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2006年4月

Japanese F3

F3第3戦鈴鹿予選結果

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2006/04/15) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Wet
2006 All Japan F3 Championship Round 3 鈴鹿サーキット 5.807 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
14ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F3063S-GE2'09.361--161.60
212ファビオ・カルボーンThreeBondDALLARA F305SR20VE2'09.6690.3080.308161.22
336大嶋 和也TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE2'10.1600.7990.491160.61
42伊沢 拓也Honda・戸田FIGHTEXDOME F107MF204C2'10.8591.4980.699159.75
510塚越 広大Honda 無限 F107DOME F107MF204C2'11.0581.6970.199159.51
61エイドリアン・スーティルDHG TOM'S F305DALLARA F3053S-GE2'11.2191.8580.161159.32
737安岡 秀徒TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE2'12.2462.8851.027158.08
83ジョニー・リードINGING F306DALLARA F3063S-GE2'12.4123.0510.166157.88
962嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F3063S-GE2'12.5603.1990.148157.70
1014マルコ・アスマーThreeBondDALLARA F305SR20VE2'12.8693.5080.309157.34
1133石浦 宏明広島トヨタDALLARAF305DALLARA F3053S-GE2'13.0673.7060.198157.10
1275池田 大祐EMS F306DALLARA F3063S-GE2'13.4484.0870.381156.65
1350磯崎 元彦GOLDON ZAP F305DALLARA F3053S-GE2'14.7855.4241.337155.10
1474岡田 暁EMS F306DALLARA F3063S-GE2'16.3406.9791.555153.33
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'22.70313.3426.363146.49

Japanese F3

F3第3戦鈴鹿 ストレイトがポール

全日本F3選手権第3戦の公式予選が4月15日、鈴鹿サーキットで行われ、#4ロベルト・ストレイト(INGING)がポールポジションを獲得した。タイムは2分9秒361だった。
2番手には#12ファビオ・カルボーン(ThreeBond)、3番手には第2戦優勝の#36大嶋和也(TOM'S)がつけた。

0415_streits フォーミュラニッポンと同じく予定より5分遅れの11時20分、F3第3戦の公式予選が開始された。

富士に続いて大嶋が速い。最初の計測から2分11秒892でトップに立つ。
2番手に塚越広大、3番手に伊沢拓也とFD出身ドライバーが続く。
4番手は2年目の安岡秀徒だ。

大嶋は2周目に10秒776までタイムを削り、3周目も区間最速をマークして走行していたが、スプーンで姿勢を乱してスピン。しかしすぐに走行を再開、次の周で10秒689とタイムアップする。
しかしこの間にロベルト・ストレイトが2分10秒276と大きくタイムを縮めてトップを奪った。更にストレイトは次の周で9秒936を出し、一気に後続を突き放しに掛かる。

予選も終盤に差し掛かって大嶋、カルボーン、伊沢らが立て続けに自己ベストを更新して順位を上げていくなか、塚越はタイムが伸び悩んで徐々に順位を落とし、一時は6番手にまで後退してしまう。塚越は最後の最後にタイムを削ってきたものの、11秒058が精一杯で5番手で予選を終えた。

結局このセッションはストレイトがポールのままチェッカー。
2番手にカルボーン、3番手に大嶋、4番手伊沢、5番手塚越、開幕戦優勝のスーティルは6番手でこの予選を終えた。

第3戦の決勝は今日午後4時から12周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

SUPER GT

SUPER GT第3戦セパン トヨタモータースポーツニュース

SUPER GT
第3戦 JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA

「SUPER GT」第3戦 灼熱のセパンでスープラが3位表彰台
今季唯一の遠征戦で、4位にもスープラが入賞。
GT300ではMR-Sが2位表彰台

0626_05gt_r3 「SUPER GT」の第3戦「JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA」が6月25日(土)、26日(日)の両日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われた。
 マレーシアでの遠征戦は2000年にオールスター戦として初開催されて以来、SARSの影響で休止された2003年を挟み5回目の開催。今季よりインターナショナルシリーズに移行した「SUPER GT」シリーズで唯一、海外遠征戦となる。
 同大会にはGT500クラス17台、GT300クラス27台の総勢44台が参加。このうちトヨタ勢はGT500クラスに8台のスープラ、GT300クラスには2台のセリカと2台のMR-Sがエントリーした。
 赤道にほど近い亜熱帯地域でのレースは、車両にとってもドライバーにとっても暑さ対策が大きな課題のひとつだが、トヨタ・スープラはセパンでオフシーズンテストを行っており、万全の体制でレースに臨んだ。

◆予選◆

 今シーズン、開幕戦では、エクリプス・アドバン・スープラ25号車が優勝、新装・富士での初レースとなった第2戦ではZENTセルモスープラ38号車が優勝と、開幕2連勝を記録しているトヨタ・スープラ勢。第3戦に先立ち、24日(金)に行われた練習走行では、70㎏のウエイトを積んだスープラ38号車が3番手につけるなど引き続き好調をアピールした。
 25日(土)に行われた公式予選は、今回もスーパーラップ方式を採用。予選1回目セッションは午前11時に晴れ時々曇りの天候の下、気温36度、路面温度45度でスタート。エッソウルトラフロースープラ6号車が2番手タイムを記録し、スープラ38号車が7番手、ダイナシティトムススープラ36号車も8番手に食い込んで、スーパーラップへの出場権を獲得した。
 続いて予選2回目セッションは午後4時から各クラス15分間づつ実施。気温は34度、路面温度は48度とまだまだ厳しい暑さの中で、スープラ25号車とイエローハットYMSスープラ35号車が1、2番手タイムをマークし、スーパーラップの追加出場枠を確保した。
 続いて午後4時45分から行われたスーパーラップには、GT500クラスにスープラ5台、GT300クラスにはMR‐S2台とセリカ1台が参加してタイムアタックが行われた。路面温度は序々に下がっていく中、まず、GT300クラスのスーパーラップでRECKLESSMR‐S30号車が終盤に2番手タイムを記録。APEXERA MR‐S31号車も4位に食い込んだ。
 その後のGT500クラスでは、最後に出走したスープラ6号車が3番手、36号車は7番手、前戦優勝の38号車は8番手グリッドから決勝レースへ挑むことととなった。

◆決勝◆

 26日(日)も好天の下、気温が上昇。決勝スタートは午後4時と遅めの時刻に設定されたが、それでも気温は40度/路面温度58度という酷暑の中で決勝レースのスタートが切られた。
 3番手スタートのスープラ6号車は、オープニングラップの1コーナー進入で前を行くNSXをパスして2位に躍進するが、アンダーステアに悩み、徐々に後退。
 一方、7番手スタートのスープラ36号車はやや早めの23周目にピットイン、この際の迅速なピット作業と、素早いアウトラップによって、ピットインが一巡した時点で3位に浮上。そのままポジションを守りきり、開幕戦に続き3位表彰台を獲得した。
 また、レース中盤のピット作業を終えて5位につけていたスープラ6号車は、終盤戦で、後続のNSXからの激しい追撃を受けるが、順位を守り切り、4位でチェッカーを受けた。
 GT300クラスでは2番手スタートのMR‐S30号車が終始トップを追撃。首位奪取は叶わなかったものの、2位表彰台を獲得した。

ダイナシティトムススープラ36号車 ドライバー土屋武士のコメント:

 今回我々はニューカーでの初戦で、完全にセッティングを詰めきれなかった。しかし、そのような状況の中では思い通りにレースを進めることが出来たと思う。車内の熱対策についても、自分は比較的暑さに強いようで、問題なかった。これからも努力を重ねて上位入賞を目指す。

ダイナシティトムススープラ36号車 ドライバーJ.コートニーのコメント:

 初めて予選アタックを担当し、色々と勉強になった。アンダーステア傾向に悩んだが、決勝では良いセッティングが得られた。次戦SUGOがとても楽しみだ。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:

 気温40度という酷暑の中でのレースとなったが、スープラ36号車が健闘し、3位表彰台を獲得することが出来て良かった。また、GT300クラスでは中嶋一貴君や平中克幸君など若手ドライバーも活躍を見せてくれた。しかし、ライバルもレベルアップしてきており、我々もスープラのポテンシャルを一層高める必要がある。引き続き全力を尽くして開発を進め、次戦SUGOでの好結果に繋げたい。

SUPER GT

SUPER GT第3戦セパン NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

SUPER GT 第3戦
「JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALYSIA」  決勝
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年6月26日
■開催場所:セパン・サーキット(マレーシア)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■チャンピオンの実力。
  #1ザナヴィ ニスモZが逆転勝利 !!

 SUPER GT第3戦「JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALYSIA」がマレーシアのセパン・インターナショナルサーキット(1周5.542km)で開催され予選4位からスタートした#1ザナヴィ ニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン組)が激しい接戦の末、劇的な逆転優勝を収めた。また、予選11位からスタートしたミハエル・クルム/柳田真孝組の#22 モチュールキーバリューZは6位でフィニッシュした。

 この日のセパンサーキットは、レースがスタートした午後4時時点で34度。路面温度は50度を超えていた。 54周のレースがスタート。#1本山は3周目に#32 NSXを抜き、そして5周目には#6スープラを捕らえて早くも2位に浮上する。しかし、首位の#8 NSXはさらにハイペースでレースをリードしていった。本山は一時7秒以上に広がった差を20周目には約3秒まで縮める。そして25周目にライアンに交代した。ライアンは44周目の第1コーナーで#8を抜き、その後間隔を広げて行くかに見えたが、52周目に入る最終コーナー手前で#8にパスされてしまう。しかし、最終コーナーで再びライアンが首位を奪還し、そのまま54周目のフィニッシュラインを駆け抜けた。

 ルーキー柳田真孝がスタートドライバーを務めた#22モチュールキーバリューZは、11番グリッドからスタートし、序盤は一時10位を走ったが、その後リスクをさけて後続に先行を許すことに。21周目ミハエル・クルムにドライバー交代し、28周目には7位にまで浮上。その後6位に上がり終盤を迎えた。#18 NSXが#22の背後に迫り激しくプッシュしてきたがこれを巧みに抑え、6位でチェッカーフラッグを受けた。

 公式予選から好調であった#12カルソニックIMPUL Zは、5番手からブノワ・トレルイエがスタート。トレルイエは先行車を激しく攻めたが、5周目に痛恨のコースアウト。コースに戻ったが、順位を14位まで落としてしまう。その後井出有治に交代。井出は8位までポジションを上げ、ゴールを迎えた。

 9番手スタートの#3 G’ZOX・HASEMI・Zは、金石年弘が序盤を担当。6位に上げてピットインし、エリック・コマスにドライバーチェンジしたが4位で走行中に序盤の接触事故が裁定を受けてドライブスルーペナルティに。13位でレースに戻ったが、その後さらに他車と接触し、37周目にコースサイドにストップ。そこでリタイヤとなった。

 今季初優勝した#1の本山哲/リチャード・ライアン組は、チャンピオンシップポイントで首位に立ち、3年連続チャンピオン獲得に向けての一歩を踏み出した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

SUPER GT

SUPER GT第3戦セパン Honda Media Website

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NAエンジン仕様のARTA NSXがSUPER GT初となるポールポジションからスタート 激しいトップ争いを繰り広げて2位表彰台を獲得
決勝日:5月26日(日)
サーキット:セパン・サーキット 天候:予選/晴れ 決勝/晴れ 気温:35℃(16:00現在)
決勝レース:54周(299.268km)
コースコンディション:ドライ 観客数:45,000人(主催者発表)

 6月26日(日)、セパン・サーキット(マレーシア)において、2005年SUPER GT第3戦「JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA」の決勝レースが開催された。

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 Honda NSX-GT勢は、新たなチャレンジとして今レースから#8 ARTA NSXの1台にNA(自然吸気)エンジン仕様車を投入した。今シーズンの車体は、新たにワイド&ロングボディを採用、ダウンフォースの大幅な向上と軽量化を実現したが、今シーズン中盤に向けさらに戦闘力向上のための仕様を再検討した。その結果、NAエンジンを搭載することで、エンジン回りの軽量化による重量配分の向上、インタークーラー用サイドインテークの廃止による空力性能の向上、その他の改良と合わせ、トータルパフォーマンスが高められると考え、NAエンジンの実戦投入を決断した。このNAエンジンは、量産NSX搭載のV6 3.2リッターをベースとし、排気量を3.5リッターに拡大、SUPER GT用に進化させている。まずは、ARTA NSXの1台にNAエンジンを搭載し、実戦での評価に基づき、今後のエンジン仕様を決定する予定となっている。

 金曜日の練習走行から早くもNAエンジン仕様の#8伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(ARTA NSX)が速さをみせた。練習走行2回目でトップタイムを記録し、25日(土)に行われた予選1回目でもトップタイムとなる1分59秒387をマークした。ターボ仕様車は#18道上龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)が1分59秒924を記録し5番手、#32松田次生/アンドレ・ロッテラー組 (EPSON NSX)が6番手となり、NSX-GT勢は3台が予選2回目に行われるスーパーラップへ進出することとなった。

 予選1回目の上位10台と予選2回目のフリー走行で上位2台に入った計12台のマシンにより、決勝グリッドが決定するスーパーラップは午後4時から開始された。午前中に行われた予選1回目より気温と路面温度が下がっているため、好コンディションでのタイムアタックが期待された。このスーパーラップにおいて#8 ARTA NSXは、R.ファーマン選手が走行し、ただ一人57秒台に入る1分57秒824を記録し、見事にポールポジションを獲得。Honda NSX-GTにとってSUPER GT初のポールポジション獲得となった(GTシリーズとしては2002年第7戦MINE以来)。続く2番グリッドには1分58秒707を記録した#32 EPSON NSXが入り、Honda NSX-GTがフロントロー独占を果たした。#18 TAKATA童夢NSXは6番グリッドからのスタートとなり、スーパーラップ進出を逃した#100 セバスチャン・フィリップ/ジェレミー・デュフォア組(RAYBRIG NSX)は15番手グリッドから決勝を戦うこととなった。

 決勝日は多くのファンがサーキットに駆けつけ、グランドスタンドがほぼ埋まるほどの盛況ぶりとなった。レースは日中の高気温を避けるために、午後 4時にスタートされる。しかしながら、天候に恵まれた決勝日はスタート時でも気温35度、路面温度55度まで上昇し、マシン、ドライバーにとって厳しいコンディションでの決勝スタートとなった。

 決勝はフロントローからスタートした#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手がトップを守り、オープニングラップを走行。2番手スタートのA.ロッテラー選手(#32 EPSON NSX)は3位、道上龍選手(TAKATA童夢NSX)が6位、S.フィリップ選手(#100 RAYBRIG NSX)が13位と続いた。トップを快走するファーマン選手は、ただ一人2分00秒台で周回を重ね、後続との差を広げていき、6周終了時には実に7秒以上もの差をつけて独走態勢に入る。A.ロッテラー選手は4位にポジションを落としたものの、5位まで浮上した道上龍選手とともにセカンドグループで激しいバトルを繰り広げた。

 果敢に攻めていたA.ロッテラー選手は、16周目の最終コーナーで#6エッソウルトラフロースープラをパスして3位に浮上する。一方、道上龍選手はレース中盤となる23周目の最終コーナーで、#6エッソウルトラフロースープラのイン側から抜こうとしたが接触してスピン。すぐにコースへ復帰するが、ポジションを13位まで落としてしまう。

 レースも折り返しとなった24周目終了時にトップを走るR.ファーマン選手がピットイン。タイヤ交換と燃料補給をし、ドライバー交代して伊藤大輔選手に交代した。その後、2位のザナヴィ ニスモ Zを抑えながら粘りの走行をみせる。全車がほぼドライバー交代を終えた時点で、トップに#8 ARTA NSX、5位に#32 EPSON NSX、7位に挽回の走りをみせる#18 TAKATA童夢NSX、10位に#100 RAYBRIG NSXと続く。10位を走行していたJ.デュフォア選手(#100 RAYBRIG NSX)は37周目の最終コーナーで後続に追突されスピンを喫するが、コースに復帰する。

 2位と1秒以内の接近戦を20周にわたり繰り広げていた伊藤大輔選手は、44周目の1コーナーで2位に後退するものの、激しい攻めをみせテール・トゥ・ノーズのトップ争いを繰り広げた。そして、残り3周となった52周目に再びトップを奪取。しかし、直後の53周目の1コーナーでトップを奪われ、チェッカーフラッグまで逆転はならず2位となった。続くHonda NSX-GT勢は#32 EPSON NSXが5位。#18 TAKATA童夢NSXが7位。#100 RAYBRIG NSXが10位でチェッカーを受けた。

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コメント

■白井 裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー

「優勝を狙っていましたが、本当に悔しい結果となりました。新たなマシンの戦闘力の高さを感じることができました。さらに、ターボ仕様車も予選2位を獲得し、ポテンシャルの高さを示すことができましたし、今後は2つのエンジンのメリット、デメリットを分析して優勝するための最善策を講じたいと思います。これからもNSX-GTへの応援をよろしくお願い致します」

2位 #8 ARTA NSX
■伊藤 大輔(Daisuke Ito)選手

「ラルフがポールポジションからスタートして、後続とのアドバンテージを築いてくれたのですが、ソフトタイヤを選択してしまったので早めのピットインとなり、後半は厳しい展開となりました。今朝の時点でクールスーツに問題があるのが分かったのですが、対策が完全ではなく、ラスト10周あたりから体力的に厳しい状況でした。残り3周でトップを奪い返したのですが、抜き返されてから集中力が少し切れてしまったのと、体力的に限界に近い状況だったので逆転することができませんでした。でも、この短期間でポテンシャルの高いマシンを仕上げてくれたHondaとチームに感謝したいです。スタッフのためにも、どうしても優勝したかったし、悔しい気持ちでいっぱいです」

■ラルフ・ファーマン(Ralph Firman)選手

「優勝できなかったのは残念でしたが、納得のいくレースでした。序盤から2位との差をキープして走ることができました。ただ、周回遅れをパスする際にタイムをロスしてしまったことを後悔しています。でも、マシンのポテンシャルは非常に高いので、細かい改良をしていけば、また優勝するチャンスはあるよ」

SUPER GT

SUPER GT第3戦セパン 決勝結果

決勝 : 2005年6月26日 16時04分 スタート、17時57分 チェッカー
天候:晴  コース:ドライ
セパンサーキット:5.542km  54 Laps (299.268km)

P No Cls Cls.P Machine Driver Tyre Wh Lap Total/Delay
1 1 500 1 ザナヴィ ニスモ Z 本山  哲
リチャード・ライアン
BS 30 54 1:52'39.660
2 8 500 2 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS
54 0'04.499
3 36 500 3 DYNACITY TOM'S SUPRA 土屋 武士
ジェームズ・コートニー
BS 10 54 0'15.375
4 6 500 4 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田  章
BS 10 54 0'26.485
5 32 500 5 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー
DL
54 0'27.271
6 22 500 6 モチュール キーバリュー Z ミハエル・クルム
柳田 真孝
BS 50 54 0'33.687
7 18 500 7 TAKATA 童夢 NSX 道上  龍
小暮 卓史
BS 1 54 0'33.952
8 12 500 8 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ
井出 有治
BS
54 0'50.395
9 39 500 9 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ
BS
54 0'53.469
10 100 500 10 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ
ジェレミー・デュフォア
BS 1 54 1'06.619
11 38 500 11 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 70 54 1'14.464
12 34 500 12 BANDAIスープラ 荒  聖治
横溝 直輝
DL
54 1'15.547
13 37 500 13 DYNACITY TOM'S SUPRA 片岡 龍也
山本 左近
BS 10 54 1'21.313
14 35 500 14 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
脇阪 薫一
DL 30 54 1'28.021
15 43 300 1 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 30 51 1:54'02.979
16 30 300 2 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 10 51 0'10.673
17 13 300 3 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 25 51 0'40.474
18 11 300 4 GPH FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン
DL 5 51 0'42.928
19 31 300 5 APEXERA MR-S 田中  実
中嶋 一貴
MI 15 51 0'43.214
20 46 300 6 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH 20 51 0'49.466
21 19 300 7 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH 5 50 1Laps
22 7 300 8 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 15 50 1Laps
23 0 300 9 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 70 50 1Laps
24 77 300 10 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH 2 50 1Laps
25 62 300 11 WILLCOM ADVAN VEMAC350R 柴原 眞介
植松 忠雄
YH 1 50 1Laps
26 52 300 12 プロμ太陽石油 KUMHO セリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH 10 49 2Laps
27 5 300 13 プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH 2 49 2Laps
28 2 300 14 Privée Zurich アップル RD320R 高橋 一穂
渡辺  明
YH 1 49 2Laps
29 777 300 15 梁山泊・TEAM高見沢ADVANGT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH
49 2Laps
30 26 300 16 DIRECTION TAISAN ゲンバラGT3R 山岸  大
井上 貴志
YH
49 2Laps
31 47 300 17 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水  剛
藤井 誠暢
YH 2 48 3Laps
32 72 300 18 FK/massimo ADVAN ポルシェ 和田  博
平川  晃
YH
48 3Laps
33 110 300 19 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH
48 3Laps
34 70 300 20 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
田嶋 栄一
YH
47 4Laps
35 25 300 21 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸  学
ドミニク・シュワガー
YH 50 45 9Laps
36 111 300 22 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
Guts 城内
YH
45 6Laps
以上完走( GT500 : 37Laps / GT300 : 35Laps )

3 500
G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス
BS
35 19Laps

21 500
ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊
DL
26 28Laps

112 300
ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷  敦
澤  圭太
YH
24 27Laps

10 300
MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船  剛
松田 秀士
DL 1 22 29Laps

27 300
direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 10 9 42Laps

9 300
Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
山田 英二
YH
2 49Laps

参加台数:44台 出走台数:42台 完走台数:36台

Fastest Lap :
GT500:2'00.888 (R.ファーマン/No.8 ARTA NSX)
GT300:2'10.109 (新田守男/No.43 ARTA Garaiya)

*No.3は、No.18との接触に対しドライビングスルーペナルティを課された。

タイヤ = BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
WH = ウェイトハンデ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

SUPER GT

SUPER GT第3戦セパン予選 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

SUPER GT 第3戦
  「JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALYSIA」  公式予選◆◆速報!!◆◆
SUPER GT 第3戦
「JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALYSIA」  公式予選
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年6月25日
■開催場所:セパン・サーキット(マレーシア)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■#1 ザナヴィ ニスモNISMO Zが4位 #12 カルソニックインパルZが5位

公式予選1回目は、25日(土)午前11時から行われた。GT500のアタックタイムとなると、4台の日産勢を筆頭に序盤からフルアタック合戦が始まった。エリック・コマスが駆る#3 G’ZOX HASEMI Zが2’00,116を出すともブノワ・トレルイエの#12 CALSONIC IMPUL Zが1’59.532を記録し、そして本山哲の#1 XANAVI NISMO Zがさらに それを塗り替える1’59.513のタイムを出した。これによって一時日産勢がリーダーボード上位を占めることとなった。ミハエル・クルムの#22 MOTUL KEYVALUE Zは、2’00.027。アタックタイム終了間際に、#8 NSX、#6スープラがベストタイムを更新したため本山のタイムは3番手となったが、トップとのタイム差はわずかに0.131秒。#12が4位、#3が9位、#22は10位であった。4台の日産勢はそろって予選1回目の10位以内に入り、スーパーラップ出場権を獲得した。

4時間のインターバルを経て、午後4時から公式予選2回目がスタートした。スーパーラップに進出できる残り2台(各クラス)を巡ってアタック合戦が続く中、1回目の予選でスーパーラップ進出を決めているチームはスーパーラップでのアタックランに向けてセットアップ確認などに余念がない。GT500のスーパーラップがスタートしたのは5時20分過ぎ。この頃には直射日光はだいぶ和らいだ感があったが、気温は34度とまだ高い。#22はミハエル・クルム、#3はエリック・コマスがアタッカー。計測ラップはクルムが予選1回目のベストタイムを約0.3秒縮める1'59.709 を出したが、コマスは1回目のタイムを約0.6秒縮めて形勢を逆転。最終的には#22が予選11位、#3が同9位に確定した。「ポールポジションを狙う」とコメントしていた#1本山は、#12トレルイエと同枠スタート。渾身のアタックで1'58.976を記録し、1'59.078のトレルイエを引き離した。その後、#8NSXが1'57.824という驚異的なタイムを出し、#32NSX、#6スープラも本山をわずかに上回ったため本山のタイムは4位、トレルイエは5位に決定した。

決勝レースは、26日午後4時(日本時間午後5時)スタート。5.54kmのセパン・インターナショナル・サーキットを54周する。

■公式予選結果
Pos.  Car Name  No.  Driver Name  Time
1 ARTA NSX #8 伊藤大輔/ラルフ・ファーマン 1'57"824
2 EPSON NSX #32 松田次生/アンドレ・ロッテラー 1'58"707
3 エッソウルトラフロー スープラ #6 脇阪寿一/飯田 章 1'58"849
4 ザナヴィ ニスモ Z #1 本山 哲/リチャード・ライアン 1'58"976
5 カルソニック インパル Z #12 ブノワ・トレルイエ/井出有治  1'59"078
6 TAKATA 童夢 NSX #18 道上 龍/小暮卓史 1'59"253
7 DYNACITY TOM'S SUPRA #36 土屋武士/ジェームス・コートニー  1'59"428
8 ZENT セルモ スープラ #38 立川祐路/高木虎之介 1'59"439
9 G'ZOX・HASEMI・Z #3 金石年弘/エリック・コマス 1'59"489
10 ECLIPSE ADVAN スープラ #25 織戸 学/ドミニク・シュワガー  1'59"697
11 モチュール キーバリュー Z #22 ミハエル・クルム/柳田真孝  1'59"709

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

SUPER GT

SUPER GT第3戦セパン 予選総合結果

GT500クラス

P No Machine Driver Tyre Wh Time
1 8 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS
1'57.824
2 32 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー
DL
1'58.707
3 6 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田  章
BS 10 1'58.849
4 1 ザナヴィ ニスモ Z 本山  哲
リチャード・ライアン
BS 30 1'58.976
5 12 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ
井出 有治
BS
1'59.078
6 18 TAKATA 童夢 NSX 道上  龍
小暮 卓史
BS 1 1'59.253
7 36 DYNACITY TOM'S SUPRA 土屋 武士
ジェームズ・コートニー
BS 10 1'59.428
8 38 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 70 1'59.439
9 3 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス
BS
1'59.489
10 25 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸  学
ドミニク・シュワガー
YH 50 1'59.697
11 22 モチュール キーバリュー Z ミハエル・クルム
柳田 真孝
BS 50 1'59.709
12 35 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
脇阪 薫一
DL 30 2'00.577
13 21 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊*
DL
2'00.228
14 37 DYNACITY TOM'S SUPRA 片岡 龍也*
山本 左近
BS 10 2'00.277
15 100 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ*
ジェレミー・デュフォア
BS 1 2'00.545
16 34 BANDAIスープラ 荒  聖治*
横溝 直輝
DL
2'00.912
17 39 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ*
BS
2'00.914

GT500 予選通過基準タイム : 1回目 2'07.806 / 2回目 2'08.369

GT300クラス

P No Machine Driver Tyre Wh Time
1 43 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 30 2'07.897
2 30 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 10 2'07.971
3 7 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 15 2'08.545
4 31 APEXERA MR-S 田中  実
中嶋 一貴
MI 15 2'08.632
5 27 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 10 2'08.805
6 13 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 25 2'09.324
7 0 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 70 2'09.431
8 46 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH 20 2'09.471
9 2 Privée Zurich アップル RD320R 高橋 一穂
渡辺  明
YH 1 2'09.570
10 19 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH 5 2'09.925
11 11 GPH FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン
DL 5 2'10.495
12 77 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH 2 -
13 5 プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU 玉中 哲二*
筒井 克彦
YH 2 2'11.002
14 15 PROTON R3 LOTUS EXIGE 300RR トウンクー・ジャン・レイ
ノーマン・サイモン*
YH
2'11.171
15 26 DIRECTION TAISAN ゲンバラGT3R 山岸  大*
井上 貴志
YH
2'11.467
16 9 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
山田 英二*
YH
2'11.583
17 777 梁山泊・TEAM高見沢ADVANGT3 高見沢 一吉
砂子 塾長*
YH
2'11.657
18 47 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水  剛*
藤井 誠暢
YH 2 2'11.681
19 52 プロμ太陽石油 KUMHO セリカ 竹内 浩典
平中 克幸*
KH 10 2'11.704
20 112 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷  敦*
澤  圭太
YH
2'12.130
21 72 FK/massimo ADVAN ポルシェ 和田  博
平川  晃*
YH
2'13.940
22 110 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之*
YH
2'14.212
23 111 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
Guts 城内*
YH
2'15.236
24 70 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
田嶋 栄一*
YH
2'16.574

62 WILLCOM ADVAN VEMAC350R 柴原 眞介
植松 忠雄
YH 1 -

10 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船  剛
松田 秀士
DL 1 -
以上予選通過

913 フィールズ ADVAN CORVETTE C6 福山 英朗*
(周防 彰悟)
YH
2'15.106

GT300 予選通過基準タイム : 1回目 2'17.719 / 2回目 2'19.298

上位12台は、スーパーラップの結果により順位を決定した。
*=タイムを出したドライバー
( )の付いたドライバーは、予選通過基準タイムオーバー
タイヤ = BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
WH = ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

*GT300クラス No.62とNo.10は、スーパーラップ規定により決勝レースへの出走を許可する。

SUPER GT

SUPER GT第3戦セパン スーパーラップ結果

GT500クラス

P No Machine Driver Tyre Wh Time Delay
1 8 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS
1'57.824
2 32 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー
DL
1'58.707 0'00.883
3 6 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田  章
BS 10 1'58.849 0'01.025
4 1 ザナヴィ ニスモ Z 本山  哲
リチャード・ライアン
BS 30 1'58.976 0'01.152
5 12 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ
井出 有治
BS
1'59.078 0'01.254
6 18 TAKATA 童夢 NSX 道上  龍
小暮 卓史
BS 1 1'59.253 0'01.429
7 36 DYNACITY TOM'S SUPRA 土屋 武士
ジェームズ・コートニー
BS 10 1'59.428 0'01.604
8 38 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 70 1'59.439 0'01.615
9 3 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス
BS
1'59.489 0'01.665
10 25 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸  学
ドミニク・シュワガー
YH 50 1'59.697 0'01.873
11 22 モチュール キーバリュー Z ミハエル・クルム
柳田 真孝
BS 50 1'59.709 0'01.885
12 35 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
脇阪 薫一
DL 30 2'00.577 0'02.753

GT300クラス

P No Machine Driver Tyre Wh Time Delay
1 43 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 30 2'07.897
2 30 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 10 2'07.971 0'00.074
3 7 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 15 2'08.545 0'00.648
4 31 APEXERA MR-S 田中  実
中嶋 一貴
MI 15 2'08.632 0'00.735
5 27 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 10 2'08.805 0'00.908
6 13 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 25 2'09.324 0'01.427
7 0 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 70 2'09.431 0'01.534
8 46 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH 20 2'09.471 0'01.574
9 2 Privée Zurich アップル RD320R 高橋 一穂
渡辺  明
YH 1 2'09.570 0'01.673
10 19 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH 5 2'09.925 0'02.028
11 11 GPH FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン
DL 5 2'10.495 0'02.598
12 77 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH 2 タイムなし -

タイヤ = BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
WH = ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

SUPER GT

SUPER GT第3戦セパン 予選2回目結果

P No Cls Cls.P Machine Driver Tyre Wh Time Delay
1 25 500 1 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸  学
ドミニク・シュワガー*
YH 50 1'59.851
2 35 500 2 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴*
脇阪 薫一
DL 30 1'59.932 0'00.081
3 100 500 3 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ*
ジェレミー・デュフォア
BS 1 2'00.130 0'00.279
4 37 500 4 DYNACITY TOM'S SUPRA 片岡 龍也*
山本 左近
BS 10 2'00.203 0'00.352
5 32 500 5 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー*
DL
2'00.437 0'00.586
6 8 500 6 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン*
BS
2'00.719 0'00.868
7 34 500 7 BANDAIスープラ 荒  聖治
横溝 直輝*
DL
2'00.777 0'00.926
8 21 500 8 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊*
DL
2'00.840 0'00.989
9 39 500 9 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ*
BS
2'00.998 0'01.147
10 1 500 10 ザナヴィ ニスモ Z 本山  哲*
リチャード・ライアン
BS 30 2'01.014 0'01.163
11 36 500 11 DYNACITY TOM'S SUPRA 土屋 武士
ジェームズ・コートニー*
BS 10 2'01.045 0'01.194
12 6 500 12 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一*
飯田  章
BS 10 2'01.212 0'01.361
13 18 500 13 TAKATA 童夢 NSX 道上  龍
小暮 卓史*
BS 1 2'01.400 0'01.549
14 3 500 14 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス*
BS
2'02.078 0'02.227
15 38 500 15 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路*
高木 虎之介
BS 70 2'02.146 0'02.295
16 12 500 16 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ*
井出 有治
BS
2'02.373 0'02.522
17 22 500 17 モチュール キーバリュー Z ミハエル・クルム*
柳田 真孝
BS 50 2'02.526 0'02.675
18 30 300 1 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太*
山野 哲也
MI 10 2'10.075
19 19 300 2 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規*
谷口 信輝
YH 5 2'10.209 0'00.134
20 62 300 3 WILLCOM ADVAN VEMAC350R 柴原 眞介*
植松 忠雄
YH 1 2'10.271 0'00.196
21 11 300 4 GPH FERRARI DUNLOP 田中 哲也*
パオロ・モンティン
DL 5 2'10.303 0'00.228
22 43 300 5 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一*
MI 30 2'10.597 0'00.522
23 46 300 6 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹*
青木 孝行
YH 20 2'10.686 0'00.611
24 26 300 7 DIRECTION TAISAN ゲンバラGT3R 山岸  大*
井上 貴志
YH
2'10.808 0'00.733
25 9 300 8 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
山田 英二*
YH
2'10.932 0'00.857
26 13 300 9 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ*
影山 正美
YH 25 2'10.944 0'00.869
27 47 300 10 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水  剛
藤井 誠暢*
YH 2 2'11.061 0'00.986
28 10 300 11 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船  剛*
松田 秀士
DL 1 2'11.109 0'01.034
29 2 300 12 Privée Zurich アップル RD320R 高橋 一穂
渡辺  明*
YH 1 2'11.158 0'01.083
30 52 300 13 プロμ太陽石油 KUMHO セリカ 竹内 浩典
平中 克幸*
KH 10 2'11.634 0'01.559
31 31 300 14 APEXERA MR-S 田中  実*
中嶋 一貴
MI 15 2'11.662 0'01.587
32 0 300 15 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥*
DL 70 2'11.712 0'01.637
33 77 300 16 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄*
谷川 達也
YH 2 2'11.984 0'01.909
34 777 300 17 梁山泊・TEAM高見沢ADVANGT3 高見沢 一吉
砂子 塾長*
YH
2'12.993 0'02.918
35 7 300 18 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一*
井入 宏之
YH 15 2'13.068 0'02.993
36 112 300 19 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷  敦
澤  圭太*
YH
2'14.047 0'03.972
37 110 300 20 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗*
大井 貴之
YH
2'16.142 0'06.067
38 70 300 21 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三*
田嶋 栄一
YH
2'17.266 0'07.191
39 111 300 22 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也*
Guts 城内
YH
2'18.429 0'08.354
40 72 300 23 FK/massimo ADVAN ポルシェ 和田  博*
平川  晃
YH
2'18.465 0'08.390
以上予選通過

913 300 フィールズ ADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
周防 彰悟*
YH
2'24.938 0'14.863

27 300 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾*
YH 10 2'36.819 0'26.744

5 300 プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH 2 出走せず -

15 300 PROTON R3 LOTUS EXIGE 300RR トウンクー・ジャン・レイ
ノーマン・サイモン
YH
出走せず -

参加台数:44台 出走台数:42台

予選通過基準タイム (107% = GT500: 2'08.369 / GT300: 2'19.298)
*=タイムを出したドライバー
タイヤ = BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
WH = ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

SUPER GT

SUPER GT第3戦セパン 予選1回目結果

P No Cls Cls.P Machine Driver Tyre Wh Time Delay
1 8 500 1 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS
1'59.387
2 6 500 2 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田  章
BS 10 1'59.434 0'00.047
3 1 500 3 ザナヴィ ニスモ Z 本山  哲
リチャード・ライアン
BS 30 1'59.513 0'00.126
4 12 500 4 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ
井出 有治
BS
1'59.532 0'00.145
5 18 500 5 TAKATA 童夢 NSX 道上  龍
小暮 卓史
BS 1 1'59.924 0'00.537
6 32 500 6 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー
DL
1'59.981 0'00.594
7 38 500 7 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 70 1'59.987 0'00.600
8 36 500 8 DYNACITY TOM'S SUPRA 土屋 武士
ジェームズ・コートニー
BS 10 2'00.027 0'00.640
9 3 500 9 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス
BS
2'00.116 0'00.729
10 22 500 10 モチュール キーバリュー Z ミハエル・クルム
柳田 真孝
BS 50 2'00.153 0'00.766
11 21 500 11 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊
DL
2'00.228 0'00.841
12 37 500 12 DYNACITY TOM'S SUPRA 片岡 龍也
山本 左近
BS 10 2'00.277 0'00.890
13 25 500 13 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸  学
ドミニク・シュワガー
YH 50 2'00.283 0'00.896
14 100 500 14 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ
ジェレミー・デュフォア
BS 1 2'00.545 0'01.158
15 34 500 15 BANDAIスープラ 荒  聖治
横溝 直輝
DL
2'00.912 0'01.525
16 39 500 16 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ
BS
2'00.914 0'01.527
17 35 500 17 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
脇阪 薫一
DL 30 2'01.221 0'01.834
18 30 300 1 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 10 2'08.598
19 7 300 2 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 15 2'09.128 0'00.530
20 27 300 3 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 10 2'09.222 0'00.624
21 31 300 4 APEXERA MR-S 田中  実
中嶋 一貴
MI 15 2'09.577 0'00.979
22 2 300 5 Privée Zurich アップル RD320R 高橋 一穂
渡辺  明
YH 1 2'09.625 0'01.027
23 13 300 6 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 25 2'09.646 0'01.048
24 46 300 7 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH 20 2'09.649 0'01.051
25 43 300 8 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 30 2'09.693 0'01.095
26 77 300 9 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH 2 2'09.738 0'01.140
27 0 300 10 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 70 2'09.948 0'01.350
28 19 300 11 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH 5 2'10.042 0'01.444
29 11 300 12 GPH FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン
DL 5 2'10.956 0'02.358
30 5 300 13 プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH 2 2'11.002 0'02.404
31 15 300 14 PROTON R3 LOTUS EXIGE 300RR トウンクー・ジャン・レイ
ノーマン・サイモン
YH
2'11.171 0'02.573
32 26 300 15 DIRECTION TAISAN ゲンバラGT3R 山岸  大
井上 貴志
YH
2'11.467 0'02.869
33 9 300 16 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
山田 英二
YH
2'11.583 0'02.985
34 777 300 17 梁山泊・TEAM高見沢ADVANGT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH
2'11.657 0'03.059
35 47 300 18 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水  剛
藤井 誠暢
YH 2 2'11.681 0'03.083
36 52 300 19 プロμ太陽石油 KUMHO セリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH 10 2'11.704 0'03.106
37 112 300 20 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷  敦
澤  圭太
YH
2'12.130 0'03.532
38 72 300 21 FK/massimo ADVAN ポルシェ 和田  博
平川  晃
YH
2'13.940 0'05.342
39 110 300 22 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH
2'14.212 0'05.614
40 111 300 23 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
Guts 城内
YH
2'15.236 0'06.638
41 70 300 24 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
田嶋 栄一
YH
2'16.574 0'07.976
以上予選通過
- 913 300 25 フィールズ ADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
(周防 彰悟)
YH
2'15.106 0'06.508
- 10 300 26 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船  剛
松田 秀士
DL 1 出走せず -
- 62 300 27 WILLCOM ADVAN VEMAC350R 柴原 眞介
植松 忠雄
YH 1 タイムなし -

参加台数:44台 出走台数:43台

予選通過基準タイム (107% = GT500: 2'07.744 / GT300: 2'17.391)
※各クラス上位10台は、公式予選2回目のスーパーラップ進出決定
※ No.62は車両規定違反により、全タイム抹消
( )の付いたドライバーは、予選不通過

タイヤ = BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
WH = ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク) 

SUPER GT

SUPER GT第3戦セパン SUBARU MOTORSPORTS EXPRESS

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SUPER GT 第3戦
「JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA」 事前情報
■開催月日:2005年6月25-26日
■開催場所:セパンサーキット(マレーシア)
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相性のよいセパン・サーキットでポイント獲得を目指す

 GTC第3戦は、6月25~26日にマレーシアのセパンサーキットで開催される。セパンはF1GPも開催される近代的なサーキットで、クアラルンプール国際空港の広大な敷地内にある。サーキット周辺に栽培されている椰子の木をイメージしたグランドスタンドのルーフ形状がランドマークとなっており、夕暮れ時にはそのシルエットが美しい。

 コースレイアウトは低速テクニカルコーナーや高速コーナーが随所に織り込まれており、コース幅も広くどこからでも追い越しが可能と思われるほどチャレンジングで、ドライバーの評判もいい。JGTCは00年、01年と2年連続でスペシャルステージとして開催され02年にはシリーズの1戦として組み込まれた。03年はSARSの影響でイベントは中止となったが、今年は5回目の開催となり、地元でもおなじみのイベントとなってきている。

 今回はGT300クラスには27台(合計44台)の車両がエントリー。クスコスバルADVANインプレッサは、前回の富士同様2ランクアップの性能調整を受けている。低重心パワーユニット・水平対向エンジンを搭載するインプレッサはその特徴である回頭性能を生かした走りを見せてくれるだろう。インプレッサはセパンラウンドにおいては、00年に4位、01年に2位とまずまずの結果を残しており、コースとの相性も良い。今回もステディに走ることによって、まずは10戦連続の完走、そして10位以内の入賞を目指すことになる。

 なお、マレーシアは高温多湿の熱帯にあるため、レーシングカーのコクピット内は温度が非常に高くなる。各チームともクールスーツを着用してのレースとなるが、冷却水循環ユニットの故障などが起きるとドライバーは脱水症状を起こしてしまい、毎年病院へ運ばれるドライバーが出るほど。今年は新しいクーラーボックスを用意して万全を期している。

 スタート時間は昨年より1時間早い16時、夕暮れ時にチェッカーを迎える。

■小林且雄選手

 「インプレッサとセパンの相性は良いと思います。昨年は他車両に当てられてコースアウトを喫すまでポイント獲得目前でしたし。今回も暑いレースになるでしょうが、たんたんとしぶとく粘り強く走って、連続完走はもちろん、ポイント獲得を目指します」

◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦MINE SUBARU MOTORSPORT EXPRESS

スーパー耐久シリーズ2005 第3戦スーパー耐久シリーズ2005 第3戦
「MINE 500km RACE」
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■開催月日:2005年5月28-29日
■開催場所:MINEサーキット
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◇ FUJITSUBO hpi IMPREZAは3戦連続2位表彰台に
  WING PERMAGARD IMPREZAはトラブルに見舞われるも7位入賞

スーパー耐久シリーズ2005第3戦は、28~29日にMINEサーキットで行われ、PROVARACING DIVISIONが2台のインプレッサでST2クラスに参戦。吉田寿博/小泉和寛組の#2FUJITSUBO hpi IMPREZAが3戦連続でクラス2位、樋口統也/清水和夫/池田昌弘組の#63WINGPERMAGARD IMPREZAは序盤トラブルに見舞われるも7位に入り、 そろってポイントを獲得した。

28日の予選日、14時10分から始まったグリッド予選は、まず#63インプレッサの樋口が1分33秒913のトップタイムをマーク。その10分後には#2インプレッサの吉田がコースレコードとなる1分32秒983を出してトップに躍り出た。全クラス車両の走行枠に入ると、2連勝中の#11ランサーが1分32秒955で逆転トップに。#2インプレッサ吉田も逆転を狙ったがタイム更新ならず、#2インプレッサは2位、#63インプレッサは3位という決勝に向けて好位置を得た。

29日の決勝日、12時33分に今季最長となる500kmレースのスタートが切られた。#2インプレッサの吉田は硬めのタイヤがグリップするまで少々時間がかかり、3周目に3位にポジションダウン。ソフトタイヤが暖まった#63インプレッサの樋口は、ややペースの上がらない#2インプレッサの吉田をかわした。ランサーの追撃態勢に入った樋口だったが、直後に4速、そして6速ギヤを失いペースダウン。14周でピットインして車両をピットガレージに入れ、ここからメカニックたちの懸命なミッション交換が始まった。

#2インプレッサの吉田は、スタートの際にコントロールラインまでに他車両を抜いたことでペナルティを命じられてしまい、クラス7位までポジションダウンしたが、安定したラップタイムを刻みながら徐々に前の車両を追っていった。26周目には2位の#6ランサーがタイヤを酷使したために早めのピットイン。そして42周目には#20ランサーを捕らえて3位へ浮上。さらには47周目に#13ランサーをかわして2位へ挽回した。

レースの1/3が過ぎた63周目にクラストップの#11ランサーがルーティーンピットイン。これで#2インプレッサがクラストップ、総合3位に浮上した。折り返し点を過ぎた80周目に#2インプレッサの吉田がピットインして小泉に交代。ノーミスの作業でクラス2位でコースに復帰した。

125周目、#11ランサーは2回目の給油のためにピットイン。これでトップ2台の差は21秒差まで縮まったが、フレッシュタイヤを得た#11ランサーのペースにはついていけず、このままチェッカー。#2インプレッサは3戦連続で2位という結果となった。いっぽう#63インプレッサの池田は55周を走行して清水に交代。清水はコンスタントラップでチェッカーを目指し、#57ランサーのトラブルもありクラス7位でゴール、4ポイントを加算した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦MINE決勝 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

スーパー耐久シリーズ2005 第3戦
「MINE 500km RACE」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年5月28-29日
■開催場所:MINEサーキット
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

◇C-WEST ORCアドバンZがST3クラス連勝!!
  ST1クラスのエンドレス アドバンZも3位表彰台に

 スーパー耐久シリーズ2005第3戦はMINEサーキットで開催され、尾本直史/山田英二組の#23 C-WEST ORCアドバンZがST3クラスで優勝。輿水敏明/黒澤翼/菊地靖組の#19 EBBRO☆Z☆TC-KOBEが3位で表彰台に上った。またST1クラスの木下みつひろ/影山正美組の#3エンドレス アドバンZは、クラス3位で表彰台を得た。

 公式予選が行われた28日、グリッド予選のST3/4クラス専有走行枠で、#19 Zの黒澤がまず1分35秒687のタイムで2位。さらに#48 Zの星野が1分35秒545のコースレコードで2位につけた。そして14時50分からの全車走行枠で、#23 Zの山田がコースレコードの1分35秒410にタイムアップしてクラス2位に食い込んだが、1分35秒台にトップ5台の車両がひしめく接戦だった。また、ST1クラスでは、チェッカー直前に#3 Zの影山が1分33秒920にタイムアップしてクラス3位のポジションを得た。

 29日の決勝レース、スタートドライバーは#3 Zが影山、#19 Zが黒澤#23 Zが山田、#48 Zが星野。#3 Zの影山は1ピット作戦のためペースをセーブして走行。ST3クラスは2周目に#23 Zの山田がクラストップを奪うと、8周目には#23 Z、#48 Z、#19 ZとZがトップ3を独占した。19周目の第1ヘアピンで、#48 Z星野が単独スピンで4位にドロップ。代わって#19 Zが2位に上がった。#23 Zはやがて一人旅となった。

 レースの1/3が過ぎた56周目には、#23 Zは2位#29 NSXに約30秒差をつけ独走。#19 Zは4位、#48 Zは6位。また、ST1クラスの#3 Zはクラス3位にポジションを上げていた。レースの折り返しに近づいた71周目、#3 Zがピットインし木下に交代。ポジションは4位となったが、88周目に#1ポルシェがスピン、クラッシュし、ピットで復旧作業をする間にクラス3位へポジションを上げた。

 終盤、134周目に#23 Zの尾本が予定外のピットイン。ガス欠症状が出たためだったが、それまで約80秒の貯金があったために給油を済ませてコースに復帰しても、まだ30秒近いリードを保っていた。そして最後にスタンドを沸かせたのが、クラス4位を走行していた#19Zの菊地だった。1分39秒台のタイムをコンスタントにマークして、さらに 1分37秒台のタイムを出して14秒ほどあった3位との差を縮めていき143周目に#29 NSXをかわして3位へ。さらに2位の#27 BMW M3にも3秒差まで迫ったがここでチェッカーとなった。

 ST1クラスの#3 Zはデビュー3戦目で3位を獲得、初めての表彰台へ。またST3クラスの#23 Zは連勝を遂げ、#19 Zが3位表彰台を獲得した。#48 Zは7位で完走した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦MINE決勝 ADVAN DENAG GT3 一人旅!

 5月29日、MINEサーキットでスーパー耐久第3戦の決勝レースが行われた。昨日と同様の五月晴れの下、12時30分過ぎにローリングからスタートが切られた。気温25度、路面温度40度と風がやや強いが心地よい気候だ。

0529_winner-s 3連続となったポールポジションからスタートを決めた#25 ADVAN DENAG GT3(織戸学/谷口信輝組) の谷口はオープニングラップから2番手の#1 FALKEN PORSCHE(田中哲也/荒聖治組)の荒に1秒ほどの差をつける展開となる。その差は、30周目を過ぎると10秒ほどに広がってしまう。44周目に#25谷口は最初のピットイン。3周後には#1も荒から田中にステアリングをゆだねる。#1はここから追い上げを開始し、80周目には8秒を切り、88周目には0.5秒差のテールtoノーズの戦いとなる。

0529_crash-s だが、3コーナーで#1は単独クラッシュでマシン前部に大きなダメージを受けピットへと戻る。ライバル不在のひとり旅となった#25は100周目に2回目のピットストップから155周のレースをトップで走りきった。#1はピットでの作業の後にコースに復帰。規定のレース距離の7割を走りきるとピットで待機しファイナルラップでチェッカーを受けた。これで#1は4位の完走となり貴重なポイントを追加した。

 2位には#24PCJ ADVAN PORSCHE(井上貴志/堤明彦組)が入り、3位には#3エンドレスアドバンZ(木下みつひろ/影山正美組)が表彰台に上がった。ST2クラスは今回も総合3位に入った#11オーリンズランザーEVOIX(中谷明彦/木下隆之組)が圧勝。11連勝の快挙となった。総合8位にはクラスST3のウイナー#23C-WEST ORC アドバンZ(尾本直史/山田英二組)が。13位にはST5クラスの#80ネストwithアペル雅YH(佐々木孝太/植田正幸組)が入った。クラスST4は20位に#73ロイヤルハウス・YH・ランナップD(前嶋秀司/山本すばる組)が入った。

0529_lancer-s 0529_podium-s
25 ADVAN DENAG GT3(織戸学/谷口信輝組)

谷口信輝「1-2だと5ポイントしかつかないところで10点の差が(#1に対して)ついたんで、一歩じゃなく二歩リードできた感じ(笑)これが効いてくるかな。(織戸選手からバトンを受けた)最後は後ろもいなかったし、路温も下がってきてタイヤもよかった。今回は予選アタックもスタートもまかされて、ポールとれたし勝てたんで本当に良かった。十勝の助っ人はドミニクに声をかけているみたいです」

Text & Photo: Keiichiro Takeshita

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦MINE決勝 リザルト

スーパー耐久MINE 500kmRACE -RIJ- (2005/05/29) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2005 Super Taikyu Series Round 3 MINEサーキット 3.330839km

PosNoClsPCar/TypeDriverTireLapTime/Bihind
125ST11ADVAN DENAG GT3
ポルシェ/911GT3
織戸 学
谷口 信輝
YH1554:08'27.56
224ST12PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ/911GT3
井上 貴志
堤 明彦
YH1523Laps
311ST21オーリンズランサーEVO IX
三菱ランサーエボ/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH1523Laps
42ST22FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL1514Laps
53ST13エンドレスアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH1505Laps
620ST23RSオガワADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
小川 日出夫
福山 英朗
砂子 塾長
YH1496Laps
76ST24FALKEN☆梁山泊☆EVO
三菱ランサーエボ/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL1496Laps
823ST31C-WEST ORC アドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
尾本 直史
山田 英二
YH1487Laps
927ST32FINAエムスクエアーADVAN M3
BMW M3/E46
小林 且雄
筒井 克彦
YH1487Laps
1019ST33EBBRD・ Z ・TC神戸
日産FAIRLADY Z/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH1487Laps
1129ST34PERSON'S elf YH NSX FAB
ホンダNSX/NA2
古谷 直広
山下 潤一郎
行方 由久
YH1478Laps
1215ST35岡部自動車ハーツRX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH1478Laps
1380ST51ネストwithアペル雅YH
(トヨタアルテッツァ/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
YH1469Laps
1437ST52ARTA F.O.S アルテッツア
トヨタアルテッツァ/SXE10
峰尾 恭輔
長島 正興
影山 正彦
YH1469Laps
1530ST25オガワディクセルADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
赤鮫 オヤジ
阪口 良平
古谷 直樹
YH1469Laps
1660ST36Nico Cut S2000
ホンダS2000/AP1
谷川 達也
清水 康弘
YH14510Laps
1748ST37フィールズT&GアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
小園 ひろみ
星野 一樹
YH14510Laps
187ST38メーカーズ ゼナドリン RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH14510Laps
1936ST53MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
トヨタアルテッツァ/SXE10
黒澤 琢弥
中嶋 一貴
YH14411Laps
2073ST41ロイヤルハウス・YHラインナップDC5
ホンダインテグラ/DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
YH14312Laps
2110ST42edge-channel ADVANTAGE HV東海YH
ホンダインテグラ/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH14213Laps
2218ST43コスモソニック21 FKインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
浅野 武夫
岡野 陽朋
森 正行
YH14114Laps
2396ST54ネッツ大分アクレアルテッツァ
トヨタアルテッツァ/SXE10
瀬田 和己
三沢 伸輔
竹志 幸洋
DL13916Laps
2481ST44EXTOLLwithFBS YH
ホンダインテグラ/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
橋本 達也
YH13916Laps
2513ST26シーケンシャルエンドレス アドバン座間
三菱ランサーエボ/CT9A
和田 久
村田 信博
Y.HINOKI
YH13817Laps
2663ST27WING PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
樋口 統也
清水 和夫
池田 昌弘
DL12035Laps
271ST14FALKEN☆PORCSHE
ポルシェ/911GT3
田中 哲也
荒 聖治
FK11045Laps
-------- 以上完走 --------
-57ST2-アクレ Gキッス★RSKランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
カルロス 本田
中村 啓
九乗 俊二
DL8273Laps
-17ST5-INGS & RUNUP キーパーインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
田中 篤
松永 まさひろ
DL6986Laps
  • 参加台数: 30台 / 出走台数: 29台
  • Fastest Lap: #1 FALKEN☆PORSCHE 荒 聖治 1'32.679 4/49 129.382km/h
  • ゼッケンNo.2(吉田寿博選手)は、スーパー耐久シリーズ2005年シリーズ規則第12条(10)違反によりドライブスルーペナルティを科した。
  • ゼッケンNo.7(白井剛選手)は、国際モータースポーツ競技規則付則L項違反(危険行為)によりペナルティーストップ30秒を科した。
  • ゼッケンNo.20(砂子塾長選手)は、国際モータースポーツ競技規則付則L項違反(危険行為)によりペナルティーストップ30秒を科した。
  • ゼッケンNo.11(木下隆之選手)は、スーパー耐久シリーズ2005年シリーズ規則第13条(7) e)違反によりドライブするーペナルティーを科した。

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦MINEフリー走行 リザルト

0529_denag-s 0529_falken-s

決勝に向けて仕上がり好調の #25 ADVAN DENAG GT3 (織戸学/谷口信輝組) (左) と虎視眈々と優勝を狙う #1 FALKEN☆PORSCHE (田中哲也/荒聖治組) (右)

Photo: Keiichiro Takeshita

スーパー耐久MINE500kmRACE -RIJ- (2005/05/29) Free-Practice Weather:Fine Course:Dry
2005 Super Taikyu Series Round 3 MINEサーキット 3.330839km

PNoClsPCar/TypeDriverTireTimeDelayGapkm/h
125ST11ADVAN DENAG GT3
ポルシェ/911GT3
織戸 学
谷口 信輝
YH1'32.159--130.11
21ST12FALKEN☆PORCSHE
ポルシェ/911GT3
田中 哲也
荒 聖治
FK1'32.2760.1170.117129.95
324ST13PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ/911GT3
井上 貴志
堤 明彦
YH1'34.9062.7472.630126.35
411ST21オーリンズランサーEVO IX
三菱ランサーエボ/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH1'35.2073.0480.301125.95
53ST14エンドレスアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'35.7673.6080.560125.21
663ST22WING PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
樋口 統也
清水 和夫
池田 昌弘
DL1'36.0883.9290.321124.79
72ST23FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL1'36.1153.9560.027124.76
820ST24RSオガワADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
小川 日出夫
福山 英朗
砂子 塾長
YH1'36.5384.3790.423124.21
96ST25FALKEN☆梁山泊☆EVO
三菱ランサーエボ/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL1'36.6474.4880.109124.07
1023ST31C-WEST ORC アドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
尾本 直史
山田 英二
YH1'37.1154.9560.468123.47
1148ST32フィールズT&GアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
小園 ひろみ
星野 一樹
YH1'37.1905.0310.075123.38
1219ST33EBBRD・ Z ・TC神戸
日産FAIRLADY Z/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH1'37.5885.4290.398122.87
1330ST26オガワディクセルADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
赤鮫 オヤジ
阪口 良平
古谷 直樹
YH1'38.1495.9900.561122.17
1436ST51MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
トヨタアルテッツァ/SXE10
黒澤 琢弥
中嶋 一貴
YH1'38.3016.1420.152121.98
1529ST34PERSON'S elf YH NSX FAB
ホンダNSX/NA2
古谷 直広
山下 潤一郎
行方由久
YH1'38.4626.3030.161121.78
1627ST35FINAエムスクエアーADVAN M3
BMW M3/E46
小林 且雄
筒井 克彦
YH1'38.4746.3150.012121.77
1715ST36岡部自動車ハーツRX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH1'38.6906.5310.216121.50
1857ST27アクレ Gキッス★RSKランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
カルロス 本田
中村 啓
九乗 俊二
DL1'39.0836.9240.393121.02
1937ST52ARTA F.O.S アルテッツア
トヨタアルテッツァ/SXE10
峰尾 恭輔
長島 正興
影山 正彦
YH1'39.1086.9490.025120.99
207ST37メーカーズ ゼナドリン RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH1'39.4147.2550.306120.62
2117ST53INGS & RUNUP キーパーインテグラ
ホンダ
田中 篤
松永 まさひろ
DL1'39.7907.6310.376120.16
2280ST54ネストwithアペル雅YH
(トヨタアルテッツァ/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
YH1'39.9617.8020.171119.96
2360ST38Nico Cut S2000
ホンダS2000/AP1
谷川 達也
清水 康弘
YH1'39.9707.8110.009119.95
2496ST55ネッツ大分アクレアルテッツァ
トヨタアルテッツァ/SXE10
瀬田 和己
三沢 伸輔
竹志 幸洋
DL1'40.2038.0440.233119.67
2510ST41edge-channel ADVANTAGE HV東海YH
ホンダインテグラ/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH1'40.5428.3830.339119.26
2681ST42EXTOLLwithFBS YH
ホンダインテグラ/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
橋本 達也
YH1'40.7068.5470.164119.07
2773ST43ロイヤルハウス・YHラインナップDC5
ホンダインテグラ/DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
YH1'40.7528.5930.046119.02
2818ST44コスモソニック21 FKインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
浅野 武夫
岡野 陽朋
森 正行
YH1'41.9049.7451.152117.67
2913ST28シーケンシャルエンドレス アドバン座間
三菱ランサーエボ/CT9A
和田 久
村田 信博
Y.HINOKI
YH2'40.55668.39758.65274.68
  • ゼッケンNo.15(長島正明選手)は、2005年MINEサーキット共通規定第4章28条8.5)違反により訓戒とし罰金1万円を科した。
  • ゼッケンNo.3(影山正美選手)、No11(木下隆之選手)、No.30(川口正敬選手)は、2005年MINEサーキット共通規定第4章第28条9.違反により訓戒とし罰金1万円を科した。

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦MINEグリッド予選 ADVAN DENAG GT3がポール!

0528_orido_taniguchi-s  5月28日、山口県美祢市のMINEサーキットでスーパー耐久第3戦の予選が行われた。気温30度、路面温度40度と夏のようなコンディションでむかえた10時55分から30分間で行われた基準タイムを判定するドライバーズ予選では、#25 ADVAN DENAG GT3(織戸学/谷口信輝組)が1分31秒084を谷口がマークしセッションのトップタイムとした。

 14時10分から20分ずつの3つのセクションで分けられたグリッド予選では、気温31度、路面温度46度という暑さのせいもあり、最初の20分間のST1、2、5クラスのアタックにはほとんどのマシンは姿を見せず、終盤20分間の全クラス混走セッションで各車はアタックをかける。残り4分、ようやくリーダーボードの最上部にクラス1のマシンがタイムを刻む。#25の谷口が1分30秒926のトップタイムをたたき出す。さらにアタック4周目で30秒839とさらに更新。ライバルの#1 FALKEN☆PORSCHE(田中哲也/荒聖治組)が残り2分で1分31秒053とするが#25には届かず。#25が開幕3連続のポールポジションとなった。2番手には#1、3番手にはクラス2の#11オーリンズランサーEVOIX(中谷明彦/木下隆之組)が入った。

#25 ADVAN DENAG GT3 (織戸学/谷口信輝組)

谷口信輝「本当は2周連続のアタックは行かないほうがタイヤを使っちゃうからよかったんだけど、ファルケン(#1)が来る予感もあったからもう1周いきました。コンマ2秒さらに上げる予定だったんだけど、ちょっとしくじって・・・。俺が今回はアタックをやらしてもらって、とれなかったらまずいんで気合入れていきました(笑)明日もノーミスでいきたいですね。#1とはいい勝負なんで」

Text & Photo: Keiichiro Takeshita

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦MINEグリッド予選

スーパー耐久 MINE 500km RACE -RIJ- (2005/05/28) Grid Qualify Weather:Fine Course:Dry
2005 Super Taikyu Series Round 3 MINEサーキット 3.330839km

PNoClsPCar/TypeDriverTireTimeDelayGapkm/h
125ST11ADVAN DENAG GT3
ポルシェ/911GT3
織戸 学
谷口 信輝
YHR1'30.839--132.00
21ST12FALKEN☆PORCSHE
ポルシェ/911GT3
田中 哲也
荒 聖治
FK1'31.0370.1980.198131.72
311ST21オーリンズランサーEVO IX
三菱ランサーエボ/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YHR1'32.9552.1161.918129.00
42ST22FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DLR1'32.9832.1440.028128.96
563ST23WING PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
樋口 統也
清水 和夫
池田 昌弘
DL1'33.9133.0740.930127.68
63ST13エンドレスアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'33.9203.0810.007127.67
76ST24FALKEN☆梁山泊☆EVO
三菱ランサーエボ/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL1'34.0563.2170.136127.49
824ST14PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ/911GT3
井上 貴志
堤 明彦
YH1'34.1093.2700.053127.42
913ST25シーケンシャルエンドレス アドバン座間
三菱ランサーエボ/CT9A
和田 久
村田 信博
Y.HINOKI
YH1'35.3304.4911.221125.78
1020ST26RSオガワADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
小川 日出夫
福山 英朗
砂子 塾長
YH1'35.3544.5150.024125.75
1129ST31PERSON'S elf YH NSX FAB
ホンダNSX/NA2
古谷 直広
山下 潤一郎
行方 由久
YHR1'35.3854.5460.031125.71
1223ST32C-WEST ORC アドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
尾本 直史
山田 英二
YHR1'35.4104.5710.025125.68
1348ST33フィールズT&GアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
小園 ひろみ
星野 一樹
YHR1'35.5464.7070.136125.50
1427ST34FINAエムスクエアーADVAN M3
BMW M3/E46
小林 且雄
筒井 克彦
YHR1'35.6804.8410.134125.32
1519ST35EBBRD・ Z ・TC神戸
日産FAIRLADY Z/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YHR1'35.6874.8480.007125.32
1630ST27オガワディクセルADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
赤鮫 オヤジ
阪口 良平
古谷 直樹
YH1'35.7724.9330.085125.20
1715ST36岡部自動車ハーツRX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH1'36.3285.4890.556124.48
187ST37メーカーズ ゼナドリン RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH1'36.4165.5770.088124.37
1937ST51ARTA F.O.S アルテッツア
トヨタアルテッツァ/SXE10
峰尾 恭輔
長島 正興
影山 正彦
YH1'36.8716.0320.455123.78
2080ST52ネストwithアペル雅YH
(トヨタアルテッツァ/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
YH1'36.8896.0500.018123.76
2157ST28アクレ Gキッス★RSKランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
カルロス 本田
中村 啓
九乗 俊二
DL1'37.0636.2240.174123.54
2260ST38Nico Cut S2000
ホンダS2000/AP1
谷川 達也
清水 康弘
YH1'37.3346.4950.271123.19
2336ST53MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
トヨタアルテッツァ/SXE10
黒澤 琢弥
中嶋 一貴
YH1'37.4536.6140.119123.04
2410ST41edge-channel ADVANTAGE HV東海YH
ホンダインテグラ/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH1'38.4177.5780.964121.84
2517ST54INGS & RUNUP キーパーインテグラ
ホンダ
田中 篤
松永 まさひろ
DL1'39.0948.2550.677121.01
2673ST42ロイヤルハウス・YHラインナップDC5
ホンダインテグラ/DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
YH1'39.4888.6490.394120.53
2781ST43EXTOLLwithFBS YH
ホンダインテグラ/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
橋本 達也
YH1'39.7128.8730.224120.26
2818ST44コスモソニック21 FKインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
浅野 武夫
岡野 陽朋
森 正行
YH1'39.9369.0970.224119.99
2996ST55ネッツ大分アクレアルテッツァ
トヨタアルテッツァ/SXE-10
瀬田 和己
三沢 伸輔
竹志 幸洋
DL1'44.78213.9434.846114.44
  • 'R'マークはそのクラスのコースレコードを更新しました。
  • 参加台数: 30台 / 出走台数: 28台
  • ゼッケンNo.15(倉島新一選手)、ゼッケンNo.13(Y.HINOKI選手)は、スーパー耐久シリーズ2005年シリーズ規則第7条(7)により決勝レースの出走を認めた。

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦MINE ドライバーズ予選

0528_denag-s ドライバーズ予選でトップタイムをマークした #25 ADVAN DENAG GT3 (織戸学/谷口信輝組)
(Photo: Keiichiro Takeshita)

スーパー耐久MINE500kmRACE-RIJ-(2005/05/28)Drivers' Qualify Weather:Fine Course:Dry
2005 Super Taikyu Series Round 3 MINEサーキット 3.330839km

PNoClsPCar/TypeDriverTireTimeDelayGapkm/h
125ST11ADVAN DENAG GT3
ポルシェ/911GT3
織戸 学
谷口 信輝
YH1'31.084--131.65
21ST12FALKEN☆PORCSHE
ポルシェ/911GT3
田中 哲也
荒 聖治
FK1'31.5120.4280.428131.03
32ST21FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL1'34.0762.9922.564127.46
424ST13PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ/911GT3
井上 貴志
堤 明彦
YH1'34.2243.1400.148127.26
53ST14エンドレスアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'34.2983.2140.074127.16
613ST22シーケンシャルエンドレス アドバン座間
三菱ランサーエボ/CT9A
和田 久
村田 信博
Y.HINOKI
YH1'34.3083.2240.010127.15
76ST23FALKEN☆梁山泊☆EVO
三菱ランサーエボ/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL1'34.3883.3040.080127.04
863ST24WING PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
樋口 統也
清水 和夫
池田 昌弘
DL1'35.6464.5621.258125.37
929ST31PERSON'S elf YH NSX FAB
ホンダNSX/NA2
古谷 直広
山下 潤一郎
糸田川 和亮
YH1'36.1795.0950.533124.67
1020ST25RSオガワADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
小川 日出夫
福山 英朗
砂子 塾長
YH1'36.2595.1750.080124.57
1123ST32C-WEST ORC アドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
尾本 直史
山田 英二
YH1'36.2825.1980.023124.54
1227ST33FINAエムスクエアーADVAN M3
BMW M3/E46
小林 且雄
筒井 克彦
中村 真一郎
YH1'36.4435.3590.161124.33
1330ST26オガワディクセルADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
赤鮫 オヤジ
阪口 良平
古谷 直樹
YH1'36.5735.4890.130124.17
1411ST27オーリンズランサーEVO IX
三菱ランサーエボ/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH1'36.6015.5170.028124.13
1537ST51ARTA F.O.S アルテッツア
トヨタアルテッツァ/SXE10
峰尾 恭輔
長島 正興
影山 正彦
YH1'37.0655.9810.464123.54
1619ST34EBBRD・ Z ・TC神戸
日産FAIRLADY Z/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH1'37.2796.1950.214123.26
1715ST35岡部自動車ハーツRX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH1'37.4736.3890.194123.02
1880ST52ネストwithアペル雅YH
(トヨタアルテッツァ/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
西澤 誠剛
YH1'37.5216.4370.048122.96
197ST36メーカーズ ゼナドリン RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH1'37.6986.6140.177122.74
2036ST53MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
トヨタアルテッツァ/SXE10
黒澤 琢弥
中嶋 一貴
YH1'37.8866.8020.188122.50
2148ST37フィールズT&GアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
小園 ひろみ
星野 一樹
YH1'37.9826.8980.096122.38
2257ST28アクレ Gキッス★RSKランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
カルロス 本田
中村 啓
九乗 俊二
DL1'38.4167.3320.434121.84
2360ST38Nico Cut S2000
ホンダS2000/AP1
谷川 達也
清水 康弘
YH1'38.5987.5140.182121.62
2417ST54INGS & RUNUP キーパーインテグラ
ホンダ
田中 篤
松永 まさひろ
DL1'39.7568.6721.158120.20
2581ST41EXTOLLwithFBS YH
ホンダインテグラ/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
橋本 達也
YH1'39.9148.8300.158120.01
2610ST42edge-channel ADVANTAGE HV東海YH
ホンダインテグラ/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH1'39.9658.8810.051119.95
2773ST43ロイヤルハウス・YHラインナップDC5
ホンダインテグラ/DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
YH1'40.1339.0490.168119.75
2818ST39コスモソニック21 FKインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
浅野 武夫
岡野 陽朋
森 正行
YH1'41.56510.4811.432118.06
-------- 以上予選通過 --------
-96ST5-ネッツ大分アクレアルテッツァ
トヨタアルテッツァ/SXE10
瀬田 和己
三沢 伸輔
DL1'41.0479.963-118.67
  • 予選通過基準タイム: (総合 130%) 1'59.891 / (ST1 110%) 1'41.501 / (ST2 110%) 1'43.683 / (ST3 110%) 1'45.931 / (ST4 110%) 1'50.004 / (ST5 110%) 1'47.240
  • 参加台数: 30台 / 出走台数: 29台

Formula Nippon

FN第3戦菅生決勝 本山哲今季初優勝!

 全日本フォーミュラニッポン第3戦は15日、宮城県のスポーツランド菅生で決勝を行い、本山哲(Arting IMPUL)が80周を走って今季初優勝を飾った。2位にはリチャード・ライアン(DoCoMo DANDELION)、3位には小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)が入った。

 F3第6戦の決勝レース中に降り始めた雨のため、フォーミュラ・ニッポン決勝の前に午後2時より10分間、特別フリー走行が行われた。しかし、決勝フォーメーションラップの午後2時30分前には雨は止み、雲の切れ間から日が差し始めた。だが、路面はウエットのままだ。このため全車レインタイヤを選択したが、このまま雨が降らずに路面は乾くと読んだチームは足回りをドライセッティングに、雨が再び降ると読んだチームはレインセッティングに、また中間的なセッティングを施したチームもあり、結局この選択がレース結果を大きく左右することとなった。

 レースは、好スタートを切りトップで1コーナーに入ったポールポジションの小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)、予選2位ながらスタートを失敗し6位に落ちた本山哲(Arting IMPUL)、2位にはルーキーの山本左近(KONDO)という展開で始まった。

 トップの小暮は、序盤に山本をパスして2位に上がってきたブノワ・トレルイエ(IMPUL)との接戦を演じながら3位以下を引き離していく。一方、6位に落ちた本山もオープニングラップで前を走る野田英樹(CARROZZERIA MOHN)を捉え5位に上がると、7周目には山本を、トラブルでピットインしたアンドレ・ロッテラー(PIAA NAKAJIMA)をかわして、15周目には早くも3位に上がってきた。

 15周を過ぎるあたりから路面も乾いてきたので、給油とスリックタイヤに交換するためにピットインするクルマも出始めた。しかし、タイム的にはまだレインタイヤのほうが有利のようだ。このトップ3のなかで最初に動いたのはトレルイエで26周目にタイヤ交換、本山が27周目。この頃になるとスリックのほうがタイムは出るようになってきた。

 30周をまわってようやく事実上のトップの小暮がピットに滑り込んできた。スリックタイヤに交換してピットアウトする小暮、背後にトレルイエ。しかし、タイヤが冷えているためペースが上がらない。ついにトレルイエにヘアピンで捉えられると焦ったのか馬の背コーナーで痛恨のスピンを演じてしまった。その脇をすり抜けていく本山。小暮は3位に落ちてしまった。

 ところが好事魔多しか。トップに立ったトレルイエが、まだ濡れた路面で足をすくわれたのか、迫る本山のプレッシャーだったのかあろうことか33周目に入った1コーナーを曲がりきれずにクラッシュしてしまった。これで、トップに立ったのが本山、小暮が2位に上がってきた。

 2位に上がった小暮を脅かす存在となったのが、リチャード・ライアン(DoCoMo DANDELION)。8位でレースをスタートしたライアンは、序盤に片岡龍也(Forum Engineering LeMans)、野田、山本をかわし、本山の後ろまで来ていたのだ。各車ピットインが終ってみると2位小暮と3位ライアンの差は14秒。小暮のペースが上がらない。小暮は雨が降り続くと見てレインセッティングの足回りでレースに臨んでいたのだ。1周1秒づつ詰められていくライアンとの差。ついに小暮は73周目に入った1コーナーでライアンの先行を許してしまった。

 レースはこのまま終了で、本山は嬉しい今シーズン初優勝。2位は終盤小暮をかわしたライアン、3位はポールポジションの小暮となった。

 予選3位を獲得して周囲を驚かせたルーキーの山本は、レースを2位でスタートするもずるずると後退、タイヤ交換後の31周目の1コーナー出口でスピンし、レースを終えてしまった。予選5位と久しぶりに上位陣にカムバックした野田英樹は、序盤得意のレーシングスクールを開催できずに後続にパスされるものの、タイヤ交換後の乾いた路面では誰よりも速く走りファステストラップを記録したが、結果には結びつかなかった。前戦鈴鹿2位で上り調子と思われた松田次生(5ZIGEN)は、1回目の予選開始早々にクラッシュ、決勝でもオープニングラップでクラッシュしさんざんな週末となってしまった。高木虎之介(TAKAGI)は、スターティンググリッド上でエンジンストール。それでもレースに復帰すると中盤は2位を走る本山を追い掛け回し、かつてのライバル対決を演じて観客を喜ばせたが、11位と完走車中最下位の結果となってしまった。

 フォーミュラ・ニッポン第4戦は、新装なった富士スピードウェイに舞台を移し、6月5日に決勝が行われる。

Formula Nippon

FN第3戦菅生決勝 リザルト

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2005/05/15) Race Result Weather:Cloudy Course:Wet-Dry
2005 Fomula Nippon Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamLapTime
123本山 哲Arting IMPUL80 
21リチャード・ライアンDoCoMo DANDELION8010.380
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMA8015.120
48土屋 武士Forum Engineering LeMans8046.657
520井出 有冶mobilecast IMPUL791Lap
62服部 尚貴DoCoMo DANDELION791Lap
74ヤレック・ヤニスKONDO791Lap
87片岡 龍也Forum Engineering LeMans791Lap
931アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA782Laps
1028野田 英樹CARROZZERIA MOHN773Laps
1112高木 虎之介TAKAGI CERUMO764Laps
-------- 以上規定周回(72 Laps)完走 --------
-19ブノワ・トレルイエmobilecast IMPUL3248Laps
-3山本 左近KONDO3050Laps
-11平中 克幸CERUMO2357Laps
-5松田 次生5ZIGEN080Laps
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.28 野田 英樹 1'11.571(77/77) 186.323km/h

Formula Nippon

FN第3戦菅生フリー走行 本山哲がトップタイム!

 昨日まで天候がすぐれなかった菅生もようやく日曜日の朝になって太陽が顔を覗かせてきた。気温も朝の段階で昨日より上がり、本日の決勝はドライのコンディッションで行われそうである。午前9時40分より、決勝に向けてのセッティングを決めるフリー走行が30分にわたって行われた。

 昨日の予選、ポールポジションを獲得した小暮卓史は、フリー走行序盤トップタイムで推移するも馬の背コーナーでスピン、それでも最終的に僅差の3位に着け仕上がりは上々のようだ。ここでトップタイムを叩き出したのが予選2位の本山哲、決勝に向けて好調さをアピールした。

 フリー走行2位は、予選で8位と沈んだものの決勝の走りには定評のある井出有治。前戦鈴鹿でも予選7位から優勝しており、決勝レースでは目の離せない存在だ。4位には予選での好調がフロックでないことを証明したベテランの野田英樹。後続のブロックには定評があるだけに、下位から上位進出を狙うドライバーとのバトルが決勝レースの見所になるだろう。

 予選3位だったルーキーの山本は9位と下位に沈んだ。ここまで完走がないだけに、スタートをうまく決め上位陣での粘りに期待したいところ。意外に不調だったのが外人ドライバーの4名。高木虎之介とともに11~15位と仲良くリザルト下位に並んでしまった。決勝でなんからの戦略を狙っているのかも知れない。彼らの動きにも注目だ。

 フォーミュラニッポン決勝は、本日午後2時30分より80周にわたって争われる。

Formula Nippon

FN第3戦菅生フリー走行 リザルト

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2005/05/15) Free Session Weather:Cloudy Course:Dry
2005 Fomula Nippon Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
123本山 哲Arting IMPUL1'11.646--186.13
220井出 有冶mobilecast IMPUL1'11.7160.0700.070185.95
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMA1'11.8240.1780.108185.67
428野田 英樹CARROZZERIA MOHN1'12.0300.3840.206185.14
55松田 次生5ZIGEN1'12.3320.6860.302184.36
68土屋 武士Forum Engineering LeMans1'12.3440.6980.012184.33
72服部 尚貴DoCoMo DANDELION1'12.4300.7840.086184.11
811平中 克幸CERUMO1'12.5890.9430.159183.71
93山本 左近KONDO1'12.8641.2180.275183.02
107片岡 龍也Forum Engineering LeMans1'12.9841.3380.120182.72
1119ブノワ・トレルイエmobilecast IMPUL1'13.0791.4330.095182.48
121リチャード・ライアンDoCoMo DANDELION1'13.1291.4830.050182.35
1312高木 虎之介TAKAGI CERUMO1'13.1621.5160.033182.27
144ヤレック・ヤニスKONDO1'13.2801.6340.118181.98
1531アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA1'13.3931.7470.113181.70
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN第3戦菅生予選 リザルト

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2005/05/14) Qualfying Session Weather:Cloudy Course:Dry
2005 Fomula Nippon Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamTime1
Time2
TimeDelaykm/h
132小暮 卓史PIAA NAKAJIMA1'10.029
*1'09.320
1'09.320-192.37
223本山 哲Arting IMPUL1'10.199
*1'09.583
1'09.5830.263191.65
33山本 左近KONDO1'10.301
*1'09.614
1'09.6140.294191.56
419ブノワ・トレルイエmobilecast IMPUL1'09.921
*1'09.683
1'09.6830.363191.37
528野田 英樹CARROZZERIA MOHN1'12.330
*1'09.815
1'09.8150.495191.01
61リチャード・ライアンDoCoMo DANDELION1'09.990
*1'09.819
1'09.8190.499191.00
731アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA*1'09.836
1'09.924
1'09.8360.516190.95
820井出 有冶mobilecast IMPUL1'10.787
*1'09.874
1'09.8740.554190.85
98土屋 武士Forum Engineering LeMans1'10.621
*1'09.987
1'09.9870.667190.54
105松田 次生5ZIGEN1'16.508
*1'10.043
1'10.0430.723190.39
117片岡 龍也Forum Engineering LeMans1'10.683
*1'10.076
1'10.0760.756190.30
1211平中 克幸CERUMO1'10.421
*1'10.138
1'10.1380.818190.13
132服部 尚貴DoCoMo DANDELION1'11.312
*1'10.435
1'10.4351.115189.33
144ヤレック・ヤニスKONDO1'11.441
*1'10.541
1'10.5411.221189.04
1512高木 虎之介TAKAGI CERUMO1'11.410
*1'10.989
1'10.9891.669187.85

Formula Nippon

FN第3戦菅生予選 小暮卓史初ポール!

 全日本フォーミュラニッポン第3戦は14日、宮城県のスポーツランド菅生で決勝に向けてのグリッドを決める公式予選を行い、小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)が1'09.320でポール・ポジションを獲得した。2位には本山哲(Arting IMPUL)、3位にはルーキーの山本左近(KONDO)が入った。

 午後になりF3第5戦の決勝レースが終わっても菅生の上空は厚い雲に覆われ気温もさらに低くなってきた。風はほぼ無風状態。午後3時25分定刻、フォーミュラニッポン2回目の予選が始まった。

 2回目の予選は開始早々からハイペース、トラックコンディションも回復しつつあるようだ。開始10分過ぎ、本山哲が午前のポールタイムに迫る1'09.971でまずはトップに立った。

 開始20分過ぎ、小暮卓史が午前、午後のタイムを通してのトップタイムとなる1'09.563を叩き出した。本山は2位に落ち、以下リチャード・ライアン、ブノワ・トレルイエの順。さらに開始30分過ぎ、小暮はタイムを1'09.320とトップタイムを更新した。本山も1'09.483とさらにタイムを縮めるがトップの小暮には届かず。

 予選も残すところあと5分、トップ陣はなかなか自身のタイムを更新できない。そんななか、山本左近が1'09.613を叩き出し3位に上がってきた。

 結局、ポールポジションは自身始めての小暮卓史で1'09.320、2位に本山哲、3位はルーキーの山本左近、4位にブノワ・トレルイエ、5位に久々の予選上位となる野田英樹、6位にディフェンディングチャンピオンのリチャード・ライアンが入った。

 明日15日の決勝は、午後2時30分より80周にわたって争われる。

Formula Nippon

FN第3戦菅生1回目予選 リザルト

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2005/05/14) Qualfying Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2005 Fomula Nippon Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
131アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA1'09.836--190.95
219ブノワ・トレルイエmobilecast IMPUL1'09.9210.0850.085190.72
31リチャード・ライアンDoCoMo DANDELION1'09.9900.1540.069190.53
432小暮 卓史PIAA NAKAJIMA1'10.0290.1930.039190.43
523本山 哲Arting IMPUL1'10.1990.3630.170189.96
63山本 左近KONDO1'10.3010.4650.102189.69
711平中 克幸CERUMO1'10.4210.5850.120189.37
88土屋 武士Forum Engineering LeMans1'10.6210.7850.200188.83
97片岡 龍也Forum Engineering LeMans1'10.6830.8470.062188.66
1020井出 有冶mobilecast IMPUL1'10.7870.9510.104188.39
112服部 尚貴DoCoMo DANDELION1'11.3121.4760.525187.00
1212高木 虎之介TAKAGI CERUMO1'11.4101.5740.098186.74
134ヤレック・ヤニスKONDO1'11.4411.6050.031186.66
1428野田 英樹CARROZZERIA MOHN1'12.3302.4940.889184.37
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'14.7254.8892.395178.46
155松田 次生5ZIGEN1'16.5086.6721.783174.30
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • 赤旗中断: (1)11:08~11:25、(2)11:56~12:07、12:12赤旗により終了

Formula Nippon

FN第3戦菅生1回目予選 リポート ロッテラーが暫定ポール!

 フォーミュラニッポン第3戦の行われるスポーツランド菅生は、朝から一時霧雨も降る肌寒い気候となった。F3第5戦予選の始まる午前10時には路面はハーフウエット、F3第6戦予選の終わる頃にはレコードラインは乾いてきたが、ラインを外れると濡れているところもある。午前11時、フォーミュラニッポン1回目の予選が始まった。

 予選序盤、まずは10台前後のマシンがコースイン。開始8分、各車様子見のなか、松田次生が馬の背コーナーでコースアウト、車両回収のため赤旗が提示され予選が中断。松田のマシンはリアウイングが飛び、右側前後の足回りも大きなダメージを負った模様。

 午前11時25分、残り37分で予選が再開された。予選終了15分前、ここまでのトップは、1'10.228で小暮卓史、2位に本山哲、3位にルーキー平中克幸、4位アンドレ・ロッテラー、5位ブノワ・トレルイエ、6位山本左近。

 予選残り10分、ディフェンディングチャンピオン、リチャード・ライアンがタイムアタック開始。1'10.203を叩き出し僅差で小暮を逆転、トップに立った。そして、いよいよ各車最後のアタックに入いろうとコースインを開始したまさにそのとき、ヤレック・ヤニスがスピン、コース上にマシンがかかったため、この回収のため再び赤旗が提示された。

 午後12時7分、残り6分で予選が再開。ここまでトップのライアンが1'10.154でさらにタイムを縮めた。直後、小暮が1'10.020でライアンを逆転すると、ロッテラーが1'09.836、トレルイエが1'09.921とあいついで9秒台に入り、トップを逆転。各車アタックラップ中で、さらにポール争いが白熱すると思われたそのとき、服部尚貴が1コーナーでコースアウト、三度赤旗が提示された。残り時間が少なかったため1回目の予選はここで終了となった。

 結局、1回目予選の暫定ポールは、1'09.836でアンドレ・ロッテラー、0.085の僅差で2位にブノワ・トレルイエ、3位にリチャード・ライアン、4位小暮卓史、5位本山哲、6位山本左近となった。

 ポールポジションを決める2回目の予選は午後3時25分より45分間にわたって行われる。

Text: Yoshinori Ohnishi (FMOTOR)

Japanese F3

F3第3,4戦鈴鹿 トヨタモータースポーツニュース

newsdot

平成17年4月17日

全日本F3選手権
第3/4戦 鈴鹿

全日本F3第3戦でトムス勢が1-2-3表彰台独占!
今季2勝目のオリベイラは第4戦も2位でランキング首位のリード拡大。
中嶋は連続表彰台獲得

f3_05_r2 2005年全日本F3選手権第2大会(第3戦、第4戦)が4月16日、17日の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。今大会にはトヨタ・トムス3S‐GE型エンジン搭載車10台を含む14台が出場。
 開催前日15日の特別スポーツ走行では、開幕戦優勝のJ.P.デ・オリベイラ(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)がトップタイム、チームメイトの中嶋一貴(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)が3番手、池田大祐(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)が4番手のタイムをマークした。

◆予選◆
 朝から好天に恵まれ春らしいうららかな陽気となった16日、公式予選が定刻より10分遅れの11時45分から15分間づつ行われた。今大会は全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦のほか、2輪の全日本ロードレース第2戦が併催され、路面コンディションが思わしくなかったが、セッション序盤から次々とトップタイムが更新される激しい争いとなった。
 第3戦の予選では池田大祐がチェッカー間際の6周目にベストタイムを叩き出し、自身2度目のポール・ポジションを獲得。これに他車に阻まれ思うようにクリアラップが取れなかったJ.P.デ・オリベイラ、中嶋一貴が続き、好調なトムス勢が1~3位を独占した。
 路面状況が好転した第4戦の予選セッションではJ.P.デ・オリベイラが2周目にいきなりただ一人55秒台に入れて暫定首位に躍り出て、さらに4周目に自己ベストをさらに縮めて文句なしのポール・ポジションを決めた。これに中嶋一貴が2番手で続く一方、池田大祐はなかなかクリアラップが取れず残念な4番手にとどまることとなった。

◆第3戦決勝◆
 第3戦は午後4時29分に12周のレースがスタート。ポール・ポジションの池田大祐は好スタートを切り、トップで1コーナーへ。3番手グリッドの中嶋一貴も絶妙なスタートを決めて、1コーナー進入で2位のJ.P.デ・オリベイラに並び かけるが逆転はならず、グリッドそのままの順位で周回を開始した。
 トップを逃げる池田大祐だが、J.P.デ・オリベイラは激しい追い上げを見せ、7周目にはファステストラップを記録してテール・ツー・ノーズ状態。チームメイト同士による首位争いの接近戦は、観客を大いに沸かせた。しかし、8周目のシケインで池田大祐が痛恨のシフトミスを喫し、これを機にJ.P.デ・オリベイラが9周目の1コーナーで首位逆転。そのままトップでチェッカー。池田大祐は無念の2位となった。
 一方、中嶋一貴も好走を見せ、4位以下を引き離して2位の池田大祐に迫るが、2位逆転までには至らず3位フィニッシュ。トムスチームの3台が4位以下に大差をつけて表彰台を独占した。

◆第4戦決勝◆
 17日も引き続き朝から晴天。路面温度上昇のため各車対策を施して午前9時55分からの第4戦決勝へと臨んだ。
 ポール・ポジションのJ.P.デ・オリベイラと2番手グリッドの中嶋一貴はスムーズなスタートを切ったが、3番手グリッドから絶妙なスタートを見せた武藤英紀(M-TEC MF204C)がこの2台をかわし、トップで1コーナーへ進入。
 これを追うJ.P.デ・オリベイラは2コーナーの立ち上がりでアウト側に片輪を落とし、池田大祐の先行を許して4位に後退。しかし、今度は池田大祐が6周目のスプーンカーブで小さいミスからコースオフ。これで再び3位に浮上したJ.P.デ・オリベイラは前を行く中嶋一貴を猛追し、10周目のシケインで2位にポジションアップ。12周目にはファステストラップを記録するなどさらにハードプッシュしながら首位を逃げる武藤英紀を追撃。
 残り2周で首位争いへ持ち込んだJ.P.デ・オリベイラは最終ラップで気迫の接近戦を演じ、大歓声の中、130Rをテール・ツー・ノーズで駆け抜け、最後のシケイン進入に勝負を賭けたが惜しくも逆転は果たせず、僅差の2位となった。
 一方、中嶋一貴は3位で連続表彰台を獲得した。池田大祐は4位、J.リード(INGING/トヨタ・トムス3S-GE)が5位であった。

トヨタ・チームトムス J.P.デ・オリベイラのコメント:
 第3戦では2勝目を挙げることが出来て本当に嬉しい。トムスチームとしても表彰台を独占する素晴らしい結果だった。第4戦ではスタートで慎重になりすぎ、さらに2コーナーでミスをして遅れてしまった。次戦SUGOでは好調を維持し、再び優勝してポイントのリードを広げるべく、全力で臨む。

トヨタ・チームトムス 中嶋一貴のコメント:
 開幕大会をノーポイントで終わり、鈴鹿には仕切りなおしと思って臨んだ。第3戦では序盤にミスがあって順位を上げられず、第4戦ではシケインでのブレーキミスでJ.P.デ・オリベイラの先行を許してしまった。連続3位という結果は得られたが、決して満足していない。今後もベストを尽くし、巻き返したい。

トヨタ・チームトムス 池田大祐のコメント:
 第3戦ではポールを獲りながら、決勝でシフトミスしポジションを落としてしまい、2位に終わったことは悔しい。第4戦でも自分のミスで4位に後退してしまった。今後はミス無くレースを戦いたい。

TDPスーパーバイザー 関谷正徳のコメント:
 第3戦での表彰台独占など、トムスチームとしては良かったし、池田君もポール獲得など光るところを見せてくれた。ただ、J.P.デ・オリベイラが速いのも確かだが、ミスをしなければ抜かれない。今大会は若手ドライバーにとっては決勝に課題を残した格好だ。これから富士スピードウェイでのテストを経て次戦のSUGOに向かうが、新装でテクニカルになった富士は新たな評価シートとしても興味深く、テストを楽しみにしている。

Japanese F3

F3第3戦、4戦鈴鹿 決勝記者会見

第3戦優勝、第4戦2位 ファオ・パオロ・デ・オリベイラ
 「第3戦でトップの池田選手の後ろについたときは、冷静に対処しようと自分にいいきかせました。池田選手はミスがなかったので、抜くタイミングを計っていたました。スプーンでの脱出で迫ってもバックストレートでのスピードが足らなくて抜けなかったのですが、メインストレートで捕らえることができました。
 第4戦は、ジャンプスタートを気にしすぎてスタートが遅れてしまい、完璧なスタートをした武藤選手に先行され、チームメートにも並ばれました。そして2コーナーでミスしてコースオフしました」

第3戦4位、第4戦優勝 武藤英紀
 「第3戦は、スタートに賭けていたんですが、前の2台の間に割って入ることができなくて、逆に後ろの選手に抜かれてしまいました。もし、前に出たとしてもペースが遅かったので4位が限界なのかと思います。
 第4戦では、オリベイラ選手がインを差してきてもラインを残してきれいなレースをしたいと思っていました。プレッシャーとかはなくて、逆に気が引き締まって集中して走れました。まだオリベイラ選手に比べて劣っている部分があるので、次までにクルマで稼げる部分を見つけたいと思います」

第3戦3位、第4戦3位 中嶋一貴
 「第3戦はスタートを狙ってたんですが、並びかけるところまでしか行けなくて、1、2周目にミスがあってペースを上げられなかったのが敗因かなと思います。最後、JPが前に出てから池田君との差が詰まったんですけど、前半もっと詰めていければ、そこでもう一度バトルが出来たんじゃないかと思います。
 第4戦は、スタートで2位で、トップの武藤選手について行けそうな感じはあったんですけど、徐々に離されていきました。JPが来たときは抑えなきゃと思ってたんですけど、ブレーキングをミスってしまって抜かれてしまいました。その後もペースが上がらなかったのでしょうがないですね。悔しいですけど」

第3戦2位、第4戦4位 池田大祐
 「第3戦は、せっかくポールが取れんたんですけど、レース中ペースが上がらなくて、ミスもしてしまってオリベイラ選手に抜かれてしまいました。すごい悔しいです。
 第4戦では、前の一貴選手を抜こうとしてスプーンでコースアウトしてしまいました。その後、前に追いつこうとペースを上げたときのラップタイムは悪くなかったです。昨日、今日と自分のミスで順位を落としているのでこれをなんとか直したいと思います。」

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

Japanese F3

全日本F3第3戦鈴鹿 決勝レポート

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全日本F3選手権第3戦の決勝が4月16日(土)、鈴鹿サーキットで行われ、#36ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(トムス)が今季2勝目を挙げた。
2位はポールシッターの#38池田大祐、3位に#37中嶋一貴と、予選に続いてトムス勢が1-2-3フィニッシュを達成した。

4時25分、予定通りフォーメーションラップが開始された。
ポールシッターの池田がスタートをうまくまとめてホールショットを奪う。その後方では3番手スタートの中嶋がオリベイラに並びかけるが、オリベイラも一歩も引かずに2位を守りきった。4位には#1ロベルト・ストレイト(INGING)がジャンプアップするも、2周目で#10武藤英紀(M-TEC)に抜き返されて5位に後退することとなる。
2位のオリベイラはトップとの差を0.3~0.5秒に保って1コーナーやシケインで盛んに仕掛けていくが、池田も必死の抵抗を見せる。3位の中嶋は徐々に遅れ始めた。
レースも折り返しを過ぎた8周目。130Rの立ち上がりで一気に間隔を詰めてきたオリベイラが、シケインでアウトから池田に並びかけてきた。池田もここではなんとか押さえ込んでトップを守りきるが、続く最終コーナー~ホームストレートで今度はインから並びかけられ、遂に1コーナーでオリベイラにトップの座を奪われてしまう。
トップを奪ったオリベイラはここで一気に突き放しに掛かり、9周終了時点で0.9秒、10周終了時点では早くも1.5秒のマージンを築き上げて12周を走りきり、今季2勝目をもぎとった。

Japanese F3

全日本F3第3戦鈴鹿決勝 オリベイラが今季2勝目!

Pos. No. Driver Team Car Engine Lap Total/Delay Gap
1 36 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 12 23'29.163 -
2 38 池田 大祐 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 12 2.250 2.250
3 37 中嶋 一貴 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 12 3.774 1.524
4 10 武藤 英紀 M-TEC DOME
F107
H MF204C 12 8.178 4.404
5 1 ロベルト・ストレイト INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 12 9.515 1.337
6 33 番場 琢 ナウモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 12 12.392 2.877
7 5 ジョニー・レイド INGINGモータースポーツ DALLARA
F303/4
T 3S-GE 12 13.014 0.622
8 12 横溝 直輝 スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE 12 14.339 1.325
9 14 パオロ・モンティン スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE 12 16.270 1.931
10 2 高崎 保浩 戸田レーシング DOME
F107
H MF204C 12 25.329 9.059
11 3 安岡 秀徒 INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 12 26.822 1.493
12 62 嵯峨 宏紀 ルボーセモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 12 32.320 5.498
13 19 折目 遼 DTM DALLARA
F304
T 3S-GE 12 36.559 4.239
14 50 磯崎 元彦 ザップスピード DALLARA
F305
T 3S-GE 12 42.971 6.412


ファステストラップ: No.36 J.P・デ・オリベイラ 1'56.922 7/12Lap 178.80km/h
規定周回数: 10

Japanese F3

全日本F3選手権第3,4戦鈴鹿 予選レポート

0416_ikeda-s 0416_olivaira-s

全日本F3選手権第3戦、第4戦の公式予選が4月16日、鈴鹿サーキットで行われ、第3戦では#38池田大祐(トムス)がチェッカー直後に1分56秒031を叩き出し、自身初のポールポジションを獲得した。
また、2位には#36ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ、3位には#37中嶋一貴が入り、第3戦はトムスの1-2-3体制で午後のスタートを迎えることとなった。

10分のインターバルをおいて行われた第4戦の予選では、各車とも更にタイムアップを果たし、3人のドライバーが55秒台に入る激戦となった。
その中でオリベイラが55秒531と、2位以下をコンマ4秒以上引き離すダントツのタイムでポールポジションを獲得した。
2位はチームメイトの中嶋。3位に#10武藤英紀(M-TEC)が入ったことで今回はトムスの1-2-3の再現はならなかったものの、池田も4番手につけ、上位4台中3台がトムスと、この鈴鹿ラウンドでの好調ぶりをあらためて見せつける結果となった。

全日本F3選手権第3戦の決勝は本日午後4時25分より12周で、第4戦は明日17日午前9時55分より17周で戦われる予定だ。

Japanese F3

全日本F3選手権第3戦鈴鹿 予選結果

Pos. No. ドライバー エントラント シャシー エンジン Time Delay Gap
1 38 池田 大祐 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 56.031 - -
2 36 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 56.293 0.262 0.262
3 37 中嶋 一貴 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 56.331 0.300 0.038
4 10 武藤 英紀 M-TEC DOME
F107
H MF204C 1' 56.383 0.352 0.052
5 1 ロベルト・ストレイト INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 1' 56.807 0.776 0.424
6 33 番場 琢 ナウモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 56.871 0.840 0.064
7 5 ジョニー・レイド INGINGモータースポーツ DALLARA
F303/4
T 3S-GE 1' 56.900 0.869 0.029
8 2 高崎 保浩 戸田レーシング DOME
F107
H MF204C 1' 56.968 0.937 0.068
9 14 パオロ・モンティン スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE 1' 57.009 0.978 0.041
10 3 安岡 秀徒 INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 1' 57.191 1.160 0.182
11 12 横溝 直輝 スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE 1' 57.208 1.177 0.017
12 19 折目 遼 DTM DALLARA
F304
T 3S-GE 1' 57.906 1.875 0.698
13 62 嵯峨 宏紀 ルボーセモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 58.529 2.498 0.623
14 50 磯崎 元彦 ザップスピード DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 59.318 3.287 0.789

開始時刻: 11:45'00
予選通過基準タイム(110%) 2'07.839

全日本GT選手権

JGTC 第3戦 JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA 決勝/SUBARU WRC エクスプレス


2004全日本GT選手権 第3戦
「ジャパンGTチャンピオンシップ  マレーシア 」
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■開催月日:2004年6月18-19日
■開催場所:セパンサーキット
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◇ クスコスバルADVANインプレッサ
    一時3位を走るもアクシデントに見舞われ18位に

JGTC第3戦は6月18~19日マレーシアのセパン・サーキットで開催され、小林且雄/
谷川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは、終盤8位走行中他車に接触さ
れコースアウトを喫し、18位でチェッカーとなった。

18日の予選、11時45分からの予選1回目はウェットコンディションとなった。クス
コスバルADVANインプレッサは、今回2ランクの性能引き上げが行われたために、上
位のポジションが狙えるものと期待がかかっていた。しかしエンジンの補器類のト
ラブルもあり思うようにタイムが上がらず、24台中18位で予選1回目を終えた。
17時から始まった予選2回目、谷川は駆動系のトラブルが発生したために、何とか
基準タイムをマーク(17位)した直後にピットイン。
そのまま車両はピットガレージに入れられた。このセッションで小林は走行するこ
とができず、基準タイムをクリアできなかった。決勝レースに出走できるかどうか
は、翌日のフリー走行でのタイムで判断されることになったが、このセッションで
もミッションなどにマイナートラブルが発生。しかし2分15秒台のタイムをマーク
したこともあり、決勝への出走が認められることになった。

19日はこのレースウィークで最も暑さを感じる日となった。暑さを避けるために決
勝のスタート時間は17時に予定されていたが、気温は32℃、路面温度も44℃。それ
でも地元の2万5000人近い熱心なファンがサーキットに集まった。

決勝レースはやや遅れて17時20分にスタート。#77インプレッサのスタートドライ
バーは谷川で、22番目のグリッドからいきなり11台をかわし11位で1周目のメイン
ストレートに戻ってきた。なおも5周目に10位、16周目に9位、17周目に8位、さら
に早めにピットインする車両が出てくるとポジションが上がり、28周目にピットイ
ンする際には3位にまでポジションアップしてスタンドを沸かせた。
小林は9位でコースに復帰。そして安定した走りを見せ今季初入賞を目前にした45
周目の7ターン(高速S字の次の通称“デグナー”と呼ばれる右コーナー)で、他
車両に接触されサンドトラップにコースアウトを喫してしまった。小林はオフィシャ
ルの助けを借りて何とかコースへ復帰したが、既にポジションを大きく落としてお
りクラストップから3周遅れの18位でチェッカーを受けた。

ポイント獲得こそ次回以降となったが、これで3戦連続の完走。しかも決勝中に車
両のトラブルは起きなかった。第4戦十勝(7月17~18日)での活躍を期待したい。

■決勝結果:GT300クラス
Pos.No.Driver                 Car Name                        Time/Diff
 1  #7 山路慎一/井入宏之     雨宮アスパラドリンクRX7         1:55'33.427
 2 #16 山野哲也/八木宏之     M-TEC NSX                          1Lap
 3  #5 玉中哲二/三船 剛     プロジェクトμB-1マッハ号GT320R    1Lap
 4 #30 佐々木孝太/後藤 聡   RECKLESS MR-S                      1Lap
 5 #10 田中哲也/余郷 敦     JIM Gainer アドバンF360            1Lap
 6 #81 柳田真孝/尾本直史     シーウエストダイシンアドバンZ      1Lap
 7 #80 木下みつひろ/星野一樹 エンドレスダイシンアドバンZ        1Lap
 8 #52 竹内浩典/西澤誠剛     プロジェクトμ太陽石油セリカ       1Lap
 9 #11 松田秀士/菅 一乗     JIM RodeoDriveアドバンF360         1Lap
10 #26 山岸 大/浅井亮博     エンドレスタイサンADVAN GT3R       1Lap
18 #77 小林且雄/谷川達也     クスコスバルADVANインプレッサ      3Laps

◆スバルモータースポーツの詳細は、[スバルモータースポーツマガジン]をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第3戦 JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA 決勝/ホンダモータースポーツニュース


(C)Honda

           TAKATA童夢NSX(道上/S.フィリップ組)が8位

決勝日:6月19日(土)
サーキット:セパン・インターナショナルサーキット
決勝周回数:54周(299.268km)
天候:予選/雨のち曇り 決勝/晴れ 気温:28℃(17:00現在)
コースコンディション:ドライ
観客:2万4270人

 6月19日(土)、セパン・インターナショナルサーキット(マレーシア)において2004
年全日本GT選手権(JGTC)第3戦「GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA」の決勝レース(54周=2‐
99.268km)が開催された。

 18日(金)は午前11時45分から始まった予選1回目が雨のためウェット路面となっ
た。その後天気は回復して気温も上昇、午後5時開始の予選2回目は完全なドライ路
面のもとタイムアタックが繰り広げられた。気温31度、路面温度35度のコンディショ
ンのもと、Honda NSX-GT勢は、#18道上 龍/S.フィリップ 組(TAKATA童夢NSX)が2
分1秒186を記録し予選9番手。#100中野信治/加藤寛規 組(RAYBRIG NSX)は11番手、
#8金石勝智/伊藤大輔 組(ARTA NSX)は12番手、#32松田次生/A.ロッテラー 組(EPSON
NSX)は14番手から決勝スタートを迎えることとなった。

 今年のマレーシアラウンドは日中の高気温を避けるため、決勝が土曜日の午後5
時スタートに変更された。決勝日は朝から天候に恵まれ、日中には最高33度まで気
温が上昇。スタート時点でも28度、路面温度45度となり、マシンとドライバーにとっ
て厳しいコンディションとなった。多くの地元ファンが見守るなか、42台(GT500ク
ラス18台)のマシンは予定時刻より少し遅れた午後5時25分にローリングスタートを
切った。

 レース序盤は、S.フィリップ選手 (TAKATA童夢NSX)が9位、A.ロッテラー選手(EPSON
NSX)が10位、中野信治選手(RAYBRIG NSX)が13位、金石勝智選手(ARTA NSX)が16位
を走行。金石選手はエンジントラブルのためレース直後からペースが上がらず苦戦
が続くなど、NSX-GT勢は我慢のレース展開となる。

 22周終了時から各チームが次々にドライバーとタイヤ交換のためピットインを始
める。NSX-GT勢は22周終了時にA.ロッテラー選手から松田次生選手(EPSON NSX)へ。
23周終了時に暫定6位まで浮上したS.フィリップ選手が道上 龍選手(TAKATA童夢NSX)
へドライバー交代を行った。

 レース中盤以降は各チームのコースアウトやクラッシュが続く波乱の展開となっ
た。36周時点では9位にフィリップ選手、10位に松田選手、11位に加藤寛規選手(EPSON
NSX)、12位に伊藤大輔選手(ARTA NSX)が走行する。しかし、42周目の1コーナーで
松田選手を抜きにかかった加藤選手が接触。松田選手はスピンをしたものの、直ぐ
にコース復帰を果たしたが、加藤選手のマシンはコースの防護体に衝突したために
残念ながらリタイアとなった。

 アクシデントが続出したマレーシアラウンドは、残り2周で1つポジションを上げ
たTAKATA童夢NSXが8位、EPSON NSXが9位、ARTA NSXが11位で54周目のチェッカーフ
ラッグを受けた。優勝したのは、J.デュフォア/A.クート組(デンソー サードスー
プラ GT)だった。

●永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「とても悔しい結果となってしまいました。過去3回開催されたマレーシア戦での
  経験をふまえて熱対策とエンジンの性能向上に力を入れてきましたが、残念なが
  ら満足する結果を出すことができませんでした。しかし、各ドライバー達は本当
  によく頑張ってくれました。この状況を挽回すべく、’04NSX-GTをより一層の競
  争力向上に努めますので、皆様の更なる応援を宜しくお願い致します」

8位 #18 TAKATA童夢NSX
●道上 龍(Ryo Michigami)選手
「今シーズンは厳しい展開が続いていますが、今はライバル達を追い越すためにエ
  ンジンやタイヤ、そしてセッティングなど、色々と試行錯誤しながら進めている
  状況です。その結果、マシンも徐々に良くなってきていますし、方向性も見えて
  きました。ドライバーとしても、好結果を残すべく努力を積み重ねていきたいと
  思います」

●セバスチャン・フィリップ(Sebastien Philippe)選手
「ベストを尽くして走りました。この暑さでも体力的には問題はありませんでした。
  今回は、荒れたレースを我慢して最後まで走り抜いてくれた道上選手に感謝した
  いです。’04モデルのNSX-GTはまだ成長過程ですので、ファンの皆さんも期待し
  ていてください。必ず挽回しますよ」

◆ホンダのモータースポーツ情報はHonda Racingをご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第3戦 JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA 決勝/トヨタモータースポーツニュース


波乱のマレーシアラウンドを制したスープラ39号車(C)Toyota

全日本GT選手権(JGTC)
第3戦 JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA

   JGTC第3戦マレーシア トヨタ・スープラが1-2フィニッシュ!
     猛暑の海外遠征戦 波乱の“ナイトレース”をスープラが完全制覇

全日本GT選手権第3戦「JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA」が6月18日(金)、
19日(土)の両日、マレーシアの首都クアラルンプール近郊のセパンサーキット
で開催された。昨年はSARSの影響を考慮して中止となったが、マレーシアでの
開催は2000年以来通算4回目、選手権シリーズ戦としても2001年から3回
目となる。

 今大会には、GT500クラス18台とGT300クラス24台の総勢42台が
参加。このうちトヨタ勢はGT500クラスに7台のスープラとGT300クラス
に3台のセリカ、そして2台のMR‐Sがエントリーした。
 亜熱帯のマレーシアで行われるレースだけに、特例としてボンネット上ルーバー
の高さ規制が解除されるなど、各車暑さ対策に腐心。ルーフに室内の熱気を抜くベ
ンチレーターを持つ04年型スープラもボンネットルーバーを追加してラジエター
の放熱効果を高めるなどして臨んだ。

 ただし今回は初の試みとして土曜日に決勝レースを行うと共に、スタート時間を
夕刻の5時、ゴール予定を7時半過ぎとする“ナイトレース”として開催されるこ
ととなり、気温・路面温度の下降による車両、タイヤなどへの影響が注目された。

◆予選◆
 18日(金)の公式予選も、通常より遅いタイムスケジュールとなり、1回目が
午前11時45分から、2回目は午後5時からそれぞれ1時間づつ行われた。
 この日は午前10時頃から強い雷雨に見舞われ、セッション開始時までには小雨と
なったものの、完全なウェットコンディションで予選を開始。雨脚が弱まったセッ
ション終盤に満を持して浅溝レインタイヤをタイミングよく投入したデンソーサー
ドスープラ39号車が暫定PPを獲得。3番手タイムを記録したWOODONEト
ムススープラ36号車が上位車のペナルティにより順位を繰り上げて、トヨタ・スー
プラのワン・ツーとなった。

 その後、午後2時過ぎに雨が完全にあがると路面は急速に乾き、午後5時からの
予選2回目は、完全なドライコンディションで行われた。決勝グリッドをかけたア
タックと同時に、両ドライバーの基準タイムクリアなど両クラス共に実質40分の慌
しいセッションの終盤には、スープラ36号車とDYNACITYトムススープラ
37号車が激しくトップタイムを争い、最後の最後でタイムアップを果たしたスー
プラ36号車が2番手、スープラ37号車が3番手を獲得した。

◆決勝◆
 19日(土)は、朝こそ曇りがちだったが、間もなく晴天となり、決勝レースま
でには気温も35度まで上昇。
 午後5時19分にローリングスタートが切られると、2番手スタートのスープラ
36号車がオープニングラップで首位を奪取する。2周目には再び2位となるが、
ポジションを堅持。25周目に迅速なピット作業でドライバー交代を済ませ、続い
てピットインしたフェアレディZを捕らえると、ピット作業が一巡した32周目に
は首位奪還を果たした。
 一方、スタートでは出遅れたもののじわじわと順位を上げてきたスープラ39号
車は、33周目には2位に浮上。ペースを上げたスープラ35号車も3位へとポジ
ションを上げて、トヨタ・スープラは、ワン・ツー・スリー体制に持ち込んだ。し
かし、首位を行くスープラ36号車は、クールスーツの故障により、ドライバーが
体力を消耗し、45周目のヘアピン先で痛恨のスピン。さらにピットインを余儀な
くされ後退。
 代わって首位に立ったスープラ39号車は、その後も安定したペースで勝利のチ
ェッカーフラッグ。2位にはスープラ35号車が続き、荒れたレースでトヨタ・スー
プラが見事ワン・ツーフィニッシュを飾った。

 一方、GT300クラスでは6番手グリッドからスタートしたRECKRESS
 MR‐S30号車が安定した走りで4位入賞を果たした。
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デンソー サードスープラ39号車 ドライバーJ.デュフォアのコメント:4年
間GTカーレースを走って今回初めて優勝を果たすことが出来、とても嬉しい。チー
ムの作戦で、自分は30周近くを周回せねばならず、最初の10周はとりわけタイ
ヤをセーブしたが、それが功を奏したと思う。暑さで体力を消耗したが、接触やコー
スアウトの多発する中、良いレースが出来た。

デンソー サードスープラ39号車 ドライバーA.クートのコメント:決勝前の
フリー走行でトップタイムを記録し、セッティングがコンディションにぴったり合っ
ていることを確信した。開幕戦は残念なペナルティ(追い越し違反)で勝利を失っ
たが、これでチームのパフォーマンスを確信した。これからもタイトル獲得を目指
し、全力を尽くして頑張る。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:今回のレース
は、暑さも影響して接触やコースアウトが多発する荒れた展開となったが、その中
で39号車は予選結果が思わしくなかったにも関わらず決勝では力強く走ってくれ
た。また、35号車は序盤に接触からスピンも喫したが、上手くリカバーして2位
に入賞し、スープラがワン・ツー・フィニッシュを達成することが出来た。これは、
マレーシアでのオフシーズンテストによる熱対策や信頼性確保など基本部分の熟成
と、暑い中で頑張ってくれた各チームの健闘によるものだと思う。前戦に続いてスー
プラの連勝を飾ることが出来たが、シリーズチャンピオンを目指して、次戦となる
十勝でのレースも各チームと共に全力で臨む。

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第3戦 リザルト 順位 車両 No. ドライバー 所要時間/差 周回 予選結果
 1 39 トヨタスープラGT J.デュフォア/A.クート 1:53'47.096 54 13
 2 35 トヨタスープラGT 服部尚貴/脇阪薫一 0'02.113 54 5
 3  1 日産フェアレディZ 本山 哲/R.ライアン 0'21.470 54 9
 4  3 日産フェアレディZ 金石年弘/E.コマス 0'36.077 54 7
 5 37 トヨタスープラGT J.コートニー/片岡龍也 0'42.987 54 3
 6 22 日産フェアレディZ 影山正美/M.クルム 0'45.702 54 4
 7 38 トヨタスープラGT 立川祐路/荒 聖治 1'14.961 54 10
 8 18 ホンダNSX 道上 龍/S.フィリップ 1'25.118 54 12
 9 32 ホンダNSX 松田次生/A.ロッテラー 1'51.137 54 14
10 36 トヨタスープラGT 土屋武士/M.アピチェラ 2'20.890 54 2

チーム 車両 No. ドライバー 第3戦結果
TOYOTA TEAM SARD トヨタスープラGT 39 J.デュフォア/A.クート 1位
KRAFT トヨタスープラGT 35 服部尚貴/脇阪薫一 2位
TOYOTA TEAM TOM'S トヨタスープラGT 37 J.コートニー/片岡龍也 5位
TOYOTA TEAM CERUMO トヨタスープラGT 38 立川祐路/荒 聖治 7位
TOYOTA TEAM TOM'S トヨタスープラGT 36 土屋武士/M.アピチェラ 10位
ESSO TOYOTA TEAM LeMans トヨタスープラGT 6 脇阪寿一/飯田 章 34位/14位
TEAM ADVAN・ツチヤ トヨタスープラGT 25 織戸 学/D.シュワガー リタイア
TEAM RECKLESS トヨタMR-S 30 佐々木孝太/後藤 聡 17位/4位
TOYOTA TEAM CERUMO トヨタセリカ 52 竹内浩典/西澤誠剛 21位/8位
SPIRIT Motorsport トヨタセリカ 17 長島正興/松永まさひろ 25位/12位
A'PEX with apr トヨタMR-S 31 田中 実/松田晃司 36位/22位
RACING PROJECT BANDOH トヨタセリカ 19 青木孝行/谷口信輝 リタイア

ドライバーズポイント 順位 ドライバー ポイント
1位 J.デュフォア/A.クート 34
2位 立川祐路/荒 聖治 33
2位 本山 哲/R.ライアン 33
4位 服部尚貴/脇阪薫一 29
5位 J.コートニー/片岡龍也 19
7位 織戸 学/D.シュワガー 17
7位 脇阪寿一/飯田 章 17

 チームポイント 順位 チーム ポイント
1位 NISMO 36
2位 TOYOTA TEAM SARD 34
3位 TOYOTA TEAM CERUMO 33
4位 KRAFT 29
5位 TOYOTA TEAM TOM'S 23
7位 ESSO TOYOTA Team LeMans 17
7位 TEAM ADVAN・ツチヤ 17

エンジンチューナーポイント 順位 エンジンチューナー ポイント
1位 トヨタテクノクラフト 55
2位 AUTECH 32
3位 東名エンジン 18
4位 M-TEC 12

※全て3戦終了時点。暫定

◆トヨタのモータースポーツ情報はTOYOTA Motorsportsをご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第3戦 JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA 決勝/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第3戦 
「JAPAN GT Championship MALAYSIA」  決勝
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2004年6月19日
■開催場所:セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■#1「ザナヴィ ニスモZ」が3位ポディウム・フィニッシュ
   #3「G’ZOX SSRハセミZ」4位、#22「モチュールキーバリューZ」6位
   #12「カルソニックIMPUL Z」は惜しくもリタイヤ

6月19日(土)午後5時20分、予定から15分遅れて2004年JGTCレース第3戦「JAPAN GT
Championship MALAYSIA」決勝のローリングラップがスタートした。天気は快晴、
気温は日陰の温度は32℃であったが、直射日光下では35℃を超える酷暑のレースと
なった。

ポールシッターの#12「カルソニックIMPUL Z」は、オープニングラップは#36スー
プラに先行を許すものの2周目にはトップに立ち、スタートドライバーのブノワ
・トレルイエが序盤をトップで快走した。しかし、セカンドスティントを担当した
井出有治が走行中の32周目に不運が発生した。
井出の直前で姿勢を崩したGT300車両がコースを横切ってコースアウトし行き場を
失った井出もグラベルベッドへ。コースに戻る際にスタックしていたマシンにノー
ズをヒットしてしまう。一旦はコースに戻ったが、再び他車と接触してスピンアウ
トし、戦列を去ることとなった。

このアクシデントの後、日産勢のトップを取ったのは#3 「G’ZOX SSRハセミZ」。
予選7位からレースをスタートしたエリック・コマスは、ベテランならではの巧み
なレース展開で#3 Zを4位に押し上げ、後半の金石年弘にマシンを渡した。金石は
32周目に3位に上がると快調にラップを重ね、後方から迫る#35スープラの猛追をか
わし続けた。しかし、この攻防の間にその直後につけていた#1 Zと接触してスピン。
4位のポジションを#1に明け渡してしまう。終盤に上位車が脱落したため、最終的
には4位でチェッカーフラッグを受けることとなった。

ニスモのエースカー#1「ザナヴィ ニスモZ」は8番グリッドから本山哲がスタート。
3周目に7位になると、ステディなペースで前半の担当周回をこなした。32周目には
4位にポジションアップ。同様に後半にペースを上げてきた#35スープラに先行され
るが、43周目に#3 Zと競り合いの末に4位となると、終盤にはタイヤを使い果たし
た上位車を抜き去り3位へ。
そのままマシンをフィニッシュラインに運び、目標の3位ポディウム・フィニッシュ
を果たした。#1のふたりのドライバーは今回の3位入賞によってチャンピオンシッ
プポイントでランキング2位となった。

#22「モチュールキーバリューZ」は、予選4位の位置からミハエル・クルムがレー
スをスタート。26周目には暫定4位で影山正美にバトンタッチ。
影山は、持ち前の粘りの走りで6位をキープ。終盤には5位に上がった。
しかし、最終ラップにペースダウン。6位でチェッカーフラッグを受けると、第1コー
ナー手前にストップ。マシンから出た影山は、その場にへたり込んでしまった。クー
ルスーツを着用せずにこのレースに臨んだ影山だったが、極度の消耗によって脱水
状態となっていた。メディカルセンターに運ばれた影山は、水分補給などの体調回
復処置を受けた。

■出川監督コメント
「#12が脱落してしまったのは何とも惜しかったですね。しかし、#1は序盤に硬い
タイヤで本山が良く耐えたと思うし、後半のミディアムタイヤはリチャードの走
りにうまくマッチしました。短めでリチャードに交代したのは、そのための作戦
でした。しかし、少し攻めすぎて#3と接触してしまったのは、長谷見さんのチー
ムに申し訳ないことをしました。結果として3位表彰台が果たせたので、当初の
目的は果たすことができました。
正美は意識もはっきりしており心配は要らないようです。タフなレースでしたが
ファンの皆様のご声援に感謝します。ありがとうございました」

■決勝結果
Pos.  Car Name   No.  Driver    Laps
 1 デンソーサードスープラGT   #39 ジェレミー・デュフォア/アンドレ・クート        1:53'47"096
 2 イエローハットYMSスープラ  #35 服部尚貴/脇阪薫一                   -2"113
 3 ザナヴィ ニスモ Z          #1  本山 哲/リチャード・ライアン      -21"470
 4 G'ZOX・SSR・ハセミZ        #3  金石年弘/エリック・コマス          -36"077
 5 DYNACITY トムス スープラ   #37 ジェームス・コートニー/片岡龍也    -42"987
 6 モチュールキーバリューZ    #22 影山正美/ミハエル・クルム          -45"702
 7 auセルモスープラ           #38 立川祐路/荒 聖治                -1'14"961
 8 TAKATA童夢NSX              #18 道上 龍/セバスチャン・フィリップ-1'25"118
 9 EPSON NSX                  #32 松田次生/アンドレ・ロッテラー    -1'51"137
10 WOODONE トムス スープラ    #36 土屋武士/マルコ・アピチュラ      -2'20"890
R カルソニック IMPUL Z        #12 ブノワ・トレルイエ/井出有治      -23Laps


◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC第3戦 JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA 決勝

6月19日、マレーシア、セパンサーキットで行われた全日本GT選手権第3戦「JAPAN
GT CHANPIONSHIP MALAYSIA」は、上位陣の自滅にもあったが、安定した走行を見せ
た#39デンソーサードスープラGT(デュフォア/クート組)が総合優勝を飾った。
GT300クラスは、マレーシアに強い#7雨宮アスパラドリンクRX7(山路/井入組)が
昨年に続いて連勝を果たした。

レース開始直後は、フロントローに並んだ#12カルソニック IMPUL Zと#36WOODONE
トムススープラスープラが激しく競り合ったが、6周を過ぎた頃から#39デンソーサー
ドスープラGTが徐々にポジションアップ。7周目4位、9周目3位と順位を上げる。

23周から30周の間に上位陣はルーティンのピットイン。これを終えてのトップは#36
スープラ、4秒遅れて#12Zが追う。ところが、32周目、#12Zは周回遅れのGT300マシ
ンと絡んでリタイア。この時点で2位に上がった#39スープラとトップとの差は12秒。

#36スープラ有利のままレースは進んだが、残り10周となった44周目に#36スープラ
がスピン。#39スープラが労せずしてトップの座を手に入れる。#36はこの後もタイ
ヤにトラブルを抱えたのかスピンを喫し、たまらずピットイン。大きく順位を落と
してしまった。

トップを快走する#39スープラは、終盤#35イエローハットYMSスープラに追い上げ
られたものの、逃げ切って、今季初優勝を果たした。

GT300クラスは、28周までピットインを引っ張った#7雨宮アスパラドリンクRX7が、
ピットインを機にトップに立つと、後続を引き離し、2位M-TEC NSXに大きく差をつ
けてチェッカーを受け、マレーシア大会2連勝を果たした。
2004年6月19日 セパンサーキット(マレーシア) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car--------------------------Drivers---------Lap-GoalTime(WH)
 1  39 500 デンソー サードスープラ GT デュフォア/クート 54 1:53'47.096(10)
 2  35 500 イエローハットYMSスープラ    服部/脇阪       54 -     2.113(10)
 3   1 500 ザナヴィニスモ Z             本山/ライアン   54 -    21.470(40)
 4   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z         金石/コマス     54 -    36.077
 5  37 500 DYNACITY トムス スープラ     コートニー/片岡 54 -    42.987(20)
 6  22 500 モチュールキーバリュー Z     影山/クルム     54 -    45.702(30)
 7  38 500 auセルモスープラ             立川/荒         54 -  1'14.961(80)
 8  18 500 TAKATA童夢NSX                道上/フィリップ 54 -  1'25.118(+1)
 9  32 500 EPSON NSX                    松田/ロッテラー 54 -  1'51.137(10+1)
10  36 500 WOODONE トムススープラ       土屋/アピチェラ 54 -  2'20.890
11   8 500 ARTA NSX                     金石/伊藤       53 -    1 Lap (+1)
12* 15 500 AMPREXムルシエラゴ R-GT      橋本/サイモン   51 -    3 Laps
13   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7      山路/井入       51 -    3 Laps(15)
14  21 500 フェラーリ550GTSマラネロ     光貞/(植松)     51 -    3 Laps
15  16 300 M-TEC NSX                    山野/八木       50 -    4 Laps(30)
16   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R  玉中/三船    50 -    4 Laps
17  30 300 RECKLESS MR-S                佐々木/後藤     50 -    4 Laps(10+1)
18  10 300 JIM Gainer アドバンF360      田中/余郷       50 -    4 Laps(15)
19  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ 柳田/尾本      50 -    4 Laps(+2)
20  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ  木下/星野       50 -    4 Laps(+1)
21  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ  竹内/西澤       50 -    4 Laps(+1)
22  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360  松田/菅         50 -    4 Laps(30)
23  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R 井尻/山岸       50 -    4 Laps
24   9 300 ADVAN K-STADIUM MT           清水/細川       50 -    4 Laps
25  17 300 エスペリア Kosei セリカ      長島/松永       50 -    4 Laps(20)
26  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ    井上/宮川       49 -    5 Laps
27* 63 300 LEYJUNダンロップ320R         OSAMU/吉本      49 -    5 Laps(30)
28 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ 高見沢/砂子     49 -    5 Laps
29* 51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 加藤/筒井       49 -    5 Laps
30   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 高橋/渡辺    49 -    5 Laps(+2)
31  77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ 小林/谷川     48 -    6 Laps(+2)
32 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4    飯島/大井       47 -    7 Laps
33  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ 石橋/ヒロミ    46 -    8 Laps
34   6 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田       44 -   10 Laps(20)
35  43 300 ARTA Garaiya                 新田/高木       43 -   11 Laps(20)
36  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S        田中/松田       43 -   11 Laps
37 100 500 RAYBRIG NSX                  中野/加藤       42 -   12 Laps(+2)
-------------------------------------------------------------------------------
    25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ       織戸/シュワガー 34 -   20 Laps(50)
    12 500 カルソニック IMPUL Z         トレルイエ/井出 31 -   23 Laps(10)
    72 300 アドバンBOROポルシェ         平川/城内       29 -   22 Laps
    88 500 JLOC ムルシエRG-1            山西/WADA-Q     24 -   30 Laps
    19 300 ウェッズスポーツセリカ       青木/谷口       13 -   38 Laps(55)
-------------------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
+1:性能引き上げ措置(+1=1ランク/+2=2ランク)

Fastest Lap GT500 #12 ブノワ・トレルイエ  2'02.080
            GT300 #16 山野哲也            2'11.046

* #15の車両は、ジャンプスタートによりドライビングスルーペナルティが課された。
* #63の車両は、ピット作業時のエンジン不停止によりドライビングスルーペナルティ
  が課された。
* #51の車両は、ピットレーン速度違反によりドライビングスルーペナルティが課され
  た。

全日本GT選手権

JGTC 第3戦 JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA 予選/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第3戦 
「JAPAN GT Championship MALAYSIA」  公式予選
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2004年6月18日
■開催場所:セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■#12「カルソニックIMPUL Z」が予選終了間際に逆転ポール獲得
  #22「モチュールキーバリューZ」4位、
   #3「G’ZOX・SSR・ハセミZ」7位、#1「ザナヴィ ニスモZ」8位

JGTC第3戦は、2年ぶりの開催となったマレーシア・ラウンド。例年だと気温が35℃
を超え湿度も高いため晴れるとまさに灼熱となるが、今年は雨模様で公式スケジュー
ルが始まった。6月18日(金)は、朝10時頃から激しい雨が降り、気温は26℃。涼し
いとさえ感じるコンディションであった。

公式予選1回目、全車水しぶきを上げながらコースインしたGT500専有走行は、まず
はハンディウェイトのない#3 Zが早々とトップタイムをマーク。ニスモは、#1 Zが
本山哲、#22 Zはミハエル・クルムがこの時間帯を走行した。ウェイトハンディは、
#1が40kg、#22は30kg。本山は6番手タイム、クルムは途中の小雨時にクールダウン
してタイムアップを試みたが、7番手であった。
GT300との合同走行時間は、小雨が断続的に降る状況で、#1はリチャード・ライア
ン、#22は影山正美がスタートした。そして、予選終了間際にライアンが本山のベ
ストタイムを約0.4秒縮めて6番手をキープ。影山もタイムアップに挑んだが、勢い
あまってグラベルベッドにスピンアウトしチャンスを逃した。
Z勢は、#3が終盤にトップの位置を明け渡すものの2位、#12が4位、#1が6番手で予
選1回目を終了。その後#3は予選中のペナルティにより最速タイムが抹消されて4位
に、#12が代わりに3位に繰り上がった。

2回目の公式予選が行われた午後5時にはすっかりドライとなっていた。
気温は31℃、路面温度33℃で、まずまずのタイムアタックコンディションであった。
混走から始まったセッションは、各チームともドライタイヤ2セットをフルに使っ
たタイムアタック合戦となった。ミハエル・クルムの#22 Zは早速クリアラップを
キャッチしてトップタイムをマーク、影山正美にバトンタッチした。#1 Zの本山哲
もフレッシュタイヤでタイムアタックし、約0.2秒差でクルムに続いた。さらに、
本山から交代したリチャード・ライアンも激しくプッシュし、さらに0.1秒タイム
を縮めた。
アタック合戦の山場はセッション最終のGT500専有走行であった。ニスモの2台はそ
ろってニュータイヤに交換。クルムはラップを重ねるごとにタイムアップ。しかし、
他の車両もタイムアップを果たしたために最終的に4番手の位置に落ち着いた。本
山はクリアラップの間合いを計ったが、理想のアタック環境を作れないまま予選終
了を迎えた。#3 Zのエリック・コマスもタイムを縮めるものの、7位で走行を終了。
そして、この日快心の走りを見せた#12 Zのブノワ・トレルイエが計測終了間際に
ベストタイムを更新、混走時間の15位からポールポジションに躍り出ることとなっ
た。

■公式予選結果
Pos.  Car Name   No.  Driver    Laps
 1 カルソニック IMPUL Z          #12 ブノワ・トレルイエ/井出有治     2'00"166
 2 WOODONE トムス スープラ       #36 土屋武士/マルコ・アピチュラ     2'00"173
 3 DYNACITY トムス スープラ      #37 ジェームス・コートニー/片岡龍也 2'00"190
 4 モチュールキーバリューZ       #22 影山正美/ミハエル・クルム       2'00"706
 5 イエローハットYMSスープラ     #35 服部尚貴/脇阪薫一               2'00"809
 6 エッソウルトラフロースープラ  #6  脇阪寿一/飯田章                 2'01"040
 7 G'ZOX・SSR・ハセミZ           #3  金石年弘/エリック・コマス       2'01"127
 8 ザナヴィ ニスモ Z             #1  本山 哲/リチャード・ライアン   2'01"186
 9 TAKATA童夢NSX                 #18 道上 龍/セバスチャン・フィリップ         2'01"186
10 auセルモスープラ              #38 立川祐路/荒 聖治               2'01"351

◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC第3戦 JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA 予選

午前の予選はウェットだったため、午後の一発勝負となった。
2004年6月19日 セパンサーキット(マレーシア) 予選 天候:雨のち曇り/コース:ウェット/ドライ
-P--No.Cl.-Car--------------------------Drivers---------Session1-Session2(WH)
 1  12 500 カルソニック IMPUL Z         トレルイエ/井出 2'13.494 2'00.166(10)
 2  36 500 WOODONE トムススープラ       土屋/アピチェラ 2'13.479 2'00.173
 3  37 500 DYNACITY トムス スープラ     コートニー/片岡 2'13.573 2'00.190(20)
 4  22 500 モチュールキーバリュー Z     影山/クルム     2'14.259 2'00.706(30)
 5  35 500 イエローハットYMSスープラ    服部/脇阪       2'13.530 2'00.809(10)
 6   6 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田       2'13.732 2'01.040(20)
 7   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z         金石/コマス     2'13.404 2'01.127
 8   1 500 ザナヴィニスモ Z             本山/ライアン   2'13.557 2'01.186(40)
 9  18 500 TAKATA童夢NSX                道上/フィリップ 2'14.097 2'01.186(+1)
10  38 500 auセルモスープラ             立川/荒         2'13.878 2'01.351(80)
11 100 500 RAYBRIG NSX                  中野/加藤       2'15.383 2'01.505(+2)
12   8 500 ARTA NSX                     金石/伊藤       2'15.617 2'01.934(+1)
13  39 500 デンソー サードスープラ GT デュフォア/クート 2'13.189 2'01.985(10)
14  32 500 EPSON NSX                    松田/ロッテラー 2'15.224 2'02.119(10+1)
15  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ       織戸/シュワガー 2'20.572 2'02.555(50)
16  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ  木下/星野       2'27.075R2'09.214(+1)
17   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7      山路/井入       2'26.029R2'09.333(15)
18  16 300 M-TEC NSX                    山野/八木       2'22.781 2'10.061(30)
19  63 300 LEYJUNダンロップ320R         OSAMU/吉本      2'25.695 2'10.430(30)
20  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ 柳田/尾本      2'29.103 2'10.963(+2)
21  30 300 RECKLESS MR-S                佐々木/後藤     2'24.504 2'11.006(10+1)
22   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R  玉中/三船    2'27.875 2'11.061
23  72 300 アドバンBOROポルシェ         平川/城内       2'27.235 2'11.182
24  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ  竹内/西澤       2'25.114 2'11.300(+1)
25  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360  松田/菅         2'27.083 2'11.506(30)
26  19 300 ウェッズスポーツセリカ       青木/谷口       2'27.771 2'11.776(55)
27  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S        田中/松田       2'25.741 2'11.814
28  10 300 JIM Gainer アドバンF360      田中/余郷       2'27.482 2'12.013(15)
29  43 300 ARTA Garaiya                 新田/高木       2'24.864 2'12.032(20)
30  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ    井上/宮川       2'28.696 2'12.554
31  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R 井尻/山岸       2'28.632 2'12.990
32   9 300 ADVAN K-STADIUM MT           清水/細川       出走せず 2'13.654
33  17 300 エスペリア Kosei セリカ      長島/松永       2'30.362 2'13.887(20)
34 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ 高見沢/砂子     2'28.752 2'14.378
35  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 加藤/筒井       2'31.036 2'14.964
36   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 高橋/渡辺    2'36.546 2'15.051(+2)
-------------------------------------------------------------------------------
    15 500 AMPREXムルシエラゴ R-GT      橋本/サイモン   2'17.427 2'05.056
    21 500 フェラーリ550GTSマラネロ     光貞/(植松)     2'20.661 2'05.802
    88 500 JLOC ムルシエRG-1            山西/WADA-Q     2'23.135 2'10.571
    77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ 小林/谷川     2'29.156 2'13.471(+2)
   111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4    飯島/大井       2'30.932 2'15.372
    70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ 石橋/ヒロミ    2'33.029 2'17.919
-------------------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
+1:性能引き上げ措置(+1=1ランク/+2=2ランク)

全日本GT選手権

JGTC第3戦 JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIA 練習走行

2004年6月17日 セパンサーキット(マレーシア) 練習走行 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car--------------------------Drivers---------Session1-Session2(WH)
 1  36 500 WOODONE トムススープラ       土屋/アピチェラ 2'02.433 1'59.802
 2  22 500 モチュールピットワーク Z     影山/クルム     2'04.229 2'00.257(30)
 3  35 500 イエローハットYMSスープラ    服部/脇阪       2'03.380 2'00.354(10)
 4   6 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田       2'01.309 2'00.399(20)
 5   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z         金石/コマス     2'02.010 2'00.636
 6  38 500 auセルモスープラ             立川/荒         2'01.911 2'00.817(80)
 7  18 500 TAKATA童夢NSX                道上/フィリップ 2'04.852 2'00.892(+1)
 8  39 500 デンソー サードスープラ GT デュフォア/クート 2'02.712 2'01.046(10)
 9  12 500 カルソニック IMPUL Z         トレルイエ/井出 2'03.536 2'01.204(10)
10   1 500 ザナヴィニスモ Z             本山/ライアン   2'01.614 2'01.910(40)
11 100 500 RAYBRIG NSX                  中野/加藤       2'05.747 2'01.731(+2)
12  37 500 DYNACITY トムス スープラ     コートニー/片岡 2'02.503 2'01.807(20)
13  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ       織戸/シュワガー 2'04.335 2'01.832(50)
14  32 500 EPSON NSX                    松田/ロッテラー 2'04.636 2'02.174(10+1)
15   8 500 ARTA NSX                     金石/伊藤       2'05.361 2'02.318(+1)
16  15 500 AMPREXムルシエラゴ R-GT      橋本/サイモン   2'09.173 2'04.826
17  21 500 フェラーリ550GTSマラネロ     光貞/(植松)     2'08.792 2'06.522
18   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7      山路/井入       2'12.656 2'08.667(15)
19  16 300 M-TEC NSX                    山野/八木       2'11.025 2'09.307(30)
20  72 300 アドバンBOROポルシェ         平川/城内       2'12.913 2'10.344
21  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ  木下/星野       2'12.934 2'10.494(+1)
22  63 300 LEYJUNダンロップ320R         OSAMU/吉本      2'12.967 2'10.626(30)
23  88 500 JLOC ムルシエRG-1            山西/WADA-Q     2'10.856 2'31.461
24  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ 柳田/尾本      2'11.462 2'10.934(+2)
25   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R  玉中/三船    2'13.198 2'11.081
26  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ  竹内/西澤       2'13.243 2'11.105(+1)
27  10 300 JIM Gainer アドバンF360      田中/余郷       2'14.419 2'11.243(15)
28  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360  松田/菅         2'14.891 2'11.301(30)
29  30 300 RECKLESS MR-S                佐々木/後藤     2'11.526 2'11.413(10+1)
30   9 300 ADVAN K-STADIUM MT           清水/細川       2'11.751 2'12.202
31  43 300 ARTA Garaiya                 新田/高木       2'12.336 2'11.793(20)
32  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ    井上/宮川       2'15.352 2'12.003
33  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R 井尻/山岸       2'15.223 2'12.788
34  19 300 ウェッズスポーツセリカ       青木/谷口       2'15.357 2'12.930(55)
35  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S        田中/松田       2'13.891 2'12.993
36  77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ 小林/谷川     2'14.402 2'13.044(+2)
37  17 300 エスペリア Kosei セリカ      長島/松永       2'15.362 2'13.469(20)
38 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ 高見沢/砂子     2'15.772 2'13.914
39  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 加藤/筒井       2'17.191 2'15.251
40 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4    飯島/大井       2'19.110 2'16.033
41   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 高橋/渡辺    2'16.322 3'16.833(+2)
42  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ 石橋/ヒロミ    2'18.363 2'17.822
-------------------------------------------------------------------------------
WH:ウェイトハンデ(kg)
+1:性能引き上げ措置(+1=1ランク/+2=2ランク)

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Fニッポン 第3戦 ツインリンクもてぎ 上位3人のコメント


(Photo:K.Takeshita)

優勝 アンドレ・ロッテラー
「最初の状態は良くなくて、スタートも上手くいかなかったし、ペースを
維持するのも難しくて、後からどんどん抜かれてしまったが、チームが
戦略をどんぴしゃで決めてくれて片岡の前でピットアウトできた。セーフ
ティカーが入ったときは菅生の赤旗を思い出して嫌な予感がした。大きな
ギャップを築いてからも、リズムをつかみにくくて集中力を維持するのが
難しかった。レースで優勝するのは2001年のイギリスF3以来だけど、昨年
はフォーミュラニッポンのデビューシーズンということもあり、勝てなく
ても仕方ないと思っていたが、今年こそは絶対勝ちたかった。初優勝まで
は長く掛かったと思うけど、その分これから一杯勝てば良いと思う。
(これでポイントリーダーになったが)チャンピオンについて語るのは
まだ早いよ。実質的なリーダーというのは現時点ではまだいないと思う」

2位 井出有治
「雨が降ったり止んだりと天候が不安定だったので、走行ラインを探し
ながらトップの本山さんについてって、行ければ行ってしまおうと思って
いました。スリックタイヤへの交換は、先に交換したロッテラーと片岡が
5秒以上速いと無線で聞いてすぐにピットに入りました。次の周には本山
さんが入ってきたので、アウトラップでなんとかして前に出ようと必死で
プッシュしました。その後片岡に追いつきましたが、こっちは完全な雨
セッティングでダウンフォースをつけていたので、抜くことができません
でしたから、SC明けがチャンスだと思って1コーナーでパスしました。
ロッテラーには後ろについてプレッシャーをかけていこうと思いましたが、
完全ドライではストレートが伸びないので駄目でした」

3位 片岡龍也
「3位という結果は素直に嬉しいです。フォーメーションラップの時点で
『路面はどうだ』と無線で聞かれ、『すぐスリックに履き替えても大丈夫』
と答えました。そこからは給油に必要な最低限の周回まで引っ張り、その後
はいつでも自分の判断で交換に入るつもりでした。今回はチームの作戦が
僕の足りない部分を補ってくれましたが、次回からは自分もレベルを上げて、
チームを助けられるぐらいになりたいです。セーフティーカーが入るまでは
ペースもよかったので、再スタートでアンドレを抜こうと頑張ったらホイー
ルスピンをさせてしまい、井出さんに抜かれてしまいました。本山さんと
ブノワに追いかけられているときは、気持ちが折れた時点でやられてしまう、
と思い、集中して走りました。最後の5周は本当に長かったです」

優勝監督 中嶋悟
「今年に入って2つ勝ちました。アンドレの初優勝は嬉しかったですね、途中
のことは忘れましたけど。天候に関してはこっちが作戦をあわせるしかない
のですが、アンドレはウェットコンディションでは乗り難そうでしたから
『クルマが合ってないのかな』と思いましたし、片岡が既に交換を済ませた
こと、南の空は明るくなってきたことから、『このまま走ってもペースは
上がらないな』と思い、無線でピットインを指示しました。アンドレのクルマ
は点火カットの調子が良くなかったので、レースでその影響が出ないか心配
でしたが、アンドレは上手く乗りこなしてくれました」

Formula Nippon

Fニッポン第3戦 ツインリンクもてぎ 決勝


本山とトレルイエの猛追を凌ぎきり、初表彰台をもぎとった片岡(Photo:K.Takeshita)

6月6日、ツインリンクで行われたフォーミュラ・ニッポン第3戦は、スタート前の
雨に翻弄されたレースとなったが、安定した走りを見せた予選3位のアンドレ・ロッ
テラー(PIAAナカジマ)が初優勝。好判断でドライタイヤにいち早く交換した片岡
龍也(ルマン・スピリット)が金星といえる3位表彰台に上がった。

朝から厚い曇が空を覆うことになった決勝日。天気予報どおり、午後2時近くになっ
て雨がポツリポツリと落ちてきた。この雨は一旦止んだものの、スタート直前になっ
てまた雨足が強くなってくる。各チームはグリッド上でスリックからレインタイヤ
に交換。あわせて、ウィングや足回りの調整などを慌しく行ない、スタートを迎え
た。

スタートを制したのはPPスタートの#40ライアンだったが、2周目の1コーナーで#11
本山にインをつかれ、オーバースピードでコースアウト。最後尾まで落ちてしまう。
トップに立った#1本山は、8周目に2位に浮上した#20井出との差を保ちながら周回
を重ねる。

しかし、この頃から急速に路面が乾き始める。これにいち早く反応したのがルーキー
#25片岡。早目と思われたスリックへの交換を行いコースに戻る。傍目からはギャン
ブルに見えたタイヤ交換だったが、結果は大正解。#25片岡のペースが上がるのを見
て、各車続々とピットイン。このなかでトップ#1本山はややタイミングを逸した形
になり、4位に後退。代わって#31ロッテラーがトップに立ち、2位には何と#25片岡
がつけることになった。

レース折り返しの28周を過ぎても順位に大きな変動はなく、#31ロッテラー、少し
離れて#25片岡、#20井出、そして#1本山と続く。

膠着したレースに変化が訪れたのが33周目。最終コーナーで#3立川がスピンしてコー
ス上にストップ。これでセーフティカーが入ることになり、#31ロッテラーが築い
た5秒のマージンが一気になくなる。
36周を終えたところで再スタート。#20井出がこのチャンスに#25片岡をかわして2
位に上がり、#7脇阪が1コーナーの混乱でコースアウトしたものの、トップ#31ロッ
テラーの優位は揺るがず。#20井出を少しずつ引き離して初優勝のチェッカーを受
けた。

ルーキー片岡、3位争いを制して3戦目で表彰台
終盤盛り上がったのは、40周過ぎから始まった#25片岡、#1本山、#19トレルイエの
3台による表彰台を巡っての争い。テール・トゥ・ノーズ状態で周回を重ねる3台は、
52周目に#19トレルイエが#1本山をパスすると、その勢いのままにゴールまで#25片
岡を攻め続けた。しかし、#25片岡は#19トレルイエと堂々と渡り合い、チームの好
判断で手に入れた3位を守りきり、3戦目で殊勲の表彰台を得ることに成功した。

(観客:1万8000人)

◆ツインリンクもてぎ http://www.twinring.jp/
2004年6月6日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 決勝 天候:雨のち曇り/コース:ウェット/ドライ
P.-No.Driver---------------Team-----------------Time(Delay)-----Gap---
 1 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA        1”40'56.223     -
 2 20 井出 有治           mobilecast IMPUL            6.492    6.492
 3 25 片岡 龍也           LeMans Spirit              14.835    8.343
 4 19 ブノワ・トレルイエ   mobilecast IMPUL           14.977    0.142
 5  1 本山 哲             ADiRECT 5ZIGEN             15.377    0.400
 6  3 道上 龍             Yellow Hat KONDO           18.467    3.090
 7  8 土屋 武士           LeMans                     19.221    0.754
 8 40 リチャード・ライアン DoCoMo DANDELION           19.513    0.292
 9 32 小暮 卓史           PIAA NAKAJIMA              23.077    3.564
10* 2 金石 年弘           ADiRECT 5ZIGEN             24.083    1.006
11 28 野田 英樹           CARROZZERIA MOHN           26.202    2.119
12 11 松田 次生           COSMO OIL CERUMO           5Laps     5Laps
-----------------以上規定周回数完走-------------------------------------
13 41 服部 尚貴           DoCoMo DANDELION          17Laps    12Laps
14  7 脇阪 寿一           LeMans                    19Laps     2Laps
15  4 立川 祐路           Yellow Hat KONDO          24Laps     5Laps

ファステストラップ #40リチャード・ライアン 1'39.360(49/55Lap)
規定周回数     49周
※ビクトリーコーナーにおける停止車両回収のため、33周より3周回
セーフティーカーを導入した。

ペナルティ
* #2 金石年弘 2004年全日本選手権フォーミュラニッポン統一規則第33条2
(ピット作業、燃料補給手順)違反により、ドライビングスルーペナルティを
課した

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Fニッポン第3戦 ツインリンクもてぎ フリー走行


昨年ここで初優勝している金石年弘。ここで復調のきっかけをつかめるか(Photo:K.Takeshita)

全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦のフリー走行が6月6日午前9時より
ツインリンクもてぎで行われた。
トップタイムを記録したのはポールシッターの#40リチャード・ライアン。
2番手に#41服部尚貴と、ダンディライアン勢が好調ぶりをアピールした。
さらに3、4番手には#2金石年弘、#1本山哲の5ZIGEN勢がきた。開幕から苦戦の
続いている二人だが、ここで上昇気流に乗れるかが注目される。

決勝レースは今日午後2時30分より、55周で行われる。
2004年6月6日 ツインリンクもてぎ(栃木県) フリー走行 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.Driver---------------Team-------------------------Time-------Gap---
 1 40 リチャード・ライアン DoCoMo DANDELION             1'38.354    -
 2 41 服部 尚貴           DoCoMo DANDELION               38.639   0.285
 3  2 金石 年弘           ADiRECT 5ZIGEN                 39.027   0.673
 4  1 本山 哲             ADiRECT 5ZIGEN                 39.105   0.751
 5 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA                  39.289   0.935
 6 20 井出 有治           mobilecast IMPUL               39.326   0.972
 7 32 小暮 卓史           PIAA NAKAJIMA                  39.374   1.020
 8  7 脇阪 寿一           LeMans                         39.380   1.026
 9  3 道上 龍             Yellow Hat KONDO               39.578   1.224
10  4 立川 祐路           Yellow Hat KONDO               39.860   1.506
11 19 ブノワ・トレルイエ   mobilecast IMPUL               39.973   1.619
12  8 土屋 武士           LeMans                         40.067   1.713
13 25 片岡 龍也           LeMans Spirit                  40.125   1.771
14 11 松田 次生           COSMO OIL CERUMO               40.515   2.161
15 28 野田 英樹           CARROZZERIA MOHN               41.242   2.888
----------------------------------------------------------------------
参加台数:15台 出走台数:15台

シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

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Fニッポン第3戦 ツインリンクもてぎ 予選総合結果


(Photo:K.Takeshita)

リチャード・ライアン(ポールポジション)
「今日の予選は難しかった。いつもなら予選2回目の最後のほうでベストタイムが出る
ものだが、今回はそうじゃなかった。朝の早い時間に出したタイムが今日のベストに
なったから、あのときのトラックコンディションがベストだったということだろう。
クルマは金曜の時点でタイムも出ていたし、セッティングも出ていたが、そこから
更にセッティングを進めていくとオーバーステアに陥って却ってタイムが悪くなった。
結局、今朝の状態がベストだと分かった。明日は天候が崩れるという話があるが、
今までもウェットでも速かったので、明日も自分がミスさえしなければ大丈夫だと思う。
ポールからスタートということでレースには自信があるけど、過信するのは良くない
のでミスしないように気をつけて走ろうと思う」

脇阪寿一(予選総合2位)
「今年に入ってから一番いい状態だ。クルマは菅生からあまり触っていなくて、微調整
しただけだが、セッティングの幅の狭いクルマをメカニックが良く合わせてくれた。
ホンダにお世話になっている頃からもてぎは走りこんでいるので、こう走ればタイム
が出る、というのがわかっていて、そうなるようにクルマを合わせていった。明日は
スタートで前に出ればチャンスはあると思うし、勝つことによってチームの雰囲気も
よくしていきたい」

アンドレ・ロッテラー(予選総合3位)
「リチャードとは逆に、走るごとにタイムを詰めていく状況だった。セッションが進む
につれてセッティングも良くなってきたが、ライアンを追い越すには時間が足りなかった。
今回はクルマを煮詰めるのが遅かったが、いつも完璧なコンディションで走れるわけ
ではないので、今日の3位には満足している。明日は55周もの長いレースになるので、
クルマ、ブレーキ、ギヤボックス全てに負担が掛かるだろうけど、ウチのクルマは
レースではいつも調子がいいので安心している」
2004年6月5日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選総合結果 天候:晴れ/コース:ドライ
P  No Driver                Am        Pm       Best Time  Gap
----------------------------------------------------------------
 1 40 リチャード・ライアン  1'37.128  1'37.417  1'37.128
 2  7 脇阪寿一                37.140    37.308    37.140  0.012
 3 31 アンドレ・ロッテラー    37.223    37.242    37.223  0.095
 4  1 本山 哲                37.301    37.533    37.301  0.173
 5 20 井出有治                37.608    37.632    37.608  0.480
 6 41 服部尚貴                37.636    37.691    37.636  0.508
 7 32 小暮卓史                38.087    37.766    37.766  0.638
 8  4 立川祐路                37.949    37.808    37.808  0.680
 9  3 道上 龍                37.828    37.866    37.828  0.700
10 19 ブノワ・トレルイエ      37.867    38.019    37.867  0.739
11 25 片岡龍也                38.113    37.965    37.965  0.837
12 11 松田次生                38.294    38.005    38.005  0.877
13  8 土屋武士                38.327    38.071    38.071  0.943
14  2 金石年弘                38.228    38.146    38.146  1.018
15 28 野田英樹                39.047    39.392    39.047  1.919
---------------以上予選通過車両----------------------------------

予選通過基準タイム(107%) 1'43.927
参加台数:15台 出走台数:15台

シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

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Fニッポン第3戦 ツインリンクもてぎ 予選2回目


菅生に続いての連続PP。今季絶好調のライアン(Photo:K.Takeshita)

全日本選手権第3戦の公式予選2回目がツインリンクもてぎで行われ、#31アンドレ・
ロッテラーがトップタイムを記録したものの、#40リチャード・ライアンの午前中の
タイムには惜しくも届かず、菅生に続いてのライアンのポールポジションが確定した。

好天に恵まれたツインリンクもてぎの気温は午前中より更に高くなり、タイムアップ
は難しい状況となった。それでも少しでもコンディションのいいタイミングでアタック
しようと、各チームともセッション終盤に向けてニュータイヤを温存して様子を伺う。
今回も最初に動いたのはライアンだった。残り6分で4セット目を投入、最後のタイム
アタックに入る。続いて各車残り5分前後で一斉にコースイン。しかし、IMPULの#20
井出有治だけはピットガレージ内で待機のまま。結局井出はコースインせず、4セット
目を残して決勝に臨むこととなった。この判断が功を奏するか、要注目だ。
コース上では#7脇阪寿一、#31アンドレ・ロッテラー、#1本山哲らが激しいタイムアタ
ック合戦を繰り広げるが、どうしても午前中のライアンのタイムには届かない。それ
どころか、自身のタイム更新すら出来ずにチェッカーを受けることとなった。

第3戦決勝は明日6月6日午後2時30分より、55周で行われる。
2004年6月5日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選2回目 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.-Driver--------------Team-------------------------Time-----Gap---
 1 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA RACING         1'37.242  -
 2  7 脇阪寿一             Team LeMans                    37.308 0.066
 3 40 リチャード・ライアン DoCoMo TEAM DANDELION          37.417 0.175
 4  1 本山 哲             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            37.533 0.291
 5 20 井出有治             mobilecast TEAM IMPUL          37.632 0.390
 6 41 服部尚貴             DoCoMo TEAM DANDELION          37.691 0.449
 7 32 小暮卓史             PIAA NAKAJIMA RACING           37.766 0.524
 8  4 立川祐路             Yellow Hat KONDO Racing Team   37.808 0.566
 9  3 道上 龍             Yellow Hat KONDO Racing Team   37.866 0.624
10 25 片岡龍也             Team LeMans Spirit            37.965 0.723
11 11 松田次生             COSMO OIL RACING TEAM CERUMO   38.005 0.763
12 19 ブノワ・トレルイエ   mobilecast TEAM IMPUL          38.019 0.777
13  8 土屋武士             Team LeMans                    38.071 0.829
14  2 金石年弘             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            38.146 0.904
15 28 野田英樹             CARROZZERIA Team MOHN          39.392 2.150
-----------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム(107%)1'44.049
参加台数:15台 出走台数:15台

シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

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Fニッポン第3戦 ツインリンクもてぎ 予選1回目


菅生に続いて好調なライアン。果たして連勝なるか。(Photo:K.Takeshita)

全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦の公式予選が6月5日午前10時25分より快晴の
ツインリンクもてぎ行われ、前戦優勝の#40リチャード・ライアンがセッション序盤で
1分37秒128を出して暫定ポールとなった。

梅雨入り間近の6月最初の土曜、ツインリンクもてぎは快晴に恵まれ、汗ばむような陽気
のなかで予選1回目が始まった。
午後も更に気温が上昇することが予想されるため、ここでタイムを出しておくのは非常
に重要であり、各チームともコンディションの向上するセッション終盤に備えてニュー
タイヤを温存しながら走行を重ねる。それでもDoCoMoダンディライアンの二人、#41服部
尚貴とリチャード・ライアンは開始早々から好タイムを記録、ライアンは1分37秒128を
出してトップに躍り出る。
途中、1-2コーナー進入で#32小暮卓史がタイヤスモークを上げて飛び出すなどのハプニ
ングはあったものの、他はほぼ順調に走行を重ねていく。

最初にニュータイヤを投入したのもまたDoCoMoの二人だった。
まず服部尚貴が残り7分を切ったところでコースイン、続いてライアンもピットアウト。
それにPIAAナカジマの#31アンドレ・ロッテラーが続く。
残り5分となったところで他のドライバーも相次いでニュータイヤを投入、セッション
最後のアタックに取り掛かる。
最初にアタックした服部はセクター1で自己ベストを更新するものの、ライアンが開始
早々に出したタイムには及ばない。ライアン自身もセクター1はベストタイムながら、
その後が続かない。更にこのセクター1のタイムを更新したのがチームルマンの#7脇阪
寿一。脇阪はセクター2、3も上手くまとめて1分37秒140を叩き出し、2番手に躍り出る。
その直後にはロッテラー、4番手にはここまで苦戦の続いていたディフェンディング
チャンピオン、ADiRECT5ZIGENの#1本山哲が続き、最後にニュータイヤを投入し
たmobilecastIMPULの#20井出有治が5番手を獲得、服部は瞬く間に6番手に後退した。
午前11時10分、セッション終了。暫定ポールはリチャード・ライアンのものとなった。

公式予選2回目は午後1時55分より、1回目と同じく45分間で行われる。
2004年6月5日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選1回目 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.-Driver--------------Team-------------------------Time-----Gap---
 1 40 リチャード・ライアン DoCoMo TEAM DANDELION        1'37.128 0.000
 2  7 脇阪寿一             Team LeMans                    37.140 0.012
 3 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA RACING           37.223 0.095
 4  1 本山 哲             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            37.301 0.173
 5 20 井出有治             mobilecast TEAM IMPUL          37.608 0.480
 6 41 服部尚貴             DoCoMo TEAM DANDELION          37.636 0.508
 7  3 道上 龍             Yellow Hat KONDO Racing Team   37.828 0.700
 8 19 ブノワ・トレルイエ   mobilecast TEAM IMPUL          37.867 0.739
 9  4 立川祐路             Yellow Hat KONDO Racing Team   37.949 0.821
10 32 小暮卓史             PIAA NAKAJIMA RACING           38.087 0.959
11 25 片岡龍也             Team LeMans Spirit            38.113 0.985
12  2 金石年弘             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            38.228 1.100
13 11 松田次生             COSMO OIL RACING TEAM CERUMO   38.294 1.166
14  8 土屋武士             Team LeMans                    38.327 1.199
15 28 野田英樹             CARROZZERIA Team MOHN          39.047 1.919
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予選通過基準タイム(110%)1'58.503
参加台数:15台 出走台数:15台

シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦 鈴鹿/ラリーアートニュース

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                  スーパー耐久シリーズ2004  第3戦
          中谷明彦選手組三菱ランサー(クラス2)が破竹の開幕3連勝!
        小川日出生選手(CMSC山形)組三菱ランサーも3位表彰台を獲得
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<結果><クラス2>
順  位  ドライバー  車  両  タイム(周回数)予選順位
1  中谷明彦/木下隆之組  三菱ランサーエボリューション
3時間31分27秒084(80周)予選順位1

2  小泉和寛/菊地  靖組  スバル・インプレッサ
3時間32分48秒348(80周)予選順位5

3  小川日出生(CMSC山形)/福山英朗(CMSC山形)/砂子塾長組
三菱ランサーエボリューション  3時間32分55秒368(80周)予選順位8

4  村田信博(CMSC栃木)/小暮吉則/中村真一郎組
三菱ランサーエボリューション  3時間32分54秒188(79周)予選順位4

5  富枡朋広/関  豊組  三菱ランサーエボリューション
3時間32分11秒544(78周)予選順位3

6  朝倉貴志/細野智行/朝倉宏志組(CMSC栃木)
三菱ランサーエボリューション  3時間32分48秒705(78周)予選順位7

*CMSC(コルトモータースポーツクラブ)は、三菱車愛好者を中心としたJA
F登録クラブで、東京の本部(会長:木全  巖)および全国24支部(各々独立J
AF登録クラブ)から構成され、現在約700名の会員が活躍しています。
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<開催概要>
1.開催日      5月15日(土)公式予選  16日(日)  決勝
2.開催地      三重県鈴鹿市  「鈴鹿サーキット国際レーシングコース」
3.周回数      82周(1周5.807km)
4.参加台数    51台(決勝レース出走    48台、完走  41台)
5.観客数      15日=10,000人/16日=10,000人

クラス1(3501cc~)    6台
クラス2(2001~3500cc)4WD  11台(三菱ランサー9台)
クラス3(2001~3500cc)2WD  11台
クラス4(~2000cc)  16台
グループNプラス・クラス      7台
※スーパー耐久シリーズ・技術規則第8条に従った車両


スーパー耐久シリーズ  2004の第3戦「SUPER耐久SUZUKA300‐
miles」が、5月15日(土)~16日(日)に三重県鈴鹿市の「鈴鹿サー
キット国際レーシングコース」(1周5.807km)で開催された。今大会に
は51台ものエントリーがあり、クラス2には11台が参加。このうち三菱ラン
サーエボリューションは9台と大勢を占めた。

15日の天候は晴れときどき曇り。
午前10時から行われたA・B両ドライバーの予選通過可否を判定する公式ドラ
イバー予選はドライコンディションのもとで出走した51台中50台が基準タイ
ムをクリア。続いて午後1時20分からの決勝グリッド順を決定する公式グリッ
ド予選でクラス2では三菱ランサーエボリューションVIII  MRを駆る中谷
明彦/木下隆之組ランサーはクラス1勢に分け入る2分15秒066のコースレ
コードを記録。今季開幕以来3戦連続のポールポジションを総合5番手の好タイ
ムで獲得した。また、富枡朋広/関豊選手組が3番手、村田信博(CMSC栃木)
/小暮吉則選手組が4番手など三菱ランサーは上位10台中8台を占めた。

16日は朝から小雨が断続的に降るウェットコンディション。午後1時36分に
ローリングスタートが切られると中谷組三菱ランサーは滑りやすい路面をものと
もせず4WD+ACD、AYC、スポーツABSなどランサーエボリューション
VIII  MRの誇る最新電子制御デバイスを利して快走。先行するクラス1車
両をパスして4周目には総合2位、そして15周目の1コーナーで総合トップに
浮上すると、その活躍ぶりにグランドスタンドからは大歓声があがった。その後、
雨脚が弱まった路面状況にタイヤを持たせるべく25周目に総合首位の座は明け
渡したが、37周目にはクラストップを堅持したままドライバー交代。さらに2
回目のピット作業で浅溝タイヤに交換したところ再び雨脚が強まり、コースアウ
ト車両の続出する状況となったが、これを安定したペースで走り切ると、クラス
1車両を従えて総合3番手でチェッカー。開幕以来3戦連続ポール・トゥ・ウィ
ンという圧倒的な強さを見せつけた。一方、小川日出生選手(CMSC山形)組
(三菱ランサー)は8番手グリッドからのスタートながら8周目には早くもクラ
ス4番手まで躍進。 さらに富枡選手組、村田選手組をパスすると中盤のピット作
業をはさんで2番手をキープした。

しかし、終盤2度目のピット作業を機に小泉和寛選手組(スバル・インプレッサ)
が先行し、3位でチェッカーを受けた小川選手組は今季2度目の表彰台でランキン
グ3位の座を守った。
なお、総合優勝は竹内浩典選手組のポルシェGT3クラブスポーツ(クラス1)で
あった。

★第3戦終了時のシリーズポイント(全8戦有効)<クラス2>
1位  中谷明彦組(三菱ランサー)60
2位  小泉和寛組(スバル・インプレッサ)35
3位  小川日出生組(CMSC山形・三菱ランサー)33
4位  吉田寿博組(スバル・インプレッサ)27
5位  朝倉貴志組(CMSC栃木・三菱ランサー)26
6位  冨桝朋広組(三菱ランサー)18
7位  村田信博組(CMSC栃木・三菱ランサー)14
8位  関根基司組(三菱ランサー)8
9位  大澤  学組(スバル・インプレッサ)6

◆ラリーアートニュースの詳細は下記をご覧ください。
ラリーアート Web Site

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦 鈴鹿/SUBARU WRC エクスプレス


スーパー耐久シリーズ2004 第3戦
「スーパー耐久・鈴鹿300マイル 」 
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■開催月日:2004年5月15-16日
■開催場所:鈴鹿サーキット
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◇ hpi・racing IMPREZAが我慢の走りで2位
  2戦連続表彰台を獲得!!

スーパー耐久シリーズ2004第3戦は、5月15~16日に三重県の鈴鹿サーキットで開催
され、クラス2に出場した小泉和寛/菊地靖組の#86 hpi・racing IMPREZAはクラス
2位で2戦連続の表彰台を獲得。
また、吉田寿博/清水和夫組の#2FUJITSUBO IMPREZAは31周で無念のリタイア、ノー
ポイントとなった。

【公式予選】
15日の予選日。午前中に行われたドライバーズ予選では、クラス2の全ドライバー
が無事通過。決勝グリッドを決めるグリッド予選が13時20分から始まった。最初の
20分間はクラス1/2/GN+の走行枠。

まず中盤に#86インプレッサの菊地が2分18秒553でクラス3位につけた。残り4分の
時点で連勝中の#11ランサーが2分15秒066のコースレコードでクラストップに立っ
た。終了間際に#2インプレッサの吉田が2分15秒839と昨年より1秒速いタイムをマー
クするも、クラストップは奪えず2位となった。
#86インプレッサは14時からの全車走行枠でタイムアップを狙いコースへ出たが、
結局かなわずクラス5位で予選は終了した。

【決勝】
前夜から降り出した雨は決勝日の朝になっても降り続き、フリー走行ではなんと#2
インプレッサがクラストップ/総合2位、#86インプレッサもクラス2位/総合5位のタ
イムを叩き出した。レインコンディションにおけるインプレッサのシンメトリカル
AWDシステム、そしてダンロップタイヤとのマッチングの良さは強力な武器となり
そうだ。

13時35分に48台のマシンが白い水しぶきを上げながらスタートした。
序盤からポジションアップが期待されたインプレッサ勢だが、予想以上にコース上
の水量が多く、なかなか思うように走行できない。
#2インプレッサの清水は一時クラス5位までポジションダウンを喫したが、15周あ
たりから雨が弱まりコースコンディションが回復してくると、徐々に挽回して24周
目にはクラス2位を奪回。しかしこのころには#11ランサーは総合トップを走ってお
り、その差は1分以上もあった。清水は28周目に総合の最速ラップを刻み、追撃態
勢が整ったかにみえたが、30周目に周回遅れの車両を追い抜こうとして接触。その
ままコースアウトしてクラッシュしてしまった。
清水はすぐにコース復帰し、翌周にはマシンをコントロールできない状態ながら何
とかピットインしたものの、既に左リヤのサスペンションアームは折れており、リ
タイアを決断せざるを得なかった。

いっぽう#86インプレッサの菊地は雨量が少なくなると徐々にペースを上げてポジ
ションアップ。チームメイトのリタイアのころにはクラス4位まで挽回していた。
そして42周目にはクラス2位までポジションを上げてピットイン。ドライバーは小
泉へ。F3以来10年ぶりに鈴鹿のレースを走る小泉はすぐに3位#3ランサーを抜きク
ラス3位、表彰台の圏内に。
さらに65周目にクラス2位の#20ランサーが2回目のピットインをすると堂々クラス2
位へ躍り出た。
そして逆転はならなかったが、一時は周回遅れにされていたクラストップの#11ラ
ンサーとの差を1分20秒差まで詰めて、クラス2位/総合5位のチェッカー。これで小
泉/菊地のコンビは、2戦連続で表彰台を獲得してシリーズポイント2位に浮上した。


■決勝最終結果:クラス2
Pos.   No.   Driver   Car Name   Laps   Time/Diff
1 #11 中谷明彦/木下隆之              アドバンテージFromA MR  80 3:31'27.084
2 #86 小泉和寛/菊地 靖              hpi・racing IMPREZA     80  +1'21.264
3 #20 小川日出生/福山英朗/砂子塾長  RSオガワADVANランサー   80  +1'28.284
4 #3  村田信博/小暮吉則/中村真一郎  FINA ENDLESS ADVAN 座間   79  1Lap
5 #6  冨桝朋広/関 豊                ファルケン☆ランサーエボVIII 78  2Laps
6 #26 朝倉貴志/細野智行/朝倉宏志  エンドレスアドバンTMCランサー  78  2Laps
7 #30 関根基司/大野尊久/杉本龍生    RSオガワADVANランサー        78  2Laps
8 #12 竹島徹/島田和樹/寺下昌宏
                      Qs'インテークマジックプロ ijakADVANエボVIII  72  8Laps

◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

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