有限会社ドラゴ(代表取締役 道上 龍)は、新たに「DRAGO CORSE※注(ドラゴ コルセ)」を結成、「GP2シリーズ」で活躍中の伊沢拓也選手をドライバーに起用し、全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第6戦スポーツランドSUGO大会、第7戦鈴鹿サーキット大会に1台体制で参戦することを決定した。
道上龍は、SUPER GTシリーズをはじめ、各カテゴリーで活躍したレーシングドライバーで、かねてより全日本カート選手権で自己チームを持ち若手カートドライバーの育成に力を入れてきた。今回、世界で活躍できるドライバー創出に向けたさらなるステップアップと将来のチーム活動を視野に参戦を決めた。
伊沢選手は、GP2をはじめ国内外のカテゴリーに参戦し多くの経験、ノウハウを有するドライバーであり、新チームの実力を早期に強化することを狙いに伊沢選手に協力を要請、GP2との調整の結果、実現に至ったものである。なお、来季の活動については未定であり、今回の参戦経験を踏まえて検討していく。
- DRAGO CORSEとはイタリア語で、DRAGOは龍、CORSEは競争、レースという意味。
チーム名 | ナンバー | ドライバー | 年齢 | 出身地 | 2014年現時点の戦績 |
DRAGO CORSE (ドラゴ コルセ) | 34 | 伊沢 拓也 (Takuya Izawa) | 30 | 東京都 | GP2シリーズ15位 |
道上龍のプロフィール
【主な戦績】
- 1993年FJJ 鈴鹿・岡山シリーズ チャンピオン獲得
- 1994年 全日本F3選手権 参戦 (新人賞受賞)
- 1997年 全日本ツーリングカー選手権 参戦
- 1999年 鈴鹿1000kmレース 優勝
- 2000年-2004年 全日本GT選手権GT500参戦 (2000年 チャンピオン獲得)
- 2005年-2013年SUPER GT GT500 参戦
【ドライバー育成】
- 2012年 全日本カート選手権に参戦するART Grand Prix JAPAN Racing Kart Team監督に就任
- 2014年 F4地方選手権シリーズ Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト・アドバイザーに就任
- 2014年 SUPER GT G300チーム 無限エグゼクティブ・アドバイザーに就任
伊沢 拓也選手のプロフィール
【主な戦績】
- 2002年 鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F) 首席卒業、F4 関西シリーズ 参戦
- 2003年 フォーミュラルノー・ドイツシリーズ 参戦
- 2003年-2005年 フォーミュラ・ドリーム 参戦
- 2006年-2007年 全日本F3選手権 参戦
- 2008年-2012年 フォーミュラ・ニッポン、 SUPER GT GT500 参戦
- 2013年 全日本選手権スーパーフォーミュラ 、SUPER GT GT500 参戦
- 2014年 GP2参戦中
DRAGO CORSE
2014オートバックス スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」の決勝レースが8月31日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
このシーズン最長の耐久レースを制したのは、ポールシッターの#36PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)で、終わってみれば後続に50秒以上の大差をつける圧勝だった。
GT300クラスはチーム結成一年目の#60TWS LM corse BMW Z4(飯田章/吉本大樹/佐藤晋也組)がポールシッターの#55ARTA CR-Z GTとの接戦を制して今季初勝利を挙げた。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日25,000人/決勝日36,000人/二日合計61,000人)
決勝レースは12時15分、三重県警の協力による白バイとパトカーの先導によるパレードランの後、通常のローリングを行ってスタートした。
ホールショットはポールシッターの#36ペトロナスRC Fのジェームス・ロシター。
しかし3周を過ぎた辺りから#17ケーヒンNSXを駆る塚越広大が追い上げて来る。
そして10周目。ロシターが130Rで周回遅れに引っかかったところを塚越は見逃さず、シケイン進入で大外から並びかけていく。 懸命に押え込むロシターだったが、そのために立ち上がりが苦しくなったところを再び塚越につかれ、最終コーナーで17号車がトップを奪う。
しかし36号車が29周目、17号車が34周目に最初のピットストップを行ったことにより、アウトラップの17号車を充分にタイヤを温めた36号車が抜き返して再びトップに。
それでも1スティント辺りの周回数の違いから36号車のピットストップ回数が17号車より1回多くなるであろうことは明らかだったため、1分強の差を保ってさえいれば17号車の再逆転は充分可能と思われたのだが、69周目から再びステアリングを握った塚越が87周目の130Rでまさかのコースアウト。
17号車は右リヤ周りを大きく破損してそのままピットイン。 トップが100周目に差し掛かったところでチームからリタイヤ届けが出され、惜しくも戦列を去ることになった。
17号車に続いて36号車に挑んだのは#23モチュールGT-R。
ここにくるまでに42ポイントを獲得し、リストリクター1ランクダウン+ハンデウェイト34kg搭載という厳しい条件で第6戦に臨んだ松田次生/ロニー・クインタレッリ組だったが、17ケーヒンNSXと同じく4ピット作戦を採用し、両ベテランの堅実な走りで周回を重ねた結果、36号車が4度目のピットストップを行った直後、116周目のヘアピンでトップに追いつき、アウトから並びかけていった。ドライバーは36号車がロシター、23号車は松田。
しかしかろうじてトップを守り切ったロシターはそこから徐々に松田を引き離していき、最後は50秒以上もの大差をつけて173周のチェッカーを受け、念願の今季初勝利をものにした。
このレースを2位で終えた#23モチュールGT-Rはシリーズポイントを60に伸ばし、#37KeePer RC Fが7位に終わったことも手伝ってポイントランキングでは一躍トップに躍り出た。
クインタレッリによれば、そもそも今回の目標は4位以内だったとのことであり、勝利を逃したとはいえ今回の結果は期待以上のものだったようだ。
3位には前回富士で優勝した#18ウイダーモデューロNSX(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)がつけた。
一報、今季開幕当初からBMW Z4勢の強さが目立つGT300クラスは今回も激しいトップ争いの末に#60TWS LM corse BMW Z4が逃げ切り、こちらも今季初勝利をモノにした。
ポールポジションからスタートし、終始トップ争いを繰り広げていた#55ARTA CR-Z(高木真一/小林崇志組)はレース終盤の147周目にに突如トラブルに見舞われてスローダウン。その後はピットインとピットアウトを繰り返す苦しい走りを強いられて16位でレースを終えることになった。
変わって2位に浮上したのは#31OGT Panasonic Prius(新田守男/嵯峨宏紀/中山雄一組)。
今回第3ドライバーに抜擢された中山も、レース中盤に同じく第3ドライバーとして#7Studie BMW Z4に招聘されたドイツツーリングカー選手権(DTM)のトップドライバー、アウグスト・ファーフスを相手に一歩も引かない走りを見せ、場内を多いに沸かせた。
3位にはそのファーフスを起用した#7BMW Z4(荒聖治/ヨルグ・ミューラー/アウグスト・ファーフス組)が入った。
2014スーパーGTの各チームはこのあと海を渡り、タイに新設されたブリーラム・ユナイテッド・インターナショナル・サーキット(BUIC)で第7戦を戦う。 10月5日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」は、ポールポジションからスタートした#36PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)が終始主導権を握って173周の長丁場を支配し、最後は後続に50秒の大差をつけて今季初勝利を飾った。
GT300クラスは、終盤まで激しいトップ争いが展開されたが、結成1年目の#60TWS LM corse BMW Z4(飯田章/吉本大樹/佐藤晋也組)が逃げ切り、こちらも今季初勝利をモノにした。
レース終盤に入って#23モチュールGT-Rは140周終わりで最後のピットイン。松田次生からロニー・クインタレッリに交代した。
一方の#36ペトロナスRC Fは145周目に最後のピットイン。こちらはそのままロシターが走行を続ける作戦に出ると、その後も着実に23号車との差を広げていき、最後は50.549秒と大差をつけ、今季初勝利を挙げた。
2位に終わった23号車だが、ランキングトップの#37KeePer TOM’S RC F(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組)がドライブスルーペナルティーなどもあり7位に終わったため、60pt対56ptでシリーズランキングトップに躍り出た。
3位には前回優勝の#18ウイダーモデューロNSX CONCEPT-GT(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)が入った。
36号車の独走に終わったGT500クラスとは異なり、GT300クラスは終盤まで激しいトップ争いが展開された。
まず128周目にピットインした#60BMWに対し、既に作業を済ませていた#55ARTA CR-Zが急接近。逆バンクで#55小林崇志がアウトから#60吉本を抜き去ってトップに立つ。
吉本も131周目の1コーナーで小林にアウトから並びかけるが、ここではかろうじて小林が押え込んでトップを死守。
しかし続く132周終わりのホームストレートでは、最高速に勝るFIA-GT3の特性を生かして吉本が前に出る。
そのまま一端は5秒以上のリードを築き上げた吉本だったが、小林もそこから再びじわじわと追い上げ、140周終了時点では3.4秒、142周では2.9秒、144周が終わる頃には0.8秒と完全に射程圏内に捉えた。
しかし55号車は147周目に突然スローダウン。 その後はピットイン、ピットアウトを繰り返しながらの苦しい走りを強いられることになり、結局16位でレースを終えることになってしまった。
こうなると最早同一周回上で60号車を脅かすものはなく。LMコルセは結成1年目にして初の勝利をものにした。
2位には第3ドライバーの中山の健闘も光った#31OGT Panasonic Prius(新田守男/嵯峨宏紀/中山雄一組)がつけ、3位には今大会のためにドイツツーリングカー選手権(DTM)からアウグスト・ファーフスを招聘した#7Studie BMW Z4(ヨルグ・ミューラー/荒聖治/アウグスト・ファーフス組)が入った。
またシリーズポイントでは#4GSR初音ミクBMW Z4(谷口信輝/片岡龍也組)が5位、#11GAINER DIXCEL SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)が10位に終わったため、56pt対54ptで#4初音ミクBMWがトップに浮上した。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
■GT500クラス
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 36 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 44 | 173 | 5:37'27.911 |
2 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 84 | 173 | 50.549 |
3 | 18 | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | MI | 68 | 172 | 1Lap |
4 | 8 | ヴィンタントニオ・リウッツィ 松浦 孝亮 | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 172 | 1Lap |
5 | 6 | 大嶋 和也 国本 雄資 | ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F | BS | 68 | 171 | 2Laps |
6 | 100 | 小暮 卓史 武藤 英紀 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 22 | 171 | 2Laps |
7 | *37 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 100 | 171 | 2Laps |
8 | 1 | 立川 祐路 平手 晃平 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | BS | 70 | 170 | 3Laps |
9 | 24 | ミハエル・クルム 佐々木 大樹 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | 18 | 168 | 5Laps |
10 | *12 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 94 | 165 | 8Laps |
11 | 39 | 石浦 宏明 オリバー・ジャービス | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | BS | 36 | 146 | 27Laps |
12 | 32 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | DL | 24 | 126 | 47Laps |
---- 以上規定周回数(121Laps)完走 ---- |
- | 19 | 脇阪 寿一 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F | YH | 14 | 100 | 73Laps |
- | 17 | 塚越 広大 金石 年弘 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 48 | 88 | 85Laps |
- | 46 | 本山 哲 柳田 真孝 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 50 | 14 | 159Laps |
- Fastest Lap: CarNo.36 ジェームス・ロシター(PETRONAS TOM'S RC F) 1'51.732 (4/173) 187.10km/h
- CarNo.12(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ペナルティストップ15秒を科した。
- CarNo.37(伊藤大輔)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
■GT300クラス
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 佐藤 晋也 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 22 | 160 | 5:39'21.300 |
2 | 31 | 新田 守男 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | 20 | 159 | 1Lap |
3 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 アウグスト・ファルフス | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 60 | 159 | 1Lap |
4 | 10 | 植田 正幸 山内 英輝 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 2 | 158 | 2Laps |
5 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクZ4 BMW Z4 GT3 | YH | 96 | 158 | 2Laps |
6 | 33 | 都筑 晶裕 ティム・ベルグマイスター ヨルグ・ベルグマイスター | PUMA KRH PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | YH | 16 | 158 | 2Laps |
7 | 9 | 白坂 卓也 アンドレ・クート 飯田 太陽 | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 158 | 2Laps |
8 | *0 | 中山 友貴 野尻 智紀 道上 龍 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 38 | 158 | 2Laps |
9 | 61 | 佐々木 孝太 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | 70 | 158 | 2Laps |
10 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 100 | 157 | 3Laps |
11 | 30 | 岩崎 祐貴 影山 正美 東 徹次郎 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 10 | 157 | 3Laps |
12 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 濱口 弘 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | 8 | 157 | 3Laps |
13 | 88 | 織戸 学 青木 孝行 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 40 | 157 | 3Laps |
14 | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 富田 竜一郎 | Snap-on DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 156 | 4Laps |
15 | *22 | 和田 久 城内 政樹 | グリーンテックSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 153 | 7Laps |
16 | 55 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 50 | 152 | 8Laps |
17 | *86 | 細川 慎弥 山西 康司 | クリスタルクロコランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 50 | 152 | 8Laps |
18 | 5 | 玉中 哲二 山野 直也 鶴田 和弥 | マッハ車検withトランスフォーマー30th NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 133 | 27Laps |
19 | 3 | 星野 一樹 ルーカス・オルドネス ウォルフガング・ライプ | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 50 | 131 | 29Laps |
20 | *360 | 田中 篤 吉田 広樹 藤田 竜樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 126 | 34Laps |
---- 以上規定周回数(112Laps)完走 ---- |
- | 65 | 黒澤 治樹 黒澤 翼 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 56 | 108 | 52Laps |
- | 67 | 横溝 直輝 密山 祥吾 峰尾 恭輔 | STPタイサンGAIA POWER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 20 | 95 | 65Laps |
- | *50 | 加納 政樹 安岡 秀徒 ナニン・インドラ・パユーング | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | 22 | 85 | 75Laps |
- | 21 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 クリストファー・ハーゼ | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | YH | 28 | 51 | 109Laps |
- Fastest Lap: CarNo.60 吉本大樹(TWS LM corsa BMW Z4) 2'02.776 (67/160)
- CarNo.86(細川慎弥)は、特別規則第25条(ピットレーンの速度制限)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.0(野尻智紀)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.22(城内政樹)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
- CarNo.0は、2014 SGT SpR第30条3.(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.50(加能政樹)は、2014 SGT SpR第27条4.(ドライブ行為の規律)違反により罰金\50,000円を科した。
- CarNo.360(藤田竜樹)は、特別規則第25条(ピットレーンの速度制限)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) After 750km Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 36 | 500 | 1 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 44 | 130 | 4:13'47.691 |
2 | 23 | 500 | 2 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 84 | 130 | 11.677 |
3 | 39 | 500 | 3 | 石浦 宏明 オリバー・ジャービス | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | BS | 36 | 130 | 1'42.024 |
4 | 18 | 500 | 4 | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | MI | 68 | 129 | 1Lap |
5 | 6 | 500 | 5 | 大嶋 和也 国本 雄資 | ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F | BS | 68 | 129 | 1Lap |
6 | 37 | 500 | 6 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 100 | 129 | 1Lap |
7 | 8 | 500 | 7 | ヴィンタントニオ・リウッツィ 松浦 孝亮 | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 128 | 2Laps |
8 | 1 | 500 | 8 | 立川 祐路 平手 晃平 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | BS | 70 | 128 | 2Laps |
9 | 100 | 500 | 9 | 小暮 卓史 武藤 英紀 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 22 | 128 | 2Laps |
10 | 24 | 500 | 10 | ミハエル・クルム 佐々木 大樹 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | 18 | 126 | 4Laps |
11 | *12 | 500 | 11 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 94 | 122 | 8Laps |
12 | 60 | 300 | 1 | 飯田 章 吉本 大樹 佐藤 晋也 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 22 | 120 | 10Laps |
13 | 55 | 300 | 2 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 50 | 120 | 10Laps |
14 | 31 | 300 | 3 | 新田 守男 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | 20 | 120 | 10Laps |
15 | 7 | 300 | 4 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 アウグスト・ファルフス | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 60 | 120 | 10Laps |
16 | 4 | 300 | 5 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクZ4 BMW Z4 GT3 | YH | 96 | 119 | 11Laps |
17 | *0 | 300 | 6 | 中山 友貴 野尻 智紀 道上 龍 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 38 | 119 | 11Laps |
18 | 33 | 300 | 7 | 都筑 晶裕 ティム・ベルグマイスター ヨルグ・ベルグマイスター | PUMA KRH PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | YH | 16 | 119 | 11Laps |
19 | 10 | 300 | 8 | 植田 正幸 山内 英輝 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 2 | 118 | 12Laps |
20 | 11 | 300 | 9 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 100 | 118 | 12Laps |
21 | 61 | 300 | 10 | 佐々木 孝太 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | 70 | 118 | 12Laps |
22 | 88 | 300 | 11 | 織戸 学 青木 孝行 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 40 | 118 | 12Laps |
23 | 9 | 300 | 12 | 白坂 卓也 アンドレ・クート 飯田 太陽 | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 118 | 12Laps |
24 | 2 | 300 | 13 | 高橋 一穂 加藤 寛規 濱口 弘 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | 8 | 118 | 12Laps |
25 | 30 | 300 | 14 | 岩崎 祐貴 影山 正美 東 徹次郎 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 10 | 118 | 12Laps |
26 | *86 | 300 | 15 | 細川 慎弥 山西 康司 | クリスタルクロコランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 50 | 117 | 13Laps |
27 | 48 | 300 | 16 | 高森 博士 田中 勝輝 富田 竜一郎 | Snap-on DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 117 | 13Laps |
28 | 32 | 500 | 12 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | DL | 24 | 115 | 15Laps |
29 | *22 | 300 | 17 | 和田 久 城内 政樹 | グリーンテックSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 115 | 15Laps |
30 | 65 | 300 | 18 | 黒澤 治樹 黒澤 翼 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 56 | 108 | 22Laps |
31 | 5 | 300 | 19 | 玉中 哲二 山野 直也 鶴田 和弥 | マッハ車検withトランスフォーマー30th NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 100 | 30Laps |
32 | 360 | 300 | 20 | 田中 篤 吉田 広樹 藤田 竜樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 98 | 32Laps |
33 | 3 | 300 | 21 | 星野 一樹 ルーカス・オルドネス ウォルフガング・ライプ | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 50 | 97 | 33Laps |
34 | 67 | 300 | 22 | 横溝 直輝 密山 祥吾 峰尾 恭輔 | STPタイサンGAIA POWER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 20 | 95 | 35Laps |
35 | 17 | 500 | 13 | 塚越 広大 金石 年弘 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 48 | 88 | 42Laps |
36 | 50 | 300 | 23 | 加納 政樹 安岡 秀徒 ナニン・インドラ・パユーング | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | 22 | 85 | 45Laps |
37 | 19 | 500 | 14 | 脇阪 寿一 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F | YH | 14 | 76 | 54Laps |
38 | 21 | 300 | 24 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 クリストファー・ハーゼ | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | YH | 28 | 51 | 79Laps |
39 | 46 | 500 | 15 | 本山 哲 柳田 真孝 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 50 | 14 | 116Laps |
- Fastest Lap: CarNo.36 ジェームス・ロシター(PETRONAS TOM'S RC F) 1'51.732 (4/130) 187.10km/h
- CarNo.86(細川慎弥)は、特別規則第25条(ピットレーンの速度制限)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.0(野尻智紀)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.22(城内政樹)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーストップ10秒を科した。
- CarNo.12(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーストップ15秒を科した。
- CarNo.0は、2014 SGT SpR第30条3.(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」は規定周回数の4分の3を消化した。 依然としてトップは#36PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)だが、約10秒後方を#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が追い上げており、予断を許さない状況になって来た。
レース前半まで36号車とトップを争っていた#17ケーヒンNSXは87周目にコースアウトしたことにより、予定外のピットストップを強いられたが、結局ダメージはボディカウルに留まらずエンジン周りにまで及んでいたため、チームは修復不可能と判断、トップが100周目に入ったところで残念ながらリタイヤ届けが提出された。
これにより、36号車の背後を脅かす存在は#23モチュールGT-Rのみとなった。 17号車と同様に4ピット作戦を採っているニスモチームは3スティント目を104周まで引っ張って23号車を呼び込んだ。 この間23号車はトップを走ることになったが、このピット作業でまた36号車がトップに。
しかし#36ペトロナスが4度目のピットインを行った115周目に#23モチュールは一気に差を詰め、116周目のヘアピンでアウトから並びかける。 ドライバーは36号車はロシター、23号車は松田だった。
両者はしばらくテール・トゥ・ノーズ状態で周回を重ねるが、次第に#36ロシターが#23松田を引き離し始め、130周を迎えたところでその差は10秒以上に。 このあとは各々1回ずつのルーティン作業を残すのみとなったが、現時点ではロシターのペースがやや勝っている状況だ。 3番手には上位陣の脱落なども合って現在は#39デンソーRC Fがつけている。
GT300クラスは#60TWS LM corsa BMW Z4(飯田章/吉本大樹/佐藤晋也組)がトップを快走中。 86周目に一旦は#55ARTA CR-Zが接近。 その後96周目に#60BMW、97周目にCR-Zがピットインし、一旦は55号車が前でピットアウトしたものの、タイヤに熱が入る前では抗う術もなく、アウトラップのS字で#60飯田が#55高木を抜き去り、一気にリードを広げていった。 120周終了時点で両者の差は17秒となっている。 3位には31プリウスがつけ、タイトル争いを展開している#4GSR初音ミクBMWが4番手。ランキングトップの#11ゲイナーSLSは9位といずれもポイント圏内を走行している。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Eiji TAKEUCHI
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) After 500km Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 36 | 500 | 1 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 44 | 87 | 2:48'50.830 |
2 | 17 | 500 | 2 | 塚越 広大 金石 年弘 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 48 | 87 | 38.716 |
3 | 23 | 500 | 3 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 84 | 87 | 54.755 |
4 | 8 | 500 | 4 | ヴィンタントニオ・リウッツィ 松浦 孝亮 | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 87 | 1'02.120 |
5 | 39 | 500 | 5 | 石浦 宏明 オリバー・ジャービス | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | BS | 36 | 87 | 1'23.632 |
6 | 6 | 500 | 6 | 大嶋 和也 国本 雄資 | ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F | BS | 68 | 86 | 1Lap |
7 | *12 | 500 | 7 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 94 | 86 | 1Lap |
8 | 18 | 500 | 8 | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | MI | 68 | 86 | 1Lap |
9 | 1 | 500 | 9 | 立川 祐路 平手 晃平 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | BS | 70 | 86 | 1Lap |
10 | 37 | 500 | 10 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 100 | 86 | 1Lap |
11 | 100 | 500 | 11 | 小暮 卓史 武藤 英紀 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 22 | 85 | 2Laps |
12 | 24 | 500 | 12 | ミハエル・クルム 佐々木 大樹 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | 18 | 84 | 3Laps |
13 | 32 | 500 | 13 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | DL | 24 | 83 | 4Laps |
14 | 60 | 300 | 1 | 飯田 章 吉本 大樹 佐藤 晋也 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 22 | 80 | 7Laps |
15 | 55 | 300 | 2 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 50 | 80 | 7Laps |
16 | 31 | 300 | 3 | 新田 守男 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | 20 | 80 | 7Laps |
17 | 7 | 300 | 4 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 アウグスト・ファルフス | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 60 | 80 | 7Laps |
18 | 65 | 300 | 5 | 黒澤 治樹 黒澤 翼 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 56 | 80 | 7Laps |
19 | 4 | 300 | 6 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクZ4 BMW Z4 GT3 | YH | 96 | 80 | 7Laps |
20 | 10 | 300 | 7 | 植田 正幸 山内 英輝 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 2 | 80 | 7Laps |
21 | 3 | 300 | 8 | 星野 一樹 ルーカス・オルドネス ウォルフガング・ライプ | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 50 | 80 | 7Laps |
22 | 50 | 300 | 9 | 加納 政樹 安岡 秀徒 ナニン・インドラ・パユーング | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | 22 | 79 | 8Laps |
23 | *0 | 300 | 10 | 中山 友貴 野尻 智紀 道上 龍 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 38 | 79 | 8Laps |
24 | 30 | 300 | 11 | 岩崎 祐貴 影山 正美 東 徹次郎 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 10 | 79 | 8Laps |
25 | 9 | 300 | 12 | 白坂 卓也 アンドレ・クート 飯田 太陽 | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 79 | 8Laps |
26 | 67 | 300 | 13 | 横溝 直輝 密山 祥吾 峰尾 恭輔 | STPタイサンGAIA POWER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 20 | 79 | 8Laps |
27 | 33 | 300 | 14 | 都筑 晶裕 ティム・ベルグマイスター ヨルグ・ベルグマイスター | PUMA KRH PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | YH | 16 | 79 | 8Laps |
28 | 11 | 300 | 15 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 100 | 79 | 8Laps |
29 | 88 | 300 | 16 | 織戸 学 青木 孝行 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 40 | 79 | 8Laps |
30 | 61 | 300 | 17 | 佐々木 孝太 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | 70 | 79 | 8Laps |
31 | 2 | 300 | 18 | 高橋 一穂 加藤 寛規 濱口 弘 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | 8 | 79 | 8Laps |
32 | 48 | 300 | 19 | 高森 博士 田中 勝輝 富田 竜一郎 | Snap-on DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 79 | 8Laps |
33 | *86 | 300 | 20 | 細川 慎弥 山西 康司 | クリスタルクロコランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 50 | 78 | 9Laps |
34 | 360 | 300 | 21 | 田中 篤 吉田 広樹 藤田 竜樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 77 | 10Laps |
35 | *22 | 300 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | グリーンテックSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 76 | 11Laps |
36 | 5 | 300 | 23 | 玉中 哲二 山野 直也 鶴田 和弥 | マッハ車検withトランスフォーマー30th NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 62 | 25Laps |
37 | 19 | 500 | 14 | 脇阪 寿一 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F | YH | 14 | 59 | 28Laps |
38 | 21 | 300 | 24 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 クリストファー・ハーゼ | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | YH | 28 | 51 | 36Laps |
39 | 46 | 500 | 15 | 本山 哲 柳田 真孝 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 50 | 14 | 73Laps |
- Fastest Lap: CarNo.36 ジェームス・ロシター(PETRONAS TOM'S RC F) 1'51.732 (4/87) 187.10km/h
- CarNo.86(細川慎弥)は、特別規則第25条(ピットレーンの速度制限)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.0(野尻智紀)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.22(城内政樹)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーストップ10秒を科した。
- CarNo.12(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーストップ15秒を科した。
- CarNo.0は、2014 SGT SpR第30条3.(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」はレースの折り返し点を超えた。
依然としてトップは#36PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)だが、これまで2位を走行していた#17KEHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/金石年弘組)が88周目の130Rでコースアウト、右リヤ周りのボディーワークを破損してオレンジディスクを提示され、予定外のピット作業を強いられることになった。
ここまでの展開で、各チームのおおよその作戦が露になって来た。
トップを走行する#36ペトロナスRC Fは58周目に2度目、丁度中間点の87周目に3度目のピットストップを行った。 これによりこのチームが5ストップであることはほぼ確定。
それに対して#17ケーヒンNSXは34周目に1回目、68周目に2回目と、レース距離を均等に5分割する4ストップを目指しているようだ。
36号車はここまで38周程度のリードを築き上げていたものの、このままのペースでは17号車に抜き返される可能性があった。
87周目を迎えるまでは。
この周の130Rで#17塚越は突然大きくコースを飛び出し、左リヤのボディワークに大きなダメージを負ってしまう。 これに対しメインポストからはオレンジディスクが提示されたため、やむを得ず17号車は88周終わりでピットへ。
破損状況は深刻だったため、トップが100周を消化した時点でリタイヤ届けが出されてしまった。
また最後尾スタートながら着実に順位を上げていた#32エプソンNSXは75周目に3度目のピットインを行おうとした際、後方から石器にして来た#12カルソニックGT-Rに追突されてスピンを喫してしまい、大きく順位を落とすことに。
この件で12号車に対しては15秒ストップのペナルティが課せられた。ドライバーはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラだった。
GT300クラスはトップを独走していた#55ARTA CR−Z(高木真一/小林崇志組)に#60TWS LM corse BMW Z4(飯田章/吉本大樹/佐藤晋也組)が次第に追いつき、61周目の1コーナーで遂に飯田が高木のスリップから抜け出して大外から抜き去ってトップに立った。
その後方では#31OGT Panasonic Priusの中山雄一と#7Studie BMW Z4のアウグスト・ファーフスという第3ドライバー同士の3位争いが展開されている。
一方これまで55号車とトップ争いを展開していた#0無限CR-Z GT(中山友貴/野尻智紀/道上龍組)は500クラスの#39デンソーRC Fとの接触により野尻がドライブスルーペナルティを受け、更にピット作業違反により2度目のドライブスルーと、完全に権利を失った格好だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) After 250km Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 36 | 500 | 1 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 44 | 44 | 1:25'09.663 |
2 | 17 | 500 | 2 | 塚越 広大 金石 年弘 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 48 | 44 | 14.235 |
3 | 23 | 500 | 3 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 84 | 44 | 28.406 |
4 | 18 | 500 | 4 | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | MI | 68 | 44 | 47.511 |
5 | 8 | 500 | 5 | ヴィンタントニオ・リウッツィ 松浦 孝亮 | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 44 | 48.725 |
6 | 39 | 500 | 6 | 石浦 宏明 オリバー・ジャービス | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | BS | 36 | 44 | 1'00.070 |
7 | 12 | 500 | 7 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 94 | 44 | 1'23.196 |
8 | 6 | 500 | 8 | 大嶋 和也 国本 雄資 | ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F | BS | 68 | 44 | 1'43.069 |
9 | 1 | 500 | 9 | 立川 祐路 平手 晃平 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | BS | 70 | 44 | 1'48.892 |
10 | 37 | 500 | 10 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 100 | 44 | 1'50.283 |
11 | 32 | 500 | 11 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | DL | 24 | 43 | 1Lap |
12 | 100 | 500 | 12 | 小暮 卓史 武藤 英紀 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 22 | 42 | 2Laps |
13 | 19 | 500 | 13 | 脇阪 寿一 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F | YH | 14 | 42 | 2Laps |
14 | 24 | 500 | 14 | ミハエル・クルム 佐々木 大樹 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | 18 | 42 | 2Laps |
15 | 55 | 300 | 1 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 50 | 40 | 4Laps |
16 | 60 | 300 | 2 | 飯田 章 吉本 大樹 佐藤 晋也 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 22 | 40 | 4Laps |
17 | 61 | 300 | 3 | 佐々木 孝太 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | 70 | 40 | 4Laps |
18 | 31 | 300 | 4 | 新田 守男 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | 20 | 40 | 4Laps |
19 | 0 | 300 | 5 | 中山 友貴 野尻 智紀 道上 龍 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 38 | 40 | 4Laps |
20 | 7 | 300 | 6 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 アウグスト・ファルフス | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 60 | 40 | 4Laps |
21 | 9 | 300 | 7 | 白坂 卓也 アンドレ・クート 飯田 太陽 | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 40 | 4Laps |
22 | 65 | 300 | 8 | 黒澤 治樹 黒澤 翼 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 56 | 40 | 4Laps |
23 | 11 | 300 | 9 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 100 | 40 | 4Laps |
24 | 10 | 300 | 10 | 植田 正幸 山内 英輝 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 2 | 40 | 4Laps |
25 | 86 | 300 | 11 | 細川 慎弥 山西 康司 | クリスタルクロコランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 50 | 40 | 4Laps |
26 | 4 | 300 | 12 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクZ4 BMW Z4 GT3 | YH | 96 | 40 | 4Laps |
27 | 30 | 300 | 13 | 岩崎 祐貴 影山 正美 東 徹次郎 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 10 | 40 | 4Laps |
28 | 50 | 300 | 14 | 加納 政樹 安岡 秀徒 ナニン・インドラ・パユーング | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | 22 | 40 | 4Laps |
29 | 3 | 300 | 15 | 星野 一樹 ルーカス・オルドネス ウォルフガング・ライプ | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 50 | 40 | 4Laps |
30 | 22 | 300 | 16 | 和田 久 城内 政樹 | グリーンテックSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 40 | 4Laps |
31 | 48 | 300 | 17 | 高森 博士 田中 勝輝 富田 竜一郎 | Snap-on DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 40 | 4Laps |
32 | 67 | 300 | 18 | 横溝 直輝 密山 祥吾 峰尾 恭輔 | STPタイサンGAIA POWER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 20 | 40 | 4Laps |
33 | 2 | 300 | 19 | 高橋 一穂 加藤 寛規 濱口 弘 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | 8 | 40 | 4Laps |
34 | 360 | 300 | 20 | 田中 篤 吉田 広樹 藤田 竜樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 40 | 4Laps |
35 | 33 | 300 | 21 | 都筑 晶裕 ティム・ベルグマイスター ヨルグ・ベルグマイスター | PUMA KRH PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | YH | 16 | 40 | 4Laps |
36 | 88 | 300 | 22 | 織戸 学 青木 孝行 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 40 | 39 | 5Laps |
37 | 21 | 300 | 23 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 クリストファー・ハーゼ | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | YH | 28 | 39 | 5Laps |
38 | 5 | 300 | 24 | 玉中 哲二 山野 直也 鶴田 和弥 | マッハ車検withトランスフォーマー30th NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 38 | 6Laps |
39 | 46 | 500 | 15 | 本山 哲 柳田 真孝 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 50 | 14 | 30Laps |
- Fastest Lap: CarNo.36 ジェームス・ロシター(PETRONAS TOM'S RC F) 1'51.732 (4/44) 187.10km/h
スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」の決勝レースはスタートから250kmを通過。
現在のトップはGT500が#36PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)、GT300は#55ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)となっている。
三重県警の白バイとパトカーが先導する中、レースは12時15分にパレードランを開始。 警察車両がピットインした後にもう1周のローリングを行ってスタートした。
ホールショットを奪ったのはポールシッターの#36ペトロナスRC Fだったが、3周を過ぎた辺りから2位の#17ケーヒンNSXが徐々に差を詰め始めた。36号車のスタートドライバーはロシター。17号車は塚越広大だ。
そして10周目。130Rで周回遅れの#55ARTA CR-Zのインをついたロシターがこれと並走状態になり、僅かに車速を落とした隙を塚越は見逃さずにシケインで大外から並びかけると、続く最終コーナーでアウトから悠々と抜き去ってトップに立った。
しかし36号車は29周目、17号車は34周目に最初のピットストップを行った結果、17ケーヒンのアウトラップで追いついた36ペトロナスがヘアピンでアウトから抜き去って再びトップを奪い返す。
2スティント目を担当した中嶋はそのまま一気に後続を突き放しにかかり、44周終了時点で14.235秒とした。
なお現在3位には#23モチュールGT-R、4位には#18ウイダーNSXがつけ、タービントラブルから最後尾スタートとなった#32エプソンNSXもスタートから一気に順位を上げ、一時は9位まで浮上したが、早め早めのピットストップを行っていることもあり、現在は11位を走行している。
GT300クラスは、ポールの#55ARTA CR-Zがスタートから着実に後続との差を広げつつあるが、その後方では予選6位からスタートした#60TWS LM BMWが序盤から着実に順位を上げてきた。スタートを担当した吉本大樹は3周目に#61BRZの佐々木孝太、10周目に#3B-MAX GT-Rのオルドネスを捉え、28周目の130R立ち上がりでは#0無限CR-Zの中山、#31プリウスの新田を一気に抜き去って2位に浮上している。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
先ほど行われたGTアソシエイション(GTA)の定例会見の中で、坂東正明代表は今回の第6戦決勝について、スタート時に白バイの先導でパレードランを行うことを明らかにした。
三重県警の協力により実現したこのプランだが、本来は第5戦富士での実施が健闘されていたとのこと。
しかしご承知の通り第5戦は台風の接近などもあって、静岡県警は災害出動に備えざるを得ず、実施が見送られたとのこと。
今回のパレードランは通常のSC先導によるローリング走行の前を白バイが走行するとのことで、GT500車両のプロペラシャフトへの悪影響が出ないよう、「三重県警には90〜100km/hで走行していただくよう要請した」とのこと。
その後ろからタイヤのウォームアップをしながら39台のGTマシンが隊列を組んでついていく様はさぞかし圧巻だろうと思われる。
なお、坂東代表からは走行時に回転灯を点灯していただくよう要請したとのことだが、三重県警がこれを実行するかどうかは現時点では不明だ。
いつもとは違うスーパーGTのスタートシーンに要注目だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
GTアソシエイション(GTA)は8月31日、スーパーGT第6戦の開催されている鈴鹿サーキットで定例会見を実施した。
今回のテーマは、既にJAFより発表された来季のカレンダーについてと、再来月に開催の迫ったタイのブリーラムサーキットの進捗状況、そして金曜日に発表されたGT300マザーシャーシーについて。
いつものように質疑応答の形で坂東正明GTA代表が答えた。
- 坂東代表のコメント
- 来季のカレンダーの注目点は?
- まずは国際大会であるブリーラムの日程をどうするか、から始めて、それに合わせて他のレース日程を決めていったが、結果的に今年と同じになった。
開幕戦については、もっとキャパシティの大きいサーキットで開催してはどうかという意見もあったが、岡山にとってはあの時期に一年で最大規模の大会を開催することに意義があるので、今回も開幕戦は岡山で行う。
富士もゴールデンウィークに行うことが定着して来た。
オートポリスについては、ルマンテストデーと日程が重なるという問題があり、主に外国人ドライバーの中からテストデーを優先したいという声が出ている。しかしこれはACOというよりWECに参戦しているマニファクチャラーとの関係でテストデーに参戦しないとシートが得られないという事情だ。
ACOとはWEC富士の時にミーティングをすることになっており、そこで新しく参戦するドライバーや既に決まっている日産のLMP1の参加条件について、日本での実績を考慮してもらえるよう交渉する予定だ。 - 10月は世界選手権規模の大会が多く日本で開催されるが、それらとの日程調整は出来ないのか?
- もう少し日程がばらけてくれるといいのだが、現状は我々の入る余地がない状況で、仕方なくこの時期を海外大会に充てざるを得ない状況だ。
F1もWECもMotoGPももっと日程を分散させてもらえれば調整の余地が出てくるのだが。 - 既にGTAからも何人か視察を行っているようだが、ブリーラムの進捗はどうか
- コースについては既に2層目の舗装も終わり、8月一杯で工事が完了する。
パドックの整備や、車両を走らせての管制がうまくできるかどうか、などはこれからやっていく。
バンコックから5時間半という距離なので、集客を心配する声もあるが、隣接するサッカースタジアムでは試合の日には身動きも取れないほどの動員がある。あまり知られていないがタイでのモータースポーツの人気は高いし、ブリーラムには無料で観戦できるエリアもあるので、動員については心配していない。 - 金曜日に発表された86のプロトタイプ(GT300マザーシャーシー)の今後の予定は?
- 現在の予定では9月11日に岡山でシェイクダウンを行い、その後はトヨタタイランドの要請に応じてタイに送ることになっている。ドライバーは土屋武士が担当する。
ブリーラムでレースに出たあとは、パタヤ、バンセンで走ることになっており、バンセンでは大嶋(和也)選手と モリゾウ選手が走ると聞いている。
また今日までの時点でGT300に参戦しているチームから4台のオファーをいただいている。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」のフリー走行は、#8ARTA NSX CONCEPT-GT(ヴィタントニオ・リウッツィ/松浦孝亮組)が1’51.374でトップ。
GT300クラスは#61SUBARU BRZ R&D SPORTS(佐々木孝太/井口卓人組)が2’01.951でトップだった。
晴天に恵まれた公式予選人は打って変わり、決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは上空を厚い雲が覆い隠した。
しかし予報では雨は午後9時以降とされており、今のところレース進行に影響はない模様だ。
そうした中、スーパーGTの決勝前フリー走行は午前8時30分より30分間で行われた。
第4戦を前に性能調整が見直され、同時に熱害対策としてボディカウル等の加工が許可されて以降好調の続いているホンダNSX勢だが、このセッションでも松浦孝亮の駆る#8ARTAが開始10分で1’51.374を記録。そのままトップで走行を終えたたほか、昨日の公式練習でタービンの破損から出火トラブルに発展し、公式予選への出走を見合わせた#32エプソンNSXも走行に参加し、ベルトラン・バゲットが1’52.425を出して8番手につけた。
ナカジマレーシングのスタッフは昨夜12時過ぎまでかかってタービンやボディパネル、配線などの交換を行ったとのことだ。
前回優勝の#18ウイダーモデューロNSXも4番手とまずまずの仕上がり。
しかし一方で#100レイブリックNSXは小暮卓史の走行中にトラブルに見舞われ、開始僅か10分でガレージに戻されており、決勝への影響が懸念される。
一方、日産GT-R勢は#12カルソニックGT-Rが2番手、#23モチュールGT-Rが3番手といずれも上位に付けており、レクサスRC Fの中で唯一Q2に残り、ポールポジションを獲得した#36ペトロナスRC Fも6番手と、ここまでは3メーカーほぼ互角の状況だ。
GT300クラスは、序盤に佐々木孝太が2’01.951を記録した#61BRZがトップ。
予選ではハイブリッド勢に圧倒された感のある61号車だが、決勝へ向けての仕上がりは上々だ。
そのハイブリッド勢は、#31プリウスが12番手、#55CR-Zが20番手、#0CR-Zは最下位の24番手とふるわなかった。
一方で予選Q1で赤旗の原因を作り、ノータイムとされた#2マクラーレンMP4-12Cは3位、同様にQ2でノータイムとなった#21アウディR8は5番手と、決勝での巻き返しに期待がかかる仕上がりだ。
第6戦決勝はこのあと12時15分より173周(1000km)で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
■GT500クラス
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 8 | ヴィンタントニオ・リウッツィ 松浦 孝亮 | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 1'51.374 | - | - | 187.703 |
2 | 12 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 94 | 1'51.640 | 0.266 | 0.266 | 187.255 |
3 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 84 | 1'51.850 | 0.476 | 0.210 | 186.904 |
4 | 18 | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | MI | 68 | 1'52.128 | 0.754 | 0.278 | 186.440 |
5 | 24 | ミハエル・クルム 佐々木 大樹 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | 18 | 1'52.164 | 0.790 | 0.036 | 186.381 |
6 | 36 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 44 | 1'52.256 | 0.882 | 0.092 | 186.228 |
7 | 17 | 塚越 広大 金石 年弘 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 48 | 1'52.412 | 1.038 | 0.156 | 185.969 |
8 | 32 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | DL | 24 | 1'52.425 | 1.051 | 0.013 | 185.948 |
9 | 1 | 立川 祐路 平手 晃平 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | BS | 70 | 1'53.061 | 1.687 | 0.636 | 184.902 |
10 | 6 | 大嶋 和也 国本 雄資 | ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F | BS | 68 | 1'53.109 | 1.735 | 0.048 | 184.823 |
11 | 39 | 石浦 宏明 オリバー・ジャービス | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | BS | 36 | 1'53.241 | 1.867 | 0.132 | 184.608 |
12 | 46 | 本山 哲 柳田 真孝 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 50 | 1'53.503 | 2.129 | 0.262 | 184.182 |
13 | 19 | 脇阪 寿一 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F | YH | 14 | 1'53.976 | 2.602 | 0.473 | 183.418 |
14 | 37 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 100 | 1'54.100 | 2.726 | 0.124 | 183.218 |
15 | 100 | 小暮 卓史 武藤 英紀 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 22 | 1'54.483 | 3.109 | 0.383 | 182.605 |
■GT300クラス
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 61 | 佐々木 孝太 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | 70 | 2'01.951 | - | - | 171.423 |
2 | 360 | 田中 篤 吉田 広樹 藤田 竜樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 2'02.020 | 0.069 | 0.069 | 171.326 |
3 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 濱口 弘 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | 8 | 2'02.527 | 0.576 | 0.507 | 170.617 |
4 | 9 | 白坂 卓也 アンドレ・クート 飯田 太陽 | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 2'02.712 | 0.761 | 0.185 | 170.360 |
5 | 21 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 クリストファー・ハーゼ | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | YH | 28 | 2'02.719 | 0.768 | 0.007 | 170.350 |
6 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクZ4 BMW Z4 GT3 | YH | 96 | 2'03.127 | 1.176 | 0.408 | 169.786 |
7 | 30 | 岩崎 祐貴 影山 正美 東 徹次郎 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 10 | 2'03.137 | 1.186 | 0.010 | 169.772 |
8 | 50 | 加納 政樹 安岡 秀徒 ナニン・インドラ・パユーング | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | 22 | 2'03.197 | 1.246 | 0.060 | 169.689 |
9 | 5 | 玉中 哲二 山野 直也 鶴田 和弥 | マッハ車検withトランスフォーマー30th NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 2'03.213 | 1.262 | 0.016 | 169.667 |
10 | 67 | 横溝 直輝 密山 祥吾 峰尾 恭輔 | STPタイサンGAIA POWER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 20 | 2'03.216 | 1.265 | 0.003 | 169.663 |
11 | 3 | 星野 一樹 ルーカス・オルドネス ウォルフガング・ライプ | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 50 | 2'03.264 | 1.313 | 0.048 | 169.597 |
12 | 31 | 新田 守男 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | 20 | 2'03.323 | 1.372 | 0.059 | 169.516 |
13 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 アウグスト・ファルフス | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 60 | 2'03.328 | 1.377 | 0.005 | 169.509 |
14 | 65 | 黒澤 治樹 黒澤 翼 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 56 | 2'03.353 | 1.402 | 0.025 | 169.475 |
15 | 88 | 織戸 学 青木 孝行 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 40 | 2'03.495 | 1.544 | 0.142 | 169.280 |
16 | 10 | 植田 正幸 山内 英輝 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 2 | 2'03.608 | 1.657 | 0.113 | 169.125 |
17 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 100 | 2'03.690 | 1.739 | 0.082 | 169.013 |
18 | 86 | 細川 慎弥 山西 康司 | クリスタルクロコランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 50 | 2'03.834 | 1.883 | 0.144 | 168.816 |
19 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 佐藤 晋也 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 22 | 2'03.880 | 1.929 | 0.046 | 168.754 |
20 | 55 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 50 | 2'04.047 | 2.096 | 0.167 | 168.526 |
21 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | グリーンテックSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 2'04.450 | 2.499 | 0.403 | 167.981 |
22 | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 富田 竜一郎 | Snap-on DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 2'04.603 | 2.652 | 0.153 | 167.774 |
23 | 33 | 都筑 晶裕 ティム・ベルグマイスター ヨルグ・ベルグマイスター | PUMA KRH PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | YH | 16 | 2'04.720 | 2.769 | 0.117 | 167.617 |
24 | 0 | 中山 友貴 野尻 智紀 道上 龍 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 38 | 2'04.778 | 2.827 | 0.058 | 167.539 |
2014オートバックス スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」の公式予選が8月30日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
今回もノックアウト方式で行われたこの予選では両クラスともQ1からコースレコードが次々に塗り替えられるエキサイティングな展開になったが、最終的に中嶋一貴が1’48.633を記録した#36PETRONAS TOM’ RD F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)が今季2度目のポールポジションを獲得した。
GT300クラスは#55ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)が今季初ポール。こちらもGT300クラスで初めて2分を切る1’59.115を叩き出した。
(天候:晴れ コース:ドライ)
今シーズン何度も荒天に翻弄されてきたスーパーGTだが、第6戦の公式予選は終始晴天のもとで行われた。
予選Q1
各クラス15分間で行われる予選Q1は、GT300クラスで赤旗中断が合った影響で、GT500クラスの走行は当初予定より7分遅れの午後2時22分より開始された。
既に朝の公式練習で、従来のコースレコードである1’49.842は#23モチュールGT-Rによって打ち破られていたが、このセッションでも#18ウイダーモデューロNSXを駆る山本尚貴が最初のアタックでいきなり1’49.002を叩き出してみせると、その直後に23号車を駆る松田次生が1’48.963と一気に48秒台に入れて来た。燃料リストリクター1段階ダウン、ハンデウェイト34kg搭載の23号車にしてこのタイムは驚く他ない速さだ。
更にはチェッカー寸前にウェイトハンデ50kgを紡錘#46S Road GT-Rの本山哲が1’48.629とタイムを更に縮め、このセッションをトップで終えた。 このタイムは1000馬力のターボエンジンを搭載した1990年代のグループCマシンにも匹敵するものだ。
(1990年4月の世界スポーツカー選手権においてトヨタ90C-Vが記録したポールタイムは1’48.716)
結局このセッション、GT-Rが3台、NSXは公式練習で出火して予選出走を取りやめた#32エプソンを除く全4台がQ2進出を果たしている。
一方、前半好調だったRC F勢はウェイトハンデの影響などもあり#36ペトロナス1台のみに留まった。ランキングトップの#37KeePer RC Fも100kgのウェイトハンデ(実際にはリストリクター1段階ダウン+50kg)が祟ってか、13位に終わり、Q1で姿を消している。
GT300クラスも、開始早々に#360OKINAWA MSA GT-Rの吉田広樹が2’00.898とこちらも従来のレコードを大きく上回ると、#61BRZの井口卓人が2’00.690、#60TWS BMWの吉本大樹が2’00.643とこれを上回って来た。
最終的に#61井口はこのセッションをトップで終えた。2位には#3B-MAX NDDP GT-R、3位には#0無限CR-Zが続いた。
予選Q2
GT300クラスの予選Q2でも終盤に赤旗が出た影響で、GT500クラスの走行は当初予定より15分遅れ、午後3時15分より12分間で行われた。
ここでは唯一Q2に駒を進めた#36レクサスRC Fを駆る中嶋が最初のアタックで1’48.633を叩き出して一気にトップに躍り出る一方で、第5戦富士でポールを獲得した#17ケーヒンNSXの塚越広大は1’48.846、#23モチュールGT-Rのロニー・クインタレッリも1’48.979と一歩及ばず、36号車が第4戦SUGO以来、今季2度目のポールポジションを獲得した。
GT300クラスはQ2に入ってから2分台を飛び越し、一気に1分59秒台の争いとなった。 ここで主役を演じたのは#0無限CR-Z、#55ARTA CR-Z、#31Panasonic Prius、#61SUBARU BRZらのJAF-GT勢だ。
まず#55小林崇志が1’59.115と58秒台すら視野に入れる脅威のタイムを叩き出すと、#0野尻智紀も1’59.639、#31新田守男は1’59.955を記録して来た。
一方、昨年のこのレースで2’01.481のレコードを山野哲也が記録した#61BRZの佐々木孝太は、山野のタイムを上回る2’00.034と一歩及ばない。
セッションは終盤に入って#21アウディR8の藤井誠暢がダンロップコーナーでスピンアウトしたために赤旗中断となり、午後3時3分に残り時間4分から再開されるが、#61佐々木はデグナーに差し掛かったところでアタックを中断、#31新田は1’59.667と自己ベストを更新したものの3位に留まった。
これにより#55ARTA CR-Z GTの今季初ポールが確定。 小林は2010年の同レースで#8ARTA HSVを駆って以来のポール獲得となった。
第6戦決勝は明日12時15分より173周(1000km)で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
プレスインフォメーション 2014年8月30日
鈴鹿. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第8戦 公式予選を鈴鹿サーキット(三重県)にて、2014年8月30日(土)に開催いたしました。
PCCJ 2014 –Rd.8 (SUZUKA) Qualify
PCCJ 2014 - 第8戦(鈴鹿)予選
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:29℃ 路面温度:46℃(スタート時)
8月30日(土)、Porsche Carrera Cup Japan(PCCJ)第8戦が幕を開けた。今大会はSUPER GT第6戦 インターナショナル鈴鹿1000kmとの併催であり、PCCJは30日(土)に公式予選と決勝レースが行われるスケジュールとなっている。次戦、F1日本グランプリと併催される最終戦の舞台でもあるため、カレラカップパイロットたちにとっては晴れの舞台に向けた最終調整を図る場としても重要な1戦となる。
鈴鹿サーキットは5.807kmと国内最長の距離をもち、立体交差のある世界的にも稀なテクニカルコースとして知られている。前半の複合コーナー群や、後半の130Rからシケインにかけてが攻略のポイントであり、バックストレートで優位に立つためにはスプーンコーナーでの脱出速度もひとつの鍵となる。1周を通してバランスよく走れるセッティングを見つけられるかどうかが勝負を分けるポイントになってくるだろう。
29日(金)に行なわれた専有走行では、赤旗による中断などで各車とも十分な走行時間が得られたとは言えないなか、#12 小河がトップタイム。#14 元嶋佑弥と#78 近藤、#11 山野が続く展開となった。もともとオーバーテイクが難しい鈴鹿サーキットでは、予選でできる限り上位につけておきたいところ。総合ランキングでは、ここまで#11 山野直也と#12小河諒が2勝ずつを挙げて選手権争いをリード。#11 山野が124 pt、#12 小河が120 ptとその差は拮抗しており、これに3番手の#78 近藤翼が108 ptで食いつく展開となっている。一方のジェントルマンクラスは#21 高田匠と#7 星野敏が3 pt差の接戦。このふたりを#3 江本玄と#9 武井真司がそれぞれ90 ptと83 ptで追いかけている。今回の第8戦を含めて今シーズンは残すところ2戦。タイトルの行方は絞られてきた。
そして迎えた30日(土)。鈴鹿の空は晴れわたり、路面温度は45℃を超えていた。11時55分に各車がコースイン。早々にタイムを出したのは#14 元嶋だった。2分05秒964と、これまでのコースレコードを上まわるタイムをたたき出し、ひとまずピットイン。#14 元嶋を逃がしたくない#12 小河と#78 近藤もタイヤを2セット投入しアタックするも、クリアラップをとることは叶わず。結局最初にタイムを出した#14 元嶋がひとり2分5秒台でポールポジションを獲得した。2番手の#12 小河、3番手の#78 近藤、4番手の#11 山野までがこれまでのレコードを上まわるタイムで上位グリッドを固めた。
「苦手な予選を克服したかったので、これがいいきっかけになるといいですね」と語るのは、タイヤを1セット残してのポールポジションに笑顔の#14 元嶋。
「最初にタイムを出した後は、更新されないように祈っていました(笑)。ただ、完璧なアタックではなかったので、まだコンマ2秒ほど詰められる自信もありました。レースは得意な方ですからうまくスタートを決めて、マネジメントしたいと思っています」と、余裕と自信をうかがわせた。
ジェントルマンクラスのポールポジションは#9 武井。
「1セット目のタイヤで最初にタイムを出せたので良かったです。そのままもう少し行ける感触があったので、内圧を調整してアタックを開始しましたが、ヘアピンで攻めすぎてスピンをしてしまいました。コースアウトによるダメージはありませんが、砂利が入ってしまったのでメカニックたちには申し訳ないなと思っています。決勝ではニュータイヤを投入して、前を狙って走りたいと思います」と、こちらもタイヤを温存して決勝に臨む。
シーズンもいよいよ大詰め、第8戦の決勝レースは30日(土)の15時45分から、10周で争われる。
Pos. Car# Driver Class Car Name Time
1 14 元嶋 佑弥 GARMIN PORSCHE R 2'05.964
2 12 小河 諒 ブライトインターナショナル R 2'06.025
3 78 近藤 翼 スカイレーシング R 2'06.071
4 11 山野 直也 エクセレンスインターナショナル R 2'06.381
5 19 永井 宏明 ナインレーシング 2'07.529
6 9 武井 真司 G BINGO SPORTS 2'08.143
7 7 星野 敏 G D'station HAI GT3 2'08.932
8 25 神取 彦一郎 G DIJON Racing ニルズ 2'08.988
9 33 TAKASHI G KRMケーズフロンティア991 2'10.174
10 21 高田 匠 G PCJ Takumi Racing 2'10.524
11 24 田中 徹 みきゃん MP-GT3 2'10.526
12 2 田島 剛 TAJIMA Racing 2'11.697
13 51 Paul IP G KCMG ANNIKA 991 2'12.706
14 52 Tsugio HARUYAMA G はるやまbaby GT3cup 2'14.211
15 3 江本 玄 G アキラレーシング with サムライ 2'16.197
16 73 鈴木 篤 G SRレーサリンクGT3 2'20.809
R=レコードタイム更新
G=ジェントルマンクラス
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
■GT500 Class
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Model | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
1 | 36 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 44 | R1'49.401 | R1'48.633 |
2 | 17 | 塚越 広大 金石 年弘 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 48 | R1'49.583 | R1'48.846 |
3 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 84 | R1'48.863 | R1'48.979 |
4 | 46 | 本山 哲 柳田 真孝 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 50 | R1'48.629 | R1'49.353 |
5 | 8 | ヴィンタントニオ・リウッツィ 松浦 孝亮 | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | R1'49.482 | R1'49.403 |
6 | 12 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 94 | R1'49.099 | R1'49.433 |
7 | 18 | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | MI | 68 | R1'49.002 | R1'49.571 |
8 | 100 | 小暮 卓史 武藤 英紀 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 22 | R1'49.449 | 1'55.708 |
9 | 1 | 立川 祐路 平手 晃平 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | BS | 70 | R1'49.719 | |
10 | 24 | ミハエル・クルム 佐々木 大樹 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | 18 | 1'49.886 | |
11 | 39 | 石浦 宏明 オリバー・ジャービス | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | BS | 36 | 1'49.888 | |
12 | 19 | 脇阪 寿一 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F | YH | 14 | 1'49.941 | |
13 | 37 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 100 | 1'50.961 | |
14 | 6 | 大嶋 和也 国本 雄資 | ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F | BS | 68 | 1'51.322 | |
---- 以上予選通過 ---- |
- | 32 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | DL | 24 | absence | |
- R'マークは従来のコースレコード(1'49.842)を更新しました。
■GT300 Class
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Knock Out Qualify Weather: Course:
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Model | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
1 | 55 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 50 | R2'01.145 | R1'59.115 |
2 | 0 | 中山 友貴 野尻 智紀 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 38 | R2'00.424 | R1'59.639 |
3 | 31 | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | 20 | R2'00.452 | R1'59.667 |
4 | 61 | 佐々木 孝太 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | 70 | R2'00.279 | R2'00.034 |
5 | 3 | 星野 一樹 ルーカス・オルドネス | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 50 | R2'00.398 | R2'00.422 |
6 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 22 | R2'00.643 | R2'00.949 |
7 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 60 | R2'01.196 | R2'01.415 |
8 | 65 | 黒澤 治樹 黒澤 翼 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 56 | R2'01.107 | 2'01.668 |
9 | 10 | 植田 正幸 山内 英輝 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 2 | R2'00.733 | 2'02.144 |
10 | 9 | 白坂 卓也 アンドレ・クート | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | R2'01.279 | 2'02.364 |
11 | 50 | 加納 政樹 安岡 秀徒 | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | 22 | R2'01.284 | 2'02.392 |
12 | 360 | 田中 篤 吉田 広樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | R2'00.898 | absence |
13 | 21 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | YH | 28 | R2'01.293 | deleted |
14 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | グリーンテックSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | R2'01.320 | |
15 | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 | Snap-on DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | R2'01.365 | |
16 | 88 | 織戸 学 青木 孝行 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 40 | R2'01.391 | |
17 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクZ4 BMW Z4 GT3 | YH | 96 | 2'01.483 | |
18 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 100 | 2'01.486 | |
19 | 67 | 横溝 直輝 密山 祥吾 | STPタイサンGAIA POWER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 20 | 2'01.640 | |
20 | 30 | 岩崎 祐貴 影山 正美 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 10 | 2'01.714 | |
21 | 33 | 都筑 晶裕 ティム・ベルグマイスター | PUMA KRH PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | YH | 16 | 2'01.728 | |
22 | 5 | 玉中 哲二 山野 直也 | マッハ車検withトランスフォーマー30th NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 2'01.797 | |
23 | 86 | 細川 慎弥 山西 康司 | クリスタルクロコランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 50 | 2'02.984 | |
---- 以上予選通過 ---- |
- | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | 8 | deleted | |
- 'R'マークは従来のコースレコード(2'01.481)を更新しました。
■GT500 Class
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Knock Out Q2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Model | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 36 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 44 | R1'48.633 | - | - | 192.439 |
2 | 17 | 塚越 広大 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 48 | R1'48.846 | 0.213 | 0.213 | 192.062 |
3 | 23 | ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 84 | R1'48.979 | 0.346 | 0.133 | 191.828 |
4 | 46 | 柳田 真孝 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 50 | R1'49.353 | 0.720 | 0.374 | 191.172 |
5 | 8 | ヴィンタントニオ・リウッツィ | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | R1'49.403 | 0.770 | 0.050 | 191.084 |
6 | 12 | 安田 裕信 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 94 | R1'49.433 | 0.800 | 0.030 | 191.032 |
7 | 18 | フレデリック・マコヴィッキィ | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | MI | 68 | R1'49.571 | 0.938 | 0.138 | 190.791 |
8 | 100 | 小暮 卓史 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 22 | 1'55.708 | 7.075 | 6.137 | 180.672 |
- R'マークは従来のコースレコード(1'49.842)を更新しました。
■GT300 Class
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Knock Out Q2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Model | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 55 | 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 50 | R1'59.115 | - | - | 175.504 |
2 | 0 | 野尻 智紀 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 38 | R1'59.639 | 0.524 | 0.524 | 174.736 |
3 | 31 | 新田 守男 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | 20 | R1'59.667 | 0.552 | 0.028 | 174.695 |
4 | 61 | 佐々木 孝太 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | 70 | R2'00.034 | 0.919 | 0.367 | 174.161 |
5 | 3 | 星野 一樹 | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 50 | R2'00.422 | 1.307 | 0.388 | 173.600 |
6 | 60 | 飯田 章 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 22 | R2'00.949 | 1.834 | 0.527 | 172.843 |
7 | 7 | ヨルグ・ミューラー | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 60 | R2'01.415 | 2.300 | 0.466 | 172.180 |
8 | 65 | 黒澤 翼 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 56 | 2'01.668 | 2.553 | 0.253 | 171.822 |
9 | 10 | 植田 正幸 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 2 | 2'02.144 | 3.029 | 0.476 | 171.152 |
10 | 9 | 白坂 卓也 | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 2'02.364 | 3.249 | 0.220 | 170.844 |
11 | 50 | 加納 政樹 | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | 22 | 2'02.392 | 3.277 | 0.028 | 170.805 |
12 | 360 | 田中 篤 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | absence | - | - | - |
13 | 21 | 藤井 誠暢 | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | YH | 28 | deleted | - | - | - |
- 'R'マークは従来のコースレコード(2'01.481)を更新しました。
■GT500 Class
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Knock Out Q1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Model | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 46 | 本山 哲 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 50 | R1'48.629 | - | - | 192.446 |
2 | 23 | 松田 次生 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 84 | R1'48.863 | 0.234 | 0.234 | 192.032 |
3 | 18 | 山本 尚貴 | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | MI | 68 | R1'49.002 | 0.373 | 0.139 | 191.787 |
4 | 12 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 94 | R1'49.099 | 0.470 | 0.097 | 191.617 |
5 | 36 | ジェームス・ロシター | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 44 | R1'49.401 | 0.772 | 0.302 | 191.088 |
6 | 100 | 武藤 英紀 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 22 | R1'49.449 | 0.820 | 0.048 | 191.004 |
7 | 8 | 松浦 孝亮 | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | R1'49.482 | 0.853 | 0.033 | 190.946 |
8 | 17 | 金石 年弘 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 48 | R1'49.583 | 0.954 | 0.101 | 190.770 |
---- 以上Q2進出 ---- |
9 | 1 | 立川 祐路 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | BS | 70 | R1'49.719 | 1.090 | 0.136 | 190.534 |
10 | 24 | ミハエル・クルム | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | 18 | 1'49.886 | 1.257 | 0.167 | 190.244 |
11 | 39 | オリバー・ジャービス | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | BS | 36 | 1'49.888 | 1.259 | 0.002 | 190.241 |
12 | 19 | 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F | YH | 14 | 1'49.941 | 1.312 | 0.053 | 190.149 |
13 | 37 | 伊藤 大輔 | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 100 | 1'50.961 | 2.332 | 1.020 | 188.401 |
14 | 6 | 大嶋 和也 | ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F | BS | 68 | 1'51.322 | 2.693 | 0.361 | 187.790 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | 32 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | DL | 24 | absence | - | - | - |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'49.842)を更新しました。
■GT300 Class
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Knock Out Q1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Model | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 61 | 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | 70 | R2'00.279 | - | - | 173.806 |
2 | 3 | ルーカス・オルドネス | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 50 | R2'00.398 | 0.119 | 0.119 | 173.634 |
3 | 0 | 中山 友貴 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 38 | R2'00.424 | 0.145 | 0.026 | 173.597 |
4 | 31 | 嵯峨 宏紀 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | 20 | R2'00.452 | 0.173 | 0.028 | 173.556 |
5 | 60 | 吉本 大樹 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 22 | R2'00.643 | 0.364 | 0.191 | 173.281 |
6 | 10 | 山内 英輝 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 2 | R2'00.733 | 0.454 | 0.090 | 173.152 |
7 | 360 | 吉田 広樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | R2'00.898 | 0.619 | 0.165 | 172.916 |
8 | 65 | 黒澤 治樹 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 56 | R2'01.107 | 0.828 | 0.209 | 172.618 |
9 | 55 | 高木 真一 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 50 | R2'01.145 | 0.866 | 0.038 | 172.563 |
10 | 7 | 荒 聖治 | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 60 | R2'01.196 | 0.917 | 0.051 | 172.491 |
11 | 9 | アンドレ・クート | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | R2'01.279 | 1.000 | 0.083 | 172.373 |
12 | 50 | 安岡 秀徒 | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | 22 | R2'01.284 | 1.005 | 0.005 | 172.366 |
13 | 21 | リチャード・ライアン | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | YH | 28 | R2'01.293 | 1.014 | 0.009 | 172.353 |
---- 以上Q2進出 ---- |
14 | 22 | 和田 久 | グリーンテックSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | R2'01.320 | 1.041 | 0.027 | 172.315 |
15 | 48 | 富田 竜一郎 | Snap-on DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | R2'01.365 | 1.086 | 0.045 | 172.251 |
16 | 88 | 織戸 学 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 40 | R2'01.391 | 1.112 | 0.026 | 172.214 |
17 | 4 | 谷口 信輝 | グッドスマイル初音ミクZ4 BMW Z4 GT3 | YH | 96 | 2'01.483 | 1.204 | 0.092 | 172.083 |
18 | 11 | 平中 克幸 | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 100 | 2'01.486 | 1.207 | 0.003 | 172.079 |
19 | 67 | 横溝 直輝 | STPタイサンGAIA POWER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 20 | 2'01.640 | 1.361 | 0.154 | 171.861 |
20 | 30 | 影山 正美 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 10 | 2'01.714 | 1.435 | 0.074 | 171.757 |
21 | 33 | ヨルグ・ベルグマイスター | PUMA KRH PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | YH | 16 | 2'01.728 | 1.449 | 0.014 | 171.737 |
22 | 5 | 山野 直也 | マッハ車検withトランスフォーマー30th NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 2'01.797 | 1.518 | 0.069 | 171.640 |
23 | 86 | 山西 康司 | クリスタルクロコランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 50 | 2'02.984 | 2.705 | 1.187 | 169.983 |
---- 以上予選通過 ---- |
- | 2 | 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | 8 | deleted | - | - | - |
- 'R'マークは従来のコースレコード(2'01.481)を更新しました。
スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA 1000km」の公式練習が8月30日、鈴鹿サーキットで行われ、#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)がセッション序盤に従来のコースレコードを上回る1’49.234を記録して堂々のトップ。
GT300クラスも終盤の専有走行でルーキーの野尻智紀が2’00.531とこちらもコースレコードを大幅に上回り、#0無限CR-Z GT(中山友貴/野尻智紀/道上龍組)がトップだった。
公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から快晴。
午前9時40分より始まった公式練習は終始ドライコンディションのままセッションは進行した。
シーズン開幕からこれまで各地でコースレコードを更新して来たGT500クラスだが、今回もその速さは健在で、セッション開始からわずか18分でロニー・クインタレッリの駆る#23モチュールGT-Rが、2007年3月の鈴鹿300kmレースで伊藤大輔(#8ARTA NSX)の記録した1’49.842を大幅に上回る、1’49.234を叩き出して一気にトップに躍り出た。
23号車は現在シリーズポイント42。燃料リストリクターを1段階絞り、34kgのウェイトを積んだ状態でのレコード更新は驚くべき速さだ。
2番手にはその#8ARTA NSXが松浦孝亮のドライブにより1’49.882とコースレコードに迫る好タイムを終盤の専有走行で記録。第4戦を前に熱害対策を施して以来好調の続いているNSX勢の速さはここでも健在のようだ。
しかし一方で、#32エプソンNSXは開始15分で車体後部から出火してコース場にストップするアクシデントに見舞われて赤旗中断の原因を作った他、第5戦で優勝した#17ケーヒンNSXは走行中に左リヤタイヤのナットが脱落するなど、想定外のアクシデントに見舞われるチームも見られた。
GT300クラスは序盤から一貫して#0無限CR-Zと#61SUBARU BRZのJAF-GT勢が速さを見せ、2分01秒台の好タイムを連発してトップを争っていたが、最後の最後に野尻が2’00.531と、昨年#61BRZ(山野哲也)が記録したレコード(2’01.481)を1秒近く上回る速さでトップに立った。 2位には今大会の第3ドライバーとして現在DTMで活躍中のアウグスト・ファーフスを招聘した#7Studie BMWが2’01.581でつけ、7号車から1秒以内には18台の車両がひしめくという、いつもながらの接戦模様をGT300クラスは呈している。
また今回はシリーズ最長の1000kmレースということもあり、GT300クラスでは参加24台中16台が第3ドライバーを登録しており、その中にはファーフスを起用した#7Studie BMW Z4のほかにも海外のトップドライバーを招聘するチームもいくつかみられる。
今年のニュルブルクリンク24時間レースで総合優勝したクリストファー・ハーゼを起用した#21Audi R8LMS Ultra、第2、第3ドライバーにティム、ヨルグのベルグマイスター兄弟を起用した#33PUMA KRH PORSCHEなどだ。
今回のGT300クラスはこうした点でも大いに注目に値するだろう。
第6戦の公式予選はこのあと午後2時よりノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
■GT500クラス
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 84 | R1'49.234 | - | - | 191.380 |
2 | 8 | ヴィンタントニオ・リウッツィ 松浦 孝亮 | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 1'49.882 | 0.648 | 0.648 | 190.251 |
3 | 17 | 塚越 広大 金石 年弘 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 48 | 1'49.916 | 0.682 | 0.034 | 190.193 |
4 | 18 | 山本 尚貴 フレデリック・マコヴィッキィ | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | MI | 68 | 1'49.962 | 0.728 | 0.046 | 190.113 |
5 | 24 | ミハエル・クルム 佐々木 大樹 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | 18 | 1'50.003 | 0.769 | 0.041 | 190.042 |
6 | 39 | 石浦 宏明 オリバー・ジャービス | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | BS | 36 | 1'50.329 | 1.095 | 0.326 | 189.481 |
7 | 100 | 小暮 卓史 武藤 英紀 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 22 | 1'50.378 | 1.144 | 0.049 | 189.396 |
8 | 12 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 94 | 1'50.404 | 1.170 | 0.026 | 189.352 |
9 | 36 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 44 | 1'50.460 | 1.226 | 0.056 | 189.256 |
10 | 46 | 本山 哲 柳田 真孝 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 50 | 1'50.612 | 1.378 | 0.152 | 188.996 |
11 | 19 | 脇阪 寿一 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F | YH | 14 | 1'50.934 | 1.700 | 0.322 | 188.447 |
12 | 6 | 大嶋 和也 国本 雄資 | ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F | BS | 68 | 1'51.080 | 1.846 | 0.146 | 188.199 |
13 | 1 | 立川 祐路 平手 晃平 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | BS | 70 | 1'51.753 | 2.519 | 0.673 | 187.066 |
14 | 37 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 100 | 1'51.975 | 2.741 | 0.222 | 186.695 |
15 | 32 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | DL | 24 | 1'54.191 | 4.957 | 2.216 | 183.072 |
■GT300クラス
43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 0 | 中山 友貴 野尻 智紀 道上 龍 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 38 | R2'00.531 | - | - | 173.443 |
2 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 アウグスト・ファルフス | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 60 | 2'01.581 | 1.050 | 1.050 | 171.945 |
3 | 61 | 佐々木 孝太 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | 70 | 2'01.641 | 1.110 | 0.060 | 171.860 |
4 | 360 | 田中 篤 吉田 広樹 藤田 竜樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 2'01.825 | 1.294 | 0.184 | 171.600 |
5 | 65 | 黒澤 治樹 黒澤 翼 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 56 | 2'01.833 | 1.302 | 0.008 | 171.589 |
6 | 31 | 新田 守男 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | 20 | 2'01.889 | 1.358 | 0.056 | 171.510 |
7 | 21 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 クリストファー・ハーゼ | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | YH | 28 | 2'01.914 | 1.383 | 0.025 | 171.475 |
8 | 10 | 植田 正幸 山内 英輝 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 2 | 2'01.948 | 1.417 | 0.034 | 171.427 |
9 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 濱口 弘 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | 8 | 2'02.010 | 1.479 | 0.062 | 171.340 |
10 | 3 | 星野 一樹 ルーカス・オルドネス ウォルフガング・ライプ | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 50 | 2'02.047 | 1.516 | 0.037 | 171.288 |
11 | 9 | 白坂 卓也 アンドレ・クート 飯田 太陽 | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 2'02.068 | 1.537 | 0.021 | 171.259 |
12 | 88 | 織戸 学 青木 孝行 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 40 | 2'02.071 | 1.540 | 0.003 | 171.254 |
13 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 100 | 2'02.104 | 1.573 | 0.033 | 171.208 |
14 | 5 | 玉中 哲二 山野 直也 鶴田 和弥 | マッハ車検withトランスフォーマー30th NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 2'02.123 | 1.592 | 0.019 | 171.182 |
15 | 30 | 岩崎 祐貴 影山 正美 東 徹次郎 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 10 | 2'02.193 | 1.662 | 0.070 | 171.083 |
16 | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 富田 竜一郎 | Snap-on DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 2'02.199 | 1.668 | 0.006 | 171.075 |
17 | 55 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 50 | 2'02.208 | 1.677 | 0.009 | 171.062 |
18 | 33 | 都筑 晶裕 ティム・ベルグマイスター ヨルグ・ベルグマイスター | PUMA KRH PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | YH | 16 | 2'02.433 | 1.902 | 0.225 | 170.748 |
19 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 佐藤 晋也 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 22 | 2'02.469 | 1.938 | 0.036 | 170.698 |
20 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | グリーンテックSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 2'02.541 | 2.010 | 0.072 | 170.598 |
21 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクZ4 BMW Z4 GT3 | YH | 96 | 2'02.741 | 2.210 | 0.200 | 170.320 |
22 | 50 | 加納 政樹 安岡 秀徒 ナニン・インドラ・パユーング | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | 22 | 2'02.743 | 2.212 | 0.002 | 170.317 |
23 | 86 | 細川 慎弥 山西 康司 | クリスタルクロコランボルギーニGT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 50 | 2'03.022 | 2.491 | 0.279 | 169.931 |
24 | 67 | 横溝 直輝 密山 祥吾 峰尾 恭輔 | STPタイサンGAIA POWER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 20 | 2'03.221 | 2.690 | 0.199 | 169.656 |
- 'R'マークは従来のコースレコード(GT500:1'49.842 GT300:2'01.481)を上回りました。
童夢が開発を担当したF110シャシー
2015シーズンよりスーパーGTのサポートレースとして全14戦が行われるFIA-F4シリーズ。
使用される車両は日本自動車レース工業会(JMIA)の会員企業がシャシー、エンジン、ギヤボックスその他を分担して製作、各ドライバーに供給することになった。
シャシーは童夢F110、エンジンはトムスTZR42型、ギヤボックスは戸田レーシング製の6速シーケンシャルパドルシフトが採用されている。
8月29日には鈴鹿1000kmが行われる鈴鹿サーキットにて石浦宏明(#39DENSO KOBELCO SARD RC F)のドライブによりデモ走行が行われた。
FIA-F4の詳細なスペックは以下の通り。
トムスが開発したTZR42エンジン。
エアインテークが斜めになっていることから、やや右に傾けて搭載するものと思われる
- ディメンション
- 全長:4,340mm
全幅:1,738mm
全高:950mm(基準面より)
ホイールベース:2,750mm
最低重量:570kg(ドライバー込) - シャシー
- 車両構造:CFRPモノコック構造(F3安全基準同等)
サスペンション:インボードダンパー式前後ダブルウィッシュボーン
ブレーキ:対向2ポッドブレーキキャリパー 256mmベンチレーテッドディスク
安全燃料タンク:FIA FT3-1999規格適合安全燃料タンク 40L
トランスミッション:6速パドルシフト式トランスミッション(バックギヤ付き)
クラッチ:7.25インチ シングルプレートクラッチ
- ボディ
-
ボディカウル:グラスファイバー製
ボディ下面:スキッドブロック式ステップドボトム
ウィング:角度調整機能付き前後ウィング
- ホイール
- タイヤサイズ(暫定):フロント=195/550R13 リヤ=240/5700R13
ホイールリム:フロント=8J-13inch リヤ=10J-13inch
- エンジン
- エンジン形式:直列4気筒1987cc 自然吸気エンジン(トムスTZR42)
ボア・ストローク:80.5mm×97.6mm
出力:160PS/5,700rpm
- 安全装備
- 衝撃吸収装置:F3安全要求準拠 前後衝撃吸収装置
シート:リムーバブル救出シート+発泡ウレタン形成
安全ベルト:FIA Standard 8853/98規格適合 HANS対応6点式安全ベルト
消火器:FIA公認自動消火装置
ホイール保持システム:FIA公認ホイールテザー
- データロギングシステム
- データロギングシステム:装備あり(但し規定により搭載可能センサー制限あり)
Text:Kazuhisa SUEHIRO
童夢がシャシー、トムスがエンジン、戸田レーシングがギヤボックスを開発した純国産のF4マシン「F110」
- FIA-F4シリーズ概要
- GTAが運営を手がけることを発表したFIA-F4シリーズ。
初年度の2015シーズンはスーパーGT国内7大会のサポートレースとして開催が予定されている。
全日本F3選手権や2013年まで行われていたフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)と同じく1大会2レース制で、レース距離は各60kmまたは30分を上限とする。公式予選は1回のみ行われ、ベストタイム順で第1レースのスターティンググリッドを決め、セカンドベストタイム順で第2レースのグリッドを決める。
使用される車両は日本自動車レース工業会(JMIA)が製作した「F110」のワンメイク。
F110はシャシーを童夢、TZR42エンジンをトムス、ギヤボックスを戸田レーシングが開発したもので、向こう5年間(2019シーズンまで)は車両規則の変更を行わない。
ドライバーの参加資格は「限定国内競技運転者許可証A」以上、「国際ドライバーライセンスB」以下のライセンス所有者。ただし2012〜2014年にGP2、スーパーフォーミュラ、フォーミュラニッポン、F3で1〜3位以内に入賞したものは参加できない。
シリーズポイントは有効ポイント制(全体の80%=14レース中11戦をカウント)とされ、優勝20pt、2位15pt、3位12pt、4位10pt、5位8pt、6位6pt、7位4pt、8位3pt、9位2pt、10位1ptが与えられる。
- 若手ドライバー育成プログラム(予定)
- GTAでは将来的な構想として、同シリーズで優秀な成績を収めたドライバーに対し、自動車メーカーやGT300参戦チーム、F3参戦チームなどが採用・育成条件を提示の上で有望選手の獲得を目指す「スカウト制度」の創設や、GTA独自の育成プログラム「SUPER GTアカデミー」の開設を検討中。
またドライバーのみならず、若手オフィシャルの育成についても同シリーズの運営を通じて実現するという - 2015年カレンダー
- 第1〜2戦 4/4〜5 岡山国際サーキット
第3〜4戦 5/2〜3 富士スピードウェイ
第5〜6戦 5/30〜31 オートポリス
第7〜第8戦 7/25〜26 スポーツランドSUGO
第9〜10戦 8/8〜9 富士スピードウェイ
第11〜12戦 8/29〜30 鈴鹿サーキット
第13〜14戦 11/14〜15 ツインリンクもてぎ
Text:Kazuhisa SUEHIRO
トヨタ86をベースに製作されたGT300プロトタイプ
スーパーGT第6戦の行われる鈴鹿サーキットで8月29日にGTAより発表された「GT300マザーシャーシー」は、CFRP製の共通モノコックにGTA製の4.5リッターV8エンジンを組み合わせた形でGTAが販売する。
エントラントはこれを購入した後、独自に空力や足回りのパーツを開発して参戦することになる。
GTA製のエンジンについては、現在市販されている安価なレーシングエンジンということでWECのLMP2クラスで広く普及しているVK45エンジンがベースになっている模様。
現時点では今回発表になった86の他、坂東代表は明言を避けたものの、どうやらムーンクラフトがエンジンをミドシップにした車両(ロータスか?)を開発しているようだ。
マザーシャーシーに用いられるCFRP製の共通モノコック
- ディメンション
- 全長:4,725mm
全幅:1,950mm
全高:1,100mm(基準面より)
ホイールベース:2,750mm
- シャシー
- 車両構造:CFRPモノコック構造+FIA規定準拠ロールケージ 前後パイプフレーム
サスペンション:インボードダンパー式前後ダブルウィッシュボーン
ブレーキ:対向6ポッドブレーキキャリパー ベンチレーテッドディスク
安全燃料タンク:FIA FT3-1999規格適合安全燃料タンク 100L
トランスミッション:6速パドルシフト式トランスミッション
クラッチ:5.5インチ トリプルプレートクラッチ
- ボディ
- ボディカウル:CFRP製
ボディ下面:CFRP製フラットボトム
ウィング:角度調整機能付きリヤウィング
- ホイール
- タイヤサイズ(暫定):フロント=330/710R18 リヤ=330/710R18
ホイールリム:フロント=13J-18inch リヤ=13J-18inch
- エンジン
- エンジン形式:V型8気筒4,494cc 自然吸気エンジン
ボア・ストローク:93.0mm×82.7mm
出力:400PS以上(エアリストリクタ−サイズによる)
スロットル:ワイヤーリンケージ
オイルシステム:ドライサンプ
- 安全装備
- 衝撃吸収装置:JAF国内競技車両規則準拠の衝撃吸収装置
シート:FIA公認フルバケットシート
安全ベルト:FIA Standard 8853/98規格適合 HANS対応6点式安全ベルト
消火器:FIA公認自動消火装置
エアコンシステム:レーシングエアコン
Text:Kazuhisa SUEHIRO
GTアソシエイション(GTA)は8月29日、鈴鹿サーキットにて記者発表会を開催し、これまで開発を進めて来たGT300クラス向けの”マザーシャーシー”と、既に2015年からの開催を表明している「FIA-F4」用のワンメイクフォーミュラカー「F110」を公開した。
発表会には坂東正明GTA代表の他、大岩湛矣日本自動車レース工業界(JMIA)会長が出席。それぞれの車両の概要を述べた。
-
坂東正明GTA代表と服部尚貴シニアマネージャーの手でベールを剥がされる"GT300マザーシャーシー"
専用モノコックにGTA製4.5リッターV8エンジンを搭載!「GT300マザーシャーシー」 - 近年のGT300クラスではFIA-GT3車両が多数派を占る一方で、参戦可能な国産ベース車は減少する一方だ。GTAとしては単に完成車を購入して走行させるだけでなく、車両の製作やチューニングなど、レース業界各社の技術を継承、発展させることこそが今後のモータースポーツの振興に不可欠と考え、車両製作のベースとなる専用モノコックを開発した。
このモノコックに好みのパーツを組み合わせることで、自由度の高い車両製作が可能になる。
このプロジェクトの発表に先立ち、GTAではトヨタ86(ハチロク)をベースとしたプロトタイプカーを製作し、今回の発表会場に持ち込んだ。
このプロトタイプカーにはGTAが供給する4.5リッターV8エンジンが搭載されているほか、ギヤボックスやECUなどの主要部品もGTAが販売を手がける予定となっている。
今後GTAではマザーシャーシー車両に関連する技術規則、競技規則などを整理し、エントラントが2015年シーズンからGT300クラスに参戦できるよう体制を整える。 -
坂東正明代表と大岩湛矣JMIA会長の手でお披露目されるFIA-F4マシン「F110」
目指すのは「モータースポーツ界の甲子園」 FIA-F4シリーズ - GT300マザーシャーシーの発表と合わせて披露されたのが、国際自動車連盟(FIA)が今後世界各国での展開を目指しており、GTAも運営に携わることを表明して来たFIA-F4シリーズで用いられるワンメイクシャシー「F110」だ。
フォーミュラレースの入門カテゴリーに位置づけられる同シリーズには車体価格(税抜き38,000ユーロ=約532万円)とエンジン価格(1年リースで税抜き7,500ユーロ=約105万円)にコストキャップが設けられると同時に、エンジンのライフコストを抑制する仕組みが設けられており、モータースポーツの門戸を広げる効果も期待されている。
既にイタリアでは今年からタトゥース製のシャシーにABARTHエンジンを搭載した車両によるワンメイクシリーズが開催されており、開幕戦では日本人選手の笹原右京が優勝するなど、注目を集めているが、2015年からは日本の他にイギリスやドイツなどでのシリーズ創設が計画されている。
GTAでは限定国内競技運転者許可証A(いわゆる限定Aライ)以上、国際ドライバーライセンスB」以下のライセンス所有者を対象としているが、2012年〜2014年にGP2、スーパーフォーミュラ、フォーミュラニッポン、F3のいずれかで1〜3位以内に入賞したものは参加できない。
しかしこの条件にさえ合致していれば、若手のドライバーだけでなくツーリングカー出身のベテラン選手の参戦も歓迎するとしている。本人さえ望むなら、例えば谷口信輝選手の参加も歓迎するとのことだ。
GTAとJMIAは同シリーズの展開を通じて、「日本のモノづくり」を支えるとともに、次代のレース界を担う若手ドライバーやレース運営スタッフの育成を推進する。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
7月26日~27日、スーパー耐久シリーズ2014第3戦「富士スーパー耐久7 時間レース」が静岡県富士スピードウェイで開催されました。#333 GLORY A-ONE FN2野間/中島/藤田/白石組はST4クラスで予選6位、決勝6位を獲得しました。
■レース概要
- 大会名 スーパー耐久シリーズ2014第3戦富士スーパー耐久7時間レース
- 日時 2014年7月26日(土)、27日(日)
- 場所 富士スピードウェイ(静岡県)
- 入場者数 7月26日(土)8,000人/7月27日(日)12,000人
■レース結果概要
- 車名 333号車 GLORY A-ONE FN2
- ドライバー A:野間一 B:中島佑弥 C:藤田弘幸 D:白石勇樹
- 予選 ST4 クラス6 位(23 台中)
- 決勝 ST4 クラス6 位(23 台中)
7月26日 予選(A/B)
#333 GLORY A-ONE FN2 野間一 / 中島佑弥
7月26日(土)11:20から20分間のA ドライバー予選2グループがスタート。#333 GLORY A-ONE FN2 野間選手は#86 GAZOO 86の後方でコースイン。計測1周目はポジション取りとタイヤウォームアップを行います。計測2周目は#52 埼玉トヨペット86の後方でアタックに入ります。野間選手は渾身のアタックで1'57.781のタイムで暫定トップに立ちますが、やはり富士でも速さを見せるS2000がさらにタイムアップしAドライバー予選3位となりました。
- P1 #41 UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄
- P2 #92 SKR ENGINEERING S2000 中村嘉宏
- P3 #333 GLORY A-ONE FN2 野間一
- P4 #86 GAZOO Racing SPIRIT 86 蒲生尚弥
12:00からBドライバー予選2グループがスタート。#333 GLORY A-ONE FN2 中島選手がコースイン。計測1周目は#67 YAMATO CIVICの後方でアタックを開始。続く計測2周目にの第3セクターで前車に追いついてしまい、ストレートで抜きながらも自己ベストとなる1'58.614を記録し予選6位となりました。
- P1 #40 車買取りHERO’S x TRACY SPORTS ings S2000 たしろじゅん
- P2 #93 SKR ENGINEERING S2000 太田侑弥
- P3 #41 UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000 藤田竜樹
- P6 #333 GLORY A-ONE FN2 中島佑弥
予選総合結果はA/Bドライバーのベストタイム合算により決定し予選6位となりました。ストレートの長い富士スピードウェイではFF勢の不利な部分がカバーできるかと期待されましたが、S2000勢のスピードの前に想像以上の苦戦を強いられた結果となりました。
- P1 #41 UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄/藤田竜樹
- P2 #92 SKR ENGINEERING S2000 中村嘉宏/浜野彰彦
- P3 #93 SKR ENGINEERING S2000 吉本晶哉/太田侑弥
- P6 #333 GLORY A-ONE FN2 野間一/中島佑弥
7月26日 予選(C/D)
#333 GLORY A-ONE FN2 藤田弘幸 / 白石勇樹
続いて12:40から15分間のCドライバー予選がスタート。このセッションは予選結果には反映されませんが、基準タイムをクリアしなければ決勝への出走が認められません。#333 GLORY A-ONE FN2 藤田選手は2’04.253を記録し16番手で基準タイムをクリアしました。
- P1 #92 SKR ENGINEERING S2000 井入宏之
- P2 #86 GAZOO Racing SPIRIT 86 影山正彦
- P3 #93 SKR ENGINEERING S2000 松井隆幸
- P16 #333 GLORY A-ONE FN2 藤田弘幸
今回は7時間という長丁場のレースであるため、4人目のドライバー登録が認められており、#333 GLORY A-ONE FN2は開幕戦もてぎに続き白石勇樹選手を起用しました。13:05から20分間のDドライバー予選がスタート。#333 GLORY A-ONE FN2は決勝に向けて重めのタンクでの挙動確認を行いながらも、白石選手は1’58.833という好タイムを記録しトップタイムとなりました。
- P1 #333 GLORY A-ONE FN2 白石勇樹
- P2 #41 UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000 佐々木孝太
- P3 #96 孚海車業×SPOON S2000 黒澤琢弥
7月27日 ウォームアップ走行・ピットウォーク
#333 GLORY A-ONE FN2 野間一 / 中島佑弥 / 藤田弘幸 / 白石勇樹
7月27日(日)8:30から30分間のウォームアップ走行が行われました。#333 GLORY A-ONE FN2はフルタンクでのバランス確認とドライバー交代の手順確認を行うため、野間選手がスタートし、中島選手に交代。セッション終了後にそのまま中島選手から白石選手へのドライバー交代の確認を行いました。タイムは2’00.453 を記録し7番手となりました。
- P1 #86 GAZOO Racing SPIRIT 86 蒲生尚弥/井口卓人/影山正彦
- P2 #41 UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄/藤田竜樹/寺西怜央/佐々木孝太
- P3 #52 埼玉トヨペットGrrenBrave 番場琢/服部尚貴/平沼貴之/脇阪寿一
- P5 #333 GLORY A-ONE FN2 野間一/中島佑弥/藤田弘幸/白石勇樹
9:00から40分間行われたピットウォークは、エーワンレースクイーンの小林未来さんと石川靖子さんの2名を中心に、ドライバー達もファンサービスに努めます。今回は夏休みの時期でもあり、「東京スマートドライバー」のPR活動を行いました。この8月で8年目を迎える「東京スマートドライバー」はコミュニケーションの力で交通事故を減らそうというプロジェクトです。さらにはTEAM A-ONEでも採用している「mountain ブレーキディスク」、GPSデータロガー「Q-Starz LT-Q6000」のPRを行いました。
7月27日 決勝
#333 GLORY A-ONE FN2 野間一 / 中島佑弥 / 藤田弘幸 / 白石勇樹
7月27日(日)今回は7時間レースのため、4回ストップ5スティントの構成が基本となります。この場合、1スティントで最低1時間24分以上を走る必要がある計算になります。タイヤの摩耗に不安を抱える#333 GLORY A-ONE FN2としては、予選のタイヤで走ることが義務付けられている第1スティントを1時間18分程度走りきることが最初の大きな課題となります。また、FR勢はタイヤ摩耗に優れており、2スティントタイヤ無交換が標準的な戦略となりますが、FN2シビックを含むFF勢は毎スティントフロントタイヤ交換が必要となるためピットロスが大きくなります。そのため、コース上でリードを広げておく必要があるため、タイヤを持たせることと同時にラップタイムを稼ぐことも要求されます。
#333 GLORY A-ONE FN2のスタートドライバーは野間選手。クラス6番手からのスタートです。ローリングラップを終えて第3戦富士のスタートが切られます。#333 GLORY A-ONE FN2野間選手は好スタートを決め1コーナーで#58 ウィンマックスDC5小林選手、#86 GAZOO 86 井口選手を抜き4番手にジャンプアップします。3周目のコカコーラコーナーでは#92 SKR S2000中村選手を抜き3番
手に上がります。さらに5周目には#93 SKR S2000太田選手を抜きにかかりますが、タイヤの温存を考えて3番手をキープすることとします。
序盤はトップ#41 TRACY S2000佐々木選手、2番手#93 SKR S2000 太田選手、3番手#333 GLORY FN2野間選手の順番で進みます。しかし23周目の100Rで後方の#40 TRACY S2000 に追突されコースオフし5番手にドロップ。これでタイヤを痛めてしまいペースが上がらず24周目には7番手となってしまいます。さらに28 周目には後方から追い上げてきた#96 SPOON S2000木下選手に抜かれ8番手となります。
#333 GLORY FN2野間選手はタイヤをかばいながらペースコントロールし、34周目にはペースが落ちてきた#58 ウィンマックスDC5 をオーバーテイクします。やはりFF勢はタイヤが厳しいようです。予定ぎりぎりの37周目まで走り続けた#333 GLORY FN2野間選手はピットインし中島選手に交代。給油とタイヤ交換を済ませます。
#333 GLORY FN2中島選手はタイヤを労わりながらもハイペースで追い上げ、52周目に#40 TRACY S2000 を抜き返します。さらに66周目にはペースの上がらない#96 SPOON S2000をオーバーテイクし6番手まで巻き返します。その後もタイヤを温存しつつ安定したラップを刻み、80周目にピットイン。白石選手に交代し給油とタイヤ交換を済ませます。
マシンを引き継いだ白石選手はガソリン満タンの重いマシンを丁寧に操り、2'00秒台の好タイムを並べ続けます。105周目にはピット作業の間に先行していた#96 SPOON S2000を抜き返し6番手を確保。さらに111周目には3回目のピットインを行った#92 SKR S2000の前に出て5番手に上がります。その後も順調に周回を重ね、#333 GLORY FN2は124周目に3回目のピットイン。白石選手から再び野間選手に交代するとともに4本のタイヤ交換と給油を行います。
5番手#58 ウィンマックスDC5と6番手#333 GLORY FN2は同じ124周目にピットインしますが、#333 はタイヤ4本交換のため、大きく差を広げられます。しかし、野間選手は1'59秒台を交えながらコンスタントに差を縮めて行きます。167周目には#58 ウィンマックスDC5が、169周目には#333 GLORY FN2が相次いで最終ピットイン。野間選手から再び中島選手に交代します。しかし5番手#58ウィンマックスDC5はピット作業を素早く行ったため、#333 GLORY FN2中島選手が再びコースインすると1’25 秒ほどの差がついてしまいました。しかし最後まであきらめる事なく走り続け、6位でチェッカーを受けることとなりました。
- P1 #41 UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄/藤田竜樹/寺西怜央/佐々木孝太
- P2 #86 GAZOO Racing SPIRIT 86 蒲生尚弥/井口卓人/影山正彦
- P3 #92 SKR ENGINEERING S2000 中村嘉宏/浜野彰彦/井入宏之/鈴木優
- P6 #333 GLORY A-ONE FN2 野間一/中島佑弥/藤田弘幸/白石勇樹
まとめ
- チーム代表 大河原一
-
「大きな期待をもって挑んだ富士7時間耐久ですが、ここでもタイヤのライフが2倍以上違うFR勢に競り勝つことはできませんでした。GLORY FN2はストレートスピード重視でGTウィングやエアロパーツを装備していませんが、ブレーキングやコーナリングでの不安定感が大きく一長一短といったところでした。タイヤ摩耗の面ではダウンフォースの大きい方が有利であり、弊社の#73 AUTOBACS DC5はエアロもウィングも装備していてタイヤの状態は良かったので、今後の開発の方向を示しています。次戦岡山では一味違ったシビックタイプRユーロをお見せしたいと思います。今回も多くのご支援ご声援をいただき、大変ありがとうございました。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします」
GLORY RACING TEAM A-ONE
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 2014年全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦
- コース:ツインリンクもてぎ (4.801km)
- 予選:8月23日(土)曇:ドライ
- 決勝:8月24日(日)曇後雨:ドライ~ヘビーウェット
8月23日(土)、24日(日)にツインリンクもてぎでスーパーフォーミュラ第4戦が行われ、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)がポール・トゥ・ウィンで完勝。今季2勝目を挙げた。レースは終盤突然の豪雨に見舞われ、セーフティカー先導のままフィニッシュ。2位には石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が入り、開幕戦以来となる表彰台獲得。3位にはアンドレ・ロッテラーの代役として出場したアンドレア・カルダレッリ(PETRONAS TEAM TOM'S)が入った。
優勝したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(中央)、2位の石浦宏明(左)、
3位に入ったアンドレア・カルダレッリ(右)
スーパーフォーミュラの第4戦が8月23日(土)、24日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。
全7戦で戦われる2014年シーズンのスーパーフォーミュラも、折り返しの4戦目を迎えた。今季より全く新しいシャシーとエンジンで競われているスーパーフォーミュラだが、今大会第4戦より、後半の4戦へ向け改良された仕様のエンジンが投入された。
第4戦は夏休み中の開催ということもあり、猛暑の中でのレースが予想され、ストップ・アンド・ゴータイプのテクニカルサーキットであるもてぎでは、ドライバーだけでなく、エンジンやブレーキ、タイヤへの負担も大きい。
テクニカルでドライバーにとってもタフなサーキットであるもてぎでは、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が過去6勝、表彰台8回とまさに「もてぎ・マイスター」と呼ぶにふさわしい強さを見せてきた。しかし、そのロッテラーは、もてぎ戦開催を目前にして、同一週末に行われるF1ベルギーGPに急遽出場することが発表され、PETRONAS TEAM TOM'Sの36号車はアンドレア・カルダレッリが代役としてドライブすることとなった。
◆予選◆
今大会が新型SF14でのもてぎ初走行ということもあり、22日(金)に2度にわたる専有テスト走行が行われ、共に石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がトップタイム。23日(土)午前中のフリー走行ではチームメイトの国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)がトップ、石浦が2番手と、P.MU/CERUMO・INGINGの2台が速さを見せた。
気温32度と暑さは感じるものの空にはやや雲がかかり、路面温度は38度とそれほど高くないコンディションで、午後1時15分からノックアウト方式予選のQ1(20分)がスタート。
セッション開始と共に全車走り始め、一度タイムを出したところでピットへ。残り6分ほどで再びコースインし、アタックが開始された。
復帰戦となったロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)の3番手を最上位に、トヨタ勢は順調に上位タイムをマークし9台がQ2へ進出。中山 雄一(KCMG)が17番手、嵯峨 宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が18番手でQ1敗退となった。
Q2(7分)は、前半タイヤを暖め、全車アタックに入り始めた残り2分のところで、クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤン(Lenovo TEAM IMPUL)が最終コーナー立ち上がりでコースアウトし、ホームストレート上でスピンしストップ。セッションは赤旗中断に。
残り3分でセッションは再開され、全車一発アタックとなる中、平川 亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)はわずか100分の3秒及ばず10番手、国本も予選ではタイムが伸びず11番手。カーティケヤンが14番手で3台がQ3への進出を逃した。
Q3(7分)はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が先頭を切ってコースイン。セッション終盤にかけ、タイムが塗り替えられていったが、もてぎを得意とするオリベイラが、コースレコードを大きく塗り替える驚速のタイムを叩き出し、今季2度目のポールポジションを獲得。
デュバルはアタックラップの第1セクターでは全体のトップタイムをマークする速さを見せたが、その後のセクターで前走車に引っかかり、タイムを伸ばせず。それでも2列目3番手を確保。好調な石浦も、若干アタック中のミスがありながらも4番手につけた。中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)は5番手、カルダレッリが6番手で続いた。
尚、予選後に7位タイムをマークしていたジェームス・ロシター(KONDO RACING)を含む複数の車両に違反が見つかり、対象車両は予選タイム抹消。これに伴い、各車予選グリッドが繰り上がることとなった。
◆決勝◆
24日(日)は、午前中は晴れ間も出ていたが、決勝スタートを前にやや雲が広がり、北側にはかなり黒い雲も見えている状況。とはいえ、気温33度、路面温度45度と非常に蒸し暑いコンディションの下、午後3時に決勝レース(52周)のスタートが切られた。
ポールポジションのオリベイラは好スタートを切り、やはり好ダッシュを見せた4番手グリッドの石浦がこれに続いた。3番手グリッドのデュバルは出遅れ5位に後退。中嶋一貴がこれをかわし4位へと浮上した。
オリベイラは序盤からハイペースで後続を引き離して行き、7周目にはその差は約5秒に。一方、4位につける中嶋一貴のペースが上がらず、デュバル、カルダレッリがこれを追う形となった。
12周終了時点で、デュバルと、8位の車両に迫っていた9位の国本、10位のカーティケヤンがピットイン。給油とタイヤ交換。翌周には中嶋一貴とロシターもピットへ。中嶋一貴はデュバルの前でピットアウトしたが、アウトラップでタイヤの温まっていない中嶋をデュバルがパス。
23周目、3位走行中のカルダレッリがピットイン。デュバルの前でコースに復帰した。
首位を行くオリベイラと2位の石浦はピットを遅らせ、オリベイラが31周目、石浦が34周目にピットイン。もう一台ピットインしていない車両がいたが、首位のオリベイラと事実上の2位の石浦とは、この時点で15秒差。3位のカルダレッリは首位と27秒差と、トップ3の差は大きく開いた。
35周目あたりからぽつぽつと雨が降り始めたが、すぐに路面を濡らすほどではなく、程なく雨は止み、そのままドライでレースは終わるかと思われた。
しかし、40周目に突然サーキットは激しい雨に見舞われ、コースは一気にウェットに。首位を行くオリベイラは、何度かコースアウトしたものの、コースに復帰し、ピットイン。レインタイヤに交換。後続も一斉にピットインし、タイヤ交換を行った。
全車ほぼ同時のピットインだったため、同一チームで後位の車両は、チームメイトの作業を待つことを強いられ、6位の中嶋一貴は7位へとポジションダウン。
レインタイヤを履いても尚、コースアウトが続出するほどのヘビーウェットコンディションの中、各ドライバーは懸命に車両をコントロールし、なんとかコース上にとどまって走行を続けた。しかし、46周目についにレース続行は危険と判断され、セーフティカーが導入。
セーフティカー先導で周回が重ねられたが、レースが再開出来るまでにコンディションは回復せず、セーフティカー先導のままチェッカー。オリベイラがポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げた。
2位には週末を通して好調だった石浦。3位に代役での今季2戦目の参戦ながらカルダレッリが入り、表彰台を獲得した。デュバルは4位、中嶋一貴が7位、ロシターが8位でポイントを獲得。
この結果、ドライバーズランキングでは、オリベイラが首位に浮上。しかし、中嶋一貴は1ポイント差の2位、デュバルが2.5ポイント差の3位、石浦が4ポイント差の4位と、上位勢はほとんど差の無い状況で後半戦に入ることとなった。
- Lenovo TEAM IMPUL 19号車 ドライバー ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ:
-
「朝は予定通りのセッティングを試し、ピットストップの練習もした。その際に、ギアのちょっとしたトラブルが出たが、それはすぐに解決した。決勝レースでは、また前回の富士のように雨に見舞われ、コースオフしてしまったが、なんとかコースに戻ることが出来た。雨が強くなったのがちょうど最終コーナーにかかる時だったため、すぐにピットに入れてタイムロスもなかった。前戦の結果を払拭すべく、今回は良いレースをしたいと思っていたので、優勝出来て良かった」
- P.MU/CERUMO・INGING 38号車 ドライバー 石浦 宏明:
-
「今日は走り出しから予想外にグリップダウンがあったので、セッティングに悩んだ。ウォームアップ走行で試したフィーリングが良くなく、急遽グリッドでスプリングを換え、ブレーキを換え、とドタバタだったが、その時のエンジニアの良い判断が功を奏した。JP(オリベイラ)は速すぎてついていけなかったが、自分としては良いペースで走ることが出来た。雨の際の判断は、ピットインの指示が出たときに自分が走っていた所は降っていなかったので戸惑ったが、指示に従った。ピットの判断がそれぞれきちんと上手く行き、2位で終わることが出来た」
- PETRONAS TEAM TOM'S 36号車 ドライバー アンドレア・カルダレッリ:
-
「昨日の予選からニュータイヤを履いたときに問題が発生していたので、今日はセッティングを変えた。朝のフリー走行ではトップタイムをマーク出来、気持ち良くレースに臨めた。レース序盤の10周ほどはコントロールが難しかったが、それも想定内だった。タイヤの摩耗が進んでからはペースが良く安定した。ピットインを遅めにし、ロイック(デュバル)の前に出てギャップを築くことが出来たのも、戦略通りだ。3位でフィニッシュ出来たことは自分にとってとても重要な意味を持つ。前戦富士ではポールポジションを取れたし、来年が楽しみだ」
トヨタモータースポーツニュース
- 2014年全日本F3選手権 第5大会(第10,11戦)
- コース:ツインリンクもてぎ (4.801km)
- 予選:8月23日(土)曇:ドライ
- 第10戦決勝:8月23日(土)曇:ドライ
- 第11戦決勝:8月24日(日)晴:ドライ
8月23日(土)、24日(日)にかけてツインリンクもてぎで全日本F3第5大会(第10戦、第11戦)が行われ、第10戦で勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)が今季初優勝。勝田は第11戦でも3位表彰台を獲得した。
第10戦で勝田貴元(中央)が今季初勝利。山下健太(右)が3位に入った
全日本F3選手権の第5大会(第10戦、第11戦)が8月23日(土)と24日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。
今季、もてぎで全日本F3が行われるのは5月の第2大会以来2回目。第2大会は3レース制で実施されたが今大会は2レース制。第2大会では、山下 健太(PETRONAS TEAM TOM'S)が3レース共に2位に入っている。
23日(土)は曇り空の下、午前10時10分より10分ずつ、第10戦と第11戦の予選が行われ、勝田 貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)が第10戦2番手、第11戦3番手。山下はややタイムが伸びず、第10戦5番手、第11戦は6番手スタートとなった。
予選後、併催のスーパーフォーミュラの予選を経て、午後3時35分に14周で争われる第10戦のスタートが切られた。
最前列2番手グリッドの勝田はまずまずのスタートを切り、1コーナー進入までにポールポジションの車両に並びかけると、立ち上がりで前に出て、首位に浮上した。一方、5番手スタートの山下は、2コーナーで先行車をパスしようとして接触するも、そのまま走行を続け、続く4コーナーまでに4位に浮上した。
首位に立った勝田は、オープニングラップから2位以下をどんどん引き離していった。3周目に、2位を走行していた車両がトラブルに見舞われリタイア。これで3位に浮上した山下は、更に上位を目指し、先行車を果敢に攻め続けた。
勝田は最終的に2位に7.5秒もの大差をつけトップでチェッカー。今季初勝利を飾った。山下はファイナルラップまでテール・トゥ・ノーズで追い続けたが、惜しくも0.321秒届かず3位。それでも今季9度目の表彰台を獲得し、ランキング首位の座を守った。
24日(日)は天候が回復し、日差しも顔を覗く夏らしい気候の下、午前11時より第11戦(20周)がスタート。上位勢は大きな順位の変動なく、勝田は3位をキープ。6番手スタートの山下はまずまずのスタートを切るも、抜群のダッシュを見せた後続にかわされ7位に後退。
1周目、3位の勝田は再三にわたって前走車に並びかけるが、追い抜きの難しいもてぎで、パスするまでには至らず。2周目以降は、上位4台が1秒弱の等間隔のまま序盤戦を推移することとなった。
一方、7位の山下は、前を行く、イギリスF3参戦中ながら今大会特別にスポット参戦となったサム・マックラウド(TODA RACING)を猛追。8周目にこれをかわし、6位に浮上した。
その後順位の変動は無く、勝田は3位でフィニッシュ。今季7度目の表彰台を獲得した。山下は最後までテール・トゥ・ノーズ状態で前走車を追い、5位を争ったが逆転はならず、6位でチェッカーを受けた。この結果、ランキングで山下は3位に後退。しかし、首位との差はわずか3ポイントで、シーズンはまだ2大会、4戦を残しており、タイトル争いは混迷の度合いを深めている。
トヨタモータースポーツニュース
- 7/26・27 富士スピードウェイ
- ST5クラス
- ゼッケン:99
- 車名:BRP★J‘S RACINGフィット3
- ドライバー:奥村浩一/梅本淳一/大野尊久
- 予選:クラス1位
- 決勝:クラス1位
第3戦の舞台となった富士スピードウェイは、約1.5kmのストレートが名物の高速コースとなります。どのサーキットよりも空力性能が求められる富士において1km/hでも最高速を伸ばすため、J’S RACINGでは新製品のフロントエアロバンパーを投入。スーパー耐久公認パーツとして発売前に先行装着して第3戦に望みました。
以下、大野選手のレポートです。
今回のレースも木曜日のセッションからスタート。
新兵器となるフロントバンパースポイラーが装着され、さらに進化したフィット3でのテスト走行でした。
天気はドライでのスタートです。超高速ロングストレート&しっかりとブレーキングで止めてから加速するセクター3に合わせてセッティングを進めていきました 。
ダンパーの仕様変更を行ったので確認走行を梅本選手にして頂き、さらにセットを煮詰めて翌日の公式走行に備えました。
金曜日の公式練習もドライコンディション。1本目15分ほどセッティング方向の確認と体の慣らしをしました。その後の走行は金曜日から合流した奥村選手にバトンタッチ。セッティングの確認、ギアの選択、コース、車に慣れてもらう為、決勝を想定したロング走行して頂きました。私は外からAコーナーからヘアピンコーナー、プリウスコーナー区間で外からの車の動きとタイムをチェックしました。動きを見ていると弱アンダーでスムーズなコーナーリングが確認できました。
順調な流れの中迎えた土曜日の公式予選。まずはAドライバー梅本選手のアタックです。クリアーラップが取れず苦戦を強いられましたが、見事2分5秒669をたたき出し、クラストップタイム&コースレコード。
続くB予選では奥村選手のアタックにより2分5秒275と昨年のレコードタイムを大幅に更新しクラストップのレコードホルダーに!よってポールポジションを奪取しました!
Cドライバー予選、いよいよ私の出番です。C予選はグリッドには無関係ですが、チームのご好意により、タイヤはフロント新品でアタックさせて頂きました。少し失敗してしまいましたが、同じく2分5秒283をマークでき、こちらもクラストップ&レコード。終わってみると全てのセッションでトップタイム&レコードで好調をアピールできました。
いよいよ迎えた7時間耐久レースの決勝。
スタートドライバーは私が担当致しました。前回のレースを元にスティントマネージメント。予想では#2の山田英二選手がレース前半、ハイペースで前に出てくるだろうと予想しました。いよいよスタートです。予想通り#2山田選手が2分5秒後半~6秒前半の超ハイペース。私は無線で「ブレーキとタイヤマネージメントをするので無理に抜かず、着いて行きます」と伝えました。特に100Rでのタイヤ磨耗が気になりましたので、その辺りを上手くマネージメントして走りました。
とは言ってもチャンスがあれば前に出たくなるもので、#2山田選手と1時間に渡りクリーンなTOP争いをしました。その時に後続との差はおよそ30秒。1時間30分走った所でガスチャージ。さすがに暑い真夏のレースです、ドリンクはカラカラ、クールスーツも氷が解けてしまいかなり暑い状態でした。ドリンク補充は無理なので、せめてクールスーツの氷だけでも交換して…とお願いしましたが…却下!
梅本会長曰く「ガスチャージの時、大野君の顔、たこ焼きやったで~!」とチーム員みんなを和ませてくれていたようです(笑)そのままガスチャージしてコースへ戻りましたが、体力の消耗も激しくタイヤも10周ほどで限界が来た為、梅本選手とドライバーチェンジを致しました。
梅本選手にステアリングを託し安定したラップで周回を続けますが、レース半分弱ほど走行したところでST-Xクラスの車両と接触。フロントホイールが破損してしまいました。
本来ならばリタイアもありえる場面でしたが、経験豊富な梅本選手の上手い回避により、幸いホイールとタイヤ以外に大きなダメージは無く、#95に続く2位でコース復帰。のこりのスティントを安定したペースで走行し、奥村選手に繋ぎました。
この富士ではレコードホルダーの奥村選手の走りが光りました。2分6秒台での安定した速いラップで後続を引き離し、トップを走る#95に猛追します。ST5クラスは20Lしか給油が出来ない為、45分スティントでピットインします。連続2スティントドライブの奥村選手、車両のバイブレーションが出ながらの厳しいドライブでしたが、見事前車に追い上げ再び、私にステアリングを預けてくれました。
続いて2回目となる私のドライブです。ドライバーチェンジをしてコース復帰した時にはトップの車両に2周遅れ、後続からは2周先行の位置でした。奥村選手からの無線によりバイブレーションが気になるとの事でしたので、少し慎重にゴールまで導くように走行しました。レース残り2時間を切るとコースサイドのタイヤカスが大量で、従来のフィット3のレコードラインが他のクラスと少々違うため、最速ラインが通れず乗り方を修正する走りに徹しました。レース残り30分の所で規定ドライバー交代の為、奥村選手とドライバーチェンジ、ゴールまでを奥村選手に委ねます。
ドライバー交代時のポジションは2位、ポジションキープで確実にポイントを取りに行く作戦です。一度の接触以外は順調で、ほぼチームとしては読み通りの展開でした。スタートからプッシュしつつトラブル無く走ることができ、7時間レースを見事2位でゴール致しました。
最後にレースゴールは2位でしたが#95号車に車両規定違反があり、失格となった為、#99 BRP☆J'S RACINNGフィット3が今期初優勝、同チームの#19号車が3位となりました。
結果としてはクラス優勝となりましたが、繰上げでの勝利です。チームとしての本意はではありません。後半戦も正々堂々とライバルと戦い、表彰台の頂点に立ちたいと思っております。
次戦、岡山国際でのレースもさらにテストを重ね、努力していき勝利を掴みたいと思います!
各スポンサー様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげで今回も戦う事が出来ました事を感謝致します。
次の第4戦は岡山国際サーキットで、9/6・7に開催されます。引き続きご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。
J'S RACING
プレスインフォメーション 2014年8月25日
東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第8戦を、鈴鹿サーキット(三重県)にて2014年8月30日(土)に開催いたします。
ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)の2014シーズンは2戦を残すばかりとなり、シリーズのクライマックスに向けてカウントダウンが始まった。8月30日(土)に開催される第8戦の舞台は鈴鹿サーキット(三重県)。テクニカルなコースレイアウトとしも知られる鈴鹿は、S字でのマシンバランスや高速デグナーコーナーやスプーンコーナーでのマシンコントロールなど、マシンセットとドライビングの総合力が問われる。10月に控える最終戦の舞台ということもあり、この鈴鹿での一戦はドライバーの緊張感もさらに高まるだろう。
これまでのシリーズでは、#11 山野直也と#12 小河諒がともに2勝を挙げてシリーズを牽引。前戦を終えた段階で#11 山野が4ptリードしている。ただ、流れは#12 小河とランキング3位の#78 近藤翼にあるのかもしれない。#12 小河は第4-5戦の富士で#11 山野を完封して連勝を達成。#78 近藤においては雨に見舞われた前回SUGOの2連戦で1位と2位を獲り、同じく#11 山野を完封した形。この鈴鹿ラウンドを前に、“山野包囲網”が完成していると言える。とはいえ、#11 山野にしてもベテランの意地があり簡単には負けられない。今回の鈴鹿では、そんなプライドを懸けたチャンピオン争いが大きな見どころとなる。
また、チャンピオンは厳しくともランキングトップ3入りに望みをつなげているのが#14元嶋佑弥と#19永井宏明。#78 近藤を22pt差で追いかける#14 元嶋は、第3戦と前戦で優勝を挙げており、開幕2戦のリタイアがなければ……と、期待されている若手のひとり。その#14 元嶋を5ポイント差で追うのがベテランの#19 永井宏明。着実なドライビングで、#11 山野と若手3選手によるトップ争いのすぐ下につけ、隙あらば第2戦のように表彰台に食い込んでくる。ランキング争いの激しさは上位だけに留まらない。
ジェントルマンクラスのチャンピオン争いは、4人による僅差決着が濃厚。トップは#21 高田匠、3pt差で#7 星野敏、9pt差で#3 江本玄、16pt差で#9 武井真司が続いている。上位2人の安定感は今シーズンここまでの結果で証明されているが、天候が荒れた前戦で#9 武井は連勝しただけでなく、オーバーオールの#19 永井をも抜く快走を見せた。それだけに、この鈴鹿の一戦も再び僅差の勝負が続くとなれば、クラスチャンピオンを予想することは益々難しくなる。
今回の第8戦は1Day開催となり、8月30日(土)の午前中に予選、午後に10周の決勝が開催される。ダブルヘッダーとは違う難しさがあるとともに予選順位の重要度が増し、予選から決勝までに変化するコンディションを読み切れるかどうかも勝負のカギとなる。2014年チャンピオンに向けて、また最終戦に向けて誰が抜け出すのか、カレラカップパイロット一人一人の戦いに注目したい。
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
2014年全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第4戦「もてぎ2&4レース」の決勝が8月24日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。
レースは終盤に強い雨が降りSC先導のままチェッカーを受けることになったが、ポールポジションからスタートした#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が後続を寄せ付けず、今季2勝目を挙げた。
2位にはスタートで一気に順位を上げた#38石浦宏明(P.MU CERUMO INGING)が入り、アンドレ・ロッテラーのF1参戦で急遽起用された#36アンドレア・カルダレッリ(PETRONAS TEAM TOM’S)が3位表彰台をものにした。
(天候:晴れ-雨 コース:ドライ-ウェット 観客動員数:予選日10,000人/決勝日16,000人/大会合計26,000人)
決勝レースは午後3時スタート。 この時点では空は晴れており、気温33℃、路面温度45℃という蒸し暑いコンディションだった。
ホールショットを奪ったのはポールシッターの#19オリベイラ。 続いて4番手スタートの#38石浦宏明が見事なスタートで2位にジャンプアップして来た。
オリベイラはその後も快調に後続を引き離しにかかり、8周を終えたところで早くも石浦との差を5.2秒とすると、その後も着実のその差を広げて31周目にピットインした時点では20秒近いリードを築き上げていた。
一方、2位の石浦は34周まで引っ張って漸くピットへ。16秒余りの作業時間でオリベイラと#36カルダレッリの間にピットアウトして来たが、その直後に雨が路面を濡らし始めた。
そこからしばらくは小雨の状態で、どうにかスリックタイヤでの走行が可能であったが、41周目に入ったところで突然雨が激しくなり、トップのオリベイラもたまらず90度コーナーを飛び出してしまった。 それでもどうにかコース復帰を果たしたオリベイラはそのままピットイン。 それを契機に他のドライバーも相次いでピットに殺到した。
しかし雨はその後も勢いを増すばかりで、46周目にはセーフティカーが導入され、そのまま52周を消化することになった。
これによりオリベイラは第2戦富士の第1レース以来の今季2勝目を獲得。 シリーズポイントもポールポジションの1ポイントと合わせて11を獲得、トータル23ポイントとして一躍トップに躍り出た。
2位の石浦も19ポイントと、このレース7位の#37中嶋一貴、同4位の#8ロイック・デュバルに次ぐランキング4位に浮上した。
一方、初のフロントローからのスタートとなった#40野尻智紀はレース序盤は石浦の後ろ、3番手を走行していたが、20周目に行ったピットストップの際、またもやエンジンストールを喫してしまい、15位と大きく順位を落としてしまった。そこから懸命に追い上げた野尻だったが、終盤のSC導入などもあって9位でレースを終えることに。
また、車両規則違反により後方スタートとなった#1山本尚貴は、クルマのダウンフォースを減らした上に2ピットと思い切った作戦で挽回を図ったが、スタート時にグリッド位置を間違えるという痛恨のミスを犯してしまい、ドライブスルーペナルティを受けたうえ、2度目のピットストップではエンジンストールと、最後まで歯車の噛み合ない週末になってしまった。
次戦の舞台は九州のオートポリス。9月14日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/24) Final Race Weather:Fine-Rainy Course:Dry-Wet
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL SF14 Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | BS | 52 | 1:36'23.266 |
2 | 38 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RI4A | BS | 52 | 1.240 |
3 | 36 | アンドレア・カルダレッリ | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RI4A | BS | 52 | 1.788 |
4 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RI4A | BS | 52 | 2.256 |
5 | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO DANDELION M41Y SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR-414E | BS | 52 | 2.680 |
6 | 10 | 塚越 広大 | HP SF14 HP REAL RACING | HONDA HR-414E | BS | 52 | 4.884 |
7 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RI4A | BS | 52 | 5.163 |
8 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーション KONDO SF14 KONDO RACING | TOYOTA RI4A | BS | 52 | 5.618 |
9 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR-414E | BS | 52 | 7.402 |
10 | 7 | 平川 亮 | ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RI4A | BS | 52 | 8.409 |
11 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | HONDA HR-414E | BS | 52 | 11.888 |
12 | 2 | 中山 友貴 | TEAM 無限 SF14 TEAM 無限 | HONDA HR-414E | BS | 52 | 14.934 |
13 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RI4A | BS | 52 | 20.137 |
14 | 11 | ヴィンタントニオ・リウッツィ | HP SF14 HP REAL RACING | HONDA HR-414E | BS | 52 | 20.766 |
15 | 1 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 SF14 TEAM 無限 | HONDA HR-414E | BS | 51 | 1Lap |
16 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | HONDA HR-414E | BS | 51 | 1Lap |
17 | 62 | 嵯峨 宏紀 | DENSO Le Beausset SF14 TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RI4A | BS | 49 | 3Laps |
---- 以上規定周回数(46Laps)完走 ---- |
- | 20 | クマール・ラム・ナレイン・カーティケアン | Lenovo TEAM IMPUL SF14 Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | BS | 22 | 30Laps |
- | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 KCMG | TOYOTA RI4A | BS | 0 | 52Laps |
- Fastest Lap: CarNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL) 1'34.977 (33/52) 181.99km/h
- 降雨のため、45周終了時からセーフティーカーを導入し、SCチェッカーとした。
- CarNo.1は、2014年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第27条7.違反のためドライビングスルーペナルティーを科した。
全日本F3選手権第11戦の決勝レースが8月24日、ツインリンクもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした#22高星明誠(B-MAX NDDP F312)が終始安定したペースで逃げ切り、今季3勝目を挙げた。
Nクラスは#6小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が昨日に続いて連勝を飾った。
第11戦決勝は午前11時より20周で行われた。
ポールからスタートした#22高星は最初の1コーナーで#7松下信治にインに並ばれたものの、なんとか押さえ切ってトップで1コーナーを抜けていく。
2番手の#7松下の後方からは昨日優勝の#1勝田貴元もアウトから迫って来ていたが、1コーナーで行き場がなく、一旦引き下がって3コーナーで再び#7松下に並びかける。 しかし松下はここでも一歩も引かず、#22高星、#7松下、#1勝田の順でオープニングラップを終える。
猛暑の中での20周の長丁場という悪条件ながら、今回のもてぎ戦を前にプライベートテストを実施したという高星は、その後も安定したペースで周回を重ね、最後まで後続につけいる隙を与えずにトップでチェッカーを受け、今季3勝目を挙げた。
#7松下は、終始コンマ8秒前後の差を保って高星を追い上げたが、今ひとつ決め手を欠いて2位のままフィニッシュ。
しかし#1山下健太がこのレースを6位を終えたことにより、3ポイントのビハインドから逆に3ポイントのリードを得てランキングトップに躍り出た。
#1勝田も序盤は松下を攻めたてたが、レースが後半に差し掛かってからはファステストラップを叩き出しながら追い上げて来た#23佐々木大樹を押え込む展開となり、そのまま3位でレースを終えた。
Nクラスは予選2番手からスタートした#6小泉がポールの#62久保凛太郎をかわしてホールショットを決め、そのまま逃げを打つ展開に。
#62久保は1周目のダウンヒルストレートでアウトから並びかけ、僅かに先行したものの90度コーナーでイン側に位置した小泉に押え込まれ、その後は#28山口大陸を押え込むので手一杯の状況になってしまった。
これにより小泉は昨日の第10戦に続いてもてぎラウンドを連勝。今季通算6勝目を挙げてシリーズポイントでも久保との差を19に広げた。
全日本F3選手権はこのあと舞台をスポーツランドSUGOに移して第12戦、第13戦を行う。 9月27-28日決勝だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2014/08/24) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Official Testing SUZUKA ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model Team | Engine | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | 22 | | 1 | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F312 Dallara F312 B-MAX Racing Team with NDDP | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 20 | 36'16.552 |
2 | 7 | | 2 | 松下 信治 | HFDP RACING F312 Dallara F312 HFDP RACING | HONDA MF204D | BS | 20 | 0.858 |
3 | 1 | | 3 | 勝田 貴元 | PETRONAS TEAM TOM'S F312 Dallara F312 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 20 | 3.079 |
4 | 23 | | 4 | 佐々木 大樹 | B-MAX NDDP F312 Dallara F312 B-MAX Racing Team with NDDP | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 20 | 3.474 |
5 | 2 | | 5 | 清原 章太 | TODA FIGHTEX Dallara F312 TODA RACING | TODA TR-F301 | BS | 20 | 6.887 |
6 | 36 | | 6 | 山下 健太 | PETRONAS TOM'S F314 Dallara F314 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 20 | 7.406 |
7 | 21 | | 7 | サム・マックラウド | TDC with SJM F314 Dallara F314 TODA RACING | TODA TR-F301 | BS | 20 | 16.041 |
8 | 8 | | 8 | 高橋 翼 | HFDP RACING F312 Dallara F312 HFDP RACING | HONDA MF204D | BS | 20 | 18.088 |
9 | 38 | | 9 | ナニン・インドラ・パユーング | CERUMO・INGING Jr. F312 Dallara F312 CERUMO・INGING Jr. | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 20 | 22.999 |
10 | 6 | N | 1 | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing Dallara F306 HANASHIMA RACING | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 20 | 1'01.466 |
11 | 62 | N | 2 | 久保 凛太郎 | CG ROBOT ル・ボーセ F308 Dallara F308 TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 20 | 1'04.688 |
12 | 28 | N | 3 | 山口 大陸 | TAIROKU EXCEED Dallara F306 TAIROKU EXCEED | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 20 | 1'05.770 |
13 | 19 | N | 4 | 湯澤 翔平 | KCMG F308 Dallara F308 KCMG | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 20 | 1'13.240 |
14 | 3 | N | 5 | 三浦 愛 | EXEDY RACING F307 Dallara F306 EXEDY RACING TEAM | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 20 | 1'16.461 |
15 | 13 | | 10 | 吉田 基良 | B-MAX RACING F312 Dallara F312 B-MAX RACING TEAM | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 20 | 1'18.202 |
16 | 30 | N | 6 | ドラゴン | B-MAX with RSS306 Dallara F306 B-MAX Racing Team | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 20 | 1'24.120 |
17 | 77 | N | 7 | 三浦 勝 | アルボルアルデアCMS306 Dallara F306 CMS | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 20 | 1'24.580 |
---- 以上規定周回数(18Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.23 佐々木大樹(B-MAX Racing Team with NDDP) 1'47.897 (5/20) 160.20km/h
スーパーフォーミュラ第4戦「もてぎ2&4レース」のフリー走行2回目は、#36アンドレア・カルダレッリ(PETRONAS TEAM TOM’S)が1’34.229でトップタイム。2番手にも#37中嶋一貴がつけ、トムスが1-2という結果になった。
決勝日を迎えたツインリンクもてぎは公式予選日に続いて好天に恵まれ、気温も朝から30℃に迫る状況。
フリー走行は午前9時50分より30分間で行われた。
昨日の予選で車両規則違反に問われ、予選タイム抹消となった3台(#1山本尚貴、#2中山友貴、#3ジェームス・ロシター)も走行に参加。執筆時点で公式通知は出ていないが、決勝には後方グリッドから出走となる模様だ。
その#1山本は開始10分過ぎに1’35.099を記録して3番手に。 決勝での巻き返しが大いに期待できそうだ。
このセッションでトップタイムを記録したのは、F1ベルギーGP出場のため今大会を欠席したアンドレ・ロッテラーに代わって36号車のステアリングを握るカルダレッリ。
第3戦ではルマン24時間レースでのクラッシュの影響で欠場したロイック・デュバルに代わって8号車をドライブし、見事ポールポジションを獲得したが、2戦続けての代役出走となった今回も開始早々に1’34.229を記録してトップに立ち、好調ぶりをみせつけている。
一方、ポールシッターの#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラはこのセッションを6番手で終えたが、終盤にタイヤ交換練習を行った際にエンジンストール、クルマはそのままガレージに戻されて調整作業に入っており、決勝への影響が懸念される。
また、初のフロントロー獲得で注目を集めた#40野尻智紀は11番手で走行を終えている。
決勝レースはこのあと午後3時より52周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/24) Free Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 36 | アンドレア・カルダレッリ | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RI4A | 1'34.229 | - | - | 183.436 |
2 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RI4A | 1'35.012 | 0.783 | 0.783 | 181.924 |
3 | 1 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 SF14 TEAM 無限 | HONDA HR-414E | 1'35.099 | 0.870 | 0.087 | 181.758 |
4 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RI4A | 1'35.181 | 0.952 | 0.082 | 181.601 |
5 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | HONDA HR-414E | 1'35.448 | 1.219 | 0.267 | 181.093 |
6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL SF14 Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | 1'35.450 | 1.221 | 0.002 | 181.089 |
7 | 7 | 平川 亮 | ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RI4A | 1'35.483 | 1.254 | 0.033 | 181.027 |
8 | 38 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RI4A | 1'35.664 | 1.435 | 0.181 | 180.684 |
9 | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO DANDELION M41Y SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR-414E | 1'35.689 | 1.460 | 0.025 | 180.637 |
10 | 20 | クマール・ラム・ナレイン・カーティケアン | Lenovo TEAM IMPUL SF14 Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | 1'35.766 | 1.537 | 0.077 | 180.492 |
11 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR-414E | 1'35.770 | 1.541 | 0.004 | 180.484 |
12 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RI4A | 1'35.804 | 1.575 | 0.034 | 180.420 |
13 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 KCMG | TOYOTA RI4A | 1'35.914 | 1.685 | 0.110 | 180.213 |
14 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | HONDA HR-414E | 1'35.967 | 1.738 | 0.053 | 180.114 |
15 | 2 | 中山 友貴 | TEAM 無限 SF14 TEAM 無限 | HONDA HR-414E | 1'36.115 | 1.886 | 0.148 | 179.836 |
16 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーション KONDO SF14 KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'36.193 | 1.964 | 0.078 | 179.690 |
17 | 10 | 塚越 広大 | HP SF14 HP REAL RACING | HONDA HR-414E | 1'36.314 | 2.085 | 0.121 | 179.465 |
18 | 62 | 嵯峨 宏紀 | DENSO Le Beausset SF14 TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RI4A | 1'36.418 | 2.189 | 0.104 | 179.271 |
19 | 11 | ヴィンタントニオ・リウッツィ | HP SF14 HP REAL RACING | HONDA HR-414E | 1'36.518 | 2.289 | 0.100 | 179.085 |
TEAM無限の車両規則違反などの影響もあり、暫定結果、正式結果の発行が遅れていたスーパーフォーミュラ第4戦の公式予選だが、8月23日午後7時35分になって漸く正式結果が発行された。
既に18:10付の暫定結果によりJAF国内競技車両規則違反による予選タイム抹消の裁定が無限の2台に対して下されていたが、正式結果では#3ジェームス・ロシター(フジ・コーポレーションKONDO)も同様の理由でタイム抹消とされた。
これにより#1山本尚貴、#2中山友貴、#3ジェームス・ロシターの3名は出走嘆願により最後尾からのスタートになるものとみられる。
決勝レースは午後3時より52周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
先ほど終了したスーパーフォーミュラ第4戦の公式予選でQ1から好タイムを連発しつつも、Q3で発生した足回りのトラブルで8位に終わった#1山本尚貴(TEAM無限)だったが、予選走行の際にインタークーラー周りにドライアイスを詰め込んで走行したことが車両規則違反に問われ、予選タイム抹消という裁定が18:10付で下されることになった。 チームメイトの#2中山友貴も同様の理由で予選タイム抹消となっており、TEAM無限は2台揃って予選不通過となってしまった。
2014年版のJAF国内競技車両規則によれば、
- 4.3.1)インタークーラー
- 吸入空気冷却のためのインタークーラーは1個で、インタークーラー以外のエンジンに供給される空気の温度を下げる目的または効果を持ついかなる装置、システム、手続き、構造もしくは設計はすべて禁止される。
- 4.4)冷却
- 4.4.1)ウォーターラジエターのコアは1個で、ウォーターラジエター、オイルクーラーおよびエンジン各部の冷却は、空気のみが認められ、空気以外のいかなる物質の噴射または噴霧による方法は禁止される。
とあり、走行中にインタークーラーやラジエターを直接ドライアイスで冷却することは違反とされている。
2014規定で盛り込まれたこれらの規定により、TEAM無限の2台は、今後出走嘆願により決勝出走を目指すことになると思われる。
参考:JAF国内競技車両規則(該当箇所は230P)
全日本F3選手権は23日、ツインリンクもてぎ(1周・4.801379km)で決勝レースを行い、勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S F312)が14周・25分7秒705で優勝した。Nクラスは小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が優勝した。
一度は晴れ間が広がったツインリンクもてぎ上空だったが、再び厚い雲が垂れ込め、午後3時35分、Cクラス10台、Nクラス7台が参加してフォーメーションラップが始まった。
スタートは予選2位の勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S F312)の動きだしが良く、ポールポジションの清原章太(TODA FIGHTEX)と並走して1コーナーへ。勝田はインから並びかけ、清原の鼻先を押さえてホールショットを決めた。
予選4位の高星明誠(B-MAX NDDP F312)と同5位の山下健太(PETRONAS TEAM TOM'S F312)は同3位の松下信治(HFDP RACING F312)をパスして、それぞれ3位、4位に上がってきた。
スタートで2位に落ちた清原だったが、4周目に2度のオーバーラン。130Rの出口でフロント左セクションを壊し、その場でリタイアとなった。
2位の清原が抜けたため、4周目にはトップ勝田と2位に上がった高星との差は3秒3。いままでの不振がうそのように勝田は7周目にこのレースのファステストラップをたたき出すなど盤石の走りで、2位以下をぐんぐんと離してゆく。終わってみれば14周を走って7秒5差で、今シーズンの初優勝を独走で飾った。
2位に繰り上がった高星は、3位の山下に終始終われることとなったが、抜き所のないこのコースでは決め手がなく、ゴールまでこのポジションを守り切った。
4位には松下が入ったが、5位を走行していた佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)は最終ラップで高橋翼(HFDP RACING F312)にかわされ、それぞれ6位、5位でレースを終えた。
Nクラスはポールポジションの小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が好スタート。2位にはスタートが得意な三浦愛(EXEDY RACING F307)が上がり、3位に湯澤翔平(KCMG F308)と続く。
その後方ではペナルティーでクラス6位スタートとなった久保凛太郎(CG ROBOT ル・ボーセ F308)が、スタートから1コーナーにかけて2台をパス。2周目には湯澤をもS字でパスして3位まで上がってきた。
この小泉、三浦、久保の3人は終始、互いに1秒以内の差でレースを展開。久保が何度も三浦をパスしようとトライするが抜けず、小泉も2人のバトルを尻目にリードを広げることができない。結局この3人に順位の変動は起きず、小泉、三浦、久保の順でゴールした。
第11戦決勝は明日24日、午前11時より20周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
スーパーフォーミュラではもうすっかり恒例になった日本レースプロモーション(JRP)によるサタデーミーティング。 シリーズ第4戦の舞台となるツインリンクもてぎでは、「今後のレースフォーマットと後半戦の展望」と題して、白井裕JRP社長、永井洋治トヨタ自動車SUPER FORMULA プロジェクトリーダー、佐伯昌浩本田技術研究所SUPER FORMULA プロジェクトリーダーらが出席してそれぞれの取り組みを語った。
今シーズンは第4戦から第7戦までは1基のエンジンを使用することが義務づけられており、それに合わせてトヨタ、ホンダともこのもてぎ戦から後半戦仕様の新スペックのエンジンを投入している。 また、第4戦もてぎ、第5戦オートポリス、第6戦SUGOでは燃料リストリクターを従来の100kg/hから90kg/hに絞られることになっているが、その狙いについては各戦ごとに異なっており、白井社長によれば、第4戦はブレーキへの負担を軽減するために最高速を落とすこと、第5戦はコースの外側にピットレーンが設置されているコースレイアウトを考慮し、給油なしで走りきれるように燃費を改善することが目的とされた。 SUGOについてはコース幅や全長の短いコースであることから、安全のために平均速度を落とすことが目的とされている。
また、後半戦仕様のポイントについてホンダの佐伯プロジェクトリーダーは「ここでしか仕様変更は出来ないので、やれることは全て入れ込んで来た。その結果として今週末は去年相当の戦いが出来ているので、入れて来たものが合っていたと思っている」と後半戦仕様のエンジンを評価した。 また、改良点については「燃焼の改善」を挙げ、今後3戦は同様に互角の戦いが出来ると期待しているとのことだ。
一方、前半戦のリードを詰められる格好になったトヨタの永井プロジェクトリーダーは「ファンやメディアのみなさんにとっては面白い展開になったと思うが、トヨタ的には楽しくない。接近戦になったということはホンダさんの頑張りの方が勝っていたということだ」と語った。
また、急遽F1参戦の決まったアンドレ・ロッテラーについての感想を求められた三人は、
「複雑な気持ちだが、結論としてはいいことだと思う。ケーターハムからのF1参戦がキャリアアップに当たるかどうかはわからないが、アロンソもミナルディで走っていた時に才能を評価されている訳で、認められるドライバーはどこにいても認められるのだと思う。(白井社長)」
「F3000の時代がそうであったように、スーパーフォーミュラがF1への土台になるのが良いかなと思う。スーパーフォーミュラは本当のドライバーズレース。世界中のドライバーがここに来て腕を試せるような場になると良いと思う(佐伯プロジェクトリーダー)」
「シリーズのチャンピオンシップという狭い見方をすれば強力なドライバーがいなくなることは痛いが、チーム側がこういう決断をしたことに対しては、みんなのためはすごくいい選択だったと思う。これを機会に他のドライバーにももっとチャンスが広がれば良いと思う。ロッテラーがF1で活躍してくれることは我々の誇りだ(永井プロジェクトリーダー)」
ただし、スーパーフォーミュラというカテゴリーの位置づけについて、白井社長は、 「将来的にGP2とかワールドシリーズ・バイ・ルノーのようになりたいとは思っていない。目標はあくまでF1、インディと並ぶ柱の一つになっていきたい。その上で、相互にドライバーが交流できれば良いと思っている」 とあくまでF1の下位カテゴリーを目指す訳ではないことを強調した。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第4戦「もてぎ2&4レース」の公式予選が8月23日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が1’32.321のコースレコードを樹立して今季2度目のポールポジションを獲得した。 今週末好調のホンダ勢ではルーキーの#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION)が予選2位と自身初のフロントローを獲得した。
公式予選は午後1時15分よりノックアウト方式で行われた。 心配された雨は降らず、終始ドライコンディションでの走行。 気温32℃、路面温度48℃という蒸し暑い中の走行で、中にはサイドポンツーンにドライアイスを大量に詰め込んで走行するドライバーも見受けられた。
予選Q1
予選Q1は20分間の走行。各車ユーズドタイヤで走行を開始し、10分が経過した辺りで一旦ピットへ。
この時点でのトップはロッテラーに代わって36号車を駆るアンドレア・カルダレッリだ。
2番手には#19オリベイラがつけ、ホンダエンジンの#40野尻が3番手。
ニュータイヤが投入され、本格的なアタックが始まったのは残り8分を切ってからだ。
上位陣が相次いで1分32秒台の好タイムをマークする中、チェッカー提示直前に#1山本尚貴が1’32.688と従来のコースレコードである1’32.700を上回って一気にトップに躍り出た。2番手につけたのはルーキーの#40野尻。 今季苦戦の続いたホンダエンジン勢が初めて1-2を占めるという結果になった。
結局このセッションで脱落したのは#32小暮卓史、#10塚越広大、#18中山雄一、#62嵯峨宏紀、#2中山友貴の5台。
小暮はチームメイトの#31中嶋大祐にはじき出された格好だ。
予選Q2
予選Q2は各車タイヤに熱を入れてアタックに取りかかったところでいきなり赤旗中断という波乱の展開に。
原因を作ったのは#20ナレイン・カーティケヤン。 最終コーナーで縁石を引っ掛けてしまい、スピン状態に陥ってホームストレート上で真横を向いたままストップしてしまった。
これによりセッションは20号車を排除した後規定により残り3分間で再開することに。
アウトラップに続いてすぐにアタックにかからなければならないギリギリの状況の中、トップタイムを叩き出したのは#40野尻。1’32.730とQ1の山本のタイムには及ばなかったが、まずまずのタイム。 わずか0.062秒差で#19オリベイラが続き、カーティケヤンを除く全車がトップから0.9秒以内にひしめく大接戦となり、#41武藤英紀、#7平川亮、#39国本雄資、#11ヴィタントニオ・リウッツィ、#31中嶋、#20カーティケヤンがここで脱落した。
予選Q3
予選Q3も上位7台が0.843秒以内にひしめく大接戦。
上位6台が1分32秒台という激しいアタック合戦が展開され、トップ2台がQ1で#1山本が更新したコースレコードを大きく上回ってきた。 まずは#19オリベイラが1’32.321、続いて#40野尻が1’32.485。3位の#8ロイック・デュバルも1’32.706とレコードに迫るタイムを叩き出した。
しかし一方でQ1トップ、Q2は3位と好調ぶりを見せていた#1山本はアタックに入った途端にいきなりフロントのキャンバー調整用のシムが脱落するというトラブルに見舞われ、大事を取ってアタックを見合わせた。
これによりオリベイラは第2戦富士の第1レース以来2度目のポールポジションを獲得。 野尻は今季苦戦の続いたホンダエンジン勢の中で最初にフロントローを獲得したドライバーとなった。 もちろんルーキーの彼にとっては初めてのフロントローだ。
注目の第4戦決勝は明日午後3時より52周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2014/08/23) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 10 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model Team | Engine | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | 1 | | 1 | 勝田 貴元 | PETRONAS TEAM TOM'S F312 Dallara F312 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 14 | 25'07.705 |
2 | 22 | | 2 | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F312 Dallara F312 B-MAX Racing Team with NDDP | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 14 | 7.526 |
3 | 36 | | 3 | 山下 健太 | PETRONAS TOM'S F314 Dallara F314 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 14 | 7.847 |
4 | 7 | | 4 | 松下 信治 | HFDP RACING F312 Dallara F312 HFDP RACING | HONDA MF204D | BS | 14 | 9.787 |
5 | 8 | | 5 | 高橋 翼 | HFDP RACING F312 Dallara F312 HFDP RACING | HONDA MF204D | BS | 14 | 19.154 |
6 | 23 | | 6 | 佐々木 大樹 | B-MAX NDDP F312 Dallara F312 B-MAX Racing Team with NDDP | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 14 | 19.385 |
7 | 38 | | 7 | ナニン・インドラ・パユーング | CERUMO・INGING Jr. F312 Dallara F312 CERUMO・INGING Jr. | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 14 | 22.432 |
8 | 6 | N | 1 | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing Dallara F306 HANASHIMA RACING | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 14 | 56.434 |
9 | 3 | N | 2 | 三浦 愛 | EXEDY RACING F307 Dallara F306 EXEDY RACING TEAM | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 14 | 57.663 |
10 | 62 | N | 3 | 久保 凛太郎 | CG ROBOT ル・ボーセ F308 Dallara F308 TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 14 | 58.402 |
11 | 28 | N | 4 | 山口 大陸 | TAIROKU EXCEED Dallara F306 TAIROKU EXCEED | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 14 | 1'04.691 |
12 | 77 | N | 5 | 三浦 勝 | アルボルアルデアCMS306 Dallara F306 CMS | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 14 | 1'06.953 |
13 | 30 | N | 6 | ドラゴン | B-MAX with RSS306 Dallara F306 B-MAX Racing Team | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 14 | 1'10.210 |
14 | 13 | | 8 | 吉田 基良 | B-MAX RACING F312 Dallara F312 B-MAX RACING TEAM | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 12 | 2Laps |
---- 以上規定周回数(12Laps)完走 ---- |
- | 19 | N | - | 湯澤 翔平 | KCMG F308 Dallara F308 KCMG | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 6 | 8Laps |
- | 2 | | - | 清原 章太 | TODA FIGHTEX Dallara F312 TODA RACING | TODA TR-F301 | BS | 3 | 11Laps |
- | 21 | | - | サム・マックラウド | TDC with SJM F314 Dallara F314 TODA RACING | TODA TR-F301 | BS | 1 | 13Laps |
- Fastest Lap: CarNo.1 勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S F312) 1'47.020 (7/14) 161.51km/h
MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/23) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Team | Q1 | Q2 | Q3 |
1 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL SF14 Lenovo TEAM IMPUL | 1'32.984 | 1'32.792 | R1'32.321 |
2 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'32.829 | 1'32.730 | R1'32.485 |
3 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | 1'32.979 | 1'33.257 | 1'32.706 |
4 | 38 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | 1'33.083 | 1'32.869 | 1'32.772 |
5 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | 1'33.394 | 1'33.102 | 1'32.792 |
6 | 36 | アンドレア・カルダレッリ | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | 1'33.447 | 1'33.129 | 1'33.164 |
7 | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO DANDELION M41Y SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'33.731 | 1'33.341 | |
8 | 7 | 平川 亮 | ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | 1'33.782 | 1'33.346 | |
9 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | 1'33.308 | 1'33.425 | |
10 | 11 | ヴィンタントニオ・リウッツィ | HP SF14 HP REAL RACING | 1'33.703 | 1'33.436 | |
11 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | 1'33.941 | 1'33.611 | |
12 | 20 | クマール・ラム・ナレイン・カーティケアン | Lenovo TEAM IMPUL SF14 Lenovo TEAM IMPUL | 1'33.334 | 1'40.283 | |
13 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | 1'33.996 | | |
14 | 10 | 塚越 広大 | HP SF14 HP REAL RACING | 1'34.093 | | |
15 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 KCMG | 1'34.453 | | |
16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | DENSO Le Beausset SF14 TOCHIGI Le Beausset Motorsports | 1'34.660 | | |
---- 以上予選通過 ---- |
- | *3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーション KONDO SF14 KONDO RACING | - | - | - |
- | *1 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 SF14 TEAM 無限 | - | - | - |
- | *2 | 中山 友貴 | TEAM 無限 SF14 TEAM 無限 | - | | |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'32.700)を更新しました。
- CarNo.1,2,3は、2014年JAF国内競技車両規則第13章第4条4.3.1)および4.4.1)違反により、予選タイム抹消とする。