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SUPER GT

公式テスト岡山1回目結果

■GT500クラス

公式テスト岡山 -RIJ- (2025/03/15) Official Testing 1 Weather:Cloudy/Rain Course:Dry/Wet
2025 AUTOBACS SUPER GT Official Testing GT500 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
11坪井 翔
山下 健太
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'17.833--171.274
217塚越 広大
小出 峻
Astemo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Astemo REAL RACING
BS1'17.962 0.129 0.129170.991
38野尻 智紀
松下 信治
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'18.022 0.189 0.060170.860
414大嶋 和也
福住 仁嶺
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'18.126 0.293 0.104170.632
5100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
STANLEY TEAM KUNIMITSU
BS1'18.290 0.457 0.164170.275
616大津 弘樹
佐藤 蓮
ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
Honda CIVIC TYPE R-GT
ARTA
BS1'18.337 0.504 0.047170.172
738石浦 宏明
大湯 都史樹
KeePer CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer CERUMO
BS1'18.609 0.776 0.272169.584
812平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
TRS IMPUL with SDG Z
NISSAN Z NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS1'18.671 0.838 0.062169.450
924松田 次生
名取 鉄平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z NISMO GT500
KONDO RACING
YH1'18.843 1.010 0.172169.080
1037笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'19.171 1.338 0.328168.380
1139関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'19.232 1.399 0.061168.250
1264伊沢 拓也
大草 りき
Modulo CIVIC TYPE R-GT
Honda CIVIC TYPE R-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'19.400 1.567 0.168167.894
1323千代 勝正
高星 明誠
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS1'19.719 1.886 0.319167.222
143佐々木 大樹
三宅 淳詞
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z NISMO GT500
NISMO NDDP
BS1'20.007 2.174 0.288166.620
1519国本 雄資
阪口 晴南
小高 一斗
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'23.876 6.043 3.869158.935

■GT300クラス

公式テスト岡山 -RIJ- (2025/03/15) Official Testing 1 Weather:Cloudy/Rain Course:Dry/Wet
2025 AUTOBACS SUPER GT Official Testing GT300 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
10小暮 卓史
元嶋 佑弥
VENTENY Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'25.475--155.961
26片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
Ferrari 296 GT3
VELOREX
YH1'25.486 0.011 0.011155.941
34谷口 信輝
片岡 龍也
奥本 隼士
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'25.673 0.198 0.187155.601
465蒲生 尚弥
菅波 冬悟
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'25.804 0.329 0.131155.363
520平中 克幸
清水 英志郎
佐野 雄城
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
MI1'26.062 0.587 0.258154.898
62堤 優威
平良 響
卜部 和久
HYPER WATER INGING GR86 GT
TOYOTA GR86
HYPER WATER Racing INGING
BS1'26.263 0.788 0.201154.537
756ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
平手 晃平
金丸 ユウ
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'26.309 0.834 0.046154.454
818小林 崇志
野村 勇斗
UPGARAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'26.406 0.931 0.097154.281
931小山 美姫
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'26.477 1.002 0.071154.154
10666藤波 清斗
近藤 翼
seven × seven PORSCHE GT3R
PORSCHE 911 GT3R
seven × seven Racing
YH1'26.606 1.131 0.129153.925
1161井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'26.704 1.229 0.098153.751
1260吉本 大樹
河野 駿佑
伊東 黎明
Syntium LMcorsa LC500 GT
TOYOTA LEXUS LC500
LM corsa
DL1'26.711 1.236 0.007153.738
1330永井 宏明
織戸 学
apr GR86 GT
LEXUS GR86
apr
MI1'26.759 1.284 0.048153.653
1487松浦 孝亮
坂口 夏月
METALIVE S Lamborghini GT3
Lamborghini HURACAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'26.843 1.368 0.084153.505
1526イゴール・オオムラ・フラガ
安田 裕信
ANEST IWATA RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing
YH1'26.950 1.475 0.107153.316
1696新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'27.205 1.730 0.255152.867
1762平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
HELM MOTORSPORTS
YH1'27.217 1.742 0.012152.846
1845ケイ・コッツォリーノPONOS FERRARI 296
Ferrari 296 GT3
PONOS RACING
DL1'27.519 2.044 0.302152.319
1922加納 政樹
城内 政樹
庄司 雄磨
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'27.704 2.229 0.185151.998
2025松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Schatz GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'27.727 2.252 0.023151.958
2111富田 竜一郎
大木 一輝
GAINER TANAX Z
NISSAN FAIRLADY Z
GAINER
DL1'27.802 2.327 0.075151.828
225塩津 佑介
木村 偉織
冨田 自然
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'27.899 2.424 0.097151.660
23777藤井 誠暢
チャーリー・ファグ
D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 EVO
D'station Racing
DL1'28.006 2.531 0.107151.476
2448井田 太陽
柴田 優作
藤原 大輝
脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'29.749 4.274 1.743148.534
25360青木 孝行
田中 篤
清水 啓伸
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'29.764 4.289 0.015148.509
269阪口 良平
冨林 勇佑
藤原 優汰
PACIFIC アイドルマスターNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'31.560 6.085 1.796145.596
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SUPER FORMULA LIGHTS

2025シーズンはB-MAXで 卜部和久の選択と決意

卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

 2022年に17歳でFIA-F4に参戦、2023年には非メーカー系のチームに所属しながら第10戦SUGOで初優勝を達成した卜部和久。翌2024年はTGR-DC入りを果たして大いに活躍が期待されたが、始まってみれば刷新された車両とフィーリングが合わなかったのか、シーズンを通じて苦戦が続き、最上位は第9戦SUGOの4位という厳しい結果に終わった。

 その卜部が今シーズンはB-MAXからスーパーフォーミュラ・ライツに参戦することになった。ご存知の通りB-MAXは木村偉織、小出峻そして今季は野村勇斗とホンダの育成ドライバーを預かるチームだ。これまでトヨタ系のチームでFIA-F4を戦ってきて、今シーズンもINGINGからGR86でGT300クラスの第3ドライバーとしてエントリーしている卜部がどのような経緯でB-MAX入りを果たしたのか。鈴鹿サーキットでの公式予選終了後に卜部に話を聞いた。

 「今年乗るとしたら戸田さんかB-MAXさんで考えていました。去年の年末のテストは戸田さんから参加させていただいたんですけど、今シーズンはB-MAXさんっていう形になりましたね。その二択で考えてました」

 「いろんな道があったんですけど、もともと去年の年末のライツのテストの雰囲気とか様子とかを見て、レース続けるかやめるかを考えていました。まあそこである程度実力もわかりますし。去年(テストで)二番手っていう結果で終われて、クルマが自分の好みに合ってたら、そこそこ走れるのかな?っていう話し合いの結果になりました。もともとメーカー系外れたらレース引退する予定だったんで。それぐらい腹を括ってやってたんですけど、今年こういうチャンスをもらえて参戦っていうことになりました」

 「SFはホンダでやってますけど、いろんなメーカーの、例えば阪口晴南さんだったり、関口雄飛さんとか、どんなドライバーでも受け入れてくださるチームなんで、今年お世話になろう、ってなりました」

 初戦の予選(1回目10位、2回目8位)を終えての感想を聞くと、全然不完全燃焼だったとの返事が返ってきた。

 「1回目の予選はなんか直線が遅かったです。ダウンフォースも多分、その速度が出てない分、グリップが感じられなくて、うまく攻めきれずに、すごい。カウンターあててて、S字の中もカウンター当てまくったりして終わっちゃいました。2回目の予選は1回目のフィーリングを相談して、エンジニアさんがセット変えてくださって、普通に直線伸びていました。全然まっすぐの速さが違うんで、全然あてにならないですけど、悪い方向には間違いなく行ってないんで、そこのコミュニケーションの部分ではすごい満足してますね」

 参戦が決まってチームに合流したのは今年の年始だったという。1回だけトラブルチェックでもてぎを3セッションだけ走ってシート合わせを行い、本格的な走行は鈴鹿入りしてからだったとか。

 「でもシートも合わなくて、もう木曜日の練習で背中がバキバキになっちゃって、いろいろつぎはぎつぎはぎなシートです。でももちろん開幕戦だからといって悪くてもいいっていうわけでもないですし。もちろんスタートも決めて。自分にできる精一杯をこれからもやり続けたいなと思ってます」

 まだまだクルマは開発途上とのことだったが、決勝では第1戦6位、第2戦5位と2戦連続でポイントを獲得。残念ながら第3戦はスタートに失敗して入賞はならなかったが、クルマが仕上がればそれ以上が期待できる。そう思わせるレースウィークだったと言えよう。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA LIGHTS

スプリントレースに賭ける思い 三井優介の新たな挑戦

三井優介(DELiGHTWORKS RACING)

 先日鈴鹿で開幕した全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権。その開幕直前の2月25日になって新規参戦を発表したのがDELiGHTWORKS RACINGだ。チーム代表兼監督を元レーシングドライバーの下山征人が務め、レーシングアドバイザーに野尻智紀と松下信治を迎える注目のチームだ。そのドライバーとして起用されたのが荒尾創大と三井優介。

 荒尾はフランスF4選手権や英国のGB3で活躍し、昨年からスーパーフォーミュラ・ライツに参戦して2年目のシーズンを迎える。

 一方の三井は2022年にホンダの育成選手としてFIA-F4に参戦、初年度からあの小出峻と最後までチャンピオンを争う強さを見せ、翌年も大いに期待されたが、ここでもタイトル獲得はならず。翌2024年はフォーミュラを離れ、活動の場をスーパーGTとスーパー耐久に移すことになった。

 その三井が再びフォーミュラに戻ってきた。開幕戦の行われている鈴鹿サーキットで本人の意気込みを聞いた。

 「去年一年、メインはスーパー耐久で、スプリントレース、自分一人のレースっていうのは全然やってこなかったので、FIA-F4以来ずっとレースをしたいな、自分のスプリントのレースをしたいなと思っていました。で、今回こういう話をいただいて、代表兼監督にもすごい感謝してますし、お話いただいた時、もうめちゃくちゃ嬉しくて、なんとしてもチャンピオン取りに行こうと。F4で取れなかったチャンピオンを取りたいなっていう意気込みできました」

 「きっかけは野尻さんなんですよ、野尻さんがこのチームに紹介してくださいました。僕はなんか乗れるところないかなと思って、野尻さんに相談したところ、じゃあっていう話になりました」

 続いて三井が今年加わったチームの印象を聞いた。DELiGHTWORKS RACINGは戸田レーシングがメンテナンスを担当しており、荒尾も昨年と同じカーナンバー2を使用しているものの、実態は運営母体が全く別なのだという。また下山監督はかつてSRS-F卒業生としてフォーミュラドリームやスーパーGTで活躍していた経歴を持つ。

 「クルマを触っている方は戸田レーシングなんですが、去年の戸田を引き継いだというより、新しくさらに良いものを作っていこうという形でみんなで頑張っています。僕がSRS-Fを受講していた時のスクールカーはフォーミュラドリーム(FD)だったんですが、そのFDのレースがあった時代に下山監督が活躍されてたのも知ってて、尊敬してました。ご自身が経験者ということでドライバーの側に立っていろいろ相談に乗っていただいているので、すごくいい環境です。実はレースを始めたのが下山さんの兄さん(下山和人氏)がやられてるサーキットだったんです。そういう意味でもご縁があったなと」

 鈴鹿大会の三井は第1戦で予選7位から決勝5位。第2戦は予選10位から決勝7位。第3戦は5番手スタートから決勝6位と表彰台にはあと一歩及ばなかったが、第1戦、第3戦ではスタートを決めて一時4番手を快走する場面もあり、今後に期待できる内容だったと言えよう。

 次戦の舞台は九州のオートポリス。三井の躍進に期待したい。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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KYOJO CUP | SUPER FORMULA

第1戦鈴鹿JRPサタデーミーティング SFとKYOJO CUPがパートナーシップを締結

KYOJO CUP記者会見

 全日本スーパーフォーミュラ選手権をプロモートする日本レースプロモーション(JRP)は3月8日、シリーズ第1戦が行われている鈴鹿サーキットでサタデーミーティングを開催し、KYOJO CUPを運営するインタープロトモータースポーツとイベントに関するパートナーシップを締結したことを発表した。

 KYOJO CUPは女性だけで行われるワンメイクレースとして2017年に誕生。これまでは主にインタープロトシリーズとの併催でレースが行われてきたが、昨年富士スピードウェイで行われたスーパーフォーミュラ第4戦(7月)と第6、第7戦(10月)でもサポートレースとして開催され、公式アプリであるSFgoでライブ配信された実績がある。これまではWEST VITA-01が使用されていたが、今シーズンからはKCMGの製造するFIA-F4に車両が変更となる。

 KYOJO CUPはインタープロトモータースポーツ代表の関谷正徳氏の掲げる「ドライビングアスリート」というビジョンのもとで行われており、これがスーパーフォーミュラの謳うヒューマンモータースポーツとも共鳴すること、かつ今季からはフォーミュラカーのシリーズとして再出発することから、今回のパートナーシップを結ぶこととなった。  2025シーズンも昨年同様に7月19-20日のラウンド2と10月11-12日のラウンド4がスーパーフォーミュラと併催となるほか、SFgoでのライブ配信が行われる。  会見にはJRPの上野禎久社長と関谷氏、そして同シリーズに参戦する3人の女性ドライバーが出席。今後への期待と抱負を語った。

インタープロトモータースポーツ代表 関谷正徳

インタープロトモータースポーツ代表 関谷正徳

 「KYOJO CUPを初めて9年になります。今後より高いステージに上がるためには、スーパーフォーミュラとコラボした方がいいんじゃないかと考えました。そこで富士スピードウェイとJRPに併催を申し入れ、昨年7月と10月に実現しました。以前から我々と上野さんたちの考えは同じ方向を向いていると感じており、今年からKYOJOはフォーミュラになることで、スーパーフォーミュラとKYOJOが同じ船に乗ります。同じ船に乗って一緒にモータースポーツを盛り上げていきたいですね」
翁長実希(Kids com Team KCMG)

翁長実希(Kids com Team KCMG)

 「沖縄県出身でKYOJO CUPに沖縄から挑戦したとき、デビューウィンと最多優勝でシリーズを終えました。Vitaの時代に女王としてずっと優勝をし続けてきました。最後のシリーズはチャンピオンは取れませんでしたが、車両が変わって、イコールコンディションに限りなく今年のレースでしっかりチャンピオンをとって、またさらに最多優勝できるよう、またスーパーフォーミュラと併催の時には勉強させていただきながら、しっかり結果を残したいと思います」

 「沖縄というサーキットがない土地でモータースポーツというとドリフトやジムカーナがありますが、サーキットのレースがない中で、私と平良(響)がこうやって出てきて、同じフィールドで戦わせていただけることを心から嬉しく思います」

織戸茉彩(TGM Grand Prix)

織戸茉彩(TGM Grand Prix)

 「父(織戸学)がレーシングドライバーということもあり、幼い頃からサーキットに来る機会は多かったのですが、ドライバーとしてこの場に立たせていただく日が来るとは思っていませんでした。今年はフォーミュラに変わることですごく大きなステップアップになりますが、ドライバーとして強く速いドライバーになることはもちろんですが、これからモータースポーツに馴染みのない方にも楽しんでいただけるようなレースができればなと思っています」

 「私自身がもともとクルマ好きで育ったわけではなく、ファッションとか美容の方がすごく好きで、20歳くらいまで生きてきたんです。まあ父の影響もあってクルマが身近にあったこともあるんですけど。私が意識しているのは、まず女性として。例えば身だしなみをすごくきれいに保っているとか、他の方から見て『いいな』と思ってもらえる女性っていうのをアピールできるのが、まあソーシャルメディアかなと思っていて。そこで自分がクルマと楽しんでいる姿とか、レースに参戦している姿を投稿させてもらって、クルマに馴染みがない方にも『この女性カッコいいな』って思ってもらって、そういう姿を他の人に共有できればなと思っています」

平川真子(ROOKIE racing)

平川真子(ROOKIE racing)

 「私も初めてのフォーミュラのレースになることでとてもワクワクしてるんですけど、私たちのこの新たなレースで未来の女性ドライバーがどんどん増えていったらいいなと思ってます。5大会10戦あるので、毎戦しっかり目標を持って着実に成長していきたいと思います。兄の(平川)亮は世界に行っちゃったんで、日本は私が(笑)。女性ドライバーみんなで頑張っていきますので、ぜひ応援よろしくお願いします」

 「(ラリーでの活動について)私の将来の夢が、男女関係なく海外で活躍できるドライバーになりたいと思っていまして。まあ亮以外にも、私はちょっとラリーを本業でやってるんですけど、勝田(貴元)くんとかも今すごく活躍していて、世界でも日本人は戦えるんだぞっていう勇気とモチベーションをすごくもらっていると思います。亮っていうより勝田くんかもしれないです(笑)」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori ONISHI
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SUPER FORMULA

第2戦鈴鹿決勝会見 牧野任祐「なんとか昨日のリベンジができた」

第2戦優勝 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

決勝記者会見: 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「昨日のレースはピットで落としてしまって。仕方ないと言えば仕方ないんですけど、ピット作業入る前にエンジン止まっちゃったりとかがなければ、もうちょっとポイントも取れただろうと思います。一応1ポイントを取ることができましたが、内容的にはめちゃくちゃ悔しかったです。そんな中で今日なんとかリベンジすることができたので、シーズン考えればよかったし、なんか個人的にも鈴鹿で勝てたっていうのが嬉しいですね」

 「昨年の最終戦で6号車の太田選手が二連勝しているのを間近で見て、ポテンシャル的にもチャンピオン争いをしてた僕が二連勝してたらチャンピオンになる可能性もあったと思いました。昨日の開幕戦も太田選手が優勝して、自分はそもそもスタート直後、後ろに回ったんで、あの結果は仕方ないと言えば仕方ないんですけど、昨日いろいろ考えることもありました。その中で気持ちを切り替えて臨んだんですけど、なんか予選もパッとしなくて。もう本当にどうしようかなと思ったんですけど、結果的に優勝できて、いいレースができたんじゃないかなと思います」

 「(レース戦略について)多分、無限と僕らはすごい悩むシチュエーションというか、やっぱり近くに居ることにによって作戦の幅がある意味狭まるし、スタートでどっちが前に行くか次第で展開がすべて変わるっていう、本当に決め打ちができない状況でした。今回の場合、僕がスタートで6号車の前に出たんで、ここで無限が1台入ったら僕がステイアウトするとか、色々決めてたことがあったんですけど、そのシチュエーションのバリエーションがありすぎて、なかなかこの1周目ピットインっていうのは大変だなという印象はかなりありましたが、もうああなった以上、僕も引っ張るしかないかなとは薄々思ってたんで。なんとなくあの岩佐選手が2周目に多分反応して入ってくるだろうなと思ってたんで、なんとなくこう描いてた展開だったのかなと思います」

 「(次戦について)ちょっと時期が全然違いますけど、もてぎは優勝もできたサーキットですし。昨シーズン本当にいいバトルができたんで。個人的にもすごい好きなサーキットなんで、2レースともしっかり取れるように、また次に向けて有意義な時間を使いたいなと思ってます」

第2戦決勝2位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOMʼS)

決勝記者会見: 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)

 「結果に対しては大満足です。正直、今週表彰台が狙えるっていうような状況では全くなかったので、まさか表彰台に乗れるとは驚いてます。昨日も全然だめで、なんか展開には助けられて4位になれたし、今日も一時は5位まで落ちる展開だったんですけど、なんていうか引っ張り組みの二番手というところで走ってて。牧野選手のペースは尋常じゃなく速かったんで、その部分はやっぱ足りてないところもたくさんあったかなと思うんですけど、ひとまずここはかなり厳しい2レースになると予想してたので、耐えたなっていう感じで非常に嬉しいです」

 「ある程度は昨日のレースを踏まえて決めてた部分ではあったので。まあただ動く人たちがいるだろうなと思ったので。誰が動いたらカバーするかしないかとかも含めて。ええ、考えてはいましたけど、1周目から3台ぐらい入ったので、引っ張っていいのかなってところで、ええ引っ張っていった。って感じです」

 「(ホンダ勢について)練習から予選から結構圧倒されちゃってたなあっていうのは、正直まあ見ればわかると思うんですけど。ただこのままではおれないし、しっかり王者としてしっかり食らいついていきたいですし、チャンピオンもう一回取らないといけないと思うので、一戦一戦大事にしっかり頑張っていきたいなと思います」

第1戦決勝3位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

決勝記者会見: 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 「昨日も今日もそうなんですけど、チャンピオンシップを意識して戦ってたわけではないので。結果的にあの位置づけというのは、もちろんポジティブに捉えてますけど。ただ昨日は昨日でいろいろなミスだったりっていうのがあって取りこぼしましたけど、今日は今日で純粋にペースがなく、苦しいレースになってしまいました。その中でもしっかりと表彰台という、今日思ってたパフォーマンス、ポテンシャルの中では最低限の結果を取ることができたのかなというふうには捉えているので。パフォーマンスとしてはまだまだ足りない部分が、マシンもドライバーもいろんな細かいところであるので、もちろん今、自分たちのやってきていること、成長してきているということに関してはすごく自信を持ってますけど、また次戦以降に向けていろいろ分析して、さらに速く、強くならないといけないなというふうに感じた週末でした」

 「(レース戦略について)やはりワンツー体制で、後ろの野尻選手がピットに入ったことによって、やはりアンダーカットっていうところに対してのカバーだったので、正直考えても、じゃああの引っ張った方が良かったかって言われると、良かったかもしれないですけど、でもあの状況からすると、あの判断というのは別に間違いじゃなかったのかなっていうふうに思います。それよりも、やっぱり問題はええ終始ペースがなかったので、もし引っ張っていたとしても、それこそ今日優勝した牧野選手のようなパフォーマンス、同じようなパフォーマンスペースで走れたかって言われると、ちょっと怪しいところがあるので、戦略としては問題なかったんじゃないかなというふうに思います」

 「もちろん勝てないレースが続いてて悔しいですし、すごくもどかしいですけども、ただ自分たちはしっかりと勝つために、常日頃から考えて色々準備してきてますし、その結果しっかりと優勝というか、頂点に向けて近づいているのは間違いないので、本当にそれはポジティブに捉えて、自信を持って、次戦以降しっかり、またポールポールポジションを取って優勝できるように、常にもう全力を尽くすだけかなというふうに思います」

第2戦優勝チームプリンシパル 村岡潔(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「勝てて不満は何もないですけども、まあ人間は欲深いですからね。2人表彰台に乗せてやりたかったですね、昨日もそうですし、今日もそうですけど。まあただ、昨日の3人もそうですし、今日のこの2人もあのやっぱり素晴らしいドライバーですからね。こういうドライバーと戦えて一番になれてるっていうことが幸せですし、それを皆さんにお見せできたレースができて、トップがね、牧野君、昨日は太田君とダンデライアンが取れたので、それはありがたいの一言ですね」

 「(太田選手のペナルティについて)そのペナルティー判断ですよね。あれ、もう結果を待つしかないんで、それが出るまではもう全開で行くと。当然その予定でね、行きますから。ただまあ、結果が出たら、それはもうすべて。結果ですから、それをどうこうというのはなくて、次の糧にするということですね。だからもうそれはまあ、今回はペナルティーというか、そういうこともあるし、例えば昨日のタイヤ交換でもね、みんな同じですよね、全員が運不運を背負って走る。それがモータースポーツのいいところであるし、いろんな展開を先ほども言ったように見てもらったっていうことが本人たちの糧になる。それを生かして次に活躍して、ここにくる3人にならないとトップドライバーにはなれないっていうことじゃないでしょうか。本当に牧野は昨日辛かったと思うんですけど、一晩寝てここへ戻ってきてるっていうことはやっぱり素晴らしいし。で太田くんは昨日勝って、ああいうところでもくじけずに、なんとか5秒以上開けようっていうアプローチも本当に素晴らしかったですし。で、それを阻止するこの2人のドライバーって、最も嫌な2人ですけれども、でもそれは素晴らしいことだと思うんで、ありがたい体験をさせてもらったんで、感謝でいっぱいです」

決勝フォトセッション: トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第2戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
15牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
3155'03.054--
21坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
3155'05.735 2.681 2.681
315岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
3155'05.834 2.780 0.099
416野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
3155'06.365 3.311 0.531
565イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
3155'06.550 3.496 0.185
664佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
3155'06.645 3.591 0.095
739大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
3155'07.627 4.573 0.982
850小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
3155'07.792 4.738 0.165
97小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
3155'07.946 4.892 0.154
1014大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
3155'08.373 5.319 0.427
113山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
3155'08.813 5.759 0.440
12*6太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
3155'08.997 5.943 0.184
1312三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
3155'09.444 6.390 0.447
148福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
3155'11.438 8.384 1.994
1538阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
3155'13.46710.413 2.029
1637サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
3155'14.58711.533 1.120
17*29平良 響KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
3155'17.73914.685 3.152
1828小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
3155'18.37915.325 0.640
1919野中 誠太ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
3155'20.39417.340 2.015
2020高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
3155'25.68922.635 5.295
2110ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
3055'05.5881Lap 1Lap
22*4ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
2746'27.6584Laps3Laps
---- 以上規定周回数(90% - 27 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 64 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23) 1'38.083 (26/31) 213.138 km/h
  • CarNo. 6は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2(走路外走行)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 4は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第15.1.1条(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
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SUPER FORMULA

第2戦鈴鹿決勝 牧野任祐が今季初優勝!!

優勝した牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦「NGKスパークプラグ スーパーフォーミュラrd2」の決勝が3月9日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選5位からスタートした牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が2024年の第5戦以来の勝利をものにした。

 第2戦決勝は午後2時40分より31周で行われた。このレースでのタイヤ交換義務はない。スタート進行開始時の気温は16℃、路面温度は30℃。スタート直前には気温15℃、路面温度は32℃まで上昇している。

 スタートでは予選2位の岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)がトップ。ポールポジションの野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)は2速が入らず2番手に後退し、牧野が3番手。予選3位の太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)は4番手でコントロールラインに戻ってきた。

 野尻はすかさず1周終わりでピットイン。太田、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)そして阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)が続く。

 タイヤ交換組のトップは野尻。しかし2周目のスプーンで太田がインをついて前に出た。

 一方トップの岩佐も2周目にピットイン。イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)もこの周でピットに飛び込んだ。

 3周終了時点でのトップは牧野。坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、大湯湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)の順。タイヤ交換を終えた中では岩佐、太田。野尻、フラガ、大嶋、福住、阪口、小高と続く。

 4周目に佐藤が大湯を抜いて3位に浮上。この時点で牧野と岩佐のギャップは34秒931だ。その後も5周目34秒776、6周目34秒725、7周目34.641とその差はなかなか縮まらない。9周目に入ると逆に35秒024とギャップは開き、10周目には35秒197となる。

 さらに14周目に入るとシケインで太田が岩佐にインから仕掛け、オーバーランしながらそのまま岩佐の前でコースに復帰する。太田はその後もハイペースで岩佐以下を突き放しにかかる。

 一方、トップの牧野は2番手の坪井と共に20周目にピットイン。タイヤ交換を済ませて太田の前でコースに復帰するが、NIPPOコーナーで太田が牧野のインに飛び込んでトップに浮上した。

 ところがここでやはり太田に対して走路外走行の裁定が降り5秒のタイム加算が課せられた。

 一時2番手に後退した牧野は22周目に1分38秒835のファステストラップを記録すると、その後も23周目に1分38秒375とさらにペースアップ。24周目の130RでOTSを使いながら太田を抜き返し、トップを奪い返した。ここからDOCOMO TEAM DANDELION RACINGは牧野に太田を引っ張らせて坪井との間に5秒のギャップを築かせようと目論んだようだが、坪井は25周目に自己ベストを更新。太田との差を3.655に詰めてきた。

 そして28周目。3コーナーでザック・オサリバン(REALIZE Corporation KONDO SF23)がスピンアウトしてコース脇にクルマを止めたことにより、29周目からセーフティーカー(SC)が導入された。

 この際SCは牧野と太田の後ろ、坪井の頭を押さえる形でコースに入ったため、車両の排除を終えて隊列が整えられるまでにファイナルラップを迎えてしまった。

 これにより全車順位が動かないまま31周目のチェッカーフラッグを受けることになり、牧野がトップでフィニッシュ。2024年もてぎ大会、自身通算3勝目を挙げた。

また太田に対しては5秒のタイム加算がされたため、順位は山下の後ろ、11位となり、坪井が2位、岩佐が3位で表彰台に上がった。

 第2戦決勝は来月の4月18-19日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで第3戦、第4戦が行われる。

決勝がスタートした

優勝は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

決勝2位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

決勝3位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

決勝4位は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

決勝5位はイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

決勝6位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

決勝7位は大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)

決勝8位は小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA LIGHTS

第3戦鈴鹿決勝会見 佐野雄城「すごく自信がついた」

第1戦優勝 佐野雄城(TOM'S)

決勝記者会見: 優勝した佐野雄城(TOM\'S)

 「まずスタートはうまくいかず三番手で支払ってしまったんですけど、その後のペースっていうのは、まあ今週末通しても結構まあ上位に入るぐらいのロングペースをベースで発揮できたので、それはすごい良かった点かなと思います。で、まあ後半結構対応とかも厳しくなってきたんですけど、その中でも。 まあ、そのチームの皆さんが考えてくれたセットだったり、自分のドライビングの修正だったり、三レース三レース普通踏まえての修正だったりがうまくできてたのかなと思いました。」

 「(小林選手がコースアウトした時の状況は?)小林選手のマシンがオーバーステアにに見えて。その中でもすごいコントロールして走ってるなと思って思ったんですけど、多分ちょっとした影響でコースアウトしてしまったのかなというふうに見えました。」

 「(今週末全体を振り返って)今週末に入った時点で持ち込みのセットがすごく良くて。でまあ、いい流れで来れていたので、それを崩さずに今週末やりきれたっていうのはすごい自分にとっても自信になりましたし、今シーズンに向けてすごく良いレースウィークになったかなと思います」

 「(次戦オートポリスに向けて)今大会を踏まえて、いいところ、悪いところをしっかりと。悪いところは改善していけるように準備していきます」

第1戦決勝2位 野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見: 2位の野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

 「2番手スタートからということでスタートをもちろん狙っていて。まあ結果的に悪くはなかったんですけど、3番手スタート小林選手がすごいスタート決めてきて。で、自分は佐野選手がちょっとホイルスピンしてたので、そこをうまくバトルしながら抜けたんですけど、2番手は変わらずということで。序盤のペースは今週もすごくいいなっていう印象だったので、最初の1、2周すごいプッシュしていったんですけど、徐々にタイヤがたれてきてしまって。で、最後のはすごく厳しくなってしまいました」

 「ラウンド1ラウンド2と涼しい中でのレースで、そこで調子良かったので、あまりセットの変更はまあ大きくは変えてないんですけど、それが少し読みが外れてしまったというか、想定よりも厳しくなってしまったという感じです」

 「(オートポリスに向けて)少しインターバル空くので、その間にもテスト走行などして、オートポリスでは3連勝できるように準備していきたいと思います」

第1戦決勝3位 小林利徠斗(TOM'S)

決勝記者会見: 3位の小林利徠斗(TOM\'S)

 「昨日の1レース目が3位できて、今日の午前のやつはトラブルがあったんですけど、それまで2位を走っていましたので、正直その2レースまではトップに行ける速さっていうものはないなというところを感じていました。そこでまずスタートをいかに仕掛けられるか。そこはすごく意識を置いていましたね。スタートは実際決まってトップに出て、しばらくの間はまあクルマのバランスも悪くなく走行できたんですけど、それも本当に序盤3、4周だけで、もうまだレース2/3以上残ってるっていう状態ですぐクルマがふらふらし始めて、佐野選手が追いかけてきて。かなりペース差もストレートのスピード差も明らかにありました。その中で何かできることないかなっていうところで、少しでも揺さぶりをかけるっていう意味で極力攻めるって手段をとってみたんですけど、結果的にはコースオフして。3位で復帰して、さらに後ろからも進められていましたから、そこは守り切って3位表彰台ということにはなりましたけど、結構厳しい場面がいろいろあったんで、また改善して行きたいと思います」

 「(今週末うまくいかなかった答えが見つかっていない状況か?)正直、答えは今のところ見つかっていないので、スタートでトップ立てたっていうのはあくまでその場しのぎといいますか。トップに立てたこと自体はうまくできたなとは思うんですけど、根本的に足りていない部分がある以上、そこを補わずに今シーズン戦うわけにもいかないので、次の大会までに探して行きたいと思います」

 「(次のオートポリスに向けて)オートポリスは不得意だとも思っていないんですけど、佐野選手、野村選手も、もちろんその他の選手も速いですし、クルマもコンディションもまた色々と変わっていく中で、昨年と同じような走りができるかというのもわからない。わからないんですけど、まあ、やれるだけのことをやっていきたいと思います」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA LIGHTS

第3戦鈴鹿決勝 小林利徠斗痛恨のコースオフ! 佐野雄城が開幕3連勝を達成

優勝した佐野雄城(TOM\'S)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3戦の決勝が3月9日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)見事開幕3連勝を達成してみせた。

 第3戦決勝は午後0時50分より12周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。気温13℃、路面温度は20℃まで上昇してきた。

 3番手グリッドの小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL )が会心のスタートを決め、トップで1コーナーに飛び込むと、2番手の野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)もS字で佐野を捉えて2番手。佐野は3番手に後退してコントロールラインに戻ってきた。

 その後方では卜部和久(B-MAX RACING 324)とDRAGON(TEAM DRAGON 324)が痛恨のストールを喫し、最後方の12番手、13番手に後退してしまった。

 トップ3台は2周を終えても1秒152の僅差。小林と野村の差は0秒639だ。その後ろでは4番手の三井優介(DELiGHTWORKS)の後方にはザック・デビッド(B-MAX RACING 324)、そして2周目に森山冬星(JMS RACING TEAM)を捉えたケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX )も迫ってきた。

 佐野が3周目のシケインでアウトから野村を攻略し2番手に浮上。野村もすかさずホームストレートでアウトから並びかけるが、佐野はこれを退けて小林を追い上げにかかる。

 三井の後方にはデビッド、フレデリック、森山そして荒尾創大(DELiGHTWORKS)が迫る。4周目のシケインで仕掛けるデビッドだったが、三井も一歩も引かない。フレデリックも5周目の1コーナーでデビッドの隙を窺うが、抜くまでには至らない。

 5周目のシケインでついにデビッドが三井のインをついて4番手。フレデリックも続く6周目の1コーナーで三井を捉えて5番手に上がってきた。トップの小林と佐野の差は5周を終えて0秒783だ。

 トップ争いは6周を終えて0秒508に。後方では伊東黎明(LMcorsa OTG 320)と卜部が相次いで古河悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)を捉えて9番手、10番手。荒尾も森山を捉えて7番手に浮上する。

 そして8周目。なんとトップの小林がデグナーで痛恨のコースオフ。なんとか3番手でコースに復帰するも、汚れたタイヤではペースが上がらずデビッドの猛追を受ける。これで佐野は労せずしてトップに浮上。2番手の野村は8周を終えて3秒811だ。

 佐野は野村をなおも引き離し、9周終了時点で4秒005のリードを築く。その後も10周目に4秒423、11周目に5秒016と着実にその差を広げ、最後は5秒961の大差をつけてチェッカーを受け、見事開幕3連勝を成し遂げた。

 2位は野村。小林も最後までポジションを守り切り、3位でレースを終えている。

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権は、このあと舞台を九州のオートポリスに移し、第4戦、第5戦、第6戦が5月17-18日に行われる。

決勝がスタートした

三井優介(DELiGHTWORKS)を先頭としたバトル

優勝は佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

決勝2位は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝3位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

決勝4位はザック・デビッド(B-MAX RACING 324)

決勝5位はケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX )

決勝6位は三井優介(DELiGHTWORKS)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atshshi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA LIGHTS

第3戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
135佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1222'42.309--
250野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1222'48.270 5.961 5.961
338小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1222'49.956 7.647 1.686
451ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1222'50.121 7.812 0.165
558ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1222'50.586 8.277 0.465
63三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1223'01.66319.35411.077
72荒尾 創大DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1223'01.93219.623 0.269
84森山 冬星JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1223'02.27619.967 0.344
960伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1223'03.66621.357 1.390
101卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1223'03.73721.428 0.071
1137古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1223'03.98921.680 0.252
128M1清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1223'06.79624.487 2.807
13*30M2DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1224'02.6221'20.31355.826
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 1 卜部和久(B-MAX RACING 324) 1'52.564 (3/12) 185.718 km/h
  • CarNo.30は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第31条10(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
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第2戦鈴鹿予選上位3人のコメント 野尻智紀「チーム全員でここへ戻ってきた」

第2戦ポールポジション 野尻智紀(TEAM MUGEN)

予選記者会見:ポールポジションを獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「アタックに関してはえっと。非常にまとめられたかなというところで。タイム自体は昨日とそんなに変わらないかったと思うので、そんなに大きくコンディションが変わったという印象は正直なくて。その辺はチームがうまく合わせ込みをしてくれたおかげなのかなとも思います。本当にチーム、ドライバー、すべてが一体となってやらないといけないスポーツだと思うので、そういった意味でチーム全員で、なんとか今日もここに戻ってこれたかなという感じです」

 「(最多ポール記録更新したが、それに関しては?)非常に嬉しいです。本当、本山さんを見て『いいな』と思っていたというか、壁がものすごく厚くてっていうところから見ていたので、まさかね、そういう選手と並んで、こうして記録をポールではありますけれども、塗り替えることっていうのは、やっぱりなかなかできることではないなと思いますし。これまで支えてくれた方がいなければ、こうはなっていないので、もうなんと言っていいか、表しきれないぐらいの感謝ですね」

 「(今日の午後のレースに向けて一言)昨日はあの、なんていうか、最後まで頑張っては走ったので、完全燃焼はしたかなとは思うんですけれども。まあ、ちょっと運を引き寄せられなかったところもあったので、あれもレースだと思いますし。今日は運の部分も含めて引き寄せられるようなレースになるといいなと思ってます。」

第2戦予選2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

予選記者会見:2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 「昨日とは正直ちょっと違った気分というか、同じ2番手で悔しいのは悔しいんですけど。特に今日に関してはちょっと難しいコンディションで、風向きだったりも、もちろん変わってるってなるんですけど、それよりもQ1AからQ2にかけての伸びしろというところがやっぱり大きくて。AからBにかけてもタイム差があったと思うんですけど、やっぱり自分自身としてのタイムも1秒2上がっているっていうところで、やっぱり1秒2も上がってくると、やっぱりマシンだったり、ドライビング、いろんな部分でのアジャストというところが正直難しい状況でした。その中でもしっかりとあの2番手に持ってこれたというのは、ポジティブには捉えてます。なんで昨日の2番手とはちょっと違う状況かなというふうに思います」

 「Q2に上がるコンディションの違いに対して、うまくアジャストして2番手を取れたというのは、すごくポジティブなんじゃないかというふうに思います。やっぱりBグループからQ2とAグループからQ2というと、今日に関しては特にAグループのデメリットが大きかったので」

 「(タイムが36秒170。ここら辺は大体想定したタイムだったか?)そうですね、金曜日からするともうちょっと上がってもいいのかなと思ったんですけど。路温も高いですし、Q2としては妥当なタイムじゃないかなと思います。タイム差はありますけど、Q1Aからの上げ幅、アジャストというところに関してはうまくいったほうだと思うんで、このポジションというところでは今日はポジティブに捉えてます」

 「(決勝は?)正直この路温でちゃんとしたディスタンスはやっていないので、もうやってみないとわからないというのは正直なところで、ただ昨日のレース結果を用いて、あとピットウィンドも変わりますし、いろんなシチュエーションに即興で対応できるような準備というのがすごく大事になってくるレースかなと思います」

第2戦予選3位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

予選記者会見:3位の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「昨日とはコンディションが変わる中で、どのような展開になるかなっていうのはちょっと楽しみでした。昨日のデータとかもろもろをもとに良い合わし込みができたなと思ってて。まあ正直、Q2最後に帰ってきたときは、昨日と全然違って、もしかしたらポールあるかな? っていうような感触はあったんですけど、やっぱ無限の2台速いなっていうような感じですかね。タイム差もコンマ2秒なんで、ちょっとコンマ2秒は見えないかなというような印象でした」

予選フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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第2戦鈴鹿公式予選 野尻智紀が通算21回目のPPを獲得!!

ポールポジションを獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN)

 野尻智紀が本山哲の厚い壁をついに乗り越えた!!

 2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の公式予選が3月9日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)は第1戦に続いて通算21回目のポールポジションを獲得。本山哲の持つ歴代最多記録をついに塗り替えた。

 公式予選は午前10時15分に予選Q1のAグループから走行を開始した。気温11℃、路面温度18℃。これは昨日とほぼ同じだが、今日は強い風が吹いており、これがドライビングに大きく影響しそうだ。

予選Q1 ルーキーの小出峻が第1戦に続きQ2進出!!

 このグループで走るのは坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、三宅淳詞(ThreeBond SF23)、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、高星明誠(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23)、平良響(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)そしてイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)だ。コースオープンと同時に相次いでピットを離れた。わずか10分間のアタックに取り掛かる。

 坪井と山下は2周目にニュータイヤを投入、岩佐、平良、阪口は最初からニュータイヤ、他のドライバーは1周目にニュータイヤに交換し、アウトラップに続いて2周のウォームアップを行い、アタックに取り掛かる。

 まずは岩佐が1分37秒311を記録。続いてアタックした坪井は1分37秒367、山下は1分37秒483と岩佐のタイムにはあと一歩というところ。しかし牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が1分37秒236を叩き出してトップに。岩佐は2番手となり、ルーキーの小出も1分37秒338で3番手に食い込んで昨日に続いてQ2に駒を進めた。このほか坪井は4番手、福住は5番手、山下は6番手でQ2に進出している。

 続いてBグループの走行が午前10時30分に走行を開始。こちらはザック・オサリバン(REALIZE Corporation KONDO SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)、ジュジュ(HAZAMA ANDO Triple Tree SF23)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、野中誠太(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23)、小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)そして佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)だ。

 オサリバン、小高、小林、フェネストラズ、佐藤、野中、そして太田は1周目にピットインしてニュータイヤを装着。他の4人は最初からニュータイヤでピットを離れ、そのままウォームアップに入った。

 まずは小高が1分37秒752を記録すると、オサリバンが1分37秒559でこれを上回る。続いて野尻が1分36秒633を叩き出してこのセッションのトップタイムを記録。佐藤も1分36秒817、太田は1分36秒907と同じく1分36秒台のタイムを記録して2番手、3番手に入る。この他1分37秒260の大嶋、1分37秒407の大湯、1分37秒492のフェネストラズがQ2進出を果たした。

予選Q2 無限勢1-2!!野尻がついに本山を超えた

 ポールポジションを争う予選Q2は午前10時50分にコースオープン。Q1と同じく10分間の走行だ。

 最初に出てきた3台のうち、坪井、フェネストラズは1周目、山下は2周目にピットインしてタイヤ交換を行った。続いて岩佐、野尻、佐藤、小出がコースイン。牧野、太田、福住、大嶋、大湯はさらに遅れて走行を開始したが、この9台は最初からニュータイヤでの走行となる。

 まずは小出が計測3周目にアタックを行うが、タイムは1分37秒585に留まり、最終的に12番手から午後の決勝に臨むことになった。

 続いてアタックしたのは野尻。自身も完全燃焼と語る会心のアタックで1分36秒060というタイムを記録し、通算21回目のポールポジションを獲得してみせた。この記録は本山哲の20回を越える、国内トップフォーミュラの最多記録だ。

 続いてアタックを行った岩佐は1分36秒170とコンマ1秒及ばず。Q1でAグループに回ったことが僅かながらも不利に働いたと岩佐は予選後のぶら下がりで自身のアタックを振り返った。

 このほか、佐藤が1分36秒462、福住も1分36秒514と相次いで1分36秒台のタイムを記録してきた。

 ディフェンディングチャンピオンの坪井は1分36秒410で一時3番手に食い込むが、これを太田が1分36秒209で上回り、終わってみればトップ3は昨日と同じく野尻、岩佐、太田の順でホンダ勢が占める結果となった。

 第2戦決勝はこのあと午後2時40分より31周で行われる。

ポールポジションは野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

予選2位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

予選3位は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

予選4位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

予選5位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

予選6位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN)

予選2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

予選3位の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

予選4位の坪井翔(VANTELIN TEAM TOMʼS)

予選5位の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

予選6位の佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

第2戦鈴鹿公式予選結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Weather: sunny Course: Dry
2025 SUPER FORMULA Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
116B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.6331'36.060
215A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.3111'36.170
36B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.9071'36.209
41A坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'37.3671'36.410
55A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.2361'36.442
664B佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.8171'36.462
78A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.4521'36.514
839B大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.4071'36.562
93A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.4831'36.583
1014B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.2601'36.694
1137Bサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.4921'37.345
1250A小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.3381'37.585
---- 以上Q2で決定 ----
134Bザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.559
1465Aイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.543
157B小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.652
1638A阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.254
1728B小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.752
1829A平良 響KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'38.515
1919B野中 誠太ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'37.861
2012A三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'38.634
2110BジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'38.814
2220A高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'39.150
Tags:

SUPER FORMULA

第2戦鈴鹿ノックアウトQ2結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
116B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.060--217.626
215A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.170 0.110 0.110217.378
36B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.209 0.149 0.039217.289
41A坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'36.410 0.350 0.201216.836
55A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.442 0.382 0.032216.764
664B佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.462 0.402 0.020216.720
78A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.514 0.454 0.052216.603
839B大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.562 0.502 0.048216.495
93A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.583 0.523 0.021216.448
1014B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'36.694 0.634 0.111216.200
1137Bサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.345 1.285 0.651214.754
1250A小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.585 1.525 0.240214.226
Tags:

SUPER FORMULA

第2戦鈴鹿ノックアウトQ1結果

■Aグループ

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 2 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'37.236--214.994
215岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'37.311 0.075 0.075214.829
350小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
HondaM-TEC HR-417E
1'37.338 0.102 0.027214.769
41坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTATRD 01F
1'37.367 0.131 0.029214.705
58福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'37.452 0.216 0.085214.518
63山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'37.483 0.247 0.031214.450
---- 以上Q2進出 ----
765イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'37.543 0.307 0.060214.318
838阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'38.254 1.018 0.711212.767
929平良 響KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTATRD 01F
1'38.515 1.279 0.261212.203
1012三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
HondaM-TEC HR-417E
1'38.634 1.398 0.119211.947
1120高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTATRD01F
1'39.150 1.914 0.516210.844
---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ----

■Bグループ

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 2 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
116野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'36.633--216.336
264佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'36.817 0.184 0.184215.925
36太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'36.907 0.274 0.090215.724
414大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTATRD 01F
1'37.260 0.627 0.353214.941
539大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'37.407 0.774 0.147214.617
637サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'37.492 0.859 0.085214.430
---- 以上Q2進出 ----
74ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'37.559 0.926 0.067214.283
87小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'37.652 1.019 0.093214.079
928小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTATRD 01F
1'37.752 1.119 0.100213.860
1019野中 誠太ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTATRD 01F
1'37.861 1.228 0.109213.621
1110ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
HondaM-TEC HR-417E
1'38.814 2.181 0.953211.561
---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ----
Tags:

SUPER FORMULA LIGHTS

第2戦鈴鹿決勝会見 佐野雄城「絶対トップでゴールしたかった」

第2戦優勝 佐野雄城(TOM'S)

決勝記者会見: 優勝した佐野雄城(TOM\'S)

 「昨日は結果的には優勝できたんですが、ゴール順位的は2位だったので、今回絶対優勝したいな、トップでゴールしたいなっていうふうに思ってレースを進めてました。後ろの選手にトラブルが起きたりでマージン気づけたかなと思ったんですけど、SCが2回入り、そこら辺はちょっと苦しい展開でしたが、なんとか優勝できて本当良かったです」

 「F4ではトップでドライコンディションでSCリスタートをやるっていう経験がなかったので、そこはちょっとわからない部分とかはあったんですけど。まあでもイメージ通りうまくリスタートが切ることができたので良かったです」

 「タイヤのウォームアップだったり、マシンセット、レース中のドライビングを含め、昨日から大きく改善できたというのが多かったので。まあ、レースツリーに向けて改善する点はまだありますが、レース2の内容に関しては満足しています。レース1からレース2で大きく改善できたので、この調子でレース3でも頑張ります」

第2戦決勝2位 野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見: 2位の野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

 「レース2は4番手スタートということで、まずは目標を表彰台に設定して、無理はせずというところでした。昨日もレースペースはすごく良かったんで、落ち着いて走って、前の車両のトラブルだったり、コースオフなどで順位は上がったんですけど、最後1周のチャンスを生かせずに抜けなかったのが悔しいですね」

 「(終盤ニュータイヤでスタートしたフレデリック選手に詰め寄られる場面もあったが)自分はセクター1、2は結構調子いいんですけど、セクター3、4で詰められる部分が多くて。だからできるだけセクター1、2で離せるように走ってました。でも(フレデリック選手は)ニュータイヤのアドバンテージがあり、振り切れなかったんですが、結局結果的には抑えきれたので、そこは良かったです」

 「このまま(佐野選手に)三連勝を許してたら僕的にも悔しいんで。同じルーキーとして、ルーキーワンツー争いというのはすごくいいことだと思うので、このままペースもいいですし、一矢報いたいと思います。」

第2戦決勝3位 ケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見: 3位のケイレン・フレデリック(B-MAX RACING TEAM)

 「悪くないスタート、悪くない結果だったと思います。ただ悪くないスタートでしたが思ったほどではなくて、もっと前に行くべきだったと思います。このレースではスタートがやっぱり決め手だし、僕のペースはすごくストロングだと思っておりますので。最初は4位で走っていまして、SCの後のリスタートで3位をキープすることができたということは嬉しく思っておりますし、いいペースでずっと走ることができました。ニュータイヤだったので、アドバンテージは確かにありました。次のレースは残念ながらだいぶ後ろの方からのスタートなんで、どうなるでしょうね」

 「やはりニュータイヤでのスタートということで、期待はしていました。序盤は野村選手の後ろでずっとプッシュをしていましたし、どんどんどんどん近づいていったので、毎ラップ狙っていこうとは思ってましたが、SCが入ることにより、ゼロからのリスタートということになりました。気温が非常に低いので、タイヤへのダメージも考えてうまく扱わなきゃいけないっていうところもありますので、単純にプッシュするわけにはいかないと思います。バランスを見つつ扱わないといけないところもありました」

 「ちょっと後ろからのスタートとなりますので、スタート次第だと思いますし、それからレース中の運にもかかってくると思いますが、このレース中よりいいスタートは切りたいと思っております。そのために頑張りたいですが、今のところはまあ何とも言えないんですよね。」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA LIGHTS

第2戦鈴鹿決勝 佐野雄城がポール・トゥ・ウィンで連勝!

優勝した佐野雄城(TOM\'S)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦の決勝が、3月9日の朝、鈴鹿サーキットで行われ、、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が、第1戦に続くポール・トゥ・ウィンで連勝を飾った。マスタークラスも、清水康弘(GNSY 324)が連勝を飾った。

 スタートでは、予選6位のザック・デビッド(B-MAX RACING 324)がエンジンストールで大きく遅れたものの、上位陣に変動はなく、佐野、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、荒尾創大(DELiGHTWORKS)、野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)の順で1〜2コーナーをクリア。

 ところが、1周目を終えようとしたシケインで、小林がミッショントラブルでクルマをコースサイドに止め、開始早々にセーフティカー(SC)が入る。

 5周終了時にリスタートを迎えるが、その手前のシケインで2位の荒尾が止まりきれずコースオフ。順位を大きく落としてしまい、野村、フレデリックは労せずして、2位、3位に順位を上げた。

 ここから、トップ佐野がジワジワと野村を引き離していくが、順位に変動はなく、レースは膠着状態となる。

 8周目、スプーンコーナーで、マスタークラスの清水を追っていたDRAGON(TEAM DRAGON 324)が単独スピンからコースオフ。グラベルに捕まってしまい、二度目のSCが入った。

 車両の回収処理が終わり、残り1周となったところでSCランが解除となったが、リスタートを上手く決めた佐野が野村を抑えきってトップでチェッカー。野村は佐野に迫ったもののチャンスは訪れなかった。

 3位には、このレースにニュータイヤを投入したものの、序盤のSCランで思うようにポジションを上げられなかったフレデリックが入った。

 4位以下は、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、連続入賞の卜部和久(B-MAX RACING 324)、スタートで順位を上げた伊東 黎明(LMcorsa OTG 320)。ここまでがポイント獲得した。

 マスタークラスは、DRAGONの脱落はあったものの、この週末安定した速さを見せている清水が連勝を飾った。

 第3戦の決勝は、本日、午後0時50分から12周で行われる。

決勝がスタートした

優勝は佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

決勝2位は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝3位はケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX )

決勝4位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM\'S SFL)

決勝5位は卜部和久(B-MAX RACING 324)

決勝6位は伊東黎明(LMcorsa OTG 320)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA LIGHTS

第2戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/09) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
135佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1229'03.951--
250野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1229'04.464 0.513 0.513
358ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1229'05.606 1.655 1.142
437古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1229'06.600 2.649 0.994
51卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1229'07.545 3.594 0.945
660伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1229'08.177 4.226 0.632
73三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1229'09.316 5.365 1.139
851ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1229'09.982 6.031 0.666
98M1清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1229'13.086 9.135 3.104
10*4森山 冬星JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1229'14.59310.642 1.507
11*2荒尾 創大DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1229'20.48516.534 5.892
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-30M-DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
716'43.5865Laps5Laps
-38小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
11'53.74111Laps6Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 35 佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL) 1'53.189 (7/12) 186.339 km/h
  • CarNo. 4は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2(走路外走行からの復帰)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 2は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.11(SC中のオーバーラン)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 2は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2(走路外走行からの復帰)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
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SUPER FORMULA

第1戦鈴鹿決勝会見 太田格之進「鈴鹿での強さを証明できた」

第1戦優勝 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

決勝記者会見: 優勝した太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「今までは前に出て出て逃げるという展開が多かったんですけれど、今日はオーバーテイクをして勝てたというところで、速さだけじゃなくて、鈴鹿の強さというところを証明できたかなというところで、非常に気持ち良いです」

 「冬場ということなのか、ストレートでドラッグがやはり結構でかいので、後ろに着くと一度ぐらい下がっても、次のコーナーで刺しにいけるぐらいスリップストリームが効くので、多くはないと思いつつも、しっかりと集中していけばオーバーテイクするチャンスはあるのかなっていうふうには思っていました」

 「セーフティーカーが出て、あのタイミングのセーフティーカーは野尻選手や牧野選手には不利に働いたので、岩佐選手と一騎打ちになるなっていうのは感じました。まあ実際に3番手で走ってる時も、野尻選手よりは自分のペースがあるだろうということで、仕掛けてはいましたけど、岩佐選手とはペース的にどっちが速いのかがわからない状態でした。正直チャンスはSC明けてタイヤが温まりきる前のところが一番だろうって思っていて、実際SC明けた1周目は岩佐選手がスライドする場面が多かったので、もうここがチャンスだなというふうに考えて、OTSを積極的に使っていたという感じですかね」

 「過去のレースからもても、そこからは逃げれるかなと思ったんですけれども、岩佐選手もかなり速くて、スリップストリームが結構効く中で、なかなか逃げれなくて、最後まで本当にプレッシャーをかけられて、なかなかタフなレースでしたね、今までと違って」

 「チャンピオンシップ自体はもちろん一番目指してる部分でありますけど、今日ここに並んでる、F4で僕をボコボコにした佐藤蓮、ヨーロッパで活躍した岩佐歩夢、そしてアメリカで戦ってる僕と、若い僕たちがバチバチでトップで戦ってチャンピオン争いをできたら面白いかなというふうに思っています」

第1戦決勝2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

決勝記者会見: 2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 「クルマ自体は間違いなくポテンシャル高かったと思います。フォローイングというか、誰かと一緒になって走った時のポテンシャルっていうのは、昨年からずっとあまりポジティブな印象がなかったんで、2番手に落ちてしまった後、あんまり勝負しにいけないのかなって思っていたんですが、諦めずにあの攻めた結果、勝負に持ち込むことはできていたので、やっぱりポテンシャルは非常に高かったかなと思います」

 「本当にあのリスタートからの流れで、あのワンチャンスを相手に与えてしまったのがもうすべての敗因なので、まあ本当にそこに関しては悔しさが残りますし、大きな反省点だと思います。ただポジティブに捉えれば勝てるポテンシャルっていうのは大いにあったっていうところがあるので、明日に向けて切り替えて、またポルティブに狙っていきたいと思います」

 「あのセーフティーカーの数だとやっぱりタイヤのウォームアップのマネジメントだったり、その辺っていうのがイレギュラーに入ってくるので、もちろん自分なりに即興でいろいろトライはしていったんですけど。抜かれたのはリスタート直後のええ1周2周目ですけど、リスタート自体にも自分的にはちょっと課題の残るレースだったかなと思います」

 「エンジニアからもOTSの情報も入ってたんで、ワンチャンスあるよっていうのは聞いてましたし、最終ラップ、かなりプッシュして行ったんですけど、ちょっとトップスピードに対して課題があって、ストレートでの攻防が難しいというのもありました。ただまあ、今日に関しては、ストレートもそこそこ戦えてたマシンだと思うので、単純にまあ自分の力不足だったかなというふうに思います」

第1戦決勝3位 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)

決勝記者会見: 3位の佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)

 「なかなか表彰台に乗れそうで乗れなかったのが続いてた中で、開幕戦から乗れたっていうのは、自分としてもチームとしても非常にポジティブです。去年の年末からのポテンシャルを引き続き発揮できたというのは非常に良かったかなと思います」

 「リスタートのタイミングがいつもよりも少し変則的で、結構待っている状況だったので、もうここしかチャンスないと思って、こう気を遣って抜きに行って、ちょっと太田選手もトーを貸してくれたので、ありがとうと思いながら抜きました」

 「今日はコンディション的にはうちとしてはちょっと不利な状況ではあったんですけれども、明日は昨日のフリー走行と同じようなコンディションになることが予想されるので、ええ、もっと上の順位でレースできたらと思います」

第1戦優勝チームプリンシパル 村岡潔(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

決勝記者会見: 優勝チーム監督の村岡潔氏(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「いやもう嬉しい以外に何もないです。もう毎回会った時に聞かれるんですけど、やっぱり今、一番嬉しいですね。前よりも今勝ったのが一番嬉しいです。あの暴れん坊の2人ですから、暴れてくれると思った通りの展開で。まあ、すごく楽しみました、私も」

 「(牧野選手のストールについて)本人の問題ではなくて、クルマ側の問題で止まったんで、それだけはちょっと不運ですよね。それ以外にあの状態で2台がタイヤ交換をすれば、2台目は野尻くんぐらいの位置になっちゃうので、もうそれは仕方がない。だからまあ1台目に出たドライバーたちがね、こうやってバトルして、いい結果を残してくれたんで、それがまあ楽しめたんで、お客さんも含めてね。チームもイコールコンディションで戦ったんで、素晴らしいレースだったと思います。もうこの3人が今日はヒーローだと思います。」

フォトセッション:トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

第1戦鈴鹿決勝 鈴鹿マイスター太田格之進が開幕戦を制する

優勝した太田格之進と村岡潔監督(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦の決勝が、3月8日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、鈴鹿を得意とする太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が優勝を飾った。太田は、昨年の最終大会から鈴鹿では負けなしの3連勝。

 2025年シーズンの幕開けとなるレースは、セーフティカー(SC)が三度導入される波乱含みのものとなった。

 特にルーキーは厳しい洗礼を受けることとなり、予選上位につけた二人、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)と小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)は、そのグリッドを生かすことができなかった。

 まず、スタート前のウォームアップ走行で、フラガがコースオフ。エンジンが止まってコースに戻れず、8番グリッドからのスタートを失うことになった。また、7番グリッドを得た小出も、フォーメイションラップでギヤトラブルが発生。2速を失い、スタートで大きく遅れることとなってしまった。

 そんな状況のなか、スタートを制したのは、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)。ポールシッターのチームメイト、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)に競り勝って、トップで1〜2コーナーをクリア。

 しかし、オープニングラップで最初のアクシデントが起きる。三宅淳詞(ThreeBond SF23)がS字先でダートにタイヤを落としてコントロールを失い、クラッシュ。これで最初のSCランとなった。

 4周目にリスタートするも、今度はS字で10位争いをしていた大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)と小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)が接触。両者ともにストップしてしまい、これで二度目のSCランとなる。

 このSCランの最中に、ピットインが許される10周を迎えたため、全車が10周終了時にピットに続々と滑り込むが、4位の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がエンジンを止まってしまい、始動に時間を要して後退することになった。野尻も大きく順位を落とし、逆に坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)はここで順位を上げることに成功し3位に浮上した。

 ピット作業を終えたトップ10順位は、岩佐、太田、坪井、佐藤、阪口、小林、オサリバン、野尻、大嶋、高星。

 優勝争いは二人に絞られ、逃げるトップ岩佐、追う2位太田という展開となり、14周目の1コーナーでアウトから仕掛けた太田がついにトップに躍り出る。

 しかし、その後方のシケインで、12位を争っていた平良響(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)と福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)が接触。福住の車両はダメージを負ってストップ。このアクシデントにフラガも巻き込まれてしまった。

 これで三度目のSCランとなり、リスタートとなった17周目からの残り11周での勝負となった。太田と岩佐は、お互いにオーバーテイクシステム(OTS)を駆使して、岩佐がOTSを使って追えば、太田もOTSをオンにして逃げるという展開が続いた。

 最後は、0.197秒差という僅差で、太田が逃げ切り4勝目。そのすべてが鈴鹿での勝利で、昨年の最終大会から3連勝と、「鈴鹿マイスター」と言える強さを見せている。

 3位には二人から3秒遅れたものの、安定したレース運びを見せ、後半、坪井の前に出た佐藤が入った。

 第2戦は、明日9日。午前10時15分から予選、午後2時40分から決勝(31周)が行われる。

 明日の決勝は、10周のピットイン規定がない初のレース。スタート直後にピット作業を行うチームも出ると思われ、面白い展開になりそうだ。

決勝がスタートした

トップ争い

太田格之進と岩佐歩夢のバトル

優勝は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

決勝2位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

決勝3位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

決勝4位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

決勝5位は小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)

決勝6位は阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)

初レースの野中誠太(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23)は19位

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

第1戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
16太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
2759'16.061--
215岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
2759'16.258 0.197 0.197
364佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
2759'19.472 3.411 3.214
41坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
2759'22.388 6.327 2.916
57小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
2759'22.854 6.793 0.466
638阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
2759'27.86411.803 5.010
716野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
2759'29.41113.350 1.547
84ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
2759'30.72314.662 1.312
93山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
2759'35.22119.160 4.498
105牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
2759'36.15620.095 0.935
1137サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
2759'38.09022.029 1.934
1220高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
2759'42.40926.348 4.319
13*14大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
2759'43.88927.828 1.480
1450小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
2759'43.95627.895 0.067
1529平良 響KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
2759'47.53931.478 3.583
16*10ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
271:00'14.88658.82527.347
17*19野中 誠太ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
271:00'55.9941'39.93341.108
1865イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
2659'47.6961Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 24 Laps)完走 ----
-8福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1230'00.54015Laps14Laps
-39大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
818'08.76319Laps4Laps
-28小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
818'09.04119Laps 0.278
-12三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
0-27Laps8Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 15 岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)1'38.922 (19/27) 211.330 km/h
  • CarNo. 14は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条11(リリース時の安全確認不足)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 10は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第26条9(ピットレーン速度)違反により、ドラビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 19は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第23条3(タイヤ交換)違反により、罰金10万円および競技結果に対して60秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 19は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.11(SC中のオーバーラン)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
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第1戦鈴鹿決勝会見 佐野雄城「今週末はいい流れ」

第1戦優勝 佐野雄城(TOM'S)

優勝した佐野雄城(TOM\'S)

 「繰り上がりっていう形になったんですが、開幕戦デビューレースで優勝することができて嬉しいです」

 「レースを振り返ると、序盤から終始野村選手のペースにはかなわなかったなっていう部分はあるので、明日のレース2、レース3でそこら辺を改善して臨めればなと思います」

 「まずスタートを決めることができて、でまあ自分の中では結構プッシュしている中でのオープニングアップだったんですけど、もうその状況で、結構野村選手が速いペースで追いついてきました。油断はもちろんしなかったですし、想像以上に野村選手のペースがオープニングラップから早かったな、という印象です」

