満を持してのデビューです」

ルーキーの新渡戸歩(ZAP SPEED 10V ED )

 2025年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第3戦は、スポーツランドにて14台で争われるが、その中に1名、今回がレースデビューという選手がいた。

 18号車「ZAP SPEED 10V ED」をドライブする新渡戸(にとべ)歩は20歳の社会人ドライバーだ。初めのレースで予選を控えた新渡戸にショートインタビューを行った。

 ――これまでのモータースポーツ経験は?

 「公式レースの経験はないのですが、神奈川の『ガレージ茶畑』がやっている富士のカートレースに何戦か出て、優勝の経験があります」

 ――デビューに向けて練習はいっぱい積んだ?

 「2年ぐらいトレーニングを積んできましたので、満を持してのデビューです」

 ――SUGOでの事前練習はどうだった?

 「昨日と一昨日走って、初日はSUGOを走るのが初めてだったのでコースを覚えることと、自分でいけると思うところまで攻めた感じでした。タイムは1分37秒だったのですが、昨日の練習で31秒2まで詰めることができたので、今日のレースの中で、30秒とか29秒まで行けるように頑張りたいと思います」

 ――今後の予定は?

 「今年はこの後出場の予定はないのですが、来年はシーズン通してやる可能性があります。筑波富士シリーズを考えています」

 迎えた初の予選では公約通り1分30秒651をマーク。2レースともに猛暑の中きちんと完走した。本格参戦するという来年からの活躍を期待したい。

ルーキーの新渡戸歩(ZAP SPEED 10V ED )

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/19) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16吉田 馨TAKE first kks-2
MYST KK-S2
R1'26.906--148.567
222酒井 翔太ファーストガレージ制動屋
MYST KK-S2
R1'27.012 0.106 0.106148.386
343五十嵐 文太郎Drago CORSE
MYST KK-S2
R1'27.245 0.339 0.233147.990
457中村 ブンスームファーストガレージKKSII
MYST KK-S2
R1'27.513 0.607 0.268147.537
514松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
R1'27.538 0.632 0.025147.495
653石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
R1'27.556 0.650 0.018147.464
782三ツ井 光輝群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
R1'27.598 0.692 0.042147.394
82KODAI YOSHIDAT's TECHNO RF KKS2
MYST KK-S2
1'27.791 0.885 0.193147.070
933小林 留魁アルビ新潟第一ホテルGIA ED
TOKYO R&D RD10V
1'27.903 0.997 0.112146.882
1081小野 大地RiNoA Racing project
MYST KK-S2
1'28.455 1.549 0.552145.966
1138G1畠山 泰三Hobbybase&zap-ED
MYST KK-S2
1'28.460 1.554 0.005145.957
1215松下 彰臣Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'28.901 1.995 0.441145.233
1336今瀬 統哉ALBIREX-RT GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1'29.667 2.761 0.766143.993
1418新渡戸 歩ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'30.651 3.745 0.984142.430
---- 以上基準タイム(130% - 1'53.171)予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'27.712)を更新した。
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Forumula Beat

第9戦SUGO決勝ドライバーコメント 3位・KAMIKAZE「ブレーキを温存して走って、少し余裕があった」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「昨日と同様で、普通にスタートが決まって、そのあと自分のペースで走れたので優勝できたのだという感じです。金井さんが速いかなと思っていたのですが、ちょっとだけ僕の方がペースよかったので、後はミスなく走れたのがよかったと思います」

2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

決勝2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「中盤から少しペースが上がって、さぁ追いつけ、と思ったのですが、前半のペースが上がらないですね。ペースが上がるまでに(トップから)離されてしまったので、そのあたりは課題かなと思います。序盤に離されてしまうので、僕らの1年を通しての課題として、そこを克服できるように、いろいろ改良していきたいと思います」

3位 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)ジェントルマンクラス1位

決勝3位のKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

 「スタートで植田さんに(前に)行かれて、僕のタイヤがユーズドで条件よくなかったので(挽回は)無理かなと思ったのですが、腐らずに。チャンスが何回かあったので、1コーナーのアウトから(オーバーテイクに)行けました。ブレーキを温存して走って、少し余裕があったので、一発勝負で行けました」

4位 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)ジェントルマンクラス2位

決勝4位の植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

 「スタートがうまくいったので、前に出たのですが、もうちょっと(後ろを)引き離せればよかったのですが、できずでした。一緒(のグループ)になってからはちょっと届かなかったですね。でもちゃんと争えているので、よかったです」

5位  長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)ジェントルマンクラス3位

決勝6位の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「(待望の表彰台?)スタートはまたよくて、舩井さんに並んで、ちょっとだけ接触して舩井さんスピンしてしまって、申し訳ないと思ったのですが、レーシングアクシデントだと言ってもらえたので、喜んで表彰台にのぼります」

6位 舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)ジェントルマンクラス4位

決勝5位の舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

 「長嶋さんのタイヤが当たって、それで回ってしまって。そこから追い上げたのですが、長嶋さんまでは届かなかったですね。ちょっと残念です。(スピンからの挽回のペースはよかった?)必死で走りました(笑)」

Text & Photo: Junichi SEKINE
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Forumula Beat

第9戦SUGO決勝 酒井翔太がみちのくひとり旅 シリーズ7勝目をポール・ツー・ウインで飾る

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2025年Formula Beat(F-Be)地方選手権第9戦決勝は7月20日(日)にスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートの酒井翔太(ファーストガレージ FG108)がフロントロウの金井亮忠(チームNATS 正義 001)に付け入る隙を与えず15周を走り切って優勝した。

 土曜日の第8戦に続いて開催の第9戦のスターティンググリッドは第8戦決勝の各車の最速タイムで以下のように決定された。

  • ポールポジション 酒井 1分21秒322
  • 2番手 金井 1分21秒650(+0.328秒)
  • 3番手 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)1分23秒404(+2.082秒)
  • 4番手 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)1分23秒971(+2.649秒)
  • 5番手 舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)1分24秒230(+2.908秒)
  • 6番手 長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)1分24秒637(+3.315秒)
  • 7番手 渡邊義人(チームNATS エクシズWXR)1分24秒936(+3.614秒)
  • 8番手 杉山寛(ミスト☆菱洋商事株式会社)1分24秒974(+3.652秒)
  • 9番手 みきてぃ(LP・Shop kts24)1分25秒247(+3.925秒)
  • 10番手 松本隆行(SHOUEI☆ミスト)1分28秒531(+7.209秒)

 土曜日に続いて朝から晴れ渡ったスポーツランドSUGO。第9戦は午前9時15分フォーメーションラップ開始。昼過ぎにスタートだった第8戦より早い時間帯とはいえ気温はすでに30度、路面温度46.5度と夏の日差しにコースが焼かれている。本大会は2レースの為規定で2セットのタイヤが使用可能。フロントロウの酒井や金井はじめほとんどの選手が新品のスリックタイヤを履いている。

決勝がスタートした

 10台がグリッドに整列してレーススタート。ポールシッターの酒井を先頭に全車がきれいに発進。金井が酒井の背後で左右にチャンスをうかがうが、酒井は動ぜずポジションを守る。2列目で出足がよかったのが4番グリッドの植田で、第1コーナーに向けての加速でKAMIKAZEの右サイドに並びかける。植田は第1コーナーへの進入でKAMIKAZEのインから仕掛けてオーバーテイクに成功。3列目スタートの舩井と長嶋もサイド・バイ・サイドでターンインするが、イン側の長嶋が舩井の右リヤタイヤと接触。舩井が姿勢を乱してスピン。幸い後続車がうまく回避して、舩井は最下位から再スタート、レースに復帰した。長嶋もポジションを落として、5位渡邊、6位長嶋の順に。

 後方のバトルをよそにトップ酒井は2位金井に0.531秒の差でオープニングラップを終了。3位植田はそこから3.249秒離され4位KAMIKAZEとは0.627秒の差。以下渡邊~長嶋~杉山~みきてぃと続き、舩井は早くも松本を抜いて9位で、0.552秒差のみきてぃを追い上げる。

 2周目に早くも酒井はラップタイムを1分21秒台に入れて金井の差を1.249秒に開く。この2台のペースが突出しており、3位植田、4位KAMIKAZEは1分24秒台で走っていて、ギャップは早くも6秒以上に。オープニングラップの接触で最下位まで落ちた舩井はみきてぃも仕留めて8位。 3周目も酒井は1分21秒744で周回し金井と1.516秒差。金井も自己ベストの22秒011で走っているが、じわじわと酒井がリードを拡げていく。後方では5位の渡邊に長嶋が接近、並走でコントロールラインを通過すると0.006秒の差で、4周目の第1コーナーでオーバーテイクを完了。これで5位長嶋、6位渡邊。

 4周目も酒井がセクター1、3、4とベストタイムを出して1分21秒431と最速タイムを更新。金井との差は2.114秒に拡がる。そしていったんは1.4秒以上に拡大していた3位植田とKAMIKAZEのギャップが一気に詰まり0.919秒の差。さらに6周目には0.612秒差と、KAMIKAZEがヒタヒタと迫っている。この2台のバトルはジェントルマンクラスの優勝争いだけでなく、オーバーオールでの表彰台を賭けた戦いだ。7周目に両者の間合いはさらに詰まって0.210秒差。KAMIKAZEのラップタイムは植田より0.4秒ちかく速く、逆転は時間の問題か。

