全日本F3選手権第3戦は26日、オートポリスで決勝を行い、ポールポジションからスタートした井口卓人(TOM'S)が一度もトップを譲ることなく開幕から3戦連続ポールトゥウインを飾った。
予選終了前から降り出した雨も間もなくやみ、午後になるとオートポリス上空には薄日も漏れ始めた。しかし、風は相変わらず強く吹いている。13時、16台のF3マシンがフォーメーションラップにスタートした。
ポールポジションの井口卓人(TOM'S)は無難なスタート。その後ろのカルロ・ヴァン・ダム(TOM'S)はスタートをミス。素晴らしいスタートを切ったのは、予選3位の国本京佑(TOM'S)。井口に並びかけるが、1コーナーで両車が絡み国本は押し出されるようにコースアウト。再スタートを切るも後方集団に埋もれてしまった。バン・ダムは、ケイ・コッツォリーノ(NOW)、嵯峨宏紀(ル・ボーセ)にもパスされ4位に落ちた。
トップに立った井口は一人旅、このまま悠々とトップを走りつづけ難なく開幕から3連勝を飾った。
4位に落ちたバン・ダムは追撃を開始。レース中盤にようやく1コーナー立ち上がりで嵯峨を捕らえ3位に上がる。そして、2位のコッツォリーノを追うが、1秒差まで追い詰めたところでチェッカー。順位を一つ上げたに止まった。
ナショナルクラスは、ポールの山内英輝(TOM'S)がスタートをミス。さらに1コーナーでの混乱でコースアウトし最後尾に落ちてしまった。これでトップに立ったのが安岡秀徒(ル・ボーセ)。2位に上がってきたのはアレキサンドラ・インベラトーリ(PTRS)。しかし、安岡はヘアピンでミスしてコースアウトし、レースを失ってしまった。
一方、最後尾に落ちた山内は猛然と追撃を開始。異次元の速さで次々と順位を回復。ついには2位まで上がったがチェッカーでジ・エンド。3位には開幕戦優勝の松下昌輝が入った。
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
mini-MAX 2&4 FESTA 2008 -RIJ- (2008/04/26) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 3 オートポリス 4.674 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 37 | C | 井口 卓人 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 14 | 23'58.247 |
| 2 | 33 | C | ケイ・コッツォリーノ | 広島トヨタ・ダラーラF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 14 | 2.942 |
| 3 | 1 | C | カルロ・ヴァン・ダム | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 14 | 3.949 |
| 4 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 14 | 12.242 |
| 5 | 7 | C | 山本 尚貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 14 | 13.856 |
| 6 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20V | 14 | 14.513 |
| 7 | 8 | C | 中山 友貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 14 | 21.645 |
| 8 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 14 | 47.374 |
| 9 | 38 | N | 山内 英輝 | TDP SPILIT F307 | DALLARA F306 | 3S-GE | 14 | 47.854 |
| 10 | 36 | C | 国本 京佑 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 14 | 48.630 |
| 11 | 18 | N | 松下 昌輝 | EBBRO AIM 307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 14 | 1'00.072 |
| 12 | 19 | N | ザヒール・アリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 14 | 1'00.544 |
| 13 | 5 | N | 永瀬 貴史 | 日本ケミファ F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 14 | 1'01.428 |
| 14 | 74 | N | 桜井 基樹 | エクシード F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 13 | 1 Lap |
| -------- 以上規定周回数 ( 12 Laps ) 完走 -------- |
| - | 63 | N | 安岡 秀徒 | ピンクリボン・ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 8 | 6 Laps |
| - | 2 | C | 中嶋 大祐 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F308 | MF-204C | 5 | 9 Laps |
- Fastest Lap(C): CarNo.37 井口卓人(TOM'S) 1'41.597 (2/14) 165.619km/h
- Fastest Lap(N): CarNo.30 山内英輝(TOM'S) 1'44.765 (10/14) 160.611km/h
- 井口卓人(第3戦ポールポジション)
-
「昨日の午後のセッションで走り初めからクラッシュしてしまい、流れが悪いかなと思ってたんですけど、頑張って自分の走りをすることができ1番と2番のポジションが獲れたことは嬉しいです。今日の第3戦は前に誰もいないので、視界もいいし気持ちよく走れば絶対に優勝できると思います。明日のコンディションも考えて今日のレースを作って行きたいですね。雨のレースになっても、雨のテストではトップタイムを獲っているので、結構自信はあります。早い段階から速く走れると思います」
- カルロ・ヴァン・ダム(第4戦ポールポジション)
-
「ご覧のようにとても難しい予選でしたが、自信はありました。ずっとクルマも速かったんですが、タイミングがちょっと合わなくて、もう一度タイムを出すチャンスがありませんでした。でも、両戦ともフロントローですし、今回は2連勝できるんではないかと思います。雨も降ってきましたが、気にはなりません。もてぎのテスト以来好調なのは秘密ですけど、まぁ、チームワークがいいのといろんなセッティングを試した結果ということですね」
- 山内英輝(ナショナルクラス第3,4戦ポールポジション)
-
「練習から調子が良くて、クルマのバランスもいいですね。チームも必死にやっていますし、自分も一生懸命走るだけなんで、自信を持って走ってたのがこの結果になったんだと思います。風の影響がすごくありました。予選直前にバイクが走っていたので路面の状況も悪かったですが、2セット目のニュータイヤの時には昨日の状態と変わりませんでした。2戦連続ポールトゥウインの完璧なレースをしたいですね」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本F3選手権第3戦・第4戦は26日、オートポリスで予選を行い、開始当初から終始予選をリードしたカルロ・ヴァン・ダム(TOM'S)が第4戦のポールポジションを獲得した。しかし、セカンドベストタイムで争われる第3戦は、好タイムを揃えてきた井口卓人(TOM'S)がポールポジションに着くこととなった。
オートポリスで開催される全日本F3も今年で3年目。過去2年間は8月に開催されていたが、今回はGW期間中の4月末開催。このため、路面温度も低く練習から全日本選手権クラスの各車はコースレコードを上回るタイムを叩き出し、予選もハイレベルな争いが期待された。
10時20分、オートポリス上空は厚い雲に覆われ、かなりの強風が最終コーナーから1コーナーにかけて吹き荒れるなか、30分間の予選が始まった。開始20分は全日本選手クラスクラス、ナショナルクラス混走、最後の10分間は全日本クラス占有となる。
開始早々、カルロ・ヴァン・ダム(TOM'S)が早くもコースレコードとなる1'41.365でトップに着けると、さらに1'41.165とタイムを伸ばす。2位には井口卓人(TOM'S)が1'41.241で続き、3位には国本京佑(TOM'S)といつものTOM'S勢が予選をリード。
そして、全日本クラスはほぼ全車がピットイン。ニュータイヤに履き替え、占有となる最後の10分間の勝負が始まる。ここでも、ヴァン・ダムがさらにタイムを1'40.150まで伸ばし、ポールを確定。2位には僅かの差で井口が入り、3位にはやはりTOM'Sの一角国本がつけることとなった。予選終了直前に小雨が降り出したが、趨勢に影響はなかった。
全日本選手権クラスがいったんピットインした後はナショナルクラスの占有走行状態。ここでトップに立ったのはやはりTOM'Sの山内英樹。クラス2位の安岡秀徒(ルボーセ)を1秒近く離すぶっちぎりのタイムで3、4戦ともナショナルクラスのポールポジションを決めた。
第3戦決勝は本日26日13時より14周で、第4戦は明日28日13時より20周で争われる。
Text & Photo: Yoshiori OHNISHI
mini-MAX 2&4 FESTA 2008 -RIJ- (2008/04/26) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2008 All Japan F3 Championship Round 4 オートポリス 4.674 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | C | カルロ・ヴァン・ダム | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'40.150 | - | - | 168.01 |
| 2 | 37 | C | 井口 卓人 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'40.263 | 0.113 | 0.113 | 167.82 |
| 3 | 36 | C | 国本 京佑 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'40.832 | 0.682 | 0.569 | 166.88 |
| 4 | 33 | C | ケイ・コッツォリーノ | 広島トヨタ・ダラーラF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'41.166 | 1.016 | 0.334 | 166.32 |
| 5 | 8 | C | 中山 友貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | R1'41.208 | 1.058 | 0.042 | 166.26 |
| 6 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'41.420 | 1.270 | 0.212 | 165.91 |
| 7 | 7 | C | 山本 尚貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | R1'41.486 | 1.336 | 0.066 | 165.80 |
| 8 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20V | R1'41.488 | 1.338 | 0.002 | 165.80 |
| 9 | 2 | C | 中嶋 大祐 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F308 | MF-204C | R1'41.549 | 1.399 | 0.061 | 165.70 |
| 10 | 38 | N | 山内 英輝 | TDP SPILIT F307 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'42.639 | 2.489 | 1.090 | 163.94 |
| 11 | 63 | N | 安岡 秀徒 | ピンクリボン・ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 1'43.632 | 3.482 | 0.993 | 162.37 |
| 12 | 19 | N | ザヒール・アリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'43.865 | 3.715 | 0.233 | 162.00 |
| 13 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'43.869 | 3.719 | 0.004 | 162.00 |
| 14 | 5 | N | 永瀬 貴史 | 日本ケミファ F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'44.401 | 4.251 | 0.532 | 161.17 |
| 15 | 18 | N | 松下 昌輝 | EBBRO AIM 307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 1'44.770 | 4.620 | 0.369 | 160.60 |
| 16 | 74 | N | 桜井 基樹 | エクシード F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'47.307 | 7.157 | 2.537 | 156.81 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'50.456 | 10.306 | 3.149 | 152.34 |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'42.257)を更新した。
mini-MAX 2&4 FESTA 2008 -RIJ- (2008/04/26) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2008 All Japan F3 Championship Round 3 オートポリス 4.674 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 37 | C | 井口 卓人 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'40.697 | - | - | 167.10 |
| 2 | 1 | C | カルロ・ヴァン・ダム | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'40.785 | 0.088 | 0.088 | 166.95 |
| 3 | 36 | C | 国本 京佑 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'41.086 | 0.389 | 0.301 | 166.46 |
| 4 | 33 | C | ケイ・コッツォリーノ | 広島トヨタ・ダラーラF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'41.296 | 0.599 | 0.210 | 166.11 |
| 5 | 8 | C | 中山 友貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | R1'41.347 | 0.650 | 0.051 | 166.03 |
| 6 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'41.463 | 0.766 | 0.116 | 165.84 |
| 7 | 7 | C | 山本 尚貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | R1'41.565 | 0.868 | 0.102 | 165.67 |
| 8 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20V | R1'41.628 | 0.931 | 0.063 | 165.57 |
| 9 | 2 | C | 中嶋 大祐 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F308 | MF-204C | R1'41.649 | 0.952 | 0.021 | 165.53 |
| 10 | 38 | N | 山内 英輝 | TDP SPILIT F307 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'42.686 | 1.989 | 1.037 | 163.86 |
| 11 | 63 | N | 安岡 秀徒 | ピンクリボン・ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 1'43.797 | 3.100 | 1.111 | 162.11 |
| 12 | 19 | N | ザヒール・アリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'43.923 | 3.226 | 0.126 | 161.91 |
| 13 | *20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'44.288 | 3.591 | 0.365 | 161.35 |
| 14 | 18 | N | 松下 昌輝 | EBBRO AIM 307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 1'44.775 | 4.078 | 0.487 | 160.60 |
| 15 | 5 | N | 永瀬 貴史 | 日本ケミファ F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'44.840 | 4.143 | 0.065 | 160.50 |
| 16 | 74 | N | 桜井 基樹 | エクシード F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'47.481 | 6.784 | 2.641 | 156.55 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'50.941 | 10.244 | 3.460 | 151.67 |
- セカンドベストタイム順で予選順位を決定した。
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'42.257)を更新した。
- CarNo.20は、2008年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第28条1.により第3戦のみグリッドを1グリッド降格とする。
ARTA NSX(R.ファーマン/伊沢拓也組)が3位表彰台を獲得

2008年4月13日(日)
決勝
会場:岡山国際サーキット(3.703km)
天候:予選/晴れ 決勝/曇り時々雨
気温:18℃(14:00現在)
路面温度:27℃(14:00現在)
決勝レース:82周(303.646km)
コースコンディション:決勝/ドライ
観客:2万9000人(主催者発表)
4月13日(日)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットにおいて2008 オートバックス SUPER GT第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の決勝レースが開催された。
開幕戦鈴鹿ラウンドでのHonda NSX-GT勢は、レギュレーションによるウエイトハンデの影響により苦戦を強いられた。しかし、この第2戦はNSX-GTが得意とするコーナーリング重視のサーキットであり、ライバル勢も開幕戦の成績により特別性能調整のウエイトハンデが課せられたために、拮抗した激しい戦いが予想された。
12日(土)に開催された公式予選において、NSX-GTは予選1回目の上位10台で決勝グリッドが争われるスーパーラップに全車5台が出場した。スーパーラップにおいて、昨年の岡山ラウンド覇者である#1 ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組(ARTA NSX)が1分23秒815のタイムを記録して2番手のスターティンググリッドを獲得した。また昨年ポールポジションを獲得した#18 道上龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)は5番手。#100 井出有治/細川慎弥組(RAYBRIG NSX)は7番手。#32 ロイック・デュバル/平中克幸組(EPSON NSX)は8番手、#17 金石勝智/金石年弘組(REAL NSX)は9番グリッドから決勝レースを迎えることとなった。
13日(日)の決勝日は、午前中こそ晴れわたったが、マシンがスターティンググリッドにつく13時30分ごろには曇り空となり、ポツポツと雨粒が落ち始めた。しかし、コースコンディションに影響するほどの雨ではなく、ドライ路面でフォーメーションラップが開始された。気温18℃、路面温度27℃という少し肌寒いコンディションのもと、総勢38台(GT500クラス計16台)のマシンが14時3分にローリング・スタートを切った。
オープニングラップは、大きな順位変動もなくクリーンなスタートとなった。10周目に入る時点で、トップの#23 XANAVI NISMO GT-Rと、2位を走行する#1 ARTA NSXのR.ファーマン選手との差は0秒785。5位を走行する#18 TAKATA童夢NSXの小暮卓史選手も、4位の#3 YellowHat YMS TOMICA GT-Rの背後につけてプレッシャーをかけ続けている。13周目の1コーナーで#100 RAYBRIG NSXの井出有治選手が#22 MOTUL AUTECH GT-Rをイン側からパスして6位に浮上した。
NSX-GTは、エンジン搭載位置がマシン中央に位置するミッドシップ・レイアウトのため、理想的な重量配分を得られるが、フロントタイヤへの加重が低い分、新品タイヤの温度上昇に時間を要する。しかし、フロントタイヤへの負担が少なく、耐久性に優れているためにスティントの後半での勝負に自信を持っている。
R.ファーマン選手は、自身のスティント後半に入る21周目の1コーナーでトップを脅かす走りを見せると、背後につけて虎視眈々とトップをうかがう。小暮選手も同じ1コーナーで相手の隙を突いて4位に浮上し、5秒離れた3位を追うべくペースを上げる。ところが、22周目あたりから小雨が降り始め、観客にも雨具を装着する姿が見受けられるようになった。この時点では、まだドライ路面から変化するほどでもないものの、今後のレース戦略に影響を及ぼしかねない展開となってきた。
33周目、2位を走行していた#1 ARTA NSXが、GT300クラスの車両との接触により左フロントタイヤがパンクしたために緊急ピットイン。タイヤ交換を済ませて伊沢拓也選手がコースに復帰した。この時点で11位に後退するが、トラブルのロスを最小限に抑えたピット作業は、レース後半でのばん回に期待を持たせた。
40周目、ドライバー交代を終えた#18 TAKATA童夢NSXの道上龍選手が、コースに戻った周のバックストレート終わりで単独スピンを喫してコースアウト。ランオフエリアの砂で身動きがとれなくなったために、コースに復帰したものの大きなビハインドを負うこととなった。
42周目、同じくドライバー交代をした#100 RAYBRIG NSXの細川慎弥選手も、ピットアウトをした周で単独スピンを喫して順位を下げた。
ほぼ全車がドライバー交代を終えた52周終了時点で、トップは#23 XANAVI NISMO GT-R。約18秒離れた2位に#1 ARTA NSXの伊沢選手、4位に#32 EPSON NSXの平中克幸選手、6位に#17 REAL NSXの金石勝智選手、11位に#100 RAYBRIG NSXの細川選手、14位で#18 TAKATA童夢NSXの道上選手が走行する。心配された雨も路面に影響するほどの量は降らず、ほぼ止んだ状態となった。
残り25周となったレース終盤で、2位の伊沢選手と3位の#12 カルソニック IMPUL GT-Rがテール・トゥ・ノーズで争う展開となった。この2台は競いながらハイペースで走行し、62周終了時にはトップとの差を12秒台まで縮めている。伊沢選手は、R.ファーマン選手の接触によってハンドリングのバランスが乱れたマシンを操りながら、フル参戦2戦目とは思えない走りを見せた。
63周目あたりから再び小雨が降り始め、路面コンディションに小さな変化が現れ始めた。65周目の最終コーナーからホームストレートの立ち上がりで、濡れた縁石にマシンをスライドさせた#17 REAL NSXがスピンを喫し、スポンジバリアに激しく接触した。この接触で#17 REAL NSXのマシンは大きなダメージを負ったために、金石勝智選手はマシンを降りて無念のリタイアとなった。
さらに68周目、ハンドリングに苦しんでいた伊沢選手がコースアウトを喫して3位に後退。2位との差も11秒台に広がってしまうが、伊沢選手は3位のポジションを守りきって82周のチェッカーフラッグを受け、#1 ARTA NSXが今シーズン初の表彰台を獲得した。
NSX-GT勢は、#32 EPSON NSXが5位、#100 RAYBRIG NSXが9位、#18 TAKATA童夢NSXが12位で完走を果たした。優勝したのは開幕2連勝となった#23 XANAVI NISMO GT-Rだった。
- 白井裕|NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
-
「前回の悔しい結果を受け、駆動系のトラブルなど、万全の対策を行い挑んだ第2戦でしたが、3位が最高位という結果となりました。今回はマシンの信頼性を含め、戦闘力をさらに向上させましたが、不運なアクシデントやミスなどが重なりました。岡山は得意とするサーキットですし、もっと上位を狙えたレースだけに残念です。ただ、1号車の伊沢選手は、アクシデントによるハンドリングのトラブルにうまく対処し、ルーキーながら我慢強い走りを見せ、参戦2戦目で表彰台を獲得することができ、うれしく思っています。次の富士に向けて、万全の態勢で挑みますので、応援よろしくお願いします」
- ラルフ・ファーマン選手 (3位、#1 ARTA NSX)
-
「スタート時点で、マシンの状態は最高でした。チームスタッフはすばらしい仕事をしてくれました。優勝を目指していたので3位という結果には不満が残ります。でも、このコースレイアウトは追い越しが難しく、トップに立つチャンスが少なかったのと、バックマーカーとの接触は避けようがなかったアクシデントだったので、今回の結果は仕方がないと思います。タクヤ(伊沢選手)はトラブルを抱えたマシンで本当によくがんばってくれました。チャンピオン争いは、これからが本番だと思いますので2年連続タイトルを目指して全力を尽くしたいと思います」
- 伊沢拓也選手(3位、#1 ARTA NSX)
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「先週のフォーミュラ・ニッポンでも(2位争いを繰り広げた)松田次生選手とバトルをしたので、今回は是非ともやり返したいと思っていました。でも、ラルフ(ファーマン選手)が接触したときの影響で、タイヤのアライメントが大きく狂っていたために、ハンドリングがとても難しい状況となっていました。結果的に、僕のミスで2位のポジションを失った形になったのでとても悔しいですが、3位表彰台を獲得できたことはとてもよかったと思います。今回は、いいパフォーマンスを披露することができたので、次戦の富士はラルフとともに優勝を狙いたいと思います。これからも応援をよろしくお願いいたします」
Text & Photo: HONDA
レクサスSC430が追い上げ4位フィニッシュ
3台のレクサスSC430がトップ10入りを果たしポイント獲得

10番手スタートから追い上げ4位フィニッシュを果たしたレクサスSC430
(No.36 PETRONAS TOM\'S SC430)
SUPER GTの第2戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が4月12日(土)、 13日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。今大会にはGT500クラスに16台、GT300クラスに23台の計39台がエントリー。トヨタ勢はGT500クラスに6台のレクサスSC430、GT300クラスに2台のトヨタMR-Sと1台のトヨタ セリカが出場した。
◆予選◆
12日(土)曇り空ながら時折太陽が覗く天候の下で予選が行われた。レクサスSC430勢は苦戦を強いられ、PETRONAS TOM'S SC430 36号車が予選1回目10番手で唯一スーパーラップに進出。10番手グリッドを確保した。ENEOS SC430 6号車が11番手、ZENT CERUMO SC430 38号車が12番手、宝山 KRAFT SC430 35号車が13番手。DENSO DUNLOP SARD SC430 39号車が15番手、ECLIPSE ADVAN SC430 25号車は16番手グリッドとなり、決勝レースでの巻き返しを図ることとなった。
一方、GT300クラスではDOUBLEHEAD avex apr MR-S 31号車が予選1回目に8番手タイムをマークし、スーパーラップに進出。スーパーラップでも素晴らしい走りで6番手グリッドを獲得した。ウェッズスポーツセリカ19号車は11番手、TDPの若手コンビが駆るライトニング マックィーン apr MR-S 95号車はタイヤのマッチングに苦しみ、15番手グリッドとなった。
◆決勝◆
13日(日)午後2時、空は雲に覆われ、降雨が心配されるコンディションで、82周で競われるレースのスタートが切られた。
後方スタートを強いられたレクサスSC430勢だったが、時折小雨が路面を濡らす難しいコンディションとなり、スピンやクラッシュも多発する波乱の展開の中で、着実に走行。10番手スタートの36号車は終盤には5位までポジションアップを果たし、更に前を行くNSXを猛追。テール・トゥ・ノーズのバトルを展開し、73周目にはついにこれをパス、4位に浮上した。その後も36号車は2戦連続の表彰台獲得を目指し、ハイペースで更に上位を狙って行ったが惜しくも届かず、4位フィニッシュとなった。
6位に13番手グリッドから追い上げた35号車、これに38号車が続き、レクサスSC430は3台がトップ10フィニッシュを果たし、ポイントを獲得した。
GT300クラスでは、31号車が11位、95号車が12位でレースを終えた。
- トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
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不利なウェイトを課せられ、金曜日から大苦戦を強いられたが、決勝レースでは波乱に巻き込まれることなく、精一杯の結果を出すことが出来た。次戦の富士は得意のホームコースなので、表彰台を目指して全力を尽くす。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社
「XANAVI NISMO GT-R」が開幕2連勝!! 「カルソニック IMPUL GT-R」が2位表彰台で、GT-Rは連続1-2フィニッシュ。
薄く雲に覆われた空のもと、2万9000人の観客が見守る中、14時3分に82周の決勝レースがスタートした。全車無事に最初の周回を終了すると、トレルイエがドライブする首位の#23 GT-Rのあとに前年のチャンピオンカー#1 NSX、その後に#12 GT-Rが続いた。さらに、4位には「YellowHat YMS TOMICA GT-R」(#3 ロニー・クインタレッリ/横溝直輝)、6位には「MOTUL AUTECH GT-R」(#22 ミハエル・クルム/柳田真孝)が続くなど、GT-R勢が上位を占めた。#1 NSXは、序盤から#23 GT-Rの背後につけ逆転のチャンスを狙った。レース中盤にさしかかると一時#23 GT-Rの真横につけるなど猛攻を仕掛けたが、トレルイエは隙を見せず首位を守り続けた。
レーススタート後20周前後からバラバラと小雨が降るようになった。ウェットレースになるほどの雨量ではないものの、縁石のペイント部分に乗ると急激にグリップを失うなど危険な箇所もあり、コースではスピンや接触などのアクシデントが発生しだした。31周目には#3 GT-Rが後続車からヒットされてスピンアウト。それを避けようとした#22 GT-Rがやはり他車と接触してボディに損傷を受けた。#22は車両をピットガレージに入れてボディパーツとサスペンションの修理を行ったため、大幅にタイムロスしたが再びコースに戻った。
後半のハイライトは#12 GT-Rと#1 NSXの激しい2位争いであった。3位でドライバー交代した#12 GT-Rの松田は、#1 NSXにビタリとつけて追い抜くチャンスを伺った。このスリリングなバトルは約15周にもわたって続いたが、68周目に#1 NSXがスピンアウトして決着。その後、松田は本山がドライブする#23 GT-Rを追って激しい追い上げを続けた。一時17秒
あった両車の差は、最終的に2.5秒まで縮めたが逆転は叶わなかった。82周目のフィニッシュラインを#23 GT-Rがトップで駆け抜け、#12 GT-Rがこれに続き、開幕戦同様にNISSAN GT-Rの1-2フィニッシュとなった。
本山はこれでGTレース通算9勝目となり、最多記録首位タイとなった。予選14位からレースをスタートした「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は、8位に入賞してポイントを獲得。#3 GT-Rは10位完走。コースに復帰した#22 GT-Rも10周遅れながら、15位完走となった。
- 上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
- http://www.nismo.co.jp/motorsports/race/SUPERGT2008/index.html
Text: NISMO
GT500クラス #23XANAVI NISMO GT-R
ブノワ・トレルイエ
最高の結果です。連続で勝つことは殆ど不可能だと思っていましたが、
今日は歴史に残るレースになりましたね。
難しいコンディションでしたが、1スティント目で使ったタイヤが当たりでした。序盤から2位以下との間にギャップを広げる狙いでしたが、
カーナンバー1も速いクルマだったので、一時はサイド・バイ・サイドになりました。
それでもトラフィックをうまく使って抑えることができました。トラフィックの処理は難しかったけど、面白いレースでしたね。
本山 哲
フルウェイトということで、正直5位か6位、7位に入れれば上出来だろうと、
そうすればシリーズポイントの上でも有利になるな位に思っていましたが、金曜に走り出してすごく良い状況になってきました。
ここまでクルマを仕上げてくれたチームにすごく感謝しています。
僕のパートになってから雨が降ってきましたが、一番気をつけていたのはドライタイヤで走る間に絶対コースアウトをしないことと、
レインに換えるかどうかの見極めで、これがすごく難しかったです。
厳しい状況でも勝てたのは、GT-Rというクルマが岡山にあっていたからだと思いますから、富士以降はまずないでしょうね。
それでもポテンシャルはあると感じています。
GT300クラス #43ARTA Garaiya
新田 守男
正直ほっとしています。こんなに早く優勝のチャンスが回ってくるとは思っていませんでした。
ポールからスタートできたおかげで良い位置でレースできるなと思っていましたが、同じタイヤを履く46号車を気にしていましたが、
彼らのペースが上がらないのでこっちのタイヤまで心配になってきました。それで、
後ろがバトルしている間にギャップを広げてやろうとペースを上げたんですが、思いがけないクルマが迫ってきて、
ポルシェに抜かれてしまいました。
それでもメカニックさんたちのおかげで良い位置でコースに送り出してくれ、雨の中で真一も頑張ってくれましたから、
それが勝因だったと思います。
高木 真一
今日は亜久里さんが来ているということでプレッシャーを感じていましたが、勝てたので良かったです。
ピットアウトして暫く走っていても誰も前に現れなくて、そのうち無線で「10秒以上のマージンがある」と告げられました。
ピット作業が早かったことと、僕自身が最初からプッシュしていったことが良かったのかなと。
目の前でスピンするクルマが居ても無事避けられたので、運も良かったんでしょうね。
今回はミシュランも良いタイヤをもってきていました。タイヤでも新しい試みをしているので、今後もそれが重要な要素になると思います。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2008/04/13) Final Race Weather:Cloudy-Rainy Course:Dry-Wet
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 500 | 1 | 23 | XANAVI NISMO GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 55 | 82 | 2:01'56.605 |
| 2 | 500 | 2 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 セバスチャン・フィリップ | BS | | 82 | 2.506 |
| 3 | 500 | 3 | 1 | ARTA NSX HONDA NSX | ラルフ・ファーマン 伊沢 拓也 | BS | | 82 | 30.920 |
| 4 | 500 | 4 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | +20 | 82 | 33.310 |
| 5 | 500 | 5 | 32 | EPSON NSX HONDA NSX | ロイック・デュバル 平中 克幸 | DL | | 82 | 35.517 |
| 6 | 500 | 6 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 LEXUS SC430 | ピーター・ダンブレック 片岡 龍也 | BS | | 82 | 58.030 |
| 7 | 500 | 7 | *38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | +10 | 82 | 58.255 |
| 8 | 500 | 8 | 24 | WOODONE ADVAN Clarion GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 荒 聖治 | YH | | 82 | 1'08.586 |
| 9 | 500 | 9 | 100 | RAYBRIG NSX HONDA NSX | 井出 有冶 細川 慎弥 | BS | +1 | 82 | 1'09.230 |
| 10 | 500 | 10 | *3 | YellowHat YMS TOMICA GT-R NISSAN GT-R | ロニー・クインタレッリ 横溝直輝 | BS | | 81 | 1Lap |
| 11 | 500 | 11 | 25 | ECLIPSE ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 土屋 武士 石浦宏明 | YH | +1 | 81 | 1Lap |
| 12 | 500 | 12 | 18 | TAKATA 童夢 NSX HONDA NSX | 道上 龍 小暮 卓史 | BS | | 81 | 1Lap |
| 13 | 500 | 13 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | +1 | 81 | 1Lap |
| 14 | 500 | 14 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | 高木 虎之介 アンドレ・クート | DL | +1 | 80 | 2Laps |
| 15 | 300 | 1 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 76 | 6Laps |
| 16 | 300 | 2 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | 谷口 信輝 山路慎一 | YH | 20 | 76 | 6Laps |
| 17 | 300 | 3 | 77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ SUBARU IMPREZA | 山野 哲也 佐々木孝太 | DL | | 76 | 6Laps |
| 18 | 300 | 4 | 46 | MOLA レオパレス Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 安田 裕信 | MI | | 76 | 6Laps |
| 19 | 300 | 5 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R VEMAC 408R | 黒澤治樹 密山 祥吾 | YH | | 76 | 6Laps |
| 20 | 300 | 6 | *81 | ダイシン ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 青木 孝行 藤井 誠暢 | YH | 10 | 75 | 7Laps |
| 21 | 300 | 7 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下みつひろ 影山 正美 | HK | +1 | 75 | 7Laps |
| 22 | 300 | 8 | 66 | triple a ムルシエラゴRG-1 LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1 | 山西 康司 余郷 敦 | YH | | 75 | 7Laps |
| 23 | 300 | 9 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 MOONCRAFT SHIDEN MC | 高橋 一穂 加藤寛規 | YH | 40 | 75 | 7Laps |
| 24 | 300 | 10 | 5 | プロμ マッハ号 320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 山野 直也 | YH | +1 | 75 | 7Laps |
| 25 | 300 | 11 | 31 | DOUBLEHEAD avex apr MR-S TOYOTA MR-S | 峰尾 恭輔 坂本雄也 | MI | +1 | 75 | 7Laps |
| 26 | 300 | 12 | 95 | ライトニング マックィーン apr MR-S TOYOTA MR-S | 平手 晃平 国本京佑 | MI | +1 | 75 | 7Laps |
| 27 | 300 | 13 | 4 | EBBRO UEMATSU 320R VEMAC RD320R | 阪口 良平 松下昌輝 | YH | +1 | 75 | 7Laps |
| 28 | 300 | 14 | 7 | ORC雨宮SGC-7 MAZDA RX-7 | 井入 宏之 折目 遼 | YH | 55 | 74 | 8Laps |
| 29 | 300 | 15 | 70 | 外車の外国屋&LMPポルシェ PORSCHE 996GT3RS | 赤鮫 オヤジ 山岸大 | YH | +1 | 74 | 8Laps |
| 30 | 300 | 16 | *88 | triple a ガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 松田 秀士 古谷直広 | YH | | 73 | 9Laps |
| 31 | 300 | 17 | 110 | KUMHO BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 光貞 秀俊 池田大祐 | KH | +1 | 73 | 9Laps |
| 32 | 500 | 15 | 22 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | ミハエル・クルム 柳田真孝 | BS | 40 | 72 | 10Laps |
| 33 | 300 | 18 | 666 | 楽天 BOMEX 320R VEMAC RD320R | 周防 彰悟 山下 潤一郎 | KH | +1 | 71 | 11Laps |
| 34 | 300 | 19 | 87 | アクティオガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 和田 久 栗原宗之 | YH | | 69 | 13Laps |
| 35 | 300 | 20 | 11 | JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 植田正幸 | YH | +1 | 66 | 16Laps |
| 36 | 500 | 16 | 17 | REAL NSX HONDA NSX | 金石 勝智 金石 年弘 | BS | +1 | 65 | 17Laps |
| 37 | 300 | 21 | 111 | ARKTECH BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 小泉 洋史 黒澤翼 | KH | +1 | 63 | 19Laps |
| ---- 以上規定周回数(GT500: 57Laps / GT300: 53Laps)完走 ---- |
| - | 300 | - | 19 | ウェッズスポーツセリカ TOYOTA CELICA | 織戸 学 阿部 翼 | YH | +1 | 10 | 72Laps |
- Fastest Lap(GT500): CarNo.23 本山 哲(XANAVI NISMO GT-R) 1'25.333 (3/82) 156.221km/h
- Fastest Lap(GT300): CarNo.43 新田守男 (ARTA Garaiya) 1'32.726 (2/76) 143.766km/h
- CarNo.38のリチャード・ライアン選手は、2008 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第28条14.a(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.3のロニー・クインタレッリ選手は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章 4.1.2 b)(黄旗区間中の追越し)により、ペナルティストップ10秒を課した。
- CarNo.88は、2008 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第33条11.(タイヤ平置き前に他の者が受取り)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.81の藤井誠暢選手は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 b)(黄旗区間中のスピン)により、ペナルティストップ20秒を課した。
2008スーパーGT第2戦、岡山GT300kmレースは、ポールポジションからスタートした#23XANAVI NISMO
GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が最後までトップを守りきり、開幕2連勝を達成。2位に#12カルソニックIMPUL
GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)が入ったことにより、GT-Rが2戦連続で1-2フィニッシュを飾った。
GT300クラスも、ポールシッターの#43ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)が、#26ユンケルポルシェ、
#77クスコスバルインプレッサらの猛追を退けて勝利した。

第2戦決勝は午後2時にフォーメーションラップが開始された。
夕方からと言われていた雨はスタート進行の最中から僅かに降り始めていたが、全車スリックのままでスタートしていった。
GT500クラスは1コーナーでの混乱もなく、ポールのザナヴィGT-Rを駆るトレルイエがそのままトップでオープニングラップを制し、
そのまま後続を引き離しにかかる。
しかし予選2番手の#1ARTA NSXのスタートドライバー、ラルフ・ファーマンも懸命に追い上げ、
両者の差はなかなか2秒以上に広がっていかない。
それどころか、周回遅れが絡み始めた10周前後からは、テール・トゥ・ノーズ状態になる場面がしばしば見られるようになってきた。
そして遂に19周終わりのホームストレートで、ファーマンがアウトからトレルイエに仕掛けていく。
トレルイエも一歩も譲らず、2台は1コーナー、2コーナーと併走状態で駆け抜けていく。
結局この場面ではトレルイエが押さえ込むことに成功した。
ファーマンはその後もトレルイエの背後につけて執拗に隙をうかがっていたが、
33周目に周回遅れと接触したのを機に予定外のピットインを強いられた。
この接触が影響したか、交代した伊沢拓也もハンドリングに苦しみ、中々ペースを上げることができず、先行する23号車を追い上げるどころか、
後方から迫ってきた#12カルソニックGT-Rを押さえ込むのに手一杯の状況になり、
とうとう周回遅れに詰まってスピンした68周目に2位の座を明け渡す羽目に陥ってしまった。
その後方集団では4位の#3イエローハットGT-Rを筆頭に9台が団子状態で抜きつ抜かれつを繰り返す白熱のバトルが展開された。
その挙句、32周目のアトウッド立ち上がりで#38ZENTセルモSCに引っ掛けられた#3イエローハットGT-Rがスピン状態に陥り、
これを回避しようとした#6エネオスSCと#22モチュールGT-Rが激しくぶつかるアクシデントが発生する。
6号車はここでレースを終え、22号車はピットで修復作業に入り、10周遅れでコースに復帰した。
この混乱の最中、着実に順位を上げていった#36ペトロナスSC、#32エプソンNSXが4位、5位を占めることに。
スピンで順位を落とした3号車も無事10位で完走した。
一方、トップの23号車は丁度半分の周回数を消化した41周終わりでピットイン。
交代した本山は一度も後続に脅かされることなく82周を走り切り、スーパーGT初の2連勝を飾った。これは全日本GT選手権時代を含めても、
1998年の第1戦、第3戦のペンズオイルニスモGT-R(エリック・
コマス/影山正美組)以来の快挙だ(第2戦はアクシデントと濃霧のため決勝中止となっている)
GT300クラスは、8位スタートの#26ユンケルポルシェ、#77クスコインプレッサの2台が序盤から見せ場を作った。
2台は谷口信輝、佐々木孝太のドライブで猛烈な追い上げをみせ、瞬く間に順位を上げていく。
そして遂に30周目、谷口はガライヤをドライブする新田を捉え、トップに浮上した。
佐々木も3位に上げてきた。
しかし43号車は33周終わりに行ったピット作業を僅か29秒でやってのけ、
アウトラップからハイペースで飛ばした高木の走りも奏功して再びトップの座を奪い返したばかりか、
10秒あまりの大量リードを築き上げることにも成功、そのままトップでチェッカーを受け、新車投入2戦目にして念願の勝利をものにした。
2位には圧倒的なストレートスピードをここでも発揮して序盤から見せ場を多く作った#26ユンケルポルシェ、
3位には雨交じりの困難なコンディションにAWDの利点をフルに生かした#77クスコインプレッサが入った。
次回第3戦は人気の富士500kmレース。
5月4日決勝だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro
TAKESHITA
スーパーGT第2戦の決勝日を迎えた岡山国際サーキットで、GTアソシエイションの定例記者会見が行われた。
念願の法人化が実現し、4月1日より株式会社GTアソシエイションが発足したことに伴い、委員長から代表取締役に役職名が変わった坂東正明氏と、執行役員に就任した秋田史氏の両名が今回も出席。
第1戦の結果を受けて実施された特別性能調整と、株式会社化について語るなかで、今回の決勝レースを性能調整の対象から外すことを明らかにした。
坂東正明代表取締役のコメント
今回の決勝がGT-Rについての評価を決定付けることになると思う。
今回の特別性能調整は一昨年よりスポーティングレギュレーションに盛り込まれた第41条1項に従ってブルテンを発行した。
まず開幕前にNSXの最低重量を1100kgから1150kgにすること、GT-Rの09規定前倒し投入を特認車両として許可することを決めた。
次に第1戦と第2戦の結果を受けて性能調整を実施するとしていたが「ただし、第1戦で同一車種が1-2位または1-3位になった場合は第1戦の結果で調整を行う」としており、実際そのとおりの結果になったので、性能調整を行った。
スポーツ部会では「1回以上の調整を行う」と取り決めているので、今後も3車種の性能を均衡させるために必要に応じて実施することになるが、今回の決勝レースについてはその対象から外すことにした。
これは、全てのエントラントがアクセルを緩めることなく、全開で戦う姿をお客さんに見せないといけない、との思いからだ。
ただしここまでの合同テストや金曜、土曜の走行データは今後の調整に役立てるよう積み上げていく。
株式会社GTアソシエイションはお陰様で4月1日に発足した。
資本金は8555万円、会計年度は1-12月で、取締役5名、監査役4名、執行役員5名でスタートする。常勤社員数は11名だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2008/04/13) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 500 | 1 | 1 | ARTA NSX HONDA NSX | ラルフ・ファーマン 伊沢 拓也 | BS | | 1'25.166 | - | 156.527 |
| 2 | 500 | 2 | 18 | TAKATA 童夢 NSX HONDA NSX | 道上 龍 小暮 卓史 | BS | | 1'25.876 | 0.710 | 155.233 |
| 3 | 500 | 3 | 23 | XANAVI NISMO GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 55 | 1'26.023 | 0.857 | 154.968 |
| 4 | 500 | 4 | 17 | REAL NSX HONDA NSX | 金石 勝智 金石 年弘 | BS | +1 | 1'26.286 | 1.120 | 154.496 |
| 5 | 500 | 5 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | +1 | 1'26.380 | 1.214 | 154.327 |
| 6 | 500 | 6 | 3 | YellowHat YMS TOMICA GT-R NISSAN GT-R | ロニー・クインタレッリ 横溝直輝 | BS | | 1'26.424 | 1.258 | 154.249 |
| 7 | 500 | 7 | 100 | RAYBRIG NSX HONDA NSX | 井出 有冶 細川 慎弥 | BS | +1 | 1'26.459 | 1.293 | 154.186 |
| 8 | 500 | 8 | 22 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | ミハエル・クルム 柳田真孝 | BS | 40 | 1'26.495 | 1.329 | 154.122 |
| 9 | 500 | 9 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | +20 | 1'26.509 | 1.343 | 154.097 |
| 10 | 500 | 10 | 32 | EPSON NSX HONDA NSX | ロイック・デュバル 平中 克幸 | DL | | 1'26.523 | 1.357 | 154.072 |
| 11 | 500 | 11 | 24 | WOODONE ADVAN Clarion GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 荒 聖治 | YH | | 1'26.598 | 1.432 | 153.939 |
| 12 | 500 | 12 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 セバスチャン・フィリップ | BS | | 1'26.729 | 1.563 | 153.706 |
| 13 | 500 | 13 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | +10 | 1'27.069 | 1.903 | 153.106 |
| 14 | 500 | 14 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 LEXUS SC430 | ピーター・ダンブレック 片岡 龍也 | BS | | 1'27.084 | 1.918 | 153.080 |
| 15 | 500 | 15 | 25 | ECLIPSE ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 土屋 武士 石浦宏明 | YH | +1 | 1'27.537 | 2.371 | 152.288 |
| 16 | 500 | 16 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | 高木 虎之介 アンドレ・クート | DL | +1 | 1'27.662 | 2.496 | 152.070 |
| 17 | 300 | 1 | 46 | MOLA レオパレス Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 安田 裕信 | MI | | 1'32.925 | 7.759 | 143.458 |
| 18 | 300 | 2 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | 谷口 信輝 山路慎一 | YH | 20 | 1'33.060 | 7.894 | 143.250 |
| 19 | 300 | 3 | 77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ SUBARU IMPREZA | 山野 哲也 佐々木孝太 | DL | | 1'33.109 | 7.943 | 143.174 |
| 20 | 300 | 4 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 1'33.274 | 8.108 | 142.921 |
| 21 | 300 | 5 | 66 | triple a ムルシエラゴRG-1 LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1 | 山西 康司 余郷 敦 | YH | | 1'33.550 | 8.384 | 142.499 |
| 22 | 300 | 6 | 81 | ダイシン ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 青木 孝行 藤井 誠暢 | YH | 10 | 1'33.823 | 8.657 | 142.085 |
| 23 | 300 | 7 | 19 | ウェッズスポーツセリカ TOYOTA CELICA | 織戸 学 阿部 翼 | YH | +1 | 1'33.953 | 8.787 | 141.888 |
| 24 | 300 | 8 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R VEMAC 408R | 黒澤治樹 密山 祥吾 | YH | | 1'34.059 | 8.893 | 141.728 |
| 25 | 300 | 9 | 11 | JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430 FERRARI F430 | 田中哲也 植田 正幸 | YH | +1 | 1'34.068 | 8.902 | 141.715 |
| 26 | 300 | 10 | 4 | EBBRO UEMATSU 320R VEMAC RD320R | 阪口 良平 松下昌輝 | YH | +1 | 1'34.124 | 8.958 | 141.630 |
| 27 | 300 | 11 | 7 | ORC雨宮SGC-7 MAZDA RX-7 | 井入 宏之 折目 遼 | YH | 55 | 1'34.191 | 9.025 | 141.529 |
| 28 | 300 | 12 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山正美 | HK | +1 | 1'34.307 | 9.141 | 141.355 |
| 29 | 300 | 13 | 95 | ライトニング マックィーン apr MR-S TOYOTA MR-S | 平手 晃平 国本京佑 | MI | +1 | 1'34.655 | 9.489 | 140.836 |
| 30 | 300 | 14 | *88 | triple a ガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 松田 秀士 古谷直広 | YH | | 1'34.751 | 9.585 | 140.693 |
| 31 | 300 | 15 | 5 | プロμ マッハ号 320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 山野 直也 | YH | +1 | 1'34.788 | 9.622 | 140.638 |
| 32 | 300 | 16 | 31 | DOUBLEHEAD avex apr MR-S TOYOTA MR-S | 峰尾 恭輔 坂本雄也 | MI | +1 | 1'34.851 | 9.685 | 140.545 |
| 33 | 300 | 17 | *110 | KUMHO BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 光貞 秀俊 池田大祐 | KH | +1 | 1'34.994 | 9.828 | 140.333 |
| 34 | 300 | 18 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 MOONCRAFT SHIDEN MC | 高橋 一穂 加藤寛規 | YH | 40 | 1'35.017 | 9.851 | 140.299 |
| 35 | 300 | 19 | 70 | 外車の外国屋&LMPポルシェ PORSCHE 996GT3RS | 赤鮫 オヤジ 山岸大 | YH | +1 | 1'35.338 | 10.172 | 139.827 |
| 36 | 300 | 20 | *111 | ARKTECH BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 小泉 洋史 黒澤翼 | KH | +1 | 1'36.551 | 11.385 | 138.070 |
| 37 | 300 | 21 | 87 | アクティオガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 和田 久 栗原宗之 | YH | | 1'37.335 | 12.169 | 136.958 |
| 38 | 300 | 22 | 666 | 楽天 BOMEX 320R VEMAC RD320R | 周防 彰悟 山下 潤一郎 | KH | +1 | 1'38.592 | 13.426 | 135.212 |
- CarNo.110,111は、2008岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第8章第41条1.(ピットレーンの速度規制)違反により罰金2万円を課す。
- CarNo.88は、国際モータースポーツ競技規則付則H項4.1.1 o)(ダブルチェッカー)違反により罰金2万円を課す。
スーパーGT第2戦岡山の決勝前フリー走行は、#1ARTA NSX(ラルフ・
ファーマン/伊沢拓也組)が1分25秒166でトップタイム。2番手にも#18TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)と、
フリー走行ながら今季初めてNSXが1-2を達成した。
GT300クラスは#46レオパレスMOLA Z(星野一樹/安田裕信組)がトップだった。

決勝日を迎えた岡山国際サーキットは晴れ。しかし雲の量は多く、夕方からは雨との予報が出ており、決勝レースへの影響が心配される。
しかし現在は日が高くなるにつれて気温も上昇しており、コースコンディションは良好だ。
フリー走行は10分間のサーキットサファリに続いて午前9時より30分間で行われた。
第1戦鈴鹿からここまでGT-Rの速さばかりが目立ってきたが、このセッションでは昨年のチャンピオンマシンを駆るラルフ・
ファーマンが計時開始早々に1分25秒166を記録、TAKATA童夢の小暮も1分25秒876と、NSXが1-2位を占めたほか、
#17リアル4位、#100レイブリック7位、#32エプソン10位と、全てのNSXがトップ10圏内に入り、
決勝での反撃を大いに期待させる結果となった。
対するGT-R勢はポールシッターの#23ザナヴィニスモが相変わらずの速さを見せて3位、以下#3イエローハット6位、
#22モチュール8位と続く。
SC勢も#6エネオスの伊藤大輔が5番手、#36ペトロナスが9番手と、苦しいながらも徐々に巻き返してきた。
GT300クラスは昨日から好調なモーラZがここでもトップ、2位に#26ユンケルポルシェがつけ、
昨日車高違反で惜しくもノータイムとなった#77クスコインプレッサも3番手と、決勝での巻き返しに期待がかかる。
ポールシッターの#43ARTAガライヤも4番手とまずまずの位置だ。
第2戦決勝はこの後午後2時から、82周で戦われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro
TAKESHITA
■「XANAVI NISMO GT-R」がポールポジションを獲得!!
NISSAN GT-Rが1-2フィニッシュでデビューを飾った鈴鹿ラウンドから約1ヶ月。2008年のSUPER GT第2戦「OKAYAMA GT 300km」の公式予選が4月12日に行われ、NISSAN GT-Rは特別性能調整として全車に50kgのウェイトが積まれたにも関わらず、ここでも力強いパフォーマンスを見せた。
この日は上空を薄い雲が覆っているものの、気温は朝10時の時点で16度と暖かい。午前中に行われたGT500の公式予選1回目は、フォーミュラニッポン開幕戦で優勝した松田次生のドライブする「カルソニック IMPUL GT-R」(#12)が暫定ポールポジションを獲得。同じくハンディウェイトのない「YellowHat YMS TOMICA GT-R」(#3) は、
ロニー・クインタレッリが3番手タイムを記録した。前戦で優勝している「XANAVI NISMO GT-R」(#23)は、55kgのハンディウェイトを積みながらもブノワ・トレルイエが4番手タイムを出し、ミハエル・クルムがアタックした「MOTUL AUTECH GT-R」(#22)も40kgのハンディウェイト負いながら5位に続き、GT-R勢は4台がスーパーラップに進出する
こととなった。「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は14位で公式予選を終えた。
午後3時30分過ぎに決勝レースのスタート位置を決定するスーパーラップ(SL)が行われた。決勝レースをハードよりのタイヤでスタートしたい各チームは、このスーパーラップでの勝負はタイヤのウォームアップにかかっていると見ていた。6番目にスタートしたミハエル・クルムの「MOTUL AUTECH GT-R」(#22)は、先にアタック走行を済ませていた#18 NSXに及ばすポジションダウン。しかし、次にスタートしたブノワ・トレルイエの「XANAVI NISMO GT-R」(#23)は、各セクターで驚くべき走りを見せ、午前中の自己タイムを0.2秒以上縮めるタイムで一躍トップに躍り出た。その後、「YellowHat YMS TOMICA GT-R」(#3)はロニー・クインタレッリが4位のタイムを出し、1回目首位だった松田次生の「カルソニックIMPUL GT-R」(#12)もタイムアップが果たせず、3位から決勝レースをスタートすることになった。
ニスモの飯嶋嘉隆監督は、「昨日のテスト走行で良い結果が出ていましたが、さすがにポールポジションまでは予想外でしたので、とても嬉しいです。ドライバーが本当に良くがんばってくれました。また今年のクルマは、セッティング変更に対する反応が非常に素直なので、セットアップがしやすいのが特徴です。明日のレースは良い感じでスタートできそうです」と話していた。
- 上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
- http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html
Text: NISMO

GT500クラス #23XANAVI NISMO GT-R
ブノワ・トレルイエ
ベリーグッド。良いスーパーラップでした。
タイヤチョイスがうまくいったので、他のチームが3~4周かけて暖めていたところを僕らは1~2周で済ませることができました。
この大きなアドバンテージがあったので、自信を持ってスーパーラップに臨めましたよ。
チームのメカニックもいい仕事をしてくれました。クルマは殆どアジャストなしでも運転しやすかったです。
ウェイトのこともあり、今回の予選は5~6番手でいいと思っていたのにポールを獲れたのは、
やはりタイヤのアドバンテージが大きかったのだと思います。
(ウェイト増の影響について)重たいおかげで良くグリップしていますよ(笑)
本山 哲
(今日の結果は)昨日を終えた時点である程度見えていましたが、ここに来る前は7、8、9番手のどこか、
スーパーラップに残れれば良いやくらいに思っていました。
重さに対してのセットアップやタイヤチョイスが良かったですね。
今回はセットアップ、タイヤチョイスと、ブノワのドライビングあっての順位だと思います。
でもできればこれ以上は積ませないで欲しいですね(笑)
明日のレースは、1周の走り以上にウェイトの影響が大きいので、苦しい戦いになると思いますが、その中でも良い結果が残せるよう、
チャレンジしていきます。
GT300クラス #43ARTA Garaiya
新田守男
ニューカーになってこんなに早く結果が出るとは思っても居ませんでした。
ミシュランが良いタイヤをもってきたことと、それが今日のコンディションに上手くマッチングした結果だと思います。
午前中は低い路温に違和感がありましたが、午後は上手くマッチングしていました。ただ、
同じミシュランを履くZがスーパーラップでうまくいかなかったのが気がかりですね。
明日は晴れなら期待したいですが、雨ならクスコ(インプレッサ)がGT500を脅かすことになるでしょうね(笑)
Zもクスコもパフォーマンスが上がってるので、上位の5、6台はどこがきてもおかしくない状況ですが、
僕ららしいレースをできればと思っています。
今日は久々に亜久里さんが来ているので、その前でポールが獲れて良かったです。
高木真一
ポールが獲れるとは思っていませんでした。新田さんの頑張りで出た結果だと思います。
Zの状況を見てると、ミシュランが良いタイヤをもってきたのかなと思います。
でも岡山はアクシデントが多いので、気をつけていかないと。
ここまでテストでは雨に祟られることが多く、ドライでのロングランが充分やれていませんから、レースがテストみたいな状態ですが、
今年のタイヤは扁平率が上がったおかげで振動が減って乗りやすくなりました。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro
TAKESHITA
■GT500 Class
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2008/04/12) Super Lap GT500 Weather:Cloudy Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 23 | XANAVI NISMO GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 55 | 1'23.517 | - | - | 159.618 |
| 2 | 1 | ARTA NSX HONDA NSX | ラルフ・ファーマン 伊沢 拓也 | BS | | 1'23.815 | 0.298 | 0.298 | 159.050 |
| 3 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 セバスチャン・フィリップ | BS | | 1'23.907 | 0.390 | 0.092 | 158.876 |
| 4 | 3 | YellowHat YMS TOMICA GT-R NISSAN GT-R | ロニー・クインタレッリ 横溝直輝 | BS | | 1'24.012 | 0.495 | 0.105 | 158.677 |
| 5 | 18 | TAKATA 童夢 NSX HONDA NSX | 道上 龍 小暮 卓史 | BS | | 1'24.103 | 0.586 | 0.091 | 158.506 |
| 6 | 22 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | ミハエル・クルム 柳田真孝 | BS | 40 | 1'24.210 | 0.693 | 0.107 | 158.304 |
| 7 | 100 | RAYBRIG NSX HONDA NSX | 井出 有冶 細川 慎弥 | BS | +1 | 1'24.596 | 1.079 | 0.386 | 157.582 |
| 8 | 32 | EPSON NSX HONDA NSX | ロイック・デュバル 平中 克幸 | DL | | 1'24.651 | 1.134 | 0.055 | 157.480 |
| 9 | 17 | REAL NSX HONDA NSX | 金石 勝智 金石 年弘 | BS | +1 | 1'24.677 | 1.160 | 0.026 | 157.431 |
| 10 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | +20 | 1'24.822 | 1.305 | 0.145 | 157.162 |
■GT300 Class
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2008/04/12) Super Lap GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木真一 | MI | | 1'31.796 | - | - | 145.222 |
| 2 | 46 | MOLA レオパレス Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 安田裕信 | MI | | 1'32.196 | 0.400 | 0.400 | 144.592 |
| 3 | 11 | JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 植田正幸 | YH | +1 | 1'32.211 | 0.415 | 0.015 | 144.568 |
| 4 | 81 | ダイシン ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 青木 孝行 藤井誠暢 | YH | 10 | 1'32.238 | 0.442 | 0.027 | 144.526 |
| 5 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R VEMAC 408R | 黒澤 治樹 密山祥吾 | YH | | 1'32.507 | 0.711 | 0.269 | 144.106 |
| 6 | 31 | DOUBLEHEAD avex apr MR-S TOYOTA MR-S | 峰尾 恭輔 坂本雄也 | MI | +1 | 1'32.791 | 0.995 | 0.284 | 143.665 |
| 7 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 MOONCRAFT SHIDEN MC | 高橋 一穂 加藤寛規 | YH | 40 | 1'33.003 | 1.207 | 0.212 | 143.337 |
| 8 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | 谷口 信輝 山路慎一 | YH | 20 | 1'33.013 | 1.217 | 0.010 | 143.322 |
| 9 | 4 | EBBRO UEMATSU 320R VEMAC RD320R | 阪口 良平 松下昌輝 | YH | +1 | 1'33.286 | 1.490 | 0.273 | 142.902 |
| 10 | *77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ SUBARU IMPREZA | 山野 哲也 佐々木孝太 | DL | | Deleted | - | - | - |
- CarNo.77は、国内競技車輌規則第7章JAF-GT300第3条3.1.2)(最低地上高)違反により、SUPER LAPの記録を抹消する。
2008スーパーGT第2戦、岡山GT300kmレースのスーパーラップは、
前回優勝の#23ザナヴィニスモGT-R(本山哲/ブノワ・
トレルイエ組)がウェイト増をものともしない圧巻の走りでポールポジションを獲得。
鈴鹿に続いて2戦連続でフロントローから明日の決勝に臨むこととなった。
GT300クラスは今季ニューボディを投入した#43ARTAガライヤ(新田守男/高木真一組)がポール。一方、
2番手タイムを記録して待望のフロントローを射止めたかに見えた#77クスコDUNLOPインプレッサ(山野哲也/佐々木孝太組)は、
最低地上高違反に泣いて10番手スタートとなってしまった。

予選2回目は午後2時30分にGT300クラスから開始された。
殆どのチームがこの後のスーパーラップや、明日の決勝を想定したチェックに専念する中、リストリクター径の違反で午前中ノータイムとなった、
#66ムルシエラゴだけは決勝進出を賭けて基準タイムクリアに挑む。
結局66号車は1分36秒903と18番手タイムながら、無事トップの107%をクリアして明日の決勝に臨むこととなった。
なお、今回から参戦を予定していたチームタケウチのレクサスIS350はこのセッションでも走行することができず、
岡山ラウンドでのデビューは見送られることになりそうだ。
ここでのGT300クラストップは#43ガライヤ、GT500は#1NSXと、ARTA勢がともにトップタイムを記録することとなった。
公式予選2回目が終了して5分後にスーパーラップが開始された。
午前中に66号車がノータイムとなったことで10位に繰り上がった#26ユンケルポルシェからアタックを開始する。
ドライブするのは谷口信輝だ。
谷口はここで1分33秒013と、午前中のタイムは上回れなかったものの、続く#4EBBRO
320Rの阪口良平が更にタイムを落としたため、クラス9番手に繰り上がった。
その他、#11ジムセンターF430の田中哲也、#77クスコインプレッサの佐々木孝太、
#43ARTAガライヤの新田守男らが午前中のベストタイムを更新し、#43ガライヤが見事ポールポジションを獲得したが、
予選後の車検で77号車の最低地上高不足が発覚、インプレッサはスーパーラップの記録が抹消され、
明日の決勝を10番手からスタートすることとなった。
GT300に続いて行われたGT500クラスのスーパーラップは、またしてもGT-R勢が上位にひしめく結果に。
中でも圧巻だったのは前回優勝の#23ザナヴィZの走りだ。
23号車は今回最大の105kg増という悪条件にも関わらず、セットアップとタイヤチョイスが見事にハマり、ブノワ・
トレルイエが1分23秒517と、2位以下をコンマ3秒引き離す圧倒的な速さでポールポジションをもぎ取って見せた。
しかし前年王者の#1ARTA NSXも、ラルフ・ファーマンが2番手に割って入って意地を見せる。
3番手には#12カルソニックGT-R、4番手に#3イエローハットGT-Rと、
前回惜しくもノーポイントに終わった2台が雪辱を睨んで続く。
SC430勢は唯一SL進出を果たした#36ペトロナスSCも10番手に終わり、性能調整の影響にここでも苦しむ結果となった。
第2戦決勝は明日午後2時より、82周で戦われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro
TAKESHITA
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2008/04/12) Qualifying 2 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 500 | 1 | 1 | ARTA NSX HONDA NSX | ラルフ・ファーマン 伊沢 拓也 | BS | | 1'24.936 | - | 156.951 |
| 2 | 500 | 2 | 18 | TAKATA 童夢 NSX HONDA NSX | 道上 龍 小暮 卓史 | BS | | 1'25.326 | 0.390 | 156.234 |
| 3 | 500 | 3 | 100 | RAYBRIG NSX HONDA NSX | 井出 有冶 細川 慎弥 | BS | +1 | 1'25.362 | 0.426 | 156.168 |
| 4 | 500 | 4 | 23 | XANAVI NISMO GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 55 | 1'25.644 | 0.708 | 155.654 |
| 5 | 500 | 5 | 22 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | ミハエル・クルム 柳田真孝 | BS | 40 | 1'25.823 | 0.887 | 155.329 |
| 6 | 500 | 6 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 セバスチャン・フィリップ | BS | | 1'25.980 | 1.044 | 155.045 |
| 7 | 500 | 7 | 3 | YellowHat YMS TOMICA GT-R NISSAN GT-R | ロニー・クインタレッリ 横溝直輝 | BS | | 1'26.028 | 1.092 | 154.959 |
| 8 | 500 | 8 | 24 | WOODONE ADVAN Clarion GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 荒 聖治 | YH | | 1'26.314 | 1.378 | 154.445 |
| 9 | 500 | 9 | 32 | EPSON NSX HONDA NSX | ロイック・デュバル 平中 克幸 | DL | | 1'26.379 | 1.443 | 154.329 |
| 10 | 500 | 10 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | +20 | 1'26.565 | 1.629 | 153.998 |
| 11 | 500 | 11 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | +10 | 1'26.651 | 1.715 | 153.845 |
| 12 | 500 | 12 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | +1 | 1'26.836 | 1.900 | 153.517 |
| 13 | 500 | 13 | 17 | REAL NSX HONDA NSX | 金石 勝智 金石 年弘 | BS | +1 | 1'26.970 | 2.034 | 153.280 |
| 14 | 500 | 14 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 LEXUS SC430 | ピーター・ダンブレック 片岡 龍也 | BS | | 1'27.054 | 2.118 | 153.133 |
| 15 | 500 | 15 | 25 | ECLIPSE ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 土屋 武士 石浦宏明 | YH | +1 | 1'27.399 | 2.463 | 152.528 |
| 16 | 500 | 16 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | 高木 虎之介 アンドレ・クート | DL | +1 | 1'28.230 | 3.294 | 151.091 |
| 17 | 300 | 1 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 1'33.093 | 8.157 | 143.199 |
| 18 | 300 | 2 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R VEMAC 408R | 黒澤治樹 密山 祥吾 | YH | | 1'33.492 | 8.556 | 142.588 |
| 19 | 300 | 3 | 11 | JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430 FERRARI F430 | 田中哲也 植田 正幸 | YH | +1 | 1'33.634 | 8.698 | 142.371 |
| 20 | 300 | 4 | 46 | MOLA レオパレス Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 安田 裕信 | MI | | 1'33.652 | 8.716 | 142.344 |
| 21 | 300 | 5 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | 谷口 信輝 山路慎一 | YH | 20 | 1'33.685 | 8.749 | 142.294 |
| 22 | 300 | 6 | 31 | DOUBLEHEAD avex apr MR-S TOYOTA MR-S | 峰尾恭輔 坂本 雄也 | MI | +1 | 1'33.864 | 8.928 | 142.023 |
| 23 | 300 | 7 | 81 | ダイシン ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 青木 孝行 藤井 誠暢 | YH | 10 | 1'34.221 | 9.285 | 141.484 |
| 24 | 300 | 8 | 19 | ウェッズスポーツセリカ TOYOTA CELICA | 織戸 学 阿部 翼 | YH | +1 | 1'34.356 | 9.420 | 141.282 |
| 25 | 300 | 9 | 77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ SUBARU IMPREZA | 山野 哲也 佐々木孝太 | DL | | 1'34.408 | 9.472 | 141.204 |
| 26 | 300 | 10 | 95 | ライトニング マックィーン apr MR-S TOYOTA MR-S | 平手 晃平 国本京佑 | MI | +1 | 1'34.453 | 9.517 | 141.137 |
| 27 | 300 | 11 | 4 | EBBRO UEMATSU 320R VEMAC RD320R | 阪口 良平 松下昌輝 | YH | +1 | 1'34.546 | 9.610 | 140.998 |
| 28 | 300 | 12 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山正美 | HK | +1 | 1'34.679 | 9.743 | 140.800 |
| 29 | 300 | 13 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 MOONCRAFT SHIDEN MC | 高橋 一穂 加藤寛規 | YH | 40 | 1'34.690 | 9.754 | 140.784 |
| 30 | 300 | 14 | 5 | プロμ マッハ号 320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 山野 直也 | YH | +1 | 1'34.708 | 9.772 | 140.757 |
| 31 | 300 | 15 | 110 | KUMHO BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 光貞 秀俊 池田大祐 | KH | +1 | 1'35.074 | 10.138 | 140.215 |
| 32 | 300 | 16 | *7 | ORC雨宮SGC-7 MAZDA RX-7 | 井入 宏之 折目 遼 | YH | 55 | 1'35.184 | 10.248 | 140.053 |
| 33 | 300 | 17 | 70 | 外車の外国屋&LMPポルシェ PORSCHE 996GT3RS | 赤鮫 オヤジ 山岸大 | YH | +1 | 1'35.502 | 10.566 | 139.587 |
| 34 | 300 | 18 | 87 | アクティオガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 和田 久 栗原宗之 | YH | | 1'36.286 | 11.350 | 138.450 |
| 35 | 300 | 19 | 111 | ARKTECH BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 小泉 洋史 黒澤翼 | KH | +1 | 1'36.664 | 11.728 | 137.909 |
| 36 | 300 | 20 | 66 | triple a ムルシエラゴRG-1 LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1 | 山西 康司 余郷敦 | YH | | 1'36.903 | 11.967 | 137.568 |
| 37 | 300 | 21 | 666 | 楽天 BOMEX 320R VEMAC RD320R | 周防 彰悟 山下 潤一郎 | KH | +1 | 1'38.362 | 13.426 | 135.528 |
| - | 300 | -2 | 88 | triple a ガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 松田 秀士 古谷直広 | YH | | Absence | - | - |
| - | 300 | - | 52 | GREEN TEC KUMHO IS350 LEXUS IS350 | 黒澤 琢弥 井口卓人 | KH | | Absence | - | - |
- CarNo.7の折目選手は、2008 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第28条14.c. (追越行為妨害)により、訓戒及び罰金3万円を課す。
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2008/04/12) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 500 | 1 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 セバスチャン・フィリップ | BS | | 1'23.645 | - | 159.374 |
| 2 | 500 | 2 | 1 | ARTA NSX HONDA NSX | ラルフ・ファーマン 伊沢 拓也 | BS | | 1'23.706 | 0.061 | 159.257 |
| 3 | 500 | 3 | 3 | YellowHat YMS TOMICA GT-R NISSAN GT-R | ロニー・クインタレッリ 横溝直輝 | BS | | 1'23.718 | 0.073 | 159.235 |
| 4 | 500 | 4 | 23 | XANAVI NISMO GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 55 | 1'23.751 | 0.106 | 159.172 |
| 5 | 500 | 5 | 22 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | ミハエル・クルム 柳田真孝 | BS | 40 | 1'23.822 | 0.177 | 159.037 |
| 6 | 500 | 6 | 17 | REAL NSX HONDA NSX | 金石 勝智 金石 年弘 | BS | +1 | 1'23.952 | 0.307 | 158.791 |
| 7 | 500 | 7 | 18 | TAKATA 童夢 NSX HONDA NSX | 道上 龍 小暮 卓史 | BS | | 1'24.114 | 0.469 | 158.485 |
| 8 | 500 | 8 | 32 | EPSON NSX HONDA NSX | ロイック・デュバル 平中 克幸 | DL | | 1'24.151 | 0.506 | 158.415 |
| 9 | 500 | 9 | 100 | RAYBRIG NSX HONDA NSX | 井出 有冶 細川 慎弥 | BS | +1 | 1'24.179 | 0.534 | 158.363 |
| 10 | 500 | 10 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | +20 | 1'24.504 | 0.859 | 157.753 |
| 11 | 500 | 11 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | +1 | 1'24.732 | 1.087 | 157.329 |
| 12 | 500 | 12 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | +10 | 1'24.820 | 1.175 | 157.166 |
| 13 | 500 | 13 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 LEXUS SC430 | ピーター・ダンブレック 片岡 龍也 | BS | | 1'25.111 | 1.466 | 156.628 |
| 14 | 500 | 14 | 24 | WOODONE ADVAN Clarion GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 荒 聖治 | YH | | 1'25.197 | 1.552 | 156.470 |
| 15 | 500 | 15 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | 高木 虎之介 アンドレ・クート | DL | +1 | 1'25.570 | 1.925 | 155.788 |
| 16 | 500 | 16 | 25 | ECLIPSE ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 土屋 武士 石浦宏明 | YH | +1 | 1'25.580 | 1.935 | 155.770 |
| 17 | 300 | 1 | 46 | MOLA レオパレス Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 安田 裕信 | MI | | 1'31.767 | 8.122 | 145.268 |
| 18 | 300 | 2 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 1'31.991 | 8.346 | 144.914 |
| 19 | 300 | 3 | 81 | ダイシン ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 青木 孝行 藤井 誠暢 | YH | 10 | 1'32.022 | 8.377 | 144.865 |
| 20 | 300 | 4 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R VEMAC 408R | 黒澤治樹 密山 祥吾 | YH | | 1'32.061 | 8.416 | 144.804 |
| 21 | 300 | 5 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 MOONCRAFT SHIDEN MC | 高橋 一穂 加藤寛規 | YH | 40 | 1'32.194 | 8.549 | 144.595 |
| 22 | 300 | 6 | 77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ SUBARU IMPREZA | 山野 哲也 佐々木孝太 | DL | | 1'32.227 | 8.582 | 144.543 |
| 23 | 300 | 7 | 11 | JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430 FERRARI F430 | 田中哲也 植田 正幸 | YH | +1 | 1'32.284 | 8.639 | 144.454 |
| 24 | 300 | 8 | 31 | DOUBLEHEAD avex apr MR-S TOYOTA MR-S | 峰尾恭輔 坂本 雄也 | MI | +1 | 1'32.309 | 8.664 | 144.415 |
| 25 | 300 | 9 | 4 | EBBRO UEMATSU 320R VEMAC RD320R | 阪口良平 松下 昌輝 | YH | +1 | 1'32.408 | 8.763 | 144.260 |
| 26 | 300 | 10 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | 谷口 信輝 山路慎一 | YH | 20 | 1'32.483 | 8.838 | 144.143 |
| 27 | 300 | 11 | 19 | ウェッズスポーツセリカ TOYOTA CELICA | 織戸 学 阿部 翼 | YH | +1 | 1'32.559 | 8.914 | 144.025 |
| 28 | 300 | 12 | 110 | KUMHO BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 光貞 秀俊 池田大祐 | KH | +1 | 1'32.724 | 9.079 | 143.769 |
| 29 | 300 | 13 | 7 | ORC雨宮SGC-7 MAZDA RX-7 | 井入 宏之 折目 遼 | YH | 55 | 1'33.046 | 9.401 | 143.271 |
| 30 | 300 | 14 | 5 | プロμ マッハ号 320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 山野 直也 | YH | +1 | 1'33.110 | 9.465 | 143.173 |
| 31 | 300 | 15 | 95 | ライトニング マックィーン apr MR-S TOYOTA MR-S | 平手 晃平 国本京佑 | MI | +1 | 1'33.287 | 9.642 | 142.901 |
| 32 | 300 | 16 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山正美 | HK | +1 | 1'33.695 | 10.050 | 142.279 |
| 33 | 300 | 17 | 88 | triple a ガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 松田 秀士 古谷直広 | YH | | 1'34.130 | 10.485 | 141.621 |
| 34 | 300 | 18 | 70 | 外車の外国屋&LMPポルシェ PORSCHE 996GT3RS | 赤鮫 オヤジ 山岸大 | YH | +1 | 1'34.218 | 10.573 | 141.489 |
| 35 | 300 | 19 | 111 | ARKTECH BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 小泉 洋史 黒澤 翼 | KH | +1 | 1'34.649 | 11.004 | 140.845 |
| 36 | 300 | 20 | 87 | アクティオガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 和田 久 栗原宗之 | YH | | 1'35.102 | 11.457 | 140.174 |
| 37 | 300 | 21 | 666 | 楽天 BOMEX 320R VEMAC RD320R | 周防 彰悟 山下 潤一郎 | KH | +1 | 1'36.374 | 12.729 | 138.324 |
| ---- 以上予選通過(基準タイム[107%] GT500:1'29.548 / 1'38.362)---- |
| - | 300 | - | 52 | GREEN TEC KUMHO IS350 LEXUS IS350 | 黒澤 琢弥 井口卓人 | KH | | Absence | - | - |
| - | 300 | - | *66 | triple a ムルシエラゴRG-1 LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1 | 山西 康司 余郷敦 | YH | | Deleted | - | - |
- CarNo.66は、国内競技車輌規第7章JAF-GT300 5.3.1.2 (エアリストリクター径)違反により、公式予選1回目の記録を抹消する。
それでもGT-Rは速かった!
