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2013年4月

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 RAYBRIG HSV-010が7位に入り、ポイントリーダーの座を堅持 (HONDA)

GT300クラスでは#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)が2位表彰台を獲得
  • 2013年4月29日(月)・決勝  会場:富士スピードウェイ(4.563km)  天候:晴れ  気温:18℃(14:00時点) 路面温度:29℃(14:00時点)  コースコンディション:ドライ  観客:4万8500人(主催者発表)  周回数:110周

 4月29日(月)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2013 オートバックス SUPER GT第2戦「FUJI GT500km RACE」の決勝レースが行われました。

 昨日に続いて好天に恵まれ、さらに風がやや穏やかになった本日は、絶好の行楽日和となりました。このため、ゴールデンウイークの一日をモータースポーツ観戦で楽しもうとする多くのファンで、会場となった富士スピードウェイはおおいに賑わいました。

 28日(日)に行われた予選では、#18 ウイダー モデューロ HSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)が8番グリッドを獲得。開幕戦で優勝してポイントリーダーとなった#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)は9番グリッド、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は10番グリッド、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/松浦孝亮組)は11番グリッド、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中嶋大祐組)は14番グリッドを手に入れました。

 午前8時30分から9時まで、決勝に向けてマシンの最終チェックをするフリー走行が行われました。5台のHSV-010 GTは順調にこのセッションを終え、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は総合で6番手となるタイムを記録。Honda勢でこれに続いたのは#17 KEIHIN HSV-010の10番手で、さらに#100 RAYBRIG HSV-010は12番手、#8 ARTA HSV-010は14番手、#32 EPSON HSV-010は15番手となりました。

 なお、獲得ポイントに応じて決められるハンディウエイトは、#100 RAYBRIG HSV-010が40kg、#17 KEIHIN HSV-010が30kg、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が12kg、#8 ARTA HSV-010が4kgとなっています。

 本大会の決勝レースは110周、距離500kmで競われます。この距離を走りきるには、少なくとも2回の給油が必要であるため、GT500クラスの全車が2ストップ作戦を選択すると予想されました。ここで上位進出を果たすには、速いペースを保つのはもちろんのこと、その中でいかに燃料消費を抑え、2回の給油時間を短縮するかが重要となります。

 午後2時過ぎ、ローリングスタートにより500kmレースの幕は切って落とされました。スタートドライバーを務めるのは、#8 ARTA HSV-010がファーマン選手、#17 KEIHIN HSV-010が塚越選手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が山本選手、#32 EPSON HSV-010が中嶋選手、#100 RAYBRIG HSV-010が伊沢選手です。

 Honda勢は8番グリッドから11番グリッドまでに4台のHSV-010 GTが連なっていましたが、1周目の終盤に#8 ARTA HSV-010、#17 KEIHIN HSV-010、#18 ウイダー モデューロ HSV-010の3台が相次いで接触。これで#18 ウイダー モデューロ HSV-010は大きく態勢を乱し、最後尾へと後退。また、#8 ARTA HSV-010と#18 ウイダー モデューロ HSV-010の2台に目立ったダメージはありませんでしたが、#17 KEIHIN HSV-010は車両前部のボディカウルを破損。そのあとの走行で、破損した部分が拡大していったため、チームはそれ以上の走行は危険と判断し、3ラップを終えたところでピットインを指示。そのまま無念のリタイアに終わりました。

 3ラップ目が終わった段階で、Honda勢のトップは#8 ARTA HSV-010の8番手で、#100 RAYBRIG HSV-010が9番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が13番手、#32 EPSON HSV-010が14番手となっていました。

 4台のHSV-010 GTは上位進出を目指して懸命の力走を続けますが、ライバル勢は手強く、なかなか順位を上げることができませんでした。そのような状況で、#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗る山本選手は、9周目に12番手、10周目には11番手と、じわじわと順位を上げていきます。そして、#8 ARTA HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は9番手から11番手に連なって周回を重ねていきます。

 19周目、4番手を走るライバルがメカニカルトラブルでリタイアを喫したため、4台のHSV-010 GTは1つずつ順位を上げ、#8 ARTA HSV-010は8番手、#100 RAYBRIG HSV-010は9番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は10番手、#32 EPSON HSV-010は13番手となって走行を続けました。

 25周目を終えると1回目のピットストップが始まりました。ただし、Honda勢は燃費のよさを生かして給油の先延ばしに成功。4台のHSV-010 GTは32周目から38周目までにピットストップを行いました。GT500クラスの全車が1回目のピットストップを終えたところで、最も遅い38周目に作業を行い、小暮選手へと交替した#100 RAYBRIG HSV-010は1つポジションを上げて7番手となったほか、松浦選手に交替した#8 ARTA HSV-010は9番手、マコヴィッキィ選手に交替した#18 ウイダー モデューロ HSV-010は10番手、道上選手に交替した#32 EPSON HSV-010は13番手となりました。

 47周目を迎えると、#100 RAYBRIG HSV-010の直後にライバルの1台が迫ります。しかし、#100 RAYBRIG HSV-010のステアリングを握る小暮選手は冷静にこれに対処、接戦を繰り広げながらも鮮やかな手腕でライバルを抑えきります。また、#100 RAYBRIG HSV-010とライバルの2台がバトルを続けている合間に、後方から#8 ARTA HSV-010の松浦選手がライバルに急接近。このため、7番手争いをしていたライバルは防戦を強いられることになります。この結果、#100 RAYBRIG HSV-010は後続を突き放して先行していったほか、松浦選手は55周目にライバルの攻略に成功。8番手へと駒を進めました。

 72周目には2回目のピットストップが始まりますが、その直前には#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗るマコヴィッキィ選手がライバルの攻略に成功し、1つ順位を上げて9番手となります。そしてGT500クラスの全車がピットストップを終えた82周目の段階では、#100 RAYBRIG HSV-010の7番手が引き続きHonda勢のトップで、#8 ARTA HSV-010は8番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は9番手、#32 EPSON HSV-010は13番手となっていました。

 レース終盤に向けて4台のHSV-010 GTはラストスパートを仕掛けましたが、順位を上げるまでには至らず、#100 RAYBRIG HSV-010は7位、#8 ARTA HSV-010は8位、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は9位、#32 EPSON HSV-010は13位でそれぞれチェッカーフラッグを受けました。優勝は#36 PETRONAS TOM'S SC430でした。

 この結果、ドライバーのチャンピオン争いでは#100 RAYBRIG HSV-010に乗る伊沢選手と小暮選手が4点を追加して合計48点とし、ポイントリーダーの座を守りきりました。#17 KEIHIN HSV-010に乗る塚越選手と金石選手は前回と同様の15点で4番手。そして#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗る山本選手とマコヴィッキィ選手は1点追加で計7点として9番手、#8 ARTA HSV-010に乗るファーマン選手と松浦選手は3点追加で計5点として11番手につけています。

 また、#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)と#55 ARTA CR-Z GT (高木真一/小林崇志組)の2台が出走したGT300クラスでは、2番グリッドからスタートした#16 MUGEN CR-Z GTが直後にトップに立ち、その後も首位の座を守り続けましたが、レース終盤にフロントタイヤからバイブレーションが発生し始めたため、チームは安全を優先してタイヤ交換を実施。このスキにライバルの1台が先行したため、#16 MUGEN CR-Z GTは2位でフィニッシュしました。なお、#55 ARTA CR-Z GTはアクシデントによりマシンにダメージを受けた影響などにより、19位で完走しました。

 次戦は6月15、16日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されます。

松本雅彦|Honda GTプロジェクトリーダー
 「1周目の最終コーナーで3台のHSV-010 GTが玉突き状態となり、結果的に#17 KEIHIN HSV-010が早々とリタイアしなければならなくなったのは残念でした。#100 RAYBRIG HSV-010は、実力的にはもう少し速いペースで走れたはずですが、やはり40kgのハンディウエイトが響きました。これとは対照的にハンディウエイトが4kgと軽い#8 ARTA HSV-010には大きな期待を寄せていましたが、残念ながら彼らも本領を発揮しきれませんでした。#18 ウイダー モデューロ HSV-010と#32 EPSON HSV-010は、マシンとタイヤ、それにコンディションのマッチングで期待通りにいかない側面がありました。上位入賞を果たせなかったのは非常に残念ですが、それでもポイントリーダーの座を守れたほか、次戦からはライバル陣営の有力チームも重いハンディウエイトを積むことになるので、これでようやく本当の意味での戦いが始まると捉えています。第3戦の舞台であるセパンは、Hondaが得意としているサーキットなので、ぜひとも優勝し、チャンピオンシップを優位に進めていきたいと考えています。引き続き5台のHSV-010 GTに熱い声援をお送りくださいますよう、お願いします」
伊沢拓也(7位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「開幕戦の優勝でウエイトを40kg積んでいたので、楽なレースではないことは分かっていました。結果を見ると、ライバルに表彰台を独占されたので非常に悔しいですが、自分たちのできる限りのことはすべて出しましたし、しっかりとポイントを獲得してポイントリーダーをキープできたことはよかったと思います。次戦のセパンでも同様にウエイトを積んでいるので、楽ではないですが、今回のような粘り強いレースをしたいと思います。そして、セパンは小暮選手が速いので、すべてをお任せしたいくらい信頼しています」
小暮卓史(7位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「タイヤにフラットスポットができてしまったり、左側のタイヤの内圧が上がってしまったりするなど、とても厳しいレースとなりました。ただ、その中でもライバルとのバトルも楽しめましたし、ポイントも獲得できたのでよかったと思います。次戦のセパンでは過去2年連続で優勝しているので、ウエイトは重いですが、プッシュして今年も優勝を目指します」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第2戦富士 「ホーム」富士でLEXUS SC430が3年ぶりのトップ4独占 (TOYOTA)

中嶋一貴/ジェームス・ロシター組 SC430が初勝利!
GT300クラスでもトヨタ プリウスがハイブリッド車初優勝!
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レクサス勢が2010年以来となる表彰台独占を果たした

 SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km Race」が4月28日(日)、29日(月・祝)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 毎年恒例のゴールデンウィークに開催される富士ラウンドは、昨年に続き、500kmの長丁場。2回のピットストップが義務づけられる。

 LEXUS SC430はトヨタのホームでもある富士スピードウェイを得意としており、2010年の春大会にはトップ4を独占。2011年の秋、2012年の春にも勝利を挙げるなど、この3年間の5戦(2010年秋大会は中止)で3回のポールポジション獲得と3勝を飾っている。

 今年開幕戦の岡山では、練習走行で速さを見せながらも悪天候の予選で苦しみ、立川祐路/平手晃平組のZENT CERUMO SC430 38号車がLEXUS勢最上位の4位と厳しい結果となったが、得意の富士での巻き返しを狙って今大会に臨んだ。

 また、GT300クラスのトヨタ プリウスも、昨年春の富士戦でデビュー2戦目にして6位入賞、秋の大会では2位表彰台獲得を果たしており、念願の初優勝が期待された。

 首都圏から近い富士での開催ということもあり、毎年非常に多くの観客を集めるイベントだが、今大会も、2日間で8万人以上のファンが富士スピードウェイに集結し、モータースポーツの迫力と魅力に酔いしれた。

◆予選◆

 28日(日)は、春らしい好天の下、公式練習走行に続き予選が行われた。午前9時から開始された公式練習走行では、トップ5をLEXUS SC430が独占する速さを見せた。

 ノックアウト方式の予選は、GT500クラスは上位8台がQ2へと進出。Q1セッションでは、タイヤを暖め、アタックが始まった残り4分ほどになったところで、KeePer TOM'S SC430 37号車が突然のトラブルに見舞われコース上にストップし、セッションは赤旗中断。

 残り5分でセッションが再開されると、DENSO KOBELCO SC430 39号車の脇阪寿一が唯一1分31秒台に入る走りを見せトップタイム。SUPER GT2戦目となるジェームス・ロシターの駆るPETRONAS TOM'S SC430 36号車が2番手。ZENT CERUMO SC430 38号車が4番手、ENEOS SUSTINA SC430 6号車が8番手でQ2へ進出。WedsSport ADVAN SC430 19号車はQ2進出ならず、12番手でグリッド確定。37号車は赤旗中断の原因を作ったとしてタイム抹消。最後尾15番手グリッドからのスタートとなった。

 Q2では、39号車の石浦宏明と36号車の中嶋一貴が周回毎にトップタイムを塗り替えていく激しいポールポジション争いを展開。最後に素晴らしいタイムをマークした中嶋一貴がこの争いを制し、36号車は中嶋一貴、ジェームス・ロシター共にSUPER GTのGT500クラスでは初、チームにとっても2004年以来となるポールポジションを獲得。39号車が2番手で続き、LEXUS SC430が最前列グリッドを独占した。

 大嶋和也がQ2を担当した6号車が4番手、立川祐路の38号車が5番手につけ、LEXUS SC430は4台がトップ5グリッドから決勝レースに臨むこととなった。

 GT300クラスでは、Panasonic apr PRIUS GT 31号車が危なげなくQ2に進出し、5番手グリッドを獲得した。

◆決勝◆

  29日(月・祝)も好天に恵まれ、午後2時に500km、110周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

 GT500の上位勢は順当なスタート。最後尾スタートとなった37号車は、伊藤大輔が序盤から猛烈な追い上げを見せ、4周目に10位、6周目に9位へとポジションを上げていった。

 ポールポジションの36号車中嶋一貴と2位の39号車石浦は3位以下を引き離しマッチレースに。一旦は36号車が1.5秒ほどの差を付けたが、GT300クラスの周回遅れが出始めた9周目の最終コーナーで、目前の車両がスピンしたため、これを避けようとした36号車を39号車がパス。しかし、11周目の1コーナーでは39号車がオーバーランを喫し、36号車が首位を奪還した。

 その後方では、大嶋の6号車、立川の38号車も3位、4位に浮上。首位の36号車が逃げる後方で、3台のSC430による2位争いが繰り広げられた。

 25周目終了時点で、39号車がやや早めのピットインを行い、石浦から脇阪へと交代。これで一旦順位を落とすこととなったが、単独走での脇阪の健闘が実り、40周目過ぎ、全車が最初のピット作業を終えた時点で、39号車は首位に浮上。36号車、6号車、38号車、そして追い上げを見せた37号車も5位まで順位を上げ、トップ5をSC430が占めてレースを折り返した。

 中盤戦では、6号車の国本雄資と38号車の平手晃平による激しい3位争いが展開。平手の追撃を凌ぎ続けた国本だったが、ストレートで2台が並び、1コーナーでのブレーキング勝負となった67周目、国本は痛恨のオーバーラン。38号車が3位に浮上した。

 その67周目終了時点で首位の39号車がピットへ向かい、脇阪から石浦へやはりやや早めの交代。74周目に37号車、76周目に6号車がピットへ向かい、78周目に首位を争っていた36号車と38号車が同時にピットイン。2台は6号車の前でピットアウトしたが、タイヤの暖まっていない38号車を6号車がパス。6号車の大嶋は36号車にも迫ったが届かず。

 上位勢が2度目のピットを終え、順位の安定した80周終了時点で、再び上位4台をSC430が占め、その差はわずか6秒以内という、僅差での終盤戦を迎えた。

 首位の36号車中嶋一貴が逃げる一方で、再び38号車立川と6号車大嶋による2位争いが激化。83周目の最終コーナーでGT300クラス車両に詰まった隙を逃さず、38号車が前に出た。

 2位に浮上した38号車は、更に首位の36号車を猛追。周回遅れ車両のタイミングもあり、その差は一時1秒を切ったが、最後は36号車が逃げ切り、見事ポール・トゥ・ウィンでのトップチェッカー。SUPER GT3年目の中嶋一貴にとってはGT500クラスでの初優勝。ジェームス・ロシターはSUPER GTデビュー2戦目での初優勝を挙げた。トムスチームにとっては2010年最終戦以来の勝利。

 2位には38号車、3位に6号車、4位に39号車が続き、SC430は2010年の第3戦富士大会以来となる、トップ4独占を果たした。最後尾スタートの37号車も9台抜きでの6位フィニッシュを果たした。

 GT300クラスでは、5番手スタートの31号車が、スタートで若干遅れ、7周目の最終コーナーでもスピンを喫するなど、苦しい立ち上がりとなったが、その後着実な追い上げを見せ、終盤には2位に浮上。  首位を逃げる車両がタイヤのトラブルで緊急ピットインを行ったため、95周目に首位に立った31号車は、見事トップチェッカー。歴史に残る、ハイブリッド車でのSUPER GT初優勝を飾った。

PETRONAS TOM'S SC430 36号車 ドライバー 中嶋一貴:
 完璧な週末、完璧なクルマだった。富士に入る前から、好感触で、ここで勝てなかったらどこで勝つ、という気持ちで臨んだ。タイヤのチョイスにも間違いはなく、昨日の予選、朝のフリー走行、決勝前のウォームアップ走行まで、良い流れで来ていたので、決勝は楽な展開になるかと思ったが、なかなか簡単には行かなかった。最後は、やはり怖い存在だと感じていた立川選手が迫ってきたが、逃げ切って優勝出来、ほっとしている。
PETRONAS TOM'S SC430 36号車 ドライバー ジェームス・ロシター:
 レースウィーク、チームは本当に良い仕事をしてくれた。自分は日本に、この素晴らしいチームで勝つためにやって来た。それに、個人的にも久しく優勝していなかったので、この勝利はとても嬉しく思っている。自分のスティントでは、ニュータイヤで出たのでとても難しく、GT300クラスのトラフィックが心配だった。レクサス勢のみんなも完璧だったし、一貴と一緒に勝てて良かった。
Panasonic apr PRIUS GT 31号車 ドライバー 新田守男:
 周囲から、ハイブリッド対決と煽られ、他社のハイブリッドよりも、我々の方が先に投入していたこともあり、とても意識してのレースだった。我々が幸運を拾った形での勝利なので、バトルをしての優勝であれば、もっと良かったかもしれないが、それでもこれまでの皆の努力が実ったということであり、大変嬉しい。このハイブリッドシステムに関わったトヨタ自動車の皆様、そして応援してくれたファンの方々に、優勝をプレゼント出来て良かった。次戦マレーシア戦でも連勝したい。
Panasonic apr PRIUS GT 31号車 ドライバー 嵯峨宏紀:
 3年前にこのチームに加わって以来、チームと、新田選手のためにもベストになることをしたいと常に思ってきたので、優勝出来てとても嬉しい。このプロジェクトに関わる皆様に、大変感謝している。もっと完走率を上げて、とりこぼしのないように、シーズンを通してずっと戦えるようにしていきたいし、レースは最後に何が起こるかわからないことも実感したので、最後まで諦めないで臨んでいく。
トヨタモータースポーツニュース

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SGT:第2戦富士決勝 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス優勝 #36PETRONAS TOM'S SC430
中嶋一貴
gt_r02_r_pc-nakajima 一言で言うと完璧な週末を送れたかな、と思いました。チームも最高のクルマを用意してくれて、いいタイヤも用意してくれて、チョイスも間違うこと無く選択できて、朝のウォームアップまでいい流れてきていたので、レースでは楽をさせてもらえると思いましたが、残念ながらそうはなりませんでしたし、プレッシャーもある中で最後トップでフィニッシュできたのは自分の中でも大きかったです。
いいスタートを切ることが出来たんですが、前でスピンしているクルマがあって、それをよけている間に39号車に前に行かれてしまいました。ペースには自信があったので、落ち着いていこうと思っていたら、前のクルマが止まりきれなくて、またリードが戻ってきました。
第1スティントはペースが良かったので本当はもっと差を広げたかったんですけど、中々トラフィックの引っかかり方が良くなくて、思ったほどリードが広げられなかったのは気がかりでしたが、ジェームスがいい仕事をしてくれて、トップでバトンを受け取って、大嶋に追いつかれたんですけど、次第にペースを上げることが出来て、最後は立川さんとバトルになりました。タイヤマネジメントには自信を持って走っていましたが、最後まで気は抜けませんでした。ピットストップで差を築くことが出来たのは大きかったと思うので、そこはチームに感謝したいです。
ジェームス・ロシター
gt_r02_r_pc-rossiter 素晴らしいチームで走るために、そしてそこで勝つために日本に来て、それが実現できたのはとても嬉しいです。
個人的にも久しぶりの優勝だったし、レクサス勢は全て完璧な走りを見せていたので、非常に強いな、と思っていました。そこで一貴選手と一緒に勝つことが出来て嬉しいです。サンキュー、カズキ。
ニュータイヤで走り出すのは大変でした。アウトラップは特に集中して慎重に走りました。そしてGT300のトラフィックも心配で、特に最後のセクターでタイムをロスしてしまいました。出来るだけタイヤを大事に、ミスをせず、トップでクルマを戻したいと思っていましたが、最後の2周でトラフィックに引っかかって38号車とのギャップが縮まってしまいました。
交替してからはモニターを見ていて非常に緊張しました。乗ってるよりもです。あんな重いをするんだったら自分が乗っていた方がいいと思ったくらい緊張しましたよ。
GT300クラス優勝 #31Panasonic apr PRIUS GT
新田守男
gt_r02_r_pc-nitta 正直可能性が薄いかなという状況で。CR-Zがかなりペースも良くて、去年同様「2位なのかな?」という気持ちもありましたけど、最後までとにかく諦めないでプッシュして、もし何かチャンスが拾えるなら、拾えるような状況を作れるまで諦めないで頑張ろうと思ってやりました。みなさんからハイブリッド対決ということでさんざん煽っていただいて(笑)気持ちを入れてもらいました。CR-Zより我々の方が早く登場しましたが、勝てそうで中々勝てないレースが続いて、なんとかハイブリッドで最初に優勝したいと思ってやってきたことが、本当にミラクルだと思いますけど、そのミラクルが僕たちのところに転がり込んできて、それを拾えたということが凄く嬉しくて。
バトルして勝ったら嬉しかったんでしょうけど、幸運の女神が微笑んでくれたというのが嬉しくて。
プリウスを応援して下さった皆さん、このハイブリッドに関わってくれたトヨタのスタッフの皆さん、本当に徹夜の連続で頑張って下さったので、この優勝をプレゼントできたことが非常に嬉しいです。
嵯峨宏紀
gt_r02_r_pc-saga 正直流れの良くない週末で、ウォームアップも芳しくない順位だったんですけど、終わってみればこの位置にこれたというのは奇跡に近いような出来事だと思っていますし、3年前にaprというチームに在籍することが出来るようになって、去年から新田さんとチームを組むことになったんですけど、過去に高木真一さんというベストパートナーと組んでらっしゃった訳ですが、僕として何が出来るか、チームにとって何がベストかを考えて一年間続けてきたんですけど、今回優勝したことで少しは(高木選手に)近づくことが出来たのかな?という思いはあります。
何より、このプロジェクトにトヨタのハイブリッドチームの皆さんが凄く頑張って取り組んできて下さったので、本当に感謝の気持ちで一杯です。
今回優勝することが出来ましたので、今後は、プリウスは非常に完走率が低いので、これから信頼性を上げていって、シーズンを通して戦える体制をチーム一丸となって作っていきたいと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

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SGT:第2戦富士決勝 レクサス勢が1-2-3-4フィニッシュ!チームトムス2年半ぶりの勝利

2013スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の決勝レースが4月29日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#36PETRONAS TOM'S SC430(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)が110周の戦いを制し、チームトムスにとっては2年半ぶりの勝利を挙げた。
GT300クラスは#31Panasonic apr PRIUS GT(新田守男/嵯峨宏紀組)がハイブリッド車で初の優勝をものにした。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:土曜日/31,600人、日曜日/48,500人 二日間合計/80,100人)

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決勝レースは晴天の下、午後2時にスタートした。
ホールショットを奪ったのはポールポジションの#36ペトロナスSC。スタートドライバーは中嶋一貴が担当。
中嶋は9周目の最終コーナーでスピンしていた#31プリウスを回避した際に一旦は#39デンソーSCの石浦宏明に先行されるが、11周目の同じ1コーナーで同じくGT300車両に詰まった石浦がオーバーランしたことで、再びトップを奪い返す。
その後方では#23モチュールGT-Rのロニー・クインタレッリと#6エネオスSCの大嶋和也が激しい3位争いを展開、11周目に大嶋がクインタレッリを攻略して3位に浮上する。
更に大嶋は前を走る石浦との差を詰めていき、23周目の最終コーナーで前に出た。
3位に後退した石浦はそこから一気にスローダウン、25周目に早めのピット作業を行い、脇阪寿一を送り出す。
この時点でタイヤが限界に来ていた模様だ。

トップの#36ペトロナスSCは39周終わりでピットイン、ロシターに交替するが、アウトラップで追いついてきた#39デンソーSCに100Rでかわされて2位に後退してしまった。
しかし最初のピットストップを前倒しにした#39デンソーは67周終わりで2度目のピットインを余儀なくされ、この間に#36ペトロナスが再びトップに立つ。後方には67周目の1コーナーでオーバーランした#6エネオスSCに変わって3位に浮上した#38ZENT SCが続く。

上位2台は78周終わりで同時にピットイン。ここで給油量をギリギリまで切り詰めた36号車の作業時間は34秒。
38秒を費やした38号車に対して4秒のマージンを得て、中嶋はトップでピットアウト。
そして38号車の最終スティントを担当した立川との間には3周早く作業を済ませていた#6エネオスSCを駆る大嶋が割って入った。

タイヤを労り、燃料をセーブしつつ、周回遅れをかわしていく中嶋と大嶋の差は80周を終えた時点で僅か0.8秒。
しかしそこから中嶋は1分33秒台のタイムを連発、一気に大嶋を突き放しに掛かった。
逆に大嶋は84周目の最終コーナーで立川にインを突かれて3位に。
この時点で中嶋との差は5秒近くに広がっていたが、燃料をセーブしながら走る中嶋を立川が猛追、105周を終えたところで両者の差は僅か0.967秒に急接近した。

しかしゴールまで燃料がもちこたえるとの確信を得た中嶋は再びそこからペースを上げ、107周目からは1分33秒台を連発、最後は立川との差を3.373秒まで広げてチェッカーを受けた。
シリーズ戦での勝利はチームトムスにとっては2010年10月の第8戦もてぎ以来のもの。
2011年から加入した中嶋や、今年スーパーGTにデビューしたロシターにとってはもちろん初のGT500優勝だ。
また2位には#38ZENT 3位には#6エネオス、4位には#39デンソーとレクサスSC430が上位4位までを占め、ホームレースで圧勝劇を演じた。
予選でのトラブルから最後尾スタートとなった#37KeePerも着実に順位を上げ、最後は5位を走行する#12カルソニックGT-Rの背後を脅かしつつ、6位でフィニッシュしている。

なお、ホンダHSV勢の最上位は前戦優勝の#100レイブリックHSVの獲得した8位だった。

一方GT300クラスは、予選2番手からスタートした#16無限CR-Zがホールショットを奪うと、その後も着実に後続を突き放し、一時は2位以下に40秒以上のリードを築き上げたが、レース終盤になって16号車は予定外のピットインを強いられる。
原因はタイヤカスを拾ったことによるフロントタイヤのバイブレーション。
無限のピットクルーは大急ぎでタイヤ交換を済ませて武藤英紀をピットに送り出したが、時既に遅し。
#16無限CR-Zはトップから16秒遅れの2位に後退してしまった。

代わってトップに立ったのは、同じハイブリッド車の#31プリウスだった。
31号車はスタートを担当した新田がレース序盤に最終コーナーでスピン。ここで一旦は18位まで後退したが、そこから着実に順位を上げ、また上位陣にタイヤバーストが相次いだこともあって41周目には2位に浮上する。
#16無限CR-Zが後退してからは1周あたり約1秒のペースで差を詰められたが、何とか最後まで逃げ切ってハイブリッド車として初めての優勝を、CR-Z勢に先んじてホームコースの富士で獲得した。
2位は#16CR-Z、3位には#86クリスタルクロコランボルギーニGT3が入った。

なお、ポールシッターの#61スバルBRZはメカニカルトラブルのため僅か3周でレースを終えている。

5月に予定されていた韓国大会が延期となったため、スーパーGTの次なる舞台はマレーシアのセパンサーキットとなった。
6月16日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Katsuhiko KOBAYASHI
Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/29) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS1102:56'05.647
238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS161103.373
36 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS811020.075
439DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS611034.320
512カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1011041.542
637KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS11042.964
7100 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS401101'32.512
88ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS41101'33.447
91REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI21091Lap
1018ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI121091Lap
1119WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1091Lap
1224D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH1091Lap
1332Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1082Laps
---- 以上規定周回数(77Laps)完走 ----
-23MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221892Laps
-*17KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS303107Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SC430) 1'33.280 (86/110) 176.102km/h
  • CarNo.24(安田裕信)に対し、スポーツ精神に反する行為をしたため白黒旗を提示した。
  • CarNo.17(塚越広大)は、2013 SUPER GT SpR 第30条 1.(他車への接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/29) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
131Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1032:57'27.210
216MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS810317.403
386クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
坂本 雄也
YH1021Lap
452OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH161021Lap
57OGT Bonds Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
イゴール・スシュコ
井出 有冶
YH1021Lap
6*11GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL401021Lap
787ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH221021Lap
862LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
加藤 正将
黒澤 翼
YH101021Lap
94GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH301012Laps
1010GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL1012Laps
1148DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY41012Laps
1288マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1012Laps
1322グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH1012Laps
149NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
YH1012Laps
15*30IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
ファイルーズ・ファウジー
小林 賢二
YH1003Laps
1633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH61003Laps
175マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
尾本 直史
YH994Laps
182エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH8617Laps
19*55ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS7924Laps
---- 以上規定周回数(72Laps)完走 ----
-*96DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 勝喜
井上 恵一
YH6835Laps
-360RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH5350Laps
-21ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HK4954Laps
-3S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH3568Laps
-0ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH2994Laps
-50Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
阪口 良平
YH994Laps
-61SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI123100Laps
  • Fastest Lap: CarNo.16 武藤英紀(MUGEN CR-Z GT) 1'39.437 (87/103) 165.108km.h
  • CarNo.11(平中克幸)は、2013 SUPER GT SpR 第30条 1.(他車への接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.30は、2013 SUPER GT SpR 第33条 3.(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.48(千代勝正)に対し、スポーツ精神に反する行為をしたため白黒旗を提示した。
  • CarNo.55(高木真一)は、2013 SUPER GT SpR 第28条 13.(スタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.96(田中勝輝)は、富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、ドライビングスルーペナルティを科した。

Inter Proto Series | SUPER GT

新カテゴリー「インタープロト・シリーズ」が発足

スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」が開催されている4月29日、富士スピードウェイは新しいレースカテゴリー、"Inter Proto Series"の開催を発表、2台のデモカーを場内で公開した。

inter_proto-02 inter_proto-01

このシリーズは以前より関谷正徳氏(PETRONAS TEAM TOM'S スーパーGTチーム監督)が提唱し、3年の歳月をかけて車両開発を進めてきたもの。
富士スピードウェイ周辺のレーシングガレージが長年培ってきた知識と技術を集結し、設計・制作された車両はカーボンモノコックとパイプフレームのハイブリッド構造のシャシーに3,950ccのV6エンジンを搭載している。
初年度は8台の生産が予定されているとのこと。

レースはジェントルマンドライバーとプロドライバーがペアでマシンをシェアする業界初の「プロ・アマシリーズ」として毎戦二日間で開催される。
1日目はジェントルマンドライバーによる予選と決勝(10Lap)、2日目はそれぞれが決勝レースを行う(ジェントルマン15Lap,プロ22Lap)

今シーズンは6月22〜23日の富士チャンピオンレースで開幕、以降第2戦を8月24〜25日の富士チャンピオンレース、第3戦を9月21〜22日にアジアンルマン第5戦と併催で実施する。

お問い合わせは運営事務局(Inter Proto Motor Sport事務局/Tel 0550-84-0512)まで。

Text : Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER FORMULA | SUPER GT

SGT:GTA定例会見 DTMとのエンジン規定統一に向けては更なる話し合いが必要か

今回のGTA定例会見では、2014年からスーパーGTとスーパーフォーミュラで導入が決まっており、DTMでも導入が噂されている2Lターボエンジンについても坂東正明代表が言及した。

日本においてはNRE(Nippon Racing Engine)として2014年導入を目指し、各メーカーで開発を進めている2L直列4気筒ターボエンジンだが、DTMでは2015年からの導入を考えているという。
しかし基本骨格を決めた後はある程度各メーカーに開発の自由度を残したいGTAの方針とは異なり、DTMを運営するITRは車体同様に共通部品を増やし、イコールコンディションに近づけたい意向があるようだ。
そのため、それぞれに参加するメーカーが今後交流していく上ではすりあわせ作業が必要となることが予想される。

こうした件も含めて、今年7月にはITR側からメルセデス、アウディ、BMWから各一人、GrandAm、GTAの代表者で会議を行うことになっているとのことだ。

この話し合いが決着し、GT500クラスに海外メーカーの参戦が実現すればスーパーGTは今まで以上に盛り上がりそうだ。

Text : Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:GTA定例会見 GT300共通シャシーは近日公開予定

富士スピードウェイで4月29日に行われたGTアソシエイション(GTA)による定例会見において、坂東正明代表はGT300クラスにおけるBOP(性能調整)にも言及。併せて、以前から計画されているマザーシャシーの進捗状況についても明らかにした。

まずBOPについては、実施のタイミングや各チームのホモロゲーションの取得などの面でFIAの対応が遅れがちであるとのこと。間に合わない場合は北米のGrandAmシリーズなどを参考に対応しているのが実情だが、今後も方針としてはFIAによるBOPを推奨していくとのことだ。
また今回、#61スバルBRZがポールポジションを獲得するなどJAF-GT勢が健闘していることについても「GT3に漸く追いついてきた」と調整の成果を評価しており、今後もより多くのJAF-GTに参加して欲しいと語った。
同時に、ニッサンだけでなくトヨタやホンダからもGT3仕様が出てくることも希望するとのこと。

また、JAF-GTの共通シャシー(マザーシャシー)については、8月をめどにモノコックが完成する見込みであり、最初の1台となるトヨタ86のデザイン画は来月にも公開できるだろうとのこと。
今後はこのシャシーをベースに様々なボディを取り付けてレースで使用していく方向だ。

Text : Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:GTA定例会見 タイでの開催案が浮上

GTアソシエイション(GTA)は4月29日、スーパーGT第2戦の開催されている富士スピードウェイで定例会見を行い、5月に予定されていながら延期となった韓国大会の状況を始めとする今後の海外展開について坂東正明代表がコメントした。

まず4月18日に延期が発表された韓国大会については、現地プロモーターとの契約において、いくつか合意に至らなかった条項があり、時間的な制約も考慮して今回は残念ながら延期という結論になったとのこと。
しかしGTAとしては今後も開催に向けて交渉を継続していくとのことで、「決して諦めた訳ではない」と坂東代表は強調した。

10年以上の開催実績を持つマレーシアのセパン大会についても、昨年で一旦契約期間が終了し、改めて交渉を始めているとのこと。これまで「レース開催を通してのマーケティング」という側面から様々な取り組みをしてきたが、中々思うような結果がだせていないこともあり、交渉は難航している模様。
ただし今シーズンの第3戦については開催が決定している。

またこの他、タイでのレース開催という計画もあるようだ。
バンコックの東300kmにあるブリーラムという都市でヘルマン・ティルケ設計のサーキット建設が予定されており、来年の5月に竣工するという。
ブリーラムはサッカークラブがあり、日本との交流も盛んとのことであり、日本の自動車メーカーにとってもタイは生産拠点や市場としてなじみ深い国。
GTAとしてはここでのシリーズ戦開催を模索しているとのことだ。

Text : Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第2戦富士フリー走行 GT500は#23モチュール、GT300は#7Bonds。両クラス揃ってニッサンGT-Rがトップタイム

スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の決勝前フリー走行は#23MOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が1'33.379でトップ。GT300も#7OGT Bonds Racing GT-R(イゴール・スシュコ/井出有治組)が1'38.779でトップと、両クラスでニッサンGT-Rが速さを見せつける結果となった。

gt_r02_f_23 gt_r02_f_7

決勝日を迎えた富士スピードウェイも昨日に続いて快晴。降水確率は午前午後とも0%という絶好のレース日和となった。
決勝前フリー走行は午前8時30分より30分間で、その後のサーキットサファリは午前9時10分より15分間で行われた。

公式予選ではレクサスSC430の速さが目立ち、フロントロー独占という結果に終わったが、このセッションではニッサンGT-R、ホンダHSVも好タイムを記録、上位に名を連ねた。
序盤トップに立ったのは#12カルソニックGT-R。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが1'33.661を記録、立川祐路の駆る#38ZENT SCが1'33.672で続き、3番手には1'33.891で本山哲の駆る#1REITO GT-Rがつける。

予定時間の丁度半分が経過した当たりで各車次々にピットイン。ピット作業の練習とドライバー交替を行った。
すると残り5分を切ったところでクインタレッリが1'33.379を記録、#23モチュールGT-Rがトップに躍り出る。
続いてジェームス・ロシターも1'33.608とタイムを縮めて#36ペトロナスSCを2位に押し上げ、#12カルソニックGT-Rは3位でこのセッションを終えた。

GT300クラスはこのレースから#7Bonds GT-Rに加入した井出有治がブランクを感じさせない快走を見せ、昨日の予選タイムを上回る1'38.779を叩き出してトップで走行を終えた。
2番手にはポールシッターの#61スバルBRZが続き、#31プリウスが3番手だった。

第2戦決勝はこのあと午後2時より110周(500km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士フリー走行結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/29) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindGapkm/h
1235001MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'33.379--175.915
2365002PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS1'33.608 0.229 0.229175.485
3125003カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS101'33.661 0.282 0.053175.386
4385004ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS161'33.672 0.293 0.011175.365
515005REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI21'33.891 0.512 0.219174.956
6185006ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI121'33.920 0.541 0.029174.902
765007 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS81'34.012 0.633 0.092174.731
8395008DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS61'34.112 0.733 0.100174.545
9195009WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'34.136 0.757 0.024174.501
101750010KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS301'34.200 0.821 0.064174.382
113750011KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS1'34.206 0.827 0.006174.371
1210050012 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS401'34.282 0.903 0.076174.230
132450013D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH1'34.429 1.050 0.147173.959
14850014ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS41'34.485 1.106 0.056173.856
153250015Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1'35.199 1.820 0.714172.552
1673001OGT Bonds Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
イゴール・スシュコ
井出 有冶
YH1'38.779 5.400 3.580166.299
17613002SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI121'39.322 5.943 0.543165.389
18163003MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS81'39.361 5.982 0.039165.324
19313004Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'39.485 6.106 0.124165.118
2003005ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH21'39.756 6.377 0.271164.670
21523006OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH161'39.891 6.512 0.135164.447
22483007DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY41'39.941 6.562 0.050164.365
23333008HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH61'39.979 6.600 0.038164.303
24883009マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'39.990 6.611 0.011164.284
25330010S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH1'40.044 6.665 0.054164.196
26430011GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH301'40.292 6.913 0.248163.790
271130012GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL401'40.314 6.935 0.022163.754
28230013エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH1'40.330 6.951 0.016163.728
291030014GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL1'40.480 7.101 0.150163.483
308630015クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
坂本 雄也
YH1'40.602 7.223 0.122163.285
315530016ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS1'40.656 7.277 0.054163.197
325030017Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
阪口 良平
YH1'40.710 7.331 0.054163.110
336230018LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
加藤 正将
黒澤 翼
YH101'40.768 7.389 0.058163.016
342130019ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HK1'40.860 7.481 0.092162.867
352230020グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH1'40.938 7.559 0.078162.741
36930021NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
YH1'41.305 7.926 0.367162.152
373030022IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
ファイルーズ・ファウジー
小林 賢二
YH1'41.323 7.944 0.018162.123
3836030023RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH1'41.360 7.981 0.037162.064
398730024ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH221'41.431 8.052 0.071161.950
40530025マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
尾本 直史
YH1'43.117 9.738 1.686159.303
419630026DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 勝喜
井上 恵一
YH1'44.04610.667 0.929157.880

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 ウイダー モデューロ HSV-010が8番グリッドを獲得 (HONDA)

  • 2013年4月28日(日)・予選 会場:富士スピードウェイ(4.563km)  天候:晴れ  気温:17℃(15:00時点) 路面温度:30℃(15:00時点)  コースコンディション:ドライ

gt130428001L.jpg  4月28日(日)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2013 オートバックス SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」が開幕し、公式予選が行われました。

 第2戦富士大会といえば毎年5月初旬の連休中に開催され、シリーズ随一の観客動員を誇りますが、今年は同じゴールデンウイーク中でも4月末と、例年より1週間ほど早い日程で開催されました。とはいえ、公式練習と公式予選が行われた本日はさわやかな晴天にも恵まれ、例年通り数多くのファンが富士スピードウェイに駆けつけました。

 岡山で開催された開幕戦では、#17 KEIHIN HSV-010(塚越広大/金石年弘組)、#18 ウイダー モデューロ HSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)の3台が優勝争いを演じ、#100 RAYBRIG HSV-010が優勝、#17 KEIHIN HSV-010が2位となり、Hondaは1-2フィニッシュを達成しました。さらに#18 ウイダー モデューロ HSV-010は5位に入り、排気系やラジエター位置の見直しを図った2013年型HSV-010 GTの進化を実証しました。

 第2戦の舞台である富士スピードウェイには、全長約1.5kmの長いメインストレートがあり、これまではストレートスピードに重点を置いた戦い方が主流でした。ただし、コースの後半部分には中低速コーナーの続くテクニカルセクションがあり、この部分をどれだけ速く駆け抜けるかによってもラップタイムは大きく変わります。そこでHondaは、HSV-010 GTの高いコーナリング性能を生かし、テクニカルセクションのタイムを稼ぐ戦略で本大会に挑みました。

 なお、チャンピオンシップの獲得ポイントに応じて決められるハンディウエイトは、#100 RAYBRIG HSV-010が40kg、#17 KEIHIN HSV-010が30kg、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が12kg、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/松浦孝亮組)が4kgとなっています。

 午前9時からおよそ2時間にわたって公式練習が行われました。ここでは明日の決勝レースを見据えたシミュレーションやマシンセットアップを行ったあと、午後の公式予選に向けた準備を行うのが一般的です。このセッションには、5台のHSV-010 GTを含む、GT500クラスに挑む全15台が参加。セッション終盤にはコース上に落下した部品を回収するため、およそ5分間にわたって走行が中断となりましたが、これを除けば大きなトラブルやアクシデントはなく、Honda勢は順調に走行を終えました。ここでは、開幕戦岡山国際大会で2位に入った#17 KEIHIN HSV-010の1分32秒518が5台のHSV-010 GTの中では一番速く、GT500クラスの7番手となりました。以下、#8 ARTA HSV-010は10番手、#100 RAYBRIG HSV-010は11番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は13番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中嶋大祐組)は15番手となりました。

 SUPER GTの予選は、今季よりノックアウト方式が全戦で採用されることになりました。これは、予選1回目の上位8台が予選2回目に進出し、この予選2回目のタイムに従って決勝レースのスターティンググリッドを決めるもので、予選2回目に進出できなかったチームは、予選1回目の順位でスターティンググリッドが決定します。

 予選1回目は午後2時15分にスタートしました。本格的なタイムアタックが開始される直前にライバル勢の1台がコース上にストップしたため、セッションは5分間ほど中断されたあと、残り時間5分で再開されることになりました。この結果、トップ10がわずかコンマ6秒差という接戦になりましたが、ここで#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗る山本選手が1分32秒289をマークして7番手となり、予選2回目への進出を決めました。Honda勢でこれに続いたのは伊沢選手が乗る#100 RAYBRIG HSV-010の9番手で、タイムは1分32秒387。8番手との差はわずかに0.07秒でしたが、惜しくも予選2回目への進出を逃しました。さらに、金石選手の乗る#17 KEIHIN HSV-010は10番手、松浦選手が乗る#8 ARTA HSV-010は11番手、中嶋選手が乗る#32 EPSON HSV-010は14番手で、いずれもこの段階で明日のスターティンググリッドが決まりました。

 午後3時9分に始まった予選2回目は、各チームともコースコンディションの改善を期待し、セッションが始まっても最初の2分間ほどは1台も出走しない展開となりました。その後、8台のマシンが続々とコースイン。ここでマコヴィッキィ選手が乗る#18 ウイダー モデューロ HSV-010は1分32秒386を記録し、8番グリッドを獲得しました。

 一方のGT300クラスでは、#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀 中山友貴組)と#55 ARTA CR-Z GT(高木真一 小林崇志組)が公式練習から好調で、#16 MUGEN CR-Z GTが2番手、#55 ARTA CR-Z GTが4番手のタイムを叩き出します。予選でも好調を持続して激しいポールポジション争いを繰り広げ、それぞれ2番グリッドと3番グリッドを獲得。レーシングハイブリッドシステムを搭載するCR-Z GTの優秀性を証明しました。

 明日の決勝レースは300kmで競われる通常のシリーズ戦とは異なり、500km、110周の長丁場となります。そのため、レース展開次第では、予選と決勝で上位陣の顔ぶれががらりと変わる可能性もあります。明日は午前8時30分から30分間にわたりフリー走行を行ったあと、午後2時に決勝レースのスタートが切られる予定です。

松本雅彦|Honda GTプロジェクトリーダー
 「500kmレースは長いので、戦略次第で明日の成績は大きく変わってきます。その意味では想定した範囲内の予選結果でした。#100 RAYBRIG HSV-010と#17 KEIHIN HSV-010は残念ながら予選1回目を突破できませんでしたが、これはハンディウエイトの影響が大きかったためと考えています。明日はフリー走行の結果を踏まえてバランスのいい戦略を立てることが勝敗を分けると予想されるので、#18 ウイダー モデューロ HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010、#17 KEIHIN HSV-010、#8 ARTA HSV-010の4台には表彰台に上るチャンスがあると考えています。特にハンディウエイトが軽い#8 ARTA HSV-010の活躍に期待したいところです。引き続き5台のHSV-010 GTに熱い声援をお送りくださいますよう、お願いします」
山本尚貴(8番手 #18 ウイダー モデューロ HSV-010)
 「Honda勢としては残念な結果となってしまいました。ただ、あまり結果を悲観していません。我々のマシンは長い距離でもコンスタントにいいパフォーマンスを発揮できるので、長距離の戦いは有利に働くと思っています。明日はこのポジションからしっかりとライバルを追い上げ、Honda最上位、そして表彰台に立つことを狙い、チーム、フレッド(フレデリック・マコヴィッキィ)と一緒にがんばりたいと思います」
フレデリック・マコヴィッキィ(8番手 #18 ウイダー モデューロ HSV-010)
 「今日は山本選手がいい走りで予選1回目を突破してくれました。予選2回目では僕がステアリングを握りましたが、マシンの実力を十分引き出せなかったのは残念でした。ただし、明日の500kmレースではマシンとタイヤがすばらしい安定性を発揮すると期待しているので、いい結果を残す自信があります。表彰台はもちろんのこと、それを上回る成績も可能だと思います」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 ポールシッターのコメント

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GT500クラス #36PETRONAS TOM'S SC430
中嶋一貴
gt_r02_q_pc-nakajima GT500での初ポールを富士でとることが出来て良かったです。チームにとっても10年近い間が空いていたので。
37号車がトラブルで止まってしまいましたけど、これで悪い雰囲気も吹き飛ばせたんじゃないでしょうか。
クルマは文句のつけどころの無い仕上がりでしたが、他にも富士が得意なドライバーが沢山いたので、どちらかというと、ポールが獲れてほっとしている感じですね。トラブルで公式練習は充分に走れませんでしたが、そこは2台体制の強みで37号車のデータを移植してくれば大丈夫だと思います。
明日もこの位置からスタートして、そのままこの位置で戻って来れたらと思います。ミスさえしなければずっと前にいられる筈です。
ジェームス・ロシター
gt_r02_q_pc-rossiter 最後の5分間で赤旗中断になり、たった1ラップで勝負しなければならなくなりプレッシャーを感じましたが、クルマが完璧だったのでQ2に進むことが出来ました。一貴選手もポールをとってくれてハッピーです。
富士は去年WECで走ったことがありますけど、スーパーGTでは初めてでした。
明日はいいスタートを決めて、いいラップを刻んで、ピットストップも上手くいけば勝てると思いますよ。
GT300クラス #61SUBARU BRZ R&D SPORT
山野哲也
gt_r02_q_pc-yamano 信じられないくらいの嬉しさです。2戦連続のポールなんてGTでは中々出来ないことですから、驚きつつも嬉しく思います。Q2では孝太選手が凄い走りをしてくれて、モニターで区間タイムを見ていて「どんな運転をしたらあんなタイムが出るんだ?」とずっと思っていました。
Q1では、とにかくQ2に進んで孝太選手に気持ちよく走ってもらうことと、同時に50%の確率でQ1で使ったタイヤを決勝で使うことになる筈なので、傷めないように心がけて走りました。ここまでの感触では強いタイヤを選んできたと思っています。
佐々木孝太
gt_r02_q_pc-sasaki ポールが穫れるなんて本当に思っていませんでした。ましてや苦手な富士ですから。チームがクルマを仕上げてくれて、ミシュランタイヤとのマッチングも良かったのかなと思います。
扁桃腺が腫れて40度の三日続いたので先週の水曜まで入院していたんです。スーパー耐久のチームには迷惑をかけましたが、今週末もチームの皆さんにフォローしていただいて、本当に恵まれたチームでレースをしているなと思います。
今回はポールポジションは難しいだろうと思いましたが、とにかく一つでも前に行こうと。公式練習でいい感じをつかんで、得意な区間でタイムを稼ごうとプッシュしました。
決勝はまだ未知数だし、勝つ自信はありませんけど、表彰台には上がりたいと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 #36中嶋一貴(ペトロナスSC)がGT500初ポール!GT300は#61BRZが2戦連続のポール獲得!

2013スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」は#36PETRONAS TOM'S SC430(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)がポールポジションを獲得。トムスとしては2004年以来、中嶋にとってもGT500で初のPP獲得となった。
GT300クラスは開幕戦岡山に続いて#61SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太組)が2戦連続でポールを獲得した。
(天候:晴れ コース:ドライ)

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公式予選は午後2時よりQ1とQ2のノックアウト方式で行われた。

予選Q1は各クラス15分間の走行。
今回もGT500は上位8台、GT300は13台が次のQ2に駒を進める。
最初に行われたGT300の走行は、開始10分で千代勝正の駆る#48DIJON GT-Rが1'38.879でトップに立つと、それを#3S ROAD GT-Rの佐々木大樹が上回る展開に。公式練習でタイヤバーストを喫してリヤフェンダー周りを大きく破損した3号車だったが、修復が間に合ったようだ。
3番手には#33ハンコックポルシェの藤井誠暢がつけ、前回PPの#61BRZもあわやQ1落ちかと思われたが、最後の最後に山野哲也が10番手に滑り込んだ。
一方、岡山を制した#11ゲイナーSLSはウェイトハンデの影響もあってか18番手に終わった。

続いて行われたGT500クラスの走行は、開始10分過ぎに#37KeePer SCがメカニカルトラブルにより最終コーナー立ち上がりでストップ。この回収のために赤旗中断となってしまう。
この時点では#18ウイダーHSVの山本尚貴が1'32.924を記録した以外は漸くタイヤのウォームアップが終わったところというタイミングであり、各チームとも残り5分で仕切り直し。僅かな時間でいきなり全開アタックを強いられることになってしまった。
そうした中でトップに立ったのは脇阪寿一が1'31.977を叩き出した#39デンソーSC。ロシターの駆る#36ペトロナスSCが2番手につけ、#12カルソニックGT-Rの松田次生が3番手。
一方ホンダ勢は、前回優勝の#18ウイダーHSVが7位に踏みとどまった他は揃って下位に沈み、ここで予選を終えてしまった。

赤旗中断の影響もあり、予選Q2の開始時刻は予定より10分遅れて午後2時50分に開始された。
GT300クラスはJAF-GT勢が好タイムを連発、一時は#16無限、#55ARTAのホンダCR-Zがフロントローを独占するかと思われたが、終盤になって#61BRZがトップに躍り出た。Q2を担当した佐々木孝太は扁桃腺の疾患で水曜日まで入院していたという状態であるにもかかわらず、最後にはコースレコードとなる1'37.610を叩き出し、前回の岡山大会に続いて2戦連続のポールポジションを獲得してみせた。
2位には#16無限、3位には#55ARTAとCR-Zが続き、#52OKINAWA-IMP SLSの竹内浩典を挟んで5位に#31プリウスの高木真一と、JAF-GTが本来不利な筈の富士で上位に名を連ねる結果となった。

続いて行われたGT500の予選Q2はスパ・フランコルシャンで行われる世界耐久選手権第2戦を間近に控え、日本とヨーロッパを慌ただしく往復している中嶋一貴がその疲れを感じさせない見事な走りで1'31秒大前半のタイムを連発。おしくもコースレコードには届かなかったものの1'31.040と2位以下をコンマ4秒近く突き放してGT500のシリーズ戦では初めてのポールポジションを獲得してみせた(JAFグランプリでは獲得経験あり)。同時にこれはチームトムスにとっても2004年以来、レクサスSCを使い始めてからは初めてのPPでもあった。
2番手には昨年この富士で優勝している#39デンソーSCの石浦宏明が続き、レクサスSC430がホームコースの富士でフロントローを独占する結果に。
昨年のドライバーズチャンピオン、ロニー・クインタレッリの駆る#23モチュールGT-Rが3番手につけた。

第2戦決勝は明日午後2時より110周(500km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士ノックアウト予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhQ1Q2
136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS1'32.0151'31.040
239DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS61'31.9771'31.432
323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'32.2871'31.488
46 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS81'32.3171'31.581
538ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS161'32.1981'31.701
612カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS101'32.0451'32.031
71REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI21'32.2261'32.120
818ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI121'32.2891'32.386
9100 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS401'32.387
1017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS301'32.570
118ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS41'32.579
1219WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'32.607
1324D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH1'32.735
1432Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1'33.239
---- 以上予選通過 ----
-*37KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BSdeleted
  • Q1: CarNo.37(アンドレア・カルダレッリ)は、2013 SUPER GT SpR 第25条 5.(赤旗原因車両)により、当該セッションのタイムを削除した。
■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhQ1Q2
161SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI121'39.592R1'37.610
216MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS81'39.6441'37.899
355ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS1'39.2081'38.114
452OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH161'39.4641'38.618
531Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'39.0571'38.718
633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH61'38.9201'38.761
73S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH1'38.8331'38.792
84GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH301'39.6571'38.912
90ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH21'39.1371'38.937
1086クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
YH1'39.3231'39.158
1148DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY41'38.8791'40.410
122エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH1'39.6421'40.694
139NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
YH1'39.4141'41.389
1421ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HK1'39.713
1588マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'39.813
1662LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
加藤 正将
YH101'40.074
1787ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH221'40.169
1811GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL401'40.233
1910GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL1'40.360
20*50Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
YH1'40.509
215マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
YH1'40.789
2222グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH1'40.824
2330IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
ファイルーズ・ファウジー
YH1'40.838
24360RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH1'41.074
257OGT Bonds Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
イゴール・スシュコ
井出 有冶
YH1'41.668
2696DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 勝喜
井上 恵一
YH1'43.336
---- 以上予選通過 ----
  • Q1: CarNo.50(安岡秀徒)は、2013 SUPER GT SpR 第30条 2.(走路外走行)違反により、当該周回タイム削除のペナルティを科した。

SUPER GT

SGT:第2戦富士ノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Q2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS1'31.040--180.435
239DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS61'31.432 0.392 0.392179.661
323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'31.488 0.448 0.056179.551
46 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS81'31.581 0.541 0.093179.369
538ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS161'31.701 0.661 0.120179.134
612カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS101'32.031 0.991 0.330178.492
71REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI21'32.120 1.080 0.089178.320
818ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI121'32.386 1.346 0.266177.806
■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Q2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
161SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI12R1'37.610--168.290
216MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS81'37.899 0.289 0.289167.793
355ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS1'38.114 0.504 0.215167.426
452OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH161'38.618 1.008 0.504166.570
531Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'38.718 1.108 0.100166.401
633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH61'38.761 1.151 0.043166.329
73S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH1'38.792 1.182 0.031166.277
84GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH301'38.912 1.302 0.120166.075
90ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH21'38.937 1.327 0.025166.033
1086クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
坂本 雄也
YH1'39.158 1.548 0.221165.663
1148DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY41'40.410 2.800 1.252163.597
122エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH1'40.694 3.084 0.284163.136
139NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
YH1'41.389 3.779 0.695162.018

SUPER GT

SGT:第2戦富士ノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Q1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
139DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS61'31.977--178.597
236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS1'32.015 0.038 0.038178.523
312カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS101'32.045 0.068 0.030178.465
438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS161'32.198 0.221 0.153178.169
51REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI21'32.226 0.249 0.028178.115
623MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'32.287 0.310 0.061177.997
718ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI121'32.289 0.312 0.002177.993
86 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS81'32.317 0.340 0.028177.939
9100 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS401'32.387 0.410 0.070177.804
1017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS301'32.570 0.593 0.183177.453
118ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS41'32.579 0.602 0.009177.435
1219WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'32.607 0.630 0.028177.382
1324D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH1'32.735 0.758 0.128177.137
1432Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1'33.239 1.262 0.504176.179
15*37KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS1'35.091 3.114 1.852172.748
■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Q1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
13S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH1'38.833--166.208
248DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY41'38.879 0.046 0.046166.130
333HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH61'38.920 0.087 0.041166.061
431Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'39.057 0.224 0.137165.832
50ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH21'39.137 0.304 0.080165.698
655ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS1'39.208 0.375 0.071165.579
786クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
坂本 雄也
YH1'39.323 0.490 0.115165.388
89NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
YH1'39.414 0.581 0.091165.236
952OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH161'39.464 0.631 0.050165.153
1061SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI121'39.592 0.759 0.128164.941
112エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH1'39.642 0.809 0.050164.858
1216MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS81'39.644 0.811 0.002164.855
134GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH301'39.657 0.824 0.013164.833
1421ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HK1'39.713 0.880 0.056164.741
1588マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'39.813 0.980 0.100164.576
1662LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
加藤 正将
黒澤 翼
YH101'40.074 1.241 0.261164.147
1787ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH221'40.169 1.336 0.095163.991
1811GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL401'40.233 1.400 0.064163.886
1910GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL1'40.360 1.527 0.127163.679
20*50Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
阪口 良平
YH1'40.509 1.676 0.149163.436
215マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
尾本 直史
YH1'40.789 1.956 0.429162.982
2222グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH1'40.824 1.991 0.035162.925
2330IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
ファイルーズ・ファウジー
小林 賢二
YH1'40.838 2.005 0.014162.903
24360RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH1'41.074 2.241 0.236162.523
257OGT Bonds Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
イゴール・スシュコ
井出 有冶
YH1'41.668 2.835 0.594161.573
2696DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 勝喜
井上 恵一
YH1'43.336 4.503 1.668158.965
  • CarNo.50(安岡秀徒)は、2013 SUPER GT SpR 第30条 2.(走路外走行)違反により、当該周回タイム削除のペナルティを科した。
  • CarNo.37(アンドレア・カルダレッリ)は、2013 SUPER GT SpR 第25条 5.(赤旗原因車両)により、当該セッションのタイムを削除した。

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習 レクサスSCが上位独占!トップは#38ZENT

スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の公式練習が4月27日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#38ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)が1'31.760を記録してトップに。以下5位までをレクサスSC430が独占する結果となった。
GT300クラスは#61SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太組)が1'38.880でトップだった。

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毎年大勢の観客で賑わうゴールデンウィーク恒例の富士500kmは、今年も前夜から泊まり込みで開門を待つ車が多数詰めかけ、ゲート前の通路では収まり切らずに道路を挟んだ向いの臨時駐車場に溢れ出す事態に。
このためゲートオープンは早朝の4時30分に行われ、レースファン達はまだ暗いうちから思い思いの観戦ポイントに陣取って走行の開始を待つことになった。

公式予選日の富士は雲一つない快晴。
2時間の公式練習は午前9時から行われた。
開始早々にトップに立ったのは#36ペトロナスSC。中嶋一貴が1'32.403を記録。
しかし2クラス混走終了間際に平手が1'31.943を記録して#38ZENT SCがトップを奪い取ると、専有走行にはいってからも立川が1'31.760とタイムを更に縮めた。#36ペトロナスもジェームス・ロシターが終盤1分31秒台にタイムを縮めるも一歩及ばず、以下、#39デンソー、#6エネオス、#37KeePerと公式練習はレクサスSC430がトップ5を独占する結果となった。
ニッサンGT-Rの最上位は#23モチュールの6位、ホンダHSV-010の最上位は#17ケーヒンの7位だった。

GT300クラスは序盤に#48DIJON GT-Rの千代勝正が1'39.053でトップに立ったが、こちらも終盤に#61BRZの佐々木が1'38.880を記録してトップに立った。
2位には#16無限CR-Zがつけ、JAF-GTが1-2という結果に。
#48GT-Rは後半高森博士のスピンなどもあり、3位に終わった。

なお、#23モチュールGT-Rの関口雄飛は全開の岡山大会決勝で#32エプソンHSVと接触したためにモラルハザードポイントの累積が6となり、このセッションの走行を禁じる処置がとられた。
また、今季からGT300にスイッチしKRAFTからBonds Racingにチーム名も改まった#7OGT Bonds Racing GT-Rは折目遼に変わって今回から井出有治がステアリングを握っている。

スーパーGT第2戦は、このあと午後2時より公式予選がノックアウト方式で行われる。

Text :Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1385001ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS161'31.760-179.019
2365002PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS1'31.982 0.222178.587
3395003DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS61'32.060 0.300178.436
465004 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS81'32.081 0.321178.395
5375005KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS1'32.497 0.737177.593
6235006MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'32.514 0.754177.560
7175007KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS301'32.518 0.758177.552
815008REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI21'32.518 0.758177.552
9125009カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS101'32.593 0.833177.409
10850010ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS41'32.770 1.010177.070
1110050011 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS401'32.849 1.089176.920
121950012WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'32.859 1.099176.900
131850013ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI121'32.933 1.173176.760
142450014D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH1'33.435 1.675175.810
153250015Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1'33.862 2.102175.010
16613001SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI121'38.880 7.120166.129
17163002MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS81'38.999 7.239165.929
18483003DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY41'39.053 7.293165.838
19553004ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS1'39.100 7.340165.760
20883005マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'39.105 7.345165.751
2143006GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH301'39.222 7.462165.556
2273007OGT Bonds Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
イゴール・スシュコ
井出 有冶
YH1'39.232 7.472165.539
23523008OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH161'39.400 7.640165.260
24213009ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HK1'39.485 7.725165.118
258630010クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
坂本 雄也
YH1'39.634 7.874164.871
26230011エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH1'39.648 7.888164.848
276230012LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
加藤 正将
黒澤 翼
YH101'39.715 7.955164.738
283130013Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'39.716 7.956164.736
291130014GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL401'39.746 7.986164.686
303330015HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH61'39.839 8.079164.533
31330016S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH1'39.950 8.190164.350
32030017ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH21'40.107 8.347164.092
33930018NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
YH1'40.179 8.419163.974
348730019ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH221'40.339 8.579163.713
351030020GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL1'40.476 8.716163.490
365030021Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
阪口 良平
YH1'40.833 9.073162.911
372230022グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH1'40.945 9.185162.730
3836030023RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH1'41.019 9.259162.611
393030024IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
ファイルーズ・ファウジー
小林 賢二
YH1'41.326 9.566162.118
40530025マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
尾本 直史
YH1'41.449 9.689161.922
419630026DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 勝喜
井上 恵一
YH1'43.41811.658158.839

スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO 開幕戦 開幕戦は降雪のため中止に (ARTA A-ONE)

ARTA with TEAM A-ONE S耐第1戦SUGOレポート

 4月20~21日、2013スーパー耐久シリーズの開幕戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」が宮城県スポーツランドSUGOで開催されました 「オートバックス.GLORY-R.FN2」北川・野間・藤田組は予選クラス10位となりましたが、決勝レースは降雪のため中止となりました。

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■レース概要■
  • 大会名 スーパー耐久シリーズ第1戦 SUGOスーパー耐久3時間レース
  • 日時 2013年 4月 20日(土),21日(日)
  • 場所 スポーツランドSUGO(宮城県)
  • 入場者数 (現在未発表)
■レース結果概要■
  • 車名 333号車 オートバックス.GLORY-R.FN2
  • ドライバー A:北川剛 B:野間一 C:藤田弘幸
  • 予選 ST4クラス 10位 (14台中)
  • 決勝 降雪のため中止
■4月20日 予選■

 4月20日(土)13:15から15分間のAドライバー予選がスタート。#333オートバックスFN2は北川選手がコースインします。路面温度は真冬のように低くタイヤが暖まらずオーバーステアに苦しみますが、#58 KRP DC5 小林選手の後方につけスリップストリームを利用してタイムアタックに入り、1'34.518を記録して7番手となりました。

 続くBドライバー予選は第1グループでオイルを出してしまった車両があり、路面清掃のため予定を遅らせて14:10からコースイン。野間選手は#73 mountainインテグラ 山崎選手の後方につけ、タイヤをウォームアップします。3周目に1’34.757を記録しさらにタイムアップを目指しますが、赤旗によりセッション中断となりました。

 A/Bドライバーのベストタイム合算で決まる予選結果は10位となりました。今回の予選ではS2000が圧倒的に有利と予想されていましたが、トヨタ86とDC5インテグラも1’32秒台を記録するなど、各車の大きな進化に対して遅れを取っている状況となってしまいました。

  • P1 #95 リジカラS2000 松井猛敏 / 中島保典
  • P2 #93 SKR S2000 中村嘉宏 / 浜野彰彦 / 遠藤光博
  • P3 #48 DIJON IS WAKO’S ED DC5 鶴田和弥 / 太田侑弥 / 井上恵一
  • P10 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 北川剛 / 野間一 / 藤田弘幸

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■4月21日 決勝■

 4月21日(日)当日は8:25からのフリー走行に合わせて、早朝に名取市内のホテルを出発しましたが、その時点では多少雪が降っているものの積もっていはいない状況でした。サーキットに向かい山道に差し掛かると道路脇の畑には雪が降り積もる状況でした。サーキットに到着するとコースサイドのグラベルやランオフエリアは真っ白です。オフィシャルたちがマーシャルカーなどを走らせて除雪の努力をしていましたが、さらに雪は強まり、コース上も真っ白な雪に覆われてしまいます。その後、スケジュールが変更されレース時間が2時間6分に短縮されましたが、雪はさらに強くなり11:30にレース中止が発表されました。

 すでにサーキット入りしていた観客も多かったため、各チームとも車両をピットロードに出して展示したり、ドライバーやメカニック、レースクィーンもピットロード上に出て自発的なピットウォークが行われファンとの交流もなされました。

st_r01_arta_03.jpg

■まとめ■
チーム代表代行 大河原一
 「今回のレースは、オートバックス様をはじめとした多くのスポンサー様のご支援をいただく2013シーズンの初戦ということで大きな期待を背負ってのレースでしたが、雪で中止となってしまい大変残念でした。こんな天気にもかかわらず応援に来てくださった方々には、ピットでコーヒーを振舞ったりマシンやドライバーと記念撮影をしたりとレースとは違った形のサービスで喜んでもらえたかと思います。公式練習ではマシンバランスとトラクションに問題を抱え、暫定対策で予選に挑む形となってしまいましたが、次回韓国ラウンドに向けて根本的な対策を講じて必ず巻き返します。どうぞご期待ください。」

 次戦は初開催となる韓国インジェオートピア(5/25-26)です。日本からのチームに加えて現地チームとのバトルも期待されます。これが実質的な開幕戦となるため、確実にポイントを持ち帰れるレースにしたいと思います。

 今回も多くの応援や激励をいただき大変ありがとうございました。次戦以降もご期待に応えられるようチーム一同全力を尽くします。これからも応援よろしくお願いいたします。

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ARTA with TEAM A-ONE プレスリリース

スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO スーパー耐久2013シーズン開幕戦は降雪により中⽌!! (A-ONE)

 チームエーワンは4⽉20〜21⽇に宮城県スポーツランドSUGOにて今シーズンの開幕戦となるスーパー耐久第1戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」に参戦致しました。

 ⾦曜、⼟曜と4⽉下旬とは思えない肌寒さの中、ドライコンディションにて公式練習、予選と⾛⾏しましたが、決勝⽇は朝から降雪となりました。レーススケジュールの⼤幅な変更でレース距離を70%の2 時間6分に短縮し、天候の回復を待ちましたが、雪は⼀向に⽌まず、コースの安全が確保できないことより、残念ながら開幕戦は中⽌となりました。

 関係者の皆様、開幕戦を⼼待ちにされていたファンの皆様には、⼤変申し訳ありませんが、安全が何よりも最優先されるべきと思いますので、我々エーワンも、残念ではありますが、やむを得ない判断だったと思います。本⼤会は中⽌となってしまいましたが、今シーズンも、#73 mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5へのご⽀援の程、宜しくお願い致します。

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■レース概要
  • ⼤会名 スーパー耐久シリーズ第1戦SUGOスーパー耐久3時間レース
  • ⽇時 2013 年 4 ⽉ 19 ⽇(⾦),20 ⽇(⼟),21 ⽇(⽇)
  • 場所 スポーツランドSUGOインターナショナルレーシングコース(宮城県)
■レース結果概要
  • ⾞名 #73 号⾞ mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
  • ドライバー A: 鈴⽊ 陽 B: ⼭崎 学 C: 中村 旬
  • 専有⾛⾏1回⽬ ST4 クラス 10 位(14 台中)
  • 専有⾛⾏2回⽬ ST4 クラス 12 位(14 台中)
  • 専有⾛⾏3 回⽬ ST4 クラス 出⾛せず
  • 公式予選A Driver ST4 クラス 13 位(14 台中)
  • 公式予選B Driver ST4 クラス 11 位(14 台中)
  • 公式予選C Driver ST4 クラス 6 位(10 台中)
4⽉19⽇公式練習

 19⽇(⾦)、2年ぶりに開幕の地となる宮城県スポーツランドSUGO にて、公式練習が⾏なわれました。チームエーワンは、3 ⽉の公式テストデイが不参加となった為、この公式練習が今シーズンの⾛り初めであり、決勝レースに向けて⾮常に重要な意味を占めます。明⽇の予選、そして⽇曜の決勝に向け、ドライバーの慣熟と、マシンのセットアップを 進めるべく、公式練習に臨みました。

 今シーズンも#73号⾞が使⽤するマシンは、ホンダインテグラ・DC5ですが、シーズンオフの間に、各部オーバーホールを施してリフレッシュされた為、マシンのポテンシャルはアップするものの、全体的なマシンバランスの⽅向性を再確認する必要があります。

専有⾛⾏1 回⽬(9:00〜10:00)

 専有⾛⾏1回⽬。最初にステアリングを握るのは、昨年ST3クラスで活躍した⼭崎学選⼿。今シーズンは、古巣でもあるチームエーワンからのエントリーとなります。4年ぶりにFF のマシンをドライブするとあって、じっくりと慣熟⾛⾏をし、セッション開始20分過ぎ、ベストタイム1ʼ37.8を記録したところでピットイン。鈴⽊ 陽選⼿と交代します。

 鈴⽊選⼿も、サーキット⾛⾏が昨年10⽉の鈴⿅戦以来6ヶ⽉ぶりとあって、慎重に周回を重ねていきます。鈴⽊選⼿も徐々にタイムアップをしていき、1ʼ38.1までタイムアップしたところで予定通りピットイン。

 しかし、このタイミングで#39 TRACY SPORT IS350が最終コーナーでコースアウト。激しくアウト側バリアにクラッシュした為、⾚旗中断となります。中村 旬選⼿とドライバー交代をしましたが、結局セッションは⾚旗で中断のまま終了となりました。

専有⾛⾏2 回⽬(11:30〜12:30)

 このセッションも、最初に⼭崎選⼿がステアリングを握り、マシンの⽅向性確認をおこないました。1回⽬の⾛⾏後、セットアップを変えての⾛⾏でしたが、アンダーステア強く、バランスは今⼀歩。ベストタイムは1ʼ37.8 を記録であり、トップから約3秒のビハインドとなりました。

 続いてステアリングを握るのは、中村選⼿。久しぶりの⾛⾏な上、インテグラ初乗⾞とあり、じっくりと慣熟を⾏いたいところ。徐々にペースを上げていき、タイムも39秒台に⼊り、マシンにも慣れ始めた7 周⽬にアクシデントが発⽣します。

 7周⽬のバックストレートエンドのシフトダウンで、5 速から2 速に⼊ってしまい、オーバーレブによりエンジンブローとなってしまいました。このブローにより、コース上には⼤量のオイルが洩れた為、⾚旗中断。#73は積載⾞に乗せられ、ピットに戻されました。

専有⾛⾏3 回⽬(14:00〜15:00)

 インターバルが1時間半しかない為、残念ながら3本⽬は⾛⾏キャンセルとなりました。しかし、明⽇の予選に向け、メカニックの迅速な作業により、夜にはエンジン載せ変えが完了し、無事エンジンに⽕が⼊りました。予定していた⾛⾏を消化できなかったことは痛⼿ですが、マシンが修復でき、最悪の事態は逃れたことが、唯⼀の救いでしょうか。

4 ⽉20 ⽇ 公式予選
Aドライバー予選(B グループ:13:15〜13:30)

 13:15 より開始されたST4、5クラスによるAドライバー予選Bグループ。Aドライバーの鈴⽊選⼿は、載せ変えたばかりのエンジンチェックの為に、コースインして1周で再度ピットイン。各部のチェックを⾏ないます。前⽇に周回を重ねることができなかった為、再度コースインしてからは、予選終了まで⾛⾏を続けました。

 アタックラップ中にイエローフラッグ提⽰や、最終コーナーで遅いマシンに引っかかるなど、ツイていない⾯もあり、結局S字⽴ち上がりでシフトミスした4周⽬の1ʼ37.0がベストタイムとなりました。

Bドライバー予選(Bグループ:14:00〜14:15)

 Bドライバー予選は、14:00 からの予定でしたが、最終コーナーでコースアウトした、A グループ#32 KRMケースフロンティアGT3Rを回収する為、Bグループはやや遅れての開始となりました。

 Aドライバー予選の後、アンダーステア解消を狙い、リヤダンパーのセッティングを変更して臨んだ⼭崎選⼿は、徐々にタイムアップしましたが、5周⽬に1ʼ36.2を記録した所で⾚旗中断となってしまいます。マシンバランスはまだアンダーステア強いとのことでしたが、予選再開2 周⽬には1ʼ34.8 までタイムで短縮。クラス11 位で予選を終えました。

Cドライバー予選(14:35〜14:55)

 セッション開始早々SPコーナーで2クラスのランサーからオイルが洩れた為に、⾚旗中断となりましたが、セッション再開後、中村選⼿は順調に周回を重ね、10周⽬にベストとなる1ʼ36.8 を記録。リヤのアライメントを調整したことでマシンバランスは更に改善され、クラス6位で予選を終えました。

予選終了後のコメント
鈴⽊選⼿コメント
 昨⽇の公式練習では、あまり周回を重ねることができず、予選はぶっつけ本番的な⾯がありました。マシンバランスはアンダーステアが強くハイポイントコーナーやSP コーナーでなかなか踏んでいけない印象でしたが、VIDEO VBOXでロガーのデータで確認すると、⼭崎選⼿と⽐べ、ボトムスピードを落とし過ぎていたり、⾞の向きを上⼿く変えられずに、タイムロスをしているところもありました。特にスポーツランドSUGO は、⾼低差が⼤きく、ちょっとしたロスがタイムに⼤きく響きます。VBOXのロガーと⾞載映像の連携機能を活⽤し、アジャストすることで、まだまだタイムアップできると思います。
⼭崎選⼿コメント
 昨⽇の公式練習にて、マシンのセッティングを⾊々とトライできなかった為、この予選にて⾞の⽅向性を確認しました。鈴⽊選⼿の予選後、リヤのダンパーを柔らかくし、旋回性を上げましたが、マシンバランスとしてはまだまだアンダーステアが強く、曲がらない状態であり、⼩さく回り込むようなコーナーなどでは特に⾟かったです。もっと旋回性を上げる⽅向にセッティングを変更しなければ、ロングディスタンスでタイヤが持たず、勝負にならないと思います。しかし、予選でのタイム差はまだまだ⼤きいものの、決勝に向けてのバランスの⽅向性は⾒えてきたので、その点を改善できれば、決勝への⾒通しは少し明るいと思います。
中村選⼿コメント
 昨⽇は、公式練習中にエンジンを壊してしまい、マシンの慣熟やマシンセッティングができませんでした。久しぶりのS耐であり、インテグラに乗るのは今回が初めてということもあって、予選ではマシンの習熟をしながら、慎重にペースアップをしていきました。⼭崎選⼿の予選後、リヤのアライメントを⾒直し、マシンバランスは更に向上したと思います。ただ今回の予選では、⾞速を落とし過ぎていた⾯もあるので、もう少し⾞速を上げて、⾞の向きを変えていけば、更なるタイムアップが可能だと思います。予選でマシンにも慣れることができたので、決勝ではベストを尽くそうと思います。
レース後のコメント
⼤河原監督のコメント
 mountain様をはじめ多くのスポンサー様のご⽀援を頂き、2013年シーズンの開幕戦を迎えることができました。シーズン開幕に向け万全の体制で今回のレースに臨みましたが、思わぬトラブル等もあり、予選までは、満⾜に⾛⾏できませんでした。しかし、予選にて本番に向けたマシンのセッティング等も進み、チーム⼀丸となって、決勝での巻き返しを狙っていましたが、残念ながら降雪により、レースが中⽌となってしまいました。期待の持てるレースを確信していましたので、⼤変残念でなりませんが、天候の⼒には勝てませんね。気持ちを切り替え、これから次回ツインリンクもてぎ5時間耐久に向けた準備を進めていきたいと思います。チーム⼀同、全⼒を尽くし頑張って参りますので、これからも変わらぬご⽀援の程、宜しくお願い致します。
Text & Photo: TEAM A-ONE

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第3戦 プレビュー

MJ13_0079プレスインフォメーション 2013年4月23日

東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第3戦を、2013年4月28日(日) - 29日(月) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたします。

2013年のポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)は4月28日(日)〜29日(月・祝)に、早くも第3戦を迎える。開幕ラウンドが行なわれた岡山国際サーキット(岡山県)から3週間、その舞台は富士スピードウェイ(静岡県)へ。テクニカルな岡山国際サーキットとは異なるキャラクターをもつ富士スピードウェイだが、大半のPCCJパイロットは3月に行なわれた合同テストに参加しており、すでにセッティングを見つけている選手も多い模様。このラウンドは週末1戦のみの開催予定であるが、6月1日(土)〜2日(日)に予定されている第4-第5戦も同じく富士スピードウェイを舞台としており、シーズン中盤の山場に向けても重要な1戦と位置づけられる。

SUPER GTとの併催となる第3戦の舞台は、国内屈指の高速サーキットとして知られる富士スピードウェイ。約1.4kmという国内最長のメインストレートから1コーナーへのブレーキング競争や、リズムとライン取り、メカニカルグリップがポイントとなる後半のテクニカルセクションなどが勝負どころとなる可能性が高い。また、最終コーナーの脱出速度はストレートスピードに影響するため、マシンの性能に差がないワンメイクレースにおいては非常に重要なポイントと言える。

開幕ラウンドは若手ドライバーの速さとベテランの妙味が光る展開となった。豪雨に見舞われた第1戦では後続を引き離して#78 近藤翼とトップ争いを演じていた#14 川端伸太朗がコースアウト。#78 近藤、#12 小河諒ら若手に続きベテランの#10 川口正敬がPCCJデビュー戦できっちりとチャンピオンクラスの表彰台を獲得している。ジェントルマンクラスは今シーズンから参戦した#7 星野敏が初戦で勝利、継続参戦組の#21 高田匠が2位、#33 Ogino Tetsuoがそれに続いた。
翌日、#12 小河、#14 川端と#78 近藤の三つ巴で始まった第2戦は#78 近藤が中盤にスピンを喫し、#12 小河がPCCJ初勝利を挙げた。#14 川端と#25 神取彦一郎がそれに続いている。ジェントルマンクラスは最終ラップの逆転劇でPCCJ2年目の#2 田島剛が今シーズン初勝利。#21 高田と#3 江本玄が表彰台を獲得した。

今シーズンの特徴としては、チャンピオンクラスとジェントルマンクラスが入り乱れて戦っていた2012年シーズンと比べてクラスごとに分かれる傾向が出たことが挙げられる。クラス内部での実力が拮抗していること、特に上位を占めるチャンピオンクラスの速さが底上げされたことが主な要因と考えられる。とは言え、まだシーズンは始まったばかり。#19 永井宏明や#32 飯田太陽ら実力派ドライバーも黙ってはいないはず。ふたりとも前大会こそ上位入賞が叶わなかったが、3月の合同テストでは上位タイムを記録しており、第3戦富士では侮れない存在と目されている。

予選はノックアウト方式ではなく、1セッションでの上位タイムでグリッドを決めていく。ノックアウト方式よりも時間に余裕があるとは言え、タイヤの“賞味期限”を見極めて一発の速さを出す難しさは変わらない。PCCJパイロットたちに与えられたセッティング時間は、予選前日に行なわれる2度の専有走行、計60分。その中で最適なセッティングを見つけ出せるかがカギとなる。

富士大会のスケジュールは、専有走行が4月27日(土)11時30分〜12時00分、14時20分〜14時50分の2セッション、予選は28日(日)13時15分〜13時45分の予定。第3戦の決勝レースは29日(月・祝)11時55分から15周でスタート予定となっている。サーキットの至るところで繰り広げられる14台の超接近戦は、ゴールデンウイークの富士スピードウェイに詰めかけたレースファンを必ずや魅了するはず。熱戦の火蓋は、もう間もなく切って落とされる。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
 
 

スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO決勝は雪のため中止が決定

 早朝から季節外れの大雪に見舞われて、フリー走行も中止になったスポーツランドSUGOで決勝が行われる予定だった「スーパー耐久3時間レース」だが11時30分、大会組織委員会は決勝の開催が困難と判断し、中止を発表した。

 なお代替戦については行われるかどうかも含めて現時点では不明だ。

スーパー耐久

S耐:第1戦菅生 決勝日は朝から大雪、フリー走行はキャンセル

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 21日、スーパー耐久第1戦の決勝日を迎えたスポーツランドSUGOは朝から大雪。積雪のため8時35分から予定されていたフリー走行はキャンセルされた。

 このため大会組織委員会は改訂スケジュールを発表し、決勝を15時からに変更したが、開催できるかどうかは微妙だ。

Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO公式予選 GT3クラスのGTNET ADVAN NISSAN GT-RがPPでGT-Rが1-2!

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 4月20日、宮城県のスポーツランドSUGOで、スーパー耐久開幕戦の公式予選が行われた。

 晴天のドライコンディションで、13時から1グループ(GT3、1,2,3クラス)と2グループ(ST4,5クラス)それぞれ15分間ずつでAドライバー予選が行われた。

 注目のGT3クラスには、GT-R、BMWに加えてポルシェと計7台が参加。

 Aドライバーの予選では#81GT-Rが青木孝行のアタックで1分20秒910のコースレコードでトップタイムをマーク!2番手に#28 SLS AMGの片岡龍也が21秒073とこちらもレコードラップで2番手につける。

 唯一のST1クラスは、#9 BMW Z4の堀主知ロバートが28秒915で、ST2クラスは#20ランサーの大橋正澄が、ST3クラスは#80 GS 350の佐藤晋也が、ST4クラスは#95 S2000の松井猛敏浅野武夫が、ST5クラスは#36 Vitzの後藤比東至がそれぞれトップタイムをマークした。

 13時45分から再び15分ずつのBドライバー予選が行われた。スーパー耐久シリーズでは、この2つのAB両ドライバーのタイムを合算してグリッドをきめる予選方式がとられており、結果はここで1分20秒860のレコードラップをマークした#81星野一樹がトータルで2分41秒770でPP!

 総合2位には#24 GTRが入り、#28 BMWZ4は3位に。

 総合8位に唯一のST1クラスの#9 BMW Z4が入り、総合9位にST2クラスのトップ#20ランサーが、総合12位にST3クラスのトップ#77 Zが、総合21位にST4クラスのトップ#95 S2000が入った。

 そして総合35位にST5クラスの#36Vitzが入りクラスPPとなった。

 決勝レースは明日13時50分から3時間レースとして開催される。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO Cドライバー公式予選結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2013/04/20) C Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
124GT31スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 R3
池上 慎二1'22.832-160.992
21GT32PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
メルビン・モー1'23.110 0.278160.454
328GT33PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
ファリーク・ハイルマン1'23.306 0.474160.076
432GT34KRMケーズフロンティアGT3R
PORSCHE 911GT-3R 997
高木 真一1'23.335 0.503160.021
581GT35GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R R35
尾本 直史1'24.529 1.697157.760
63GT36ENDLESS・ADVAN・PORSCHE
PORSCHE 911GT-3R 997
新井 敏弘1'24.885 2.053157.099
79ST-11Faust Racing Team
BMW Z4M Coupe
山野 直也1'27.884 5.052151.738
815ST-31岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
田中 哲也1'31.121 8.289146.347
916GT37muta TRIGGERS BMW
BMW Z4 GT3 E89
堀田 誠1'31.132 8.300146.330
1059ST-21STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB
松田 晃司1'31.319 8.487146.030
1180ST-32PETRONAS TWS GS350
TOYOTA GS350 DBA-GRS191
脇阪 薫一1'31.723 8.891145.387
1238ST-33TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
川口 正敬1'31.818 8.986145.236
135ST-34岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
白井 剛1'33.86711.035142.066
1414ST-35岡部自動車KYOSHIN計測Z33
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
増田 芳信1'33.91411.082141.995
1534ST-36asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
吉田 広樹1'34.05111.219141.788
1648ST-41DIJON IS WAKO'S ED DC5
HONDA INTEGRA DC5
井上 恵一1'34.18711.355141.583
1793ST-42SKR ENGINEERING S2000
HONDA S2000 AP-1
遠藤 光博1'34.55411.722141.034
1835ST-37asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
長谷川 伸司1'34.62511.793140.928
1986ST-43GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86 ZN6
蒲生 尚弥1'35.00612.174140.363
2030ST-22RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
古山 節夫1'35.30012.468139.930
21*18ST-44コスモソニック・FK・ings・FT86
TOYOTA 86 ZN6
岡野 陽朋1'35.60712.775139.481
2241ST-45TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000 AP-1
長野 賢也1'35.68712.855139.364
2339ST-38TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
橋本 達也1'35.88013.048139.083
2473ST-46mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5
中村 旬1'36.25413.422138.543
25116ST-47W.S.ENGINEERING + CF亜衣
HONDA S2000 AP-1
今村 透1'36.64013.808137.990
26123ST-23Tec Racing IMPREZA GDB
SUBARU IMPREZA GDB
金井 良樹1'37.08814.256137.353
2749ST-48ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
大文字 賢浩1'39.27216.440134.331
2820ST-24RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
岸 純一郎1'40.47017.638132.729
2913ST-49ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA
TOYOTA 86 DBA-ZN6
下田 亮次1'41.22218.390131.743
3019ST-51BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT RS GE8
駒木 孝有1'41.22418.392131.741
31*602ST-52PTGランドリー602明京産業ヴィッツ
TOYOTA VitzRS NCP91
伊藤 英治1'41.92219.090130.839
3217ST-53DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
野上 達也1'42.92920.097129.558
33333ST-410オートバックス.GLORY-R.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2
藤田 弘幸1'43.29620.464129.098
3426ST-54エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
福田 秀明1'43.91721.085128.327
3599ST-55RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
野村 浩史1'45.16422.332126.805
36213ST-56WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz DBA-NCP91
市石 浩章1'45.83523.003126.001
---- 以上予選通過 ----
-50ST-411ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム
ABARTH 500 ASSETTO CORSE
大島 正行1'48.08525.253123.378
-7ST-25新菱オート☆J-ROCKエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
遠藤 浩二no time- -

スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO公式予選総合結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2013/04/20) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
Car
Model
DriverAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
181GT31GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R R35
青木 孝行
星野 一樹
1'20.910
1'20.860
2'41.770-
224GT32スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 R3
藤井 誠暢
千代 勝正
1'21.444
1'20.760
2'42.204 0.434
328GT33PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
片岡 龍也
ジョノ・レスター
1'21.073
1'21.298
2'42.371 0.601
41GT34PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
谷口 信輝
ドミニク・アン
1'21.857
1'21.915
2'43.772 2.002
53GT35ENDLESS・ADVAN・PORSCHE
PORSCHE 911GT-3R 997
谷口 行規
峰尾 恭輔
1'23.759
1'21.737
2'45.496 3.726
632GT36KRMケーズフロンティアGT3R
PORSCHE 911GT-3R 997
飯田 太陽
タカシ
1'23.385
1'25.041
2'48.426 6.656
716GT37muta TRIGGERS BMW
BMW Z4 GT3 E89
西田 裕正
陣川 雄大
1'27.429
1'24.302
2'51.731 9.961
89ST-11Faust Racing Team
BMW Z4M Coupe
堀 主知ロバート
佐藤 茂
1'28.915
1'28.449
2'57.36415.594
920ST-21RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
大橋 正澄
阪口 良平
1'29.411
1'29.738
2'59.14917.379
1059ST-22STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB
大澤 学
吉田 寿博
1'30.491
1'29.746
3'00.23718.467
116ST-23新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
冨桝 朋広
菊地 靖
1'31.247
1'29.158
3'00.40518.635
1277ST-31B-MAX ・ Z33
NISSAN FAIRLADY Z Z33
ドラゴン
関口 雄飛
1'31.264
1'29.458
3'00.72218.952
1338ST-32TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
藤田 竜樹
植田 正幸
1'30.844
1'30.088
3'00.93219.162
1434ST-33asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
1'30.826
1'31.055
3'01.88120.111
1514ST-34岡部自動車KYOSHIN計測Z33
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
小松 一臣
杉林 健一
1'30.786
1'31.741
3'02.52720.757
16*80ST-35PETRONAS TWS GS350
TOYOTA GS350 DBA-GRS191
佐藤 晋也
吉本 大樹
1'30.132
1'32.463
3'02.59520.825
177ST-24新菱オート☆J-ROCKエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
神子島 みか
藤井 芳樹
1'31.874
1'31.004
3'02.87821.108
1815ST-36岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
長島 正明
田中 徹
1'31.310
1'31.751
3'03.06121.291
195ST-37岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
今村 大輔
安宅 徳光
1'31.412
1'32.059
3'03.47121.701
2035ST-38asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
小泉 和寛
下垣 和也
1'32.145
1'32.112
3'04.25722.487
2195ST-41リジカラS2000
HONDA S2000 AP-1
松井 猛敏
中島 保典
1'32.606
1'32.454
3'05.06023.290
2293ST-42SKR ENGINEERING S2000
HONDA S2000 AP-1
中村 嘉宏
浜野 彰彦
1'33.044
1'32.977
3'06.02124.251
2348ST-43DIJON IS WAKO'S ED DC5
HONDA INTEGRA DC5
鶴田 和弥
太田 侑弥
1'33.761
1'32.900
3'06.66124.891
2452ST-44埼玉トヨペットGB with Revo
TOYOTA 86 ZN6
大井 貴之
服部 茂章
1'32.904
1'34.528
3'07.43225.662
2558ST-45ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE R DC5
小林 康一
関 豊
1'34.153
1'33.695
3'07.84826.078
26116ST-46W.S.ENGINEERING + CF亜衣
HONDA S2000 AP-1
吉田 靖之
山谷 直樹
1'34.255
1'34.032
3'08.28726.517
2713ST-47ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA
TOYOTA 86 DBA-ZN6
高森 博士
村田 信博
1'34.796
1'34.006
3'08.80227.032
2886ST-48GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86 ZN6
影山 正彦
井口 卓人
1'35.013
1'34.015
3'09.02827.258
2941ST-49TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000 AP-1
植松 忠雄
筒井 克彦
1'34.608
1'34.450
3'09.05827.288
30333ST-410オートバックス.GLORY-R.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2
北川 剛
野間 一
1'34.518
1'34.757
3'09.27527.505
31123ST-25Tec Racing IMPREZA GDB
SUBARU IMPREZA GDB
多賀 正展
高橋 正
1'34.052
1'37.517
3'11.56929.799
3218ST-411コスモソニック・FK・ings・FT86
TOYOTA 86 ZN6
浅野 武夫
中島 佑弥
1'36.187
1'35.598
3'11.78530.015
3373ST-412mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5
鈴木 陽
山崎 学
1'37.058
1'34.792
3'11.85030.080
3449ST-413ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
福山 英朗
檜井 保孝
1'37.056
1'36.728
3'13.78432.014
3536ST-51エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
後藤 比東至
井尻 薫
1'40.708
1'40.064
3'20.77239.002
3619ST-52BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT RS GE8
奥村 浩一
古宮 正信
1'41.144
1'41.214
3'22.35840.588
37*99ST-53RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
平井 隆一
濱口 亮
1'41.417
1'42.361
3'23.77842.008
38602ST-54PTGランドリー602明京産業ヴィッツ
TOYOTA VitzRS NCP91
岩月 邦博
小松 高人
1'41.552
1'42.545
3'24.09742.327
394ST-55アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSK Vitz
TOYOTA VitzRS G's NCP131
伊藤 俊哉
河野 利尚
1'42.292
1'42.785
3'25.07743.307
4017ST-56DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
野上 敏彦
小原 健一
1'43.321
1'41.785
3'25.10643.336
4126ST-57エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
江原 弘美
咲川 めり
1'43.906
1'42.274
3'26.18044.410
42213ST-58WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz DBA-NCP91
根岸 泰弘
東 貴史
1'46.288
1'43.955
3'30.24348.473
---- 以上予選通過 ----
-39ST-39TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
兵藤 信一
東 徹次郎
1'34.784
1'46.087
3'20.87139.101
-30ST-26RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
成澤 正人
青木 拓磨
1'33.691
1'57.392
3'31.08349.313
-50ST-414ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム
ABARTH 500 ASSETTO CORSE
鈴木 隆司
齋藤 多聞
1'44.538
1'43.621
3'28.15946.389

スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO Bドライバー公式予選結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2013/04/20) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindkm/h
124GT31千代 勝正スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 R3
1'20.760-165.123
281GT32星野 一樹GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R R35
1'20.860 0.100164.919
328GT33ジョノ・レスターPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'21.298 0.538164.030
43GT34峰尾 恭輔ENDLESS・ADVAN・PORSCHE
PORSCHE 911GT-3R 997
1'21.737 0.977163.149
51GT35ドミニク・アンPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'21.915 1.155162.795
616GT36陣川 雄大muta TRIGGERS BMW
BMW Z4 GT3 E89
1'24.302 3.542158.185
732GT37タカシKRMケーズフロンティアGT3R
PORSCHE 911GT-3R 997
1'25.041 4.281156.810
89ST-11佐藤 茂Faust Racing Team
BMW Z4M Coupe
1'28.449 7.689150.768
96ST-21菊地 靖新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
1'29.158 8.398149.570
1077ST-31関口 雄飛B-MAX ・ Z33
NISSAN FAIRLADY Z Z33
1'29.458 8.698149.068
1120ST-22阪口 良平RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
1'29.738 8.978148.603
1259ST-23吉田 寿博STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB
1'29.746 8.986148.590
1338ST-32植田 正幸TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
1'30.088 9.328148.026
147ST-24藤井 芳樹新菱オート☆J-ROCKエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
1'31.00410.244146.536
1534ST-33前嶋 秀司asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
1'31.05510.295146.453
1614ST-34杉林 健一岡部自動車KYOSHIN計測Z33
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
1'31.74110.981145.358
1715ST-35田中 徹岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
1'31.75110.991145.343
185ST-36安宅 徳光岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
1'32.05911.299144.856
1935ST-37下垣 和也asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
1'32.11211.352144.773
2095ST-41中島 保典リジカラS2000
HONDA S2000 AP-1
1'32.45411.694144.237
21*80ST-38吉本 大樹PETRONAS TWS GS350
TOYOTA GS350 DBA-GRS191
1'32.46311.703144.223
2248ST-42太田 侑弥DIJON IS WAKO'S ED DC5
HONDA INTEGRA DC5
1'32.90012.140143.545
2393ST-43浜野 彰彦SKR ENGINEERING S2000
HONDA S2000 AP-1
1'32.97712.217143.426
2458ST-44関 豊ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE R DC5
1'33.69512.935142.327
2513ST-45村田 信博ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA
TOYOTA 86 DBA-ZN6
1'34.00613.246141.856
2686ST-46井口 卓人GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86 ZN6
1'34.01513.255141.842
27116ST-47山谷 直樹W.S.ENGINEERING + CF亜衣
HONDA S2000 AP-1
1'34.03213.272141.817
2841ST-48筒井 克彦TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000 AP-1
1'34.45013.690141.189
2952ST-49服部 茂章埼玉トヨペットGB with Revo
TOYOTA 86 ZN6
1'34.52813.768141.073
30333ST-410野間 一オートバックス.GLORY-R.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2
1'34.75713.997140.732
3173ST-411山崎 学mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5
1'34.79214.032140.680
3218ST-412中島 佑弥コスモソニック・FK・ings・FT86
TOYOTA 86 ZN6
1'35.59814.838139.494
3349ST-413檜井 保孝ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
1'36.72815.968137.864
34123ST-25高橋 正Tec Racing IMPREZA GDB
SUBARU IMPREZA GDB
1'37.51716.757136.749
3536ST-51井尻 薫エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
1'40.06419.304133.268
3619ST-52古宮 正信BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT RS GE8
1'41.21420.454131.754
3717ST-53小原 健一DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
1'41.78521.025131.015
3826ST-54咲川 めりエンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
1'42.27421.514130.388
39*99ST-55濱口 亮RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
1'42.36121.601130.277
40602ST-56小松 高人PTGランドリー602明京産業ヴィッツ
TOYOTA VitzRS NCP91
1'42.54521.785130.044
414ST-57河野 利尚アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSK Vitz
TOYOTA VitzRS G's NCP131
1'42.78522.025129.740
42213ST-58東 貴史WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz DBA-NCP91
1'43.95523.195128.280
---- 以上予選通過 ----
-50ST-414齋藤 多聞ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム
ABARTH 500 ASSETTO CORSE
1'43.62122.861128.693
-39ST-39東 徹次郎TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
1'46.08725.327125.702
-30ST-26青木 拓磨RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
1'57.39236.632113.597

スーパー耐久

S耐:第1戦SUGO Aドライバー公式予選結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2013/04/20) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
181GT31GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R R35
青木 孝行1'20.910-164.817
228GT32PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
片岡 龍也1'21.073 0.163164.485
324GT33スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 R3
藤井 誠暢1'21.444 0.534163.736
41GT34PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
谷口 信輝1'21.857 0.947162.910
532GT35KRMケーズフロンティアGT3R
PORSCHE 911GT-3R 997
飯田 太陽1'23.385 2.475159.925
63GT36ENDLESS・ADVAN・PORSCHE
PORSCHE 911GT-3R 997
谷口 行規1'23.759 2.849159.211
716GT37muta TRIGGERS BMW
BMW Z4 GT3 E89
西田 裕正1'27.429 6.519152.527
89ST-11Faust Racing Team
BMW Z4M Coupe
堀 主知ロバート1'28.915 8.005149.978
920ST-21RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
大橋 正澄1'29.411 8.501149.146
1080ST-31PETRONAS TWS GS350
TOYOTA GS350 DBA-GRS191
佐藤 晋也1'30.132 9.222147.953
1159ST-22STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB
大澤 学1'30.491 9.581147.366
12*14ST-32岡部自動車KYOSHIN計測Z33
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
小松 一臣1'30.786 9.876146.887
1334ST-33asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
佐々木 雅弘1'30.826 9.916146.823
1438ST-34TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
藤田 竜樹1'30.844 9.934146.794
156ST-23新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
冨桝 朋広1'31.24710.337146.145
1677ST-35B-MAX ・ Z33
NISSAN FAIRLADY Z Z33
ドラゴン1'31.26410.354146.118
17*15ST-36岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
長島 正明1'31.31010.400146.044
18*5ST-37岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
今村 大輔1'31.41210.502145.882
197ST-24新菱オート☆J-ROCKエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
神子島 みか1'31.87410.964145.148
2035ST-38asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
小泉 和寛1'32.14511.235144.721
2195ST-41リジカラS2000
HONDA S2000 AP-1
松井 猛敏1'32.60611.696144.001
2252ST-42埼玉トヨペットGB with Revo
TOYOTA 86 ZN6
大井 貴之1'32.90411.994143.539
2393ST-43SKR ENGINEERING S2000
HONDA S2000 AP-1
中村 嘉宏1'33.04412.134143.323
2430ST-25RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
成澤 正人1'33.69112.781142.333
2548ST-44DIJON IS WAKO'S ED DC5
HONDA INTEGRA DC5
鶴田 和弥1'33.76112.851142.227
26123ST-26Tec Racing IMPREZA GDB
SUBARU IMPREZA GDB
多賀 正展1'34.05213.142141.787
2758ST-45ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE R DC5
小林 康一1'34.15313.243141.635
28*116ST-46W.S.ENGINEERING + CF亜衣
HONDA S2000 AP-1
吉田 靖之1'34.25513.345141.481
29333ST-47オートバックス.GLORY-R.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2
北川 剛1'34.51813.608141.088
3041ST-48TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000 AP-1
植松 忠雄1'34.60813.698140.953
3139ST-39TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
兵藤 信一1'34.78413.874140.692
3213ST-49ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA
TOYOTA 86 DBA-ZN6
高森 博士1'34.79613.886140.674
3386ST-410GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86 ZN6
影山 正彦1'35.01314.103140.353
3418ST-411コスモソニック・FK・ings・FT86
TOYOTA 86 ZN6
浅野 武夫1'36.18715.277138.640
3549ST-412ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
福山 英朗1'37.05616.146137.398
3673ST-413mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5
鈴木 陽1'37.05816.148137.395
3736ST-51エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
後藤 比東至1'40.70819.798132.416
3819ST-52BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT RS GE8
奥村 浩一1'41.14420.234131.845
39*99ST-53RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
平井 隆一1'41.41720.507131.490
40602ST-54PTGランドリー602明京産業ヴィッツ
TOYOTA VitzRS NCP91
岩月 邦博1'41.55220.642131.315
414ST-55アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSK Vitz
TOYOTA VitzRS G's NCP131
伊藤 俊哉1'42.29221.382130.365
4217ST-56DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
野上 敏彦1'43.32122.411129.067
4326ST-57エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
江原 弘美1'43.90622.996128.340
44213ST-58WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz DBA-NCP91
根岸 泰弘1'46.28825.378125.464
---- 以上予選通過 ----
-50ST-414ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム
ABARTH 500 ASSETTO CORSE
鈴木 隆司1'44.53823.628127.564

D1 GRAND PRIX

D1:第1戦舞洲 総合は古口美範、単走は岩井照宣、追走は川畑真人が勝利 ! (D1 Corp.)

 株式会社D1コーポレーション (所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木賢志)は、4月 13 日(土)~14(日)の2日間、「OSAKA DRIFT in 舞洲」を舞洲スポーツアイランド空の広場・特設コース(大阪府大阪市此花区)で開催した。

 13日(土)のD1GPシリーズ第1戦には、4,001人、14(日)のエキジビションマッチ「ALL TSUISO BATTLE D1 Quick 8×4」には 5,464 人の観衆で会場は賑わった。

 グランツーリスモ D1GP 開幕戦の13日(土)は、今大会よりD1独自の機械審査システム『D1 Original Scoring System * (通称:DOSS=ドス) 』を導入し、機械の算出した得点と審判員による審査で行われた。

 午前中に行われた単走決勝では、コースレイアウトと DOSS の採点システムにうまく走りを合わせられた岩井照宣(H.D.O QS 信玄&RS Watanabe)が、川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)や今村陽一(nichiei エコバーン with FALKEN)らシード選手を抑え優勝を果たした。

 また午後に行われた追走トーナメントでは、決勝で上野高広(TEAM VERTEX)と古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)が対戦。古口は過去にお台場・セントレア特設会場コースでDOSSを採用したエキジビション「D1チャンピオンズ」で総合優勝の経験があり、上野もセントレア特設会場コースのD1 チャンピオンズ」では 2 年連続単走優勝をしており、実力のあるふたりの戦いとなった。

 1本目、振り返しで角度が浅かった上野は、アクセルを踏んで角度をつける走りを試みるも曲がりきれず、アウトにはらんでクラッシュし走行不能となった。これにより古口が総合優勝を飾った。

 14日(日)「ALL TSUISO BATTLE D1 Quick 8×4」は、過去のD1GPシリーズチャンピオンおよび優勝者と、前日の第1戦成績上位者3名を加えた24名の選手によりエキジビションマッチが開催された。この競技は午前中に2ブロック、午後に2ブロックに割り当てられた選手たちが、追走トーナメントを勝ち上がっていく方式で行われ、決勝では、Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS の佐久間達也と川畑真人のチームメイト同士の対戦となった。最後まで集中力を切らさなかった川畑が、佐久間のマシンに角度をきれいに合わせた完璧な走りを披露し、地元大阪で優勝を決めた。

  • 「D1 Original Scoring System(通称”DOSS”)」は、「車速の最大値」、「平均車速」、「平均角度」、「角度の変化」、「車両の振りの鋭さ」などを機械計測して採点を行うGPS機能を応用した車載計測器のこと。
~D1GP シリーズ第 1 戦~
【4 月 12 日(金)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選

 初開催となった舞洲スポーツアイランド特設コースは、一度振り返してから審査席前に向かうコースレイアウトで行われた。単走は DOSS が算出した得点をベースに、人間の審判員がラインや迫力などに応じて加減点を行い、審査が行われる。

 審査区間で特に重要なのが、コースの前半部分、振り出しから審査席前へ飛び込む区間だ。振り返しの区間で最高速度を測っていることもあり、スピードを保って振りだし、鋭く振り返すことが高得点へのカギとなった。

 この日、予選で活躍したのは西日本から参加した選手勢。地元大阪の唄和也(GOODYEAR RACING with ORIGIN Labo. & B-west)がスピードをのせた振り出し、勢いのある振り返しと迫力ある走りを披露、99.02点でトップ通過。D1SLチャンピオンの田中省己(TAKA Neostyle D-MAX with TOYO TIRES)、横井昌志(D-MAX)も実力を発揮し予選を通過した。

 また7年ぶりにD1GPフル参戦の元チャンピオン三木竜二(Guild AMW with LFW)は、狙いに近い走りを見せるもミスにより予選通過はならなかった。

【4 月 13 日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走決勝

 単走決勝も予選同様にDOSSと審判員により審査が行われた。得点につながる走りのポイントも予選と同様だが、よりポテンシャルの高いマシンが多くなったせいか、進入速度は高くなり、計測されるセクター2の最高速度も120km/h台後半を出す選手が続出した。

 その中、インドネシア人ドライバーのエマニエル アマンディオ(WEDRIFTEAM)は完成度の高い走りで 98.88の高得点を出し、横井昌志(D-MAX)は鋭い振り返しと大きな角度を見せて99点台をマーク。しかし、シャルマンに乗る岩井照宣(H.D.O QS 信玄&RS Watanabe)が、クイックな動きに高いアベレージスピードで100.86点*を叩きだしトップに立った。その後、今村陽一(nichiei エコバーン with FALKEN)が完成度の高い走りで100点超えをマーク、さらに川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)も切れのある振り返しと大きな飛び込みの角度で今村を上まわる得点となるも、岩井には及ばず、岩井が初の単走優勝を果たした。

  • 今シリーズの採点方法はDOSSの得点に審判員が加減・減点するため、100点を超えるケースがある。
岩井照宣選手コメント
d1_r01-01.jpg  クルマとDOSSとの相性や、DOSSが初めてだったのでシード選手の走りが固まりきっていなかったのか、結果的に自分にとってよかった要素がたくさんあったと思います。ずっと乗りつづけてきた旧車(シャルマン/A35)で、「単走でも追走でも1回は1番になりたい」と思っていたので、今回の単走優勝はとても嬉しく、満足しています。
■追走トーナメント(天候:晴れ 路面:ドライ)

 ベスト16最初の戦いでは、単走優勝者の岩井照宣(H.D.O QS 信玄&RS Watanabe)が、上野高広(TEAM VERTEX)に敗北。川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)vs 日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)、今村陽一(nichiei エコバーン with FALKEN)vs 手塚強(GOODYEAR Racing BNR34 with Bee★R)、佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)vs 古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)のシード同士による対戦では、日比野は飛び込みで流されるミス、手塚も振り返しが遅れてしまうミス、さらに佐久間は最後のヘアピンでスピンし敗北となった。

 この日ベスト4に勝ち上がったのは上野、横井、川畑、古口となり、決勝は上野 vs 古口の対戦。上野は5年ぶりの決勝進出で、12年ぶりの優勝がかかっていた。1本目、上野は高いスピードで振り返してきたが、角度をつけきれず、アウトに膨らんでしまい、スポンジにひっかかってクラッシュしてしまう。これにより左フロントを大破した上野は走行不能になり、古口の優勝が決まった。

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Rd.1 追走トーナメント決勝(左:古口美範選手 vs 右:上野高広選手)

古口美範選手コメント
d1_r01-03.jpg  単走が11位だったので、追走は無我夢中で思いきって走りました。DOSSの採点は走行ラインなど厳しい基準があるので、その点も頭に入れながら、ミスをしないように、対戦相手のクルマにガッチリついていこうと攻めた気持ちで走りました。また、ファンのみなさんの応援を感じることができたので、熱い走りができたと思います。カラーリングやクルマの仕様も変わって、チームが自分に合ったセットアップに仕上げてくれたので、とても乗りやすいクルマになりました。これからもっともっといい走りができると確信しています。
~D1GP エキジビション「ALL TSUISO BATTLE D1 Quick 8×4」~
【4 月 14 日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■ブロック戦

 14日は、過去のシリーズチャンピオンや優勝経験者、昨年のランキング上位選手に、前日の第1戦上位選手3名を加えた、計24名によるエキシビションマッチ「ALL TSUISO BATTLE D1 QUICK 8×4」が開催された。

 まずは昨年のランキング上位から16名がAブロック、Bブロックに割り当てられ、それぞれブロック優勝者を決める。残りの選手はCブロックとDブロックに配分されるが、Aブロック、Bブロックでの上位敗退者と敗退者の中の前年度ランキング上位者は敗者復活としてCブロック、Dブロックに再配分され、それぞれブロック優勝者を決める。

 Aブロックの決勝戦では、アグレッシブな追走を見せていた末永正雄(RE 雨宮SUNOCO with YOKOHAMA) と、スピードや大きな角度を見せていた日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)が対戦。末永(正)が日比野にマシンをギリギリに寄せる攻めの走りで勝った。

 Bブロックは、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)と川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)が決勝で対戦。再戦までもつれたが、川畑がスピードで末永(直)を上回り勝った。

 Cブロックは、敗者復活から勝ち上がってきた佐久間達也 (Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS) と、2011年D1SLシリーズチャンピオンの田中省己(TAKA Neostyle D-MAX with TOYO TIRES)が決勝で対戦。2 本目の後追い時に田中がミスをして佐久間が勝った。

 Dブロックは、いずれも敗者復活から勝ち上がってきた谷口信輝(HKS)と古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)が決勝で対戦。2本とも谷口にミスが出て古口が勝った。

■TOP4 単走

 各ブロックの勝者となった、末永(正)・川畑・佐久間・古口の4人は追走トーナメントで優勝を争うが、その対戦の組み合わせを決めるために、2組1本ずつの単走が行われた。ここでは、一般来場者の中から選ばれた5名が審判員をつとめ、その勝敗を判定した。まずは末永(正)と古口が対戦。古口はきっちりとラインをトレースしつつアクセル全開度をアピール。判定は3対2で古口が勝った。次に川畑 vs 佐久間の対決では、早めのアクセルONからタイヤスモークをアピールした川畑が、5対0の判定で勝利。これによって、トーナメントの組み合わせが決まった。

■TOP4追走

 追走準決勝。最初の対戦は佐久間 vs 古口。1本目、後追いの佐久間は最後のヘアピンで古口に詰まったことでドリフトが戻ってしまい、大きく古口にアドバンテージがついた。しかし2本目、審査席前への飛び込みで後追いの古口が佐久間をプッシュしスピンさせてしまい、佐久間が逆転勝ちした。準決勝もうひとつの対戦は、 川畑 vs 末永(正)。

 両者スピン&クラッシュで再戦にもつれると、お互いギリギリのハイスピードバトルを繰り広げ、再々戦でも決着がつかなかったため、先行時のDOSSの得点差によって勝敗が決まるルールにより、僅差で川畑が決勝進出を果たした。

 決勝のカードは佐久間 vs 川畑のチームメイト同士の対決。1本目、後追いの川畑は振り返しからタイミング、角度を佐久間のマシンにきれいに合わせて接近ドリフトを見せた。 2本目は佐久間も川畑のマシンについていったが、1本目の川畑ほどの寄せは見せられず、完璧な走りを披露した川畑が優勝を飾った。

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TOP4 追走トーナメント決勝(左:川畑真人選手 vs 右:佐久間達也選手)

川畑真人選手 コメント
d1_r01-05.jpg  末永正雄選手との準決勝は疲れました。自分で自分の首を絞めてしまったのですが、 苦しかったです。その後の決勝戦は、チームメイトの佐久間選手との対戦だったので、「最高の走りをみせよう」というプレッシャーから解放され、「絶対にいける」という自信がある状態で走りました。開幕戦3位、そしてエキジビション優勝ということで、 今シーズンのいいスタートが切れたと思います。勝つことも大事ですが、勝ち方にもこだわり、観てくださる方が喜んでくれる走りを見せられるように、これからも頑張っていきたいと思います。
株式会社D1コーポレーション PRESS INFORMATION

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SF:第1戦鈴鹿フォトギャラリー(決勝日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿フォトギャラリー(予選日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

SF:2013年 全マシンラインナップ

PETRONAS TEAM TOM’S
2013_sf-1
No.1 中嶋一貴
2013_sf-2
No.2 ジェームス・ロシター


KONDO RACING
2013_sf-3
No.3 安田裕信


KYGNUS SUNOCO Team LeMans
2013_sf-7
No.7 平川亮
2013_sf-8
No.8 アンドレア・カルダレッリ


HP REAL RACING
2013_sf-10
No.10 塚越広大
2013_sf-11
No.11 中山友貴


TEAM 無限
2013_sf-15
No.15 佐藤琢磨
2013_sf-16
No.16 山本尚貴


KCMG
2013_sf-18
No.18 リチャード・ブラッドレー


Lenovo TEAM IMPUL
2013_sf-19
No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
2013_sf-20
No.20 松田次生


NAKAJIMA RACING
2013_sf-31
No.31 中嶋大祐
2013_sf-32
No.32 小暮卓史


P.MU/CERUMO・INGING
2013_sf-38
No.38 平手晃平
2013_sf-39
No.39 国本雄資


DOCOMO TEAM DANDELION RACING
2013_sf-40
No.40 伊沢拓也
2013_sf-41
No.41 武藤英紀


TOCHIGI Le Beausset Motorsports
2013_sf-62
No.62 嵯峨宏紀
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿決勝 伊沢拓也がポール・トゥ・ウインで開幕戦を制覇、小暮卓史も3位入賞 (HONDA)

  • 2013年4月14日(日)・決勝  会場:鈴鹿サーキット(5.807km)  天候:曇り  気温:18℃(14:30時点) 路面温度:27℃(14:30時点)  決勝レース:51周  コースコンディション:ドライ  観客:2万9000人(主催者発表)

sf130414004L.jpg  4月14日(日)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ開幕戦の決勝レースが開催されました。

 フォーミュラ・ニッポンからスーパーフォーミュラへと名称を改めた国内トップフォーミュラカーレースの開幕戦は、昨年に続いて「SUZUKA 2&4レース」のイベント名で実施され、メインレースのスーパーフォーミュラや、全日本F3選手権だけでなく、2輪レースの全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスも開催されました。さらにはHondaの2輪、4輪、汎用、モータースポーツに関連するさまざまなプログラムを実施する「Enjoy Honda 鈴鹿2013」も併催されたため、小さなお子さまを含む数多くのファンが鈴鹿サーキットを訪れました。

 前日に行われた公式予選では、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が、昨年に続いてポールポジションを獲得。そして#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が予選2番手に入り、Hondaドライバーがフロントローを独占する結果となりました。さらに#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は5番グリッド、#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)は6番グリッドを手に入れ、Hondaは予選のトップ6に4人のドライバーを送り込むことに成功しました。そして、#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)は12番グリッド、#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は13番グリッド、#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)は16番グリッド、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は17番グリッドから決勝に挑みます。

 晴天に恵まれた前日とは異なり、この日は朝から曇り空となりました。ただし、気温は前日よりもやや高めで、春らしく暖かい一日となりました。

 午前9時10分から30分間にわたって行われたフリー走行では、#32 小暮選手が19人のドライバーの中で3番手となる1分40秒539のタイムをマーク。そして#11 中山選手は4番手、#31 中嶋選手は5番手、#16 山本選手は7番手、#40 伊沢選手は9番手、#15 佐藤選手は11番手、#10 塚越選手は18番手でした。ただし、#41 武藤選手はピットロード出口でマシンにトラブルが発生し、ラップタイムを計測できないままセッションを終えました。

 そして、午後2時30分に1周のフォーメーションラップがスタート。再びスターティンググリッドに整列したあと、レッドランプが一つずつ点灯し、最後に5つのレッドランプが消えたところで51周のレースが幕を開けました。

 ここで絶妙のスタートを切ったのはポールシッターの#40 伊沢選手。#32 小暮選手はやや出遅れたものの2番手を守りきり、#40 伊沢選手、#32 小暮選手の順で1コーナーに進入していきました。#16 山本選手も好スタートを切りましたが、直前のライバルを追い抜こうとしたところで行く手を阻まれ、スターティンググリッドと同じ5番手でオープニングラップを終えます。以下、1ラップ目を終えた段階でのオーダーは#15 佐藤選手が6番手、#10 塚越選手が12番手、#41 武藤選手が13番手、#31 中嶋選手が14番手、#11 中山選手が17番手となりました。

 序盤から積極的にペースを上げていったのは#32 小暮選手。2周目のホームストレートで#40 伊沢選手の直後につけると、1コーナーで鮮やかなオーバーテイクを決めてトップに立ちます。#32 小暮選手はほかのマシンに比べて動きがあまりに軽快なため、燃料の搭載量が少ない状態でスタートに臨んだと推察されました。通常よりもやや長めの300kmレースとなる開幕戦では、レース戦略が1ストップと2ストップに分かれるとみられていました。#40 伊沢選手をはじめとする多くのドライバーが、レースの折り返し地点前後で一度だけピットストップを行う1ストップ作戦を選んだのに対して、#32 小暮選手はレース中に2度給油を行う2ストップ作戦か、早めにピットストップを行い、たっぷり給油を行う変則的な1ストップ作戦を選んだと考えられました。

 2周目、#16 山本選手はライバルの1台に攻略されて6番手に後退します。一方、7周目には#31 中嶋選手が#41 武藤選手をオーバーテイクし、#31 中嶋選手は13番手、#41 武藤選手は14番手となりました。

 同じ7周目、#15 佐藤選手とライバル陣営の一人に対し、スタート時におけるドライブスルーペナルティーが宣告されました。#15 佐藤選手は下り勾配のある鈴鹿のスターティンググリッド上で、ブレーキを踏む力を緩めた際にマシンがわずかに前進したため、ジャンプスタートと見なされたのです。#15 佐藤選手は8周目を終えたところでピットレーンに入ってペナルティーを消化し、18番手となってコースに復帰しました。

 トップに立った#32 小暮選手は2番手以下より1秒以上速いラップタイムで周回を重ね、10周目には#40 伊沢選手との差を10.6秒に広げます。#40 伊沢選手も懸命の追撃を続けますが、2人の差はそのあともジワジワと広がっていきました。#32 小暮選手のチームメートである#31 中嶋選手もペースは良好で、直前を走るライバルを激しく追い立てましたが、追い抜くまでには至らなかったため、17周目に早めのピットストップを行います。これにより、#31 中嶋選手は19番手まで後退しました。

 そのあとも順調にギャップを広げていった#32 小暮選手は、21周目に#40 伊沢選手との差を18.7秒とした直後にピットイン。ほかのドライバーが20秒前後でピット作業を済ませる中、34.2秒と長めの作業を行ってからコースに復帰しました。このため、#32 小暮選手は燃料が少ない状態でスタートしてリードを広げ、そのあとで多くの燃料を補給してからフィニッシュまで走りきる変則的な1ストップ作戦を選んだことが明らかとなります。なお、#32 小暮選手がピットストップを行ったことで、トップの座は#40 伊沢選手へと引き継がれることになりました。

 続いて、#10 塚越選手が23周目にピットストップ。さらに、#15 佐藤選手は25周目にピットに戻り、給油とタイヤ交換を行いました。トップを走る#40 伊沢選手は27周目にピットイン。順調に作業を終えましたが、ピットアウトした後方から#32 小暮選手が迫っていました。ピットストップを行ったばかりの#40 伊沢選手は、タイヤがまだ冷えた状態だったためにすぐにはペースが上がらず、ウォームアップが完了している#32 小暮選手が直後にオーバーテイク。ピットストップを終えたドライバーの中では、トップが#32 小暮選手で、2番手は#40 伊沢選手というオーダーになりました。

 さらに#16 山本選手は28周目、#41 武藤選手は29周目、#11 中山選手は30周目にピットストップ。そして、#31 中嶋選手が32周目に2度目のピットストップを行ったところで、全ドライバーがピット作業を済ませました。これでトップに浮上したのは#32 小暮選手。そして#40 伊沢選手が3.4秒差で2番手、さらに#16 山本選手は4番手、#10 塚越選手は11番手、#41 武藤選手は13番手、#31 中嶋選手は15番手、#15 佐藤選手は16番手、#11 中山選手は18番手となって、後半の巻き返しを期していました。

 ここからレースはこう着状態となりますが、そうした中でじわじわと追い上げていったのが#40 伊沢選手。#32 小暮選手との差は45周目に2.2秒まで縮まります。

 レースが残り4周となった47周目、15番手を走行する#15 佐藤選手にエキゾースト系のトラブルが発生。ラップタイムが突如1秒ほど落ち込んだものの、幸いにもそれ以上症状が悪化することはなく走行を続けました。

 これに続いて、今度はトップを走る#32 小暮選手に電気系のトラブルが発生する不運が襲いかかり、この影響で2番手を走る#40 伊沢選手との差は急速に縮まります。レースが残り2周を切った西ストレートで、ついに#40 伊沢選手が#32 小暮選手をオーバーテイク。ここで首位に立った#40 伊沢選手はそのままフィニッシュまで走りきり、スーパーフォーミュラ シリーズ最初のウイナーとなりました。

 #32 小暮選手はトラブルに苦しみながらもファイナルラップで2位の座を必死に守っていましたが、フィニッシュ直前のシケインでライバルが#32 小暮選手に襲いかかり、これで#32 小暮選手は3番手へと後退。さらにその直後には、レース終盤になっても安定したペースで走り続けていた#16 山本選手が迫ったものの、#32 小暮選手は辛くもこれをしのぎ、ライバルに続く3位でチェッカーフラッグを受けました。#16 山本選手はわずか0.065秒後にフィニッシュラインを横ぎり、4位でフィニッシュしました。

 一方、中位グループでは#10 塚越選手がレース終盤に2台をオーバーテイクし、9位となってチェッカーフラッグを受けました。さらに#41 武藤選手は13位、#15 佐藤選手は15位、#31 中嶋選手は16位、#11 中山選手は18位で、それぞれ完走を果たしました。

 最後の最後まで上位陣の順位が目まぐるしく入れ替わる展開を、2万9000人のファンは固唾をのんで見守ることとなり、新たな節目を迎えた国内トップフォーミュラカーレースは幸先のいいスタートを切る形となりました。

 2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズの第2戦は6月1~2日に、大分県のオートポリスで開催されます。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
 「今回は300kmレースでしたので、どのタイミングでどのくらい給油するかが悩ましい問題となりましたが、マシンのバランスがよかったこともあり、比較的オーソドックスな戦略で栄冠を勝ち取ることができました。今回は一つひとつのパラメーターを見直して問題点をすべてつぶし、しっかりした体制でレースに臨んだことが勝因になったと思います。これで勝利を1つ手に入れることができました。次戦のオートポリスもHondaが得意とするコースですので、予選、決勝を確実に戦い抜き、もう1つ勝利を積み重ねたいと考えています。引き続き、スーパーフォーミュラを戦うHondaに熱い声援をお送りください」
伊沢拓也選手(優勝 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「1周目の時点で小暮選手が自分たちと作戦が異なっているのは明らかでしたので、最初から最後までプッシュし続けました。タイヤ交換後に小暮選手に抜かれてしまいましたが、SUPER GTで一緒に戦っているチームメートですし、結果うんぬんではなく、自分の姿をバックミラー越しに少しでも大きく見せたいというプライドだけで走りました。最終的に優勝が転がり込んでくる形になりましたが、試合には勝っても戦いには負けた気がしていますので、心の中では悔しさもあります。ただ、チームとHondaがシーズンオフにしっかりとマシンを仕上げてくれた結果が出たので、うれしく思っています」
小暮卓史選手(3位 NAKAJIMA RACING)
 「悔しいレースになりました。伊沢選手とのバトルでは、かなりプッシュして引き離したところから徐々に差を縮められてしまいました。最後は2番手を死守できるかなと思っていましたが、ライバルがすごいブレーキングでシケインに来ましたので、防ぐことができませんでした。300kmを走った最後の最後でこのようなドラマが待ち受けているとは思っていませんでした。長くレースをやっているといろいろなことがあるなと感じました」
Text & Photo: HONDA

Japanese F3

JF3:第1,2戦鈴鹿 第1戦は勝田貴元が初優勝、第2戦は中山雄一が制し、2戦連続トムスが1-2 (TOYOTA)

  • コース:鈴鹿サーキット(5.807km)
  • 予選:4月13日(土)晴れ:ドライ
  • 第1戦決勝:4月13日(土)晴れ:ドライ
  • 第2戦決勝:4月14日(日)晴れ:ドライ
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第1戦は勝田貴元が初の総合優勝、中山雄一が2位に入り
トムス勢が1-2フィニッシュ

 全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が4月13日(土)と14日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。

 今季より同シリーズでは直噴化された新型エンジンが投入され、トヨタはPETRONAS TEAM TOM'Sの2台にTOYOTA TOM'S TAZ31を供給。また、旧型のシャシー及びエンジンを使用するF3-Nクラスは参戦全車がTOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを使用する。

 13日(土)午前10時20分から10分間という短時間で第1戦の予選が開始。昨年同シリーズで終盤5連勝を果たし、今季はタイトル獲得を目指す中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)がコースレコードを更新するタイムでポールポジションを獲得。昨年Nクラスを戦い、今季ステップアップを果たした勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)は、4周目にコースアウトを喫したもののその前周に2番手タイムをマークし、中山に続いた。

 第1戦の予選で赤旗が出されたため、予定より10分遅れて午前10時50分から第2戦の予選が行われた。セッション開始早々に、今季からNクラスに参戦するタイ人ドライバーのナニン・インドラ・パユーング(TOM'S SPIRIT)がコース上にストップ。再び赤旗中断となった。

 残り6分でセッションが再開されると、中山が2位以下を大きく引き離す好タイムをマークし、2戦連続のポールポジション。勝田が2番手で続き、2戦共にPETRONAS TEAM TOM'Sの2台が最前列グリッドを独占することとなった。

 Nクラスでは、パユーングが2戦共にクラス3番手につけた。

 予選に続き、午後3時30分に第1戦決勝(12周)がスタート。2番手グリッドの勝田が抜群のスタートを切り、ポールポジションの中山をパス。首位に浮上した。中山は勝田よりも速いペースで逆転を狙ったが、3周目のスプーンコーナーでオーバーラン。順位を落とすことはなかったものの、勝田との差は大きく開いてしまった。

 その後中山は勝田との差を詰めていったが、逆転には至らず、勝田が嬉しい全日本F3総合での初優勝。中山は2位に入った。Nクラスでは、クラス3番手スタートから3周目にライバルをパスしたパユーングがクラス2位でフィニッシュした。

 14日(日)午前10時23分に第2戦の決勝(17周)がスタート。今度はポールポジションの中山がスタートで2番手グリッドの勝田を抑え、トップで周回を開始。2位以下との差を広げていった。

 中山が2位勝田との差を1秒から2秒ほどに保ち首位を快走。一方で、後半に入ると勝田を3位からの追い上げを受け、最後はテール・トゥ・ノーズでのバトルとなった。

 2位争いのバトルを尻目に中山は更に差を広げ、4秒もの大差でトップチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季初勝利を挙げた。勝田は何とか猛追を凌ぎきり2位でフィニッシュ。トムスの2台が2戦連続で1-2フィニッシュを果たした。

 Nクラスでは、第1戦と同様にクラス3番手スタートのパユーングが3周目に前走車をパスし、2戦連続のクラス2位フィニッシュとなった。

トヨタモータースポーツニュース

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿 ファイナルラップの逆転で松田次生が2位、ルーキー平川亮がデビュー戦8位ポイント獲得 (TOYOTA)

  • コース:鈴鹿サーキット(5.807km)
  • 予選:4月13日(土)晴れ:ドライ
  • 決勝:4月14日(日)曇り:ドライ
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2位表彰台を獲得した松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)

 スーパーフォーミュラの第1戦が4月13日(土)、14日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。

 同シリーズは昨年までフォーミュラ・ニッポンの名称で国内最高峰のフォーミュラレースとして行われてきたが、アジア地域への展開を目指し、名称を「SUPER FORMULA」に変更。今年は第5戦に、初開催となる韓国・インジェ・オートピアでの大会が組み込まれた。

 トヨタは今季も、過去3年連続でチャンピオンを獲得している「RV8K」エンジンを7チーム11台に供給する。

 今大会は昨年までよりも長い、1レース300kmで争われ、最低1度の給油が必要なため、戦略も重要となる。

 13日(土)は好天に恵まれ、ドライコンディションの下、ノックアウト方式の予選が午後1時50分に開始された。

 Q1ではセッション開始から6分程が過ぎ、数台がタイムを出し始めたところで、今大会欠場するアンドレ・ロッテラーに代わって同シリーズにデビューを果たしたジェームス・ロシター(PETRONAS TEAM TOM'S)がS字コーナーでクラッシュ。セッションは赤旗中断に。

 7分ほどの中断後、セッションが再開。上位14台がQ2へと進むこのセッションでは、安田裕信(KONDO RACING)が15番手、嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が18番手、リチャード・ブラッドレー(KCMG)が19番手でQ1敗退となった。

 Q2では、ルーキーの平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が真っ先にコースインし、好タイムをマーク。今季のスーパーフォーミュラの競争の激しさを予感させる僅差のアタック合戦となり、トップから0.5秒以内のタイムをマークした平手晃平(P.MU/CERUMO・INGING)、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が9番手、10番手で惜しくもQ3進出ならず。アンドレア・カルダレッリが11番手。平川はスーパーフォーミュラデビューレースながら6番手で見事Q3進出を決めた。

 Q3でも上位7台が従来のコースレコードを更新する速さでのグリッド争いが繰り広げられ、J.P.デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が3番手、松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)が4番手で2列目に並び、ディフェンディングチャンピオンの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が7番手、初レースながら驚きの速さを見せた平川が8番手から明日の決勝レースに挑むこととなった。

 14日(日)は午後に入って空が雲を覆ったものの、路面はドライで、気温18度、路面温度26度のコンディションで午後2時34分に51周で競われる決勝レースがスタートした。

 4番手グリッドの松田は好スタートでオリベイラをかわし、更に前走車に並びかけたが逆転には至らず。松田が3位、オリベイラが4位に。7位のポジションを守った中嶋一貴の後方では、デビュー戦の平川を平手とカルダレッリがかわし8位、9位にポジションを上げた。

 中嶋一貴は3周目に5位までポジションアップ。その後の前半戦では上位勢に大きな順位変動は無く、中盤のピット戦略で順位が入れ替わった。

 3位につけていた松田は26周目、4位のオリベイラが27周目にピットイン。オリベイラはピットでの停止位置をオーバーしてしまい,タイムロス。ピットタイミングを遅らせ、31周目に入った中嶋一貴がオリベイラの前、5位でコースに復帰した。

 全車がピット作業を終えた時点で松田が3位、中嶋一貴が5位。松田は後続との激しい3位争いを展開していたが、首位を走行していた小暮卓史(NAKAJIMA RACING)のペースが落ち、残り2周で2位に後退。一気にその差を詰めた松田は、ファイナルラップの最終コーナー手前、シケインの進入で鮮やかにアウトから小暮をパス。チェッカー直前の大逆転で、松田が2位表彰台を獲得した。

 中嶋一貴が5位。オリベイラが6位。終盤まで7位を走行していた平手が、ファイナルラップのバックストレートを過ぎたところで燃料切れに見舞われスローダウン。これをかわしたカルダレッリが7位。平川が8位に入り、平川はスーパーフォーミュラデビュー戦で見事ポイント獲得を果たした。

Lenovo TEAM IMPUL #20 松田次生:
朝のフリー走行ではタイヤの変化を見たかったので、最後まで走り続けて様子を見て、決勝レースに備えた。決勝ではフロントタイヤの摩耗が激しく、コース上にクルマを留めるのがやっとだった。最後、山本選手に接近されつつも、小暮選手をシケインで抜くことが出来て良かった。小暮選手もトラブルを抱えていたようだったが、正当にバトルをしてくれた。苦しい中でのレースとなったが、最大限の結果を残すことが出来たと思う。しかし、ホンダ勢が速くて手強いのも実感した。トヨタ勢は、自分の次は中嶋選手が5位と全体的に奮わなかったので、巻き返すべく努力していく必要がある。
トヨタモータースポーツニュース

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿決勝 上位3人のコメント

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優勝 #40伊沢拓也(ダンデライアン)
sf_r01_r_pc_izawa 絶対スタート決めるつもりでした。1周目で小暮さんとは作戦が違うのが判りましたが、最初から最後までプッシュし続けました。
小暮さんとは結果どうこうよりも、GTのチームメイトだし、最後はプライドだけで詰めていこうと思っていました。
小暮さんにトラブルがあってこういう結果になりましたが、僕としては勝負に勝ったことよりも走りで負けたという感じで、心の中では悔しく思っています。
ただ、シーズンオフにホンダさんがいいものを作って下さって、この結果を得られたので、そういう意味では嬉しいです。
2位 #20松田次生(インパル)
sf_r01_r_pc_matsuda 朝のフリー走行で新しいタイヤの状態を見るために最初から最後まで1セットで走ってみました。
スタートも決まって小暮選手の真横に並ぶとこまで行けて、3番手に上がれましたが、燃料が重いときにプッシュし続けたせいかフロントタイヤにブリスターが出来てしまって、クルマをコースに留めるのがやっとの状況になりました。
ピットでタイヤを交換した後も、また同じようにブリスターが出てしまい、レース後半は同じように厳しい状況になりました。
最後に小暮選手に追いつきましたが、最後までフェアに戦ってくれましたね。
ただ、今年のホンダは強くて、このままじゃやられる、と危機感を感じました。この3位は苦しい中での最大限の結果だと思います。同じトヨタエンジンで次の順位と言えば中嶋一貴選手の5位ですし。
3位 #32小暮卓史(ナカジマレーシング)
sf_r01_r_pc_kogure ご覧の通りで悔しいレースになりました。最後の最後にあんなドラマが待っているとは思いませんでした。
伊沢選手とは作戦が違っていたので、序盤からかなりプッシュしたんですが、予想以上に差を詰められました。
30周を過ぎた当たりから時折エンジンが吹けなくなって、最後の3周で上が全くつかえなくなりました。スイッチを切ったり入れたり、車体を揺すったりして治そうと思いましたが、駄目でした。
最後は山本選手を抑えるのが精一杯で3位に終わりました。
優勝チーム監督 村岡潔(ダンデライアン)
sf_r01_r_pc_muraoka ドライバーにはそれぞれの戦いがありましたが、チームとしてはスポンサーさん、ホンダさん含めて本当に総合力で勝ったな、というレースでした。
最後までトラブルを出さずに一定のペースで走り、トヨタさんにも勝てました。
今後も伊沢君にリードしてもらってタイトルを穫れればと思います。それまでは淡々と、ただし目標を高く持っていければ、と。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿決勝 トップ快走の#32小暮にまさかのトラブル!#40伊沢拓也が終盤大逆転で初戦を制す

全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦「鈴鹿2&4レース」の決勝レースが4月14日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#40伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が終盤見事な逆転劇を演じて新名称となった最初のレースで優勝した。
2位もまたファイナルラップで見事なオーバーテイクをみせた#20松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)が入り、レースの大半をリードした#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)は3位に終わった。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:予選21,000人、決勝29,000人、二日合計50,000人)

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1996年から昨年までフォーミュラニッポンとして開催された国内トップフォーミュラは今シーズンから新たにスーパーフォーミュラという名称で開催されることになった。
その最初のレースの舞台は鈴鹿サーキット。全日本ロードレース選手権JSB1000と併催で恒例の2&4レースとして行われた。

決勝レースは午後2時30分スタート。久々に51周300kmでの戦いとなった。
ホールショットを奪ったのはポールシッターの伊沢。しかし2周目の1コーナーで早くも小暮が大外から伊沢をかわし、1周あたり1秒のハイペースでギャップを広げていく。
この時点で両者の作戦の違いは露になった格好だ。

軽めの燃料搭載量で逃げを打つ小暮は22周終わりでピットイン。ここで34秒と給油時間を長めにとってコースに復帰した。
対する伊沢は27周終わりでピットへ。こちらは作業時間20.2秒とほぼ満タンでスタートした格好だ。
伊沢はピット出口では小暮に先行したものの、続くS字の一つ目でかわされてしまう。
この間に続々と各車のピット作業が行われ、32周終わりで#1中嶋一貴がピットインしたところで再び小暮がトップ、2位伊沢の順となった。
その後方には#20松田がつけ、#16山本尚貴が続く。
スタート時点で4位に居た#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラはピット作業で停止位置をオーバーしてしまい、この間に山本の先行を許してしまった。

伊沢に対して3秒前後のリードを保って周回を重ねていた小暮だったが、30周を過ぎたあたりから時折エンジンが吹けなくなる症状に見舞われる。
片っ端からスイッチ類を切ったり、車体を揺すったりして復旧を試みたものの、症状は次第に悪化。
35周目あたりから伊沢とのギャップも徐々に縮まり始める。

更にその後方では山本が松田を猛追。
2秒以上あった差は38周目に1.7秒に縮まり、40周目に0.8秒、44周目には0.5秒を割り込んだ。
オーバーテイクボタンを使って逃げを打つ松田に対し、山本は周回を重ねるたびに区間ベストを更新して食い下がる。
その前方では伊沢が47周終わりで1.9秒差と少しずつ小暮との差を縮めていた。

そして遂に49周目。小暮と伊沢の差は1.097秒となった。
この辺りから小暮のエンジンは完全に高回転域が使えなくなり、ショートシフトで懸命に逃げる小暮と追い上げる伊沢の差はみるみる縮まっていき、50周目には完全にテール・トゥ・ノーズの状態に。
そして遂に130Rで伊沢がオーバーテイクボタンを作動させながらアウトから小暮を抜き去ってトップに立つ。
更に後方からは接近戦を展開しながら松田、山本の3位争いが小暮に急接近してきてファイナルラップへ。
そして最後のシケインで松田がオーバーテイクシステムの最後の一発を使って小暮に並びかけ、アウトから抜き去っていった。

この間に伊沢は後続を突き放してフィニッシュ。
昨年の最終戦第1レースに続いてトップフォーミュラ通算3勝目を挙げた。
2位に松田、小暮は最終コーナーで並びかけようとする山本を抑えてどうにか3位表彰台をものにした。

なお、このレースがデビュー戦となった2012全日本F3チャンピオンの#7平川亮(KYGNUS SUNOCO TEAM LeMans)は8番手スタートから一時順位を落とすも粘り強く300kmを走りきり、8位入賞で第一歩を記した。
また、昨年に続いてスポット参戦したインディカ-ドライバーの#15佐藤琢磨(TEAM無限)はスタート違反によるドライビングスルーペナルティーの影響もあって15位に終わっている。

スーパーフォーミュラ第2戦の舞台は九州のオートポリス。
6月2日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2012/04/14) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
140伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E511:28'09.169
220松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K512.345
332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E512.686
416山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E512.751
51中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K516.800
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K518.829
78アンドレア・カルダレッリTeam LeMansTOYOTA RV8K5125.618
87平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K5130.182
910塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E5131.901
1039国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K5138.634
112ジェームス・ロシターPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K5138.947
1238平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K514.599
1341武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E5145.753
143安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K5147.549
15*15佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E511'04.673
1631中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E511'22.351
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K511'37.175
1811中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E501Lap 
19*18リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K501Lap 
---- 以上規定周回数(45Laps)完走 ----
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING) 1'41.665 (2/51) 205.63km/h
  • CarNo.15,18は、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ統一規則第27条7.(スタート違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝 各クラス上位3人のコメント

優勝 #36中山雄一(トムス)
f3_r02_r_pc_nakayama 昨日はスタートが駄目で2位に落っこったんですけど、今日もそんなにいいスタートじゃなくてチームメートの方が動き出しは良かったんですが、前に出ることが出来ました。
後半はタイヤの状態が悪くなってペースが落ちました。僕より3番手のドライバーの方がいいペースで走っていましたから、そうなった原因をこれから探っていきます。
タイヤの状態がいい時はクルマのバランスも良かったんですが、予選使ったタイヤが熱の入れ方が不安定だったのもあったからか、レース後半でタイヤがタレてしまいました。
今シーズンはオフのテストからクルマの状態がよく、新しいエンジンもトラブルが無く、しっかり走り込めていますから、後は自分が予選、決勝とベストを出せるかだと思います。
2位 #37勝田貴元(トムス)
f3_r02_r_pc_katsuta 昨日と同じでスタートが重要だと思っていたので、今日もスタートを決めれるようにと思っていたんですが、失敗してしまって真横に並ぶまではいかず1コーナーを2位で通過してしまいました。
昨日以上にタイヤマネジメントが大事だと思っていたので、序盤はなるべくタイヤを傷めないように、アタックをしないよう、抑えるところは抑えて走っていたんですが、自分が気をつけていた以上にタイヤが消耗してしまい、レース中盤からバランスが崩れてしまって、デグナーで2回ミスをして止まりきれず、千代選手にも追いつかれてしまいました。
昨日に続いて勝ちたかったのに、勝てなかった。タイヤマネジメントなど、もっと勉強する必要があると判りました。
今週末は持ち込みからクルマの状態が良かったし、次のもてぎでもいい状態で走れると思うので、あとはタイヤマネジメントをしっかりやって走りたいです。
3位 #50千代勝正(B-MAX)
f3_r02_r_pc_chiyo 昨日はスタートを失敗して5位に落ちてしまいましたが、今日は上手く決まって3位に上がれました。
レース前半で離されてしまいましたが、昨日からセットアップを変えていったので後半のペースは良かったです。
テストではエンジントラブルなどもあってセッティングを煮詰めきれませんでしたが、今週末この結果で終われたんでチームや戸田レーシングさんには感謝したいです。
CクラスはNクラスのように自分の腕だけでは勝てなくて、クルマの開発も含めて勉強になります。
Nクラス優勝 #23高星明誠(NDDP)
f3_r02_r_pc_takaboshi 昨日スタートを失敗しましたが、レース後に長谷見監督にアドバイスを貰ったり、チームと話し合いをして今日のレースに臨みました。スタートで後続に追いつかれましたが、抜かれずにトップに立つことが出来ました。クルマのバランスがおかしくて、タイヤもバイブレーションが出ていましたが、最後まで走りきれました。
序盤は後続にコンマ3秒とか4秒しか差を付けられませんでしたが、後半に向けて差を広げることが出来たのは良かったです。
次のもてぎも得意なので、もっと差を付けられるように頑張ります。
Nクラス2位 #38ナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)
f3_r02_r_pc_nanin 昨日よりいいレースだったと思います。
スタートでミスをして10位か11位までドロップしましたが、そこから2台抜いてこのリザルトを得られたのは良かったです。
F3はダウンフォースが大きいので、まだタイヤマネジメントがうまくできていません。まだまだ勉強していきます。
次のもてぎではFCJと併せて5レース走る予定です。
着替えが大変ですけど、ヘルメットはそのままです。
Nクラス3位 #6小泉洋史(ハナシマ)
f3_r02_r_pc_koizumi 合同テストはまずまずの結果で終われたんですが、レースウィークに入ってからの流れが何をやっても悪くて、予選では赤旗を出して周りに迷惑をかけてしまいました。予選2番手を穫れましたが、悪い流れはそのままで、フライングでペナルティを受けてしまいました。
ですから今日のレースではチームのためにも結果を残したいと思い、スタートでフライングしないように注意していきました。こう言ってはあれなんですけど、序盤でナニン君には抜かれると思っていました。そこから後半に向けて挽回していくつもりでしたが、結局3位をキープする走りになってしまいました。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝 #36中山がポール・トゥ・ウィン!昨日の雪辱を果たす

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全日本F3選手権第2戦の決勝は#36中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)がポール・トゥ・ウィン。見事昨日の雪辱を果たした。
Nクラスは#23高星明誠(NDDP)が2位に14秒もの大差を付ける独走で昨日に続いて2連勝を飾った。

第2戦決勝は4月14日、午前10時20分より17周で行われた。
昨日スタートで#37勝田貴元の先行を許した#36中山だったが、今回も本人にとっては納得のいくスタートではなかったとはいうものの、なんとかトップで1コーナーに飛び込むことでき、その後はトップのまま快調に周回を重ねていく。

2番手につけた勝田はレース中盤までは中山とのギャップを2秒以内に留めていたが、予想以上にタイヤの消耗が激しかったため、レース後半に入って徐々にトップに引き離されてしまう。
更にはレース終盤、デグナー進入で止まりきれず、後続の#50千代勝正の接近を許してしまった。
それまで2秒以上あった両者の差は14周が終わった時点で1.3秒に。続く15周目には0.3秒と完全にテール・トゥ・ノーズの状態になった。
レース後半に焦点を当ててセットアップしてきたと語る千代はシケインや1コーナーでしきりに勝谷揺さぶりをかけたが、勝田もそこから懸命に踏ん張り、最後まで2位のポジションを守り抜いて17周を走りきり、昨日に続いてトムスが1-2フィニッシュを達成した。

Nクラスも昨日スタートで出遅れた#23高星がこの日はトップで1コーナーに飛び込むと、その後も後続に付け入る隙を与えず、最後は2位の#38ナニン・インドラ・パユーングに14秒の大差を付けてF3デビュー2連勝をものにしている。

次回の舞台はツインリンクもてぎでの3連戦。
5月11-12日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/14) Race Results Weather:Fine Course:Dry
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311732'34.048
237勝田 貴元PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ31174.032
350千代 勝正B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F301174.599
48清原 章太HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D175.527
57松下 信治HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D176.174
62野尻 智紀TODA FIGHTEXDallara F312TODA TR-F301179.944
723N高星 明誠S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1749.333
838Nナニン・インドラ・パユーングPIT SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA TOM'S 3S-GE171'03.581
96N小泉 洋史Net Move Hanashima RacingDallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE171'10.810
1011N湯澤 翔平Nova with IMM F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE171'21.086
1130NDRAGONB-MAX・F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE171'39.268
1213吉田 基良B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F301161 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 15 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'53.226 (2/17) 184.63km/h

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿フリー走行2回目 トップタイムは#3安田

全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦のフリー走行2回目が4月14日、鈴鹿サーキットで行われ、#3安田裕信(KONDO RACING)が1'40.298でトップ、2番手はスポット参戦の#2ジェームス・ロシター(PETRONAS TEAM TOM'S)だった。

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決勝日を迎えた鈴鹿サーキットも朝から快晴に恵まれ、最高気温は21℃に達すると予想されている。
決勝前のフリー走行は併催のスーパーバイク(JSB1000)の走行に続いて午前9時10分より30分間で行われた。

ところが、コースインが始まって間もなく、今シーズンからダンデライアンに加入した#41武藤英紀のクルマが駆動系のトラブルによりピット出口にストップ。武藤は1周もせずにクルマを降りることになってしまう。
一方、コース上では昨日の予選Q1でノックアウトされた#3安田が開始早々に1'40.298を記録してトップに躍り出ると、同じく予選Q1でクラッシュしてしまい14番手スタートに終わった#2ロシターも2番手につける。3番手には合同テストから好調で今回の予選でも2番手の#32小暮卓史がつけた。

なお、このセッションでは1分40秒台が5人、41秒台が6人、42秒台が6人、43秒台が1人という状況。
決勝レースのペースはだいたいこの辺りかと思われる。
今回は燃料タンク容量の調整は無く、最大で約110L(83kg)の搭載が可能。
周回数は51であるため、不足分の40Lを消費する15,6周から燃料を使い切る35,6周の間でピットストップが行われるものと思われる。
決勝スタートはこのあと午後2時30分だ。

Text : Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿フリー走行2回目結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2012/04/14) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
13安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'40.298--208.43
22ジェームス・ロシターPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'40.3180.0200.020208.39
332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'40.5390.2410.221207.93
411中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E1'40.7590.4610.220207.48
531中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'40.8120.5140.053207.37
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.4061.1080.594206.15
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'41.6021.3040.196205.76
87平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'41.6311.3330.029205.70
940伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'41.8161.5180.185205.32
1020松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.8351.5370.019205.29
1115佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'41.8911.5930.056205.17
1239国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'42.0271.7290.136204.90
1338平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'42.2751.9770.248204.40
148アンドレア・カルダレッリTeam LeMansTOYOTA RV8K1'42.4392.1410.164204.07
151中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'42.5222.2240.083203.91
1662嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K1'42.9382.6400.416203.09
1718リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K1'42.9582.6600.020203.05
1810塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'43.2442.9460.286202.48
-41武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12Eno time---
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿公式予選 伊沢拓也が開幕戦でポールポジションを獲得、Hondaドライバーがフロントローを独占 (HONDA)

  • 2013年4月13日(土)・予選  会場:鈴鹿サーキット(5.807km)  天候:晴れ  気温:16℃(14:00時点) 路面温度:29℃(14:00時点)  コースコンディション:ドライ  観客:2万1000人(主催者発表)

sf130413001L.jpg  4月13日(土)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて2013年 全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ開幕戦の公式予選が開催されました。

 昨年までフォーミュラ・ニッポンと呼ばれてきた国内最高峰のフォーミュラカーシリーズは、今年よりスーパーフォーミュラ シリーズと名称を変え、新たなスタートを切ることとなりました。なお、今シーズンの車両規則は昨年までと同様ですが、2014年からはエンジン、シャシーともに新型に置き換えられ、名実ともに新シリーズに切り替わることになります。

 Hondaはこれまでフォーミュラ・ニッポンで用いてきたエンジンをベースに、フリクションロスの低減、圧縮比と吸気効率の最適化、燃料インジェクションの形状見直しなどを実施し、性能の大幅な向上を達成した「HR12E」をスーパーフォーミュラ シリーズに投入します。このエンジンを4チーム8人のドライバーに供給し、2012年に獲得したチームタイトルの防衛に加えて、昨年は僅差で取り逃したドライバーズタイトルも勝ち取ることを目標に2013年シーズンに挑みます。

 今年、Hondaエンジンでスーパーフォーミュラ シリーズに参戦するのは、#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)、#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)、#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の8人です。このうち、#15 佐藤選手はアメリカで開催されるインディカー・シリーズにも参戦しており、日程の関係で佐藤選手が出場できないレースは小林崇志選手が代わりにエントリーします。

 この日は午前9時5分より1時間にわたってフリー走行を行ったあと、午後1時50分より公式予選が行われました。2013年のスーパーフォーミュラ シリーズでは、第4戦もてぎ大会を除き、予選はすべてノックアウト方式が採用されます。これはQ1、Q2、Q3の3段階で予選を行ってスターティンググリッドを決めるもので、Q1は全ドライバー、Q2はQ1で14番手までに入ったドライバー、Q3はQ2で8番手までに入ったドライバーが出走します。そしてポールポジション(PP)から8番グリッドまではQ3の結果、9番グリッドから14番グリッドまではQ2の結果、15番グリッド以下はQ1の結果に従ってそれぞれ決定します。

 午前中に行われたフリー走行では1分38秒127を記録した#16 山本選手が参加全19人のドライバーの中でトップに立ちました。Honda勢でこれに続いたのは3番手の#40 伊沢選手でタイムは1分38秒214。以下、#32 小暮選手は1分38秒486で5番手、#10 塚越選手は1分38秒542で7番手、#41 武藤選手は1分38秒687で11番手、#15 佐藤選手は1分38秒775で12番手、#31 中嶋選手は1分39秒015で14番手、#11 中山選手は1分40秒136で18番手となりました。

 午後1時50分にスタートしたQ1は、各ドライバーがマシンの感触を確認していた開始6分の段階でアクシデントが発生したため、およそ8分間にわたり赤旗中断となりました。セッション再開後もチェック走行が続けられましたが、残り6分ほどになったところで各ドライバーは次々とニュータイヤを装着し、本格的なタイムアタックを開始しました。ここでトップタイムとなる1分38秒855をマークしたのは#32 小暮選手。さらに3番手に#15 佐藤選手、5番手が#16 山本選手となり、トップ5のうち3人がHondaドライバーによって占められました。これに22番手で続いたのは#10 塚越選手、22番手の#41 武藤選手、22番手の#40 伊沢選手でQ2進出を果たしました。なお、16番手の#11 中山選手と、17番手の#31 中嶋選手は、この段階で決勝のスターティンググリッドが決定しました。

 #32 小暮選手、#15 佐藤選手、#16 山本選手、#10 塚越選手、#41 武藤選手、#40 伊沢選手の6人が参加したQ2では、コースオープンとなった直後に14人のドライバーが続々とアタックを開始する展開となりました。ここでトップに立ったのは1分38秒492をマークした#16 山本選手。そして#15 佐藤選手が2番手となり、TEAM 無限のドライバーがトップ2を独占しました。さらに5番手の#40 伊沢選手と7番手の#32 小暮選手を含む4人がQ3進出を決めました。なお、#10 塚越選手は12番手、#41 武藤選手は13番手となり、決勝では同グリッドよりスタートすることになります。

 Q2と同じ7分間で競われたQ3は、コースコンディションの改善を期待して最初の2分間はだれも出走せず、残り5分となったところで各ドライバーが続々とコースインする展開となりました。ここでは、#40 伊沢選手が1分38秒217を記録してPPを獲得。さらに、#32 小暮選手が1分38秒333をマークして2番グリッドを勝ち取り、Hondaドライバーがフロントローを独占しました。さらに#16 山本選手は1分38秒578で5番グリッド、#15 佐藤選手は1分38秒581で6番グリッドを手に入れました。

 51周で競われる決勝レースは明日4月14日(日)の午後2時30分にスタートが切られます。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
 「今シーズンよりタイヤの仕様が変わり、全体的により速いペースで走行できるようになりました。そこでこの速さを生かすため、コーナーの立ち上がりにおける加速の改善を目指して低中速トルクを向上させました。結果としてピークパワーも改善されましたが、今回はこのトルク特性の向上が2コーナーからデグナーコーナーに続くセクションのタイムを短縮に役立ったと考えています。明日のレースは従来よりも50kmほど長い300kmレースなので、より多くの燃料を積んだときのセッティングや燃費などについても考えなければいけません。そのような状況でも柔軟に対応できるよう、これから準備を進めていくことになります。明日はまず1勝を挙げ、そのあとも一つずつ勝利を積み重ねていくことでタイトルを獲得したいと考えています。引き続き、8人のHondaドライバーに熱い声援をお送りください」
伊沢拓也選手(ポールポジション #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「朝のフリー走行の段階ではマシンのフィーリングが悪かったのですが、マシンをあまり大きくは変えずに予選に挑みました。Q1は出走のタイミングが遅れてしまい、アタックができないままQ2を迎えました。Q1でマシンのバランスを確認し、Q2で戦うというステップが踏めず、Q2はヒヤヒヤしていましたが、なんとか通過できました。Q3で1、2コーナーを曲がった際に思ったよりも調子がよかったので、その感覚を信じて走ったことがポールポジションという結果につながりました。また、先週のSUPER GTで一緒に優勝した小暮選手が速かったので、“負けたくない”という思いが僕の方が強かったのだと思います。 マシンのセットアップに関しては心配がないので、明日はスタートさえうまくいけば優勝できるのではないかと思っています」
小暮卓史選手(2番手 #32 NAKAJIMA RACING)
 「フリー走行の時点では、自分がイメージしていたフィーリングと違っており、一からやり直しかと思うほどでした。ただバランスがよく、Q1はトップで終えることができました。Q2ではQ3に向けてセッティングをいろいろと試したのですが、思うようにいかなかったので元に戻しました。Q3では自分の中ではいいフィーリングで走れたので、ポールポジションが獲得できるかと思っていたのですが、伊沢選手がトップにいました。ただ、伊沢選手はSUPER GTのチームメートでもありますし、彼とは切磋琢磨したいので、僕としては久々にこのような争いができてうれしいです」
Text & Photo: HONDA

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿決勝 各クラス上位3人のコメント

優勝 #37勝田貴元(トムス)
f3_r01_r_pc_katsuta 予選の1回目でスピンアウトしてしまい、ベストラップが刻めませんでした。このときにクルマを壊してしまって、時間が無かったのでそのままの状態で2回目の予選を走ったので、タイムが伸び悩んでしまいましたが、お昼の時間にチームの皆さんがクルマを直して下さって、決勝には万全の状態で臨みました。
スタートはイメージ通りにいって、中山選手の加速が鈍かったこともあり、上手く前に出ることが出来ました。その後は集中してミスをしないように心がけて走りました。2回ミスをして追いつかれましたが、他のドライバーも苦しいコンディションの中で走っていたので、最後まで抑え切れたのは良かったと思います。
今年から新しいエンジンを使いますが、チームがプロフェッショナルなので車両に関して不安はありませんでした。
チームに二人いるということも生かしてセッティングも進めていけました。
今回は運もよく、色々決まってトップに立てましたが、明日は今日みたいに上手く行くとは思えません。それでもチャンスがあれば抜きにいきます。落ち着いてレースを運べたらいいと思います。
2位 #36中山雄一(トムス)
f3_r01_r_pc_nakayama このオフは新しいトムスの作った新しいエンジンのテストも順調に進めてこられました。
今日はポールポジションからのスタートでしたが、新型エンジンになってパワーが上がった分、ホイールスピンを気にしすぎて、ストール気味になってしまって出遅れました。
決勝のペースは悪くなかったんですが、前のクルマの後ろにつくとダウンフォースが抜けてしまって、抜くことが出来ませんでした。
明日もポールからのスタートなので、そこでミスをしなければ勝てると思います。全てはスタートに掛かっていると思います。
3位 #8清原章太(HFDP)
f3_r01_r_pc_kiyohara スタートで出遅れてしまい、松下選手が上手く抜いていきましたが、中盤、後半と、おそらくタイヤマネジメントの違いだと思いますが、彼のペースが落ちてきたので抜くことが出来ました。
F3のクルマにまだまだ慣れていなくて、自分の走りに疎かな部分があるので、これからも課題を克服できるように頑張ります。
デビュー戦で表彰台に上がれて正直ほっとしていますが、まだ勝てていないので、勝てるように最善を尽くします。
Nクラス優勝 #23高星明誠(NDDP)
f3_r01_r_pc_takaboshi クルマは調子が良くて、予選では2位のクルマに1秒弱の差を付けられたので良かったです。
スタートでミスをして順位を落としましたが、気負うこと無く抜いていくことが出来ました。そこからは自分のペースを取り戻すことが出来たので、絶対にミスしないでポジションをキープし続けることと、後続を1周あたり1秒ずつ離そうという意識を持って走りました。
明日も持てる力を出し切って走ります。
Nクラス2位 #38ナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)
f3_r01_r_pc_nanin 今週末は自分のベストの走りが出来たのではないかと思います。去年からFCJで走っていますが、F3は全然違ってて、色んな勉強になりました。
今日の予選では1周しかアタックできなくて、ベストな結果を出せませんでした。
今はまだ、他のドライバーとファイトするよりも、自分のベストを尽くして走ろうと思っています。スタートでフライングしないよう、リタイヤしないようにと心がけて、セーフでフェアなレースをしたいです。
Nクラス3位 #30DRAGON(B-MAX)
f3_r01_r_pc_dragon 感無量です。完走することの大切さを皆さんに再認識してもらったレースになりました。
予選で失敗して飛び出してしまい、タイヤを4本駄目にしてしまったので、その後は最後までタイヤを温存するつもりで慎重に走っていたら、ここへ来ることが出来ました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿公式予選 予選上位3人のコメント

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ポールポジション #40伊沢拓也(ダンデライアン)
sf_r01_q_pc_izawa 朝のフリー走行は3番手でしたが、クルマのフィーリングが悪くて、合同テストで36秒台で走った時のイメージが残りすぎてていまいち上手く行かず、攻めると滑ってしまい、何が何だか分からないような状態でした。それでもセッティングは大きく変えずに予選に臨みました。Q1はニュータイヤで出て行ったらタイミングが遅れてアタックできずにQ2を迎える形になって、僕としてはQ1でバランスを確認してQ2へというステップを踏みたかったのに、それができなくてヒヤヒヤしましたがなんとか通って、Q3は多少クルマをアジャストして走りました。1-2コーナー曲がったら思いのほか調子が良かったので、後は信じて頑張りました。先週のGTで一緒に走った小暮選手がずっと速かったので、「彼には負けたくないな」という思いが強かった気がします。
予選2位 #32小暮卓史(ナカジマレーシング)
sf_r01_q_pc_kogure 今日の走り出しから36秒台のイメージは無くて、全然フィーリングが変わっちゃったんですけど、それでも午前中はバランスが良くて、タイムも最後ハーフスピンしなければトップが穫れたと思います。
予選に関してはQ1でトップタイムを出して、Q2はセッティングを変えて試したら駄目だったので、元に戻してQ3を走りました。オーバーステアの出てる場所もあったんですが、自分の中ではタイムアタックはそこそこ決まったんですが、伊沢選手がトップでした。
彼とはGTのチームメイトで、切磋琢磨していきたいと思っていたので、こういう結果になったのは嬉しいです。
予選3位 #19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(チームインパル)
sf_r01_q_pc_oliveira ベースセットは合同テストのままで走り始めましたが、グリップレベルもギヤレシオも今日のコンディションに合っていなかったので、予選Q1,Q2,Q3と徐々にセッティングを詰めながら走りました。
Q3でいけるかな、と思いましたが、まだ理想とはほど遠い状態です。
1位と2位のドライバーはテストの時から速かったので、今日の3位という結果は悪くないと思います。
明日は長いレースになりますが、チームと色々戦略も考えているので自信はあります。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿公式予選 GT開幕戦の優勝コンビがフロントロー独占!ポールポジションは#40伊沢

2013スーパーフォーミュラ第1戦「鈴鹿2&4レース」は、#40伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が1'38.217のコースレコードを樹立してポールポジションを獲得。予選2位には#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)がつけ、先週のスーパーGT第1戦の優勝コンビがフロントローを独占する結果となった。

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公式予選は4月13日午後1時50分よりノックアウト方式で行われた。

予選Q1

ここでは上位14台が次の予選Q2へ駒を進める。走行時間は20分間だ。
気温16℃、路面温度は29℃とまずまずのコンディションだったが、1分36秒台のタイムが続出した合同テストとはグリップレベルが違ったようで、各ドライバーとも朝のフリー走行からセッティングの修正に苦心したようだ。
そうした中、今回WEC第1戦シルバーストーンに出場するアンドレ・ロッテラーに変わってトムスの2号車に起用されたジェームス・ロシターがS字コーナーで激しいクラッシュを起こしたため、開始6分で赤旗中断となってしまった。
ロシターはこの時点で14位に相当するタイムを記録していたが、前後サスペンションとも大破させていたため、ここで走行を終えてしまった。
午後2時4分に走行は再開された。この時点では大半のチームがユーズドタイヤを使用した模様で、ラップタイムもトップの#32小暮ですら1'38.855と、午前中のベストタイムに遠く及ばない状況。
ここでは#3安田裕信、#11中山友貴、#31中嶋大祐、#62嵯峨宏紀、#18リチャード・ブラッドレーの5名が敗退することになった。

予選Q2

赤旗中断の影響でQ2は当初予定より8分遅れの午後2時28分より7分間で行われた。
最初にコースに飛び出していったのはルーキーの#7平川亮。昨年度の全日本F3チャンピオンで合同テストでも好タイムを連発していた平川は、ここでも6番手と健闘、見事デビュー戦にして予選Q3に駒を進めることになった。
インディカ-ドライバーの#15佐藤琢磨も1'38.570の好タイムを記録、一時リーダーボードのトップに躍り出るが、これを上回ってきたのが#16山本尚貴。このセッションは終わってみればTEAM無限の二人が1-2という結果になった。
ここでは#38平手晃平、#39国本雄資、#8アンドレア・カルダレッリ、#10塚越広大、#41武藤英紀が脱落。
しかし9位に終わった平手とトップ山本との差は僅か0.37秒という接戦だった。

予選Q3

ポールポジションを決める最後のアタック合戦は午後2時45分開始。
ここでもタイヤのウォームアップに2周を要し、残り2分を切ったあたりから、たった1周のアタックを行うことになる。
最初にアタックに入ったのは#40伊沢。全ての区間でベストタイムを叩き出し、1'38.217を記録。
結局このタイムを誰も上回ることが出来ず、スーパーフォーミュラ第1戦のポールポジションは伊沢のものになった。
そして2番手には#32小暮がつけ、3番手は#19J.P.デ・オリベイラという結果に。
奇しくもフロントローは先週岡山国際サーキットで行われたスーパーGT第1戦で優勝した#100レイブリックHSV-010を駆ったドライバー二人が占める結果となった。
なお、デビュー戦にしてQ3進出を果たした#7平川は結局このセッションを8位で終え、4列目から明日の決勝をスタートすることとなった。

第1戦決勝は明日午後2時30分より51周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Katsuhiko KOBAYASHI

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿決勝 勝田貴元が総合で、Nクラスでは高星明誠がともに初優勝を飾る

 全日本F3選手権が13日、三重県の鈴鹿サーキットで開幕。第1戦は予選2位からスタートした勝田貴元(トムス)が1コーナーでトップに立つと、そのまま逃げ切り優勝した。2位にはチームメートの中山雄一(同)が、3位には清原章太(HFDP)が入った。

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 鈴鹿サーキットは早朝から快晴に恵まれ、15時20分に第1戦のフォーメーションラップが始まった。

 スタートは予選2位の勝田貴元(トムス)がダッシュ。ストール気味で出足が鈍った中山雄一(同)に並びかけ、インから1コーナーでトップに立った。2位には中山が付け、3位には予選5位から好スタートを切った松下信治(HFDP)が上がり、4位にはチームメートの清原章太(同)、5位に千代勝正(B-MAX)と続く。

 勝田を追う中山は2周目のシケインで勝田を狙うが抜けず、3周目のスプーンでは背後に付けたものの痛恨のコースオフ。2位のポジションは守ったものの勝田との差は逆に開いてしまった。

 その後、勝田は中山を突き放しにかかり中盤では2秒4まで差を広げると、終盤には中山に迫られたもののなんとか逃げ切り12周を走って、F3総合での初勝利をものにした。

 3位でレースを始めた松下は、一時は4位を走る清原との差を2秒近くまで築いたが、タイヤマネジメントの違いで徐々に清原に迫られる。ついに9周目のシケインでテールトゥノーズとなり、ストレートを併走。10周目の1コーナーで清原は松下をインから捉え3位に上がった。

 Nクラスは、クラス2位の小泉洋史(ハナシマ)がスタートで高星明誠(NDDP)をかわしトップに立つがこの小泉にジャンプスタートの裁定が下され、後退。高星が初陣でゆうゆうとF3Nクラス初優勝を飾った。クラス2位には単独走行となったナイン・インドラ・パユーング(トムス・スプリット)が入り、3位にはさらに大きく遅れてDRAGON(B-MAX)が入賞した。

 第2戦は明日10時20分より17周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/13) Race Results Weather:Fine Course:Dry
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
137勝田 貴元PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311222'54.720
236中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ31120.416
38清原 章太HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D124.237
47松下 信治HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D125.762
550千代 勝正B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F301126.304
62野尻 智紀TODA FIGHTEXDallara F312TODA TR-F301127.909
723N高星 明誠S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1235.595
838Nナニン・インドラ・パユーングPIT SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA TOM'S 3S-GE1241.222
930NDRAGONB-MAX・F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE121'20.077
---- 以上規定周回数 ( 10 Laps ) 完走 ----
-6N小泉 洋史Net Move Hanashima RacingDallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE84 Laps
-11N湯澤 翔平Nova with IMM F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE210 Laps
-13吉田 基良B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F301DNS
  • Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'53.421 (2/12) 184.32km/h
  • CarNo.6は、2013年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第27条7.(スタート違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

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