
開幕戦から2ヶ月とやや長いインターバルを経て迎えた全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の舞台は九州・オートポリス。大会初日は朝から好天に恵まれた。5月18日午前中にフリー走行1回目が行われ、初優勝を狙う牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がトップタイムをマークした。
大会前に昨年のFIA-F2王者のテオ・プルシェールがインディカー・シリーズへの参戦により、スーパーフォーミュラへの参戦を打ち切るという、やや残念なニュースが飛び込んできた。
急きょ代役に指名されたベン・バーニコート(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)は、昨年のIMSA(GTD Proクラス)チャンピオンで、近年はスポーツカードライバーとして活躍しているが、昨年のSF合同テストに参加して好タイムをマークするなど、面白い存在だ。
午前9時15分から行われたフリー走行では、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)らが走行開始から好調で、トップタイムを塗り替えていく。
1時間が経過してまもなく、Juju(TGM Grand Prix SF23)がマシントラブルで車両をコースサイドに止める。なるべく多く走り込みたいJujuにとっては痛いトラブルだ。これで走行は一時中断するが、6分後に再開。
1時間15分経過しての順位は、牧野(1分27秒903)、大嶋、坪井、国本雄資(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)、阪口晴南(VERTEX CERUMO・INGING SF23)、三宅淳詞(ThreeBond Drago CORSE SF23)がトップ6。
その後、岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が1分27秒088とトップタイムを塗り替え、野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)も1分27秒309で続き、この時点でチーム無限がワンツーとなった。
残り5分から始まった最後のアタックでは、牧野が1分26秒903でトップに躍り出て、坪井も1分27秒315でチーム無限の二人の間に割って入った。
最終的にトップ6は、牧野、岩佐、坪井、野尻、山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)と、坪井以外はホンダエンジンユーザーが上位を占めた。
急きょ参戦となったバーニーコートは16位と健闘。注目のJujuはトラブルを修復してコースには戻ったものの、満足なアタックはできずに終わった。
予選は、午後2時からノックアウト方式で行われる。


Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦九州大会 -RIJ- (2024/05/18) Free Practice 1 Weather:Sunny Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Round 2 オートポリス 4.674km
| Pos | № | Gr | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 5 | B | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'26.903 | - | - | 193.623 |
| 2 | 15 | A | 岩佐 歩夢 | Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'27.088 | 0.185 | 0.185 | 193.211 |
| 3 | 36 | A | 坪井 翔 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'27.215 | 0.312 | 0.127 | 192.930 |
| 4 | 16 | B | 野尻 智紀 | Red Bull MOTUL MUGEN SF23 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'27.309 | 0.406 | 0.094 | 192.722 |
| 5 | 64 | B | 山本 尚貴 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'27.434 | 0.531 | 0.125 | 192.447 |
| 6 | 6 | A | 太田 格之進 | DOCOMO DANDELION M6Y SF23 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'27.494 | 0.591 | 0.060 | 192.315 |
| 7 | 8 | A | 福住 仁嶺 | Kids com KCMG Elyse SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'27.576 | 0.673 | 0.082 | 192.135 |
| 8 | 3 | A | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'27.606 | 0.703 | 0.030 | 192.069 |
| 9 | 37 | B | 笹原 右京 | VANTELIN TOM'S SF23 VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'27.618 | 0.715 | 0.012 | 192.043 |
| 10 | 39 | A | 大湯 都史樹 | VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'27.654 | 0.751 | 0.036 | 191.964 |
| 11 | 14 | A | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF23 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'27.818 | 0.915 | 0.164 | 191.605 |
| 12 | 65 | A | 佐藤 蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING SF23 PONOS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'28.051 | 1.148 | 0.233 | 191.098 |
| 13 | 7 | B | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF23 Kids com Team KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'28.111 | 1.208 | 0.060 | 190.968 |
| 14 | 20 | B | 国本 雄資 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'28.116 | 1.213 | 0.005 | 190.957 |
| 15 | 55 | B | 松下 信治 | TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E | 1'28.239 | 1.336 | 0.123 | 190.691 |
| 16 | 19 | A | ベン・バーニコート | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'28.243 | 1.340 | 0.004 | 190.683 |
| 17 | 38 | B | 阪口 晴南 | VERTEX CERUMO・INGING SF23 VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'28.732 | 1.829 | 0.489 | 189.632 |
| 18 | 12 | B | 三宅 淳詞 | ThreeBond Drago CORSE SF23 ThreeBond Racing Honda M-TEC HR-417E | 1'28.751 | 1.848 | 0.019 | 189.591 |
| 19 | 4 | B | 小高 一斗 | REALIZE Corporation KONDO SF23 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'28.952 | 2.049 | 0.201 | 189.163 |
| 20 | 50 | B | 木村 偉織 | San-Ei Gen with B-Max SF23 San-Ei Gen with B-Max Honda M-TEC HR-417E | 1'29.545 | 2.642 | 0.593 | 187.910 |
| 21 | 53 | A | Juju | TGM GP SF23 TGM Grand Prix Honda M-TEC HR-417E | 1'35.235 | 8.332 | 5.690 | 176.683 |

2024インタープロトシリーズPOWERED by KeePer第1・2戦が5月11日(土)・12日(日)に富士スピードウェイで開催され、#37 福住仁嶺(キーパー号)が終始安定した走りでライバルを引き離し、2連勝を飾った。
今シーズンも全4ラウンドが予定されているインタープロトシリーズ。専用の参戦車両「Kuruma」を使ったクラスには過去最多タイの12台がエントリーしたが、参戦するドライバー顔ぶれが変わったのが一番の特徴。#55 人馬一体ドライビングアカデミーには、2020年にSUPER GT(GT500)でシリーズチャンピオンに輝き、今年も国内トップカテゴリーで活躍する牧野任祐が初めてインタープロトに参戦。#7 KIプロモートには藤波清斗が2021年以来となるエントリーを果たし、#8 ルーニーダイワNアキランドIPSには石川京侍、#3 INGING MOTORSPORTは卜部和久が初参戦した。
11日(土)9時50分から行われた公式予選では、最近のトレンドとなっている前走車の後ろにつくことで空気抵抗を減らし、直線スピードを上げるスリップストリームを使うために、大半の車両が隊列を組んで走ったが、集団から離れて単独でタイムアタックした#16 ロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)が1分44秒763でポールポジションを獲得した。
12日(日)14時40分から9周(もしくは17分)で争われた第1戦決勝。スタートではポールポジションのクインタレッリがトップのままTGRコーナーへ進入し、予選では0.008秒差で2番手となった福住が順位をキープして通過していく。その後方では、牧野、卜部、#32 小高一斗(NETZ NOVEL MIE)の3台が横並びでバトルを展開するが、ADVANコーナーで3台が接触。この影響で卜部がマシンにダメージを受けピットインしたほか、スピンを喫した小高もスロー走行でピットに戻り戦線離脱となった。
1周目の混戦で、クインタレッリと福住が一歩リードし、2台によるトップ争いが白熱。その中で着々とペースを上げてきた福住が6周目のTGRコーナーで仕掛けるも、クインタレッリが応戦し抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げた。最終的にダンロップコーナーでイン側の狭いスペースに飛び込んだ福住がトップに浮上。7周目には1分45秒497のファステストラップを記録して後続を引き離し、第1戦のトップチェッカーを受けた。2位にはクインタレッリが入り、3位には7番手からスタートした昨年王者の#44 山下健太(NAVUL)が入った。
第1戦の順位をもとに、すぐグリッド再整列が行われ、第2戦の決勝レース(9周もしくは17分)がスタートした。TGRコーナーではクインタレッリと山下の2番手争いが白熱したが、順位は入れ替わらず。その後も2番手争いが接近した状態でレースが進んでいき、5周目のパナソニックオートモーティブコーナーで山下がイン側からオーバーテイクし、2番手に浮上。さらに背後に迫っていた#96 阪口晴南(岡山トヨペットK-tunes)も6周目にクインタレッリを追い抜き、3番手に上がった。
後続でバトルが繰り広げられている間に、福住は着々とリードを広げていき、最終的に3.5秒差に広げてトップチェッカー。見事、開幕2連勝を飾った。2位には山下、3位には阪口が入った。
またGR Supraクラスは#38 坪井翔(2W GR Supra GT4 EVO)がライバルを寄せ付けない走りをみせて2連勝を記録。今回は立川祐路が#31 SNK GR Supra GT4 EVOでスポット参戦し、昨シーズンでSUPER GTを引退して以降、初めてのレースに臨んだ。2レースとも#72 阪口良平(アキランド GR Supra GT4 EVO)とのバトルとなったが、最後まで3番手を死守して表彰台を獲得した。
CCS-Rクラスは#51 石浦宏明(TR CCR-S)と#28 大湯都史樹(KK CCS-R)の2台が参戦。SUPER GTでのチームメイト同士のバトルに注目が集まったが、2レースとも石浦がトップチェッカーを受け、大湯は第2戦の終盤にトラブルで大きく遅れをとっての2位となった。
- IPS第1・2戦優勝:#37 福住仁嶺(キーパー号)
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「決勝レースでのロングランはある程度自信がありましたし、なるべく早くロニー選手に仕掛けて前に出ることができれば、2レースで前からスタートして逃げ切れるかなと期待していました。1レース目の途中からロニー選手のペースが落ちて、そこで僕にチャンスがやってきて、けっこうギリギリのスペースでしたけど、しっかり追い抜くことができました。チームが素晴らしいクルマを用意してくれましたし、今回はレース展開にも恵まれたと思っています。久しぶりに2連勝できて良かったです」
株式会社インタープロトモータースポーツ
GT500クラス 3号車Niterra MOTUL Z(NISMO NDDP)
- 高星明誠(NISMO NDDP)
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「優勝できて嬉しいです。今年から僕たちはチームメイトとタイヤが変わったことで、パフォーマンスのいいところを見つけられずに苦戦していたんですけど、その中でも予選2位が取れて、ロングランのペースも比較的安定していました。次戦以降につなげられるいいデータも取れて、全てにおいて収穫のあったレースだったと思います」
「タイヤのマネジメントには苦戦しました。今年はテストで雨が多かったので、ブリヂストンタイヤになってからロングランをやれていませんでしたから。本格的なロングランをできたのは前回のレースという状況で、タイヤチョイスについて常にチームと話し合いながらやっていましたから」
- 三宅淳詞(NISMO NDDP)
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「僕自身GT500クラスにステップアップできて2戦目に優勝できたということに本当にびっくりしていますし、とても嬉しいです」
「今週を振り返ると、予選でも思った以上のパフォーマンスを発揮できたと思いますし、フロントローに並ぶことができました。ファーストスティント、セカンドスティントで高星選手がスタートダッシュを決めてくれて、かなりマージンを作って僕にパスをしてくれたので、僕自身慌てることなく、接触とか凡ミスをしないように本当に落ち着いてレースすることができました」
「僕はかなりのマージンを作っていただいたので、特に苦戦はしませんでしたが、いきなりトップで出て行くので、そこでドキドキはしました」
GT300クラス 88号車JLOC Lamborghini GT3(JLOC)
- 元嶋佑弥(JLOC)
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「本当に嬉しいです。自分のスティントは後ろを一度も見ることなく、自分のラップタイムだけを見て走るだけでした。プッシュしながらも、タイヤを壊さないように、他のクルマと当たらないようにと、すごく冷静に走ることができました。プッシュしていても、それに応えてくれるヨコハマタイヤさんのおかげで、2時間疲れたなあというよりも、最後の最後まで楽しく走ることができました」
「自分が乗り終わって、小暮さんが走っているのを見ているのが苦しかったです(笑) もう早く終わんないかな、何事も起きてほしくないなって。僕らはそもそも四輪交換する予定ではなかったですし、二輪交換で行ってタイムを稼いでいこうと思っていましたが、思った以上にクルマの調子が良くてギャップが作れたので」
「実は僕、宿題を出されていたんですよ。後続に20秒以上のマージンを作らないと四輪交換はさせないぞって。そんな宿題を出したのは小暮さんじゃないかなと思って、頑張ってプッシュしました」
- 小暮卓史(JLOC)
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「昨年度の最終戦で優勝できまして、1レース挟んで第2戦でまた優勝できたことが本当に嬉しいですね。チームスタッフをはじめスポンサーさん、ヨコハマタイヤさんに感謝したいなと思ってます」
「レースは前半のスティントで元嶋選手にマージンを作って貰ったので、僕としてはすごく気が楽でした。それでも何かがあるかもしれないという危機感を持ちながら、タイヤを使いすぎず、状況を見ながら確実に走って、狙い通り優勝できたのでホッとしています」
※ なお、会見前に行った抽選により、第3戦の公式予選Q1ではGT300クラスはグループB(このレースの決勝順位偶数のチーム)が先に走行することが決まった。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

2024オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT3時間レース」の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは予選2位からスタートした3号車Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)が今季初優勝を達成。今年GT500にステップアップしたばかりの三宅はデビューわずか2戦目で勝利を手にした。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日34,500人/決勝日53,900人/大会総入場者数88,400人)
第2戦決勝は午後1時30分より、静岡県警の先導による1周のパレードラプに続いてフォーメーションラップを1周してスタートした。スタート時の気温は23℃、路面温度は41℃だ。
すると予選2位の高星明誠(Niterra MOTUL Z)が最初の1コーナーでいきなりポールシッターの塚越広大(Astemo CIVIC TYPE R-GT)にアウトから並びかけてトップに躍り出ると、1周目だけで1秒494の差をつけてコントロールラインに戻ってきた。
17号車の塚越も離されまいと懸命に食い下がり、10周を終えてもその差は1秒189に留まるが、その後方からは予選3位の千代勝正(MOTUL AUTECH Z)が追い上げてきてテール・トゥ・ノーズの状態に持ち込む。
レースが16周目に入ったところで、後方を走っていたGT300クラスの11号車GAINER TANAX Z(富田竜一郎/石川京侍)がトラブルにより2コーナーの内側でストップしたため、競技団はフルコースイエローを宣言する。
レースは18周目にリスタート。すると予選11位から9位まで順位を上げていた坪井翔(au TOM'S GR Supra)がホームストレート上で関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)を捉えて8位に浮上する。
そして23周目。ついに23号車の千代が1コーナーで17号車の塚越に大外から並びかけ、コカコーラコーナーの手前で2位に浮上した。
その後方では、31周目に36号車の坪井が1コーナーで山本尚貴(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)に並びかけ、コカコーラコーナーで抜き去って7位に浮上している。
そしてこの辺りからGT500クラスは最初のピット作業を行うチームが相次ぐ。
まずは30周目に16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)がピットイン。佐藤から大津にした。続いて31周目に12号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)がピットイン。こちらはスタートドライバーのバゲットがそのまま第2スティントを走る。
33周目には4位を走行していた8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)がピットイン。松下から野尻へ交代した。
そして34周目に3位の17号車がピットイン。塚越がそのまま2スティント目を走る。
2位の23号車は38周目にピットインするが、彼らはここから2スティント目を長めに引っ張る作戦をとり、多めの給油とライフの長いタイヤを装着してクインタレッリを送り出した。
このため、最初のピット作業を終えた時点で17号車が再び23号車に先行する形となる。
39周目に38号車KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)、36号車、19号車WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)、64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)、14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)が相次いでピットイン。ここで36号車は38号社に先行することとなり、6位に浮上した。
トップの3号車は40周目にピットイン。こちらは高星がダブルスティントを担当、23号車とは作戦を変えてきた。
その後は3号車が着実に後続との差を広げて行く展開となり、55周目には15秒132、61周終わりでは20秒260の大量リードを築き上げる。
2位の17号車と23号車の差はこの時点で7秒704。23号車の背後には8号車の野尻が0秒398差に迫ってきた。
トップの3号車が70周目にリードを23秒453まで広げる一方で、71周目の1コーナーでは野尻がクインタレッリをアウトから抜き去り、3位に浮上する。そしてこの辺りから各チームは2回目のピット作業に取り掛かることとなる。
まずは72周目に19号車がピットイン。続いて73周目に12号車がピットイン。バゲットから平峰に交代する。64号車もこの周でピットインするが、大草はそのまま2スティント目を担当することに。
そして74周目に17号車がピットイン。塚越から太田に交代したが、ここでAstemo REAL RACINGは給油とタイヤ交換に手間取って10秒近いタイムロスをしてしまう。この結果、77周目に給油とタイヤ交換、ドライバー交代を迅速に行なった23号車、そして78周目にピット作業を行なった8号車の先行を許すこととなり、17号車は4位に後退してしまった。この時点での2位は23号車、3位は8号車だ。
しかし最終スティントを担当した太田はここから猛然と8号車を追い上げ、93周目の最終コーナーで8号車のインに飛び込む。これに対し8号車の松下も一歩も引かぬ構えで、2台は並走状態のまま1、2コーナーを駆け抜けるが、ここは松下が粘り勝ちでコカコーラコーナーで前に出た。
しかし太田は95周目のGRスープラコーナーで再び松下のインに飛び込む。すかさず最終コーナーで並び替えす松下。ここでも松下が太田をねじ伏せた。
こうしてコースの至る所で激しいバトルを繰り広げた2台だったが、残り時間が10分を切った110周目の最終コーナーを立ち上がったところで8号車はミッショントラブルに見舞われてスローダウン、そのままピットに戻って松下はクルマを降りた。
一方、トップの3号車は三宅が80周目までに36秒082の大量リードを築き上げると、その後は堅実な走りに切り替えて周回を重ねて3時間で117周を走り切り、3号車Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)が今季初勝利をものにした。高星とNISMO NDDPにとっては昨年8月の第4戦富士以来の勝利。今季からGT500クラスに抜擢された三宅にとってはわずか2レース目での優勝となった。
また23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)も最終スティントを担当した千代が3号車を上回るペースでじわじわとその差を詰めていき、最後は13秒738差でフィニッシュ。ニッサン勢が昨年4月の第1戦岡山以来の1-2フィニッシュを達成した。
ポールシッターの17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)は8号車のトラブルにも助けられて最後は3位でフィニッシュ。しかし後半を担当した太田は「8号車を捉えきれなかったのは悔しかった」とレースを振り返る。
そして前回岡山大会優勝の36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は予選11位と苦しい位置からのスタートとなったが、坪井と山下の積極果敢な走りで着実に順位を稼ぎ、最後はスープラ勢最上位の4位でフィニッシュ。8ポイントをもぎ取ってドライバーズランキングトップの座を守った。
次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。6月2日に今回同様の3時間レースを行う。




Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

2024オートバックススーパーGT第2戦「FUJI GT 3Hours RACE」の決勝が、5月4日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは、ポールスタートの88号車JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が、独走で優勝を飾った。
好天に恵まれたゴールデンウィークの富士大会には、2日間延べ88,400人(予選日34,500人、決勝日53,900人)という多くの観客が訪れた。
スタンドに詰めかけたファンが見守るなか、午後1時30分にレースがスタート。上位陣に大きな順位変動はないまま、ポールスタートの88号車JLOC Lamborghini(元嶋)が、2位の4号車グッドスマイル 初音ミクAMG(片岡龍也)以下を引き離しにかかる。
3位は開幕戦優勝の2号車muta Racing GR86 GT(平良響)、以下、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥)、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹)、96号車K-tunes RC F GT3(高木真一)と続く。
ハイペースで周回する88号車は、2位の4号車に毎周1秒近いマージンを築きながら、徐々に独走態勢に持ち込んでいく。その差は18周経過時点で16秒まで広がる。
しかし、この頃から、好天のせいもあって多くの車両がタイヤのグリップ低下に苦しみ始める。トップを走る88号車も例外ではなく、何とか我慢の走行を続け、1時間が経過した34周目にピットに滑り込みタイヤ交換を敢行。ドライバーは元嶋のままだ。
その後も各チームが続々とタイヤ交換を行うなか、最後まで引っ張る作戦を取った2号車muta Racing GR86 GTが45周目にピットイン。
すべての車両が1回目のピットインを済ませた46周目の順位は、88号車JLOC Lamborghini、31号車apr LC500h GT、4号車初音ミクAMG、65号車LEON PYRAMID AMG、87号車METALIVE S Lamborghini GT3、52号車Green Brave GR Supra GT。
トップを独走する88号車が2回目のピットに滑り込んだのは69周目。規定ギリギリの1時間5分を残してドライバーを元嶋から小暮にチェンジ。すでに貯金は20秒と十分あるので、あとはペースを保ったままチェッカーまで走り切るだけだ。
そして、全車2回目のピットインを済ませた84周目、残り時間36分となった段階での順位は、88号車Lamborghini、52号車Supra、4号車AMG、56号車GT-R、31号車RC F、2号車GR86。
終盤、熾烈だったのは52号車(吉田)、4号車(谷口)、56号車(オリベイラ)の3台による2位争い。特にタイヤの状態が良い56号車のペースが良く、93周目に4号車を、97周目にはやや強引に52号車をパスして、2位に浮上。
最後はややペースを落としてチェッカーを受けた88号車は、昨年の最終戦に続く2勝目。ロングランをこなした元嶋は「楽しい2時間でした」と笑顔で、小暮は「チームに感謝したい」と喜びを噛みしめるように語った。
大きなアクシデントもなく盛況のうちに終了した富士大会。次戦の舞台は6月1〜2日の鈴鹿。今回と同じ3時間レースとして行われる。特性の違うコースで繰り広げられる戦いに注目だ。




Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorspots Forum
■GT500クラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/04) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 3 | 高星 明誠 三宅 淳詞 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z GT500 NISMO NDDP | BS | 10 | 117 | 3:01'16.898 | - | - |
| 2 | 23 | 千代 勝正 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | BS | 12 | 117 | 3:01'30.636 | 13.738 | 13.738 |
| 3 | 17 | 塚越 広大 太田 格之進 | Astemo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Astemo REAL RACING | BS | | 117 | 3:01'53.252 | 36.354 | 22.616 |
| 4 | 36 | 坪井 翔 山下 健太 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 46 | 117 | 3:01'54.900 | 38.002 | 1.648 |
| 5 | 38 | 石浦 宏明 大湯 都史樹 | KeePer CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer CERUMO | BS | 16 | 117 | 3:01'58.535 | 41.637 | 3.635 |
| 6 | 12 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | MARELLI IMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | | 117 | 3:02'05.262 | 48.364 | 6.727 |
| 7 | 100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT STANLEY TEAM KUNIMITSU | BS | 24 | 117 | 3:02'07.259 | 50.361 | 1.997 |
| 8 | 14 | 大嶋 和也 福住 仁嶺 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | | 117 | 3:02'11.564 | 54.666 | 4.305 |
| 9 | 39 | 関口 雄飛 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 34 | 117 | 3:02'31.481 | 1'14.583 | 19.917 |
| 10 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | | 117 | 3:02'43.420 | 1'26.522 | 11.939 |
| 11 | *37 | 笹原 右京 ジュリアーノ・アレジ | Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S | BS | 8 | 116 | 3:02'08.099 | 1Lap | 1Lap |
| 12 | 64 | 伊沢 拓也 大草 りき | Modulo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 2 | 116 | 3:02'46.523 | 1Lap | 38.424 |
| 13 | 24 | 松田 次生 名取 鉄平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | | 116 | 3:02'46.676 | 1Lap | 0.153 |
| 14 | 8 | 野尻 智紀 松下 信治 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA | BS | 6 | 110 | 2:51'20.730 | 7Laps | 6Laps |
| 15 | 16 | 大津 弘樹 佐藤 蓮 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16 Honda CIVIC TYPE R-G ARTA | BS | 4 | 96 | 2:43'29.940 | 21Laps | 14Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 81 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 3 Niterra MOTUL Z(NISMO NDDP) 1'29.559 (44/117) 183.419 kmh
- CarNo. 37は、SpR.27-3(ジャッキアップ中のエンジン始動)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
■GT300クラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/04) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | WH | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | JLOC Lamborghini GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 6 | 108 | 3:02'17.680 | - | - |
| 2 | 56 | 佐々木 大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | | 108 | 3:02'35.382 | 17.702 | 17.702 |
| 3 | 52 | 吉田 広樹 野中 誠太 | Green Brave GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉Green Brave | BS | 16 | 108 | 3:02'37.410 | 19.730 | 2.028 |
| 4 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 4 | 108 | 3:02'43.631 | 25.951 | 6.221 |
| 5 | 31 | 小高 一斗 中村 仁 根本 悠生 | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 12 | 107 | 3:01'20.247 | 1Lap | 1Lap |
| 6 | 2 | 堤 優威 平良 響 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 44 | 107 | 3:01'20.885 | 1Lap | 0.638 |
| 7 | 18 | 小林 崇志 小出 峻 三井 優介 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | | 107 | 3:02'03.644 | 1Lap | 42.759 |
| 8 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | METALIVE S Lamborghini GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 8 | 107 | 3:02'17.149 | 1Lap | 13.505 |
| 9 | 45 | ケイ・コッツォリーノ リル・ワドゥー | PONOS FERRARI 296 Ferrari 296 GT3 PONOS RACING | MI | | 107 | 3:02'39.854 | 1Lap | 22.705 |
| 10 | 62 | 平手 晃平 平木 湧也 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 HELM MOTORSPORTS | YH | | 107 | 3:02'57.082 | 1Lap | 17.228 |
| 11 | 7 | 荒 聖治 ニコラス・クルッテン ブルーノ・スペングラー | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW M Team Studie × CRS | MI | 22 | 107 | 3:03'00.868 | 1Lap | 3.786 |
| 12 | 9 | 阪口 良平 冨林 勇佑 藤原 優汰 | PACIFICぶいすぽっNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM | YH | | 106 | 3:01'42.608 | 2Laps | 1Lap |
| 13 | 6 | 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI Ferrari 296 GT3 Team LeMans | YH | 2 | 106 | 3:02'15.933 | 2Laps | 33.325 |
| 14 | *50 | イゴール・オオムラ・フラガ 古谷 悠河 | ANEST IWATA Racing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing with Arnage | YH | | 106 | 3:03'01.353 | 2Laps | 45.420 |
| 15 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | | 105 | 2:58'51.923 | 3Laps | 1Lap |
| 16 | 777 | 藤井 誠暢 チャーリー・ファグ | D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage GT3 EVO D'station Racing | DL | | 105 | 3:01'23.568 | 3Laps | 2'31.645 |
| 17 | 96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 10 | 105 | 3:01'34.334 | 3Laps | 10.766 |
| 18 | 5 | 藤波 清斗 塩津 佑介 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | | 105 | 3:01'37.974 | 3Laps | 3.640 |
| 19 | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | MI | | 105 | 3:01'42.702 | 3Laps | 4.728 |
| 20 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | | 105 | 3:01'43.234 | 3Laps | 0.532 |
| 21 | 360 | 大滝 拓也 青木 孝行 荒川 麟 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | | 105 | 3:01'46.432 | 3Laps | 3.198 |
| 22 | 30 | 永井 宏明 小林 利徠斗 織戸 学 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | | 105 | 3:01'52.625 | 3Laps | 6.193 |
| 23 | 25 | 菅波 冬悟 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | | 105 | 3:02'08.675 | 3Laps | 16.050 |
| 24 | 48 | 井田 太陽 柴田 優作 眞田 拓海 | 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 104 | 3:02'01.035 | 4Laps | 1Lap |
| 25 | 22 | 和田 久 加納 政樹 城内 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 104 | 3:02'22.079 | 4Laps | 21.044 |
| 26 | 65 | 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 黒澤 治樹 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 36 | 102 | 3:01'18.815 | 6Laps | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 75 Laps)完走 ---- |
| - | 11 | 富田 竜一郎 石川 京侍 | GAINER TANAX Z NISSAN FAIRLADY Z GAINER | DL | | 32 | 2:26'31.110 | 76Laps | 70Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 777 D'station Vantage GT3(D'station Racing) 1'37.526 (101/105) 168.435 km/h
- CarNo. 50(イゴール・オオムラ・フラガ)は、SpR.13-1.a.(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

5月4日、2024年FIA-F4選手権シリーズの第2戦が静岡県・富士スピードウェイで行われ、チャンピオンクラスは、森⼭冬星(HELM MOTORSPORTS F4)が清⽔啓伸(Drago CORSE MCS4-24)の追走をかわして初優勝を飾った。
インディペンデントクラスは、トップ2車が接触で後退するなか、クラス3位スタートのKENTARO(Baum Field F4)が、迫る齋藤真紀雄(CSマーケティングAKILAND)を抑えて初優勝を飾った。
なお、この第2戦に関しては「より確実な安全確保のため、自主的な判断でレース出場を見合わせる」として、トヨタ(TGR)、ホンダ(HRC)の育成ドライバーを走らせるチームなどは出走しなかった。エンジンが壊れる事例が複数の車両に出ていることが理由とのことだが、その原因は現時点では不明のようだ。
■チャンピオンクラス
奇しくも昨日の第1戦でトップを争いながら接触で優勝を逃した2人、森⼭と新原光太郎(YBS Verve 影⼭ MCS4)がフロントローに並んだ。
好勝負が期待されたが、新原はスタートでエンジンストール。大きく出遅れてしまう。一方、森山は好スタートからトップを守って1周目を終え、逃げの態勢を築こうとする。
ところが、2周目にインディペンデントクラスの接触により、セーフティカーが導入されたことで、レースは仕切り直しに。
4周終了時にSCランが解除され、リスタート。トップ森山に、2位清⽔啓伸(Drago CORSE MCS4-24)、3位佐藤樹(Drago CORSE MCS4-24)が1秒間隔で続き、やや遅れて熊⾕憲太(OTG DL F4CHALLENGE)と⼩松響(Rn-sports MCS4)が4位を争うという展開が続いた。
10周目になると、熊谷、小松の4位争いに、スタートで遅れた新原が加わる。ハイペースで追い上げてきた新原は、勢いそのままに12周目には2人をかわして4位に浮上。
終盤、2位清水がファステストラップをマークしながら、トップ森山に迫る場面はあったものの、背後に迫るまでには至らず、森山が初優勝のチェッカーを受けた。
優勝した森山は昨年ホンダの育成ドライバーだったものの、今シーズンはその座を継続することができず、プライベートの雄、HELM MOTORSPORTSに移籍。それだけに今季に懸ける思いは強い。育成ドライバー不在のなかでの優勝ではあったが、タイトル争いにとって大きな1勝となった。
■インディペンデントクラス
2周目の1コーナーで、トップを争う仲尾恵史(TCS AKILAND)とIKARI(Bionic Jack Racing )が接触。仲尾はスピンを喫し2台は大きく遅れてしまう。
代わってトップに立ったKENTAROだったが、それを脅かす存在として6周目に2位に浮上してきたのが、予選はトラブルで満足に走れず最後尾スタートとなっていた実力者の齋藤。
齋藤は、逃げるKENTAROをジワジワと追い詰め、12周目には背後に迫るが、初優勝の懸かったKENTAROも必死に防戦。最後は0.3秒という際どい差だったが、逃げ切りに成功した。
3位には、僅差で争っていた3位⾚松昌⼀朗(SHOEI-GIGS Ride with ES)と4位KEN ALEX BUZZ RACING)が13周目のダンロップコーナーで接触。漁夫の利を得た⼩⾕素弘(TEAM 5ZIGEN F4)が入った。








Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
- 第2戦優勝 森山冬星(HELM MOTORSPORTS)
-

「メーカー系のチームが出ていないので、なんとも言えないですけど、嬉しいのは嬉しいです。勝ちは勝ちなんで。去年から苦しんだ分嬉しいですし、平木さんたちにも恩があります。とりあえず恩を返せたかなと思います」
「鈴鹿は本当に得意で、スクールでも主席でしたし、他のドライバーには負けない自信があります。去年は三井(優介)選手に取られて悔しい思いをしたので、勝ちたいという思いは強いです。鈴鹿には他とは違う気持ちを持っています」
- 第2戦決勝2位 清水啓伸(Drago CORSE)
-

「去年も参戦していましたが、ポイントすら取ることができませんでした。今年はシーズンに入る前から絶対優勝してチャンピオンを取る気持ちでいました。去年のことを考えれば表彰台は嬉しい結果ではありますが、目指しているのは優勝でした。チームも一番速いクルマを用意してくれたのに勝ちきれなかったのは悔しいなと思います」
「鈴鹿は自分が一番勝ちたいと思っているサーキットです。まだ優勝できていないので、優勝できるように。これから1ヶ月準備して頑張ります」
- 第2戦決勝3位 佐藤樹(Drago CORSE)
-

「レースウィークの流れ的にはあんまり良くなくて、予選の前日もトラブルが出ていました。予選もあまり良くなくて、レース1も飛んで終わっちゃって、流れは悪かったんですけど、最後に3位で終われたのは、今後のことを考えるとよかったなと思います。レースペースは良くなくて、苦しい展開でしたが」
「次の鈴鹿大会はしっかり準備して、今度は自力で表彰台に上がりたいです。逃げ切れるくらいのレースをして勝ちたいです。去年までHELMにいて、今日はHELMが勝ったので、それも悔しいです。まだ開幕戦が終わっただけですから、しっかり準備して、次も頑張ります」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
■Championクラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/04) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 Champion class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 62 | 森山 冬星 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 14 | 27'17.634 | - | - |
| 2 | 34 | 清水 啓伸 | Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE | 14 | 27'18.338 | 0.704 | 0.704 |
| 3 | 33 | 佐藤 樹 | Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE | 14 | 27'21.005 | 3.371 | 2.667 |
| 4 | 16 | 新原 光太郎 | YBS Verve 影⼭ MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 14 | 27'31.205 | 13.571 | 10.200 |
| 5 | 60 | 熊谷 憲太 | OTG DL F4CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 14 | 27'33.839 | 16.205 | 2.634 |
| 6 | 10 | 小松 響 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | 14 | 27'33.876 | 16.242 | 0.037 |
| 7 | 26 | 三枝 拓己 | FALCON MOTORSPORT FALCON MOTORSPORT | 14 | 27'36.550 | 18.916 | 2.674 |
| 8 | 77 | 松田 大輝 | WARMTECH SKILLSPEED SKILL SPEED | 14 | 27'38.101 | 20.467 | 1.551 |
| 9 | 64 | HIROBON | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 14 | 27'41.280 | 23.646 | 3.179 |
| 10 | 90 | Lin Chenghua | ATEAM Buzz Racing AKIRAND RACING | 14 | 27'43.186 | 25.552 | 1.906 |
| 11 | 87 | 下野 璃央 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 14 | 27'49.854 | 32.220 | 6.668 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ---- |
| - | 14 | 村田 将輝 | 湘⼯冷熱 ZAP SPEED MCS4-24 ZAP SPEED | 11 | 22'51.945 | 3Laps | 3Laps |
| - | 97 | 白崎 稜 | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 5 | 11'59.779 | 9Laps | 6Laps |
■Independentクラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/04) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 Independent class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 55 | KENTARO | Baum Field F4 FIELD MOTORSPORTS | 14 | 27'44.784 | - | - |
| 2 | 96 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND AKILAND RACING | 14 | 27'45.153 | 0.369 | 0.369 |
| 3 | 5 | 小谷 泰弘 | TEAM 5ZIGEN F4 Team 5ZIGEN | 14 | 28'00.856 | 16.072 | 15.703 |
| 4 | 86 | 大阪 八郎 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 14 | 28'05.238 | 20.454 | 4.382 |
| 5 | 98 | IKARI | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 14 | 28'06.857 | 22.073 | 1.619 |
| 6 | 40 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 14 | 28'12.489 | 27.705 | 5.632 |
| 7 | *9 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 14 | 28'14.274 | 29.490 | 1.785 |
| 8 | *23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 14 | 28'57.581 | 1'12.797 | 43.307 |
| 9 | 61 | 坂井 フォックス・ウィリアム | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 13 | 28'15.603 | 1Lap | 1Lap |
| 10 | 2 | 仲尾 恵史 | TCS AKILAND AKILAND RACING | 13 | 28'18.577 | 1Lap | 2.974 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ---- |
| - | 71 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND AKILAND RACING | 1 | 2'29.415 | 13Laps | 12Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 34 清水啓伸(Drago CORSE MCS4-24) 1'45.439 (11/14) 155.794 km/h
- CarNo. 9は、シリーズ規則第15条1.1(衝突を起こしたもの)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 23は、H項違反(黄旗区間でのオーバーラン)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 71は、シリーズ規則第15条1.1(衝突を起こしたもの)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

2024オートバックススーパーGT第2戦「富士GT3時間レース」の公式予選が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)がポールポジションを獲得。塚越とREAL RACINGにとっては2019年9月の第7戦SUGO(当時はKEHIN NSX-GT)以来5年ぶりのポール獲得となった。
予選Q1 ホンダ勢が1-2-3を独占!
GT500クラスの予選Q1は午後2時58分より10分間で行われた。
コースオープンと同時に続々とコースに出ていく各車。やや遅れてコースインしたのが高星明誠(Niterra MOTUL Z)。残り6分30秒を切ったところで大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)がようやくピットを離れた。これで全車がコース上に。
するとその直後、名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)が僅か3周でピットイン。3号車はそのまま走行を終えることに。
コース上では、ベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z)が1分27秒243、高星明誠(Niterra MOTUL Z)が1分27秒134とまずはニッサン勢が好タイムを連発。
しかし公式練習トップの太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)がここでも1分26秒737とこの日最初の1分26秒台のタイムを叩き出すと、次の周では1分26秒709までタイムを縮めてきた。
続いて野尻智紀(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)も1分26秒973、1分26秒825と17号車に迫るタイムを記録。大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)も1分26秒944を記録し、終わってみればQ1はホンダシビックがトップ3を独占する結果となった。
4番手には福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分27秒050がつけ、高星明誠(Niterra MOTUL Z)が5番手で続いた。
予選Q2 ニッサン勢が1-2となるも、タイム合算では17号車が上回る
GT500の予選Q2は午後3時54分から10分間の走行。ここで最初にアタックに入った佐藤蓮(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が4周目の1コーナー手前で痛恨のスピンを喫する。すぐにコースに復帰して次の周で仕切り直しのアタックを行った佐藤は1分27秒366を記録したが、この時コース上では別のクルマがスピンアウトしていたために黄旗が提示されており、残念ながらここでのタイムは無効になってしまった。
続いてアタックに入ったのは8号車の松下で4周目に1分27秒969、5周目には1分27秒573と着実にタイムを縮めるが、三宅淳詞(Niterra MOTUL Z)が3周目にこれを上回る1分27秒205を記録してきた。
続いて17号車の塚越広大が1分27秒222を記録、その直後に千代勝正(MOTUL AUTECH Z)が1分27秒077を叩き出してQ2のトップに立ったところでチェッカーフラッグが提示され、Q2は終了した。
Q2のタイムではトップが23号車、2位に3号車がつづき、17号車が3位だったが、Q1とのタイム合算では17号車が2分53秒931、3号車が2分54秒339、23号車が2分54秒359となり、17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)が5年ぶりのポールポジションを獲得、3号車Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)が2位、23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)は3位という結果となった。
トヨタGRスープラ勢の最上位は14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)の7位、前戦岡山大会で優勝した36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は11位と後方からのスタートを強いられることとなっている。
1994年5月1日のJGTC第1戦から丁度30年目の節目のレースで勝利するのは果たしてどのチームか。第2戦決勝は4日の午後1時30分より3時間(約118周)で行われる。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo Motorsports Forum

2024オートバックス スーパーGT第2戦「FUJI GT 3Hours RACE」の予選が、静岡県・富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは、88号車JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が、ポールポジションを獲得した。
今シーズンから、ドライバー2名のタイムを合算して予選順位を決める方式になった当シリーズ。特に台数の多いGT300クラスは、まずはA、B組に分けられたQ1で上位8台に入らないとQ2上位グループに進むことができない。
Q1に出走するドライバーは重責だが、それぞれの組でトップ3に入ったのは、(A組)4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)、2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)。(B組)88号車JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)、96号車K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)という顔ぶれ。
どのチームも実力の拮抗するドライバーが乗ることを考えると、Q1で生じたタイム差を逆転するのは容易ではなく、Q1上位6台のうちポールポジションの候補となる車両は、1分36秒台前半をマークした、4号車AMG(1分36秒156)、56号車GT-R(1分36秒254)、そして88号車Lamborghini(1分36秒084)の3台に絞られると思われた。
Q2では、88号車を駆る小暮が終了間際に見事なアタックを見せ、Q2でもトップタイムを叩き出し、文句なしのポールポジション。以下、65号車AMG(蒲生) 、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(山内英輝)、96号車RC F(高木)、4号車AMG(谷口)が続いた。
合算の結果、Q1の貯金が効いた形となり、Q2では5位だった4号車AMGが予選2位、同様に56号車GT-R(Q2:7位)が予選3位、65号車AMG(Q2:2位)が予選4位となった。
ただ、決勝は予選で使用したタイヤでスタートする規定も導入されたことで、予選上位陣が崩れる可能性も十分残している。
決勝は、明日5月4日の午後1時30分から3時間で争われる。


Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

2024オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT3時間レース」の公式練習が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)がトップタイムを記録した。
公式練習は午前9時よりに混走85分間、専有走行各10分間で行われた。天候は晴れ。気温は14℃とやや涼しい気候の中、GT500は15台、GT300は27台が走行を開始した。
まずは太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)が1分28秒590を4周目に記録してトップに。続いて笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)が開始8分で1分36秒506で2番手(2周目)。これ以外の13台はまだタイムを出しに来ていない。
開始から10分が経過すると、太田は5周目に1分28秒281を記録。2番手の笹原も1分32秒634を3周目に記録。佐藤蓮(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が3周目に1分33秒385で3番手、4周目には1分31秒605までタイムを縮めて2番手に浮上してきた。
続いて伊沢拓也(Modulo CIVIC TYPE R-GT)が1分30秒786を4周目に記録して2番手に。山下健太(au TOM'S GR Supra)も1分31秒589を3周目に記録して3番手に浮上するが、佐藤は1分29秒517で再び2番手に。これを山下が4周目に1分29秒231で上回る。
そして開始から14分が経過したところで佐藤は1分27秒642を6周目に記録してトップに浮上。結局これが混走でのトップタイムとなった。
笹原も6周目に1分27秒976を記録して2番手、7周目には1分27秒920までタイムを縮める。大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)が5周目に1分28秒028を記録して3番手に上がってきた。
そして開始から40分が経過したところで阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が15周目に1分27秒831を記録して2番手に上がってきた。
その後は大きな順位変動もなく混走は終了。この時点での順位は16号車がトップ、19号車が2番手、37号車が3番手で、以下14号車、38号車KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)、36号車と続いて、23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)が日産勢トップの7番手だった。
しかし午前10時35分にGT500の専有走行が始まると、それまで鳴りを潜めていた日産勢が一斉に好タイムを連発する展開となる。
まずはベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z)が1分27秒639でトップに浮上。すかさず太田が1分27秒564で上回るが、その直後に高星明誠(Niterra MOTUL Z)が1分27秒205で太田を上回る。
しかしチェッカーフラッグが提示された直後に太田は1分27秒126を叩き出してトップを奪い返す。野尻智紀(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)も最後の最後に1分27秒298を叩き出した。
この結果、公式練習のトップは17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)、3号車Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)が2番手につけ、8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)が3番手という結果となった。
また福住仁嶺が1分27秒568を記録した14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)がGRスープラ勢の最上位の5番手だった。
スーパーGT第2戦はこのあと午後2時25分より公式予選を行う。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

2024オートバックス スーパーGT第2戦「FUJI GT 3Hours RACE」の公式練習が静岡県・富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が、序盤にマークした1分36秒242でトップとなった。
開幕戦の岡山では、性能調整のウェイトにも苦しめられ、思うような結果が残せなかった56号車だが、今大会は滑り出しから好調。開始早々の計測6周目にはベストタイムを叩き出し、以降は予選、決勝のために周回を重ねた。
2番手タイムは、88号車JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)。開幕戦は予選10位から手堅く完走してポイントを稼いだものの、シリーズを考えるとサクセスウェイトの軽いうちに上位フィニッシュを果たしたいところだ。
3番手タイムは、6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)。以下、52号車Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)と続き、開幕戦で入賞を果たした車両が引き続き好調を維持しているようだ。
なお、開幕戦を制した2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)は9位、開幕戦2位の65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)も10位につけている。


Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
■GT500クラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/03) Official Practice Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 17 | 塚越 広大 太田 格之進 | Astemo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Astemo REAL RACING | BS | | 1'27.126 | - | - | 188.541 |
| 2 | 3 | 高星 明誠 三宅 淳詞 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z GT500 NISMO NDDP | BS | 10 | 1'27.205 | 0.079 | 0.079 | 188.370 |
| 3 | 8 | 野尻 智紀 松下 信治 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8 Honda CIVIC TYPE R-GT ARTA | BS | 6 | 1'27.298 | 0.172 | 0.093 | 188.169 |
| 4 | 23 | 千代 勝正 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | BS | 12 | 1'27.345 | 0.219 | 0.047 | 188.068 |
| 5 | 14 | 大嶋 和也 福住 仁嶺 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | | 1'27.568 | 0.442 | 0.223 | 187.589 |
| 6 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | | 1'27.600 | 0.474 | 0.032 | 187.521 |
| 7 | 12 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | MARELLI IMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | | 1'27.639 | 0.513 | 0.039 | 187.437 |
| 8 | 16 | 大津 弘樹 佐藤 蓮 | ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16 Honda CIVIC TYPE R-G ARTA | BS | 4 | 1'27.642 | 0.516 | 0.003 | 187.431 |
| 9 | 38 | 石浦 宏明 大湯 都史樹 | KeePer CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer CERUMO | BS | 16 | 1'27.823 | 0.697 | 0.181 | 187.044 |
| 10 | 37 | 笹原 右京 ジュリアーノ・アレジ | Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S | BS | 8 | 1'27.920 | 0.794 | 0.097 | 186.838 |
| 11 | 39 | 関口 雄飛 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 34 | 1'27.987 | 0.861 | 0.067 | 186.696 |
| 12 | 36 | 坪井 翔 山下 健太 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 46 | 1'28.079 | 0.953 | 0.092 | 186.501 |
| 13 | 100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT STANLEY TEAM KUNIMITSU | BS | 24 | 1'28.202 | 1.076 | 0.123 | 186.241 |
| 14 | 24 | 松田 次生 名取 鉄平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | | 1'28.502 | 1.376 | 0.300 | 185.609 |
| 15 | 64 | 伊沢 拓也 大草 りき | Modulo CIVIC TYPE R-GT Honda CIVIC TYPE R-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 2 | 1'28.510 | 1.384 | 0.008 | 185.593 |
■GT300クラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/03) Official Practice Weather:Sunny Course:Dry
2024 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 56 | 佐々木 大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | | 1'36.242 | - | - | 170.682 |
| 2 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | JLOC Lamborghini GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 6 | 1'36.328 | 0.086 | 0.086 | 170.530 |
| 3 | 6 | 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン | UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI Ferrari 296 GT3 Team LeMans | YH | 2 | 1'36.539 | 0.297 | 0.211 | 170.157 |
| 4 | 52 | 吉田 広樹 野中 誠太 | Green Brave GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉Green Brave | BS | 16 | 1'36.578 | 0.336 | 0.039 | 170.088 |
| 5 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | | 1'36.644 | 0.402 | 0.066 | 169.972 |
| 6 | 45 | ケイ・コッツォリーノ リル・ワドゥー | PONOS FERRARI 296 Ferrari 296 GT3 PONOS RACING | MI | | 1'36.703 | 0.461 | 0.059 | 169.869 |
| 7 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | METALIVE S Lamborghini GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 8 | 1'36.778 | 0.536 | 0.075 | 169.737 |
| 8 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 4 | 1'36.853 | 0.611 | 0.075 | 169.605 |
| 9 | 2 | 堤 優威 平良 響 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 44 | 1'36.854 | 0.612 | 0.001 | 169.604 |
| 10 | 65 | 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 黒澤 治樹 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 36 | 1'36.957 | 0.715 | 0.103 | 169.424 |
| 11 | 96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 10 | 1'37.095 | 0.853 | 0.138 | 169.183 |
| 12 | 777 | 藤井 誠暢 チャーリー・ファグ | D'station Vantage GT3 Aston Martin Vantage GT3 EVO D'station Racing | DL | | 1'37.132 | 0.890 | 0.037 | 169.118 |
| 13 | 31 | 小高 一斗 中村 仁 根本 悠生 | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 12 | 1'37.156 | 0.914 | 0.024 | 169.077 |
| 14 | 7 | 荒 聖治 ニコラス・クルッテン ブルーノ・スペングラー | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW M Team Studie × CRS | MI | 22 | 1'37.182 | 0.940 | 0.026 | 169.031 |
| 15 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | | 1'37.428 | 1.186 | 0.246 | 168.605 |
| 16 | 50 | イゴール・オオムラ・フラガ 古谷 悠河 | ANEST IWATA Racing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing with Arnage | YH | | 1'37.621 | 1.379 | 0.193 | 168.271 |
| 17 | 5 | 藤波 清斗 塩津 佑介 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | | 1'37.708 | 1.466 | 0.087 | 168.121 |
| 18 | 9 | 阪口 良平 冨林 勇佑 藤原 優汰 | PACIFICぶいすぽっNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM | YH | | 1'37.720 | 1.478 | 0.012 | 168.101 |
| 19 | 18 | 小林 崇志 小出 峻 三井 優介 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | | 1'37.829 | 1.587 | 0.109 | 167.913 |
| 20 | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | MI | | 1'37.977 | 1.735 | 0.148 | 167.660 |
| 21 | 62 | 平手 晃平 平木 湧也 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 HELM MOTORSPORTS | YH | | 1'38.161 | 1.919 | 0.184 | 167.345 |
| 22 | 30 | 永井 宏明 小林 利徠斗 織戸 学 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | | 1'38.232 | 1.990 | 0.071 | 167.225 |
| 23 | 48 | 井田 太陽 柴田 優作 眞田 拓海 | 脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 1'38.453 | 2.211 | 0.221 | 166.849 |
| 24 | 25 | 菅波 冬悟 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | | 1'38.463 | 2.221 | 0.010 | 166.832 |
| 25 | 360 | 大滝 拓也 青木 孝行 荒川 麟 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | | 1'38.532 | 2.290 | 0.069 | 166.715 |
| 26 | 22 | 和田 久 加納 政樹 城内 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 1'38.959 | 2.717 | 0.427 | 165.996 |
| - | 11 | 富田 竜一郎 石川 京侍 | GAINER TANAX Z NISSAN FAIRLADY Z GAINER | DL | | d.n.s | - | - | - |
■Championクラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/03) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 Champion class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 62 | 森山 冬星 | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'45.221 | - | - | 156.117 |
| 2 | 16 | 新原 光太郎 | YBS Verve 影⼭ MCS4 HYDRANGEA kageyama Racing | 1'45.254 | 0.033 | 0.033 | 156.068 |
| 3 | 35 | 佐野 雄城 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'45.319 | 0.098 | 0.065 | 155.972 |
| 4 | 50 | 野村 勇斗 | HFDP Racing Team HFDP WITH B-max Racing Team | 1'45.371 | 0.150 | 0.052 | 155.895 |
| 5 | 45 | 大宮 賢人 | PONOS RACING MCS4 PONOS RACING | 1'45.410 | 0.189 | 0.039 | 155.837 |
| 6 | 34 | 清水 啓伸 | Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE | 1'45.429 | 0.208 | 0.019 | 155.809 |
| 7 | 97 | 白崎 稜 | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 1'45.450 | 0.229 | 0.021 | 155.778 |
| 8 | 51 | 洞地 遼⼤ | HFDP Racing Team HFDP WITH B-max Racing Team | 1'45.455 | 0.234 | 0.005 | 155.771 |
| 9 | 33 | 佐藤 樹 | Drago CORSE MCS4-24 Drago CORSE | 1'45.576 | 0.355 | 0.121 | 155.592 |
| 10 | 36 | 卜部 和久 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'45.613 | 0.392 | 0.037 | 155.538 |
| 11 | 54 | 佐藤 凛太郎 | PONOS RACING MCS4 PONOS RACING | 1'45.861 | 0.640 | 0.248 | 155.173 |
| 12 | 10 | 小松 響 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | 1'45.953 | 0.732 | 0.092 | 155.039 |
| 13 | 87 | 下野 璃央 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 1'46.123 | 0.902 | 0.170 | 154.790 |
| 14 | 37 | 鈴木 斗輝哉 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'46.218 | 0.997 | 0.095 | 154.652 |
| 15 | 60 | 熊谷 憲太 | OTG DL F4CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 1'46.456 | 1.235 | 0.238 | 154.306 |
| 16 | 14 | 村田 将輝 | 湘⼯冷熱 ZAP SPEED MCS4-24 ZAP SPEED | 1'46.534 | 1.313 | 0.078 | 154.193 |
| 17 | 77 | 松田 大輝 | WARMTECH SKILLSPEED SKILL SPEED | 1'46.787 | 1.566 | 0.253 | 153.828 |
| 18 | 90 | Lin Chenghua | ATEAM Buzz Racing AKIRAND RACING | 1'46.904 | 1.683 | 0.117 | 153.659 |
| 19 | 26 | 三枝 拓己 | FALCON MOTORSPORT FALCON MOTORSPORT | 1'46.908 | 1.687 | 0.004 | 153.654 |
| 20 | 64 | HIROBON | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'47.057 | 1.836 | 0.149 | 153.440 |
| 21 | 38 | 梅垣 清 | TGR-DC RS F4 TGR-DC Racing School | 1'47.336 | 2.115 | 0.279 | 153.041 |
| 22 | 46 | 有村 将真 | フジタ薬局アポロ電⼯ フジタ薬局レーシング | 1'47.451 | 2.230 | 0.115 | 152.877 |
| ---- 以上基準タイム(105% - 1'50.527)予選通過 ---- |
■Independentクラス
FUJI GT 3Hours RACE -RIJ- (2024/05/03) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 Independent class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | CarTeam | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 2 | 仲尾 恵史 | TCS AKILAND AKILAND RACING | 1'47.041 | - | - | 153.463 |
| 2 | 30 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 1'47.087 | 0.046 | 0.046 | 153.397 |
| 3 | 98 | IKARI | Bionic Jack Racing Bionic Jack Racing | 1'47.254 | 0.213 | 0.167 | 153.158 |
| 4 | 55 | KENTARO | Baum Field F4 FIELD MOTORSPORTS | 1'47.299 | 0.258 | 0.045 | 153.094 |
| 5 | 9 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'47.756 | 0.715 | 0.457 | 152.444 |
| 6 | 40 | ⾚松 昌⼀朗 | SHOEI-GIGS Ride with ES イーグルスポーツ | 1'48.373 | 1.332 | 0.617 | 151.576 |
| 7 | 71 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND AKILAND RACING | 1'48.386 | 1.345 | 0.013 | 151.558 |
| 8 | 5 | 小谷 泰弘 | TEAM 5ZIGEN F4 Team 5ZIGEN | 1'48.400 | 1.359 | 0.014 | 151.539 |
| 9 | 86 | 大阪 八郎 | Dr.Dry Racing Team Dr. Dry | 1'48.602 | 1.561 | 0.202 | 151.257 |
| 10 | 61 | 坂井 フォックス・ウィリアム | HELM MOTORSPORTS F4 HELM MOTORSPORTS | 1'49.311 | 2.270 | 0.709 | 150.276 |
| 11 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'50.242 | 3.201 | 0.931 | 149.007 |
| 12 | 96 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND AKILAND RACING | 1'51.440 | 4.399 | 1.198 | 147.405 |
| ---- 以上基準タイム(105% - 1'52.483)予選通過 ---- |
| - | 4 | 佐々木 祐一 | 仙台DayDream with RICHO DAYDREAM RACING | d.n.s | - | - | - |
| - | 11 | 植田 正幸 | Rn-sports MCS4 Rn-sports | d.n.s | - | - | - |
| - | 44 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | d.n.s | - | - | - |
- 優勝 豊島里空斗(C.S.I.Racing)
-

「そんなに嬉しくない優勝なのですけれど(苦笑)。気温が下がってきて、決勝中に(濃くしてあった)燃料を薄くしたら調子よかったのですけれど。追いついたなって思ったら反応切り替わっちゃって。バトルは楽しいかったですけれど、自分にはちょっとラッキーだったかなって。でもレース中にあの2台を抜けたとは思えなかったので、次はぶっちぎって勝ちたいです」
- 2位 丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)
-

「スタートはまずまず決まったのですけれど、場所取りは慣れて無くて。自分の中で迷いがでてしまったです。オープニングラップがよくなくて、混戦の中で抜かれてしまったというのはこれからの課題でであり、レースで勝つには場所取りは大事だと思っているので、そこを次戦に向けて、練習したり考えていかないといけないなという部分があります。スピードについては1台抜かれてしまって、それを抜き返すのが、ブロックされて時間かかっちゃって、前から離されちゃったという感じで。でも後半のペースというか普通にひとりで走っているペースではトップと比べてもそんなに負けない。課題もけっこう、今の自分の中ではレースウィークを通して一番いい感触だったので、これを継続して、次に挑めば結果はよくなるかな、と思っているので、引き続き頑張っていきたいな、って思います」
- 3位 小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)
-

「(表彰台は)嬉しいですけれど、また棚ぼたで。ペースなくて内容では全然負けていたので、もっと実力で表彰台に行けるようにしないといけないですね。結果はよかったけどあまり満足感がないので。ちゃんと速く走って上の方に行って。棚ぼたと言ってもまだ前に二人いますからね。どうにか1位を取りたいと思います」
- 4位 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)
-

「ペースはそこまで悪くなくて、1周目で5番手まで上げられたので。そこでRiNoAの82番よりはペースはよかったのですけれど、どうしても抜く抜かれるっていうところが経験不足な部分があって、抜いた後に引き離す方法が難しくて。そこを克服できれば、今よりもうちょっといい順位でフィニッシュできるかなと思います。次戦は普段の練習から抜く練習をたくさんして、磨いていきたいですね」
- 5位 柴田泰知(ZAP SPEED RD10V ED)
-

「あまり(順位の)実感がないのですけれど、大変なレースでした(笑)。ダンゴ状態になっていたのですけれども、なんとかどこかで抜けそうな機会があったので、それを何回か伺いながら最後ちょっと頑張ったらストレート(エンド)で抜く事ができた。(狙った通り?)そうですね、最終コーナーで行けるかな、という所から仕掛けて、1コーナーで抜けたっていう感じでした。見に来て下さった人にはいいレースが出来たかなって。自分としてはまだまだ発展途上なので、もっとスキルを身につけてまた上位に行きたいと思っています」
- 6位 室龍太郎(HAMMER 10V)
-

「やっぱり皆さん速くて、でもバトルできてすごい良かったです。まだHパターン慣れていなくて、ブレーキングとか(コーナー)進入で後ろの人は嫌だなって思ったかもしれないですけれど(笑)。みんなクリーンにバトルしてくれて、よかったです、楽しかったです」
- 9位 樺木大河(ZAP SPEED 10VED)※トップフィニッシュ直後の談話
-
「速さがあったのは間違いないので、そこは誇りたいところです。完全に僕のミスで、チームメイトを突いてしまったので申し訳ない。ここに関しては反省しかない、経験値不足です。いい走りができていたけれど、マージン持てなかった。どんな(裁定)になるかわからないですけれど、結果は結果で受け止めます。そこ以外はよかったですけれど」
- R 中澤凌(ZAP NAKs 10VED)
-
「チームメイトに小突かれてそこで回っちゃったので。そこに大川君が避けきれないで僕のリヤに当ってきました。今までで一番大きなマシンダメージで、基本クラッシュしないので、ちょっとびっくりしちゃいました。絶対勝てると思っていたので、もったいなかったです。やっぱり夕方の方がペースがよくて感触はすごいよかったですけれど。次の機会があれば、頑張りたいです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦決勝は4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催され、トップチェッカーを受けた樺木大河(ZAP SPEED 10VED)が8周目の中澤凌(ZAP NAKs 10VED)との接触でフィニッシュタイム10秒追加のペナルティを受けて降着。2位でフィニッシュした豊島里空斗(C.S.I.Racing)が繰り上がりで優勝となった。
第2戦決勝は本日最終レースとして午後4時45分にフォーメーションラップ開始。日が長くなったとはいえこの時間に太陽はかなり西に傾き、リーダータワーの影が伸びている。28度まで上がった気温も24度まで下がり、風も吹きだして路面温度はかなり下がっている。僅か10周のスプリントレースとはいえ、スタートからフィニシュまでの間に温度はさらに下がると予想され、チームはタイヤの内圧の合わせ込みに悩む。

レースがスタートすると、ポールポジションの豊島、フロントロウに並んだ大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)の2台は共に好スタートで第1コーナーへ飛び込む。セカンドロウの中澤凌(ZAP NAKs 10VED)、丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)、5番手スタートの樺木まではグリッド通りの順で続いたが、6番手スタートの小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)は加速がにぶく、7番手スタートの松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)にポジションを奪われる。この中で勢いがいいのが樺木で、第3コーナーに向けた加速で丸山に並びかけるとアウト側から被せるようにターン、第4コーナー手前で丸山を仕留めて4位にポジションを上げ、さらに前を行く中澤に迫る。追われる中澤も2位大川に狙いをつけて第5コーナーアウト側から仕掛けると2台はサイド・バイ・サイドでファーストアンダーブリッジを通過。そこに樺木選手も参戦。3台がワンパックになってトンネルを抜け出すと中澤が2位にポジションアップ、さらにS字の進入で樺木が大川選手に仕掛けるが、ここは大川も抵抗を見せ並んでS字を通過、そのままV字コーナーまで粘るがここで樺木がインから前に出て3位へ。

激しい2位争いの後方でも5位の座を競って丸山と松原が並んでダウンヒルストレートを下り90度コーナーへのブレーキングで松山がイン側から丸山を攻略。ビクトリーコーナーで前に出る。
2位以下の攻防をよそにトップ豊島は0.782秒までリードを築いてオープニングラップを終了。2位中澤から0.474秒差で3位樺木、0.664秒差で4位大川と続き、バトルでややタイムをロスした松原が1.1秒差の5位。その背後には丸山が0.147秒差とテール・ツー・ノーズ状態で2周目に入るとポジションを奪い返す機会をうかがう。そのチャンスが来たのがV字への進入で、丸山は松原のインを突いて並びかけるとそのまま立ち上がりヘアピンでも並走。ダウンヒルストレートから90度コーナーへ、今度はアウト側の丸山が松原を仕留めて5位を奪い返す。
2周目を終えてトップ豊島と2位中澤の差は0.4秒まで縮まり、さらに大川を振り切った樺木も0.166秒差で背後につけている。この2台の勢いは豊島選手を上回っており、続く3周目、3台が連なってファーストアンダーブリッジを通過。この3台が牽制し合う間に4位大川も追いつき、ヘアピンでは4台がトレイン状態でターン。ダウンヒルストレートを駆け降りると、中澤が仕掛けて豊島のアウト側から90度コーナーへ。2台は並走でセカンドアンダーブリッジを通過、ビクトリーコーナー進入でイン側になる中澤が前に出てトップに立つ。3周目を終えてトップ中澤選手と4位大川選手までが0.63秒以内という接戦だ。
4周目の第1コーナーで豊島がインから中澤に仕掛けて再びトップ。しかしほぼ横並びで第4コーナーから130Rまで走った中澤はS字へのアプローチで再逆転。さらに樺木も豊島に迫るが、V字コーナーへのブレーキングでタイヤをロックアップさせてここは攻略ならず。4周目を終えて中澤~豊島~樺木~大川のトップ4台は依然として0.9秒の中で連なっていて、誰かが仕掛ければ別の誰かがそのスキを狙うという互いにチャンスをにらんだ状態で5周目を終えてレースは後半戦へ。
この膠着状態を打破したのはレース4戦目の樺木で、6周目の第5コーナーアウト側からブレーキングで豊島に並びかけるとファーストアンダーブリッジの中で前に出て2位を奪い取る。樺木はこの周2分4秒510とファステストラップも更新してトップ中澤とのギャップを0.5秒削り取り、0.134秒差で7周目に入る。勢いに乗る樺木は第3コーナーでインから中澤をオーバーテイク、トップに出る。しかし中澤も負けじと第5コーナーでアウト側から樺木に被せると再逆転、トップを奪回する。ZAP SPEED同士のトップ争いだ。
8周目も4台は密集して走行。次なるチャンスを狙ったにらみ合いは縦一列でダウンヒルストレートを下ると90度コーナーへ。樺木は中澤のリヤに張り付くように旋回を始めるが、ここで両車は接触、樺木が中澤のリヤを突くような形になり、中澤はたまらずスピン、樺木と豊島はこれをかわしたが、アウト側に回避しようとした大川は僅かに中澤に接触、こちらもスピンしてしまう。2台はダメージがあるようで、再スタートが切れない。その間にトップ樺木、2位豊島は8周目を終了。3位丸山、4位小田部とそれぞれ順位を上げる。
ここでセーフティカー(SC)投入が宣言され各車スローダウン。止まったマシンの排除を行いつつ隊列を整えることになるが、残り2周では時間切れ、レースが再開されることはなく、そのままSCランで10周目まで走行し、樺木~豊島~丸山~小田部~松原~柴田泰知(ZAP SPEED RD1V ED)という順でフィニッシュした。
暫定表彰式が始まる前に樺木と中澤の接触についての審判が行われ、樺木にフィニッシュタイムに10秒加算のペナルティが課せられることになり9位まで降格。優勝は豊島選手、2位丸山選手、3位小田部選手という順位になった。
樺木は自分のミスであることを認めて、ペナルティも受け入れる覚悟で暫定表彰式を待ち、優勝した豊島、デビュー戦2位の丸山、久々の表彰台の小田部といずれも残念な結末に複雑な表情で壇上に上がったが、それでも最後は勢いよくスパークリングウォーターをかけあった。
もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第3戦は、しばしインターバルをおいて8月11日にモビリティリゾートもてぎで開催予定。開幕2連戦を満足いく結果で終わった者もそうでない者も、それぞれの課題をガレージに持ち帰って、その答えを手に暑いもてぎに戻って来ることになる。







Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
Asako SHIMA
もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 2 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 27 | | | 豊島 里空斗 | C.S.I Racing MYST KK-S2 | 10 | 23'23.874 | - | - |
| 2 | 81 | | | 丸山 陽平 | 群馬トヨペットTEAM RiNoA MYST KK-S2 | 10 | 23'24.058 | 0.184 | 0.184 |
| 3 | 78 | | | 小田部 憲幸 | フォースリンクこたべZAP ED MYST KK-S2 | 10 | 23'25.419 | 1.545 | 1.361 |
| 4 | 8 | | | 松原 将也 | ZAP MARUTOKU 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'25.850 | 1.976 | 0.431 |
| 5 | 18 | G | 1 | 柴田 泰知 | ZAP SPEED RD10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'27.916 | 4.042 | 2.066 |
| 6 | 2 | | | 室 龍太郎 | HAMMR 10V TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'28.820 | 4.946 | 0.904 |
| 7 | 37 | | | 青木 諒太 | WABITO WORKS withアルビレックスRT-ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'29.495 | 5.621 | 0.675 |
| 8 | 35 | | | 中島 哲也 | アルビレックスGAIA ED KK-S MYST KK-S2 | 10 | 23'30.415 | 6.541 | 0.920 |
| 9 | *15 | | | 樺木 大河 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 23'32.907 | 9.033 | 2.492 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ---- |
| - | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP NAKs 10V ED TOKYO R&D RD10V | 7 | 14'42.743 | 3Laps | 3Laps |
| - | 82 | | | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 7 | 14'43.750 | 3Laps | 1.007 |
- Fastest Lap: CarNo. 15 樺木大河(ZAP SPEED 10V ED) 2'04.510 (6/10)
- CarNo. 15は、2024もてぎチャンピオンカップレースSpR.27.4.1(#79への衝突)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
- ポールポジション 豊島里空斗(C.S.I.Racing)2分3秒926
-

「練習走行みたいな感覚で、緊張せず普通に走ってタイム出たので、よかったです。決勝と同じように走ったら大丈夫だったので、それがよかったかな。決勝はスタートがばっちり決まれば、組み立て通りになると思うのですけでど、スタートでどれだけ行けるのかで決まると思います。あまり争っちゃうと後ろの人が来ちゃうと思うので、とりあえずスタート1番で、そこから逃げる態勢に入れればいいと思います」
- 2位 大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)2分4秒052 +0.128秒
-

「ちょっと悔しいですね、もうちょっとだっただけに。正直小さいミスはしているので、それを改修すればコンマ1秒くらいは縮められていたかな、というぐらいの感じだっただけに、ちょっと悔しいです。(感触はいい?)トップとは争えると思います。もうちょっと、トップとは(戦って)いけると思います。決勝は夕方なので、(コンデションが)がらっと変わると思いますし、そこの対応ができるかどうか。さっきできなかったところなので、どこまでできるかですね」
- 3位 中澤凌(ZAP NAKs 10VED)2分4秒346 +0.420秒
-

「第1戦の時よりはそんなに調子よくなかったのですけれど、3番手なら決勝は前を狙える位置にいるので、そんなに心配はしていないです。コンデション的には昼間(第1戦)よりこれくらいの方が合っているかもしれないです、この後はちょっと分からないですけれど。昼間よりはそんなにつらくないかな、と思っています」
- 4位 丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)2分4秒369 +0.443秒
-

「課題をけっこう修正できて、手応え的にも1回目の予選よりも全然よくなったので、そこは自分にとってはプラスかなって思ったので。でもまだ完全には直り切っていないのがあるので。(カートの癖とか?)そういうとこもあったり、あと突っ込み過ぎだったり、そういうところが課題で、そこを直せばかなりいい方向には向かっていると思うので、それを信じて頑張れば。決勝はスタートミスらないことが第一ですけれど、そこをまずはうまく決めて、その後は自分は展開に合わせるのは得意だと思っているので、そこは自信持って走ろうかなって思っています」
- 5位 樺木大河(ZAP SPEED 10VED)2分4秒638 +0.712秒
-

「路面温度めっちゃ上がっていて、その状態でニュータイヤ入れたことがなかったので、それもあって全然このコンディションに合わせられなかったかな、という感じです。それと第1戦の予選は一番前に出てぐるぐるずっと走って、でも後ろにクルマがいる状態のプレッシャーが嫌だったので、今回は後ろに下がってクールダウンとか入れながら走ったのですけれど。リズム作るうえでは僕はクールダウン入れるよりずっと走っていた方がよかったんだな、と後悔しました(笑)。そのへんは次戦以降の予選の組み立て方考えたいな、っていうのと。でもそこはいったん切り替えて、レースペース的には路面温度下がってきたら僕と中澤君、うちらが一番(ペースが)あるかなって思っているので、チャンスうかがって、まずは表彰台。あわよくばもっと先狙いたいなと思っています」
- 6位 小田部憲幸選手(フォースリンク こたべZAP ED)2分4秒945 +1.019秒
-

「第1戦より1コあがりました、やったぜ(笑)。(6番手で安定していた?)あまりよくないですね、もっと上に行きたいです。あまり調子いいって感覚はなくて、練習不足なので、乗った分だけいろいろ分かってくるかな。たまたまっていうところです。決勝はまたひとつでも上を目指します。でも無理せず、いろいろ発見したいことの方が多いので、自分の走りに集中して、露骨なブロックせず、クリーンにバトルしたいと思います。またインタビュー受けられるように(笑)頑張ります」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦公式予選が4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催され、昨年同シリーズ5位の豊島里空斗(C.S.I.Racing)が2分3秒926でポールポジションを獲得した。
午前の第1戦に続いてタブルヘッダーで行われる第2戦の予選は午後1時30分から20分間で行われる。初夏の日差しがふりそそぐサーキットは気温28度まで上昇。路面温度は50度を超えている。1日2レースが行われる今回、各車は第2戦にニュータイヤの投入が許されているが、午前に行われた第1戦に比べた温度の変化への対応がチーム、ドライバー共に求められる。
11台のエントリー数は第1戦と変わらないが、第1戦でジェントルマンクラス優勝の本間隆史(MATレーシングPJ10V)は第2戦を欠場。替わって第1戦には出場しなかった室龍太郎(HAMMER 10V)が出場する。室選手は昨年スーパーカートに出場、今回が初のスーパーFJ参戦となる。
各車ウォームアップを終えて今回も5分が経過したあたりからタイムアタックが始まる。まずは第1戦3位の豊島が2分5秒158でトップ。2番手は第1戦優勝の中澤凌(ZAP NAKs 10VED)の5秒801。3番手に第1戦で豊島とバトルを演じて4位の大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)、4番手丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)とチームメイトが並ぶが2分6秒台ということでまだタイヤの発動を待っている状況か。
残り13分、その大川が2分4秒859と最初に2分4秒台に入れてトップに立つ。2番手は5秒012で中澤、3番手5秒088の丸山。豊島は4番手にダウンするが、残り11分で4秒390をマークして再びトップへ。大川2番手、丸山は5秒002で3番手、中澤5秒012で4番手と続き、さらに松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)、小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)と続いたが、ここに第1戦2位の樺木大河(ZAP SPEED 10VED)が5秒453を出して割り込み5番手へ。松原6番手、小田部7番手へドロップ。
折り返しを過ぎて残り9分、中澤が2分4秒744で3番手へ上がるが直後にコントロールラインを通過した樺木が4秒700で中澤を上回る。その間にトップの豊島はベストタイムを4秒222から4秒081まで縮めて、2番手大川に0.61秒差と大きく引き離している。
残り5分、トップ豊島は変わらず、2番手に丸山が2分4秒437で浮上、大川3番手、樺木4番手、中澤5番手で、6番手に小田部が上がってくる。さらに樺木が4秒638で大川をかわして3番手へ。
残り3分、豊島はただ一人2分3秒台に入れて3秒926をマーク。午前中より路面コンデションが悪化したか、その後2分3秒台をマークする選手は現れず、豊島選手のポールポジションが確定した。しかし残り1分を切ってからから2番手以下は目まぐるしく入れ替わり、大川4秒052で2番手、中澤4秒500で3番手へとそれぞれポジションを上げ、丸山は4番手、樺木5番手とそれぞれドロップした。6番手は小田部が終盤に松原を上回り、松原は0.005秒及ばず7番手となった。
もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦決勝は本日の最終レースとして、午後4時45分フォーメーションラップ開始予定。第1戦でドッグファイトを展開した豊島と大川がフロントロウから再び相まみえるか、3番手スタートの中澤が第1戦優勝の勢いを見せて巻き返すか、注目だ。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2024/04/28) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 2 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 27 | | | 豊島 里空斗 | C.S.I Racing MYST KK-S2 | 2'03.926 | - | - | 139.467 |
| 2 | 82 | | | 大川 烈弥 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 2'04.052 | 0.126 | 0.126 | 139.325 |
| 3 | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP NAKs 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'04.346 | 0.420 | 0.294 | 138.996 |
| 4 | 81 | | | 丸山 陽平 | 群馬トヨペットTEAM RiNoA MYST KK-S2 | 2'04.369 | 0.443 | 0.023 | 138.970 |
| 5 | 15 | | | 樺木 大河 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'04.638 | 0.712 | 0.269 | 138.670 |
| 6 | 78 | | | 小田部 憲幸 | フォースリンクこたべZAP ED MYST KK-S2 | 2'04.945 | 1.019 | 0.307 | 138.330 |
| 7 | 8 | | | 松原 将也 | ZAP MARUTOKU 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'04.950 | 1.024 | 0.005 | 138.324 |
| 8 | 18 | G | 1 | 柴田 泰知 | ZAP SPEED RD10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'07.363 | 3.437 | 2.413 | 135.703 |
| 9 | 35 | | | 中島 哲也 | アルビレックスGAIA ED KK-S MYST KK-S2 | 2'07.476 | 3.550 | 0.113 | 135.583 |
| 10 | 37 | | | 青木 諒太 | WABITO WORKS withアルビレックスRT-ED TOKYO R&D RD10V | 2'07.562 | 3.636 | 0.086 | 135.492 |
| 11 | 2 | | | 室 龍太郎 | HAMMR 10V TOKYO R&D RD10V | 2'07.779 | 3.853 | 0.217 | 135.262 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'41.340)予選通過 ---- |
2024年JAF地方選手権、スーパーFJもてぎ・菅生シリーズが開幕し、今年も新たな顔ぶれや復活した選手を迎えた。今回は新人やカムバック組など3名についてインタビューを行った。

まずは今回スーパーFJのデビューレースを迎えた、2号車「HAMMER 10V」をドライブする室龍太郎。昨年は富士や筑波のスーパーカートに参戦していた。今回は2連戦のうち第2戦のみに出場する。
--これまでのモータースポーツの経歴は?
「去年スーパーカートをやっていて、クラス優勝させてもらって、今回フォーミュラにステップアップ、という感じです」
--練習はかなり積んだ?
「4~5時間ぐらい走らせてもらって、まだ全然足りないです。ミッションが苦手なもので」
--スーパーカートとはだいぶ違う?
「まずHパターンが苦手なんです(スーパーカートはシーケンシャル)。ブリッピングとかできないし、難しいです(苦笑)」
--今回の目標は?
「まずはまわりに迷惑かけないように、無事故で走ります」

もてぎ・菅生シリーズでは毎年チャンピオン争いを展開する「RiNoA Racing project」からデビューするのが、81号車「群馬トヨペット TEAM RiNoA」の丸山陽平。昨年まではカートレースに参戦していた。
--これまでのモータースポーツの経歴は?
「去年までカートをやっていて、昨年はGPRシリーズに出場して2勝してシリーズランキング2位でした。その前の年もROK SHIFTER鈴鹿シリーズに出て、2019年20年は全日本FS125に出ていました。カートは始めて10年くらいは経ちました」
--10年選手は今何歳?
「18歳です」
--レーシングカートとスーパーFJの違いは慣れた?
「まだちょっと乗り方的には混ざっちゃうことがあって、完璧には切り替えられていないので、そこが切り替えられれば、安定した速さが出てくかな、とは思っています。(違いは)まず曲げ方が違っていて、カートは突っ込んでいって曲げればいいのですけれど、S-FJは意外と頑張らないで、早めに向き変えて、立ち上がり重視みたいな感じの乗り方をするので、そこらへんがたまに気持ちが行っちゃって走ると、バランスが崩れてきて、リズム合わないのでタイムにつながらないっていうのがちょっと難しいです」
--今日の練習走行での調子は?
「自分でうまくまとめられなくて、ブレーキングとかそういう課題点があって、なかなか新品タイヤいれてもタイム出なかったので、2本目にそこを修正して明日の予選をいい調子で迎えられればと思っています。新品タイヤの使い方もそう(課題)なんですけれど、まず一番大事なブレーキングがよくなかったので、そこが一番大きいので、それだけ直すだけでもけっこうタイムアップする要素があるので、そこを重点的に(練習)して行こうかなと思っています」
--レースに向けて自信のほどは?
「課題を直せば結果は自然とついてくると思っているので、そこらへんはあまり気にせず、目の前の課題に対して取り組んでいって、修正していけば結果はついてくると自分は思っているので、頑張りたいと思います」
--チームの雰囲気は?
「すごい楽しくて、明るくて、居やすいですしやりやすいので、自分もけっこう自由にやらせて貰っていて、その分結果で応えないとなって思っています」
そして同じく「RiNoA Racing project」から2年ぶりにスーパーFJ出場を果たすのが82号車の大川烈弥。2021年にもてぎ・菅生シリーズに初参戦し入賞3回でシリーズ11位。2022年は第6戦菅生で3位のほか入賞3回でシリーズ8位となっている。
--2年ぶりの参戦になるが?
「去年はFormula-Beatとか、ハコ車でテストとか練習とかやっていた感じです。レースには出ていなかったです」
--今回「RiNoA」から参戦のきっかけは?
「今年またスーパーFJやりたい、って思った時にサーキットへ行って、そこにたまたま里見代表が別件でいらっしゃっていて、そこで『レースやりたいの?』という話からこうやって声かけていただいて、という感じです。運がよかったところがあります」
--新しいチームの環境には慣れた?
「もう慣れました。そもそも環境が整っていますし、チームの雰囲気もいい感じなので、最初から迎えてくれましたし。トップチームなのでクルマも速いですし、乗りやすいです。環境はずごくいいですね」
--チャンピオンチームのチャンピオンマシン、プレッシャーは感じる?
「もちろんあります。ありますけれど、それより今は自分のことに集中して、やるべきことが分かっているので、それに集中している、って感じです」
--ずばり今年の目標は?
「もうチャンピオン獲得です、それだけです。開幕戦から速さを見せつけて、優勝してそのままチャンピオン、というのが目標です」

シリーズ連覇を目指す「RiNoA Racing project」を率いる里見乃亜代表にも意気込みを聞いた。
「今年はカート出身の子(丸山)がひとり上がってきて、もう一人は(S-FJに)乗っていた子(大川)が移籍と言うか、チャンピオン取るためにウチに来てくれたので、その二人で戦います。現時点では大川の方が速いですけど、丸山も慣れてくればタイムは上がると思うので、今日の最後のセッションで合わせ込めれば、二人とも戦闘力あるので、あまり不安要素はないですね。去年みたいな同士討ちがないように(笑)。4年やって2回チャンピオン取っているので、トップチームになってきたと自分では思っているので、ありがたいことに2台体制で、今年こそワン・ツー・フィニッシュを目標にして、後はシリーズチャンピオンをどちらかで取るようなイメージで頑張ります」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
- レース2優勝 藤原優汰(AKIRAND RACING)
-

「今回はスタートも決まってパーフェクトだったなと思います。レース1よりも余裕を持ってマージンを開けられたかなと思います。タイヤ的には8周目がピークで、そこからはオーバーヒートしてきました」
「次回のもてぎはスーパーGTのオートポリスとバッティングしているので、参加するかどうかはわかりません。アキランドさんもFIA-F4に出ているので、その日程は動けないと聞いていますし。僕自身は今年はスーパーGTとVITAの耐久などに出ていこうと考えています」
- レース2決勝2位 三浦愛(Team M)
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「ニュータイヤでスタートしたので、1レース目よりもトラクションの係が悪い状態でした。それをフォーメーションラップの時点で把握していたので、うまく回転数を合わせることができました。クルマのセットはまだ詰めきれていないんですが、ニュータイヤのグリップに助けられました。後ろが迫ってきていたので、ミラーを見ながらミスしてるところを見せないように、コンスタントに気をつけて走りました。まだまだですが、今回できることは全てやり切りました」
「トップは少しタイム差があったので、最低限の結果は残せたと思います。次回のもてぎも参戦します。目標は『東日本王者』です(笑)」
- レース2決勝3位 松本拓海(AKIRAND RACING)
-

「(S-FJとのダブルエントリーは)結構きつかったですね。2レース目は疲れてるなあと実感しながら走っていました。6周目あたりから2コーナーの走り方を変えたらいっぺんにペースが上がりました。前のクルマに追いつけるかなと思ったんですが、届きませんでした」
「次のもてぎは全く予定していません。今後は鈴鹿のS-FJをメインに据えて活動していく予定です」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

4月28日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われたF110Cup OKAYAMA Round 西日本王者決定戦のレース2決勝は、ポールポジションからスタートした藤原優汰(AKILAND F110)がレース1に続いて独走でポール・トゥ・フィニッシュを達成した。
レース2決勝は当初予定より10分遅れの午後4時30分より12周で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。スタート時の気温は25℃、路面温度はコントロールライン上で38.6℃だ。

スタートではポールの藤原がホールショット。予選3番手の三浦愛(Team M with ULS)が2位で続き、4番手スタートの松本拓海(AKILAND ERS F110)が3位に浮上した。松本は1コーナーでアウトから三浦の攻略を試みたが、ここは三浦が押さえきって2コーナーを他立ち上がっている。この結果、予選2番手の酒井翔太(ファーストガレージF110)は4位に後退してコントロールラインに戻ってきた。1周を終えた時点の藤原のリードは1秒420だ。
その後も藤原はレース1同様に周回を重ねるごとにベストラップを更新し、1周あたり1秒ずつリードを広げていく。2位の三浦を追う3位の松本、4位の酒井も序盤は三浦に接近することができないでいた。
それでも6周目に入ると、松本はラップタイムで三浦を上回るようになり、一時は1秒2あった差も0秒8〜9とやや近づいてきた。
トップの藤原も9周目以降はややペースが鈍ったが、それでも2位以下に9秒890の大差をつけて12周を走り切り、レース1に続いて2連勝を達成して岡山大会を締めくくった。
2位は三浦愛。3位には松本拓海が入った。
F110Cupはこのあと10月19-20日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで東日本王者決定戦を行う。






Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
- 優勝 迫隆眞(制動屋)
-

「6番スタートでしたが、ペースがよかったので淡々と抜いていけました。途中までファステストだったのですが、最後に抜かれたので、そこが残念でした」
- 2位 小田優(Drago CORSE TAKE)
-

「調子が悪いレースウイークだったので、1レース目に比べたら及第点だと思います。迫選手にはもうちょっと早いタイミングで追いつかれると思っていました。抜かれましたが、抜き返せるなら返そうと思ったんですが、無理なら2位を狙いでした」
- 3位 杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)
-

「ポールからのスタートでしたが、6番手スタートの人に負けたのは悔しいですね。課題はスタートです。1レース目を反省して、スタートもうまくなりましたが、ユーズドタイヤで厳しかったです。それでも最後にファステストを取れたのはうれしいですが、最初から全力を出せれば、結果は変わってたのかと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 F110 CUP Race 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 71 | 藤原 優汰 | AKILAND F110 AKIRAND RACING | 12 | 19'07.809 | - | - |
| 2 | 17 | 三浦 愛 | Team M with ULS Team M | 12 | 19'17.699 | 9.890 | 9.890 |
| 3 | 29 | 松本 拓海 | AKILAND ERS F110 AKIRAND RACING | 12 | 19'19.029 | 11.220 | 1.330 |
| 4 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージF110 FIRST GARAGE | 12 | 19'19.308 | 11.499 | 0.279 |
| 5 | 78 | 小野 陽平 | REVERSAL SPIRIT 小野 陽平/Yohei Ono | 12 | 19'30.558 | 22.749 | 11.250 |
| 6 | 72 | 山岸 洋之 | イーグルスポーツMTNF110 イーグルスポーツ | 12 | 19'53.151 | 45.342 | 22.593 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 71 藤原優汰(AKILAND F110) 1'34.878 (7/12) 140.505 km/h

レーシングドライバーとして10年以上にわたり全日本F3選手権やフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップに参戦してきた三浦愛が自らのチーム「Team M」を立ち上げたのは昨年のこと。三浦はここからKYOJO CUPに参戦し、初年度で見事チャンピオンを獲得した。
そして今年の参戦カテゴリーとして三浦が選んだのが今年発足したばかりのF110Cupだ。昨年までFIA-F4で9シーズンにわたって使用されてきた童夢F110を用いたワンメイクレースに参戦する目的は何か。三浦とTeam Mは今後どこへ向かうのだろう。F110Cupの開催されている岡山国際サーキットで話を聞いた。まずはチーム立ち上げの経緯から。
「今まではフォーミュラしかやってきませんでしたが、いろんなカテゴリーを経験してきて、この先どうするんだというところに行き着きました。まだレースは続けたいけど、同時にトップを走りたい、最前線で居続けたい。そうでなければレースを楽しめないとも考えていて、自分が走る以外の方法で、このモータースポーツでトップでいるためにはどうするのか、というところで、チームを作るということが選択肢の一つに上がってきました」
「もちろん私一人ではできないので、一番信頼しているエンジニアに相談したところ、協力してくれるという話になり、彼となら一緒にやりたいと心から思いました」
「まずは一年目にインパクトが必要だし、女性という点もアピールしたいと考えました。またコストをあまりかけられない状況だったので、KYOJO CUP、VITAを選びました。エンジニア以外にメカニックたちやスポンサーの協力を得て、チャンピオン獲得を目標に掲げて一年を戦い、獲得することができました。チームスタッフはクルマを速くする能力が非常に高かったので、富士におけるVITAのコースレコードをKYOJO、FCRの両方で取ることができ、一年目は成功に終わったと思います」
ここまでは順風満帆に見えるTeam Mだが、三浦はまだまだ課題が多いと語る。
「まだまだ資金力は不足しているし、そもそも自分がレースをするためのチームではないので、他のドライバーからTeam Mで走りたいと思ってもらえる存在にならないといけない。そういう意味ではまだ課題があります」
「もちろんKYOJOは女性ドライバーにとって価値のあるカテゴリーですが、男女関係なくレースに向き合えるチームになっていきたい。レースが好きだという原点に戻れるような活動をしたい。自分は長くフォーミュラをやってきましたが、ドライビングを突き詰めること、クルマを速くしていくことに関して、フォーミュラはドライバーにとっても技術者にとっても非常に意味のある、価値のあるものだとの思いから、2年目はフォーミュラに取り組みたいと考えました。その第一ステップとしてF110カップに参戦することを決めたんです」
「このカテゴリーも一大会で200万くらいかかるが、いろんな方からの協力を得て、なんとかここに出ることができた。岡山ともてぎできちんと結果を出すことも大事だし、若いメカニックにもベテランのエンジニアからいろんなものを吸収してもらいたい。そういう場にしたいと思ってやっています」
そしてTeam Mは今年も引き続きKYOJO CUPにも参戦するという。ただしそちらは三浦ではなく斎藤愛未をドライバーに起用するという。
「KYOJOは別のドライバーでもチャンピオンが取れることを証明したいです。F110もいずれは他のドライバーに乗ってもらいたい。まずはそのための土台作りを私がやります。F110のカテゴリーで優勝した女性ドライバーはまだいないと思うんですが、まずは自分が優勝して、女性でも通用することを証明したい。そうすることで次は自分を超えてくれるドライバーが出てくることを期待しています。女性であることは不利なことだけではない。女性なりの闘い方があるということをVITAでは証明できたと思う。それをF110でも示したい。自分が20代でF3をやっていた時にできなかったことが、今は時間を経て経験を積むことによって、レベルが上がったと感じているので、改めて挑戦したいと考えました。それが自分のドライバーとして、チームとしての活動につながればいいと思います」
そして三浦はその先をも見据えている。
「F110に限らず、FIA-F4への参戦もしたいと考えてます。今年は新車を買うことができませんでしたが、来季以降の参戦に向けてその準備も進めています。そこからフォーミュラ・リージョナル、スーパーフォーミュラ・ライツとミドルフォーミュラで一歩一歩進んでいきたい。その先にはスーパーフォーミュラということもあるかもしれない。自分もドライバーとしてできるところまでやりたいんです」
「F110に乗ったのは2017年以来。あの時はオートポリスで30分間だけ走りましたが、今回はここにくる前に一度富士でテストをしてきた。F3に乗ってきた経験、体のセンサーがここでも生きている。あの経験があるからGT4でもなんでも乗る自信につながっています。いまJujuちゃんが出てきて、すごく恵まれた環境でレースをしているけど、そうでない選手が殆どなので、彼らが諦めることなく、希望を持って頑張れる場を作りたい。そのために自分が頑張ってる姿を見せたいんです」
三浦愛とTeam Mの挑戦は続く。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
- 優勝 迫隆眞(制動屋)
-

「ペースが悪くなくていい感じでラップできました。最初はピタリとつかれていましたが、速い場所と遅い場所があるので、それぞれで離していけました。最期の方は、セッティングとドライビングでタイヤを持たせながら走れたのでよかったです。次は6番スタートなので追い上げられればと思います」
- 2位 松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)
-

「スタートはよくて、前が止まったのでよけました。最初の数周は元気がよくて、グリップがあったのでばんばん行けました。3周目くらいからタイヤが落ち始めて、最期の方はタイヤをいたわりながらの走りでした。通算2レース目を2位で終われて、初めてのスタンディングスタートも成功したので、うれしいです」
- 3位 加納康雅(イーグルスポーツ)
-

「グリッドスタートが初めてで、エンストしないかと思いましたが、それなりに決まりました。そこからタイヤもたれなくて走り切れました。鈴鹿も3位だったので、もう一つ二つ上の順位にいきたいですね」
- 4位 元山泰成(ECOTEH WORKS)
-

「予選は8秒台まで出てよかったんですが、気温も上がってクルマの動きが変わりました。最後の周は、加納くんにヘアピンのブレーキで詰められて抜かれました。小田くんはぎりぎり抑えて、最後はペースが上がらなかったのでちょっと離してフィニッシュでした。セットはちょっとアンダーだったので、次はオーバーよりに振って、はまればいいかなと思います」
- 5位 小田優(Drago CORSE TAKE)
-

「なかなかセットがうまく決まらないですね。ついていくのが精いっぱいでした。抜きかけましたが、持っている速さがなかったです。次は2番グリッドなので、できるだけ前で帰ってこれるようにがんばります」
- 6位 杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)
-

「いつも緊張しないんですが、グリッドに着いたら緊張してしまいました。周りが見えて無くて出してもらっていたグリッドの数字も見えませんでした。スタートもテンパってしまいました。10位くらいまで落ちましたが4台くらい抜きました。6位に上がって前が空いたときにファステストを取りましたが、反省することが多いレースでした。次もリバースでポールなので、絶対同じミスはしなようにします」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第2戦は28日、岡山国際サーキットで決勝を行い、予選2位からスタートした迫隆眞(制動屋)がスタートでトップに立つと1度もトップを譲ることなく11周を走って優勝した。
決勝は午前10時35分にフォーメーションラップが始まった。場内には薄雲が広がってきたが、汗ばむ気候の中、16台がグリッドを離れた。
各車、グリッドに着こうとするが、ここでポールポジションの杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)が初めてのスタートで緊張したか、自身のグリッドを通り過ぎ、コントロールラインで停止した。直後のマシンもこれにつられ何台かが自身のグリッドに着けなかった。このため、スタートはディレイとなり1周減算の11周で行われることとなった。
2度目のフォーメーションラップが行われ、レースはスタート。ポールポジション(PP)の杉田は動揺したか、ストールし、再スタートを切ったものの大きく出遅れる。
これでトップに立ったのは予選2位の迫隆眞(制動屋)。2位に予選3位の松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)、3位に予選4位の元山泰成(ECOTEH WORKS)、4位に好スタートを切った予選6位の加納康雅(イーグルスポーツ)、5位に小田優(Drago CORSE TAKE)、6位にAki Jitranuwath(ATEAM Buzz Racing)が続く。
1周目、トップの迫に2位の松井が迫る。少し間を置いて、3位の元山と4位の加納も接近戦だ。スタートをミスしたPPの杉田は10位で戻ってきた。
2位の松井は2周目まで迫の背後につけていたが、タイヤが厳しくなりこの後徐々に迫がリードを広げ始める。杉田は前を走る東慎之介(サンセルモORM/MYST)をパスし9位に上がった。
5周目、トップ迫と2位松井の差は1秒と広がった。その後ろ3位元山とはさらに1秒差で、背後の4位加納、5位の小田に迫られている。杉田は7位まで浮上した。
9周目、ヘアピンで4位加納が3位元山に並びかけ立ち上がりで加納が前。リボルバーでは元山が加納を抜き返すも、クロスラインを取った加納がパイパーで元山をかわしついに3位浮上することに成功する。
10周目、4位に落ちた元山に5位の小田がヘアピンで並びかけるが、ここは元山が小田を抑えきり4位を死守した。
レースは11周で終了。迫は最終的に2位の松井を2秒2離して鈴鹿に続き開幕から2連勝。2位の松井は初表彰台となった。加納は鈴鹿に続き2連続3位の結果となった。4位には元山が、5位には小田が入った。杉田は6周目に6位に上がると、9周目にはこのレースのファステストラップをたたき出し、この順位をキープしてゴールした。
第3戦のグリッドはこのレースの結果順で決定するが、上位6台がリバールグリッドとなる。そのため、第3戦のポールポジションは杉田、2位小田、3位元山、4位加納、5位松井、6位迫の順でスタートすることなった。
第3戦は午後2時35分より12周で行われる。再びポールポジションからスタートすることとなった杉田が、今度はスタートを決め初優勝飾るのか、注目だ。






Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI
- ポールポジション 杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)
-

「カートとシミュレーターをしていて、岡山にも月一くらいで練習に来ていて2年間で20回くらい通いました。ました。15歳になってラインセンスを取得して初レースです。ニュータイヤで、タイヤのあたためはできたと思うんですが、四脱をベストラップの周にやってしまい、もったいなかったです。スタートはシミュレーターでもやってきてるので決めて絶対優勝したいです。大阪の富田林出身で高校1年生です」
- 2位 迫隆眞(制動屋)
-

「フィーリングは悪くなかったんですが、最後の最後で伸ばしきれませんでした。杉田選手は練習から速いとは聞いていたんですが、びっくりしました。コンマ1秒で負けたのが悔しいです。彼がライバルですが、決勝はバトルの自信はあるので勝てたらと思います」
- 3位 松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)
-

「めちゃめちゃ悔しいです。レースは2年半ぶりで今年からFJに出ています。チームメート(杉田)は岡山をずっと走っていていいベンチマークなので、彼と0秒2という差はポジティブだと思います。少ない経験の中で実力を発揮できればと思います。アメリカ生まれで、8カ月で日本に帰り、小学校3年生からインドネシアに行き、中学3年生でまた日本の京都に帰り、今は大阪です。大分の大学を休学してレースをしています」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | *56 | 迫 隆眞 | 制動屋 MYST KK-S2 | 11 | 18'22.990 | - | - |
| 2 | *7 | 松井 啓人 | FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 11 | 18'25.236 | 2.246 | 2.246 |
| 3 | *31 | 加納 康雅 | イーグルスポーツ MYST KK-S2 | 11 | 18'28.247 | 5.257 | 3.011 |
| 4 | *1 | 元山 泰成 | ECOTEH WORKS MYST KK-S2 | 11 | 18'28.905 | 5.915 | 0.658 |
| 5 | *43 | 小田 優 | Drago CORSE TAKE MYST KK-S2 | 11 | 18'29.369 | 6.379 | 0.464 |
| 6 | *10 | 杉田 悠真 | レブレーシングガレージwith LAPS MYST KK-S2 | 11 | 18'30.696 | 7.706 | 1.327 |
| 7 | *29 | 松本 拓海 | EAGLE ERS MYST KK-S2 | 11 | 18'33.044 | 10.054 | 2.348 |
| 8 | 57 | 東 慎之介 | サンセルモORM/MYST MYST KK-S2 | 11 | 18'37.271 | 14.281 | 4.227 |
| 9 | *99 | Aki Jitranuwath | ATEAM Buzz Racing MYST KK-S2 | 11 | 18'38.163 | 15.173 | 0.892 |
| 10 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージ KK-SII MYST KK-S2 | 11 | 18'38.580 | 15.590 | 0.417 |
| 11 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO Racing G MYST KK-S2 | 11 | 18'39.023 | 16.033 | 0.443 |
| 12 | 33 | 磐上 隼斗 | アルビ富士吟景GIA ED MYST KK-S2 | 11 | 18'42.995 | 20.005 | 3.972 |
| 13 | 2 | 吉田 紘大 | ATEAM Buzz Racing MYST KK-S2 | 11 | 18'44.339 | 21.349 | 1.344 |
| 14 | 81 | 妹尾 俊郎 | SSEC☆KRS☆10V TOKYO R&D RD10V | 11 | 18'45.023 | 22.033 | 0.684 |
| 15 | 47 | 山根 一人 | 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 11 | 18'46.704 | 23.714 | 1.681 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ---- |
| - | *11 | 梅本 幸汰 | Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 | 4 | 6'51.605 | 7Laps | 7Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 10 杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS) 1'39.072 (9/11) 134.557 km/h
- CarNo. 56, 7, 31, 1, 43, 10, 29, 99, 11は、岡山チャレンジカップ特別規則第31条3.6(グリッド間違い)により、訓戒とする。
- レース1、レース2ポールポジション 藤原優汰(AKIRAND RACING)
-

「タイヤの一番いいところも使えて、ダンダンダンとタイムを出せました。ただホンマはもう少しいいタイムを出しておきたかったなと」
「僕が乗り始めた頃からFIA-F4の岡山ラウンドが無くなったので、レースとして走るのは初めてです。昨日からセットを詰めてきました。目標は優勝です。ここでいい流れを作って来週のスーパーGTにつなげたいですね」
- レース1、レース2予選2位 酒井翔太(FIRST GARAGE)
-

「今週末は練習で一度だけ乗りましたが、そのあとはS-FJに専念していました。予選は思っていたよりうまく走れて、自己ベストを更新することもできました。最後の1周でもうちょっとタイムを上げられたかな、と思いましたが、最後の最後でミスっちゃいました」
「デフが入っていないところなどはS-FJと共通ですが、ダウンフォースの使い方で手こずっています。そこが難しいですね」
「決勝は体力の続く限り走って、優勝を目指します。来年はFIA-F4に出られたらと思います。そのためにも今はここで頑張らないと」
- レース1予選3位 松本拓海(AKIRAND RACING)
-

「悪かったですね。昨日の練習から1秒ぐらいタイムが上がったんですけど、まだまだいける感じでした。自分の勘違いでもう1周あると思ってタイヤを休ませてしまいました。後半セクターとかでミスをしていたので、あれがなければ34秒台は見えていましたね」
「決勝は行けると思います。自己ベストも更新できると思うので、優勝目指して頑張ります」
- レース2予選3位 三浦愛(Team M)
-

「同じダンロップなので、以前と同じタイヤなんだと思っていましたが、フィーリングの違いに戸惑いました。アジャストを進めていい方向には向かっているんですがまだ改善中の段階です。走り続けるたびにタイムの出るタイヤでしたが、最後に遅いクルマに引っかかってしまいました。アタックした周回は自分の中では纏められたので、位置取りをうまくやっていれば2番手までは見えていたと思います」
「今回は体制作りも含めて整えきれていない部分がありますが、チームスタッフが頑張ってくれているので、なんとか回っている状態です。自分としても至らない部分があるので、この結果は受け止めないとと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第2戦は28日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、初出場の15歳、杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)がポールポジションを獲得した。
今回の2連戦ダブルヘッダーはワンデーレース。予選1回と決勝2回を1日で行う慌ただしいスケージュールだ。公式予選は午前8時15分より15分間で行われた。
岡山国際サーキットは早朝より雲一つ無い好天に恵まれ、柔らかい日差しが照りつける場内は初夏の装いとなった。
3周目あたりからは各車タイムアタックを始める。まずはS-FJ経験豊富な元山泰成(ECOTEH WORKS)が1分39秒697でトップタイムを記録。2位には参戦2戦目の松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が39秒926でつけ、3位には梅本幸汰(Rn-sports制動屋KK-S2)が続く。
4周目には開幕戦優勝の迫隆眞(制動屋)が1分39秒255でトップに浮上。元山、梅本は2-3位に落ちた。
5周目には初出場の杉田悠真(レブレーシングガレージwith LAPS)が初めて38秒台に入り、1分38秒951でトップに浮上。迫は2位に、元山は3位に落ちた。
6周目、今度は松井が1分38秒774でトップに立つと、2位には迫、3位には元山が続き、杉田は4位に落ちた。
7周目、杉田は再びタイムを1分38秒666まで縮め、再びトップを奪い返す。タイムを更新するも迫は2位のまま、松井は3位に後退した。
9周目、杉田はさらにタイムを1分38秒550まで縮めると、最後のアタックとなった10周目には、各セクターでタイムを更新しながら連続アタックをするも最終セクターでタイムが伸びずタイム更新はならず。それでも9周目のタイムでポールポジションを決めた。
2位には迫が0秒110差で続き、3位には松井が続いた。4位には元山が、5位には小田優(Drago CORSE TAKE)が、6位には加納康雅(イーグルスポーツ)がつけている。
ポールポジションを獲得した杉田は富田林市出身の高校1年生15歳。シミュレーターで腕を磨き、ここ岡山でも練習を重ねた。初出場でいきなりポールポジションを獲得し、周囲を驚かせて見せた。
第2戦の決勝レースはこの後、午前10時35分より12周で行われる。ルーキー杉田のポールトゥウインなるかに注目だ。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 F110 CUP race 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | № | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 71 | 藤原 優汰 | AKILAND F110 AKIRAND RACING | 1'34.620 | - | - | 140.888 |
| 2 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージF110 FIRST GARAGE | 1'35.191 | 0.571 | 0.571 | 140.043 |
| 3 | 17 | 三浦 愛 | Team M with ULS Team M | 1'35.421 | 0.801 | 0.230 | 139.705 |
| 4 | 29 | 松本 拓海 | AKILAND ERS F110 AKIRAND RACING | 1'35.571 | 0.951 | 0.150 | 139.486 |
| 5 | 78 | 小野 陽平 | REVERSAL SPIRIT 小野 陽平/Yohei Ono | 1'36.231 | 1.611 | 0.660 | 138.529 |
| 6 | 72 | 山岸 洋之 | イーグルスポーツMTNF110 イーグルスポーツ | 1'37.787 | 3.167 | 1.556 | 136.325 |
| ---- 以上基準タイム選通過 ---- |
| - | 13 | 渡会 太一 | KF MOTORSPORT KF MOTORSPORT | d.n.s | - | - | - |
岡山チャレンジカップレース第2戦 -RIJ- (2024/04/28) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | № | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 10 | 杉田 悠真 | レブレーシングガレージwith LAPS MYST KK-S2 | 1'38.550 | - | - | 135.269 |
| 2 | 56 | 迫 隆眞 | 制動屋 MYST KK-S2 | 1'38.664 | 0.114 | 0.114 | 135.113 |
| 3 | 7 | 松井 啓人 | FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'38.744 | 0.194 | 0.080 | 135.004 |
| 4 | 1 | 元山 泰成 | ECOTEH WORKS MYST KK-S2 | 1'38.879 | 0.329 | 0.135 | 134.819 |
| 5 | 43 | 小田 優 | Drago CORSE TAKE MYST KK-S2 | 1'38.937 | 0.387 | 0.058 | 134.740 |
| 6 | 31 | 加納 康雅 | イーグルスポーツ MYST KK-S2 | 1'38.954 | 0.404 | 0.017 | 134.717 |
| 7 | 29 | 松本 拓海 | EAGLE ERS MYST KK-S2 | 1'39.066 | 0.516 | 0.112 | 134.565 |
| 8 | 11 | 梅本 幸汰 | Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 | 1'39.149 | 0.599 | 0.083 | 134.452 |
| 9 | 99 | Aki Jitranuwath | ATEAM Buzz Racing MYST KK-S2 | 1'39.577 | 1.027 | 0.428 | 133.874 |
| 10 | 22 | 酒井 翔太 | ファーストガレージ KK-SII MYST KK-S2 | 1'39.589 | 1.039 | 0.012 | 133.858 |
| 11 | 57 | 東 慎之介 | サンセルモORM/MYST MYST KK-S2 | 1'39.612 | 1.062 | 0.023 | 133.827 |
| 12 | 2 | 吉田 紘大 | ATEAM Buzz Racing MYST KK-S2 | 1'39.681 | 1.131 | 0.069 | 133.735 |
| 13 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO Racing G MYST KK-S2 | 1'39.705 | 1.155 | 0.024 | 133.702 |
| 14 | 81 | 妹尾 俊郎 | SSEC☆KRS☆10V TOKYO R&D RD10V | 1'39.770 | 1.220 | 0.065 | 133.615 |
| 15 | 47 | 山根 一人 | 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 1'39.952 | 1.402 | 0.182 | 133.372 |
| 16 | 33 | 磐上 隼斗 | アルビ富士吟景GIA ED MYST KK-S2 | 1'40.212 | 1.662 | 0.260 | 133.026 |
- 優勝 卜部和久(H・R・F108)
-

「普通にやれば勝てるっていうことを改めて実感できたので、これからいろんな難しいレースあると思うのですけれど、その時もいつも通り自信を持っていくことが大事だな、と思いました。(不安要素はまったくなかった?)最初ちょっと(タイヤを)ロックしたり、クルマのセットの微妙な部分でまだ上げられるなというのもあったのですけれど、その中でもうまくクルマをコントロールして、ミスを最小限に抑えて走れたかなと思います」
2位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)
-

「疲れました(笑)、敗北です、出直して頑張ります。徹夜で直してくれたチームにありがとうって言いたいです。何とか2位表彰台、ありがとうございます。次また頑張ります」
3位 酒井翔太(ファーストガレージFG108)
-

「スタートが、最初の発進はよかったのですけれど、その後にタイヤ掻きすぎちゃって、それで後ろのドライバーの方に抜かれちゃって。その後すぐにSCだったので、ちょっと切り替えて頑張ろうと思って。SC明けはストレートで自分がついて行けなくてコーナーで抜くしかないなと思って、コーナーで仕掛けて無事3番手取って、元の順位に戻れただけでもよかったな、と思います」
4位 椎橋祐介(ファーストガレージ)
-

「スタートをちょっと失敗したのですが、翔太(酒井)の方がより失敗していたので、とりあえずいったん前に出て、2台で追えるかなと思ったのですが。SC明け序盤のペースがつらくて、自分の方がストレートは速くて、二人でいいところが違っていて、うまく展開を作れなかったです。次はSUGO戦なので、そこまでに今回けっこう突貫工事でクルマを作ったので、じっくりやろうかなと思っています」
5位(ジェントルマンクラス1位) 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)
-

「予選はKAMIKAZEさんが(クラスの)ポールだったので隣にいたので。あのクルマ速いのでスタート決めて前に出て抑えようと思ったのですけれど、KAMIKAZEさんがエンジンストールしちゃったので、そこから楽になって。後はオーバーオールクラスを1台でも抜けたらなぁと思いながら。で、ISHIKENさんを抜けて、前の方に一瞬近づいたのですけれど、年齢的にも疲れちゃって(苦笑)、まあいいかっていう。でもラッキーでした。KAMIKAZEさんがストールしたのでレースは楽にやれました」
6位 ISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)
-

「(タイムペナルティ10秒込みで6位)よかったです。初めてスタートでフライングしました(苦笑)。スタートで何台か抜けてよかったのですけれど、思ったより(コカ・コーラ)コーナーから100Rが遅くて、そこで植田さんに迫られてダンロップで抜かれたのですけれど、これまでのレースの流れからしたら、自分的には満足なレースだったかな、って感じです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年Forumula Beat(F-Be)地方選手権第2戦の決勝は4月13日(土)に富士スピードウェイで開催され、13周のレースはスタート直後のアクシデントでセーフティカー(SC)ランとなるが、4周目のリスタートからポールシッターの卜部和久(H・R・F108)が毎ラップリードを拡大する完璧なレース運びで優勝を飾った。
F-Be決勝は午前10時40分コースイン開始。朝から穏やかに晴れた富士スピードウェイは気温18度。気温はこれから上がる予報だが、現時点ではほどほどの温度で絶好のレース日和だ。16台のマシンがグリッドにつくとレッドライトが消灯してレーススタート。

ポールシッターの卜部、2番手徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)はスムーズに発進する一方で3番手の酒井翔太(ファーストガレージFG108)は加速が弱くセカンドロウに並んだチームメイト椎橋祐介(ファーストガレージ)の先行を許してしまう。
さらにその後方では混乱が発生。5番手スタートのKAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)はピクリとも動かずグリッドに釘付けに。後続車両は右に左にこれを回避するが、13番手スタートの富澤もぐら(松伏光運転代行ハンマーR疾風)がKAMIKAZEに接触してコース脇にストップしてしまう。これでただちにSCランが宣言される。
KAMIKAZEによるとスタートでエンジンストール、再度発進しようとしたがここでもストールしてしまったとのこと。「SYNARGY RD04W」の低速トルクが不足気味なのかスタンディングスタートが難しく、特にレーススタートとなるとドライバーも操作がラフになる部分があり、それでスタートできなかったという。マシンの特性としてはジェントルマンクラスのドライバーでも操作しやすくピーキーな部分がないので、今後さらに熟成させる中で改善したいそうだ。
この混乱の中スタートがよかったのが7番手のISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)で、動かないKAMIKAZEをかわすと第1コーナー立ち上がりで植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)もオーバーテイク。5位にポジションを上げている。
SCラン開始時点での順位はトップ卜部、2位徳升に続いて3位椎橋~4位酒井~5位ISHIKENと続き、6位ジェントルマンクラスのトップ植田、7位同クラス2位のみきてぃ(LP・Shop kts24)という順。みきてぃもスタートの混乱に乗じて10番グリッドからポジションを上げている。
SCランは3周目まで続き、4周目からリスタート。ここでも卜部はしっかりペースをコントロールし、最終コーナーから一気に加速。徳升に3車身程度の差をつけてコントロールラインを通過、レースを再開する。後方ではISHIKENが酒井に仕掛けて、アウトからTGRコーナーにアプローチするがここは酒井がポジションを守る。
卜部はそのまま徳升をじわじわと引き離し、1.545秒の差をつけて4周目を終了。3位椎橋に対してISHIKENを抑えた酒井が接近。アドバンコーナー進入でぐっと車間を詰めると0.451秒差まで接近して5周目に入ると第2セクターでテール・ツー・ノーズ状態に持ち込み、最終コーナー出口で椎橋をオーバーテイク。3位のポジションを奪い返す。
6周目、卜部は1分43秒514とここまでのファステストラップをマーク。徳升との差を2.551秒までひろげる。3位酒井は椎橋をしりぞけた後は1.474秒までギャップをひろげるが、徳升とは4.9秒の差。ISHIKENは5位をキープするが6位、ジェントルマンクラスのトップ植田がISHIKENより速いラップタイムで間合いを0.725秒に詰めている。
植田は続く7周目にISHIKENをオーバーテイク、5位にポジションを上げる。加えてISHIKENにはスタート手順違反があり、決勝タイムに10秒加算が宣言される。
8周目、卜部はファステストラップを再度更新、1分43秒177をマークし徳升との差を4.657秒まで拡大。3位酒井~4位椎橋~5位植田~6位ISHIKENの間隔もじわじわとひろがっている。ジェントルマンクラス2位は総合7位を走る松井俊二(ファーストガレージFG108)で同3位は総合8位の渡邊義人(エクシズレーシングWXR-MkII)。
レースはこのまま膠着状態になり、卜部は毎ラップ徳升との差を1秒ずつひろげ、10周目6.3秒、11周目7.2秒、12周目8.5秒と完全な独走状態。3位以下も動きがない中で緊張が高まったのがジェントルマンクラスの入賞争いで、クラス6位を走っていた田中論(ミスト制動屋)にSCラン中の追い越しによるドライビングスルーのペナルティが宣言され、これにより9周目時点で7位の村瀬和也(ミスト関口:制動屋:勝男武士)と8位の鈴木尊文(ウルトラ☆ハンマー疾風)が0.814秒の間合いで6位入賞を争うこととなる。両者は10周目1.210秒、11周目0.156秒、12周目1.070秒とつかず離れずのままでファイナルラップに突入する。
卜部はそのまま徳升を突き放し続けて9.23秒までギャップをひろげてフィニッシュ。ポール・ツー・ウインの完勝を飾り、FIA-F4トヨタ育成ドライバーの実力を見せつけた。徳升は最後まで自己ベストを更新し続けて卜部を追ったが一度もチャンスを得ることなく2位でフィニッシュ。3位酒井は椎橋を逆転した後はつけ入る隙を見せず3秒差で開幕戦優勝に続いて連続の表彰台を獲得した。F-Beデビュー戦の椎橋が4位。
5位にはジェントルマンクラス優勝の植田、6位ISHIKENは10秒のタイムペナルティが加算されたがそれでもポジションを守った。ジェントルマンクラスの2位は総合7位の松井、クラス3位は総合8位の渡邊という結果になった。ドライビングスルーペナルティ未消化の田中は失格となり、ファイナルラップまで入賞を争ったジェントルマンクラスの6位は村瀬が0.649秒の差で守り切った。
F-Be第3戦決勝は4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催される。






Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2024/04/13) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 Formula Beat Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 81 | | | 卜部 和久 | H・R F108 ZAP F108 | 13 | 25'02.540 | - | - |
| 2 | 27 | | | 徳升 広平 | BLUE☆MAX-AAA-RK B-MAX RK-01 | 13 | 25'11.770 | 9.230 | 9.230 |
| 3 | 6 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージFG108 FG108 | 13 | 25'20.464 | 17.924 | 8.694 |
| 4 | 86 | | | 椎橋 祐介 | ファーストガレージ TATUUS TT104ZZ | 13 | 25'23.533 | 20.993 | 3.069 |
| 5 | 11 | G | 1 | 植田 正幸 | Rn-sports制動屋KK-ZS MYST KK-ZS | 13 | 25'28.231 | 25.691 | 4.698 |
| 6 | *16 | | | ISHIKEN | HMRハンマーR☆ハヤテ 疾風 | 13 | 25'38.953 | 36.413 | 10.722 |
| 7 | 3 | G | 2 | 船井 俊仁 | ファーストガレージFG108 FG108 | 13 | 25'43.018 | 40.478 | 4.065 |
| 8 | 0 | G | 3 | 渡辺 義人 | エクシズレーシングWXR-MkII WXR MK-II | 13 | 25'53.687 | 51.147 | 10.669 |
| 9 | 22 | G | 4 | みきてぃ | LP・Shop kts24 kts24 | 13 | 25'58.439 | 55.899 | 4.752 |
| 10 | 76 | G | 5 | 松本 隆行 | SHOUEI☆ミスト Dallara F307 | 13 | 26'29.540 | 1'27.000 | 31.101 |
| 11 | 21 | G | 6 | 村瀬 和也 | ミスト関口:制動屋:勝男武士 MYST KK-ZS | 13 | 26'39.356 | 1'36.816 | 9.816 |
| 12 | 78 | G | 7 | 鈴木 尊文 | ウルトラ☆ハンマーR疾風 疾風 | 13 | 26'40.005 | 1'37.465 | 0.649 |
| 13 | 88 | G | 8 | JUN TSUKASA | ハンマーR☆疾風オッタントット 疾風 | 12 | 25'36.602 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 11 Laps)完走 ---- |
| - | 9 | G | - | KAMIKAZE | FIRST GARAGE & 04W TOKYO R&D SYNERGY RD04W | 0 | - | 13Laps | 12Laps |
| - | 36 | G | - | 富澤 もぐら | 松伏光運転代行ハンマーR疾風 疾風 | 0 | - | 13Laps | - |
| - | *17 | G | - | 田中 諭 | ミスト・制動屋 Dallara F307 | - | 失格 | - | - |
- Fastest Lap: CarNo. 81 卜部和久(H・R F108) 1'43.177 (8/13) 159.210 km/h
- CarNo. 16は、一派競技規則第8章28条4.4.d(スタート手順)違反により、タイムペナルティー10秒を科した。
- CarNo. 17は、H項違反(SC中の追い越し)により、ドライビングペナルティーを科したが、H項違反(Dボード無視)により、失格とした。
- ポールポジション 卜部和久(H・R・F108)1分42秒664
-

「レースウィークに入って2セッション走ったのですけれど、その中でもうまくセットアップ詰めて行けたと思うので、レースウィークの組み立てはうまくいっていると思います。タイムは自分的にはもうちょっと行けそうだと思ったのですけれど。いい感じにスリップも使えて、悪くないアタックだったかなとは思います。決勝はちょっとセットアップ微調整して、自信もっていどみたいと思います」
- 2位 徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)1分43秒413 +0.749秒
-

「(厳しい予選だった?)難しかったですね。自分のミスもあったので、何とも言えないのですけれど、計算上では(トップと)おなじくらい行くと思ったのが・・・というところですね。昨日メカニックさんに仕事をさせてしまって、エンジンが昨日ブローしたのを徹夜で仕上げてくれたので何とか予選走れたので。なんとか好位置なので、決勝は前の方に行けるように頑張りたいと思います」
- 3位 酒井翔太(ファーストガレージFG108)1分43秒604 +0.940秒
-

「富士でF-Beをドライブするのは今日が初めてです。練習はF-Beでよくしてきたのですけれど、今日の予選が卜部さんのイメージで走っていたのですけれど、序盤のスピードが足りなくて、それで離されちゃって、後半もタイム出すのが遅くて、単独(走行)になったのが、ちょっと(タイムを)出し切れなかったので、それがダメだったのかなっていう感じです。ポジション取りもですけれど、卜部さんの方が初期のスピードが速くて、前には出たのですけれど、すぐ抜かれて、その後もタイムが上がるのが早かったので、それがもうちょっと自分が練習であげられていれば、ついて行けたかな」
- 4位 椎橋祐介(ファーストガレージ)1分44秒324 +1.660秒
-

「(F-Beの印象は?)難しいです(笑)。準備期間が短くて、このクルマもほぼ1年間走っていなかったのでマシン側も直近のデータがなくて、いろいろ大きな変更を加えながらやっとここまで来たかなって感じです。(まだまだ改善の余地がある?)今のパッケージだと、あとコンマ5秒くらいしか見えていないですけれど、まだ改良できる所がたくさんあるかなと思うので、1年かけて少しずつやっていこうかな。決勝に向けてはちょっとシフトにトラブルが出ていたのを今メカさんに見直してもらっているので、そこが良くなれば。序盤のペースだけ改善できれば(前に)ついては行けるかな、と思います」
- 5位(ジェントルマンクラストップ) KAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)1分44秒534 +1.870秒
-

「(SYNARGY RD04Wの感触は?)去年のSUGOの最終戦にテスト参戦して、今年僕的にはこの富士が開幕戦ですけれど。すごくジェントルマン向きで、マイルドな仕様になっていて、乗りやすいですね。(開発は?)まだまだこれからじゃないですかね。(ドライバーの調子は?)昨日の練習走行でクラッシュしてしまい、まともに昨日練習できていないので、今日の予選がぶっつけ本番みたいな感じで。メカさんが昨夜よく頑張って修理してくれたので決勝は完走できるように、ジェントルマンクラスの表彰台上がれるように、頑張ります」
- 6位(ジェントルマンクラス2位) 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)1分44秒588 +1.924秒
-

「まだいまいちでしたね、一番いい時に黄旗が2回あったり、それで(アタックを)やめて。うまく前のスリップ使えたな、と思ってセクター1ベストタイムでしたけど、前の方がやめちゃって引っかかったり、タイミングもよくなかったですし。まぁでも十分ですよ。44秒は入れたいなと思いながら昨日練習して、そこは入ったので。KAMIKAZEさんがちょっと速かったので、なんとか決勝はひとつでも前に行きたいですね」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年Forumula Beat(F-Be)地方選手権第2戦の公式予選が4月13日(土)に富士スピードウェイで開催され、卜部和久(H・R・F108)が2番手に0.749秒の大差をつけてポールポジションを獲得した。
F-Beは2月25日、氷雨が降る鈴鹿での開幕戦からひと月半のインターバルをおいて、桜が舞い散る春うららの富士スピードウェイにやってきた。朝から穏やかに晴れて雪が残る霊峰富士を見上げながら午前8時に16台のマシンがコースイン。気温13度、路面はドライで20分間の予選が開始された。
まずは残り15分を切ったあたりから各車タイムアタックに入ると卜部が1分45秒164のトップタイムを出しターゲットになる。2番手は今年からチームを移った徳升広平(BLUE☆MAX-AAA-RK)の45秒397、3番手は酒井翔太(ファーストガレージFG108)の46秒563。酒井はスーパーFJとのダブルエントリーで、今回は予選/決勝ともにF-Beの直後にS-FJが行われるタイムスケジュールのため、忙しい1日を過ごすことになる。4番手ISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)で47秒882。ISHIKENも同日開催の富士86BRZチャレンジカップとのダブルエントリーだ。5番手は今回初のF-Be参戦の椎橋祐介(ファーストガレージ)で48秒112。椎橋は昨年はS-FJもてぎ・SUGOシリーズに参戦、シリーズ2位の結果を残している。6位はジェントルマンクラストップのKAMIKAZE(FIRSTGARAGE&04W)で48秒283。注目なのはKAMIKAZEがドライブする「SYNARGY RD04W」で、東京アールアンドデーが主体で開発されたニューマシンで、昨年10月SUGOでのシリーズ最終大会で実戦デビュー、第11戦でジェントルマンクラス3位でフィニッシュしており、さらなる熟成を目指して今シーズンから本格的に実戦を戦うことになっているマシンだ。
残り12分、卜部はトップタイムを1分44秒275まで短縮。徳升44秒326、酒井も44秒938と僅差で続く。4番手にジェントルマンクラストップの植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)が45秒972で浮上し、ISHIKEN、椎橋と続く。
残り9分、徳升が1分43秒838でトップに立つが、直後に卜部が43秒277をマークしてトップを奪い返す。3番手は酒井で変わらず4番手にはISHIKENが45秒125で上がり、植田5番手、6番手KAMIKAZE。
残り7分、卜部は43秒005をマークすると続く周回で43秒を切って1分42秒914までトップタイムを短縮。徳升も43秒413まで自己ベストを縮めるが卜部とは0.499秒の差がある。4位には植田が44秒588でポジションを上げて、ISHIKENに続く6番手に45秒204で椎橋がつける。椎橋は残り2分を切った時点で44秒669まで自己ベスト削りISHIKENを上回り5番手へ。
残り30秒、卜部は1分42秒664とダメ押しのタイムを出してポールポジションを決定づける。2番手徳升との差は0.749秒まで拡大した。終始3番手の座を守った酒井は43秒604と最後は徳升に0.191秒差まで肉薄したがフロントロウ獲得はならず。さらにチェカードフラッグ直前にコントロールラインを通過した椎橋が44秒324を出してセカンドロウに並んだ。
ジェントルマンクラスのトップ争いはチェッカー周まで続き、最後にKAMIKAZEが44秒534でSYNARGY RD04Wを総合5番手、クラストップに導いた。植田は44秒588と0.054秒及ばず6番手でクラス2位、それぞれ3列目に並んだ。
F-e第2戦決勝は午前10時30分コースイン予定。ポールシッターの卜部に対して0.7秒のビハインドを徳升が挽回するか。セカンドロウに並んだファーストガレージのルーキー2名の表彰台争いが見られるか、そしてジェントルマンクラスの争いも見逃せない。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2024/04/13) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2024 Formula Beat Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 81 | | | 卜部 和久 | H・R F108 ZAP F108 | 1'42.664 | - | - | 160.005 |
| 2 | 27 | | | 徳升 広平 | BLUE☆MAX-AAA-RK B-MAX RK-01 | 1'43.413 | 0.749 | 0.749 | 158.847 |
| 3 | 6 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージFG108 FG108 | 1'43.604 | 0.940 | 0.191 | 158.554 |
| 4 | 86 | | | 椎橋 祐介 | ファーストガレージ TATUUS TT104ZZ | 1'44.324 | 1.660 | 0.720 | 157.459 |
| 5 | 9 | G | 1 | KAMIKAZE | FIRST GARAGE & 04W TOKYO R&D SYNERGY RD04W | 1'44.534 | 1.870 | 0.210 | 157.143 |
| 6 | 11 | G | 2 | 植田 正幸 | Rn-sports制動屋KK-ZS MYST KK-ZS | 1'44.588 | 1.924 | 0.054 | 157.062 |
| 7 | 16 | | | ISHIKEN | HMRハンマーR☆ハヤテ 疾風 | 1'44.756 | 2.092 | 0.168 | 156.810 |
| 8 | 3 | G | 3 | 船井 俊仁 | ファーストガレージFG108 FG108 | 1'45.617 | 2.953 | 0.861 | 155.532 |
| 9 | 0 | G | 4 | 渡辺 義人 | エクシズレーシングWXR-MkII WXR MK-II | 1'46.798 | 4.134 | 1.181 | 153.812 |
| 10 | 22 | G | 5 | みきてぃ | LP・Shop kts24 kts24 | 1'46.902 | 4.238 | 0.104 | 153.662 |
| 11 | 17 | G | 6 | 田中 諭 | ミスト・制動屋 Dallara F307 | 1'48.983 | 6.319 | 2.081 | 150.728 |
| 12 | 76 | G | 7 | 松本 隆行 | SHOUEI☆ミスト Dallara F307 | 1'49.125 | 6.461 | 0.142 | 150.532 |
| 13 | 36 | G | 8 | 富澤 もぐら | 松伏光運転代行ハンマーR疾風 疾風 | 1'49.198 | 6.534 | 0.073 | 150.431 |
| 14 | 21 | G | 9 | 村瀬 和也 | ミスト関口:制動屋:勝男武士 MYST KK-ZS | 1'50.931 | 8.267 | 1.733 | 148.081 |
| 15 | 78 | G | 10 | 鈴木 尊文 | ウルトラ☆ハンマーR疾風 疾風 | 1'52.387 | 9.723 | 1.456 | 146.163 |
| 16 | 88 | G | 11 | JUN TSUKASA | ハンマーR☆疾風オッタントット 疾風 | 1'54.316 | 11.652 | 1.929 | 143.696 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'14.195)予選通過 ---- |
- 優勝 センドラフナトアレックス翔太(TRS・10V・ED)
-

「今まで一番楽しいレースでした。(最後のオーバーテイクは作戦通り?)そうですね(笑)、ホントは最終ラップがもう1周あるかと思っていたので、そこで前に出て最終ラップをトップで走るっていう予定だったのですけれど、その前に抜く事ができたので。(最終コーナーからの立ち上がりに自信があった?)スリップに入れば、あのクルマであんなに長いストレートでは誰でもタイミングよくアクセル踏めばコンマ何秒も追いついちゃうので、そこはもうペースというよりスリップをどう使うか、っていうことで。最後に、マシンを仕立ててくれたチームやメカニックの方々、そして応援してくれるみんなにお礼を言いたいです」
2位 伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)
-

「激しいレースでしたね。駆け引きと言えば駆け引きですけれど、ま、しょうがないかなっていう気分で。(レースの)中身は全然悪くなかったし、自分もかなりいい走りができたので、結果は悔しいですけれど、結果以上に満足感がありますね。(いいバトルでした?)いや勝ちかったですけれど、やっぱり悔しいや(笑)。(最終コーナーの位置関係は?)あの距離だったらチェッカーの所までは大丈夫じゃないかな、って思ったのですけれど、思った以上にスリップストリームが効いていましたね。前を走っている時に、ああいう場面はどうしたらいいのかなってまだ分からないので、どこかの場面でそういうのを学べたらなと思います」
3位 黒川史哉(ZAP SPEED 10V)
-

「途中シフトが、3と4でミスしちゃって、そこで一瞬心が折れかかったというか、立て直すのに時間がかかったというのがあります。(そこまではいいバトルだった?)途中で手が力み過ぎちゃって、4速のシフトをミスして、またペースが下がっちゃって。(前戦の筑波よりはいい感じになってきた?)筑波の時はタイヤの問題でちょっと(悩みが)ありましたけれど、条件が揃って本来の自分の速さがちょっとは出たのかなっていう感じがはあります」
4位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)
-

「最初にストールしてしまって、最後尾から追い上げようと、予選でもタイムよかったので落ち着いて行こうと思って、まぁごぼう抜きをすることができました。スタートはギアの位置が悪かったみたいでもったいなかったです。自分がファステストラップを出したらしいので、そこは自信を持っていきたいなと思います」
5位 酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)
-

「スタートの特にホイール掻きすぎちゃって、白煙上げちゃったのでそれがなかったら、もうちょっとトップの方に関われたのかな、って思います。それも自分が(マシンを)乗り換えた時の動かし方がまだ全然なので、そこが何とかできればよかったかな、と思います。(最後に内藤選手をオーバーテイクしたのは?)あれはもう何回も抜きにいったりしていたのですけれど、アウトから被せられて、これは厳しいなと思って、冷静に最後スリップ使って抜こうと考えていました、計算通りに抜けましたのでよかったと思います」
6位 内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)
-

「最後の最後に酒井君にストレートでスリップ使われて行かれちゃいましたね(苦笑)。それまではけっこういい感じではきていて、前のペナルティで4番手スタートだったのですけれど、元々予選6番手だったので、そこは元の位置にいる形なので、2年ぶりの(富士の)走行にしては、まぁまぁだったかなと思います。クルマの調子はかなりよくて、もっとドライバーが詰められればもっと上を狙えるクルマかなという感じです。富士はあと1戦ありますので、それまで練習して、もうちょい良い順位で終われるようにしたいです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦決勝が4月13日(土)に富士スピードウェイで行われ、12周のレースは富士らしいスリップストリーム合戦の末にフロントロウからスタートのセンドラフナドレックス翔太(TRS・10V・ED)が伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)を0.130秒差で振り切って優勝、前戦筑波に続いての開幕2連勝を飾った。
予定より10分ほど遅れて決勝は正午ちょうどにフォーメーションラップ開始。気温は18度で絶好のドライコンディションだ。13台全車がグリッドに並んでレーススタート。

ポールポジションから発進の黒川史哉(ZAP SPEED 10V)は蹴り出し良くホールショットを奪ってTGRコーナーにトップで飛び込んだのに対して、フロントロウに並んでいたアレックスは出遅れて3番手スタートの伊藤に2位を奪われてターンイン。しかしアレックスはただちに追撃態勢をとって伊藤の背後につける。後方では9番手スタートの石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)がエンジンストールでグリッドに取り残される。予選4番手タイムを出していながら走路外走行のペナルティで5グリッド降格の憂き目を見ていた石井はさらに最後尾からレースを戦うことに。
スタートこそ失敗したもののアレックスは伊藤にプレッシャーをかけ続けると最終コーナーをテール・ツー・ノーズ状態で立ち上がり、スリップストリームから右サイドに抜け出して伊藤に並びかけると0.027秒と僅かに前に出て2位を奪い返してオープニングラップを終了。2台のバトルの間にトップ黒川は0.668秒の差をつけている。4位はTGRコーナーで3ワイドから抜け出した酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)がひとつポジションを上げ、5位には降格で8番グリッドからスタートの梅本幸次(Rn-sports制動屋KK-S2)がジャンプアップ、逆にTGRコーナーで順位を落としたのが内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)で6位にダウン。しかし内藤はダンロップコーナー進入のブレーキングで逆転。梅本の前に出る。
2周目、さっそくアレックスはトップ黒川の追撃を開始し、0.398秒差までギャップを削り取る。3位伊藤もアレックスを追走、0.388秒差につけると3周目のコントロールライン上では0.044秒差に接近、隙あらば仕掛けるそぶりを見せつけ続ける。上位3台からやや離されて4位争いも激化、3周目に内藤が4位に浮上するも0.232秒差で酒井、0.062秒差で梅本と続き、3ワイドで4周目のTGRコーナーにアプローチ。並走のままでコカ・コーラコーナーに飛び込むと梅本が痛恨のスピン、4位争いからは脱落。ジェントルマンクラストップの畠山退三(zap speed KK-S2)に続く8位でコースに復帰。こうした中団の混戦に乗じてポジションを上げているのがスタートを大失敗した石井で、11位まで挽回して1周目を終えると3周目には8番手まで進出。4周目にはここまでファステストラップとなる1分52秒024で6位までポジションを戻す。
その4周目の第3セクターではトップ争いが勃発。ダンロップコーナー進入でアレックスがオーバーテイクに成功、首位に立つ。さらに伊藤も黒川に襲いかかり、最終コーナー立ち上がりで2位を奪い取ると、スリップストリームに引っ張られた勢いでアレックスに接近、一気に並びかけるとコントロールライン上では僅かに前に出て0.005秒の差でトップ躍り出る。これで黒川は3位にドロップ。伊藤はトップに立ったものの、アレックスからの激しいプレッシャーにさらされて逃げを打てない状態。一方3位黒川は様子見を決めたか2台からやや間合いを取る。アレックスはストレートで並ぶとトップを奪い返して5周目を終了。伊藤は0.018秒差、黒川は1秒以上の差をつけられている。4位内藤、5位酒井と続き、石井はこの周も51秒921とただ一人1分51秒台に入れてファステストラップを更新、酒井に1.231秒差まで接近。台風の目となりつつある。
6周目もトップ2台は依然としてテール・ツー・ノーズ状態。ここで伊藤が焦れたのか7周目のコカ・コーラコーナー出口でアウト側にはみ出すがそこで踏みとどまる。これでアレックスとの差が0.6秒まで拡がるが、伊藤は再び追い上げを開始。8周目には0.113秒差と再びテール・ツー・ノーズ状態へ持ち込む。さらにこれをチャンスとみたか黒川もスパート。1分51秒829のファステストラップで0.664秒差まで伊藤に近づく。4位争いも再燃、内藤~酒井~石井が0.195秒以内のワンパックとなり3ワイドでストレートを通過するとそのままTGRコーナーからコカ・コーラコーナーまで並走。ここでポジションが入れ替わり石井4位、酒井が続き内藤は6位に落ちるがただちにリカバリ、第2セクターで酒井をかわして5位へ、酒井は6位。この2台がバトルしている間に石井は1.6秒までギャップをひろげて単独4位に持ち込む。
9周目、ストレートでアレックスに並びかけた伊藤はTGRコーナー進入でオーバーテイク。再度トップに立つがアレックスが激しくプレッシャーをかけ、最終コーナー立ち上がりからスリップストリームに入ると並びかけてオーバーテイク、0.126秒差でトップの座を奪回する。伊藤も負けじと10周目のTGRコーナー進入でインから差し返すがここはアレックスが守り切る。3位黒川は0.961秒の差。アレックスと伊藤の接近戦は続き、10周目のコントロールを0.014秒差で通過するとサイド・バイ・サイドでTGRコーナーへ、ここでイン側を取った伊藤が再び前に出ると、そのままポジションを守って0.068秒差でファイナルラップへ突入。黒川はこの2台について行けず1.5秒の差。さらに5秒以上の差で石井が単独4位、5位内藤と6位酒井は依然として0.386秒差の接近戦が続く。ジェントルマンクラスは全体8位の秋山健也(スーパーウインズKKS-ED)がトップ、しかしクラス2位の畠山が0.014秒差とこちらもテール・ツー・ノーズ状態。
ファイナルラップ、アレックスはコーナーごとに伊藤をつけ狙うが伊藤もスキを見せない。じりじりとした膠着状態のまま最終セクターへ。伊藤のテールに食らいついたアレックスが最終コーナーをクリア、スリップストリームから抜け出すと2台はフィニッシュラインに向けてサイド・バイ・サイドで身をよじるようにドラッグレースを展開。僅かにアレックスが前に出た状態でチェカードフラッグの下を通過、0.130秒の差で伊藤を振り切って優勝を飾った。伊藤は僅かに届かず2位。黒川3位と続き4位石井はファイナルラップにもファステストラップを更新、予選のペナルティ、スタートでのエンジンストールで最下位まで落ちたものの9台抜きを演じた。5位争いはストレートで内藤を仕留めた酒井が制し内藤6位。ジェントルマンクラスのトップ争いも第1セクターで畠山が秋山を逆転して振り切り、全体8位でクラス優勝を飾った。クラス3位には山根一人(光精工 TK-Sport MYST)が入った。
激しいバトルを演じたアレックスと伊藤はポディウムに戻ってくるとクリーンなレースをたたえ合った。
筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第3戦は5月5日(日)に筑波サーキットで恒例の「筑波サーキット・カーフェスティバル」として開催される。子供の日イベントとしてアトラクションやステージが行われふだんの筑波のスーパーFJでは見られない賑わいを見せるイベントで、どんなレース展開を見せるか。開幕2連勝のアレックスを誰が阻止するか。注目だ。










Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2024/04/13) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 73 | | | センドラ瀬戸 アレックス翔太 | TRS・10V・ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'31.644 | - | - |
| 2 | 14 | | | 伊藤 駿 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'31.774 | 0.130 | 0.130 |
| 3 | 15 | | | 黒川 史哉 | ZAP SPEED 10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'33.045 | 1.401 | 1.271 |
| 4 | 53 | | | 石井 大雅 | ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 | 12 | 22'38.059 | 6.415 | 5.014 |
| 5 | 55 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 | 12 | 22'46.088 | 14.444 | 8.029 |
| 6 | 22 | | | 内藤 大輝 | RaiseUP RCIT ED MYST KK-S2 | 12 | 22'46.124 | 14.480 | 0.036 |
| 7 | 11 | | | 梅本 幸汰 | Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 | 12 | 22'48.763 | 17.119 | 2.639 |
| 8 | 38 | M | 1 | 畠山 退三 | ZAP SPEED KK-S2 MYST KK-S2 | 12 | 23'01.484 | 29.840 | 12.721 |
| 9 | 3 | M | 2 | 秋山 健也 | スーパーウィンズKKS・ED MYST KK-S | 12 | 23'02.993 | 31.349 | 1.509 |
| 10 | 47 | M | 3 | 山根 一人 | 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 12 | 23'03.743 | 32.099 | 0.750 |
| 11 | 8 | M | 4 | 野村 大樹 | WRS NOMURA KKS-II MYST KK-S2 | 12 | 23'19.472 | 47.828 | 15.729 |
| 12 | 25 | M | 5 | フェリペ昌 | WRS MASA KKS-II MYST KK-S2 | 12 | 23'43.056 | 1'11.412 | 23.584 |
| 13 | 18 | | | 水谷 誠 | HC桶川MRPYTT ZAP ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 23'46.317 | 1'14.673 | 3.261 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 53 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2) 1'51.802 (12/12) 146.928 km/h
- ポールポジション 黒川史哉(ZAP SPEED 10V)1分51秒176
-

「今回の新品のタイヤで中々データがなくて、昨日初めてはいてどうかなって感じだったので、正直不安もあったのですけれど、なんとかポール取れてよかったです。(タイムは満足?)ギリ50秒台入るかなという予想ではあったのですけれど、最後に僕が第3セクターのミスがあって、51秒止まりにはなったのですけれど、でもまぁよかったんじゃないかな。(スリップストリームは効いた?)どうなんだろう?ベストタイムが出た周はちょっと前が間が開いていたので」
- 2位 センドラフナトアレックス翔太(TRS・10V・ED)1分51秒195 +0.019秒
-

「ベストタイムの周が、ファーストガレージのスリップを取っている周で、それまで前半は向うが僕のスリップ使って、後半は僕が使う感じで。だけどその僕がベストの周は向うが第3セクターのシケインの前でミスして、そこから僕はスリップなしで単独だったので、そこがスリップがあればもっとタイムは出ていたかな、と思います。(まだまだ行ける感じだった?)あとギアの問題もあって、そこはわからないですね。(富士は初めて?)初めてです、まぁ楽しいサーキットですね、好きなコースです」
- 3位 伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)1分51秒238 +0.062秒
-

「何だかんだ0.06秒以内なので、しかも一人で走ってスリップ(ストリーム)使って走っていないので、それでこのタイムなら上出来だろうと、最高ですね。前回の不調が自分のせいではないとわかって満足です」
- 4位 内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)1分52秒039 +0.863秒
-

「富士自体が一昨年の日本一決定戦以来で、予選ぶっつけだったので、正直思ったよりタイム出ていたので、そこはよかったのですけれど。もうちょい(タイムが)出る感じだったので、ちょっと前に引っかかったりと、位置取りでうまく行かない所があって。決勝はもう少し前で戦えるかな、というイメージがあります。富士はスリップ効く分筑波よりバトルもできると思うので、前の方とバトルして、もう少し前(の順位)で終われたらいいかな、と思います」(6位→4位へ繰り上がり)
- 5位 酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)1分52秒127 +0.981
-

「昨日初めてS-FJでドライブして、ずっと単独走行になっちゃって、ラインも分からないままで予選だったのですけれど、前のクルマのラインを見て自分も走り方を変えて、昨日よりはタイムも上がってきているので、決勝まもう少しそこにアジャストできれば、いいのかなって思っています」(7位→5位へ繰り上がり)
- 8位 梅本幸次(Rn-sports制動屋KK-S2)1分51秒954 +0.778秒
-

「富士のレースは2回目です。(タイムはどうだった?)51秒台は練習で出ていなかったので出そうと思っていて、そこはクリアできましたですけれど、四脱(走路外走行)が多かったのと、第2セクターで1回34秒台入っていたのに、そのベストのラップがミスっていて、そこをまとめていたらもっと上に行ったかな、とは思うのですけれど。調子自体は悪くはないですけれど、もっとまとめたかったです。決勝はスタート決めて表彰台狙えるように頑張りたいです」(ペナルティで3グリッド降格 5位→8位)
- 9位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)1分51秒787 +0.591秒
-

「富士は初めてです。けっこう楽しいですけれど、タイムを見るとセクター2のタイムが遅れているので、そこは改善できれば、と昨日までは思っていたのですけれど、全然だめでした。スリップは使えて。富士ならではの楽しい部分は経験できました。決勝はセクター2を改善できるようにまた勉強して、活かせるように頑張ります」(ペナルティで5グリッド降格 4位→9位)
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦公式予選が4月13日(土)に富士スピードウェイで開催され、黒川史哉(ZAP SPEED 10V)が終盤のタイムアタックで1分51秒176を叩き出し、開幕戦優勝で好調の波にのるセンドラフナトアレックス翔太(TRS・10V・ED)に0.019秒の差でポールポジションを獲得した。
標高の高い富士スピードウェイではコース脇では桜が咲き誇っている。4月らしいうららかな陽気で天気は快晴。午前8時30分の予選開始時点で気温は14度のドライコンディションだ。13台がドライタイヤでコースインすると20分間の予選が開始された。
残り15分となったころから各車タイムアタックを開始、まずアレックスが1分52秒896のトップタイムを出すと、すぐさま黒川が1分52秒105でトップに立つ。黒川は前戦筑波では不調を訴えていたが、その後タイヤに起因するものと分かり自信を取り戻した模様だ。3番手は前戦がデビューレースだった石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)の52秒902。4番手にルーキーの酒井翔太(ファーストガレージKK-S2)が53秒257でつけたが、すかさず2020年筑波王者の伊藤駿(ZAP SPEED 10VED)が1分53秒016をマークして酒井を逆転する。6番手はジェントルマンクラス首位の野村大樹(WRS NOMURA KKS-II)ジェントルマンクラス2番手は今回も旧型のKKSを持ち込んだ秋山健也(スーパーウインズKKS-ED)が全体9番手。
残り12分、石井が自己ベストを1分52秒180まで縮めて2番手へ浮上。アレックスに続く4番手には梅本幸次(Rn-sports制動屋KK-S2)が52秒521でつけるが、すぐに伊藤が52秒501で逆転。
残り10分、石井が1分51秒839と1分51秒台に入れてトップ、アレックスも51秒867で2番手に立つが、すぐに黒川が51秒618でトップの座を奪い返す。黒川は最高速が212.598キロ/hと唯一時速210キロを超えている。石井2番手で伊藤が51秒850で3番へ割り込んでアレックスは4番手へドロップと目まぐるしく順位が入れ替わる。
残り8分、それまで7位以下に沈んでいた酒井が1分52秒237で5番手へあがり、6番手には上位の常連、内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)が52秒368で続く。
さらに残り7分で伊藤が51秒589でトップに躍りでる。伊藤も前戦ではタイヤに苦しんでいたが今回は好調なようだ。黒川も51秒602と自己ベストを更新するが0.013秒の差で2番手。以下石井~アレックス~酒井~内藤と続く。
2位番手に陥落した黒川だったが続く周回で1分51秒415を出して再び首位を奪回。しかし残り4分30秒、アレックスが51秒195をマークして黒川に0.2秒以上の差でトップへ。さらに伊藤が51秒238で2番手へ。黒川3番手へダウン。伊藤はここが限界とみたか2分を残してピットイン。
黒川は次の周回で51秒254までタイムを削るがアレックスに0.059秒及ばず3番手のまま。これで予選も確定かと思った残り50秒。コントロールラインを通過した黒川のタイムは1分51秒176。アレックスを0.019秒上回りポールポジションを獲得。連勝を目指すアレックスがフロントロウに並び、伊藤3番手、石井4番手、梅本5番手、内藤6番手という結果に。
しかしその後、走路外走行複数回の判定で石井は5グリッド、梅本は3グリッドそれぞれ降格となり、内藤が4番手、セカンドロウを確保。5番手には酒井、そして6番手にジェントルマンクラストップの野村が並ぶこととなった。以下7番手にジェントルマンクラス2位の畠山退三(zap speed KK-S2)梅本は8番手へ降格、同じく9番手に降格の石井とジェントルマンクラス3位の秋山が5列目に並んだ。
決勝は午前11時40分コースイン予定。トップ黒川から3番手伊藤まで0.062秒の差しかなく、メインストレートでのスリップストリーム合戦が勝負のあやとなる富士スピードウェイでは最後まで激しいポジション争いが見られそうだ。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
富士チャンピオンレースシリーズ第1戦 -RIJ- (2024/04/13) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2024 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 15 | | | 黒川 史哉 | ZAP SPEED 10V TOKYO R&D RD10V | 1'51.176 | - | - | 147.755 |
| 2 | 73 | | | センドラ瀬戸 アレックス翔太 | TRS・10V・ED TOKYO R&D RD10V | 1'51.195 | 0.019 | 0.019 | 147.730 |
| 3 | 14 | | | 伊藤 駿 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'51.238 | 0.062 | 0.043 | 147.673 |
| 4 | *53 | | | 石井 大雅 | ファーストガレージ制動屋S2 MYST KK-S2 | 1'51.767 | 0.591 | 0.529 | 146.974 |
| 5 | *11 | | | 梅本 幸汰 | Rn-sports制動屋KK-S2 MYST KK-S2 | 1'51.954 | 0.778 | 0.187 | 146.728 |
| 6 | 22 | | | 内藤 大輝 | RaiseUP RCIT ED MYST KK-S2 | 1'52.039 | 0.863 | 0.085 | 146.617 |
| 7 | 55 | | | 酒井 翔太 | ファーストガレージKK-SII MYST KK-S2 | 1'52.157 | 0.981 | 0.118 | 146.463 |
| 8 | 8 | M | 1 | 野村 大樹 | WRS NOMURA KKS-II MYST KK-S2 | 1'53.288 | 2.112 | 1.131 | 145.000 |
| 9 | 38 | M | 2 | 畠山 退三 | ZAP SPEED KK-S2 MYST KK-S2 | 1'53.460 | 2.284 | 0.172 | 144.781 |
| 10 | 3 | M | 3 | 秋山 健也 | スーパーウィンズKKS・ED MYST KK-S | 1'53.886 | 2.710 | 0.426 | 144.239 |
| 11 | 47 | M | 4 | 山根 一人 | 光精工TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 1'53.951 | 2.775 | 0.065 | 144.157 |
| 12 | 18 | | | 水谷 誠 | HC桶川MRPYTT ZAP ED TOKYO R&D RD10V | 1'55.423 | 4.247 | 1.472 | 142.318 |
| 13 | 25 | M | 5 | フェリペ昌 | WRS MASA KKS-II MYST KK-S2 | 1'56.636 | 5.460 | 1.213 | 140.838 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'24.563)予選通過 ---- |
- CarNo. 53は、一般競技規則第5章第17条3(走路の安全規定、走路外走行複数回)により、予選結果より5グリッド降格のペナルティーを科す。
- CarNo. 11は、一般競技規則第5章第17条3(走路の安全規定、走路外走行複数回)により、予選結果より3グリッド降格のペナルティーを科す。
■v.Granz
- 優勝 大原学/甲野将哉組(102号車・アイフォア神戸vGranz)
-
甲野「予選は、雨が降ってきたのでドライバーをピットに入れたらそれが違反だったようです。最後尾スタートから15周でトップですが、VITAの方たちが紳士的で抜かせてくれたので走りやすかったです。前のマージンをつぶそうと思ったときにセーフティーカーが入ったのもよかったです。ぼくたち真面目に生きているのでいいことがあるんですよ」
- 2位 K.K/飯田裕樹/TOMISAN組(11号車・HOJUST RACING ABBEY)
-
TOMISAN「必死に走っていました。無事に最後までつないでいただいてなんとか完走できたので、楽しかったです。雨は途中から上がりましたが、ブレーキは難しかったですね。優勝できませんでしたが、健闘したと思います」
- 3位 長谷川睦/寺島大/大野宗組(81号車・CLEANLIFE ITAL ABBEY)
-
大野「スピンも無く、コースアウトも無く、ペナルティーも無く、ピット作業違反も無く、安全運転でした。運転免許はブルーですが今日はゴールド免許でした。計算違いは総合3位の予定がクラス3位だったことです。まーいいかなと。耐久レースは完走してなんぼなのでよかったです」
VITAクラス
- 優勝 清水康友/伊東黎明組(75号車・ENDLESS☆カーブテイックTrace)
-
伊東「最後尾まで落ちましたが、ピットに入るタイミングとセーフティーカーがばっちりでした。これで清水さんのランキングも首位に近いところまできたので、チャンピンをめざして頑張っていただきたいです。これからもそのフォローを精いっぱいしていきます」
- 2位 中川徹/太田達也組(106号車・Giddy Up VITA)
-
太田「ぼくたちはピットの戦略に恵まれませんでした。トップの方たちがいいところで入ったので厳しいと思いました。2人ともノーミスで頑張っていいペースで走れて、慎重に走り、接触もしなかったのでよかったです」
- 3位 猪股京介/武地孝幸組(39号車・odula TONE TMR VITA)
-
猪股「初めて雨の岡山を走って苦しかったですが、チームが完璧な作戦を立ててくれて、それをなぞっていったら3位になれました。スティントは最初僕が10分くらいで入って、そこから1時間弱ずつでした。最初のスティントを極端に短くする作戦で、セーフティーカーも入り、まさに作戦勝ちでした」
- 4位 MAKOTO/妹尾智充組(88号車・まこと君VITA)
-
妹尾「スタートして2コーナーでぶつけられて、スピンして内側に飛んでいきました。そこから必死に追い上げて、セーフティーカーが出る前にクラス2位でオーナー(MAKOTO)さんに渡しました。2台に抜かれて4位でしたが、見せ場を作れたので、内容的には悪くないし、オーナーさんをミニマムでなくて3~40分乗せることにしているので、妥当な順位なのかと思います」
- 5位 下垣和也/前嶋秀司組(14号車・SOUEISHA-VITA)
-
前嶋「サポートとしてきていますが、レースは楽しく走りたいので、最後けっこう盛り上がって残り1周くらいで5位に上がれたので面白かったです。最後は、前が見えて、にんじんがポロンとぶらさがった感じでした」
下垣「届かないと思っていましたが最後5周で一気に追いついて、見ていて最後の3周が一番面白かったです。助っ人が大活躍でした」
- 6位 蘭牟田政治/HIROBON組(4号車・JOKER☆ダイワN通商NUTEC制動屋)
-
HIROBON「ドライを想定していたので、雨のセットがうまく見つからず、序盤は苦戦しました。最後は雨量が減ってきてペースがよくなりました。でも、もうちょっと行きたかったですね」
Text: Yoshinori OHNISHI

「チャレンジカップ2時間耐久レース」は24日、岡山サーキットで行われているチャレンジカップレース第2戦で2時間の決勝を行い、最後尾からスタートしたv.Granzの大原学/甲野将哉組(102号車・アイフォア神戸vGranz)が、53周を回って総合優勝を飾った。
決勝は午後2時にセーフティーカー(SC)先導で、フォーメーションラップが始まった。雨は降ったりやんだりで、コースはウェット。ウェット宣言が出された。
レース時間は2時間で、3分間のピットストップを2回行う義務がある。その際、ドライバー交代義務は無く、燃料給油も任意だ。VITA、N1-86、N1ロードスターに2時間耐久特別規則で規定されたポイント(通常の3分の2程度)が与えられるが、対象ドライバーは20分以上ドライブしなければならない。
SCは1周を回ってピットロードに入り、いよいよ2時間レースの幕が開いた。
■v.Granzクラス
3台が参加したv.Granzは、序盤から総合2位につけたK.K/飯田裕樹/TOMISAN組(11号車・HOJUST RACING ABBEY)がクラストップでレースをリード。しかし、後方から驚異的なペースで追い上げて来たのが、予選不通過で最後尾スタートとなった102号車アイフォア神戸vGranz(大原学/甲野将哉)だった。
最後尾、29番グリッドからスタートした102号車は、2周目には早くも総合で11位、3周目には8位に上がると前を走るクラス3位の長谷川睦/寺島大/大野宗組(81号車・CLEANLIFE ITAL ABBEY)を捉えて総合3位に浮上。
11周目には総合2位でクラストップの11号車も捉えて、ついにv.Granzのトップに立った。さらに15周目には総合トップの車両までも捉え、わずか15周で28台抜きを達成した。
102号車はこのまま一度もクラストップを明け渡すことなく2時間・53周を走ってぶっちぎりの優勝。2位には11号車が、3位には81号車が入った。
■VITAクラス
22台が参加し最大勢力となったVITAクラスは、ポールシッター・清水康友/伊東黎明組(75号車・ENDLESS☆カーブテイックTrace)の清水が1コーナーでコースアウトして最後尾に落ちるという波乱で始まった。
その後方でも、予選6位・MAKOTO/妹尾智充組(88号車・まこと君VITA)の妹尾と予選9位・SOUEISHA-VITA(14号車・下垣和也/前嶋秀司)の前嶋が接触。妹尾はスピンを喫し大きく順位を落とした。
1周目、VITAのトップに立ったのは松本匡史/徳升広平組(999号車・m・dent with萬雲塾VITA)の徳升で、2位に中西亮平/有岡綾平組(66号車・BASIS RACING☆NAMS)の有岡、3位に中川徹/太田達也組(106号車・Giddy Up VITA)の太田、4位に中島僚斗/大崎達也組(219号車・&Gコーポレーション大崎塾VITA)の中島、5位に14号車・前嶋、6位に橋村剛/TAKE chan組(78号車・恵比寿アキランドVita制動屋)の橋村が続く。
7周目、5位と一つ順位を落としていた219号車・中島がヘアピンでスピンしてストップ。ここで1回目のSCが導入された。
この時点での順位はトップ999号車・徳升、2位106号車・太田、3位66号車・有岡、4位14号車・前嶋、5位竹中優/貫戸幸星組(86号車・HOJUST RACING VITA2号)の貫戸、6位にはスピンから追い上げて来た88号車・妹尾が上がってきた。
レースは11周目から再開されるが、12周目には20位を走っていた戸田淳也/松本恭典組(36号車・真栄金属Vita)が1コーナーでコースアウト、早くも2回目のSCが導入された。
15周目にはトップを走る999号車・徳升が1回目のピットストップを行いドライバーを松本に交代。これでトップには106号車・太田が上がり、2位に66号車・有岡が、3位には怒濤の追い上げを見せてきた88号車・妹尾が、4位には蘭牟田政治/HIROBON組(4号車・JOKER☆ダイワN通商NUTEC制動屋)のHIROBONが、5位には14号車・前嶋が、6位には木村一廊/川福健太組(61号車・KOO′ON with ABBEY)の川福が続く。
19周目、トップを走っていた106号車・太田が1回目のピットストップ。ドライバーを中川に交代すると、トップには66号車・有岡が浮上、2位には88号車・妹尾が、3位には4号車・HIROBONが、4位には14号車・前嶋が、5位には78号車・橋村が、6位には谷川達也/吉村雅一組(105号車・ヨシムラオートVita)の谷川が上がってきた。
21周目には14号車・前嶋が、22周目には88号車・妹尾が、23周目には78号車・橋村が、24周目には4号車・HIROBONがピットイン。14号車・は下垣に、88号車・妹尾は連続ドライブ、78号車・はTAKE Chanに4号車は藺牟田にドライバーを交代した。
26周目にはヘアピンでコースアウトした車両があり、この日3度目のセーフティーカーが導入された。
セーフティーカーが退くと、トップは66号車の有岡が、2位MC平田/青合正博組(16号車・Racing TEAM HERO'S)の平田、3位CHAY/妹尾俊郎組(525号車・KRS VITA)とまだピットインしていない3台が占める。そして4位には序盤のスピンで最後尾に落ち75号車・清水から交代した伊東が怒濤の追い上げで浮上してきた。
28周目に66号車・有岡と16号車・平田が、31周目に525号車・妹尾がピットインすると、トップに浮上した75号車・伊東は32周目に2度目のピットイン。伊東は連続スティントでコースに復帰した。
これでトップに立ったのは88号車・妹尾、2位に14号車・下垣、3位に66号車・有岡、4位に4号車・藺牟田、5位に78号車・TAKE Chan、6位に16号車・青合となる。
39周目に88号車・妹尾と16号車・青合が、41周目に14号車・下垣が、42周目に66号車・有岡がピットインした。
これでトップに立ったのは75号車・清水、2位には106号車・太田が浮上してきたが、その差は35秒と大量のリードとなった。3位には88号車・MAKOTOが続く。
4位には猪股京介/武地孝幸組(39号車・odula TONE TMR VITA)の猪俣がつけた。39号車は序盤の5周目にピットインし猪股から武地に交代、29周目に再び猪股が乗り込むという変則のピット戦略が功を奏したようだ。
5位には66号車・中西が、6位には14号車・前嶋が続く。
43周目、レースは終盤に差し掛かってきた。大量リードのトップ75号車・清水、3位を20秒以上離す2位106号車・太田は安泰だが、3位の88号車・MAKOTOはペースが上がらず苦しい。6秒後方には4位の39号車・猪股が虎視眈々と3位浮上をうかがう。5位には66号車・中西が、6位には14号車・前嶋が続き、その背後には7位4号車・HIROBONが迫る。
46周目、3位を走る88号車・MAKOTOはついに39号車・猪股に捉えられ4位に順位落とす。
レースは終了。75号車・清水はVITAでただ一人53周を走ってぶっちぎりの優勝。2位には106号車・太田が、3位には39号車・猪股が、4位には88号車・MAKOTOが入った。66号車・中西はチェッカー直前にコースアウトしてチェッカーを受けられず。代わって5位には14号車・前嶋が、6位には4号車・HIROBONが入った。
7位は999号車・徳升、8位は78号車・橋村、9位は66号車・平田、10位は61号車・川福の順でチェッカーを受けた。
シリーズポイントランキングは、開幕戦優勝の武地が3位に入り6ポイントを追加して21、優勝した清水が10ポイント追加で22としたため清水がシリーズリーダーに立ち、武地は2位に落ちた。15ポイントのMAKOTOが3位で続いている。
■N1-86クラス
N1-86は2台が参加。総合のポールポジションを獲得した中村賢明/松下仁組(28号車・HTP. JSMILE 86)が、序盤から総合トップを快走。最終的には52周を走って総合6位、クラス優勝を果たした。クラス2位には総合9位、50周で永井良周/長尾秀義組(19号車・GR Garage倉敷with NAGOYA)が入った。
■N1ロードスタークラス
N1ロードスターは2台が参加。50周を一人で走りきった下坂和也(35号車・FIRST RACINGロードスター)が総合20位でクラス優勝。2位には48周を回り総合25位の大井正伸/雨宮恵司組(43号車・OTPアクレTSモリモトAZUR)が入った。






Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum