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2008年10月

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス スターティンググリッド/スタートドライバー

■GT500 Class

 1
23 XANAVI NISMO GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲 / *ブノワ・トレルイエ
BS 20
*1'40.476

 2
1 ARTA NSX
HONDA NSX
*ラルフ・ファーマン / 伊沢 拓也
BS 35
*1'40.943

 3
32 EPSON NSX
HONDA NSX
*ロイック・デュバル / 平中 克幸
DL +2
*1'41.201

 4
18 TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍 / *小暮 卓史
BS 75
*1'41.360

 5
3 YellowHat YMS TOMICA GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ / 横溝 直輝
BS 60
*1'41.456

 6
35 宝山 KRAFT SC430
LEXUS SC430
ピーター・ダンブレック / *片岡 龍也
BS 5
*1'41.520

 7
36 PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一 / *アンドレ・ロッテラー
BS 70
*1'41.780

 8
100 RAYBRIG NSX
HONDA NSX
*井出 有冶 / 細川 慎弥
BS 30
*1'41.932

 9
25 ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
*土屋 武士 / 石浦 宏明
YH +2
*1'42.519

10
38 ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路 / *リチャード・ライアン
BS 15
*1'42.556

11
17 REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智 / *金石 年弘
BS +1
1'42.808

12
6 ENEOS SC430
LEXUS SC430
飯田 章 / *ビヨン・ビルドハイム
BS 10
1'43.800

13
24 WOODONE ADVAN Clarion GT-R
NISSAN GT-R
*ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 荒 聖治
YH 5(+1)
1'43.962

14
12 カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
*松田 次生 / セバスチャン・フィリップ
BS 30
1'44.740

15
39 DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
高木 虎之介 / *アンドレ・クート
DL +2
1'42.304

16
22 MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
*ミハエル・クルム / 柳田 真孝
BS 25
1'44.368



■GT300 Class

 1
11 JIMCENTER ADVAN F430
FERRARI F430
*田中 哲也 / 植田 正幸
YH +1
*1'50.939

 2
81 ダイシン ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
*青木 孝行 / 藤井 誠暢
YH 5(+1)
*1'51.241

 3
2 プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂 / *加藤 寛規
YH 35
*1'51.438

 4
19 ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
*織戸 学 / 阿部 翼
YH 50
*1'51.445

 5
26 ユンケルパワータイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
*谷口 信輝 / 山路 慎一
YH 20
*1'51.912

 6
43 ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
*新田 守男 / 高木 真一
MI 50
*1'52.018

 7
62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R
VEMAC 408R
柴原 眞介 / *黒澤 治樹
YH +2
*1'52.030

 8
46 MOLA レオパレス Z
NISSAN FAIRLADY Z
*星野 一樹 / 安田 裕信
MI 100
*1'52.258

 9
33 HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ / *影山 正美
HK
*1'52.636

10
4 EBBRO UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
*阪口 良平 / 松下 昌揮
YH +1
*1'53.375

11
52 GREEN TEC KUMHO IS350
LEXUS IS350
*黒澤 琢弥 / 井口 卓人
KH +2
1'52.774

12
110 KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
*光貞 秀俊 / 池田 大祐
KH
1'52.900

13
31 DOUBLEHEAD avex apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔 / *坂本 雄也
MI 5(+1)
1'52.908

14
77 クスコDUNLOPスバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也 / *カルロ・ヴァン・ダム
DL 10
1'52.948

15
7 ORC雨宮SGC-7
MAZDA RX-7
*井入 宏之 / 折目 遼
YH 45
1'53.016

16
95 ライトニング マックィーン apr MR-S
TOYOTA MR-S
平手 晃平 / *国本 京佑
MI 45
1'53.065

17
5 プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
*玉中 哲二 / 筒井 克彦
YH +2
1'53.196

18
88 triple a ガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
*松田 秀士 / 古谷 直広
YH +1
1'53.618

19
66 triple a ムルシェRG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
*山西 康司 / 余郷 敦
YH 20
1'53.687

20
111 ARKTECH BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
小泉 洋史 / *黒澤 翼
KH +2
1'53.810

21
87 アクティオガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
和田 久 / *栗原 宗之
YH +2
1'54.577

22
118 4CARAT SON GT3
PORSCHE 911GT3RS
*宮本 隆士 / Guts 城内
YH +2
1'54.788

23
666 楽天 BOMEX 320R
VEMAC RD320R
*周防 彰悟 / 山下 潤一郎
KH +2
1'55.642



  • ドライバー名の'*'印はスタートドライバー。
  • タイムの'*'印はスーパーラップで記録したもの。

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス GTA定例記者会見

 SUPER GT第8戦の行われているオートポリスで19日、GTA坂東正明会長による定例記者会見が行われた。内容は以下のとおり。

gt_r08_bandoh

坂東正明(GTA会長)

 「昨日も去年に比べ観客動員数は増えています。他のサーキットに比べGTの開催数は少ないわけですけど、プロモーション活動として今回、九州地方で激走GTをオートポリスさんとの協力でこの時期に合わせて限定のオンエアをしました。RKK熊本放送およびOBS大分放送での放映が実現しています。ドライバーも参加し、少しづつ九州の方にSUPER GTを見ていただこうという努力の結果が観客増につながったのだと認識しています」

--前回のもてぎで最終ラップに順位調整をしたように見られた件について

 「難しい質問です。そういうふうに見えた方もおいでのようですが……(笑)。ウエートハンディ、性能調整、9位というポジション、そのなかで各チームとも激しいタイトル争いをし、戦略として行っているのは事実だと思います。ハンディ、獲得ポイントを計算しながらの戦略もシリーズを通した場合、SUPER GTの魅力の一つだと思います。一つ一つのレースがお客様にとって、感動を与え魅力のあるレースにするよう、来期09年度のスポーティングレギュレーションを今、作っているところです。多方面からの意見を取り入れながら作っているので、来期に向けては今後そのようなことは少なくなると理解しています」

--昨日の赤旗の状況について

 「タイヤの摩耗の問題で500クラスのクルマがワンラップを狙ったクォリファイを行っているなかで、39号車のクラッシュにより赤旗が提示されました。25番ポストの確認、赤旗の出るまでの間、その先ストレートの先で出る赤旗、という状況で計時システムの設備の問題などでタイムを抹消することができませんでした。来期に向けて今後の課題です。我々も協力しながら今後の努力をお願いし、改善していくことになりました。暫定結果が出るまでの間が長くなり、お客様やプレスの方を待たせてしまったのもシステム上の問題や人為的な部分もありましたので、今後体制作りの強化について善処して行きたいと考えています」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリスフリー走行結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500117REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS+11'43.380-162.763
250021ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS351'43.431 0.051162.682
3500318TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS751'43.590 0.210162.433
4500438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS151'43.787 0.407162.124
5500532EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
平中 克幸
DL+21'44.008 0.628161.780
6500624WOODONE ADVAN Clarion GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH5
+1
1'44.489 1.109161.035
75007100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS301'44.636 1.256160.809
8500835宝山 KRAFT SC430
LEXUS SC430
ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
BS51'44.692 1.312160.723
9500939DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
高木 虎之介
アンドレ・クート
DL+21'44.821 1.441160.525
105001036PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS701'44.838 1.458160.499
115001123XANAVI NISMO GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS201'45.005 1.625160.244
125001222MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
ミハエル・クルム
柳田真孝
BS251'45.054 1.674160.169
13500136ENEOS SC430
LEXUS SC430
飯田 章
ビヨン・ビルドハイム
BS101'45.189 1.809159.963
145001412カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS301'45.247 1.867159.875
15500153YellowHat YMS TOMICA GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
横溝直輝
BS601'46.335 2.955158.240
165001625ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
石浦宏明
YH+21'46.452 3.072158.066
17300119ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
阿部翼
YH501'53.044 9.664148.848
18300262WILLCOM ADVAN VEMAC 408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH+21'53.42510.045148.348
1930034EBBRO UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
阪口良平
松下 昌揮
YH+11'53.51510.135148.231
2030042プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH351'53.55410.174148.180
21300526ユンケルパワータイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
山路慎一
YH201'53.60210.222148.117
22300611JIMCENTER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
植田 正幸
YH+11'53.61010.230148.107
23300781ダイシン ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
青木 孝行
藤井 誠暢
YH5
+1
1'53.82610.446147.826
24300843ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI501'53.85310.473147.791
2530097ORC雨宮SGC-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目遼
YH451'54.56811.188146.868
26300105プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井 克彦
YH+21'54.62911.249146.790
273001146MOLA レオパレス Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
安田裕信
MI1001'54.93111.551146.404
283001288triple a ガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
古谷直広
YH+11'54.96911.589146.356
293001352GREEN TEC KUMHO IS350
LEXUS IS350
黒澤 琢弥
井口卓人
KH+21'55.12711.747146.155
303001431DOUBLEHEAD avex apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本雄也
MI5
+1
1'55.56912.189145.596
313001587アクティオガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
和田 久
栗原宗之
YH+21'55.66512.285145.475
323001695ライトニング マックィーン apr MR-S
TOYOTA MR-S
平手 晃平
国本京佑
MI451'55.85012.470145.243
333001777クスコDUNLOPスバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
カルロ・ヴァン・ダム
DL101'55.90112.521145.179
343001833HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山正美
HK1'56.58113.201144.332
3530019666楽天 BOMEX 320R
VEMAC RD320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH+21'56.63613.256144.264
3630020110KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
光貞 秀俊
池田大祐
KH1'56.65313.273144.243
3730021111ARKTECH BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
小泉 洋史
黒澤翼
KH+21'56.72513.345144.154
383002266triple a ムルシェRG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH201'56.74013.360144.136
39300231184CARAT SON GT3
PORSCHE 911GT3RS
宮本 隆士
Guts 城内
YH+21'57.45914.079143.253

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリスフリー走行 NSX勢が1-2-3、トップはReal NSX

 2008オートバックスSUPER GT第8戦は19日、朝のフリー走行を行いGT500クラスではREAL NSX(金石勝智/金石年弘組)が、GT300クラスではウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼組)がトップタイムを記録した。

gt_r08_f_17 gt_r08_f_19

 予選日から一夜明けた19日、オートポリスは日曜日も好天、絶好のレース日和を迎えた。9時ちょうど、予定通り決勝をにらんでのフリー走行が30分間にわたり行われた。

 GT500クラスでトップタイムを記録したのはREAL NSX(金石勝智/金石年弘組)。フリー走行序盤に1分43秒380でトップに立つとそのまま終了までこのポジションを守った。

 2位にはARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)が、3位にはTAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)とトップ3をNSXが独占。NSX勢は5位にEPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)、7位にRAYBRIG NSX(井出有冶/細川慎弥組)が入り、7位までに出走したNSX全5台が入るという好調ぶりを見せつけた。

 NSX勢に割って4位に入ったのはZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)。昨日のスーパーラップでは予選1回目でニュータイヤを使い切ったため10位に沈んだが、ここからの追い上げが期待される。

 ドライバーズランキングでトップと同ポイントのPETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)は10位、ポールシッターのXANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)は11位と振るわなかった。

 GT300クラスは、予選4位のウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼組)が序盤に記録した1分53秒044でトップ。2位には終盤に1分53秒425出したユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/山路慎一組)が飛び込んできた。3位はEBBRO UEMATSU 320R(阪口良平/松下昌揮組)だった。

 ポールシッターのJIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)は6位でフリー走行を終えた。

 決勝は、この後14時より65ラップで争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選 XANAVI NISMO GT-Rがポールポジション! (NISMO)

 SUPER GT第8戦「SUPER GT IN KYUSHU 300KM」は、10月18日に公式予選が行なわれた。

 公式予選1回目、各チームともタイヤラバーが路面に乗ってタイムが出やすくなる終盤に集中してタイムアタックする計画を立てていたようだ。残り8分をきったあたりから、各車一斉にコースイン。前日の練習走行でトップタイムを出していた「XANAVI NISMO GT-R」(#23本山哲/ブノワ・トレルイエ)は、トレルイエがアタックラップ1周目にタイムを出し、リーダーボードの最上位につける。その後、#32 NSXがベストタイムを更新したのちミハエル・クルムがドライブする「MOTUL AUTECH GT-R」(#22)がトップに躍り出る。その直後に、コース上でクラッシュが発生し、予選は赤旗中断となった。

 中断前にタイムを出していなかった#12「カルソニックIMPUL GT-R」(松田次生/セバスチャン・フィリップ)は、再開後にふたりのドライバーのクォリファイを優先させたため、十分なアタック時間が取れずスーパーラップ(SL)進出を逃した。また、#24「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)もSL出走はならなかった。 前回優勝の#3 「YellowHat YMS TOMICA GT-R」(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝)は、40kgのウェイトと20kg分のリストリクター調整を受けながらもSLに進む事となった。

 走行終了後、#22 GT-Rのリヤウィング高が規定をわずかに超えていると指摘を受け、同車の予選1回目のタイムが抹消されることとなった。このほか、裁定により予選1回目の順位の変動があり、#23 GT-Rは2位に、#3 GT-Rは4位に繰り上がった。

 決勝レースのスターティンググリッドを決定するスーパーラップでは、ブノワ・トレルイエがまさに驚異的なタイムでポールポジションを獲得した。

 SLでは、まず予選1回目10位の#1 NSXが1回目のタイムを2秒以上上回るタイムをマーク。そのあとの車両が追いつかないほどのタイムだったため、PP獲得を狙っていた#23 GT-Rのタイム更新は困難かと思われた。しかしステアリングを握ったトレルイエが限界ギリギリのファイトあふれるドライビングを見せ、2位の#1 NSXに約0.5秒の差をつけてトップスタートを手に入れた。

 トレルイエは、「ハードタイヤを選んだので1回目の予選はアンダーステアが強く、ちょっと厳しい状態でした。だから、(SLを)走る前には自信もなかったです。でもスーパーラップの時間となってコースインしたとたんにこれはいけるかもしれない、と思いました。プレッシャーも大きかったですが、チームそして多くのサポーターには心から感謝しています」と喜びを語った。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選総合結果

■GT500 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/19) Total Qualify GT500 Weather: Course:
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
123XANAVI NISMO GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS201'41.5201'40.476167.467
21ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS351'43.6031'40.943166.692
332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
平中 克幸
DL+21'41.2261'41.201166.267
418TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS751'41.5581'41.360166.006
53YellowHat YMS TOMICA GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
横溝直輝
BS601'41.9601'41.456165.849
635宝山 KRAFT SC430
LEXUS SC430
ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
BS51'42.6221'41.520165.745
736PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS701'41.9811'41.780165.321
8100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS301'42.4251'41.932165.075
925ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
石浦宏明
YH+21'42.3571'42.519164.130
1038ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS151'42.2631'42.556164.070
1117REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS+11'42.808163.668
126ENEOS SC430
LEXUS SC430
飯田 章
ビヨン・ビルドハイム
BS101'43.800162.104
1324WOODONE ADVAN Clarion GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH5
(+1)
1'43.962161.851
1412カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS301'44.740160.649
1539DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
高木 虎之介
アンドレ・クート
DL+21'42.304164.475
16*22MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
ミハエル・クルム
柳田真孝
BS251'44.368160.123
■GT300 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/19) Total Qualify GT300 Weather: Course:
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
111JIMCENTER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
植田正幸
YH+11'51.5051'50.939151.673
281ダイシン ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
青木 孝行
藤井誠暢
YH5
(+1)
1'52.0281'51.241151.261
32プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH351'51.6151'51.438150.993
419ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
阿部 翼
YH501'52.2131'51.445150.984
526ユンケルパワータイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
山路慎一
YH201'52.0371'51.912150.354
643ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI501'52.1891'52.018150.212
762WILLCOM ADVAN VEMAC 408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH+21'52.5781'52.030150.195
846MOLA レオパレス Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
安田裕信
MI1001'52.4211'52.258149.890
933HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山正美
HK1'52.5401'52.636149.387
104EBBRO UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
阪口 良平
松下昌揮
YH+11'52.3011'53.375148.414
1152GREEN TEC KUMHO IS350
LEXUS IS350
黒澤 琢弥
井口卓人
KH+21'52.774149.205
12110KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
光貞 秀俊
池田大祐
KH1'52.900149.038
1331DOUBLEHEAD avex apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本雄也
MI5
(+1)
1'52.908149.028
1477クスコDUNLOPスバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
カルロ・ヴァン・ダム
DL101'52.948148.975
157ORC雨宮SGC-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH451'53.016148.885
1695ライトニング マックィーン apr MR-S
TOYOTA MR-S
平手 晃平
国本京佑
MI451'53.065148.821
175プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井 克彦
YH+21'53.196148.648
1888triple a ガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
古谷直広
YH+11'53.618148.096
1966triple a ムルシェRG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH201'53.687148.006
20111ARKTECH BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
小泉 洋史
黒澤翼
KH+21'53.810147.846
2187アクティオガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
和田 久
栗原宗之
YH+21'54.577146.857
221184CARAT SON GT3
PORSCHE 911GT3RS
宮本 隆士
Guts 城内
YH+21'54.788146.587
23666楽天 BOMEX 320R
VEMAC RD320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH+21'55.642145.504

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス ポールポジション記者会見

gt_r08_q_pc

GT500クラス
XANAVI NISMO GT-R
ブノワ・トレルイエ
 「最高の気分です。朝の時点では昨日と違うハードタイヤを使用したらアンダーステアが強く、クルマのセッティングの問題で不安でした。午後はユーズドタイヤでトラフィックもありタイヤの調子も分からなくて、ぼくたちにとっては重要なポールポジションだったので、スーパーラップに向けて緊張していました。スーパーラップに入ったときはこれは行けると思って自信をもって走りました。完ぺきなスタートを切ってトップで本山選手にクルマを渡し優勝するのが夢なので、可能であれはかなえたいです」
本山哲
 「非常にうれしいですね。ブノワが言った以上に彼はやばいくらいに緊張していて、正直厳しいかなと思いました。午前中はアンダーステアがあって、自信もなさそうでした。でも、そのなかでいい走りをして素晴らしいタイムを出してくれたのは、ぼくだけじゃなくてチームスタッフにとっても良かったです。あしたは明るく自信をもって行けると思います。昨日からロングランやタイヤテストをするなかで、このサーキットはタイヤのグリップダウンが大きくて、そういう状況でレースセットアップを進めてるんですけど、その中での戦いになると思います。楽なレースはできないですね。レース序盤はタイヤのマネジメントも必要だと思いますが、今回は開幕戦とは違ってベンちゃん(トレルイエ)にトップで2位以下を引き離してきてもらう予定です」
GT300クラス
JIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)
田中哲也
 「以前にここ(PP記者会見)に来たのは5年前だと思います。今回はチームスタッフとも確実にポールを取りに行こうと話していて、昨日から努力してきました。ブノワ選手じゃないんですけど、朝の予選を終わった時点で久しぶりに緊張しました。スーパーラップはまず1コーナーで失敗しました(笑)。それでドキドキしたんですけどそのあとすごく良くまとめられたので第3セクターを下っているあたりから行けるんじゃないかという自分なりのフィーリングはありました。でも、2番手のタイムが分からなかったので、不安はありましたね。クルマもタイヤも完ぺきでした。今年は最初にエンジンを新しくしたのに開幕戦の鈴鹿は厳しくてどうなるかなと思いましたが、それ以降急速にエンジンが良くなりました。シャーシーもすべてジムゲイナーのメンテナンスに変え、ぼくたちも頑張ってスタッフも期待以上に伸びてきて充実感もあります。あしたは植田さんにスタートしてもらって引き離して帰ってきてもらえればと思っていますが、まだ決めていません。今シーズンは決勝でトラブルに巻き込まれたりしているので、あしたはうまくまとめて表彰台に上がりたいですね」
植田正幸
 「ポールを取りに行くと言っていてその通りになってホッとしたのと、あしたの決勝に向けてドキドキしています。去年ここを走って今年は2年目ですが、去年とはクルマがすごく進化しています。メンテナンスが変わって田中選手が入り、田中選手の厳しいリクエストに応えて毎回毎回すごく良くなって、乗りやすくなっています。今まで決勝でいいところでもらっても、接触があったりいろんなことがあったので、今回はてっちゃん(田中選手)の頑張りを守っていけるようにしたいです。緊張しています」

まとめ: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリススーパーラップ XANAVI NISMO GT-Rがポールポジション

 2008年オートバックスSUPER GT第8戦は18日、オートポリスでスーパーラップを行い、GT500クラスはXANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が、GT300クラスはJIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)がポールポジションを獲得した。

 午後になって少し雲が出てきたが、オートポリスは相変わらず好天。直前に行われた公式予選2回目でトラブルのため止まったRAYBRIG NSXを回収するため予定より10分遅れて14時40分よりスーパーラップが始まった。

GT300クラス

gt_r08_sl_11  まずはGT300クラス。公式予選1回目10位の#62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R(柴原眞介/黒澤治樹組)から。ドライバーは黒沢。ウォームアップ2周を回ってタイムアタックを開始。タイムは、1分52秒030。これがこの後アタックするドライバーのターゲットタイムとなる。

 2番手に登場は#33 HANKOOK PORSCHE(木下みつひろ/影山正美組)。ドライバーは影山。セクター1で黒沢のタイムを上回るが、1周を回って1分52秒636。3番手登場のMOLAレオパレスZ(星野一樹/安田裕信組)の星野も1分52秒258と伸びず。4番手#4 EBBRO UEMATSU 320R(阪口良平/松下昌揮組)の坂口も1分53秒375。依然としてトップは黒澤のままだ。

 そして、5番手登場はウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼組)の織戸。1分51秒445でついに黒澤のタイムを上回りここまでのトップに立った。

 6番手は#43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)。高木のタイムは1分52秒018でトップには及ばないもののここまでの2位に付けた。

 7番手は#26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/山路慎一組)の谷口。セクター1でトップタイムを上回るも1分51秒912とトップに届かず。それでもここまでの2位。

 残り3台。#81 ダイシンADVAN Z(青木孝行/藤井誠暢組)の青木が登場。セクター1、セクター2でトップタイムを上回りコントロールラインを通過。1分51秒241。トップに立った。

 いよいよ#2 プリヴェKENZOアセット・紫電(高橋一穂/加藤寛規組)が登場。加藤がアタックするも1分51秒438。トップに届かず。それでもここまでの2位。

 最後に登場は#11 JIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)の田中。セクター1、セクター2でトップタイムを上回る。最終コーナーを回ってコントロールラインを通過。1分50秒939! この瞬間、GT300クラスのポールポジションを決めた。

GT500クラス

gt_r08_sl_23  1番手登場は公式予選1回目10位の#1 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)。ファーマンがアタックしタイムは1分40秒943。これがターゲットタイムとなった。

 2番手登場の#35 宝山KRAFT SC430(ピーター・ダンブレック/片岡龍也組)のダンブレックが1分41秒529、3番手登場の#100 RAYBRIG NSX(井出有冶/細川慎弥組)の細川が1分41秒932、4番手登場の#25 ECLIPSE ADVAN SC430(土屋武士/石浦宏明組)の土屋が1分42秒519とファーマンのタイムを更新できない。

 そしていよいよこのレース優勝を狙う#38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)の立川が5番手で登場。しかし、セクター1、セクター2とファーマンのタイムに大きく遅れる。タイムは1分42秒556。5台出走中5位と伸び悩んでしまった。

 6番手登場はポイントでトップタイに並ぶ#36 PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)。しかしウェイトハンデ70キロを積むSC430は伸びず、ロッテラーのドライブでタイムは1分41秒780。それでもここまでの3位には付けた。

 7番手登場は前戦のウィナー、#3 YellowHat YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)。クインタレッリがドライブし、1分41秒456。ここまでの2位に入り60キロのウェイトハンデを考えると上出来か。

 残り3台。8番手登場は、#18 TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)の驚速、小暮。アグレッシブなドライブで1分41秒360。ここまでの2位に入ったもののファーマンのタイムには届かず。

 9番手登場は#23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)のトレルイエ。小暮に負けじと暴れるマシンを押さえ込み、各セクターでトップタイムを更新すると、コントロールラインを通過してタイムは1分40秒476。ファーマンのタイムを0.5秒弱上回って見せ、ついにトップに立った。

 最後に登場は#32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組) のロイック・デュバル。トレルイエのタイム更新なるか。しかし、セクター1、2ともトップタイムに届かず。結局、タイムは1分41秒201。3位に終わり、トレルイエのポールが確定した。

 決勝は、明日14時より65ラップで争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリススーパーラップ結果(GT500クラス)

■GT500 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/18) Super Lap GT500 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
123XANAVI NISMO GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS201'40.476--167.467
21ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS351'40.943 0.467 0.467166.692
332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
平中 克幸
DL+21'41.201 0.725 0.258166.267
418TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS751'41.360 0.884 0.159166.006
53YellowHat YMS TOMICA GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
横溝直輝
BS601'41.456 0.980 0.096165.849
635宝山 KRAFT SC430
LEXUS SC430
ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
BS51'41.520 1.044 0.064165.745
736PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS701'41.780 1.304 0.260165.321
8100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS301'41.932 1.456 0.152165.075
925ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
石浦宏明
YH+21'42.519 2.043 0.587164.130
1038ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS151'42.556 2.080 0.037164.070

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリススーパーラップ結果(GT300クラス)

■GT300 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/18) Super Lap GT300 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
111JIMCENTER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
植田正幸
YH+11'50.939--151.673
281ダイシン ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
青木 孝行
藤井誠暢
YH5
(+1)
1'51.241 0.302 0.302151.261
32プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH351'51.438 0.499 0.197150.993
419ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
阿部 翼
YH501'51.445 0.506 0.007150.984
526ユンケルパワータイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
山路慎一
YH201'51.912 0.973 0.467150.354
643ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI501'52.018 1.079 0.106150.212
762WILLCOM ADVAN VEMAC 408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH+21'52.030 1.091 0.012150.195
846MOLA レオパレス Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
安田裕信
MI1001'52.258 1.319 0.228149.890
933HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山正美
HK1'52.636 1.697 0.378149.387
104EBBRO UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
阪口 良平
松下昌揮
YH+11'53.375 2.436 0.739148.414

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選2回目結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/18) Qualifying 2 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS151'43.079-163.238
250021ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS351'43.299 0.220162.890
3500317REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS+11'43.852 0.773162.023
4500423XANAVI NISMO GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS201'43.912 0.833161.929
5500532EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
平中 克幸
DL+21'43.975 0.896161.831
650063YellowHat YMS TOMICA GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
横溝直輝
BS601'44.011 0.932161.775
7500724WOODONE ADVAN Clarion GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH5
+1
1'44.110 1.031161.621
8500822MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
ミハエル・クルム
柳田真孝
BS251'44.368 1.289161.222
9500912カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS301'44.414 1.335161.151
105001018TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS751'44.419 1.340161.143
1150011100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS301'44.485 1.406161.041
125001235宝山 KRAFT SC430
LEXUS SC430
ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
BS51'44.535 1.456160.964
135001336PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS701'44.744 1.665160.643
14500146ENEOS SC430
LEXUS SC430
飯田 章
ビヨン・ビルドハイム
BS101'44.776 1.697160.594
155001539DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
高木 虎之介
アンドレ・クート
DL+21'45.471 2.392159.536
165001625ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
石浦宏明
YH+21'45.491 2.412159.506
17300181ダイシン ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
青木 孝行
藤井 誠暢
YH5
+1
1'52.823 9.744149.140
1830022プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH351'53.15110.072148.707
19300311JIMCENTER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
植田 正幸
YH+11'53.31710.238148.490
20300433HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下みつひろ
影山 正美
HK1'53.73310.654147.947
21300562WILLCOM ADVAN VEMAC 408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH+21'53.74110.662147.936
22300619ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
阿部翼
YH501'53.79610.717147.865
23300726ユンケルパワータイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
山路慎一
YH201'53.91110.832147.715
24300846MOLA レオパレス Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
安田 裕信
MI1001'54.43011.351147.045
2530094EBBRO UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
阪口良平
松下 昌揮
YH+11'54.51211.433146.940
263001077クスコDUNLOPスバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
カルロ・ヴァン・ダム
DL101'54.59611.517146.832
27300115プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井 克彦
YH+21'54.67011.591146.738
283001252GREEN TEC KUMHO IS350
LEXUS IS350
黒澤 琢弥
井口卓人
KH+21'54.71411.635146.681
293001366triple a ムルシェRG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH201'54.82211.743146.543
3030014110KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
光貞 秀俊
池田大祐
KH1'55.01911.940146.292
313001587アクティオガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
和田 久
栗原宗之
YH+21'55.14412.065146.134
32300167ORC雨宮SGC-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH451'55.38912.310145.823
333001788triple a ガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
古谷直広
YH+11'55.61312.534145.541
343001831DOUBLEHEAD avex apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本雄也
MI5
+1
1'55.92012.841145.155
353001995ライトニング マックィーン apr MR-S
TOYOTA MR-S
平手 晃平
国本京佑
MI451'55.96812.889145.095
3630020111ARKTECH BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
小泉 洋史
黒澤翼
KH+21'56.24413.165144.751
3730021666楽天 BOMEX 320R
VEMAC RD320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH+21'57.08314.004143.713
---- 予選通過基準タイム(GT500[107%]: 1'50.648 / GT300[107%]: 2'01.013)----
-300-43ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI50Absence--
-300-1184CARAT SON GT3
PORSCHE 911GT3RS
宮本 隆士
Guts 城内
YH+2Absence--

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選1回目結果(GT500クラス)

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/18) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindGapkm/h
132EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
平中 克幸
DL+21'41.226--166.226
223XANAVI NISMO GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS201'41.520 0.294 0.294165.745
318TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS751'41.558 0.332 0.038165.683
43YellowHat YMS TOMICA GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
横溝直輝
BS601'41.960 0.734 0.402165.029
536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS701'41.981 0.755 0.021164.995
638ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS151'42.263 1.037 0.282164.540
725ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
石浦宏明
YH+21'42.357 1.131 0.094164.389
8100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS301'42.425 1.199 0.068164.280
935宝山 KRAFT SC430
LEXUS SC430
ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
BS51'42.622 1.396 0.197163.965
101ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS351'43.603 2.377 0.019162.412
1117REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS+11'42.808 1.582-0.775163.668
126ENEOS SC430
LEXUS SC430
飯田 章
ビヨン・ビルドハイム
BS101'43.800 2.574 0.992162.104
1324WOODONE ADVAN Clarion GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH5
+1
1'43.962 2.736 0.162161.851
1412カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS301'44.740 3.514 0.778160.649
---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 1'48.533)----
-39DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
高木 虎之介
アンドレ・クート
DL+21'42.304 1.078-13.338164.475
-*22MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
ミハエル・クルム
柳田真孝
BS252'00.00018.77417.696140.220
  • 1~10位はスーパーラップに進出
  • CarNo.17は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 a)(赤旗中断中の減速)違反により、ポジションを1つ後退させる。
  • CarNo.22は、国内競技車両規則第8章3.5.2) 4)(2)(リアウイング高)違反により、第1回公式予選タイムを抹消する。

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選1回目 結局EPSON NSXが暫定ポールポジション

gt_r08_q1_32  GT500クラスの暫定結果が発表された。これによると、ポールと思われたMOTUL AUTECH GT-Rは車両競技規則違反により失格。Real NSXもポジションダウン。EPSON NSXがポールポジションを獲得した。また、赤旗中に出されたタイムを抹消されたマシンもあり順位は大きく変わっている。

 順位は以下のとおり。

1 #32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)
2 #23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)
3 #18 TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)
4 #3 YellowHat YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)
5 #36 PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)
6 #38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)
7 #25 ECLIPSE ADVAN SC430(土屋武士/石浦宏明組)
8 #100 RAYBRIG NSX(井出有冶/細川慎弥組)
9 #35 宝山KRAFT SC430(ピーター・ダンブレック/片岡龍也組)
10 #1 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)
11 #17 REAL NSX(金石勝智/金石年弘組)
12 #6 ENEOS SC430(飯田章/ビヨン・ビルドハイム組)
13 #24 WOODONE ADVAN Clarion GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治組)
14 #12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)
以下失格
#32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)
#39 DENSO DUNLOP SARD SC430(高木虎之介/アンドレ・クート組)

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選1回目結果(GT300クラス)

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/18) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindGapkm/h
111JIMCENTER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
植田正幸
YH+11'51.505--150.903
22プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH351'51.615 0.110 0.110150.754
381ダイシン ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
青木 孝行
藤井誠暢
YH5
+1
1'52.028 0.523 0.413150.198
426ユンケルパワータイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
山路慎一
YH201'52.037 0.532 0.009150.186
543ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI501'52.189 0.684 0.152149.983
619ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
阿部 翼
YH501'52.213 0.708 0.024149.951
74EBBRO UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
阪口 良平
松下昌揮
YH+11'52.301 0.796 0.088149.833
846MOLA レオパレス Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
安田裕信
MI1001'52.421 0.916 0.120149.673
933HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山正美
HK1'52.540 1.035 0.119149.515
1062WILLCOM ADVAN VEMAC 408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH+21'52.578 1.073 0.038149.464
1152GREEN TEC KUMHO IS350
LEXUS IS350
黒澤 琢弥
井口卓人
KH+21'52.774 1.269 0.196149.205
12110KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
光貞 秀俊
池田大祐
KH1'52.900 1.395 0.126149.038
1331DOUBLEHEAD avex apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本雄也
MI5
+1
1'52.908 1.403 0.008149.028
1477クスコDUNLOPスバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
カルロ・ヴァン・ダム
DL101'52.948 1.443 0.040148.975
157ORC雨宮SGC-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH451'53.016 1.511 0.068148.885
1695ライトニング マックィーン apr MR-S
TOYOTA MR-S
平手 晃平
国本京佑
MI451'53.065 1.560 0.049148.821
175プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井 克彦
YH+21'53.196 1.691 0.131148.648
1888triple a ガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
古谷直広
YH+11'53.618 2.113 0.422148.096
1966triple a ムルシェRG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH201'53.687 2.182 0.069148.006
20111ARKTECH BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
小泉 洋史
黒澤翼
KH+21'53.810 2.305 0.123147.846
2187アクティオガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
和田 久
栗原宗之
YH+21'54.577 3.072 0.767146.857
221184CARAT SON GT3
PORSCHE 911GT3RS
宮本 隆士
Guts 城内
YH+21'54.788 3.283 0.211146.587
23666楽天 BOMEX 320R
VEMAC RD320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH+21'55.642 4.137 0.854145.504
---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 1'59.536)----
  • 1~10位のマシンはスーパーラップに進出

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選1回目 暫定ポールはMOTUL AUTECH GT-R ?

 SUPER GT第8戦公式予選1回目は18日、オートポリスで行われ、GT500クラス暫定ポールは、#22 MOTUL AUTECH GT-R(ミハエル・クルム/柳田真孝組)、GT300クラスは#11 JIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)となった。しかし、GT500クラスについては審議中で結果が変更になるかもしれない。

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 2008年オートバックスSUPER GTもいよいよ佳境。第8戦は恒例となった九州はオートポリスでの火の国決戦だ。公式予選の行われる18日は、少し霞がかかっているものの朝から雲ひとつない快晴。定刻10時20分より1回目の予選がGT300クラス占有20分、GT500クラス占有20分、両クラス混走20分の合計1時間で始まった。

 まずはGT300クラスのマシンから次々とコースイン。開始早々、#19 ウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼組)の織戸が1分52秒213でトップに立つが、#43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)の新田が1分52秒189でこれを逆転、トップに立つ。3位には#81 ダイシンADVAN Z(青木孝行/藤井誠暢組)の青木が付けている。

 開始10分過ぎ、#11 JIM CENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)の田中が1分51秒505でトップに。2位には#2 プリヴェKENZOアセット・紫電(高橋一穂/加藤寛規組)の加藤が上がってきた。

 GT300クラス占有が終了。ここまでのトップは#11 F430、2位は#2 紫電、3位#81 Z、4位#26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/山路慎一組)、5位#43 Garaiya、6位#19 IS350。

 GT500クラスの占有走行が始まる。占有開始から10分過ぎ、ここまでコース上を走行したマシンは、#39DENSO DUNLOP SARD(高木虎之介/アンドレ・クート組)のクート、#25ECLIPSE ADNAN SC430(土屋武士/石浦宏明組)の土屋2台のみ。1分42秒304でとりあえずクートがトップに立っている。

 GT500占有終了7分前、ようやく#32EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)のデュバルを先頭に全車コースインが始まる。どうやら各車1~2ラップのアタックに掛けるようだ。

 #23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)のトレルイエが1分41秒520でトップに立つと、#32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)のデュバルが1分41秒.226でこれを逆転。しかし、#22 MOTUL AUTECH GT-R(ミハエル・クルム/柳田真孝組)のクルムが1分40秒.472でトップに立った。

 そして、#17 REAL NSX(金石勝智/金石年弘組)が2位に飛び込んできた当たりで、2セット目のニュータイヤを投入してタイムアタックを開始していた、#39クートが4コーナーでコースアウト。激しくクラッシュしてリアからクラッシュパッドに乗り上げた。ここで赤旗。クートは無事だ。

 #39 SC430の処理が終わりGT500クラス占有1分30秒を残して予選が再開された。タイムを出す前に赤旗中断となった、#12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組) や#38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)が必死でタイムアタックを始めるが、両クラス混走で割り込んできたGT300クラスに行く手を阻まれ、スーパーラップ進出のトップ10に割って入るタイムをなかなか出せない。

 結局、予選はこのまま終了。GT500クラス、GT300クラスの順位は以下のようにタイミングモニターに表示されているが、赤旗中断以降のタイムが含まれていると思われ、現在GT500クラスにつき審議中で暫定結果すら出ていない状況である。

GT500クラス
1 #22 MOTUL AUTECH GT-R(ミハエル・クルム/柳田真孝組)
2 #17 REAL NSX(金石勝智/金石年弘組)
3 #32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)
4 #18 TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)
5 #6 ENEOS SC430(飯田章/ビヨン・ビルドハイム組)
6 #23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)
7 #35 宝山KRAFT SC430(ピーター・ダンブレック/片岡龍也組)
8 #1 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)
9 #3 YellowHat YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)
10 #36 PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)
11 #38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)
12 #39 DENSO DUNLOP SARD SC430(高木虎之介/アンドレ・クート組)
13 #25 ECLIPSE ADVAN SC430(土屋武士/石浦宏明組)
14 #100 RAYBRIG NSX(井出有冶/細川慎弥組)
15 #24 WOODONE ADVAN Clarion GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治組)
16 #12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)
GT300クラス(10位まで)
1 #11 JIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)
2 #2 プリヴェKENZOアセット・紫電(高橋一穂/加藤寛規組)
3 #81 ダイシンADVAN Z(青木孝行/藤井誠暢組)
4 #26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/山路慎一組)
5 #43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)
6 #19 ウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼組)
7 #4 EBBRO UEMATSU 320R(阪口良平/松下昌揮組)
8 #46 MOLAレオパレスZ(星野一樹/安田裕信組)
9 #33 HANKOOK PORSCHE(木下みつひろ/影山正美組)
10 #62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R(柴原眞介/黒澤治樹組)

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:2008年度ドライバーズ&チームチャンピオン記者会見

ドライバーズチャンピオン
ドライバーズチャンピオン 松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)
 「去年は未勝利のチャンピオンと言われて、後半はナカジマレーシングにやられて悔しい思いをしてオフシーズンを過ごしました。今シーズンは、星野監督にローソンさんとい大きいスポンサーと、素晴らしいエンジニアを付けていただき、言い訳ができない状況で、結果を出して絶対にチャンピオンを取らなければと自分を追い込んで、いろいろやってきました。そして、開幕から3戦連続ポールトゥウインといういい流れになりました。4戦目も勝って新記録を作りたかったんですが、ここで流れが変わりかけたところを奮起して、気持ちを高めて、鈴鹿で4回のポールトゥウインや、そこから連続PPを6回取ってあとは富士で勝って決めれば、完ぺきだと思ったんですがレースって簡単に勝たしてくれなかったですね。でもチャンピオンを決めることができたので、SUGOでチームに恩返しするために、速いナカジマレーシングの2台に勝つための対策をいろいろして、それなのに、予選はああいう形で終わってしまったんですが、6秒台というコースレコードも作ることができたので、すごく満足しています。今年のストーブリーグはいい形でできると思うので、早く決めて新婚旅行に行きたいですね。妻には迷惑をかけていますし、結婚してからどこにも行ってなので、逃げられてもいけませんし(笑)」
ドライバーズチャンピオンチーム監督 星野一義(LAWSON TEAM IMPUL)
 「3年前松田で行くと決めたときのことを思い出します。彼はまじめで、家庭や両親がいいんでしょうね、本当にいい子です。ぼくなんかより優等生で、敵を作らないし、みんなから好かれています。来年も彼がチャンピオンを取るために頑張りたいと思います。今年一年本当にありがとうございました」
チームチャンピオン
チームチャンピオン監督 星野一義(LAWSON TEAM IMPUL)
fn_r08_r_pc_impul  「松田はベストな状態でしたが、ブノワをなんとかしなければと思っていました。放っておいてもいけないし、助けてあげたいけどやりすぎてもいけないし。ブノワには来年もあるし今年だけじゃない、調子がいいときもあれば、悪いときもフォローするのが監督で、なんとかしたいというなかで最終戦、チームチャンピオンを取るために貢献してくれました。来年は来年で、ニューカーが来てもガチンコでセットアップしながら2人で、あと多分、平手が入って、みんなで戦って行こうと思っています」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO決勝記者会見

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優勝 松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)
fn_r08_r_pc_matsuda  「今回はチームタイトルを達成する目標と前回、勝ってチャンピオンを決められなかった悔しさがあったので、それを実現したかったです。フラストレーションがたまる予選で幸い2位になれたのにスタートを失敗してしまいました。小暮選手とは何回も当たったりして、申し訳ない部分もあったんですが、二人ともコースに残っていいバトルをできました。本山選手を抜いたときは、彼がシフトが上がらないようでインを押さえられていたので、ここで引いてたら抜けないと思って、結構危なかったんですが無理してアウトぎりぎりのところから行きました。そうしたら後ろが小暮選手だったのであれっと思いました。最後は乾いてくるコンディションのなかで、いつドライになるだろうというような状況だったんですけど、それに対してタイヤのマネジメントにものすごく頭を使って、水があるところを探して走りました。2コーナーの先のところにタイムの出るボードがあるので、それを見ながら小暮選手のタイムを見て、小暮選手がペースを上げたらぼくもペースを上げて、という感じでレース運びをしていました」
決勝2位 小暮卓史(PIAA NAKAJIMA RACING)
fn_r08_r_pc_kogure  「もてぎのレースではクラッチにトラブルがあって、それを克服して、前回、今回とスタートが決まって2位まで上がれたました。バックミラーが見えない状況で、松田選手がどこからくるのか分からなかったんですが、唯一できるのはブレーキングポイントを遅らせるだけで、こっちも限界なら向こうも限界だろうと思っていました。リアがグリップしなくて、オーバーランすればコースアウトするという状況で、マシンコントロールが難しかったです。松田選手に気づくのが遅れて抜かれてしまいました。そこから離されずに付いて行こうとしたんですが、こちらがプッシュすると相手もプッシュしてくるという状況で届かなかったですね。みんなクルマ的には余力はあったと思います。乾いてるラインを使えばタイムが出るのはわかってるんですが、それをするとその後のラップタイムが落ちてしまうので、なるべくぬれているところを走って、コンスタントにいいタイムをキープするようにしました」
決勝3位 ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA RACING)
fn_r08_r_pc_duval  「スタートは良かったんですが、もう少し良ければ松田選手を抜くことができました。その後はセーフティーカーが入って、再スタート後はアンダーステアが強くて、ジェットコースターのように速くなったり遅くなったりして、タイムをロスしました。ベストを尽くして、ドライバーズラインキング2位をキープすることと、チームチャンピオンシップのために優勝を目指しましたが、こういう結果になってしまいました」
優勝チーム監督 星野一義(LAWSON TEAM IMPUL)
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 「皆さんの協力を得ながら優勝することができました。今日のレースは誰が勝ってもおかしくなくて、この3人がみんな優勝する力がありました。タイヤの摩耗、アンダーステアやオーバーステアのなかでタイヤをいたわって62ラップするすのは本当のプロの走りです。タイムが上がったり下がったり、デュバル選手が来るんじゃないか小暮選手がくるんじゃないか、自分のなかで格闘していました。天気とタイヤと路面状況、ストレートで水を拾いながら、頭脳プレーで勝ったレースだと思います。いいレースを見せていただきました。この3人はプロフェッショナルだとぼくも感心しています。チャンピオンを取れたので、外食ばかり続いているし、明日は、アジの開きでも焼いてもらって、白いご飯を食べたいです。電話は切っておくのでしないでください。なにもしないで......。ゴルフはしようかな。本当にありがとうございました。来年も頑張りますのでよろしくお願いします」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO決勝 松田次生が有終の美、チームタイトルもインパルに

 全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦(最終戦)は、スポーツランドSUGOで決勝を行い、すでにチャンピオンを決めている松田次生(ナカジマ)が今季5度目の優勝を飾った。

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 正午過ぎまで降り続いていた雨は、降ったりやんだりの状態となってきた。路面は相変わらずウェットコンディションのまま。この後、レースが進行するにつれ路面状態がどう変化してゆくのか気になるところだ。14時30分、全20台のフォーミュラニッポンマシンFN06が最後のフォーメーションラップに向かう。全車グリッドに着き、レッドシグナルのブラックアウトでスタートが切られた。

 スタートは、ポールシッターの本山哲(ルマン)が先頭で1コーナーへ。2位には予選4位の小暮卓史(ナカジマ)がアウトからするすると上がってきた。3位には予選2位の松田次生(インパル)。4位にロイック・デュバル(ナカジマ)、5位に伊沢拓也(ARTA)。予選3位の土屋武士(ダンディライアン)スピンしてロベルト・ストレイト(セルモ/インギング)と絡みフロントウイングにダメージを負う。また、平中克幸(5ZIGEN)と横溝直輝(コンドウ)がヘアピン立ち上がりで接触。両車コース上で止まってしまったため、レース開始早々セーフティーカーが導入された。

 4周を回ってセーフティーがピットイン。レースは再スタートが切られた。トップ本山が2位の小暮を抑えて1コーナーへ。3位には松田、4位にデュバル、5位にはブノワ・トレルイエ(インパル)、6位に伊沢。

 8周目、トップ本山のペースが上がらないため、トップから5位トレルイエまでは接近戦。3位松田が2位小暮をパスしようと何度も仕掛けるが小暮も先行を許さない。

 11周目、3コーナーで松田が小暮のインに飛び込2位に上がるとさらに、トップの本山を最終コーナーアウト側からパス。ついにトップに立った。本山はペースが上がらず、デュバル、トレルイエにも抜かれずるずると後退。どうやらマシントラブルのようで、ピットに頭からマシンを入れリタイアとなった。

 レースは20周を消化。松田はファステストラップを更新しながら2位以下を引き離してゆく。2位小暮との差は3秒余り。3位にデュバル、4位にトレルイエ。5位、6位、7位にはペースの上がらない伊沢をかわしてきた平手晃平(インパル)、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(コンドウ)、ロニー・クインタレッリ(セルモ/インギング)と続く。伊沢は8位に落ちた。

 レースは全周回半分の31周を消化。路面コンディションは回復傾向にあるようだ。上位陣は膠着状態。トップは松田、3秒離れて小暮、さらに2秒差でデュバル。各車ウェットタイヤのオーバーヒートを避けるため、ストレートでは水の深いイン側を走行している。

 42周目、レースは残り20周。雨はほとんど上がった。松田が小暮との差を4秒余りと広げる。小暮とデュバルの差は4秒弱。

 44周を終わって、12位を走る立川佑路(セルモ/インギング)がピットインしてドライタイヤに交換。しかしタイムは1分33秒台とトップ勢の1分24秒台に対して10秒以上遅く、ドライに交換するのは時期尚早だったようだ。

 50周目、小暮の背後にデュバルが迫ってきた。しかし、小暮も52周目に1分23秒717とここまでのファステストラップを更新し、逃げにかかる。

 レースはこのまま終了。結局、松田は2位以下を6秒以上離して今季5勝目、有終の美を飾った。また、ローソンチームインパルにもチームタイトルをもたらした。2位、3位は小暮、デュバルのナカジマコンビ。4位にトレルイエ、5位に平手、6位にオリベイラ、7位クインタレッリ、8位伊沢となった。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO決勝結果

Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/21) Race Result Weather:Rainy Course:Wet
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
11松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8J621:29'50.637
232小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386E626.287
331ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386E6210.545
42ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8J6230.289
520平手 晃平TP checker IMPULTOYOTA RV8J6231.410
64ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラKONDO RACINGTOYOTA RV8J6232.319
747ロニー・クインタレッリCERUMO / INGINGTOYOTA RV8J621:00.525
856伊沢 拓也AUTOBACS RACING TEAMHONDA HF386E621:11.827
98石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8J621:12.461
1067ロベルト・ストレイトSTONEMARKET・BLAAK CERUMO / INGINGTOYOTA RV8J621:14.136
115金石 年弘SG team 5ZIGENHONDA HF386E611Lap
1236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J611Lap
1340松浦 孝亮DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HF386E611Lap
1441土屋 武士DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HF386E611Lap
1548立川 祐路CERUMO / INGINGTOYOTA RV8J602Laps
1637荒 聖治PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J602Laps
1755井出 有冶AUTOBACS RACING TEAMHONDA HF386E584Laps
-------- 以上規定周回(55 Laps)完走 --------
187本山 哲Team LeMansTOYOTA RV8J1250Laps
193横溝 直輝KONDO RACINGTOYOTA RV8J062Laps
206平中 克幸SG team 5ZIGENHONDA HF386E062Laps
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.31 ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA) 1'22.773 (62/62) 161.107km/h

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FN:第8戦SUGOフリー走行2回目 雨の中、ロイック・デュバルがトップタイム

 全日本フォーミュラニッポン第8戦は21日、スポーツランドSUGOで決勝をにらんだフリー走行が行われた。トップタイムは、ロイック・デュバルで1分23秒655だった。

>  釈然としない公式予選から一夜明けた日曜日、スポーツランドSUGOは朝から雨模様。小雨が降り、ウェット宣言が出されるなか8時30分より30分間のフリー走行が始まった。

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 フリー走行開始10分、ここまでのトップタイムは横溝直輝(コンドウ)が1分24秒792でトップ。2位はロイック・デュバル(ナカジマ)で1分24秒932。3位にはすでにルーキーオブザイヤーを確定した平手晃平(インパル)が1分25秒200で着けている。

 開始15分、平手が1分24秒507でトップに立ったが、その後タイムアップしたアンドレ・ロッテラーが1分24秒150でこれを逆転、トップが入れ替わった。デュバルも1分24秒277で2位に浮上。

 フリー走行も残すところあと5分。デュバルが1分23秒655と大幅にタイムアップ。2位以下を0.5秒近く離してしてトップに躍り出た。

 終了直前、フリー走行中上位に名を連ねていた横溝が1分23秒850で2位に食い込んできた。ロッテラーは3位に落ち、4位は石浦宏明(ルマン)。平手は5位でフリー走行を終えた。

 チャンピオンの松田次生(インパル)はトップから0.9秒遅れて6位。ポールシッターの本山哲(ルマン)は10位。小暮卓史(ナカジマ)は11位に終わった。

 決勝の行われる午後の降水確率は70%。決勝レースもウェットの公算が高い。決勝の路面の状況次第では、ワンピット作戦を採るかノーピット作戦を採るか、またタイヤマネジメントも結果を大きく左右しそうだ。決勝レースは14時30分より62周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

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FN:第8戦SUGOフリー走行2回目結果

Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/21) Free Session #2 Weather:Rainy Course:Wet
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
131ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386E1'23.655--159.41
23横溝 直輝KONDO RACINGTOYOTA RV8J1'23.8500.1950.195159.04
336アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J1'24.1500.4950.300158.47
48石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8J1'24.3330.6780.183158.13
520平手 晃平TP checker IMPULTOYOTA RV8J1'24.5070.8520.174157.80
61松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8J1'24.5540.8990.047157.71
72ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8J1'24.7391.0840.185157.37
867ロベルト・ストレイトSTONEMARKET・BLAAK CERUMO / INGINGTOYOTA RV8J1'24.9091.2540.170157.05
948立川 祐路CERUMO / INGINGTOYOTA RV8J1'25.0231.3680.114156.84
107本山 哲Team LeMansTOYOTA RV8J1'25.1641.5090.141156.58
1132小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386E1'25.2551.6000.091156.42
1247ロニー・クインタレッリCERUMO / INGINGTOYOTA RV8J1'25.2671.6120.012156.39
134ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラKONDO RACINGTOYOTA RV8J1'25.3781.7230.111156.19
1455井出 有冶AUTOBACS RACING TEAMHONDA HF386E1'25.9272.2720.549155.19
155金石 年弘SG team 5ZIGENHONDA HF386E1'26.0222.3670.095155.02
1637荒 聖治PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J1'26.2252.5700.203154.66
1741土屋 武士DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HF386E1'26.6743.0190.449153.86
186平中 克幸SG team 5ZIGENHONDA HF386E1'26.8483.1930.174153.55
1956伊沢 拓也AUTOBACS RACING TEAMHONDA HF386E1'27.0453.3900.197153.20
2040松浦 孝亮DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HF386E1'27.4503.7950.405152.49
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

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FN:第8戦SUGO公式予選総合結果

Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/20) Knock Out Total Weather:Cloudy Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
17本山 哲Team LeMansTOYOTA RV8J1'07.7251'07.4051'11.695
21松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8J1'07.1401'06.9181'12.247
341土屋 武士DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HF386E1'08.2401'07.5821'14.807
432小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386E1'07.5591'07.1561'16.452
531ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386E1'07.2371'07.1081'17.725
656伊沢 拓也AUTOBACS RACING TEAMHONDA HF386E1'08.0681'07.6211'18.563
747ロニー・クインタレッリCERUMO / INGINGTOYOTA RV8J1'07.9651'07.5861'19.676
83横溝 直輝KONDO RACINGTOYOTA RV8J1'08.0661'07.571No Time
92ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8J1'07.8621'07.775
1067ロベルト・ストレイトSTONEMARKET・BLAAK CERUMO / INGINGTOYOTA RV8J1'08.1691'07.785
1120平手 晃平TP checker IMPULTOYOTA RV8J1'08.0601'07.802
1236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J1'07.7751'07.862
134ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラKONDO RACINGTOYOTA RV8J1'07.8991'07.907
145金石 年弘SG team 5ZIGENHONDA HF386E1'08.1131'07.972
158石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8J1'08.1621'08.231
1640松浦 孝亮DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HF386E1'08.272
176平中 克幸SG team 5ZIGENHONDA HF386E1'08.394
1837荒 聖治PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J1'08.470
1948立川 祐路CERUMO / INGINGTOYOTA RV8J1'08.758
2055井出 有冶AUTOBACS RACING TEAMHONDA HF386E1'08.914
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • Q3は、赤旗中断(15:27)により終了。
  • Q3におけるCarNo.7の車両について審議の結果、レーシングアクシデントと判定した。

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FN:第8戦SUGO 本山哲のポールポジションが確定

 審議中だった公式予選ノックアウトQ3の結果だが、結局、本山哲(ルマン)のコースアウトはレーシングアクシデントと裁定された模様で、本山のポールポジションが確定した。

Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO 公式予選の結果につき審議中

 本山哲(ルマン)のクラッシュで中断され、本山のポールが決まったかと思われた公式予選、ノックアウトQ3の結果だが、抗議が出され現在審議中である。そのため、16時現在、暫定結果も発表されず、予選記者会見も行われていない。

 審議内容だが、クラッシュの原因を作った本山にペナルティーを課すかどうかを検討中のようだ。

Text: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第8戦SUGOノックアウト公式予選 本山哲、クラッシュの赤旗でポールポジション!?

 全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦は20日、スポーツランドSUGOでノックアウト方式の公式予選を行い、Q3でクラッシュして赤旗の原因を作った本山哲(ルマン)が、前周のタイムでポールポジションを獲得。釈然としない公式予選となった。

 午前中少し薄日も差したスポーツランドSUGOだが、ノックアウト予選の行われる午後になると雲も厚くなり今にも雨が降り出しそうな天候となってきた。14時30分、予定通り予選が始まった。

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■Q1

 Q2進出目指して20分間のノックアウト予選が始まる。16位以降はノックアウトされQ1で順位が確定する。まずは伊沢拓也(ARTA)が1分8秒462でトップに立つ。

 開始5分過ぎ、松田次生(インパル)が1分7秒488でトップに立つと、直後に小暮卓史(ナカジマ)が1分7秒825で2位に着けた。3位にロイック・デュバルと午前のフリー走行そのままの順位だ。4位にはここSUGOを得意とする横溝直輝(コンドウ)が上がってきた。

 終了5分前、各車最後のアタックに入るためコースイン。本山哲(ルマン)が1分7秒235で2位に着ける。さらに、ロイック・デュバルが7秒237でトップに立つが、その直後に松田が1分7秒140でトップに立った。小暮は1分7秒559で3位。本山は4位に落ち、5位にアンドレ・ロッテラー(トムス)、6位にブノワ・トレルイエ(インパル)が入った。

 このセッションでノックアウトされたのは、松浦孝亮(ダンディライアン)、平中克幸(5ZIGEN)、荒聖治(トムス)、立川祐路(セルモ/インギング)、井出有冶(ARTA)の5台となった。

■Q2

 10分のインターバルの後、10分間のQ2が始まる。上位8台がQ3に進出し、ここで9位から15位の順位が確定する。

 開始早々、ロベルト・ストレイト(セルモ/インギング)ただ1台がコースインしてタイムアタック。タイムは1分8秒532。次の周に8秒085をマーク。

 終了5分前、残りのマシンがコースイン。1周のウォームアップの後、ワンラップでのアタックにかけると思われる。

 まずは本山が1分7秒405でトップに立つ。伊沢が7秒621で2位。しかし、デュバルが1分7秒108と松田Q1のタイムを上回りトップに立つと、なんとその松田は1分6秒918とただ一人6秒台に入れトップを確定。2位にデュバル、3位には1分7秒156で小暮。4位本山、5位横溝。土屋武士(ダンディライアン)は6位と健闘。7位にロニー・クインタレッリ(セルモ/インギング)、Q1進出権利の最後に飛び込んできたのは8位の伊沢となった。

 9位のトレルイエ以降はこのセッションで順位が決定した。

 
■Q3

 10分のインターバルの後、最後のセッションQ3が10分間、8台で争われる。各車残り5分あたりからコースインを開始。

 ここでアタックに入ってた本山がSPコーナーでコースアウトしてクラッシュ。赤旗が提示された。残り5分を切った時点でQ3の延長がないため、本山のマシンの回収中に予選時間がタイムアップ。そのため各車本格的なタイムアタックに入る前に、予選は終了となった。そのため、この時点でトップタイムをマークしていた本山が1分11秒695でポールポジション。2位に松田、3位に土屋。

 なんとも釈然としない公式予選の結果となってしまった。

 明日の決勝は14時30分より62周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第8戦SUGOノックアウトQ3結果

Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/20) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
17本山 哲Team LeMansTOYOTA RV8J1'11.695--186.00
21松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8J1'12.2470.5520.552184.58
341土屋 武士DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HF386E1'14.8073.1122.560178.26
432小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386E1'16.4524.7571.645174.43
531ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386E1'17.7256.0301.011171.57
656伊沢 拓也AUTOBACS RACING TEAMHONDA HF386E1'18.5636.8680.838169.74
747ロニー・クインタレッリCERUMO / INGINGTOYOTA RV8J1'19.6767.9811.113167.37
83横溝 直輝KONDO RACINGTOYOTA RV8JNo Time---
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

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FN:第8戦SUGOノックアウトQ2結果

Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/20) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8JR1'06.918--199.28
231ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386ER1'07.1080.1900.190198.71
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386ER1'07.1560.2380.048198.57
47本山 哲Team LeMansTOYOTA RV8JR1'07.4050.4870.249197.84
53横溝 直輝KONDO RACINGTOYOTA RV8JR1'07.5710.6530.166197.35
641土屋 武士DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HF386ER1'07.5820.6640.011197.32
747ロニー・クインタレッリCERUMO / INGINGTOYOTA RV8JR1'07.5860.6680.004197.31
856伊沢 拓也AUTOBACS RACING TEAMHONDA HF386ER1'07.6210.7030.035197.21
---- 以上Q3進出 ----
92ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8JR1'07.7750.8570.154196.76
1067ロベルト・ストレイトSTONEMARKET・BLAAK CERUMO / INGINGTOYOTA RV8JR1'07.7850.8670.010196.73
1120平手 晃平TP checker IMPULTOYOTA RV8JR1'07.8020.8840.017196.68
1236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J1'07.8620.9440.060196.51
134ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラKONDO RACINGTOYOTA RV8J1'07.9070.9890.045196.38
145金石 年弘SG team 5ZIGENHONDA HF386E1'07.9721.0540.065196.19
158石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8J1'08.2311.3130.259195.44
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'07.827

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FN:第8戦SUGOノックアウトQ1結果

Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/20) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8JR1'07.140--198.62
231ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386ER1'07.2370.0970.097198.33
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386ER1'07.5590.4190.322197.39
47本山 哲Team LeMansTOYOTA RV8JR1'07.7250.5850.166196.90
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8JR1'07.7750.6350.050196.76
62ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8J1'07.8620.7220.087196.51
74ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラKONDO RACINGTOYOTA RV8J1'07.8990.7590.037196.40
847ロニー・クインタレッリCERUMO / INGINGTOYOTA RV8J1'07.9650.8250.066196.21
920平手 晃平TP checker IMPULTOYOTA RV8J1'08.0600.9200.095195.93
103横溝 直輝KONDO RACINGTOYOTA RV8J1'08.0660.9260.006195.92
1156伊沢 拓也AUTOBACS RACING TEAMHONDA HF386E1'08.0680.9280.002195.91
125金石 年弘SG team 5ZIGENHONDA HF386E1'08.1130.9730.045195.78
138石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8J1'08.1621.0220.049195.64
1467ロベルト・ストレイトSTONEMARKET・BLAAK CERUMO / INGINGTOYOTA RV8J1'08.1691.0290.007195.62
1541土屋 武士DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HF386E1'08.2401.1000.071195.42
---- 以上Q2進出 ----
1640松浦 孝亮DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HF386E1'08.2721.1320.032195.33
176平中 克幸SG team 5ZIGENHONDA HF386E1'08.3941.2540.122194.98
1837荒 聖治PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J1'08.4701.3300.076194.76
1948立川 祐路CERUMO / INGINGTOYOTA RV8J1'08.7581.6180.288193.95
2055井出 有冶AUTOBACS RACING TEAMHONDA HF386E1'08.9141.7740.156193.51
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'07.827

Formula Nippon

FN:第8戦SUGOフリー走行1回目 松田次生がコースレコードでトップ発進!

 全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦(最終戦)は、スポーツランドSUGOで1回目のフリー走行を行い、既にドライバーズチャンピオンを決めている松田次生(インパル)がコースレコードを更新しトップに立った。

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 スポーツランドSUGOは、心配された台風13号も房総沖から日本を離れつつあるため、朝から曇り空。風もおだやかで気温も20度前後とすごし易い週末を迎えた。土曜日朝のフリー走行はFCJの予選で赤旗中断があったため予定より15分遅れの11時より30分間で始まった。

 最初にコースインしたのは、井出有治(ARTA)と本山哲(ルマン)の2台。本山が1分8秒263を出し、まずはトップに立つ。

 フリー走行中盤、開始から15分前。ブノワ・トレルイエ(インパル)が、1分8秒242でトップに立つとさらに次の周1分8秒091とタイムを伸ばす。しかし、直後ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(コンドウ)が、1分8秒074とこれを逆転しトップに立った。2位にトレルイエ、3位に本山。

 開始20分過ぎ、初めてコースインしたアンドレ・ロッテラー(トムス)が、1分7秒874と小暮卓史(ナカジマ)の持つこのコースのレコードタイム1分7秒827に迫る1分7秒874を出しトップに立つ。

 フリー走行終了5分前、既にチャンピオンを決めている松田次生(インパル)、ロイック・デュバル(ナカジマ)、小暮がようやくコースイン。1周のウオームアップ後、松田がタイムアタックに入ると小暮もこれに続く。そして、松田が予選さながらのワンラップアタックで1分7秒274とコースレコードを0秒5以上縮めるタイムでトップに立った。松田の直後にコントロールラインを通過した小暮は1分7秒522と松田に届かず2位に甘んじた。

 3位には小暮の僚友デュバルが、4位ロッテラー、5位に金石年弘(5ZIGEN)、6位にルーキーの伊沢拓也(ARTA)が着けている。また第6戦もてぎで負傷し、このレースから復帰した平手晃平(インパル)は15位と振るわなかった。

 スターティンググリッドを決めるノックアウト予選はこの後、14時30分より行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第8戦SUGOフリー走行1回目結果

Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/20) Free Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8JR1'07.274--198.22
232小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386ER1'07.5220.2480.248197.50
331ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMA RACINGHONDA HF386ER1'07.6400.3660.118197.15
436アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J1'07.8500.5760.210196.54
55金石 年弘SG team 5ZIGENHONDA HF386E1'08.0270.7530.177196.03
656伊沢 拓也AUTOBACS RACING TEAMHONDA HF386E1'08.0420.7680.015195.99
74ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラKONDO RACINGTOYOTA RV8J1'08.0740.8000.032195.89
82ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8J1'08.0910.8170.017195.85
98石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8J1'08.0960.8220.005195.83
107本山 哲Team LeMansTOYOTA RV8J1'08.1540.8800.058195.66
1147ロニー・クインタレッリCERUMO / INGINGTOYOTA RV8J1'08.3451.0710.191195.12
1241土屋 武士DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HF386E1'08.3901.1160.045194.99
1367ロベルト・ストレイトSTONEMARKET・BLAAK CERUMO / INGINGTOYOTA RV8J1'08.3951.1210.005194.98
1437荒 聖治PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8J1'08.4201.1460.025194.90
1520平手 晃平TP checker IMPULTOYOTA RV8J1'08.5001.2260.080194.68
1640松浦 孝亮DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HF386E1'08.5101.2360.010194.65
173横溝 直輝KONDO RACINGTOYOTA RV8J1'08.8661.5920.356193.64
1848立川 祐路CERUMO / INGINGTOYOTA RV8J1'08.9721.6980.106193.34
196平中 克幸SG team 5ZIGENHONDA HF386E1'08.9731.6990.001193.34
2055井出 有冶AUTOBACS RACING TEAMHONDA HF386E1'09.4632.1890.490191.98
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコードは、1'07.827。'R'マークはコースレコードを更新した。

Japanese F3

JF3:第8戦もてぎ決勝記者会見

■全日本クラス

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優勝 安田裕信(ThreeBond)
 「スタートを決めれば、誰が相手でも雨ならいける自信があったんですが、逆に前にいかれてしまいました。レースは、トップのペースが良くなかったので接近戦になったんですが、もてぎはアクシデントも多いし、周回数が20周もあって路面も乾いてくると思って、落ち着いてレースをしたのが今回の結果になったと思います。すごくラッキーでした。チームの判断でユーズドタイヤで走りましたが、浅溝でいいコンディションに変わってきたので、ユーズドを選んだのも良かったですね」
2位 カルロ・ヴァン・ダム(TOM'S)
 「ニューのウェットタイヤを選択したのでもっと雨が降るのを期待していました。でも雨が少なくなってきたので思うようにはいかなかったですね。それでもトップを走れましたし、チームメートがミスをしたのは残念でしたが、表彰台に上れたのは嬉しいです。5コーナーではミスをしたわけではないんですが、イン側がスリッピーになっていてケイ選手に並ばれてしまいました」
3位 ケイ・コッツォリーノ(MOW)
 「コースインのときはニュータイヤで出ましたが、水の量もそんなになかったので浅溝タイヤでレースをすることに決めました。5番手だったのでいちかばちかでスタートにかけていました。思ったとおりにスタートを決めて最初はいいペースで走れました。2番手になったときには、レースも長いしカルロ選手とのペースも変わらなかったので、自分の速いところと遅いところを見ながら走っていました。彼が5コーナーでミスしたときは、ちょっとまずいかなと思ったんですが、行くしかないなと思いましたね。もっと大きな事故になるかなと思いまいしたが、前に出られてラッキーでした。トップになっから、国本選手がストレートで来た時はブロックラインを取ったんですが、さらにインに来られて、それでずっとミラーを見ていたら、気が付いたら1コーナーで、そのまま真っ直ぐいっちゃいました(笑)」
■ナショナルクラス

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優勝 アレキサンドレ・インペラトーリ(PTRS)
 「優勝できて嬉しいです。いいスタートが切れて山内選手からずっとプッシュされてたんですが、それに誘われずミスしなかったのが結果に繋がったと思います」
2位 山内英輝(TOM'S SPIRIT)
 「インペラトーリは、前の鈴鹿でも雨のペースが速かったので、スタートで前に行かれたときはまずいなと思いました。でも1周1周プッシュできたのは自分を成長させることになったと思います」
3位 安岡秀徒(ル・ボーセ)
 「スタートでポジションを上げたかったんですけど、逆に松下選手に抜かれてしいました。昨日、ドライのレースでアウトから行ってもらい事故しちゃったので、今日はインから行こうと決めてたんです。中嶋選手のクラッシュで混乱があって、松下選手にプレッシャーをかけられませんでしたね。レースが落ち着いて自分の方が彼より速いのがわかったのですが、昨日も表彰台に乗ってないので、抜くのに安全すぎるくらいまで待ってしまいました。結果、前の2人に先に行かれてしまいまい、面白いレースをすることができませんでしたね」
【注】

 この記者会見は、ケイ・コッツォリーノ選手が、ペナルティで4位になる前に行われています。

まとめ: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

Japanese F3

JF3:第8戦もてぎ決勝 雨の安田裕信が漁夫の利で今季2勝目!

 全日本F3選手権第8戦は25日、ツインリンクもてぎで決勝を行い、安田裕信(ThreeBond)が20周を走って優勝した。ナショナルクラスは、アレキサンドラ・インペラトーリ(PTRS)が優勝した。

 「20周もあるのでレース展開を考えて落ち着いて走った」という安田裕信が、オープニングラップを4位で終えると他車同士の接触、コースアウト、リタイヤなどで順位をアップ。11周目にトップに立つとそのまま危なげない走りで第5戦鈴鹿に続き今季2勝目を飾った。

 フォーミュラ・ニッポンフリー走行が終わった頃、いったん止んだ雨がまた降り出してきた。F3のフォーメーションラップがスタートする10時25分には傘がなくても気にならない程度の降りで、全体としては午後に向けて天候は回復しつつあるようだ。

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 1周を回って全車グリッドに着く。スタートは、ポールポジションのカルロ・ヴァン・ダム(TOM'S)と予選2位の井口卓人(TOM'S)が好スタート。しかし予選3位の国本京佑(TOM'S)はスタートをミスし6位当たりまで順位を落とす。3位には、ケイ・コッツォリーノ(NOW)が上がってきた。中段では、中嶋大祐(戸田)がスタートの混乱でストレート観客席側のグリーンにはじき出されリタイア第1号に。

 2位でレースを始めた井口のペースが上がらない。2周目に安田裕信(ThreeBond)、コッツォリーノにかわされ4位に後退すると、山本をかわして5位に上がってきた国本にも90度コーナーでかわされ5位まで後退した。

 トップ、ヴァン・ダムと2位コッツォリーノ、3位安田、4位国本までは接近戦。6周目、1コーナーで国本が安田をパスして3位に上がる。

 9周目、5コーナーで2位のコッツォリーノがトップを走るヴァン・ダムに並びかけるが両車が接触し、ヴァン・ダムはコースアウト。コッツォリーノがトップに立った。ヴァン・ダムはコースに復帰するも安田、国本、井口にかわされ5位に落ちた。

 11周目に入ったストレートで、トップ、コッツォリーノのイン側に国本が並びかける。意地を張り合った両車はなんと1コーナーで揃ってコースアウト。これに乗じて安田がトップに躍り出た。さらにコースに復帰した国本と井口が4コーナーで接触、そのままもつれるように5コーナーでグラベルに飛び出し、チームメイト同士で仲良くリタイアとなった。

 トップに立った安田と2位のヴァン・ダムの差は8秒ほどに開き安全圏に。3位には嵯峨宏紀(ル・ボーセ)があがってきたが、16周目の90度コーナー出口で4位に落ちていたコッツォリーノに押し出されてコースアウト。コッツォリーノが3位に上がった。

 レース終了。波乱のレースを制したのは安田。2位にポイントリーダーのヴァン・ダムがしぶとく入り、3位はコッツォリーノとなった。しかし、レース後、嵯峨を押し出したコッツォリーノの行為が危険なドライブと競技団に判定され30秒の加算を受けて4位に。嵯峨が3位に繰り上がった。

 ナショナルクラスは、ポールシッターの山内英輝(TOM'S SPIRIT)がスタートをミス。トップに立ったアレキサンドレ・インペラトーリと終始ドッグファイトを演じたが抜けず、山内は2位でレースを終えた。3位に、レース中盤で前を走る松下昌揮(AIM)をかわした安岡秀徒(ル・ボーセ)が入った。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

Japanese F3

JF3:第8戦もてぎ決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2008/05/25) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
All Japan F3 Championship Round 8 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
112C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20V2041'12.548
2*1Cカルロ・ヴァン・ダムPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2010.451
362C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE2015.708
4*33Cケイ・コッツォリーノ広島トヨタ・ダラーラF308DALLARA F3081AZ-FE2041.575
520Nアレキサンドラ・インベラトーリPTRS F307DALLARA F3073S-GE2043.956
638N山内 英輝TDP SPILIT F307DALLARA F3063S-GE2044.770
763N安岡 秀徒ピンクリボン・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE201'02.624
819Nザヒール・アリPTRS F307DALLARA F3073S-GE201'11.390
918N松下 昌揮EBBRO AIM 307DALLARA F305/3073S-GE201'18.678
108C中山 友貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C201'20.967
1174N桜井 基樹エクシード F306DALLARA F3063S-GE191 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 --------
-7C山本 尚貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C155 Laps
-36C国本 京佑TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1010 Laps
-37C井口 卓人TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1010 Laps
-2C中嶋 大祐Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F308MF-204C020 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.33 ケイ・コッツォリーノ(広島トヨタ・ダラーラF308) 2'01.096 (20/20) 142.74km/h
  • CarNo.1,33は、2008年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第28条12.違反(危険なドライブ行為)により訓戒とした。
  • CarNo.33は、2008年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第28条12.違反(危険なドライブ行為)により競技結果に30秒を加算した。

Japanese F3

JF3:第8戦もてぎ予選結果

全日本F3 -RIJ- (2008/05/24) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2008 All Japan F3 Championship Round 8 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
11Cカルロ・ヴァン・ダムPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'45.604--163.68
236C国本 京佑TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'45.6520.0480.048163.60
337C井口 卓人TDP TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'45.9520.3480.300163.14
412C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20V1'45.9530.3490.001163.14
533Cケイ・コッツォリーノ広島トヨタ・ダラーラF308DALLARA F3081AZ-FE1'46.1160.5120.163162.89
67C山本 尚貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C1'46.4760.8720.360162.34
78C中山 友貴Honda Team RealDALLARA F308MF204C1'46.7071.1030.231161.99
82C中嶋 大祐Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F308MF-204C1'46.9031.2990.196161.69
962C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1'46.9431.3390.040161.63
1038N山内 英輝TDP SPILIT F307DALLARA F3063S-GE1'48.1652.5611.222159.80
1120Nアレキサンドラ・インベラトーリPTRS F307DALLARA F3073S-GE1'48.4572.8530.292159.37
1263N安岡 秀徒ピンクリボン・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'48.4972.8930.040159.31
1318N松下 昌揮EBBRO AIM 307DALLARA F305/3073S-GE1'48.6012.9970.104159.16
1419Nザヒール・アリPTRS F307DALLARA F3073S-GE1'49.0903.4860.489158.45
1574N桜井 基樹エクシード F306DALLARA F3063S-GE1'51.8506.2462.760154.54
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'56.30910.7054.459148.61
165N永瀬 貴史日本ケミファ F306DALLARA F3063S-GEAbsence---

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎ トヨタRV8JエンジンのB.トレルイエが3位表彰台 (TOYOTA)

07fn_08
3位表彰台を獲得したB.トレルイエ
(#1 mobilecast IMPUL)

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第8戦が10月20日(土)と21日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。シーズンは残り2戦となり、タイトル争いも佳境を迎えた。同コースでは5月に第3戦が行われているが、第3戦の300kmに比べ今回は250kmと距離が短く、ノーピット作戦も可能性があるため、戦略面で注目の集まるレースとなった。

 20日(土)午前10時30分から45分間行われた予選第1回目は、太陽は覗き始めたものの、まだ路面に濡れた部分が残ったコンディションで行われ、序盤は各車レインタイヤでコースイン。後半スリックタイヤに履き替えてアタックが展開され、ランキング首位で今大会に臨んだB.トレルイエ(mobilecast IMPUL)が3番手、本山哲(Arabian Oasis IMPUL)が4番手、これにR.クインタレッリ(INGING)、A.ロッテラー(TOM'S)が続いた。

 午後2時45分から行われた予選第2回目は、雲は出てきたものの、路面は完全ドライコンディションとなり、終盤激しいタイムアタックが繰り広げられた。トヨタエンジン搭載車では本山哲が3番手で最上位、立川祐路(TEAM CERUMO)が4番手に入り、B.トレルイエは5番手となった。しかし、本山哲は前戦終了後にエンジンを交換しており、決勝は10グリッド降格のペナルティを受け、13番手グリッドスタートを余儀なくされることとなった。

 21日(日)午後2時34分に52周で争われる決勝がスタート。4番手グリッドのB.トレルイエが好スタートで2位に浮上、6番手グリッドのA.ロッテラーも3位にジャンプアップ。立川祐路が4位、7番手グリッドの横溝直輝(INGING)が5位に浮上して序盤戦へと突入した。しかし、A.ロッテラーはジャンプスタートによるペナルティを受け14位まで後退。一方、好走を見せる横溝直輝はB.トレルイエもかわし一時は3位を走行。初のポイント獲得の期待が高まったが、33周を終えたところでトラブルに見舞われ無念のリタイアとなってしまった。

 B.トレルイエは34周目までピットインを遅らせる作戦に出たが、ピットイン後の追い上げはならず、3位でフィニッシュ。しかし、ポイントランキングでは首位の座を守り、タイトル争いは最終戦へともつれ込むこととなった。4位にはペナルティによる後退から果敢な追い上げを見せたA.ロッテラーが入った。また、ランキング上位につける松田次生(mobilecast IMPUL)は11番手と後方グリッドからのスタートながら、見事な追い上げで5位フィニッシュ。ランキングでは2位と同点(勝利数の差で3位)につけ、タイトル争いに踏みとどまった。

 4ポイント差に3人が入る激戦となったタイトル争いは、11月18日(日)に鈴鹿サーキットで行われる最終第9戦で決着がつけられることとなる。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎ決勝 上位3人のコメント

小暮 卓史(優勝)

fn_r08_r_pc_kogure スタートは悪くなく、「決まった」と言える出来でした。序盤は作戦通り後続を引き離すことができ、自分のペースで走れました。 ピットアウトの時に松田選手に引っかかりましたが、それ以外はペースも燃費も最後まで問題なく走れました。
ここ数戦ロイックとは良い戦いができてて、お互いに力も認め合ってるし、一番のライバルといえます。 今日スタートを失敗するのを見たときは正直ほっとしましたが、チャンピオンシップのこともあったので、 「せめてブノワの前でフィニッシュしてくれ」と思っていました。
今週はチャンピオンシップの可能性を鈴鹿に繋げることだけを考えてレースをしていたので良かったです。 1レースで4ポイント差は厳しいですが、レースの流れはPIAAナカジマに来ていると思うので、鈴鹿でもこの流れでいって、 自分のベストを尽くすのみです。

ロイック・デュバル(2位)

fn_r08_r_pc_duval 今日のレースは良くも悪くもありませんでした。スタートは全然好くなかったです。 フリー走行からクラッチの調子が良くなかったので今朝交換したんですが、スタートでも同じ症状が出てしまい、 一時は8位まで落ちてしまいました。
それでも2位まで挽回しましたが、どうしてもコグレとの差を詰めることができませんでした。
まぁチームにとっては最高の結果になったので、それに関しては良かったと思います。
もしコグレに追いつけたとしても、抜くことができたかどうかは分かりませんからね。
最終戦では、少なくともランキング4位は狙っていきたいです。

ブノワ・トレルイエ(3位)

fn_r08_r_pc_treluyer スタートは良かったけど、その後のレースは良くなかったです。
序盤はタイヤに負担をかけすぎたし、速いクルマに次々に抜かれてしまったので「2ストップでもやる気なのか」と思ったぐらいでした。
それでも20周以降はクルマも安定してきたので、できる限りハードにプッシュしました。
クルマの状態は良かったけど、作戦が失敗だったようですね。
(カナーンの参戦について)良いドライバーだとは聞いていますが、それでもフォーミュラニッポンは簡単なレースじゃないので、 いきなり結果を出すのは難しいと思いますよ。聞いた話ではナカジマさんのチームから出るようですが、それがどういう影響を及ぼすのか。 せめてポイント争いをしている僕らの間に割って入らなければ良いなと思っています。

中嶋 悟(優勝チーム監督)

fn_r08_r_pc_nakajima 良いドライバーと良いメカニックに恵まれ、これ以上出しようのない最高の結果を得られたことは、チーム監督として非常に嬉しく思います。 これ以上どう表現していいかも分からないほどです。
小暮君は一見荒削りですが、速さは以前から持っていました。今はその荒さがとれて、速さだけが残った感じですね。 少し頭が良くなったんでしょう(笑)

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Phot: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎ決勝 小暮がぶっちぎりで今季3勝目!PIAAナカジマは3年ぶりの1-2フィニッシュ!

ツインリンクもてぎで開催された2007全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦は、#32小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)がポールポジションからハーフタンクで逃げる積極策で後続をぶっちぎり、今季3勝目、前戦菅生に続いて2連勝を飾った。
これによりポイントランキングでも松田次生と同点の2位に浮上し、このレースを3位で終えた#1ブノワ・ トレルイエとの差を4ポイントに縮めた。
2位には小暮のチームメイト、#31ロイック・デュバルが入り、2004年第1戦鈴鹿以来のPIAAナカジマの1-2フィニッシュとなった。

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第8戦決勝は午後2時30分にフォーメーションラップ開始。
スタートで2番グリッドのデュバルがクラッチトラブルにより大きく出遅れる。その脇を予選5番手のトレルイエがすり抜けて2位に浮上、 その後方からは7番手スタートのロッテラーも3位にジャンプアップしてきた。
しかしこのロッテラーに対してはジャンプスタートの裁定が下り、ロッテラーは5周終わりでピットインすることになった。
その後方では予選8位の横溝直輝、予選12位の松田次生が次々に前車を抜き去って1周目をそれぞれ5位、7位で戻ってきた。
その後方では接触によりファビオ・カルボーン、井出有治らがピットイン。

そうした後方の動きを尻目にポールシッターの小暮はスタートから一気に後続を突き放しにかかり、 3周終了時点で2位のトレルイエとの差は5秒091に開いた。

ストール寸前の状態に陥って一旦は8位まで順位を落としたデュバルも瞬く間に順位を回復し、4周目までに4位まで挽回してきた。 さらにロッテラーのドライブスルーで5周終わりでは3位に繰り上がったデュバルは、先行するトレルイエをも猛然と追い上げ、 7周目の90度コーナーでアウトから被せて2位を奪い返した。
この時点でトップの小暮と2位デュバルとの差は10秒106。

2台ともハーフタンクで序盤からハイペースで逃げを打ち、30秒以上もの給油時間のロスを帳消しにする作戦を採っており、 この時点で既にデュバルが小暮を逆転する可能性はほぼなくなっていた。

横溝、クインタレッリのインギング勢もまた、中嶋企画と同様の作戦を採っており、横溝はあっという間に4位立川を抜き去ると、 一気にトレルイエの背後に追いつき、11周目のダウンヒルストレートでインから並びかけて3位に浮上する。
しかし横溝は22周目のルーティンストップを済ませた後、33周終わりで再びピットイン。駆動系のトラブルによりここでレースを終えた。

一方、インパル勢はいずれもタイヤ交換に要する時間分のみ給油するというコンベンショナルな作戦。
それでも松田は序盤に順位を稼いで7位に浮上すると、クインタレッリの猛追をしのぎながら、安定したペースで周回を重ねていく。

ナカジマ勢はデュバルが25周終わり、トップの小暮は28周終わりでピットイン。
60リットル以上の給油を済ませてコースへ戻っていく。
ところが小暮はここでまだピットストップを済ませていない松田のすぐ後ろに入ってしまい、これを攻略するのに6周を要してしまった。

しかし小暮は33周終わりのホームストレートで松田のインを半ば強引にこじ開け、順位を一つ回復する。
その後、トレルイエや立川が相次いでピットストップを行った結果、小暮は36周目に再びトップに返り咲くと、 その後は後続に全く付け入る隙を与えず、最後は2位のデュバルに11秒313の大差をつけてフィニッシュ。今季3勝目を、 菅生から2戦連続のポール・トゥ・ウィンという形で挙げることとなった。
これにより中嶋企画は、2004年第1戦鈴鹿以来、実に3年ぶりの1-2フィニッシュを達成。奇しくもこのレースは、 小暮にとっては初めてのフォーミュラニッポン優勝でもあった。
小暮はこのレースで10ポイントを得、合計41ポイントでシリーズ2位に浮上した。

3位はランキングトップのトレルイエ。軽いタンクで暴れまわるドライバーたちの猛追を受けながら、しぶとく表彰台に踏みとどまり、 6ポイントを加算して合計45ポイントで最終戦を迎える。

この週末を通して不調に苦しんだランキング2位の松田も結局このレースを5位で終え、 小暮と同ポイントの41点で地元鈴鹿での逆転王座に望みを繋いだ。

一方、本山はこのレース11位に終わりノーポイント。完全にチャンピオン争いから脱落した。

2007シーズン最終戦は鈴鹿サーキット。11月18日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎ決勝結果

Fニッポン -RIJ- (2007/10/21) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 8 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
132小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E522:25'01.278
231ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E5211.313
31ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J5221.658
4*36アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J5228.194
52松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J5251.032
633ロニー・クインタレッリBOSS.INGINGTOYOTA RV8J5251.500
740ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E5255.533
84ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J5256.460
911立川 祐路TEAM CERUMOTOYOTA RV8J5258.464
107片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J521:15.980
1119本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J521:21.467
128高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J521:22.101
1337荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J521:29.779
1456金石 年弘ARTAHONDA HF386E521:32.013
1520ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J511Lap 
163柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J511Lap 
175平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E511Lap 
1841ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E511Lap 
-------- 以上規定周回(46 Laps)完走 --------
1934横溝 直輝BOSS.INGINGTOYOTA RV8J3319Laps
206吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E745Laps
2155井出 有冶ARTAHONDA HF386E052Laps
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.32 小暮卓史(PIAA NAKAJIMA) 1'35.775 (2/52) 180.47km/h
  • CarNo.36は、2007年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン統一規則第27条14.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課された。

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎフリー走行 トップタイムは横溝!ポールの小暮は11番手に留まる

ツインリンクもてぎで行われている全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦の決勝前フリー走行は、 1分35秒323を記録した#34横溝直輝(Team BOSS・INGING Formula Nippon)がトップタイム。
ポールシッターの#32小暮卓史はこのセッション11番手に留まった。

fn_r08_f_yokomizoフリー走行は午前8時20分に開始された。
前回の第3戦では小暮の出した1分37秒136がフリー走行でのベストタイムだったが、 今回は始まってすぐに36秒台を出してくるドライバーが相次ぎ、上位陣はすぐに35秒台に入った。
15分が経過して時点でのトップは#33ロニー・クインタレッリ。
しかし残り8分で本山が1分35秒707でトップに立つと、その2分後に#31ロイック・デュバルが35秒379でトップに。 #55井出有治、#41ファビオ・カルボーンらも好タイムを出してきた。

結局、チェッカー直後に横溝が出した1分35秒323がこのセッションのベストとなった。
なお、ポールシッターの小暮は1分36秒190で11番手に留まった。決勝に向けてどういう作戦を取ってくるのか、要注目だ。

決勝レースは午後2時30分より、52周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎフリー走行結果

Fニッポン -RIJ- (2007/10/21) Free Session Weather:Fine Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 8 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
134横溝 直輝BOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'35.323--181.33
231ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'35.3790.0560.056181.22
341ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'35.4850.1620.106181.02
436アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'35.5860.2630.101180.83
555井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'35.6070.2840.021180.79
619本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'35.7070.3840.100180.60
7*2松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'35.8870.5640.180180.26
833ロニー・クインタレッリBOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'35.8960.5730.009180.25
937荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'36.0590.7360.163179.94
1020ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'36.0910.7680.032179.88
1132小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'36.1900.8670.099179.70
121ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'36.3050.9820.115179.48
137片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'36.3711.0480.066179.36
144ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'36.4241.1010.053179.26
1540ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'36.8211.4980.397178.52
163柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'36.9751.6520.154178.24
1711立川 祐路TEAM CERUMOTOYOTA RV8J1'36.9841.6610.009178.22
186吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'37.1261.8030.142177.96
198高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'37.1351.8120.009177.95
205平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'37.4522.1290.317177.37
2156金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'38.0642.7410.612176.26
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • CarNo.2は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(ダブルチェッカー)により、罰金30,000円を課す。

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎ 予選上位3人のコメント

fn_r08_q_pc

小暮 卓史(ポールポジション)

fn_r08_q_pc_kogure 走り出しからクルマの状態は良くて、ボクもロイックも速いラップタイムを刻みながら金曜日を過ごしました。
今日の予選1発目も悪くなくてトップが獲れ、トータルでも3セットしか使いませんでした。
午後の1セット目のアタックはフロントタイヤを暖めきれず、セクター1では他のドライバーより遅かったんですけど、 後半部分で挽回してタイムアップできました。
最後のアタックでは前の車につっかかってしまったせいで90度コーナーでフロントのダウンフォースが抜けてしまってコースアウトしてしまいました。 だから絶対抜かれると思っていたんですが、トップをキープできてよかったです。
ここで何とか鈴鹿に望みを繋ぐためにも、明日はトップでレースを終わりたいですね。

ロイック・デュバル(予選2位)

fn_r08_q_pc_duval いい形で週末をスタートできたと思います。
午後のアタックでは、コグレより速く走れそうだったんですが、最終コーナーでペナルティリミッターが作動してしまい、 ホームストレートで2速3速4速とスピードが伸びませんでした。それでも二人でフロントローを独占できたので、 チームの強さは見せられたと思います。
実は予選の最後に4セット目を入れようとしたんですけど、アタックする時間が足りませんでした。
明日は5ストップで、1コーナーはクラッシュ覚悟で突っ込んでいきます...........というのは冗談ですが、 とにかく表彰台を目指して頑張ります。

本山 哲(予選3位)

fn_r08_q_pc_motoyama 午前中の予選では、昨日から今日にかけてでアジャストした部分が原因でアンダーが出てしまい、スローコーナーでロスしてしまいました。
クルマはそこそこ仕上がってるんですけど、ナカジマの2台には届きませんでした。
午後も小暮のタイムに挑んだんですが、あれが限界でした。
明日は13番グリッドからのスタートになりますが、ボクもまだチャンピオンの権利があるので、鈴鹿に望みを繋ぐためにも、 なんとしても表彰台を狙っていきます。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎ公式予選2回目 ナカジマ勢がフロントロー独占。小暮が今季3度目のポールを獲得!

全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦の公式予選2回目は、午前中の1回目に続いて#32小暮卓史がトップタイム。 2位に同じく#31ロイック・デュバルがつけ、ナカジマレーシングがフロントローを独占する結果となった。

公式予選2回目は午後2時30分開始。
コースコンディションの回復を待った午前中とは異なり、各ドライバーとも序盤から積極的にアタックに取り掛かり、 全てのドライバーが午前中のタイムを上回ってきた。

午前中トップの小暮も2セット目のアタックで1分33秒259と、午前中のベストタイムを更に更新してトップに立った。
予選終了間際に行った3セット目のアタックでは、セクター1、2、3と自己ベストを更新したものの、 90度コーナーのブレーキングで前の車のタービュランスの影響を受けてオーバーラン、大きくタイムをロスしてしまった。
それでも最後まで2セット目のタイムを上回るドライバーは現れなかったため、小暮は今季3度目のポールポジションから、 明日の決勝を戦うこととなった。

午前中2位のデュバルも1分33秒374までタイムを縮め、このセッションでも2位となった。
これにより明日の決勝はフロントローをナカジマ勢が独占することとなった。

fn_r08_q2_motoyama

fn_r08_q2_tachikawa

3番手には1分33秒659を出した#19本山哲が入ったが、 本山はこのレースを前にイレギュラーなエンジン換装を余儀なくされたため、明日の決勝は10グリッド降格となることが既に決まっている。
これにより明日の3番手グリッドは午前中から大幅なタイムアップを果たした#11立川祐路が繰り上がることとなる。

ポイントリーダーにして午前中3位の#1ブノワ・トレルイエは5位(4番グリッド)、 ランキング2位の#2松田次生はここでもタイムが伸び悩み、12位に終わった。

第8戦決勝は明日午後2時30分より52周、約250kmで行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎ公式予選総合結果

Fニッポン -RIJ- (2007/10/20) Qualfying Session Weather: Fine-Cloudy Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 8 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineQualify1
Qualify2
TimeDelaykm/h
132小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'33.472
*1'33.259
1'33.259-185.34
231ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'33.838
*1'33.374
1'33.3740.115185.12
3*19本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'33.925
*1'33.659
1'33.6590.400184.55
411立川 祐路TEAM CERUMOTOYOTA RV8J1'34.423
*1'33.785
1'33.7850.526184.30
51ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'33.903
*1'33.800
1'33.8000.541184.27
633ロニー・クインタレッリBOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'34.078
*1'33.825
1'33.8250.566184.23
736アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'34.152
*1'33.911
1'33.9110.652184.06
834横溝 直輝BOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'34.589
*1'33.951
1'33.9510.692183.98
920ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'34.534
*1'33.973
1'33.9730.714183.94
1040ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'34.376
*1'34.159
1'34.1590.900183.57
1155井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'34.555
*1'34.218
1'34.2180.959183.46
122松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'34.560
*1'34.272
1'34.2721.013183.35
135平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'34.644
*1'34.274
1'34.2741.015183.35
1456金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'34.666
*1'34.343
1'34.3431.084183.21
157片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'34.734
*1'34.390
1'34.3901.131183.12
1637荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'34.533
*1'34.533
1'34.5331.274182.85
1741ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'35.114
*1'34.635
1'34.6351.376182.65
184ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'34.911
*1'34.809
1'34.8091.550182.31
196吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'35.033
*1'35.006
1'35.0061.747181.94
208高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'35.668
*1'35.117
1'35.1171.858181.72
213柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'35.410
*1'35.293
1'35.2932.034181.39
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • CarNo.19 本山 哲(Arabian Oasis IMPUL)は、第7戦SUGO大会終了後エンジン交換となったため、第8戦もてぎ大会では、全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第11条5.4)④(エンジン交換)に基づき公式予選結果から10グリッド降格される。

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎ公式予選2回目結果

Fニッポン -RIJ- (2007/10/20) Qualfying Session #2 Weather:Cloudy Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 8 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'33.259--185.34
231ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'33.3740.1150.115185.12
319本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'33.6590.4000.285184.55
411立川 祐路TEAM CERUMOTOYOTA RV8J1'33.7850.5260.126184.30
51ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'33.8000.5410.015184.27
633ロニー・クインタレッリBOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'33.8250.5660.025184.23
736アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'33.9110.6520.086184.06
834横溝 直輝BOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'33.9510.6920.040183.98
920ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'33.9730.7140.022183.94
1040ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'34.1590.9000.186183.57
1155井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'34.2180.9590.059183.46
122松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'34.2721.0130.054183.35
135平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'34.2741.0150.002183.35
1456金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'34.3431.0840.069183.21
157片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'34.3901.1310.047183.12
1637荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'34.5331.2740.143182.85
1741ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'34.6351.3760.102182.65
184ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'34.8091.5500.174182.31
196吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'35.0061.7470.197181.94
208高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'35.1171.8580.111181.72
213柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'35.2932.0340.176181.39
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'39.7876.5284.494173.22
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎ公式予選1回目 ナカジマ勢が1-2!暫定ポールは小暮

ツインリンクもてぎで行われた全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦の公式予選1回目は、#32小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)が1分33秒472で暫定ポール。2位には#31ロイック・デュバルとナカジマ勢が1-2を占め、好調ぶりを見せつけた。

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公式予選1回目は午前10時30分に開始された。
既にレコードライン上は乾いているものの、まだところどころウェットパッチが残っており、 メインポストからはウェット宣言のボードが提示された。

この影響もあり、殆どのドライバーが路面コンディションの回復を待ってピット上で待機。
数名のドライバーはインストレーションラップをウェットタイヤで行った。

こうした中で最初にスリックでアタックを行ったのは#3柳田真孝。
タイムは1分35.562。
続いてチームメイトのJ.P.オリベイラが34秒915までタイムを縮めてピットへ。
この時点での残り時間は24分。
残り12分で#11立川祐路が34秒423でトップに立った。

他のドライバーたちは残り時間が7分を切ったところで漸く本格的なアタックに取り掛かった。
まずは#56金石年弘が1分34秒666で2番手に。
続いて#1ブノワ・トレルイエが1分34秒397を出してトップに立つが、その直後に#36アンドレ・ ロッテラーが34秒152とトレルイエを上回る。
#40ビヨン・ビルドハイムも34秒376で2位に上がってきた。

チェッカー間際には#19本山哲が1分34秒001を記録して一気にトップに躍り出るが、 そのすぐ後ろを走っていた小暮が1分33秒472と、いきなり33秒代前半のタイムをたたき出し、暫定ポールを決めて見せた。
小暮のチームメイト、ロイック・デュバルも最後のアタックで33秒838を出して2番手。
最後のアタックで区間ベストを立て続けに更新していたトレルイエは最終コーナーで姿勢を乱したのが祟ったか、 1分33秒903で3番手に終わった。

なお。各ドライバーともこのセッションではスリックタイヤは1セットしか使っていないため、 午後の予選2回目は序盤から激しいタイムアタック合戦が期待できそうだ。

公式予選2回目は午後2時15分より、45分間で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:第8戦もてぎ公式予選1回目結果

Fニッポン -RIJ- (2007/10/20) Qualfying Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 8 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'33.472--184.92
231ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'33.8380.3660.366184.20
31ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'33.9030.4310.065184.07
419本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'33.9250.4530.022184.03
533ロニー・クインタレッリBOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'34.0780.6060.153183.73
636アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'34.1520.6800.074183.59
740ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'34.3760.9040.224183.15
811立川 祐路TEAM CERUMOTOYOTA RV8J1'34.4230.9510.047183.06
937荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'34.5331.0610.110182.85
1020ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'34.5341.0620.001182.84
1155井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'34.5551.0830.021182.80
122松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'34.5601.0880.005182.79
1334横溝 直輝BOSS.INGINGTOYOTA RV8J1'34.5891.1170.029182.74
145平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'34.6441.1720.055182.63
1556金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'34.6661.1940.022182.59
167片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'34.7341.2620.068182.46
174ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'34.9111.4390.177182.12
186吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'35.0331.5610.122181.88
1941ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'35.1141.6420.081181.73
203柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'35.4101.9380.296181.17
218高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'35.6682.1960.258180.68
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'40.0156.5434.347172.82
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス インプレッサ、最後尾から追い上げるも決勝14位 (SUBARU)

◇クスコDUNLOPスバルインプレッサ、最後尾から追い上げるも決勝14位
【公式予選】

 今回GT300クラスに25台がエントリー。10時30分、20分間のGT300専有走行枠が始まった。先頭でコースインした山野は、まず1分53秒243、そして次周に前日行われた練習走行のベストタイムを3秒近く上回る1分50秒996でトップに立った。しかし直後の1コーナーでマシンがバランスを崩してスピン&クラッシュ。セッション終了時には9位にとどまっていたが、自力でピットに戻ることができず青木がノータイム。残念ながら予選1回目をクォリファイすることはできなかった。

 午後の予選2回目は、セッション前半までマシン修復に時間を費やしセッション後半から青木がコースインしたが、フロントタイヤがボディに干渉したこともありアタックは取りやめた。決勝への出走は、決勝日朝のフリー走行の状況で判断されることになった。

【決勝レース】

gt_r08_s_8_1  朝のフリー走行で青木がクラス4位となる1分52秒972をマーク。この結果、25台中24番目のグリッドから決勝レースへの参加が認められることになった。レースではポジションをひたすら上げていくだけだ。

 気温19oC、路面温度25oCというコンディションのもと14時4分に決勝レースがスタート。スタートドライバーの山野はオープニングラップの混乱を巧みにかいくぐり、なんと19位で1周目を通過。ラップタイムこそ1分54?55秒台と上がらないものの、ていねいなドライビングで周回を重ねていく。また他車両のアクシデントやマシントラブルもあり、24周目にはクラス15位まで大きくポジションを上げたところでピットイン。目の前を走行する#9モスラーを抜きあぐねていたこともあり、早めのピットインを選んだのだった。ここでタイヤ交換、給油、そしてドライバー交代をそつなくこなして、青木が17位でコースへ復帰した。

 レースの折り返し点を迎えて他車両のピット作業も始まり、青木は周回ごとにポジションを上げて行った。そしてほとんどの車両のピット作業が終了した41周目には12位を走行していた。そして#33ポルシェに接近し追い上げなるかと思われたが、後半には駆動系にトラブルが発生。ゴール目前の58周目、第2ヘアピンでマシンを止めチェッカ ーを受けることはならなかった。

 規定周回数をクリアしていたことから14位完走扱いと見なされた今回のラウンド。予選とフリー走行では一発の速さも見せることができた。今回の収獲と反省を元にAWDインプレッサのチャレンジ初年度締めくくりとなる最終戦・富士では、ポイント獲得を目指す。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text & Photo: スバルテクニカインターナショナル株式会社

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス レクサスSC430 39号車が3位表彰台獲得 (TOYOTA)

SUPER GT第8戦  レクサスSC430 39号車が3位表彰台獲得
首位を快走していた38号車は痛恨のリタイア
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3位表彰台を獲得したレクサスSC430
(No.39 デンソー サード SC430)

 SUPER GT第8戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」が10月13日(土)、14日(日)の両日、大分県のオートポリスで開催された。

 今大会にはGT500クラスに16台、GT300クラスに25台の計41台がエントリー。トヨタ勢はGT500クラスに6台のレクサスSC430、GT300クラスに2台のトヨタMR-Sと1台のトヨタ セリカが出場した。

 全9戦で戦われて来た2007年シーズンも残り2戦となり、チャンピオンシップ争いはいよいよ大詰めとなった。GT500クラスでは宝山TOM'S SC430 1号車とZENT CERUMO SC430 38号車がまだタイトル獲得の可能性を残しており、逆転タイトル目指しオートポリス戦へと挑んだ。また、GT300クラスでも、前戦ノーポイントとなったためにランキングトップの座を譲ったTOY STORY MR-S 101号車が再びの首位奪取を目指した。

◆予選◆

 13日(土)に行われた予選は、再びスーパーラップ形式で競われた。好天の下、午前10時30分から予選第1回目が行われ、38号車の立川祐路が唯一、他を圧倒する1分39秒台に入れる好走でトップタイムをマーク。デンソー サード SC430 39号車が5番手、1号車が10番手でスーパーラップ進出を決めた。

 続いて午後2時30分から行われたスーパラップでも、38号車が快走を見せ、今季初のポールポジションを獲得。逆転でのタイトル獲得へ向け好スタートを切った。1号車は9番手、39号車が10番手のグリッドから決勝へと臨むこととなった。

 GT300クラスでは、TDPドライバーとして全日本F3を戦う大嶋和也、石浦宏明の2人が組み、タイトルを争う101号車が惜しくもスーパーラップ進出を逃し11番手スタートとなったものの、ウェッズスポーツセリカ19号車が5番手、DOUBLE HEAD apr MR-S 31号車が9番手グリッドを確保した。

◆決勝◆

 14日(日)午後2時に、曇り空の下で4.674kmを65周して競われる決勝レースのスタートが切られた。

 ポールポジションから好スタートを切った38号車は、序盤から速いペースでラップを重ね、2位以下を大きく引き離してレースをリード。中盤戦には、2位に6秒以上の差を付けての独走状態となった。しかし、30周目に直前を走行していた周回遅れのGT300クラス車両がスピンを喫したために接触、大きなダメージを車体に受け、痛恨のリタイアとなってしまった。

 一方、10番手グリッドからスタートし、序盤戦から速さを見せて次々と前走車をパス、ポジションを上げて行った39号車は3位まで躍進して、表彰台を獲得した。

 9番手スタートの1号車は、スタート直後の3周目に他車と接触し、スピン。一時は14位まで後退したが、果敢な追い上げを見せ、終盤戦では激しいバトルの末、6位に入った。また、2回ピット作戦を採ったForum Eng. SC430 6号車は11番手スタートから8位までポジションを上げてフィニッシュした。

 GT300クラスでは、最後までピットインを遅らせ、上位を争っていた31号車が44周目にスローダウン。レースを終えてしまう中、5番手スタートの19号車が4位でフィニッシュ。101号車は9位に終わったが、タイトル争いは最終戦富士に持ち越されることとなった。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
 序盤の好調さを不運なアクシデントによって結果に結びつけることが出来ず、悔しさが残るレース内容であった。実力が結果に結びつかずに苦戦が続くが、最終戦こそは勝利を挙げ、来年へと繋がるように頑張りたい。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス決勝 MOTUL AUTECH Zが4位入賞

 10月14日(日)に大分県日田市のオートポリス・レーシングコース(1周 : 4.674km)でSUPER GT第8戦決勝レースが行われ、予選7位からスタートしたミハエル・クルム、松田次生組の「MOTUL AUTECH Z」(#22)が4位に入賞。チームチャンピオンの可能性を残し、11月に富士スピードウェイで開催される最終戦に挑むこととなった。レースには24,600名の観客が押し寄せた。

gt_r08_n_r_500_1  周回数65周の決勝レースは、気温19度と肌寒い曇天の下、14時に開始した1周のフォーメーションラップののち一斉にスタートした。スタート前のウォームアップランで予選2位の#17 NSXがトラブルを起こして出走できなかったため、クルムがドライブする#22 Zは6位で序盤を周回。他のZ勢をうしろに3台連ねて走行したが、装着したソフトタイヤをセーブするために22周目には後続3台を先行させた。その後、27周目に早めのピットイン。その後ヘアピンで多重クラッシュが発生、ピットインする車両でピットエリアが慌ただしくなる中、松田は31周目以降8位となった。

 その後他車のドライブスルーペナルティやルーティンピットワークなどにより、43周目に5位に。その後、53周目に4位となるとそのポジションを維持し、65周目のチェッカーフラッグを受けた。

 予選12位からスタートした「XANAVI NISMO Z」(#23本山哲/リチャード・ライアン)は、スタート直後から果敢に先行車を追い上げたが、4周目に#1レクサスSC430と接触してリアタイヤにダメージを負う。そのまま緊急ピットインし、タイヤ交換してコースに戻ったが、大きく順位を落とした。序盤は淡々と周回し、他車が次々にピットインした31周目には 3位に浮上。29周目に起きた多重クラッシュの事故処理のため、コースの一部区間では長い間黄旗追い越し禁止の状態が続いていたが、この黄旗区間にバックマーカーを追い越したとして、ライアンにはドライブスルーペナルティが2度提示された。その後ルーティンのピットインで本山に交代し、指示された2度目のドライブスルーを実行した後、駆動系に不具合が発生。46周目にピットインし、そのままガレージに引き入れられてレース続行を断念した。予選8位の「YellowHat YMSモバHO! TOMICA Z」(#3 セバスチャン・フィリップ/柳田真孝)は、スタートしたフィリップが8位をキープして柳田にバトンタッチ。柳田は7位にポジションを上げてレースを終えた。「WOODONE ADVAN Clarion Z」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)と「カルソニック インパルZ」(#12 ブノワ・トレルイエ/星野一樹)は、序盤から近い位置で競り合いを展開。しかし、2台とも中盤に発生した多重クラッシュに巻き込まれ、激しくヒットした#24はコース上に停車、マシンの前部を破損した#12はピットまで戻ったものの、そのままリタイヤとなった。

gt_r08_n_r_300_3  GT300クラスは、33周目にピット作業を終えた#46 Zの横溝がコースへ復帰すると、その前にピット作業を終えていた#13 Zの藤井が横溝の背後に迫った。第1コーナーでタイヤをロックさせた横溝の隙を突こうとする藤井。まだタイヤの温度が低くグリップに欠ける中、それを抑える横溝。そしてその次のラップに暫定トップに立っていた#62ヴィーマックがピット作業を終え、2台の前でコースインした。やがてタイヤが暖まると横溝は藤井との差をじわりと開いていく。#62ヴィーマックと#46 Zに2秒あった差は、GT500車両に周回遅れにされる間に4秒2にまで開いてしまうが、そこから横溝が踏ん張り1秒余まで差を詰めた。そして48周目には0秒414と背後にピタリとつけた。ところが第1コーナーで横溝をかわしたGT500車両が勢いあまって横溝に当たりながら押す形となった。このレーシングアクシデントでリアタイヤがグリップしなくなった横溝は、#62ヴィーマックからじわじわと引き離され、最終的には20秒差の2位でチェッカー。 #13 Zの藤井も3位でチェッカーを受けて、優勝こそならなかったものの2台のZが表彰台を獲得した。また#47 Zも後半にポジションを上げて6位でゴール。トップ6に3台のZがゴールするという好成績を収めた。

 決勝日は朝から曇り。9時25分から30分間行われたフリー走行中盤、#46 Zがエンジンから白煙を吹いてコース脇にストップ。エンジンブローだった。13時過ぎのウォームアップまで約3時間、メカニックをはじめとするチームスタッフが一丸となってエンジン交換を行い、ウォームアップの5分前にマシンは息を吹き返した。多少なりとも不安を抱えてのスタートとなったのだった。

 スタートドライバーは、GT300クラスポールポジションの#46 Zが佐々木、4位の#13 Zが影山、10位の#47 Zが密山。14時にフォーメーションラップのスタートが切られると、佐々木がプッシュして10周の間に3秒ほどのマージンを稼いだ。影山も1周目に3位にポジションアップして2位の#62ヴィーマックを追いかけた。#47 Zの密山はオープニングラップに5台にかわされ15位まで順位を下げたが、タイヤを労わりながらラップタイムキープの走りで周回を重ねていった。

 やがてGT500に周回遅れにされ始めるとGT300の差は接近したり離れたりとなる。25周目にトップ#46 Zの佐々木と#62ヴィーマックとの差が1秒ほどに縮まると、その2周後には第2ヘアピンで多重クラッシュが起き、その混乱の間に佐々木のマージンはすっかりなくなってしまった。GT300 Z勢の中で最初に動いたのは#13 Z。29周でピットインすると藤井に交代。翌周には#47 Zがピットインして脇阪にスイッチした。クラストップの#46 Zは33周でピットインして横溝に交代、ピット作業にミスもなかった。しかし「(佐々木が)ピットインしたことで#62ヴィーマックの前にスペースができペースを上げられた。さらに向こう(ヴィーマック)のピット作業もうちより1秒早かった」と大駅俊臣監督が悔やしがるように、この微妙な差で逆転を許すことになった。

 終盤3位を走行する#13 Zの藤井は、3位キープを心がけて走行。また#47 Zの脇阪は11位でコースへ戻ると、47周目の1コーナーで8位、50周目に7位へポジションアップすると、粘り強い走りで終盤58周目に6位へ上がりゴールした。

 なお今回の結果で、残念ながらドライバーズ部門でのZ勢の逆転チャンピオンの可能性は消えたが、チーム部門では#13Z逆転の可能性が残されている。

ニスモ飯嶋嘉隆監督
「大変なレースでした。23号車はパフォーマンスでは先行車に引けを取らなかったので、スタート直後は切れの良い走りを見せられました。本山に交代する前に駆動系に不具合の症状が少し見られたのですが、交代してそれが顕著となり、ペースが上げられなくなったので、ピットインさせ走行を中止するように指示しました。序盤の緊急ピットインのあとも非常に良いペースで走れていたので、残念です。22号車はタイヤが厳しいレースでしたが、クルムも松田もよく踏ん張ってくれました。まだ選手権にはチャンスが残されているので、最終戦には全力で向かいチャンピオン獲得を目指します。肌寒い中、最後まで応援していただいたファンの皆様、本当にありがとうございました」
#22 松田次生
「ソフトタイヤでスタートしたマイケル(クルム)さんも辛かったと思います。早めに交代したので僕はレースに強いタイヤを履いていったのですが、後半はグリップがなくなってしまったので、コースに残っているのが大変でした。#8 NSXには負けてしまい、ドライバーチャンピオンは逃しましたが、まだチームチャンピオンの可能性があるので、富士では優勝を狙います」
佐々木孝太
「エンジン交換したことの問題はなかったと思いますが、慎重になりました。タイヤと相談しながら安定したペースを刻んで行けたと思います。アクシデントのあたりで一気にマージンがなくなってしまったので、(自分のパートを)引っ張るだけ引っ張ろうということにしました。全力で戦って2位。朝の(フリー走行の)ことを考えると2位になれて良かったですね」
横溝直輝
「孝太さんがいい仕事をしてくれました。僕もいろいろなことをシミュレーションしていて#13 Zがすぐ後ろに来ることは考えていましたが、#62ヴィーマックが前にいるというシナリオは考えていませんでした。もちろん最後まで諦めていませんでしたし頑張りましたが、接触の後はリアタイヤのグリップが落ちて追いかけられませんでした。今日はチームが本当にいい仕事をしてくれたのでこの結果があると思います」
藤井誠暢
「セッティングの方向性を思いついて話をしたら、その意見が採用されて予選からクルマが安定するようになりました。今回のうちのチームの状況の中で100%の仕事ができたと思うし、自分のペースで走れたと思います。(横溝とのバトルは)抜くチャンスはあると思いましたが接触は避けたかったし、3位は守りたかったので。今回トップ6にZが3台も入れて2台は表彰台。Zの強さを見せられて良かったと思います」
上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text & Photo: NISMO

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス NSX-GTが7年ぶりにドライバーズチャンピオンを決定 (HONDA)

ARTA NSXの伊藤大輔とR.ファーマンが最終戦を待たずにドライバー部門のシリーズチャンピオンに決定。NSX-GTにとって2000年シーズン以来7年振りとなるGTタイトル獲得

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第8戦 オートポリス 2007年10月14日(日)・決勝 会場:オートポリス(4.674km) 天候:予選/晴れ 決勝/曇り 気温:18℃(14:00現在) 路面温度:22℃(14:00現在) 決勝レース:65周(303.81km) 観客:2万4600人(主催者発表)

 10月14日(日)、大分県にあるオートポリスにおいて、2007 オートバックス SUPER GT第8戦「SUPER GT IN KYUSHU 300km」の決勝レースが開催された。

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 2007年のSUPER GTシリーズも残すところ今回のオートポリスと、最終戦となる富士スピードウェイの2戦となった。今シーズンのシリーズタイトル争いの中心となっている #8 ARTA NSXの伊藤大輔選手とラルフ・ファーマン選手は、前戦のもてぎラウンドでノーポイントに終わったものの、依然ドライバーとチームの両部門でランキングトップを独走している。オートポリスは海抜が高く、気圧の関係でエンジンパワーがダウンする傾向にあり、コースの高低差も大きいためにウエイトハンデの影響を受けやすいサーキットである。この条件で#8 ARTA NSXがタイトル争いに決着をつけるかどうかに注目が集まった。

 13日(土)に開催された公式予選は、予選1回目と上位10台のマシンによるスーパーラップで決勝グリッドが争われた。Honda NSX-GT勢は、5台全車がスーパーラップに出場し、予選2番手に#17 金石勝智/金石年弘組(REAL NSX)、3番手に#8 伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(ARTA NSX)、4番手に#32 ロイック・デュバル/ファビオ・カルボーン組(EPSON NSX)、5番手に#18 道上龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)、6番手に#100 ドミニク・シュワガー/細川慎弥組(RAYBRIG NSX)が続き、2-6番手グリッドを独占する結果となった。

 決勝レースが開催された14日(日)は、曇り空となり、風が強く肌寒い気候となった。各マシンがピットを出てグリッドに並び始めたとき、今回先行開発の一環として4Lエンジンを初投入して予選2番手を獲得した#17 REAL NSXのマシンに、エンジン潤滑系からの発火と思われるトラブルが発生。決勝グリッドに並ぶことができず無念のリタイアとなった。

 決勝スタート時の気温は18℃、路面温度は22℃となり、2万4600人の大観衆が見守るなか、40台(GT500クラス計15台)のマシンがフォーメーションラップを開始。14時04分にローリングスタートが切られた。

 ホールショットを奪ったのはポールポジションからスタートした#38 ZENT CERUMO SC430。2番手に#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手、3番手に#32 EPSON NSXのL.デュバル選手、4番手に#18 TAKATA童夢NSXの小暮選手、5番手に#100 RAYBRIG NSXのD.シュワガー選手が続く。この決勝レースで、#8 ARTA NSXがランキング2位に21ポイント以上の差をつけることができれば最終戦を待たずに初のシリーズチャンピオン獲得となる。トップを走行する#38 ZENT CERUMO SC430が、このまま優勝して#8 ARTA NSXが2位でチェッカーフラッグを受けた場合、#8 ARTA NSXが計85ポイント、#38 ZENT CERUMO SC430が計65ポイントとなり、20ポイントの差となる。ただし、ファステストラップ上位3位に#8 ARTA NSXが入り、#38 ZENT CERUMO SC430が入らなければポイント差は21となりタイトルを獲得する計算となる。

 20周目、徐々に順位を上げてきた#39 デンソー サード SC430が3位に浮上したために、NSX-GT勢は#8 ARTA NSXが2位、4位に#32 EPSON NSX、5位に#18 TAKATA童夢NSX、6位に#100 RAYBRIG NSXと続く。#18 TAKATA童夢NSXは14周目あたりからペースが上がらず苦しい走行が続く。

 25周終了時、6位を走行していた#100 RAYBRIG NSXがピットイン。タイヤ4本を交換し、燃料補給を済ませて細川選手にドライバー交代を行った。27周終了時には#18 TAKATA童夢NSXがピットインを敢行し、道上選手に交代してコースに復帰した。

 30周目、トップを走行していた#38 ZENT CERUMO SC430がGT300クラスのマシンとクラッシュ。マシンが大破してリタイアとなったため、#8 ARTA NSXがトップに浮上。タイトル争いで圧倒的に優位な立場となった。2位には#100 RAYBRIG NSXが続き、NSX-GTが1-2態勢でレース後半をリードした。4位を走行していた#32 EPSON NSXは、52周目に黄旗追い越しによるピットスルー・ペナルティの裁定が下されたために順位を8位まで下げた。

 #8 ARTA NSXは、これまで2勝を挙げ、前戦もてぎ以外は着実にポイントを重ねてきた。ウエイト50kgとリストリクター径を絞るハンデを負いながらも、常に上位で走行するポテンシャルの高さを見せつけてきた。このレースでも、ハンデを克服することが困難なオートポリスでトップを走行し、見事に今シーズン3勝目のチェッカーフラッグを受けた。2位には#100 RAYBRIG NSX、5位に#18 TAKATA童夢NSX、9位に#32 EPSON NSXが入る結果となった。

 この結果、#8 ARTA NSXの伊藤選手とR.ファーマン選手は、計91ポイントを獲得して、2000年のJGTCシリーズ(Castrol 無限 NSXの道上龍選手)以来、7年振りとなるドライバー部門のシリーズチャンピオンを獲得することとなった。チーム部門のタイトルは、ARTAが計102ポイントを獲得して、最終戦での獲得に王手をかけている。

コメント
白井 裕 Honda NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「ここ数年、皆様と一緒に『速い』NSXを作り上げてきましたが、このたびやっと7年ぶりのドライバーズタイトル獲得という結果を出すことができ、大変うれしく思っております。これもここまで支え続けてくださいましたスポンサー様やファンの皆様のご支援、ご声援はもちろん、ドライバーとチーム関係者の努力の結果だと深く感謝しております。次戦富士で、チームタイトルを獲得できるよう、一丸となってがんばりますので、ご声援よろしくお願いいたします」
鈴木亜久里 ARTA代表
 「今回のドライバーズタイトル獲得は、ドライバーをはじめ、チームスタッフ、スポンサー様、Hondaの多大なるご協力のおかげと、心から感謝しています。ここ2年間、あと少しのところでタイトルを獲得できずにいて、長い時間がかかりましたが、やっと結果を出すことができ、大変うれしく思っています。また、NSX-GTの実力を証明できたことは、私にとっても大きな喜びです。今日は『今置かれている状況の中できっちり仕事をしていけば必ず結果は出る』とチームスタッフに伝えていたこともあり、タイトル獲得は皆のベクトルがひとつに向かった結果と思っています。ご声援いただき、本当にありがとうございました」
伊藤大輔 #8 ARTA NSX(優勝)
 「正直いって、チャンピオンを取った実感はまだ無いですね。以前は最終戦の富士ラウンドが厳しいと感じていたので、今回のレースで決めなければと大きなプレッシャーがかかっていました。しかし、富士での合同テストで100kgのハンデを負いながらトップタイムを記録できたことが、我々に希望と余裕を持たせてくれました。予選から調子がよく、決勝でもラルフ(ファーマン)が安全にスタートを切ってくれました。一度は離されかけたトップの38号車(ZENT CERUMO SC430)に追いつき、これからトップ争いができるかなと期待していたので、38号車のアクシデントは、彼らもさぞ残念だったことと思います。ラルフと交代してからは、攻めながらも自分のペースを守ることを心がけました。最後の数ラップは時間が非常に長く感じました。最終戦は、GT100戦目という記念のレースですし、真剣なレースでファンの皆様を飽きさせない走りをしますので、応援をお願いいたします。ありがとうございました」
ラルフ・ファーマン #8 ARTA NSX(優勝)
 「スタートは、自分のポジションを守ることを第一に考えました。トップのマシンは速くて離されてしまいましたが、バックマーカーが発生してから差を縮めることができました。38号車に起きたアクシデントは避けようがありませんでした。直後に私が通過したので非常にきわどいタイミングでしたが、運よく避けることができました。このシリーズはハンデ戦なので、チャンピオンを取ることは簡単なことではありません。昨年もチャンスを逃していますし、毎年ギリギリの戦いをしています。今回、タイトルを取れた最大の理由は、チームスタッフが安定して速いマシンを常に用意してくれたことと、ダイスケ(伊藤)と2人で安定した走りを続けられたことだと思います。スタッフやスポンサー、そしてファンの皆様に感謝します」

Text & Photo: HONDA

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