- 優勝 豊島里空斗(C.S.I.Racing)
-

「そんなに嬉しくない優勝なのですけれど(苦笑)。気温が下がってきて、決勝中に(濃くしてあった)燃料を薄くしたら調子よかったのですけれど。追いついたなって思ったら反応切り替わっちゃって。バトルは楽しいかったですけれど、自分にはちょっとラッキーだったかなって。でもレース中にあの2台を抜けたとは思えなかったので、次はぶっちぎって勝ちたいです」
- 2位 丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)
-

「スタートはまずまず決まったのですけれど、場所取りは慣れて無くて。自分の中で迷いがでてしまったです。オープニングラップがよくなくて、混戦の中で抜かれてしまったというのはこれからの課題でであり、レースで勝つには場所取りは大事だと思っているので、そこを次戦に向けて、練習したり考えていかないといけないなという部分があります。スピードについては1台抜かれてしまって、それを抜き返すのが、ブロックされて時間かかっちゃって、前から離されちゃったという感じで。でも後半のペースというか普通にひとりで走っているペースではトップと比べてもそんなに負けない。課題もけっこう、今の自分の中ではレースウィークを通して一番いい感触だったので、これを継続して、次に挑めば結果はよくなるかな、と思っているので、引き続き頑張っていきたいな、って思います」
- 3位 小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)
-

「(表彰台は)嬉しいですけれど、また棚ぼたで。ペースなくて内容では全然負けていたので、もっと実力で表彰台に行けるようにしないといけないですね。結果はよかったけどあまり満足感がないので。ちゃんと速く走って上の方に行って。棚ぼたと言ってもまだ前に二人いますからね。どうにか1位を取りたいと思います」
- 4位 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)
-

「ペースはそこまで悪くなくて、1周目で5番手まで上げられたので。そこでRiNoAの82番よりはペースはよかったのですけれど、どうしても抜く抜かれるっていうところが経験不足な部分があって、抜いた後に引き離す方法が難しくて。そこを克服できれば、今よりもうちょっといい順位でフィニッシュできるかなと思います。次戦は普段の練習から抜く練習をたくさんして、磨いていきたいですね」
- 5位 柴田泰知(ZAP SPEED RD10V ED)
-

「あまり(順位の)実感がないのですけれど、大変なレースでした(笑)。ダンゴ状態になっていたのですけれども、なんとかどこかで抜けそうな機会があったので、それを何回か伺いながら最後ちょっと頑張ったらストレート(エンド)で抜く事ができた。(狙った通り?)そうですね、最終コーナーで行けるかな、という所から仕掛けて、1コーナーで抜けたっていう感じでした。見に来て下さった人にはいいレースが出来たかなって。自分としてはまだまだ発展途上なので、もっとスキルを身につけてまた上位に行きたいと思っています」
- 6位 室龍太郎(HAMMER 10V)
-

「やっぱり皆さん速くて、でもバトルできてすごい良かったです。まだHパターン慣れていなくて、ブレーキングとか(コーナー)進入で後ろの人は嫌だなって思ったかもしれないですけれど(笑)。みんなクリーンにバトルしてくれて、よかったです、楽しかったです」
- 9位 樺木大河(ZAP SPEED 10VED)※トップフィニッシュ直後の談話
-
「速さがあったのは間違いないので、そこは誇りたいところです。完全に僕のミスで、チームメイトを突いてしまったので申し訳ない。ここに関しては反省しかない、経験値不足です。いい走りができていたけれど、マージン持てなかった。どんな(裁定)になるかわからないですけれど、結果は結果で受け止めます。そこ以外はよかったですけれど」
- R 中澤凌(ZAP NAKs 10VED)
-
「チームメイトに小突かれてそこで回っちゃったので。そこに大川君が避けきれないで僕のリヤに当ってきました。今までで一番大きなマシンダメージで、基本クラッシュしないので、ちょっとびっくりしちゃいました。絶対勝てると思っていたので、もったいなかったです。やっぱり夕方の方がペースがよくて感触はすごいよかったですけれど。次の機会があれば、頑張りたいです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦決勝は4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催され、トップチェッカーを受けた樺木大河(ZAP SPEED 10VED)が8周目の中澤凌(ZAP NAKs 10VED)との接触でフィニッシュタイム10秒追加のペナルティを受けて降着。2位でフィニッシュした豊島里空斗(C.S.I.Racing)が繰り上がりで優勝となった。
第2戦決勝は本日最終レースとして午後4時45分にフォーメーションラップ開始。日が長くなったとはいえこの時間に太陽はかなり西に傾き、リーダータワーの影が伸びている。28度まで上がった気温も24度まで下がり、風も吹きだして路面温度はかなり下がっている。僅か10周のスプリントレースとはいえ、スタートからフィニシュまでの間に温度はさらに下がると予想され、チームはタイヤの内圧の合わせ込みに悩む。

レースがスタートすると、ポールポジションの豊島、フロントロウに並んだ大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)の2台は共に好スタートで第1コーナーへ飛び込む。セカンドロウの中澤凌(ZAP NAKs 10VED)、丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)、5番手スタートの樺木まではグリッド通りの順で続いたが、6番手スタートの小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)は加速がにぶく、7番手スタートの松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)にポジションを奪われる。この中で勢いがいいのが樺木で、第3コーナーに向けた加速で丸山に並びかけるとアウト側から被せるようにターン、第4コーナー手前で丸山を仕留めて4位にポジションを上げ、さらに前を行く中澤に迫る。追われる中澤も2位大川に狙いをつけて第5コーナーアウト側から仕掛けると2台はサイド・バイ・サイドでファーストアンダーブリッジを通過。そこに樺木選手も参戦。3台がワンパックになってトンネルを抜け出すと中澤が2位にポジションアップ、さらにS字の進入で樺木が大川選手に仕掛けるが、ここは大川も抵抗を見せ並んでS字を通過、そのままV字コーナーまで粘るがここで樺木がインから前に出て3位へ。

激しい2位争いの後方でも5位の座を競って丸山と松原が並んでダウンヒルストレートを下り90度コーナーへのブレーキングで松山がイン側から丸山を攻略。ビクトリーコーナーで前に出る。
2位以下の攻防をよそにトップ豊島は0.782秒までリードを築いてオープニングラップを終了。2位中澤から0.474秒差で3位樺木、0.664秒差で4位大川と続き、バトルでややタイムをロスした松原が1.1秒差の5位。その背後には丸山が0.147秒差とテール・ツー・ノーズ状態で2周目に入るとポジションを奪い返す機会をうかがう。そのチャンスが来たのがV字への進入で、丸山は松原のインを突いて並びかけるとそのまま立ち上がりヘアピンでも並走。ダウンヒルストレートから90度コーナーへ、今度はアウト側の丸山が松原を仕留めて5位を奪い返す。
2周目を終えてトップ豊島と2位中澤の差は0.4秒まで縮まり、さらに大川を振り切った樺木も0.166秒差で背後につけている。この2台の勢いは豊島選手を上回っており、続く3周目、3台が連なってファーストアンダーブリッジを通過。この3台が牽制し合う間に4位大川も追いつき、ヘアピンでは4台がトレイン状態でターン。ダウンヒルストレートを駆け降りると、中澤が仕掛けて豊島のアウト側から90度コーナーへ。2台は並走でセカンドアンダーブリッジを通過、ビクトリーコーナー進入でイン側になる中澤が前に出てトップに立つ。3周目を終えてトップ中澤選手と4位大川選手までが0.63秒以内という接戦だ。
4周目の第1コーナーで豊島がインから中澤に仕掛けて再びトップ。しかしほぼ横並びで第4コーナーから130Rまで走った中澤はS字へのアプローチで再逆転。さらに樺木も豊島に迫るが、V字コーナーへのブレーキングでタイヤをロックアップさせてここは攻略ならず。4周目を終えて中澤~豊島~樺木~大川のトップ4台は依然として0.9秒の中で連なっていて、誰かが仕掛ければ別の誰かがそのスキを狙うという互いにチャンスをにらんだ状態で5周目を終えてレースは後半戦へ。
この膠着状態を打破したのはレース4戦目の樺木で、6周目の第5コーナーアウト側からブレーキングで豊島に並びかけるとファーストアンダーブリッジの中で前に出て2位を奪い取る。樺木はこの周2分4秒510とファステストラップも更新してトップ中澤とのギャップを0.5秒削り取り、0.134秒差で7周目に入る。勢いに乗る樺木は第3コーナーでインから中澤をオーバーテイク、トップに出る。しかし中澤も負けじと第5コーナーでアウト側から樺木に被せると再逆転、トップを奪回する。ZAP SPEED同士のトップ争いだ。
8周目も4台は密集して走行。次なるチャンスを狙ったにらみ合いは縦一列でダウンヒルストレートを下ると90度コーナーへ。樺木は中澤のリヤに張り付くように旋回を始めるが、ここで両車は接触、樺木が中澤のリヤを突くような形になり、中澤はたまらずスピン、樺木と豊島はこれをかわしたが、アウト側に回避しようとした大川は僅かに中澤に接触、こちらもスピンしてしまう。2台はダメージがあるようで、再スタートが切れない。その間にトップ樺木、2位豊島は8周目を終了。3位丸山、4位小田部とそれぞれ順位を上げる。
ここでセーフティカー(SC)投入が宣言され各車スローダウン。止まったマシンの排除を行いつつ隊列を整えることになるが、残り2周では時間切れ、レースが再開されることはなく、そのままSCランで10周目まで走行し、樺木~豊島~丸山~小田部~松原~柴田泰知(ZAP SPEED RD1V ED)という順でフィニッシュした。
暫定表彰式が始まる前に樺木と中澤の接触についての審判が行われ、樺木にフィニッシュタイムに10秒加算のペナルティが課せられることになり9位まで降格。優勝は豊島選手、2位丸山選手、3位小田部選手という順位になった。
樺木は自分のミスであることを認めて、ペナルティも受け入れる覚悟で暫定表彰式を待ち、優勝した豊島、デビュー戦2位の丸山、久々の表彰台の小田部といずれも残念な結末に複雑な表情で壇上に上がったが、それでも最後は勢いよくスパークリングウォーターをかけあった。
もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第3戦は、しばしインターバルをおいて8月11日にモビリティリゾートもてぎで開催予定。開幕2連戦を満足いく結果で終わった者もそうでない者も、それぞれの課題をガレージに持ち帰って、その答えを手に暑いもてぎに戻って来ることになる。







Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
Asako SHIMA
もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 2 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 27 | | | 豊島 里空斗 | C.S.I Racing MYST KK-S2 | 10 | 23'23.874 | - | - |
| 2 | 81 | | | 丸山 陽平 | 群馬トヨペットTEAM RiNoA MYST KK-S2 | 10 | 23'24.058 | 0.184 | 0.184 |
| 3 | 78 | | | 小田部 憲幸 | フォースリンクこたべZAP ED MYST KK-S2 | 10 | 23'25.419 | 1.545 | 1.361 |
| 4 | 8 | | | 松原 将也 | ZAP MARUTOKU 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'25.850 | 1.976 | 0.431 |
| 5 | 18 | G | 1 | 柴田 泰知 | ZAP SPEED RD10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'27.916 | 4.042 | 2.066 |
| 6 | 2 | | | 室 龍太郎 | HAMMR 10V TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'28.820 | 4.946 | 0.904 |
| 7 | 37 | | | 青木 諒太 | WABITO WORKS withアルビレックスRT-ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'29.495 | 5.621 | 0.675 |
| 8 | 35 | | | 中島 哲也 | アルビレックスGAIA ED KK-S MYST KK-S2 | 10 | 23'30.415 | 6.541 | 0.920 |
| 9 | *15 | | | 樺木 大河 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'32.907 | 9.033 | 2.492 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ---- |
| - | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP NAKs 10V ED TOKYO R&D RD10V | 7 | 14'42.743 | 3Laps | 3Laps |
| - | 82 | | | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 7 | 14'43.750 | 3Laps | 1.007 |
- Fastest Lap: CarNo. 15 樺木大河(ZAP SPEED 10V ED) 2'04.510 (6/10)
- CarNo. 15は、2024もてぎチャンピオンカップレースSpR.27.4.1(#79への衝突)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
- ポールポジション 豊島里空斗(C.S.I.Racing)2分3秒926
-

「練習走行みたいな感覚で、緊張せず普通に走ってタイム出たので、よかったです。決勝と同じように走ったら大丈夫だったので、それがよかったかな。決勝はスタートがばっちり決まれば、組み立て通りになると思うのですけでど、スタートでどれだけ行けるのかで決まると思います。あまり争っちゃうと後ろの人が来ちゃうと思うので、とりあえずスタート1番で、そこから逃げる態勢に入れればいいと思います」
- 2位 大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)2分4秒052 +0.128秒
-

「ちょっと悔しいですね、もうちょっとだっただけに。正直小さいミスはしているので、それを改修すればコンマ1秒くらいは縮められていたかな、というぐらいの感じだっただけに、ちょっと悔しいです。(感触はいい?)トップとは争えると思います。もうちょっと、トップとは(戦って)いけると思います。決勝は夕方なので、(コンデションが)がらっと変わると思いますし、そこの対応ができるかどうか。さっきできなかったところなので、どこまでできるかですね」
- 3位 中澤凌(ZAP NAKs 10VED)2分4秒346 +0.420秒
-

「第1戦の時よりはそんなに調子よくなかったのですけれど、3番手なら決勝は前を狙える位置にいるので、そんなに心配はしていないです。コンデション的には昼間(第1戦)よりこれくらいの方が合っているかもしれないです、この後はちょっと分からないですけれど。昼間よりはそんなにつらくないかな、と思っています」
- 4位 丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)2分4秒369 +0.443秒
-

「課題をけっこう修正できて、手応え的にも1回目の予選よりも全然よくなったので、そこは自分にとってはプラスかなって思ったので。でもまだ完全には直り切っていないのがあるので。(カートの癖とか?)そういうとこもあったり、あと突っ込み過ぎだったり、そういうところが課題で、そこを直せばかなりいい方向には向かっていると思うので、それを信じて頑張れば。決勝はスタートミスらないことが第一ですけれど、そこをまずはうまく決めて、その後は自分は展開に合わせるのは得意だと思っているので、そこは自信持って走ろうかなって思っています」
- 5位 樺木大河(ZAP SPEED 10VED)2分4秒638 +0.712秒
-

「路面温度めっちゃ上がっていて、その状態でニュータイヤ入れたことがなかったので、それもあって全然このコンディションに合わせられなかったかな、という感じです。それと第1戦の予選は一番前に出てぐるぐるずっと走って、でも後ろにクルマがいる状態のプレッシャーが嫌だったので、今回は後ろに下がってクールダウンとか入れながら走ったのですけれど。リズム作るうえでは僕はクールダウン入れるよりずっと走っていた方がよかったんだな、と後悔しました(笑)。そのへんは次戦以降の予選の組み立て方考えたいな、っていうのと。でもそこはいったん切り替えて、レースペース的には路面温度下がってきたら僕と中澤君、うちらが一番(ペースが)あるかなって思っているので、チャンスうかがって、まずは表彰台。あわよくばもっと先狙いたいなと思っています」
- 6位 小田部憲幸選手(フォースリンク こたべZAP ED)2分4秒945 +1.019秒
-