 酒井その後も最速ラップを更新し続けて、6周目に1分21秒360 9周目に21秒353をマークして金井との差を2.994秒まで拡大。金井は10周目に21秒344と酒井を0.009秒上回る最速タイムを出して気を吐くが、その差はわずかしか縮まらない。その25秒後方では0.2秒差で3位を争う植田とKAMIKAZEのバトルが続いており、9周目の第1コーナーでKAMIKAZEが植田のインを伺うそぶりを見せるが植田が抑える。さらに10周目のメインストレートでは0.081秒差とサイド・バイ・サイドで駆け抜けると第1コーナーではKAMIKAZEがアウト側から前に出てターン、大外刈りで3位の座を植田からもぎ取る。ジェントルマン同士のクリーンで見ごたえのあるバトルだった。最下位から挽回中の舩井は6周目に杉山を捕らえて7位、8周目に渡邊も料理して6位までポジションを戻す。前を走るのはオープニングラップで接触した長嶋だ。

 酒井の独走はその後も続き、12周目には1分21秒060と再度最速ラップを更新。さらにファイナルラップには20秒948という予選並みのファステストラップを叩き出して最後まで勢いが衰えていないことを見せつけて15周のレースをポール・ツー・ウインの完全制覇。2位金井はスタートから懸命に酒井を追ったがその影を踏むところまで近づくことはかなわず5.571秒の差でフィニッシュした。3位はベテラン同士のバトルを制したKAMIKAZEが入って表彰台を獲得、合わせてジェントルマンクラスの優勝も飾った。4位植田はクラス2位、舩井との接触がレーシングアクシデントと判定された長嶋が総合5位クラス3位、その接触から順位を挽回した舩井が総合6位クラス4位というトップ6となった。

 猛暑のレースで優勝した酒井も2位の金井も汗だくだったが、一番大変そうだったのは総合とジェントルマンクラスの両方で表彰台を獲得したKAMIKAZEで、フォトセッションではトロフィーを頭上に掲げるのも苦労するほどに疲弊していた。そしてノンアルコールのスパークリングファイトでは、金井が表彰台に登壇した時の恒例となりつつある、ピットクルーを務めたNATSの生徒たちがシャワーを浴びに先生に駆け寄る姿も見られた。

 F-Be第10戦は約一カ月のインターバルを置いた8月17日(日)にオートポリスで行われる。ここまで9戦で7勝を挙げた酒井がランキングを大きくリードしているがシリーズはまだ6戦ある。12戦の有効ポイントで競われるJAFシリーズ戦の行方はまだ予断を許さない。

優勝は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

決勝3位はKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

決勝4位は植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

決勝5位は舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

決勝6位は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
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Forumula Beat

第9戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/20) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 Formula Beat Round 9 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1520'27.799--
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1520'33.370 5.571 5.571
39G1KAMIKAZEファーストガレージ&Rd04W
SYNERGY RD04W
1521'08.04740.24834.677
411G2植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1521'16.05548.256 8.008
563G3長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1521'25.32357.524 9.268
63G4舩井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1521'29.1721'01.373 3.849
70G5渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-III
1521'33.5051'05.706 4.333
833G6杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
Dallara F307
1521'34.0301'06.231 0.525
922G7みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1521'48.2061'20.40714.176
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
-76G-松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
34'55.75812Laps12Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 1'20.948 (15/15) 159.502 km/h
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Forumula Beat

第8戦SUGO決勝ドライバーコメント 6位・長嶋重登「金井先生と植田さんのプレッシャーに負けた」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「スタートの時にスーパーFJの感覚でシフトノブを探しにいってから『これパドルシフトだった』と初心者みたいなミスをしてしまいましたが、その後のペースは悪くなかったので、よかったっです。明日は新品タイヤが残っているので、それを考えたら期待できるのかな、というふうには思っています」

2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

決勝2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「スタートはいつもどおりうまく決まって。(序盤は)ごちゃごちゃしているので落ち着いて、少しずつ確実に抜いて行こう、ということで。まわりと接触したりとかそういう迷惑かけることをしないように、確実な走りで追い上げました。トラブルは完全に解消されていると思うので、明日は2番グリッドだと思うので、トップに仕掛けられるようにがんばります」

3位 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)ジェントルマンクラス1位

決勝3位のKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

 「目標にしていたこと(クラス1位)が達成できたので、よかったです。コンディションはクルマにはいいですが、人間が暑くてタレちゃって(苦笑)。チェッカー目指して走っていましたが、クルマのポテンシャルはもっと高いと思います」

4位 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)ジェントルマンクラス2位

決勝4位の植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

 「(スタートは?)僕は普通に出たと思うのですが、周りが、長嶋さんと舩井さんがうまくて。差されるとちょっと苦しかったです。それでもクラス2位で、よかったと思います。また明日(第9戦)あるので、がんばります」

5位 舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)ジェントルマンクラス3位

決勝5位の舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

 「植田さんまではちょっと無理でしたね。植田会長のプレッシャーでミスしてしまいました。残念です」

6位 長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)ジェントルマンクラス4位

決勝6位の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「4着ですか(苦笑)。スタートがよくて前を抜かしたのですけどね。ミスが多くてやられてしまいました。金井先生と植田さんのプレッシャーに負けて(ブレーキを)ロックしてしまいました」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
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Forumula Beat

第8戦SUGO決勝 酒井翔太がポール・ツー・ウイン、最後尾スタートの金井亮忠が序盤にオーバーテイクショーを演じるも届かず2位

優勝は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2025年Formula Beat(F-Be)地方選手権第8戦決勝は7月19日(土)にスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートの酒井翔太(ファーストガレージ FG108)がオープニングラップから後続をちぎって15周を走り切り優勝した。

 梅雨明け翌日のスポーツランドSUGOは朝から気温がどんどん上昇し、12時15分のフォーメーションラップ開始時点で気温31度、路面温度56.5度という厳しいコンディション。走る前からスリックタイヤが溶け出すのではないかというくらい熱いグリッド上では少しでもドライバーに涼をとらせようと小型扇風機やハンディファンが活躍している。決勝は15周もしくは30分で争われるが、朝の予選で赤旗の原因となり予選タイムが抹消された金井亮忠(チームNATS 正義 001)は最後尾から出走が認められ、10台(うちジェントルマンクラス8台)がレースをスタートした。

レースがスタートした

 スタートでジャンプアップしたのはその金井で、レッドライト消灯と同時に鋭い蹴り出しで前方のマシンに襲い掛かり、ピットウォールぎりぎりに寄せて加速。第1コーナーまでに3台を仕留めて7位に上がる。ポールシッターの酒井は無難なスタートでフロントロウに並んだKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)を抑えてホールショットを奪う。3番手スタートの植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)に対して4番グリッドの舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)と5番グリッドの長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)が並びかけてストレートを加速。3ワイドで第1コーナーに飛び込むとイン側の舩井が3位に浮上、真ん中の長嶋が4位を確保し、アウト側の植田は競り負ける格好で5位に後退する。

 金井の勢いはとどまることがなく、第2コーナーで渡邊義人(チームNATS エクシズWXR)をオーバーテイクして6位。予選後のコメントで「後ろから金井先生が来るので少しでも絡みたい」と言っていた渡邊だったが邂逅は僅かな時間だった。さらに第3コーナー出口で植田のインを差して5位、上り勾配のS字で長嶋の背後につけるとハイポイントコーナー進入でインから仕留めて4位までポジションを上げる。

 トップ酒井はKAMIKAZEに対して早くも2.151秒のリードでオープニングラップを終了。KAMIKAZEと3位舩井は0.939秒の差。さらに金井が舩井に0.334秒差まで迫り2周目に入るとストレートエンドで舩井をロックオン。第2セクターで前に出て3位まで進出する。6位まで落ちた植田だが長嶋とは0.536秒差で追走しており挽回のチャンスを伺う。

 2周目の酒井は1分22秒654と早くも後続の予選タイムより速いペースでぐいぐいと引き離しにかかり、2位KAMIKAZEとは4.495秒の差。3位に上がった金井は0.426秒差とKAMIKAZEを射程に捕らえると、3周目のハイポイントコーナーでインから攻略。ついに2位まで順位を上げる。

 4周目、酒井はこの周1分21秒871まで最速ラップを更新。追う金井もセクター2、3と最速タイムを出し1分22秒103でこの周を終えるが、セクター4でも最速を出した酒井は21秒871とこれを上回り金井との差を6.222秒までひろげる。3位KAMIKAZEは2台のペースについて行けず酒井から10秒以上離される。5周目も酒井がセクター1で最速タイムを出すと金井がセクター2、3でタイムを出して応酬するが、コントロールラインに戻ってくると6.308秒差と僅かだがギャップが拡大する。この周のセクタータイムを比較すると、セクター1で酒井が0.233秒のゲイン。セクター2と3で金井が0.318秒、0.080秒を挽回しているが、最終コーナーからメインストレートにかけての10%の急こう配があるセクター4で酒井の方が0.426秒速く、金井はここで差をつけられている。

 酒井は6周目1分21秒768、さらに8周目21秒724とハイペースで金井との差を7.084秒まで拡大する。3位KAMIKAZEは19秒以上の差があるがジェントルマンクラスのトップ。以下4位舩井と5位植田の0.672秒差、6位長嶋と7位渡邊0.768秒差とジェントルマンクラスの戦いが厳しい。9周目に植田がセクター3で舩井を攻略、総合4位、ジェントルマンクラスの2位に上がる。

 トップを走る酒井は手綱を緩めることなく9周目1分21秒500、10周目には21秒322とこの日のファステストラップをマークするとようやく僅かにペースダウン。金井は7秒以上に開いた差を12周目6.562秒、14周目6.141秒と削り取るがすでに勝負あったという状態で、酒井は一度もその座を脅かされることなく15周を走り切ってフィニッシュ。優勝を飾った。2位金井は酒井にこそ手が届かなかったが最後尾スタートからここまで挽回して、予選後の短いインターバルでマシンを修復した生徒たちに報いた。3位KAMIKAZEは酒井からは37秒差と大差をつけられたがジェントルマンクラス優勝、以下4位植田がクラス2位、5位舩井がクラス3位、6位長嶋がクラス4位という結果になった。

 なお第8戦決勝の各選手のベストタイムが明日第9戦のスターティンググリッドを決めることとなっており、ポールポジションが酒井、2番手金井、以下KAMIKAZE~植田~舩井~長嶋~渡辺~杉山~みきてぃ~松本隆行(SHOUEI☆ミスト)という順になった。

 F-Be第9戦は明日7月20日(日)にスポーツランドSUGOで開催。第8戦をぶっちぎった酒井に死角はあるのか。今度はフロントロウからスタートする金井がどう挑むか注目だ。

金井亮忠とKAMIKAZEの争い

決勝2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

決勝3位はKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

決勝4位は植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

決勝5位は舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

決勝6位は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro SEKINE
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Forumula Beat

第8戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/19) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 Formula Beat Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1520'37.423--
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1520'43.673 6.250 6.250
39G1KAMIKAZEファーストガレージ&Rd04W
SYNERGY RD04W
1521'14.75837.33531.085
411G2植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1521'18.29940.876 3.541
53G3舩井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1521'23.15745.734 4.858
663G4長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1521'33.59356.17010.436
70G5渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-III
1521'35.92458.501 2.331
822G6みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1521'41.4241'04.001 5.500
9*33G7杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
Dallara F307
1521'43.8221'06.399 2.398
1076G8松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1421'08.1921Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 1'21.322 (10/15) 158.769 km/h
  • CarNo. 33は、SUGO SpR 33.1(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
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Forumula Beat

第8戦SUGO公式予選ドライバーコメント 2位・KAMIKAZE「この暑さに負けないように走るのが大事」

ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージFG108)1分20秒729(コースレコード)

ポールポジションを獲得した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「それなりな感じで走っていたので、最後、ちょっとずつベストな部分が出た(結果のレコードタイム)かな、という感じです。『ミスしたな』という部分もなかったのでよかったのかなと思います」

2位 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)1分22秒968(+2.239秒)ジェントルマンクラス1位

予選2位のKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

 「繰り上がりで2番手、ジェントルマンではトップになれました。クルマもだいぶよくなってきて、後はこの暑さに負けないように走るのが大事ですかね、それに尽きると思います」

3位 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)1分23秒209(+2.480秒)ジェントルマンクラス2位

予選3位の植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

 「(コースインが遅かったが?)。前(のセッション)にラジアルタイヤのクルマが走っていたので、皆さんにコースを奇麗にしてもらってから出ようかと思って(笑)。調子は悪くないですね。最後一番いいタイムアタックの時に前に詰まってしまって、そこでもやめましたが。あれがなければ、トップはちょっと無理かもしれないですが、ジェントルマンクラスのトップとはいい戦いになったかな、と思いながら走っていました。決勝は明日の第9戦のグリッドも決まるので、タイヤを何でいくかをちょっと悩んでいます(笑)」

4位 舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)1分23秒564(+2.835秒)ジェントルマンクラス3位

予選4位の舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

 「ちょっとペースが掴めなかったですね。昨日の占有走行ではちょっとクルマが故障して走れなかったので、その分慣れるのに時間がかかって、いまいちなタイムでした。決勝は植田選手に負けないように(笑)がんばります」

5位 長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)1分23秒926(+3.197秒)ジェントルマンクラス4位

予選5位の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「途中赤旗が出たので、ちょっとリズムが狂っちゃいました。でも1分23秒台に入って自己ベストなので、決勝は頑張りますよ。スタートで頑張ります。(上位も近い?)植田さん23秒2で0.7秒の差は大きいので、とりあえず舩井さんです。クラスで表彰台に上がるには1台抜かないといけないので」

6位 渡邊義人(チームNATS エクシズWXR)1分25秒070(+4.341秒)ジェントルマンクラス5位

予選6位の渡辺義人(チームNATSエクシズWXR)

 「クルマがどんどんよくなっていますね。今年パドルシフトにしたのですが、前戦までシフトがうまく入らなくて、まともに走れなかったのですが、今週になってパドルも改良されてきました。あとフロントウイングを新たに3枚ウイングにして、それですごくバランスがよくなった。SUGOにマッチしている感じで、どんどん速くなっているので、決勝に向けて楽しみです。(後ろから金井先生が来るが?)そこは少し遊んでいってもらおうかなと思っています(笑)」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA
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Forumula Beat

第8戦SUGO公式予選、酒井翔太がコースレコードでポールポジション

ポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2025年Formula Beat(F-Be)地方選手権第8戦公式予選は7月19日(土)にスポーツランドSUGOで行われ、酒井翔太(ファーストガレージFG108)がただ一人1分20秒台にタイムを入れてポールポジション獲得した。

 前日に梅雨明けが宣言された東北南部にあるスポーツランドSUGO。朝からすっきりと晴れ渡り、F-Be第8戦の予選開始時刻の午前9時時点で気温24度。路面温度34.8度と絶好のドライコンディション。今回のSUGOラウンドでは第8戦、第9戦の2レースが行われるが、まずは予選で第8戦のスターティンググリッドを確定。第9戦のグリッドは第8戦決勝の各車のベストラップによって決定される。メタリックオレンジの長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)を先頭にコースイン開始。25分間の予選がスタートした。

 各車ウオームアップを終えて残り時間20分を切ったあたりからタイムアタックを開始。まずは残り19分に酒井が1分23秒716のタイムでトップに出る。2番手は金井亮忠(チームNATS 正義 001)の23秒826。金井のチームは日本自動車大学校(NATS)の生徒が授業の一環としてメカニックやエンジニアを務めており、今年度の生徒にとってはもてぎでの第5戦以来の2レース目となり、動きにも落ち着きが出てきた感がある。この2台の他は全員ジェントルマンクラスでの参戦で、クラストップの総合3番手にKAMIIAZE(ファーストガレージ&Rd04W)の25秒146。さらに4番手みきてぃ(LP・Shop kts24)、5番手舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)、6番手長嶋と続く。

 酒井はトップタイムを1分21秒571、21秒422と更新し続け、2番手金井とは0.273秒の差。3番手KAMIKAZEはこの二人から大きく水をあけられて24秒598。このタイミングでピットに待機していた植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)がコースイン。10台すべてがコース上で走行する。

 残り14分を切って酒井はセクター1、セクター3、4と最速タイムを刻んでコントロールラインを通過すると1分20秒908のコースレコードを叩き出す。金井も21秒361まで自己ベストを短縮するが酒井とは0.453秒の差がある。3番手KAMIKAZEはこの二人から2秒以上離され23秒417。残り12分30秒、一人遅れてコースインした植田が24秒196で4番手へ浮上。そして第2セクターで最速タイムを出していた金井がピットインする。金井によるとトラブルではなく微調整だったとのこと。

 残り時間10分を切って予選は後半戦。酒井はベストタイムを更新して1分20秒849、さらに残り時間5分に20秒729までレコードタイムを削り取る。ここで金井が最終コーナー出口でストップ。コースのイン側にマシンを停めてしまう。これによってコースは赤旗が提示。予選は中断となる。金井によると電気系統のトラブルでシステムがシャットダウンしてしまい、再始動できなかったとのことだ。

 金井の車両はすみやかに移動されて午前9時27分から残り時間3分58秒で予選が再開。長嶋とみきてぃの2台のみがコースイン。その他の選手はタイムアップが無理とみたかピットにとどまり予選はそのまま25分が経過して終了となった。

 ポールポジションはレコードタイムを0.543秒も削り取った酒井。赤旗の原因となった金井はそれまでのタイムが抹消されたためタイムなし。2番手にはKAMIKAZEがつくことになり酒井とフロントロウに並びジェントルマンクラスのトップ。3番手植田、4番手舩井がセカンドロウ。3列目は5番手長嶋、6番手渡邊義人(チームNATS エクシズWXR)と、それぞれジェントルマンクラスの2位~5位に該当、というトップ6となった。

 F-Be第8戦決勝は本日12時15分スタート予定。ライバル不在となってしまった酒井が今回も無双状態になるのか。それとも夏のSUGOの魔物に足元をすくわれるような事態があるのか。カギを握るのは最後尾スタートの金井かもしれない。

予選2位はKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

予選3位は植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

予選4位は舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

予選5位は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

予選6位は渡辺義人(チームNATSエクシズWXR)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
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Forumula Beat

第8戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/19) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 Formula Beat Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
R1'20.729--159.935
29G1KAMIKAZEファーストガレージ&Rd04W
SYNERGY RD04W
1'22.968 2.239 2.239155.619
311G2植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1'23.209 2.480 0.241155.168
43G3舩井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1'23.564 2.835 0.355154.509
563G4長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1'23.926 3.197 0.362153.843
60G5渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-III
1'25.070 4.341 1.144151.774
733G6杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
Dallara F307
1'25.394 4.665 0.324151.198
8*22G7みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1'25.469 4.740 0.075151.065
976G8松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1'27.324 6.595 1.855147.856
---- 以上基準タイム(130% - 1'46.993)予選通過 ----
-*72金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
deleted---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'21.272)を更新した。
  • CarNo. 72は、SUGO-SpR 28.4(赤旗原因車両)により、タイムを無効とした。
  • CarNo. 22は、ブリーフィング指示違反(赤旗再開後青旗提示前のファストレーン進入)により、訓戒とした。
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SUPER FORMULA

第7戦富士決勝 太田格之進、逆転で今季3勝目を飾る

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の決勝が、7月20日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、2番グリッドからスタートした太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が、終盤トップに立ち、そのまま逃げ切って優勝を飾った。

 2位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、3位には第6戦優勝の坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が入った。

 スタートからポールポジションの坪井が先行し、太田が1秒以内の差で追い、その後方には、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、少し離れて牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が続き、トップ2車も両者の攻防だけに集中するわけにはいかない緊迫した展開が、レース中盤まで続いた。

 レースが大きく動いたのは17周目。13コーナーで、13位を走っていた野中誠太(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)の左フロントタイヤが外れ、野中がコースサイドに車両を停めたことで、セーフティカー(SC)が導入された。

 これにより、上位のほとんどのクルマが、義務となっているタイヤ交換のためにピットに次々に滑り込んだ。

 この思いがけない展開になったことで、トップに立ったのは、7周目にすでにタイヤ交換を済ませていた岩佐。ギリギリながら、ピットからコースに戻った坪井の前に出ることに成功し、坪井、太田、佐藤らを従えて、SCランを続ける。

 25周目にリスタートとなると、岩佐は摩耗したタイヤで坪井らを抑えてトップを死守。そして、岩佐と坪井がバトルを繰り広げる間に太田も迫り、さらに佐藤もトップグループに加わるという大混戦の見ごたえあるレースとなった。

 31周目、太田が1〜2コーナーで坪井を捕らえて2位に浮上すると、勢いそのままに33周目には同じ1コーナーで岩佐も攻略し、ついにトップに躍り出た。

 トップグループの中では太田の速さは際立っており、その後は2位岩佐との差を開いて、41周のレースを走りきって、今季3勝目のチェッカーを受けた。

 2位には、不利なタイヤで坪井を抑えきった岩佐が入った。4位は31周目に佐藤をかわしたベテラン小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)。以下、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)、SCランのピットアウト時にコースを外れてしまった佐藤はプラス5秒のペナルティで6位だった。

 なお、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)は、中団に埋もれたまま、12位でレースを終えた。

 第8戦は、8月9〜10日、スポーツランドSUGOで行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI

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第7戦富士決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
16太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
411:06'12.813--
215岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
411:06'19.940 7.127 7.127
31坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
411:06'20.760 7.947 0.820
47小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
411:06'20.971 8.158 0.211
537サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
411:06'23.09610.283 2.125
6*64佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
411:06'27.25814.445 4.162
739大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
411:06'31.71518.902 4.457
83山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
411:06'32.52619.713 0.811
95牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
411:06'33.24620.433 0.720
1014大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
411:06'33.99421.181 0.748
1138阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
411:06'34.53721.724 0.543
1216野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
411:06'35.49022.677 0.953
1319オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
411:06'37.10024.287 1.610
1420高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
411:06'37.51524.702 0.415
1528小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
411:06'39.44426.631 1.929
164ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
411:06'41.23628.423 1.792
1750小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
411:06'46.10633.293 4.870
18*65イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
401:06'49.6661Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 36 Laps)完走 ----
-12三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
331:06'56.7038Laps7Laps
-10ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
311:06'50.02710Laps2Laps
-29野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1623'15.85125Laps15Laps
-8福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1116:27'32.00030Laps5Laps
  • Fastest Lap: 小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23) 1'24.673 (18/41) 194.003 km/h
  • CarNo. 64は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(SC中のオーバーラン)により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 65は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(SC中の追突行為)により、タイムペナルティー10秒を科した。
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第7戦富士公式予選 王者・坪井翔がポールポジション獲得

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の予選が、7月20日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、昨日の第6戦で優勝を飾った坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)がポールポジションを獲得した。

 昨日の第6戦では、ディフェンディングチャンピオンの坪井が、完璧なレースで野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)の無限コンビを抑えて完勝。明けた日曜日の第7戦は、再び坪井対無限コンビの構図となるのか、もしくはダンディライアン勢の巻き返しはなるのか。注目の予選を迎えた。

■Q1グループA

 午前10時10分から行われたグループAは、岩佐のアタックから始まった。路面温度が上がり、タイムは1分23秒412と昨日より上がらない。岩佐は2周連続してアタックし、2周目は1分23秒285に上げてきた。

 この岩佐を上回ったのが、昨日の第6戦予選で10位だった佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)。昨日からの修正が良い方向に出ているようだ。

 3位に食い込んできたのが、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)。昨日はQ2進出はならなかったが、坪井の優勝に刺激を受け巻き返してきた。

 4位以下は、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)がQ2進出。

 第6戦で6位入賞し、今季限りで引退を発表した大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)は8位で通過はならなかった。

 順位:佐藤-岩佐-フェネストラズ-小林-牧野-阪口/山下-大嶋-三宅-高星-小高

■Q1 Bグループ

 Bグループは、坪井と野尻の勝負が注目されたが、坪井は1分23秒359と意外に伸びずに5位、野尻は1分23秒117で2位と、やや明暗が分かれた。

 巻き返してきた太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が1分22秒036でトップ。野尻、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、坪井、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)までがQ2進出となった。

 予選でも速さを示しつつあるJuju(HAZAMA ANDO Triple Tree SF23)は、2周続けてアタックを行い1分24秒306。昨日に続いて9位と奮闘した。

 順位:太田-野尻-大湯-フラガ-坪井-福住/小出-ラスムッセン-Juju-オサリバン-野中

■Q2

 Q2進出のチームの内訳は、ダンディライアン、KCMG、無限、トムス、セルモ、ナカジマが各2台ずつとなり、1台体制のチームの進出はならなかった。

 Q2で明暗が分かれたのが坪井と野尻。野尻のタイムは1分23秒194と7位。この順位でも野尻としては不本意だが、さらに最終コーナーで走路外走行の判定が下され、12位にドロップ。厳しい位置からのスタートとなった。

 一方、坪井は最後から二番目にアタックを行い、そこまでトップだった佐藤の1分23秒095を破り、唯一22秒台に入る1分22秒940をマークして、昨日逃したポールポジションを獲得。最後にアタックした太田も1分23秒021で2位に食い込んだ。

 順位:坪井-太田-佐藤-大湯-岩佐-小林-フラガ-フェネストラズ-牧野-阪口-福住-野尻

 チーム無限の二人がグリッド3列目以下になり、太田がフロントローに並ぶなど、昨日とはかなり異なるグリッドとなった。決勝ペースの良い坪井に誰が挑むのか、決勝の展開が楽しみだ。

 決勝は、本日、午後3時15分から41周で争われる。

Text&Photo: Shigeru KITAMICHI

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第7戦富士公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/20) Weather: Fine Course: Dry
2025 SUPER FORMULA Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
11B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'23.3591'22.940
26B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.0361'23.021
364A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.2731'23.095
439B大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.2201'23.145
515A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.2851'23.155
67A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.5251'23.164
765Bイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.3271'23.218
837Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.3541'23.251
95A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.6401'23.301
1038A阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.6501'23.395
118B福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.4111'23.464
1216B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.1171'37.948
---- 以上Q2で決定 ----
1350B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'23.515
143A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.661
1519Bオリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'24.066
1614A大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'23.670
1710BジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'24.306
1812A三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'24.029
194Bザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'24.437
2020A高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'24.159
2128A小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'24.286
---- 以上予選通過 ----
-29B野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'29.602
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SUPER FORMULA

第7戦富士ノックアウトQ2結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/20) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'22.940--198.056
26B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.021 0.081 0.081197.863
364A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.095 0.155 0.074197.687
439B大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.145 0.205 0.050197.568
515A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.155 0.215 0.010197.544
67A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.164 0.224 0.009197.523
765Bイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.218 0.278 0.054197.395
837Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.251 0.311 0.033197.317
95A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.301 0.361 0.050197.198
1038A阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.395 0.455 0.094196.976
118B福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.464 0.524 0.069196.813
1216B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.94815.00814.484167.709
Tags:

SUPER FORMULA

第7戦富士ノックアウトQ1結果

Aグループ

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/20) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 7 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
164佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.273--197.264
215岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.285 0.012 0.012197.236
337サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.354 0.081 0.069197.073
47小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.525 0.252 0.171196.669
55牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.640 0.367 0.115196.399
638阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.650 0.377 0.010196.375
---- 以上Q2進出 ----
73山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.661 0.388 0.011196.350
814大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'23.670 0.397 0.009196.328
912三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'24.029 0.756 0.359195.490
1020高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'24.159 0.886 0.130195.188
1128小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'24.286 1.013 0.127194.894
---- 以上基準タイム(107% - 1'29.102)予選通過 ----

Bグループ

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/20) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 7 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
16太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.036--197.827
216野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.117 0.081 0.081197.635
339大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.220 0.184 0.103197.390
465イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.327 0.291 0.107197.137
51坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'23.359 0.323 0.032197.061
68福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.411 0.375 0.052196.938
---- 以上Q2進出 ----
750小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'23.515 0.479 0.104196.693
819オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'24.066 1.030 0.551195.404
910ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'24.306 1.270 0.240194.847
104ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'24.437 1.401 0.131194.545
---- 以上基準タイム(107% - 1'28.848)予選通過 ----
-29野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'29.602 6.566 5.165183.331

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