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2022年3月

SUPER GT

公式テスト岡山3回目結果

公式テスト岡山 -RIJ- (2022/03/13) Official Testing 3 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Official Testing GT500 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
136坪井 翔
ジュリアーノ・アレジ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'18.116--170.654
223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI1'18.246 0.130 0.130170.370
33千代 勝正
高星 明誠
CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI1'18.487 0.371 0.241169.847
437サッシャ・フェネストラズ
宮田 莉朋
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS1'18.581 0.465 0.094169.644
5100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'18.584 0.468 0.003169.638
639関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'18.617 0.501 0.033169.566
78野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'18.854 0.738 0.237169.057
824佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'18.887 0.771 0.033168.986
919国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'18.906 0.790 0.019168.945
1014大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'19.003 0.887 0.097168.738
1112平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS1'19.030 0.914 0.027168.680
1264伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'19.219 1.103 0.189168.278
1316笹原 右京
大湯 都史樹
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL1'19.273 1.157 0.054168.163
1438立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS1'19.522 1.406 0.249167.637
1517塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS1'19.621 1.505 0.099167.428

■GT300クラス

公式テスト岡山 -RIJ- (2022/03/13) Official Testing 3 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Official Testing GT300 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
152吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'25.917--155.159
29木村 武史
ケイ・コッツォリーノ
PACIFIC Hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH1'26.148 0.231 0.231154.743
365蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'26.273 0.356 0.125154.519
418小林 崇志
太田 格之進
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'26.310 0.393 0.037154.453
556藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'26.581 0.664 0.271153.969
687松浦 孝亮
坂口 夏月
TBN
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'26.603 0.686 0.022153.930
720平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'26.617 0.700 0.014153.905
834柳田 真孝
井出 有冶
BUSOU raffinee GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
BUSOU Drago CORSE
DL1'26.655 0.738 0.038153.838
9360青木 孝行
田中 篤
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'26.717 0.800 0.062153.728
106本山 哲
片山 義章
Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
MOTOYAMA Racing w/ Team LeMans
YH1'26.972 1.055 0.255153.277
1110富田 竜一郎
大草 りき
塩津 佑介
TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'27.085 1.168 0.113153.078
1211安田 裕信
石川 京侍
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'27.117 1.200 0.032153.022
1355武藤 英紀
木村 偉織
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS1'27.130 1.213 0.013152.999
1461井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'27.248 1.331 0.118152.792
157荒 聖治
近藤 翼
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
YH1'27.252 1.335 0.004152.785
164片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & Team UKYO
YH1'27.328 1.411 0.076152.652
175冨林 勇佑
甲野 将哉
大島 和也
TBN
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'27.352 1.435 0.024152.610
1860吉本 大樹
河野 駿佑
SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL1'27.469 1.552 0.117152.406
1988小暮 卓史
元嶋 佑弥
TBN
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'27.566 1.649 0.097152.237
2096新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'27.616 1.699 0.050152.150
2130永井 宏明
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'27.737 1.820 0.121151.940
2231嵯峨 宏紀
中山 友貴
apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS1'28.028 2.111 0.291151.438
2348井田 太陽
田中 輝揮
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'28.466 2.549 0.438150.688
2450加納 政樹
阪口 良平
山下 亮生
ARNAGE MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH1'28.474 2.557 0.008150.675
2522和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'28.798 2.881 0.324150.125

SUPER GT

公式テスト岡山ドライバーコメント Astemo REAL RACING松下信治「チームの信頼と期待に応えたい」

 公式テスト岡山のセッション2でトップタイムを記録した、No. 17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)。今年でGT500クラス14年目を迎えるベテランの塚越選手と、昨年チームインパルからGT500クラスに参戦、1勝を挙げて今年リアルレーシングに移籍してきたばかりの松下選手に話を聞いた。

塚越広大(Astemo REAL RACING)

公式テスト岡山: セッション2でGT500クラストップタイムの塚越広大(Astemo REAL RACING)  「(今日の走行を振り返ってください)午前の走り出しからクルマのフィーリングが良かったので、タイヤテストにはすぐ入れましたし、松下とのフィーリングも似ていたので、うまく調整ができてるんじゃないかなと思います。最後の10分間でもトップタイムで終われましたし。明日はロングラン主体になると思うんですけど、レースに向けてもう少し煮詰められたらと思います」

 「(昨年からの改善点は)エアロに関しては、過去2年で直したいなと思っていたところが各ドライバーあったと思うんですけど、そのリクエストを盛り込んでくれて、問題点は改善されてると思います。細かく何がどうなってるかは僕にはわからないんですが、フィーリングとしては良くなっています。エンジンについても微調整をしながら煮詰めている、という感じですね。今のところ昨年から大きくは変わっていませんが、開幕に向けてもう少し変わっていくんじゃないかなと思います」

 「(チームメイトが松下選手に変わったが、それについての感想は)ヨーロッパで長く走ってきた選手なので、日本とはまた違ったセットの詰め方とか、話し方などがありますし、去年は他メーカーで走っていたこともあるので、色んな面で教えてもらえることもあって、すごく楽しく、いろんなことを勉強しながらやっています。チームも新しい刺激があることによって、より強化されているんじゃないかと思います」

 「(開幕戦に向けての手応えは) まだ強くなる伸び代があると思います。ライバルたちもこれからどんどん強くなると思うので、僕らも一歩でも二歩でも前に進めるようにしたいなと思います」

松下信治(Astemo REAL RACING)

公式テスト岡山: セッション2でGT500クラストップタイムの松下信治(Astemo REAL RACING)  「(今日の走行を振り返ってください)ベースラインは悪くなくて、いろんなテストができました。午後は気温が上がってきましたが、その中でもタイムを落とさずに走れたのは良かったですね。レーシングカーは路面温度の影響を大きく受けますが、その中でうまくアジャストできたのはチームがすごく頑張ってくれたからですね」

 「(GT-Rから乗り換えた感想は)GT-Rとは全然特性が違いますね。それが合う、合わないがこれから出てくると思いますが、なるべくサーキットに合わせられるように頑張ります。ここまではうまくアジャストできていると思います。ホンダさんのニュースペックのNSXも合ってると思いますし。GT-Rの方がステアリング操作に対して繊細で、敏感に動く印象で、NSXはどっしりしている、マイルドな印象です。どちらもスイートスポットを極めれば速いんですが、まずはNSXでそこを見つけないといけませんね。僕自身はどちらであっても速ければいいです。今はNSXに乗っているので、これを極めて一番速く走れるように頑張りたいです」

 「(明日と開幕戦に向けての抱負を)明日もロングランとかニュータイヤのアタックがそこそこあると思うので、それをしっかりやりたいなと思います。クルマのスピードも、チームの雰囲気もすごくポジティブなので、それをしっかり守って開幕を迎えたいなと思います。富士でももう一度テストがあるので、そこでもビルドアップできればと思います」

 「(リアルレーシングには全日本F3でも所属していたが)金石勝智さんの時代にここでF3をやらせてもらったので、チームスタッフは全員知っています。すごく信頼していただいてるし、期待されていることもわかるので、それに応えたいと思います」

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

公式テスト岡山セッション2 松下信治の快走でNo. 17 Astemo NSX-GTがトップタイム

 岡山国際サーキットで行われている、スーパーGT公式テストのセッション2が3月12日午後から行われ、GT500クラスはNo. 17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)、GT300クラスはNo. 87 JLOC(松浦孝亮/坂口夏月)がトップタイムを記録した。

 Session2は午後2時に走行開始。混走が100分、専有走行が各10分で行われた。開始時点の気温は20℃、路面温度は31.3℃とシャツ1枚でも過ごせる暖かさだ。

 まずは1周のウォームアップに続いて松下信治(No. 17 Astemo NSX-GT)が1分19秒495でトップに。これを山下健太(No. 14 ENEOS X PRIME GR Supra)が1分19秒352で上回るが、開始から13分が経過したところで関口雄飛(No. 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1分19秒100でトップに立った。

 しかし17号車の松下は自身の8周目に1分19秒027を記録して再びトップに。

 セッションは開始から26分が経過したところで赤旗中断となる。リボルバーコーナーで城内政樹(No. 22 アールキューズAMG GT3)がストップしたためだ。車両回収ののち、午後2時32分に走行は再開された。

 走行が再開されると松下は1分18秒478までタイムアップ。2番手にはロニー・クインタレッリ(No. 23 MOTUL AUTECH Z)が1分18秒971で続く。

 開始から48分が経過したところで松下は1分18秒467とさらにタイムを縮めてきた。関口も1分19秒029と自己ベストを更新するが、順位は依然として3番手のままだ。

 開始から54分で二度目の赤旗。今度はNo. 18 UPGARAGE NSX GT3がパイパーコーナーの先でストップしたためだ。ドライバーは小林崇志。18号車は朝のセッションでもトラブルに見舞われていたとのことだ。10分程度の中断ののち、走行は再開された。この時点で路面温度は27℃と、やや下がってきた。

 ここで高星明誠(No.3 CRAFTSPORTS MOTUL Z)が1分18秒832を記録し、3番手に浮上。ニッサンZが2-3位を占める。その後は順位変動なく混走は終了。各クラスの専有走行に入った。

 専有走行では平峰一貴(No. 12 カルソニックIMPUL Z)が1分18秒512をマークして2番手に。続いて野尻智紀(No. 8 ARTA NSX-GT)が1分18秒501で12号車を上回る。高星明誠(No. 3 CRAFTSPORTS MOTUL Z)は1分18秒407、松下も1'18.215までタイムを縮めて走行を終了したが、総合では午前中に1分18秒150を記録したNo. 36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)がトップとなった。

 GT300は開始早々に新田守男(No. 96 K-tunes RC F GT3)が1分26秒454でトップに。しかし開始から44分が経過したところで坂口夏月(No. 87 JLOC)が1分26秒221を出し、87号車が96号車を上回ってきた。3番手には1分26秒571で永井宏明(No. 30 apr GR86 GT )が続く。30号車は今季から新たにJAF-GT仕様のGR86を投入してきている。

 専有走行に入ると、新田が1分26秒224までタイムを縮めてきた。トップの坂口とは0.003秒差だ。3番手は1分26秒440で元嶋佑弥(No. 88 JLOC)だ。

 トップの坂口はさらにタイムを縮め、1分26秒149を叩き出す。続いて3番手の元嶋が1分26秒251まで削ってきたところでGT300クラスの専有走行は終了した。昨年スーパーGTに復帰した本山哲(No. 6 Team LeMans Audi R8 LMS)も最後の最後に1'26.733を叩き出し、7番手でテスト初日を終えている。

 この結果、GT300クラスも午前中に1分25秒210をマークした、No. 88 JLOC(小暮卓史/元嶋佑弥)が総合トップでテスト初日を終えることになった。

 スーパーGT公式テストは明日も午前9時よりセッション3が、セッション4は15分間のスタート練習に続いて午後2時よりそれぞれ120分間で行われる。

公式テスト岡山2回目: GT500クラストップタイムはAstemo REAL RACING(塚越広大/松下信治)

公式テスト岡山2回目: GT500クラス2位はNDDP RACING(千代勝正/高星明誠)

公式テスト岡山2回目: GT500クラス3位はARTA(野尻智紀/福住仁嶺)

公式テスト岡山2回目: GT300クラストップタイムはJLOC(松浦孝亮/坂口夏月)

公式テスト岡山2回目: GT300クラス2位はK-tunes Racing(新田守男/高木真一)

公式テスト岡山2回目: GT300クラス3位はJLOC(小暮卓史/元嶋佑弥)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

公式テスト岡山2回目結果

■GT500クラス

公式テスト岡山 -RIJ- (2022/03/12) Official Testing 2 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Official Testing GT500 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
117塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS1'18.215--170.438
23千代 勝正
高星 明誠
CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI1'18.407 0.192 0.192170.021
38野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'18.501 0.286 0.094169.817
412平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS1'18.512 0.297 0.011169.793
516笹原 右京
大湯 都史樹
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL1'18.513 0.298 0.001169.791
614大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'18.566 0.351 0.053169.676
723松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI1'18.754 0.539 0.188169.271
8100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'18.815 0.600 0.061169.140
939関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'18.965 0.750 0.150168.819
1037サッシャ・フェネストラズ
宮田 莉朋
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS1'19.105 0.890 0.140168.520
1124佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'19.151 0.936 0.046168.422
1236坪井 翔
ジュリアーノ・アレジ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'19.195 0.980 0.044168.329
1338立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS1'19.216 1.001 0.021168.284
1419国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'19.320 1.105 0.104168.064
1564伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'19.466 1.251 0.146167.755

■GT300クラス

公式テスト岡山 -RIJ- (2022/03/12) Official Testing 2 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Official Testing GT300 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
187松浦 孝亮
坂口 夏月
TBN
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'26.149--154.741
296新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'26.224 0.075 0.075154.607
388小暮 卓史
元嶋 佑弥
TBN
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'26.251 0.102 0.027154.558
430永井 宏明
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'26.571 0.422 0.320153.987
511安田 裕信
石川 京侍
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'26.587 0.438 0.016153.958
652吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'26.636 0.487 0.049153.871
76本山 哲
片山 義章
Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
MOTOYAMA Racing w/ Team LeMans
YH1'26.733 0.584 0.097153.699
84片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & Team UKYO
YH1'26.768 0.619 0.035153.637
961井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'26.926 0.777 0.158153.358
1055武藤 英紀
木村 偉織
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS1'26.982 0.833 0.056153.259
1165蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'27.003 0.854 0.021153.222
129木村 武史
ケイ・コッツォリーノ
PACIFIC Hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH1'27.014 0.865 0.011153.203
1334柳田 真孝
井出 有冶
BUSOU raffinee GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
BUSOU Drago CORSE
DL1'27.037 0.888 0.023153.162
1456藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'27.135 0.986 0.098152.990
1550加納 政樹
阪口 良平
山下 亮生
ARNAGE MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH1'27.262 1.113 0.127152.768
1631嵯峨 宏紀
中山 友貴
apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS1'27.272 1.123 0.010152.750
17360青木 孝行
田中 篤
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'27.295 1.146 0.023152.710
1810富田 竜一郎
大草 りき
塩津 佑介
TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'27.337 1.188 0.042152.636
1918小林 崇志
太田 格之進
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'27.375 1.226 0.038152.570
2020平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'27.481 1.332 0.106152.385
2160吉本 大樹
河野 駿佑
SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL1'27.571 1.422 0.090152.228
227荒 聖治
近藤 翼
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
YH1'27.846 1.697 0.275151.752
2348井田 太陽
田中 輝揮
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'28.121 1.972 0.275151.278
245冨林 勇佑
甲野 将哉
大島 和也
TBN
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'28.531 2.382 0.410150.578
2522和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'29.010 2.861 0.479149.767

SUPER GT

公式テスト岡山セッション1 No.36au TOM'S GR Supraがトップタイム

 2022シーズン最初のスーパーGT公式テストが3月12日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで開幕。午前に行われたセッション1ではNo.36au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)がトップタイムを記録した。

 セッション1は午前10時にコースオープン。正午までの120分間で行われたが、始まってすぐに和田 久(No.22アールキューズ AMG GT3)が1コーナーでスピンしたため赤旗中断に。車両回収ののち10時8分に走行は再開された。この日の天候は晴れ。気温は14℃、開始時の路面温度は21℃だ。

 このコンディションが影響してか、各車走り始めからすぐにタイムを上げてきた。走行再開から5分でNo.17Astemo NSX-GTが1分18秒819でトップに。ドライバーは塚越広大だ。No.100STANLEY NSX-GT(山本尚貴)が2番手につけ、No.14ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也)が3番手だ。

 今年からニッサンZ GT500を投入するNo.23MOTUL AUTECH Zは開始16分でロニー・クインタレッリが1分19秒199で3番手に上がってきた。

 開始19分でNo.37KeePer TOM'S GR Supra(宮田莉朋)が2番手に。タイムは1分18秒806。No.3CRAFTSPORTS MOTUL Z(千代勝正)も1分18秒830を記録して3番手につける。

 No.17塚越は1分18秒408までタイムを縮め、以前トップ。残り時間は1時間34分。GT300は現在No.88ランボルギーニ・ウラカンの小暮卓史がトップで1分26秒247だ。

 残り時間1時間21分で路面温度は25℃に上昇。これに伴いNo.17Astemo NSX-GTの塚越は1分18秒373までタイムアップ。2番手にはNo.36au TOM'S GR Supra(坪井翔)が1分18秒516、1分18秒384と着実にタイムを縮めて上がってきた。

 GT300クラスは依然としてNo.88ウラカンの小暮が1分25秒469でトップ。2番手はNo.9PACIFIC Hololive NAC Ferrariのジェントルマンドライバー、木村武史が1分25秒898で続く。

 No.8ARTA NSX-GT(野尻智紀)が1分18秒787をマークして残り時間1時間10分を切ったところで4番手につける。

 そして残り時間は1時間3分を切ったところでNo.100STANLEY NSX-GT(山本尚貴)が1分18秒218でトップに立った。2番手は17号車、3番手は36号車で、4番手には14号車が続く。

 さらに残り時間が30分を切ると、野尻から交代した福住仁嶺(No.8ARTA NSX-GT)が1分18秒184をマーク。これを36号車の坪井が上回り、1分18秒150でトップに躍り出た。3番手は100号車、4番手の17号車も松下信治のドライブで1分18秒227までタイムを縮めてきた。

 この時点で路面温度はコントロールライン上で27.8℃を記録している。

 結局セッション1は大きなクラッシュや中断などもなく走行を終了。36号車がトップ、2〜4位をNSX勢が占める結果となった。

 ニッサン勢の最上位はNo.12カルソニック IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)で8位。1分18秒522だった。

 GT300クラスはNo.88JLOCの小暮 卓史/元嶋 佑弥が1分25秒210でトップタイム。2番手にはベテランコンビ復活のNo.96K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)が1分25秒555で続いた。

 公式テストのセッション2はこのあと午後2時より混走100分間、各クラスの専有走行が10分間ずつで行われる。

公式テスト岡山1回目: GT500クラストップタイムはTGR TEAM ZENT CERUMO(立川祐路/石浦宏明) 公式テスト岡山1回目: GT500クラス2位はARTA(野尻智紀/福住仁嶺) 公式テスト岡山1回目: GT500クラス3位はTEAM KUNIMITSU(山本尚貴/牧野任祐) 公式テスト岡山1回目: GT300クラストップタイムはJLOC(小暮卓史/元嶋佑弥) 公式テスト岡山1回目: GT300クラス2位はK-tunes Racing(新田守男/高木真一) 公式テスト岡山1回目: GT300クラス3位はPACIFIC CARGUY Racing(木村武史/ケイ・コッツォリーノ)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

公式テスト岡山1回目結果

■GT500クラス

公式テスト岡山 -RIJ- (2022/03/12) Official Testing 1 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Official Testing GT500 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
136坪井 翔
ジュリアーノ・アレジ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'18.150--170.580
28野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'18.184 0.034 0.034170.505
3100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'18.218 0.068 0.034170.431
417塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS1'18.227 0.077 0.009170.412
539関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'18.314 0.164 0.087170.222
614大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'18.396 0.246 0.082170.044
737サッシャ・フェネストラズ
宮田 莉朋
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS1'18.422 0.272 0.026169.988
812平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS1'18.522 0.372 0.100169.772
923松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI1'18.701 0.551 0.179169.385
1064伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'18.702 0.552 0.001169.383
113千代 勝正
高星 明誠
CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI1'18.830 0.680 0.128169.108
1216笹原 右京
大湯 都史樹
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL1'18.927 0.777 0.097168.900
1338立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS1'19.283 1.133 0.356168.142
1419国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'19.328 1.178 0.045168.047
1524佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'19.510 1.360 0.182167.662

■GT300クラス

公式テスト岡山 -RIJ- (2022/03/12) Official Testing 1 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Official Testing GT300 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
188小暮 卓史
元嶋 佑弥
TBN
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'25.210--156.446
296新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'25.555 0.345 0.345155.816
39木村 武史
ケイ・コッツォリーノ
PACIFIC Hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH1'25.898 0.688 0.343155.193
487松浦 孝亮
坂口 夏月
TBN
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'25.918 0.708 0.020155.157
518小林 崇志
太田 格之進
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'25.974 0.764 0.056155.056
64片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & Team UKYO
YH1'26.152 0.942 0.178154.736
765蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'26.162 0.952 0.010154.718
852吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'26.194 0.984 0.032154.660
910富田 竜一郎
大草 りき
塩津 佑介
TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'26.345 1.135 0.151154.390
1056藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'26.380 1.170 0.035154.327
116本山 哲
片山 義章
Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
MOTOYAMA Racing w/ Team LeMans
YH1'26.446 1.236 0.066154.210
1220平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'26.450 1.240 0.004154.202
1355武藤 英紀
木村 偉織
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS1'26.620 1.410 0.170153.900
1411安田 裕信
石川 京侍
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'26.849 1.639 0.229153.494
157荒 聖治
近藤 翼
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
YH1'26.989 1.779 0.140153.247
16360青木 孝行
田中 篤
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'27.202 1.992 0.213152.873
1730永井 宏明
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'27.207 1.997 0.005152.864
1834柳田 真孝
井出 有冶
BUSOU raffinee GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
BUSOU Drago CORSE
DL1'27.362 2.152 0.155152.593
1960吉本 大樹
河野 駿佑
SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL1'27.382 2.172 0.020152.558
2061井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'27.785 2.575 0.403151.857
215冨林 勇佑
甲野 将哉
大島 和也
TBN
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'27.978 2.768 0.193151.524
2250加納 政樹
阪口 良平
山下 亮生
ARNAGE MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH1'28.090 2.880 0.112151.332
2331嵯峨 宏紀
中山 友貴
apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS1'28.275 3.065 0.185151.014
2422和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'28.416 3.206 0.141150.774
2548飯田 太陽
田中 輝揮
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'28.564 3.354 0.148150.522

Formula 4

第1戦もてぎ決勝 佐々木孝太が万全のレース運びでポール・ツー・ウイン、激戦の2位争いは最終ラップに決着

12周の決勝がスタートした

 JAF-F4地方選手権シリーズ開幕戦決勝は3月6日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催され、ポールポジションからスタートした佐々木孝太(スーパーウインズ&ISP)がルーキー佐藤樹(佐藤製作所KKZS★TOMEI)とのスタート直後の大バトルを制すると、以降は危なげない走りで24年ぶりの優勝を飾った。

 午前中の予選から気温、路面温度ともに低いままで、午後1時にフォーメーションラップを開始。共にトラブルで予選を走れなかった石川賢志(HMRハンマーR☆ハヤテ)、黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ)の両名も決勝出場が認められ、マシンの修復もなってグリッド最後列に並んだ一方で、予選11番手だった川原悠生(ファーストガレージ&Sウインズ)はドライブシャフトが折れているのが見つかりグリッドにつけず、ファーストガレージ勢の中で明暗が分かれた。

 全車きれいにスタートし先陣を争う中でダッシュに成功したのが5番グリッドから発進の金井亮忠(チームNATS・正義・001)で、前方3番グリッドから出た宮下源都(佐藤製作所★TOMEI★ミスト)をかわすと車速を伸ばし、2番手スタートの佐藤樹(佐藤製作所KKZS★TOMEI)に並びかけるように1コーナーに進入、佐藤はしっかりインを守り、金井は3位に収まった。一方で6番グリッドからスタートの三浦勝(CMS NUTECルノー)は1コーナーでハンマー伊澤(弁アルカディア☆ハンマーR疾風)と接触しスピン、そのままリタイヤとなった。

 ホールショットを奪ったのはポールポジションから飛び出した佐々木で、先頭で1コーナー~2コーナーとクリアして行ったが、佐藤がテールに食らいつきプレッシャーをかけると、5コーナー入口で佐々木のインを突いて並走のままファーストアンダーブリッジを通過、S字コーナーの二つ目で遂に佐藤が前に出る。

 しかし佐々木もすかさず逆襲、V字コーナーの立ち上がりで佐藤の右側にラインを取ると、続くヘアピンの進入でインを奪い佐藤の前に出てトップを奪回。ダウンヒルストレートを駆け降りる。

 90度コーナーに向けたブレーキングで佐藤は再度佐々木の前を狙いインを突き、佐藤のノーズが僅かに佐々木の前に出るが、佐々木も負けじと並走のままセカンドアンダーブリッジを通過。トンネルを抜けた緩やかな左コーナーで佐藤を突き放して最終ビクトリーコーナーへと飛び込んだ。

 佐々木と佐藤は0.421秒のギャップで1周目のコントロールラインを通過、二人の攻防を見守っていた3位金井も佐藤に0.321秒差で続き、虎視眈々とチャンスを狙う。その後ろには宮下~伊澤~新倉涼介(ファーストガレージ&Sウインズ)の順で続く。

 2周めに入りトップ佐々木から5位伊澤までがほぼ等間隔になり、佐藤も1周目のような猛チャージは見せられず、むしろジワジワと佐々木に引き離されているように見える。ダウンヒルストレートでは金井が佐藤の背後につけて、隙あらば抜くという姿勢を見せる。佐藤は防戦に追われて佐々木との間隔がさらに拡がっていき、コントロールライン上で佐々木は2.6秒まで佐藤とのギャップを築き、佐藤の背後には0.49秒差で金井~宮下~伊澤と続いている。

 佐々木はさらに佐藤を突き放し、3周め2.965秒、4周め3.301秒とその差は拡がり、佐藤と金井のギャップは0.6秒前後で膠着状態になる。そんな中で金井に焦りが出たのか翌5周めの3コーナーへのブレーキングでタイヤをロックアップさせてオーバーラン。これを見逃す宮下ではなく、すかざず3位のポジションを取り返す。

 5周め、6周めと佐々木はファステストラップを連発、佐藤との差を4.464秒まで拡げ独走態勢を築く。その佐藤の背後には金井に代わって宮下が接近。5周めに1.569秒あったギャプが7周めには0.554秒まで縮まる。

 また、最後尾からスタートした黒沼はラップごとに順位を上げて、7周めまでに7位まで進出し、6位新倉を0.403秒差で攻め立てている。

 8周め、佐藤対宮下の2位争いは0.563秒差、そこから4秒ほど間があるが金井と伊澤の4位争いも0.336秒差。若手同士、ベテラン同士の熾烈な順位争いが展開する。その後方では黒沼が新倉の攻略に成功し6位にポジションをあげた。

 9周め、5コーナ-で伊澤が金井をパス、4位に浮上。金井はトラブルなのかペースが上がらず伊澤から引き離されていく。

 10周め、佐々木はダメ押しのようにファステストラップを連発。自身の予選タイムより速い1分55秒615をマーク。7秒後方では佐藤対宮下のマッチアップが激しさを増し、ダウンヒルストレートを並走。続く90度コーナーは佐藤が抑えるが、そのままテール・ツー・ノーズ状態になり0.263秒差でコントロールラインを通過。11周め、再びダウンヒルストレートで並走して宮下がインを取るが、今度も佐藤がアウトから抑えきる。昨年のスーパーFJもてぎ菅生シリーズチャンピオンの佐藤は、90度コーナーへの飛び込みに絶対の自信があるのか、ここでは宮下を寄せ付けない。その後方では4位を単独で走っていた伊澤がヘアピンでコースアウト。1周目の接触でトラブルが出ていたステアリングの破損との事。

 ファイナルラップ、トップ佐々木は7秒の差をつけて余裕の走り。後方2位争いは依然テール・ツー・ノーズ状態。宮下がどこでチャンスを見出すかに注目が集まる。

 そのチャンスが訪れたのはS字コーナーの入り口。ここでついに宮下が佐藤を攻略、前に出る。佐藤は必死に食い下がるがダウンヒルストレートの伸びは宮下に分がありジワリと差が拡がる。優勝の佐々木に続いて2台はビクトリーコーナーを立ち上がってフィニッシュラインを通過。2位宮下、3位佐藤という結果になった。4位金井、5位には最後尾スタートから13台抜きを演じた黒沼が入ったが、トラブルを抱えていたのかチェッカー後にピットロード出口の先でストップ。佐藤と同じく初のJAF-F4レースだった新倉が6位となった。

 ジェントルマンクラスは優勝が佐々木、2位が総合7位の安井和明(NAVY★RK-01)、3位が総合8位の河野靖喜(ハンマーレーシング☆RISING)という結果になった。

スタート直後のアクシデント

佐藤樹と宮下源都の2位争い

優勝は佐々木孝太(スーパーウインズ&ISP)

決勝2位は宮下源都(佐藤製作所★TOMEI★ミスト)

決勝3位は佐藤樹(佐藤製作所KKZS★TOMEI)

決勝4位は金井亮忠(チームNATS・正義・001)

決勝5位は黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ)

決勝6位は新倉涼介(ファーストガレージ&Sウインズ)

■決勝後のコメント

優勝 6号車・佐々木孝太(スーパーウインズ&ISP)

優勝した佐々木孝太(スーパーウインズ&ISP)

 「(序盤の佐藤選手との攻防は?)自分のクルマのセットアップなのか僕自身のせいなのか分からないが、1周目は遅くてタイヤが発動しない中で、若い子は勢いが凄いからちょっとやられそうになった。あっさり行かせるのも嫌なので、出来るだけ粘れるトコは粘ろうと思った。行かれたら仕方ないが、ついて行って別の箇所で勝負しようというつもりだったが、何とか抑えられた。その後はタイヤのグリップも来たので、離していけた。自分がこのレース自体(長い事)乗っていなかった中で、若い子が僕ぐらいをやっつけていかないと、上に行っても通用しないぞ、という評価基準としてや、僕のチームの若い子たちが出る時に(僕の)ロガーデータとか車載動画とか見て、成長材料に使って貰えたらな、と思う」

2位 13号車・宮下源都(佐藤製作所★TOMEI★ミスト)

決勝2位の宮下源都(佐藤製作所★TOMEI★ミスト)

 「佐々木選手すごい速いなぁ、というレースだった。(佐藤選手との攻防は?)向うがトラブルかシフトミスか分からないが、そうした部分が(接戦の要因に)あると思う。それがあっても正直ついて行くだけでいっぱいいっぱいだった。これもレースだと思う。予選をしくじってしまっていたので、結果2位になれたのはよかった」

3位 12号車・佐藤樹(佐藤製作所KKZS★TOMEI)

決勝3位の佐藤樹(佐藤製作所KKZS★TOMEI)

 「全然ペースが上がらなくてダメだった。(宮下選手との攻防は?)ちょっとシフトが入らないことがあって、それで追いつかれて抜かれてしまった。それにしてもペースが遅かった」

4位 72号車・金井亮忠(チームNATS・正義・001)

決勝4位の金井亮忠(チームNATS・正義・001)

 「スタートはすごくよくて2位に並ぶくらいまで行けた。序盤タイヤのグリップ感がないのを改善する為にセッティングを変えていったら、前半タイヤが暖まるまではいい感じで付いていけたのだが、そこからは今週ずっと問題だった箇所が出てきてしまってペースが落ちてしまった。(9周めにラップタイムが5秒近く落ちたが?)ハンマーさんにインを差されて並んで行ったら行き場がなくてコースアウトした。向うはたぶんトラブルが出ていたんだと思う。(次戦からは新しい生徒とのレースになるが?)またイチから教育しながらクルマの課題も原因を見つけて、次のレースに臨みたい」

5位 92号車・黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ)

決勝5位の黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ)

 「(チェッカー後止まったのは?)KAMIKAZEさん(7周めにトラブルでストップ)を迎えに行った訳ではなくて(笑)、終盤水温が上がってしまって(壊れるのが)怖かったので止めた。スタートは決まって、ゴチャゴチャしていたのをうまく抜けられて順位を上げられた。ペースもよかった。それだけに予選がちょっと悔やまれるが、この調子を次回も維持して表彰台とかトップ争いとかに絡んでいきたい」

6位 3号車・新倉涼介(ファーストガレージ&Sウインズ)

決勝6位の新倉涼介(ファーストガレージ&Sウインズ)

 「荒れた展開の中で何とか回避はできたが、ぶっつけ本番でのレース参戦は大変だった。ちゃんと練習しないと通用しないことを金曜日からひしひしと感じた。スーパーFJと違ってもっとクルマの事をよく知らないと速く走れないカテゴリーだということはすごくよくわかった。どこかで次のチャンスがあったら、表彰台を目指したい」

12位 19号車・ハンマー伊澤(弁アルカディア☆ハンマーR疾風)

決勝12位のハンマー伊澤(弁アルカディア☆ハンマーR疾風)

 「ヘアピンで止まった原因はステアリングの破損。1周目の三浦選手との接触で壊れていた。ヘアピンで曲がらなくて真っすぐ行ってしまった」

 JAF-F4次戦は5月14-15日。スポーツランド菅生で第2戦、第3戦が行われる。

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

Formula 4

第1戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2022/03/06) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 JAF F4選手権 Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16G1佐々木 孝太スーパーウインズ&ISP
ZAP F108
1223'28.490--
213宮下 源都佐藤製作所★TOMEI★ミスト
TT104ZZ
1223'36.017 7.527 7.527
312佐藤 樹佐藤製作所KKZS★TOMEI
MYST KK-ZS
1223'36.793 8.303 0.776
472金井 亮忠チームNATS・正義・001
NATS 001
1223'47.28718.79710.494
592黒沼 聖那ファーストガレージ&Sウインズ
B-MAX RK-01
1223'51.14822.658 3.861
63新倉 涼介ファーストガレージ&Sウインズ
ZAP F108
1223'58.04929.559 6.901
738G2安井 和明NAVY★RK-01
B-MAX RK-01
1224'04.26535.775 6.216
855G3河野 靖喜ハンマーレーシング☆RISING
疾風(ハヤテ)
1224'04.80636.316 0.541
90G4渡辺 義人チームNATS・エクシズWXR
WXR MK-2
1224'59.1371'30.64754.331
1016G5石川 賢志HMRハンマーR☆ハヤテ
疾風(ハヤテ)
1224'59.6011'31.111 0.464
11*18G6YUKIワコーズエンドレスNILZZ
Formula RENAULT
1125'20.7351Lap 1Lap
1219G7ハンマー 伊澤弁アルカディア☆ハンマーR疾風
疾風(ハヤテ)
1019'49.3722Laps1Lap
1333G8中島 功SHINSEI・KK
TOKYO R&D RD10W
1023'57.6342Laps4'08.262
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-35G-松本 隆行KROGANE
MYST KK-ZS
919'00.9333Laps1Lap
-9G-KAMIKAZEスーパーウインズ&ISP
FR 2.0
612'27.3516Laps3Laps
-34G-三浦 勝CMS NUTECルノー
ルノーFC106
0-12Laps6Laps
-70山口 登唯BLUE MAX・AAA・RK
B-MAX RK-01
0-12Laps-
-86川原 悠生ファーストガレージ&Sウインズ
OSCAR SK97
-D.N.S12Laps-
  • Fastest Lap: CarNo. 6 佐々木孝太(スーパーウインズ&ISP) 1'55.619 (10/12) 149.448km/h
  • CarNo. 18は、H項2.5.5.b違反(黄旗中のスピン)により、競技結果に30秒加算のペナルティーを科した。

JAF F4選手権

第1戦もてぎ公式予選 佐々木孝太が新人との接戦を制してポールポジション獲得

 JAF-F4地方選手権シリーズ開幕戦公式予選は3月6日(日)にモビリティリゾートもてぎ(旧ツインリンクもてぎ)で開催され、佐々木孝太(スーパーウインズ&ISP)がルーキー佐藤樹(佐藤製作所KKZS★TOMEI)を0.049秒差でしりぞけポールポジションを獲得した。

 今シーズンかぎりで「JAF-F4」という名称が変更される予定(新たな名称は今後決定)の本カテゴリーだが、開幕戦は盛況で以前からの参加者の顔ぶれに加えて、2名の新人と、返り咲きの大物を迎えた19台のエントリーを集めた。

   新人2名は昨年のスーパーFJもてぎ菅生シリーズチャンピオンの佐藤樹と、一昨年のもてぎシリーズチャンピオンの新倉涼介(ファーストガレージ&Sウインズ)。佐藤はMYSTからのオファーで参戦が実現、新倉はファーストガレージからの参戦チャンスを得た。

 そして大物の名は佐々木孝太(スーパーウインズ&ISP)。スーパーGTやフォーミュラ・ニッポンで活躍した選手がなんと24年ぶりにJAF-F4にエントリーして来た。

 今回の参戦の経緯について、前日の練習走行時にインタビューした。

インタビューを受ける佐々木孝太(スーパーウインズ&ISP)

■佐々木孝太選手インタビュー

 --今回参戦の経緯は?

 「去年からファーストガレージさんのアドバイザーとしてお手伝いさせて頂いている中で、データ取りとかクルマの確認とかでちょっと(JAF-F4に)乗らせて貰ったりしていたのだが、自分もしばらくフォーミュラ乗っていなかったので感性とか身体のセンサーの感度が上がっていく感じがあった。そんな状況で自分のお客さんからもJAF-F4に乗りたいという事で、出て頂く予定だったが開幕戦のスケジュールが合わなくて、どうせクルマ空いているんだったら、自分のトレーニングがてら、ちょっと出てみようかな、と。そうすることで、ちょっと乗っていた、だけでなくてちゃんとレースウィーク通じての身体のトレーニングにもなればな、という思いで(出場を決めた)」

 --JAF-F4は何年ぶり? ジェントルマン枠に入っていたので、ちょっと驚きが

 「24年ぶり(98年に鈴鹿と美祢の両シリーズを制して以来の参戦)。自分ももう49歳なので(笑)。(鍛えていると)言ってもこんな歳なんだし、GTも一昨年スポットで乗った程度で、そんなに(マシンに)乗っていない中で、何かしらトレーニングになる事で感性を上げておきたいな、と思った。本当はスーパー・フォーミュラ・ライツとかの方がいいのかもしれないが、コストとかを考えると、JAF-F4というのはピッタリ合っている。FIA-F4と違ってセッティングもできるし、いろいろテストできるもの(パーツ)も多いので、そういう部分の自分の感度も上げられるな、という事で、全てのバランスが(JAF-F4は)いいなと思う」

 --参戦は今回限り?

 「その予定だが、またチャンスがあれば出たいと思っている。もう一度くらいは出場しようかなぁ。それで自分のトレーニングと(チームの)みんなにもこのレースの魅力とか伝えられたらな、と思っている」

 --今日走ってみての感触は?

 「いい感じだったが、今だんだん若者に追いつかれてきているので(笑)。出だしはポン、と1分55秒台でいけたのだが、その後もずっと55秒のままなので、もうひと声、タイムを上げないといけないと思っている。出るからには勝ちたいが、それよりは自分の中でレースの組み立てとか、マネジメントとか、そういう部分をしっかりとやっていきたい」

 --観ているファンとしても楽しみが増えた

 「こんなの(佐々木の参戦)インチキだ(笑)みたいに言う人もいるが、自分だってずいぶんフォーミュラ乗ってないし、チームに若い子もいる訳で、その子らの見本になれたらいいな、とか、(若手が)データを重ねて自分に足りない所を吸収したりさせて貰ったりすることができたらいいと思う」

 

 20分間の予選は午前8時50分にコースオープン。比較的暖かった前日に比べて夜明け前には氷点下に下がったらしいもてぎはこの時間でも気温は5度。路面温度も上がらない状態だ。今回JAF-F4デビュー戦の佐藤樹を先頭に、次々とコースイン。しかし前日の練習走行中にクラッシュした米谷浩(KK・ヨネタニ)はマシン修復が間に合わず出走を取り消した。

 各車左右にマシンを振ってタイヤを暖めようとするが、そんな中、石川賢志(HMRハンマーR☆ハヤテ)が4コーナーと5コーナーの間のコースサイドにマシンを止めた。そのまま動かない為赤旗が掲示されて予選は中断に。同じタイミングで、昨年シリーズ4位、もてぎ戦では優勝を飾っている黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ)もS字でストップ。

 石川はシフトレバーのトラブル、黒沼は燃料系の問題という事でいずれも自走できずコース外に出されパドックへ戻って行った。

 午前9時、残り時間18分17秒時点から予選は再開され、16台がコースイン。再度ウオームアップから仕切りなおす。

 残り14分の段階で、まず佐藤が2分を切って1分59秒851をマーク。続いて昨年ランク3位、グランドチャンピオンシップではチャンピオンに輝いたハンマー伊澤(弁アルカディア☆ハンマーR疾風)が59秒990で続く。

 残り12分で伊澤が57秒623でトップに立つもすかさず佐藤が57秒153で首位を奪回。そして注目の佐々木が58秒124で3番手へ。

 残り10分を切りタイムアタックが本格化。まず佐藤が56秒840をマークすると佐々木も56秒942と1分56秒台に入れて2番手へ浮上、伊澤は3番手へドロップ、4番手には58秒405で金井亮忠(チームNATS・正義・001)がつける。金井は日本自動車大学校の教員で、メカニックは学生という体制。今回のメンバーは来週に卒業を控えた生徒で彼らにとって最後のレースとなる。

 ジェントルマンクラスでは佐々木、伊澤に続いて三浦勝(CMS NUTECルノー)が59秒506で全体5番手につけている。

 残り8分、伊澤は57秒111と自己ベストを更新するが3番手は変わらず。河野靖喜(ハンマーレーシング☆RISING)が59秒242で全体7位、ジェントルマンクラス3番手に浮上。

 残り6分、佐々木が55秒844と1分55秒台に入れてついにトップに立つ。2番手に落ちた佐藤も55秒台に入れるが55秒893で佐々木には及ばない。またここまで11番手にとどまっていた宮下源都(佐藤製作所★TOMEI★ミスト)が57秒334で4番手へ一気に進出。

 残り4分、宮下はさらにタイムを刻み56秒675で3番手、伊澤は4番手へ。一度は宮下を上回って4番手に戻した金井は5番手へドロップする。宮下はさらに勢いに乗って自己ベストの区間タイムを出すが、攻めすぎたかS字出口でスピン、コース上で止まり、本日予選2度目の赤旗の原因となる。

 残り時間2分47秒を残して予選は打ち切り、佐々木のポールポジションが確定した。昨日の練習走行では55秒0のトップタイムを出し、逆転ポールを狙ってタイムアタックに入っていた佐藤の努力は報われなかった。3番手は宮下、4番手伊澤とセカンドロウに並び、5番手金井。再びジェントルマンクラス3番手のタイムを出した三浦が3列目に並んだ。

ポールポジションは佐々木孝太(スーパーウインズ&ISP)

予選2位は佐藤樹(佐藤製作所KKZS★TOMEI)

予選3位は宮下源都(佐藤製作所★TOMEI★ミスト)

予選4位はハンマー伊澤(弁アルカディア☆ハンマーR疾風)

予選5位は金井亮忠(チームNATS・正義・001)

予選6位は三浦勝(CMS NUTECルノー)

■予選後のコメント

ポールポジション 6号車・佐々木孝太(スーパーウインズ&ISP)1分55秒844

ポールポジションの佐々木孝太(スーパーウインズ&ISP)

 「練習からそこそこのタイムが出ていたが、若い子たちがどんどん追いついて来てたので、中々簡単には(ポールポジションは)取れないだろうなと思っていた。タイム的にはみんなもうちょっと出たと思うが、赤旗で終わった分最後のチャンスがなかった。昨日から赤旗よく出ていたので、早めにタイムを出そうと思っていたので、その辺は予定通りだ。決勝に向けては、若い子ほどバトルに勢いがないのかもしれないので、できれば・・今までしたことがないが・・スタート決めて楽なレースをさせてもらいたい(笑)」

2位 12号車・佐藤樹(佐藤製作所KKZS★TOMEI)1分55秒893 トップとの差0.049秒

予選2位の佐藤樹(佐藤製作所KKZS★TOMEI)

 「残り3分で前との間隔を開けて、よし行こうというタイミングで赤旗が出てしまって、アタックできなかった。(調子はいい?)ベストタイムが出た時も前に詰まっていたので、(走りを)まとめられればトップは狙えていたと思う」

3位 13号車・宮下源都(佐藤製作所★TOMEI★ミスト)1分56秒625 トップとの差0.781秒

予選3位の宮下源都(佐藤製作所★TOMEI★ミスト)

 「(最後のスピンは?)ちょっと焦ってしまった。反省している。マシンにダメージはない。ベストタイムが出て、その次の周回でいい感じで走れていたのだがS字の立ち上がりが速くてやってしまった」

4位 19号車・ハンマー伊澤(弁アルカディア☆ハンマーR疾風)1分56秒628 トップとの差0.814秒

予選4位のハンマー伊澤(弁アルカディア☆ハンマーR疾風)

 「全然グリップが来なくて、ウチのチームのクルマみんな同じ症状だったのでフロントの足回りのセッティングを変更する。決勝ではそれがいい方に向かえばいいのだが」

5位 72号車・金井亮忠(チームNATS・正義・001)1分57秒144 トップとの差1.300秒

予選5位の金井亮忠(チームNATS・正義・001)

 「(昨日からタイムが伸び悩んでいた?)やっとタイヤが暖まって来てアタックしようと思ったら前にひっかかった。自分としてはタイムアタックしていないのでもうちょっと伸びしろはあると思う。トップ二人は速いが決勝はもう少し頑張れるかな、という感覚はある」

 決勝は午後1時開始予定。格の違いを見せる佐々木に佐藤がどう挑むか、宮下を挟んで巻き返しを狙う伊澤、金井の両ベテランの動きも注目される。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Junichi SEKINE

JAF F4選手権

第1戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2022/03/06) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 JAF F4選手権 Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16G1佐々木 孝太スーパーウインズ&ISP
ZAP F108
1'55.844--149.209
212佐藤 樹佐藤製作所KKZS★TOMEI
MYST KK-ZS
1'55.893 0.049 0.049149.146
313宮下 源都佐藤製作所★TOMEI★ミスト
TT104ZZ
1'56.625 0.781 0.732148.210
419G2ハンマー 伊澤弁アルカディア☆ハンマーR疾風
疾風(ハヤテ)
1'56.658 0.814 0.033148.168
572金井 亮忠チームNATS・正義・001
NATS 001
1'57.144 1.300 0.486147.553
634G3三浦 勝CMS NUTECルノー
ルノーFC106
1'57.947 2.103 0.803146.549
770山口 登唯BLUE MAX・AAA・RK
B-MAX RK-01
1'57.971 2.127 0.024146.519
83新倉 涼介ファーストガレージ&Sウインズ
ZAP F108
1'58.254 2.410 0.283146.168
938G4安井 和明NAVY★RK-01
B-MAX RK-01
1'58.278 2.434 0.024146.138
1055G5河野 靖喜ハンマーレーシング☆RISING
疾風(ハヤテ)
1'58.840 2.996 0.562145.447
1186川原 悠生ファーストガレージ&Sウインズ
OSCAR SK97
1'59.055 3.211 0.215145.185
129G6KAMIKAZEスーパーウインズ&ISP
FR 2.0
2'00.777 4.933 1.722143.115
130G7渡辺 義人チームNATS・エクシズWXR
WXR MK-2
2'02.772 6.928 1.995140.789
1435G8松本 隆行KROGANE
MYST KK-ZS
2'02.889 7.045 0.117140.655
1533G9中島 功SHINSEI・KK
TOKYO R&D RD10W
2'03.667 7.823 0.778139.770
1618G10YUKIワコーズエンドレスNILZZ
Formula RENAULT
2'06.02610.182 2.359137.154
---- 以上基準タイム(130% - 2'30.956)予選通過 ----
-16G-石川 賢志HMRハンマーR☆ハヤテ
疾風(ハヤテ)
no time---
-92黒沼 聖那ファーストガレージ&Sウインズ
B-MAX RK-01
no time---

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第1戦もてぎ決勝 鈴鹿から遠征の森山冬星がホールショットを奪い有言実行の完勝

10周の決勝がスタートした

 2022年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ開幕戦決勝が3月6日にモビリティリゾートもてぎフルコース10周で開催され、鈴鹿からスポット参戦の森山冬星(もりやまとうせい)(MYST)が第1コーナーでトップに立つと一度も首位を譲らず優勝を飾った。

 午前中の予選に続いて、本日最初の決勝となるスーパーFJのレースは正午ちょうどに各車がコースイン、グリッドに並んだ。

 モビリティリゾートもてぎは薄曇り、気温は低く風が強く吹いており、メインストレートでは逆風となるコンディション。

 予選後の各ドライバーからは今年からコントロールタイヤとなったダンロップの特性の理解の最中で、決勝でどの程度グリップが持つのか、どこまで攻めた走りをしてもいいのかわからない、という声が聞こえた。

 そんな中、すでに先週の鈴鹿からレース活動が始まっている森山は、予選こそ最後に田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)の逆転を許したものの、練習走行から続く好調さに自信を深めており、逆転された原因であるギアレシオの設定見直しも行い、万全の態勢でグリッドにつけた。

 レッドシグナルが消えて全車クリーンスタート。森山の出足が良くトップに立って第1コーナーに飛び込んだのに対して、ポールシッターの田上は加速がにぶく1コーナーへの進入で後方集団に呑みこまれて順位を落とし5位にドロップ、3番手スタートの村田悠磨(ZAPSPEED 10VED)が2位、5番手スタートの卜部和久(MYST KK-SII)が田上と4番手スタートの前田大道(ELEVレーシングドリームHRF)もかわして3位と、16才の高校生ルーキーがポジションを上げて見せた。勢いに乗る卜部はダウンヒルストレートで村田に並びかけると90度コーナー進入でインから前に出て、2位へと浮上する。

 1周目を終えてトップ森山は卜部に0.655秒差をつけてコントロールラインを通過、以下村田~前田~田上~内田涼風(うちだすずかぜ)(群馬トヨペット Team RiNoA ED)という順で続く。

 2周目に入りスタートを失敗した田上が反撃を開始、序盤のハイライトはこの田上の大立ち回りで、まず90度コーナーのブレーキングで前田のインを突いて4位へ。続く3周め、V字の進入で田上は村田をオーバーテイク、村田も立ち上がりで差し返すが田上が抑えてヘアピンをクリアして3位を確保、そのまま最終コーナで卜部に接近すると4周めの第1コーナーでインから仕留めてポジションをスタート時の2位まで戻した。

 田上の奮闘をよそに森山は着々をギャップを築き、2周目終わりで2位卜部に1.057秒差、3周め2.281秒差、田上が2位に上がった4周め終了時点で2.957秒差と独走態勢になった。

 5周め、田上に仕留められて気落ちしたか卜部の背後に村田が迫り、90度コーナーでインを突くと3位にあがる。しかしこれで目が覚めたのか卜部は続く6周めの第1コーナーのブレーキングで村田を差し返して3位を奪い返す。この攻防の間に前田が2台の背後に迫っており、6周めの90度コーナー出口で村田が姿勢を乱してラインがワイドになると、すかさず前田が抜き去り4位へ。

 森山から離される一方だった田上が攻勢に転じたのが7周め、2分4秒725とファステストラップを出して一時は3秒以上に開いたギャップを2.872秒に縮め、続く8周めにも4秒378と、自身のポールタイムよりも速いタイムをマークして2.238秒差とタイムを削っていく。3位卜部はここから引き離されて6秒以上の差があり、前田はややスローダウンしたようで卜部から5秒近く遅れて村田の攻勢をしのいでいたが9周めに次々と順位を落とした。レース後に確認したところ水温が異常に上昇し、エンジンのパワーも失われたとの事。これで村田4位、内田5位、池田拓馬(テイクファースト&たこコロ10V)が6位に。

 田上は最後まで追い上げる姿勢を崩さず、9周めも4秒318とファステストラップ更新。森山も予選を上回る自己ベストの4秒764を出すがギャップは縮まり1.792秒差。さらに田上はファイナルラップも攻めて第2セクターで全体ベストを出し、森山の背中が見える距離まで迫るが、ここでチェッカードフラッグ。4秒415と最後もファステストラップを更新して0.922秒差で2位フィニッシュとなった。

 森山は先週の鈴鹿での悔しい2位から笑顔の優勝、田上を挟んで3位にはこれも先週鈴鹿で走っていた卜部がはいり、4位村田、5位内田、6位池田という結果になった。

優勝は森山冬星(MYST)

決勝2位は田上蒼竜(ZAP SPEED 10V ED)

決勝3位は卜部和久(MYST KK-SII)

決勝4位は村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED)

決勝5位は内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

決勝6位は池田拓馬(テイクファースト&たこコロ10V)

■決勝後のコメント

優勝 56号車・森山冬星(MYST)

優勝した森山冬星(MYST)

 「予定通りのレースができた。タイヤだけが不安要素だったが、ちゃんと持たせることができてよかった」

2位 13号車・田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)

決勝2位の田上蒼竜(ZAP SPEED 10V ED)

 「(スタートでは何があった?)ちょっと出遅れたのと、シフトアップで2速から3速に入らなかったので、一気に失速してしまった。その後第4コーナーでもシフトミスして前と離れてしまった。そのミスが無ければ1周目に1台くらいは(順位を)戻せていたはずで、そこが悔しい。タイヤはよく持って、全然イケるという感じで少しずつ前との差を詰めていく事ができた。それを予選からやれよ、って事だが(笑)。それでも次戦につながるレースができた」

4位 26号車・村田悠磨(ZAPSPEED 10VED)

決勝4位の村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED)

 「スタートは普通にいけたが、その後のタイヤの暖めがうまくいかずタイムが上がらなくて、後ろから迫ってきて、バトルになってしまった。4番手に落ちたのは仕方ないのだが、自分のミスでコースアウトして5番手に下がったのが勿体なかった。落ち着いて走ってはいたのだが、ギアを早く変えすぎてシフトロックしてしまった。カートは自分の焦りがすぐに走りに影響するがフォーミュラは焦りが走りに出ない感じで、そこはうまく走れたなと思う」

5位 81号車・内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)

決勝5位の内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 「(練習から悩んでいたタイヤの問題はどんな感じ?)タイヤの扱い方がまだうまく出来ていない感じで、もう少しタイヤの特性の理解と走らせ方の工夫して、次戦のSUGOを迎えたい。(レース中の混戦は大丈夫だった?)前田選手のオイルに乗ってしまって5周め以降はトップグループからは離れてしまって、前を追えなかった。それでもいろいろ勉強になったレースだった」

2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ次戦は4月16日~17日。スポーツランドSUGOで第2戦、第3戦が連戦で行われる。

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第1戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2022/03/11) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
156森山 冬星MYST
MYST KK-S2
1020'58.540--
213田上 蒼竜ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1020'59.462 0.922 0.922
387卜部 和久MYST KK-SII
MYST KK-S2
1021'10.77912.23911.317
426村田 悠磨ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'14.42115.881 3.642
581内田 涼風群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1021'16.15817.618 1.737
697池田 拓馬テイクファースト&たこコロ10V
TOKYO R&D RD10V
1021'16.96318.423 0.805
736池内 比悠アルビLINK LINE GIA ED
1021'24.48325.943 7.520
872前田 大道ELEVレーシングドリームHRS
MYST KK-S2
1021'31.55133.011 7.068
915齊藤 慈岳FER WILD LIFE KKSII
MYST KK-S2
1021'31.66333.123 0.112
1079安藤 弘人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'34.77936.239 3.116
1134吉田 隆ノ介アルビCandy+KK-S
MYST KK-S
1021'41.26642.726 6.487
1235磐上 隼斗アルビビヨンドKKS GIA ED
MYST KK-S
1021'52.39053.85011.124
---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ----
-37大川 烈弥アルビ10VダイテルGIA ED
TOKYO R&D RD10V
510'55.9075Laps5Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 13 田上蒼竜(ZAP SPEED 10V ED) 2'04.145 (10/10) 139.221km/h

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第1戦公式予選もてぎ もてぎデビュー戦の田上蒼竜が自身初のポールポジション獲得

 2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ開幕戦公式予選が3月6日にモビリティリゾートもてぎ(ツインリンクもてぎから改称)フルコースで開催され、今回もてぎ初レースの田上蒼竜(ZAP SPEED 10V ED)がポールポジションを獲得した。

 もてぎ、SUGOの両コースで開催される同シリーズ戦は、今年もてぎで4レース、菅生で3レースの計7レースでチャンピオンシップが競われる。

シリーズ日程は以下の通り

  • 第1戦    3月6日   モビティリゾートもてぎ
  • 第2戦/第3戦 4月16-17日 スポーツランドSUGO
  • 第4戦    7月2-3日  モビティリゾートもてぎ
  • 第5戦    10月16日  モビティリゾートもてぎ
  • 第6戦    11月12-13日 スポーツランドSUGO
  • 第7戦    12月4日   モビティリゾートもてぎ

 エントリーの中で注目されるのは、昨年シリーズ6戦中5戦に出場し全戦でポールポジションを獲得、初戦2位以降4連勝でシリーズを制圧した「RiNoA Racing project」が起用した内田涼風(うちだすずかぜ)(群馬トヨペット Team RiNoA ED)、加えて昨年新人ながら鈴鹿シリーズ戦1勝ででランキング5位、前週に行われた同シリーズ開幕戦でポールポジションから2位を獲得した森山冬星(もりやまとうせい)(MYST)、さらに昨年の全日本カート選手権FP3クラスチャンピオンでこの1月に16才になり限定Aライを取得したばかりの村田悠磨(ZAPSPEED 10VED)、同じく16才で全日本カート選手権FS-125クラス4位、一足先に鈴鹿シリーズ開幕戦でレースデビューし予選4位、決勝6位と速さを見せた卜部和久(MYST KK-SII)という高校生コンビがいる。

■ルーキードライバーへのインタビュー(前日の練習走行の際のもの)

26号車・村田悠磨(ZAPSPEED 10VED)

ルーキーインタビュー: 村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED)

 「(1月にライセンス取って練習は十分にできた?)まだ、4、5回程度しか乗れていない。全てもてぎでだが2月に初めて走ったばかりだ。カートとの違いについてはだいぶ慣れた。最初はカートとフォーミュラのクルマの扱い方が違っていて、その違いに慣れるのに時間がかかった。アドバイスをたくさんもらって改善して、今はいい感じになっている。最初はドライブするのも自信ない感じだったが、ここ2、3日の練習では自信もついてきて、新品タイヤ履いてもいい感じで走れている」

87号車・卜部和久(MYST KK-SII)

ルーキーインタビュー: 卜部和久(MYST KK-SII)

 「先週鈴鹿を初めて走って、練習2回でレースに出た。もてぎは昨日(4日)に初めて走った。クルマを煮詰めるのが難しくて、タイム的には悩んでいる。(鈴鹿と比べて)ブレーキングがハードで、そこで差が詰められるコースだと思う。(カートとスーパーFJの違いは大きい?)カートはセットが決まっていなくても、ある程度のスイートスポットに収まっていれば自分でなんとかできるのだが、4輪はスイートスポットの幅が狭くて、そこにクルマを入れるのが難しい。その辺りがまだ十分できていないと思う。今シーズンは鈴鹿をメインに戦い、年末の日本一決定戦に出て勝ちたい。将来は海外で活躍できるドライバーを目指したい。(タイヤの印象は?)一発のグリップがあるけどタレるのが早くて難しい印象だ。先週の鈴鹿でもユーズドのグリップ感に悩んでいる」

34号車・吉田隆ノ介(アルビCandy+KK-S)

ルーキーインタビュー: 吉田隆ノ介(アルビCandy+KK-S)

 「昨年はS耐の富士24時間と、後はロードスター・パーティレースに出ていた。初めてのフォーミュラには、まだ全然慣れていなくて、苦戦している。先週1回もてぎに来て練習して、今週が2回目。タイムも狙い通りというより分からないことだらけで、本番もどうなるか見当つかないが、すこしでもいい順位を目指して頑張る。今年はシリーズ通して参戦して、富士も出られたらいいなと思っている」

 もう一つ注目されるのが、今シーズンからコントロールタイヤの供給元がヨコハマからダンロップに変更された点である。前日までの練習走行や鈴鹿シリーズで一足早く実戦を経験した選手たちによると、ウオームアップが早くすぐに発動する一方でデグラデーション(グリップ性能低下)が早いそうだ。気になる速さは、ヨコハマよりタイムが出るようで、数日前の練習走行時では昨年のシリーズチャンピオン佐藤樹がテストして、2分3秒7をマークしているとの事で昨年より1秒程度速い。

 またピックアップ(タイヤかすを拾ってグリップ低下を起こす現象)が多かったという声と、新品から一度走行してタイヤに熱をいれて、それがさめた後で再度走行すると、発動した後も最初ほどのタイムは出ない、と言う選手もいた。このヒートサイクル1回がベストらしいという特性は、予選で一度タイムを出してからピットインやスローダウンしてタイヤをさまして、それから再度アタックするという戦略には適さないことになる。

 12年間使い込まれてそれに合わせたセッティングのノウハウも各チームが持っていたヨコハマに対して、採用が決まってから開発され、最近供給が始まったばかりのダンロップのタイヤへの理解が深まる事でこうした特性へも対応されていくと思われる。

 実際、レース当日は前日とは打って変わって気温が下がり風も強く吹き、路面温度も低いままでの走行となったが、予選/決勝を通じてタイヤの性能は思いの他安定していたという声があった。

 20分間の予選は午前8時20分開始。陽射しはあるが気温4.8度、路面温度もかなり低い状態で、森山を先頭に13台全車コースイン。

 路面温度の低さもあって、各車タイヤの発動を待って本格的にタイムを出し始めたのは残り時間が13分を切ったあたりからで、まずは前日の練習で好調だと自ら語っていた森山が2分6秒088をマーク、ペースセッターとなる。

 森山は次の周回で5秒447とタイムを刻み、それに続いたのは卜部で6秒305、さらに今年でスーパーFJが4年目になる前田大道(ELEVレーシングドリームHRF)が7秒144で続く。

 残り10分を切り、森山は4秒851と2分4秒台に入れ、卜部は5秒480をマーク。さらに田上も5秒台に入れて5秒907で3番手に浮上、ルーキー村田が6秒246で4番手へ上がってくると、次の周回で5秒726を出して田上を上回り、二人の16才が2番手3番手に躍進。また前日からタイヤに苦しんでいた内田も6秒162で6番手に上がって来た。

 残り5分、森山、卜部が相次いでピットイン。共に先週鈴鹿のレースでダンロップで走っている両名はデグラデーションが出るのが早いタイヤでこれ以上のタイムアップは望めないという判断か? 一方その隙に田上は4秒982と卜部を上回り2番手へ。

   残り1分を切り、田上は第2、第3セクターを全体ベストで通過すると、勢いに乗って4秒412とトップタイムを叩き出して予選開始以来トップの座にいた森山を引きずり下ろした。続いてコントロールラインを通過した村田も5秒083のタイムで3番手へ。卜部4番手、内田5番手と続く。

 チェッカードフラッグが振られる中、最後のタイムアタックで前田が5秒234をマーク、卜部、内田を追いやり4番手、セカンドロウを獲得した。

ポールポジションは田上蒼竜(ZAP SPEED 10V ED)

予選2位は森山冬星(MYST)

予選3位は村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED)

予選4位は前田大道(ELEVレーシングドリームHRS)

予選5位は卜部和久(MYST KK-SII)

予選6位は内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

■予選後のコメント

ポールポジション 13号車・田上蒼竜(ZAPSPEED 10VED)2分4秒412

ポールポジションの田上蒼竜(ZAP SPEED 10V ED)

 「(昨日はだいぶ悩んでいたようだが、今日はいい感じ?)ゆっくりタイヤを暖めていって、スリップストリームが使えるように(前との)間隔をとって、1周ごとに間を空けてアタックして最後に決めた周回ができたのでよかった。(昨日話していたタイヤのタレ、という問題もなかった?)インターバルを入れて走っていたので、タレの心配はないと思った。いい感触で予選を終えられたが、森山選手と何もなく終わるとは思っていないので、決勝はバチバチの勝負になっても負けないように頑張る」

2位 56号車・森山冬星(MYST)2分4秒851 トップと0.439秒差

予選2位の森山冬星(MYST)

 「昨日は2分3秒台に入っていたのだが、試してみたいセットアップ(ギヤレシオ)があって、それを予選で試したら、リミッターに当たってしまって厳しかった。それで予選はこの結果に終わったが、先週の鈴鹿がポールから2位だったので、今日はその逆に2位から優勝するつもりだ。やり返して勝つために来ている。(5周めでピットに入ってしまったのは?)これ以上はタイム上がりそうもなかったのでタイヤ温存の意味もあって早めに帰って来た。昨日の練習でもタイヤのタレは無かったので、鈴鹿で出た問題をチームが改善できている。後は決勝は自分次第なので、ガンガン行こうと思う」

3位 26号車・村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED) 2分5秒083 トップと0.671秒差

予選3位の村田悠磨(ZAP SPEED 10V ED)

 「自分としては田上選手について行けてこのタイムが出せたので、最初のレースにしてはいいかな、と思っている。後ろともコンマ2秒くらい差がついているので、ちょっと楽になったかな、という感じ。決勝も最低表彰台には上がりたい」

4位 72号車・前田大道(ELEVレーシングドリームHRF) 2分5秒234 トップと0.812秒差

予選4位の前田大道(ELEVレーシングドリームHRS)

 「昨日1セッションしか走れていない(ブレーキトラブル)状態で、新しいタイヤに合わせたセットの変更が進まなかったので、今日ぶっつけで予選前に大きく足回りのセッティングを変えた。それで予選走り出しで感触確認して、3、4周めからアタックしようと思っていたのだが、予想以上に路面がダスティで、あと内圧も想像したようには上がらなかった。なので調子よくなったのが6周め頃からで、調子いい状態で走れる時間が少なかったので、クルマへのに慣れが進まなかった。なので、まだイケる余地があるという感触だ。昨日話題に出たデグラデーションの早さや、リヤタイヤのピックアップも今日はなかった。決勝では前から出る選手がどういう風に上位争いを展開するか。後ろにつけて様子を見ながら行くつもりだ。西と東の選手がまみえる機会は少ないので、バトルの最中に互いのタイミングがちょっと合わない、といった感触があり、そこを気を付けたい」

6位 81号車・内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED) 2分5秒535 トップと1.123秒差

予選6位の内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 「最後のラップでまとめに行ったところでミスしてしまった。昨日までの課題を修正しようとして、探りながらの部分があり。そこを切り替えて決勝にはいどみたい。(昨日よりはいい感じ?)まだ足りない感じだ」

まだタイヤを使いきれていないというポールシッターの田上と好調さに自信をみなぎらせる森山の戦いがどうなるか。また16才の2名がどんなレースぶりを見せるか、興味が尽きない決勝は12時10分スタート予定だ。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第1戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2022/03/06) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
113田上 蒼竜ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'04.412--138.933
256森山 冬星MYST
MYST KK-S2
2'04.851 0.439 0.439138.445
326村田 悠磨ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'05.083 0.671 0.232138.188
472前田 大道ELEVレーシングドリームHRS
MYST KK-S2
2'05.224 0.812 0.141138.032
587卜部 和久MYST KK-SII
MYST KK-S2
2'05.480 1.068 0.256137.751
681内田 涼風群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
2'05.535 1.123 0.055137.690
797池田 拓馬テイクファースト&たこコロ10V
TOKYO R&D RD10V
2'05.612 1.200 0.077137.606
815齊藤 慈岳FER WILD LIFE KKSII
MYST KK-S2
2'05.901 1.489 0.289137.290
936池内 比悠アルビLINK LINE GIA ED
2'06.573 2.161 0.672136.561
1037大川 烈弥アルビ10VダイテルGIA ED
TOKYO R&D RD10V
2'06.805 2.393 0.232136.311
1134吉田 隆ノ介アルビCandy+KK-S
MYST KK-S
2'07.078 2.666 0.273136.019
1235磐上 隼斗アルビビヨンドKKS GIA ED
MYST KK-S
2'08.125 3.713 1.047134.907
1379安藤 弘人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'08.174 3.762 0.049134.855
---- 以上基準タイム(130% - 2'42.216)予選通過 ----

SUPER FORMULA LIGHTS

鈴鹿合同テスト2日目セッション3 太田が最後に逆転トップでテストを締めくくる

スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テスト

セッション3(3月9日14時00分~16時00分)

 午前同様、上空は雲に覆われて気温も上昇していないなか、午後の走行がスタート。

 20分経過して今田がコース上でストップした模様。走行が一時中断したものの、すぐに再開。

 30分経過。まだ各車ユーズドタイヤで走行を続けているようで、タイムは野中の1分51秒546がトップ。太田、平良、古谷、菅波、木村と続く。

 古谷、川合、菅波が若干のタイムアップを果たし、上位に順位変動はあったが、まだそれを気にする段階ではないようだ。古谷は昨日はクラッシュ、今日も午前中はトラブルで満足に走れていないため、黙々と周回を重ねている。

 60分経過。順位は、野中1分51秒546、川合、太田、菅波、平良、古谷、木村、平木(玲)、平木(湧)、植田、今田、DRAGON。木村、今田、DRAGONはトラブルのようでピットから出てきていない。

 63分経過。古谷が1分50秒919でトップに出た。50秒台は午前のセッションと比較しても悪くないタイムだ。

 72分経過。菅波が1分50秒979で2位に、さらに次の周に50秒801まで詰めてトップに浮上。

 90分経過。大きな順位変動はなく、菅波1分50秒801、古谷50秒919、野中51秒485、川合、太田、平良、木村、平木(玲)、平木(湧)、植田、今田、DRAGON。木村は走行を再開。今田、DRAGONはコースに出たもののすぐにピットに戻ってきた。

 99分経過。古谷が1分50秒711で再逆転。トップに立った。

 104分経過(残り16分)。野中が1分50秒618でトップ。

 残り15分を切って、各車ピットに入る。ニュータイヤを投入しての最後のアタックが見られそうだ。

 110分経過。平良が1分50秒394を叩き出した。もちろんトップタイムだ。

 118分経過。太田が1分50秒290で逆転。トップに出た。

 120分経過。菅波が最後に1分50秒408→50秒335とタイムアップするがトップには届かず。

 最終順位。太田1分50秒290、菅波50秒335、平良50秒394、野中50秒618、古谷50秒711、川合、平木(玲)、木村、平木(湧)、今田、植田、DRAGON。

Text: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA LIGHTS

公式合同テスト鈴鹿総合結果

公式合同テスト -RIJ- (2022/03/08-09) Total Testing Weather:FIne/Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverTeam
Engine
Session1
Session2
Session3
TimeBehind
12太田 格之進TODA RACING
SPIESS A41
1'51.123
*1'50.264
1'50.290
1'50.264-
250菅波 冬悟B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'52.676
1'50.636
*1'50.335
1'50.335 0.071
338平良 響TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'51.409
1'50.785
*1'50.394
1'50.394 0.130
435野中 誠太TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'51.043
*1'50.478
1'50.618
1'50.478 0.214
536古谷 悠河TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'54.190
1'53.698
*1'50.711
1'50.711 0.447
61木村 偉織B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'51.785
*1'50.989
1'52.101
1'50.989 0.725
710川合 孝汰ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'53.031
1'51.942
*1'51.190
1'51.190 0.926
863平木 玲次HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
-
1'52.000
*1'51.633
1'51.633 1.369
963平木 玲次HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
-
1'52.000
*1'51.633
1'51.633 1.369
1062平木 湧也HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1'53.038
1'52.411
*1'52.293
1'52.293 2.029
1130M1DRAGONB-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'53.845
*1'52.568
1'57.820
1'52.568 2.304
124M2今田 信宏B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'53.819
1'53.486
*1'53.415
1'53.415 3.151
1311M3植田 正幸ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'55.946
1'54.547
*1'53.975
1'53.975 3.711

SUPER FORMULA LIGHTS

公式合同テスト鈴鹿3回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2022/03/09) Official Testing 3 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
12太田 格之進TODA RACING
SPIESS A41
1'50.290--189.548
250菅波 冬悟B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'50.335 0.045 0.045189.470
338平良 響TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'50.394 0.104 0.059189.369
435野中 誠太TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'50.618 0.328 0.224188.986
536古谷 悠河TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'50.711 0.421 0.093188.827
610川合 孝汰ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'51.190 0.900 0.479188.013
763平木 玲次HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1'51.633 1.343 0.443187.267
81木村 偉織B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'52.101 1.811 0.468186.485
962平木 湧也HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1'52.293 2.003 0.192186.167
104M1今田 信宏B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'53.415 3.125 1.122184.325
1111M2植田 正幸ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'53.975 3.685 0.560183.419
1230M3DRAGONB-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'57.820 7.530 3.845177.433

SUPER FORMULA LIGHTS

鈴鹿合同テスト2日目セッション2 熾烈なトップ争いを太田が制す

スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テスト

セッション2(3月9日9時00分~11時00分)

 朝の鈴鹿上空は雲に覆われているが、雨の心配はなさそうだ。昨日の好天と比較するとやや気温は低めだ。

 走行開始から積極さを見せたのは、昨日と同じく、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)と太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)。一方、木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)、菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)のB-Max勢はスタート練習をしてから走行に入った。

 30分経過。野中1分51秒607、太田51秒898、菅波52秒004、平良響(Kuo モビリティ中京 TOM'S 320)52秒256、木村52秒274、、タイムを見る限りこの上位5台が6位の川合孝汰(Rn-sports 320)53秒380以下ををやや引き離している。

 マスタークラスは、DRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が昨日に引き続き好調だ。若手に遜色ない1分53秒814をマークしている。

 46分経過。野中が1分51秒252とトップタイムを更新。すると、これを見て奮い立ったかのように、木村が次の周から51秒543→51秒001→50秒989と立て続けにタイムアップし、このテストで初のトップに立った。

 60分経過。順位は、木村1分50秒989、野中51秒252、平良51秒270、太田、菅波、川合、平木(玲)、古谷、平木(湧)、DRAGON、植田、今田。

 マスタークラスのDRAGONが1分53秒040をマークし、7位と若手の間に割って入る。

 64分経過。ニュータイヤの投入が始まったようで、太田が1分50秒971でトップに立つが、即座に菅波が50秒692で逆転。初めてトップを奪った。ルーキーによる熾烈な争いが繰り広げられている。

 90分経過。順位は、菅波1分50秒692、太田50秒971、木村50秒989、野中、平良、平木(玲)、川合、平木(湧)、DRAGON、古谷、植田、今田。

 97分経過。平良が1分50秒785で2位に浮上すると、その直後に太田が菅波のタイムを0.4秒上回る1分50秒264を叩き出しトップに躍り出る。

 セッション終了間際のアタックで野中が順位を上げ、セッション終了。菅波もタイムアプしたが逆転はならなかった。川合も1つ順位を上げ6位。

 セッション2の最終順位は、太田50秒264、野中50秒478、菅波50秒636、平良、木村、川合、平木(玲)、平木(湧)、DRAGON、今田、古谷、植田。

 古谷は他車が40周前後走っている中、僅か9周しか走っておらず、トラブルのようだ。

 午後のセッション3は、14時から16時までのスケジュールで行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA LIGHTS

公式合同テスト鈴鹿2回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2022/03/09) Official Testing 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
12太田 格之進TODA RACING
SPIESS A41
1'50.264--189.592
235野中 誠太TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'50.478 0.214 0.214189.225
350菅波 冬悟B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'50.636 0.372 0.158188.955
438平良 響TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'50.785 0.521 0.149188.701
51木村 偉織B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'50.989 0.725 0.204188.354
610川合 孝汰ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'51.942 1.678 0.953186.750
763平木 玲次HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1'52.000 1.736 0.058186.654
862平木 湧也HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1'52.411 2.147 0.411185.971
930M1DRAGONB-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'52.568 2.304 0.157185.712
104M2今田 信宏B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'53.486 3.222 0.918184.210
1136古谷 悠河TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'53.698 3.434 0.212183.866
1211M3植田 正幸ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'54.547 4.283 0.849182.503

SUPER FORMULA

第1回公式合同テスト鈴鹿総合結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2022/03/07-08) Total Testing Weather:Cloudy/Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverTeam
Engine
Session1
Session2
Session3
Session4
TimeBehind
138坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
*1'35.470
1'36.121
1'35.769
1'40.645
1'35.470-
21野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
*1'35.530
1'36.579
1'36.604
1'39.498
1'35.530 0.060
36大津 弘樹DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
*1'35.653
1'36.316
1'36.305
1'39.605
1'35.653 0.183
44サッシャ・フェネストラズKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
*1'35.707
1'36.767
1'38.863
1'37.037
1'35.707 0.237
519関口 雄飛carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
*1'35.819
1'37.832
1'36.046
1'37.960
1'35.819 0.349
65牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
*1'35.868
1'38.268
1'37.316
1'36.980
1'35.868 0.398
73山下 健太KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
*1'35.878
1'36.558
1'36.474
1'36.713
1'35.878 0.408
865大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.969
1'36.239
*1'35.938
1'36.799
1'35.938 0.468
97小林 可夢偉KCMG
TOYOTA TRD 01F
*1'35.963
1'38.458
1'37.104
1'37.162
1'35.963 0.493
1064山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.158
*1'36.090
1'36.342
1'36.908
1'36.090 0.620
1112福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
*1'36.154
1'36.790
1'36.500
1'40.449
1'36.154 0.684
1237宮田 莉朋Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.219
*1'36.167
1'36.900
1'36.466
1'36.167 0.697
1350松下 信治B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
*1'36.167
1'37.094
1'37.301
1'38.009
1'36.167 0.697
1436ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
*1'36.253
1'36.511
1'36.517
1'36.819
1'36.253 0.783
1514大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
*1'36.279
1'38.094
1'36.925
1'37.818
1'36.279 0.809
1620平川 亮carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
*1'36.327
1'38.165
1'36.388
1'36.800
1'36.327 0.857
1753佐藤 蓮TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
*1'36.442
1'36.662
1'36.709
1'39.987
1'36.442 0.972
1815笹原 右京TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
*1'36.664
1'37.121
1'37.344
1'38.449
1'36.664 1.194
1918国本 雄資KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.854
1'36.986
*1'36.704
1'37.234
1'36.704 1.234
2039阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
*1'36.759
1'37.351
1'37.946
1'37.135
1'36.759 1.289
2155三宅 淳詞TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'37.335
1'37.677
*1'37.097
1'40.260
1'37.097 1.627

SUPER FORMULA

第1回公式合同テスト鈴鹿4回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2022/03/08) Official Testing 4 Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
137宮田 莉朋Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.466--216.711
23山下 健太KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.713 0.247 0.247216.157
365大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.799 0.333 0.086215.965
420平川 亮carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'36.800 0.334 0.001215.963
536ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.819 0.353 0.019215.920
664山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.908 0.442 0.089215.722
75牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.980 0.514 0.072215.562
84サッシャ・フェネストラズKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.037 0.571 0.057215.435
939阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.135 0.669 0.098215.218
107小林 可夢偉KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.162 0.696 0.027215.158
1118国本 雄資KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.234 0.768 0.072214.999
1214大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.818 1.352 0.584213.715
1319関口 雄飛carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'37.960 1.494 0.142213.405
1450松下 信治B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'38.009 1.543 0.049213.299
1515笹原 右京TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'38.449 1.983 0.440212.345
161野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'39.498 3.032 1.049210.107
176大津 弘樹DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'39.605 3.139 0.107209.881
1853佐藤 蓮TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'39.987 3.521 0.382209.079
1955三宅 淳詞TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'40.260 3.794 0.273208.510
2012福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'40.449 3.983 0.189208.118
2138坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'40.645 4.179 0.196207.712

SUPER FORMULA

合同テスト2日目セッション4 宮田莉朋がトップを死守し鈴鹿テストを締めくくる

第1回合同公式テスト4回目: トップタイムは宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)

スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト

セッション3(3月8日14時35分~16時35分)

 午後になってもサーキットには日差しがあり穏やかな天候だ。いよいよ今回のテストにおける最後のセッションが始まった。

 このセッションを終えると、鈴鹿での走行は実戦(4月22-23日開催の第3戦)までないだけに、各チームは走行開始から続々とコースに入っていく。

 15分が経過したところで、遅れてコースインした松下信治(BYOBUGAURA B-MAX SF19)がヘアピンでスピン。エンジンを止めてしまい走行中断。松下は牽引されエンジンを掛けて自走でピットに戻ってくる。ダメージはないようだ。

 30分経過。大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が1分37秒314でトップタイム。山下健太(REALISE Corporation KONDO SF19)、小林可夢偉(Kid's com KCMG Cayman SF19)が続くが、ロングランテストをしているチームが多く、ベストタイムを比較する意味はあまりなさそうだ。

 54分経過。午前のセッションで軽いクラッシュを演じ十分な走行ができていないサッシャ・フェネストラズ(REALISE Corporation KONDO SF19)が1分37秒576とこの時点で2位のタイムをマーク。

 60分経過。各車とも決勝を想定したロングランテストを行っている。3~5周走ってはピットインを繰り返しているチームが多い。

 82分経過。可夢偉が1分37秒170をマークしてトップに立つ。燃料が減ってきたことでタイムも少しずつ上ってきているようだ。

 104分経過。宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM’S SF19)が1分36秒681でトップタイムを塗り替える。残り時間も少なくなってきており、そろそろアタックモードに入り始めたチームもあるようだ。

 110分経過。残り時間が10分を切ってたところで、殆どのマシンがピットで待機状態に入った。いよいよ今回の合同テスをを締めくくるアタックが始まる。

 阪口、国本、宮田、可夢偉、アレジ、平川、サッシャ、山下らが続々と自己ベストを更新したが、トップ宮田が1分36秒466までタイムを縮め、山下(36秒713)、大湯(36秒799)らを退けた。

第1回合同公式テスト4回目: 2位は山下健太(KONDO RACING)

第1回合同公式テスト4回目: 3位は大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)

第1回合同公式テスト4回目: 4位は平川亮(carenex TEAM IMPUL)

第1回合同公式テスト4回目: 5位はジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)

第1回合同公式テスト4回目: 6位は山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA LIGHTS

合同テスト1日目セッション1 ルーキー野中誠太が終始速さを見せる

公式合同テスト1回目: トップタイムは野中誠太(TOM\'S)

スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テスト

セッション1(3月8日12時15分~14時20分)

 昼過ぎから始まったSFライツの合同テストは、暖かな日差しのなかでスタートを迎えた。今シーズン参戦するドライバーもここで顔を揃えることになる。

 注目は、チャンピオンを争うであろう名門トムス、近年トムスと互角の勝負を繰り広げているB-Maxレーシング、そして戸田レーシングの3チームのマシンに乗るドライバーだろう。

 トヨタ勢のトムスは、2年目の平良響、昨年のFIA-F4チャンピオンの野中誠太、FRJチャンピオンの古谷悠河、そして今回は欠場のようだが、小高一斗の4台体制と盤石の布陣だ。

 一方、ホンダ勢は今シーズンから育成プログラムであるHFDP(ホンダフォーミュラドリームプロジェクト)カラーのマシンを2台走らせる。1台は従来からホンダの育成プログラムを担っていた戸田レーシングの2号車。このマシンには昨年FIA-F4で活躍した太田格之進が乗る。

 もう1台のHFDPカラーはチャンピオンナンバー1を背負い、今年からホンダの育成プログラムを担うことになったB-Maxレーシングからのエントリー。このマシンは同じFIA-F4の上位ランカー、木村偉織がドライブする。

 そしてB-Maxレーシングからはもう1台、チームのエースナンバー50のマシンを菅波冬悟がドライブする。菅波はスーパーGT(300クラス)で優勝経験もあり、昨年のGR86/BRZレース(プロクラス)では並み居る強豪を抑えてチャンピオンを獲得した有望株だ。

 テスト開始から速さを見せたのは野中。早々に1分52秒071を叩き出す。これに続いたのは菅波(53秒047)、太田(53秒147)、木村(53秒708)、川合(54秒038)……。

 31分経過したところで、古谷がS字でコースアウトからクラッシュ。損傷は大きくはないが以降の走行を断念せざるを得なくなってしまった。

 1時間を経過すると、各車揃ってタイムを短縮してくるが、やはり野中の速さが際立っており、1分51秒629まで削り取り、2位太田(52秒742)に1秒以上の差をつけた。

 参戦2年目となる平良も大きくタイムを縮め52秒838→52秒059と自己ベストを更新し2位に浮上した。これで上位陣は、野中、平良、太田、菅波、木村、川合、平木の順となった。

 マスタークラスはお馴染みの3名が参加。DRAGON(54秒266)、今田信宏(55秒009)、植田正幸(56秒475)と年齢を感じさせない走りを見せている。

 終盤になると野中は更にタイムを縮め1分51秒043をマーク。2位平良との差を1秒に開いた。

 残り20分となったところで、菅波が自己ベストを更新し(52秒676)、更に攻めた次の周にスプーンコーナーでコースオフ。グラベルにはまってしまい走行中断。マシンにダメージはないようだ。

 残り8分で走行が再開すると、各車待っていたようにコースイン。次々に最後のアタックを行う。

 最後のアタックで平良、太田、木村、そしてマスタークラスの3人がタイムアップを果たした結果、最終順位は、野中、太田、平良、木村、菅波、川合、平木、今田、DRAGON、古谷、植田となった。

公式合同テスト1回目: 2位は太田格之進(TODA RACING)

公式合同テスト1回目: 3位は平良響(TOM\'S)

公式合同テスト1回目: 4位は木村偉織(B-MAX RACING TEAM)

公式合同テスト1回目: 5位は菅波冬悟(B-MAX RACING TEAM)

公式合同テスト1回目: 6位は川合孝汰(ルーニースポーツ)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA LIGHTS

公式合同テスト鈴鹿1回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2022/03/08) Official Testing 1 Weather:Fine Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
135野中 誠太TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'51.043--188.262
22太田 格之進TODA RACING
SPIESS A41
1'51.123 0.080 0.080188.127
338平良 響TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'51.409 0.366 0.286187.644
41木村 偉織B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'51.785 0.742 0.376187.013
550菅波 冬悟B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'52.676 1.633 0.891185.534
610川合 孝汰ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'53.031 1.988 0.355184.951
762平木 湧也HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1'53.038 1.995 0.007184.940
84M1今田 信宏B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'53.819 2.776 0.781183.671
930M2DRAGONB-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'53.845 2.802 0.026183.629
1036古谷 悠河TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'54.190 3.147 0.345183.074
1111M3植田 正幸ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'55.946 4.903 1.756180.301

SUPER FORMULA

SF:合同テスト2日目セッション3 トップは最後のアタック合戦を制した坪井翔

スーパーフォーミュラ 鈴鹿合同テスト

セッション3(3月8日9時00分~11時05分)

 空は晴れ渡って風もなく、穏やかな天候だ。ただ、朝一番のセッションは路面も冷えているので各チーム慎重にコースイン。

 セッション開始から各車積極的に周回を重ね、タイヤ交換の練習なども交えながら、テストを進める。

 開始30分の順位は、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)1分37秒082を筆頭に、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、大湯都史樹 TCS NAKAJIMA RACING)、坪井 翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、松下信治(BYOBUGAURA B-MAX SF19)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)と37秒台前半のタイムで続く。

 ここまでは、昨日から好タイムをマークしているナカジマレーシング、ダンディライアンレーシングが好調を維持している。B-Maxレーシングの松下も上位に食い込んできている。

 60分経過。タイヤ使用セット数も6セットに限られているため、各チーム、ユーズドタイヤを使うなどして、ピットインを繰り返しながらセッティングを試行しているようだ。このため、ベストタイムの更新はほとんどなく、唯一上位で変動があったのは宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM’S SF19)が8位から6位に上がったことのみ。

 68分経過。ここまで20位とやや精彩を欠いている感のあったサッシャ・フェネストラズ(REALISE Corporation KONDO SF19)がS字でコースアウト。大きなクラッシュではないが、クラッシュパッドを飛ばし、その修復とマシン回収のため走行は一時中断。

 80分経過。走行再開。走行時間は5分延長され11時05分までとなった。

 86分経過。大津が1分36秒627とトップタイムを更新。山本も36秒753でこれに続く。

 94分経過。19関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)が1分36秒952で3位に浮上。

 103分経過。山本が1分36秒342でトップに躍り出る。速い山本が帰ってきた感じだ。

 106分経過。宮田1分37秒141で4位に。ここまでの順位は、山本、大津、関口、宮田、大湯、坪井、松下、牧野、野尻、福住……。

110分経過。野尻36秒604で2位へ。残り15分を切って各車続々とピットインをしているので、そろそろアタックが見られそうだ。

 セッションの終了間際に怒涛のアタックがあり、この結果、トップ3は、坪井(1分35秒769)、大湯(35秒938)、関口(36秒04 6)。

 以下、大津、山本、平川、山下、福住、アレジ、野尻、国本、佐藤、宮田、大島、三宅、可夢偉、松下、牧野、笹原、阪口、サッシャと続いた。

 午後のセッションは、SFライツのテストを挟んで、14時30分から行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA

第1回公式合同テスト鈴鹿3回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2022/03/08) Official Testing 3 Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
138坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'35.769--218.288
265大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.938 0.169 0.169217.903
319関口 雄飛carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'36.046 0.277 0.108217.658
46大津 弘樹DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.305 0.536 0.259217.073
564山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.342 0.573 0.037216.989
620平川 亮carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'36.388 0.619 0.046216.886
73山下 健太KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.474 0.705 0.086216.693
812福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'36.500 0.731 0.026216.634
936ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.517 0.748 0.017216.596
101野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.604 0.835 0.087216.401
1118国本 雄資KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.704 0.935 0.100216.177
1253佐藤 蓮TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'36.709 0.940 0.005216.166
1337宮田 莉朋Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.900 1.131 0.191215.740
1414大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'36.925 1.156 0.025215.684
1555三宅 淳詞TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'37.097 1.328 0.172215.302
167小林 可夢偉KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.104 1.335 0.007215.287
1750松下 信治B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'37.301 1.532 0.197214.851
185牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.316 1.547 0.015214.818
1915笹原 右京TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.344 1.575 0.028214.756
2039阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.946 2.177 0.602213.436
214サッシャ・フェネストラズKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.863 3.094 0.917211.456

SUPER FORMULA

SF:合同テスト1日目セッション2 トップタイムは鈴鹿マイスターの山本尚貴

第1回合同テスト2回目: トップタイムは山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)

スーパーフォーミュラ 鈴鹿合同テスト

セッション2(3月7日15時00分~17時10分)

 午後になっても風は冷たくあまり温度は上がっていないようだ。各チームはセッション開始から決勝を想定して周回を重ねる。

 開始早々に、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM’S SF19)1分37秒204、松下信治(BYOBUGAURA B-MAX SF19)1分37秒309、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)1分37秒354と、午前のアタックで上位に食い込めなかった3人が少しマシンをアジャストして確認のためのアタックをしたようだ。

 その後、各チームはロングランテストに入り、ピットインを繰り返しながら1分38秒から41秒あたりで走行を続ける。

 45分過ぎに、笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が1分37秒121でトップに、1時間経過したところで、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM’S SF19)1分36秒176をマーク。トップタイムを大幅更新した。

 66分経過。大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が1分37秒263で4位に上がり、ここまでの順位は、宮田、笹原、アレジ、大津、松下、山本と続く。ただ、各車がロングランテストを進めるなかで、ベストタイムを比較することはあまり意味がないかもしれない。

 76分経過。ヘアピンで可夢偉がスピンストップし動けず。駆動系のトラブルのようだ。回収のため走行中断。これにより走行時間が10分延長された。

 90分経過。走行再開。各車続々とコースイン。最後のアタックに向けてマシンチェックを行う。

 残り18分、野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)1分36秒579で2位。残り7分、国本36秒986で3位。各車はここから続々とピットアウトしてアタックに入る。

 平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)がシケインでコースオフ。クラッシュパッドに軽くヒットしている模様だ。

 最終的な順位は、山本(1分36秒090)、坪井(36秒121)、宮田(36秒167)、大湯(36秒239)、大津(36秒316)、アレジ(36秒511)と続き、テストとはいえ昨年は不調に喘いだ山本が得意とする鈴鹿で久々のトップタイムをマークした。

第1回合同テスト2回目: 2位は坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

第1回合同テスト2回目: 3位は宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)

第1回合同テスト2回目: 4位は大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)

第1回合同テスト2回目: 5位は大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

第1回合同テスト2回目: 6位はジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

第1回公式合同テスト鈴鹿2回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2022/03/07) Official Testing 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
164山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.090--217.559
238坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.121 0.031 0.031217.488
337宮田 莉朋Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.167 0.077 0.046217.384
465大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.239 0.149 0.072217.222
56大津 弘樹DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.316 0.226 0.077217.048
636ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.511 0.421 0.195216.610
73山下 健太KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.558 0.468 0.047216.504
81野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.579 0.489 0.021216.457
953佐藤 蓮TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'36.662 0.572 0.083216.271
104サッシャ・フェネストラズKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.767 0.677 0.105216.036
1112福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'36.790 0.700 0.023215.985
1218国本 雄資KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.986 0.896 0.196215.549
1350松下 信治B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'37.094 1.004 0.108215.309
1415笹原 右京TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.121 1.031 0.027215.249
1539阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.351 1.261 0.230214.740
1655三宅 淳詞TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'37.677 1.587 0.326214.024
1719関口 雄飛carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'37.832 1.742 0.155213.685
1814大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'38.094 2.004 0.262213.114
1920平川 亮carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.165 2.075 0.071212.960
205牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.268 2.178 0.103212.737
217小林 可夢偉KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'38.458 2.368 0.190212.326

SUPER FORMULA

SF:合同テスト1日目セッション1 トップタイムは坪井翔、最後に野尻のタイムを上回る

第1回公式テスト1回目:トップタイムは坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

 3月7日、8日の2日間、全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テストが鈴鹿サーキットで行われている。走行時間は両日とも2時間ずつ2セッション。開幕前の貴重なテストとなる。

セッション1(3月7日10時15分~12時20分)

 気温が低かったため路面状況が回復するまで待機するチームが多いなか、TEAM GOHの2台、53号車・佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)と55号車・三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)は、セッション開始と同時にコースイン。3号車・山下健太(REALISE Corporation KONDO SF19)、7号車・小林可夢偉(Kid's com KCMG Cayman SF19)、64号車・山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)らが続く。

 セッション開始15分を過ぎたあたりから各車が続々とコースイン。30分経過時点での順位は、19号車・関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)1分35秒819、37号車・宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM’S SF19)1分36秒219、38号車・坪井 翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)1分36秒604と、トヨタエンジン搭載車が上位につける。昨日の鈴鹿ファン感謝デーのアタックとは明らかに異なる雰囲気だ。

 1時間経過。トップ2は変わらず。3位に20号車・平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)が1分36秒327で上がり、インパル勢2台は好調そうだ。4位以下は、38号車・坪井、6号車・大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)、5号車・牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)、12号車・福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)と続き、ホンダエンジン勢ではダンディライアン勢が安定した速さを見せている。

 1時間15分を経過したところで、55号車・三宅がコースオフ。車両回収のために走行中断。これにより走行時間が5分延長された。

 1時間22分経過、15号車笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が1分36秒664をマークして5位に浮上した。ホンダエンジン搭載車ではトップだ。

 残り20分、ディフェンディングチャンピオンの1号車・野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が1分35秒530と貫禄のトップタイム。53号車・佐藤も1分36秒442で5位に浮上。これを皮切りに、各車セッション終了間際のアタックモードに入った。

 7号車・可夢偉1分35秒963、4号車・サッシャ・フェネストラズ(REALISE Corporation KONDO SF19)1分35秒707、5号車・牧野1分35秒868、6号車・大津1分35秒653、3号車・山下1分35秒878と続々と35秒台をマークして上位に食い込んでくるが、そんななか、最後の最後に38号車・坪井が、野尻のタイムを100分の6秒上回る1分35秒470を叩き出してセッション1を締めくくった。

第1回公式テスト1回目:2位は野尻智紀(TEAM MUGEN)

第1回公式テスト1回目:3位は大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

第1回公式テスト1回目:4位はサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)

第1回公式テスト1回目:5位は関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)

第1回公式テスト1回目:6位は牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

Text: Shigeru KITAMICHIa
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

第1回公式合同テスト鈴鹿1回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2022/03/07) Official Testing 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
138坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'35.470--218.971
21野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'35.530 0.060 0.060218.834
36大津 弘樹DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.653 0.183 0.123218.552
44サッシャ・フェネストラズKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'35.707 0.237 0.054218.429
519関口 雄飛carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'35.819 0.349 0.112218.174
65牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.868 0.398 0.049218.062
73山下 健太KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'35.878 0.408 0.010218.040
87小林 可夢偉KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'35.963 0.493 0.085217.846
965大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'35.969 0.499 0.006217.833
1012福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'36.154 0.684 0.185217.414
1164山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.158 0.688 0.004217.405
1250松下 信治B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'36.167 0.697 0.009217.384
1337宮田 莉朋Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.219 0.749 0.052217.267
1436ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.253 0.783 0.034217.190
1514大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'36.279 0.809 0.026217.131
1620平川 亮carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'36.327 0.857 0.048217.023
1753佐藤 蓮TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'36.442 0.972 0.115216.764
1815笹原 右京TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.664 1.194 0.222216.267
1939阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.759 1.289 0.095216.054
2018国本 雄資KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.854 1.384 0.095215.842
2155三宅 淳詞TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'37.335 1.865 0.481214.776

SUPER GT | その他

鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デーSUPER GTプレシーズンマッチ 第2レースはKeePerとRedBullのデッドヒート!

 鈴鹿60周年ファン感謝デーのもう一つの目玉、SUPER GTプレシーズンマッチの第2レースが3月6日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、昨日に続いて白熱のデッドヒートが展開された。

 この日のプレシーズンマッチは午後3時30分に山本尚貴、関口雄飛のトークショーで始まり、3時45分にピットオープン。55分にフォーメーションを開始した。周回数はフルコース4周だ。

 トヨタ勢は大嶋和也(No.14ENEOS X PRIME GR Supra)、国本雄資(No.19WedsSport ADVAN GR Supra)、ジュリアーノ・アレジ(No.36au TOM'S GR Supra)、石浦宏明(No.38ZENT CERUMO GR Supra)、中山雄一(No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra)。

 ホンダ勢は福住仁嶺(No.8 ARTA NSX-GT)、笹原右京(No.16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT)、塚越広大(No.17 Astemo NSX-GT)、伊沢拓也(No.64 Modulo NSX-GT)、牧野任祐(No.100 STANLEY NSX-GT)。

 そしてニッサン勢は平峰一貴(No.12カルソニック IMPUL Z)、佐々木大樹(No.24リアライズコーポレーション ADVAN Z)がドライブを担当した。

 ポールポジションは36号車、2番手に19号車とトヨタ勢が続き、7番手以降にホンダ勢、最後尾2台がニッサン勢というグリッドだ。

 ホールショットはポールのアレジ。フェネストラズが2番手につける。後方からは平峰が着実に順位を上げ、8位でコントロールラインに戻ってきた。

 2周目に入るとフェネストラズがトップに浮上。一気に後続を突き放しにかかり、2位アレジの背後には中山が迫る。

 しかしさらにその後ろから16笹原が急接近。4周目の1コーナーで中山をかわして3位に浮上すると、立て続けにアレジをも抜き去ってフェネストラズを追い上げてきた。

 そして笹原は最終コーナー立ち上がりで37号車に並びかけ、2台は並走状態でフィニッシュラインを通過。わずかに37号車が前だったように見えたが、デモレースということで計時が行われていないため、ここは同着としたいところだ。そういうことでご容赦願いたい。

 2022年のオートバックス スーパーGTシリーズの開幕は4月16-17日。岡山国際サーキットで第1戦が300kmで行われる。それに先立ち、公式テストが来週12-13日に同じ岡山で予定されている。鈴鹿サーキットでは5月29日に第3戦決勝が300kmで、8月28日には第5戦決勝が450kmで行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA | SUPER GT | その他

鈴鹿60周年ファン感謝デー 永遠のライバル対決決勝は脇坂、中嶋が制す

 鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デーを締めくくるイベントとして、名物となっている「永遠のライバル対決~60周年復活スペシャル~」の決勝が行われた。

 元祖ライバル対決は、1970年代から20年に渡ってトップフォーミュラやグループCカーによる耐久レースで争い、今はチーム監督としてライバルの星野一義、中嶋悟の2人によるもの。

 もうひとつは新・ライバル対決として、2000年前後のフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)、全日本GT(現スーパーGT)を盛り上げた本山哲、道上龍、脇阪寿一の3人によるもの。今も現役ドライバーとしてレースに参戦し、トップチームを率いる監督としても第一線で活躍している。

 トークショーに続いて行われた決勝レースはGR86(ハチロク)を使用。昨日のN-ONEによる予選レースで決定したグリッドにより、新ライバル、元祖ライバルの順にスタート。東コース3周で行われた。

 夕方になり冷えてきたサーキットでは、スタート前に雨が落ちてきたが、そんななか意外にも真面目に勝負が繰り広げられ、両対決ともに、スタートで前に出た脇坂、中嶋が逃げ切ってチェッカーを受けた。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA | その他

鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デーSF DRIVER'S 1LAP ATTACK2 唯一の1分37秒台を叩き出した宮田莉朋が総合トップ!!

 鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー注目のコンテンツ、SF DRIVER'S 1LAP ATTACKの2回目が6日午後2時よりに三重県の鈴鹿サーキットで行われ、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)がトップタイムを記録した。

 午後の走行に参加するのは、朝の予選で上位10番手までに入ったドライバーだ。天候は曇り、気温7℃とは依然として低いものの、終始スリックタイヤでの走行となった。

 最初に出走したのは予選10番手のジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM’S SF19)だ。2周のウォームアップ走行を念入りに行い、1分39秒360をマークした。

 2番手は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で昨年中盤まで参戦が叶わなかったサッシャ・フェネストラズ(REALISE Corporation KONDO SF19)。慎重な走りで1分40秒126。今後行われる公式テストで徐々に感覚を取り戻してほしいところだ。

 続いてフル参戦2年目の阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)。セクター1、セクター3でベストタイムを更新し、1分39秒125でこの時点でのトップに立つ。

 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)はセクター2でベストを更新したが、それ以外がいまひとつ伸びず、1分39秒227でこの時点の2番手となった。

 5番目に出走した宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM’S SF19)は全区間でベストを更新、1分37秒939を叩き出し、トップに躍り出た。

 続いて国本雄資(Kid's com KCMG Elyse SF19)は1分38秒678で宮田に次ぐ2番手。

 今季チームを移籍した福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)は手堅い走りで1分39秒446。

 昨年圧倒的な強さでタイトルをものにした野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)は1分39秒797と今回はいま一つのタイム。

 予選2番手の大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)は1分39秒342で5番手。

 予選トップのルーキー佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)はバックストレートで最高速を更新するも、最後のシケインで痛恨のスピン、惜しくもノータイム。

 この結果、唯一の1分37秒台を叩き出した宮田が総合トップ、午前中のアタックでトップだった山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が総合2位、国本が総合3位となった。

 全日本スーパーフォーミュラ選手権は4月9-10日に富士スピードウェイで第1戦、第2戦を行い、鈴鹿サーキットでは同24日に第3戦を行う。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

その他

ファン感謝デー鈴鹿ワンラップアタック2結果

60周年記念ファン感謝デー -RIJ- (2022/03/06) ONE LAP ATTACK 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
137宮田 莉朋Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.939--213.451
218国本 雄資KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'38.578 0.639 0.639212.068
339阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'39.125 1.186 0.547210.897
465大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'39.227 1.288 0.102210.681
56大津 弘樹DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'39.342 1.403 0.115210.437
636ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'39.360 1.421 0.018210.399
712福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'39.446 1.507 0.086210.217
81野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'39.797 1.858 0.351209.477
94サッシャ・フェネストラズKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'40.126 2.187 0.329208.789
1053佐藤 蓮TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'53.32315.38413.197184.474

SUPER FORMULA | その他

鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デーSF DRIVER'S ONE LAP ATTACK1 トップタイムは山本尚貴

 鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー注目のコンテンツ、SF DRIVER'S 1LAP ATTACKの1回目が3月6日に三重県の鈴鹿サーキットで行われ、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)がトップタイムを記録した。

 午前10時05分より行われた1回目の走行は、予選11番手以下の10人が対象だが、平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)が出走しなかったため、9台での走行となった。ドライバー2周のウォームアップを行い、1周のタイムアタックに入る。

 最初に出走した松下信治(BYOBUGAURA B-MAX SF19)はピットアウト直後の1コーナーでまさかのコースオフ。スピンターンを披露してコースに復帰した。タイムは1分39秒805。

 続いて出走した坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)はコース幅を目一杯使う走りで1分39秒087。

 関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)は持ち前のアグレッシブな走りで1分38秒304を叩き出した。

 今季ついにレギュラーシートを射止めた笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)は1分39秒507。

 ベテラン大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)は1分38秒842とまずまずのタイム。

 小林可夢偉(Kid's com KCMG Cayman SF19)はセクター2、セクター3と関口を上回ったが、1分38秒440とわずかに及ばず。

 ルーキーの三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)はウォームアップ2周目でトラブルが出たか、そのままアタックせずにピットに戻ってしまった。

 3度の年間王者に輝く山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)はセクター1、セクター2とベストタイムを更新、貫禄の走りで1分38秒128を叩き出し、この時点でのトップへ。

 最後に出走した牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)は1分38秒997と惜しくも5番手に終わった。

 SF DRIVER'S 1LAP ATTACK2回目の走行は午後2時より行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

ファン感謝デー鈴鹿ワンラップアタック1結果

60周年記念ファン感謝デー -RIJ- (2022/03/06) ONE LAP ATTACK 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
164山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.128--213.040
219関口 雄飛carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'38.304 0.176 0.176212.659
37小林 可夢偉KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'38.440 0.312 0.136212.365
414大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'38.842 0.714 0.402211.501
55牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.997 0.869 0.155211.170
638坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'39.087 0.959 0.090210.978
715笹原 右京TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'39.507 1.379 0.420210.088
850松下 信治B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'39.805 1.677 0.298209.460
955三宅 淳詞TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'45.954 7.826 6.149197.304

SUPER FORMULA | その他

鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デーSF DRIVER'S ONE LAP ATTACK ルーキーの佐藤蓮がトップタイム!

 鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー注目のコンテンツ、SF DRIVER'S 1LAP ATTACKの予選が3月6日に三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ルーキーの佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)が総合トップタイムを記録した。

 今回は全20台をA、Bの2グループに分け、各10分間の走行で午前と午後の2回に分けて行われるワンラップアタックの出走順を決定する。AB総合の上位10位以内が午後、11位以下が午前のアタックだ。

 Aグループに割り当てられたのは牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)、小林可夢偉(Kid's com KCMG Cayman SF19)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)、笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)、平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM’S SF19)、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、松下信治(BYOBUGAURA B-MAX SF19)、三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)。

 午前9時00分より9時10分までの走行は開始早々に小雨が降り始めたこと、路面温度が低いことなどから発熱の早いレインタイヤに履き替えるドライバー、そのままピットで待機するドライバーと判断が分かれることになった。

 10分経過時点でのトップは山本で1分54秒536だったが、終了間際に牧野が1分53秒605を記録、それをアレジが上回り1分51秒818でトップに立つ。

 しかし結局Aグループの走行でタイムを記録したのはこの3人の他に三宅と小林のみ。
他の5名はタイム計測できないままBグループの走行となった。

 Bグループの走行は午前9時15分から25分まで。コースオープン時点ですでに雨は止んでおり、レインとスリックタイヤ入り乱れての走行となった。

 まずはウェットタイヤの大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が1分47秒474をマーク。続いて同じウェットタイヤの宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM’S SF19)が1分46秒685、国本雄資(Kid's com KCMG Elyse SF19)が1分46秒674を記録する。しかし路面が乾いてきたこともあり、大津はすぐにピットに戻ってスリックに履き替えた。

 終盤に入ると、スリックタイヤで周回を重ねていたルーキーの佐藤蓮が1分45秒989を叩き出してトップに立った。佐藤はさらにアタックを続け、1分41秒626、1分39秒480と順調にタイムを上げて走行を終了、A、B両グループを通じてのトップで午後の1ラップアタックに臨むことになった。

 2番手には終了間際に1分40秒580を記録した6大津が続き、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)が1分41秒229で3番手だった。

 なお、このグループ9位のサッシャ・フェネストラズ(REALISE Corporation KONDO SF19)が1分50秒669。 関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)はタイム計測できなかったため、Aグループトップのアレジは総合で10番手となり、Aグループの2位以下は全員午前のアタックに回ることになった。

 SF DRIVER'S 1LAP ATTACK、11番手以下の走行は午前10時05分、トップ10の走行は午後2時より行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsprts Forum

SUPER FORMULA

ファン感謝デー鈴鹿予選結果

■Aグループ

60周年記念ファン感謝デー -RIJ- (2022/03/06) A Group Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2022 SUPER FORMULA 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
136ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'51.818--186.957
25牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'53.605 1.787 1.787184.017
364山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.536 2.718 0.931182.521
455三宅 淳詞TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'59.463 7.645 4.927174.993
57小林 可夢偉KCMG
TOYOTA TRD 01F
2'01.226 9.408 1.763172.448
-14大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
no time---
-15笹原 右京TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
no time---
-20平川 亮carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
no time---
-38坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
no time---
-50松下 信治B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
no time---

■Bグループ

60周年記念ファン感謝デー -RIJ- (2022/03/06) B Group Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
153佐藤 蓮TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'39.480--210.145
26大津 弘樹DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'40.580 1.100 1.100207.846
312福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'41.229 1.749 0.649206.514
41野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'41.996 2.516 0.767204.961
518国本 雄資KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'46.674 7.194 4.678195.973
637宮田 莉朋Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'46.685 7.205 0.011195.953
765大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'46.697 7.217 0.012195.931
839阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'48.080 8.600 1.383193.423
94サッシャ・フェネストラズKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'50.66911.189 2.589188.898
-19関口 雄飛carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
no time---

SUPER FORMULA

鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー SFフリー走行トップは大津弘樹

 3月5日、6日の二日間にわたって三重県の鈴鹿サーキットで行われている「鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー」1日目の最後のイベントとしてスーパーフォーミュラのフリー走行が30分間で行われ、チームを移籍したばかりの大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)トップタイムを記録した。

 フリー走行は当初予定より5分遅れの午後3時35分より30分間で行われた。この日の天候は曇り、路面はドライだ。なお今回は山下健太(KONDO RACING)が参加しなかったため、全21台中20台での走行となった。

 大津は走り始めて3周目に1分37秒197を記録、これがそのままこのセッションのトップタイムとなった。すぐに大湯も1分37秒626を記録して大津に続く。開始から12分が経過したところで宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)が1分37秒852を出して3番手に浮上したが、すぐに昨年王者の野尻智紀(TEAM MUGEN)がこれを上回る1分37秒806を出し、フリー走行はホンダエンジン勢の1-2-3という結果に。それでも宮田はトヨタエンジン勢最上位の4番手で走行を終えた。

 またルーキーの佐藤蓮(TEAM GOH)もセッション中盤に1分38秒268を記録し、6番手につけた。もう一人のルーキー、三宅淳詞(TEAM GOH)も1分38秒723で11番手とまずまずの位置。昨年、一昨年とスポット参戦を続け、今季晴れてフルシーズン契約を獲得した笹原右京(TEAM MUGEN)は1分38秒519で8番手という結果になった。

 明日6日は「DRIVERS 1LAP ATTACK」と題し、参加全ドライバーによる渾身の1ラップアタックが予定されている。午前9時からが計時予選、それに基づいた走行順で午前10時05分と午後2時00分の2回のアタックを行う。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

スーパーGT各大会のレース距離が決定 3大会が450kmに

 スーパーGTシリーズを運営するGTアソシエイション(GTA)は3月5日、各大会のレース距離が決定したことを発表した。

 それによると今シーズンは開幕戦岡山(4月17日決勝)を始め5大会はは通常通り300kmレースとなるが、第2戦富士(5月4日決勝)、第4戦富士(8月7日決勝)、そして第5戦鈴鹿(8月28日決勝)の3大会が450kmレースで開催されることになった。

 レース距離の延長は昨年行われたGTAの定例会見でも坂東正明代表が言及しており、それが実際に導入されることになったわけだが、5月と8月の富士は従来も500km、800kmでの開催実績があり、8月の鈴鹿はかつて鈴鹿1000kmとして開催されてきた。それが今回450kmというレースフォーマットに統一された格好だ。

 2022シーズンのスケジュールとレースフォーマットは下記の通り。

第1戦岡山国際サーキット 4月16-17日 300km
第2戦富士スピードウェイ 5月3-4日 450km
第3戦鈴鹿サーキット 5月27-28日 300km
第4戦富士スピードウェイ 8月6-7日 450km
第5戦鈴鹿サーキット 8月27-28日 450km
第6戦スポーツランドSUGO 9月7-18日 300km
第7戦オートポリス 10月1-2日 300km
第8戦モビリティリゾートもてぎ 11月5-6日 300km

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

ファン感謝デー鈴鹿フリー走行結果

60周年記念ファン感謝デー -RIJ- (2022/03/05) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverTeam
Engine
TimeBehindGapkm/h
16大津 弘樹DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.197--215.081
265大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.626 0.429 0.429214.136
31野尻 智紀TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.806 0.609 0.180213.741
437宮田 莉朋Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.852 0.655 0.046213.641
519関口 雄飛carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'38.166 0.969 0.314212.958
653佐藤 蓮TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'38.268 1.071 0.102212.737
720平川 亮carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.286 1.089 0.018212.698
815笹原 右京TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'38.519 1.322 0.233212.195
950松下 信治B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'38.557 1.360 0.038212.113
105牧野 任祐DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.583 1.386 0.026212.057
1155三宅 淳詞TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'38.723 1.526 0.140211.756
1212福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'38.767 1.570 0.044211.662
1339阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.855 1.658 0.088211.473
1436ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'38.857 1.660 0.002211.469
154サッシャ・フェネストラズKONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'39.031 1.834 0.174211.098
1638坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'39.170 1.973 0.139210.802
1714大嶋 和也docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'39.188 1.991 0.018210.763
1818国本 雄資KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'39.539 2.342 0.351210.020
1964山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'55.43218.23515.893181.104
-7小林 可夢偉KCMG
TOYOTA TRD 01F
no time---

SUPER GT | その他

鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デーSUPER GTプレシーズンマッチ カルソニックZがトップチェッカー

 「鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー」の行われている三重県の鈴鹿サーキットで3月5日、「SUPER GTプレシーズンマッチ」と題したデモレースが行われた。

 このデモレースにはGT500クラスに参戦する全15台のうちの13台が参加し、午後2時05分より4周にわたって本番さながらのバトルを披露した。

 ポールポジションからスタートしたのは昨年王者のNo.36au TOM'S GR Supra(坪井翔)。2番手にはNo.8ARTA NSX-GT(野尻智紀)がつけ、今年からニッサンZで参戦するNo.12カルソニック IMPUL Z(平峰一貴)が3番手だ。

 平峰はスタートでフロントローの2台の間に割って入り、一気にトップに躍り出る。2番手には6番手からスタートしたNo.17Astemo NSX-GT(松下信治)がつけ、1周目には接戦を演じるが、次第に平峰が差を広げていき、そのままトップを快走してチェッカーを受けた。

 その後方からは12番手スタートのNo.16Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(大湯都史樹)、同13番手のNo.64Modulo NSX-GT(伊沢拓也)が次第に順位を上げ、大湯が3位、伊沢が4位でチェッカーを受けた。

「SUPER GTプレシーズンマッチ」は明日6日も午後3時30分より行われる予定だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA | その他

ドライバーズファーストとカーボンニュートラルを目指して JRPが開発計画を発表

 全日本スーパーフォーミュラ選手権を開催するニホンレースプロモーション(JRP)は3月5日、三重県の鈴鹿サーキットにて会見を開き、2022年を通じたフォーミュラカーの開発計画と、そこで使用される2台のテストカーを発表した。

 今回の開発のポイントは①カーボンニュートラルの実現に向けた「素材」「タイヤ」「燃料」の実験、②ドライバーの力が最大限引き出せるエアロダイナミクスの改善、③エンターテインメントの魅力向上につながる車両開発の三つをテーマとして掲げている。

 素材については、現在多くの部分で使用されている炭素繊維(カーボンファイバー)を、麻などの天然素材を活用したバイオコンポジット材に置き換えていく。会場には実際にバイオコンポジット材によって製造されたエンジンカバーが展示されていた。これらの使用により、同等の剛性と重量を確保しながらCO2を75%削減しうるという。今回素材開発を担当するBcomp社はスイスに拠点を置くベンチャー企業で、彼らの技術はマクラーレンF1チームのレーシングシートにも採用されている。スーパーフォーミュラでは今後段階的に使用範囲を拡大していく。

 2023年以降のレーシングタイヤについては、引き続き横浜ゴムとのパートナーシップを継続していくことを2月17日に発表済みだが、この分野においても籾殻やアブラヤシなどの天然由来の配合材やリサイクル素材、再生可能原料を活用したレーシングタイヤの開発を共に進めていく。

 また燃料はホンダ、トヨタの両自動車メーカーと綿密に連携し、「e-fuel」や「バイオfuel」といった複数のカーボンニュートラル燃料をテストし、今後の導入に向けて実験を重ねていく。同様にカーボンニュートラル燃料の導入に向けて準備を進めているGTアソシエイション(GTA)とも連絡を密に取り合っているという。

 こうした環境への取り組みと併せて、スーパーフォーミュラが世界最高峰のドライバーズレースであるために、ドライバーの魅力を最大限引き出せるクルマ作りを進めていく。具体的にはエアロダイナミクスを見直すことで前車からの影響をより少なくし、オーバーテイクの可能性を増やしていくことで、バトルのしやすいクルマ、ファンが応援したくなるクルマ作りを目指す。そのために、SF19を供給しているダラーラと連携して、ボディワークやアンダーパネルの形状に手を入れていくとのことだ。

 エンターテインメントの面では、1月31日に発表したデジタルプラットフォーム「SFgo」の導入に向け、車両側でも様々なテストを実施していく。「SFgo」はレースのオンボード映像や車両データ、無線音声などのあらゆる情報をオープンにし、ファンに新たな視聴環境を提供することを目指している。こうした情報を参戦する21台から収集し、すべてのサーキットで支障なくリアルタイム発信していくため、公募した300名の開発サポーターの声を反映しながら開発を進めていくという。

 こうした様々な項目の開発を、今回発表した2台のテストカーを用いて、年間7回のスーパーフォーミュラ各大会の前後で実施していく。このテストでは、石浦宏明と塚越広大の二人がテストドライバーとして年間を通じて参加していくことも明らかになった。

 第1回のテストは4月6-7日の両日、シリーズ第1-2戦が行われる富士スピードウェイで実施される。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA | SUPER GT | その他

鈴鹿60周年ファン感謝デー 「永遠のライバル対決~60周年復活スペシャル~」予選は星野と本山が制す

 鈴鹿サーキット開業60周年を記念して行われる「鈴鹿60周年ファン感謝デー」が3月5日、三重県の鈴鹿サーキットで始まった。従来は「鈴鹿モータースポーツファン感謝デー」として行われてきた恒例のイベントだが、昨年、一昨年は新型コロナウィルスの感染拡大の影響で中止となったこともあり、今回が3年ぶりの開催となった。

 コース上での最初のイベントは「永遠のライバル対決~60周年復活スペシャル~」。午前9時10分より行われた。

 2012年に「鈴鹿50周年ファン感謝デー」で初めて行われ、2018年までF1、スーパーフォーミュラ、スーパーGTとクルマを変えながら15回にわたって行われた星野一義と中嶋悟の因縁の対決。そして2019年の「モースポーフェス2019」では装いも新たに「新・永遠のライバル対決」として本山哲vs脇阪寿一vs道上龍の3人のバトルがスーパーGT500クラスマシンを用いて展開された。

 そして今回は星野一義vs中嶋悟と本山哲vs脇阪寿一vs道上龍の二本立てという豪華ラインナップで5日に予選、6日に決勝というスケジュールだ。今日の予選はホンダN-ONEを用いて東コースで3周のレースを行い、その結果で明日の決勝グリッドが決定される。

 星野vs中嶋対決はスタートでトップに立った星野を2周目の1コーナーで中嶋が大外から抜いていったが、3周目には星野が1コーナーでインをつき、トップを奪い返してそのままチェッカー。明日のポールポジションを獲得した。

 鈴鹿開業当時は中学2年生だったという星野。「こりゃ勉強なんかしてる場合じゃない」と思ったそう。今回使われたN-ONEについては、日産チェリーで戦っていた当時を振り返りながら「昔のFFはアクセルを踏んだ途端にどこに飛んでいくか分からなかったけど、今はそういう癖もなく、FFって感じがしないね」とのこと。対する中嶋「明日に備えて力を温存した。まだ69なので70代の人を立てた」と余裕の表情だ。果たして明日の決勝でチャンピオンベルトを手にするのはどちらのドライバーか?

 本山vs脇阪vs道上対決は東コースの各所で3ワイドになる激しいバトルが3周にわたって展開され、最終的に本山がトップでチェッカーを受けた。N-ONEオーナーズカップに参戦経験のある、ピエール北川アナウンサーのアドバイス通りに走ったのが功を奏したとのことだ。

 「永遠のライバル対決〜60周年復活スペシャル〜」決勝は6日午後4時10分より、トヨタGR86を用いて行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝 上位入賞ドライバーのコメント 優勝・岡本大地「タイヤを理解するのに時間がかかる」

表彰式

優勝 岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)
 「冬星選手と2人になってから勝負をかけようと様子を見ていました。彼のリアがすごくきつそうで、後ろが追いついてきたので、まずいと思い先に行って逃げるために、早めにしかけました。逃げ切れて良かったです。タイヤには課題があります。みんなもそうだと思いますが、10周のレースでもまだこのタイヤを使い切れないところがあるので理解するまでは時間がかかると思います」
2位 冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)
 「スタートは悪くなかったんですが、岡本選手が決まって抜かれてしまいました。ペースは良かったのですぐに抜き返せました。岡本選手もタイヤを温存してたので自分も3位以下との差を見ながら温存しました。岡本選手は速かったですが、いいデータは取れたのでチャンピオンを目指し、次からは全戦全勝で行きたいと思います」
3位 居附明利(SACCESS Racing ES)
 「予選まではセッティングがぜんぜん決まってなかったんですが、決勝に向けて改善できました。最終ラップはエンジンをオーバーホールしたばかりなので、バックストレートでは抜けないと思ってスプーンで仕掛けました。でもバックストレートで負けました。セッティングも決まってきたので次は予選からポールを狙います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝 岡本大地が開幕戦を制す 2位には冬星が、3位には居附明利が入る

10周の決勝がスタートした

  スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第1戦は27日、鈴鹿クラブマンレース第1戦で決勝を行い、岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)が優勝、開幕戦を制した。

 決勝は午後2時40分、24台が参加しフォーメーションラップが始まった。FJ予選終了時から天候は急変、風も強くなり一時は雨も落ちたが、午後から上空には再び青空が広がってきた。強いフォーローの風が1コーナーに向かって吹く。

 スタート直後の1コーナーを制したのは予選2位の岡本。ポールポジション冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)のインからトップに立った。2位には冬星が付ける。

 1周目、トップでコントロールラインに戻ってきた岡本だが、2周目に入った1コーナーでは冬星にトップを譲り2位に後退。3位には予選4位の卜部和久(MYST KK-SII)が、4位には予選5位の山本聖渚(MYST KK-S Ⅱ. Team Sena)が、5位には予選6位の居附明利(SACCESS Racing ES)が、6位には予選3位の大木一輝(M2 KK-SⅡ)が続く。

 ここから3位以下を引き離しながら冬星と岡本のテールトゥノーズの争いが始まる。しかし、トップ冬星も岡本もタイヤを温存するため無理をせず、2台は接近戦のままレースは推移する。

 このため、上位2人のペースが上がらず、4周目には3秒弱あった3位以下との差が徐々に縮まることとなった。

 これを見て6周目に岡本が動く。シケインで冬星に並びかけた岡本がインから攻略し再びトップに立った。

 トップに立った岡本はこのままタイヤマネジメントを行い、10周を走り初戦を制した。

 予選6位からスタートした居附は決勝でのセッティングが決まり、3周目に5位、4周目に4位に上がる。7周目にはこのレースのファステストラップをたたき出し、8周目には前を走る大木が2コーナーで失速したため3位に上がり、冬星の背後0秒3まで迫ってきた。

 ファイナルラップ、居附はスプーンで冬星をパスして2位に上がるが、立ち上がりで冬星に並びかけられ130Rでは再び3位に後退。結局、冬星が2位に、3位には居附が入った。

 4位には大きく遅れて予選9位から岸本尚将(Tamayura Athle ABBEY KKSII)が、5位には痛恨の失速で後退した大木が、6位にはルーキー最上位の卜部が入った。

 第2戦は4月10日、ここ鈴鹿サーキットの西コースで開催される。

岡本大地と冬星のトップ争い

優勝は岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

決勝2位は冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)

決勝3位は居附明利(SACCESS Racing ES)

決勝4位は岸本尚将(Tamayura Athle ABBEY KKSII)

決勝5位は大木一輝(M2 KK-SⅡ)

決勝6位は卜部和久(MYST KK-SII)

優勝した岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2022/02/27) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
18岡本 大地FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1022'29.717--
256冬星DIXCEL/ROYAL/MYST
MYST KK-S2
1022'31.134 1.417 1.417
339居附 明利SACCESS Racing ES
MYST KK-S2
1022'31.231 1.514 0.097
451岸本 尚将Tamayura Athle ABBEY KKSII
MYST KK-S2
1022'38.962 9.245 7.731
520大木 一輝M2 KK-SⅡ
MYST KK-S2
1022'40.04010.323 1.078
687卜部 和久MYST KK-SII
MYST KK-S2
1022'41.46211.745 1.422
755板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1022'41.83412.117 0.372
834清水 啓伸Drago CORSE
MYST KK-S2
1022'42.54912.832 0.715
912小川 涼介M2 KK-SⅡ
MYST KK-S2
1022'48.80119.084 6.252
101元山 泰成Ecotech Racing
MYST KK-S2
1022'49.08619.369 0.285
1119松田 大輝K-TACK MYST KK-SII
MYST KK-S2
1022'56.04026.323 6.954
127中平 凌央FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1022'57.45627.739 1.416
1368山本 聖渚MYST KK-S Ⅱ. Team Sena
MYST KK-S2
1022'58.03828.321 0.582
1469鶴岡 秀麿MYST・ゼンカイレーシング・KKS-2
MYST KK-S2
1022'58.52828.811 0.490
1521太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1022'59.08929.372 0.561
1624碓井 ツヨシC.O.B-KART
MYST KK-S2
1023'14.16144.44415.072
1760前田 樹NAVY AUTO
MYST KK-S2
1023'14.55044.833 0.389
1810小合 将司LOVCA teamNoel F.Tworks
MYST KK-S2
1023'15.06945.352 0.519
199上吹越 哲也FTK・レヴレーシング
MYST KK-S2
1023'22.01652.299 6.947
20*61高木 悠帆MYST KK-SⅡ
MYST KK-S2
1023'27.84058.123 5.824
215高橋 浩史BBK☆レヴレーシング
MYST KK-S2
1023'28.09258.375 0.252
2270南部 和哉タイヤカスレプリKK-SII
MYST KK-S2
1023'28.42858.711 0.336
2371ハヤシ ヒロキZENKAI RACING真不同MURB遊技闘速
MYST KK-S2
1023'53.0061'23.28924.578
2498天谷 伶奈スキルスピード゙KKSⅡ
MYST KK-S2
1023'54.5241'24.807 1.518
---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 39 居附明利(SACCESS Racing ES) 2'14.192 (7/10) 155.786km/h
  • CarNo. 61は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第61条1①(危険なドライブ行為)により、決勝結果に40秒を加算した。

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

冬星が初ポールポジション ルーキー勢も上位に付ける

ポールポジションを獲得した冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第1戦は27日、鈴鹿クラブマンレース第1戦で公式予選を行い、冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)がポールポジションを獲得した。

 いよいよ今シーズンのスーパーFJ選手権が、他のシリーズ(もてぎ・SUGO、筑波・富士、オートポリス)に先駆けて鈴鹿シリーズが開幕した。

 今シーズンから3年毎に行われる入札により、タイヤがヨコハマからダンロップに変更された。

 出走は24名と開幕から多くのエントリーを集めた。うち7名がルーキーと参加者の新陳代謝も進んでいる。

 予選は午前9時10分から。鈴鹿は快晴、風も無くようやく春めいた気候のなかで20分間のタイムアタックが行われた。

 まずは3周目に1分13秒828で冬星がトップに立ち、2位には14秒062で大木一輝(M2 KK-SⅡ)が付ける。冬星は4周目に13秒774までタイムを縮め、中盤にはピットインして他のドライバーのタイムアタックを見守る。

 ダンロップタイヤはヨコハマに比べ、ピークが短かく2~3周をウオームアップ、グリップのピークが訪れる3~5周目あたりでアタックをかけるのがよさそうだ。

 早々にアタックを切り上げた冬星に対してゆっくりとコースインしたのは2年連続鈴鹿シリーズチャンピオンの岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)。「まだアタックラップではなかった」というもののいきなり13秒953を出し、冬星と大木の間に割って入った。

 しかし、ここで1コーナーでコースアウトした車両があり、黄旗が提示される。この黄旗は予選終了まで解除されることは無く、岡本はアタックをできず。結局、冬星がうれしい初ポールポジションを決めることとなった。

 2位には岡本が、3位には序盤のタイムで大木が入った。

 4位にはルーキーで最上位に入った卜部和久(MYST KK-SII)が、5位にはこちらもルーキーの山本聖渚(MYST KK-S Ⅱ. Team Sena)が付け、6位には居附明利(SACCESS Racing ES)が続いた。

 黄旗にアタックを阻まれたり、タイヤのマネジメントに苦労した選手もあり、上位陣のタイム差も大きく、全般的に消化不良で予選を終えたドライバーも多かったようだ。

 決勝は本日午後2時40分より10周で行われる。新タイヤの特性をつかみ、セッティングが決まれば下位から上位に進出することも可能で、予断を許さない決勝になりそうだ。

ポールポジションは冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)

予選2位は岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

予選3位は大木一輝(M2 KK-SⅡ)

予選4位は卜部和久(MYST KK-SII)

予選5位は山本聖渚(MYST KK-S Ⅱ. Team Sena)

予選6位は居附明利(SACCESS Racing ES)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2022/02/27) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

Pos Driver Car
Maker Model
Time Behind Gap km/h
1 56 冬星 DIXCEL/ROYAL/MYST
MYST KK-S2
2'13.774 - - 156.273
2 8 岡本 大地 FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'13.953 0.179 0.179 156.064
3 20 大木 一輝 M2 KK-SⅡ
MYST KK-S2
2'14.062 0.288 0.109 155.937
4 87 卜部 和久 MYST KK-SII
MYST KK-S2
2'14.703 0.929 0.641 155.195
5 68 山本 聖渚 MYST KK-S Ⅱ. Team Sena
MYST KK-S2
2'14.706 0.932 0.003 155.191
6 39 居附 明利 SACCESS Racing ES
MYST KK-S2
2'14.715 0.941 0.009 155.181
7 61 高木 悠帆 MYST KK-SⅡ
MYST KK-S2
2'14.734 0.960 0.019 155.159
8 *34 清水 啓伸 Drago CORSE
MYST KK-S2
2'14.795 1.021 0.061 155.089
9 51 岸本 尚将 Tamayura Athle ABBEY KKSII
MYST KK-S2
2'15.007 1.233 0.212 154.845
10 12 小川 涼介 M2 KK-SⅡ
MYST KK-S2
2'15.098 1.324 0.091 154.741
11 55 板倉 慎哉 AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
2'15.115 1.341 0.017 154.722
12 7 中平 凌央 FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'15.541 1.767 0.426 154.235
13 19 松田 大輝 K-TACK MYST KK-SII
MYST KK-S2
2'15.605 1.831 0.064 154.162
14 69 鶴岡 秀麿 MYST・ゼンカイレーシング・KKS-2
MYST KK-S2
2'16.224 2.450 0.619 153.462
15 1 元山 泰成 Ecotech Racing
MYST KK-S2
2'16.537 2.763 0.313 153.110
16 24 碓井 ツヨシ C.O.B-KART
MYST KK-S2
2'17.450 3.676 0.913 152.093
17 21 太田 浩 ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
2'17.696 3.922 0.246 151.821
18 10 小合 将司 LOVCA teamNoel F.Tworks
MYST KK-S2
2'17.747 3.973 0.051 151.765
19 70 南部 和哉 タイヤカスレプリKK-SII
MYST KK-S2
2'17.888 4.114 0.141 151.610
20 60 前田 樹 NAVY AUTO
MYST KK-S2
2'18.017 4.243 0.129 151.468
21 9 上吹越 哲也 FTK・レヴレーシング
MYST KK-S2
2'18.021 4.247 0.004 151.464
22 5 高橋 浩史 BBK☆レヴレーシング
MYST KK-S2
2'18.794 5.020 0.773 150.620
23 98 天谷 伶奈 スキルスピード゙KKSⅡ
MYST KK-S2
2'20.602 6.828 1.808 148.684
24 71 ハヤシ ヒロキ ZENKAI RACING真不同MURB遊技闘速
MYST KK-S2
2'21.188 7.414 0.586 148.066
---- 以上基準タイム(130% - 2'54.108)予選通過 ----
  • CarNo.34は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第58条1(黄旗中のスピン)により、予選結果より2グリッド降格とする。

SUPER FORMULA

チーム・ゴウの監督に元ホンダF1の山本氏が就任

 今シーズンから全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するチーム・ゴウは、チーム監督に元ホンダF1マネージングディレクターの山本雅史氏を迎えることを発表した。ホンダF1の中心的な存在だった氏の手腕が、新たな舞台でどのように発揮されるのか注目だ。

 また、すでに発表されているドライバーの佐藤蓮選手が、新たにレッドブル・ジュニアチームに登録され、レッドブルレーシングとホンダによるドライバー育成プログラムの一環として参戦することも発表された。これにより、佐藤選手がドライブする53号車はレッドブルカラーとなり、三宅淳詞選手がドライブする55号車は、チーム・ゴウカラーになる。

 新体制での始動は、3月5~6日に鈴鹿サーキットで開催される「鈴鹿サーキット60周年ファン感謝デー」となるが、SF参戦ドライバーによるワンラップアタックも予定されており、ここでの走りにも注目だ。

 新規参戦、ルーキードライバー2人の起用、山本氏の監督就任と、参戦初年度から話題満載のチーム・ゴウが、今後シリーズをどのように盛り上げるのか楽しみだ。

Text: Shigeru KITAMICHI

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