Honda Racing サンクスデーの行われている鈴鹿サーキットで、今シーズンは新たに福住仁嶺選手を迎えスーパーフォーミュラ選手権を戦うThreeBond DragoCORSEの道上龍監督に聞いた。

---福住選手が移籍することになった経緯を聞かせてください
「今年インディシリーズに参戦することになったタチアナ・カルデロン選手とは昨シーズンで契約が終わりました。チームとしてはさらに上を目指そうと考え、外国人ドライバーの起用も考えましたが、やはりコロナ禍で難しい。それなら日本人のホンダ系ドライバーということになり、ホンダとも相談をして福住選手の起用が決まりました。本人もうちへ来ることを希望してくれたようです」
---今シーズンの目標を聞かせてください
「福住選手は間違いなくトップドライバーですが、福住選手が来たからといって、今のスーパーフォーミュラはすぐに勝てるカテゴリーではないというのはよく分かっています。そのあたりはスポンサーも理解をしてくれています」
「チームとしても福住選手が乗ることで、良いリザルトを期待していますが、同時に、チームとしてもレベルアップをしなければならないという緊張感はあります」
「今年は予選方式が変わりましたが、常にQ2進出と決勝でのポイント獲得、そしてまずは表彰台を狙いたいと思っています」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

ホンダファンにに向けたホンダレーシングサンクスデー2021-2022が6日、快晴の鈴鹿サーキットで開幕した。このイベントは毎年、シーズン終了後にツインリンクもてぎ(現、モビリティリゾートもてぎ)で行われていたが、一昨年はコロナ禍のため中止、2年3ヶ月ぶりに鈴鹿サーキットに舞台を移し開催された。
開幕セレモニーは午前10時55分より行われた。2輪からは地元四日市出身で全日本トライアル選手権チャンピオンの小川友幸が、4輪からは全日本スーパーフォーミュラ選手権チャンピオンの野尻智紀がファンに向けて挨拶を行った。
この後、4輪関係ではN-ONEオーナーズカップスペシャルレース、スーパーフォーミュラショーラン、スーパGTショーランなどが行われる。

Text: Yosninori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
1月31日、スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は、2022年シリーズの開催概要を発表した。
1大会2レース制の導入などレースフォーマットの変更だけでなく、デジタルコンテンツの配信、開催サーキットでのイベント、ファンシートの設置など、シリーズを盛り上げるための新たな試みが目白押しだ。

■1大会2レース制の導入(一部)
開幕戦の富士大会、もてぎ大会、最終戦鈴鹿大会の3大会は2レース制に。この結果2022年のスケジュールは7大会全10戦となる。
- 4/9-10 第1,2戦富士スピードウェイ
- 4/23-24 第3戦鈴鹿サーキット(2輪併催)
- 5/21-22 第4戦オートポリス(2輪併催)
- 6/18-19 第5戦スポーツランドSUGO
- 7/16-17 第6戦富士スピードウェイ
- 8/20-21 第7,8戦モビリティリゾートもてぎ
- 10/29-30 第9,10戦鈴鹿サーキット
※レースウィークのスケジュールは次のとおり。
- 1大会1レースの場合:土曜日:フリー走行、予選/日曜日:決勝
- 1大会2レースの場合:金曜日:専有走行/土曜日:第1レース予選、決勝/日曜日:第2レース予選、決勝。
※決勝レースはすべて14時30分スタート。
※ノックアウト予選方式は変わらないが、従来のQ1,Q2,Q3方式からQ2までのシンプルな形に。
※シリーズポイントは1大会1レース、2レースにかかわらずフルポイント。有効ポイント制は採用しない。
■デジタルプラットフォーム「SFgo」(エスエフゴー)の提供
全ドライバーの車載映像に加え、各種データ(ギア、車速、エンジン回転数、燃料状況、タイヤ温度など)、ドライバー無線などがライブ配信されるデジタルコンテンツ(有料)を提供する。2022年は限定公開。2023年から本格運用。
2022年はファン300名を開発サポーターとして募集。(詳細は下記へ)
https://superformula.net/sf2/headline/33770
■開催サーキットでのファンサービス
- 各開催サーキットにおいて、下記イベントを展開する。
- 「SF NEXT50ビレッジ」:メーカーや全チームブースを設置
- 「モビリティキッズパーク」:子ども、家族向けの体験型コンテンツの提供
- 「カーボンニュートラルスクエア」:環境関連企業・行政のPRコーナーなどを設置
- チームファンシートを設置
上記のように、チームにとっても、ファンにとってもかなり多くの変化がありそうだ。期待してシーズンインを待とう。
Text: Shigeru KITAMICHI
日産自動車とニッサンモータースポーツ・インターナショナル(NISMO)は12月5日、自身のYoutubeで「アンベールイベント」を行い、2022年のシーズンのスーパーGT500クラスに「Nissan Z GT500」で参戦することを発表した。
すでにシェイクダウンテストは終えているが、本格的なテスト走行はまだまだこれからという状況だという。
このイベントは富士スピードウェイからライブ配信され、アシュワニ グプタ 日産自動車COOをはじめ、松田次生、ロニー・クインタレッリ、平手晃平、柳田真孝の4名のドライバーが出演。各自がそれぞれにZの思い出を語った。
またコース上ではデモ走行が披露され、平手晃平が2021仕様のNissan GT-R GT500の23号車を、ロニー・クインタレッリがNissan Z GT500の開発車両をドライブした。
Nissan Zとモータースポーツのつながりは深く、1970年代初頭にアメリカのSCCA Cプロダクション選手権においてS30型240Zで連続優勝を飾ったことを皮切りに、90年代のZ32型300ZXでのIMSAシリーズにおいて数々の勝利を挙げている。日本でも1970年代に柳田春人選手のドライブで富士GCシリーズに参戦したほか、2005年の全日本GT選手権(JGTC)から2007年のSUPER GTシリーズまでの3年間にわたってZ33型のGT500仕様が参戦、初年度の2005年にドライバーズチャンピオン、2006年にもチームチャンピオンを獲得している。
2022年のスーパーGTシリーズは4月16-17日に岡山県美作市の岡山国際サーキットで開幕する。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: NISMO
女性ドライバーのみのプロレースシリーズKYOJO CUPを開催する株式会社インタープロトモータースポーツは25日、2022年に6年目を迎える同シリーズのドライバーとチームを繋げる合同オーディションを12月27日に開催すると発表した。併せて参戦を検討しているチームを対象とした説明会も行う。詳細は以下のとおり。
女性ドライバーのみのプロレースシリーズ「KYOJO CUP」は、 2022 シーズンに新規参戦を希望するドライバーとチームを繋げる合同オーディションを12月27日(月)に開催いたします。
来シーズンで6年目を迎える「KYOJO CUP」は、女性ドライバーのみで争われるプロレースシリーズです。2020 年からは、ミュゼプラチナム様の支援を受け「KYOJO CUP SUPPORTED BY MUSEE PLATINUM」として開催。同年からスポーツ庁の後援もいただき、シリーズチャンピオンには文部科学大臣賞が贈呈されます。
このたび、2022シーズンのKYOJO CUPに参戦を検討している新規選手を対象としたオーディションを開催いたします。合わせて、参戦を検討しているチームを対象とした説明会も実施し、チームとドライバーをつなぐ機会を設けます。
「KYOJO CUPに興味はあるけれど、まだマシン(VITA)に乗ったことがない」、「KYOJO CUPに参戦したいけれど、乗れるチームが見つからない」といった女性ドライバー、また「 KYOJO CUPへの参戦を検討しているが、ドライバーが見つからない」というチームの方は、ぜひこの機会にオーディションにご参加ください。
【開催概要】
- 参加条件:四輪普通自動車運転免許証を所持し、JAF国内A級ライセンスを所持または取得予定の女性(年齢不問年齢不問)
- 一次審査…書類選考
- 応募締切:12月12日(日)
- 二次審査…富士スピードウェイ(P7)にて実技審査
- 実施日:12月27日(月)
- 応募方法:オーディションに参加ご希望の選手、チームは、下記までお問い合わせください。折り返し応募フォームをご連絡いたします。
【ご応募先・お問い合わせ先】
- 株式会社インタープロトモータースポーツ・PKYOJO CUP事務局 内山(uchiyama@kyojocup.jp)
12月12日(日)には2021シーズンの最終戦を迎え、初代女王で日本人初のWシリーズシリーズ参戦ドライバーとなった小山美姫選手や、男女混合レースでの優勝経験を持つ村松日向子選手、三浦愛選手といた歴代チャンピオンに続く、4人目のシリーズチャンピオンが決定します。最終戦の行方にもぜひご注目ください。
- KYOJO CUP公式サイト
- http://drivingathlete.com/
- KYOJO CUP公式YouTubeチャンネル
- https://www.youtube.com/c/IPSxKJCCHANNEL
株式会社インタープロトモータースポーツKYOJO CUP事務局
日産自動車株式会社とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(NISMO)は11月17日、SUPER GTシリーズ GT500クラスの参戦車両を2022年シーズンより変更すると発表した。現在使用されているR35型のNISSAN GT-RをベースとしたGT500車両での参戦は2021年シーズン最終戦をもって終了する。
R35型GT-RでのGT500クラス参戦は2008年から。初年度には早くも9戦7勝を挙げ、XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)がドライバーズチャンピオンを獲得した。それ以降R35 GT-Rは、レギュレーション変更による搭載エンジンやシャシーの仕様変更を受けながら14シーズンを戦い、現時点で通算41回の優勝と、5回のドライバーズチャンピオン、4回のチームチャンピオンを獲得している。
2022年シーズンの参戦車両については、後日発表する予定だ。今回日産自動車から発行されたプレスリリースでは具体的な車種名は明らかにされていないが、8月18日にニューヨークで公開された新型フェアレディZがベースになるものと思われる。
GT500クラスには、過去にもZ33型のフェアレディZが2004年から2007年まで参戦しており、全日本GT選手権の最終シーズンとなった2004年にはザナヴィ ニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン)がドライバーズチャンピオン、NISMOがチームチャンピオンを獲得。スーパーGTが発足した2005年にもNISMOがチームチャンピオンを獲得している。
現行車両での最後のレースとなる2021スーパーGT最終戦は、静岡県小山町の富士スピードウェイで11月28日に決勝が行われる。
なお、今回の変更は、SUPER GTシリーズ GT500クラスの参戦車両のみが対象。GT300クラスに参戦しているNISSAN GT-R NISMO GT3については、2022年以降も車両、部品の供給及び技術サポートを継続していくとのことだ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

自身もJAF-F4のトップコンテンダーである「ハンマー伊澤」氏が中心となる新しいレースシリーズ「HIX-Formula」の発足がアナウンスされ、8月1日の「筑波チャンレンジクラブマンレース第3ラウンド」においてレースが実施される。
「HIX-Formula」はJAF公式戦への参加準備が整わず死蔵されているフォーミュラ・マシン、公式戦参加の前にお試しにレースを体験したいドライバーなどに広く門戸を開く目的で設立された(発足資料より)。
車両規則はほぼJAF-F4に準じており、JAF-F4適合車両(Hクラス、Sクラス)の他、2001年から2017年に製造の「Formula Renault2.0」車両、国内のFCJシリーズに参戦していた「FC-106」、Formula New Zealandに参戦していた「FT40」が現時点では規定されており、その他のマシンについても、参戦希望があれば性能を揃える必要はあるが考慮されるとの事だ。
クラス分けは上記5種のうち、HパターントランスミッションのJAF-F4(Hクラス)を2クラスとし、その他が1クラスに分類され、賞典はクラスごとに与えられる。
ドライバーの参加資格は「2021 筑波シリーズ 4輪一般競技規則書」に順じ、過去2年間にJAF戦のレースで3位以内、もしくはシリーズランキング3位以内の入賞経験者、及び協会の判断でプロドライバーと認められた選手は賞典外の扱いとなる。
しかし他の参加者のレベルアップの助けやレースにおけるベンチマークとなるこれらのドライバーが参加する事を協会は希望しており、今回のレースでも3人の現役JAF-F4参戦ドライバーが参加した。
(詳細はhttp://www.hammer-izawa.com/hix-formula-regulation.pdf)
レースはまずスタンディングスタートで8周を戦い、8周終了時点でいったんセーフティカーが入り隊列を整えなおし、そこからローリングスタートでレース再開後8周でフィニッシュという形式で行われる。
「HIX-Formula」設立の理由などについて、会長であるハンマー伊澤氏にうかがった。
今回10台のエントリーが集まった、思った以上の反響か?
「ほとんど身内が集まったようなもので、まだ他には認知されいない印象だ。JAF-F4選手権よりは出場しやすいということで(未経験者から)「それなら出てみるよ」という反応があったのだが、いざエントリーの段になると「ちょっと今回は時期尚早かな」と尻込みされた方がいた。その辺りが難しいところだ」
「HIX-Formula」創設のきっかけは?
「筑波ではJAF-F4が少々やりづらい状況にある。それは(シリーズの)スケジュールの関係や、予選と決勝のインターバルに関するJAFの規則だったりで、それを守るとレースイベントを主催するのが難しい部分がある。ならばもう少し規則にとらわれない形でレースができれば、という思いがあった」
「出場できる車両についても、例えば古いアルミモノコックの車両は燃料タンクを車両規則に合わせないとJAF-F4は出られないが、燃料タンクを新品にするには特注品みたいな扱いでかなり費用がかかる。それがネックでJAF-F4に出られないという話がいっぱいあって、そういう車両で参加しやすいようにしたかった」
(インタビューはレース前日の練習走行終了後に実施)タイム的に経験者と未経験者の間でまだバラツキが大きい印象だが、中には16号車の石川選手のように経験者とそん色ないタイムを出しているドライバーもいた、その辺りはどう考える?
「今回半分くらいはレース初心者だ。一方石川選手は次からJAF-F4参戦予定のドライバーだが今回がフォーミュラでの初レースになる。(彼のような選手には)JAF-F4参戦の前の練習という意味で、このレースの意義があると思う。そういうエントラントがもっと出てくるといいな、という期待はある」
「後は逆に「JAF-F4参戦まではちょっと・・」という選手にも出てきてほしい。もう少しホビー色を強めたレースがあればな、と思っている方があれば、たぶんこのレースは受け入れやすい。これでも結構競技色が強いと思っていて、ホビー色がありつつも競技に比重をおいたイベントにしたいと考えている」
今回レースの形式が「スタンディングスタートから8周+SCラン後にローリングで再スタート後8周でフィニッシュして順位確定」という変則的なスタイルだが、この狙いは?
「普通とは違ったレースにしたかった。従来と同じようにやっていたのではつまらないし(途中でリセットというのは)スタートが2回見られるので面白いことになると思う」
「マシンをメンテナンスする側としては2回スタートがあるのは大変だが、(リセットされる事で)接近戦が見られて見ている側と(レースを)やっている側は面白いと思う」
今後の開催予定は?
「今シーズンはこの1戦のみ、まずお試しということで開催。レースオーガナイザーとの調整にもよるが、可能であれば来年は年間3戦ほど開催したいと思っている。今回10台集まらなかったら先は無さそうだったが、何とか二けた集まったので、よかった」
今回ハンマーレーシングからは4台出場しているが、マシンはレンタル?
「今回チームのマシンをレンタルしたのは22号車1台だけ。その他はドライバーが準備したもので、ウチがサポートしている」
来年に向けてスーパーFJからHIX-Formulaへ移行、といったケースも出てくるかもしれない?
「スーパーFJから比べればJAF-F4でも(ステップアップは)高いハードルで、憧れのように見ている人もいる。スーパーFJはハイレベルだが、JAF-F4はまたまったく違ってパワーがあって速いので、ステップアップ前にJAF-F4がどんなものか体験する為のレースにできるかもしれない」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
バーチャルレースの運営を行っているドリームレーシングプロジェクト(DRP)は1日、今シーズンのインタープロトeシリーズの開催内容を発表した。以下プレスリリース。
女性ドライバーだけのレース「KYOJO CUP」の冠スポンサーを務める株式会社ミュゼプラチナム(東京都渋谷区)がシミュレーターカーレースの大会「インタープロトeシリーズ」も支援。
心拍数180以上の中で自体重の倍以上のGに耐えながらドライビングしなければならないカーレースは、他のスポーツ同様、性差のフィジカルハンデが発生するスポーツです。インタープロトeシリーズ(IPeS)はシミュレーターを使ったeスポーツによるカーレースなので、フィジカルのハンデが無く純粋にドライビングテクニックを競うことができます。
eスポーツというワードが世間一般に認知し始められ「eスポーツは本当にスポーツなのか?」という議論も当初はありましたが、エレクトリック・スポーツ(競技)として、国体では競技種目の一つとして採用され、オリンピックでも競技候補となっています。
活況となりつつあるeスポーツのメインは“ゲーム”でありますが、リアルのカーレースを仮想空間で限りなく再現したIPeSは、リアルとバーチャルの垣根を取り払います。
サッカーゲームをプロサッカー選手とゲーマーが対戦したらどちらが勝つでしょうか。ゴルフシミュレーターだとどうでしょうか。なんとなく想像がつく通りゲームとは違いシミュレーターはリアルの要素が大きく影響します。IPeSはこのシミュレーターにリアルのデータを組み込み、より一層リアルに近づけています。
IPeSの基となるリアルカーレース「インタープロトシリーズ」が“同条件だったら誰が一番早いのか?”を決めるカーレースであるように、IPeSは、さまざまなカテゴリーのドライバーが誰でもが対等な舞台で純粋にドライビングテクニックを競い合います。今考えられる最高峰の選手が集い、賞金を懸けたプロレースとして開催します。
プロとして参戦できるのは、リアルプロドラバー、グランツーリスモスポーツプレーヤー、シミュレーターレーサーの中からトップ選手に限られますが、女性レーサーの参戦も今後期待しています。
*出場予定選手(カテゴリー)戦歴*
- - 岩佐歩夢(FIA-F3リアルレーサー)2020 French F4チャンピオン
- - 岩田晶(シミュレーターレーサー)2019 IPeSシリーズ3位
- - 岡田衛(グランツーリスモスポーツ)2020 IPeSチャンピオン
- - 木村偉織(FIA F4リアルレーサー)2020 IPeSシリーズ2位
- - KENT(シミュレーターレーサー)VTuber・ミュゼナビゲーター
- - 坪井翔(SF・GT500プロレーサー)2019インタープロトシリーズチャンピオン
- - 冨林勇佑(GTS・リアルレーサー)2016 FIA GTC Manufacturer Cup Winner・2020スーパー耐久ST3チャンピオン
- - 福住仁嶺(SF・GT500プロレーサー)2020インタープロトシリーズチャンピオン
- - 宮園拓真(グランツーリスモスポーツ)2020 FIA GTC Nations Cup & Manufacturer Series Champion
- - 宮田莉朋(SF・GT500プロレーサー)2020 SFLチャンピオン・IPeSスペシャルマッチWinner
- - 武藤壮汰(シミュレーターレーサー)iRacingレーティング日本人最上位・2020 Access Racing Simulator Cupチャンピオン
- - 山下健太(SF・GT500プロレーサー)2019スーパーGT500チャンピオン
- - TBA 2021 IPeSチャレンジクラス最上位者
*開催概要*
- 【レース数・期間】 全6戦(6月~11月)
- 【シミュレータソフト】 アセットコルサ日本語PC版
- 【マシンMOD】 IPS kuruma 202X
- 【コースMOD】 富士スピードウェイ2020
- 【予選】 15分間
- 【決勝レース】 ローリングスタート+9周
- 【賞金】 1位¥100,000-、2位¥50,000-、3位¥30,000-
- 【シリーズ賞金】
- 1位 ¥1,000,000-
- 2位 ¥500,000-
- 3位 ¥300,000-
- 4位 ¥200,000-
- 5位 ¥100,000-
- 6位 ¥50,000-
- 【主催】ドリームレーシングプロジェクト
- 【協賛】ミュゼプラチナム
- 【協力】インタープロトモータースポーツ
全6戦YouTubeプレミア配信予定です。 https://www.youtube.com/channel/UCNQkYRmb8VQsDCP5IuCo4_Q
IPeSオフィシャルサイト https://ipes.xyz-one.jp/
DREAM RACING PROJECT

全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)を運営する日本レースプロモーション(JRP)は24日、今シーズンのSFの開催内容を発表した。
概要は以下のとおり。
新しいデジタル観客情報サービスツールの提供
好評のスマホアプリGrooviewについては利便性をさらに強化。また公式YouTubeでのドライバー、監督、サーキットクイーン・レースクイーンのトークイベントや、グリッドリポートの生配信もコンテンツを充実し実施。
HPDスカラシップ
ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)は、ホンダと連携して、フォーミュラ・リージョナル・アメリカの
2021年チャンピオンに対し、2022年の全日本スーパーフォーミュラ選手権参戦のためのスカラーシップを提供。
オーバーテイクシステムの秒数倍増
全レースでオーバーテイクシステムの稼働可能時間を100秒から200秒に延長。
シリーズポイントシステム
昨年に引き続きドライバーは各大会の予選・決勝の合計ポイントの上位5大会の総合計ポイント、チームは各大会の決勝のドライバー合計ポイントの上位5大会の総合計ポイント。
レースフォーマット
土曜日はフリー走行90分。予選はノックアウト方式でQ1はA・B組分け各10分、Q2はQ1の各上位7台×2組で7分、Q3はQ2の上位8台で7分。
日曜日はフリー走行30分。決勝は無給油、タイヤ交換は先頭車両が10周回目の第1セーフティカーラインを通過した時点から、先頭車両が最終周回に入るまでの間に最低1回のタイヤ交換を完了していなければならない。オーバーテイクシステムは200秒使用可(使用後100秒の制限)。
Photo: Motorspots Forum
アルナージュレーシングは11日、今シーズンの体制を発表した。引き続きスーパーGT300クラスにメルセデスベンツAMG GT3で参戦し、ドライバーはレギュラーの加納政樹に加え、新たにスーパーGT500/GT300クラスでチャンピオン経験のある柳田真孝が加入する。

- 伊藤宗治監督のコメント
-
「本日、2021シリーズの体制をようやく発表するに至りました。昨年の12月から紆余曲折ありましたが、今の我々にとっては、身に余るような体制ができたと喜んでおります。協力頂いた多くの方々に感謝します」
「今シーズンArnage Racingの目標はただ一つ、Cクラスからの脱却です。考えるところは諸々ありますが、そのためのレース体制、及びメンテナンス体制についても、ほぼ、満足のいくものになりつつあります。」
「ひとつ残念な事は、また今年もエンジニアに返り咲くことが出来なかったところです(笑)。今シーズンも、より一層応援の程宜しくお願いいたします」
Arnage Racing
2021年2月10日
2月10日付け日本自動車連盟(JAF)の公示を受け、フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)2021年シーズンの開催スケジュールと新体制についてお知らせいたします。
スタートから2年目を迎える2021年シーズンのフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップは、運営組織/事務局の体制を一新し、6月26-27日に岡山国際サーキットで開幕、FIA 世界耐久選手権富士6時間耐久レースを含む全5大会14戦の開催を予定しています。
国際自動車連盟(FIA)の主導によりF1を頂点として再編成されたフォーミュラ・レースのピラミッドの中にあるフォーミュラ・リージョナル(FR)は、ドライバーがカートからFIA-F4、FIA-FR、FIA-F3、FIA-F2、そして最後にFIA-F1世界選手権を目指すステップの指針となり、若手ドライバー育成において大変重要な役割を果たします。
また同時に、日本では昨年に引き続き50歳以上のジェントルマン・ドライバーを対象としたマスターズ・クラスを設け、サーキット走行のために作られたレース専用マシンによるドライビング技術向上の場を提供します。

*2020年9月第3ラウンド富士スピードウェイにて撮影
◆レースカレンダー
| レース | 日程 | 開催サーキット | 大会名 |
1 2 3 | 6/26-27 | 岡山国際サーキット | 2021 OKAYAMA チャレンジカップレース第4戦 |
4 5 6 | 8/21-22 | スポーツランドSUGO | 021 SUGO チャンピオンカップレースシリーズRd.5 |
7 8 9 | 9/4-5 | ツインリンクもてぎ | 2021 もてぎチャンピオンカップレース第4戦 |
10 11 12 | 9/25-9/26 | 富士スピードウェイ | 2021 FIA 世界耐久選手権 第5戦 富士6時間耐久レース |
13 14 | 12/11-12 | 鈴鹿サーキット | 2021 鈴鹿クラブマンレース FINAL |
◆運営組織
| 代表法人/運営事務局 | ニューパシフィックスポーツマーケティング株式会社 |
| コンストラクター | 株式会社童夢 |
| 運営協力/提携 | 株式会社日本レースプロモーション |
| 事務局長 | 小林泰司(NPSM) |
| レースディレクター | 宮沢紀夫(JRP派遣) |
| テクニカルデレゲート | 堀拓也(JRP派遣) |
| ドライビングアドバイザー | 加藤寛規 |
| シリーズ審査委員長 | 古河宏 |
| コンストラクター代表 | 松村晃行(童夢) |
| プロデューサー | 臼井里会(童夢) |
| 事務局 | ニューパシフィックスポーツマーケティング株式会社 |
尚、運営事務局変更に関連し、公式ウェブサイトおよび公式SNSの各アドレス/アカウントが下記のとおり変更になっております。
- 公式ウェブサイト https://www.frj.jp/
-
- 公式Twitter https://twitter.com/FRJapanese/
-
- 公式Facebook https://www.facebook.com/FormulaRegionalJP/
-
- 公式Instagram https://www.instagram.com/frjapanese/
-
また、今後は音声SNSのClubhouseなども活用し、本シリーズの魅力をお伝えしていく予定です。現在、コントロールタイヤ年間5セット提供等の特典付き早期年間エントリーを受付中、シーズン最初の合同テストは、3月22日(月)富士スピードウエイにて開催予定です。
FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP 事務局

RiNoA Racing project『群馬トヨペットTeamRiNoA』は2021年シーズンは昨年と同じくS-FJもてぎシリーズと日本一決定戦に出場致します。
昨シーズンはチームのデビューイヤーで全てが初めて尽くしではありましたが、もてぎシリーズ3位と日本一決定戦3位と最低限の結果を出すことが出来ました。
そして今シーズンは新たにレーシングカートからステップアップした佐藤樹を起用し、チーム初のシリーズチャンピオンを目指します。
本年度も皆様のご支援・ご声援宜しくお願い致します。
参戦概要&コメント
- ドライバー 佐藤 樹
-
2021年は、「RiNoA racing project」から茂木チャンピオンカップレース、スーパーFJクラスに参戦します! このような時期にこのような環境でレースができることに感謝しています。シリーズチャンピオンを獲得出来るように頑張りたいと思います! 応援よろしくお願いします!
- チーム代表 里見乃亜
2021シーズンもカートからステップアップした若手の佐藤をドライバーに迎え入れ、昨年同様にS-FJシリーズ参戦出来る事を嬉しく思います。将来を担う若手ドライバーの育成として今シーズンも全戦全力で戦いますので、応援宜しくお願い致します。
参戦概要
| 参戦クラス | S-FJ もてぎシリーズ・日本一決定戦 |
| エントラント名 | RiNoA Racing project |
| チーム代表 | 里見 乃亜 |
| 車両名称 | 群馬トヨペットTeam RiNoA |
| カーナンバー | 81 |
| 車両メンテナンス | NRS |
| 使用オイル | Moty’s |
| ドライバー | 佐藤 樹 |
RiNoA Racing project
日本モータースポーツ記者会(JMS、会長:高橋二朗)が毎年顕著な活躍をした選手に贈るJMSアワードが発表され、2020年はアワードに、FIA F2選手権で活躍し今季のF1シートを獲得した角田裕毅選手、特別賞には、世界耐久選手権チャンピオンを獲得した小林可夢偉選手、2度目のインディ500制覇を果たした佐藤琢磨選手が選ばれた。
- 角田裕毅選手のコメント
-
「2018 年のJMS モータースポーツナイトにて期待の若手ドライバーとしてご紹介いただいたのに続き、今回は栄誉あるJMS アワードをいただくことになりましてありがとうございます。2016 年に日本で四輪レースにデビューしてから昨年までの積み重ねで今シーズンはScuderia AlphaTauriからF1にフル参戦することになりましたが、これもみなさまが応援してくださったおかげでもあります。日本におけるモータースポーツの人気・知名度をより高めるためにもプレシーズンテストから頑張っていきますので、引き続きご注目お願いします」
- 小林可夢偉選手のコメント
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「このたびは特別賞をありがとうございます。昨シーズンは長いシーズンとなりましたが、チーム、パートーナー、応援してくださったファンのみなさまのおかげで世界チャンピオンを獲ることができました。これからも世界のレースにチャレンジして、ファンのみなさまや日本の若いドライバーたちに、希望や勇気を与えられるように頑張ります。引き続き応援よろしくお願いいたします」
- 佐藤琢磨選手のコメント
-
「このたびはJMS アワード特別賞受賞という栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。昨年は、インディ500での2度目の勝利をつかむことができ、応援してくださったすべての方々に、改めて心から感謝申し上げます。ディフェンディングチャンピオンとして再び挑むことができる今年のインディ500、連覇を最大の目標として、チーム一丸となって頑張ります。モータースポーツ記者会のみなさんにも協力していただきながら、日本を盛り上げていきたいです」
競争女子選手権KYOJO CUPを運営するKYOJO CUP事務局は、2月22日に2021年度に同選手権に参加する女性ドライバーのオーディションを行うと発表した。
同選手権が合同オーディションを開催するのは初。締め切りは2月11日とのことだ。詳細は以下リリースにて。
スポーツ庁の後援を受け、女性ドライバーのみで争われるプロレースシリーズ「KYOJO CUP」は、2021シーズンに新規参戦するドライバーとチームを繋げる合同オーディションを開催いたします。
新型コロナウィルス感染拡大の影響によるスケジュール変更で、1月30日(土)に2020シーズンの最終戦をむかえるKYOJO CUP SUPPORTED BY MUSEE PLATINUM(株式会社インタープロトモータースポーツ主催)は、初の文部科学大臣賞受賞者が決定します。
文部科学大臣賞は、芸術的・文化的に優れているもの、またはスポーツで顕著な成績を収めたものに対して贈られる賞です。
「運転技術の競い合いを、スポーツとしてまっすぐに取り組む女性たちの闘いの場」という、KYOJO CUPが掲げるテーマをご理解いただき、今回このような栄誉ある賞をいただけることになりました。
4年目を迎えたKYOJO CUPはミュゼプラチナム様のご協賛により環境が整い、全日本F3選手権での優勝経験をもつ三浦愛選手をはじめ国内トップ女子ドライバーが集結し、男性顔負けの見ごたえあるレースを繰り広げています。
5年目となる2021シーズンは、新たな参戦選手とチームを迎え入れて、よりハイレベルな女性レースシリーズに発展させていきます。
そのために今回、初の合同オーディションを開催いたします。
【開催概要】
- 開催時期:2月22日(月)
- 開催場所:富士スピードウェイ
- オーディション内容:書類選考を経て実技審査
- 参加条件:女性(年齢不問) JAF国内Aライセンス所持又は取得予定者
- 応募締め切り:2月11日(木)
参加ご希望の選手とチームは、KYOJO CUP事務局へご応募・お問い合わせください。
文部科学大臣賞に輝くシリーズチャンピオン決定の瞬間は、1月30日にYouTubeでライブ配信されます。是非ご覧ください。
KYOJO CUP オフィシャルYouTube チャンネル
【ご応募・お問合せ先】
KYOJO CUP事務局 内山 uchiyama@kyojocup.jp
KYOJO CUP事務局
鈴鹿サーキットは8日、日本列島に接近する台風14号による荒天を懸念し、今月10日~11日にかけて行われる鈴鹿クラブマンレース第6戦の中止を発表した。
クラブマンレースはJAF-F4、スーパーFJ、フォーミュラ・エンジョイなどが行われる予定だった。この日程は本来、F1日本グランプリレースが行われる予定だったが、新型コロナウィルスによる中止で、同レースがリスケジュールされていた。
Text: Yoshinori OHNISHI

270馬力を発生するインタークーラーターボ付きアルファロメオ1750ccエンジン
写真提供:フォーミュラリージョナル事務局(FRJ)
新型コロナウイルスの影響で2か月遅れで開幕を迎え、2大会6戦を終えたフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権。現在のところ台数的には活況を呈しているとは言い難いが、トップグループは毎戦かなり高次元なバトルを展開している。
このシリーズでは、新たに開発された童夢製マシンF111/3にインタークーラーターボ付アルファロメオ1750ccエンジンという国内レースでは珍しいエンジンを搭載している。
なぜ、トヨタ、ホンダではないのかという声がある。FIAの定めた世界標準のプライスキャップ(規定価格)の制約があったためとも言われているが、それだけではないドライバーに寄り添った思惑があったことはあまり知られていない。
リージョナルカテゴリーの立ち上げから関わり、世界のシリーズを統括する世界自動車連盟(FIA)との折衝からカスタマーサポートまで広く担当する株式会社童夢の有松義紀氏に聞いた。
- リージョナルレースの狙いは?
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国内レースにおいては、各メーカーのスクールなどで育った、いわゆる“メーカー系ドライバー”でないと、ステップアップしづらいというエントラントの声を聞いていました。フォーミュラ・リージョナルは、メーカー系もそうでないドライバーも道具としての平等なレーシングカーで戦い、ドライバーはもとよりエンジニアやチームも含めて、アピールの一助となるカテゴリーにしたいと思っていました。
直接的には開幕までの時間の制約が原因ですが、結果としてニュートラルなアルファロメオエンジンを採用することになりました。これによってメーカー系ドライバーに対する「あいつのエンジンは違う」などという根拠のない憶測も排除することができます。また、このカテゴリーからヨーロッパへ飛び立ってほしいという願いもあり、ハード面でそれがしやすい環境を整えました。
- ヨーロッパを目指しやすいハード面の環境とは?
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ヨーロッパでは、リージョナルの上位規格の車両、さらにはフェラーリ系エンジンを含むとF1まですべてマレリー社のデータロギングシステムを採用しています。
最初は簡単に移行できるのでFIA-F4規格の童夢F110と同じデータロギングシステムにしようとも思いましたが、リージョナルに乗るドライバーの可能性を広げたいと思い、アルファロメオ+マレリーという組み合わせにしました。制御とロギングシステムの習得にはそれなりに時間がかかりますので、ヨーロッパに行って一から勉強していたらそこでチャンスを逃してしまうこともあります。リージョナル・ヨーロッパ選手権に参戦するなら、シャシーは違っても(注:ヨーロッパはタトゥース製シャシーを使用)エンジンと制御系は同じパッケージであり、このシステムを使えるエンジニアと一緒に向こうへ行けば、その面ではハンデなしでパフォーマンスを発揮することができます。特にスタートや、スピンした時のとっさに対応において、身構える必要がありません。

走行後のデータ確認、分析にも同じデータロギングシステムを使うメリットは大きい
写真提供:フォーミュラリージョナル事務局(FRJ)
今シーズンは、コロナの影響で予定していたカレンダーの変更を余儀なくされ、SUGO大会は鈴鹿のスーパーGTと日程が重なってしまった。このため、一部のドライバーやメインテナンスガレージが日程的に難しく、参戦を断念せざるを得なかったチームもあった。また、参戦を予定していた外国人ドライバーが出入国制限で参戦できない不運もあり、現時点ではやや盛り上がりに欠けている感は否めない。
しかし、童夢では今シーズン予定していた16台のデリバリーは滞りなく終了し、20年後期デリバリー車両も若干数生産予定という。また富士大会とSUGO大会を見ての引き合い、海外からの問い合わせも多く、9月からは来シーズンの受注も開始する予定とのこと。
我慢のときを経て、フォーミュラ・リージョナルが盛り上がりを見せる日もそう遠くないはずだ。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo:フォーミュラリージョナル事務局(FRJ)
阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM)の3連勝で幕を開けたフォーミュラリージョナル選手権だが、晴南のライバルに成りうる期待の若手を紹介する。1人目はすでにフォーミュラの経験もある高橋知己(たかはしともき/22歳)(Super License)だ。
9歳でカートレースデビューを果たした高橋は、イタリア選手権、全日本選手権などに参戦した後、18歳で4輪レースに参戦。国内FIA-F4、F3アジアシリーズなどで経験を積んできた。
F3アジアに参戦した理由について「アジアシリーズにはヨーロッパのトップドライバーも参戦しているので経験を積むには国内よりも学べると思った」と言う高橋は、レースに関して常に上を見据えたビジョンを描いている。
そんな高橋だが今シーズンの参戦予定は現時点で白紙。「1週間前に話をもらって急きょ出場が決まった」と、今回はスーパーGTでRC Fを走らせるチーム・タイランドからリージョナルの開幕3戦で走るチャンスを与えられた。
テストも不十分なままレースに臨んだ高橋だが「思ったよりクルマの仕上がりも良く、タイム的には晴南選手に迫るところまできている」とかなり手応えを掴んでいる。
第1戦、第2戦は結果を残したいという思いが空回りしてしまいスタートでミス。阪口晴南の引き立て役になってしまった。意を決して臨んだ第3戦はスタートこそ食らいついたが、晴南の安定した速さに刃が立たず、2位は得たものの悔しさの残る内容となった。
それでも、準備不足のなかでマシンを仕上げる能力、未知のマシンに適応する能力は長けているように見える。次戦以降もリージョナルレースで晴南のライバルとして走る姿を見てみたい。高橋知己にはそう思わせる魅力、可能性があるように思う。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
阪口晴南選手をエースドライバーに起用し、新たに始まったフォーミュラ・リージョナルに参戦を果たした「SUTEKINA RACING TEAM」。耳慣れない変わったネーミングだが、語源は「素敵な」で純和製チーム。「自分が好きな言葉をチーム名にした」(代表の池田氏)とのこと。
今回は阪口選手に加え、金丸ユウ選手、篠原拓朗選手も走らせているが、この2台はあくまでもスポット参戦。チームとしては「阪口選手をチャンピオンに」を目標に今シーズンを戦う。
「晴南選手は今でこそいろいろなカテゴリーで走っていますが、一時は乗るマシンがなくなる危機に陥ったこともありました。今後のこと考えると彼には(チャンピオンの)実績が必要と思い、リージョナル参戦を決めました」(池田氏)
チームのモットーは「FUN FUN FUN」。これは「思い切り楽しめ」という意味。そしてマシンがアクセルを煽ったときの音も意識している。もちろんリージョナルのマシンにもそのモットーは描かれている。
今シーズンのフォーミュラ・リージョナルは「素敵な」思いを抱いたSUTEKINA RACING TEAM、そして阪口晴南選手に注目だ。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
一昨年までスーパーGTでチームルマンのスポンサーをしていた株式会社レガルシィと、チームタイサンをスポンサーしていた横浜貨物運送株式会社は、LHG Racing with YLTを結成し、頑張る女性を応援するために三浦愛をドライバーとして迎え入れ、2020年KYOJO CUPに参戦すると発表した。チーム運営はドリーム・レーシング・プロジェクト(DRP)が行う。
三浦は、2014年からF3へ参戦。Nクラスでは女性初のF3ウィナーとなり、2019年までに通算4勝を挙げた。今シーズンから女性で一番速いドライバーであることを証明するKYOJO CUPにも挑戦する。
戦績から実力は申し分なしで、一気にチャンピオン最右翼候補となりそうだ。
- 三浦愛選手のコメント
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「VITA-01をドライブするのは初めてですが、フォーミュラで培った経験を活かしつつ、一から自分を磨き直すつもりで全戦優勝を目指して頑張ります。新型コロナウィルスの影響によりKYOJO CUP を含め国内外のレースが次々と延期・中止となる中、関係者そしてファンの皆様におかれましても不安な日々が続いていることと思いますが、これ以上感染を拡大させず一日も早い終息を願い、皆様とまたサーキットで笑える日が来ることを楽しみにしています。私自身も細心の注意を払いレース参戦に向け準備を進めていますので、こんな時期ではありますが今シーズンも三浦愛をよろしくお願いします」

LHG Racing with YLT
- 2020 年 KYOJO CUP 参戦体制
- マシン:Ms. Legarsi with YLT VITA
- カーナンバー:38
- ドライバー:三浦愛
- タイヤ:ダンロップ
- オイル:MOTUL
- チームマネージメント:DRP
LHG Racing with YLT

先月設立され、ピレリスーパー耐久シリーズとFIA-F4への参戦を表明したHELM MOTORSPORTSだが26日、参戦ドライバーとマシンのカラーリングを発表した。
スーパー耐久シリーズでは、昨年チームを解散したル・ボーセモータスポーツからゼッケンとマシンを引き継ぎ、平木兄弟がドライブ。FIA-F4では、参戦4年目となる平木玲次がチャンピオンを目指す。以下プレスリリース。
株式会社HELMは、この度HELM MOTORSPORTSとして、2020年ピレリスーパー耐久シリーズ、FIA-F4 JAPANESECHAMPIONSHIPに参戦致します。
マシンカラーのベースとなる藍色は、日本の武士が愛好していた 「戦に勝つ縁起の良い色」 である勝色をイメージしています。 また、ラインの橙色は情熱や積極性をイメージしておりチームメンバーの想いが込められています。
このマシンカラーと共に HELM MOTORSPORTS はレース活動を行っていきます。
両カテゴリで優勝を目指し戦い抜きます。皆様、暖かいご声援をよろしくお願いいたします。
■PIRELLI SuperTaikyu Series

ピレリスーパー耐久シリーズでは平木湧也、平木玲次が兄弟タッグを組みLEXUS RC350をドライブします。
参戦クラスは激戦区のST-3となります。総合力が問われる過酷な耐久レースを、チーム一丸となり、参戦デビューイヤーでの優勝を目指します。
■FIA-F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-F4 JAPANESE CHAMPIONSHIPでは昨シーズンランキング4位を獲得した平木玲次がドライブします。チームとして参戦初年度となりますが、優勝そしてシリーズチャンピオンを目指し戦っていきます。
■SUPER GT300クラス
またFIA-F4 は全戦オートバックススーパーGTシリーズのサポートレースとして行われます。スーパーGT300クラスには平木湧也がチームマッハから参戦致します。平木兄弟ともに応援よろしくお願い致します。
HELM MOTORSPORTS
すでに今シーズン2020年を加納政樹、山下亮生の2人で戦うことを発表しているアルナージュレーシングだが10日、第3ドライバーとして廣田築を起用すると発表した。以下、プレスリリース。
- 廣田 築 Kizuku Hirota
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- 1991年1月10日生まれ
- 身長:178cm 体重:65kg
- 千葉県 千葉市 在住
2011年よりモータースポーツ活動を開始。
<主なレースキャリア>
- 2012 AAP FJ1600(3勝、シリーズチャンピオン)
- 2013 FMSCI Formula Ford(1勝、シリーズ5位)
- 2016 全日本 F3 選手権 Nクラス(2勝、シリーズ3位)
- 2017 スーパー耐久シリーズ ST-4 クラス(TEAM A-ONE)
- 2018 スーパー耐久シリーズ ST-2 クラス(SHINRYO RACING)
- 2018 TGR ラリーチャレンシIN 渋川C-2クラス 優勝(スポット参戦)
- 2019 スーパー耐久シリーズ ST-1クラス(TRACY SPORTS)
Arnage Racing

スーパーGTに参戦する平木湧也と弟でFIA-F4に参戦する平木玲次が26日、「HELM MOTORSPORTS」を設立したと発表した。
今季は、スーパー耐久とFIA-F4に参戦する他、地域密着チームとして、交通安全啓発活動、、職場体験、職場見学など地元での積極的なイベント活動も行う予定だ。
なお、参戦体制などの詳細は、後ほど発表されるとのこと。以下、プレスリリース。
地域密着型モータースポーツチーム「HELM MOTORSPORTS」設立のご案内
このたび、レーシングドライバー平木湧也・平木玲次は、新たにモータースポーツチーム「HELM MOTORSPORTS」を設立し、スーパー耐久シリーズとFIA-F4選手権に挑むことになりました。
もちろん目指すところは優勝ですが、もうひとつの目標としてモータースポーツの認知度を高めることがあります。私たちの活動によって、敷居が高そうという印象のあるモータースポーツをもっと身近な存在にしたい、また馴染みのない方にも楽しんでいただけるようにしたい、という気持ちを形にするため、モータースポーツチームを設立いたしました。
チーム名のHELMという名前は、英語で舵を取るという意味です。モータースポーツチームを設立し運営することは、私たちにとって大きな挑戦であり、様々な試練や困難が待ち受けているでしょう。ですが、試練や困難に立ち向かい。チームという船の舵を取りながら、モータースポーツ界という大海を進んでいきたい、という強い気持ちを込めています。
チームのスローガンは
Drive with Holistic view of Excellence, Loyalty, and Mastery.”
で素晴らしさ、誠実さ、そして専門的な知識を持って走るという意味があります。頭文字を取ると“ Drive with HELM”に。
私たちが皆さまとともに一緒に走っていくために、モータースポーツを通じて地域貢献も行いたいと考えています。
コンセプトは「私たちのHELM」
レース活動から得られた私たちの経験をもとに、人とクルマがより住みやすいまちづくりを目指し、地域貢献活動を行います。
レースへの参戦
「スーパー耐久シリーズ」、「FIA-F4選手権」へ参戦いたします。
スーパー耐久は市販車をベースとした、国内で最も多くの参加台数を集める耐久レースです。ドライバーの技術だけでなく、ピット作業やレース戦略も勝敗を大きく左右することから、チームの総合力が問われます。チーム設立初年度ではありますが、チームの基盤をしっかりと固め、優勝を目指していきます。
一方、FIA-F4はモータースポーツの甲子園と呼ばれ、フォーミュラカーレースでは異例の30台超の台数が競い合う、若手ドライバーがトップカテゴリーを目指すための登竜門とされるレースです。そんな超激戦区で優勝を、そしてチャンピオンを目指し戦っていきます。
交通安全啓発活動(2018 年より実施)
レーシングドライバーは常に危険と隣り合わせの職業です。ドライバーとしての体験を活かし、クルマの危険性だけではなく、安全性も子どもたちの未来のために伝えていきます。
職場体験と職場見学
モータースポーツやメカニックの仕事について知っていただく機会として、「職場見学」や「職場体験」の受け入れを行います。「クルマ」というのは身近な存在ですが、「レーシングカー」に携わる仕事というと、夢を追いかけるイメージがあると思います。
職場見学・体験を通じて、「働く」ということを体感し、考えるきっかけになって頂ければ何よりです。
地元での積極的なイベント活動
レーシングカーを“見て・触って・乗れる”イベントや、レーシングドライバーと触れ合えるイベントなど、モータースポーツをよく知らない方でも楽しめるイベントを実施します。また、走行会や、eスポーツ体験会なども開催したいと考えています。
夢と希望に満ち溢れるモータースポーツを若い力で、皆さまとともに楽しみながら活動し、成長していきます
HELMは、平均年齢が25歳と非常に若いメンバーで構成されています。若い力で様々なことに挑戦し、学び、楽しみ、戦っていきたいと思います。
今まで私たちは、多くの方々のお力添えによってレースを続けてきました。これからは恩返しも重要だと思っています。モータースポーツ業界をさらに盛り上げていくには、私たちのサーキット内外での活動を通じ、モータースポーツにひとりでも多く興味を持っていただけることが、何より重要です。
HELM は地域と深く密着しながら活動し、そして成長していきます。地域の皆さまと一緒に学び、一緒に楽しみ、一緒に戦う。地域の皆さまに「私たちのHELM」と言ってもらえるようなチームを、目指し精進させていただきます。皆さまからの温かい応援をいただければ幸いです。
なお、今シーズンのチーム体制などは、後日あらためて報告させていただきます。
株式会社HELM
〒310-0853 茨城県水戸市平須町235-41
TEL:0285-81-3553 FAX:0285-81-3552
Mail : info@helm-ms.co.jp
担当:櫻井 妃呂恵(080-2151-7855)
株式会社日本レースプロモーション(JRP)が主催するJAF認定「スーパーフォーミュラ・ヴァーチャルシリーズ第3回三重大会」が6日、三重県津市のイオンモール津南で開催された。

ヴァーチャルシリーズはプレイステーション4用のレースゲーム「グランツーリスモSPORT」に搭載された、ダラーラSF19を使用して行われる。
この日は、午前中に予選を行い12人を選出。午後からはA,B組に分かれ、首都高速道路を使用して各クラス上位3名が決勝に進出した。
決勝敗退組とゲスト千代勝正選手のエキシビションレースが行われた後、午後4時より多くの観客が見守る中、鈴鹿サーキットを使用して6周での決勝が行われた。
決勝に残ったのは、予選順にZENOMさん、nicorosさん、ryoheiさん、JaNKeNさん、mitospaさん、Letoileさんの6名。
好スタートを切ったのは予選2位のnicorosさん。インからポールポジションZENOMさんの横をすり抜け1コーナーでトップに立った。2位ZENOMさんの後方にはなんと予選6位から3人を抜いてきたLetoileさんが付けた。
上位陣は各車1秒前後の差を保ちつつレースは推移。実車を忠実に再現されたSF19は、タービュランスの影響で前車に近づくことができない。
「前に立てば集中力には自信がある」というnicorosさんだったが、4周目のシケインで痛恨のミス。「思ったよりブレーキが効いた」とインに切り込むのが早く、シケインショートカットでのペナルティー1.4秒を科されてしまった。
しかしnicorosさんは、最終ラップではコースアウト覚悟での攻めの走りを披露し、ペナルティー差を上回るタイムでゴール。三重大会での優勝を飾った。2位には危なげない走りでZENOMさんが、3位にはLetoileさんが入った。
優勝したnicorosさんはここまで全戦参加。神奈川大会では決勝まで残ったものの振るわず、西東京大会では予選落ち。「悔しかったので三重まで遠征した」という執念が実を結んだ。
最終戦「鈴鹿グランド大会」は10月27日にスーパーフォーミュラ最終戦の行われる鈴鹿サーキットで開催される。この大会からは優勝したnicorosさんと2位のZENOMさんが出場する。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦が行われている岡山国際サーキットで9月29日、来年から新たに始まる二つのカテゴリーで使用されるフォーミュラカーのデモンストレーション走行が行われた。
最初に走行したのは全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権で使用されるダラーラF320。現在の全日本F3選手権で使用されている車両を発展させ、FIAの最新の安全規定に準拠させたものだ。ドライブを担当したのは千代勝正だ。まだシェイクダウンを済ませただけの状態ながら、非常の挙動が安定していてなおかつ速い、とドライブ後に感想を語った。
続いて、フォーミュラリージョナル選手権で使用される予定の童夢F111/3が片山善章のドライブで走行。今年FIAが制定したF3R規定に準じて作られた全く新しいフォーミュラカーであり、アルファロメオの1750cc直列4気筒ターボを搭載して280馬力のハイパワーを誇る。エンジン込みで1200万円という破格の値段も大きな特徴だ。
フォーミュラリージョナル選手権は来年6月27-28日に富士24時間耐久レースとの併催で開幕し、岡山、SUGO、オートポリスをはじめ全6大会が開催される見込み。スーパーフォーミュラ・ライツについては現在日程調整中だが、6大会16戦が予定されている。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
今年11月に行われるスーパーGT×DTM交流戦と合わせ、GT300マシンによるスプリントレース「auto sport Web Sprint Cup」が開催されることが、スーパーGT第5戦の行われている富士スピードウェイで発表された。
発表会には、GTアソシエイション坂東代表と、当レースに協賛するオートスポーツWebの鈴木氏が同席。坂東代表からはレース概要が、鈴木氏からは「日本のモータースポーツ界で画期的なイベントとなる交流戦を盛り上げたい」と、協賛に至った思いが語られた。
「auto sport Web Sprint Cup」概要
■参加車両・ドライバー
2019年スーパーGTシリーズGT300クラス参戦車両&ドライバー
■レース日程
11月22日(金)公式練習 45分×2回
11月23日(土)予選および決勝レース1(50分)
11月24日(日)決勝レース2(50分)
■レースフォーマット
50分間(予定)の決勝レースを2レース行い、決勝レース2の順位で成績を決定。
ドライバーは2名。レース中のドライバー交代あり(給油はなし)。
ドライバー交代時のピットオープンの時間、ピットへの最低滞在時間を規定。ジャッキを使用する場合は、プラスαのストップ時間を加算。
■予選
11月23日(土)に各ドライバーが10分間の予選を行い、両ドライバーの合算タイムで決勝レース1のスターティンググリッドを決定。
決勝レース2のスターティンググリッドは、決勝レース1の順位で決定するが、詳細は検討中(一部リバースグリッド等なども含め検討中)。
■賞典
詳細は未定だが、賞金を授与する予定。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
今シーズンからモトパークやカーリン・モータースポーツなどの海外チームが参戦して、より一層ハイレベルな戦いが繰り広げられている全日本F3選手権。
しかし先日行われた第10戦SUGOにおいて、その海外チームが投げかけた疑問が、関係者を困惑させる事態となっている。

トムスのリアウイング・キャンバープレート

モトパークのリアウイングキャンバープレート
ことの経緯はこうだ。
第10戦決勝が終わった時点でB-Maxレーシングwithモトパーク(以下、モトパーク)より、宮田莉朋のドライブする36号車が車両規則に違反しているのではないかという抗議が出された。その根拠として彼らが示したものがFIAの発行する「ホモロゲーションフォーム」なる書類だった。
しかしその時点では審査委員会やF3協会を含め、日本の関係者の誰一人としてその書類の存在を知らなかった。日本でのダラーラシャシーの輸入代理店であるルマン商会の担当者ですら把握していなかったという。
そこでF3協会からFIAの技術代表であるロバート・マース氏に「これは何だ」と問い合わせたところ、「ダラーラシャシーの大幅なアップデートがあった2017年に、ヨーロッパ選手権向けに発給したものだ」との回答があった。ヨーロピアンF3に参戦するすべてのチームに対して配布されているとのことだ。
そこには使用が義務付けられる公認パーツの一覧が記載されており、第10戦で問題となったリヤウィングのキャンバープレート(翼端板内側に取り付けられている、ウィング角度を調整するための部品)も含まれていた。
しかし、それまで全日本F3選手権の運用に用いられてきたFIA国際モータースポーツ競技規則附則J項275条(フォーミュラ3技術規定)やFIAテクニカルリストNo.11(F3で公認された構成部品)にはその記載はなかったため、トムスではこのパーツを自作して使用していた。ただしこの自作パーツはダラーラの純正品を忠実にコピーしたものであり、ウィング角度を調整するための穴の位置や数などは全く同じに作られている。調整幅を広げてより多くのダウンフォースを得るなどの機能は全くない。チーム側に違法パーツであるとの認識はこれまでなかったし、昨年このクルマで参戦したマカオGPにおいても、この件が問題になることはなかったという。
SUGOの大会審査委員会はこの件についてJAFに裁定を仰ぐこととした。F3協会からも、ヨーロッパ向けに発給された書類である旨をJAFには伝えたという。
同時に、F3協会としては今後も同様の事態が起きないよう、ホモロゲーションフォームを印刷して各チームに配布し、自己防衛を呼びかけた。
つまり、今まではFIA国際モータースポーツ競技規則附則J項275条とFIAテクニカルリストNo.11に基づいて運営を行ってきたが、今後はこのホモロゲーションフォームにも法っていないと失格になる可能性があるということ。
そして7月11日。JAFの回答を得てSUGOの審査委員会が裁定を下した。モトパークの抗議が受け入れられ、宮田莉朋は車両規則違反により失格に。F3協会の懸念は現実となった。
JAFとしては、このホモロゲーションフォームはFIA発行の公式なものであり、全日本選手権においても有効であると判断したようだ。
技術代表は「ヨーロッパ向け」と発言しているものの、書類自体に"Only for European Championship"などの記述がなく、しかもFIAの捺印と技術代表の署名がされている以上、これは附則J項同様に尊重されるべき規則であると解釈したと推測される。
今後、同選手権に参戦するチームはホモロゲーションフォームに記載されている公認パーツを使用して競技に臨まなければならないことが決定的となった。
「今後」についてはそれでやむを得ないのかもしれない。すでに次のモデルが発表されてしまった現在、ダラーラが現行車両のパーツをどれだけストックしているのか、そのうちのどれだけが日本へ供給可能なのか、残りわずか3大会となった今、チームにさらなる負担を強いることにどれほどの正義があるのかといった疑問はあるものの、裁定が出た以上は従わざるを得ない。
しかし宮田を失格とすることが適当であったのかは大いに疑問だ。すでにヨーロッパ選手権では2017年から運用されていたとはいえ、これまで全日本選手権では全く知られていなかった規則書である。レース終了時点で大会審査委員会ですら把握していなかったものを根拠に裁定を下すことはいわば法の遡及ではないのか。
ここは「今回は良しとするが、次回からは許されない」とすべきだったのではないだろうか。「ヨーロッパ選手権向けの規則書であり、本選手権においては無効である」という判断もできたのではないか。
この裁定を受け、富士大会では第12戦決勝が行われた14日午前9時30分より大会の技術委員がJAFの技術部会立ち会いのもとで参加車両すべてのチェックを行い、「問題なし」との結論を出したという。宮田もそのクルマで第12戦を戦い、3位という正式結果を得ている。モトパークからの抗議は出なかった。
なお、宮田は第11戦決勝においてもモトパークからの抗議により、車両規則違反で失格となっているが、これはフロントウィングの公認部品の一部に面取り加工をしていたことが違法と判定されたもので、今回の件とは全く別のものだ。本人がそう思ったかどうかは定かでないが。
ともあれ、残り3大会はコース上のみで決着がつくことを切に願う。将来を担う若者たちの研鑽の場に、政治的な争いごとは相応しくない。
次戦の舞台はスポーツランドSUGO。7月27-28日開催だ。
Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO

株式会社ル・ボーセモータースポーツ(代表取締役・坪松唯夫)は、7月27日に行われる祇園祭ふるさと茂木夏祭りにおいて、スーパー耐久に参戦中のDENSO Le Beausset RC350のデモ走行を行うと発表した。中山雄一がドライブする。詳細は以下リリースにて。
ル・ボーセモータースポーツでは、茂木町内一のイベントとなる「祇園祭 ふるさと茂木 夏まつり」において、スーパー耐久車両のDENSO Le Beausset RC350を展示し、メイン会場の街中で栃木県初の公道における走行を行うこととなりました。
茂木町は、多くのモータースポーツファンが集っておりますが、今回は地域密着活動のひとつとして、モータースポーツの町 茂木を更に盛り上げるべく夏まつりに参加し、レーシングカーを身近に感じていただくとともに、その迫力に触れていただければと考えております。茂木町の商工観光課をはじめとした町役場の皆様、茂木警察署、夏まつり実行委員会の皆様の多大なるご協力のもと、また何よりもモータースポーツにご理解いただける町民の皆様のご協力があって実施できることとなりましたこと、本当に嬉しく思います。
多くの皆様にお越しいただき、茂木ならではの夏祭りを楽しんでいただければと思います。
祇園祭 ふるさと茂木 夏まつり
DENSO Le Beausset RC350 Showrun Motegi
| 日付 | 2019年7月27日(土) |
| 展示 | 14:00~21:00 |
| デモ走行 | 17:00~17:15 |
| ドライバー | 中山雄一 2015~2017年 スーパー耐久 ル・ボーセモータースポーツより参戦 2019年 スーパーGT参戦(GT-500) ニュルブルクリンク24時間参戦(TOYOTA GAZOO Racing) |
Le Beausset Motorsports

KYOJOカップの運営を手がけるドリームレーシングプロジェクト(DRP)は16日、本年よりシミュレーターレース「インタープロトeシリーズ(IPeS)」を開催すると発表した。
IPeSとは、国体などで採用され近年盛り上がりつつあるeスポーツの一種で、一般に配布されているレースシミュレーターソフト、アセット・コルサに運営側から提供されるインタープロトマシン(IPS kuruma)を忠実に再現したMODを組み込んでプレーする。
今シーズンはシミュレーター上の富士スピードウェイを舞台に5戦行われ、年間チャンピオンはIPSに参加しているドライバーとシミュレーター上で対戦。勝てば、実際のIPSマシンをスポーツ走行でドライブする権利が与えられる。
詳しい内容は富士チャンピオンレース第2戦の行われる5月11日、12日に同地特設ピット内で発表されるとのことだ。詳細は以下のリリースを参照されたし。

【プロレーサーvsシムレーサー勝つのはどっち?】
モータースポーツならではのリアルに近い空間を作り出すことができるシミュレーターレース「インタープロトeシリーズ(IPeS)」を開催します。
このシミュレーター(SIM)レースの基となる「インタープロトシリーズ(IPS)」は、世界三大レースのひとつであるルマン24時間レースで、日本人初の総合優勝を成し遂げたレジェンドドライバーの関谷正徳氏がプロデュース。「同じマシンで同じ条件下で勝負したら誰が一番速いのか」を決めるリアルレースです。参戦するドライバーは、スーパーGTやスーパーフォーミュラーの現役トッププロドライバーで、ドライビングアスリートとして賞金をかけて競います。使用するマシンは、IPSのために専用開発された、国産の純粋なレーシングマシン「kuruma」です。今年で7シーズン目を迎え、年間4大会開催されるシリーズは5月11日に富士スピードウェイで開幕します。
IPeSは、このリアルレーシングマシンの設計データを基にMODを開発。意匠が同じというだけではなく、実走行データの解析からプログラミングし、そしてリアルレーサーがSIM上でセットアップを繰り返し、リアルマシンの挙動と操作性を忠実に再現しています。
このMODを無料配布しSIMレース「IPeS」を開催します。全国のSIMレーサーのNo.1を決定し、最終的にはIPSのリアルレーサーとSIM上で対決していただきます。そして、SIMレーサーが勝利した場合、リアルレーシングマシンで体験走行していただく権利を授与させていただきます。

【インタープロトeシリーズ開催概要】
- 運営:ドリームレーシングプロジェクト
- 後援:株式会社インタープロトモータースポーツ
- SIMソフト:アセット・コルサ(PC)
- マシンMOD:IPS kuruma(無料配布)
- 大会場所:オンライン
- レース形式:予選タイムアタック及び決勝レース10周
- コース:FIS
【日程】
- 第1戦 6月18日(土)19:00(予定)
- 第2戦 7月15日(月祝)19:00(予定)
- 第3戦 8月12日(月祝)19:00(予定)
- 第4戦 9月16日(月祝)19:00(予定)
- 第5戦 10月14日(月祝)19:00(予定)
- 特別戦 Pro vs SIM 11月16日(土)16:00(富士スピードウェイ)

【エントリー方法】
IPeSオフィシャルサイトからエントリーフォームに必要事項を記入し送信してください。エントリー受理後にレース規則書とIPS kuruma MODをメールでお送りします。
MODだけ希望のユーザーも同様の方法でお申し込みください。レースのエントリーは無料で毎戦任意です。
- IPeSオフィシャルサイト(5月1日オープン予定):http://ipes.xyz-one.jp/

【IPeS概要説明会】
IPeS開催に先立ち、IPS開幕戦の舞台となる富士スピードウェイで、IPeS概要説明とレーシングシミュレーターでIPS kuruma MODをお披露目及びご試乗いただきたいと思います。
是非、ドライビングアスリートのテクニックと実車の迫力、ヴァーチャルのリアルさを観にご来場ください。また当日は、世界初の女性だけのプロレース「KYOJO CUP」も併催されます。
- 場所:富士スピードウェイ特設ピット内
- 日時:5月11日(土)12:00~及び12日(日)12:00~
DREAM RACING PROJECT by XYZ
三重県四日市市に本拠を置くアルナージュレーシング(代表: 伊藤宗治)は21日、今シーズンもスーパーGT300クラスへの継続参戦を発表した。
マシンは昨年に引き続きMercedes Benz AMG GT3を使用。ドライバーは加納政樹が残留。安岡秀徒に代わって山下亮生と手塚祐弥が加入した。より詳しい体制は決まり次第、チームのSNSで発表される。
| 車両 | Mercedes Benz AMG GT3 |
| チーム名 | Arnage Racing(アルナージュレーシング) |
| タイヤ | YOKOHAMA TYRE |
| ドライバー | 加納政樹 山下亮生 手塚祐弥 |
| 監督 | 伊藤宗治 |
Arnage Racing
株式会社ル・ボーセモータースポーツ(代表取締役・坪松唯夫)は4日、今シーズンの参戦体制を発表した。
ST-3クラスで参戦5年目を迎えるスーパー耐久シリーズには宮田莉朋に代わって同チーム出身の小河諒が加入。昨年、一昨年と惜しくも逃したチャンピオン獲得を目指す。FIA-F4では昨年に引き続き川合考汰が継続参戦。昨シーズン同チームでスーパーFJもてぎシリーズを制した神晴也との2台体制で臨む。スーパーFJシリーズでは新たに3人の新人を採用。もてぎシリーズのチャンピオンとスーパーFJ日本一制覇を目指す。詳細は以下リリースにて。
2019年参戦体制のご案内
2019年、Le Beausset Motorsportsは、スーパー耐久シリーズ、FIA-F4選手権並びにスーパーFJもてぎ選手権へ昨年に引き続き参戦致します。
スーパー耐久へは、ブレーキをはじめ新たに採用するパーツ等でLEXUS RC350を更に進化させ、ST-3クラスを戦います。ドライバーは嵯峨宏紀、山下健太を続けて起用。2012年から2013年にスーパーFJ、全日本F3選手権を共に戦った小河諒が新たに加入します。経験豊富なドライバーと伸び盛りの若手ドライバーとの組み合わせで悲願のシリーズチャンピオン獲得へと挑戦して参ります。
FIA-F4選手権は、スーパーFJもてぎ選手権でチャンピオンを獲得し、日本一決定戦でもトップ争いを展開した神晴也と昨年FIA-F4で全戦入賞を成し遂げた川合孝汰が継続参戦します。高い壁であるメーカー系チームに対抗するパフォーマンスで、存在感を如何なく発揮していきたいと思います。
スーパーFJもてぎ選手権は、17歳から19歳の3名のジュニアドライバーで挑みます。岸本尚将と伊東黎明はル・ボーセフォーミュラアカデミーでトレーニングを重ねレーシングカートからステップアップします。岩澤優吾は昨年もてぎシリーズでライバルとして戦ってきたドライバーですが、人一倍の強い意志に打たれ起用することにしました。10代のアカデミードライバーの3名が、激しいトップ争いでの切磋琢磨で結果を出し、3年連続のシリーズチャンピオンを目指します。
ル・ボーセフォーミュラアカデミーを通じ、チーム発足からの主旨である、若手ドライバーの育成活動を継続的に展開し、レーシングカートからエントリーフォーミュラやミドルフォーミュラへの、より効率的なステップアップ体制を継続するとともに、ツーリングカーでの育成も連携した画期的な育成体制を確立し、2019年も全てのカテゴリーでシリーズチャンピオンを目指して戦って参りますので、皆様のご支援を賜りますよう
お願い申し上げます。

スーパー耐久シリーズ
- チーム監督:坪松唯夫
- マシン:LEXUS RC 350
- ドライバー:
- 嵯峨宏紀 Age 35
- 山下健太 Age 23
- 小河諒 Age 27
- 車両名: DENSO Le Beausset RC 350
- 嵯峨宏紀
-
昨年は非常に悔しい形でチャンピオンを逃してしまったので、チームや応援してくださる皆様の為にもチャンピオンを取らなくてはいけないと思っています。3クラスは非常にレベルの高い状況になりつつありますが、自分は年長者として全員が速く走れる状況を作るのが仕事だと思っているので、引き続きそのあたりの部分は注力していきます。各々が自分のパートを完璧にこなせば自ずと結果はついてくると思いますので、自分もドライバーとして気を引き締めて戦うつもりです。引きつづき応援よろしくお願いします。
- 山下健太
-
昨年は絶対チャンピオンの思いでレースに臨みましたが、3年連続の2位に終わり屈辱を味わいました。今年は過去4年間参戦してきた集大成を見せるつもりです。また、毎年あと一歩の所でチャンピオンを逃してきた思いを晴らすべく、全力で臨みます。練習からレースまで、自分がすべき仕事を完璧にこなせるよう、今まで学んできた事を活かし、チャンピオン獲得のため頑張ります。応援よろしくお願いします。
- 小河諒
-
今シーズン、ル・ボーセモータースポーツの一員としてスーパー耐久に参戦出来る事を大変嬉しく思います。 5年間共に戦ったENDLESSチームを離れ、私としても新たな挑戦になりますが、プロフェッショナルなチーム体制で素晴らしいチームメイトと共に戦う事で、さらに成長しチームの力になれるよう精進したいと思います。そして、激戦のST-3クラスでル・ボーセ初のチャンピオンを獲得できるよう一丸となって戦い抜きますので、応援よろしくお願い致します。
FIA-F4選手権
- チーム監督: 坪松唯夫
- ドライバー:神晴也 Age 18
- ドライバー: 川合 孝 汰 Age 24
- 神晴也
-
昨年はS-FJもてぎシリーズに参戦しドライビングを一から学び日本一決定戦へ挑みましたがチェッカーまで走ることが出来ずに悔いが残ってしまいました。今年はル・ボーセモータースポーツからFIA-F4に乗るチャンスを頂くことができ、嬉しく思います。昨年より限界領域の上がったマシンでどのように速く安定して走らせていくのかを常に意識しながら戦い、冷静に判断する能力をさらに向上させて確実にリザルトに繋げていきます。今年もこのチャンスを与えてくださったチーム、スポンサー様、家族に見応えのあるレース展開を見せていきたいと思います。応援よろしくお願い致します。
- 川合孝汰
-
多くの方の支えをいただき、またこのままではダメだという強い気持ちの元、今シーズンもル・ボーセモータースポーツからFIA-F4に参戦することを決意致しました。昨年はFIA-F4初の全戦入賞という記録を残すことができましたが、優勝まであとひとつ届かず取りこぼしの多いシーズンでした。4年目となる今年はチャンピオンしかありません。自分と向き合いながらも自分に打ち勝ち圧倒的な速さと強さを見せつけたいと思います。今年も走らせていただける環境に感謝し「一発の集中力」を武器に戦っていきます。開幕戦からの優勝はもちろん、多くの方に愛され魅せるドライバーを目指し“有言実行”を胸に諦めることなくさらなるステップアップを目指して突っ走ります。応援をよろしくお願いします。
スーパーFJもてぎ選手権
- チーム監督: 坪松 唯夫
- ドライバー:岸本尚将 Age 19
- ドライバー: 伊東 黎 明 Age 18
- ドライバー: 岩澤 優吾 Age 17
- 岸本尚将
-
昨年まではSLカートシリーズやレンタルカートのシリーズ戦などを転戦しておりましたが、今シーズンはル・ボーセモータースポーツからスーパーFJに参戦できることを嬉しく思います。フォーミュラでのレース参戦は初となりますが、他のドライバーにはあまり経験の無いレンタルカートレースで培った様々な条件に適応させるドライビングを活かしてドライバーとして大きく成長し、成績を残していきたいです。頂いたチャンスを無駄にしないよう、チームや応援してくださる皆様、家族に感謝をして1年間しっかりと戦っていきますので応援よろしくお願いします。
- 伊東黎明
-
今シーズン、最高の環境でル・ボーセモータースポーツの一員として走れることをとても嬉しく思っています。昨年は全日本カート選手権に参戦し、同時にル・ボーセフォーミュラアカデミーで基礎的なドライビングを学んできました。全日本カートでのレースはとても苦しく悔しい結果になりましたがそのお陰で自分に足りない部分がはっきりと分かり、成長させる事が出来ました。今年は今までより更に挑戦の1年になります。狙うは絶対チャンピオンです。フォーミュラでのレースは初めてになりますが、毎走行・毎レース沢山吸収して、自信のある安定した走りと冷静な判断力を生かし勝ち進んで行きます。今年1年で応援して頂いている全ての方に成長した姿をお見せできる様に戦っていきます。応援よろしくお願いします。
- 岩澤優吾
-
今シーズン、ル・ボーセモータースポーツからS-FJに参戦するチャンスを頂きました。チームに迎え入れて頂きました坪松監督、サポートして下さいました、スポンサーの皆様、関係者の方々、家族に感謝致します。僕にとって今シーズンは高校最後の勝負の年になります。この1年今まで以上に努力を続け、絶対に結果を残し応援して頂いている皆様に必ず良い結果をご報告できるよう日々前進して参ります。僕はスタートのクラッチミートにはかなり自信があり、レース序盤から攻めた走りが出来るようなレース展開をして行きたいと思います。また、皆様に楽しんで頂ける走りをして行きますのでご声援よろしくお願い致します。
Le Beausset Motorsports
1月11日、オートサロン2019で賑わう幕張メッセ近くのホテルで、ピレリスーパー耐久シリーズ2018シリーズ表彰式並びに新春懇親会が開催された。
昨年は、国内で10年ぶり、富士スピードウェイで50年ぶりに24時間耐久レースを開催するなど注目を浴びたスーパー耐久シリーズ。表彰式会場にはオートサロンでの出演や、挨拶回りを終えたチーム関係者が多く集まり、和やかな雰囲気の中で始まった。
シリーズ貢献賞から始まった表彰式段上では、昨年のレース中の裏話や今年の抱負を語るなどで盛り上がった。
今シーズンは3月23日に第1戦が鈴鹿サーキットで開幕。6月1日~2日には第3戦として富士スピードウェイで昨年に続き24時間レースも開催される。
また、昨年ST-Xクラスで暫定採用された順位ボード(車のサイドに付けてたLED)を、今年は上から3クラスまでに拡大して正式採用。スマホやタブレットで順位や展開が確認できるようになる。
ますます盛り上がるピレリスーパー耐久シリーズに期待したい。
Text & Photo: Hiroyuki MINAMI
スーパー耐久機構事務局は14日、2019年のピレリスーパー耐久シリーズの暫定スケジュールを発表した。これまで、開幕戦の鈴鹿および第3戦の富士スピードウェイの日程は公表されていたが、これで全6戦の日程がそろった。
開催日、開催サーキットは今季とほぼ同じ。テストも今季同様、2回組み込まれた。今季と違うのはST-Xのみ参加可能な鈴鹿10時間耐久レースもスーパー耐久のポイントも付加されることだ。ただしこのポイントは開幕戦の鈴鹿と比較し多いポイントのみが採用される。詳しくは以下のリリースを参照されたし。
ピレリスーパー耐久シリーズ2019開催スケジュール(暫定)
ピレリスーパー耐久シリーズ2019の暫定開催スケジュールが発表された。今年スーパー耐久としては10年ぶりに開催され好評を博した富士24時間大会をはじめ、各サーキットの特徴を生かしたレースが2019年も展開される。昨年と同様、シリーズは全6戦。ST-Z(GT4)クラスも、いよいよ年間エントリーチームが複数参戦する予定だ。
2019年はシリーズ6戦に加え、ST-Xクラス(GT3)のみ、スペシャルステージ(鈴鹿10H)もシリーズポイントの対象となる。有効ポイントはシリーズ全6戦だが、初戦鈴鹿大会と鈴鹿10Hは、獲得ポイントの高いいずれかの大会が採用される。
また、富士24時間大会に限定された年間エントリーチームの追加枠(ST-5クラスを除く)も募集される。これは、年間エントリーチームの台数増対応として、富士24時間大会だけ参加できるというもの。エントリーフィーも特別割引価格が設定される予定だ。
12月17日(月)からは、2019年の年間エントリー募集が始まる。申込フォームは、スーパー耐久公式WEBサイトに設置される。締切は2019年1月7日(月)。
また、ピレリスーパー耐久シリーズ2018のシリーズ表彰式が、2019年1月11日(金)18時30分より、オートサロン2019が開催される幕張メッセ近隣のホテルにて開催、その模様は、YouTubeLIVE「S耐TV」でライブ
中継される予定だ。
| Round | 日程 | サーキット | レース時間等 |
| Test1 | 3月2日(土) | 富士スピードウェイ(静岡) | |
| 1 | 3月23日(土)・24日(日) | 鈴鹿サーキット(三重) | 5時間/1レース |
| 2 | 4月27日(土)・28日(日) | スポーツランドSUGO(宮城) | 3時間/2レース |
| Test2 | 5月8日(水) | 富士スピードウェイ(静岡) | |
| 3 | 5月31日(金)~6月2日(日) | 富士スピードウェイ(静岡) | 24時間/1レース |
| 4 | 7月20日(土)・21日(日) | オートポリス(大分) | 5時間/1レース |
| Spl.Stage | 8月22日(木)~25日(日) | 鈴鹿サーキット(三重)鈴鹿10時間 | 10時間(ST-Xのみ) |
| 5 | 9月14日(土)・15日(日) | ツインリンクもてぎ(栃木) | 5時間/1レース |
| 6 | 11月9日(土)・10日(日) | 岡山国際サーキット(岡山) | 3時間/2レース |
スーパー耐久機構事務局
全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は3月10日、モータースポーツファン感謝デーが開催されている三重県の鈴鹿サーキットでプレスカンファレンスを行い、2018年のシリーズ開催概要を発表した。

カンファレンスには倉下明JRP社長、白井裕技術顧問と、横浜ゴムから秋山一郎MST開発部長が出席。
倉下社長は今シーズンの三つの柱として1)第4戦富士でSF19を公開する予定であること、2)シリーズ全戦での2スペックタイヤ導入、3)松下信治、福住仁嶺らの活きのいいルーキーと石浦宏明らのベテラン勢の激突を挙げた。
秋山部長はヨコハマタイヤのワンメイク供給が今年で3シーズン目を迎えるにあたり、全戦での2スペック供給体制を確立したことと併せ、「よりアグレッシブな特性を」という要望に応えてさらなるソフトタイヤの開発に踏み切ったことを明らかにした。このソフトタイヤにより1~2秒程度のタイムアップが期待できる反面、ライフは従来より短くなることが予想されるとのことで、今まで以上にチーム戦略が重要なファクターになりそうだ。
白井顧問からは来シーズンより導入されるSF19の開発のポイントと今後の予定が明かされた。FIAの最新の安全基準を満たすべくモノコックを刷新した結果、増加した重量をいかにして削るかが当初のポイントになったとのこと。また空力特性についてはポッドウィングなどによりボデイ側面や上面の整流を図り、ダウンフォースは主にフロアパネルで獲得する方向に持っていくことで、よりオーバーテイクのしやすいクルマを目指しているとのこと。予定通りに進めば7月にシェイクダウンテストを実施し、そこで性能諸元の航海を行うとのことだ。
また2スペックタイヤの導入に伴い今シーズンはレースフォーマットが1レース制に統一される方向になり、開幕戦鈴鹿はレース距離が300kmに。第2戦以降は250kmレースとなるとのこと。ただし現時点で第6戦岡山はレースフォーマットも含め調整中。最終戦鈴鹿は暫定的にレース距離が300kmとなっている。この2戦については調整が着き次第正式発表されるとのことだ。
スーパーフォーミュラは明日の午前9時より50分間のフリー走行が、午後1時からは「オープニングラップ」と題してレース形式のデモンストレーションが行われる。
Text & Photo:Kazuhisa SUEHIRO
昨年インギングと組んでフェラーリ488 GT3を走らせていた四日市にファクトリーを置くアルナージュレーシングは15日、今シーズンは2016年までと同様単独でスーパーGTに参戦することを発表した。
ドライバーには、2015年のレギュラードライバー加納政樹と2016年のレギュラードライバー安岡秀人を再び起用。マシンも2016年までのメルセデスSLS GT3から最新のメルセデスAMG GT3にチェンジ。2013年の第8戦オートポリスで2位に入ったコンビで再び頂点を目指す。
Photo: Arnage Racing
育成カテゴリーを中心にモータースポーツ活動を行っているル・ボーセモータースポーツ(代表:坪松唯夫)は31日、今シーズンの参戦体制を発表、昨年同様、FIA-F4、スーパーFJ、スーパー耐久の3カテゴリーを戦う。
スーパー耐久では、嵯峨宏紀と山下健太が昨シーズンから継続。新たにFIA-F4で2年連続チャンピオン、全日本F3にも参戦する宮田莉朋が加入し、ST-3クラスを戦う。4シーズン目となる今年も、昨シーズンほぼ手中にしていたST-3クラスチャンピオンの獲得を目指す。
FIA-F4では、川合孝汰が昨年に続き参戦3年目のシーズンを迎える。また新たにスーパーFJもてぎシリーズでチャンピオン、スーパーFJ日本一決定戦では2位に入りJSSのスカラシップを獲得した小倉祥太が加わり2台体制で臨む。
スーパーFJでは昨シーズン途中からスーパーFJに参戦を始めた上田裕也が今シーズンも継続。新たに昨シーズンFIA-F4に参戦した神晴也が加入し、2台体制でもてぎシリーズを中心に参戦する。以下、プレスリリーズ。
2 0 1 8 年参戦体制のご案内
2018年、Le Beausset Motorsportsは、スーパー耐久シリーズ、FIA-F4選手権並びにスーパーFJもてぎ選手権へ昨年に引き続き参戦致します。
スーパー耐久へは、新たに採用となったピレリタイヤへの最適化に加え、ブレーキをはじめ新たに採用するパーツ等でLEXUS RC350を更に進化させて、ST-3クラスを戦います。
ドライバーは、嵯峨宏紀、山下健太を続けて起用。2年連続でFIA-F4選手権でチャンピオンを獲得し、全日本F3選手権でも表彰台を獲得するなど成長著しい宮田莉朋を新たに起用して、若手ドライバーのツーリングカーでの育成活動も積極的に行って参ります。経験豊富なドライバーと伸び盛りの若手ドライバーとの組み合わせで悲願のシリーズチャンピオン獲得へと挑戦して参ります。
FIA-F4選手権は、常に上位争いの中で速さとクレバーな戦いを見せた川合孝汰と、スーパーFJもてぎ選手権でチャンピオンを獲得し、日本一決定戦でもトップ争いを展開した小倉祥太がステップアップして戦って参ります。今年こそメーカー系チームに対抗するパフォーマンスで、存在感を如何なく発揮していきたいと思います。
スーパーFJもてぎ選手権は、昨年途中出場ながらトップ争いに加わった上田裕也が引き続き参戦。荒削りながら非凡な速さを見せる神晴也がアカデミードライバーとして加入。10代ドライバーの二人が、激しいトップ争いでの切磋琢磨で結果を出し、2年連続のシリーズチャンピオンを目指します。
Le Beausset Formula Academyを通じ、チーム発足からの主旨である、若手ドライバーの育成活動を継続的に展開し、レーシングカートからエントリーフォーミュラやミドルフォーミュラへの、より効率的なステップアップ体制を継続するとともに、ツーリングカーでの育成も連携した画期的な育成体制を確立して、2018年も全てのカテゴリーでシリーズチャンピオンを目指して戦って参りますので、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
株式会社ル・ボーセモータースポーツ
代表取締役 坪松唯夫

スーパー耐久シリーズ
- チーム監督:坪松唯夫
- ドライバー:
- 嵯峨宏紀 Age 34
- 山下健太 Age 22
- 宮田莉朋 Age 18
- マシン:LEXUS RC 350
-
- 嵯峨宏紀
-
今年もスーパー耐久シリーズに参戦することができ嬉しく思います。昨年は惜しくもチャンピオンを獲得するに至りませんでしたが、富士での3連覇も含めて2勝、2位が2回と前年より確実に進化したパフォーマンスを見せることができました。今季は新しい要素として新ドライバーの加入や今までと違うタイヤ、そして自分としても久しぶりの24時間レースが組み込まれているので、まだまだ未知数な部分が多いです。それでもやはり結果を残して行くには、チームの強みである「ミスなくまとめる」という部分がより重要になってくると思います。チャンピオンを取るために1レースも取りこぼす事なく、今度こそ頂点に立てるよう頑張ります。
- 山下健太
-
過去2年間、本当にあと一歩のところでチャンピオンを逃し、非常に悔しい思いをしました。今年でスーパー耐久参戦4年目になりますが、年々レベルの上がり続けているシリーズであるので、絶対チャンピオンの強い思いでレースに臨まなければ、シリーズは獲れないと考えています。タイヤメーカー変更や、24時間レースの開催など変化の大きい2018年シーズン、全ての変化に素早く対応し、LEXUS RC350のポテンシャルを最大限に引き出してチャンピオンを獲りにいきます。ミスひとつしないこと、速く走ることを突き詰めて、良いドライバーになれるよう成長していきたいです。応援よろしくお願いします。
- 宮田莉朋
-
今年は、ル・ボーセモータースポーツからST-3クラスに参加させて頂く事になりました。今までは全日本F3、FIA-F4とフォーミュラカーをドライブしていましたが、今年から新たにツーリングカーレースに参戦する事になります。スーパー耐久には初めてフル参戦となり、ロングスティントのレースも初めてです。自分のドライビングを成長させるようにし、LEXUS RC350のポテンシャルを活かしていきたいと思っています。そして、一緒に組ませて頂くチームメイトとしっかり協力して、シリーズチャンピオンを目指して臨みます。今年1年間、一所懸命頑張りますので、応援の程宜しくお願い致します。
FIA-F4選手権
- ドライバー:川合孝汰 Age 23
-
今シーズンも沢山の方々に支えていただき、ル・ボーセモータースポーツの一員としてFIA-F4に参戦することができます。支えてくださるすべての皆様に心より感謝致します。昨シーズンは、安定して入賞できたものの、あとひとつ速さやチャンスをものにすることができず、自分の甘さを痛感するシーズンでした。しかしながら、自分の問題点や課題とするコースを克服できたことは大きな収穫であり、今シーズンを戦う上で、最大の強みであると確信しています。3年目となる今年は、速さと安定性にさらに磨きをかけ、「一発の集中力」を武器に、シリーズチャンピオンを獲得します。優勝することはもちろん、多くの方に愛され魅せるドライバーを目指し“有言実行”と“進化”を胸に決して諦めることなくさらなるステップアップを目指して突っ走ります。応援をよろしくお願いいたします。
- ドライバー:小倉祥太 Age 19
-
今シーズンもル・ボーセモータースポーツの一員としてレースに参戦できることを嬉しく思います。スーパーFJのデビューイヤーとなった昨シーズンは、もてぎシリーズのチャンピオンを獲得し、日本一決定戦での活躍が認められジャパン・スカラシップ・システム様のスカラシップを獲得することが出来ました。FIA-F4でルーキーとなる今シーズンは、開幕戦から優勝争いをし、シリーズチャンピオン獲得が最大の目標です。スーパーFJで見せることができたスピードにさらに磨きをかけ、観客の皆さんに注目そして応援していただけるドライバーを目指します。シーズンを通して様々なことを学び、自分自身の可能性をどんどん広げていきたいと思います。このチャンスを最大限に生かし、一戦一戦を全力で戦います。応援をよろしくお願い致します。
スーパーFJもてぎ選手権
- ドライバー:神 晴也 Age 17
-
昨年はFIA-F4に参戦しドライビングを学びステップアップを目指したのですが、初コースで練習がほとんど無い状態からのレースウィークでしたので、予選までに中々レースの組み立てをする余裕が無く、かなり悔しい1年になりました。今年は、チームを移籍し、スーパーFJに乗るチャンスを頂いたので、全レースで絶対に負ける訳にはいきません。自分の1番の武器であるガンガン攻める走りと、ブレーキングの精度を更に上げて、どんな車や路面の状況でも、安定してその走りをできるように成長していきます。このチャンスを与えてくださったチーム、スポンサー様、家族に今年の終わりに「応援して良かった」と思えるような
レース展開と成長を見せていきたいと思います。応援をよろしくお願いします。
- ドライバー:上田裕也 Age 18
-
昨年はスーパーFJのもてぎ選手権、鈴鹿選手権、日本一決定戦に出場しましたが、予選ではタイムを出すことはできましたが、決勝レースでは自分の焦りからのミスにより、実力を発揮することが出来ず、結果を残すことができませんでした。全てのレースが不完全燃焼で小倉くんに1度も勝てず、本当に悔しい1年になりました。しかし沢山の知識や技術を学んだ1年にもなりました。今年は、1レース1レース落ち着いて大きなミスをなくし、バトルでも強さを見せ、勝利にこだわりたいと思います。目標は、レース毎に成長し、全戦優勝でシリーズチャンピオンを取る事です。もう1年チャンスを与えてくれた方々、応援してくださる方々に感謝し、日頃からもっとレースのことを意識して、走行している時以外にも努力したいと思います。このチャンスを無駄にしないように頑張ります。応援をよろしくお願いします。
Le Beausset Motorsports
スーパー耐久機構は12日、東京オートサロンが開催されている幕張メッセ近くのホテルで「スーパー耐久シリーズ2017表彰式」を開催した。
壇上には各7クラスで上位入賞したドライバーたちに賞典が授与され、また併せてタイヤサプライヤーの変更と第3戦として富士スピードウェイで行われる24時間レースの概要も発表された。
ピレリがワンメイクタイヤサプライヤーに
昨年までスーパー耐久にタイヤを供給し続けてきたヨコハマタイヤに代わり、うわさされていたようにピレリタイヤがスーパー耐久にタイヤを独占供給することとなった。ピレリといえばF1へのタイヤ供給で有名だが、ブランパンシリーズなどGTカーへの実績も十分だ。これにともないシリーズ名称も「ピレリスーパー耐久シリーズ」と変更になる。
第3戦富士24時間レース概要
既報のように今シーズンから富士戦が24時間レースとなる。第3戦として行われ「ピレリスーパー耐久シリーズ2018第3戦『富士SUPER TEC24時間レース』」と、SUPER TECの名称を踏襲する。6月1日(金)に公式予選が行われ、2日(土)午後3時にレーススタート、24時間後の翌3日(日)午後3時にゴールを迎える。出走台数は最大70台、ドライバーは3~6名が登録可能。また、夜間走行に備えてLEDパネル型信号機が導入され、計時システムも24時間に対応したものに一新される。
ますます盛り上がる今シーズンのスーパー耐久シリーズに期待したい。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroyuki MINAMI
昨年までスーパー耐久等国内ロードレースを中心に活躍してきたバースレーシングプロジェクト(BRP)が3日、今シーズンから2018 年新型ホンダシビックタイプR(FK8)で国内ラリー選手権への参戦を発表した。以下、プレスリリース。
BRP 2018 年国内ラリー選手権参戦発表
国内外でレース活動を展開しているバースレーシングプロジェクト【BRP】は、2018年新型ホンダシビックタイプR(FK8)で国内ラリー選手権に参戦する事を決定しました。
新型シビックでのラリーカー製作は、国内を初め世界でも初めての試みです。
現行新型車両の為、制御系の解析を初め、ボディ(ロールゲージ)及び脚周りも各メーカー各社と協力して開発を進めていく必要があり、多くの困難な課題が山積していますが、実践に投入しながら開発を進めていき、シーズン半ばには十分戦える車両に仕上げていきたいと思います。まずはターマックラリーに参戦して車両の開発を進めていき、その後グラベルラリーに投入を予定しております。
- エントリー名: BRP★ON!ホンダカーズ三重北シビック(FK8)
BRPは2016年より新しい競技のステージとして国内ラリー選手権に、試験的に参戦を開始していよいよ2018年から、オリジナルの新型車両を投入してBRPらしい競技を展開していきます。このチャレンジは非常に課題も多く困難な道のりではありますが、現行新型車のシビックタイプR(FK8)でラリー競技に参戦する意義は大きいと感じておりますので、世界初・日本初のこの試みに全力で取り組んでいきたいと思います。
バースレーシングプロジェクト【BRP】
代表 奥村 浩一

2017年8月23日兵庫県神戸市西区にある神戸スポーツサーキットにて全関西大学カートイベント大会が開催されました。今回、参加者から伺ったモータースポーツへの取り組みや実際カートに乗ることで感じた事をレポートします。
まず、全関西大学カートイベント大会の詳細から説明します。全関西大学とは立命館大学・同志社大学・関西学院大学・京都産業大学・大阪経済大学・関西大学・広島大学・広島修道大学・甲南大学・阪南大学・自動車部女子チーム・近畿大学の自動車部部員で構成当イベントは関西で初めて、大学生自らが制作、運営するものでモータースポーツシーンと学生をつなぐイベントとして実施する今回のイベントは、『大学生による学生のためのモータースポーツイベント』となっています。
そんな熱い思いを持った学生をRed Bull Japanが全面サポート、当日はレッドブルアスリートであるSUPER GTドライバー平川亮選手や大嶋和也選手、中山雄一選手が同乗走行を実施し大会を盛り上げました。
自動車部の主な活動は、大きく分けて3種目ジムカーナ、ダートトライアル、フィギアなどの競技への参加が中心、自動車部員でドライバー、メカニック、サポート業務などの役割を決め、より良い結果を求め取り組んできた中でモータースポーツ特有の問題点がありました、それはドライバーが限られているということ、若者のクルマ離れが取りざたされているなかクルマが好きで自動車部に入ったがサポートする側で大学生活が終了することも少なくないなか、当イベントで使用するレンタルカートは参加した全員がドライバー、女性もカートが初めての人も気軽に乗ることが出来ます。合わせて、レンタルカートレースをおこなうなかで、本格的なクルマのドライビング、タイヤの使い方などを体感することが出来ます。
走行中参加者に話を伺いました。
- 同志社大学自動車部【金子さん】
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今回、全関西大学自動車部の繋がりで参加しました、カートは小学6年生の時に乗って以来久しぶりに乗りました。昔はスピードが怖かったですがクルマ好きで自動車部に入って色々な経験をしてきたため今回はアクセル踏みっぱなしでスピードを楽しめました。いつもジムカーナで名を馳せてる人が今回走ってしましたが抜きつ抜かれつのバトルをすることが出来て、カートでは見せ場を作ることが出来ました。
- 広島大学自動車部【西村さん】
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今回、全日本ダートに参加時、立命館大学の松田氏に全関西大学カートイベントがあると声をかけてもらって参加しました。チーム中カート経験は6人中3人カート経験者で、残り3人は今回初めて経験します。昔、カートに乗っていて久しぶりに今回カートに乗りました、全員イコールコンディションのマシンで純粋に速さを競えるところがとても楽しいです。レース結果は7位でした、予選から関西学院や立命館が速くて食らいついていければいいなと思っていました、スタートドライバーを担当しましたが何台かパスすることが出来てその順位のままゴールすることが出来て良かったです。今後もカートイベントがあれば予算の許す限り参加したいですし、1回生は今回のイベントでは速い2回生が主に周回を重ねるという作戦を取ったため悔しい思いしていると言っていました、1回生にはとても良い経験になりましたしこれからもっと速くなりたいと思うので広島県のカートコースで沢山練習をしていきたいです。
話を伺い参加者皆さま共通していることはクルマの楽しさ、魅力を広げていきたいという思いでした。そして、4輪レースではあらかじめドライバーが決まっていることが多いが、レンタルカートレースは参加者全員がドライバー、サーキットに着けばあとは準備して走行! この気軽さが特徴で皆で楽しめるところが楽しいという声が多数聞かれました。
レース結果はというと、関西学院大学KGAC209Racingが優勝。
優勝者チームコメント
- 谷川さん、西谷さん、浦野さん、前川さん
-
今回4人がスピンすることなくきっちり役割を果たして戻って来ることが出来れば優勝できると思っていました、ドライバー交代をなるべくピットが空いてるタイミングを見計らってピットインをおこなう作戦が良かったと思います。普段学生はジムカーナなどの単走が多く、カートレースの様な混走は新鮮で良い経験になりました。次回、この様なイベントがあればもっと練習して速さに磨きをかけて2連覇を目指したいと思います。

Red Bullアーチからスタート

Red Bull主催のピットストップチャレンジ

Red Bull主催のピットストップチャレンジ2

Red Bull主催のピットストップチャレンジ3

Red Bull主催のピットストップチャレンジ4

RedBullが全面サポート

ピットストップでドライバーチェンジする参加者

結構本気でピットストップチャレンジに参加するプロドライバー

参加者はRedBullが飲み放題

女性のみのチームも参加

全員が参加して表彰式

大学生に負けじと熱い走りの中山雄一選手

大嶋和也選手

同乗走行をおこなう平川亮選手

熱い走りの大学生

平川亮選手、大嶋和也選手、中山雄一選手がゲスト

本物のF1を使用してピットストップチャレンジが開催された

優勝チーム関西学院大学 KGAC209Racing

優勝のチェッカーを受ける谷川さん
全関西大学カートイベント大会レポート
株式会社モビリティランドは25日、スーパーGT第6戦鈴鹿1000kmを翌日に控えた鈴鹿サーキットで、来年度に開催される「第47回サマーエンデュランス『鈴鹿10時間耐久レース』」のタイヤサプライヤーに「PIRELLI」が決定したことを発表した。

鈴鹿10時間耐久レースは、2018年8月23日(木)~26日(日)の4日間で新たに行われるGT300・GT3の世界統一選。賞金総額は1億円と参加者にとっても魅力的なレースとなっている。
このレースで2018年~2019年の2年間供給されるピレリタイヤは、ブランパンGTシリーズを始めとするGTレースではワンメークで採用されるGTでは主要なブランドだ。国内のスーパーGTでは使われていないため、GT300クラス各チームの対応力が問われることになりそうだ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
7月16日(日)にHOOTERS銀座店にて、女性ドライバーだけのワンメイクレースシリーズ「競争女子選手権(KYOJO CUP)」のパブリックビューイングイベントを開催いたします。
KYOJO CUPは、1995年に「ル・マン24時間耐久レース」で日本人初の総合優勝を果たし、現在はTOYOTA TEAM TOM’Sのチーム監督を務める、レースファンであれば誰もが知る「関谷正徳氏」がプロデュースしたレースカテゴリー。
世界初の女性プロドライバーのみのレースシリーズとあって、注目を集めています。
本イベントでは、5月14日に行われた開幕戦を放映。
関谷正徳氏と、初のWINNERとなった小山美姫選手をはじめとした参加選手をゲストに迎え、レースの解説や初レースの感想など、貴重なトークを繰り広げていただきます。
当日は、ビュッフェスタイルでフード&ドリンクをお楽しみいただきながら、着席でレースとトークショーをご覧いただけます。
ご予約はHOOTERS銀座店にて受付中。
皆様のご来場、お待ちしております!
イベント詳細
- 【場所】HOOTERS銀座店
- 【日程】7月16日(日)
- 【時間】14:00~16:00
- 【入場料】2,500円(ランチビュッフェ付き)
- 【お問合せ・ご予約】HOOTERS銀座店(03-6280-6318)でお電話にて受付中

競争女子選手権事務局プレスリリース
2013年から始まったプロレーサーを目指す若者をサポートするドリームレーシングプロジェクト(DRP)は、昨年までの、坪井翔、三笠雄一の2名に加え、新たに細田輝龍、小山美姫、岡本大地の3名のドライバーをマネジメントサポートすると発表した。
3月5日に行われ、すでに開幕したスーパーFJ岡山シリーズでは、参戦する岡本が見事ポールトゥーウィンを達成。4月1日、2日の岡山国際サーキットでは坪井が全日本F3に、4月8日、9日に開幕するスーパーGT第1戦岡山国際サーキットでは、坪井がスーパーGT300クラス、三笠がPCCJ、細田と小山がFIA-F4に挑む。
新メンバーの略歴・参戦レース・コメント
- 細田輝龍 20歳 山梨県出身
カテゴリー: FIA F4選手権
エントラント: フィールドモータースポーツ
-
「初めまして。レーシングドライバーの細田輝龍と申します。私は幼少の頃から自動車に興味があり、小学5年生の頃にレンタルカートで初走行しました。その後、レースの世界に足を踏み入れ今日までに至っています。2017年はFIA-F4初年度なのでチャレンジ精神を忘れずにガッツのある走りをお見せします。また、速さはもちろんですがその他の活動に関しても全力疾走していきます。絶対にプロドライバーとして成功するという気持ちを強く持ち頑張っていきますので応援よろしくお願い致します」
- 小山美姫 19歳 神奈川県出身
カテゴリー: FIA F4選手権
エントラント: レプリスポーツ
-
「今は2017年の参戦体制が決まったことを嬉しく思っていますが、これはスタート地点に過ぎません。今年は新たなチームで1年を通して学び、ドライバーとしても人間としてもさらに成長していきたいと思っています。まずは気を引き締めて岡山国際サーキットで行なわれるFIA-F4の開幕戦に挑みたいと思います」
- 岡本大地 18歳 高知県出身
カテゴリー: Super-FJ岡山シリーズ
エントラント: コウゲレーシング
-
「こんにちは! 高知県出身の岡本大地です。モータースポーツを始めたのは16歳の時と遅めのスタートすが、レーシングシミュレータを駆使して自分の腕を磨いてきました。2017年はスーパーFJ岡山シリーズでチャンピオンを獲得し、年末に鈴鹿で行われる日本一決定戦で勝利することを目標にしています。シムレーサーがリアルレースでどこまで通用するのか、楽しんで見て頂けるように頑張りますので応援をよろしくお願いいたします。」
ドリームレーシングプロジェクトプレスリリース
ル・ボーセモータースポーツは5日、今シーズンの参戦体制を発表した。これによるとスーパー耐久とFIA-F4は昨年のメンバーで、また2年ぶりにスーパーFJもてぎシリーズにも復帰する。
スーパー耐久は昨年惜しくも2位に終わったST-3クラスに昨年と同様、嵯峨宏紀、中山雄一、山下健太、平木湧也の4名で参加。悲願のチャンピオンを目指す。FIA-F4も川合孝太、平木玲次、平木湧也が継続参戦。昨年3勝を上げた実力をかさ上げしてチャンピオンを狙う。スーパーFJもてぎシリーズには2年ぶりに復帰。チームの原点若手育成に立ち戻り上田裕也、小倉祥太をサポートする。以下、プレスリリース。
Le Beausset Motorsports 2017年参戦体制

2017年、Le Beausset Motorsportsは、スーパー耐久シリーズ、FIA-F4選手権に昨年に引き続き参戦し、2年ぶりにスーパーFJもてぎ選手権へ復帰致します。
アカデミー活動とフォーミュラを通じた若手育成とツーリングカテゴリーとを連携した発展系育成環境を整え、更に進化したチーム体制でそれぞれのカテゴリーでのチャンピオン獲得へと挑戦して参ります。
参戦3年目となる、スーパー耐久へは、LEXUS RC350を更に進化させて、ST-3クラスを戦います。ドライバーも、嵯峨宏紀、中山雄一、山下健太の不動の布陣で臨み、平木湧也を引き続きFIA-F4とスーパー耐久を平行するかたちでの育成を行って参ります。
FIA-F4選手権は、3台体制で臨み、昨年2勝をあげた平木湧也。参戦1年目で優勝を遂げた川合孝汰。非凡なスピードを見せた平木玲次で戦って参ります。メーカー系スカラシップチームに対抗するパフォーマンスで、存在感を如何なく発揮していきたいと思います。
スーパーFJもてぎ選手権は、アカデミーで鍛えてきた小倉祥太と上田裕也が、参戦初年度から優勝争いを行うように臨みます。
Le Beausset Formula Academyを通じ、チーム発足からの主旨である、若手ドライバーの育成活動を継続的に展開し、レーシングカートからエントリーフォーミュラやミドルフォーミュラへの、より効率的なステップアップ体制を構築し、ツーリングカーでの育成も連携した画期的な育成体制の確立を目指し、2017年を戦って参りますので皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
- 株式会社ル・ボーセモータースポーツ代表取締役 坪松唯夫
-
今年は、スーパー耐久とFIA-F4、そしてスーパーFJの3カテゴリーでシリーズチャンピオンを目指し戦っていきます。スーパー耐久は3年目となりますが、ドライバーも昨年と同じ強力なラインナップでチームスタッフ含め全員が一枚岩となり、同じ目標に向かっていける強みがあると考えます。そのような布陣で、我々が強いクルマをドライバーに提供できれば、充分に力を発揮してもらえると思いますし、開幕戦から充分な戦闘力を持って戦えると考えています。FIA-F4も、それぞれ持ち味のある3人と引き続き戦えることは、チームも非常にモチベーションが上がります。昨年はチームとして3勝でしたが、昨シーズン後半戦からのいい流れでいける様、この3人で上位を独占する戦いをしていきたいと思います。今年はスーパーFJにも参戦しますが、昨年一年間休止したことによってまた新たなモチベーションが生まれました。数年前にアカデミーに参加した子がようやく一緒に戦えるようになり、2人ともまだまだ荒削りですが「誰にも負けない!」という強い意志を持って戦ってもらいたいです。全てのカテゴリーにおいて、シリーズチャンピオンを狙っていける力がチームにもドライバーにもあると考えているので、全てにおいてル・ボーセの年にしたいと考えます。
スーパー耐久シリーズ
- チーム監督: 坪松唯夫
- マシン: LEXUS RC 350
- ドライバー:
- 嵯峨宏紀 Age 33
- 中山雄一 Age 25
- 山下健太 Age 21
- 車名: DENSO Le Beausset RC350
- 嵯峨宏紀
-
チャンピオンを目指して初のフル参戦だった昨年はシリーズランキング2位と数字上で悪くない結果だったものの、実際には1位との差は非常に大きく毎レース歯がゆいレースウィークとなってしまいました。今年はそんな思いをしないためにも開幕前からしっかりと走り込みをして全体の底上げをしてシリーズに臨むつもりです。『レースは1位でないとダメだ』という意識をチーム全体で共有できるような空気を作っていくのも自分の役目だと思っていますし、またその結果を実際に出すことも自分には求められていることです。いい意味でそのプレッシャーをバネにして開幕から優勝を狙い、今年こそチャンピオンを獲得するつもりです。
- 中山雄一
-
ST-3クラスへの参戦は今シーズンで3年目となり、チーム、ドライバーを含めマシンへの理解は着々と深まってきています。特にLEXUS RC350は他のカテゴリーの車に比べて運転の難しい車ですが、昨シーズン一年間でさらにそれをドライブするレベルが上がったのを実感できました。今シーズンはどのサーキットでもLEXUS RC350をドライブするドライバーには絶対に負けない気持ちです。昨シーズンのランキング2位はとても悔しい結果でした。スーパー耐久で結果を残すことはとても難しいです。チームの全員がノーミスで力を出し切ることが本当に重要です。ドライバーがチーム全体を引っ張っていけるようなリーダーシップを発揮できるよう頑張ります。今年こそチャンピオンを獲得します。
- 山下健太
-
昨年は惜しくもシリーズ2位でしたので、今年こそチャンピオンの思いでチームに貢献できるよう頑張ります。スーパー耐久3年目の自分としては質にこだわり、予選では今まで以上の一発の速さを、決勝では速さに加え、タイヤ管理と燃費を良くし、メリハリのあるドライビングを目指します。今後につながるテクニックを身につけながら結果を出したいと考えています。またスーパー耐久ならではの開発、セッティングで車を速くしていく能力を更に上げていき、LEXUS RC350のポテンシャルを存分に発揮できるように成長したいです。応援よろしくお願いします。
- 平木湧也
-
昨年はツーリングカーに乗るチャンスを頂き、フォーミュラとは違う車の重さの中で、ツーリングカー特有のゆっくりとした動きから様々な発見があり、ドライビングの幅を広げることと、LEXUS RC350の開発を行う上でマシンセットアップの知識も得ることができました。また、昨年に引き続き経験豊富な3人の先輩ドライバーから様々なことを吸収し、レースでは若手らしくアグレッシブにかつ冷静確実に、そしてしっかりと速さをアピールし、ドライバーとしての価値を見せられるよう全力で取り組んでいきたいと思います。今シーズンも平木湧也の応援よろしくお願いします。
FIA-F4選手権
- ドライバー: 川合孝汰 Age 22
車名: DENSO Le Beausset F4
-
FIA-F4選手権への参戦は、本当に沢山の方々に支えていただき、今シーズンを迎えることができました。このようなチャンスを与えてくださったすべての皆様に心より感謝致します。昨年はルーキーとしてFIA-F4に参戦、精神的にも肉体的にも、そして技術的にも大きな進化を遂げることができました。チームのホームコースである「ツインリンクもてぎ」で、初優勝できたことは大きな成果であり、この勢いのまま今期も猪突猛進、「一発の集中力」を武器に、さらなる飛躍を遂げシリーズチャンピオンを獲得します。優勝することはもちろん、多くの方に愛され魅せるドライバーを目指し“有言実行”を胸に決して諦めることなくさらなるステップアップを目指して突っ走ります。応援のほどよろしくお願いいたします。
-
- ドライバー: 平木玲次 Age 19
車名: DENSO Le Beausset F4
昨年はシーズンを通してスピードが物足りなく自分自身のミスもあり、辛く悔しいシーズンとなってしまいました。FIA-F4は決勝で下位から追い上げて行くのが難しく、予選の一発のタイムが非常に重要になってきます。昨年は予選で思うようにタイムが出せず、決勝で追い上げが強いられたレースが多くありましたので、今年は予選の一発の速さに磨きをかけ、決勝では強さを発揮し、優勝そしてシリーズチャンピオンの獲得を目指し戦って行きたいと思います。自分の持ち味である粘り強さ・アグレッシブさを活かし、攻めのレースをお見せできるよう努めて行きたいと思います。全14戦全身全霊をかけてレースをするので応援よろしくお願いします。
-
ドライバー: 平木湧也 Age 20
車名: DENSO Le Beausset F4
-
昨年は2勝を挙げることは出来ましたが、決して満足のいく結果ではありませんでした。移籍した昨年は予選で下位に沈んでしまい、追い上げのレースが多かったですが、予選順位が上位のレースでは結果を残すことができているので、3年目のシーズンこそは1発の速さのみを追い求め、しっかりとマシン、ドライビングを見つめ直し煮詰め、シリーズチャンピオンという結果を出さなくてはならないと思います。地元チームということもあり、コミュニケーションと濃密な関係を築けましたので、シーズンを通して、圧倒的な速さ、強さを出し、最後まで諦めずに戦い抜きたいと思います。今シーズンも平木湧也の応援よろしくお願い致します。
スーパーFJもてぎ選手権
- ドライバー: 小倉祥太 Age 18
車名: ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
-
レーシングカートでの活動6年間を経て、昨年はル・ボーセフォーミュラアカデミーでドライビングの基礎知識を学び、自分にとってとてもプラスになる1年間となりました。そしてフォーミュラレースデビューとなる今シーズンは、レーシングカートやフォーミュラアカデミーで学んだことを最大限に活かし、1レース1レースを全力で戦っていきます。目指すはもちろんシリーズチャンピオンです。自分の持ち味であるマシンコントロールと冷静なレース運びを武器にして優勝はもちろんですが、観ている人を魅了し、応援したくなるようなレースをしていきたいと思います。 この与えられたチャンスを無駄にせず、応援してくださる方々に感謝しながら、シーズン中も自分自身を日々進化させていきたいと思います。応援よろしくお願いします。
- ドライバー: 上田裕也 Age 17
車名: ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
-
昨年は全日本カートに参戦しながらル・ボーセフォーミュラアカデミーのFJでドライビングを学んだ一年でした。昨年のカートレースは何度も勝つチャンスがあったのに一度もライバルに勝つことができず、とても悔しく涙した一年でした。僕はとても負けず嫌いです。絶対に負けたくありません。今年は最大のライバルの小倉選手がチームメイトにいますが絶対に負けたくないです。お互い良いライバル意識を持って高いレベルで競い合って成長していきたいです。今年のレースでは決して誰にも負けないという強い気持ちを持って練習からアグレッシブに攻めまくって勝ちに行きたいと思います。シーズンの途中からの参戦になりますが当然チャンピオンを狙いに行きます。このチャンスを絶対無駄にはしたくありません。最後まで決して諦めず、常に成長しながら戦っていきたいと思います。応援をよろしくお願いします。
Le Beausset Motorsports
2017年2月14日兵庫県神戸市西区にある神戸スポーツサーキットにてトヨタディーラー系企業対抗4時間耐久レンタルカート大会が開催されました。今回、参加者から伺ったモータースポーツへの取り組みやカートに乗ることで感じた事などを当レンタルカート大会の詳細と合わせてお伝えします。
まず、トヨタディーラ系企業対抗4時間耐久レンタルカート大会の詳細から説明します。全11チームがエントリー、1チーム3名~5名で構成され中には本格的にスプリントカートレースに参戦していた全日本レベルの強者がいたり、逆に今回初体験のビギナーまで沢山の方が参加しました。トヨタディーラ系ということで、日頃から車に接する業務を行なっていて、参加者の大半は今もっとも熱いワンメイクレースである「TOYOTA GAZOO Racing86/BRZレース」にメカニックやドライバーで参戦している方で、話を伺う中でモータースポーツへの意識の高さが感じられました。
当レンタルカート大会で使用した、マシンを紹介します。カートはフレームとタイヤ、エンジンのとてもシンプルな構成で成り立っています。カートにとってもっとも重要なフレームはBirel PACIFIC社が提供する「Winforce TIA」というレーシングカートの入門モデルですが、スプリントレースに出場できる本格的でシャープなハンドリングが特徴のモデルです。
続いて、エンジンはYAMAHA製の「MZ200」という4サイクルエンジンです。スプリントレースで使用される2サイクルエンジンの特徴は何といっても甲高いエンジン音が浮かびますが、4サイクルエンジンはクリーンで静かなところが特徴です。最高速度はスプリントレースに負けず劣らず約80Km以上のハイスピードが出るため、日常車を運転していて経験出来ない感覚を味わうことが可能です。
4時間の長丁場を走る中で以下のルールのもとスタートが一斉に切られ、トップ争いは序盤から経験者同士のスプリントレースを思わせるバトルが繰り広げられました。
- 1回の走行時間は10分以上30分以内
- ドライバー交代は定められた場所で行う
- 給油は14:00~15:00の間に1回行う
走行中参加者に話を伺いました。
- 2号車OTGMSC二号機【吉田さん】
-
今回86レースの横の繋がりで参加されました、吉田さんはチーム名にあるようにOTGMotor Sportsに所属し日本のトップカテゴリスーパーGT GT300クラスのメカニックをしている方でモータースポーツをこよなく愛しレースイベントがあるときは積極的に参加しているとのこと、その参加する理由はイベントに参加しクルマの楽しさ、魅力を自身が経験していないとお客さまに伝えることが出来ない為だと話していただきました。
- 14号車ネッツ兵庫チームヒロアキ【長谷川さん】
-
長谷川さんは今回初めてカートを体験、ハンドリングがとてもクイックでレースをしている感じがとても楽しいと走行後腕がパンパンになった震える腕をさすりながら最高の笑顔で答えていただきました。
- 11号車大阪トヨタ+カローラ新大阪【田中さん】
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田中さんは津雲台7丁目組合というレンタルカート好きの集まりを作って、兵庫県宝塚市にある宝塚カートフィールドでよくレンタルカート大会を開催し参加していた根っからのモータースポーツ好きとのこと、カートは手軽に参加できて通常公道では味わうことが出来ないクルマの基本走る、曲がる、止まるを全開走行で体感することが出来る、車に携わるものとしてとても大事な事、クルマに興味をもつ人が少なくなっている現代、クルマの楽しみ方をいろんな形で伝えてクルマに触れる人の輪を広げていきたいと話していただきました。
話を伺い参加者皆さま共通していることはクルマの楽しさ、魅力を広げていきたいという思いでした。そして、4輪レースではあらかじめドライバーが決まっていることが多いが、レンタルカートレースは参加者全員がドライバー、サーキットに着けばあとは準備して走行!この気軽さが特徴で皆で楽しめるところが楽しいという声が多数聞かれました。
レース結果はというと、絶対優勝を命題に掲げカート経験者でチームを構成した4号車OTGMSC初号機が253周回を走行、2位BPH withTに4周回差を付け優勝を飾りました。
優勝チームOTGMSC初号機優勝者コメント
橋田さん
今回、OTG Motor Sportsとして3チームで参加しました、3チームの中で優勝をしようとチームを作りました。そのメンバーに選んでもらって気合が入りましたし計画通り優勝できてとてもうれしいです。久しぶりにカートレースに出ることが出来て楽しさを再認識できました。レンタルカートレースは気軽に参加することができ、4輪レースと違ってライセンスが必要なくて少しくらいスピンをしてもケガをしにくいのでカートが初めての方でも誘いやすい、このような機会がもっと増えればクルマ業界も盛り上がると思います。
松本さん
今回参加して、楽しくて1日がとても早く過ぎました、優勝は狙っていました序盤からトップに出て、ルールにある30分以内の走行時間を目一杯使ってドライバー交代を少なくする作戦がハマりました。レンタルカートはサーキットにいけば気軽にできるスポーツで複数人でも一人でも楽しめるのでお勧めです。
三浦さん
今日はとても楽しく遊ぶことが出来て日頃仕事でたまったストレスを発散することが出来ました。このような機会があればまた参加したいと思います。カート歴は約20年以上で地方選手権に参戦していました、カートは自分の感覚を磨くにはとても良いスポーツだと思います。レンタルカートに乗ってみたい、企業間の親睦を図りたいと考えておられる方は、今回の主催者TIGRE・ナガオカート宝塚までお問い合わせをお願いします。
- お問い合わせ・ご予約は
-
TIGRE・ナガオカート宝塚
〒669-1103 兵庫県西宮市生瀬東町22-3
TEL0797-24-1473 FAX 0797-24-1474
E-mail squadratigre@yahoo.co.jp

alpinestarsのカラーリングの車両

朝のブリーフィング風景

5号車バンキング

15号車BPHwithT

4号車OTGMSC 初号機

12号車ネッツ神戸

14号車ネッツ兵庫チームヒロアキ

8号車KTRCと力

7号車ネッツ兵庫片山レーシング

9号車ネッツ兵庫中村レーシング

3号車OTGMSC 2号機

1号車リバティウォーク スフィーダRC

11号車大阪トヨタ+カローラ新大阪 津雲台7丁目組合

2号車OTGMSC 3号機

各車いっせいにスタート

華麗にコーナーをクリアする9号車

S字立ち上がりを疾走する11号車田中さん

各コーナーで熾烈なバトル

メインストレートから1コーナーを全開で進入する8号車

2位入賞の15号車BPHwithT プロドライバー谷川さん

前を追う13号車

途中トラブルにより4号車から13号車に乗換え

3位に入賞5号車バンキング

優勝のチェッカーを受けるOTGMSC初号機チーム

表彰式

表彰式
Text & Photo:Y'sPHOTO(Yoshiaki YOKOTA)
2月9日から12日までインテックス大阪にて開催されている 「大阪オートメッセ」において、今年も数々のSUPER GT車両の展示やトークショーが行われた。その初日となる2月9日には大阪トヨペットによる「LMcorsa 2017年スーパーGT参戦体制発表」が行われた。
既にTOYOTA GAZOO Racingプレスカンファレスにて発表された通り、今シーズンはGT300に60号車「SYNTIUM LMcorsa RC F GT3」と51号車「JMS P.MU LM corsa RC F GT3」の2台の新型での参戦となり、それぞれのドライバー60号車・飯田章/吉本大樹、51号車・中山雄一/坪井翔もそろってのトークショー形式での参戦体制発表となった。
既に2015年からRC F GT3を実戦開発投入しその開発ドライバーも務めた飯田は「ギリギリまで色々ありましたが、先日のセパンで行われたテストもノートラブルで終えることが出来ました。先月デイトナ24時間でも結果は伴いませんでしたが、完走をしていることからも信頼性の高さは実証できた」と意気込みを語った。
飯田とのコンビも4年目となる吉本は「トラブルや不運でこれまで本当の意味でにレースができていなかったと思います。チーム全体で勝負勘を取り戻し開幕戦から勝負していきたい」と語り、「これまでモータスポーツの経験が無かった大阪トヨペットのディーラーメカニックたちもスーパー耐久やスーパーGTで経験を積み重ねてきました。今シーズンは日本一を目指せるように高いモチベーションで戦っていきたい」と続けた。
昨年までプリウスでスーパーGTに参戦し、今シーズンはチームを移籍してきた中山は「60号車とは違い(60号車はヨコハマタイヤ)僕たち51号車はブリヂストンタイヤを履いて戦います。去年までのプリウスもブリヂストンタイヤでしたし、タイヤの特性は熟知しています。RC F GT3には富士スピードウェイで初めて乗りましたがポテンシャルも高く、ハンドリングもマイルドで嫌な感じも無かったです。ここまで開発をしてくださった飯田さんと立川さんには感謝しています」と語った。
2015年FIA-F4チャンピオンに輝き、昨年は全日本F3に参戦してきたトヨタ期待の若手となる坪井は「ずっとあこがれていたスーパーGTに参戦できてとても嬉しいです。これまでのフォーミュラと違ってチームメイトと組んで戦うことは責任感が今までとは違ってくると思います。でも中山選手も言うように車は良いので初年度からチャンピオンを狙っていきたいです」と早くもチャンピオン宣言。
今シーズンのGT300は2台のRC F GT3に注目だ。
Text & Photo: Hiroyuki MINAMI
GTアソシエイションは第21回オートメッセ2017の行われているインテックス大阪にて10日、今シーズンから若手ドライバーをフルサポートする「FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE」プログラムの発表を行った。
このプログラムはカート/スーパーFJから上位カテゴリーに続くピラミッドを構築するべく、大阪トヨペットと住友ゴム工業の協力で実現した。選考申し込みはすでに締め切られており、スーパーFJから1名、全日本カートのトップカテゴリー(KFクラス)から1名を選抜し、この2名で走行オーディションを行い、面接を経て今月中にチャレンジドライバーの1名が決定する。
選出されたドライバーは、GTアソシエイションが指定する大阪トヨペットのチームから2017年のFIA-F4選手権へのフル参戦が約束され、マシンタイヤなどのハードウェアも提供される。またOTGモータースポーツがエントラントとなりメンテナンスも受けることができる。
この画期的なプログラムは全日本カート、スーパーFJに参戦するドライバーの励みになり、近い将来実力のあるプロドライバーの誕生に寄与することだろう。
- 板東正明(株式会社GTアソシエイション代表取締役)
-
「若手ドライバーの育成、日本のものづくりの発展をテーマに2015年よりFIA-F4選手権をスタートさせました。新たな取り組みとして参戦サポートプログラム『FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE』を始動させます。全日本カート選手権、地方選手権のスーパーFJシリーズからから可能性を秘めたドライバーを選出し、FIA-F4への門戸を広げます。経済的負担を軽減し、その才能を遺憾なく発揮するできる環境を作ります。使用するマシンのレンタル、メンテナンス、サーキットまでの車両の運搬、タイヤ、ガソリン、消耗品等フル参戦に伴う費用を全てサポートする世界を見ても類を見ない画期的なプログラムです」
- 和田修(日本自動車連盟カート部会部会長)
-
「2017年のカート選手権は、下は10歳のドライバーからなるジュニアカデットクラスから、トップカテゴリーは今年から新しくヨーロッパと同じ規格で行うOKクラスとなります。カートの中でステップアップしたドライバーは最終的にOKクラスに来ます。昨年はKFクラスでしたが、その中からドライバーを選出していただいて、ありがたい話しだと思っています。カートのドライバーたちにはすごい励みになりますし、カートからも優秀なドライバーを上げていきたいと思います」
- 館和也(FJ協会会長)
-
「スーパーFJは前身のFJ1600の時代よりフォーミュラカテゴリーの第1歩として位置づけられています。若者の夢を実現すべく真の情熱と才能があればチャンスをつかめるカテゴリーだと自負しています。これまで多くのトップドライバーを輩出してきました。このプログラムにより、スーパーFJに参加するドライバーに新たな目標とチャンスを与えることにうれしく思っています」
- 北村喜久雄(大阪トヨペット株式会社常務執行役員)
-
「当社のモータースポーツは、2005年に片山右京氏の熱い思いに共感したエコ燃料でのクロスカントリーラリーが始まりです。その後11年間いろんなカテゴリーに参戦してきました。2011年からはOTGモータースポーツとして活動。現在はGT300クラスをはじめとして国内のカテゴリーで積極的に活動しています。その中でFIA-F4にも当社として積極的に支援していこうと決定しました。OTGとして車両、メンテナンス、人員、チーム運営の支援を行います。若手ドライバー育成の一助になればと思いますし、社員の人材育成、技術力アップも狙っています」
- 吉本大樹(ドライビングアドバイザー)
-
「FIA-F4という最高のチャンスを若手に与えていただけました。このレースはスーパーGTと併催しているので関係者も注目しています。そういう環境下で、結果を残してステップアップしていく上で、上がったときに生かせるような知識をもってもらえるように、体育会系で行こうと思っています。ドライバーは決まってないんですが、キャラクターにアジャストしながら強い選手を作っていきたいですね。でも、ポジションを奪われたら困るのでそこそこにしておきます(笑)」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
トヨタ自動車株式会社は2日、2017年度のモータースポーツ活動を発表した。以下に国内シリーズのみリリースから抜粋する。
全日本スーパーフォーミュラ選手権
- 国内フォーミュラレースのトップカテゴリー。
- TRDを通じ、直列4気筒2リッター直噴ガソリンターボエンジン(RI4A)を6チーム11台に供給する。
- タイヤは、横浜ゴム製のワンメイク。
チーム名 |
No. |
ドライバー |
ピーエムユー セルモ インギング
(P.MU/CERUMO・INGING) |
1 |
国本 雄資(Yuji Kunimoto 日本) |
2 |
石浦 宏明(Hiroaki Ishiura 日本) |
コンドー レーシング
(KONDO RACING) |
3 |
ニック・キャシディ(Nick Cassidy ニュージーランド) |
4 |
山下 健太(Kenta Yamashita 日本) |
スノコ チーム ルマン
(SUNOCO TEAM LEMANS) |
7 |
TBD |
8 |
大嶋 和也(Kazuya Oshima 日本) |
| ケーシーエムジー(KCMG) |
18 |
小林 可夢偉(Kamui Kobayashi 日本) |
イトウチュウ エネクス チーム インパル
(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) |
19 |
関口 雄飛(Yuhi Sekiguchi 日本) |
20 |
ヤン・マーデンボロー(Jann Mardenborough イギリス) |
バンテリン チーム トムス
(VANTELIN TEAM TOM’S) |
36 |
アンドレ・ロッテラー(Andre Lotterer ドイツ) |
37 |
中嶋 一貴(Kazuki Nakajima 日本) |
SUPER GT
GT500クラス
- 国内レースのトップカテゴリー。
- 2017年は、新たに採用される技術規則に合致した新型LEXUS LC500を投入。
- LEXUS GAZOO Racingとして、TRDを通じ6チーム・6台に支援を行う。
クラス |
チーム名 |
車両名 |
No. |
ドライバー |
タイヤ |
GT
500 |
レクサス チーム サード
(LEXUS TEAM SARD) |
DENSO KOBELCO SARD LC500 |
1 |
ヘイキ・コバライネン
(Heikki Kovalainen フィンランド) |
BS |
平手 晃平
(Kohei Hirate 日本) |
レクサス チーム ルマン ワコーズ
(LEXUS TEAM LEMANS WAKO’S) |
WAKO’S 4CR LC500 |
6 |
大嶋 和也
(Kazuya Oshima 日本) |
BS |
アンドレア・カルダレッリ
(Andrea Caldarelli イタリア) |
レクサス チーム ウェッズスポーツ バンドウ
(LEXUS TEAM WedsSport BANDOH) |
WedsSport ADVAN LC500 |
19 |
関口 雄飛
(Yuhi Sekiguchi 日本) |
YH |
国本 雄資
(Yuji Kunimoto 日本) |
レクサス チーム エーユー トムス
(LEXUS TEAM au TOM'S) |
au TOM’S LC500 |
36 |
中嶋 一貴
(Kazuki Nakajima 日本) |
BS |
ジェームス・ロシター
(James Rossiter イギリス) |
レクサス チーム キーパー トムス
(LEXUS TEAM KeePer TOM'S) |
KeePer TOM'S LC500 |
37 |
平川 亮
(Ryo Hirakawa 日本) |
BS |
ニック・キャシディ
(Nick Cassidy ニュージーランド) |
レクサス チーム ゼント セルモ
(LEXUS TEAM ZENT CERUMO) |
ZENT CERUMO LC500 |
38 |
立川 祐路
(Yuji Tachikawa 日本) |
BS |
石浦 宏明
(Hiroaki Ishiura 日本) |
GT300クラス
- GT300クラスには、ハイブリッドシステムを搭載するトヨタプリウスに加え、新型LEXUS RC F GT3が2台参戦する。
クラス |
チーム名 |
車両名 |
No. |
ドライバー |
タイヤ |
GT
300 |
エー・ピー・アール(apr) |
TOYOTA PRIUS apr GT |
30 |
永井 宏明
(Hiroaki Nagai 日本) |
YH |
佐々木 孝太
(Kota Sasaki 日本) |
| TOYOTA PRIUS apr GT |
31 |
嵯峨 宏紀
(Koki Saga 日本) |
BS |
久保 凜太郎
(Rintaro Kubo 日本) |
| エルエム コルサ(LM corsa) |
JMS P.MU LM corsa RC F GT3 |
51 |
中山 雄一
(Yuichi Nakayama 日本 |
BS |
坪井 翔
(Sho Tsuboi 日本) |
| SYNTIUM LM corsa RC F GT3 |
60 |
飯田 章
(Akira Iida 日本) |
YH |
吉本 大樹
(Hiroki Yoshimoto 日本) |
2017年TDP育成ドライバー
ドライバー |
カテゴリー |
チーム名 |
備考・昨年の戦績 |
平川 亮 (Ryo Hirakawa) |
SUPER GT (GT500) |
レクサス チーム キーパー トムス (LEXUS TEAM KeePer TOM’S) |
・SUPER GT GT500 《シリーズ9位》 |
| European Le Mans Series |
TBD |
・European Le Mansシリーズ 《シリーズ5位》 |
山下 健太 (Kenta Yamashita) |
全日本スーパー フォーミュラ選手権 |
コンドー レーシング (KONDO RACING) |
・全日本F3選手権 《チャンピオン》 |
| SUPER GT (GT300) |
ビバック チーム ツチヤ (VivaC team TSUCHIYA) |
坪井 翔 (Sho Tsuboi) |
全日本F3選手権 |
チーム トムス (TEAM TOM'S) |
・全日本F3選手権 《シリーズ3位》 |
| SUPER GT (GT300) |
エルエム コルサ (LM corsa) |
宮田 莉朋 (Ritomo Miyata) |
全日本F3選手権 |
チーム トムス (TEAM TOM'S) |
・国内FIA-F4選手権 《チャンピオン》 |
| 国内FIA-F4選手権 |
トムススピリット (TOM’S SPIRIT) |
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
株式会社ゲイナーは21日、同社のウェブサイト上で今シーズンのGT300クラスの陣容を発表した。平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組は継続してMercedes-AMG GT3をドライブ。NISSAN GT-R NISMO GT3はアンドレ・クートが離脱して、新たにGT300クラスでの経験が豊富な吉田広樹が富田竜一郎のチームメートして加わることとなった。以下、プレスリリース。
2017年 AUTOBACS SUPER GT 参戦概要
平素よりGAINERを応援して頂きまして、誠にありがとうございます。2017年SUPER GTを以下の体制で参戦いたします。
GAINERのエースナンバーを付けます11号車は、コンビ5年目を迎える平中克幸/BJORN WIRDHEIMの最強コンビでチャンピオン獲得を目指します。
10号車は、昨年SUPER GTフル参戦を果たした富田竜一郎をAドライバーに昇格、Bドライバーには吉田広樹を抜擢。多種多様な車種を乗りこなし、DUNLOPとのつながりも強いドライバーです。
引き続き皆様のご支援、ご声援をよろしくおねがい致します。
| エントラント | GAINER(ゲイナー) |
| ゼッケン | 11 | 10 |
| 車名 | GAINER TANAX AMG GT3 | GAINER TANAX GT-R |
| マシン | Mercedes-AMG GT3 | NISSAN GT-R NISMO GT3 |
| メインスポンサー | TANAX |
| ドライバー | 平中 克幸/BJORN WIRDHEIM | 富田 竜一郎/吉田 広樹 |
| タイヤ | DUNLOP |
| ホイール | WORK |
| エンジンチューナー | HWA | NISMO |
| オイル | WAKO’S |
| ウエア | PENALTY |
| チーム代表・監督 | 藤井 一三 |
| 総監督 | 田中 哲也 |
| チーフエンジニア | 福田 洋介 | 高畑 直仁 |
| チーフメカニック | 松田 整石 | 倉 尚寿 |
| メンテナンス | 株式会社ゲイナー |
11号車DRIVER

Aドライバー: 平中克幸

Bドライバー: ビヨン・ビルドハイム
10号車DRIVER

Aドライバー: 富田竜一郎

Bドライバー: 吉田広樹
株式会社ゲイナー
今シーズン、全日本F3で坪井翔をポルシェカレラカップで三笠雄一をサポートしているドリームレーシングプロジェクト(DRP)は、来シーズンからサポート内容を強化。レーシングチームと提携し、独自のスカラシップ制度を提供すると発表した。以下、プレスリリース。

2013年から始まったプロレーサーを目指す若者をサポートする「ドリームレーシングプロジェクト」。2014年には三笠選手がF4東日本シリーズチャンピオンを、2015年は坪井選手が激戦のFIA-F4で初代チャンピオンに輝き、そして二人共に2016年はステップアップを果たしプロレーサーへの階段を着実に登っています。
DRPはレーシングチームではなく、あくまでもパーソナルマネジメントとしてプロになる為のドライビングスキル以外のサポートをしてきましたが、2017年はさらに踏み込んだプログラムとしてレース参戦への実質的なサポートも行う計画です。具体的な内容としては、FIA-F4に参戦しているレーシングチーム「フィールドモータースポーツ」と提携し、オーディションから選出されたドライバーに対し独自のスカラシップ制度を提供します。
【FIA-F4スカラシップ内容】
- 一大会につき50万円補助
- 年間12日テスト走行無償提供
- newタイヤ10セット無償提供
- ドライビングアドバイザー無償派遣
- パーソナルスポンサー活動等のDRPマネジメント
スポンサー様からのご支援による資金補助だけではなく、ステップアップのために“勝てる”体制や環境によりFIA-F4に参戦できる充実した内容となっています。また、将来プロレーサーとなり活躍できる為の長期的なサポートを行います。
応募資格は「24歳以下でプロレーサーになる決意を持った男女」。DRPのホームページに記載されている「DRPの理念に基づいた努力を約束できる人」のみ対象です。メールにて応募後、書類審査合格者は面接を行います。ここで数名を選考し、1月中旬に富士スピードウェイで実技走行にて審査します。スポーツ走行枠でのテストとなるので、富士スピードウェイライセンスが必要。テストは無償ですが、走行券のみ各自実費となります。(一人30分2本予定)
また2017年に、FTRSやSRSを受講予定のドライバーでS-FJに参戦を考えている方や、スーパーGTを目指しPCCJに参戦を考えているドライバーのDRPマネジメントも同時に相談を受け付けさせていただきます。
【応募方法】
お名前・生年月日・居住地・連絡先電話番号・戦歴を明記したプロフィール(書式自由、添付の場合はPDF)と自己PR(どんなプロになりたいか明確な目標とその為に必要なことは何か)をメールにて送信してください。(drp@xyz-one.jp)
合否はいただいたメールに返信させていただきます。書類審査合格者には面接候補日をお知らせします。
- DRPホームページ
- http://drp.xyz-one.jp/
Dream Racing Project
昨年よりスーパー耐久レースシリーズST5クラスにフルシーズン参戦して参りましたTOITEC Racing Teamですが、この度先日開催されましたスーパー耐久レースシリーズ第5戦富士SUPER TECを最後に、シリーズ参戦を終了することとなりましたのでお知らせいたします。
TOITEC Racing Teamは、スーパー耐久レースシリーズST5クラスに2015年シーズンよりNCP91型Vitzを擁して参戦してきましたが、今シーズン第2戦菅生の予選でクラッシュし、全損となってしまいました。チームでは継続的に参戦するため種々模索した結果、FIT 1.5チャレンジカップで使用しているマシンをスーパー耐久のレギュレーションに極力合わせるべく、S.T.O(スーパー耐久機構)との調整を続け、第5戦富士SUPER TECに限り参戦が認められました。
しかし、チームが用意したFIT 1.5チャレンジカップ仕様のマシンは、厳密にはスーパー耐久レースシリーズのレギュレーションには完全に合致していないこと。また、第5戦富士SUPER TECに参戦した結果、現在のFIT 1.5チャレンジカップ+α的な仕様では、充分な戦闘力が備わっていないことが判明しました。
これらの事実を踏まえ、チームでは今後の参戦継続を検討しましたが、既にプライベートチームとしての限界に来ている事実を鑑み、今後の参戦を断念する結論に達しました。
TOITEC Racing Teamがスーパー耐久レースシリーズへ参戦するにあたり、協賛いただいている企業様、チームを応援してくださっていた皆様にはたいへん感謝しますとともに、上記によりシリーズ参戦を中止せざるを得ないことをお詫びいたします。何卒、上記ご理解を頂きたくお願い申し上げます。
TOITEC Racing Teamリリース
TOITEC Racing Team 代表 船木 宏