■GT500クラス
公式テスト岡山 -RIJ- (2025/03/15) Official Testing 1 Weather:Cloudy/Rain Course:Dry/Wet
2025 AUTOBACS SUPER GT Official Testing GT500 class 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 坪井 翔 山下 健太 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 1'17.833 | - | - | 171.274 |
| 2 | 17 | 塚越 広大 小出 峻 | Astemo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Astemo REAL RACING | BS | 1'17.962 | 0.129 | 0.129 | 170.991 |
| 3 | 8 | 野尻 智紀 松下 信治 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA | BS | 1'18.022 | 0.189 | 0.060 | 170.860 |
| 4 | 14 | 大嶋 和也 福住 仁嶺 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 1'18.126 | 0.293 | 0.104 | 170.632 |
| 5 | 100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT STANLEY TEAM KUNIMITSU | BS | 1'18.290 | 0.457 | 0.164 | 170.275 |
| 6 | 16 | 大津 弘樹 佐藤 蓮 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA | BS | 1'18.337 | 0.504 | 0.047 | 170.172 |
| 7 | 38 | 石浦 宏明 大湯 都史樹 | KeePer CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer CERUMO | BS | 1'18.609 | 0.776 | 0.272 | 169.584 |
| 8 | 12 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | TRS IMPUL with SDG Z NISSAN Z NISMO GT500 TEAM IMPUL | BS | 1'18.671 | 0.838 | 0.062 | 169.450 |
| 9 | 24 | 松田 次生 名取 鉄平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z NISMO GT500 KONDO RACING | YH | 1'18.843 | 1.010 | 0.172 | 169.080 |
| 10 | 37 | 笹原 右京 ジュリアーノ・アレジ | Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S | BS | 1'19.171 | 1.338 | 0.328 | 168.380 |
| 11 | 39 | 関口 雄飛 サッシャ・フェネストラズ | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 1'19.232 | 1.399 | 0.061 | 168.250 |
| 12 | 64 | 伊沢 拓也 大草 りき | Modulo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 1'19.400 | 1.567 | 0.168 | 167.894 |
| 13 | 23 | 千代 勝正 高星 明誠 | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z NISMO GT500 NISMO NDDP | BS | 1'19.719 | 1.886 | 0.319 | 167.222 |
| 14 | 3 | 佐々木 大樹 三宅 淳詞 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z NISMO GT500 NISMO NDDP | BS | 1'20.007 | 2.174 | 0.288 | 166.620 |
| 15 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 小高 一斗 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 1'23.876 | 6.043 | 3.869 | 158.935 |
■GT300クラス
公式テスト岡山 -RIJ- (2025/03/15) Official Testing 1 Weather:Cloudy/Rain Course:Dry/Wet
2025 AUTOBACS SUPER GT Official Testing GT300 class 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 0 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | VENTENY Lamborghini GT3 Lamborghini HURACAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 1'25.475 | - | - | 155.961 |
| 2 | 6 | 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI Ferrari 296 GT3 VELOREX | YH | 1'25.486 | 0.011 | 0.011 | 155.941 |
| 3 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 奥本 隼士 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 1'25.673 | 0.198 | 0.187 | 155.601 |
| 4 | 65 | 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 黒澤 治樹 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 1'25.804 | 0.329 | 0.131 | 155.363 |
| 5 | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 佐野 雄城 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | MI | 1'26.062 | 0.587 | 0.258 | 154.898 |
| 6 | 2 | 堤 優威 平良 響 卜部 和久 | HYPER WATER INGING GR86 GT TOYOTA GR86 HYPER WATER Racing INGING | BS | 1'26.263 | 0.788 | 0.201 | 154.537 |
| 7 | 56 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 平手 晃平 金丸 ユウ | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 1'26.309 | 0.834 | 0.046 | 154.454 |
| 8 | 18 | 小林 崇志 野村 勇斗 | UPGARAGE AMG GT3 Mercedes AMG GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 1'26.406 | 0.931 | 0.097 | 154.281 |
| 9 | 31 | 小山 美姫 根本 悠生 | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 1'26.477 | 1.002 | 0.071 | 154.154 |
| 10 | 666 | 藤波 清斗 近藤 翼 | seven × seven PORSCHE GT3R PORSCHE 911 GT3R seven × seven Racing | YH | 1'26.606 | 1.131 | 0.129 | 153.925 |
| 11 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 1'26.704 | 1.229 | 0.098 | 153.751 |
| 12 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 伊東 黎明 | Syntium LMcorsa LC500 GT TOYOTA LEXUS LC500 LM corsa | DL | 1'26.711 | 1.236 | 0.007 | 153.738 |
| 13 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 | apr GR86 GT LEXUS GR86 apr | MI | 1'26.759 | 1.284 | 0.048 | 153.653 |
| 14 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | METALIVE S Lamborghini GT3 Lamborghini HURACAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 1'26.843 | 1.368 | 0.084 | 153.505 |
| 15 | 26 | イゴール・オオムラ・フラガ 安田 裕信 | ANEST IWATA RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing | YH | 1'26.950 | 1.475 | 0.107 | 153.316 |
| 16 | 96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 1'27.205 | 1.730 | 0.255 | 152.867 |
| 17 | 62 | 平木 湧也 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 HELM MOTORSPORTS | YH | 1'27.217 | 1.742 | 0.012 | 152.846 |
| 18 | 45 | ケイ・コッツォリーノ | PONOS FERRARI 296 Ferrari 296 GT3 PONOS RACING | DL | 1'27.519 | 2.044 | 0.302 | 152.319 |
| 19 | 22 | 加納 政樹 城内 政樹 庄司 雄磨 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | 1'27.704 | 2.229 | 0.185 | 151.998 |
| 20 | 25 | 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | 1'27.727 | 2.252 | 0.023 | 151.958 |
| 21 | 11 | 富田 竜一郎 大木 一輝 | GAINER TANAX Z NISSAN FAIRLADY Z GAINER | DL | 1'27.802 | 2.327 | 0.075 | 151.828 |
| 22 | 5 | 塩津 佑介 木村 偉織 冨田 自然 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | 1'27.899 | 2.424 | 0.097 | 151.660 |
| 23 | 777 | 藤井 誠暢 チャーリー・ファグ | D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage GT3 EVO D'station Racing | DL | 1'28.006 | 2.531 | 0.107 | 151.476 |
| 24 | 48 | 井田 太陽 柴田 優作 藤原 大輝 | 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | 1'29.749 | 4.274 | 1.743 | 148.534 |
| 25 | 360 | 青木 孝行 田中 篤 清水 啓伸 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | 1'29.764 | 4.289 | 0.015 | 148.509 |
| 26 | 9 | 阪口 良平 冨林 勇佑 藤原 優汰 | PACIFIC アイドルマスターNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM | YH | 1'31.560 | 6.085 | 1.796 | 145.596 |

2022年に17歳でFIA-F4に参戦、2023年には非メーカー系のチームに所属しながら第10戦SUGOで初優勝を達成した卜部和久。翌2024年はTGR-DC入りを果たして大いに活躍が期待されたが、始まってみれば刷新された車両とフィーリングが合わなかったのか、シーズンを通じて苦戦が続き、最上位は第9戦SUGOの4位という厳しい結果に終わった。
その卜部が今シーズンはB-MAXからスーパーフォーミュラ・ライツに参戦することになった。ご存知の通りB-MAXは木村偉織、小出峻そして今季は野村勇斗とホンダの育成ドライバーを預かるチームだ。これまでトヨタ系のチームでFIA-F4を戦ってきて、今シーズンもINGINGからGR86でGT300クラスの第3ドライバーとしてエントリーしている卜部がどのような経緯でB-MAX入りを果たしたのか。鈴鹿サーキットでの公式予選終了後に卜部に話を聞いた。
「今年乗るとしたら戸田さんかB-MAXさんで考えていました。去年の年末のテストは戸田さんから参加させていただいたんですけど、今シーズンはB-MAXさんっていう形になりましたね。その二択で考えてました」
「いろんな道があったんですけど、もともと去年の年末のライツのテストの雰囲気とか様子とかを見て、レース続けるかやめるかを考えていました。まあそこである程度実力もわかりますし。去年(テストで)二番手っていう結果で終われて、クルマが自分の好みに合ってたら、そこそこ走れるのかな?っていう話し合いの結果になりました。もともとメーカー系外れたらレース引退する予定だったんで。それぐらい腹を括ってやってたんですけど、今年こういうチャンスをもらえて参戦っていうことになりました」
「SFはホンダでやってますけど、いろんなメーカーの、例えば阪口晴南さんだったり、関口雄飛さんとか、どんなドライバーでも受け入れてくださるチームなんで、今年お世話になろう、ってなりました」
初戦の予選(1回目10位、2回目8位)を終えての感想を聞くと、全然不完全燃焼だったとの返事が返ってきた。
「1回目の予選はなんか直線が遅かったです。ダウンフォースも多分、その速度が出てない分、グリップが感じられなくて、うまく攻めきれずに、すごい。カウンターあててて、S字の中もカウンター当てまくったりして終わっちゃいました。2回目の予選は1回目のフィーリングを相談して、エンジニアさんがセット変えてくださって、普通に直線伸びていました。全然まっすぐの速さが違うんで、全然あてにならないですけど、悪い方向には間違いなく行ってないんで、そこのコミュニケーションの部分ではすごい満足してますね」
参戦が決まってチームに合流したのは今年の年始だったという。1回だけトラブルチェックでもてぎを3セッションだけ走ってシート合わせを行い、本格的な走行は鈴鹿入りしてからだったとか。
「でもシートも合わなくて、もう木曜日の練習で背中がバキバキになっちゃって、いろいろつぎはぎつぎはぎなシートです。でももちろん開幕戦だからといって悪くてもいいっていうわけでもないですし。もちろんスタートも決めて。自分にできる精一杯をこれからもやり続けたいなと思ってます」
まだまだクルマは開発途上とのことだったが、決勝では第1戦6位、第2戦5位と2戦連続でポイントを獲得。残念ながら第3戦はスタートに失敗して入賞はならなかったが、クルマが仕上がればそれ以上が期待できる。そう思わせるレースウィークだったと言えよう。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

先日鈴鹿で開幕した全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権。その開幕直前の2月25日になって新規参戦を発表したのがDELiGHTWORKS RACINGだ。チーム代表兼監督を元レーシングドライバーの下山征人が務め、レーシングアドバイザーに野尻智紀と松下信治を迎える注目のチームだ。そのドライバーとして起用されたのが荒尾創大と三井優介。
荒尾はフランスF4選手権や英国のGB3で活躍し、昨年からスーパーフォーミュラ・ライツに参戦して2年目のシーズンを迎える。
一方の三井は2022年にホンダの育成選手としてFIA-F4に参戦、初年度からあの小出峻と最後までチャンピオンを争う強さを見せ、翌年も大いに期待されたが、ここでもタイトル獲得はならず。翌2024年はフォーミュラを離れ、活動の場をスーパーGTとスーパー耐久に移すことになった。
その三井が再びフォーミュラに戻ってきた。開幕戦の行われている鈴鹿サーキットで本人の意気込みを聞いた。
「去年一年、メインはスーパー耐久で、スプリントレース、自分一人のレースっていうのは全然やってこなかったので、FIA-F4以来ずっとレースをしたいな、自分のスプリントのレースをしたいなと思っていました。で、今回こういう話をいただいて、代表兼監督にもすごい感謝してますし、お話いただいた時、もうめちゃくちゃ嬉しくて、なんとしてもチャンピオン取りに行こうと。F4で取れなかったチャンピオンを取りたいなっていう意気込みできました」
「きっかけは野尻さんなんですよ、野尻さんがこのチームに紹介してくださいました。僕はなんか乗れるところないかなと思って、野尻さんに相談したところ、じゃあっていう話になりました」
続いて三井が今年加わったチームの印象を聞いた。DELiGHTWORKS RACINGは戸田レーシングがメンテナンスを担当しており、荒尾も昨年と同じカーナンバー2を使用しているものの、実態は運営母体が全く別なのだという。また下山監督はかつてSRS-F卒業生としてフォーミュラドリームやスーパーGTで活躍していた経歴を持つ。
「クルマを触っている方は戸田レーシングなんですが、去年の戸田を引き継いだというより、新しくさらに良いものを作っていこうという形でみんなで頑張っています。僕がSRS-Fを受講していた時のスクールカーはフォーミュラドリーム(FD)だったんですが、そのFDのレースがあった時代に下山監督が活躍されてたのも知ってて、尊敬してました。ご自身が経験者ということでドライバーの側に立っていろいろ相談に乗っていただいているので、すごくいい環境です。実はレースを始めたのが下山さんの兄さん(下山和人氏)がやられてるサーキットだったんです。そういう意味でもご縁があったなと」
鈴鹿大会の三井は第1戦で予選7位から決勝5位。第2戦は予選10位から決勝7位。第3戦は5番手スタートから決勝6位と表彰台にはあと一歩及ばなかったが、第1戦、第3戦ではスタートを決めて一時4番手を快走する場面もあり、今後に期待できる内容だったと言えよう。
次戦の舞台は九州のオートポリス。三井の躍進に期待したい。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ選手権をプロモートする日本レースプロモーション(JRP)は3月8日、シリーズ第1戦が行われている鈴鹿サーキットでサタデーミーティングを開催し、KYOJO CUPを運営するインタープロトモータースポーツとイベントに関するパートナーシップを締結したことを発表した。
KYOJO CUPは女性だけで行われるワンメイクレースとして2017年に誕生。これまでは主にインタープロトシリーズとの併催でレースが行われてきたが、昨年富士スピードウェイで行われたスーパーフォーミュラ第4戦(7月)と第6、第7戦(10月)でもサポートレースとして開催され、公式アプリであるSFgoでライブ配信された実績がある。これまではWEST VITA-01が使用されていたが、今シーズンからはKCMGの製造するFIA-F4に車両が変更となる。
KYOJO CUPはインタープロトモータースポーツ代表の関谷正徳氏の掲げる「ドライビングアスリート」というビジョンのもとで行われており、これがスーパーフォーミュラの謳うヒューマンモータースポーツとも共鳴すること、かつ今季からはフォーミュラカーのシリーズとして再出発することから、今回のパートナーシップを結ぶこととなった。 2025シーズンも昨年同様に7月19-20日のラウンド2と10月11-12日のラウンド4がスーパーフォーミュラと併催となるほか、SFgoでのライブ配信が行われる。 会見にはJRPの上野禎久社長と関谷氏、そして同シリーズに参戦する3人の女性ドライバーが出席。今後への期待と抱負を語った。
- インタープロトモータースポーツ代表 関谷正徳

- 「KYOJO CUPを初めて9年になります。今後より高いステージに上がるためには、スーパーフォーミュラとコラボした方がいいんじゃないかと考えました。そこで富士スピードウェイとJRPに併催を申し入れ、昨年7月と10月に実現しました。以前から我々と上野さんたちの考えは同じ方向を向いていると感じており、今年からKYOJOはフォーミュラになることで、スーパーフォーミュラとKYOJOが同じ船に乗ります。同じ船に乗って一緒にモータースポーツを盛り上げていきたいですね」
- 翁長実希(Kids com Team KCMG)
-

「沖縄県出身でKYOJO CUPに沖縄から挑戦したとき、デビューウィンと最多優勝でシリーズを終えました。Vitaの時代に女王としてずっと優勝をし続けてきました。最後のシリーズはチャンピオンは取れませんでしたが、車両が変わって、イコールコンディションに限りなく今年のレースでしっかりチャンピオンをとって、またさらに最多優勝できるよう、またスーパーフォーミュラと併催の時には勉強させていただきながら、しっかり結果を残したいと思います」
「沖縄というサーキットがない土地でモータースポーツというとドリフトやジムカーナがありますが、サーキットのレースがない中で、私と平良(響)がこうやって出てきて、同じフィールドで戦わせていただけることを心から嬉しく思います」
- 織戸茉彩(TGM Grand Prix)
-

「父(織戸学)がレーシングドライバーということもあり、幼い頃からサーキットに来る機会は多かったのですが、ドライバーとしてこの場に立たせていただく日が来るとは思っていませんでした。今年はフォーミュラに変わることですごく大きなステップアップになりますが、ドライバーとして強く速いドライバーになることはもちろんですが、これからモータースポーツに馴染みのない方にも楽しんでいただけるようなレースができればなと思っています」
「私自身がもともとクルマ好きで育ったわけではなく、ファッションとか美容の方がすごく好きで、20歳くらいまで生きてきたんです。まあ父の影響もあってクルマが身近にあったこともあるんですけど。私が意識しているのは、まず女性として。例えば身だしなみをすごくきれいに保っているとか、他の方から見て『いいな』と思ってもらえる女性っていうのをアピールできるのが、まあソーシャルメディアかなと思っていて。そこで自分がクルマと楽しんでいる姿とか、レースに参戦している姿を投稿させてもらって、クルマに馴染みがない方にも『この女性カッコいいな』って思ってもらって、そういう姿を他の人に共有できればなと思っています」
- 平川真子(ROOKIE racing)
-

「私も初めてのフォーミュラのレースになることでとてもワクワクしてるんですけど、私たちのこの新たなレースで未来の女性ドライバーがどんどん増えていったらいいなと思ってます。5大会10戦あるので、毎戦しっかり目標を持って着実に成長していきたいと思います。兄の(平川)亮は世界に行っちゃったんで、日本は私が(笑)。女性ドライバーみんなで頑張っていきますので、ぜひ応援よろしくお願いします」
「(ラリーでの活動について)私の将来の夢が、男女関係なく海外で活躍できるドライバーになりたいと思っていまして。まあ亮以外にも、私はちょっとラリーを本業でやってるんですけど、勝田(貴元)くんとかも今すごく活躍していて、世界でも日本人は戦えるんだぞっていう勇気とモチベーションをすごくもらっていると思います。亮っていうより勝田くんかもしれないです(笑)」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori ONISHI
- 第2戦優勝 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-

「昨日のレースはピットで落としてしまって。仕方ないと言えば仕方ないんですけど、ピット作業入る前にエンジン止まっちゃったりとかがなければ、もうちょっとポイントも取れただろうと思います。一応1ポイントを取ることができましたが、内容的にはめちゃくちゃ悔しかったです。そんな中で今日なんとかリベンジすることができたので、シーズン考えればよかったし、なんか個人的にも鈴鹿で勝てたっていうのが嬉しいですね」
「昨年の最終戦で6号車の太田選手が二連勝しているのを間近で見て、ポテンシャル的にもチャンピオン争いをしてた僕が二連勝してたらチャンピオンになる可能性もあったと思いました。昨日の開幕戦も太田選手が優勝して、自分はそもそもスタート直後、後ろに回ったんで、あの結果は仕方ないと言えば仕方ないんですけど、昨日いろいろ考えることもありました。その中で気持ちを切り替えて臨んだんですけど、なんか予選もパッとしなくて。もう本当にどうしようかなと思ったんですけど、結果的に優勝できて、いいレースができたんじゃないかなと思います」
「(レース戦略について)多分、無限と僕らはすごい悩むシチュエーションというか、やっぱり近くに居ることにによって作戦の幅がある意味狭まるし、スタートでどっちが前に行くか次第で展開がすべて変わるっていう、本当に決め打ちができない状況でした。今回の場合、僕がスタートで6号車の前に出たんで、ここで無限が1台入ったら僕がステイアウトするとか、色々決めてたことがあったんですけど、そのシチュエーションのバリエーションがありすぎて、なかなかこの1周目ピットインっていうのは大変だなという印象はかなりありましたが、もうああなった以上、僕も引っ張るしかないかなとは薄々思ってたんで。なんとなくあの岩佐選手が2周目に多分反応して入ってくるだろうなと思ってたんで、なんとなくこう描いてた展開だったのかなと思います」
「(次戦について)ちょっと時期が全然違いますけど、もてぎは優勝もできたサーキットですし。昨シーズン本当にいいバトルができたんで。個人的にもすごい好きなサーキットなんで、2レースともしっかり取れるように、また次に向けて有意義な時間を使いたいなと思ってます」
- 第2戦決勝2位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOMʼS)
-

「結果に対しては大満足です。正直、今週表彰台が狙えるっていうような状況では全くなかったので、まさか表彰台に乗れるとは驚いてます。昨日も全然だめで、なんか展開には助けられて4位になれたし、今日も一時は5位まで落ちる展開だったんですけど、なんていうか引っ張り組みの二番手というところで走ってて。牧野選手のペースは尋常じゃなく速かったんで、その部分はやっぱ足りてないところもたくさんあったかなと思うんですけど、ひとまずここはかなり厳しい2レースになると予想してたので、耐えたなっていう感じで非常に嬉しいです」
「ある程度は昨日のレースを踏まえて決めてた部分ではあったので。まあただ動く人たちがいるだろうなと思ったので。誰が動いたらカバーするかしないかとかも含めて。ええ、考えてはいましたけど、1周目から3台ぐらい入ったので、引っ張っていいのかなってところで、ええ引っ張っていった。って感じです」
「(ホンダ勢について)練習から予選から結構圧倒されちゃってたなあっていうのは、正直まあ見ればわかると思うんですけど。ただこのままではおれないし、しっかり王者としてしっかり食らいついていきたいですし、チャンピオンもう一回取らないといけないと思うので、一戦一戦大事にしっかり頑張っていきたいなと思います」
- 第1戦決勝3位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
-

「昨日も今日もそうなんですけど、チャンピオンシップを意識して戦ってたわけではないので。結果的にあの位置づけというのは、もちろんポジティブに捉えてますけど。ただ昨日は昨日でいろいろなミスだったりっていうのがあって取りこぼしましたけど、今日は今日で純粋にペースがなく、苦しいレースになってしまいました。その中でもしっかりと表彰台という、今日思ってたパフォーマンス、ポテンシャルの中では最低限の結果を取ることができたのかなというふうには捉えているので。パフォーマンスとしてはまだまだ足りない部分が、マシンもドライバーもいろんな細かいところであるので、もちろん今、自分たちのやってきていること、成長してきているということに関してはすごく自信を持ってますけど、また次戦以降に向けていろいろ分析して、さらに速く、強くならないといけないなというふうに感じた週末でした」
「(レース戦略について)やはりワンツー体制で、後ろの野尻選手がピットに入ったことによって、やはりアンダーカットっていうところに対してのカバーだったので、正直考えても、じゃああの引っ張った方が良かったかって言われると、良かったかもしれないですけど、でもあの状況からすると、あの判断というのは別に間違いじゃなかったのかなっていうふうに思います。それよりも、やっぱり問題はええ終始ペースがなかったので、もし引っ張っていたとしても、それこそ今日優勝した牧野選手のようなパフォーマンス、同じようなパフォーマンスペースで走れたかって言われると、ちょっと怪しいところがあるので、戦略としては問題なかったんじゃないかなというふうに思います」
「もちろん勝てないレースが続いてて悔しいですし、すごくもどかしいですけども、ただ自分たちはしっかりと勝つために、常日頃から考えて色々準備してきてますし、その結果しっかりと優勝というか、頂点に向けて近づいているのは間違いないので、本当にそれはポジティブに捉えて、自信を持って、次戦以降しっかり、またポールポールポジションを取って優勝できるように、常にもう全力を尽くすだけかなというふうに思います」
- 第2戦優勝チームプリンシパル 村岡潔(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-
「勝てて不満は何もないですけども、まあ人間は欲深いですからね。2人表彰台に乗せてやりたかったですね、昨日もそうですし、今日もそうですけど。まあただ、昨日の3人もそうですし、今日のこの2人もあのやっぱり素晴らしいドライバーですからね。こういうドライバーと戦えて一番になれてるっていうことが幸せですし、それを皆さんにお見せできたレースができて、トップがね、牧野君、昨日は太田君とダンデライアンが取れたので、それはありがたいの一言ですね」
「(太田選手のペナルティについて)そのペナルティー判断ですよね。あれ、もう結果を待つしかないんで、それが出るまではもう全開で行くと。当然その予定でね、行きますから。ただまあ、結果が出たら、それはもうすべて。結果ですから、それをどうこうというのはなくて、次の糧にするということですね。だからもうそれはまあ、今回はペナルティーというか、そういうこともあるし、例えば昨日のタイヤ交換でもね、みんな同じですよね、全員が運不運を背負って走る。それがモータースポーツのいいところであるし、いろんな展開を先ほども言ったように見てもらったっていうことが本人たちの糧になる。それを生かして次に活躍して、ここにくる3人にならないとトップドライバーにはなれないっていうことじゃないでしょうか。本当に牧野は昨日辛かったと思うんですけど、一晩寝てここへ戻ってきてるっていうことはやっぱり素晴らしいし。で太田くんは昨日勝って、ああいうところでもくじけずに、なんとか5秒以上開けようっていうアプローチも本当に素晴らしかったですし。で、それを阻止するこの2人のドライバーって、最も嫌な2人ですけれども、でもそれは素晴らしいことだと思うんで、ありがたい体験をさせてもらったんで、感謝でいっぱいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 55'03.054 | - | - |
| 2 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 31 | 55'05.735 | 2.681 | 2.681 |
| 3 | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 31 | 55'05.834 | 2.780 | 0.099 |
| 4 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 31 | 55'06.365 | 3.311 | 0.531 |
| 5 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 55'06.550 | 3.496 | 0.185 |
| 6 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 55'06.645 | 3.591 | 0.095 |
| 7 | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 31 | 55'07.627 | 4.573 | 0.982 |
| 8 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 31 | 55'07.792 | 4.738 | 0.165 |
| 9 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 31 | 55'07.946 | 4.892 | 0.154 |
| 10 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 31 | 55'08.373 | 5.319 | 0.427 |
| 11 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 31 | 55'08.813 | 5.759 | 0.440 |
| 12 | *6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 55'08.997 | 5.943 | 0.184 |
| 13 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 31 | 55'09.444 | 6.390 | 0.447 |
| 14 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 31 | 55'11.438 | 8.384 | 1.994 |
| 15 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 31 | 55'13.467 | 10.413 | 2.029 |
| 16 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 31 | 55'14.587 | 11.533 | 1.120 |
| 17 | *29 | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 31 | 55'17.739 | 14.685 | 3.152 |
| 18 | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 31 | 55'18.379 | 15.325 | 0.640 |
| 19 | 19 | 野中 誠太 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 31 | 55'20.394 | 17.340 | 2.015 |
| 20 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 31 | 55'25.689 | 22.635 | 5.295 |
| 21 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 30 | 55'05.588 | 1Lap | 1Lap |
| 22 | *4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 27 | 46'27.658 | 4Laps | 3Laps |
| ---- 以上規定周回数(90% - 27 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 64 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23) 1'38.083 (26/31) 213.138 km/h
- CarNo. 6は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2(走路外走行)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 4は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第15.1.1条(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。

2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦「NGKスパークプラグ スーパーフォーミュラrd2」の決勝が3月9日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選5位からスタートした牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が2024年の第5戦以来の勝利をものにした。
第2戦決勝は午後2時40分より31周で行われた。このレースでのタイヤ交換義務はない。スタート進行開始時の気温は16℃、路面温度は30℃。スタート直前には気温15℃、路面温度は32℃まで上昇している。
スタートでは予選2位の岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)がトップ。ポールポジションの野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)は2速が入らず2番手に後退し、牧野が3番手。予選3位の太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)は4番手でコントロールラインに戻ってきた。
野尻はすかさず1周終わりでピットイン。太田、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)そして阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)が続く。
タイヤ交換組のトップは野尻。しかし2周目のスプーンで太田がインをついて前に出た。
一方トップの岩佐も2周目にピットイン。イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)もこの周でピットに飛び込んだ。
3周終了時点でのトップは牧野。坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、大湯湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)の順。タイヤ交換を終えた中では岩佐、太田。野尻、フラガ、大嶋、福住、阪口、小高と続く。
4周目に佐藤が大湯を抜いて3位に浮上。この時点で牧野と岩佐のギャップは34秒931だ。その後も5周目34秒776、6周目34秒725、7周目34.641とその差はなかなか縮まらない。9周目に入ると逆に35秒024とギャップは開き、10周目には35秒197となる。
さらに14周目に入るとシケインで太田が岩佐にインから仕掛け、オーバーランしながらそのまま岩佐の前でコースに復帰する。太田はその後もハイペースで岩佐以下を突き放しにかかる。
一方、トップの牧野は2番手の坪井と共に20周目にピットイン。タイヤ交換を済ませて太田の前でコースに復帰するが、NIPPOコーナーで太田が牧野のインに飛び込んでトップに浮上した。
ところがここでやはり太田に対して走路外走行の裁定が降り5秒のタイム加算が課せられた。
一時2番手に後退した牧野は22周目に1分38秒835のファステストラップを記録すると、その後も23周目に1分38秒375とさらにペースアップ。24周目の130RでOTSを使いながら太田を抜き返し、トップを奪い返した。ここからDOCOMO TEAM DANDELION RACINGは牧野に太田を引っ張らせて坪井との間に5秒のギャップを築かせようと目論んだようだが、坪井は25周目に自己ベストを更新。太田との差を3.655に詰めてきた。
そして28周目。3コーナーでザック・オサリバン(REALIZE Corporation KONDO SF23)がスピンアウトしてコース脇にクルマを止めたことにより、29周目からセーフティーカー(SC)が導入された。
この際SCは牧野と太田の後ろ、坪井の頭を押さえる形でコースに入ったため、車両の排除を終えて隊列が整えられるまでにファイナルラップを迎えてしまった。
これにより全車順位が動かないまま31周目のチェッカーフラッグを受けることになり、牧野がトップでフィニッシュ。2024年もてぎ大会、自身通算3勝目を挙げた。
また太田に対しては5秒のタイム加算がされたため、順位は山下の後ろ、11位となり、坪井が2位、岩佐が3位で表彰台に上がった。
第2戦決勝は来月の4月18-19日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで第3戦、第4戦が行われる。










Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
- 第1戦優勝 佐野雄城(TOM'S)
-

「まずスタートはうまくいかず三番手で支払ってしまったんですけど、その後のペースっていうのは、まあ今週末通しても結構まあ上位に入るぐらいのロングペースをベースで発揮できたので、それはすごい良かった点かなと思います。で、まあ後半結構対応とかも厳しくなってきたんですけど、その中でも。 まあ、そのチームの皆さんが考えてくれたセットだったり、自分のドライビングの修正だったり、三レース三レース普通踏まえての修正だったりがうまくできてたのかなと思いました。」
「(小林選手がコースアウトした時の状況は?)小林選手のマシンがオーバーステアにに見えて。その中でもすごいコントロールして走ってるなと思って思ったんですけど、多分ちょっとした影響でコースアウトしてしまったのかなというふうに見えました。」
「(今週末全体を振り返って)今週末に入った時点で持ち込みのセットがすごく良くて。でまあ、いい流れで来れていたので、それを崩さずに今週末やりきれたっていうのはすごい自分にとっても自信になりましたし、今シーズンに向けてすごく良いレースウィークになったかなと思います」
「(次戦オートポリスに向けて)今大会を踏まえて、いいところ、悪いところをしっかりと。悪いところは改善していけるように準備していきます」
- 第1戦決勝2位 野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)
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「2番手スタートからということでスタートをもちろん狙っていて。まあ結果的に悪くはなかったんですけど、3番手スタート小林選手がすごいスタート決めてきて。で、自分は佐野選手がちょっとホイルスピンしてたので、そこをうまくバトルしながら抜けたんですけど、2番手は変わらずということで。序盤のペースは今週もすごくいいなっていう印象だったので、最初の1、2周すごいプッシュしていったんですけど、徐々にタイヤがたれてきてしまって。で、最後のはすごく厳しくなってしまいました」
「ラウンド1ラウンド2と涼しい中でのレースで、そこで調子良かったので、あまりセットの変更はまあ大きくは変えてないんですけど、それが少し読みが外れてしまったというか、想定よりも厳しくなってしまったという感じです」
「(オートポリスに向けて)少しインターバル空くので、その間にもテスト走行などして、オートポリスでは3連勝できるように準備していきたいと思います」
- 第1戦決勝3位 小林利徠斗(TOM'S)
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「昨日の1レース目が3位できて、今日の午前のやつはトラブルがあったんですけど、それまで2位を走っていましたので、正直その2レースまではトップに行ける速さっていうものはないなというところを感じていました。そこでまずスタートをいかに仕掛けられるか。そこはすごく意識を置いていましたね。スタートは実際決まってトップに出て、しばらくの間はまあクルマのバランスも悪くなく走行できたんですけど、それも本当に序盤3、4周だけで、もうまだレース2/3以上残ってるっていう状態ですぐクルマがふらふらし始めて、佐野選手が追いかけてきて。かなりペース差もストレートのスピード差も明らかにありました。その中で何かできることないかなっていうところで、少しでも揺さぶりをかけるっていう意味で極力攻めるって手段をとってみたんですけど、結果的にはコースオフして。3位で復帰して、さらに後ろからも進められていましたから、そこは守り切って3位表彰台ということにはなりましたけど、結構厳しい場面がいろいろあったんで、また改善して行きたいと思います」
「(今週末うまくいかなかった答えが見つかっていない状況か?)正直、答えは今のところ見つかっていないので、スタートでトップ立てたっていうのはあくまでその場しのぎといいますか。トップに立てたこと自体はうまくできたなとは思うんですけど、根本的に足りていない部分がある以上、そこを補わずに今シーズン戦うわけにもいかないので、次の大会までに探して行きたいと思います」
「(次のオートポリスに向けて)オートポリスは不得意だとも思っていないんですけど、佐野選手、野村選手も、もちろんその他の選手も速いですし、クルマもコンディションもまた色々と変わっていく中で、昨年と同じような走りができるかというのもわからない。わからないんですけど、まあ、やれるだけのことをやっていきたいと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3戦の決勝が3月9日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)見事開幕3連勝を達成してみせた。
第3戦決勝は午後0時50分より12周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。気温13℃、路面温度は20℃まで上昇してきた。
3番手グリッドの小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL )が会心のスタートを決め、トップで1コーナーに飛び込むと、2番手の野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)もS字で佐野を捉えて2番手。佐野は3番手に後退してコントロールラインに戻ってきた。
その後方では卜部和久(B-MAX RACING 324)とDRAGON(TEAM DRAGON 324)が痛恨のストールを喫し、最後方の12番手、13番手に後退してしまった。
トップ3台は2周を終えても1秒152の僅差。小林と野村の差は0秒639だ。その後ろでは4番手の三井優介(DELiGHTWORKS)の後方にはザック・デビッド(B-MAX RACING 324)、そして2周目に森山冬星(JMS RACING TEAM)を捉えたケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX )も迫ってきた。
佐野が3周目のシケインでアウトから野村を攻略し2番手に浮上。野村もすかさずホームストレートでアウトから並びかけるが、佐野はこれを退けて小林を追い上げにかかる。
三井の後方にはデビッド、フレデリック、森山そして荒尾創大(DELiGHTWORKS)が迫る。4周目のシケインで仕掛けるデビッドだったが、三井も一歩も引かない。フレデリックも5周目の1コーナーでデビッドの隙を窺うが、抜くまでには至らない。
5周目のシケインでついにデビッドが三井のインをついて4番手。フレデリックも続く6周目の1コーナーで三井を捉えて5番手に上がってきた。トップの小林と佐野の差は5周を終えて0秒783だ。
トップ争いは6周を終えて0秒508に。後方では伊東黎明(LMcorsa OTG 320)と卜部が相次いで古河悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)を捉えて9番手、10番手。荒尾も森山を捉えて7番手に浮上する。
そして8周目。なんとトップの小林がデグナーで痛恨のコースオフ。なんとか3番手でコースに復帰するも、汚れたタイヤではペースが上がらずデビッドの猛追を受ける。これで佐野は労せずしてトップに浮上。2番手の野村は8周を終えて3秒811だ。
佐野は野村をなおも引き離し、9周終了時点で4秒005のリードを築く。その後も10周目に4秒423、11周目に5秒016と着実にその差を広げ、最後は5秒961の大差をつけてチェッカーを受け、見事開幕3連勝を成し遂げた。
2位は野村。小林も最後までポジションを守り切り、3位でレースを終えている。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権は、このあと舞台を九州のオートポリスに移し、第4戦、第5戦、第6戦が5月17-18日に行われる。









Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atshshi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 12 | 22'42.309 | - | - |
| 2 | 50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 12 | 22'48.270 | 5.961 | 5.961 |
| 3 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 12 | 22'49.956 | 7.647 | 1.686 |
| 4 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 12 | 22'50.121 | 7.812 | 0.165 |
| 5 | 58 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 12 | 22'50.586 | 8.277 | 0.465 |
| 6 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 12 | 23'01.663 | 19.354 | 11.077 |
| 7 | 2 | | | 荒尾 創大 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 12 | 23'01.932 | 19.623 | 0.269 |
| 8 | 4 | | | 森山 冬星 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 12 | 23'02.276 | 19.967 | 0.344 |
| 9 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 12 | 23'03.666 | 21.357 | 1.390 |
| 10 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 12 | 23'03.737 | 21.428 | 0.071 |
| 11 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 12 | 23'03.989 | 21.680 | 0.252 |
| 12 | 8 | M | 1 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 12 | 23'06.796 | 24.487 | 2.807 |
| 13 | *30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 12 | 24'02.622 | 1'20.313 | 55.826 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 1 卜部和久(B-MAX RACING 324) 1'52.564 (3/12) 185.718 km/h
- CarNo.30は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第31条10(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- 第2戦ポールポジション 野尻智紀(TEAM MUGEN)
-

「アタックに関してはえっと。非常にまとめられたかなというところで。タイム自体は昨日とそんなに変わらないかったと思うので、そんなに大きくコンディションが変わったという印象は正直なくて。その辺はチームがうまく合わせ込みをしてくれたおかげなのかなとも思います。本当にチーム、ドライバー、すべてが一体となってやらないといけないスポーツだと思うので、そういった意味でチーム全員で、なんとか今日もここに戻ってこれたかなという感じです」
「(最多ポール記録更新したが、それに関しては?)非常に嬉しいです。本当、本山さんを見て『いいな』と思っていたというか、壁がものすごく厚くてっていうところから見ていたので、まさかね、そういう選手と並んで、こうして記録をポールではありますけれども、塗り替えることっていうのは、やっぱりなかなかできることではないなと思いますし。これまで支えてくれた方がいなければ、こうはなっていないので、もうなんと言っていいか、表しきれないぐらいの感謝ですね」
「(今日の午後のレースに向けて一言)昨日はあの、なんていうか、最後まで頑張っては走ったので、完全燃焼はしたかなとは思うんですけれども。まあ、ちょっと運を引き寄せられなかったところもあったので、あれもレースだと思いますし。今日は運の部分も含めて引き寄せられるようなレースになるといいなと思ってます。」
- 第2戦予選2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
-

「昨日とは正直ちょっと違った気分というか、同じ2番手で悔しいのは悔しいんですけど。特に今日に関してはちょっと難しいコンディションで、風向きだったりも、もちろん変わってるってなるんですけど、それよりもQ1AからQ2にかけての伸びしろというところがやっぱり大きくて。AからBにかけてもタイム差があったと思うんですけど、やっぱり自分自身としてのタイムも1秒2上がっているっていうところで、やっぱり1秒2も上がってくると、やっぱりマシンだったり、ドライビング、いろんな部分でのアジャストというところが正直難しい状況でした。その中でもしっかりとあの2番手に持ってこれたというのは、ポジティブには捉えてます。なんで昨日の2番手とはちょっと違う状況かなというふうに思います」
「Q2に上がるコンディションの違いに対して、うまくアジャストして2番手を取れたというのは、すごくポジティブなんじゃないかというふうに思います。やっぱりBグループからQ2とAグループからQ2というと、今日に関しては特にAグループのデメリットが大きかったので」
「(タイムが36秒170。ここら辺は大体想定したタイムだったか?)そうですね、金曜日からするともうちょっと上がってもいいのかなと思ったんですけど。路温も高いですし、Q2としては妥当なタイムじゃないかなと思います。タイム差はありますけど、Q1Aからの上げ幅、アジャストというところに関してはうまくいったほうだと思うんで、このポジションというところでは今日はポジティブに捉えてます」
「(決勝は?)正直この路温でちゃんとしたディスタンスはやっていないので、もうやってみないとわからないというのは正直なところで、ただ昨日のレース結果を用いて、あとピットウィンドも変わりますし、いろんなシチュエーションに即興で対応できるような準備というのがすごく大事になってくるレースかなと思います」
-
- 第2戦予選3位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-

「昨日とはコンディションが変わる中で、どのような展開になるかなっていうのはちょっと楽しみでした。昨日のデータとかもろもろをもとに良い合わし込みができたなと思ってて。まあ正直、Q2最後に帰ってきたときは、昨日と全然違って、もしかしたらポールあるかな? っていうような感触はあったんですけど、やっぱ無限の2台速いなっていうような感じですかね。タイム差もコンマ2秒なんで、ちょっとコンマ2秒は見えないかなというような印象でした」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

野尻智紀が本山哲の厚い壁をついに乗り越えた!!
2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の公式予選が3月9日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)は第1戦に続いて通算21回目のポールポジションを獲得。本山哲の持つ歴代最多記録をついに塗り替えた。
公式予選は午前10時15分に予選Q1のAグループから走行を開始した。気温11℃、路面温度18℃。これは昨日とほぼ同じだが、今日は強い風が吹いており、これがドライビングに大きく影響しそうだ。
予選Q1 ルーキーの小出峻が第1戦に続きQ2進出!!
このグループで走るのは坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、三宅淳詞(ThreeBond SF23)、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、高星明誠(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23)、平良響(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)そしてイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)だ。コースオープンと同時に相次いでピットを離れた。わずか10分間のアタックに取り掛かる。
坪井と山下は2周目にニュータイヤを投入、岩佐、平良、阪口は最初からニュータイヤ、他のドライバーは1周目にニュータイヤに交換し、アウトラップに続いて2周のウォームアップを行い、アタックに取り掛かる。
まずは岩佐が1分37秒311を記録。続いてアタックした坪井は1分37秒367、山下は1分37秒483と岩佐のタイムにはあと一歩というところ。しかし牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が1分37秒236を叩き出してトップに。岩佐は2番手となり、ルーキーの小出も1分37秒338で3番手に食い込んで昨日に続いてQ2に駒を進めた。このほか坪井は4番手、福住は5番手、山下は6番手でQ2に進出している。
続いてBグループの走行が午前10時30分に走行を開始。こちらはザック・オサリバン(REALIZE Corporation KONDO SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)、ジュジュ(HAZAMA ANDO Triple Tree SF23)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、野中誠太(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23)、小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)そして佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)だ。
オサリバン、小高、小林、フェネストラズ、佐藤、野中、そして太田は1周目にピットインしてニュータイヤを装着。他の4人は最初からニュータイヤでピットを離れ、そのままウォームアップに入った。
まずは小高が1分37秒752を記録すると、オサリバンが1分37秒559でこれを上回る。続いて野尻が1分36秒633を叩き出してこのセッションのトップタイムを記録。佐藤も1分36秒817、太田は1分36秒907と同じく1分36秒台のタイムを記録して2番手、3番手に入る。この他1分37秒260の大嶋、1分37秒407の大湯、1分37秒492のフェネストラズがQ2進出を果たした。
予選Q2 無限勢1-2!!野尻がついに本山を超えた
ポールポジションを争う予選Q2は午前10時50分にコースオープン。Q1と同じく10分間の走行だ。
最初に出てきた3台のうち、坪井、フェネストラズは1周目、山下は2周目にピットインしてタイヤ交換を行った。続いて岩佐、野尻、佐藤、小出がコースイン。牧野、太田、福住、大嶋、大湯はさらに遅れて走行を開始したが、この9台は最初からニュータイヤでの走行となる。
まずは小出が計測3周目にアタックを行うが、タイムは1分37秒585に留まり、最終的に12番手から午後の決勝に臨むことになった。
続いてアタックしたのは野尻。自身も完全燃焼と語る会心のアタックで1分36秒060というタイムを記録し、通算21回目のポールポジションを獲得してみせた。この記録は本山哲の20回を越える、国内トップフォーミュラの最多記録だ。
続いてアタックを行った岩佐は1分36秒170とコンマ1秒及ばず。Q1でAグループに回ったことが僅かながらも不利に働いたと岩佐は予選後のぶら下がりで自身のアタックを振り返った。
このほか、佐藤が1分36秒462、福住も1分36秒514と相次いで1分36秒台のタイムを記録してきた。
ディフェンディングチャンピオンの坪井は1分36秒410で一時3番手に食い込むが、これを太田が1分36秒209で上回り、終わってみればトップ3は昨日と同じく野尻、岩佐、太田の順でホンダ勢が占める結果となった。
第2戦決勝はこのあと午後2時40分より31周で行われる。












Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Weather: sunny Course: Dry
2025 SUPER FORMULA Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Gr. | Driver | Car Team Engine | Q1 | Q2
|
| 1 | 16 | B | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.633 | 1'36.060 |
| 2 | 15 | A | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'37.311 | 1'36.170 |
| 3 | 6 | B | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.907 | 1'36.209 |
| 4 | 1 | A | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 1'37.367 | 1'36.410 |
| 5 | 5 | A | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.236 | 1'36.442 |
| 6 | 64 | B | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.817 | 1'36.462 |
| 7 | 8 | A | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.452 | 1'36.514 |
| 8 | 39 | B | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'37.407 | 1'36.562 |
| 9 | 3 | A | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.483 | 1'36.583 |
| 10 | 14 | B | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'37.260 | 1'36.694 |
| 11 | 37 | B | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'37.492 | 1'37.345 |
| 12 | 50 | A | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'37.338 | 1'37.585 |
| ---- 以上Q2で決定 ---- |
| 13 | 4 | B | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.559 | |
| 14 | 65 | A | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.543 | |
| 15 | 7 | B | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.652 | |
| 16 | 38 | A | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'38.254 | |
| 17 | 28 | B | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'37.752 | |
| 18 | 29 | A | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'38.515 | |
| 19 | 19 | B | 野中 誠太 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'37.861 | |
| 20 | 12 | A | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'38.634 | |
| 21 | 10 | B | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'38.814 | |
| 22 | 20 | A | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'39.150 | |
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Gr | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 16 | B | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.060 | - | - | 217.626 |
| 2 | 15 | A | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.170 | 0.110 | 0.110 | 217.378 |
| 3 | 6 | B | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.209 | 0.149 | 0.039 | 217.289 |
| 4 | 1 | A | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 1'36.410 | 0.350 | 0.201 | 216.836 |
| 5 | 5 | A | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.442 | 0.382 | 0.032 | 216.764 |
| 6 | 64 | B | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.462 | 0.402 | 0.020 | 216.720 |
| 7 | 8 | A | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'36.514 | 0.454 | 0.052 | 216.603 |
| 8 | 39 | B | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'36.562 | 0.502 | 0.048 | 216.495 |
| 9 | 3 | A | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'36.583 | 0.523 | 0.021 | 216.448 |
| 10 | 14 | B | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'36.694 | 0.634 | 0.111 | 216.200 |
| 11 | 37 | B | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'37.345 | 1.285 | 0.651 | 214.754 |
| 12 | 50 | A | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'37.585 | 1.525 | 0.240 | 214.226 |
■Aグループ
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 2 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING HondaM-TEC HR-417E | 1'37.236 | - | - | 214.994 |
| 2 | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN HondaM-TEC HR-417E | 1'37.311 | 0.075 | 0.075 | 214.829 |
| 3 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max HondaM-TEC HR-417E | 1'37.338 | 0.102 | 0.027 | 214.769 |
| 4 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTATRD 01F | 1'37.367 | 0.131 | 0.029 | 214.705 |
| 5 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTATRD 01F | 1'37.452 | 0.216 | 0.085 | 214.518 |
| 6 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTATRD 01F | 1'37.483 | 0.247 | 0.031 | 214.450 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 7 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING HondaM-TEC HR-417E | 1'37.543 | 0.307 | 0.060 | 214.318 |
| 8 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTATRD 01F | 1'38.254 | 1.018 | 0.711 | 212.767 |
| 9 | 29 | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTATRD 01F | 1'38.515 | 1.279 | 0.261 | 212.203 |
| 10 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing HondaM-TEC HR-417E | 1'38.634 | 1.398 | 0.119 | 211.947 |
| 11 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTATRD01F | 1'39.150 | 1.914 | 0.516 | 210.844 |
| ---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ---- |
■Bグループ
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 2 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN HondaM-TEC HR-417E | 1'36.633 | - | - | 216.336 |
| 2 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING HondaM-TEC HR-417E | 1'36.817 | 0.184 | 0.184 | 215.925 |
| 3 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING HondaM-TEC HR-417E | 1'36.907 | 0.274 | 0.090 | 215.724 |
| 4 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTATRD 01F | 1'37.260 | 0.627 | 0.353 | 214.941 |
| 5 | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTATRD 01F | 1'37.407 | 0.774 | 0.147 | 214.617 |
| 6 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTATRD 01F | 1'37.492 | 0.859 | 0.085 | 214.430 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 7 | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTATRD 01F | 1'37.559 | 0.926 | 0.067 | 214.283 |
| 8 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTATRD 01F | 1'37.652 | 1.019 | 0.093 | 214.079 |
| 9 | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTATRD 01F | 1'37.752 | 1.119 | 0.100 | 213.860 |
| 10 | 19 | 野中 誠太 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTATRD 01F | 1'37.861 | 1.228 | 0.109 | 213.621 |
| 11 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing HondaM-TEC HR-417E | 1'38.814 | 2.181 | 0.953 | 211.561 |
| ---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ---- |
- 第2戦優勝 佐野雄城(TOM'S)
-

「昨日は結果的には優勝できたんですが、ゴール順位的は2位だったので、今回絶対優勝したいな、トップでゴールしたいなっていうふうに思ってレースを進めてました。後ろの選手にトラブルが起きたりでマージン気づけたかなと思ったんですけど、SCが2回入り、そこら辺はちょっと苦しい展開でしたが、なんとか優勝できて本当良かったです」
「F4ではトップでドライコンディションでSCリスタートをやるっていう経験がなかったので、そこはちょっとわからない部分とかはあったんですけど。まあでもイメージ通りうまくリスタートが切ることができたので良かったです」
「タイヤのウォームアップだったり、マシンセット、レース中のドライビングを含め、昨日から大きく改善できたというのが多かったので。まあ、レースツリーに向けて改善する点はまだありますが、レース2の内容に関しては満足しています。レース1からレース2で大きく改善できたので、この調子でレース3でも頑張ります」
- 第2戦決勝2位 野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)
-

「レース2は4番手スタートということで、まずは目標を表彰台に設定して、無理はせずというところでした。昨日もレースペースはすごく良かったんで、落ち着いて走って、前の車両のトラブルだったり、コースオフなどで順位は上がったんですけど、最後1周のチャンスを生かせずに抜けなかったのが悔しいですね」
「(終盤ニュータイヤでスタートしたフレデリック選手に詰め寄られる場面もあったが)自分はセクター1、2は結構調子いいんですけど、セクター3、4で詰められる部分が多くて。だからできるだけセクター1、2で離せるように走ってました。でも(フレデリック選手は)ニュータイヤのアドバンテージがあり、振り切れなかったんですが、結局結果的には抑えきれたので、そこは良かったです」
「このまま(佐野選手に)三連勝を許してたら僕的にも悔しいんで。同じルーキーとして、ルーキーワンツー争いというのはすごくいいことだと思うので、このままペースもいいですし、一矢報いたいと思います。」
- 第2戦決勝3位 ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)
-

「悪くないスタート、悪くない結果だったと思います。ただ悪くないスタートでしたが思ったほどではなくて、もっと前に行くべきだったと思います。このレースではスタートがやっぱり決め手だし、僕のペースはすごくストロングだと思っておりますので。最初は4位で走っていまして、SCの後のリスタートで3位をキープすることができたということは嬉しく思っておりますし、いいペースでずっと走ることができました。ニュータイヤだったので、アドバンテージは確かにありました。次のレースは残念ながらだいぶ後ろの方からのスタートなんで、どうなるでしょうね」
「やはりニュータイヤでのスタートということで、期待はしていました。序盤は野村選手の後ろでずっとプッシュをしていましたし、どんどんどんどん近づいていったので、毎ラップ狙っていこうとは思ってましたが、SCが入ることにより、ゼロからのリスタートということになりました。気温が非常に低いので、タイヤへのダメージも考えてうまく扱わなきゃいけないっていうところもありますので、単純にプッシュするわけにはいかないと思います。バランスを見つつ扱わないといけないところもありました」
「ちょっと後ろからのスタートとなりますので、スタート次第だと思いますし、それからレース中の運にもかかってくると思いますが、このレース中よりいいスタートは切りたいと思っております。そのために頑張りたいですが、今のところはまあ何とも言えないんですよね。」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦の決勝が、3月9日の朝、鈴鹿サーキットで行われ、、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が、第1戦に続くポール・トゥ・ウィンで連勝を飾った。マスタークラスも、清水康弘(GNSY 324)が連勝を飾った。
スタートでは、予選6位のザック・デビッド(B-MAX RACING 324)がエンジンストールで大きく遅れたものの、上位陣に変動はなく、佐野、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、荒尾創大(DELiGHTWORKS)、野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)の順で1〜2コーナーをクリア。
ところが、1周目を終えようとしたシケインで、小林がミッショントラブルでクルマをコースサイドに止め、開始早々にセーフティカー(SC)が入る。
5周終了時にリスタートを迎えるが、その手前のシケインで2位の荒尾が止まりきれずコースオフ。順位を大きく落としてしまい、野村、フレデリックは労せずして、2位、3位に順位を上げた。
ここから、トップ佐野がジワジワと野村を引き離していくが、順位に変動はなく、レースは膠着状態となる。
8周目、スプーンコーナーで、マスタークラスの清水を追っていたDRAGON(TEAM DRAGON 324)が単独スピンからコースオフ。グラベルに捕まってしまい、二度目のSCが入った。
車両の回収処理が終わり、残り1周となったところでSCランが解除となったが、リスタートを上手く決めた佐野が野村を抑えきってトップでチェッカー。野村は佐野に迫ったもののチャンスは訪れなかった。
3位には、このレースにニュータイヤを投入したものの、序盤のSCランで思うようにポジションを上げられなかったフレデリックが入った。
4位以下は、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、連続入賞の卜部和久(B-MAX RACING 324)、スタートで順位を上げた伊東 黎明(LMcorsa OTG 320)。ここまでがポイント獲得した。
マスタークラスは、DRAGONの脱落はあったものの、この週末安定した速さを見せている清水が連勝を飾った。
第3戦の決勝は、本日、午後0時50分から12周で行われる。








Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 12 | 29'03.951 | - | - |
| 2 | 50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 12 | 29'04.464 | 0.513 | 0.513 |
| 3 | 58 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 12 | 29'05.606 | 1.655 | 1.142 |
| 4 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 12 | 29'06.600 | 2.649 | 0.994 |
| 5 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 12 | 29'07.545 | 3.594 | 0.945 |
| 6 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 12 | 29'08.177 | 4.226 | 0.632 |
| 7 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 12 | 29'09.316 | 5.365 | 1.139 |
| 8 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 12 | 29'09.982 | 6.031 | 0.666 |
| 9 | 8 | M | 1 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 12 | 29'13.086 | 9.135 | 3.104 |
| 10 | *4 | | | 森山 冬星 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 12 | 29'14.593 | 10.642 | 1.507 |
| 11 | *2 | | | 荒尾 創大 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 12 | 29'20.485 | 16.534 | 5.892 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
| - | 30 | M | - | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 7 | 16'43.586 | 5Laps | 5Laps |
| - | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1 | 1'53.741 | 11Laps | 6Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 35 佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL) 1'53.189 (7/12) 186.339 km/h
- CarNo. 4は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2(走路外走行からの復帰)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 2は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.11(SC中のオーバーラン)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 2は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2(走路外走行からの復帰)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- 第1戦優勝 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-

「今までは前に出て出て逃げるという展開が多かったんですけれど、今日はオーバーテイクをして勝てたというところで、速さだけじゃなくて、鈴鹿の強さというところを証明できたかなというところで、非常に気持ち良いです」
「冬場ということなのか、ストレートでドラッグがやはり結構でかいので、後ろに着くと一度ぐらい下がっても、次のコーナーで刺しにいけるぐらいスリップストリームが効くので、多くはないと思いつつも、しっかりと集中していけばオーバーテイクするチャンスはあるのかなっていうふうには思っていました」
「セーフティーカーが出て、あのタイミングのセーフティーカーは野尻選手や牧野選手には不利に働いたので、岩佐選手と一騎打ちになるなっていうのは感じました。まあ実際に3番手で走ってる時も、野尻選手よりは自分のペースがあるだろうということで、仕掛けてはいましたけど、岩佐選手とはペース的にどっちが速いのかがわからない状態でした。正直チャンスはSC明けてタイヤが温まりきる前のところが一番だろうって思っていて、実際SC明けた1周目は岩佐選手がスライドする場面が多かったので、もうここがチャンスだなというふうに考えて、OTSを積極的に使っていたという感じですかね」
「過去のレースからもても、そこからは逃げれるかなと思ったんですけれども、岩佐選手もかなり速くて、スリップストリームが結構効く中で、なかなか逃げれなくて、最後まで本当にプレッシャーをかけられて、なかなかタフなレースでしたね、今までと違って」
「チャンピオンシップ自体はもちろん一番目指してる部分でありますけど、今日ここに並んでる、F4で僕をボコボコにした佐藤蓮、ヨーロッパで活躍した岩佐歩夢、そしてアメリカで戦ってる僕と、若い僕たちがバチバチでトップで戦ってチャンピオン争いをできたら面白いかなというふうに思っています」
- 第1戦決勝2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
-

「クルマ自体は間違いなくポテンシャル高かったと思います。フォローイングというか、誰かと一緒になって走った時のポテンシャルっていうのは、昨年からずっとあまりポジティブな印象がなかったんで、2番手に落ちてしまった後、あんまり勝負しにいけないのかなって思っていたんですが、諦めずにあの攻めた結果、勝負に持ち込むことはできていたので、やっぱりポテンシャルは非常に高かったかなと思います」
「本当にあのリスタートからの流れで、あのワンチャンスを相手に与えてしまったのがもうすべての敗因なので、まあ本当にそこに関しては悔しさが残りますし、大きな反省点だと思います。ただポジティブに捉えれば勝てるポテンシャルっていうのは大いにあったっていうところがあるので、明日に向けて切り替えて、またポルティブに狙っていきたいと思います」
「あのセーフティーカーの数だとやっぱりタイヤのウォームアップのマネジメントだったり、その辺っていうのがイレギュラーに入ってくるので、もちろん自分なりに即興でいろいろトライはしていったんですけど。抜かれたのはリスタート直後のええ1周2周目ですけど、リスタート自体にも自分的にはちょっと課題の残るレースだったかなと思います」
「エンジニアからもOTSの情報も入ってたんで、ワンチャンスあるよっていうのは聞いてましたし、最終ラップ、かなりプッシュして行ったんですけど、ちょっとトップスピードに対して課題があって、ストレートでの攻防が難しいというのもありました。ただまあ、今日に関しては、ストレートもそこそこ戦えてたマシンだと思うので、単純にまあ自分の力不足だったかなというふうに思います」
- 第1戦決勝3位 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
-

「なかなか表彰台に乗れそうで乗れなかったのが続いてた中で、開幕戦から乗れたっていうのは、自分としてもチームとしても非常にポジティブです。去年の年末からのポテンシャルを引き続き発揮できたというのは非常に良かったかなと思います」
「リスタートのタイミングがいつもよりも少し変則的で、結構待っている状況だったので、もうここしかチャンスないと思って、こう気を遣って抜きに行って、ちょっと太田選手もトーを貸してくれたので、ありがとうと思いながら抜きました」
「今日はコンディション的にはうちとしてはちょっと不利な状況ではあったんですけれども、明日は昨日のフリー走行と同じようなコンディションになることが予想されるので、ええ、もっと上の順位でレースできたらと思います」
- 第1戦優勝チームプリンシパル 村岡潔(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-

「いやもう嬉しい以外に何もないです。もう毎回会った時に聞かれるんですけど、やっぱり今、一番嬉しいですね。前よりも今勝ったのが一番嬉しいです。あの暴れん坊の2人ですから、暴れてくれると思った通りの展開で。まあ、すごく楽しみました、私も」
「(牧野選手のストールについて)本人の問題ではなくて、クルマ側の問題で止まったんで、それだけはちょっと不運ですよね。それ以外にあの状態で2台がタイヤ交換をすれば、2台目は野尻くんぐらいの位置になっちゃうので、もうそれは仕方がない。だからまあ1台目に出たドライバーたちがね、こうやってバトルして、いい結果を残してくれたんで、それがまあ楽しめたんで、お客さんも含めてね。チームもイコールコンディションで戦ったんで、素晴らしいレースだったと思います。もうこの3人が今日はヒーローだと思います。」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦の決勝が、3月8日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、鈴鹿を得意とする太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が優勝を飾った。太田は、昨年の最終大会から鈴鹿では負けなしの3連勝。
2025年シーズンの幕開けとなるレースは、セーフティカー(SC)が三度導入される波乱含みのものとなった。
特にルーキーは厳しい洗礼を受けることとなり、予選上位につけた二人、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)と小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)は、そのグリッドを生かすことができなかった。
まず、スタート前のウォームアップ走行で、フラガがコースオフ。エンジンが止まってコースに戻れず、8番グリッドからのスタートを失うことになった。また、7番グリッドを得た小出も、フォーメイションラップでギヤトラブルが発生。2速を失い、スタートで大きく遅れることとなってしまった。
そんな状況のなか、スタートを制したのは、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)。ポールシッターのチームメイト、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)に競り勝って、トップで1〜2コーナーをクリア。
しかし、オープニングラップで最初のアクシデントが起きる。三宅淳詞(ThreeBond SF23)がS字先でダートにタイヤを落としてコントロールを失い、クラッシュ。これで最初のSCランとなった。
4周目にリスタートするも、今度はS字で10位争いをしていた大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)と小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)が接触。両者ともにストップしてしまい、これで二度目のSCランとなる。
このSCランの最中に、ピットインが許される10周を迎えたため、全車が10周終了時にピットに続々と滑り込むが、4位の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がエンジンを止まってしまい、始動に時間を要して後退することになった。野尻も大きく順位を落とし、逆に坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)はここで順位を上げることに成功し3位に浮上した。
ピット作業を終えたトップ10順位は、岩佐、太田、坪井、佐藤、阪口、小林、オサリバン、野尻、大嶋、高星。
優勝争いは二人に絞られ、逃げるトップ岩佐、追う2位太田という展開となり、14周目の1コーナーでアウトから仕掛けた太田がついにトップに躍り出る。
しかし、その後方のシケインで、12位を争っていた平良響(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)と福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)が接触。福住の車両はダメージを負ってストップ。このアクシデントにフラガも巻き込まれてしまった。
これで三度目のSCランとなり、リスタートとなった17周目からの残り11周での勝負となった。太田と岩佐は、お互いにオーバーテイクシステム(OTS)を駆使して、岩佐がOTSを使って追えば、太田もOTSをオンにして逃げるという展開が続いた。
最後は、0.197秒差という僅差で、太田が逃げ切り4勝目。そのすべてが鈴鹿での勝利で、昨年の最終大会から3連勝と、「鈴鹿マイスター」と言える強さを見せている。
3位には二人から3秒遅れたものの、安定したレース運びを見せ、後半、坪井の前に出た佐藤が入った。
第2戦は、明日9日。午前10時15分から予選、午後2時40分から決勝(31周)が行われる。
明日の決勝は、10周のピットイン規定がない初のレース。スタート直後にピット作業を行うチームも出ると思われ、面白い展開になりそうだ。











Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 27 | 59'16.061 | - | - |
| 2 | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 27 | 59'16.258 | 0.197 | 0.197 |
| 3 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 27 | 59'19.472 | 3.411 | 3.214 |
| 4 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 27 | 59'22.388 | 6.327 | 2.916 |
| 5 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 27 | 59'22.854 | 6.793 | 0.466 |
| 6 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 27 | 59'27.864 | 11.803 | 5.010 |
| 7 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 27 | 59'29.411 | 13.350 | 1.547 |
| 8 | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 27 | 59'30.723 | 14.662 | 1.312 |
| 9 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 27 | 59'35.221 | 19.160 | 4.498 |
| 10 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 27 | 59'36.156 | 20.095 | 0.935 |
| 11 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 27 | 59'38.090 | 22.029 | 1.934 |
| 12 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 27 | 59'42.409 | 26.348 | 4.319 |
| 13 | *14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 27 | 59'43.889 | 27.828 | 1.480 |
| 14 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 27 | 59'43.956 | 27.895 | 0.067 |
| 15 | 29 | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 27 | 59'47.539 | 31.478 | 3.583 |
| 16 | *10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 27 | 1:00'14.886 | 58.825 | 27.347 |
| 17 | *19 | 野中 誠太 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 27 | 1:00'55.994 | 1'39.933 | 41.108 |
| 18 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 26 | 59'47.696 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 24 Laps)完走 ---- |
| - | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 12 | 30'00.540 | 15Laps | 14Laps |
| - | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 8 | 18'08.763 | 19Laps | 4Laps |
| - | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 8 | 18'09.041 | 19Laps | 0.278 |
| - | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 0 | - | 27Laps | 8Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 15 岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)1'38.922 (19/27) 211.330 km/h
- CarNo. 14は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条11(リリース時の安全確認不足)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 10は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第26条9(ピットレーン速度)違反により、ドラビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo. 19は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第23条3(タイヤ交換)違反により、罰金10万円および競技結果に対して60秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 19は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.11(SC中のオーバーラン)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- 第1戦優勝 佐野雄城(TOM'S)
-

「繰り上がりっていう形になったんですが、開幕戦デビューレースで優勝することができて嬉しいです」
「レースを振り返ると、序盤から終始野村選手のペースにはかなわなかったなっていう部分はあるので、明日のレース2、レース3でそこら辺を改善して臨めればなと思います」
「まずスタートを決めることができて、でまあ自分の中では結構プッシュしている中でのオープニングアップだったんですけど、もうその状況で、結構野村選手が速いペースで追いついてきました。油断はもちろんしなかったですし、想像以上に野村選手のペースがオープニングラップから早かったな、という印象です」
「正直、対野村選手で考えると、そこまで発見っていうのはなかったです。まあ自分のドライビングの中で気になるところだったりはあったので、そこら辺改善していければなと思います。今週末、いい流れでこれているので、この調子で明日のレースも優勝できるように頑張ります」
- 第1戦決勝2位 野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)
-

「まずスタート2番手からだったんで、優勝狙える順位と思ってたし、自信もあったのですが、スタートでクラッチをちょっと多くバイトさせすぎてしまって、一瞬前に進んでしまいました。本当にもったいないなっていう感じですね。クルマも本当に良かったし、チームの皆さんがいろいろセット考えてくれて、予選から決勝に向けてもいい流れだったので、ここは本当に悔しいです」
「鈴鹿に来て、練習もほとんどできなかったので、まずは慣れるという意味で木曜日から進めてきたんですけど、まあ徐々に上り調子でここまで来れていて。予選では自分の思っていたよりトップに迫れたなっていう感覚で。これがレースも行けるっていう思いで走りました」
「決勝ペースは本当にいいことはこのレースでわかったので、レース2は4位で、レース3は2位スタートなんですけど、しっかり巻き返して優勝も狙っていきます」
- 第1戦決勝3位 小林利徠斗(TOM'S)
-

「このレースは3位スタートでしたので、まあ正直トップツーとは大変差さがあるなというのは感じてはいたので。いかにスタートで仕掛けられるか、その後はもし抜けたら守り切れるかっていうところでした。スタートは悪くはなかったんですけど、ちょっと決めきれなかったところもあって、3位に落ち着きました。なんとかスリップでついていけないかなというところもあったんですけど、なかなかちょっと次元が違う速さでトップツーが逃げていってしまったので、まああとは自分のクルマと格闘するしかできなかったですね」
「昨年の年末にも鈴鹿でテストが行われていて、まあそこまではある程度、順調に走っているなというふうに思っていたんですけど、今週レースウィーク入った段階から、ちょっと鈴鹿のコンディションだったり、舗装の関係だったり、未だに明確な原因というところまではつかめてないんですけれども、なかなか不調でして。途中マシントラブルもありながら、なんとか表彰台という形まで持ってこれたのは、レース全体として成長した部分もあるのかなとは思います」
「ただ根本的にレースペースが足りていないので、そこは明日に向けて少しでも改善できるところを見つけていきたいと思います。今の段階ではまだ頭の中の整理もついてはないんですけど、やれるだけのことをやっていきたいと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
- 第1戦ポールポジション 野尻智紀(TEAM MUGEN)
-

「今日は本当にいいクルマを用意してもらって、ありがとうございました、という感じで。いい予選でした。タイムはやっぱり昨日と比べると遅いので、難しい部分も多かったんですけれども、このペースでいってても周りがもっといいタイムを出したらした意味ないですし。まあ自信はそんなになかったですけれども、まあ、あの結果としてポール取れたんで。みんなもう1分35秒台で走る、このスピード感に慣れてるんで、これでいいのかなって思ってるとこも大いにあると思うんですけれども。まあその中でもポールが取れたので、いいスタートが切れたなと思います」
- 第1戦予選2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)
-

「手応えはありましたね。クルマも昨日から良かったですし、ポールは取れる自信はあったんですけど、ただそれをしっかりと一周まとめることができませんでした。ちょこちょこ細かいミスがあって。取りこぼしたのは自分のミスであり、改善点かなというふうに思います」
「正直ロングのペースだったり、いろいろ細かい部分はわかりませんけど、しっかりと準備して。もうやってみるしかないんで、これに関しては。まあ出たとこ勝負じゃないですけど、臨機応変にいろんなシチュエーションにしっかりアジャストしていきたいなと思います」
- 第1戦予選3位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-

「セク1がもう全然ダメで。多分(予選)10番ぐらいだなと思ったら3番で、しかもコンマ1って言われました。セク1のどこというか、もう全体的に。もう1個目からよくないくて、オーバー出しちゃってみたいな感じですね。逆バンクとかもう最悪だったんで。ちょっと今回の予選はトリッキーだったかなと思います。Q1でも昨日のグリップ感が全くなかったんで、そこからQ2、どれだけトラックエボで上がるかっていうところを僕たち予想しながら行かないといけない中で、Qツーは結構激しめに行ったんですけど、ちょっとオーバープッシュというか、まあクルマ的にも足りてなかったなというふうな感じですね」
「(Q2のコンディション変更というのは?)風ですね。圧倒的に風です。だから走りやすくなったところもありますけど、それに関しては特に向かい風が少なくなって」
「ロングランはあんましてないんですが、それは他もみんなそうだと思います。5号車はしてるんでそのデータ使えると思いますけど、基本的にそんなに大きく外れたロングのデータを持ってないんで、まあ心配してないですね」
「個人的にはここ5、6戦で僕と野尻さんしか勝ってないんで、一騎打ちになるなったら面白いなと思いますけど」
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦の決勝が、3月8日、鈴鹿サーキットで行われ、、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)がデビューレースをポール・トゥ・ウィンで飾った。
2周目に佐野をかわしてトップに立った野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)は、フライングの裁定でレース中にプラス5秒のペナルティが課され、トップでチェッカーを受けたものの、2位となった。
マスタークラスは、2台による戦いとなったが、清水康弘(GNSY 324)がクラスポールから独走してクラスウィンを飾った。
朝行われた予選で、ダブルポールを奪った佐野は、スタートも決めてトップで1コーナーに飛び込んだ。2番グリッドからスタートした野村は、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)に並びかけられるも、何とか抑えて2位でオープニングラップを終える。
ペースの良い野村は、1周目にトップ佐野に迫ると、2周目の1コーナでアウト側から仕掛けて、見事なパッシングを見せる。
5周を終えた順位は、野村、佐野、小林、スタートで順位を上げた三井優介(DELiGHTWORKS)、ザック・デビッド(B-MAX RACING 324)、荒尾創大(DELiGHTWORKS)と続く。
ところが、翌周、検証中だったスタートの判定が出され、トップ野村と、スタートで遅れ10位走行中のケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)にフライングでプラス5秒が課されることとなった。
このとき、トップ野村と2位佐野の差は約1秒。残る10周でその差を5秒まで広げることは至難の業。佐野にとっては、野村を視界に入れ大きく離されなければ優勝を手に入れることができる状況になった。
それでも、野村は渾身のラップを続け、10周目に2.1秒、15周目に2.6秒まで差を広げたものの、ここまでが精一杯。3位の小林は野村から10秒以上離れていたため、トップでチェッカーを受けた野村が2位、佐野が優勝と、デビュー戦の2人が見事なレースを見せた。
4位以下は、鈴鹿初体験ながら大健闘のデビッドが入り、5位には三井、6位には3台による争いを制した卜部和久(B-MAX RACING 324)が入り、SFライツデビューレースのルーキーたちが貴重なポイントを獲得した。
マスタークラスは、スタートから安定したペースで周回を重ねるたびにDRAGON(TEAM DRAGON 324)を引き離し、独走に持ち込んだ清水が幸先よく優勝を飾った。
第2、3戦の決勝は、明日3月9日の午前8時20分、午後0時50分からそれぞれ12周で行われる。








Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 16 | 30'19.023 | - | - |
| 2 | *50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 16 | 30'21.162 | 2.139 | 2.139 |
| 3 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 16 | 30'29.248 | 10.225 | 8.086 |
| 4 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 16 | 30'33.733 | 14.710 | 4.485 |
| 5 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 16 | 30'37.339 | 18.316 | 3.606 |
| 6 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 16 | 30'43.732 | 24.709 | 6.393 |
| 7 | 4 | | | 森山 冬星 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 16 | 30'46.202 | 27.179 | 2.470 |
| 8 | *2 | | | 荒尾 創大 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 16 | 30'50.551 | 31.528 | 4.349 |
| 9 | *58 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 16 | 30'51.780 | 32.757 | 1.229 |
| 10 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 16 | 30'55.150 | 36.127 | 3.370 |
| 11 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 16 | 31'03.984 | 44.961 | 8.834 |
| 12 | 8 | M | 1 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 16 | 31'12.263 | 53.240 | 8.279 |
| 13 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 16 | 31'27.916 | 1'08.893 | 15.653 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 14 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 50 野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)1'52.993 (8/16) 185.013 km/h
- CarNo.50は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第31条10(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo.2は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2(走路外走行)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- No.58は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第31条10(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。

全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦の予選が、3月8日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)がポールポジションを獲得。岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が2位と、チーム無限がフロントローを独占した。
今年から2レース制が増え、全12戦で争われるスーパーフォーミュラシリーズ。その幕開けとなる第1戦の予選が、土曜日の午前9時50分から行われた。
■Q1 Aグループ
ほとんどの車両が3周のウォームアップ後にアタックに入り、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)が1分38秒770をマーク。しかし、その直後に岩佐が1分37秒034と、他を圧倒するタイムを叩き出す。
この後、小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)らが次々にアタックするも、1分38秒を切るものは現れず。
岩佐が、2番手に食い込んだイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)に1秒以上の差をつけて、このグループトップでQ2に進んだ。
久々の参戦となったサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)はハーフスピンを犯してしまい、最下位に沈んでしまった。
順位:岩佐-フラガ-牧野-大湯-オサリバン-小林/小高-三宅-Juju-高星-フェネストラズ
■Q1 Bグループ
Bグループは、路面状況が好転し、タイムはAグループよりも上回った。
まず、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)が、1分37秒782と好タイムをマーク。これを即座に野尻が1分36秒983で上回り、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)も続々と1分37秒台をマーク。
結局、野尻以外に1分36秒台に入れる者は現れず、太田、佐藤、そして、ルーキーの小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)が、チャンピオン坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)を抑えて4位に食い込む健闘を見せた。
順位:野尻-太田-佐藤-小出-坪井-福住/阪口-山下-大嶋-野中-平良
■Q2
Q1の状況から1分36秒台の争いになると思われた。
最初にアタックに入ったのは小出。1分37秒153と僅かに36秒台には届かず。佐藤も1分37秒128で届かずという状況の中、Q1から段違いの速さを見せるチーム無限の二人は、岩佐1分36秒527、野尻1分36秒505と、あっさり37秒の壁を破り36秒台半ばまでタイムアップ。
最後に逆転を狙った太田がアタックするも、1分36秒632まで詰めるのがやっと。野尻、岩佐のフロントローが決まった。
デビュー戦の二人、小出とフラガの争いは、100分の4秒差で小出に軍配が上がった。
順位:野尻-岩佐-太田-牧野-福住-佐藤-小出-フラガ-坪井-オサリバン-小林-大湯
決勝は、午後2時40分から27周で争われる。









Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
- 第1戦、第2戦ポールポジション 佐野雄城(TOM'S)
-

「振り返ると、昨日から調子状況で進められていて、結果的にはダブルポールという形になりました。昨日からのフィーリングとか考えると、やっぱり大きく違った部分はあったので、そこら辺の合わせ込みっていう部分はまだ反省が残りますが、結果的にはダブルポール取れたんで、そこはすごい嬉しいです」
「(1戦目は野村選手と1000分の3秒差だったが)去年負けてばっかりだったんで、まずは勝てたっていうか。まあまあレースが本番ですけど、予選でまだ前にいて、優勝一番近いところからスタートできるんで、まずは一勝目を目指して頑張りたいなと思います」
「(去年リージョナル乗ったことでアドバンテージはあった?)そこら辺は難しいですね。でもやっぱりF4に比べたらリージョナルの方がパワーありますし、それを経験できたのは良かったかなと思いますけど、ダウンフォースレベルで行くとすごいリージョナルとライツで差はあるんで、そこら辺はかけ離れてたなっていうのが正直な感想です。でもそういう経験も含めて今回のポールにつながってるかなと思います」
「初戦なので決勝は気負いすぎずしっかりと、自分のやることをやって優勝できるように頑張ります」
- 第1戦予選2位、第2戦予選4位 野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)
-

「昨日の練習走行の調子から考えると、1回目はまず見えてるかっていうのはすごく良かったですし、でもすごい僅差の2位だったんで、本当に悔しかったんですけど。二回目の予選に向けては自分たちもアジャストしていったんですけど、それ以上に他の選手たちもタイムを上げてきて4位という結果になってしまいました。まずは開幕戦のレースが午後からあるんで、二番手グループからできることをやって勝てるように頑張ります」
「結構自分の中ではベストな出来だったなっていうミスもほとんどしなかったですし、結構まとめられたなっていう感じだったんで。その中で2位と4位って本当に詳しいですけど、この位置からでも勝てるとは思ってるので、ちゃんとスタート決めて」
「(荒尾選手とは久々の対決となるが)2022年ぶりですね。幼馴染で同い年ですし、それこそ小学生、中学生ぐらいからずっと一緒にレースやってきてたんで。ちょっと頑張らないと」
「(第1戦、第2戦の目標は?)もちろん優勝ですね。あとはベスト尽くせるようにっていうことですね」
- 第1戦予選3位、第2戦予選2位 小林利徠斗(TOM'S)
-

「結果としては、もちろんポールでないのは悔しい部分もあるんですが、予選の走り出しとしてはある程度掴めました。そこは予選の走行をまとめられたというところでは、昨年よりは成長できたと思います。まとめた上でもまだトップには足りてない部分もあるので、クルマだったり走り方だったりで何か見つけて、2年目なので決勝では良いレースをしたいと思います」
「今週末に入った時点で、鈴鹿の新舗装の路面に苦戦してまして、安定して走ることが難しかったんです。そこからは幾らかは改善されたなと思います」
「(第2戦の予選終盤について)それぞれの前後にクルマがいたりいなかったりがありました。アタック自体は結構決めた方だとは思ったんですけど、それでも足りてないですし、実質的にはたぶんコンマ2、3は足りてないと思っています。そういう部分で、ちゃんと本質的な速さを求めていきたいなと思います」
「それなりには感触は良かったんですけど、タイムが見合ってないというか、佐野選手があまりにも速いので、現状足りてはいないですね。チーム内でデータの共有はしているんですけど、悔しいですね。予選のアタックで本当にミスしたとかだったら、まとめられなかったなってなるんですけど、それなりにはちゃんと走ったつもりではあるので」
「(決勝2レースの目標は)2年目として昨年1年間学んだことを活かして、強いレースができるように頑張りたいと思います。とりあえずやってみるしかないかなっていう状況ですけど、頑張ります」
- 第1戦予選5位、第2戦予選3位 荒尾創大(DELiGHTWORKS RACING)
-

「予選2回目は結局走路外走行で、3位になってしまいました。それでも、予選1回目か2回目にセット変更して、パフォーマンスが上がって。で、まあ5番手から3番手になりました。実際にタイムは1番手ですよね。まあ、いい状況かなと思います」
「朝一はやっぱり路面が悪いんで、そこからまたタイムアップしてって感じです。ロングランを昨日できてないっちゃできてないんで、まあ、ちょっと微妙なとこではありますけど、ライツはスタートがまあメインなんで。そこでまあトップ取れるように頑張りたいと思います」
「(新しいチーム体制については)人も増えてますし、チームプリンシパルが下山(征人)さんになりました。メーカー系は緊張をとてもさせられるというか、プレッシャーがすごいんですが、ここはまあやり方が違って、僕たちがリラックスできるようにしてくれますし、僕たちが心配していることも心配しなくていいっていう言葉もかけてくれます。メーカー系とはまた違ったその良いチームの雰囲気作りができてて、すごい心地よいです」
「(今年ステップアップしてきた野村選手について)それぞれ二年別の場所で戦って、まあ僕としてはライツは二年目で、経験値としては上ですけど。まあ、野村選手はチャンピオンカーに乗れてるんで。それはまあ経験で賄って勝ちたいですけど、野村選手も上手なんで簡単ではないです。一年通して、最終的に、野村選手だけを気にするわけではなくて、チャンピオンを取れればいいなと思います」
「今週は第1レースが5位、の第2レースが3位からで、ルーキーの選手がどう転ぶのかわかんないですけど、まずは自分のベストを尽くして、いいリザルトを残したいと思います。去年1勝もしてないんで、もちろん優勝は欲しいですけど、年間戦っていく上で無理はしすぎないようにしたいと思います」
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦、第2戦の公式予選が、3月8日、鈴鹿サーキットで行われ、第1戦、第2戦ともに、デビュー戦となる佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)がポールポジションを獲得した。
マスタークラスは、清水康弘(GNSY 324)が、両レースともクラスポールを奪った。
いよいよ2025年の開幕を迎えた。今シーズンはルーキーが多く参戦しており、誰が抜け出すのか予想のつきにくい状況だ。
トムスからエントリーのエステバン・マッソンは急きょ参戦を取りやめ、代役に野中誠太が指名された。しかし、スーパーフォーミュラ(SF)のオリバー・ラスムッセンが昨日のフリー走行でクラッシュし、今度はその代役にも野中が指名されたことで、野中はSFに集中することになり、SFライツへの出走はキャンセルした。
木、金曜日に行われた専有走行で速さを見せたのは佐野。2日間のトータルでもトップとなった。これに、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)らが続いた。鈴鹿初走行となるザック・デビッド(B-MAX RACING 324)も7番手につけ、対応力の高さを見せた。
第1戦公式予選
曇天の下で行われた予選は、午前8時30分から10分間で行われた。各車、じっくりウォームアップした後、4周目からアタックを開始。
まず、野村が1分51秒401をマークしトップに立つと、小林1分51秒784、そして、デビッドが1分51秒975で続く。野村は次の周に1分51秒233とトップタイムを更新。これで決まりかと思われたが、最後の最後に佐野が1分51秒230と、野村を1000分の3秒上回り、ポール獲得。
この結果、今回がデビュー戦となる佐野、野村のルーキー二人がフロントローに並ぶこととなった。なお、4番手タイムのデビッドだったが、走路外走行の判定でベストタイムは採用されず9位に沈んだ。



第2戦公式予選
10分間のインターバルを経て始まった第2戦予選。第1戦同様、野村が1分51秒250でアタック合戦の口火を切ると、小林1分51秒184、佐野1分50秒908、荒尾1分50秒731と続々とトップタイムが更新される。
アタック2周目では、さらにタイムは上がり、野村1分50秒796、小林1分50秒655、佐野50秒628と1回目のアタック同様にトップタイムが次々に書き換わると、締めくくりに荒尾が1分50秒615を叩き出して、ポール争いを決着させた……と思われた。
しかし、荒尾の最後のラップに走路外走行の裁定が下り、タイムは抹消。荒尾はセカンドタイムで4位となり、佐野がダブルポールを獲得する結果となった。
マスタークラスは、昨年後半から速さを見せている清水が、チャンピオンDRAGON(TEAM DRAGON 324)を退けて、連続クラスポールを奪った。



第1戦決勝は、本日午後0時30分から16周で、第2、3戦の決勝は、明日3月9日の午前8時20分、午後0時50分からそれぞれ12周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Weather: Fine Course: Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Gr. | Driver | Car Team Engine | Q1 | Q2
|
| 1 | 16 | B | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.983 | 1'36.505 |
| 2 | 15 | A | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'37.034 | 1'36.527 |
| 3 | 6 | B | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.026 | 1'36.632 |
| 4 | 5 | A | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'38.552 | 1'37.053 |
| 5 | 8 | B | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.703 | 1'37.112 |
| 6 | 64 | B | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.539 | 1'37.128 |
| 7 | 50 | B | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'37.572 | 1'37.153 |
| 8 | 65 | A | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'38.325 | 1'37.194 |
| 9 | 1 | B | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 1'37.690 | 1'37.413 |
| 10 | 4 | A | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'38.694 | 1'37.697 |
| 11 | 7 | A | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'38.770 | 1'37.892 |
| 12 | 39 | A | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'38.681 | 1'37.925 |
| ---- 以上Q2で決定 ---- |
| 13 | 38 | B | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'37.782 | |
| 14 | 28 | A | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'38.835 | |
| 15 | 3 | B | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'38.035 | |
| 16 | 12 | A | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'38.914 | |
| 17 | 14 | B | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'38.706 | |
| 18 | 10 | A | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'39.908 | |
| 19 | 19 | B | 野中 誠太 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'39.587 | |
| 20 | 20 | A | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'40.291 | |
| ---- 以上予選通過---- |
- | 29 | B | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'57.098 | |
| - | 37 | A | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'55.695 | |
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Gr | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 16 | B | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.505 | - | - | 216.623 |
| 2 | 15 | A | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.527 | 0.022 | 0.022 | 216.574 |
| 3 | 6 | B | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.632 | 0.127 | 0.105 | 216.338 |
| 4 | 5 | A | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.053 | 0.548 | 0.421 | 215.400 |
| 5 | 8 | B | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.112 | 0.607 | 0.059 | 215.269 |
| 6 | 64 | B | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.128 | 0.623 | 0.016 | 215.234 |
| 7 | 50 | B | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'37.153 | 0.648 | 0.025 | 215.178 |
| 8 | 65 | A | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.194 | 0.689 | 0.041 | 215.087 |
| 9 | 1 | B | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 1'37.413 | 0.908 | 0.219 | 214.604 |
| 10 | 4 | A | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.697 | 1.192 | 0.284 | 213.980 |
| 11 | 7 | A | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.892 | 1.387 | 0.195 | 213.554 |
| 12 | 39 | A | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'37.925 | 1.420 | 0.033 | 213.482 |
■Aグループ
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN HondaM-TEC HR-417E | 1'37.034 | - | - | 215.442 |
| 2 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING HondaM-TEC HR-417E | 1'38.325 | 1.291 | 1.291 | 212.613 |
| 3 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING HondaM-TEC HR-417E | 1'38.552 | 1.518 | 0.227 | 212.124 |
| 4 | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTATRD 01F | 1'38.681 | 1.647 | 0.129 | 211.846 |
| 5 | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTATRD 01F | 1'38.694 | 1.660 | 0.013 | 211.818 |
| 6 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTATRD 01F | 1'38.770 | 1.736 | 0.076 | 211.655 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 7 | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTATRD 01F | 1'38.835 | 1.801 | 0.065 | 211.516 |
| 8 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing HondaM-TEC HR-417E | 1'38.914 | 1.880 | 0.079 | 211.347 |
| 9 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing HondaM-TEC HR-417E | 1'39.908 | 2.874 | 0.994 | 209.245 |
| 10 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTATRD01F | 1'40.291 | 3.257 | 0.383 | 208.445 |
| ---- 以上基準タイム(107% - 1'43.826)予選通過 ---- |
| - | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTATRD 01F | 1'55.695 | 18.661 | 15.404 | 180.692 |
■Bグループ
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN HondaM-TEC HR-417E | 1'36.983 | - | - | 215.555 |
| 2 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING HondaM-TEC HR-417E | 1'37.026 | 0.043 | 0.043 | 215.460 |
| 3 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING HondaM-TEC HR-417E | 1'37.539 | 0.556 | 0.513 | 214.327 |
| 4 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max HondaM-TEC HR-417E | 1'37.572 | 0.589 | 0.033 | 214.254 |
| 5 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTATRD 01F | 1'37.690 | 0.707 | 0.118 | 213.995 |
| 6 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTATRD 01F | 1'37.703 | 0.720 | 0.013 | 213.967 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 7 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTATRD 01F | 1'37.782 | 0.799 | 0.079 | 213.794 |
| 8 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTATRD 01F | 1'38.035 | 1.052 | 0.253 | 213.242 |
| 9 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTATRD 01F | 1'38.706 | 1.723 | 0.671 | 211.793 |
| 10 | 19 | 野中 誠太 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTATRD 01F | 1'39.587 | 2.604 | 0.881 | 209.919 |
| ---- 以上基準タイム(107% - 1'43.771)予選通過 ---- |
| - | 29 | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTATRD 01F | 1'57.098 | 20.115 | 17.511 | 178.527 |
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'50.628 | - | - | 188.968 |
| 2 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'50.655 | 0.027 | 0.027 | 188.922 |
| 3 | 2 | | | 荒尾 創大 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'50.731 | 0.103 | 0.076 | 188.793 |
| 4 | 50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 1'50.796 | 0.168 | 0.065 | 188.682 |
| 5 | 58 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'51.138 | 0.510 | 0.342 | 188.101 |
| 6 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'51.186 | 0.558 | 0.048 | 188.020 |
| 7 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 1'51.548 | 0.920 | 0.362 | 187.410 |
| 8 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'51.596 | 0.968 | 0.048 | 187.329 |
| 9 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 1'52.170 | 1.542 | 0.574 | 186.371 |
| 10 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'52.477 | 1.849 | 0.307 | 185.862 |
| 11 | 4 | | | 森山 冬星 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 1'52.842 | 2.214 | 0.365 | 185.261 |
| 12 | 8 | M | 1 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 1'53.440 | 2.812 | 0.598 | 184.284 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'01.738)予選通過 ---- |
| - | 30 | M | - | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | deleted | - | - | - |
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 35 | | | 佐野 雄城 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'51.230 | - | - | 187.946 |
| 2 | 50 | | | 野村 勇斗 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 1'51.233 | 0.003 | 0.003 | 187.941 |
| 3 | 38 | | | 小林 利徠斗 | モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'51.503 | 0.273 | 0.270 | 187.486 |
| 4 | 2 | | | 荒尾 創大 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'52.018 | 0.788 | 0.515 | 186.624 |
| 5 | 58 | | | ケイレン・フレデリック | Pilot ONE Racing with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'52.120 | 0.890 | 0.102 | 186.454 |
| 6 | 4 | | | 森山 冬星 | JMS RACING TEAM JMS RACING TEAM | 1'52.779 | 1.549 | 0.659 | 185.364 |
| 7 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'52.927 | 1.697 | 0.148 | 185.121 |
| 8 | 60 | | | 伊東 黎明 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 1'53.017 | 1.787 | 0.090 | 184.974 |
| 9 | 51 | | | ザック・デビッド | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'53.268 | 2.038 | 0.251 | 184.564 |
| 10 | 1 | | | 卜部 和久 | B-MAX RACING 324 B-MAX RACING TEAM | 1'53.937 | 2.707 | 0.669 | 183.480 |
| 11 | 8 | M | 1 | 清水 康弘 | GNSY RACING 324 GNSY RACING | 1'54.391 | 3.161 | 0.454 | 182.752 |
| 12 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON 324 B-MAX RACING TEAM | 1'55.120 | 3.890 | 0.729 | 181.595 |
| 13 | 37 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S SFL TOM'S | 1'58.190 | 6.960 | 3.070 | 176.878 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'02.454)予選通過 ---- |


3月7日、2025年のスーパーフォーミュラ開幕大会(第1戦、第2戦)のフリー走行が鈴鹿サーキットで行われ、午前は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、午後は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)がトップタイムをマークした。
今シーズンの幕開けとなるフリー走行は、先月のテストから2週間強を経て、風が冷たい寒空の下で行われた。13チーム、22名のドライバーの顔ぶれはテストと同じだ。
■フリー走行1回目
午前11時から行われたフリー走行1回目をリードしたのは、チーム無限。走行前半は、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が1分36秒412、後半は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が1分36秒333で、この二人がワンツーという結果で1回目を締めくくった。
無限の二人に続いたのは、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)。そして、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)のチーム・ダンディライアンコンビ。
フラガは、先日結婚したことを発表しているが、プライベートも充実し、ルーキーとは思えない安定した速さを示している。
セッション終盤、ルーキーのオリバー・ラスムッセン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23)がデグナーでフロントからクラッシュ。身体へのダメージもあったようで、チームからラスムッセンは大事をとって今大会の出走を見合わせ、代役として野中誠太を起用することが発表された。
■フリー走行2回目
走行開始の午後3時30分になっても、気温は低いまま。
このセッションで気を吐いたのは、ナカジマレーシングの二人。走行前半、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)とフラガが、交互にトップタイムを叩き出した。
これに続いたのは、ダンディライアンコンビ。やはり本命といえる二人は安定した速さを見せた。
走行後半になると、テストで好調だった三宅淳詞(ThreeBond SF23)、そして阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)も上位に食い込んでくる。
最後のアタックに入ってもナカジマレーシングの二人の速さは衰えず。佐藤がトップタイムを更新し、唯一36秒を切る1分35秒972をマーク。フラガが1分36秒081で続いた。
以下、太田、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、阪口、ルーキーの小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)と続いた。
結果表では、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)がトップタイムとなっているが、これは最後のアタックにおいてシケインで止まりきれず行き過ぎた結果のタイム。走路外走行の判定が出ており、本来は無効となるべきタイムのはずだが……。
午前トップタイムの野尻は、走行序盤でホイールナットが緩むトラブルを抱え、修復に時間を要し満足に走行ができなかった。
開幕大会は2レース制。8日(土)に第1戦の予選、決勝。9日(日)に第2戦の予選、決勝が行われる。











Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/07) Free Practice 2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'35.875 | - | - | 218.046 |
| 2 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'35.972 | 0.097 | 0.097 | 217.826 |
| 3 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.081 | 0.206 | 0.109 | 217.579 |
| 4 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.173 | 0.298 | 0.092 | 217.371 |
| 5 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'36.430 | 0.555 | 0.257 | 216.791 |
| 6 | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.474 | 0.599 | 0.044 | 216.693 |
| 7 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'36.591 | 0.716 | 0.117 | 216.430 |
| 8 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'36.595 | 0.720 | 0.004 | 216.421 |
| 9 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'36.629 | 0.754 | 0.034 | 216.345 |
| 10 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'36.652 | 0.777 | 0.023 | 216.294 |
| 11 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 1'36.714 | 0.839 | 0.062 | 216.155 |
| 12 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'36.718 | 0.843 | 0.004 | 216.146 |
| 13 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'36.758 | 0.883 | 0.040 | 216.057 |
| 14 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.998 | 1.123 | 0.240 | 215.522 |
| 15 | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.049 | 1.174 | 0.051 | 215.409 |
| 16 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.077 | 1.202 | 0.028 | 215.347 |
| 17 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'37.377 | 1.502 | 0.300 | 214.683 |
| 18 | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'37.470 | 1.595 | 0.093 | 214.478 |
| 19 | 29 | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'37.510 | 1.635 | 0.040 | 214.390 |
| 20 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'39.247 | 3.372 | 1.737 | 210.638 |
| 21 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'40.463 | 4.588 | 1.216 | 208.089 |
NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/07) Free Practice 1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 16 | 野尻 智紀 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.333 | - | - | 217.010 |
| 2 | 15 | 岩佐 歩夢 | AUTOBACS MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.412 | 0.079 | 0.079 | 216.832 |
| 3 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.707 | 0.374 | 0.295 | 216.170 |
| 4 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.806 | 0.473 | 0.099 | 215.949 |
| 5 | 6 | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.859 | 0.526 | 0.053 | 215.831 |
| 6 | 1 | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOMʼS TOYOTA TRD 01F | 1'36.869 | 0.536 | 0.010 | 215.809 |
| 7 | 8 | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.101 | 0.768 | 0.232 | 215.293 |
| 8 | 39 | 大湯 都史樹 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'37.304 | 0.971 | 0.203 | 214.844 |
| 9 | 64 | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.319 | 0.986 | 0.015 | 214.811 |
| 10 | 4 | ザック・オサリバン | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.426 | 1.093 | 0.107 | 214.575 |
| 11 | 50 | 小出 峻 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'37.470 | 1.137 | 0.044 | 214.478 |
| 12 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.500 | 1.167 | 0.030 | 214.412 |
| 13 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'37.558 | 1.225 | 0.058 | 214.285 |
| 14 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.607 | 1.274 | 0.049 | 214.177 |
| 15 | 38 | 阪口 晴南 | SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23 SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'37.667 | 1.334 | 0.060 | 214.046 |
| 16 | 12 | 三宅 淳詞 | ThreeBond SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'37.822 | 1.489 | 0.155 | 213.707 |
| 17 | 28 | 小高 一斗 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'37.889 | 1.556 | 0.067 | 213.560 |
| 18 | 19 | オリバー・ラスムッセン | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'38.375 | 2.042 | 0.486 | 212.505 |
| 19 | 29 | 平良 響 | KDDI TGMGP TGR-DC SF23 KDDI TGMGP TGR-DC TOYOTA TRD 01F | 1'38.834 | 2.501 | 0.459 | 211.518 |
| 20 | 20 | 高星 明誠 | ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'39.460 | 3.127 | 0.626 | 210.187 |
| 21 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree SF23 HAZAMA ANDOTriple Tree Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'39.560 | 3.227 | 0.100 | 209.976 |
| 22 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'46.336 | 10.003 | 6.776 | 196.596 |

2月22~23日に鈴鹿サーキットで行われた鈴鹿チャンピオンカップレース、スーパーFJで、五十嵐文太郎が4輪レースにデビューを果たした。五十嵐の父、五十嵐勇大氏は、2000~2003年にフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)や、全日本GT選手権(現スーパーGT)で活躍したドライバーだ。

五十嵐勇大
五十嵐は、山形県在住の高校2年生で17歳。小学3年生からレーシングカートを始め、昨年はOKクラスに出場する傍ら鈴鹿のレーシングスクールも受講していた。今回、カートで所属していた道上龍率いるDrago CorseからスーパーFJにデビューを果たした。
22日に行われた公式予選で五十嵐は20台中6位と健闘。翌23日の決勝では、スタートの混乱をすり抜け5位にポジションアップ。上位のアクシデントで4位に上がるも、4周目に3位を走る選手をデグナー1個目でパスしようとしてオーバーラン。コースアウトして戻ったところで、他車と接触してスピンしコース中央で停止した。これを避けようとした後続のマシン同士が接触して2台がリタイアとなった。五十嵐は再スタートを切り、12位でフィニッシュしたものの危険なコース復帰をし、アクシデントの原因となったためペナルティーを受け、16位に降格となった。

ほろ苦いレースデビューとなった五十嵐にレース後、話しを聞いた。
「走る前は緊張しましたが、スタートしてからはプッシュできたのでよかったです。3位の選手をデグナーの1個目で抜こうとしましたが、抜ききれずにアウトにはらんで、そこに入ってきたクルマとデグナー2個目でぶつかりました。4脱して、戻ったときに当たったので、危険な復帰というペナルティーでした。デグナーはいる前から冷静に考えていたら抜けていたかも知れません。まだ正しい判断ができていない感じです」
「いろんなコースを走る為にシリーズを追うことは考えていません。将来はF1に乗ってチャンピオンを取りたいです」
五十嵐は今週末、9~10日にモビリティーリゾートもてぎで行われるもてぎチャンピオンカップレースでもスーパーFJに出場する。今後注目の選手だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Keiichiro TAKESHITA
Yoshinori OHNISHI
優勝 吉田馨(TAKE FIRST kks2)

「スタートはぼくもミスりましたが、PPの箕浦選手はもっとミスったのでトップに立てましたが、そこから箕浦選手が速かったのできつかったです。デグナー2個目の接触でフロントウイングが曲がって順位を落としましたが、シケイン立ち上がりのクラッシュはうまくよけることができ、ポジションアップしました。残りも全部出てチャンピオンを目指します」
2位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)

「決勝は200kmを走ったタイヤで、周りは50~60kmのタイヤだったので厳しいと思っていました。やはりペースもぜんぜんなくて、序盤からずるずる離されて、セーフティーカー(SC)に助けられたレースでした。SCが出なければ表彰台には乗れてないと思います。まだチャンピン争いはできるので今後も頑張ります」
3位 元山泰成(株式会社エコテク)

「予選は必死に出したタイムだったので、決勝は後ろの選手に追いつかれないように頑張ろうと思っていました。クルマは前を目指せる感じじゃなかったんですが、いざレースになればなんか抜けました。あと1周あれば酒井君がふらふらだったので、追いつけたと思います。チームメート板倉さんとのバトルはやりにくかったですが、裏ストレートで譲ってもらえました。楽しかったです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第1戦は23日、鈴鹿サーキットで行われた「SUZUKA CHAMPION CUP RACE第1戦」で決勝を行い、予選2位からスタートした吉田馨(TAKE FIRST kks2)が、2度のセーフティーカーが出る荒れたレースを制して、初優勝を飾った。
決勝は午後2時30分に2周のフォーメーションラップが始まった。昼頃、鈴鹿の上空を覆っていた雲も去り、天候は快晴だが肌寒い。20台(うち3台がジェントルマンクラス)がグリッドに着き、9周となった決勝のスタートが切られた。
ポールポジションの箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)はスタートをミス。予選2位の吉田馨(TAKE FIRST kks2)が先頭で1コーナーへ向かう。箕浦は、予選4位から3位に上がった杉田悠真(LAPS with REV RACING)にも迫られるが、ここは1コーナーでインを絞め2位は死守。杉田が3位で、後ろには予選3位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)が続く。
その後方では、イン側から予選8位の元山泰成(株式会社エコテク)、予選4位の鈴木七瀬(ネッツトヨタ三重with FORM)、予選7位の永原蒼翔(ピットワークながはら/MYST)、予選6位の五十嵐文太郎(Drago CORSE)が4ワイド。このバトルで、中央の2人、鈴木と永原が接触。2台はもつれるようにコースアウトしてグラベルでストップした。自己最高位のポジションからスタートした鈴木と永原のレースは、数百メートルで幕を閉じた。ここで早くもセーフティーカーが導入されることとなった。
SC中、1周目の順位は、トップ吉田、2位箕浦、3位杉田、4位酒井、5位ルーキーの五十嵐、6位元山、7位ジェントルマンの山根一人(光精工TK-Sport MYST)、8位大ベテランの板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)、9位藤井翔太(Drago CORSE)、10位中川賢太(イーグルスポーツ)だ。
SCは2周で退き、レースは3周目から再開された。ここから2位箕浦のペースが速い。箕浦はNIPPOコーナー立ち上がりからデグナー1個目で吉田に急接近すると、デグナー2個目でインにねじ込む。立ち上がりでは、吉田は箕浦に押し出される形で、グラベルにタイヤを落とし失速。これで吉田は箕浦、杉田にの2台にパスされ3位に落ちた。この混乱で接触があり、吉田はフロントウイングを曲げてしまう。
トップに立った箕浦には2位の杉田が迫る。杉田は130Rで箕浦の背後につけると、シケイン侵入でアウトから並びかけるも、ここは箕浦が杉田を押さえ込む。この2台はテールトゥノーズでシケインを立ち上がるも、箕浦はシフトアップをミスして失速。直後につけていた杉田にプッシュされスピンし、後方集団に飲み込まれてしまった。
続くストレートでは、箕浦と絡んだ杉田のストレートスピードが伸びず、吉田が急接近。4周目に入った1コーナーで吉田がインから杉田をパスしてトップを奪い返した。3位には酒井が、4位には五十嵐が、5位には元山を1コーナーで捉えた板倉が続く。
デグナー1個目では、3位酒井のインをうかがっていた五十嵐が、立ち上がりでコースアウト。戻ってきたところを他車と接触してスピンしコース中央に止まった。これを避けようとした中川賢太(イーグルスポーツ)と宮本颯斗(J-LOC)が接触してコースアウト。この場でリタイアとなった。五十嵐は再び動き出したが大きく順位を落とした。この混乱で2度目のSCが導入された。
SC中の順位は、トップ吉田、2位杉田、3位酒井、4位坂倉、5位元山、6位には予選16位から東慎之介(サンセルモMYST/ORM)、7位には予選14位からルーキーの土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)、8位KODAI YOSHIDA(T's TECHNO)、9位藤井、10位山根だ。
SCは6周終わりで退き、レースは7周目から残り3周で再開された。1コーナーでは、土橋が東を攻略して6位に上がる。ウイングを曲げながらトップを走行する吉田に、杉田が徐々に接近し始める。
8周目、バックストレートでは5位を走る元山が前を走る板倉をパスして4位に浮上。チームメート同士の抜きつ抜かれつのバトルは元山に軍配が上がった。
9周目、トップ吉田と2位杉田は1秒を切る0秒9差でファイナルラップに突入。ここでも吉田は杉田を押さえながら各コーナーを通過。5位を走るペースの上がらない板倉は130Rで土橋にもパスされ6位に落ちた。
このままレースは終了。ウイングを曲げながらも2位の杉田を押さえきった吉田が参戦2戦目で初優勝。2位には杉田が入ったが、箕浦との接触で30秒加算のペナルティーを科され14位に後退。繰り上がって3位には元山が入った。
初レースの土橋は4位と大健闘。5位板倉、6位藤井、7位YOSHIDA、8位にはジェントルマンクラス優勝の山根が続く。
序盤でスピンした箕浦は最終ラップにファステストラップをたたき出す意地を見せ、9位でフィニッシュ。10位には東が入った。
次大会は岡山国際サーキットに舞台を移し、4月29日、30日に第2戦、第3戦が開催される。









Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
- 優勝 金井亮忠(チームNATS正義001)
-

「スタートは決まって、翔太君が出遅れ、1周目にマージンを築けたのが大きかったと思います。スタート直後の2、3周は向こうの方が秒単位で速いのであっという間に追いつかれてしまいました。その間、ぼくのタイヤも暖まってきて同じようなペースで走れるようになりました。セーフティーカー開けは、トラクションをしっかりかけて加速が鈍らないように意識して走りました。学生も卒業なので、1年の最後のレースを一番いい形で終えられてよかったです」
- 2位 酒井翔太(ファーストガレージFG108)
-

「スタートはほぼストールして、クラッチを切ったらエンジンがかかっていたので、よかったです。その後のペースはありましたが、バトルになったときに抜けなくて、そこは自分のだめなところです。人が前にいてダウンフォースが抜けると自分の走りができませんでした。セーフティーカー開けは、リスタートは決まりましたが、確実に行けるチャンスはなかったです」
- 3位 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)
-

「1週間前の鈴鹿の練習で他のカテゴリーのクルマとクラッシュして、そのダメージが治らなくて、極端に操縦安定性が悪くなりました。練習でも調子悪いなかで3秒台に入りそうだったので、本調子なら上の2台とバトルできていました。次回までに直したいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

フォーミュラ・ビート地方選手権シリーズ第1戦は23日、鈴鹿サーキットチャンピオンカップレース第1戦で決勝を行い、ポールポジションからスタートした金井亮忠(チームNATS正義001)が、ポールトゥウインを飾った。
フォーメーションラップは午前11時15分より始まる。快晴だが風が強く肌寒い。予選3位から装備品不備(アンダーウエア未着用)でペナルティーを受けた梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)は最後尾に回り、ピットレーン速度違反の杉山寛(ミスト☆菱洋商事株式会社)はピットスタートとなった。
フォーメーションラップ1周目には、舩井俊仁(ファーストガレージFG108)が2コーナー立ち上がりでストップ、赤旗が提示された。このため周回数は1周減算され8周のレースとなる。エクストラフォーメーションラップ2周が行われ、各車グリッドに着きスタートが切られた。
ポールポジションの金井亮忠(チームNATS正義001)が好スタートを切る一方、予選2位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)はストール気味で3位に後退。2位には予選3位から加藤智(FEEL・TAKEFIRST)が浮上するも、酒井はすかさずスプーンコーナーでインから加藤を攻略し、2位を奪い返す。
オープニングラップの1周終わりには、金井が2位の酒井を2秒4離し戻ってきた。加藤は3位に落ち、4位に予選5位からハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)が上がり、5位に鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)が、6位に予選4位から後退した植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)が、7位には早くも最後尾から梅本が上がってきた。
ここから2位の酒井がファステストラップを出しながら、トップ金井に急接近。酒井は、2周目にその差を1秒5とすると、3周目には予選を上回り、フォーミュラビートのコースレコードを更新する2分2秒585をたたき出し、その差を0秒6とした。3位の加藤は2位酒井から8秒8離れ、優勝争いは上位2台の一騎打ちとなった。
4周目には金井と酒井はテールトゥノーズになる。しかし、この頃から金井のタイヤも暖まり、巧みに金井が酒井を押さえ、先行を許さない。
5周目、1コーナーで4位伊澤が加藤をパスして3位に上がる。ヘアピンでは、6位植田と7位梅本が接触。植田はコースアウトし、梅本はフロントウイングを壊した。このため、ここでセーフティーカー(SC)が導入された。
SCは7周を回ってピットイン。レースは残り1周での争いとなった。リスタートを決めた酒井は金井の背後につけ、隙をうかがう。しかし、ここでも金井は冷静に酒井を押さえきり、最終ラップを走行。金井がトップでゴールし、ポールトゥウィンを飾った。酒井は2位、3位には伊澤が入った。
4位には加藤が、5位には鈴木、6位には梅本が入ったがペナルティーで後退。代わって、6位はジェントルマンクラストップの田中諭(ミスト・制動屋)が入った。
次大会は富士スピードウェイに舞台を移し、3月15、16日に第2戦、第3戦が開催される。







Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
SUZUKA CHAMPION CUP RACE第1戦 -RIJ- (2025/02/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 6 | | | 吉田 馨 | TAKE FIRST kks2 MYST KK-S2 | 9 | 26'44.351 | - | - |
| 2 | 22 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージKK-SⅡ MYST KK-S2 | 9 | 26'47.499 | 3.148 | 3.148 |
| 3 | 1 | | | 元山 泰成 | 株式会社エコテク MYST KK-S2 | 9 | 26'47.906 | 3.555 | 0.407 |
| 4 | 11 | | | 土橋 皇太 | Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 | 9 | 26'49.929 | 5.578 | 2.023 |
| 5 | 55 | | | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ MYST KK-S2 | 9 | 26'50.526 | 6.175 | 0.597 |
| 6 | 34 | | | 藤井 翔太 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 9 | 26'54.230 | 9.879 | 3.704 |
| 7 | 33 | | | 吉田 紘大 | T's TECHNO MYST KK-S2 | 9 | 26'54.794 | 10.443 | 0.564 |
| 8 | 47 | G | 1 | 山根 一人 | 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 9 | 26'55.098 | 10.747 | 0.304 |
| 9 | 56 | | | 箕浦 稜己 | MYST SEIDOYA KK-SⅡ MYST KK-S2 | 9 | 26'56.144 | 11.793 | 1.046 |
| 10 | 57 | | | 東 慎之介 | サンセルモMYST/ORM MYST KK-S2 | 9 | 26'57.418 | 13.067 | 1.274 |
| 11 | 37 | | | 阪本 一世 | 免許取るなら大阪サヤマ☆EAGLE MYST KK-S2 | 9 | 27'02.493 | 18.142 | 5.075 |
| 12 | 4 | G | 2 | 古里 拓 | FLEET REV KK-SII MYST KK-S2 | 9 | 27'02.900 | 18.549 | 0.407 |
| 13 | 72 | | | 久保 直也 | AQUAだーはまレーシングNUTEC WEST 07J | 9 | 27'11.083 | 26.732 | 8.183 |
| 14 | *10 | | | 杉田 悠真 | LAPS with REV RACING MYST KK-S2 | 9 | 27'14.828 | 30.477 | 3.745 |
| 15 | 5 | G | 3 | 高橋 浩史 | BBK☆レヴレーシング MYST KK-S2 | 9 | 27'15.467 | 31.116 | 0.639 |
| 16 | *43 | | | 五十嵐 文太郎 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 9 | 27'28.722 | 44.371 | 13.255 |
| ---- 以上規定周回数(90%- 9Laps)完走 ---- |
| - | 52 | | | 中川 賢太 | イーグルスポーツ MYST KK-S2 | 3 | 9'16.514 | 6Laps | 6Laps |
| - | 12 | | | 宮本 颯斗 | J-LOC MYST KK-S2 | 3 | 9'17.327 | 6Laps | 0.813 |
| - | 18 | | | 鈴木 七瀬 | ネッツトヨタ三重with FORM MYST KK-S2 | 0 | - | 9Laps | 3Laps |
| - | 15 | | | 永原 蒼翔 | ピットワークながはら/MYST MYST KK-S2 | 0 | - | 9Laps | - |
- Fastest Lap: CarNo. 56 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ) 2'15.502 (9/9) 2'14.502 155.427 km/h
- CarNo. 10は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第59条1.1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 43は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第59条1.6(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2025/02/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 Formula Beat Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 72 | | | 金井 亮忠 | チームNATS正義001 NATS 001 | 8 | 20'31.641 | - | - |
| 2 | 6 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージFG108 FG108 | 8 | 20'32.084 | 0.443 | 0.443 |
| 3 | 1 | | | ハンマー 伊澤 | アルカディア☆ハンマーR疾風 疾風 | 8 | 20'34.774 | 3.133 | 2.690 |
| 4 | 10 | | | 加藤 智 | FEEL・TAKEFIRST B-MAX RK01 | 8 | 20'36.673 | 5.032 | 1.899 |
| 5 | 43 | | | 鈴木 智之 | テイクファースト★C72制動屋 ZAP F108 | 8 | 20'37.542 | 5.901 | 0.869 |
| 6 | 17 | G | 1 | 田中 諭 | ミスト・制動屋 Dallara F307 | 8 | 20'49.241 | 17.600 | 11.699 |
| 7 | 76 | G | 2 | 松本 隆行 | SHOUEI☆ミスト Dallara F307 | 8 | 20'49.460 | 17.819 | 0.219 |
| 8 | 21 | G | 3 | 村瀬 和也 | ミスト関口:制動屋:勝男武士 MYST KK-ZS | 8 | 20'51.307 | 19.666 | 1.847 |
| 9 | 33 | G | 4 | 杉山 寛 | ミスト☆菱洋商事株式会社 MYST KK-ZS | 8 | 20'51.934 | 20.293 | 0.627 |
| 10 | *35 | G | 5 | 髙橋 忠克 | 髙宮商事ミストKK-ZS MYST KK-ZS | 8 | 20'54.685 | 23.044 | 2.751 |
| 11 | *92 | | | 梅本 幸汰 | ファーストガレージ FG01 FG101 | 8 | 21'18.068 | 46.427 | 23.383 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 7 Laps)完走 ---- |
| - | 11 | G | - | 植田 正幸 | Rnsports制動屋KKZS MYST KK-ZS | 4 | 8'31.476 | 4Laps | 4Laps |
| - | 3 | G | - | 舩井 俊仁 | ファーストガレージFG108 FG108 | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 2.02.585 (3/8) 170.536 km/h
- CarNo. 35は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第54条5(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 92は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第59条1.1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
- ポールポジション 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)
-

「位置取りは悪かったんですが、調整してトップを取れたのでよかったです。想定していたタイムが出たので、多分ポールはいけると思いました。ぶっちぎれたのは、周りよりぎりぎりでマシンを使いこなしているのかなと思います。決勝はスタートが苦手なので、そこを決めて優勝したいと思います」
- 2位 吉田馨(TAKE FIRST kks2)
-

「うまくまとめてた周にシケインでロックしてしまいました。それがなければ箕浦選手には近づけたと思います。決勝は、古いタイヤでもいいタイムが出てるので、そこは自信を持って行こうと思います。スタートは微妙ですが、前に出られればなんとかなるので、頑張りたいと思います」
- 3位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)
-

「新品タイヤを履いたらよくなくて、朝の練習で走り続け80kmくらい使ったタイヤで予選に臨みました。前半はタイムがポンポン上がったんですが、後半はリアタイヤが無くなってきて、一発を出そうとしてもタイムがぜんぜん上がりませんでした。新品タイヤをうまく使えないというのが課題だったので、それをどうにかできれば新品の方がよかったかもしれません。1秒以上タイム差があるので、決勝は前に食いついていければと思います」」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第1戦は22日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)がポールポジションを獲得した。
公式予選は、前プログラムで赤旗が出たため定刻より5分遅れの午後3時45分より行われた。通常予選は20分間だが、路面張替を行ったことと低気温を考慮して5分延長され25分間となった。参加は20台でうち3台がジェントルマンクラスで、初出場は、五十嵐文太郎(Drago CORSE)と土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)の2人だ。正午過ぎまで降り続いていた雪もやみ、雲がはけるとほぼ快晴となった。WET宣言が出されているが、全車ドライタイヤを履いてコースインした。
序盤、予選をリードしたのは吉田馨(TAKE FIRST kks2)。計測1周目に2分17秒719を出すと、同2周目には15秒018まで縮める。
しかし計測4周目には箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)が2分14秒とトップに立つ。吉田も14秒566までタイムを縮めるも2位に落ちた。3位には酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)が14秒814でつける。
計測6周目にはトップ箕浦が2分14秒028と若干タイムアップ。同7周目には酒井が14秒282で2位に浮上した。吉田は14秒366までタイムを削るも3位に後退。
計測8周目、トップ箕浦が2分13秒577とタイムを大幅に短縮。2位には13秒941で吉田が再浮上。酒井はタイムアップならず、14秒282のままで3位に落ちた。
計測10周目には箕浦が2分13秒155とさらにタイムを縮め、2位以下を突き放す。2位の吉田、3位の酒井ともタイム更新はならず、このまま25分間の予選は終了した。
計測6周目に2分14秒920で4位に浮上した鈴木七瀬(ネッツトヨタ三重with FORM)は、その後徐々にタイムを縮め同9周目に14秒308まで縮めるも順位は変わらず、4位で予選を終えた。
計測8周目には10位まで順位を落としていた杉田悠真(LAPS with REV RACING)は、最終となった同10周目に2分14秒733までタイムを縮め5位に浮上した。
ルーキーの五十嵐は、常にトップ6内の順位につける健闘で、最終的にタイムを2分14秒875まで縮め6位に滑り込んだ。
ジェントルマンクラスは、山根一人(光精工TK-Sport MYST)が一時は総合6位につけ大健闘。最終的には総合9位で予選を終えたが、文句なしで同クラスのポールポジションを獲得した。
ポールポジションの箕浦と予選2位の吉田は、ともに昨年末の日本一決定戦がスーパーFJのデビュー戦で、いきなり1-2につけ大躍進を果たした。
箕浦は岐阜市在住の16歳で、鈴鹿のカートX30でチャンピオンを獲得。ミストのエースカー56号車のパフォーマンスを引き出し、ぶっちぎりでのポールとなった。
決勝は明日23日、午後2時30分からだが、天候状態を考慮しフォーメーションラップが2周となったため当初予定の10周から1周減算され9周で行われる。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
- ポールポジション 金井亮忠(チームNATS正義001)
-

「酒井君がむちゃくちゃ速くてぼくが6秒台のときに3秒台が出ていたので、これはかなわないと思いました。でも僕もだんだんタイムを上げることができたので抜けた感じですね。決勝は、前半のタイムの上がり方が課題で、そこをもう少し見直して、序盤からタイムが出るように改善していきたいと思います」
- 2位 酒井翔太(ファーストガレージFG108)
-

「ぽっと3秒台のタイムが出て、練習のときから誰もこのタイムが出てなかったので、これはいけるだろうと、チームからも帰って来いという指示があったのでピットに戻りました。金井さんやハンマーさんのタイムを見て、行くかどうか考えていましたが、金井さんに終了ぎりぎりにタイムを出されたので行けませんでした。ベストが出た次の周もマイナス表示だったので、もう1周走れば2秒台が出たと思います。悔しいですが、決勝にタイヤを温存でき、フロントローなので優勝は狙えると思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

フォーミュラ・ビート地方選手権シリーズ第1戦は22日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い金井亮忠(チームNATS正義001)が逆転でポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時20分より行われた。通常予選は20分間だが、路面張替を行ったことと低気温を考慮して5分延長され25分間となった。参加は13台、うち7台がジェントルマンクラスだ。直前まで降り続いていた雪もやみ、雲間からは青空も広がりつつある。WET宣言が出されているが、全車ドライタイヤを履いてコースインした。
計測2周目には、酒井翔太(ファーストガレージFG108)がいきなり2分3秒431という素晴らしいタイムでトップに立つ。2位の金井亮忠(チームNATS正義001)はまだ7秒台だ。これを見て、酒井はほぼポールポジションを確信したのかピットイン。他車の動向を見つつ決勝に向けてタイヤを温存し、ピットで待機する作戦に出た。
計測3周目、2位金井はタイムを2分6秒427まで縮めるもトップ酒井との差はまだまだ大きい。3位加藤智(FEEL・TAKEFIRST)は7秒630、4位梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)は7秒984、5位植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)は8秒233、6位鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)は13秒792だ。
計測4周目、梅本が2分6秒011で2位に浮上した。同6周目には金井が4秒567で2位を奪い返し、徐々にトップ酒井との差を削り始める。
その後、金井は計測8周目に2分3秒545とトップ酒井との差を僅差に持ち込むと、同9周目には3秒313まで縮めついに酒井を逆転してトップに立った。予選も終了直前で酒井は再アタックするチャンスを失い、2位に後退することとなった。
3位には梅本が入ったが、ドライバーの装備品違反でタイムを抹消され後退、3位には繰り上がって加藤が入った。
4位にはジェントルマンクラストップの植田が、遅れてピットアウトしたディフェンディングチャンピオンのハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)は徐々にタイムを縮め5位まで浮上、6位には鈴木が入った。
決勝は明日23日、午前11時15分からだが、天候状態を考慮しフォーメーションラップが2周となったため当初予定の10周から1周減算され9周で行われる。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2025/02/22) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 56 | | | 箕浦 稜己 | MYST SEIDOYA KK-SⅡ MYST KK-S2 | 2'13.155 | - | - | 156.999 |
| 2 | 6 | | | 吉田 馨 | TAKE FIRST kks2 MYST KK-S2 | 2'13.941 | 0.786 | 0.786 | 156.078 |
| 3 | 22 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージKK-SⅡ MYST KK-S2 | 2'14.282 | 1.127 | 0.341 | 155.681 |
| 4 | 18 | | | 鈴木 七瀬 | ネッツトヨタ三重with FORM MYST KK-S2 | 2'14.308 | 1.153 | 0.026 | 155.651 |
| 5 | 10 | | | 杉田 悠真 | LAPS with REV RACING MYST KK-S2 | 2'14.733 | 1.578 | 0.425 | 155.160 |
| 6 | 43 | | | 五十嵐 文太郎 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 2'14.875 | 1.720 | 0.142 | 154.997 |
| 7 | 15 | | | 永原 蒼翔 | ピットワークながはら/MYST MYST KK-S2 | 2'14.969 | 1.814 | 0.094 | 154.889 |
| 8 | 1 | | | 元山 泰成 | 株式会社エコテク MYST KK-S2 | 2'15.070 | 1.915 | 0.101 | 154.773 |
| 9 | 47 | G | 1 | 山根 一人 | 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 2'15.078 | 1.923 | 0.008 | 154.764 |
| 10 | 33 | | | 吉田 紘大 | T's TECHNO MYST KK-S2 | 2'15.190 | 2.035 | 0.112 | 154.636 |
| 11 | 34 | | | 藤井 翔太 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 2'15.291 | 2.136 | 0.101 | 154.520 |
| 12 | 55 | | | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ MYST KK-S2 | 2'15.402 | 2.247 | 0.111 | 154.394 |
| 13 | 52 | | | 中川 賢太 | イーグルスポーツ MYST KK-S2 | 2'15.461 | 2.306 | 0.059 | 154.326 |
| 14 | 11 | | | 土橋 皇太 | Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 | 2'15.564 | 2.409 | 0.103 | 154.209 |
| 15 | 12 | | | 宮本 颯斗 | J-LOC MYST KK-S2 | 2'15.597 | 2.442 | 0.033 | 154.172 |
| 16 | 57 | | | 東 慎之介 | サンセルモMYST/ORM MYST KK-S2 | 2'16.046 | 2.891 | 0.449 | 153.663 |
| 17 | 4 | G | 2 | 古里 拓 | FLEET REV KK-SII MYST KK-S2 | 2'16.995 | 3.840 | 0.949 | 152.598 |
| 18 | 37 | | | 阪本 一世 | 免許取るなら大阪サヤマ☆EAGLE MYST KK-S2 | 2'17.311 | 4.156 | 0.316 | 152.247 |
| 19 | 72 | | | 久保 直也 | AQUAだーはまレーシングNUTEC WEST 07J | 2'19.020 | 5.865 | 1.709 | 150.375 |
| 20 | 5 | G | 3 | 高橋 浩史 | BBK☆レヴレーシング MYST KK-S2 | 2'19.960 | 6.805 | 0.940 | 149.366 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'53.930)予選通過 ---- |
鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2025/02/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 Formula Beat Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 72 | | | 金井 亮忠 | チームNATS正義001 NATS 001 | 2'03.314 | - | - | 169.528 |
| 2 | 6 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージFG108 FG108 | 2'03.431 | 0.117 | 0.117 | 169.368 |
| 3 | 10 | | | 加藤 智 | FEEL・TAKEFIRST B-MAX RK01 | 2'04.891 | 1.577 | 1.460 | 167.388 |
| 4 | 11 | G | 1 | 植田 正幸 | Rnsports制動屋KKZS MYST KK-ZS | 2'05.134 | 1.820 | 0.243 | 167.063 |
| 5 | 1 | | | ハンマー 伊澤 | アルカディア☆ハンマーR疾風 疾風 | 2'05.146 | 1.832 | 0.012 | 167.046 |
| 6 | 43 | | | 鈴木 智之 | テイクファースト★C72制動屋 ZAP F108 | 2'05.843 | 2.529 | 0.697 | 166.121 |
| 7 | 35 | G | 2 | 髙橋 忠克 | 髙宮商事ミストKK-ZS MYST KK-ZS | 2'10.167 | 6.853 | 4.324 | 160.603 |
| 8 | 17 | G | 3 | 田中 諭 | ミスト・制動屋 Dallara F307 | 2'10.879 | 7.565 | 0.712 | 159.730 |
| 9 | 76 | G | 4 | 松本 隆行 | SHOUEI☆ミスト Dallara F307 | 2'11.060 | 7.746 | 0.181 | 159.509 |
| 10 | 21 | G | 5 | 村瀬 和也 | ミスト関口:制動屋:勝男武士 MYST KK-ZS | 2'12.285 | 8.971 | 1.225 | 158.032 |
| 11 | 3 | G | 6 | 舩井 俊仁 | ファーストガレージFG108 FG108 | 2'12.490 | 9.176 | 0.205 | 157.787 |
| 12 | *33 | G | 7 | 杉山 寛 | ミスト☆菱洋商事株式会社 MYST KK-ZS | 2'13.229 | 9.915 | 0.739 | 156.912 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'41.042)予選通過 ---- |
| - | *92 | | | 梅本 幸汰 | ファーストガレージ FG01 FG101 | タイム抹消 | - | - | - |
- CarNo. 33は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第62条1.2(ピットレーン速度違反により、決勝時ピットスタートとする。
- CarNo. 92は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第14条3(ドライバーの装備品)違反により、失格とする。

2024年12月1日に三重県の鈴鹿サーキットで決勝が行われたスーパーFJ日本一決定戦は、岡本大地が優勝して幕を閉じた。岡本は2016年に同レースに初参加、その後2018、2023年は欠場したが今回、出場7度目にして初の日本一称号を手に入れた。岡本の日本一決定戦の軌跡を振り返る。
岡本は1998年6月22日、高知県でサラリーマンの家庭に生まれる。父親がシステムエンジニアだっため、家にはパソコンが余っていた。中学なると、木材をネジで組んだコクピットを自作し、レースのシミュレーターゲームを始める。
まだeスポーツと呼ばれてない時代だが、シミュレータでグローバルMX5のレースがあり、岡本も参加。タイムアタックで上位40名に入り、ファイナルへの出場を果たした。そのファイナルレースから成績優秀者が翌2015年のアメリカで行われる実車のMX5に出場するスカラシップを得るが、10位入ったドライバーが出場権を得、9位に入った岡本は残念ながらその権利を手中にすることはできなかった。これが悔しくて、岡本は実車レースに出場したいと思うようになる。
■2016年
自動車免許を取った岡本は、父親のつてで高下レーシングを紹介され、マシンを借りてスーパFJレースに参戦を始める。最初に出場したのは韓国で行われたスーパーFJ交流戦、続く岡山FJシリーズにもスポット参戦した。そしてツインリンクもてぎで行われたスーパーFJ日本一決定戦にも初出場。しかしこの年は、旧式やプロトタイプのマシンだったためめだった成績は残していない。
■2017年
この年から岡本の快進撃が始まる。岡山シリーズは開幕から第5戦までポールトゥウインで、最終戦を待たずにチャンピオンを獲得。スポット参戦した鈴鹿でもポールトゥウイン。F1のサポートレースとなったドリームカップレースでもポールトゥウインと、まさに向かうところ敵無しの成績を収める。
そして迎えた日本一決定戦鈴鹿。岡本は予選Bグループ2位につけ、セミファイナルレースに臨む。ここでも素晴らしいスタートを決め、トップで1コーナーに向かうも、ミッショントラブルでリタイア。残念ながら決勝進出はならず、最後の最後につまずいた形となった。

■2018年
スーパーFJはWEST 17Jの開発ドライバーを務める。鈴鹿のスクール(SRS-F)にも入校する。
FIA-F4にもスポット参戦。しかし、鈴鹿では、岩佐歩夢、菅波冬悟とのバトル中に1コーナーで大クラッシュする不運に見舞われた。
スーパーFJでは、開発中のマシンで奮闘するも1勝をあげるのがやっとだった。この年、もてぎで行われた日本一決定戦は出場していない。
スクールは、三宅淳詞がスカラシップを獲得。ここでも岡本は涙を飲んだ。

■2019年
この年はFIA-F4にフル参戦するも苦戦。現在に至るまでメーカー育成ドライバー以外がチャンピオンを獲得した年はなく、岡本をもってしてもプライベートチームでは厳しかった。それでも第3戦富士では3位表彰台を獲得してみせた。
この年、スーパーFJのシリーズ戦は不出場。鈴鹿で行われた日本一決定戦では、予選A組2位、第1レグ2位で、決勝は3番グリッドから。スタートでトップに立つも、セーフーティーカー中に燃料トラブルに見舞われリタイアとなった。日本一は岩佐歩夢が手にした。
この年、ネクソンタイヤの開発ドライバーとして86/BRZレースにも参戦を始める。

■2020年
スーパーFJは鈴鹿シリーズに参戦。4戦全勝でチャンピンに輝いた。
もてぎで行われた日本一決定戦では、予選B組2位、第1レグ2位で決勝を迎える。しかし、ファイナルラップのトップ争いで、宮下源都と接触して周回遅れに。日本一は元嶋成弥が手にした。

■2021年
引き続きスーパーFJ鈴鹿シリーズに参戦。5戦中3勝で2年連続チャンピオンを獲得した。
86/BRZレースでは十勝で3位に入り、NEXENタイヤでの初表彰台となった。
鈴鹿で行われた日本一決定戦では、予選A組PP、第1レグ優勝で決勝に臨む。上野大哲との激しいトップ争いを展開するも一歩及ばず、2位となった。

■2022年
スーパーFJ鈴鹿シリーズにスポット参戦。6戦中4戦出場し優勝1回、ランキングを3位で終えた。またこの年の途中からスーパー耐久ST-5クラスへの参戦を始める。
この年の日本一決定戦は冨士。予選A組PP、第1レグ優勝。決勝は、ファイナルラップまで、岡本、清水啓伸、森山冬星との三つ巴の激しい争いとなるが、ファイナルラップで接触して3位。優勝は清水だった。

■2023年
この年もスーパーFJ鈴鹿シリーズにスポット参戦。8戦中3戦に出場し、1勝を挙げる。
スーパー耐久にはST-5クラス・村上モータースのエースドライバーとしてフル参戦。年間2勝を挙げランキング3位を獲得した。
86/BRZレースでは、この年からNEXENの開発から外れたものの、BSタイヤでスポット参戦した第1戦SUGOでポールトゥウインを飾り周囲を驚かせる。この活躍が認められ、現在も86/BRZに参戦中だ。
もてぎで行われた日本一決定戦は不出場。

■2024年
引き続きスーパーFJ鈴鹿シリーズにスポット参戦。1戦のみ出場し1勝を挙げた。
スーパー耐久レースも引き続き村上モータースからST-5クラスに参戦。3勝を挙げるもののトラブルに泣かされランキング2位で終えた。
そして鈴鹿で行われた日本一決定戦に出場。勝てるときはこういうものだろう。いままでの不運や接触が嘘のように、予選A組PP、第1レグ優勝、そしてファイナルも2位以下を圧倒して優勝した。
初出場した2016年から足かけ9年、7回目のチャレンジで、ついに岡本は日本一の栄冠を手にした。

岡本は「スーパーFJはまだまだ新しい発見があるので機会があれば出場したい」という。他カテゴリーも含めて、2025年シーズンの岡本の活躍に期待したい。
スーパーFJは明日22日に4シリーズの先陣を切って鈴鹿・岡山シリーズが鈴鹿サーキットで開幕する。他3シリーズも順次開幕を迎え、日本一決定戦は12月21日に富士スピードウェイで決勝が行われる。
Text:Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Keiichiro TAKESHITA
Kazuhiro NOINE
Yoshinori OHNISHI