2008スーパーGT第2戦、岡山GT300kmの公式予選1回目は、#12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・
フィリップ組)が性能調整をものともせず、1分23秒645をたたき出して暫定ポールを獲得、
前回1-2フィニッシュを達成したニスモ勢も4位、5位につけ、GT-R勢が相変わらずの速さを見せ付けた。
GT300クラスは#46MOLAレオパレスZ(星野一樹/安田裕信組)が1分31秒767でトップ。
しかし前回2位で性能調整と併せて55kgを追加された#2紫電も見事6番手でSL進出を達成した。

公式予選1回目は午前10時丁度に開始された。
全てのセッションをGT-R勢が席巻した開幕戦鈴鹿の結果を受け、今回はそのGT-R勢と、3位、
4位に入ったSC430勢全車に性能調整としてそれぞれ50kg、40kgのウェイトが課せられることになった。
さらにレギュレーションに則り、前回優勝のザナヴィには55kg、2位モチュールには40kgのウェイトハンデが上乗せされる。
これにより岡山ラウンドではNSX勢が息を吹き返すものと思われた。
しかし予選が始まってみればトップにはカルソニック、3位にイエローハットと、前回ノーポイントの2台が入り、ザナヴィも4位、
モチュールも5位と、相変わらずの速さを見せ付ける。
NSX最上位はARTAの2番手。6番手以下にはリアル、TAKATA童夢、エプソン、レイブリックが続く。
SC430勢はペトロナスの10位が最高と、こちらは性能調整の影響をもろに受けた格好だ。
GT300クラスは46モーラZがトップ、ガライヤが2位、3位には復活したダイシンZがつける。
前回優勝の#7雨宮RX-7は55kgのウェイトハンデに加えて性能調整でも25kgが加算されたのが響いて14位と、苦しい予選となった。
しかし一方で、鈴鹿で2位の#2紫電はウェイトハンデ40kg、追加性能調整15kgをものともせず、混走終了間際になって、
それまでの11番手から6番手に急浮上してみせた。
これによりユンケルポルシェが11番手に後退し、惜しくもSL進出を逃した。
公式予選2回目は午後2時30分から、スーパーラップは午後3時5分から行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro
TAKESHITA
フォーミュラ・ニッポン開幕 松田次生が貫禄のポール・トゥ・ウィン

ポール・トゥ・ウィンで圧勝した松田次生
(#1 LAWSON TEAM IMPUL)
全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの2008年シーズンが開幕。第1戦は4月5日(土)と6日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。全8戦が予定されている同シリーズは、今季より1大会2レース制(第5戦、第6戦)やノックアウト方式採用の新予選システム、新ポイント制、パドルシフト導入など多くの新機軸が盛り込まれることとなった。
また、昨年はGP2に参戦したTDPドライバー平手晃平(TP Checker IMPUL)、F3からのステップアップするTDPドライバー石浦宏明(Team LeMans)やR.ストレイト(STONEMARKET・BLAAK CERUMO/INGING)など、期待のルーキードライバーが多く参戦。新たに今季より、新人賞としてJRPルーキー・オブ・ザ・イヤーが制定されることとなり、その争いも注目される。
5日(土)午前中の公式練習に続き、午後1時45分から注目の予選がスタート。まず第1セッションが20分で行われ、全20台中上位15台が第2セッションへと進出。続いて10分間の第2セッションで上位8台が最終第3セッションへと進んだ。特に、最終第3セッションへの進出を決める第2セッションでは、2番手から11台がコンマ5秒内に入る激戦となった。
非常に僅差の、また上位13台がコースレコードを更新するというハイレベルな戦いとなった予選で、ポールポジションを獲得したのはディフェンディングチャンピオンである松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)。予選を前に行われた公式練習でもトップタイムをマークし好調な松田が全セッションでトップタイムをマーク。最終第3セッションでも2番手以下を大きく引き離す圧倒的なタイムを叩き出し、ポールポジションを獲得した。また、3番手にはJ.P.デ・オリベイラ(KONDO RACING)、そしてフォーミュラ・ニッポンデビュー戦となる平手が2列目4番手と好位置につけた。
6日(日)好天の下、午後2時半に65周で競われる決勝レースのスタートが切られた。ポールポジションの松田は、スタートこそ首位を譲ったものの、すぐにその座を奪い返すと、その後はただ1人コンスタントに1分27秒台を刻みながら、後方との差を広げて行った。
38周目にピットインし、一度は首位の座を譲るものの、全車がピットインを果たした48周目には再び首位に浮上。2位以下に40秒以上もの差を付けての首位独走となった。終盤はペースを落としたものの、それでも35秒もの差を付けてトップでチェッカー。圧倒的な強さで2008年の開幕戦を制し、ディフェンディングチャンピオンの貫禄を見せた。
2位には、ピットを遅らせる戦略を採った立川祐路(CERUMO/INGING)が入った。立川は48周目までピットインを遅らせ、一時は首位を快走。ピットインで一度3位まで落ちたものの、その後見事な追い上げで前を行くストレイトをパス。自身最高位タイとなる2位表彰台を獲得した。
3位には、F3からのステップアップとなるルーキーのストレイト。デビューレースで3位表彰台を獲得し、昨年の全日本F3選手権2位の実力を証明して見せた。
2列目4番手と予選で速さを見せた平手は、スタートでポジションを大きく落としてしまった。その後はパドルシフトのトラブルに見舞われ苦戦。苦しみながらも中団グループを走行していたが、53周目に他車と接触。リタイアに終わった。
石浦は14番手からスタートを切り、20周目に突然のパンクに見舞われ後退。しかし、その後着実にレースを戦い、7位でフィニッシュ。フォーミュラ・ニッポンデビュー戦でポイント獲得を果たした。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社
TDPドライバー井口卓人が開幕2戦をポール・トゥ・ウィン
トヨタドライバーが2戦共に表彰台を独占

デビュー戦で2戦連続ポール・トゥ・ウィンの
完全勝利を果たした井口卓人
2008年全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が4月5日(土)と6日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。
2008年の全日本F3は全9大会(18戦)が予定されているが、今季から旧型車輌を使用したナショナルクラスが開設され、全日本選手権クラスと混走でレースが行われることとなった。これに伴い、予選のフォーマットが変更され、今大会ではナショナルクラスとの混走、その後全日本の占有走行時間となり、その中でのベストタイムで第2レース(日曜日)のグリッドが決定、セカンドベストタイムによって第1レース(土曜日)のグリッドが決定される。
今シーズンは参戦するドライバーも大きくその顔ぶれを変え、下位カテゴリで活躍した有望な若手ドライバーが多くステップアップ。トヨタ勢では、昨年のフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)のチャンピオンであるTDPドライバー国本京佑(ペトロナスチームトムス)、昨年のフォーミュラ・トヨタ(FT)チャンピオンのTDPドライバーK.コッツォリーノ(ナウモータースポーツ)、やはりFTやFCJで活躍を見せたTDPドライバー井口卓人(ペトロナスチームトムス)、そして昨年のドイツF3チャンピオンであるC.バンダム(ペトロナスチームトムス)らがチャンピオンを目指して参戦する。
今大会には全日本クラスに9台、ナショナルクラスに7台がエントリーし、全日本クラスにはトヨタ・トムス1AZ-FEエンジン搭載車が5台出場。ナショナルクラスは出場全車がトヨタ・トムス3S-GEエンジンを搭載している。
前日の4日(金)に行われた占有走行では、井口が好セットアップを見出し、トップタイムをマーク。国本、バンダムが続き、トムスの3台がトップ3を占めた。
5日(土)午前10時45分から開始された予選は、最初の20分間ナショナルクラスとの混走、その後10分間全日本の占有走行となったが、井口の好調は続き、混走時間からコースレコードを更新する速さでトップタイム。その後もタイムを更新し、見事第1戦、第2戦共にポールポジションを獲得した。国本は第1戦3番手、第2戦2番手。バンダムがこれと入れ替わる形で第1戦2番手、第2戦3番手となった。
新設されたナショナルクラスでは、TDPドライバー山内英輝(トムススピリット)が第1戦でポールポジションを獲得。第2戦も最前列2番手を確保した。
続いて午後4時5分から15周で争われる第1戦決勝がスタート。ポールポジションの井口はスタートでやや遅れたが、すぐに首位を奪い返すと、その後は圧倒的な速さで後続を引き離し独走。そのままトップでチェッカーを受け、デビュー戦でのF3初勝利をポール・トゥ・ウィンで飾った。
一方、後方では2番手スタートのバンダムが単独走行。その後で3番手スタートの国本に4番手スタートのコッツォリーノが挑み、8周目に逆転。バンダムが2位、コッツォリーノ3位、国本4位という順位でフィニッシュした。
ナショナルクラスでは山内がポール・トゥ・ウィンで初優勝を挙げた。
6日(日)午後12時55分から21周で競われる第2戦の決勝がスタートした。ポールポジションの井口は、今度は好スタートを切り、やはり序盤から後方を引き離して独走状態となった。一方、2番手グリッドの国本はスタートをミス。3番手グリッドのバンダムに先行を許し、バンダムが2位、国本3位でレースを開始した。
その後、国本は再びコッツォリーノの激しい追い上げを受けたが逃げ切って3位でフィニッシュ。バンタムが2位。井口は開幕から2戦連続のポール・トゥ・ウィンを果たし、第2戦はトムスの3台が表彰台を独占。井口はこの週末、予選・決勝、ファステストラップの全てでトップという圧倒的な強さを見せた。
ナショナルクラスでは、山内は2番手グリッドからのスタートであったが、スタートで遅れ、大きくポジションダウン。なんとかクラス3位まで追い上げたが、ホイールナットが緩むトラブルに見舞われピットイン。6位に終わった。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社
松田 次生(優勝)
去年タイトルを取ったとき、見出しに「ゼロ勝」と書かれて正直胸が痛かったので、
今年はチャンピオンらしく勝って見せようと思っていましたが、開幕戦で勝つことができ、
チームスタッフと去年からやってきたことが実ったのが嬉しいです。
スタートではプレッシャーからかクラッチの繋ぎ方が荒く、ストールしかかりました。伊沢君は良いスタートで前に出られましたが、
ずっとイン側を走っていたので、『曲がりきれないかも』と思っていたら、やはりはらんだので、上手くラインをクロスさせて抜きました。
新しいシステムを積んでることもあり、途中何がおきるか分からなかったので、序盤からペースを上げられるだけあげていき、
周回遅れを抜くときも、青旗を確認してから慎重に抜きました。
開幕前はプレッシャーでがんじがらめでしたが、勝てたことでそれが解けました。チーム全員に感謝していますが、
特にこういう体制を作ってくれた星野監督に感謝します。
立川 祐路(2位)
走り出しからクルマの調子は良かったです。予選が振るわなかったのは、タイム差が少ない中で少しミスをしてしまったのが響きました。
ですから決勝には不安ありませんでした。
スタートでは少しポジションを下げてしまい、燃料が重かったので思うようにペースが上げられませんでしたが、
周回を重ねるにつれて順位を上げていけるようになりました。
実は10周以上早くピットに入る予定だったんですが、途中で引っ張ることになったんです。僕らはQ3に残れなかったので、
ニュータイヤがもう1セットあり、ピットアウトしてからはそれを使って思い切り攻めました。
(ロベルトとのバトルは)チームメイトなので当たる訳にはいきませんが、まぁ面白かったです。
ロベルト・ストレイト(3位)
スタートはハードでした。スローコーナーでアンダーステアがきつくて、イザワやアンドレについていけませんでした。
それでもあまり差をつけられないよう、タイヤを労わりながらピットストップまで辛抱しました。
ピットストップ後は逆にオーバーステアが出てしまったので、タイヤを壊さないよう気を使って走りました。
もう少し上にいけたかも、とは思いますが、最初のレースとしてはベストなリザルトだとも思いますし、
トップ3に入れたことには満足しています。
(立川とのバトルについて)最初に抜かれたときは、タチカワのペースが速かったことと、
自分がまだピットストップ前だったことを考えて敢えて譲りました。変にブロックしてペースを落としても仕方ないですし。
2度目に抜かれたときは何とか抑えようと思いましたが、タチカワのアクセレーションが優れていたので抑えられませんでした。
星野 一義(優勝チーム監督)
嬉しいとともにほっとしています。
決勝前にも色々ありましたけど『あせることはない、調子は悪くないんだから』と言い聞かせてきました。松田選手のレースに対する心構えに、
みんなが引っ張られる形でレベルアップしているのがすばらしいと思います。
今日もアンドレを気にかけていましたので、彼には悪いですけど、ああいうことになってくれてほっとしました。
新しいシステムがつくことでいろんな不安を抱えながらのレースになりましたが、「力の松田」
の走りを見せていれば結果はいずれついて来ると思っていました。
ブノワもトラブルを抱えながら頑張ったと思いますし、平手も思い切りやってくれました。
最後に足回りというお金のかかる部分を壊したのは残念でしたが(笑)これからも「インパルに入ってよかった」
と思ってもらえるようにバックアップしていきたいです。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
4月6日、富士スピードウェイで開催された2008年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦の決勝は、
ポールポジションからスタートした#1松田次生(LAWSON TEAM
IMPUL)が後方の混乱をよそに終始独走状態で65周を走りきり、1年8ヶ月ぶりの優勝をもぎ取った。
2位には#48立川祐路(CERUMO/INGING)。こちらは実に6年5ヶ月ぶりの表彰台となった。
3位にはルーキーの#67ロベルト・ストレイト(STONEMARKET・BLAAK CERUMO/INGING)が入った。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数19,500人)
決勝レースは午後2時30分スタート。
セカンドグリッドのルーキー、#56伊沢拓也が好ダッシュを決めてトップで1コーナーに飛び込むが、
ポールスタートの松田は冷静に伊沢のライン取りを読み、立ち上がりでラインをクラスさせてトップを奪い返した。
3番手には同じくルーキーの#67ロベルト・ストレイト、4番手にはスタート上手の#36アンドレ・ロッテラーが上がってきた。
朝のフリー走行で好調だった#3横溝直輝も#31ロイック・デュバルを抜いて5位。
抜かれたデュバルは2周目に順位挽回を図ろうと目論んだが、逆にダンロップコーナーでオーバーランを喫し、大きく順位を落とす。
ロッテラーはすぐにストレイトを捉え、11周目には遂に伊沢をも攻略して2位に浮上してきた。横溝もすぐに伊沢の背後に迫ってきた。
その後方では、予選で振るわなかった#7本山哲や#32小暮卓史、#2ブノワ・トレルイエといった実力派も着実に順位を上げていく。
ところがここで、今季から採用されたパドルシフトのトラブルが彼らを見舞う。
まず15周目に横溝がスローダウン。そのままガレージに突っ込んで修復作業に入ると、18周目には本山、
そして24周目には2位ロッテラーまでもがミッショントラブルでレースを失うこととなった。
こうした波乱の中、立川、クインタレッリ、小暮、トレルイエらは次第に順位を上げていく。立川は37周終わりでストレイトを捉え、
そのまま38周目の1コーナーまでにパス。更に伊沢をも39周目の1コーナーで同じように抜き去った。
丁度38周終わりでトップの松田がピットストップを行ったため、立川はここで暫定トップに立った。
伊沢も39周終わりでピットイン。既に9周目にタイヤ交換のためにピット作業を済ませていたデュバルのすぐうしろでコースに戻った。
40周終わりでストレイト、小暮も相次いでピットへ。
ここで短時間で作業を済ませた小暮はデュバルの前でピットアウト。
冷えたタイヤでペースの上がらない小暮にデュバルは盛んに仕掛けていくが、小暮も巧みに押さえ込んでいく。
そのため、痺れを切らしたデュバルはダンロップコーナー入口でブレーキを我慢しすぎてオーバーラン。
ところがこれを回避しようとラインを変えた小暮に伊沢が追突、拳を振り上げて怒りを露にする小暮だったが、
競技団の判定はレースアクシデント。
ここで初表彰台の夢を断たれた伊沢に比べれば、順位を落としつつもレースに戻った小暮やデュバルのほうがまだ幸運だったかもしれない。
ピットストップを思い切り引っ張る作戦に出た暫定トップの立川は48周終わりでピットイン。これによりトップは再び松田のものに。
立川はストレイトの後ろ、3位でコースに復帰した。
後方の混乱をよそに序盤からハイペースで飛ばし続けた松田はこの時点で既に2位ストレイトに40秒以上のマージンを築いていたが、
53周目に僚友のストレイトを攻略した立川がここからファステストを連発しはじめる。
Q2で予選を終えた立川には温存されていたニュータイヤがもう1セット存在したのだ。
次第に松田との差を詰めていく立川だったが、10周あまりという残り周回数では、このギャップをどうすることもできず、
そのまま松田1位、立川2位で65周をフィニッシュするしかなかった。3位はルーキーのストレイト。
2位の見えていた状況では手放しで喜べないかもしれないが、デビュー戦としては上出来でもある。
昨年シリーズタイトルを獲得しながらも、遂に1勝も上げることのできなかった松田だが、
2008年は開幕戦で見事な圧勝劇を見せてくれた。これは彼にとって2008年8月のオートポリス以来、1年8ヶ月ぶりの勝利、
通算3勝目だ。
2位立川も久々の表彰台。こちらは2001年11月の鈴鹿以来、実に6年5ヶ月以来の表彰台となった。
第2戦決勝は5月11日、鈴鹿サーキットにておこなわれる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第1戦 -RIJ- (2008/04/06) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
| 1 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 65 | 1:36'33.664 |
| 2 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | 65 | 35.165 |
| 3 | 67 | ロベルト・ストレイト | STONEMARKET.BLAAK CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | 65 | 38.118 |
| 4 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 65 | 49.372 |
| 5 | 47 | ロニー・クインタレッリ | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | 65 | 49.595 |
| 6 | 32 | 小暮 卓史 | PIAA NAKAJIMA | HONDA HF386E | 65 | 58.142 |
| 7 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 64 | 1Lap |
| 8 | 41 | 土屋 武士 | DoCoMo DANDELION | HONDA HF386E | 64 | 1Lap |
| 9 | 55 | 井出 有冶 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | HONDA HF386E | 64 | 1Lap |
| 10 | 31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA | HONDA HF386E | 64 | 1Lap |
| 11 | 5 | 金石 年弘 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 64 | 1Lap |
| 12 | 40 | 松浦 孝亮 | DoCoMo DANDELION | HONDA HF386E | 62 | 3Laps |
| -------- 以上規定周回(58 Laps)完走 -------- |
| - | *37 | 荒 聖治 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 54 | 11Laps |
| - | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 54 | 11Laps |
| - | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 53 | 12Laps |
| - | 20 | 平手 晃平 | TP checker TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 52 | 13Laps |
| - | 6 | 平中 克幸 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 52 | 13Laps |
| - | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | HONDA HF386E | 41 | 24Laps |
| - | *36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 25 | 40Laps |
| - | 7 | 本山 哲 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 17 | 48Laps |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
- Fastest Lap: CarNo.48 立川祐路(CERUMO/INGING) 1'27.274 (51/65) 188.221km/h
- CarNo.37は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b)(黄旗追い越し)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.37は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b)(黄旗追い越し)違反により、競技結果に10秒加算のペナルティを課す。
- CarNo.36は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第4章18.1違反(ピットレーン速度超過)により、ドライビングスルーペナルティを課したが、レース中に実行できなかったため、レース結果に対して30秒加算のペナルティとする。
- 優勝 井口卓人(TOM'S)
-
「昨日も予選から決勝にかけてすごく調子が良くて、今日もスタートさえ決まれば逃げて、自分の思うようなレース展開になると思って自信をもっていました。優勝できて嬉しいです。もう少し改良する点はありましたが、やれるこは100%成功したんじゃないかと思います」
- 2位 カルロ・バン・ダム(TOM'S)
-
「スタートがポイントになりましたね。うまくできた部分とできなかった部分がありました。あとは昨日と同じで井口選手が速かったですね。次戦のオートポリスは第1コーナーが右に曲がるのか左に曲がるのかも知りませんが、コースを覚えるのは得意なのでいろいろ学んでいい方向にいけばいいと思います」
- 3位 国本京佑(TOM'S)
-
「スタートでミスして3位まで落ちたのが悔しいです。ただ、今日のレースは平常心でできたのでその部分に関しては満足しています。昨日は抜かれてしまいましたが、今日は前のクルマにだけ集中して走ることができました」
まとめ & Photo: Yoshiori OHNISHI
全日本F3選手権第2戦の決勝は、ポールシッターの#37井口卓人(TOM'S)が昨日に続いて開幕2連勝を飾った。
第2戦決勝は午後0時55分スタート。
ポールポジションの井口が後続をけん制しながらトップで1コーナーに飛び込むと、そのまま一気に後続を突き放しにかかる。
すぐ後方では#1カルロ・ヴァン・ダムが2番手スタートの#36国本京佑をサイド・バイ・サイドのバトルの末に抜き去って2位。
更にその後方は#33ケイ・コッツォリーノ、#62嵯峨宏紀、#12安田裕信、#8中山友貴、
#2中嶋大祐らが団子状態でバトルを繰り広げる。
結局この団子集団からはコッツォリーノが抜け出すことに成功し、3位国本との差を次第に詰め始める。
2周目の1コーナーでは8位を走行していた中嶋が安田、中山をまとめてぶち抜いて6位浮上、しかし次の周回では安田が抜き返して6位に。
コッツォリーノはレース中盤に国本を射程圏内に捉えたが、10周目のダンロップコーナーへの侵入で僅かに姿勢を乱し、
国本を取り逃がしてしまう。
更には、この2台が3位争いに躍起になっている間に、5周目の1コーナーで嵯峨を抜いて5位に浮上していた安田がじわじわと近づいてきた。
安田は18周を終えたところで遂にコッツォリーノのテールに喰らいつき、プレッシャーをかけ始める。
そして遂に20周目の1コーナーでインに飛び込んでいくが、曲がりきれずにオーバーラン。
しかしファイナルラップの1コーナーで遂にコッツォリーノ攻略を成功させ、このレースを4位でフィニッシュした。
序盤からトップを独走していた井口はその後もヴァン・ダムを全く寄せ付けないハイペースで飛ばし続け、
最後は8.774秒もの大差をつけてフィニッシュ。見事デビュー戦での開幕2連勝を達成した。
2位にはカルロ・ヴァン・ダム、3位には国本京佑がつけ、トムスが表彰台を独占する結果となった。
なお、ナショナルクラスは#18松下昌樹(EBBRO AIM 307)が優勝。
昨日優勝の#38山内英輝はトラブルにより惜しくもピットでレースを終えた。
全日本F3選手権第3戦&第4戦は4月26・27日、オートポリスサーキットで行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2008/04/06) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 2 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 37 | C | 井口 卓人 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 33'51.553 |
| 2 | 1 | C | カルロ・ヴァン・ダム | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 8.774 |
| 3 | 36 | C | 国本 京佑 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 11.117 |
| 4 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20V | 21 | 14.228 |
| 5 | 33 | C | ケイ・コッツォリーノ | 広島トヨタ・ダラーラF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 14.741 |
| 6 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 29.194 |
| 7 | 7 | C | 山本 尚貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 21 | 31.775 |
| 8 | 8 | C | 中山 友貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 21 | 34.773 |
| 9 | 2 | C | 中嶋 大祐 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F308 | MF-204C | 21 | 35.308 |
| 10 | 18 | N | 松下 昌輝 | EBBRO AIM 307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 21 | 1'12.331 |
| 11 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 1'14.317 |
| 12 | 19 | N | ザヒール・アリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 21 | 1'26.204 |
| 13 | 5 | N | 永瀬 貴史 | 日本ケミファ F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 20 | 1 Lap |
| 14 | 74 | N | 桜井 基樹 | エクシード F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 19 | 2 Laps |
| 15 | 38 | N | 山内 英輝 | TDP SPILIT F307 | DALLARA F306 | 3S-GE | 19 | 2 Laps |
| -------- 以上規定周回数 ( N: 18Laps / C: 18Laps ) 完走 -------- |
| - | 63 | N | 安岡 秀徒 | ピンクリボン・ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 4 | 17 Laps |
- Fastest Lap(C): CarNo.37 井口卓人(TDP TOM'S F308) 1'36.432 (12/21) 170.346km/h
- Fastest Lap(N): CarNo.38 山内英輝(TDP SPILRIT F307) 1'39.273 (5/19) 165.471km/h
2008年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦富士のフリー走行2回目は、#4ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(KONDO
RACING)が1分26秒399でトップ。2位にも#3横溝直輝がつけ、KONDO
RACINGが1-2と決勝に向けての好調ぶりをうかがわせる結果となった。
決勝日のフリー走行は午前8時30分より、30分間で行われた。
昨日の予選でいきなり上位に食い込んできたルーキーたちの速さはここでも健在で、見事フロントローを射止めた#56伊沢拓也が3番手、
予選は14位に終わった#7石浦宏明が4番手タイムをマークした。
予選4番手の#20平手晃平は最終的には8位に終わったが、セッション序盤から常に上位タイムをマークし続けており、
仕上がりは悪くなさそうだ。
その一方、金曜の練習走行から苦戦の続いている#40松浦孝亮はここでも18番手に留まり、依然として苦しい戦いが続いている。
こうしたルーキーたちの快走に対し、ポールシッターの#1松田次生は最終的に6番手、
昨日Q2落ちに終わった#32小暮卓史も5番手タイムをマーク。順位では遅れをとったがタイム差は殆どない状況だ。
このセッションを1-2で締めくくったKONDOの二人は、まず横溝が開始10分すぎに1分26秒716でトップに立ち、
その後も26秒515までタイムを詰めてくると、その10分後にオリベイラが26秒399で一気にトップに上がってきた。
オリベイラは昨年の同レースで3位表彰台に上がりながらレース後の車検で車高違反が見つかって失格となっているだけに、
このレースにかける思いは強い。
ここでの結果が決勝レースにどう生かされるかにも注目だ。
第1戦決勝は午後2時30分スタート。今シーズン唯一となってしまった300km、65周の戦いだ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第1戦 -RIJ- (2008/04/06) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 1'26.399 | - | - | 190.13 |
| 2 | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 1'26.515 | 0.116 | 0.116 | 189.87 |
| 3 | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | HONDA HF386E | 1'26.613 | 0.214 | 0.098 | 189.66 |
| 4 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'26.664 | 0.265 | 0.051 | 189.55 |
| 5 | 32 | 小暮 卓史 | PIAA NAKAJIMA | HONDA HF386E | 1'26.691 | 0.292 | 0.027 | 189.49 |
| 6 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'26.715 | 0.316 | 0.024 | 189.43 |
| 7 | 7 | 本山 哲 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'26.808 | 0.409 | 0.093 | 189.23 |
| 8 | 20 | 平手 晃平 | TP checker TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'26.879 | 0.480 | 0.071 | 189.08 |
| 9 | 37 | 荒 聖治 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 1'26.914 | 0.515 | 0.035 | 189.00 |
| 10 | 67 | ロベルト・ストレイト | STONEMARKET.BLAAK CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | 1'26.930 | 0.531 | 0.016 | 188.97 |
| 11 | 31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA | HONDA HF386E | 1'27.040 | 0.641 | 0.110 | 188.73 |
| 12 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 1'27.123 | 0.724 | 0.083 | 188.55 |
| 13 | 41 | 土屋 武士 | DoCoMo DANDELION | HONDA HF386E | 1'27.182 | 0.783 | 0.059 | 188.42 |
| 14 | 5 | 金石 年弘 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'27.239 | 0.840 | 0.057 | 188.30 |
| 15 | 47 | ロニー・クインタレッリ | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | 1'27.243 | 0.844 | 0.004 | 188.29 |
| 16 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | 1'27.284 | 0.885 | 0.041 | 188.20 |
| 17 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'27.296 | 0.897 | 0.012 | 188.17 |
| 18 | 40 | 松浦 孝亮 | DoCoMo DANDELION | HONDA HF386E | 1'27.571 | 1.172 | 0.275 | 187.58 |
| 19 | 6 | 平中 克幸 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'27.669 | 1.270 | 0.098 | 187.37 |
| 20 | 55 | 井出 有冶 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | HONDA HF386E | 1'27.926 | 1.527 | 0.257 | 186.83 |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第1戦 -RIJ- (2008/04/05) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Q1 | Q2 | Q3 |
| 1 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'24.808 | R1'24.519 | R1'24.290 |
| 2 | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | HONDA HF386E | 1'25.653 | R1'24.924 | R1'24.568 |
| 3 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | R1'25.340 | R1'25.006 | R1'24.594 |
| 4 | 20 | 平手 晃平 | TP checker TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'25.192 | R1'25.124 | R1'24.644 |
| 5 | 67 | ロベルト・ストレイト | STONEMARKET.BLAAK CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | R1'25.422 | R1'25.119 | R1'24.654 |
| 6 | *36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | R1'25.158 | R1'25.167 | R1'24.820 |
| 7 | *31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA | HONDA HF386E | R1'25.230 | R1'25.073 | R1'24.820 |
| 8 | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | R1'25.367 | R1'25.125 | R1'24.883 |
| 9 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'25.350 | R1'25.200 | |
| 10 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | R1'25.404 | R1'25.209 | |
| 11 | 32 | 小暮 卓史 | PIAA NAKAJIMA | HONDA HF386E | R1'25.402 | R1'25.302 | |
| 12 | 47 | ロニー・クインタレッリ | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | 1'25.715 | R1'25.376 | |
| 13 | 55 | 井出 有冶 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | HONDA HF386E | 1'25.644 | R1'25.477 | |
| 14 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'25.546 | 1'25.603 | |
| 15 | 7 | 本山 哲 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'25.668 | 1'25.673 | |
| 16 | 5 | 金石 年弘 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'25.858 | | |
| 17 | 6 | 平中 克幸 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'25.891 | | |
| 18 | 41 | 土屋 武士 | DoCoMo DANDELION | HONDA HF386E | 1'25.895 | | |
| 19 | 37 | 荒 聖治 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 1'25.937 | | |
| 20 | 40 | 松浦 孝亮 | DoCoMo DANDELION | HONDA HF386E | 1'26.464 | | |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
- CarNo.31とCarNo.36は、2008年全日本選手権フォーミュラニッポン統一規則第3章第24条10.により順位を決定した。

井口卓人(全日本クラス優勝)
ありがとうございます。
チームの皆さんが練習走行からいいクルマを作ってくださったので、普通に走ってるだけで自然にいいタイムが出ていました。
ですのであとは自分がベストを尽くして走るだけでした。
決勝の前にチームの方が『今日は楽しんで来い』と言ってくださり、同時に『明日のことを考えて今日のレースを組み立てろ』
とも言われましたので、決勝では色々考えながら走りました。そういう意味では非常に収穫のあったレースでした。
今日は最高の形で終われたので、明日も最高の形でレースをフィニッシュしたいです。
カルロ・ヴァン・ダム(全日本クラス2位)
ボクにとっては退屈なレースでした。前は速くて近づくこともできないし、後ろは追い上げてこないしで、
ボクはただシンプルにクルマを走らせていただけでした。明日こそは接戦を期待しています。
それでも、初めての日本、初めての富士のレースだという点では、良いスタートを切れたと思います。
ケイ・コッツォリーノ(全日本クラス3位)
すごく嬉しいです。
ウチのチームはトムスよりも新車の到着が遅れたので、テストも充分に行えませんでした。それでもメカニックさんが頑張ってくれて、
なんとか富士の合同テストには間に合わせてくれたんです。
ただ、自分の走りに関しては、井口選手やカルロさんのロガーと比べてもできてない点や足りない点がまだあって、昨日も頭を抱えてたんですよ。
それでも今日はちょっと変なコンディションになり、トムスも思ったほど速くなかったんで、決勝ではボクのドライビングと根性が生かせました。
僕はカルロさんと違って面白かったですよ(笑)国本選手とずっとバトルできましたから。明日もまたトムスとバトルして、
無理やりでも前に出て行くしかないと思います。
山内英輝(ナショナルクラス優勝)
スタート直後の1コーナーで抜かれて、すぐ2コーナーで抜き返して、その後はずっとトップを守りきりました。
F3に上がっても今までやってきたことをやるだけだと思うんで、そんなに意識はしていません。
そのときやるべきことをちゃんとやっていけば上に上がっていけると自信をもっていますから。
ザヒール・アリ(ナショナルクラス2位)
良いシーズンのスタートになりました。スタートがうまくいって1コーナーでトップに立てたんですが、すぐに抜き返されてしまいました。
F3は初めてですが、今日のレースは良い経験になりました。
アレキサンドラ・インペラトーリ(ナショナルクラス3位)
今日の結果には満足しています。
今回はテストなしで臨んだレースでした。初めての富士のレースでもありますし、どんな順位であっても自分のためになると思って走りました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本F3選手権第1戦は5日、富士スピードウェイで決勝を行い、ポールポジションの井口卓人(TOM'S)がスタートでトップに立つと他を寄せ付けない速さで15周を走り、デビューウィンを飾った。
フォーミュラニッポンノックアウト予選も終わり、陽も傾きかけた午後4時、全日本F3選手権今シーズン緒戦のフォーメーションラップが始まった。全日本選手権クラス8台と今シーズンから新設されたナショナルクラス7台の計15台が1周を回ってグリッドに着いた。
スタートを制したのは井口卓人(TOM'S)。以下予選順にカルロ・バン・ダム(TOM'S)、国本京佑とTOM'S勢が続く。4位にケイ・コッツォリーノ(NOW)、5位に山本尚貴(Real)とここまでが予選順。予選6位の中山友貴(Real)は同6位の嵯峨宏紀(ルボーセ)にかわされ7位に後退した。
トップの井口は徐々に後続を引き離しにかかる。2位バン・ダムから3位国本、4位コッツォリーノまでは僅差の接近戦だ。
8周目の最終コーナーから約2周にわたって、3位国本と4位コッツォリーノはお互いコーナーを飛び出すほどの激しいサイドバイサイドのバトルを演じ観客を沸かしたが、速さに勝るコッツォリーノがかろうじて国本をかわし3位に上がった。
10周目にはトップ井口と後続との差は5秒以上。井口は、その後も余裕の走りで、最終的には2位以下を7秒以上離して15周を走りきり、今シーズンの緒戦をF3初優勝で飾った。
2位には、バン・ダムが、3位には国本を退けたコッツォリーノが入った。
ナショナルクラスは、予選クラストップの山内英輝(TOM'S)が、序盤からトップに立つと迫るザヒール・アリを(PTRS)を最後まで抑えてクラス優勝を飾った。クラス3位には、アレキサンドラ・インベラトーリ(PTRS)が続いた。
第2戦は明日午後12時50分より21周で争われる。
Text: Yoshinori OHNSIHI / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2008/04/05) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 1 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/Behind |
| 1 | 37 | C | 井口 卓人 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 23'59.229 |
| 2 | 1 | C | カルロ・ヴァン・ダム | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 7.042 |
| 3 | 33 | C | ケイ・コッツォリーノ | 広島トヨタ・ダラーラF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 12.424 |
| 4 | 36 | C | 国本 京佑 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 12.809 |
| 5 | 7 | C | 山本 尚貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 15 | 15.319 |
| 6 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 19.007 |
| 7 | 8 | C | 中山 友貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 15 | 19.388 |
| 8 | 2 | C | 中嶋 大祐 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F308 | MF-204C | 15 | 26.777 |
| 9 | 38 | N | 山内 英輝 | TDP SPILIT F307 | DALLARA F306 | 3S-GE | 15 | 51.701 |
| 10 | 19 | N | ザヒール・アリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 15 | 54.428 |
| 11 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 15 | 54.662 |
| 12 | 5 | N | 永瀬 貴史 | 日本ケミファ F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 15 | 1'05.296 |
| 13 | 18 | N | 松下 昌輝 | EBBRO AIM 307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 15 | 1'09.587 |
| 14 | 74 | N | 桜井 基樹 | エクシード F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 14 | 1 Lap |
| -------- 以上規定周回数(N: 13Laps / C: 13Laps)完走 -------- |
| - | 63 | N | 安岡 秀徒 | ピンクリボン・ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 4 | 11 Laps |
| - | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20V | 0 | 15 Laps |
- Fastest Lap(C): CarNo.37 井口卓人(TDP TOM'S)1'35.535 (9/15) 171.945km/h
- Fastest Lap(N): CarNo.38 山内英輝(TDP SPILIT TOM'S) 1'38.336 167.048km/h
松田次生(ポールポジション)
昨日からセクター1、セクター2は良かったんですが、セクター3がちょっとピーキーな感じで、
それは今朝のフリー走行でも同様でした。でも他のチームを見てもセクター3は良さそうじゃなかったので、
僕らがセッティングを煮詰めてセクター3を直していけばもっと良くなると思って、
予選までにセッティングを変更したらそれがうまくいって、予選アタックではすごく良くて、
自分が感じていたとおりに走れてポールをとることができました。
チームのおかげだと思うし、エンジニアにも感謝しています。
これまで鈴鹿男と言われてきましたが、どこにいっても速いことを見せたかったので、今日富士でポールが取れて嬉しいです。
伊沢拓也(予選2位)
クルマは合同テストからずっと調子が良くて、予選に向けても手ごたえを感じていました。
昨日はトラブルが出たせいで9位に終わりましたが、クルマの調子は悪くありませんでした。
今日の予選は、Q1でボクが頑張りすぎて失敗してしまいましたが、Q2の前にセッティングを変更したらQ2、Q3と良くなりました。
クルマはずっと調子が良かったので、それが結果につながったのかなと思います。
Q3では岡田秀樹アドバイザーから『8番手で終わってもいいから全開で行け』と言っていただいたので、限界ぎりぎりまで攻めました。
明日の決勝については、まだ300キロ走ったことがないので、まずは完走を目指します。
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(予選3位)
クルマに少し問題があり、スローコーナーが遅かったので、予選に向けてそこを修正しました。
チームの作戦としてQ3で一番いいタイムが出るようにアジャストしていきました。Q3は完璧ではないけど良いアタックでしたが、
マツダはそれ以上に速くて届きませんでした。昨年(の失格)は残念でしたが、
レギュレーション違反を犯そうという意図はありませんでした。今年はそういうミスがないよう心がけています。
(ノックアウト方式について)観客にはよりエキサイティングな方式だと思いますが、ドライバーにとってはプレッシャーがかかります。
特にQ2、Q3の10分間は実にタイトで、どうしても一発勝負にならざるを得ません。
それでも今日はベストを尽くすことができたので良かったです。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
初めてのノックアウト方式。
立て続けに塗り替えられるコースレコード。
いきなり速さを見せ付けてきたルーキーたち。
しかし。
最後に笑ったのはディフェンディングチャンピオンだった。
2008年フォーミュラ・ニッポン第1戦富士の公式予選は、#1松田次生(LAWSON TEAM
IMPUL)が他を寄せ付けない速さで圧倒、見事ポールポジションを獲得した。
フォーミュラニッポンでは始めての試みとなるノックアウト方式での公式予選が、午後1時35分から開始された。
一部のチームがニュータイヤ投入に踏み切ったものの、ほとんどが午前中のフリー走行で使用したタイヤで20分間の予選Q1に臨んだ。
ここでは16位以下の5人が振り落とされる。
ここでも午前中に引き続いて松田が速さをみせ、最初のアタックでいきなり24秒台のレコードタイムを記録してきた。
2番手には富士を得意とする#36アンドレ・ロッテラー。3番手にはなんとルーキーの#20平手晃平が入り、
上位6人までが昨年のレコードタイムを上回ってきた。
しかしその一方で、午前中2番手の#32小暮卓史はここにきてブレーキのエア抜きに車高調整と、
フロント周りに何らかの問題を抱えている様子。
結局小暮はセッション終了間際に漸くタイムアタックを行い、Q1を8番手で通過したものの、
Q2に向けてのインターバルでもブレーキパッド交換やスタビ調整などを慌しく行う。この時点でもなお問題は解消していなかったようだ。
そんな状況の中、10分間のQ2が午後2時2時15分より開始された。Q3に進めるのは8人と、F1以上に狭き門だ。
ここでもトップは松田。2位にはこれまたルーキーの#56伊沢拓也が入り、この二人が24秒台を記録したほか、
上位13人がレコードを更新することとなった。
しかしその影で、前述のトラブルを抱えながらのアタックとなった小暮をはじめ、#2ブノワ・トレルイエ、
#8本山哲といった優勝戦線の常連組がここで姿を消すという波乱の展開となった。
そして最後に行われたQ3では、伊沢、平手、そしてロベルト・
ストレイトといったルーキーたちが立て続けに1分24秒台中盤という驚異のタイムをたたき出してリーダーボードの上位を占めてくる。
ロッテラーやロイック・デュバルですらも伊沢の出した1分24秒568を上回れない。
このまま伊沢のデビュー戦初ポールという快挙が実現か、と思われたが、最後の最後に松田が記録したタイムは1分24秒290。
2007年王者がダントツのタイムで伊沢を打ち破り、自身7度目のポールポジションを獲得してみせた。
2008年開幕戦の決勝は明日午後2時30分より、65周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports
Forum
Fニッポン第1戦 -RIJ- (2008/04/05) Qualifying Q3 Weather:Fine Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'24.290 | - | - | 194.88 |
| 2 | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | HONDA HF386E | R1'24.568 | 0.278 | 0.278 | 194.24 |
| 3 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | R1'24.594 | 0.304 | 0.026 | 194.18 |
| 4 | 20 | 平手 晃平 | TP checker TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'24.644 | 0.354 | 0.050 | 194.07 |
| 5 | 67 | ロベルト・ストレイト | STONEMARKET.BLAAK CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | R1'24.654 | 0.364 | 0.010 | 194.05 |
| 6 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | R1'24.820 | 0.530 | 0.166 | 193.67 |
| 7 | 31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA | HONDA HF386E | R1'24.820 | 0.530 | 0.000 | 193.67 |
| 8 | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | R1'24.883 | 0.593 | 0.063 | 193.52 |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'25.525
Fニッポン第1戦 -RIJ- (2008/04/05) Qualifying Q2 Weather:Fine Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'24.519 | - | - | 194.36 |
| 2 | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | HONDA HF386E | R1'24.924 | 0.405 | 0.405 | 193.43 |
| 3 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | R1'25.006 | 0.487 | 0.082 | 193.24 |
| 4 | 31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA | HONDA HF386E | R1'25.073 | 0.554 | 0.067 | 193.09 |
| 5 | 67 | ロベルト・ストレイト | STONEMARKET.BLAAK CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | R1'25.119 | 0.600 | 0.046 | 192.99 |
| 6 | 20 | 平手 晃平 | TP checker TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'25.124 | 0.605 | 0.005 | 192.97 |
| 7 | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | R1'25.125 | 0.606 | 0.001 | 192.97 |
| 8 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | R1'25.167 | 0.648 | 0.042 | 192.88 |
| ---- 以上Q3進出 ---- |
| 9 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'25.200 | 0.681 | 0.033 | 192.80 |
| 10 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | R1'25.209 | 0.690 | 0.009 | 192.78 |
| 11 | 32 | 小暮 卓史 | PIAA NAKAJIMA | HONDA HF386E | R1'25.302 | 0.783 | 0.093 | 192.57 |
| 12 | 47 | ロニー・クインタレッリ | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | R1'25.376 | 0.857 | 0.074 | 192.41 |
| 13 | 55 | 井出 有冶 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | HONDA HF386E | R1'25.477 | 0.958 | 0.101 | 192.18 |
| 14 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'25.603 | 1.084 | 0.126 | 191.90 |
| 15 | 7 | 本山 哲 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'25.673 | 1.154 | 0.070 | 191.74 |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'25.525
Fニッポン第1戦 -RIJ- (2008/04/05) Qualifying Q1 Weather:Fine Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'24.808 | - | - | 193.69 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | R1'25.158 | 0.350 | 0.350 | 192.90 |
| 3 | 20 | 平手 晃平 | TP checker TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'25.192 | 0.384 | 0.034 | 192.82 |
| 4 | 31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA | HONDA HF386E | R1'25.230 | 0.422 | 0.038 | 192.73 |
| 5 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | R1'25.340 | 0.532 | 0.110 | 192.49 |
| 6 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'25.350 | 0.542 | 0.010 | 192.46 |
| 7 | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | R1'25.367 | 0.559 | 0.017 | 192.43 |
| 8 | 32 | 小暮 卓史 | PIAA NAKAJIMA | HONDA HF386E | R1'25.402 | 0.594 | 0.035 | 192.35 |
| 9 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | R1'25.404 | 0.596 | 0.002 | 192.34 |
| 10 | 67 | ロベルト・ストレイト | STONEMARKET.BLAAK CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | R1'25.422 | 0.614 | 0.018 | 192.30 |
| 11 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'25.546 | 0.738 | 0.124 | 192.02 |
| 12 | 55 | 井出 有冶 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | HONDA HF386E | 1'25.644 | 0.836 | 0.098 | 191.80 |
| 13 | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | HONDA HF386E | 1'25.653 | 0.845 | 0.009 | 191.78 |
| 14 | 7 | 本山 哲 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'25.668 | 0.860 | 0.015 | 191.75 |
| 15 | 47 | ロニー・クインタレッリ | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | 1'25.715 | 0.907 | 0.047 | 191.64 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 16 | 5 | 金石 年弘 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'25.858 | 1.050 | 0.143 | 191.33 |
| 17 | 6 | 平中 克幸 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'25.891 | 1.083 | 0.033 | 191.25 |
| 18 | 41 | 土屋 武士 | DoCoMo DANDELION | HONDA HF386E | 1'25.895 | 1.087 | 0.004 | 191.24 |
| 19 | 37 | 荒 聖治 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 1'25.937 | 1.129 | 0.042 | 191.15 |
| 20 | 40 | 松浦 孝亮 | DoCoMo DANDELION | HONDA HF386E | 1'26.464 | 1.656 | 0.527 | 189.98 |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'25.525
全日本F3選手権第1戦&第2戦富士の公式予選は、
これがデビュー戦となる#37井口卓人(TDPトムス)がコースレコードを連発して他を圧倒、見事2戦連続でポールポジションを獲得した。
今年がシャシー更新年に当たるF3は、旧型車両を用いたナショナルクラスを今季より新設し、参加台数の拡大を図る。
これに伴い、予選方式も大きく変更されることとなった。
従来は各15分づつの予選セッションを行ってスターティンググリッドを決めていたが、今シーズンは全日本、
ナショナル2クラスの混走20分間と、全日本またはナショナルクラスいずれかの専有走行10分間を連続して行い、
この30分間で各ドライバーの出したベストタイムの順で日曜の決勝グリッドが、
2番目に速いタイムで土曜の決勝グリッドが決められることとなった。
今回の富士ラウンドでは、混走と全日本の専有をインターバルなしで行う方式で、午前10時45分より公式予選が行われた。
今季全日本選手権を戦うドライバーは9人。
このうち5人がFCJやフォーミュラトヨタからのステップアップ組、1人がドイツF3からの移籍と、計6人が全日本F3初参戦だ。
そのステップアップ組の一人である井口が予選開始早々から好タイムを連発。
専有走行を待たずして昨年までのコースレコード、1分35秒173を上回る1分35秒079をいち早く記録すると、
専有走行に入ったセッション終盤には34秒876までタイムを縮め、見事初戦にして2戦連続ポールを達成することとなった。
また第1戦の2番手には#1カルロ・バン・ダム、第2戦は#36国本京佑、3番手はこの逆で第1戦国本、第2戦バン・
ダムがつくこととなり、トムスが上位3グリッドを独占した格好になった。
ホンダ勢はベスト、セカンドベストとも5番手だった#7山本尚貴が最上位だ。
一方、新設のナショナルクラスは#38山内英輝が第1戦を、#18松下昌揮が第2戦をポールポジションからスタートすることとなった。
第1戦決勝は今日午後4時5分より、15周で戦われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2008/04/05) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2008 All Japan F3 Championship Round 2 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 37 | C | 井口 卓人 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'34.876 | - | - | 173.14 |
| 2 | 36 | C | 国本 京佑 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'35.328 | 0.452 | 0.452 | 172.32 |
| 3 | 1 | C | カルロ・ヴァン・ダム | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'35.357 | 0.481 | 0.029 | 172.27 |
| 4 | 33 | C | ケイ・コッツォリーノ | 広島トヨタ・ダラーラF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'35.477 | 0.601 | 0.120 | 172.05 |
| 5 | 7 | C | 山本 尚貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 1'35.648 | 0.772 | 0.171 | 171.74 |
| 6 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'36.096 | 1.220 | 0.448 | 170.94 |
| 7 | 8 | C | 中山 友貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 1'36.224 | 1.348 | 0.128 | 170.71 |
| 8 | 2 | C | 中嶋 大祐 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F308 | MF-204C | 1'36.716 | 1.840 | 0.492 | 169.85 |
| 9 | 18 | N | 松下 昌輝 | EBBRO AIM 307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 1'38.742 | 3.866 | 2.026 | 166.36 |
| 10 | 38 | N | 山内 英輝 | TDP SPILIT F307 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'38.769 | 3.893 | 0.027 | 166.32 |
| 11 | 19 | N | ザヒール・アリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'38.854 | 3.978 | 0.085 | 166.17 |
| 12 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'39.015 | 4.139 | 0.161 | 165.90 |
| 13 | 5 | N | 永瀬 貴史 | 日本ケミファ F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'39.060 | 4.184 | 0.045 | 165.83 |
| 14 | 63 | N | 安岡 秀徒 | ピンクリボン・ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 1'39.502 | 4.626 | 0.442 | 165.09 |
| 15 | 74 | N | 桜井 基樹 | エクシード F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'43.049 | 8.173 | 3.547 | 159.41 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'44.705 | 9.829 | 1.656 | 156.89 |
| 16 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20V | No Time | - | - | - |
- 赤旗時刻: 10:49~10:56
- 'R'マークはコースレコードを更新した。(従来のコースレコード: 1'35.173)
全日本F3 -RIJ- (2008/04/05) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2008 All Japan F3 Championship Round 1 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 37 | C | 井口 卓人 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'35.079 | - | - | 172.77 |
| 2 | 1 | C | カルロ・ヴァン・ダム | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'35.420 | 0.341 | 0.341 | 172.15 |
| 3 | 36 | C | 国本 京佑 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'35.450 | 0.371 | 0.030 | 172.10 |
| 4 | 33 | C | ケイ・コッツォリーノ | 広島トヨタ・ダラーラF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'35.623 | 0.544 | 0.173 | 171.79 |
| 5 | 7 | C | 山本 尚貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 1'35.737 | 0.658 | 0.114 | 171.58 |
| 6 | 8 | C | 中山 友貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 1'36.240 | 1.161 | 0.503 | 170.69 |
| 7 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'36.290 | 1.211 | 0.050 | 170.60 |
| 8 | 2 | C | 中嶋 大祐 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F308 | MF-204C | 1'36.797 | 1.718 | 0.507 | 169.70 |
| 9 | 38 | N | 山内 英輝 | TDP SPILIT F307 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'38.774 | 3.695 | 1.977 | 166.31 |
| 10 | 19 | N | ザヒール・アリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'38.994 | 3.915 | 0.220 | 165.94 |
| 11 | 5 | N | 永瀬 貴史 | 日本ケミファ F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'39.075 | 3.996 | 0.081 | 165.80 |
| 12 | 18 | N | 松下 昌輝 | EBBRO AIM 307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 1'39.131 | 4.052 | 0.056 | 165.71 |
| 13 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'39.335 | 4.256 | 0.204 | 165.37 |
| 14 | 63 | N | 安岡 秀徒 | ピンクリボン・ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 1'39.577 | 4.498 | 0.242 | 164.97 |
| 15 | 74 | N | 桜井 基樹 | エクシード F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'43.140 | 8.061 | 3.563 | 159.27 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'44.847 | 9.768 | 1.707 | 156.67 |
| 16 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20V | No Time | - | - | - |
- 2008年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第26条6.(セカンドタイム)により順位を決定した。
- 赤旗時刻: 10:49~10:56
Fニッポン第1戦 -RIJ- (2008/04/05) Free Practice #1 Weather:Fine Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'24.818 | - | - | 193.67 |
| 2 | 32 | 小暮 卓史 | PIAA NAKAJIMA | HONDA HF386E | R1'25.020 | 0.202 | 0.202 | 193.21 |
| 3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | R1'25.250 | 0.432 | 0.230 | 192.69 |
| 4 | 31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA | HONDA HF386E | R1'25.323 | 0.505 | 0.073 | 192.52 |
| 5 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'25.325 | 0.507 | 0.002 | 192.52 |
| 6 | 67 | ロベルト・ストレイト | STONEMARKET.BLAAK CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | R1'25.355 | 0.537 | 0.030 | 192.45 |
| 7 | 20 | 平手 晃平 | TP checker TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'25.383 | 0.565 | 0.028 | 192.39 |
| 8 | 37 | 荒 聖治 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | R1'25.438 | 0.620 | 0.055 | 192.27 |
| 9 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | R1'25.460 | 0.642 | 0.022 | 192.22 |
| 10 | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | HONDA HF386E | R1'25.468 | 0.650 | 0.008 | 192.20 |
| 11 | 41 | 土屋 武士 | DoCoMo DANDELION | HONDA HF386E | 1'25.537 | 0.719 | 0.069 | 192.04 |
| 12 | 55 | 井出 有冶 | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | HONDA HF386E | 1'25.585 | 0.767 | 0.048 | 191.94 |
| 13 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'25.653 | 0.835 | 0.068 | 191.78 |
| 14 | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 1'25.739 | 0.921 | 0.086 | 191.59 |
| 15 | 47 | ロニー・クインタレッリ | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | 1'25.740 | 0.922 | 0.001 | 191.59 |
| 16 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8J | 1'25.888 | 1.070 | 0.148 | 191.26 |
| 17 | 7 | 本山 哲 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'25.916 | 1.098 | 0.028 | 191.20 |
| 18 | 6 | 平中 克幸 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'25.933 | 1.115 | 0.017 | 191.16 |
| 19 | 5 | 金石 年弘 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'26.042 | 1.224 | 0.109 | 190.92 |
| 20 | 40 | 松浦 孝亮 | DoCoMo DANDELION | HONDA HF386E | 1'26.637 | 1.819 | 0.595 | 189.60 |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'25.525
- 'R'印はコースレコードを更新した。
2008年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦の予選前フリー走行は、#1松田次生(ローソン チーム インパル)
がトップタイムを記録。タイムは1分24秒818だった。
5人ものルーキーの参戦、パドルシフトの導入、2レース制の実施と、話題満載の2008フォーミュラ・ニッポンだが、
開幕戦の富士ではF1同様のノックアウト方式の予選が行われることとなった。
これに伴い、従来は公式予選1回目に充てられていた午前中の走行セッションは30分間のフリー走行ということになり、
午前10時より開始された。
午後に3回のアタックを要求されるこの予選方式に先立つセッションということもあり、走行を控えるドライバーが出るのでは?
との懸念もあったが、さすがにシーズン初戦、しかも新機構を組み込んだ車両ということもあってか、
各チームとも午後に向けて入念な走り込みを行うこととなった。
昨年最後までタイトルを争った、#1松田、#32小暮卓史、#2ブノワ・トレルイエの3人も、開始5分過ぎから相次いでコースインし、
攻めの走りを展開した。
結局、このセッションのトップには昨年王者の松田。2番手に小暮がつけたが、3番手にはこの富士で優勝経験のある#36アンドレ・
ロッテラーが入り、トレルイエは5番手でこのセッションを終えた。
ルーキー勢の中では、全日本F3からステップアップしてきた#67ロベルト・ストレイトの6位が最上位。
GP2からスイッチしてきた#20平手晃平が7番手で続く。
インディカーシリーズから戻ってきた#40松浦孝亮は振るわず、最下位に終わった。
初のノックアウト方式で行われる注目の公式予選は、午後1時45分より、Q1が20分、Q2とQ3はそれぞれ10分間で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
SUPER GT開幕 レクサスSC430が3位表彰台獲得
苦戦を強いられるも4台のレクサスSC430がトップ10入りを果たしポイント獲得

シーズン開幕戦で3位表彰台を獲得したレクサスSC430
(No.36 PETRONAS TOM\'S SC430)
2008年シーズンのSUPER GTが開幕。第1戦「SUZUKA GT300km」が3月15日(土)、 16日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。2008年も例年通りシリーズは全9戦が予定されている。
シーズンの開幕戦となった今大会にはGT500クラスに16台、GT300クラスに25台の計41台がエントリー。トヨタ勢はGT500クラスに6台のレクサスSC430、GT300クラスに2台のトヨタMR-Sと1台のトヨタ セリカが出場した。
◆予選◆
公式練習が行われた14日(金)は降雨に見舞われたが、15日(土)は好天に恵まれ、この季節としては暖かい気温で予選が行われた。
午前10時10分から行われた予選1回目では、GT500占有時間の終盤に激しいタイムアタック合戦が繰り広げられ、PETRONAS TOM'S SC430 36号車が4番手、ZENT CERUMO SC430 38号車が6番手でスーパーラップ進出を決めた。
午後2時25分から30分間の予選2回目を経て、午後3時からスーパーラップが行われ、36号車は4番手、 38号車は路面温度が下がり、コンディションが悪化する中でタイムアップを果たし、5番手のグリッドを確保した。
一方、GT300クラスではウェッズスポーツセリカ19号車が7番手、TDPの若手コンビによる期待のライトニング マックィーン apr MR-S 95号車は11番手となった。
◆決勝◆
16日(日)も空は晴れ渡り、気温17度、路面温度33度と暖かい春の陽気の中で、午後2時に、5.807kmを52周して競われる決勝レースのスタートが切られた。
グリッド通りの順当なスタートとなったが、直後に3位のGT-Rが後退し、これで36号車が3位、38号車が4位へと躍進した。
その後、中盤には表彰台を賭け、レクサスSC430同士のバトルも見られたが、順位は変わらず、36号車が3位、38号車が4位でフィニッシュ。レクサスSC430は開幕戦で3位表彰台を獲得した。
15番手と後方からのスタートながら、果敢な走りで順位を上げた宝山 KRAFT SC430 35号車が6位、13番手からスタートしたENEOS SC430 6号車はペナルティを受けるなど不運もあったが、粘り強く走り抜き9位でチェッカー。4台のレクサス SC430がトップ10フィニッシュを果たし、貴重なポイントを獲得した。
一方、GT300クラスでは19号車が7位。DOUBLEHEAD avex apr MR-S 31号車が10位。 TDPドライバー平手晃平/国本京佑組の95号車は特性の違う車種が混走するレースに苦戦し、ペナルティを受けての後退もあったが、 13位で完走を果たした。
- トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
-
レギュレーション上有利な車輌を相手に苦戦のレースであったが、シリーズは始まったばかり。更なる改良によって速さを上げ、逆転を目指したい。
トヨタ自動車株式会社

2008年3月16日(日)
決勝
会場:鈴鹿サーキット
天候:予選/晴れ 決勝/晴れ
気温:17℃(14:00現在)
3月16日(日)、三重県にある鈴鹿サーキットにおいて2008 オートバックス SUPER GT 第1戦、鈴鹿GT300kmの決勝レースが開催された。
昨シーズン、圧倒的な強さを発揮してタイトルを獲得したHonda NSX-GTは今シーズンのレギュレーションにより特別性能調整が課され、車体重量が昨年より50kg重い1150kgで参戦することとなった。基本、シャシーを2シーズン変更できないルールにのっとり、昨年モデルの進化型のシャシーを使用している。
さらに、今シーズンはウエイトハンデのシステムが変更され、マシンの車重は1200kgまでとなり、それ以上のハンデはリストリクター径の縮小により対応されることとなった。ポイントシステムは昨年同様に、ドライバー・タイトルのポイントが第6戦以降の最低ポイントの2レースを除いた7戦を有効 (チーム・タイトルは全9戦を対象とする)となっている。
NSX-GTは、今シーズンも5チーム5台体制で参戦する。ドライバーはAUTOBACS RACING TEAM AGURI(#1 ARTA NSX)に伊沢拓也選手、EPSON NAKAJIMA RACING(#32 EPSON NSX)に平中克幸選手、Team Kunimitsu(#100 RAYBRIG NSX)に井出有治選手が新たに加入し、GT500クラスのタイトル連覇を狙う。
マシンは昨年より50kg増というハンデをカバーするために、「マスの集中化」を目指し、フロントとリアの剛性を向上させている。さらに、空気抵抗の低減を進めたためにリア周りの形状が変化している。開幕戦では、全車が3.5リッターのエンジンを搭載している。
3月15日(土)に開催された公式予選において、NSX-GTは予選1回目の上位10台で決勝グリッドを争うスーパーラップに4台が出場。NSX- GT勢のトップタイム1分52秒910を記録した#18 道上龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)が6番手。続く7番手に#32 ロイック・デュバル/平中克幸組(EPSON NSX)、9位に#100 井出有治/細川慎弥組(RAYBRIG NSX)、#1 ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組(ARTA NSX)は、R.ファーマン選手がデグナーカーブでクラッシュしたために10番手からのスタートとなった。#17 金石勝智/金石年弘組(REAL NSX)は12番手からのスタートとなった。
16日(日)の決勝日は、天候に恵まれて気温17℃、路面温度も33℃と絶好のコースコンディションとなった。14時00分にフォーメーションラップを開始し、38台(GT500クラス計16台)のマシンがローリングスタートを切った。NSX-GT勢はそれぞれのポジションをキープして1コーナーへ。その後、2コーナーで#12 カルソニック IMPUL GT-Rのコースアウトによりそれぞれポジションをアップ。しかしNSX-GT勢のトップを走る#18 TAKATA童夢NSXの小暮選手は、3周目に6位へ、4周目に7位へと後退。5周目以降、#18 TAKATA童夢NSX、#32 EPSON NSXの平中選手、#17 REAL NSXの金石年弘選手が7-9位に続き、#100 RAYBRIG NSXの井出選手が11位で追いかける展開となった。午前のフリー走行でトラブルに見舞われ、ピットスタートを余儀なくされた#1 ARTA NSXは5周目にコースインを果たしている。
その後、9周目のシケインでは井出選手の#100 RAYBRIG NSXが後続に追突されたためにコースオフを喫し、ポジションを14位に落とす。その後、12周目に緊急ピットインを行い、フロントタイヤを交換した。
21周目には、NSX-GT勢の先陣をきって#100 RAYBRIG NSXがピットイン。続く22周目に#32 EPSON NSX、23周目にはNSX-GT勢のトップを走る#18 TAKATA童夢NSXもピットイン。それぞれ細川選手、L.デュバル選手、道上選手へのドライバー交代が行われた。
GT500の全車がピットインを終えた29周目には、7位に#18 TAKATA童夢NSX、10位に#17 REAL NSX、11位に#32 EPSON NSX、14位に#100 RAYBRIG NSX、15位に#1 ARTA NSXが走行する。
32周目、#18 TAKATA童夢NSXは、#35 宝山 KRAFT SC430にパスされて8位に後退。レースも残り10周となった42周目、#3 YellowHat YMS TOMICA GT-Rがマシントラブルによりスローダウンし、#18 TAKATA童夢NSX、#17 REAL NSX、#32 EPSON NSX、#100 RAYBRIG NSXがそれぞれポジションアップを果たした。
50周を消化してもなおポジションは変わらず。NSX-GT勢のトップは7位の#18 TAKATA童夢NSXの道上選手。道上選手は昨年までNSX-GTをドライブしていた#6 ENEOS SC430を駆る伊藤大輔選手と激しいバトルを繰り広げ、多くのSUPER GTファンを熱狂させた。
道上選手は、この争いを制して7位のチェッカーフラッグを受けた。51周目には伊藤選手がドライブスルーペナルティを受けたために、後続の#17 REAL NSXの金石勝智選手はラスト2周でポジションアップを果たして8位となった。#32 EPSON NSXのL.デュバル選手は10位、#100 RAYBRIG NSXは13位、最後まで走行を続けた#1 ARTA NSXは47周を走行してGT500クラス14位(総合21位)となった。優勝は#23 XANAVI NISMO GT-Rだった。
コメント
- 白井裕|NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
-
「ディフェンディングチャンピオンとして挑んだ開幕戦でしたが、とても悔しい結果となりました。ARTA NSXに起きた駆動系のトラブルの原因は、初めての事象でしたので今後詳しく調べるつもりです。レースを振り返ってみると、やはり50kgのウエイトハンデが響いたことは事実です。さらに、タイヤの選択も一つの要因だったと思います。全車のエンジンがトラブルフリーだったことはよかったと思いますが、これから全体のパフォーマンスを高めて、トップ争いに加わるべくチャレンジを続けたいと思います。次の岡山ラウンドはNSX-GTのパフォーマンスを十分に発揮できるようにがんばりますので、皆様の応援をよろしくお願いいたします」
- 道上龍選手 (7位、#18 TAKATA童夢NSX)
-
「50kgの重量増によりタイヤに厳しいレースとなりました。タイヤをいたわりながら順位をキープしつつ走りました。昨年とは全く違った展開でファンの期待には応えられませんでしたが、我慢して7位で走りきってポイントを得られたことは大きな収穫となりました。与えられた条件でベストを尽くしたと思います。次の岡山ラウンドは、2年連続ポールポジションを獲得するなど相性のいい場所です。テストでも感触がよく、自信があるので何としても優勝したいと思いますので期待してください」
- 小暮卓史選手 (7位、#18 TAKATA童夢NSX)
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「予選のスーパーラップでは、チームがすばらしい仕事をしてくれたおかげでマシンのバランスがよく、NSX-GT最上位のタイムを記録できました。ただ、まだセッティングの煮詰めをしなければならない部分もありますし、僕個人でいえばタイムアタックの前半部分でもう少しタイムを縮めることができたかなと思います。決勝レースは気温が思ったより高く、タイヤに厳しい展開となりましたが、ペース配分を考えて着実なレース運びを心掛けました。次の岡山国際サーキットは、NSX-GTとの相性もよいですし、僕にとってリズムの取りやすい好きなサーキットなので、とても楽しみにしています」
Text & Photo: HONDA
■NISSAN GT-Rが完全1-2フィニッシュを達成!!
「XANAVI NISMO GT-R」が優勝。
3月16日(日)に鈴鹿サーキットでSUPER GT開幕戦が行われ、予選2位からスタートした「XANAVI NISMO GT-R」(#23 本山哲/ブノワ・トレルイエ)がレース中盤から首位に立ち、逃げ切って優勝。また、ポールポジションからスタートした「MOTUL AUTECH GT-R」(#22 ミハエル・クルム/柳田真孝)が2位に入り、NISSAN GT-Rはデビューレースで早くも1-2フィニッシュを達成。32,000名の観客がGT-Rの鮮烈なレースデビューを見届けた。
14時にNISSAN GT-Rセーフティカーに先導された42台のGTマシンがフォーメーション走行をスタート。1周の後、52周の決勝レースが始まった。予選で1~3位を占めたGT-R勢は、そろって第1コーナーに進入していったが、「カルソニックIMPUL GT-R」(#12 松田次生/セバスチャン・フィリップ)に接近していた後方のSC430がリヤ部に接触。フィリップが乗る#12 GT-Rはリヤが流れてコントロールを失い、コースアウトしてスポンジバリアに衝突した。これによって、リヤセクションに大きなダメージを負った#12 GT-Rは、ピットに戻って修理を受けることとなった。
スタートの後最初にコントロールラインを越えたのはポールシッターの#22 GT-Rであった。クルムは僚友トレルイエがドライブする#23 GT-Rを従え、序盤から他を寄せつけない力強さを発揮。2台は速いペースで周回を重ね、20周終了時には後続との差を約4秒強に広げていた。
その後、2台は相次いでピットイン。それぞれ柳田と本山に交代した。1周後ピットインした柳田は、ややハード目のタイヤをチョイスしたこともあり、タイヤ温度をあげるのに時間がかかっていた。そこへ先にピットアウトしてタイヤを暖め終えていた本山が接近し、ヘアピンで柳田の前に出ると一気にパッシング。GT-R同士の1-2位の体制は、この時点で逆転となった。
本山と柳田のNISSAN GT-Rによる1-2フォーメーションはその後も他の追従を許さず、そろって52周目のフィニッシュラインを駆け抜けた。5年ぶりにサーキットに戻って来たGT-Rは復活にふさわしい結果を残し、この瞬間を待ちわびた観客席の日産ファンはいつまでもビッグフラッグを振り続けていた。
予選6位からスタートした「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は、安定したラップタイムとトラブルを避ける確実な走りで5位に入賞。レース序盤に車体にダメージを受けた#12 GT-Rは30分以上修理に時間がかかり、コースに戻った
あとはハイペースを披露。レース終盤には、松田はこの日のファステストラップを記録した。
#24 GT-Rと連なって順調にマイレージを重ねていた「YellowHat YMS TOMICA GT-R」(#3 ロニー・クインタレッリ/横溝直輝)は、6位走行時の42周目に突然スローダウン。エンジンが再始動せず、コース上にストップしたままレースを終えた。
- 上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
- http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html
Text: NISMO