クラスⅠの木村武史、野間一が、前日優勝のガイヤルドGT3飯田太陽を寄せ付けずに1-2フィニッシュ。
前日の大荒れの天候とは打って変わり、朝から陽射しが眩しく射す第4戦予選は、前日同様クラスⅠの車両2台が速く、CARGUY with Direction HURACAN GT3の木村武史がPP、HURACAN Trofeoの野間一が2番手につけ、Ks Frontier Gallardo GT3の飯田太陽が予選3番手に、BRP SLS AMG GT3の奥村浩一が4番手、5番手にはCARGUY with Direction 108 458の林裕介が入り、そして6番手にケーズフロンティア カワツウ MP4-12C GT3の萩野哲生の結果となった。
そして絶好のコンディションの下でスタートした決勝は、やはり木村、野間のLamborghini HURACAN 車両が他を引き離す展開の中、5周目に木村がLamborghini HURACAN GT3車両に義務付けられているハンディキャップのドライブスルーを実施。その合間に順位が逆転し野間がトップに浮上。木村は20秒以上もの差をつけられてしまったが、ここから木村HURACAN GT3の追撃が始まる。周回を重ねるごとにトップとの差を詰め、そしてついに最終ラップで野間を抜き去りトップを奪い返した。以下Gallardo GT3の飯田太陽が3位、スタート直後に飯田を抜いて3位に浮上したFerrari 485 Italia GT3の林裕介だったが、後半飯田にかわされて惜しくも4位フィニッシュとなった。
また2016 Super Car Raceで設けられた最高速賞は、第3戦決勝時に、Lamborghini HURACAN Trofeoの野間一が時速265.748㎞を、第4戦予選時にLamborghini HURACAN GT3木村武史が時速289・312kmを記録し、それぞれ受賞をした。
■ドライバーコメント
- 総合優勝・木村武史 CARGUY with Direction HURACAN GT3
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「きちんと賞金が出るレースで勝てるのはうれしい。性能調整もピットインという分かりやすいレギュレーションでとてもいいけど、実際いつ入ろうかと決めるタイミングが難しかった(笑)。昨日の反省もあって最初からプッシュして走りました。最高速も狙っていて、ぎりぎりまでブレーキを我慢して獲れたので、これもうれしいです」
- 総合2位・野間一 CARGUY with Direction 108 HURACAN GT3
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「予選のタイム差だけだと、前に行けると思ったけど、実際には難しかった。タイヤも持たせなければならず、マシンの性能差もありますからね」
- 総合3位・飯田太陽 Ks FrontierガイヤルドGT3
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「最初のスピンが痛かったが、タイヤが思ったより温まっていなかったかもしれません。でもぶつかったり、トラブッたりしなかったのはラッキーでしたね。」
- クラスⅡ優勝・小林賢二 こばやし歯科KRM 911CUP
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「今日は他のレースも走って、立て続けにレースしたので大変でした(笑)。タイヤも1セットで行ったので、使い方も考えながら走っていました」
SCR・JAPAN
2016スーパーカーレース第3戦が真夏の富士スピードウェイで開催! HURACAN GT3の木村武史が2位以下を大きく引き離すも、木村にドライブスルーハンディ。ガイヤルドの飯田太陽が劇的な逆転優勝!

クラスⅠで優勝した飯田太陽

クラスⅡで優勝した足立剛士

クラスⅣで優勝したアンソニー・チャン

クラスⅠの表彰式

クラスⅡの表彰式

クラスⅣの表彰式
6月に富士スピードウェイで開幕した2016年スーパーカーレースシリーズ、残雪優雅な霊峰富士から8月に入り、すっかり雪が溶け荒々しささえ感じさせる真夏の富士が姿を現していたが、第3戦が行われた土曜日は残念ながら強い雨に見舞われ、完全にウェットコンディション。予選はクラスⅠのCARGUY with Direction 108 HURACAN GT3の木村武史が異次元の速さを見せてPP獲得。チームメイトの野間一が2位に入りLamborghini HURACAN 勢が1-2発進。Gallardo車両を駆る実力派、Ks FrontierガイヤルドGT3の飯田太陽が3位に食い込んだ。
しかしながら降り続いた雨も第3戦決勝がスタートする前には止み、路面はウェットコンディションながらも次第に乾いて行く状況。最前列に並んだ木村、野間2台のLamborghini HURACAN 車両がリードをとるかたちでレースが始まったが、3番手スタートのLamborghini Gallardo GT3飯田太陽が4周目に野間をパスして2位に浮上。しかしこの時点でトップの木村との間には大差がついていたが、あきらめずに追う飯田。その差は少しずつ縮まるものの残り2周となったところで30秒以上の差がつき、そのまま木村がフィニッシュするかと思われたが、1周を残して木村がピットにマシンを向けた。HURACAN GT3車両にはハンディキャップのドライブスルーが義務付けられていたのだ。ピットをすり抜けた時Gallardo GT3の飯田はトップに立っていた。残り1周、木村は必至に飯田を追ったが、わずか3秒あまり届かず無念の2位。飯田がうれしい優勝を手にすることとなった。他、クラスⅡでは、Ferrari 485 Challenge EVO安達剛士が優勝を、そして2台が参戦したクラスⅣはLotus Exige Gt4のアンソニー・チャンが優勝をおさめた。
■ドライバーコメント
- クラスⅠ優勝・飯田太陽 Ks FrontierガイヤルドGT3
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「最初にマシンを温めておく作戦がうまく行きました。とにかくスピンしないように気をつけました。レギュレーションに助けられての優勝でしたが、レースは楽しくできました」
- クラスⅣ優勝・アンソニー・チャン TEAM LOTUS EXIGE GT4
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「ありがとうございます。すごく楽しんでレースを走ることができました」
SCR・JAPAN
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本F3選手権の第6大会(第11戦、第12戦)行われ、トヨタが支援する山下健太(TEAM TOM'S)が第12戦で2位表彰台。坪井 翔(TEAM TOM'S)が第11戦、第12戦で連続3位表彰台を獲得した。

第12戦で2位表彰台を獲得した山下健太(TEAM TOM'S #36)
全日本F3選手権の第6大会(第11戦、第12戦)が8月20日(土)と21日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。
明日のトップドライバーを夢見る若手がしのぎを削るF3。今季の全日本F3には、TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)ドライバーとして、山下と坪井の2名を支援している。
シリーズフル参戦3年目となる21歳の山下は、過去2年連続でランキング2位。今季は第1戦、第2戦、第5戦とこれまでに3勝を挙げ、首位と5ポイント差のランキング2位につけている。
昨年初開催となったFIA-F4の初代チャンピオンに輝き、今季よりF3へとステップアップした21歳の坪井は、未だ勝利こそないものの、開幕からの10戦中、トラブルで決勝に出走できなかった1戦を除く9戦全戦で表彰台獲得を続けており、ランキングは首位と9ポイント差の3位につけている。
予選
20日(土)は前夜からの断続的な雨が残り、午前10時15分からのF3予選は完全なウェットコンディションで実施された。
セッション中、雨が強まっていく状況となった第11戦予選では、坪井が一時2番手につけるもかわされ3番手。山下はタイムが伸びず5番手となった。
10分間のインターバルの後に行われた第12戦予選では、第11戦よりは雨脚が弱まり、坪井が3周目に第11戦のタイムを上回ってトップへ。4周目には山下がこの坪井のタイムを更新し、ポール獲得かと思われたが、チェッカー後にライバルが更にタイムを更新し、山下は2番手、坪井が3番手から第12戦の決勝スタートを切ることとなった。
第11戦決勝
予選の後、雨は止み、スーパーフォーミュラの予選時には完全なドライコンディションとなっていたが、F3の第11戦決勝スタートへ向け、全車がグリッドに着いたところで突然の土砂降りに。コースは一気にヘビーウェットとなり、スタートは順延。
グリッド上で全車レインタイヤに交換し、セッティングを変更して、予定よりも20分遅れた午後5時5分にフォーメーションラップ開始。セーフティカー先導の2周を経て、3周目から本格戦が開始された。
セーフティカーランからのスタートという事もあり、上位勢は順位の変動なく、激しく水煙を上げながら序盤戦を周回。3位につける坪井は、序盤こそ前の2台とほぼ同じペースで追い続けたが、その後は徐々に離されることに。それでも3位のポジションを守ってチェッカー。今季10度目の表彰台獲得となった。山下はスタートポジションの5位でフィニッシュした。
第12戦決勝
21日(日)は一転朝から好天に恵まれ、気温もうなぎ登り。午前10時15分からのフォーメーションラップを経て、気温32度、路面温度45度という暑さの下で第12戦決勝(20周)のスタートが切られた。
3番手グリッドの坪井が好ダッシュを見せ、2番手グリッドの山下に1コーナーから2コーナーにかけて並びかけたが逆転には至らず。その後は、各車じりじりと差を広げられての単独走行となった。
3位を走行する坪井はペースが上がらず、中盤には後続の猛追を受けることに。数周にわたってテール・トゥ・ノーズでのバトルを繰り広げ、何とか3位を守っていた坪井だったが、15周目の90度コーナーでインをつかれ、4位に後退。もう1台にも迫られるが、コーナーでのバトルの末にライバルがスピン。
坪井は4位での単独走行となったが、17周目に3位走行中の車両が突然スローダウン。これで坪井は再び3位へと復帰した。
山下は2位でチェッカー。今季3度目の2位表彰台で、ランキング2位のポジションは守ったが、首位との差は19ポイントに開くこととなってしまった。
坪井は3位。12戦中、決勝に出走した11戦全戦での表彰台を獲得している。
シーズンは次戦、9月10日(土)11日(日)にオートポリス代替として行われる岡山大会の2戦と、最終大会SUGOでの3戦、計5戦を残すのみとなっている。

ルーキーの坪井翔(TEAM TOM'S #37)は第11戦、第12戦共に3位表彰台獲得

第12戦で2位となった山下健太(左)と3位の坪井翔(右)
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
ツインリンクもてぎでスーパーフォーミュラ第4戦が行われ、関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がデビュー4戦目にしてポール・トゥ・ウィンで初優勝。アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)、石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が2,3位表彰台を獲得。トヨタエンジンはトップ5を占める速さを見せた。

デビュー4戦目にして初優勝を挙げた関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL:中央右)と2位のアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S:左)、3位の石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING:右)
スーパーフォーミュラの第4戦が8月20日(土)、21日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。
全7戦で戦われる2016年シーズンのスーパーフォーミュラも、折り返しの4戦目を迎えた。この第4戦では、後半戦へ向けた新スペックエンジンを投入。加えて、今大会は新たな試みとして通常1スペックのタイヤで争われてきたスーパーフォーミュラで、1段階柔らかいソフトタイヤが追加導入された。決勝レースではこの新しいソフトタイヤと、従来のミディアムタイヤの両方の使用が義務づけられ、戦略的にも興味深いレースとなった。
8月後半ということで、シリーズで最も暑いコンディションとなり、タイヤやエンジン、ブレーキ、そしてドライバー自身にも大きな負担を強いる酷暑のレースで、後半戦へ向けて誰が抜け出すか、注目の戦いが展開された。
予選
20日(土)、前夜からの断続的な雨により、朝のフリー走行はウェットコンディションで行われたが、その後雨は止み、天候も回復。スーパーフォーミュラの予選が行われる午後2時には、路面は完全に乾き、ドライコンディションで熱いアタック合戦が繰り広げられた。
午後2時10分、20分間のQ1が開始。セッションスタート前から多くの車両がピットロードに並んで待機し、全車ミディアムタイヤでコースイン。気温33度、路面温度38度、日差しの下でまずは関口がトップタイムをマークした。
セッション前半のアタックを終えると、ピットへ戻ってタイヤを交換。ほとんどの車両が今大会新たに採用されたソフトタイヤを装着し、残り7分を切ったあたりからコースイン。しかし、ここで関口とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)の2台のみが新品のミディアムタイヤで後半アタックに入った。
アタックのタイミングを計るために、非常に混み合うこととなったコース上で、ロッテラーが最終コーナーで他車と接触。フロントウィングを破損し、後半のアタックを諦めることとなってしまった。
各車タイムを更新していくも、ソフトタイヤ勢のタイムが思ったよりも伸びず、ミディアムタイヤでアタックした関口とオリベイラが1-2という予想外の展開に。
後半アタック出来なかったロッテラーも、セッション前半にマークしたタイムが11番手となり、Q2進出。
このセッションではナレイン・カーティケヤン(SUNOCO TEAM LEMANS)が16番手、中山 雄一(KCMG)が17番手でQ1敗退となった。
午後2時40分からのQ2(7分間)は、全車が新品のソフトタイヤを装着し、石浦、国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)らがスタート前からピットロードに並んで待機、セッション序盤から積極的にアタックしていった。
Q1で接触を喫したロッテラーの車両は、サスペンションにまでダメージが及んでおり、メカニックが懸命の作業を続けた結果、セッション残り半分となる、3分半を切ったところでコースへ復帰。一発アタックに賭けることに。
このセッションでも関口が速さを見せトップタイム。国本が2番手に。アウトラップの翌周のみのアタックとなったロッテラーが5番手に滑りこんだ一方で、トップ11台がコンマ5秒内に入るという相変わらずの僅差の予選で、アタック中にミスを喫したオリベイラと、コース上の混雑に阻まれた中嶋一貴が、8番手からコンマ1秒以下の差ながらまさかの10,11番手タイム。優勝候補の一角であったオリベイラと中嶋一貴がQ3進出を逃すこととなってしまった。
また、ウィリアム・ブラー(KONDO RACING)と小林 可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)も13、14番手でQ2敗退となった。
午後2時57分からのQ3(7分間)はタイヤ選択が分かれた。ソフトタイヤは2セットしか使えないため、Q1で使用しなかった関口以外は新品が無く、国本とジェームス・ロシター(KONDO RACING)はミディアムの新品を選択。関口のみが新品ソフト、石浦とロッテラーが中古ソフトを選択するという、注目のセッションとなった。
唯一新品ソフトを履く関口は3周目、全セクターでトップタイムを塗り替え、ライバルを大きく引き離すトップタイムをマーク。
中古ソフトの石浦が2番手タイムをマークしたが、関口には届かず。今季よりスーパーフォーミュラに参戦した関口が、0.4秒もの大差でデビュー4戦目にして初のポールポジションを獲得した。
トヨタエンジンは最前列グリッドを独占。ロッテラーは4番手、国本が5番手、ジェームス・ロシター(KONDO RACING)が7番手から決勝に臨むこととなった。
決勝
8月21日(日)は、不安定な天候だった前日とは打って変わって朝から好天に恵まれ、真夏らしい日差しと暑さの下、午後3時に52周で争われる決勝レースのフォーメーションラップが開始され、スタートが切られた。
スタートではポールポジションの関口が絶好のダッシュを見せ首位をキープ。最前列2番手の石浦は出遅れ、4位へ後退。4番手グリッドのロッテラーも好スタートで、石浦をかわすと、1周目に更に前車をかわし、2位へと浮上した。
トップを走る関口は、1周目からハイペースで後続を引き離していき、3周目にはその差は約4秒に。3位を走行していた車両がトラブルでリタイアとなったため、石浦が3位へ浮上。国本、ロシターと続き、トップ5をトヨタ勢が占めての序盤戦となった。
後方では、スタートの混乱で13位へとポジションを落とし、追い上げていたオリベイラが8周目にトラブルに見舞われスローダウン。痛恨のリタイアとなってしまった。
上位勢の車両がソフトタイヤでのスタートを選択したのに対し、ミディアムタイヤを選択した中嶋一貴は、得意のスタートで11番手から8位へとジャンプアップ。13周終了時点で早めのピットへ向かい、ソフトタイヤへと交換、ペースアップを図る作戦を採った。
ファステストに肉薄するタイムで追い上げを開始した中嶋一貴だったが、途中で後方集団に追いついてしまい、それ以上のペースアップはならず。
中盤に入ると、後続グループから次々にピットイン。38周終了時に、最後の国本がピットを終えた時点で、関口が2位のロッテラーに約8秒の大差をつけてトップに復帰した。
3位の石浦は、ピット終了時には4秒近くあったロッテラーとの差をじりじりと詰めていき、激しい2位争いを展開。
その後方では、ピットで先行を許したロシターもストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)をかわし、5位のポジションを奪還。その後は中嶋一貴がバンドーンを攻めての6位争い、その後ろで小林が山本 尚貴(TEAM 無限)とのテール・トゥ・ノーズでの入賞をかけてのバトルを繰り広げた。
首位を行く関口は、2位ロッテラーとの差を8秒ほどでキープ。終盤にはややマージンを取ったペースでその差が詰まったものの、それでも6秒の大差をつけ、独走でのポール・トゥ・ウィン。今季から参戦したスーパーフォーミュラのデビュー4戦目にして嬉しい初優勝を飾った。前戦3位表彰台を獲得している関口は、この勝利でドライバーズランキングでも首位に浮上した。
2位は終盤タイヤが厳しくなり、石浦の猛攻を受けるも凌ぎきったロッテラーが入り、今季初表彰台。3位は0.6秒届かず石浦となった。4位には国本が入り、この4台はランキングでも3点以内という僅差でのトップ4を占めることとなった。
5位には今大会練習走行から好調だったロシターが続き、トヨタエンジンは真夏の熱戦で、トップ5独占という速さを見せた。
後半僅差のバトルを続けた中嶋一貴と小林は共に1秒以内の差ながら逆転ならず、7位、9位に終わった。

デビュー4戦目にしてポール・トゥ・ウィンでの初優勝を飾った関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL #20)

最後まで2位争いを繰り広げた2位のアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S #36)、と3位の石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING #1)
- ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 20号車 ドライバー 関口 雄飛:
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昨日の予選からチームに本当に助けられた。昨日は戦略、クルマ共に最高で、ポールを取ることが出来た。今日のレースもスタートさえ決めて、1コーナーで前に出られればと思っていた。スタートは苦手なので、今大会はずっと練習をしてきた。今回は自分のレース人生を変えられる一戦になると思っていたので、不安もあったが、良いスタートが切れて良かった。スタートのあともとても良いペースで後続を引き離すことが出来、その後は心配なく戦えた。本当にチームに感謝している。レース前から、今年は混戦でみんなポイント差が無いので、ここで勝てばランキング上位に浮上できることが分かっていた。シリーズとしてはルーキーだが、気持ちは周りのベテランと変わらず、チャンピオンを狙うつもりで、次戦以降も勝つことだけを考えて全力で戦う。
- VANTELIN TEAM TOM’S 36号車 ドライバー アンドレ・ロッテラー:
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まず関口選手の初優勝を祝福したい。彼は本当に素晴らしいレーサーだ。私自身は良いスタートが切れてポジションを上げ、その後野尻選手もかわして2位に上がれたが、関口選手は我々よりも速く、その後は2位を走り続けることになった。前半スティントの終盤はペースが良かったが、周回遅れなどもあり、追い上げには到らなかった。予定よりも早めのピットで、ミディアムタイヤに履き替えてからは良いペースだったが、前を追うためにややプッシュしすぎて、終盤はタイヤが終わってしまった。それでも、2位表彰台に戻れたことは嬉しい。次戦の代替戦となった岡山は、我々にとってはあまり相性の良いコースではないが、調子は上向いているし、開幕戦よりは高い気温で良いレースが出来るのではないかと思う。
- P.MU/CERUMO・INGING 1号車 ドライバー 石浦宏明:
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スタートを決めてトップに立ちたかった。練習では上手く行っていたのに、本番では動き出しが悪く、イン側というポジションでややグリップが低いという影響もあって、スタートでライバルに前に出られてしまったのは失敗だった。クルマはとても速く、前車に阻まれなければもっとハイペースで走れただろう。ポテンシャル自体は高かったと思う。金曜日の時点ではライバルに対し大きな差を感じていたが、チームと共に努力を続け、着実に差を詰めることが出来、決勝前には戦える自信があった。実際に決勝を戦ってみて、タイヤの使い方などかなり進歩し、手応えも感じられたので、シーズンを考えるとかなり前向きな結果に終わって良かった。次戦は代替戦の岡山ということで、オートポリスも得意だが、2年連続で勝っている岡山は、流れを引き寄せるという意味でチャンスだと思っている。
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
ルーキー関口会心の勝利!!
8月21日に栃木県のツインリンクもてぎで行われた、全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の決勝は、ポールポジションからスタートした#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)が終始危なげない走りで52周を独走し、SFデビュー4戦めにして早くも1勝を挙げただけでなく、シリーズポイントでもトップに浮上した。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選12,000人/決勝16,500人/大会総入場者数28,500人)
第4戦決勝は午後3時より52周で行われた。
雨に翻弄された公式予選日と違い、決勝は蒸し暑い夏の陽射しの中での戦いとなった。
また今回はソフトタイヤ2セットがが投入されたことで、レース戦略にもこれまでとは違った要素が加わった。
しかし蓋を開けてみると序盤から逃げたい予選上位9台がソフト。トラフィックに捕まって思うようにペースが上がらないと思われる10位〜15位の中段グループがミディアム、とにかく序盤から順位を上げに行くしかない後ろ2列がソフトという明確な色分けがなされることになった。
ホールショットを奪ったのはポールの関口。予選4番手の#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が2位に浮上し、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)が3位につけ、予選2番手の#1石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING)は4位に後退した。
しかし野尻はトラブルにより5周でリタイヤ。
この結果石浦が3位に浮上してロッテラーを追う格好になった。
トップの関口は序盤から一気に後続を突き放しにかかり、2周終了時点で早くもロッテラーとの差を3.5秒とすると、その後も攻めに攻めて25周めまでに10秒以上のマージンを築き上げ、34周めにようやくピットイン。ミディアムタイヤに履き替えてコースに復帰すると、その後も大きなリードを保って52周を走りきり、見事デビュー4戦めで勝利をものにした。
2位ロッテラーと3位の石浦は終盤まで接戦を繰り広げたが、結局そのままの順位でフィニッシュ。
ここまでポイントリーダーだった#16山本尚貴(TEAM無限 SF14)が8位に終わったため、シリーズポイントは関口17、ロッテラー15.5、石浦15となり、山本は4位入賞した#2国本雄資(P.MU/CERUMO INGING)に次ぐランキング5位に後退した。
結局今回投入されたソフトコンパウンドは予想に反してミディアムとのタイム差がさほど大きくなく、耐久性も予想以上に高かったため、レース戦略を左右する決定的要素にはなりえなかった。
今回のレースで最後まで山本と接戦を繰り広げたF1経験者の#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)によれば、F1のハードとミディアムほどの差もなかったとのこと。レース展開を面白くするにはもっと極端な性能差が必要だったようだが、逆にF1ではピレリタイヤの耐久性を問題視する声も上がっており、この調整は非常に難しいものなのかもしれない。
次戦の舞台は岡山国際サーキット。
大地震のため中止となったオートポリス戦の代替レースとして9月10-11日に2レース制で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2016/08/21) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 52 | 1:25'17.584 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 52 | 6.127 |
| 3 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 52 | 6.708 |
| 4 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 52 | 21.326 |
| 5 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 52 | 31.996 |
| 6 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 52 | 35.761 |
| 7 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 52 | 36.664 |
| 8 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 52 | 44.197 |
| 9 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 52 | 44.593 |
| 10 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 52 | 1'06.775 |
| 11 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 52 | 1'15.520 |
| 12 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 52 | 1'16.424 |
| 13 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 52 | 1'21.666 |
| 14 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 52 | 1'23.026 |
| 15 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 51 | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(46Laps)完走 ---- |
| - | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 35 | 17Laps |
| - | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 33 | 19Laps |
| - | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 7 | 45Laps |
| - | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 4 | 48Laps |
- Fastest Lap: CarNo.8 小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14) 1'36.444 (33/52) 179.22km/h
全日本F3選手権第12戦の決勝が8月21日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした#22ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が序盤から一気にリードを広げ、昨日に続いて2連勝。今季通算4勝めを達成した。
Nクラスも予選トップの#78片山義章が今季6勝目を挙げた。
第12戦決勝は午前10時15分より20周で行われた。
ポールシッターのマーデンボローはうまくスタートを決めてトップで1コーナーに飛び込むと、そのまま一気に2位#36山下健太(ZENT TOM’S F312)とのギャップを広げていく。
なんとかトップについて行こうとした山下だったが、スタートが思い通りに決まらず、グリップ不足にも悩まされてなかなかペースを上げることができなかった。
その結果マーデンボローは8.12秒もの大差をつけて20周のレースを制し、今週末2連勝を達成、通算勝利数を4としてチャンピオンシップでもさらにリードを広げることになった。
しかし山下も敗れたとはいえこれが4戦ぶりの表彰台であり、この結果が後半戦に向けてこれまでの悪い流れを断ち切るきっかけになったかもしれない。
こうしてワンサイドゲームに終わったトップ争いとは対照的に終盤まで白熱したのが3位争いだ。
オープニングラップでは何度も山下に並びかけていた#37坪井翔(ZENT TOM’S F314)のペースが中々上がらなかったことで、レース中盤には予選4位の#12牧野任祐が次第に坪井の背後に接近、さらには周回を重ねるごとに着実に順位を上げてきた9番手スタートの#23高星明誠(B-MAX NDDP F3)もこの2台に追いつき、12周めには3台が団子状態となった。
そして15周め、満を持して牧野が90度コーナーで坪井のインに飛び込むと、坪井もギリギリの間合いで牧野を封じ込めにかかり、二人は併走のままセカンドアンダーブリッジを通過。最終コーナー手前でようやく牧野が前に出た。
続いて高星も16周めの1コーナーで坪井のインを突くが、縁石ギリギリで踏ん張った坪井に立ち上がりのラインを押さえ込まれてたまらずスピンアウト、一気に8位に後退してしまった。
こうして昨日に続いての表彰台を手にしたかに見えた牧野だったが、17周めのダウンヒルストレートでなんと自分の放った捨てバイザーがインダクションポッドの入り口を塞いでしまい、まさかのスローダウンを強いられてしまった。
この結果、坪井が3位を奪い返してそのままゴール。今季11度めの表彰台を獲得した。
Nクラスは予選トップの#78片山と同2位の#30DRAGON(B-MAX Racing F306)が揃ってスタートシグナルの間合いを読み誤って順位を落とす中、#5アレックス・ヤン(ALEX YANG Hanashima F306)が一時トップに浮上する。
しかし片山は3周めまでに2位まで挽回、次第にヤンとの差を詰めていくと、9周めのダウンヒルストレートでインからヤンをかわしてトップを奪い返し、そのままトップでチェッカーを受けた。
DRAGONも11周めの3コーナーでヤンをかわし、片山の背後に迫ったが、ファイナルラップで痛恨のコースオフ。このレースも2位で終えることとなった。
次戦の舞台はオートポリスの代替戦となる岡山国際サーキット。9月10-11日開催だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2016/08/21) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 12 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Engine | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 22 | | 1 | ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP F3 Dallara F314 | Volkswagen A41 | 20 | 35'44.454 |
| 2 | 36 | | 2 | 山下 健太 | ZENT TOM'S F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 20 | 8.121 |
| 3 | 37 | | 3 | 坪井 翔 | ZENT TOM'S F314 Dallara F314 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 20 | 19.508 |
| 4 | 21 | | 4 | イェ・ホンリー | KRC with B-MAX F315 Dallara F315 | Volkswagen A41 | 20 | 21.147 |
| 5 | 12 | | 5 | 牧野 任祐 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 20 | 22.836 |
| 6 | 7 | | 6 | 阪口 晴南 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 20 | 27.264 |
| 7 | 2 | | 7 | 石川 京侍 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 20 | 27.731 |
| 8 | 23 | | 8 | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F3 Dallara F312 | Volkswagen A41 | 20 | 32.083 |
| 9 | 28 | | 9 | 山口 大陸 | タイロクレーシング28号 Dallara F316 | Volkswagen A41 | 20 | 37.416 |
| 10 | 3 | | 10 | 三浦 愛 | EXEDY B-Max F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 20 | 42.326 |
| 11 | 8 | | 11 | 大津 弘樹 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 20 | 58.549 |
| 12 | 78 | N | 1 | 片山 義章 | Petit LM Racing Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 20 | 1'39.670 |
| 13 | 30 | N | 2 | DRAGON | B-Max Racing F306 Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 20 | 1'42.013 |
| 14 | 5 | N | 3 | アレックス・ヤン | ALEX YANG Hanashima F3 Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 20 | 1'46.983 |
| 15 | 9 | N | 4 | 廣田 築 | アルビレックスF306TLM Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 20 | 1'48.358 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 18Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.22 ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3) 1'56.578 (5/20) 162.18km/h
全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦もてぎ、2回目のフリー走行は#34小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)が1’35.327でトップタイム。#11伊沢拓也(REAL SF14)が2番手と、予選で最後列の2台が好タイムを記録した。
決勝日のツインリンクもてぎの朝は快晴。
汗ばむ陽気の中、フリー走行2回目は午前9時より30分間で行われた。
今回初めて2種類のコンパウンドを決勝中に使用するということで、この決勝前の貴重な時間に各チーム様々なトライを行っていた。
トップタイムの小暮はソフトタイヤで走り始め、4周めにベストタイムを記録すると、そのままソフトで13周を走り込んだ。2番手の伊沢はミディアムで走り始め、途中からソフトに。
ソフトタイヤが何周もち、燃料搭載量の影響がどの程度か、ここで確認してレース戦略を組み立てようというのだろうか。
一方、ポールシッターの#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)はソフトタイヤで走り始め、途中からミディアムにスイッチした。タイムは1’36.615で7番手とまずまずの位置だ。
しかしチームメイトの#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラはチェッカー提示後の90度コーナーで#3ジェームス・ロシター(フジ・コーポレーション KONDO SF14)と接触。ロシターはサスアームを破損してコース上にストップしており、決勝への影響が懸念される。
決勝レースはこのあと午後3時より52周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2016/08/21) Free Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 1'35.327 | - | - | 181.323 |
| 2 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'35.785 | 0.458 | 0.458 | 180.456 |
| 3 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'36.320 | 0.993 | 0.535 | 179.454 |
| 4 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'36.361 | 1.034 | 0.041 | 179.377 |
| 5 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'36.428 | 1.101 | 0.067 | 179.253 |
| 6 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'36.556 | 1.229 | 0.128 | 179.015 |
| 7 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'36.615 | 1.288 | 0.059 | 178.906 |
| 8 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'36.780 | 1.453 | 0.165 | 178.601 |
| 9 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'36.912 | 1.585 | 0.132 | 178.357 |
| 10 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'36.963 | 1.636 | 0.051 | 178.264 |
| 11 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'36.998 | 1.671 | 0.035 | 178.199 |
| 12 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 1'37.047 | 1.720 | 0.049 | 178.109 |
| 13 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.148 | 1.821 | 0.101 | 177.924 |
| 14 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.301 | 1.974 | 0.153 | 177.644 |
| 15 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.346 | 2.019 | 0.045 | 177.562 |
| 16 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.511 | 2.184 | 0.165 | 177.262 |
| 17 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.635 | 2.308 | 0.124 | 177.037 |
| 18 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'37.701 | 2.374 | 0.066 | 176.917 |
| 19 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.790 | 2.463 | 0.089 | 176.756 |
全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)が主催する、恒例のサタデーミーティングが8月20日にツインリンクもてぎで行われた。
今回の話題は1.第4戦から投入された新スペックエンジンについて、2.スーパーフォーミュラ車両の今後について、そして3.2017年カレンダーについて、の3つ。
JRPからは倉下明社長、トヨタから永井洋治プロジェクトリーダー、ホンダからは佐伯昌浩プロジェクトリーダーが出席した。
- 1.新スペックエンジンについて
- トヨタは「NAエンジンに近づける」を目標にピックアップの向上に取り組み、ある程度達成できたとのこと。それとパワーアップを図っている。
ホンダはヨコハマタイヤへの対応を優先してシリーズ前半の取り組み項目からあえて外していたドライバビリティの改善を、本来後半で予定していた項目と合わせて後半仕様に盛り込んだとのこと。その結果マップや制御データがほぼ一新されている。永井PLからは「ホンダさんは今回馬何頭多く連れてきたんですか?日本ダービーの出走馬の倍くらいですか?」との質問が佐伯PLに投げかけられたが、もちろん佐伯PLは笑って明言を避けた。 - 2.SF車両の今後について
- 倉下社長は「すでに新規車両の検討は始めているが、あと2年はSF14を使用する」とコメントし、2018年までは大きな変更がないことを明言した。
これに対し永井PL、佐伯PLも直噴ターボエンジンという現行のNREでまだまだやれることが残されており、それらを徹底的に追求していきたいとコメントした。 - 3.2017年のカレンダーについて
- この日発表された2017年の暫定スケジュールは以下のとおり。
第1戦 4月15-16日 鈴鹿サーキット
第2戦 5月27-28日 岡山国際サーキット
第3戦 7月15-16日 富士スピードウェイ
第4戦 8月19-20日 ツインリンクもてぎ
第5戦 9月9-10日 オートポリス
第6戦 9月23-24日 スポーツランドSUGO
第7戦 11月4-5日 鈴鹿サーキット
ほぼ今年と同様であり、今後F1やWECのカレンダー次第では変更される可能性があるものの、開幕戦の鈴鹿以外はほぼこのまま開催されるであろうとのことだ。
またこの席上で、地震のため中止となったオートポリス戦に代わるものとして、8月27日に大分県、9月3日に熊本県で「がんばろう九州」と題したイベントを開催することが併せて発表された。大分には井出有治が、熊本には山本尚貴が参加するとのことだ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本F3選手権第11戦の決勝が8月20日、ツインリンクもてぎで行われ、予選2番手からスタートした#22ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が接戦を制し今季3勝目を挙げた。またNクラスは#30DRAGON(B-MAX)が参戦4年目にしてついに念願の初勝利をものにした。
第11戦決勝は当初午後4時45分にスタート予定だったが、フォーメーション開始7分前になって、それまでの晴天から一転して激しい雨がコースを叩き始めた。このため一旦は各車そのままの状態でウェットタイヤに履き替えてセーフティーカースタートという判断が下されたが、その後も雨脚は強まるばかりだったため、午後5時5分までスタート時刻を繰り延べ、セッティング変更も許可することになった。
セーフティーカーランで始まったレースは3周めにリスタート。ポールシッターの#12牧野任祐(TODA FIGHTEX)はここで一気に後続を突き放そうとしたが、マーデンボローはがっちりと牧野のテールに食らいつき、両者はコンマ6〜コンマ7秒の差を保ちながら一進一退の攻防を繰り広げる。
しかし11周め。90度コーナー手前でアウト側からアプローチしようとした牧野の動きを見逃さず、マーデンボローはブレーキを遅らせながら牧野のインに飛び込むと、そこから一気にペースを上げて突き放しにかかった。12周終了時点では早くも両者の差は2.3秒に。
その後もマーデンボローは手綱を緩めず、最後は牧野に4.7秒の大差をつけて14周のレースを走りきり、今季3勝目を挙げた。3位には#37坪井翔(ZENT TOM’S F314)が入り、今季10回目の表彰台を獲得した。
一方序盤から荒れに荒れたのがNクラスだ。まずスタートで予選2番手の#9廣田築(アルビレックスF306 TLM)のエンジンがかからず、廣田は最後尾スタートに。続いて予選トップの#78片山義章(Petit LM Racing)が3周めのヘアピンでグラベルに飛び出し、大きく順位を落としてしまう。
これでトップに立ったDRAGONは終始危なげない走りで後続との差を広げ、初参戦から4年め、58戦めにして念願の初勝利をものにした。2位には廣田、3位には片山がつけた。
全日本F3選手権第12戦は明日午前10時15分より20周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2016/08/20) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2016 Japanese Fomura3 Championship Official Testing SUZUKA ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Engine | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 22 | | 1 | ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP F3 Dallara F314 | Volkswagen A41 | 14 | 31'28.195 |
| 2 | 12 | | 2 | 牧野 任祐 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 14 | 4.765 |
| 3 | 37 | | 3 | 坪井 翔 | ZENT TOM'S F314 Dallara F314 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 14 | 6.522 |
| 4 | 2 | | 4 | 石川 京侍 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 14 | 10.018 |
| 5 | 36 | | 5 | 山下 健太 | ZENT TOM'S F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 14 | 11.255 |
| 6 | 7 | | 6 | 阪口 晴南 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 14 | 13.024 |
| 7 | 23 | | 7 | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F3 Dallara F312 | Volkswagen A41 | 14 | 13.399 |
| 8 | 21 | | 8 | イェ・ホンリー | KRC with B-MAX F315 Dallara F315 | Volkswagen A41 | 14 | 15.678 |
| 9 | 28 | | 9 | 山口 大陸 | タイロクレーシング28号 Dallara F316 | Volkswagen A41 | 14 | 44.483 |
| 10 | 3 | | 10 | 三浦 愛 | EXEDY B-Max F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 14 | 46.922 |
| 11 | 30 | N | 1 | DRAGON | B-Max Racing F306 Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 1'21.884 |
| 12 | 9 | N | 2 | 廣田 築 | アルビレックスF306TLM Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 1'26.644 |
| 13 | 78 | N | 3 | 片山 義章 | Petit LM Racing Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 14 | 1'26.956 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ---- |
| - | 5 | N | - | アレックス・ヤン | ALEX YANG Hanashima F3 Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 4 | 10Laps |
| - | 8 | | - | 大津 弘樹 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 4 | 10Laps |
- Fastest Lap: CarNo.22 ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3) 2'00.092 (12/14) 143.93km/h
インパル作戦大成功!!
全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の公式予選が8月20日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ルーキーの#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)が全セッションを通じて安定した速さを見せて自身初のポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時10分よりノックアウト方式で行われた。
朝のフリー走行は終始ウェットコンディションだったが、ここでは強い夏の陽射しが降り注ぐ中でのドライ路面の戦いとなった。
予選Q1
新たな試みとしてソフトタイヤ2セットが持ち込まれた今大会は、従来のスペックのタイヤ2セット(ミディアム)と合わせて4セットをいかに使い分けるかが予選の成否を分けることになった。
特にこのQ1でのチョイスは今回最大のキーポイントだったと言えそうだ。
まず走り出しは全車がミディアムのニュータイヤを選択。
数周のアタックを行って一旦ピットに戻った後、大半のチームがソフトのニュータイヤに履き替える中、独自の判断を下したのがチームインパルだった。
#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ、#20関口雄飛の2台は当初ソフトタイヤを装着していたが、ピットアウト間際になって急遽2セット目のミディアムタイヤに履き替えてピットアウト。
これが結果的に最初にコースインした#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)の目の前に出て行く格好になったため、前との間隔を取ろうとしたバンドーンがスローダウン、この影響で最終コーナーからバックストレートにかけて大渋滞が発生することになった。この渋滞の中で#34小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)と#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が接触。ソフトタイヤでのアタックの機会を失うことに。
この結果小暮はQ1落ちを喫したものの、ロッテラーは最初のミディアムタイヤでのタイムでどうにか11番手につけ、Q2に駒を進めている。
そうしてソフトタイヤ勢がトラフィックの中での苦しいアタックを強いられる中、2周余分にウォームアップする必要のあったミディアムタイヤのオリベイラと関口が結果的にクリアラップを得てそれぞれ1位、2位でQ1を終え、見事ソフト2セットを温存したままQ2に進出を果たした。
予選Q2
Q2は午後2時40分からの7分間の走行。ここでは全14台がソフトのニュータイヤを選択した。
途中バックストレート付近で小雨が降り始めたようだが、上位陣への影響はなかったようだ。
Q1で小暮と接触したロッテラーはフロントウィングのほかサスペンションにもダメージが及んでいたようだったが、終了ギリギリのタイミングでどうにかピットを飛び出し、チェッカーのわずか2秒前にコントロールラインを通過して1’33.463を叩き出し、見事5番手でQ3進出を果たす。ロッテラーの走りもさることながら、わずかな作業時間でコースに送り出したチームのポテンシャルも見事というほかないだろう。
ここでトップに立ったのは関口。1’33.214と自身のQ1のタイムを上回った。
2番手には#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)がつけ、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)が3番手につけた。
一方、Q1トップのオリベイラはこのセッション10位、前回富士でポールポジションを獲得したバンドーンも8位の#64中嶋大祐(GREEN TEC NAKAJIMA SF14)にわずか0.019秒及ばず9位で揃って予選を終えてしまった。
予選Q3
最後の予選セッションは、ドライバーごとにタイヤ選択が大きく分かれることになった。
まずミディアムのニュータイヤを選択したのが国本、#3ジェームス・ロシター(フジコーポーレション KONDO SF14)、ロッテラー、野尻の4人。
ソフトのユーズドを選択したのが#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)、#16山本尚貴(TEAM MUGEN SF14)、中嶋大祐の3人。
そして関口がただ一人ソフトのニュータイヤを履く。
結果は日を見るより明らかで、関口が2位の石浦にコンマ4秒の大差をつけ、1’33.002で自身初のポールポジションを獲得、ミディアムのニュータイヤを履いた野尻が3位という結果になった。
第11戦決勝は明日午後3時より52周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2016/08/20) Knock Out Qualify Weather: Course:
2016 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car Team | Q1 | Q2 | Q3 |
| 1 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1'33.468 | 1'33.214 | 1'33.002 |
| 2 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO · INGING | 1'33.522 | 1'33.490 | 1'33.417 |
| 3 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'33.851 | 1'33.380 | 1'33.677 |
| 4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 VANTELIN TEAM TOM’S | 1'34.223 | 1'33.463 | 1'33.719 |
| 5 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO · INGING | 1'33.825 | 1'33.365 | 1'33.758 |
| 6 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | 1'34.325 | 1'33.648 | 1'33.877 |
| 7 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 KONDO RACING | 1'33.702 | 1'33.513 | 1'33.908 |
| 8 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 TEAM無限 | 1'33.785 | 1'33.426 | 1'33.988 |
| 9 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'33.557 | 1'33.667 | |
| 10 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1'33.440 | 1'33.692 | |
| 11 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 VANTELIN TEAM TOM’S | 1'33.699 | 1'33.714 | |
| 12 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 REAL RACING | 1'34.568 | 1'34.021 | |
| 13 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 KONDO RACING | 1'34.290 | 1'34.548 | |
| 14 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 SUNOCO TEAM LEMANS | 1'33.795 | 1'34.664 | |
| 15 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | 1'34.625 | | |
| 16 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 SUNOCO TEAM LEMANS | 1'34.678 | | |
| 17 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 KCMG | 1'34.741 | | |
| 18 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 REAL RACING | 1'34.760 | | |
| 19 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 DRAGO CORSE | 1'34.853 | | |
| ---- 以上基準タイム(Q1 107% - 1'39.980)予選通過 ---- |
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2016/08/20) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.002 | - | - | 185.856 |
| 2 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.417 | 0.415 | 0.415 | 185.030 |
| 3 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'33.677 | 0.675 | 0.260 | 184.517 |
| 4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.719 | 0.717 | 0.042 | 184.434 |
| 5 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.758 | 0.756 | 0.039 | 184.357 |
| 6 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'33.877 | 0.875 | 0.119 | 184.124 |
| 7 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.908 | 0.906 | 0.031 | 184.063 |
| 8 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 1'33.988 | 0.986 | 0.080 | 183.906 |
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2016/08/20) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.214 | - | - | 185.433 |
| 2 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.365 | 0.151 | 0.151 | 185.133 |
| 3 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'33.380 | 0.166 | 0.015 | 185.103 |
| 4 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 1'33.426 | 0.212 | 0.046 | 185.012 |
| 5 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.463 | 0.249 | 0.037 | 184.939 |
| 6 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.490 | 0.276 | 0.027 | 184.886 |
| 7 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.513 | 0.299 | 0.023 | 184.840 |
| 8 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'33.648 | 0.434 | 0.135 | 184.574 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 9 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'33.667 | 0.453 | 0.019 | 184.536 |
| 10 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.692 | 0.478 | 0.025 | 184.487 |
| 11 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.714 | 0.500 | 0.022 | 184.444 |
| 12 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'34.021 | 0.807 | 0.307 | 183.842 |
| 13 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'34.548 | 1.334 | 0.527 | 182.817 |
| 14 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'34.664 | 1.450 | 0.116 | 182.593 |
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2016/08/20) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.440 | - | - | 184.985 |
| 2 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.468 | 0.028 | 0.028 | 184.929 |
| 3 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.522 | 0.082 | 0.054 | 184.822 |
| 4 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'33.557 | 0.117 | 0.035 | 184.753 |
| 5 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.699 | 0.259 | 0.142 | 184.473 |
| 6 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.702 | 0.262 | 0.003 | 184.467 |
| 7 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 1'33.785 | 0.345 | 0.083 | 184.304 |
| 8 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.795 | 0.355 | 0.010 | 184.284 |
| 9 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'33.825 | 0.385 | 0.030 | 184.226 |
| 10 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'33.851 | 0.411 | 0.026 | 184.175 |
| 11 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'34.223 | 0.783 | 0.372 | 183.447 |
| 12 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'34.290 | 0.850 | 0.067 | 183.317 |
| 13 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'34.325 | 0.885 | 0.035 | 183.249 |
| 14 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'34.568 | 1.128 | 0.243 | 182.778 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 15 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'34.625 | 1.185 | 0.057 | 182.668 |
| 16 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'34.678 | 1.238 | 0.053 | 182.566 |
| 17 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 1'34.741 | 1.301 | 0.063 | 182.444 |
| 18 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'34.760 | 1.320 | 0.019 | 182.408 |
| 19 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 1'34.853 | 1.413 | 0.093 | 182.229 |
| ---- 以上基準タイム(107% - 1'39.980)予選通過 ---- |
全日本F3選手権第12戦の公式予選はポイントリーダーの#22ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が今季6度目のポールを獲得!
Nクラスも#78片山義章が今季8度目のポールを獲得した。
第12戦公式予選は午前11時05分より10分間で行われた。
路面は依然としてウェットだったが、雨がおさまってきたこともあり、水量は次第に減っていった。
ここで最初にトップに立ったのは#22マーデンボローで2’01.691。
しかし次のラップでは#37坪井翔(ZENT TOM’S F314)が2’01.346、残り時間2分30秒で#36山下健太(ZENT TOM’S F312)も2’01.320とタイムを上げてくる。
しかしマーデンボローはチェッカー直前に2’00.794を叩き出して再びトップに立ち、第10戦富士に続いて今季6度目のポールポジションを獲得した。
第11戦ポールの#12牧野任祐(TODA FIGHTEX)は終盤区間ベストを出しながらアタックを続けたが、2’01.740で4位にとどまった。
Nクラスは終了直前まで#30DRAGON(B-MAX RACING F306)がトップに立っていたが、最後の最後に#78片山が逆転し、第11戦、第12戦と連続でポールポジションを獲得している。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
- ポールポジションを獲得した#12牧野任祐(TODA FIGHTEX)のコメント
-
木曜日に雨の練習があって、乗ってる感じは悪くなかったので、レインやったらチャンスはあるのかなと思っていました。
1回目はポールを取れましたけども、2回目はみんなペースを上げてきたので、レースに向けてはもうちょっと考えないとなと思っています。
2回目の予選は少し水の量が減りましたが、そこに対する僕の対応が足りなかったかなという気がします。
ウェットセッティングに関しては、基本的なことをやっているだけです。それでもチーム全体で良い結果が出ているのはいいことだと思います。ただ今回はドライも悪くないんで、うまいことやっていきたいと思います。
午後はまた雨という予報も出ていますが、どっちにしてもスタートに集中して、あとは頑張ります。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本F3選手権第11戦の公式予選が8月20日、ツインリンクもてぎで行われ、#12牧野任祐(TODA FIGHTEX)が自身初のポールポジションを獲得した。
第11戦の公式予選は午前10時45分より10分間で行われた。
朝から降り続く小雨の影響で全車ウェットタイヤでの走行となったが、ここで#12牧野が1周め2’02.440、2周め2’01.545と序盤から快調にペースを上げてトップに立った。
これに続いたのがポイントリーダーの#22ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)。
終了間際に2’01.763を記録し、フロントローを確保した。
なお、前回優勝の#23千代勝正(B-MAX NDDP F3)は8月7日に富士スピードウェイで行われたスーパーGT第5戦でのクラッシュにより、残念ながら今大会を欠場。
代わって高星明誠が23号車をドライブしているが、この予選では7位に終わっている。
またNクラスは#10岡崎善衛(アルビレックスRT)が今大会を欠場してエントリー4台となっているが、#78片山義章(Petit LM Racing)が今回もトップタイムを記録している。
第11戦決勝は午後4時45分より14周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦のフリー走行1回目が8月20日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、#3ジェームス・ロシター(フジ・コーポレーション KONDO SF14)が1’46.107でトップタイム。#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)が2番手につけた。
シリーズの折り返し点となるもてぎラウンド。
例年通りこのレースからホンダ、トヨタともに新スペックのエンジンに変更され、さらなるパワーアップとドライバビリティの向上が図られている。
また今週末は新たな試みとしてソフトコンパウンドのスリックタイヤを使用することが決まっており、予選、決勝ともにこれまでとは違った展開が期待されていた。
しかし公式予選日の朝はあいにくの雨模様。
時折空は明るくなるものの、断続的に雨が降り続いており、各チームとも終始ウェットタイヤでの走行となった。
このコンデションでセッション序盤にトップに立ったのが#3ロシター。
早々と1’46.107を記録し、その後も順調に22周を走り込んだ。
続いて#2国本が終了5分前に1’46.217を記録。3番手には#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)とトヨタ勢が上位を独占。
ホンダ勢最上位は#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)の8位だった。
第4戦の公式予選はこのあと午後2時10分よりノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2016/08/20) Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 12 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 22 | | ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP F3 Dallara F314 | Volkswagen A41 | 2'00.794 | - | - | 143.095 |
| 2 | 36 | | 山下 健太 | ZENT TOM'S F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 2'01.320 | 0.526 | 0.526 | 142.474 |
| 3 | 37 | | 坪井 翔 | ZENT TOM'S F314 Dallara F314 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 2'01.346 | 0.552 | 0.026 | 142.444 |
| 4 | 12 | | 牧野 任祐 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 2'01.740 | 0.946 | 0.394 | 141.983 |
| 5 | 2 | | 石川 京侍 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 2'02.150 | 1.356 | 0.410 | 141.506 |
| 6 | 7 | | 阪口 晴南 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 2'02.546 | 1.752 | 0.396 | 141.049 |
| 7 | 21 | | イェ・ホンリー | KRC with B-MAX F315 Dallara F315 | Volkswagen A41 | 2'02.748 | 1.954 | 0.202 | 140.817 |
| 8 | 8 | | 大津 弘樹 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 2'02.908 | 2.114 | 0.160 | 140.633 |
| 9 | 23 | | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F3 Dallara F312 | Volkswagen A41 | 2'03.008 | 2.214 | 0.100 | 140.519 |
| 10 | 3 | | 三浦 愛 | EXEDY B-Max F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 2'04.401 | 3.607 | 1.393 | 138.946 |
| 11 | 28 | | 山口 大陸 | タイロクレーシング28号 Dallara F316 | Volkswagen A41 | 2'04.789 | 3.995 | 0.388 | 138.514 |
| 12 | 78 | N | 片山 義章 | Petit LM Racing Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'07.937 | 7.143 | 3.148 | 135.105 |
| 13 | 30 | N | DRAGON | B-Max Racing F306 Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'08.037 | 7.243 | 0.100 | 135.000 |
| 14 | 9 | N | 廣田 築 | アルビレックスF306TLM Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'08.521 | 7.727 | 0.484 | 134.492 |
| 15 | 5 | N | アレックス・ヤン | ALEX YANG Hanashima F3 Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'10.290 | 9.496 | 1.769 | 132.666 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'13.268)予選通過 ---- |
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2016/08/20) Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 11 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 12 | | 牧野 任祐 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 2'01.545 | - | - | 142.210 |
| 2 | 22 | | ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP F3 Dallara F314 | Volkswagen A41 | 2'01.763 | 0.218 | 0.218 | 141.956 |
| 3 | 37 | | 坪井 翔 | ZENT TOM'S F314 Dallara F314 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 2'01.984 | 0.439 | 0.221 | 141.699 |
| 4 | 2 | | 石川 京侍 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 2'02.250 | 0.705 | 0.266 | 141.390 |
| 5 | 36 | | 山下 健太 | ZENT TOM'S F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 2'02.728 | 1.183 | 0.478 | 140.840 |
| 6 | 7 | | 阪口 晴南 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 2'03.230 | 1.685 | 0.502 | 140.266 |
| 7 | 23 | | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F3 Dallara F312 | Volkswagen A41 | 2'03.358 | 1.813 | 0.128 | 140.120 |
| 8 | 21 | | イェ・ホンリー | KRC with B-MAX F315 Dallara F315 | Volkswagen A41 | 2'03.672 | 2.127 | 0.314 | 139.765 |
| 9 | 8 | | 大津 弘樹 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 2'04.061 | 2.516 | 0.389 | 139.326 |
| 10 | 3 | | 三浦 愛 | EXEDY B-Max F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 2'05.202 | 3.657 | 1.141 | 138.057 |
| 11 | 28 | | 山口 大陸 | タイロクレーシング28号 Dallara F316 | Volkswagen A41 | 2'05.301 | 3.756 | 0.099 | 137.948 |
| 12 | 78 | N | 片山 義章 | Petit LM Racing Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'08.201 | 6.656 | 2.900 | 134.827 |
| 13 | 9 | N | 廣田 築 | アルビレックスF306TLM Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'09.154 | 7.609 | 0.953 | 133.832 |
| 14 | 30 | N | DRAGON | B-Max Racing F306 Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'09.386 | 7.841 | 0.232 | 133.592 |
| 15 | 5 | N | アレックス・ヤン | ALEX YANG Hanashima F3 Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'10.548 | 9.003 | 1.162 | 132.403 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'13.940)予選通過 ---- |
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2016/08/20) Free Practice 1 Weather:Rainy Course:Wet
2016 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'46.107 | - | - | 162.901 |
| 2 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'46.217 | 0.110 | 0.110 | 162.733 |
| 3 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'46.318 | 0.211 | 0.101 | 162.578 |
| 4 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'46.325 | 0.218 | 0.007 | 162.567 |
| 5 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'46.489 | 0.382 | 0.164 | 162.317 |
| 6 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'46.585 | 0.478 | 0.096 | 162.171 |
| 7 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'46.625 | 0.518 | 0.040 | 162.110 |
| 8 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'46.832 | 0.725 | 0.207 | 161.796 |
| 9 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 1'46.937 | 0.830 | 0.105 | 161.637 |
| 10 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'47.155 | 1.048 | 0.218 | 161.308 |
| 11 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'47.457 | 1.350 | 0.302 | 160.855 |
| 12 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 1'47.485 | 1.378 | 0.028 | 160.813 |
| 13 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'47.496 | 1.389 | 0.011 | 160.796 |
| 14 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'47.650 | 1.543 | 0.154 | 160.566 |
| 15 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'47.990 | 1.883 | 0.340 | 160.061 |
| 16 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'48.377 | 2.270 | 0.387 | 159.489 |
| 17 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'49.514 | 3.407 | 1.137 | 157.833 |
| 18 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 1'50.259 | 4.152 | 0.745 | 156.767 |
| 19 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'50.595 | 4.488 | 0.336 | 156.291 |
軽自動車で行われるお盆の恒例K4-GPは15日、富士スピードウェイで500㎞レースを行い、GP-2クラスのWins Again(ホンダトゥディ)が総合優勝した。

500kmレースは、GP-1クラス(AT車両)、GP-2クラス(量産ベースのハコ車・排気量NA換算850cc未満)、GP-3クラス(量産ベースのハコ車・排気量NA換算850cc以上)、GP-4クラス(R車両・排気量NA換算850cc未満)、GP-5クラス(R車両・排気量NA換算850cc以上)の6クラス・74台が参加して午後1時に5時間のスタートが切られた。
スタートで飛び出したのはGP-5クラスのTeam IYOKAN(IYOKAN GT35)。2位以下を引き離し、独走態勢を築くが1時間を経過したあたりでトラブルのため後退。
代わってトップに立ったのはGP-2クラスのWins Again(ホンダトゥディ)。午後2時30分を過ぎたあたりから降り出した雨のため最終コーナーで接触があり61周あたりからセーフティーカーが導入され、雨はレース終了まで降り続いたが、Wins Againはそのままトップでゴールした。
Wins AgainチームはK4-GPの常連。チーム全員K4-GP以外のレース経験はないものの、給油のタイミングも良く雨にも助けられ、昨年のクラス優勝に続き、ついに総合優勝を勝ち取った。
GP-1クラスはホンダカーズ三重(HCM☆SUPER☆N-ONE)が、GP-3クラスはNSOレーシング(NSOレーシングビビオ)が、GP-4クラスはシーワンレーシング(フェラーリF70スペチアーレ)が、GT-5クラスはチームSKOオメガモトラッド(ザウビーアルファ・BMWーR)が優勝した。
明日16日は、メーンレースの1000kmが午前8時より10時間で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE

ル・ボーセ モータースポーツが挑むカテゴリーのひとつ、FIA-F4選手権シリーズの第5大会が8月6日(土)、7日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催された。ドライバー育成を最大の主旨とし、さらなる盛り上がりが期待されるシリーズに、川合孝汰、平木玲次、平木湧也の3人を走らせる。
オートポリスで行われるはずだった第3大会が中止になったことにより、代替レースとして第5戦が今大会に組み込まれることとなった。スケジュールとしては、土曜日に予選を1回、決勝を1回、そして日曜日に決勝を2回実施する、3レース開催はFIA-F4としてはもちろん初めて。ドライバーにとっては、なかなか得がたい経験となるのは間違いなく、大量得点が可能な一方で、逆に大量の差をつけられる可能性もあることから、シリーズの天王山となる可能性は十分にある。
国内最長のストレートを持つ富士は、激しいスリップストリーム合戦が繰り広げられることで知られ、オーバーテイクの機会は他のサーキット以上に多いが、抜きやすい事ばかりをイメージするのは禁物だ。むしろ、抜かれやすいサーキットでもある。どのタイミングで前に出れば、先にチェッカーを受けられるか、逆にここで抜かれても、再逆転は可能である、といった、駆け引きの重要性も大いに問われる。
予選 8月6日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ
同じ富士が舞台であっても、第2大会が行われた5月であれば爽やかに映る青空であるが、8月ともなると日差しが強烈すぎて、むしろ猛暑が最大のライバルともなっていた。
専有走行が行われる木曜日から、3人のドライバーは走行開始。セッションごと、それぞれ着実にタイムを縮め、興味深かったのは3人のタイムが程よく揃っていたことだ。
そして迎えた土曜日の予選。3レース行われるが、予選は通常どおり1回だけの計測で、第5戦(第1レース)はベストタイムの、第9戦(第2レース)はセカンドベストタイムの順でグリッドが決まる。そして、第10戦(第3レース)は、第5戦決勝のベストタイム順で決められることになっており、なおかつタイヤも通常より1セット多く使用することが可能とされている。
もちろん、川合も玲次も湧也も予選で使用するのは1セットのみ。計測開始後ピットで3分間待機し、ピットを離れていく。ターゲットとする1分46秒台への突入が最も早かったのは川合ながら、その後の伸びを欠いてしまう。やはり経験の違いか、コンスタントにタイムを刻んでくるのは湧也だったが、予選の前に唯一スプリングを変更していたことが、どうやら裏目に出てしまい、3人の中でベストタイムでは湧也が速かったものの、セカンドベストタイムでは玲次の方が上回った。だが、玲次は黄旗提示区間の減速義務違反があり、ベストタイムを削除されてしまう。
その結果、湧也は第5戦で11番手、第9戦で13番手からのスタートとなり、川合は16番手と17番手、玲次は17番手と16番手と、レースごとポジションをシェアすることとなった。
決勝第5戦 8月6日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ
照りつける太陽は、最初の決勝を迎える頃になっても容赦なく降り注ぐ。3人のドライバーが装着していたのは、2セット目のニュータイヤ。もちろん、第10戦で少しでも上位のグリッドを得ようという狙いによるものだ。
それぞれスタートはまずまず。湧也が13番手、玲次が15番手、川合が18番手でオープニングラップをクリアする。バトルを重ねつつ、着実に順位を上げていった湧也が10位でフィニッシュした一方で、川合は5周目のコカコーラコーナーで、接触を回避しようとしてスピン。その後の挽回もなかなかままならず、14位でゴールするのが精いっぱいだった。そして玲次は12位でゴールしたが、ストレートでのオーバーテイク時に走路外走行があったと判定され、ペナルティによるタイム加算で32位にまで降格を余儀なくされることになった。
しかし、そんな状況の中において、湧也はベストラップ2番手を獲得し、第10戦にはフロントローから挑むことが決定した。
決勝第9戦 8月7日(日)天候/晴れ コース状況/ドライ
ゴールデンウィークの第2大会に比べれば少ないとはいえ、今回も日曜日のサーキットには33,500人もの大観衆が詰め寄せていた。 連日の猛暑ではあったが、そんな過酷な条件であっても、ドライバーに集中力を欠くことは許されない。スタートを決めて、2ポジションアップとしていたのが川合だった。後方からのチャージもしのぎ続けて、その後も周回を重ねるうちに、やがて玲次も近づいてくることに。編隊を築いて順位を上げてくることが期待されるも、8周目のダンロップコーナーで玲次は押し出される格好となってスピン。それから間もなく、川合もプリウスコーナーでのオーバーランがあり、順位を落とす。一方、湧也はスタートに出遅れたこともあり、フロントローから挑む第10戦に照準を当て、ドライビングやクルマの操り方を大きくアジャスト。これが新たな方向性の発見となるとともに、終盤のペースも上がっていく。その結果、いったんは大きく順位を落としていたが、着実に順位を上げる要素となり、最終ラップには川合の背後でフィニッシュすることに。
上位陣にペナルティに課せられ、降格もあったことから川合は13位、湧也は14位、そして玲次は23位となった。
決勝第10戦 8月7日(日)天候/晴れ コース状況/ドライ
最後の決勝は、スーパーGTの決勝終了直後に行われた。すでに日は傾いており、やや気温は下がっているとはいえ、ようやく普通の暑さになったという印象だ。それより強烈な西日と、GTカーのラバーがしっかり乗った路面は少なからぬ気がかりになったが、コンディションの大幅な変化に、どうドライバーが対応してくるか注目された。湧也は2番手、玲次は16番手、川合は19番手からのスタートとなる。
そしてレッドシグナルが消えて、レースが開始。好スタートを切った湧也は1コーナーにインから飛び込み、トップ浮上を狙うが、しっかりガードを固められて、ここでの逆転はならない。だが、その後方では逆転もあれば、接触も!2台がコース上に止まったこともあり、即座にセーフティカー導入を示すSCボードが300Rから提示される。だが、血気盛んなドライバーたちの多くに、それは目に留まらなかったようでセクター3で相次ぐ追い越し、そして接触。その餌食に玲次がなってしまい、13コーナーで後続車両に追突されてダメージを負い、力なくピットに戻ってきてリタイアを余儀なくされる。一方、中団に沈んでいたことが、ある意味幸いし、川合は混乱を回避できて14番手に順位を上げる。
5周目でSCランは終了、リスタートも完璧に決めた湧也はトップに続いて、逆転のチャンスを待つ。しかし、そこにポイントリーダーが急接近。湧也は8周目の1コーナーで順位を変えるも、ベストラップをマークし続け、激しく前車を追い上げた13周目のコカコーラコーナーで2番手に再浮上し、今季最上位でのフィニッシュを果たすこととなった。
一方、川合も激しいバトルを繰り広げつつ順位を上げて、10周目には9番手に立つが、最終ラップのヘアピンで接触があってコース脇にストップ。完走扱いとはなったものの、入賞の機会を逸することとなった。
久々の表彰台に立ち、満面の笑みを浮かべていた湧也。しかしながら、結果表が正式はおろか、暫定すら一向に出ない。SCラン中の追い越し、接触の審議に時間がかかっていたためだ。そして、午後10時近くになって、ようやく出された正式結果には追い越し違反でトップの降格が! その結果、湧也が繰り上がって優勝。自身だけでなく、チームにとってもFIA-F4での初優勝を獲得した。

- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
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3人とも出入りの激しいレースだったが、大きくセッティングを変えた最終レースでは、クルマ本来のポテンシャルが引き出せ、チームと湧也にとって初優勝を勝ち取ることが出来た。ただ、ライバルと同じ土俵に上るには、更にドライバーを含めたチーム力を上げる必要があると考えている。もっと強いクルマを作り、もっと貪欲に戦わなければならない。
- Driver 川合孝汰(Kohta Kawaai)COMMENT
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走り始めの練習走行から歯車がうまく噛み合わず、どうしたらいいんだろうな、と思っているうちに本番を迎えることになってしまって……。それでも第1レース、第2レースともにスタートは悪くなくて順位は上げられたのですが、予選順位が悪かったせいで普段は戦わない相手とバトルしていたせいか、第1レースでは幅寄せされてスピン。第2レースでは飛び出したりしていました。それでも第3レースではまたスタートも決まり、SCラン後にも順位を上げることができ、シン
グルあたりまで行っていたんです。ところが、最後の最後に接触があって、巻き込んだところを後ろのクルマに突っ込まれて終わってしまいました。第3レースに関しては、感触も良くて追い上げていけたので、非常に悔しいです。この悪い流れを断ち切れるように、次の鈴鹿に向けてしっかり準備していきます。
- Driver 平木玲次(Reiji Hiraki)COMMENT
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第1レースはストレートで抜く時に走路外走行だったということで、ペナルティを受けてしまい、12位ゴールだったんですが、大きく順位を落としてしまいました。内容的には良かったレースだと思います。第2レースはペースもよかったんですが、中盤に相手を抜く時、押し出されてスピンして。それで後方からの追い上げで、25位という結果になってしまいました。第3レースは、SCランの最中に追突されてしまいマシンのダメージが大きくリタイアと、今週はまともにレースができず、本当に悔しいです。このあとは再来週の鈴鹿に向けて、自分がどれだけいい準備ができるかどうかだと思うので、絶対に完璧な状態にして行きます。
- Driver 平木湧也(Yuya Hiraki)COMMENT
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チーム、監督のおかげです。第3レースの前に大幅なセット変更をして、クルマの状態も良かったですし、レースもちゃんと組み立てられましたし、クリーンなバトルもできました。もちろん僕にとって2位も最上位ですから嬉しかったんですが、優勝となると、もっともっと純粋に嬉しいです。正直、今週の始まりは10番手に入るのはやっとという状況で、決して調子は良くなかったんですが、今回は3レース制ということで、唯一チャンスがあるのは第3レースだろうと。そこで勝てるよう、レースウィークを予選から組み立てていき、第1レースでニュータイヤを入れて、良いポジションが得られたことがすべてだったと思います。第2レースを、第3レースに対するセットの調整というか、データ取りで行って、中団に埋もれはしましたが、その状況でクルマの動きを確認できて、大胆なセット変更をしたのが本当に効きました。ラッキーでしたが、こういう位置にいないとチャンスは巡ってこないことを改めて感じたので、もうこの位置から離れないようにします!
Le Beausset Motorsports
2016/08/08
・ Audi Team Hitotsuyamaは予選2位からの快走を見せ、トップと僅差の2位でフィニッシュ
・ Team TAISAN SARDは予選12位から粘り強く走り続け、8位入賞を果たす
アウディ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:斎藤 徹)は新型Audi R8 LMSでSUPER GTのGT300クラスに挑戦するカスタマー(プライベート)チームを支援しています。予選8月6日、決勝8月7日に富士スピードウェイ(静岡県)でSUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」が開催されました。前戦に続き、#21 Audi Team Hitotsuyama(アウディ チーム ヒトツヤマ)と、#26 Team TAISAN SARD(チーム タイサン サード)の2 チームが新型Audi R8 LMSで参戦。Audi Team Hitotsuyamaが2位表彰台を獲得しました。
Audi Team Hitotsuyamaは、2012年よりAudi R8 LMSでGT300クラスに挑戦を続けており、ドライバーは昨年と同じくリチャード ライアン選手と藤井誠暢選手がコンビを組みます。今年はマシンも市販モデルのフルモデルチェンジに合わせて新型に、またタイヤメーカーもダンロップへと変更になり新体制でレースに望んでいます。Q1、Q2と2回に分けて行われる予選では、まず藤井選手がトップとコンマ1秒差に迫る2番手タイムでQ1を突破。Q2に臨んだリチャード ライアン選手も、トップに肉迫するタイムでGT300クラスにおいて2番手グリッドを獲得しました。
300kmを走る決勝では第1スティントを藤井選手が担当。スタート時からトップとテールトゥーノーズの走りを見せながらしっかりとポジションをキープして28周を走り、第2スティントを担当するリチャード ライアン選手にステアリングを託します。ピットインのタイミングでタイヤを2本のみ交換するという作戦をとったトップとの差は約6秒にまで広がりましたが、後半猛烈な追い上げを見せ、最終ラップ、最終コーナーの立ち上がりではトップと横並びの激走で、わずか0.1秒差で2位となりました。偶然にもこの日、誕生日を迎えたリチャード ライアン選手にとって想い出深い表彰台となりました。
Audi Team Hitotsuyama 一ツ山亮次チーム代表のコメント
「チーム単体として見ればほぼ完璧なレースでした。マシントラブルもなく、ドライバーやメカニックにもミスがありませんでした。ライバルはタイヤ2本交換で後半にきつくなることは想像していましたし、そのとおりの展開になりました。そして最後にリチャードが猛烈なプッシュをしてくれました。トップとの差もわずか0.1秒で、もちろん勝ちたかったですが、いまチームにはいい流れがきていますし、とてもいい雰囲気にあります。次の鈴鹿は1000kmの長丁場でピットストップだけでも5、6回あり、もっともチーム力が問われるレースです。ぜひそこでリベンジを果たしたいと思います」
藤井誠暢選手のコメント
「これまで富士はあまり相性のいいサーキットではありませんでしたが、先のテストを経たことですごくいいタイヤが開発でき、前戦の菅生でもいいレースができたので今回は自信がありました。ライバルも速かったのですが、新型Audi R8 LMSはブレーキ性能が高くて1コーナーやダンロップコーナーでつめて、あちらはターボなので立ち上がりで少し離される、そういう一進一退の攻防でした。そして、後半のリチャードの走りをみて僕達のAudi R8 LMSが、タイヤにやさしく、長距離に強く、優勝のポテンシャルをもったクルマだと確信することができました。次は相性のいい鈴鹿です。絶対にアウディで優勝したいと思っているので、期待していてください」
リチャード ライアン選手のコメント
「チームやファン、そしてアウディジャパンや僕自身にとってもいい結果を出すことができてとてもうれしいです。気温が高くてタフなレースでしたが、マシンもタイヤも素晴らしいコンディションで、ブレーキングエリアやハイスピードコーナーではライバルよりも速さがありました。最終ラップは入賞のチャンスを失わないようにリアタイヤのグリップに細心の注意を払いながら、限界まで攻め込みましたが、今日は相手もまったくミスをしなかった。しかし、いま確実にチームもマシンもポディウムに上がることができる力をつけてきたことを実感しています」
Team TAISAN SARDは、今回、新型Audi R8 LMSで3戦目となります。
チームとしては2度目の挑戦となる富士では、予選Q1をルーキーの元嶋選手が見事に通過。Q2を担当した密山選手が予選12位のポジションを獲得しました。決勝では第1スティントを元嶋選手が担当し、他のチームが30周前後でドライバー交替する中、粘り強く40周を走り切りました。第2スティントを担当する密山選手へとドライバー交替し、コース上へ復帰した際には順位は8位へとジャンプアップ。そして、密山選手はコンスタントに周回を重ねこの位置をキープし、チームは8位入賞を獲得しました。
Team TAISAN SARD 近藤尚史チーム監督のコメント
「長いスティントを走ったデータもまだありませんので、ぎりぎりまでひっぱろうと意図的に第一スティントを長くとる作戦でした。狙いどおりうまくポジションをあげることができました。タイヤ交換はバランス的にみてリアの2本のみにしましたが、それも密山選手のスティントでまずまずのタイムで周回を重ねられることが分かりました。新車で3戦目ですから、こうしてデータを積み重ねて少しづづ着実に進化していく必要があります。次は1000kmレースということもありゲストドライバーに元F1ドライバーの中野信治選手を迎える予定ですが、安定した走りをしてくれると期待しています」
元嶋佑弥選手のコメント
「長いスティントではみんながピットインしてからの勝負になりますし、タイヤを2本のみ交換する作戦でしたから、序盤はタイヤをいたわりながら走りました。後半にプッシュすると思ったよりも早くリアタイヤが滑るようになりましたが、まずまずのペースで走り切ることができました。予選は良くなってきましたが、決勝のセッティングはまだまだ試行錯誤で、早く勝てるように努力していきます」
密山祥吾選手のコメント
「まだロングランのデータがないので元嶋選手に頑張ってもらって、おかげでレースらしいレースができました。僕らのマシンはオーバーステア傾向になることがあってタイヤ2本交換という作戦をとりましたが、結果としてはうまくいきました。少しづつですがベースのセッティングが固められてきました。もちろん8位に満足できているわけではないので、鈴鹿にも期待していてください」
次戦のSUPER GT第6戦は8月27〜28日、鈴鹿サーキットにて開催予定です。
アウディでは特設部門「Audi Sport(アウディ スポーツ)」の指揮のもと、コーポレートモータースポーツとして、ハイブリッドレーシングカー Audi R18でルマン24時間レースをはじめとする世界耐久選手権(WEC)と、Audi RS 5 DTMでDTM(ドイツツーリングカー選手権)に参戦しています。またカスタマーモータースポーツとしてGT3レースカーAudi R8 LMS を世界中のプライベートチームに供給するなど、モータースポーツ活動全般を司っています。今後はこのAudi Sportを、アウディのスポーティなブランドイメージをより一層強調するサブブランドとしてグローバルで展開していきます。今年7月、日本国内でもコミュニケーション拠点であるAudi Sport店を全国24店舗でオープンしています。
アウディジャパン・プレスリリース
2016年全日本カート選手権FS125部門東地域の第4戦が7月31日、カートソレイユ最上川(山形県)で行われ、佐藤蓮(FLAX motor sports)が優勝した。
全日本カート選手権東地域第4戦の舞台となるカートソレイユ最上川は、2016年シリーズ中もっとも北に位置するサーキットだ。日本三大急流のひとつに数えられる、一級河川最上川の河川敷に造られたサーキットで、直線区間をヘアピンで結ぶストップ&ゴーレイアウトの全長1,063mのハイスピードコースだ。昨年はここ最上川では全日本カート選手権が開催されておらず、2年ぶりの開催となった。
東西地域別5戦、東西統一戦1戦の全6戦で争われる全日本カート選手権だが、東地域ではここまで佐藤が開幕3連勝と圧倒的な強さを見せており、今シーズンのチャンピオン最有力候補だ。佐藤が連勝数を4へと伸ばすのか、はたまた佐藤の連勝を止める者が現れるのかが注目のレースとなった。
タイムトライアル、予選ヒートと順調に駒を進めたのは佐藤で、今季4戦連続でのポールポジションを獲得した。続く2番グリッドには宮下源都(VITEC racing)、3番グリッドには小林陽幸(VITEC racing)、4番グリッドには小川颯太(FLAX motor sports)と続き、トニーカート勢が決勝ヒートの前2列を独占した。
定位置のポールポジションからホールショットを決めた佐藤、オープニングラップに一瞬だけ3番手スタートの小林にトップの座を奪われるも、2周目の1コーナーではすぐにその座を奪い返す。その後、佐藤と小林の2台は3位以下を突き放し、2台でのトップ争いになるかと思われたが、徐々に佐藤が小林との間にマージンを築いていく。2台はそれぞれ単独走行となり周回数を重ねていき、そのままの順位で24周の周回数を走り切った。3位争いはファイナルラップに坂入悠斗(スクーデリアLCT-YRHKS)と小川が激しい攻防を繰り広げたため、少し離れていた5位争いの後続3台がそこに追いつき、5台がもつれるようにコーナーへと飛び込む大混戦となった。最終的には2番グリッドからスタートした宮下が3位争いを制した。
佐藤はこれで今季4勝目をマーク。その全てがポールトゥウィンという無敵の強さだ。昨シーズンはその速さが結果に結びつかなかった佐藤だが、その鬱憤を晴らすかのような連戦連勝だ。「昨シーズンは焦りがあって、それですべてが上手くいかなかった。」と語る佐藤には、淡々と進めれば勝てるという強い自信が漲っており、タイトル獲得に向けて準備万端といった様子だ。
- 佐藤蓮のコメント
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「かなり暑いコンディションでしたので、体力的にきつい部分はありましたがチームの皆さんのおかげで無事勝つことができてよかったです。前日まではセッティングが決まらなかったのですが、タイムトライアルでセットが決まってトップタイムを出してからは、順調に進めることができました。決勝で前に出られた時も、自分に速さがあることは分かっていたので冷静に対処することができました」
Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA
8月7日(日)富士スピードウェイでSUPER GT第5戦の決勝レースが行われた。予選で後方に沈んだLEXUS RC F勢は追い上げを図ったが叶わず、伊藤大輔/ニック・キャシディ組のau TOM'S RC F 36号車が最上位の5位フィニッシュという厳しい結果に終わった。

LEXUS勢最上位の5位フィニッシュを果たした伊藤大輔/ニック・キャシディ組のau TOM'S RC F 36号車
8月6日(土)、7日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイでSUPER GT 第5戦「FUJI GT 300km RACE」が開催された。
前戦SUGOから僅か2週間のインターバル、そして3週間後には鈴鹿1000kmが待つ「真夏の3連戦」は2戦目を迎えた。前戦SUGOでは、終盤、4台のLEXUS RC F勢による怒濤の追い上げで逆転が期待されたが、他車のクラッシュによる赤旗でレースは短縮終了、猛追劇は水を差される形となってしまった。
LEXUSチームのホームコースである富士だが、昨年の夏大会は立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO RC F 38号車が2位、今年のGWに行われた第2戦でもヘイッキ・コバライネン/平手 晃平組 DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が2位。また、今季これまでの3戦もLEXUS RC Fは全レース2位と、惜しくも勝利に届かない戦いが続いている。
LEXUSチームはこの悔しさをバネに、「ホーム」富士での勝利を目指し臨んだ。
◆予選◆
6日(土)、夏の日差しの下で上位8台がQ2へと進出するQ1(15分間)は予定よりも6分遅れた午後2時51分に開始されたが、いつも通り全車ガレージ内で待機。残り9分を切ったあたりからコースイン。気温33度、路面温度は50度を超える酷暑のコンディションでのアタックが繰り広げられた。
LEXUS勢では最初にコースインしたWedsSport ADVAN RC F 19号車の国本雄資が7番手タイムをマーク。しかし、6番手以降の7台が0.3秒以内に入る僅差の争いの中、LEXUS勢の残る5台は惜しくもQ2進出ならず。au TOM'S RC F 36号車が10番手、WAKO'S 4CR RC F 6号車が11番手、ZENT CERUMO RC F 38号車が12番手。ランキング上位で重いウェイトハンデを積むDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車とKeePer TOM'S RC F 37号車はそれぞれ13,15番手。LEXUS勢は決勝レースで後方からの追い上げを目指すこととなった。
午後3時36分から開始されたQ2(12分間)では、唯一進出を果たした関口雄飛が駆る19号車がライバルに先んじてコースイン。ライバルがピットで待機する中、たった1台でアタックを開始。関口は最後までアタックを続けたが、上位浮上は果たせず、8番手から明日の決勝レースに臨むこととなった。
GT300クラスでは、上位14台がQ2へと進出するQ1でプリウスの2台が順調に好タイムをマーク。佐々木孝太のTOYOTA PRIUS apr GT 30号車が4番手、嵯峨宏紀のTOYOTA PRIUS apr GT 31号車が6番手につけ、2台のプリウスがQ2進出を決めた。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は29番手でQ1敗退となった。
Q2(12分間)では、31号車を駆る中山雄一が富士の長いストレートスピードで速さを見せる海外製大排気量車を相手に健闘を見せ、6番手グリッドを獲得。永井宏明がアタックを担当した30号車は13番手グリッドとなった。
◆決勝◆
7日(日)も好天に恵まれ、気温、路面温度共にうなぎ登り。気温33度、路面温度49度という真夏の暑さの下、午後2時35分に開始された地元静岡県警の白バイとパトカーの先導によるパレードラップとフォーメーションラップを経て、66周で競われる決勝レースのスタートが切られた。
スタート直後はほぼグリッド順のまま周回が重ねられていったが、まもなく接触などによるアクシデントが多発する波乱の展開に。8、9周目にライバル勢にトラブルが出てLEXUS RC F勢の順位は繰り上がっていったが、10周目に最後尾スタートの37号車が突然のリアウィング脱落というアクシデントに見舞われ、TGRコーナーでコースアウト。何とかピットへは戻ったが、リアウィングの交換作業で大きくタイムをロスし、コース復帰時には7周遅れとなってしまった。
18周目には接触を喫したGT300車両から出た破片排除のためにセーフティカーが導入。ドライバー交代が可能な最低周回数を超えた25周目にレースが再開された。このタイミングでLEXUS勢最上位の6位を走行していた19号車がピットへ向かい、国本から関口へとドライバーチェンジ。10番手スタートから6位へとポジションを上げていたキャシディの36号車は前車を激しく攻め、27周目に5位に浮上。
その後、レース中盤にかけて次々にピット作業が行われていき、最後まで引っ張った39号車が36周目にピットインすると、伊藤へと交代した36号車がLEXUS勢の最上位5位となり、前を行くGT-Rを追う形となった。
一時は5秒以上あった差を最後は2秒以下にまで詰めた伊藤の36号車だったが惜しくも届かず、5位でフィニッシュ。LEXUS RC Fは最上位が5位という厳しい結果でホームレースを終えることとなった。
レースを通してLEXUS RC F同士の好バトルを見せ観客を湧かせた38号車が7位、39号車が8位、6号車が9位、19号車が10位でポイントフィニッシュを果たした。
GT300クラスでは、6番手グリッドから嵯峨のドライブでスタートを切った31号車が3周目に5位、7周目には4位へと順調にポジションアップ。セーフティカー導入からの再スタートの翌周にピットへ向かい、中山雄一へとドライバーチェンジ。しかし、作業を終えてコースに復帰しようとした際に電装系のトラブルに見舞われ再発進できず。このトラブルの修復に15周ほどを要し、上位争いからは脱落してしまった。
30号車は後半を担当した佐々木孝太が追い上げを見せたが、スティント後半にはタイヤの摩耗が予想以上に進みペースダウン。15位に終わった。60号車は最後尾スタートから着実にポジションを上げていき、17位でチェッカーを受けた。
- au TOM'S RC F 36号車 ドライバー 伊藤大輔:
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基本的には辛いレースだった。勝った12号車(GT-R)以外のライバルとは同じくらいのレベルで走れていたと思う。前半ニック(キャシディ)が良い走りをしてくれたし、セーフティカーで差が詰まったこともあり、それなりに良いポジションでバトンを受け取れたが、自分のスティントの序盤はオーバーステアが強く、クルマのバランスがなかなか取れない状況で前に離されてしまった。周回を重ねていくうちにバランスが改善され、終盤は前との差を詰めて行けたが、最初に離された分を取り戻すだけで、逆転まで仕掛けられなかったのは残念だ。今レースは予想外にLEXUS勢が苦しい展開になってしまったが、次の舞台となる鈴鹿では先日のテストでも良い手応えを得ているので、自信を持って戦いたい。
- au TOM'S RC F 36号車 ドライバー ニック・キャシディ:
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自分のスティントでは、ライバルをパスするなどバトルを楽しめて、とてもエキサイティングだった。後半を担当した(伊藤)大輔も良い走りをしてくれた。予選10番手というポジションを考えれば大きな進歩を遂げられたレースだったと思う。とはいえ、もちろん次戦以降はもっと上を狙っていかなければならない。
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2016/08/08) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 62 | 平木 湧也 | DENSOルボーセFTRS | DL | 14 | 31'17.534 |
| 2 | 16 | 篠原 拓朗 | Media Do Kageyama F110 | DL | 14 | 0.759 |
| 3 | 9 | 阪口 晴南 | HFDP/SRS/コチラレーシング | DL | 14 | 3.095 |
| 4 | 36 | 宮田 莉朋 | FTRSスカラシップF4 | DL | 14 | 4.157 |
| 5 | 7 | 石坂 瑞基 | HFDP/SRS/コチラレーシング | DL | 14 | 4.180 |
| 6 | 88 | 川端 伸太朗 | SUCCEED SPORTS F110 | DL | 14 | 6.046 |
| 7 | 58 | 阿部 拓馬 | AEONガレージC F110 | DL | 14 | 16.460 |
| 8 | 15 | 勝亦 勇雅 | ノムメカルーカストF110 | DL | 14 | 17.123 |
| 9 | 29 | 朝日 ターボ | ヴァンガードGULFまるはF110 | DL | 14 | 19.410 |
| 10 | 66 | 橋本 陸 | Skill Speed | DL | 14 | 26.517 |
| 11 | 3 | 池島 実紅 | AUTOBACS SUTEKINA F4 | DL | 14 | 27.627 |
| 12 | 52 | 石澤 浩紀 | 埼玉トヨペットGreen Brave | DL | 14 | 28.773 |
| 13 | 2 | 佐々木 祐一 | 仙台Day Dream Racing | DL | 14 | 32.714 |
| 14 | 30 | 中根 邦憲 | カーペットなかね家具/GULF | DL | 14 | 43.006 |
| 15 | 13 | 吉田 基良 | BMG F110 | DL | 14 | 43.881 |
| 16 | *37 | 小高 一斗 | FTRSスカラシップF4 | DL | 14 | 48.032 |
| 17 | 38 | 安部 哲 | ガレージ茶畑F110 | DL | 14 | 50.901 |
| 18 | *25 | 高橋 知己 | 点天&イーストアップwith Field | DL | 14 | 1'02.472 |
| 19 | *14 | 根本 悠生 | 東京トヨペットGUNZE KCMG | DL | 14 | 1'03.093 |
| 20 | 86 | 鉢呂 敏彦 | COLLET F110 | DL | 14 | 1'04.442 |
| 21 | *63 | ファン ドユン | VSR Lamborghini SC | DL | 14 | 1'16.149 |
| 22 | *18 | 霜野 誠友 | SAccess Racing F110 | DL | 14 | 1'16.702 |
| 23 | *55 | 畑 亨志 | F&Cアキラレーシングwithフィールド | DL | 14 | 1'19.367 |
| 24 | *11 | 大湯 都史樹 | エヴァRT弐号機tanzen Rn-s | DL | 14 | 1'41.573 |
| 25 | *23 | YUGO | S2R Racing | DL | 14 | 1'47.864 |
| 26 | 4 | 河野 駿佑 | グッドスマイル初音ミクF110 | DL | 13 | 1Lap |
| 27 | *60 | 川合 孝汰 | DENSOルボーセF4 | DL | 13 | 1Lap |
| 28 | *8 | 上村 優太 | HFDP/SRS/コチラレーシング | DL | 13 | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ---- |
| - | *50 | 澤田 真治 | B-MAX RACING F110 | DL | 10 | 4Laps |
| - | *70 | 平 優弥 | Leprix Sport F110 | DL | 4 | 10Laps |
| - | *61 | 平木 玲次 | DENSOルボーセF4 | DL | 2 | 12Laps |
| - | 83 | 武平 良介 | オートモデラーズカフェ+10・NRS | DL | 1 | 13Laps |
| - | 10 | 大滝 拓也 | SRS/コチラレーシング | DL | 0 | 14Laps |
| - | 21 | DRAGON | RSS F110 | DL | 0 | 14Laps |
| - | 17 | 加藤 潤平 | ATEAM Buzz Racing F110 | DL | 0 | 14Laps |
| - | *75 | 手塚 祐弥 | F&Cアキラレーシングwith Field | DL | 0 | 14Laps |
- Fastest Lap: CarNo.36 宮田莉朋’FTRSスカラシップF4) 1'47.399 (14.14) 154.389km/h
- CarNo.37,25,63,18,55,60,8,50,61,11は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(SC中の追い越し)違反により、競技結果に対して50秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo.11は、FIA-F4 SPORTING REGULATIONS第15条1.1(他車への衝突好意)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo.23は、反則スタートにより、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.70は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(SC中の他車への衝突行為)違反により、競技結果に対して60秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo.75は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(SC中の他車への衝突行為)違反により、競技結果に対して50秒加算のペナルティーを科した。
FIA-F4選手権第10戦の決勝は1周めからセーフティーカーが導入される荒れた展開となり、7番手スタートから前車を次々にパスしてきた#37小高一斗(FTRSスカラシップF4)がトップでチェッカーを受けた。
3レース開催の最後の戦い、第10戦決勝は午後5時25分にスタート。
ポールポジションの#16篠原拓朗(Media Do Kageyama F110)と2番手の#62平木湧也(DENSO ル・ボーセFTRS)が1コーナーからコカコーラコーナーまで併走状態という激しいバトルを展開したその後方で3番手スタートの#10大滝拓也(SRS-F/コチラレーシング)が1コーナー立ち上がりでスピン、これに#17加藤潤平(ATEAM Buzz Racing F110)が巻き込まれる格好でコース上にストップしたため、早くもセーフティーカーが導入されることに。
この時点で3位には#11大湯都史樹(エヴァ弐号機RT)、4番手には#37小高、5番手に#9阪口晴南(HFDP/SRS-F/コチラレーシング)が浮上していた。
レースは5周目からリスタート。
するとこの周のダンロップコーナーで小高が大湯のインをついて3位に浮上、そのまま一気にトップ2台とのギャップを縮めにかかり、8周めの1コーナーで平木を、11周めの1コーナーでは篠原を次々に抜き去ってトップに立った。
その後方ではオープニングラップの混乱の中でフロントウィングにダメージを受けた大湯に阪口、#7石坂瑞基(HFDP/SRS-F/コチラレーシング)らが次々に襲いかかるが、大湯も簡単にはポジションを明け渡さず、テール・トゥ・ノーズの大集団が形成され、コースのいたるところで抜きつ抜かれつを繰り返した。
結局レースは14周めに入ったところで規定の30分が経過してチェッカー。
小高がトップでフィニッシュし、2位平木、3位篠原の順。
ただし1周めにセーフティーカーが導入された際、コースのいたるところで何人かのドライバーが追い越しを行ったことが確認されており、午後7時50分現在未だに暫定結果すら出ていない状況。
優勝者を含め順位が今後変更される可能性がまだある。
次戦の舞台は鈴鹿サーキット。
8月27-28日開催だ。
※午後9時57分に正式結果が発表されました。トップでチェッカーを受けた小高一斗他多くのドライバーがSC中に追い越しを行ったとして競技結果に対して50秒加算のペナルティーが科されています。優勝は平木祐也、2位・篠原拓朗、3位・阪口晴南となっています。
- *優勝 #37小高一斗(FTRSスカラシップF4)(この後ペナルティーが科されて16位)
-
スタートがすごく決まって、1コーナーの混乱がなかったらもうちょっと上に行けたと思ったんですけど、一旦飛び出して、戻ってきて、という感じでした。僕と(大湯)都史樹と(阪口)晴南が並んでBコーナーに入っていったところでSCが出て、多分13コーナーでボードが出ていたと思うんですが、そこは冷静に対応しました。ここ2レースで焦ってたと思われてたんで、僕的にはそんなことなかったんですけど、焦ってないってことをこのレースで証明できたかなと思います。ここまでの2回すごく流れが悪かったんで、壁に当たったとか言われてたんですけど、3回目でその壁をぶち壊すことができたので良かったと思います。もう初優勝より全然嬉しいです。鈴鹿は得意なので、2連勝したいと思います。
- *2位 #62平木湧也(DENSO ル・ボーセFTRS)(この後、優勝)
-
今シーズン全然いい成績が残せなくて、チームを移籍したってのはあるんですが、チーム自体も優勝したくて呼んでくれたってのもあるので、なんとか結果を残さなきゃいけないという状況で中盤戦までいいとこ無しでした。チームも一生懸命やってくれてるんですけどなかなか結果が出ない状況で、今回は3レース制ということでチャンスはここしかないと思って、優勝することだけを考えてやってきたんですけど、2位という結果です。シリーズポイントとかじゃなくて優勝するためにやっているので、悔しいですけど、調子悪かった中での2位という成績を出せたことは良かったです。次の鈴鹿は得意ですし、テストも重ねていってこのまま勢いに乗っていけたらなあと思います。去年ファイナルラップまでトップを走っていて、飛び出して優勝を逃しているので、今年こそ優勝したいと思います。
- *3位 #16篠原拓朗(Media Do Kageyama F110)(この後、2位)
-
今回はちゃんと表彰台に上がれましたが、ポールからスタートして本当に勝ちたかったので、すごく悔しかったです。セーフティーカー明けてから何周かはリードを保てたんですけど、途中からペースが上げられなくなって小高君に抜かれてしまいました。でも抜かれる中で自分に足りないものがわかったので、次の鈴鹿に生かしたいと思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
不運続きの12号車がついに勝った!!!
オートバックス スーパーGT第5戦「富士GT300kmレース」の結晶が8月7日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が後続を大きく突き放し、待ちに待った今季初勝利を手にした。
GT300クラスもまたポールポジションの#55ARTA BMW M6 GT3(高木真一/小林崇志組)がフィニッシュラインまで続いた#21Hitotsuyama Audi R8 LMS(リチャード・ライアン/藤井誠暢組)とのバトルを制し、こちらも今季初勝利を挙げた。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選18,400人/決勝33,500人/大会総入場者数51,900人)
2016シーズンの折り返し点となる第5戦決勝は午後2時35分より66周で行われた。
ポールシッターの#12カルソニックGT-R(J.P.デ・オリベイラ)が快調にトップをひた走る。
2位につけた#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲)との差は13周を終えた時点で5.19秒に広がっていた。
ところが19周目に差し掛かったところで後続のGT300クラスでアクシデントがあり、車両回収とコース清掃のため、セーフティカーが導入されることになった。
SCランは24周目まで続き、25周目からリスタート。
規定周回数の1/3をわずかに過ぎたタイミングということもあり、ここから各チームが相次いでピットストップを行うことになる。
上位陣では4位の#17KEHIN NSX CONCEPT-GTが28周め、#100RAYBRIG NSX CONCEPT-GTが29周め、2位の#46S Road CRAFTSPORTS GT-Rが32周め、そしてトップの#12カルソニックGT-Rと3位の#1MOTUL AUTECH GT-Rは33周めにそれぞれピット作業を行った。
この結果先に動いた#100レイブリックNSXが見事2位に浮上することに成功、その一方で前半2位を走行していた#46S Road GT-Rはおそらくはブレーキと思われるトラブルから35周めの1コーナーでスピン状態に陥り、凄まじい勢いでバリアに突っ込んで、そのままレースを終えてしまった。
なお、ドライバーの千代は自力で脱出している。
こうした混乱もあり、トップの#12カルソニックGT-Rのリードは10秒以上に拡大。
その後も安田はハイペースで後続を突き放しにかかり、最後は25秒以上の大量リードを築き上げて66周を走りきり、まさかのタイヤバーストでレースを失った第2戦富士の雪辱を果たした。
2位には#100レイブリックNSX(伊沢拓也)との激しいバトルを制した#17ケーヒンNSX(塚越広大)が入り、ポイントリーダーの#1モチュールGT-Rは#100レイブリックNSXに次ぐ4位を獲得、上限一杯100kgものウェイトハンデを搭載して次戦鈴鹿1000kmに臨むこととなった。
GT300クラスは、スタートからポールシッター#55ARTA BMW M6 GT3(高木真一)と#21Hitotsuyama Audi R8 LMS(藤井誠暢)が逃げ、この2台を#61SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人)が追うという展開になった。この3台は、17周過ぎに下位マシンの接触によってセーフティカーが導入されても、28周目から始まったルーティンのピットインを終えても、その差が大きく変わることはなかった。
逆にピットインを終えると、トップ#55BMW(小林崇志)と#21Audi(リチャード・ライアン)との差は一時6秒まで開き、#61BRZ(山内英輝)はさらに8秒後方と間隔が開いたため、#55BMWの楽勝かと思われた。
しかし、残り15周となったあたりから、タイヤがきつくなってきた#55BMWを#21Audiが猛追。50周目4.4秒、55周目2.4秒、60周目1.2秒と両者の差は見る見るうちになくなっていき、最後の1コーナーでついに#21Audiが#55BMWの背後にピタリとつける。そのまま最終コーナーを立ち上がり、チェッカー手前の直線で#21Audiが#55BMWの横に並ぶが、僅かに届かず。「こんなにきついレースは初めて」(小林)という#55BMWが薄氷の勝利を手にした。
次戦決勝は8月28日、伝統の鈴鹿1000kmだ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
Keiichiro TAKESHITA
■GT500クラス
FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2016/08/07) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 12 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 14 | 66 | 1:51'53.223 |
| 2 | 17 | 塚越 広大 小暮 卓史 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 10 | 66 | 25.424 |
| 3 | 100 | 山本 尚貴 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 4 | 66 | 28.650 |
| 4 | 1 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 84 | 66 | 28.940 |
| 5 | 36 | 伊藤 大輔 ニック・キャシディ | au TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 22 | 66 | 30.831 |
| 6 | 8 | 松浦 孝亮 野尻 智紀 | ARTA NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 10 | 66 | 36.730 |
| 7 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 32 | 66 | 45.837 |
| 8 | 39 | ヘイッキ・コバライネン 平手 晃平 | DENSO KOBELCO SARD RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 68 | 66 | 49.017 |
| 9 | 6 | 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ | WAKO'S 4CR RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 46 | 66 | 55.310 |
| 10 | 19 | 関口 雄飛 国本 雄資 | WedsSport ADVAN RC F TOYOTA LEXUS RC F | YH | 22 | 66 | 1'33.221 |
| 11 | 64 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | DL | 2 | 64 | 2Laps |
| 12 | 37 | ジェームス・ロシター 平川 亮 | KeePer TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 60 | 59 | 7Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 46Laps)完走 ---- |
| - | 46 | 本山 哲 千代 勝正 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 30 | 34 | 32Laps |
| - | 24 | 佐々木 大樹 柳田 真孝 | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 44 | 11 | 55Laps |
| - | 15 | 武藤 英紀 オリバー・ターベイ | ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 10 | 56Laps |
- Fastest Lap: CarNo.12 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(カルソニックIMPUL GT-R) 1'30.687 (5/33) 181.137km/h
■GT300クラス
FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2016/08/07) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 55 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 32 | 62 | 1:52'46.623 |
| 2 | 21 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | 16 | 62 | 0.106 |
| 3 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 22 | 62 | 10.762 |
| 4 | 88 | 織戸 学 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 14 | 62 | 28.948 |
| 5 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 30 | 62 | 28.954 |
| 6 | 3 | 星野 一樹 ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 54 | 62 | 33.213 |
| 7 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | 32 | 62 | 43.768 |
| 8 | 26 | 密山 祥吾 元嶋 佑弥 | AUDI R8 LMS Audi R8 LMS ultra | YH | | 61 | 1Lap |
| 9 | 0 | アンドレ・クート 富田 竜一郎 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 18 | 61 | 1Lap |
| 10 | 18 | 中山 友貴 山田 真之亮 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | 22 | 61 | 1Lap |
| 11 | 51 | 都筑 晶裕 新田 守男 | JMS LMcorsa 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 26 | 61 | 1Lap |
| 12 | 48 | 高星 明誠 青木 孝行 | DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 2 | 61 | 1Lap |
| 13 | 25 | 土屋 武士 松井 孝允 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 66 | 61 | 1Lap |
| 14 | 5 | 山下 潤一郎 影山 正美 | マッハ車検MC86 TOYOTA 86 MC | YH | | 61 | 1Lap |
| 15 | 30 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 4 | 61 | 1Lap |
| 16 | 50 | 安岡 秀徒 久保 凜太郎 | ODYSSEY SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 61 | 1Lap |
| 17 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 61 | 1Lap |
| 18 | 63 | エイドリアン・ザウグ 横溝 直輝 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 61 | 1Lap |
| 19 | 87 | 細川 慎弥 佐藤 公哉 | triple aランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 6 | 61 | 1Lap |
| 20 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | 24 | 60 | 2Laps |
| 21 | 9 | 阪口 良平 吉田 広樹 | GULF NAC PORSCHE 911 PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 59 | 3Laps |
| 22 | 111 | 植田 正幸 鶴田 和弥 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | | 59 | 3Laps |
| 23 | 65 | 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG-GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 40 | 56 | 6Laps |
| 24 | *33 | 山野 直也 坂本 祐也 | Excellence Porsche PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 53 | 9Laps |
| 25 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 40 | 46 | 16Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 43Laps)完走 ---- |
| - | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 25 | 37Laps |
| - | *22 | 和田 久 城内 政樹 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 15 | 47Laps |
| - | 360 | 柴田 優作 田中 篤 | RUNUP Group&DOES GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 10 | 52Laps |
- Fastest Lap: CarNo.55 高木真一(ARTA BMW M6 GT3) 1'39.551 (2/30) 165.009km/h
- CarNo.22は、SGT Spr.13-1b.(危険なドライブ行為)により、40秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo.33は、SGT Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
#36宮田連勝でついにポイントリーダーに!!
FIA-F4選手権第9戦の決勝が8月7日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした#36宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)が接戦を制し、昨日に続いて2連勝を達成した。
第9戦決勝は午前10時より15周で行われた。
ポールシッターの#37小高一斗(FTRSスカラシップF4)がそのままトップで1コーナーに飛び込む一方で宮田は出遅れて#9阪口晴南(HFDP/SRS-F/コチラレーシング)、#25高橋知己らの先行を許し、一時4番手に後退する。
2周めの1コーナーでは阪口が小高のインをついてトップに。高橋も3周めのダンロップコーナーでインから小高を抜き、2位に浮上。
しかし3周を終えた時点でトップの阪口から4位の宮田までのギャップはわずか1.4秒でしかなく、その後も4周終わりで1.1秒、5周終わりでは0.9秒と4台の間隔はどんどん狭まって行った。
そして6周めの1コーナー。
阪口のインを狙って飛び込んでいった高橋のテールに小高が追突。高橋はたまらずスピン状態に陥り、小高にはドライブスルーペナルティが出されることに。
この混乱をうまく切りにけてトップに立ったのが宮田。しかし阪口も離されずについていき、13周めのヘアピン立ち上がりで宮田がアウトに膨らんだのを見逃さず、300Rからダンロップ手前でアウトから並びかけていく。
しかし宮田もインをがっちり固めてトップを死守。
その後も14周めの1コーナーで阪口はアウトから宮田に仕掛けるが、そこでも宮田はラインを譲らず、そのままトップで15周めのチェッカーを受け、前日の第5戦決勝に続いて会心の2連勝をものにした。
宮田はここで25ポイントを得てシリーズトータル96ポイントとし、25位ノーポイントでこのレースを終えた95ポイントの小高を上回ってランキングトップに浮上した。
一方、レース中盤から#50澤田真治(B-MAX RACING F110)と#16篠原拓朗(Media Do Kageyama F110)によって展開された3位争いも熾烈を極めた。
篠原は14周めのダンロップコーナーで先行する澤田のインをこじ開けて前に出るが、澤田もファイナルラップの1コーナーでアウトに膨らんだ篠原に並びかけて3位を奪い返し、そのままチェッカーを受ける。
しかしレース後、澤田に対しFIA-F4スポーティングレギュレーション第19条3.「危険な進路変更」による40秒加算のペナルティが下り、篠原が3位に繰り上がる結果となった。
篠原は前日の第5戦決勝でファステストラップを記録しており、次の第10戦決勝ではポールポジションからスタートする。
ポイントリーダーの宮田は5番手、1ポイント差で宮田を追う立場となった小高は7番手からのスタートだ。
第10戦決勝は今日の午後、スーパーGT決勝の終了を待って午後5時25分より15周で行われる。
- 優勝 #36宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)
-
昨日やっと開幕を切れたのかなと思って。今までもワンツーできてたんですけど、自分の実力を出し切れてないなという思いがありました。今回やっと出し切れたというか、成長できた部分をみんなに見せられたと思います。自分ではうまくスタートが切れたと思ったんですけど、全然進まなくて。昨日よりも高回転でトルクの出てるところでクラッチをミートしたんですけど、うまくいきませんでした。ちょっとこれはエンジニアさんに伝えてきっちり治したいと思います。序盤仕掛けるチャンスもあったんですけど、小高選手とやりあって前が離れてもしょうがないし、僕がちょっとずついいペースで走っていることも分かったので、行ければ行こうと思って走っていました。次は追い上げるレースってわかっているし、次で使うタイヤは磨耗もそんなに進んでいないので、そこを理解してしっかり進めたいと思います。
- 2位 #9阪口晴南(HFDP/SRS-F/コチラレーシング)
-
富士はスリップについた方が速くなるとわかっていたので、最後の最後まで諦めない気持ちで走っていたんですけど、莉朋も昔からのライバルで、僕の癖をよくわかっているので、抑えられてしまいました。(13周目のヘアピンで)莉朋も失敗したんですけど、インをしっかり閉めてきたので、(ダンロップコーナーは)アウトから行くしかありませんでした。それよりも僕は1コーナーの方が惜しかったと思います。完全にフェアなバトルでしたけど、莉朋も僕も絶対負けたくないんで、少しはらんじゃいましたけど、僕はあれに怒ったりはしてません。今週末ここまでスピードを上げてくれたチームに感謝しています。次は6番手スタートで、前の方もいつもと違う顔ぶれなので、ぶつからずに1周目を帰ってこられれば勝つチャンスはあるのかなと思います。しっかりレースしたいです。
- 3位 #16篠原拓朗(Media Do Kageyama F110)
-
昨日のレースが前半だらしないことをしてしまったので、今日は前半からきちんと攻めていくという目標を立てて、ちゃんと自分のポジションを守りながらも上を目指すという気持ちで走れたので前半は良かったと思いますが、途中ペースが上がらなくなって後ろがどんどん近づいてきた時に、もうちょっとペースが欲しかったなというのと、3位争いをする時に自分の考えの甘さというか、もうちょっと頭を使わないとなと。今回も繰り上げの3位なので、次は実力で表彰台に立たないとなと。もうちょっと頭を使っていいレースをしたいです。次はFIA-F4で初めてのポールからのスタートなので、どうなるかわからないんですけど、フォーミュラに上がってからポールでスタートした経験はあるので、その時と同じようにちゃんとスタートを決めて、1周目から攻めて、できるだけマージンを作りたいと思います。勝ちにこだわっていきたいです。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2016/08/07) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 36 | 宮田 莉朋 | FTRSスカラシップF4 | DL | 15 | 27'00.995 |
| 2 | 9 | 阪口 晴南 | HFDP/SRS/コチラレーシング | DL | 15 | 0.470 |
| 3 | 16 | 篠原 拓朗 | Media Do Kageyama F110 | DL | 15 | 6.036 |
| 4 | 11 | 大湯 都史樹 | エヴァRT弐号機tanzen Rn-s | DL | 15 | 8.202 |
| 5 | 7 | 石坂 瑞基 | HFDP/SRS/コチラレーシング | DL | 15 | 11.586 |
| 6 | 4 | 河野 駿佑 | グッドスマイル初音ミクF110 | DL | 15 | 12.130 |
| 7 | 14 | 根本 悠生 | 東京トヨペットGUNZE KCMG | DL | 15 | 12.130 |
| 8 | 88 | 川端 伸太朗 | SUCCEED SPORTS F110 | DL | 15 | 13.492 |
| 9 | 8 | 上村 優太 | HFDP/SRS/コチラレーシング | DL | 15 | 13.590 |
| 10 | 75 | 手塚 祐弥 | F&Cアキラレーシングwith Field | DL | 15 | 15.901 |
| 11 | 10 | 大滝 拓也 | SRS/コチラレーシング | DL | 15 | 17.995 |
| 12 | 58 | 阿部 拓馬 | AEONガレージC F110 | DL | 15 | 18.268 |
| 13 | 60 | 川合 孝汰 | DENSOルボーセF4 | DL | 15 | 19.891 |
| 14 | 62 | 平木 湧也 | DENSOルボーセFTRS | DL | 15 | 22.468 |
| 15 | 17 | 加藤 潤平 | ATEAM Buzz Racing F110 | DL | 15 | 22.738 |
| 16 | 18 | 霜野 誠友 | SAccess Racing F110 | DL | 15 | 23.581 |
| 17 | 3 | 池島 実紅 | AUTOBACS SUTEKINA F4 | DL | 15 | 23.884 |
| 18 | 29 | 朝日 ターボ | ヴァンガードGULFまるはF110 | DL | 15 | 25.067 |
| 19 | 21 | DRAGON | RSS F110 | DL | 15 | 26.046 |
| 20 | 83 | 武平 良介 | オートモデラーズカフェ+10・NRS | DL | 15 | 27.808 |
| 21 | 66 | 橋本 陸 | Skill Speed | DL | 15 | 27.831 |
| 22 | 25 | 高橋 知己 | 点天&イーストアップwith Field | DL | 15 | 29.468 |
| 23 | 61 | 平木 玲次 | DENSOルボーセF4 | DL | 15 | 32.995 |
| 24 | 70 | 平 優弥 | Leprix Sport F110 | DL | 15 | 34.002 |
| 25 | *37 | 小高 一斗 | FTRSスカラシップF4 | DL | 15 | 35.956 |
| 26 | 52 | 石澤 浩紀 | 埼玉トヨペットGreen Brave | DL | 15 | 41.496 |
| 27 | 63 | ファン ドユン | VSR Lamborghini SC | DL | 15 | 41.886 |
| 28 | *50 | 澤田 真治 | B-MAX RACING F110 | DL | 15 | 45.889 |
| 29 | 30 | 中根 邦憲 | カーペットなかね家具/GULF | DL | 15 | 47.632 |
| 30 | 55 | 畑 亨志 | F&Cアキラレーシングwithフィールド | DL | 15 | 1'00.372 |
| 31 | 2 | 佐々木 祐一 | 仙台Day Dream Racing | DL | 15 | 1'02.859 |
| 32 | 13 | 吉田 基良 | BMG F110 | DL | 15 | 1'03.390 |
| 33 | 23 | YUGO | S2R Racing | DL | 15 | 1'04.603 |
| 34 | 86 | 鉢呂 敏彦 | COLLET F110 | DL | 15 | 1'05.632 |
| 35 | *38 | 安部 哲 | ガレージ茶畑F110 | DL | 15 | 2'12.676 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ---- |
| 36 | 15 | 勝亦 勇雅 | ノムメカルーカストF110 | DL | 2 | 13Laps |
- Fastest Lap: CarNo.25 高橋知己(点天&イーストアップwith Field) 1'47.043 (11/15) 153.417km/h
- CarNo.37は、FIA-F4 SPORTING REGULATIONS第15条1.1(他車への衝突行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.50は、FIA-F4 SPORTING REGULATIONS第19条3.(危険な進路変更)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo.38は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1.(ピット出口のホワイトラインカット)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo.38は、ピットレーン速度違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
決勝日朝、GTアソシエイション坂東正明代表による定例の会見が行われた。
今回は周辺道路も若干空いている印象だ。リオ・オリンピックと重なっていることもあるのか、観客の入りが気になる。日本のモータースポーツの核となるスーパーGTシリーズの折り返しとなる1戦だが、イベントのあり方などを再考する必要もあるのかもしれない。ただ、レース内容は非常に面白くなることを確信している。期待してほしい。
■前回のSUGO戦での赤旗中断、レース終了の経緯は?
赤旗提示は競技長の専権事項で、基本的には規則に則って判断したということである。セーフティカーではなく赤旗にしたのは、タイヤバリア、クラッシュパッドの破損状況と思う。修復時間を考えると、審査委員会のレース終了の判断はやむを得ないと思う。
ただ、個人的に、プロモーターとしては、再スタートして残る6周をやりたかった。バトルを見たかったし、見せてあげたかったというのが正直な気持ちだ。
■今回からJAF-GT車両の規則を改定した狙いは?
改造ができないGT3車両と、進化を続けるJAF-GT車両とのバランスを取るためである。決してJAF-GTの進化を止めるということではない。
改定したのは、(1)スキッドブロックの厚さを5mmから10mmに変更(車高を上げてダウンフォースを減らす)、(2)燃料補給装置にリストリクターを装着して流量制限をかけた(JAF-GTは給油を早くする工夫が可能なのでこれを制限)という2点である。
■来シーズンのカレンダーと海外戦の可能性について
基本的に今シーズンと同様である。タイ戦の車両運搬を考えると前後1か月は空ける必要があり、これにニュルブルクリンク、ルマン24時間レースや、国内レースの日程との整合を考慮した結果である。プロモーター視点では、いろいろ考える余地はあるが、現段階では概ね良いと考えている。
海外戦は、タイのパタヤ、セパン、シンガポールなどで開催する話がきているが、どれも構想という段階だ。シンガポールはF1の後や公道レースという話も浮上している。
■GT300クラスの台数増に対応するため予備予選を行うという話があるが?
現状では、SUGO戦は43台、その他は45台が参加している。予備予選などの対応は45台を超えるときに考えなければならないが、台数が確定しないと判断できないので、次戦鈴鹿あたりまでに各チームに打診したいと考えている。
予備予選の方法は現在検討を進めているところだが、予備予選を木曜に開催するという方向になるのではないか?ただ、過去の実績をどう評価するか、実績を新規参入チームに譲渡できるようにするかなど、まだまだ検討が必要である。
まとめ & Photo: Shigeru KITAMICHI
スーパーGT第5戦「富士GT300kmレース」のフリー走行は#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/千代勝正組)が1’31.006でトップタイム。
GT300クラスはポールシッターの#55ARTA BMW M6 GT3(高木真一/小林崇志組)が1’38.743をセッション前半に記録してトップだった。
決勝日を迎えた富士スピードウェイは昨日に続いて快晴。
朝早くから詰めかけた多くの観衆の見守る中、午前9時より30分間のフリー走行が始まった。
途中#65LEON CVSTOS AMG-GT(黒澤治樹/蒲生尚弥組)のスローパンクチャーなどはあったものの、大きなクラッシュや赤旗中断などもなくセッションは円滑に進行した。
GT500クラスは予選3番手の#1MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)序盤から好タイムを連発、1’31.414、1’31.156とタイムを縮めて一時トップに立つ。
ポールシッターの#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)も1’31.231とこちらも好調だ。
しかし終盤、#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/千代勝正組)、#6WAKO’S 4CR RC F(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)がタイムを上げ、46号車が1’30.986でトップに、6号車は1’31.129で2番手につけた。
昨日の予選で走路外走行を取られてベストタイム抹消となり、7番手にグリッドを下げられた#100RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/伊沢拓也組)も1’31.288で5番手に入った。
GT300クラスは、各マシンとも決勝を想定して走行開始から積極的な走りを見せた。なかでもポールシッターの#55ARTA BMW M6 GT3(高木真一/小林崇志組)は、早々に他を圧倒する1分38秒台をマーク。終盤にタイムアップした#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)にコンマ5秒という大差をつけ、盤石の状態であることを窺わせた。これで#55BMWは昨日からすべてのセッションでトップの座を守り、残るは決勝のリザルトだけとなった。ベテランコンビ駆る#7Studie BMW M6(ヨルグ・ミューラー/荒聖治組)は予選では下位に沈んだものの6番手と気を吐いた。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Shigeru KITAMICHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
■GT500クラス
FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2016/08/07) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 46 | 本山 哲 千代 勝正 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 30 | 1'30.986 | - | - | 180.542 |
| 2 | 6 | 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ | WAKO'S 4CR RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 46 | 1'31.129 | 0.143 | 0.143 | 180.259 |
| 3 | 1 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 84 | 1'31.156 | 0.170 | 0.027 | 180.205 |
| 4 | 12 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 14 | 1'31.231 | 0.245 | 0.075 | 180.057 |
| 5 | 100 | 山本 尚貴 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 4 | 1'31.288 | 0.302 | 0.057 | 179.945 |
| 6 | 17 | 塚越 広大 小暮 卓史 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 10 | 1'31.349 | 0.363 | 0.061 | 179.825 |
| 7 | 24 | 佐々木 大樹 柳田 真孝 | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 44 | 1'31.507 | 0.521 | 0.158 | 179.514 |
| 8 | 36 | 伊藤 大輔 ニック・キャシディ | au TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 22 | 1'31.568 | 0.582 | 0.061 | 179.395 |
| 9 | 15 | 武藤 英紀 オリバー・ターベイ | ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 1'31.793 | 0.807 | 0.225 | 178.955 |
| 10 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 32 | 1'31.796 | 0.810 | 0.003 | 178.949 |
| 11 | 8 | 松浦 孝亮 野尻 智紀 | ARTA NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 10 | 1'31.888 | 0.902 | 0.092 | 178.770 |
| 12 | 37 | ジェームス・ロシター 平川 亮 | KeePer TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 60 | 1'31.990 | 1.004 | 0.102 | 178.572 |
| 13 | 19 | 関口 雄飛 国本 雄資 | WedsSport ADVAN RC F TOYOTA LEXUS RC F | YH | 22 | 1'32.062 | 1.076 | 0.072 | 178.432 |
| 14 | 39 | ヘイッキ・コバライネン 平手 晃平 | DENSO KOBELCO SARD RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 68 | 1'32.507 | 1.521 | 0.445 | 177.574 |
| 15 | 64 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | DL | 2 | 1'32.535 | 1.549 | 0.028 | 177.520 |
■GT300クラス
FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2016/08/07) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 55 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 32 | 1'38.743 | - | - | 166.359 |
| 2 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 40 | 1'39.255 | 0.512 | 0.512 | 165.501 |
| 3 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 22 | 1'39.312 | 0.569 | 0.057 | 165.406 |
| 4 | 21 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | 16 | 1'39.469 | 0.726 | 0.157 | 165.145 |
| 5 | 65 | 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG-GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 40 | 1'39.503 | 0.760 | 0.034 | 165.088 |
| 6 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | 24 | 1'39.621 | 0.878 | 0.118 | 164.893 |
| 7 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 30 | 1'39.795 | 1.052 | 0.174 | 164.605 |
| 8 | 51 | 都筑 晶裕 新田 守男 | JMS LMcorsa 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 26 | 1'39.900 | 1.157 | 0.105 | 164.432 |
| 9 | 63 | エイドリアン・ザウグ 横溝 直輝 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 1'40.029 | 1.286 | 0.129 | 164.220 |
| 10 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | 32 | 1'40.121 | 1.378 | 0.092 | 164.069 |
| 11 | 3 | 星野 一樹 ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 54 | 1'40.122 | 1.379 | 0.001 | 164.068 |
| 12 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 1'40.177 | 1.434 | 0.055 | 163.978 |
| 13 | 26 | 密山 祥吾 元嶋 佑弥 | AUDI R8 LMS Audi R8 LMS ultra | YH | | 1'40.193 | 1.450 | 0.016 | 163.952 |
| 14 | 18 | 中山 友貴 山田 真之亮 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | 22 | 1'40.375 | 1.632 | 0.182 | 163.654 |
| 15 | 88 | 織戸 学 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 14 | 1'40.435 | 1.692 | 0.060 | 163.557 |
| 16 | 48 | 高星 明誠 青木 孝行 | DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 2 | 1'40.456 | 1.713 | 0.021 | 163.522 |
| 17 | 30 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 4 | 1'40.480 | 1.737 | 0.024 | 163.483 |
| 18 | 33 | 山野 直也 坂本 祐也 | Excellence Porsche PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'40.520 | 1.777 | 0.040 | 163.418 |
| 19 | 25 | 土屋 武士 松井 孝允 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 66 | 1'40.710 | 1.967 | 0.190 | 163.110 |
| 20 | 9 | 阪口 良平 吉田 広樹 | GULF NAC PORSCHE 911 PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'40.785 | 2.042 | 0.075 | 162.989 |
| 21 | 87 | 細川 慎弥 佐藤 公哉 | triple aランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 6 | 1'40.955 | 2.212 | 0.170 | 162.714 |
| 22 | 360 | 柴田 優作 田中 篤 | RUNUP Group&DOES GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'40.963 | 2.220 | 0.008 | 162.701 |
| 23 | 0 | アンドレ・クート 富田 竜一郎 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 18 | 1'41.102 | 2.359 | 0.139 | 162.477 |
| 24 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 1'41.143 | 2.400 | 0.041 | 162.412 |
| 25 | 50 | 安岡 秀徒 久保 凜太郎 | ODYSSEY SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 1'41.250 | 2.507 | 0.107 | 162.240 |
| 26 | 111 | 植田 正幸 鶴田 和弥 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | | 1'42.135 | 3.392 | 0.885 | 160.834 |
| 27 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 1'42.332 | 3.589 | 0.197 | 160.525 |
| 28 | 5 | 山下 潤一郎 影山 正美 | マッハ車検MC86 TOYOTA 86 MC | YH | | 1'43.158 | 4.415 | 0.826 | 159.239 |
プレスインフォメーション 2016年8月06日
小山町. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016第7戦 決勝レースを、富士スピードウェイ(静岡県)にて2016年8月6日(土)に開催いたしました。
PCCJ2016-第7戦(富士)決勝レース
天候:晴れ 路面:ドライ
午前中に行われた予選の興奮も冷めやらぬ16時20分、気温もさることながらストレートの路面温度は46度に達する厳しいコンディションの中でスタートしたPCCJ第7戦は、随所でオーバーテイクが頻発するPCCJ史上でも有数の激しいレースとなった。
ポールポジションを獲得した#78近藤翼は予選で使用したユーズド、2番グリッドの#14三笠雄一はあえて温存したニュータイヤと言う対照的な戦略を取った2台は無難にスタートを切ったかに見えた。しかし2列目からスタートした#7星野敏はすぐさまフロントローの両車と並びかけるほどの鋭い出足を見せる。4番グリッドスタートの#9武井真司も#7星野に食らい付きトップの4台は団子状態で1コーナーに入るが勢い余った#7星野は5位にポジションダウンを喫した。#78近藤はトップで2周目に突入するも、わずかに加速で勝る#14三笠がストレートエンドでアウトから#78近藤に並ぶ。そのまま2台は接触し、#14三笠は1コーナーでオーバーラン、そしてタイヤバーストを起こして早々とリタイヤとなる。この接触で左フロントタイヤにダメージを負った#78近藤はトップをキープするもペースが上がらず、後方からは徐々に#9武井が迫っていく。
ここで#78近藤をさらなる悲劇が襲う。4ラップに突入する頃、ジャンプスタートをしたとのジャッジが降り、ドライブスルーペナルティを課せられる事になったのだ。6周目、ついに#9武井はヘアピンの進入で#78近藤を捉えトップに立つ。この周の最後に#78近藤がペナルティ消化のためピットレーンに入り#9武井の一人旅になるかと思われたが、予選から絶好調の#7星野が2秒弱のギャップで後ろからチャンスを伺う展開となる。レース中盤には1秒差に、そして残り3周となる頃には0.5秒にまで差を縮めた#7星野は14周目のダンロップコーナーでは#9武井とテール・トゥー・ノーズ状態に持ち込む。ファイナルラップの15周目にはコーナー進入で並びかけるがヘアピンのブレーキングで#7星野のミスを見逃さなかった#9武井は一気にマージンを築きゴール。オーバーオールクラスにエントリーして1年目にして、嬉しい初めての総合優勝を獲得した。
そして#7星野から少し距離を置いたオーバーオール3位、そしてジェントルマンクラス2位争いは、チェッカーフラッグの瞬間まで一瞬たりとも目を離すことができないほどの戦いが繰り広げられた。
序盤に#32永井秀貴、#25内山清士、そして中位グリッドからスタートした#98 IKARI GOTOの3台で展開されていたバトルに後方から順位を上げて行った#99佐野新世が加わり、ストレートだけでなくあらゆるコーナーで順位を入れ替えながら周回を重ねていく。#32永井はついに13周目に集団のトップに立つとリードを見事にマネージメントし、そのままゴール。続いては#99佐野、#98 GOTOの順でチェッカーを受け、レースをフィニッシュした。
ポルシェ カレラカップ ジャパン第8戦は同じく富士スピードウェイを舞台に8月7日(日)の午後11時10分にスタート予定です。
PCCJ第7戦 結果
Pos. Car# Driver (Class) Car Name Time
1 #9 武井 真司 O BINGO RACING 26’28.197
2 #7 星野 敏 G D’station 991 + 0.939秒
3 #32 永井 秀貴 G ナインレーシング +19.127
4 #99 佐野新世 G SKAD PORSCHE +22.236
5 #98 IKARI GOTO G チームトーエイスピリット +24.374
6 #2 田島 剛 G タジマレーシング +24.444
7 #51 ポール イップ G PACE +25.908
8 #66 ブライアン リー G GTO Racing +27.244
9 #47 TAD JUN JUN G muta racing + 27.917
10 #10 齋藤 真紀雄 G BINGO RACING +32.985
11 #78 近藤 翼 O スカイレーシング +34.651
12 #19 Yuri Hayashi Gナインレーシング +35.920
13 #77 浜崎 大 G GRacingVentiler +48.510
14 #23 滝沢 智幸 G イエローコーンGT3 +52.721
15 #36 宇佐美 貴章 G ミツワオートGT3カップ +56.364
16 #24 剛 覇矢人 G みきゃん スペンダー GT3 +1’06.234
17 #25 内山 清士 G エヌケーレーシング +1’29.626
18 #6 米倉 正憲 G GRacing +1’49.437
19 #52 春山 次男 G はるやまRacing TEAM +1’53.216
------ 以上完走-------
#14 三笠 雄一 O ガーミンポルシェ + 13周
* O=オーバーオールクラス G=ジェントルマンクラス
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
プレスインフォメーション 2016年8月06日
小山町. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016 第7-8戦 予選を富士スピードウェイ (静岡県)にて、2016年8月6日(土)に開催いたしました。
PCCJ2016 第7-8戦(富士)公式予選
天候:晴れ 路面:ドライ
ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2016年シーズン第7-8戦はゴールデンウィーク、そして6月の「ザ・ワンメイクレース祭り2016富士」に続いて3大会連続となる富士スピードウェイでの開催となる。日曜日に行われる第8戦はポルシェのグローバルパートナーであるミシュランタイヤの名を冠とした「ミシュランチャレンジ」として行われ、注目が集まる一戦だ。
8月の厳しい日差しが降り注ぐ中、11時10分にPCCJの予選は始まった。前日に行われたフリー走行でトップタイムを記録した#78近藤翼は最初からニュータイヤを投入し、ファーストアタックからトップに立つ。開幕戦から6戦連続でポールポジションを獲得している#78近藤の前に立ちはだかったのは、PCCJスカラーシップドライバーである#14三笠雄一。決勝レースに向けてニュータイアのセットを温存すべくライバルたちのアタック合戦を尻目にピットに留まり、予選開始から約15分後にコースインした#14三笠は、すぐさま1分44秒969のタイムで#78近藤を上回り、適応力の高さを周囲に見せつけた。
しかし#14三笠がコースインした直後に2セット目のニュータイヤを履きコースに出た#78近藤は、2番手に落ちた翌周には1分44秒815を記録してタイミングモニター最上部に自身の名前を押し上げた。翌周には1分44秒649でさらにタイムを縮めて7戦続けてのポールポジションを獲得した。
一方の#14三笠も負けじとアタックを続け第2セクターまでのタイムでは幾度か#78近藤を上回るが、惜しくも届かず。セカンドベストタイムでも#78近藤に対して1/1,000秒及ばず、土曜午後そして日曜日の2レースともに2番手グリッドから第3戦以来の優勝を狙う事となった。
ジェントルマンクラスのトップ、そして全体でもオーバーオールクラスのクルマを退けて3番手のタイムを記録したのは、クラスランキングで首位を走る#7星野敏。「ドライビングのレベルアップだけでなくセットアップ能力も身につけた」とチームから評される#7星野は、#14三笠と同様にセクター2まではダブルポールを獲得した#78近藤をも凌ぐタイムを叩き出すほどの好調さを見せつける。「横方向、そしてリアの荷重をコントロールして曲がれている」と言う#7星野は、セカンドベストにおいても総合3番手となり、決勝ではさらなるアップセットを狙うと力強く語った。
ジェントルマンクラスのグリッドは第7戦が#星野以下、#47 TAD JUN JUN、#32永井秀貴、#25内山清士、第8戦では#47 TAD JUN JUN、#25内山清士、#32永井秀貴と続き、激しいポディウム争いを予感させる30分間を締めくくった。
PCCJ第7戦の決勝レースは8月6日(土)16時10分にスタートし、15周で争われます。
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
オートバックス スーパーGT第5戦「富士GT300kmレース」の公式予選が8月6日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が第2戦富士に続いて今季2度目のポールポジションを獲得。さらにGT500クラスは上位3台が全てGT-Rという圧倒的な結果となった。
GT300クラスは#55ARTA BMW M6(高木真一/小林崇志組)が後続にコンマ3秒以上の差をつけ、こちらも第2戦富士に続いて今季2度目のポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時25分よりノックアウト方式で行われた。
開始時点の気温は33℃、路面温度は48℃と今シーズン一番の暑さだ。
さらにQ1セッション終盤に差し掛かると路面温度は52℃まで上昇した。
予選Q1
GT500クラスはいつものように残り時間が7分30秒を切ったあたりでようやく全車がコースイン。
最初にアタックに入ったのは前回優勝の#24フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(佐々木大樹)で1’33.992から始めて1’29.527までタイムを縮めてきた。
しかしすぐに#12カルソニックGT-R(安田裕信)、#17KEHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大)らが佐々木のタイムを上回り、終了1分前には#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(千代勝正)が1’28.398を叩き出してトップに躍り出た。
またポイントリーダーで84kgものウェイトハンデを積む#1MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)も1’29.643で8位に滑り込み、見事Q2進出を果たしている。
一方精彩を欠いたのが富士をホームコースとするレクサス勢。
#19WedsSport ADVAN RC Fが7位に入ったほかは全車がQ1落ちを喫するという厳しい結果に終わっている。
GT300クラスは、残り6分を切ったあたりからアタックが本格化し、朝のフリー走行でもトップだった#55ARTA BMW M6 GT3(小林崇志)が1分37秒600と、気温が高いなかで好タイムを叩き出した。これに#21Hitotsuyama Audi R8 LMS(藤井誠暢)、#30TOYOTA PRIUS apr GT(佐々木孝太)が続くが、残り4分を切ったところで、#108DIRECTION 108 HURACAN(峰尾恭輔)がコースサイドにストップ。赤旗中断となってしまった。
再開後も#55BMWのタイムを更新するマシンはなく、#2シンティアム・アップル・ロータス(加藤寛規)が3位にジャンプアップした以外、大きな順位変動はなかった。
シリーズ上位陣で涙を呑んだのは、シリーズ2位につけている#3B-MAX NDDP GT-R(ヤン・マーデンボロー)。54kgのウェイトハンデに苦しみQ2進出はならなかった。
予選Q2
上位8台によって争われたGT500クラスのQ2。
この頃には気温32℃、路面温度47℃と暑さも若干和らいできた。
最初に動いたのは#19ウェッズスポーツRC F(関口雄飛)、#24フォーラムエンジニアリングGT-R(柳田真孝)らのヨコハマ勢。
ブリヂストン勢、ミシュラン勢はQ1同様に終盤残り7分30秒で動き出した。
ここで圧倒的な速さを見せたのが#12カルソニックGT-R(J.P.デ・オリベイラ)だった。
Q1を担当した安田から挙動がオーバーステア気味だと聞いたオリベイラはQ2を前にリヤウィングを調整しダウンフォースを多めにつける作戦に出る。
これが功を奏し、最初のアタックで1’28.886、2回目のアタックでは1’28.458を叩き出し、一気にトップに浮上した。
Q1トップの#46S Raod GT-Rは本山哲が2番手につけるも、タイムは1’28.034とオリベイラにコンマ5秒もの差をつけられる結果に。
そしてなんと3番手にはハンデ84kgを積んだ#1モチュールGT-R(ロニー・クインタレッリ)が続き、終わってみればニッサンGT-Rが1-2-3という圧倒的な結果になった。
ホンダ勢最上位の4番手には#15ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT(小暮卓史)がつけ、唯一のレクサス勢となった#19関口は8番手に終わった。
GT300クラスは、好調#55ARTA BMW M6 GT3(高木真一)がQ1タイムを僅かに上回る1分37秒545を叩き出し、朝の公開練習、予選Q1、Q2とすべてのセッションでトップを奪い、5月の富士に続く今季2度目のポールポジションを獲得した。2位、3位には、#21Hitotsuyama Audi R8 LMS(リチャード・ライアン)、#51JMS LMcorsa 488 GT3(新田守男)が入り、富士に強いGT3マシンが上位を占めることになった。
注目の第5戦決勝は明日午後2時35分より66周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Shigeru KITAMICHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA