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2004年4月

全日本GT選手権

JGTC 第1戦 GT選手権inTI 決勝/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第1戦 
「GT CHAMPIONSHIP in TI」  決勝
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2004年4月4日
■開催場所:TIサーキット英田(岡山県)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■#1「ザナヴィニスモZ」がデビュー戦を逆転優勝で飾る!!
  #3「G’ZOX ・SSR・ハセミZ」6位、#12「カルソニックIMPUL Z」8位
   #22「モチュールピックワークZ」9位

2004年のJGTC開幕戦、82周の決勝レースはハプニング続出の展開となった。まず、
スタート前には晴天となり、決勝レースはドライでスタートするのでは、という大
方の予想がはずれたことだ。雨は上がったものの路面はウェットのままで、各チー
ムともスタートタイヤの選択に悩んでいた。

14時00分スタート予定の決勝レースは15分遅れで開始された。
フロントロウを占めたNISMOの2台のZは、ポールポジションの#22「モチュールピッ
トワークZ」がスリックタイヤを選び、#1「ザナヴィニスモZ」
はスタート直前にインターミディエイトタイヤに交換していた。
ポールポジションからスタートした影山正美の#22 Zはスリックタイヤのためグリッ
プを得られず、大きくペースダウン。一方、本山哲がドライブする#1 Zは好スター
トを切りオープニングラップのバックストレートエンドまでトップを走ったが、そ
の後2台に先行を許してしまった。さらに、スタート前5分のボードが表示されてか
らグリッド上でタイヤを交換したことに対してペナルティが課せられ、10周目にピッ
トレーンをドライブスルーすることとなった。これで順位を9位に落としてしまう。

しかし、22周目に8位、31周目に6位と順位を上げて行き48周目に5位でリチャード
・ライアンに交代した。この際の迅速なピットワークも有利に作用しライアンは終
盤を2位で走行。さらに激しくプッシュし20秒以上差のあった#39スープラに追った。
そして、タイム差を約8秒に縮めたところでトップの#39がペナルティを受けてピッ
トイン。この間にトップを奪い、82周目のチェッカーフラッグをトップで駆け抜け
た。

一時18位まで後退した影山の#22 Zは、ドライとなった後にハイペースで順位を挽
回。52周目に8位、69周目に6位へと上がっていった。そして、終盤の78周目に#38
スープラを捕らえて5位となりゴールを迎えた。
しかし、レース中のアクシデントに対してペナルティタイム40秒が加算され、9位
となった。

#12カルソニックIMPUL Zは、やはりグリッド上での作業がドライブスルーペナルテ
ィの対象となって後退。一時31位にまで落ちてしまったが、最終的には8位でフィ
ニッシュ。#3 Zは一時はリーダーボードのトップに表示されるなど活躍したが、後
半はペースが上がらず、6位でデビュー戦を終えることとなった。

逆転優勝に沸き返るNISMOピットでは、短い期間にクルマを開発し、高い戦闘力と
安定性の双方を実現したエンジニアやメカニックたちが互いの仕事を称えあった。
そして、この4月にNISMO社長に就任したばかりの眞田裕一は「とにかく心から嬉し
いです。スタンドの大声援とライアンの激しいプッシュが、序盤の本山の頑張りを
サポートしてくれたものと考えています。スポンサーやサポーターの皆様に胸を張っ
て勝利を報告できます。ありがとうございました」と語った。

フェアレディZの生みの親として知られる、ミスターKこと片山豊氏がこの日TIサー
キットを訪れ、「Zが今年のレースでは強そうと聞いて大変喜んでいます。最近NISMO
のみんながZに情熱を注いでくれているので強いのは当然だと思いますが、NISMOに
とってZでのモータースポーツ活動はグローバルな広がりを意味していると思いま
す。
Zがレースで活躍し、もっとスポーツカーを楽しんでくれる人が増えてくれること
を期待しています。」とコメントを残した。

■決勝結果
Pos.Car Name                      No. Driver                             Laps
 1 ザナヴィニスモZ                #1 本山哲/リチャード・ライアン           -
 2 エッソウルトラフロー スープラ  #6  脇阪寿一/飯田章               +  12"167
 3 デンソーサードスープラGT       #39 ジェレミー・デュフォア/アンドレ・クート       +  26"081
 4 イエローハット スープラ        #35  服部尚貴/脇阪薫一            +  29"438
 5 auセルモスープラ               #38  立川祐路/荒聖治              +  48"406
 6 G’ZOX・SSR・ハセミZ           #3  金石年弘/エリック・コマス     +  54"022
 7 WOODONE トムス スープラ        #36  土屋武士/マルコ・アピチュラ  +1'19"556
 8 カルソニック IMPUL Z           #12  ブノワ・トレルイエ/井出有治  +1'25"336
 9 モチュールピットワークZ        #22  影山正美/ミハエル・クルム    +1'23"650
10 EPSON NSX                      #32  松田次生/アンドレ・ロッテラー+1'32"031

◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC第1戦 GT選手権inTI 決勝


大逆転でデビュー戦を飾ったザナヴィ ニスモ Z(Photo:K.Takeshita)

4月4日、TIサーキット英田で行われた全日本GT選手権開幕戦「GTチャンピオンシップ
inTI」は、残り5周までトップを快走していた#39デンソーサードスープラGTに非情の
ペナルティが下り、#1ザナヴィ ニスモ Zが逆転優勝。ディフェンディングチャンピ
オン本山哲にとってはシリーズ連覇に向けて幸先の良いスタートを切った。

雨はあがったものの路面はウェット。スタート前のウォームアップランで、#100 NSX
が濡れた路面に足をすくわれクラッシュ。左フロント足回りを傷めてピットで修復作
業をすることになり、グリッドにつくことはできなかった。

序盤はスープラ勢が好ダッシュ。#39、#38がランデブー走行をしながら後続との差を
広げていく。Zは#22のペースが上がらず。#1,#12にはグリッド上でスタート5分前を
過ぎて作業をしたとのことでドライブスルーペナルティが課せられる。予選までの好
調さとは裏腹にZはリズムに乗りきれない。
路面が乾き始めた20周前後でトップグループは続々ピットイン。タイヤをオールウェ
ザーからスリックに交換する。予定外のピットインが続いたため、各車の差は大きく
開きレースは縦に長い展開となる。

折り返しの40周時点では、#39,#6,#36,#35とスープラ勢が上位を独占。しかし、この
後上位陣にピットインが相次ぎ、その間に#1Zがスープラ勢に食い込むことに成功。
レース3分の2を過ぎた頃には2位まで浮上する。

逃げる#39スープラは、追う#1Zとの差を15秒ほどに保ったまま終盤に入る。この差は
残り20周となった62周目で15秒となかなか縮まることはない。このままの状態でフィ
ニッシュかと誰もが思った77周目、トップを走る#39スープラにペナルティ10秒スト
ップのボードが提示される。黄旗区間の追い越し違反によるものだった。

これで、#1Zが労せずして逆転に成功。Zのデビュー戦を飾ったニスモ、そして本山哲
にとっては最高のシーズンスタートを切ることになった。

決勝でも苦しんだNSXは、ラップで1~2秒ほど差をつけられており、#32EPSON NSXの
10位が最上位。今後の熟成が待たれるところだ。

GT300は、序盤にトップに立った#10JIM Gainer アドバンF360(田中/余郷組)が、
#43ARTA Garaiyaの追撃を悠々かわして初優勝を飾った。

(観客:5万8500人)

◆TIサーキット英田 http://www.ti-circuit.co.jp/
2004年4月4日 TIサーキット英田(岡山県) 決勝 天候:曇り/コース:セミウェット
GT選手権レース in TI -RIJ- (2004/04/04) Race Result Weather:Cloudy Course:Semi-Wet ~ Dry
2004 Japan GT Championship Round 1 TIサーキット英田 3.703km
PosNoClsPosDriverCar
Model
LapTime/Bihind
1*15001本山 哲
リチャード・ライアン
ザナウィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z
822:09'16.360
265002脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
8212.167
3*395003ジェレミー・デュフォア
アンドレ・クート
デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
8226.081
4355004服部 尚貴
脇阪 薫一
イエローハット スープラ
TOYOTA SUPRA
8229.438
5385005立川 祐路
荒 聖治
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
8248.406
635006金石 年弘
エリック・コマス
G'ZOX ・SSR・ハセミ Z
NISSAN FAIRLADY Z
8254.022
7365007土屋 武士
マルコ・アピチェラ
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
821'19.556
8*125008ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニック IMPUL Z
NISSAN FAIRLADY Z
821'22.727
9*225009影山 正美
ミハエル・クルム
モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z
821'23.413
103250010松田 次生
アンドレ・ロッテラー
EPSON NSX
HONDA NSX
811 Lap 
113750011ジェームス・コートニー
片岡 龍也
DYNACITY トムス スープラ
TOYOTA SUPRA
811 Lap 
121850012道上 龍
セバスチャン・フィリップ
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
811 Lap 
13850013金石 勝智
伊藤 大輔
ARTA NSX
HONDA NSX
802 Laps
14*2550014織戸 学
ドミニク・シュワガー
ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
802 Laps
15*2150015光貞 秀俊
植松 忠雄
フェラーリ 550GTS マラネロ
FERRARI 550GT Maranello
793 Laps
16103001田中 哲也
余郷 敦
JIM Gainer アドバンF360
FERRARI 360 Modena
784 Laps
17433002新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL GARAIYA
775 Laps
18163003山野 哲也
八木 宏之
M-TEC NSX
HONDA NSX
775 Laps
19193004青木 孝行
谷口 信輝
ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
775 Laps
2053005玉中 哲二
三船 剛
プロジェクトμ B-1 マッハ号GT320R
VEMAC RD320R
775 Laps
21633006OSAMU
吉本 大樹
LEYJUNダンロップ320R
VEMAC RD320R
775 Laps
22313007田中 実
松田 晃司
A'PEX i-mobisess MR-S
TOYOTA MR-S
766 Laps
23803008木下 みつひろ
星野 一樹
エンドレスダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
766 Laps
24303009佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
766 Laps
251130010松田 秀士
菅 一乗
JJIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 Modena
766 Laps
26730011山路 慎一
井入 宏之
雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
766 Laps
27930012清水 剛
細川 慎弥
ADVAN K-STADIUM MT
MOSLER MT900R
766 Laps
287230013平川 晃
Guts 城内
アドバンBOROポルシェ
PORSCHE 911GT3R
757 Laps
297730014小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
757 Laps
302030015和田 博
宮川 やすお
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
748 Laps
3191030016高見沢 一吉
砂子 塾長
高見沢整骨院アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
748 Laps
325230017竹内 浩典
西澤 誠剛
プロジェクトμ太陽石油セリカ
TOYOTA CELICA
5923 Laps
33230018高橋 一穂
渡辺 明
プリウェチューリッヒ・クムホ NSX
HONDA NSX
5824 Laps
348130019柳田 真孝
尾本 直史
シーウェストダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
5527 Laps
-------- <以上規定周回数完走> --------
-70300-石橋 義三
小園 ひろみ
フィールズ外国屋ADVANポルシェ
PORSCHE 911GT3R
5329 Laps
-100500-中野 信治
加藤 寛規
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
4834 Laps
-17300-長島 正興
松永 まさひろ
エスペリア Kosei セリカ
TOYOTA CELICA
4735 Laps
  • Fastest Lap: GT500 No.22 ミハエル・クルム 1'24.747 / GT300 No.63 吉本大樹 1'30.773
  • 本レースは、2004年全日本GT選手権統一規則 第28条 17により、セーフティカースタートとした。
  • ゼッケンNo.1、No.12は、2004年全日本GT選手権統一規則第28条9.1)違反(コース上での作業)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(14:31)
  • ゼッケンNo.22の影山選手は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章2.違反(プッシング)により、決勝結果に40秒の加算およびペナルティポイント1点を課す。(15:39)
  • ゼッケンNo.21は、2004年全日本GT選手権統一規則第34条11.違反(ピット作業)により、決勝結果に40秒を加算する。(16:23)
  • ゼッケンNo.39は、FIAモータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b)(黄旗区間での追い越し)によりペナルティストップ10秒を課した。(16:10)
  • ゼッケンNo.25は、FIAモータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b)(黄旗区間での追い越し)により決勝結果に40秒を加算する。(16:30)

全日本GT選手権

JGTC第1戦 GT選手権inTI フリー走行


雨でも絶好調のM-TEC NSXが前車をパス(Photo:Motorsports@nifty)

4月4日、JGTC開幕戦決勝日朝。TIサーキットには冷たい雨が降っている。夜半から降
りだした雨は、九州地方から回復すると伝えられているものの、午前8時30分のフリ
ー走行開始時間になっても止む気配はない。

完全なウェットコンディションのなか始まったフリー走行は、開始5分、#37DYNACITY
 トムス スープラを駆るコートニーが、トップタイムをマークした直後にクラッシュ。
ウレタンパッドをコースに撒き散らしたため一時中断となる。

15分の中断後再開した走行で俊足ぶりを見せたのは、やはりZ勢。途中#22モチュー
ル ピットワーク Zが勢い余ってコースアウトする場面もあったが、#12カルソニック
 IMPUL Zが順当にトップタイム、#22が2位と順調な仕上がりを見せている。
ドライで苦戦したNSXは、ターボカーになって初のウェットだったが、#18TAKATA童夢
NSXが10番手タイムをマーク。しかし、トップ差は3秒以上と厳しい状況はウェットで
も変わらないようだ。

GT500で苦しむNSXだが、GT300では絶好調。#16M-TEC NSXの速さはウェットでも衰え
ず、2位#63LEYJUNダンロップ320Rを1.7秒と大きく引き離した。

◆TIサーキット英田 http://www.ti-circuit.co.jp/
2004年4月4日 TIサーキット英田(岡山県) フリー走行 天候:雨/コース:ウェット
GT選手権レース in TI -RIJ- (2004/04/04) Free-Practice Weather:Rain Course:Wet
2004 Japan GT Championship Round 1 TIサーキット英田 3.703km
PNoClsPDriverCar/ModelTyreWhTimeDelaykm/h
1125001ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニック IMPUL Z
NISSAN FAIRLADY Z
BS1'38.300-135.61
2225002影山 正美
ミハエル・クルム
モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z
BS1'38.4690.169135.38
3395003ジェレミー・デュフォア
アンドレ・クート
デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
BS1'38.8660.566134.84
4385004立川 祐路
荒 聖治
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
BS1'39.3051.005134.24
5325005松田 次生
アンドレ・ロッテラー
EPSON NSX
HONDA NSX
BS1'39.6891.389133.72
6255006織戸 学
ドミニク・シュワガー
ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
YH1'39.8811.581133.47
735007金石 年弘
エリック・コマス
G'ZOX ・SSR・ハセミ Z
NISSAN FAIRLADY Z
BS1'40.6942.394132.39
865008脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
BS1'40.7482.448132.32
9355009服部 尚貴
脇阪 薫一
イエローハット スープラ
TOYOTA SUPRA
DL1'40.9752.675132.02
101850010道上 龍
セバスチャン・フィリップ
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
BS1'41.9413.641130.77
113650011土屋 武士
マルコ・アピチェラ
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
BS1'42.7164.416129.78
12850012金石 勝智
伊藤 大輔
ARTA NSX
HONDA NSX
BS1'42.9304.630129.51
1310050013中野 信治
加藤 寛規
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
BS1'43.1454.845129.24
14163001山野 哲也
八木 宏之
M-TEC NSX
HONDA NSX
DL1'43.6445.344128.62
15633002OSAMU
吉本 大樹
LEYJUNダンロップ320R
VEMAC RD320R
DL1'45.3477.047126.54
16193003青木 孝行
谷口 信輝
ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
YH1'46.2437.943125.47
1753004玉中 哲二
三船 剛
プロジェクトμ B-1 マッハ号GT320R
VEMAC RD320R
YH1'46.2657.965125.45
189103005高見沢 一吉
砂子 塾長
高見沢整骨院アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'47.1428.842124.42
19523006竹内 浩典
西澤 誠剛
プロジェクトμ太陽石油セリカ
TOYOTA CELICA
DL1'47.4949.194124.01
20103007田中 哲也
余郷 敦
JIM Gainer アドバンF360
FERRARI 360 Modena
YH1'47.8399.539123.62
21433008新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL GARAIYA
BFG1'47.9839.683123.45
2273009山路 慎一
井入 宏之
雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
YH1'48.0509.750123.38
233750014ジェームス・コートニー
片岡 龍也
DYNACITY トムス スープラ
TOYOTA SUPRA
BS1'48.1549.854123.26
243130010田中 実
松田 晃司
A'PEX i-mobisess MR-S
TOYOTA MR-S
BFG1'48.70710.407122.63
253030011佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
BFG1'48.88010.580122.44
268030012木下 みつひろ
星野 一樹
エンドレスダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
YH1'49.19310.893122.08
272030013和田 博
宮川 やすお
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'49.44211.142121.81
281730014長島 正興
松永 まさひろ
エスペリア Kosei セリカ
TOYOTA CELICA
YH1'49.62511.325121.60
29230015高橋 一穂
渡辺 明
プリウェチューリッヒ・クムホ NSX
HONDA NSX
KH1'50.99212.692120.11
308130016柳田 真孝
尾本 直史
シーウェストダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
YH1'51.35213.052119.72
317030017石橋 義三
小園 ひろみ
フィールズ外国屋ADVANポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'51.56213.262119.49
327230018平川 晃
Guts 城内
アドバンBOROポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'51.70513.405119.34
331130019松田 秀士
菅 一乗
JJIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 Modena
YH1'51.80813.508119.23
34150015本山 哲
リチャード・ライアン
ザナウィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z
BS1'52.76214.462118.22
352150016光貞 秀俊
植松 忠雄
フェラーリ 550GTS マラネロ
FERRARI 550GT Maranello
DL1'53.00414.704117.97
36930020清水 剛
細川 慎弥
ADVAN K-STADIUM MT
MOSLER MT900R
YH1'57.40119.101113.55
377730021小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
YH2'07.29728.997104.72
  • 本フリー走行は、車両回収のため8:35、赤旗提示により中断し、8:52より再開した。(17分間中断)

全日本GT選手権

JGTC 第1戦 GT選手権inTI PP記者会見


500、300両クラスPP、4名のクルー (Photo: Motorsports@nifty)

GT500クラスポールポジション モチュールピットワークZ

影山 正美
 「シェイクダウンのときからZは速いといわれていたので、ポールポジションを取れてよかったです。テストからトラブルもなく順調で、過去のデーターから午前中のほうがタイムが出るとわかっていたので、午前の予選でニュータイヤを2セット使いました。柔らかめのタイヤ? 企業秘密なので言えません。決勝は苦しいレースになると思いますが、いいポジションでマイケル(ミハエル・クルム)に渡したいと思います」

ミハエル・クルム
 「午前中の予選のアタックは、1セット目のタイヤで黄旗が2回出たりグラベルから出てきたクルマがあったりでタイムが出なかったので2セット目を使いました。2セット目でクリアラップが取れてタイムが出たので午後は雨が降らないかと祈っていました。でも天気がよくなって、午後は本山が来るんじゃないかと思ってましたが、彼はトラフィックでタイムが出なかったようなので、それがなければ逆転されていたでしょう。決勝ですが、去年はポールを取ったけど勝てなかったので2位でもいいと思います。レースも長いし、タイヤも柔らかいものを選んだので……(横から影山が「えぇ!?」とクルムをつつく)。レースは何が起こるかわかりませんが、明日はニッサンが勝つと思います」

GT300クラスポールポジション M-TEC NSX

山野 哲也
 「ハコ出身の我々としてはNSXは最高峰のクルマですし、これに乗れて高いパフォーマンスで結果が出たのは非常に嬉しいです。クルマもチームも500で戦ってきたものなので、300のチームよりも高いノウハウを持っていますし、ぼくたちも安心して走ることが出来ます。決勝は安定したラップで後ろをコンマ数秒づつ離していって、ピットストップもかなり練習して他チームより止まるのが短いので、プレッシャーがかかならい位置で八木選手にバトンタッチしたいと思います」

八木 宏之
 「GT選手権に始めて参戦して勉強すべきことも非常に多いし、いままでやってきたレースと違ってレベルの高い戦いなのでアドバイスを聞いて技術を向上していきたいと思います。500と300はスピード差が大きいので抜かれ方が難しいと思います。クルマは非常によくて初めて乗ったぼくでも安定して高いレベルでタイムを刻むことができました。決勝は、焦らず淡々と仕事をこなしていけば自ずと結果はついてくると思います」

全日本GT選手権

JGTC 第1戦 GT選手権inTI 予選/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第1戦 
「GT CHAMPIONSHIP in TI」  公式予選
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■開催月日:2004年4月3日
■開催場所:TIサーキット英田(岡山県)
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■#22「モチュールピックワークZ」がポールポジション獲得 !!
#1「ザナヴィニスモZ」が2番手で、NISMOの2台がフロントロウを独占

いよいよ待ちに待った2004年JGTCシーズンが開幕した。舞台は昨年の開幕戦と同様、
岡山県のTIサーキット英田だ。付近の山々に桜が咲き乱れる中、4月3日午前10時か
ら公式予選がスタートした。天候は晴れで気温は13℃と、さわやかなレース日和に
恵まれた。

事前の合同テストなどで既に「Z速し」の評判が立っていたが、予選が始まってす
ぐにそれが単なる評判だけでなかったことが証明された。
チャンピオンナンバー「1」をつけた「ザナヴィニスモZ」は本山哲とリチャード
・ライアンが新しいコンビとなり、カーナンバー22の「モチュールピットワークZ」
は、ミハエル・クルムと影山正美が組む。
まずは昨日の練習走行でコンスタントに好タイムを出していたミハエル・クルムが
早速コースイン。コースレコードを更新する1分22秒920のタイムを記録した。
その後、GT500の占有時間終了間際になって、1分22秒404のベストタイムを出した。
そして、このタイムがこのセッションのベストタイムとなり、リザルトモニターの
トップに「Z」の名を表示することとなった。
一方、本山哲が乗り込んだ#1は午前はタイヤ1セットのみを使う計画のため、最初
の10分間はピットガレージの中で他車のタイムを見守っていた。路面の温度が上がっ
てきたところで本山哲がコースイン。4周目に1分22秒676を出し、2番手のポジショ
ンを獲得した。

午後3時から行われた予選2回目は、気温こそ大きく変わらないものの雲がサーキッ
ト上空を厚く覆う花曇りの中で行われた。
#22はフレッシュタイヤを使い切っており、ロングランも済ませていることもあっ
てGT300との混走時間は走行しなかった。#1も最後のGT500占有時間に集中するため、
同様に走行を控えた。GT500の占有時間は、残したフレッシュタイヤで多くの車両
が次々にタイムアタック。しかし、1回目の予選で出したNISMOの2台のタイムを塗
り替えることはできず2台のフロントロウ独占が確定した。

本年よりNISMOのチーム監督となった出川洋は「ニューカーで、しかもデビュー戦
でポールポジションを取れて、とりあえずホッとしています。
明日は朝のうち雨という予報です。ひょっとするとウェットレースになるかもしれ
ませんが、その場合もレース展開は面白くなりそうですね。」

82周の決勝レースは、4月4日の午後2時にスタートの予定。

■公式予選結果
Pos.  Car Name   No.  Driver    Laps
 1 モチュールピットワークZ   #22 影山正美 / ミハエル・クルム   1'22"404
 2 ザナヴィ ニスモ Z         #1  本山哲 / リチャード・ライアン 1'22"609
 3 auセルモスープラ          #38 立川祐路 / 荒聖治             1'22"705
 4 WOODONE トムス スープラ   #36 土屋武士 / マルコ・アピチュラ 1'22"815
 5 カルソニック IMPUL Z      #12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 1'22"968
 6 エッソウルトラフロー スープラ #6  脇阪寿一 / 飯田章         1'23"060
 7 デンソーサードスープラGT  #39 ジェレミー・デュフォア / アンドレ・クート     1'23"205
 8 G’ZOX・SSR・ハセミZ      #3  金石年弘 / エリック・コマス   1'23"262
 9 DYNACITY トムス スープラ  #37 ジェームス・コートニー / 片岡龍也      1'23"650
10 イエローハット スープラ   #35 服部尚貴 / 脇阪薫一           1'23"675

◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC第1戦 GT選手権inTI 予選


ポールを確定したモチュール ピットワークZ(Photo:K.Takeshita)

昼に雨粒が落ちてきたものの、コースを濡らすまでには至らず、午後3時からの予選
2回目はドライコンディションで行なわれた。午前中の予選1回目より、かなり涼し
くなっており、条件としては良さそうだ。

まずは、両クラスとも最初の混走の時間帯に足慣らしを行ない、続いて行なわれた
GT300クラスの予選では、残り2分を切ったところで#16 M-TEC NSXが1回目を上回る
1分29秒019をマーク。ライバルたちの戦意を喪失させてクラスポールポジションを
確定した。
このGT300クラスの予選終了間際に#51シルビアがクラッシュし、マシン排除のため
に予選は中断。一旦コースインしたGT500マシンはピットに戻ることになる。

10分の中断の後、再開されたGT500の予選で主導権を握ったのは、やはりZだった。
残り2分となったところで、#1ザナヴィ ニスモ Zがエース本山のドライブで1分22
秒721、1分22秒609とタイムを短縮。自身の1回目は上回ったものの、暫定ポールタ
イムの1分22秒404には僅かに届かなかった。

この結果、Zのフロントローが確定。その背後のグリッドに#38auセルモスープラ、
2回目にタイムアップを果たした#36WOODONEトムススープラが並ぶことになった。
苦戦するNSX勢は、#18TAKATA童夢NSXが12番グリッドを確保するのがやっと。4台が
12~15位に並び、ターボ化されたNSXにとっては厳しい船出となった。

明日の決勝は、午後2時スタート。82周300kmで争われる。

◆TIサーキット英田 http://www.ti-circuit.co.jp/
2004年4月3日 TIサーキット英田(岡山県) 予選 天候:曇り/コース:ドライ
GT選手権レース in TI -RIJ- (2004/04/03) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2004 Japan GT Championship Round 1 TIサーキット英田 3.703km
PNoClsPDriverCar
Model
TyreWhTimeTime1
Time2
Delay
1225001影山 正美
ミハエル・クルム
モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'22.404*R1'22.404
R1'24.314
-
215002本山 哲
リチャード・ライアン
ザナウィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'22.609R1'22.676
*R1'22.609
0.205
3385003立川 祐路
荒 聖治
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'22.705*R1'22.705
R1'23.083
0.301
4365004土屋 武士
マルコ・アピチェラ
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'22.815R1'22.993
*R1'22.815
0.411
5125005ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニック IMPUL Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'22.968*R1'22.968
R1'22.990
0.564
665006脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'23.060*R1'23.060
1'24.904
0.656
7395007ジェレミー・デュフォア
アンドレ・クート
デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
BSR1'23.205R1'23.313
*R1'23.205
0.801
835008金石 年弘
エリック・コマス
G'ZOX ・SSR・ハセミ Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'23.262R1'23.864
*R1'23.262
0.858
9375009ジェームス・コートニー
片岡 龍也
DYNACITY トムス スープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'23.650R1'23.815
*R1'23.650
1.246
103550010服部 尚貴
脇阪 薫一
イエローハット スープラ
TOYOTA SUPRA
DLR1'23.675R1'23.851
*R1'23.675
1.271
112550011織戸 学
ドミニク・シュワガー
ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
YHR1'24.104R1'24.568
*R1'24.104
1.700
121850012道上 龍
セバスチャン・フィリップ
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
BSR1'24.482R1'24.497
*R1'24.482
2.078
133250013松田 次生
アンドレ・ロッテラー
EPSON NSX
HONDA NSX
BSR1'24.539R1'24.555
*R1'24.539
2.135
14*10050014中野 信治
加藤 寛規
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
BS1'25.105*1'25.105
1'25.122
2.701
15850015金石 勝智
伊藤 大輔
ARTA NSX
HONDA NSX
BS1'25.1311'25.621
*1'25.131
2.727
16163001山野 哲也
八木 宏之
M-TEC NSX
HONDA NSX
DLR1'29.019R1'29.506
*R1'29.019
6.615
17633002OSAMU
吉本 大樹
LEYJUNダンロップ320R
VEMAC RD320R
DLR1'29.521R1'29.921
*R1'29.521
7.117
18303003佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
BFGR1'29.640R1'30.626
*R1'29.640
7.236
19*193004青木 孝行
谷口 信輝
ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
YHR1'30.015*R1'30.015
R1'30.187
7.611
20803005木下 みつひろ
星野 一樹
エンドレスダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
YHR1'30.153R1'30.610
*R1'30.153
7.749
21103006田中 哲也
余郷 敦
JIM Gainer アドバンF360
FERRARI 360 Modena
YHR1'30.197R1'30.731
*R1'30.197
7.793
22*433007新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL GARAIYA
BFGR1'30.407R1'31.487
*R1'30.407
8.003
23113008松田 秀士
菅 一乗
JJIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 Modena
YHR1'30.450R1'30.952
*R1'30.450
8.046
24313009田中 実
松田 晃司
A'PEX i-mobisess MR-S
TOYOTA MR-S
BFGR1'30.623R1'31.096
*R1'30.623
8.219
25730010山路 慎一
井入 宏之
雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
YHR1'30.814R1'31.346
*R1'30.814
8.410
268130011柳田 真孝
尾本 直史
シーウェストダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
YHR1'30.920R1'31.955
*R1'30.920
8.516
27530012玉中 哲二
三船 剛
プロジェクトμ B-1 マッハ号GT320R
VEMAC RD320R
YHR1'31.205R1'32.160
*R1'31.205
8.801
285230013竹内 浩典
西澤 誠剛
プロジェクトμ太陽石油セリカ
TOYOTA CELICA
DLR1'31.442R1'31.695
*R1'31.442
9.038
297730014小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
YHR1'31.976*R1'31.976
R1'32.178
9.572
30930015清水 剛
細川 慎弥
ADVAN K-STADIUM MT
MOSLER MT900R
YHR1'32.1591'33.618
*R1'32.159
9.755
31230016高橋 一穂
渡辺 明
プリウェチューリッヒ・クムホ NSX
HONDA NSX
KHR1'32.3981'32.844
*R1'32.398
9.994
321730017長島 正興
松永 まさひろ
エスペリア Kosei セリカ
TOYOTA CELICA
YH1'32.497*1'32.497
1'32.770
10.093
332030018和田 博
宮川 やすお
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'32.5761'32.863
*1'32.576
10.172
347230019平川 晃
Guts 城内
アドバンBOROポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'32.9291'33.240
*1'32.929
10.525
-------- 以上予選通過(107%=GT500:1'28.353/GT300:1'36.006)--------
-*21500-光貞 秀俊
植松 忠雄
フェラーリ 550GTS マラネロ
FERRARI 550GT Maranello
DL1'26.8341'27.752
*1'26.834
4.430
-*70300-石橋 義三
小園 ひろみ
フィールズ外国屋ADVANポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'36.6361'38.555
*1'36.636
14.232
-111300-飯島 寛也
大井 貴之
ARKTECH ENDLESS ADVAN GT-4
PORSCHE 968
YH8'48.467*8'48.467
-
446.063
-*51300-加藤 正将
筒井 克彦
NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア
NISSAN SILVIA
YH1'33.4131'33.695
*1'33.413
11.009
-910300-高見沢 一吉
砂子 塾長
高見沢整骨院アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'34.5171'34.797
*1'34.517
12.113
  • 従来のコースレコード: GT500:1'24.670 / GT300:1'32.430
  • 予選2回目は、車両回収の為15:41赤旗中断により中断し、15:50より再開した。(9分間中断)
  • ゼッケンNo.100は、2004年全日本GT選手権統一規則第39条 4.違反(Wチェッカー)により、罰金3万円を課した。(11:10)
  • ゼッケンNo.19は、2004 TI 4輪レース一般競技規則 第8章 第41条 1.違反(ピットロードレーン通過速度)により、罰金5万円及び、競技長による訓戒とした。(16:05)
  • ゼッケンNo.43は、2004 TI 4輪レース一般競技規則 第8章 第41条 1.違反(ピットロードレーン通過速度)により、罰金5万円を課した。(16:05)
  • No.21、70は、2004年全日本GT選手権統一規則 第3章 第25条 11.により、決勝レースへの出場については、4/4 GTフリー走行の状況で判断する。判断基準は、競技長が総合的に判断し、審査委員会が決定する。(ゼッケンNo.21 18:05 / ゼッケンNo.70 18:07)
  • No.51は、2004年全日本GT選手権統一規則 第3章 第22条 4.1)(FIA国際モータースポーツ競技規則 付則 L項 第3章 ドライバーの装備品 第1条 クラッシュヘルメット)違反により、失格とした。(18:05)

全日本GT選手権

JGTC第1戦 GT選手権inTI 予選1回目


暫定ポールを奪ったモチュール ピットワークZ(Photo:K.Takeshita)

4月3日、今シーズンの全日本GT選手権が開幕を迎えた。開幕戦の舞台は今年も岡山県
のTIサーキット英田。薄曇りではあるものの陽気は暖かく、サーキット周辺の山々に
咲く桜も満開だ。

午前10時から行なわれた予選1回目は、昨年と同じくGT500→GT300→混走の順で20分ず
つに区切られて行なわれた。
暫定ポールの座を射止めたのは#22モチュール ピットワークZ。2位も#1ザナヴィ ニ
スモ Zと、デビュー戦となるZがワンツーを占めた。3位には#38auセルモスープラが
入り、トップ3は昨日の練習走行と同様だ。

今シーズンからターボを積むNSXは大苦戦。明らかにストレートスピードで劣ってお
り最上位が#18TAKATA童夢NSXの11位。トップから2秒遅れと熟成にはまだ時間がかか
りそうだ。

GT300は、練習走行に続いて#16 M-TEC NSXが暫定クラスポール。GT500で苦戦するNSX
とは対照的な結果となった。

予選終了後から、雲が厚くなり空が暗くなってきた。天気予報では夜半に雨となるこ
とになっているが、予選2回目のはじまる午後3時前に降りだす可能性もありそうだ。

◆TIサーキット英田 http://www.ti-circuit.co.jp/
2004年4月3日 TIサーキット英田(岡山県) 予選1回目 天候:晴れ/コース:ドライ
GT選手権レース in TI -RIJ- (2004/04/03) Qualifying #1 Weather:Fine Course:Dry
2004 Japan GT Championship Round 1 TIサーキット英田 3.703km
PNoClsPDriverCar/ModelTyreWhTimeDelaykm/h
1225001影山 正美
ミハエル・クルム
モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'22.404-161.77
215002本山 哲
リチャード・ライアン
ザナウィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'22.6760.272161.24
3385003立川 祐路
荒 聖治
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'22.7050.301161.18
4125004ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニック IMPUL Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'22.9680.564160.67
5365005土屋 武士
マルコ・アピチェラ
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'22.9930.589160.63
665006脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'23.0600.656160.50
7395007ジェレミー・デュフォア
アンドレ・クート
デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
BSR1'23.3130.909160.01
8375008ジェームス・コートニー
片岡 龍也
DYNACITY トムス スープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'23.8151.411159.05
9355009服部 尚貴
脇阪 薫一
イエローハット スープラ
TOYOTA SUPRA
DLR1'23.8511.447158.98
10350010金石 年弘
エリック・コマス
G'ZOX ・SSR・ハセミ Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'23.8641.460158.96
111850011道上 龍
セバスチャン・フィリップ
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
BSR1'24.4972.093157.77
123250012松田 次生
アンドレ・ロッテラー
EPSON NSX
HONDA NSX
BSR1'24.5552.151157.66
132550013織戸 学
ドミニク・シュワガー
ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
YHR1'24.5682.164157.63
14*10050014中野 信治
加藤 寛規
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
BS1'25.1052.701156.64
15850015金石 勝智
伊藤 大輔
ARTA NSX
HONDA NSX
BS1'25.6213.217155.70
162150016光貞 秀俊
植松 忠雄
フェラーリ 550GTS マラネロ
FERRARI 550GT Maranello
DL1'27.7525.348151.91
17163001山野 哲也
八木 宏之
M-TEC NSX
HONDA NSX
DLR1'29.5067.102148.94
18633002OSAMU
吉本 大樹
LEYJUNダンロップ320R
VEMAC RD320R
DLR1'29.9217.517148.25
19193003青木 孝行
谷口 信輝
ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
YHR1'30.0157.611148.10
20803004木下 みつひろ
星野 一樹
エンドレスダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
YHR1'30.6108.206147.12
21303005佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
BFGR1'30.6268.222147.10
22103006田中 哲也
余郷 敦
JIM Gainer アドバンF360
FERRARI 360 Modena
YHR1'30.7318.327146.93
23113007松田 秀士
菅 一乗
JJIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 Modena
YHR1'30.9528.548146.57
24313008田中 実
松田 晃司
A'PEX i-mobisess MR-S
TOYOTA MR-S
BFGR1'31.0968.692146.34
2573009山路 慎一
井入 宏之
雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
YHR1'31.3468.942145.94
264330010新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL GARAIYA
BFGR1'31.4879.083145.71
275230011竹内 浩典
西澤 誠剛
プロジェクトμ太陽石油セリカ
TOYOTA CELICA
DLR1'31.6959.291145.38
288130012柳田 真孝
尾本 直史
シーウェストダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
YHR1'31.9559.551144.97
297730013小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
YHR1'31.9769.572144.94
30530014玉中 哲二
三船 剛
プロジェクトμ B-1 マッハ号GT320R
VEMAC RD320R
YHR1'32.1609.756144.65
311730015長島 正興
松永 まさひろ
エスペリア Kosei セリカ
TOYOTA CELICA
YH1'32.49710.093144.12
32230016高橋 一穂
渡辺 明
プリウェチューリッヒ・クムホ NSX
HONDA NSX
KH1'32.84410.440143.58
332030017和田 博
宮川 やすお
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'32.86310.459143.55
347230018平川 晃
Guts 城内
アドバンBOROポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'33.24010.836142.97
35930019清水 剛
細川 慎弥
ADVAN K-STADIUM MT
MOSLER MT900R
YH1'33.61811.214142.40
365130020加藤 正将
筒井 克彦
NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア
NISSAN SILVIA
YH1'33.69511.291142.28
3791030021高見沢 一吉
砂子 塾長
高見沢整骨院アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'34.79712.393140.62
387030022石橋 義三
小園 ひろみ
フィールズ外国屋ADVANポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'38.55516.151135.26
3911130023飯島 寛也
大井 貴之
ARKTECH ENDLESS ADVAN GT-4
PORSCHE 968
YH8'48.467446.06325.23
  • 従来のコースレコード: GT500:1'24.670 / GT300:1'32.430
  • R印はコースレコードを更新した。
  • ゼッケンNo.100は、2004年全日本GT選手権統一規則第39条 4.違反(Wチェッカー)により、罰金3万円を課す。(11:10)

全日本GT選手権

JGTC第1戦 GT選手権inTI 練習走行


一発の速さに磨きがかかったauセルモスープラ(Photo:K.Takeshita)

4月2日、全日本GT選手権開幕戦の練習走行が行われ、今シーズンから新コンビとなっ
た#38auセルモスープラがトップタイムをマークした。
GT300クラスは、今季から参戦するニューカマー#16 M-TEC NSXが、#19ウェッズスポ
ーツセリカを抑えてトップ

明日の予選は、1回目が午前10時、2回目が午後3時から行われる。

◆TIサーキット英田 http://www.ti-circuit.co.jp/
2004年4月2日 TIサーキット英田(岡山県) 練習走行 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car----------------------------Drivers----------Time(am)--Time(pm)
 1  38 500 auセルモスープラ               立川/荒         1'26.127 *1'22.831
 2  22 500 モチュール ピットワーク Z      影山/クルム     1'25.319 *1'23.070
 3   1 500 ザナヴィ ニスモ Z              本山/ライアン   1'25.236 *1'23.162
 4   6 500 エッソウルトラフロー スープラ  脇阪/飯田       1'25.345 *1'23.381
 5  39 500 デンソー サード スープラGT   デュフォア/クート 1'24.875 *1'23.444
 6  36 500 WOODONE トムススープラ         土屋/アピチェラ 1'25.300 *1'23.855
 7  12 500 カルソニック IMPUL Z           トレルイエ/井出 1'25.419 *1'23.950
 8   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z             金石/コマス     1'24.808 *1'24.357
 9  18 500 TAKATA童夢NSX                  道上/フィリップ 1'26.299 *1'24.952
10  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ         織戸/シュワガー 1'26.434 *1'25.022
11  32 500 EPSON NSX                      松田/ロッテラー 1'26.471 *1'25.024
12  35 500 イエローハット スープラ        服部/脇阪       -------- *1'25.576
13 100 500 RAYBRIG NSX                    中野/加藤       1'47.337 *1'25.747
14  37 500 DYNACITY トムス スープラ       コートニー/片岡*1'25.755  1'25.934
15   8 500 ARTA NSX                       金石/伊藤       1'27.336 *1'26.225
16  21 500 フェラーリ 550GTS マラネロ     光貞/植松       1'32.312 *1'28.161
17  16 300 M-TEC NSX                      山野/八木       1'31.618 *1'29.800
18  19 300 ウェッズスポーツセリカ         青木/谷口       1'33.394 *1'30.578
19  63 300 LEYJUNダンロップ320R           OSAMU/吉本      1'33.957 *1'30.649
20  30 300 RECKLESS MR-S                  佐々木/後藤     1'32.268 *1'30.731
21  10 300 JIM Gainer アドバンF360        田中/余郷       1'46.003 *1'30.990
22  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360    松田/菅         1'32.574 *1'31.051
23  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ    木下/星野       1'32.578 *1'31.194
24  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S          田中/松田       1'33.615 *1'31.266
25   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7        山路/井入       1'32.452 *1'31.397
26  81 300 シーウェストダイシンアドバンZ  柳田/尾本       1'32.230 *1'31.512
27  43 300 ARTA Garaiya                   新田/高木       1'32.424 *1'31.551
28  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ    竹内/西澤       1'33.612 *1'31.800
29  17 300 エスペリア Kosei セリカ        長島/松永       1'34.460 *1'32.350
30  77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ 小林/谷川       1'33.838 *1'32.741
31   5 300 プロジェクトμ B-1 マッハ号GT320R  玉中/三船    1'34.568 *1'32.799
32  72 300 アドバンBOROポルシェ           平川/城内       1'34.593 *1'33.102
33   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 高橋/渡辺      1'35.113 *1'33.301
34  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ      和田/宮川       1'34.619 *1'33.433
35 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ   高見沢/砂子     1'35.352 *1'34.326
36   9 300 ADVAN K-STADIUM MT             清水/細川       1'37.183 *1'34.705
37  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア   加藤/筒井       1'35.890 *1'35.599
38  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ  石橋/ヒロミ     1'38.149 *1'37.241
39 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT-4     飯島/大井      *1'57.152 37'07.067
----------------------------------------------------------------------------

全日本GT選手権

2005年、GT選手権は2団体乱立?!


既に某メーカーではLM-GT車両の開発に着手した、との未確認情報も。

ALMSを主催するドン・バノス氏は昨日都内某所で記者会見を開き、LM-GT規定に則った
耐久シリーズを2005年から日本で開催すると発表した。
シリーズ名称は新時代のGT選手権、ということで「新日本GT選手権」となる。

レースは1000kmまたは4時間の耐久レースを主体としているが、年に一回の24時間レース
開催も視野に入れており、鈴鹿1000kmや十勝24時間をシリーズに組み込む腹積もりのようだ。

更に、大晦日にはフランスのブガッティサーキットで他のGTレースとの交流戦を予定
しており、これにはJGTC車両も参加可能、としている。日本やアメリカからの参戦に
対しては、各シリーズ上位5チームまでは輸送コストを負担する、としている。大会名は
「バノスボンバイエ2005」となる模様だ。

また、アメリカン・ルマンシリーズやルマン耐久選手権と車両規則を統一することで、
海外からの参戦を見込んでおり、既にフロドライブやテン・プラ・エイビスなどから
参戦の打診があった、とバノス氏は語っている。

気になるのは既にJGTCに参戦している国内チーム、メーカーがこの新たなカテゴリー
に関心を示すかどうか、だが、それに関してもバノス氏は「ルマン参戦を視野に入れ
ているチームにとって、これは見過ごせないシリーズになるはずだ」とあくまで強気だ。


「全日」と「新日」、二つのGTレースが激突する2005年の国内レースシーン。チームや
ドライバーの混乱は必至だが、ファンにとっては選択肢が増えることを歓迎すべきかも。

さて、あなたならどっちを見る?

Formula Nippon

Fニッポン 第1戦 鈴鹿 優勝記者会見


優勝小暮(中央)、2位ロッテラー(左)、3位道上(右) (Photo: Motorspots@nifty)

優勝 小暮卓史
 「予選が3位で優勝も狙えるポジションでしたが、スタートでホイールスピンをして5位まで落ちてしまいました。1コーナーで松田君のリアとぼくのフロントがあたってハンドリングがアンダーステアになってレースは大変になるかなと思ったんですが、あせらずにチャンスが来るだろうと思って淡々と走っていました。井出選手とヘアピンで接触があってからはリアタイヤがグリップしなくなって土屋選手にどんどん追いつかれてやばいかなと思ったんですが、ちょうどレースが終わってくれたんでなんとかトップをキープでき優勝できました。ピットインは、チームの作戦でテストからタイヤがあまり減ってなかったので46周走りきれると思って片側だけ替えました。井出選手の方が速いのはわかってたので、抑えられるところまで抑えて、抜かれてしまったらしょうがないと思っていました。ミスをして並ばれて抜かれそうになったこともありましたが冷静にドライブできました。

2位 アンドレ・ロッテラー
 「レースは非常にエキサイティングでラッキーでした。ピットスタートだったけどピットインの作戦に自信を持っていたので、楽な気分で走れました。ピットインでフロントタイヤだけ替えたのでリヤタイヤを慎重に使うことを考えて走りました。週末を通じてラッキーじゃなかったですが、やっと運が回ってきたかな。諦めてはいけなんだということがよくわかりましたし、チームにも感謝したいと思います」

3位 道上 龍
 「昨日の予選2回目でタイムが上がらず、8番手に沈んでしまいました。決勝セットはテストでもバランスがよかったのですが、朝のフリー走行でエンジンが壊れてしまって確認が出来ずに不安の残るスタートでした。前の脇阪選手がエンジンストールで、よけようとしている間に3台くらい前に行かれてしまいました。タイヤ交換するまでのペースも良くて速めにピットインしようと思ったけど、引っ張って、前がタイヤ交換でピットインしていなくなったときに自分のペースでプッシュすることにしました。タイヤ交換してからもクルマのバランスはよくて、本山選手を抜いて松田選手もパスして、あれよあれよという間にいつのまにか表彰台にたつことが出来ました。どこでどうなったのか全然わからなかったです」

優勝監督 中嶋 悟
 「アンドレのほうはエンジンとか電気とか週末はトラブルがありましたが、小暮のほうは順調な仕上がりで、ピットでの作戦もいろいろと計算をして、いま思えばいい判断だったと思います。アンドレはフロントだけ、小暮は片側だけタイヤを交換したのは単純にテストでよく減ってたからです。我々がタイヤを4本替えていれば井出君の前には出られませんから、井出君の前に出たのは計算どおりの作戦です。小暮は昨年本山選手を二十数ラップにわたって抑えて自信をつけていますし、左サイドのタイヤをいかに傷めずに走るかが彼の課題でした。それをやってのけたのは非常に素晴らしいです。アンドレの2位はアンビリーバボーですね。井出選手や土屋選手が最後にリタイヤするとは思わなかったので4位でも最高だったと思います。このチームでのワンツーは2度目だと思います。新聞記事は子供(中嶋一貴)のことばかりなので、うちのチームも健在であると皆さんにお伝えしたいと思います」

Formula Nippon

Fニッポン第1戦 SUZUKA 2&4 RACE 決勝


超接近戦を制した小暮は嬉しい初優勝(Photo:Motorsports@nifty)

3月28日、鈴鹿サーキットで行われたフォーミュラ・ニッポン開幕戦は、予選3位ス
タートの小暮卓史(PIAAナカジマ)がタイヤ2本交換という作戦で、先行するポール
シッター井出有治(モバイルキャスト・インパル)を逆転。参戦2年目で見事初優勝
を飾った。2位にはロッテラ-が入り、PIAAナカジマがワンツーフィニッシュ!

朝から抜けるような青空となった決勝日。スタート時刻の2時半には春らしいポカポ
カ陽気となった。
レースは、ポールポジションの#20井出が会心のスタート。トップを守って1コーナ
ーに飛び込む。#7脇阪、#25片岡はエンジンストールで出遅れ、#31ロッテラーはトラ
ブルでピットスタート。

快調にトップを走る#20井出だったが、この井出に奇襲作戦で臨んだのが#32小暮。14
周目にピットインした#20井出の動きをみて、次の周にピットインした#32小暮は、右
側前後2本のタイヤのみを交換する作戦に出た。これで#32小暮はまんまとトップに
躍り出る。

ここからは、先行する#32小暮を#20井出が追うという展開に。途中ピットインを引き
伸ばした#40ライアンにも優勝の権利がありそうな気配だったが、ピットインでタイ
ヤの準備ができていないという失態を演じて後退。
30周過ぎからは、#32小暮、#20井出、#7土屋、そしてピットインしていない#8脇阪と
続き、この状態のまま終盤へ。

42周目、立ち上がりに勝る#32小暮に阻まれ、なかなか前に出られない#20井出は、堪
えきれずヘアピンで#32小暮のインに飛び込むが、これは少々暴走行為。両者は接触
し、フロントウィングを傷めた#20井出はコースアウトしてレースを終えた。

続いて、#32小暮には#7土屋が襲い掛かりテール・トゥ・ノーズ状態になるが、43周
目のシケインで#7土屋は単独スピン。自ら初優勝のチャンスを逃してしまった。

これで楽になった#32小暮は、同じくタイヤ2本交換で走りきったチームメイト#31ロッ
テラーを従えて初優勝のチェッカー。併催の全日本F3では中嶋一貴が連勝を飾るなど、
中嶋監督にとっては笑いの止まらない週末となった。3位には8番手スタートの#3道
上(イエローハット・コンドウ)が入り、久々の表彰台に登った。

(観客:3万4500人)

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/
2004年3月28日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
鈴鹿2&4レース -RIJ- (2004/03/28) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2004 Fomula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamLapTime
132小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACING461:26'01.861
231アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA RACING461.237
33道上 龍Yellow Hat KONDO Racing Team461.821
411松田 次生COSMO OIL RACING TEAM CERUMO462.600
51本山 哲TEAM ADiRECT 5ZIGEN4626.401
6*2金石 年弘TEAM ADiRECT 5ZIGEN4636.533
741服部 尚貴DoCoMo TEAM DANDELION RACING4649.135
8*40リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACING4658.817
9*28野田 英樹CARROZZERIA Team MOHN461'31.734
1025片岡 龍也Team LeMans451 Lap
118土屋 武士Team LeMans424 Laps
12*20井出 有冶mobilecast TEAM IMPUL415 Laps
137脇阪 寿一Team LeMans415 Laps
-------- 以上規定周回(41 Laps)完走 --------
144立川 祐路Yellow Hat KONDO Racing Team739 Laps
1519ブノワ・トレルイエmobilecast TEAM IMPUL442 Laps
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: #40 リチャード・ライアン 1'48.826
  • ペナルティ(*):
    • No.28 国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章4,e)(下見走行中のピット出口のホワイトラインカット)の違反により、罰金5万円を課した。
    • No.2、No.40 2004年全日本選手権フォーミュラニッポン統一規則第33条2.(燃料給油を伴う作業)の違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
    • No.20 国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章の違反により、競技結果から1周減算及びペナルティポイント1点を課した。

Japanese F3

F3 第1,2戦 鈴鹿 トップ3記者会見


連勝の中嶋と表彰台を独占したトムス勢(Photo:Motorsports@nifty)

中嶋一貴(第1戦優勝、第2戦優勝)
練習ではスタートが決まっていなかったんですが、昨日の第1戦で決めることができ
て、今日は落ち着いていくことができました。連勝は出来すぎだと思います。今後は
競ったときのレースが課題ですね。
次戦、筑波は苦手なサーキットですけが、課題は見えているので大丈夫だと思います。

番場 琢(第1戦2位、第2戦3位)
参戦2年目でチームも変わり、気持ちの上でも、プレッシャーの度合いも違います。
昨日、今日と表彰台には立てましたが、やはり勝たないと……まだまだですね。
僕はF3に初めて乗ったとき、かなり戸惑いましたが、中嶋選手がすんなり乗りこなし
たのは意外でした。

アンティヌッチ(第2戦2位)
日本のレースは初参戦ですが、やはりイギリスとはレースのシステムも違うし、戸惑う
点は多いですね。一番大きいのはタイヤの違いです。日本のタイヤは温まるのも早い
しグリップもいいです。スケジュールはイギリスより日本の方が余裕がありますね。

山本左近(第1戦3位)
開幕から100%で走ることが目標でしたが、この週末は予選からミスをしてしまい、そ
れを達成することはできませんでした。今後はミスをしないことが目標です。
一貴クンはカート時代から一緒ですが、ナチュラルに速いドライバーです。でも、こ
のまま終わるわけにはいかないので、必ず結果で返します。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/

Japanese F3

F3第2戦 SUZUKA 2&4RACE 決勝


軽々と連勝を果たしてしまった中嶋一貴(Photo:Motorsports@nifty)

昨日の第1戦に引き続きポールポジションの位置についた#8中嶋は、最高のスタート
で1周目から後続を引き離しにかかる。
対照的だったのは、昨日スタートで最後尾まで落ちた#10オリベイラ。やや慎重にな
りすぎてスタートでは出遅れ、さらに3位に上がった直後の2周目に逆バンクでコース
アウト。大きく遅れ、昨日に引き続き自滅してしまった。

トップ#8中嶋は、その後も#3横溝、#1アンティノッチ、#36番場による2位争いを尻
目に、ファステストラップをマークする快走を見せる。その勢いは衰えることなく
レース折り返しとなる9周目には、2位との差を5秒に広げる。

終盤になっても安定した走りを続ける#8中嶋は、17周のレースを完全にコントロー
ルし続け、最後はペースを落としてガッツポーズで2連勝のチェッカーを受けた。

童夢のエース#10オリベイラは、終盤1コーナーでアウトから仕掛けた際にコースア
ウト。散々なレースとなってしまった。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/
2004年3月28日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
鈴鹿2&4レース -RIJ- (2004/03/28) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807 km
PNoDriverCarEngineLapTime
18中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE1733'23.882
21リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE175.270
336番場 琢DALLARA F3043S-GE1710.746
412ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE1712.235
53横溝 直輝DALLARA F3033S-GE1717.102
64ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE1717.873
72武藤 英紀DALLARA F304MF204C1719.688
814柳田 真孝DALLARA F302SR20VE1720.373
919柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE1735.079
107山本 左近DALLARA F3043S-GE1736.633
1132小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE1743.297
1233池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE1756.775
13*50磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE161 Lap 
1410ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03MF204C152 Laps
-------- < 以上規定周回完走> --------
  • Fastest Lap: #8 中嶋 一貴、#10 ファオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'57.240
  • ペナルティ: No.50 2004年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第28条11(ピットレーンの速度)違反により、競技結果に30秒加算した。

Formula Nippon

Fニッポン第1戦 SUZUKA 2&4 RACE フリー走行


鈴鹿は朝から雲ひとつない快晴(Photo:Motorsports@nifty)

朝8時50分から行なわれたフリー走行では、各チーム決勝に向けてのセッティングの
確認を行なった。
ここでトップタイムをマークしたのは、昨日の予選はトラブルで11位と振るわなかっ
た#4立川。決勝で前に行くためには少々作戦も立てないと難しいが、速さを取り戻し
たことで面白い存在になりそうだ。

#20井出、#19トレルイエ、#32小暮の予選上位陣は、きっちりと仕上がっているよう
だ。決勝では、トップ3の後方に位置する#8土屋、#7脇阪、#41服部らがどこまで食い
込んでくるかが見ものだ。
また、後方に埋もれてしまったチャンピオン#1本山の奇襲作戦にも期待しよう。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/
2004年3月28日 鈴鹿サーキット(三重県) フリー走行 天候:晴れ/コース:ドライ
鈴鹿2&4レース -RIJ- (2004/03/28) Free Session Weather:Fine Course:Dry
2004 Fomula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
14立川 祐路Yellow Hat KONDO Racing Team1'47.882--193.78
240リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACING1'47.9620.0800.080193.63
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACING1'48.0630.1810.101193.45
47脇阪 寿一Team LeMans1'48.0880.2060.025193.41
520井出 有冶mobilecast TEAM IMPUL1'48.1940.3120.106193.22
631アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA RACING1'48.4610.5790.267192.74
719ブノワ・トレルイエmobilecast TEAM IMPUL1'48.4650.5830.004192.74
811松田 次生COSMO OIL RACING TEAM CERUMO1'48.7540.8720.289192.22
925片岡 龍也Team LeMans1'48.7820.9000.028192.18
1041服部 尚貴DoCoMo TEAM DANDELION RACING1'48.7850.9030.003192.17
113道上 龍Yellow Hat KONDO Racing Team1'48.7930.9110.008192.16
121本山 哲TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'48.9231.0410.130191.93
138土屋 武士Team LeMans1'49.0481.1660.125191.71
142金石 年弘TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'49.3621.4800.314191.16
1528野田 英樹CARROZZERIA Team MOHN1'49.5791.6970.217190.78
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

Fニッポン 第1戦 鈴鹿 予選上位3名記者会見


若い3人が予選トップ3を占めた(Photo:Motorsports@nifty)

予選ポールポジション 井出有治
 「鈴鹿と菅生のテストでチームが本山さんの基本セットからぼくの乗り方にセットを合わせてくれました。テストではニュータイヤでタイムが上げられなかったのでその点を鈴鹿に入る前に徹底的に調べて、それがうまくいきました。エンジニアがぼくの乗り方と本山さんの乗り方を理解したうえでセットアップしてくれたんです。今年に入ってからテストで各チームタイム差が縮まってきて去年よりも高いレベルになっています。レースはゴールしたときに一番前にいるってことが重要なので、ポールを取れたということはそれに向けての最高の条件が揃ったということですね。考えすぎずに集中して最後まで走りたいと思います」

予選2位 ブノワ・トレルイエ
 「今朝クルマがすごくよかったので午後も同じようなセットアップで走りました。アタックラップの前半はよかったんですがスプーンでミスして少しロスをしました。チームにとっては井出さんと2人でこういう結果になってよかった。明日もワンツーでいきたいと思います」

予選3位 小暮卓史
 「金曜日からチームがいいクルマに仕上げてくれて、ぼく自身も高いレベルでタイヤが使えるようになりました。今朝は中古タイヤでバランスが良くて、ニュータイヤがいまいちだったんでチームとのミーティングで対策をし、最後にその成果が出ました。去年はお世辞にもいいシーズンとはいえなかったのでそれを反省しつつ落ち着いて冷静にレースをしたいと思います。ローラシャーシーは2年目で各チームとも煮詰まってるしドライバーのレベルも高くて誰が勝つかわからない状況なので最後は精神力の勝負になるでしょう。明日は落ち着いてベストを尽くします」

Formula Nippon

モバイルキャスト・インパル今季体制を発表


今シーズンの抱負を語る星野監督(Photo:Motorsports@nifty)

27日、予選後の鈴鹿サーキットで、今シーズン、星野監督率いるチームインパルは、
スポンサーである情報技術ベンチャー企業「モバイルキャスト」をチーム名に配し
た"mobilecast TEAM IMPUL"としてフォーミュラ・ニッポンシリーズを戦うことを
発表した。

星野監督は「今年の体制を固められずに悩んでいたところに、モバイルキャストが
手を差し伸べてくれ感謝している。今までのスポンサーとは異なり、一緒に戦って
いこうという姿勢でやっていただいている。この姿勢が今日の予選結果に表れたも
のと思っている」と語り、かなりぎりぎりまで参戦が正式に決まらなかったことを
吐露した。

Japanese F3

F3第1戦 SUZUKA 2&4 RACE 決勝


快挙を成し遂げた中嶋一貴(Photo:Motorsports@nifty)

午前中に行なわれたこのレースの予選でポールを奪ったものの、続く第2戦の予選で
クラッシュしてしまった#8中嶋一貴。しかし、マシンのダメージは思ったより少な
く、無事グリッドにつくことが出来た。

スタートでは、ライバルと目されていたローラ童夢のエース#10オリベイラがエンジ
ンストールで大きく遅れる。これで楽になった#8中嶋は、1コーナーにトップで飛
び込むと、後方の#36番場との差をジワジワ広げながら、デビューレースとは思えな
い堂々としたレース運びを見せる。

その後も、#36番場と#7山本の2位争いを尻目に、完璧なレースを見せた#8中嶋が、
デビューレースで初ポールからスタートし、一度もトップを譲ることなく初優勝と
いう快挙を成し遂げた。

中嶋一貴は、PIAA NAKAJIMA RACING監督で元F1ドライバー中嶋悟氏の子息。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/
2004年3月27日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:曇り/コース:ドライ
鈴鹿2&4レース -RIJ- (2004/03/27) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807 km
PNoDriverCarEngineLapTime
18中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE1223'20.562
236番場 琢DALLARA F3043S-GE124.585
37山本 左近DALLARA F3043S-GE125.914
43横溝 直輝DALLARA F3033S-GE1212.043
512ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE1212.547
610ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03MF204C1213.282
71リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE1214.770
82武藤 英紀DALLARA F304MF204C1220.832
94ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE1223.399
1033池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE1224.089
1132小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE1227.210
1214柳田 真孝DALLARA F302SR20VE1227.606
1319柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE1259.272
1450磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE121'00.168
-------- < 以上規定周回完走 > --------
  • Fastest Lap: #7 山本 左近 1'56.004

Formula Nippon

Fニッポン第1戦 SUZUKA 2&4 RACE 予選2回目


初のポールポジションを獲得した井出(Photo:Motorsports@nifty)

午前中と同じようなコンディションのなか始まった予選2回目。ストレートの追い風
に乗って、各ドライバー1回目のタイムを更新していく。

安定した力をみせたのは#19トレルイエ。各ドライバーがこの#19トレルイエの1分44
秒179をターゲットにして、最後のアタックに入る。
#8土屋が区間タイムで途中まで上回るが、1分44秒357と僅かに届かず。#32小暮も1分
44秒195までタイムを削るが、なかなか#19トレルイエを上回ることができない。
他が伸び悩む中、#19トレルイエは駄目押しともいえる1分44秒149をマークする。

これで決まりかと誰もが思った最後の最後。今シーズンGTと同じインパルチームに
移籍した#20井出が、1分44秒082というスーパーラップを見せて逆転。自身初となる
ポールポジションの座についた。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/
2004年3月27日 鈴鹿サーキット(三重県) 予選2回目 天候:曇り/コース:ドライ
鈴鹿2&4レース -RIJ- (2004/03/27) Qualfying Session Weather: Cloudy Course: dry
2004 Fomula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamTime1
Time2
TimeDelaykm/h
120井出 有冶mobilecast TEAM IMPUL1'44.661
*1'44.082
1'44.082-200.85
219ブノワ・トレルイエmobilecast TEAM IMPUL1'45.059
*1'44.149
1'44.1490.067200.72
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACING1'44.878
*1'44.195
1'44.1950.113200.64
48土屋 武士Team LeMans1'45.276
*1'44.357
1'44.3570.275200.32
511松田 次生COSMO OIL RACING TEAM CERUMO1'44.858
*1'44.405
1'44.4050.323200.23
67脇阪 寿一Team LeMans1'45.392
*1'44.409
1'44.4090.327200.22
741服部 尚貴DoCoMo TEAM DANDELION RACING1'44.653
*1'44.558
1'44.5580.476199.94
83道上 龍Yellow Hat KONDO Racing Team1'44.824
*1'44.658
1'44.6580.576199.75
940リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACING*1'44.723
1'44.751
1'44.7230.641199.62
101本山 哲TEAM ADiRECT 5ZIGEN*1'45.010
1'45.094
1'45.0100.928199.08
114立川 祐路Yellow Hat KONDO Racing Team1'46.026
*1'45.041
1'45.0410.959199.02
1225片岡 龍也Team LeMans1'45.710
*1'45.077
1'45.0770.995198.95
1331アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA RACING*1'45.348
1'59.855
1'45.3481.266198.44
142金石 年弘TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'46.059
*1'45.465
1'45.4651.383198.22
1528野田 英樹CARROZZERIA Team MOHN1'46.200
*1'45.542
1'45.5421.460198.07

Japanese F3

F3第2戦 SUZUKA 2&4 RACE 予選

2004年3月27日 鈴鹿サーキット(三重県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
鈴鹿2&4レース -RIJ- (2004/03/27) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2004 All Japan F3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807 km
PNoDriverCarEngineTimeDelayGapkm/h
18中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE1'54.790--182.12
210ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03MF204C1'55.1090.3190.319181.61
33横溝 直輝DALLARA F3033S-GE1'55.3230.5330.214181.28
41リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE1'55.4510.6610.128181.07
536番場 琢DALLARA F3043S-GE1'55.5370.7470.086180.94
67山本 左近DALLARA F3043S-GE1'55.5900.8000.053180.86
74ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE1'55.8221.0320.232180.49
812ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE1'55.8381.0480.016180.47
92武藤 英紀DALLARA F304MF204C1'55.9751.1850.137180.26
1033池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE1'56.2331.4430.258179.86
1114柳田 真孝DALLARA F302SR20VE1'56.7121.9220.479179.12
1232小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE1'56.7601.9700.048179.04
1319柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE1'57.0312.2410.271178.63
1450磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE1'59.3594.5692.328175.15
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'06.58111.7917.222165.15

Japanese F3

F3第1戦 SUZUKA 2&4 RACE 予選

2004年3月27日 鈴鹿サーキット(三重県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
鈴鹿2&4レース -RIJ- (2004/03/27) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2004 All Japan F3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807 km
PNoDriverCarEngineTimeDelayGapkm/h
18中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE1'55.389--181.17
210ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03MF204C1'55.3890.0000.000181.17
33横溝 直輝DALLARA F3033S-GE1'55.8390.4500.450180.47
47山本 左近DALLARA F3043S-GE1'55.9200.5310.081180.34
536番場 琢DALLARA F3043S-GE1'55.9340.5450.014180.32
62武藤 英紀DALLARA F304MF204C1'56.0770.6880.143180.10
712ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE1'56.3690.9800.292179.65
81リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE1'56.3740.9850.005179.64
94ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE1'56.5591.1700.185179.35
1033池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE1'56.7951.4060.236178.99
1132小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE1'57.2261.8370.431178.33
1214柳田 真孝DALLARA F302SR20VE1'57.4962.1070.270177.92
1319柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE1'57.9522.5630.456177.23
1450磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE1'59.2893.9001.337175.25
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'07.09211.7037.803164.49

Formula Nippon

Fニッポン第1戦 SUZUKA 2&4 RACE 予選1回目


開幕戦の予選は好天に恵まれた(Photo:Motorsports@nifty)

3月26日、鈴鹿サーキットで2004年フォーミュラ・ニッポンシリーが開幕を迎えた。
やや風はあるものの、鈴鹿は春らしいポカポカ陽気。開幕戦にふさわしい天候となっ
た。

午前10時35分から始まった予選1回目は、残り4分となったところから各選手、ニュー
タイヤで本格的なアタックに入った。ここまでのトップは#19トレルイエの1分45秒059。
まずは#19井出が1分44秒661を叩き出しチームメイトを逆転。トップに立つ。しかし、
残り15秒でその座を奪ったのはベテラン#41服部。僅か1000分の8秒、#20井出を上回っ
た。3位には#40ライアンが食い込み、ドコモ・ダンディライアンチームはテストから
の好調を維持している。

トップ争いに絡むと思われた#19トレルイエ、#4立川は、トラブルで満足にアタック
できずに終わった。

予選2回目は午後3時5分から行なわれる。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/
2004年3月27日 鈴鹿サーキット(三重県) 予選1回目 天候:晴れ/コース:ドライ
鈴鹿2&4レース -RIJ- (2004/03/27) Qualfying Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2004 Fomula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
141服部 尚貴DoCoMo TEAM DANDELION RACINGR1'44.653--199.76
220井出 有冶mobilecast TEAM IMPULR1'44.6610.0080.008199.74
340リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGR1'44.7230.0700.062199.62
43道上 龍Yellow Hat KONDO Racing TeamR1'44.8240.1710.101199.43
511松田 次生COSMO OIL RACING TEAM CERUMOR1'44.8580.2050.034199.37
632小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACINGR1'44.8780.2250.020199.33
71本山 哲TEAM ADiRECT 5ZIGENR1'45.0100.3570.132199.08
819ブノワ・トレルイエmobilecast TEAM IMPULR1'45.0590.4060.049198.99
98土屋 武士Team LeMans1'45.2760.6230.217198.58
1031アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA RACING1'45.3480.6950.072198.44
117脇阪 寿一Team LeMans1'45.3920.7390.044198.36
1225片岡 龍也Team LeMans1'45.7101.0570.318197.76
134立川 祐路Yellow Hat KONDO Racing Team1'46.0261.3730.316197.17
142金石 年弘TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'46.0591.4060.033197.11
1528野田 英樹CARROZZERIA Team MOHN1'46.2001.5470.141196.85
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'51.9797.3265.779186.69
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • コースレコード: 1'45.161

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦 もてぎ/SUBARU WRC エクスプレス

スーパー耐久シリーズ2004 第1戦
「もてぎスーパー耐久500」 決勝
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■開催月日:2004年3月20-21日
■開催場所:ツインリンクもてぎ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇ FUJITSUBO IMPREZA、3位表彰台を獲得!
  hpi・racing IMPREZAも5位完走

スーパー耐久シリーズ2004は、3月20~21日にツインリンクもてぎで開幕戦が行
われ、クラス2に出場した吉田寿博/清水和夫組の#2 FUJITSUBO IMPREZAは3位表
彰台に。また、小泉和寛/菊地靖組の#86 hpi・racing IMPREZAは5位で完走しポ
イントを獲得した。

【公式予選】
20日は午前中に基準タイムをクリアするために二人のドライバーが出走する“ド
ライバー予選”、午後に決勝グリッドを決定するために一人のドライバーがアタッ
クをする“グリッド予選”が行われる。
10時からドライバー予選が始まったが、すぐに雨が降り出し#2インプレッサの
吉田が第1コーナーでコースアウト。最終コーナーでコースアウトした車両もあ
り、予選は赤旗が掲出され中断された。再開後は完全にウェットコンディション
となったが、2台のインプレッサのドライバー4名は無事、基準タイムをクリア。
しかし、その後雪に変わりグリッド予選は決勝レースの行われる21日の朝に順延
されることになった。

明けて21日朝は快晴。しかし、予選開始のころはまだウェットコンディションだっ
た。コースは時間経過とともに乾き始め、あとに走るほうがよい条件となったた
め、最後の第3セクションはほぼ全車が混雑した状態でアタックを続けた。結果、
清水の#2インプレッサは3位、菊地の#86インプレッサは4位というスタートポ
ジションを得ることになった。

【決勝】
気温が20℃前後まで上がった13時32分、45台の車両によりパレードラップがスター
トした。決勝レースは105周、500kmで行われる。ローリングスタートが切られる
と、予選5位の#20ランサーがいきなりクラス2位に浮上。2周目に3位#3ランサー
がエンジントラブルのためにストップ。これで#11ランサー、#20ランサー、吉
田の#2インプレッサ、菊地の#86インプレッサ、#26ランサーの順に。

大きな混乱もなく始まったかに見えたレースだったが、スタート時にパニックブ
レーキとなった車両があり、それへの追突を避けようと進路を変えた#86インプ
レッサが、スタートラインより手前で前の車両を追い越してしまっていた。これ
により菊地に対してドライブスルーのペナルティが課せられ、#86インプレッサ
は6位にドロップ。
32周で#86インプレッサ、35周で#2インプレッサがルーティンピットを済ませ
た。2台ともドライバーはそのままで、給油、タイヤ交換を済ませコースへ。レー
スの中間近い50周終了時点の順位は、#11ランサー、#20ランサー、#2インプ
レッサ、#26ランサー、#86インプレッサ。

65周で#86インプレッサ、69周で#2インプレッサが2回目のルーティンピットイ
ン。2台のインプレッサは他の車両がマシントラブルに見舞われる中も、ステデ
ィな運転を続け、#2インプレッサは3位ゴールで表彰台を獲得。#86インプレッ
サも5位フィニッシュでポイントをゲットした。

■吉田寿博選手(#2FUJITSUBO IMPREZA、3位)
「去年と同じ体制での参戦です。ランサーはブレーキ、エンジン、車重も改善さ
  れ、厳しいレースになることは予想していました。3位表彰台には上がれまし
  たが、でも正直悔しい。インプレッサは最低限の結果は残したと思いますが、
  次のレースまでに課題をひとつひとつ良くして臨むことが大事でしょう」

■菊地靖選手(#86hpi・racing IMPREZA、5位)
「インプレッサは初めてですが、運転に問題はありません。小泉選手もF3の経験
  もありますしコースとクルマに慣れてしまえば問題ないでしょう。今日のペナ
  ルティは危険回避のためやむ得ないものでした。
僕たちのラップタイムも安定していましたし、次は表彰台を目指して確実にポイ
ントを重ねていきます」


■決勝最終結果:クラス2
Pos.   No.   Driver   Car Name   Laps   Time/Diff
1 #11  中谷明彦/木下隆之  アドバンテージFromA MR            102 3:38'24.407
2 #20  小川日出生/福山英朗/小林且雄   RSオガワADVANランサー101   1Lap
3 #2   吉田寿博/清水和夫   FUJITSUBO IMPREZA                100   2Laps
4 #26  朝倉貴志/細野智行/朝倉宏志 エンドレスアドバンTMCランサー      100   2Laps
5 #86  小泉和寛/菊地 靖  hpi・racing IMPREZA               100   2Laps
6 #59  大澤 学/福田 淳  TOWAINTECインプレッサ              94   8Laps
7 #30  関根基司/大野尊久/杉本龍生 RSオガワADVANランサー     92  10Laps
8 #16  川口正敬/小松一臣/岡 滋人 ディクセルADVANランサー   91  11Laps
9 #6   冨桝朋広/関 豊 ファルケン☆ランサーエボVIII          87  15Laps


◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦 もてぎ/ラリーアートニュース

■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■
                  スーパー耐久シリーズ2004  第1戦
        中谷明彦選手組三菱ランサー(クラス2)がポール・トゥ・ウィン!
    小川日出生選手組(CMSC山形)が2位入賞で三菱ランサーがワン・ツー!
■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■


【結果】
<クラス2>*クラス2は完走9台
順位
ドライバー
車両
タイム(周回数)予選順位

1 中谷明彦/木下隆之組
三菱ランサーエボリューション
3時間38分24秒407(102周)    1

2  小川日出生/福山英朗/小林且雄組(CMSC山形)
三菱ランサーエボリューション
3時間37分19秒008(101周)    5

3  吉田寿博/清水和夫組
スバル・インプレッサ
3時間36分46秒100(100周)    3

4  朝倉貴志/細野智行/朝倉宏志組(CMSC栃木)
三菱ランサーエボリューション
3時間37分28秒268(100周)    6

5  小泉和寛/菊地  靖組
スバル・インプレッサ
3時間37分45秒636(100周)    4

6  大澤  学/福田  淳組
スバル・インプレッサ
3時間36分59秒075  (94周)    ーー

*CMSC(コルトモータースポーツクラブ)は、三菱車愛好者を中心としたJAF
登録クラブで、東京の本部(会長:木全  巖)および全国24支部(各々独立JAF
登録クラブ)から構成され、現在約700名の会員が活躍しています。

<開催概要>
  開催日:3月20日(土)ドライバー予選1回目
              21日(日)グリッド予選・決勝

開催地:栃木県芳賀郡茂木町
「ツインリンクもてぎ」ロードコース

周回数:    105周(1周4.801379km)
参加台数    :52台(決勝レース出走45台、完走34台)

クラス1  (3501cc~)6台
クラス2  (2001~3500cc)4WD  12台(三菱ランサー9台)
クラス3  (2001~3500cc)2WD    9台
クラス4  (~2000cc                    6台

※スーパー耐久シリーズ・技術規則第8条に従った車両
観客数    2,800人(20日)/8,200人(21日)

  スーパー耐久シリーズ2004の第1戦「もてぎスーパー耐久500」が、3月
20日(土)-21日(日)に栃木県芳賀郡茂木町の「ツインリンクもてぎ」ロード
コース(1周4.801379km)で開催された。市販車に近い改造範囲のツーリ
ングカーによる耐久レースとして人気の同シリーズは今季も十勝24時間レースを含
む全8戦を予定している。なおシリーズポイントは、昨年の8戦中有効7戦から全戦
有効に戻された。

  昨年の最終戦と同じ舞台となるツインリンクもてぎでの開幕戦には52台ものエン
トリーがあり、クラス2にも12台が参加。このうち三菱ランサーエボリューション
は9台を占めた。20日朝の天候は曇り。午前10時10分より行われたA・B両ド
ライバーの予選通過可否を判定するドライバー予選の最中に小雨が降り出し、昼過ぎ
にはみぞれから雪へと変わった。このため午後2時50分から予定されていた公式グ
リッド予選に先立ち、コンディション確認のためのフリー走行が行われたが、視界不
良により赤旗中断。同セッションは21日に順延されることとなった。

  21日は朝から快晴のもと、午前8時よりドライバー予選を通過した51台が参加
してグリッド予選を実施。セッション序盤はハーフウェットだったが、周回を重ねる
に従ってコースはドライに。この状況から三菱ランサーエボリューションVIIIM
Rを駆るディフェンディングチャンピオンの中谷明彦/木下隆之選手組は最初のクラ
ス1、2、グループNプラスクラス専有走行時間は無理をせず、路面がどんどん乾い
てきた終盤の全クラス走行時間にスリックタイヤに履き替えてアタックを敢行。多く
の車両が終盤のタイミングを狙ったため完全なクリアラップは取れなかったが、見事
コースレコードタイムでクラス2のポールポジションを獲得した。また、これに村田
信博選手  (CMSC栃木)組が続いて三菱ランサーは予選1、2位を独占する結果
となった。

  午後1時20分すぎにローリングスタートを切った105周、約500kmの決勝
レースでは、中谷選手組が新たに装着した「強化型大型ブレーキ」の効果もあってク
ラス1車両に迫るハイペースでクラストップを走行。29周目にはクラス1車両に分
け入る総合5番手に上がった。2番手には序盤にトラブルで後退した村田選手組に代
わって、小川日出生選手組(CMSC山形・三菱ランサーエボリューション)が浮上。
その後も2台の三菱ランサーは思うようにペースの上がらない3番手の吉田寿博組
(スバル・インプレッサ)に対し快走を続け、中谷選手組は総合4位でチェッカー。
小川選手組も総合5位で続いて三菱ランサーは開幕戦を見事クラス2のワン・ツー・
フィニッシュで飾る結果となった。なお、総合優勝は竹内浩典選手組のポルシェ91
1  GT3(クラス1)であった。


★第1戦終了時のシリーズポイント(全8戦有効)<クラス2>
1位    中谷明彦組(三菱ランサー)20
2位    小川日出生組(CMSC山形・三菱ランサー)15
3位    吉田寿博組(スバル・インプレッサ)12
4位    朝倉貴志組(CMSC栃木・三菱ランサー)10
5位    小泉和寛組(スバル・インプレッサ)8
6位    大澤  学組(スバル・インプレッサ)6
7位    関根基司組(三菱ランサー)4
8位    川口正敬組(三菱ランサー)3
9位    冨桝朋広組(三菱ランサー)2

◆ラリーアートニュースの詳細は下記をご覧ください。
ラリーアート Web Site

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦 もてぎ/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


(C)NISMO

スーパー耐久シリーズ2004 第1戦
「もてぎスーパー耐久500」決勝 リポート
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■月日:2004年3月20-21日
■場所:ツインリンクもてぎ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■尾本組C-WEST ORCアドバンZ 
  Z33フェアレディZのレース初優勝を飾る!!

スーパー耐久シリーズ2004は3月20~21日に、ツインリンクもてぎで開幕。クラ
ス3(排気量2001cc~、2WD)で、尾本直史/山田英二組の#23C-WEST ORCアドバンZ
が優勝。3位、5位にもZがゴールして今シーズンの大活躍を予感させる結果となっ
た。

【公式予選】
開幕戦は45台の決勝グリッドに対して52台のエントリーがあったために、7台の
予選落ちが出る。9台のエントリーがあったクラス3でも1台が予選落ちとなり、
気の抜けない予選となった。
クラス3には、#19TC-KOBE・MAX・Z33(輿水敏明/牧田克哉組)、#23C-WEST ORC
アドバンZ、#245モバイルキャスト アドバンZ(星野一樹/柳田真孝組)と3台のフ
ェアレディZが出場。

予選日の20日は、雲がかかり寒い朝となった。ウェットコンディションの中、3
台のZのドライバーは6人全員が基準タイムをクリア。しかし積雪と霧による視界
不良のため、決勝グリッドを決定する「グリッド予選」は翌日に順延されること
になった。

21日は朝から素晴らしい青空となった。昨年から継続参戦の#23 Zは2分5秒466
で終盤までクラストップにいたが、最後に#83NSXに逆転されたためにクラス2位
のグリッドにとどまった。2年連続でGT-Rをクラス1チャンピオンに導いたRS中春
がメンテナンスを担当する#245 Zはクラス3位、マシンを昨年までのGT-RからZ
にスイッチしZ432R(S30)のカラーリングを施した#19 Zはクラス5位で、3台がす
べて予選を通過した。

【決勝】
105周、500kmの決勝レースは、13時32分にパレードラップがスタート。
前日の悪天候にもかかわらずもてぎを訪れた8200人の熱心なファンが見守る中、
ローリングスタートが切られた。1周目#19 Zの輿水が一つポジションを上げ4位
に。2位の#23 Zの山田は徐々に#83 NSXとの差を詰め25周前後にはテールtoノー
ズ状態に。34周目にはついに逆転してクラストップに浮上した。コースアウトを
喫して45周目に#83 NSXがピットインすると#23、#245、#19とZがクラストッ
プ3を独占しニッサン/Zファンを狂喜させた。

折り返し点も近い46周目に#19 Zがピットインし牧田に交代。#245 Zは48周目
に柳田へ、#23 Zは52周目に尾本にバトンを渡した。しかし70周近くなったころ
に#245 Zのラップタイムがばらつき始めた。電気系トラブルが最後まで完全に
は直らなかったが、何とか5位で完走を果たした。
#19 Zは後半にミッションが入りづらくなり、ペースが上げられず#27 M3に逆
転を許し3位へ。そのままポジションを守り初表彰台を獲得した。
いっぽうトップの#23 Zは、2位に約1周のマージンを持っており、終盤はペース
を落として余裕のゴール。Z33のレースカーに初めての優勝をもたらした。
なお、総合優勝は竹内浩典/田中哲也組の#33FALKEN☆PORSCHEだった。

■尾本直史選手(#23 C-WEST ORCアドバンZ、クラス優勝)
「やっと勝てました! 雨はまだつらいので昨日雪で予選が順延になったのはラッ
  キーでしたし、今日は晴れたので勝つ自信はありました。去年1年頑張ったから
マージンがあったのだと思います。ラーマン(山田)とのチャンピオンコンビ(02年
クラス3/RX-7)は、ライバルにとって手強いと思いますよ!」

■RACE RESULTS-Class 3
Pos(Overall)--Machine--Lap--Driver
1(9) C-WEST ORCアドバンZ  100 山田英二/尾本直史
2(11) FINA ADVAN M3 99 古谷直広/筒井克彦
3(12) TC-KOBE・MAX・Z33 99 輿水敏明/牧田克哉
4(17) エンドレスアドバンRX-7 97 杉林健一/山口英光/入口秀輝
5(24) モバイルキャスト アドバン Z 94 星野一樹/柳田真孝
6(27) BP ADVAN NSX 92 古橋 譲/玉本秀幸/小林正吾

◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

スーパー耐久

スーパー耐久ポイントランキング(第1戦終了時)

スーパー耐久ポイントランキング
全8戦中1戦終了
Class1
Pos No Cls Driver Car 1 2 3 4 5 6 7 8 総P
1 33 1 竹内 浩典 田中 哲也   FALKEN☆PORSCHE 20               20
2 1 1 木下 みつひろ 青木 孝行   ADVAN・KONDO ポルシェ 15               15
3 25 1 谷口 信輝 織戸 学   ADVAN DG ゼナドリンGT3 12               12
4 24 1 堤 明彦 影山 正美 井上 貴志 PCJ ADVAN PORSCHE 10               10
  32 1 松田 秀士 藤田 明 原 幸雄 PCJ ファルケン ポルシェ DNC               0
  45 1 羽根 幸浩 伊藤 真一   グースネック・アドバンポルシェ DNQ               0
Class2
Pos No Cls Driver Car 1 2 3 4 5 6 7 8 総P
1 11 2 中谷 明彦 木下 隆之   三菱アドバンテージランサーMR 20               20
2 20 2 小川 日出生 福山 英朗 小林 且雄 RSオガワADVANランサー 15               15
3 2 2 吉田 寿博 清水 和夫   FUJITSUBO IMPREZA 12               12
4 26 2 朝倉 貴志 細野 智行 朝倉 宏志 エンドレスアドバンTMCランサー 10               10
5 86 2 小泉 和寛 菊池 靖   hpi・racing IMPREZA 8               8
6 59 2 大澤 学 福田 淳   TOWA INTECインプレッサ 6               6
7 30 2 関根 基司 大野 尊久 杉本 龍生 RSオガワADVANランサー 4               4
8 16 2 川口 正敬 小松 一臣 岡 滋人 ディクセルADVANランサー 3               3
9 6 2 冨桝 朋広 関 豊   ファルケン☆ランサーエボVIII 2               2
  3 2 村田 信博 小暮 吉則 中村 真一郎 フィナエンドレスアドバンコルト DNC               0
  56 2 松本 達哉 松浦 俊之   NUTECダンロップランサー DNS               0
Class3
Pos No Cls Driver Car 1 2 3 4 5 6 7 8 総P
1 23 3 山田 英二 尾本 直史   C-WEST ORC アドバン Z 20               20
2 27 3 古谷 直広 筒井 克彦   FINA ADVAN M3 15               15
3 19 3 輿水 敏明 牧田 克哉   TC-KOBE・MAX・Z33 12               12
4 14 3 杉林 健一 山口 英光 入口 秀輝 エンドレス アドバン RX-7 10               10
5 245 3 星野 一樹 柳田 真孝 井出 有治 モバイルキャスト アドバン Z 8               8
6 83 3 古橋 譲 玉本 秀幸 小林 正吾 BP ADVAN NSX 6               6
  15 3 長島 正明 今村 大輔   レーシングスパルコ ディクセル RX-7 DNC               0
  79 3 酒井 美晃 竹中 正信   TAITEC ADVAN NSX DNC               0
  7 3 白井 剛 山崎 学   MAKERS hart RX-7 DNQ               0
Class4
Pos No Cls Driver Car 1 2 3 4 5 6 7 8 総P
1 81 4 佐々木 孝太 井入 宏之 石井 浩一郎 HOT ROD CRUE YH 20               20
2 18 4 浅野 武夫 坂井 孝郎   ホンダ インテグラ 15               15
3 21 4 WADA-Q 高橋 毅   クムホ エクスタS2000 12               12
4 82 4 植田 正幸 阪口 良平 古谷 尚樹 DELPHI ADVAN DC5 10               10
5 67 4 長井 麻殊 内山 慎也 松原 浩二 YAMATO YH DC5 8               8
6 100 4 嶋村 馨 八木 宏之 津久井 正純 カストロールアドバンS2000 6               6
7 96 4 岡田 秀樹 伊藤 大輔   FORWARD 4               4
8 10 4 中川 隆正 渡辺 明 根本 満 ADVANベルノ東海ムーヴDC 3               3
9 58 4 佐藤 衛 宮澤 勝 斎藤 多聞 モンドスピードDL S2000 2               2
10 69 4 梅本 淳一 長野 賢也   J'S RACING ADVAN S2000 1               1
  95 4 ピストン西沢 クラゴン   BP J-WAVE AP1ED 0               0
  4 4 見並 秀文 太田 重蔵 深沢 雅文 BRIDEアドバン インテグラ DNC               0
  39 4 赤星 陽太郎 梅川 真明 戸田 哲史 UNITED ADVAN S2000 DNC               0
  73 4 山本 すばる 前嶋 秀司   ロイヤルハウスA-ONE・u・DC5 DNC               0
  77 4 磯田 尚孝 保坂 尚希   フィールズ C-WEST アドバン DC5 DNC               0
  98 4 田嶋 栄一 加藤 寛規   Mooncraft S2000 DNC               0
  913 4 日下部 利晃 谷川 達也 瀧川 大輔 K-Stadium ADVAN DNC               0
  29 4 谷口 美穂 谷口 いづみ   オベロン読売江東理工専μDC5 DNQ               0
  87 4 金森 敏一 星野 薫   RISO・BP インテグラ DNQ               0
ClassN+
Pos No Cls Driver Car 1 2 3 4 5 6 7 8 総P
1 37 N+ 影山 正彦 番場 琢   Kosei SPIRIT ALTEZZA 20               20
2 55 N+ 峰尾 恭輔 横溝 直輝   ARTA FOS アルテッツア 15               15
3 54 N+ 山内 伸弥 浅見 武   ADVANアンクルインテグラ 12               12
4 36 N+ 黒澤 琢弥 樋口 統也   MAZIORA SPIRIT ALTEZZA 10               10
  17 N+ 田中 篤 石川 朗   キーパーwith☆RUNup DNC               0
  5 N+ 光貞 秀俊 吉本 大樹   5ZIGEN ACCORD DNQ               0
****************************************************************************************************************
* 各クラス1位から10位までに 20-15-12-10-8-6-4-3-2-1 のポイント
* 24時間レースのポイントは 30-23-18-15-12-9-6-5-3-2
* 優勝車の70%以上の周回数を完走とする(小数点以下切り捨て)
* 各クラスの順位は全8戦の得点合計による
* ポイント対象のマシンは、Aドライバーと車両名称の両方で特定する
 どちらか一方でも変更された場合は別チーム扱いとなる
* DNQ:予選落ち DNS:出走できず DNC:完走できず DQ:失格

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦 MOTEGI SUPER TAIKYU 500 決勝


ゴール後にまさかの大どんでん返し!

2004年スーパー耐久シリーズ第1戦MOTEGI SUPER TAIKYU 500の決勝が快晴のツインリンク
もてぎで行われ、クラス1はポールポジションの#1MKアドバンエンドレスポルシェが磐石
の走りで#33FALKEN☆PORCSHEの追走を退け、トップでフィニッシュしたが、青木孝行の
合計運転距離がレース距離の3分の2を越えていたことが判明したため、1周減算とされ、
#33が繰り上げ優勝となった。
クラス2は#11アドバンテージFromA MRがダントツの速さで制し、クラス3は#23C-WEST ORC
アドバンZが次々とライバルたちがトラブルに陥る中を凌ぎきり、序盤激しいトップ争い
となったクラス4は#81HOT ROD CRUE YHが勝ち残った。グループNプラスは#37Kosei SPRIT
 ALTEZZAが勝利し、ハコは初めてという番場琢にとっては見事なデビュー戦となった。
(観客動員数8,200人)
2004年3月21日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
 P  No Cls  P Car/Model                             Driver         Lap/Gap
----------------------------------------------------------------------
 1  33  1   1 FALKEN☆PORCSHE              /911JGN 竹内/田中       105/3"36'28.924
 2***1  1   2 MKアドバンエンドレスポルシェ /911JGN 木下/青木       104/1Lap
 3  25  1   3 ADVAN DGゼナドリンGT3        /911JGN 谷口/織戸       104/1Lap
 4  11  2   1 アドバンテージFromA MR       /CT9A   中谷/木下       102/3Lap
 5  20  2   2 RSオガワADVANランサー        /CT9A   小川/福山/小林  101/4Lap
 6   2  2   3 FUJITSUBOインプレッサ        /GDB    吉田/清水       100/5Lap
 7  26  2   4 エンドレスアドバンTMCランサー/CP9    朝倉/細野/朝倉  100/5Lap
 8**86  2   5 hpi・racing IMPREZZA         /GDB    小泉/菊池       100/5Lap
 9  23  3   1 C-WEST ORCアドバンZ          /Z33    山田/尾本       100/5Lap
10  37 GN+  1 Kosei SPRIT ALTEZZA          /SXE10  影山/番場        99/6Lap
11  27  3   2 FINA ADVAN M3                /E36    古谷/筒井        99/6Lap
12  19  3   3 TC-KOBE・MAX・Z33            /Z33    輿水/牧田        99/6Lap
13  55 GN+  2 ARTA FOS アルテッツァ        /SXE10  峰尾/横溝        98/7Lap
14  81  4   1 HOT ROD CRUE YH              /DC5    佐々木/井入/石井 97/8Lap
15  54 GN+  3 ADVANアンクルインテグラ      /DC5    山内/浅見        97/8Lap
16  18  4   2 ホンダインテグラ             /DC5    浅野/坂井        97/8Lap
17  14  3   4 エンドレスアドバンRX-7       /FD3S   杉林/山口/入口   97/8Lap
18  21  4   3 クムホ・エクスタS2000        /AP1    WADA-Q/高橋      96/9Lap
19  82  4   4 デルファイADVAN DC5          /DC5    植田/阪口/古谷   96/9Lap
20  67  4   5 YAMATO YH DC5                /DC5    長井/内山/松原   96/9Lap
21 100  4   6 カストロールアドバンS2000    /AP1    嶋村/八木/津久井 96/9Lap
22 *59  2   6 TOWAINTECインプレッサ        /GDB    大澤/福田        94/11Lap
23  96  4   7 FORWARD                      /AP1    岡田/伊藤        94/11Lap
24 245  3   5 モバイルキャスト アドバン Z  /Z33    星野/柳田/井出   94/11Lap
25  10  4   8 ADVANベルノ東海ムーヴDC      /DC5    中川/渡辺/根本   93/12Lap
26  58  4   9 モンドスピードDL 2000        /AP1    佐藤/富澤/斎藤   93/12Lap
27  83  3   6 BP ADVAN NSX                 /NA2    古橋/玉本/小林   92/13Lap
28  30  2   7 RSオガワADVANランサー        /CT9A   関根/大野/杉本   92/13Lap
29  16  2   8 ディクセルADVANランサー      /CT9A   川口/小松/岡     91/14Lap
30  24  1   4 PCJ ADVAN PORSCHE            /911JGN 堤/影山/井上     90/15Lap
31   6  2   9 ファルケン☆ランサーエボVIII /CT9A   冨桝/関          87/18Lap
32  36 GN+  4 MAZIORA SPIRIT ALTEZZA       /SXE10  黒澤/樋口        86/19Lap
33  69  4  10 J'S RACING ADVAN S2000       /AP1    梅本/長野        84/21Lap
34  95  4  11 BP J-WAVE AP1ED              /AP1    ピストン/クラゴン80/25Lap

----------------------- 以上順位認定 -------------------------------------

    17 GN+    キーパーwith☆RUNup          /DC5    田中/石川        79/26Lap
    32  1     PCJファルケン ポルシェ       /911JGN 松田/藤田/原     54/51Lap
    15  3     レーシングスパルコディクセルRX-7/FD3S長島/今村        53/52Lap
    77  4     フィールズC-WESTアドバンDC5  /DC5    磯田/保坂/TBN    49/56Lap
     4  4     BRIDEアドバンベルノ東海インテグラ/DC5見並/太田/深沢   31/74Lap
   913  4     K-Stadium ADVAN              /DC5    日部/谷川/瀧川   28/77Lap
    39  4     UNITED ADVAN S2000           /AP1    赤星/梅川/戸田   26/79Lap
    98  4     Mooncraft S2000              /AP1    田嶋/加藤        24/81Lap
    79  3     TAITEC ADVAN NSX             /NA2    酒井/竹中        11/94Lap
    73  4     ロイヤルハウスADVANエーワンμDC5/DC5 山本/前嶋         3/102Lap
     3  2     フィナエンドレスアドバンコルト/CT9A  村田/小暮/中村    2/103Lap

レース中のベストタイムはNo.33 2'00.181 80/105 143.82km/h
規定周回数73

PENALTY
*   No.59 スーパー耐久シリーズ2004シリーズ規則 第12条(2)(ジャッキアップ中の
     エンジン停止)違反により、ペナルティストップ3分間を課した。
**  No.86 もてぎスーパー耐久500特別規則書 第31条(反則スタート)により、
     ドライビングスルーペナルティを課した。
*** No.1   もてぎスーパー耐久500特別規則書 第27条~4)(合計運転距離)違反により
     1周減算とした。

その他

ツインリンクもてぎが映像配信サービスを実施!


これを利用すれば観戦はもっと楽しくなるはず。

ツインリンクもてぎでは、4月開催のインディジャパン300マイルにおいて、
無線LANによるライブ映像配信サービス「Pit Live TV powerd by Intel」を
実施する。
これは名前のとおりインテル株式会社の協力によるもので、無線LANに対応した
ノートPCやPDAを持ち込めば、レース映像やタイミングモニター映像をスタンド
にいながらにして無料で視聴できる。レース会場内のライブ配信サービスとして
は世界初とのこと。

今回の実施期日は4月16日の公式予選日と17日の決勝日で、配信エリアは
バックストレートの一部を除くオーバルコース観客席と、メインスタンド裏の
グランドスタンドプラザ。
ツインリンクもてぎでは今後motoGPやフォーミュラニッポン、JGTCでも同様の
サービスの実施を予定しているとのこと。
今後もてぎでのレース観戦にはノートパソコンは必需品になるかも?

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦 MOTEGI SUPER TAIKYU 500 予選


3台いるアドバンカラー。識別点はヘッドライトとリヤウィングだ。

雪によって順延となっていた、MOTEGI SUPER TAIKYU 500の公式予選(グリッド予選)が
決勝日の今日、朝8時より行われ、昨年のチャンピオンで今年はポルシェにスイッチした
木下・青木組の#1MKアドバンエンドレスポルシェがポールを獲得した。
クラス2では#11アドバンテージFromA MRの中谷/木下組、クラス3は#83BP ADVAN NSXの
古橋/玉本/小林組、クラス4は#10ADVANベルノ東海ムーヴDCの中川/渡辺/根本組、
グループN+は#37Kosei SPRITALTEZZAの影山/番場組がそれぞれトップタイムを記録した。

前日からの雪は止み、空は晴れ渡っているものの、予選開始時点ではコース上は未だ
ハーフウェット状態。そのため開始20分前にウェット宣言がされ、各クラスの専有時間
は殆どのクルマがセミウェットタイヤを使用していたが、最後の混走セクションでは
スリックに履き替えるクルマが相次ぎ、各クラス入り乱れての激しいタイムアタック合戦
となった。
スーパー耐久第1戦はこの後Cドライバーのフリー走行を経て13時10分より決勝が行われる。
2004年3月21日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選 天候:晴れ/コース:セミウェット -> ドライ
公式予選(グリッド予選)
 P  No Cls P   Car/Model                              Driver         time
------------------------------------------------------------------------------
 1   1  1  1 MKアドバンエンドレスポルシェ     /911JGN 木下/青木    R1'58.712
 2  33  1  2 FALKEN☆PORCSHE                  /911JGN 竹内/田中      R1'58.807
 3  25  1  3 ADVAN DGゼナドリンGT3            /911JGN 谷口/織戸      R1'59.024
 4  24  1  4 PCJ ADVAN PORSCHE                /911JGN 堤/影山/井上    1'59.758
 5  32  1  5 PCJファルケン ポルシェ           /911JGN 松田/藤田/原    2'01.110
 6  11  2  1 アドバンテージFromA MR           /CT9A   中谷/木下      R2'01.598
 7   3  2  2 フィナエンドレスアドバンコルト   /CT9A   村田/小暮/中村  2'02.413
 8   2  2  3 FUJITSUBOインプレッサ            /GDB    吉田/清水       2'03.184
 9  86  2  4 hpi・racing IMPREZZA             /GDB    小泉/菊池       2'03.853
10  20  2  5 RSオガワADVANランサー            /CT9A   小川/福山/小林  2'03.936
11  83  3  1 BP ADVAN NSX                     /NA2    古橋/玉本/小林  2'04.341
12  26  2  6 エンドレスアドバンTMCランサー    /CP9A   朝倉/細野/朝倉  2'04.496
13  23  3  2 C-WEST ORCアドバンZ              /Z33    山田/尾本       2'05.466
14  30  2  7 RSオガワADVANランサー            /CT9A   関根/大野/杉本  2'05.708
15 245  3  3 モバイルキャスト アドバン Z      /Z33    星野/柳田/井出  2'05.885
16  27  3  4 FINA ADVAN M3                    /E36    古谷/筒井       2'05.918
17  19  3  5 TC-KOBE・MAX・Z33                /Z33    輿水/牧田       2'06.094
18  56  2  8 NUTECダンロップランサー          /CT9A   松本/松浦       2'06.187
19   6  2  9 ファルケン☆ランサーエボVIII     /CT9A   冨桝/関         2'06.211
20  79  3  6 TAITEC ADVAN NSX                 /NA2    酒井/竹中       2'06.240
21  16  2 10 ディクセルADVANランサー          /CT9A   川口/小松/岡    2'06.727
22  37 GN+ 1 Kosei SPRIT ALTEZZA              /SXE10  影山/番場       2'06.748
23  36 GN+ 2 MAZIORA SPIRIT ALTEZZA           /SXE10  黒澤/樋口       2'06.827
24  14  3  7 エンドレスアドバンRX-7           /FD3S   杉林/山口/入口  2'07.062
25  15  3  8 レーシングスパルコディクセルRX-7 /FD3S   長島/今村       2'07.101
26  55 GN+ 3 ARTA FOS アルテッツァ            /SXE10  峰尾/横溝       2'07.724
27  17 GN+ 4 キーパーwith☆RUNup              /DC5    田中/石川       2'07.923
28  54 GN+ 5 ADVANアンクルインテグラ          /DC5    山内/浅見       2'08.632
29  10  4  1 ADVANベルノ東海ムーヴDC          /DC5    中川/渡辺/根本 2'08.724
30  96  4  2 FORWARD                          /AP1    岡田/伊藤       2'08.888
31 100  4  3 カストロールアドバンS2000        /AP1  嶋村/八木/津久井  2'09.029
32  69  4  4 J'S RACING ADVAN S2000           /AP1    梅本/長野       2'09.166
33  81  4  5 HOT ROD CRUE YH                  /DC5  佐々木/井入/石井  2'09.291
34  95  4  6 BP J-WAVE AP1ED                  /AP1  ピストン/クラゴン 2'09.574
35  98  4  7 Mooncraft S2000                  /AP1    田嶋/加藤       2'09.646
36  82  4  8 デルファイADVAN DC5              /DC5    植田/阪口/古谷  2'09.811
37  73  4  9 ロイヤルハウスADVANエーワンμDC5 /DC5    山本/前嶋       2'09.825
38  21  4 10 クムホ・エクスタS2000            /AP1    WADA-Q/高橋     2'10.114
39 913  4 11 K-Stadium ADVAN                  /DC5    日部/谷川/瀧川  2'10.130
40   4  4 12 BRIDEアドバンベルノ東海インテグラ/DC5    見並/太田/深沢  2'10.162
41  18  4 13 ホンダインテグラ                 /DC5    浅野/坂井       2'10.248
42  39  4 14 UNITED ADVAN S2000               /AP1    赤星/梅川/戸田  2'10.305
43  58  4 15 モンドスピードDL 2000            /AP1    佐藤/富澤/斎藤  2'10.341
44  67  4 16 YAMATO YH DC5                    /DC5    長井/内山/松原  2'11.223
45  77  4 17 フィールズC-WESTアドバンDC5      /DC5    磯田/保坂/TBN   2'11.274
--------------------以上予選通過車両------------------------------------------
    45  1  6 グースネック・アドバンポルシェ   /911JGN 羽根/伊藤       2'01.993
     7  3  9 MAKERS hart RX-7                 /FD3S   白井/山崎       2'07.641
    59  2 11 TOWAINTECインプレッサ            /GDB    大澤/福田       2'08.358
     5 GN+ 6 5ZIGEN ACCORD                    /CL7    光貞/吉本       2'08.840
    87  4 18 RISO・BP インテグラ              /DC5    金森/星野       2'11.291
    29  4 19 オベロン読売江東理工専μDC5      /DC5    谷口/谷口       2'12.560

"R"マークの車はコースレコードを更新しました。
従来のレコードタイムは(C-1) 1'59.227  (C-2) 2'02.179

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦 MOTEGI SUPER TAIKYU 500 予選


開始早々にトップタイムをたたき出した25号車。

2004年スーパー耐久シリーズ開幕戦、MOTEGI SUPER TAIKYU 500の公式予選
(ドライバーズ予選)が肌寒い天候の下、ツインリンクもてぎで行われたが、
セッション開始直後から降り出した雨により、スタックする車両続出したため、
開始からたった7分で赤旗中断となってしまった。
セッション再開後は完全なウェットコンディションでタイムアップは望めない
状況となったため、審査委員会の判断で今回の予選通過基準タイムは第2パート
のタイムを採用することとなった。
雨はピットウォークの頃から雪に変わったため、午後のグリッド予選に先立って
10分間のフリー走行が実施されたが、積雪と視界不良のために赤旗が出され、
以降のセッションはキャンセルと決定した。

なお、グリッド予選は決勝日の朝8時より1時間で実施される。
2004年3月20日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選 天候:雨のち雪/コース:ウェット
公式予選(ドライバーズ予選)
 P  No Cls P   Car/Model                              Driver         time
--------------------------------------------------------------------------------
 1  25  1  1   ADVAN DGゼナドリンGT3           /911JGN  谷口/織戸      2'03.067
 2  33  1  2   FALKEN☆PORCSHE                 /911JGN  竹内/田中      2'03.914
 3   1  1  3   MKアドバンエンドレスポルシェ    /911JGN  木下/青木    2'04.001
 4  32  1  4   PCJファルケン ポルシェ          /911JGN 松田/藤田/原   2'04.160
 5  24  1  5   PCJ ADVAN PORSCHE               /911JGN  堤/影山/井上   2'04.841
 6  45  1  6   グースネック・アドバンポルシェ  /911JGN  羽根/伊藤      2'07.331
 7   2  2  1   FUJITSUBOインプレッサ           /GDB     吉田/清水      2'07.805
 8  20  2  2   RSオガワADVANランサー           /CT9A    小川/福山/小林 2'08.286
 9  11  2  3   アドバンテージFromA MR          /CT9A    中谷/木下      2'08.305
10  26  2  4   エンドレスアドバンTMCランサー   /CP9A   朝倉/細野/朝倉 2'08.708
11   3  2  5   フィナエンドレスアドバンコルト  /CT9A    村田/小暮/中村 2'09.303
12  86  2  6   hpi・racing IMPREZZA            /GDB    小泉/菊池      2'10.396
13  83  3  1   BP ADVAN NSX                    /NA2     古橋/玉本/小林 2'11.634
14  37 GN+ 1   Kosei SPRIT ALTEZZA             /SXE10   影山/番場      2'12.069
15  16  2  7   ディクセルADVANランサー         /CT9A   川口/小松/岡   2'12.222
16  36 GN+ 2   MAZIORA SPIRIT ALTEZZA          /SXE10   黒澤/樋口      2'13.123
17 245  3  2   モバイルキャスト アドバン Z     /Z33    星野/柳田/井出 2'13.166
18  30  2  8   RSオガワADVANランサー           /CT9A    関根/大野/杉本 2'13.233
19  14  3  3   エンドレスアドバンRX-7          /FD3S    杉林/山口/入口 2'13.683
20  56  2 10   NUTECダンロップランサー         /CT9A    松本/松浦      2'14.588
21  55 GN+ 3   ARTA FOS アルテッツァ          /SXE10   峰尾/横溝      2'14.645
22   6  2  9   ファルケン☆ランサーエボVIII    /CT9A    冨桝/関        2'14.761
23  15  3  4   レーシングスパルコディクセルRX-7/FD3S   長島/今村      2'14.776
24  23  3  5   C-WEST ORCアドバンZ             /Z33     山田/尾本      2'14.863
25  10  4  1   ADVANベルノ東海ムーヴDC         /DC5    中川/渡辺/根本 2'15.271
26  21  4  2   クムホ・エクスタS2000           /AP1    WADA-Q/高橋    2'15.759
27  18  4  3   ホンダインテグラ                /DC5     浅野/坂井      2'16.176
28   5 GN+ 4   5ZIGEN ACCORD                   /CL7    光貞/吉本      2'16.298
29  79  3  6   TAITEC ADVAN NSX                /NA2    酒井/竹中      2'16.403
30  81  4  4   HOT ROD CRUE YH                 /DC5   佐々木/井入/石井2'16.509
31 913  4  5   K-Stadium ADVAN                 /DC5    日部/谷川/瀧川 2'16.741
32  69  4  6   J'S RACING ADVAN S2000          /AP1    梅本/長野      2'16.797
33   7  3  7   MAKERS hart RX-7                /FD3S    白井/山崎      2'16.907
34  73  4  7   ロイヤルハウスADVANエーワンμDC5/DC5     山本/前嶋      2'17.228
35  27  3  9   FINA ADVAN M3                   /E36    古谷/筒井      2'18.372
36  19  3  8   TC-KOBE・MAX・Z33               /Z33    輿水/牧田      2'19.353
37  77  4  8   フィールズC-WESTアドバンDC5     /DC5     磯田/保坂/TBN  2'19.738
38  98  4 12   Mooncraft S2000                 /AP1     田嶋/加藤      2'19.834
39  87  4  9   RISO・BP インテグラ             /DC5    金森/星野      2'20.173
40  96  4 19   FORWARD                         /AP1    岡田/伊藤      2'20.524
41  54 GN+ 6   ADVANアンクルインテグラ         /DC5     山内/浅見      2'20.785
42  95  4 15   BP J-WAVE AP1ED                 /AP1  ピストン/クラゴン2'21.278
43   4  4 17   BRIDEアドバンベルノ東海インテグラ/DC5   見並/太田/深沢 2'21.459
44  67  4 10   YAMATO YH DC5                   /DC5    長井/内山/松原 2'21.529
45  29  4 14   オベロン読売江東理工専μDC5     /DC5     谷口/谷口      2'21.658
46  59  2 12   TOWAINTECインプレッサ           /GDB    大澤/福田      2'21.802
47 100  4 11   カストロールアドバンS2000       /AP1  嶋村/八木/津久井 2'21.841
48  82  4 13   デルファイADVAN DC5             /DC5    植田/阪口/古谷 2'22.093
49  17 GN+ 5   キーパーwith☆RUNup             /DC5     田中/石川      2'23.021
50  58  4 16   モンドスピードDL 2000           /AP1    佐藤/富澤/斎藤 2'24.705
51  39  4 18   UNITED ADVAN S2000              /AP1    赤星/梅川/戸田 2'25.693
--------------------以上予選通過車両-----------------------------------------------
    12  2 11   Qs' インテークMプロエボVIII     /CT9A   竹島/島田/橋本 2'26.903

※複数の車両を回収するため、10時17分33秒より赤旗中断とした。(第1パート)

コース状況 第1パート:Dry/Wet 第2パート:Wet

予選通過基準タイム(130%)2'48.367
クラス別予選通過基準タイム
(C-1)2'22.464 (C-2)2'26.600 (C-3)2'31.822 (C-4)2'34.200 (GN+)2'31.537

PENALTY *No.12、No.67
2004ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則書 第7章第36条~2)(ピットエリア制限速度)
違反により、始末書提出及び罰金1万円を課した。

※審査委員会の決定により、第2パートの予選通過基準タイムを採用した。

全日本GT選手権

JGTC 合同テスト(鈴鹿) 合同テスト2日目


2日目のトップはモチュールピットワークZ(Photo:K.Takeshita)

3月13日、鈴鹿サーキットでJGTCの合同テスト2日目が行われた。
昨日から、好調のZは午前のセッションから上位を独占。午後は決勝セッティング
を進めたのか、タイムアタックは控えめにした。
それでも、この日の総合結果ではトップから4番手までを独占。改めてZの速さをラ
イバルたちに見せつけることになった。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/
2004年3月13日 鈴鹿サーキット(三重県) 合同テスト2日目 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers-----------BestTime
 1  22 500 モチュールピットワークZ          影山/クルム      1'54.029
 2  12 500 カルソニック IMPUL Z             トレルイエ/井出  1'54.216
 3 023 500 NISMO Z(テスト車両)                              1'54.243
 4   1 500 ザナヴィニスモZ                  本山/ライアン    1'54.341
 5  36 500 WOODONE トムススープラ           土屋/アピチェラ  1'54.570
 6   6 500 エッソウルトラフロースープラ     脇阪/飯田        1'54.800
 7  38 500 auセルモスープラ                 立川/荒          1'55.124
 8  39 500 デンソーサードスープラGT         デュフォア/クート1'55.415
 9   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミZ              金石/コマス      1'55.663
10  18 500 TAKATA童夢NSX                    道上/フィリップ  1'56.127
11  37 500 DYNACITYトムススープラ           コートニー/片岡  1'56.358
12  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ           織戸/シュワガー  1'56.477
13  32 500 EPSON NSX                        松田/ロッテラー  1'56.609
14   0 500 HONDA NSX(テスト車両)                            1'57.301
15   8 500 ARTA NSX                         金石/伊藤        1'58.607
16 100 500 RAYBRIG NSX                      中野/加藤        1'59.211
17  21 500 フェラーリ550GTマラネロ          光貞              2'04.930
18  11 300 JIM RodeoDriveアドバンF360       松田/菅          2'05.489
19  19 300 ウェッズスポーツセリカ           青木/谷口        2'05.611
20  80 300 エンドレスダイシンアドバン Z     木下/星野        2'06.009
21  30 300 RECKLESS MR-S                    佐々木/後藤      2'06.423
22  63 300 LEYJUNダンロップ320R             OSAMU             2'06.740
23  16 300 M-TEC NSX                        山野/八木        2'06.750
24   2 300 プリウェチューリッヒ クムホ ベルイタル東海NSX   高橋/渡辺        2'08.051
25  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア     加藤/筒井        2'08.286
26  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S            田中/松田        2'08.426
27  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ      竹内/西澤        2'08.457
28   9 300 ADVAN K-STUDIUM MT               清水/細川        2'08.989
29  77 300 クスコスバルADVANインプレッサ    小林/谷川        2'08.990
30  20 300 FK/Massimo ADVANポルシェ         和田/宮川        2'09.129
31  72 300 アドバンBOROポルシェ             平川/城内        2'09.190
32 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ     高見沢/砂子      2'10.767
33  81 300 シーウェストダイシンアドバンZ    柳田/尾本        2'11.022
33  70 300 フィールズ外国屋アドバンポルシェ 石橋/ヒロミ      2'14.153
    10 300 JIM Gainer アドバンF360          余郷              --------
----------------------------------------------------------------------

全日本GT選手権

JGTC 合同テスト(鈴鹿) 合同テスト1日目


トップを奪ったザナヴィニスモZ(Photo:K.Takeshita)

3月12日、鈴鹿サーキットでJGTCの合同テストが行われた。
初日、スープラ勢を抑えてトップタイムをマークしたのは、チャンピオンナンバー
をつける#1ザナヴィニスモZ(本山/ライアン)。今シーズンからGTRに代わって投入
されるZだが、#12カルソニック IMPUL Zも4位に入りポテンシャルはかなり高そう
だ。
一方、ターボを搭載することになったNSXは、#32EPSON NSXが、トップから2秒遅れ
の8位。熟成のスピードが気になるところだ。

また、#21フェラーリ550GTマラネロは、光貞がドライブ。タイム的にはまだまだだ
が、今シーズン注目の1台だ。

GT300クラスは、本命#19ウェッズスポーツセリカ(青木/谷口)が貫禄のトップタイ
ム。2位にはM-TEC(無限)が走らせる#16M-TEC NSXがつけた。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/
2004年3月12日 鈴鹿サーキット(三重県) 合同テスト1日目 天候:曇り/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers-----------BestTime
 1   1 500 ザナヴィニスモZ                  本山/ライアン    1'54.322
 2   6 500 エッソウルトラフロースープラ     脇阪/飯田        1'55.026
 3  36 500 WOODONE トムススープラ           土屋/アピチェラ  1'55.132
 4  12 500 カルソニック IMPUL Z             トレルイエ/井出  1'55.478
 5 023 500 NISMO Z(テスト車両)                              1'55.699
 6  39 500 デンソーサードスープラGT         デュフォア/クート1'55.717
 7  38 500 auセルモスープラ                 立川/荒          1'56.097
 8  32 500 EPSON NSX                        松田/ロッテラー  1'56.423
 9  22 500 モチュールピットワークZ          影山/クルム      1'56.576
10  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ           織戸/シュワガー  1'56.833
11  18 500 TAKATA童夢NSX                    道上/フィリップ  1'57.162
12   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミZ              金石/コマス      1'57.182
13 100 500 RAYBRIG NSX                      中野/加藤        1'57.883
14  37 500 DYNACITYトムススープラ           コートニー/片岡  1'58.289
15   8 500 ARTA NSX                         金石/伊藤        1'58.976
16   0 500 HONDA NSX(テスト車両)                            2'00.032
17  21 500 フェラーリ550GTマラネロ          光貞              2'03.430
18  19 300 ウェッズスポーツセリカ           青木/谷口        2'05.301
19  16 300 M-TEC NSX                        山野/八木        2'05.821
20  11 300 JIM RodeoDriveアドバンF360       松田/菅          2'06.162
21  81 300 シーウェストダイシンアドバンZ    柳田/尾本        2'07.394
22   2 300 プリウェチューリッヒ クムホ ベルイタル東海NSX   高橋/渡辺        2'08.020
23  63 300 LEYJUNダンロップ320R             OSAMU             2'08.029
24  30 300 RECKLESS MR-S                    佐々木/後藤      2'08.226
25  20 300 FK/Massimo ADVANポルシェ         和田/宮川        2'08.263
26  77 300 クスコスバルADVANインプレッサ    小林/谷川        2'09.653
27  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ      竹内/西澤        2'09.866
28  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S            田中/松田        2'09.974
29  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア     加藤/筒井        2'10.590
30  72 300 アドバンBOROポルシェ             平川/城内        2'10.646
31   9 300 ADVAN K-STUDIUM MT               清水/細川        2'10.889
32 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ     高見沢/砂子      2'11.482
33  70 300 フィールズ外国屋アドバンポルシェ 石橋/ヒロミ      2'15.586
----------------------------------------------------------------------

Formula Nippon

Fニッポン 合同テスト(鈴鹿) 合同テスト2日目

3月2日、前日に引き続き、鈴鹿サーキットでフォーミュラ・ニッポンの第1回公式
合同テストが行われた。

寒さは前日同様だったが、最後のセッションで4人が1分44秒台にのせてきた。
トップタイムは好調の#4立川祐路。#19トレルイエ、#11松田、#31ロッテラーまで
が44秒台。#1本山哲も前日の10位から6位へとポジションを上げたが、トップ10は
僅差で、開幕戦(3/28鈴鹿)が楽しみだ。

なお、5ZIGENの#2号車は、午前中は金石年弘、午後は山西康司がステアリングを
握った。

各チームは、この後、3月20、21日にスポーツランドSUGOで行われる合同テストへ
参加してから、開幕戦を迎えることになる。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/

2004年3月2日 鈴鹿サーキット(三重県) 合同テスト2日目 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.Driver-----------Team-------------------Car-------------Time----
 1  4 立川祐路         Yellow Hat KONDO       Lola B351/無限  1'44.480
 2 19 B.トレルイエ     mobilecast IMPUL       Lola B351/無限  1'44.611
 3 11 松田次生         COSMO OIL CERUMO       Lola B351/無限  1'44.612
 4 31 A.ロッテラー     PIAA NAKAJIMA          Lola B351/無限  1'44.751
 5 40 R.ライアン       DoCoMo DANDELION       Lola B351/無限  1'45.003
 6  1 本山 哲         5ZIGEN                 Lola B351/無限  1'45.062
 7 41 服部尚貴         DoCoMo DANDELION       Lola B351/無限  1'45.099
 8  3 道上 龍         Yellow Hat KONDO       Lola B351/無限  1'45.104
 9 20 井出有治         mobilecast IMPUL       Lola B351/無限  1'45.135
10  7 脇阪寿一         LeMans                 Lola B351/無限  1'45.184
11 32 小暮卓史         PIAA NAKAJIMA          Lola B351/無限  1'45.403
12  8 土屋武士         LeMans                 Lola B351/無限  1'45.889
13  2 金石年弘         5ZIGEN                 Lola B351/無限  1'46.099
14 28 野田英樹         CARROZZERIA MOHN       Lola B351/無限  1'46.932
15  2 山西康司         5ZIGEN                 Lola B351/無限  1'46.971
16 25 片岡龍也         LeMans                 Lola B351/無限  1'47.330
----------------------------------------------------------------------

Formula Nippon

Fニッポン 合同テスト(鈴鹿) 合同テスト1日目

3月1日、鈴鹿サーキットでフォーミュラ・ニッポンの第1回公式合同テストが行われ
た。

寒空のもと行われた今シーズンの初走行は、移籍組の多いなかで残留組の活躍が目
立った。トップタイムは今年メインスポンサーにイエローハットを迎えたKONDOレ
ーシングの#4立川祐路。今年から移籍の#3道上龍も好調でワンツー。
3~4位には体制を継続したDoCoMo DANDELIONの#40R.ライアンと#41服部尚貴が続い
た。

この日、5ZIGENへの電撃移籍を発表したディフェンディングチャンピオン#1本山哲
は、10位と出遅れたが、本領発揮はこれからといったところ。唯一のルーキー、#25
片岡龍也も慎重な滑り出しだ。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/


2004年3月1日 鈴鹿サーキット(三重県) 合同テスト1日目 天候:曇り/コース:ドライ
P.-No.Driver-----------Team-------------------Car-------------Time----
 1  4 立川祐路         Yellow Hat KONDO       Lola B351/無限  1'45.427
 2  3 道上 龍         Yellow Hat KONDO       Lola B351/無限  1'45.528
 3 40 R.ライアン       DoCoMo DANDELION       Lola B351/無限  1'45.607
 4 41 服部尚貴         DoCoMo DANDELION       Lola B351/無限  1'45.631
 5 20 井出有治         mobilecast IMPUL       Lola B351/無限  1'45.662
 6  7 脇阪寿一         LeMans                 Lola B351/無限  1'45.897
 7 19 B.トレルイエ     mobilecast IMPUL       Lola B351/無限  1'45.900
 8 32 小暮卓史         PIAA NAKAJIMA          Lola B351/無限  1'45.945
 9 31 A.ロッテラー     PIAA NAKAJIMA          Lola B351/無限  1'45.966
10  1 本山 哲         5ZIGEN                 Lola B351/無限  1'45.997
11 11 松田次生         COSMO OIL CERUMO       Lola B351/無限  1'46.088
12  8 土屋武士         LeMans                 Lola B351/無限  1'46.453
13  2 金石年弘         5ZIGEN                 Lola B351/無限  1'46.871
14 25 片岡龍也         LeMans                 Lola B351/無限  1'48.202
15 28 野田英樹         CARROZZERIA MOHN       Lola B351/無限  1'48.582
----------------------------------------------------------------------

全日本GT選手権

JGTC:トヨタ体制発表、今年もスープラで


Photo: Motorsports@nifty

 19日、トヨタ自動車株式会社は2004年度のモータースポーツ参戦計画を発表し、その 中で全日本GT選手権にスープラで参戦すると発表した。ただし、本年度のスープラの エンジンには4.5リットルV8という排気量のものが採用される。

 GT500クラスには、5チーム6台のワークスマシンを投入。チャンピオンシップ奪還を 狙う。GT300クラスにはMR-Sとセリカが投入される。

 チーム体制については以下の通り。

■チーム体制■

GT500
エントラントドライバー
ESSOトヨタチームルマン脇坂寿一
飯田章
トヨタチームトムス土屋武士
マルコ・アピチェラ
ジェームズ・コートニー
片岡龍也
トヨタチームセルモ立川祐路
荒聖治
トヨタチームサードジェレミー・デュフォア
アンドレ・クート
チームアドバンツチヤ織戸学
ドミニク・シュワガー
GT300
エントラントドライバーマシン
アペックスウィズエーピーアール田中実
松田晃司
MR-S
チームレクリス佐々木孝太
後藤聡
MR-S
レーシングプロジェクトバンドウ青木孝行
谷口信輝
セリカ
トムススピリット松永まさひろ
T.B.N.
セリカ
シグマテックレーシングチーム竹内浩典
西澤誠剛
セリカ

全日本GT選手権

JGTC:日産体制発表、Z33フェアレディZで参戦へ


Photo: Motorspots@nifty

 10日、日産自動車株式会社とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(ニスモ)は、2004年度のモータースポーツ参戦計画を発表し、その中で全日本GT選手権にこれまでのスカイラインGT-Rでの参戦を終了し、新たにZ33フェアレディZで参戦すると正式に発表した。

 GT500クラスには、これまでの3台体制から昨年GT300クラスに参戦し見事チャンピオンを獲得したハセミモータースポーツの1台を加え、4台体制で選手権に参戦する。また、日産系全チームの総監督として柿元邦彦氏が就任し、ニスモのワークスチームの監督には出川洋氏が就任する。

 チーム体制については以下の通り。

■チーム体制

No.エントラント監督ドライバー車両名
1ニスモ出川洋本山哲
リチャード・ライアン
ザナヴィニスモZ
22ニスモ影山正美
ミハエル・クルム
モチュールピットワークZ
3ハセミモータースポーツ長谷見昌弘金石年弘
エリック・コマス
G'ZOX・SSR・ハセミ
12チームインパル星野一義井出有治
ブノワ・トルルイエ
カルソニックインパルZ

全日本GT選手権

ホンダ体制発表!NSXはツインターボに!


ターボ化されたNSXを4チームが走らせる(Photo:Motorsports@nifty)

2月3日、都内のホテルでホンダの2004年モータースポーツ体制発表が行われ、全日
本GT選手権に参戦する4チームのラインナップが明らかになった。
1台減ったことで、無限のエース格だった伊藤大輔がARTAに移籍。DTM帰りの金石と
組む。また、長くアメリカを主戦場としていた中野信治がチーム国光に加わった。

注目のNSXはツインターボ化され、ライバル車とのパワー競争で遅れをとっていた昨
シーズンの悔しさをバネに、巻き返しを狙う。

参戦チーム/ドライバー
AUTOBACS RACING TEAM AGURI 金石勝智(日本)/伊藤大輔(日本)
童夢レーシングチーム    道上龍(日本)/セバスチャン・フィリップ(フランス)
EPSON Nakajima Racing    松田次生(日本)/アンドレ・ロッテラー(ドイツ)
チーム国光 with MOONCRAFT  中野信治(日本)/加藤寛規(日本)

全日本GT選手権

2003年GT最終戦、童夢の控訴は棄却が確定!


2ヶ月ぶりに優勝が確定したカルソニックスカイライン(Photo: K.Takeshita)

1月28日、日本自動車連盟は、2003年全日本GT選手権第8戦で、童夢レー
シングチームが提出した控訴は棄却されることが確定した旨を発表した。
これにより、同レースは暫定結果のとおり#12カルソニックスカイラインの優勝が
確定した。

童夢レーシングチームは、最終戦のレース終盤に起きた#18NSXと#12GT-Rの接触に
対する処分を不服として、JAFに控訴していた。

スーパー耐久

スーパー耐久シリーズ2004 第1戦 もてぎスーパー耐久500

2004年1月20日

スーパー耐久シリーズ2004 第1戦 もてぎスーパー耐久500
チケット発売開始のご案内

 ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)は、2004年3月20日(土・祝)~21日(日)に開催する本格的耐久レースシリーズ「スーパー耐久シリーズ2004 第1戦 もてぎスーパー耐久500」のチケットを2月7日(土)より発売開始致します。

 スーパー耐久シリーズは、市販車をベースにごく限られた改造のみが施された競技車両による本格的耐久レースシリーズです。参加車両は、排気量や駆動方式、改造範囲の違いによって5クラスに分けられ、GT-Rやポルシェ等、多種多様な車両が参戦しており、コース上でのバトルは勿論、タイヤ交換やドライバー交代等、ピット作業も大きな見所です。

 2004年のスーパー耐久シリーズは、国内の各サーキットを舞台に全8戦の開催が予定されており、ツインリンクもてぎでは、シリーズの開幕戦と最終戦を開催します。開幕戦の舞台となるロードコースは、1周 約4.8km、S字カーブや、ストレート下り坂での急減速からのコーナー等が特徴のテクニカルなコースと言われております。

 また、ツインリンクもてぎ園内には、3歳から小学生までのお子様が自分でのりものを楽しく操ったり、交通マナーを学んだりできるアミューズメント「モビリティアイランド プッチタウン」や、お子様が自ら『ものづくり』と『モビリティ』を楽しみながら体感し、“夢のちから”を育む施設として生まれ変わった「ファンファンラボ」の他、里山の自然を お楽しみいただける「ハローウッズ」や、特別企画展『PASSION of INDY (インディ500・挑戦者達の夢と情熱のストーリー)』を開催中の「Honda Collection Hall」などもあり、是非、ご家族、お仲間をお誘い合わせの上、お楽しみいただきたくご案内申し上げます。 ※「モビリティアイランド プッチタウン」、「ファンファンラボ」は3月20日(土・祝)、装いも新たにオープン致します。

■開催概要■

●大会名称スーパー耐久シリーズ2004 第1戦 もてぎスーパー耐久500
●開催日程2003年3月20日(土・祝) 公式予選 21日(日)決勝
●会 場ツインリンクもてぎ ロードコース(4.801Km)
●主 催株式会社ツインリンクもてぎ/エムオースポーツクラブ(M.O.S.C.)
●同日開催レース2004ネッツカップ ヴィッツ関東シリーズ 第1戦
2004 ポルシェ カレラカップ ジャパン 第1戦
2004年 ベルノエキサイティングカップ インテグラワンメイクレース 関東シリーズ第1戦
●後援茂木町

■料金等■

  観戦券(全席自由) パドックパス
(2日間有効)
ピット
ウォーク券
VIPテラス
パス※1
VIPスイート
パス※2
大人 高校生 4歳~中学生
前売
(2日間有効)※3
3,200 なし なし 3,000 なし 15,000 23,000
当日
【3/20(土)】
2,000 1,000
(2日間有効)
700
(2日間有効)
1,000
当日
3/21(日)】
4,000 1,000

  駐車券
二輪 四輪 バス コースサイド(四輪のみ)※4
前売(2日間有効)※5 500 1,000 1,000 3,000
当日【3/20(土)】 500 2,000 2,000 なし
当日【3/21(日)】 500 2,000 2,000 なし
  • VIPテラスパスには、記念品・駐車券が付きます。また、日曜日は、スタンドにて、フリードリンクサービス(ソフトドリンク)をご利用いただけます。前売1,000席限定にて、ツインリンクもてぎチケットセンターでのみ販売。
  • VIPスイートパスには、記念品・駐車券が含まれており、グランドスタンド上のスイートルーム及びグランドスタンドでの観戦、パドックへの入場、グリッドウォーク及びピットウォークへの参加が可能。また、日曜は、スイートルームでのお食事、フリードリンク(ビール、ソフトドリンク)もご利用いただけます。前売40席限定、4名様以上から販売。
  • 前売券は、3/20(土)まで販売。
  • コースサイド駐車券では、ロードコース外周路(S字~V字~ヘアピン手前)にお停めいただけます。前売300枚限定にて販売いたします。
  • 前売駐車券(四輪)をお持ちで、車1台4名以上乗車の方には、ツインリンクもてぎお買い物券1,000円分を進呈します。

その他

JMSアワードは片岡龍也、特別賞は土屋圭市に!


受賞を喜ぶ土屋氏と片岡選手(Photo:Motorsports@nifty)

1月8日、都内のホテルで日本モータースポーツ記者会(JMS)主催の「JMSモータ
ースポーツナイト」が開催され、JMSアワードには全日本F3、GTで活躍した片岡龍也
選手が、JMSアワード特別賞には昨年引退を表明した土屋圭市氏が選出された。

ジャーナリスト団体であるJMSは、毎年この表彰を行っており、JMSアワードは前年
活躍した将来を期待されるドライバーに、特別賞はモータースポーツ界に功績を残
した人などに送られる。

なお、パーティでは、昨年亡くなったキャロッセの加勢代表への感謝のセレモニー
も行われた。

Formula Nippon | International F3 League | Japanese F3 | SUZUKA 1000km | その他 | スーパー耐久 | 全日本GT選手権

2004年シーズン 国内レース開催日程決まる

 12月4日、JAF(日本自動車連盟)から2004年の国内レースの日程が発表された。

 来シーズンは、富士スピードウェイが改修工事で使えないため、各シリーズとも変更を儀なくされているが、海外戦など新たな展開を見せている。

 開催数減が心配されたフォーミュラ・ニッポンは、初の海外戦となるセパン、そして一旦は消えたMINE戦を加えて全9戦。

 JGTCは、シリーズ戦としては1戦減ったものの十勝を加え全7戦。シリーズ外として、今年開催が見送られた上海、カルフォルニアを加え、目指す海外展開を着実に推し進めている。

■Fニッポン
第1戦  3月28日  鈴鹿サーキット
第2戦  5月 2日  スポーツランドSUGO
第3戦  6月 6日  ツインリンクもてぎ
第4戦  7月 4日  鈴鹿サーキット
第5戦  8月 1日  スポーツランドSUGO
第6戦  8月29日  MINEサーキット
第7戦  9月19日  セパン・サーキット(マレーシア)
第8戦 10月24日  ツインリンクもてぎ
第9戦 11月 7日  鈴鹿サーキット

■JGTC
第1戦  4月 4日  TIサーキット英田
第2戦  5月23日  スポーツランドSUGO
第3戦  6月19日  セパン・サーキット(マレーシア)
第4戦  7月18日  十勝インターナショナルスピードウェイ
第5戦  9月 5日  ツインリンクもてぎ
----- 10月 6日  上海(中国)選手権外
第6戦 10月31日  オートポリス
第7戦 11月21日  鈴鹿サーキット
----- 12月12日  カリフォルニア(アメリカ)選手権外

■F3
第 1, 2戦  3月27-28日  鈴鹿サーキット
第 3, 4戦  4月10-11日  筑波サーキット
第 5, 6戦  5月 8- 9日  TIサーキット英田
第 7, 8戦  6月 5- 6日  ツインリンクもてぎ
第 9,10戦  7月 3- 4日  鈴鹿サーキット
第11,12戦  7月31- 1日  スポーツランドSUGO
第13,14戦  8月28-29日  MINEサーキット
第15,16戦  9月11-12日  仙台ハイランドレースウェイ
第17,18戦 10月 2- 3日  MINEサーキット
第19,20戦 10月23-24日  ツインリンクもてぎ

■スーパー耐久
第1戦  3月21日  ツインリンクもてぎ
第2戦  4月25日  仙台ハイランドレースウェイ
第3戦  5月16日  鈴鹿サーキット
第4戦  6月27日  MINEサーキット
第5戦  8月 8日  十勝インターナショナルスピードウェイ(24時間)
第6戦  9月12日  TIサーキット英田
第7戦 10月 3日  スポーツランドSUGO
第8戦 11月14日  ツインリンクもてぎ

■上記以外の国内開催レース
-----  4月17日  インディジャパン  ツインリンクもてぎ
-----  8月22日  鈴鹿1000km        鈴鹿サーキット
----- 10月10日  F1日本GP          鈴鹿サーキット
------12月 5日  インターF3        鈴鹿サーキット

上記日程は、12月4日現在のもの。

全日本GT選手権

JGTC 第8戦 鈴鹿GT300km 決勝/SUBARU WRC エクスプレス

2003全日本GT選手権 第8戦(最終戦)
「SUZUKA GT 300km 」
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■開催月日:2003年11月15-16日
■開催場所:鈴鹿サーキット
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◇ クスコスバルADVANインプレッサ
  5位走行中の中盤にリタイアを喫す

JGTC第8戦(最終戦)は11月15~16日に三重の鈴鹿サーキットで開催さ
れ、小林且雄/谷川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは、5位
走行中の25周目にミッショントラブルのためにリタイアとなった。

15日の公式予選は11時から1回目が行われ、#77インプレッサの谷川は従来
のコースレコードを上回る2分7秒335のタイムをマークするものの12位。15時
から行われる予選2回目でもタイムアップはならず、参加25台中12位という結
果に終わった。

前夜の雨も上がった16日朝はフリー走行こそウェットコンディションだったが、
すぐにコースも乾いた。52周の決勝レースは14時5分にスタート。スタートを
担当した谷川は、ロケットスタートを決めて1周目に3台をかわし9位にポジショ
ンアップ。さらに9周目に8位、18周目に7位、20周目に6位、そして22周
目には5位と着々と順位を上げ、スタンドに陣取るスバルファンを喜ばせた。
8月の鈴鹿1000kmレースでは2位表彰台を獲得するなど、鈴鹿とのマッチン
グも悪くないはずでここからさらに上位入賞が期待された。
しかし中盤、ルーティンピットインまであと2周と迫った25周目にミッショント
ラブルのためにコース脇にマシンはストップ。残念ながらそのままリタイアという
結果になってしまった。

■大溝敏夫監督
「(8月の)鈴鹿1000kmで試したつもりだったものが壊れてしまいました。
  これをバネに来年、またやり直しです。現在の車両をベースに空力面、足回りな
  ど大幅なモディファイになるでしょう。結果的にスバルファンの応援に応えるこ
  とができませんでしたが、1年間ありがとうございました。来年は必ず巻き返す
  という決意で臨みます」

■Race Results
Pos.  No.  Driver   Car Name   Time/Diff
 1  #19 青木孝行/田中 実  ウェッズスポーツCELICA                1:48'23.165
 2   #3 木下 みつひろ/柳田真孝 ハセミスポーツ・エンドレス・Z         +22.172
 3  #71 片岡龍也/澤 圭太  シグマDUNLOPセリカ                          1Lap
 4  #81 星野一樹/植松忠    ダイシンADVANシルビア                       1Lap
 5  #24 余郷 敦/浅井亮博  EndlessタイサンADVAN GT3R                   1Lap
 6   #7 大井貴之/松本晴彦  雨宮マツモトキヨシアスパラRX7               1Lap
 7   #5 玉中哲二/三船 剛  BANPRESTO B-1 マッハ号GT 320R               1Lap
 8   #2 高橋一穂/渡辺 明  リニューカー・インターリンク・ベルノ東海NSX 1Lap
 9  #26 山路慎一/西澤和之  PLUS e  タイサン アドバン GT3R              1Lap
10 #910 平川 晃/宮川やすお  910 BORO アドバンポルシェ                 1Lap
 R  #77 小林且雄/谷川達也  クスコスバルADVANインプレッサ              25Laps


◆スバルモータースポーツの詳細は、[スバルモータースポーツマガジン]をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC ドライバー、チームタイトル記者会見


両クラスチャンピオンとチーム監督 (Photo: Motorsports@nifty)

■GT500クラスチャンピオン ザナヴィニスモGT-R

本山哲
 「涙ぐんでいましたねという質問に答えて)ゴールしたときは涙ぐんでた以上でした。いままでもいろんなレースで優勝したりチャンピオンを取ったりしてきましたが、GTでチャンピオンになれたのは夢みたいで、こんな感じになったのは初めてかも知れません。フォーミュラニッポンで3回チャンピオンになったけど、スカイライン最後のレースということで意気込みも大きかったし、ここ数年戦闘力的にもつらい状況だったし、そんななか、みんなの努力の結果でクルマが速くなってきましたし、クルムと2人で絶対にほしいタイトルだったんです。今週はレースウイークに入ってよい流れだったし、レース序盤も思った以上に順調でクルムに代わってからも信頼はしてたし、それでも、安心はしてるんですけどゴールするまでは喜べない、最終ラップに入ってからは、すごく嬉しくなって……。結果的に1勝もできずにチャンピオンになったけど、今シーズンで一番嬉しかったのは今日のレースと今日の結果、辛かったのはGTの戦い方がいろんな考え方があってウェイトの問題があっりして難しかったことです。オートポリスが終わって6点差だったのでそこからタイトルを意識するようになったし、チームの総合力を出しければいい結果がでるという予感もありました。99年もチャンスがあったんですが、ルマンの予備予選に行かされて、いや、行かしていただいたので取れなかったんです。今シーズン、FNとGTの両タイトルを取れたのは夢みたいで、こんなにうまくいくとは思っていなくてすごく嬉しいです。来年は日本を卒業したい気持ちも強いし、より大きなステージで活躍するために今、がんばっています。目標はF1です。」

ミハエル・クルム
 「本山選手、F1に行ってほしいね。日本で何回も勝ってもう勝つことないじゃない。ダブルチャンピオンでF1に行ってほしいね。ぼくのスティントは長くて硬いタイヤを使っていました。クルマはバランスがよかったし、タイヤのタレも少なかったです。今日のスカイラインはすばらしかったので、集中してミスしないように最後まで走るようにしました。エッソ・スープラとのタイム差は、+20とか+19とかのピットサインからわかっていました。今日はコースのいろんなところで赤旗……(笑)、赤い旗が振られててすごい応援でファンのみなさんに感謝しています。今シーズンは、今日のレースが最高でした。一回は勝ちたかったんですが、チャンピオンが一番大事ですから。本山選手とのコンビネーションは、二人とも同じペースで走れたし、どちらがスタートドライバでもよかったし、最高でした。そして#22ともいつもお互いに協力しあったし、お互い邪魔しないようにしていました」

■GT300クラスチャンピオン ハセミスポーツ・エンドレス・Z

木下みつひろ
 「今年初めてZというクルマでレースを走ったんですが、クルマがどういうポテンシャルなのかドライバーとしては不安なシーズンスタートだったんですけど、思ったよりエンジンの開発のスピードが速かったし、タイヤ、ブレーキ、そういうったものも一戦毎によくなってきました。予選は、これ以上の走りがないくらい攻められたし、長谷見監督からのアドバイスもあってとれたポールポジションでした。決勝のペースも悪くなかったし柳田選手のペースもよかったし、いいレースだったと思います。でも、勝ってチャンピオンを決めたかったですね。今年はS耐も最後のスカイラインで走ってチャンピオンを取れたし、GTでもZで走ってチャンピオンを取れて、なんか来年どうなのかなと……。期待しているんですけど。そのくらい頑張りました(と、柿本監督に来年はGT500のドライバーとして採用してもらえるようにアピールする。しかし返事は「ボーナスをもらいなさい」だった)」

柳田真孝
 「今日のレースは、ピットアウトしたとき坂東さんのところ(ウェッズスポーツCELICA)が前を走っていたので、あー、やられたなあと思いました。でも、追いかけようとしたら、向こうのペースも速くてここで無理をして、また接触してシーズンを終わらせたくなかったし、レースはゴールしてなんぼなんで、自分のペースで走れば問題なかったので1位狙うのはあきらめて、チャンピオン優先でレースをしました。レースは、最終ラップの最終コーナーまでわからないので、チャンピオンを確信したのは、ゴールしてチームのみんなやNISMOの人が出てきてくれて、グランドスタンドのニッサンのファンの人たちが喜んでくれているのを見たときでした。帰ってくるときも、どのコーナーにもニッサンの旗を振ってくれている人たちがいたのでそれを見てすごく感動しました。今シーズンは最初は直線番長とかいわれて、苦しいときもあったんですが、クルマの方も進歩して、チームも一生懸命がんばってくれて尻上がりに良くなり、最後になって鈴鹿のようなテクニカルコースでも速く走れたことがチャンピオンにつながったんだと思います。全日本のタイトルを取ったのは初めてなのでまだ実感はないです。父(柳田春人氏:Z使いで有名なドライバーだった)にも今日電話でチャンピオンの報告をします」

■GT500クラスチームタイトル NISMO

柿本邦彦(監督)
 「2001年チームタイトルを取ったときは、ポディウムで千葉さん(チームタイサン監督)にシャンパンをかけられまして、今日かけかえしてやろうと思ったらいなかったんですよ。タイトルのカップをもらったとき、こんな大きなのをもらえるのかと思って……、これが今日一番よかったことです(笑)。今年はスカイラインが最後なので、何らかの証が欲しかっんです。正直、ドライバーズ選手権は厳しいかなと思ってたんでが、前戦のオートポリスでエッソ・スープラが順位調整をしなければ、11点差だったのに、エッソが6点差で待っててくれたので、我々にとってもチャレンジする気持ちが生まれました。このチーム力が選手権を取るのに貢献したと思います。そういう意味でもうちのスタッフの力は誇りに思っていいでしょう。今シーズンは、スープラがうまくレギュレーションをついてきて、圧倒的にエンジンが勝っていました。あっぱれですね。スカイラインはコーナリング性能で勝負するんですがタイヤの負担が大きいのに対して、スープラは立ち上がりの加速とストレートのスピードで勝負するというのが今シーズンの構図でした。スカイラインは、タイヤとのマッチングが悪いと減りが早くてドライバーに無理を強いた戦い方になってしまいました。そういう状況を凌いだという点でドライバーズ選手権には価値があると思います。それと、3回開催された富士で強かったですね。コーナーがあまり多くないし、それもハイスピードコーナーだったので、これがうちに合ってタイヤに負担がかからなかったです。来年は富士がないので我々の思想に基づくレーシングカー作りでは厳しいかなと思います。スープラやNSXを研究してああいうクルマ作りを今後していく必要があると思っています。来年はZを4台走らせます。4台目はハセミスポーツを予定しています。300クラスにもZを走らせますが、千葉さんがいらっしゃるので300の台数は内緒です。来年は、厳しいでしょうね。クルマが代わるし我々にとってはチャレンジャブルなシーズンになると思います」

■GT300クラスチームタイトル TEAM TAISAN ADVAN

千葉泰常(監督)
 「ドライバーズタイトルは取れなかったけど、昨年までうちでがんばってくれていた木下選手がZでタイトルを取れたので喜んでいます。#26が1コーナーで#5にプッシュされてバンパーが飛んでタイヤを痛めてしまって10位になってしまいました。モータースポーツをアドバンさんと国さんと始めて今年で20年、GTは10年ですから節目ということで本当は両タイトルを欲しかったんです。そのために去年から今年にかけて7回海外へ飛んで、ポルシェとバイバーを勝たせる手段を勉強してきました。おかげで去年のワークスが使っていたエンジンを手に入れることができました。これで、10年で7回GTのタイトルを取ることができましたが、本当に疲れました」

全日本GT選手権

JGTC 第8戦 鈴鹿GT300km 決勝/ホンダモータースポーツニュース


執念の2位を獲得したTAKATA童夢NSX (C)Honda

            TAKATA童夢NSX(道上 龍/S.フィリップ組)2位 

■決勝日時 :11月16日(日)
■決勝レース :52周(約302km)
■天候 :予選/曇り 決勝/晴れ
■気温 :20.6℃(15:00現在)
■コース :ドライ
■観客数 :3万4000人(主催者発表)


 11月16日(日)、鈴鹿サーキット国際コース(三重県)においてシーズン最終戦
となる2003年全日本GT選手権(JGTC)第8戦「SUZUKA GT 300km」の決勝レース
(52周=約302km)が開催された。

 15日(土)に行われたGT500クラス公式予選でNSX-GT勢は、道上 龍/セバスチャ
ン・フィリップ組(TAKATA童夢NSX)が1分55秒889を記録し予選4番手を獲得。松
田次生/アンドレ・ロッテラー組(Mobil 1 NSX)は予選8番手、加藤寛規/光貞秀
俊組(RAYBRIG NSX)は予選9番手、伊藤大輔/トム・コロネル組(G'ZOX-NSX)は
予選10番手、土屋圭市/金石年弘組(ARTA NSX)は予選11番手から決勝スタートを
迎えることとなった。

 決勝レースは晴れ、気温20.6℃と11月中旬としては暖かいコンディションのなか、
14時05分に本年最後のローリングスタートが切られた。NSX-GT勢のオープニングラッ
プはS.フィリップ選手(TAKATA童夢NSX)が4位。このレースを最後に現役引退を
表明している土屋圭市選手(ARTA NSX)が11番手スタートから8位に浮上。加藤寛
規選手(RAYBRIG NSX)が9位、A.ロッテラー選手(Mobil 1 NSX)が11位、伊藤大
輔選手(G'ZOX-NSX)が12位で通過した。

 5周目の最終コーナーで、激しい3番手争いを演じていたS.フィリップ選手がau
セルモスープラを抜き、3番手に浮上。さらに10周目、トップを走るADVANスープ
ラがコースアウトにより、2番手に浮上する。

 21周通過時点で、S.フィリップ選手が2位、土屋選手は6位、加藤選手が7位、
A.ロッテラー選手が11位、伊藤大輔選手は12位を走行する。トップグループを走る
ライバル達が18周終了あたりでドライバー交代を行うのに対し、NSX-GT勢は、ピッ
トインのタイミングを遅らせることができたため、タイヤを終盤戦まで温存するこ
とができる有利な展開となった。ライバルたちのピットインの間に 暫定トップに
立ったS.フィリップ選手は25周終了時に道上選手へドライバー交代を行った。

 30周目、ほぼ全車がドライバー交代を終えた時点でのNSX-GT勢の順位は道上選手
が2位、光貞選手は6位、金石選手は8位、T.コロネル選手は11位、松田選手は12
位を走行。NSX-GT勢はレース終盤での勝負に向けて徐々に追い上げを図る。

 最終戦を勝利で飾るべくチャージし続ける道上選手は2分00秒台の好タイムを連
発。一時は約18秒にまで離されていたトップとの差を、47周目には2秒台へ短縮す
る。そして、トップの背後につきプレッシャーを与え続けていく。その結果、48周
目のシケインの入り口でトップのカルソニックスカイラインがオーバーランし、道
上選手が最終コーナーで念願のトップに浮上した。ところが、直後49周目の2コー
ナー進入時で、道上選手と2位のカルソニックスカイラインが接触したか道上選手
がスピンアウトを喫してしまう。だが、道上選手は諦めることなく2位のままコー
スへ復帰。車体のダメージをかばいながら残りの周回を走りきり執念の2位を獲得
した。
 続くNSX-GT勢は光貞選手が5位、金石選手が6位、T.コロネル選手が11位、松田
次生選手が12位でチェッカーを受け、全車完走を果した。

 決勝暫定結果に関し、童夢レーシングチームは抗議書を提出したが、大会審査委
員会調査・検討のうえ却下とした。そのため、童夢レーシングチームは控訴を提出
する意思を表明。
 このため、大会事務局は決勝暫定結果をもって最終とし、正式結果を保留した。
 正式結果については、後日、JAFの裁定後に発表される。

 レース終了後、土屋圭市選手(ARTA NSX)の現役引退セレモニーが行われた。高
橋国光監督と鈴木亜久里監督からはなむけの花束を受け、多くのファンや関係者が
見守るなかパレードラップを行い、26年間の現役生活に別れを告げた。
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●永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「NSX-GTへのご支援、ご声援ありがとうございました。シーズン序盤はマシン開
   発が思うように進まず、苦しいスタートを強いられましたが、第5戦富士で優
   勝を遂げるなど、徐々にライバル達との差を縮めてまいりました。この最終戦
   でも、最後まで激しい優勝争いをするなど、NSX-GTのポテンシャルはライバル
   達と十分に渡り合える力をつけることができたと確信しております。ただ、来
   年の開幕までにより一層の努力をしなければ、シリーズチャンピオン争いはよ
   り厳しくなるものと思っております。これからも、NSX-GTの活躍をファンの皆
   様に観ていただくため、マシン開発に励んでまいりますので、よろしくお願い
   致します」

■暫定2位 #18 TAKATA童夢NSX
●道上 龍(Ryo Michigami)選手
「最終戦で優勝できなかったことは、本当に悔しいですね。自分自身としては、最
  後にトップを追い上げることができて満足しています。今日は、多くのファンか
  らTAKATA童夢とHondaの応援を受けて気持ちよく走ることができました。今シー
  ズン序盤は、NSX-GTが厳しいレースを強いられましたが、後半に巻き返すができ
  ましたし、我々も1勝を挙げることができました。来シーズンは最初から飛ばし
  ていけるようにマシンの開発を頑張っていきたいと思います」

●セバスチャン・フィリップ(Sebastien Philippe)選手
「最後の展開は少し残念でしたが、最終戦で表彰台に上がることができて満足して
  います。レース中は、TAKATAの関係者やファンの皆さんからの応援が身近に感じ
  てとても嬉しかったです。来年もまたお会いしましょう」

<土屋圭市選手の現役引退にあたり>●山本 幹(Miki Yamamoto)本田技研工業
株式会社 モータースポーツ部 部長
「私どもは1994年のル・マン24参戦から土屋選手と共に頂点を目指して参りました。
  そして1995年のル・マン24では見事クラス優勝の栄冠を獲得、JGTCでは、NSX-GT
  で2001年にランキング2位を獲得してくれました。モータースポーツファンから
  圧倒的な人気を得ていた土屋選手は国内外問わずモータースポーツ界の隆盛に大
  きな貢献をしてくれました。長い間、我々とともに頂点を目指し、絶え間ない努
  力を続けてくれた土屋選手に、心より『お疲れ様』と申し上げます。また、土屋
  選手を応援していただいた多くのファンの皆様や、陰ながら支えてくれた皆様に
  厚くお礼申し上げます。我々も引き続き、NSX-GTの全日本GT選手権参戦を支援
  していく所存でございますので、皆様のさらなる応援をいただきます様、お願い
  申し上げます」

全日本GT選手権

JGTC 第8戦 鈴鹿GT300km 決勝/トヨタモータースポーツニュース


スープラ勢最上位で今季を終えた脇阪/飯田組のトヨタ・スープラ(C)Toyota

JGTC最終戦

        トヨタがエンジンチューナー部門タイトル獲得
     惜しくもGT500ドライバーズ/チームタイトルは逃す。
       GT300ではセリカの田中/青木組が今季2勝目

 全日本GT選手権の今季最終戦となる第8戦「SUZUKA GT 300km」
が11月15日(土)、16日(日)の両日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開
催された。
 シリーズ最終戦を迎え、激戦のGT500クラスでは、ディフェンディングチャ
ンピオンのエッソウルトラフロースープラ1号車がポイントランキングトップ。
 一方、GT300クラスは、RECKLESS MR-S31号車が逆転タイト
ルに望みをつなぐ9点差のランキング2位、シグマDUNLOPセリカ71号車が
10点差の3番手と、両クラスのチャンピオン争いをかけてレースに臨むこととなっ
た。
 今大会にはGT500クラスに18台/GT300クラスに25台の総勢43台
が参加。このうちトヨタ勢は、GT500クラスへスープラ7台、GT300クラ
スへは、今回がデビュー戦となるKoseiSPIRITセリカ17号車を含む3
台のセリカと2台のMR-Sがエントリーした。

◆予選◆
 公式予選は15日(土)午前10時から1回目のセッションを実施。曇天のドラ
イコンディションのもと、午後から降雨の予報もあったため、いくつかのチームは
予選タイヤを2セットとも投入して臨戦体制。このセッションでのトップタイムは、
前日の練習走行から一番時計を記録して好調なアドバンスープラ25号車。これに
100kgものウエイトを積むauセルモスープラ38号車が続いた。また、90kg
のウエイトを積むスープラ1号車はセッティングに苦しみ、5番手につけた。

 午後3時より行われた2回目のセッションは、開始直前に小雨が降ったものの結
局曇天のまま推移。ドライながら路面コンディションは、思わしくなく、自己ベス
トの更新はならなかったが、午前、午後の予選セッションでトップタイムを記録し
たスープラ25号車が初のポールポジションを確定。2番手の38号車とともにスー
プラが決勝レースのフロントローを独占することになった。
 一方、スープラ1号車はセッション終盤にセッティングを変更してタイムアップ
を狙ったが、他車のコースアウトで路面状況が悪化して果たせず、6番手からのス
タートとなった。

 また、GT300クラスでは、ウエッズスポーツセリカ19号車が1回目のタイ
ムで2番手、F3マカオGP出場の片岡龍也に代わって黒澤治樹を起用したセリカ
71号車は5番手グリッドとなった。

◆決勝◆
 16日(日)は、前夜の降雨により朝方こそ路面は濡れていたが快晴のもとで決
勝レースを迎えた。ポールポジションから順調に序盤戦でトップを快走したスープ
ラ25号車は、10周目のS字コーナーでスピンしたGT300車両を避けてコー
スアウトを喫して後退。フロントロースタートのスープラ38号車も2位を維持す
るものの、重いウエイトに苦しめられ、序々にポジション後退を余儀なくされた。
 また、チャンピオンを争うスープラ1号車は、他チームの厳しいブロックに阻ま
れ6位を走行していたが、タイヤの摩耗が激しく、20周目に予定より早めのピッ
トイン。5位で後半戦を迎えたが、40周目のシケインで他車を避けようとしてショー
トカット、7位にポジションダウンしてチェッカーフラッグ。

 スープラ勢最上位は、7位に入ったスープラ1号車で、惜しくもドライバーズ/
チームのタイトル獲得はならなかったが、トヨタは、エンジンチューナー部門でタ
イトルを獲得した。

 一方、GT300クラスでは、セリカ19号車がスタートで3位に後退するもの
の9周目に2位に浮上。中盤戦のピットインで素早く作業を終えて首位へ躍進。第
5戦に続く2勝目を飾った。また、セリカ71号車は前半早めのピットインの後、
4位から必死の追い上げを見せて3位でフィニッシュしたが、逆転チャンピオンに
は僅かに届かなかった。
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エッソウルトラフロースープラ1号車 ドライバー脇阪寿一のコメント:
今週末は終始タイヤのグリップ不足に苦しみ、他車のブロックもあって思うように
順位を上げられなかった。来季こそベストを尽くし、タイトル獲得へ向けて頑張り
たい。

エッソウルトラフロースープラ1号車 ドライバー飯田章のコメント:
決勝はアンダーステアがキツく、ペースを保つことが出来なかった。チャンピオン
を獲得出来なかったことは残念だが、この一年チーム全員でよく頑張ったと思う。

ウェッズスポーツセリカ19号車 ドライバー田中実のコメント:
今日はクルマも良かったが、ピットインでの素晴らしい作業など、メカニックのお
かげで勝つことが出来た。ピットアウトして3号車の前でレースに復帰出来た時に、
これで勝てると思った。今年は2勝出来てセリカのポテンシャルを示せたので、来
季は必ずチャンピオンを取りたい。

ウェッズスポーツセリカ19号車 ドライバー青木孝行のコメント:
チャンピオン争いに関われなかったのは残念だが、セリカはダウンフォースが強め
で、タイヤの持ちもいいなど実戦に強いクルマなので、来季こそは結果につなげた
い。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:
最終戦では100%の実力を発揮することが出来ず、悔しい結果となったが、この
気持ちをバネに来季は頑張りたい。今季はドライバーズとチームタイトルは惜しく
も逃したが、GT‐500クラスでは新たに投入したエンジンでエンジンチューナ
ー部門チャンピオンを獲ることが出来た。また、全8戦中7戦でポールポジション
を獲得するなど、速さは証明したと思う。これからも引き続き応援をよろしくお願
いします。

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第8戦 リザルト(暫定)
 順位 車両 No. ドライバー                        所要時間/差 周回 予選結果
 1  12 スカイラインGT-R   B.トレルイエ/井出有治 1:46'46.159    52  7
 2  18 ホンダNSX          道上 龍/S.フィリップ    0'13.833    52  4
 3  23 スカイラインGT-R   本山 哲/M.クルム        0'24.503    52  3
 4  22 スカイラインGT-R   影山正美/R.ライアン      0'24.620    52  5
 5 100 ホンダNSX          加藤寛規/光貞秀俊        0'35.086    52  9
 6   8 ホンダNSX          土屋圭市/金石年弘        0'46.862    52 11
 7   1 トヨタスープラGT 脇阪寿一/飯田 章        0'50.872    52  6
 8  36 トヨタスープラGT 土屋武士/E.コマス        0'51.368    52 13
 9  39 トヨタスープラGT D.シュワガー/織戸 学    1'04.003    52 12
10  35 トヨタスープラGT 服部尚貴/脇阪薫一        1'04.439    52 15

チーム 車両 No. ドライバー 第8戦結果
ESSO TOYOTA TEAM LeMans トヨタスープラGT 1 脇阪寿一/飯田 章 7位
TOYOTA TEAM TOM'S       トヨタスープラGT 36 土屋武士/E.コマス 8位
TOYOTA TEAM SARD        トヨタスープラGT 39 D.シュワガー/織戸 学 9位
KRAFT                   トヨタスープラGT 35 服部尚貴/脇阪薫一 10位
TOYOTA TEAM CERUMO      トヨタスープラGT 38 竹内浩典/立川祐路 13位
TOYOTA TEAM TOM'S       トヨタスープラGT 37 黒澤琢弥/M.アピチェラ 14位
TEAM ADVAN・ツチヤ      トヨタスープラGT 25 荒 聖治/J.デュフォア リタイア
RACING PROJECT BANDOH   トヨタセリカ 19 青木孝行/田中 実 17位/1位
シグマテックレーシングチーム トヨタセリカ 71 澤 圭太/黒澤治樹 19位/3位
TEAM RECKLESS           トヨタMR-S 31 佐々木孝太/後藤 聡 27位/11位
DENTAIRE PROJET RACING with apr トヨタMR-S 34 西澤誠剛/松田晃司 33位/17位
TOM'S SPIRIT            トヨタセリカ 17 松永まさひろ/長島正興 36位/20位

ドライバーズポイント 順位 ドライバー ポイント
1位 本山 哲/M.クルム 86
2位 脇阪寿一/飯田 章 83
5位 土屋武士/E.コマス 61
6位 D.シュワガー/織戸 学 57
8位 竹内浩典/立川祐路 46
12位 J.デュフォア/荒聖治 26
14位 服部尚貴/脇阪薫一 24

 チームポイント 順位 チーム ポイント
1位 NISMO 106
2位 ESSO TOYOTA Team LeMans 83
4位 TOYOTA TEAM TOM'S 66
6位 TOYOTA TEAM SARD 57
7位 TOYOTA TEAM CERUMO 46
10位 TEAM ADVAN・ツチヤ 26
11位 KRAFT 24

エンジンチューナーポイント 順位 エンジンチューナー ポイント
1位 トヨタテクノクラフト 115
2位 オーテックジャパン 97
3位 無限 95
4位 東名エンジン 61
5位 BMW Motorsport 2
6位 シエラスポーツ 2

全日本GT選手権

JGTC 第8戦 鈴鹿GT300km 決勝/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第8戦 
「SUZUKA GT 300km」  決勝
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2003年11月16日
■開催場所:鈴鹿サーキット(三重県)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■#12「カルソニックスカイライン」今季2勝目で最終戦を締めくくる。
   3位の#23「ザナヴィ ニスモGT-R」の本山/クルム組が逆転チャンピオン。
                     ニスモはチームチャンピオンも獲得!

JGTC最終戦、鈴鹿の決勝レースが11月16日午後2時にスタートした。
レースを制したのはブノワ・トレルイエ/井出有治の#12「カルソニックスカイライ
ン」。そして#23「ザナヴィ ニスモGT-R」の本山哲/ミハエル・クルム組は逆転ド
ライバーズチャンピオンを獲得した。
さらに4位入賞した影山正美/リチャード・ライアン組の#22「モチュールピットワー
クGT-R」の貢献もあり、ニスモがGT500のチームチャンピオンを獲得。GT300でも#3
「ハセミスポーツ・エンドレスZ」の木下みつひろ/柳田真孝組がチャンピオンを決
めており、この日鈴鹿サーキットは「日産」の二文字に埋め尽くされた。

ローリングラップののちスタートした決勝レース、#22 GT-Rの影山が最大のライバ
ルである#1スープラの前に入り、6位で第1コーナーに入っていった。3位からスター
トした#23 GT-Rの本山は2位の#38スープラの後ろにピタリとつけて、オーバーテイ
クのチャンスをうかがうポジションを取った。本山は4周目のシケインで#38スープ
ラを捕え、さらにトップの#25スープラが10周目にコースアウトした時、早くもレー
スリーダーとなった。その後は2位の#18 NSXとの差を広げるべく攻めの走りを展開。
22周目にピットインし、クルムに交代するまでトップを快走し、グランドスタンド
の日産応援団ブロックを沸きあがらせた。

#12 GT-Rのトレルイエは5周目に#38スープラを抜いて4位に。そして24周目にピッ
トインし井出にバトンタッチ、他のGT500勢が給油を終えた29周目にはトップに躍
り出た。しかし、長い周回を受け持ったため終盤にはタイヤグリップを失い、#18
NSXの道上龍に迫られてしまう。
49周目にはいったん#18 NSXに先行を許すがすぐに首位を取り戻し、そのままトッ
プでフィニッシュラインをクロスした。

#23 GT-Rは、3位でレース中盤を周回し、この時点でチャンピオンの条件である2位
を目指し、#18 NSXを追った。しかし、ライバル#1スープラが42周目のシケインで
オーバーランし、順位を落としてチャンピオン争いから脱落すると安定したラップ
タイムでゴールを目指し、3位でチェッカーフラッグを受けた。#1が7位でレースを
終えたため、チャンピオンシップポイントで単独首位となり、念願の逆転ドライバー
ズチャンピオンを手中に収めた。

序盤に#1スープラの上位進出を拒んだ#22GT-Rの影山は、かたくなにポジションを
守り続け21周目に5位でピッイン。レースに戻ったライアンはクルムの#23 GT-Rの
後ろに入り、4位で受持ち周回をクリア。
4位完走を果たした。

■決勝暫定結果  RACE RESULTS - PROVISIONAL
Pos.  Car Name   No.  Driver    Laps
 1 カルソニックスカイライン  #12  ブノワ・トレルイエ / 井出有治   1:46'45"159
 2 TAKATA童夢NSX  #18  道上 龍 / セバスチャン・フィリップ            -13"833
 3 ザナヴィ ニスモ GT-R  #23 本山 哲 / ミハエル・クルム              -24"503
 4 モチュールピットワーク GT-R #22 影山正美/リチャード・ライアン      -24"620
 5 RAYBRIG NSX  #100  加藤寛規 / 光貞秀俊                             -35"086
 6 ARTA NSX  #8  土屋圭市 / 金石勝智                                  -46"862
 7 エッソウルトラフロー スープラ  #1  脇阪寿一 / 飯田 章             -50"872
 8 WOODONE トムススープラ  #36  土屋武士 / エリック・コマス           -51"368
 9 デンソーサードスープラGT  #1  ドミニク・シュワガー / 織戸 学    -1'04"003
10 プロジェクトμエスペリアスープラ  #35  服部尚貴 / 脇阪薫一       -1'04"439


◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第8戦 鈴鹿GT300km 優勝記者会見


両クラスの優勝クルー (Photo: Motorsports@nifty)

■GT500クラス優勝 カルソニックスカイライン

ブノワ・トレルイエ
 「今日はスタート位置が良くなかったし#1が前にいたので苦しいレースになると思ったけど、いいスタートが切れて#18、#23、#22に迫ることができた。ソフトコンパウンドのタイヤを選択していたのでクルマを安定させて無理をしないで走ることを心がけた。#18よりはペースが良かったが、ピットインのタイミングで抜こうと思っていたので、井出にいい形で渡して前に出ることができた。今回は前回のオートポリスと作戦を変更して、早めのピットインをしたのがよかったようだ。GT-Rの最後のレース勝つことができて本当に嬉しい。クルマは非常によかったし、満タンの状態でも安定していたのが勝因だと思う。二人ともGT-Rは今年初めて乗ったクルマだったけど経験の少ない中でいいコンビネーションを組むことができた。チームオーダーは出ていなかった。出ていたらぼくらじゃなくて#23が勝ったので、ぼくらが勝ったということはチームオーダーは出ていなかったということだ。#22と#23に何らかのオーダーが出ていたのかも知れないが、それはぼくの知らないことだ」

井出有冶
 「ブノワからクルマを渡されたときはトップに出れるだろうとチームから聞いていたのでアウトラップから攻めていきました。その時点で#18との差が8秒くらいでもっとペースアップできたのだけど、後半タイヤがきつくなるので無理はしませんでした。残り10周くらいで300クラスのクルマにひっかかって#18に迫られたときは、ヘアピンやシケインでブレーキがきつくて止まるのが難しい状態でした。シケインで止まりきれずにまっすぐ行ってしまってその際、道上さんに前に行かれてしまったけど、2コーナーで道上さんがスピンしたので前に出ることができました。接触はなかったと思います。道上さんがぼくをパスしたときにストレート真ん中を走ってて、ぼくは通常のレコードラインでアウトから入っていたんですけど、道上さんはイン側からコーナーに侵入したので、外側のラインを通ったのでしょうが、そこでリアが出たのだと思います。あそこはラインを外すと全くグリップしない場所なのでそれで道上さんは回ってしまったんだと思います。ぼくにもチームオーダーとかの指示は出ていませんでした」

■GT300クラス優勝 ウェッズスポーツCELICA

青木孝行
 「最後に勝って終われてほっとしています。Zがソフトタイヤを選択しているというのがわかってたので序盤は無理しないでついていって様子を見て、抜けるようなら抜いて実さんに渡すという作戦でした。Zは給油時間が長いし、早く入ったほうが有利なのでZが入ったら一緒に入れという指示が無線で坂東監督からきました。ピットインしたときはZのすぐ後ろでしたが、メカニックがいい仕事をしてくれたので逆転することができました」

田中実
 「(横から青木選手が英語でとはやしたてる)I am very happy to be here……。(トレルイエに)日本語に通訳をしてよ。(笑)えー、最後を勝つということは、来年の第1戦までにクリスマスも正月も楽しく迎えられるというのが一番嬉しいことですね。青木選手から交代するときは、メカニックが絶対Zより先に出してくれると信じていたんですが、なんとひとつ前のピットがセルモで立川選手が斜めにはいってきてまっすぐ出れない状態になってしまったんです。後ろにいったん押されて出ればよかったんですが、坂東監督が前にでろと指示するので、ジャッキを下ろされたときに思いっきりホイールスピンをさせて出ようとしたところうまくクルマの向きがかわってセルモスープラに当たらずに前に出ることができました。この瞬間、勝ったと思いましたね。クルマは速いのであとはクルージングでした」

全日本GT選手権

JGTC第8戦 鈴鹿GT300km 決勝


500クラス優勝のスカイライン(左)と300クラス優勝のセリカ (右) (Photo: K.Takeshita)

11月16日、鈴鹿サーキットで行われた全日本GT選手権最終戦は、最後までもつれたタ
イトル争いで大いに盛り上がったが、ドラマの多かったレースを#12カルソニックスカ
イライン(トレルイエ/井出組)が制した。
注目のタイトル争いは、日産が総力戦を演じた末#23ザナヴィ ニスモGT-Rが3位に入
ってチャンピオンに輝いた。エース本山にとってGTでは初タイトル。ニスモチ-ムは
チームタイトルも手にし、このレースで暫くサーキットから姿を消すGT-Rの有終の美
を飾った。

スタートから、見事なレース運びを見せたのは日産勢。予選5位の#22モチュールピッ
トワークGT-Rの影山が、予選6位の#1エッソウルトラフロースープラをスタートでけ
ん制し、この間に#12カルソニックスカイラインが#1スープラの前に出る。そして、
2台のGT-Rが壁となって、#1スープラを完全に抑える。この間に#23GT-Rを逃がす作戦
だ。

これでトップの#25ADVAN スープラ、#23GT-R、#18TAKATA童夢NSXが逃げることとなる
が、10周目にS字でスピン、ストップしたGT300マシンを避けきれず#25スープラがコ
ースアウト。トヨタ勢には序盤から厳しい展開となった。

労せずしてトップに立った#23GT-Rだが、22周終了時に行なったピットインで思いの
ほかタイムロスをして後退。上位陣がピット作業を終えた30周時点の順位は、#12-
#18-#23-#22-#1-#100。
#23GT-Rとタイトルを争う#1スープラは5位で、日産がチームプレーを行なって#23を
2位フィニッシュさせると逆転されるという崖っぷち状態。さらに41周目には#100
RAYBRIG NSXにシケインでインを刺されてオーバーランを演じてしまい万事休す。

これで、順位操作をすることのなくなった#12GT-Rはペースアップ。しかし、残り僅
かとなった48周目、急追する#18NSXにシケインでインに入られオーバーラン。シケイ
ンをショートカットして#18の背後でコースに戻る。
ところが、次の1~2コーナーで#18と#12GT-Rが絡むようになり、#18はたまらずス
ピンしてリアから軽くバリアにヒット。2位でコースに復帰しものの、ウィングは曲
がり大きく遅れてしまった。

優勝は#12GT-R。2位#18NSX、3位#23GT-R、4位#22GT-R、5位#100NSXと続き、引退す
る土屋圭市の駆る#8ARTA NSXが今季最高の6位フィニッシュ。

GT300は、ピットインで#19ウェッズスポーツCELICAが、#3ハセミスポーツエンドレ
スZを逆転、そのまま逃げきって優勝。この結果2位の#3Zがチャンピオンに輝き、
ドライバーの木下は先週のスーパー耐久に続いて2冠。日産は今シーズンのGT両クラ
ス制覇を遂げた。

なお、49周目に起きた#18NSXと#12GT-Rの接触に対する処分を不服として、童夢レー
シングチームが抗議を行ったが、審査委員会はこれを却下。これに対し、童夢レー
シングチームはJAFに控訴する意思を表明したため、決勝結果は暫定扱いとなり、
JAFの裁定を待つことになった。

(観客数:34,000人)

2003年11月16日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
SUZUKA GT 300km -RIJ- (2003/11/16) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry
2003 Japan GT Championship Round 8 鈴鹿サーキット 5.807km
PosNoClsPosDriverCar
Model
LapTime/Bihind
1125001ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニックスカイライン
NISSAN SKYLINE GT-R
521:46'46.159
2185002道上 龍
セバスチャン・フィリップ
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
521:46'59.992
3235003本山 哲
ミハエル・クルム
ザナウィ ニスモ GT-R
NISSAN SKYLINE GT-R
521:47'10.662
4225004影山 正美
リチャード・ライアン
モチュールピットワークGT-R
NISSAN SKYLINE GT-R
521:47'10.779
51005005加藤 寛規
光貞 秀俊
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
521:47'21.245
685006土屋 圭一
金石 年弘
ARTA NSX
HONDA NSX
521:47'33.021
715007脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
521:47'37.031
8365008土屋 武士
エリック・コマス
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
521:47'37.527
9395009ドミニク・シュワガー
織戸 学
デンソーサードスープラGT
TOYOTA SUPRA
521:47'50.162
103550010服部 尚貴
脇阪 薫一
プロジェクトμエスペリアスープラ
TOYOTA SUPRA
521:47'50.598
111650011伊藤 大輔
トム・コロネル
G'ZOX NSX
HONDA NSX
521:47'58.636
126450012松田 次生
アンドレ・ロッテラー
Mobil 1 NSX
HONDA NSX
521:48'00.167
133850013竹内 浩典
立川 祐路
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
521:48'05.904
143750014黒澤 琢弥
マルコ・アピチェラ
ZENT トムススープラ
TOYOTA SUPRA
511 Lap 
157650015清水 剛
田嶋 栄一
イエローコーンマクラーレンGTR
McLAREN F1 GTR
511 Lap 
166250016柴原 眞介
密山 祥吾
VemacR&Dダンロップ350R
VEMAC RD350R
502 Laps
17193001青木 孝行
田中 実
ウェッズスポーツCELICA
TOYOTA CELICA
493 Laps
1833002木下 みつひろ
柳田 真孝
ハセミスポーツ・エンドレス・Z
NISSAN FAIRLADY Z
493 Laps
19713003澤 圭太
黒澤 治樹
シグマDUNLOPセリカ
TOYOTA CELICA
484 Laps
20813004星野 一樹
植松 忠雄
ダイシンADVANシルビア
NISSAN SILVIA
484 Laps
21243005余郷 敦
浅井 亮博
EndlessタイサンアドバンGT3R
PORSCHE 911GT3R
484 Laps
2273006大井 貴之
松本 晴彦
雨宮マツモトキヨシアスパラRX7
MAZDA RX-7
484 Laps
2353007玉中 哲二
三船 剛
BANPRESTO B-1 マッハ号GT 320R
VEMAC RD320R
484 Laps
2423008高橋 一穂
渡辺 明
リニューカー・インターリンク・ベルノ東海NSX
HONDA NSX
484 Laps
25263009山路 慎一
西澤 和之
PLUS e タイサン アドバン GT3R
PORSCHE 911GT3R
484 Laps
2691030010平川 晃
宮川 やすお
910 BORO アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
484 Laps
273130011佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
484 Laps
281130012松田 秀士
田中 哲也
JIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 MODENA
475 Laps
29930013菅 一乗
筒井 克彦
正義の味方 覆面レーサーX MT
MOSLER MT900R
475 Laps
305130014尾本 直史
加藤 正将
C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア
NISSAN SILVIA
466 Laps
317030015石橋 義三
和田 博
外車の外国屋ダンロップポルシェ
PORSCHE 911GT3R
466 Laps
3291130016高見沢 一吉
砂子 塾長
高見沢バイタルポイントGT3R
PORSCHE 911GT3R
457 Laps
333430017西澤 誠剛
松田 晃司
DENTAIRE MR-S
TOYOTA MR-S
457 Laps
346930018山岸 大
位高 敬
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
457 Laps
3511130019飯島 寛也
芳賀 重光
ARKTECH ADVAN GT3
PORSCHE 911GT3R
439 Laps
361730020松永 まさひろ
長島 正興
Kosei SPIRIT CELICA
TOYOTA CELICA
4111 Laps
374330021新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL Garaiya
3418 Laps
382550017荒 聖治
ジェレミー・デュフォア
ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
3418 Laps
396330022OSAMU
中川 隆正
レイジュン・ダンロップ 320R
VEMAC RD320R
2626 Laps
407730023小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
2428 Laps
411530024橋本 元次
山野 哲也
AMPREX BMW M3GT
BMW M3GT
2131 Laps
428850018山西 康司
和田 久
ノマド ディアブロ JGT-1
LAMBORGHINI DIABLO
2032 Laps
435530025山田 英二
木下 隆之
ECLIPSE タイサン ADVAN バイパー
CHRYSLER VIPER
943 Laps

全日本GT選手権

JGTC第8戦 鈴鹿GT300km フリー走行


早朝からスタンドには多くのファンが詰め掛けている(Photo:Motorsports@nifty)

決勝日朝、空にはやや雲はあるものの、最終戦にふさわしい天候になりそうだ。
GT-Rの見納め、土屋圭市の引退、タイトル争いと話題の多い最終戦だけに、朝から
多くのファンがサーキットに詰め掛けている。

午前8時20分から行なわれたフリー走行は、夜半に降った雨の影響でセミウェット
コンディションでの走行となった。
このセッションを終盤までリードをしたのは、ポールシッターの#25ADVANスープラ。
最後は路面が乾いて#22モチュールピットワークGT-Rにトップを譲ったが、途中まで
は他を大きく引き離して好調ぶりを示した。

コンディションがコンディションなだけに、この結果から決勝の予想は立てにくい
が、#25スープラ、そしてGT-R勢が中心にレースは進みそうだ。

決勝は、午後2時スタート。52周で争われる。

2003年11月16日 鈴鹿サーキット(三重県) フリー走行 天候:曇り/コース:ウェット
SUZUKA GT 300km -RIJ- (2003/11/16) Free-Practice Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2003 Japan GT Championship Round 8 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoClsPDriverCar/ModelTyreWhTimeDelaykm/h
1225001影山 正美
リチャード・ライアン
モチュールピットワークGT-R
NISSAN SKYLINE GT-R
BS302'03.484-169.29
2255002荒 聖治
ジェレミー・デュフォア
ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
YH10(+1)2'03.9110.427168.71
3125003ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニックスカイライン
NISSAN SKYLINE GT-R
BS202'04.3990.915168.05
4395004ドミニク・シュワガー
織戸 学
デンソーサードスープラGT
TOYOTA SUPRA
YH802'05.1901.706166.99
5235005本山 哲
ミハエル・クルム
ザナウィ ニスモ GT-R
NISSAN SKYLINE GT-R
BS702'05.3081.824166.83
6385006竹内 浩典
立川 祐路
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
BS1002'08.4394.955162.76
7375007黒澤 琢弥
マルコ・アピチェラ
ZENT トムススープラ
TOYOTA SUPRA
MI402'08.8625.378162.23
8365008土屋 武士
エリック・コマス
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
MI702'09.1185.634161.91
9645009松田 次生
アンドレ・ロッテラー
Mobil 1 NSX
HONDA NSX
BS502'09.5936.109161.31
103550010服部 尚貴
脇阪 薫一
プロジェクトμエスペリアスープラ
TOYOTA SUPRA
DL102'09.8256.341161.03
1110050011加藤 寛規
光貞 秀俊
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
BS10(+1)2'10.1286.644160.65
12850012土屋 圭一
金石 年弘
ARTA NSX
HONDA NSX
BS+22'11.2957.811159.22
131850013道上 龍
セバスチャン・フィリップ
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
BS202'11.9418.457158.44
14693001山岸 大
位高 敬
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH+22'14.01310.529155.99
15113002松田 秀士
田中 哲也
JIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 MODENA
YH702'14.42110.937155.52
16193003青木 孝行
田中 実
ウェッズスポーツCELICA
TOYOTA CELICA
YH702'15.28311.799154.53
1733004木下 みつひろ
柳田 真孝
ハセミスポーツ・エンドレス・Z
NISSAN FAIRLADY Z
YH602'15.41511.931154.38
18713005澤 圭太
黒澤 治樹
シグマDUNLOPセリカ
TOYOTA CELICA
DL802'15.44211.958154.35
1973006大井 貴之
松本 晴彦
雨宮マツモトキヨシアスパラRX7
MAZDA RX-7
YH+22'15.55612.072154.22
209113007高見沢 一吉
砂子 塾長
高見沢バイタルポイントGT3R
PORSCHE 911GT3R
YH2'15.56512.081154.21
219103008平川 晃
宮川 やすお
910 BORO アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH+22'15.64812.164154.11
22263009山路 慎一
西澤 和之
PLUS e タイサン アドバン GT3R
PORSCHE 911GT3R
YH552'15.73612.252154.01
235530010山田 英二
木下 隆之
ECLIPSE タイサン ADVAN バイパー
CHRYSLER VIPER
YH102'15.86712.383153.87
248850014山西 康司
和田 久
ノマド ディアブロ JGT-1
LAMBORGHINI DIABLO
DL2'15.87712.393153.85
251650015伊藤 大輔
トム・コロネル
G'ZOX NSX
HONDA NSX
BS502'16.14512.661153.55
261730011松永 まさひろ
長島 正興
Kosei SPIRIT CELICA
TOYOTA CELICA
YH+22'16.23412.750153.45
272430012余郷 敦
浅井 亮博
EndlessタイサンアドバンGT3R
PORSCHE 911GT3R
YH30(+1)2'16.43112.947153.23
286250016柴原 眞介
密山 祥吾
VemacR&Dダンロップ350R
VEMAC RD350R
DL2'17.54114.057151.99
298130013星野 一樹
植松 忠雄
ダイシンADVANシルビア
NISSAN SILVIA
YH152'18.12514.641151.35
306330014OSAMU
中川 隆正
レイジュン・ダンロップ 320R
VEMAC RD320R
DL2'18.53715.053150.90
317650017清水 剛
田嶋 栄一
イエローコーンマクラーレンGTR
McLAREN F1 GTR
DL2'19.84316.359149.49
327730015小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
YH102'20.07416.590149.24
33530016玉中 哲二
三船 剛
BANPRESTO B-1 マッハ号GT 320R
VEMAC RD320R
YH102'20.44216.958148.85
345130017尾本 直史
加藤 正将
C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア
NISSAN SILVIA
YH2'20.89817.414148.37
351530018橋本 元次
山野 哲也
AMPREX BMW M3GT
BMW M3GT
BFG2'21.60318.119147.63
364330019新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL Garaiya
BFG352'23.41919.935145.76
373130020佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
BFG302'23.60120.117145.58
3811130021飯島 寛也
芳賀 重光
ARKTECH ADVAN GT3
PORSCHE 911GT3R
YH+22'24.07220.588145.10
397030022石橋 義三
和田 博
外車の外国屋ダンロップポルシェ
PORSCHE 911GT3R
DL+22'24.41020.926144.76
40930023菅 一乗
筒井 克彦
正義の味方 覆面レーサーX MT
MOSLER MT900R
YH102'24.48821.004144.68
413430024西澤 誠剛
松田 晃司
DENTAIRE MR-S
TOYOTA MR-S
BFG+12'24.60121.117144.57
42230025高橋 一穂
渡辺 明
リニューカー・インターリンク・ベルノ東海NSX
HONDA NSX
YH10(+2)2'25.19221.708143.98
43150018脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
BS902'38.60535.121131.81
  • ペナルティ No.51 SUZUKA GT300km 特別規則書第14条(ピットレーン通過速度)違反により、罰金5万円を課した。(8:50)

全日本GT選手権

鈴鹿GT300km ポールポジション記者会見


(Photo: Motorsports@nifty)

■GT500クラス ポールポジション アドバンスープラ

ジェレミー・デュフォア
 この週末は練習から全てのセッションでトップタイムを出しているのでクルマの状態は非常に良い。今日の予選もミスさえなければもっといいタイムも出すことができた。今シーズンは浮き沈みの激しいシーズンでTIでは勝てそうなレースを落としたけど、シーズンを通しての速さはあったと思う。最終戦なのでシーズン当初の目的だった優勝を目指したい。明日のレースは、鈴鹿はタイヤには厳しいコースではあるが、ドライならば自信がある。ライバルは#23 GT-R、#1 スープラ、#16 NSXあたりだろう。

荒 聖治
 予選よりはレースに合わせてセットアップをしてきたのでコンディションさえよければいいレースができると思う。最後なのでこのレースではなんとか勝ちたいが、チャンピオン争いをしているチームもあるので邪魔しないようにフェアな戦いをしたい。

■GT300クラス ポールポジション ハセミスポーツ・エンドレス・Z

木下みつひろ
 チームが、クルマ、エンジン、タイヤ全てにおいて最高の状況を用意してくれて、ドライバーはそれに答えて力を出すだけだった。おかげで予選では思いっきり行けたし、結果も出すことができた。明日は、鈴鹿ではじめてのZということで他のマシンに対してのレース展開が読めない部分もあるが、結果はともかく力を出し切りたい。

柳田真孝
 Zはストレートスピードで富士とかでは有利だったが、ここにきてコーナリングスピードも上がって鈴鹿のようなテクニカルなコースでも速さを発揮できるようになった。明日は、クルマの不安もないし、自分の仕事をきっちりすれば自ずと結果は着いてくると思う。

全日本GT選手権

JGTC 第8戦 鈴鹿GT300km 予選/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第8戦 
「SUZUKA GT 300km」  公式予選
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2003年11月15日
■開催場所:鈴鹿サーキット(三重県)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■#23「ザナヴィ ニスモGT-R」が、予選3位で1ポイントを獲得!
  #22「モチュールピットワークGT-R」は5位、#12は7位

JGTCシリーズ最終戦鈴鹿ラウンドが始まった。チームタイトルは現在ニスモがポイ
ントランキングトップ。またドライバー部門はランキングトップの脇阪寿一/飯田
章組(#1スープラ)と、ランキング2位の本山哲/ミハエル・クルム組(#23 GT-R)の
一騎打ちに注目が集まっている。

午前11時からスタートした公式予選1回目。午後から天気が崩れると予報されてお
り、1回目のセッションでベストタイムにアタックしたい。
GT500占有時間、コース上でスピンアウトした車両がグラベルベッドにスタックし、
予選が赤旗中断となった。予選が再スタートすると、まずは#22モチュールピット
ワークGT-Rのアタッカー、リチャード・ライアンが1分55秒994のベストタイムを記
録。続いて#12カルソニックスカイラインのブノワ・トレルイエが1分56秒239を出
した。本山は、アタック2周目に1分55秒865のベストラップをマークし、#25スープ
ラ、#38スープラに続く3番手となった。

公式予選2回目は定刻の午後3時から開始された。GT300との混走時間はピットイン
のたびにサスペンションや空力デバイスを微細に調整しタイムアタックに備えた。
いよいよ公式予選最後のタイムアタックショー、GT500の占有時間となると、ニス
モの2台のGT-Rはそろってコースイン。ハンディウェイト30kgを積んだ#22は、ライ
アンが渾身のプッシュで1回目のタイムを約0.09秒詰めて予選順位を6位から5位に
引き上げた。70kgのウェイトを搭載した#23の本山もタイムアップを期してアタッ
クしたが、最もタイヤがグリップを発揮する周回に痛恨のスピン。グラベルに飛び
出してタイムアップならずであった。
チームインパルの#12は、やはり1回目と同様にブノワ・トレルイエがアタックを担
当。ベストタイムを約0.2秒短縮してポジションを7位にあげた。

1回目の予選よりもコースコンディションが悪くなっていたせいか、#22と#12以外
にタイムアップした車両は少なく、本山/クルム組の予選順位は3位に確定。決勝レー
スを前に、貴重なチャンピオンシップポイント1点を加算することとなった。

■公式予選結果
Pos.  Car Name   No.  Driver    Time
 1 ADVAN スープラ  #25  荒 聖治 / ジェレミー・デュフォア           1'55"340
 2 auセルモスープラ  #38  竹内浩典 / 立川祐路                       1'55"737
 3 ザナヴィ ニスモ GT-R  #23  本山 哲 / ミハエル・クルム           1'55"865
 4 TAKATA童夢NSX  #18  道上 龍 / セバスチャン・フィリップ          1'55"889
 5 モチュールピットワーク GT-R  #22 影山正美 / リチャード・ライアン 1'55"899
 6 エッソウルトラフロー スープラ  #1 脇阪寿一 / 飯田 章            1'55"989
 7 カルソニックスカイライン  #12  ブノワ・トレルイエ / 井出有治     1'56"037
 8 Mobil 1 NSX  #64  松田次生 / アンドレ・ロッテラー                1'56"170
 9 RAYBRIG NSX  #100  加藤寛規 / 光貞秀俊                           1'56"242
10 G'ZOX-NSX  #16  伊藤大輔 / トム・コロネル                        1'56"245

◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

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