「第1戦より1コあがりました、やったぜ(笑)。(6番手で安定していた?)あまりよくないですね、もっと上に行きたいです。あまり調子いいって感覚はなくて、練習不足なので、乗った分だけいろいろ分かってくるかな。たまたまっていうところです。決勝はまたひとつでも上を目指します。でも無理せず、いろいろ発見したいことの方が多いので、自分の走りに集中して、露骨なブロックせず、クリーンにバトルしたいと思います。またインタビュー受けられるように(笑)頑張ります」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦公式予選が4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催され、昨年同シリーズ5位の豊島里空斗(C.S.I.Racing)が2分3秒926でポールポジションを獲得した。
午前の第1戦に続いてタブルヘッダーで行われる第2戦の予選は午後1時30分から20分間で行われる。初夏の日差しがふりそそぐサーキットは気温28度まで上昇。路面温度は50度を超えている。1日2レースが行われる今回、各車は第2戦にニュータイヤの投入が許されているが、午前に行われた第1戦に比べた温度の変化への対応がチーム、ドライバー共に求められる。
11台のエントリー数は第1戦と変わらないが、第1戦でジェントルマンクラス優勝の本間隆史(MATレーシングPJ10V)は第2戦を欠場。替わって第1戦には出場しなかった室龍太郎(HAMMER 10V)が出場する。室選手は昨年スーパーカートに出場、今回が初のスーパーFJ参戦となる。
各車ウォームアップを終えて今回も5分が経過したあたりからタイムアタックが始まる。まずは第1戦3位の豊島が2分5秒158でトップ。2番手は第1戦優勝の中澤凌(ZAP NAKs 10VED)の5秒801。3番手に第1戦で豊島とバトルを演じて4位の大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)、4番手丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)とチームメイトが並ぶが2分6秒台ということでまだタイヤの発動を待っている状況か。
残り13分、その大川が2分4秒859と最初に2分4秒台に入れてトップに立つ。2番手は5秒012で中澤、3番手5秒088の丸山。豊島は4番手にダウンするが、残り11分で4秒390をマークして再びトップへ。大川2番手、丸山は5秒002で3番手、中澤5秒012で4番手と続き、さらに松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)、小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)と続いたが、ここに第1戦2位の樺木大河(ZAP SPEED 10VED)が5秒453を出して割り込み5番手へ。松原6番手、小田部7番手へドロップ。
折り返しを過ぎて残り9分、中澤が2分4秒744で3番手へ上がるが直後にコントロールラインを通過した樺木が4秒700で中澤を上回る。その間にトップの豊島はベストタイムを4秒222から4秒081まで縮めて、2番手大川に0.61秒差と大きく引き離している。
残り5分、トップ豊島は変わらず、2番手に丸山が2分4秒437で浮上、大川3番手、樺木4番手、中澤5番手で、6番手に小田部が上がってくる。さらに樺木が4秒638で大川をかわして3番手へ。
残り3分、豊島はただ一人2分3秒台に入れて3秒926をマーク。午前中より路面コンデションが悪化したか、その後2分3秒台をマークする選手は現れず、豊島選手のポールポジションが確定した。しかし残り1分を切ってからから2番手以下は目まぐるしく入れ替わり、大川4秒052で2番手、中澤4秒500で3番手へとそれぞれポジションを上げ、丸山は4番手、樺木5番手とそれぞれドロップした。6番手は小田部が終盤に松原を上回り、松原は0.005秒及ばず7番手となった。
もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦決勝は本日の最終レースとして、午後4時45分フォーメーションラップ開始予定。第1戦でドッグファイトを展開した豊島と大川がフロントロウから再び相まみえるか、3番手スタートの中澤が第1戦優勝の勢いを見せて巻き返すか、注目だ。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2024/04/28) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 2 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 27 | | | 豊島 里空斗 | C.S.I Racing MYST KK-S2 | 2'03.926 | - | - | 139.467 |
| 2 | 82 | | | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 2'04.052 | 0.126 | 0.126 | 139.325 |
| 3 | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP NAKs 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'04.346 | 0.420 | 0.294 | 138.996 |
| 4 | 81 | | | 丸山 陽平 | 群馬トヨペットTEAM RiNoA MYST KK-S2 | 2'04.369 | 0.443 | 0.023 | 138.970 |
| 5 | 15 | | | 樺木 大河 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'04.638 | 0.712 | 0.269 | 138.670 |
| 6 | 78 | | | 小田部 憲幸 | フォースリンクこたべZAP ED MYST KK-S2 | 2'04.945 | 1.019 | 0.307 | 138.330 |
| 7 | 8 | | | 松原 将也 | ZAP MARUTOKU 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'04.950 | 1.024 | 0.005 | 138.324 |
| 8 | 18 | G | 1 | 柴田 泰知 | ZAP SPEED RD10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'07.363 | 3.437 | 2.413 | 135.703 |
| 9 | 35 | | | 中島 哲也 | アルビレックスGAIA ED KK-S MYST KK-S2 | 2'07.476 | 3.550 | 0.113 | 135.583 |
| 10 | 37 | | | 青木 諒太 | WABITO WORKS withアルビレックスRT-ED TOKYO R&D RD10V | 2'07.562 | 3.636 | 0.086 | 135.492 |
| 11 | 2 | | | 室 龍太郎 | HAMMR 10V TOKYO R&D RD10V | 2'07.779 | 3.853 | 0.217 | 135.262 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'41.340)予選通過 ---- |
- 優勝 中澤凌(ZAP NAKs 10VED)
-

「最後にちょっと迫られましたが、もしものドッグファイトの為にタイヤはセーブしていたので、それが最後使えてよかったです、危なかったですけれど楽しかったです」
- 2位 樺木大河(ZAP SPEED 10VED)
-

「ペース的には(中澤選手に対して)どっこいかちょっとこっちの方があるかな、みたいな感じで。でも後ろがそこそこの距離にいたので、とりあえず離すまではと思って。で、最後2、3周で詰められたなら、と思っていて。最後第3コーナーで並んで入って、鼻先だったので行けるかなと思ったのですけれど、ちょっとシフトミスしちゃって2速に入らなくて、それで外に出ちゃったので、勝負ありかな、という感じで。(中澤選手と)走り方がけっこう違うところがあって、後ろについていて、学ぶところも多かったので、次、活かせればと思います。次はポールから優勝します!」
- 3位 豊島里空斗(C.S.I.Racing)
-

「(スタートの失敗は)クルマが進まなかったです。クラッチが、最初練習で回転全然上げないでスタートしたのですけれど全然ダメで、4500(回転)ぐらいまで上げたのですけれど、それでもダメで。走りながら何だろう?って思っていたのですけれど、クラッチがたぶんゆっくり離しすぎているのだろうな、とわかりました。次はもうちょっと素早く離して行きたいと思います。大川選手とのバトルは何回か仕掛けるとこがあっって、そこで行けたらもっと上に行けたと思うのですけれど、思ったより全然自分が行けてなかったのかうまく走れなくて手こずっちゃって。途中ガソリンの(調整を)濃くして、そしたらタイムもよくなったので、(次の)決勝はそれで行って、スタートを決めれば3位キープでスタートできるので、後はレース中に2台抜ければ、次1位目指して頑張ります」
- 4位 大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)
-

「やられましたね。プレッシャーに負けちゃいました。後半(走りが)うまく決まらない部分があって、そこをうまいとこ突かれたという感じで最後90度(コーナー)でやられちゃいました。(何度かは抑え込んでいた)バトルという意味ではポジティブにとらえるところで、今後に向けてというところはある。バトルしていてもそんなにタイムが落とし過ぎず、みたいな感じで走れたので、そこはポジティブかなって思いますね。スタートはばっちり決まりました。あれがかなり大きかったですね。昔からスタートは得意な方なんですよ、だからそれがばっちり決まってひと安心みたいな感じでしたね」
- 5位 丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)
-

「スタートはちょっとクラッチ離すのが早すぎて、少し失速気味になっちゃったので。もうちょっと次はクラッチ繋ぐのを遅くして、うまくスタート決められたらと。反応はよかったので、そこだけ変えれば、普通にいい感じで(スタート)切れるかな、と思います。その後は自分の走りがあまりよくなくて、ペースなかったので、ついて行けなかったです。改善点とかもだんだん見つかってきたので、予選とかで少しずつ直して行って、次の決勝につなげられたらいいかな、と思います。今回は2レースあるので、悪いところをトライする回数もあるってことなので、そこはいいですね」
- 6位 小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)
-

「棚ぼたですからね、喜んじゃいけないですね。意外と前と(差が)縮まらなかったですね。もう実力不足です。あんまりおもしろくないレースでしたね。後ろが跳ねるのは何となくわかっていたので、残念でした。(前に)近づいた時もありましたよね? でも離されて、まだつかみ切れていないですね。でもマシンではなくて自分が悪いです。午後の第2戦に向けてはひとつでも上の順位ねらいたいですね、そんないきなり劇的にタイム上がることもないので、淡々とできることをやって。ベストタイムと、グリッドもちょっとでも上がればいいなという感じです、良いところをみせたいです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ開幕戦決勝は4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催され、ポールポジションからスタートの中澤凌(ZAP NAKs 10VED)が樺木大河(ZAP SPEED 10VED)との同門対決を制して優勝した。
10周で行われる決勝は定刻の11時30分にフォーメーションラップ開始。気温26度でコースはドライコンディションだが路面温度はすでに45度を超えてタイヤに厳しい環境になりつつある。

レースがスタートすると、フロントロウの中澤、樺木はスムーズに発進したが、セカンドロウの豊島里空斗(C.S.I.Racing)、丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)は揃って反応がにぶく後続集団にのみ込まれる。一方スタートがよかったのが6位スタートの大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)で、前からスタートの2台を一気にかわして3位にジャンプアップして第1コーナーに進入、5位スタートの松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)もそれに続き、豊島5位、丸山6位へとドロップ。
ポジションを落とした豊島だがただちに反撃を開始、S字コーナーの入り口でインを差すなど松原にプレッシャーをかける。これで松原は防戦一方となりトップ3台との間合いが拡がる。トップを逃がしたくない豊島はV字コーナー進入でズバッと松原のインからオーバーテイク。そこにに丸山も加わり、立ち上がりで松原をかわしてそれぞれ4位、5位へ進出。
オープニングラップを終えてトップ中澤、2位樺木は0.358秒の差。3位大川はそこから1秒近く離れていて、4位豊島はさらに1.3秒後方で丸山を0.45秒差に従えている。
2周目もトップ中澤と2位樺木の間合いは0.3秒とつかず離れず。しかし3周目に入ると樺木がペースを上げて0.196秒差と中澤に迫る。樺木はコーナー出口からの加速がよく、第2コーナーから第3コーナーまでの短いストレートで一気に中澤のテールを捕らえた。さらに豊島も2分4秒835とファステストラップを刻んで大川の1秒差に詰める。5位丸山はこのペースについて行けないのか1.6秒差に遅れ、0.4秒後方に松原がつけて機会をうかがっている。
テール・ツー・ノーズ状態のトップ中澤と2位樺木は4周目も0.185秒の差、しかし樺木にチャンスは訪れず、逆に5周目には0.24秒とギャップをひろげられてしまう。3位争いは大川に豊島がファステストラップを更新して0.374秒まで接近、ヘアピンでは豊島がインから差しに行くそぶりを見せてプレッシャーをかける。6周目、中澤は樺木に対し0.384秒とさらに差をひろげる一方で、大川と豊島は随所で3位争いを行いながら樺木に0.796秒まで接近してレースは7周目へはいる。1位~2位と3位~4位がそれぞれ0.3秒差で接近戦をくり広げ、5位丸山はそこから置いて行かれて3秒以上離されている。
7周目も中澤は樺木と0.441秒の差、僅かずつだか確実に差をひろげて行く。3位争いはさらにヒートアップし、第5コーナーで豊島がアウトから仕掛けて大川と並んでファーストアンダーブリッジを通過。そのまま130RからS字にかけてゆさぶりをかけ続けるが、ここは大川が守り切る。8周目もこの2台のドッグファイトが続き、コントロールライン上では0.123秒差とテール・ツー・ノーズ状態で9周目に入り、第3コーナーで豊島がアウトから大外刈りを狙うがここも大川がポジションキープ。勢いは豊島にあるが大川もスキを見せず、豊島は終盤に向けてどこで大川を仕留められるか様子を見ているようだ。さらに豊島は90度コーナーでもイン側から仕掛けるがここも大川が守る。
そして一時0.5秒近く離れたトップ中澤との差を樺木が盛り返してダウンヒルストレートから90度コーナーへのブレーキングで勝負を挑むも前には出られず、コントロールライン通過時で0.201秒差。豊島~大川は0.085秒差。そこから3秒差の5位丸山に対しては松原が0.135秒差と、随所で順位争いが展開したままでファイナルラップに突入する。
まず動いたのが6位の松原、第1コーナーでアウト側から丸山を仕留めにかかるが、勢いが余ったかスピン、すぐにレースに復帰したものの小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)にかわされて7位にポジションダウン。
続いて第3コーナーで樺木が中澤のアウトからオーバーテイクを試みるも中澤はしっかりインを守り、樺木はグラベルぎりぎりまでアウトにはらんで踏みとどまる。これでギャップが広がりトップ争いは決着。第3コーナーでは豊島も大川のアウトから仕掛けるが、こちらも大川が3位の座を守りきる。しかし豊島はあきらめず第5コーナーでもアウトから並びかける。2台はサイド・バイ・サイドで130Rへ飛び込み、ここでも大川が前に出るが、テール・ツー・ノーズ状態でヘアピンを立ち上がるとダウンヒルストレートを駆け降りる。今度は豊島がアウト側に位置取りして90度コーナーにターンイン、アウト側の縁石ぎりぎりで踏みとどまり大川の前に出てついに3位のポジションを奪い取る。
中澤はスタートから一度もトップを譲ることなくポール・ツー・ウイン。最後までトップを追い続けた樺木だったが届かず0.777秒差で2位、それでもスーパーFJでは初の表彰台だ。ファイナルラップのバトルを制した豊島が3位、2年ぶり参戦の大川は惜しくも表彰台を逃したが、ブランクを感じさせない戦いでチームの期待に応えた。大川のチームメイトの丸山が5位。6位には小田部が入賞した。
2台が出場のジェントルマンクラスは総合8位の本間隆史(MATレーシングPJ10V)が優勝を飾った。
もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦は本日午後に予選/決勝が行われる。初夏のような陽気のもてぎは午後1時30分からの予選あたりが温度のピークで、そこから午後4時35分の決勝までの間に急激に下がる難しいコンデションが予想される。








Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 1 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP NAKs 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 20'57.235 | - | - |
| 2 | 15 | | | 樺木 大河 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 20'58.012 | 0.777 | 0.777 |
| 3 | 27 | | | 豊島 里空斗 | C.S.I Racing MYST KK-S2 | 10 | 21'00.372 | 3.137 | 2.360 |
| 4 | 82 | | | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 10 | 21'00.802 | 3.567 | 0.430 |
| 5 | 81 | | | 丸山 陽平 | 群馬トヨペットTEAM RiNoA MYST KK-S2 | 10 | 21'02.382 | 5.147 | 1.580 |
| 6 | 78 | | | 小田部 憲幸 | フォースリンクこたべZAP ED MYST KK-S2 | 10 | 21'05.588 | 8.353 | 3.206 |
| 7 | 8 | | | 松原 将也 | ZAP MARUTOKU 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'16.396 | 19.161 | 10.808 |
| 8 | 46 | G | 1 | 本間 隆史 | MATレーシングPJ 10V TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'27.480 | 30.245 | 11.084 |
| 9 | 18 | G | 2 | 柴田 泰知 | ZAP SPEED RD10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'37.800 | 40.565 | 10.320 |
| 10 | *37 | | | 青木 諒太 | WABITO WORKS withアルビレックスRT-ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'38.698 | 41.463 | 0.898 |
| 11 | 35 | | | 中島 哲也 | アルビレックスGAIA ED KK-S MYST KK-S2 | 10 | 22'04.466 | 1'07.231 | 25.768 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 27 豊島里空斗(C.S.I Racing) 2'04.493 (8/10) 138.832 km/h
- CarNo. 37は、2,024もてぎチャンピオンカップレースSpR.35.1(反則スタート)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
- ポールポジション 中澤凌(ZAP NAKs 10VED)2分3秒299
-

「練習もできていなくて、今年レースウィーク以外は1日しか走っていなかったので、どうなるかな、と思ってはいたのですけれど、大丈夫そうでした。去年のパッケージのままで走っていているので特に(変更は)何もないです。決勝は、ポールポジションからスタートってあまり経験ないので、気負いせず、気分よく走って来ます」
- 2位 樺木大河(ZAP SPEED 10VED)2分3秒593 +0.294秒
-

「ポールポジションねらっていたので、もうちょっと行けるかな、というのはあったのですけれど。いろいろアクシデントがあったり、まだレース3戦目で位置取りだったりで課題があって、一番タイム出したい時に出せなかったので、なんとか最低限まとめてタイム出したって感じなので、個人的に不完全燃焼ですけれど。決勝をどうにか、チームメイトといっしょに逃げて、最後できれは前を取りたいなという感じです。昨日の練習の方がよくて、今日はタイム出ていないのですよ。レース経験が少ないので、実戦の気持ちの合わせ方を、代表にもいろいろ言われていて、テンパっちゃうところもあるので(苦笑)平常心で。幸い今回は予選も決勝も2回ずつあるので、そこで経験を積みつつ、ちゃん結果も残したいと思います」
- 3位 豊島里空斗(C.S.I.Racing)2分3秒666 +0.367秒
-

「後半タイヤがタレちゃって、1、2番手の選手が後半タイム出していたので、もうちょっとエア(空気圧)下げて行った方がよかったかな、と思います。タイムはもっと出るはずで、最後、前の選手と離れ過ぎちゃって、スリップがつかえなかったかな、と思います。決勝は早めに前に出て、引き離していけたらいいなと思っています。最初の方は前のZAPの人はたぶんエアが低くて、最初は全然来ないと思うので、自分は最初に(前に)出て、ちょっとでも引き離せればと思っています」
- 4位 丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)2分4秒029
-

「昨日の練習走行で課題だったところが、多少は修正して手応え的にも良くはなったのですけれど。まだちょっと完全ないい形にはなっていないので、そこらへん直せば自分の中でも今日朝いちは感触悪くないです。もうちょっと行けるかな、というふうには思ったので、伸びしろはあるので。レースはそこを直せば速さが出て来るかなと思うので、あまり心配はしていないです」
- 5位 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)2分4秒170 +0.871秒
-

「今シーズンはこちらのシリーズに出ます、こちらの方がいろいろ自分の技術向上になるかなと思って。昨日までは正直トップから1.5秒くらい離れていて、昨日の夜にいろいろ見返したり監督にアドバイスもらって、今自分の中で一番だめだなってところが見つかったので、そこを改善したら昨日からコンマ8秒上がりました。ただまだ先頭集団とは差があるので、今後レース含めてもっと詰めていけたらなと思います。決勝に向けては自分の1こ前と後ろが近い間隔なので、とりあえず後ろには抜かれないようにしつつ、自分の1こ前を狙って、もう1こ上も狙ってZAPで表彰台独占できるように頑張ります」
- 6位 大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)2分4秒226 +0.927秒
-

「やっちまいましたね。自分のミスです。クルマのポテンシャル的にはポールポジション狙えるぐらいだったのですけれど、コンディションに対応できるできない、というところで自分の運転のミスです。思ったより気温が高くて、グリップ感がなくて、フロントが入っていく感じがしなくて、そこで運転で対応できなかったです。原因はわかったので、それさえ対処できればトップは争えると思います。そこの自信はあります。クルマはまったく問題ないです。決勝は優勝しか考えていません、そこまで追いつく気でいます」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ開幕戦公式予選が4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催され、昨年同シリーズ4位の中澤凌(ZAP NAKs 10VED)が2位に0.294秒の差でポールポジションを獲得した。
ゴールデンウイークのもてぎは好天に恵まれ、8時50分の予選開始時点で気温20度と絶好のドライコンディションの中、11台のマシンが20分間の予選に挑んだ。
残り15分あたりからペースが上がり始め、まず昨年ランキング5位の豊島里空斗(C.S.I.Racing)が2分5秒951でトップに立つ。豊島は昨年5月のSUGO大会2連戦において、当時15歳でいきなり連続ポール・ツー・ウインという華々しいデビューを飾っている。2番手には今回がS-FJ初レースの丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)が6秒342でつける。
続く周回では今回もてぎ初参戦となった樺木大河(ZAP SPEED 10VED)が4秒407でトップに出る。樺木は昨年10月の富士でS-FJにデビューし今回が3戦目だ。続く2番手にはこちらも3戦目の松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)が4秒680で2番手にあがり、上位はめまぐるしく入れ替わる。
残り11分、中澤が2分4秒279でトップに浮上すると、続いて3秒847までタイムを短縮。豊島も3秒925とトップ争いは2分3秒台に突入。3番手樺木は4秒407とトップ2台に0.5秒以上の差をつけられている。松原を挟んで5番手は、2シーズンぶりに参戦の大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)が4秒521で上がってきて、ブランクを感じさせない走りを見せている。
残り7分。豊島が2分3秒883と中澤に0.046秒差まで迫ると続く周回で3秒740をマークしてトップに立つ。中澤も3秒748と自己ベストを短縮するが0.008秒及ばず2番手。そして初レースながら非凡な速さを見せる丸山が4秒029で3番手へと上がる。
残り1分、樺木が2分3秒593を出して4番手からトップへポジションアップ。中澤が3秒658で豊島を追い落とし2番手、これで予選順位は確定かと思われたが、チェッカードフラッグ後の周回で中澤が3秒299を叩き出し再逆転、ポールポジションを獲得した。樺木は0.294秒差で2番手、3番手豊島、4番手丸山がセカンドロウに並び、以下松原、大川が第3列ということになった。
もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第1戦決勝は午前11時30分コースイン予定。今回スポット参戦ながら速さを見せた中澤が昨年7月以来の優勝を飾るか、樺木以下の若手が巻き返すか、注目はスタートだ。






Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2024/04/28) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 1 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP NAKs 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'03.299 | - | - | 140.176 |
| 2 | 15 | | | 樺木 大河 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'03.593 | 0.294 | 0.294 | 139.843 |
| 3 | 27 | | | 豊島 里空斗 | C.S.I Racing MYST KK-S2 | 2'03.666 | 0.367 | 0.073 | 139.760 |
| 4 | 81 | | | 丸山 陽平 | 群馬トヨペットTEAM RiNoA MYST KK-S2 | 2'04.029 | 0.730 | 0.363 | 139.351 |
| 5 | 8 | | | 松原 将也 | ZAP MARUTOKU 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'04.170 | 0.871 | 0.141 | 139.193 |
| 6 | 82 | | | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 2'04.226 | 0.927 | 0.056 | 139.130 |
| 7 | 78 | | | 小田部 憲幸 | フォースリンクこたべZAP ED MYST KK-S2 | 2'05.101 | 1.802 | 0.875 | 138.157 |
| 8 | 46 | G | 1 | 本間 隆史 | MATレーシングPJ 10V TOKYO R&D RD10V | 2'06.504 | 3.205 | 1.403 | 136.625 |
| 9 | 37 | | | 青木 諒太 | WABITO WORKS withアルビレックスRT-ED TOKYO R&D RD10V | 2'06.883 | 3.584 | 0.379 | 136.217 |
| 10 | 18 | G | 2 | 柴田 泰知 | ZAP SPEED RD10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'07.167 | 3.868 | 0.284 | 135.913 |
| 11 | 35 | | | 中島 哲也 | アルビレックスGAIA ED KK-S MYST KK-S2 | 2'08.091 | 4.792 | 0.924 | 134.932 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'40.575)予選通過 ---- |
2024年JAF地方選手権、スーパーFJもてぎ・菅生シリーズが開幕し、今年も新たな顔ぶれや復活した選手を迎えた。今回は新人やカムバック組など3名についてインタビューを行った。

まずは今回スーパーFJのデビューレースを迎えた、2号車「HAMMER 10V」をドライブする室龍太郎。昨年は富士や筑波のスーパーカートに参戦していた。今回は2連戦のうち第2戦のみに出場する。
--これまでのモータースポーツの経歴は?
「去年スーパーカートをやっていて、クラス優勝させてもらって、今回フォーミュラにステップアップ、という感じです」
--練習はかなり積んだ?
「4~5時間ぐらい走らせてもらって、まだ全然足りないです。ミッションが苦手なもので」
--スーパーカートとはだいぶ違う?
「まずHパターンが苦手なんです(スーパーカートはシーケンシャル)。ブリッピングとかできないし、難しいです(苦笑)」
--今回の目標は?
「まずはまわりに迷惑かけないように、無事故で走ります」

もてぎ・菅生シリーズでは毎年チャンピオン争いを展開する「RiNoA Racing project」からデビューするのが、81号車「群馬トヨペット TEAM RiNoA」の丸山陽平。昨年まではカートレースに参戦していた。
--これまでのモータースポーツの経歴は?
「去年までカートをやっていて、昨年はGPRシリーズに出場して2勝してシリーズランキング2位でした。その前の年もROK SHIFTER鈴鹿シリーズに出て、2019年20年は全日本FS125に出ていました。カートは始めて10年くらいは経ちました」
--10年選手は今何歳?
「18歳です」
--レーシングカートとスーパーFJの違いは慣れた?
「まだちょっと乗り方的には混ざっちゃうことがあって、完璧には切り替えられていないので、そこが切り替えられれば、安定した速さが出てくかな、とは思っています。(違いは)まず曲げ方が違っていて、カートは突っ込んでいって曲げればいいのですけれど、S-FJは意外と頑張らないで、早めに向き変えて、立ち上がり重視みたいな感じの乗り方をするので、そこらへんがたまに気持ちが行っちゃって走ると、バランスが崩れてきて、リズム合わないのでタイムにつながらないっていうのがちょっと難しいです」
--今日の練習走行での調子は?
「自分でうまくまとめられなくて、ブレーキングとかそういう課題点があって、なかなか新品タイヤいれてもタイム出なかったので、2本目にそこを修正して明日の予選をいい調子で迎えられればと思っています。新品タイヤの使い方もそう(課題)なんですけれど、まず一番大事なブレーキングがよくなかったので、そこが一番大きいので、それだけ直すだけでもけっこうタイムアップする要素があるので、そこを重点的に(練習)して行こうかなと思っています」
--レースに向けて自信のほどは?
「課題を直せば結果は自然とついてくると思っているので、そこらへんはあまり気にせず、目の前の課題に対して取り組んでいって、修正していけば結果はついてくると自分は思っているので、頑張りたいと思います」
--チームの雰囲気は?
「すごい楽しくて、明るくて、居やすいですしやりやすいので、自分もけっこう自由にやらせて貰っていて、その分結果で応えないとなって思っています」
そして同じく「RiNoA Racing project」から2年ぶりにスーパーFJ出場を果たすのが82号車の大川烈弥。2021年にもてぎ・菅生シリーズに初参戦し入賞3回でシリーズ11位。2022年は第6戦菅生で3位のほか入賞3回でシリーズ8位となっている。
--2年ぶりの参戦になるが?
「去年はFormula-Beatとか、ハコ車でテストとか練習とかやっていた感じです。レースには出ていなかったです」
--今回「RiNoA」から参戦のきっかけは?
「今年またスーパーFJやりたい、って思った時にサーキットへ行って、そこにたまたま里見代表が別件でいらっしゃっていて、そこで『レースやりたいの?』という話からこうやって声かけていただいて、という感じです。運がよかったところがあります」
--新しいチームの環境には慣れた?
「もう慣れました。そもそも環境が整っていますし、チームの雰囲気もいい感じなので、最初から迎えてくれましたし。トップチームなのでクルマも速いですし、乗りやすいです。環境はずごくいいですね」
--チャンピオンチームのチャンピオンマシン、プレッシャーは感じる?
「もちろんあります。ありますけれど、それより今は自分のことに集中して、やるべきことが分かっているので、それに集中している、って感じです」
--ずばり今年の目標は?
「もうチャンピオン獲得です、それだけです。開幕戦から速さを見せつけて、優勝してそのままチャンピオン、というのが目標です」

シリーズ連覇を目指す「RiNoA Racing project」を率いる里見乃亜代表にも意気込みを聞いた。
「今年はカート出身の子(丸山)がひとり上がってきて、もう一人は(S-FJに)乗っていた子(大川)が移籍と言うか、チャンピオン取るためにウチに来てくれたので、その二人で戦います。現時点では大川の方が速いですけど、丸山も慣れてくればタイムは上がると思うので、今日の最後のセッションで合わせ込めれば、二人とも戦闘力あるので、あまり不安要素はないですね。去年みたいな同士討ちがないように(笑)。4年やって2回チャンピオン取っているので、トップチームになってきたと自分では思っているので、ありがたいことに2台体制で、今年こそワン・ツー・フィニッシュを目標にして、後はシリーズチャンピオンをどちらかで取るようなイメージで頑張ります」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
- レース2優勝 藤原優汰(AKIRAND RACING)
-

「今回はスタートも決まってパーフェクトだったなと思います。レース1よりも余裕を持ってマージンを開けられたかなと思います。タイヤ的には8周目がピークで、そこからはオーバーヒートしてきました」
「次回のもてぎはスーパーGTのオートポリスとバッティングしているので、参加するかどうかはわかりません。アキランドさんもFIA-F4に出ているので、その日程は動けないと聞いていますし。僕自身は今年はスーパーGTとVITAの耐久などに出ていこうと考えています」
- レース2決勝2位 三浦愛(Team M)
-

「ニュータイヤでスタートしたので、1レース目よりもトラクションの係が悪い状態でした。それをフォーメーションラップの時点で把握していたので、うまく回転数を合わせることができました。クルマのセットはまだ詰めきれていないんですが、ニュータイヤのグリップに助けられました。後ろが迫ってきていたので、ミラーを見ながらミスしてるところを見せないように、コンスタントに気をつけて走りました。まだまだですが、今回できることは全てやり切りました」
「トップは少しタイム差があったので、最低限の結果は残せたと思います。次回のもてぎも参戦します。目標は『東日本王者』です(笑)」
- レース2決勝3位 松本拓海(AKIRAND RACING)
-

「(S-FJとのダブルエントリーは)結構きつかったですね。2レース目は疲れてるなあと実感しながら走っていました。6周目あたりから2コーナーの走り方を変えたらいっぺんにペースが上がりました。前のクルマに追いつけるかなと思ったんですが、届きませんでした」
「次のもてぎは全く予定していません。今後は鈴鹿のS-FJをメインに据えて活動していく予定です」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

4月28日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われたF110Cup OKAYAMA Round 西日本王者決定戦のレース2決勝は、ポールポジションからスタートした藤原優汰(AKILAND F110)がレース1に続いて独走でポール・トゥ・フィニッシュを達成した。
レース2決勝は当初予定より10分遅れの午後4時30分より12周で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。スタート時の気温は25℃、路面温度はコントロールライン上で38.6℃だ。

スタートではポールの藤原がホールショット。予選3番手の三浦愛(Team M with ULS)が2位で続き、4番手スタートの松本拓海(AKILAND ERS F110)が3位に浮上した。松本は1コーナーでアウトから三浦の攻略を試みたが、ここは三浦が押さえきって2コーナーを他立ち上がっている。この結果、予選2番手の酒井翔太(ファーストガレージF110)は4位に後退してコントロールラインに戻ってきた。1周を終えた時点の藤原のリードは1秒420だ。
その後も藤原はレース1同様に周回を重ねるごとにベストラップを更新し、1周あたり1秒ずつリードを広げていく。2位の三浦を追う3位の松本、4位の酒井も序盤は三浦に接近することができないでいた。
それでも6周目に入ると、松本はラップタイムで三浦を上回るようになり、一時は1秒2あった差も0秒8〜9とやや近づいてきた。
トップの藤原も9周目以降はややペースが鈍ったが、それでも2位以下に9秒890の大差をつけて12周を走り切り、レース1に続いて2連勝を達成して岡山大会を締めくくった。
2位は三浦愛。3位には松本拓海が入った。
F110Cupはこのあと10月19-20日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで東日本王者決定戦を行う。






Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
- 優勝 迫隆眞(制動屋)
-

「6番スタートでしたが、ペースがよかったので淡々と抜いていけました。途中までファステストだったのですが、最後に抜かれたので、そこが残念でした」
- 2位 小田優(Drago CORSE TAKE)
-

「調子が悪いレースウイークだったので、1レース目に比べたら及第点だと思います。迫選手にはもうちょっと早いタイミングで追いつかれると思っていました。抜かれましたが、抜き返せるなら返そうと思ったんですが、無理なら2位を狙いでした」
- 3位 杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)
-

「ポールからのスタートでしたが、6番手スタートの人に負けたのは悔しいですね。課題はスタートです。1レース目を反省して、スタートもうまくなりましたが、ユーズドタイヤで厳しかったです。それでも最後にファステストを取れたのはうれしいですが、最初から全力を出せれば、結果は変わってたのかと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F110 CUP Race 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 71 | 藤原 優汰 | AKILAND F110 AKIRAND RACING | 12 | 19'07.809 | - | - |
| 2 | 17 | 三浦 愛 | Team M with ULS Team M | 12 | 19'17.699 | 9.890 | 9.890 |
| 3 | 29 | 松本 拓海 | AKILAND ERS F110 AKIRAND RACING | 12 | 19'19.029 | 11.220 | 1.330 |
| 4 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージF110 FIRST GARAGE | 12 | 19'19.308 | 11.499 | 0.279 |
| 5 | 78 | 小野 陽平 | REVERSAL SPIRIT 小野 陽平/Yohei Ono | 12 | 19'30.558 | 22.749 | 11.250 |
| 6 | 72 | 山岸 洋之 | イーグルスポーツMTNF110 イーグルスポーツ | 12 | 19'53.151 | 45.342 | 22.593 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 71 藤原優汰(AKILAND F110) 1'34.878 (7/12) 140.505 km/h

スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第3戦は28日、岡山国際サーキットで決勝を行い、予選6位からスタートした迫隆眞(制動屋)が追い上げ、開幕から無傷の3連勝を飾った。
決勝は午後2時35分にフォーメーションラップが始まった。サーキット上空には薄雲が広がり、幾分過ごしやすくなってきた。16台がグリッドに着きスタートが切られた。

ポールポジション(PP)の杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)は動き出しが鈍く、その横を2番グリッドの小田優(Drago CORSE TAKE)がすり抜け、トップに立つ。杉田は2位で小田に続き、3位は3番グリッドの元山泰成(ECOTEH WORKS)をかわした加納康雅(イーグルスポーツ)が上がる。4位にも6番グリッドから迫隆眞(制動屋)が上がり、5位に元山が、6位に松本拓海(EAGLE ERS)が続く。
2周目にはヘアピンで4位の迫が加納を、7位の松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が松本をかわし、それぞれ3位、6位にポジションをアップした。
第2戦PPでファステストラップも獲得した2位の杉田が、トップ小田に接近すると思われたが、ユーズドタイヤの杉田はペースが上がらず、トップ小田との1秒差を詰め切れない。その間、3位の迫が徐々に杉田に接近する。
4周目にはバックストレッチからヘアピンで3位の迫が2位の杉田に並びかけ、リボルバーで2位に浮上。1秒1先を走るトップの小田を追う。
6周目にはトップ小田との差を0秒5とした迫は、8周目にはその差を0秒3とすると、9周目には一気に小田に接近。ヘアピンであっさりトップに躍り出た。
トップに立った迫は小田との差を広げ、12周を走って1秒3差でゴール。開幕戦から3連勝を飾った。
2位に落ちた小田はペースが上がらず、最終ラップにはファステストラップをたたき出した杉田に背後まで迫られるもこれを押さえ、ポジションを譲らす2位でゴールした。3位には杉田が入った。
序盤から4位を走ってた加納もペースが上がらず苦しい。4周目に5位まで順位を上げてきた松井にかわされ、5周目に5位に落ちると、4位松井、5位加納の順でゴールを迎えた。6位にはこちらも我慢のレースとなった元山が続いた。
第4戦、第5戦は5月11、12日に舞台を鈴鹿サーキットに移し2連戦が行われる。参加台数30台と、近年では最大の参加となるようだ。連勝街道ばく進中の迫を止めるドライバーが現れるかに注目だ。






Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 3 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 56 | 迫 隆眞 | 制動屋 MYST KK-S2 | 12 | 20'00.794 | - | - |
| 2 | 43 | 小田 優 | Drago CORSE TAKE MYST KK-S2 | 12 | 20'02.132 | 1.338 | 1.338 |
| 3 | 10 | 杉田 悠真 | レブレーシングガレージwith LAPS MYST KK-S2 | 12 | 20'02.281 | 1.487 | 0.149 |
| 4 | 7 | 松井 啓人 | FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 20'05.583 | 4.789 | 3.302 |
| 5 | 31 | 加納 康雅 | イーグルスポーツ MYST KK-S2 | 12 | 20'08.944 | 8.150 | 3.361 |
| 6 | 1 | 元山 泰成 | ECOTEH WORKS MYST KK-S2 | 12 | 20'09.424 | 8.630 | 0.480 |
| 7 | 29 | 松本 拓海 | EAGLE ERS MYST KK-S2 | 12 | 20'12.482 | 11.688 | 3.058 |
| 8 | 99 | Aki Jitranuwath | ATEAM Buzz Racing MYST KK-S2 | 12 | 20'17.952 | 17.158 | 5.470 |
| 9 | 11 | 梅本 幸汰 | Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 | 12 | 20'22.049 | 21.255 | 4.097 |
| 10 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージ KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 20'22.479 | 21.685 | 0.430 |
| 11 | 2 | 吉田 紘大 | ATEAM Buzz Racing MYST KK-S2 | 12 | 20'22.961 | 22.167 | 0.482 |
| 12 | 81 | 妹尾 俊郎 | SSEC☆KRS☆10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 20'24.068 | 23.274 | 1.107 |
| 13 | 33 | 磐上 隼斗 | アルビ富士吟景GIA ED MYST KK-S2 | 12 | 20'26.719 | 25.925 | 2.651 |
| 14 | 47 | 山根 一人 | 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 12 | 20'26.980 | 26.186 | 0.261 |
| 15 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO Racing G MYST KK-S2 | 12 | 20'45.941 | 45.147 | 18.961 |
| 16 | 57 | 東 慎之介 | サンセルモORM/MYST MYST KK-S2 | 11 | 18'38.092 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 10 杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS) 1'38.945 (12/12) 134.729 km/h

