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2007年10月

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス決勝 ARTA NSXが今季3勝目でチャンピオンも手中に!

 SUPER GT第8戦は14日、大分県のオートポリスで決勝を行い、65周を走って、予選3位からスタートしたARTA NSX(伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組)が今シーズン3勝目をあげ、最終戦を待たずして2007年SUPER GT 500クラスのドライバーズチャンピオンを決めた。GT300クラスは、WILLCOM ADVAN VEMAC408R(柴原眞介/黒澤治樹組)が今季初優勝を飾った。

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 決勝の行われる午後になってもオートポリスは相変わらず厚い雲に覆われ、やや強い風が最終コーナーから1コーナーにかけて吹いている。阿蘇の外輪山も少しガスってきたが、今のところ雨や霧の心配はなさそうだ。

 13時20分過ぎ、ウォームアップランも終わり、グリッドへ着くため各車ピットアウトしてゆく。しかし、早くもここで波乱が。金石年弘のドライブする#17 REAL NSXの後部エンジン部分から白煙が上がり、やがて炎が見え始めると、金石は最終コーナー脇のグリーンにマシンを止めた。炎は瞬く間にマシン後部に広がり、かけよったオフィシャルにより消火されたが、#17 NSXは今シーズン最高位の2番グリッドに着くことなくリタイアとなった。NSX勢は#17のみ今回から開発された新エンジンを積んでいたが、ホンダにとっても実践テストの機会を失なうこととなった。

 14時、フォーメーションラップがスタート。#17 NSXがリタイア、#66 triple aガイヤルドRG-3がピットスタートとなったため、GT500クラスが15台、GT300クラスは24台でのスタートとなった。

 GT500クラスは、波乱なくスタート。#38 ZENT CERUMO SC430の高木虎之介を先頭に上位陣は予選順位のまま1コーナーへ。2位#8 ARTA NSX、3位#32 EPSON NSX。

 4周目、#1 宝山TOM'S SC430のアンドレ・ロッテラーをパスしようとした#23 XANAVI NISMO Zのリチャード・ライアンが最終コーナーで接触。両車スピンし#23 Zはタイヤがパンク。#23Zはピットインしてタイヤを交換し最後尾まで後退してしまった。

 好調なのは、#39デンソーサードSC430。ドライバーのアンドレ・クートは、#3 YellowHnoat YMSモバHO! TOMICA Zのセバスチャン・フィリップ、#22 MOTUL AUTECH Zのミハエル・クルムをスタート直後に攻略すると13周目には#100 RAYGRIG NSXのドミニク・シュワガーを、16周目には#18 TAKATA童夢NSXの小暮卓史を、20周目には#32 EPSON NSXのロイック・デュバルをいずれも1コーナーでパスして3位に上がってきた。

 #38 SCは好調、15周目には2位の#8 NSXに7秒以上の差をつけてる。順調に周回をこなし、間もなくピットインすると思われていた30周目、#38 SCに悪夢が襲う。第2ヘアピンで GT300クラスの#66 ガイヤルドと接触、両車大破してコース上にストップしてしまった。この2台に、#24 WOODONE ADVAN Clarion Zと#12 カルソニックインパルZが突っ込みこの両車もマシンにダメージを負う。#38 SCはこの時点で今シーズン、チャンピオンの望みは絶たれてしまった。

 これでトップに立ったのは#8 NSX。31周目にピットインし、タイヤを4本交換、ドライバーを伊藤大輔にチェンジしてピットアウト。

 50周目、残すところあと15周。トップは#8 NSX、2位に#100 NSXでその差は4秒余り。3位に#39 SC。4位が#32 NSX。

 #8 NSXはこのまま2位以下を10秒以上離し、悠々と65周を走ってトップでチェッカー。今季3勝目を上げた。また、この優勝でドライバーズ選手権ポイントを90点と伸ばし、最終戦を待たずしてここオートポリスで、チャンピオンを決めることとなった。

 2位には、#100 NSXが、3位には#39 SC、4位に#22 Z、5位に#18 NSX、6位には#1 SCが入った。

 GT300クラスは、2位でレースを始めた#62 WILLCOM ADVAN VEMAC408Rが、ピットイン作業でそれまでトップを走っていた#46 宝山DUNLOP Zを逆転。そのまま優勝した。2位には#46 Z。3位は、スタート直後に#2 プリヴェKENZOアセット・紫電を攻略した#13 エンドレスアドバン洗剤革命Z。ポイントリーダーの#2 紫電は4位を走っていたが終盤、黄旗追越による痛恨のドライビングスルーペナルティを課せられ、10位に後退した。選手権2位につけていた#101 TOY STORY Racing aprMR-Sは、ここオートポリスでは予選から苦戦。なんとか#2 紫電の前、9位でフィニッシュするのがやっとだった。ドライバーズ選手権では依然として#2 紫電がリーダーで最終戦を迎えることになる。

 最終戦は11月4日、富士スピードウェイに会場を移し、GT 100戦目の記念大会として開催される。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス決勝結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2007/10/14) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
150018ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS100651:55'57.024
25002100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS506510.145
3500339デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS+26519.887
4500422MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田次生
BS356537.125
5500518TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS906537.407
650061宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS456543.050
750073YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS6543.709
850086Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS20651'06.252
9500932EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL15651'22.753
105001025ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸学
YH+2641Lap
115001135BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL+2641Lap
12300162WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH30605Laps
13300246宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL605Laps
14300313エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山正美
藤井 誠暢
YH605Laps
15300419ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH605Laps
16300543ARTA Garaiya
ASL Garaiya
新田 守男
高木真一
MI55605Laps
17300647宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山 祥吾
DL605Laps
183007110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
KH605Laps
19300826ユンケルパワー タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口信輝
ドミニク・ファーンバッハー
YH35605Laps
203009101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋和也
石浦 宏明
MI55605Laps
21300102プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH80596Laps
223001133HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK596Laps
233001211TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅一乗
YH+2596Laps
24300139LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井克彦
DL587Laps
253001477クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木孝行
DL578Laps
2630015118NobelBiocareSpecialOlympicsGT3
PORSCHE 911GT3RS
宮本 隆士
大井貴之
YH578Laps
273001671ノマド・GAIKOKUYA・GT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
山岸大
YH569Laps
2830017112KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
Guts 城内
小泉洋史
KH5411Laps
29300185クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内浩典
KH54916Laps
---- 以上規定周回数(GT500:45Laps / GT300:42Laps)完走 ----
-500-23XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
BS204619Laps
-300-31DOUBLE HEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本雄也
MI+14025Laps
-500-12カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野一樹
BS+13035Laps
-300-67triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田久
YH3035Laps
-500-38ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS52936Laps
-500-24WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒聖治
YH10
(+1)
2936Laps
-300-66triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
古谷 直広
栗原宗之
YH2540Laps
-300-7RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH2243Laps
-300-4EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
YH2144Laps
-300-666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
YH+21154Laps
-500-17REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS065Laps
-300-55DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH+2065Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.32 EPSON NSX 1'42.759
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.2 プリヴェKENZOアセット・紫電 1'51.372 (2/59) 151.083km/h
  • CarNo.6は2007オートポリス一般競技規則第21章10 (ピットレーン通過速度違反)によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.32は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b) (黄旗区間での追い越し)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.35は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b) (黄旗区間での追い越し)違反により ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.23は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b) (黄旗区間での追い越し)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。(15:07)
  • CarNo.23は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b) (黄旗区間での追い越し)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。(15:11)
  • CarNo.24は、2007オートポリス一般競技規則 第31章6 により罰金5万円を課した。
  • CarNo.2は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 b)(黄旗中のスピン)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.112は、SUPER GT 2007 Sporting Regulation第28条9.4)(フォーメーション中の単独スピン)の違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.7は、SUPER GT 2007 Sporting Regulation第29条14(接触)違反によるペナルティを課したがリタイアにより不履行となった。
  • CarNo.666は、SUPER GT 2007 Sporting Regulation第28条9.4)(フォーメーション中の隊列)の違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス スターティンググリッド/スタートドライバー

■GT500 Class

 1
38 ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路 / *高木 虎之介
BS 5
*1'39.424

 2
17 REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智 / *金石 年弘
BS
*1'39.830

 3
8 ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔 / *ラルフ・ファーマン
BS 100
*1'40.074

 4
32 EPSON NSX
HONDA NSX
*ロイック・デュバル / ファビオ・カルボーン
DL 15
*1'40.136

 5
18 TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍 / *小暮 卓史
BS 90
*1'40.176

 6
100 RAYBRIG NSX
HONDA NSX
*ドミニク・シュワガー / 細川 慎弥
BS 50
*1'40.202

 7
22 MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
*ミハエル・クルム / 松田 次生
BS 35
*1'40.349

 8
3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
*セバスチャン・フィリップ / 柳田 真孝
BS
*1'40.422

 9
1 宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一 / *アンドレ・ロッテラー
BS 45
*1'40.529

10
39 デンソー サード SC430
LEXUS SC430
*アンドレ・クート / 平中 克幸
BS +2
*1'40.998

11
6 Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
*片岡 龍也 / ビヨン・ビルドハイム
BS 20
1'40.923

12
23 XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲 / *リチャード・ライアン
BS 20
1'41.025

13
25 ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士 / *織戸 学
YH +2
1'41.090

14
24 WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
*ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 荒 聖治
YH 10(+1)
1'41.712

15
12 カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
*ブノワ・トレルイエ / 星野 一樹
BS +1
1'42.373

16
35 BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴 / *ピーター・ダンブレック
DL +2
1'42.529



■GT300 Class

 1
46 宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
*佐々木 孝太 / 横溝 直輝
DL
*1'48.847

 2
62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介 / *黒澤 治樹
YH 30
*1'49.525

 3
2 プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂 / *加藤 寛規
YH 80
*1'49.556

 4
13 エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
*影山 正美 / 藤井 誠暢
YH
*1'49.860

 5
19 ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
*飯田 章 / 関口 雄飛
YH
*1'49.892

 6
7 RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
*井入 宏之 / 折目 遼
YH
*1'50.192

 7
43 ARTA Garaiya
ASL Garaiya
*新田 守男 / 高木 真一
MI 55
*1'50.203

 8
4 EBBRO 350R
VEMAC RD350R
*田中 哲也 / 山崎 信介
YH
*1'51.154

 9
31 DOUBLE HEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
*峰尾 恭輔 / 坂本 雄也
MI +1
*1'51.613

10
47 宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一 / *密山 祥吾
DL
*1'53.470

11
101 TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
*大嶋 和也 / 石浦 宏明
MI 55
1'51.266

12
26 ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
*谷口 信輝 / ドミニク・ファーンバッハー
YH 35
1'51.276

13
110 GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
*黒澤 琢弥 / 光貞 秀俊
KH
1'51.456

14
5 クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
*玉中 哲二 / 竹内 浩典
KH 5
1'51.652

15
55 DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
*池田 大祐 / 番場 琢
YH +2
1'51.696

16
11 TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸 / *菅 一乗
YH +2
1'51.839

17
33 HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ / *坂本 祐也
HK
1'52.263

18
9 LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜 / *筒井 克彦
DL
1'52.619

19
666 楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
*周防 彰悟 / 山下 潤一郎
YH +2
1'54.028

20
112 KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
Guts 城内 / *小泉 洋史
KH
1'54.456

21
67 triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
*黒澤 翼 / 和田 久
YH
1'54.974

22
66 triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
古谷 直広 / *栗原 宗之
YH
1'55.502

23
118 NobelBiocareSpecialOlympicsGT3
PORSCHE 911GT3RS
*宮本 隆士 / 大井 貴之
YH
1'53.919

24
77 クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
*山野 哲也 / 青木 孝行
DL
1'50.995

25
71 ノマド・GAIKOKUYA・GT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
*石橋 義三 / 山岸 大
YH
1'55.714



  • タイムの'*'印はスーパーラップで記録されたもの、ドライバーの'*'印はスタートドライバーを示す。

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリスフリー走行 波乱のフリー走行、決勝レースの行方は?

 SUPER GT第8戦決勝日を迎えた14日、オートポリス上空はどんよりとした曇り空。高原のため気温も低く肌寒い。9時30分定刻、決勝へのセッティングを決めるフリー走行が始まった。

 決勝を睨んでのセットアップのはずなのだが、今日のフリー走行は波乱含みだった。ランキングトップの#62 WILLCOM ADVAN VEMACと#2 プリヴェKENZOアセット・紫電が接触するなど、各所で接触、コースアウトが多発。セッション中盤にはGT300クラス、ポールシッターの#46 宝山DUNLOP Zがエンジントラブルかターン6のコース脇でストップ。車両排除とコース上のオイルを処理するため赤旗が提示された。

 赤旗再開後もトップでコースインしようとした#23 XANAVI NISMO Zがピットレーン出口でストップ。オフィシャルに排除されるまで後続がピットレーンで渋滞するという一場面もあった。

 GT500クラスのトップタイムをマークしたのは予選5位からスタートする#18 TAKATA童夢NSXで1分43秒117。2位は#3 YellowHat YMSモバHO! TOMICA Z、3位は#39 デンソーサードSC。

 GT300クラスは、赤旗中断前に出したタイム1'51.951で#46 宝山Z。2位は#63 WILLCOM Z。3位には#4 EBBRO 350Rがつけている。

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 波乱の展開となったフリー走行、また午後には雨が降ることも予想され、決勝レースの展開は予断を許さない。また、両クラスのドライバーズチャンピンが最終戦を待たずにここオートポリスで決定する可能性もある。決勝レースは本日14時より65ラップで争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリスフリー走行結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2007/10/14) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehind
1500118TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS901'43.117-
25002*3YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS1'43.239 0.122
3500339デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS+21'43.244 0.127
4500438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS51'43.280 0.163
55005100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS501'43.441 0.324
650068ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS1001'43.640 0.523
7500723XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
BS201'44.039 0.922
8500822MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田次生
BS351'44.083 0.966
9500924WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒聖治
YH10
+1
1'44.123 1.006
105001012カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野一樹
BS+11'44.134 1.017
115001117REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS1'44.201 1.084
1250012*1宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS451'44.389 1.272
13500136Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS201'44.659 1.542
145001432EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL151'44.872 1.755
155001525ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸学
YH+21'45.036 1.919
165001635BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL+21'45.970 2.853
17300146宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL1'51.951 8.834
18300262WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH301'52.598 9.481
1930034EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
YH1'52.689 9.572
203004*77クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木 孝行
DL1'52.972 9.855
21300513エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山正美
藤井 誠暢
YH1'52.981 9.864
22300643ARTA Garaiya
ASL Garaiya
新田 守男
高木真一
MI551'53.009 9.892
233007*31DOUBLE HEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾恭輔
坂本 雄也
MI+11'53.36910.252
2430087RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目遼
YH1'53.37110.254
25300911TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅 一乗
YH+21'54.01310.896
263001026ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
ドミニク・ファーンバッハー
YH351'54.08710.970
273001155DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH+21'54.09110.974
2830012*19ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH1'54.11510.998
293001347宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山祥吾
DL1'54.18811.071
3030014*101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦宏明
MI551'54.38711.270
3130015*110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞秀俊
KH1'54.60611.489
3230016*2プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH801'54.89211.775
33300175クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内浩典
KH51'55.07211.955
34300189LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井克彦
DL1'55.09011.973
3530019112KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
Guts 城内
小泉洋史
KH1'55.22212.105
363002033HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK1'55.46912.352
373002171ノマド・GAIKOKUYA・GT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
山岸大
YH1'56.80513.688
3830022*67triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田久
YH1'57.19514.078
393002366triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
古谷 直広
栗原宗之
YH1'57.27514.158
4030024118NobelBiocareSpecialOlympicsGT3
PORSCHE 911GT3RS
宮本 隆士
大井貴之
YH1'57.95114.834
4130025666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
YH+21'58.31615.199
  • CarNo.3,110は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 b)(黄旗区間での減速)違反により罰金3万円を課す。
  • CarNo.1,77,31,19,101,67は、SUPER GT 2007 Sporting Regulation第25条 1-2)の違反により、第48条1項をもって、罰金2万円を課す。
  • CarNo.2は、SUPER GT 2007 Sporting Regulation第29条14-a(CarNo.62に接触)の違反により、罰金3万円を課す。

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選総合結果

■GT500 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2007/10/14) Total Qualify GT500 Weather:Fine-Cloudy Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

Pos No Car
Model
Driver Tire WH Qualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
1 38 ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS 5 1'39.961 1'39.424 169.239
2 17 REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS 1'40.623 1'39.830 168.551
3 8 ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS 100 1'40.483 1'40.074 168.140
4 32 EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL 15 1'40.774 1'40.136 168.035
5 18 TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS 90 1'40.635 1'40.176 167.968
6 100 RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS 50 1'40.174 1'40.202 167.925
7 22 MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田次生
BS 35 1'40.201 1'40.349 167.679
8 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS 1'40.752 1'40.422 167.557
9 1 宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS 45 1'40.842 1'40.529 167.379
10 39 デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS +2 1'40.530 1'40.998 166.601
11 6 Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS 20 1'40.923 166.725
12 23 XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
BS 20 1'41.025 166.557
13 25 ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸学
YH +2 1'41.090 166.450
14 24 WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒聖治
YH 10
(+1)
1'41.712 165.432
15 12 カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野一樹
BS +1 1'42.373 164.364
16 35 BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL +2 1'42.529 164.114
■GT300 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2007/10/14) Total Qualify GT300 Weather:Fine-Cloudy Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

