10月17日、2026FIA-F4選手権第11戦の決勝が、オートポリスで行われ、チャンピオンクラスは濱邊誠己(TGR-DC RS F4)が、インディペンデントクラスはKENTARO(baum beauty clinic)が、ともにポールから逃げ切って優勝を飾った。
絶好のレース日和となった週末の土曜日。やや冷たい風も心地よい天候となるなか、インディペンデントクラスは午前8時15分から、チャンピオンクラスは9時15分から、それぞれ13周で決勝が行われた。
■チャンピオンクラス
ポールシッターの濱邊、熊谷憲太(OTG DL F4 CHALLENGE)、酒井龍太郎(MITSUSADA RACING F4)と、上位3台はグリッド順でオープニングラップを終える。4番グリッド、ポイントリーダーの白崎稜(Kageyama ZAISEI Verve MCS4)は、100Rでダートに足を落として、6位まで順位を落としてしまった。
トップを快走する濱邊は、序盤1分52秒台のタイムを刻んで、2位熊谷、3位酒井(龍)とともに、4位以下を引き離しにかかる。このトップ3のペースは、レース中盤になっても1分53秒台前半とハイペースを保ち、レース折り返しの7周目には4位以下に3秒近いマージンを築いて、完全に3台による争いとなった。
ひとつミスをすれば終わるという状況の中、安定した速さを見せるトップの濱邊は、レース後半の10周目には1秒、11周目には1.2秒と、2位熊谷との差をジワジワと開き始め、まったく危なげなく逃げ切って、完璧な形で初優勝のレースをコントロールした。
2位熊谷、3位酒井(龍)、4位塩田惣一朗(Bionic Jack Racing)、5位鈴木恵武(PONOS RACING)、6位白崎と、上位は1周目の順位から変更はなかった。
この結果、シリーズポイントは、白崎176p、武藤111p、酒井(涼)108pとなり、白崎のタイトル決定は、次戦以降に持ち越しとなった。
■インディペンデントクラス
スタート直後のストレートで複数台が絡むマルチクラッシュが発生し、ここで佐藤修平((株)あおい空調 COB アキランド)、植田正幸(Rn-sports MCS4 )、WILLIAM(HELM MOTORSPORTS F4)、大阪八郎(Dr.Dry Racing Team)が、さらに、3コーナーで中島功(Rn.SHINSEI.MCS4)がコースアウトし、1周目で5台が消えてしまった。
これでセーフティカー(SC)が入り、クラッシュ車両の処理が行われ、4周終了したところでリスタート。
ここから、ランキング2位を争う、ポールスタートのKENTAROと鳥羽豊(Kageyama HYDRANGEA MCS4)が抜け出していく。
トップ2台に引き離された齋藤真紀雄(CSマーケテイング アキランド)、スタートで順位を落としたDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)、リスタート後に後退した赤松昌一朗(GIGS Ride with Eagle Sports)の三者は、激しい3位争いを繰り広げる。
トップKENTAROのペースは、1分54秒台と他を圧倒しており、鳥羽との差を8周目に3秒、10周目には5秒にまで開き、独走に持ち込むことに成功。最終ラップはややペースを落とす余裕を見せて今季初優勝。クラス4人目のウィナーとなった。
激しさを増す3位争いは、10周目の1コーナーでDRAGONがアウトから仕掛けるが、齋藤も踏ん張り、結果DRAGONは引いて元の形に戻り、結局それ以降は動きはなく、僅差のままチェッカーとなった。
この結果、ランキング2位争いは、鳥羽132p、KENTARO129pとなった。
第12戦決勝は、明日18日の午前8時15分(INDP)、午前9時15分(CHAMP)から13周(または上限30分)で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Kazuhiro NOINE



