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PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第6戦 公式予選

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第6戦 公式予選プレスインフォメーション 2013年6月23日

茂木. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第6戦 公式予選を、2013年6月23日(日) ツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催いたしました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:23℃ 路面温度:38℃(スタート時)

第4戦-5戦 富士スピードウェイ(静岡県)から3週間のインターバルを経て、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)の後半戦がスタートした。6月23日(日)の第6戦はストップ&ゴーを繰り返すレイアウトで知られるツインリンクもてぎ(栃木県)が舞台となり、PCCJシリーズ史上として初の30周もしくは70分間によるセミ耐久形式で行われる。レース開始35分から50分の15分間に全車は2分間のピットストップによりタイヤ交換を行わなければならない。この時、作業にあたれるのは3人。4本のタイヤ交換を行うには通常1分もあれば充分だが、そこにはレース中ならではの緊張感がつきまとう。焦らず急ぎつつも、正確な作業とチームワークが求められる。土曜日の夕刻には、多くのチームがタイヤ交換作業のローテーション決めやシミュレーションを行っていたのも、いつものシリーズ戦とはまた違った光景だった。

土曜日は、時折陽がさしていたかと思えば急に雨が降るなど、路面も気温も安定しない梅雨空の下で2回の専有走行が行われた。ドライコンディションだった1回目は#12 小河諒が1分58秒410のトップタイムで、#14 川端伸太朗、#78 近藤翼、#32 飯田太陽、#19 永井宏明、#10 川口正敬が続いた。ウエットコンディションとなった2回目は、トップ#7 星野敏の後ろに#14 川端、#78 近藤、#12 小河が並び、総合順位では若手3人が上位を独占。今回も彼らを中心にしたトップ争いが激化しそうな予感が漂っていた。

迎えた日曜日の予選は快晴。今回は35分間のベストラップで順位が決まる。全車コースイン後、真っ先にトップタイムをたたき出したのが#12 小河。いきなり1分58秒582の好タイムを出し、さらにアタックを続けて序盤の段階で1分57秒125までタイムを縮めた。#78 近藤、#19 永井、#14 川端、#10 川口らが続き、開始10分あたりから#32 飯田もこの上位争いに加わってきた。開始25分、タイヤを交換してから各車のアタックが再び続く。25号車は神取彦一郎に代わって第2ドライバーとしてステアリングを握った松井孝允が1分58秒362を出して5番手に浮上。その後は路面温度の上昇もあり、順位変動は少なく、残り5分で#78 近藤、#19 永井がタイムを縮めていくが、#12 小河のタイムには届かなかった。上位においては残り3分で#14 川端が1分58秒161をマークして#19 永井を抜いて3番手に食い込んできた。

最終的に、セッション始めからトップを一度も譲らなかった#12 小河がポールポジションを獲得。「昨日、ドライで走れる状況が少ない中、決勝に向けて最善のことをやろうとニュータイヤを履いてフィーリングを確かめられたのが大きかったです」。2番手ながら、近藤は「タイヤを2セット使いましたが、車のバランスが良くなく、このタイムが精一杯。決勝に向けて改善していきたいと思います」と悔しがる。3番手に滑り込んだ#14 川端は「昨日からセットアップを積み上げてきて、最終的に決勝の最後にトップでチェッカーを受けられることを目指しています」と虎視眈々と優勝を狙う。上位はこの若手3人の後ろに#19 永井、#25 神取/松井が並ぶ結果となった。ジェントルマンクラスのトップは#3 江本玄で、「監督に教えられた通りに走らせて戻ってきたらトップだったので、自分でも驚いています。じつは2セット目のタイヤは決勝に向けて皮むきをするだけのつもりだったのですが、1回ぐらいアタックしてもいいだろうってことでアタックしたらバンッてタイムが上がったんです。本当にうれしい結果です」と大喜び。#33 Ogino、#2 田島剛がこれに続いた。
なお、予選セッション中に競技規則違反があり、4番手の#19 永井が2グリッド降格となり、#27 眞野壮一郎がピットスタートというペナルティを受けることになった。

セミ耐久形式の決勝スタートは23日(日)午後1時40分。スタートからの展開はもちろんだが、とくに規定ピットストップのためのピットレーンオープンとなる35分過ぎからに注目したい。各車のピットインのタイミング、インラップ、アウトラップ、そしてピットワーク。そこでレースを左右するドラマが生まれる可能性が高い。


■第6戦 公式予選結果
Pos. Car# Driver1 Driver2 Class Car Name Time
1 12 小河 諒 C ブライトモータースポーツ 1'57.125
2 78 近藤 翼 C インプロブレーシング 1'57.631
3 14 川端 伸太朗 C GARMIN PORSCHE 1'58.134
4 10 川口 正敬 植田 正幸 C ケイシンゲイナー 1'58.956
5 32 飯田 太陽 C KRM ケーズフロンティアGT3 1'59.126
6 19 永井 宏明 C ナインレーシング 158.161
7 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 1'59.639
8 33 Ogino Tetsuo G KRM ケーズフロンティアGT3 1'59.799
9 2 田島 剛 G TAJIMA RACING 1'59.859
10 7 星野 敏 G D'station HAI997 1'59.962
11 25 神取 彦一郎 松井 孝允 C 25レーシングXチームサムライ 2'00.311
12 21 高田 匠 G TAKUMI RACING 2'00.818
13 27 眞野 壮一郎 G 港成会 ディレクション 2'02.168

※25はPCCJ耐久レース規則に基づき第1ドライバーのタイムを採用

※#19は黄旗区間のオーバーランにより2グリッド降格ペナルティ
※#27は規定外のコース走行によりピットスタートのペナルティ

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

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Inter Proto Series

IPS:第1戦富士プロフェッショナルドライバー決勝 #4平川が独走優勝

インタープロトシリーズ第1戦、プロフェッショナルドライバー決勝は、ポールポジションからスタートした#4平川亮(RSS)が圧倒的なハイペースで後続に20秒近い大差を付けて優勝した。
2位には#37蒲生尚弥(東名スポーツ)がつけ、3位には#19平中克幸(YUSHIN TEAM A.Q.MF+)が入った。

プロフェッショナルドライバー決勝は午後4時5分より22周で行われた。

ホールショットを奪ったのはポールの平川だったが、予選4番手から見事なスタートダッシュを見せた平中が1コーナーでアウトから並びかけ、コカコーラコーナーでトップに立つ。
しかし平川は負けじと13コーナーで平中のインを突き、トップを奪い返してホームストレートに戻ってきた。

平中の背後には#3横溝直輝が迫り、4周目の1コーナーでアウトから並びかけて2位に浮上する。
更にその後方からは蒲生も追いついてきて5周目の1コーナーで同様にアウトから並びかけ、コカコーラコーナーで前に出た。続く100Rで抜き返そうとした平中だったが、ヘアピン進入では蒲生がポジションを守り切る。なおも僅差で追いかける平中。

両者の3位争いが続く間にトップの平川、2位の横溝は少しずつ差を広げて行ったが、7周目のダンロップコーナーで突然横溝がスピンアウト、何とかリカバーしてコースには戻ったものの、そのままピットに戻ってクルマを降りてしまった。

これで2位に浮上した蒲生はそれまでの平川のラップタイムとほぼ同等の1分47秒台までペースを上げるが、そこから平川は更にペースを上げ、16周目には1分46秒台のタイムを叩き出して一気に差を広げて行く。
これには蒲生もたまらず、両者の差は終盤じわじわと広がっていき、最後は19.933秒差で平川が逃げ切り、新カテゴリー最初の勝者となった。
2位は蒲生。3位の平中は終盤追い上げて蒲生の0.89秒差にまで迫ったが、最後まで抜くことは出来なかった。

インタープロトシリーズ第2戦は8月24-25の両日、富士スピードウェイで行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
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Inter Proto Series

IPS:第1戦富士ジェントルマンドライバー決勝レース2 #3卜部が独走優勝!

インタープロトシリーズ第1戦、ジェントルマンドライバーによる決勝レース2は、#3卜部治久(INGING MOTORSPORT)が後続を23秒以上引き離す圧倒的な速さで優勝、2位には昨日の欠場でピットスタートとなった#4AKIRA(RSS)がつけ、決勝レース1優勝の#16渡邊久和(東名スポーツ)は3位だった。

決勝レース2は午前9時25分より15周で行われた。
スターティンググリッドは決勝レース1の順位とされ、#16渡邊がポールポジションからスタート。
渡邊はそのままホールショットを奪ってトップでオープニングラップを戻ってきた。
その後方では2番手スタートの#19伊藤良男と3番手スタートの#37澤田透が昨日に続いて接触、伊藤がスピンを喫して後方に沈む。
この間に2位に浮上したのは昨日のレースで#36三浦勝と接触してリタイヤとなった卜部。
卜部はトップの渡邊を上回るペースで追い上げ、3周目の1コーナーでインを突いてトップに立つと、そのまま一気に予選タイムをも上回るハイペースでリードを広げて行く。
一方の渡邊は後方から迫ってきた澤田にも抜かれて3位に後退してしまった。

その後方では、ピットスタートとなったAKIRAが卜部に匹敵するハイペースで周回を重ね、4周目に4位、9周目のヘアピンで渡邊を抜き去って3位、10周目の1コーナーでは澤田をも攻略して2位に浮上してきた。
しかしトップの卜部は全く付け入る隙を与えず、終始独走状態のまま15周を走り切り、初勝利を挙げた。
3位には澤田のスピンにより渡邊が入った。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
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Inter Proto Series

IPS:第1戦富士 新シリーズ「インタープロトシリーズ」が遂に開幕。初戦から大荒れの中、#16渡邊久和が最初のウイナーに

スーパーGT500クラスの監督としてチームトムスを率いる関谷正徳氏が提案する全く新しいレース、「インタープロトシリーズ」が6月22日、富士スピードウェイで開幕した。

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このレースは1台の車両をアマチュア(ジェントルマンドライバー)とプロフェッショナルドライバーがシェアしてそれぞれ別のレースを戦うというもので、2013シーズンは今回を入れて3大会が予定されている。 使用されるのはカーボンモノコックとパイプフレームのハイブリッド構造でドライバーの安全確保に重点を置いて専用設計されたワンメイク車両。その名も「Kuruma」で国内のコンストラクターが製造し、3,950ccのV6エンジンを搭載する。 大会初日は公式予選とジェントルマンドライバーの決勝レース1が行われた。

公式予選は午前9時45分よりジェントルマンドライバーの走行が15分間、プロドライバーは10分間の走行でタイムアタックを行った。 ジェントルマンドライバーのトップは1'52.708を記録した#3卜部治久(INGING MOTORSPORT)。卜部氏はスーパーフォーミュラで活躍するインギング・モータースポーツのチームオーナーだ。 以下、2番手には#19伊藤良男(YUSHIN TEAM A-Q-MF+)、3番手には#36三浦勝(MYZ)がつけた。 なお、#4AKIRAこと平川晃(RSS)は二日目からの参加ということでこの日は走行せず、#50DRAGON(B-MAX ENGNEERING)は今回のエントリーを見送っている。

続いて行われたプロフェッショナルドライバーの予選では今季スーパーフォーミュラにステップアップした#4平川亮(RSS)が1'46.671と2位以下を1秒以上も突き放すダントツのタイムでポールポジションを獲得、2番手には#3横溝直輝(INGING MOTORSPORT)、3番手には#37蒲生尚弥(東名スポーツ)がつけた。

続いて午後1時25分からはジェントルマンドライバーの決勝レース1が10周で行われたが、こちらは序盤からコースアウトやクラッシュが相次ぐ荒れた展開となった。 まずスタート直後の1コーナーで#37澤田透が#19伊藤良男に追突されてスピンアウト、澤田はコースに復帰するが、これで一気に最後尾に後退してしまう。これにより伊藤にはドライビングスルーペナルティが課せられた。

ホールショットを奪ったのはポールポジションの#3卜部だったが、1周目のダンロップコーナーで#36三浦がオーバーテイク、トップに浮上する。 卜部は4周目の100Rで三浦のインに並びかけ、トップ奪還を計るが、三浦も一歩も引かず、両者並走状態のままヘアピンを過ぎ、300Rを抜けていく。 ところがダンロップコーナー手前でアウトに寄ってきた卜部を避けながらブレーキングに入った三浦が姿勢を乱してスピンアウト、イン側のガードレールに当たって跳ね返ってきたところで卜部のフロントに接触してしまう。 これにより走行不能となった2台がコース上でストップしたため、セーフティーカーが導入されることになった。

車両が撤去された後、SCは5周終わりでピットイン、レースは再開される。 ここで一挙にトップに浮上したのはSC中にドライブスルーペナルティを消化した伊藤。一挙に後続を引き離しに掛かり、2位に21秒の大差を付けてファイナルラップに入ったが、ここでリスタート時の伊藤の動きに対し反則スタートの裁定が下され、レースタイムに30秒加算のペナルティが課せられた。 これにより2位を走行していた#16渡辺久和(東名スポーツ)が繰り上げでレース1の勝者に。2位は#19伊藤、3位には2度のスピンを喫しながら粘り強く走行を続けた#37澤田が入った。

23日の大会二日目は午前9時25分よりジェントルマンドライバーの決勝レース2が15周で、午後4時10分からはプロフェッショナルドライバーの決勝レースが22周で行われる。

Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO
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SUPER GT

SGT:第3戦セパン EXE ASTON MARTIN、トラブルに次ぐトラブルしかし、諦めず最後まで戦って奇跡の完走! (Arnage)

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 シリーズの中で天王山のひとつといわれるセパンラウンド。車両と機材を5月半ば過ぎに送り出し、気持ちを入れ替えて、このあたりで初戦から二戦続いたよくない流れを断ち切り、何とか流れを変えたい第三戦は、エントラントとしては初めての海外戦ということで、手探りで臨んだレースとなりました。

June 15th Qualifying
  • 天候:曇り 路面状況はドライ
  • 気温 33℃ 路面温度 40℃
  • 観客数:41,000 人(GTA 発表、夜間コンサート 入場者 11,000 人含む)

gt_r03_arnage-04.jpg  灼熱のマレーシアの名にふさわしく高温多湿のセパンサーキット。曇り空ながら、時折、焼けつくような日差しが照りつける予選日となりました。13時(現地時間)からの公式練習時にもすでに気温は最高気温に達しており、タイヤの様子を見ながら安岡選手からスタート。6Lap目で加納選手に交代しましたが、フロントアップライトのトラブルが発生。早々に公式練習の走行を中止しピットインすることとなりました。記録としては3Lap目に安岡選手が出した2’07.892がベストタイムとなって公開練習の順位は21位。

 このアップライトのトラブルのため、チームは予選出走中止を余儀なくされ、急きょ修復にかかることになりました。トラブルはアップライトのほかスターターにも発生しており、明日の決勝に間に合うかどうかまったく予断を許さない状況となっていました。

 なお300クラス予選の結果は下記のとおりとなりました。

  • P1 #55 ARTA CR-Z 高木真一/小林崇志
  • P2 #16 MUGEN CR-Z GT 武藤英樹/中山友貴
  • P3 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 山野哲也 / 佐々木孝太
June 16th Race Day
  • 天候:晴れ 路面状況はドライ
  • 気温 33℃ 路面温度 39℃
  • 観客数:67,000 人(GTA 発表、夜間コンサート 入場者 11,000 人含む)

gt_r03_arnage-05.jpg  決勝日の朝になると、アップライトとスターターの修復は間に合ったものの、今度はメイン電源が入らないという致命的なトラブルが発生。メイン電源はブラックボックスの中にあってチームでは手の出しようがない部分であるだけに、エンジンを始動させることもできず、11時(現地時間)のフリー走行に車両を送り出すこともできないまま時間だけが過ぎていく状態でした。しかし、 偶然にも他チームで同じユニットを使用しているという情報を得て、伝手を頼ってユニットをお借りすることができることになり、状況が好転。

 ユニットの手直しなど紆余曲折を乗り越え、決勝3時間前にやっとエンジンがかかったため、急きょ大会競技委員長に嘆願書を出すという形で決勝に参加することを許されました。

gt_r03_arnage-06.jpg  決勝のスタートは定刻16時。スタート位置は、 もちろん最後尾となっていましたが、 電源ユニットにいささかの不安を残していたチームは、ウォームアップ走行後、 もう一度車両をピットに戻し、チェック後に1分ほど遅れてコースイン。

 セパン決勝のスターティングドライバーは、 ここまで二戦の流れをかえるべく作戦を変更して、安岡選手からのスタート。安岡選手はスタート直後から2分09秒台と安定かつ好調な走行を続け、13Lap目にはファステストタイムの2’09.265を記録し、順位を22位に上げました。さらに 21Lap目には20位に浮上、走行は常に安定していました。

 27Lapでピットインしてタイヤ交換とドライバー交代をし、加納選手のドライビングとなりました。 なんとしても車両を完走させたいチームは、 無用のアクシデントを避けるため500クラス車両をうまく通過させることに細心、加納選手は2~3度はタイムを落としました。

 しかし終盤、高温多湿という過酷な条件下でペースを落とす車両が続出する中、加納選手は最後までトラブルやアクシデントに見舞われることもなく、2分11秒台中心に走行するなど好調を維持し、じっくりと安定した走行を続けました。

 そして、最終的には3Lap後れの48周、20位でチェッカーを受けることができました。

 応援してくださったスポンサーの方々には、ようやく完走のご報告ができましたことを心からお礼申し上げますとともに、7月にスポーツランド菅生で開催される次戦菅生ラウンドにおきましても、変わらぬ応援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

  • P1 #55 ARTA CR-Z 高木真一/小林崇志
  • P2 #16 MUGEN CR-Z GT 武藤英樹/中山友貴
  • P3 #11 GAINER DIXCEL SLS 平中 克幸/ビヨン・ビルドハイム
  • P20 #50 Exe ASTON MARTIN 加納政樹 / 安岡秀徒
チーム代表 伊藤宗治
 セパンラウンドが終了し、一途にGT-Aおよび大会組織委員会、協力していただいた各チーム、サンダーアジアレーシング、その他関係部署、ドライバー、そしてメカニックに感謝しています。今回のレースを振り返ると、自分のレース史上で最も過酷な状況であったが故に、最もいいレースだったと思っています。エンジンを始動させるところまでもっていけただけでも奇跡としか言いようのない状況でした。そんな中で、車両が安定して走行でき、満足のいくタイムで走れたこと、そして完走までもって行けたことは、まことに奇跡であったと思います。Arnage Racing はチームの結成からずっと幾度かの「奇跡」に助けられてきましたが、今回ばかりは自分の生きてきた中でも最大の「奇跡」に救ってもらいました。感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました。このセパンラウンドの、非常に意味のある完走を次戦からのレースにつなげていきたいと思います。どうぞ今後とも、応援をよろしくお願いします。
ドライバー 加納政樹
 チームのために何としてもゴールまでもたせることだけをひたすら考えながら走りました。決勝でコースに出てみると車両は非常にいい状態で、とてもドライブし易く、自分がどこまで走れるか試したくなるほどだったので、1Lapのみチャレンジさせてもらって、 終盤44Lapのところで2’10.119のタイムが出ました。レースは、安岡君がいい感じで走ってくれたので自分はすごく助かりました。せっかくもらったステアリングだから絶対最後までもたせてやろうという気持ちで走りました。あのすごいトラブルからドライバー二人が最後までステアリングを握って走りきることができる状態にまで車を持っていった関係各位とチームに感謝します。今回のレースの感じから、普通にスタートが切れる状態であればそこそこうまく走れるのではないかと次の菅生からの展開に期待しています。
ドライバー 安岡秀徒
 今回のセパンですが、スタートから、非常に乗っていて楽しかったです。車はトラブルを抱えながらも、決勝になってみると速い Lap ができて面白いようにドライブできました。タイヤもたれなくてセットアップもよかったと思います。決勝になるまでほとんど走れていなくてドライバー交代の練習もできていなかったので、ぶっつけ本番になってしまい、いろいろ焦る場面はあったものの、今回は完走が目標だったので、とりあえず加納さんにステアリングを渡せてよかったです。次の菅生ラウンドでも、トラブルが出ないとは思っていませんし、むしろどんなトラブルが出てそれを乗り越えて走れるか楽しみです。

 第4戦菅生ラウンドは7月27日~28日にスポーツランド菅生(宮城県) にて開催されます。引き続きの応援、宜しくお願いします。

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Arnage Racing 2013 SUPER: GT Race report
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SUPER GT

SGT:第3戦セパン GAINER Rn-Sports DIXCEL SLS、7番手でチェッカー、連続ポイントゲット! (GAINER)

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  • GAINER Rn-Sports DIXCEL SLS
  • Driver: Tetsuya Tanaka / Masayuki Ueda
  • 予選10位、決勝7位
  • 予選日入場者数: 41,000人 決勝日入場者数: 67,000人
2013年6月15日(土曜日)
  • 公式練習:13:00~14:50 気温:33度・路面温度:43度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ1:16:30~16:45 田中 哲也 気温:33度・路面温度:39度・天候:曇・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ2:17:10~17:22 植田 正幸 気温:33度・路面温度:38度・天候:曇・路面状況:ドライ

gt_r03_gainer-10_02.jpg  年に1度の海外戦が今年もマレーシアセパンサーキットで開催された。ここのところ日本の気温が低かったため、まず暑さに体を慣らしながらの走行となった。

 走り出しは田中哲也から。11号車と同じく、アンダーステアがあるようだ。毎年そうだが、セパンは走り出し路面状況があまり良くなく、グリップが低くさらさらした感覚で、予選時とはかなり変わってくる。

 11号車とは別セットにして比較し、そこから11号車と情報交換してマシンをアジャストしていく方向でセットを進めた。フロントのスプリングも交換し、バランスは良い方向に向かったようだ。

 途中植田正幸に変わり、タイヤ比較とセットアップ確認を行い練習走行は終了した。

gt_r03_gainer-10_03.jpg  Q1を担当するのは田中。時間を見計らい、1周のアタックに掛けてコースへ。走り出しからマシンのバランスは朝と違い、かなり良い感じに変化していた。2分4秒660のタイムで、暫定4番手でQ2に進出を果たした。

 500クラスのQ1が終わり、続いて植田のQ2のアタックが始まる。田中と同じように少ない周回でのアタックに渾身のドライブをする。計測1周目に2分6秒台を計測。2周目に若干ミス、そこでクールダウン。最後の周で1分5秒606を叩き出し、予選10番手のグリッドを獲得した。

田中 哲也コメント
 朝の公式練習が路面の関係であまり良くなかったのですが、予選になって車のバランスが凄く良くなって、そこそこのタイムも出せて植田さんにQ2を託しました。植田さんもがんばってくれたので、決勝に向けては良い状態になってきたかなって思います。
植田 正幸コメント
 Q1で哲也さんが良い走りをしてくれてタイムを出してくれたので、その車載を見てなんとか帳尻を合わせようとしました。アタックの中で、僕は失敗がいくつかあったので、それを決勝では修正していきたいと思います。

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2012年6月16日(日曜日)
  • フリー走行:11:00~11::30 気温:32度・路面温度:39度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • 決勝54周(50周):14:00~ 気温:33度・路面温度:42度・天候:曇・路面状況:ドライ

 昨日より気温はほとんど変化はないが、若干日差しが強く感じる中で、朝のフリー走行は開始された。

 セットは昨日の予選とほぼ変えず、植田からスタート。昨日の予選からも路面状況が変わり、リアウイングの調整などを行い田中へ。田中は昨日の予選でのバランスが一番良かったと訴える。ただし、昨日タイムを出していたマシンは軒並みタイムダウンをしているようで、それとくらべると、十分決勝では上位を狙える。

gt_r03_gainer_10-05.jpg  決勝スタートは植田が担当する。オンタイムでフォーメーションラップが開始され、綺麗なスタートが切られた。

 植田は久しぶりのスタート担当の為か、1周目にNo.2 マクラーレンにパスされ順位を落とす。続けてNo.62 Mercedesにもパスされ12番手に。やはりプロ集団の中でのジェントルマンドライバーは厳しいのか。

 13番手まで一旦はポジションを落とすが、周回を重ねる毎に植田の猛追は力をましていく。一旦はパスされたNo.2を15周目に抜き返し12番手に。続いてNo.52 Mercedes、No.0 Porscheも続けて交わし、9番手までポジションを上げていく。そのまま安定したラップを刻み続ける。

 ルーティーンのピットは25周目に行い、田中も植田に負けず激走を開始。前を走るNo.86 ランボルギーニとの差を徐々に詰めていき、37周目にパス。続いて同じMercedesのマシンを駆るNo.62を追いかけ始める。

 追いかけ始めてから6周目には差は1秒を切り、最終ラップまでバトルが続く。最後の最後でNo.62のインを刺し、7番手に浮上しチェッカーを受けた。

 そして、GAINERがMercedes-SLSの中での、1-2を飾ることができた。

田中 哲也コメント
 決勝のペースは良かったし、一歩一歩順位は上がっていっているので、良かったと思います。ただ今の順位で喜んでいても仕方がないので、少なくとも今回より次ぎ、次よりその次と順位は上げていきたいですね。
植田 正幸コメント
 久しぶりのスタートをさせて貰って、車的には凄く良いペースで走れてました。2、3回ドライビイングミスを犯してしまい、11号車のBJORNと離れてしまいました。そのミスが無ければ、BJORNについて行けてたと思うので、ミスをなくしていくようにしないとだめですね。今後努力しようと思っています。
福田洋介エンジニアコメント
 タイヤが路面とマッチして安定したラップを刻めたが、序盤のトラフィック時にポジションを落とし、そのリカバリーで時間を費やしたのが勿体無かった。ドライバー交代後の哲也さんのラップもハイペースで安定し、最周ラップには相手の隙を突き7位に上がり、昇り調子で終えた事でチームの士気が高い状態で次戦に挑めるので条件を揃えて、次戦は表彰台を狙います!!

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Text & Photo: GAINER
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SUPER GT

SGT:第3戦セパン GAINER DIXCEL SLS、50kgのウエイトを積んでの3位はベストリザルト (GAINER)

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  • GAINER DIXCEL SLS
  • Driver: Katsuyuki Hiranaka / Bjorn Wirdheim
  • 予選7位、決勝3位
  • 予選日入場者数: 41,000人 決勝日入場者数: 67,000人
2013年6月15日(土曜日)
  • 公式練習:13:00~14:50 気温:33度・路面温度:43度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ1:16:30~16:45 平中 克幸 気温:33度・路面温度:39度・天候:曇・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ2:17:10~17:22 Bjorn Wirdheim 気温:33度・路面温度:38度・天候:曇・路面状況:ドライ

gt_r03_gainer-02.jpg  年に1度の海外戦が今年もマレーシアセパンサーキットで開催された。ここのところ日本の気温が低かったため、まず暑さに体を慣らしながらの走行となった。

 平中克幸からコースへ。走り始めから路面状況が悪く、グリップが低いために、なかなかマシンの挙動が安定せず、アンダーが強い。スプリングや車高の調整を行い、セットアップを進めていく。

 路面状況は最後まであまり変化はなかったが、BJORN WIRDHEIMに代わりマシンバランスをチェック。やはりアンダーはあまり消えず、このセッションでは15位のポジションで終了した。

gt_r03_gainer-03.jpg  セパンでの予選時間は、暑さを考えて普段より遅い時刻のスタートとなる。

 ノックアウト予選1回目は平中が担当。スタート時間と共にピットを離れていく。

 計測3周目にアタックをするが、他車がラインを塞ぎ思うように走行できない。次周もアタックを試みるが、タイムアップ出来なかったが、7番手でノックアウト予選2に進めることが出来た。

 17時10分からQ2がオンタイムでスタートした。Q2はBJORNが担当する。スタートと同時にコースへ。

 BJORNもなかなかクリアラップが取れず、3周目にアタックを行うが、やはり引っかかってしまう。1分34秒682のタイムを出すが、結局7番手でチェッカーを受けた。

平中 克幸コメント
 朝の公式練習ではかなり苦戦して、いろんなセッティングの変更を試して臨んだ予選だったのですが、それが凄く良い方向に行って、車も乗りやすくなって、結果的にそれが7位というポジションに繋がったと思うのです。チームと僕らドライバーで力を合わせて良い方向に進めることが出来たので、この流れをキープして表彰台目指して頑張ります。
Bjorn Wirdheimコメント
 朝の走行時はマシンバランスも悪かったが、セットを変えて臨んだ予選ではかなり変わっていた。平中選手がQ1で良い仕事をしてくれて、私はQ2を走ることができた。しかし予選ではクリアラップが取れなかった。7番手のグリッドになったが、ウエイトを考えれば良かったのではないか。チャンピオンシップを考えても良いポジションからのスタートが出来ると思う。

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2012年6月16日(日曜日)
  • フリー走行:11:00~11::30 気温:32度・路面温度:39度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • 決勝54周(51周):16:00~ 気温:33度・路面温度:42度・天候:曇・路面状況:ドライ

 昨日より気温はほとんど変化はないが、若干日差しが強く感じる中で、朝のフリー走行は開始された。

 まずBJORNがコースへ。昨日予選の時よりもマシンバランスがあまり良くなく、アンダーステアがあるようだ。

 その後ピットシミュレーションを行い平中と交代。平中はトラクションのかかりが悪く、オーバーステアになるところも有ると訴える。サーキットサファリでセット変更を行い、決勝に臨むこととなった。

gt_r03_gainer-05.jpg  決勝スタートはBJORNが担当する。オンタイムでフォーメーションラップが開始され、綺麗なスタートが切られた。1周目にNo.86 ランボルギーニにパスされ8番手でコントロールタワーを通過。

 虎視眈々と前を走るマシンをパスする時機をうかがうBJORN。前が同じNo.52 Mercedesに変わり9周目にパスして7番手にポジションアップ。

 続いてNo.86を11周目にパス。ペースの上がらないNo.0 Porscheも13周目に交わし、5番手に浮上。

 前車はNo.61 BR-Zで、差は14秒あったが、徐々に詰めていき、ルーティーンのピットの時は4.7秒差まで迫っていた。27周目にNo.61と同時にピットへ。燃費が良いNo.61とはどうしてもピット作業時間に差が出来てしまい、平中がコースへ戻ったときは10秒差まで開いてしまっていた。

 しかし、平中のペースは悪くなく、周を追う毎に差を縮めていっていたときに、No.61が周回遅れのマシンと接触、そのタイミングで難なく3番手のポジションを奪い取った。

 トップ2台のNo.16 CR-Z.No.55 CR-Zとの差はこの時25秒。2台でバトルをしていたが、ほぼ平中とのラップタイムはほぼ変わらず、異次元の速さの2台には追いつけそうにもなく、平中も淡々と周回を重ねる。

 4番手のNo.61との差も、徐々に開いていき、9秒差を持ってチェッカーを受けた。

 50kgのウエイトを積んでいたが、3位表彰台を獲得出来たことは、チャンピオンシリーズにおいて、大きなポイントとなった。シリーズランキングも2ポイント差ではあるが、次戦菅生でもランキングトップで迎えることが出来る。

平中 克幸コメント
 走り出しのフリー走行ではコンディションとタイヤのマッチングとかクルマのセッティングの部分で結構苦労してたんですけど、予選までにチームと話し合って、それがすごくいい方向にいきました。コンディションの変化も僕らのダンロップタイヤにとってすごくいい方向にいったと思います。決勝ではコンスタントなタイムを刻むことができました。今日は本当に路面コンディションとダンロップタイヤがすごくマッチして、それがこの結果につながったのかなと思います。今日の3位表彰台は今のベストな結果だったと思います。今年はなんとしてもチャンピオンを獲るために、この後のレースもチームとビヨンと力を合わせて、コンスタントにいい結果を出していきたいですね。
Bjorn Wirdheimコメント
 決勝はパーフェクトなレースだった。チームもダンロップタイヤもそして僕たちドライバーも良い仕事をしたと思う。僕のパートはとても大変でした。何度か抜こうと思ったのですが、かなりアグレッシブな走りをされて何度か当たってしまいました。トップを走る2台のホンダ車は異次元に速く、平中のペースも悪くなかったが、抜くことは無理でした。ポデュウムの一角に登れたことはとてもハッピーです。

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Text & Photo: GAINER
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SGT:第3戦セパンフォトギャラリー(決勝日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SGT:第3戦セパンフォトギャラリー(予選日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第6戦 プレビュー

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プレスインフォメーション 2013年6月18日

東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第6戦を、2013年6月23日(日) ツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催いたします。


早くもシリーズの折り返しを迎えるポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)。6月23日に開催される第6戦の舞台であるツインリンクもてぎは、 ブレーキングに加え、素早くターンインを終わらせてポルシェの強みであるトラクションを活かしていかに早く加速できるかがタイムに直結するサーキットでもある。そのあたりのテクニックにおいては長年ポルシェを走らせてきたベテラン勢がレースを引っ張り、若手が素早い適応力で応戦するという展開が予想されるが、今年の若手はとにかく元気がよく、良い意味で期待を裏切ってくれるだけに予想しがたい一戦になりそうだ。

シリーズにおいては、今年はベテランと若手が激突する激しいシーズンとなっている。チャンピオンクラスは#78 近藤翼と#25 神取彦一郎が同点トップ。#78 近藤は第1戦と第3戦で優勝を果たしているが、第2戦の12位、第4戦はリタイアという出入りの激しいポイントの獲り方をしてきた。一方で#25 神取はベテランらしく、3位表彰台1回と4位2回を含めてすべてのレースでポイントを積み重ねてきた。今後、ふたりがどのようにポイントを積み上げていくかがタイトル争いにおいての注目点となるだろう。

そのふたりの後ろに続く#12 小川諒、#19 永井宏明、#32 飯田太陽も4pt以内にひしめき合っている。#12 小川も第2戦と第3戦で連勝を飾っているが、第4戦-5戦の富士連戦でまさかのノーポイント。シリーズチャンピオン候補の一角として、後半戦の挽回に期待したいところだ。#19 永井と#32 飯田はここまでに1回ずつ表彰台に立っており、優勝を狙えるだけの実力は持っている。またシリーズ争いに加わることは厳しいが、 第4戦-5戦で#8 桜井澄夫のセカンドドライバーとして参戦してきた#8 松井孝允も、第4戦で2位、第5戦で優勝を果たす実力派であり、今後再び参戦することになれば#78 近藤、#12 小川、#14 川端伸太朗らに続く4人目の若手として注目を集める存在である。

ジェントルマンクラスは、第2戦で総合4位に入り大量ポイントを獲得し、第2戦〜第4戦までを連続クラス優勝で飾った#2 田島剛がシリーズをリードする。とはいえ、第2戦で総合5位を獲得した#21 高田匠をはじめ、#3 江本玄、#27 眞野壮一郎までの上位4人は12pt差の中に詰まった状態。ここまでのレースで確実にポイントを重ねてきている者同士、少しの油断で順位が大きく入れ替わる状況は、チャンピオンクラスよりも激戦区と言えるだろう。

今回の第6戦はPCCJのシリーズ戦としては初のセミ耐久形式による開催となり、決勝は 30周(もしくは70分間)と通常のレースの約2倍のレースディスタンスで争われる。昨年はエキシビションレースという形で、オートポリスを舞台にセミ耐久が開催されたが、シリーズの1戦に組み込まれるのはこれが初。普段のスプリントレースとはまた違った、耐久レースならではの戦略やチームワーク等が勝敗を大きく左右する。緊張感漂うチームの様子や、クルーに求められる迅速かつ正確なピットワークなど、これまでのPCCJにはない新しい雰囲気に包まれたレースが繰り広げられそうだ。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

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SUPER GT

SGT:第3戦セパン決勝 RAYBRIG HSV-010が3位でポイントリーダーの座を守る。GT300クラスでは、CR-Z GTが1-2 (HONDA)

  • 2013年6月16日(日)・決勝  会場:セパンサーキット(5.542km)  天候:晴れのち曇り  気温:32℃(16:00時点) 路面温度:40℃(16:00時点)  コースコンディション:ドライ  観客:6万7000人  周回数:54周

 6月16日(日)、マレーシア・クアラルンプール近郊のセパンサーキットにおいて、2013 オートバックス SUPER GT第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の決勝レースが行われました。

gt130616001L.jpg  15日(土)に行われた公式予選では、現在GT500クラスで最も重いハンディウエイトとなる48kgを積む#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)が、Honda勢にとって最高位となる5番グリッドを獲得。さらに、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/松浦孝亮組)は7番グリッド、#18 ウイダー モデューロ HSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)は8番グリッドを手に入れました。なお、#17 KEIHIN HSV-010(塚越広大/金石年弘組)は10番グリッド、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中嶋大祐組)は13番グリッドから決勝レースに臨みました。

 午前11時から30分間にわたって行われたフリープラクティスでは、#100 RAYBRIG HSV-010がトップタイムとなる1分58秒464をマーク。そして#18 ウイダー モデューロ HSV-010も1分58秒693を記録して3番手となりました。特に#18 ウイダー モデューロ HSV-010は、土曜日の予選2回目でのタイムアタック中にコースアウトを喫したために8番グリッドからのスタートとなりましたが、コースアウト直前までライバルを圧倒する区間タイムをマークする走りをみせており、日曜日のフリープラクティスの結果は、引き続き好調を維持していることを裏付けるものといえました。さらに#8 ARTA HSV-010は7番手、#32 EPSON HSV-010が9番手、#17 KEIHIN HSV-010が11番手のタイムを記録し、フリープラクティスを終えました。

 スタート直前のウォームアップ走行は午後2時50分に始まりました。この時間になると、強い日差しが照りつけていた午前中に比べればいくぶん過ごしやすくなりましたが、肌にまとわりつくようなセパン特有の蒸し暑さは相変わらずで、ドライバーやチームスタッフだけでなく、マシンにとっても厳しい戦いになることが予想されました。

 そして午後4時になり、54周の決勝レースが始まりました。スタートドライバーは#100 RAYBRIG HSV-010が伊沢選手、#8 ARTA HSV-010はファーマン選手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は山本選手、#17 KEIHIN HSV-010は金石選手、#32 EPSON HSV-010は道上選手がそれぞれ務め、予定通り1周のフォーメーションラップに続いてローリングスタートが切られました。

 #100 RAYBRIG HSV-010はスタートで1つポジションを落として6番手に後退。#17 KEIHIN HSV-010も1台に先行されて11番手となりましたが、残る#8 ARTA HSV-010は7番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は8番手、#32 EPSON HSV-010は13番手と、グリッドポジションを守ってオープニングラップを終えました。

 ポールポジションからスタートしたライバルは順当にトップに立ちましたが、ペースが伸び悩んでおり、このマシンを先頭に上位陣は一団となって周回を重ねていきます。そうした中、抜群の速さを示したのが山本選手の乗る#18 ウイダー モデューロ HSV-010でした。山本選手は、4周目にファーマン選手を攻略して7番手になると、6周目には上位陣で起きた混乱をうまくかわし、一気に3番手へと浮上します。そのあとも山本選手は、前を走る2台よりも1秒近く速いペースで周回。9周目には2番手を走るライバルも攻略し、2番手につけます。このとき2.5秒あったトップとの差は、14周目には0.2秒まで縮まり、テール・トゥ・ノーズとなりました。ただし、トップのドライバーもミスを犯さず、なかなかオーバーテイクのチャンスは訪れません。

 それでもあきらめずに周回を重ねていたところ、18周目にライバルの走行ラインがわずかにアウト側に膨らんだため、このすきを見逃さずにオーバーテイク。山本選手は見事トップへと躍り出ました。

 同じ18周目、#100 RAYBRIG HSV-010は安定したペースで5番手を守っていましたが、#8 ARTA HSV-010は8番手とやや後退。#17 KEIHIN HSV-010はスタート直後のポジションダウンをばん回して10番手に返り咲いたほか、#32 EPSON HSV-010も1つ順位を上げて12番手となりました。

 20周目、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は2番手を3.7秒差まで引き離し、トップの座を確固たるものとしていきます。同じ周、#17 KEIHIN HSV-010はピットストップをやや早めに行い、塚越選手に交代し、あわせて給油とタイヤ交換も行ってコースに復帰しました。これをきっかけにして、GT500車両は次々とピットストップを行いました。Honda勢では、#8 ARTA HSV-010と#32 EPSON HSV-010が23周目、#100 RAYBRIG HSV-010が25周目にピットインし、ドライバーはそれぞれ松浦選手、中嶋選手、小暮選手に代わりました。

 トップを走る#18 ウイダー モデューロ HSV-010は一番遅い26周目にピットに飛び込み、マコヴィッキィ選手へと交代します。しかし、ピット作業を順調に終えてマコヴィッキィ選手がエンジンを再始動しようとしたところ、エンジンがなかなかかからず、20秒以上のタイムをロスするトラブルが発生します。このため、ピットから戻り27周目を終えた段階で、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は7番手まで後退してしまいました。

 同じ27周目の段階で、ピットストップを順調に終えた#100 RAYBRIG HSV-010は3番手へと躍進。#17 KEIHIN HSV-010も5番手へ浮上していたほか、#8 ARTA HSV-010は9番手、#32 EPSON HSV-010は12番手となってレース後半を迎えました。

 このあと、30周目にライバルの攻略に成功して6番手へと順位を上げたマコヴィッキィ選手は、トップグループより2~4秒も速いペースで周回を重ねていき、何度もファステストラップを塗り替えながら追い上げを図りました。そして33周目には#17 KEIHIN HSV-010をパスして5番手に浮上。続いて前を走る4番手のライバルに急接近します。

 ただし、相手のドライバーはミスを犯すことなく、巧妙なブロックラインを走行しており、マコヴィッキィ選手はオーバーテイクのチャンスを見いだすことができません。とはいえ、マコヴィッキィ選手のペースはライバルを圧倒しており、2台の間隔が0.2~0.3秒ほどまで接近する緊迫した展開が続きます。

 一方、3番手を走る#100 RAYBRIG HSV-010の小暮選手も懸命の力走を続けており、一時は2秒近くあった2番手との差を38周目には1秒を切るところまで縮めます。ただし、小暮選手もライバルを攻略するまでは至らず、1秒前後の間隔を置きながら周回を重ねていきました。

 その後も#100 RAYBRIG HSV-010と#18 ウイダー モデューロ HSV-010はあきらめることなくライバルを追走していきましたが、順位を上げることはかなわず、#100 RAYBRIG HSV-010は3番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は5番手のままファイナルラップを迎えます。

 ここで、4番手につけていたライバルがアクシデントに遭い、タイヤをパンクさせて後退してしまいます。このため、#18 ウイダー モデューロ HSV-010と#17 KEIHIN HSV-010は1つずつ順位を上げて4番手と5番手に浮上。一時は1つ順位を落としていた#8 ARTA HSV-010と#32 EPSON HSV-010もスタート時の順位に返り咲き、8番手と12番手になりました。

 そして、このままチェッカーフラッグが振り下ろされ、#100 RAYBRIG HSV-010は48kgのハンディウエイトを積みながらも3位表彰台を獲得。#18 ウイダー モデューロ HSV-010と#17 KEIHIN HSV-010は4位、5位でこれに続きました。さらに、#8 ARTA HSV-010は8位となって3戦連続の入賞を達成したほか、#32 EPSON HSV-010は12位で完走を果たしました。

 この結果、チャンピオン争いのドライバー部門では、合計35点となった#100 RAYBRIG HSV-010がポイントランキングの座を守っただけでなく、2番手との差を1点から4点に広げることにも成功しました。Honda勢でこれに続いているのは、21点で5番手につけている#17 KEIHIN HSV-010。さらに#18 ウイダー モデューロ HSV-010は15点で8番手、#8 ARTA HSV-010は8点で11番手となっています。

 優勝は#12 カルソニックIMPUL GT-Rでした。

 一方、GT300では予選でフロントローを独占した#55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)と#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)が、3番手以下を大きく引き離し、2台での激闘を繰り広げる展開となり、最終的に#55 ARTA CR-Z GTが初優勝を飾りました。#16 MUGEN CR-Z GTも2位に入り、2台のCR-Z GTが1-2フィニッシュを果たす快挙を成し遂げました。

 第4戦は宮城県のスポーツランドSUGOで7月27日(土)、28日(日)に開催されます。

松本雅彦|Honda GTプロジェクトリーダー
 「#100 RAYBRIG HSV-010の3位は、望みうる範囲で最高の成績だったと思います。土曜日から日曜日にかけてセッティングを見直しましたが、これが功を奏し、マシンのフィーリングがとてもよくなったそうです。また、50kg近いハンディウエイトを積みながらも3位に入れたことは、今年のHSV-010 GTがハンディウエイトの影響を受けにくいことを示しています。一方、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は予選に続いて決勝も不運につきまとわれました。ピットストップの際にエンジンがかからずに遅れてしまいましたが、その原因は現在、調査中です。いずれにしても運が悪いとしかいいようがありません。次のSUGO大会でのばん回に期待したいと思います」
伊沢拓也(3位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「3位という結果はウエイトのことを考えると最高だったと思います。昨シーズンはウエイトを積んでから苦しくなりましたが、今年はしっかりと開発を進めてきた結果が出ています。マシンも決勝に備えてしっかり仕上げてくれましたし、大会を通しての組み立てがうまくできているので、次のレースも楽しみです。この先もウエイトとの戦いが待っていますが、今回のレースでよい結果が出たので、どこまでいけるのかトライしたいです」
小暮卓史(3位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「アウトラップからすごいバトルがありましたが、フェアなバトルをして順位を守ることができました。そのあともウエイトを積んでいる割にはペースよく走れていたと思います。伊沢選手もよい流れで僕にバトンを渡してくれ、マシンのポテンシャルを最大限に出しきるレースができました。ただ、ここからが勝負だと思っています。もちろん、チャンスがあれば優勝争いをしていきますが、自分たちのベストを尽くす戦いが始まると思うので、“僕らのウエイトでその順位までいくの?” と周囲が思うようなレースを重ね、さらにウエイトを積めるような戦いをしたいと思います」
山本尚貴(4位 #18 ウイダー モデューロ HSV-010)
 「予選では自分がミスしてしまったので、決勝では取り返さないといけないと思って走りました。マシンもタイヤもとても調子がよく、きちんと1台1台をオーバーテイクして、アクシデントに巻き込まれないよう注意を払って走れたので、自分、そしてチームのパフォーマンスも示せた決勝だったと思います。ただ、勝つのはやはり簡単ではないですね。アップダウンのある週末になりましたが、ドライビングに関しては自信を深めて走れているので、これからのレースも楽しみです。またがんばります」
フレデリック・マコヴィッキィ(4位 #18 ウイダー モデューロ HSV-010)
 「今日、僕たちのマシンはとても速かったし、タイヤは驚くほど高いパフォーマンスを発揮してくれました。ただし、エンジンがかからなかったのは不運で、レースが終わるまでに30秒の遅れを取り戻すことはできませんでした。4番手のライバルを追い越せなかったのは、彼が低速コーナーからの脱出が速かったからです。そのあとも彼を追走していきましたが、やがてこちらのパフォーマンスが低下し、オーバーテイクの機会は得られませんでした。ところが、彼は最終ラップにGT300クラスのマシンと接触してスピンしました。僕はこれを避けようとして走行ラインを外したためにタイヤカスを拾ってしまい、やや遅れました。残念な結果でしたが、これもレースです。次は必ず優勝したいと思います」
塚越広大(5位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「早めに交代して追い上げる作戦が奏功し、ポジションを上げることができましたが、中盤でペースが上げられませんでした。その間にもう少し上位に追いつくことができたら、もっとよい戦いができたのではないかと思います。終盤はよいペースで走れましたが、タイムが出たころにはレースが終わってしまったので、もう少し早め早めにレースを展開できるようにしたかったです。次戦のSUGOはKEIHINさんの地元なので、いいレースをしているところを皆さまの前でお見せしたいです。今日のレースのよかった点、悪かった点をしっかりと分析し、次に臨みたいと思います」
金石年弘(5位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「序盤でGT300のマシンを抜くのに手間取ってしまいました。今回のレースではマシンのセッティングがなかなか出しきれずに手こずっていましたが、塚越選手が作戦通りに追い上げてくれたので、スタートポジションを考えるとよい結果だったと思います。次戦のSUGOではKEIHINさんの地元ですし、2010年にも勝っているので、よいセッティングを見つけてがんばりたいと思います」
Text & Photo: HONDA
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SUPER GT

SGT:第3戦セパン 脇阪寿一/石浦宏明組のLEXUS SC430が熱戦を走り抜き2位表彰台 (TOYOTA)

13sgt_rd3_1.jpg
猛暑のレースで見事2位表彰台を獲得した
石浦宏明(左)と脇阪寿一(右)

 SUPER GT第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」が6月15日(土)、16日(日)の両日、マレーシアのクアラルンプール近郊に位置するセパン・インターナショナル・サーキットで開催された。

 SUPER GTのシリーズ戦では唯一の海外遠征戦となるセパンラウンドは、2000年にオールスター戦として初開催、2002年よりシリーズ戦に組み込まれており、10年以上の歴史を持つ。現地のモータースポーツファンにとってもお馴染みのレースだ。

 赤道に近い熱帯マレーシアでのレースだけに、高い気温や湿度がドライバーを苦しめ、車両やタイヤへの負担も大きい。

 セパンでのGT戦は、JGTC時代から数えて10回以上開催されているが、トヨタ/LEXUS勢での勝利は2004年にトヨタ スープラが1ー2フィニッシュを果たしたのみとなっており、LEXUS SC430は未だ勝利を挙げていない。しかし、昨年の大会では惜しくも優勝こそ逃したものの、SC430は2-3-4位を獲得。今年は念願の初優勝を目指しての参戦となった。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430、GT300クラスに1台のトヨタ プリウスが出場した。

◆予選◆

 15日(土)ノックアウト方式で予選が行われた。猛暑を避けるべく、通常のスケジュールよりもやや遅い午後4時半からセッション開始。空には雲がかかり、路面温度は40度ほどとやや低めだったが、気温は33度で南国特有の蒸し暑さの下、決勝のスターティンググリッドを決定する熱いアタックが展開された。

 GT500クラスはQ1セッションの上位8台がQ2へと進出。LEXUS SC430勢では最も重い46kgのウェイトハンデを積みながらも、前戦2位と好調なZENT CERUMO SC430 38号車の平手晃平が3番手と好タイムをマーク。DENSO KOBELCO SC430 39号車の脇阪寿一も6番手につけた。KeePer TOM'S SC430 37号車のアンドレア・カルダレッリが8番手に入り、38号車、39号車と共にQ2進出を果たした。

 このQ1セッションは全15台中上位13台が1秒以内に入るという僅差の争いとなり、前戦初優勝を飾ったものの、40kgのウェイトハンデを積み、初めてのセパンとなったPETRONAS TOM'S SC430 36号車のジェームス・ロシターはコースイン直後にスピンを喫するなど苦戦。前戦3位で30kgのウェイトハンデを積むENEOS SUSTINA SC430 6号車の国本雄資も僅かに届かず、それぞれ11番手、12番手タイム。15番手のWedsSport ADVAN SC430 19号車と共に、3台のSC430がQ1敗退となってしまった。

 午後5時半からのQ2セッションでは、開始から4分程はどの車両もピットで待機し、残りが8分を切ったところで各車コースイン。十分にタイヤを暖め、セッション終了直前の2周でアタックを開始した。

 37号車の伊藤大輔、39号車の石浦宏明が好走を見せ、ポジションを上げていくと、38号車の立川祐路がこれを上回って2位に浮上。しかし、惜しくもトップタイムには届かず、38号車が最前列2番手。37号車3番手、39号車4番手と2列目に並ぶことに。LEXUS SC430勢は上位の2-3-4番手グリッドを確保し、明日の決勝レースに臨むこととなった。

 GT300クラスでは、上位13台が生き残るQ1セッションで、前戦富士で念願の初優勝を飾ったPanasonic apr PRIUS GT 31号車が健闘を見せたが、惜しくも14番手でQ2進出ならず。決勝レースでの巻き返しにかけることとなった。

◆決勝◆

 16日(日)は若干暑さが和らいだ午後4時4分、気温33度/路面温度42度というコンディションの下、午後4時4分に54周で競われる決勝レースがスタート。2番手、3番手の38号車と37号車はポジションをキープ。39号車は一つ順位を落として5番手で序盤戦を開始した。

 平手晃平が駆る2番手の38号車は、首位を追走。時に並びかける首位争いを展開したが、6周目に追い上げてきたライバル車両と接触。右リアタイヤを破損し、緊急ピットインを強いられた。ダメージはボディにも及んでおり、修復も行った38号車は、最後尾へと後退。その後は37号車と39号車が3位、4位につけ上位浮上のチャンスを伺う展開となった。

 20周を少し過ぎたあたりから中盤のピット作業が始まり、25周目に37号車がピットイン。好走を見せたアンドレア・カルダレッリから伊藤大輔へとドライバーチェンジ。翌周には39号車がピットへ向かい、石浦から脇阪寿一へと交代すると、37号車の前でコースに復帰。全車がピット作業を終えた時点で39号車は2位に浮上した。

 37号車の伊藤は、ピット作業で先行を許したライバルとサイド・バイ・サイドでの息をのむような3位争いを展開。時に軽く接触するほどのバトルを繰り広げ、観客を沸かせたが、惜しくも逆転には至らず。

 その後、4位を走行する37号車は終盤にかけ、ライバルの激しい追撃を受けることとなったが、絶妙なドライビングでこれを抑え続けポジションをキープ。しかし、最終ラップにGT300クラスの車両と接触し、大きく順位を落とすこととなってしまった。

 最後まで脇阪が首位を追った39号車だったが惜しくも届かず、2位でフィニッシュ。12番手スタートから追い上げた6号車が7位。レースを通して好走を見せた37号車は最後の接触で無念の10位に終わった。

 GT300クラスでは14番手スタートの31号車が順当なスタートを切ったが、8周目にスロットル系のトラブルに見舞われ、コース脇にストップ。そのままレースを終えることとなった。

トヨタモータースポーツニュース
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SUPER GT

SGT:第3戦セパン決勝結果

■GT500クラス

SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2013/06/16) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.543km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
112カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS22541:50'11.232
239DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS22544.090
3100 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS48548.631
418ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI145415.657
517KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS305415.803
61REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI65423.897
76 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS305428.971
88ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS105440.926
923MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI225441.487
1037KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS105456.415
1136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS40541'11.696
1232Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL541'18.171
1324D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH541'22.260
1438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS46541'59.409
1519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH542'00.793
---- 以上規定周回数(37Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.18 フレデリック・マコヴィッキィ(ウイダー モデューロ HSV-010)
  • 1'58.207 
  • CarNo.24(安田裕信)に対し、白黒旗を提示した。
  • CarNo.23(R・クインタレッリ)は、2013 SUPER GT SpR 第30条 1.(他車への接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
■GT300クラス

SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2013/06/16) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.543km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
155ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS511:51'08.104
216MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS38512.089
311GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL505121.509
461SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI125130.643
588マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH5139.268
64GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH345151.607
710GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL25158.600
862LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
黒澤 翼
YH165159.747
986クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
YH22511'13.270
103S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH501Lap
110ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH2501Lap
1252OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH32501Lap
1348DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY4501Lap
1421ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HK501Lap
152エヴァRT初号機ペトロナスMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH501Lap
165マッハGOGOGO車検 Ferrari458 GT3
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
YH492Laps
1730IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
イゴール・スシュコ
YH492Laps
18360RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH492Laps
199NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
茂田 久男
YH492Laps
2050Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
YH483Laps
---- 以上規定周回数(35Laps)完走 ----
-87ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH302625Laps
-33HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH62526Laps
-22グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH2328Laps
-31Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH40744Laps
  • Fastest Lap: CarNo.61 佐々木孝太(SUBARU BRZ R&D SPORT) 2'06.594
  • CarNo.9(茂田久男)は、競技結果に30秒を加算した。
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SUPER GT

SGT:第3戦セパンフリー走行結果

SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2013/06/16) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.543km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
11005001 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS481'58.464-168.446
2235002MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'58.626 0.162168.216
3185003ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI141'58.693 0.229168.121
415004REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI61'58.732 0.268168.066
5385005ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS461'59.035 0.571167.638
6125006カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS221'59.040 0.576167.631
785007ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS101'59.186 0.722167.426
8395008DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS221'59.193 0.729167.416
9325009Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1'59.198 0.734167.409
103750010KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS101'59.228 0.764167.367
111750011KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS301'59.241 0.777167.348
121950012WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'59.278 0.814167.297
133650013PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS401'59.347 0.883167.200
14650014 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS301'59.953 1.489166.355
152450015D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH2'00.264 1.800165.925
16883001マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH2'05.793 7.329158.632
17623002LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
黒澤 翼
YH162'05.889 7.425158.511
1803003ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH22'06.324 7.860157.965
1943004GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH342'06.605 8.141157.615
20863005クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
YH222'06.773 8.309157.406
21613006SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI122'06.893 8.429157.257
22163007MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS382'06.937 8.473157.202
23103008GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL22'07.376 8.912156.661
24873009ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH302'07.632 9.168156.346
255530010ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS2'07.846 9.382156.085
262130011ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HK2'08.013 9.549155.881
271130012GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL502'08.016 9.552155.879
28530013マッハGOGOGO車検 Ferrari458 GT3
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
YH2'08.166 9.702155.695
29330014S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH2'08.198 9.734155.656
302230015グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH2'08.291 9.827155.543
31930016NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
茂田 久男
YH2'08.48810.024155.305
32230017エヴァRT初号機ペトロナスMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH2'08.55710.093155.223
333130018Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH402'08.56010.096155.218
345230019OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH322'08.89910.435154.810
353330020HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH62'09.00110.537154.687
364830021DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY42'09.52011.056154.067
373030022IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
イゴール・スシュコ
YH2'10.60412.140152.789
3836030023RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH2'11.36812.904151.900
-50300-Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
YHabsence--
Tags:

SUPER GT

SGT:第3戦セパンノックアウト予選総合結果

■GT500 Class

SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2013/06/15) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.543km

PosNoCar
Model
DriverTireWhQ1Q2
112カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS221'55.6201'55.456
238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS461'55.7781'55.589
337KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS101'56.2141'55.688
439DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS221'56.0541'55.751
5100 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS481'55.8861'56.015
61REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI61'55.8441'56.046
78ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS101'56.1851'56.770
818ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI141'55.7091'57.969
923MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'56.336
1017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS301'56.468
1136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS401'56.552
126 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS301'56.562
1332Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1'56.618
1424D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH1'57.245
1519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'57.427
---- 以上予選通過 ----
■GT300 Class

SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2013/06/15) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.543km

PosNoCar
Model
DriverTireWhQ1Q2
155ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS2'03.6742'03.025
216MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS382'04.2292'03.374
361SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI122'05.2472'03.850
40ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH22'05.3222'03.901
588マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH2'04.6852'04.137
652OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH322'05.2522'04.450
711GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL502'05.1772'04.682
833HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH62'05.3032'05.327
986クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
YH222'05.2432'05.342
1010GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL22'04.6602'05.606
1187ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH302'04.3962'05.903
122エヴァRT初号機ペトロナスMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH2'05.3662'08.092
1348DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY42'04.8762'08.124
1431Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH402'05.470
1562LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
黒澤 翼
YH162'05.601
164GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH342'05.625
173S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH2'05.639
1822グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH2'06.349
199NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
茂田 久男
YH2'06.807
205マッハGOGOGO車検 Ferrari458 GT3
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
YH2'06.943
21360RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH2'08.662
2230IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
イゴール・スシュコ
YH2'10.043
---- 以上予選通過 ----
-21ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HKabsence
-50Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
YHabsence
Tags:

SUPER GT

SGT:第3戦セパン公式予選 灼熱のセパンでRAYBRIG HSV-010が5番グリッドを獲得、GT300クラスではCR-Z GTがフロントローを独占 (HONDA)

  • 2013年6月15日(土)・予選  会場:セパンサーキット(5.542km)  天候:曇り  気温:33℃(16:30時点) 路面温度:39℃(16:30時点)  コースコンディション:ドライ

 6月15日(土)、マレーシアの首都クアラルンプールの郊外にあるセパンサーキットにおいて、2013 オートバックス SUPER GT第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」が開幕し、公式予選が行われました。

gt130615001L.jpg  赤道に近いセパンでは毎年のように灼熱の戦いが繰り広げられます。予選が行われた本日も、じっとしているだけで汗が噴き出してくる暑さと高い湿度で、レースを戦うドライバーやチームスタッフを苦しめました。

 開幕戦岡山大会で#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)が優勝し、第2戦富士大会が終わった段階でもポイントリーダーの座を守っているHonda勢は、3年ぶりとなるタイトル奪還を目指し、第3戦セパン大会より新型のリアウイングを投入しました。

 これは、一般的に“スワンネック”と呼ばれる形式で、リアウイングを下側から支えるのではなく、上側からつり下げる構造とすることにより、リアウイング下側の気流をスムーズに流してエアロダイナミクスの効率を向上させるものです。今回はポイントリーダーの#100 RAYBRIG HSV-010に加え、#18 ウイダー モデューロ HSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中嶋大祐組)の計3台がこの新型リアウイングを採用。#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/松浦孝亮組)と#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)の2台は従来型で挑むことになりました。

 5台のHSV-010 GTが搭載するハンディウエイトは、計24点を獲得してポイントリーダーに立っている#100 RAYBRIG HSV-010が48kg、計15点を獲得した#17 KEIHIN HSV-010が30kgで、以下、計7点の#18 ウイダー モデューロ HSV-010が14kg、計5点の#8 ARTA HSV-010が10kgで、#32 EPSON HSV-010は0kgとなっています。

 フリープラクティスは午後1時から2時間にわたって行われ、#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗るマコヴィッキィ選手がセッション開始早々に1分56秒827をマークしてトップに立ちました。このタイムはセッション後半にライバルの1台が1分56秒710を記録するまで破られず、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は全15台が出走したGT500クラスの中で2番手となりました。Honda勢でこれに続いたのは#32 EPSON HSV-010の10番手で、さらに#100 RAYBRIG HSV-010は11番手、#17 KEIHIN HSV-010は12番手、#8 ARTA HSV-010は13番手で、午後4時30分から始まる公式予選に向けて準備を整えました。

 公式予選は今シーズンより採用された2段階のノックアウト方式で行われました。これは、予選1回目の上位8台が予選2回目に進出し、予選2回目のタイムに従って決勝レースのスターティンググリッドを決める方式です。なお、予選2回目に進出できなかったチームは、予選1回目の予選順位でスターティンググリッドが決定します。

 予選1回目は予定通り午後4時30分にスタート。まずはGT300クラスがタイムアタックを行い、続いてGT500クラスがタイムアタックを行いました。

 各マシンがニュータイヤを装着して本格的なタイムアタックを開始したのは、セッション終了間際のことでした。ここで最初にトップに立ったのは#8 ARTA HSV-010を駆るファーマン選手。しかし、その直後、#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗るマコヴィッキィ選手が1分55秒709をマークしてトップに浮上します。さらに#17 KEIHIN HSV-010の金石選手が3番手につけ、一時はHonda勢がトップ3を独占する形となりました。そのあと、ライバルの1台がマコヴィッキィ選手のタイムを上回りましたが、それでも#18 ウイダー モデューロ HSV-010は2番手にとどまったほか、#100 RAYBRIG HSV-010に乗る伊沢選手は48kgのウエイトハンディを跳ね返して5番手につけ、#8 ARTA HSV-010のファーマン選手も7番手となってQ1を突破。この結果、Honda勢では#18 ウイダー モデューロ HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010、#8 ARTA HSV-010の3台がQ2進出を決めました。なお、金石選手が駆った#17 KEIHIN HSV-010は10番手、中嶋選手が駆った#32 EPSON HSV-010は13番手となり、この時点で決勝レースのグリッドが確定しました。

 続いて行われたQ2では、#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗る山本選手が途中の区間タイムで圧倒的な速さを見せつけたものの、コースの後半でコースアウトを喫したため、記録はウォームアップ中に残した1分57秒969にとどまり、決勝には8番グリッドから挑むことになりました。そして、#100 RAYBRIG HSV-010に乗る小暮選手は1分56秒015を記録して5番グリッド、そして松浦選手が乗る#8 ARTA HSV-010は1分56秒770を記録して7番グリッドを手に入れました。

 一方、Hondaが開発したレーシングハイブリッドシステムを搭載するGT300クラスのCR-Z GTは、Q1、Q2ともにトップ2を独占。#55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)がポールポジション、#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)は2番グリッドを獲得しました。

 54ラップで繰り広げられる明日の決勝レースは、現地時間の午後4時(日本時間:午後5時)にスタートが切られます。

松本雅彦|Honda GTプロジェクトリーダー
 「予選でHSV-010 GTが示したパフォーマンスは決して悪くなかったと思います。特に#18 ウイダー モデューロ HSV-010にはポールポジションを獲得できる速さがありました。それだけに、山本選手がコースアウトしてしまったのは残念でした。一方、48kgとGT500クラスの中で最も重いハンディウエイトを積む#100 RAYBRIG HSV-010が5番グリッドを獲得したのは立派だったと思います。#8 ARTA HSV-010は、ハンディウエイトが10kgとまだ軽いというアドバンテージを生かして、今季最高のスターティンググリッドを獲得しました。明日の決勝では#100 RAYBRIG HSV-010に表彰台の可能性が残されているほか、レースの早い段階で順位を上げていければ#18 ウイダー モデューロ HSV-010も表彰台を獲得できると思います。#8 ARTA HSV-010には、まず上位入賞を期待したいところです。引き続き5台のHSV-010 GTに熱い声援をお送りください」
伊沢拓也(5番手 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「練習走行ではマシンバランスやグリップ感がいまひとつでしたが、予選ではマシンのアジャストがうまくできて、気温の変化にも対応することができたので、順位を大きく上げられました。積んでいるウエイトを考えると、予選5番手というポジションは上出来で、決勝を見据えても表彰台を狙える位置だと思います。決勝はいかにタイヤをもたせられるかが勝負となり、今日とは異なる戦いとなりますが、表彰台の可能性は大きくあるので、それに向かってがんばります」
小暮卓史(5番手 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「すごくいい予選だったと思います。伊沢選手ががんばり、僕自身もいい走りができ、エンジニアもいいマシンに仕上げてくれました。実は、もうちょっと上位にいける雰囲気もあったのですが、一番重いウエイトを積んでいる中で5番手獲得はよい結果だと思います。明日はライバルとの上位争いとなりそうですが、なんとしてでも表彰台に上がりたいと思います」
Text & Photo: HONDA
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SUPER GT

SGT:第3戦セパンノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2013/06/15) Knock Out Q2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.543km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
112カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS221'55.456--172.835
238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS461'55.589 0.133 0.133172.636
337KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS101'55.688 0.232 0.099172.488
439DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS221'55.751 0.295 0.063172.394
5100 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS481'56.015 0.559 0.264172.002
61REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI61'56.046 0.590 0.031171.956
78ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS101'56.770 1.314 0.724170.890
818ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI141'57.969 2.513 1.199169.153
■GT300 Class

SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2013/06/15) Knock Out Q2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.543km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
155ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS2'03.025--162.201
216MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS382'03.374 0.349 0.349161.742
361SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI122'03.850 0.825 0.476161.121
40ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH22'03.901 0.876 0.051161.054
588マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH2'04.137 1.112 0.236160.748
652OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH322'04.450 1.425 0.313160.344
711GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL502'04.682 1.657 0.232160.046
833HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH62'05.327 2.302 0.645159.222
986クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
YH222'05.342 2.317 0.015159.203
1010GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL22'05.606 2.581 0.264158.868
1187ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH302'05.903 2.878 0.297158.493
122エヴァRT初号機ペトロナスMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH2'08.092 5.067 2.189155.785
1348DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY42'08.124 5.099 0.032155.746
Tags:

SUPER GT

SGT:第3戦セパンノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2013/06/15) Knock Out Q1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.543km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
112カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS221'55.620--172.590
218ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI141'55.709 0.089 0.089172.457
338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS461'55.778 0.158 0.069172.354
41REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI61'55.844 0.224 0.066172.256
5100 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS481'55.886 0.266 0.042172.193
639DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS221'56.054 0.434 0.168171.944
78ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS101'56.185 0.565 0.131171.750
837KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS101'56.214 0.594 0.029171.707
923MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'56.336 0.716 0.122171.527
1017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS301'56.468 0.848 0.132171.333
1136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS401'56.552 0.932 0.084171.209
126 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS301'56.562 0.942 0.010171.195
1332Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1'56.618 0.998 0.056171.113
1424D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH1'57.245 1.625 0.627170.197
1519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'57.427 1.807 0.182169.934
---- 以上予選通過 ----
■GT300 Class

SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2012/06/15) Knock Out Q1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.543km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
155ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS2'03.674--161.350
216MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS382'04.229 0.555 0.555160.629
387ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH302'04.396 0.722 0.167160.414
410GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL22'04.660 0.986 0.264160.074
588マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH2'04.685 1.011 0.025160.042
648DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY42'04.876 1.202 0.191159.797
711GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL502'05.177 1.503 0.301159.413
886クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
YH222'05.243 1.569 0.066159.329
961SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI122'05.247 1.573 0.004159.324
1052OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH322'05.252 1.578 0.005159.317
1133HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH62'05.303 1.629 0.051159.252
120ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH22'05.322 1.648 0.019159.228
132エヴァRT初号機ペトロナスMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH2'05.366 1.692 0.044159.172
1431Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH402'05.470 1.796 0.104159.040
1562LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
黒澤 翼
YH162'05.601 1.927 0.131158.875
164GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH342'05.625 1.951 0.024158.844
173S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH2'05.639 1.965 0.014158.826
1822グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH2'06.349 2.675 0.710157.934
199NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
茂田 久男
YH2'06.807 3.133 0.458157.364
205マッハGOGOGO車検 Ferrari458 GT3
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
YH2'06.943 3.269 0.136157.195
21360RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH2'08.662 4.988 1.719155.095
2230IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
イゴール・スシュコ
YH2'10.043 6.369 1.381153.448
---- 以上予選通過 ----
-21ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HKabsence---
-50Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
YHabsence---
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SUPER GT

SGT:第3戦セパン公式練習結果

SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2013/06/15) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.543km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1395001DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS221'56.710-170.978
2185002ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI141'56.827 0.117170.806
315003REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI61'56.896 0.186170.706
4385004ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS461'56.908 0.198170.688
5365005PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS401'56.948 0.238170.630
665006 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS301'57.194 0.484170.272
7375007KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS101'57.215 0.505170.241
8235008MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'57.261 0.551170.174
9125009カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS221'57.380 0.670170.002
103250010Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1'57.539 0.829169.772
1110050011 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS481'57.805 1.095169.388
121750012KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS301'58.111 1.401168.950
13850013ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS101'58.183 1.473168.847
141950014WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'58.528 1.818168.355
152450015D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH1'58.603 1.893168.249
16613001SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI122'04.527 7.817160.245
17553002ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS2'05.215 8.505159.364
18483003DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY42'05.460 8.750159.053
1903004ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH22'05.650 8.940158.813
2043005GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH342'05.755 9.045158.680
21313006Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH402'06.009 9.299158.360
22523007OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH322'06.064 9.354158.291
2333008S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH2'06.132 9.422158.206
24623009LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
黒澤 翼
YH162'06.255 9.545158.052
258830010マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH2'06.276 9.566158.025
268730011ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH302'06.314 9.604157.978
278630012クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
YH222'06.388 9.678157.885
281630013MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS382'06.75810.048157.424
291030014GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL22'06.84410.134157.318
301130015GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL502'06.85410.144157.305
31230016エヴァRT初号機ペトロナスMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH2'07.41010.700156.619
323330017HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH62'07.41210.702156.616
332230018グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH2'07.41310.703156.615
34930019NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
茂田 久男
YH2'07.55910.849156.436
352130020ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HK2'07.86611.156156.060
365030021Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
YH2'07.89211.182156.029
37530022マッハGOGOGO車検 Ferrari458 GT3
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
YH2'08.60211.892155.167
383030023IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
イゴール・スシュコ
YH2'09.40312.693154.208
3936030024RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH2'10.06513.355153.422
Tags:

スーパー耐久

S耐:第2戦韓国インジェで貴重なポイントを獲得 (ARTA A-ONE)

 5月25~26日、2013スーパー耐久シリーズ第2戦「SUPER TAIKYU in KOREA」が韓国江原道麟蹄郡インジェスピーディウムインターナショナルサーキットで開催されました。

 ARTA with TEAM A-ONE は#333 オートバックス.GLORY-R.FN2はAドライバー予選クラス7 位、Bドライバー予選クラス4位、決勝第1レースは5位、第2レースはリタイヤとなりました。

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■レース概要
  • 大会名  スーパー耐久シリーズ第2戦 SUPER TAIKYU in KOREA
  • 日時   2013年5月25日(土)~26 日(日)
  • 場所   Inje Speedium Internatinal Circuit(韓国 江原道 麟蹄郡)
  • 入場者数 (現在未発表)
■レース結果概要
  • 車名    333号車 オートバックス.GLORY-R.FN2
  • ドライバー A:北川剛 B:野間一 C:藤田弘幸
  • 予選    Aドライバー予選7位、Bドライバー予選4位(ST4クラス)
  • 決勝    第1レース:5 位、第2レース:DNF
5月25日 予選
#333 オートバックス.GLORY-R.FN2 北川剛 / 野間一 / 藤田弘幸

 5月25日(土)14:45から15分間のAドライバー予選2グループがスタート。#333 オートバックスFN2は今回リザーブ登録の藤田選手がコースインします。藤田選手は慣れないコースで着実にタイムを縮めて行き2'04.209を記録しクラス7位となります。

 クラストップは#48 DIJON IS WAKO’S ED DC5 太田選手となりました。

  • P1 #48 DIJON IS WAKO’S ED DC5 太田侑弥
  • P2 #41 TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄
  • P3 #18 コスモソニック・FK・ings・FT86 浅野武夫
  • P7 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 藤田弘幸

 続いて16:15からBドライバー予選2グループが行われ、野間選手は#48 DIJON DC5 鶴田選手の後方でコースインします。タイヤ摩耗が厳しいため2周アタックの予定で出て行きましたがフロントタイヤの内圧が上がり切らず再度コースインして 1'49.968 を記録しクラス4位となりました。

 クラストップは#93 SKR ENGINEERING S2000 望月選手となりました。

  • P1 #93 SKR ENGINEERING S2000 望月大地
  • P2 #48 DIJON IS WAKO’S ED DC5 鶴田和弥
  • P3 #13 ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA 村田信博
  • P4 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 野間一

 この日の韓国の民放「G1」のニュースではスーパー耐久が取り上げられ、#333 オートバックスFN2がタイトルを飾りました。 (5/25 土 20:25-20:30 ごろ)

  • ※G1 江原民放(江原道全域、京畿道・忠清北道の一部を放送エリアとするSBS系列の地方テレビ局 )

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5月26日 決勝第1レース
#333 オートバックス.GLORY-R.FN2 北川剛

 前日に行われたAドライバー予選はリザーブ登録の藤田選手が担当しましたが、決勝第1レースは北川選手が走行することとなったため、審査委員会からピットスタートを指示されました。

 全車がスタートラインを通過したころピットレーン出口のシグナルがグリーンとなり北川選手がピットレーン出口からスタートを切ります。1周目からST5クラスの集団をかき分けながらどんどん順位を上げていきます。

 ST5クラスの次はSTK-3クラスのヒュンダイ・ジェネシスクーペの集団が現れます。ジェネシスクーペはカタログスペックで3800cc/306psとパワフルなエンジンにKUMHOタイヤを履く韓国国内規格のレース車両です。コーナーやブレーキングではADVANを履くST4クラスが圧倒的に速いため、1周のタイムではST4が速いのですが、直線では 3.8Lエンジンの威力で抜き返されるため、簡単には抜けない相手です。ドライバーはアマチュアでS耐経験もないため、北川選手は慎重にオーバーテイクしていきます。

 そして17周目には#93 SKR S2000が他車との接触の影響でピットインし、#333 エーワン北川選手は6番手へ浮上します。続いて#116 W.S.S2000のペースが落ちたところを抜いて5番手に上がり、前方には接触の影響でリヤバンパーを破損しながら走る#13 ENDLESS 86を視界にとらえます。リヤバンパー破損の影響か少しペースが落ちてきた#13 ENDLESS 86に対して、#333 北川選手はじわじわと詰め寄り、残り数周のところでオーバーテイクし4番手まで浮上します。

 そして手元計測ではレース開始から45分が経過し無事にゴールかと思われたところで、さらに1周レースが続くことになってしまい#333 北川選手のタイヤは振動が起きるほど摩耗してしまいます。そしてファイナルラップのターン8で、#13 ENDESS 86のアタックを避ける形で抜かれてしまい5位でフィニッシュすることとなりました。

5月26日 決勝第2レース
#333 オートバックス.GLORY-R.FN2 野間一

 第1レースのあとはドリフトなどのエキシビジョンやチャン・グンソク氏によるインジェ・スピーディウムのオープニングセレモニーが行われ、多くの観客を楽しませていました。

 第2レースは15:15に開始。野間選手が4番グリッドからスタートします。1周目、3番手スタートの#13 ENDLESS 86 がスタートライン付近で牽制をして一瞬の失速。#333 野間選手はこれを見逃さず1コーナーまでに抜いて 3 番手に上がります。しかし、さらにそのイン側に入ろうとするヒュンダイ・ジェネシスを防ぐため#333 はインよりを走ることとなり、#13 ENDLESS 86 に抜き返されてしまいます。

 1周目、トップグループはグリッド通りのオーダーでしたが、間もなく#93 SKR S2000がトラブルでスローダウン。トップ#48 DIJON インテグラ、2 番手#13 ENDLESS 86、3番手#333 オートバックス FN2野間選手のオーダーとなります。

 #333 野間選手は前を走る#13 ENDLESS 86に食らい付きますが、エンジン水温とタイヤライフが厳しいことを考えタイヤを温存するドライビングに切り替えます。5周目にはトップ#48 DIJONインテグラ、2番手#13 ENDLESS 86がペースの上がらないヒュンダイ・ジェネシスに詰まる場面もありましたが、 #333 野間選手はタイヤの温存に集中します。残り10周を切ったころ、徐々に前方の2台の姿が大きくなってきます。トップ#48 DIJONインテグラに対して#13 ENDLESS 86が頻繁に揺さぶりをかけトップ争いが激しくなってきました。

 この時点でタイヤに余力を残していた#333 オートバックスFN2野間選手は持ちタイムの確認のためペースを上げて 1'49.4の好タイムをマークし優勝が狙えるペースがあることを確認します。確実な勝負を狙う#333 野間選手は最終ラップで勝負をかけるべく2台の後方で虎視眈々と勝負の時を待っていました。

 ところが残り5周の第14コーナーを過ぎたところで、突然エンジンの油圧が低下しVTECに入らない状態になってしまい、スロー走行でピットに戻りリタイヤとなりました。

まとめ
チーム代表 大河原一裕
 「前回の開幕戦SUGOは大雪による中止となったことで、今回の第2戦韓国が実質的な開幕戦となりました。野間選手が持前の適応能力を発揮し公式練習ではトップタイムを記録するなどよい流れで来ていました。決勝第1レースでは北川選手がピットスタートからの5位で堅実にポイントを獲得できましたが、第2レースではエンジントラブルでリタイヤしてしまいとても残念でした。第3戦もてぎは5時間と通常より長い耐久レースであり、マシンに大きな負荷のかかるコースですのでトラブル対策を急ぎたいと思います。今回のレースではスピードは確認できたので、エーワンの強みでもある信頼性を取り戻せばトップをとれると確信しています」

 今回もご支援いただき大変ありがとうございました。次戦以降もご期待に応えられるようチーム一同全力を尽くします。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。

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ARTA with TEAM A-ONE
Race Report
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SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリスフォトギャラリー(日曜日)

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sf_r02_kob-137 sf_r02_kob-138 sf_r02_kob-139 sf_r02_kob-140
sf_r02_kob-141 sf_r02_kob-142
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリスフォトギャラリー(土曜日)

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ap2and4-0058 ap2and4-0059 ap2and4-0060 ap2and4-0061
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ap2and4-0070 ap2and4-0071 ap2and4-0072 ap2and4-0073
ap2and4-0074 ap2and4-0075 ap2and4-0077 ap2and4-0078
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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリス 山本尚貴が3位入賞で初表彰台、リアルは塚越広大、中山友貴がダブル入賞 (HONDA)

  • 2013年6月2日(日)・決勝  会場:オートポリス(4.674km)  天候:雨のち曇り 気温:予選/14℃(9:30時点)、決勝/15℃(14:45時点)  路面温度:予選/16℃(9:30時点)、決勝/16℃(14:45時点) 決勝レース:50周  コースコンディション:ウエットのちドライ  観客:1万3500人(主催者発表)

 6月2日(日)、大分県のオートポリスにおいて、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第2戦の公式予選と決勝レースが開催されました。

sf130602001L.jpg  1日(土)に予定されていた公式予選が悪天候のため順延となった関係で、2日(日)は午前9時30分から35分間にわたってタイム計測による公式予選を行ったあと、午後2時45分に決勝レース(54周)のスタートが切られるという変則的なスケジュールとなりました。

 会場となったオートポリス周辺は、公式予選の時刻を迎えても昨日からの雨が降り続いており、路面は完全なウエットコンディションとなっていました。このため、スーパーフォーミュラに参戦する8名のHondaドライバーは、全員がレインタイヤを装着してセッションに挑みました。

 セッション開始から5分後、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は1分40秒349をマークして3番手につけ、ウエットコンディションでも好調なことを改めて示しました。その3分後には1分38秒451を記録し、トップに立ちます。この時点では、#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)は3番手、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は4番手につけており、トップ4のうち3名がHondaドライバーで占められる形となりました。

 予選が始まって10分ほど経過すると、各ドライバーはいったんアタックを終えてピットに戻り、次のタイムアタックを見据えた準備を始めました。

 このころになると雨は小降りになっており、路面コンディションは次第に改善されていきました。

 予選セッションが残り20分を切ると各ドライバーは再びコースインし、タイムアタックを行いましたが、#40 伊沢選手がターン16でコースアウトを喫します。このため、赤旗が提示され、セッションは一時中断となりました。

 およそ8分間の中断のあと、公式予選が再開。間もなくほとんどのドライバーがコースに戻り、タイムアタックを行いました。

 公式予選が終了した時点で、Hondaドライバーの中で最上位につけていたのは1分37秒204を記録した#16 山本選手の3番手でした。Honda勢でこれに続いたのは#10 塚越選手の7番手で、以下、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は10番手、#15 小林崇志選手(TEAM 無限)は11番手、#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は13番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は14番手、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は15番手、#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)は17番手となり、決勝のグリッドが確定しました。

 そのあと、雨はほとんど止んで霧雨となり、スタート時刻の午後2時45分が近づくと、路面コンディションは大きく改善されていました。ただし、路面はまだわずかに湿っており、レインタイヤでスタートするか、スリックタイヤでスタートするか、判断の分かれるところでしたが、ほとんどのドライバーがレインタイヤでスタートを切り、ライバル陣営の1名だけが、スリックタイヤでレースに挑みました。

 午後2時45分過ぎ、フォーメーションラップを走り終えた19台のマシンは、いったんスターティンググリッドに停車したあと、シグナルに合わせて猛然とスタートを切りました。ここで好スタートを決めたのが#16 山本選手で、予選2番手だったライバルを追い抜き、2番手に浮上しました。オープニングラップを終えた段階では、#16 山本選手の2番手を筆頭に、#10 塚越選手は7番手、#32 小暮選手は9番手、#41 武藤選手は10番手、#31 中嶋選手は11番手、#40 伊沢選手は12番手、#11 中山選手は13番手、#15 小林選手は17番手と、Honda勢はほとんどのドライバーがスターティンググリッドを上回るポジションでオープニングラップを終えました。

 2番手の#16 山本選手はトップとほとんど変わらないペースで周回を重ねていき、5周目を走り終えてもその差を3.3秒差にとどめていましたが、路面が乾いてきたこともあり、スリックタイヤでスタートしたドライバーのペースが、レインタイヤで走行する首位のドライバーに近づいていきました。この状況を見た各陣営は、6周目を迎えると続々ピットストップを実施。8周目を終えたときには、全車がスリックタイヤで走行することになりました。

 10周目、ピット作業を素早く終えた#16 山本選手は引き続き2番手をキープ。そして#10 塚越選手は1つ順位を上げて6番手となり、以下、Hondaドライバーは#31 中嶋選手が8番手、#11 中山選手が9番手、#32 小暮選手が10番手、#40 伊沢選手が12番手、#15 小林選手が14番手、#41 武藤選手が15番手となって周回を重ねていました。

 しかし、11周目に4台が関係する多重アクシデントが発生します。このアクシデントに巻き込まれた#32 小暮選手と#40 伊沢選手は無念のリタイアとなり、ライバル勢の2台も大きく遅れる結果となりました。

 13周目、#16 山本選手は直後に迫っていたドライバーの先行を許し、3番手に後退します。同ラップ中、#10 塚越選手は引き続き6番手を走行していましたが、#31 中嶋選手と#11中山選手はいずれもライバルに攻略され、それぞれ8番手と9番手となりました。一方、#41 武藤選手と#15 小林選手は前述の多重アクシデントをくぐり抜け、それぞれ10番手と14番手に浮上していましたが、#15 小林選手は16周目の第2ヘアピンでスピンを喫した影響でリタイアとなりました。

 このあと、レースはこう着状態となり、37周目を迎えるまで、Hondaドライバーの順位は変わりませんでした。このうち、#16 山本選手は懸命に走り、好調の上位2名には先行を許すものの、4番手のライバルを15秒ほどリードして3番手をキープしていました。

 同じころ、コースの一部を霧が覆い始め、視界が悪化します。そうした中、8番手につけていた#31 中嶋選手がコースアウトを喫してグラベル上で停止し、ここでリタイアを余儀なくされました。さらに、38周目には#41 武藤選手もブリッジ下でコースアウトし、リタイアに終わりました。

 レース終盤に入り、コースのかなり広範な部分が霧に覆われるようになっていたものの、#16 山本選手は安定したペースで3番手をキープ。#10 塚越選手が6番手、#11 中山選手がポイント圏内の8番手まで浮上して周回を続けていましたが、トップのマシンが52周目を走りきったところで、競技続行が危険と判断されたため、大会審査委員会は赤旗を提示、レースはそのまま終了となりました。

 規則に従い、競技結果は赤旗が提示される2周前の50周目終了時点での順位で決定することとなりました。この結果、#16 山本選手は3位となり、国内トップフォーミュラの参戦4年目にして待望の表彰台登壇。そして#10 塚越選手は6位、#11 中山選手は8位となり、HP REAL RACINGは2011年のフォーミュラ・ニッポン参戦開始から3年目にして、初のダブル入賞を果たしました。優勝は#2 アンドレ・ロッテラー選手(トヨタ)でした。

 ドライバーのシリーズポイント争いでは、第1戦鈴鹿大会でポール・トゥ・フィニッシュを飾った#40 伊沢選手がライバルと11点の同点タイで2番手、#16 山本選手も同じ11点ですが、まだ優勝がないため4番手、#32 小暮選手は6点で7番手、#10 塚越選手は3点で9番手、#11 中山選手は1点で12番手となっています。

 次戦は7月13~14日に富士スピードウェイで開催されます。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
「まずは国内トップフォーミュラで初の表彰台を獲得した#16 山本選手に『おめでとう』と申し上げます。今日はとても難しいコンディションでしたが、その中でも最後までしっかり走りきってくれました。よくがんばってくれたと思います。また、#10 塚越選手が6位、#11 中山選手が8位に入ったことで、HP REAL RACINGもダブル入賞を果たしてくれました。今日は#10 塚越選手のペースが特によかったので、チームとしての実力は間違いなく伸びてきていると思います。今回、表彰台を獲得したTEAM 無限を含め、Honda勢の4チームがいずれも高い水準になっていることは、私たちにとって、とても重要なことです。その一方で、今回はスリックタイヤとレインタイヤをそれぞれ使いこなすという意味では、課題も見えました。これについては早急に克服することで、次のウエットレースに備えたいと思います。次戦は、これまではやや苦手意識もあった富士スピードウェイでの開催となりますが、エンジンの使い方を含め、レースの戦い方を総合的に見直すことで優勝を目指します。引き続きスーパーフォーミュラを戦うHondaに熱い声援をよろしくお願いします」
山本尚貴選手(3位 チーム無限)
「ここまでの道のりは長かったですが、やっと表彰台に上がることができたので、素直にうれしいです。スタートを決めることができてポジションを1つ上げ、ピットストップも完ぺきだったところまではよかったのですが、そのあとはライバルのペースが速く、順位を上げることができませんでした。天気も悪くなり、コース上にとどまることが精一杯の状況でしたが、ミスだけはしないようにしつつ、攻めることは忘れないで最後までがんばって走りました。個人的には、ゴールする際にチェッカーを受け、応援していただいたファンの皆さまやチームスタッフの前で手を挙げたかったのですが、最後は赤旗で終了してしまい、かないませんでした。次の目標は、気持ちよくみんなの前で手を挙げて、ウイニングランをしたいと思います」
塚越広大選手(6位 HP REAL RACING)
「路面コンディションが不安定だったので、スタートはレインタイヤを選択しました。レインタイヤを装着したマシンの中でも、いいペースで走れていましたし、ポジションは上げられなかったものの、感触はよかったです。ドライタイヤに履き替えてからも順調に走れていて、ほかのマシンとの差は縮まってきていたので、開幕戦の鈴鹿からこのレースまで、準備してきたことが正しい方向に向かっていると感じました。次戦の富士でもさらに上の順位に入れるようがんばります」
Text & Photo: HONDA
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SF:第2戦オートポリス アンドレ・ロッテラーがポール・トゥ・ウィン! トヨタエンジン1-2フィニッシュ (TOYOTA)

  • コース:オートポリス (4.674km)
  • 予選:9月2日(日)雨:ウェット
  • 決勝:9月2日(日)曇:セミウェット
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アンドレ・ロッテラー(中央)が今季初勝利を挙げ、
ロイック・デュバル(左)が2位で続きトヨタエンジンが1-2

 スーパーフォーミュラの第2戦が6月1日(土)、2日(日)の両日、大分県のオートポリスで行われた。

 2013年より名称を変更し新たなスタートを切ったスーパーフォーミュラは、約1ヶ月半のインターバルを経て、第2戦を迎えた。その舞台は唯一の九州開催地となる、オートポリス。

 開幕戦鈴鹿では松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)がファイナルラップの劇的な逆転で2位表彰台獲得と気を吐いたが、優勝を逃し、トヨタエンジン勢は苦戦を強いられる結果となった。それだけに今大会は巻き返しを狙う。

 300kmとして戦われた開幕戦鈴鹿に対し、今大会のオートポリス戦は250kmで争われる。燃料タンク容量が昨年よりも11リッター増やされたことで、ピット戦略の自由度が高まるものの、無給油で走りきることは難しく、戦略にも注目が集まった。

 1日(土)は朝から降雨に見舞われ、朝のフリー走行でもコースアウトやスピン、赤旗中断が頻発。続く予選もヘビーウェット状態で迎えることとなった。

 午後2時25分からノックアウト方式で開始された予選は、Q1が開始されて早々強まった雨足に足をすくわれる車両が続出し、赤旗中断中に出てきた霧での視界不良もあり、キャンセルに。決勝のグリッドを決定する予選は翌2日(日)決勝前のフリー走行の時間に代えて行われることとなった。

 2日(日)午前9時半へと順延されて行われた予選は、路面はウェットながら、雨は小降りとなり、徐々にコンディションが良くなっていく状況。35分間の1セッションで決勝グリッドを決めるべくアタックが繰り広げられた。

 開幕戦を欠場し、今季スーパーフォーミュラ初レースとなるアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が、得意のウェットコンディションで序盤から好タイムをマーク。これをJ.P.デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が追い、2台がトップタイムを塗り替える激しい争いとなったが、最後はロッテラーがポールポジションを獲得。オリベイラが2番手でトヨタエンジン勢がグリッド最前列を独占。

 松田が4番手。中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が5番手、ロッテラー同様今季初レースとなったロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が6番手。平手晃平(P.MU/CERUMO・INGING)が8番手、開幕戦でデビュー戦ながら入賞を果たしたスーパールーキー、平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)は初めてのオートポリスながら9番手につけ、決勝レースに臨むこととなった。

 予選後、雨は止み路面は乾き始めていたが、決勝レース前のウォームアップ走行時に再び細かい霧雨が降り始め、路面はウェットのまま。各チーム、スタートでのタイヤ選択に悩む状況となった。ほとんどの車両がウェットタイヤのままグリッドについたが、デュバルはスリックタイヤを選択。午後2時48分に54周の決勝レースがスタートした。

 滑りやすい難しいコンディションでのスタートで、ポールポジションのロッテラーは首位をキープしたが、最前列2番手のオリベイラは若干出遅れ、3位に後退。スリックタイヤのデュバルはやはりペースが上がらず、2周を終了した時点で17位まで順位を落としてしまった。

 しかし、路面は徐々に乾き、コンディションは良くなっていったため、6周目あたりから、首位のロッテラーをはじめとして次々にピットへ。各車最後まで走り切れるだけの給油と、スリックタイヤへの交換を行った。ここで、5位につけていた中嶋一貴が、同チームのロッテラーと同時にピットイン。ロッテラーのピット作業を待つことになり、加えてピット作業でもトラブルがありタイムをロス。14位と大きく後退してしまった。

 一方、スタートでスリックタイヤを選択したデュバルは、ピットに入らず、他の全車がピットに入ったことで首位に浮上。ハイペースで後続との差を広げていった。

 11周目、追い上げを見せていた中嶋一貴が、9位争いの団子状態の中で先行車をパスしようとして接触し、サスペンションとタイヤを破損。中嶋一貴はピットでの長時間の修復作業の末コースに戻ったが、5周遅れと完全に上位争いから脱落してしまった。

 首位を逃げるデュバルは、2位のロッテラーとの差を40秒近くまで広げ、36周目にピットイン。ここでタイヤ交換をせず、短い給油のみでピット作業を終えると、ロッテラーの前でコースに復帰することに成功した。

 しかしロッテラーも猛追を開始。滑りやすい路面で、一瞬のミスも許されない緊張したバトルを繰り広げた2台だったが、44周目の最終コーナー手前で、ロッテラーが一気にデュバルをパス。首位を奪還した。

 その後はシフトの不具合などに見舞われていたデュバルを、ロッテラーは徐々に引き離し独走態勢に。

 レースが残り10周を切ったあたりから、部分的にコース上を霧が覆い始め、非常に視界が悪い状況となった。このため、51周目にレースは赤旗中断。そのまま終了となり、50周目終了時点の順位でレースが成立した。

 ロッテラーがポール・トゥ・ウィン、デュバルが2位と、トヨタエンジンが1-2フィニッシュ。オリベイラ、松田が4位、5位。7位にベストラップでも3番手と速さを見せた平川が入り、自己ベストリザルトを更新。平川はスーパーフォーミュラデビュー戦から2戦連続の入賞を果たした。5周遅れながらレースに復帰し周回を重ねた中嶋一貴は、終盤ファステストラップをマークする速さを見せたが、完走最後尾12位に終わった。

PETRONAS TEAM TOM'S #2 アンドレ・ロッテラー:
とにかく嬉しい。今週末、ずっとトップに居られて、素晴らしいクルマを用意してくれたチームとトヨタにお礼を言いたい。今日のレースは、エキサイティングな展開だった。我々のタイヤを換えるタイミングは少し遅かったかも知れない。そのため一度ポジションを落とすことになったが、終盤取り戻すことができた。簡単なレースではなかったが、最終的に優勝できて良かった。簡単には行かないかもしれないが、ここから先も勝ち続けられるよう頑張りたい。
KYGNUS SUNOCO Team LeMans #8 ロイック・デュバル:
今日はとてもタフなレースだった。ライバルがレインタイヤでスタートする中、自分はスリックタイヤを選択した。路面の状況がどう変わるかわからなかったが、トップに立つまでは、滑って難しいコンディションだった。ピットストップは上手く行ったが、長くタイヤを使っていたので、ペースを上げられなかった。また、シフトダウンが途中からうまく行かなくなって、ロッテラー選手にパスされたのもそれが原因だった。トムスが優勝したのは自然な流れ。でも2位という結果には、とても満足している。
トヨタモータースポーツニュース
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SF:第2戦オートポリス決勝記者会見

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優勝 アンドレ・ロッテラー(トムス)
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決勝2位 ロイック・デュバル(ルマン)
sf_r02_r_pc-duval  「タフなレースでした。みんながウエットタイヤを選択した中、自分はスリックで走る決定をしましたが、3~4周は滑って難しいレースでした。ピットストップはうまく行きましたが、自分の方がタイヤを長く使っていたのでペースが上がりませんでした。途中からシフトダウンに問題があって、オーバーテイクされたのもそれが原因です。最終的に今週末好調だったトムスが勝ったのは自然なことだと思います」
決勝3位 山本尚貴(無限)
sf_r02_r_pc-yamamoto  「やっと表彰台に乗られて素直にうれしいです。スタートは良くて2位に立つことができ、ピットストップも完璧で、前に出られたところまでは良かったんですが、(ロッテラーと)ペースが違いすぎたので守るのは厳しかったです。クルマもドライ方向には振ったんですが詰めが甘くてコース上にとどまるのが精一杯でした。ミスだけはしないようにチェッカーまで頑張って走ろうと思っていました。次はみんなの前で手を上げてウイニングランをしたいですね」
優勝チーム監督 舘信秀(トムス)
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Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SF:第2戦オートポリス決勝 ロイック・デュバルとのバトルを制しアンドレ・ロッテラーがポールトゥウイン!

 全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦は2日、大分県のオートポリスで決勝を行いアンドレ・ロッテラー(トムス)が50周、1時間20分50秒410で優勝した。

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 昨日より降り始め、予選はキャンセル、本日に変更されるというレーススケジュールを翻弄した雨は午後にはほぼ上がった。しかし、路面は乾きつつあるもののウエットの状態のままで14時45分、フォーメーションラップが始まった。ここでドライタイヤを選択したのはロイック・デュバルのみ。他は全車ウエットタイヤを履いてグリッドを離れた。

 スタートはポールポジションのアンドレ・ロッテラー(トムス)が好ダッシュ、トップで1コーナーに入った。2位に予選3位の山本尚貴(無限)が上がり、同2位のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)は3位に落ちた。以下、松田次生(同)、中嶋一貴(トムス)、平手晃平(セルモ・インギング)、塚越広大(リアル)、平手晃平(ルマン)と続く。

 トップに立ったロッテラーは後続を引き離しにかかる。4周目には2位山本との差を3秒2と開いた。

 ドライタイヤにかけた予選6位のデュバルはずるずると後退。一時17位まで落ちたが、数周するとトップと遜色ないタイムで周回をはじめ14位まで順位を回復。

 ここで6周を回ってトップ、ロッテラーがピットインすると、これを皮切りに各車続々とピットインしてドライタイヤへの交換、給油作業が始まる。

 各車ピットイン、ピットアウトが終わるとトップに立ったのはデュバル。ピット作業後にロッテラーをかわし、2位に上がった山本とは25秒差。ロッテラーは3位に落ちた。

 しかし、スピードに勝るロッテラーは13周目に山本をかわし2位に上がるとトップ、デュバルを追い始めるが、ラップタイムはデュバルの方が速い。ときにはロッテラーより1秒以上速い周回でその差を広げ、ついに28周目にはその差は39秒台まで広がった。

 ところが30周目あたりには、デュバルとロッテラーのラップタイムは拮抗し始める。ロッテラーは33周目にここまでのファステストラップとなる1分33秒618のタイムをたたき出すと、次周にはそのタイムを1分33秒112まで更新。デュバルとの差は徐々に縮まり始めた。

 デュバルは36周目にピットイン。タイヤ交換をせず、給油のみでピットアウトするとかろうじてロッテラーの前に出ることに成功。しかしその差はわずか1秒3。

 ここからデュバルとロッテラーのバトルが始まる。テールトゥノーズでの争いは44周目、最終コーナー手前でデュバルが失速したのを見逃さず、ついにロッテラーが前に出てトップに立った。

 この後、サーキットを濃い霧が覆い始めたため競技委員会はレース続行を危険と判断し赤旗を提示。レースは50周で打ち切られ終了となった。

 優勝は第1戦を欠場し今季初参戦のロッテラー、2位も今季初参戦のデュバル。3位に入った山本は嬉しい初表彰台。

 4位はオリベイラ、5位に松田、6位に塚越、7位にルーキーの平川亮(ルマン)、8位には中山友貴(リアル)が入り初ポイントを獲得した。

 前戦優勝の伊沢拓也(ダンディライアン)は11周目の第1ヘアピンで発生した小暮卓史(ナカジマ)と中嶋一貴(トムス)の接触に巻き込まれリタイアした。

 第3戦は富士スピードウェイに舞台を移し、7月14日に決勝レースが行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Katsuhiko KOBAYASHI
Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリス決勝結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2013/06/02) Race Result Weather:Cloudy Course:Wet
2013 SUPER FORMULA Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K501:20'50.410
28ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K509.036
316山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E5051.524
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K501'03.499
520松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K501'05.067
610塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E501'07.239
77平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K501'10.609
811中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E491Lap 
93安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K491Lap 
1039国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K482Laps
11*62嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K482Laps
121中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K455Laps
---- 以上規定周回(45 Laps)完走 ----
-*41武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E3713Laps
-31中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E3614Laps
-38平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1832Laps
-15小林 崇志TEAM 無限HONDA HR12E1535Laps
-32小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1040Laps
-40伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1040Laps
-18リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K743Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S) 1'31.763 (43/45) 183.368km/h
  • 2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ統一規則第33条および第37条により、決勝レースを赤旗終了とした。
  • CarNo.62は、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ統一規則第31条2違反によりドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.41は、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ統一規則第28条9(一般安全規定)違反により訓戒とする。
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PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第4戦 決勝


 
MJ13_0130プレスインフォメーション 2013年6月01日

富士. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第4戦 決勝を、2013年6月1日(土) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたしました。

天候:曇り 路面:ドライ 気温:21℃ 路面温度:26℃(スタート時)

6月1日(土)、午前中に行なわれた予選に続いてポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)2013の第4戦決勝が富士スピードウェイで開催された。午後に入り富士スピードウェイに降り注ぐ陽射しの量は少なくなり、気温と路面温度はともに予選より低いコンディションとなった。

ポールシッターの#78近藤 翼と並んで最前列にマシンをつけるのはスポット参戦の#8松井孝允。#8松井はスーパー耐久でポルシェをドライブした経験はあるとはいえ、予選でポールポジション争いに割って入る走りを披露し、ライバルたちもマークする。
2連勝中の#12小河 諒が3番グリッド、2戦連続で表彰台に立っている#14川端伸太が4番グリッドで伸び盛りの若い才能がトップ4からのスタートとなった。この4人に経験豊富なドライバー勢がどう絡んでいくのかがレースの焦点となった。

「ザ・ワンメイク祭り」のメインレースとして開催される今回のラウンド、他カテゴリーの参加者からも注目を集めるなか、14台がグリッドに並び弟4戦の火蓋が切って落とされた。
フロントロウの2台は順当にスタートを切り#78近藤を先頭に、#8松井がイン側から2番手で1コーナーをクリアしていく。その後方ではアクシデントが発生。#7星野 敏と#33Ogino Tetsuoのジェントルマンクラスの予選1位、2位の2台が1コーナーで接触し、コースアウト。#33Oginoは何とかコースに復帰したものの、#7星野はコースサイドにマシンを止めた。
その直後には、#12小河と#14川端がコカ・コーラ・コーナー手前で激しいクラッシュを喫してしまう。3番手のポジションを争うなかで両車は接触したうえにバリアに激しく当たり、ふたりはその場で戦線離脱を余儀なくされた。このアクシデントにより、レースはセーフティカーが出動する波乱の幕開けとなった。

セーフティカーはコースサイドのバリアのチェック、路面の清掃のため5周にわたり隊列を先導。レースは#78近藤を先頭に以下、#8松井、#19永井宏明、#32飯田太陽、#25神取彦一郎というポジションで、6周目からリスタートが切られた。
残り10周のスプリントとなった優勝争いは、#78近藤と#8松井のマッチレースの様相を帯びてくる。コーナーで#8松井が詰めれば、ストレートで#78近藤が突き離す。互いにファステストラップを更新しながらの攻防は、1~1.5秒のギャップを保ちながら終盤に突入する。

トップ2台が息詰まるような神経戦を展開する一方で、アクションのある攻防が中団では見られた。13番スタート、ジェントルマンクラスの#21高田 匠は1周目で6番手へと大きくポジションアップを果たしていた。#21高田は、チャンピオンクラスの#25神取彦一郎とジェントルマンクラスの#2田島 剛を従えて接戦バトルを繰り広げた。
しかし、迎えた13周目のセクター2で#21高田はスピンを喫しポジションを下げてしまう。これで3番手#19永井、4番手#32飯田、5番手#10川口に次ぐ6番手に#25神取が浮上した。同時に#2田島がジェントルマンクラスのトップに立ち、波乱に満ちた第4戦はそのままのポジションでチェッカーを迎えた。

最後まで目が離せない争いとなった#78近藤と#8松井の優勝争いは、ファイナルラップでテール・トゥ・ノーズとなるも#78近藤が逃げ切り、今シーズン2勝目を飾った。ジェントルマンクラスは、トップチェッカーの#2田島に続き、#3江本 玄と#27眞野壮一郎が歓喜のポディウムに立った。

「波乱のレースでしたが、必死で前についていこうと思いました。セーフティカーラン中は、マシンを振りすぎずに、タイヤの横方向のキープを心がけました。それが終盤に活きたと思います。純粋にうれしいです」と#2田島は喜びを語る。
チャンピオンクラスのウイナー#78近藤は、「松井選手が速くて背後からプレッシャーを感じていました。最後は13コーナーでタイヤがロックしてしまい、危なかった。ポール・トゥ・フィニッシュを決められたよかったです」と接戦の勝利に胸をなでおろした。
対する#8松井は「めっちゃ悔しいですね」と語る。それでも「クルマに慣れたしファステストラップを獲ることができ、第5戦はポールポジションからスタート。1コーナーまでミスなくいきたい」と、すでに気持ちは明日のレースに切り替わっていた。

PCCJ第5戦の決勝は、明日6月2日(日)13時25分から15周で争われる。グリッドは第4戦決勝レースのベストラップ順となる。
第5戦のポールポジションは#8松井が獲得し、2番手#78近藤、3番手19永井、4番手#32飯田、5番手#10川口の順でグリッドに続く。無念のリタイアを喫した#12小河と#14川端は両者とも欠場となる。後方グリッドからのスタートとなる。これまでとは違うスターティンググリッドから、新たなドラマが生まれるかもしれない。

■ 第4戦 決勝レース結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 78 近藤 翼 C インプロブレーシング 34'13.703
2 8 松井 孝允 C 25レーシングXロードサービスGT3 +0.648
3 19 永井 宏明 C ナインレーシング +7.219
4 32 飯田 太陽 C KRM ケーズフロンティアGT3 +10.230
5 10 川口 正敬 C ケイシンゲイナー +15.357
6 25 神取 彦一郎 C 25レーシングXチームサムライ +26.149
7 2 田島 剛 G TAJIMA RACING +26.556
8 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 +29.677
9 27 眞野 壮一郎 G 港成会 ディレクション +30.169
10 21 高田 匠 G TAKUMI RACING +51.521
11 33 Ogino Tetsuo G KRM ケーズフロンティアGT3 1Lap
以上完走
12 小河 諒 C ブライトモータースポーツ DNF
14 川端 伸太朗 C GARMIN PORSCHE DNF
7 星野 敏 G D'station HAI997 DNF

ベストラップ: チャンピオンクラス #8 松井 孝允 1'44.948 11/15
ベストラップ: ジェントルマンクラス #2 田島 剛 1'46.375 7/15

#14 川端 伸太朗 訓戒のペナルティ
#33 Ogino Tetsuo 1周減算のペナルティ

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

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PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第4戦 公式予選

MJ13_0120プレスインフォメーション 2013年6月01日
 
富士. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第4戦 公式予選を、2013年6月1日(土) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたしました。

天候:曇り 路面:ドライ 気温:24℃ 路面温度:28℃(スタート時)

第3戦からおよそ1カ月のインターバルを経て、ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)は再び富士スピードウェイ(静岡県)に戻ってきた。2013年シリーズ第4戦、第5戦は前回と同じ1.5kmの超ロングストレートを擁する屈指の高速コースが舞台となる。

数日前に、東海地方や関東甲信越の梅雨入りが発表されたが、6月1日(土)は朝からサーキット上空に青空が広がる。前日に行なわれた占有走行もドライコンディション。それでも走行を終えたドライバーたちは1カ月前とのコンディションとの違いをコメントする。
「コースは埃っぽく、気温が高い。とくに高速コーナーで違和感があり、セットアップを探す必要があった」と#2田島 剛。
第3戦富士で勝利を飾っている#12小河 諒は「セクター2、3で詰め切れていない」と占有走行トップの1分45秒223を刻むも言葉は慎重だった。
第3戦はスーパーGTとの併載だったために路面にラバーが乗っていたが、今回はPCCJがメインのイベントであり併載レースでの走行が少なく、路面が“できにくい”状況。さらに気温も高く、タイヤのグリップレベルも前回と異なる。同じサーキットでの開催とはいえ、コンディションの違いに対して、いかにドライビングやセットアップをアジャストできるのかがカギを握りそうだ。

迎えた公式予選。今回は15分間のQ1、10分間のQ2のノックアウト方式が採用されている。Q2に駒を進めるためには、アタックのタイミングを見定め、Q1で上位8台までに入らなければならない。なお今回、#8のマシンにはセカンドドライバー登録の松井孝允がエントリーされている。
予選Q1が始まる頃になるとサーキット上空には雲が広がりはじめたが、路面は代わらずドライ。セッションスタートと同時に#12小河、#78近藤 翼らを先頭に各ドライバーが次々とコースイン。#12小河はアタック2周目で1分44秒980をマーク。しかし、すぐさま#78近藤が1分44秒527で逆転、第3戦でトップを争ったふたりがセッションをリードしていった。#12小河はQ2進出に充分なタイムを出すと、タイヤ温存のためアタックを止めピットに戻った。
セッション中盤以降、#14川端伸太朗、#19永井宏明が大きくタイムを伸ばすが、トップには届かず#78近藤がQ1トップタイムでQ2へ進んだ。
激しかったのが#7星野 敏、#10川口正敬、#25神取彦一郎による8位の座をかけたアタック合戦だった。「Q2へ行ける速さはあった」と話すジェントルマンクラスの星野は、「アタックラップのセクター3でリヤが流れてしまった」と最後に9番手にポジションを落とし、Q1突破はならなかった。それでもジェントルマンクラスではトップタイム。クラス2番手に#33Ogino、3番手に#3江本 玄がつけた。結果、Q2に進んだ8台はすべてチャンピオンクラスのドライバーとなった。

10分間のインターバルを挟み行なわれたQ2は10分間の短いセッション。この間にドライバーはタイヤに熱を入れて、911 GT3 Cupから最高のパフォーマンスを引き出さなければならない。
計測1周目、2周目と徐々にタイムが上がっていくなか、Q1の勢いそのままに#78近藤が1分44秒127でトップに立つ。さらに#78近藤はタイムを1分44秒024まで伸ばし、ポールポジションを奪った。
「昨日から試していたセットが良い方向に向かった」という近藤は、第3戦富士のレースを踏まえ、最高速が伸びる方向のセットを組んだという。それがぴたりとハマった。
これに続いたのが、スポット参戦の#8松井だった。「昨日に比べて、ニュータイヤの使い方にも、マシンにも慣れてきた」と計測3周目に1分44秒343をマークする。チェッカー後のラストアタックで、コースレコードフォルダーの#12小河が意地を見せ2番手を奪い返すも、#8松井が1分44秒276で再び逆転、フロントロウスタートを決めた。
3番手の#12小河は「くやしい。うまくラップをまとめられなかった。でも、近藤選手と松井選手との差は少しで、まとめられたか、まとめられなかったというわずかな差。充分にチャンスはある」とレースに対しては、前向きに語った。4番手には#14川端が入り、予選はFCJ出身の若手ドライバー4人が上位を独占するかたちとなった。

決勝レースは1日(土)14時20分から15周で争われる。上位から下位までのタイム差は非常に僅差。とくに上位はトップ5が1秒以内にひしめき合う。高速コースを舞台にタイトで緊張感のあるレース展開が期待できそうだ。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

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SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリス公式予選記者会見

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ポールポジション アンドレ・ロッテラー(トムス)
sf_r02_q_pc-lotterer  「予選がキャンセルされたのは正しい判断だと思います。クルマはいい状態で、自信がありました。差が詰まっているので決勝は難しいレースになるでしょう。フロントからスタートしてそのままでフィニッシュしたいですね。面白いレースになると思います」
予選2位 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)
sf_r02_q_pc-oliveira  「予選途中まではペースが速くなかったですね。どのタイヤを選んだらいいか分かりませんでしたが、最後はグリップがよかったです。結果的に2位に満足しています。決勝は途中からスリックに換える展開になればドラマチックなレースになると思います」
予選3位 山本尚貴(無限)
sf_r02_q_pc-yamamoto  「昨日からクルマの調子は良かったので、ポールポジションを逃したのは悔しいです。過去クルマのポテンシャルを引き出せなかったので今回は仕上がりがよく、ミス無くトップ3には入れたのはよかったです。決勝は、レースが終わった後に笑顔でいられるように頑張ります」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SF:第2戦オートポリス公式予選 好調のアンドレ・ロッテラー異次元のタイムでPPを獲得

 全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦オートポリスは2日、順延された公式予選を同所で行い、アンドレ・ロッテラー(トムス)がポールポジションを獲得した。

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 雨は小降りになってきたが、時折霧がサーキットを覆う悪コンディションのなか昨日中止になった公式予選が9時30分より赤旗中断を挟んで10時13分まで行われた。

 昨日のフリー走行でトップタイムをマークしたアンドレ・ロッテラー(トムス)がここでも序盤から好調。開始早々に1分39秒507タイムを出し、彼がリードして公式予選が始まった。

 開始10分過ぎには山本尚貴(無限)が1分38秒451でトップに立つもその後1分37秒610でロッテラーがトップを奪い返す。

 開始20分頃には伊沢拓也(ダンディライアン)がコースアウトして赤旗が提示された。

 予選は9時56分より残り17分で再開。トップ、ロッテラーが1分37秒446までタイムアップするとここまで下位に沈んでいたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)が1分37秒330で一気にトップに躍り出た。

 しかし、残り5分を切ったところでロッテラーが1分36秒941とただ一人36秒台に入るタイムでトップを逆転すると、チェッカー後にそのタイムをさらに1分36秒619まで縮め、圧倒的なスピードでポールポジションを確定した。

 予選2位には0秒343差でオリベイラ。ホンダエンジン勢が軒並み低迷する中、山本が孤軍奮闘してホンダ勢のトップで予選3位に入った。

 予選4位には松田次生(インパル)、同5位には中嶋一貴(トムス)、同6位はロイック・デュバル(ルマン)となっている。

 コースアウトを喫し赤旗の原因となった開幕戦ウイナーの伊沢は予選15位に沈んだ。また、スーパールーキーの平川亮(ルマン)は同9位につけている。

 決勝は本日2日、14時45分より54周で争われるが、この後の天候次第では雨と霧に翻弄される波乱のレース展開になるかも知れない。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SF:第2戦オートポリス公式予選結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2013/06/02) Qualfying Weather:Rainy Course:Wet
2013 SUPER FORMULA Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'36.619--174.15
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'37.0530.4340.434173.37
316山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'37.2040.5850.151173.10
420松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'37.6401.0210.436172.33
51中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'37.6851.0660.045172.25
68ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'37.8391.2200.154171.98
710塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'37.8611.2420.022171.94
838平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'37.8691.2500.008171.93
97平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'38.0841.4650.215171.55
1032小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'38.1531.5340.069171.43
1115小林 崇志TEAM 無限HONDA HR12E1'38.1981.5790.045171.35
1262嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K1'38.2091.5900.011171.33
1341武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'38.4361.8170.227170.94
1431中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'38.7662.1470.330170.37
1540伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'38.8002.1810.034170.31
163安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'38.8632.2440.063170.20
1711中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E1'39.0382.4190.175169.90
1839国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'39.1792.5600.141169.66
1918リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K1'40.1023.4830.923168.09
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'43.3826.7633.280162.76
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'28.523
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SF:第2戦オートポリス 公式予選は悪天候のため明日朝に順延、Hondaドライバーは開幕2連勝を目指して明日の予選・決勝に挑む (HONDA)

  • 2013年6月1日(土)・予選  会場:オートポリス(4.674km)  天候:予選/雨  気温:17℃(9:30時点) 路面温度:19℃(9:30時点)  コースコンディション:ウエット

 6月1日(土)、大分県・オートポリスにおいて、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第2戦の1日目が行われました。

sf130601001L.jpg  今年から国内最高峰のフォーミュラカーシリーズは「フォーミュラ・ニッポン」から「スーパーフォーミュラ」へと名称が改められました。その第2戦の舞台は、大分県の阿蘇山系に建つオートポリスです。

 開幕戦の鈴鹿大会において、Hondaは昨年までフォーミュラ・ニッポンで用いてきたエンジンを大幅に改良した「HR12E」を投入。この結果、ポールポジションからスタートした#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が優勝したほか、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)も3位に入るなど、大きな成果を収めました。

 Hondaは、低速コーナーから高速コーナーまでがそろうオートポリスを得意としており、昨年のレースでもDOCOMO TEAM DANDELION RACINGが1-2フィニッシュを達成しました。このため、本大会でもHondaドライバーの活躍に大きな期待がかかっています。

 Hondaドライバーは基本的に開幕戦と同じ顔ぶれですが、インディカー・シリーズに参戦する佐藤琢磨選手は本大会を欠場。代わって小林崇志選手がTEAM 無限の15号車をドライブすることになりました。

 この日は午前9時30分より1時間にわたってフリー走行を行ったあと、午後2時20分よりノックアウト方式の公式予選を行うスケジュールが組まれていました。

 サーキット周辺では朝から雨が降っており、フリー走行が始まる午前9時30分を迎えても小雨が降り続いていました。コースは完全なウエットコンディションとなっていたため、ウエットタイヤの使用を認めるウエット宣言がセッションに先立って行われました。Hondaエンジンを用いる8名のドライバーも全員、ウエットタイヤを装着してコースイン。ただし、路面上の水量は多く、各車とも大きく水煙を上げながらの走行となりました。こうした難しいコンディションのため、開始43分後にはライバル勢のドライバーがコースアウト。この影響でおよそ10分にわたり、セッションは中断となりました。

 フリー走行は予定どおり10時30分に終了しましたが、その直前にもライバル勢のドライバー2名が相次いでスピンを喫し、路面が非常に滑りやすい状態となっていることがうかがえました。このセッションでHondaドライバーのトップとなったのは、2番手となる1分38秒935を記録した#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)。これに続いたのは5番手となった#32 小暮選手で、以下、10番手の#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)、11番手の#40 伊沢選手、12番手の#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、13番手の#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)、15番手の#15 小林選手、18番手の#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)となりました。

 午後に入ると雨は本降りになり、霧も発生しはじめましたが、公式予選は予定どおり午後2時25分に開始されました。公式予選は3段階に分けてセッションを行うノックアウト方式が本大会でも採用されています。これはQ1、Q2、Q3の3段階で予選を行ってスターティンググリッドを決めるもので、Q1は全ドライバー、Q2はQ1で14番手までに入ったドライバー、Q3はQ2で8番手までに入ったドライバーが出走します。そしてポールポジション(PP)から8番グリッドまではQ3の結果、9番グリッドから14番グリッドまではQ2の結果、15番グリッド以下はQ1の結果に従ってそれぞれ決定します。

 8名のHondaドライバーは次々とコースインしていきましたが、路面上の水量は午前中よりも明らかに増えており、各マシンは激しい水煙を巻き上げる状況となりました。コースコンディションが午前中よりも悪化しているのは明らかで、この影響もあり、セッション開始後5分ごろに#10 塚越選手がスピンを喫し、右リアタイヤ付近にダメージを負ってしまいます。このため赤旗が提示され、セッションは中断となりました。

 予選は2時43分に再開されましたが、その約5分後に今度は#32 小暮選手がスピンし、セッションは再び赤旗中断となります。その後、大会審査委員会は視界不良と雨量増のため公式予選の続行は不可能と判断し、明日の朝に順延することを決定しました。

 明日は、午前9時30分から10時5分までノックアウト方式ではなくタイム計測による公式予選を実施。250㎞、54周で競われる決勝レースは午後2時45分にスタートが切られる予定です。

Text & Photo: HONDA
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SF:第2戦オートポリス公式予選は雨のためキャンセル、明日に順延

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 スーパーフォーミュラ第2戦、オートポリスで行われる予定だった公式予選だが、ノックアウトQ1開始直後に激しく降り始めた雨のため中止となった。公式予選は明日2日に順延される。

 スーパーフォーミュラ公式予選は、14時25分よりノックアウト予選Q1が開始されたが、直後に激しく降り始めた雨のためコースアウトするマシンが続出。2度の赤旗が提示され中断した。

 その後、代表者ミーティングが招集され、協議の結果本日の公式予選はキャンセルとなった。

 公式予選は明日2日、フリー走行に当てられていた枠を使い9時30分より35分間で争われることとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SF:次期スーパーフォーミュラマシン、SF14の概要が発表される

 スーパーフォーミュラ第2戦の行われているオートポリスで、恒例のJRP主催のサタデーミーティングが開催され、この席上、来年度から採用される次期マシンSF14の概要が発表された。

 マシンの開発はイタリアのダラーラ社でエンジンを搭載する直前まで進捗しており、ホンダの坂井典次氏が風洞テスト、トヨタの佐藤真之介氏がワイヤリング、同永井洋治氏がクラッシュテストについての説明を行った。

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風洞テストについて

 現在、フロントウイング、ブレーキダクト回り、フロアまでできている。全幅は1900mm、F1の1800mmより100mm広く、現行スイフトの2000mmより100mm狭い。フロントウイングの幅も1900mmで、前のクルマに付いたときにフロントのダウンフォースが抜けないようにウィングの幅を長く取ってある。また、フロント、リアのバランスが崩れないような工夫がしてある。

 フロアの前に角のようなものを、後ろにガーニーフラップ的な折り返しをつけ、フロアの下に入る流れも制御している。サイドポンツーの上にはチムニーダクトをつけた。左はクーリングのため、右はターボチャージャーの空気の取り入れ口となる。

 リアウイングには最新のテクノロジーが入っている。翼端版の上のスリットは、ウイングの効率を上げ、後ろに発生する渦を少なくしている。それによって後ろに付いたクルマの影響も少なくなる。

 ディフーザーも大きく、ビームウイング(リアのロアウイング)につながるようになっている。リアウイングの上のエレメントはダウンフォースを、ビームウイングはデフューザーからの吐き出しを促進する。

 エンジンが直4でスリムなので、上から見たコクピット回り、リアウイングにつながる部分もスリムにできていて、空力的な性能はかなり向上している。

 風洞に入れる前にCFDを活用し、40%スケールのモデルで精度のいい風洞実験を行い、最新の技術を使った設計となっている。

ワイヤリングについて

 エンジンメーカー側から要望するコクピットパネル等に設置するスイッチ等をダラーラ側に伝えている。スイフトに比べるとモノコックがタイトなので、制約が多く、置き場が無くて苦慮している。

クラッシュテスト

 5月にクラッシュテストを行い無事合格した。このクルマは今のより3秒は速くなるのでフロント、リア、サイドのクラッシュテストは2010年のF1レベルになっている。以前は最大Gだったが、今回はGの出方まで考慮して対応している。10キロくらい重くなるが、サスペンションがモノコックを突き破らないように強度を上げている。7月にシェイクダウンを予定している。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Japan Race Promotion
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SF:第2戦オートポリスフリー走行1回目 今季初登場のアンドレ・ロッテラーが挨拶代わりのトップタイム!

 スーパーフォーミュラ第2戦が大分県のオートポリスで開幕した。降り始めた雨のなか、9時30分より1時間にわたって行われたフリー走行ではWEC参戦のため初戦を欠場したアンドレ・ロッテラー(トムス)がトップタイムを記録した。

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 今年もスーパーフォーミュラは九州にやってきた。前身のフォーミュラ・ニッポンを含めて、ここオートポリスで開催されるのは通算6回目。第1回は2006年に閉鎖されたMINEサーキットの代替戦として行われ、松田次生が優勝した。2年のブランクをおいて2009年より連続して開催されている。その後のウィナーは、小暮卓史、アンドレ・ロッテラー、中嶋一貴。そして昨年は塚越広大が優勝している。エンジン対決ではトヨタ3勝、ホンダ2勝となっている。

 9時30分より降り始めた雨の中、ウェット宣言が出され1時間のフリー走行が始まった。

 フリー走行は序盤から、WECに出場したため第1戦を欠場したアンドレ・ロッテラー(トムス)、ロイック・デュバル(ルマン)の2人が好調。ロッテラーが1分39秒660でトップに立つと、2位にはデュバルが付ける。

 開始18分、この2人に割って入ってきたのが平手晃平(セルモ・インギング)だったがその後コースアウトして後退。代わって2位には山本尚貴が食い込んできた。

 その後、ロッテラーが27分過ぎに1分39秒208までタイプアップすると、中盤過ぎには山本がこれを逆転して1分38秒935をたたき出しトップに浮上。

 さらに松田次生(インパル)が2位に食い込むも次の周、セクター1で最速タイムを出してトップを狙うもクラッシュ。このため赤旗が提示されたが松田のマシンのダメージは少ない模様。

 残り数分で再開されたが、ロッテラーは負けじと1分38秒800でトップを奪い返すと、そのタイムを1分38秒556まで縮め、フリー走行をトップで締めくくった。

 2位には山本が入り、3位にはクラッシュした松田。4位がディフェンディングチャンピオンの中嶋一貴(トムス)、5位が今季復調の小暮卓史(ナカジマ)、6位がデュバルという結果となった。

 期待のルーキー平川亮(ルマン)は雨のためか振るわず、14位に沈んだ。

 ポールポジションを争う公式予選は本日、14時25分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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SF:第2戦オートポリスフリー走行1回目結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2013/06/01) Free Session #1 Weather:Rainy Course:Wet
2013 SUPER FORMULA Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'38.556--170.73
216山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'38.9350.3790.379170.08
320松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'39.0680.5120.133169.85
41中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'39.5350.9790.467169.05
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'39.6901.1340.155168.79
68ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansKYGNUS SUNOCO TOYOTA RV8K1'39.7771.2210.087168.64
739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'39.8301.2740.053168.55
838平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'39.9211.3650.091168.40
919ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'40.1181.5620.197168.07
1010塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'40.2091.6530.091167.91
1140伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'40.4601.9040.251167.49
1241武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'40.7272.1710.267167.05
1331中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'40.8882.3320.161166.78
147平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'41.0982.5420.210166.44
1515小林 崇志TEAM 無限HONDA HR12E1'41.1812.6250.083166.30
1662嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K1'41.5593.0030.378165.68
173安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'41.6513.0950.092165.53
1811中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E1'41.7013.1450.050165.45
1918リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K1'42.1423.5860.441164.74
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'45.4556.8993.313159.56
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'28.523
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D1 GRAND PRIX

D1:第2戦鈴鹿 単走優勝は斎藤太吾! 総合優勝は末永直登! 上野高広は総合4位入賞でランキングトップ!

 5月26日(土)~27日(日)の2日間「2013グランツーリスモD1グランプリ第2戦鈴鹿サーキット」が、快晴の三重県鈴鹿サーキットに2日間合計15,088人の観衆を集めて開催された。

 昨年から審査が1-2コーナーを抜ける区間で行われ、D1GPシリーズ随一の高速進入が見られる大会となり、上位選手は200km/hを超えるスピードから大迫力のドリフトを見せた。

 27日(日)午前中に行われた単走決勝では、前日の予選では調子が上がらなかった斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS)が、完璧な走りをみせ1本目、2本目ともに100点*を超える高得点を叩きだし優勝した。

 また午後に行われた追走トーナメントでは、ランキング首位の古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)、ランキング3位の川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)がエンジンブローで早々に敗退。決勝は、この日単走1位の斎藤太吾と単走2位の末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)の対戦となった。1本目先行の斎藤は、末永(直)にアドバンテージを取られ、2本目はやや強引に末永のマシンとの差を詰めようと攻めた走りを見せたが、 末永(直)をプッシュしコースアウトさせてしまう。これにより末永(直)が優勝を飾った。

 尚、ポイントランキングは、追走で準決勝まで勝ち進んだ上野高広(TEAM VERTEX)が トップとなった。

  • 今シリーズの採点方法はDOSSの得点に審判員が加減・減点するため、100点を超えるケースがある。
【5月25日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選

 高速進入から1コーナースタンド前へ飛び込む鈴鹿のコースレイアウトでは、マシンの振り出し位置の見極めが重要なポイントとなった。振り出しが手前すぎると1コーナーの奥までドリフトが届かず車速が落ちて減点となり、逆に奥すぎるとコース内でドリフトを収めきれずコースアウトで減点となるため、好位置で振り出すことが求められた。

 予選では、この距離感を合わせきれず減点される選手が多かったが、距離感を合わせ、すばやくドリフトの体勢を整えて飛び込み、タイミングよくアクセルを踏んで立ち上がる走りができた選手は高く評価された。

 昨年に続き予選トップ通過をねらっていた唄和也(GOODYEAR RACING with ORIGIN Labo. & B-west)は98.80をマーク。しかし内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)が、やや奥めで振り出しつつ一気に大きな角度をつけた絶妙の距離感で、唄の得点を1.11上回る99.91をマークし、予選トップ通過を果たした。

【5月26日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走決勝

 単走の走行順は、まず予選通過者から走行し、最後にランキング上位(シード)選手の登場となる。その中で、先頭走者の村山悌啓(激☆村山(仮))は 98.95 の高得点をマークしたが、次に走行した斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS)が段違いの進入スピードから距離を合わせて102.77の高得点をマークする。続いて、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)も、高い車速から綺麗にラインをトレースし、102.07という斎藤に迫る得点をマーク。さらに前日の予選をトップ通過した内海もキレのいい振りから走りをまとめて、100点超えをマーク。しかし、その後走行した選手は100点台を取ることができなかった。1本目、2本目とも100点を超える完璧な走りをみせた斎藤が単走優勝を果たした。

 尚、D1シリーズ随一の高速ドリフトでエンジンブローやミッションなどを消耗し、単走敗退者の半数以上が走行不能となったため、マイナー追走戦は行われなかった。

斎藤太吾選手コメント
d1_r02-01.jpg  前日は久々の予選だったので、守りすぎましたが、今日はクルマのセッティングも仕上がって、不安がなくなったので、単走優勝も狙えるくらいの気持ちでいました。単走1本目は、乗っていても決まった手ごたえがあったので、2本目は1本目より振り出しを奥にして、勢いをつけて攻めて走りました。振り出しで姿勢も決まり、距離も合ったので、気持ちいい走りができました。満足です。
【5月26日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■追走トーナメント(天候:晴れ 路面:ドライ)

 ベスト16では、ランキング首位の古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)が2本目にエンジンブローで敗退。川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)も織戸学(DRIVE M7 MAX ORIDO RACING)との再戦でエンジンブローが起きてため敗退。ベスト8では上野高広(TEAM VERTEX)と時田雅義(GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R)が再戦2回の接戦を演じたが勝負がつかず、最後は先行時のDOSSの得点の差で上野の勝利が決まった。

 ベスト4に勝ち上がったのは、斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS)、上野、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)、内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)。内海以外は大排気量 6 気筒車だ。 まず斎藤と上野が対戦。1本目の先行時に斎藤は229km/hというこの日最高の進入速度を記録する。それによくついていった上野だったが、審査席前でスピンをし、斎藤に大きくアドバンテージがついた。2本目も斎藤はミスなく走り、斎藤が決勝へ進出した。準決勝もう1組の対戦は末永(直)vs 内海。1本目は後追いの内海が2コーナーで離され、末永(直)にアドバンテージ。2本目も後追いの末永(直)はきれいにマシンを合わせ、末永(直)が勝利。決勝へとコマを進めた。

 上野と内海の対戦となった3位決定戦は、内海の同時振り出しからの追走が決まり、内海が勝った。

 決勝は斎藤vs末永(直)。1本目、先行の斎藤は1コーナーに飛び込んでからマシンがふらつき姿勢が安定した走りができず、末永(直)にアドバンテージがついた。2本は後追いとなった斎藤が、やや強引に末永(直)との差を詰めようとしたものの、最後は末永(直)をプッシュし、コースアウトさせてしまう。これにより末永(直)の優勝が決まった。

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末永直登選手コメント
d1_r02-03.jpg  前回の舞洲大会からマシンに乗る機会がほとんどなかったのですが、 マイカーで、鈴鹿に近いコースであるエビスの西コースで練習をしたり、DVDで昨年の熊久保選手の走りを何度もみてイメージづくりをしてきたので、それが当たったかなと思います。本番では、チームが一生懸命、無線で的確なアドバイスをくれたので、自分はアドバイス通りに最後まで集中力を切らさず、ミスをしないようにこだわって走りました。
株式会社D1コーポレーション
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D1 GRAND PRIX

D1:第2戦鈴鹿フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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Japanese F3

JF3:第3,4,5戦もてぎ 中山雄一が3戦完全勝利! トムス勢は開幕5戦連続1-2 (TOYOTA)

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今大会の3戦全てをポール・トゥ・ウィンで完勝した中山雄一(右)と
3戦共に2位に入った勝田貴元(左)

 全日本F3選手権の第2大会(第3戦、第4戦、第5戦)が5月11日(土)と12日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 通常スーパーフォーミュラとの併催の多い全日本F3だが、今大会は全日本F3がメインレースとなり、FCJ(フォーミュラチャレンジ・ジャパン)との併催で、1大会3レースで実施。11日(土)に第3戦、第4戦の予選と第3戦決勝、12日(日)に第4戦、第5戦の決勝が行われる。第5戦の決勝グリッドは第3戦決勝レースの結果で決定される。

 今大会には、TOYOTA TOM'S TAZ31エンジン搭載車両が2台出場、F3-Nクラスは参戦車両6台全てがTOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを使用している。

 11日(土)は曇り空の下、午前9時40分から10分ずつ、10分間のインターバルを経て、第3戦、第4戦の予選が行われた。第2戦でポール・トゥ・ウィンを果たした中山 雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)が第3戦、第4戦共にポールポジションを獲得し、開幕から4戦連続でのポール獲得。チームメイトの勝田 貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)は第3戦予選で中山に100分の5秒差まで詰め寄ったが惜しくも届かず2番手。第4戦も2番手グリッドとなり、トムス勢が最前列を独占。

 Nクラスでは、この大会併催のFCJにも出場し、2日間で5レースを戦うこととなるナニン・インドラ・パユーング(TOM'S SPIRIT)が第3戦3番手、第4戦は2番手につけた。

 予選の後、昼頃から雨が降り始め、F3の決勝スタート時には完全なウェットコンディション。今季初となるウェットレースは、午後2時15分に第3戦決勝(14周)のスタートが切られた。

 ポールポジションの中山が濡れた路面ながらきっちりとスタートを決め、トップを堅守。勝田も2位をキープ。

 水煙が上がり、視界の良くない状況で、首位の中山は徐々に後続を引き離して行き、最後は6秒もの大差を付けトップチェッカー。第2戦に続き連続のポール・トゥ・ウィンを果たした。勝田が2位で続き、トムスチームは1-2フィニッシュ。

 Nクラスではパユーングがスタートで1台をかわしたが1台に抜かれ、3位で序盤戦に入ったが、9周目に前走車がスピンを喫したため2位へポジションを上げ、開幕から3戦連続の2位フィニッシュを果たした。

 明けて12日(日)はうって変わって好天に恵まれ、午前11時10分にドライコンディションで第4戦決勝(14周)がスタート。

 最前列2番手の勝田が好スタートを切り、ポールポジションの中山に並ぶと、2台はサイド・バイ・サイドのまま2コーナーへ。しかし、3コーナー進入で中山が先行。諦めない勝田は5コーナーでもアタックをしかけ、再び並びかけたが、パスするには至らず、中山が首位をキープ。その後は再び中山が後続との差を広げていき、今季3勝目を挙げた。勝田は3戦連続2位。  Nクラスでは2番手スタートだったパユーングだが、シフトトラブルに見舞われ、一つ順位を落として3位でチェッカーを受けた。

 第5戦決勝(20周)は第3戦決勝レースの結果でグリッドを決定し、午後4時10分にスタート。このレースでも2番手グリッドの勝田が好スタートを切ったが、ポールスタートの中山に並ぶまでには至らず。首位を守った中山はまたも独走体制に。

 中山は追う勝田をじりじりと引き離し、トップチェッカー。中山は今大会の3レース、全てポール・トゥ・ウィンとファステストラップも獲得する、完全勝利。第2戦から4連勝を果たした。勝田は4戦連続の2位で、トムスチームは開幕5戦連続1-2フィニッシュ。

 Nクラスでは、クラス2番手スタートのパユーングが、スタートで4位に落ちたものの、すぐに抜き返し2位に復帰。後半追い上げを見せ、一時4秒以上合った首位との差を詰めていった。しかし、惜しくも届かず、0.930秒差で2位。今季4度目の2位フィニッシュで、開幕から5戦連続のNクラス表彰台獲得となった。

トヨタモータースポーツニュース
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FJ1600

FJ1600:第3戦鈴鹿クラブマン 優勝は山路幸宏

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 5月12日(日)快晴の中FJ1600の予選と決勝が鈴鹿サーキットで行われた。

 午前に行われた公式予選は、2連勝中の加藤洋一が圧倒的な速さでPPを獲得し、コンマ8秒遅れて2位は山路幸宏が入り、3位には野呂大樹が入った。

 午後からの決勝レースは参加台数4台で行われた。全車ミスのないスタートで始まったレースは5周目に2位走行中だった山路幸宏が1コーナーで加藤洋一を抜いたその後、加藤も山路に1秒以内でついていき、ファステストラップも出し抜けるチャンスを伺ってたが、山路が押さえきりトップチェッカーを得た。

 2位は加藤洋一が入り、3位には野呂大樹が入った。

Text & Photo: Nobumitsu OHTAKE
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F4西日本シリーズ

F4:西日本シリーズ第2戦鈴鹿クラブマン 川端伸太郎がポールトゥウィン!

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 5月12日(日)F4の予選と決勝レースが鈴鹿サーキットで行われた。

 午前中に行われた公式予選は、川端伸太郎でPPを獲得した。2番手には山口大陸、3番手には飯田有希が入ったが予選中のペナルティーで3グリッドダウンで6番手スタートになった。

 決勝は参加台数8台で23周のレース行われ、スタートではPPの川端伸太郎が危なげないスタートで1周目をトップで戻ってきた。2番手は予選5位だった伴貴広がスタートで順位を上げたが序盤から後ろを押さえ込む厳しいレースになったが、15周目の3コーナーで山口大陸に抜かれ、伴はリズムを崩して5位でレースを終えた。

山口大陸はそこからトップを追うが序盤に押さえ込まれたのひびき悔しい2位でのゴールだった。

トップチェッカーは川端伸太郎が2位に17秒差をつけて初優勝を獲得した。3位には飯田有希が入った。

Text & Photo: Nobumitsu OHTAKE
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鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第3戦鈴鹿 クラブマン 橋本陸がポールトゥウィン!

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5月12日(日)S-FJの予選と決勝レースが鈴鹿サーキットで行われた。

 午前中に行われた公式予選は、橋本陸がSRS-Fで走り慣れた鈴鹿で初レースでPPを獲得した。2番手には道野高志、3番手には佐藤駿介、前戦で優勝した石坂瑞基は6番手だった。

 午後から参加台数9台の決勝レースが行われ、PPの橋本陸がホールショットを獲得、3番手スタート佐藤駿介がスタートをミスし7番手に落ちた。

 2位を走行していた道野高志が3周目の2コーナーでスピンをして最後尾に落ちた。その後の展開は橋本陸がファステストラップ出し2番手以降を引き離し最終的には2位に7秒差をつけて初レースで初優勝した。

 予選後はスタートを決めて優勝したと語っていたがその様なレース展開だった。

 また2番手には予選6位で終えた石坂瑞基が前回優勝の意地をみせて表彰台を獲得し、3番手には嶋田誠が入った。

Text & Photo: Nobumitsu OHTAKE
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Japanese F3

JF3:第5戦もてぎ決勝 各クラス上位3人のコメント

総合優勝 #36中山雄一(トムス)
f3_r05_r_pc-nakayama 朝のレースと午後のレースで路面の感触が変わっていましたが、最後のレースでニュータイヤを履いたせいなのかどうか判断がつかなかったので、そのままいきました。
レースのペースとしては納得していませんが、勝てたことは嬉しいです。
朝よりいいスタートが決まったんですが、クラッチに違和感があって思うような加速は出来ませんでした。そこで追いつかれたんじゃないかと思ったんですがあれだけのマージンがあればトップのまま1コーナー回れると思っていました。
岡山はまだF312と新しいエンジンでは走ったことがありませんが、鈴鹿、もてぎと走ってそんなに悪くなくて微調整だけで済んでいるので、次のレースでもチームはいいクルマを用意して下さると思います。自信を持って頑張ります。
総合2位 #37勝田貴元(トムス)
f3_r05_r_pc-katsuta スタートで並ぶことは出来ませんでしたが、イメージ通りでした。長いレースなので、何とか序盤から1秒以内の差を保ってプレッシャーをかけられる位置で食らいついていきたかったんですが、サイティングラップからフロントタイヤにバイブレーションがあって、序盤は思うようなペースでラップできませんでした。
それ以上にタイムにばらつきがあったり、ミスがあったりでドライビングの面でまだ足りないな、という部分が見えました。後半はバイブレーションも無くなったので、プッシュして中山選手に追いつくことはできましたが、同じチーム、同じクルマでの結果なので、ドライバーの差を痛感した週末でした。
まだシーズンの半分も消化していないので、ポイントは気にせず、残り全部を勝つつもりで、レースの無い時もチームとミーティングをやったりして、改善して、次の岡山で勝てるようにしていけば、クルマもエンジンも凄いいいものを用意して下さっているので、チームには感謝していますし、これからも毎戦1-2で、次こそは勝てるように、頑張りたいと思います。
総合3位 #50千代勝正(B-MAX)
f3_r05_r_pc-chiyo 4番手からスタートが決まって野尻選手のインを突いて3位に上がりました。そのあとトップ2台についていきたかったんですが、自分のペースが追いつけなくて離されてしまい、4番手も離れていたので、常に自分のベストを尽くして毎ラップ攻めていきました。
前のレースでパドルシフトがトラブってたので、午後のレースではシーケンシャルシフトに交換したので、ハンデもあったのかなと思います。最近はGTでもパドルシフトなので、シーケンシャルは久しぶりでしたが、すぐに慣れました。
何とか表彰台に乗れて良かったです。
Nクラス優勝 #23高星明誠(NDDP)
f3_r05_r_pc-takaboshi 朝は失敗したスタートも決まって、一度抜かれましたがすぐに抜き返せました。その後は自分のペースで走れたんですけど、中盤以降バランスがおかしくなり、苦しくなって最後ナニン選手にコンマ9まで追いつかれてしまいましたが、その中でも自分のベストを尽くして走れたので良かったです。
本当に苦しいレースでしたが、勝てて本当に良かったです。
岡山は走ったことがありませんが、この間練習させていただいて、いい感触を掴んだので、岡山も2連勝できると思います。
Nクラス2位 #38ナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)
f3_r05_r_pc-nanin スタートは良くなかったですが、その他の面では一番いいレースをしたと思います。順位やタイムのことだけじゃなく、緊張もしなかったし、自分のフィーリングとクルマが一体になれたように感じました。
高星選手に追いつきましたが、高星選手も速いので、簡単に抜くことは出来ませんでした。抜くのは本当に難しいです。
(FCJと合わせて5レースを戦ったことについて)全然疲れていません。F3に乗るドライバーなら何レースやっても大丈夫ですよ。
Nクラス3位 #19武平良介(KCMG)
f3_r05_r_pc-takehira 午前中の課題だったスタートは上手くいって、その勢いで5コーナーでトップにも立てましたが、すぐに高星選手に抜き返されて、ナニン選手にも抜かれてしまいました。クルマのバランスもそれほどいいとは思えないまま、差がどんどん広がって、3番手になってしまって。最後までプッシュはしたんですけど、タイムは上がりませんでした。
次のチャンスがあれば、もっと攻めて、いい走りをできるようにしたいです。
クルマの走らせ方は二日間で良くなったと思います。F3がどういう動きをするか掴めてきたと思います。
次どうなるか判りませんけど、今日のチャンスを下さったKCMGチームに感謝していますし、3戦連続で表彰台に上がることで感謝の気持ちを示せたと思います。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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Japanese F3

JF3:第5戦もてぎ決勝 #36中山が4連勝!トムスは5戦連続の1-2フィニッシュ達成

ツインリンクもてぎで行われた全日本F3選手権の第5戦決勝は#36中山雄一がポールポジションから全く危なげのない走りで20周を走り切り、第2戦富士からの連勝記録を4に伸ばした。
Nクラスも#23高星明誠が開幕5連勝を達成した。

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1大会3レースで行われた今回のもてぎ大会。
最後のレースは午後4時10分より20周で行われた。

午前中の第4戦では#37勝田に並びかけられた中山だったが、今回は綺麗にトップで1コーナーへ。
2位の勝田に続いたのは4番手スタートの#50千代勝正。会心のスタートダッシュで#2野尻智紀のインをすり抜け、一気に表彰台圏内へ。

このレースのスタートを前にニュータイヤを装着した中山は、路面に違和感を感じたというが、それでも他の誰よりも速いペースで周回を重ねていく。
懸命に食らいつこうとした勝田だったが、スタート前の試走から感じていたバイブレーションのためペースを挙げることが出来ず、僅かずつ両者の差は開いていき、5周終了時点で1.9秒差となった。

その後方では、第4戦でパドルシフトに問題が生じたため、シーケンシャルシフトに載せ換えてこのレースに臨んだ戸田エンジンの2台、千代と野尻が苦しい走りを強いられており、徐々にトムスの2台においていかれるようになってしまった。

野尻の背後には#7松下信治、#8清原章太の2台の無限エンジン勢が迫ってきた。
2周目の3コーナーでは野尻のアウトに並びかけようとした松下のインに清原が飛び込み、5位に浮上する。
野尻は3周目からペースを上げて千代を追い上げに掛かったが、6周目のS字立ち上がりでシフトレバーからステアリングに右手を持ち替えた際に誤ってピットレーンリミッターのボタンに触れてしまったためにスローダウン。清原、松下の先行を許してしまった。

こうした中、トップの中山は1分45秒台後半までペースを上げていったが、2位の勝田も周回を重ねるうちにバイブレーションが解消されていくと、中山と遜色の無いペースにまでスピードアップ。時折中山を上回るタイムを記録するようになる。
それでも序盤に構築された2秒のギャップを解消するには至らず、中山は第2戦富士からの連勝記録を4に伸ばし、チームトムスは開幕から5戦連続の1-2フィニッシュを達成した。
3位にはシーケンシャルシフトで奮闘した千代が入った。

一方Nクラスは、今回スポット参戦ながら第3戦、第4戦と立て続けに表彰台に上がった#19武平良介が1周目の5コーナーで一時トップに立つ場面があったものの、すぐにS字で抜き返した#23高星明誠がそのままトップを走り続け、デビュー戦から負け無しの5連勝を達成した。
しかしレース後半はマシンバランスの悪化により苦しい走りを強いられ、これまでのような独走優勝と言う訳にはいかず、武平を抜いて2位に上がった#38ナニン・インドラ・パユーングに最後は0.9秒差にまで迫られる結果となった。
3位には武平良介がつけ、今大会全てのレースで表彰台に上がる快挙を成し遂げた。
しかし今回はあくまでスポット参戦ということであり、次の岡山戦へ参戦出来るかどうかは未だ決まってないという。

第6戦、第7戦は6月29-30日に岡山国際サーキットで行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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Japanese F3

JF3:第5戦もてぎ決勝結果

Super Motegi Champion Cup Race -RIJ- (2013/05/12) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 5 ツインリンクもてぎ 4.801379 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ312035'22.644
237勝田 貴元PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ31203.116
350千代 勝正B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3012019.574
48清原 章太HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D2020.782
57松下 信治HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D2022.102
62野尻 智紀TODA FIGHTEXDallara F312TODA TR-F3012023.268
723N高星 明誠S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE201'06.885
838Nナニン・インドラ・パユーングPIT SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA TOM'S 3S-GE201'07.815
919N武平 良介KCMG F308Dallara F308TOYOTA TOM'S 3S-GE201'29.556
106N小泉 洋史Net Move Hanashima RacingDallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE201'33.158
1111N湯澤 翔平Nova with IMM F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE201'47.809
1230NDRAGONB-MAX・F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE201'48.415
1313吉田 基良B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F301191 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.36 中山 雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'45.201 (5/20) 164.30km/h
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Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ決勝 中山雄一が3連勝、Nクラスは高星明誠が開幕から無傷の4連勝!

 全日本F3選手権第4戦の決勝レースが12日、ツインリンクもてぎで行われポールポジションからスタートした中山雄一(トムス)が14周、25分3秒442で優勝を飾った。中山は3連勝、2位には僚友の勝田貴元(同)が入りチームトムスは開幕から4連続1-2フィニッシュを達成した。Nクラスは高星明誠(NDDP)が開幕から4連勝を飾った。

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 昨日の雨模様とは打って代わってF3第4戦、第5戦の行われるツインリンクもぎは朝から初夏を思わせる日差しが照りつけた。気温も上昇するなか、第4戦決勝のフォーメーションラップが11時10分から始まる。

 好スタートを決めたのは予選2位の勝田貴元(トムス)。ポールシッターの中山雄一(同)のインから並びかけ、1コーナーでは先行。両者、2コーナーから3コーナーにかけて併走するも、中山が勝田を押さえて前に出た。

 トップに立てばレースは中山のもの。盤石の走りで序盤から2位以下を徐々に引き離し、中盤には3秒差を付けると、終わってみれば後続を5秒5離して優勝した。2位の勝田も3位以下を7秒5置き去りにし、チームトムスとしても開幕ら4戦連続1-2フィニッシュを飾った。

 3位でレースを始めたのは野尻智紀(戸田)。しかし、2周目に松下信治(HFDP)に捉えられ3位に落ちる。

 4位に落ちた野尻はあきらめない。中盤からは3周目に千代勝正(B-MAX)をかわして5位に上がってきた清原章太(HFDP)とともに3位の松下を追うが、パスするには至らず、終盤には互いの差は逆に開いてしまった。

 レースはこのまま終了。3位は松下、4位野尻、5位清原、6位千代の順でチェッカーを受けた。

 Nクラスはポールポジションの高星明誠(NDDP)がストール気味でナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)の先行を許すが、1周目にはトップを奪い返し、その後は2位以下を圧倒するスピードで後続を突き放す。最終的にはクラス2位以下を18秒離し、ぶっちぎりでクラス優勝を飾った。

 序盤クラス2位につけたのはなんと43才の小泉洋史(ハナシマ)。これを若いルーキーの武平良介(KCMG)とパユーングの2人が追う展開となる。老獪な小泉は終盤までこの2人の追撃を巧みに押さえ込むが、しかし、13周目に小泉がミス。2人に先行を許し一気に4位に落ちてしまった。

 クラス2位は武平、同3位パユーング、同4位小泉、同5位ドラゴン(B-MAX)、同6位湯澤翔平(ノバ)の順でチェッカーを受けた。

 第5戦はこの後、16時10分より周回数が6周増え、20周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
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Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ決勝結果

Super Motegi Champion Cup Race -RIJ- (2013/05/12) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311425'03.442
237勝田 貴元PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ31145.500
37松下 信治HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1413.033
42野尻 智紀TODA FIGHTEXDallara F312TODA TR-F3011415.198
58清原 章太HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1416.695
650千代 勝正B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3011427.869
723N高星 明誠S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1446.475
819N武平 良介KCMG F308Dallara F308TOYOTA TOM'S 3S-GE141'05.908
938Nナニン・インドラ・パユーングPIT SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA TOM'S 3S-GE141'08.086
106N小泉 洋史Net Move Hanashima RacingDallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE141'09.296
1130NDRAGONB-MAX・F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE141'18.237
1211N湯澤 翔平Nova with IMM F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE141'27.846
1313吉田 基良B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F301141'39.640
---- 以上規定周回数 ( 12 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.36 中山 雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'46.621 (6/14) 162.12km/h
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Formula Challenge Japan

FCJ:第4戦もてぎ決勝結果

Super Motegi Champion Cup Race -RIJ- (2013/05/12) Race Results Weather:Fine Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
14高橋 翼HFDP/SRSスカラシップ/コチラR1834'44.744
29道見 ショーン 真也FTRS SCHOLARASHIP SMR188.149
314藤波 清斗NDDP FCJ1812.291
43篠谷 大幹FTRSスカラシップFCJ1812.450
57ナニン・インドラ・パユーングFTRS PTT1815.008
61山下 健太FTRS FCJ1817.567
711坪井 翔FTRS スカラシップ FCJ1820.922
85石川 京侍HFDP/SRSスカラシップ/コチラR1821.615
96三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRSFCJ1825.658
102根本 悠生東京トヨペット FTRS1827.600
1113林 周平ひつまぶし備長&お好み焼道とん堀FTRS1827.909
1210三浦 愛EXEDY1828.311
1312今井 拓馬HFDP/SRSスカラシップ/コチラR1832.446
---- 以上規定周回数 ( 16 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.3 篠谷 大幹(FTRSスカラシップFCJ) 1'54.265 (11/18) 151.27km/h
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Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ決勝 各クラス上位3人のコメント

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総合優勝 #36中山雄一(トムス)
f3_r03_r_pc-nakayama 予選では二つともポールポジションをとることが出来て、コースレコードも更新しました。これは新しいエンジンのお陰とコンディションが良かったことよるものですが、良かったです。
今日のレースは今年初めての雨でしたが、サイティングラップからマシンのバランスは良かったので、タイヤの皮剥きと熱を入れることに集中することが出来ました。
スタートもミス無くクリアすることが出来て、その後はトップなので視界もいいですし、最後までいいペースで走りきることが出来たと思います。
マシンが走ってくれてるのが大きいと思いますが、自分に迷いが無くて、1周目からトライすることが出来た。それでミスも無くコーナー一つ一つを抜けていくことが出来ているので、マシンと自分が一体になっている、そういうドライビングが出来ていることが結果になっている感じです。
明日のコンディションがどうなるかわかりませんが、今日みたいにスタートを決めて落ち着いていきたいと思います。
総合2位 #37勝田貴元(トムス)
f3_r03_r_pc-katsuta 今回は金曜日から流れが良くなくて、タイム的にも中山選手は勿論、他のチームの選手にも抜かれている状況でした。クルマは決まっていて、自分のミスやトラブルの影響だったので、土曜に向けては不安要素も無く自分次第という感じで臨むことが出来ました。今日の予選でも一回目はクルマもよく、コンディションに合っていて、僅差だったんですけどアタックラップで自分の中でまとめ切れていない部分がありました。
これからはそういう点を直していかないと、という反省点です。
決勝もセカンドグリッドからのスタートで、しかもF312で雨を走るのが初めてだったんですが、チームが凄くデータをもっているので不安要素はなく、1周目から不安無くプッシュすることが出来ました。それでもトップの選手のしぶきの掛かる悪状況で不満の残る走りでした。雨量の少ないときにタイムを伸ばすことが出来なくて、後半少しずつ(前が)離れていってからは見えるようになったんですけど、そこまでに大きくはなされてしまったのが敗因でした。
もてぎは抜けないコースなので、明日もスタートが重要だと思うので、集中して走ります。
クルマが調子いいのは証明できてると思うので、後はドライバー次第です。
総合3位 #2野尻智紀(戸田)
f3_r03_r_pc-nojiri 金曜日からまずまずの調子でスタートできて、ミーティングでクルマの方向性も話し合ったのがばっちり決まってて、予選ではトップの2台と僅差でした。予選に関しては僕がもうちょっと何かできたと思うし、完璧なアタックを決められればポールを穫れたと思います。ドライバーで決まるような差でしかないと思いますし、そこで3位と4位で終わったというのは悔しいし、もうちょっと小さいところを詰めていかないとなと思いました。
決勝に関してはスタートでなるべく前に行きたいと思っていましたが叶わなくて、その後自分のミスで飛び出して千代選手に迫られる場面もあったんですけど、その後は落ち着いて離すことが出来ました。
前の2台が凄く速くて、一生懸命プッシュしても追いつけない状況でした。
今後に向けてチームと話し合ってやっていかないといけないなと思いました。
Nクラス優勝 #23高星明誠(NDDP)
f3_r03_r_pc-takaboshi 予選はプッシュもできて、良かったなと思います。2回目の予選では最後に黄旗が無ければもっといいタイムが出せたと思いますが、自分の中では満足しています。
決勝は初めてF3で雨を走りましたが、マシンはすごく良くていいスタートも切れたので、序盤からアドバンテージがあったんですけども、自分がプッシュできない部分があって、ハイドロの影響もあってタイムを上げることが出来ませんでした。でも他の選手も同じ状況だと思ったので、その中でスピンしないように心がけて走った結果がこの優勝だったので、凄く嬉しいです。
Nクラス2位 #38ナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)
f3_r03_r_pc-nanin 1回目の予選は全然良くなかったです。2回目の予選とコンマ7秒もタイム差がありました。
FCJとF3の予選のインターバルが10分しかなかったので、ブレーキングポイントの違いなど、うまく切り替えることが出来ませんでした。2回目の予選でもまだ自分のベストじゃなかったと思います。
決勝はスタート位置が9番手だったので、水しぶきで前が全然見えませんでした。高星選手は凄く速くて、自分は自分のベストを尽くして、最後まで走り切ることを目標にしていますが、その結果2位に入れたのは凄く嬉しいです。
コンディションが常に変化する中で、まだまだ慣れることが出来ていません。まだまだ高星選手の方が速いですね。
Nクラス3位 #19武平良介(KCMG)
f3_r03_r_pc-takehira 予選はまとめきれなくてグリッド位置も良くなくて、雨のレースになり、しぶきが酷くて中々ペースが上げられませんでした。終盤になって徐々にペースを上げていたところで最終コーナーの川に乗ってしまって、3番手に落ちてしまいました。それが残念ですが、ペース的には悪くなかったので、次回同じ状況があれば、行けると思います。
F4とはダウンフォースの違いが大きく、S字や1コーナーのコーナリングスピードが遥かに高かったです。動きが全然違うので、そこのコントロールの仕方などが変わっているなと思いました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
Tags:
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