レーシングドライバーとして10年以上にわたり全日本F3選手権やフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップに参戦してきた三浦愛が自らのチーム「Team M」を立ち上げたのは昨年のこと。三浦はここからKYOJO CUPに参戦し、初年度で見事チャンピオンを獲得した。
そして今年の参戦カテゴリーとして三浦が選んだのが今年発足したばかりのF110Cupだ。昨年までFIA-F4で9シーズンにわたって使用されてきた童夢F110を用いたワンメイクレースに参戦する目的は何か。三浦とTeam Mは今後どこへ向かうのだろう。F110Cupの開催されている岡山国際サーキットで話を聞いた。まずはチーム立ち上げの経緯から。
「今まではフォーミュラしかやってきませんでしたが、いろんなカテゴリーを経験してきて、この先どうするんだというところに行き着きました。まだレースは続けたいけど、同時にトップを走りたい、最前線で居続けたい。そうでなければレースを楽しめないとも考えていて、自分が走る以外の方法で、このモータースポーツでトップでいるためにはどうするのか、というところで、チームを作るということが選択肢の一つに上がってきました」
「もちろん私一人ではできないので、一番信頼しているエンジニアに相談したところ、協力してくれるという話になり、彼となら一緒にやりたいと心から思いました」
「まずは一年目にインパクトが必要だし、女性という点もアピールしたいと考えました。またコストをあまりかけられない状況だったので、KYOJO CUP、VITAを選びました。エンジニア以外にメカニックたちやスポンサーの協力を得て、チャンピオン獲得を目標に掲げて一年を戦い、獲得することができました。チームスタッフはクルマを速くする能力が非常に高かったので、富士におけるVITAのコースレコードをKYOJO、FCRの両方で取ることができ、一年目は成功に終わったと思います」
ここまでは順風満帆に見えるTeam Mだが、三浦はまだまだ課題が多いと語る。
「まだまだ資金力は不足しているし、そもそも自分がレースをするためのチームではないので、他のドライバーからTeam Mで走りたいと思ってもらえる存在にならないといけない。そういう意味ではまだ課題があります」
「もちろんKYOJOは女性ドライバーにとって価値のあるカテゴリーですが、男女関係なくレースに向き合えるチームになっていきたい。レースが好きだという原点に戻れるような活動をしたい。自分は長くフォーミュラをやってきましたが、ドライビングを突き詰めること、クルマを速くしていくことに関して、フォーミュラはドライバーにとっても技術者にとっても非常に意味のある、価値のあるものだとの思いから、2年目はフォーミュラに取り組みたいと考えました。その第一ステップとしてF110カップに参戦することを決めたんです」
「このカテゴリーも一大会で200万くらいかかるが、いろんな方からの協力を得て、なんとかここに出ることができた。岡山ともてぎできちんと結果を出すことも大事だし、若いメカニックにもベテランのエンジニアからいろんなものを吸収してもらいたい。そういう場にしたいと思ってやっています」
そしてTeam Mは今年も引き続きKYOJO CUPにも参戦するという。ただしそちらは三浦ではなく斎藤愛未をドライバーに起用するという。
「KYOJOは別のドライバーでもチャンピオンが取れることを証明したいです。F110もいずれは他のドライバーに乗ってもらいたい。まずはそのための土台作りを私がやります。F110のカテゴリーで優勝した女性ドライバーはまだいないと思うんですが、まずは自分が優勝して、女性でも通用することを証明したい。そうすることで次は自分を超えてくれるドライバーが出てくることを期待しています。女性であることは不利なことだけではない。女性なりの闘い方があるということをVITAでは証明できたと思う。それをF110でも示したい。自分が20代でF3をやっていた時にできなかったことが、今は時間を経て経験を積むことによって、レベルが上がったと感じているので、改めて挑戦したいと考えました。それが自分のドライバーとして、チームとしての活動につながればいいと思います」
そして三浦はその先をも見据えている。
「F110に限らず、FIA-F4への参戦もしたいと考えてます。今年は新車を買うことができませんでしたが、来季以降の参戦に向けてその準備も進めています。そこからフォーミュラ・リージョナル、スーパーフォーミュラ・ライツとミドルフォーミュラで一歩一歩進んでいきたい。その先にはスーパーフォーミュラということもあるかもしれない。自分もドライバーとしてできるところまでやりたいんです」
「F110に乗ったのは2017年以来。あの時はオートポリスで30分間だけ走りましたが、今回はここにくる前に一度富士でテストをしてきた。F3に乗ってきた経験、体のセンサーがここでも生きている。あの経験があるからGT4でもなんでも乗る自信につながっています。いまJujuちゃんが出てきて、すごく恵まれた環境でレースをしているけど、そうでない選手が殆どなので、彼らが諦めることなく、希望を持って頑張れる場を作りたい。そのために自分が頑張ってる姿を見せたいんです」
三浦愛とTeam Mの挑戦は続く。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
- 優勝 迫隆眞(制動屋)
-

「ペースが悪くなくていい感じでラップできました。最初はピタリとつかれていましたが、速い場所と遅い場所があるので、それぞれで離していけました。最期の方は、セッティングとドライビングでタイヤを持たせながら走れたのでよかったです。次は6番スタートなので追い上げられればと思います」
- 2位 松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)
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「スタートはよくて、前が止まったのでよけました。最初の数周は元気がよくて、グリップがあったのでばんばん行けました。3周目くらいからタイヤが落ち始めて、最期の方はタイヤをいたわりながらの走りでした。通算2レース目を2位で終われて、初めてのスタンディングスタートも成功したので、うれしいです」
- 3位 加納康雅(イーグルスポーツ)
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「グリッドスタートが初めてで、エンストしないかと思いましたが、それなりに決まりました。そこからタイヤもたれなくて走り切れました。鈴鹿も3位だったので、もう一つ二つ上の順位にいきたいですね」
- 4位 元山泰成(ECOTEH WORKS)
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「予選は8秒台まで出てよかったんですが、気温も上がってクルマの動きが変わりました。最後の周は、加納くんにヘアピンのブレーキで詰められて抜かれました。小田くんはぎりぎり抑えて、最後はペースが上がらなかったのでちょっと離してフィニッシュでした。セットはちょっとアンダーだったので、次はオーバーよりに振って、はまればいいかなと思います」
- 5位 小田優(Drago CORSE TAKE)
-

「なかなかセットがうまく決まらないですね。ついていくのが精いっぱいでした。抜きかけましたが、持っている速さがなかったです。次は2番グリッドなので、できるだけ前で帰ってこれるようにがんばります」
- 6位 杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)
-

「いつも緊張しないんですが、グリッドに着いたら緊張してしまいました。周りが見えて無くて出してもらっていたグリッドの数字も見えませんでした。スタートもテンパってしまいました。10位くらいまで落ちましたが4台くらい抜きました。6位に上がって前が空いたときにファステストを取りましたが、反省することが多いレースでした。次もリバースでポールなので、絶対同じミスはしなようにします」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第2戦は28日、岡山国際サーキットで決勝を行い、予選2位からスタートした迫隆眞(制動屋)がスタートでトップに立つと1度もトップを譲ることなく11周を走って優勝した。
決勝は午前10時35分にフォーメーションラップが始まった。場内には薄雲が広がってきたが、汗ばむ気候の中、16台がグリッドを離れた。
各車、グリッドに着こうとするが、ここでポールポジションの杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)が初めてのスタートで緊張したか、自身のグリッドを通り過ぎ、コントロールラインで停止した。直後のマシンもこれにつられ何台かが自身のグリッドに着けなかった。このため、スタートはディレイとなり1周減算の11周で行われることとなった。
2度目のフォーメーションラップが行われ、レースはスタート。ポールポジション(PP)の杉田は動揺したか、ストールし、再スタートを切ったものの大きく出遅れる。
これでトップに立ったのは予選2位の迫隆眞(制動屋)。2位に予選3位の松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)、3位に予選4位の元山泰成(ECOTEH WORKS)、4位に好スタートを切った予選6位の加納康雅(イーグルスポーツ)、5位に小田優(Drago CORSE TAKE)、6位にAki Jitranuwath(ATEAM Buzz Racing)が続く。
1周目、トップの迫に2位の松井が迫る。少し間を置いて、3位の元山と4位の加納も接近戦だ。スタートをミスしたPPの杉田は10位で戻ってきた。
2位の松井は2周目まで迫の背後につけていたが、タイヤが厳しくなりこの後徐々に迫がリードを広げ始める。杉田は前を走る東慎之介(サンセルモORM/MYST)をパスし9位に上がった。
5周目、トップ迫と2位松井の差は1秒と広がった。その後ろ3位元山とはさらに1秒差で、背後の4位加納、5位の小田に迫られている。杉田は7位まで浮上した。
9周目、ヘアピンで4位加納が3位元山に並びかけ立ち上がりで加納が前。リボルバーでは元山が加納を抜き返すも、クロスラインを取った加納がパイパーで元山をかわしついに3位浮上することに成功する。
10周目、4位に落ちた元山に5位の小田がヘアピンで並びかけるが、ここは元山が小田を抑えきり4位を死守した。
レースは11周で終了。迫は最終的に2位の松井を2秒2離して鈴鹿に続き開幕から2連勝。2位の松井は初表彰台となった。加納は鈴鹿に続き2連続3位の結果となった。4位には元山が、5位には小田が入った。杉田は6周目に6位に上がると、9周目にはこのレースのファステストラップをたたき出し、この順位をキープしてゴールした。
第3戦のグリッドはこのレースの結果順で決定するが、上位6台がリバールグリッドとなる。そのため、第3戦のポールポジションは杉田、2位小田、3位元山、4位加納、5位松井、6位迫の順でスタートすることなった。
第3戦は午後2時35分より12周で行われる。再びポールポジションからスタートすることとなった杉田が、今度はスタートを決め初優勝飾るのか、注目だ。






Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
- ポールポジション 杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)
-

「カートとシミュレーターをしていて、岡山にも月一くらいで練習に来ていて2年間で20回くらい通いました。ました。15歳になってラインセンスを取得して初レースです。ニュータイヤで、タイヤのあたためはできたと思うんですが、四脱をベストラップの周にやってしまい、もったいなかったです。スタートはシミュレーターでもやってきてるので決めて絶対優勝したいです。大阪の富田林出身で高校1年生です」
- 2位 迫隆眞(制動屋)
-

「フィーリングは悪くなかったんですが、最後の最後で伸ばしきれませんでした。杉田選手は練習から速いとは聞いていたんですが、びっくりしました。コンマ1秒で負けたのが悔しいです。彼がライバルですが、決勝はバトルの自信はあるので勝てたらと思います」
- 3位 松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)
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「めちゃめちゃ悔しいです。レースは2年半ぶりで今年からFJに出ています。チームメート(杉田)は岡山をずっと走っていていいベンチマークなので、彼と0秒2という差はポジティブだと思います。少ない経験の中で実力を発揮できればと思います。アメリカ生まれで、8カ月で日本に帰り、小学校3年生からインドネシアに行き、中学3年生でまた日本の京都に帰り、今は大阪です。大分の大学を休学してレースをしています」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
- レース1優勝 藤原優汰(AKIRAND RACING)
-

「今回のスタートの目標がエンストしないことだったので、大事に行き過ぎてしまいました。アトウッドで松本選手がオーバーを出して膨らんだところに、バックストレートの加速で並びかけて抜くことができました。その後は僕がピックアップの量が一番少ない状況だったこともあり、小回りもできて有利な状況になりました」
「レース2はスタートから思いっきり決めて勝ちます。スタートでやらかさないように気をつけます」
- レース1決勝2位 松本拓海(AKIRAND RACING)
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「ペースが良くなかったです。どうやって後続を引き離すかではなく、守り切る形になったので、自分としては納得いかないです。アトウッドがずっとうまくいかなくて、バックストレートで何度も追い付かれました。プレッシャーがきつかったです。レース後半ヤリやタイヤが厳しかった」
「レース2も厳しいと思いますが、なんとか表彰台に残れるように頑張ります」」
- レース1予選3位 酒井翔太(FIRST GARAGE)
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「スタートもうまくいったわけではなく、普通にスタートして、予選3番手の人に前に行かれてしまいました。とりあえずミスなくついていこうと意識して走ったんですが、暑い中での(S-FJに続く)2レース目ということで体力面できつかったんですが、なんとか自分のポジションをキープできてよかったです」
「最後は抜いてやる、という気持ちがあったんですが、自分のミスもあって抜ききれず、悔しいレースになりました。次に向けて改善できればと思います。スタートをちゃんと決めて全力を出し切り、最後までミスなく走り切ります」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

F110Cup OKAYAMA Round 西日本王者決定戦のレース1決勝が4月28日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした藤原優汰(AKILAND F110)が後続を大きく突き放して優勝した。
レース1決勝は正午より12周で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。スタート時の気温は26℃、路面温度はコントロールライン上で44℃だ。

ホールショットを奪ったのは予選3番手の松本拓海(AKILAND ERS F110)。予選2番手の酒井翔太(ファーストガレージF110)が2番手で1コーナーに飛び込んだ。ポールポジション71藤原はスタートで出遅れて3位に後退するが、すかさず2コーナーで酒井をかわして2位に上がると、アトウッドカーブの立ち上がりで松本のリヤが流れたのを見逃さず、バックストレートでこれを捉えた。
こうして1周目のうちにトップを奪い返した藤原は、その後も次第にペースを上げ、後続を1周あたり1秒近く引き離すまさにぶっちぎりの走りで12周を走り切り、初戦を勝利で飾った。
一方、2位の松本はアトウッドの攻略に手こずり、3位の酒井、そし4位の三浦愛(Team M with ULS)の接近を許すが、それでも最後まで酒井に付け入る隙を与えず、ポジションを守り切ってチェッカーを受けた。その酒井もS-FJとのダブルエントリーとなったことで体力的に不安を抱きながらも、最後まで松本のテールに食らいつき、三浦の追撃を退けて表彰台の一角に食い込んで見せた。
F110Cupはこのあと午後4時20分よりレース2の決勝を同じく12周で行う。




Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F110 CUP Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 71 | 藤原 優汰 | AKILAND F110 AKIRAND RACING | 12 | 19'15.937 | - | - |
| 2 | 29 | 松本 拓海 | AKILAND ERS F110 AKIRAND RACING | 12 | 19'28.772 | 12.835 | 12.835 |
| 3 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージF110 FIRST GARAGE | 12 | 19'29.131 | 13.194 | 0.359 |
| 4 | 17 | 三浦 愛 | Team M with ULS Team M | 12 | 19'29.522 | 13.585 | 0.391 |
| 5 | 78 | 小野 陽平 | REVERSAL SPIRIT 小野 陽平/Yohei Ono | 12 | 19'32.977 | 17.040 | 3.455 |
| 6 | 72 | 山岸 洋之 | イーグルスポーツMTNF110 イーグルスポーツ | 12 | 19'54.736 | 38.799 | 21.759 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 71 藤原優汰(AKIRAND RACING) 1'35.272 (10/12) 139.924 km/h
岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | *56 | 迫 隆眞 | 制動屋 MYST KK-S2 | 11 | 18'22.990 | - | - |
| 2 | *7 | 松井 啓人 | FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 11 | 18'25.236 | 2.246 | 2.246 |
| 3 | *31 | 加納 康雅 | イーグルスポーツ MYST KK-S2 | 11 | 18'28.247 | 5.257 | 3.011 |
| 4 | *1 | 元山 泰成 | ECOTEH WORKS MYST KK-S2 | 11 | 18'28.905 | 5.915 | 0.658 |
| 5 | *43 | 小田 優 | Drago CORSE TAKE MYST KK-S2 | 11 | 18'29.369 | 6.379 | 0.464 |
| 6 | *10 | 杉田 悠真 | レブレーシングガレージwith LAPS MYST KK-S2 | 11 | 18'30.696 | 7.706 | 1.327 |
| 7 | *29 | 松本 拓海 | EAGLE ERS MYST KK-S2 | 11 | 18'33.044 | 10.054 | 2.348 |
| 8 | 57 | 東 慎之介 | サンセルモORM/MYST MYST KK-S2 | 11 | 18'37.271 | 14.281 | 4.227 |
| 9 | *99 | Aki Jitranuwath | ATEAM Buzz Racing MYST KK-S2 | 11 | 18'38.163 | 15.173 | 0.892 |
| 10 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージ KK-SII MYST KK-S2 | 11 | 18'38.580 | 15.590 | 0.417 |
| 11 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO Racing G MYST KK-S2 | 11 | 18'39.023 | 16.033 | 0.443 |
| 12 | 33 | 磐上 隼斗 | アルビ富士吟景GIA ED MYST KK-S2 | 11 | 18'42.995 | 20.005 | 3.972 |
| 13 | 2 | 吉田 紘大 | ATEAM Buzz Racing MYST KK-S2 | 11 | 18'44.339 | 21.349 | 1.344 |
| 14 | 81 | 妹尾 俊郎 | SSEC☆KRS☆10V TOKYO R&D RD10V | 11 | 18'45.023 | 22.033 | 0.684 |
| 15 | 47 | 山根 一人 | 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 11 | 18'46.704 | 23.714 | 1.681 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ---- |
| - | *11 | 梅本 幸汰 | Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 | 4 | 6'51.605 | 7Laps | 7Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 10 杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS) 1'39.072 (9/11) 134.557 km/h
- CarNo. 56, 7, 31, 1, 43, 10, 29, 99, 11は、岡山チャレンジカップ特別規則第31条3.6(グリッド間違い)により、訓戒とする。
- レース1、レース2ポールポジション 藤原優汰(AKIRAND RACING)
-

「タイヤの一番いいところも使えて、ダンダンダンとタイムを出せました。ただホンマはもう少しいいタイムを出しておきたかったなと」
「僕が乗り始めた頃からFIA-F4の岡山ラウンドが無くなったので、レースとして走るのは初めてです。昨日からセットを詰めてきました。目標は優勝です。ここでいい流れを作って来週のスーパーGTにつなげたいですね」
- レース1、レース2予選2位 酒井翔太(FIRST GARAGE)
-

「今週末は練習で一度だけ乗りましたが、そのあとはS-FJに専念していました。予選は思っていたよりうまく走れて、自己ベストを更新することもできました。最後の1周でもうちょっとタイムを上げられたかな、と思いましたが、最後の最後でミスっちゃいました」
「デフが入っていないところなどはS-FJと共通ですが、ダウンフォースの使い方で手こずっています。そこが難しいですね」
「決勝は体力の続く限り走って、優勝を目指します。来年はFIA-F4に出られたらと思います。そのためにも今はここで頑張らないと」
- レース1予選3位 松本拓海(AKIRAND RACING)
-

「悪かったですね。昨日の練習から1秒ぐらいタイムが上がったんですけど、まだまだいける感じでした。自分の勘違いでもう1周あると思ってタイヤを休ませてしまいました。後半セクターとかでミスをしていたので、あれがなければ34秒台は見えていましたね」
「決勝は行けると思います。自己ベストも更新できると思うので、優勝目指して頑張ります」
- レース2予選3位 三浦愛(Team M)
-

「同じダンロップなので、以前と同じタイヤなんだと思っていましたが、フィーリングの違いに戸惑いました。アジャストを進めていい方向には向かっているんですがまだ改善中の段階です。走り続けるたびにタイムの出るタイヤでしたが、最後に遅いクルマに引っかかってしまいました。アタックした周回は自分の中では纏められたので、位置取りをうまくやっていれば2番手までは見えていたと思います」
「今回は体制作りも含めて整えきれていない部分がありますが、チームスタッフが頑張ってくれているので、なんとか回っている状態です。自分としても至らない部分があるので、この結果は受け止めないとと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第2戦は28日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、初出場の15歳、杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)がポールポジションを獲得した。
今回の2連戦ダブルヘッダーはワンデーレース。予選1回と決勝2回を1日で行う慌ただしいスケージュールだ。公式予選は午前8時15分より15分間で行われた。
岡山国際サーキットは早朝より雲一つ無い好天に恵まれ、柔らかい日差しが照りつける場内は初夏の装いとなった。
3周目あたりからは各車タイムアタックを始める。まずはS-FJ経験豊富な元山泰成(ECOTEH WORKS)が1分39秒697でトップタイムを記録。2位には参戦2戦目の松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が39秒926でつけ、3位には梅本幸汰(Rn-sports制動屋KK-S2)が続く。
4周目には開幕戦優勝の迫隆眞(制動屋)が1分39秒255でトップに浮上。元山、梅本は2-3位に落ちた。
5周目には初出場の杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)が初めて38秒台に入り、1分38秒951でトップに浮上。迫は2位に、元山は3位に落ちた。
6周目、今度は松井が1分38秒774でトップに立つと、2位には迫、3位には元山が続き、杉田は4位に落ちた。
7周目、杉田は再びタイムを1分38秒666まで縮め、再びトップを奪い返す。タイムを更新するも迫は2位のまま、松井は3位に後退した。
9周目、杉田はさらにタイムを1分38秒550まで縮めると、最後のアタックとなった10周目には、各セクターでタイムを更新しながら連続アタックをするも最終セクターでタイムが伸びずタイム更新はならず。それでも9周目のタイムでポールポジションを決めた。
2位には迫が0秒110差で続き、3位には松井が続いた。4位には元山が、5位には小田優(Drago CORSE TAKE)が、6位には加納康雅(イーグルスポーツ)がつけている。
ポールポジションを獲得した杉田は富田林市出身の高校1年生15歳。シミュレーターで腕を磨き、ここ岡山でも練習を重ねた。初出場でいきなりポールポジションを獲得し、周囲を驚かせて見せた。
第2戦の決勝レースはこの後、午前10時35分より12周で行われる。ルーキー杉田のポールトゥウインなるかに注目だ。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO

F110Cup西日本王者決定戦の公式予選が4月28日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、藤原優汰(AKILAND F110)がレース1、レース2ともにポールポジションを獲得した。
公式予選は午前8時45分より15分間で行われた。ここでのベストタイムがレース1の、セカンドタイムがレース2のグリッドとなる。
コースオープンとともに各車走行を開始、1周目、2周目とタイヤに熱を入れながら徐々にペースを上げていくが、渡会太一(KF MOTORSPORT)はギヤボックスの破損により、残念ながらガレージから一歩も出ることなく予選を終えることに。このダメージは深刻な模様で、このあとの決勝への出走も難しい状況だ。
一方、コース上では藤原が1分35秒204を3周目に記録してトップに立つ。2番手は酒井翔太(ファーストガレージF110)で1分36秒176、3番手には三浦愛(Team M with ULS)が1分36秒531で続く。
藤原は4周目に1分35秒025、5周目に1分34秒620、6周目に1分34秒511と着実にタイムを上げ、早々と7周で走行を切り上げた。
一方、2番手以下の争いは接戦となった。まずは三浦が4周目に1分35秒742を出して2番手に浮上すると、7周目には1分35秒421までタイムを縮める。これを酒井が8周目に1分35秒191を記録して上回ってきた。
続いて9周目に松本拓海(AKILAND ERS F110)が1分35秒158を叩き出すが、酒井も1分35秒043までタイムを縮めて2番手を死守。ここでチェッカーが提示され、予選は終了。
ベストタイムでは1分34秒511を出した藤原がトップ、1分35秒043の酒井が2番手、1分35秒158の松本が3番手に。
セカンドタイムでも1分34秒620の藤原がトップ。1分35秒191の酒井が2番手となるが、3番手は1分35秒421の三浦が獲得する結果となった。
F110Cup決勝は、このあと正午よりレース1が、午後4時20分よりレース2がそれぞれ12周で行われる。





Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F110 CUP race 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | № | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 71 | 藤原 優汰 | AKILAND F110 AKIRAND RACING | 1'34.620 | - | - | 140.888 |
| 2 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージF110 FIRST GARAGE | 1'35.191 | 0.571 | 0.571 | 140.043 |
| 3 | 17 | 三浦 愛 | Team M with ULS Team M | 1'35.421 | 0.801 | 0.230 | 139.705 |
| 4 | 29 | 松本 拓海 | AKILAND ERS F110 AKIRAND RACING | 1'35.571 | 0.951 | 0.150 | 139.486 |
| 5 | 78 | 小野 陽平 | REVERSAL SPIRIT 小野 陽平/Yohei Ono | 1'36.231 | 1.611 | 0.660 | 138.529 |
| 6 | 72 | 山岸 洋之 | イーグルスポーツMTNF110 イーグルスポーツ | 1'37.787 | 3.167 | 1.556 | 136.325 |
| ---- 以上基準タイム選通過 ---- |
| - | 13 | 渡会 太一 | KF MOTORSPORT KF MOTORSPORT | d.n.s | - | - | - |
岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F110 CUP Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | № | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 71 | 藤原 優汰 | AKILAND F110 AKIRAND RACING | 1'34.511 | - | - | 141.050 |
| 2 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージF110 FIRST GARAGE | 1'35.043 | 0.532 | 0.532 | 140.261 |
| 3 | 29 | 松本 拓海 | AKILAND ERS F110 AKIRAND RACING | 1'35.158 | 0.647 | 0.115 | 140.091 |
| 4 | 17 | 三浦 愛 | Team M with ULS Team M | 1'35.380 | 0.869 | 0.222 | 139.765 |
| 5 | 78 | 小野 陽平 | REVERSAL SPIRIT 小野 陽平/Yohei Ono | 1'35.816 | 1.305 | 0.436 | 139.129 |
| 6 | 72 | 山岸 洋之 | イーグルスポーツMTNF110 イーグルスポーツ | 1'37.372 | 2.861 | 1.556 | 136.906 |
| ---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
| - | 13 | 渡会 太一 | KF MOTORSPORT KF MOTORSPORT | d.n.s | - | - | - |
岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | № | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 10 | 杉田 悠真 | レブレーシングガレージwith LAPS MYST KK-S2 | 1'38.550 | - | - | 135.269 |
| 2 | 56 | 迫 隆眞 | 制動屋 MYST KK-S2 | 1'38.664 | 0.114 | 0.114 | 135.113 |
| 3 | 7 | 松井 啓人 | FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'38.744 | 0.194 | 0.080 | 135.004 |
| 4 | 1 | 元山 泰成 | ECOTEH WORKS MYST KK-S2 | 1'38.879 | 0.329 | 0.135 | 134.819 |
| 5 | 43 | 小田 優 | Drago CORSE TAKE MYST KK-S2 | 1'38.937 | 0.387 | 0.058 | 134.740 |
| 6 | 31 | 加納 康雅 | イーグルスポーツ MYST KK-S2 | 1'38.954 | 0.404 | 0.017 | 134.717 |
| 7 | 29 | 松本 拓海 | EAGLE ERS MYST KK-S2 | 1'39.066 | 0.516 | 0.112 | 134.565 |
| 8 | 11 | 梅本 幸汰 | Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 | 1'39.149 | 0.599 | 0.083 | 134.452 |
| 9 | 99 | Aki Jitranuwath | ATEAM Buzz Racing MYST KK-S2 | 1'39.577 | 1.027 | 0.428 | 133.874 |
| 10 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージ KK-SII MYST KK-S2 | 1'39.589 | 1.039 | 0.012 | 133.858 |
| 11 | 57 | 東 慎之介 | サンセルモORM/MYST MYST KK-S2 | 1'39.612 | 1.062 | 0.023 | 133.827 |
| 12 | 2 | 吉田 紘大 | ATEAM Buzz Racing MYST KK-S2 | 1'39.681 | 1.131 | 0.069 | 133.735 |
| 13 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO Racing G MYST KK-S2 | 1'39.705 | 1.155 | 0.024 | 133.702 |
| 14 | 81 | 妹尾 俊郎 | SSEC☆KRS☆10V TOKYO R&D RD10V | 1'39.770 | 1.220 | 0.065 | 133.615 |
| 15 | 47 | 山根 一人 | 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 1'39.952 | 1.402 | 0.182 | 133.372 |
| 16 | 33 | 磐上 隼斗 | アルビ富士吟景GIA ED MYST KK-S2 | 1'40.212 | 1.662 | 0.260 | 133.026 |
- 優勝 卜部和久(H・R・F108)
-

「普通にやれば勝てるっていうことを改めて実感できたので、これからいろんな難しいレースあると思うのですけれど、その時もいつも通り自信を持っていくことが大事だな、と思いました。(不安要素はまったくなかった?)最初ちょっと(タイヤを)ロックしたり、クルマのセットの微妙な部分でまだ上げられるなというのもあったのですけれど、その中でもうまくクルマをコントロールして、ミスを最小限に抑えて走れたかなと思います」
2位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)
-

「疲れました(笑)、敗北です、出直して頑張ります。徹夜で直してくれたチームにありがとうって言いたいです。何とか2位表彰台、ありがとうございます。次また頑張ります」
3位 酒井翔太(ファーストガレージFG108)
-

「スタートが、最初の発進はよかったのですけれど、その後にタイヤ掻きすぎちゃって、それで後ろのドライバーの方に抜かれちゃって。その後すぐにSCだったので、ちょっと切り替えて頑張ろうと思って。SC明けはストレートで自分がついて行けなくてコーナーで抜くしかないなと思って、コーナーで仕掛けて無事3番手取って、元の順位に戻れただけでもよかったな、と思います」
4位 椎橋祐介(ファーストガレージ)
-

「スタートをちょっと失敗したのですが、翔太(酒井)の方がより失敗していたので、とりあえずいったん前に出て、2台で追えるかなと思ったのですが。SC明け序盤のペースがつらくて、自分の方がストレートは速くて、二人でいいところが違っていて、うまく展開を作れなかったです。次はSUGO戦なので、そこまでに今回けっこう突貫工事でクルマを作ったので、じっくりやろうかなと思っています」
5位(ジェントルマンクラス1位) 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)
-

「予選はKAMIKAZEさんが(クラスの)ポールだったので隣にいたので。あのクルマ速いのでスタート決めて前に出て抑えようと思ったのですけれど、KAMIKAZEさんがエンジンストールしちゃったので、そこから楽になって。後はオーバーオールクラスを1台でも抜けたらなぁと思いながら。で、ISHIKENさんを抜けて、前の方に一瞬近づいたのですけれど、年齢的にも疲れちゃって(苦笑)、まあいいかっていう。でもラッキーでした。KAMIKAZEさんがストールしたのでレースは楽にやれました」
6位 ISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)
-

「(タイムペナルティ10秒込みで6位)よかったです。初めてスタートでフライングしました(苦笑)。スタートで何台か抜けてよかったのですけれど、思ったより(コカ・コーラ)コーナーから100Rが遅くて、そこで植田さんに迫られてダンロップで抜かれたのですけれど、これまでのレースの流れからしたら、自分的には満足なレースだったかな、って感じです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年Forumula Beat(F-Be)地方選手権第2戦の決勝は4月13日(土)に富士スピードウェイで開催され、13周のレースはスタート直後のアクシデントでセーフティカー(SC)ランとなるが、4周目のリスタートからポールシッターの卜部和久(H・R・F108)が毎ラップリードを拡大する完璧なレース運びで優勝を飾った。
F-Be決勝は午前10時40分コースイン開始。朝から穏やかに晴れた富士スピードウェイは気温18度。気温はこれから上がる予報だが、現時点ではほどほどの温度で絶好のレース日和だ。16台のマシンがグリッドにつくとレッドライトが消灯してレーススタート。

ポールシッターの卜部、2番手徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)はスムーズに発進する一方で3番手の酒井翔太(ファーストガレージFG108)は加速が弱くセカンドロウに並んだチームメイト椎橋祐介(ファーストガレージ)の先行を許してしまう。
さらにその後方では混乱が発生。5番手スタートのKAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)はピクリとも動かずグリッドに釘付けに。後続車両は右に左にこれを回避するが、13番手スタートの富澤もぐら(松伏光運転代行ハンマーR疾風)がKAMIKAZEに接触してコース脇にストップしてしまう。これでただちにSCランが宣言される。
KAMIKAZEによるとスタートでエンジンストール、再度発進しようとしたがここでもストールしてしまったとのこと。「SYNARGY RD04W」の低速トルクが不足気味なのかスタンディングスタートが難しく、特にレーススタートとなるとドライバーも操作がラフになる部分があり、それでスタートできなかったという。マシンの特性としてはジェントルマンクラスのドライバーでも操作しやすくピーキーな部分がないので、今後さらに熟成させる中で改善したいそうだ。
この混乱の中スタートがよかったのが7番手のISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)で、動かないKAMIKAZEをかわすと第1コーナー立ち上がりで植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)もオーバーテイク。5位にポジションを上げている。
SCラン開始時点での順位はトップ卜部、2位徳升に続いて3位椎橋~4位酒井~5位ISHIKENと続き、6位ジェントルマンクラスのトップ植田、7位同クラス2位のみきてぃ(LP・Shop kts24)という順。みきてぃもスタートの混乱に乗じて10番グリッドからポジションを上げている。
SCランは3周目まで続き、4周目からリスタート。ここでも卜部はしっかりペースをコントロールし、最終コーナーから一気に加速。徳升に3車身程度の差をつけてコントロールラインを通過、レースを再開する。後方ではISHIKENが酒井に仕掛けて、アウトからTGRコーナーにアプローチするがここは酒井がポジションを守る。
卜部はそのまま徳升をじわじわと引き離し、1.545秒の差をつけて4周目を終了。3位椎橋に対してISHIKENを抑えた酒井が接近。アドバンコーナー進入でぐっと車間を詰めると0.451秒差まで接近して5周目に入ると第2セクターでテール・ツー・ノーズ状態に持ち込み、最終コーナー出口で椎橋をオーバーテイク。3位のポジションを奪い返す。
6周目、卜部は1分43秒514とここまでのファステストラップをマーク。徳升との差を2.551秒までひろげる。3位酒井は椎橋をしりぞけた後は1.474秒までギャップをひろげるが、徳升とは4.9秒の差。ISHIKENは5位をキープするが6位、ジェントルマンクラスのトップ植田がISHIKENより速いラップタイムで間合いを0.725秒に詰めている。
植田は続く7周目にISHIKENをオーバーテイク、5位にポジションを上げる。加えてISHIKENにはスタート手順違反があり、決勝タイムに10秒加算が宣言される。
8周目、卜部はファステストラップを再度更新、1分43秒177をマークし徳升との差を4.657秒まで拡大。3位酒井~4位椎橋~5位植田~6位ISHIKENの間隔もじわじわとひろがっている。ジェントルマンクラス2位は総合7位を走る松井俊二(ファーストガレージFG108)で同3位は総合8位の渡邊義人(エクシズレーシングWXR-MkII)。
レースはこのまま膠着状態になり、卜部は毎ラップ徳升との差を1秒ずつひろげ、10周目6.3秒、11周目7.2秒、12周目8.5秒と完全な独走状態。3位以下も動きがない中で緊張が高まったのがジェントルマンクラスの入賞争いで、クラス6位を走っていた田中論(ミスト制動屋)にSCラン中の追い越しによるドライビングスルーのペナルティが宣言され、これにより9周目時点で7位の村瀬和也(ミスト関口:制動屋:勝男武士)と8位の鈴木尊文(ウルトラ☆ハンマー疾風)が0.814秒の間合いで6位入賞を争うこととなる。両者は10周目1.210秒、11周目0.156秒、12周目1.070秒とつかず離れずのままでファイナルラップに突入する。
卜部はそのまま徳升を突き放し続けて9.23秒までギャップをひろげてフィニッシュ。ポール・ツー・ウインの完勝を飾り、FIA-F4トヨタ育成ドライバーの実力を見せつけた。徳升は最後まで自己ベストを更新し続けて卜部を追ったが一度もチャンスを得ることなく2位でフィニッシュ。3位酒井は椎橋を逆転した後はつけ入る隙を見せず3秒差で開幕戦優勝に続いて連続の表彰台を獲得した。F-Beデビュー戦の椎橋が4位。
5位にはジェントルマンクラス優勝の植田、6位ISHIKENは10秒のタイムペナルティが加算されたがそれでもポジションを守った。ジェントルマンクラスの2位は総合7位の松井、クラス3位は総合8位の渡邊という結果になった。ドライビングスルーペナルティ未消化の田中は失格となり、ファイナルラップまで入賞を争ったジェントルマンクラスの6位は村瀬が0.649秒の差で守り切った。
F-Be第3戦決勝は4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催される。






Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2024/04/13) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 Formula Beat Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 81 | | | 卜部 和久 | H・R F108 ZAP F108 | 13 | 25'02.540 | - | - |
| 2 | 27 | | | 徳升 広平 | BLUE☆MAX-AAA-RK B-MAX RK-01 | 13 | 25'11.770 | 9.230 | 9.230 |
| 3 | 6 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージFG108 FG108 | 13 | 25'20.464 | 17.924 | 8.694 |
| 4 | 86 | | | 椎橋 祐介 | ファーストガレージ TATUUS TT104ZZ | 13 | 25'23.533 | 20.993 | 3.069 |
| 5 | 11 | G | 1 | 植田 正幸 | Rn-sports制動屋KK-ZS MYST KK-ZS | 13 | 25'28.231 | 25.691 | 4.698 |
| 6 | *16 | | | ISHIKEN | HMRハンマーR☆ハヤテ 疾風 | 13 | 25'38.953 | 36.413 | 10.722 |
| 7 | 3 | G | 2 | 船井 俊仁 | ファーストガレージFG108 FG108 | 13 | 25'43.018 | 40.478 | 4.065 |
| 8 | 0 | G | 3 | 渡辺 義人 | エクシズレーシングWXR-MkII WXR MK-II | 13 | 25'53.687 | 51.147 | 10.669 |
| 9 | 22 | G | 4 | みきてぃ | LP・Shop kts24 kts24 | 13 | 25'58.439 | 55.899 | 4.752 |
| 10 | 76 | G | 5 | 松本 隆行 | SHOUEI☆ミスト Dallara F307 | 13 | 26'29.540 | 1'27.000 | 31.101 |
| 11 | 21 | G | 6 | 村瀬 和也 | ミスト関口:制動屋:勝男武士 MYST KK-ZS | 13 | 26'39.356 | 1'36.816 | 9.816 |
| 12 | 78 | G | 7 | 鈴木 尊文 | ウルトラ☆ハンマーR疾風 疾風 | 13 | 26'40.005 | 1'37.465 | 0.649 |
| 13 | 88 | G | 8 | JUN TSUKASA | ハンマーR☆疾風オッタントット 疾風 | 12 | 25'36.602 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 11 Laps)完走 ---- |
| - | 9 | G | - | KAMIKAZE | FIRST GARAGE & 04W TOKYO R&D SYNERGY RD04W | 0 | - | 13Laps | 12Laps |
| - | 36 | G | - | 富澤 もぐら | 松伏光運転代行ハンマーR疾風 疾風 | 0 | - | 13Laps | - |
| - | *17 | G | - | 田中 諭 | ミスト・制動屋 Dallara F307 | - | 失格 | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 81 卜部和久(H・R F108) 1'43.177 (8/13) 159.210 km/h
- CarNo. 16は、一派競技規則第8章28条4.4.d(スタート手順)違反により、タイムペナルティー10秒を科した。
- CarNo. 17は、H項違反(SC中の追い越し)により、ドライビングペナルティーを科したが、H項違反(Dボード無視)により、失格とした。
- ポールポジション 卜部和久(H・R・F108)1分42秒664
-

「レースウィークに入って2セッション走ったのですけれど、その中でもうまくセットアップ詰めて行けたと思うので、レースウィークの組み立てはうまくいっていると思います。タイムは自分的にはもうちょっと行けそうだと思ったのですけれど。いい感じにスリップも使えて、悪くないアタックだったかなとは思います。決勝はちょっとセットアップ微調整して、自信もっていどみたいと思います」
- 2位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)1分43秒413 +0.749秒
-

「(厳しい予選だった?)難しかったですね。自分のミスもあったので、何とも言えないのですけれど、計算上では(トップと)おなじくらい行くと思ったのが・・・というところですね。昨日メカニックさんに仕事をさせてしまって、エンジンが昨日ブローしたのを徹夜で仕上げてくれたので何とか予選走れたので。なんとか好位置なので、決勝は前の方に行けるように頑張りたいと思います」
- 3位 酒井翔太(ファーストガレージFG108)1分43秒604 +0.940秒
-

「富士でF-Beをドライブするのは今日が初めてです。練習はF-Beでよくしてきたのですけれど、今日の予選が卜部さんのイメージで走っていたのですけれど、序盤のスピードが足りなくて、それで離されちゃって、後半もタイム出すのが遅くて、単独(走行)になったのが、ちょっと(タイムを)出し切れなかったので、それがダメだったのかなっていう感じです。ポジション取りもですけれど、卜部さんの方が初期のスピードが速くて、前には出たのですけれど、すぐ抜かれて、その後もタイムが上がるのが早かったので、それがもうちょっと自分が練習であげられていれば、ついて行けたかな」
- 4位 椎橋祐介(ファーストガレージ)1分44秒324 +1.660秒
-

「(F-Beの印象は?)難しいです(笑)。準備期間が短くて、このクルマもほぼ1年間走っていなかったのでマシン側も直近のデータがなくて、いろいろ大きな変更を加えながらやっとここまで来たかなって感じです。(まだまだ改善の余地がある?)今のパッケージだと、あとコンマ5秒くらいしか見えていないですけれど、まだ改良できる所がたくさんあるかなと思うので、1年かけて少しずつやっていこうかな。決勝に向けてはちょっとシフトにトラブルが出ていたのを今メカさんに見直してもらっているので、そこが良くなれば。序盤のペースだけ改善できれば(前に)ついては行けるかな、と思います」
- 5位(ジェントルマンクラストップ) KAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)1分44秒534 +1.870秒
-

「(SYNARGY RD04Wの感触は?)去年のSUGOの最終戦にテスト参戦して、今年僕的にはこの富士が開幕戦ですけれど。すごくジェントルマン向きで、マイルドな仕様になっていて、乗りやすいですね。(開発は?)まだまだこれからじゃないですかね。(ドライバーの調子は?)昨日の練習走行でクラッシュしてしまい、まともに昨日練習できていないので、今日の予選がぶっつけ本番みたいな感じで。メカさんが昨夜よく頑張って修理してくれたので決勝は完走できるように、ジェントルマンクラスの表彰台上がれるように、頑張ります」
- 6位(ジェントルマンクラス2位) 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)1分44秒588 +1.924秒
-

「まだいまいちでしたね、一番いい時に黄旗が2回あったり、それで(アタックを)やめて。うまく前のスリップ使えたな、と思ってセクター1ベストタイムでしたけど、前の方がやめちゃって引っかかったり、タイミングもよくなかったですし。まぁでも十分ですよ。44秒は入れたいなと思いながら昨日練習して、そこは入ったので。KAMIKAZEさんがちょっと速かったので、なんとか決勝はひとつでも前に行きたいですね」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年Forumula Beat(F-Be)地方選手権第2戦の公式予選が4月13日(土)に富士スピードウェイで開催され、卜部和久(H・R・F108)が2番手に0.749秒の大差をつけてポールポジションを獲得した。
F-Beは2月25日、氷雨が降る鈴鹿での開幕戦からひと月半のインターバルをおいて、桜が舞い散る春うららの富士スピードウェイにやってきた。朝から穏やかに晴れて雪が残る霊峰富士を見上げながら午前8時に16台のマシンがコースイン。気温13度、路面はドライで20分間の予選が開始された。
まずは残り15分を切ったあたりから各車タイムアタックに入ると卜部が1分45秒164のトップタイムを出しターゲットになる。2番手は今年からチームを移った徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)の45秒397、3番手は酒井翔太(ファーストガレージFG108)の46秒563。酒井はスーパーFJとのダブルエントリーで、今回は予選/決勝ともにF-Beの直後にS-FJが行われるタイムスケジュールのため、忙しい1日を過ごすことになる。4番手ISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)で47秒882。ISHIKENも同日開催の富士86BRZチャレンジカップとのダブルエントリーだ。5番手は今回初のF-Be参戦の椎橋祐介(ファーストガレージ)で48秒112。椎橋は昨年はS-FJもてぎ・SUGOシリーズに参戦、シリーズ2位の結果を残している。6位はジェントルマンクラストップのKAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)で48秒283。注目なのはKAMIKAZEがドライブする「SYNARGY RD04W」で、東京アールアンドデーが主体で開発されたニューマシンで、昨年10月SUGOでのシリーズ最終大会で実戦デビュー、第11戦でジェントルマンクラス3位でフィニッシュしており、さらなる熟成を目指して今シーズンから本格的に実戦を戦うことになっているマシンだ。
残り12分、卜部はトップタイムを1分44秒275まで短縮。徳升44秒326、酒井も44秒938と僅差で続く。4番手にジェントルマンクラストップの植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)が45秒972で浮上し、ISHIKEN、椎橋と続く。
残り9分、徳升が1分43秒838でトップに立つが、直後に卜部が43秒277をマークしてトップを奪い返す。3番手は酒井で変わらず4番手にはISHIKENが45秒125で上がり、植田5番手、6番手KAMIKAZE。
残り7分、卜部は43秒005をマークすると続く周回で43秒を切って1分42秒914までトップタイムを短縮。徳升も43秒413まで自己ベストを縮めるが卜部とは0.499秒の差がある。4位には植田が44秒588でポジションを上げて、ISHIKENに続く6番手に45秒204で椎橋がつける。椎橋は残り2分を切った時点で44秒669まで自己ベスト削りISHIKENを上回り5番手へ。
残り30秒、卜部は1分42秒664とダメ押しのタイムを出してポールポジションを決定づける。2番手徳升との差は0.749秒まで拡大した。終始3番手の座を守った酒井は43秒604と最後は徳升に0.191秒差まで肉薄したがフロントロウ獲得はならず。さらにチェカードフラッグ直前にコントロールラインを通過した椎橋が44秒324を出してセカンドロウに並んだ。
ジェントルマンクラスのトップ争いはチェッカー周まで続き、最後にKAMIKAZEが44秒534でSYNARGY RD04Wを総合5番手、クラストップに導いた。植田は44秒588と0.054秒及ばず6番手でクラス2位、それぞれ3列目に並んだ。
F-e第2戦決勝は午前10時30分コースイン予定。ポールシッターの卜部に対して0.7秒のビハインドを徳升が挽回するか。セカンドロウに並んだファーストガレージのルーキー2名の表彰台争いが見られるか、そしてジェントルマンクラスの争いも見逃せない。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
4月14日に岡山国際サーキットで行われたGTアソシエイション(GTA)の定例会見では、GT300クラスへのカーボンニュートラル燃料の使用や、タイヤの持ち込み本数の削減など、現在行なっている環境対策の今後の展開や、それに関連するGT500クラスの新たな車両規定の採用についての現状と今後のスケジュール、そして海外戦の復活など、今後のスーパーGTを取り巻く様々な重要課題について坂東正明代表取締役が答えた。要旨は下記の通り。
(2024シーズンに向けた抱負)
フォーミュラEに始まり、F1、秋にはWEC、WRCという4つの世界選手権が行われる中で、自分達としては学べるものを学んで日本のモータースポーツのあり方を考え、オーガナイザーや自動車メーカーとの関係、チームとの関係を踏まえて作り上げていく。
自分達の部分としては、今年からGT300にも合成燃料50%の新しい燃料を使用する。我々はカーボンニュートラル燃料と呼んでいるが、近い将来にE-Fuelと呼べるものを使用したい。これを作る方法、作っていただけるところを検討し、最終的にはこれを国産化していくという考え方は今も変わっていない。
それをやっていくために、今年のレギュレーションでは環境というものを考え、生産から運搬、組み込むタイヤの本数、リサイクルの方法まで見直して、本数を削減していく。岡山大会においては各チームの持ち込みセット数を4セットとしている。かなり大きな変化になるが、これをやりながら、E-Fuelの採用や環境に応じたクルマ作り、GT500クラスの将来像を考える。HEVを入れるのか、キャパシタの方向性など、どういった形で2027年規定を作り上げるのか。そういうものを踏まえる大事な年になる。2027年にテスト走行をしたいとなると、レギュレーションは2026年には決まっていないといけない。そのために2025年にはきちんとした方向を定めないといけないということで、昨日(13日)にもステアリングコミッティーを開催している。
安全性については、GT500について5mmの車高アップを行った。これによりダウンフォースの削減を図ったが、クルマによって影響の出方は様々だ。いかなる状況においても技術陣は勝つためにスピードを取り戻そうとする。追いかけっこになるかもしれないが、いかにカーボンモノコックであっても(アクシデントの際の)痛みとかは出るので、今後もコーナリングスピードの低減に取り組んでいく。
(予選インターバルの変更、リザーブドライバー制度について)
公式テストでの予選シミュレーションの結果から、今の8分間だとタイヤの温まりが不十分だということで、エントラント側から変更を求めてきた。そこでGTE(GTエントラント協会)とコミニュケーションを取りながら、(GTAの)テクニカル部会などと話し合った結果、導き出された結果だ。
リザーブドライバー制度については、先日の富士テストで牧野任祐が体調不良で欠席となった時に、GT300のドライバー(小出峻)を代役に起用した実例がある。それならマニファクチャラーの側でGT300のチームのフォローをきちんとやるべきである、という考えのもとに設定した。
(海外ラウンドの復活について)
スーパーGTは全日本選手権ではなく、インターシリーズであるので、海外戦を再度構築することはやっていかなければならないと考えている。コロナ禍の中でのロジスティクスの問題、実際コストを計算して費用対効果を検証しているが、まだ着地点が見つかっていないというのが現状だ。現時点で可能性があるのはマレーシアだと考えている。今のカレンダーだと6月、7月が空いているので、もし開催するならばそこになると思う。また海外戦が多くなって来れば、ウィンターシリーズを構築するという格好で東南アジアで何戦かを行うということを常に考えている。
可能であれば来シーズンにもマレーシア戦をやりたいと思っているが、どこまで煮詰まるか。JAFのカレンダー申請が6月にあるので、そこまでに目処を立てたい。立たなければ再来年という格好になると思うが、できる限り努力していく。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2024/04/13) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 Formula Beat Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 81 | | | 卜部 和久 | H・R F108 ZAP F108 | 1'42.664 | - | - | 160.005 |
| 2 | 27 | | | 徳升 広平 | BLUE☆MAX-AAA-RK B-MAX RK-01 | 1'43.413 | 0.749 | 0.749 | 158.847 |
| 3 | 6 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージFG108 FG108 | 1'43.604 | 0.940 | 0.191 | 158.554 |
| 4 | 86 | | | 椎橋 祐介 | ファーストガレージ TATUUS TT104ZZ | 1'44.324 | 1.660 | 0.720 | 157.459 |
| 5 | 9 | G | 1 | KAMIKAZE | FIRST GARAGE & 04W TOKYO R&D SYNERGY RD04W | 1'44.534 | 1.870 | 0.210 | 157.143 |
| 6 | 11 | G | 2 | 植田 正幸 | Rn-sports制動屋KK-ZS MYST KK-ZS | 1'44.588 | 1.924 | 0.054 | 157.062 |
| 7 | 16 | | | ISHIKEN | HMRハンマーR☆ハヤテ 疾風 | 1'44.756 | 2.092 | 0.168 | 156.810 |
| 8 | 3 | G | 3 | 船井 俊仁 | ファーストガレージFG108 FG108 | 1'45.617 | 2.953 | 0.861 | 155.532 |
| 9 | 0 | G | 4 | 渡辺 義人 | エクシズレーシングWXR-MkII WXR MK-II | 1'46.798 | 4.134 | 1.181 | 153.812 |
| 10 | 22 | G | 5 | みきてぃ | LP・Shop kts24 kts24 | 1'46.902 | 4.238 | 0.104 | 153.662 |
| 11 | 17 | G | 6 | 田中 諭 | ミスト・制動屋 Dallara F307 | 1'48.983 | 6.319 | 2.081 | 150.728 |
| 12 | 76 | G | 7 | 松本 隆行 | SHOUEI☆ミスト Dallara F307 | 1'49.125 | 6.461 | 0.142 | 150.532 |
| 13 | 36 | G | 8 | 富澤 もぐら | 松伏光運転代行ハンマーR疾風 疾風 | 1'49.198 | 6.534 | 0.073 | 150.431 |
| 14 | 21 | G | 9 | 村瀬 和也 | ミスト関口:制動屋:勝男武士 MYST KK-ZS | 1'50.931 | 8.267 | 1.733 | 148.081 |
| 15 | 78 | G | 10 | 鈴木 尊文 | ウルトラ☆ハンマーR疾風 疾風 | 1'52.387 | 9.723 | 1.456 | 146.163 |
| 16 | 88 | G | 11 | JUN TSUKASA | ハンマーR☆疾風オッタントット 疾風 | 1'54.316 | 11.652 | 1.929 | 143.696 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'14.195)予選通過 ---- |
- 優勝 センドラフナトアレックス翔太(TRS・10V・ED)
-

「今まで一番楽しいレースでした。(最後のオーバーテイクは作戦通り?)そうですね(笑)、ホントは最終ラップがもう1周あるかと思っていたので、そこで前に出て最終ラップをトップで走るっていう予定だったのですけれど、その前に抜く事ができたので。(最終コーナーからの立ち上がりに自信があった?)スリップに入れば、あのクルマであんなに長いストレートでは誰でもタイミングよくアクセル踏めばコンマ何秒も追いついちゃうので、そこはもうペースというよりスリップをどう使うか、っていうことで。最後に、マシンを仕立ててくれたチームやメカニックの方々、そして応援してくれるみんなにお礼を言いたいです」
2位 伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)
-

「激しいレースでしたね。駆け引きと言えば駆け引きですけれど、ま、しょうがないかなっていう気分で。(レースの)中身は全然悪くなかったし、自分もかなりいい走りができたので、結果は悔しいですけれど、結果以上に満足感がありますね。(いいバトルでした?)いや勝ちかったですけれど、やっぱり悔しいや(笑)。(最終コーナーの位置関係は?)あの距離だったらチェッカーの所までは大丈夫じゃないかな、って思ったのですけれど、思った以上にスリップストリームが効いていましたね。前を走っている時に、ああいう場面はどうしたらいいのかなってまだ分からないので、どこかの場面でそういうのを学べたらなと思います」
3位 黒川史哉(ZAP SPEED 10V)
-

「途中シフトが、3と4でミスしちゃって、そこで一瞬心が折れかかったというか、立て直すのに時間がかかったというのがあります。(そこまではいいバトルだった?)途中で手が力み過ぎちゃって、4速のシフトをミスして、またペースが下がっちゃって。(前戦の筑波よりはいい感じになってきた?)筑波の時はタイヤの問題でちょっと(悩みが)ありましたけれど、条件が揃って本来の自分の速さがちょっとは出たのかなっていう感じがはあります」
4位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)
-

「最初にストールしてしまって、最後尾から追い上げようと、予選でもタイムよかったので落ち着いて行こうと思って、まぁごぼう抜きをすることができました。スタートはギアの位置が悪かったみたいでもったいなかったです。自分がファステストラップを出したらしいので、そこは自信を持っていきたいなと思います」
5位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)
-

「スタートの特にホイール掻きすぎちゃって、白煙上げちゃったのでそれがなかったら、もうちょっとトップの方に関われたのかな、って思います。それも自分が(マシンを)乗り換えた時の動かし方がまだ全然なので、そこが何とかできればよかったかな、と思います。(最後に内藤選手をオーバーテイクしたのは?)あれはもう何回も抜きにいったりしていたのですけれど、アウトから被せられて、これは厳しいなと思って、冷静に最後スリップ使って抜こうと考えていました、計算通りに抜けましたのでよかったと思います」
6位 内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)
-

「最後の最後に酒井君にストレートでスリップ使われて行かれちゃいましたね(苦笑)。それまではけっこういい感じではきていて、前のペナルティで4番手スタートだったのですけれど、元々予選6番手だったので、そこは元の位置にいる形なので、2年ぶりの(富士の)走行にしては、まぁまぁだったかなと思います。クルマの調子はかなりよくて、もっとドライバーが詰められればもっと上を狙えるクルマかなという感じです。富士はあと1戦ありますので、それまで練習して、もうちょい良い順位で終われるようにしたいです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦決勝が4月13日(土)に富士スピードウェイで行われ、12周のレースは富士らしいスリップストリーム合戦の末にフロントロウからスタートのセンドラフナドレックス翔太(TRS・10V・ED)が伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)を0.130秒差で振り切って優勝、前戦筑波に続いての開幕2連勝を飾った。
予定より10分ほど遅れて決勝は正午ちょうどにフォーメーションラップ開始。気温は18度で絶好のドライコンディションだ。13台全車がグリッドに並んでレーススタート。

ポールポジションから発進の黒川史哉(ZAP SPEED 10V)は蹴り出し良くホールショットを奪ってTGRコーナーにトップで飛び込んだのに対して、フロントロウに並んでいたアレックスは出遅れて3番手スタートの伊藤に2位を奪われてターンイン。しかしアレックスはただちに追撃態勢をとって伊藤の背後につける。後方では9番手スタートの石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)がエンジンストールでグリッドに取り残される。予選4番手タイムを出していながら走路外走行のペナルティで5グリッド降格の憂き目を見ていた石井はさらに最後尾からレースを戦うことに。
スタートこそ失敗したもののアレックスは伊藤にプレッシャーをかけ続けると最終コーナーをテール・ツー・ノーズ状態で立ち上がり、スリップストリームから右サイドに抜け出して伊藤に並びかけると0.027秒と僅かに前に出て2位を奪い返してオープニングラップを終了。2台のバトルの間にトップ黒川は0.668秒の差をつけている。4位はTGRコーナーで3ワイドから抜け出した酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)がひとつポジションを上げ、5位には降格で8番グリッドからスタートの梅本幸次(Rn-sports制動屋KK-S2)がジャンプアップ、逆にTGRコーナーで順位を落としたのが内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)で6位にダウン。しかし内藤はダンロップコーナー進入のブレーキングで逆転。梅本の前に出る。
2周目、さっそくアレックスはトップ黒川の追撃を開始し、0.398秒差までギャップを削り取る。3位伊藤もアレックスを追走、0.388秒差につけると3周目のコントロールライン上では0.044秒差に接近、隙あらば仕掛けるそぶりを見せつけ続ける。上位3台からやや離されて4位争いも激化、3周目に内藤が4位に浮上するも0.232秒差で酒井、0.062秒差で梅本と続き、3ワイドで4周目のTGRコーナーにアプローチ。並走のままでコカ・コーラコーナーに飛び込むと梅本が痛恨のスピン、4位争いからは脱落。ジェントルマンクラストップの畠山退三(zap speed KK-S2)に続く8位でコースに復帰。こうした中団の混戦に乗じてポジションを上げているのがスタートを大失敗した石井で、11位まで挽回して1周目を終えると3周目には8番手まで進出。4周目にはここまでファステストラップとなる1分52秒024で6位までポジションを戻す。
その4周目の第3セクターではトップ争いが勃発。ダンロップコーナー進入でアレックスがオーバーテイクに成功、首位に立つ。さらに伊藤も黒川に襲いかかり、最終コーナー立ち上がりで2位を奪い取ると、スリップストリームに引っ張られた勢いでアレックスに接近、一気に並びかけるとコントロールライン上では僅かに前に出て0.005秒の差でトップ躍り出る。これで黒川は3位にドロップ。伊藤はトップに立ったものの、アレックスからの激しいプレッシャーにさらされて逃げを打てない状態。一方3位黒川は様子見を決めたか2台からやや間合いを取る。アレックスはストレートで並ぶとトップを奪い返して5周目を終了。伊藤は0.018秒差、黒川は1秒以上の差をつけられている。4位内藤、5位酒井と続き、石井はこの周も51秒921とただ一人1分51秒台に入れてファステストラップを更新、酒井に1.231秒差まで接近。台風の目となりつつある。
6周目もトップ2台は依然としてテール・ツー・ノーズ状態。ここで伊藤が焦れたのか7周目のコカ・コーラコーナー出口でアウト側にはみ出すがそこで踏みとどまる。これでアレックスとの差が0.6秒まで拡がるが、伊藤は再び追い上げを開始。8周目には0.113秒差と再びテール・ツー・ノーズ状態へ持ち込む。さらにこれをチャンスとみたか黒川もスパート。1分51秒829のファステストラップで0.664秒差まで伊藤に近づく。4位争いも再燃、内藤~酒井~石井が0.195秒以内のワンパックとなり3ワイドでストレートを通過するとそのままTGRコーナーからコカ・コーラコーナーまで並走。ここでポジションが入れ替わり石井4位、酒井が続き内藤は6位に落ちるがただちにリカバリ、第2セクターで酒井をかわして5位へ、酒井は6位。この2台がバトルしている間に石井は1.6秒までギャップをひろげて単独4位に持ち込む。
9周目、ストレートでアレックスに並びかけた伊藤はTGRコーナー進入でオーバーテイク。再度トップに立つがアレックスが激しくプレッシャーをかけ、最終コーナー立ち上がりからスリップストリームに入ると並びかけてオーバーテイク、0.126秒差でトップの座を奪回する。伊藤も負けじと10周目のTGRコーナー進入でインから差し返すがここはアレックスが守り切る。3位黒川は0.961秒の差。アレックスと伊藤の接近戦は続き、10周目のコントロールを0.014秒差で通過するとサイド・バイ・サイドでTGRコーナーへ、ここでイン側を取った伊藤が再び前に出ると、そのままポジションを守って0.068秒差でファイナルラップへ突入。黒川はこの2台について行けず1.5秒の差。さらに5秒以上の差で石井が単独4位、5位内藤と6位酒井は依然として0.386秒差の接近戦が続く。ジェントルマンクラスは全体8位の秋山健也(スーパーウインズKKS-ED)がトップ、しかしクラス2位の畠山が0.014秒差とこちらもテール・ツー・ノーズ状態。
ファイナルラップ、アレックスはコーナーごとに伊藤をつけ狙うが伊藤もスキを見せない。じりじりとした膠着状態のまま最終セクターへ。伊藤のテールに食らいついたアレックスが最終コーナーをクリア、スリップストリームから抜け出すと2台はフィニッシュラインに向けてサイド・バイ・サイドで身をよじるようにドラッグレースを展開。僅かにアレックスが前に出た状態でチェカードフラッグの下を通過、0.130秒の差で伊藤を振り切って優勝を飾った。伊藤は僅かに届かず2位。黒川3位と続き4位石井はファイナルラップにもファステストラップを更新、予選のペナルティ、スタートでのエンジンストールで最下位まで落ちたものの9台抜きを演じた。5位争いはストレートで内藤を仕留めた酒井が制し内藤6位。ジェントルマンクラスのトップ争いも第1セクターで畠山が秋山を逆転して振り切り、全体8位でクラス優勝を飾った。クラス3位には山根一人(光精工 TK-Sport MYST)が入った。
激しいバトルを演じたアレックスと伊藤はポディウムに戻ってくるとクリーンなレースをたたえ合った。
筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第3戦は5月5日(日)に筑波サーキットで恒例の「筑波サーキット・カーフェスティバル」として開催される。子供の日イベントとしてアトラクションやステージが行われふだんの筑波のスーパーFJでは見られない賑わいを見せるイベントで、どんなレース展開を見せるか。開幕2連勝のアレックスを誰が阻止するか。注目だ。










Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2024/04/13) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 73 | | | センドラ瀬戸 アレックス翔太 | TRS・10V・ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'31.644 | - | - |
| 2 | 14 | | | 伊藤 駿 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'31.774 | 0.130 | 0.130 |
| 3 | 15 | | | 黒川 史哉 | ZAP SPEED 10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'33.045 | 1.401 | 1.271 |
| 4 | 53 | | | 石井 大雅 | ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 | 12 | 22'38.059 | 6.415 | 5.014 |
| 5 | 55 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 | 12 | 22'46.088 | 14.444 | 8.029 |
| 6 | 22 | | | 内藤 大輝 | RaiseUP RCIT ED MYST KK-S2 | 12 | 22'46.124 | 14.480 | 0.036 |
| 7 | 11 | | | 梅本 幸汰 | Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 | 12 | 22'48.763 | 17.119 | 2.639 |
| 8 | 38 | M | 1 | 畠山 退三 | ZAP SPEED KK-S2 MYST KK-S2 | 12 | 23'01.484 | 29.840 | 12.721 |
| 9 | 3 | M | 2 | 秋山 健也 | スーパーウィンズKKS・ED MYST KK-S | 12 | 23'02.993 | 31.349 | 1.509 |
| 10 | 47 | M | 3 | 山根 一人 | 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 12 | 23'03.743 | 32.099 | 0.750 |
| 11 | 8 | M | 4 | 野村 大樹 | WRS NOMURA KKS-II MYST KK-S2 | 12 | 23'19.472 | 47.828 | 15.729 |
| 12 | 25 | M | 5 | フェリペ昌 | WRS MASA KKS-II MYST KK-S2 | 12 | 23'43.056 | 1'11.412 | 23.584 |
| 13 | 18 | | | 水谷 誠 | HC桶川MRPYTT ZAP ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 23'46.317 | 1'14.673 | 3.261 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 53 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2) 1'51.802 (12/12) 146.928 km/h
- ポールポジション 黒川史哉(ZAP SPEED 10V)1分51秒176
-

「今回の新品のタイヤで中々データがなくて、昨日初めてはいてどうかなって感じだったので、正直不安もあったのですけれど、なんとかポール取れてよかったです。(タイムは満足?)ギリ50秒台入るかなという予想ではあったのですけれど、最後に僕が第3セクターのミスがあって、51秒止まりにはなったのですけれど、でもまぁよかったんじゃないかな。(スリップストリームは効いた?)どうなんだろう?ベストタイムが出た周はちょっと前が間が開いていたので」
- 2位 センドラフナトアレックス翔太(TRS・10V・ED)1分51秒195 +0.019秒
-

「ベストタイムの周が、ファーストガレージのスリップを取っている周で、それまで前半は向うが僕のスリップ使って、後半は僕が使う感じで。だけどその僕がベストの周は向うが第3セクターのシケインの前でミスして、そこから僕はスリップなしで単独だったので、そこがスリップがあればもっとタイムは出ていたかな、と思います。(まだまだ行ける感じだった?)あとギアの問題もあって、そこはわからないですね。(富士は初めて?)初めてです、まぁ楽しいサーキットですね、好きなコースです」
- 3位 伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)1分51秒238 +0.062秒
-

「何だかんだ0.06秒以内なので、しかも一人で走ってスリップ(ストリーム)使って走っていないので、それでこのタイムなら上出来だろうと、最高ですね。前回の不調が自分のせいではないとわかって満足です」
- 4位 内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)1分52秒039 +0.863秒
-

「富士自体が一昨年の日本一決定戦以来で、予選ぶっつけだったので、正直思ったよりタイム出ていたので、そこはよかったのですけれど。もうちょい(タイムが)出る感じだったので、ちょっと前に引っかかったりと、位置取りでうまく行かない所があって。決勝はもう少し前で戦えるかな、というイメージがあります。富士はスリップ効く分筑波よりバトルもできると思うので、前の方とバトルして、もう少し前(の順位)で終われたらいいかな、と思います」(6位→4位へ繰り上がり)
- 5位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)1分52秒127 +0.981
-

「昨日初めてS-FJでドライブして、ずっと単独走行になっちゃって、ラインも分からないままで予選だったのですけれど、前のクルマのラインを見て自分も走り方を変えて、昨日よりはタイムも上がってきているので、決勝まもう少しそこにアジャストできれば、いいのかなって思っています」(7位→5位へ繰り上がり)
- 8位 梅本幸次(Rn-sports制動屋KK-S2)1分51秒954 +0.778秒
-

「富士のレースは2回目です。(タイムはどうだった?)51秒台は練習で出ていなかったので出そうと思っていて、そこはクリアできましたですけれど、四脱(走路外走行)が多かったのと、第2セクターで1回34秒台入っていたのに、そのベストのラップがミスっていて、そこをまとめていたらもっと上に行ったかな、とは思うのですけれど。調子自体は悪くはないですけれど、もっとまとめたかったです。決勝はスタート決めて表彰台狙えるように頑張りたいです」(ペナルティで3グリッド降格 5位→8位)
- 9位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)1分51秒787 +0.591秒
-

「富士は初めてです。けっこう楽しいですけれど、タイムを見るとセクター2のタイムが遅れているので、そこは改善できれば、と昨日までは思っていたのですけれど、全然だめでした。スリップは使えて。富士ならではの楽しい部分は経験できました。決勝はセクター2を改善できるようにまた勉強して、活かせるように頑張ります」(ペナルティで5グリッド降格 4位→9位)
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦公式予選が4月13日(土)に富士スピードウェイで開催され、黒川史哉(ZAP SPEED 10V)が終盤のタイムアタックで1分51秒176を叩き出し、開幕戦優勝で好調の波にのるセンドラフナトアレックス翔太(TRS・10V・ED)に0.019秒の差でポールポジションを獲得した。
標高の高い富士スピードウェイではコース脇では桜が咲き誇っている。4月らしいうららかな陽気で天気は快晴。午前8時30分の予選開始時点で気温は14度のドライコンディションだ。13台がドライタイヤでコースインすると20分間の予選が開始された。
残り15分となったころから各車タイムアタックを開始、まずアレックスが1分52秒896のトップタイムを出すと、すぐさま黒川が1分52秒105でトップに立つ。黒川は前戦筑波では不調を訴えていたが、その後タイヤに起因するものと分かり自信を取り戻した模様だ。3番手は前戦がデビューレースだった石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)の52秒902。4番手にルーキーの酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)が53秒257でつけたが、すかさず2020年筑波王者の伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)が1分53秒016をマークして酒井を逆転する。6番手はジェントルマンクラス首位の野村大樹(WRS NOMURA KKS-II)ジェントルマンクラス2番手は今回も旧型のKKSを持ち込んだ秋山健也(スーパーウインズKKS-ED)が全体9番手。
残り12分、石井が自己ベストを1分52秒180まで縮めて2番手へ浮上。アレックスに続く4番手には梅本幸次(Rn-sports制動屋KK-S2)が52秒521でつけるが、すぐに伊藤が52秒501で逆転。
残り10分、石井が1分51秒839と1分51秒台に入れてトップ、アレックスも51秒867で2番手に立つが、すぐに黒川が51秒618でトップの座を奪い返す。黒川は最高速が212.598キロ/hと唯一時速210キロを超えている。石井2番手で伊藤が51秒850で3番へ割り込んでアレックスは4番手へドロップと目まぐるしく順位が入れ替わる。
残り8分、それまで7位以下に沈んでいた酒井が1分52秒237で5番手へあがり、6番手には上位の常連、内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)が52秒368で続く。
さらに残り7分で伊藤が51秒589でトップに躍りでる。伊藤も前戦ではタイヤに苦しんでいたが今回は好調なようだ。黒川も51秒602と自己ベストを更新するが0.013秒の差で2番手。以下石井~アレックス~酒井~内藤と続く。
2位番手に陥落した黒川だったが続く周回で1分51秒415を出して再び首位を奪回。しかし残り4分30秒、アレックスが51秒195をマークして黒川に0.2秒以上の差でトップへ。さらに伊藤が51秒238で2番手へ。黒川3番手へダウン。伊藤はここが限界とみたか2分を残してピットイン。
黒川は次の周回で51秒254までタイムを削るがアレックスに0.059秒及ばず3番手のまま。これで予選も確定かと思った残り50秒。コントロールラインを通過した黒川のタイムは1分51秒176。アレックスを0.019秒上回りポールポジションを獲得。連勝を目指すアレックスがフロントロウに並び、伊藤3番手、石井4番手、梅本5番手、内藤6番手という結果に。
しかしその後、走路外走行複数回の判定で石井は5グリッド、梅本は3グリッドそれぞれ降格となり、内藤が4番手、セカンドロウを確保。5番手には酒井、そして6番手にジェントルマンクラストップの野村が並ぶこととなった。以下7番手にジェントルマンクラス2位の畠山退三(zap speed KK-S2)梅本は8番手へ降格、同じく9番手に降格の石井とジェントルマンクラス3位の秋山が5列目に並んだ。
決勝は午前11時40分コースイン予定。トップ黒川から3番手伊藤まで0.062秒の差しかなく、メインストレートでのスリップストリーム合戦が勝負のあやとなる富士スピードウェイでは最後まで激しいポジション争いが見られそうだ。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2024/04/13) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 15 | | | 黒川 史哉 | ZAP SPEED 10V TOKYO R&D RD10V | 1'51.176 | - | - | 147.755 |
| 2 | 73 | | | センドラ瀬戸 アレックス翔太 | TRS・10V・ED TOKYO R&D RD10V | 1'51.195 | 0.019 | 0.019 | 147.730 |
| 3 | 14 | | | 伊藤 駿 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'51.238 | 0.062 | 0.043 | 147.673 |
| 4 | *53 | | | 石井 大雅 | ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 | 1'51.767 | 0.591 | 0.529 | 146.974 |
| 5 | *11 | | | 梅本 幸汰 | Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 | 1'51.954 | 0.778 | 0.187 | 146.728 |
| 6 | 22 | | | 内藤 大輝 | RaiseUP RCIT ED MYST KK-S2 | 1'52.039 | 0.863 | 0.085 | 146.617 |
| 7 | 55 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 | 1'52.157 | 0.981 | 0.118 | 146.463 |
| 8 | 8 | M | 1 | 野村 大樹 | WRS NOMURA KKS-II MYST KK-S2 | 1'53.288 | 2.112 | 1.131 | 145.000 |
| 9 | 38 | M | 2 | 畠山 退三 | ZAP SPEED KK-S2 MYST KK-S2 | 1'53.460 | 2.284 | 0.172 | 144.781 |
| 10 | 3 | M | 3 | 秋山 健也 | スーパーウィンズKKS・ED MYST KK-S | 1'53.886 | 2.710 | 0.426 | 144.239 |
| 11 | 47 | M | 4 | 山根 一人 | 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 1'53.951 | 2.775 | 0.065 | 144.157 |
| 12 | 18 | | | 水谷 誠 | HC桶川MRPYTT ZAP ED TOKYO R&D RD10V | 1'55.423 | 4.247 | 1.472 | 142.318 |
| 13 | 25 | M | 5 | フェリペ昌 | WRS MASA KKS-II MYST KK-S2 | 1'56.636 | 5.460 | 1.213 | 140.838 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'24.563)予選通過 ---- |
- CarNo. 53は、一般競技規則第5章第17条3(走路の安全規定、走路外走行複数回)により、予選結果より5グリッド降格のペナルティーを科す。
- CarNo. 11は、一般競技規則第5章第17条3(走路の安全規定、走路外走行複数回)により、予選結果より3グリッド降格のペナルティーを科す。
スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は4月14日に岡山国際サーキットで行われた定例会見の中で、ポノス株式会社がシリーズパートナーに、アサヒビール株式会社がシリーズスポンサーに加わったことを発表した。
ポノスは「にゃんこ大戦争」をはじめとしたゲーム事業を展開している会社で、モータースポーツにおいても過去にトムスをスポンサードしており、現在もスーパーフォーミュラにおいてはナカジマレーシングのメインスポンサーとなっているほか、スーパーGTにもポノスレーシングとしてGT300クラスに参戦、この岡山大会でも11位と善戦した。また代表取締役の辻子依旦氏自身もドライバーとしてレースに参戦しており、先日鈴鹿サーキットで行われたF1日本グランプリで併催されたポルシェカレラカップ・ジャパンではアマチュアクラス3位入賞を果たした実力を持つ。
またアサヒビールは「アサヒスーパードライ」をはじめとしたビール類、酒類の製造販売を行う会社として広く知られており、今回はノンアルコールのビールテイスト飲料「ドライゼロ」のプロモーションの一環としてスーパーGTをスポンサードするほか、第2戦富士、第3戦鈴鹿、第4戦富士そして第5戦鈴鹿の4大会において特設ブースを開設してサンプリングを行うという。
会見にはポノスの辻子依旦代表取締役と、アサヒビールからは村尾雄一副部長が出席。今回スーパーGTをサポートすることになった経緯と狙い、今後の展開について語った。
- ポノス代表取締役 辻子依旦氏のコメント

坂東代表とポノスの辻子代表取締役
- 「我々はゲーム事業を軸としてエンタメ事業を展開しており、スーパーGTにもポノスレーシングとして参加しております。このタイミングでレース事業を軸にしていきたいなと思い、多くの方に知っていただくきっかけになればと参画させていただくことになりました」
- アサヒビールマーケティング本部新価値創造推進部 担当副部長村尾雄一氏のコメント

アサヒビールの村尾副部長と坂東代表
- 「スーパーGTさんは今年で30周年を迎えられるということで、そういった節目の年に参加できることを非常に嬉しく思っております。ドライゼロは今年『気持ちアガる瞬間に』というテーマのもとにさまざまなプロモーションを展開しております。私も昨年の最終戦を視察させていただきまして、レースの迫力、サーキットの持つ高揚感、熱狂的な団の姿を目にし、ブランドの持つ世界観と一致するなということで協賛することにいたしました。自動車ファンが多いということもあり、ノンアルコールのドライゼロならではのことを考えられないかと、4大会においてブースを出展し、ドライゼロに氷を入れて飲んでいただくという体験の場を作っていきたいと考えております」
- GTA代表取締役 坂東正明氏のコメント
- 「また新たにパートナーを迎えることができて嬉しく思います。お互いにWin-Winになれる関係を作り上げ、モータースポーツをより一層知っていただければと思います。我々がより多くのお客さんをここに集めて見ていただける状態を作り上げれば、自ずから投資をしていただける皆さんも増えていくと思います。どうやってその環境を作っていくか。ここへくるお客さんに満足してもらって、またスーパーGTに来てみたいと思ってもらえるかをきちんと作り上げれば、パートナーの皆さんにもお返しができると思いますし、モータースポーツがより盛り上がると思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
GT500クラス 36号車au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S)
- 坪井翔(TGR TEAM au TOM'S)
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「3連勝ってGTではまずできることではないので、ここまでできたのはチームと、相方の山下選手と、みんなの力だと思うので、今回はすごく良かったと思います」
「僕のスティントはセーフティーカーのあとのリスタートで3秒くらい離せたのかな、あれがかなり効いて余裕が生まれました。最初にチームと山下選手から『20秒ちぎってくれ』と言われていましたが、10秒ちょっとしかちぎれなかったので『あとは山下選手頼む』という感じでした」
「次まではまだ(勝機が)あると思います。富士ですし。ですので第1戦、第2戦、第7戦、第8戦の四つを取れれば自ずと(チャンピオンが)見えてくると思いますので、この4つを取りに行くます」
- 山下健太(TGR TEAM au TOM'S)
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「本当に内容的にいいレースで、チームにも坪井選手にも本当に感謝しています」
「自分のスティントは、坪井選手が10秒くらい(リードを)築いてくれたのもあって、割と余裕を持って走れました。長いスティントだったので、チームから『タイヤをしっかりマネージしてね』と言われており、かなりマネージしたつもりでしたが、ちょっとやりすぎて4秒差くらいまで詰められる場面もありました。最後はもういいかなと思ってペースを上げて、10秒くらいまで差を広げられましたので、組み立てとしてはまあ良かったのかなと思いました」
GT300クラス 2号車muta Racing GR86 GT(muta Racing INGING)
- 平良響(muta Racing INGING)
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「初優勝ということで非常に嬉しいです。去年は悔しい2位が何回もあったので、今年こそは、と挑んだシーズンでした。優勝で始めるシーズン、非常に流れがいいのかなと思います」
「スタートしてからは65号車を追っていく形でしたが、僕らは最初からタイヤ無交換でいく作戦だったので、タイヤを痛めず、残したまま堤選手に渡そうかなと。最後に周回遅れの集団にひっかったタイミングでピットに入れたので、非常にいいタイミングだったなと思います。その辺はチームとの連携がうまく取れましたし、自分の判断も良かったと思います」
- 堤優威(muta Racing INGING)
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「非常に嬉しく思います。昨年は2位を3回取りましたが、勝てないシーズンを送ったので、開幕戦で勝てたことは非常に良かったです」
「レース展開としては、最初から無交換でいくとチームから聞いていましたが、正直乗っていても非常にキツくて、ライバルとしては埼玉(トヨペット)勢を目安としてタイムを見ていましたが、タイムがどんどん落ちていく中で、どうやって走るかを自分なりに試しながら走って、なんとかLEONに追い付かれずに勝てたというところで。平良選手からもらったギャップがあったので、少しは楽に走れましたが、少しのミスも許されない展開で、非常に疲れました」
※ なお、会見前に行った抽選により、第2戦の公式予選Q1ではGT300クラスはグループB(このレースの決勝順位偶数のチーム)が先に走行することが決まった。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

4月14日に岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われた2024オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」のGT300クラス決勝は、予選2番手からタイヤ無交換作戦を敢行した2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)が待望の勝利を挙げた。

第1戦決勝はポールシッターの篠原拓朗(LEON PYRAMID AMG)がスタートからトップを快走。予選2番手の平良響(muta Racing GR86 GT)が2位、井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が3位と序盤は予選順位のままでオープニングラップを完了する。その後方では和田久(アールキューズAMG GT3)に柴田優作選手(#48 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R)がアトウッドカーブで追突、22号車がコースを飛び出すアクシデントが発生し、セーフティーカー導入の一因となっている。
8周目にセーフティーカーがピットインし、レースが再開されると、トップ3には変動はないものの、その後方では片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)を荒聖治(Studie BMW M4)が猛追する熾烈な4位争いが展開される。
片岡は荒の猛攻を退けつつ、3位61号車との差を詰めていき、29周目にこれを捉えて3位に浮上する。
33周目には2位の2号車がピットイン。タイヤ無交換で平良から堤優威に交代する。3位の4号車もこの周でピットイン、タイヤ交換を行って谷口信輝に交代した。
一方、トップの65号車は50周目まで引っ張ってようやくピットイン。タイヤ4本を交換して蒲生尚弥が吉田広樹(Green Brave GR Supra GT)の後ろ、3位でコースインした。52号車も25周目のピットインでタイヤ無交換作戦を敢行しており、順位を上げることに成功していた。
これでトップに立ったのは堤優威(muta Racing GR86 GT)だ。
後方では藤波清斗(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)と井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が8位争いをしていたが、59周目のダブルヘアピンで山内が藤波に追突してしまい、5号車はスピン。藤波がコース復帰に手間取ったこともあり、競技団からはFCYが宣言される。これにより5号車は22位まで後退することとなった。
一方、3位に後退していた65蒲生は消耗したタイヤで周回を重ねる52号車を追い詰めていき、65周目のヘアピンでアウトから並びかけ、続くリボルバーでインを取って2位に浮上する。
しかしトップの2号車との間には大きなギャップができており、蒲生は1周あたり1秒以上上回るペースで追い上げを図ったもののついに2号車のテールを捉えることはできなかった。
この結果、2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)はコンビ結成以来初の勝利をここで達成、2位には65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)が続き、71周目のヘアピンで52号車を捉えた7号車Studie BMW M4(荒聖治/ニコラス・クルッテン)が3位に入った。




Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

2024オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の決勝が4月14日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が他を寄せ付けない速さでスタートから逃げ切り、見事ポール・トゥ・フィニッシュを達成した。
(観客動員数:予選日8,500人/決勝日15,500人/大会総入場者数24,000人)
第1戦決勝は午後1時30分より82周で行われた。スタート時点の気温は26℃、路面温度は39℃だ。
なお前日の予選Q1でタイム抹消となり、Q2への出走を見合わせた8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8は規定によりピットスタートとなったため、岡山県警の先導によるパレードランを終えるとそのままピットイン、若干量の給油をおこなって最後尾で戦列に加わった。

スタートでトップに立ったのはポールシッターの坪井翔(au TOM'S GR Supra)。予選2番手の関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が2位、3番手の牧野任祐(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が3位、大湯都史樹(KeePer CERUMO GR Supra)が4位とここまでは予選順位通りだ。
しかしその後方では予選6番手のロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)が大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)に押し出される形で1コーナー立ち上がりで膨らみ、9位まで順位を落とす。

14号車の大嶋はベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z)とのバトルの末、12号車に押し出される格好でリボルバーの立ち上がりでスピン、これを避けきれなかった太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)が14号車に追突してしまい、コース外でストップしてしまった。
またGT300クラスでも2台がアトウッドカーブで接触して1台がコースを飛び出すアクシデントが発生したため、早くも2周目からセーフティーカーが入った。
14号車はリヤフェンダーとカウルにダメージを負っており、12号車も右フロントにダメージ。このためSC中に2台はピットに戻ってきたが、12号車がガムテープでの補修でコースに復帰したのに対し、14号車はガレージで大掛かりな修復作業をすることになり、コースに戻った時には39周遅れとなっていた。なおこの接触により12号車にはドライビングスルーペナルティが課せられることになった。
7周終わりでSCはピットイン。8周目からレースは再開となる。すかさず逃げを打つ36号車の坪井の後方では39号車の関口、100号車の牧野、38号車の大湯が接近戦を展開。高星明誠(Niterra MOTUL Z)が5番手で続く。
トップの坪井は12周を終えたところで3秒628のリード。その後ろで展開されている2位争いには3号車の高星も加わってきた。
14周目のヘアピンで38号車の大湯がアウトから100号車の牧野に並びかける。押さえる牧野。すかさずリボルバーでインを狙って行く大湯。ここでも押さえる牧野。しかし18周目のアトウッドカーブで大湯は牧野にアウトから被せ、3位に浮上する。
後方ではピットスタートを選択した野尻智紀(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)がSC導入にも助けられて着実に順位を上げていき、20周目の1コーナーで伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)のインに飛び込んで10位に浮上。21周目には名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)をも捉えて9位に浮上すると、後半を担当した松下信治も46周目に12号車を攻略して8位に浮上、見事ポイント圏内でフィニッシュしてみせた。
一方、トップの36坪井は20周終わりで9秒667。規定周回の3/1を超える28周終わりには12秒071と着実にリードを広げていった。
29周目には38号車と100号車が同時にピットに飛び込むが、ここで38号車は右フロントの交換に手間取ってしまい、100号車の先行を許してしまった。
2位の39号車は31周終わりで23号車、64号車と共にピットイン。
トップの36は32周終わりでピットイン。山下に交代する。これで暫定トップは笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)に。笹原はトップの山下と比較しても遜色のないペースで53周目まで引っ張り、ようやくジュリアーノ・アレジに交代。この作戦が功を奏して37号車は予選11番手から7位でフィニッシュすることに成功している。
これでトップに返り咲いた36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は55周目に8秒213。70周目には7秒418、75周目には10秒421と着実にリードを広げていき、最後は2位以下に11秒011の大差をつけてチェッカーを受けた。これによりTGR TEAM au TOM'Sは昨年の第7戦オートポリスから負け無しの三連勝を達成。39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)が100号車の追撃を退けて2位でフィニッシュしたことにより、トヨタGRスープラは開幕戦を1-2フィニッシュで飾ることとなった。
また惜しくも3位に終わった100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)だが、シビックType Rのデビュー戦での表彰台獲得は必要最低限の結果だったとも言えるだろう。
次戦の舞台はシリーズ最大の観客動員数を誇る富士スピードウェイ。5月4日に今季初の3時間レースが行われる。






Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI