ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 12 1995/ 5/ 4 FMOTOR4版
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64.トヨタ自動車 モータースポーツ部 橋本主査
悪夢だよ。こんなこともあるんだよね。 セルモはアクセルワイヤーじゃないん
だけれどスロットルがスティックしちゃったんだよ。クルムの黄旗追い越しはタイ
ミングが悪かったとしか言いようがないな。この20秒のペナルティがなければ……。
FETはただのスピンだよ。タイヤがたれたのかもしれないけれど、もっと煮詰め
なければ。ポルシェがこれだけ走っちゃうんだから、ポルシェ、スープラ、スカイ
ラインとGT選手権としては最高の結果だったんじゃないの。フェラーリだって走っ
ていたらそこそこ行けていたはずだし。
65.#70欧州車販売の外国屋アドバン(GT2クラス優勝)
星野薫「2連勝できてたいへんうれしい。鈴鹿はタナボタっぽかったけれど、今
回は勝てそうな予感があった。一生懸命やっているとレースはほんとうに楽しいで
す」
石橋義三「星野さんの貯金を食いつぶさないように頑張りました。クラス2位のク
ルマが迫っているのはある程度わかってました。2連勝できてたいへんうれしいです」
66.#36関谷正徳
追い付けなかっただけでなく、序盤のコマスの速さもショックだよ。今日はショッ
クで眠れないよ。スタートでパワーがあるポルシェがビューンと出て行ったのは、
僕らはポールポジションのコマスに合わせていたからってこともあるんだけど、前
に出たポルシェの速さはついていくのが大変なんだよ。僕らはコーナー一つ一つで
ちょっとづつ詰めて、Bコーナーを立ち上がるまでは追突するくらいなんだけど、
そこから後がはっはやい~んだよ。前に出ちゃえばなんてことないんだけど、序
盤だって、ポルシェを抜かなかったんじゃなくて抜けなかったんだよ。でもお客さ
んは、こんな面白いレースを見られて良かったんじゃない。僕らはお客に喜んでも
らうためにレースをやってるんだから。
67.#33松田秀士
予選終了後、松田のインディ500参戦について記者会見が行われた。今年はタイ
サンが松田のエージェントとして細かい契約のツメなどマネージメントを担当。オ
リジナルTシャツを製作するなどバックアップしている。松田は今年の目標につい
て「まだクルマも見ていないのではっきりは言えないが、少なくとも予選で去年よ
り上にいきたい。去年が222.545mphだったから、うまくすれば224mphくらいは出し
て10番手前後にはつけられるはず。そうすれば決勝で6位以内は夢ではないと思い
ます。インディカー・シリーズ・フル参戦という最終的な目標につなげたい」。こ
こで記者から「フル参戦の場合もタイサンがサポートするのか」という質問が出る
と、松田は同席していた千葉監督の方を見て「ぜひそうお願いしたい」とニヤリ。
千葉監督はあわててマイクを奪うと「私はフォーミュラには興味がありません。あ
くまでインディ500だけのサポートです」と強調していた。
68.#3ユニシアジェックススカイライン(GT1クラス2位)
わずか3日前に乗ったマシンを苦労して表彰台に導いた長谷見は明るい表情だっ
た。「R33は金曜日に初めて乗ったんだよ。だから表彰台に上がれるなんて思いも
しなかった。最初のピットインはリアのタイヤがブロー気味になったからなんだ。
走り込みが足りなくて、タイヤの選択を間違えたからなんだ。あれで、当初の予定
が全部狂っちゃった。でも、ペースカーが入ったおかげで前のクルマとの差が詰まっ
てラッキーだったね。それに#8長坂さんがスピンしてくれてたし。クルマの課題
は分かったから、次のレースまでには対策できる。ストレートももっと速くなるし、
期待してよ」
69.#7RE雨宮 SuperG RX7
新型RX7のデビュー戦ながら予選でクラス2位、決勝でも表彰台が期待されて
いた雨宮RX7。しかしレース序盤からコーナーで燃料がとぎれるというトラブル
に見舞われ、再三のピットインを余儀なくされた。それでも最後までレースをあき
らめずにクラス9位で完走。ラップタイムだけを見ればクラス4位の記録が出てい
ただけにトラブルがなければ、と惜しまれる。次戦に期待したい。
70.#100BPオイルポルシェターボ(GT1クラス3位)
「圭ちゃんがトップまで持ってくれたのに、順位をキープしなきゃいけないね。予
選ではいろいろ問題があったけど、今日はクルマが良かったんだから」と高橋国光。
終盤、#3長谷見に追い上げられたことに関しては「ペースカーが入って、ゆっく
り走ったときにタイヤを冷やしちゃったのかな。でもそれは言い訳にならない、い
けないね」と55歳のドライバーは反省することしきりだった。
71.#28トヨタスープラ
決勝でも予選なみの1分32秒を出したコマスは、突然のスロットル・トラブルで
優勝を棒に振ったが、その顔に深刻さはなかった。「この3日間、クルマはホント
良かった。トヨタがいいエンジンを造ってくれたし、セルモが素晴らしいセッティ
ングをしてくれたから、僕はただ走ればよかったんだ。未知のサーキットって不利
はなかったよ。ただ、レース中にスロットルが変になって、何とか最後まで走りた
かったんだけど、どんどん酷くなったんでピットに戻ったんだ。まあレースだから
こういうこともあるよ。でもね、シーズン終わったら僕がチャンピオンさ」
72.#55鈴木利男
「うーん、つまらない、いや我慢のレースだったね。エンジンの調子が戻らなかっ
たのが痛かった。コースはオイルのためか非常に滑りやすかったし、無理はできな
かった」。同じR33GTRを使う#3長谷見に抜かれたことを問われても「それは
長谷見さんが上手いんだよ」と一言。
73.GTCがインターネットに登場
今、話題の世界的なコンピュータネットワーク「インターネット」に全日本GT
選手権の情報を提供することになった。インターネットは従来のパソコンネットの
ように文字のデータだけではなく、写真や動画、音声のデータも見聞きすることが
できるマルチメディア・ネットワークで、将来的には利用者が10億人にも達すると
いわれる。GTC第2戦の富士から情報の提供を開始し、世界的規模でレースの模
様を紹介する。
このGT情報は、インターネットの日産自動車・WWW羅針盤サイト内のNIS
MOホームページに掲載されている。
アクセスナンバーは「http://www1.sony.co.jp:80/NISSAN/NISMO」となっている。
以上
■訂正
GTインサイドレポートRd.2 No.11
60.GTC第2戦富士 決勝レース・レポートの文中で15行目
「ペナルティストップ後のリスタートで指示に従わなかったため」を
「ペースカー・ラン後のリスタートでコントールラインより前で前車を追い抜いた
ため」に訂正します。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
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GTインサイド・レポート No. 10 1995/ 5/ 4 FMOTOR4版
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48.決勝スタート直前
気温:23゚C、路面温度:32゚C、有料入場者数:54,700人(5/3:15,500人)
49.*18 ATSーBM ERC RX7
ローリング中、デフにトラブルが発生。このため、最後尾からスタートとなる。結
局、18周後にリタイア。
50.#3 ユニシアジェックススカイライン
14時00分 わずか12ラップでピットイン。タイヤ交換
51.#66 RAZO・TORAMPIO GTR
14時21分 100Rで白煙、スロー走行に。ピットイン。エンジントラブルでリタイ
ア。
52.#34 タイサン ADVAN F40
14時22分 ヘアピンで左リアタイヤが外れて、コース上でストップ。リタイア。
53.#39サードスープラGT
ルーティンのピットストップだったが、パーコレーションでエンジン掛からず。
3分のタイムロス。
54.#36トヨタ・カストロール・スープラ
14時45分 黄旗追い越しで、ペナルティ。ピット出口で20秒ストップ。
55.#38トヨタスープラ
14時57分 スロットルトラブルでピットイン。そのままリタイア。
56.#30総合警備PORSCHE
1コーナー出口で白煙、ストップ。エンジントラブルでリタイア。
57.#2ZEXELワイズスカイライン
15時03分 最終コーナーでクラッシュ。リタイア。
58.ペースカー・ラン
15時04分~19分
#2のクラッシュの処理で、6周に渡ってペースカーが入る。
ラスト10周を残してペースカーがアウト。
59.#1 カルソニックスカイライン
15時24分 他車と接触。右フロントカウルを大破。
ピットインせずに走るが、オレンジボール旗でピットイン命令だが、
ピット入り口でストップ。
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GTインサイド・レポート No. 11 1995/ 5/ 4 FMOTOR4版
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60.GTC第2戦富士 決勝レース・レポート
快晴とはいかなかったが、何とか天気が持った富士スピードウェイでGTC第3戦の
決勝レースが行われた。スタートでパワーに勝るポルシェ993GT2勢が飛び出してト
ップ集団を形成したが、序々に、コーナーで速いスープラ勢が上位に進出してきた。中
でもポールポジションからスタートしたE.コマスの#38トヨタスープラは圧倒的な速
さでポルシェ勢を次々と攻略し、4周目にトップに立った。スープラに絡んでいた#34
F40のリードは、20周目にヘアピンで左リアタイヤが外れてストップ、リタイアとなっ
た。
タイムに優れるコマスのワンマンショーとなるかに思われたが、ピットストップを境
として混戦となる中、コマスのセルモ・スープラはスロットル・トラブルでリタイヤ。
かわってトップに立ったのは松田秀士の#33タイサン ポルシェGTー2であった。そし
て20秒のペナルティを受けて遅れていた#36トヨタ カストロール スープラがその後を
追った。その直後#2 ZEXEL・ワイズスカイラインが最終コーナーでクラッシ
ュ。このクラッシュの処理に6周にわたってペースカー・ランが行われ、コース・クリ
ア後に、事実上差がなくなり、たった“10周”のスプリントレースが展開された。追う
M.クルムは少しずつ差を詰めるがたった0,696秒差で松田秀士が逃げきった。しかし、
クルムはペナルティストップ後のリスタートで指示に従わなかったため、1周減算され
た。
62.#33タイサンポルシェGT-2(GT1クラス優勝)
つい先日シェイクダウンをすませたばかりの新車で、接戦に競り勝って優勝に導いた
松田秀士。
「いいレースができて幸せです。初めてF3で勝ったときも富士だったんですが、内容
としていいレースができたという意味であのときよりうれしく思います。スタートを失
敗して、追い上げるのにリアタイヤを酷使してしまい、ピットインを予定より早めにす
ることになってしまいました。ピットインしたときトップだったのでチームの判断でド
ライバー交代はしませんでした。その後は後ろから追い上げてきた#36との差を無線で
聞きながら、リアタイヤを傷めないようにペース配分をしていました。18秒差のところ
でペースカーが入り、インディみたいに差が詰まってしまって、まいったなァと思いま
した。ペースカーが入らないほうがラクに勝てたかもしれませんが、おかげで見ている
お客さんは楽しめただろうし、自分自身も貴重な経験ができたという意味ではよかった
と思います。最後は90%くらいキレてました、自分でもシビレましたよ。千葉監督、メ
カニックのみなさん、パートナーの飯田さんその他関係者のみなさんに感謝します」。
間近に迫ったインディ500 挑戦にむけていい弾みがついたようだ。一方パートナーの飯
田薫は「最初は40周で交代する予定だったんですが、ピットインが早まったのでチーム
の方針に従いました。最後は見るほうに回っていましたが、感動しました」と、自分が
乗れなかった悔しさは微塵も見せることなく優勝のよろこびを語っていた。
63.*72牧口規雄(GT2クラス2位)
シェイクダウンと思っていたので完走できるだけでも満足だったんですが、初めから
結果が残せて大変嬉しいです。とにかくステアリングが重くて大変でした。次の仙台は
狙ってますよ。パワーステアリングにするか、ナックルアームを換えるか、ギアボック
スを換えるか、この3つのどれかで対策をします。エンジンももっとトルクが使いやす
いタイプにする予定です。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
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GTインサイド・レポート No. 8 1995/ 5/ 4 FMOTOR4版
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37.#25 ニッサン・フェアレディZ
昨日の予選でタイムの上がらなかったチーム・ルマンのフェアレディZだが、原
因はミッションにあった。予選終了後にミッションを分解してチェックしたとこ
ろ、かなり深刻なトラブルで、決勝レースまでに修復をするのは不可能と判断され
た。このため、5月4日のフリー走行と決勝レースへの出走を断念した。
38.#15 プローバポルシェターボ
予選1回目でターボのタービンを壊し、2回目もターボの不調とオイル上がりで
本来の実力を発揮できなかったプローバポルシェ。一晩かけて修理を行ったが、オ
イル上がりは解消できなかった。このまま、決勝に出ても完走することは不可能と
判断された。スペアのエンジンも無いため、決勝への出走を断念することになった。
39.#55 JOMO R33
朝のフリー走行終了直前、1コーナーでコースアウトしてしまった飯田章。原因
を訊ねると「いや、ちょっとトラブルが・・・ 。オレはミスしてなかったんだけどね」
と言葉を濁す。その後はチーム首脳陣と厳しい表情で打ち合わせ。決勝での巻き返
しはなるか。
40.#30 綜合警備PORSCHE
フリー走行でスープラ勢に続く5位と健闘している田嶋には、取材陣からの質問
が殺到しているようだ。「みなさん、スープラへの攻略法を聞いてくるんですけ
ど、まだウチのクルマは市販車をちょっといじった程度のものなんですから較べな
いでくださいよ」と謙遜の田嶋。「確かに最高速ではスープラに負けないですけ
ど、それ以外はまだまだです。僕自身もRRのクルマをものにできてませんし、A
BSの使い方に慣れていない。自分ではブレーキを我慢して突っ込んだつもりで
も、ABSが作動してかえって制動距離が出てしまったりする。これを失敗すると
すぐタイムが落ちてしまいます。決勝ではとにかく、自分たちのペースを維持しま
す。壊れないという点では、スープラに勝っていると思いますからね。そうすれ
ば、成績はついてきますよ」。「ちなみにフリー走行で山田が一人で走ったことに
なっていますが、33秒台を出したのは田嶋です。たびたび、お騒がせしてすいませ
ん」と坂田監督が一言。
41.#5 マツダコレクション出光ポルシェ
今回はピットにマツダコレクションの松田芳穂オーナーも顔を見せていた。世界
でも有数のフェラーリ・コレクターとして知られる松田氏だが、「フェラーリF50
はオーダーはしているけど、まだいつ入ってくるかわからない。いずれにしてもG
TCでは当面ポルシェでやっていくつもりで、F50を投入する予定はありませ
ん。フェラーリのほうでサポートしてくれるならともかくね」とのことだ。
42.#34タイサンスターカードF40
今回、アンソニー・リードの特別マネージャーとして、レース好きとして知られ
る女優の夏樹陽子がチームに加わっている。「タイサンの千葉監督とは自分がレー
スをやっていたころからの知り合い。こういう(マネージャーという)立場は初め
てですけど、自分でも2年ほどとはいえドライバーをやっていたからドライバーの
気持ちはわかります。決勝ではプラットホームに立って精一杯応援するつもりで
す。アンソニーはたいへん冷静なドライバーですからきっといい結果を出してくれ
ると思います」とのこと。ピット裏には謎の(千葉監督いわく「オレのクルマかっ
て? いや、わかんねェんだよ」)ブガッティEB110 も置かれ、いつもにもまし
て華やかな雰囲気があふれていた。
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GTインサイド・レポート No. 9 1995/ 5/ 4 FMOTOR4版
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43.#8 尾篭監督
「うちにも勝負権があるかな。全然テストしなかったけれどサスペンションも改良
してきてるから可能性はあると思う。決勝レースの作戦は、取り合えずは回りの様
子を見る。10ラップ過ぎまでは激しい先陣争いとなるだろうから、落ちついたとこ
ろで勝負するつもり。このままの温度だったらだいじょうぶだけどタイヤを温存さ
せたチームが勝てるはず」
44.トヨタ自動車 モータースポーツ部 橋本主査
「GT1クラスはスポーツカーというよりスーパーカーのレースになっていますか
ら、そこそこお金もかかっています。プライベートチームはGT2クラスのことを
真面目に考えるべきだよね。誰もがフェラーリや最新のポルシェでレースを行える
わけではないからね。スーパーツーリングカーのパーツを使ってGT2マシンを
造ってもほとんど同じタイムが可能だと思うよ。もしもやるという人達がいるので
あれば、スーパーツーリングのパーツを使ったセリカやMR2のデリバリーもおお
いに可能性があります。ただし早く話をしてもらわないと来年からは難しいね」
45.#36 トヨタ・カストロール・スープラ
フリー走行終了後、ラジエターフィンに小さな傷が見つかり、万全を期すために
交換した。予選では3番手に甘んじたが、決勝では「なにごともなければ勝ち負け
になるでしょう」(中里マネージャー)と自信の表情。「前回は持ってきたままの
状態で、ほとんど手を加える時間がなかった。この1か月のあいだにトムス独自の
改良を施してきました。ウチは2人のドライバーのあいだのタイム差もなく、コン
スタントにタイムを出している。クルムは関谷を立てているし、関谷もクルムを認
めていてコンビネーションもいい。またCカーで慣れていますから、ピット作業で
もアドバンテージがあります」と、鈴鹿でクラッチを失ったクルマを無事再スター
トさせたことを思い返しているようだ。今回、上位陣はかなりの激戦になりそう。
給油など、ピット作業でミスのあったチームがトップ争いから転落するのは必至だ
ろう。
46.#38 トヨタ・スープラ
予選に続き、フリー走行でも32秒台のトップタイムを叩きだしたトヨタ・チーム
・セルモ。フリー走行では、ガソリン満タンでのサスペンションの煮詰めを行った。
しかし、フリー途中で左リヤ・ブレーキのダクトがタイヤに当たってしまうという
トラブルが発生。応急措置で残りの走行をこなし、フリー終了後に対策の補修を行っ
た。このトラブルは決勝レースに、影響のあるものではないということだ。前回の
鈴鹿ではマイナーなトラブルで表彰台は失っているだけに、今回は絶対の心意気で
挑んでいる。狙うは一番高いところとチームは公言してはばからない。
47.*72 WAKO’S BMW M3
GT2クラスのトップコンテンダーとなることが期待されているDTM仕様の新
型M3。今回はまだ持ってきたままの状態で、期待されたほどのタイムを出すには
至っていない。牧口は「詳しくは言えないんですけど、いろいろと問題があって・・・。
直線で旧型M3より15kmくらい遅いんですよ。それからステアリングがとにかく重
い。日本のサーキットはミューが高いでしょ。それに向こう(DTM)ではデフロッ
クの状態で、コーナーなんか縁石に乗ってバーンって跳ねて行っちゃいますからね。
決勝ではクルマよりドライバーがタレちゃいそうですよ。完走さえできればGT2
クラスの表彰台はいけるかなと思うんですけど」と、まだまだこれからのクルマで
あることを強調していた。
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古屋 知幸 = MGG01235=
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'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 7 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
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27.#30監督 坂田智和
「タイヤの使い方を失敗しちゃって、でも思った通り1分33秒台は出たからね。
データ上はスープラよりもストレートが速いはずなのに、田嶋に言わせるとスープ
ラのスリップに入ることが出来ないっていうけどね。ストレートももちろんコー
ナーも速いスープラがうちと1秒しか変わらないっていうのは不気味だよね。最
終コーナーからストレートの中間までがスープラは速いんだろうなけど、明日に
なったらいきなり速いタイムを出していたらいやだね」
28.トヨタ自動車モータースポーツ部 橋本主査
「やっと片目が開いたよ。苦労したからね。なになにうちがシャミセンを弾いてい
るんだって、冗談じゃないよ。ちょと待ってよこれまでのタイム持ってくるから、
ほら去年の暮れのテストでもルマン仕様で1分33秒台だから、先週のトラストのテ
ストでも1分32秒台(注:ルマンGT1仕様)だったから、全力で頑張っているん
だよ。でもね今年のルマンはマクラーレンF1が大部タイムをアップしてくれたか
ら、ここで1分30秒位を出してもルマンではGT1クラスの予選最後尾くらいに
なっちゃたからね。今は余っていた2.1リットルの3SGだけど、来年からは、
セリカに乗る強化ブロックの完全に生産型ベースの3SGエンジンにすることにな
るだろうね。エンジンのピックアップを考えると、ラリー用とは違ってツインター
ボにすることも考えなければならないかもしれないね」
29.#40太田哲也
「昨日からブーストが上がらなかったんですが、決勝用にいいタービンを残してお
きたかったんで、予選はあえて不調のタービンを交換しないで、決勝セットつまり
レースタイムでどのくらいで走れるかをチェックしたんで、予選タイムは重視しな
かったんです。リード(#34)のクルマは鈴鹿からタイヤが18インチだったんです
が、僕の方は今回からなんですよ。だから足回りのセッティングもいろいろ試しま
した。鈴鹿はリタイヤしてるんで、今回はなんとしても完走してポイントを取りた
いですね。去年のこのレースは最後尾スタートで3位の表彰台ですから、今回も3
位以内が目標です」
30.#1影山正彦
「あれ、抜かれちゃたの(#2ZEXELが影山のタイムを抜く)。誰? ゼクセル。
それって、俺のクルマだったやつじゃない。まいったなぁ」とぼやく影山正彦。
「とにかく絶対的なテスト量が少ないんです。昨日も今日もトラブルが出ちゃっ
て、まだ満足な状態で走れていません。予選もエンジンがバラついて、だましだま
し走ってのタイムですから。サスペンションのセッティングもしたいんですけど、
エンジンがこれじゃ無理だし。不完全燃焼で決勝前夜は眠れそうにないなぁ。3年
連続チャンピオンが目標ですから、このレース勝ちたいです。決勝はとにかく最善
を尽くします」
31.#100BPオイルポルシェターボ
どうも本来の調子が出ないチーム国光。ルマンの予備予選から帰国直後だけに
ドライバーの少々疲れ気味なのだろうか。「もう、シャミセンですよ。ノバさんが
シャミセン引いてくれるからねぇ」と土屋圭市も開き直っている。「今日のマシ
ンの状態? そういう質問は上祐広報部長を通して欲しいなぁ(笑)。たまにはこ
ういうダンゴの位置からスタートしろって、神様のおつげだね」と最近話題の事件
に引っかけて笑いを取っていた。ちなみに予選中のトラブルはインタークーラーに
亀裂が入ったのが原因。走行中に次第に亀裂が広がり、タイムが上げられなかっ
たようだ。予選終了後スペアに交換する作業に入っていた。国さんの「まあ、決勝
は追い上げるから見ててよ」というあまりにも常識的なお答えにも、「どーせ、
私がスタート・ドライバーでしょ」とひねくれる土屋。でも、2人ともルマンのこ
ととなる話が弾むのはなぜ?
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GTインサイド・レポート No. 8 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
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32.GTC第2戦富士予選レポート スープラ本領発揮!
天気予報では午後から天候が崩れるといわれていた予選日。1回目の予選では早
朝降った雨はほぼ上がっていたものの路面はまだ濡れており、レインタイヤで出る
チーム、カットスリックでいくチーム、最初からスリックにかけるチームなど判断
が分かれた。そのなかでまずタイムを出してきたのは#38コマス。タイヤをカット
スリックからスリックに換えて出ていった後、最初に1分34秒台に入れてきた。続
いて#34リード、#30田嶋、#8長坂なども次々34秒台を出してくる。一方のR33
スカイライン、注目のスーパーGTR勢は、前回は旧型R32だった#1影山、#3
長谷見はもちろん、#55鈴木利男/飯田章の3台とも新車を投入してきたため、
コンピュータのセッティングなど細かい煮詰めに手間どり、35秒台にとどまった。
結局このセッションではまだハーフウェットの状態にもかかわらず33秒台をたたき
出した#38コマスを、路面が乾いてきた最終ラップに#36関谷が逆転し暫定ポール
ポジションを獲得した。
天候悪化が心配された午後のセッションでは、さいわい雨が落ちてくるまでには
至らず路面もドライ。全車スリックでのスタートとなった。このセッションでも主
導権を握ったのはスープラ勢。#8がまず33秒台を出し、#39クロスノフ、#38コ
マス、#36関谷らが続く。これに#34フェラーリ、#33ポルシェが割って入るが、
10周目、#36が初めて32秒台を記録、その後ピットインしてタイヤを水で冷やし、
さらにタイムアップをねらう。さらに#38、#34が32秒台前半のコースレコードを
記録。その後は各チームともタイヤを使い切ったのか打つ手がなくなったのか大き
な順位変動はなく、スープラ、フェラーリがフロントローを占めた。全体として
今回はスープラ勢と#34フェラーリの速さが目立ち、それに直線スピードが速い
993GT2が続くという情勢。スーパーGT-Rは新車のため煮詰め不十分で遅れ
をとってしまった。
33.*7 RE雨宮SuperG RX7
GT2クラスの2番手のタイムを記録した雨宮RX7。クラストップを逃したの
がいかにも残念そう。「逆転を狙って最後に出たんですが、ガス欠になってしま
いました。あれがなければ40秒フラットくらいはいけたと思います。クルマもま
だできたばかりで、正直いってまだ80点くらいのデキ。でもコーナーでは1クラス
の下のほうより速いんで、決勝では何台も喰いますよ。ただ、このクルマはピー
キーな性格なので雨だとつらいんです。小雨程度ならともかく、土砂降りにならな
ければいいんですけどね」
34.#100 BPオイルポルシェ
昨日の予選でチーム国光のポルシェは、エンジンのピックアップが極端に悪く
なり、ターボを小型に交換。ところが、そうするとパワーがなくなってしまい大き
なターボに戻すといった状態に陥ってしまった。予選終了後にエンジンを交換する
ためインタークーラーを外したら、何とインタークーラーの裏側が割れていた。漏
れているのが空気であったため発見出来なかったようである。もしかしたらGTC
鈴鹿のレース後半には既に割れていた可能性が強いという。
35.*32 ORTランティックスカイライン
紅一点の岡野谷純は筑波サーキット等でオフィッシャルとしても活躍している
“スーパーレディ”である。マシンの方はまだエンジンが完調ではないため、朝の
フリー走行もセッティングに終始することになるだろう。今年は4WDのスカイラ
インをFRに改造しての参戦であるが、4WDの方が乗り易いという。GTC鈴鹿
の好成績のためにもらってしまった20kgのウエイトハンデも、元々軽くないマシン
であるため辛いようだ。
36.#66 RAZO・TRAMPIO GTR
N1マシンをGTに改造してGTC参加を実現したトランピオ チームは関係者
の注目をあびているが、今後のGTCでの活動計画は決まっていないという。今年
は難しいが来年は活動する可能性もあるという。今回のマシンはまったくのN1マ
シンそのもので、当初はGT2クラスでの参戦を考えていたが、認められなかった
ため、急遽専用のコンピューターを開発してGT1クラスでの参戦となった。しか
し、まだパワーを上げる余裕があるため1分38秒台は十分に可能であるようだ。車
重が1400kg以上もあることが悩みである。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
本日行われた全日本富士GTレース大会のレース中、コースサイドで作業をして
いたオフィシャルの渡辺靖之さん(32才、長野県上伊那群箕輪町)にコースアウ
トした競技車両が接触。渡辺さんは死亡した。
(以上、レース終了後の主催者発表より)
ご冥福をお祈りいたします。
<< FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 全日本富士GTレース大会 *
* GT レース正式結果表 *
* 1995.05.04 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位 車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2
車 名 周回 所要時間 トップ差 km/h ベストタイム
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1 33 GT1 松田 秀士 (J) 飯田 薫 (J)
タイサン ポルシェ GT-2 67 1:52'22.303 159.910 1'33.752
2 3 GT1 長谷見昌弘 (J)
ユニシアジェックススカイライン 67 1:52'53.653 0'31.350 159.170 1'35.137
3 100 GT1 高橋 国光 (J) 土屋 圭市 (J)
BP オイル ポルシェ・ターボ 67 1:52'54.083 0'31.780 159.160 1'35.160
4 55 GT1 鈴木 利男 (J) 飯田 章 (J)
JOMO R33 67 1:53'16.122 0'53.819 158.644 1'35.198
5 8 GT1 長坂 尚樹 (J)
FETSPORTS SUPRA 67 1:53'32.595 1'10.292 158.260 1'34.581
6※ 36 GT1 関谷 正徳 (J) ミハエル・クルム (D)
トヨタ カストロール スープラ 66 1:52'22.999 ( 67 - 1L.) 1'33.579
7 35 GT1 鈴木 恵一 (J) 土屋 武士 (J)
タイサン スターカード GT-2 66 1:52'47.936 1 Lap 156.927 1'35.172
8 5 GT1 柏原 浩一 (J) 羽根 幸浩 (J)
マツダコレクション出光ポルシェ 66 1:52'52.662 1 Lap 156.818 1'35.179
9 40 GT1 太田 哲也 (J)
タイサン スターカード F40 65 1:52'56.764 2 Laps 154.348 1'36.349
10 70 GT2 石橋 義三 (J) 星野 薫 (J)
欧州車販売の外国屋アドバン 63 1:52'39.078 4 Laps 149.990 1'40.825
11 72 GT2 牧口 規雄 (J) 堀米 徹 (J)
WAKO'S BMW M3 63 1:54'06.675 4 Laps 148.071 1'41.328
12 1 GT1 影山 正彦 (J)
カルソニック スカイライン 62 5 Laps 1'35.464
13 11 GT2 石森 浩元 (J)
ムラウチ石森石油GTS-R 62 1:52'34.884 5 Laps 147.701 1'43.541
14 31 GT2 池谷 勝則 (J) 石原 将光 (J)
コブラポルシェRS 62 1:54'01.152 5 Laps 145.839 1'43.968
15 41 GT1 伊達 邦夫 (J) 石川 朗 (J)
京都近鉄 ARP シルビア 61 1:52'58.792 6 Laps 144.806 1'41.922
16 39 GT1 ジェフ・クロスノフ(USA)
サードスープラGT 60 1:52'44.145 7 Laps 142.741 1'33.683
17 71 GT2 黒須 俊文 (J) 山岸 豪 (J)
IPF WAKO'S M3 59 8 Laps 1'41.215
18 27 GT2 林 道明 (J) 金森 敏一 (J)
ナックウエストスカイライン 57 1:53'06.206 10 Laps 135.163 1'42.953
19 19 GT1 小林 且雄 (J)
JUN スカイラインGT-R 57 1:53'23.826 10 Laps 134.813 1'38.426
20 32 GT2 大山 茂 (J) 岡野谷 純 (J)
ランティックスカイライン 56 1:53'02.473 11 Laps 132.865 1'44.523
21 17 GT2 野上 敏彦 (J) 輿水 敏明 (J)
東京科学芸術専門学校:RX-7 51 16 Laps 1'44.769
22 7 GT2 松本 晴彦 (J) 竹内 浩典 (J)
RE雨宮 SuperG RX7 51 1:53'07.066 16 Laps 120.920 1'41.321
23 13 GT2 早川 篤 (J) 吉田 信宏 (J)
マイクロロンミューズDLRX7 49 18 Laps 1'45.482
24 38 GT1 エリック・コマス (F)
トヨタスープラ 46 21 Laps R1'32.691
25 2 GT1 都平 健二 (J) 河合 博之 (J)
ZEXEL・ワイズスカイライン 46 21 Laps 1'35.839
26 26 GT2 関根 基司 (J) 武藤 文雄 (J)
タイサン BMW M3 45 22 Laps 1'43.675
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
30 GT1 山田 洋二 (J) 田嶋 栄一 (J)
綜合警備 PORSCHE 45 22 Laps 1'34.743
34 GT1 アンソニー・リード (GB)
タイサン スターカード F40 24 43 Laps 1'34.557
66 GT1 原 貴彦 (J) 和田 久 (J)
RAZO・TRAMPIOGTR 22 45 Laps 1'41.087
54 GT2 袖山 誠一 (J) 中田 雅久 (J)
Gatorade ポルシェ 14 53 Laps 1'44.400
18 GT2 福嶌 稔大 (J) 川崎 哲哉 (J)
ATS-BM・ERC・RX-7 8 59 Laps 1'40.569
-------------------------------------------------------------------------------
スタート 13:42'53 フィニッシュ 15:35'15.303
参加台数 : 34 台 出走台数 : 31 台 完走台数 : 26 台
ベストタイム No. 38 ( エリック・コマス ) 1'32.691 6/46 173.609 km/h
※ No.36 は,JGTC統一規則3-35-iにより1周減算のペナルティを課した。
No.36.41は黄旗追越しによりピットスットプのペナルティを課された。
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
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* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 全日本富士GTレース大会 *
* GT フリー走行 *
* 1995.05.04 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2
車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 38 1 エリック・コマス (F)
トヨタスープラ 1'32.814 14 173.379
2 36 1 関谷 正徳 (J) ミハエル・クルム (D)
トヨタ カストロール スープラ 1'33.328 16 172.424
3 8 1 長坂 尚樹 (J)
FETSPORTS SUPRA 1'33.700 15 171.740
4 39 1 ジェフ・クロスノフ(USA)
サードスープラGT 1'33.720 11 171.703
5 30 1 山田 洋二 (J) 田嶋 栄一 (J)
綜合警備 PORSCHE 1'33.971 13 171.244
6 34 1 アンソニー・リード (GB)
タイサン スターカード F40 1'34.534 10 170.224
7 33 1 松田 秀士 (J) 飯田 薫 (J)
タイサン ポルシェ GT-2 1'34.658 14 170.001
8 3 1 長谷見昌弘 (J)
ユニシアジェックススカイライン 1'35.005 13 169.381
9 2 1 都平 健二 (J) 河合 博之 (J)
ZEXEL・ワイズスカイライン 1'35.231 13 168.979
10 5 1 柏原 浩一 (J) 羽根 幸浩 (J)
マツダコレクション出光ポルシェ 1'35.297 17 168.862
11 1 1 影山 正彦 (J)
カルソニック スカイライン 1'35.399 15 168.681
12 55 1 鈴木 利男 (J) 飯田 章 (J)
JOMO R33 1'35.475 16 168.547
13100 1 高橋 国光 (J) 土屋 圭市 (J)
BP オイル ポルシェ・ターボ 1'35.525 16 168.459
14 35 1 鈴木 恵一 (J) 土屋 武士 (J)
タイサン スターカード GT-2 1'35.599 17 168.328
15 40 1 太田 哲也 (J)
タイサン スターカード F40 1'36.539 14 166.689
16 19 1 小林 且雄 (J)
JUN スカイラインGT-R 1'37.268 15 165.440
17 18 2 福嶌 稔大 (J) 川崎 哲哉 (J)
ATS-BM・ERC・RX-7 1'40.104 11 160.753
18 66 1 原 貴彦 (J) 和田 久 (J)
RAZO・TRAMPIOGTR 1'40.200 12 160.599
19 7 2 松本 晴彦 (J) 竹内 浩典 (J)
RE雨宮 SuperG RX7 1'41.181 12 159.042
20 71 2 黒須 俊文 (J) 山岸 豪 (J)
IPF WAKO'S M3 1'41.865 14 157.974
21 70 2 石橋 義三 (J) 星野 薫 (J)
欧州車販売の外国屋アドバン 1'42.224 12 157.419
22 41 1 伊達 邦夫 (J) 石川 朗 (J)
京都近鉄 ARP シルビア 1'42.243 9 157.390
23 72 2 牧口 規雄 (J) 堀米 徹 (J)
WAKO'S BMW M3 1'42.289 14 157.319
24 13 2 早川 篤 (J) 吉田 信宏 (J)
マイクロロンミューズDLRX7 1'43.696 5 155.184
25 54 2 袖山 誠一 (J) 中田 雅久 (J)
Gatorade ポルシェ 1'43.929 16 154.836
26 31 2 池谷 勝則 (J) 石原 将光 (J)
コブラポルシェRS 1'44.992 13 153.269
27 26 2 関根 基司 (J) 武藤 文雄 (J)
タイサン BMW M3 1'45.238 8 152.911
28 17 2 野上 敏彦 (J) 輿水 敏明 (J)
東京科学芸術専門学校:RX-7 1'46.438 4 151.187
29 32 2 大山 茂 (J) 岡野谷 純 (J)
ランティックスカイライン 1'46.896 10 150.539
-------------------------------------------------------------------------------
11 2 石森 浩元 (J)
ムラウチ石森石油GTS-R 0
27 2 林 道明 (J) 金森 敏一 (J)
ナックウエストスカイライン 0
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 5 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
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16.#40太田哲也
「昨日からタービンがおかしいんだ。ブーストが上がらないんだ。#40はIHI製
タービンを、#34はギャレット製のタービンを使っているから、#34が好調とは
いっても互換性がないんだ。予備のタービンは決勝までとっておくよ。ちょっと面
白くないね」
17.#34アンソニー・リード
「古いタイヤを使うとちょっとバランスが悪い。クオリファイセッティングはOK
だけれど、レースセッティングはまだ良くないね。自分のタイムには満足していな
い。もっと速く走れる。ターゲットタイムは1分32秒台だね。最終ラップで急に
オーバーステアになったんだけど、オイルが出ていたのかもしれない」
18.#33タイサン・ポルシェGT2
ポルシェ勢ではトップのタイムをマークした松田秀士は「Bコーナーで路面が濡
れているのを計算に入れずにブレーキングしたら行き過ぎちゃった。その失敗がな
ければ33秒台まで行けたと思う。でも、まあ良かった。クルマもまあまあ良くなっ
てきている」と明るい表情。一方これを横で聞いていた#35鈴木恵一は、「松田
君、2回目も行けて良かったな。俺が行ったときには最終コーナーでオイルが出
ちゃってさあ。無線で聞いてたから様子を見ながら行ったんだけど、バーって流れ
てたからこれはダメだと思ってやめたよ」と少し残念そうな口振りだった。
19.#1カルソニックスカイライン
このレースから新型のR33スカイラインGTRを投入したホシノ・レーシングだ
が、昨日からどうも上手くいかないようだ。「4月24、25日のSUGOテストで初
めてR33に乗ったんですが、やはりレースで走らないとホントのところは分かりま
せんから。昨日もこの(午前の)セッションもエンジンがいまひとつで、本来の調
子が出ていないようです。しかも、途中でデフが壊れちゃって、アタックになりま
せんでした。午後の予選までは修理できますよ。大丈夫、もっと速くなります」と
影山は言うが、その表情にはいつもの冴えがなかった。
20.#38エリック・コマス
まだコースが濡れているにもかかわらず1分33秒台をマークしたコマスは、「最
後にピットストップして出ていったんだけど、ちょっと遅すぎてチェッカーフラッ
グに間に合わなかった。でも、その前にハーフウエットの状態で33秒台が出せたの
はまあまあだね。午後は雨にみたいだから、グリッドはこのまま2番手ということ
になりそうだけど、決勝ではグッドスタートで前に出るよ」と自信を語った。
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'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 7 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
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21.#30綜合警備PORSCHE
公式結果表では山田が1分34秒971を記録したことになっているが、これは計時
装置のミスで実際には田嶋が出したタイム。
その田嶋は、「昨日まともに走っていないんです。サスペンションが変わったの
でもっと走り込みたかったんですけれど、ですからどこまで頑張っていいのかまだ
判らないんです。100Rとか最終コーナーはまだ少しアンダーも出ています。こん
な状態なのに993GT2というマシンは、無理してタイムを出しにいかなくてもタ
イムが出てしまう楽なクルマです。問題のABSですか、今日のように濡れている
とABSが作動しちゃうんですけど、鈴鹿の1-2コーナーみたいにブレーキを残
して回るところが富士スピードウェイにはないので、心配はしていません。コース
が乾けば1分33秒台は十分に出す自信があります」と印象を語った。
22.'95GTC テレビ信州でも放送決定!
テレビ信州 GTC放送スケジュール
GTC第2戦富士 5月19日 25:15~26:39
GTC第3戦仙台ハイランド 7月7日
GTC第4戦富士 8月25日
GTC第5戦SUGO 9月22日
GTC第6戦MINE 10月13日
23.*18 ATSーBM ERC RX7(GT2予選1位)
福嶌稔大が40秒台前半までタイムを詰め、さあ、川崎がアタックと交代した直後
にAコーナーでストップしてしまったエリート・レーシングのRX7。原因はなん
とガス欠だった。予選後にレッカーに引かれて戻ってきた川崎哲哉は「ガソリンが
入ってないと車は走らないぞ! お前ら知ってんのかぁ」とひどくおかんむりの様
子。なんと予選2回目の前に給油するのを忘れたとか。「マシンはすごく良い状
態。基本は去年と同じFC3Sですけど、ミッションとブレーキは改良してきまし
た。今日もストレートでいい感じでエンジンが回るし、こりゃ行けると思いました
よ。そしたら、Aコーナーでガックンでしょ。やんなちゃうよ。間違いなく39秒台
は行けたはずです。決勝ですか、こんなチームですからねー(と、メカニックをジ
ロリ)」その言葉と裏腹に顔は笑顔が絶えない川崎だった。
24.#38エリック・コマス(ポールポジション)
1分32秒271というレコードタイムでポールポジションを獲得したエリック・コ
マス。今回TVレポーター役の和田孝夫が「コングラチュレイション!」と声をか
けると「ワタシは英語がシャベレマセン。日本語だけ、フランス語だけ」と笑わせ
た。ちなみにこの冗談は鈴鹿でも使っている。「ポールポジションは90年にF3000
でとって以来。F1ではいろいろうまくいかないことが多かったから、たいへんう
れしい」と英語で話していた。
25.#34アンソニー・リード(GT1予選2位)
フロントサスペンションに問題があってタイムを詰めきれなかった。フェラーリ
はノーマルから大幅にモディファイしているが、テストの時間が少なくて決まって
いない部分が多くある。今日はちょっとガッカリした。でもレースは大丈夫だと思
う。雨だったら? ヨコハマに訊いてよ。
26.#3長谷見昌弘(GT1予選8位)
「R33は新しい車だからね。まだまだ、やらなきゃいけないところが多い。今の状
態だとまるでロデオだよ。すぐには直せるもんではないし、メカのみんなも徹夜の
連続で苦労してるから、無理は言えないしね。だから、今日は我慢ですよ。でも第
1戦鈴鹿の時のR32ならポールポジションかもね。あ、これ言うと怒られるかな」
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 3 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
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5.#88レインXタムラ ディアブロ
GTC鈴鹿で素晴らしいエキゾーストノートと圧倒的な最高速を披露してくれ
た、寺井エンジニアリングのランボルギーニ・ディアブロは、マシンの改修のた
め今回のGTC富士を欠席することになってしまった。新しいV12のパワーにシャ
シーが付いて行けなくなったためである。サスペンションはアップライトそのも
のを完全に新しく造り直し、フレームも大幅に補強されることだろう。
ランボルギーニ・エンジニアリングでは、寺井エンジニアリングのためのディ
アブロ・イオタの2号車を6月の初旬に完成させる予定であり、日本で改良され
ている1号車のノウハウが投入されて開発されている。寺井エンジニアリングで
はこの2号車で新たなプロジェクトを行うことになるだろう。
6.*72 WAKO'S M3
牧口エンジニアリングが投入してきたDTM仕様のM3は、ギアレシオのセッ
トに戸惑い初日を失ってしまった。日本のサーキットにはあまりにも堅い足回り
やサイズアップされて230を履くフロントタイヤによるハンドルの重さ等、今日の
予選に向けて多くの課題をチームは抱えている。
7.#55監督 水野敏和
期待のR33が出遅れてしまった原因をニスモの水野敏和監督は、次のように
語っている。
「GTC鈴鹿でもエンジンがバラバラいってたでしょう、今日もまったく同じ。
コンピューターのセッティングの問題です。それにサスペンションも、富士スピー
ドウェイ特有の問題があるので、鈴鹿ではドライバーの努力もあって良い状態にで
きましたが、いつも良いとは限りません」
8.#19JUN SKYLINE GTR
“職人”小山進の独創的なJUNスカイラインが実力を発揮してきたようだ。完
全に独自に開発したSR20はストレートで7,200回転まで回り、272km/hの最高速
を記録した。小山のスカイラインは、スカイラインGTRの欠点を潰すことを目
標に開発されており、重い6気筒のRB26を軽い4気筒のSR20に交換すること
で53:47という理想的な重量配分を実現し、独自に開発したボディカウルはリヤ
に320mm幅の十分なタイヤを履くことを可能としている。ミッションもF3000の
ヒューランドDGBと同じ中身の6速シーケンシャルを採用している。
小山は「やっと走るようになりました。ブレーキのバランスがちょっとおかし
いんです。エンジンも7,500回転シフトで造っているんですけどドラックが大きい
ですしね」
9.#40タイサンスターカードF40
太田哲也のF40は今回から18インチのホイールとなり、併せてブレーキのロー
ターも拡大されている。しかし、これからというところで2速に入らなくなってし
まい、2回目のセッションを諦めてミッションの修理を行うことになった。
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 4 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
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10.#30綜合警備PORSCHE
昨日の午前中のセッションでいきなり1分35秒台を叩きだし、他のポルシェ勢を
驚かせたテイクワンの993GT2は、何と“クラッチが滑る”状態で走行してい
た。彼らは午後のセッションを諦めて修理を行った。
11.#18ATSーBM ERC RX7
“ドラックの達人”川崎哲哉のRX7は今回から17インチ径のホイールを採用して
いるが、ギア比が合わず、ストレート途中で吹けきってしまうという。ギアを交
換して、キャブレターのセッティングに午後のセッションを費やすことになった。
12.第1回目予選1位 #36関谷正徳
最後の最後でトップタイムを叩きだした関谷正徳は、「コースも乾きはじめた
けれども、最終コーナーがオイルでベッタリだったからラッキーだったとしか言い
ようがない。エンジンもまだアクセルを踏んでからトルクが掛かるまでタイムラ
グがある。まだ満足は出来ません」と語った。
13.#36トヨタ カストロール スープラ
昨日までの好調さを発揮してトップタイムをマークしたトムスは、まだ濡れてい
る時にM.クルムがカットスリックで走行し、ラスト15分を切った時点でスリック
タイヤに交換して関谷正徳がタイムアタック。チェッカーが出た最後の周回で1
分33秒468のトップタイムを叩きだした。
14.#15プローバ ポルシェ ターボ
右ターボチャージャーがブローしたため、古谷直広のドライブするポルシェは、
派手に白煙を上げてストレートでストップしてしまった。昨日新品のタービンと交
換したばかりであったというが、午後の予選に備えて再びチームはタービンの交換
を行わなければならなくなった。
15.#39サードスープラGT
一昨日の夕方に完成したばかりの新車であるサードスープラGTは、ウエスト
ゲートバルブ冷却用ダクトがエキゾーストに触れてしまったため、エンジンルーム
内で小火災をおこしてしまった。新車ゆえのトラブルであるため、ダクトを修理し
てすぐにピットアウトした。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 1 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
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1.GTA専有フリープラクティス タイム(非公式)
Pos ドライバー マシン タイム
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1 関谷正徳/M.クルム #36 トヨタ カストロール スープラ 1'33.077
2 A.リード #34 タイサン スターカードF40 1'33.153
3 J.クロスノフ #39 サードスープラGT 1'33.210
4 E.コマス #38 トヨタスープラ 1'33.781
5 長坂尚樹/見崎清志 #8 FET SPORT SUPRA 1'33.804
6 松田秀士/飯田薫 #33 タイサン ポルシェ GTー2 1'33.979
原貴彦/和田久(GT2) *66 RAZO・TRAMPIO GTR 1'40.924
2.スープラGT本領発揮か!
朝までの雨が嘘のように晴わたった富士スピードウェイで、明日からのGTC第
2戦富士のためのGTA専有フリープラクティスが行われた。直前のテストから好
調であった関谷正徳のトムス・スープラがその好調さを維持してトップタイムを叩
きだした。この富士スピードウェイは、Bコーナーを立ち上がって最終コーナーを
いかに速く抜けて1.5kmのストレートで速いスピードを出すことがポイントであり、
ルマンGT2仕様のポルシェ993GT2勢が290km/h前後の圧倒的なストレートス
ピードを発揮して好タイムをマークしている。ちなみにトップタイムを記録した
#36トヨタカストロールスープラは284km/hというこれまた素晴らしい最高速を発
揮している。3台のR33を投入してきたスカイライン勢は、コンピューターのセッ
ティングに終始したため、上位に進出することは出来なかった。
GT2クラスは、期待の牧口エンジニアリングのDTM仕様M3がギアレシオが
合わず、そのセッティングを行っていたため、2日前の仙台ハイランドのN1耐久
で優勝した*トランピオGTRが、N1改造のGT2マシンでありながら、1分40
秒台をマークしてGT2クラスのトップタイムをマークした。
3.トップタイムを記録した関谷正徳のコメント
「GTC鈴鹿があまりにもだめだったから、今日までにサスペンションと空力を改
良したんだ。うちには良いデザイナーがいるから、でもこのスープラは1分33秒の
マシンじゃないよ、もっと速いマシンだから、まだまだやることが一杯残っている
よ。ダウンフォースを増やす方向でセッティングを行っているけれど、まだまだ足
りない。ダウンフォースはあればあるほど良いからね。けれども、レースは天気が
悪そうだからな、雨がふったら4駆のスカイラインにはかなわないよ」
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 FUJI GT
GTインサイド・レポート No. 2 1995/ 5/ 3 FMOTOR4版
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4.5月2日フリープラクティスの最高速を計測
計測場所:午前・午後1回目 1コーナー手前200m
午後2回目 最終コーナー立ち上がり 単位:km/h
-----------------------------------------------------------------
: : #1 : #2 : #3 : #5 : *7 : #8 : *13 : #15 :
-----------------------------------------------------------------
:午前 : 253 : 263 : 260 : 286 : 251 : 280 : 188 : - :
-----------------------------------------------------------------
:午後1 : 277 : 269 : 267 : 290 : 255 : 286 : 233 : - :
-----------------------------------------------------------------
:午後2 : - : 195 : 194 : 182 : - : 194 : 172 : - :
-----------------------------------------------------------------
-----------------------------------------------------------------
: : *18 : #17 : *18 : #19 : *26 : *27 : #30 : *31 :
-----------------------------------------------------------------
:午前 : - : - : - : 269 : - : - : 282 : - :
-----------------------------------------------------------------
:午後1 : 226 : 228 : 226 : 272 : 261 : 260 : - : 240 :
-----------------------------------------------------------------
:午後2 : 176 : - : 182 : 182 : - : - : - : 181 :
-----------------------------------------------------------------
-----------------------------------------------------------------
: : *32 : #33 : #34 : #35 : #36 : #38 : #39 : #40 :
-----------------------------------------------------------------
:午前 : - : 226 : 271 : 283 : 277 : 282 : - : 267 :
-----------------------------------------------------------------
:午後1 : - : 291 : 276 : 283 : 284 : 282 : 280 : - :
-----------------------------------------------------------------
:午後2 : 157 : 186 : 200 : 179 : 192 : 194 : 194 : - :
-----------------------------------------------------------------
-----------------------------------------------------------------
: : #41 : #54 : #55 : *66 : *70 : *71 : *72 :#100 :
-----------------------------------------------------------------
:午前 : 251 : 252 : 266 : 249 : 234 : 234 : 240 : - :
-----------------------------------------------------------------
:午後1 : - : 251 : 272 : - : - : 251 : - : 257 :
-----------------------------------------------------------------
:午後2 : - : 165 : 178 : - : - : 168 : 180 : 186 :
-----------------------------------------------------------------
協力:TRD (計測はGTインサイドレポート班による非公式データ)
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 全日本富士GTレース大会 *
* GT 公式予選正式結果表 *
* 1995.05.03 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2
車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 38 1 エリック・コマス (F)
トヨタスープラ R1'32.271 34 174.399
2 34 1 アンソニー・リード (GB)
タイサン スターカード F40 R1'32.429 32 174.101
3 36 1 関谷 正徳 (J) ミハエル・クルム (D)
トヨタ カストロール スープラ 1'32.768 36 173.465
4 8 1 長坂 尚樹 (J) 見崎 清志 (J)
FETSPORTS SUPRA 1'33.111 31 172.826
5 39 1 ジェフ・クロスノフ(USA)
サードスープラGT 1'33.118 23 172.813
6 33 1 松田 秀士 (J) 飯田 薫 (J)
タイサン ポルシェ GT-2 1'33.134 33 172.783
7 30 1 山田 洋二 (J) 田嶋 栄一 (J)
綜合警備 PORSCHE 1'33.395 35 172.300
8 3 1 長谷見昌弘 (J)
ユニシアジェックススカイライン 1'33.939 32 171.303
9 35 1 鈴木 恵一 (J) 土屋 武士 (J)
タイサン スターカード GT-2 1'34.483 35 170.316
10 5 1 柏原 浩一 (J) 羽根 幸浩 (J)
マツダコレクション出光ポルシェ 1'34.556 32 170.185
11 55 1 鈴木 利男 (J) 飯田 章 (J)
JOMO R33 1'34.869 37 169.623
12 2 1 都平 健二 (J) 河合 博之 (J)
ZEXEL・ワイズスカイライン 1'34.891 29 169.584
13 1 1 影山 正彦 (J)
カルソニック スカイライン 1'35.015 28 169.363
14 40 1 太田 哲也 (J)
タイサン スターカード F40 1'35.817 31 167.945
15 19 1 小林 且雄 (J)
JUN スカイラインGT-R 1'36.428 28 166.881
16100 1 高橋 国光 (J) 土屋 圭市 (J)
BP オイル ポルシェ・ターボ 1'38.998 30 162.549
17 66 1 原 貴彦 (J) 和田 久 (J)
RAZO・TRAMPIOGTR 1'39.376 15 161.930
18 41 1 伊達 邦夫 (J) 石川 朗 (J)
京都近鉄 ARP シルビア 1'39.455 13 161.802
19 15 1 古谷 直広 (J)
プローバ ポルシェ ターボ 1'40.150 9 160.679
20 18 2 福嶌 稔大 (J) 川崎 哲哉 (J)
ATS-BM・ERC・RX-7 1'40.335 22 160.383
21 7 2 松本 晴彦 (J) 竹内 浩典 (J)
RE雨宮 SuperG RX7 1'40.525 28 160.080
22 71 2 黒須 俊文 (J) 山岸 豪 (J)
IPF WAKO'S M3 1'41.306 34 158.845
23 25 1 影山 正美 (J)
ニッサン・フェアレディZ 1'41.336 11 158.798
24 70 2 石橋 義三 (J) 星野 薫 (J)
欧州車販売の外国屋アドバン 1'41.469 23 158.590
25 72 2 牧口 規雄 (J) 堀米 徹 (J)
WAKO'S BMW M3 1'41.959 38 157.828
26 11 2 石森 浩元 (J)
ムラウチ石森石油GTS-R 1'42.552 31 156.916
27 27 2 林 道明 (J) 金森 敏一 (J)
ナックウエストスカイライン 1'42.677 34 156.724
28 13 2 早川 篤 (J) 吉田 信宏 (J)
マイクロロンミューズDLRX7 1'43.612 29 155.310
29 17 2 野上 敏彦 (J) 輿水 敏明 (J)
東京科学芸術専門学校:RX-7 1'43.617 15 155.303
30 54 2 袖山 誠一 (J) 中田 雅久 (J)
Gatorade ポルシェ 1'43.738 17 155.122
31 26 2 関根 基司 (J) 武藤 文雄 (J)
タイサン BMW M3 1'44.039 24 154.673
32 31 2 池谷 勝則 (J) 石原 将光 (J)
コブラポルシェRS 1'45.281 31 152.848
33 32 2 大山 茂 (J) 岡野谷 純 (J)
ランティックスカイライン 1'46.660 30 150.872
-------------------------------------------------------------------------------
99 1 長島 正興 (J)
PORSCHE RSR 出走せず
-------------------------------------------------------------------------------
'R'マークの車は,コースレコードを更新しました 従来のレコードタイムは 1'32.732
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 全日本富士GTレース大会 *
* GT 予選結果表 2回目 *
* 1995.05.03 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2
車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 38 1 エリック・コマス (F)
トヨタスープラ R1'32.271 16 174.399
2 34 1 アンソニー・リード (GB)
タイサン スターカード F40 R1'32.429 16 174.101
3 36 1 関谷 正徳 (J) ミハエル・クルム (D)
トヨタ カストロール スープラ 1'32.768 17 173.465
4 8 1 長坂 尚樹 (J) 見崎 清志 (J)
FETSPORTS SUPRA 1'33.111 18 172.826
5 39 1 ジェフ・クロスノフ(USA)
サードスープラGT 1'33.118 15 172.813
6 33 1 松田 秀士 (J) 飯田 薫 (J)
タイサン ポルシェ GT-2 1'33.134 18 172.783
7 30 1 山田 洋二 (J) 田嶋 栄一 (J)
綜合警備 PORSCHE 1'33.395 18 172.300
8 3 1 長谷見昌弘 (J)
ユニシアジェックススカイライン 1'33.939 18 171.303
9 35 1 鈴木 恵一 (J) 土屋 武士 (J)
タイサン スターカード GT-2 1'34.483 19 170.316
10 5 1 柏原 浩一 (J) 羽根 幸浩 (J)
マツダコレクション出光ポルシェ 1'34.556 16 170.185
11 55 1 鈴木 利男 (J) 飯田 章 (J)
JOMO R33 1'34.869 20 169.623
12 2 1 都平 健二 (J) 河合 博之 (J)
ZEXEL・ワイズスカイライン 1'34.891 11 169.584
13 1 1 影山 正彦 (J)
カルソニック スカイライン 1'35.015 16 169.363
14 40 1 太田 哲也 (J)
タイサン スターカード F40 1'35.817 16 167.945
15 19 1 小林 且雄 (J)
JUN スカイラインGT-R 1'36.428 13 166.881
16100 1 高橋 国光 (J) 土屋 圭市 (J)
BP オイル ポルシェ・ターボ 1'39.130 11 162.332
17 66 1 原 貴彦 (J) 和田 久 (J)
RAZO・TRAMPIOGTR 1'39.376 10 161.930
18 41 1 伊達 邦夫 (J) 石川 朗 (J)
京都近鉄 ARP シルビア 1'39.455 8 161.802
19 15 1 古谷 直広 (J)
プローバ ポルシェ ターボ 1'40.150 6 160.679
20 18 2 福嶌 稔大 (J) 川崎 哲哉 (J)
ATS-BM・ERC・RX-7 1'40.335 9 160.383
21 7 2 松本 晴彦 (J) 竹内 浩典 (J)
RE雨宮 SuperG RX7 1'40.525 16 160.080
22 71 2 黒須 俊文 (J) 山岸 豪 (J)
IPF WAKO'S M3 1'41.306 18 158.845
23 70 2 石橋 義三 (J) 星野 薫 (J)
欧州車販売の外国屋アドバン 1'41.469 13 158.590
24 72 2 牧口 規雄 (J) 堀米 徹 (J)
WAKO'S BMW M3 1'41.959 20 157.828
25 25 1 影山 正美 (J)
ニッサン・フェアレディZ 1'41.983 3 157.791
26 11 2 石森 浩元 (J)
ムラウチ石森石油GTS-R 1'42.552 18 156.916
27 27 2 林 道明 (J) 金森 敏一 (J)
ナックウエストスカイライン 1'42.677 17 156.724
28 13 2 早川 篤 (J) 吉田 信宏 (J)
マイクロロンミューズDLRX7 1'43.612 14 155.310
29 17 2 野上 敏彦 (J) 輿水 敏明 (J)
東京科学芸術専門学校:RX-7 1'43.617 13 155.303
30 26 2 関根 基司 (J) 武藤 文雄 (J)
タイサン BMW M3 1'44.039 11 154.673
31 31 2 池谷 勝則 (J) 石原 将光 (J)
コブラポルシェRS 1'45.281 19 152.848
32 32 2 大山 茂 (J) 岡野谷 純 (J)
ランティックスカイライン 1'46.660 15 150.872
-------------------------------------------------------------------------------
54 2 袖山 誠一 (J) 中田 雅久 (J)
Gatorade ポルシェ 0
99 1 長島 正興 (J)
PORSCHE RSR 0
-------------------------------------------------------------------------------
'R'マークは,コースレコードを更新しました 従来のレコードタイムは 1'32.732
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 全日本富士GTレース大会 *
* GT 予選結果表 1回目 *
* 1995.05.03 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2
車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 36 1 関谷 正徳 (J) ミハエル・クルム (D)
トヨタ カストロール スープラ 1'33.468 19 172.166
2 38 1 エリック・コマス (F)
トヨタスープラ 1'33.618 18 171.890
3 34 1 アンソニー・リード (GB)
タイサン スターカード F40 1'33.691 16 171.756
4 8 1 長坂 尚樹 (J) 見崎 清志 (J)
FETSPORTS SUPRA 1'34.380 13 170.502
5 33 1 松田 秀士 (J) 飯田 薫 (J)
タイサン ポルシェ GT-2 1'34.957 15 169.466
6 30 1 山田 洋二 (J) 田嶋 栄一 (J)
綜合警備 PORSCHE 1'34.971 17 169.441
7 3 1 長谷見昌弘 (J)
ユニシアジェックススカイライン 1'34.994 14 169.400
8 55 1 鈴木 利男 (J) 飯田 章 (J)
JOMO R33 1'35.749 17 168.064
9 2 1 都平 健二 (J) 河合 博之 (J)
ZEXEL・ワイズスカイライン 1'36.123 18 167.411
10 39 1 ジェフ・クロスノフ(USA)
サードスープラGT 1'36.307 8 167.091
11 1 1 影山 正彦 (J)
カルソニック スカイライン 1'36.610 12 166.567
12 19 1 小林 且雄 (J)
JUN スカイラインGT-R 1'37.386 15 165.239
13 35 1 鈴木 恵一 (J) 土屋 武士 (J)
タイサン スターカード GT-2 1'37.451 16 165.129
14 40 1 太田 哲也 (J)
タイサン スターカード F40 1'38.224 15 163.830
15100 1 高橋 国光 (J) 土屋 圭市 (J)
BP オイル ポルシェ・ターボ 1'38.998 19 162.549
16 5 1 柏原 浩一 (J) 羽根 幸浩 (J)
マツダコレクション出光ポルシェ 1'39.023 16 162.508
17 25 1 影山 正美 (J)
ニッサン・フェアレディZ 1'41.336 8 158.798
18 18 2 福嶌 稔大 (J) 川崎 哲哉 (J)
ATS-BM・ERC・RX-7 1'42.462 13 157.053
19 7 2 松本 晴彦 (J) 竹内 浩典 (J)
RE雨宮 SuperG RX7 1'42.522 12 156.961
20 41 1 伊達 邦夫 (J) 石川 朗 (J)
京都近鉄 ARP シルビア 1'42.763 5 156.593
21 71 2 黒須 俊文 (J) 山岸 豪 (J)
IPF WAKO'S M3 1'42.911 16 156.368
22 72 2 牧口 規雄 (J) 堀米 徹 (J)
WAKO'S BMW M3 1'43.216 18 155.906
23 54 2 袖山 誠一 (J) 中田 雅久 (J)
Gatorade ポルシェ 1'43.738 17 155.122
24 11 2 石森 浩元 (J)
ムラウチ石森石油GTS-R 1'45.059 13 153.171
25 27 2 林 道明 (J) 金森 敏一 (J)
ナックウエストスカイライン 1'45.451 17 152.602
26 66 1 原 貴彦 (J) 和田 久 (J)
RAZO・TRAMPIOGTR 1'45.807 5 152.088
27 31 2 池谷 勝則 (J) 石原 将光 (J)
コブラポルシェRS 1'46.490 13 151.450
28 26 2 関根 基司 (J) 武藤 文雄 (J)
タイサン BMW M3 1'47.228 13 150.073
29 13 2 早川 篤 (J) 吉田 信宏 (J)
マイクロロンミューズDLRX7 1'48.454 15 148.376
30 32 2 大山 茂 (J) 岡野谷 純 (J)
ランティックスカイライン 1'49.153 15 147.426
31 70 2 石橋 義三 (J) 星野 薫 (J)
欧州車販売の外国屋アドバン 1'49.749 10 146.625
32 15 1 古谷 直広 (J)
プローバ ポルシェ ターボ 1'52.694 3 142.794
33 17 2 野上 敏彦 (J) 輿水 敏明 (J)
東京科学芸術専門学校:RX-7 2'01.259 2 132.708
-------------------------------------------------------------------------------
99 1 長島 正興 (J)
PORSCHE RSR 出走せず
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.2 FUJI GT RACE
GTインサイド・レポート No. 3 1995/ 4/27 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
8.本番レース仕様R33“スーパーGTR”完成
クラブ ルマン・カラーでシーズン・オフのテストを走り、GTC鈴鹿にはJOMOカ
ラーに塗られて登場したR33 1号車はテストカーとしての使命をまっとうし、現在
バラバラに分解され綿密な検査が行われている。SUGOテストでは、新たに完成し
た本番レース仕様のR33 2/3号車を使って行われた。新しいJOMO号の2号車はル
マンGT1仕様で完成し、トランクルーム上よりエアを取り入れるオイルクーラーを
新たに装備されていた。3号車は暫定仕様としてN1ベースのエンジンとHパターン
のミッションを装備してSUGOテストに参加し、福山英朗がシェイクダウンを行っ
た後、新人の近藤真彦と粕谷俊二の練習に使われた。2号車は、テスト後N-GT1
仕様に改装されてGTC富士に参加する。
9.R33カルソニック スカイライン シェイクダウン
'95GTC開幕のGTC鈴鹿を制した、ディフェンディング・チャンピオンのホシノ
レーシングのR33が完成、SUGOテストでシェイクダウンに成功した。ニスモのR
33GTが一体式のビルシュタイン・ダンパーを使う(5月には調節タイプも完成)の
に対してホシノレーシングのR33は分離タンクを持つ調節式のレース専用ダンパーを
使ったサスペンションを持っていることが最大の相違点である。
10.トラストスープラGT登場
4月4日にTIサーキットでシェイクダウン行ったトラストのルマンGT1仕様
スープラGTも、SUGOテストに姿を見せた。“TIショック”の原因であった
カーボンブレーキの熱は完全に対策されており、従来はRブレーキ用クーリングエア
とオイルクーラー用クーリングエアの両方をRホイール前のダクトから取り入れて
いたが、このダクトはブレーキ専用となり、右サイドステップにオイルクーラー専用
ダクトが新設されている。まだセッティング中であるため1分25秒台で留まってし
まったが、ダイナミックな走りは集まったファンを魅了した。
11.4月27日FUJIテスト情報……トムス スープラGTが1分33秒台をマーク!
昨日の午後、トムスとトラストの2台のスープラGTは富士スピードウェイにおい
て合同テストを実施した。トムスの走らせたN-GT1仕様は、GTC鈴鹿の時に比
べるといくつもの追加されたクーリングダクトやフロントスポイラー、リアのディ
フューザーの仕切板等によってスタイルが大きく変わっている。もちろん彼らの目
論見は、ダウンフォースを増やして最終コーナーのスピードをアップすることにある
が、このテストに持ち込まれた暫定仕様でも1分33秒台を易々とマークした。しか
し、ストレートスピードは約270km/h止まりであり、よりダウンフォースを増やして
最終コーナーのスピードを上げて(当然ストレートも)本番のGTC富士にやってく
ることだろう。
トラストは順調に周回をこなし、暫定的なギアレシオ(最高速が300km/hしか出な
い)にもかかわらず1分32秒台をマークしていたが、テスト終了直前に最終コー
ナーでT.ダニエルソンがクラッシュしてしまった。原因はマシンではないようであ
るが、トラストの'95年ルマン・プロジェクトは見直しを迫られることとなってし
まった。連休明けには発表されることだろう。
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.2 FUJI GT RACE
GTインサイド・レポート No. 4 1995/ 4/27 FMOTOR4版
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12.開発が進むポルシェ993GT2
テイクワンの993GT2は、ブリヂストンの大径の新タイヤに合わせるため、先週
富士スピードウェイでテストを行った。ギアレシオは最高速を約290km/hに設定、6
速全てを使って富士スピードウェイのコーナーにトルクバンドを合わせることを狙っ
ている。問題はイースター・ホリデーの関係でサスペンション・パーツの入荷が遅れ
ていることであり、他の993GT2ユーザー達も同じ悩みを抱えている。マツダコレ
クション・ポルシェを走らせる東名スポーツでは、早々とパーツの入荷をあてにせず
自分達でサスペンションパーツの製作を開始している。2台目の993GT2が3週間
前に到着したチームタイサンは、パーツの到着も早く、既にサスペンションを完全に
ピロボール化する作業を終了している。ちなみにタイサンの993GT2は、2号車が
ルマンGT2仕様であるが、N-GT1仕様の1号車は、少なくともこのGTC富士
まではルマンGT2仕様に改造されることはないようだ。
今週中には、チームタイサン全体でテスト走行を行うことだろう。
13.“熱烈歓迎” トランピオタイヤ GTC参加決定!
N1耐久選手権で活躍中のRAZO TRAMPIO GTRがGTCに参戦するこ
とが決定した。残念ながら今回は完全なGTスペックのマシンではないが、今年製作
したばかりのR33スーパーGTRをN1仕様からN-GT2仕様に改装して参戦す
る。彼らは4月30日に仙台ハイランドで行われるN1耐久シリーズに参加した後、直
接富士スピードウェイに駆けつけてGTC富士に備える。
もちろん彼らと共にトランピオタイヤもGTCに参戦することが決定した。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
ハイランドN1200Mileレース -RIJ- (1995-04-30) Official Race Results
For N1 Endurance Series Rd.2 ハイランド・レースウェイ : 4.0296km
P No. Driver(s)----------- Car------------------- Lap -GoalTime-- -km/h--
1 11 原 貴彦/和田 久 Nissan Skyline GT-R 80 2:48'46.091 114.607
2 32 横島 久/竹内浩典 Nissan Skyline GT-R 80 2:49'05.996 114.383
3 23 砂子智彦/藤島敏也 Nissan Skyline GT-R 80 2:50'07.532 113.693
4 3 中谷明彦/大井貴之 Mitsubishi GTO 80 2:50'40.635 113.325
5 13 駒 光武/菊地 靖 Nissan Skyline GT-R 78 - 2Laps
6 19 川崎哲哉/福島稔大 Nissan Skyline GT-R 78 - 2Laps
7 1 桂 伸一/木下隆之 Nissan Skyline GT-R 77 - 3Laps
8 33 三好正己/村松康生 Mitsubishi Lancer Evo. 76 - 4Laps
9 30 小川日出生/細野智行 Mitsubishi Lancer Evo. 76 - 4Laps
10 5 榎本広行/加藤 隆史 BMW M3 76 - 4Laps
11 66 渡辺 明/田嶋栄一 Honda Civic Si-R 75 - 5Laps
12 95 小幡 栄/市嶋 樹 Honds Civic Si-R 75 - 5Laps
13 54 山内伸弥/瀬在仁志 Honda Civic Si-R 75 - 5Laps
14 91 河合隆仁/井入宏之 Honda Civic Si-R 74 - 6Laps
15 55 古橋 諭/大久保健治 Honda Civic Si-R 74 - 6Laps
16 39 脇田一輝/浦吉浩/黒木健 Honda Prelude Si 73 - 7Laps
17 68 大場次雄/嶋村 馨 Honda Civic Si-R 73 - 7Laps
18 90 松永雅博/三原じゅん子 Toyota Levin 70 - 10Laps
19 7 松岡一美/渡辺ヒロキ Nissan Skyline GT-R 69 - 11Laps
20 76 星野 薫/野地広行 Toyota Levin 69 - 11Laps
21 60 赤尾文夫/鈴木恵一 Honda Civic Si-R 67 - 13Laps
22 37 伊藤直澄/岡本幸夫/檜井 Honda Prelude Si 67 - 13Laps
--------------------------- DNC ------------------------------------------
52 西垣内正義/小林敬一 Honda Civic Si-R 69 - 11Laps
73 土屋武士/長島正興 Honda Civic Si-R 61 - 19Laps
58 石塚和彦/吉田秀一/古瀬 Honda Civic Si-R 49 - 31Laps
34 趙 顕樹/中田雅久 Honda Prelude Si 33 - 47Laps
84 中谷誠志/高木雅宏 Honda Civic Si-R 8 - 72Laps
83 佐藤清治/佐藤 淳 Honda Civic Si-R 8 - 72Laps
**************************************************************************
情報:竹下恵一郎(JCG00146)/ハイランド
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.2 FUJI GT RACE
GTインサイド・レポート No. 1 1995/ 4/20 FMOTOR4版
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1.“スーパーGTR”は3台? 星野一義も登場!
鈴鹿で優勝したホシノ・レーシングは、このレースからニューマシンのR33を投入
するため、ウエイトハンデが0kgのままで第2戦FUJIを戦えることとなった。し
かも、強力な助っ人として御大 星野一義も参加することが決定。FUJIの台風の
目となることは間違いない。
先行してR33の開発を行っているニスモは、マイルドな操縦性と圧倒的に大きなト
ルク(70m・kg以上)によるコーナー立ち上がりの加速が、R33最大の長所であると判
断している。しかもコーナーリングスピードがアップしているため、富士スピード
ウェイでは、1コーナー、100R、300R等でも大幅にタイムアップができるだろう。
2.'95.5年型スープラGT登場!!
2週間前のTIテストでクラッシュしてしまったサードのために、TRDは改良
型の'95.5年型アップデート・スープラGTを製作中である。この新型スープラGT
はフレームを完全に見直して、ルマン過酷な24時間レースを走り切れる耐久性その
ままに、大幅な軽量化(-80kg)を実現している。
セルモは相変わらず昨年サードが走らせた'94年バージョンで闘うが、鈴鹿の実戦
からクーリング関係を'95年バージョンと同じ、低い位置に水平にインタークーラー
をマウントするタイプに変更、GTC富士からは、ウイング八スポイラー等空力関係
系も'95年バージョンとなる。
鈴鹿では、スープラGT開発の要であるサードが、レース直前にタイヤが昨年のも
のと大きく変わってしまい、サスペンションのセッティングをまとめることが出来な
かった。
GTC富士に向むけて巻き返しを狙う各チーム共、特にトラクションを高める開発
に余念がない。
鈴鹿ではマシンの完成がレース直前となってしまったトムスは、彼らの理論に基づ
いたモデファイをサスペンションに施しており、空力を考えてドアミラーからフェン
ダーミラーに変更される。
3.“FUJIスペシャル”ポルシェ993GT2本領発揮だ
いよいよポルシェの世界戦略マシンが実力を見せる時がやってきたようだ。
日本に入ってきている993GT2は、唯一のN-GT仕様であったタイサンの1号
車がルマンGT2仕様に改造されることとになったため、新たに加わったタイサンの
2号車も含め4台すべてがルマンGT2仕様でGTCを闘うことになった。
ルマンGT2仕様の993GT2には、NGT1の31mm×2より大きな33.8mm×2の
リストリクターが取り付けられており、NGT1仕様より約50馬力も多い500馬力以
上のパワーを持っている。タイヤ幅が12インチとNGT1の14インチよりも狭くなる
ことがネックであるが、約1.5kmのストレートを持つ富士スピードウェイでは、50馬
力のアドバンテージの方が圧倒的に大きいことだろう。
鈴鹿ではいずれのチーム共マシンの到着が遅れたために、大切な足回りもほとんど
開発することが出来なかったが、FUJIには複雑なマルチリンク・リアサスペン
ションは完全にピロボール化され、993GT2の特徴であるバウンド/リバウンドに
2つ持っているスプリングのセッティングも十分に煮詰められるだろう。
3.'95年バージョンのフェラーリF40
今年からリストリクターが装着されたため、そのパフォーマンスが心配されていた
'95年バージョンF40も、決して侮れない戦闘力を今年も維持しているようだ。
鈴鹿では短いホームストレートで240km/h以上の最高速を記録。リストリクターの
装着によってトルク特性がシビアになりエンジンは扱い難くなっているようだが、大
きなトラクションを発生する18インチ径の新タイヤによって十分なパフォーマンスを
今年も持っている。
現在エンジニア達はルマンGT1仕様のコンピューターを解析中であり、間に合え
ばこの新コンピューターとノンシンクロの丈夫なミッションがFUJIから投入され
ることになる。
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.2 FUJI GT RACE
GTインサイド・レポート No. 2 1995/ 4/20 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
5.DTM仕様のBMW・M3参戦でGT2クラスは戦国時代に
牧口エンジニアリングが開発していたDTM仕様のM3が、いよいよFUJIから
実戦に登場。
南ドイツのリンダー・チームによって開発された、プッシュロッド式インボード・
リヤサスペンションを持つDTM仕様M3は、牧口エンジニアリングの手によって完
全なN-GT仕様に作り替えられたF1エンジンの流れを汲むドライサンプ・ユニッ
トは、39mmのリストリクターと日本の無鉛ガソリンに対応させるため、アイテックに
よってモディファイされており、柔軟性に富んだ使いやすい“タイムの出る”エンジ
ンを目標に開発が行われている。
GTC鈴鹿でもGT2クラスのポールポジションを獲得するほどのポテンシャルを
開発した、従来型のE30・M3も、間に合えばDTM仕様M3と同じエンジンを搭載
してGTC富士に参加するだろう。
6.フルGTスペックの911カレラRSR登場
今年のGT2クラスの中心になると思われるNAのポルシェ911(964/993)も、
GTC富士に2台が登場してくる。
昨年のGT1クラス3位の袖山誠一のS2ブレインと池谷勝則のコブラから登場す
る2台の964RSRは、今後のGT2クラスのパフォーマンスを確立する役目も担っ
ている。
ただでさえ大トルクを誇るフラット6は、完全に煮詰まれば380馬力以上は十分に
可能と言われており、牧口エンジニアリングのDTM・M3の好ライバルとして激戦
を繰り広げることだろう。
6月にデリバリーされる993カレラRSRの到着を待ってGTC参加をもくろむ
チームも多い。
7.大急がしのリミット
今年のGTCのために都平健二のリミットでは、昨年のチャンピオンマシンである
ホシノ・レーシングのR32カルソニックスカイラインを手に入れて参戦することを考
えていた。しかし、R33の開発が遅れたため、ホシノ・レーシング自身R32で開幕の
GTC鈴鹿に参加しなければならなくなってしまい、リミットは急遽昨年Johnsonスカ
イラインを購入して、都平好みの4WDに改造して参加することとなってしまった。
今回のGTC富士でやっとホシノ・レーシングのR33が完成してくるため、都平も
予定通り昨年のチャンピオンマシンでGTCに参加することが出来ることとなった。
もっとも都平がこれでハードスケジュールから解放されるわけではない。
夏のデビュー目指して、“スーパーGTR”の製作がもうすぐ始まるからである。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
ハイランドN1200Mileレース -RIJ- (1995-04-29) Qualify-Session
For N1 Endurance Series Rd.2 ハイランド・レースウェイ : 4.0296km
P No. Driver(s)----------- Car------------------- Best-LapT -Behind -km/h--
1 11 原 貴彦/和田 久 Nissan Skyline GT-R R1'53.966 127.288
2 32 横島 久/竹内浩典 Nissan Skyline GT-R 1'54.008 0.042 127.242
3 23 砂子智彦/藤島敏也 Nissan Skyline GT-R 1'54.520 0.554 126.673
4 3 中谷明彦/大井貴之 Mitsubishi GTO 1'54.728 0.762 126.443
5 1 桂 伸一/木下隆之 Nissan Skyline GT-R 1'55.560 1.594 125.533
6 19 川崎哲哉/福島稔大 Nissan Skyline GT-R 1'56.174 2.208 124.869
7 13 駒 光武/菊地 靖 Nissan Skyline GT-R 1'57.961 3.995 122.978
8 5 榎本広行/加藤 隆史 BMW M3 2'00.448 6.482 120.438
9 33 三好正己/村松康生 Mitsubishi Lancer Evo. 2'00.996 7.030 119.893
10 52 西垣内正義/小林敬一 Honda Civic Si-R 2'01.927 7.961 118.977
11 66 渡辺 明/田嶋栄一 Honda Civic Si-R 2'02.021 8.055 118.886
12 95 小幡 栄/市嶋 樹 Honds Civic Si-R 2'02.698 8.732 118.230
13 60 赤尾文夫/鈴木恵一 Honda Civic Si-R 2'02.909 8.943 118.027
14 54 山内伸弥/瀬在仁志 Honda Civic Si-R 2'03.127 9.161 117.818
15 39 脇田一輝/浦吉浩/黒木健 Honda Prelude Si 2'03.389 9.423 117.568
16 55 古橋 諭/大久保健治 Honda Civic Si-R 2'03.402 9.436 117.555
17 30 小川日出生/細野智行 Mitsubishi Lancer Evo. 2'03.657 9.691 117.313
18 91 河合隆仁/井入宏之 Honda Civic Si-R 2'03.714 9.748 117.259
19 73 土屋武士/長島正興 Honda Civic Si-R 2'03.851 9.885 117.129
20 7 松岡一美/渡辺ヒロキ Nissan Skyline GT-R 2'03.894 9.928 117.088
21 37 伊藤直澄/岡本幸夫/檜井 Honda Prelude Si 2'03.921 9.955 117.063
22 83 佐藤清治/佐藤 淳 Honda Civic Si-R 2'04.399 10.433 116.613
23 84 中谷誠志/高木雅宏 Honda Civic Si-R 2'04.897 10.931 116.148
24 34 趙 顕樹/中田雅久 Honda Prelude Si 2'05.112 11.146 115.949
25 68 大場次雄/嶋村 馨 Honda Civic Si-R 2'05.407 11.441 115.676
26 90 松永雅博/三原じゅん子 Toyota Levin 2'05.638 11.672 115.463
27 58 石塚和彦/吉田秀一/古瀬 Honda Civic Si-R 2'05.912 11.946 115.212
28 76 星野 薫/野地広行 Toyota Levin 2'09.978 16.012 111.608
*****************************************************************************
情報:竹下恵一郎(JCG00146)/ハイランド
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
<決勝レース>
なぜ、本山選手のタイムは伸びなかったのでしょう?
道上、ロサ両選手のトヨタ・エンジンと本山選手の無限エンジンの特性の違い、新
品タイヤでのマシンバランスの不安など、その理由はいくつか考えられますが、松本
恵二監督は「ドライバー本人の問題やな」と言い切ります。
つまり、本山選手の「ポールポジションを取るぞ」という気負いが仇となり、コー
ナー進入で突っ込み過ぎてしまい、タイム・ロスしてしまったというわけです。9回
裏、勝利を意識したピッチャーがボールを連発してしまうようなものでしょうか。
しかし、そこは典型的な現代ッ子の本山選手。過ぎたことをクヨクヨする性格では
ありません。「予選タイムが出なかったのは、きっと何かの祟りだったんですよ」と
元気にジョークを飛ばして決勝レースに臨みます。
日曜日は雨こそないものの朝から強風が吹き荒れて、筑波上空はまるで嵐のような
天候でした。
決勝前の15分間のウォームアップ走行では、サーキット周辺の畑からもうもうと舞
い上がった砂埃がコース上に落ちてマシンを滑りやすくするうえに、突然の強い横風
がスムースなコーナリングを邪魔し、緊張するドライバーの心をかき乱します。
追い抜きが難しい筑波では、スタートがいつもに増して重要です。
シグナル・グリーンを合図に、本山選手はヒール・アンド・トゥの素早い操作でク
ラッチを繋ぎましたが、エンジンの回転数を上げすぎてホイールスピンをおこし、前
の二人より僅かに出遅れてしまいました。
ところが何が幸いするかわからないもので、出遅れたおかげで1コーナーでの道上
選手とロサ選手の接触事故に巻き込まれずにすみ、本山選手はスピンした道上選手の
側をすり抜けて2番手に浮上。スタートの失敗で一瞬ガックリした本山選手でしたが
、俄然元気が湧いてきて、ぐんぐんロサ選手を追い上げます。
16周目の最終コーナー立ち上がりでロサ選手が少しフラつき、2台の間隔はいっき
に接近。チャンスとばかりに本山選手はロサ選手のスリップストリームを利用してそ
のアウト側に並びましたが、敵もさるもの。1コーナー、第1ヘアピンと、がっちり
イン側のラインを守って本山選手の行く手を阻みます。
本山選手はカッカする自分を静めるためにも、少し離れてロサ選手の様子を後ろか
らみることにしました。
ロサ選手のマシンは明らかに安定を欠いており、特に最終コーナーがキツいようで
す。後で判ったのですが、ロサ選手のマシンは道上選手との接触でバランスが大きく
狂っていたのでした。
敵の弱点を確認した本山選手は再び攻撃を開始し、みるみるロサ選手に詰め寄りま
す。
22周目、最終コーナー手前からぴたりとロサ選手を射程距離にとらえた本山選手は
、メインストレートでロサ選手を抜いて、トップで1コーナーに進入しました。
ところが、本山選手の走行ラインはコーナー立ち上がりでアウト側にはらみ、空い
たイン側を通ったロサ選手に抜き返されてしまいました。
ロサ選手のテールを睨んだまま一周した本山選手は、前とまったく同じ方法で23周
目の1コーナーを奪いましたが、またしても立ち上がりでイン側がぽっかり。
今度はアウト側の本山選手のほうが半車身さきにコーナーを立ち上がったのですが
、ロサ選手のラインが外側へはらんでしまい、本山選手は押し出される恰好でコース
アウト。マシンの態勢を立て直している間に、後方で3番手を争っていた早田岳士選
手とP・ペーター選手の2台が通り過ぎ、本山選手は4番手に後退してしまったので
した。
この時の接触を「悪質な走路妨害」と本山選手は評しましたが、さてどうでしょう?
レース中の接触事故というのは、あてられたと思う側にとってはまことに腹立たし
い限りですが、相手がワザとやった証拠はどこにもないのですから、事故の責任を相
手に押しつけるわけにいきません。一般道路の接触事故との大きな違いです。
ロサ選手いわく「イッツ・レーシングだよ。イギリスF3なんかじゃ、20台からの
マシンがテールトゥノーズ状態で争っているから、接触なんてしょっちゅうさ。みん
な勝ちたくて、ひとつでも順位を上げるためにライバルのどんなスキも見逃すまいと
血眼になって走ってるから、あたりたくなくてもあたる時もある。自分があてられる
時もあれば、自分があててしまう時もある。レース中のバトルなんだから仕方ないよ
」とのことです。つまりロサ選手にすれば、イン側をぽっかり開けていた本山選手に
スキあり!ということなのでしょう。
もちろんレース中の接触は危険ですから、できる限り避けるべきです。
とはいえ、童夢チームが目指すF1で闘っているドライバーの全員が、ロサ選手の
語るところの<バトル>で鍛えられたドライバーであるのは事実であり、だからこそ
童夢は日本人F1ドライバー育成のために、若手ドライバーとともにF3をも闘いの
場として選んだのですから、それを十分承知の本山選手は負けるわけにはいきません。
さて、幸いマシンにダメージのなかった本山選手は、他車が56秒台のところをひと
り55秒台で周回し、みるみる順位を回復しました。
26周目に再び2番手を取戻したあとも追撃の手を緩めず、39周目には”三度目の正
直”の1コーナーでロサ選手をとらえ、今度こそはイン側を死守してコーナーを立ち
上がり、ついにトップを奪いました。
実はこの時もロサ選手が本山選手に追突したのですが、今度ばかりは本山選手もガ
ンとしてひるまず、逆にロサ選手がフロント・ウイングにダメージを受けたのです。
まさに死闘の45周レースにチェッカーが振られ、本山選手は今季初優勝。3秒遅れ
でロサ選手が2位に、そして1周目のスピンで最後尾にドロップした道上選手が目ざ
ましい追い上げで3位に入賞しました。
◇本山 哲選手のコメント◇
いろんなことがあったけれど、自分なりにほぼ100点の満足できるパーフェクト
なレースでした。ロサ選手に押し出されてコースアウトした時も、絶対にリタイアだ
けはしたくなくて、気を取り直して、諦めないで追い上げたのが結果に繋がったんだ
と思います。 F3に参戦して6年目の初優勝について、勝ったこともですが、自分
の力を出し切れるマシン・体制で今年はレースを出来るということがとても嬉しいで
す。
これからもチームや応援して下さる皆さんに喜んでもらえるよう、精一杯頑張りま
す。
◇松本恵二監督のコメント◇
一時はどうなることかとヒヤヒヤしたが、結果オーライですね。今日の本山は本当
によくやった。
再三ロサ選手の前に出ながら二度も追い越しに失敗し、ロサ選手と接触したのは、
もとはと言えば本山がイン側を空けてしまったから。インベタで立ち上がって、ロサ
選手の鼻先を抑え込んでいればああならなかったハズだ。三度目にはイン側を抑える
ようにしたので成功したけれど、もっと早くそうしないとね。
でもまあ、追い上げて結果的には競り勝ったんだから、素直に褒めてやりたいです
ね。
ウイナーズ・サークルでマシンを下りたロサ選手が差し延べた手を受ける本山選手。
「おめでとう、悪かったな」「わかってるよ」「お前もヤるな」「ああ、そっちこそ」
という無言の会話が、背中をたたきあう二人から聞こえてくるようです。
デ・ラ・ロサ選手、道上選手、今回はエンジントラブルで力を発揮できなかったペ
ーター選手と、ライバル達も虎視眈々とチャンスを窺っています。
シーズンの厳しい闘いは、まだ始まったばかりです。
次戦は二週間後。5月7日、山口県のMINEサーキットで行われます。
ANABUKIレーシング・チーム
1995年 全日本F3選手権シリーズ第3戦 レースレポート
「花も嵐も踏み越えて、本山&童夢チームF3初優勝飾る!!」
大会名:'95 筑波チャレンヂカップレース第2戦
日時・場所:1995年4月23日(予選22日) 筑波サーキット(2.045km)
天候:決勝・曇り(予選・雨→曇り)
気温:25℃
コースコンディション:ドライ
観客数:12,800人(決勝日)
4月23日、茨城県の筑波サーキットで開催された全日本F3選手権シリーズ第3
戦、「'95 筑波チャレンジカップレース第2戦」において、ANABUKIレーシン
グチームの本山 哲選手(ダラーラ395/無限)が45周の決勝レースで大接戦のす
えデ・ラ・ロサ選手を下し、今シーズン一勝目をマークしました。
この勝利は、今季からF3参戦を始めた童夢チームにとって、また6年目のF3挑
戦である本山選手自身にとっても、記念すべき<F3初勝利>です。
<公式予選>
せっかくの初ポールポジションを雨に流されてから二週間。
今度こそ!!の決意を胸に、童夢チームは第3戦の舞台となる筑波サーキットにやっ
てきました。
筑波サーキットは、タイトなコーナーが連続する全長約2kmの低速テクニカル・コ
ースで、二輪レースやアマチュアのツーリングカー・レースが盛んなサーキットです。
直線区間の短いクネクネ曲がったコンパクトなレイアウトは、どちらかというとマ
シンの性能差が出にくい、ドライバーの腕勝負のコースと言えましょう。しかもコー
ス幅が狭いので追い越しポイントもごく限られてきます。
F3000やスポーツカー耐久レースが開催されない筑波サーキットは童夢にとっ
てまさに未踏の地で、レースのためのデータは何ひとつありませんが、だからといっ
てセッティング・ミスは許されません。
何度か道を間違えながらたどり着いた、初めての筑波サーキットの狭さと設備の簡
素さにしばし呆然のスタッフでしたが、マシンを走らせるとなると、迷いなく攻略の
ポイントを見つけ出し、データの有無など関係ないテンポの良さでマシンを仕上げて
いきました。 公式予選一回目は、はじめは降っていた雨がセッション途中にあがっ
たため、コースに散らばっていた全車がタイヤ交換でピットに駆け込む慌ただしいも
のとなりました。
このセッションのトップは緒戦の勝者デ・ラ・ロサ選手で、本山選手は3番手。し
かし天候の回復が見込まれる予選二回目の方が全体的にタイムアップするのは確実で
す。予想通り、第二予選スタート早々に道上龍選手が54秒台を叩き出し、午前の予選
順位は白紙となりました。
道上選手に続いてロサ選手、本山選手が54秒台をマーク。以後も3名はじりじりタ
イムを上げて、なかなか55秒を越えない他の選手を突き放してポールポジションを争
います。 しかし、他の二人に比べると本山選手のタイムがいまひとつ伸びません。
いったんピットに入って左側のタイヤ2本を交換し(右周りコーナーが多く左側タ
イヤの負担が大きいため)、再びコースへ向かってタイム・アタックをしましたが、
本山選手のベスト・タイムは54秒549から動きません。
一方、同じようにタイヤを交換したロサ選手と道上選手はタイムを更新し、結局ポ
ールポジションは54秒301で道上選手。ロサ選手が54秒350で2番手となり
、本山選手は3番手のままで予選を終えました。
全日本F3選手権第3戦 -RIJ- (1995-04-23) Official Race-Results
For All Japan F3 Championship Rd.3 筑波サーキット : (2.045km) 曇り/ドライ
P No. Driver------------- Car-------------------- Lap --GoalTime- -km/h--
1 6 本山 哲 (J) Dallara F395/Mugen 45 42'29.976 129.919
2 7 P.デ・ラ・ロサ (E) Dallara F395/Toyota 45 42'33.216 129.754
3 33 道上 龍 (J) Dallara F395/Toyota 45 42'34.777 129.675
4 8 早田 岳史 (J) Dallara F395/Toyota 45 42'36.866 129.569
5 3 P.ペーター (A) Dallara F395/Opel 45 42'37.162 129.554
6 23 加藤 寛規 (J) Dallara F395/Mugen 45 42'50.563 128.878
7 27 川本 篤 (J) Dallara F395/Toyota 45 43'00.436 128.385
8 9 脇坂 寿一 (J) Dallara F395/Mugen 45 43'25.141 127.168
9 87 大西太一郎 (J) Dallara F395/HKS-Mitsu. 45 43'25.813 127.135
10 38 浅見 武 (J) Dallara F393/Mugen 44 - 1Lap
11 36 篠宮 正 (J) Dallara 44 - 1Lap
12 11 井出 有治 (J) Dallara F393/Mugen 43 - 2Laps (44-1)
13 41 重冨 英和 (J) Tom's 033F/Toyota 43 - 2Laps
14 16 土屋 武士 (J) Dallara F394/Toyota 42 - 3Laps
-------------------------- DNC -------------------------------------------
4 西宮 圭一 (J) Dallara F393/Opel 10 - 35Laps
12 歌川 拓 (J) Dallara F393/Toyota 3 - 42Laps
32 立川 祐路 (J) Dallara F395/Toyota 0 - 45Laps
-------------------------- DSQ -------------------------------------------
5 浅井 亮博 (J) Dallara F393/Opel
**************************************************************************
* #11は統一規則第29条違反により1周減算
# 5は統一規則第29条違反によりレースから除外
情報:竹下恵一郎(JCG00146)/筑波
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本F3選手権第3戦 -RIJ- (1995-04-23) Warmup-Session
For All Japan F3 Championship Rd.3 筑波サーキット : (2.045km) 曇り/ドライ
P No. Driver------------- Car--------------------- Best-LapT Behind -km/h-
1 3 P.ペーター (A) Dallara F395/Opel 55.544 132.544
2 23 加藤 寛規 (J) Dallara F395/Mugen 55.909 0.365 131.678
3 6 本山 哲 (J) Dallara F395/Mugen 56.049 0.505 131.349
4 38J 浅見 武 (J) Dallara F393/Mugen 56.087 0.543 131.260
5 16J 土屋 武士 (J) Dallara F394/Toyota 56.098 0.554 131.235
6 9 脇坂 寿一 (J) Dallara F395/Mugen 56.250 0.706 130.880
7 8 早田 岳史 (J) Dallara F395/Toyota 56.303 0.759 130.757
8 33 道上 龍 (J) Dallara F395/Toyota 56.374 0.830 130.592
9 12J 歌川 拓 (J) Dallara F393/Toyota 56.676 1.132 129.896
10 27 川本 篤 (J) Dallara F395/Toyota 56.679 1.135 129.889
11 11J 井出 有治 (J) Dallara F393/Mugen 56.710 1.166 129.818
12 87 大西太一郎 (J) Dallara F395/HKS-Mitsu. 56.773 1.229 129.674
13 32 立川 祐路 (J) Dallara F395/Toyota 56.825 1.281 129.556
14 36J 篠宮 正 (J) Dallara 57.226 1.682 128.648
15 41J 重冨 英和 (J) Tom's 033F/Toyota 57.352 1.808 128.365
16 5J 浅井 亮博 (J) Dallara F393/Opel 57.933 2.389 127.078
17 4J 西宮 圭一 (J) Dallara F393/Opel 57.976 2.432 126.984
*****************************************************************************
情報:竹下恵一郎(JCB00146)/筑波
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本F3選手権第2戦 -RIJ- (1995-04-22) Qualify-Session
For All Japan F3 Championship Rd.2 筑波サーキット : (2.045km)
P No. Driver------------- Car--------------------- Best-LapT Behind -km/h-
1 33 道上 龍 (J) Dallara F395/Toyota 54.301 135.578
2 7 P.デ・ラ・ロサ (E) Dallara F395/Toyota 54.350 0.049 135.455
3 6 本山 哲 (J) Dallara F395/Mugen 54.549 0.248 134.961
4 23 加藤 寛規 (J) Dallara F395/Mugen 54.681 0.380 134.635
5 3 P.ペーター (A) Dallara F395/Opel 54.690 0.389 134.613
6 8 早田 岳史 (J) Dallara F395/Toyota 54.828 0.527 134.274
7 27 川本 篤 (J) Dallara F395/Toyota 54.886 0.585 134.133
8 4J 西宮 圭一 (J) Dallara F393/Opel 55.188 0.887 133.399
9 9 脇坂 寿一 (J) Dallara F395/Mugen 55.257 0.956 133.232
10 16J 土屋 武士 (J) Dallara F394/Toyota 55.280 0.979 133.177
11 38J 浅見 武 (J) Dallara F393/Mugen 55.352 1.051 133.003
12 12J 歌川 拓 (J) Dallara F393/Toyota 55.508 1.207 132.630
13 87 大西太一郎 (J) Dallara F395/HKS-Mitsu. 55.565 1.264 132.493
14 32 立川 祐路 (J) Dallara F395/Toyota 55.626 1.325 132.348
15 11J 井出 有治 (J) Dallara F393/Mugen 56.045 1.744 131.359
16 5J 浅井 亮博 (J) Dallara F393/Opel 56.214 1.913 130.964
17 36J 篠宮 正 (J) Dallara 56.740 2.439 129.750
18 41J 重冨 英和 (J) Tom's 033F/Toyota 58.210 3.909 126.473
****************************************************************************
* ゼッケンの後の Jマークは Jクラス(選手権対象外)
情報:竹下恵一郎(JCB00146)/筑波
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
サードによれば、4月30日までにマシンを作成
5月2日に富士に姿を現して、シェイクダウン
そして3日の予選に臨むということです
R'on ONS
サードのスープラがテスト中にクラッシュし、大破したマシンに代わり
新車を新たに製作。ルマン参戦は支障ないが、全日本GT選手権第2戦富士
は欠場と報告しましたが、
現在、サードとTRDでは第2戦に参戦する予定でマシンを製作していると
いうことです。
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235 =
ANABUKIレーシング・チーム
1995年 全日本F3選手権シリーズ第2戦 レースレポート
「ああ無情、今季初ポールポジションは雨に流れて」の巻 その2
<決勝レース>
今季初優勝への期待を背負って迎えた日曜日。天気予報は、F3決勝が行われる午
後の降水確率は40~50%と、気になる予報を発表していました。
早々とサーキット入りした本山選手も、ちょっと心配そうに天を見上げていました
が、「もし雨が降っても大丈夫。完全とはいえないまでも、マシンは満足できる仕上
がりになってますから」とニッコリ。こんなに待ち遠しい決勝レースは初めてです。
しかし、午前12時をまわる頃、ついにポツリポツリと落ちはじめた雨は、午後1時
過ぎにはすっかり本降りになっていました。
F3に先立ってF3000の決勝レースが行われる予定でしたが、コース上は川の
ようになってしまい、とても危険でレースができる状態ではありません。
午後2時30分。主催者側がF3のドライバーおよびチーム関係者を集め、残念な
がらコースコンディション不良による第2戦の中止を発表。
これにより全10戦が予定されていた '95年全日本F3選手権は1戦少ない、全9戦
で闘われることとなりました。
◇本山 哲選手のコメント◇
92年の第2戦以来二度目、童夢チームとしては初めてのポールポジションだったの
で、どうしてもレースがしたかった。天を恨んでも仕方ないけど本当に残念ですね。
でも、記録には残らない幻のポールポジションになってしまいましたが、自分のな
かで大きな自信となって活きてます。
次の第3戦筑波は前にポールポジションを取ったサーキット。ゴーカート場のよう
なコース・レイアウトは、カート出身の僕は好きだし、得意なほうです。
自分を含めて全てがいい感じで廻ってきたこの雰囲気を、そのまま筑波戦へつなげ
て、次こそ決勝レースでトップに立ちます。
◇松本恵二監督のコメント◇
天候不良による仕方なしの主催者決定とはいえ、集まってくれたファンやスポンサ
ーの皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
われわれチームとしても大きなチャンスを掴んでいただけに悔しさ一杯だが、明ら
かに危険な状況のコースへドライバーを送りだすわけにはいかない。
ただ、ポールポジション・タイムを叩きだした本山の走りと、マシン・セッティン
グは納得できる収穫が得られた。
次戦の筑波ではきっと初勝利を掴んで、応援して下さる皆様のご期待にそいたいと
思います。
第2戦 レポート(了)
ANABUKIレーシング・チーム
1995年 全日本F3選手権シリーズ第2戦 レースレポート
「ああ無情、今季初ポールポジションは雨に流れて」の巻 その1
4月9日、静岡県の富士スピードウェイで開催された全日本F3選手権シリーズ第
2戦「第19回インターナショナルフォーミュラカップレース」の予選で、ANABU
KIレーシングチームの本山 哲選手(ダラーラ395/無限)は今季初のポールポ
ジションを獲得、決勝での活躍にも期待が寄せられました。
ところが、決勝当日の午後から降り始めた雨でコースコンディションは最悪の状態
となり、レース主催者は午後2時30分にF3の決勝レース中止を発表。
残念ながら、童夢チーム&本山選手の今季初ポールポジション記録は、春の雨に流
れてしまいました。
<公式予選>
第2戦の舞台となる富士スピードウェイは、世界中でも1、2を争う高速サーキッ
トといわれますが、その特徴は何と言っても1.45kmにおよぶ長い直線。もちろん
国内最長のメインストレートです。
富士を闘う基本は、このストレートでいかに車速をを伸ばせるかにかかってきます
が、100Rや最終コーナーなどの高速コーナー区間でのマシンの安定性もおろそか
にできません。
1.直線区間での空気抵抗を減らし、
2.コーナリング時にマシン・ボディを路面に押しつける下向きの空気の力(ダウ
ンフォース)を得る
という、空気力学(エアロダイナミクス)的に相反するセッティングの課題に、どの
チームも頭を悩ませるのですが、逆にそこがチームのウデの見せどころです。
今季の全日本F3で大勢を占めるマシンは、「ダラーラ」というイタリアのマシン
製作会社の既製品ですし、また厳しいレギュレーションのなかではマシンを自分好み
に変更できる範囲は、前後ウイングの角度や大きさ、そしてマシンの足周りの調整な
ど、限られてきます。
しかし、マシン到着の遅れからほとんどテストが行えなかった前回と違い、今回は
準備もバッチリ! 開幕戦のデータを活用しつつ、木曜日からの練習走行でさらに磨
きをかけたマシンで、チームと本山選手は土曜日の予選に臨みました。
富士の長いメインストレートで、後続車が前車のうしろにピタリとつける「スリッ
プ・ストリーミング」という走方がよく見られます。
こうすると、前車のおかげで空気抵抗が少なく、エンジンパワーをセーブしたまま
前車を追走できるので、直線区間の終わりで追い越すことが可能となるのです。
前車のスピードが速い場合、その効果は倍増となります。
予選が始まると、どのドライバーも自分より少しでも速い、あるいは同程度の速さ
を持つドライバー&マシンの後ろにつこうとして、コース上は大混雑です。
軽く走ってマシンの調子を確認した本山選手は、いったんピットに戻ってタイミン
グを図り、再びコースへ。いよいよタイムアタック開始です。
本山選手が狙ったのは、今季最大のライバルで前回の勝者、デ・ラ・ロサ選手でし
た。
2台は着かず離れずの間隔をおいて走行していましたが、本山選手は最終コーナー
でロサ選手のうしろにピタリとつき、充分に車速ののったところでロサ選手をパス!
1分31秒358のタイムで、本山選手の名前がラップボードの最上段に躍り出まし
た。
続く周回では、ロサ選手が本山選手のうしろを狙いましたが、それを許せばロサ選
手にタイムを逆転されかねません。スリップ・ストリーミングは「使っても使わせな
い」のが、予選タイムアタックの鉄則なのです。
ロサ選手の追撃をかわそうと、本山選手は逃げに逃げました。
その結果、本山選手は前周のラップ・タイムをコンマ3秒も上回る1分31秒02
7をマーク!! 他車のスリップを使わず、単独の走りで叩きだした本山選手のこの
タイムには、うしろにいたロサ選手も「ちょっと追いつけなかった」とコメントして
います。
午後の予選2回目で、道上 龍選手が本山選手に迫るタイムをマークしましたが、
コンマ07秒差で本山選手には及ばす。
結局、本山選手自身はF3で二度目、童夢チームとしては初めてのポールポジショ
ンが決定しました。
その2へ続く
エイベックス童夢レーシングチーム
1995年 全日本F3000選手権シリーズ第2戦 レースレポート
「中野信治&avex童夢、雨中の激走!」の巻 その2
<決勝レース>
何につけ、仕事をする上で自分に自信を持つことは大切ですが、レーシング・ドラ
イバー、特に中野選手のような若手ドライバーにとっては、自信を持つことが将来よ
り大きく成長できるか否かのキーポイントとなります。
昨年のシリーズチャンピオン・チームで闘うことは、25歳の中野選手にとって、実
際、大きなプレッシャーです。そのプレッシャーを励みに変えるには、やはり良いタ
イムを出して自信に繋げることが必要不可欠なのです。
いつも冷静な中野選手ですが、予選5番手グリッド決定の喜びと内に湧いた自信は
、その表情をほころばせ、一層の落ちつきをもたらしたようでした。
最終予選終了後、三つのサポートレースをはさんで、午後1時20分が決勝スター
トの予定時刻です。
ところが、二つ目のサポートレースが行われる頃から、富士スピードウェイ上空の
雲行きがだんだん怪しくなり、ついに三つ目のサポートレース中に、ポツリポツリと
雨が降り出したではありませんか。いつもはピット左斜め前方はるかに見える霊峰・
富士も、灰色の厚い雲に隠れてしまいました。
時間とともに雨はますます激しさを増し、コース上のあちこちに水たまりが出来て
います。どう見ても決勝レースは、ウェットコンディションです。
主催者の設けたレイン・タイヤによる特別フリー走行時間のあと、全車がスターテ
ィング・グリッドに整列する頃には、コース上がすでに川のように水が流れているの
が観客席からでもわかりました。
雨のレースが好きというドライバーはまずいないでしょうが、雨になると走りに元
気の出るドライバーはいます。雨のレースは滑り易く危険な反面、ドライバーの本領
、ドライビング・テクニックが試されるからです。かのA・セナ選手などがその代表
でしょうか。
中野選手も、カートやF3時代から雨のレースになると俄然元気の出るタイプで、
17歳の時に出場したカートの世界一決定戦、香港カート・グランプリでは見事優勝し
たこともあります。
一周のフォーメーション・ラップを終えて、全車グリッドに再整列。いよいよ、決
勝レースがスタートしました。
雨に足元をとられて出遅れるマシンのなかで、どんぴしゃりのダッシュを決めて、
猛然と1コーナーへ向かうマシンがいます。カーナンバー8のオレンジ色のマシン、
avex童夢です。
予選3番手ですぐ前のグリッドにいたA・G・スコット選手のわきをすり抜けた中
野選手は、ポールポジションの服部尚貴選手に続く2番手で1コーナーをクリア。A
コーナー、100R、ヘアピンとはらはらするスピードでトップの服部選手を追い掛
けましたが、ドライ・コンディションの予選では調子の良かったハンドリングが、雨
となったいまは思うようにならず、最終コーナーで後ろのスコット選手に追いつかれ
てしまいました。
しかし、2台が並走する恰好で向かった2周目の1コーナー進入で、スコット選手
のアウト側にラインを取った中野選手は、ブレーキングをギリギリ我慢してスコット
選手より先に1コーナーに進入! まったくのサイド・バイ・サイド、両者の息詰ま
るバトルをモニターで見守っていた関係者の間から思わず感嘆の声が上がりました。
ところがその時、中野選手らからはるか後方のメインストレートを走行していた2
台のマシンが雨にのってスピンし、コース脇のコンクリート・ウォールに激突する大
アクシデントが発生したのです。
幸い二名のドライバーに大事はなかったのですが、このアクシデントでレースは赤
旗中断。コース上の全マシンがピットに入りドライバーには待機の指示が出ました。
その後レース主催者とチーム関係者の間で懇談がもたれ、一度は天候の回復を待ち
ましたが、ドライバーやチーム関係者の中からは危険すぎるコンディションでのレー
ス続行に反対の意見もあがり、最終的にはレースは中止されることとなりました。
確かに、雨が降っていても、ドライ・コンディションでのタイムから20~30秒落ち
のラップタイムで走れる状況ならば、ドライバーはマシン・コントロールできますし
何とかレースも可能でしょう。
しかし、この時のようにドライでのタイムから40秒落ちでしか走れない状況となる
と、もう危険としか言いようがありません。
2番手という好ポジションにつけていただけに、中野選手としてはどんな状況であ
れレースを続行したい気持ちもありましたが、危険なコンディションであることは認
めざるを得ませんでした。
「ストレートでも車がまっすぐ走らないんです。レーシングマシンというよりはモー
ターボートのようでした」と語る表情はさすがに無念そうでしたが、眼の奥の光まで
消えはしませんでした。
たった2周とはいえ、ギリギリ限界の困難な状況で展開したスコット選手との闘い
で、中野選手はドライバーとしてまた一段、成長したようです。
次の闘いは5月7日、MINEサーキット。
「先月のあそこでやったタイヤ・テストでいいタイムを出してたから、次はもっとイ
ケると思うよ」という松本監督の関西弁にも、開幕戦の時とはまた違った力強さが響
いていました。
第2戦レポート(了)
エイベックス童夢レーシングチーム
1995年 全日本F3000選手権シリーズ第2戦 レースレポート
「中野信治&avex童夢、雨中の激走!」の巻 その1
4月9日、静岡県の富士スピードウェイで開催された全日本F3000選手権第2
戦、「第19回インターナショナルフォーミュラカップレース」の予選で、エイベック
ス童夢レーシングチームの中野信治選手(童夢F104/無限)は総合5番手のグリ
ッドを獲得。 激しい雨に見舞われた決勝レースでも、文句なしのスタートで2番手
にジャンプアップした中野選手の走りに熱い期待が寄せられましたが、レースが2周
目に入ったばかりのメインストレートで、中野選手の後方にいた他車2台がスピンク
ラッシュしたためレースは赤旗中断。
天候回復の見込みはなく、午後3時30分、レース主催者から決勝レースの中止が
発表されました。 中止された決勝レースについては、現在、主催者側とF3000
エントラント協会の間で、後日改めての開催が協議されています。
<公式予選>
レースを闘ううえで必要な数々の要因のなかでも、「天候」は不確実かつ人間の手
ではどうしようもないだけに、他とは一線を画した要因となっています。
マシン、タイヤ、エンジンなど無機物も、人間同様に気温・湿度・気圧の変化に敏
感に反応するのですが、レースに最もダイレクトかつ大きな影響を及ぼすのはなんと
いっても「雨」。今年のように予選が土・日曜日の二回に分けられると、その影響は
モロです。
土曜日、F3000各チームが気象台から入手した天気予報によると、富士スピー
ドウェイのある御殿場市の天候は、土曜日の夕方から下り坂となり日曜日の朝まで雨
が残るでしょう、というものでした。
それを知った大半のチーム(ブリジストン勢の多く)は、土曜日の第1回目で、予
選で使える2セット分のタイヤを使い切る作戦に出ました。
対して、エイベックス童夢チームを含めたヨコハマ勢は、日曜日の予選用に1セッ
トを残す作戦です。なんといっても予報は予報。第一回予選のあとのフリー走行でセ
ッティングを煮詰めれば、もし日曜日のコンディションがドライになった場合、タイ
ムアップできるのは確実だからです。
ともあれ、どちら側のチームにとってもそれは大きな賭けでした。
さて、一回目の公式予選で中野選手は1分16秒886で9番手タイムをマーク。
約1.5kmの長い直線をもつ富士スピードウェイでは、スリップ・ストリーミング
が容易になるので、一桁台の予選順位ならまずまずのポジションです。
「もし明日の予選が雨になったとしても、全体的に順位が変わる心配もないから」と
松本恵二監督もひと安心。ドライバーの中野選手も、F3000で初めての予選シン
グル順位に気が悪かろうはずありません。
もともと富士はF3時代には優勝経験もある得意なコースですし、レースの3週間
前に行われたタイヤテストでは1分15秒台後半のタイムを出しているのですから、
雨さえふらなければ、第2回予選ではもっと前のポジションを得る可能性も大です。
そして日曜日。
天は中野選手をはじめヨコハマ勢に味方しました。
日曜日の富士スピードウェイは、土曜夜半に雨を降らせた雲が消えて上天気!コー
スに残っていた水たまりもすっかり乾いたセッション後半、コースの込み具合をチェ
ックしていた松本監督のGOサインを合図にタイムアタックに出た中野選手は、1分
16秒086の好タイムをマークしました。目標の15秒台にこそわずかに届きませ
んでしたが、総合5番手という、F3000で自己最高の予選グリッドを得ました。
その2へ続く
午前中の最後のサポートレースである、シビックレースがスタートした頃から降
り始めたレースは、このレースを赤旗中断の上再スタートに追い込むほど強い雨
だった。
この雨はF3000のスタートの時刻になっても全く降りやむ様子はなく、直前
のウォームアップ走行では、#19星野 一義を含めた4名をスピン、コースアウト
へと追い込んだ。
雨はスタート時刻にはさらに大粒で激しく降り始め、まるで去年の鈴鹿GPを思
わせる様相を呈してきたが、フォーメーションラップはそのまま進んだ。
全車グリッドに付いたのを確認し、グリーンシグナルは点灯した。
ポールポジションの#24服部 尚貴は一瞬出遅れたかにみえたが、ヘビー
ウェットのコンディションに助けられた形でそのまま1コーナーを制した。
その後ろで素晴らしいロケットスタートを決めたのが#8中野 信治だ。彼は5
番グリッドの位置から勢いよく加速し、あっという間に2位のポジションを手に入
れて1コーナーを駆け抜けた。
この後に続いたのが#20アンドリュー・ギルバート・スコットと#7影山 正彦
だった。影山は7番手グリッドからのジャンプアップで一気に3位の座をを手に入
れようと試みたが、AGスコットがインを厳しくガードしたために、危険なほど接
近したままにそのまま並走する形でコーナーをクリアしていった。
その後スコットは影山と中野を抜き去り、1周目が終了する時には2位のポジ
ションに戻っていた。しかし、先頭の服部は抜きんでて早く、早くもリードを取ろ
うとしているかのようだった。
#64高木 虎之介は1周目が終了する前に雨に救われた形でコースアウトしてし
まっている。
1周目が終了した時点の順位は、#24服部 尚貴、#20アンドリュー・ギルバート
・スコット、#8中野 信治、#7影山 正彦、#19星野 一義、#11トム・クリステ
ンセンの順であった。
ここで大きなアクシデントが発生した。ストレートを全開で走る#65黒沢 琢弥
がアウト側に突然コースアウト。そのままコンクリートウォールに激突し、マシン
が大破してしまったのだ。ドライバーはすぐさま救出されたが、意識がはっきりし
ていないのか立ち上がることができない様子だ。
同時に1コーナーでは#10飯田 章がブレーキングで姿勢を乱してアウト側にク
ラッシュ。リアエンドを大破してストップ。
また、チームメイトの#9マウロ・マルティニも1コーナーでまっすぐ行ってし
まい、グラベルベッドの餌食となってしまった。
相次ぐアクシデントにオフィシャルはすぐさま赤旗を提示し、レースは1周目を
終わったところで中断となった。
黒沢は胸部打撲をしているものの、たいした怪我はないようだったが、救急車で
医務室での診断をうけた後でそのまま病院に送られた。
車両はグリッド上に待機となったが、結局強い雨が降りやまないという判断から
か、ピットに移動され、雨が止むのを待った。
雨が小止みになってきた午後3時10分には再度ウォームアップ走行が開始され、
次々とコース上にマシンが飛び出していったが、また雨が激しく降り始め、結局15
分間の予定だったウォームアップ走行も9分間で赤旗中断となり、レースは中止と
いう決定を見ることになった。
服部の開幕2連勝に期待がかかっていただけに、残念な結果であった。
/*** FMOTOR4 SUB-SYSOP 山川 順治/PEE00630(RIJ) ***/
*******************************************************************************
* *
* 第19回インターナショナルフォーミュラカップレース *
* は,天候不順の為F3000/F3共中止となりました。 *
* *
*******************************************************************************
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
《富士F3000 情報》
服部尚貴のポールポジション獲得で期待の高まる富士スピードウェイのF3000
だが、残念ながら強い雨が落ちてきた。すでにコースは完全なウェットとなり、
サポートのシビックレースでもアクシデントが多発。メインのフォーミュラレース
への影響が懸念される。
情報:山川順治(PEE00630)/富士スピードウェイ
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686) *
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 第19回インターナショナルフォーミュラカップレース *
* F3000 公式予選正式結果表 *
* 1995.04.09 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー 車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 24 服部 尚貴 (J) LeMan's REYNARD 1'15.143 26 214.152
2 1 マルコ・アピチェラ (I) 5ZIGEN REYNARD 1'15.509 15 213.114
3 11 トム・クリステンセン (DK) コスモオイルローラムゲン 1'15.731 21 212.489
4 20 アンドリュー・G-スコット (GB) 神奈川クリニックLOLAMCS 1'15.929 13 211.935
5 8 中野 信治 (J) avex童夢F104無限 1'16.086 24 211.498
6 19 星野 一義 (J) NISSEKI LOLA 1'16.136 28 211.359
7 7 影山 正美 (J) ADVAN ローラ MF308 1'16.155 33 211.306
8 3 金石 勝智 (J) LOLA JUDD 1'16.221 17 211.123
9 27 影山 正彦 (J) ALEXEL“舘”レイナード 1'16.270 12 210.987
10 9 マウロ・マルティーニ (I) SHIONOGI LOLA 1'16.377 33 210.692
11 15 鈴木 利男 (J) パーソンズ レーシング ローラ 1'16.454 26 210.480
12 64 高木虎之介 (J) PIAA REYNARD 1'16.667 35 209.895
13 25 山本 勝巳 (J) X-JAPAN REYNARD 1'16.782 25 209.580
14 5 ジェフ・クロスノフ (USA) 5ZIGEN LOLA 1'17.040 13 208.879
15 65 黒澤 琢弥 (J) PIAA REYNARD 1'17.314 28 208.138
16 10 飯田 章 (J) SHIONOGI LOLA 1'17.594 34 207.387
17 33 清水 正智 (J) カストロール ローラ 1'19.236 25 203.090
-------------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム ( 110% ) 1'23.007
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
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* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 第19回インターナショナルフォーミュラカップレース *
* F3000 クオリファイセッション 2 *
* 1995.04.09 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー 車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 24 服部 尚貴 (J) LeMan's REYNARD 1'15.143 19 214.152
2 1 マルコ・アピチェラ (I) 5ZIGEN REYNARD 1'15.509 8 213.114
3 11 トム・クリステンセン (DK) コスモオイルローラムゲン 1'15.731 11 212.489
4 8 中野 信治 (J) avex童夢F104無限 1'16.086 17 211.498
5 7 影山 正美 (J) ADVAN ローラ MF308 1'16.155 23 211.306
6 20 アンドリュー・G-スコット (GB) 神奈川クリニックLOLAMCS 1'16.162 6 211.286
7 3 金石 勝智 (J) LOLA JUDD 1'16.221 9 211.123
8 27 影山 正彦 (J) ALEXEL“舘”レイナード 1'16.270 7 210.987
9 9 マウロ・マルティーニ (I) SHIONOGI LOLA 1'16.377 21 210.692
10 19 星野 一義 (J) NISSEKI LOLA 1'16.500 15 210.353
11 64 高木虎之介 (J) PIAA REYNARD 1'16.667 22 209.895
12 25 山本 勝巳 (J) X-JAPAN REYNARD 1'16.782 22 209.580
13 5 ジェフ・クロスノフ (USA) 5ZIGEN LOLA 1'17.040 8 208.879
14 15 鈴木 利男 (J) パーソンズ レーシング ローラ 1'17.135 14 208.621
15 10 飯田 章 (J) SHIONOGI LOLA 1'17.594 22 207.387
16 65 黒澤 琢弥 (J) PIAA REYNARD 1'18.512 19 204.962
17 33 清水 正智 (J) カストロール ローラ 1'19.236 21 203.090
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
第19回インターナショナルフォーミュラカップレース
1995年全日本F3選手権 第2戦
第2次公式予選リポート
#33道上 龍が、第1回目の予選からタイムを縮め、当セッションのトップ
タイムをマークするも、#6本山 哲にはおよばず、#6本山のポールポジショ
ンが確定した。
----------------------------------------------------------------------
第2回目の公式予選開始後、しばらくは1分32秒台で推移する。
7分経過、#9脇坂 寿一(ASSO DALLARA無限)が1分32秒
477でトップ。この後、#32横林 直樹(ダラーラF395・TOM’S)
と#16土屋 武士(ENDLESS F394-J)も1分32秒台に入るが、
#9脇坂のトップは変わらず。#16土屋は、Jクラスのトップである。
14分経過、#32横林が1分32秒698でトップに。
15分経過時点での順位は、
1位 #32 横林 直樹
2位 #16 土屋 武士(Jクラス)
3位 #27 川本 篤
4位 #9 脇坂 寿一
5位 #8 早田 岳史
6位 #23 加藤 寛規
#16土屋は更にタイムを縮めて、1分32秒311。これは同じJクラスの
#4西宮 圭一(TOMEI SPORT OPEL)が予選第1回目でマー
クした1分32秒615を上回るタイムである。
16分経過、#7ペドロ・デ・ラ・ローサ(TOM’SダラーラF395)が
1分31秒700。
一部のドライバーは、タイムアップを果たしているが、ほとんどが第1回目
のタイムを更新できないでいる。
22分経過、#33道上 龍(ダラーラF395・TOM’S)が1分31秒105
をマーク。
暫定ポールの#6本山 哲(ダラーラ395無限)は、まだ1分32秒台。
26分経過、#6本山、#9脇坂が1分31秒台。しかし、#33道上には届かな
い。
#4西宮がJクラスのトップタイム1分31秒637を出して、予選は終了。
#33道上、#7デ・ラ・ローサ、#9脇坂らが、予選1回目の自己のタイム
を上回ったが今一歩届かず、#6本山のポールポジションが確定した。
報告:GEA00555★進藤 泰昭
第19回インターナショナルフォーミュラカップレース
1995年全日本F3選手権 第2戦
第1次公式予選リポート
#6本山 哲が、#7ペドロ・デ・ラ・ローサ、#3フィリップ・ペータを
押さえ、暫定ポールを獲得した。
----------------------------------------------------------------------
セッションの前半は、#32横林 直樹(ダラーラF395・トムス)、#33
道上 龍(ダラーラF395・トムス)の二人が1分32秒台で引っ張る形で進
む。
18分経過、#3フィリップ・ペーター(TOMEI SPORT OPEL)、
#7ペトロ・デ・ラ・ローサ(TOM’S ダラーラ F395)が、1分31
秒台に入る。
続いて#33道上、#27川本 篤(ASAHI KIKO F395)も1分
31秒台に突入。
21分経過、#7デ・ラ・ローサが1分31秒451でトップ。#6本山 哲
(ダラーラ395無限)も31秒目前の、1分32秒159で6位に浮上。
26分経過、#6本山が1分31秒349でトップに立つ。
この時点の順位は、
1位 #6 本山 哲
2位 #7 ペドロ・デ・ラ・ローサ
3位 #3 ペーター
4位 #33 道上 龍
5位 #27 川本 篤
6位 #32 横林 直樹
残り2分、#6本山はさらにタイムを1分31秒027と縮めて、暫定ポール
を確かなものにした。
報告:GEA00555★進藤 泰昭
第19回インターナショナルフォーミュラカップレース
1995年全日本F3000第2戦
●公開練習の模様
午後4時45分、予定通りに公開練習が開始された。
予選とは異なり、開始直後から多くのマシンがコースに入り、走行を重ねた。
真っ先にコースインしたのは、#65黒澤 琢弥(PIAA REYNARD)。
しかし、#65黒澤のマシンはオイル上がりのため、オレンジボール旗が振られ
てしまう。
このセッションでの注目は、#24服部 尚貴(LeMan’s REYNA
RD)。精力的に周回を重ねて、#20アンドリュー・ギルバート- スコットの
暫定ポールタイムに迫る、1分15秒945をマーク。
#7影山 正美(ADVANローラMF308)、#25山本 勝巳(X-J
APAN REYNARD)、#64高木 虎之介(PIAA REYNARD)、
#5ジェフ・クロスノフ(5ZIGEN REYNARD)、#33清水 正智
(カストロール ローラ)らも、朝に行われた第1回予選の自己タイムを上回
り、明日の最終予選と決勝に向けての期待が膨らむ内容となった。
セッション終盤、コース上にマシンが止まり、4分間の赤旗中断があったこ
とを除けば、おおむね落ち着いた公開練習であった。
明日の天気は地元気象台の発表によると、今夜から明日の朝にかけて一旦
崩れた後、回復に向かうとの予報が出ている。
報告:GEA00555★進藤 泰昭
第19回インターナショナルフォーミュラカップレース
1995年全日本F3000第2戦
第1次公式予選リポート
激しい争いを、一人1分15秒台を出した#20アンドリュー・ギルバート- ス
コット(神奈川クリニックLOLAMCS)が、ポールポジションを獲得した。
2位には0.207秒差で#19星野 一義(NISSEKI LOLA)、
3位には、#3金石 勝智(LOLA JUDD)が入った。
開幕戦優勝者の#24服部 尚貴は8位に留まった。
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午前10時30分、グリーンフラッグが振られて予選開始。
数台がコースインするが、すぐにピットに入る状態が続く中、#64高木 虎
之介(PIAA REYNARD)が1分17秒718を計測。
このあと、タイムアタックを行うドライバーは出ず、しばらく「様子見」状
態が続く。
19分経過時点で、2位につけていた#10飯田 章(SHIONOGI LO
LA)がダンロップコーナーでコースアウトするが、すぐに再スタート。
予選開始から21分後、#25山本 勝巳(X-JAPAN REYNARD)
が、白煙を上げてスローダウン、そのままピットに入る。
タイムを上げてきていた#19星野が1分17秒225でトップに立つ。
このころから、タイムアタックが始まり、22分経過時点で#3金石 勝智が
1分16秒904でトップとなり、次の周回には1分16秒828とさらにタイム
を縮める。
25分経過時点の順位は、
1位 #3 金石 勝智
2位 #19 星野 一義
3位 #64 高木 虎之介
4位 #15 鈴木 利男
5位 #9 マウロ・マルティニ
6位 #25 山本 勝巳
27分経過、#11トム・クリステンセン(コスモオイルローラムゲン)、#20
ギルバート- スコットが相次いで1分16秒台に入る。#20ギルバート- スコッ
トのタイムは1分16秒306で、この時点でのトップ。
33分経過、ディフェンディング・チャンピオンの#1マルコ・アピチェラ
(5ZIGEN REYNARD)も1分16秒台へ。
#11クリステンセンと#20ギルバート- スコットもタイムを縮め、さらに多
くのドライバーが続々と16秒台に入り、電光掲示板の表示が激しく入れ替わる。
37分経過、#19星野がたて続けに1分16秒151、1分16秒136とタイム
アップ。#3金石もタイムを縮めて1分16秒272。日本人ドライバーが1、
2位を占めるが、予選終了直前に#20ギルバート- スコットが1分15秒929
をたたき出し、トップを奪回。
この後、このタイムは破られず、#20ギルバート- スコットが暫定ポールを
獲得した。
最終予選は、明日(4月9日)朝8時20分より行われる。
報告:GEA00555★進藤 泰昭
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 第19回インターナショナルフォーミュラカップレース *
* F-3 公式予選正式結果表 *
* 1995.04.08 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 6 本山 哲 (J) ダラーラ395無限 1'31.027 17 176.78
2 33 道上 龍 (J) ダラーラF395・TOM’S 1'31.105 31 176.63
3 7 ペドロ・デ・ラ・ローサ (E) TOM’S ダラーラ F395 1'31.171 24 176.50
4 3 フィリップ・ペーター (A) TOMEI SPORT OPEL 1'31.489 12 175.89
5 9 脇阪 寿一 (J) ASSO DALLARA無限 1'31.536 32 175.80
6 4 J 西宮 圭一 (J) TOMEI SPORT OPEL 1'31.637 20 175.60
7 27 川本 篤 (J) ASAHI KIKO F395 1'31.845 33 175.20
8 8 早田 岳史 (J) TOM’S ダラーラ F395 1'32.019 29 174.87
9 32 横林 直樹 (J) ダラーラF395・TOM’S 1'32.062 23 174.79
10 16 J 土屋 武士 (J) ENDLESS F394-J 1'32.063 24 174.79
11 23 加藤 寛規 (J) THE・NEXT・ONE F3 1'32.541 29 173.89
12 38 J 浅見 武 (J) イエローハットダッラーラ393 1'32.698 32 173.59
13 11 J 井出 有治 (J) boutiqueZ2 F393 1'32.897 24 173.22
14 12 J 歌川 拓 (J) リコーエンジニアリングF393 1'33.133 25 172.78
15 72 戸田 哲史 (J) モリサワレーシングF395 1'33.211 24 172.64
16 87 大西太一郎 (J) TOKYO NEWS ダラーラ 1'33.498 25 172.11
17 5 J 浅井 亮博 (J) TOMEI SPORT OPEL 1'33.544 24 172.02
18 36 J 篠宮 正 (J) 御園サービスセントラルダラーラ 1'33.895 33 171.38
19 41 J 重冨 英和 (J) 協栄組BPY&A033Fトムス 1'33.907 32 171.36
20 24 J ディランタ・マラガムア (SRI) チームスリランカF393 1'34.725 35 169.88
-------------------------------------------------------------------------------
37 J 岩田 英嗣 (J) 御園サービスABSダラーラ 出走せず
21 勝間田健一 (J) ダララ395トヨタ 出走せず
-------------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム ( 110% ) 1'40.211
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
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* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 第19回インターナショナルフォーミュラカップレース *
* F-3 予選結果表 2回目 *
* 1995.04.08 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 33 道上 龍 (J) ダラーラF395・TOM’S 1'31.105 15 176.63
2 7 ペドロ・デ・ラ・ローサ (E) TOM’S ダラーラ F395 1'31.171 14 176.50
3 9 脇阪 寿一 (J) ASSO DALLARA無限 1'31.536 19 175.80
4 4 J 西宮 圭一 (J) TOMEI SPORT OPEL 1'31.637 12 175.60
5 6 本山 哲 (J) ダラーラ395無限 1'31.904 8 175.09
6 8 早田 岳史 (J) TOM’S ダラーラ F395 1'32.019 17 174.87
7 16 J 土屋 武士 (J) ENDLESS F394-J 1'32.063 16 174.79
8 27 川本 篤 (J) ASAHI KIKO F395 1'32.153 17 174.62
9 32 横林 直樹 (J) ダラーラF395・TOM’S 1'32.179 12 174.57
10 23 加藤 寛規 (J) THE・NEXT・ONE F3 1'32.541 17 173.89
11 38 J 浅見 武 (J) イエローハットダッラーラ393 1'32.777 18 173.44
12 11 J 井出 有治 (J) boutiqueZ2 F393 1'32.897 19 173.22
13 12 J 歌川 拓 (J) リコーエンジニアリングF393 1'33.133 16 172.78
14 72 戸田 哲史 (J) モリサワレーシングF395 1'33.211 16 172.64
15 87 大西太一郎 (J) TOKYO NEWS ダラーラ 1'33.498 13 172.11
16 5 J 浅井 亮博 (J) TOMEI SPORT OPEL 1'33.544 8 172.02
17 41 J 重冨 英和 (J) 協栄組BPY&A033Fトムス 1'33.907 17 171.36
18 36 J 篠宮 正 (J) 御園サービスセントラルダラーラ 1'34.138 15 170.94
19 24 J ディランタ・マラガムア (SRI) チームスリランカF393 1'34.725 18 169.88
20 3 フィリップ・ペーター (A) TOMEI SPORT OPEL 8'22.669 2 32.01
-------------------------------------------------------------------------------
21 勝間田健一 (J) ダララ395トヨタ 出走せず
37 J 岩田 英嗣 (J) 御園サービスABSダラーラ 出走せず
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 第19回インターナショナルフォーミュラカップレース *
* F3000 プラクティスセッション *
* 1995.04.08 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー 車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 24 服部 尚貴 (J) LeMan's REYNARD 1'15.945 12 211.890
2 7 影山 正美 (J) ADVAN ローラ MF308 1'16.751 14 209.665
3 27 影山 正彦 (J) ALEXEL“舘”レイナード 1'16.996 10 208.998
4 11 トム・クリステンセン (DK) コスモオイルローラムゲン 1'17.074 20 208.786
5 19 星野 一義 (J) NISSEKI LOLA 1'17.085 19 208.757
6 8 中野 信治 (J) avex童夢F104無限 1'17.126 13 208.646
7 3 金石 勝智 (J) LOLA JUDD 1'17.369 15 207.990
8 9 マウロ・マルティーニ (I) SHIONOGI LOLA 1'17.393 19 207.926
9 15 鈴木 利男 (J) パーソンズ レーシング ローラ 1'17.401 11 207.904
10 25 山本 勝巳 (J) X-JAPAN REYNARD 1'17.625 14 207.304
11 64 高木虎之介 (J) PIAA REYNARD 1'17.696 13 207.115
12 1 マルコ・アピチェラ (I) 5ZIGEN REYNARD 1'17.697 13 207.112
13 20 アンドリュー・G-スコット (GB) 神奈川クリニックLOLAMCS 1'17.808 13 206.817
14 10 飯田 章 (J) SHIONOGI LOLA 1'18.535 13 204.902
15 5 ジェフ・クロスノフ (USA) 5ZIGEN LOLA 1'18.550 11 204.863
16 33 清水 正智 (J) カストロール ローラ 1'20.028 17 201.080
17 65 黒澤 琢弥 (J) PIAA REYNARD 1'49.469 2 147.001
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 第19回インターナショナルフォーミュラカップレース *
* F3000 クォリファイセッション 1 *
* 1995.04.08 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー 車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 20 アンドリュー・G-スコット (GB) 神奈川クリニックLOLAMCS 1'15.929 7 211.935
2 19 星野 一義 (J) NISSEKI LOLA 1'16.136 13 211.359
3 3 金石 勝智 (J) LOLA JUDD 1'16.272 8 210.982
4 11 トム・クリステンセン (DK) コスモオイルローラムゲン 1'16.331 10 210.819
5 1 マルコ・アピチェラ (I) 5ZIGEN REYNARD 1'16.418 7 210.579
6 15 鈴木 利男 (J) パーソンズ レーシング ローラ 1'16.454 12 210.480
7 27 影山 正彦 (J) ALEXEL“舘”レイナード 1'16.518 5 210.303
8 24 服部 尚貴 (J) LeMan's REYNARD 1'16.564 7 210.177
9 8 中野 信治 (J) avex童夢F104無限 1'16.886 7 209.297
10 9 マウロ・マルティーニ (I) SHIONOGI LOLA 1'16.929 12 209.180
11 7 影山 正美 (J) ADVAN ローラ MF308 1'17.223 10 208.384
12 65 黒澤 琢弥 (J) PIAA REYNARD 1'17.314 9 208.138
13 64 高木虎之介 (J) PIAA REYNARD 1'17.718 13 207.056
14 25 山本 勝巳 (J) X-JAPAN REYNARD 1'18.951 3 203.823
15 10 飯田 章 (J) SHIONOGI LOLA 1'19.196 12 203.192
16 5 ジェフ・クロスノフ (USA) 5ZIGEN LOLA 1'19.754 5 201.770
17 33 清水 正智 (J) カストロール ローラ 1'46.173 4 151.564
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 第19回インターナショナルフォーミュラカップレース *
* F-3 予選結果表 1回目 *
* 1995.04.08 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 6 本山 哲 (J) ダラーラ395無限 1'31.027 9 176.78
2 7 ペドロ・デ・ラ・ローサ (E) TOM’S ダラーラ F395 1'31.451 10 175.96
3 3 フィリップ・ペーター (A) TOMEI SPORT OPEL 1'31.489 10 175.89
4 33 道上 龍 (J) ダラーラF395・TOM’S 1'31.676 16 175.53
5 27 川本 篤 (J) ASAHI KIKO F395 1'31.845 16 175.20
6 32 横林 直樹 (J) ダラーラF395・TOM’S 1'32.062 11 174.79
7 9 脇阪 寿一 (J) ASSO DALLARA無限 1'32.123 13 174.68
8 8 早田 岳史 (J) TOM’S ダラーラ F395 1'32.197 12 174.53
9 4 J 西宮 圭一 (J) TOMEI SPORT OPEL 1'32.615 8 173.75
10 16 J 土屋 武士 (J) ENDLESS F394-J 1'32.633 8 173.71
11 23 加藤 寛規 (J) THE・NEXT・ONE F3 1'32.690 12 173.61
12 38 J 浅見 武 (J) イエローハットダッラーラ393 1'32.698 14 173.59
13 12 J 歌川 拓 (J) リコーエンジニアリングF393 1'33.623 9 171.88
14 87 大西太一郎 (J) TOKYO NEWS ダラーラ 1'33.785 12 171.58
15 36 J 篠宮 正 (J) 御園サービスセントラルダラーラ 1'33.895 18 171.38
16 11 J 井出 有治 (J) boutiqueZ2 F393 1'34.041 5 171.11
17 72 戸田 哲史 (J) モリサワレーシングF395 1'34.143 8 170.93
18 5 J 浅井 亮博 (J) TOMEI SPORT OPEL 1'34.325 16 170.60
19 41 J 重冨 英和 (J) 協栄組BPY&A033Fトムス 1'34.411 15 170.44
20 24 J ディランタ・マラガムア (SRI) チームスリランカF393 1'34.884 17 169.59
-------------------------------------------------------------------------------
21 勝間田健一 (J) ダララ395トヨタ 出走せず
37 J 岩田 英嗣 (J) 御園サービスABSダラーラ 出走せず
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
TIサーキットでのルマン想定テストを中止したトヨタ、サード、トラスト、
TRDだが、今年のルマンチャレンジの計画は変更しないようだ。
これは今回のクラッシュの原因は、クルマの問題が主因ではないことが
ほぼ確定されたためだ。
しかし、サード車は修復が不可能で5月4日に行われる全日本GT選手権の
第2戦は欠場を余儀なくされた。だが、サードとトヨタ、TRDはルマンへの
挑戦は予定通り行うとしており、3社が協力の下に、ルマン用のスープラを
新しく製作することを決め、早くも作業にとりかかっている。
また、テストの遅れは一般のスポーツ走行を使ってでも取り戻したいと、
ルマンチャレンジへ全力を挙げる姿勢を示している。
ドライバーのジェフ・クロスノフだが、脳震とうと全身を強く打っており
いったんは大事をとって入院した。
だが、当人はいたって元気のようで、今週末のF3000に参加することを
希望しているが、現時点では参加は微妙なようだ。
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235 =
ルマン仕様のスープラがテスト中にクラッシュし、大破したという
報告が、取材中のGTインサイドレポート・スタッフよりありまし
たので、取り急ぎ報告します。
4月5日、TIサーキットでサード、トラスト、TRDにより、
スープラGTのルマン想定の12時間耐久テストが行われておりました。
走行を開始した直後の午前11時半ごろに、1コーナーで、ジェフ・
クロスノフのドライブするルマン仕様のサード・スープラGTが
クラッシュ。
全開で走行中のマシンは1コーナーの進入で姿勢を崩し、コースアウト。
マシンはコンクリートウォールに激突し、コクピット近くのモノコック
が曲がるほどのダメージをうけ、全損した模様。
幸い、クロスノフは脳しんとう程度のダメージで大きな怪我はない
とのことです。
このクラッシュのために、今回のテストは急遽中止になりました。
サードは、5月4日のGTC第2戦を欠場する可能性が大と言うこと
です。
また、このクラッシュの原因はまだ確定せず、
場合によっては、今年のトヨタのルマン24時間挑戦に大きな影響を
あたえる可能性もあるようです。
今後のトヨタ、及び各チームの動向が非常に気になるところです。
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235 =
*********************************************************** Results Writer ***
* Series : '95全日本F3000選手権シリーズ : 95-03-30 *
* Title : F3000タイヤ協会美祢合同テスト *
* Course : MINEサーキット Length(km): 3.2389 *
* Class : FIA/JAF F3000 Weather : RAIN *
* : 10:00-12:00 Condition : WET *
******************************************************************************
Pos.No Driver Chassis Engine Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 11 T.クリステンセン BS LOLA T94/50 MUGEN/OG 1'33.910 124.162
2 3 金石 勝智 BS LOLA T94/50 JUDD/KV2 1'34.340 123.596 0.430
3 10 飯田 章 BS LOLA T95/50 MUGEN/OG 1'34.650 123.191 0.740
4 19 星野 一義 BS LOLA T93/MC95 MUGEN/TM 1'34.980 122.763 1.070
5 64 高木虎之介 BS REYNARD 94D MUGEN/MG 1'35.090 122.621 1.180
6 9 M.マルティーニ BS LOLA T95/50 MUGEN/OG 1'37.080 120.108 3.170
7 65 黒澤 琢弥 BS REYNARD 95D MUGEN/OG 1'37.900 119.102 3.990
8 27 影山 正彦 YH REYNARD 94D MUGEN/TM 1'39.430 117.269 5.520
9 25 山本 勝巳 BS REYNARD 94D MUGEN/TM 1'44.730 111.334 10.820
10 5 J.クロスノフ YH LOLA T94/50 COSWORTH 1'46.680 109.299 12.770
******************************************************************************
* NAKAJIMA PLANNING/YOSHI ARIMATSU *
*********************************************************** Results Writer ***
* Series : '95全日本F3000選手権シリーズ : 95-03-30 *
* Title : F3000タイヤ協会美祢合同テスト *
* Course : MINEサーキット Length(km): 3.2389 *
* Class : FIA/JAF F3000 Weather : RAIN *
* : 14:00-15:00 Condition : WET *
******************************************************************************
Pos.No Driver Chassis Engine Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 11 T.クリステンセン BS LOLA T94/50 MUGEN/OG 1'30.240 129.211
2 19 星野 一義 BS LOLA T93/MC95 MUGEN/TM 1'32.110 126.588 1.870
3 3 金石 勝智 BS LOLA T94/50 JUDD/KV2 1'32.780 125.674 2.540
4 24 服部 尚貴 BS REYNARD 95D MUGEN/TM 1'33.380 124.867 3.140
5 7 影山 正美 YH LOLA T94/50 MUGEN/TM 1'34.520 123.361 4.280
6 10 飯田 章 BS LOLA T95/50 MUGEN/OG 1'34.880 122.892 4.640
7 25 山本 勝巳 BS REYNARD 94D MUGEN/TM 1'39.080 117.683 8.840
******************************************************************************
* NAKAJIMA PLANNING/YOSHI ARIMATSU *
*********************************************************** Results Writer ***
* Series : '95全日本F3000選手権シリーズ : 95-03-29 *
* Title : F3000タイヤ協会美祢合同テスト *
* Course : MINEサーキット Length(km): 3.2389 *
* Class : FIA/JAF F3000 Weather : CLOUDY *
* : 10:00-12:00 Condition : DRY *
******************************************************************************
Pos.No Driver Chassis Engine Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 15 鈴木 利男 BS LOLA T94/50 MUGEN/TM 1'12.450 160.939
2 5 J.クロスノフ YH LOLA T94/50 COSWORTH 1'12.930 159.880 0.480
3 11 T.クリステンセン BS LOLA T94/50 MUGEN/OG 1'12.980 159.770 0.530
4 20 A-G.スコット BS LOLA T93/MC95 MUGEN/TM 1'13.080 159.552 0.630
5 1 M.アピチェッラ YH REYNARD 95D JUDD/KV2 1'13.350 158.964 0.900
6 9 M.マルティーニ BS LOLA T95/50 MUGEN/OG 1'13.580 158.468 1.130
7 64 高木虎之介 BS REYNARD 94D MUGEN/MG 1'13.610 158.403 1.160
8 24 服部 尚貴 BS REYNARD 95D MUGEN/TM 1'13.680 158.252 1.230
9 19 星野 一義 BS LOLA T93/MC95 MUGEN/TM 1'13.700 158.209 1.250
10 3 金石 勝智 BS LOLA T94/50 JUDD/KV2 1'13.720 158.167 1.270
11 65 黒澤 琢弥 BS REYNARD 95D MUGEN/OG 1'13.750 158.102 1.300
12 7 影山 正美 YH LOLA T94/50 MUGEN/TM 1'13.830 157.931 1.380
13 8 中野 信冶 YH DOME F104i MUGEN/MG 1'13.960 157.653 1.510
14 10 飯田 章 BS LOLA T95/50 MUGEN/OG 1'14.030 157.504 1.580
15 27 影山 正彦 YH REYNARD 94D MUGEN/TM 1'14.300 156.932 1.850
16 25 山本 勝巳 BS REYNARD 94D MUGEN/TM 1'15.430 154.581 2.980
******************************************************************************
* NAKAJIMA PLANNING/YOSHI ARIMATSU *
*********************************************************** Results Writer ***
* Series : '95全日本F3000選手権シリーズ : 95-03-29 *
* Title : F3000タイヤ協会美祢合同テスト *
* Course : MINEサーキット Length(km): 3.2389 *
* Class : FIA/JAF F3000 Weather : RAIN *
* : 14:00-16:00 Condition : WET *
******************************************************************************
Pos.No Driver Chassis Engine Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 11 T.クリステンセン BS LOLA T94/50 MUGEN/OG 1'28.750 131.381
2 15 鈴木 利男 BS LOLA T94/50 MUGEN/TM 1'28.770 131.351 0.020
3 65 黒澤 琢弥 BS REYNARD 95D MUGEN/OG 1'29.940 129.642 1.190
4 7 影山 正美 YH LOLA T94/50 MUGEN/TM 1'30.550 128.769 1.800
5 3 金石 勝智 BS LOLA T94/50 JUDD/KV2 1'30.990 128.146 2.240
6 27 影山 正彦 YH REYNARD 94D MUGEN/TM 1'31.720 127.126 2.970
7 64 高木虎之介 BS REYNARD 94D MUGEN/MG 1'31.750 127.085 3.000
8 1 M.アピチェッラ YH REYNARD 95D JUDD/KV2 1'32.520 126.027 3.770
9 20 A-G.スコット BS LOLA T93/MC95 MUGEN/TM 1'33.050 125.309 4.300
10 25 山本 勝巳 BS REYNARD 94D MUGEN/TM 1'35.020 122.711 6.270
11 8 中野 信冶 YH DOME F104i MUGEN/MG 1'35.100 122.608 6.350
12 19 星野 一義 BS LOLA T93/MC95 MUGEN/TM 1'53.260 102.949 24.510
******************************************************************************
* NAKAJIMA PLANNING/YOSHI ARIMATSU *
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 SUZUKA GT 300
GTインサイド・レポート No. 12 1995/ 4/ 2 FMOTOR4版
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62.エンジンチューナーのアイテック居島稔氏
GT2クラスでポールポジションを獲得した牧口エンジニアリングや東名スポー
ツのエンジンをチューニングしている居島氏は、「結局は人間が扱うものですから、
無駄にあるパワーは栄養の採りすぎのようなものです。本当にその車とドライバー
で生かせるパワー以上は無意味だと思います。ドライバーの能力の方が、マシンよ
りも上回っていることが大切です。ドライバー、シャシー、エンジンの3者がバラ
ンスが取れていないとレースで勝つことは出来ません」
63.大盛況のピットウォーク
GT決勝の前の昼休みにピットを解放して、ピットウォークが行われた。いつも
はマシンが走り抜けるピットレーンもこの時ばかりは、GTファンに解放された。
チャリティオークション等も行われ、ドライバーのサイン入りブルゾンやTシャツ
が最高2万2000円で競り落とされるなど、どこのピット前も黒山の人だかりだった。
64.#2ZEXEL WISE スカイライン
#2は朝のフリー走行でエンジンのガスケットを飛ばしてしまい、急遽エンジン
の交換を決意した。作業はスタート直前まで行われ、終了した時には他のマシンは
ダミーグリッドをスタートしていた。結局、ピットスタートなり最高尾からの追い
上げを図る。
65.#36カストロールスープラ
スタート直前のダミーグリッド上でクラッチの不調が見つかった。チームは修理
している時間ないと判断し、応急処置で送りだしたが案の定、関谷はマシンをスター
トさせることが出来ず、オフィシャルに押されてやっと走りだした。走り出すと2
分13秒台と他車に遜色ないスピードで、関谷はスープラを走らせている。
66.#100BPオイルポルシェ
スタート直後からパワーステアリングのオイル漏れが生じ、土屋圭市はわずか1
周で緊急ピットイン。オイル漏れはパイプ部分からで、このパイプの交換を行った。
作業には10分余りかかり、再スタートを切った。
67.#40タイサン スターカードF40
リタイア第1号になったのはララウリのドライブするF40だった。序盤は4位を
まで順位を上げたが、9周を過ぎたあたりから急速にスピードダウン。4速がダメ
になり、思うように走れなくなったためだ。このため、ララウリはピットに戻り、
状況を説明。ごまかして走ることも不可能ではなかったが、最終的には他のギアも
痛めるのは間違いないと判断し、千葉監督はリタイアを即断した。
68.#34 タイサン スターカードF40
同じチームの#40がリタイアを決めた直後、#34もピットに戻ってきた。リード
はエンジンのミスファイアを訴え、取り合えずコンピューターを交換し、コースに
戻った。
69.#36カストロール スープラ
スタートの際にクラッチトラブルが発覚した#36カストロール スープラは、ルー
ティンのピットインの際にもエンジンストール。タイヤ交換、給油の作業が終わっ
てからリアをジャッキアップし直してエンジンをかけるがタイヤも回ってしまう。
そこで路面に水をまいて滑りやすくしたところへジャッキをストンと落とし、わざ
とホイールスピンを誘って再スタートしていった。レース巧者らしい、とっさの機
転が功を奏した形。
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 SUZUKA GT 300
GTインサイド・レポート No. 13 1995/ 4/ 2 FMOTOR4版
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70.#1影山正彦(GT1クラス優勝)
みごとに開幕戦優勝を飾ったディフェンディングチャンピオンの#1カルソニッ
クスカイライン。マシンを降りてきた影山は金子監督とがっちり握手。今回はTV
レポーター役の服部尚貴がマイクを向けると「なにやってんの?」とからかう余裕
をみせた。「序盤はフェラーリやスープラがストレートで速くて先にいかれてしまっ
たけれど、はじめからジックリいこうと決めてたから。タイヤ交換してから右リア
に振動が出るなどノートラブルではなかった。次から新型で頑張ります」
71.*70外国屋スカイライン(GT2クラス優勝)
石橋義三:2クラスだろうが3クラスだろうがやってるときは真剣なんです。
次のレースも勝つつもりで走ります。
星野薫 :今回は遅いクルマでしたから、みんなに迷惑がかからないように遅い
なりにがんばって走りました。ラッキーな優勝です。
72.#55JOMO R33スカイライン(GT1クラス2位)
一見順調に走りきっての2位に見えたが、実は冷や汗もののゴールだったようだ。
「実はスタート直前にエンジンにトラブルが出ちゃって、レスポンスが悪くなちゃっ
たんです。S字では後ろから迫られて、ドライバーには悪いことしちゃった」と水
野監督。一方の鈴木利男も「車を降りたとたんに鼻がグズちゃって」と一気に緊張
が解けたようだ。「スタート前は走れるかどうか心配だったくらい。まあ、結果オー
ライだね。曇ってたからエンジンも助かったんじゃないかな。予選でサスペンショ
ンの問題点も洗い出せたしよかった。ホント、ほっとしたよ」
73.#39J.クロスノフ(GT1クラス3位)
昨年あった問題は解決して、マシンは乗りやすくなった。でも、今年はタイヤの
ブランドが替わったんで、マッチングの問題があったんだ。数ラップは良かったけ
ど、だんだんグリップが落ちてしまった。これはタイヤの問題と言うより、テスト
不足だね。今回は英国のUKダンロップからタイヤの供給を受け、日本ダンロップ
でアレンジしたんだ。神戸の震災を乗り越えて、ダンロップのみんなはよくやって
くれたと思う。サード、ダンロップ、トヨタ、TRDのチームワークもいいし、きっ
と勝てるはずだよ。
74.*6八代俊二(GT2クラス3位)
今回は町内会のチームなのでまったくの遊びです。でも2分33秒で十分と言われ
ていたのに33秒台がでましたから大満足です。4輪レースは初めてでしたけど、仕
事で行っている2輪レースとは違う意味で十分に楽しめました。チームは富士と鈴
鹿1000kmにも出る予定ですけれど、私自身は仕事の都合がありますから、うまく調
整を付けて出たいですね。
75.#36カストロール スープラ
クラッチのトラブルを抱えて、果敢な走行を続けた関谷正徳は「クラッチトラブ
ルはともかく、クルマがもうちょっと仕上がってれば上位争いに加われたんだけど
ね。まあ次には期待がもてると思います」と、苦労を少しも見せず早くも次のレー
スへと気持ちを切り替えていた。「いやあ、クラッチがなくて6位ならバンバンザ
イですよ。ピットストップで水をまいて再スタートしたのは、以前Cカーでやって
まして、そのときの経験が生きました。後はもう帰って寝たいです」とは中里チー
ムマネージャー。
86.#39サードスープラGT
GT1クラス3位に入ったサードは、レース後ファクトリーには戻らずにT&I
サーキットに直接向かい、ルマン24時間レースのための耐久テストに参加する。ル
マンでは、今日のレースでNーGT1仕様で走ったスープラGTそのものをルマンG
T1仕様に改造して出走するため、チームは明日1日でエンジンとボディ・ワーク
をルマンGT1仕様に改造しなければならない。T&Iでは、トラスト・チームの
スープラGTと2台でテストが行われる。セルモの'94バージョンを除いた4台の
スープラGTはトムスとFETの2台が日本専用マシンであり、サードとトラスト
の2台はルマンを闘うことを考慮して強化されたフレームをもっている。
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 SUZUKA GT 300
GTインサイド・レポート No. 14 1995/ 4/ 2 FMOTOR4版
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87.#39J.クロスノフ
サードのドライバーであるJ.クロスノフは先週のMINEサーキットでのF3000
テスト、このスズカのGT、そしてT&Iサーキットでの24時間テストと今週の木
曜日まで走り詰めである。そのため、彼はM.マルティニと一緒に車で移動している
が、マルティニはクロスノフの運転手と化しているようだ。
89.ポルシェ993GT2
期待のニューマシンである993GT2で闘ったチームは貴重な経験をしたようだ。
いずれのチームもピッチングが激しく、ブレーキングではABSが顔を出してしま
うのである。カレラカップに代表されるポルシェレーサーに慣れたドライバーであ
れば、積極的にABSを作動させてマシンをコントロールしている。昨年のカレラ
カップ・チャンピオンである柏原浩一は「僕はABSとパワステを使って走ること
に慣れていますけど違和感があることも事実ですし、今後きちんと開発していかな
ければいけない部分です」。ゴムブッシュを多用しているマルチリンクサスペンショ
ンやバウンドとリバウンドの2つあるスプリングについても、各チームにとっては
これから課題として残る部分だろう。
90.*32ランティックスカイライン(GT2クラス2位)
観客で埋まるスタンドを見上げて「いやー、全日本選手権なんですね」とGTC
紅一点の岡野谷。彼女はスタート・ドライバーの大役を担ってクラス2位入賞に貢
献した。「速い車にコースを譲るタイミングがつかめなくて苦労しました。私は大
山さんに無事マシンを渡すことだけを考えて、大事に走りました」。大山は「いや、
ラッキーですよ。車は決して速くないし。もっと速くしたいけど予算をなんとかし
なきゃね」と入賞にも浮かない顔だった。
91.#38エリック・コマス
ローリングスタートは生まれて初めてなんです。あんまり、好きになれないなぁ。
幸い、このシリーズだけだからまあ我慢するよ。それと右ハンドルの車も実は初め
て。でも、左シフトでもシーケンシャルだからあんまり苦にならなかったね。
92.#34アンソニー・リード
コンピュータなのか、ブーストが上がらなくなってしまってストレートでスピー
ドが出なくて困った。フロントタイヤのモデファイはいい感じにきまってきてるか
ら、次はね。
93.#40太田哲也
昨年のMINEでは決勝を走ることができず、今回は乗れる予定だった太田だが、
#40はわずか12周でレースを終えてしまった。「今日は乗れると思ったのね。うー
ん、最近雑誌の仕事ばっかりでレーサーじゃなくてモータージャーナリスト状態で
すよ」。リタイアしたとたん、このレースのレポートをどう書こうか雑誌編集者と
相談し、頭を悩ませる彼だった。
以上
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 SUZUKA GT 300
GTインサイド・レポート No. 10 1995/ 4/ 2 FMOTOR4版
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49.#36カストロール スープラ
関谷正徳のスズカ攻略法
スープラ勢の一角、トムスの関谷正徳はスズカでのシフトポイントを下図のよう
に教えてくれた。「攻略のポイントとしてはダンロップコーナーやスプーン手前の
200Rでどれだけスロットルを踏んでいけるかということだね」
開幕戦ということでまだ手探り状態のチームも多いが、クルマが仕上がって来さ
えすれば熾烈なバトルが期待できる。パッシングポイントの少ないスズカだけに、
コーナーの立ち上がりでいかにトラクションをかけて直線スピードをのせるかが勝
負の決め手となりそうだ。関谷自身もさらに「攻めた」走りをみせてくれるだろう。
51.全日本GT選手権の呼称について
GTアソシエイションでは、全日本GT選手権シリーズの略式呼称を「GTC」
とすると発表した。今後、公式インフォメーションその他ではすべて「GTC」と
いう呼称が使われる。関係者は、メディアにもこの呼称が定着し、Jリーグのよう
に一般にも広く親しまれる呼び名となることを期待している。
52.*70石橋義三
去年はコーナーで離されてもストレートで取り戻せたのに、今年はまったくダメ。
ストレートでM3に離されてしまう。そろそろマシンを替えることを考えないとな
らないな。現在のR31のパーツも残り少ないから、このマシンを使うのであれば、
エンジンをGTRのRB26に積み替えるかもしれない。それともポルシェ964カッ
プカーのエンジンを、993の3.8と交換する。こっちのが最有力かな。
53.#100土屋圭市
タイヤの径が大きくなって期待していたけど、マッチングがうまくいかなくてマ
シンと格闘しちゃってるよ。決勝では、満タンでよその様子を見ながら前へ出たい
ね。130R、1コーナー、ヘアピンでのつっこみは、うちの方が有利だからね。
54.#36関谷正徳
いやぁ、結構苦労しているよ。朝のフリーで決勝セットを出そうと思っているけ
ど、このマシン(スープラ)はじっくり時間をかけて熟成しないと手ごわいマシン
だね。
55.#55JOMO R33スカイライン
予選で2分9秒台を出し、順調な仕上がり具合を見せるR33スカイライン。決勝
日朝の走行ではタイヤ交換と給油のリハーサルを2回行うなど本番のテストに余念
がなかった。ドライバーの飯田章は「1か月半前にでき上がったばかりのクルマで
すからね。まだわかりません」といいながらも、チマタの予想より速いのでは、と
いうレポーターのいささか失礼な質問に「もっと速くなりますよ」ときっぱりと自
信を持って答えてくれた。
56.#72WAKO'S M3
GT-2クラス予選トップのWAKO'S M3。朝のフリー走行では予定どおり
の本番テストをこなしている。予選の時に比べるとブレーキなど細かい部分に変更
を施しているが、とくに大きな問題はないようだ。ドライバーの福山英朗は「クラ
ス優勝? ウーン、順調にいけばね」と控えめな表現ながらも、虎視眈々と上位を
狙っている様子がうかがえた。
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.1 SUZUKA GT 300
GTインサイド・レポート No. 11 1995/ 4/ 2 FMOTOR4版
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57.#5柏原浩一
新しい993GT2最大の特徴はマルチリンクのリアサスペンションです。僕は去年
までトレーリングアームの964RSに乗っていましたが、限界でトリッキーな操縦性
にいつも苦労していました。マルチリンクの993はその点がまったく違います。堅く
クイックにセッティングを行っても恐い感じがないんです。今回はマシンも日本に来
たばかりだし、ポルシェからのエンジニアのシュミットさんもデータを集めるので
精いっぱいのようで、TAGからもらったままのロムで走っています。シュミット
さんは今年の日本のGT全部に来てくれることになっていますから、開発のテンポ
は早いと思います。うちのチームは、次の富士スピードウェイのレースまでに何度
もテストを行わなければなりません。まずエンジン、そしてサスペンション、次に
空力ですね。それに、ドライバーとしてはパワーで負けるのはどうにも出来ません
から、パワーのあるルマンGT2規定を選択したんです。次を見ていてください。
58.賞典が続々登場
ユニークなレースをモットーにするGT選手権では、今シーズンから副賞もいろ
いろ登場する。まずは、オフィシャルゲーム・サプライヤーの(株)金子製作所から
は「KANEKO賞」として、1クラスの優勝に20万円、2位10万円、3位5万円、
2クラスの優勝に10万円、2位5万円、3位2万円がチームに贈られる。ポールポ
ジションには、モータースポーツ誌のレーシング・オンからレーシング・オン賞、
10万円が獲得チームに贈呈される。さらに開幕戦のスペシャル・プライズとして、
GT選手権オフィシャル・ガイドのGTXより、「カストロールスープラ」にベス
トカラーリング賞10万円が贈られた。
59.決勝スタートはローリング・スタートに
昨年のGTCでは、決勝のスタート方式はF1やF3000と同じグリッド上に完全
に制止してからスタートする「スタンディング・スタート」方式が取られていた。
しかし、今年からはグループAのレースなどに採用されていたダミーグリッドから
暫定スタートし、メインストレートで走ったまま隊列を整えてスタートする「ロー
リング・スタート」方式に変更された。
60.#1カルソニックスカイライン
フリー走行終了後、金子監督に「長谷見選手は『本番では影山のほうがいい』と
言ってましたが?」と水を向けると「オレもそう思うよ」と自信たっぷりの表情。
ただ当然スープラ勢の巻き返しも予想されるため、ラクなレースになるとは思って
いないようだ。「ピットインするまではコンスタントにラップを重ねて、それから
の勝負になるんじゃないかな。見てるほうにとってはおもしろい、接戦のレースに
なるよ。やってるほうは大変だけどね」
61.TV取材もいろいろ
TBSテレビの平日午後6時からのニュース・ワイド「ニュースの森」の取材班
が、チーム国光の高橋国光を徹底取材している。木曜日のフリー走行では、国光の
ドライブする99号車(予備マシン)にレポーターが同乗し、レーシングスピードを
体験した。当日はあいにくの雨だったが、レーサーがドライブするレースマシンに
乗るのが初めてのレポーターは「異次元の世界」をのぞいたようだ。しかし、走行
後、国光から「ドライの10分の1だよ」という一言に「雨で良かった」とぽつり。
この模様は「ニュースの森」の枠内で放映される予定だが、このところの大事件続
きで、放映日は4月中旬としか決まっていないそうだ。
また、今日のレースの模様はテレビ東京系で4月30日午後4時30分から放映され
る。この中継では、F3000開幕戦優勝ドライバーの服部尚貴がゲスト解説に抜てき
された。F1解説のドリキンに負けない楽しい解説を期待したい。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
'95全日本GT選手権シリーズ第1戦 95-04-02
SUZUKA GT300 WEATHER FINE
GT300 決勝 ラップ チャート COURSE DRY
LAPS St 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
-------------------------------------------------------------------------------
1 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 1 1 1 1
2 55 55 55 55 55 55 55 55 55 55 55 55 55 1 1 3 3 3 3
3 1 1 39 39 39 39 1 1 1 1 1 1 1 55 55 55 55 55 55
4 34 39 40 40 40 40 39 39 34 34 40 34 38 38 38 38 38 38 38
5 39 40 1 1 1 1 34 34 39 40 34 38 34 39 39 39 39 39 39
6 40 34 34 34 34 34 40 40 40 38 38 39 39 34 36 36 36 36 36
7 38 100 38 38 38 38 38 38 38 39 39 40 36 36 8 8 8 8 8
8 8 38 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 35 35 35 35 35
9 100 8 35 35 35 35 35 35 35 36 36 36 35 35 5 5 5 5 5
10 36 35 5 5 5 36 36 36 36 35 35 35 40 5 25 25 25 25 25
11 30 5 88 88 36 5 5 5 5 5 5 5 5 25 88 88 88 88 88
12 35 30 100 36 25 25 25 25 25 25 25 25 25 88 15 15 15 15 15
13 2 88 25 25 30 15 15 15 15 15 88 88 88 15 2 2 2 2 2
14 19 25 36 30 15 30 30 30 88 88 15 15 15 2 19 19 19 19 19
15 5 15 30 15 19 19 19 88 19 19 19 19 19 19 30 30 30 30 30
16 88 36 15 19 88 88 88 19 2 2 2 2 2 30 70 70 70 70 70
17 25 41 19 41 2 2 2 2 30 30 30 30 30 70 41 41 41 41 41
18 15 19 41 72 41 41 41 41 41 41 41 41 41 41 34 34 34 34 34
19 41 72 72 2 72 72 72 72 72 70 70 70 70 26 26 26 26 26 26
20 72 70 70 70 70 70 70 70 70 26 26 26 26 72 72 72 72 72 6
21 70 26 2 26 26 26 26 26 26 6 6 6 6 6 6 6 6 6 72
22 26 2 26 6 6 6 6 6 6 32 72 72 72 32 32 32 32 32 32
23 6 6 6 32 32 32 32 32 32 72 32 32 32 100 100 100 100 100 100
24 32 32 32 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100
LAPS 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37
-------------------------------------------------------------------------------
1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
2 3 3 3 3 3 3 55 55 55 55 55 55 55 55 55 55 55 55 55
3 55 55 55 55 55 55 3 36 38 38 38 3 3 39 39 39 39 39 39
4 38 38 38 38 38 39 36 3 3 3 3 39 39 3 3 3 3 3 3
5 39 39 39 39 39 36 35 38 39 39 39 38 38 38 38 38 38 38 38
6 36 36 36 36 36 8 38 39 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36
7 8 8 8 8 8 35 8 35 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
8 35 35 35 35 35 38 39 8 2 2 2 2 2 8 8 8 8 8 8
9 5 5 5 5 5 5 5 2 8 8 8 8 8 2 2 2 2 2 2
10 25 25 88 88 88 88 2 5 70 70 30 30 30 30 30 30 30 30 30
11 88 88 2 2 2 2 25 25 34 34 15 15 15 15 15 15 15 15 15
12 15 2 25 25 25 25 70 70 30 30 70 70 70 70 70 70 34 34 34
13 2 15 70 70 70 70 34 34 88 15 34 34 34 34 34 34 70 70 70
14 30 30 34 34 34 34 88 88 15 25 25 25 25 25 25 25 25 25 25
15 70 70 30 30 30 30 30 30 25 88 88 88 88 88 88 88 100 100 100
16 41 34 15 15 15 15 15 15 26 26 26 26 26 26 100 100 88 88 88
17 34 41 19 19 19 19 19 19 100 19 100 100 00 100 26 26 26 26 26
18 19 19 26 26 26 26 26 26 19 100 6 6 6 32 32 32 32 32 32
19 26 26 41 41 100 100 100 100 6 6 32 32 32 6 6 6 6 6 6
20 6 72 72 72 32 6 6 6 32 32
21 72 6 6 6 6 32 32 32
22 32 32 100 100
23 100 100 32 32
LAPS 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51
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1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
2 55 55 55 55 55 55 55 55 55 55 55 55 55 55
3 39 39 39 39 39 39 39 39 39 39 39 39 39 39
4 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3 3
5 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38 38
6 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36
7 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5
8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8 8
9 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2
10 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30
11 15 15 15 15 15 15 15 15 15 34
12 34 34 34 34 34 34 34 34 34 25
13 70 70 70 70 70 70 70 25 25 15
14 25 25 25 25 25 25 25 70 70 70
15 100 100 100 100 100 100 100 100 100
16 88 88 88 88 88 88 88 88
17 32 32 32 32 32 32
18 6 6 6 6 6
19 26
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提供:スズカサーキットランド
'95全日本GT選手権シリーズ第1戦 95-04-02
SUZUKA GT300 WEATHER FINE
GT300 ドライバー別結果表 COURSE DRY
POS No DRIVER TYPE LAP TOTAL TIME TEAM/CAR
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1 1 GT1 影山 正彦 SKYLINE BNR32 51 1:55'03.363 2'12.479 カルソニック スカイライン
2 55 GT1 鈴木 利男 SKYLINE BNR33 51 1:55'13.242 2'12.570 JOMO R33
55 GT1*飯田 章 SKYLINE BNR33 0 JOMO R33
3 39 GT1 ジェフ・クロスノフ SUPRA JZA80 51 1:56'28.479 2'12.885 サードスープラGT
4 3 GT1 長谷見昌弘 SKYLINE BNR32 51 1:57'03.395 2'12.896 ユニシアジェックススカイライン
5 38 GT1 エリック・コマス SUPRA JZA80 51 1:57'05.452 2'12.750 トヨタスープラ
6 36 GT1 関谷 正徳 SUPRA JZA80 26 59'06.833 2'13.874 トヨタ カストロール スープラ
36 GT1 ミハエル・クルム SUPRA JZA80 25 58'00.008 2'13.631 トヨタ カストロール スープラ
7 5 GT1 柏原 浩一 PORSCHE 993GT2 24 58'01.037 2'17.799 マツダコレクション出光ポ
5 GT1 羽根 幸浩 PORSCHE 993GT2 25 57'56.712 2'16.360 マツダコレクション出光ポ
8 8 GT1 長坂 尚樹 SUPRA JZA80 26 1:00'54.242 2'14.189 TOYOTA SUPRA
8 GT1 見崎 清志 SUPRA JZA80 23 55'16.589 2'17.439 TOYOTA SUPRA
9 2 GT1 都平 健二 SKYLINE BNR32 26 1:01'15.143 2'18.538 ZEXELWISEスカイライン
2 GT1 河合 博之 SKYLINE BNR32 23 54'56.475 2'17.639 ZEXELWISEスカイライン
10 30 GT1 山田 洋二 PORSCHE 993GT2 20 48'10.953 2'21.276 綜合警備 PORSCHE
30 GT1 田嶋 栄一 PORSCHE 993GT2 29 1:08'15.142 2'15.556 綜合警備 PORSCHE
11 34 GT1 アンソニー・リード FERRARI F40 28 1:08'09.375 2'12.551 タイサン スターカード F40
34 GT1 近藤 真彦 FERRARI F40 19 47'51.806 2'23.225 タイサン スターカード F40
12 25 GT1 影山 正美 FAIRLADY Z32 47 1:56'38.833 2'17.810 FEDEX 300ZXーLM
13 15 GT1 古谷 直広 PORSCHE 964 47 1:56'56.248 2'18.844 プローバ ポルシェ ターホ
14 70 GT2 石橋 義三 SKYLINE HR31 19 49'18.680 2'28.343 欧州車販売の外国
70 GT2 星野 薫 SKYLINE HR31 28 1:07'57.259 2'22.996 欧州車販売の外国
15 100 GT1 高橋 国光 PORSCHE RSRターボ 19 44'50.071 2'15.208 BP オイル ポルシェ・ターホ
100 GT1 土屋 圭市 PORSCHE RSRターボ 27 1:11'37.529 2'13.808 BP オイル ポルシェ・ターホ
16 88 GT1 和田 孝夫 ランボルギーニデイアブロ 27 1:05'59.673 2'16.707 レインXタムラディアブロ
88 GT1 池沢さとし ランボルギーニデイアブロ 18 50'37.157 2'28.342 レインXタムラディアブロ
17 32 GT2 大山 茂 SKYLINE BNR32 23 1:03'54.390 2'32.066 ランティック スカイライン
32 GT2 岡野谷 純 SKYLINE BNR32 20 53'24.745 2'34.866 ランティック スカイライン
18 6 GT2*日置 恒文 PORSCHE 964A 11 30'50.349 2'41.130 シュロスポルシェ
6 GT2 八代 俊二 PORSCHE 964A 31 1:25'14.333 2'33.615 シュロスポルシェ
19 26 GT2 関根 基司 BMW E30 22 55'50.015 2'30.064 タイサン BMW M3
26 GT2 武藤 文雄 BMW E30 16 52'55.845 2'28.655 タイサン BMW M3
以上 順位認定:
19 GT1*小林 且雄 SKYLINE BNR32 28 1:14'52.825 2'18.889 JUN スカイラインGTーR
35 GT1*鈴木 恵一 PORSCHE 911 0 タイサン スターカードGTー2
35 GT1*松田 秀士 PORSCHE 911 26 1:00'53.132 2'15.260 タイサン スターカードGTー2
41 GT1*伊達 邦夫 SILVIA PS13 20 49'23.164 2'20.014 アイワ&ナガタ シルビア
41 GT1*石川 朗 SILVIA PS13 2 6'37.914 2'37.551 アイワ&ナガタ シルビア
72 GT2*牧口 規雄 BMW E30 17 43'29.072 2'21.398 WAKO'S M3
72 GT2*福山 英朗 BMW E30 5 13'14.998 2'21.922 WAKO'S M3
40 GT1*オスカー・ララウリ FERRARI F40 12 27'25.925 2'12.212 タイサン スターカード F40
40 GT1*太田 哲也 FERRARI F40 0 タイサン スターカード F40
スタート時刻:13:14:58
*印のドライバーには全日本GT選手権得点は与えられない。
FASTEST LAP: 40 オスカー・ララウリ 2'12.212 12/12 159.67Km/h
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提供:スズカサーキットランド