GT300クラスでは#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)が2位表彰台を獲得
- 2013年4月29日(月)・決勝 会場:富士スピードウェイ(4.563km) 天候:晴れ 気温:18℃(14:00時点)
路面温度:29℃(14:00時点) コースコンディション:ドライ 観客:4万8500人(主催者発表) 周回数:110周
4月29日(月)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2013 オートバックス SUPER GT第2戦「FUJI GT500km RACE」の決勝レースが行われました。
昨日に続いて好天に恵まれ、さらに風がやや穏やかになった本日は、絶好の行楽日和となりました。このため、ゴールデンウイークの一日をモータースポーツ観戦で楽しもうとする多くのファンで、会場となった富士スピードウェイはおおいに賑わいました。
28日(日)に行われた予選では、#18 ウイダー モデューロ HSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)が8番グリッドを獲得。開幕戦で優勝してポイントリーダーとなった#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)は9番グリッド、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は10番グリッド、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/松浦孝亮組)は11番グリッド、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中嶋大祐組)は14番グリッドを手に入れました。
午前8時30分から9時まで、決勝に向けてマシンの最終チェックをするフリー走行が行われました。5台のHSV-010 GTは順調にこのセッションを終え、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は総合で6番手となるタイムを記録。Honda勢でこれに続いたのは#17 KEIHIN HSV-010の10番手で、さらに#100 RAYBRIG HSV-010は12番手、#8 ARTA HSV-010は14番手、#32 EPSON HSV-010は15番手となりました。
なお、獲得ポイントに応じて決められるハンディウエイトは、#100 RAYBRIG HSV-010が40kg、#17 KEIHIN HSV-010が30kg、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が12kg、#8 ARTA HSV-010が4kgとなっています。
本大会の決勝レースは110周、距離500kmで競われます。この距離を走りきるには、少なくとも2回の給油が必要であるため、GT500クラスの全車が2ストップ作戦を選択すると予想されました。ここで上位進出を果たすには、速いペースを保つのはもちろんのこと、その中でいかに燃料消費を抑え、2回の給油時間を短縮するかが重要となります。
午後2時過ぎ、ローリングスタートにより500kmレースの幕は切って落とされました。スタートドライバーを務めるのは、#8 ARTA HSV-010がファーマン選手、#17 KEIHIN HSV-010が塚越選手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が山本選手、#32 EPSON HSV-010が中嶋選手、#100 RAYBRIG HSV-010が伊沢選手です。
Honda勢は8番グリッドから11番グリッドまでに4台のHSV-010 GTが連なっていましたが、1周目の終盤に#8 ARTA HSV-010、#17 KEIHIN HSV-010、#18 ウイダー モデューロ HSV-010の3台が相次いで接触。これで#18 ウイダー モデューロ HSV-010は大きく態勢を乱し、最後尾へと後退。また、#8 ARTA HSV-010と#18 ウイダー モデューロ HSV-010の2台に目立ったダメージはありませんでしたが、#17 KEIHIN HSV-010は車両前部のボディカウルを破損。そのあとの走行で、破損した部分が拡大していったため、チームはそれ以上の走行は危険と判断し、3ラップを終えたところでピットインを指示。そのまま無念のリタイアに終わりました。
3ラップ目が終わった段階で、Honda勢のトップは#8 ARTA HSV-010の8番手で、#100 RAYBRIG HSV-010が9番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が13番手、#32 EPSON HSV-010が14番手となっていました。
4台のHSV-010 GTは上位進出を目指して懸命の力走を続けますが、ライバル勢は手強く、なかなか順位を上げることができませんでした。そのような状況で、#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗る山本選手は、9周目に12番手、10周目には11番手と、じわじわと順位を上げていきます。そして、#8 ARTA HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は9番手から11番手に連なって周回を重ねていきます。
19周目、4番手を走るライバルがメカニカルトラブルでリタイアを喫したため、4台のHSV-010 GTは1つずつ順位を上げ、#8 ARTA HSV-010は8番手、#100 RAYBRIG HSV-010は9番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は10番手、#32 EPSON HSV-010は13番手となって走行を続けました。
25周目を終えると1回目のピットストップが始まりました。ただし、Honda勢は燃費のよさを生かして給油の先延ばしに成功。4台のHSV-010 GTは32周目から38周目までにピットストップを行いました。GT500クラスの全車が1回目のピットストップを終えたところで、最も遅い38周目に作業を行い、小暮選手へと交替した#100 RAYBRIG HSV-010は1つポジションを上げて7番手となったほか、松浦選手に交替した#8 ARTA HSV-010は9番手、マコヴィッキィ選手に交替した#18 ウイダー モデューロ HSV-010は10番手、道上選手に交替した#32 EPSON HSV-010は13番手となりました。
47周目を迎えると、#100 RAYBRIG HSV-010の直後にライバルの1台が迫ります。しかし、#100 RAYBRIG HSV-010のステアリングを握る小暮選手は冷静にこれに対処、接戦を繰り広げながらも鮮やかな手腕でライバルを抑えきります。また、#100 RAYBRIG HSV-010とライバルの2台がバトルを続けている合間に、後方から#8 ARTA HSV-010の松浦選手がライバルに急接近。このため、7番手争いをしていたライバルは防戦を強いられることになります。この結果、#100 RAYBRIG HSV-010は後続を突き放して先行していったほか、松浦選手は55周目にライバルの攻略に成功。8番手へと駒を進めました。
72周目には2回目のピットストップが始まりますが、その直前には#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗るマコヴィッキィ選手がライバルの攻略に成功し、1つ順位を上げて9番手となります。そしてGT500クラスの全車がピットストップを終えた82周目の段階では、#100 RAYBRIG HSV-010の7番手が引き続きHonda勢のトップで、#8 ARTA HSV-010は8番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は9番手、#32 EPSON HSV-010は13番手となっていました。
レース終盤に向けて4台のHSV-010 GTはラストスパートを仕掛けましたが、順位を上げるまでには至らず、#100 RAYBRIG HSV-010は7位、#8 ARTA HSV-010は8位、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は9位、#32 EPSON HSV-010は13位でそれぞれチェッカーフラッグを受けました。優勝は#36 PETRONAS TOM'S SC430でした。
この結果、ドライバーのチャンピオン争いでは#100 RAYBRIG HSV-010に乗る伊沢選手と小暮選手が4点を追加して合計48点とし、ポイントリーダーの座を守りきりました。#17 KEIHIN HSV-010に乗る塚越選手と金石選手は前回と同様の15点で4番手。そして#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗る山本選手とマコヴィッキィ選手は1点追加で計7点として9番手、#8 ARTA HSV-010に乗るファーマン選手と松浦選手は3点追加で計5点として11番手につけています。
また、#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)と#55 ARTA CR-Z GT (高木真一/小林崇志組)の2台が出走したGT300クラスでは、2番グリッドからスタートした#16 MUGEN CR-Z GTが直後にトップに立ち、その後も首位の座を守り続けましたが、レース終盤にフロントタイヤからバイブレーションが発生し始めたため、チームは安全を優先してタイヤ交換を実施。このスキにライバルの1台が先行したため、#16 MUGEN CR-Z GTは2位でフィニッシュしました。なお、#55 ARTA CR-Z GTはアクシデントによりマシンにダメージを受けた影響などにより、19位で完走しました。
次戦は6月15、16日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されます。
- 松本雅彦|Honda GTプロジェクトリーダー
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「1周目の最終コーナーで3台のHSV-010 GTが玉突き状態となり、結果的に#17 KEIHIN HSV-010が早々とリタイアしなければならなくなったのは残念でした。#100 RAYBRIG HSV-010は、実力的にはもう少し速いペースで走れたはずですが、やはり40kgのハンディウエイトが響きました。これとは対照的にハンディウエイトが4kgと軽い#8 ARTA HSV-010には大きな期待を寄せていましたが、残念ながら彼らも本領を発揮しきれませんでした。#18 ウイダー モデューロ HSV-010と#32 EPSON HSV-010は、マシンとタイヤ、それにコンディションのマッチングで期待通りにいかない側面がありました。上位入賞を果たせなかったのは非常に残念ですが、それでもポイントリーダーの座を守れたほか、次戦からはライバル陣営の有力チームも重いハンディウエイトを積むことになるので、これでようやく本当の意味での戦いが始まると捉えています。第3戦の舞台であるセパンは、Hondaが得意としているサーキットなので、ぜひとも優勝し、チャンピオンシップを優位に進めていきたいと考えています。引き続き5台のHSV-010 GTに熱い声援をお送りくださいますよう、お願いします」
- 伊沢拓也(7位 #100 RAYBRIG HSV-010)
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「開幕戦の優勝でウエイトを40kg積んでいたので、楽なレースではないことは分かっていました。結果を見ると、ライバルに表彰台を独占されたので非常に悔しいですが、自分たちのできる限りのことはすべて出しましたし、しっかりとポイントを獲得してポイントリーダーをキープできたことはよかったと思います。次戦のセパンでも同様にウエイトを積んでいるので、楽ではないですが、今回のような粘り強いレースをしたいと思います。そして、セパンは小暮選手が速いので、すべてをお任せしたいくらい信頼しています」
- 小暮卓史(7位 #100 RAYBRIG HSV-010)
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「タイヤにフラットスポットができてしまったり、左側のタイヤの内圧が上がってしまったりするなど、とても厳しいレースとなりました。ただ、その中でもライバルとのバトルも楽しめましたし、ポイントも獲得できたのでよかったと思います。次戦のセパンでは過去2年連続で優勝しているので、ウエイトは重いですが、プッシュして今年も優勝を目指します」
Text & Photo: HONDA
中嶋一貴/ジェームス・ロシター組 SC430が初勝利!
GT300クラスでもトヨタ プリウスがハイブリッド車初優勝!

レクサス勢が2010年以来となる表彰台独占を果たした
SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km Race」が4月28日(日)、29日(月・祝)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。
毎年恒例のゴールデンウィークに開催される富士ラウンドは、昨年に続き、500kmの長丁場。2回のピットストップが義務づけられる。
LEXUS SC430はトヨタのホームでもある富士スピードウェイを得意としており、2010年の春大会にはトップ4を独占。2011年の秋、2012年の春にも勝利を挙げるなど、この3年間の5戦(2010年秋大会は中止)で3回のポールポジション獲得と3勝を飾っている。
今年開幕戦の岡山では、練習走行で速さを見せながらも悪天候の予選で苦しみ、立川祐路/平手晃平組のZENT CERUMO SC430 38号車がLEXUS勢最上位の4位と厳しい結果となったが、得意の富士での巻き返しを狙って今大会に臨んだ。
また、GT300クラスのトヨタ プリウスも、昨年春の富士戦でデビュー2戦目にして6位入賞、秋の大会では2位表彰台獲得を果たしており、念願の初優勝が期待された。
首都圏から近い富士での開催ということもあり、毎年非常に多くの観客を集めるイベントだが、今大会も、2日間で8万人以上のファンが富士スピードウェイに集結し、モータースポーツの迫力と魅力に酔いしれた。
◆予選◆
28日(日)は、春らしい好天の下、公式練習走行に続き予選が行われた。午前9時から開始された公式練習走行では、トップ5をLEXUS SC430が独占する速さを見せた。
ノックアウト方式の予選は、GT500クラスは上位8台がQ2へと進出。Q1セッションでは、タイヤを暖め、アタックが始まった残り4分ほどになったところで、KeePer TOM'S SC430 37号車が突然のトラブルに見舞われコース上にストップし、セッションは赤旗中断。
残り5分でセッションが再開されると、DENSO KOBELCO SC430 39号車の脇阪寿一が唯一1分31秒台に入る走りを見せトップタイム。SUPER GT2戦目となるジェームス・ロシターの駆るPETRONAS TOM'S SC430 36号車が2番手。ZENT CERUMO SC430 38号車が4番手、ENEOS SUSTINA SC430 6号車が8番手でQ2へ進出。WedsSport ADVAN SC430 19号車はQ2進出ならず、12番手でグリッド確定。37号車は赤旗中断の原因を作ったとしてタイム抹消。最後尾15番手グリッドからのスタートとなった。
Q2では、39号車の石浦宏明と36号車の中嶋一貴が周回毎にトップタイムを塗り替えていく激しいポールポジション争いを展開。最後に素晴らしいタイムをマークした中嶋一貴がこの争いを制し、36号車は中嶋一貴、ジェームス・ロシター共にSUPER GTのGT500クラスでは初、チームにとっても2004年以来となるポールポジションを獲得。39号車が2番手で続き、LEXUS SC430が最前列グリッドを独占した。
大嶋和也がQ2を担当した6号車が4番手、立川祐路の38号車が5番手につけ、LEXUS SC430は4台がトップ5グリッドから決勝レースに臨むこととなった。
GT300クラスでは、Panasonic apr PRIUS GT 31号車が危なげなくQ2に進出し、5番手グリッドを獲得した。
◆決勝◆
29日(月・祝)も好天に恵まれ、午後2時に500km、110周で争われる決勝レースのスタートが切られた。
GT500の上位勢は順当なスタート。最後尾スタートとなった37号車は、伊藤大輔が序盤から猛烈な追い上げを見せ、4周目に10位、6周目に9位へとポジションを上げていった。
ポールポジションの36号車中嶋一貴と2位の39号車石浦は3位以下を引き離しマッチレースに。一旦は36号車が1.5秒ほどの差を付けたが、GT300クラスの周回遅れが出始めた9周目の最終コーナーで、目前の車両がスピンしたため、これを避けようとした36号車を39号車がパス。しかし、11周目の1コーナーでは39号車がオーバーランを喫し、36号車が首位を奪還した。
その後方では、大嶋の6号車、立川の38号車も3位、4位に浮上。首位の36号車が逃げる後方で、3台のSC430による2位争いが繰り広げられた。
25周目終了時点で、39号車がやや早めのピットインを行い、石浦から脇阪へと交代。これで一旦順位を落とすこととなったが、単独走での脇阪の健闘が実り、40周目過ぎ、全車が最初のピット作業を終えた時点で、39号車は首位に浮上。36号車、6号車、38号車、そして追い上げを見せた37号車も5位まで順位を上げ、トップ5をSC430が占めてレースを折り返した。
中盤戦では、6号車の国本雄資と38号車の平手晃平による激しい3位争いが展開。平手の追撃を凌ぎ続けた国本だったが、ストレートで2台が並び、1コーナーでのブレーキング勝負となった67周目、国本は痛恨のオーバーラン。38号車が3位に浮上した。
その67周目終了時点で首位の39号車がピットへ向かい、脇阪から石浦へやはりやや早めの交代。74周目に37号車、76周目に6号車がピットへ向かい、78周目に首位を争っていた36号車と38号車が同時にピットイン。2台は6号車の前でピットアウトしたが、タイヤの暖まっていない38号車を6号車がパス。6号車の大嶋は36号車にも迫ったが届かず。
上位勢が2度目のピットを終え、順位の安定した80周終了時点で、再び上位4台をSC430が占め、その差はわずか6秒以内という、僅差での終盤戦を迎えた。
首位の36号車中嶋一貴が逃げる一方で、再び38号車立川と6号車大嶋による2位争いが激化。83周目の最終コーナーでGT300クラス車両に詰まった隙を逃さず、38号車が前に出た。
2位に浮上した38号車は、更に首位の36号車を猛追。周回遅れ車両のタイミングもあり、その差は一時1秒を切ったが、最後は36号車が逃げ切り、見事ポール・トゥ・ウィンでのトップチェッカー。SUPER GT3年目の中嶋一貴にとってはGT500クラスでの初優勝。ジェームス・ロシターはSUPER GTデビュー2戦目での初優勝を挙げた。トムスチームにとっては2010年最終戦以来の勝利。
2位には38号車、3位に6号車、4位に39号車が続き、SC430は2010年の第3戦富士大会以来となる、トップ4独占を果たした。最後尾スタートの37号車も9台抜きでの6位フィニッシュを果たした。
GT300クラスでは、5番手スタートの31号車が、スタートで若干遅れ、7周目の最終コーナーでもスピンを喫するなど、苦しい立ち上がりとなったが、その後着実な追い上げを見せ、終盤には2位に浮上。
首位を逃げる車両がタイヤのトラブルで緊急ピットインを行ったため、95周目に首位に立った31号車は、見事トップチェッカー。歴史に残る、ハイブリッド車でのSUPER GT初優勝を飾った。
- PETRONAS TOM'S SC430 36号車 ドライバー 中嶋一貴:
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完璧な週末、完璧なクルマだった。富士に入る前から、好感触で、ここで勝てなかったらどこで勝つ、という気持ちで臨んだ。タイヤのチョイスにも間違いはなく、昨日の予選、朝のフリー走行、決勝前のウォームアップ走行まで、良い流れで来ていたので、決勝は楽な展開になるかと思ったが、なかなか簡単には行かなかった。最後は、やはり怖い存在だと感じていた立川選手が迫ってきたが、逃げ切って優勝出来、ほっとしている。
- PETRONAS TOM'S SC430 36号車 ドライバー ジェームス・ロシター:
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レースウィーク、チームは本当に良い仕事をしてくれた。自分は日本に、この素晴らしいチームで勝つためにやって来た。それに、個人的にも久しく優勝していなかったので、この勝利はとても嬉しく思っている。自分のスティントでは、ニュータイヤで出たのでとても難しく、GT300クラスのトラフィックが心配だった。レクサス勢のみんなも完璧だったし、一貴と一緒に勝てて良かった。
- Panasonic apr PRIUS GT 31号車 ドライバー 新田守男:
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周囲から、ハイブリッド対決と煽られ、他社のハイブリッドよりも、我々の方が先に投入していたこともあり、とても意識してのレースだった。我々が幸運を拾った形での勝利なので、バトルをしての優勝であれば、もっと良かったかもしれないが、それでもこれまでの皆の努力が実ったということであり、大変嬉しい。このハイブリッドシステムに関わったトヨタ自動車の皆様、そして応援してくれたファンの方々に、優勝をプレゼント出来て良かった。次戦マレーシア戦でも連勝したい。
- Panasonic apr PRIUS GT 31号車 ドライバー 嵯峨宏紀:
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3年前にこのチームに加わって以来、チームと、新田選手のためにもベストになることをしたいと常に思ってきたので、優勝出来てとても嬉しい。このプロジェクトに関わる皆様に、大変感謝している。もっと完走率を上げて、とりこぼしのないように、シーズンを通してずっと戦えるようにしていきたいし、レースは最後に何が起こるかわからないことも実感したので、最後まで諦めないで臨んでいく。
トヨタモータースポーツニュース
2013スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の決勝レースが4月29日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#36PETRONAS TOM'S SC430(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)が110周の戦いを制し、チームトムスにとっては2年半ぶりの勝利を挙げた。
GT300クラスは#31Panasonic apr PRIUS GT(新田守男/嵯峨宏紀組)がハイブリッド車で初の優勝をものにした。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:土曜日/31,600人、日曜日/48,500人 二日間合計/80,100人)
決勝レースは晴天の下、午後2時にスタートした。
ホールショットを奪ったのはポールポジションの#36ペトロナスSC。スタートドライバーは中嶋一貴が担当。
中嶋は9周目の最終コーナーでスピンしていた#31プリウスを回避した際に一旦は#39デンソーSCの石浦宏明に先行されるが、11周目の同じ1コーナーで同じくGT300車両に詰まった石浦がオーバーランしたことで、再びトップを奪い返す。
その後方では#23モチュールGT-Rのロニー・クインタレッリと#6エネオスSCの大嶋和也が激しい3位争いを展開、11周目に大嶋がクインタレッリを攻略して3位に浮上する。
更に大嶋は前を走る石浦との差を詰めていき、23周目の最終コーナーで前に出た。
3位に後退した石浦はそこから一気にスローダウン、25周目に早めのピット作業を行い、脇阪寿一を送り出す。
この時点でタイヤが限界に来ていた模様だ。
トップの#36ペトロナスSCは39周終わりでピットイン、ロシターに交替するが、アウトラップで追いついてきた#39デンソーSCに100Rでかわされて2位に後退してしまった。
しかし最初のピットストップを前倒しにした#39デンソーは67周終わりで2度目のピットインを余儀なくされ、この間に#36ペトロナスが再びトップに立つ。後方には67周目の1コーナーでオーバーランした#6エネオスSCに変わって3位に浮上した#38ZENT SCが続く。
上位2台は78周終わりで同時にピットイン。ここで給油量をギリギリまで切り詰めた36号車の作業時間は34秒。
38秒を費やした38号車に対して4秒のマージンを得て、中嶋はトップでピットアウト。
そして38号車の最終スティントを担当した立川との間には3周早く作業を済ませていた#6エネオスSCを駆る大嶋が割って入った。
タイヤを労り、燃料をセーブしつつ、周回遅れをかわしていく中嶋と大嶋の差は80周を終えた時点で僅か0.8秒。
しかしそこから中嶋は1分33秒台のタイムを連発、一気に大嶋を突き放しに掛かった。
逆に大嶋は84周目の最終コーナーで立川にインを突かれて3位に。
この時点で中嶋との差は5秒近くに広がっていたが、燃料をセーブしながら走る中嶋を立川が猛追、105周を終えたところで両者の差は僅か0.967秒に急接近した。
しかしゴールまで燃料がもちこたえるとの確信を得た中嶋は再びそこからペースを上げ、107周目からは1分33秒台を連発、最後は立川との差を3.373秒まで広げてチェッカーを受けた。
シリーズ戦での勝利はチームトムスにとっては2010年10月の第8戦もてぎ以来のもの。
2011年から加入した中嶋や、今年スーパーGTにデビューしたロシターにとってはもちろん初のGT500優勝だ。
また2位には#38ZENT 3位には#6エネオス、4位には#39デンソーとレクサスSC430が上位4位までを占め、ホームレースで圧勝劇を演じた。
予選でのトラブルから最後尾スタートとなった#37KeePerも着実に順位を上げ、最後は5位を走行する#12カルソニックGT-Rの背後を脅かしつつ、6位でフィニッシュしている。
なお、ホンダHSV勢の最上位は前戦優勝の#100レイブリックHSVの獲得した8位だった。
一方GT300クラスは、予選2番手からスタートした#16無限CR-Zがホールショットを奪うと、その後も着実に後続を突き放し、一時は2位以下に40秒以上のリードを築き上げたが、レース終盤になって16号車は予定外のピットインを強いられる。
原因はタイヤカスを拾ったことによるフロントタイヤのバイブレーション。
無限のピットクルーは大急ぎでタイヤ交換を済ませて武藤英紀をピットに送り出したが、時既に遅し。
#16無限CR-Zはトップから16秒遅れの2位に後退してしまった。
代わってトップに立ったのは、同じハイブリッド車の#31プリウスだった。
31号車はスタートを担当した新田がレース序盤に最終コーナーでスピン。ここで一旦は18位まで後退したが、そこから着実に順位を上げ、また上位陣にタイヤバーストが相次いだこともあって41周目には2位に浮上する。
#16無限CR-Zが後退してからは1周あたり約1秒のペースで差を詰められたが、何とか最後まで逃げ切ってハイブリッド車として初めての優勝を、CR-Z勢に先んじてホームコースの富士で獲得した。
2位は#16CR-Z、3位には#86クリスタルクロコランボルギーニGT3が入った。
なお、ポールシッターの#61スバルBRZはメカニカルトラブルのため僅か3周でレースを終えている。
5月に予定されていた韓国大会が延期となったため、スーパーGTの次なる舞台はマレーシアのセパンサーキットとなった。
6月16日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Katsuhiko KOBAYASHI
Motorsports Forum
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/29) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | BS | | 110 | 2:56'05.647 |
2 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 16 | 110 | 3.373 |
3 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 大嶋 和也 国本 雄資 | BS | 8 | 110 | 20.075 |
4 | 39 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | BS | 6 | 110 | 34.320 |
5 | 12 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 10 | 110 | 41.542 |
6 | 37 | KeePer TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | BS | | 110 | 42.964 |
7 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 小暮 卓史 | BS | 40 | 110 | 1'32.512 |
8 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 松浦 孝亮 | BS | 4 | 110 | 1'33.447 |
9 | 1 | REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 関口 雄飛 | MI | 2 | 109 | 1Lap |
10 | 18 | ウイダー モデューロ HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | MI | 12 | 109 | 1Lap |
11 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | | 109 | 1Lap |
12 | 24 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ミハエル・クルム | YH | | 109 | 1Lap |
13 | 32 | Epson HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中嶋 大祐 | DL | | 108 | 2Laps |
---- 以上規定周回数(77Laps)完走 ---- |
- | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 22 | 18 | 92Laps |
- | *17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 塚越 広大 金石 年弘 | BS | 30 | 3 | 107Laps |
- Fastest Lap: CarNo.36 中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SC430) 1'33.280 (86/110) 176.102km/h
- CarNo.24(安田裕信)に対し、スポーツ精神に反する行為をしたため白黒旗を提示した。
- CarNo.17(塚越広大)は、2013 SUPER GT SpR 第30条 1.(他車への接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/29) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 31 | Panasonic apr PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | YH | | 103 | 2:57'27.210 |
2 | 16 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中山 友貴 | BS | 8 | 103 | 17.403 |
3 | 86 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山西 康司 細川 慎弥 坂本 雄也 | YH | | 102 | 1Lap |
4 | 52 | OKINAWA-IMP SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 土屋 武士 | YH | 16 | 102 | 1Lap |
5 | 7 | OGT Bonds Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | イゴール・スシュコ 井出 有冶 | YH | | 102 | 1Lap |
6 | *11 | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | DL | 40 | 102 | 1Lap |
7 | 87 | ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山内 英輝 吉本 大樹 | YH | 22 | 102 | 1Lap |
8 | 62 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 黒澤 治樹 加藤 正将 黒澤 翼 | YH | 10 | 102 | 1Lap |
9 | 4 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | YH | 30 | 101 | 2Laps |
10 | 10 | GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 田中 哲也 植田 正幸 | DL | | 101 | 2Laps |
11 | 48 | DIJON Racing IS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 高森 博士 千代 勝正 | TY | 4 | 101 | 2Laps |
12 | 88 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 織戸 学 青木 孝行 | YH | | 101 | 2Laps |
13 | 22 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 101 | 2Laps |
14 | 9 | NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ PORSCHE 911 GT3 R | 密山 祥吾 横幕 ゆぅ | YH | | 101 | 2Laps |
15 | *30 | IWASAKI apr R8 Audi R8-LMS ultra | 岩崎 祐貴 ファイルーズ・ファウジー 小林 賢二 | YH | | 100 | 3Laps |
16 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | KH | 6 | 100 | 3Laps |
17 | 5 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 尾本 直史 | YH | | 99 | 4Laps |
18 | 2 | エヴァRT初号機アップルMP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | | 86 | 17Laps |
19 | *55 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | 高木 真一 小林 崇志 | BS | | 79 | 24Laps |
---- 以上規定周回数(72Laps)完走 ---- |
- | *96 | DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3 | 田中 勝喜 井上 恵一 | YH | | 68 | 35Laps |
- | 360 | RUN UP GROUP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 白坂 卓也 田中 篤 | YH | | 53 | 50Laps |
- | 21 | ZENT Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | 都筑 晶裕 リチャード・ライアン | HK | | 49 | 54Laps |
- | 3 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 星野 一樹 佐々木 大樹 | YH | | 35 | 68Laps |
- | 0 | ENDLESS TAISAN PORSCE PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 2 | 9 | 94Laps |
- | 50 | Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | 加納 政樹 安岡 秀徒 阪口 良平 | YH | | 9 | 94Laps |
- | 61 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | MI | 12 | 3 | 100Laps |
- Fastest Lap: CarNo.16 武藤英紀(MUGEN CR-Z GT) 1'39.437 (87/103) 165.108km.h
- CarNo.11(平中克幸)は、2013 SUPER GT SpR 第30条 1.(他車への接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
- CarNo.30は、2013 SUPER GT SpR 第33条 3.(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
- CarNo.48(千代勝正)に対し、スポーツ精神に反する行為をしたため白黒旗を提示した。
- CarNo.55(高木真一)は、2013 SUPER GT SpR 第28条 13.(スタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
- CarNo.96(田中勝輝)は、富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」が開催されている4月29日、富士スピードウェイは新しいレースカテゴリー、"Inter Proto Series"の開催を発表、2台のデモカーを場内で公開した。
このシリーズは以前より関谷正徳氏(PETRONAS TEAM TOM'S スーパーGTチーム監督)が提唱し、3年の歳月をかけて車両開発を進めてきたもの。
富士スピードウェイ周辺のレーシングガレージが長年培ってきた知識と技術を集結し、設計・制作された車両はカーボンモノコックとパイプフレームのハイブリッド構造のシャシーに3,950ccのV6エンジンを搭載している。
初年度は8台の生産が予定されているとのこと。
レースはジェントルマンドライバーとプロドライバーがペアでマシンをシェアする業界初の「プロ・アマシリーズ」として毎戦二日間で開催される。
1日目はジェントルマンドライバーによる予選と決勝(10Lap)、2日目はそれぞれが決勝レースを行う(ジェントルマン15Lap,プロ22Lap)
今シーズンは6月22〜23日の富士チャンピオンレースで開幕、以降第2戦を8月24〜25日の富士チャンピオンレース、第3戦を9月21〜22日にアジアンルマン第5戦と併催で実施する。
お問い合わせは運営事務局(Inter Proto Motor Sport事務局/Tel 0550-84-0512)まで。
Text : Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
今回のGTA定例会見では、2014年からスーパーGTとスーパーフォーミュラで導入が決まっており、DTMでも導入が噂されている2Lターボエンジンについても坂東正明代表が言及した。
日本においてはNRE(Nippon Racing Engine)として2014年導入を目指し、各メーカーで開発を進めている2L直列4気筒ターボエンジンだが、DTMでは2015年からの導入を考えているという。
しかし基本骨格を決めた後はある程度各メーカーに開発の自由度を残したいGTAの方針とは異なり、DTMを運営するITRは車体同様に共通部品を増やし、イコールコンディションに近づけたい意向があるようだ。
そのため、それぞれに参加するメーカーが今後交流していく上ではすりあわせ作業が必要となることが予想される。
こうした件も含めて、今年7月にはITR側からメルセデス、アウディ、BMWから各一人、GrandAm、GTAの代表者で会議を行うことになっているとのことだ。
この話し合いが決着し、GT500クラスに海外メーカーの参戦が実現すればスーパーGTは今まで以上に盛り上がりそうだ。
Text : Kazuhisa SUEHIRO
富士スピードウェイで4月29日に行われたGTアソシエイション(GTA)による定例会見において、坂東正明代表はGT300クラスにおけるBOP(性能調整)にも言及。併せて、以前から計画されているマザーシャシーの進捗状況についても明らかにした。
まずBOPについては、実施のタイミングや各チームのホモロゲーションの取得などの面でFIAの対応が遅れがちであるとのこと。間に合わない場合は北米のGrandAmシリーズなどを参考に対応しているのが実情だが、今後も方針としてはFIAによるBOPを推奨していくとのことだ。
また今回、#61スバルBRZがポールポジションを獲得するなどJAF-GT勢が健闘していることについても「GT3に漸く追いついてきた」と調整の成果を評価しており、今後もより多くのJAF-GTに参加して欲しいと語った。
同時に、ニッサンだけでなくトヨタやホンダからもGT3仕様が出てくることも希望するとのこと。
また、JAF-GTの共通シャシー(マザーシャシー)については、8月をめどにモノコックが完成する見込みであり、最初の1台となるトヨタ86のデザイン画は来月にも公開できるだろうとのこと。
今後はこのシャシーをベースに様々なボディを取り付けてレースで使用していく方向だ。
Text : Kazuhisa SUEHIRO
GTアソシエイション(GTA)は4月29日、スーパーGT第2戦の開催されている富士スピードウェイで定例会見を行い、5月に予定されていながら延期となった韓国大会の状況を始めとする今後の海外展開について坂東正明代表がコメントした。
まず4月18日に延期が発表された韓国大会については、現地プロモーターとの契約において、いくつか合意に至らなかった条項があり、時間的な制約も考慮して今回は残念ながら延期という結論になったとのこと。
しかしGTAとしては今後も開催に向けて交渉を継続していくとのことで、「決して諦めた訳ではない」と坂東代表は強調した。
10年以上の開催実績を持つマレーシアのセパン大会についても、昨年で一旦契約期間が終了し、改めて交渉を始めているとのこと。これまで「レース開催を通してのマーケティング」という側面から様々な取り組みをしてきたが、中々思うような結果がだせていないこともあり、交渉は難航している模様。
ただし今シーズンの第3戦については開催が決定している。
またこの他、タイでのレース開催という計画もあるようだ。
バンコックの東300kmにあるブリーラムという都市でヘルマン・ティルケ設計のサーキット建設が予定されており、来年の5月に竣工するという。
ブリーラムはサッカークラブがあり、日本との交流も盛んとのことであり、日本の自動車メーカーにとってもタイは生産拠点や市場としてなじみ深い国。
GTAとしてはここでのシリーズ戦開催を模索しているとのことだ。
Text : Kazuhisa SUEHIRO
スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の決勝前フリー走行は#23MOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が1'33.379でトップ。GT300も#7OGT Bonds Racing GT-R(イゴール・スシュコ/井出有治組)が1'38.779でトップと、両クラスでニッサンGT-Rが速さを見せつける結果となった。
決勝日を迎えた富士スピードウェイも昨日に続いて快晴。降水確率は午前午後とも0%という絶好のレース日和となった。
決勝前フリー走行は午前8時30分より30分間で、その後のサーキットサファリは午前9時10分より15分間で行われた。
公式予選ではレクサスSC430の速さが目立ち、フロントロー独占という結果に終わったが、このセッションではニッサンGT-R、ホンダHSVも好タイムを記録、上位に名を連ねた。
序盤トップに立ったのは#12カルソニックGT-R。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが1'33.661を記録、立川祐路の駆る#38ZENT SCが1'33.672で続き、3番手には1'33.891で本山哲の駆る#1REITO GT-Rがつける。
予定時間の丁度半分が経過した当たりで各車次々にピットイン。ピット作業の練習とドライバー交替を行った。
すると残り5分を切ったところでクインタレッリが1'33.379を記録、#23モチュールGT-Rがトップに躍り出る。
続いてジェームス・ロシターも1'33.608とタイムを縮めて#36ペトロナスSCを2位に押し上げ、#12カルソニックGT-Rは3位でこのセッションを終えた。
GT300クラスはこのレースから#7Bonds GT-Rに加入した井出有治がブランクを感じさせない快走を見せ、昨日の予選タイムを上回る1'38.779を叩き出してトップで走行を終えた。
2番手にはポールシッターの#61スバルBRZが続き、#31プリウスが3番手だった。
第2戦決勝はこのあと午後2時より110周(500km)で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/29) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 23 | 500 | 1 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 22 | 1'33.379 | - | - | 175.915 |
2 | 36 | 500 | 2 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | BS | | 1'33.608 | 0.229 | 0.229 | 175.485 |
3 | 12 | 500 | 3 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 10 | 1'33.661 | 0.282 | 0.053 | 175.386 |
4 | 38 | 500 | 4 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 16 | 1'33.672 | 0.293 | 0.011 | 175.365 |
5 | 1 | 500 | 5 | REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 関口 雄飛 | MI | 2 | 1'33.891 | 0.512 | 0.219 | 174.956 |
6 | 18 | 500 | 6 | ウイダー モデューロ HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | MI | 12 | 1'33.920 | 0.541 | 0.029 | 174.902 |
7 | 6 | 500 | 7 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 大嶋 和也 国本 雄資 | BS | 8 | 1'34.012 | 0.633 | 0.092 | 174.731 |
8 | 39 | 500 | 8 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | BS | 6 | 1'34.112 | 0.733 | 0.100 | 174.545 |
9 | 19 | 500 | 9 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | | 1'34.136 | 0.757 | 0.024 | 174.501 |
10 | 17 | 500 | 10 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 塚越 広大 金石 年弘 | BS | 30 | 1'34.200 | 0.821 | 0.064 | 174.382 |
11 | 37 | 500 | 11 | KeePer TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | BS | | 1'34.206 | 0.827 | 0.006 | 174.371 |
12 | 100 | 500 | 12 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 小暮 卓史 | BS | 40 | 1'34.282 | 0.903 | 0.076 | 174.230 |
13 | 24 | 500 | 13 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ミハエル・クルム | YH | | 1'34.429 | 1.050 | 0.147 | 173.959 |
14 | 8 | 500 | 14 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 松浦 孝亮 | BS | 4 | 1'34.485 | 1.106 | 0.056 | 173.856 |
15 | 32 | 500 | 15 | Epson HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中嶋 大祐 | DL | | 1'35.199 | 1.820 | 0.714 | 172.552 |
16 | 7 | 300 | 1 | OGT Bonds Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | イゴール・スシュコ 井出 有冶 | YH | | 1'38.779 | 5.400 | 3.580 | 166.299 |
17 | 61 | 300 | 2 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | MI | 12 | 1'39.322 | 5.943 | 0.543 | 165.389 |
18 | 16 | 300 | 3 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中山 友貴 | BS | 8 | 1'39.361 | 5.982 | 0.039 | 165.324 |
19 | 31 | 300 | 4 | Panasonic apr PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | YH | | 1'39.485 | 6.106 | 0.124 | 165.118 |
20 | 0 | 300 | 5 | ENDLESS TAISAN PORSCE PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 2 | 1'39.756 | 6.377 | 0.271 | 164.670 |
21 | 52 | 300 | 6 | OKINAWA-IMP SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 土屋 武士 | YH | 16 | 1'39.891 | 6.512 | 0.135 | 164.447 |
22 | 48 | 300 | 7 | DIJON Racing IS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 高森 博士 千代 勝正 | TY | 4 | 1'39.941 | 6.562 | 0.050 | 164.365 |
23 | 33 | 300 | 8 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | KH | 6 | 1'39.979 | 6.600 | 0.038 | 164.303 |
24 | 88 | 300 | 9 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 織戸 学 青木 孝行 | YH | | 1'39.990 | 6.611 | 0.011 | 164.284 |
25 | 3 | 300 | 10 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 星野 一樹 佐々木 大樹 | YH | | 1'40.044 | 6.665 | 0.054 | 164.196 |
26 | 4 | 300 | 11 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | YH | 30 | 1'40.292 | 6.913 | 0.248 | 163.790 |
27 | 11 | 300 | 12 | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | DL | 40 | 1'40.314 | 6.935 | 0.022 | 163.754 |
28 | 2 | 300 | 13 | エヴァRT初号機アップルMP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | | 1'40.330 | 6.951 | 0.016 | 163.728 |
29 | 10 | 300 | 14 | GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 田中 哲也 植田 正幸 | DL | | 1'40.480 | 7.101 | 0.150 | 163.483 |
30 | 86 | 300 | 15 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山西 康司 細川 慎弥 坂本 雄也 | YH | | 1'40.602 | 7.223 | 0.122 | 163.285 |
31 | 55 | 300 | 16 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | 高木 真一 小林 崇志 | BS | | 1'40.656 | 7.277 | 0.054 | 163.197 |
32 | 50 | 300 | 17 | Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | 加納 政樹 安岡 秀徒 阪口 良平 | YH | | 1'40.710 | 7.331 | 0.054 | 163.110 |
33 | 62 | 300 | 18 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 黒澤 治樹 加藤 正将 黒澤 翼 | YH | 10 | 1'40.768 | 7.389 | 0.058 | 163.016 |
34 | 21 | 300 | 19 | ZENT Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | 都筑 晶裕 リチャード・ライアン | HK | | 1'40.860 | 7.481 | 0.092 | 162.867 |
35 | 22 | 300 | 20 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 1'40.938 | 7.559 | 0.078 | 162.741 |
36 | 9 | 300 | 21 | NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ PORSCHE 911 GT3 R | 密山 祥吾 横幕 ゆぅ | YH | | 1'41.305 | 7.926 | 0.367 | 162.152 |
37 | 30 | 300 | 22 | IWASAKI apr R8 Audi R8-LMS ultra | 岩崎 祐貴 ファイルーズ・ファウジー 小林 賢二 | YH | | 1'41.323 | 7.944 | 0.018 | 162.123 |
38 | 360 | 300 | 23 | RUN UP GROUP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 白坂 卓也 田中 篤 | YH | | 1'41.360 | 7.981 | 0.037 | 162.064 |
39 | 87 | 300 | 24 | ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山内 英輝 吉本 大樹 | YH | 22 | 1'41.431 | 8.052 | 0.071 | 161.950 |
40 | 5 | 300 | 25 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 尾本 直史 | YH | | 1'43.117 | 9.738 | 1.686 | 159.303 |
41 | 96 | 300 | 26 | DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3 | 田中 勝喜 井上 恵一 | YH | | 1'44.046 | 10.667 | 0.929 | 157.880 |
- 2013年4月28日(日)・予選 会場:富士スピードウェイ(4.563km) 天候:晴れ 気温:17℃(15:00時点) 路面温度:30℃(15:00時点) コースコンディション:ドライ
4月28日(日)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2013 オートバックス SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」が開幕し、公式予選が行われました。
第2戦富士大会といえば毎年5月初旬の連休中に開催され、シリーズ随一の観客動員を誇りますが、今年は同じゴールデンウイーク中でも4月末と、例年より1週間ほど早い日程で開催されました。とはいえ、公式練習と公式予選が行われた本日はさわやかな晴天にも恵まれ、例年通り数多くのファンが富士スピードウェイに駆けつけました。
岡山で開催された開幕戦では、#17 KEIHIN HSV-010(塚越広大/金石年弘組)、#18 ウイダー モデューロ HSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)の3台が優勝争いを演じ、#100 RAYBRIG HSV-010が優勝、#17 KEIHIN HSV-010が2位となり、Hondaは1-2フィニッシュを達成しました。さらに#18 ウイダー モデューロ HSV-010は5位に入り、排気系やラジエター位置の見直しを図った2013年型HSV-010 GTの進化を実証しました。
第2戦の舞台である富士スピードウェイには、全長約1.5kmの長いメインストレートがあり、これまではストレートスピードに重点を置いた戦い方が主流でした。ただし、コースの後半部分には中低速コーナーの続くテクニカルセクションがあり、この部分をどれだけ速く駆け抜けるかによってもラップタイムは大きく変わります。そこでHondaは、HSV-010 GTの高いコーナリング性能を生かし、テクニカルセクションのタイムを稼ぐ戦略で本大会に挑みました。
なお、チャンピオンシップの獲得ポイントに応じて決められるハンディウエイトは、#100 RAYBRIG HSV-010が40kg、#17 KEIHIN HSV-010が30kg、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が12kg、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/松浦孝亮組)が4kgとなっています。
午前9時からおよそ2時間にわたって公式練習が行われました。ここでは明日の決勝レースを見据えたシミュレーションやマシンセットアップを行ったあと、午後の公式予選に向けた準備を行うのが一般的です。このセッションには、5台のHSV-010 GTを含む、GT500クラスに挑む全15台が参加。セッション終盤にはコース上に落下した部品を回収するため、およそ5分間にわたって走行が中断となりましたが、これを除けば大きなトラブルやアクシデントはなく、Honda勢は順調に走行を終えました。ここでは、開幕戦岡山国際大会で2位に入った#17 KEIHIN HSV-010の1分32秒518が5台のHSV-010 GTの中では一番速く、GT500クラスの7番手となりました。以下、#8 ARTA HSV-010は10番手、#100 RAYBRIG HSV-010は11番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は13番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中嶋大祐組)は15番手となりました。
SUPER GTの予選は、今季よりノックアウト方式が全戦で採用されることになりました。これは、予選1回目の上位8台が予選2回目に進出し、この予選2回目のタイムに従って決勝レースのスターティンググリッドを決めるもので、予選2回目に進出できなかったチームは、予選1回目の順位でスターティンググリッドが決定します。
予選1回目は午後2時15分にスタートしました。本格的なタイムアタックが開始される直前にライバル勢の1台がコース上にストップしたため、セッションは5分間ほど中断されたあと、残り時間5分で再開されることになりました。この結果、トップ10がわずかコンマ6秒差という接戦になりましたが、ここで#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗る山本選手が1分32秒289をマークして7番手となり、予選2回目への進出を決めました。Honda勢でこれに続いたのは伊沢選手が乗る#100 RAYBRIG HSV-010の9番手で、タイムは1分32秒387。8番手との差はわずかに0.07秒でしたが、惜しくも予選2回目への進出を逃しました。さらに、金石選手の乗る#17 KEIHIN HSV-010は10番手、松浦選手が乗る#8 ARTA HSV-010は11番手、中嶋選手が乗る#32 EPSON HSV-010は14番手で、いずれもこの段階で明日のスターティンググリッドが決まりました。
午後3時9分に始まった予選2回目は、各チームともコースコンディションの改善を期待し、セッションが始まっても最初の2分間ほどは1台も出走しない展開となりました。その後、8台のマシンが続々とコースイン。ここでマコヴィッキィ選手が乗る#18 ウイダー モデューロ HSV-010は1分32秒386を記録し、8番グリッドを獲得しました。
一方のGT300クラスでは、#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀 中山友貴組)と#55 ARTA CR-Z GT(高木真一 小林崇志組)が公式練習から好調で、#16 MUGEN CR-Z GTが2番手、#55 ARTA CR-Z GTが4番手のタイムを叩き出します。予選でも好調を持続して激しいポールポジション争いを繰り広げ、それぞれ2番グリッドと3番グリッドを獲得。レーシングハイブリッドシステムを搭載するCR-Z GTの優秀性を証明しました。
明日の決勝レースは300kmで競われる通常のシリーズ戦とは異なり、500km、110周の長丁場となります。そのため、レース展開次第では、予選と決勝で上位陣の顔ぶれががらりと変わる可能性もあります。明日は午前8時30分から30分間にわたりフリー走行を行ったあと、午後2時に決勝レースのスタートが切られる予定です。
- 松本雅彦|Honda GTプロジェクトリーダー
-
「500kmレースは長いので、戦略次第で明日の成績は大きく変わってきます。その意味では想定した範囲内の予選結果でした。#100 RAYBRIG HSV-010と#17 KEIHIN HSV-010は残念ながら予選1回目を突破できませんでしたが、これはハンディウエイトの影響が大きかったためと考えています。明日はフリー走行の結果を踏まえてバランスのいい戦略を立てることが勝敗を分けると予想されるので、#18 ウイダー モデューロ HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010、#17 KEIHIN HSV-010、#8 ARTA HSV-010の4台には表彰台に上るチャンスがあると考えています。特にハンディウエイトが軽い#8 ARTA HSV-010の活躍に期待したいところです。引き続き5台のHSV-010 GTに熱い声援をお送りくださいますよう、お願いします」
- 山本尚貴(8番手 #18 ウイダー モデューロ HSV-010)
-
「Honda勢としては残念な結果となってしまいました。ただ、あまり結果を悲観していません。我々のマシンは長い距離でもコンスタントにいいパフォーマンスを発揮できるので、長距離の戦いは有利に働くと思っています。明日はこのポジションからしっかりとライバルを追い上げ、Honda最上位、そして表彰台に立つことを狙い、チーム、フレッド(フレデリック・マコヴィッキィ)と一緒にがんばりたいと思います」
- フレデリック・マコヴィッキィ(8番手 #18 ウイダー モデューロ HSV-010)
-
「今日は山本選手がいい走りで予選1回目を突破してくれました。予選2回目では僕がステアリングを握りましたが、マシンの実力を十分引き出せなかったのは残念でした。ただし、明日の500kmレースではマシンとタイヤがすばらしい安定性を発揮すると期待しているので、いい結果を残す自信があります。表彰台はもちろんのこと、それを上回る成績も可能だと思います」
Text & Photo: HONDA
2013スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」は#36PETRONAS TOM'S SC430(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)がポールポジションを獲得。トムスとしては2004年以来、中嶋にとってもGT500で初のPP獲得となった。
GT300クラスは開幕戦岡山に続いて#61SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太組)が2戦連続でポールを獲得した。
(天候:晴れ コース:ドライ)
公式予選は午後2時よりQ1とQ2のノックアウト方式で行われた。
予選Q1は各クラス15分間の走行。
今回もGT500は上位8台、GT300は13台が次のQ2に駒を進める。
最初に行われたGT300の走行は、開始10分で千代勝正の駆る#48DIJON GT-Rが1'38.879でトップに立つと、それを#3S ROAD GT-Rの佐々木大樹が上回る展開に。公式練習でタイヤバーストを喫してリヤフェンダー周りを大きく破損した3号車だったが、修復が間に合ったようだ。
3番手には#33ハンコックポルシェの藤井誠暢がつけ、前回PPの#61BRZもあわやQ1落ちかと思われたが、最後の最後に山野哲也が10番手に滑り込んだ。
一方、岡山を制した#11ゲイナーSLSはウェイトハンデの影響もあってか18番手に終わった。
続いて行われたGT500クラスの走行は、開始10分過ぎに#37KeePer SCがメカニカルトラブルにより最終コーナー立ち上がりでストップ。この回収のために赤旗中断となってしまう。
この時点では#18ウイダーHSVの山本尚貴が1'32.924を記録した以外は漸くタイヤのウォームアップが終わったところというタイミングであり、各チームとも残り5分で仕切り直し。僅かな時間でいきなり全開アタックを強いられることになってしまった。
そうした中でトップに立ったのは脇阪寿一が1'31.977を叩き出した#39デンソーSC。ロシターの駆る#36ペトロナスSCが2番手につけ、#12カルソニックGT-Rの松田次生が3番手。
一方ホンダ勢は、前回優勝の#18ウイダーHSVが7位に踏みとどまった他は揃って下位に沈み、ここで予選を終えてしまった。
赤旗中断の影響もあり、予選Q2の開始時刻は予定より10分遅れて午後2時50分に開始された。
GT300クラスはJAF-GT勢が好タイムを連発、一時は#16無限、#55ARTAのホンダCR-Zがフロントローを独占するかと思われたが、終盤になって#61BRZがトップに躍り出た。Q2を担当した佐々木孝太は扁桃腺の疾患で水曜日まで入院していたという状態であるにもかかわらず、最後にはコースレコードとなる1'37.610を叩き出し、前回の岡山大会に続いて2戦連続のポールポジションを獲得してみせた。
2位には#16無限、3位には#55ARTAとCR-Zが続き、#52OKINAWA-IMP SLSの竹内浩典を挟んで5位に#31プリウスの高木真一と、JAF-GTが本来不利な筈の富士で上位に名を連ねる結果となった。
続いて行われたGT500の予選Q2はスパ・フランコルシャンで行われる世界耐久選手権第2戦を間近に控え、日本とヨーロッパを慌ただしく往復している中嶋一貴がその疲れを感じさせない見事な走りで1'31秒大前半のタイムを連発。おしくもコースレコードには届かなかったものの1'31.040と2位以下をコンマ4秒近く突き放してGT500のシリーズ戦では初めてのポールポジションを獲得してみせた(JAFグランプリでは獲得経験あり)。同時にこれはチームトムスにとっても2004年以来、レクサスSCを使い始めてからは初めてのPPでもあった。
2番手には昨年この富士で優勝している#39デンソーSCの石浦宏明が続き、レクサスSC430がホームコースの富士でフロントローを独占する結果に。
昨年のドライバーズチャンピオン、ロニー・クインタレッリの駆る#23モチュールGT-Rが3番手につけた。
第2戦決勝は明日午後2時より110周(500km)で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500 Class
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
1 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | BS | | 1'32.015 | 1'31.040 |
2 | 39 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | BS | 6 | 1'31.977 | 1'31.432 |
3 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 22 | 1'32.287 | 1'31.488 |
4 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 大嶋 和也 国本 雄資 | BS | 8 | 1'32.317 | 1'31.581 |
5 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 16 | 1'32.198 | 1'31.701 |
6 | 12 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 10 | 1'32.045 | 1'32.031 |
7 | 1 | REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 関口 雄飛 | MI | 2 | 1'32.226 | 1'32.120 |
8 | 18 | ウイダー モデューロ HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | MI | 12 | 1'32.289 | 1'32.386 |
9 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 小暮 卓史 | BS | 40 | 1'32.387 | |
10 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 塚越 広大 金石 年弘 | BS | 30 | 1'32.570 | |
11 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 松浦 孝亮 | BS | 4 | 1'32.579 | |
12 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | | 1'32.607 | |
13 | 24 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ミハエル・クルム | YH | | 1'32.735 | |
14 | 32 | Epson HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中嶋 大祐 | DL | | 1'33.239 | |
---- 以上予選通過 ---- |
- | *37 | KeePer TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | BS | | deleted | |
- Q1: CarNo.37(アンドレア・カルダレッリ)は、2013 SUPER GT SpR 第25条 5.(赤旗原因車両)により、当該セッションのタイムを削除した。
■GT300 Class
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
1 | 61 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | MI | 12 | 1'39.592 | R1'37.610 |
2 | 16 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中山 友貴 | BS | 8 | 1'39.644 | 1'37.899 |
3 | 55 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | 高木 真一 小林 崇志 | BS | | 1'39.208 | 1'38.114 |
4 | 52 | OKINAWA-IMP SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 土屋 武士 | YH | 16 | 1'39.464 | 1'38.618 |
5 | 31 | Panasonic apr PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | YH | | 1'39.057 | 1'38.718 |
6 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | KH | 6 | 1'38.920 | 1'38.761 |
7 | 3 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 星野 一樹 佐々木 大樹 | YH | | 1'38.833 | 1'38.792 |
8 | 4 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | YH | 30 | 1'39.657 | 1'38.912 |
9 | 0 | ENDLESS TAISAN PORSCE PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 2 | 1'39.137 | 1'38.937 |
10 | 86 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山西 康司 細川 慎弥 | YH | | 1'39.323 | 1'39.158 |
11 | 48 | DIJON Racing IS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 高森 博士 千代 勝正 | TY | 4 | 1'38.879 | 1'40.410 |
12 | 2 | エヴァRT初号機アップルMP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | | 1'39.642 | 1'40.694 |
13 | 9 | NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ PORSCHE 911 GT3 R | 密山 祥吾 横幕 ゆぅ | YH | | 1'39.414 | 1'41.389 |
14 | 21 | ZENT Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | 都筑 晶裕 リチャード・ライアン | HK | | 1'39.713 | |
15 | 88 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 織戸 学 青木 孝行 | YH | | 1'39.813 | |
16 | 62 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 黒澤 治樹 加藤 正将 | YH | 10 | 1'40.074 | |
17 | 87 | ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山内 英輝 吉本 大樹 | YH | 22 | 1'40.169 | |
18 | 11 | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | DL | 40 | 1'40.233 | |
19 | 10 | GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 田中 哲也 植田 正幸 | DL | | 1'40.360 | |
20 | *50 | Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | 加納 政樹 安岡 秀徒 | YH | | 1'40.509 | |
21 | 5 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 | YH | | 1'40.789 | |
22 | 22 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 1'40.824 | |
23 | 30 | IWASAKI apr R8 Audi R8-LMS ultra | 岩崎 祐貴 ファイルーズ・ファウジー | YH | | 1'40.838 | |
24 | 360 | RUN UP GROUP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 白坂 卓也 田中 篤 | YH | | 1'41.074 | |
25 | 7 | OGT Bonds Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | イゴール・スシュコ 井出 有冶 | YH | | 1'41.668 | |
26 | 96 | DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3 | 田中 勝喜 井上 恵一 | YH | | 1'43.336 | |
---- 以上予選通過 ---- |
- Q1: CarNo.50(安岡秀徒)は、2013 SUPER GT SpR 第30条 2.(走路外走行)違反により、当該周回タイム削除のペナルティを科した。
■GT500 Class
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Q2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | BS | | 1'31.040 | - | - | 180.435 |
2 | 39 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | BS | 6 | 1'31.432 | 0.392 | 0.392 | 179.661 |
3 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 22 | 1'31.488 | 0.448 | 0.056 | 179.551 |
4 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 大嶋 和也 国本 雄資 | BS | 8 | 1'31.581 | 0.541 | 0.093 | 179.369 |
5 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 16 | 1'31.701 | 0.661 | 0.120 | 179.134 |
6 | 12 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 10 | 1'32.031 | 0.991 | 0.330 | 178.492 |
7 | 1 | REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 関口 雄飛 | MI | 2 | 1'32.120 | 1.080 | 0.089 | 178.320 |
8 | 18 | ウイダー モデューロ HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | MI | 12 | 1'32.386 | 1.346 | 0.266 | 177.806 |
■GT300 Class
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Q2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 61 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | MI | 12 | R1'37.610 | - | - | 168.290 |
2 | 16 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中山 友貴 | BS | 8 | 1'37.899 | 0.289 | 0.289 | 167.793 |
3 | 55 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | 高木 真一 小林 崇志 | BS | | 1'38.114 | 0.504 | 0.215 | 167.426 |
4 | 52 | OKINAWA-IMP SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 土屋 武士 | YH | 16 | 1'38.618 | 1.008 | 0.504 | 166.570 |
5 | 31 | Panasonic apr PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | YH | | 1'38.718 | 1.108 | 0.100 | 166.401 |
6 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | KH | 6 | 1'38.761 | 1.151 | 0.043 | 166.329 |
7 | 3 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 星野 一樹 佐々木 大樹 | YH | | 1'38.792 | 1.182 | 0.031 | 166.277 |
8 | 4 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | YH | 30 | 1'38.912 | 1.302 | 0.120 | 166.075 |
9 | 0 | ENDLESS TAISAN PORSCE PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 2 | 1'38.937 | 1.327 | 0.025 | 166.033 |
10 | 86 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山西 康司 細川 慎弥 坂本 雄也 | YH | | 1'39.158 | 1.548 | 0.221 | 165.663 |
11 | 48 | DIJON Racing IS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 高森 博士 千代 勝正 | TY | 4 | 1'40.410 | 2.800 | 1.252 | 163.597 |
12 | 2 | エヴァRT初号機アップルMP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | | 1'40.694 | 3.084 | 0.284 | 163.136 |
13 | 9 | NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ PORSCHE 911 GT3 R | 密山 祥吾 横幕 ゆぅ | YH | | 1'41.389 | 3.779 | 0.695 | 162.018 |
■GT500 Class
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Q1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 39 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | BS | 6 | 1'31.977 | - | - | 178.597 |
2 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | BS | | 1'32.015 | 0.038 | 0.038 | 178.523 |
3 | 12 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 10 | 1'32.045 | 0.068 | 0.030 | 178.465 |
4 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 16 | 1'32.198 | 0.221 | 0.153 | 178.169 |
5 | 1 | REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 関口 雄飛 | MI | 2 | 1'32.226 | 0.249 | 0.028 | 178.115 |
6 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 22 | 1'32.287 | 0.310 | 0.061 | 177.997 |
7 | 18 | ウイダー モデューロ HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | MI | 12 | 1'32.289 | 0.312 | 0.002 | 177.993 |
8 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 大嶋 和也 国本 雄資 | BS | 8 | 1'32.317 | 0.340 | 0.028 | 177.939 |
9 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 小暮 卓史 | BS | 40 | 1'32.387 | 0.410 | 0.070 | 177.804 |
10 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 塚越 広大 金石 年弘 | BS | 30 | 1'32.570 | 0.593 | 0.183 | 177.453 |
11 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 松浦 孝亮 | BS | 4 | 1'32.579 | 0.602 | 0.009 | 177.435 |
12 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | | 1'32.607 | 0.630 | 0.028 | 177.382 |
13 | 24 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ミハエル・クルム | YH | | 1'32.735 | 0.758 | 0.128 | 177.137 |
14 | 32 | Epson HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中嶋 大祐 | DL | | 1'33.239 | 1.262 | 0.504 | 176.179 |
15 | *37 | KeePer TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | BS | | 1'35.091 | 3.114 | 1.852 | 172.748 |
■GT300 Class
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Q1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 3 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 星野 一樹 佐々木 大樹 | YH | | 1'38.833 | - | - | 166.208 |
2 | 48 | DIJON Racing IS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 高森 博士 千代 勝正 | TY | 4 | 1'38.879 | 0.046 | 0.046 | 166.130 |
3 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | KH | 6 | 1'38.920 | 0.087 | 0.041 | 166.061 |
4 | 31 | Panasonic apr PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | YH | | 1'39.057 | 0.224 | 0.137 | 165.832 |
5 | 0 | ENDLESS TAISAN PORSCE PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 2 | 1'39.137 | 0.304 | 0.080 | 165.698 |
6 | 55 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | 高木 真一 小林 崇志 | BS | | 1'39.208 | 0.375 | 0.071 | 165.579 |
7 | 86 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山西 康司 細川 慎弥 坂本 雄也 | YH | | 1'39.323 | 0.490 | 0.115 | 165.388 |
8 | 9 | NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ PORSCHE 911 GT3 R | 密山 祥吾 横幕 ゆぅ | YH | | 1'39.414 | 0.581 | 0.091 | 165.236 |
9 | 52 | OKINAWA-IMP SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 土屋 武士 | YH | 16 | 1'39.464 | 0.631 | 0.050 | 165.153 |
10 | 61 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | MI | 12 | 1'39.592 | 0.759 | 0.128 | 164.941 |
11 | 2 | エヴァRT初号機アップルMP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | | 1'39.642 | 0.809 | 0.050 | 164.858 |
12 | 16 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中山 友貴 | BS | 8 | 1'39.644 | 0.811 | 0.002 | 164.855 |
13 | 4 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | YH | 30 | 1'39.657 | 0.824 | 0.013 | 164.833 |
14 | 21 | ZENT Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | 都筑 晶裕 リチャード・ライアン | HK | | 1'39.713 | 0.880 | 0.056 | 164.741 |
15 | 88 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 織戸 学 青木 孝行 | YH | | 1'39.813 | 0.980 | 0.100 | 164.576 |
16 | 62 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 黒澤 治樹 加藤 正将 黒澤 翼 | YH | 10 | 1'40.074 | 1.241 | 0.261 | 164.147 |
17 | 87 | ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山内 英輝 吉本 大樹 | YH | 22 | 1'40.169 | 1.336 | 0.095 | 163.991 |
18 | 11 | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | DL | 40 | 1'40.233 | 1.400 | 0.064 | 163.886 |
19 | 10 | GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 田中 哲也 植田 正幸 | DL | | 1'40.360 | 1.527 | 0.127 | 163.679 |
20 | *50 | Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | 加納 政樹 安岡 秀徒 阪口 良平 | YH | | 1'40.509 | 1.676 | 0.149 | 163.436 |
21 | 5 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 尾本 直史 | YH | | 1'40.789 | 1.956 | 0.429 | 162.982 |
22 | 22 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 1'40.824 | 1.991 | 0.035 | 162.925 |
23 | 30 | IWASAKI apr R8 Audi R8-LMS ultra | 岩崎 祐貴 ファイルーズ・ファウジー 小林 賢二 | YH | | 1'40.838 | 2.005 | 0.014 | 162.903 |
24 | 360 | RUN UP GROUP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 白坂 卓也 田中 篤 | YH | | 1'41.074 | 2.241 | 0.236 | 162.523 |
25 | 7 | OGT Bonds Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | イゴール・スシュコ 井出 有冶 | YH | | 1'41.668 | 2.835 | 0.594 | 161.573 |
26 | 96 | DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3 | 田中 勝喜 井上 恵一 | YH | | 1'43.336 | 4.503 | 1.668 | 158.965 |
- CarNo.50(安岡秀徒)は、2013 SUPER GT SpR 第30条 2.(走路外走行)違反により、当該周回タイム削除のペナルティを科した。
- CarNo.37(アンドレア・カルダレッリ)は、2013 SUPER GT SpR 第25条 5.(赤旗原因車両)により、当該セッションのタイムを削除した。
スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の公式練習が4月27日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#38ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)が1'31.760を記録してトップに。以下5位までをレクサスSC430が独占する結果となった。
GT300クラスは#61SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太組)が1'38.880でトップだった。
毎年大勢の観客で賑わうゴールデンウィーク恒例の富士500kmは、今年も前夜から泊まり込みで開門を待つ車が多数詰めかけ、ゲート前の通路では収まり切らずに道路を挟んだ向いの臨時駐車場に溢れ出す事態に。
このためゲートオープンは早朝の4時30分に行われ、レースファン達はまだ暗いうちから思い思いの観戦ポイントに陣取って走行の開始を待つことになった。
公式予選日の富士は雲一つない快晴。
2時間の公式練習は午前9時から行われた。
開始早々にトップに立ったのは#36ペトロナスSC。中嶋一貴が1'32.403を記録。
しかし2クラス混走終了間際に平手が1'31.943を記録して#38ZENT SCがトップを奪い取ると、専有走行にはいってからも立川が1'31.760とタイムを更に縮めた。#36ペトロナスもジェームス・ロシターが終盤1分31秒台にタイムを縮めるも一歩及ばず、以下、#39デンソー、#6エネオス、#37KeePerと公式練習はレクサスSC430がトップ5を独占する結果となった。
ニッサンGT-Rの最上位は#23モチュールの6位、ホンダHSV-010の最上位は#17ケーヒンの7位だった。
GT300クラスは序盤に#48DIJON GT-Rの千代勝正が1'39.053でトップに立ったが、こちらも終盤に#61BRZの佐々木が1'38.880を記録してトップに立った。
2位には#16無限CR-Zがつけ、JAF-GTが1-2という結果に。
#48GT-Rは後半高森博士のスピンなどもあり、3位に終わった。
なお、#23モチュールGT-Rの関口雄飛は全開の岡山大会決勝で#32エプソンHSVと接触したためにモラルハザードポイントの累積が6となり、このセッションの走行を禁じる処置がとられた。
また、今季からGT300にスイッチしKRAFTからBonds Racingにチーム名も改まった#7OGT Bonds Racing GT-Rは折目遼に変わって今回から井出有治がステアリングを握っている。
スーパーGT第2戦は、このあと午後2時より公式予選がノックアウト方式で行われる。
Text :Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
1 | 38 | 500 | 1 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 16 | 1'31.760 | - | 179.019 |
2 | 36 | 500 | 2 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | BS | | 1'31.982 | 0.222 | 178.587 |
3 | 39 | 500 | 3 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | BS | 6 | 1'32.060 | 0.300 | 178.436 |
4 | 6 | 500 | 4 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 大嶋 和也 国本 雄資 | BS | 8 | 1'32.081 | 0.321 | 178.395 |
5 | 37 | 500 | 5 | KeePer TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | BS | | 1'32.497 | 0.737 | 177.593 |
6 | 23 | 500 | 6 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 22 | 1'32.514 | 0.754 | 177.560 |
7 | 17 | 500 | 7 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 塚越 広大 金石 年弘 | BS | 30 | 1'32.518 | 0.758 | 177.552 |
8 | 1 | 500 | 8 | REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 関口 雄飛 | MI | 2 | 1'32.518 | 0.758 | 177.552 |
9 | 12 | 500 | 9 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 10 | 1'32.593 | 0.833 | 177.409 |
10 | 8 | 500 | 10 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 松浦 孝亮 | BS | 4 | 1'32.770 | 1.010 | 177.070 |
11 | 100 | 500 | 11 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 小暮 卓史 | BS | 40 | 1'32.849 | 1.089 | 176.920 |
12 | 19 | 500 | 12 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | | 1'32.859 | 1.099 | 176.900 |
13 | 18 | 500 | 13 | ウイダー モデューロ HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | MI | 12 | 1'32.933 | 1.173 | 176.760 |
14 | 24 | 500 | 14 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ミハエル・クルム | YH | | 1'33.435 | 1.675 | 175.810 |
15 | 32 | 500 | 15 | Epson HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中嶋 大祐 | DL | | 1'33.862 | 2.102 | 175.010 |
16 | 61 | 300 | 1 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | MI | 12 | 1'38.880 | 7.120 | 166.129 |
17 | 16 | 300 | 2 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中山 友貴 | BS | 8 | 1'38.999 | 7.239 | 165.929 |
18 | 48 | 300 | 3 | DIJON Racing IS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 高森 博士 千代 勝正 | TY | 4 | 1'39.053 | 7.293 | 165.838 |
19 | 55 | 300 | 4 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | 高木 真一 小林 崇志 | BS | | 1'39.100 | 7.340 | 165.760 |
20 | 88 | 300 | 5 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 織戸 学 青木 孝行 | YH | | 1'39.105 | 7.345 | 165.751 |
21 | 4 | 300 | 6 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | YH | 30 | 1'39.222 | 7.462 | 165.556 |
22 | 7 | 300 | 7 | OGT Bonds Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | イゴール・スシュコ 井出 有冶 | YH | | 1'39.232 | 7.472 | 165.539 |
23 | 52 | 300 | 8 | OKINAWA-IMP SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 土屋 武士 | YH | 16 | 1'39.400 | 7.640 | 165.260 |
24 | 21 | 300 | 9 | ZENT Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | 都筑 晶裕 リチャード・ライアン | HK | | 1'39.485 | 7.725 | 165.118 |
25 | 86 | 300 | 10 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山西 康司 細川 慎弥 坂本 雄也 | YH | | 1'39.634 | 7.874 | 164.871 |
26 | 2 | 300 | 11 | エヴァRT初号機アップルMP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | | 1'39.648 | 7.888 | 164.848 |
27 | 62 | 300 | 12 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 黒澤 治樹 加藤 正将 黒澤 翼 | YH | 10 | 1'39.715 | 7.955 | 164.738 |
28 | 31 | 300 | 13 | Panasonic apr PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | YH | | 1'39.716 | 7.956 | 164.736 |
29 | 11 | 300 | 14 | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | DL | 40 | 1'39.746 | 7.986 | 164.686 |
30 | 33 | 300 | 15 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | KH | 6 | 1'39.839 | 8.079 | 164.533 |
31 | 3 | 300 | 16 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 星野 一樹 佐々木 大樹 | YH | | 1'39.950 | 8.190 | 164.350 |
32 | 0 | 300 | 17 | ENDLESS TAISAN PORSCE PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 2 | 1'40.107 | 8.347 | 164.092 |
33 | 9 | 300 | 18 | NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ PORSCHE 911 GT3 R | 密山 祥吾 横幕 ゆぅ | YH | | 1'40.179 | 8.419 | 163.974 |
34 | 87 | 300 | 19 | ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | 山内 英輝 吉本 大樹 | YH | 22 | 1'40.339 | 8.579 | 163.713 |
35 | 10 | 300 | 20 | GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 田中 哲也 植田 正幸 | DL | | 1'40.476 | 8.716 | 163.490 |
36 | 50 | 300 | 21 | Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | 加納 政樹 安岡 秀徒 阪口 良平 | YH | | 1'40.833 | 9.073 | 162.911 |
37 | 22 | 300 | 22 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 1'40.945 | 9.185 | 162.730 |
38 | 360 | 300 | 23 | RUN UP GROUP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 白坂 卓也 田中 篤 | YH | | 1'41.019 | 9.259 | 162.611 |
39 | 30 | 300 | 24 | IWASAKI apr R8 Audi R8-LMS ultra | 岩崎 祐貴 ファイルーズ・ファウジー 小林 賢二 | YH | | 1'41.326 | 9.566 | 162.118 |
40 | 5 | 300 | 25 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 尾本 直史 | YH | | 1'41.449 | 9.689 | 161.922 |
41 | 96 | 300 | 26 | DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3 | 田中 勝喜 井上 恵一 | YH | | 1'43.418 | 11.658 | 158.839 |
ARTA with TEAM A-ONE S耐第1戦SUGOレポート
4月20~21日、2013スーパー耐久シリーズの開幕戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」が宮城県スポーツランドSUGOで開催されました 「オートバックス.GLORY-R.FN2」北川・野間・藤田組は予選クラス10位となりましたが、決勝レースは降雪のため中止となりました。

■レース概要■
- 大会名 スーパー耐久シリーズ第1戦 SUGOスーパー耐久3時間レース
- 日時 2013年 4月 20日(土),21日(日)
- 場所 スポーツランドSUGO(宮城県)
- 入場者数 (現在未発表)
■レース結果概要■
- 車名 333号車 オートバックス.GLORY-R.FN2
- ドライバー A:北川剛 B:野間一 C:藤田弘幸
- 予選 ST4クラス 10位 (14台中)
- 決勝 降雪のため中止
■4月20日 予選■
4月20日(土)13:15から15分間のAドライバー予選がスタート。#333オートバックスFN2は北川選手がコースインします。路面温度は真冬のように低くタイヤが暖まらずオーバーステアに苦しみますが、#58 KRP DC5 小林選手の後方につけスリップストリームを利用してタイムアタックに入り、1'34.518を記録して7番手となりました。
続くBドライバー予選は第1グループでオイルを出してしまった車両があり、路面清掃のため予定を遅らせて14:10からコースイン。野間選手は#73 mountainインテグラ 山崎選手の後方につけ、タイヤをウォームアップします。3周目に1’34.757を記録しさらにタイムアップを目指しますが、赤旗によりセッション中断となりました。
A/Bドライバーのベストタイム合算で決まる予選結果は10位となりました。今回の予選ではS2000が圧倒的に有利と予想されていましたが、トヨタ86とDC5インテグラも1’32秒台を記録するなど、各車の大きな進化に対して遅れを取っている状況となってしまいました。
- P1 #95 リジカラS2000 松井猛敏 / 中島保典
- P2 #93 SKR S2000 中村嘉宏 / 浜野彰彦 / 遠藤光博
- P3 #48 DIJON IS WAKO’S ED DC5 鶴田和弥 / 太田侑弥 / 井上恵一
- P10 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 北川剛 / 野間一 / 藤田弘幸

■4月21日 決勝■
4月21日(日)当日は8:25からのフリー走行に合わせて、早朝に名取市内のホテルを出発しましたが、その時点では多少雪が降っているものの積もっていはいない状況でした。サーキットに向かい山道に差し掛かると道路脇の畑には雪が降り積もる状況でした。サーキットに到着するとコースサイドのグラベルやランオフエリアは真っ白です。オフィシャルたちがマーシャルカーなどを走らせて除雪の努力をしていましたが、さらに雪は強まり、コース上も真っ白な雪に覆われてしまいます。その後、スケジュールが変更されレース時間が2時間6分に短縮されましたが、雪はさらに強くなり11:30にレース中止が発表されました。
すでにサーキット入りしていた観客も多かったため、各チームとも車両をピットロードに出して展示したり、ドライバーやメカニック、レースクィーンもピットロード上に出て自発的なピットウォークが行われファンとの交流もなされました。

■まとめ■
- チーム代表代行 大河原一
-
「今回のレースは、オートバックス様をはじめとした多くのスポンサー様のご支援をいただく2013シーズンの初戦ということで大きな期待を背負ってのレースでしたが、雪で中止となってしまい大変残念でした。こんな天気にもかかわらず応援に来てくださった方々には、ピットでコーヒーを振舞ったりマシンやドライバーと記念撮影をしたりとレースとは違った形のサービスで喜んでもらえたかと思います。公式練習ではマシンバランスとトラクションに問題を抱え、暫定対策で予選に挑む形となってしまいましたが、次回韓国ラウンドに向けて根本的な対策を講じて必ず巻き返します。どうぞご期待ください。」
次戦は初開催となる韓国インジェオートピア(5/25-26)です。日本からのチームに加えて現地チームとのバトルも期待されます。これが実質的な開幕戦となるため、確実にポイントを持ち帰れるレースにしたいと思います。
今回も多くの応援や激励をいただき大変ありがとうございました。次戦以降もご期待に応えられるようチーム一同全力を尽くします。これからも応援よろしくお願いいたします。
ARTA with TEAM A-ONE プレスリリース
チームエーワンは4⽉20〜21⽇に宮城県スポーツランドSUGOにて今シーズンの開幕戦となるスーパー耐久第1戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」に参戦致しました。
⾦曜、⼟曜と4⽉下旬とは思えない肌寒さの中、ドライコンディションにて公式練習、予選と⾛⾏しましたが、決勝⽇は朝から降雪となりました。レーススケジュールの⼤幅な変更でレース距離を70%の2 時間6分に短縮し、天候の回復を待ちましたが、雪は⼀向に⽌まず、コースの安全が確保できないことより、残念ながら開幕戦は中⽌となりました。
関係者の皆様、開幕戦を⼼待ちにされていたファンの皆様には、⼤変申し訳ありませんが、安全が何よりも最優先されるべきと思いますので、我々エーワンも、残念ではありますが、やむを得ない判断だったと思います。本⼤会は中⽌となってしまいましたが、今シーズンも、#73 mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5へのご⽀援の程、宜しくお願い致します。

■レース概要
- ⼤会名 スーパー耐久シリーズ第1戦SUGOスーパー耐久3時間レース
- ⽇時 2013 年 4 ⽉ 19 ⽇(⾦),20 ⽇(⼟),21 ⽇(⽇)
- 場所 スポーツランドSUGOインターナショナルレーシングコース(宮城県)
■レース結果概要
- ⾞名 #73 号⾞ mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
- ドライバー A: 鈴⽊ 陽 B: ⼭崎 学 C: 中村 旬
- 専有⾛⾏1回⽬ ST4 クラス 10 位(14 台中)
- 専有⾛⾏2回⽬ ST4 クラス 12 位(14 台中)
- 専有⾛⾏3 回⽬ ST4 クラス 出⾛せず
- 公式予選A Driver ST4 クラス 13 位(14 台中)
- 公式予選B Driver ST4 クラス 11 位(14 台中)
- 公式予選C Driver ST4 クラス 6 位(10 台中)
4⽉19⽇公式練習
19⽇(⾦)、2年ぶりに開幕の地となる宮城県スポーツランドSUGO にて、公式練習が⾏なわれました。チームエーワンは、3 ⽉の公式テストデイが不参加となった為、この公式練習が今シーズンの⾛り初めであり、決勝レースに向けて⾮常に重要な意味を占めます。明⽇の予選、そして⽇曜の決勝に向け、ドライバーの慣熟と、マシンのセットアップを
進めるべく、公式練習に臨みました。
今シーズンも#73号⾞が使⽤するマシンは、ホンダインテグラ・DC5ですが、シーズンオフの間に、各部オーバーホールを施してリフレッシュされた為、マシンのポテンシャルはアップするものの、全体的なマシンバランスの⽅向性を再確認する必要があります。
専有⾛⾏1 回⽬(9:00〜10:00)
専有⾛⾏1回⽬。最初にステアリングを握るのは、昨年ST3クラスで活躍した⼭崎学選⼿。今シーズンは、古巣でもあるチームエーワンからのエントリーとなります。4年ぶりにFF のマシンをドライブするとあって、じっくりと慣熟⾛⾏をし、セッション開始20分過ぎ、ベストタイム1ʼ37.8を記録したところでピットイン。鈴⽊ 陽選⼿と交代します。
鈴⽊選⼿も、サーキット⾛⾏が昨年10⽉の鈴⿅戦以来6ヶ⽉ぶりとあって、慎重に周回を重ねていきます。鈴⽊選⼿も徐々にタイムアップをしていき、1ʼ38.1までタイムアップしたところで予定通りピットイン。
しかし、このタイミングで#39 TRACY SPORT IS350が最終コーナーでコースアウト。激しくアウト側バリアにクラッシュした為、⾚旗中断となります。中村 旬選⼿とドライバー交代をしましたが、結局セッションは⾚旗で中断のまま終了となりました。
専有⾛⾏2 回⽬(11:30〜12:30)
このセッションも、最初に⼭崎選⼿がステアリングを握り、マシンの⽅向性確認をおこないました。1回⽬の⾛⾏後、セットアップを変えての⾛⾏でしたが、アンダーステア強く、バランスは今⼀歩。ベストタイムは1ʼ37.8 を記録であり、トップから約3秒のビハインドとなりました。
続いてステアリングを握るのは、中村選⼿。久しぶりの⾛⾏な上、インテグラ初乗⾞とあり、じっくりと慣熟を⾏いたいところ。徐々にペースを上げていき、タイムも39秒台に⼊り、マシンにも慣れ始めた7 周⽬にアクシデントが発⽣します。
7周⽬のバックストレートエンドのシフトダウンで、5 速から2 速に⼊ってしまい、オーバーレブによりエンジンブローとなってしまいました。このブローにより、コース上には⼤量のオイルが洩れた為、⾚旗中断。#73は積載⾞に乗せられ、ピットに戻されました。
専有⾛⾏3 回⽬(14:00〜15:00)
インターバルが1時間半しかない為、残念ながら3本⽬は⾛⾏キャンセルとなりました。しかし、明⽇の予選に向け、メカニックの迅速な作業により、夜にはエンジン載せ変えが完了し、無事エンジンに⽕が⼊りました。予定していた⾛⾏を消化できなかったことは痛⼿ですが、マシンが修復でき、最悪の事態は逃れたことが、唯⼀の救いでしょうか。
4 ⽉20 ⽇ 公式予選
Aドライバー予選(B グループ:13:15〜13:30)
13:15 より開始されたST4、5クラスによるAドライバー予選Bグループ。Aドライバーの鈴⽊選⼿は、載せ変えたばかりのエンジンチェックの為に、コースインして1周で再度ピットイン。各部のチェックを⾏ないます。前⽇に周回を重ねることができなかった為、再度コースインしてからは、予選終了まで⾛⾏を続けました。
アタックラップ中にイエローフラッグ提⽰や、最終コーナーで遅いマシンに引っかかるなど、ツイていない⾯もあり、結局S字⽴ち上がりでシフトミスした4周⽬の1ʼ37.0がベストタイムとなりました。
Bドライバー予選(Bグループ:14:00〜14:15)
Bドライバー予選は、14:00 からの予定でしたが、最終コーナーでコースアウトした、A グループ#32 KRMケースフロンティアGT3Rを回収する為、Bグループはやや遅れての開始となりました。
Aドライバー予選の後、アンダーステア解消を狙い、リヤダンパーのセッティングを変更して臨んだ⼭崎選⼿は、徐々にタイムアップしましたが、5周⽬に1ʼ36.2を記録した所で⾚旗中断となってしまいます。マシンバランスはまだアンダーステア強いとのことでしたが、予選再開2 周⽬には1ʼ34.8 までタイムで短縮。クラス11 位で予選を終えました。
Cドライバー予選(14:35〜14:55)
セッション開始早々SPコーナーで2クラスのランサーからオイルが洩れた為に、⾚旗中断となりましたが、セッション再開後、中村選⼿は順調に周回を重ね、10周⽬にベストとなる1ʼ36.8 を記録。リヤのアライメントを調整したことでマシンバランスは更に改善され、クラス6位で予選を終えました。
予選終了後のコメント
- 鈴⽊選⼿コメント
-
昨⽇の公式練習では、あまり周回を重ねることができず、予選はぶっつけ本番的な⾯がありました。マシンバランスはアンダーステアが強くハイポイントコーナーやSP コーナーでなかなか踏んでいけない印象でしたが、VIDEO VBOXでロガーのデータで確認すると、⼭崎選⼿と⽐べ、ボトムスピードを落とし過ぎていたり、⾞の向きを上⼿く変えられずに、タイムロスをしているところもありました。特にスポーツランドSUGO は、⾼低差が⼤きく、ちょっとしたロスがタイムに⼤きく響きます。VBOXのロガーと⾞載映像の連携機能を活⽤し、アジャストすることで、まだまだタイムアップできると思います。
- ⼭崎選⼿コメント
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昨⽇の公式練習にて、マシンのセッティングを⾊々とトライできなかった為、この予選にて⾞の⽅向性を確認しました。鈴⽊選⼿の予選後、リヤのダンパーを柔らかくし、旋回性を上げましたが、マシンバランスとしてはまだまだアンダーステアが強く、曲がらない状態であり、⼩さく回り込むようなコーナーなどでは特に⾟かったです。もっと旋回性を上げる⽅向にセッティングを変更しなければ、ロングディスタンスでタイヤが持たず、勝負にならないと思います。しかし、予選でのタイム差はまだまだ⼤きいものの、決勝に向けてのバランスの⽅向性は⾒えてきたので、その点を改善できれば、決勝への⾒通しは少し明るいと思います。
- 中村選⼿コメント
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昨⽇は、公式練習中にエンジンを壊してしまい、マシンの慣熟やマシンセッティングができませんでした。久しぶりのS耐であり、インテグラに乗るのは今回が初めてということもあって、予選ではマシンの習熟をしながら、慎重にペースアップをしていきました。⼭崎選⼿の予選後、リヤのアライメントを⾒直し、マシンバランスは更に向上したと思います。ただ今回の予選では、⾞速を落とし過ぎていた⾯もあるので、もう少し⾞速を上げて、⾞の向きを変えていけば、更なるタイムアップが可能だと思います。予選でマシンにも慣れることができたので、決勝ではベストを尽くそうと思います。
レース後のコメント
- ⼤河原監督のコメント
-
mountain様をはじめ多くのスポンサー様のご⽀援を頂き、2013年シーズンの開幕戦を迎えることができました。シーズン開幕に向け万全の体制で今回のレースに臨みましたが、思わぬトラブル等もあり、予選までは、満⾜に⾛⾏できませんでした。しかし、予選にて本番に向けたマシンのセッティング等も進み、チーム⼀丸となって、決勝での巻き返しを狙っていましたが、残念ながら降雪により、レースが中⽌となってしまいました。期待の持てるレースを確信していましたので、⼤変残念でなりませんが、天候の⼒には勝てませんね。気持ちを切り替え、これから次回ツインリンクもてぎ5時間耐久に向けた準備を進めていきたいと思います。チーム⼀同、全⼒を尽くし頑張って参りますので、これからも変わらぬご⽀援の程、宜しくお願い致します。
Text & Photo: TEAM A-ONE
プレスインフォメーション 2013年4月23日
東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第3戦を、2013年4月28日(日) - 29日(月) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたします。
2013年のポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)は4月28日(日)〜29日(月・祝)に、早くも第3戦を迎える。開幕ラウンドが行なわれた岡山国際サーキット(岡山県)から3週間、その舞台は富士スピードウェイ(静岡県)へ。テクニカルな岡山国際サーキットとは異なるキャラクターをもつ富士スピードウェイだが、大半のPCCJパイロットは3月に行なわれた合同テストに参加しており、すでにセッティングを見つけている選手も多い模様。このラウンドは週末1戦のみの開催予定であるが、6月1日(土)〜2日(日)に予定されている第4-第5戦も同じく富士スピードウェイを舞台としており、シーズン中盤の山場に向けても重要な1戦と位置づけられる。
SUPER GTとの併催となる第3戦の舞台は、国内屈指の高速サーキットとして知られる富士スピードウェイ。約1.4kmという国内最長のメインストレートから1コーナーへのブレーキング競争や、リズムとライン取り、メカニカルグリップがポイントとなる後半のテクニカルセクションなどが勝負どころとなる可能性が高い。また、最終コーナーの脱出速度はストレートスピードに影響するため、マシンの性能に差がないワンメイクレースにおいては非常に重要なポイントと言える。
開幕ラウンドは若手ドライバーの速さとベテランの妙味が光る展開となった。豪雨に見舞われた第1戦では後続を引き離して#78 近藤翼とトップ争いを演じていた#14 川端伸太朗がコースアウト。#78 近藤、#12 小河諒ら若手に続きベテランの#10 川口正敬がPCCJデビュー戦できっちりとチャンピオンクラスの表彰台を獲得している。ジェントルマンクラスは今シーズンから参戦した#7 星野敏が初戦で勝利、継続参戦組の#21 高田匠が2位、#33 Ogino Tetsuoがそれに続いた。
翌日、#12 小河、#14 川端と#78 近藤の三つ巴で始まった第2戦は#78 近藤が中盤にスピンを喫し、#12 小河がPCCJ初勝利を挙げた。#14 川端と#25 神取彦一郎がそれに続いている。ジェントルマンクラスは最終ラップの逆転劇でPCCJ2年目の#2 田島剛が今シーズン初勝利。#21 高田と#3 江本玄が表彰台を獲得した。
今シーズンの特徴としては、チャンピオンクラスとジェントルマンクラスが入り乱れて戦っていた2012年シーズンと比べてクラスごとに分かれる傾向が出たことが挙げられる。クラス内部での実力が拮抗していること、特に上位を占めるチャンピオンクラスの速さが底上げされたことが主な要因と考えられる。とは言え、まだシーズンは始まったばかり。#19 永井宏明や#32 飯田太陽ら実力派ドライバーも黙ってはいないはず。ふたりとも前大会こそ上位入賞が叶わなかったが、3月の合同テストでは上位タイムを記録しており、第3戦富士では侮れない存在と目されている。
予選はノックアウト方式ではなく、1セッションでの上位タイムでグリッドを決めていく。ノックアウト方式よりも時間に余裕があるとは言え、タイヤの“賞味期限”を見極めて一発の速さを出す難しさは変わらない。PCCJパイロットたちに与えられたセッティング時間は、予選前日に行なわれる2度の専有走行、計60分。その中で最適なセッティングを見つけ出せるかがカギとなる。
富士大会のスケジュールは、専有走行が4月27日(土)11時30分〜12時00分、14時20分〜14時50分の2セッション、予選は28日(日)13時15分〜13時45分の予定。第3戦の決勝レースは29日(月・祝)11時55分から15周でスタート予定となっている。サーキットの至るところで繰り広げられる14台の超接近戦は、ゴールデンウイークの富士スピードウェイに詰めかけたレースファンを必ずや魅了するはず。熱戦の火蓋は、もう間もなく切って落とされる。
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
早朝から季節外れの大雪に見舞われて、フリー走行も中止になったスポーツランドSUGOで決勝が行われる予定だった「スーパー耐久3時間レース」だが11時30分、大会組織委員会は決勝の開催が困難と判断し、中止を発表した。
なお代替戦については行われるかどうかも含めて現時点では不明だ。

21日、スーパー耐久第1戦の決勝日を迎えたスポーツランドSUGOは朝から大雪。積雪のため8時35分から予定されていたフリー走行はキャンセルされた。
このため大会組織委員会は改訂スケジュールを発表し、決勝を15時からに変更したが、開催できるかどうかは微妙だ。
Photo: Keiichiro TAKESHITA
4月20日、宮城県のスポーツランドSUGOで、スーパー耐久開幕戦の公式予選が行われた。
晴天のドライコンディションで、13時から1グループ(GT3、1,2,3クラス)と2グループ(ST4,5クラス)それぞれ15分間ずつでAドライバー予選が行われた。
注目のGT3クラスには、GT-R、BMWに加えてポルシェと計7台が参加。
Aドライバーの予選では#81GT-Rが青木孝行のアタックで1分20秒910のコースレコードでトップタイムをマーク!2番手に#28 SLS AMGの片岡龍也が21秒073とこちらもレコードラップで2番手につける。
唯一のST1クラスは、#9 BMW Z4の堀主知ロバートが28秒915で、ST2クラスは#20ランサーの大橋正澄が、ST3クラスは#80 GS 350の佐藤晋也が、ST4クラスは#95 S2000の松井猛敏浅野武夫が、ST5クラスは#36 Vitzの後藤比東至がそれぞれトップタイムをマークした。
13時45分から再び15分ずつのBドライバー予選が行われた。スーパー耐久シリーズでは、この2つのAB両ドライバーのタイムを合算してグリッドをきめる予選方式がとられており、結果はここで1分20秒860のレコードラップをマークした#81星野一樹がトータルで2分41秒770でPP!
総合2位には#24 GTRが入り、#28 BMWZ4は3位に。
総合8位に唯一のST1クラスの#9 BMW Z4が入り、総合9位にST2クラスのトップ#20ランサーが、総合12位にST3クラスのトップ#77 Zが、総合21位にST4クラスのトップ#95 S2000が入った。
そして総合35位にST5クラスの#36Vitzが入りクラスPPとなった。
決勝レースは明日13時50分から3時間レースとして開催される。
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2013/04/20) C Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Maker Model | Driver | Time | Behind | km/h |
1 | 24 | GT3 | 1 | スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 R3 | 池上 慎二 | 1'22.832 | - | 160.992 |
2 | 1 | GT3 | 2 | PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | メルビン・モー | 1'23.110 | 0.278 | 160.454 |
3 | 28 | GT3 | 3 | PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | ファリーク・ハイルマン | 1'23.306 | 0.474 | 160.076 |
4 | 32 | GT3 | 4 | KRMケーズフロンティアGT3R PORSCHE 911GT-3R 997 | 高木 真一 | 1'23.335 | 0.503 | 160.021 |
5 | 81 | GT3 | 5 | GTNET ADVAN NISSAN GT-R NISSAN GT-R R35 | 尾本 直史 | 1'24.529 | 1.697 | 157.760 |
6 | 3 | GT3 | 6 | ENDLESS・ADVAN・PORSCHE PORSCHE 911GT-3R 997 | 新井 敏弘 | 1'24.885 | 2.053 | 157.099 |
7 | 9 | ST-1 | 1 | Faust Racing Team BMW Z4M Coupe | 山野 直也 | 1'27.884 | 5.052 | 151.738 |
8 | 15 | ST-3 | 1 | 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 田中 哲也 | 1'31.121 | 8.289 | 146.347 |
9 | 16 | GT3 | 7 | muta TRIGGERS BMW BMW Z4 GT3 E89 | 堀田 誠 | 1'31.132 | 8.300 | 146.330 |
10 | 59 | ST-2 | 1 | STURM・MOTUL・ED インプレッサ SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB | 松田 晃司 | 1'31.319 | 8.487 | 146.030 |
11 | 80 | ST-3 | 2 | PETRONAS TWS GS350 TOYOTA GS350 DBA-GRS191 | 脇阪 薫一 | 1'31.723 | 8.891 | 145.387 |
12 | 38 | ST-3 | 3 | TRACY SPORTS IS 350 TOYOTA IS350 DBA-GSE21 | 川口 正敬 | 1'31.818 | 8.986 | 145.236 |
13 | 5 | ST-3 | 4 | 岡部自動車メーカーズZ34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 白井 剛 | 1'33.867 | 11.035 | 142.066 |
14 | 14 | ST-3 | 5 | 岡部自動車KYOSHIN計測Z33 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 増田 芳信 | 1'33.914 | 11.082 | 141.995 |
15 | 34 | ST-3 | 6 | asset テクノ Z34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 吉田 広樹 | 1'34.051 | 11.219 | 141.788 |
16 | 48 | ST-4 | 1 | DIJON IS WAKO'S ED DC5 HONDA INTEGRA DC5 | 井上 恵一 | 1'34.187 | 11.355 | 141.583 |
17 | 93 | ST-4 | 2 | SKR ENGINEERING S2000 HONDA S2000 AP-1 | 遠藤 光博 | 1'34.554 | 11.722 | 141.034 |
18 | 35 | ST-3 | 7 | asset テクノ Z34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 長谷川 伸司 | 1'34.625 | 11.793 | 140.928 |
19 | 86 | ST-4 | 3 | GAZOO Racing TOYOTA 86 TOYOTA 86 ZN6 | 蒲生 尚弥 | 1'35.006 | 12.174 | 140.363 |
20 | 30 | ST-2 | 2 | RSオガワADVANランサーII MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 古山 節夫 | 1'35.300 | 12.468 | 139.930 |
21 | *18 | ST-4 | 4 | コスモソニック・FK・ings・FT86 TOYOTA 86 ZN6 | 岡野 陽朋 | 1'35.607 | 12.775 | 139.481 |
22 | 41 | ST-4 | 5 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 AP-1 | 長野 賢也 | 1'35.687 | 12.855 | 139.364 |
23 | 39 | ST-3 | 8 | TRACY SPORTS IS 350 TOYOTA IS350 DBA-GSE21 | 橋本 達也 | 1'35.880 | 13.048 | 139.083 |
24 | 73 | ST-4 | 6 | mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5 HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5 | 中村 旬 | 1'36.254 | 13.422 | 138.543 |
25 | 116 | ST-4 | 7 | W.S.ENGINEERING + CF亜衣 HONDA S2000 AP-1 | 今村 透 | 1'36.640 | 13.808 | 137.990 |
26 | 123 | ST-2 | 3 | Tec Racing IMPREZA GDB SUBARU IMPREZA GDB | 金井 良樹 | 1'37.088 | 14.256 | 137.353 |
27 | 49 | ST-4 | 8 | ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム ABARTH 695 ASSETTO CORSE | 大文字 賢浩 | 1'39.272 | 16.440 | 134.331 |
28 | 20 | ST-2 | 4 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 岸 純一郎 | 1'40.470 | 17.638 | 132.729 |
29 | 13 | ST-4 | 9 | ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA TOYOTA 86 DBA-ZN6 | 下田 亮次 | 1'41.222 | 18.390 | 131.743 |
30 | 19 | ST-5 | 1 | BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット HONDA FIT RS GE8 | 駒木 孝有 | 1'41.224 | 18.392 | 131.741 |
31 | *602 | ST-5 | 2 | PTGランドリー602明京産業ヴィッツ TOYOTA VitzRS NCP91 | 伊藤 英治 | 1'41.922 | 19.090 | 130.839 |
32 | 17 | ST-5 | 3 | DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ MAZDA DEMIO DE5FS | 野上 達也 | 1'42.929 | 20.097 | 129.558 |
33 | 333 | ST-4 | 10 | オートバックス.GLORY-R.FN2 HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2 | 藤田 弘幸 | 1'43.296 | 20.464 | 129.098 |
34 | 26 | ST-5 | 4 | エンドレスアドバン日光ヴィッツ TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91 | 福田 秀明 | 1'43.917 | 21.085 | 128.327 |
35 | 99 | ST-5 | 5 | RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ MAZDA DEMIO DE5FS | 野村 浩史 | 1'45.164 | 22.332 | 126.805 |
36 | 213 | ST-5 | 6 | WAKO'S μオクヤマVitz TOYOTA Vitz DBA-NCP91 | 市石 浩章 | 1'45.835 | 23.003 | 126.001 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | 50 | ST-4 | 11 | ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム ABARTH 500 ASSETTO CORSE | 大島 正行 | 1'48.085 | 25.253 | 123.378 |
- | 7 | ST-2 | 5 | 新菱オート☆J-ROCKエボIX MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 遠藤 浩二 | no time | - | - |
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2013/04/20) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Model | Driver | Adriver Bdriver | Total Time | Behind |
1 | 81 | GT3 | 1 | GTNET ADVAN NISSAN GT-R NISSAN GT-R R35 | 青木 孝行 星野 一樹 | 1'20.910 1'20.860 | 2'41.770 | - |
2 | 24 | GT3 | 2 | スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 R3 | 藤井 誠暢 千代 勝正 | 1'21.444 1'20.760 | 2'42.204 | 0.434 |
3 | 28 | GT3 | 3 | PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 片岡 龍也 ジョノ・レスター | 1'21.073 1'21.298 | 2'42.371 | 0.601 |
4 | 1 | GT3 | 4 | PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 谷口 信輝 ドミニク・アン | 1'21.857 1'21.915 | 2'43.772 | 2.002 |
5 | 3 | GT3 | 5 | ENDLESS・ADVAN・PORSCHE PORSCHE 911GT-3R 997 | 谷口 行規 峰尾 恭輔 | 1'23.759 1'21.737 | 2'45.496 | 3.726 |
6 | 32 | GT3 | 6 | KRMケーズフロンティアGT3R PORSCHE 911GT-3R 997 | 飯田 太陽 タカシ | 1'23.385 1'25.041 | 2'48.426 | 6.656 |
7 | 16 | GT3 | 7 | muta TRIGGERS BMW BMW Z4 GT3 E89 | 西田 裕正 陣川 雄大 | 1'27.429 1'24.302 | 2'51.731 | 9.961 |
8 | 9 | ST-1 | 1 | Faust Racing Team BMW Z4M Coupe | 堀 主知ロバート 佐藤 茂 | 1'28.915 1'28.449 | 2'57.364 | 15.594 |
9 | 20 | ST-2 | 1 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 大橋 正澄 阪口 良平 | 1'29.411 1'29.738 | 2'59.149 | 17.379 |
10 | 59 | ST-2 | 2 | STURM・MOTUL・ED インプレッサ SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB | 大澤 学 吉田 寿博 | 1'30.491 1'29.746 | 3'00.237 | 18.467 |
11 | 6 | ST-2 | 3 | 新菱オート☆DIXCELエボIX MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 冨桝 朋広 菊地 靖 | 1'31.247 1'29.158 | 3'00.405 | 18.635 |
12 | 77 | ST-3 | 1 | B-MAX ・ Z33 NISSAN FAIRLADY Z Z33 | ドラゴン 関口 雄飛 | 1'31.264 1'29.458 | 3'00.722 | 18.952 |
13 | 38 | ST-3 | 2 | TRACY SPORTS IS 350 TOYOTA IS350 DBA-GSE21 | 藤田 竜樹 植田 正幸 | 1'30.844 1'30.088 | 3'00.932 | 19.162 |
14 | 34 | ST-3 | 3 | asset テクノ Z34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 佐々木 雅弘 前嶋 秀司 | 1'30.826 1'31.055 | 3'01.881 | 20.111 |
15 | 14 | ST-3 | 4 | 岡部自動車KYOSHIN計測Z33 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 小松 一臣 杉林 健一 | 1'30.786 1'31.741 | 3'02.527 | 20.757 |
16 | *80 | ST-3 | 5 | PETRONAS TWS GS350 TOYOTA GS350 DBA-GRS191 | 佐藤 晋也 吉本 大樹 | 1'30.132 1'32.463 | 3'02.595 | 20.825 |
17 | 7 | ST-2 | 4 | 新菱オート☆J-ROCKエボIX MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 神子島 みか 藤井 芳樹 | 1'31.874 1'31.004 | 3'02.878 | 21.108 |
18 | 15 | ST-3 | 6 | 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 長島 正明 田中 徹 | 1'31.310 1'31.751 | 3'03.061 | 21.291 |
19 | 5 | ST-3 | 7 | 岡部自動車メーカーズZ34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 今村 大輔 安宅 徳光 | 1'31.412 1'32.059 | 3'03.471 | 21.701 |
20 | 35 | ST-3 | 8 | asset テクノ Z34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 小泉 和寛 下垣 和也 | 1'32.145 1'32.112 | 3'04.257 | 22.487 |
21 | 95 | ST-4 | 1 | リジカラS2000 HONDA S2000 AP-1 | 松井 猛敏 中島 保典 | 1'32.606 1'32.454 | 3'05.060 | 23.290 |
22 | 93 | ST-4 | 2 | SKR ENGINEERING S2000 HONDA S2000 AP-1 | 中村 嘉宏 浜野 彰彦 | 1'33.044 1'32.977 | 3'06.021 | 24.251 |
23 | 48 | ST-4 | 3 | DIJON IS WAKO'S ED DC5 HONDA INTEGRA DC5 | 鶴田 和弥 太田 侑弥 | 1'33.761 1'32.900 | 3'06.661 | 24.891 |
24 | 52 | ST-4 | 4 | 埼玉トヨペットGB with Revo TOYOTA 86 ZN6 | 大井 貴之 服部 茂章 | 1'32.904 1'34.528 | 3'07.432 | 25.662 |
25 | 58 | ST-4 | 5 | ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 HONDA INTEGRA TYPE R DC5 | 小林 康一 関 豊 | 1'34.153 1'33.695 | 3'07.848 | 26.078 |
26 | 116 | ST-4 | 6 | W.S.ENGINEERING + CF亜衣 HONDA S2000 AP-1 | 吉田 靖之 山谷 直樹 | 1'34.255 1'34.032 | 3'08.287 | 26.517 |
27 | 13 | ST-4 | 7 | ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA TOYOTA 86 DBA-ZN6 | 高森 博士 村田 信博 | 1'34.796 1'34.006 | 3'08.802 | 27.032 |
28 | 86 | ST-4 | 8 | GAZOO Racing TOYOTA 86 TOYOTA 86 ZN6 | 影山 正彦 井口 卓人 | 1'35.013 1'34.015 | 3'09.028 | 27.258 |
29 | 41 | ST-4 | 9 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 AP-1 | 植松 忠雄 筒井 克彦 | 1'34.608 1'34.450 | 3'09.058 | 27.288 |
30 | 333 | ST-4 | 10 | オートバックス.GLORY-R.FN2 HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2 | 北川 剛 野間 一 | 1'34.518 1'34.757 | 3'09.275 | 27.505 |
31 | 123 | ST-2 | 5 | Tec Racing IMPREZA GDB SUBARU IMPREZA GDB | 多賀 正展 高橋 正 | 1'34.052 1'37.517 | 3'11.569 | 29.799 |
32 | 18 | ST-4 | 11 | コスモソニック・FK・ings・FT86 TOYOTA 86 ZN6 | 浅野 武夫 中島 佑弥 | 1'36.187 1'35.598 | 3'11.785 | 30.015 |
33 | 73 | ST-4 | 12 | mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5 HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5 | 鈴木 陽 山崎 学 | 1'37.058 1'34.792 | 3'11.850 | 30.080 |
34 | 49 | ST-4 | 13 | ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム ABARTH 695 ASSETTO CORSE | 福山 英朗 檜井 保孝 | 1'37.056 1'36.728 | 3'13.784 | 32.014 |
35 | 36 | ST-5 | 1 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91 | 後藤 比東至 井尻 薫 | 1'40.708 1'40.064 | 3'20.772 | 39.002 |
36 | 19 | ST-5 | 2 | BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット HONDA FIT RS GE8 | 奥村 浩一 古宮 正信 | 1'41.144 1'41.214 | 3'22.358 | 40.588 |
37 | *99 | ST-5 | 3 | RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ MAZDA DEMIO DE5FS | 平井 隆一 濱口 亮 | 1'41.417 1'42.361 | 3'23.778 | 42.008 |
38 | 602 | ST-5 | 4 | PTGランドリー602明京産業ヴィッツ TOYOTA VitzRS NCP91 | 岩月 邦博 小松 高人 | 1'41.552 1'42.545 | 3'24.097 | 42.327 |
39 | 4 | ST-5 | 5 | アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSK Vitz TOYOTA VitzRS G's NCP131 | 伊藤 俊哉 河野 利尚 | 1'42.292 1'42.785 | 3'25.077 | 43.307 |
40 | 17 | ST-5 | 6 | DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ MAZDA DEMIO DE5FS | 野上 敏彦 小原 健一 | 1'43.321 1'41.785 | 3'25.106 | 43.336 |
41 | 26 | ST-5 | 7 | エンドレスアドバン日光ヴィッツ TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91 | 江原 弘美 咲川 めり | 1'43.906 1'42.274 | 3'26.180 | 44.410 |
42 | 213 | ST-5 | 8 | WAKO'S μオクヤマVitz TOYOTA Vitz DBA-NCP91 | 根岸 泰弘 東 貴史 | 1'46.288 1'43.955 | 3'30.243 | 48.473 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | 39 | ST-3 | 9 | TRACY SPORTS IS 350 TOYOTA IS350 DBA-GSE21 | 兵藤 信一 東 徹次郎 | 1'34.784 1'46.087 | 3'20.871 | 39.101 |
- | 30 | ST-2 | 6 | RSオガワADVANランサーII MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 成澤 正人 青木 拓磨 | 1'33.691 1'57.392 | 3'31.083 | 49.313 |
- | 50 | ST-4 | 14 | ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム ABARTH 500 ASSETTO CORSE | 鈴木 隆司 齋藤 多聞 | 1'44.538 1'43.621 | 3'28.159 | 46.389 |
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2013/04/20) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | km/h |
1 | 24 | GT3 | 1 | 千代 勝正 | スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 R3 | 1'20.760 | - | 165.123 |
2 | 81 | GT3 | 2 | 星野 一樹 | GTNET ADVAN NISSAN GT-R NISSAN GT-R R35 | 1'20.860 | 0.100 | 164.919 |
3 | 28 | GT3 | 3 | ジョノ・レスター | PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'21.298 | 0.538 | 164.030 |
4 | 3 | GT3 | 4 | 峰尾 恭輔 | ENDLESS・ADVAN・PORSCHE PORSCHE 911GT-3R 997 | 1'21.737 | 0.977 | 163.149 |
5 | 1 | GT3 | 5 | ドミニク・アン | PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'21.915 | 1.155 | 162.795 |
6 | 16 | GT3 | 6 | 陣川 雄大 | muta TRIGGERS BMW BMW Z4 GT3 E89 | 1'24.302 | 3.542 | 158.185 |
7 | 32 | GT3 | 7 | タカシ | KRMケーズフロンティアGT3R PORSCHE 911GT-3R 997 | 1'25.041 | 4.281 | 156.810 |
8 | 9 | ST-1 | 1 | 佐藤 茂 | Faust Racing Team BMW Z4M Coupe | 1'28.449 | 7.689 | 150.768 |
9 | 6 | ST-2 | 1 | 菊地 靖 | 新菱オート☆DIXCELエボIX MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 1'29.158 | 8.398 | 149.570 |
10 | 77 | ST-3 | 1 | 関口 雄飛 | B-MAX ・ Z33 NISSAN FAIRLADY Z Z33 | 1'29.458 | 8.698 | 149.068 |
11 | 20 | ST-2 | 2 | 阪口 良平 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 1'29.738 | 8.978 | 148.603 |
12 | 59 | ST-2 | 3 | 吉田 寿博 | STURM・MOTUL・ED インプレッサ SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB | 1'29.746 | 8.986 | 148.590 |
13 | 38 | ST-3 | 2 | 植田 正幸 | TRACY SPORTS IS 350 TOYOTA IS350 DBA-GSE21 | 1'30.088 | 9.328 | 148.026 |
14 | 7 | ST-2 | 4 | 藤井 芳樹 | 新菱オート☆J-ROCKエボIX MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 1'31.004 | 10.244 | 146.536 |
15 | 34 | ST-3 | 3 | 前嶋 秀司 | asset テクノ Z34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 1'31.055 | 10.295 | 146.453 |
16 | 14 | ST-3 | 4 | 杉林 健一 | 岡部自動車KYOSHIN計測Z33 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 1'31.741 | 10.981 | 145.358 |
17 | 15 | ST-3 | 5 | 田中 徹 | 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 1'31.751 | 10.991 | 145.343 |
18 | 5 | ST-3 | 6 | 安宅 徳光 | 岡部自動車メーカーズZ34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 1'32.059 | 11.299 | 144.856 |
19 | 35 | ST-3 | 7 | 下垣 和也 | asset テクノ Z34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 1'32.112 | 11.352 | 144.773 |
20 | 95 | ST-4 | 1 | 中島 保典 | リジカラS2000 HONDA S2000 AP-1 | 1'32.454 | 11.694 | 144.237 |
21 | *80 | ST-3 | 8 | 吉本 大樹 | PETRONAS TWS GS350 TOYOTA GS350 DBA-GRS191 | 1'32.463 | 11.703 | 144.223 |
22 | 48 | ST-4 | 2 | 太田 侑弥 | DIJON IS WAKO'S ED DC5 HONDA INTEGRA DC5 | 1'32.900 | 12.140 | 143.545 |
23 | 93 | ST-4 | 3 | 浜野 彰彦 | SKR ENGINEERING S2000 HONDA S2000 AP-1 | 1'32.977 | 12.217 | 143.426 |
24 | 58 | ST-4 | 4 | 関 豊 | ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 HONDA INTEGRA TYPE R DC5 | 1'33.695 | 12.935 | 142.327 |
25 | 13 | ST-4 | 5 | 村田 信博 | ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA TOYOTA 86 DBA-ZN6 | 1'34.006 | 13.246 | 141.856 |
26 | 86 | ST-4 | 6 | 井口 卓人 | GAZOO Racing TOYOTA 86 TOYOTA 86 ZN6 | 1'34.015 | 13.255 | 141.842 |
27 | 116 | ST-4 | 7 | 山谷 直樹 | W.S.ENGINEERING + CF亜衣 HONDA S2000 AP-1 | 1'34.032 | 13.272 | 141.817 |
28 | 41 | ST-4 | 8 | 筒井 克彦 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 AP-1 | 1'34.450 | 13.690 | 141.189 |
29 | 52 | ST-4 | 9 | 服部 茂章 | 埼玉トヨペットGB with Revo TOYOTA 86 ZN6 | 1'34.528 | 13.768 | 141.073 |
30 | 333 | ST-4 | 10 | 野間 一 | オートバックス.GLORY-R.FN2 HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2 | 1'34.757 | 13.997 | 140.732 |
31 | 73 | ST-4 | 11 | 山崎 学 | mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5 HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5 | 1'34.792 | 14.032 | 140.680 |
32 | 18 | ST-4 | 12 | 中島 佑弥 | コスモソニック・FK・ings・FT86 TOYOTA 86 ZN6 | 1'35.598 | 14.838 | 139.494 |
33 | 49 | ST-4 | 13 | 檜井 保孝 | ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム ABARTH 695 ASSETTO CORSE | 1'36.728 | 15.968 | 137.864 |
34 | 123 | ST-2 | 5 | 高橋 正 | Tec Racing IMPREZA GDB SUBARU IMPREZA GDB | 1'37.517 | 16.757 | 136.749 |
35 | 36 | ST-5 | 1 | 井尻 薫 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91 | 1'40.064 | 19.304 | 133.268 |
36 | 19 | ST-5 | 2 | 古宮 正信 | BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット HONDA FIT RS GE8 | 1'41.214 | 20.454 | 131.754 |
37 | 17 | ST-5 | 3 | 小原 健一 | DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ MAZDA DEMIO DE5FS | 1'41.785 | 21.025 | 131.015 |
38 | 26 | ST-5 | 4 | 咲川 めり | エンドレスアドバン日光ヴィッツ TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91 | 1'42.274 | 21.514 | 130.388 |
39 | *99 | ST-5 | 5 | 濱口 亮 | RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ MAZDA DEMIO DE5FS | 1'42.361 | 21.601 | 130.277 |
40 | 602 | ST-5 | 6 | 小松 高人 | PTGランドリー602明京産業ヴィッツ TOYOTA VitzRS NCP91 | 1'42.545 | 21.785 | 130.044 |
41 | 4 | ST-5 | 7 | 河野 利尚 | アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSK Vitz TOYOTA VitzRS G's NCP131 | 1'42.785 | 22.025 | 129.740 |
42 | 213 | ST-5 | 8 | 東 貴史 | WAKO'S μオクヤマVitz TOYOTA Vitz DBA-NCP91 | 1'43.955 | 23.195 | 128.280 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | 50 | ST-4 | 14 | 齋藤 多聞 | ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム ABARTH 500 ASSETTO CORSE | 1'43.621 | 22.861 | 128.693 |
- | 39 | ST-3 | 9 | 東 徹次郎 | TRACY SPORTS IS 350 TOYOTA IS350 DBA-GSE21 | 1'46.087 | 25.327 | 125.702 |
- | 30 | ST-2 | 6 | 青木 拓磨 | RSオガワADVANランサーII MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 1'57.392 | 36.632 | 113.597 |
SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2013/04/20) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Maker Model | Driver | Time | Behind | km/h |
1 | 81 | GT3 | 1 | GTNET ADVAN NISSAN GT-R NISSAN GT-R R35 | 青木 孝行 | 1'20.910 | - | 164.817 |
2 | 28 | GT3 | 2 | PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 片岡 龍也 | 1'21.073 | 0.163 | 164.485 |
3 | 24 | GT3 | 3 | スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 R3 | 藤井 誠暢 | 1'21.444 | 0.534 | 163.736 |
4 | 1 | GT3 | 4 | PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 谷口 信輝 | 1'21.857 | 0.947 | 162.910 |
5 | 32 | GT3 | 5 | KRMケーズフロンティアGT3R PORSCHE 911GT-3R 997 | 飯田 太陽 | 1'23.385 | 2.475 | 159.925 |
6 | 3 | GT3 | 6 | ENDLESS・ADVAN・PORSCHE PORSCHE 911GT-3R 997 | 谷口 行規 | 1'23.759 | 2.849 | 159.211 |
7 | 16 | GT3 | 7 | muta TRIGGERS BMW BMW Z4 GT3 E89 | 西田 裕正 | 1'27.429 | 6.519 | 152.527 |
8 | 9 | ST-1 | 1 | Faust Racing Team BMW Z4M Coupe | 堀 主知ロバート | 1'28.915 | 8.005 | 149.978 |
9 | 20 | ST-2 | 1 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 大橋 正澄 | 1'29.411 | 8.501 | 149.146 |
10 | 80 | ST-3 | 1 | PETRONAS TWS GS350 TOYOTA GS350 DBA-GRS191 | 佐藤 晋也 | 1'30.132 | 9.222 | 147.953 |
11 | 59 | ST-2 | 2 | STURM・MOTUL・ED インプレッサ SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB | 大澤 学 | 1'30.491 | 9.581 | 147.366 |
12 | *14 | ST-3 | 2 | 岡部自動車KYOSHIN計測Z33 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 小松 一臣 | 1'30.786 | 9.876 | 146.887 |
13 | 34 | ST-3 | 3 | asset テクノ Z34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 佐々木 雅弘 | 1'30.826 | 9.916 | 146.823 |
14 | 38 | ST-3 | 4 | TRACY SPORTS IS 350 TOYOTA IS350 DBA-GSE21 | 藤田 竜樹 | 1'30.844 | 9.934 | 146.794 |
15 | 6 | ST-2 | 3 | 新菱オート☆DIXCELエボIX MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 冨桝 朋広 | 1'31.247 | 10.337 | 146.145 |
16 | 77 | ST-3 | 5 | B-MAX ・ Z33 NISSAN FAIRLADY Z Z33 | ドラゴン | 1'31.264 | 10.354 | 146.118 |
17 | *15 | ST-3 | 6 | 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 長島 正明 | 1'31.310 | 10.400 | 146.044 |
18 | *5 | ST-3 | 7 | 岡部自動車メーカーズZ34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 今村 大輔 | 1'31.412 | 10.502 | 145.882 |
19 | 7 | ST-2 | 4 | 新菱オート☆J-ROCKエボIX MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 神子島 みか | 1'31.874 | 10.964 | 145.148 |
20 | 35 | ST-3 | 8 | asset テクノ Z34 NISSAN FAIRLADY Z RC Z34 | 小泉 和寛 | 1'32.145 | 11.235 | 144.721 |
21 | 95 | ST-4 | 1 | リジカラS2000 HONDA S2000 AP-1 | 松井 猛敏 | 1'32.606 | 11.696 | 144.001 |
22 | 52 | ST-4 | 2 | 埼玉トヨペットGB with Revo TOYOTA 86 ZN6 | 大井 貴之 | 1'32.904 | 11.994 | 143.539 |
23 | 93 | ST-4 | 3 | SKR ENGINEERING S2000 HONDA S2000 AP-1 | 中村 嘉宏 | 1'33.044 | 12.134 | 143.323 |
24 | 30 | ST-2 | 5 | RSオガワADVANランサーII MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A | 成澤 正人 | 1'33.691 | 12.781 | 142.333 |
25 | 48 | ST-4 | 4 | DIJON IS WAKO'S ED DC5 HONDA INTEGRA DC5 | 鶴田 和弥 | 1'33.761 | 12.851 | 142.227 |
26 | 123 | ST-2 | 6 | Tec Racing IMPREZA GDB SUBARU IMPREZA GDB | 多賀 正展 | 1'34.052 | 13.142 | 141.787 |
27 | 58 | ST-4 | 5 | ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 HONDA INTEGRA TYPE R DC5 | 小林 康一 | 1'34.153 | 13.243 | 141.635 |
28 | *116 | ST-4 | 6 | W.S.ENGINEERING + CF亜衣 HONDA S2000 AP-1 | 吉田 靖之 | 1'34.255 | 13.345 | 141.481 |
29 | 333 | ST-4 | 7 | オートバックス.GLORY-R.FN2 HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2 | 北川 剛 | 1'34.518 | 13.608 | 141.088 |
30 | 41 | ST-4 | 8 | TRACY SPORTS S2000 HONDA S2000 AP-1 | 植松 忠雄 | 1'34.608 | 13.698 | 140.953 |
31 | 39 | ST-3 | 9 | TRACY SPORTS IS 350 TOYOTA IS350 DBA-GSE21 | 兵藤 信一 | 1'34.784 | 13.874 | 140.692 |
32 | 13 | ST-4 | 9 | ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA TOYOTA 86 DBA-ZN6 | 高森 博士 | 1'34.796 | 13.886 | 140.674 |
33 | 86 | ST-4 | 10 | GAZOO Racing TOYOTA 86 TOYOTA 86 ZN6 | 影山 正彦 | 1'35.013 | 14.103 | 140.353 |
34 | 18 | ST-4 | 11 | コスモソニック・FK・ings・FT86 TOYOTA 86 ZN6 | 浅野 武夫 | 1'36.187 | 15.277 | 138.640 |
35 | 49 | ST-4 | 12 | ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム ABARTH 695 ASSETTO CORSE | 福山 英朗 | 1'37.056 | 16.146 | 137.398 |
36 | 73 | ST-4 | 13 | mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5 HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5 | 鈴木 陽 | 1'37.058 | 16.148 | 137.395 |
37 | 36 | ST-5 | 1 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91 | 後藤 比東至 | 1'40.708 | 19.798 | 132.416 |
38 | 19 | ST-5 | 2 | BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット HONDA FIT RS GE8 | 奥村 浩一 | 1'41.144 | 20.234 | 131.845 |
39 | *99 | ST-5 | 3 | RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ MAZDA DEMIO DE5FS | 平井 隆一 | 1'41.417 | 20.507 | 131.490 |
40 | 602 | ST-5 | 4 | PTGランドリー602明京産業ヴィッツ TOYOTA VitzRS NCP91 | 岩月 邦博 | 1'41.552 | 20.642 | 131.315 |
41 | 4 | ST-5 | 5 | アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSK Vitz TOYOTA VitzRS G's NCP131 | 伊藤 俊哉 | 1'42.292 | 21.382 | 130.365 |
42 | 17 | ST-5 | 6 | DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ MAZDA DEMIO DE5FS | 野上 敏彦 | 1'43.321 | 22.411 | 129.067 |
43 | 26 | ST-5 | 7 | エンドレスアドバン日光ヴィッツ TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91 | 江原 弘美 | 1'43.906 | 22.996 | 128.340 |
44 | 213 | ST-5 | 8 | WAKO'S μオクヤマVitz TOYOTA Vitz DBA-NCP91 | 根岸 泰弘 | 1'46.288 | 25.378 | 125.464 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | 50 | ST-4 | 14 | ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム ABARTH 500 ASSETTO CORSE | 鈴木 隆司 | 1'44.538 | 23.628 | 127.564 |
株式会社D1コーポレーション (所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木賢志)は、4月
13 日(土)~14(日)の2日間、「OSAKA DRIFT in 舞洲」を舞洲スポーツアイランド空の広場・特設コース(大阪府大阪市此花区)で開催した。
13日(土)のD1GPシリーズ第1戦には、4,001人、14(日)のエキジビションマッチ「ALL TSUISO BATTLE D1 Quick 8×4」には 5,464 人の観衆で会場は賑わった。
グランツーリスモ D1GP 開幕戦の13日(土)は、今大会よりD1独自の機械審査システム『D1 Original Scoring System * (通称:DOSS=ドス) 』を導入し、機械の算出した得点と審判員による審査で行われた。
午前中に行われた単走決勝では、コースレイアウトと DOSS の採点システムにうまく走りを合わせられた岩井照宣(H.D.O QS 信玄&RS Watanabe)が、川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)や今村陽一(nichiei エコバーン with FALKEN)らシード選手を抑え優勝を果たした。
また午後に行われた追走トーナメントでは、決勝で上野高広(TEAM VERTEX)と古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)が対戦。古口は過去にお台場・セントレア特設会場コースでDOSSを採用したエキジビション「D1チャンピオンズ」で総合優勝の経験があり、上野もセントレア特設会場コースのD1 チャンピオンズ」では 2 年連続単走優勝をしており、実力のあるふたりの戦いとなった。
1本目、振り返しで角度が浅かった上野は、アクセルを踏んで角度をつける走りを試みるも曲がりきれず、アウトにはらんでクラッシュし走行不能となった。これにより古口が総合優勝を飾った。
14日(日)「ALL TSUISO BATTLE D1 Quick 8×4」は、過去のD1GPシリーズチャンピオンおよび優勝者と、前日の第1戦成績上位者3名を加えた24名の選手によりエキジビションマッチが開催された。この競技は午前中に2ブロック、午後に2ブロックに割り当てられた選手たちが、追走トーナメントを勝ち上がっていく方式で行われ、決勝では、Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS の佐久間達也と川畑真人のチームメイト同士の対戦となった。最後まで集中力を切らさなかった川畑が、佐久間のマシンに角度をきれいに合わせた完璧な走りを披露し、地元大阪で優勝を決めた。
- 「D1 Original Scoring System(通称”DOSS”)」は、「車速の最大値」、「平均車速」、「平均角度」、「角度の変化」、「車両の振りの鋭さ」などを機械計測して採点を行うGPS機能を応用した車載計測器のこと。
~D1GP シリーズ第 1 戦~
【4 月 12 日(金)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選
初開催となった舞洲スポーツアイランド特設コースは、一度振り返してから審査席前に向かうコースレイアウトで行われた。単走は DOSS が算出した得点をベースに、人間の審判員がラインや迫力などに応じて加減点を行い、審査が行われる。
審査区間で特に重要なのが、コースの前半部分、振り出しから審査席前へ飛び込む区間だ。振り返しの区間で最高速度を測っていることもあり、スピードを保って振りだし、鋭く振り返すことが高得点へのカギとなった。
この日、予選で活躍したのは西日本から参加した選手勢。地元大阪の唄和也(GOODYEAR RACING with ORIGIN Labo. & B-west)がスピードをのせた振り出し、勢いのある振り返しと迫力ある走りを披露、99.02点でトップ通過。D1SLチャンピオンの田中省己(TAKA Neostyle D-MAX with TOYO TIRES)、横井昌志(D-MAX)も実力を発揮し予選を通過した。
また7年ぶりにD1GPフル参戦の元チャンピオン三木竜二(Guild AMW with LFW)は、狙いに近い走りを見せるもミスにより予選通過はならなかった。
【4 月 13 日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走決勝
単走決勝も予選同様にDOSSと審判員により審査が行われた。得点につながる走りのポイントも予選と同様だが、よりポテンシャルの高いマシンが多くなったせいか、進入速度は高くなり、計測されるセクター2の最高速度も120km/h台後半を出す選手が続出した。
その中、インドネシア人ドライバーのエマニエル アマンディオ(WEDRIFTEAM)は完成度の高い走りで 98.88の高得点を出し、横井昌志(D-MAX)は鋭い振り返しと大きな角度を見せて99点台をマーク。しかし、シャルマンに乗る岩井照宣(H.D.O QS 信玄&RS Watanabe)が、クイックな動きに高いアベレージスピードで100.86点*を叩きだしトップに立った。その後、今村陽一(nichiei エコバーン with FALKEN)が完成度の高い走りで100点超えをマーク、さらに川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)も切れのある振り返しと大きな飛び込みの角度で今村を上まわる得点となるも、岩井には及ばず、岩井が初の単走優勝を果たした。
- 今シリーズの採点方法はDOSSの得点に審判員が加減・減点するため、100点を超えるケースがある。
- 岩井照宣選手コメント
-
クルマとDOSSとの相性や、DOSSが初めてだったのでシード選手の走りが固まりきっていなかったのか、結果的に自分にとってよかった要素がたくさんあったと思います。ずっと乗りつづけてきた旧車(シャルマン/A35)で、「単走でも追走でも1回は1番になりたい」と思っていたので、今回の単走優勝はとても嬉しく、満足しています。
■追走トーナメント(天候:晴れ 路面:ドライ)
ベスト16最初の戦いでは、単走優勝者の岩井照宣(H.D.O QS 信玄&RS Watanabe)が、上野高広(TEAM VERTEX)に敗北。川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)vs 日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)、今村陽一(nichiei エコバーン with FALKEN)vs 手塚強(GOODYEAR Racing BNR34 with Bee★R)、佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)vs 古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)のシード同士による対戦では、日比野は飛び込みで流されるミス、手塚も振り返しが遅れてしまうミス、さらに佐久間は最後のヘアピンでスピンし敗北となった。
この日ベスト4に勝ち上がったのは上野、横井、川畑、古口となり、決勝は上野 vs 古口の対戦。上野は5年ぶりの決勝進出で、12年ぶりの優勝がかかっていた。1本目、上野は高いスピードで振り返してきたが、角度をつけきれず、アウトに膨らんでしまい、スポンジにひっかかってクラッシュしてしまう。これにより左フロントを大破した上野は走行不能になり、古口の優勝が決まった。

Rd.1 追走トーナメント決勝(左:古口美範選手 vs 右:上野高広選手)
- 古口美範選手コメント
-
単走が11位だったので、追走は無我夢中で思いきって走りました。DOSSの採点は走行ラインなど厳しい基準があるので、その点も頭に入れながら、ミスをしないように、対戦相手のクルマにガッチリついていこうと攻めた気持ちで走りました。また、ファンのみなさんの応援を感じることができたので、熱い走りができたと思います。カラーリングやクルマの仕様も変わって、チームが自分に合ったセットアップに仕上げてくれたので、とても乗りやすいクルマになりました。これからもっともっといい走りができると確信しています。
~D1GP エキジビション「ALL TSUISO BATTLE D1 Quick 8×4」~
【4 月 14 日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■ブロック戦
14日は、過去のシリーズチャンピオンや優勝経験者、昨年のランキング上位選手に、前日の第1戦上位選手3名を加えた、計24名によるエキシビションマッチ「ALL TSUISO BATTLE D1 QUICK 8×4」が開催された。
まずは昨年のランキング上位から16名がAブロック、Bブロックに割り当てられ、それぞれブロック優勝者を決める。残りの選手はCブロックとDブロックに配分されるが、Aブロック、Bブロックでの上位敗退者と敗退者の中の前年度ランキング上位者は敗者復活としてCブロック、Dブロックに再配分され、それぞれブロック優勝者を決める。
Aブロックの決勝戦では、アグレッシブな追走を見せていた末永正雄(RE 雨宮SUNOCO with YOKOHAMA) と、スピードや大きな角度を見せていた日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)が対戦。末永(正)が日比野にマシンをギリギリに寄せる攻めの走りで勝った。
Bブロックは、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)と川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)が決勝で対戦。再戦までもつれたが、川畑がスピードで末永(直)を上回り勝った。
Cブロックは、敗者復活から勝ち上がってきた佐久間達也 (Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS) と、2011年D1SLシリーズチャンピオンの田中省己(TAKA Neostyle D-MAX with TOYO TIRES)が決勝で対戦。2 本目の後追い時に田中がミスをして佐久間が勝った。
Dブロックは、いずれも敗者復活から勝ち上がってきた谷口信輝(HKS)と古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)が決勝で対戦。2本とも谷口にミスが出て古口が勝った。
■TOP4 単走
各ブロックの勝者となった、末永(正)・川畑・佐久間・古口の4人は追走トーナメントで優勝を争うが、その対戦の組み合わせを決めるために、2組1本ずつの単走が行われた。ここでは、一般来場者の中から選ばれた5名が審判員をつとめ、その勝敗を判定した。まずは末永(正)と古口が対戦。古口はきっちりとラインをトレースしつつアクセル全開度をアピール。判定は3対2で古口が勝った。次に川畑 vs 佐久間の対決では、早めのアクセルONからタイヤスモークをアピールした川畑が、5対0の判定で勝利。これによって、トーナメントの組み合わせが決まった。
■TOP4追走
追走準決勝。最初の対戦は佐久間 vs 古口。1本目、後追いの佐久間は最後のヘアピンで古口に詰まったことでドリフトが戻ってしまい、大きく古口にアドバンテージがついた。しかし2本目、審査席前への飛び込みで後追いの古口が佐久間をプッシュしスピンさせてしまい、佐久間が逆転勝ちした。準決勝もうひとつの対戦は、 川畑 vs 末永(正)。
両者スピン&クラッシュで再戦にもつれると、お互いギリギリのハイスピードバトルを繰り広げ、再々戦でも決着がつかなかったため、先行時のDOSSの得点差によって勝敗が決まるルールにより、僅差で川畑が決勝進出を果たした。
決勝のカードは佐久間 vs 川畑のチームメイト同士の対決。1本目、後追いの川畑は振り返しからタイミング、角度を佐久間のマシンにきれいに合わせて接近ドリフトを見せた。 2本目は佐久間も川畑のマシンについていったが、1本目の川畑ほどの寄せは見せられず、完璧な走りを披露した川畑が優勝を飾った。

TOP4 追走トーナメント決勝(左:川畑真人選手 vs 右:佐久間達也選手)
- 川畑真人選手 コメント
末永正雄選手との準決勝は疲れました。自分で自分の首を絞めてしまったのですが、 苦しかったです。その後の決勝戦は、チームメイトの佐久間選手との対戦だったので、「最高の走りをみせよう」というプレッシャーから解放され、「絶対にいける」という自信がある状態で走りました。開幕戦3位、そしてエキジビション優勝ということで、 今シーズンのいいスタートが切れたと思います。勝つことも大事ですが、勝ち方にもこだわり、観てくださる方が喜んでくれる走りを見せられるように、これからも頑張っていきたいと思います。
株式会社D1コーポレーション PRESS INFORMATION
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
PETRONAS TEAM TOM’S

No.1 中嶋一貴

No.2 ジェームス・ロシター
KONDO RACING

No.3 安田裕信
KYGNUS SUNOCO Team LeMans

No.7 平川亮

No.8 アンドレア・カルダレッリ
HP REAL RACING

No.10 塚越広大

No.11 中山友貴
TEAM 無限

No.15 佐藤琢磨

No.16 山本尚貴
KCMG

No.18 リチャード・ブラッドレー
Lenovo TEAM IMPUL

No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

No.20 松田次生
NAKAJIMA RACING

No.31 中嶋大祐

No.32 小暮卓史
P.MU/CERUMO・INGING

No.38 平手晃平

No.39 国本雄資
DOCOMO TEAM DANDELION RACING

No.40 伊沢拓也

No.41 武藤英紀
TOCHIGI Le Beausset Motorsports

No.62 嵯峨宏紀
Photo: Motorsports Forum
- 2013年4月14日(日)・決勝 会場:鈴鹿サーキット(5.807km) 天候:曇り 気温:18℃(14:30時点)
路面温度:27℃(14:30時点) 決勝レース:51周 コースコンディション:ドライ 観客:2万9000人(主催者発表)
4月14日(日)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ開幕戦の決勝レースが開催されました。
フォーミュラ・ニッポンからスーパーフォーミュラへと名称を改めた国内トップフォーミュラカーレースの開幕戦は、昨年に続いて「SUZUKA 2&4レース」のイベント名で実施され、メインレースのスーパーフォーミュラや、全日本F3選手権だけでなく、2輪レースの全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスも開催されました。さらにはHondaの2輪、4輪、汎用、モータースポーツに関連するさまざまなプログラムを実施する「Enjoy Honda 鈴鹿2013」も併催されたため、小さなお子さまを含む数多くのファンが鈴鹿サーキットを訪れました。
前日に行われた公式予選では、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が、昨年に続いてポールポジションを獲得。そして#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が予選2番手に入り、Hondaドライバーがフロントローを独占する結果となりました。さらに#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は5番グリッド、#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)は6番グリッドを手に入れ、Hondaは予選のトップ6に4人のドライバーを送り込むことに成功しました。そして、#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)は12番グリッド、#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は13番グリッド、#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)は16番グリッド、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は17番グリッドから決勝に挑みます。
晴天に恵まれた前日とは異なり、この日は朝から曇り空となりました。ただし、気温は前日よりもやや高めで、春らしく暖かい一日となりました。
午前9時10分から30分間にわたって行われたフリー走行では、#32 小暮選手が19人のドライバーの中で3番手となる1分40秒539のタイムをマーク。そして#11 中山選手は4番手、#31 中嶋選手は5番手、#16 山本選手は7番手、#40 伊沢選手は9番手、#15 佐藤選手は11番手、#10 塚越選手は18番手でした。ただし、#41 武藤選手はピットロード出口でマシンにトラブルが発生し、ラップタイムを計測できないままセッションを終えました。
そして、午後2時30分に1周のフォーメーションラップがスタート。再びスターティンググリッドに整列したあと、レッドランプが一つずつ点灯し、最後に5つのレッドランプが消えたところで51周のレースが幕を開けました。
ここで絶妙のスタートを切ったのはポールシッターの#40 伊沢選手。#32 小暮選手はやや出遅れたものの2番手を守りきり、#40 伊沢選手、#32 小暮選手の順で1コーナーに進入していきました。#16 山本選手も好スタートを切りましたが、直前のライバルを追い抜こうとしたところで行く手を阻まれ、スターティンググリッドと同じ5番手でオープニングラップを終えます。以下、1ラップ目を終えた段階でのオーダーは#15 佐藤選手が6番手、#10 塚越選手が12番手、#41 武藤選手が13番手、#31 中嶋選手が14番手、#11 中山選手が17番手となりました。
序盤から積極的にペースを上げていったのは#32 小暮選手。2周目のホームストレートで#40 伊沢選手の直後につけると、1コーナーで鮮やかなオーバーテイクを決めてトップに立ちます。#32 小暮選手はほかのマシンに比べて動きがあまりに軽快なため、燃料の搭載量が少ない状態でスタートに臨んだと推察されました。通常よりもやや長めの300kmレースとなる開幕戦では、レース戦略が1ストップと2ストップに分かれるとみられていました。#40 伊沢選手をはじめとする多くのドライバーが、レースの折り返し地点前後で一度だけピットストップを行う1ストップ作戦を選んだのに対して、#32 小暮選手はレース中に2度給油を行う2ストップ作戦か、早めにピットストップを行い、たっぷり給油を行う変則的な1ストップ作戦を選んだと考えられました。
2周目、#16 山本選手はライバルの1台に攻略されて6番手に後退します。一方、7周目には#31 中嶋選手が#41 武藤選手をオーバーテイクし、#31 中嶋選手は13番手、#41 武藤選手は14番手となりました。
同じ7周目、#15 佐藤選手とライバル陣営の一人に対し、スタート時におけるドライブスルーペナルティーが宣告されました。#15 佐藤選手は下り勾配のある鈴鹿のスターティンググリッド上で、ブレーキを踏む力を緩めた際にマシンがわずかに前進したため、ジャンプスタートと見なされたのです。#15 佐藤選手は8周目を終えたところでピットレーンに入ってペナルティーを消化し、18番手となってコースに復帰しました。
トップに立った#32 小暮選手は2番手以下より1秒以上速いラップタイムで周回を重ね、10周目には#40 伊沢選手との差を10.6秒に広げます。#40 伊沢選手も懸命の追撃を続けますが、2人の差はそのあともジワジワと広がっていきました。#32 小暮選手のチームメートである#31 中嶋選手もペースは良好で、直前を走るライバルを激しく追い立てましたが、追い抜くまでには至らなかったため、17周目に早めのピットストップを行います。これにより、#31 中嶋選手は19番手まで後退しました。
そのあとも順調にギャップを広げていった#32 小暮選手は、21周目に#40 伊沢選手との差を18.7秒とした直後にピットイン。ほかのドライバーが20秒前後でピット作業を済ませる中、34.2秒と長めの作業を行ってからコースに復帰しました。このため、#32 小暮選手は燃料が少ない状態でスタートしてリードを広げ、そのあとで多くの燃料を補給してからフィニッシュまで走りきる変則的な1ストップ作戦を選んだことが明らかとなります。なお、#32 小暮選手がピットストップを行ったことで、トップの座は#40 伊沢選手へと引き継がれることになりました。
続いて、#10 塚越選手が23周目にピットストップ。さらに、#15 佐藤選手は25周目にピットに戻り、給油とタイヤ交換を行いました。トップを走る#40 伊沢選手は27周目にピットイン。順調に作業を終えましたが、ピットアウトした後方から#32 小暮選手が迫っていました。ピットストップを行ったばかりの#40 伊沢選手は、タイヤがまだ冷えた状態だったためにすぐにはペースが上がらず、ウォームアップが完了している#32 小暮選手が直後にオーバーテイク。ピットストップを終えたドライバーの中では、トップが#32 小暮選手で、2番手は#40 伊沢選手というオーダーになりました。
さらに#16 山本選手は28周目、#41 武藤選手は29周目、#11 中山選手は30周目にピットストップ。そして、#31 中嶋選手が32周目に2度目のピットストップを行ったところで、全ドライバーがピット作業を済ませました。これでトップに浮上したのは#32 小暮選手。そして#40 伊沢選手が3.4秒差で2番手、さらに#16 山本選手は4番手、#10 塚越選手は11番手、#41 武藤選手は13番手、#31 中嶋選手は15番手、#15 佐藤選手は16番手、#11 中山選手は18番手となって、後半の巻き返しを期していました。
ここからレースはこう着状態となりますが、そうした中でじわじわと追い上げていったのが#40 伊沢選手。#32 小暮選手との差は45周目に2.2秒まで縮まります。
レースが残り4周となった47周目、15番手を走行する#15 佐藤選手にエキゾースト系のトラブルが発生。ラップタイムが突如1秒ほど落ち込んだものの、幸いにもそれ以上症状が悪化することはなく走行を続けました。
これに続いて、今度はトップを走る#32 小暮選手に電気系のトラブルが発生する不運が襲いかかり、この影響で2番手を走る#40 伊沢選手との差は急速に縮まります。レースが残り2周を切った西ストレートで、ついに#40 伊沢選手が#32 小暮選手をオーバーテイク。ここで首位に立った#40 伊沢選手はそのままフィニッシュまで走りきり、スーパーフォーミュラ シリーズ最初のウイナーとなりました。
#32 小暮選手はトラブルに苦しみながらもファイナルラップで2位の座を必死に守っていましたが、フィニッシュ直前のシケインでライバルが#32 小暮選手に襲いかかり、これで#32 小暮選手は3番手へと後退。さらにその直後には、レース終盤になっても安定したペースで走り続けていた#16 山本選手が迫ったものの、#32 小暮選手は辛くもこれをしのぎ、ライバルに続く3位でチェッカーフラッグを受けました。#16 山本選手はわずか0.065秒後にフィニッシュラインを横ぎり、4位でフィニッシュしました。
一方、中位グループでは#10 塚越選手がレース終盤に2台をオーバーテイクし、9位となってチェッカーフラッグを受けました。さらに#41 武藤選手は13位、#15 佐藤選手は15位、#31 中嶋選手は16位、#11 中山選手は18位で、それぞれ完走を果たしました。
最後の最後まで上位陣の順位が目まぐるしく入れ替わる展開を、2万9000人のファンは固唾をのんで見守ることとなり、新たな節目を迎えた国内トップフォーミュラカーレースは幸先のいいスタートを切る形となりました。
2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズの第2戦は6月1~2日に、大分県のオートポリスで開催されます。
- 坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
-
「今回は300kmレースでしたので、どのタイミングでどのくらい給油するかが悩ましい問題となりましたが、マシンのバランスがよかったこともあり、比較的オーソドックスな戦略で栄冠を勝ち取ることができました。今回は一つひとつのパラメーターを見直して問題点をすべてつぶし、しっかりした体制でレースに臨んだことが勝因になったと思います。これで勝利を1つ手に入れることができました。次戦のオートポリスもHondaが得意とするコースですので、予選、決勝を確実に戦い抜き、もう1つ勝利を積み重ねたいと考えています。引き続き、スーパーフォーミュラを戦うHondaに熱い声援をお送りください」
- 伊沢拓也選手(優勝 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-
「1周目の時点で小暮選手が自分たちと作戦が異なっているのは明らかでしたので、最初から最後までプッシュし続けました。タイヤ交換後に小暮選手に抜かれてしまいましたが、SUPER GTで一緒に戦っているチームメートですし、結果うんぬんではなく、自分の姿をバックミラー越しに少しでも大きく見せたいというプライドだけで走りました。最終的に優勝が転がり込んでくる形になりましたが、試合には勝っても戦いには負けた気がしていますので、心の中では悔しさもあります。ただ、チームとHondaがシーズンオフにしっかりとマシンを仕上げてくれた結果が出たので、うれしく思っています」
- 小暮卓史選手(3位 NAKAJIMA RACING)
-
「悔しいレースになりました。伊沢選手とのバトルでは、かなりプッシュして引き離したところから徐々に差を縮められてしまいました。最後は2番手を死守できるかなと思っていましたが、ライバルがすごいブレーキングでシケインに来ましたので、防ぐことができませんでした。300kmを走った最後の最後でこのようなドラマが待ち受けているとは思っていませんでした。長くレースをやっているといろいろなことがあるなと感じました」
Text & Photo: HONDA
- コース:鈴鹿サーキット(5.807km)
- 予選:4月13日(土)晴れ:ドライ
- 第1戦決勝:4月13日(土)晴れ:ドライ
- 第2戦決勝:4月14日(日)晴れ:ドライ

第1戦は勝田貴元が初の総合優勝、中山雄一が2位に入り
トムス勢が1-2フィニッシュ
全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が4月13日(土)と14日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。
今季より同シリーズでは直噴化された新型エンジンが投入され、トヨタはPETRONAS TEAM TOM'Sの2台にTOYOTA TOM'S TAZ31を供給。また、旧型のシャシー及びエンジンを使用するF3-Nクラスは参戦全車がTOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを使用する。
13日(土)午前10時20分から10分間という短時間で第1戦の予選が開始。昨年同シリーズで終盤5連勝を果たし、今季はタイトル獲得を目指す中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)がコースレコードを更新するタイムでポールポジションを獲得。昨年Nクラスを戦い、今季ステップアップを果たした勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)は、4周目にコースアウトを喫したもののその前周に2番手タイムをマークし、中山に続いた。
第1戦の予選で赤旗が出されたため、予定より10分遅れて午前10時50分から第2戦の予選が行われた。セッション開始早々に、今季からNクラスに参戦するタイ人ドライバーのナニン・インドラ・パユーング(TOM'S SPIRIT)がコース上にストップ。再び赤旗中断となった。
残り6分でセッションが再開されると、中山が2位以下を大きく引き離す好タイムをマークし、2戦連続のポールポジション。勝田が2番手で続き、2戦共にPETRONAS TEAM TOM'Sの2台が最前列グリッドを独占することとなった。
Nクラスでは、パユーングが2戦共にクラス3番手につけた。
予選に続き、午後3時30分に第1戦決勝(12周)がスタート。2番手グリッドの勝田が抜群のスタートを切り、ポールポジションの中山をパス。首位に浮上した。中山は勝田よりも速いペースで逆転を狙ったが、3周目のスプーンコーナーでオーバーラン。順位を落とすことはなかったものの、勝田との差は大きく開いてしまった。
その後中山は勝田との差を詰めていったが、逆転には至らず、勝田が嬉しい全日本F3総合での初優勝。中山は2位に入った。Nクラスでは、クラス3番手スタートから3周目にライバルをパスしたパユーングがクラス2位でフィニッシュした。
14日(日)午前10時23分に第2戦の決勝(17周)がスタート。今度はポールポジションの中山がスタートで2番手グリッドの勝田を抑え、トップで周回を開始。2位以下との差を広げていった。
中山が2位勝田との差を1秒から2秒ほどに保ち首位を快走。一方で、後半に入ると勝田を3位からの追い上げを受け、最後はテール・トゥ・ノーズでのバトルとなった。
2位争いのバトルを尻目に中山は更に差を広げ、4秒もの大差でトップチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季初勝利を挙げた。勝田は何とか猛追を凌ぎきり2位でフィニッシュ。トムスの2台が2戦連続で1-2フィニッシュを果たした。
Nクラスでは、第1戦と同様にクラス3番手スタートのパユーングが3周目に前走車をパスし、2戦連続のクラス2位フィニッシュとなった。
トヨタモータースポーツニュース
- コース:鈴鹿サーキット(5.807km)
- 予選:4月13日(土)晴れ:ドライ
- 決勝:4月14日(日)曇り:ドライ

2位表彰台を獲得した松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)
スーパーフォーミュラの第1戦が4月13日(土)、14日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
同シリーズは昨年までフォーミュラ・ニッポンの名称で国内最高峰のフォーミュラレースとして行われてきたが、アジア地域への展開を目指し、名称を「SUPER FORMULA」に変更。今年は第5戦に、初開催となる韓国・インジェ・オートピアでの大会が組み込まれた。
トヨタは今季も、過去3年連続でチャンピオンを獲得している「RV8K」エンジンを7チーム11台に供給する。
今大会は昨年までよりも長い、1レース300kmで争われ、最低1度の給油が必要なため、戦略も重要となる。
13日(土)は好天に恵まれ、ドライコンディションの下、ノックアウト方式の予選が午後1時50分に開始された。
Q1ではセッション開始から6分程が過ぎ、数台がタイムを出し始めたところで、今大会欠場するアンドレ・ロッテラーに代わって同シリーズにデビューを果たしたジェームス・ロシター(PETRONAS TEAM TOM'S)がS字コーナーでクラッシュ。セッションは赤旗中断に。
7分ほどの中断後、セッションが再開。上位14台がQ2へと進むこのセッションでは、安田裕信(KONDO RACING)が15番手、嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が18番手、リチャード・ブラッドレー(KCMG)が19番手でQ1敗退となった。
Q2では、ルーキーの平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が真っ先にコースインし、好タイムをマーク。今季のスーパーフォーミュラの競争の激しさを予感させる僅差のアタック合戦となり、トップから0.5秒以内のタイムをマークした平手晃平(P.MU/CERUMO・INGING)、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が9番手、10番手で惜しくもQ3進出ならず。アンドレア・カルダレッリが11番手。平川はスーパーフォーミュラデビューレースながら6番手で見事Q3進出を決めた。
Q3でも上位7台が従来のコースレコードを更新する速さでのグリッド争いが繰り広げられ、J.P.デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が3番手、松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)が4番手で2列目に並び、ディフェンディングチャンピオンの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が7番手、初レースながら驚きの速さを見せた平川が8番手から明日の決勝レースに挑むこととなった。
14日(日)は午後に入って空が雲を覆ったものの、路面はドライで、気温18度、路面温度26度のコンディションで午後2時34分に51周で競われる決勝レースがスタートした。
4番手グリッドの松田は好スタートでオリベイラをかわし、更に前走車に並びかけたが逆転には至らず。松田が3位、オリベイラが4位に。7位のポジションを守った中嶋一貴の後方では、デビュー戦の平川を平手とカルダレッリがかわし8位、9位にポジションを上げた。
中嶋一貴は3周目に5位までポジションアップ。その後の前半戦では上位勢に大きな順位変動は無く、中盤のピット戦略で順位が入れ替わった。
3位につけていた松田は26周目、4位のオリベイラが27周目にピットイン。オリベイラはピットでの停止位置をオーバーしてしまい,タイムロス。ピットタイミングを遅らせ、31周目に入った中嶋一貴がオリベイラの前、5位でコースに復帰した。
全車がピット作業を終えた時点で松田が3位、中嶋一貴が5位。松田は後続との激しい3位争いを展開していたが、首位を走行していた小暮卓史(NAKAJIMA RACING)のペースが落ち、残り2周で2位に後退。一気にその差を詰めた松田は、ファイナルラップの最終コーナー手前、シケインの進入で鮮やかにアウトから小暮をパス。チェッカー直前の大逆転で、松田が2位表彰台を獲得した。
中嶋一貴が5位。オリベイラが6位。終盤まで7位を走行していた平手が、ファイナルラップのバックストレートを過ぎたところで燃料切れに見舞われスローダウン。これをかわしたカルダレッリが7位。平川が8位に入り、平川はスーパーフォーミュラデビュー戦で見事ポイント獲得を果たした。
- Lenovo TEAM IMPUL #20 松田次生:
-
朝のフリー走行ではタイヤの変化を見たかったので、最後まで走り続けて様子を見て、決勝レースに備えた。決勝ではフロントタイヤの摩耗が激しく、コース上にクルマを留めるのがやっとだった。最後、山本選手に接近されつつも、小暮選手をシケインで抜くことが出来て良かった。小暮選手もトラブルを抱えていたようだったが、正当にバトルをしてくれた。苦しい中でのレースとなったが、最大限の結果を残すことが出来たと思う。しかし、ホンダ勢が速くて手強いのも実感した。トヨタ勢は、自分の次は中嶋選手が5位と全体的に奮わなかったので、巻き返すべく努力していく必要がある。
トヨタモータースポーツニュース
全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦「鈴鹿2&4レース」の決勝レースが4月14日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#40伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が終盤見事な逆転劇を演じて新名称となった最初のレースで優勝した。
2位もまたファイナルラップで見事なオーバーテイクをみせた#20松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)が入り、レースの大半をリードした#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)は3位に終わった。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:予選21,000人、決勝29,000人、二日合計50,000人)
1996年から昨年までフォーミュラニッポンとして開催された国内トップフォーミュラは今シーズンから新たにスーパーフォーミュラという名称で開催されることになった。
その最初のレースの舞台は鈴鹿サーキット。全日本ロードレース選手権JSB1000と併催で恒例の2&4レースとして行われた。
決勝レースは午後2時30分スタート。久々に51周300kmでの戦いとなった。
ホールショットを奪ったのはポールシッターの伊沢。しかし2周目の1コーナーで早くも小暮が大外から伊沢をかわし、1周あたり1秒のハイペースでギャップを広げていく。
この時点で両者の作戦の違いは露になった格好だ。
軽めの燃料搭載量で逃げを打つ小暮は22周終わりでピットイン。ここで34秒と給油時間を長めにとってコースに復帰した。
対する伊沢は27周終わりでピットへ。こちらは作業時間20.2秒とほぼ満タンでスタートした格好だ。
伊沢はピット出口では小暮に先行したものの、続くS字の一つ目でかわされてしまう。
この間に続々と各車のピット作業が行われ、32周終わりで#1中嶋一貴がピットインしたところで再び小暮がトップ、2位伊沢の順となった。
その後方には#20松田がつけ、#16山本尚貴が続く。
スタート時点で4位に居た#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラはピット作業で停止位置をオーバーしてしまい、この間に山本の先行を許してしまった。
伊沢に対して3秒前後のリードを保って周回を重ねていた小暮だったが、30周を過ぎたあたりから時折エンジンが吹けなくなる症状に見舞われる。
片っ端からスイッチ類を切ったり、車体を揺すったりして復旧を試みたものの、症状は次第に悪化。
35周目あたりから伊沢とのギャップも徐々に縮まり始める。
更にその後方では山本が松田を猛追。
2秒以上あった差は38周目に1.7秒に縮まり、40周目に0.8秒、44周目には0.5秒を割り込んだ。
オーバーテイクボタンを使って逃げを打つ松田に対し、山本は周回を重ねるたびに区間ベストを更新して食い下がる。
その前方では伊沢が47周終わりで1.9秒差と少しずつ小暮との差を縮めていた。
そして遂に49周目。小暮と伊沢の差は1.097秒となった。
この辺りから小暮のエンジンは完全に高回転域が使えなくなり、ショートシフトで懸命に逃げる小暮と追い上げる伊沢の差はみるみる縮まっていき、50周目には完全にテール・トゥ・ノーズの状態に。
そして遂に130Rで伊沢がオーバーテイクボタンを作動させながらアウトから小暮を抜き去ってトップに立つ。
更に後方からは接近戦を展開しながら松田、山本の3位争いが小暮に急接近してきてファイナルラップへ。
そして最後のシケインで松田がオーバーテイクシステムの最後の一発を使って小暮に並びかけ、アウトから抜き去っていった。
この間に伊沢は後続を突き放してフィニッシュ。
昨年の最終戦第1レースに続いてトップフォーミュラ通算3勝目を挙げた。
2位に松田、小暮は最終コーナーで並びかけようとする山本を抑えてどうにか3位表彰台をものにした。
なお、このレースがデビュー戦となった2012全日本F3チャンピオンの#7平川亮(KYGNUS SUNOCO TEAM LeMans)は8番手スタートから一時順位を落とすも粘り強く300kmを走りきり、8位入賞で第一歩を記した。
また、昨年に続いてスポット参戦したインディカ-ドライバーの#15佐藤琢磨(TEAM無限)はスタート違反によるドライビングスルーペナルティーの影響もあって15位に終わっている。
スーパーフォーミュラ第2戦の舞台は九州のオートポリス。
6月2日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Katsuhiko KOBAYASHI
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2012/04/14) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
1 | 40 | 伊沢 拓也 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 51 | 1:28'09.169 |
2 | 20 | 松田 次生 | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 51 | 2.345 |
3 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 51 | 2.686 |
4 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 51 | 2.751 |
5 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 51 | 6.800 |
6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 51 | 8.829 |
7 | 8 | アンドレア・カルダレッリ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 51 | 25.618 |
8 | 7 | 平川 亮 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | 51 | 30.182 |
9 | 10 | 塚越 広大 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 51 | 31.901 |
10 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 51 | 38.634 |
11 | 2 | ジェームス・ロシター | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 51 | 38.947 |
12 | 38 | 平手 晃平 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 51 | 4.599 |
13 | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 51 | 45.753 |
14 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 51 | 47.549 |
15 | *15 | 佐藤 琢磨 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 51 | 1'04.673 |
16 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 51 | 1'22.351 |
17 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RV8K | 51 | 1'37.175 |
18 | 11 | 中山 友貴 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 50 | 1Lap |
19 | *18 | リチャード・ブラッドレー | KCMG | TOYOTA RV8K | 50 | 1Lap |
---- 以上規定周回数(45Laps)完走 ---- |
- シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。
- Fastest Lap: CarNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING) 1'41.665 (2/51) 205.63km/h
- CarNo.15,18は、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ統一規則第27条7.(スタート違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
全日本F3選手権第2戦の決勝は#36中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)がポール・トゥ・ウィン。見事昨日の雪辱を果たした。
Nクラスは#23高星明誠(NDDP)が2位に14秒もの大差を付ける独走で昨日に続いて2連勝を飾った。
第2戦決勝は4月14日、午前10時20分より17周で行われた。
昨日スタートで#37勝田貴元の先行を許した#36中山だったが、今回も本人にとっては納得のいくスタートではなかったとはいうものの、なんとかトップで1コーナーに飛び込むことでき、その後はトップのまま快調に周回を重ねていく。
2番手につけた勝田はレース中盤までは中山とのギャップを2秒以内に留めていたが、予想以上にタイヤの消耗が激しかったため、レース後半に入って徐々にトップに引き離されてしまう。
更にはレース終盤、デグナー進入で止まりきれず、後続の#50千代勝正の接近を許してしまった。
それまで2秒以上あった両者の差は14周が終わった時点で1.3秒に。続く15周目には0.3秒と完全にテール・トゥ・ノーズの状態になった。
レース後半に焦点を当ててセットアップしてきたと語る千代はシケインや1コーナーでしきりに勝谷揺さぶりをかけたが、勝田もそこから懸命に踏ん張り、最後まで2位のポジションを守り抜いて17周を走りきり、昨日に続いてトムスが1-2フィニッシュを達成した。
Nクラスも昨日スタートで出遅れた#23高星がこの日はトップで1コーナーに飛び込むと、その後も後続に付け入る隙を与えず、最後は2位の#38ナニン・インドラ・パユーングに14秒の大差を付けてF3デビュー2連勝をものにしている。
次回の舞台はツインリンクもてぎでの3連戦。
5月11-12日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/14) Race Results Weather:Fine Course:Dry
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807 km
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
1 | 36 | | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 17 | 32'34.048 |
2 | 37 | | 勝田 貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 17 | 4.032 |
3 | 50 | | 千代 勝正 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 17 | 4.599 |
4 | 8 | | 清原 章太 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 17 | 5.527 |
5 | 7 | | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 17 | 6.174 |
6 | 2 | | 野尻 智紀 | TODA FIGHTEX | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 17 | 9.944 |
7 | 23 | N | 高星 明誠 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 17 | 49.333 |
8 | 38 | N | ナニン・インドラ・パユーング | PIT SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 17 | 1'03.581 |
9 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 17 | 1'10.810 |
10 | 11 | N | 湯澤 翔平 | Nova with IMM F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 17 | 1'21.086 |
11 | 30 | N | DRAGON | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 17 | 1'39.268 |
12 | 13 | | 吉田 基良 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 16 | 1 Lap |
---- 以上規定周回数 ( 15 Laps ) 完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'53.226 (2/17) 184.63km/h
全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦のフリー走行2回目が4月14日、鈴鹿サーキットで行われ、#3安田裕信(KONDO RACING)が1'40.298でトップ、2番手はスポット参戦の#2ジェームス・ロシター(PETRONAS TEAM TOM'S)だった。
決勝日を迎えた鈴鹿サーキットも朝から快晴に恵まれ、最高気温は21℃に達すると予想されている。
決勝前のフリー走行は併催のスーパーバイク(JSB1000)の走行に続いて午前9時10分より30分間で行われた。
ところが、コースインが始まって間もなく、今シーズンからダンデライアンに加入した#41武藤英紀のクルマが駆動系のトラブルによりピット出口にストップ。武藤は1周もせずにクルマを降りることになってしまう。
一方、コース上では昨日の予選Q1でノックアウトされた#3安田が開始早々に1'40.298を記録してトップに躍り出ると、同じく予選Q1でクラッシュしてしまい14番手スタートに終わった#2ロシターも2番手につける。3番手には合同テストから好調で今回の予選でも2番手の#32小暮卓史がつけた。
なお、このセッションでは1分40秒台が5人、41秒台が6人、42秒台が6人、43秒台が1人という状況。
決勝レースのペースはだいたいこの辺りかと思われる。
今回は燃料タンク容量の調整は無く、最大で約110L(83kg)の搭載が可能。
周回数は51であるため、不足分の40Lを消費する15,6周から燃料を使い切る35,6周の間でピットストップが行われるものと思われる。
決勝スタートはこのあと午後2時30分だ。
Text : Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2012/04/14) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'40.298 | - | - | 208.43 |
2 | 2 | ジェームス・ロシター | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'40.318 | 0.020 | 0.020 | 208.39 |
3 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'40.539 | 0.241 | 0.221 | 207.93 |
4 | 11 | 中山 友貴 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'40.759 | 0.461 | 0.220 | 207.48 |
5 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'40.812 | 0.514 | 0.053 | 207.37 |
6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'41.406 | 1.108 | 0.594 | 206.15 |
7 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'41.602 | 1.304 | 0.196 | 205.76 |
8 | 7 | 平川 亮 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'41.631 | 1.333 | 0.029 | 205.70 |
9 | 40 | 伊沢 拓也 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'41.816 | 1.518 | 0.185 | 205.32 |
10 | 20 | 松田 次生 | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'41.835 | 1.537 | 0.019 | 205.29 |
11 | 15 | 佐藤 琢磨 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'41.891 | 1.593 | 0.056 | 205.17 |
12 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'42.027 | 1.729 | 0.136 | 204.90 |
13 | 38 | 平手 晃平 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'42.275 | 1.977 | 0.248 | 204.40 |
14 | 8 | アンドレア・カルダレッリ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'42.439 | 2.141 | 0.164 | 204.07 |
15 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'42.522 | 2.224 | 0.083 | 203.91 |
16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'42.938 | 2.640 | 0.416 | 203.09 |
17 | 18 | リチャード・ブラッドレー | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'42.958 | 2.660 | 0.020 | 203.05 |
18 | 10 | 塚越 広大 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'43.244 | 2.946 | 0.286 | 202.48 |
- | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | no time | - | - | - |
- シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。
- 2013年4月13日(土)・予選 会場:鈴鹿サーキット(5.807km) 天候:晴れ 気温:16℃(14:00時点) 路面温度:29℃(14:00時点) コースコンディション:ドライ 観客:2万1000人(主催者発表)
4月13日(土)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて2013年 全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ開幕戦の公式予選が開催されました。
昨年までフォーミュラ・ニッポンと呼ばれてきた国内最高峰のフォーミュラカーシリーズは、今年よりスーパーフォーミュラ シリーズと名称を変え、新たなスタートを切ることとなりました。なお、今シーズンの車両規則は昨年までと同様ですが、2014年からはエンジン、シャシーともに新型に置き換えられ、名実ともに新シリーズに切り替わることになります。
Hondaはこれまでフォーミュラ・ニッポンで用いてきたエンジンをベースに、フリクションロスの低減、圧縮比と吸気効率の最適化、燃料インジェクションの形状見直しなどを実施し、性能の大幅な向上を達成した「HR12E」をスーパーフォーミュラ シリーズに投入します。このエンジンを4チーム8人のドライバーに供給し、2012年に獲得したチームタイトルの防衛に加えて、昨年は僅差で取り逃したドライバーズタイトルも勝ち取ることを目標に2013年シーズンに挑みます。
今年、Hondaエンジンでスーパーフォーミュラ シリーズに参戦するのは、#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)、#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)、#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の8人です。このうち、#15 佐藤選手はアメリカで開催されるインディカー・シリーズにも参戦しており、日程の関係で佐藤選手が出場できないレースは小林崇志選手が代わりにエントリーします。
この日は午前9時5分より1時間にわたってフリー走行を行ったあと、午後1時50分より公式予選が行われました。2013年のスーパーフォーミュラ シリーズでは、第4戦もてぎ大会を除き、予選はすべてノックアウト方式が採用されます。これはQ1、Q2、Q3の3段階で予選を行ってスターティンググリッドを決めるもので、Q1は全ドライバー、Q2はQ1で14番手までに入ったドライバー、Q3はQ2で8番手までに入ったドライバーが出走します。そしてポールポジション(PP)から8番グリッドまではQ3の結果、9番グリッドから14番グリッドまではQ2の結果、15番グリッド以下はQ1の結果に従ってそれぞれ決定します。
午前中に行われたフリー走行では1分38秒127を記録した#16 山本選手が参加全19人のドライバーの中でトップに立ちました。Honda勢でこれに続いたのは3番手の#40 伊沢選手でタイムは1分38秒214。以下、#32 小暮選手は1分38秒486で5番手、#10 塚越選手は1分38秒542で7番手、#41 武藤選手は1分38秒687で11番手、#15 佐藤選手は1分38秒775で12番手、#31 中嶋選手は1分39秒015で14番手、#11 中山選手は1分40秒136で18番手となりました。
午後1時50分にスタートしたQ1は、各ドライバーがマシンの感触を確認していた開始6分の段階でアクシデントが発生したため、およそ8分間にわたり赤旗中断となりました。セッション再開後もチェック走行が続けられましたが、残り6分ほどになったところで各ドライバーは次々とニュータイヤを装着し、本格的なタイムアタックを開始しました。ここでトップタイムとなる1分38秒855をマークしたのは#32 小暮選手。さらに3番手に#15 佐藤選手、5番手が#16 山本選手となり、トップ5のうち3人がHondaドライバーによって占められました。これに22番手で続いたのは#10 塚越選手、22番手の#41 武藤選手、22番手の#40 伊沢選手でQ2進出を果たしました。なお、16番手の#11 中山選手と、17番手の#31 中嶋選手は、この段階で決勝のスターティンググリッドが決定しました。
#32 小暮選手、#15 佐藤選手、#16 山本選手、#10 塚越選手、#41 武藤選手、#40 伊沢選手の6人が参加したQ2では、コースオープンとなった直後に14人のドライバーが続々とアタックを開始する展開となりました。ここでトップに立ったのは1分38秒492をマークした#16 山本選手。そして#15 佐藤選手が2番手となり、TEAM 無限のドライバーがトップ2を独占しました。さらに5番手の#40 伊沢選手と7番手の#32 小暮選手を含む4人がQ3進出を決めました。なお、#10 塚越選手は12番手、#41 武藤選手は13番手となり、決勝では同グリッドよりスタートすることになります。
Q2と同じ7分間で競われたQ3は、コースコンディションの改善を期待して最初の2分間はだれも出走せず、残り5分となったところで各ドライバーが続々とコースインする展開となりました。ここでは、#40 伊沢選手が1分38秒217を記録してPPを獲得。さらに、#32 小暮選手が1分38秒333をマークして2番グリッドを勝ち取り、Hondaドライバーがフロントローを独占しました。さらに#16 山本選手は1分38秒578で5番グリッド、#15 佐藤選手は1分38秒581で6番グリッドを手に入れました。
51周で競われる決勝レースは明日4月14日(日)の午後2時30分にスタートが切られます。
- 坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
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「今シーズンよりタイヤの仕様が変わり、全体的により速いペースで走行できるようになりました。そこでこの速さを生かすため、コーナーの立ち上がりにおける加速の改善を目指して低中速トルクを向上させました。結果としてピークパワーも改善されましたが、今回はこのトルク特性の向上が2コーナーからデグナーコーナーに続くセクションのタイムを短縮に役立ったと考えています。明日のレースは従来よりも50kmほど長い300kmレースなので、より多くの燃料を積んだときのセッティングや燃費などについても考えなければいけません。そのような状況でも柔軟に対応できるよう、これから準備を進めていくことになります。明日はまず1勝を挙げ、そのあとも一つずつ勝利を積み重ねていくことでタイトルを獲得したいと考えています。引き続き、8人のHondaドライバーに熱い声援をお送りください」
- 伊沢拓也選手(ポールポジション #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
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「朝のフリー走行の段階ではマシンのフィーリングが悪かったのですが、マシンをあまり大きくは変えずに予選に挑みました。Q1は出走のタイミングが遅れてしまい、アタックができないままQ2を迎えました。Q1でマシンのバランスを確認し、Q2で戦うというステップが踏めず、Q2はヒヤヒヤしていましたが、なんとか通過できました。Q3で1、2コーナーを曲がった際に思ったよりも調子がよかったので、その感覚を信じて走ったことがポールポジションという結果につながりました。また、先週のSUPER GTで一緒に優勝した小暮選手が速かったので、“負けたくない”という思いが僕の方が強かったのだと思います。 マシンのセットアップに関しては心配がないので、明日はスタートさえうまくいけば優勝できるのではないかと思っています」
- 小暮卓史選手(2番手 #32 NAKAJIMA RACING)
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「フリー走行の時点では、自分がイメージしていたフィーリングと違っており、一からやり直しかと思うほどでした。ただバランスがよく、Q1はトップで終えることができました。Q2ではQ3に向けてセッティングをいろいろと試したのですが、思うようにいかなかったので元に戻しました。Q3では自分の中ではいいフィーリングで走れたので、ポールポジションが獲得できるかと思っていたのですが、伊沢選手がトップにいました。ただ、伊沢選手はSUPER GTのチームメートでもありますし、彼とは切磋琢磨したいので、僕としては久々にこのような争いができてうれしいです」
Text & Photo: HONDA
2013スーパーフォーミュラ第1戦「鈴鹿2&4レース」は、#40伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が1'38.217のコースレコードを樹立してポールポジションを獲得。予選2位には#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)がつけ、先週のスーパーGT第1戦の優勝コンビがフロントローを独占する結果となった。
公式予選は4月13日午後1時50分よりノックアウト方式で行われた。
予選Q1
ここでは上位14台が次の予選Q2へ駒を進める。走行時間は20分間だ。
気温16℃、路面温度は29℃とまずまずのコンディションだったが、1分36秒台のタイムが続出した合同テストとはグリップレベルが違ったようで、各ドライバーとも朝のフリー走行からセッティングの修正に苦心したようだ。
そうした中、今回WEC第1戦シルバーストーンに出場するアンドレ・ロッテラーに変わってトムスの2号車に起用されたジェームス・ロシターがS字コーナーで激しいクラッシュを起こしたため、開始6分で赤旗中断となってしまった。
ロシターはこの時点で14位に相当するタイムを記録していたが、前後サスペンションとも大破させていたため、ここで走行を終えてしまった。
午後2時4分に走行は再開された。この時点では大半のチームがユーズドタイヤを使用した模様で、ラップタイムもトップの#32小暮ですら1'38.855と、午前中のベストタイムに遠く及ばない状況。
ここでは#3安田裕信、#11中山友貴、#31中嶋大祐、#62嵯峨宏紀、#18リチャード・ブラッドレーの5名が敗退することになった。
予選Q2
赤旗中断の影響でQ2は当初予定より8分遅れの午後2時28分より7分間で行われた。
最初にコースに飛び出していったのはルーキーの#7平川亮。昨年度の全日本F3チャンピオンで合同テストでも好タイムを連発していた平川は、ここでも6番手と健闘、見事デビュー戦にして予選Q3に駒を進めることになった。
インディカ-ドライバーの#15佐藤琢磨も1'38.570の好タイムを記録、一時リーダーボードのトップに躍り出るが、これを上回ってきたのが#16山本尚貴。このセッションは終わってみればTEAM無限の二人が1-2という結果になった。
ここでは#38平手晃平、#39国本雄資、#8アンドレア・カルダレッリ、#10塚越広大、#41武藤英紀が脱落。
しかし9位に終わった平手とトップ山本との差は僅か0.37秒という接戦だった。
予選Q3
ポールポジションを決める最後のアタック合戦は午後2時45分開始。
ここでもタイヤのウォームアップに2周を要し、残り2分を切ったあたりから、たった1周のアタックを行うことになる。
最初にアタックに入ったのは#40伊沢。全ての区間でベストタイムを叩き出し、1'38.217を記録。
結局このタイムを誰も上回ることが出来ず、スーパーフォーミュラ第1戦のポールポジションは伊沢のものになった。
そして2番手には#32小暮がつけ、3番手は#19J.P.デ・オリベイラという結果に。
奇しくもフロントローは先週岡山国際サーキットで行われたスーパーGT第1戦で優勝した#100レイブリックHSV-010を駆ったドライバー二人が占める結果となった。
なお、デビュー戦にしてQ3進出を果たした#7平川は結局このセッションを8位で終え、4列目から明日の決勝をスタートすることとなった。
第1戦決勝は明日午後2時30分より51周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Katsuhiko KOBAYASHI
全日本F3選手権が13日、三重県の鈴鹿サーキットで開幕。第1戦は予選2位からスタートした勝田貴元(トムス)が1コーナーでトップに立つと、そのまま逃げ切り優勝した。2位にはチームメートの中山雄一(同)が、3位には清原章太(HFDP)が入った。
鈴鹿サーキットは早朝から快晴に恵まれ、15時20分に第1戦のフォーメーションラップが始まった。
スタートは予選2位の勝田貴元(トムス)がダッシュ。ストール気味で出足が鈍った中山雄一(同)に並びかけ、インから1コーナーでトップに立った。2位には中山が付け、3位には予選5位から好スタートを切った松下信治(HFDP)が上がり、4位にはチームメートの清原章太(同)、5位に千代勝正(B-MAX)と続く。
勝田を追う中山は2周目のシケインで勝田を狙うが抜けず、3周目のスプーンでは背後に付けたものの痛恨のコースオフ。2位のポジションは守ったものの勝田との差は逆に開いてしまった。
その後、勝田は中山を突き放しにかかり中盤では2秒4まで差を広げると、終盤には中山に迫られたもののなんとか逃げ切り12周を走って、F3総合での初勝利をものにした。
3位でレースを始めた松下は、一時は4位を走る清原との差を2秒近くまで築いたが、タイヤマネジメントの違いで徐々に清原に迫られる。ついに9周目のシケインでテールトゥノーズとなり、ストレートを併走。10周目の1コーナーで清原は松下をインから捉え3位に上がった。
Nクラスは、クラス2位の小泉洋史(ハナシマ)がスタートで高星明誠(NDDP)をかわしトップに立つがこの小泉にジャンプスタートの裁定が下され、後退。高星が初陣でゆうゆうとF3Nクラス初優勝を飾った。クラス2位には単独走行となったナイン・インドラ・パユーング(トムス・スプリット)が入り、3位にはさらに大きく遅れてDRAGON(B-MAX)が入賞した。
第2戦は明日10時20分より17周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/13) Race Results Weather:Fine Course:Dry
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807 km
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
1 | 37 | | 勝田 貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 22'54.720 |
2 | 36 | | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 0.416 |
3 | 8 | | 清原 章太 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 12 | 4.237 |
4 | 7 | | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 12 | 5.762 |
5 | 50 | | 千代 勝正 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 12 | 6.304 |
6 | 2 | | 野尻 智紀 | TODA FIGHTEX | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 12 | 7.909 |
7 | 23 | N | 高星 明誠 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 12 | 35.595 |
8 | 38 | N | ナニン・インドラ・パユーング | PIT SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 12 | 41.222 |
9 | 30 | N | DRAGON | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 12 | 1'20.077 |
---- 以上規定周回数 ( 10 Laps ) 完走 ---- |
- | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 8 | 4 Laps |
- | 11 | N | 湯澤 翔平 | Nova with IMM F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2 | 10 Laps |
- | 13 | | 吉田 基良 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | | DNS |
- Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'53.421 (2/12) 184.32km/h
- CarNo.6は、2013年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第27条7.(スタート違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。