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2009年10月

SUPER GT

吉本大樹レースレポート(SGT第8戦オートポリス)

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【スーパーGTシリーズ第8戦(オートポリス)】
17-18 October, 2009
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紫電、トラブルでまさかのノーポイント
タイトル奪取に向けては、最終戦もてぎに全てを賭ける事に

【Result】

(Sta) FP : 7 th / QF : 5 th / SL : 4 th
(Sun) FP : 8 th / Final : 16 th (0 pt / Team Point : 1 pt)
(Drivers Ranking) 加藤選手:5 th (63 pt) 吉本大樹:6 th (58 pt)
(Teams Ranking) 5 th (83 pt)

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【Qualify】
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天候:曇|路面:ドライ|気温:17℃|路面温度:19℃(予選開始時)

■紫電、予選はセカンドロー4番手を確保

近年稀に見る大混戦となった2009年スーパーGTシリーズのタイトル争い。悲願のタイトル獲得を狙うカーズ東海ドリーム28&紫電も、最終戦もてぎに少しでも優位な位置で挑むため、この第8戦での必勝を期しここオートポリスへとやってきた。

迎えた土曜日のフリープラクティス。この日のオートポリスは朝から小雨の混じる冷たい風が吹いていたものの、その雨はコースを濡らすほどではなく、セッションはドライコンディションで行われる事となった。紫電はまず加藤選手がコースイン。しかし直後にハブから出るバイブレーションの影響でブレーキが深くなってしまうトラブルが出たためすぐにピットイン。この修復には30分程を要したものの、修復が済むと再度加藤選手がコースイン。その後吉本大樹、もう一度加藤選手とドライバーをチェンジしながら周回を重ね、マシンの確認&セットアップを進めていき、最終的にトップから0.498秒差の7番手でこのセッションを終えることとなった。

そして午後の公式予選1回目。空には厚い雲が残っていたものの、その隙間からは時折日も差し気温は上昇。路面コンディションはドライ、気温17℃、路面温度19℃というコンディションでセッションが開始された。紫電はまず吉本がステアリングを握りコースイン。その吉本は、気温が低かったため2周の計測を行うと、この時点で2番手となるタイムをマークしピットへと戻ってくる。そしてここで加藤選手にドライバーチェンジ。加藤選手は300クラスの占有走行となったところでNEWタイヤでのアタックをかけると、このアタックで最終的にこのセッション5番手となる1'52"718をマーク。スーパーラップ(SL)へと駒を進めることとなった。

そして公式予選1回目から1時間程のインターバルを挟み迎えたSL。このセッションでは、コンディションの変化から、このSLに進出したほぼ全てのマシンが先の公式予選1回目より1秒前後もタイムを上げてくる事となった。その中8台中の4番目にアタックを行った加藤選手も予選1回目のベストタイムから大きくタイムを伸ばす1'51"552をマーク。このタイムは7台のアタックが終わった時点で3番手。しかし最後は#43(ARTA Garaiya)がトップタイムを更新し、これにより紫電は4番手に。それでも他陣営から「一発のタイムでは太刀打ちできない」と言われていたミシュラン勢に対しても僅差となるタイムで予選1回目の5番手からひとつポジションを上げることに成功、翌日の決勝に挑むこととなった。

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【Final】
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天候:晴|路面:ドライ|気温17℃|路面温度26℃

■紫電、レース中盤のトラブルでまさかのノーポイント
■タイトル争いは最終戦もてぎに全てを賭ける事に

朝に行われたフリープラクティスでは気温11℃、路面温度13℃というコンディションのなか、決勝スタート時には上昇するであろう気温と路面温度を予想しながら走行を重ねた紫電。決勝のスタートは4番グリッドからながら「レースではタイヤの持ちが鍵になる」と、逆転優勝を狙いスターティンググリッドへとマシンを着けた。

そして迎えた注目のスタート。スタートドライバーを務めた加藤選手は綺麗なスタートを決めると4番手のポジションのままオープニングラップを終え、その後も常にトップから4秒程の差をキープ。逃げきりを計る事が予想されたトップの2台から大きく遅れることなく、逆に前を行く#11(JIMGAINER ADVAN F430)にプレッシャーを与え続けていく。その後レースはトップから9番手までが10秒差以内で続く接戦となっていったものの、中盤が近づき各マシンのペースが落ちてくると、紫電はこの団子状態で走り続ける展開を避け、レース折り返しよりも若干早目の26周目にピットイン。ここで吉本大樹へとドライバーチェンジを行っていく。

ところがここでまず最初の不運が紫電を襲う。ピットインの周に直前まで紫電のすぐ前を走っていた#11(JIMGAINER ADVAN F430)が500クラスのマシンと接触しポジションを落とした後、このマシンが紫電のすぐ後からピットに入ってくると、何と両マシンはピットが隣同士だったことから、#11(JIMGAINER ADVAN F430)が紫電の前を塞ぐ形でピットストップ。これはピットの配置やスペースを考えればどうしようもなく、紫電にとってはまさに「不運」としか言いようのない展開であったものの、ここはメカニックがすぐさまマシンを後ろに押し戻しピットアウト。何とかロスタイムを最低限に抑えたかに思われた。

しかしこの直後、紫電には更なる不運が待ち構えていた。何とピットアウトしようと吉本がマシンをスタートさせたところ突然クラッチが滑る症状が。結局ピットロードを出た後もその症状が全く治まらず、「いたわりながら走り続ける事も出来ない状態だった」とクラッチが滑ったままの状態で1周を走り再度ピットイン。ここで完全にトップ争いからは脱落する事となってしまった。しかしチームはそれでもレースを諦めることなく、完全に温度が上がりきってしまったクラッチの温度をエアガンで冷やす等の対処を施すと、トップから5周遅れで再度マシンをコース上へと送りだしていく。その後は、一度動き出せば後はマシンが停止しない限りクラッチは使用しない為、コース復帰後にストップする事も無く、更にペース的にはトップグループを上回る程のペースでチェッカーまでの28周を走りきり、最終的には16番手でレースを終えた。

トラブルは重量が重い事でクラッチに負担がかかっていたことが原因だと思われるが、レースを制したのが紫電よりも5秒後方でピットストップを終えた#11(JIMGAINER ADVAN F430)であったこと、トラブルを抱えながらも追い上げた後半でのペースを考えると、まさに「確実に勝てる」レース展開であっただけに、今回の第8戦は紫電にとって何とも悔しい、そして何とも痛いノーポイントでのレースという事になってしまった。

シリーズは今回の第8戦を終え、いよいよ最終戦を残すのみとなった。紫電は今回のノーポイントでタイトル獲得に向け非常に厳しい立場に置かれることになったものの、トップとの差はドライバーズランキングで11pt(加藤選手)、チームランキングでも15pt差と、完全にタイトルの可能性が無くなったわけではなく、チーム&ドライバーは次戦、最終戦のもてぎに全てを賭けて挑むことになる。シリーズの流れを変えたセパンでの優勝は最後尾からの大逆転優勝であったが、シリーズにおいても奇跡の大逆転劇を見せることは出来るか。最終戦での紫電の走りに期待がかかる。

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【吉本大樹コメント】
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フリー走行の走り始めはグリップレベルが低くて少し焦りましたが、周りの状況や自分達の状況を冷静に見ていくことで、チェッカーで帳尻を合わせる戦略やセットアップが出来ました。予選も加藤さんカッコイイ走りでセカンドローでしたし、レースも序盤は常にプッシュしてトップグループで争っていてくれた事で、トップから4秒差の状態でピットイン。それは全車がピットストップを終えた時点で確実に我々がトップに立っているという完璧のシナリオでした。

不運にも500クラスのマシンと絡んでスピンした11号車が同じタイミングでピットインし、すぐ目の前のピットだったのでこの2台が絡む形で作業を行い、少しタイムロスしてしまいましたが、それでも11号車の5秒前でコースインしていますからね。

ピットからクラッチが滑って加速しなかった時は頭が真っ白になりました。滑り続けた状態で一周走ってピットに戻ったのでかなり温度が上がってしまっていましたが、皆諦めずに走り続ける事を選択してくれました。クラッチの温度を冷まし、5周遅れで再度コースインした後は、トップ2台にも追いついていっていました。完全に勝っていたレース...本当に悔しいレースになりました。が、もっと僕がクラッチにかかっている負担を理解して安全に、確実にピットからマシンを発進させていたらクラッチの状態は悪化していなかったかもしれません。自分にも責任があります。
後からいくらでも「ああしていたら...、こうしていたら...」と悔やみが耐えませんが、これで完全にタイトルの可能性が無くなった訳ではありません。我々が優勝しても他のマシンがどのポジションでチェッカーを受けるか次第。そんなレースになるかとは思いますが、諦めません。意地を見せます。引き続き最後まで応援宜しくお願いします!

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス トムスのレクサスSC430が今季初優勝! (TOYOTA)

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今季初優勝を飾った PETRONAS TOM\'S SC430 36号車

 SUPER GT第8戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」が10月17日(土)、 18日(日)の両日、九州・大分県のオートポリスで開催された。

 オートポリスはアップダウンが激しいテクニカルコースで、追い越しが難しいことで知られる。

 全9戦で行われる今シーズンのSUPER GTも残り2戦となるが、1戦で最大20ポイントが得られるSUPER GTでは、ランキング争いはまだまだ予断を許さず、GT500のレクサス勢ではPETRONAS TOM'S SC430 36号車がトップと10ポイント差。GT300クラスではウェッズスポーツIS350 19号車がトップと同ポイントの3位につけており、タイトル争いは更に激しさを増すことが予想された。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに5台のレクサスSC430が出場。また、GT300クラスに2台のレクサスIS350と2台のカローラアクシオが出場した。

◆予選◆
 17日(土)午前9時5分からの公式練習を経て、午後12時40分より予選1回目がスタート。ENEOS SC430 6号車がトップタイム。ZENT CERUMO SC430 38号車が2番手とレクサスSC430がトップ2を占め、KRAFT SC430 35号車と36号車が4番手、5番手でスーパーラップに進出。DUNLOP SARD SC430 39号車はタイヤのグリップに苦しみ13番手でスーパーラップ進出を逃した。

 午後2時35分から行われたスーパーラップでは、7番目に出走した38号車の立川祐路が素晴らしい走りを見せ、今季2度目のポールポジションを獲得。立川は自身の持つGTでのポールポジション獲得記録を15へと伸ばすこととなった。

 36号車が4番手。6号車はタイムを伸ばせず5番手。35号車は大嶋和也がアタックを担当したが、第1コーナーでハーフスピンを喫し、タイムをロス。8番手となった。

 GT300クラスでは、TDPの若手コンビが駆るCOROLLA Axio apr GT 74号車と、ドライバーの織戸が記念すべきGT出場100戦目となる19号車がスーパーラップに進出。74号車はスーパーラップでも好タイムをマークし、初ポールポジション獲得かと思われたが、惜しくも逆転され、それでも最前列2番手グリッドを確保。19号車は8番手となった。avex apr COROLLA Axio 31号車は14番手、KUMHO TIRE SHIFT IS350 52号車が17番手につけた。

◆決勝◆

 18日(日)は好天に恵まれ、午後2時3分に65周(約300km)の決勝レースがスタート。ポールポジションの 38号車はトップのポジションをキープ。4番手グリッドの36号車が素晴らしいダッシュを見せ、一気に2位に浮上し、レクサスSC430が1-2体制での前半戦となった。

 36号車は38号車を激しく攻めるがパスするまでには至らず。30周目にこの2台が同時にピットイン。 38号車は若干ピット作業でタイムをロスし、36号車が首位に浮上した。

 ピットアウトの時点では、先にピットを終えていたMOTUL AUTECH GT-R 1号車が36号車と38号車の間に入った。タイヤが温まり、ペースの上がった38号車が1号車を猛プッシュ。32周目の第1コーナーでアウトから並びかけた38号車は、第2コーナーで一気にインを付き、1号車をパス。再びレクサスSC430の2台によるトップ争いとなった。  順位の入れ替わった2台による息をもつかせぬ攻防戦が続いたが、38号車はピット時、ジャッキを降ろす前にエンジンをかけてしまったとして、レース結果に30秒を加算するというペナルティが科されてしまった。

 これで勝利は厳しくなった38号車であったが、少しでも上位を狙い、残り7周で36号車に並びかけたが、2台は接触。38号車は痛恨のスピンを喫し、車体後部にダメージを負い、ピットへ戻ったが、そのままレースを終えることとなってしまった(11位完走扱い)。

 2位以下とは大きな差をつけていた36号車は、トップでチェッカー。2007年の第6戦鈴鹿以来、2年2ヶ月ぶりとなる、今季初勝利を飾った。ランキング首位の1号車が2位に入ったため、逆転までには至らなかったが、首位と5ポイント差で逆転タイトルを目指し最終戦に臨むこととなった。

 GT300クラスでは、最前列2番手グリッドの74号車が好スタートで一瞬前に出かけたが、惜しくも首位奪取はならず、2位で序盤戦へ。

 一方、8番手からスタートした19号車は、好戦略と素早いピット作業によって、全車がピット作業が終えた時点で首位に浮上。しかし、52周目にJIMGAINER ADVAN F430にかわされ、タイヤが厳しくなった終盤には単独スピンを喫してひとつポジションダウン。3位でチェッカーとなったが、ランキング争いでは2位に3ポイント差の単独首位に立った。

 74号車は上位争いを展開し、ドライバー交代後もハイペースの追い上げで4位までポジションアップ。3位を目指していたが、周回遅れの車両と接触し、コースサイドにストップ。再スタートを切ったが、6位に後退。その後もう一台の先行を許し、7位フィニッシュとなった。

 また、14番手からスタートを切ったもう一台のカローラアクシオ、avex apr COROLLA Axio 31号車が今季ベストとなる5位でフィニッシュを果たした。

 11月8日(日)ツインリンクもてぎで行われる今季最終戦は、全車ノーウェイトで、タイトルへ向けての激戦が繰り広げられる。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
タイトル争いにおいて重要な最後の2戦。レクサスSC430には、今年の最終進化版となるスペックを投入した。これまでどちらかというと不得意だったサーキットで優勝を果たせたことで、SC430のポテンシャルの向上を確認出来た。タイトル獲得に向け、ここで予定通りポイント差を詰め、最終戦に向けて可能性をつなげることが出来た。ファンの皆様と喜びが分かち合えるよう、最終戦には万全の準備で全力を挙げて臨みたい。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス決勝 2位のMOTUL AUTECH GT-R、選手権連覇まであと一歩 (NISMO)

 10月18日大分県日田市のオートポリス国際レーシングコースにおいてSUPER GT第8戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」決勝レースが行われ、予選3位からレースをスタートした「MOTUL AUTECH GT-R」(#1 本山哲/ブノワ・トレルイエ)が2位で表彰台に上がり、シリーズ連覇まであと一歩に迫った。

 午後2時に決勝レースがスタート。#1 GT-Rはトレルイエがスタートを担当した。ハードぎみのタイヤをチョイスした#1 GT-Rはオープニングラップで後続の#36 レクサスSC430に先行を許したが、その後はコンスタントに安定したラップタイムを刻み序盤は4位のポジションを維持した。その後23周目にピットインし、本山にドライバー交代した。路面コンディションにあったタイヤに交換した#1 GT-Rは、本来のペースを取り戻し、各車がピットインを終えたあとの39周目には3位に浮上。1位・2位を走る2台のSC430を追って、さらにぺースアップした。一時10秒近くあったトップとの差を徐々に詰め、終盤には3秒以内にまで縮めることができた。さらに2位を走るSC430が脱落したため2位にあがり、最終的には2.9秒差の2位で65周目のチェッカーフラッグを受けた。これによって#1 GT-Rは、今季2勝、2位2回を達成し、選手権ポイントでは本山が3位の脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組に5点差をつけて首位を維持。チームポイントでも2位に6点差をつ けてリードしている。#1 GT-Rは、有利な位置でチャンピオン決定戦となる最終戦に臨むことになった。

 今季初めてスタートドライバーをつとめた「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)の荒は、予選11位からのスタートながら第一コーナーで10位に浮上。3周目には9位となった。前半はこのポジションを守ってレースを折り返し、オリベイラに交代したのちタイミングよくコースに戻り、各車がピットインを終えた39周目には5位を走行していた。さらに40周目に4位へと順位をあげた。その後、チャンピオンシップで上位を狙うライバル達に激しくプッシュされたが、隙を見せずにポジションを維持。終盤には上位車の脱落によって表彰台圏内の3位に上がり、後続を抑えてレースをフィニッシュした。

 9位からレースをスタートした「HASEMI TOMICA EBBRO GT-R」(#3ロニー・クインタレッリ/安田裕信)は、タイヤがコンディションにマッチせずペースがあげられないため、早くも11周目にピットインしてタイヤ交換。その後は順調に走行し一時5位を走行したが、39周目に安田にドライバー交代するため再度ピットイン。9位でレースに戻り、終盤8位に上がった。

 予選2位でフロントローからスタートした「IMPULカルソニックGT-R」(#12 松田次生/セバスチャン・フィリップ)は、松田がスタートドライバーを担当。スタート直後に3位になったが、序盤はそのまま力強いドライビングを見せた。しかし、27周目にピットインしてフィリップに交代したのち、GT300車両と接触してリアサスペンションにダメージを受けて走行不能に。ピットガレージにマシンを引き入れ、リタイヤとなった。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html
Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス ARTA NSX(R.ファーマン/伊沢組)が4位 (HONDA)

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シリーズタイトル争いは最終戦もてぎラウンドへ
  • 決勝 2009年10月18日(日)
  • 会場:オートポリス・インターナショナルレーシングコース(4.674km)
  • 天候:予選/曇り、決勝/晴れ
  • 気温:17℃(14:00現在)
  • 路面温度:27℃(14:00現在)
  • 決勝レース:65周(303.81km)
  • 観客:2万8050人(主催者発表)

 10月18日(日)、大分県・オートポリス・インターナショナルレーシングコースにおいて、2009 オートバックス SUPER GT第8戦「SUPER GT IN KYUSHU 300km」の決勝レースが開催された。

 この第8戦を含め、残り2戦となった2009シーズンは、チャンピオンシップ争いのドライバー部門において、#8 ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組がトップと10ポイント差の53ポイントでランキング3位につけ、#18 道上龍/小暮卓史組が43ポイントの6位。チーム部門では#8 オートバックス・レーシング・チーム・アグリが68ポイント(トップと14ポイント差)の3位、#18 TEAM YOSHIKI & 童夢 PROJECTが62ポイントの5位につけている。

 17日(土)に開催された公式予選の天候は曇り、気温16℃のドライコンディションでスターティンググリッドが争われた。この結果、#8 R.ファーマン/伊沢組(ARTA NSX)がスーパーラップで1分41秒893のタイムを記録し、6番グリッドを獲得した。同じくスーパーラップに出場した#100 RAYBRIG NSXは、体調不良により欠場となった細川慎弥選手に代わり、松浦孝亮選手が第2ドライバーとして登録され、井出有治選手のタイムアタックで7番グリッドを獲得した。#18 道上/小暮組(ROCKSTAR 童夢 NSX)は10番手。#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN NSX)は12番手、#32 ロイック・デュバル/中山友貴組(EPSON NSX)は14番手から決勝レースを迎えることとなった。

 18日(日)の決勝日も天候に恵まれ、九州唯一のSUPER GTレースを観戦するために大勢のファンがオートポリスに駆けつけた。決勝スタート時点で気温は17℃、路面温度27℃という絶好のコンディションのもと、総勢33台(GT500クラス計14台)のマシンが午後2時3分にローリングスタートを切った。

 好スタートを切った#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手と#100 RAYBRIG NSXの井出選手は、それぞれポジションを1つ上げて5-6位を走行する。#17 KEIHIN NSXの金石選手は他車との接触によりマシンが損傷を受けたためにリタイアとなった。

 5周を終えて、#8 ARTA NSXが5位、#100 RAYBRIG NSXは1つポジションを下げて7位、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの道上選手が11位、#32 EPSON NSXの中山選手が12位を走行する。

 10周目に#8 ARTA NSXは6位へポジションを下げるが、R.ファーマン選手は安定したペースで走行を重ねる。17周目を過ぎ、#8 ARTA NSXを含めた3台による4位争いは激しさを増してテール・トゥ・ノーズのバトルを繰り広げていく。23周目の8コーナーでR.ファーマン選手は再び5位に浮上し、前を走るマシンが1回目のピットインを敢行したために4位にポジションを上げた。26周目には#100 RAYBRIG NSXが5位に浮上する。

 #8 ARTA NSXのR.ファーマン選手は他車より長いスティントでタイムを稼ぐ作戦を選んでいたが、32周目にGT300クラスのマシンと接触した影響で、ホイールが破損してスローパンクチャーが発生したため、予定より少し早めの33周終了時に伊沢選手へドライバー交替を行った。#100 RAYBRIG NSXの井出選手は38周目にコースアウトを喫しながらも長いスティントを走りきって、松浦選手に交代した。

 ほぼ全車がドライバー交代を終えた41周終了時点で、NSX-GTは#100 RAYBRIG NSXが5位、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXが7位に浮上。インラップからピット作業までのタイムロスが影響した#8 ARTA NSXは8位に後退し、#32 EPSON NSXは10位を走行する。

 ばん回を図る#8 ARTA NSXの伊沢選手はアグレッシブな走りを見せて42周目に一気に6位へ浮上、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの小暮選手が7位に続いた。

 50周目、#8 ARTA NSXが#100 RAYBRIG NSXをパスして5位に浮上する。59周目に2番手のマシンがリタイアとなったため、4位に浮上した#8 ARTA NSXの伊沢選手はさらに3位のマシンの背後に迫る。そして60周目のホームストレートで並びかけるものの、1コーナーのブレーキング争いで少しコースアウトを喫したため、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの小暮選手が代わって4位に浮上した。伊沢選手は64周目に4位のポジションを奪い返し、再び3位のマシンに迫るものの追い上げ及ばず4位でチェッカーフラッグを受けた。5位に#18 ROCKSTAR 童夢 NSX、6位に#100 RAYBRIG NSX、9位に#32 EPSON NSXとなった。

 この結果、シリーズタイトル争いでは、ドライバー部門においてR.ファーマン選手/伊沢選手が計61ポイントの4位、小暮選手/道上選手が計49ポイントの6位となった。チーム部門では、#8 AUTOBACS RACING TEAM AGURIが計79ポイントで3位、#18 TEAM YOSHIKI & 童夢 PROJECTが計71ポイントで4位につけ、両部門ともシリーズタイトル争いは最終戦に持ち越された。

白井 裕(Hiroshi Shirai)|NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「来年はオートポリスでの開催がないので、ファンの皆様にはいい結果を報告したいと思っていましたが、残念ながら表彰台を獲得することができませんでした。予選では路面温度とタイヤのマッチングがなかなか見出せず、スーパーラップに進出できたのは8号車と100号車2台だけでしたので、当初考えていた以上に厳しい状況で決勝を迎えることになりました。決勝では8号車のファーマン選手がいいペースで走行し、上位を獲得できると確信していましたが、GT300のマシンと接触した際に左フロントホイールに亀裂が入り、その影響で数周後に空気圧が急に低下したため、緊急ピットインを強いられました。通常よりもタイムをロスしたため貴重なポイントを失ったことが悔やまれます。また、6位に入賞した100号車は細川選手の急病により、松浦孝亮選手がドライブすることになりました。SUPER GTでの経験が浅いながらも松浦選手も大変よくがんばり、また井出選手もよくバックアップしてくれた結果だと思います。今年はHondaのホームコースであるもてぎで最終戦を迎えます。ポイントの差はありますが最後の最後まであきらめずに優勝し、シリーズタイトル獲得を目指します。皆様からのご声援をお願いします」
ラルフ・ファーマン選手(4位 #8 ARTA NSX)
 「ウエイトハンデの影響もあって我慢のレースになりました。序盤はあせらずに落ち着いてタイヤを消費しないように走りました。そして、中盤から徐々にペースを上げて作戦通りの展開になったのですが、GT300クラスとの接触で左フロントタイヤとホイールにダメージを負ってしまい、ペースを落としたままピットへ戻りました。この大きなタイムロスは本当に残念でした。でも、伊沢選手がすばらしい走りで4位を獲得してくれたことは最終戦に向けて大きなポイントになると思います。最終戦はゴールまであきらめずにチャンピオンを目指して全力を尽くします」
伊沢拓也選手(4位 #8 ARTA NSX)
 「決勝レースでのペースが大変よかったので、ラルフのスローパンクチャーが無ければと思うと残念です。自分自身も表彰台を目指し何度かアタックを試みましたが、抜けそうで抜けなかったのは、非常に悔しく思っています。ただ、シリーズタイトルの可能性が全くゼロになったわけではないので、最後までタイトルを目指してがんばります。最終戦のもてぎは、NSXの得意コースなので応援をお願いします」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス決勝記者会見

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GT500クラス優勝 PETRONAS TOM'S SC430
脇阪寿一
 「ふがいないレースが続いていたので緊張していました。今日は素晴らしいスタートでアンドレのレースでしたね。ライバルたちが早くピットに入ると思ってたので、40周くらい走るつもりでした。立川とのバトルは、タイヤのことしか考えていませんでした。同じクルマなので自分が厳しいところは相手も厳しいですし。最後は貯金をちょっとづづつかいながら、1号車とのギャップを考えて走りました。最終戦のもてぎはストップ&ゴーで好きなサーキットです。前後を走るクルマは今日と同じだと思うし、1号車を意識してレースをしたいと思います」
アンドレ・ロッテラー
 「スタートが非常によかったですね。2台を抜いてトップのリチャードとはサイドバイサイドまでいけるほどでした。その後、リチャードを抜けるチャンスはあったんですが、リスキーだったので2位をキープしていました。ピットインのタイミングとピット作業が素晴らしくてトップに立てたので、チームに感謝したいと思います。最終戦のもてぎは激しい争いになると思います。100%以上の走りをしてニスモとのバトルを制し、優勝しなければならないと思っています」
GT300クラス優勝 JIMGAINER ADVAN F430
田中哲也
 「今年、ジムゲイナーで設計・制作したマシンで今回は優勝したいと思っていました。ガライヤとアクシオが速かったですが、彼らはタイヤがたれると思っていたので、タイヤマネジメントをして後ろに付いていました。2台を抜いてからは500のクルマにぶつけられてスピンしましたが、戻ってもまだトップが見えていたのでなんとかなるんじゃないかと思いました。ロングランでの状態は良かったんですが、平中選手のスティントが長くて心配していました。もっと楽に渡すつもりだったのに迷惑をかけてしまいましたね。ストレートで一度やばいことがありましたが、それ以外は安心して見ていました。チャンピオンシップのポイントも近づいてきたので、最終戦は優勝を目指して戦います」
平中克幸組
 「今年は何回か優勝できそうなレースがあったのに、いろんなことでできなかったので今回優勝できてうれしいです。トップでドライバー交代できると思っていたのに哲也さんが500クラスのクルマに当てられて、その時点であきらめていました。その後、3番手と聞いて、それが2番手となり、トップの織戸さんを抜こうとタイヤのことを考えずにプッシュしました。でも抜けなかったのでミスを待っていたら、ちょうど100Rで失速してくれて500クラスのクルマもタイミング良くきてくれ、それで抜けたのでホッとしました。ノーウエートでガチンコ勝負の最終戦は優勝を目指して頑張ります」
まとめ: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス決勝 GT500はPETRONAS TOM'S SC430が、GT300はJIMGAINER ADVAN F430が今季ともに初優勝!

 オートバックスSUPER GT第8戦SUPER GT in KYUSHU 300kmは18日、大分県のオートポリスで65周の決勝を行い、GT500クラスはPETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)が、GT300クラスはJIMGAINER ADVAN F430(田中哲也/平中克幸組)が優勝した。

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 午前中、雲に覆われていたオートポリス上空も午後になると雲の晴れ間から太陽も顔を出すようになり、風は冷たいものの気温も上がり気味になってきた。

 14時定刻、全車グリッドに着きフォーメーションラップが始まった。1周を回ってローリングスタートが切られる。

素晴らしいスタートを切ったのは予選4位のPETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)のロッテラー。アウトからMOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)のトレルイエ、IMPULカルソニックGT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)の松田をパスしポールスタートのZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)のライアンに並びかけるが抜けず、それでも一気に2位まで上がってきた。GT-R松田は3位に落ち、4位にGT-Rトレルイエが着ける。5位にはARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)のファーマンが、6位にはENEOS SC430(伊藤大輔/ビヨン・ビルドハイム組)のビルドハイム。

 トップ、SCライアンと2位SCロッテラーは、激しい争いを繰り広げる。コーナーで並びかけるもロッテラーはなかなかライアンを攻略できない。この争いは序盤から29周目まで続き、なんとこの周終わりで両者同時にピットイン。

 タイヤ交換、給油作業、ドライバー交換を素早く終えたのはTOM'Sの方だった。代ったSC脇阪が前に出、続いてピットアウトし代ったSC立川は、先にピットインしてドライバーチェンジを行っていたGT-R本山にも前に出られ3位に落ちた。

 しかし、SC立川は32周目の1コーナーでGT-R本山を捉え2位まで順位を回復。その後、トップを走るSC脇阪を追い詰め背後まで迫るが、レクサス勢の争いを避けたのかこのままの順位でレースは推移。

 ところがレース終盤、CERUMOにピット作業違反が科されることになり、競技結果に30秒加算のペナルティが加算されることになった。これでトップを走るSC脇阪は安泰。このまま逃げ切り今季初優勝を飾った。

 SC立川はその後、トップのSC脇阪と接触。リアカウルを破損したためピットインしてレースを終えた。

 代って2位に入ったのはGT-R本山。ポイント15点を追加、ポイントリーダーを守りチャンピオンにさらに近づいた。

 HIS ADVAN KONDO GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治組)は、序盤荒が中段でレースを始めるが、オリベイラにチェンジしてからは後半、次々と背後から迫るNSX伊沢、ROCKSTAR童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)の小暮の追撃を退け僅差で3位に入賞した。

 GT300クラスは予選2位のCOROLLA Axio apr GT(井口卓人/国本雄資組)の井口が好スタート。ポールスタート、ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)の新田と併走しながら1コーナーを抜けるがパスするに至らず、2位のまま。3位にJIMGAINER ADVAN F430(田中哲也/平中克幸組)の田中、4位に#2アップル・K-one・紫電(加藤寛規/吉本大樹組)の加藤が、5位にダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢組)の藤井が、6位にUP STARTタイサンポルシェ(阿部翼/筒井克彦組)の阿部が着けた。

 Garaiya新田とAxio井口がテールトゥノーズの争いでレースをリード。しかし、相次ぐライバルの脱落などで、ひたひたと上位に忍び寄ってきたのはウェッズスポーツIS350(織戸学/片岡龍也組)。多くのチームがルーティンのピットイン/アウトを終えると2位のF430平中の前に出て、ついにトップに立った。

 IS織戸とF430平中は終盤にかけて激しくトップ争いを展開。しかし53周目、ついにF430平中がIS織戸をパスしてトップに立った。平中はその後もトップを明け渡すことなく今季初勝利を飾った。

 IS織戸はその後スピンして3位でレースを終える。2位にはM7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼組)が入った。

 最終第9戦は11月8日ツインリンクもてぎで開催さえる。ウェイトハンディ無し、250kmのスプリントレースで両クラスのシリーズチャンピオンが決することになる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス決勝結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2009/10/18) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
1500136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS53651:57'37.259
250021MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS63652.910
3500324HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH376536.242
450048ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS536536.430
5500518ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS436537.968
65006100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
松浦 孝亮
BS216538.656
7500735KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS386550.038
850083HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI46651'42.045
9500932EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL11641Lap
10500106ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS26641Lap
11300111JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
平中 克幸
YH51614Laps
1230027M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH52614Laps
13300319ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH63605Laps
14300443ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI63605Laps
15300531avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾 恭輔
YH12605Laps
1630065マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH4605Laps
17300774COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口卓人
国本 雄資
MI22605Laps
18300846エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH55605Laps
19300926UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
阿部 翼
筒井 克彦
YH14605Laps
205001138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS41596Laps
2130010808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
番場 琢
田ヶ原 章蔵
YH596Laps
223001166triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH17596Laps
233001288triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH2596Laps
243001352KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH9596Laps
2530014112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
アーロン・カラッティ
澤圭太
KH596Laps
2630015666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH596Laps
275001239DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL21587Laps
28300162アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本大樹
YH63569Laps
293001787giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH5411Laps
303001881ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行
藤井誠暢
YH515411Laps
313001910JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH25114Laps
---- 以上規定周回数(GT500:45Laps / GT300:42Laps)完走 ----
-500-12IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS322936Laps
-500-17KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS40164Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.38 ZENT CERUMO SC430 (リチャード・ライアン) 1'44.842
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.74 COROLLA Axio apr GT (国本 雄資) 1'53.802
  • CarNo.35は、2009 SUPER GT Sporting Regulations 第30条1.違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.38は、2009 SUPER GT Sporting Regulations 第34条 違反により、第47条を適用し競技結果に対して30秒を加算する。
  • CarNo.52は、2009 SUPER GT Sporting Regulations 第30条1.違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.66は、2009 SUPER GT Sporting Regulations 第30条1.違反により、第47条を適用し競技結果に対して30秒を加算する。

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリススターティンググリッド/スタートドライバー

■GT500 Class
 1
38 ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路 / *リチャード・ライアン
BS 41
*1'41.609

 2
12 IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
*松田 次生 / セバスチャン・フィリップ
BS 32
*1'41.646

 3
1 MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲 / *ブノワ・トレルイエ
BS 63
*1'41.724

 4
36 PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一 / *アンドレ・ロッテラー
BS 53
*1'41.749

 5
6 ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔 / *ビヨン・ビルドハイム
BS 26
*1'41.817

 6
8 ARTA NSX
HONDA NSX
*ラルフ・ファーマン / 伊沢 拓也
BS 53
*1'41.893

 7
100 RAYBRIG NSX
HONDA NSX
*井出 有冶 / 松浦 孝亮
BS 21
*1'42.130

 8
35 KRAFT SC430
LEXUS SC430
*石浦 宏明 / 大嶋 和也
BS 38
*1'42.405

 9
3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
*ロニー・クインタレッリ / 安田 裕信
MI 46
1'43.049

10
18 ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
*道上 龍 / 小暮 卓史
BS 43
1'43.096

11
24 HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / *荒 聖治
YH 37
1'43.375

12
17 KEIHIN NSX
HONDA NSX
*金石 年弘 / 塚越 広大
BS 40
1'43.782

13
39 DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
*アンドレ・クート / 平手 晃平
DL 21
1'44.141

14
*32 EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル / *中山 友貴
DL 11
1'44.415



■GT300 Class
 1
43 ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
*新田 守男 / 高木 真一
MI 63
*1'51.007

 2
74 COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
*井口 卓人 / 国本 雄資
MI 22
*1'51.204

 3
11 JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
*田中 哲也 / 平中 克幸
YH 51
*1'51.421

 4
2 アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
*加藤 寛規 / 吉本 大樹
YH 63
*1'51.552

 5
81 ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行 / *藤井 誠暢
YH 51
*1'51.676

 6
46 エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
*星野 一樹 / 柳田 真孝
YH 55
*1'51.747

 7
7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
*谷口 信輝 / 折目 遼
YH 52
*1'52.446

 8
19 ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学 / *片岡 龍也
YH 63
*1'52.564

 9
26 UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
*阿部 翼 / 筒井 克彦
YH 14
1'53.107

10
87 giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
*井入 宏之 / 和田 久
YH
1'53.665

11
808 初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
*番場 琢 / 田ヶ原 章蔵
YH
1'53.728

12
66 triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
*山西 康司 / 余郷 敦
YH 17
1'53.987

13
88 triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
*松田 秀士 / 坂本 祐也
YH 2
1'54.024

14
31 avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
*坂本 雄也 / 峰尾 恭輔
YH 12
1'54.250

15
112 石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
*アーロン・カラッティ / 澤 圭太
KH
1'54.354

16
5 マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
*玉中 哲二 / 赤鮫 オヤジ
YH 4
1'54.400

17
52 KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
*佐々木 孝太 / 関口 雄飛
KH 9
1'54.720

18
10 JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
*植田 正幸 / 川口 正敬
YH 2
1'55.105

19
*666 FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟 / *山下 潤一郎
KH
1'57.351



  • ドライバー名の'*'はスタートドライバーを、タイムの'*'はスターティングドライバーを表す。
  • CarNo.32は、2009 SUPER GT Sporting Regulation第12条9.(GT500使用エンジンの制限)により、スターティンググリッドを10番降格とする。
  • 大会審査委員会は、フリー走行の結果により、CarNo.666の決勝レース出走を認め、最後尾グリッドとする。

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリスフリー走行 GT500はIMPULカルソニックGT-R、GT300はエスロードMOLA Zがトップタイム

 オートバックスSUPER GT第8戦SUPER GT in KYUSHU 300kmは18日、大分県のオートポリスで午後の決勝を睨んだフリー走行を行い、GT500クラスはIMPULカルソニックGT-R(星野一樹/柳田真孝組)が、GT300クラスはエスロードMOLA Z(星野一樹/柳田真孝組)がトップタイムを記録した。

gt_r08_f_12 gt_r08_f_46

 18日、決勝日を迎えたオートポリスは朝から曇り。気温16度と昨日の予選に比べても肌寒い気候となった。8時30分、予定どおり30分間のフリー走行が行われた。

 このセッションでトップタイムをマークしたのは、IMPULカルソニックGT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)でタイムは1分43秒773と2位以下を0.5秒以上ちぎって見せた。2位には目下ポイントリーダーのMOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が入り、連覇に向けて視界良好だ。3位にはポールシッターのZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)が着け、昨日の予選トップ3が上位に顔を出した。決勝レースもこの3台が序盤レースを引っ張って展開するものと思われる。

 GT300のトップタイムは、エスロードMOLA Z(星野一樹/柳田真孝組)。こちらはこのレースで優勝すれば一気にチャンピオン戦線に名乗りを上げることができ、仕上がりも上々のようだ。2位にはM7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼組)が着け、予選7位から虎視眈々と上位を伺う。3位は予選2位のCOROLLA Axio apr GT(井口卓人/国本雄資組)。チャンピオンシップ戦線からは外れてしまったが、ニューマシンの成熟もすすみここらで上位入賞を果たしたいところだ。

 決勝レースは本日18日、14時より65周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリスフリー走行結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2009/10/18) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500112IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS321'43.733-162.209
250021MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS631'44.256 0.523161.395
3500338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS411'44.625 0.892160.826
450043HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI461'44.787 1.054160.577
550056ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS261'45.112 1.379160.081
6500635KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS381'45.137 1.404160.043
7500739DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL211'45.237 1.504159.891
8500836PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS531'45.382 1.649159.671
9500924HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH371'45.391 1.658159.657
105001018ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS431'45.836 2.103158.986
11500118ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS531'45.859 2.126158.951
1250012100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
松浦 孝亮
BS211'46.295 2.562158.299
135001317KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS401'46.395 2.662158.150
145001432EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL111'48.134 4.401155.607
15300146エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH551'53.613 9.880148.103
1630027M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH521'53.704 9.971147.984
17300374COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口卓人
国本 雄資
MI221'53.721 9.988147.962
18300487giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田 久
YH1'53.78910.056147.874
19300511JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
平中 克幸
YH511'54.02810.295147.564
20300626UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
阿部 翼
筒井 克彦
YH141'54.07910.346147.498
21300781ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木孝行
藤井 誠暢
YH511'54.22010.487147.316
2230082アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH631'54.32910.596147.175
23300966triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
YH171'54.33510.602147.168
243001043ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI631'54.36310.630147.132
253001131avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾恭輔
YH121'54.56710.834146.870
263001219ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH631'54.70310.970146.695
273001352KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH91'55.25811.525145.989
28300145マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH41'55.38911.656145.823
2930015808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
番場 琢
田ヶ原 章蔵
YH1'55.41011.677145.797
303001688triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH21'55.83012.097145.268
3130017112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
アーロン・カラッティ
澤圭太
KH1'56.55412.821144.366
323001810JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH21'56.59912.866144.310
3330019666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH1'58.88115.148141.540

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選 IMPUL カルソニック GT-Rがフロントローを獲得! (NISMO)

GT-Rは2台がスーパーラップに進出

 SUPER GTもいよいよ大詰め、第8戦の舞台は阿蘇外輪山の大分・オートポリス。17日朝の練習走行は気温16℃で始まったが、雲が多く風も強く気温よりも寒く感じられた。GT-Rは今回と最終戦用に空力を改善。外観でもフロントバンパー両サイドとフロントタイヤ後方のエアアウトレットの形状が変更され、コーナリングスピードの向上が図られた。

 予選1回目は気温17℃、路面温度20℃と低いまま。最初の30分間の混走枠で、1分42秒938のトップタイムをマークしたのが「IMPULカルソニック GT-R」(#12松田次生/セバスチャン・フィリップ)で、「MOTUL AUTECH GT-R」(#1本山哲/ブノワ・トレルイエ)はトレルイエが片輪をコースから落としながらアグレッシブな走りで3位、「HASEMI TOMICA EBBRO GT-R」(#3ロニー・クインタレッリ/安田裕信)は5位とまずまずのポジションにつけた。GT500の専有走行枠は、開始6分 で「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)のオリベイラが1分43秒375で3位につけるが、タイムを更新していく車両が増えてポジションダウン。結果的には11位でスーパーラップ進出を逃すことになった。終了間際に#1 GT-Rのトレルイエが1分42秒432で6位、#12 GT-Rの松田が1分42秒179で3位となりスーパーラップ進出を決定。しかし#3 GT-Rのクインタレッリは最後に1分43秒049までタイムアップを果たしたが、9位にとどまり惜しくもスーパーラップ進出を逃した。

 15時10分、時おり日が差す曇天のなかGT500のスーパーラップが始まった。3番目にコースインした#1 GT-Rのトレルイエは中間区間のセクター2でそれまでの2台のタイムを更新するとそのまま1分41秒724のトップタイムをマーク。「チャンピオンシップのことを考えるとリスクは避けたかったので1コーナーは少し安全に行きました」とトレルイエ。

 その後の2台はトレルイエのタイムを更新できず、6番目に#12 GT-Rの松田がコースインした。しかしその周回の第2ヘアピンでスピン。「タイヤが温まらないうちにアクセルを踏み過ぎました。ポールポジションを狙っていたんですが」と松田。予選の手順には問題がなくそのままアタックに入った松田は、トレルイエのタイムを更新する1分41秒609をマーク。しかしその後に#38 SC430がこのタイムを更新し、#12 GT-Rは2位でフロントローを獲得。#1 GT-Rは3位と予選1回目から3つポジションを上げて、シリーズ2連覇に向けて好位置を獲得した。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html
Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選総合結果

■GT500 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2009/10/17) Total Qualify GT500 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS411'42.1561'41.609165.600
212IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS321'42.1791'41.646165.539
31MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS631'42.6351'41.724165.412
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS531'42.4321'41.749165.372
56ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS261'41.7271'41.817165.261
68ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS531'42.9651'41.893165.138
7100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
松浦 孝亮
BS211'42.7181'42.130164.755
835KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS381'42.2611'42.405164.312
93HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI461'43.049163.285
1018ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS431'43.096163.211
1124HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH371'43.375162.770
1217KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS401'43.782162.132
1339DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL211'44.141161.573
1432EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL111'44.415161.149
--- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 1'49.162)----
■GT300 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2009/10/17) Total Qualify GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
143ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI631'52.3121'51.007151.580
274COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI221'52.9721'51.204151.311
311JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH511'52.8311'51.421151.016
42アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本大樹
YH631'52.7181'51.552150.839
581ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行
藤井誠暢
YH511'52.3801'51.676150.672
646エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田真孝
YH551'52.5181'51.747150.576
77M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目遼
YH521'52.9801'52.446149.640
819ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH631'52.6571'52.564149.483
9*26UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
阿部 翼
筒井克彦
YH141'53.107148.765
1087giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH1'53.665148.035
11808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
番場 琢
田ヶ原 章蔵
YH1'53.728147.953
1266triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH171'53.987147.617
1388triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH21'54.024147.569
1431avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾恭輔
YH121'54.250147.277
15112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
アーロン・カラッティ
澤圭太
KH1'54.354147.143
165マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH41'54.400147.084
1752KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH91'54.720146.674
1810JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH21'55.105146.183
--- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 2'00.271)----
-666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH1'57.351143.385
  • CarNo.26は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章2.1(ピットレーンスピード制限)違反により、罰金2万円を課す。
  • CarNo.26は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章2.1(ピットレーンスピード制限)違反により、訓戒処分及び罰金2万円を課す。

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス 両クラスポールシッターのコメント

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GT500クラスポールシッター ZENT CERUMO SC
立川祐路
 「15回目でポールポジション記録を更新しましたが、開幕以来、久々です。シーズン序盤は調子が良かったんですが、そのあと調子を崩して辛い中盤戦を送っていました。ここに来る前、だめだった原因がわかり、その結果ポールを取れたので嬉しいです。だめだった原因は秘密ですが、解消された原因にあわせてフリー走行からクルマを作りました。フリー走行はバンピーで決まってなくて、スーパーラップでもミスがあったけど、予選までにがんばってクルマを作ってくれたチームに感謝しています。あしたはチャンピオンシップを考えても厳しい状態で、ここに来る前から優勝しか考えていませんでした。ポイント差もあり、勝たなければもうアウトだと思っています。今日一番前に並べたので最後の大逆転にのぞみをつなぐためにも勝ちます」
リチャード・ライアン
 「今日一日を振り返ってみると午前中は難しい状況でした。立川さんが戻ってきたときは、みんな悩んでいましたが、チームの加藤さんや立川さんがクルマのセッティングを考えてくれて、午前中のことを考えるとポールポジションが取れて良かったです。スーパーラップ中は寝てました(笑)。冗談です。ちゃんと見ていましたよ。実は私服で見ていてポールポジションが取れればレーシングスーツに着替えようと思っていました。立川さんはぼく以上に緊張していたと思います。ポールポジションからのスタートでアドバンテージがあるし、クルマの調子はいいので2位や3位じゃなく1位しか考えていません」
GT300クラスポールシッター ARTA Garaiya
新田守男
 「朝からクルマを作っていましたが、よそもアンダーステアのチームが多かったので、最後のスーパーラップに合わせて、第3セクターでのパフォーマンスを上げるようにオーバーにセッティングしました。そこが他のクルマより良かったので、真一の走りを見ながらぼくらの考えがうまくいったと安心していました。ポールを取れたのであしたは優位に戦えるだろうと周りの期待感がぼくたち以上に高まっていますが、楽観視はしていません。短い時間でセットアップを進め、クラッシュとかポイントを取れない状況を避けながらライバルの前でチェッカーを受けたいです」
高木真一
 「嬉しいです。いつもは緊張しない方ですが、あと2戦で最終戦のもてぎがガライヤが得意じゃないコースなので一番前で予選を終えたいと思っていました。朝も1回目の予選も新田さんが乗って一番だったので、一番を取らなければと緊張しました。午前中からタイヤのセットアップをしていますが、詰まってない部分もあるので、あしたは厳しいかも知れません。ただ、一番前でいろんな作戦を立てられるので1位とはいいませんが、表彰台には確実に登りたいと思います。チャンピオンシップを争うライバルの前でゴールしたいですね」
まとめ: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリススーパーラップ GT500はZENT CERUMO SCが、GT300はARTA GaraiyaがPP!

 オートバックスSUPER GT第8戦SUPER GT in KYUSHU 300kmは17日、大分県のオートポリスでスーパーラップ方式の公式予選を行い、GT500クラスはZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)の立川が1分41秒609で、GT300クラスはARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)の高木が1分51秒007でポールポジションを獲得した。

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 スーパーラップ方式の公式予選は、赤旗中断の影響もなく予定通り14時35分よりGT300クラスから開始された。日差しも弱まりオートポリス上空は薄雲が広がっている。

■GT300クラス

 まずは予選クラス8位M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7の谷口信輝から。タイムは1分53秒446でこれがこの後アタックするドライバーのターゲットタイムとなる。

 2番手登場は予選7位のCOROLLA Axio apr GTの井口卓人。地元出身の井口は得意のこのオートポリスをうまくまとめ上げタイムは1分51秒204。なんと谷口のタイムを1秒2上回ってみせた。

 この井口のスーパーラップはなかなか破られない。3番手JIMGAINER ADVAN F430の田中哲也が1分51秒421、4番手アップル・K-one・紫電の加藤寛規が1分51秒552、5番手ウェッズスポーツIS350の織戸学が1分52秒564、6番手ダイシンアドバンFerrariの青木孝行が1分51秒676といずれも井口の後塵を拝した。

 いよいよ最後に登場は暫定ポールARTA Garaiyaの高木真一。高木はセクター1で井口のタイムを上回れず。そしてセクター2でも井口に届かない。井口のポールポジションが確定したと思われたが、コントロールラインを横切った高木のタイムは何と1分51秒007。最終セクターで井口を逆転しポールポジションをもぎ取った。

 この結果、GT300クラスのポールポジションはARTA Garaiya、2位COROLLA Axio apr GT、3位JIMGAINER ADVAN F430、4位アップル・K-one・紫電、5位ダイシンアドバンFerrari、6位エスロードMOLA Z、7位M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7、8位ウェッズスポーツIS350となった。

■GT500クラス

 GT500クラスは予選8位のARTA NSXラルフ・ファーマンから。タイムは1分41秒893。2番手RAYBRIG NSXの井出有冶は、1分42秒130とファーマンを上回れず。

 3番手登場MOTUL AUTECH GT-Rブノワ・トレルイエは、いつもながらのアグレッシブな走りで1分41秒724とこの時点でのトップに躍り出た。4番手PETRONAS TOM'S SC430のアンドレ・ロッテラーは、1分41秒749と僅差でトレルイエのタイムに届かず、この時点で2位。

 5番手登場KRAFT SC430の大嶋和也は、アタック中にブレーキングミス。タイムは1分42秒405と最下位に沈んだ。6番手IMPULカルソニックGT-Rの松田次生は何とウォーミングアップラン中にスピン。リズムを崩してタイムをまとめられないと思われたが1分41秒646でこの時点でのトップに躍り出た。

 のこり2台。ZENT CERUMO SC430の立川祐路はSUPER GT最多ポール保持者に恥じない素晴らしい走りを披露。1分41秒609と松田のタイムを僅差で上回り、この時点でトップ。最悪でもフロントローを確定した。

 最後に登場はENEOS SC430の伊藤大輔。公式練習、予選1回目に続き圧倒的スピードでポールをものにすると思われたが、セクター1で立川のタイムに0.051秒、セクター2で0.124秒と遅れを取り、コントロールラインを横切ると1分41秒807。自身予選で出した暫定ポールタイムにも及ばす5位と下位に沈んでしまった。

 この結果、GT500のポールポジションはZENT CERUMO SC430、2位IMPULカルソニックGT-R、3位MOTUL AUTECH GT-R、4位PETRONAS TOM'S SC430、5位ENEOS SC430、6位ARTA NSX、7位RAYBRIG NSX、8位KRAFT SC430となっている。

 決勝は明日18日、14時より65周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリスGT500クラススーパーラップ結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2009/10/17) Super Lap GT500 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS411'41.609--165.600
212IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS321'41.646 0.037 0.037165.539
31MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS631'41.724 0.115 0.078165.412
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS531'41.749 0.140 0.025165.372
56ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS261'41.817 0.208 0.068165.261
68ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS531'41.893 0.284 0.076165.138
7100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
松浦 孝亮
BS211'42.130 0.521 0.237164.755
835KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS381'42.405 0.796 0.275164.312

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリスGT300クラススーパーラップ結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2009/10/17) Super Lap GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
143ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI631'51.007--151.580
274COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI221'51.204 0.197 0.197151.311
311JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH511'51.421 0.414 0.217151.016
42アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本大樹
YH631'51.552 0.545 0.131150.839
581ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行
藤井誠暢
YH511'51.676 0.669 0.124150.672
646エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田真孝
YH551'51.747 0.740 0.071150.576
77M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目遼
YH521'52.446 1.439 0.699149.640
819ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH631'52.564 1.557 0.118149.483

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選1回目 GT500はENEOS SCが、GT300はARTA Garaiyaが暫定PP!

 オートバックスSUPER GT第8戦SUPER GT in KYUSHU 300kmは17日、大分県のオートポリスで公式予選1回目を行い、GT500クラスはENEOS SC430(伊藤大輔/ビヨン・ビルドハイム組)の伊藤が1分41秒727で、GT300クラスはARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)の新田が1分52秒312で暫定ポールポジションを獲得した。

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 午前中、曇が垂れ込めていたオートポリス上空も、公式予選1回目が始まる午後には空も明るくなり、日も差すようになってきた。気温も上がり気味。12時40分より、両クラス混走30分、GT300クラス占有10分、GT500クラス占有10分の予定でセッションが始まった。

 まずは両クラス混走から。このセッションでは両クラスとも2人のドライバーが基準タイムを満たすためにだけ走行するものと思われる。

 30分間の混走終了時で500クラスのトップはIMPULカルソニックGT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)、2位PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)、3位IMPULカルソニックGT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)の順。300クラスは、トップM7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼組)、2位ウェッズスポーツIS350(織戸学/片岡龍也組)、3位JIMGAINER ADVAN F430(田中哲也/平中克幸組)となっているがこの後の占有走行で本格的なタイムアタックが開始される。

 13時30分300クラス10分間のの占有が始まった。まずは、ダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢組)の青木が1分52秒435がトップに立つ。しかし予選中盤にはARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)の新田が1分52秒592のタイムを出すとさらに52秒312まで詰めついにトップに立った。青木は52秒380までタイムアップしたが及ばず、ARTA Garaiyaの暫定ポールが確定した。2位にはダイシンアドバンFerrari。

 300クラス占有終了直前には予選終盤にはJIMGAINER ADVAN F360(植田正幸/川口正敬組)がコースアウトし、マシン回収のため赤旗でこのセッションは終了となった。

 3位にはエスロードMOLA Z(星野一樹/柳田真孝組)が1分52秒518で入り、以下4位ウェッズスポーツIS350(織戸学/片岡龍也組)、5位アップル・K-one・紫電(加藤寛規/吉本大樹組)、6位JIMGAINER ADVAN F430(田中哲也/平中克幸組)、7位COROLLA Axio apr GT(井口卓人/国本雄資組)、8位M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7とここまでがスーパーラップ進出を果たした。

 300クラス占有時の赤旗で遅れて始まった500クラス占有はめまぐるしくトップが代った。まずは、RAYBRIG NSX(井出有冶/松浦孝亮組)の井出がIMPULカルソニックGT-Rのタイムを上回りトップに立つと、KRAFT SC430(石浦宏明/大嶋和也組)の大嶋がこれを逆転。しかしついに真打ちが登場、ENEOS SC430(伊藤大輔/ビヨン・ビルドハイム組)が1分41秒727に絶対的なタイムでこれを難なく上回って見せ、暫定ポールポジションを獲得した。

 2位にはZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)が上がり、カルソニックインパルZは3位に落ちた。以下、4位KRAFT SC430、5位PETRONAS TOM'S SC430、6位MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)、7位RAYBRIG NSX、8位ARTA NSXと続きここまでがスーパーラップ進出となった。

 スーパーラップはこの後、14時35分よりGT300クラスから開始される。注目は、公式練習、予選1回目と2位以下をぶっちぎってトップタイムを記録したルマン(ENEOS SC)久々のポールポジション獲得なるかだ。また、伊藤大輔のトヨタ移籍後初のPPにも注目だ。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式予選1回目結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2009/10/17) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
150016ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS261'41.727-165.407
2500238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS411'42.156 0.429164.713
3500312IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS321'42.179 0.452164.676
4500435KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS381'42.261 0.534164.544
5500536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS531'42.432 0.705164.269
650061MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS631'42.635 0.908163.944
75007100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
松浦 孝亮
BS211'42.718 0.991163.812
850088ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS531'42.965 1.238163.419
950093HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI461'43.049 1.322163.285
105001018ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS431'43.096 1.369163.211
115001124HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH371'43.375 1.648162.770
125001217KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS401'43.782 2.055162.132
135001339DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL211'44.141 2.414161.573
145001432EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL111'44.415 2.688161.149
15300143ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI631'52.31210.585149.818
16300281ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木孝行
藤井 誠暢
YH511'52.38010.653149.728
17300346エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH551'52.51810.791149.544
18300419ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH631'52.65710.930149.360
1930052アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH631'52.71810.991149.279
20300611JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
平中 克幸
YH511'52.83111.104149.129
21300774COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口卓人
国本 雄資
MI221'52.97211.245148.943
2230087M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH521'52.98011.253148.933
233009*26UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
阿部 翼
筒井 克彦
YH141'53.10711.380148.765
243001087giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH1'53.66511.938148.035
2530011808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
番場 琢
田ヶ原 章蔵
YH1'53.72812.001147.953
263001266triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH171'53.98712.260147.617
273001388triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH21'54.02412.297147.569
283001431avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾恭輔
YH121'54.25012.523147.277
2930015112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
アーロン・カラッティ
澤圭太
KH1'54.35412.627147.143
30300165マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH41'54.40012.673147.084
313001752KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH91'54.72012.993146.674
323001810JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH21'55.10513.378146.183
--- 以上予選通過(基準タイム[107%]: GT500 1'49.162 / GT300 2'00.271)----
-300-666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH1'57.35115.624143.385
  • 各クラス上位8台はスーパーラップ選抜車両
  • 赤旗中断時間: 13;19'52~13:29'00(9分8秒)/赤旗中断により500ボードの提示が9分間遅延した。
  • CarNo.26は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章2.1(ピットレーンスピード制限)違反により、罰金2万円を課す。
  • CarNo.26は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章2.1(ピットレーンスピード制限)違反により、訓戒処分及び罰金2万円を課す。

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス公式練習 GT500はENEOS SCの伊藤大輔、GT300はARTA Garaiyaの新田がトップタイム!

 オートバックスSUPER GT第8戦SUPER GT in KYUSHU 300kmは17日、大分県のオートポリスで公式練習を行い、ENEOS SC430(伊藤大輔/ビヨン・ビルドハイム組)の伊藤が1分42秒327でトップタイムを記録した。GT300クラスは同点でポイントリーダーに並んでいるARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)の新田がトップタイムを記録し、好調な滑り出しとなった。

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 九州でのSUPER GTは99年に行われたエキシビジョンのオールスターレースをのぞくと前身の全日本GT選手権時代を含め03年から始まった公式戦は今年で7年目。しかし、再来年からの再開に向けての動きはあるももの、来年は開催されないことが決定しているため九州のレースファンを魅了し続けたこのシリーズもこの7年目でいったん終了となる。

 公式練習は定刻9時5分より1時間45分間にわたり行われた。オートポリス上空は朝方日も出ていたが、走行開始時には雲も厚くなり小雨も落ちてきた。このためウェット宣言が出されたが、公式練習は終始ドライコンディションで行われた。

 開始早々、練習では常に上位に顔を出すENEOS SC430(伊藤大輔/ビヨン・ビルドハイム組)の伊藤が1分42秒572でトップに立つ。練習終了まで誰もこのタイムを上回ることなく、伊藤は終盤にタイムをさらに42秒327まで詰め、2位以下を0.5秒以上離してこのセッションをトップタイムで締めくくった。

 2位にはIMPULカルソニックGT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)の松田が1分42秒942で着けていたが、中盤、42秒878でランキング4位に着けるPETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)のロッテラーが逆転。3位には松田が入った。

 ポイントリーダーのMOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)はチャンピオンにはなれないもののトレルイエが43秒845と8位につけたがマシンの仕上がりは今ひとつの模様。

 ランキング3位のARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)はファーマンが1分43秒737で7位に着けている。

 GT300クラスはポイントリーダーで並ぶARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)の新田が1分53秒087と開始早々に出したタイムを誰も上回ることなくそのままトップでセッションを終えた。2位にはJIMGAINER ADVAN F430(田中哲也/平中克幸組)の田中が1分53秒087で、M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼組)の谷口が1分53秒236で3位に付けている。

 この後、公式予選が12時40分から50分間。スーパーラップが14時35分から公式予選結果による各クラス上位8台で争われる。

Tex: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス練習走行結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2009/10/17) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
150016ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS261'42.327-164.438
2500236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS531'42.878 0.551163.557
3500312IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS321'42.903 0.576163.517
4500435KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS381'43.229 0.902163.001
5500538ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS411'43.482 1.155162.602
6500618ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS431'43.492 1.165162.586
750078ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS531'43.737 1.410162.202
850081MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS631'43.845 1.518162.034
9500924HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH371'43.982 1.655161.820
1050010100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
松浦 孝亮
BS211'44.144 1.817161.569
11500113HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI461'44.674 2.347160.751
125001217KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS401'44.729 2.402160.666
135001332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL111'45.553 3.226159.412
145001439DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL211'45.594 3.267159.350
15300143ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI631'53.08710.760148.792
16300211JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
平中 克幸
YH511'53.16410.837148.690
1730037M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH521'53.23610.909148.596
1830045マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH41'53.25510.928148.571
19300574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口卓人
国本 雄資
MI221'53.40911.082148.369
20300646エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH551'53.56011.233148.172
2130072アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH631'53.58211.255148.143
22300819ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH631'53.77511.448147.892
23300987giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田 久
YH1'53.83411.507147.815
243001081ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行
藤井誠暢
YH511'54.16911.842147.382
253001131avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾恭輔
YH121'54.31111.984147.198
263001226UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
阿部 翼
筒井克彦
YH141'54.45512.128147.013
2730013112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
アーロン・カラッティ
澤圭太
KH1'54.81612.489146.551
2830014808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
番場 琢
田ヶ原 章蔵
YH1'54.90212.575146.441
2930015*66triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH171'55.17412.847146.095
303001688triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH21'55.28012.953145.961
313001710JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH21'55.33613.009145.890
323001852KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH91'55.38213.055145.832
3330019666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH1'56.70214.375144.183
  • CarNo.66は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章2.1(ピットレーンスピード制限)違反により、罰金2万円を課す。

SUPER GT

吉本大樹プレスリリース SGT第8戦(オートポリス)プレビュー

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【吉本大樹 SGT第8戦(オートポリス)プレビュー】
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【残り2戦!タイトル争いは天王山、オートポリスラウンドへ】
CALY64OX.jpg
毎年接戦が繰り広げられるスーパーGTシリーズとしても、近年稀に見る大接戦となっている今年のシリーズタイトル争い。その混戦の中、開幕3戦での出遅れを取り戻し、現在ドライバーズランキングで加藤選手が首位と同ポイントでの2位(吉本大樹は第2戦から出場のため単独4位)、チームランキングでもトップから2pt差の3位につけているカーズ東海ドリーム28&紫電。

シリーズは今回を含め残り2戦となり、いよいよタイトル争いも大詰めを迎えつつある。紫電としては、最終戦が行われる茂木が決して相性の良いサーキットとは言えない事もあり、悲願の王座獲得に向けてはこのオートポリスでの結果が非常に重要となってくると思われ、まさに今回のレースが一つの正念場となる。

現在紫電を含むチームランキングトップ3はいずれもミッドシップマシン、そして今回は3台が同じ重量のハンディウェイト(63kg)を積んでの戦いとなるが、紫電はこのハンディウェイト以外に特別性能調整分のウェイト(80kg)が搭載されている事に加え、それ以外にも、未だタイトル獲得の可能性を残す複数のチームもこのオートポリスでの優勝を狙っており、この第8戦ではタイトル獲得への生き残りを賭けた熾烈な戦いが展開される事が予想される。

逆にこのレースでの脱落はタイトル争いからの脱落にも繋がる可能性もあるが、この大一番で紫電がどのような戦いを見せるか。その走りに注目が集まる。

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【参戦概要】
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■ カテゴリー : 09'スーパーGTシリーズ第8戦(オートポリス)  
■ 開催日   : 2009年10月17日(土)(予選)、18日(日)(決勝)
■ チーム名  : カーズ東海ドリーム28
■ マシン : アップル・K-one・紫電 (Car No. 2)
■ ドライバー  : 加藤 寛規 選手 / 吉本 大樹

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【Time Schedule】
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【Saturday 17th October】
09:05-10:50 Free Practice
11:30-12:15 Pit Walk
12:40-13:10 Qualify(GT300&GT500)
13:10-13:20 Qualify(GT300)
13:20-13:30 Qualify(GT500)
14:35- Super Lap(GT300/GT500)
16:50-17:30 Kids Walk

【Sunday 18th October】
08:30-09:00 Free Practice
09:10-09:25 GTサファリ
10:45-11:30 Pit Walk
13:05- スタート進行
14:00- Final(65 Laps)

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【メディア】
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【TV放送予定】

■予選 10月17日 (土) 14:25~16:30 J sports 2(生放送)
■予選 10月17日 (土) 22:00~23:00 J sports ESPN
■予選 10月18日 (日) 12:30~13:30 J sports Plus
■決勝 10月18日 (日)13:30~17:00 J sports Plus(生放送)

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO アンドレ・ロッテラーが2戦連続の2位、平手晃平が3位に入り今季2度目の表彰台獲得 (TOYOTA)

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2戦連続の2位となったアンドレ・ロッテラー(#36)

 フォーミュラ・ニッポンの今季最終戦となる第8戦が9月 26日(土)、27日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。

 スポーツランドSUGOは宮城県の森の中に位置する、アップダウンの激しいテクニカルコースコースである。昨年の同大会ではトヨタエンジン搭載の松田次生が勝利を挙げている。

 全8戦で戦われてきた2009年シーズンも最終戦を迎えた。ドライバーズタイトルとチームタイトルは前戦オートポリスで決定してしまったが、ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)を含めたランキング2位争いは熾烈を極めており、また、TDPドライバーの大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S)がルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得の可能性を残して最終戦へ臨むこととなった。

 26日(土)午前中のフリー走行を経て、午後2時30分からノックアウト方式の予選が行われた。

 Q1ではTDPドライバーの平手晃平(ahead TEAM IMPUL)と、今大会がフォーミュラ・ニッポン100戦目となる立川祐路(CERUMO/INGING)が脱落。それぞれ12、13番手となった。

 10分間のインターバルを経て行われたQ2では、TDPドライバーの国本京佑(Team LeMans)が他車に阻まれタイムを出せず10番手。大嶋とトレルイエは1000分の1秒まで全く同タイムとなったが、規則により先にタイムをマークした大嶋が8番手でQ3へ進出。トレルイエは9番手となった。

 最終Q3セッションでは、Q1、Q2共にトヨタ勢最速タイムをマークしたTDPドライバー石浦宏明(Team LeMans)がトヨタエンジン搭載車最上位の2列目4番手を確保。これに松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)、大嶋、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がそれぞれ5、6、7番手で続き、グリッドが決定した。

 27日(日)の天候は曇り。スタート前の時点では、上空を黒い雲が覆い、時折小雨がぱらつくものの、路面を濡らすまでには至らないという微妙な状況となったが、全車スリックタイヤのまま午後2時半に決勝レース(62周)のスタートが切られた。

 好スタートを切った松田と石浦が第2コーナーで交錯しかけ、松田は後退。石浦は3番手につけたが、2周目に入るところで塚越広大(HFDP RACING)の先行を許し、4位で序盤戦へと突入。これにロッテラー、大嶋、松田が続く形となった。

 5、6周目あたりから小雨が降り始め、12周目に立川、13周目に大嶋がピットインしレインタイヤに交換。しかし、この時点ではまだレインタイヤの優位性は大きくなく、他のほとんどの車両はドライタイヤのままレースを続行した。

 2位の小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)のピットインにより3位にポジションを上げた石浦も、ドライタイヤのまま首位を追い上げ、三つ巴での激しいトップ争いを展開。

 徐々に路面が濡れ始め、滑る路面でのトップ争いの下、21周目に石浦がハーフスピン。追い上げてきていたロッテラーとトレルイエが石浦をかわして3-4位へ浮上。また、直後には首位を行くロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)もコースオフするなど、コンディションは更に悪化していった。

 この難コンディションに、上位勢も次々レインタイヤへと交換。そんな中ドライタイヤのままトップで粘る塚越を、やはりドライタイヤのロッテラーとトレルイエが行き詰まるような激しいサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げながら激しくプッシュ。しかし、レインタイヤに交換した後続のペースが速く、まもなくロッテラー、塚越もピットイン。

 これでドライタイヤのままトップに立ったトレルイエだったが、レインタイヤに替えたデュバル、ロッテラーのペースは圧倒的に速く、35周目にデュバル、38周目にはロッテラーにかわされてしまった。

 後方からは、22周目にレインタイヤに交換したあと、好ペースで順位を上げてきていた平手が、41周目にトレルイエをパスし、3位に浮上。更に上位2台を追った。

 しかし、上位3台は大きな差が付いており、順位変動には至らなかった。一方、後方では、ドライのまま必死に粘るトレルイエを後続勢が攻め、石浦、大嶋、松田、国本がトレルイエをパス。

 そのままの順位でチェッカーとなり、ロッテラーは2戦連続の2位。平手が開幕戦以来の3位表彰台を獲得。石浦は5位となった。大嶋は6位で3ポイントを獲得したが、ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得は成らなかった。7位に松田、8位に国本が入り、国本は初のポイント獲得を果たした。また、ロッテラーは今大会の結果、シリーズポイントでひとつ順位を上げ、2位のトレルイエと僅か1ポイント差のランキング3位となった。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Formula Nippon

FN:第8戦SUGO ロイック・デュバル選手 最終戦で今シーズン4勝目を飾り、塚越広大選手は4位入賞、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得 (HONDA)

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  • 決勝:2009年9月27日(日)
  • 会場:スポーツランドSUGO(3.704km)
  • 天候:予選/晴れ、決勝/曇りのち小雨
  • 気温:17℃(14:30時点)
  • 路面温度:22℃(14:30時点)
  • 決勝レース:62周(229.648km)
  • コースコンディション:決勝/ドライのちウエット
  • 観客:1万5500人(主催者発表)

 9月27日(日)、宮城県・スポーツランドSUGOにおいて2009年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第8戦の決勝レースが開催された。

 今大会でシーズン最終戦となるフォーミュラ・ニッポンは、第7戦で最終戦を待たずして#31 ロイック・デュバル選手(NAKAJIMA RACING)が初のドライバーズ・チャンピオン、NAKAJIMA RACINGが7年ぶりのチーム・チャンピオンを決めている。今大会はシリーズ2位の座を狙う#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)と、ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得の期待がかかる#10 塚越広大選手(HFDP RACING)に注目が集まった。

 秋晴れの26日(土)に行われたノックアウト方式による公式予選では、Honda勢3チーム5台すべてが第2セッションへと駒を進めた。第2セッションでは、小暮選手がSUGO全カテゴリーのコースレコード(1分6秒514)更新となる1分6秒332を叩き出し、トップで通過した。

 続いて行われた第3セッションでは、チームメートで今季チャンピオンのL.デュバル選手が今シーズン3度目となるポールポジションを獲得。また、小暮選手が2番手、塚越選手が3番手と続き、決勝レースに向けて好位置を獲得し、Honda勢が上位3グリッドを独占した。また、#41 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は8番手、#40 リチャード・ライアン選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は11番手からの決勝となった。

 27日(日)に行われた決勝レースは、スタート直前に霧雨が降る天候となったが、路面はドライコンディションだったために、全車13台がスリックタイヤでスタートした。ホールショットを奪ったのは、2番手スタートの小暮選手だった。小暮選手はトップのままオープニングラップを終え、ポールポジションのL.デュバル選手が2位、一時は順位を下げたもののポジションを奪い返した塚越選手が3位を走行し、Honda勢による1-2-3態勢を形成した。R. ライアン選手は8位、伊沢選手は10位と続く。

 6周目、ホームストレート上でR.ライアン選手と伊沢選手が接触し、伊沢選手のマシンはフロントウイングを損傷したためにピットインを強いられた。また、R.ライアン選手もマシンバランスを大きく崩したことによりペースを上げられず、伊沢選手は12位、R.ライアン選手は13位まで順位を下げた。

 スタート直前から降り出した雨は次第に強まり、路面はハーフウエット状態となった。各ドライバーがレインタイヤへの交換を選択するかを悩む中、トップを走行する小暮選手は13周目に先陣を切ってピットインを敢行。スリックタイヤからレインタイヤに交換してコースに復帰した。しかし、雨脚は思ったほど強くならず、スリックタイヤのままで走るマシンのタイムが落ちない。8位に後退した小暮選手は順位をばん回できずに苦しい走行を続けたが、19周目に2回目のピットインを敢行し、スリックタイヤへ戻した。

 ところが、レース中盤から、少し雨量が増え始めたために路面がウエット状態へ変化し、スリックタイヤを履くマシンは厳しいドライビングを強いられる展開となった。

 小暮選手に代わり、レースをリードしていたL.デュバル選手は、スリックタイヤでウエットコンディションの路面を粘り強く走行していたが、22周目の馬の背コーナーでオーバーランして順位を下げることとなった。これにより、同じくスリックタイヤでL.デュバル選手を追っていた塚越選手がトップに躍り出る。順位を下げたL.デュバル選手は、レインタイヤに履き替えて追い上げを図る作戦に切り替え、5位でコースへ復帰した。

 トップを走る塚越選手を含めた上位3台はいまだピットストップを行っておらず、スリックタイヤのまま走行を続ける。しかし、先にレインタイヤに交換したL.デュバル選手が激しいペースで追い上げて、28周目で4位のL.デュバル選手と上位3台のタイム差は30秒134に縮まった。

 レース中盤を迎えた31周目、トップの塚越選手がピットインを敢行。上位選手のピットインにより2位まで浮上したL.デュバル選手は1分26秒台のハイペース走行を続け、35周目のSPインコーナー手前でついにトップに返り咲いた。その後も快調にトップを走行したL.デュバル選手は、後続との差を 14秒以上に広げて独走態勢を築く。

 レインタイヤに交換した塚越選手は、好調な走りで7位から4位までポジションを上げた。48周目の2コーナーでスピンを喫したために再び5位へ後退したものの、57周目には4位を奪い返す力走をみせた。

 レースはこのままファイナルラップを迎え、L.デュバル選手は2番手とのマージンを保ちながら、ウエットコンディションでも安定したペースをキープして62周を走りきり、今季4勝目を飾った。塚越選手は4位でチェッカーフラッグを受け、シリーズポイントランキング7位とルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。小暮選手が10位、伊沢選手が11位、R.ライアン選手が13位で完走を果たした。Hondaエンジンはドライバーズタイトル、チームタイトル、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの3冠獲得に貢献した。

コメント
坂井典次(Tenji Sakai)|「HR09E」開発責任者
 「今シーズンもHondaにご声援いただきましてありがとうございました。今日はL.デュバル選手がチャンピオンらしく最終戦を優勝してくれて、今シーズンに有終の美を飾ってくれたことをうれしく思います。また塚越選手は、いったんはレースをリードして表彰台のチャンスも十分あったのですが、非常に惜しい結果になりました。しかしながら各ドライバーともエンジンの力を 100%発揮してくれ、最終戦にふさわしいレースだったと思います。今シーズンは新開発「HR09E」の初年度でありましたが、エンジン開発の方向性は間違っていなかったことが証明できたと思います。結果的には、 L.デュバル選手がドライバーズタイトル、NAKAJIMA RACINGがチームタイトル、塚越選手がルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得してくれましたので、フォーミュラ・ニッポンの3冠獲得に貢献できたことが開発責任者としては何よりの喜びです。もうすでに来シーズンに向けてのスタートが切られました。今シーズンの勝利に慢心することなく、エンジン開発プログラムを推進し、連覇を目指したいと思います」
ロイック・デュバル選手(優勝 #31 NAKAJIMA RACING)
 「今日は、序盤からの雨により、スリックタイヤでは徐々にペースが下がる展開でしたので、いいタイミングでタイヤ交換を行えたと思います。今日のような難しい展開でも勝利することができたのは、メカニックをはじめとしたチームスタッフのおかげです。今シーズンは優勝4回、ポールポジション3回を獲得することができました。シーズン全体を振り返って言えることは、僕たちはチームワークでチャンピオンになったということです。1つのことがよくなったのではなく、チームすべてのパフォーマンスが上がったことによる結果だと思っています」
塚越広大選手(4位 ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得 #10 HFDP RACING)
 「ルーキー・オブ・ザ・イヤーは、一生に一回しか取れないタイトルですので、今シーズンは、自分が獲得することができて光栄に思っています。これはチームのみなさんが、一生懸命に自分を走らせてくださった結果ですので、本当に心から感謝したいと思います。しかしながら、タイトル獲得はうれしいのですが、まずは優勝したかったというのが正直な気持ちです。チャンスはあったものの手に入れられなかったのは、まだまだ自分に足りないものがあるからだと思います。ファンのみなさん、ご声援ありがとうございました。今年の一戦一戦がいい勉強になりましたので、これからもさらにいいレースができるようにがんばります。これからも応援よろしくお願いします」
Text & Photo: HONDA

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FN:2009年度ルーキー・オブ・ザ・イヤー記者会見

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ルーキー・オブ・ザ・イヤー 塚越広大(HFDP)
 「ホンダやチームの皆さんが支えてくれたお陰でルーキー・オブ・ザ・イヤーを取ることができました。初年度ということで経験と勉強不足で、ミスがあったり足りない部分があったりで、表彰台には乗れなかったんですが、一戦一戦いい勉強ができて成長することができたと思います。今週は最初から調子が良かったので上位を狙いたかったんですけど、1周目で差が開いてしまいました。でも、雨の路面はうちのクルマが強いので差を詰めることもできましたし、トップに立ってからもペースを守って走れました。ピットインのタイミングですがペースが悪くなかったので迷いました。もっとペースが落ちてくればすぐに入るんですが、チームと相談しながらのピットインで、ピット作業もミスがなかったし、天候は分からないのでしょうがないと思います。タイヤ交換してからもいいペースで走れましたが、ブノワ選手を抜いてからは前を追わなければならない状況で、プッシュしたんですが、その後数周は攻めすぎて走りをまとめられなくなり、1コーナーのブレーキングで止まりきれずに外側の縁石に乗ってスピンしてしまいました」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:2009年度ドライバー&チームチャンピオン記者会見

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ドライバーチャンピオン ロイック・デュバル(ナカジマ)
「シーズン当初からいいコンディションでレースができました。もてぎ以外は、優勝4回、ポール3回といい結果で終えることができ、振り返ってみると満足できるシーズンでした。チームとホンダのエンジンがいい仕事をしてくれましたね。ダンパーの効果じゃなくてチームワークでチャンピオンになったんです。去年はモノコックが良くて松田さんがいい走りができた特別なシーズンだったと思うんですが、このチームは先々シーズンから徐々にパフォーマンスが上がってきて、今シーズンにすべてのことがかみ合っていい走りができたと思います。来年のプランは決まっていません。今のところ誰もぼくのことを欲しくないみたいです。日本での生活に満足していますし、やりたいことがいっぱい残っているので、できれば日本に残りたいと思います。
(中嶋監督からどんなプレゼントをもらいたいか訊かれて)昔乗っていたFNマシンのローラが欲しいです。(これに対して中嶋監督は『チャンピオンを取ってもチームの状況は厳しいので即答はできません』)」
チームチャンピオン監督 中嶋悟(ナカジマ)
 「久しぶりにチャンピオンチームになれて素直に喜んでいます。ロイックと小暮君がチーム内でいい戦いをして得られた結果だと思います。スイフトのクルマの特性も2人のドライバーの許容範囲でした。エンジンもいい、クルマもいい、メカニックもエンジニアもみながんばってくれて、チームチャンピオンが取れたのがうれしいですね。予選で1-2はよく取れましたが、1-2フィニッシュが1回だったのでもう1回くらいあればよかったですけど」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第8戦SUGO決勝記者会見

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優勝 ロイック・デュバル(ナカジマ)
fn_r08_r_pc_duva  「最初はオーバーステアで、ハイスピードコーナーは問題なかったけど、他のところで後輪のグリップが全然なくてトラクションがかからずスリッピーでした。でも、雨が降ってタイヤを交換してからはいい走りができました。チームメイトの小暮選手よりもいいタイミングでタイヤ交換ができたと思います。今日のようなコンディションでは読みづらい部分があるんですが、がんばって優勝できて良かったです」
2位 アンドレ・ロッテラー(トムス)
fn_r08_r_pc_lotterer  「いいレースでしたね。予選7位から2位まで上がれましたから。もうちょっと早くピットインすれば、そうですね、ロイックがミスをした直後にピットインすればよかったかも知れません。振り返ってみればわかるんですけど、そのときはわからないですからね。シーズンを振り返るとポディウムにも3回連続乗れたし、今回のレースでもドライバーズ選手権で4位から3位まで上がることができたので満足しています」
3位 平手晃平(インパルP)
fn_r08_r_pc_hirate  「予選の順位が悪くてスタートが重要でした。昨日の予選でセットアップに苦戦して、自分もクルマもあんな状態が限界で、今朝にかけてエンジニアとすごく相談をして、クルマを作り上げたら、昨日よりははるかにいいクルマができました。朝、レース時と同じガソリンをいっぱい積んで、走ってみたらまわりと同じか、ちょい遅いペースで走ることができました。レースは思い切ってスタートしたんですけど、途中で雨が降ってきました。チームからは早めにピットと言われてたんですけど、周りもスリックが多かったので、がんばって、自分でこのタイミングだと思ったときにピットに入ったのが結果的によかったんだと思います」
優勝チーム監督 中嶋悟(ナカジマ)
fn_r08_r_pc_nakajima  「優勝できて喜んでいます。予選も1-2でしたし、決勝もと思ったんですが、1台のピットインが早すぎましたね。メカニカル的にもいろいろあったんですが、結果的にハッピーな終わり方でした。ピットインのタイミングですが、2人のドライバーからピットインの要求があって、前を走ってる方に優先権があったので小暮を入れました。その後、思ったより雨が降ってきませんでしたし、ラップタイムもスリックの方が5秒速くて、ピットに入っても10周で挽回できるのでスリックに戻しました。ところまた雨が強くなってきて、これは危ないなと思ってまたレインに戻しました」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第8戦SUGO決勝 ロイック・デュバルがポールトゥウインで有終の美

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第8戦は27日、宮城県のスポーツランドSUGOで62周の決勝レースを行い、ポールポジションからスタートしたロイック・デュバル(ナカジマ)が優勝。有終の美を飾って今季最終戦を締めくくった。

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 早朝からSUGOの空を覆っていた雲は午後になっても晴れず、ぽつぽつ雨も降り始めた肌寒い中、14時30分にフォーメーションラップが始まった。

 スタートは予選2位の小暮卓史(ナカジマ)がすばらしいダッシュで、1コーナーのイン側からポールポジションスタートのロイック・デュバル(同)を差し、トップに躍り出た。デュバルは2位で続き、3位には予選4位の石浦宏明(ルマン)が上がり、予選3位の塚越広大(HFDP)は4位に落ちたが、1周目のストレートでオーバーテイクボタンを使用し、石浦の前に出て順位を3位に戻した。

 5位はアンドレ・ロッテラー(トムス)、6位に大嶋和也(同)が続いたが予選5位の松田次生(インパル)はスタートの混乱で石浦にプッシュされ7位までポジションを落としてしまった。

 ナカジマレーシングの2台が速い。3周を終わって3位以下を4秒離してしまった。このままナカジマ勢が逃げ切るかと思われたがしかし、スタートから降り出した雨もこの頃から徐々に強くなり、スタート時1分9秒台だった上位陣のラップタイムも徐々に落ちてきた。10周目あたりには1分15秒台、12周目には20秒台にまで落ちた。

 立川が13周を終わってピットインして給油、タイヤをレインに交換をすると14周終わりにはトップを走る小暮もピットインして給油、レイン交換を敢行。代ってデュバルがトップに立った。

 21周目あたりから雨がさらに強くなってきた。デュバルが馬の背でコースアウトして、塚越がトップに立つと、デュバルはたまらずピットインして給油とレインへの交換。5位で戦列に復帰した。

 この後、他のマシンも次々とピットインしてレインタイヤに交換したため、30周過ぎあたりには唯一スリックで走行を続けるブノワ・トレルイエ(インパル)がトップに立つ。この時点で2位にデュバル、3位に国本京佑(ルマン)、4位ロッテラー、5位平手晃平(インパル)、6位石浦と続く。

 そして35周目のSPコーナーでトレルイエがコースアウトしたため、難なくデュバルが再びトップに復帰。その後もレース終了まで降り続く雨の中、背後を誰にも脅かされることなく62周を走りきり今季4勝目で有終の美を飾った。

 2位には28周終わりでレインタイヤに交換したロッテラーが、3位には予選12位から雨の中素晴らしいスピードで順位アップしてきた平手が入った。

 スタートでトップに立った小暮は、早めのレインタイヤ交換を行ったが、タイミングが早すぎたのかスリックに戻し、またレインに交換するというどたばたで結局、周回遅れでレースを終えることになった。

 これで今シーズンのフォーミュラ・ニッポンは全戦が終了。来シーズンは4月18日の鈴鹿で開幕を迎え全7戦が予定されているが、さらなる台数の減少も噂されシリーズ存続に向けての正念場を迎えることになるかも知れない。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

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FN:第8戦SUGO決勝結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/27) Race Result Weather:Rainy Course:Dry-Wet
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
131ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E621:25'52.893
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K625.323
320平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K6228.064
410塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E6247.761
58石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K6253.280
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K621'12.302
71松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K621'16.815
87国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K611Lap 
92ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K611Lap 
1032小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E611Lap 
1141伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E602Laps
1248立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K602Laps
1340リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E584Laps
---- 以上規定周回(55Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.31 ロイック・デュバル(ナカジマ) 1'09.220 (4/62) 192.651km/h
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

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FN:第8戦SUGOフリー走行2回目 PPのロイック・デュバルがトップタイムでナカジマ1-2!

 フォーミュラ・ニッポン第8戦はスポーツランドSUGOで27日、決勝へ向けてのフリー走行を行い、ポールポジションからスタートするロイック・デュバル(ナカジマ)がここでもトップタイムを記録した。

 決勝日を迎えたSUGOは朝からどんよりとした雲に覆われ、昨日と打って変わって肌寒い1日のスタートとなった。上空からぽつりぽつりと雨が落ち始めた中、定刻9時45分より30分間のフリー走行が行われた。

 ここでもナカジマレーシングの2台は好調を維持。開始早々、ロイック・デュバル(ナカジマ)が1分8秒112でトップに立つと、小暮卓史(同)も1分8秒250で2位に着ける。最終的には、デュバルが7秒679、小暮が7秒824までタイムを縮めこの2台のみが7秒台に入れセッションを1-2で締めくくった。

 3位に入ったのは1分8秒673とトップから1秒近く離されたブノワ・トレルイエ(インパル)。4位はアンドレ・ロッテラー(トムス)で8秒697。終盤タイムアップした伊沢拓也(ダンディライアン)が8秒719で5位。6位には8秒766で石浦宏明(ルマン)が着けた。

 フリー走行中盤には雨も上がり、この後天候は徐々に回復すると予想される。レースはナカジマの2台を中心に展開するものと思われるが、ソフトタイヤの導入でステアリングも重くなり、体力勝負になれば62周の長丁場で意外なドラマが生まれるかも知れない。決勝レースは14時30分フォーメーションラップがスタートする。

Text: Yoshinori OHNISHI

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FN:第8戦SUGOフリー走行2回目結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/27) Free Session #2 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
131ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'07.679--197.04
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'07.8240.1450.145196.62
32ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.6730.9940.849194.19
436アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.6971.0180.024194.12
541伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'08.7191.0400.022194.06
68石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'08.7661.0870.047193.92
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.8501.1710.084193.69
81松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.9301.2510.080193.46
97国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'08.9541.2750.024193.39
1010塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'09.0021.3230.048193.26
1120平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'09.0711.3920.069193.07
1240リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'09.3921.7130.321192.17
1348立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K1'09.8652.1860.473190.87
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

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FN:第8戦SUGO公式予選総合結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/26) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
131ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09ER1'06.806R1'06.574R1'06.540
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'07.053R1'06.332R1'06.635
310塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'07.4191'07.0841'07.003
48石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.2501'07.1381'07.074
51松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.5061'07.1381'07.087
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.8831'07.5741'07.196
736アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.5041'07.3311'07.422
841伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'07.8031'07.2791'07.524
92ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.6931'07.574
107国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.7231'08.123
1140リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'07.9931'08.329
1220平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.207
1348立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K1'08.391
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

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FN:第8戦SUGO公式予選記者会見

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ポールポジション ロイック・デュバル(ナカジマ)
fn_r08_q_duval  「セットアップに問題があって朝から苦しんでいました。リアが不安定でうまく走れませんでしたが、少しづつよくなってきました。今回はプレッシャーがないので気持ちよくは走っています。ダンパーの件ですがなくても大きな問題はありません。いい走りができているのは努力の結果です」
予選2位 小暮卓史(ナカジマ)
 「フィーリングは良かったんですが、最後は自分が至らない部分があって悔しいです。サードダンパーは外してもベースセットが決まっているし、データもあるので問題はありません」
予選3位 塚越広大(HFDP)
 「Q1~Q3とクルマは決まっていたので、少しアジャストして運転の仕方で対応しましたが、SUGOはこのクルマで初めてなので詰め切れない部分がありました。ルーキーオブザイヤーも取りたいので最低でも表彰台が目標です」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第8戦SUGO公式予選 小暮卓史がQ2でCカー越えの驚異的タイムを出すも、Q3でロイック・デュバルが逆転ポールポジション!

fn_r08_q_31  全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第8戦は26日、スポーツランドSUGOで決勝レースのスタートポジションを決めるノックアウト方式の公式予選を行い、すでにチャンピオンを決めているロイック・デュバル(ナカジマ)がポールポジションを獲得した。

 ノックアウト方式の予選は14時30分より始まった。東北地方のSUGOとはいえこの時期にしては気温が高め。

■Q1

 ノックアウトQ1は20分間。上位11台がQ2に進出し2台が敗退となる。開始5分過ぎ、フリー走行から好調だった小暮卓史(ナカジマ)が1分7秒293でまずはトップに立つ。2位に石浦宏明(ルマン)でタイムは1分7秒823。

 終了13分前、小暮がタイムアップして1分7秒063。ロイック・デュバル(ナカジマ)1分7秒527が2位に上がる。

 終了5分前を切ったあたりで各車コースインしてアタック合戦が始まる。デュバルが1分6秒806を出しトップに立った。小暮は1分7秒063で2位。3位は石浦で1分7秒250。

 このセッションで平手晃平(インパル)と、このレースでトップフォーミュラ100戦目を迎えた立川祐路(セルモ)がノックアウトされることとなった。

■Q2

 Q2は10分間。3台がノックアウトされる。予選時間が短いため各車終了5分前あたりから、1周または2周のアタックにかける。

 このセッションで素晴らしい走りをしたのは小暮。1分6秒711とQ1のデュバルのタイムを上回るもこれで終わらない。次周にさらにアタックを続行するとなんと、1分6秒332の驚異的なタイムを出してきた。このタイムは91年のJSPCにゲスト参戦したCカー、ジャガーXJR-14のティオ・ファビが出した全てのカテゴリーのコースレコード1分6秒514を上回るものである。

 2位にはデュバルが1分6秒574で入りここでもナカジマレーシング1-2となった。3位は1分7秒084で塚越広大(HFDP)が入った。

 このセッションでノックアウトされたのはブノア・トレルイエ(インパル)、国本京佑(ルマン)、リチャード・ライアン(ダンディライアン)の3台。

■Q3

 Q3も10分間。このセッションで8位までのスタートポジションが決定する。小暮のさらなるタイムアップが期待されたが、アタックをミスしてタイムは1分6秒635。デュバルが1分6秒540でこれを上回り、ポールポジションを獲得した。2位には小暮。3位にはQ2に続いて塚越が1分7秒003でつけた。

 決勝レースは明日27日、14時30分より62周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

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FN:第8戦SUGOノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/26) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
131ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09ER1'06.540--200.41
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09ER1'06.6350.0950.095200.12
310塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'07.0030.4630.368199.03
48石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.0740.5340.071198.82
51松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.0870.5470.013198.78
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.1960.6560.109198.45
736アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.4220.8820.127197.79
841伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'07.5240.9840.102197.49
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'06.679

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FN:第8戦SUGOノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/26) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09ER1'06.332--201.04
231ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09ER1'06.5740.2420.242200.31
310塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'07.0840.7520.510198.79
41松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.1380.8060.054198.63
58石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.1380.8060.000198.63
641伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'07.2790.9470.141198.21
736アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.3310.9990.052198.06
837大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.5741.2420.000197.34
---- 以上Q3進出 ----
92ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.5741.2420.243197.34
107国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'08.1231.7910.549195.75
1140リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'08.3291.9970.206195.16
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'06.679

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FN:第8戦SUGOノックアウト予選Q1結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/26) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
131ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'06.806--199.61
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'07.0530.2470.247198.88
38石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.2500.4440.197198.29
410塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'07.4190.6130.169197.80
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.5040.6980.085197.55
61松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.5060.7000.002197.54
72ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.6930.8870.187197.00
87国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.7230.9170.030196.91
941伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'07.8030.9970.080196.68
1037大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.8831.0770.080196.45
1140リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'07.9931.1870.110196.13
---- 以上Q2進出 ----
1220平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.2071.4010.214195.51
1348立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K1'08.3911.5850.184194.99
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'11.4824.6763.091186.55
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'06.679

Formula Nippon

FN:第8戦SUGOフリー走行1回目 小暮卓史がいきなりコースレコードでトップタイム!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第8戦が26日、スポーツランドSUGOで開幕。午前10時から始まったフリー走行1回目は、小暮卓史(ナカジマ)が1分6秒679のコースレコードでトップタイムを記録した。

 フォーミュラ・ニッポン第8戦の行われるスポーツランドSUGOは朝から薄曇り。時折薄日が差すなか定刻10時より1時間のフリー走行が行われた。

 まずは全車、前戦使用したユーズドタイヤでコースイン。小暮卓史(ナカジマ)が1分8秒018でトップ。2位にもすでにシリーズチャンピオンを決めている同僚のロイック・デュバル(同)が1分9秒308で着け、ナカジマ勢がリードする形でフリー走行が始まった。

 小暮はこの後も7秒608とタイムを伸ばすと、今回投入されたブリヂストンのソフトタイヤを履き、1分6秒813と昨年のこの大会で松田次生(インパル)の持つ1分6秒918のコースレコードを更新。さらにフリー走行終盤には1分6秒679とタイムを伸ばし、他を圧倒してフリー走行を終えた。

 2位にもデュバルが1分7秒046で入り、ナカジマレーシングが1-2。3位には1分7秒284で石浦宏明(ルマン)が着けた。

 4位以下はアンドレ・ロッテラー(トムス)、塚越広大(HFDP)、ブノア・トレルイエ(インパル)と続いた。

 決勝のスターティンググリッドを決めるノックアウト予選はこの後14時30分より行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第8戦SUGOフリー走行1回目結果

Fニッポン第8戦 -RIJ- (2009/09/26) Free Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09ER1'06.679--199.99
231ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'07.0460.3670.367198.90
38石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.2840.6050.238198.19
436アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.6410.9620.357197.15
510塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'07.6560.9770.015197.10
62ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.6760.9970.020197.05
71松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.7721.0930.096196.77
837大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.8451.1660.073196.56
9*7国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'08.0491.3700.204195.97
1041伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'08.3411.6620.292195.13
1120平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.3781.6990.037195.02
1248立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K1'08.4711.7920.093194.76
1340リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'08.6541.9750.183194.24
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'11.3474.6682.693186.91
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'06.918
  • CarNo.7は、全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第28条11.(ピットレーン速度違反)により、5万円の罰金を課す。

Japanese F3

JF3:第7,8戦富士 第7戦国本雄資、第8戦はマーカス・エリクソンが共に2勝目 (TOYOTA)

  • コース:富士スピードウェイ(4.563km)
  • 予選:6月27日(土)晴:ドライ
  • 第7戦決勝:6月27日(土)晴:ドライ
  • 第8戦決勝:6月28日(日)雨:ウェット
トムス勢は今季6度目の表彰台独占
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第8戦はポールポジションのマーカス・エリクソン(#1)が
そのまま逃げ切り、今季2勝目を挙げた

 全日本F3選手権の第4大会(第7戦、第8戦)が6月27日(土)と28日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 27日(土)午前10時40分から15分間にわたって、第7戦の予選がドライコンディションで行われた。セッション開始前からピットロード出口で待機し、先頭を切ってコースインしていったTDPドライバーの国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)がトップタイムをマーク。やや遅れてコースインしたエリクソンが1000分の1秒まで全く同じタイムをマークしたが、規定により、先にタイムを出した国本が今季3度目のポールポジションを獲得。エリクソンが2番手、TDPドライバー井口卓人(PETRONAS TEAM TOM'S)が3番手につけた。

 10分間のインターバルを経て、ニュータイヤに交換してアタックが行われた第8戦の予選では、やはり先にコースインした国本が遅い車両に引っかかり、タイムアップを果たせず、エリクソンがポールポジションを獲得。国本2番手、井口3番手となった。

 Nクラスではアレキサンドレ・インペラトーリ(ACHIEVEMENT by KCMG)が2戦共にポールポジションを獲得した。

 午後3時55分に第7戦決勝(15周)が晴天の下でスタート。ポールポジションの国本は、スタートで並びかけたエリクソンを抑え、トップで1コーナーへ。井口もエリクソンを追い上げ、2番手を争ったが、その隙に5番手スタートの嵯峨宏紀(DENSO Team Le Beausset)がこの2台をかわし2位に浮上。

 しかし、エリクソンは2周目に嵯峨をパスすると、あっという間に国本に迫り、テール・トゥ・ノーズでのバトルとなった。

 激しい首位争いは最後まで続いたが、エリクソンを抑えきった国本が今季2勝目。エリクソンが2位。8周目に嵯峨をかわした井口が3位でチェッカーを受けた。

 28日(日)は、昼前に降り始めた雨のために、午後12時45分からのF3第8戦(21周)は、ウェットコンディションでの戦いとなった。

 ポールポジションのエリクソンが好スタートを切ったが、2番手の国本がやや遅れ、これをかわした井口が2位で1コーナーへ。続いて1コーナーへと侵入していった国本だったが、後続車に追突され、スピン。最下位までポジションを落としてしまった。

 トップ争いはエリクソンと井口の一騎打ちとなり、中盤ペースで勝る井口がしかけるも、パスするまでには至らず、そのままチェッカー。エリクソンが今季2勝目を挙げた。井口は2位。3位には、最下位から素晴らしい追い上げを見せた国本が入り、トムス勢は前大会に続き、2戦共に表彰台を独占した。

 Nクラスでは佐藤公哉(TEAM NOVA)が優勝。今季2勝目となった。

 今大会の結果、Cクラスのドライバーズランキングでは、トムスの3人がトップ3を占めているのは変わらないものの、1位の井口から3位のエリクソンまで、僅か3点差という激戦となっている。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Japanese F3

JF3:第8戦富士決勝 トップ3記者会見

■Cクラス
優勝:#1マーカス・エリクソン(ペトロナス・トムス)
f3_r08_r_pc_ericson 富士では初のウェットレースでした。タクト(井口)にずっとプレッシャーをかけられていたし、途中コンディションが変わったこともあって、非常にタフなレースでした。
中盤まではマシンがアンダー気味できつかったんですが、後半はバランスも改善されたので、残り3周あたりからギャップを築くことができました。
チームとしては、昨日に続いての1-2-3フィニッシュで良い結果でした。
2位:#36井口卓人(ペトロナス・トムス)
f3_r08_r_pc_iguchi スタートはすごく良くて2位にポジションを上げることができました。前半はマシンバランスが良くてマーカスを追い上げることができたんですが、後半はタイヤが辛くなってしまいました。ダンロップコーナ-進入で並んだときが唯一のチャンスだったと思いますが、生かすことができませんでした。
3位:#37国本雄資(ペトロナス・トムス)
f3_r08_r_pc_kunimoto スタートを失敗して3位に落ち、1コーナーで追突されて最後尾になってしましました。3位まで挽回できましたが、結果は不満です。チームはほんとに良い車に仕上げてくれたのに、期待に応えられなくて悔しいです。でも、次に繋がるレースはできたと思います。
■Nクラス
優勝:#23佐藤公哉(NDDP エブロ)
f3_r08_r_pc_sato アレックスに続いてコカコーラコーナーに入ったら、アレックスがオーバーランしてトップに立つことができました。でも、その後アレックスが追い上げてきて最終コーナーで接触してしまいました。僕のマシンも整流板にダメージ負って、アライメントも狂ってしまいましたが、その状態のなかではミスなく走ることができました。チームとしてもワンツーを飾ることができ、良かったです。
2位:#22千代勝正(NDDP エブロ)
f3_r08_r_pc_chiyo 予選はトラブルで7位に沈んでしまいましたが、スタート直後の混乱のなかで前がいなくなって2位に上がることができました。結果は2位ですが、トップと差がついてしまったのは反省点です。次のレースは僕が前でワンツーを飾りたいと思います。
3位:#7山本尚貴(HFDPレーシング)
f3_r08_r_pc_yamamoto 3位という結果はシリーズを考えると悪くはないと思いますが、やっぱり悔しいです。序盤なかなかペースが掴めず、走り方を探りながらのレースになってしまいました。雨で荒れると思っていたので、とにかく走り切ることを考えました。
Text:Shigeru KITAMICHI / Photo: Yoshiori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第8戦富士決勝 マーカス・エリクソンが雨の中、ポールトゥウィン!

全日本F3選手権は28日、富士スピードウェイで第8戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートしたマーカス・エリクソン(トムス)がそのまま逃げ切り優勝した。Nクラスは予選4位の佐藤公哉(ノバ)が優勝した。

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 午前中、フォーミュラニッポンフリー走行中ドライだった路面もサポートレースのシビックレース中から降り出した雨のため、F3決勝が行われる午後には路面はほぼレインコンディションとなった。

 12時45分、全車レインタイヤを履いてフォーメーションラップが始まる。1周を回ってグリッドに着きスタート。

 ポールポジションのマーカス・エリクソン(トムス)が好スタート。予選2位の国本雄資(同)は出遅れ、予選3位の井口卓人(同)にかわされると1コーナーで予選5位から上がってきたケイ・コッツォリーノ(戸田)にプッシュされスピン。コースに復帰するも後方集団に埋もれてしまった。

 トップはエリクソン、2位に井口、この混乱で3位に上がってきたのが予選4位の安田裕信(スリーボンド)だ。

 トップ、エリクソンは徐々に2位の井口を引き離しにかかるが、2秒近く開いた7周目あたりからは逆に2位井口がその差を詰め始める。12周目には1秒を切り、16周目あたりには井口がエリクソンの背後まで迫ったが、タイヤが終わってしまい追撃もここまで。結局、エリクソンが井口を3秒離して、ポールトゥウィンで今季2勝目を飾った。2位は井口。

 序盤のスピンで最後尾近くまで落ちた国本だが追撃をあきらめなかった。ファステストラップを更新しながら、次々に前車をパスし、徐々に順位を回復。4周終わって8位。6周終わりまでには千代勝正(ノバ)を抜き7位。さらに嵯峨宏紀(ルボーセ)を抜き7周を終わって7位。クラストップ争い中の佐藤公哉(ノバ)とアレキサンドラ・インペラトーリ(アチーブメント)をも抜きさり11周目には早くも3位安田の背後4位まで上がってきた。

 国本は4位に上がった時点で5秒以上あった3位安田との差をも詰め始める。14周目に入ったストレートで安田に追いつくと、両者併走しながらコカコーラコーナーへ。そしてついに立ち上がりで安田の前に出、3位に上がる。しかしトップ2台を追うには残り周回数も少なくこのレースを3位で終えることとなった。

 Nクラスは予選クラス4位の佐藤が好スタート。1コーナーでクラスポールポジションのインペラトーリの背後に着けるとコカコーラコーナーでインペラトーリがオーバーランした隙にトップに躍り出た。その後もインペラトーリに背後を脅かされるが、インペラトーリがタイヤバーストでタイヤ交換のためピットインしたため、そのまま逃げ切りクラス優勝、Nクラスのドライバーズ選手権争いでも関本雄飛(AIM)を逆転してトップに立った。

 千代は予選でクラス7位だったが、スタートの混乱でクラス3位に上がると、インペラトーリの脱落によってクラス2位に。クラス予選2位の山本尚貴(HFDP)は、2周目の100Rで関口にプッシュされるというアクシデントを乗り越え、終盤にチームメイトの小林崇志(HFDP)をパスしてクラス3位でレースを終えた。

 次戦、第5大会は舞台を鈴鹿サーキットに移して第9戦決勝が7月11日、第10戦決勝が7月12日に開催される。

Text: Yoshiori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第8戦富士決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2009/06/28) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
All Japan F3 Championship Round 8 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
11Cマーカス・エリクソンPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE21
236C井口 卓人PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE213.106
337C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE217.347
412C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE2122.079
562C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE2130.239
623N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE2140.411
722N千代 勝正NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE2148.509
87N山本 尚貴HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE2155.742
98N小林 崇志HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE2157.316
1019N黒田 吉隆ACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE211'03.092
1177N野呂 立CMSワコーズF306DALLARA F3063S-GE211'37.586
125N久保田 克昭ハナシマレーシングF306DALLARA F3063S-GE201 Lap 
1320Nアレキサンドラ・インベラトーリACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE201 Lap 
1433C岩崎 祐貴イワサキインダストリーF308DALLARA F3081AZ-FE192 Laps
-------- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 --------
-*18N関口 雄飛EBBRO AIM F307DALLARA F305/3073S-GE120 Laps
-*2Cケイ・コッツォリーノTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C120 Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo.37 国本雄資(トムス) 1'48.086 (10/21) 151.979km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.20 アレキサンドラ・インペラトーリ(アチーブメント) 1'49.822 (4/29) 149.577km/h
  • CarNo.18は、2009年全日本フォーミュラ3統一規則第3章第28条12.2)(危険なドライブ行為)により、訓戒及びペナルティポイント2点とした。
  • CarNo.2は、2009年全日本フォーミュラ3統一規則第3章第28条12.2)(危険なドライブ行為)により、訓戒及びペナルティポイント1点とした。次大会のスターティンググリッドを2グリッド降格とした。

Japanese F3

JF3:第8戦富士公式予選 マーカス・エリクソン(トムス)がポールポジション

 全日本F3選手権第8戦公式予選が第7戦に続き行われ、第7戦で同タイムながら2位に甘んじたマーカス・エリクソン(トムス)が雪辱し、ポールポジションを獲得した。Nクラスは第7戦に続いてアレキサンドラ・インペラトーリ(アチーブメント)が連続ポールポジションを獲得した。

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 第7戦公式予選終了後、10分間のインターバルをおいて第8戦公式予選が11時5分より15分間で行われた。ここでもトムス勢が予選をリード。マーカス・エリクソンが1分36秒336を出しトップに立つとすかさず国本雄資が36秒019でこれを逆転、連続ポール獲得を目指す。

 しかし予選終了5分前、エリクソンが35秒861と再び国本を逆転してトップに返り咲くと、さらに国本が第7戦で出したポールポジションタイムの35秒873を上回る35秒752とタイムを縮め、今度は文句なしのポールポジションを確定した。

 2位に国本が入り、3位は井口卓人(トムス)、4位安田裕信(スリーボンド)、5位ケイ・コッツォリーノ(戸田)、6位嵯峨宏紀(ルボーセ)と続いた。

 Nクラスは、再びアレキサンドラ・インペラトーリ(アチーブメント)が予選をリード。1分37秒957で連続ポールを決めた。2位に山本尚貴(HFDP)、3位小林崇志(同)となった。ポイントリーダーの関口雄飛(エイム)はクラス5位と振るわなかった。

 第8戦決勝レースは明日28日12時45分より21周で争われる。

Text: Yoshiori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第8戦富士公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2009/06/27) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2009 All Japan F3 Championship Round 8 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
11Cマーカス・エリクソンPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'35.752--171.56
237C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'36.0190.2670.267171.08
336C井口 卓人PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'36.0510.2990.032171.02
412C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1'36.3570.6050.306170.48
52Cケイ・コッツォリーノTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C1'36.5670.8150.210170.11
662C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1'36.9581.2060.391169.42
733C岩崎 祐貴イワサキインダストリーF308DALLARA F3081AZ-FE1'37.1891.4370.231169.02
820Nアレキサンドラ・インベラトーリACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'37.9572.2050.768167.69
97N山本 尚貴HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1'37.9812.2290.024167.65
108N小林 崇志HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1'38.1122.3600.131167.43
1123N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'38.1262.3740.014167.41
1218N関口 雄飛EBBRO AIM F307DALLARA F305/3073S-GE1'38.7192.9670.593166.40
1319N黒田 吉隆ACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'38.8513.0990.132166.18
1422N千代 勝正NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'39.1493.3970.298165.68
155N久保田 克昭ハナシマレーシングF306DALLARA F3063S-GE1'39.7373.9850.588164.70
1677N野呂 立CMSワコーズF306DALLARA F3063S-GE1'40.0464.2940.309164.19
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'45.5349.7825.488155.65

SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス レクサスSC430が4位 (TOYOTA)

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トヨタ勢最上位の4位でフィニッシュした
ZENT CERUMO SC430 38号車

 SUPER GT第8戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」が10月18日(土)、 19日(日)の両日、大分県のオートポリスで開催された。

 2008年シーズンも残り2戦となり、タイトル争いも更に激化。トヨタ勢では、PETRONAS TOM'S SC430 36号車の脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組が首位と同ポイントの2位、ZENT CERUMO SC430 38号車の立川祐路/リチャード・ライアン組もトップから7ポイント差の5位につけており、タイトル奪還へ向けオートポリス戦に臨んだ。

 今大会にはGT500クラスに16台、GT300 クラスに23台の計39台がエントリー。トヨタ勢はGT500クラスに6台のレクサスSC430、GT300クラスには2台のレクサスIS350と2台のトヨタMR-Sが出場した。

◆予選◆

 18日(土)好天の下、午前10時20分から行われた予選1回目が行われた。GT500クラスは、クラス占有走行時間の終盤、各車がアタックに入ったところで、DENSO DUNLOP SARD SC430 39号車がクラッシュ。これでセッションは赤旗中断となってしまった。

 占有走行時間残り1分半ほどで再開されたが、各車それ以上のタイムアップは果たせず。また、赤旗掲示後にマークしたタイムが抹消されたため、順位は大きく入れ替わり、タイトルを争う36号車、38号車が5番手、6番手、ECLIPSE ADVAN SC430 25号車が7番手、宝山 KRAFT SC430 35号車が9番手でスーパーラップ進出を決めた。

 予選2回目に続き、午後2時35分から行われたスーパーラップでは、35号車が6番手、36号車が7番手、 25号車9番手、38号車が10番手のグリッドを確保し、決勝に挑むこととなった。

 GT300クラスでは、前戦もてぎで初勝利を飾ったウェッズスポーツIS350 19号車が唯一スーパーラップ進出を果たし、4番手グリッドを確保。GREEN TEC KUMHO IS350 52号車が11番手、DOUBLEHEAD avex apr MR-S 31号車が13番手、45kgのウェイトハンデに苦しむライトニングマックィーン apr MR-S 95号車は16番手からスタートすることとなった。

◆決勝◆

 19日(日)も好天に恵まれ、午後2時には気温22度、路面温度33度と、10月としては暖かい気候の下で、4.674kmのテクニカルコースを65周して競われる決勝レースがスタートした。

 10番手スタートの38号車が、序盤から着実にポジションを上げていき、14周目にはトヨタ勢最上位の7位に浮上。これに35号車、36号車、6号車が続く形となった。

 タイヤに厳しいレースとなり、36号車は他車に先駆けて20周目に最初のピットイン。タイヤのみを交換し、ほとんどが1回ピット作戦を採ると考えられていた今大会で、2回ピットストップ作戦を敢行することとなった。

 中盤、各車がピットインを行う中で、好位置に付けていた35号車が、ピットでジャッキトラブルに見舞われ、大きくタイムロス。ポジションを落としてしまった。

 6位を行く38号車は、ピットインの前からテール・トゥ・ノーズで激しく追い上げていたGT-R 3号車を、 38周目についにパス。48周目にはNSX 18号車もパスし、5位に浮上した。

 終盤38号車は、2回ピット作戦で追い上げるGT-R 22号車の猛追を受けたが、これを凌ぎきり、5位でチェッカー。レース後、他車のペナルティ降格により、レース結果は4位となった。タイトルを争う36号車も2回ピットストップ作戦から追い上げ、8位でポイント獲得を果たした。

 この結果、ドライバーズポイントランキングでは、36号車の脇阪/ロッテラー組が3位、38号車の立川/ライアン組が5位となり、トップとのポイント差は開いたものの、逆転タイトルの可能性を残して最終戦に挑むこととなった。

 GT300クラスでは、4番手スタートの19号車が、常にトップ5圏内での走行を続け、5位でチェッカーを受けたが、レース後、30秒加算のペナルティ(危険行為)を科され、10位となった。一方で、追い越しの難しいサーキットで16番手から追い上げた95号車が9位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
 予選での不測のアクシデントによって順当なタイムを出すことが出来なかったために、思いもよらない苦戦を強いられることになってしまった。しかし、苦しい流れの中でも決して諦めない気持ちで戦い、最終戦に可能性を残す事が出来た。可能性がある限り、全力を尽くして逆転タイトル獲得を目指す。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

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SGT:第8戦オートポリス決勝 XANAVI NISMO GT-Rがフルポイント優勝! NISSAN GT-R、今季6勝目を記録 (NISMO)

 10月19日大分県日田市のオートポリス(1周4.674km)で決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした「XANAVI NISMO GT-R」(#23 本山哲、ブノワ・トレルイエ)が一度も首位を譲ることなく優勝。レース中のファステストラップも記録したため、最大ポイントを獲得し、シリーズチャンピオンに向けて大きく前進した。同車は開幕戦、第2戦に続いて今季3勝目。NISSAN GT-Rの優勝は、これまでの全8戦中6勝目となった。

 この日は快晴に恵まれたため早朝から多くの観客がオートポリスにつめかけ、決勝レースがスタートした午後2時には28,800人を数えた。その大観衆が見守る中、トレルイエの#23 GT-Rは好スタートを切り、直後から2位以下を引き離しにかかった。そのスタートダッシュにより、数周目には約4秒ものリードを築き、他を寄せ付けない強さを印象づけた。その後も#23 GT-Rを脅かすマシンは現れず、さらにドライバー交代のピットワークでもニスモ・ピットクルーは迅速な作業でマシンをコースに送り出し、それまで2位を走っていた#1 NSXとの差を確かなものとした。

 レースに戻った本山も危なげないレースを展開。終盤に差し掛かるとコース上ではスピンアウトやバトルによって接触するアクシデントが多発したが、本山はそれらに関わることなくGT-Rをフィニッシュラインに運んだ。これによって、優勝の20ポイント、ポールポジションの3ポイント、ファステストラップの1ポイントと、設定された全ての最大ポイントを獲得。最終戦富士にはポイントランキング首位で臨むこととなった。

 予選1回目にトップタイムを記録しておきながら再車検でリアウィングの高さが規定をわずかに超えていると指摘されてタイムが抹消された「MOTUL AUTECH GT-R」(#22 ミハエル・クルム/柳田真孝)は、決勝レースを16位からスタートすることとなった。序盤の周回を担当したクルムは、オープニングラップで14位となると、一時暫定2位まで順位を押し上げた。43周目にピットインして柳田に交代すると、2ピット作戦のため10位まで順位を落としたが、柳田もハイペースで上位を追い6位まで挽回してフィニッシュ。その後上位車がペナルティでタイム加算となったため、繰り上がって5位入賞を果たした。

 第7戦優勝の「YellowHat YMS TOMICA GT-R」(#3 ロニー・クインタレッリ/横溝直輝)は、ハンディウェイト60kg(20kgのエアリストリクター調整分含む)を感じさせない力走を見せ、予選5位からスタートして6位に入賞した。

 「カルソニックIMPUL GT-R」(#12 松田次生/セバスチャン・フィリップ)は10位完走、パワーステアリングにトラブルの発生した「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は、ピットガレージで修復を受けながらレースに復帰し、8周遅れでフィニッシュした。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

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SGT:第8戦オートポリス EPSON NSX(L.デュバル/平中克幸組)が2位、ARTA NSX(R.ファーマン/伊沢拓也組)が3位表彰台を獲得 (HONDA)

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2008年10月19日(日) 決勝 会場:オートポリス(4.674km) 天候:予選/晴れ 決勝/晴れ 気温:24℃(14:00現在) 路面温度:36℃(14:00現在) 決勝レース:65周(303.81km) 観客:2万8800人(主催者発表)

 10月19日(日)、大分県にあるオートポリスにおいて2008 オートバックス SUPER GT第8戦「SUPER GT IN KYUSHU 300km」の決勝レースが開催された。

 オートポリスでは、2003年からシリーズ戦として開催されており、6回目となる今年のラウンドはし烈を極めているチャンピオン争いのターニングポイントとして位置づけられている。

 現在、ドライバー部門のランキングトップに#18 道上龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)と#36 脇坂寿一/A.ロッテラー組(PETRONAS TOM'S SC430)が同ポイントで並んでいる。しかし、2台とも重いウエイトハンデを課せられているため、どのようなレース戦略を組み立てるのかに注目が集まっている。また、ランキング8位の#100 井出有治/細川慎弥組(RAYBRIG NSX)や、10位の#1 ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組(ARTA NSX)にもチャンスが残されており、目の離せないラウンドとなっている。

 18日(土)に開催された公式予選のスーパーラップには、Honda NSX-GT勢が4台出場し、#1 R.ファーマン/伊沢組が予選2番手、#32 ロイック・デュバル/平中克幸組(EPSON NSX)が3番手、#18道上/小暮組が4番手、#100 井出/細川組が8番手を獲得した。#17 金石勝智/金石年弘組(REAL NSX)は11番手グリッドからのスタートとなった。

 オートポリス・ラウンドのレースウイークは好天が続き、19日(日)の決勝日も快晴となった。日差しも強く、スタート直前の気温は24℃、路面温度は36℃と絶好のコンディションとなり、2万8800人ものファンが見守る中、計39台(GT500クラス16台)のマシンが午後2時4分にローリングスタートを切った。

 ホールショットは、ポールポジションスタートの#23 XANAVI NISMO GT-R。続いて#32 EPSON NSXのL.デュバル選手がポジションを1つ上げて追走、3位に#1 ARTA NSXのR.ファーマン選手、4位に#18 TAKATA童夢NSXの小暮選手が続く。トップの#23 XANAVI NISMO GT-Rは序盤から1分42秒台の速いペースで走行し、5周終了時で2位の#32 EPSON NSXとのタイム差は4秒626に広がるものの、NSX-GT勢は1分44秒の安定したペースでラップを刻み続ける。

 6周目にR.ファーマン選手がL.デュバル選手をパスして#1 ARTA NSXが2位に浮上。GT300クラスのバックマーカーを巧みにパスしながらトップとの差を徐々に縮めていく。10周目、#100 RAYBRIG NSXの井出選手が勢いのある走りをみせ、#36 PETRONAS TOM'S SC430をパスして7位に浮上。さらに次周に6位、14周目に5位まで浮上する。

 バックマーカーが発生してからは、トップグループは1分45~46秒台のペースで走行し、18周目では、#1 ARTA NSXはトップから3秒679差の2位。続く3位集団は18秒以上離れているものの、#32 EPSON NSX、#18 TAKATA童夢NSX、#100 RAYBRIG NSXの3台が続いている。

 このサーキットは、アップダウンが激しくテクニカルなレイアウトであり、荒れた路面に加えて路面温度も上昇したことからタイヤに厳しい状況となったため、19周あたりから早めのピットインを敢行するチームが続いた。NSX-GT勢は23周終了時に#100 RAYBRIG NSXがピットイン。細川選手に交代し、前後タイヤを交換してコースに復帰した。次周には#1 ARTA NSXがピットインを敢行して伊沢選手に交代するものの、ピット作業に51秒もの時間を費やしたために順位を下げることとなった。

 数チームが2ピット作戦を敢行する展開となったが、多くのチームは1ピット作戦を選択した。#32 EPSON NSXのL.デュバル選手も30周を走行。暫定トップでピットインし、平中選手に交代してコースに復帰した。

 37周目で、トップは#23 XANAVI NISMO GT-R。#32 EPSON NSXの平中選手は4位、#1 ARTA NSXの伊沢選手が5位、#100 RAYBRIG NSXの細川選手が6位、#18 TAKATA童夢NSXの道上選手が7位、#17 REAL NSXの金石勝智選手が11位を走行する。

 ペースを上げて走る平中選手は43周目に1分45秒台を記録。2位を走行していた#22 MOTUL AUTECH GT-Rと3位を走行していた#36 PETRONAS TOM'S SC430が2回目のピットインを敢行したために、45周目に平中選手が2位に浮上。#1 ARTA NSXが3位、#100 RAYBRIG NSXが4位、#18 TAKATA童夢NSXの道上選手が5位と続く。

 47周目、#1 ARTA NSXの伊沢選手がスピンを喫し、順位を1つ下げて4位となる。しかし、55周目にはトップと平中選手との差は16秒451まで縮まる。56周目に#100 RAYBRIG NSXの細川選手がGT300クラスとの接触によるドライブスルー・ペナルティの裁定を受けたために、4位に順位を下げた。

 #32 EPSON NSXの平中選手は最後までトップを追い続けるが、2位で65周目のチェッカーフラッグを受けた。3位争いは、#1 ARTA NSXの伊沢選手と#100 RAYBRIG NSXの細川選手の激しい争いとなった。最終ラップに細川選手が伊沢選手とバトルを繰り広げて3位となったが、レース後に伊沢選手との接触が30秒追加のペナルティと裁定されて9位となった。

 その結果、#1 ARTA NSXは3位、#18 TAKATA童夢NSXが7位、#17 REAL NSXは11位となった。優勝はポール・トゥ・ウインの#23 XANAVI NISMO GT-Rで、今季3勝目を記録した。

 この結果、シリーズポイント争いで#23 本山哲/B.トレルイエ組(XANAVI NISMO GT-R)がトップに浮上。#18 道上/小暮組(TAKATA童夢NSX)が14ポイント差の2位で最終戦に挑むこととなった。

コメント
白井裕|NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「大変残念な結果に終わりました。正直、完敗です。チャンピオンシップの上で非常に重要な一戦でしたが、貴重なポイントを逃したのが悔やまれます。しかしながら、NSX-GTのポテンシャルは、2、3位の表彰台を獲得したように、クルマ全体では満足できるものがありますが、優勝したクルマがあまりにも速すぎました。最終戦富士でのチャンピオンシップ獲得に向けて全力を尽くしますので、皆さんのご声援をよろしくお願いします」
ロイック・デュバル選手(2位、#32 EPSON NSX)
 「スタートはとてもうまくいって、1コーナーで2位に上がることができました。その後、3位となりましたが、ペースを保って多くの周回を走行するように努めました。予選ではタイヤのマッチングに苦しみましたが、決勝は同じタイヤを履いても問題なく走行できました。チームスタッフもすばらしい仕事を続けてくれたので、絶対にいい成績を残そうと誓っていました。最終戦もベストを尽くして、チームのために好結果を残したいと思います。期待していてください」
平中克幸選手(2位、#32 EPSON NSX)
 「レース前半はロイックが多くの周回を走行してくれたおかげで、タイヤの耐久性の面で助かりました。ドライバー交代のピット作業でも、チームスタッフは完ぺきな仕事をしてくれたので、順位を上げることができました。僕自身もいいペースを保ってミスなく走り続けられたので、満足しています。終盤はタイヤやブレーキのコンディジョンが厳しくなって苦労しましたが、ほかのチームも同じだったと思います。今回は性能調整2ランクUPでしたが、次戦はウエイトハンデが積まれて厳しい展開となりそうです。でも、精一杯走って、結果的にHondaのタイトル争いに貢献できればと思っています。応援ありがとうございました」

Text & Photo: HONDA

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SGT:第8戦オートポリス 決勝記者会見

GT500クラス
XANAVI NISMO GT-R
ブノワ・トレルイエ
gt_r08_r_treluyer  「最高の気分です。プレッシャーのかかった週末だったので、うれしいですね。チームも含めていい一日でした。スタートは追い越されたら挽回が難しいので心配していましたが、トップに立ってからは、タイヤの消耗を考えてスタートからギャップを作ろうと思いました。遅いクルマを追い越さなければいけないので、集中していました。クルマを本山選手にうまく渡せたのでほっとしています」
本山哲
gt_r08_r_motoyama  「うれしいと言うよりホッとしています。金土より気温が高くてタイヤの摩耗が厳しく、チャンピオンシップに向けてここしかないという一戦に対してのプレッシャーが強かったです。ブノワの昨日のスーパーラップとチームのピットワークが早かったのが勝因です。最終戦はクルマが重いですが、1点、2点でも取ることによってチャンピオンの可能性が高くなるので、全力でトライしてきちんとゴールして、その後の結果を楽しみに頑張っていきたいです」
GT300クラス
ダイシンADVAN Z
青木孝行
gt_r08_r_aoki  「正直ホッとしているのが本音です。今年は厳しいレース展開で、SUGOがチャンスだと思ってたのに勝てなくて、みんなもイライラしていました。こここそ最後のチャンスだと思ってたので、勝ててうれしいです。今日のレースは作戦通りです。序盤はタイヤをマネジメントしなければいけなかったんですが、前が見えるところにいれば必ず優勝できると思っていました。ソフトタイヤだったので、もっと早くグリップダウンが始まるのかと思ってたんですが、ヨコハマタイヤさんがいいタイヤを作ってくれました。藤井は堅いタイヤで長いスティントを走ってもらう作戦でした。藤井に代わった時点で30秒以上マージンがあったのでいけるなと思いました。シリーズという意味では厳しいですが、このまま終わるつもりもないので、最終戦も目いっぱい行かせてもらいます」
藤井誠暢
gt_r08_r_fujii  「青木さんと同じでホッとしています。今年チャンピオンを狙おうとチームダイシンで集まったのに、流れが良くなくて、ここを落としたら今年は絶対勝てないというくらいの気持ちでサーキット入りしました。金曜日に苦戦しましたが、チームが睡眠時間を削ってクルマを大幅にチェンジしてくれました。その結果、土曜日から流れが変わって、青木さんの予選の走りでフロントローを取れたので、今回はみんなが自分の仕事を確実にすれば勝てるんじゃないかと思って走っていました」

まとめ: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

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SGT:第8戦オートポリス決勝 XANAVI NISMO GT-Rが独走で今季3勝目、300クラスはダイシンADVAN Zが今季初優勝!

 2008オートバックスSUPER GTは19日、大分県のオートポリスで決勝を行い65周を走ってXANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が優勝、今季3勝目を飾った。GT300クラスは、ダイシンADVAN Z(青木孝行/藤井誠暢組)が優勝した。

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 午後になり、オートポリス上空は雲が増えてきた。しかし、気温も上昇気味で雨の心配はなさそうだ。14時ちょうど、予定度どおりフォーメーションラップがスタートした。

gt_r08_r_23  全車、1周を回ってグリーンライトでレーススタート。トップで1コーナーに飛び込んだのは、ポールシッターのXANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)のトレルイエ。2位にはARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)のファーマンをかわした、予選3位のEPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)、デュバルが上がってきた。3位にファーマン、4位はTAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)の小暮、5位にはYellowHat YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)のクインタレッリ、6位に宝山KRAFT SC430(ピーター・ダンブレック/片岡龍也組)の片岡とここらへんは予選順位のままだ。

 トレルイエが逃げる。1周を回って2位を2秒以上離してきた。5周を終わってその差は5秒弱。

 7周目スタートで出し抜かれたデュバルをかわし、ファーマンが2位を奪い返した。

 10周目、8位を走っていたRAYBRIG NSX(井出有冶/細川慎弥組)の井出が1コーナーで、先行するPETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)のロッテラーをかわし7位に浮上した。

 12周を終わってトップはトレルイエ、3秒7遅れて2位にファーマン。3位デュバルのペースが上がらない。2位のファーマンには12秒ほど離されてしまった。このためデュバルの後ろは混戦。4位小暮、5位クインタレッリ、6位井出、7位片岡。

 13周目、井出が先行するクインタレッリをとらえて5位に上がった。

 19周を終わってMOTUL AUTECH GT-R(ミハエル・クルム/柳田真孝組)のクルムが、20周を終わってロッテラーがピットイン、両車ともドライバーは代らず、タイヤのみ交換してピットアウトした。この2チームは2ピット作戦か?

 23周を回って井出が、24周でファーマンが、25周で小暮が、そして26周でトップを走るトレルイエがピットイン。それぞれ、給油、タイヤ交換してドライバーを細川、伊沢、道上、本山に交代した。これでトップに立ったのはデュバル。

 33周を終わって片岡がピットイン。これでトップに立ったのは本山、2位にロッテラー、3位にクルム。しかし、ロッテラーとクルムはドライバー交代のためもう一度ピットに入らなければいけない。4位は事実上2位の平中だが、本山との差は30秒近くと大きく開いてしまった。5位に伊沢、6位に細川。

 42周を終わってロッテラーが、43周を終わってクルムが2回目のピットイン。ドライバーを脇阪、柳田に交代してピットアウト。これでGT500クラスは各チームとも最後のピットインが終わった。

 44周を終わって、トップは本山。22秒の大差で2位に平中、3位はさらに3秒遅れて伊沢。さらに2秒遅れて4位細川の順。

 48周目、伊沢がスピン。これで3位に地元福岡の細川。4位には10位スタートのZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)、立川が上がってきた。

 ここで300クラスのマシンとの接触により細川にドライビングスルーペナルティが掲示された。56周を終わって細川がピットイン。その間に伊沢にかわされ4位に落ちた。伊沢3位。

 64周目、ファイナルラップ直前でペナルティーで後退した細川が伊沢をかわして3位を奪い返した。

 レース終了。完ぺきなレース運びで最後は独走となったXANAVI NISMO GT-Rが今季3勝目。2位にはEPSON NSXが、3位に入ったと思われたRAYBRIG NSXは、30秒加算のペナルティーを課され9位に後退。代って3位にはARTA NSX、4位にはZENT CERUMO SC430、5位にはMOTUL AUTECH GT-Rが繰り上がった。

gt_r08_r_81  GT300クラスは、2位でレースをスタートしたダイシンADVAN Z(青木孝行/藤井誠暢組)がドライバー交代後にトップに立つとそのまま逃げ切って今季初優勝。2位には、序盤後退するも巧みなレース運びで徐々に順位を上げてきたARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)が、3位にはプリヴェKENZOアセット・紫電(高橋一穂/加藤寛規組)が入った。

 ポールシッターのJIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)はピットインするまではトップを守っていたがピットアウト後に失速、結局クラス8位でレースを終えた。

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 これでGT500クラスのドライバーズチャンピオンシップ争いは24点ポイントを加算し、合計74ポイントとしたXANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)がトップに立った。2位には14ポイント差の60ポイントでTAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)が、3位にはさらに1ポイント差で59ポイントのPETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)が付けるが、俄然チャンピオン争いでXANAVIコンビが有利になったとみていいだろう。

 GT300クラスは2位に入り15ポイントを加算し、75ポイントとしたARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)がドライバーズ部門でトップに。しかし2位のMOLAレオパレスZ(星野一樹/安田裕信組)とは2ポイント差、3位のプリヴェKENZOアセット・紫電(高橋一穂/加藤寛規組)とは7ポイント差で、最終戦までチャンピオン争いは縺れそうだ。

 SUPER GT第9戦(最終戦)の決勝は11月9日、舞台を富士スピードウェイに移して行われる。果たして、チャンピオンの栄冠はどのドライバーたちの頭上に輝くのであろうか?

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

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SGT:第8戦オートポリス決勝結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
1500123XANAVI NISMO GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS20651:56'36.729
2500232EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
平中 克幸
DL+26518.490
350031ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS356535.781
4500438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS156547.340
5500522MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
ミハエル・クルム
柳田真孝
BS256547.637
650063YellowHat YMS TOMICA GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
横溝直輝
BS606550.145
7500718TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS756551.443
8500836PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS706556.749
95009*100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS30651'02.272
105001012カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS30651'07.445
115001117REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS+1651'20.833
125001225ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
石浦宏明
YH+2651'32.079
135001339DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
高木 虎之介
アンドレ・クート
DL+2651'33.372
1450014*6ENEOS SC430
LEXUS SC430
飯田 章
ビヨン・ビルドハイム
BS10651'43.91
155001535宝山 KRAFT SC430
LEXUS SC430
ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
BS5641Lap
16300181ダイシン ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
青木 孝行
藤井 誠暢
YH5
(+1)
605Laps
17300243ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI50605Laps
1830032プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN MC
高橋 一穂
加藤寛規
YH35605Laps
19300446MOLA レオパレス Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
安田 裕信
MI100605Laps
20300533HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下みつひろ
影山 正美
HK605Laps
21300677クスコDUNLOPスバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
カルロ・ヴァン・ダム
DL10605Laps
2230074EBBRO UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
阪口良平
松下 昌揮
YH+1605Laps
23300811JIMCENTER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
植田 正幸
YH+1605Laps
24300995ライトニング マックィーン apr MR-S
TOYOTA MR-S
平手晃平
国本 京佑
MI45605Laps
2530010*19ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
阿部 翼
YH50605Laps
263001131DOUBLEHEAD avex apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本雄也
MI5
(+1)
596Laps
273001252GREEN TEC KUMHO IS350
LEXUS IS350
黒澤 琢弥
井口卓人
KH+2596Laps
2830013110KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
光貞 秀俊
池田大祐
KH596Laps
293001462WILLCOM ADVAN VEMAC 408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH+2596Laps
303001526ユンケルパワータイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
山路慎一
YH20587Laps
315001624WOODONE ADVAN Clarion GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH5
(+1)
578Laps
3230016*1184CARAT SON GT3
PORSCHE 911GT3RS
宮本 隆士
Guts 城内
YH+2578Laps
3330017666楽天 BOMEX 320R
VEMAC RD320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH+2578Laps
3430018*5プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井 克彦
YH+2578Laps
353001988triple a ガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
古谷直広
YH+15510Laps
3630020*7ORC雨宮SGC-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH454520Laps
373002187アクティオガイヤルドRG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
和田 久
栗原宗之
YH+24421Laps
---- 以上規定周回数(GT500:45Laps / GT300:42Laps)完走 ----
-300-111ARKTECH BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
小泉 洋史
黒澤翼
KH+24025Laps
-300-66triple a ムルシェRG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH201649Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.23 XANAVI NISMO GT-R (ブノワ・トレルイエ) 1'42.783
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.2 プリヴェKENZOアセット・紫電 (加藤 寛規) 1'52.828
  • CarNo.100は、2008 SUPER GT Sporting Regulations 第28条 14. (危険行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.100は、2008 SUPER GT Sporting Regulations 第28条 14. (危険行為)により、競技結果に対し30秒加算とする。
  • CarNo.6は、2008 SUPER GT Sporting Regulations 第28条 14. (危険行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.19は、2008 SUPER GT Sporting Regulations 第28条 14. (危険行為)により、競技結果に対し30秒加算とする。
  • CarNo.118は、2008 SUPER GT Sporting Regulations 第28条 14. (危険行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.5は、2008 SUPER GT Sporting Regulations 第33条 10. (ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.7は、2008 SUPER GT Sporting Regulations 第28条 2. 違反により、罰金3万円を課した。

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