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4月14日(日)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ開幕戦の決勝レースが開催されました。
フォーミュラ・ニッポンからスーパーフォーミュラへと名称を改めた国内トップフォーミュラカーレースの開幕戦は、昨年に続いて「SUZUKA 2&4レース」のイベント名で実施され、メインレースのスーパーフォーミュラや、全日本F3選手権だけでなく、2輪レースの全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスも開催されました。さらにはHondaの2輪、4輪、汎用、モータースポーツに関連するさまざまなプログラムを実施する「Enjoy Honda 鈴鹿2013」も併催されたため、小さなお子さまを含む数多くのファンが鈴鹿サーキットを訪れました。
前日に行われた公式予選では、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が、昨年に続いてポールポジションを獲得。そして#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が予選2番手に入り、Hondaドライバーがフロントローを独占する結果となりました。さらに#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は5番グリッド、#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)は6番グリッドを手に入れ、Hondaは予選のトップ6に4人のドライバーを送り込むことに成功しました。そして、#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)は12番グリッド、#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は13番グリッド、#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)は16番グリッド、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は17番グリッドから決勝に挑みます。
晴天に恵まれた前日とは異なり、この日は朝から曇り空となりました。ただし、気温は前日よりもやや高めで、春らしく暖かい一日となりました。
午前9時10分から30分間にわたって行われたフリー走行では、#32 小暮選手が19人のドライバーの中で3番手となる1分40秒539のタイムをマーク。そして#11 中山選手は4番手、#31 中嶋選手は5番手、#16 山本選手は7番手、#40 伊沢選手は9番手、#15 佐藤選手は11番手、#10 塚越選手は18番手でした。ただし、#41 武藤選手はピットロード出口でマシンにトラブルが発生し、ラップタイムを計測できないままセッションを終えました。
そして、午後2時30分に1周のフォーメーションラップがスタート。再びスターティンググリッドに整列したあと、レッドランプが一つずつ点灯し、最後に5つのレッドランプが消えたところで51周のレースが幕を開けました。
ここで絶妙のスタートを切ったのはポールシッターの#40 伊沢選手。#32 小暮選手はやや出遅れたものの2番手を守りきり、#40 伊沢選手、#32 小暮選手の順で1コーナーに進入していきました。#16 山本選手も好スタートを切りましたが、直前のライバルを追い抜こうとしたところで行く手を阻まれ、スターティンググリッドと同じ5番手でオープニングラップを終えます。以下、1ラップ目を終えた段階でのオーダーは#15 佐藤選手が6番手、#10 塚越選手が12番手、#41 武藤選手が13番手、#31 中嶋選手が14番手、#11 中山選手が17番手となりました。
序盤から積極的にペースを上げていったのは#32 小暮選手。2周目のホームストレートで#40 伊沢選手の直後につけると、1コーナーで鮮やかなオーバーテイクを決めてトップに立ちます。#32 小暮選手はほかのマシンに比べて動きがあまりに軽快なため、燃料の搭載量が少ない状態でスタートに臨んだと推察されました。通常よりもやや長めの300kmレースとなる開幕戦では、レース戦略が1ストップと2ストップに分かれるとみられていました。#40 伊沢選手をはじめとする多くのドライバーが、レースの折り返し地点前後で一度だけピットストップを行う1ストップ作戦を選んだのに対して、#32 小暮選手はレース中に2度給油を行う2ストップ作戦か、早めにピットストップを行い、たっぷり給油を行う変則的な1ストップ作戦を選んだと考えられました。
2周目、#16 山本選手はライバルの1台に攻略されて6番手に後退します。一方、7周目には#31 中嶋選手が#41 武藤選手をオーバーテイクし、#31 中嶋選手は13番手、#41 武藤選手は14番手となりました。
同じ7周目、#15 佐藤選手とライバル陣営の一人に対し、スタート時におけるドライブスルーペナルティーが宣告されました。#15 佐藤選手は下り勾配のある鈴鹿のスターティンググリッド上で、ブレーキを踏む力を緩めた際にマシンがわずかに前進したため、ジャンプスタートと見なされたのです。#15 佐藤選手は8周目を終えたところでピットレーンに入ってペナルティーを消化し、18番手となってコースに復帰しました。
トップに立った#32 小暮選手は2番手以下より1秒以上速いラップタイムで周回を重ね、10周目には#40 伊沢選手との差を10.6秒に広げます。#40 伊沢選手も懸命の追撃を続けますが、2人の差はそのあともジワジワと広がっていきました。#32 小暮選手のチームメートである#31 中嶋選手もペースは良好で、直前を走るライバルを激しく追い立てましたが、追い抜くまでには至らなかったため、17周目に早めのピットストップを行います。これにより、#31 中嶋選手は19番手まで後退しました。
そのあとも順調にギャップを広げていった#32 小暮選手は、21周目に#40 伊沢選手との差を18.7秒とした直後にピットイン。ほかのドライバーが20秒前後でピット作業を済ませる中、34.2秒と長めの作業を行ってからコースに復帰しました。このため、#32 小暮選手は燃料が少ない状態でスタートしてリードを広げ、そのあとで多くの燃料を補給してからフィニッシュまで走りきる変則的な1ストップ作戦を選んだことが明らかとなります。なお、#32 小暮選手がピットストップを行ったことで、トップの座は#40 伊沢選手へと引き継がれることになりました。
続いて、#10 塚越選手が23周目にピットストップ。さらに、#15 佐藤選手は25周目にピットに戻り、給油とタイヤ交換を行いました。トップを走る#40 伊沢選手は27周目にピットイン。順調に作業を終えましたが、ピットアウトした後方から#32 小暮選手が迫っていました。ピットストップを行ったばかりの#40 伊沢選手は、タイヤがまだ冷えた状態だったためにすぐにはペースが上がらず、ウォームアップが完了している#32 小暮選手が直後にオーバーテイク。ピットストップを終えたドライバーの中では、トップが#32 小暮選手で、2番手は#40 伊沢選手というオーダーになりました。
さらに#16 山本選手は28周目、#41 武藤選手は29周目、#11 中山選手は30周目にピットストップ。そして、#31 中嶋選手が32周目に2度目のピットストップを行ったところで、全ドライバーがピット作業を済ませました。これでトップに浮上したのは#32 小暮選手。そして#40 伊沢選手が3.4秒差で2番手、さらに#16 山本選手は4番手、#10 塚越選手は11番手、#41 武藤選手は13番手、#31 中嶋選手は15番手、#15 佐藤選手は16番手、#11 中山選手は18番手となって、後半の巻き返しを期していました。
ここからレースはこう着状態となりますが、そうした中でじわじわと追い上げていったのが#40 伊沢選手。#32 小暮選手との差は45周目に2.2秒まで縮まります。
レースが残り4周となった47周目、15番手を走行する#15 佐藤選手にエキゾースト系のトラブルが発生。ラップタイムが突如1秒ほど落ち込んだものの、幸いにもそれ以上症状が悪化することはなく走行を続けました。
これに続いて、今度はトップを走る#32 小暮選手に電気系のトラブルが発生する不運が襲いかかり、この影響で2番手を走る#40 伊沢選手との差は急速に縮まります。レースが残り2周を切った西ストレートで、ついに#40 伊沢選手が#32 小暮選手をオーバーテイク。ここで首位に立った#40 伊沢選手はそのままフィニッシュまで走りきり、スーパーフォーミュラ シリーズ最初のウイナーとなりました。
#32 小暮選手はトラブルに苦しみながらもファイナルラップで2位の座を必死に守っていましたが、フィニッシュ直前のシケインでライバルが#32 小暮選手に襲いかかり、これで#32 小暮選手は3番手へと後退。さらにその直後には、レース終盤になっても安定したペースで走り続けていた#16 山本選手が迫ったものの、#32 小暮選手は辛くもこれをしのぎ、ライバルに続く3位でチェッカーフラッグを受けました。#16 山本選手はわずか0.065秒後にフィニッシュラインを横ぎり、4位でフィニッシュしました。
一方、中位グループでは#10 塚越選手がレース終盤に2台をオーバーテイクし、9位となってチェッカーフラッグを受けました。さらに#41 武藤選手は13位、#15 佐藤選手は15位、#31 中嶋選手は16位、#11 中山選手は18位で、それぞれ完走を果たしました。
最後の最後まで上位陣の順位が目まぐるしく入れ替わる展開を、2万9000人のファンは固唾をのんで見守ることとなり、新たな節目を迎えた国内トップフォーミュラカーレースは幸先のいいスタートを切る形となりました。
2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズの第2戦は6月1~2日に、大分県のオートポリスで開催されます。

全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が4月13日(土)と14日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。
今季より同シリーズでは直噴化された新型エンジンが投入され、トヨタはPETRONAS TEAM TOM'Sの2台にTOYOTA TOM'S TAZ31を供給。また、旧型のシャシー及びエンジンを使用するF3-Nクラスは参戦全車がTOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを使用する。
13日(土)午前10時20分から10分間という短時間で第1戦の予選が開始。昨年同シリーズで終盤5連勝を果たし、今季はタイトル獲得を目指す中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)がコースレコードを更新するタイムでポールポジションを獲得。昨年Nクラスを戦い、今季ステップアップを果たした勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)は、4周目にコースアウトを喫したもののその前周に2番手タイムをマークし、中山に続いた。
第1戦の予選で赤旗が出されたため、予定より10分遅れて午前10時50分から第2戦の予選が行われた。セッション開始早々に、今季からNクラスに参戦するタイ人ドライバーのナニン・インドラ・パユーング(TOM'S SPIRIT)がコース上にストップ。再び赤旗中断となった。
残り6分でセッションが再開されると、中山が2位以下を大きく引き離す好タイムをマークし、2戦連続のポールポジション。勝田が2番手で続き、2戦共にPETRONAS TEAM TOM'Sの2台が最前列グリッドを独占することとなった。
Nクラスでは、パユーングが2戦共にクラス3番手につけた。
予選に続き、午後3時30分に第1戦決勝(12周)がスタート。2番手グリッドの勝田が抜群のスタートを切り、ポールポジションの中山をパス。首位に浮上した。中山は勝田よりも速いペースで逆転を狙ったが、3周目のスプーンコーナーでオーバーラン。順位を落とすことはなかったものの、勝田との差は大きく開いてしまった。
その後中山は勝田との差を詰めていったが、逆転には至らず、勝田が嬉しい全日本F3総合での初優勝。中山は2位に入った。Nクラスでは、クラス3番手スタートから3周目にライバルをパスしたパユーングがクラス2位でフィニッシュした。
14日(日)午前10時23分に第2戦の決勝(17周)がスタート。今度はポールポジションの中山がスタートで2番手グリッドの勝田を抑え、トップで周回を開始。2位以下との差を広げていった。
中山が2位勝田との差を1秒から2秒ほどに保ち首位を快走。一方で、後半に入ると勝田を3位からの追い上げを受け、最後はテール・トゥ・ノーズでのバトルとなった。
2位争いのバトルを尻目に中山は更に差を広げ、4秒もの大差でトップチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季初勝利を挙げた。勝田は何とか猛追を凌ぎきり2位でフィニッシュ。トムスの2台が2戦連続で1-2フィニッシュを果たした。
Nクラスでは、第1戦と同様にクラス3番手スタートのパユーングが3周目に前走車をパスし、2戦連続のクラス2位フィニッシュとなった。
トヨタモータースポーツニュース
スーパーフォーミュラの第1戦が4月13日(土)、14日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
同シリーズは昨年までフォーミュラ・ニッポンの名称で国内最高峰のフォーミュラレースとして行われてきたが、アジア地域への展開を目指し、名称を「SUPER FORMULA」に変更。今年は第5戦に、初開催となる韓国・インジェ・オートピアでの大会が組み込まれた。
トヨタは今季も、過去3年連続でチャンピオンを獲得している「RV8K」エンジンを7チーム11台に供給する。
今大会は昨年までよりも長い、1レース300kmで争われ、最低1度の給油が必要なため、戦略も重要となる。
13日(土)は好天に恵まれ、ドライコンディションの下、ノックアウト方式の予選が午後1時50分に開始された。
Q1ではセッション開始から6分程が過ぎ、数台がタイムを出し始めたところで、今大会欠場するアンドレ・ロッテラーに代わって同シリーズにデビューを果たしたジェームス・ロシター(PETRONAS TEAM TOM'S)がS字コーナーでクラッシュ。セッションは赤旗中断に。
7分ほどの中断後、セッションが再開。上位14台がQ2へと進むこのセッションでは、安田裕信(KONDO RACING)が15番手、嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が18番手、リチャード・ブラッドレー(KCMG)が19番手でQ1敗退となった。
Q2では、ルーキーの平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が真っ先にコースインし、好タイムをマーク。今季のスーパーフォーミュラの競争の激しさを予感させる僅差のアタック合戦となり、トップから0.5秒以内のタイムをマークした平手晃平(P.MU/CERUMO・INGING)、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が9番手、10番手で惜しくもQ3進出ならず。アンドレア・カルダレッリが11番手。平川はスーパーフォーミュラデビューレースながら6番手で見事Q3進出を決めた。
Q3でも上位7台が従来のコースレコードを更新する速さでのグリッド争いが繰り広げられ、J.P.デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が3番手、松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)が4番手で2列目に並び、ディフェンディングチャンピオンの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が7番手、初レースながら驚きの速さを見せた平川が8番手から明日の決勝レースに挑むこととなった。
14日(日)は午後に入って空が雲を覆ったものの、路面はドライで、気温18度、路面温度26度のコンディションで午後2時34分に51周で競われる決勝レースがスタートした。
4番手グリッドの松田は好スタートでオリベイラをかわし、更に前走車に並びかけたが逆転には至らず。松田が3位、オリベイラが4位に。7位のポジションを守った中嶋一貴の後方では、デビュー戦の平川を平手とカルダレッリがかわし8位、9位にポジションを上げた。
中嶋一貴は3周目に5位までポジションアップ。その後の前半戦では上位勢に大きな順位変動は無く、中盤のピット戦略で順位が入れ替わった。
3位につけていた松田は26周目、4位のオリベイラが27周目にピットイン。オリベイラはピットでの停止位置をオーバーしてしまい,タイムロス。ピットタイミングを遅らせ、31周目に入った中嶋一貴がオリベイラの前、5位でコースに復帰した。
全車がピット作業を終えた時点で松田が3位、中嶋一貴が5位。松田は後続との激しい3位争いを展開していたが、首位を走行していた小暮卓史(NAKAJIMA RACING)のペースが落ち、残り2周で2位に後退。一気にその差を詰めた松田は、ファイナルラップの最終コーナー手前、シケインの進入で鮮やかにアウトから小暮をパス。チェッカー直前の大逆転で、松田が2位表彰台を獲得した。
中嶋一貴が5位。オリベイラが6位。終盤まで7位を走行していた平手が、ファイナルラップのバックストレートを過ぎたところで燃料切れに見舞われスローダウン。これをかわしたカルダレッリが7位。平川が8位に入り、平川はスーパーフォーミュラデビュー戦で見事ポイント獲得を果たした。
絶対スタート決めるつもりでした。1周目で小暮さんとは作戦が違うのが判りましたが、最初から最後までプッシュし続けました。
朝のフリー走行で新しいタイヤの状態を見るために最初から最後まで1セットで走ってみました。
ご覧の通りで悔しいレースになりました。最後の最後にあんなドラマが待っているとは思いませんでした。
ドライバーにはそれぞれの戦いがありましたが、チームとしてはスポンサーさん、ホンダさん含めて本当に総合力で勝ったな、というレースでした。全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦「鈴鹿2&4レース」の決勝レースが4月14日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#40伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が終盤見事な逆転劇を演じて新名称となった最初のレースで優勝した。
2位もまたファイナルラップで見事なオーバーテイクをみせた#20松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)が入り、レースの大半をリードした#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)は3位に終わった。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:予選21,000人、決勝29,000人、二日合計50,000人)
1996年から昨年までフォーミュラニッポンとして開催された国内トップフォーミュラは今シーズンから新たにスーパーフォーミュラという名称で開催されることになった。
その最初のレースの舞台は鈴鹿サーキット。全日本ロードレース選手権JSB1000と併催で恒例の2&4レースとして行われた。
決勝レースは午後2時30分スタート。久々に51周300kmでの戦いとなった。
ホールショットを奪ったのはポールシッターの伊沢。しかし2周目の1コーナーで早くも小暮が大外から伊沢をかわし、1周あたり1秒のハイペースでギャップを広げていく。
この時点で両者の作戦の違いは露になった格好だ。
軽めの燃料搭載量で逃げを打つ小暮は22周終わりでピットイン。ここで34秒と給油時間を長めにとってコースに復帰した。
対する伊沢は27周終わりでピットへ。こちらは作業時間20.2秒とほぼ満タンでスタートした格好だ。
伊沢はピット出口では小暮に先行したものの、続くS字の一つ目でかわされてしまう。
この間に続々と各車のピット作業が行われ、32周終わりで#1中嶋一貴がピットインしたところで再び小暮がトップ、2位伊沢の順となった。
その後方には#20松田がつけ、#16山本尚貴が続く。
スタート時点で4位に居た#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラはピット作業で停止位置をオーバーしてしまい、この間に山本の先行を許してしまった。
伊沢に対して3秒前後のリードを保って周回を重ねていた小暮だったが、30周を過ぎたあたりから時折エンジンが吹けなくなる症状に見舞われる。
片っ端からスイッチ類を切ったり、車体を揺すったりして復旧を試みたものの、症状は次第に悪化。
35周目あたりから伊沢とのギャップも徐々に縮まり始める。
更にその後方では山本が松田を猛追。
2秒以上あった差は38周目に1.7秒に縮まり、40周目に0.8秒、44周目には0.5秒を割り込んだ。
オーバーテイクボタンを使って逃げを打つ松田に対し、山本は周回を重ねるたびに区間ベストを更新して食い下がる。
その前方では伊沢が47周終わりで1.9秒差と少しずつ小暮との差を縮めていた。
そして遂に49周目。小暮と伊沢の差は1.097秒となった。
この辺りから小暮のエンジンは完全に高回転域が使えなくなり、ショートシフトで懸命に逃げる小暮と追い上げる伊沢の差はみるみる縮まっていき、50周目には完全にテール・トゥ・ノーズの状態に。
そして遂に130Rで伊沢がオーバーテイクボタンを作動させながらアウトから小暮を抜き去ってトップに立つ。
更に後方からは接近戦を展開しながら松田、山本の3位争いが小暮に急接近してきてファイナルラップへ。
そして最後のシケインで松田がオーバーテイクシステムの最後の一発を使って小暮に並びかけ、アウトから抜き去っていった。
この間に伊沢は後続を突き放してフィニッシュ。
昨年の最終戦第1レースに続いてトップフォーミュラ通算3勝目を挙げた。
2位に松田、小暮は最終コーナーで並びかけようとする山本を抑えてどうにか3位表彰台をものにした。
なお、このレースがデビュー戦となった2012全日本F3チャンピオンの#7平川亮(KYGNUS SUNOCO TEAM LeMans)は8番手スタートから一時順位を落とすも粘り強く300kmを走りきり、8位入賞で第一歩を記した。
また、昨年に続いてスポット参戦したインディカ-ドライバーの#15佐藤琢磨(TEAM無限)はスタート違反によるドライビングスルーペナルティーの影響もあって15位に終わっている。
スーパーフォーミュラ第2戦の舞台は九州のオートポリス。
6月2日決勝だ。
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2012/04/14) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 40 | 伊沢 拓也 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 51 | 1:28'09.169 |
| 2 | 20 | 松田 次生 | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 51 | 2.345 |
| 3 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 51 | 2.686 |
| 4 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 51 | 2.751 |
| 5 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 51 | 6.800 |
| 6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 51 | 8.829 |
| 7 | 8 | アンドレア・カルダレッリ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 51 | 25.618 |
| 8 | 7 | 平川 亮 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | 51 | 30.182 |
| 9 | 10 | 塚越 広大 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 51 | 31.901 |
| 10 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 51 | 38.634 |
| 11 | 2 | ジェームス・ロシター | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 51 | 38.947 |
| 12 | 38 | 平手 晃平 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 51 | 4.599 |
| 13 | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 51 | 45.753 |
| 14 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 51 | 47.549 |
| 15 | *15 | 佐藤 琢磨 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 51 | 1'04.673 |
| 16 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 51 | 1'22.351 |
| 17 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RV8K | 51 | 1'37.175 |
| 18 | 11 | 中山 友貴 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 50 | 1Lap |
| 19 | *18 | リチャード・ブラッドレー | KCMG | TOYOTA RV8K | 50 | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(45Laps)完走 ---- | ||||||
昨日はスタートが駄目で2位に落っこったんですけど、今日もそんなにいいスタートじゃなくてチームメートの方が動き出しは良かったんですが、前に出ることが出来ました。
昨日と同じでスタートが重要だと思っていたので、今日もスタートを決めれるようにと思っていたんですが、失敗してしまって真横に並ぶまではいかず1コーナーを2位で通過してしまいました。
昨日はスタートを失敗して5位に落ちてしまいましたが、今日は上手く決まって3位に上がれました。
昨日スタートを失敗しましたが、レース後に長谷見監督にアドバイスを貰ったり、チームと話し合いをして今日のレースに臨みました。スタートで後続に追いつかれましたが、抜かれずにトップに立つことが出来ました。クルマのバランスがおかしくて、タイヤもバイブレーションが出ていましたが、最後まで走りきれました。
昨日よりいいレースだったと思います。
合同テストはまずまずの結果で終われたんですが、レースウィークに入ってからの流れが何をやっても悪くて、予選では赤旗を出して周りに迷惑をかけてしまいました。予選2番手を穫れましたが、悪い流れはそのままで、フライングでペナルティを受けてしまいました。全日本F3選手権第2戦の決勝は#36中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)がポール・トゥ・ウィン。見事昨日の雪辱を果たした。
Nクラスは#23高星明誠(NDDP)が2位に14秒もの大差を付ける独走で昨日に続いて2連勝を飾った。
第2戦決勝は4月14日、午前10時20分より17周で行われた。
昨日スタートで#37勝田貴元の先行を許した#36中山だったが、今回も本人にとっては納得のいくスタートではなかったとはいうものの、なんとかトップで1コーナーに飛び込むことでき、その後はトップのまま快調に周回を重ねていく。
2番手につけた勝田はレース中盤までは中山とのギャップを2秒以内に留めていたが、予想以上にタイヤの消耗が激しかったため、レース後半に入って徐々にトップに引き離されてしまう。
更にはレース終盤、デグナー進入で止まりきれず、後続の#50千代勝正の接近を許してしまった。
それまで2秒以上あった両者の差は14周が終わった時点で1.3秒に。続く15周目には0.3秒と完全にテール・トゥ・ノーズの状態になった。
レース後半に焦点を当ててセットアップしてきたと語る千代はシケインや1コーナーでしきりに勝谷揺さぶりをかけたが、勝田もそこから懸命に踏ん張り、最後まで2位のポジションを守り抜いて17周を走りきり、昨日に続いてトムスが1-2フィニッシュを達成した。
Nクラスも昨日スタートで出遅れた#23高星がこの日はトップで1コーナーに飛び込むと、その後も後続に付け入る隙を与えず、最後は2位の#38ナニン・インドラ・パユーングに14秒の大差を付けてF3デビュー2連勝をものにしている。
次回の舞台はツインリンクもてぎでの3連戦。
5月11-12日決勝だ。
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/14) Race Results Weather:Fine Course:Dry
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 36 | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 17 | 32'34.048 | |
| 2 | 37 | 勝田 貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 17 | 4.032 | |
| 3 | 50 | 千代 勝正 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 17 | 4.599 | |
| 4 | 8 | 清原 章太 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 17 | 5.527 | |
| 5 | 7 | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 17 | 6.174 | |
| 6 | 2 | 野尻 智紀 | TODA FIGHTEX | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 17 | 9.944 | |
| 7 | 23 | N | 高星 明誠 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 17 | 49.333 |
| 8 | 38 | N | ナニン・インドラ・パユーング | PIT SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 17 | 1'03.581 |
| 9 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 17 | 1'10.810 |
| 10 | 11 | N | 湯澤 翔平 | Nova with IMM F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 17 | 1'21.086 |
| 11 | 30 | N | DRAGON | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 17 | 1'39.268 |
| 12 | 13 | 吉田 基良 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 16 | 1 Lap | |
| ---- 以上規定周回数 ( 15 Laps ) 完走 ---- | ||||||||
全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦のフリー走行2回目が4月14日、鈴鹿サーキットで行われ、#3安田裕信(KONDO RACING)が1'40.298でトップ、2番手はスポット参戦の#2ジェームス・ロシター(PETRONAS TEAM TOM'S)だった。
決勝日を迎えた鈴鹿サーキットも朝から快晴に恵まれ、最高気温は21℃に達すると予想されている。
決勝前のフリー走行は併催のスーパーバイク(JSB1000)の走行に続いて午前9時10分より30分間で行われた。
ところが、コースインが始まって間もなく、今シーズンからダンデライアンに加入した#41武藤英紀のクルマが駆動系のトラブルによりピット出口にストップ。武藤は1周もせずにクルマを降りることになってしまう。
一方、コース上では昨日の予選Q1でノックアウトされた#3安田が開始早々に1'40.298を記録してトップに躍り出ると、同じく予選Q1でクラッシュしてしまい14番手スタートに終わった#2ロシターも2番手につける。3番手には合同テストから好調で今回の予選でも2番手の#32小暮卓史がつけた。
なお、このセッションでは1分40秒台が5人、41秒台が6人、42秒台が6人、43秒台が1人という状況。
決勝レースのペースはだいたいこの辺りかと思われる。
今回は燃料タンク容量の調整は無く、最大で約110L(83kg)の搭載が可能。
周回数は51であるため、不足分の40Lを消費する15,6周から燃料を使い切る35,6周の間でピットストップが行われるものと思われる。
決勝スタートはこのあと午後2時30分だ。
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2012/04/14) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'40.298 | - | - | 208.43 |
| 2 | 2 | ジェームス・ロシター | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'40.318 | 0.020 | 0.020 | 208.39 |
| 3 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'40.539 | 0.241 | 0.221 | 207.93 |
| 4 | 11 | 中山 友貴 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'40.759 | 0.461 | 0.220 | 207.48 |
| 5 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'40.812 | 0.514 | 0.053 | 207.37 |
| 6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'41.406 | 1.108 | 0.594 | 206.15 |
| 7 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'41.602 | 1.304 | 0.196 | 205.76 |
| 8 | 7 | 平川 亮 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'41.631 | 1.333 | 0.029 | 205.70 |
| 9 | 40 | 伊沢 拓也 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'41.816 | 1.518 | 0.185 | 205.32 |
| 10 | 20 | 松田 次生 | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'41.835 | 1.537 | 0.019 | 205.29 |
| 11 | 15 | 佐藤 琢磨 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'41.891 | 1.593 | 0.056 | 205.17 |
| 12 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'42.027 | 1.729 | 0.136 | 204.90 |
| 13 | 38 | 平手 晃平 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'42.275 | 1.977 | 0.248 | 204.40 |
| 14 | 8 | アンドレア・カルダレッリ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'42.439 | 2.141 | 0.164 | 204.07 |
| 15 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'42.522 | 2.224 | 0.083 | 203.91 |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'42.938 | 2.640 | 0.416 | 203.09 |
| 17 | 18 | リチャード・ブラッドレー | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'42.958 | 2.660 | 0.020 | 203.05 |
| 18 | 10 | 塚越 広大 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'43.244 | 2.946 | 0.286 | 202.48 |
| - | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | no time | - | - | - |
4月13日(土)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて2013年 全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ開幕戦の公式予選が開催されました。
昨年までフォーミュラ・ニッポンと呼ばれてきた国内最高峰のフォーミュラカーシリーズは、今年よりスーパーフォーミュラ シリーズと名称を変え、新たなスタートを切ることとなりました。なお、今シーズンの車両規則は昨年までと同様ですが、2014年からはエンジン、シャシーともに新型に置き換えられ、名実ともに新シリーズに切り替わることになります。
Hondaはこれまでフォーミュラ・ニッポンで用いてきたエンジンをベースに、フリクションロスの低減、圧縮比と吸気効率の最適化、燃料インジェクションの形状見直しなどを実施し、性能の大幅な向上を達成した「HR12E」をスーパーフォーミュラ シリーズに投入します。このエンジンを4チーム8人のドライバーに供給し、2012年に獲得したチームタイトルの防衛に加えて、昨年は僅差で取り逃したドライバーズタイトルも勝ち取ることを目標に2013年シーズンに挑みます。
今年、Hondaエンジンでスーパーフォーミュラ シリーズに参戦するのは、#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)、#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)、#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の8人です。このうち、#15 佐藤選手はアメリカで開催されるインディカー・シリーズにも参戦しており、日程の関係で佐藤選手が出場できないレースは小林崇志選手が代わりにエントリーします。
この日は午前9時5分より1時間にわたってフリー走行を行ったあと、午後1時50分より公式予選が行われました。2013年のスーパーフォーミュラ シリーズでは、第4戦もてぎ大会を除き、予選はすべてノックアウト方式が採用されます。これはQ1、Q2、Q3の3段階で予選を行ってスターティンググリッドを決めるもので、Q1は全ドライバー、Q2はQ1で14番手までに入ったドライバー、Q3はQ2で8番手までに入ったドライバーが出走します。そしてポールポジション(PP)から8番グリッドまではQ3の結果、9番グリッドから14番グリッドまではQ2の結果、15番グリッド以下はQ1の結果に従ってそれぞれ決定します。
午前中に行われたフリー走行では1分38秒127を記録した#16 山本選手が参加全19人のドライバーの中でトップに立ちました。Honda勢でこれに続いたのは3番手の#40 伊沢選手でタイムは1分38秒214。以下、#32 小暮選手は1分38秒486で5番手、#10 塚越選手は1分38秒542で7番手、#41 武藤選手は1分38秒687で11番手、#15 佐藤選手は1分38秒775で12番手、#31 中嶋選手は1分39秒015で14番手、#11 中山選手は1分40秒136で18番手となりました。
午後1時50分にスタートしたQ1は、各ドライバーがマシンの感触を確認していた開始6分の段階でアクシデントが発生したため、およそ8分間にわたり赤旗中断となりました。セッション再開後もチェック走行が続けられましたが、残り6分ほどになったところで各ドライバーは次々とニュータイヤを装着し、本格的なタイムアタックを開始しました。ここでトップタイムとなる1分38秒855をマークしたのは#32 小暮選手。さらに3番手に#15 佐藤選手、5番手が#16 山本選手となり、トップ5のうち3人がHondaドライバーによって占められました。これに22番手で続いたのは#10 塚越選手、22番手の#41 武藤選手、22番手の#40 伊沢選手でQ2進出を果たしました。なお、16番手の#11 中山選手と、17番手の#31 中嶋選手は、この段階で決勝のスターティンググリッドが決定しました。
#32 小暮選手、#15 佐藤選手、#16 山本選手、#10 塚越選手、#41 武藤選手、#40 伊沢選手の6人が参加したQ2では、コースオープンとなった直後に14人のドライバーが続々とアタックを開始する展開となりました。ここでトップに立ったのは1分38秒492をマークした#16 山本選手。そして#15 佐藤選手が2番手となり、TEAM 無限のドライバーがトップ2を独占しました。さらに5番手の#40 伊沢選手と7番手の#32 小暮選手を含む4人がQ3進出を決めました。なお、#10 塚越選手は12番手、#41 武藤選手は13番手となり、決勝では同グリッドよりスタートすることになります。
Q2と同じ7分間で競われたQ3は、コースコンディションの改善を期待して最初の2分間はだれも出走せず、残り5分となったところで各ドライバーが続々とコースインする展開となりました。ここでは、#40 伊沢選手が1分38秒217を記録してPPを獲得。さらに、#32 小暮選手が1分38秒333をマークして2番グリッドを勝ち取り、Hondaドライバーがフロントローを独占しました。さらに#16 山本選手は1分38秒578で5番グリッド、#15 佐藤選手は1分38秒581で6番グリッドを手に入れました。
51周で競われる決勝レースは明日4月14日(日)の午後2時30分にスタートが切られます。
予選の1回目でスピンアウトしてしまい、ベストラップが刻めませんでした。このときにクルマを壊してしまって、時間が無かったのでそのままの状態で2回目の予選を走ったので、タイムが伸び悩んでしまいましたが、お昼の時間にチームの皆さんがクルマを直して下さって、決勝には万全の状態で臨みました。
このオフは新しいトムスの作った新しいエンジンのテストも順調に進めてこられました。
スタートで出遅れてしまい、松下選手が上手く抜いていきましたが、中盤、後半と、おそらくタイヤマネジメントの違いだと思いますが、彼のペースが落ちてきたので抜くことが出来ました。
クルマは調子が良くて、予選では2位のクルマに1秒弱の差を付けられたので良かったです。
今週末は自分のベストの走りが出来たのではないかと思います。去年からFCJで走っていますが、F3は全然違ってて、色んな勉強になりました。
感無量です。完走することの大切さを皆さんに再認識してもらったレースになりました。
朝のフリー走行は3番手でしたが、クルマのフィーリングが悪くて、合同テストで36秒台で走った時のイメージが残りすぎてていまいち上手く行かず、攻めると滑ってしまい、何が何だか分からないような状態でした。それでもセッティングは大きく変えずに予選に臨みました。Q1はニュータイヤで出て行ったらタイミングが遅れてアタックできずにQ2を迎える形になって、僕としてはQ1でバランスを確認してQ2へというステップを踏みたかったのに、それができなくてヒヤヒヤしましたがなんとか通って、Q3は多少クルマをアジャストして走りました。1-2コーナー曲がったら思いのほか調子が良かったので、後は信じて頑張りました。先週のGTで一緒に走った小暮選手がずっと速かったので、「彼には負けたくないな」という思いが強かった気がします。
今日の走り出しから36秒台のイメージは無くて、全然フィーリングが変わっちゃったんですけど、それでも午前中はバランスが良くて、タイムも最後ハーフスピンしなければトップが穫れたと思います。
ベースセットは合同テストのままで走り始めましたが、グリップレベルもギヤレシオも今日のコンディションに合っていなかったので、予選Q1,Q2,Q3と徐々にセッティングを詰めながら走りました。2013スーパーフォーミュラ第1戦「鈴鹿2&4レース」は、#40伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が1'38.217のコースレコードを樹立してポールポジションを獲得。予選2位には#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)がつけ、先週のスーパーGT第1戦の優勝コンビがフロントローを独占する結果となった。
公式予選は4月13日午後1時50分よりノックアウト方式で行われた。
ここでは上位14台が次の予選Q2へ駒を進める。走行時間は20分間だ。
気温16℃、路面温度は29℃とまずまずのコンディションだったが、1分36秒台のタイムが続出した合同テストとはグリップレベルが違ったようで、各ドライバーとも朝のフリー走行からセッティングの修正に苦心したようだ。
そうした中、今回WEC第1戦シルバーストーンに出場するアンドレ・ロッテラーに変わってトムスの2号車に起用されたジェームス・ロシターがS字コーナーで激しいクラッシュを起こしたため、開始6分で赤旗中断となってしまった。
ロシターはこの時点で14位に相当するタイムを記録していたが、前後サスペンションとも大破させていたため、ここで走行を終えてしまった。
午後2時4分に走行は再開された。この時点では大半のチームがユーズドタイヤを使用した模様で、ラップタイムもトップの#32小暮ですら1'38.855と、午前中のベストタイムに遠く及ばない状況。
ここでは#3安田裕信、#11中山友貴、#31中嶋大祐、#62嵯峨宏紀、#18リチャード・ブラッドレーの5名が敗退することになった。
赤旗中断の影響でQ2は当初予定より8分遅れの午後2時28分より7分間で行われた。
最初にコースに飛び出していったのはルーキーの#7平川亮。昨年度の全日本F3チャンピオンで合同テストでも好タイムを連発していた平川は、ここでも6番手と健闘、見事デビュー戦にして予選Q3に駒を進めることになった。
インディカ-ドライバーの#15佐藤琢磨も1'38.570の好タイムを記録、一時リーダーボードのトップに躍り出るが、これを上回ってきたのが#16山本尚貴。このセッションは終わってみればTEAM無限の二人が1-2という結果になった。
ここでは#38平手晃平、#39国本雄資、#8アンドレア・カルダレッリ、#10塚越広大、#41武藤英紀が脱落。
しかし9位に終わった平手とトップ山本との差は僅か0.37秒という接戦だった。
ポールポジションを決める最後のアタック合戦は午後2時45分開始。
ここでもタイヤのウォームアップに2周を要し、残り2分を切ったあたりから、たった1周のアタックを行うことになる。
最初にアタックに入ったのは#40伊沢。全ての区間でベストタイムを叩き出し、1'38.217を記録。
結局このタイムを誰も上回ることが出来ず、スーパーフォーミュラ第1戦のポールポジションは伊沢のものになった。
そして2番手には#32小暮がつけ、3番手は#19J.P.デ・オリベイラという結果に。
奇しくもフロントローは先週岡山国際サーキットで行われたスーパーGT第1戦で優勝した#100レイブリックHSV-010を駆ったドライバー二人が占める結果となった。
なお、デビュー戦にしてQ3進出を果たした#7平川は結局このセッションを8位で終え、4列目から明日の決勝をスタートすることとなった。
第1戦決勝は明日午後2時30分より51周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO全日本F3選手権が13日、三重県の鈴鹿サーキットで開幕。第1戦は予選2位からスタートした勝田貴元(トムス)が1コーナーでトップに立つと、そのまま逃げ切り優勝した。2位にはチームメートの中山雄一(同)が、3位には清原章太(HFDP)が入った。
鈴鹿サーキットは早朝から快晴に恵まれ、15時20分に第1戦のフォーメーションラップが始まった。
スタートは予選2位の勝田貴元(トムス)がダッシュ。ストール気味で出足が鈍った中山雄一(同)に並びかけ、インから1コーナーでトップに立った。2位には中山が付け、3位には予選5位から好スタートを切った松下信治(HFDP)が上がり、4位にはチームメートの清原章太(同)、5位に千代勝正(B-MAX)と続く。
勝田を追う中山は2周目のシケインで勝田を狙うが抜けず、3周目のスプーンでは背後に付けたものの痛恨のコースオフ。2位のポジションは守ったものの勝田との差は逆に開いてしまった。
その後、勝田は中山を突き放しにかかり中盤では2秒4まで差を広げると、終盤には中山に迫られたもののなんとか逃げ切り12周を走って、F3総合での初勝利をものにした。
3位でレースを始めた松下は、一時は4位を走る清原との差を2秒近くまで築いたが、タイヤマネジメントの違いで徐々に清原に迫られる。ついに9周目のシケインでテールトゥノーズとなり、ストレートを併走。10周目の1コーナーで清原は松下をインから捉え3位に上がった。
Nクラスは、クラス2位の小泉洋史(ハナシマ)がスタートで高星明誠(NDDP)をかわしトップに立つがこの小泉にジャンプスタートの裁定が下され、後退。高星が初陣でゆうゆうとF3Nクラス初優勝を飾った。クラス2位には単独走行となったナイン・インドラ・パユーング(トムス・スプリット)が入り、3位にはさらに大きく遅れてDRAGON(B-MAX)が入賞した。
第2戦は明日10時20分より17周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/13) Race Results Weather:Fine Course:Dry
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 37 | 勝田 貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 22'54.720 | |
| 2 | 36 | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 0.416 | |
| 3 | 8 | 清原 章太 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 12 | 4.237 | |
| 4 | 7 | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 12 | 5.762 | |
| 5 | 50 | 千代 勝正 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 12 | 6.304 | |
| 6 | 2 | 野尻 智紀 | TODA FIGHTEX | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 12 | 7.909 | |
| 7 | 23 | N | 高星 明誠 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 12 | 35.595 |
| 8 | 38 | N | ナニン・インドラ・パユーング | PIT SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 12 | 41.222 |
| 9 | 30 | N | DRAGON | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 12 | 1'20.077 |
| ---- 以上規定周回数 ( 10 Laps ) 完走 ---- | ||||||||
| - | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 8 | 4 Laps |
| - | 11 | N | 湯澤 翔平 | Nova with IMM F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2 | 10 Laps |
| - | 13 | 吉田 基良 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | DNS | ||
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/13) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Q1 | Q2 | Q3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 40 | 伊沢 拓也 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'40.155 | 1'38.712 | R1'38.217 |
| 2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'38.855 | 1'38.751 | R1'38.333 |
| 3 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'39.246 | R1'38.674 | R1'38.546 |
| 4 | 20 | 松田 次生 | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'39.197 | R1'38.597 | R1'38.558 |
| 5 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'39.198 | R1'38.472 | R1'38.578 |
| 6 | 15 | 佐藤 琢磨 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'39.182 | R1'38.570 | R1'38.581 |
| 7 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'39.085 | 1'38.847 | R1'38.630 |
| 8 | 7 | 平川 亮 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'39.213 | 1'38.748 | 1'38.705 |
| 9 | 38 | 平手 晃平 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'39.389 | 1'38.860 | |
| 10 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'39.341 | 1'38.972 | |
| 11 | 8 | アンドレア・カルダレッリ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'39.472 | 1'39.286 | |
| 12 | 10 | 塚越 広大 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'39.478 | 1'39.295 | |
| 13 | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'39.720 | 1'39.798 | |
| 14 | 2 | ジェームス・ロシター | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'40.225 | absence | |
| 15 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'40.257 | ||
| 16 | 11 | 中山 友貴 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'40.707 | ||
| 17 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'40.984 | ||
| 18 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'41.057 | ||
| 19 | 18 | リチャード・ブラッドレー | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'41.216 |
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/13) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 40 | 伊沢 拓也 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | R1'38.217 | - | - | 212.85 |
| 2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | R1'38.333 | 0.116 | 0.116 | 212.60 |
| 3 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'38.546 | 0.329 | 0.213 | 212.14 |
| 4 | 20 | 松田 次生 | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'38.558 | 0.341 | 0.012 | 212.11 |
| 5 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | R1'38.578 | 0.361 | 0.020 | 212.07 |
| 6 | 15 | 佐藤 琢磨 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | R1'38.581 | 0.364 | 0.003 | 212.06 |
| 7 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | R1'38.630 | 0.413 | 0.049 | 211.96 |
| 8 | 7 | 平川 亮 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'38.705 | 0.488 | 0.075 | 211.79 |
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/13) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | R1'38.472 | - | - | 212.30 |
| 2 | 15 | 佐藤 琢磨 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | R1'38.570 | 0.098 | 0.098 | 212.08 |
| 3 | 20 | 松田 次生 | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'38.597 | 0.125 | 0.027 | 212.03 |
| 4 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'38.674 | 0.202 | 0.077 | 211.86 |
| 5 | 40 | 伊沢 拓也 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'38.712 | 0.240 | 0.038 | 211.78 |
| 6 | 7 | 平川 亮 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'38.748 | 0.276 | 0.036 | 211.70 |
| 7 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'38.751 | 0.279 | 0.003 | 211.70 |
| 8 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'38.847 | 0.375 | 0.096 | 211.49 |
| ---- 以上Q3進出 ---- | ||||||||
| 9 | 38 | 平手 晃平 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'38.860 | 0.388 | 0.013 | 211.46 |
| 10 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'38.972 | 0.500 | 0.112 | 211.22 |
| 11 | 8 | アンドレア・カルダレッリ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'39.286 | 0.814 | 0.314 | 210.56 |
| 12 | 10 | 塚越 広大 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'39.295 | 0.823 | 0.009 | 210.54 |
| 13 | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'39.798 | 1.326 | 0.503 | 209.48 |
| - | 2 | ジェームス・ロシター | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | absence | - | - | - |
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/13) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'38.855 | - | - | 211.47 |
| 2 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'39.085 | 0.230 | 0.230 | 210.98 |
| 3 | 15 | 佐藤 琢磨 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'39.182 | 0.327 | 0.097 | 210.78 |
| 4 | 20 | 松田 次生 | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'39.197 | 0.342 | 0.015 | 210.74 |
| 5 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'39.198 | 0.343 | 0.001 | 210.74 |
| 6 | 7 | 平川 亮 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'39.213 | 0.358 | 0.015 | 210.71 |
| 7 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'39.246 | 0.391 | 0.033 | 210.64 |
| 8 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'39.341 | 0.486 | 0.095 | 210.44 |
| 9 | 38 | 平手 晃平 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'39.389 | 0.534 | 0.048 | 210.34 |
| 10 | 8 | アンドレア・カルダレッリ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'39.472 | 0.617 | 0.083 | 210.16 |
| 11 | 10 | 塚越 広大 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'39.478 | 0.623 | 0.006 | 210.15 |
| 12 | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'39.720 | 0.865 | 0.242 | 209.64 |
| 13 | 40 | 伊沢 拓也 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'40.155 | 1.300 | 0.435 | 208.73 |
| 14 | 2 | ジェームス・ロシター | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'40.225 | 1.370 | 0.070 | 208.58 |
| ---- 以上Q2進出 ---- | ||||||||
| 15 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'40.257 | 1.402 | 0.032 | 208.52 |
| 16 | 11 | 中山 友貴 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'40.707 | 1.852 | 0.450 | 207.58 |
| 17 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'40.984 | 2.129 | 0.277 | 207.01 |
| 18 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'41.057 | 2.202 | 0.073 | 206.87 |
| 19 | 18 | リチャード・ブラッドレー | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'41.216 | 2.361 | 0.159 | 206.54 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 107% ) | 1'45.775 | 6.920 | 4.559 | 197.64 | ||||
2013全日本F3選手権第2戦の公式予選も#36中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)が第1戦に続いて2戦連続でポールポジションを獲得、#37勝田貴元も2位につけ、ここでもトムスがフロントローを独占した。
第1戦の公式予選から10分間のインターバルをおいて第2戦の公式予選が開始された。
走行時間は第1戦と同じく10分間だったが、全車がコントロールラインを通過してアタックに入った直後に#38ナニン・インドラ・パユーング(PTT SPIRIT)がヘアピン先の200Rでストップしたためにまたしても赤旗中断となってしまう。
パユーングはすぐに再スタートして自走でピットに戻ってきたため、直ちに予選は再開された。
残り時間は6分間だ。
走り始めて最初にタイムを出してきたのはここでも中山。
タイムは1'52.243と第1戦の記録には及ばなかったが、2位の勝田も1'53.194に留まったため、2戦連続でトムスがフロントローを独占することになった。
3番手には昨年FCJ参戦初年度でチャンピオンを獲得し、今季無限エンジンを搭載するHFDPからF3にステップアップしてきた#7松下信治がつけ、4番手には2011年にNクラスチャンピオンとなり、今季戸田エンジンを搭載するB-MAXから2年ぶりにF3に参戦する千代勝正がつけた。
Nクラスは#23高星明誠が2戦連続でトップとなっている。
第2戦決勝は明日午前10時20分より17周で戦われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO4月13日、鈴鹿サーキットで行われた2013全日本F3選手権第1戦の公式予選は#36中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)が1'52.032のコースレコードを樹立してポールポジションを獲得したほか、上位3台が従来のコースレコードを上回る好タイムを記録した。
全日本F3選手権は今シーズンから世界に先駆けて新たなエンジン規定が採用された。(ユーロF3では来シーズンから導入予定)
排気量は2000ccまでと変わらないものの、直噴化され、量産ブロックの仕様義務が無くなり、エアリストリクター径も28mmと従来より2mm拡大されている。
これにより大幅なパワーアップが見込まれ、ラップタイムの向上が期待できる状況となった。
事実開幕前に行われた合同テストでも1分51秒台の驚異的なタイムが出ており、今週末も好タイムが大いに期待された。
そして実際に午前10時20分から行われた公式予選では、計測2周で中山が1'52.032を記録、#37勝田貴元も1'52.179で続き、トムスがフロントローをしめる結果に。
しかし勝田はこのタイムを出した直後に逆バンクでコースオフ、グラベルに捕まってしまう。
更にその先のデグナーでは#30DRAGONも飛び出しており、この2台を回収するために赤旗が提示され、予選は中断されてしまった。
結局、走行は再開されたものの残り時間は3分間と短く、各ドライバーともタイムアップを果たせぬまま予選は終了、中山がポールポジションを獲得。昨年終盤からの連勝記録を6に伸ばす可能性が大いに高まった。
またNクラスは今季FCJよりステップアップを果たした#23高星明誠が1'55.480でトップだった。
第1戦決勝はこのあと午後3時20分より12周で戦われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO2013スーパーフォーミュラ第1戦のフリー走行1回目が4月13日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、上位11名がコースレコードを更新、トップタイムを記録したのは#16山本尚貴(TEAM無限)で1'38.127だった。
新たにスーパーフォーミュラという名称で開催される2013シーズン。
鈴鹿での開幕戦は恒例の2&4。全日本ロードレースとの併催だ。
公式予選日は快晴。早朝に淡路島を震源とするM6の地震が発生してスケジュールへの影響が懸念されたが、フリー走行1回目は当初予定通り午前9時05分より1時間で行われた。
シャシー、エンジンは昨年のフォーミュラニッポンそのものではあったが、ブリヂストンタイヤの仕様が変わった影響もあってか、開始早々から各ドライバーとも好タイムを連発、開始わずか15分で#20松田次生が1'38.585とコースレコードを更新してトップに立つ。(従来のレコードは1738.700)
開始19分で#32小暮卓史が1'38.563と一旦は松田を上回ったが、松田は開始28分で1'38.504を記録、更に小暮は1'38.386にタイムアップ。ベテラン二人が周回を重ねるごとにタイムを上げてセッションは進行していく。
そして残り時間が5分を切ったあたりから各ドライバーが予選シミュレーションに入ると、#40伊沢拓也、#10塚越広大、#15佐藤琢磨らもコースレコードを上回るタイムを連発、終わってみればトップの#16山本から11番手の#41武藤英紀までがコースレコードを更新、14番手の#31中嶋大祐までがトップから1秒以内という大接戦で、午後から行われる公式予選が大いに楽しみな展開となった。
公式予選は午後1時50分よりノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/13) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2013 ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 36 | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.243 | - | - | 186.25 | |
| 2 | 37 | 勝田 貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'53.194 | 0.951 | 0.951 | 184.68 | |
| 3 | 7 | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 1'53.308 | 1.065 | 0.114 | 184.50 | |
| 4 | 50 | 千代 勝正 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 1'53.471 | 1.228 | 0.163 | 184.23 | |
| 5 | 8 | 清原 章太 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 1'53.543 | 1.300 | 0.072 | 184.12 | |
| 6 | 23 | N | 高星 明誠 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'55.329 | 3.086 | 1.786 | 181.27 |
| 7 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'56.276 | 4.033 | 0.947 | 179.79 |
| 8 | 38 | N | ナニン・インドラ・パユーング | PIT SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'56.366 | 4.123 | 0.090 | 179.65 |
| 9 | 11 | N | 湯澤 翔平 | Nova with IMM F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'57.471 | 5.228 | 1.105 | 177.96 |
| 10 | 13 | 吉田 基良 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 1'58.035 | 5.792 | 0.564 | 177.11 | |
| 11 | 30 | N | DRAGON | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'58.342 | 6.099 | 0.307 | 176.65 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 2'04.206 | 11.963 | 5.864 | 168.31 | ||||||
| - | *2 | 野尻 智紀 | TODA FIGHTEX | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 10'06.435 | 8'14.192 | 8'08.093 | 34.47 | |
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/13) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2013 ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 36 | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | R1'52.032 | - | - | 186.60 | |
| 2 | 37 | 勝田 貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | R1'52.179 | 0.147 | 0.147 | 186.36 | |
| 3 | 8 | 清原 章太 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | R1'52.702 | 0.670 | 0.523 | 185.49 | |
| 4 | 50 | 千代 勝正 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 1'52.786 | 0.754 | 0.084 | 185.35 | |
| 5 | 7 | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 1'53.141 | 1.109 | 0.355 | 184.77 | |
| 6 | 23 | N | 高星 明誠 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'55.480 | 3.448 | 2.339 | 181.03 |
| 7 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'56.114 | 4.082 | 0.634 | 180.04 |
| 8 | 38 | N | ナニン・インドラ・パユーング | PIT SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'56.339 | 4.307 | 0.225 | 179.69 |
| 9 | 11 | N | 湯澤 翔平 | Nova with IMM F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'57.067 | 5.035 | 0.728 | 178.57 |
| 10 | 13 | 吉田 基良 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 1'57.633 | 5.601 | 0.566 | 177.72 | |
| 11 | 30 | N | DRAGON | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'02.460 | 10.428 | 4.827 | 170.71 |
| 12 | 2 | 野尻 智紀 | TODA FIGHTEX | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 2'02.942 | 10.910 | 0.482 | 170.04 | |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 2'03.534 | 11.502 | 0.592 | 169.23 | ||||||
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/13) Free Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | R1'38.127 | - | - | 213.04 |
| 2 | 20 | 松田 次生 | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'38.202 | 0.075 | 0.075 | 212.88 |
| 3 | 40 | 伊沢 拓也 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | R1'38.214 | 0.087 | 0.012 | 212.85 |
| 4 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'38.431 | 0.304 | 0.217 | 212.38 |
| 5 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | R1'38.486 | 0.359 | 0.055 | 212.27 |
| 6 | 7 | 平川 亮 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | R1'38.487 | 0.360 | 0.001 | 212.26 |
| 7 | 10 | 塚越 広大 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | R1'38.542 | 0.415 | 0.055 | 212.15 |
| 8 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | R1'38.554 | 0.427 | 0.012 | 212.12 |
| 9 | 8 | アンドレア・カルダレッリ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | R1'38.585 | 0.458 | 0.031 | 212.05 |
| 10 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | R1'38.640 | 0.513 | 0.055 | 211.93 |
| 11 | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | R1'38.687 | 0.560 | 0.047 | 211.83 |
| 12 | 15 | 佐藤 琢磨 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'38.775 | 0.648 | 0.088 | 211.64 |
| 13 | 38 | 平手 晃平 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'38.810 | 0.683 | 0.035 | 211.57 |
| 14 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'39.015 | 0.888 | 0.205 | 211.13 |
| 15 | 2 | ジェームス・ロシター | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'39.159 | 1.032 | 0.144 | 210.83 |
| 16 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'39.671 | 1.544 | 0.512 | 209.74 |
| 17 | 18 | リチャード・ブラッドレー | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'40.040 | 1.913 | 0.369 | 208.97 |
| 18 | 11 | 中山 友貴 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'40.136 | 2.009 | 0.096 | 208.77 |
| 19 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'40.285 | 2.158 | 0.149 | 208.46 |
Hitotsuyama Racingは4月6~7日に岡山国際サーキットで開催されたSuper GT 第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」において、16位完走を果たしました。2013年は、都筑晶裕 / リチャード・ライアンのコンビを昨シーズンから継続し、マシンを最新型のAudi R8 LMS ultraにスイッチ。マシン名をZENT Audi R8 LMS ultraとし、スーパーGTでは常にチャンピオン争いに名を連ねてきたハンコックタイヤとのパートナーシップのもと、上位進出を目指しより強力な体制でシーズン開幕戦を迎えました。
3週間前の公式テストではクラス2位のタイムを記録し、チームは開幕戦の目標として表彰台を掲げてきたものの、レースウィークの金曜日に急遽GTAから「GTA調整値」としてZENT Audi R8 LMS ultraのみ+40kgのウエイトを課せられる発表がなされた。レースウィークに入ってからの突然で不本意な発表にドライバー、チームスタッフともに納得のいかない中での開幕戦となった。土曜日、岡山国際サーキットは天気予報通り朝から厚い雲に覆われ、午前中の公式練習開始時には雨が降り始める。今シーズンから使用するハンコックタイヤでのウェット走行は初めてということもあり、エースのリチャードを中心に手際良くセッティングやタイヤ選択を進めていく必要があるが、GTA調整値+40kgは予想以上にマシンへの影響が大きく、マシンバランスはリチャードをもってしても全く定まらない最悪の状況に立たされた。さらには赤旗中断が相次いだことで都筑の走行時間も短くなり、トップからは3.486秒も引き離されたクラス13位で練習走行を終えた。午後2時から予定されていたGT300の公式予選Q1だが、雨脚が強まり10分間遅れて開始された。Q1を担当するリチャードは、ウェットでの実績を持つハンコックタイヤのパフォーマンスを最大限引き出すべく、アタックのタイミングを窺う。しかし、#88Lamborghini、#30Audi、#86Lamborghiniとコースアウトにより赤旗中断のきっかけを作るマシンが相次ぎ、リチャードはアタックのタイミングを見つけ出すことが出来ないままクラス19位で予選を終えることとなった。
時折突風に見舞われる悪天候の中、約16,000人の観客を迎えた決勝日。レースが開始される午後2時には天候も回復しドライコンディションでの開幕戦決勝レースがスタートした。#21 ZENT Audi R8 LMS ultraのスタートを担当するのはリチャード・ライアン。まずは無難にスタートを決めオープニングラップでポジションを1つ上げたリチャードだが、2周目のヘアピンでイン側から#86 Lamborghiniにヒットされ弾き飛ばされてしまう。このアクシデントでポジションを19位まで落とすも、なんとかコース上に留まりレースを続ける。例のごとくここからの追い上げをリチャードに期待するチームだが、この日のリチャードは追い上げを開始するどころか後方のマシンからの追撃をブロックするのが精一杯。GTA調整値+40kgがマシンバランスを崩し、さらにはタイヤへの負担を大きくしていることが原因であるのは疑いようがない。その後も全くペースを上げることが出来ないリチャードだが、その状況下でも1分33秒台で淡々と走行を続け、34周目、クラス14位でピットイン。後半スティントを都筑に託した。少しでもマシンの状況を改善すべく、都筑はリチャードが使用したものとは別のコンパウンドのタイヤを装着しピットアウト。ライバルの脱落も有り各車ピットストップを終える頃にはクラス12位まで浮上するも、苦しい展開は変わらず徐々にポジションダウン。クラス16位までポジションを落として開幕戦レースを終えた。
第2戦富士は4月28日~29日に富士スピードウェイにて開催されます。引き続き、皆様からの沢山のご支援・ご声援をお待ちしております。
Offcial Facebook page of Hitotsuyama Racing.
http://www.facebook.com/pages/Hitotsuyama-Racing/202417599846736
チームエーワンは2013年のスーパー耐久シリーズST-4クラスにホンダインテグラタイプRで参戦すると発表した。ドライバーには鈴木陽、山崎学、森国形、中村旬を起用、ST-4クラスチャンピオンを目指す。以下、プレスリリース。
チームエーワンは、若者が夢を描き、夢に向かって挑戦する姿、人と人を結び付ける求心力としてのレース活動に意義を見い出し、20年以上の歴史をもつスーパー耐久シリーズに参戦を続けています。
2013年シーズンもチームエーワンは、ブレーキディスクローターブランドであるmountain、データロガーVBOXをはじめ多くのサポートを得て、ホンダ・インテグラDC5にてST-4クラスに参戦することが決定致しました。
ドライバーは、4輪レース経験わずか2年ながら、スーパー耐久シリーズ3年目を迎える鈴木陽(すずきあきら)選手がAドライバーを努め、Bドライバーには、長年スーパー耐久シリーズに参戦するベテランの山崎学(やまざきまなぶ)選手を迎えます。またCドライバーにフェラーリカップ、鈴鹿クラブマンレースなどで活躍する森国形(もりくになり)選手を起用(第1戦は中村旬(なかむらじゅん)選手)し、激戦のST-4クラスに挑みます。
常にファイティング・スピリットを持ち続け、全国のモータースポーツファンに熱く感動あるシーンを届け、夢に向かって挑戦することの喜びを、多くの人達と共有してまいりたいと思っておりますので、今シーズンもご支援・ご声援の程、宜しくお願い致します。
| エントラント | チームエーワン |
| メンテナンス | 有限会社エーワン |
| クラス | ST-4 |
| マシン | ホンダ・インテグラ・タイプR(型式:DC5) |
| マシン名 | mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5 |
| カーナンバー | #73 |
| 監督 | 大河原 一 |
| チーフエンジニア | 山田 浩一 |
| マネージャ | 小林 義則 |
| ドライバー | 鈴木 陽/山崎 学/森 国形/中村 旬 |
| レースクィーン | 田中とみこ/氏福じゅりえ |
| 大会 | 開催日 | 開催サーキット |
|---|---|---|
| 第1戦 | 4月20(土)~21日(日) | スポーツランドSUGO(宮城県) |
| 第3戦 | 7月20日(土)~21日(日) | ツインリンクもてぎ(栃木県) |
| 第4戦 | 8月10日(土)~11日(日) | 富士スピードウェイ(静岡県) |
| 第6戦 | 9月21日(土)~22日(日) ※WTCC併催 | 鈴鹿サーキット(三重県) |
全日本GT選手権から数えて今年で20年目を迎えるSUPER-GT。開幕は昨年と同じ岡山国際サーキットで開催された。今回は爆弾低気圧の影響で暴雨風予報で、予報は外れることなく土曜日は雨、日曜日は風に悩まされるレースとなった。
GAINERは本年度より2台体制になり、ドライバーもエースカーの11号車に平中克幸をAドライバーに起用、昨年まで500クラスで走行し、国際F3000選手権のシリーズチャンピオンにも輝いたことのあるビヨン・ビルドハイムが新規加入した。10号車には長年GAINERのエースとして君臨してきた田中哲也と、2008年に田中哲也とコンビを組んでいた植田正幸が復帰。マシンも悲願のチャンピオン獲得に向けてMercedes-Benz SLS AMG GT3にスイッチした。シーズン前から11号車は何度となくタイヤテスト、ブレーキテストを行い、岡山には万全の体制で乗り込んできた。
金曜日朝から空は黒い雲に覆われ、今にも雨が落ちてきそうだ。走行開始はドライで走れたものの、ポツポツと雨が落ちてきて、開始20分では既に路面はウエット。平中から走行を開始していたが、路面が不安定だった為一旦ピットで待機。その後ウエットタイヤで走行を再開。
アンダーステアがきつい様で、足回りを調整しながら走行を続ける。その後ビヨンに変わり、4度の赤旗を挟み走行は終了した。
今年の予選は全戦Q1とQ2のノックアウト方式が採用される。雨と風の影響で10分遅れの14時10分から15分間のQ1が開始。まずQ1を担当するのはビヨン。開始早々にモスエスでコースアウトするマシンが発生。赤旗中断となる。再開された後の計測2周目に1分48秒460のタイムで暫定トップへ。しかしGT-Rに更新され後退。計測4周目に1分45秒465で3番手に付ける。その後再びコースオフしスタックしたマシンが出たため赤旗に。残り3分で再びコースへ。しかし1周もしないうちに再びスピンして止まるマシンがあり赤旗が提示され、この時点でQ1は終了し11号車はQ2に進出を決めた。
雨が激しさを増し、35分遅れでQ2が開始。Q2は13分間で行われる。平中がポールを目指してコースへ。平中は徐々にタイムを上げていき、3周目には1分42秒295のタイムで計時のトップに名前を載せる。
このままのポジションを期待したが、No.61 BR-Zが驚異的なタイムでポールを奪取。暖まりを考えユーズドタイヤでアタックしていた為か、その後平中はタイプアップすることが出来ず、明日のグリッドは3番手の位置からのスタートとなった。
朝にはまだ霧雨のような雨が降っていたが、走行開始頃には日差しが差してきていた。まずビヨンからウエットタイヤで走行を開始。 決勝シミュレーションも行い平中へ。この時点で徐々に路面は乾き初めドライタイヤに履き替えて再びコースへ。このセッションは4番手で走行を終えた。
決勝はドライ路面でスタートした。スタートを担当したのはビヨン。スタートもミス無く3番手で1コーナーに消えていく。ペースの上がらないNo.61 BR-ZをまずNo.3 GT-Rが1周目にパス、続いてビヨンも3周目の1コーナーでパス。前を行くNo.3を追いかける。
差を周回毎に詰めていき、ペースの落ちてきた11周目のアウトウッドでインをさし、トップに浮上。そこからビヨンのペースは落ちることなく1分31秒台から32秒台のペースを守り、47周目にピットへ。前の周に入った10号車が接触によるドアトラブルに見舞われまだピットから離れていなかったが、10号車のメカニックが急いでマシンをピット内に納め、通常通りに11号車のピット作業を終え、平中をコースに送り出す。
2番手にはNo.4 BMWが迫っていたが、素早いピット作業と、ビヨンが20秒近くのビハインドを持って平中にバトンを渡してくれていたので、8秒合った差もNEWタイヤでのアウトラップには5秒まで縮められてはいたものの、その後徐々に引き離し、66周目には23秒差まで広げていた。最終的には11秒の差を持って2年連続開幕戦でトップチェッカーを受けた。
全日本GT選手権から数えて今年で20年目を迎えるSUPER-GT。開幕は昨年と同じ岡山国際サーキットで開催された。今回は爆弾低気圧の影響で暴雨風予報で、予報は外れることなく土曜日は雨、日曜日は風に悩まされるレースとなった。
GAINERは本年度より2台体制になり、ドライバーもエースカーの11号車に平中克幸をAドライバーに起用、昨年まで500クラスで走行し、国際F3000選手権のシリーズチャンピオンにも輝いたことのあるビヨン・ビルドハイムが新規加入した。
10号車には長年GAINERのエースとして君臨してきた田中哲也と、2008年に田中哲也とコンビを組んでいた植田正幸が復帰。マシンも悲願のチャンピオン獲得に向けてMercedes-Benz SLS AMG GT3にスイッチした。10号車は3月末にマシンが到着し、シェイクダウンを行って開幕戦に臨んだ。
金曜日朝から空は黒い雲に覆われ、今にも雨が落ちてきそうだ。走行開始はドライで走れたものの、ポツポツと雨が落ちてきて、開始20分では既に路面はウエット。田中から走行を開始していたが、路面が不安定だった為一旦ピットに戻る。その後ウエットタイヤで走行をすぐに再開。リアウイング等調整しながら走行を続ける。その後植田に変わるが、雨が激しくなり、4度の赤旗を挟み走行は終了した。
今年の予選は全戦Q1とQ2のノックアウト方式が採用される。雨と風の影響で10分遅れの14時10分から15分間のQ1が開始。
まずQ1を担当するのは田中。 少し間をおいてからアタック開始。しかし早々にモスエスでコースアウトするマシンが発生、赤旗中断となる。
再開された後の計測3周目に1分48秒067のタイムで暫定5番手。Q2には上位13台が進める。その後再びコースオフしスタックしたマシンが出たため赤旗に。残り3分で再びコースへ。しかし1周もしないうちに再びスピンして止まるマシンがあり3度目の赤旗が提示され、この時点でQ1は終了し10号車はQ2に7番手で進出を決めた。
雨が激しさを増し、35分遅れでQ2が開始。Q2は12分間で行われる。植田に上位ポジションを獲得すべく期待が掛かる。植田は徐々にタイムを上げていき、一旦は6番手のポジションだったが、最終的には9番手のグリッドからのスタートとなった。テストもほとんど出来なかった中では、上出来といえるかもしれない。
朝にはまだ霧雨のような雨が降っていたが、走行開始頃には日差しが差してきていた。まず田中からウエットタイヤで走行を開始。車高以外はほぼドライセットのままで走行。その後決勝シミュレーションも行い植田へ。難しい路面コンディションの中、30分の走行は終了した。
決勝はドライ路面でスタートした。スタートを担当したのは田中。スタートもミス無く9番手で1コーナーに消えていく。4周目に前を行くNo.0 Porscheをアウトウッドでインをつき交わそうとしたところ、それよりさらにイン側にむりやり頭を入れてきたNo.48 GT-Rに挟まれる形でハーフスピン。大きく順位を落としてしまう。
田中は少しでも前のポジションで植田に繋ごうと、前車をパスしていき順位を上げていく。36周目には11番手までポジションを上げ、ルーティーンのピットタイミングを待つ。
45周目に植田と交代するべくピットへ。確実にピット作業を終えるかと思われた時、接触による破損がドアに見つかり、ガルウイングのドアが脱落してしまうトラブルが発生。11号車がルーティーンの為ピットに戻ってくるため、急いでマシンをピット内へ。
応急修理を行い植田を送り出す。この時点で既に3分近くのロスタイムを要してしまい、表彰台の夢は潰えてしまった。しかし、少しでも前のポジションを獲得するべく、植田の激走が始まる。50秒以上差が開いていたNo.5 F458を15周でパス。続いてNo.21 AUDIも13秒差だったが、5周でパス。
続いて前車のNo.30 AUDIを追いかけようとするが、その差は20秒あり、残り3周ではさすがに届かず、15番手でチェッカーを受けた。今回の激走で、10号車、11号車共に表彰台に登る日もそう遠くはないかも知れない。
プレスインフォメーション 2013年4月07日
岡山. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第2戦 決勝を、2013年4月7日(日) 岡山国際サーキット(岡山県)にて開催いたしました。
天候:晴時々雨 路面:ドライ 気温:11℃ 路面温度:15℃(スタート時)
ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)第2戦が4月7日(日)、富士スピードウェイで開催された。日本列島に大雨を降らせた低気圧は東へと去り、前日とは打って変わって太陽が顔をのぞかせ、晴天に恵まれた。それでも風は強く、時折流されてきた雨雲からは小雨が降り注ぐという気の抜けないコンディション。早朝湿っていた路面は、SUPER GTのフリー走行などによって渇いていき、PCCJ第2戦のスタートとなる10時30分前にコースのほとんどはドライ路面となっていた。
10時25分、PCCJは全車ドライタイヤを装着してコースイン。各車ローリングしながら感触を確かめつつグリッドへと移動していく。メインスタンドを埋めた大勢の観客が固唾を飲んで見守るなか、全16台が一斉にスタートを切った。3番グリッドの#12 小河諒がいいスタートを決め、2番グリッドの#78 近藤翼をパス。ポールポジションの#14 川端伸太朗に続いて1コーナーに飛び込んでいく。一方、その後方では複数のアクシデントが発生。このアクシデントで#7 星野敏 #33 Tetsuo OGINOがマシンを止めることとなり、6番手スタートの#19 永井宏明と8番手スタートの#32 飯田太陽も大きく遅れを喫することとなった。また、#21 高田匠と#8 櫻井澄夫もコースアウトしたもののすぐに戦列復帰を果たしている。
序盤のアクシデントを尻目に快走を続ける#14 川端、#12 小河、#78 近藤は、競り合いながら4番手以下を徐々に引き離していく。4番手につけていた#10 川口正敬はマシンから振動が出てしまい、スロー走行ののちリタイアを喫することとなった。後方の#32 飯田もリタイアを決め、序盤のアクシデントと合わせて16台中5台が戦列を去るという第1戦以上に波乱のレースとなった。
トップを争う3台はそれぞれ0.5秒程度の差で接戦を演じていたが、2番手につけていた#12 小河が#14 川端の隙をついて7周目終了時点でトップに。#78 近藤も#14 川端に迫るが、スピンを喫してしまい万事休す。フロントセクションをヒットしダメージを受けてしまい、11周目のピットレーン出口にマシンを止めた。これで上位は#12 小河、#14 川端に続いて#25 神取彦一郎というオーダーに。#14 川端と#25 神取のギャップは25秒と大きく開いている。
その間、後方でも熾烈なバトルが繰り広げられていた。序盤に出遅れた#21 高田匠が次々と順位を上げていき、クラストップを行く4番手の#2 田島をパス。一時は4番手にまで上り詰めるほどの速さを見せた。また、7番手前後の中団では#27 眞野壮一郎、#3 江本玄、#24 田中徹、#23 藤田宗の4台が数周にわたって接近戦を展開。息をもつかせぬバトルから抜け出したのは#3 江本だった。ダブルヘアピンのふたつ目で#27 眞野のミスを突きオーバーテイクを決めると、ジェントルマンクラス3番手に順位を上げることに成功する。
チャンピオンクラスは大きな順位変動なく、#12 小河、#14 川端、#25神取というトップ3でフィニッシュ。ジェントルマンクラスは、#2 田島が最終ラップで#21 高田を再逆転するというドラマチックな展開でクラス優勝を飾っている。また、クラス3位は1年半ぶりの表彰台となった#3 江本が獲得することとなった。序盤にアクシデントはあったものの、ワンメイクレースならではの接近戦が各所で見られた第2戦となった。
初優勝を果たした#12 小河はホームストレート上にマシンを止めると大きくガッツポーズ。「最高です。天候も良くタイヤのマネジメントにも自信がありました。降り出した雨にも落ち着いて対応できました。この岡山でメカニックの人たちとの信頼関係をガッチリ築くことができたので、セッティングもバッチリ決まりました。“ポルシェを触らせたらウチのディーラーメカニックは日本一だ”と言えますね(笑)。富士でもいいセットが見つかっているので、守りに入らず攻めの姿勢でいきたいと思います」と笑顔を弾けさせた。
対する#14 川端は「セッティングについての僕のズレがあって、ドライでのいいグリップを引き出せないクルマになってしまいました」と言葉少なに語る中にも悔しさをにじませた。クラス3番手に入った#25 神取は「スタートは良かったんですが、終盤に近藤選手のクーラントに乗ってしまいフロントタイヤを傷めてしまいました。その後はいたわりながらの走行でしたね」とレースを振り返った。
10番手スタートながらジェントルマンクラスの優勝を果たした#2 田島。「序盤のアクシデントは冷静にかわすことができました。あとはマイペースで自分のベストを尽くそうと。第1戦では少し悩んでしまいましたが、今日については不安はありませんでしたね。最後の逆転はもちろん狙っていました」と会心の笑みを見せた。
クラス2番手は第1戦で2位を獲得した#21 高田。マシンを降りるとチームメイトでもある#2 田島と堅い握手を交わした。最終ラップでの逆転については「これもレースですし、チームでワンツーですから」と今週末の走りに手応えと自信を得た様子。クラス3位に入った#3 江本は「めちゃくちゃうれしいです。涙が出ました。実は何度も危なかったのですが、スピンしないよう頑張りました。次もこの流れに乗って、実力で上に行けるようにしたいですね」と久しぶりの表彰台をチームとともに喜んだ。
次戦、第3戦は4月28日(日)〜29日(月・祝)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催。こちらも岡山大会同様SUPER GTとの併催となる。また、ゴールデンウイーク前半ということもあり、関東近県から多くのレースファンが集まる。PCCJはすでにシーズン前のテストを富士スピードウェイでおこなっており、ここを得意としているカレラカップパイロットは、さらにセッティングを煮詰めてくることが予想される。国内随一の高速サーキットで繰り広げられる接戦に期待したい。
■第2戦決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 12 小河 諒 C ブライトモータースポーツ 24'39.908
2 14 川端 伸太朗 C GARMIN PORSCHE +5.652
3 25 神取 彦一郎 C 25レーシングXチームサムライ +34.307
4 2 田島 剛 G TAJIMA RACING +35.537
5 21 高田 匠 G TAKUMI RACING +36.500
6 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 +46.122
7 27 眞野 壮一郎 G 港成会 ディレクション +48.188
8 23 藤田 宗 G 魁力屋 ディレクション +48.488
9 24 田中 徹 G たかのこ みきゃんGT3Cup +53.931
10 8 桜井 澄夫 G ロードサービスGT-3 +58.735
11 19 永井 宏明 C ナインレーシング 3Laps
12 78 近藤 翼 C インプロブレーシング 5Laps
以上完走
10 川口 正敬 C ケイシンゲイナー 11Laps
32 飯田 太陽 C KRM ケーズフロンティアGT3 12laps
7 星野 敏 G D'station HAI997 15Laps
33 Tetsuo OGINO G KRM ケーズフロンティアGT3 15Laps
ベストラップ:#12 小河 諒 1'36.308 8/15
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
4月7日(日)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットにおいて、2013 オートバックス SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300KM RACE」の決勝レースが行われました。
ウエットコンディションの中で行われた昨日の公式予選では、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中嶋大祐組)が2番手に入ってフロントローを獲得。さらに#17 KEIHIN HSV-010(塚越広大/金石年弘組)が5番グリッド、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)が6番グリッドと、Honda勢はトップ6に3台のHSV-010 GTを送り込むことに成功しました。さらに#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/松浦孝亮組)は8番グリッド、#18 ウイダー モデューロ HSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)は9番グリッドを手に入れ、岡山国際サーキットにおけるHSV-010 GTの優位性を証明しました。
昨日から今日にかけて、台風並みの強い低気圧が日本列島を横切った影響で、決勝レースが行われた本日は、冷たい風が吹き続ける一日となりました。また、上空で強い風が吹いているために空模様の変化も早く、晴れていたかと思えば曇り、さらには時折り雨がぱらつくという不安定な天候となりました。
午前9時15分から30分間にわたって行われた今朝のフリー走行は、最初のうちはウエットでしたが、セッション後半になるに従って乾いていく難しい路面コンディションとなりました。このため多くのマシンはセッション前半をウエットタイヤで、後半をスリックタイヤで走行しました。
ここで決勝に向けての最終調整を行ったHonda勢は、#18 ウイダー モデューロ HSV-010の8番手を筆頭に、#32 EPSON HSV-010は11番手、#17 KEIHIN HSV-010は12番手、#100 RAYBRIG HSV-010は14番手、#8 ARTA HSV-010は15番手となるタイムを記録しました。ただし、ライバル勢との差は小さく、決勝ではどれだけ長く安定したペースを保てるかどうかで、勝敗が決すると予想されました。
決勝でのスターティングドライバーには、#8 ARTA HSV-010はファーマン選手、#17 KEIHIN HSV-010は金石選手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は山本選手、#32 EPSON HSV-010は道上選手、#100 RAYBRIG HSV-010は伊沢選手がそれぞれ起用されました。
午後2時に決勝レースに向けたフォーメーションラップが始まりましたが、#32 EPSON HSV-010に乗る道上選手が1コーナーで軽いコースアウトを喫したため、少し遅れて隊列に戻る形になりました。このため、主催者はフォーメーションラップをもう1周行って隊列を整えた上でスタートを切ることを決めます。これにともない、決勝レースの周回数は予定よりも1周少ない81周となりました。
2周のフォーメーションラップを終えたところでグリーンランプが点灯し、81周のレースが幕を開けました。ここで#32 EPSON HSV-010の道上選手は2番手のポジションを守る一方、#17 KEIHIN HSV-010の金石選手と#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は早々と2台のライバルを攻略。そろってポジションを2つ上げ、それぞれ3番手と4番手となってオープニングラップを終えます。これにより、2番手から4番手までがHSV-010 GTで占められる状況となりました。さらに、#18 ウイダー モデューロ HSV-010の山本選手もポジションを2つ上げて7番手となりましたが、ウォームアップに時間のかかるハードタイヤを装着した#8 ARTA HSV-010のファーマン選手は15番手へと後退しました。
#18 ウイダー モデューロ HSV-010は序盤から積極的なドライビングで前を走るライバルを追い詰めていきます。そして3周目にその差を0.5秒とすると、5周目にはライバルの攻略に成功し、5番手となります。一方、路面コンディションとタイヤがマッチしない#32 EPSON HSV-010はペースが上がらず、レース序盤で#17 KEIHIN HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010、#18 ウイダー モデューロ HSV-010の3台に進路を譲る形となり、自らは6番手となります。
#17 KEIHIN HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010、#18 ウイダー モデューロ HSV-010の3台は、互いに接近戦を繰り広げながらトップを走るライバルを追い詰めていきます。そして5周目に3.7秒だったトップと#17 KEIHIN HSV-010の差は、10周目には2.1秒差まで縮まりますが、思うようにライバルを追い詰めることができません。このため4台の戦いは一時的にこう着状態に陥ります。そのあと、15周目には#18 ウイダー モデューロ HSV-010と#100 RAYBRIG HSV-010がポジションを入れ替え、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が3番手、#100 RAYBRIG HSV-010が4番手となります。さらに37周目には#32 EPSON HSV-010が周回遅れと接触してスピンし、8番手から11番手に順位を落としました。
これと前後して各マシンは次々とピットに入り、タイヤ交換、燃料補給、ドライバーチェンジを行います。GT500クラスでは、ほとんどのチームが45周目までにピットストップを終えましたが、耐久性に優れるハードタイヤを装着した#8 ARTA HSV-010はピットストップするタイミングをだれよりも遅らせ、45周目にはトップに浮上。自らがピットストップを行った47周目まで首位を快走することとなりました。
GT500クラスの全車がピットストップを完了し、山本選手から交代したマコヴィッキィ選手が乗る#18 ウイダー モデューロ HSV-010が、Honda勢でトップとなる2番手へと浮上しました。これに続く3番手は小暮選手の#100 RAYBRIG HSV-010で、以下、塚越選手の#17 KEIHIN HSV-010が4番手、松浦選手の#8 ARTA HSV-010は10番手、レース前半にアクシデントに巻き込まれた中嶋選手の#32 EPSON HSV-010は11番手を走行していました。
トップを走るライバルと#18 ウイダー モデューロ HSV-010の差は、48周目に4.3秒だったのが52周目には5.5秒まで広がります。しかし、ここからマコヴィッキィ選手は反撃に転じ、62周目には3.0秒まで詰めます。さらに、3番手と4番手を走る#100 RAYBRIG HSV-010と#17 KEIHIN HSV-010も、次第に#18 ウイダー モデューロ HSV-010との差を詰めていきます。そして65周目には#18 ウイダー モデューロ HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010、#17 KEIHIN HSV-010の3台がわずか0.4秒の間隔で走行する接近戦となり、同じHonda勢で緊張感あふれるバトルを展開します。あわや接触かと思われる状況が何度も訪れましたが、3名のドライバーはあくまでもフェアプレーに徹し、実際に接触することはありません。一時、0.1秒差となった#18 ウイダー モデューロ HSV-010と#100 RAYBRIG HSV-010のギャップは、マコヴィッキィ選手の奮闘により67周目には0.7秒まで広がります。ところが、その直後のアトウッドカーブで#18 ウイダー モデューロ HSV-010がスピン。すぐに態勢を立て直してレースに復帰したものの、4番手へと後退してしまいます。これにともない、#100 RAYBRIG HSV-010は2番手、#17 KEIHIN HSV-010は3番手に浮上。2台はテールトゥノーズとなって、トップの追撃を再開しました。
68周目に3.6秒だった#100 RAYBRIG HSV-010とトップとの間隔は、70周目には2.8秒となり、73周目には0.3秒まで縮まります。このあと、#17 KEIHIN HSV-010を含めた3台は手に汗握るドッグファイトを繰り広げました。そして、#100 RAYBRIG HSV-010が一瞬の隙をついてライバルの攻略に成功すると、直ちに#17 KEIHIN HSV-010もこれに追随。77周目には#100 RAYBRIG HSV-010がトップ、#17 KEIHIN HSV-010が2番手となり、Hondaの1-2態勢となりました。
2番手の#17 KEIHIN HSV-010に乗る塚越選手は最後まであきらめずに、小暮選手が乗る#100 RAYBRIG HSV-010を追走。最終ラップには、目の前を走る周回遅れがスピンし、#100 RAYBRIG HSV-010に接触した影響で、#17 KEIHIN HSV-010が並びかける一幕もありましたが、最終的には小暮選手がトップを守りきって#100 RAYBRIG HSV-010が優勝。チームクニミツとしては2006年以来の優勝を飾りました。さらに#17 KEIHIN HSV-010が2位となり、Hondaは開幕戦で1-2フィニッシュを成し遂げました。なお、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は最終ラップに1つ後退して、5位でフィニッシュ。#8 ARTA HSV-010は9位、#32 EPSON HSV-010は11位でチェッカーフラッグを受けました。
この結果、ドライバー部門のタイトル争いでは#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢拓也/小暮卓史組が20点を獲得してトップに立ち、#17 KEIHIN HSV-010の塚越広大/金石年弘組は15点で2番手。そして#18 ウイダー モデューロ HSV-010の山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組は6点で5番手、#8 ARTA HSV-010のラルフ・ファーマン/松浦孝亮組は2点を手に入れて9番手につけています。
一方、GT300クラスは、昨日の公式練習中にクラッシュした影響で公式予選に出走できなかった#55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)がメカニックの懸命な修復作業によって決勝への出走を果たし、2台のHonda CR-Zで挑みました。
決勝レースは、#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)が20番手、#55 ARTA CR-Z GTが25番手からスタート。#16 MUGEN CR-Z GTは安定した走りでばん回し、7位でフィニッシュ。#55 ARTA CR-Z GTも12位完走にこぎ着けました。
第2戦は4月28、29日に富士スピードウェイで開催されます。

SUPER GTの2013年開幕戦となる第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が4月6日(土)、7日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。
今季はJGTC時代から数えると20年目というシリーズにとって節目となるシーズン。また来季より車両やエンジンの規則が大きく変わるため、現行規則の車両による最後のシーズンとなる。GT500クラスのLEXUS勢は若干ドライバーとチームの変更はあったが、5チーム6台のLEXUS SC430が2009年以来のチャンピオン奪還を目指す。
GT300クラスには、2シーズン目となるハイブリッド・レーシングカー、トヨタ プリウスが出場した。
4月6日(土)の予選は、春の強い低気圧の影響を受け、大荒れの天候の下で行われた。 午後2時から予定されていた予選セッションは、降雨のために10分スタートが順延。先に行われたGT300クラスのQ1でコースアウトやスピンによる赤旗中断が続発し、午後2時15分からの予定だったGT500クラスQ1は、午後3時からと大きく遅れて開始された。
ヘビーウェットのコンディションながら、前半はコースオフなどもなくセッションは進んでいったが、終盤に入ると各車Q2進出へ向けペースアップ。残り5分となったところで、6番手につけていた石浦宏明がドライブするDENSO KOBELCO SC430 39号車が1コーナーでコースアウト。赤旗中断となり、赤旗の原因を作ったとして39号車は無念のタイム抹消。最後尾スタートとなってしまった。
残り5分でセッションが再開されると、各車ラストアタックでめまぐるしく順位が入れ替わる展開に。SC430勢では荒聖治がアタックしたWedsSport ADVAN SC430 19号車が4番手につけたものの、他の車両はタイムを伸ばせず、10番手以降にKeePer TOM'S SC430 37号車、ENEOS SUSTINA SC430 6号車、ZENT CERUMO SC430 38号車、PETRONAS TOM'S SC430 36号車が続くこととなり、5台が無念のQ1敗退。
その後、天候は更に悪化し、GT500クラスのQ2はキャンセルに。19号車は2列目4番手グリッドから7日(日)の決勝レースをスタートすることとなった。
GT300クラスでは、Panasonic apr PRIUS GT 31号車が好走を見せたものの、アタックラップ中にコースアウト車両が発生し赤旗が振られてしまうという不運にも見舞われ、惜しくも一つ届かず、上位13台によるQ2進出はならず。14番手グリッドから決勝に挑む。
7日(日)の決勝日は、朝のフリー走行開始時点では若干雨がぱらついたものの、午後2時の決勝スタート時には完全なドライコンディション。しかし、気温は11度、路面温度は21度と低く、各車タイヤを暖めるのに苦労することとなった。
82周の決勝レースへ向けたフォーメーションラップが開始されると、いきなりコースアウトする車両が発生。フォーメーションラップは1周延長され、決勝は81周で競われる形でスタートが切られた。
LEXUS勢最上位グリッドの19号車はペースが上がらず、1周目で10位まで後退。10、12番手と後方グリッドスタートの37、38号車がこれをかわして8,9位へとポジションを上げると、14番手スタートの36号車も続き、中団グループでSC430同士の激しいバトルを展開した。
今季SUPER GTデビューとなり、中嶋一貴のパートナーとして36号車のスタートを担当したジェームス・ロシターは、13番手スタートから着実にポジションを上げ、38号車の平手晃平と7位争いを展開していたが、7周目にパスしようとした際に接触。ホイールを痛め、緊急ピットイン。上位争いから脱落してしまった。
38号車は前を行く37号車を15周目にパスし、6位浮上。最後尾スタートの39号車も石浦宏明が好走を見せ、16周目に38号車に続く7位まで順位を上げた。
1周が短い岡山で、次々に現れる周回遅れをかわしながら前を追う38号車は、中盤に入ると前走車との差を詰めていき、一時は13秒近くあった5位との差を6秒近くまで短縮。
36周目、37号車が先陣を切ってピットへ向かうと、次々に各車ピットへ。38号車は最後までピットインを引っ張り、44周目には一時的に首位浮上。45周目にピットインし、立川祐路へとドライバー交代すると、実質4位でコースへと復帰した。
ピットアウト直後はタイヤが暖まらず、各車アウトラップで大きくペースダウンを強いられる状況となり、38号車も一つポジションダウン。38号車が5位、39号車が6位、37号車が8位、6号車が9位で後半戦での更なるポジションアップを目指した。
今季全く新しい体制での参戦ながら、前半好走を見せたアンドレア・カルダレッリから伊藤大輔へと交代し、8位につけていた37号車だったが、ピット作業時の違反により痛恨のドライブスルーペナルティを受けることとなり、10位に後退。
終盤になると雲が厚くなり、雨もぱらつき始めたがタイヤを交換するほどではなく、そのままレースは進行。難しいコンディションの下でも攻め続けた38号車は、ファイナルラップに前走車をパスし、4位に浮上。表彰台には惜しくも届かなかったが、12番手スタートから見事4位まで順位を上げてチェッカーを受けた。
その後方では、追い上げてきた6号車が、ファイナルラップの最終コーナーで39号車と接触しながらもこれをパス。6号車が7位、39号車が8位でポイント獲得を果たした。
GT300クラスでは、14番手スタートの31号車が序盤に11位まで順位を上げたが、9周目にトラブルに見舞われピットロード入り口でにストップ。無念のリタイアに終わった。
昨年辛いシーズンを送ったので、このオフはホンダさん、ブリヂストンさんともに勝利のために開発に取り組んできました。そうした全ての思いがこの結果になったのかなと思います。
GT500に乗るようになって殆ど初めての移籍みたいなもので、オフのテストから新鮮な気持ちで取り組めました。
一言でいうなら、ほっとしています。
去年のオフから大きな環境の変化があり、チームメイトも、クルマも、タイヤも違う中でシーズンをスタートすることになりましたが、チームはGT300ではベテランで膨大なテストスケジュールを用意してくれたので慣れる時間は充分にあると思ったし、チームメイトはフォーミュラニッポンをやってた頃からの親友なので、不安はありませんでした。チーム国光6年半ぶりの勝利!!
2013オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の決勝が4月7日、岡山国際サーキットで行われ、#100RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)が接戦を制し、2006年9月の第7戦もてぎ以来、実に6年7ヶ月ぶりの勝利を挙げ、見事昨年の雪辱を果たした。
GT300クラスはGAINER DIXCEL SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)が優勝。昨年はアウディR8、今シーズンはメルセデスSLSとクルマを変えながら岡山2連勝を達成した。
決勝レースは晴天に恵まれたものの、強風と肌寒い気候の中、午後2時にフォーメーションラップを開始したが、最初の1コーナーで#32エプソンHSVがコースアウトしたこともあり、更にもう1周フォーメーションラップを行ってスタート。このため当初82周だった決勝レースは規定により1周減算され、81周で戦われることになった。
ホールショットを奪ったのはポールシッターの#23モチュールGT-R。
その後方では#32エプソン、#17ケーヒン、#100レイブリック、#18ウイダーの4台のホンダHSVが激しい2位争いを展開、5周目のヘアピンで#17ケーヒン、#100レイブリックが相次いで#32エプソンのインをつくと、つづくダブルヘアピンで#18ウイダーも32号車を攻め落として4位に。さらに15周目のダブルヘアピンで今度は#100レイブリックのインに#18ウイダーが並びかけて3位に浮上する。
今季チーム国光から移籍し、18号車のスタートを任された山本尚貴はそのままファーストスティントを42周まで引っ張ってピットイン。
この作戦が功を奏し、#18ウイダーHSVはフレデリック・マコヴィッキィがピットアウトした時点で実質2位に浮上した。
トップに立った23号車を駆るロニー・クインタレッリはこの間に後続との差を着実に広げ、43周まで引っ張って漸くピットへ。柳田真孝にステアリングを託した。
後半を担当した柳田もトップを快走。これにより一時は後続に6秒もの大差を付けるが、レースが終盤に向かうにつれてタイヤの消耗からか次第にペースが落ち、62周終了時点で2位#18ウイダーHSVとの差は3秒あまりに接近してきた。
18号車のすぐ後ろには小暮の駆る#100レイブリックHSVが迫り、激しくマコヴィッキィを追い立てる。そのすぐ後ろからは#17ケーヒンHSVを駆る塚越広大が2台の様子をうかがってついてきていた。
巧みなブロックで小暮を抑えに掛かるマコヴィッキィだったが、68周めのアトウッドカーブで痛恨の単独スピンを喫し、小暮と塚越の先行を許す。
2位に浮上した小暮は更にペースを上げ、トップを走る柳田を追いつめていく。
70周を終了した時点で2.8秒あった両者の差は71周目では2秒丁度。72周を終えた時点では僅か0.7秒、そして73周目には僅か0.3秒となり、完全にテール・トゥ・ノーズの状態になった。
更にこの頃からコース上には小雨が落ち始め、路面は次第に滑りやすく変化していく。
苦しい走りを強いられながら懸命にトップを守ろうと奮闘する柳田。
隙あらばノーズを突っ込もうと待ち構えている小暮。
その2台を後ろから冷静に観察している塚越。
3台による緊迫したトップ争いが動いたのは77周目だった。
ヘアピンの先のリボルバーコーナーで半ば強引に小暮が柳田のインをこじ開け、両者は並走状態に。
そのままパイパーを過ぎ、レッドマンを立ち上がってホッブスの手前で漸くトップに躍り出ると、その立ち上がりで塚越がすかさず柳田に並びかけ、2位を奪い取る。
スタートからトップを守り続けた23号車はここで一気に3位に後退した。
しかしバトルはまだ終わらない。
小暮と塚越の2台はテール・トゥ・ノーズのままファイナルラップへ突入。
レッドマンコーナーで周回遅れに詰まった小暮に果敢に仕掛けていった塚越だったが、小暮も懸命に抵抗。軽い接触もありながら2台は最終コーナーを駆け下りていく。
ここで僅かに小暮が塚越を引き離し、そのままフィニッシュラインへ。
塚越はわずか0.5秒及ばず、開幕戦を2位で終えた。
柳田は4.9秒もの大差を付けられながらもかろうじて表彰台の一角をものにした。
一方、GT300クラスはオープニングラップで#3SロードGT-Rがポールシッターの#61BRZを抜いてトップに躍り出ると、それをシーズンオフにタイヤテストを入念に行った#11ゲイナーSLSが11周目に抜いてトップに立つ。
#3GT-Rはスタートドライバーの星野一樹が#61BRZをヘアピンで抜く際に接触があったとして白黒旗の提示を受けた上、交代した佐々木大樹も同じく接触によりドライブスルーペナルティの裁定を受けたが、結局それを遂行する前に44周でストップしてしまった。
#61BRZもドライ路面でのペースに難があって徐々に順位を落とし、最後は5位でフィニッシュすることになった。
この2台に変わって2位争いを展開したのは#87ランボルギーニと#4初音ミクBMWだった。
トップに立った11号車はその後も後続との差を着実に広げ、最後は2位に11秒の大差を付けてフィニッシュ。昨年に続いて岡山2連勝を達成した。
2位には#4初音ミクBMW、3位には#87ランボルギーニGT-3が入った。
第2戦決勝の舞台は富士スピードウェイ。
4月29日決勝の500kmレースだ。
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2013/04/07) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Lap | Total_Time Behind |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 小暮 卓史 | BS | 81 | 1:58'48.911 |
| 2 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 塚越 広大 金石 年弘 | BS | 81 | 0.555 |
| 3 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 81 | 4.903 |
| 4 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 81 | 11.534 |
| 5 | 18 | ウイダー モデューロ HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | MI | 81 | 12.612 |
| 6 | 12 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 81 | 50.496 |
| 7 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 大嶋 和也 国本 雄資 | BS | 81 | 54.294 |
| 8 | 39 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | BS | 81 | 1'11.663 |
| 9 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 松浦 孝亮 | BS | 81 | 1'29.527 |
| 10 | *1 | REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 関口 雄飛 | MI | 81 | 1'30.704 |
| 11 | *32 | Epson HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中嶋 大祐 | DL | 81 | 1'32.049 |
| 12 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | BS | 80 | 1Lap |
| 13 | 24 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ミハエル・クルム | YH | 80 | 1Lap |
| 14 | *19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | 80 | 1Lap |
| 15 | *37 | KeePer TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | BS | 79 | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(56Laps)完走 ---- | ||||||
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2013/04/07) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Lap | Total_Time Behind |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 11 | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | DL | 77 | 1:59'57.178 |
| 2 | 4 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | YH | 77 | 11.036 |
| 3 | 87 | ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山内 英輝 吉本 大樹 | YH | 76 | 1Lap |
| 4 | 52 | OKINAWA-IMP SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 土屋 武士 | YH | 76 | 1Lap |
| 5 | 61 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | MI | 76 | 1Lap |
| 6 | 62 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 黒澤 治樹 加藤 正将 | YH | 76 | 1Lap |
| 7 | 16 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中山 友貴 | BS | 76 | 1Lap |
| 8 | *33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | KH | 75 | 2Laps |
| 9 | 48 | DIJON Racing IS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 高森 博士 千代 勝正 | TY | 75 | 2Laps |
| 10 | 0 | ENDLESS TAISAN PORSCE PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 75 | 2Laps |
| 11 | *86 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山西 康司 細川 慎弥 | YH | 75 | 2Laps |
| 12 | 55 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | 高木 真一 小林 崇志 | BS | 75 | 2Laps |