Pos No Car
Model
Driver Tire WH Qualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
1 46 宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝直輝
DL 1'49.557 1'48.847 154.588
2 *62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH 30 1'50.643 1'49.525 153.631
3 2 プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH 80 1'50.398 1'49.556 153.587
4 13 エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH 1'50.153 1'49.860 153.162
5 19 ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH 1'50.661 1'49.892 153.118
6 7 RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH 1'50.620 1'50.192 152.701
7 43 ARTA Garaiya
ASL Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI 55 1'50.562 1'50.203 152.685
8 4 EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
YH 1'51.143 1'51.154 151.379
9 31 DOUBLE HEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本雄也
MI +1 1'50.843 1'51.613 150.757
10 47 宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山祥吾
DL 1'51.188 1'53.470 148.289
11 101 TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦宏明
MI 55 1'51.266 151.227
12 26 ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
ドミニク・ファーンバッハー
YH 35 1'51.276 151.213
13 110 GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞秀俊
KH 1'51.456 150.969
14 5 クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内浩典
KH 5 1'51.652 150.704
15 55 DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH +2 1'51.696 150.645
16 11 TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅一乗
YH +2 1'51.839 150.452
17 33 HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK 1'52.263 149.884
18 9 LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井克彦
DL 1'52.619 149.410
19 666 楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
YH +2 1'54.028 147.564
20 112 KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
Guts 城内
小泉洋史
KH 1'54.456 147.012
21 67 triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田久
YH 1'54.974 146.350
22 66 triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
古谷 直広
栗原宗之
YH 1'55.502 145.681
23

118

NobelBiocareSpecialOlympicsGT3
PORSCHE 911GT3RS 

宮本 隆士
大井貴之
YH 1'53.919 147.705
---- 以上予選通過 ----
-

*77

クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木孝行
DL 1'50.995 151.596
- *71 ノマド・GAIKOKUYA・GT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
山岸大
YH 1'55.714 145.414
  • CarNo.62は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 b)(黄旗区間での追い越し)違反により、セカンドドライバー(黒澤治樹)ベストタイム抹消のペナルティを課す。
  • CarNo.77,71は、SUPER GT 2007 Sporting Regulation第25条11)により、決勝レース出走については10/14 GTフリー走行の状況で判断する。

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス予選 MOTUL AUTECH Zが予選7位 (NISMO)

■「MOTUL AUTECH Z」、「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」は予選7位、8位

 日に日に秋らしくなってきた10月13日(土)、大分県日田市のオートポリス(1周4.674km)でSUPER GT第8戦公式予選が行われた。

 公式予選1回目、GT500クラスでは「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)のミハエル・クルムが3番手タイムでスーパーラップ(SL)に進出。柳田真孝がタイムアタックした。「YellowHat YMSモバHO! TOMICA Z」(#3 セバスチャン・フィリップ/柳田真孝)も8位でSLに進むことになった。前日の練習走行で好タイムを連発していた「カルソニック インパルZ」(#12 ブノワ・トレルイエ/星野一樹)だったが、予選ではアタッカーをつとめたブノワ・トレルイエがクリアラップにアタックができず、予選15位となった。

 「XANAVI NISMO Z」(#23本山哲/リチャード・ライアン)はセットアップも順調で、リチャード・ライアンがタイムアタックしたが、アタック中に燃料系にトラブルが発生し12位。本山哲にドライバー交代し、フレッシュタイヤを装着して再度アタックに臨んだものの、GT300との混走時間にかかってしまい、トラフィックに引っかかって理想的なアタックができなかった。「WOODONE ADVAN Clarion Z」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがタイムをセットし、予選14位であった。

 午後2時45分から行われた予選2回目。気温は22度と朝よりもわずかに上昇しているが、日が陰っているため肌寒い。公式予選1回目のアタックラップ最中に燃料系トラブルが発生した「XANAVI NISMO Z」(#23)は、その後点検を行い、原因を探った。不具合箇所の部品を交換して走行準備を行い、コースインできたのは予選2回目のセッション終了間際。ドライブしたリチャード・ライアンによると同様の症状は起きず、ハンドリングなどにも問題はないとのこと。走行後再び整備を行い、決勝レースに向けた準備を進めた。

 GT500のスーパーラップ(SL)が開始となったのは、午後3時45分頃。これに先立って行われたGT300のSLでは、弱い降雨があったためウェット宣言が出されていた。GT500の時間帯となっても時々パラパラッと小雨が降るものの、コースを濡らすほどではなく、マーキングされたスリック以外のタイヤに交換するチームは見られなかった。

 SLに残った日産勢で最初にコースインしたのは1回目の予選8位の「YellowHat YMS モバHO! トミカZ」(#3)の柳田真孝。柳田はリズミカルにオートポリスのコーナーを縫うように攻めた。予選1回目のタイムを約0.3秒更新したが、順位は変わらず予選8位のポジションを確定した。#3 Zの後に走行したNSX勢は、どれもが午前のタイムを上回るタイムを記録。特に、今回の出場車中最大の100kgのハンディウェイトを積む#8 NSXは約0.4秒をタイムアップし、4位から3位に順位を上げていた。

 一方、ミハエル・クルムがステアリングを握る「MOTUL AUTECH Z」(#22)はストレートから30Rコーナーまでのダウンヒル区間では、良いタイムを記録していたが、それ以降の各コーナーでは攻めきれない状況となる。特に最終セクションの上り区間でタイムをロスし、午前中の自己タイムよりも0.14秒をロス。順位を3位から7位に落とすこととなった。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス 各クラスポールポジション記者会見

gt_r08_sl_pc

GT500クラスポールポジション ZENT CERUMO SC430
立川祐路
 「最近はNSXが速かったので苦戦していましたが、前回くらいから戦闘力が上がって戦えるようになりました。今回は昨日の走り初めからクルマが良くてアタックもうまくいきました。スーパーラップ前に、雨がぱらぱらっと来たのが不安でしたけど、それ以外は順調にきています。300クラスのスーパーラップもタイムが上がっていたし、ここは走るにつれタイムが上がり、夕方になると涼しくなるので39秒前半くらいは出るかなと思っていました。でもNSXが早いので余裕はありませんでしたね。シリーズ争いでは厳しい状況ですが、まだぼくたちもチームも諦めていないので、それに応えなくちゃいけないし、今日はポールを取れてよかったです。明日は先頭からなんですが、ここはタイヤに負担がかかるサーキットだし、そういう意味では予選とは違いますね。昨日から決勝を想定したセットアップもできています。高木選手は抜かれたら切腹すると言っていますし、明日は頑張りたいと思います(笑)」
GT300クラスポールポジション 宝山DUNLOP Z
佐々木孝太
 「昨日からセットアップの方向性を去年のデータと見比べて、今日までいい流れで来られました。スーパーラップは、朝の予選でいいタイムをマークできて、その上がり率がどうなかなとは思っていましたが、今年は不運が多くて慎重になってた部分もあったので、今日は思いっきり攻めてやろうとプッシュしまくったらタイムも出て、完璧な走りができました。宝山の地元で九州も好きですし、ここで結果を出したいなと思っていたら、自分たちの思いとチームの思いとクルマがぴったり一致しました。クルマも横溝も調子がいいので、チーム一丸で優勝をもぎ取って応援に来ていただいている九州のファンのみなさんの期待にも応えたいと思います」
横溝直輝
 「クルマは昨日の午後からいい感じになっていますし、ダンロップが持ち込んだタイヤもマッチしていてオートポリスとの相性も抜群だと思います。今日の朝のタイムを見て孝太さんはスーパーラップが得意なのでこのまま行ってくれるだろうと思いました。天候が気になりましたが、ピットでもビックリするようなタイムを出してくれたので嬉しかったし心強かったです。決勝では、クルマもいいですし、朝走ったユーズドタイヤでのぼくのタイムも良かったので、ニッサンやニスモファンのみなさんに喜んでもらえるような熱いレースをお見せしたいと思います」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリススーパーラップ ZENT CERUMO SCがポールポジション!

 SUPER GT第8戦は13日、大分県のオートポリスでスーパーラップ予選を行い、GT500クラスは、ZENT CERUMO SC430(立川祐路/高木虎之介組)が、GT300クラスは宝山DUNLOP Z(佐々木孝太/横溝直輝組)がそれぞれポールポジションを獲得した。

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 午後2時30分、公式予選2回目が始まった。オートポリスの天候は下り気味。上空はすっかり雲に覆われてしまった。このセッションは多くのマシンが決勝へのセッティングを行ったものと思われ、両クラスとも公式予選1回目の暫定ポールシッター、ZENT CERUMO SC430(立川祐路/高木虎之介組)と宝山DUNLOP Z(佐々木孝太/横溝直輝組)がトップタイムを記録している。

 午後3時5分、各クラストップ10を決めるスーパーラップがGT300クラスから始まる。先ずは、予選1回目10位の宝山 DUNLOP Zの密山祥吾からタイムアタック。1分53秒470を記録し、これがこの後アタックするマシンのターゲットタイムとなった。

 その後続いた出走2番手EBBRO 350Rの田中哲也が1分51秒154、3番手出走DOUBLE HEAD apr MR-Sの峰尾恭輔が1分51秒613を出し、密山のタイムを上回ると、なんとコース上に雨が降り出し、ウェット宣言が出される。しかし、雨はコースを濡らすことなく、4番手出走のウエッズスポーツセリカの関口雄飛が1分49秒892のコースレコードをマークしトップに躍り出た。

 続く5番手、WILLCOM ADVAN VEMAC408Rの黒澤治樹がさらにタイムを伸ばし、1分49秒525でトップを奪取。このタイムは6番手出走のRE雨宮ADVAN RX-7の井入宏之、7番手出走のARTA Garaiyaの高木真一、8番手出走のプリヴェKENZOアセット・紫電の加藤寛規、9位出走のエンドレスアドバン洗剤革命Zの影山正美も上回ることができず、ついに最後のアタッカー宝山DUNLOP Zの佐々木孝太がコースインした。

 佐々木は、セクター1で0.068秒黒澤のタイムを上回り、タイム更新の期待がかかる。そして最終コーナーを立ち上がりチェッカー。1分48秒847でGT300クラスのポールポジションを決めた。2位にはWILLCOM ADVAN VEMAC408Rが、3位にはポイントリーダーのプリヴェKENZOアセット・紫電が入った。

 GT300クラスに続いてGT500クラスのスーパーラップが始まる。依然としてウェット宣言は出たままだが、雨はすでに上がった模様。予選10位宝山TOM'S SC430のアンドレ・ロッテラーからタイムアタックを開始。タイムは1分40秒529。しかし直後出走のEPSON NSX、ロイック・デュバルが1分40秒136でこのタイムを更新してトップに立つ。

 3番手出走のYellowHat YMSモバHO! TOMICA Z、柳田真孝は、1分40秒422。4番手出走のTAKATA童夢NSX、小暮卓史は1分40秒176でデュバルのタイムを上回れず。しかし、続くREAL NSXの金石年弘が1分39秒830を出しトップに躍り出た。

 続くデンソーサードSC430のアンドレ・クートは1分40秒998と失速、この時点での最下位に。

 いよいよ注目のポイントリーダーARTA NAXの伊藤大輔が登場。しかし、セクター1で0.008秒、セクター2で0.108金石のタイムに遅れをとり1分40秒074とこの時点で2位につける。

 続いて、ニッサン勢期待、MOTUL AUTECH Zのミハエル・クルムがコースイン。しかし1分40秒349と5位につけ、NSX勢を上回ることができなかった。

 続く、RAYBRIG NSXのドミニク・シュワガーは1分40秒202で5位。なんとこの時点でこのレースに出走している5台全てのNSXが1-2-3-4-5で並んだ。

 そして最後に登場は、ZENT CERUMO SC430の立川祐路。果たしてNSX勢の牙城を崩せるか。最終コーナーを立ちがり、タイムアタックに入る。セクター1で金石のタイムを0.3秒余り上回ると、セクター2で0.511秒とその差を伸ばし、その勢いのままチェッカー。タイムは1分30秒424と2位以下を圧倒。0.4秒余りちぎってポールポジションを確定した。2位にはREAL NSXが、3位にはARTA NSXが入った。

 この結果、GT500クラスではARTA NSXが予選3位のポイント1を追加し合計70ポイント。2位TAKATA童夢NSXとの差を14ポイントと広げた。また、GT300クラスでもプリヴェKENZOアセット・紫電が3位で、1ポイントを追加し76ポイント。予選11位と下位に沈んだTOY STORY Racing apr MR-Sの差を4ポイントと広げた。

 14日、明日の決勝は14時より65ラップで争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリススーパーラップGT500クラス結果

■GT500 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2007/10/13) Super Lap GT500 Weather:Cloudy Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS51'39.424--169.239
217REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS1'39.830 0.406 0.406168.551
38ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS1001'40.074 0.650 0.244168.140
432EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL151'40.136 0.712 0.062168.035
518TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS901'40.176 0.752 0.040167.968
6100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS501'40.202 0.778 0.026167.925
722MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田次生
BS351'40.349 0.925 0.147167.679
83YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS1'40.422 0.998 0.073167.557
91宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS451'40.529 1.105 0.107167.379
1039デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS+21'40.998 1.574 0.469166.601

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリススーパーラップGT300クラス結果

■GT300 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2007/10/13) Super Lap GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
146宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝直輝
DL1'48.847--154.588
262WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH301'49.525 0.678 0.678153.631
32プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH801'49.556 0.709 0.031153.587
413エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH1'49.860 1.013 0.304153.162
519ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH1'49.892 1.045 0.032153.118
67RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH1'50.192 1.345 0.300152.701
743ARTA Garaiya
ASL Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI551'50.203 1.356 0.011152.685
84EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
YH1'51.154 2.307 0.951151.379
931DOUBLE HEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本雄也
MI+11'51.613 2.766 0.459150.757
1047宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山祥吾
DL1'53.470 4.623 1.857148.289

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選2回目結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2007/10/13) Qualifying 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehind
1500138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS51'41.619-
2500217REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS1'41.979 0.360
35003100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS501'42.142 0.523
450043YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS1'42.486 0.867
550058ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS1001'42.662 1.043
6500618TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS901'42.701 1.082
7500722MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田次生
BS351'42.816 1.197
8500839デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS+21'43.182 1.563
9500924WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒聖治
YH10
+1
1'43.385 1.766
105001032EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL151'43.479 1.860
115001125ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸学
YH+21'43.627 2.008
12500121宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS451'43.726 2.107
13500136Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS201'43.768 2.149
145001412カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野一樹
BS+11'44.203 2.584
155001535BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL+21'45.162 3.543
16300146宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL1'51.416 9.797
17300262WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH301'51.63410.015
1830037RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目遼
YH1'51.77710.158
1930044EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
YH1'51.97710.358
2030052プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH801'52.07210.453
21300619ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH1'52.44410.825
22300731DOUBLE HEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾恭輔
坂本 雄也
MI+11'52.66811.049
23300847宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山 祥吾
DL1'53.05811.439
24300926ユンケルパワー タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口信輝
ドミニク・ファーンバッハー
YH351'53.20311.584
253001055DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH+21'53.24311.624
263001113エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH1'53.25811.639
2730012101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦宏明
MI551'53.40411.785
2830013110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞秀俊
KH1'53.60411.985
293001443ARTA Garaiya
ASL Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI551'54.26112.642
3030015112KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
Guts 城内
小泉洋史
KH1'55.28713.668
313001633HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK1'55.41613.797
323001711TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅一乗
YH+21'55.68314.064
33300189LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井克彦
DL1'55.97614.357
3430019666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
YH+21'56.67115.052
353002067triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田久
YH1'56.80815.189
363002166triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
古谷 直広
栗原宗之
YH1'57.00915.390
3730022118NobelBiocareSpecialOlympicsGT3
PORSCHE 911GT3RS
宮本 隆士
大井貴之
YH1'58.13616.517
383002371ノマド・GAIKOKUYA・GT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
山岸大
YH1'59.50017.881
393002477クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木孝行
DL2'21.94540.326
-500-23XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
BS20Absent-
-300-5クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内浩典
KH5Absent-

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選1回目 ZENT CERUMO SC430が暫定ポール!

 SUPER GT第8戦は13日、オートポリスで予選1回目を行い、GT500クラスは、ZENT CERUMO SC430(立川祐路/高木虎之介組)が、GT300クラスは宝山DUNLOP Z(佐々木孝太/横溝直輝組)がそれぞれコースレコードで暫定ポールポジションを獲得した。

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 SUPER GTも残すところあと2戦。戦いの天王山となる第8戦はすっかり秋の恒例行事となった九州、オートポリスでの開催。九州とはいえ平地でも冷え込んだ週末、外輪山外側の中腹、SUPER GTの開催されるサーキット中、最も高地に位置するオートポリスサーキットは、さらに気温が低め。早朝は快晴だったものの10時過ぎには雲も増え、ちぎれ雲がコース上にまだらな影を落とす。Formula V6 ASIA予選が赤旗で中断されたため、SUPER GT予選1回目は定刻より10分遅れて10時30分より始まった。

 まずは、GT300クラスの占有から。開始早々、クスコDUNLOPインプレッサ(山野哲也/青木孝之組)の山野がいきなり1分50秒995を出してトップに立つ。これは昨日の練習走行でも2位にあたる好タイムだ。しかし、この後コース脇にマシンを止め青木が走れなかったため予選不通過となってしまった。

 開始15分過ぎ、(柴原眞介/黒澤治樹組)の黒澤が1分50秒044でトップに。しかし、GT300占有残り2分で練習走行でトップだった宝山DUNLOP Z(佐々木孝太/横溝直輝組)の佐々木1分49秒557とこれを0.5秒上回るタイムをたたき出して、その後もこのタイムを上回るマシンが現れなかったため暫定ポールを獲得した。

 2位につけた、WILLCOM ADVAN VEMAC408Rは予選後、黄旗追い越し違反によりこのタイムが抹消されたたため6位に後退。代わってエンドレス洗剤革命Z(影山正美/藤井誠暢組)の影山が1分50秒153で2位に繰り上がり、3位にGT300クラスポイントリーダーのプリヴェKENZOアセット・紫電(高橋一穂/加藤寛規組)が入った。

 10時50分、GT500占有走行が始まった。開始15分までは、タイムを記録しているのは5台程度。YellowHat YMSモバHO! TOMICA Z(セバスチャン・フィリップ/柳田真孝組)の柳田が1'42秒752を出しトップにつけている。

 GT500占有開始15分過ぎ、いよいよ残りのマシンもコースインしてタイムアタックが始まった。GT500クラスのポイントリーダー、ARTA NSX(伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組)の伊藤がコースイン直後の第2ヘアピンでコースアウト。しかしコースに戻りタイムアタックを再開。本来100kgのウェイトハンディを課せられていたが、規定により50kg+リストリクターワンサイズダウンを選択したNSXを駆り、1分40秒483のタイムで4位に食い込んだ。

 トップタイムを記録したのは、唯一1分39秒台に入る1'39秒461を叩き出したZENT CERUMO SC430(立川祐路/高木虎之介組)の立川。2位はRAYBRIG NSX(ドミニク・シュワガー/細川慎弥組)のシュワガーで1分40秒174。3位には、MOTUL AUTECH Z(ミハエル・クルム/松田次生組)のクルムで1分40秒201だったが、NISMOの僚友、XANAVI NISMO Z(本山哲/リチャード・ライアン組)はライアンのアタック中に燃料系トラブルが発生、12位に沈んだ。

 また、練習から好調を維持していたカルソニックインパルZ(ブノワ・トレルイエ/星野一樹組)のトレルイエも終了間際にECLIPSE ADVAN SC430(土屋武士/織戸学組)の土屋がコース上でストップし黄旗が出たため、アタックを中断。15位という不本意な結果に終わった。

 この後、予選2回目が14時30分より、各クラス1~10位が決まるスーパーラップは13時5分より行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選1回目結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2007/10/13) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehind
1500138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS5R1'39.961-
25002100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS50R1'40.174 0.213
3500322MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田次生
BS35R1'40.201 0.240
450048ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS100R1'40.483 0.522
5500539デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS+2R1'40.530 0.569
6500617REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BSR1'40.623 0.662
7500718TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS90R1'40.635 0.674
850083YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS1'40.752 0.791
9500932EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL151'40.774 0.813
10500101宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS451'40.842 0.881
11500116Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS201'40.923 0.962
125001223XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
BS201'41.025 1.064
135001325ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸学
YH+21'41.090 1.129
145001424WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒聖治
YH10
+1
1'41.712 1.751
155001512カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野一樹
BS+11'42.373 2.412
165001635BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL+21'42.529 2.568
17300146宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DLR1'49.557 9.596
18300213エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山正美
藤井 誠暢
YH1'50.15310.192
1930032プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH801'50.39810.437
20300443ARTA Garaiya
ASL Garaiya
新田 守男
高木真一
MI551'50.56210.601
2130057RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目遼
YH1'50.62010.659
223006*62WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH301'50.64310.682
23300719ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH1'50.66110.700
24300831DOUBLE HEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾恭輔
坂本 雄也
MI+11'50.84310.882
2530094EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
YH1'51.14311.182
263001047宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山祥吾
DL1'51.18811.227
2730011101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦宏明
MI551'51.26611.305
283001226ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
ドミニク・ファーンバッハー
YH351'51.27611.315
2930013110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞秀俊
KH1'51.45611.495
30300145クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内浩典
KH51'51.65211.691
313001555DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH+21'51.69611.735
323001611TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅一乗
YH+21'51.83911.878
333001733HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK1'52.26312.302
34300189LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井克彦
DL1'52.61912.658
3530019666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
YH+21'54.02814.067
3630020112KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
Guts 城内
小泉洋史
KH1'54.45614.495
373002167triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田久
YH1'54.97415.013
383002266triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
古谷 直広
栗原宗之
YH1'55.50215.541
---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: GT500 1'47.119 / GT300 1'57.738)----
-300-77クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木孝行
DL1'50.99511.034
-300-118NobelBiocareSpecialOlympicsGT3
PORSCHE 911GT3RS
宮本 隆士
大井貴之
YH1'53.91913.958
-300-71ノマド・GAIKOKUYA・GT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
山岸大
YH1'55.71415.753
  • 'R'マークはコースレコードを更新した(従来のコースレコード: GT500 1'40.638 / GT300 1'49.941)
  • CarNo.62は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 b)(黄旗区間での追い越し)違反により、セカンドドライバー(黒澤治樹)ベストタイム抹消のペナルティを課す。

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス インプレッサ、ゲンのいいコースで入賞を目指す (SUBARU)

◇クスコDUNLOPスバルインプレッサ、ゲンのいいコースで入賞を目指す

 07年SUPER GTシリーズの第8戦は、大分のオートポリスにおいて300kmレースとして開催される。オートポリスは阿蘇外輪山の中腹にあり、アップダウンに富みテクニカルコーナーも多く、ヨーロッパの雰囲気を持つサーキット。フルブレーキングをするコーナーもなく、鈴鹿やSUGOのようにスピードを乗せたまま走れることから、ドラバーには評判のいいコース。ただし山中にあるため濃霧がコースを覆うこともある。また他のサーキットと異なりピットがコースの外側にあるため、給油は車両の左側で行う。このため練習走行日や予選日には各チームのピット作業練習が見られることが多い。

 SUPER GT唯一のシンメトリカルAWD車である「クスコDUNLOPスバルインプレッサ」は、前回、第7戦ツインリンクもてぎではノントラブルで走り11位完走で多くのデータを収集できた。ウェットコンディションでの走りは、第4戦SUGOでトップに立ちAWD性能の高さは証明済み。オートポリスはインプレッサがGTレース初優勝を飾った(99年オールスター戦)サーキットなので、ゲンのいいコース。今回もまずはスーパーラップ進出、そして粘り強く確実に走りきり完走と入賞、また、天候が悪化すればそれを味方にして、独自のシンメトリカルAWDシステムを武器に上位フィニッシュを狙う。

 今回のエントリーはGT300クラスが25台の計41台。なお、タイムスケジュールは以下のとおり。

10月13日(土)7:30~ 8:50公式車検
10:20~ 11:20公式予選1回目
11:50~12:30ピットウォーク
14:30~公式予選2回目
16:25~17:25キッズウォーク
10月14日(日)9:25~9:55フリー走行
11:00~11:45ピットウォーク
14:00~決勝レース(65周)
山野哲也
 「僕自身はGTサーキットの中では一番好きなコースなのでわくわくしています。ここはドライバーズサーキットなので、運転技術と安定感という意味では僕たちは非常に有利でしょう。決して楽ではないと思うけれど、チームに優勝をもたらしたい気持ちでいっぱいです。いずれにしてもタイヤに負担がかかると思うので、後半勝負になる と思います」
スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社

Japanese F3

JF3:第7,8戦岡山 TDPドライバーの石浦宏明が今季初優勝 (TOYOTA)

TDPドライバーの石浦宏明が今季初優勝
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第7戦で今季初勝利を挙げた石浦宏明

 全日本F3第4大会(第7戦、第8戦)が6月9日(土)と10日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。12台がエントリーした今大会には、トヨタ・トムス3S-GEエンジン搭載車が5台、トヨタ・トムス1AZ-FEエンジン搭載車が2台出場した。

 6月9日(土)午前中に行われた第7戦、第8戦の予選では、TDPの支援を受け参戦している石浦宏明(TOM'S)が2戦共にトップタイムをマークし、連続ポールポジションを獲得。2番手は第7戦、第8戦共にチームメイトのO.ジャービス(TOM'S)がつけた。ランキングトップで今大会に臨んだR.ストレイト(INGING)は、第7戦4番手、第8戦3番手となった。今季これまでに2勝を挙げ、ドライバーズランキングで日本人最上位の3位につけている大嶋和也(TOM'S)は第7戦予選でクラッシュ。第8戦予選も出走できず、予選は不通過。予選後に嘆願書を提出し、両レース共に最後尾グリッドから決勝へ出走することが認められた。

 9日(土)午後4時過ぎにスタートを切った第7戦決勝は、ポールポジションの石浦宏明が好スタートを切り、その後も後続を引き離し独走。今季初勝利を飾った。2位には2番手スタートのO.ジャービスが入り、トムスチームが1-2フィニッシュを果たした。R.ストレイトは4位。最後尾から追い上げた大嶋和也は7位でチェッカーを受けた。

 10日(日)午後12時40分に第8戦の決勝レースがスタート。朝から好天に恵まれていたが、スタート直前に激しい降雨に見舞われ、多くのドライバーが急遽レインタイヤへと変更し、セーフティカーに導かれてスタートが切られることとなった。しかし、スタートしてまもなく雨は上がり、路面コンディションは短時間の内に改善されて行った。難しいコンディションの中で、最後尾からスリックタイヤでレースに臨んだ大嶋和也は、この機を逃さず追い上げて2位フィニッシュ。早めにタイヤ交換を行ったR.ストレイトが3位。レインタイヤのまま走行を続けたポールポジションの石浦宏明は7位に終わった。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Japanese F3

JF3:第8戦岡山決勝 上位3人のコメント

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左から2位の大嶋、優勝の塚越、3位のストレイト

塚越 広大(優勝)
スタート前に雨がちょっとずつ降りだしてセーフティーカーが入ったので、ああこれで苦手なスタートをやらなくていいや、 って(笑)
でも雨が強くなって、みんなが次々にレインタイヤに履き替えるようになったときは不安になって、『どうしよう』って感じでした。
ですが僕はここでF4をやっていたので、そのときの経験から『意外とスリックでもいける』と知っていたし、 田中監督も無線で背中を押してくれたので、気合を入れていきました。『これでいくしかないんだ』って。
路面が乾いてからは、誰がトップで誰と誰が前にいるのかもわからない状況でしたが、必死で追い上げました。そのうちに 『ロベルトを抜けばトップだ』って無線で教えてもらい、トップに立ってからもベストを尽くして最後まで走りました。

大嶋 和也(2位)
本当にこのところ、もてぎもそうでしたが、僕がミスをしたせいでいいレースができていませんでしたから、 今度こそいい方向に持っていければな、と思っていました。
結果的には予選で失敗したことでいい方向にレースが展開して、ラッキーでした。もし予選上位にいたら、 多分みんなと同じようにレインに履き替えていたはずですから。
ニュータイヤを決勝で履くことになって、濡れた路面では皮むきも充分できませんでしたけど、どっちにしろグリップしてなかったので、 気にはなりませんでした。
既にここまで3戦落としていますから、もうこれ以上落とせません。ここから巻き返しにいきます。クルマはいい方向に行ってますし。

ロベルト・ストレイト
セーフティーカーランが長すぎました。なんで5周も入る必要があったのか理解できません。 1周目にレインに履き替えたチームの判断は正しかったと思います。今回は安全に、リスクを犯さないように心がけていましたから。
レース後半は縁石に乗るとなぜかミスファイヤするようになったので、最後まで走りきれてほっとしています。
今回はジャービスやイシウラの前でフィニッシュできたことに満足しています。オオシマとはポイント差が大きいですし、 ツカコシはまだタイトル争いに加わるとこまで来ていませんから、今回は安全を期して完走を目指しました。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第8戦岡山決勝 スリックに賭けた塚越が待望の通算2勝目を達成!

岡山国際サーキットで行われた全日本F3選手権第8戦の決勝は、塚越広大(ホンダ・チーム・リアル)が、ウェット- ドライとめまぐるしく変化する路面コンディションに見事に対応し、今季初、通算では昨年7月の鈴鹿以来の2勝目を挙げることとなった。

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スタート直前に降り始めた雨のため、第8戦決勝はセーフティーカーの先導のもと、午後0時40分にスタートした。
雨は次第に強くなったため、1周終わりでロベルト・ストレイトがピットインしたのを皮切りに、 レインタイヤに履き替えるドライバーが相次いだ。
そうした中、予選4位の塚越と、最後尾スタートの大嶋和也は敢えてスリックのままコースに留まることを選んだ。
この結果、隊列は塚越を先頭にストレイト、大嶋の順になった。

5周のセーフティーカーランの後、6周目に追越が解除された。
早速2番手につけていたストレイトが1コーナーで塚越に襲い掛かるが、塚越も暴れるクルマを操りながら押さえ込みにかかる。
しかしスリックタイヤでレインのストレイトに抗うことは容易ではなく、巧みにラインをクロスさせたストレイトに2コーナーでインに並ばれ、 トップを奪われてしまう。
塚越はその後も立て続けに安田裕信、関口雄飛、オリバー・ジャービス、石浦宏明、嵯峨宏紀らに順位を明け渡さざるを得ず、 結局7周を走り終えたときには8位にまで後退してしまう。
同じくスリックの大嶋も同様に、塚越の後ろ、9位に後退した。

しかしこの頃になって雨は止み、8周目、9周目と次第に路面は乾き始めた。

そして遂に9周目のセクター1、2で大嶋と塚越が区間ベストを更新した。
10周目には塚越がファステストを更新、直後に大嶋がそのタイムを塗り替えてみせた。
トップのストレイトは1分39秒台のペースだが、スリックの二人は35秒台に入ってきた。

ここから塚越と大嶋の逆転劇が始まった。

塚越は12周目の2コーナーで嵯峨を抜くと、13周目には安田、関口を立て続けにかわして4位に浮上。 石浦は9周目のアトウッドで既にスピンを喫して後退していた。

前を走るのはポイントリーダーのジャービスだ。
ジャービスはウェットタイヤながらも36秒台にペースを上げて逃げにかかるが、塚越はなおもジャービスを追い詰め、 15周目のアトウッドでこれをかわすと、続くヘアピンで3位の伊沢をも抜き去って一気に2位に浮上した。

残るはトップのストレイト。
しかし1周4秒もの差をつけて追い上げる塚越は、17周目の1コーナーで早くもストレイトを抜き去り、トップに立った。
その後も塚越は次第にペースを上げて後続を突き放し、最後は2位に7.7秒もの大差をつけて波乱の25周を制した。
2位には最後尾スタートの大嶋。3位には塚越のチームメイトの伊沢が入った。

次戦は鈴鹿サーキット。第9戦は7月7日、第10戦は7月8日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第8戦岡山決勝結果

スーパーF3レース -RIJ- (2007/06/10) Race Results Weather:Rainy-Fine Course:Wet-Dry
All Japan F3 Championship Round 8 岡山国際サーキット 3.703 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/Behind
110塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C2544'46.916
236大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE257.738
33ロベルト・ストレイト・フィーリョINGING F306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE251'09.988
411伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C251'10.408
51オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE251'10.546
633関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F305TOM'S TOYOTA 3S-GE251'13.271
737石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F307TOM'S TOYOTA 3S-GE251'13.835
812マルコ・アスマーThreeBondDALLARA F307THREEBOND NISSAN SR20VE251'26.367
962嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE251'30.671
1014安田 裕信ThreeBondDALLARA F306THREEBOND NISSAN SR20VE241 Lap 
112中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C241 Lap 
1216石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE232 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.10 塚越広大(Honda Real F307) 1'27.896 (21/25) 151.666km/h
  • 本レースは、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章5.m)を適用し、セーフティーカースタートとした。

Japanese F3

JF3:第8戦岡山公式予選 好調石浦が連続ポール!大嶋は出走できず

全日本F3選手権、第8戦の公式予選は、第7戦に続いて石浦宏明(TDPトムス)が1分24秒879でポールポジションを獲得。
2番手にはオリバー・ジャービスがつけ、トムスが2戦連続でフロントローを独占した。

f3_r07_q_streit 第7戦の赤旗中断の影響もあり、当初予定より5分遅れて11時30分に第8戦の予選は開始された。
しかしここでもまた、開始10分で赤旗が出されることとなった。
今度は関口雄飛。場所はバイパーコーナーだ。
しかし関口はクルマを壊すことなく、オフィシャルの手を借りてコースに戻ったため、ごく僅かな中断で予選は再開された。残り時間は5分だ。

ここでもトップは石浦。タイムを24秒879まで上げて好調ぶりをアピールした。
2位もまたジャービス。3位には終了間際にタイムを上げたロベルト・ストレイトが入り、4番手に塚越広大という結果となった。

なお、第7戦でフロントサスペンションを壊した大嶋和也は、車両の修復が間に合わず、この予選に出走できなかった。

第8戦決勝は明日午後0時40分より、25周で行われる。


Text:Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第8戦岡山公式予選結果

スーパーF3レース -RIJ- (2007/06/09) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2007 All Japan F3 Championship Round 8 岡山国際サーキット 3.703 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
137石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F307TOM'S TOYOTA 3S-GER1'24.879--157.06
21オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1'25.1280.2490.249156.60
33ロベルト・ストレイト・フィーリョINGING F306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'25.4700.5910.342155.97
410塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'25.5410.6620.071155.84
533関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F305TOM'S TOYOTA 3S-GE1'25.6980.8190.157155.56
611伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'25.9021.0230.204155.19
714安田 裕信ThreeBondDALLARA F306THREEBOND NISSAN SR20VE1'26.3041.4250.402154.46
812マルコ・アスマーThreeBondDALLARA F307THREEBOND NISSAN SR20VE1'26.4881.6090.184154.13
962嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'26.7821.9030.294153.61
102中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C1'26.9472.0680.165153.32
1116石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'29.2124.3332.265149.43
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'33.6758.7954.462142.31
1236大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FEno time---
  • 'R'印は、コースレコードを更新した。(従来のレコード: 1'24.952)
  • 本予選は、開始10分14秒時点で赤旗提示。残り時間5分00秒で再開した。(赤旗提示 11:38~11:41)

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FN:2006シリーズチャンピオン獲得記者会見

ブノワ・トレルイエ
061022_fncp1 やっとトンネルから抜けられた、という気分です。
今まで何度もミスでチャンスを逃してきました。いいクルマを得て、スタッフがいい仕事をしてくれていても、いつも何かが起きて、「一体なぜなんだ!」と感情的になることもありました。
今年のウィンターシーズンに、ホシノさんに「お前は1位、2位とリタイヤしかない」と言われ、「安定して走ればチャンピオンは獲れるはずだ」と諭されました。
今回チャンピオンになれたことについて、今年のスタッフと昨年のスタッフ全員に感謝しています。特にスギサキさんに。彼はフォーミュラニッポンじゃなくてGTのエンジニアですが、今までに何度も僕を支えてくれました。
そしてリカルドにも。彼が来てくれてからクルマが本当によくなりました。
来年も今のスタッフの誰一人欠けて欲しくないです。信頼できるスタッフがいるからこそ、ぼくは自信を持ってレースに臨めるんです。
僕はクルマの中では別の人格になってしまうので、チェッカーを受けた瞬間は平気でしたけど、クルマを降りて、ホシノさんをはじめ多くの人たちの顔を見たら、涙が止まらなくなりました。
中々結果がついてこなかったけど、やっとチャンピオンになれました。妻も日本に来てくれたし、子供も生まれた。本当にいい一年でした。

星野一義
061022_fncp2 タイトルのことはシーズン中盤から意識するようになりましたが、そこで小さくなっちゃいけないし、ブノワをどうしてもチャンピオンにしてやりたいと思っていました。
今年リカルドが来てくれて、セットアップが良くなりました。ドライバーが「走り出しから調子いい」とよく言いますが、ガレージから出した時点でクルマが完璧に仕上がってるような体制を作りあげるのが僕の理想でした。
ブノワには「100%で走る必要はない、85%でいいんだ」といい続けてきました。
今まではチームが満足なクルマを仕上げられないせいで、ブノワにプレッシャーをかけた面もあったと思います。それが原因でミスが出たこともあったでしょう。それについてはすまないと思っています。
今後は、なんとかF1のテストドライブだけでもさせてやりたいと思っています。
僕は亜久里ほどの手腕はありませんけど、ブノワをこのまま日本に置いておきたくないんです。なんとしてもチャレンジして欲しいと思ってます。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎ決勝 上位3人のコメント

ブノワ・トレルイエ(優勝)
061022_fn1st 中盤までは難しいレースでした。
コグレが前にいましたし、ロイックも速かったですから。特にロイックのペースがあまりにも速いので「2ストップじゃないのか?」とチームに無線で確認し、「多分そうだ」と言われてからは自分のペースで走ることにし、ロイックを前に行かせました。
そうしたら今度はモトヤマが追い上げてきて、「これはもう勝てないかも」と思い始めました。僕とモトヤマがピット作業を終えると、彼が前に出ていたので、これは難しいな、と思っていたら、彼がエンジントラブルでリタイヤすることになりました。
それからは、2位のドライバーとのギャップをチームに確認して、セーブすることにしました。


松田次生(2位)

061022_fn2nd ブノワとのタイトル争いを考えれば、今日は勝たなきゃいけなかったんですが、予選が6位に終わってしまったので、なんとしてもスタートで前に行かなきゃ、と意識していたのが逆効果になり、順位を落としてしまいました。
それで序盤のうちに前のクルマを抜いて、トップとの差を詰めていこうとしたんですが、クルマが重い状態のうちに土屋選手と金石選手を抜くためにタイヤを使ってしまったためか、中々ペースが挙げられませんでした。金石選手を抜くのがあと5周早ければ、違った展開もあったのかなと思います。
次の鈴鹿はタイトル争いのプレッシャーもありませんし、自分にとっては地元のレースですから、なんとしても勝てるよう、チーム一丸となって頑張りたいです。


片岡龍也(3位)

061022_fn3rd 今回は金曜日から調子がよくて、今シーズンで一番良い状態でした。
それでも予選はインパルとARTAが速くて、5位に終わってしまいました。
決勝でもスタートで順位を落としてしまったので、少しでも多くのポイントを獲ろうと思い、プッシュしました。ファイナルラップで土屋選手を抜いて3位に上がれましたが、どうもガス欠だったように見えました。
最終戦では他のチームとスピードで肩を並べられるようなレースをしたいです。


星野一義(優勝チーム監督)
061022_fndr ブノワはチャンピオンを意識して走っていたし、松田は残り2戦とも勝ちに行かなきゃ行けなかった。本山はなんとしても今シーズン1勝したかった。3人ともそれぞれ心に期するものがあったのですが、予選ではARTAが速かったですね。
今回も本山は残念な結果になりましたが、今回の走りには優勝以上の評価を与えたいです。
決勝ではPIAAが予想外の作戦に出たので、ピットでは計算が忙しかったです。エンジニアは「2ストップのはずです」と言っていましたが、本当に2ストップなのか不安で、実際にピットに入っていくのを見たときはほっとしました。
今漸くチャンピオンを獲ったのだと実感して来ました。
この一年は長かったような短かったような......今は全てのスタッフをほめてやりたいです。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

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FN:第8戦もてぎ決勝 熾烈なサバイバルレースをトレルイエが制し、悲願のタイトルを獲得!

全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦の決勝レースは、出走22台中12台完走という熾烈なサバイバルレースとなった。
この激戦を制したのは#19ブノワ・トレルイエ(mobilecast team IMPUL)。
今季4勝目を挙げるとともに、2006シーズンのフォーミュラニッポンチャンピオンを最高の形でものにした。

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レースは予定より5分遅れの14時20分にフォーメーションラップがスタートした。
フリー走行でエンジンブローを喫した#3荒聖治はエンジン換装により10グリッド降格の18番手スタートとなっている。

レースはポールシッターの小暮卓史がホールショットを決める形で始まった。
2位にはトレルイエがつけ、4番手スタートの#1本山哲が1コーナーで#55金石年弘インに割って入って3位に浮上してきた。

その後方では、3コーナー手前でスピン状態に陥った#41井出有治に#17平中克幸と#3荒聖治が巻き込まれる多重クラッシュが発生、井出と荒はここで早くもクルマを降りることになり、平中は一旦はコースに復帰したものの、すぐにストップすることとなった。
その他、#2星野一樹、#5道上龍らもオープニングラップで姿を消しており、序盤から既に5台が姿を消した。

更に順調にトップを快走していた小暮を今回も不運が襲う。
小暮は13周目の3コーナーで痛恨のコースオフを喫してしまったのだ。
すぐにコースには復帰したものの、どこかを傷めたのかペースが上がらず、そのままピットへ戻って小暮はクルマを降りた。

これでトップに立ったのはトレルイエ。
しかしその背後から猛然と追い上げてくるドライバーがいた。
10番手スタートの#31ロイック・デュバルだ。

デュバルは3周目には金石をバックストレッチで捉えて4位に浮上すると、ファステストラップを更新しながら本山の背後に迫り、10周目の3コーナーでインをついて3位、小暮のリタイヤで2位に繰り上がり、16周目の90度コーナー進入で遂にトレルイエに並びかけてトップを奪い取った。

しかしこのレースでのデュバルは2ストップ作戦を採っており、22周目、44周目に各20秒前後の作業を行った結果、片岡の後ろまで後退することとなった。

これでレースはトレルイエと本山の一騎打ちとなったが、トレルイエに1周遅れて36周目にピットに入った本山は、見事トレルイエの前でコースに復帰すると、一気にアウトラップから猛チャージを敢行、37秒台のラップタイムを連発してトレルイエを突き放しに掛かる。

しかし49周目のヘアピンを立ち上がったところで本山のクルマから白煙が上がる。
エンジントラブルだ。
これにより本山はスローダウン。
両手でステアリングを叩いて悔しさを露にしながら、本山は50周目の3コーナーからショートカットに入ってクルマを降りた。

これで再びトップはトレルイエのものとなった。
既に2位を走行している松田とは20秒以上の差があり、トレルイエは38秒後半までペースを落として62周を走りきり、今季4度目の勝利を上げ、最高の形で念願のシリーズタイトルを手にしたのだった。
2位は松田次生、3位にはファイナルラップでガス欠によりストップした#37土屋武士を交わした#7片岡龍也が入った。

次回、フォーミュラニッポン第9戦は11月19日、鈴鹿サーキットで開催される。

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎ 決勝結果

天候:晴れ コース:ドライ

Pos. No. Driver Team Engine Lap Total/Delay Gap
1 19 ブノワ・トレルイエ mobilecast IMPUL TOYOTA RV8J 62 1”42'56.839 -
2 20 松田 次生 mobilecast IMPUL TOYOTA RV8J 62 24.871 24.871
3 7 片岡 龍也 LeMans TOYOTA RV8J 62 38.841 13.970
4 31 ロイック・デュバル PIAA NAKAJIMA HONDA HF386E 62 51.528 12.687
5 11 立川 祐路 RECKLESS CERUMO TOYOTA RV8J 62 1'02.196 10.668
6 4 柳田 真孝 KONDO TOYOTA RV8J 62 1'14.721 12.525
7 34 横溝 直輝 BOSS・INGING TOYOTA RV8J 62 1'33.268 18.547
8 37 土屋 武士 DHG TOM'S TOYOTA RV8J 61 1Lap 1Lap
9 33 ロニー・クインタレッリ BOSS・INGING TOYOTA RV8J 61 1Lap 1'02.489
10 32 武藤 英紀 PIAA NAKAJIMA HONDA HF386E 61 1Lap 25.508
11 40 ビヨン・ビルドハイム DoCoMo DANDELION HONDA HF386E 61 1Lap 15.862
12 6 折目 遼 M&O 5ZIGEN HONDA HF386E 58 4Laps 3Laps
- - - 以上、規定周回数完走 - - - -
- 1 本山 哲 arting IMPUL TOYOTA RV8J 49 13Laps 9Laps
- 36 アンドレ・ロッテラー DHG TOM'S TOYOTA RV8J 43 19Laps 6Laps
- 8 高木 虎之介 LeMans TOYOTA RV8J 23 39Laps 20Laps
- 56 小暮 卓史 ARTA HONDA HF386E 13 49Laps 10Laps
- 55 金石 年弘 ARTA HONDA HF386E 11 51Laps 2Laps
- 17 平中 克幸 EMS Racing HONDA HF386E 0 62Laps 11Laps
- 3 荒 聖治 KONDO TOYOTA RV8J 0 62Laps 0
- 41 井出 有治 DoCoMo DANDELION HONDA HF386E 0 62Laps 0
- 5 道上 龍 5ZIGEN HONDA HF386E 0 62Laps 0
- 2 星野 一樹 arting IMPUL TOYOTA RV8J 0 62Laps 0

Best Time:No.1本山哲 1'37.769 47/49Lap 176.79km/h
規定周回数:55

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FN:第8戦もてぎフリー走行 トップタイムはクインタレッリ

全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦もてぎの決勝前フリー走行は、#33ロニー・クインタレッリ(INGING)がトップタイムを記録した。

061022_fnfree1 午前8時30分、フリー走行が開始された。
各車一斉にコースインし、決勝に向けた最後の調整に取り掛かるが、開始10分過ぎで#3荒聖治のエンジンがブローしてしまう。
場所が90度コーナーだったこともあり、荒はすぐにピットに戻ってきたが、この影響で90度コーナーから最終コーナーにかけて大量のオイルが撒かれたために、残り時間18分で赤旗中断となった。
この時点でのトップは、ポールシッターの小暮卓史。タイムは1分37秒387だ。

13分のインターバルの後、フリー走行は再開された。
再び殆どの車がコースに出て行く中、小暮は残り10分を切るまでピットで待機、その後も37秒台後半のタイムで周回を重ねて走行を終えた。
この間に、#7片岡龍也が残り時間12分で1分37秒046を出してトップに立つと、その直後に松田次生が1分37秒192を出して2番手に。
更に残り時間2分を切ったところでクインタレッリが36秒台を唯一記録してこのセッションをトップで終えた。

予選上位陣では、小暮が7位、#19ブノワ・トレルイエが17位、#55金石年弘は19位と、ここでは後方に控えている。

第8戦決勝は今日午後2時15分より、62周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎ フリー走行結果

天候:晴れ コース:ドライ

Pos. No. Driver Team Engine Time Delay Gap
1 33 ロニー・クインタレッリ BOSS・INGING TOYOTA RV8J 1' 36.922 - -
2 7 片岡 龍也 LeMans TOYOTA RV8J 1' 37.046 0.124 0.124
3 20 松田 次生 mobilecast IMPUL TOYOTA RV8J 1' 37.192 0.270 0.146
4 5 道上 龍 5ZIGEN HONDA HF386E 1' 37.318 0.396 0.126
5 37 土屋 武士 DHG TOM'S TOYOTA RV8J 1' 37.329 0.407 0.011
6 41 井出 有治 DoCoMo DANDELION HONDA HF386E 1' 37.371 0.449 0.042
7 56 小暮 卓史 ARTA HONDA HF386E 1' 37.387 0.465 0.016
8 8 高木 虎之介 LeMans TOYOTA RV8J 1' 37.488 0.566 0.101
9 11 立川 祐路 RECKLESS CERUMO TOYOTA RV8J 1' 37.515 0.593 0.027
10 36 アンドレ・ロッテラー DHG TOM'S TOYOTA RV8J 1' 37.534 0.612 0.019
11 17 平中 克幸 EMS Racing HONDA HF386E 1' 37.596 0.674 0.062
12 31 ロイック・デュバル PIAA NAKAJIMA HONDA HF386E 1' 37.651 0.729 0.055
13 32 武藤 英紀 PIAA NAKAJIMA HONDA HF386E 1' 37.700 0.778 0.049
14 1 本山 哲 arting IMPUL TOYOTA RV8J 1' 37.837 0.915 0.137
15 4 柳田 真孝 KONDO TOYOTA RV8J 1' 37.894 0.972 0.057
16 3 荒 聖治 KONDO TOYOTA RV8J 1' 37.920 0.998 0.026
17 19 ブノワ・トレルイエ mobilecast IMPUL TOYOTA RV8J 1' 37.939 1.017 0.019
18 40 ビヨン・ビルドハイム DoCoMo DANDELION HONDA HF386E 1' 37.951 1.029 0.012
19 55 金石 年弘 ARTA HONDA HF386E 1' 38.097 1.175 0.146
20 34 横溝 直輝 BOSS・INGING TOYOTA RV8J 1' 38.138 1.216 0.041
21 2 星野 一樹 arting IMPUL TOYOTA RV8J 1' 38.535 1.613 0.397
22 6 折目 遼 M&O 5ZIGEN HONDA HF386E 1' 39.407 2.485 0.872

全車ともシャシー:ローラFN06、タイヤ:ブリヂストン

Formula Nippon

FN第8戦もてぎ 予選上位3人のコメント

小暮 卓史(ポールポジション)
061021_fn1st 今回も持込からクルマが凄く速くて、チームには感謝しています。
1回目の予選は、1発目のアタックは昨日のセッティングを活かして走り、2発目で33秒台が出せました。これなら午後はもっといいタイムが出せそうな感触がありました。
でも2回目の予選では、他のクルマに引っかかったり、後ろから追い上げられたりで、タイヤを暖めるのがうまくいかなくてタイムが出せませんでした。
2発目のアタックでは飛び出してしまい、すぐにコースには戻ったんですが、残り時間も少ないし、明日のためにニュータイヤを残しておこうと思い、アタックを諦めました。
明日の決勝は、周りはみんな「(スタートを)失敗する」と思ってるみたいですね。
どうにかしようと焦っても仕方ないですし、うまくいかないことは既に実証済みですから、今回は気持ちを切り替えて、新たな試みで臨もうと思います。

ブノワ・トレルイエ(予選2位)
061021_fn2nd 今朝は調子がよくて、いいタイムが出せました。
午後は最初のアタックではフロントタイヤを暖めきれず、2セット目のアタックでは、そのままいったらペナルティを貰っちゃうのでタイムを出せませんでした。
ランキング2位との差は大きいので、慎重にいけばタイトルは取れるんでしょうけど、それでも今日はポールを獲るつもりで走ってましたし、明日も勝つつもりで走ります。
ARTAもそうですが、他のチームもレギュレーションギリギリのところまでクルマをセットアップしてきてるので、差が小さくなってきました。僕らのチームももう一度レギュレーションを読み直してクルマを作っていかないと、と思います。

金石 年弘(予選3位)
061021_fn3rd まず、この場にこられたことについて、チームとスポンサーさんに感謝します。
午前中は少しアンダー気味だったので、それを修正して午後に臨みました。
みんながタイムをあげられない中、4セット目でタイムアップできたのは良かったです。
目一杯プッシュした結果です。
明日の決勝は、あまり余計なことは考えずに臨みたいですね。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

Formula Nippon

FN第8戦もてぎ予選2回目 小暮が4戦連続ポール!

ツインリンクもてぎで開催されている、全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦の公式予選は、午前中に1分33秒954を叩き出した#56小暮卓史(ARTA)が、今季5回目、第5戦オートポリスから4戦連続のポールポジションを獲得することとなった。

061021_fnppa 公式予選2回目はF3第17戦の決勝後、午後2時15分より開始された。
好タイムが期待された午後の予選だったが、路面温度の低下と強い向かい風のため、上位陣は中々タイムを更新することができない。
セッション前半のトップは#19ブノワ・トレルイエだが、タイムは1分35秒203と午前中には遠く及ばないレベルだ。
午前中トップの小暮は、まずはユーズドタイヤで1分35秒415を記録した後、そのままピットガレージへ。ブレーキのエア抜き作業に取り掛かる。

各ドライバーがニュータイヤを装着してアタックを開始したのは残り時間が20分を切った辺りからだった。
まずは#1本山哲が1分34秒989、続いて#20松田次生が1分35秒065を出すと、その直後にトレルイエが34秒936で再びトップに。

ブレーキの調整を終えた小暮は残り時間15分でコースへ。
しかし、小暮がアタックを開始した直後に#34横溝直輝がピットレーン入り口でストップ、最終区間で黄旗が提示されたためにタイム更新はできなかった。
やむを得ず小暮はピットへ戻り、横溝車の排除を待って2セット目を投入する。
残り時間は5分を切った。
しかし下がってきた路面温度にまさに足元を掬われる格好で小暮はピットアウト直後の1コーナーを曲がりきれずにコースオフ。

なんとかグラベルを走ってコースには復帰したが、残り時間が少ないことを考え、タイヤを温存するために小暮はここでのアタックを諦めてピットへ。

この直後、チームメイトの#55金石年弘が猛然とアタックを敢行、自信の午前中のタイムを大きく上回る1分34秒359を叩き出してこのセッションのトップに躍り出た。総合でも3番手に相当するタイムだ。金石は更にアタックを続けるが、2周目のアタックはセクター3が伸び悩んで34秒595に終わった。
この間に本山が34秒455を叩き出して総合4番手に上がってきた。

ここでチェッカーが出され、午後の予選は終了。
小暮が午前中に出したタイムは誰にも破られなかったため、小暮卓史は4戦連続、今季5度目のポールポジションを獲得することとなった。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN第8戦もてぎ 予選総合結果

Pos. No. Driver TEAM Engine Time Delay Gap
1 56 小暮 卓史 ARTA HONDA HF386E 1' 33.954 - -
2 19 ブノワ・トレルイエ mobilecast IMPUL TOYOTA RV8J 1' 34.354 0.400 0.400
3 55 金石 年弘 ARTA HONDA HF386E 1' 34.359 0.405 0.005
4 1 本山 哲 arting IMPUL TOYOTA RV8J 1' 34.455 0.501 0.096
5 7 片岡 龍也 LeMans TOYOTA RV8J 1' 34.458 0.504 0.003
6 20 松田 次生 mobilecast IMPUL TOYOTA RV8J 1' 34.493 0.539 0.035
7 37 土屋 武士 DHG TOM'S TOYOTA RV8J 1' 34.637 0.683 0.144
8 3 荒 聖治 KONDO TOYOTA RV8J 1' 34.743 0.789 0.106
9 40 ビヨン・ビルドハイム DoCoMo DANDELION HONDA HF386E 1' 34.744 0.790 0.001
10 17 平中 克幸 EMS Racing HONDA HF386E 1' 34.780 0.826 0.036
11 31 ロイック・デュバル PIAA NAKAJIMA HONDA HF386E 1' 34.822 0.868 0.042
12 33 ロニー・クインタレッリ BOSS・INGING TOYOTA RV8J 1' 34.832 0.878 0.010
13 4 柳田 真孝 KONDO TOYOTA RV8J 1' 34.931 0.977 0.099
14 32 武藤 英紀 PIAA NAKAJIMA HONDA HF386E 1' 34.936 0.982 0.005
15 34 横溝 直輝 BOSS・INGING TOYOTA RV8J 1' 35.022 1.068 0.086
16 11 立川 祐路 RECKLESS CERUMO TOYOTA RV8J 2' 35.064 1.110 0.042
17 8 高木 虎之介 LeMans TOYOTA RV8J 3' 35.236 1.282 0.172
18 36 アンドレ・ロッテラー DHG TOM'S TOYOTA RV8J 4' 35.334 1.380 0.098
19 41 井出 有治 DoCoMo DANDELION HONDA HF386E 5' 35.344 1.390 0.010
20 5 道上 龍 5ZIGEN HONDA HF386E 6' 35.454 1.500 0.110
21 2 星野 一樹 arting IMPUL TOYOTA RV8J 7' 36.060 2.106 0.606
22 6 折目 遼 M&O 5ZIGEN HONDA HF386E 8' 36.365 2.411 0.305

全車ともシャシー:ローラFN06、タイヤ:ブリヂストン

Formula Nippon

FN第8戦もてぎ 公式予選2回目結果

天候:晴れ コース:ドライ

Pos. No. Driver TEAM Engine Time Delay Gap
1 55 金石 年弘 ARTA HONDA HF386E 1' 34.359 - -
2 1 本山 哲 arting IMPUL TOYOTA RV8J 1' 34.455 0.096 0.096
3 7 片岡 龍也 LeMans TOYOTA RV8J 1' 34.458 0.099 0.003
4 56 小暮 卓史 ARTA HONDA HF386E 1' 34.491 0.132 0.033
5 20 松田 次生 mobilecast IMPUL TOYOTA RV8J 1' 34.493 0.134 0.002
6 19 ブノワ・トレルイエ mobilecast IMPUL TOYOTA RV8J 1' 34.524 0.165 0.031
7 37 土屋 武士 DHG TOM'S TOYOTA RV8J 1' 34.637 0.278 0.113
8 3 荒 聖治 KONDO TOYOTA RV8J 1' 34.743 0.384 0.106
9 40 ビヨン・ビルドハイム DoCoMo DANDELION HONDA HF386E 1' 34.744 0.385 0.001
10 17 平中 克幸 EMS Racing HONDA HF386E 1' 34.780 0.421 0.036
11 31 ロイック・デュバル PIAA NAKAJIMA HONDA HF386E 1' 34.822 0.463 0.042
12 *4 柳田 真孝 KONDO TOYOTA RV8J 1' 34.931 0.572 0.109
13 32 武藤 英紀 PIAA NAKAJIMA HONDA HF386E 1' 34.936 0.577 0.005
14 11 立川 祐路 RECKLESS CERUMO TOYOTA RV8J 1' 35.064 0.705 0.128
15 8 高木 虎之介 LeMans TOYOTA RV8J 1' 35.236 0.877 0.172
16 36 アンドレ・ロッテラー DHG TOM'S TOYOTA RV8J 1' 35.334 0.975 0.098
17 33 ロニー・クインタレッリ BOSS・INGING TOYOTA RV8J 1' 35.382 1.023 0.048
18 5 道上 龍 5ZIGEN HONDA HF386E 1' 35.454 1.095 0.072
19 34 横溝 直輝 BOSS・INGING TOYOTA RV8J 1' 35.460 1.101 0.006
20 41 井出 有治 DoCoMo DANDELION HONDA HF386E 1' 35.491 1.132 0.031
21 2 星野 一樹 arting IMPUL TOYOTA RV8J 1' 36.060 1.701 0.569
22 6 折目 遼 M&O 5ZIGEN HONDA HF386E 1' 36.365 2.006 0.305

全車ともシャシー:ローラFN06、タイヤ:ブリヂストン

No.4 2006全日本選手権レース ブルテンNo.002-2006により、黄旗提示中のベストタイムを不採用とした。

Formula Nippon

FN第8戦もてぎ予選1回目 ここでも小暮が暫定ポール

全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦の公式予選1回目がツインリンクもてぎで行われ、#56小暮卓史(ARTA)が1分33秒954とただ一人33秒台を記録して暫定ポールを獲得した。

061021_fnq1a 2006シーズンもいよいよあと2戦。
終盤戦に突入したフォーミュラニッポン第8戦の公式予選1回目は10月21日午前10時25分より開始された。

コースオープンと同時に飛び出したのはアンドレ・ロッテラー。
星野一樹、柳田真孝、荒聖治らに混じって周回を重ねるが、タイムは36秒台に留まる。

本山哲、ブノワ・トレルイエ、松田次生らのインパル勢は開始から15分が経過した辺りで最初のアタックに取り掛かり、本山が1分34秒754でトップに立つ。
2番手にはインギングのロニ・クインタレッリがつけ、3番手に松田、4番手トレルイエの順。

ここまで4度のポールを獲得している小暮を擁するARTAはチームメイトの金石年弘とともにセッション前半はピットで待機。ルマンの片岡龍也も同様にじっと様子を伺っていたが、他のドライバーが1度目のアタックを終えてピットに戻ってきたころあいを見計らって開始25分過ぎで3台揃ってコースインしてきた。
ここで小暮がいきなり1分34秒475を叩き出し、本山を抜いて一気にトップへ。
金石も34秒758で3番手に上がってきた。
小暮はなおも区間ベストを更新しながらセクター1、2を走り抜けるが、ヘアピン手前から旧にスローダウンしてピットへ。

残り時間が8分を切った辺りから各車2セット目のニュータイヤを投入して再アタックに取り掛かる。
まずは本山が自己ベストを上回るハイペースでアタックしていくが、その直後を走る小暮は更に速いペースで追い上げていく。
結局本山は34秒656と自己ベストは更新したものの、小暮の一回目のタイムには及ばず、逆に小暮は33秒954と更にタイムを更新してトップを守った。

061021_fnq2a ポイントリーダーのトレルイエはセッション終了間際に小暮のセクター1のタイムを上回って見せたが、その後が続かずに1分34秒354に留まり、2位で予選一回目を終えた。

10月も半ばを過ぎたツインリンクもてぎは気温、路面温度ともに低めになっており、午後の予選2回目では更なるタイムアップも期待できそうだ。

公式予選2回目は午後2時15分より45分間で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN第8戦もてぎ 公式予選1回目結果

天候:晴れ コース:ドライ

Pos. No. ドライバー チーム名 エンジン Time
Delay Gap
1 56 小暮 卓史 ARTA HONDA HF386E 1' 33.954 - -
2 19 ブノワ・トレルイエ mobilecast IMPUL TOYOTA RV8J 1' 34.354 -0.400 -0.400
3 1 本山 哲 arting IMPUL TOYOTA RV8J 1' 34.656 -0.702 -0.302
4 55 金石 年弘 ARTA HONDA HF386E 1' 34.758 -0.804 -0.102
5 20 松田 次生 mobilecast IMPUL TOYOTA RV8J 1' 34.791 -0.837 -0.033
6 33 ロニー・クインタレッリ BOSS・INGING TOYOTA RV8J 1' 34.832 -0.878 -0.041
7 34 横溝 直輝 BOSS・INGING TOYOTA RV8J 1' 35.022 -1.068 -0.190
8 40 ビヨン・ビルドハイム DoCoMo DANDELION HONDA HF386E 1' 35.046 -1.092 -0.024
9 37 土屋 武士 DHG TOM'S TOYOTA RV8J 1' 35.101 -1.147 -0.055
10 31 ロイック・デュバル PIAA NAKAJIMA HONDA HF386E 1' 35.117 -1.163 -0.016
11 4 柳田 真孝 KONDO TOYOTA RV8J 1' 35.239 -1.285 -0.122
12 7 片岡 龍也 LeMans TOYOTA RV8J 1' 35.272 -1.318 -0.033
13 3 荒 聖治 KONDO TOYOTA RV8J 1' 35.319 -1.365 -0.047
14 8 高木 虎之介 LeMans TOYOTA RV8J 1' 35.331 -1.377 -0.012
15 32 武藤 英紀 PIAA NAKAJIMA HONDA HF386E 1' 35.341 -1.387 -0.010
16 41 井出 有治 DoCoMo DANDELION HONDA HF386E 1' 35.344 -1.390 -0.003
17 17 平中 克幸 EMS Racing HONDA HF386E 1' 35.433 -1.479 -0.089
18 11 立川 祐路 RECKLESS CERUMO TOYOTA RV8J 1' 35.654 -1.700 -0.221
19 36 アンドレ・ロッテラー DHG TOM'S TOYOTA RV8J 1' 35.967 -2.013 -0.313
20 5 道上 龍 5ZIGEN HONDA HF386E 1' 36.085 -2.131 -0.118
21 2 星野 一樹 arting IMPUL TOYOTA RV8J 1' 36.282 -2.328 -0.197
22 6 折目 遼 M&O 5ZIGEN HONDA HF386E 1' 36.901 -2.947 -0.619

全車ともシャシー:ローラFN06、タイヤ:ブリヂストン

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス AWDインプレッサ、9位で連続ポイント獲得 (SUBARU MOTORSPORTS EXPRESS)

◇AWDインプレッサ、9位ゴールで連続ポイント獲得

 10月14~15日、オートポリスにおいて開催されたSUPER GT第8戦で#77「クスコ スバルADVANインプレッサ」は予選15位から5つポジションを上げた9位でフィニッシュ。2戦連続でポイントを獲得した。

 14日の予選日、10時30分から予選1回目のGT300の専有走行枠が始まり、#77インプレッサの小林が先頭でコースインしていった。エントリーは21台(合計36台)。小林はセッション中盤に1分52秒435のタイムをマークすると、それ以上のアタックはせずに、混走枠においても決勝用セッティングを見つけることに時間を費やし、結果、予選順位は15位にとどまりスーパーラップへの進出はならなかった。

 そして午後の予選2回目も小林が主にセッティングのチェックを行い、決勝レースに備えた。 「予選ポジションを上げようとアタックをやれば1分51秒台には入ったと思うけれど、金曜日にほとんど走れていないので、決勝重視でセッティングをいろいろ試すことができた。明日はタイヤを温存して後半勝負で10位以内に入りたいですね」と小林は、決勝レースに気分を切り替えていた。

 15日決勝日も朝から好天に恵まれ気温はぐんぐん上がっていった。13時58分、5万人以上のファンを集めたオートポリスで、エキゾーストノートのボリュームが大きくなり65周の決勝レースがスタートした。スタートドライバーは菊地。1周目からトップグループでクラッシュが発生するなど、レースは荒れる展開になった。菊地はアクシデントを避けながら、タイヤを労わる走りで走行を重ねる。しかし、15周を過ぎたあたりからペースが上がらず、6台による8位争いのグループから徐々に遅れていった。他車のペナルティなどもあり12位までポジションを上げた27周目に菊地はピットイン。タイヤ交換、給油、そして小林に交代して18位でコースへ復帰した。

 小林は無理にペースを上げずタイヤを労わりながら走行。中盤40周を過ぎてほとんどの車両がピットインを済ませたところで13位を走行していた。47周目、7位争いをしていた3台の車両が絡むアクシデントが発生。これで小林は2つポジションを上げて11位と、ポイント獲得 目前まで迫った。さらに53周目には10位、56周目には9位へ。しかし、最終ラップのストレートエンドで、ストレートスピードに勝る#88ランボルギーニに逆転され10位へドロップ。#47Z、#88ランボルギーニ、#77インプレッサの3台で8位を争う状況になった。そして、第2ヘアピンの手前で#47Zのスキをついて#88ランボルギーニと共にこれをかわして再び9位となり チェッカーフラッグが振られた。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス レクサスSC430 初のオートポリスに苦戦 (トヨタモータースポーツニュース)

レクサスSC430 初のオートポリスに苦戦。1号車が5位
36号車は7位。ポイントランキングで後退するが最終戦で逆転タイトル獲得へ期待

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初めてのコースで苦戦を強いられながらも5位フィニッシュを果たした
レクサスSC430(No.1 ZENTセルモSC)

 2006年SUPER GT第8戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」が10月14日(土)、15日(日)の両日、九州・大分県のオートポリスで開催された。全9戦で戦われる2006年のシーズンも残り2戦となり、チャンピオン争いも佳境に入った。

 阿蘇外輪山の地形を活かして作られたアップダウンの激しいテクニカルコースを舞台に激戦が繰り広げられた今大会には、GT500クラス15台、GT300クラス22台の総勢37台がエントリー。

 この内、トヨタ勢はGT500クラスに4台のレクサス SC430と2台のトヨタスープラ、GT300クラスには2台のトヨタ MR‐Sと2台のトヨタ セリカが出場した。

◆予選◆

 14日(土)の天候は晴れ時々曇り。気温23度路面温度34度と爽やかな気候のもとで午前10時30分から公式予選1回目セッションが行われ、 Mobil1 SC6号車が順調に5番手、ニュータイヤを2セット使用して終盤にタイムアップしたtriple aサードスープラGT66号車が7番手、ディフェンディングチャンピオンのZENTセルモSC1号車が80kgのウエイトハンデにもかかわらず健闘して8 番手、ECLIPSE ADVAN スープラ25号車が9番手でトヨタ勢4台が上位10番手までのグリッド順を決定するスーパーラップに進出した。

 そして午後2時25分からGT300/GT500各15分間づつの公式予選2回目セッションに続いて気温26度路面温度41度まで上昇する中、午後3時より注目のスーパーラップがスタート。

 3番目にコースインした1号車はクリーンなアタックを決め、セッティングが合わなかった6号車、ユーズドタイヤでの出走となった66号車を逆転して6番手グリッドを獲得。25号車は8番手、6号車は9番手グリッドから決勝に臨むこととなった。

 一方、GT300クラスでは1回目セッションで梁山泊apr MR-S777号車が4番手、TOY STORY Racing MR-S101号車が6番手タイムを記録。MR-S101号車がチームメイトの777号車を逆転して4番手、777号車も5番手の好位置につけた。

◆決勝◆

 15日(日)も朝から好天に恵まれ、5万1200人の大観客が入場。気温25度、路面温度42度のドライコンディションのもとで定刻の午後2時に、決勝フォーメーションラップがスタートした。

 6番手グリッドの1号車は好スタートを切り、オープニングラップで先行車をパス。翌周再逆転を許したが、タイヤ摩耗の厳しいコースで2回のピットを余儀なくされる車両も出る中、タイヤを温存する走りと作戦を採り、安定して6位をキープ。28周目には、ドライバー交代を行い、最終的には5位でフィニッシュ。貴重なポイントを獲得し、首位に8点差のランキング4位と、最終戦富士大会を前に、2年連続タイトルに向けて可能性を残した。

 また、90kgものウエイトを搭載した36号車も11番手スタートから着実な追い上げを見せ、6位までポジションを上げて29周目に給油ピットイン。このピットインで一時11位へと順位を落とすものの、後半も激しく追い上げ、56周目には7位に浮上し、そのままチェッカーを受けた。この結果、ランキングでは首位に7点差の2位タイにつけ、逆転タイトル獲得の期待を胸に最終戦へと臨むことになった。

 一方、GT300クラスでは、混戦模様の中、5番手からスタートした777号車が、順位を維持し5位でフィニッシュした。

ZENTセルモSC1号車 ドライバー 立川祐路のコメント:

 順位には悔しさもあるが、チーム全員がベストを尽くした大きな結果だと思う。最終戦はウエイトの軽いライバルも立ちはだかってくるだろうが、得意の富士での優勝と逆転連覇を狙う。

ZENTセルモSC1号車 ドライバー 高木虎之介のコメント:

 序盤はタイヤを温存するべくやや抑えたが、良いペースで走ることが出来た。ランキングではやや後退となったが、昨年も大逆転でチャンピオンを獲得出来たので、今年も可能性はあるはず。我々のチームはこういう状況に強いので、最終戦ではベストを尽くし、タイトルを獲得したい。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:

 SUPER GT参戦初年度のレクサスSC430にとって、今大会はコース特性に合ったセッティングを見出すことが出来ず、楽な戦いではなかった。しかし、チームの努力のおかげでタイトルの可能性を残すことが出来た。最終戦では再びチャンピオンを獲得すべく、全力で戦い抜く。

Text: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス RAYBRIG NSXがドライバーズランキングトップに浮上 (ホンダプレスリリース)

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TAKATA 童夢 NSX(道上龍/小暮卓史組)が2位。3位のRAYBRIG NSX(S.フィリップ/細川慎弥組)が、ドライバー部門のポイントランキングで単独トップに浮上

決勝日:2006年10月15日(日) 会場:オートポリスサーキット 決勝レース:65周(約303 .810km) 天候:予選/晴れ 決勝/晴れ 気温:23℃/路面温度:36℃(14:00現在) コースコンディション:予選/ドライ 決勝/ドライ 観客数: 5万1200人(主催者発表)

 10月15日(日)、オートポリスサーキット(大分県)において、2006 オートバックス SUPER GT 第8戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」の決勝レースが開催された。九州で唯一、SUPER GTが開催されるオートポリス・ラウンドのレースウイークは秋晴れとなり、サーキットに詰めかけた大勢のファンがタイトル争いを見据えた激しいバトルに歓声を送った。

1015_r_02.jpg 1015_r_03.jpg

 今ラウンドには、ドライバーズ部門のシリーズチャンピオン争いでトップと同ポイントで2位のS.フィリップ/細川慎弥組(#100 RAYBRIG NSX)が、ウエイトハンデ80kg+特別性能調整25kg、5ポイント差で5位の伊藤大輔/R.ファーマン組(#8 ARTA NSX)が40kg+特別性能調整25kg、16ポイント差で7位の道上 龍/小暮卓史組(#18 TAKATA 童夢 NSX)が30kg+特別性能調整25kgのウエイトハンデが課せられている。

 ※RAYBRIG NSXはウエイトハンデ累積重量が100kgを超えた(計105kg)ため、エアリストリクター径を1ランク小さいものを選択して車重を50kg減らしている。

 14日(土)の公式予選では、道上龍/小暮卓史組(#18 TAKATA 童夢 NSX)が1分40秒638を記録し、第2戦岡山ラウンド以来となる今シーズン2度目のポールポジションを獲得した。2番手には1分40秒720を記録した伊藤大輔/R.ファーマン組(#8 ARTA NSX)が続き、Honda NSX-GT勢にとって開幕戦鈴鹿ラウンドと第2戦岡山ラウンド以来となる今シーズン3度目のフロントロー独占を果たした。S.フィリップ/細川慎弥組 (#100 RAYBRIG NSX)は4番手、L.デュバル/武藤英紀組(#32 EPSON NSX)は14番手からのスタートとなった。

 15日(日)の決勝レースも引き続き快晴となり、スタート時点で気温23℃、路面温度36℃と絶好のレースコンディションとなった。サーキットには2日間で5万1200人が詰めかけ、参加台数37台(GT500クラス15台)のマシンが午後2時にローリング方式でスタートを切った。

 ホールショットを奪ったのはポールポジションの道上龍選手(#18 TAKATA 童夢 NSX)だったが、オープニングラップで2番手スタートのR.ファーマン選手(#8 ARTA NSX)がトップに立った。続いてS.フィリップ選手(#100 RAYBRIG NSX)が3位を走行し、一時的にエンジントラブルが発生した道上選手は4位まで後退した。

 8周目、2位以下を引き離しにかかっていたR.ファーマン選手に、1周目の1コーナーで後続に追突された影響による右リアカウルの損傷を知らせるオレンジボール・フラッグが振られた。そのため、9周終了時に緊急ピットインを行い、約50秒の修復作業を終えてコースに復帰することとなった。この結果、代わって#23 XANAVI NISMO Zがトップに立ち、2位のS.フィリップ選手と3位の道上選手が追い上げる展開となった。

 17周目終了時点で、Honda NSX-GT勢は#100 RAYBRIG NSXが2位、#18 TAKATA 童夢 NSXが3位、#32 EPSON NSXが12位、#8 ARTA NSXは15位を走行する。2位争いを繰り広げるS.フィリップ選手と道上選手はテール・トゥ・ノーズの状態で激しいバトルの末、26周目の1コーナーで道上選手が2位に浮上した。

 26周終了時にトップがドライバー交代のためにピットインを敢行したため、道上選手が暫定トップに浮上した。次周にS.フィリップ選手がピットインを行い、細川慎弥選手へ交代した。道上選手は30周というロングスティントを走りきってピットイン。36.8秒のピット作業で小暮卓史選手が2位でコースに復帰した。

 その後、小暮選手と細川選手は1分43秒台の好ペースを記録してトップとの差を縮め、35周目には小暮選手がトップの背後に追いつく展開となった。小暮選手は果敢にトップを攻め、48周目にバックマーカーのマシンと接触するものの、再びトップの背後につけて相手にプレッシャーをかけ続けていく。 55周目もGT300クラスのマシンを抜くのに手間取ったために、再びトップとの差が2秒747まで広がった。代わって残り4周となる62周目に追いついてきた細川選手が小暮選手を抜いて2位に浮上し、トップの背後から激しく攻めたてる展開となった。

 最後までトップを攻め続けたNSX-GT勢だったが、#100 RAYBRIG NSXの細川選手が惜しくも0秒221差の2位でチェッカーフラッグを受け、#18 TAKATA 童夢 NSXの小暮選手が3位となった。しかし、レース終了後に#100 RAYBRIG NSXにピット作業違反のペナルティが下され、30秒のタイムペナルティが科せられた。その結果、最終順位は#18 TAKATA 童夢 NSXが2位、#100 RAYBRIG NSX が3位となった。優勝は#23 XANAVI NISMO Zだった。

 これにより、ドライバー部門のシリーズチャンピオン争いにおいて#100 RAYBRIG NSXのS.フィリップ選手と細川慎弥選手が計79ポイントを獲得し、単独トップに浮上した。#18 TAKATA 童夢 NSXの道上龍選手と小暮卓史選手も計72ポイントでランキング3位につけている。また、チーム部門ではRAYBRIG NSXが計65ポイントを獲得してランキング2位に浮上している。

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●コメント
■白井 裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー

 「前戦もてぎラウンドに続いての2連勝を目指していたので悔しいです。1周目の1コーナーで後続に追突された8号車は残念な結果となりましたが、18号車と100号車がとても頑張ってくれました。特にこの3台は厳しいウエイトハンデが課せられながらもマシンのセットアップがうまくいき、予選からすばらしい走りを見せてくれました。さらに、細川選手と小暮選手の成長をうれしく思います。シリーズは最終戦の富士ラウンドを残すのみとなりました。高速サーキットの対策を十分に練り、タイトル獲得へ全力を尽くしたいと思いますので、皆様の応援を宜しくお願い致します」

2位 #18 TAKATA 童夢 NSX
■道上 龍(Ryo Michigami)選手

 「レース序盤はエンジントラブルのために順位を落としてしまいましたが、コントロール・スイッチ類を調整してトラブルは改善されました。その後、自分のパートは完ぺきにこなせました。このトラブルがなければ優勝することができたと思うので残念です。次の富士はさらにウエイトハンデが厳しい状況となりますが、タイトル獲得に向けて最後まであきらめずに頑張ります」

■小暮卓史(Takashi Kogure)選手

 「今回はレース序盤でのトラブルに泣かされたレースでした。バトンタッチを受けてからは、攻めた走りを続けてトップを狙える位置まで迫ったのですが、終盤にペースを落とすようにチームから指示があったため、結果的に2位となりました。最終戦の富士では、僕たちにもチャンピオン獲得の可能性があるので、ベストを尽くして悔いのないレースをしたいと思います」

Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス決勝 XANAVI NISMO Zが接戦を制し今季初優勝! (NISMOモータースポーツニュースフラッシュ)

「XANAVI NISMO Z」が接戦を制し、ニスモが今季初優勝!!

 10月15日(日)に大分県日田市のオートポリス国際レーシングコース(1周4.674km)でSUPER GT第8戦の決勝レースが行われ、予選3位からスタートした「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/松田次生組)が巧みなレース運びで迫る後続車を退けて総合優勝。ニスモに今季初勝利、Zにとって今季2勝目をもたらした。また、同車は、レース中の最速ラップタイムも記録してポイントを追加し、チャンピオン争いに加わることとなった。この日は快晴に恵まれ、最高気温は26度、路面温度は42度であった。また、決勝日の観客数は5万1200人。

 #23 Zは松田がレースをスタートし、オープニングラップで#18 NSXを捉えて2位に浮上。その後トップを走る#8 NSXを追い上げた。そして、同車との競り合いでお互いが軽く接触。幸い#23にはダメージはなかったものの、#8はボディ後端を破損したためオフィシャルからピットインして修理することを命じられた。よって、それ以降は代わって#23が首位を走ることとなった。

 26周目にピットインして本山と交代、後半39周の長丁場を担当することになった本山は、安定した走りで周回を刻んだ。後続の#18 NSXが本山の背後に迫り長い間抜くチャンスをうかがったが、本山は巧みな展開で逆転の機会を与えなかった。本山は65周目のフィニッシュラインを勝者として駆け抜けチャンピオンシップランキング6位に浮上した。

 また予選7位からミハエル・クルムがスタートした「MOTUL AUTECH Z」(#22)は、90kgのハンディウェイトを積んでいたためペースが上がらず、5位でリチャード・ライアンにドライバー交代した後も、ポジションを維持する走りに徹した。そして総合6位でレースを終え、クルムはチャンピオンシップランキング5位となった。

 このほか、予選5位の「カルソニック インパルZ」(#12ブノワ・トレルイエ/星野一樹組)は、4位でレースをフィニッシュ。13位からスタートした「イエローハットYMSトミカZ」(#3 横溝直輝/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)は序盤から順位を上げ8位に、「WOODONE ADVAN Z」(#24柳田真孝/荒聖治組)は、14位でレースを終了した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス決勝 記者会見

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GT500クラス優勝 XANAVI NISMO Z
本山 哲

 「遅くなりましたが1勝目を挙げられてほっとしています。今シーズン、序盤から中盤にかけていい戦いが出来ていたと思うんですが、中盤戦でトラブルがありポイントを獲れなくて厳しい状況に置かれていたので、今回が最後のチャンスという思いでチームスタッフとともに勝つんだと決めてここに来ました。勝てたのは、みんなの頑張りだと思います。今回はポールポジション、優勝、ファステストラップ、決勝のアベレージを上げないという厳しい条件がテーマでしたが、予選ではホンダの速さに負けてしまいました。レースでも厳しい戦いになると思いましたが、松田がいいスタートを切ってくれて、2位とのマージンもあったので抜かせるつもりはなく、勝つんだという強い気持ちで勝てたと思います。選手権ポイント5位になりましたが、思ったほど上がらなかったなという感じですね。権利を残して最終戦に臨めるので、苦しい富士ですけどチャンスがある限りは頑張りたいと思っています」

松田次生

 「苦しい戦いが続いていましたが、今回は条件的にもよくて、オートポリスはフォーミュラ・ニッポンで勝っていてゲンもよく、それが自信になってうまくいったような気がします。いいスタートが切れましたが、ARTAがはらんでクロスしたときに接触がありました。ダメージがうちにはなくて向こうにあったのでそれがいい方向にいったようです。8号車(ARTA NSX)にオレンジボールが出てからは、タイヤをセーブしながら、本山選手に差を広げて渡すことができました。交代後の本山選手は冷静でぼくも見習わなければならないと思いました。ワークスチームのNISMOに迎えられて、勝たなければならないというプレッシャーの中で今年は勝てなくて苦しかったんですが、先ずは1勝をプレゼントすることが出来てほっとしています。最終戦は2人で力をあわせてなるべく沢山のポイントを獲りたいですね」

GT300クラス優勝 プリヴェチューリッヒ・紫電
高橋一穂

 「1ラップ加藤選さんにマージンを作ってもうら予定だったんですが、十数秒くらいで厳しいなと感じました。でも余り差も縮まらずなんとか行けて助かりました。後5周が怖くて見ていられなかったといわれていますが、ひとえに信頼がないということだと思うので、信頼されるように頑張りたいです。ぼくは『みなしごハッチ』を見ても泣くタイプなので優勝したら泣くだろうと思いましたが、意外と冷静でしたね。今シーズンは緒戦からトラブルが出て、ピットスタートも2回あったし、獲れるところが獲れなくて、ストレートもめちゃくちゃ遅いし、それをなんとかカバーしてここまで来られてよかったです。5ポイント差でのポイントリーダーは守るという差じゃないし、今年逃すと来年どうなるかわからないので、行けるだけ行こうと思います」

加藤寛規

 「昨日の夜の時点ではぼくはスタートじゃなくて、後だったんですけど、朝のフリー走行が終わってからぼくがスタートドライバーになりました。そのときセブン(雨宮アスパラドリンクRX-7)が速かったので逃げ切れるかどうか解らなかったので、セッティングを変えて決勝に臨みました。一番心配だったのはスタートで、ストレートの速い96号車(EBBRO BTEC MAZIORA 350R)に前に出られたら終わりだと思っていました。スタートで前に出たら2位以下が団子になっていたので、後はチームから後ろのラップタイムを聞きながらプッシュして高橋さんに渡せました。交代後は疲労困憊で、気にはなるんですが、どきどきするので裏に隠れていました。残り5周でピットに来たんですが、特にラスト1周は長く感じましたね。紫電での優勝は喜びもひとしおです。ここに合同テストで来たとき、紫電がこのコースにどこよりも合ってるのが解りました。富士やもてぎで苦戦するのは目に見えていたので、この結果は出来過ぎなくらいです。5ポイント差でポイントリーダーになりましたが、富士は楽じゃないです。しかし、チャンスがある限りチャンピオンを目指してチャレンジして行きたいと思います」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス決勝 XANAVI NISMO Zが今季初勝利

 AUTOBACS SUPER GT第8戦(SUPER GT in KYUSHU 300km)は、大分県のオートポリスで決勝を行い、65周を走ってXANAVI NISMO Z(本山哲/松田次生組)が今季初の総合優勝を果たした。GT300クラスもプリヴェチューリッヒ紫電(加藤寛規/高橋一穂組)が初優勝した。

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 サポートレースも順調に消化され午後になると、オートポリス上空は雲一つない快晴となってきた。日差しも強いが、阿蘇の草原を渡り外輪山を降りてきた涼しい風が1コーナーから最終コーナーに向かって吹き、体感温度は高くない。絶好の環境の中で決勝レースを迎えた。

 午後1時55分、ペースカー先導でローリングンラップが始まった。1周を回ってスタート。先ずはTAKATA童夢NSXの道上龍が先頭で1コーナーへ。少し遅れてARTA NSXのラルフ・ファーマンの背後にXANAVI NISMO Zの松田次生が迫るが、抜けず。しかし、トップのTAKATA童夢NSXが突然ジェットコースターストレートで失速。ARTA NSXがトップに立った。TAKATA童夢NSXは3位のXANAVI NISMO Zにも抜かれ3位に、さらにRAYBRIG NSXのセバスチャン・フィリップにも抜かれ4位に落ちた。ドライバーズランキング上位のARTA NSXとRAYBRIG NSXを先行させるための、ホンダのメーカーオーダーか?

 GT300クラスでは、プリヴェチューリッヒ紫電の加藤寛規が好スタート。2位のEBBRO BTEC MAZIORA 350Rの黒澤琢也を離しつつある。そして7周目、GT300クラスの3位を走っていた雨宮アスパラドリンクRX7の山野哲也がEBBRO BTEC MAZIORAをパスし2位に上がった。EBRO BETC MAZIORAはその後、ジャンプスタートによるドライビングスルーペナルティを受け、さらに後退。

 9周目、なんとトップを走行し、2位以下を離しつつあったARTA NSXにオレンジボールが提示された。右側リアカウルが接触のためか剥がれかかっており、この修復を要求されたようだ。

 10周を回ってARTA NSXがピットイン。これで、XANAVI NISMO Zがトップに立った。2位にRAYBRIG NSX、3位にTAKATA童夢NSX、4位カルソニックインパルZのブノワ・トレルイエ、5位ZENTセルモSCの高木虎之介、6位Mobil 1 SCの飯田章。ARTA NSXは修復に50秒以上を要し、GT500クラスの最下位15位まで落ちてしまった。

 15周を終わってトップXANAVI NISMO Zが2位のRAYBRIG NSXを5秒7離し独走状態に。3位のTAKATA童夢NSXがランデブー状態でこれに続き、4位のカルソニックインパルZとは4秒近い差。5位のZENTセルモSCはさらに後方14秒差だ。6位のMolib 1 SCは16周目にコースアウトしたため、代わってMOTUL AUTECH Zのミハエル・クルムが6位に上がってきた。

 22周を回って4位を走るカルソニックインパルZがピットイン。タイヤを交換し、ドライバーを星野一樹に交代しピットアウト。ルーティーンとしては早いので、2ストップかタイヤが厳しかったのかも知れない。

 26周目、トップXANAVI NISMO Zは2位以下をさらに12秒離して一人旅。2位のTAKATA童夢NSXと3位のRAYBRIG NSXの順位がひとまず入れ替わった。この周を終わってXANAVI NISMO Zがピットインしてドライバーを本山哲に交代する。

 さらに、27周を終わってRAYBRIG NSXとMOTUL AUTECH Zがピットインしドライバーをそれぞれ細川慎弥、リチャード・ライアンに交代してピットアウトした。29周を終えるとTAKATA童夢NSXもピットイン。ドライバーを小暮卓史に交代してピットアウトしていった。

 31周を終わってトップはイエローハットYMSトミカZのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ、2位はEPSON NSXのロイック・デュバルだがこの2台はまだピットインしていない。3位にドライバー交代したXANAVI NISMO Z、4位がTAKATA童夢NSX、5位がRAYBRIG NSX。

 35周目、2位の(実質的にはトップの)XANAVI NISMO Zの背後にTAKATA童夢NSXが迫ってきた。ピットアウト後、XANAVIのペースが上がらないようだ。これは、タイヤの消耗セーブと平均ラップタイムを上げない戦略かも知れない。37周を回ってトップのイエローハットYMSトミカZがピットインしたため、この2台は名実ともにトップ争いとなった。

 40周を終わってトップXANAVI NISMO Zの本山と2位のTAKATA童夢NSXの小暮の差は僅か0.3秒、3位RAYBRIG NSXの細川との差は1秒余り。3台での接近戦だが、終盤に向けてタイヤセーブモードの走行のためかお互い仕掛けるような無駄な動きはない。

 44周目、4位を走っていたカルソニックインパルZが2度目のピットイン。このためZENTセルモSCが4位に。5位はMOTUL AUTECH Z、6位にOPEN INTERFACE TOM'S SC。しかし、トップとZENTセルモSCとの差は45秒余り。トップ争いは完全にXANAVI NISMO Z、TAKATA童夢NSX、RAYBRIG NSXの3台に絞られた。

 55周を回り、残り10周となった。トップXANAVI NISMO Zと2位TAKATA童夢NSXとの差は2秒余り。3位のRAYBRIG NSXはさらに4秒後方だ。

 62周目、2位を走るTAKATA童夢NSXが3位のRAYGRIG NSXに道を譲り順位が入れ替わった。

 レースはこのまま終了。優勝はXANAVI NISMO Zで今季初。2位にRAYBRIG NSXが入り、ドライバーズ選手権ポイントでトップに立った。3位にはTAKATA童夢NSX。4位には2度のピットインながらカルソニックインパルZ、5位にはZENTセルモSC。6位にMOTUL AUTEC Zが。ポイントリーダーだったOPEN INTERFACE TOM'S SCは7位だがこれは予定の順位だろう。

 GT300クラスは、トップを走るプリヴェチューリッヒ紫電が41周まで引っ張って、ドライバーを加藤寛規から高橋一穂に交代。この時点で2位以下との差が20秒足らず。しかし、2位に入った雨宮アスパラドリンクRX7との差を13秒まで詰められたが、高橋が残り周回を堅実に走りきってチェッカー。初優勝を果たした。3位には予選クラス11位からDHG ADVAN FORD GTが入った。

 GT300のドライバーズ選手権でポイントリーダーだったアネブルADVAN VEMAC320Rは、トップが51周目に入ったあたりに他車と接触。クラッシュしてレースを終えてしまった。

 次回、最終戦は11月5日に富士に舞台を移し開催される。RAYBRIG NSXとトヨタ勢の争いに注目だ。

Text: Yoshinori OHNSIHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

【後記】

 決勝終了後、ピット作業違反のためRAYGRIG NSX(セバスチャン・フィリップ/細川慎弥組)の決勝タイムに30秒が加算された。そのため、TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)が2位に繰り上がり、RAYGRIG NSXは3位に降格となっている。

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス決勝結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2006/10/15) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
1500123XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
松田次生
BS10(+1)65
2500318TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS30(+25)657.925
35002*100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
セバスチャン・フィリップ
細川 慎弥
BS80(+25)6530.221
4500412カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野一樹
BS60651'02.484
550051ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路
高木 虎之介
BS80651'13.104
6500622MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
リチャード・ライアン
BS90651'33.121
7500736OPEN INTERFACE TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS90651'34.685
850083イエローハットYMS トミカ Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS651'34.855
9500935BANDAI DIREZZA SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL20651'44.529
105001066triple a サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
アンドレ・クート
平中克幸
BS651'50.639
11500118ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS40(+25)641Lap
125001232EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
武藤英紀
DL+1641Lap
13500136Mobil 1 SC
LEXUS SC430
飯田 章
片岡 龍也
BS30641Lap
145001424WOODONE ADVAN KONDO Z
NISSAN FAIRLADY Z
柳田 真孝
荒聖治
YH+1632Laps
1530012Prive'e Zurich・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
YH55614Laps
1630027雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
山野 哲也
井入宏之
YH45614Laps
17300355DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
光貞 秀俊
池田 大祐
YH10(+1)605Laps
183004110TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
PORSCHE BOXSTER
松田 秀士
菅 一乗
YH10605Laps
193005777梁山泊 apr MR-S
TOYOTA MR-S
田中 実
大嶋和也
MI+2605Laps
203006*62WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH30605Laps
2130075プロμマッハGOGOGO車検320R九州
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井克彦
YH+1605Laps
22300888アクティオ ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
YH605Laps
23300977クスコスバルADVANインプレッサ
SUBARU IMPREZA
小林 且雄
菊地靖
YH+1605Laps
243001047吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正興
安田裕信
DL605Laps
2530011*13エンドレスアドバンCCI Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH50605Laps
263001219ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
松田 晃司
脇阪 薫一
YH5605Laps
273001352プロμ太陽石油KUMHOセリカ
TOYOTA CELICA
竹内 浩典
嵯峨宏紀
KH35596Laps
283001414ハンコックエンドレスポルシェ
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
峰尾恭輔
HK596Laps
2930015*96EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
黒澤 琢弥
黒澤翼
DL596Laps
303001646吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN Fairlady Z
佐々木 孝太
番場琢
DL20596Laps
31300179NOMAD ADVAN LeyJun MT
MOSLER MT900R OOX
OSAMU
田中勝喜
YH596Laps
323001887トライクジャパン ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
山西 康司
和田久
YH596Laps
335001525ECLIPSE ADVANスープラ
TOYOTA SUPRA
織戸 学
土屋武士
YH+1(-25)569Laps
343001911JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
田中 哲也
青木孝行
DL405510Laps
353002061アネブルADVAN VEMAC 320R
VEMAC 320R
密山 祥吾
谷口信輝
YH854619Laps
---- 以上規定周回数完走 (GT500 45Laps / GT300 42Laps) ----
3630021101TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
新田 守男
高木真一
MI065Laps
  • Fastest Lap: GT500 本山哲(No.23 XANAVI NISMO Z) 1'43.303 / GT300 加藤寛規(No.2 プリヴェチューリッヒ紫電) 1'52.254
  • No.62は、オートポリス一般競技規則 第22条10. (ピットレーン速度違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • No.13は、2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14. (接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • No.13は、2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14. (接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • No.96は、2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14. (接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • No.100は、2006 SUPER GT Sporting Regulations 第34条11. (ピット作業違反)により、決勝タイムに30秒を加算した。

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス決勝 スターティンググリッド

■GT500 Class

 1
18 TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
*道上 龍 / 小暮 卓史
BS 30(+25)
*1'40.638

 2
8 ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔 / *ラルフ・ファーマン
BS 40(+25)
*1'40.720

 3
23 XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲 / *松田 次生
BS 10(+1)
*1'40.814

 4
100 RAYBRIG NSX
HONDA NSX
*セバスチャン・フィリップ / 細川 慎弥
BS 80(+25)
*1'40.980

 5
12 カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
*ブノワ・トレルイエ / 星野 一樹
BS 60
*1'42.230

 6
1 ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路 / *高木 虎之介
BS 80
*1'42.332

 7
22 MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
*ミハエル・クルム / リチャード・ライアン
BS 90
*1'42.376

 8
6 Mobil 1 SC
LEXUS SC430
*飯田 章 / 片岡 龍也
BS 30
*1'42.680

9
66 triple a サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
アンドレ・クート / *平中 克幸
BS
*1'43.201

10
36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一 / *アンドレ・ロッテラー
BS 90
1'43.015

11
35 BANDAI DIREZZA SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴 / *ピーター・ダンブレック
DL 20
1'43.060

12
24 WOODONE ADVAN KONDO Z
NISSAN FAIRLADY Z
*柳田 真孝 / 荒 聖治
YH +1
1'43.288

13
3 イエローハットYMS トミカ Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝 / *ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS
1'43.331

14
32 EPSON NSX
HONDA NSX
*ロイック・デュバル / 武藤 英紀
DL +1
1'45.160

15
25 ECLIPSE ADVANスープラ
TOYOTA SUPRA
*織戸 学 / 土屋 武士
YH +1(-25)
*1'42.606



■GT300 Class

 1
2 Privée Zurich・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂 / *加藤 寛規
YH 55
*1'49.941

 2
96 EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
*黒澤 琢弥 / 黒澤 翼
DL
*1'50.584

 3
7 雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
*山野 哲也 / 井入 宏之
YH 45
*1'51.026

 4
101 TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
*新田 守男 / 高木 真一
MI
*1'51.279

 5
777 梁山泊 apr MR-S
TOYOTA MR-S
田中 実 / *大嶋 和也
MI +2
*1'51.342

 6
46 吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN Fairlady Z
*佐々木 孝太 / 番場 琢
DL 20
*1'51.574

 7
11 JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
*田中 哲也 / 青木 孝行
DL 40
*1'51.776

 8
62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介 / *黒澤 治樹
YH 30
*1'51.794

 9
13 エンドレスアドバンCCI Z
NISSAN FAIRLADY Z
*影山 正美 / 藤井 誠暢
YH 50
*1'51.794

10
5 プロμマッハGOGOGO車検320R九州
VEMAC 320R
*玉中 哲二 / 筒井 克彦
YH +1
*1'52.935

11
55 DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
*光貞 秀俊 / 池田 大祐
YH 10(+1)
1'51.659

12
61 アネブルADVAN VEMAC 320R
VEMAC 320R
密山 祥吾 / *谷口 信輝
YH 85
1'51.836

13
47 吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正興 / *安田 裕信
DL
1'52.190

14
110 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
PORSCHE BOXSTER
*松田 秀士 / 菅 一乗
YH 10
1'52.209

15
77 クスコスバルADVANインプレッサ
SUBARU IMPREZA
小林 且雄 / *菊地 靖
YH +1
1'52.435

16
88 アクティオ ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
*マルコ・アピチェラ / 桧井 保孝
YH
1'52.668

17
52 プロμ太陽石油KUMHOセリカ
TOYOTA CELICA
*竹内 浩典 / 嵯峨 宏紀
KH 35
1'53.116

18
9 NOMAD ADVAN LeyJun MT
MOSLER MT900R OOX
*OSAMU / 田中 勝喜
YH
1'53.236

19
14 ハンコックエンドレスポルシェ
PORSCHE 911GT3R
*木下 みつひろ / 峰尾 恭輔
HK
1'53.478

20
87 トライクジャパン ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
*山西 康司 / 和田 久
YH
1'53.516

21
19 ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
*松田 晃司 / 脇阪 薫一
YH 5
1'53.713



  • No.25は、SUPER GT 2006 Sporting Regulations 付則-3 SUPER GTエンジン使用制限規定2. に従い、当該カテゴリーの予選順位から10番降格とする。

  • ドライバー名の前の'*'印はスタートドライバー。
  • ラップタイムの前の'*'印はスーパーラップでのタイム。

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス フリー走行 TAKATA童夢NSXがトップタイム

 SUPER GT第8戦(SUPER GT in KYUSHU 300km)は15日、オートポリスで決勝に向けてのフリー走行が行われた。GT500クラスは1'43.583でTAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)が、GT300クラスは1'52.017で吉兆宝山DIREZZA Z(佐々木孝太/番場琢組)がトップタイムを記録した。

 オートポリスは早朝から快晴。さわやかな秋風も吹き、絶好のレース日和を迎えた。午前9時、定刻よりGT500クラス15台、GT300クラス21台の計36台が参加して決勝に向けてのフリー走行が始まった。

1015_takata.jpg  GT500クラスでトップタイムをマークしたのは、1'48.583でTAKATA童夢NSX。練習走行から好調で予選でもポールポジション。決勝へ向けて万全の仕上がりの模様だ。僚友でフロントローを分け合ったARTA NSXは1'44.426で9位と出遅れたが、NSX-BS勢のもう1台、80kgのウェイトを積んだRAYBRIG NSXは終盤までフリー走行をリードし1'43.751で結果2位に終わったが、こちらも上々の仕上がりとみていいだろう。

 GT500クラスでドライバーズ選手権をリードしているOPEN INTERFACE TOM'S SC430が1'46.114で14位、昨年のチャンピオンZENTセルモSCも1'45.502で13位と下位に沈んだ。恐らく最終戦、得意の富士に向けてウェイトを下ろす戦略だろう。このセッションでのトップとの差はそれぞれ、2.5秒と1.9秒。決勝でのラップタイムは1分45秒前後と思われるので、この0.8%は0.8秒ちょっと。特定の方法で算出された平均ラップタイムの0.8%以上遅ければ、SC-BS勢はマイナス25kgの救済処置を受けられるのでここまで狙っているのかも知れない。

 練習走行でトップタイム、予選で3位に甘んじたXANAVI NISMO Zは5位。こちらはドライバーズチャンピオンに向けては勝つしかない。あるいは、決勝の展開によっては、よりチャンピオンシップに近いMOTUL AUTECH Zのサポートに回り、順位を譲る場面が見られるかも知れない。

1015_kittyo.jpg  一方、GT300クラスでは吉兆宝山DIREZZA Zが1'52.017でトップタイムをマーク。このチームもドライバースチャンピオンに向けては勝つしかなく、まずは決勝に向けての視界は良好だ。ドライバーズチャンピオンをリードするアネブルADVAN VEMAC 320Rは85kgものウェイトを積んでいるため、11位。恐らくウェイトを下ろす作戦でやはり7位あたり狙いか。同ランク2位の雨宮アスパラドリンクRX7は2位。こちらは同ランク3位でこのフリー走行で10位だったプリヴェチュリッヒ紫電との争いで、決勝で上位に入ったほうが俄然有利になりそうだ

 決勝は午後2時より300km、65周で争われる。まずはスタートに注目。NSX1-2で始まれば、ドライバーズ選手権5位のARTA NSXと同7位のTAKATA童夢NSXに対してHonda Racingがどんな指示を出すか興味深い。レース巧者のNISMOが、予選3位のXANAVI NISMO ZとMOTUL AUTECH Zをどのように動かすかも注目したい。トヨタ勢、とりわけSC-BS勢の動きにも要注意だ。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス フリー走行結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2006/10/15) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindGapkm/h
1500118TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS30
(+25)
1'43.583--162.444
25002100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
セバスチャン・フィリップ
細川 慎弥
BS80
(+25)
1'43.751 0.168 0.168162.181
350033イエローハットYMS トミカ Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'43.848 0.265 0.097162.029
4500422MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
リチャード・ライアン
BS901'43.933 0.350 0.085161.897
5500523XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
松田次生
BS10
(+1)
1'44.061 0.478 0.128161.697
6500666triple a サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
アンドレ・クート
平中克幸
BS1'44.364 0.781 0.303161.228
7500732EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
武藤 英紀
DL+11'44.404 0.821 0.040161.166
8500835BANDAI DIREZZA SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL201'44.426 0.843 0.022161.132
950098ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS40
(+25)
1'44.468 0.885 0.042161.068
10500106Mobil 1 SC
LEXUS SC430
飯田 章
片岡 龍也
BS301'44.615 1.032 0.147160.841
115001124WOODONE ADVAN KONDO Z
NISSAN FAIRLADY Z
柳田 真孝
荒聖治
YH+11'45.334 1.751 0.719159.743
12500121ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路
高木 虎之介
BS801'45.502 1.919 0.168159.489
135001312カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野一樹
BS601'45.550 1.967 0.048159.416
145001436OPEN INTERFACE TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS901'46.114 2.531 0.564158.569
155001525ECLIPSE ADVANスープラ
TOYOTA SUPRA
織戸 学
土屋武士
YH+1
(-25)
1'47.009 3.426 0.895157.243
16300146吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN Fairlady Z
佐々木 孝太
番場 琢
DL201'52.017 8.434 5.008150.213
1730027雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
山野 哲也
井入宏之
YH451'52.405 8.822 0.388149.694
1830035プロμマッハGOGOGO車検320R九州
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井克彦
YH+11'52.476 8.893 0.071149.600
19300496EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
黒澤琢弥
黒澤 翼
DL1'52.653 9.070 0.177149.365
20300511JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
田中 哲也
青木 孝行
DL401'52.732 9.149 0.079149.260
21300662WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH301'53.052 9.469 0.320148.838
22300713エンドレスアドバンCCI Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山正美
藤井 誠暢
YH501'53.432 9.849 0.380148.339
23300888アクティオ ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
YH1'53.492 9.909 0.060148.261
24300919ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
松田 晃司
脇阪 薫一
YH51'53.60410.021 0.112148.115
25300102Prive'e Zurich・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤寛規
YH551'53.63610.053 0.032148.073
263001161アネブルADVAN VEMAC 320R
VEMAC 320R
密山 祥吾
谷口信輝
YH851'53.64810.065 0.012148.057
273001247吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正興
安田裕信
DL1'53.70110.118 0.053147.988
283001355DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
光貞 秀俊
池田 大祐
YH10
(+1)
1'53.71110.128 0.010147.975
2930014101TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
新田 守男
高木真一
MI1'54.14210.559 0.431147.416
3030015777梁山泊 apr MR-S
TOYOTA MR-S
田中 実
大嶋 和也
MI+21'54.22010.637 0.078147.316
313001687トライクジャパン ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
山西 康司
和田久
YH1'54.42710.844 0.207147.049
323001777クスコスバルADVANインプレッサ
SUBARU IMPREZA
小林 且雄
菊地靖
YH+11'54.50110.918 0.074146.954
33300189NOMAD ADVAN LeyJun MT
MOSLER MT900R OOX
OSAMU
田中勝喜
YH1'54.89411.311 0.393146.452
343001952プロμ太陽石油KUMHOセリカ
TOYOTA CELICA
竹内 浩典
嵯峨宏紀
KH351'54.98611.403 0.092146.334
353002014ハンコックエンドレスポルシェ
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
峰尾恭輔
HK1'55.16811.585 0.182146.103
3630021110TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
PORSCHE BOXSTER
松田 秀士
菅一乗
YH101'55.73612.153 0.568145.386

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス予選 XANAVI NISMO Zが3rdグリッドを獲得(NISMOモータースポーツニュースフラッシュ)

■「XANAVI NISMO Z」(#23)はサードグリッドを獲得
「カルソニック インパルZ」(#12)は予選5位、「MOTUL AUTECH Z」(#22)は同7位

 SUPER GT第8戦の公式予選が10月14日(土)、オートポリス・国際レーシングコース(1周4.674km)で行われた。予選はGT300の走行時間を経て、定刻の10時50分かGT500が専有走行となった。#100、#18、#8のNSX勢がリーダーボードの上位を占めて行ったが、本山がステアリングを握る#23 Zが満を持してコースイン。セッション終盤に気迫のこもったアタック走行を見せ、一発で2番手に約0.15秒の差をつけてトップタイムを更新。本山のタイムは唯一の1分40秒台記録となった。

 一方、今回90kgのウェイトを積み最重量級で予選に臨んだ「MOTUL AUTECH Z」(#22、ミハエル・クルム/リチャード・ライアン組)はクルムがタイムアタックを担当。重量を感じさせない力強い走りで6番手タイムを記録し、おおかたの予想を覆してスーパーラップ進出を決めた。

 スーパーラップ(SL)は、午後3時40分過ぎにGT500クラスの走行が始まり、この日のクライマックスを迎えた。SLの第一走者は、予選1回目で10番手だった「カルソニック インパルZ」(#12)のブノワ・トレルイエ。午前中のタイムを僅かながら上回り、最終的には10台のスーパーラップ進出車の中で5番手となった。

 その後、NSX勢のSLは、軒並み午前中の予選タイムを上回り1分40秒台に3台が食い込む大奮闘。この白熱したアタックショーには観客も大いに盛り上がり、最終走者の「XANAVI NISMO Z」(#23)のスタートを待った。そして本山哲がコースイン。ウォームアップラップののち計測周回となると、ピットで見守る各チーム関係者はセクタータイムを表示するモニターに釘付けとなった。

 コントロールラインから第1ヘアピンまでダウンヒルを下る第1セクターでは本山がトップ、そして第2ヘアピンまでのアップヒルを抜けてコース中間まで再び下って行く第2セクターも本山がトップで通過した。しかし、ツイスティなヒルクライムからホームストレートに戻る第3セクターを終えた本山のタイムは3番手。僅かに#18と#8のNSXに先行を許し、#23 Zのポールポジション獲得は叶わずであった。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス予選総合

■GT500 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2006/10/14) Total Qualify GT500 Weather:Fine Course:Dry
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
118TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS30
(+25)
1'41.0291'40.638167.197
2*8ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS40
(+25)
1'41.2091'40.720167.061
323XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
松田次生
BS10
(+1)
1'40.8671'40.814166.905
4100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
セバスチャン・フィリップ
細川 慎弥
BS80
(+25)
1'41.2571'40.980166.631
512カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野一樹
BS601'42.2641'42.230164.594
61ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路
高木 虎之介
BS801'42.0981'42.332164.430
722MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
リチャード・ライアン
BS901'41.8881'42.376164.359
825ECLIPSE ADVANスープラ
TOYOTA SUPRA
織戸 学
土屋武士
YH+1
(-25)
1'42.1051'42.606163.990
96Mobil 1 SC
LEXUS SC430
飯田 章
片岡 龍也
BS301'41.8821'42.680163.872
1066triple a サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
アンドレ・クート
平中克幸
BS1'42.0831'43.201163.045
1136OPEN INTERFACE TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS901'43.015163.339
1235BANDAI DIREZZA SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL201'43.060163.268
1324WOODONE ADVAN KONDO Z
NISSAN FAIRLADY Z
柳田 真孝
荒聖治
YH+11'43.288162.908
143イエローハットYMS トミカ Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'43.331162.840
1532EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
武藤 英紀
DL+11'45.160160.008
■GT300 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2006/10/14) Total Qualify GT300 Weather:Fine Course:Dry
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
12Prive'e Zurich・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤寛規
YH551'50.4751'49.941153.049
296EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
黒澤 琢弥
黒澤翼
DL1'50.1991'50.584152.159
37雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
山野 哲也
井入 宏之
YH451'50.5111'51.026151.554
4101TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
新田 守男
高木真一
MI1'51.1531'51.279151.209
5777梁山泊 apr MR-S
TOYOTA MR-S
田中 実
大嶋 和也
MI+21'50.5191'51.342151.124
646吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN Fairlady Z
佐々木 孝太
番場琢
DL201'51.1321'51.574150.809
711JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
田中 哲也
青木孝行
DL401'51.5221'51.776150.537
8*62WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH301'51.1731'51.794150.513
9*13エンドレスアドバンCCI Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH501'51.5521'51.794150.513
105プロμマッハGOGOGO車検320R九州
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井克彦
YH+11'51.2161'52.935148.992
1155DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
光貞 秀俊
池田 大祐
YH10
(+1)
1'51.659150.695
1261アネブルADVAN VEMAC 320R
VEMAC 320R
密山 祥吾
谷口信輝
YH851'51.836150.456
1347吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正興
安田裕信
DL1'52.190149.981
14110TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
PORSCHE BOXSTER
松田 秀士
菅一乗
YH101'52.209149.956
1577クスコスバルADVANインプレッサ
SUBARU IMPREZA
小林 且雄
菊地靖
YH+11'52.435149.654
1688アクティオ ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
マルコ・アピチェラ
桧井保孝
YH1'52.668149.345
1752プロμ太陽石油KUMHOセリカ
TOYOTA CELICA
竹内 浩典
嵯峨宏紀
KH351'53.116148.753
189NOMAD ADVAN LeyJun MT
MOSLER MT900R OOX
OSAMU
田中勝喜
YH1'53.236148.596
1914ハンコックエンドレスポルシェ
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
峰尾恭輔
HK1'53.478148.279
20*87トライクジャパン ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
山西 康司
和田久
YH1'53.516148.229
2119ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
松田 晃司
脇阪 薫一
YH51'53.713147.973
  • No.8は、SUPER GT 2006 Sporting Regulation 第34条 10)(ピット作業違反)により、予選1回目ベストタイム抹消のペナルティを課す。
  • No.87は、2006オートポリス一般競技規則第22条10(ピットレーン通過速度違反)により、罰金3万円を課す。
  • 1回目の予選タイムの上位者を上位とした。

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス予選記者会見

1014_press_conf.jpg

GT500クラスポールポジション TAKATA童夢NSX
小暮卓史

 「スーパーラップを担当するのはここに来る前から決まっていました。スーパーラップの経験が少ないので今回はチームのほうから経験させていただきました。速いクルマを用意してくれたチームに感謝します。TI(岡山)ほどは楽には勝てないと思いますが、絶好のポジションで、優勝に一番近いのはぼくらなので勝ちたいですね」

道上龍

 「ここは合同テストのときから調子が良くて、今回も走りはじめからいい位置にいけました。ぼくはレースセットを集中してやってたんですけど、一発のタイムもよくて、レースを想定したセッティングもいいので、できればTI(岡山)のときのようなレースをしたいと思います。タイムは接近していますが調子のよかった23号車に前に行かれてなくて、チームメイトの8号車が横にいるので、チームプレイというか2台でZを抑えて1コーナーに入っていけばNSX同志の戦いになると思います。自分たちのレースが出来れば優勝できると思うので頑張りたいと思います」

GT300クラス ポールポジション プリヴェチューリッヒ紫電
加藤寛規

 「チャンピオンシップではぼくたちは追い込まれている立場なので、獲れるものは全て獲ろうという戦略を立ててたんですけど、思っていた以上の出来だったんで、非常に嬉しいです。ここに合同テストに来たのは300クラスではうちを含めて3台だけだったんですが。、そのうちの2台が1-2だったので来たかいがありましたね。そこで選んだタイヤとかセッティングがようやくこのコースに合ってきて、最後のスーパーラップで選択するセッティングの幅が広がり、それをエンジニアが的確に掴んでくれたので、ぼく自身もびっくりするようなタイムが出せてよかったです。決勝ですが、紫電は得意、不得意なコースがはっきりしています。ここは得意ですが、ストレートが遅くてヨーイドンしたときに抜かれる可能性があるので、そこをなんとか凌げれば自分たちのペースでレースが出来ると思います」

高橋一穂

 「加藤さんにはいつもいつもプレッシャーをかけていただいて、ありがたく思っています。スタート前に『加藤さんポールとってきてね』といったら『とりあえずポール獲っときますから明日頑張ってください』とプレッシャーをかけられました。そんな調子で着いて行くのが大変です。あとからスーパーラップの分析をして、ビデオで学習して明日に備えようと思います。明日は61号車と7号車の前でのフィニッシュを目指しています。できれば初優勝したいですね」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス スーパーラップ

 SUPER GT第8戦オートポリス、スーパーラップの予選が15日、オートポリスで行われ、GT500クラスはTAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)が、GT300クラスはプリヴェチューリッヒ紫電(高橋一穂/加藤寛規組)がポールポジションを獲得した。

 午後3時5分、定刻より5分遅れて各クラス1~10位のグリッドを決めるスーパーラップが始まった。

1014_shiden.jpg  先ずは、GT300クラスから。予選1回目10位のエンドレスアドバンCCI Zの影山正美からタイムアタック。1'51.794でこれが後続アタッカーのターゲットタイムとなった。

 次に登場は予選9位のJIM CENTER FERRALI DUNLOPの田中哲也。1'51.776と僅差で影山を上回りトップに立つ。このタイムは、後続のプロμマッハGOGOGO車検320R九州の玉中哲二、WILLCOM ADVAN VEMAC 408Rの黒澤治樹も更新することが出来ず。

 しかし、5番手スタートのTOY STORY Rasing MR-Sの高木真一が1'51.279を出しトップに立つ。吉兆宝山DIREZZA Zの佐々木孝太も梁山泊apr MR-Sの大嶋和也もこのタイムを更新できず、高木のトップは安泰。

 残り3台。雨宮アスパラドリンクRX7の山野哲也が1'51.026でトップ立つが、続くプリヴェチューリッヒ紫電の加藤寛規が各セッションで山野のタイムを上回りなんと、1秒以上速い1'49.049を叩き出して逆転した。最後に午前の暫定ポールEBBRO BTEC MAZZORA 350Rの黒澤琢也がアタック。しかし加藤のタイムに届かず。紫電のポールが確定した。

1014_takata.jpg  午後3時43分よりGT500クラスのスーパーラップが始まった。トップバッター、カルソニックインパルZのブノワ・トレルイエがコースイン。タイムは、1'42.230。次に登場のECLIPSE ADVAN スープラの土屋武士が1'42.606、続くZENTセルモSCの立川祐路が1'42.332、triple a サードスープラGTのアンドレ・クートが1'43.201、MOTUL AUTECH Zのミハエル・クルムが1'42.376、Mobil 1 SCの片岡龍也が1'42.680とトップに届かず。最初にアタックしたトレルイエが依然としてトップに立っている。

 残り5台。NSX勢最初のアタッカーはRAYBRIG NSXのセバスチャン・フィリップ。各セクションでトレルイエのタイムを上回り、1'40.980と1秒以上の差でトップに立った。次に登場のARTA NSXのラルフ・ファーマンも更に加速。1'40.720でフィリップを上回ると。その上を行くスピードでNSX勢最後のアタッカー、TAKATA童夢NSXの小暮卓史1'40.638を出しトップに立った。

 最後のアタッカーは、XANAVI NISMO Zの本山哲。セクター1、セクター2とも小暮のタイムを上回り、ポールポジション奪取かと期待が高まったが、しかし小暮のタイムにもファーマンのタイムにも届かず1'40.814。3位に終わった。

 明日、15日の決勝は午後2時より65周にわたって争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス スーパーラップGT500クラス結果

■GT500 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2006/10/14) Super Lap GT500 Weather:Fine Course:Dry
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
118TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS30
(+25)
1'40.638--167.197
28ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS40
(+25)
1'40.720 0.082 0.082167.061
323XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
松田次生
BS10
(+1)
1'40.814 0.176 0.094166.905
4100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
セバスチャン・フィリップ
細川 慎弥
BS80
(+25)
1'40.980 0.342 0.166166.631
512カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野一樹
BS601'42.230 1.592 1.250164.594
61ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路
高木 虎之介
BS801'42.332 1.694 0.102164.430
722MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
リチャード・ライアン
BS901'42.376 1.738 0.044164.359
825ECLIPSE ADVANスープラ
TOYOTA SUPRA
織戸 学
土屋武士
YH+1
(-25)
1'42.606 1.968 0.230163.990
96Mobil 1 SC
LEXUS SC430
飯田 章
片岡 龍也
BS301'42.680 2.042 0.074163.872
1066triple a サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
アンドレ・クート
平中克幸
BS1'43.201 2.563 0.521163.045

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス スーパーラップGT300クラス結果

■GT300 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2006/10/14) Super Lap GT300 Weather:Fine Course:Dry
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
12Prive'e Zurich・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤寛規
YH551'49.941--153.049
296EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
黒澤 琢弥
黒澤翼
DL1'50.584 0.643 0.643152.159
37雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
山野 哲也
井入 宏之
YH451'51.026 1.085 0.442151.554
4101TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
新田 守男
高木真一
MI1'51.279 1.338 0.253151.209
5777梁山泊 apr MR-S
TOYOTA MR-S
田中 実
大嶋 和也
MI+21'51.342 1.401 0.063151.124
646吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN Fairlady Z
佐々木 孝太
番場琢
DL201'51.574 1.633 0.232150.809
711JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
田中 哲也
青木孝行
DL401'51.776 1.835 0.202150.537
862WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH301'51.794 1.853 0.018150.513
913エンドレスアドバンCCI Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH501'51.794 1.853 0.000150.513
105プロμマッハGOGOGO車検320R九州
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井克彦
YH+11'52.935 2.994 1.141148.992

SUPER GT

SUPER GT第8戦オートポリス予選2回目 ARTA NSXがトップタイム

 午後2時25分から予選2回目が始まった。GT300クラス、GT500クラスとも占有で15分づつ、30分の走行である。オートポリス上空には薄雲がかかり、遠くの山々も霞んで見え、日差しも弱まった。

 予選といっても各クラス1~10位の順位はこの後行われるスーパーラップで決定。11位以下の順位も予選1回目で決定済みで基準タイムを満たせなかったクルマもなく、各チーム課題を持っての練習走行を行っている。

 GT500クラスは予選1回目3位のARTA NSXが1'42.728で、GT300クラスのトップは同予選2位のプリヴェチューリッヒ紫電が1'52.716でトップタイムを記録している。

Text: Yoshinori OHNISHI

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