 「正直、対野村選手で考えると、そこまで発見っていうのはなかったです。まあ自分のドライビングの中で気になるところだったりはあったので、そこら辺改善していければなと思います。今週末、いい流れでこれているので、この調子で明日のレースも優勝できるように頑張ります」

第1戦決勝2位 野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

決勝2位の野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

 「まずスタート2番手からだったんで、優勝狙える順位と思ってたし、自信もあったのですが、スタートでクラッチをちょっと多くバイトさせすぎてしまって、一瞬前に進んでしまいました。本当にもったいないなっていう感じですね。クルマも本当に良かったし、チームの皆さんがいろいろセット考えてくれて、予選から決勝に向けてもいい流れだったので、ここは本当に悔しいです」

 「鈴鹿に来て、練習もほとんどできなかったので、まずは慣れるという意味で木曜日から進めてきたんですけど、まあ徐々に上り調子でここまで来れていて。予選では自分の思っていたよりトップに迫れたなっていう感覚で。これがレースも行けるっていう思いで走りました」

 「決勝ペースは本当にいいことはこのレースでわかったので、レース2は4位で、レース3は2位スタートなんですけど、しっかり巻き返して優勝も狙っていきます」

第1戦決勝3位 小林利徠斗(TOM'S)

決勝3位の小林利徠斗(TOM\'S)

 「このレースは3位スタートでしたので、まあ正直トップツーとは大変差さがあるなというのは感じてはいたので。いかにスタートで仕掛けられるか、その後はもし抜けたら守り切れるかっていうところでした。スタートは悪くはなかったんですけど、ちょっと決めきれなかったところもあって、3位に落ち着きました。なんとかスリップでついていけないかなというところもあったんですけど、なかなかちょっと次元が違う速さでトップツーが逃げていってしまったので、まああとは自分のクルマと格闘するしかできなかったですね」

 「昨年の年末にも鈴鹿でテストが行われていて、まあそこまではある程度、順調に走っているなというふうに思っていたんですけど、今週レースウィーク入った段階から、ちょっと鈴鹿のコンディションだったり、舗装の関係だったり、未だに明確な原因というところまではつかめてないんですけれども、なかなか不調でして。途中マシントラブルもありながら、なんとか表彰台という形まで持ってこれたのは、レース全体として成長した部分もあるのかなとは思います」

 「ただ根本的にレースペースが足りていないので、そこは明日に向けて少しでも改善できるところを見つけていきたいと思います。今の段階ではまだ頭の中の整理もついてはないんですけど、やれるだけのことをやっていきたいと思います」

トップ3のドライバーたち

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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第1戦鈴鹿予選上位3人のコメント 野尻智紀「いいクルマを用意してもらった」

第1戦ポールポジション 野尻智紀(TEAM MUGEN)

ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「今日は本当にいいクルマを用意してもらって、ありがとうございました、という感じで。いい予選でした。タイムはやっぱり昨日と比べると遅いので、難しい部分も多かったんですけれども、このペースでいってても周りがもっといいタイムを出したらした意味ないですし。まあ自信はそんなになかったですけれども、まあ、あの結果としてポール取れたんで。みんなもう1分35秒台で走る、このスピード感に慣れてるんで、これでいいのかなって思ってるとこも大いにあると思うんですけれども。まあその中でもポールが取れたので、いいスタートが切れたなと思います」

第1戦予選2位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

予選2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

 「手応えはありましたね。クルマも昨日から良かったですし、ポールは取れる自信はあったんですけど、ただそれをしっかりと一周まとめることができませんでした。ちょこちょこ細かいミスがあって。取りこぼしたのは自分のミスであり、改善点かなというふうに思います」

 「正直ロングのペースだったり、いろいろ細かい部分はわかりませんけど、しっかりと準備して。もうやってみるしかないんで、これに関しては。まあ出たとこ勝負じゃないですけど、臨機応変にいろんなシチュエーションにしっかりアジャストしていきたいなと思います」

第1戦予選3位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

予選3位の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「セク1がもう全然ダメで。多分(予選)10番ぐらいだなと思ったら3番で、しかもコンマ1って言われました。セク1のどこというか、もう全体的に。もう1個目からよくないくて、オーバー出しちゃってみたいな感じですね。逆バンクとかもう最悪だったんで。ちょっと今回の予選はトリッキーだったかなと思います。Q1でも昨日のグリップ感が全くなかったんで、そこからQ2、どれだけトラックエボで上がるかっていうところを僕たち予想しながら行かないといけない中で、Qツーは結構激しめに行ったんですけど、ちょっとオーバープッシュというか、まあクルマ的にも足りてなかったなというふうな感じですね」

 「(Q2のコンディション変更というのは?)風ですね。圧倒的に風です。だから走りやすくなったところもありますけど、それに関しては特に向かい風が少なくなって」

 「ロングランはあんましてないんですが、それは他もみんなそうだと思います。5号車はしてるんでそのデータ使えると思いますけど、基本的にそんなに大きく外れたロングのデータを持ってないんで、まあ心配してないですね」

 「個人的にはここ5、6戦で僕と野尻さんしか勝ってないんで、一騎打ちになるなったら面白いなと思いますけど」

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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第1戦鈴鹿決勝 佐野雄城ポールtoウィン、野村勇斗はトップチェッカーもペナルティに泣く

優勝は佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦の決勝が、3月8日、鈴鹿サーキットで行われ、、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)がデビューレースをポール・トゥ・ウィンで飾った。

 2周目に佐野をかわしてトップに立った野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)は、フライングの裁定でレース中にプラス5秒のペナルティが課され、トップでチェッカーを受けたものの、2位となった。

 マスタークラスは、2台による戦いとなったが、清水康弘(GNSY 324)がクラスポールから独走してクラスウィンを飾った。

 朝行われた予選で、ダブルポールを奪った佐野は、スタートも決めてトップで1コーナーに飛び込んだ。2番グリッドからスタートした野村は、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)に並びかけられるも、何とか抑えて2位でオープニングラップを終える。

 ペースの良い野村は、1周目にトップ佐野に迫ると、2周目の1コーナでアウト側から仕掛けて、見事なパッシングを見せる。

 5周を終えた順位は、野村、佐野、小林、スタートで順位を上げた三井優介(DELiGHTWORKS)、ザック・デビッド(B-MAX RACING 324)、荒尾創大(DELiGHTWORKS)と続く。

 ところが、翌周、検証中だったスタートの判定が出され、トップ野村と、スタートで遅れ10位走行中のケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)にフライングでプラス5秒が課されることとなった。

 このとき、トップ野村と2位佐野の差は約1秒。残る10周でその差を5秒まで広げることは至難の業。佐野にとっては、野村を視界に入れ大きく離されなければ優勝を手に入れることができる状況になった。

 それでも、野村は渾身のラップを続け、10周目に2.1秒、15周目に2.6秒まで差を広げたものの、ここまでが精一杯。3位の小林は野村から10秒以上離れていたため、トップでチェッカーを受けた野村が2位、佐野が優勝と、デビュー戦の2人が見事なレースを見せた。

 4位以下は、鈴鹿初体験ながら大健闘のデビッドが入り、5位には三井、6位には3台による争いを制した卜部和久(B-MAX RACING 324)が入り、SFライツデビューレースのルーキーたちが貴重なポイントを獲得した。

 マスタークラスは、スタートから安定したペースで周回を重ねるたびにDRAGON(TEAM DRAGON 324)を引き離し、独走に持ち込んだ清水が幸先よく優勝を飾った。

 第2、3戦の決勝は、明日3月9日の午前8時20分、午後0時50分からそれぞれ12周で行われる。

決勝がスタートした

決勝2位は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝3位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

決勝4位はザック・デビッド(B-MAX RACING 324)

決勝5位は三井優介(DELiGHTWORKS)

決勝6位は卜部和久(B-MAX RACING 324)

優勝した佐野雄城(TOM\'S)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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第1戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
135佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1630'19.023--
2*50野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1630'21.162 2.139 2.139
338小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1630'29.24810.225 8.086
451ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1630'33.73314.710 4.485
53三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1630'37.33918.316 3.606
61卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1630'43.73224.709 6.393
74森山 冬星JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1630'46.20227.179 2.470
8*2荒尾 創大DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1630'50.55131.528 4.349
9*58ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1630'51.78032.757 1.229
1037古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1630'55.15036.127 3.370
1160伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1631'03.98444.961 8.834
128M1清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1631'12.26353.240 8.279
1330M2DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1631'27.9161'08.89315.653
---- 以上規定周回数(90% - 14 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 50 野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)1'52.993 (8/16) 185.013 km/h
  • CarNo.50は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第31条10(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo.2は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2(走路外走行)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • No.58は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第31条10(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
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第1戦鈴鹿公式予選 チーム無限速し!野尻智紀ポール、岩佐歩夢2位でフロントロー独占

ポールポジションを獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦の予選が、3月8日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)がポールポジションを獲得。岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が2位と、チーム無限がフロントローを独占した。

 今年から2レース制が増え、全12戦で争われるスーパーフォーミュラシリーズ。その幕開けとなる第1戦の予選が、土曜日の午前9時50分から行われた。

■Q1 Aグループ

 ほとんどの車両が3周のウォームアップ後にアタックに入り、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)が1分38秒770をマーク。しかし、その直後に岩佐が1分37秒034と、他を圧倒するタイムを叩き出す。

 この後、小高一斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)らが次々にアタックするも、1分38秒を切るものは現れず。

 岩佐が、2番手に食い込んだイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)に1秒以上の差をつけて、このグループトップでQ2に進んだ。

 久々の参戦となったサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)はハーフスピンを犯してしまい、最下位に沈んでしまった。

 順位:岩佐-フラガ-牧野-大湯-オサリバン-小林/小高-三宅-Juju-高星-フェネストラズ

■Q1 Bグループ

 Bグループは、路面状況が好転し、タイムはAグループよりも上回った。

 まず、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)が、1分37秒782と好タイムをマーク。これを即座に野尻が1分36秒983で上回り、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)も続々と1分37秒台をマーク。

 結局、野尻以外に1分36秒台に入れる者は現れず、太田、佐藤、そして、ルーキーの小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)が、チャンピオン坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)を抑えて4位に食い込む健闘を見せた。

 順位:野尻-太田-佐藤-小出-坪井-福住/阪口-山下-大嶋-野中-平良

■Q2

 Q1の状況から1分36秒台の争いになると思われた。

 最初にアタックに入ったのは小出。1分37秒153と僅かに36秒台には届かず。佐藤も1分37秒128で届かずという状況の中、Q1から段違いの速さを見せるチーム無限の二人は、岩佐1分36秒527、野尻1分36秒505と、あっさり37秒の壁を破り36秒台半ばまでタイムアップ。

 最後に逆転を狙った太田がアタックするも、1分36秒632まで詰めるのがやっと。野尻、岩佐のフロントローが決まった。

 デビュー戦の二人、小出とフラガの争いは、100分の4秒差で小出に軍配が上がった。

 順位:野尻-岩佐-太田-牧野-福住-佐藤-小出-フラガ-坪井-オサリバン-小林-大湯

 決勝は、午後2時40分から27周で争われる。

ポールポジションは野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

予選2位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

予選3位は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

予選4位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

予選5位は福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)

予選6位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN)

予選2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)

初参戦の野中誠太(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA LIGHTS

第1戦、第2戦鈴鹿予選上位3人のコメント 佐野雄城「初戦は気負いすぎずに」

第1戦、第2戦ポールポジション 佐野雄城(TOM'S)

第1戦、第2戦ともポールポジションの佐野雄城(TOM\'S)

 「振り返ると、昨日から調子状況で進められていて、結果的にはダブルポールという形になりました。昨日からのフィーリングとか考えると、やっぱり大きく違った部分はあったので、そこら辺の合わせ込みっていう部分はまだ反省が残りますが、結果的にはダブルポール取れたんで、そこはすごい嬉しいです」

 「(1戦目は野村選手と1000分の3秒差だったが)去年負けてばっかりだったんで、まずは勝てたっていうか。まあまあレースが本番ですけど、予選でまだ前にいて、優勝一番近いところからスタートできるんで、まずは一勝目を目指して頑張りたいなと思います」

 「(去年リージョナル乗ったことでアドバンテージはあった?)そこら辺は難しいですね。でもやっぱりF4に比べたらリージョナルの方がパワーありますし、それを経験できたのは良かったかなと思いますけど、ダウンフォースレベルで行くとすごいリージョナルとライツで差はあるんで、そこら辺はかけ離れてたなっていうのが正直な感想です。でもそういう経験も含めて今回のポールにつながってるかなと思います」

 「初戦なので決勝は気負いすぎずしっかりと、自分のやることをやって優勝できるように頑張ります」

第1戦予選2位、第2戦予選4位 野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

第1戦予選2位、第2戦予選4位の野村勇斗(B-MAX RACING TEAM)

 「昨日の練習走行の調子から考えると、1回目はまず見えてるかっていうのはすごく良かったですし、でもすごい僅差の2位だったんで、本当に悔しかったんですけど。二回目の予選に向けては自分たちもアジャストしていったんですけど、それ以上に他の選手たちもタイムを上げてきて4位という結果になってしまいました。まずは開幕戦のレースが午後からあるんで、二番手グループからできることをやって勝てるように頑張ります」

 「結構自分の中ではベストな出来だったなっていうミスもほとんどしなかったですし、結構まとめられたなっていう感じだったんで。その中で2位と4位って本当に詳しいですけど、この位置からでも勝てるとは思ってるので、ちゃんとスタート決めて」

 「(荒尾選手とは久々の対決となるが)2022年ぶりですね。幼馴染で同い年ですし、それこそ小学生、中学生ぐらいからずっと一緒にレースやってきてたんで。ちょっと頑張らないと」

 「(第1戦、第2戦の目標は?)もちろん優勝ですね。あとはベスト尽くせるようにっていうことですね」

第1戦予選3位、第2戦予選2位 小林利徠斗(TOM'S)

第1戦予選3位、第2戦予選2位の小林利徠斗(TOM\'S)

 「結果としては、もちろんポールでないのは悔しい部分もあるんですが、予選の走り出しとしてはある程度掴めました。そこは予選の走行をまとめられたというところでは、昨年よりは成長できたと思います。まとめた上でもまだトップには足りてない部分もあるので、クルマだったり走り方だったりで何か見つけて、2年目なので決勝では良いレースをしたいと思います」

 「今週末に入った時点で、鈴鹿の新舗装の路面に苦戦してまして、安定して走ることが難しかったんです。そこからは幾らかは改善されたなと思います」

 「(第2戦の予選終盤について)それぞれの前後にクルマがいたりいなかったりがありました。アタック自体は結構決めた方だとは思ったんですけど、それでも足りてないですし、実質的にはたぶんコンマ2、3は足りてないと思っています。そういう部分で、ちゃんと本質的な速さを求めていきたいなと思います」

 「それなりには感触は良かったんですけど、タイムが見合ってないというか、佐野選手があまりにも速いので、現状足りてはいないですね。チーム内でデータの共有はしているんですけど、悔しいですね。予選のアタックで本当にミスしたとかだったら、まとめられなかったなってなるんですけど、それなりにはちゃんと走ったつもりではあるので」

「(決勝2レースの目標は)2年目として昨年1年間学んだことを活かして、強いレースができるように頑張りたいと思います。とりあえずやってみるしかないかなっていう状況ですけど、頑張ります」

第1戦予選5位、第2戦予選3位 荒尾創大(DELiGHTWORKS RACING)

第1戦予選5位、第2戦予選3位の荒尾創大(DELiGHTWORKS RACING)

 「予選2回目は結局走路外走行で、3位になってしまいました。それでも、予選1回目か2回目にセット変更して、パフォーマンスが上がって。で、まあ5番手から3番手になりました。実際にタイムは1番手ですよね。まあ、いい状況かなと思います」

 「朝一はやっぱり路面が悪いんで、そこからまたタイムアップしてって感じです。ロングランを昨日できてないっちゃできてないんで、まあ、ちょっと微妙なとこではありますけど、ライツはスタートがまあメインなんで。そこでまあトップ取れるように頑張りたいと思います」

 「(新しいチーム体制については)人も増えてますし、チームプリンシパルが下山(征人)さんになりました。メーカー系は緊張をとてもさせられるというか、プレッシャーがすごいんですが、ここはまあやり方が違って、僕たちがリラックスできるようにしてくれますし、僕たちが心配していることも心配しなくていいっていう言葉もかけてくれます。メーカー系とはまた違ったその良いチームの雰囲気作りができてて、すごい心地よいです」

 「(今年ステップアップしてきた野村選手について)それぞれ二年別の場所で戦って、まあ僕としてはライツは二年目で、経験値としては上ですけど。まあ、野村選手はチャンピオンカーに乗れてるんで。それはまあ経験で賄って勝ちたいですけど、野村選手も上手なんで簡単ではないです。一年通して、最終的に、野村選手だけを気にするわけではなくて、チャンピオンを取れればいいなと思います」

 「今週は第1レースが5位、の第2レースが3位からで、ルーキーの選手がどう転ぶのかわかんないですけど、まずは自分のベストを尽くして、いいリザルトを残したいと思います。去年1勝もしてないんで、もちろん優勝は欲しいですけど、年間戦っていく上で無理はしすぎないようにしたいと思います」

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA LIGHTS

第1、2戦鈴鹿公式予選 ルーキー佐野雄城がダブルPPを獲得

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1戦、第2戦の公式予選が、3月8日、鈴鹿サーキットで行われ、第1戦、第2戦ともに、デビュー戦となる佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)がポールポジションを獲得した。

 マスタークラスは、清水康弘(GNSY 324)が、両レースともクラスポールを奪った。

 いよいよ2025年の開幕を迎えた。今シーズンはルーキーが多く参戦しており、誰が抜け出すのか予想のつきにくい状況だ。

 トムスからエントリーのエステバン・マッソンは急きょ参戦を取りやめ、代役に野中誠太が指名された。しかし、スーパーフォーミュラ(SF)のオリバー・ラスムッセンが昨日のフリー走行でクラッシュし、今度はその代役にも野中が指名されたことで、野中はSFに集中することになり、SFライツへの出走はキャンセルした。

 木、金曜日に行われた専有走行で速さを見せたのは佐野。2日間のトータルでもトップとなった。これに、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)らが続いた。鈴鹿初走行となるザック・デビッド(B-MAX RACING 324)も7番手につけ、対応力の高さを見せた。

第1戦公式予選

 曇天の下で行われた予選は、午前8時30分から10分間で行われた。各車、じっくりウォームアップした後、4周目からアタックを開始。

 まず、野村が1分51秒401をマークしトップに立つと、小林1分51秒784、そして、デビッドが1分51秒975で続く。野村は次の周に1分51秒233とトップタイムを更新。これで決まりかと思われたが、最後の最後に佐野が1分51秒230と、野村を1000分の3秒上回り、ポール獲得。

 この結果、今回がデビュー戦となる佐野、野村のルーキー二人がフロントローに並ぶこととなった。なお、4番手タイムのデビッドだったが、走路外走行の判定でベストタイムは採用されず9位に沈んだ。

ポールポジションは佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

予選2位は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

予選3位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

第2戦公式予選

 10分間のインターバルを経て始まった第2戦予選。第1戦同様、野村が1分51秒250でアタック合戦の口火を切ると、小林1分51秒184、佐野1分50秒908、荒尾1分50秒731と続々とトップタイムが更新される。

 アタック2周目では、さらにタイムは上がり、野村1分50秒796、小林1分50秒655、佐野50秒628と1回目のアタック同様にトップタイムが次々に書き換わると、締めくくりに荒尾が1分50秒615を叩き出して、ポール争いを決着させた……と思われた。

 しかし、荒尾の最後のラップに走路外走行の裁定が下り、タイムは抹消。荒尾はセカンドタイムで4位となり、佐野がダブルポールを獲得する結果となった。

 マスタークラスは、昨年後半から速さを見せている清水が、チャンピオンDRAGON(TEAM DRAGON 324)を退けて、連続クラスポールを奪った。

ポールポジションは佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

予選2位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

予選3位は荒尾創大(DELiGHTWORKS)

 第1戦決勝は、本日午後0時30分から16周で、第2、3戦の決勝は、明日3月9日の午前8時20分、午後0時50分からそれぞれ12周で行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

第1戦鈴鹿公式予選結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Weather: Fine Course: Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
116B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.9831'36.505
215A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.0341'36.527
36B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.0261'36.632
45A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.5521'37.053
58B福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.7031'37.112
664B佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.5391'37.128
750B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.5721'37.153
865Aイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.3251'37.194
91B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'37.6901'37.413
104Aザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.6941'37.697
117A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'38.7701'37.892
1239A大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.6811'37.925
---- 以上Q2で決定 ----
1338B阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.782
1428A小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'38.835
153B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.035
1612A三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'38.914
1714B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'38.706
1810AジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'39.908
1919B野中 誠太ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'39.587
2020A高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'40.291
---- 以上予選通過----
-29B平良 響KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'57.098
-37Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'55.695
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SUPER FORMULA

第1戦鈴鹿ノックアウトQ2結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
116B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.505--216.623
215A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.527 0.022 0.022216.574
36B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.632 0.127 0.105216.338
45A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.053 0.548 0.421215.400
58B福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.112 0.607 0.059215.269
664B佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.128 0.623 0.016215.234
750B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.153 0.648 0.025215.178
865Aイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.194 0.689 0.041215.087
91B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'37.413 0.908 0.219214.604
104Aザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.697 1.192 0.284213.980
117A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.892 1.387 0.195213.554
1239A大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.925 1.420 0.033213.482
Tags:

SUPER FORMULA

第1戦鈴鹿ノックアウトQ1結果

■Aグループ

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
115岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'37.034--215.442
265イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'38.325 1.291 1.291212.613
35牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'38.552 1.518 0.227212.124
439大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'38.681 1.647 0.129211.846
54ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'38.694 1.660 0.013211.818
67小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'38.770 1.736 0.076211.655
---- 以上Q2進出 ----
728小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTATRD 01F
1'38.835 1.801 0.065211.516
812三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
HondaM-TEC HR-417E
1'38.914 1.880 0.079211.347
910ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
HondaM-TEC HR-417E
1'39.908 2.874 0.994209.245
1020高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTATRD01F
1'40.291 3.257 0.383208.445
---- 以上基準タイム(107% - 1'43.826)予選通過 ----
-37サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'55.69518.66115.404180.692

■Bグループ

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
116野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'36.983--215.555
26太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'37.026 0.043 0.043215.460
364佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'37.539 0.556 0.513214.327
450小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
HondaM-TEC HR-417E
1'37.572 0.589 0.033214.254
51坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTATRD 01F
1'37.690 0.707 0.118213.995
68福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'37.703 0.720 0.013213.967
---- 以上Q2進出 ----
738阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'37.782 0.799 0.079213.794
83山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'38.035 1.052 0.253213.242
914大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTATRD 01F
1'38.706 1.723 0.671211.793
1019野中 誠太ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTATRD 01F
1'39.587 2.604 0.881209.919
---- 以上基準タイム(107% - 1'43.771)予選通過 ----
-29平良 響KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTATRD 01F
1'57.09820.11517.511178.527

Tags:

SUPER FORMULA LIGHTS

第2戦鈴鹿公式予選結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
135佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'50.628--188.968
238小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'50.655 0.027 0.027188.922
32荒尾 創大DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'50.731 0.103 0.076188.793
450野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'50.796 0.168 0.065188.682
558ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'51.138 0.510 0.342188.101
651ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'51.186 0.558 0.048188.020
737古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1'51.548 0.920 0.362187.410
81卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'51.596 0.968 0.048187.329
960伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1'52.170 1.542 0.574186.371
103三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'52.477 1.849 0.307185.862
114森山 冬星JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'52.842 2.214 0.365185.261
128M1清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1'53.440 2.812 0.598184.284
---- 以上基準タイム(110% - 2'01.738)予選通過 ----
-30M-DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
deleted---
Tags:

SUPER FORMULA LIGHTS

第1戦鈴鹿公式予選結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/08) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
135佐野 雄城モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'51.230--187.946
250野村 勇斗HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
1'51.233 0.003 0.003187.941
338小林 利徠斗モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL
TOM'S
1'51.503 0.273 0.270187.486
42荒尾 創大DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'52.018 0.788 0.515186.624
558ケイレン・フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'52.120 0.890 0.102186.454
64森山 冬星JMS RACING TEAM
JMS RACING TEAM
1'52.779 1.549 0.659185.364
73三井 優介DELiGHTWORKS
DELiGHTWORKS RACING
1'52.927 1.697 0.148185.121
860伊東 黎明LMcorsa OTG 320
LM corsa
1'53.017 1.787 0.090184.974
951ザック・デビッドB-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'53.268 2.038 0.251184.564
101卜部 和久B-MAX RACING 324
B-MAX RACING TEAM
1'53.937 2.707 0.669183.480
118M1清水 康弘GNSY RACING 324
GNSY RACING
1'54.391 3.161 0.454182.752
1230M2DRAGONTEAM DRAGON 324
B-MAX RACING TEAM
1'55.120 3.890 0.729181.595
1337古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S SFL
TOM'S
1'58.190 6.960 3.070176.878
---- 以上基準タイム(110% - 2'02.454)予選通過 ----
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SUPER FORMULA

フリー走行 ナカジマレーシング好調、佐藤蓮、イゴール・オオムラ・フラガがワンツーで締めくくる

野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

 3月7日、2025年のスーパーフォーミュラ開幕大会(第1戦、第2戦)のフリー走行が鈴鹿サーキットで行われ、午前は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、午後は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)がトップタイムをマークした。

 今シーズンの幕開けとなるフリー走行は、先月のテストから2週間強を経て、風が冷たい寒空の下で行われた。13チーム、22名のドライバーの顔ぶれはテストと同じだ。

■フリー走行1回目

 午前11時から行われたフリー走行1回目をリードしたのは、チーム無限。走行前半は、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が1分36秒412、後半は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が1分36秒333で、この二人がワンツーという結果で1回目を締めくくった。

 無限の二人に続いたのは、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)。そして、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)のチーム・ダンディライアンコンビ。

 フラガは、先日結婚したことを発表しているが、プライベートも充実し、ルーキーとは思えない安定した速さを示している。

 セッション終盤、ルーキーのオリバー・ラスムッセン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23)がデグナーでフロントからクラッシュ。身体へのダメージもあったようで、チームからラスムッセンは大事をとって今大会の出走を見合わせ、代役として野中誠太を起用することが発表された。

■フリー走行2回目

 走行開始の午後3時30分になっても、気温は低いまま。

このセッションで気を吐いたのは、ナカジマレーシングの二人。走行前半、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)とフラガが、交互にトップタイムを叩き出した。

 これに続いたのは、ダンディライアンコンビ。やはり本命といえる二人は安定した速さを見せた。

 走行後半になると、テストで好調だった三宅淳詞(ThreeBond SF23)、そして阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)も上位に食い込んでくる。

 最後のアタックに入ってもナカジマレーシングの二人の速さは衰えず。佐藤がトップタイムを更新し、唯一36秒を切る1分35秒972をマーク。フラガが1分36秒081で続いた。

 以下、太田、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、阪口、ルーキーの小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)と続いた。

 結果表では、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)がトップタイムとなっているが、これは最後のアタックにおいてシケインで止まりきれず行き過ぎた結果のタイム。走路外走行の判定が出ており、本来は無効となるべきタイムのはずだが……。

 午前トップタイムの野尻は、走行序盤でホイールナットが緩むトラブルを抱え、修復に時間を要し満足に走行ができなかった。

 開幕大会は2レース制。8日(土)に第1戦の予選、決勝。9日(日)に第2戦の予選、決勝が行われる。

坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)

牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)

福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)

三宅淳詞(ThreeBond SF23)

岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)

阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)

大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)

小出峻(San-Ei Gen awith B-Max SF23)

イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
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SUPER FORMULA

第1,2戦鈴鹿フリー走行2回目結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/07) Free Practice 2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
139大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'35.875--218.046
264佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.972 0.097 0.097217.826
365イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.081 0.206 0.109217.579
46太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.173 0.298 0.092217.371
58福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.430 0.555 0.257216.791
615岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.474 0.599 0.044216.693
738阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.591 0.716 0.117216.430
850小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'36.595 0.720 0.004216.421
97小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.629 0.754 0.034216.345
1037サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.652 0.777 0.023216.294
111坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'36.714 0.839 0.062216.155
123山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.718 0.843 0.004216.146
1312三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'36.758 0.883 0.040216.057
1416野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.998 1.123 0.240215.522
154ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.049 1.174 0.051215.409
165牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.077 1.202 0.028215.347
1714大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.377 1.502 0.300214.683
1828小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.470 1.595 0.093214.478
1929平良 響KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.510 1.635 0.040214.390
2020高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'39.247 3.372 1.737210.638
2110ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'40.463 4.588 1.216208.089
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SUPER FORMULA

第1,2戦鈴鹿フリー走行1回目結果

NGKスパークプラグ全日本スーパーフォーミュラ選手権 -RIJ- (2025/03/07) Free Practice 1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
116野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.333--217.010
215岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.412 0.079 0.079216.832
365イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.707 0.374 0.295216.170
45牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.806 0.473 0.099215.949
56太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.859 0.526 0.053215.831
61坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'36.869 0.536 0.010215.809
78福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.101 0.768 0.232215.293
839大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.304 0.971 0.203214.844
964佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.319 0.986 0.015214.811
104ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.426 1.093 0.107214.575
1150小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'37.470 1.137 0.044214.478
123山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.500 1.167 0.030214.412
1337サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.558 1.225 0.058214.285
147小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.607 1.274 0.049214.177
1538阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.667 1.334 0.060214.046
1612三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'37.822 1.489 0.155213.707
1728小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'37.889 1.556 0.067213.560
1819オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'38.375 2.042 0.486212.505
1929平良 響KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'38.834 2.501 0.459211.518
2020高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'39.460 3.127 0.626210.187
2110ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'39.560 3.227 0.100209.976
2214大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'46.33610.003 6.776196.596
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

2世ドライバー五十嵐文太郎がスーパーFJデビュー「目標はF1チャンピオン」

 2月22~23日に鈴鹿サーキットで行われた鈴鹿チャンピオンカップレース、スーパーFJで、五十嵐文太郎が4輪レースにデビューを果たした。五十嵐の父、五十嵐勇大氏は、2000~2003年にフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)や、全日本GT選手権(現スーパーGT)で活躍したドライバーだ。


五十嵐勇大

 五十嵐は、山形県在住の高校2年生で17歳。小学3年生からレーシングカートを始め、昨年はOKクラスに出場する傍ら鈴鹿のレーシングスクールも受講していた。今回、カートで所属していた道上龍率いるDrago CorseからスーパーFJにデビューを果たした。

 22日に行われた公式予選で五十嵐は20台中6位と健闘。翌23日の決勝では、スタートの混乱をすり抜け5位にポジションアップ。上位のアクシデントで4位に上がるも、4周目に3位を走る選手をデグナー1個目でパスしようとしてオーバーラン。コースアウトして戻ったところで、他車と接触してスピンしコース中央で停止した。これを避けようとした後続のマシン同士が接触して2台がリタイアとなった。五十嵐は再スタートを切り、12位でフィニッシュしたものの危険なコース復帰をし、アクシデントの原因となったためペナルティーを受け、16位に降格となった。

 ほろ苦いレースデビューとなった五十嵐にレース後、話しを聞いた。

 「走る前は緊張しましたが、スタートしてからはプッシュできたのでよかったです。3位の選手をデグナーの1個目で抜こうとしましたが、抜ききれずにアウトにはらんで、そこに入ってきたクルマとデグナー2個目でぶつかりました。4脱して、戻ったときに当たったので、危険な復帰というペナルティーでした。デグナーはいる前から冷静に考えていたら抜けていたかも知れません。まだ正しい判断ができていない感じです」

 「いろんなコースを走る為にシリーズを追うことは考えていません。将来はF1に乗ってチャンピオンを取りたいです」

 五十嵐は今週末、9~10日にモビリティーリゾートもてぎで行われるもてぎチャンピオンカップレースでもスーパーFJに出場する。今後注目の選手だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Keiichiro TAKESHITA
Yoshinori OHNISHI
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝ドライバーコメント 優勝・吉田馨「全部出てチャンピオンを目指す」

優勝 吉田馨(TAKE FIRST kks2)

優勝した吉田馨(TAKE FIRST kks2)

 「スタートはぼくもミスりましたが、PPの箕浦選手はもっとミスったのでトップに立てましたが、そこから箕浦選手が速かったのできつかったです。デグナー2個目の接触でフロントウイングが曲がって順位を落としましたが、シケイン立ち上がりのクラッシュはうまくよけることができ、ポジションアップしました。残りも全部出てチャンピオンを目指します」

2位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)

決勝2位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)

 「決勝は200kmを走ったタイヤで、周りは50~60kmのタイヤだったので厳しいと思っていました。やはりペースもぜんぜんなくて、序盤からずるずる離されて、セーフティーカー(SC)に助けられたレースでした。SCが出なければ表彰台には乗れてないと思います。まだチャンピン争いはできるので今後も頑張ります」

3位 元山泰成(株式会社エコテク)

決勝3位の元山泰成(株式会社エコテク)

 「予選は必死に出したタイムだったので、決勝は後ろの選手に追いつかれないように頑張ろうと思っていました。クルマは前を目指せる感じじゃなかったんですが、いざレースになればなんか抜けました。あと1周あれば酒井君がふらふらだったので、追いつけたと思います。チームメート板倉さんとのバトルはやりにくかったですが、裏ストレートで譲ってもらえました。楽しかったです」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝 2度のSCが入る荒れたレースを制して手負いの吉田馨が初優勝 2位に酒井翔太、3位に元山泰成が入る

優勝は吉田馨(TAKE FIRST kks2)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第1戦は23日、鈴鹿サーキットで行われた「SUZUKA CHAMPION CUP RACE第1戦」で決勝を行い、予選2位からスタートした吉田馨(TAKE FIRST kks2)が、2度のセーフティーカーが出る荒れたレースを制して、初優勝を飾った。

 決勝は午後2時30分に2周のフォーメーションラップが始まった。昼頃、鈴鹿の上空を覆っていた雲も去り、天候は快晴だが肌寒い。20台(うち3台がジェントルマンクラス)がグリッドに着き、9周となった決勝のスタートが切られた。

 ポールポジションの箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)はスタートをミス。予選2位の吉田馨(TAKE FIRST kks2)が先頭で1コーナーへ向かう。箕浦は、予選4位から3位に上がった杉田悠真(LAPS with REV RACING)にも迫られるが、ここは1コーナーでインを絞め2位は死守。杉田が3位で、後ろには予選3位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)が続く。

 その後方では、イン側から予選8位の元山泰成(株式会社エコテク)、予選4位の鈴木七瀬(ネッツトヨタ三重with FORM)、予選7位の永原蒼翔(ピットワークながはら/MYST)、予選6位の五十嵐文太郎(Drago CORSE)が4ワイド。このバトルで、中央の2人、鈴木と永原が接触。2台はもつれるようにコースアウトしてグラベルでストップした。自己最高位のポジションからスタートした鈴木と永原のレースは、数百メートルで幕を閉じた。ここで早くもセーフティーカーが導入されることとなった。

 SC中、1周目の順位は、トップ吉田、2位箕浦、3位杉田、4位酒井、5位ルーキーの五十嵐、6位元山、7位ジェントルマンの山根一人(光精工TK-Sport MYST)、8位大ベテランの板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)、9位藤井翔太(Drago CORSE)、10位中川賢太(イーグルスポーツ)だ。

 SCは2周で退き、レースは3周目から再開された。ここから2位箕浦のペースが速い。箕浦はNIPPOコーナー立ち上がりからデグナー1個目で吉田に急接近すると、デグナー2個目でインにねじ込む。立ち上がりでは、吉田は箕浦に押し出される形で、グラベルにタイヤを落とし失速。これで吉田は箕浦、杉田にの2台にパスされ3位に落ちた。この混乱で接触があり、吉田はフロントウイングを曲げてしまう。

 トップに立った箕浦には2位の杉田が迫る。杉田は130Rで箕浦の背後につけると、シケイン侵入でアウトから並びかけるも、ここは箕浦が杉田を押さえ込む。この2台はテールトゥノーズでシケインを立ち上がるも、箕浦はシフトアップをミスして失速。直後につけていた杉田にプッシュされスピンし、後方集団に飲み込まれてしまった。

 続くストレートでは、箕浦と絡んだ杉田のストレートスピードが伸びず、吉田が急接近。4周目に入った1コーナーで吉田がインから杉田をパスしてトップを奪い返した。3位には酒井が、4位には五十嵐が、5位には元山を1コーナーで捉えた板倉が続く。

 デグナー1個目では、3位酒井のインをうかがっていた五十嵐が、立ち上がりでコースアウト。戻ってきたところを他車と接触してスピンしコース中央に止まった。これを避けようとした中川賢太(イーグルスポーツ)と宮本颯斗(J-LOC)が接触してコースアウト。この場でリタイアとなった。五十嵐は再び動き出したが大きく順位を落とした。この混乱で2度目のSCが導入された。

 SC中の順位は、トップ吉田、2位杉田、3位酒井、4位坂倉、5位元山、6位には予選16位から東慎之介(サンセルモMYST/ORM)、7位には予選14位からルーキーの土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)、8位KODAI YOSHIDA(T's TECHNO)、9位藤井、10位山根だ。

 SCは6周終わりで退き、レースは7周目から残り3周で再開された。1コーナーでは、土橋が東を攻略して6位に上がる。ウイングを曲げながらトップを走行する吉田に、杉田が徐々に接近し始める。

 8周目、バックストレートでは5位を走る元山が前を走る板倉をパスして4位に浮上。チームメート同士の抜きつ抜かれつのバトルは元山に軍配が上がった。

 9周目、トップ吉田と2位杉田は1秒を切る0秒9差でファイナルラップに突入。ここでも吉田は杉田を押さえながら各コーナーを通過。5位を走るペースの上がらない板倉は130Rで土橋にもパスされ6位に落ちた。

 このままレースは終了。ウイングを曲げながらも2位の杉田を押さえきった吉田が参戦2戦目で初優勝。2位には杉田が入ったが、箕浦との接触で30秒加算のペナルティーを科され14位に後退。繰り上がって3位には元山が入った。

 初レースの土橋は4位と大健闘。5位板倉、6位藤井、7位YOSHIDA、8位にはジェントルマンクラス優勝の山根が続く。

 序盤でスピンした箕浦は最終ラップにファステストラップをたたき出す意地を見せ、9位でフィニッシュ。10位には東が入った。

 次大会は岡山国際サーキットに舞台を移し、4月29日、30日に第2戦、第3戦が開催される。

9周の決勝がスタートした

優勝は吉田馨(TAKE FIRST kks2)

決勝2位は

決勝3位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)

決勝4位は土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)

決勝5位は板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)

決勝6位は藤井翔太(Drago CORSE)

優勝した吉田馨(TAKE FIRST kks2)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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Forumula Beat

第1戦鈴鹿決勝ドライバーコメント 優勝・金井亮忠「卒業する学生の最終レースをいい形で終えられた」

優勝 金井亮忠(チームNATS正義001)

金井亮忠(チームNATS正義001)

 「スタートは決まって、翔太君が出遅れ、1周目にマージンを築けたのが大きかったと思います。スタート直後の2、3周は向こうの方が秒単位で速いのであっという間に追いつかれてしまいました。その間、ぼくのタイヤも暖まってきて同じようなペースで走れるようになりました。セーフティーカー開けは、トラクションをしっかりかけて加速が鈍らないように意識して走りました。学生も卒業なので、1年の最後のレースを一番いい形で終えられてよかったです」

2位 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「スタートはほぼストールして、クラッチを切ったらエンジンがかかっていたので、よかったです。その後のペースはありましたが、バトルになったときに抜けなくて、そこは自分のだめなところです。人が前にいてダウンフォースが抜けると自分の走りができませんでした。セーフティーカー開けは、リスタートは決まりましたが、確実に行けるチャンスはなかったです」

3位 ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)

ハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)

 「1週間前の鈴鹿の練習で他のカテゴリーのクルマとクラッシュして、そのダメージが治らなくて、極端に操縦安定性が悪くなりました。練習でも調子悪いなかで3秒台に入りそうだったので、本調子なら上の2台とバトルできていました。次回までに直したいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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Forumula Beat

第1戦鈴鹿決勝 食い下がる酒井翔太を押さえきった金井亮忠がポールトゥウイン

優勝は金井亮忠(チームNATS正義001)

 フォーミュラ・ビート地方選手権シリーズ第1戦は23日、鈴鹿サーキットチャンピオンカップレース第1戦で決勝を行い、ポールポジションからスタートした金井亮忠(チームNATS正義001)が、ポールトゥウインを飾った。

 フォーメーションラップは午前11時15分より始まる。快晴だが風が強く肌寒い。予選3位から装備品不備(アンダーウエア未着用)でペナルティーを受けた梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)は最後尾に回り、ピットレーン速度違反の杉山寛(ミスト☆菱洋商事株式会社)はピットスタートとなった。

 フォーメーションラップ1周目には、舩井俊仁(ファーストガレージFG108)が2コーナー立ち上がりでストップ、赤旗が提示された。このため周回数は1周減算され8周のレースとなる。エクストラフォーメーションラップ2周が行われ、各車グリッドに着きスタートが切られた。

 ポールポジションの金井亮忠(チームNATS正義001)が好スタートを切る一方、予選2位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)はストール気味で3位に後退。2位には予選3位から加藤智(FEEL・TAKEFIRST)が浮上するも、酒井はすかさずスプーンコーナーでインから加藤を攻略し、2位を奪い返す。

 オープニングラップの1周終わりには、金井が2位の酒井を2秒4離し戻ってきた。加藤は3位に落ち、4位に予選5位からハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)が上がり、5位に鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)が、6位に予選4位から後退した植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)が、7位には早くも最後尾から梅本が上がってきた。

 ここから2位の酒井がファステストラップを出しながら、トップ金井に急接近。酒井は、2周目にその差を1秒5とすると、3周目には予選を上回り、フォーミュラビートのコースレコードを更新する2分2秒585をたたき出し、その差を0秒6とした。3位の加藤は2位酒井から8秒8離れ、優勝争いは上位2台の一騎打ちとなった。

 4周目には金井と酒井はテールトゥノーズになる。しかし、この頃から金井のタイヤも暖まり、巧みに金井が酒井を押さえ、先行を許さない。

 5周目、1コーナーで4位伊澤が加藤をパスして3位に上がる。ヘアピンでは、6位植田と7位梅本が接触。植田はコースアウトし、梅本はフロントウイングを壊した。このため、ここでセーフティーカー(SC)が導入された。

 SCは7周を回ってピットイン。レースは残り1周での争いとなった。リスタートを決めた酒井は金井の背後につけ、隙をうかがう。しかし、ここでも金井は冷静に酒井を押さえきり、最終ラップを走行。金井がトップでゴールし、ポールトゥウィンを飾った。酒井は2位、3位には伊澤が入った。

 4位には加藤が、5位には鈴木、6位には梅本が入ったがペナルティーで後退。代わって、6位はジェントルマンクラストップの田中諭(ミスト・制動屋)が入った。

 次大会は富士スピードウェイに舞台を移し、3月15、16日に第2戦、第3戦が開催される。

8周に短縮された決勝がスタートした

決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝3位はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)

決勝4位は加藤智(FEEL・TAKEFIRST)

決勝5位は鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)

決勝6位は田中諭(ミスト・制動屋)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA CHAMPION CUP RACE第1戦 -RIJ- (2025/02/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16吉田 馨TAKE FIRST kks2
MYST KK-S2
926'44.351--
222酒井 翔太ファーストガレージKK-SⅡ
MYST KK-S2
926'47.499 3.148 3.148
31元山 泰成株式会社エコテク
MYST KK-S2
926'47.906 3.555 0.407
411土橋 皇太Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
926'49.929 5.578 2.023
555板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ
MYST KK-S2
926'50.526 6.175 0.597
634藤井 翔太Drago CORSE
MYST KK-S2
926'54.230 9.879 3.704
733吉田 紘大T's TECHNO
MYST KK-S2
926'54.79410.443 0.564
847G1山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
926'55.09810.747 0.304
956箕浦 稜己MYST SEIDOYA KK-SⅡ
MYST KK-S2
926'56.14411.793 1.046
1057東 慎之介サンセルモMYST/ORM
MYST KK-S2
926'57.41813.067 1.274
1137阪本 一世免許取るなら大阪サヤマ☆EAGLE
MYST KK-S2
927'02.49318.142 5.075
124G2古里 拓FLEET REV KK-SII
MYST KK-S2
927'02.90018.549 0.407
1372久保 直也AQUAだーはまレーシングNUTEC
WEST 07J
927'11.08326.732 8.183
14*10杉田 悠真LAPS with REV RACING
MYST KK-S2
927'14.82830.477 3.745
155G3高橋 浩史BBK☆レヴレーシング
MYST KK-S2
927'15.46731.116 0.639
16*43五十嵐 文太郎Drago CORSE
MYST KK-S2
927'28.72244.37113.255
---- 以上規定周回数(90%- 9Laps)完走 ----
-52中川 賢太イーグルスポーツ
MYST KK-S2
39'16.5146Laps6Laps
-12宮本 颯斗J-LOC
MYST KK-S2
39'17.3276Laps 0.813
-18鈴木 七瀬ネッツトヨタ三重with FORM
MYST KK-S2
0-9Laps3Laps
-15永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
0-9Laps -
  • Fastest Lap: CarNo. 56 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ) 2'15.502 (9/9) 2'14.502 155.427 km/h
  • CarNo. 10は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第59条1.1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 43は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第59条1.6(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
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Forumula Beat

第1戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2025/02/23) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 Formula Beat Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
172金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
820'31.641--
26酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
820'32.084 0.443 0.443
31ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーR疾風
疾風
820'34.774 3.133 2.690
410加藤 智FEEL・TAKEFIRST
B-MAX RK01
820'36.673 5.032 1.899
543鈴木 智之テイクファースト★C72制動屋
ZAP F108
820'37.542 5.901 0.869
617G1田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
820'49.24117.60011.699
776G2松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
820'49.46017.819 0.219
821G3村瀬 和也ミスト関口:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
820'51.30719.666 1.847
933G4杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
MYST KK-ZS
820'51.93420.293 0.627
10*35G5髙橋 忠克髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
820'54.68523.044 2.751
11*92梅本 幸汰ファーストガレージ FG01
FG101
821'18.06846.42723.383
---- 以上規定周回数(90% - 7 Laps)完走 ----
-11G-植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
48'31.4764Laps4Laps
-3G-舩井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 2.02.585 (3/8) 170.536 km/h
  • CarNo. 35は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第54条5(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 92は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第59条1.1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント PP・箕浦稜己「マシンを使いこなせた」

ポールポジション 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)

ポールポジションを獲得した箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)

 「位置取りは悪かったんですが、調整してトップを取れたのでよかったです。想定していたタイムが出たので、多分ポールはいけると思いました。ぶっちぎれたのは、周りよりぎりぎりでマシンを使いこなしているのかなと思います。決勝はスタートが苦手なので、そこを決めて優勝したいと思います」

2位 吉田馨(TAKE FIRST kks2)

予選2位の吉田馨(TAKE FIRST kks2)

 「うまくまとめてた周にシケインでロックしてしまいました。それがなければ箕浦選手には近づけたと思います。決勝は、古いタイヤでもいいタイムが出てるので、そこは自信を持って行こうと思います。スタートは微妙ですが、前に出られればなんとかなるので、頑張りたいと思います」

3位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)

予選3位の酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)

 「新品タイヤを履いたらよくなくて、朝の練習で走り続け80kmくらい使ったタイヤで予選に臨みました。前半はタイムがポンポン上がったんですが、後半はリアタイヤが無くなってきて、一発を出そうとしてもタイムがぜんぜん上がりませんでした。新品タイヤをうまく使えないというのが課題だったので、それをどうにかできれば新品の方がよかったかもしれません。1秒以上タイム差があるので、決勝は前に食いついていければと思います」」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿公式予選 箕浦稜己が初ポールポジションで、2位が吉田馨 ともに実戦2戦目で大躍進

ポールポジションは箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第1戦は22日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は、前プログラムで赤旗が出たため定刻より5分遅れの午後3時45分より行われた。通常予選は20分間だが、路面張替を行ったことと低気温を考慮して5分延長され25分間となった。参加は20台でうち3台がジェントルマンクラスで、初出場は、五十嵐文太郎(Drago CORSE)と土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)の2人だ。正午過ぎまで降り続いていた雪もやみ、雲がはけるとほぼ快晴となった。WET宣言が出されているが、全車ドライタイヤを履いてコースインした。

 序盤、予選をリードしたのは吉田馨(TAKE FIRST kks2)。計測1周目に2分17秒719を出すと、同2周目には15秒018まで縮める。

 しかし計測4周目には箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SⅡ)が2分14秒とトップに立つ。吉田も14秒566までタイムを縮めるも2位に落ちた。3位には酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)が14秒814でつける。

 計測6周目にはトップ箕浦が2分14秒028と若干タイムアップ。同7周目には酒井が14秒282で2位に浮上した。吉田は14秒366までタイムを削るも3位に後退。

 計測8周目、トップ箕浦が2分13秒577とタイムを大幅に短縮。2位には13秒941で吉田が再浮上。酒井はタイムアップならず、14秒282のままで3位に落ちた。

 計測10周目には箕浦が2分13秒155とさらにタイムを縮め、2位以下を突き放す。2位の吉田、3位の酒井ともタイム更新はならず、このまま25分間の予選は終了した。

 計測6周目に2分14秒920で4位に浮上した鈴木七瀬(ネッツトヨタ三重with FORM)は、その後徐々にタイムを縮め同9周目に14秒308まで縮めるも順位は変わらず、4位で予選を終えた。

 計測8周目には10位まで順位を落としていた杉田悠真(LAPS with REV RACING)は、最終となった同10周目に2分14秒733までタイムを縮め5位に浮上した。

ルーキーの五十嵐は、常にトップ6内の順位につける健闘で、最終的にタイムを2分14秒875まで縮め6位に滑り込んだ。

 ジェントルマンクラスは、山根一人(光精工TK-Sport MYST)が一時は総合6位につけ大健闘。最終的には総合9位で予選を終えたが、文句なしで同クラスのポールポジションを獲得した。

 ポールポジションの箕浦と予選2位の吉田は、ともに昨年末の日本一決定戦がスーパーFJのデビュー戦で、いきなり1-2につけ大躍進を果たした。

 箕浦は岐阜市在住の16歳で、鈴鹿のカートX30でチャンピオンを獲得。ミストのエースカー56号車のパフォーマンスを引き出し、ぶっちぎりでのポールとなった。

 決勝は明日23日、午後2時30分からだが、天候状態を考慮しフォーメーションラップが2周となったため当初予定の10周から1周減算され9周で行われる。

予選2位は吉田馨(TAKE FIRST kks2)

予選3位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SⅡ)

予選4位は鈴木七瀬(ネッツトヨタ三重with FORM)

予選5位は杉田悠真(LAPS with REV RACING)

予選6位は五十嵐文太郎(Drago CORSE)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
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Forumula Beat

第1戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント PP・金井亮忠「酒井君にはかなわないと思ったが……」

ポールポジション 金井亮忠(チームNATS正義001)

ポールポジションを獲得した金井亮忠(チームNATS正義001)

 「酒井君がむちゃくちゃ速くてぼくが6秒台のときに3秒台が出ていたので、これはかなわないと思いました。でも僕もだんだんタイムを上げることができたので抜けた感じですね。決勝は、前半のタイムの上がり方が課題で、そこをもう少し見直して、序盤からタイムが出るように改善していきたいと思います」

2位 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

予選2位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「ぽっと3秒台のタイムが出て、練習のときから誰もこのタイムが出てなかったので、これはいけるだろうと、チームからも帰って来いという指示があったのでピットに戻りました。金井さんやハンマーさんのタイムを見て、行くかどうか考えていましたが、金井さんに終了ぎりぎりにタイムを出されたので行けませんでした。ベストが出た次の周もマイナス表示だったので、もう1周走れば2秒台が出たと思います。悔しいですが、決勝にタイヤを温存でき、フロントローなので優勝は狙えると思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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Forumula Beat

第1戦鈴鹿公式予選 金井亮忠が逆転ポールポジション

ポールポジションは金井亮忠(チームNATS正義001)

 フォーミュラ・ビート地方選手権シリーズ第1戦は22日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い金井亮忠(チームNATS正義001)が逆転でポールポジションを獲得した。

 公式予選は午後2時20分より行われた。通常予選は20分間だが、路面張替を行ったことと低気温を考慮して5分延長され25分間となった。参加は13台、うち7台がジェントルマンクラスだ。直前まで降り続いていた雪もやみ、雲間からは青空も広がりつつある。WET宣言が出されているが、全車ドライタイヤを履いてコースインした。

 計測2周目には、酒井翔太(ファーストガレージFG108)がいきなり2分3秒431という素晴らしいタイムでトップに立つ。2位の金井亮忠(チームNATS正義001)はまだ7秒台だ。これを見て、酒井はほぼポールポジションを確信したのかピットイン。他車の動向を見つつ決勝に向けてタイヤを温存し、ピットで待機する作戦に出た。

 計測3周目、2位金井はタイムを2分6秒427まで縮めるもトップ酒井との差はまだまだ大きい。3位加藤智(FEEL・TAKEFIRST)は7秒630、4位梅本幸汰(ファーストガレージ FG01)は7秒984、5位植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)は8秒233、6位鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)は13秒792だ。

 計測4周目、梅本が2分6秒011で2位に浮上した。同6周目には金井が4秒567で2位を奪い返し、徐々にトップ酒井との差を削り始める。

 その後、金井は計測8周目に2分3秒545とトップ酒井との差を僅差に持ち込むと、同9周目には3秒313まで縮めついに酒井を逆転してトップに立った。予選も終了直前で酒井は再アタックするチャンスを失い、2位に後退することとなった。

 3位には梅本が入ったが、ドライバーの装備品違反でタイムを抹消され後退、3位には繰り上がって加藤が入った。

 4位にはジェントルマンクラストップの植田が、遅れてピットアウトしたディフェンディングチャンピオンのハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)は徐々にタイムを縮め5位まで浮上、6位には鈴木が入った。

 決勝は明日23日、午前11時15分からだが、天候状態を考慮しフォーメーションラップが2周となったため当初予定の10周から1周減算され9周で行われる。

予選2位は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

予選3位は加藤智(FEEL・TAKEFIRST)

予選4位は植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

予選5位はハンマー伊澤(アルカディア☆ハンマーR疾風)

予選6位は鈴木智之(テイクファースト★C72制動屋)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Tags:

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2025/02/22) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
156箕浦 稜己MYST SEIDOYA KK-SⅡ
MYST KK-S2
2'13.155--156.999
26吉田 馨TAKE FIRST kks2
MYST KK-S2
2'13.941 0.786 0.786156.078
322酒井 翔太ファーストガレージKK-SⅡ
MYST KK-S2
2'14.282 1.127 0.341155.681
418鈴木 七瀬ネッツトヨタ三重with FORM
MYST KK-S2
2'14.308 1.153 0.026155.651
510杉田 悠真LAPS with REV RACING
MYST KK-S2
2'14.733 1.578 0.425155.160
643五十嵐 文太郎Drago CORSE
MYST KK-S2
2'14.875 1.720 0.142154.997
715永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
2'14.969 1.814 0.094154.889
81元山 泰成株式会社エコテク
MYST KK-S2
2'15.070 1.915 0.101154.773
947G1山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
2'15.078 1.923 0.008154.764
1033吉田 紘大T's TECHNO
MYST KK-S2
2'15.190 2.035 0.112154.636
1134藤井 翔太Drago CORSE
MYST KK-S2
2'15.291 2.136 0.101154.520
1255板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ
MYST KK-S2
2'15.402 2.247 0.111154.394
1352中川 賢太イーグルスポーツ
MYST KK-S2
2'15.461 2.306 0.059154.326
1411土橋 皇太Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
2'15.564 2.409 0.103154.209
1512宮本 颯斗J-LOC
MYST KK-S2
2'15.597 2.442 0.033154.172
1657東 慎之介サンセルモMYST/ORM
MYST KK-S2
2'16.046 2.891 0.449153.663
174G2古里 拓FLEET REV KK-SII
MYST KK-S2
2'16.995 3.840 0.949152.598
1837阪本 一世免許取るなら大阪サヤマ☆EAGLE
MYST KK-S2
2'17.311 4.156 0.316152.247
1972久保 直也AQUAだーはまレーシングNUTEC
WEST 07J
2'19.020 5.865 1.709150.375
205G3高橋 浩史BBK☆レヴレーシング
MYST KK-S2
2'19.960 6.805 0.940149.366
---- 以上基準タイム(130% - 2'53.930)予選通過 ----
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Forumula Beat

第1戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2025/02/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2025 Formula Beat Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
172金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
2'03.314--169.528
26酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
2'03.431 0.117 0.117169.368
310加藤 智FEEL・TAKEFIRST
B-MAX RK01
2'04.891 1.577 1.460167.388
411G1植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
2'05.134 1.820 0.243167.063
51ハンマー 伊澤アルカディア☆ハンマーR疾風
疾風
2'05.146 1.832 0.012167.046
643鈴木 智之テイクファースト★C72制動屋
ZAP F108
2'05.843 2.529 0.697166.121
735G2髙橋 忠克髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
2'10.167 6.853 4.324160.603
817G3田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
2'10.879 7.565 0.712159.730
976G4松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
2'11.060 7.746 0.181159.509
1021G5村瀬 和也ミスト関口:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
2'12.285 8.971 1.225158.032
113G6舩井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
2'12.490 9.176 0.205157.787
12*33G7杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
MYST KK-ZS
2'13.229 9.915 0.739156.912
---- 以上基準タイム(130% - 2'41.042)予選通過 ----
-*92梅本 幸汰ファーストガレージ FG01
FG101
タイム抹消---
  • CarNo. 33は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第62条1.2(ピットレーン速度違反により、決勝時ピットスタートとする。
  • CarNo. 92は、SUZUKA CHAMPION CUP RACEシリーズ規則第14条3(ドライバーの装備品)違反により、失格とする。
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S-FJ日本一決定戦

岡本大地、スーパーFJ日本一決定戦戴冠までの軌跡

 2024年12月1日に三重県の鈴鹿サーキットで決勝が行われたスーパーFJ日本一決定戦は、岡本大地が優勝して幕を閉じた。岡本は2016年に同レースに初参加、その後2018、2023年は欠場したが今回、出場7度目にして初の日本一称号を手に入れた。岡本の日本一決定戦の軌跡を振り返る。

 岡本は1998年6月22日、高知県でサラリーマンの家庭に生まれる。父親がシステムエンジニアだっため、家にはパソコンが余っていた。中学なると、木材をネジで組んだコクピットを自作し、レースのシミュレーターゲームを始める。

 まだeスポーツと呼ばれてない時代だが、シミュレータでグローバルMX5のレースがあり、岡本も参加。タイムアタックで上位40名に入り、ファイナルへの出場を果たした。そのファイナルレースから成績優秀者が翌2015年のアメリカで行われる実車のMX5に出場するスカラシップを得るが、10位入ったドライバーが出場権を得、9位に入った岡本は残念ながらその権利を手中にすることはできなかった。これが悔しくて、岡本は実車レースに出場したいと思うようになる。

■2016年

 自動車免許を取った岡本は、父親のつてで高下レーシングを紹介され、マシンを借りてスーパFJレースに参戦を始める。最初に出場したのは韓国で行われたスーパーFJ交流戦、続く岡山FJシリーズにもスポット参戦した。そしてツインリンクもてぎで行われたスーパーFJ日本一決定戦にも初出場。しかしこの年は、旧式やプロトタイプのマシンだったためめだった成績は残していない。

■2017年

 この年から岡本の快進撃が始まる。岡山シリーズは開幕から第5戦までポールトゥウインで、最終戦を待たずにチャンピオンを獲得。スポット参戦した鈴鹿でもポールトゥウイン。F1のサポートレースとなったドリームカップレースでもポールトゥウインと、まさに向かうところ敵無しの成績を収める。

 そして迎えた日本一決定戦鈴鹿。岡本は予選Bグループ2位につけ、セミファイナルレースに臨む。ここでも素晴らしいスタートを決め、トップで1コーナーに向かうも、ミッショントラブルでリタイア。残念ながら決勝進出はならず、最後の最後につまずいた形となった。

■2018年

 スーパーFJはWEST 17Jの開発ドライバーを務める。鈴鹿のスクール(SRS-F)にも入校する。

 FIA-F4にもスポット参戦。しかし、鈴鹿では、岩佐歩夢、菅波冬悟とのバトル中に1コーナーで大クラッシュする不運に見舞われた。

 スーパーFJでは、開発中のマシンで奮闘するも1勝をあげるのがやっとだった。この年、もてぎで行われた日本一決定戦は出場していない。

 スクールは、三宅淳詞がスカラシップを獲得。ここでも岡本は涙を飲んだ。

■2019年

 この年はFIA-F4にフル参戦するも苦戦。現在に至るまでメーカー育成ドライバー以外がチャンピオンを獲得した年はなく、岡本をもってしてもプライベートチームでは厳しかった。それでも第3戦富士では3位表彰台を獲得してみせた。

 この年、スーパーFJのシリーズ戦は不出場。鈴鹿で行われた日本一決定戦では、予選A組2位、第1レグ2位で、決勝は3番グリッドから。スタートでトップに立つも、セーフーティーカー中に燃料トラブルに見舞われリタイアとなった。日本一は岩佐歩夢が手にした。

 この年、ネクソンタイヤの開発ドライバーとして86/BRZレースにも参戦を始める。

■2020年

 スーパーFJは鈴鹿シリーズに参戦。4戦全勝でチャンピンに輝いた。

 もてぎで行われた日本一決定戦では、予選B組2位、第1レグ2位で決勝を迎える。しかし、ファイナルラップのトップ争いで、宮下源都と接触して周回遅れに。日本一は元嶋成弥が手にした。

■2021年

 引き続きスーパーFJ鈴鹿シリーズに参戦。5戦中3勝で2年連続チャンピオンを獲得した。

 86/BRZレースでは十勝で3位に入り、NEXENタイヤでの初表彰台となった。

 鈴鹿で行われた日本一決定戦では、予選A組PP、第1レグ優勝で決勝に臨む。上野大哲との激しいトップ争いを展開するも一歩及ばず、2位となった。

■2022年

 スーパーFJ鈴鹿シリーズにスポット参戦。6戦中4戦出場し優勝1回、ランキングを3位で終えた。またこの年の途中からスーパー耐久ST-5クラスへの参戦を始める。

 この年の日本一決定戦は冨士。予選A組PP、第1レグ優勝。決勝は、ファイナルラップまで、岡本、清水啓伸、森山冬星との三つ巴の激しい争いとなるが、ファイナルラップで接触して3位。優勝は清水だった。

■2023年

 この年もスーパーFJ鈴鹿シリーズにスポット参戦。8戦中3戦に出場し、1勝を挙げる。

 スーパー耐久にはST-5クラス・村上モータースのエースドライバーとしてフル参戦。年間2勝を挙げランキング3位を獲得した。

 86/BRZレースでは、この年からNEXENの開発から外れたものの、BSタイヤでスポット参戦した第1戦SUGOでポールトゥウインを飾り周囲を驚かせる。この活躍が認められ、現在も86/BRZに参戦中だ。

 もてぎで行われた日本一決定戦は不出場。

■2024年

 引き続きスーパーFJ鈴鹿シリーズにスポット参戦。1戦のみ出場し1勝を挙げた。

 スーパー耐久レースも引き続き村上モータースからST-5クラスに参戦。3勝を挙げるもののトラブルに泣かされランキング2位で終えた。

 そして鈴鹿で行われた日本一決定戦に出場。勝てるときはこういうものだろう。いままでの不運や接触が嘘のように、予選A組PP、第1レグ優勝、そしてファイナルも2位以下を圧倒して優勝した。

 初出場した2016年から足かけ9年、7回目のチャレンジで、ついに岡本は日本一の栄冠を手にした。

 岡本は「スーパーFJはまだまだ新しい発見があるので機会があれば出場したい」という。他カテゴリーも含めて、2025年シーズンの岡本の活躍に期待したい。

 スーパーFJは明日22日に4シリーズの先陣を切って鈴鹿・岡山シリーズが鈴鹿サーキットで開幕する。他3シリーズも順次開幕を迎え、日本一決定戦は12月21日に富士スピードウェイで決勝が行われる。

Text:Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Keiichiro TAKESHITA
Kazuhiro NOINE
Yoshinori OHNISHI
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