| 13 | 7 | OGT Bonds Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | イゴール・スシュコ 折目 遼 | YH | 75 | 2Laps |
| 14 | 30 | IWASAKI apr R8 Audi R8-LMS ultra | 岩崎 祐貴 ファイルーズ・ファウジー | YH | 75 | 2Laps |
| 15 | 10 | GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 田中 哲也 植田 正幸 | DL | 74 | 3Laps |
| 16 | 21 | ZENT Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | 都筑 晶裕 リチャード・ライアン | HK | 74 | 3Laps |
| 17 | 5 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 | YH | 74 | 3Laps |
| 18 | 360 | RUN UP GROUP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 白坂 卓也 田中 篤 | YH | 73 | 4Laps |
| 19 | 9 | NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ PORSCHE 911 GT3 R | 密山 祥吾 横幕 ゆぅ | YH | 67 | 10Laps |
| 20 | 50 | Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | 加納 政樹 安岡 秀徒 | YH | 57 | 20Laps |
| ---- 以上規定周回数(53Laps)完走 ---- | ||||||
| - | *3 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 星野 一樹 佐々木 大樹 | YH | 33 | 44Laps |
| - | 22 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 和田 久 城内 政樹 | YH | 38 | 39Laps |
| - | 88 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 織戸 学 青木 孝行 | YH | 36 | 41Laps |
| - | 31 | Panasonic apr PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | YH | 8 | 69Laps |
| - | 2 | エヴァRT初号機アップルMP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 6 | 71Laps |
自動車関連備品の総合メーカーであるドイツのZF社は、2013年よりシリーズパートナーとしてスーパーGTに参画することを発表。
シリーズ第1戦の開催されている岡山国際サーキットにZFレースエンジニアリングGmbHのノルベルト・オーデンダールCEOが来訪し、同社のこれまでのモータースポーツへの関わりや、スーパーGTへの期待などを語った。
また同時に、同社のモータースポーツ活動を紹介するための日本語ウェブサイトがオープン。
スーパーGTの舞台裏をファンの視点で紹介してくれる「ZFスーパーGTレースレポーター」の募集を開始した。
興味のある方は(www.zfmotorsportsjapan.com )まで。
なお、スーパーGTでは2014年より導入されるGT500車両において、ZFクラッチを共通部品として採用することも併せて発表されている。
オーデンダールCEOのスピーチ(要約)
2013年はモータースポーツ活動を欧州以外、特に日本へ拡大するとても重要な年です。
ZFは世界に120の工場を持ち、72,000人の従業員が働いています。創立は1915年で、昨年の売り上げはおよそ170億ユーロで、ボッシュ、デンソー、アイシンらに続き、世界9位の規模です。
ZFにとってモータースポーツ活動は昔から重要であり、我々の製品ブランドの一つである「ザックス」のクラッチとショックアブソーバーは1937年の最初のメルセデス「シルバーアロー」で使用され、この数年はスーパーGTでも使われています。
ZFグループにはZFレースエンジニアリングという、モータースポーツ活動の全てを取り仕切る会社があり、F1のフェラーリ、WRCのフォルクスワーゲン、ル・マン24時間レースのアウディなどへ最先端のクラッチとショックアブソーバを供給していますし、DTMに参加する全ての車両にクラッチを供給しております。
昨年からは「ZFレースレポーター」という企画を始め、ファンの方々にDTMの見学と取材をしていただいております。
そして今年、スーパーGTにシリーズ・パートナーという形で参加させていただくことになりました。
アジア太平洋地域最大、かつ最も人気のあるハコのレースであるスーパーGTは、ZF製品の技術の先進性をお見せできる絶好の舞台です。同時に、スーパーGTのメディア露出と観客動員数の多さも、当社のコミュニケーション活動にとても役立つと考えております。
このたび、当社のモータースポーツ活動をご紹介する日本語のウェブサイトを立ち上げました。
このウェブサイトでは「ZFスーパーGTレースレポーター」の募集をしております。レポーターに選ばれたファンの方々には、スーパーGTの舞台裏をレポートしていただきます。
私たちはスーパーGTとの新しいパートナーシップと、エキサイティングな2013年シーズンをとても楽しみにしています。
まとめ & Photo: Kazuhisa SUEHIROGTアソシエイション(GTA)は4月7日、スーパーGT第1戦の開催されている岡山国際サーキットで定例会見を開催。
来年から導入することになっている新規定のGT500車両や、共通規定での開催が発表されているDTM、Grand Amシリーズについての現状と今後の予定について坂東正明代表が明らかにした。
まず、新たに導入される共通モノコックについては5月中に各マニファクチャラーに1台ずつが供給されることになっており、既にITRに発注している共通部品とともに組み立てが完了した時点でそれぞれ1日4時間程度のシェイクダウンテストを行う予定だ。
メディアへの公開は既報の通り8月の鈴鹿1000kmでデモンストレーションランの形で行われる。
また、3月の26日にITRと調印式を行ったGrand Amシリーズについても、「北米地域でのレース開催は各メーカーやパートナーにとってもマーケティング的に大きな意義があり、世界一決定戦のような形での3シリーズの統一戦や各シリーズへの相互乗り入れができればベストだと前向きに考えている」と坂東代表はコメントした。
なお、先日DTMでテストを行ったDRSについては、「タイヤのレギュレーションが違うことから、もう少し実態がはっきりしてから考えたい。今すぐの導入は考えていない」としており、2リッター直4ターボというエンジンの規定についても、「向こうが導入時期を決定してから考えるが、当面は日本主導で譲るつもりは無い」とした。
その他、今年から開催されることになった韓国戦については、昨今の北朝鮮情勢なども鑑みて判断するが、当面は開催の方向で間違いないとのこと。
レースフォーマットも通常のシリーズ戦と同じく300kmのレース距離で開催される。
プレスインフォメーション 2013年4月06日
岡山. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第1戦 決勝を、2013年4月6日(土) 岡山国際サーキット(岡山県)にて開催いたしました。
天候:雨 路面:ウエット 気温:14℃ 路面温度:14℃(スタート時)
4月6日(土)、ポルシェ カレラカップ ジャパン2013の第1戦が午前中の予選に引き続き岡山国際サーキット(岡山県)で開催された。折からの雨によりスケジュールは大きく遅れ、15時45分からのスタートは16時35分へと変更された。雨こそわずかに小降りとなったものの、時折強い風が吹いている。コース上には水たまりが点在し、ホームストレート上では派手にウォータースクリーンが上がるような状況のもと、16台が次々にコースインしていった。
グリッドの先頭は、若手の#78 近藤翼。2番手には、#19 永井宏明がつける。#19 永井は2012年、参戦初年度ながらジェントルマンクラスチャンピオンを獲得、今シーズンからチャンピオンクラスへとステップアップした実力派だ。その後ろには#12 小河諒、#14 川端伸太朗と若手が続く。グレーに沈んだサーキットとは対照的に、目新しいカラーリングのマシンが並ぶ様子は、新たなシーズンの幕開けであることを強く実感させた。スタート方式は通常のスタンディングスタートではなく、ペースカーの先導によるセーフティカースタートが採用された。周回数は15周のところ減算され12周。先導中もラップはカウントされていく。
2周目を終えてペースカーはライトをオフ。16時45分、ペースカーの先導を離れた16台がスタートを切った。雨は強さを増し、分厚い雲が光を遮る。残された周回はわずかに9周。視界が悪くなっていくなか、ポールポジションの#78 近藤がホールショットを決めた。#19 永井を引き離し、独走態勢を築きにかかる。スタート前「慎重に」と語っていた#19 永井だが、再スタート1周目に#14 川端と#12 小河、#10 川口正敬にもかわされ5位にドロップしてしまった。
その後は「思ったようにクルマが動いてくれた」と手応えを感じていた#14 川端がトップを行く#78 近藤を猛追。計6周目を終えた段階でふたりの差は約3.1秒。周回を重ねるごとにその差は1.2秒、0.7秒と縮まっていき、10周目を終えたコントロールラインでは0.2秒に。1コーナーでのブレーキング勝負はまさにテールトゥノーズ。ところがここで#14 川端が#78 近藤に接触、コースアウトを喫してしまった。「水しぶきで視界も悪く、アウト側から行ったのですが、ハイドロが起きてタイヤがロックしてしまいました」と#14 川端は目を伏せた。
一方、後方では12番手スタートの#21 高田匠が次々とポジションアップ。同クラスの#33 Tetsuo OGINOや#8 櫻井澄夫をかわし、最終的に7番手、ジェントルマンクラス2位でフィニッシュ。#21 高田はこのオフに練習を重ねたとのことで、それが結果としてはっきり出たかたちとなった。「うれしい限りです。カレラカップは気の抜けないレースなので、この勢いで今年1年頑張っていきたいです」と、うれしい初表彰台を獲得した。
チャンピオンクラスは#14 川端の脱落で#78 近藤がそのまま逃げ切り第1戦の勝者となった。少し後ろから追っていた#12 小河が2位、3位はベテランの#10 川口が入る結果となった。ポールトゥウインを飾った#78 近藤は「フィーリングはあまり良くありませんでした。後ろから追い上げられましたが、ピットから状況を知らせる無線も入っていまいしたし、気持ち的に負けたくないなと。結果的にアクシデントになってしまいましたが、生き残ることができて良かったです」とレースを振り返った。
チャンピオンクラスの2位に入った小河も「結果だけ見れば2位ですが、タイム差が出てしまったのでまだまだ甘いなというのを実感しました。縁石にのって滑ったり、精神的な要素もあるのでまだまだ課題は沢山です」と反省の弁。3位は#10 川口。「作戦どおりスタートが決まった。クルマは難しいですが、これまで長い間レースをやってきているので、こういうコンディションでの経験が活きたんだと思います」と貫録のコメントを残した。
ジェントルマンクラスで優勝を果たしたのは「雨の岡山では、GT3カップチャレンジ ジャパンの時に一度勝っているのでその経験が活きました。とにかくスピンせず、ストレートでスピードを稼げるよう丁寧に走りました」と語るPCCJルーキー#7 星野敏。10番手スタートながら再スタート1周目で8番手に浮上、#14 川端がトップ戦線から消えたことで最終的には7番手となった。2位は#21 高田、3位はこの日からの走行となった#33 OGINO。「カレラカップは気が抜けない。気が入りすぎるとスピンしますからほどほどに(笑)。無事に完走できたので良かったです。明日はポジションも後ろなので、スピンギリギリまで攻めていきたいと思います」と、すでに明日の第2戦に向けて気合充分な様子。
ダブルヘッダー開催のため、4月7日(日)に開催される第2戦のグリッドは第1戦のベストラップタイム順で決定される。ポールポジションは#14 川端、次いで#78 近藤、#12 小河と若手3人衆が上位を占めており、後方に#10 川口、#25 神取、#19 永井とベテランが続くオーダーとなっている。
PCCJ第2戦は10時35分から15周で競われる予定。岡山県の天気予報は曇ときどき雨。風が強く気温が下がると見られており、コンディションに合わせたタイヤの使い方がポイントとなる。PCCJの2013年シーズンは、まだ始まったばかり。若手3人が三つ巴となるのか、若手VSベテランの構図となるのか。いずれにせよ、エキサイティングなシーズンの始まりにふさわしいハイレベルなバトルが見られるだろう。
■第1戦 決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 78 近藤 翼 C インプロブレーシング 26'35.869
2 12 小河 諒 C ブライトモータースポーツ +24.669
3 10 川口 正敬 C ケイシンゲイナー +37.364
4 19 永井 宏明 C ナインレーシング +43.058
5 32 飯田 太陽 C KRM ケーズフロンティアGT3 +49.211
6 7 星野 敏 G D'station HAI997 +56.823
7 21 高田 匠 G TAKUMI RACING +1'00.242
8 25 神取 彦一郎 C 25レーシングXチームサムライ +1'03.469
9 33 Tetsuo OGINO G KRM ケーズフロンティアGT3 +1'05.944
10 8 桜井 澄夫 G ロードサービスGT-3 +1'06.482
11 23 藤田 宗 G 魁力屋 ディレクション +1'10.347
12 27 眞野 壮一郎 G 港成会 ディレクション +1'11.784
13 2 田島 剛 G TAJIMA RACING +1'12.106
14 24 田中 徹 G たかのこ みきゃんGT3Cup +1'15.174
15 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 +1'15.977
16 14 川端 伸太朗 C GARMIN PORSCHE 1Lap
ベストラップ:#14 川端新太朗 1'48.550 6/11
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
プレスインフォメーション 2013年4月06日
岡山. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第1戦 公式予選を、2013年4月6日(土) 岡山国際サーキット(岡山県)にて開催いたしました。
天候:雨 路面:ウエット 気温:17℃ 路面温度:16℃(スタート時)
2012年の最終戦となったツインリンクもてぎ(栃木県)から約5カ月の時を経て、いよいよポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2013年シーズンが始まる。SUPER GT開幕戦との併催となった今大会には年間エントリーの全16台が出走。PCCJルーキーが半数を占める、新たなドラマが幕を開ける。舞台となるのは岡山国際サーキット(岡山県)。全長が3.703kmと比較的短いうえに、小さいコーナーが多くコース幅も狭いため、抜きどころが難しいテクニカルコースとして知られている。
今回の予選はノックアウト方式。予選をQ1、Q2という2セッションに分けて、それぞれの結果でグリッドを決めていく。Q1セッションは15分間、Q2セッションは10分間。それぞれのセッションは10分のインターバルを挟んで行なわれる。Q1の上位8台のみがQ2に進出し、Q2のタイムによって最終的なグリッドが決定される。短いセッションで上位タイムを出すためにはタイヤのグリップ力を含めたアタックのタイミングと、コースの状況を見極める力が不可欠と言えるだろう。
4月5日(金)に晴天のもと行なわれた2本の専有走行では、チャンピオンクラスの#32 飯田太陽が総合のトップタイム。続いて#14 川端伸太朗、#78 近藤翼ら若手ドライバー、#25 神取彦一郎がそれを追う。今年チャンピオンクラスにステップアップした#19 永井宏明や、ジェントルマンクラスのタイトルを狙う#2 田島剛は中段につけ、その背後にはGO MAXに代わって出走した#24 田中徹が迫る展開となった。
そして迎えた予選日の4月6日(土)。九州の西側から寄せる低気圧の影響で、台風並の暴風雨という天気予報が出ていたが、PCCJの予選がスタートする8時10分時点で降雨はなし。全車ドライタイヤを装着し、#12 小河諒、#21 高田匠、#32 飯田、#24 田中の順でコースへと入っていった。
3周目、1分34秒641というトップタイムを出したのは#14 川端。#78 近藤と#12 小河も負けじと1分35秒台のタイムで追いすがる。4周目には#10 川口、#19 永井、#24 田中らもタイムアップを果たし、次々とラップを塗りかえていく。途中で雨がパラついたものの、路面はドライのまま。残り5分の時点で7番手までが専有走行のトップタイムよりも速い35秒台で周回するという激しい展開となった。最終的に、Q1は#14 川端が3周目に出したタイムでトップ通過。続いて#12 小河、#10 川口、#78 近藤、#19 永井、#32 飯田、#25 神取、#33 Tetsuo OGINOの計8名がQ2へと進出した。
Q2セッションは、わずか10分間。6周で勝負を決めなければならない。気温はこの時点で15℃に下がっており、いつ雨が降り出してもおかしくない空のもと、8台が決勝グリッドを懸けてピットレーンを後にした。序盤にトップを争ったのは#12 小河と#14 川端。しかし残り3分、4周目を終えた時点で#78 近藤がひとり1分34秒494というタイムで一気にトップに上がってきた。#78 近藤はそのままトップをキープし、初のポールポジションを獲得。2番手には意地を見せた#19 永井が入り、以下#12 小河、#14 川端と若手が続いた。
ポールシッターとなった#78 近藤は「実は昨日からセッティングが決まっていなくて、Q1もあまり良くありませんでした。インターバルでウイングと車高を調整したのが良かったですね。決勝は雨が降ると思いますが、みんなコンディションは一緒。しっかりスタートを決めてトップで帰ってこれるように頑張りたいと思います」と笑顔を見せた。
2番手の#19 永井は「昨日の調子悪さから比べるとだいぶ良かったです。昨日とは違う方向性のセッティングに振ったので、それが当たりましたね。決勝は慎重に走り、チャンスがあれば前を狙います」とやや慎重なコメント。一方で3番手となった#12 小河は「手応えはあります。僕より上位の選手はニュータイヤを履いていましたが、それと遜色なく走ることができたのは、レースに向けてポジティブな要素だと思います」と自信に満ちた表情をのぞかせた。
Q1でトップタイムを出していた#14 川端は「Q1では雨がパラついていたので、Q2は序盤しかタイムが出ないと思い、タイヤの空気圧をQ1と同じく高めのままにしていました。ですが、予想以上に温度が上がりすぎて3〜4周目にピークが来てしまったのは読み間違いでしたね」と苦笑しながら予選を振り返った。
PCCJの予選終了後には雨が降りはじめ、続いて行なわれたSUPER GTの公式練習走行では路面は完全にウエットコンディションに。本日15時45分から15周でスタートするPCCJの第1戦も全車レインタイヤでのレースとなることが予想される。2013年シーズンの開幕戦、雨の岡山を制するのは、いったい誰か。スタートの重要性はドライでのレース以上。目の離せない展開となることは間違いない。
■第1戦 公式予選結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Q2 Time Q1 Time
1 78 近藤 翼 C インプロブレーシング 1'34.494 1'34.988
2 19 永井 宏明 C ナインレーシング 1'35.197 1'35.374
3 12 小河 諒 C ブライトモータースポーツ 1'35.342 1'34.883
4 14 川端 伸太朗 C GARMIN PORSCHE 1'35.351 1'34.641
5 32 飯田 太陽 C KRM ケーズフロンティアGT3 1'34.743 1'35.740
6 10 川口 正敬 C ケイシンゲイナー 1'35.804 1'34.980
7 25 神取 彦一郎 C 25レーシングXチームサムライ 1'35.972 1'35.785
8 33 Tetsuo OGINO G KRM ケーズフロンティアGT3 1'36.167 1'35.795
9 24 田中 徹 G たかのこ みきゃんGT3Cup ----- 1'35.989
10 7 星野 敏 G D'station HAI997 ----- 1'36.044
11 8 桜井 澄夫 G ロードサービスGT-3 ----- 1'36.078
12 21 高田 匠 G TAKUMI RACING ----- 1'36.271
13 27 眞野 壮一郎 G 港成会 ディレクション ----- 1'37.131
14 2 田島 剛 G TAJIMA RACING ----- 1'37.162
15 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 ----- 1'37.631
16 23 藤田 宗 G 魁力屋 ディレクション ----- 1'37.960
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
スーパーGT第1戦岡山のフリー走行は、終了間際に1'24.849を記録した#6ENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也/国本雄資組)がトップタイム。
GT300クラスは#4GSR 初音ミク BMW(谷口信輝/片岡龍也組)がトップだった。
雨と強風により大荒れの展開となった公式予選日だったが、決勝日を迎えた岡山国際サーキットは雨も上がって青空が顔を覗かせてきた。
しかしそれでも路面は濡れたままの状態で、 午前9時15分からのフリー走行は各車浅溝タイヤを装着して走り始めることになった。それでも走行を重ねるに連れて路面は急速に乾いていき、10分をするとスリックタイヤを投入するチームが相次ぎ、それにつれて当初1分30秒台だったラップタイムも28秒、27秒、26秒と周回を重ねるに連れて上がっていく。
そしてチェッカーフラッグが提示された最後の周で#6大嶋和也が1分24秒849を記録。これがトップタイムとなった。
2番手には#24ミハエル・クルム、3番手には#23ロニー・クインタレッリとGT-R勢が続き、HSVの最上位は昨年型のエキゾーストシステムを搭載した#18ウイダーの山本尚貴だった。
一方、GT300クラスは公式練習でクラッシュした#55ARTA CR-Zやミッショントラブルにより予選アタックを途中で断念した#50アストンマーチンも修復が間に合って走行に参加、それぞれクラス22位、24位に入った。
クラストップは谷口信輝が1分30秒254を記録した#4初音ミクBMW、ポールシッターの#61BRZは山野哲也が1'33秒016で10位につけた。
第1戦決勝は午後2時より82周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2013/04/07) Free Practice Weather:Fine Course:Wet-Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Maker Model | Driver | Tire | Time | Behind | km/h |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 6 | 500 | 1 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 大嶋 和也 国本 雄資 | BS | 1'24.849 | - | 157.112 |
| 2 | 24 | 500 | 2 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ミハエル・クルム | YH | 1'25.658 | 0.809 | 155.628 |
| 3 | 23 | 500 | 3 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 1'25.837 | 0.988 | 155.304 |
| 4 | 36 | 500 | 4 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | BS | 1'26.086 | 1.237 | 154.854 |
| 5 | 1 | 500 | 5 | REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 関口 雄飛 | MI | 1'26.172 | 1.323 | 154.700 |
| 6 | 38 | 500 | 6 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 1'26.234 | 1.385 | 154.589 |
| 7 | 37 | 500 | 7 | KeePer TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | BS | 1'26.582 | 1.733 | 153.967 |
| 8 | 18 | 500 | 8 | ウイダー モデューロ HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | MI | 1'26.589 | 1.740 | 153.955 |
| 9 | 19 | 500 | 9 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | 1'26.979 | 2.130 | 153.265 |
| 10 | 12 | 500 | 10 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 1'27.946 | 3.097 | 151.579 |
| 11 | 32 | 500 | 11 | Epson HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中嶋 大祐 | DL | 1'28.496 | 3.647 | 150.637 |
| 12 | 4 | 300 | 1 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | YH | 1'30.254 | 5.405 | 147.703 |
| 13 | 31 | 300 | 2 | Panasonic apr PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | YH | 1'30.642 | 5.793 | 147.071 |
| 14 | 3 | 300 | 3 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 星野 一樹 佐々木 大樹 | YH | 1'30.918 | 6.069 | 146.624 |
| 15 | 33 | 300 | 4 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | KH | 1'31.020 | 6.171 | 146.460 |
| 16 | 11 | 300 | 5 | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | DL | 1'31.022 | 6.173 | 146.457 |
| 17 | 17 | 500 | 12 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 塚越 広大 金石 年弘 | BS | 1'31.056 | 6.207 | 146.402 |
| 18 | 52 | 300 | 6 | OKINAWA-IMP SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 土屋 武士 | YH | 1'31.118 | 6.269 | 146.303 |
| 19 | 87 | 300 | 7 | ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山内 英輝 吉本 大樹 | YH | 1'31.283 | 6.434 | 146.038 |
| 20 | 88 | 300 | 8 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 織戸 学 青木 孝行 | YH | 1'31.791 | 6.942 | 145.230 |
| 21 | 39 | 500 | 13 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | BS | 1'31.878 | 7.029 | 145.092 |
| 22 | 100 | 500 | 14 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 小暮 卓史 | BS | 1'32.428 | 7.579 | 144.229 |
| 23 | 0 | 300 | 9 | ENDLESS TAISAN PORSCE PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 1'32.796 | 7.947 | 143.657 |
| 24 | 61 | 300 | 10 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | MI | 1'33.016 | 8.167 | 143.317 |
| 25 | 21 | 300 | 11 | ZENT Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | 都筑 晶裕 リチャード・ライアン | HK | 1'33.087 | 8.238 | 143.208 |
| 26 | 8 | 500 | 15 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 松浦 孝亮 | BS | 1'33.307 | 8.458 | 142.870 |
| 27 | 22 | 300 | 12 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 和田 久 城内 政樹 | YH | 1'33.707 | 8.858 | 142.260 |
| 28 | 7 | 300 | 13 | OGT Bonds Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | イゴール・スシュコ 折目 遼 | YH | 1'34.474 | 9.625 | 141.105 |
| 29 | 360 | 300 | 14 | RUN UP GROUP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 白坂 卓也 田中 篤 | YH | 1'34.480 | 9.631 | 141.097 |
| 30 | 48 | 300 | 15 | DIJON Racing IS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 高森 博士 千代 勝正 | TY | 1'34.499 | 9.650 | 141.068 |
| 31 | 86 | 300 | 16 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山西 康司 細川 慎弥 | YH | 1'34.632 | 9.783 | 140.870 |
| 32 | 2 | 300 | 17 | エヴァRT初号機アップルMP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 1'38.881 | 14.032 | 134.817 |
| 33 | 30 | 300 | 18 | IWASAKI apr R8 Audi R8-LMS ultra | 岩崎 祐貴 ファイルーズ・ファウジー | YH | 1'39.044 | 14.195 | 134.595 |
| 34 | 10 | 300 | 19 | GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 田中 哲也 植田 正幸 | DL | 1'39.120 | 14.271 | 134.492 |
| 35 | 16 | 300 | 20 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中山 友貴 | BS | 1'39.464 | 14.615 | 134.026 |
| 36 | 62 | 300 | 21 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 黒澤 治樹 加藤 正将 | YH | 1'40.991 | 16.142 | 132.000 |
| 37 | 55 | 300 | 22 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | 高木 真一 小林 崇志 | BS | 1'41.822 | 16.973 | 130.923 |
| 38 | 9 | 300 | 23 | NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ PORSCHE 911 GT3 R | 密山 祥吾 横幕 ゆぅ | YH | 1'43.344 | 18.495 | 128.994 |
| 39 | 50 | 300 | 24 | Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | 加納 政樹 安岡 秀徒 | YH | 1'48.953 | 24.104 | 122.354 |
| 40 | 5 | 300 | 25 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 | YH | 1'57.686 | 32.837 | 113.274 |
4月6日(土)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットにおいて、2013 オートバックス SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300KM RACE」が開幕し、公式予選が行われました。
2013年シーズンに向けてHondaはHSV-010 GTの大幅な改良を実施。排気系やラジエター位置の見直しなどを行い、エンジン性能の向上と運動性能の改善を図りました。これによって、従来型を上回るスピードを実現したほか、短時間でマシンのセッティングができる扱いやすさも手に入れ、実戦での戦闘力が一層磨かれました。Hondaは3年ぶりとなるタイトル奪還を目標にSUPER GTを戦っていきます。
Hondaは今年も5台のHSV-010 GTをSUPER GTに投入します。マシンとドライバーの組み合わせは、#8 ARTA HSV-010がラルフ・ファーマン選手と松浦孝亮選手、#17 KEIHIN HSV-010が金石年弘選手と塚越広大選手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が山本尚貴選手とフレデリック・マコヴィッキィ選手、#32 EPSON HSV-010が道上龍選手と中嶋大祐選手、#100 RAYBRIG HSV-010が伊沢拓也選手と小暮卓史選手となります。今シーズンは松浦選手と中嶋選手の2人がGT300クラスから新たに加わったほか、2012年FIA GT1世界選手権でランキング2位に入ったフランス人のマコヴィッキィ選手が新たに加入し、陣容の強化を図りました。また、#18 ウイダー モデューロ HSV-010はHSV-010 GTとして初めてミシュランタイヤを装着することになりました。なお、#8 ARTA HSV-010、#17 KEIHIN HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010の3台はブリヂストンタイヤ、#32 EPSON HSV-010はダンロップタイヤを引き続き使用します。
今シーズンよりSUPER GTの公式予選はすべてノックアウト方式で行われることになりました。予選1回目の上位8台が予選2回目に進出し、この予選2回目のタイムに従って決勝レースのスターティンググリッドが決まります。昨年までのノックアウト方式は3段階でしたが、これが2段階となったことも目新しい点です。なお、惜しくも予選2回目に進出できなかったチームは、予選1回目の予選順位でスターティンググリッドを決定します。
本日は、午前9時から2時間にわたって公式練習を行ったあと、午後2時より公式予選を行う予定でしたが、どちらのセッションも途中で繰り返し赤旗中断となったため、予定の時間を大きく延長して実施されることとなりました。
公式練習は、小降りだった雨がだんだんと本降りとなっていくコンディションとなりました。ここでHonda勢のトップとなったのは、総合3番手となる1分27秒009を記録した#18 ウイダー モデューロ HSV-010の山本選手でした。なお、雨脚がいっそう強くなったセッション後半にステアリングを握ったマコヴィッキィ選手も、同じコンディションを走ったドライバーのなかで最も速い1分34秒733をマークし、ウエットコンディションで好調なことをアピールしました。これに5番手で続いたのが#32 EPSON HSV-010の道上選手。以下、#17 KEIHIN HSV-010(金石選手)の7番手、#100 RAYBRIG HSV-010(小暮選手)の13番手、#8 ARTA HSV-010(ファーマン選手)の14番手となりました。
公式予選が行われる午後になると雨脚はさらに強まり、時折り叩きつけるような強い雨と、強風が吹き荒れるあいにくのコンディションとなりました。この影響で、予選1回目では2台の車両がコースアウトし、15分間のセッション中に2度も赤旗中断となる展開となります。ここで#32 EPSON HSV-010の道上選手は2番手となる1分35秒997をマーク。そして、1分36秒640で5番手となった#17 KEIHIN HSV-010の金石選手が続き、#100 RAYBRIG HSV-010の小暮選手は1分36秒784で6番手、#8 ARTA HSV-010のファーマン選手は1分37秒203で8番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010の山本選手は1分37秒211で9番手となりました。
本来であれば、これに続いて予選2回目が実施される予定でしたが、悪天候の影響でGT500クラスの予選2回目を行わないことが決定され、トップ8のスターティンググリッドも予選1回目の結果によって決める判断が下されました。
一方GT300クラスでは、♯16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)に加え、今シーズンより♯55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)が参戦。今日の公式予選では、♯16 MUGEN CR-Z GTの中山選手が1分54秒030を記録して予選20番手となりました。♯55 ARTA CR-Z GTは公式練習中にクラッシュした影響で公式予選に出走することができませんでしたが、明日の決勝レースでの出走を目指し、修復作業を行っております。
82周で競われる決勝レースは、明日、4月7日(日)の午後2時にスタートが切られる予定です。
移籍して最初のレースで結果を出すことは僕らにとってもチームにとっても重要だと思っていましたが、まさかQ1の結果で決まるとは思わなかったので、落ち着いてタイムを出しにいっていました。
ニスモに移籍して最初のレースから勿論ポールは狙っていましたけど、それが実現してとても嬉しいです。
チームの皆が頑張ってくれた成果がでました。去年からはフレームもサスペンションも新しくなったし、エンジン搭載位置もより低く、車体の中心に近づけたし、燃料タンクの位置も下げました。スバルの得意とする低重心化をより進化させたクルマになっています。
久しぶりにポールポジションがとれて嬉しく思います。2013スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の公式予選が4月6日、岡山国際サーキットで行われた。
接近する低気圧の影響で終始風雨に翻弄され、何度も赤旗中断が入る難しいコンディションの中、スケジュールは遅れに遅れ、結局GT500は予選Q2がキャンセルとなってしまう残念な結果に。
これにより予選Q1でトップタイムを記録した#23MOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)がポールポジションを獲得することになった。
GT300はデビュー2年目を迎えた#61SUBARU BRZ GT300(山野哲也/佐々木孝太組)が初のPPを獲得している。
荒れに荒れた午前中の公式練習に続き、ノックアウト方式で行われた公式予選もまた強風と雨でアクシデントが相次ぎ、何度も赤旗中断が入る展開となった。
まずはウェット宣言とライトオンの指示が出される中、開始時刻が10分遅れて午後2時10分よりGT300の予選Q1がスタートしたが、各車がコントロールラインを通過してアタックに取りかかったところでいきなり#88マネパランボルギーニGT3がコースアウト。これにより最初の赤旗が出されることに。ドライバーは青木孝行だった。
車両回収の後、予選は午後2時25分に再開したが、ここでも#22メルセデスSLS、#61BRZ、#48GT-Rらが相次いでスピンやコースアウトを喫し、#30IWASAKI R8がスピンアウトしてコース上にストップしたところで2度目の赤旗が。
これにより残り3分で再開した予選セッションだったが、今度は#86クリスタルクロコランボルギーニGT3がコース上にストップしたために3度目の赤旗が出され、そのまま予選Q1は終了となってしまった。
この混乱の中でトップタイムを記録したのはディフェンディングチャンピオンの#0エンドレスタイサンポルシェ。以下13位の#61BRZまでが次のQ2に進むこととなった。
このように3度の赤旗中断でスケジュールの遅れたGT300クラスの影響もあり、当初午後2時15分から行われる筈だったGT500クラスの走行は午後3時になって漸く開始され、序盤から#23モチュールGT-R、#1REITO MOLA GT-R、そして#32エプソンHSVらがめまぐるしくトップを奪い合う展開となったが、ここでも開始10分で#39デンソーSC430が1コーナーで飛び出したことにより赤旗が出されてしまう。この時点でトップに立ったのはGT500クラスにステップアップしたばかりの関口雄飛の駆る#1モーラGT-Rだった。
ところが車両回収の後3時16分から残り時間6分で予選が再開した直後、関口は23号車を駆る柳田とバックストレートエンドで交錯し、ヘアピンのイン側でスピンして止まってしまう。更に運の悪いことにこのときにリヤウィングの翼端板がガードレールに食い込んでしまったため、自力で脱出することが出来ずに2度目の赤旗の原因を作ってしまった。
これにより好タイムを連発して上位につけていた1号車はQ2進出の権利を失い、後方スタートとなってしまった。
この1号車を回収した後、GT500クラスの走行は3時27分に残り5分で再開され、ここで1'35.273を叩き出した#23モチュールGT-Rがトップに。1号車、39号車を除いて8位の#8ARTA HSVまでがQ2進出の権利を得た。
そしてGT300クラスの予選Q2が3時45分に始まった。
最初にトップタイムを叩き出したのは#3SロードNDDP GT-Rを駆る星野一樹。
しかしすぐに#11ゲイナーSLSを駆る平中克幸がこれを上回り、更に#61BRZを駆る佐々木孝太が1'41.040と、2位以下を1秒以上引き離す圧倒的なタイムを記録したところでチェッカー。
昨年市販モデルが発売されたのと時を同じくして実戦投入されたBRZは参戦二年目の初戦で早くもポールポジションをものにした。
2位には千代勝正の駆る#48DIJON GT-R、#11ゲイナーSLSが3位で続いた。
しかしGT300の走行が終わった頃から雨と風は一層強さを増したため、GT500の予選Q2は残念ながらキャンセルとなり、明日の決勝グリッドはQ1の結果順と決まった。
これにより#23モチュールGT-Rがポールポジションから、2番グリッドからは#32エプソンHSV、3番グリッドからは#24D'station GT-Rがスタートすることになった。
第1戦決勝は明日午後2時より82周で行われる。
公式予選日に続いて天候の影響が懸念される状況だ。