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2023年8月

S-FJもてぎ・菅生

第6戦SUGO決勝 ポールシッターの渡会太一が白崎稜からのプレッシャーを跳ねのけてポール・ツー・ウイン

優勝は渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦決勝予選が8月5日(土)スポーツランドSUGOで開催され、ポールポジションからスタートの渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)がスタートでトップに立つと、2番手スタートの白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)と終始1秒以内の差で争う神経戦を制して優勝を獲得した。

 12周で行われる決勝は定刻の13時20分にコースイン。予選に比べて気温はさらに上昇し34度、夏の日差しが照りつける路面の温度は60度を超えている状況で、グリッドに立つだけでその熱が伝わってくる。

 13時35分フォーメーションラップ開始。15台全車がグリッドに戻りレッドライトが消灯されてレースがスタート。

スタート直後、大村海太と安藤弘人のクラッシュ

 ポールシッターの渡会がホールショットを奪い先頭で第1コーナーへターン。フロントロウから並んで発進の白崎も好スタートを見せるが渡会の前に出る事はできず2位のポジションキープ。いつもロケットスタートを見せる内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)が6番グリッドから前を行く中澤凌(ZAP FOCS 10VED)を第1コーナーのインから差して5位に浮上する。上位陣はクリーンスタートからバトルをしつつ第1コーナーをクリアしたが、第2コーナー入口で14番手スタートの安藤弘人(ZAP SPEED 10V ED)と、インを突いた大村海太(ハンマーレーシング10V)が接触、安藤はスピンしてリヤからアウト側のグラベルにコースアウト。大村も姿勢を乱してアウト側に飛び出したところで安藤に再度接触。2台ともコースには復帰するがダメージが大きくそのままピットイン。今回初のスーパーFJレース参戦だった大村だがデビュー戦1周目にして無念のリタイヤを喫することとなった。

 トップを走る渡会は2位白崎をじわじわと引き離し、0.729秒の差てオープニングラップを終了。後方では7番手スタートの池田拓馬(テイクファースト & アメロイド)が中澤に接近、最終コーナーからの加速で前に出て6位に順位を上げてコントロールラインを通過。中澤はオープニングラップで2つポジションを落として7位にダウン。

 2周目、渡会を追う白崎はセクター1、セクター3と全体ベストのタイムでギャップを削り0.627秒差とする。この2台が速く、3位髙口大将(レブレーシングKK-S2)はそこから1.7秒以上離されている。その高口に迫るのが4位の椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)で、0.296差と接近。池田対中澤の6位争いも激しく第3セクターで中澤が6位の座を奪い返す。3周目、渡会は1分29秒842とファステストラップを更新し、白崎との差を0.701秒とする。高口対椎橋の3位争いも激しくなり、4周目の第1コーナーで椎橋がインを突いてオーバーテイクに成功、3位椎橋、4位高口とポジションが入れ替わるが、このバトルの間にトップグループとの差は3秒以上に拡大してしまう。

 渡会は4周目もファステストラップを更新して0.929秒のリード。しかし白崎も負けておらず5周目に1分29秒459と渡会より0.3秒以上速いファステストラップを出して0.613秒差、さらに6周目も0.503秒差とギャップを削り取る。3位椎橋は4位高口はやや離れて1.162秒の差。6位中澤はこの頃からペースが上がりはじめ、前を行く内田に0.247秒差とテール・ツー・ノーズ状態になり、6周目の第3セクターで攻略に成功、5位の座を奪い返す。

 白崎にギャップを詰められていた渡会だが8周目には1分29秒287とこの日のファステストラップを叩き出して再び差を0.819秒と拡げる。レースは完全にこの二人のマッチレースの様相で、高口を突き放した3位椎橋だがこのペースにはついて行けず5秒以上の差を開けられてしまっている。この頃から順位争いが膠着する中で緊張が高まってきたのが内田対池田の6位争いで、6位に落ちた内田にやや元気がなく、7周目に0.248秒差と追いついた池田が8周目のセクター2で一気に間合いを詰めてセクター3でオーバーテイク、6位にポジションを上げる。

 10周目に入ると白崎がスパート、再びトップ渡会とのギャップを削り始めて0.581秒差。11周目のバックストレートでテールに近づくとSPコーナーでは左右にマシンを振ってプレッシャーをかける。しかし渡会は動じることなく間合いを守り0.522秒の差でファイナルラップに突入。白崎はラストチャンスを狙って最終コーナーからの加速に賭けるが渡会はポジションを守り切って0.214秒の差でフィニッシュ。チェッカードフラッグの下をガッツポーズで通過し、ポール・ツー・ウインの完勝を飾った。白崎はスタート直後からチャンスを狙い続けたがスキを見い出すことができず2位フィニッシュ。3位は中盤から単独走行となった椎橋。4位高口の背後には中澤がファイナルラップだけで0.4秒を削り取って最後はメインストレートで並びかけたが僅かに高口が前の0.052差で中澤5位、ポイントリーダーの池田は6位でシリーズランキング首位の座を守った。

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ最終第7戦は3か月のインターバルをおいて11月18~19日に予定されている。開幕2連勝でポイントを荒稼ぎした池田60ポイント、優勝こそないがコンスタントに入賞している椎橋57ポイント、、今回やや不調だった内田が56ポイント、以下中澤52、豊島45、磐上43と6位までにチャンピオン獲得の目がある。長いインターバルを味方につけるのは誰だ?

決勝2位は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

決勝3位は椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)

決勝4位は髙口大将(レブレーシングKK-S2)

決勝5位は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

決勝6位は池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

S-FJもてぎ・菅生

第6戦SUGO公式予選ドライバーコメントー 2位・白崎稜「最終コーナーでひっかかった」

ポールポジション 6号車・渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)1分28秒405

ポールポジションの渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 「(さすがSUGOのレコードホルダーですね)得意なSUGOなので(笑)。昨日は調子もよくなかったので、それがちょっと不安ではあったのですけれど、うまく乗れたかなとは思います。(不調の原因は?)マシン的にも決まっている感じがなくて、そこらへんは決勝のペースもちょっと不安ではあるのですけれど、なんとか勝てるように頑張りたいなと思います。思ったよりは予選のタイムも出たし、決勝に関しては一番前からスタートできるので」

予選2位 91号車・白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)1分28秒495 トップと0.090秒差

予選2位の白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 「(コントロールタワーに呼ばれたのは?)クールダウンラップで水温が危なかったので、その辺で速度を落とし過ぎちゃって、他車との速度差があったので注意だけ。(タイム差はどう見る?)最終ラップに絶対抜けたタイムだったのですけれど、最終コーナーでひっかかってしまったので、そこはすごい悔しいですね。速さは十分あると思うので、昨日一昨日でちゃんとクルマはセット合っているので、後はちゃんと走らせるのみ、のはずです。レースウィークとしてSUGOは初めてです。感触は十分ですね、後はこの気温でタイヤが熱ダレとか、感触が落ちないことを祈って、ちょっとケアしながら走りたいですね。(今シーズンは好調なようだが要因は?)僕自身は鈴鹿は2021年のデビュー戦以降は走っていなかったのですが、テイクさんといろいろセットアップの話もして、データは提供して貰えているので、成長スピードはテイクさんのおかげです」

予選3位 7号車・髙口大将(レブレーシングKK-S2)1分28秒952 トップと0.547秒差

予選3位の髙口大将(レブレーシングKK-S2)

 「トップとコンマ5くらい離されてしまっているので……。昨日の練習ではそんな感触はなかった、もうちょっとトップとは縮まっている感じはあったのですけど、いざ新品タイヤを履いてみて、差が結構出ちゃったな、って感じです。(決勝に向けては?)コンマ5ってのは結構大きい差なので、スタートちょっと苦手意識はあるのですけれど、なんとか決めて、とりあえず前に出る、ってとこしかないかなって思っています。渡会選手とはチームメイトなのでいろいろ聞きながら、勝つ事もそうですけどチームとしていい結果が残せるように、頑張ります」

予選4位 53号車・椎橋祐介(FG&SW NMSP KKS2)1分29秒005 トップと0.600秒差

予選4位の椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)

 「みんなの話聞こうと思っているのですけど、フロントタイヤが(他と)違っているんですよ。昨日涼(内田涼風)も僕と同じタイヤなのですよ。それで涼は昨日ニュータイヤ入れてるみたいなので、そこのフィーリングの違いを確認しようかな、と思っています。昨日と比べて全然アンダーな傾向になっちゃってて、トップタイムが見えるかと言われたら正直全然自信ないですけど、もうちょっと、昨日と同じバランスで行けてたらいけたかな、とモヤモヤしています。(タイヤの違いとは?)製造週が違うんです。クルマはちょっと調整して、ここら辺(トップグループを指して)に絡めるとランキング的にはすごいチャンスなタイミングになるので」

予選5位 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)1分29秒222 トップと0.817秒差

予選5位の中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

 「(調子は?)あんまり、全然乗れていないのですけど。ちょっと金曜日から流れがよくなくて。乗れてないなって感じですけれど。やっぱり鈴鹿から来ている人が速いですね。コンマ8あると、ちょっと大変そうですけれど、ま、楽しむしかないですね。地元組が負けちゃった感じですけど、あまり(順位のことは)考えてないですけど、現実的にはこのへん(と3番手以上を指して)狙って行きたいですね」

予選6位 82号車・内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)1分29秒386 トップと0.981秒差

予選6位の内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

 「前日僕ユーズドタイヤでトップタイムだったのですけど。なのに全然感触悪いですね(苦笑)。(タイヤが路面を)喰っちゃってる気がしますね。決勝に向けてはとりあえずドライビングでもなんでも改善して前には行きます。頑張ります」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

S-FJもてぎ・菅生

第6戦SUGO公式予選 レコードホルダー渡会太一がポールポジションを獲得

ポールポジションは渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦公式予選が8月5日(土)スポーツランドSUGOで開催され、渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)に0.090秒の差でポールポジションを獲得した。

 モビリティリゾートもてぎでの第5戦から僅か2週間のインターバルで開催された本大会は全国を転戦するスーパーFJジャパンリーグの第4戦を兼ねており、もてぎSUGOシリーズ戦のレギュラーメンバーの他に有力選手が参戦して来ている。その筆頭ともいえるのが昨年4月のSUGO大会予選でコースレコードを叩き出した渡会だが、注目は目下鈴鹿/岡山シリーズのポイントリーダー白崎で、昨年筑波/富士シリーズ2位だった白崎は今年鈴鹿/岡山シリーズに転じてここまで4戦中2勝でポイントリーダーにつけている。そして同シリーズから高口大将(レヴレーシング KK-S2)も参戦、レギュラー組と対峙することになる。

 15分間の予選は午前9時45分に開始。南東北に位置するスポーツランドSUGOも熱波に襲われており気温はすでに30度超え。10%勾配のメインストレートを駆け上がるマシンには向かい風が吹き付ける。内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)、池内比悠(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)のTeam RiNoA勢を先頭に15台がコースインした。

 まずは残り10分、白崎が1分30秒を切る1分29秒668のトップタイムをマーク。気温が高くタイヤのウオームアップが早いようだ。2番手は1分30秒079で渡会。次の周回で白崎は1分28秒905までタイムを短縮、渡会も1分28秒台に入れて28秒932、その差0.027秒。3番手にはもてぎ・SUGOシリーズ戦レギュラーの椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)が29秒005と渡会の0.1秒差につけている。4番手は29秒530の池田拓馬選手(テイクファースト & アメロイド)。池田は現在もてぎ・SUGOシリーズとジャパンリーグ両方でポイントリーダーに立っている。

 残り7分、渡会が1分28秒704をマークしてトップに浮上、白崎、椎橋はひとつずつポジションを落とし、4番手に29秒421で高口が上がってくる。残り4分で渡会はトップタイムを1分28秒405まで削り白崎に0.311秒の差をつける。高口も1分28秒台に入れ3番手にポジションアップ。

 渡会はここが今日の限界と見たか残り3分を切った時点でピットイン、タイヤを温存する作戦かタイムアタックを終了。一方で白崎は1分28秒606までタイムを縮め0.201秒差、さらにタイムアップ直前に28秒495で0.090秒差と渡会に迫るが逆転にはいたらずフロントロウに並んだ。

 高口、椎橋はベストタイム更新がなかったが3番手、4番手でセカンドロウを確保した。5番手には2週間前のもてぎでキャリア初優勝を飾った中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)が29秒222で順位を上げ、6番手には池田がつけていたが、チェッカードフラッグが振られる中最後のタイムアタックで自己ベストを更新した内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)が1分29秒386で6番手を奪い、池田は7番手にドロップした。

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦決勝レースは本日午後1時20分コースイン予定。気温も路面温度もピークに達しそうな時間帯の過酷なレースになりそうだ。

予選2位は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

予選3位は髙口大将(レブレーシングKK-S2)

予選4位は椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)

予選5位は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

予選6位は内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

S-FJもてぎ・菅生

第6戦SUGO 注目ドライバーインタビュー 大村海太「完走して楽しむ」

デビュー戦の大村海太(ハンマーレーシング10V)

 2023年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦が8月5日(土)にスポーツランドSUGOでで開催された。シリーズも終盤に差し掛かっているが、このタイミングでレースデビューを迎える選手もいる。今回はレーシングカート出身の31号車、大村海太(ハンマーレーシング10V)のデビューに注目し、予選を前に話を聞いた。

 ――これまでのキャリアは??

 「レーシングカートをやっていました。去年は全日本に1回出ました。で、今回スーパーFJのデビュー戦です」

 ――今まで(スーパーFJでの)練習はどれくらい積んだ?

 「昨日(金曜日)の走行とその前2週間くらい前に走っているだけですね。スーパーFJ以外でのサーキット走行は鈴鹿サーキットと鈴鹿南と、袖ケ浦フォレストレースウェイですね」

 ――スーパーFJとカートの違いはどう?

 「全然違いますね、スーパーFJ乗った後にレーシングカート乗ると全然感覚が違っていて、まったくタイムが出ない感じです。スーパーFJだとコーナーでケツが滑るんですけど、カートは小回りがきいてそういうことがないので、ホントに感覚が狂いますね」

 ――レースに向けての意気込みを

 「とりあえず完走と、楽しむことですね。しっかり走って」

 ――今日のレースの後の参戦予定は?

 「特にはまだ決めていません。(まずはレースを経験してから?)はい、そうですね」

 予選では出だしの1分33秒から31秒623まで自己ベストを短縮。トップからは3.2秒ほど差があったが、ほとんど経験がないという事で今後の伸びしろに期待したい。

Text & Photo: Junichi SEKINE

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第6戦富士決勝上位3人のコメント 小林利徠斗「最終コーナーはタイヤやクルマをうまく蹴り出せるようにと、今回一番意識した」

第5戦優勝 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

 「(スタートは)反応自体は昨日と同じくらいでしたが、クラッチの繋がりが食いつきすぎてストール気味になってしまいました。そこのコントロールはまだまだ練習が必要ですね。リスタートも自分の実力不足としか言いようがありません。セーフティーカーに追いついちゃいけないと思って、思うように仕掛けられませんでした。一度アクセルを踏んでから戻すのはダメなので、『ああこれは行かれたな』と思いながらアクセルを踏んでいきました。まだまだ経験が足りなくて、反省するポイントばっかりですが頑張ります」

 「最終コーナーは、セッティングも走り方も含めて、タイヤとかクルマをうまく蹴り出せるようにと、そこは今回一番意識していましたね。そこが決まったのが大きかったですが、その分弱点も生まれるので、我慢するところは我慢して、自分が勝負できるところで勝負することを心がけて、それができたのは良かったです」

 「(終盤の黄旗について)最終コーナーからの立ち上がりが強いのは分かっていたので、1コーナーで仕掛けられないのは苦しいなと思いつつも、それ以外で、というのは考えました。その点ではクルマのセットアップを見直さないといけないなと思いました」

 「前回の鈴鹿大会では赤旗のタイミングなどもあり、予選は思わしくなかったですが、決勝のペースでは引けをとらなかったと思うので、次回も今回と変わらず、自分のペースとクルマに集中して、いい結果を残せるように頑張ります」

第5戦決勝2位 中村仁(TGR-DC Racing School)

 「悔しいです。心に穴が開いてる感じです。やれることはやったし、仕方ありません」

 「(リスタートは)小林選手がスープラコーナーで加速して、一度減速したので、これは自分がミスらなければ1コーナーでねじ込んでいけるなと思いました。(三井選手とのバトルについて)1コーナーはめちゃくちゃ自信があったわけではありませんが、普通に走っていれば行かれることはないなと思って、冷静に走っていました。クルマは悪くはなかったですね。最後は少しペースを落としてしまいましたが。やれることは全部できました」

 「鈴鹿はうまく走れるので、予選さえ決めれば前に行かせることなく逃げ切れると思います。今回悪かったところはしっかり直して挑みたいです」

第5戦決勝3位 野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

「残念です。2回ともポールスタートだったので優勝を狙っていたんですけど。レースペースで差があったなという感じです」

 「(小林選手とは)最終コーナー進入の部分ではそんなに差がないと思うんですが、トラクションのかかり方が違うので追いつけませんでした。ストレート対策はテストで色々やってきたので、これ以上ダウンフォースを削ってもタイムに反映できないのは分かっていました。マシンの部分でやることはあまり残っていませんでした。走りの部分でまだまだ改善すべきでした」

 「(リスタートは)アウトからトップを狙っていったんですけど、あと少し足りませんでしたね」

 「前回の鈴鹿大会では3位と3位だったので、次も今回のように連続ポールをとって、優勝を狙っていきます」

Text:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第6戦富士決勝 熱く激しくそしてクリーンな戦いを制し、小林利徠斗が二連勝を達成!!

優勝は小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 2023年FIA-F4選手権シリーズ第6戦の決勝が8月6日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が前日の第5戦に続いて2連勝を飾った。

 第6戦決勝は午前8時にフォーメーション開始。天候は晴れだが昨日より雲の量が多めだ。路面はドライ。

決勝がスタートした

 スタートではポールの野村勇斗(HFDP RACING TEAM)がそのままトップで1コーナーに飛び込み、予選2番手の小林が続く。その後方では4番手スタートの中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が1コーナーでアウトから予選3番手の三井優介(HFDP RACING TEAM)を捉えて3位に上がってきた。

 すかさずこの周終わりのホームストレートでスリップについた三井は2周目の1コーナーでインをついたが、中村はこれを退け、小林を追い上げにかかる。

 小林は2周目の最終コーナー立ち上がりで抜群の加速を見せ、続くホームストレートでアウトから野村に並びかけ、3周目の1コーナー手前でトップに立った。野村の背後には中村と三井が迫る。

 4周目の1コーナーで再び中村のインに飛び込んだ三井だったが、中村はここでも三井を退けると、この周のダンロップコーナーで野村のインに飛び込んで2位に浮上する。ホームストレートで抜き返そうと並びかけた野村だったが、ここでも中村はポジションを守った。

レースは途中セーフティーカーが導入された

 しかしトップの小林が5周目に入ったところで中島功(Rn. SHINSEI. F110)がコース脇にストップしたため、ここでセーフティーカーが導入された。

 セーフティーカーは7周目にピットイン。8周目からレースが再開される。ところがここでトップの小林の加速が伸びない。これを後続の二人は見逃さず、1コーナー手前でインから中村、アウトからは野村が次々に小林に並びかけて抜き去っていく。ここでトップに立ったのは中村だ。

 しかし小林はすかさず9周目の1コーナーで野村のインをついて2位に浮上する。その後方では佐野雄城(TGR-DC RSフィールドF4)がダンロップコーナーで荒川麟(Dr. Dry F110)のインに飛び込んで5位に上がってきた。

 9周終わって中村のリードは0秒564。10周目には0秒363差まで小林が詰めてきた。しかしここでインディペンデントカップに参戦するKENTARO(Baum Field F4)が1コーナーのグラベルに飛び出してしまったため、富士では一番のオーバーテイクポイントであるこの区間はダブルイエローとなってしまった。仕方なく中村の後方でチャンスを窺う小林。そのチャンスはファイナルラップでようやく訪れる。

 トップ2台がファイナルラップに差し掛かろうとするちょうどその時、車両排除の終わった1コーナーポストの黄旗が解除されると、小林利徠斗はすかさずホームストレートで並びかけ、中村を抜き去ってトップを奪い返すと、そのまま逃げ切って今季3勝目をものにした。

 2位に中村仁が続き、TGR-DC Racing Schoolが1-2フィニッシュを達成する。野村勇斗は最後まで三井優介の追撃を退けて3位フィニッシュ。昨日に続いての表彰台を獲得した。

 次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。3週間後の8月26日に第7戦、27日に第8戦が行われる。

決勝2位は中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)

決勝3位は野村勇斗(HFDP RACING TEAM)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第6戦富士決勝結果

FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/06) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1427'20.157--
235中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1427'20.507 0.350 0.350
36野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'21.051 0.894 0.544
45三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'21.256 1.099 0.205
537佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1427'21.654 1.497 0.398
67森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'23.600 3.443 1.946
731平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1427'24.628 4.471 1.028
888荒川 麟Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1427'26.684 6.527 2.056
962佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1427'27.165 7.008 0.481
1038奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1427'27.379 7.222 0.214
1145大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
1427'27.879 7.722 0.500
1281卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'29.505 9.348 1.626
1377小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
1427'31.22311.066 1.718
1422藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1427'31.45311.296 0.230
1546徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
1427'31.93411.777 0.481
1680野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
1427'32.06011.903 0.126
1715渡部 智仁Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1427'32.46612.309 0.406
1834清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
1427'33.60313.446 1.137
1963IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1427'34.98114.824 1.378
2041井本 大雅ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1427'35.27315.116 0.292
2128中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
1427'35.27815.121 0.005
2296IC2齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
1427'38.43818.281 3.160
2349居附 明利RSイディアイーグルスポーツ
イーグルスポーツ
1427'38.52818.371 0.090
2487下野 璃央Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1427'38.87018.713 0.342
2548堀尾 風允MOST-HM Racing F4
フジタ薬局レーシング
1427'39.31119.154 0.441
268半田 昌宗SD-STYLE GMB F110
TEAM GMB
1427'39.45919.302 0.148
272IC3仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
1427'39.81619.659 0.357
2813IC4藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
1427'43.45723.300 3.641
2910IC5植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
1427'43.85823.701 0.401
3097IC6坂 裕之のりものクラブBJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'44.53724.380 0.679
3198三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'45.83825.681 1.301
3218IC7塚本 法生フィールドAKILAND F110
AKILAND RACING
1427'52.61832.461 6.780
3371IC8大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
1427'59.75839.601 7.140
3411IC9中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
1428'00.86440.707 1.106
3526IC10山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
1428'05.56345.406 4.699
3623IC11YUGOS2R Racing
N-SPEED
1428'10.73950.582 5.176
37*12洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
1428'24.2771'04.12013.538
38*78小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
1428'31.5151'11.358 7.238
3961奥住 慈英HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1327'49.8181Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 12 Lpas)完走 ----
-55IC-KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1020'27.7204Laps3Laps
-21IC-小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
919'08.3295Laps1Lap
-86IC-大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
59'54.3959Laps4Laps
-14田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
35'38.93711Laps2Laps
-16西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
11'56.33713Laps2Laps
-44IC-今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
-d.n.s--
  • Fastest Lap: CarNo, 36 小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4) 1'46.875 (11//14) 153,701 km/h
  • CarNo.12は、シリーズ規則第15条1,1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.78は、シリーズ規則第15条1,1)(他車への衝突行為+コースアウト)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

S-FJもてぎ・菅生

第6戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2023/08/05) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1218'02.510--
291白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
1218'02.724 0.214 0.214
353椎橋 祐介FG&SW NMSP KKSII
MYST KK-S2
1218'10.398 7.888 7.674
47髙口 大将レブレーシングKK-S2
MYST KK-S2
1218'12.67810.168 2.280
579中澤 凌ZAP FOCS 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'12.73010.220 0.052
697池田 拓馬TAKE FIRST & AMEROID
MYST KK-S2
1218'14.28811.778 1.558
782内田 涼風群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
1218'15.53713.027 1.249
881池内 比悠群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1218'15.75313.243 0.216
927豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
1218'20.64018.130 4.887
1036磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1218'26.37523.865 5.735
1186村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
1218'26.99624.486 0.621
1214熱田 行雲ZAP 10V ARY ED
TOKYO R&D RD10V
1218'36.97334.463 9.977
1324甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'37.16234.652 0.189
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-15G-安藤 弘人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
12'25.80411Laps11Laps
-31大村 海太ハンマーレーシング10V
TOKYO R&D RD10V
13'22.91811Laps57.114
  • Fastest Lap: CarNo. 6 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ) 1'29.287 (8/12) 144.606 km/h

S-FJもてぎ・菅生

第6戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2023/08/05) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1'28.405--146.048
291白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
1'28.495 0.090 0.090145.900
37髙口 大将レブレーシングKK-S2
MYST KK-S2
1'28.952 0.547 0.457145.150
453椎橋 祐介FG&SW NMSP KKSII
MYST KK-S2
1'29.005 0.600 0.053145.064
579中澤 凌ZAP FOCS 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'29.222 0.817 0.217144.711
682内田 涼風群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
1'29.386 0.981 0.164144.445
797池田 拓馬TAKE FIRST & AMEROID
MYST KK-S2
1'29.512 1.107 0.126144.242
881池内 比悠群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1'29.673 1.268 0.161143.983
936磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1'29.695 1.290 0.022143.948
1027豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
1'29.762 1.357 0.067143.840
1114熱田 行雲ZAP 10V ARY ED
TOKYO R&D RD10V
1'29.811 1.406 0.049143.762
1286村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
1'30.231 1.826 0.420143.093
1324甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'30.509 2.104 0.278142.653
1415G1安藤 弘人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'30.969 2.564 0.460141.932
1531大村 海太ハンマーレーシング10V
TOKYO R&D RD10V
1'31.623 3.218 0.654140.919
---- 以上基準タイム(130% - 1'55.203)予選通過 ----

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦、第6戦富士予選上位3人のコメント 野村勇斗「決勝がどうなるかわからないが、全力で戦い、優勝を狙っていく」

第5戦、第6戦ポールポジション 野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「新品の時のタイヤの感触は練習から良かったので、ミスしないことを意識して走りました。残り10分を切ったあたりで赤旗になってしまい、それまでタイムを出していなかった僕は緊張しましたが、再開後はうまく1周をまとめられて良かったです」

 「これからアタックしようと思って最終コーナーを立ち上がったところで赤旗が出たので、タイヤの心配はありませんでした。ここのサーキットはスリップが効きやすいので、位置取りを意識しながら走りましたが、まだタイムを詰められたと思います」

「午後の決勝はコンディションも違うので、どうなるかわかりませんが、全力で戦い、優勝を狙って頑張ります」

第5戦、第6戦予選2位 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

 「開幕戦と同様に、単走でタイムを出せるように頑張りたいと思って、一番前から出て走りました。富士はみんなスリップストリームを使いたがりますが、それじゃ予選で前に行けるだけです。決勝まで見据えれば単走でしっかりタイムを出す必要があるし、それができることを見せることも重要だと思います」

 「自分でミスすることなくやり切れた結果の2位なので。1位はスリップを使っているはずですし、決勝に向けていい準備ができているので、決勝は自信を持って走りたいと思います」

 「(予選後半は)アタックはしていたんですが、走ってる感覚以上にタイヤの落ちが大きかったので、チェッカーが出る前にピットに戻りました」

第5戦、第6戦予選3位 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「昨日からあまり調子良くなかったので、今の自分が出せる力を出して、最大限の順位に持っていこうと思っていました。コースインしたらクリアを取ることができ、後ろは渋滞していたので、その間に単独で逃げ切ろうという選択をして周回を重ねました。赤旗のタイミングでも運よく46秒4が出て、その後も単独でラップを重ねて46秒4、5で終わりました。野村はスリップを使ってタイムを出しているので、決勝のペースでは負けていないと思うし、ここではスリップが効くので」

 「チームで1-2取れて2番手というのは悪くないと思います。決勝は3番手スタートなので、2年目の意地を見せたいなと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦、第6戦富士公式予選 野村勇斗が自身初のポールポジションを獲得

第5戦、第6戦ともポールポジションの野村勇斗(HFDP RACING TEAM)

 2023FIA-F4選手権シリーズ第5戦、第6戦の公式予選が8月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、ベストタイム、セカンドタイム共にトップの野村勇斗(HFDP RACING TEAM)が自身初のポールポジションを2戦連続で獲得した。

 公式予選は午前7時50分よりA、B2組に分かれて各20分間で行われた。天候は晴れ、コースはドライだ。各社コースオープンと同時にコースに飛び出し、周回を重ねながら徐々にタイムを上げていく。

 A組の走行では、まず三井優介(HFDP RACING TEAM)が3周目に1分48秒004を記録してトップに。野澤勇翔(OTG DL F4 CHALLENG)が1分48秒183で2番手につける。

 三井は4周目に1分46秒814までタイムアップ。続いて佐野雄城(TGR-DC RSフィールドF4)が1分47秒166で2番手、居附明利(RSイディアイーグルスポーツ)が1分47秒781で3番手だ。

 しかし開始から間も無く10分が経過しようというところ、タイヤが温まってこれからというタイミングで赤旗が出され、セッションは中断となる。コカコーラコーナーで大阪八郎(Dr. Dry F110)が他車との接触によりストップしてしまったためだ。

 A組の予選は車両回収ののち午前8時6分に残り時間9分として再開された。一斉にコースに飛び出していくドライバーたち。

トップの三井は前を走るクルマのスリップをうまく使ってアタックを試みるが、ここでのタイムは1分46秒570とセカンドベストの更新にとどまる。この間に荒川麟(Dr. Dry F110)が1分46秒891で2番手に上がってきた。3番手は佐野だ。

 そしてここで野村が1分46秒412を走行再開3周目に記録してトップに浮上、三井は2番手に後退する。この時点で残り時間は2分を切った。三井は走行再開後はなかなかタイムを更新することができない。3番手には佐藤樹(HELM MOTORSPORTS F110)が1分46秒657で浮上してきた。

 更に野村は次の周で1分46秒174までタイムを縮める。これによりセカンドベストでもトップに立った。

 ここでチェッカー。その結果A組のトップは野村、2番手は三井、3番手は佐藤となった。

 A組の予選では赤旗中断があったものの、当初予定されていた10分のインターバルを5分に繰り上げることにより、B組の走行は予定通り午前8時20分にコースオープンとなった。ホンダ勢同士のトップ争いとなったA組とは対照的に、B組はトヨタ勢が熾烈なタイムアタック合戦を展開する。

 まずは中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が2周目に1分47秒799でトップに。小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)は1分48秒096で2番手につけるが、3周目に1分47秒195を記録し、ここでトップに浮上する。続いて森山冬星が(HFDP RACING TEAM)1分47秒305で2番手、奥住慈英(HELM MOTORSPORTS F110)が1分47秒376で3番手につけ、中村は一時4番手に後退する。

 更に小林は4周目に1分46秒572までタイムを縮める。中村も4周目に1分46秒694を記録して再び2番手に上がってきた。中村は5周目に1分46秒527までタイムを縮めてトップに浮上、一方の小林は1分46秒631にとどまるが、セカンドベストでは依然トップだ。

 そして6周目。小林は1分46秒356を叩き出して再びトップに。なおも次の周にセクター1で自己ベストを更新してアタックを続ける小林だったが、セクター2、3が伸びずタイムは1分46秒482とセカンドベストの更新にとどまる。

 この時点で残り時間はまだ7分近く残っていたが、上位陣はここでペースダウン。トップの小林は1分46秒台後半のタイムで周回を重ねてチェッカーを待たずにピットに戻ってきた。中村はそのまま走行を続けたが、結局タイムを更新することなくそのままチェッカーを受けた。

 その結果B組はトップが小林、中村が2番手、森山が3番手となった。

 そして総合では野村がベスト、セカンドタイムともに小林を上回ったため、第5戦、第6戦共にポールポジションは野村勇斗、2番手は小林利徠斗、そして三井優介が3番手という結果となった。

 第5戦決勝はこのあと午後2時15分より14周で行われる。

第5戦、第6戦とも予選2位の小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

第5戦、第6戦とも予選3位の三井優介(HFDP RACING TEAM)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第6戦富士B組公式予選結果

FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Group B Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'46.482--154.268
235中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'46.574 0.092 0.092154.135
37森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.633 0.151 0.059154.050
461奥住 慈英HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'47.043 0.561 0.410153.460
581卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'47.199 0.717 0.156153.237
634清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
1'47.438 0.956 0.239152.896
777小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
1'47.466 0.984 0.028152.856
822藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1'47.470 0.988 0.004152.850
915渡部 智仁Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'47.483 1.001 0.013152.832
1098三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'47.505 1.023 0.022152.800
1187下野 璃央Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1'47.716 1.234 0.211152.501
1228中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
1'47.815 1.333 0.099152.361
1363IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'47.878 1.396 0.063152.272
1448堀尾 風允MOST-HM Racing F4
フジタ薬局レーシング
1'47.894 1.412 0.016152.249
1544IC2今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'48.162 1.680 0.268151.872
1696IC3齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
1'48.179 1.697 0.017151.848
1713IC4藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
1'48.374 1.892 0.195151.575
1897IC5坂 裕之のりものクラブBJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'48.549 2.067 0.175151.331
1911IC6中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
1'49.947 3.465 1.398149.407
2018IC7塚本 法生フィールドAKILAND F110
AKILAND RACING
1'50.059 3.577 0.112149.254
2123IC8YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'51.063 4.581 1.004147.905
---- 以上基準タイム(110% - 1'57.219)予選通過 ----
-12洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
no time---
-30IC-DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
d.n.s---

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第6戦富士A組公式予選結果

FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
16野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.412--154.370
25三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.546 0.134 0.134154.176
388荒川 麟Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1'46.751 0.339 0.205153.880
462佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'46.953 0.541 0.202153.589
531平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'46.995 0.583 0.042153.529
638奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'47.044 0.632 0.049153.458
737佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'47.089 0.677 0.045153.394
845大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
1'47.145 0.733 0.056153.314
9*80野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
1'47.325 0.913 0.180153.057
1049居附 明利RSイディアイーグルスポーツ
イーグルスポーツ
1'47.477 1.065 0.152152.840
1116西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'47.605 1.193 0.128152.658
1246徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
1'47.644 1.232 0.039152.603
1314田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
1'47.697 1.285 0.053152.528
142IC1仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
1'47.837 1.425 0.140152.330
1541井本 大雅ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'47.863 1.451 0.026152.293
168半田 昌宗SD-STYLE GMB F110
TEAM GMB
1'48.180 1.768 0.317151.847
1710IC2植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
1'48.759 2.347 0.579151.039
1855IC3KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1'48.791 2.379 0.032150.994
1926IC4山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'48.964 2.552 0.173150.754
2078小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
1'49.143 2.731 0.179150.507
2121IC5小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
1'49.454 3.042 0.311150.079
2271IC6大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
1'49.671 3.259 0.217149.783
2386IC7大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1'51.476 5.064 1.805147.357
---- 以上基準タイム(110% - 1'57.226)予選通過 ----
-99IC-安井 和明Rn-sports F110
Rn-sports
d.n.s---
  • CarNo. 80は、一般競技規則第17条3(ランオフエリア走行)により、当該周回タイムは採用されない。

SUPER FORMULA

第6戦富士 応援を背に追い上げるもポイント獲得はならず(B-Max)

 B-Max Racing Team(SFチーム代表 宮田雅史)は、7月15~16日、富士スピードウェイで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦に参戦し、後方グリッドから追い上げた松下選手は13位完走、ハイマン選手はマシントラブルでリタイアという結果でした。

 提携している綾瀬市から駆けつけた応援団が見守るなか、松下選手は1周目に大きく順位を上げましたが、その後はポジションアップはままならず、ポイントを獲得することはできませんでした。ハイマン選手は、序盤にミッショントラブルが発生し、レースを続行することができませんでした。

 次戦のモビリティリゾートもてぎ戦までは1か月のインターバルとなりますので、上位フィニッシュを目指し、挽回を期して臨みます。

■予選(7月15日(土)午後2時20分~)

 サーキット上空は雲に覆われ、どんよりとした天候のもと迎えた予選。午前中のフリー走行における感触も悪くなかったため、期待を持って臨みました。しかし、松下選手が出走したAグループは、結果的に超僅差となり、100分の5秒差でQ2進出を逃し、しかも、順位は11台中9位と厳しい位置からのスタートになりました。Bグループのハイマン選手は、経験している富士のコースでしたが、攻めきることができずに11位という結果でした。

ドライバー セッション タイム/順位
50号車 松下信治 予選 Q1(順位) 1分23秒242( 9/11)
Q2(順位) —————-
総合順位 18位
50号車 ラウル・ハイマン 予選 Q1(順位) 1分24秒328(11/11)
Q2(順位) —————-
総合順位 21位
  • 天候:曇り、コース:ドライ、気温:26度、路面温度:29度

■決勝(7月16日(日)午後2時30分~41周)

 思ったよりも気温が上がらずに、予選日と同じような曇天となった決勝日。今大会は、連携する綾瀬市がバスツアーを企画し、スタンドの一角にはB-Max応援団が陣取るという、チームにとっては最高のシチュエーションでスタートを迎えました。

 この後押しもあってか、松下選手はここ数戦見られなかった得意のスタートからのジャンプアップを見せ、1周目に5台を抜いて13位でコントロールラインに戻ってきました。しかし、そこからは集団のなかで思うようにペースを上げられずに、5周目14位、9周目15位と徐々に順位を落としてしまいます。

 一方、ハイマン選手は、順調に周回を重ねていましたが、9周目にミッショントラブルが発生し、急激にペースダウン。レース続行は不可能と判断し、ピットに入ってレースを終えました。

 10周を過ぎ、タイヤ交換をするチームが出始めますが、松下選手はステイアウトを選択。しかし、前が開いてもペースが大きく上がることはなく、これ以上引っ張ることは得策ではないと判断したチームは17周目にピットインを敢行。素早い作業でタイヤを交換し、松下選手は16位でコースに復帰しました。

 自身のベストタイムを更新しながら攻め続ける松下選手は、1分25秒台後半から26秒台前半のタイムでコンスタントな走行を続け、34周目には前を行く福住選手を1コーナーで抜くなど、着実に順位を上げ13位でフィニッシュしました。

 リタイアが続いていた松下選手にとっては3戦ぶりのチェッカーでしたが、今回も最低限の目標としていたポイントを獲得することはできませんでした。

 次戦は1 か⽉後、舞台はチームにとって相性の悪くないモビリティリゾートもてぎです。恐らく猛暑のレースになると思いますので、クルマもドライバーも万全の暑さ対策で臨みたいと思います。

ドライバー セッション タイム/順位
50号車 松下信治 決勝 順位 13位
ベストタイム 1分25秒760(21/22)
51号車 ラウル・ハイマン 決勝 順位 DNF
ベストタイム 1分26秒546(22/22)
  • 天候:曇り、コース:ドライ、気温:26度、路面温度:30度

■チーム監督 本山 哲コメント

 ノブについては、フリー走行からの流れを見ていても、クルマのポテンシャルは確実に上がっています。これを予選や決勝で生かしきれなかったのは悔やまれます。チームの頑張りがリザルトに繋がらない状況が続いているので、士気を上げるためにも何とかしたいと思います。

 ラウルは、決勝のペースはいつも良いので、予選でもう少し前のグリッドからスタートすればポイント獲得できると思います。残りは3戦ですが、予選順位の向上をテーマに、ラウルが納得できるレースができるようサポートしたいと思います。

 次のもてぎ戦では、レースウィークのリズムと流れを引き寄せ、きっちりポイントを取りにいきたいと思います。引き続き皆さまの応援よろしくお願いします。

■50号車チーフエンジニア 宮田雅史コメント

 今回は事前にテストもあり、クルマはそれなりに仕上がっていましたので、Q2に行ける感触はありました。ただ、予選が思った以上にシビアでしたね。やはりまだ何かが足りないのだと思います。決勝は、できればもっとピットインを引っ張りたかったのですが、集団のなかでペースを上げることが難しかったので、予定より早く入れました。終盤、前のクルマを抜いてからのペースは悪くなかったと思います。

 次戦のもてぎは、レースウィークに走ってみないと何とも言えませんが、ノブも得意としているコースですので、今季ベストの結果を期待したいと思います。

■51号車チーフエンジニア マシュー・カラハン コメント

 非常に難しい週末でした。最後まで、私たちが望んだ速さを引き出すことはできませんでした。それでも、日曜朝のフリープラクティスまでに、十分ではありませんがクルマを改善することはできました。決勝は残念ながらギヤボックストラブルでリタイアになってしまいましたが、レース序盤のペースは悪くなかったと思います。さらなる改善のためには、ラウルが乗りやすいと思える、バランスの取れたセッティングを見つけることです。

■50号車ドライバー 松下信治選手コメント

 クルマはフリー走行から良い状態で、上位を狙えるという感触はありました。それだけに、僅差の予選で負けてしまったのは悔しいです。タラレバを言えばきりはありませんが、とにかく予選で前に行かないと勝負になりませんので、次のもてぎでは今回のことを意識して予選に臨みたいと思います。

 決勝は、久しぶりに普通にスタートができて5台ほど抜けました。ファーストスティントはペースが上がらず少し順位を落としてしまいましたが、タイヤ交換後はそこそこのペースで走ることができました。たぶん今年初だと思いますが前車を抜くこともでき、自分としては今年一番のレースだったと思います。

 とはいえ、結果は13位とポイントには届きませんでした。綾瀬市をはじめ、応援してくれている人たちのためにも、もてぎでは一矢報いたいと思います。

■51号車ドライバー ラウル・ハイマン選手コメント

 残念ながらギアボックストラブルにより、レース序盤でリタイアになってしまいました。2速にスタックしてしまったので、チェックするためにピットに戻りましたが、レースに復帰することはできませんでした。

 シーズン当初から抱えている主な問題は深刻なペース不足です。残念ながら、我々がマシンに加えた変更は、どれも期待したほどの効果はなく、クルマのバランスを納得するレベルまで引き上げることはできていません。進歩を妨げる何らかの原因があるようです。今回も困難な週末になりましたが、次のもてぎ戦に向けて努力を続けます。

B-Max Racing Team Press Release

SUPER FORMULA

第6戦富士決勝 リアム・ローソンが今季3勝目を挙げ、ポイントリーダー宮田莉朋との差は僅か1ポイントに!

優勝はリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の決勝が7月16日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートしたリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)がピット戦略を的中させてトップに立ち、今季3勝目を挙げた。

(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:予選日12,700人/決勝日20,500人/大会総入場者数33,200人)

 第6戦決勝は午後2時30分より41周で行われた。スタート時の気温は25℃、路面温度は31℃だ。

 スタートではポールの牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がトップで1コーナーに飛び込む。2位はローソン。予選6番手の山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が3位に上がってきて予選4番手の佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が4位だ。予選5番手の宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)はスタートで一旦順位を落としたが、ダンロップコーナーで大津弘樹(TGM GP SF23)を抜いて5位に復帰。予選3番手の太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)は出遅れて7位でコントロールラインに戻ってきた。

 宮田は2周目のコカコーラコーナーでアウトから佐藤を抜いて4位に浮上する。すかさず3周目のコカコーラコーナーで抜き返す佐藤。その後方では関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が国本雄資(Kids com KCMG Cayman SF23)との接触から右リヤタイヤをバーストさせて順位を落としていった。

 7位に後退していた太田は4周目の1コーナーで大津を抜いて6位に浮上した。

 更にその後方では、まさかのQ1落ちで20番手スタートとなった平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が1周目に16位にジャンプアップすると、その後も2周目に15位、3周目に14位と着実に順位を上げ、5周目の1コーナーで松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)を抜いて13位。続いて6周目のダンロップコーナーで小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)をも捉えて12に浮上する。更に8周目に福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF23)、9周目には1コーナーで坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)を捉えて10位まで浮上してきた。

 8周目の1コーナーで佐藤が山本を抜いて3位に浮上するが、これはペースの早い佐藤に譲った形か。2位のローソンは無線でしきりに宮田のポジションを訪ねている。

 10周を終えたところで5位を走っていた宮田がピットへ。ここでタイヤ交換義務を消化する。11周目にはローソン、大津、坪井が相次いでピットイン。続いて12周目にトップの牧野、野尻、福住、そしてブリュックバシェがピットイン。牧野はローソンの前でピットアウトするが、コカコーラコーナーでインをつかれて先行を許してしまった。

 15周を終えた時点の順位は、トップが山本で平川が2位。3位は阪口晴南(P. MU/CERUMO・INGING SF23)だが、彼らはまだピットインしていない。タイヤ交換を済ませた中ではローソンが最上位で、以下牧野、佐藤、宮田と続く。ローソンと山本との差は15周終わりで33秒495。16周目には32秒432、17周目は31秒336と着実に縮まっていき、19周目には28秒942とついに30秒を切ってきた。ここでローソンは1分24秒6522を記録、この時点でのファステストラップを更新している。

 17周目に松下と笹原右京(VANTELIN TOM'S SF23)がピットイン。トップの山本は24周目にピットに飛び込んだ。これで平川がトップに浮上した。ローソンとの差は22秒434だ。

 山本は野尻の目の前でピットアウトするが、タイヤの温まっている野尻は1コーナーでアウトから楽々とパスしていった。

 続いて26周目に阪口と小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)がピットイン。これでローソンが2位に浮上する。トップの平川との差は21秒225だ。

 平川は30周目にようやくピットイン。これでローソンがトップに立つ。2位の牧野は3秒026後方だ。

 平川は野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)と熾烈なドッグファイトを展開している山本の後ろでピットアウトした。その前方では宮田が31周目のダンロップでアウトから佐藤を捉えて3位に浮上した。

 山本は32周目の2コーナーでインから野尻を抜いて6位に浮上。続いて平川も34周終わりのホームストレートでインから野尻に並びかけ、7位、37周終わりのホームストレートでは山本をも捉えて6位に浮上した。

 タイヤに余力のある平川は38周目のファステストラップを更新すると、すぐさま太田のテールに食らいつき、40周目の1コーナーでインに飛び込んで5位に浮上すると、最終コーナーでは佐藤のインをついて4位に。佐藤はすかさずオーバーテイクシステムを使って抜き返し、ファイナルラップの1コーナーに4位で飛び込んだが、平川はこの周の最終コーナーでもクロスラインをかけて佐藤を攻略、4位でチェッカーを受けた。

決勝2位は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

決勝3位は宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)

 一方、トップのリアム・ローソンは後続に4秒453の差をつけて悠々とチェッカーを受け、今季3勝目を挙げている。これでドライバーズポイントも予選の2ポイントと合わせて22ポイントを獲得、トータル85ポイントとなった。2位は牧野任祐。ポイントリーダーの宮田莉朋は3位でフィニッシュし、トータル86ポイントでトップの座を守ったが、ランキング2位のローソンとの差は僅か1ポイントに縮まった。

 次戦の舞台は栃木県のモビリティリゾートもてぎ。8月20日決勝だ。

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

第6戦富士決勝結果

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2023/07/16) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
115リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
4158'58.497--
25牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
4159'02.950 4.453 4.453
337宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
4159'13.73215.23510.782
420平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
4159'17.77519.278 4.043
565佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
4159'18.17119.674 0.396
66太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
4159'19.27820.781 1.107
764山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
4159'19.69021.193 0.412
81野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
4159'24.99326.496 5.303
97小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
4159'30.31031.813 5.317
10*39阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
4159'30.92732.430 0.617
1138坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
4159'41.75943.26210.832
1214大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
4159'43.60345.106 1.844
1350松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
4159'47.27948.782 3.676
144小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
4159'48.04049.543 0.761
1518国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
4159'53.00154.504 4.961
1612福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
4159'54.87156.374 1.870
173山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
4159'56.66358.166 1.792
1855ジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
411:00'00.0921'01.595 3.429
1936笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
411:00'01.9731'03.476 1.881
2019関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
4059'46.2941Lap 1Lap
2153大津 弘樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
3956'35.5372Laps1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 36 Laps)完走 ----
-51ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
913'52.17532Laps30Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23) 1'24.593 (38/41) 194.186 km/h
  • CarNo. 39は、統一規則第12条11.(ピット作業時の安全確認不足)により、罰金5万円のペナルティーを科した。

SUPER FORMULA

第6戦富士フリー走行2回目 トップタイムは小高一斗 トヨタ勢が1-2

フリー走行2回目:トップタイムは小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦のフリー走行2回目が7月16日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)が1分24秒311でトップタイム。平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が1分24秒320が2番手につけ、トヨタエンジン勢が1-2という結果となった。

 フリー走行2回目は午前9時20分より30分間で行われた。天候は曇り。路面はドライだ。開始時の気温は25℃、路面温度は29℃だ。

 まずは松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)が3周目に1分24秒662を記録してトップに。リアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が1分25秒お355で2番手につける。3番手は小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)で1分25秒376だ。

 4周目に入るとローソンが1分24秒623までタイムを縮めてトップに。ここでポールポジションの牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)も1分24秒680を記録して3番手に上がってきた。松下は1分25秒060とタイム更新ならず。

 続いて山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が5周目に1分24秒390を記録してトップに浮上する。山本は6周目のセクターでも全体ベストを更新、セクター2でも自己ベストを更新するが、タイムは1分24秒659に留まる。この間に平川が1分24秒600で2番手に浮上、続いて小高が6周目に1分24秒454までタイムを縮めて平川を上回った。国本雄資(Kids com KCMG Cayman SF23)も6周目に1分24秒544を記録して3番手につける。5周目に1分24秒588を出した山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)が4番手だ。

 そうした中、ポールポジションの牧野、予選2番手のローソンはタイム更新こそないものの、1分24秒台後半の安定したペースで周回を重ね、牧野は10周目、ローソンは12周目に一旦ピットに戻ってきた。

 残り時間が10分を切ったところで、7周終わりで一旦ピットインし、走行を再開していた平川が9周目に1分24秒320を記録してトップに浮上してきた。更に小高も11周目に1分24秒311を叩き出してトップに立つ。なお小高はこの走行を前にエンジン交換を行ったとのことだ。この時点で残り時間は8分を切った。

 その後は大きなタイム更新もなくチェッカーフラッグが提示され、小高一斗がトップタイム、2番手に平川亮、山本尚貴が3番手でフリー走行2回目は終了した。

 ポイントリーダーの宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)はベストタイム1分24秒635で8番手ながら、1分24秒台後半から25秒台前半のペースで周回を重ね、全22台の中で最多の18周を消化して走行を終えている。

 第6戦決勝はこのあと午後2時30分より41周で行われる。

フリー走行2回目:2位は平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)

フリー走行2回目:3位は山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

第6戦富士フリー走行2回目結果

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2023/07/16) Free Practice 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
14小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'24.311--194.836
220平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'24.320 0.009 0.009194.815
364山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'24.390 0.079 0.070194.653
465佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'24.480 0.169 0.090194.446
518国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'24.495 0.184 0.015194.412
63山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'24.588 0.277 0.093194.198
715リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'24.623 0.312 0.035194.117
837宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'24.635 0.324 0.012194.090
950松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'24.662 0.351 0.027194.028
105牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'24.680 0.369 0.018193.987
1119関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'24.786 0.475 0.106193.744
127小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'24.790 0.479 0.004193.735
1314大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'24.817 0.506 0.027193.673
1453大津 弘樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'24.883 0.572 0.066193.523
151野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'24.885 0.574 0.002193.518
1636笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'24.888 0.577 0.003193.511
176太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'24.911 0.600 0.023193.459
1838坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'24.945 0.634 0.034193.382
1939阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'24.955 0.644 0.010193.359
2012福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'25.065 0.754 0.110193.109
2155ジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'25.142 0.831 0.077192.934
2251ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'25.784 1.473 0.642191.490

SUPER FORMULA

第6戦富士公式予選 牧野任祐が4年ぶりのPP獲得!! 上位4台をホンダエンジンが独占

ポールポジションは牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の公式予選が7月15日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が2019年4月以来、4年ぶりのポールポジションを獲得した。

 公式予選は午後2時20分よりノックアウト方式で行われた。開始時点の気温は25℃、路面温度は29℃。上空を厚い雲が覆い尽くしてはいたものの、予選は終始ドライコンディションでの走行となった。

 今回も予選Q1はA、B二つのグループに分かれて行われた。Aグループで出走するのは小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)、牧野、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF23)、リアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)、笹原右京(VANTELIN TOM'S SF23)、阪口晴南(P. MU/CERUMO・INGING SF23)、松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)、大津弘樹(TGM GP SF23)そして山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)だ。

 各車まずはユーズドタイヤで1周を走り、一旦ピットへ。ここでニュータイヤに交換してタイムアタックに取り掛かる。近年のスーパーフォーミュラではすっかりお馴染みになった光景だ。

 まずは小林がアウトラップ、ウォームアップラップに続いて1分23秒219を記録する。続けてアタックに入った小林はセクター1、2と自己ベストを更新するが、最後のセクターが伸びず、1分23秒393と更新ならず。

 続いて大湯都史樹に代わって出場の大津が1分22秒798でトップに。これをローソンが上回って1分22秒734でトップに立ったところでチェッカー。3番手には山本、午前中トップの牧野が4番手。以下、福住、阪口までがQ2進出。小林、笹原、松下、平川そして小高がここで予選を終えた。平川は今季初のQ1敗退だ。

 Bグループは野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、国本雄資(Kids com KCMG Cayman SF23)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)、宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)、坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)、ラウル・ハイマン(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)、ジェム・ブリュックバシェ(TGM GP SF23)そして佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)だったが、ブリュックバシェは開始早々にトラブルに見舞われ、少し遅れてピットを離れた。

 残り2分で各ドライバーのアタックが始まった。まずは野尻が1分22秒797を記録。続いて宮田が1分22秒832、佐藤が1分23秒079で続く。しかしこれを上回ったのが太田。1分22秒528を叩き出して一気にトップに躍り出た。

 この結果トップは太田、野尻が2番手、宮田は3番手。以下、佐藤、山下そして坪井がQ2に進出。関口、国本、大嶋、ブリュックバシェそしてハイマンがここで予選を終えた。

 続いて予選Q2は午後2時55分より7分間で行われた。心配された雨はここでも降らず、Q1に続いて全車スリックタイヤでの走行となった。ここでは各車最初からニュータイヤを装着したようで、コースインからそのまま2周のウォームアップを行い、アタックに入っていった。

 まずは宮田が1分22秒457。続いてローソンが1分22秒242。太田が1分22秒331を記録する。佐藤は1分22秒428で3番手につける。

 しかし終了間際に牧野が1分22秒063を叩き出した。これにより牧野任祐はSFデビュー戦となった2019年4月の第1戦鈴鹿2&4以来、実に4年ぶりにポールポジションを獲得。リアム・ローソンが2番手、太田格之進が3番手となり、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGが1-3という結果となった。

予選2位はリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

予選3位は太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)

 また佐藤蓮も4番手となり、上位4台をホンダエンジン勢が占める快挙を達成。これは2021年10月の第7戦鈴鹿で上位5台をホンダ勢が占めて以来のことだ。

 また大湯都史樹の代役として出走した大津弘樹は、午前中のフリー走行でトラブルに見舞われて予選シミュレーションを行えないという逆境を見事に跳ね返し、予選9番手で明日の決勝に臨むことになった。

 第6戦決勝は明日の午後2時30分より41周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

第6戦富士公式予選結果

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2023/07/15) Weather: Cloudy Course: Dry
2023 SUPER FORMULA Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
15A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.8221'22.063
215Aリアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.7341'22.242
36B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.5281'22.331
465B佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.0791'22.428
537B宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'22.8321'22.457
664A山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.8041'22.570
71B野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.7971'22.571
83B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.2441'22.725
953A大津 弘樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'22.7981'22.862
1039A阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.1901'22.889
1138B坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.3451'22.892
1212A福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'23.1121'31.654
---- 以上Q2で決定 ----
1319B関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'23.376
147A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.219
1518B国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.543
1636A笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.228
1714B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'23.613
1850A松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'23.242
1955Bジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'23.627
2020A平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'23.357
2151Bラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'24.328
---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ----
-4A小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'32.615

SUPER FORMULA

第6戦富士ノックアウトQ2結果

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2023/07/15) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.063--200.173
215Aリアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.242 0.179 0.179199.737
36B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.331 0.268 0.089199.521
465B佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.428 0.365 0.097199.287
537B宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'22.457 0.394 0.029199.217
664A山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.570 0.507 0.113198.944
71B野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.571 0.508 0.001198.942
83B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'22.725 0.662 0.154198.571
953A大津 弘樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'22.862 0.799 0.137198.243
1039A阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'22.889 0.826 0.027198.178
1138B坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'22.892 0.829 0.003198.171
1212A福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'31.654 9.591 8.762179.226

SUPER FORMULA

第6戦富士ノックアウトQ1結果

■Aグループ

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2023/07/15) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 6 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
115リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'22.734--198.550
253大津 弘樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'22.798 0.064 0.064198.396
364山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'22.804 0.070 0.006198.382
45牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'22.822 0.088 0.018198.339
512福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
HondaM-TEC HR-417E
1'23.112 0.378 0.290197.647
639阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'23.190 0.456 0.078197.461
---- 以上Q2進出 ----
77小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'23.219 0.485 0.029197.392
836笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'23.228 0.494 0.009197.371
950松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
HondaM-TEC HR-417E
1'23.242 0.508 0.014197.338
1020平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD01F
1'23.357 0.623 0.115197.066
---- 以上基準タイム(107% - 1'28.525)予選通過 ----
-*4小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'32.615 9.881 9.258177.367
  • CarNo. 4は、SpR第19条2.(走路外走行)により、当該タイムを削除した。

■Bグループ

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2023/07/15) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 6 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
16太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'22.528--199.045
21野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'22.797 0.269 0.269198.398
337宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'22.832 0.304 0.035198.315
465佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'23.079 0.551 0.247197.725
53山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'23.244 0.716 0.165197.333
638坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'23.345 0.817 0.101197.094
---- 以上Q2進出 ----
719関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD 01F
1'23.376 0.848 0.031197.021
818国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'23.543 1.015 0.167196.627
914大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTATRD 01F
1'23.613 1.085 0.070196.462
1055ジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'23.627 1.099 0.014196.429
1151ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
HondaM-TEC HR-417E
1'24.328 1.800 0.701194.797
---- 以上基準タイム(107% - 1'28.304)予選通過 ----

SUPER FORMULA

第6戦富士フリー走行1回目 牧野任祐がトップタイム ポイントリーダーの宮田は5番手

フリー走行1回目:トップタイムは牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦のフリー走行1回目が7月15日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われた。トップタイムを記録したのは牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)で1分22秒477だった。

 2023年シーズンも後半戦に入り、残りは4戦となった。現時点でランキングトップにいるのは第3戦鈴鹿、第5戦SUGOを制した宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)で75ポイント。同じく開幕戦富士、第4戦オートポリスで勝利したリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が63ポイントで続き、前年王者の野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)は第4戦を欠場しながらも3位につける。

 なおTGM Grand Prixの53号車をドライブしてきた大湯都史樹はトレーニング中に負傷したため、残念ながら第6戦を欠場することになった。代わって大津弘樹が53号車をドライブする。大津は第4戦オートポリスでも野尻智紀の代役として参戦しており、今シーズンは2度目のスポット参戦となる。また第5戦終了後に発表があったとおり、VANTELIN TEAM TOM’Sの36号車は今大会からジュリアーノ・アレジに代わって笹原右京がドライブすることになった。

 そうしたなか、フリー走行は午前9時より90分間で行われた。天候は曇り。路面はドライだ。気温は24℃、路面温度は28℃だ。

 ここで序盤から速さを見せたのは牧野任祐。走り始めて5周目に1分23秒062を記録してトップに立つ。セッション中盤に入ったところでローソンが14周目に1分23秒055を記録して一時トップに立つが、牧野も14周目に1分22秒876までタイムを縮めて再びトップに。3番手には松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)が1分23秒134で続く。

 走行開始から55分が経過したあたりで一時雨がぱらつき始めたが、走行に支障をきたすほどではない模様で、この時点でトップの牧野は17周目に1分22秒825までタイムを縮めてきた。チームメイトの太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)も24周目に1分23秒035を記録して2番手に浮上してきた。

 ところがその直後に大津弘樹(TGM GP SF23)が電気系のトラブルに見舞われ、ヘアピンのイン側でストップしてしまったため、フリー走行は残り23分を切ったところで赤旗中断となってしまう。

 車両回収ののち、フリー走行は午前10時15分に再開された。ここから各ドライバーは予選シミュレーションに取り掛かる。

 まずは残り10分を切ったところで笹原右京(VANTELIN TOM'S SF23)が1分22秒934で2番手に浮上。しかしその直後に佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が1分22秒766を叩き出していきなりトップに躍り出た。

 続いてローソンが終了間際に1分22秒601を叩き出すが、これを牧野が1分22秒477で上回ったところでセッションは終了。牧野任祐がトップタイム。2番手にリアム・ローソン、そして佐藤蓮が3番手という結果となった。

 ポイントリーダーの宮田莉朋は最後に1分22秒920までタイムを縮めて5番手。今大会からスーパーフォーミュラに復帰した笹原右京は6番手で午後の公式予選に臨むことになった。

 公式予選はこのあと午後2時20分よりノックアウト方式で行われる。

フリー走行1回目:2位はリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

フリー走行1回目:3位は佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

第6戦富士フリー走行1回目結果

夏祭り in FUJI MOTORSPORTS FOREST -RIJ- (2023/07/15) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.477--199.168
215Aリアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.601 0.124 0.124198.869
365B佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.766 0.289 0.165198.473
43B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'22.837 0.360 0.071198.303
537B宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'22.920 0.443 0.083198.104
636A笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'22.934 0.457 0.014198.071
720A平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'22.957 0.480 0.023198.016
839A阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'22.961 0.484 0.004198.006
950A松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'22.985 0.508 0.024197.949
101B野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.010 0.533 0.025197.889
1112A福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'23.033 0.556 0.023197.835
126B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.035 0.558 0.002197.830
1364A山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.046 0.569 0.011197.804
1438B坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.113 0.636 0.067197.644
1518B国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.196 0.719 0.083197.447
167A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.261 0.784 0.065197.293
1719B関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'23.290 0.813 0.029197.224
1814B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'23.497 1.020 0.207196.735
194A小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.605 1.128 0.108196.481
2053A大津 弘樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'23.677 1.200 0.072196.312
2155Bジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'23.840 1.363 0.163195.930
2251Bラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'24.007 1.530 0.167195.541

SUPER FORMULA LIGHTS

第4、5、6戦SUGO フラガ選手が初優勝、木村選手はポイントリーダーの座を堅持(B-Max)

 B-Max Racing Team(チーム総代表・SFLチーム代表 組田龍司)は、6月17~18日、スポーツランドSUGOで行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4~6戦に参戦し、今季から参戦のイゴール・オオムラ・フラガ選手が第6戦で初優勝。木村偉織選手は2度の表彰台で着実にポイントを重ね、ポイントリーダーの座を守りました。

 マスタークラスは、開幕大会とは逆に、今田信宏選手が2勝、DRAGON選手が1勝を挙げ、ここまでともに3勝。シリーズポイントでも僅か1ポイント差となりました。

■第4,5戦予選(6月17日(土)午前11時00分~11時30分)

 梅雨とは思えない好天に恵まれた予選日。気温30度を超えるという暑さのなか予選がスタート。木、金曜日の専有走行がほとんどウェットコンディションだったため、開幕大会に続いてドライの走り込みが十分ではないままに予選となりました。

 第4戦の予選は、滑り出しから3台ともに1分15秒台前半をマークして好調さを窺わせましたが、残り2分となってからのアタックでは、トップにあと一歩及ばずフラガ選手が2位、木村選手が3位、ヴィダーレス選手が6位となりました。

 第5戦の予選は、木村選手が気迫の走りで、第4戦より大幅にタイムアップを果たしましたが、僅か100分の7秒届かず2位。フラガ選手とヴィダーレス選手はタイムを大きく伸ばすことはできず4位、7位。抜きどころの少ないコースで、難しい位置からのスタートとなりました。

ドライバー Rd4予選タイム(順位) Rd5予選タイム(順位) Point(累計)
50号車 木村偉織 1分14秒840(3) 1分14秒488(2) 0(35)
51号車 D.ヴィダーレス 1分15秒285(6) 1分15秒142(7) 0(6)
98号車 I.O.フラガ 1分14秒797(2) 1分14秒807(4) 0(3)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:30度、路面温度:44度

■第4戦決勝(6月17日(土)午後3時55分~26周)

 午後4時近くになっても、暑さが和らぐことはなく、夏のような日差しのなかスタートを迎えました。上位陣は、ほぼグリッド順のまま、フラガ選手2位、木村選手3位で1~4コーナーをクリアしますが、6位のヴィダーレス選手は4コーナーでインに飛び込んできた古谷選手と接触。古谷選手がグラベルにストップしたため、セーフティカーが導入されました。

 一旦ピットでダメージをチェックしてレースに復帰したヴィダーレス選手は、リスタート後、8位まで順位を回復しますが、ピット出口の信号無視でドライブスルーペナルティが課され、これでポイント獲得の可能性は絶たれてしまいました。

 膠着状態となったレースのなかで、フラガ選手と木村選手は2位争いを展開しますが、順位変動には至らずフィニッシュ。優勝はなりませんでしたが揃って表彰台に上がりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
50号車 木村偉織 3位 1分15秒941(4/12) 5(40)
51号車 D.ヴィダーレス 11位 1分15秒676(2/12) 0( 6)
52号車 I.O.フラガ 2位 1分15秒946(5/12) 7(10)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:33度、路面温度:45度

■第5戦決勝(6月18日(日)午前9時00分~19周)

 木村選手は、2位をキープして1~2コーナーをクリアしますが、2列目スタートのフラガ選手は出遅れてしまい、逆にヴィダーレス選手は上手く前に出ることに成功。1周目は2位木村選手、5位ヴィダーレス選手、6位フラガ選手の順でコントロールラインを通過。木村選手はこのレースのファステストを記録しながら、トップの平良選手を執拗に攻めますが、ドアは開かずにレースは進みました。

 9周目のSPコーナーでマスタークラスの畑選手がコースオフ。フロントウィングがコース上に脱落したためセーフティカーが入りました。13周終了時にリスタートが切られ、木村選手は最後までチャンスを窺いましたが、前に出ることはできずにチェッカーとなりました。ヴィダーレス選手、フラガ選手もポジションをキープしたままフィニッシュし、3人揃ってポイントを獲得しました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
50号車 木村偉織 2位 1分15秒762(1/12) 7+1(48)
51号車 D.ヴィダーレス 5位 1分15秒812(3/12) 2( 8)
52号車 I.O.フラガ 6位 1分16秒901(8/12) 1(11)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:30度、路面温度:39度

■第6戦決勝(6月18日(日)午後0時20分~19周)

 第1戦の結果がグリッドとなるため、フラガ選手、木村選手、ヴィダーレス選手は2、3、11番グリッドからのスタート。レースは木村選手がやや出遅れる形で始まりますが、スタートを狙っていた木村選手は、シグナルがブラックアウトする前に僅かに動いてしまい、4周を終えたところでドライブスルーペナルティが課されてしまいました。

 レースは第4、5戦同様に平良選手が逃げますが、終盤16周目に平良選手にトラブルが発生し僅かにスローダウン。17周目には症状がさらに顕著になり、馬の背コーナーでついにフラガ選手がトップに躍り出ました。フラガ選手は残る2周半をきっちり走り切り、初優勝のチェッカーを受けました。最後まで諦めずに走ったヴィダーレス選手は6位まで追い上げ貴重な1ポイントを獲得。木村選手はスタートのミスが悔やまれる結果となりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
50号車 木村偉織 8位 1分17秒114(8/12) 0(48)
51号車 D.ヴィダーレス 6位 1分16秒947(7/12) 1( 9)
52号車 I.O.フラガ 1位 1分16秒774(4/12) 10(21)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:32度、路面温度:46度
50,51号車チーム監督 高木真一コメント

 偉織選手は、予選ではクルマのポテンシャルを概ね出し切れたと思います。第4戦に関してはちょっとバランスが悪かったのですが、第5戦はアジャストして、ポール争いができるところまで持っていくことができました。決勝も第4、5戦はスタートも良く、ポイントリーダーという自覚を持って無理せず表彰台を獲得しました。第5戦では「今からファステストを取りに行きます」と言う余裕もありました。最後のレースはフライングをしてしまい課題が残るレースとなりました。

 デビッド選手は、雨の練習走行は抜群に速かったのですが、突然の夏のようなコンディションになって、ドライでは少しセッティングとドライビングに迷いがあったように思います。それでも、第2レースでは上手く修正して良いパフォーマンスで走れ、予選さえ上手くいけばと思わせる内容でした。次はテストで経験済みの鈴鹿ですので期待しています。

52号車チーム監督 松浦孝亮コメント

 2大会目で勝てたのはすごく嬉しいですね。結果的には運もありましたが、あの位置にいたから手に入れることのできたものですし、素直に喜びたいと思います。B-Maxレーシングのサポート、偉織選手やデビッド選手のフィードバックなど、3台体制であることが、参戦1年目のイゴールにとっては大きなプラスになっていると思います。

 イゴールにとっても久しぶりの優勝ですし、初めての菅生で勝ったということが自信になって、次からはもっと攻めた走りができるようになると思います。

50号車ドライバー 木村偉織選手コメント

 良いところもあり、悪いところもありという週末でした。レースに臨むための準備はしっかりしてきましたが、レースを終えて反省点も多く残りました。特に、最後のレースは欲張った結果が、あのようなスタートに繋がってしまいましたので、「欲張らない」という教訓を肝に銘じて、今後はどんな状況でも気持ちをぶらすことのないよう、冷静に淡々といくことを心掛けたいと思います。調子の悪いときにこそ自分の真価が問われる、ということを改めて気付かされたレースでした。

51号車ドライバー デビッド・ヴィダーレス選手コメント

 難しい週末でした。初めてのコースでしたが、走り始めからドライでもウェットでも速さを示すことができました。ところが、予選になると十分なグリップが得られず、クルマのバランスが、チームメイトとは大きく異なってしまいました。何か上手くいかない原因があることは明らかです。レースになるとペースは非常に良く、ラップタイムは常にレースリーダーからコンマ1秒以内で走ることができていました。鈴鹿では同じことが起こらないように、そして私たちに相応しい結果が得られることを願っています。

52号車ドライバー イゴール・オオムラ・フラガ選手コメント

 幸運があって勝利することができましたが、初優勝を素直に喜びたいと思います。チームは良いクルマを用意してくれて、練習からノートラブルだったことも勝利に大きく貢献していると思います。チームのみんなに感謝しています。

 ラッキーとはいえ、優勝はチームのモチベーションにも繋がりますので、非常にポジティブにとらえています。次は、自分のスピードを見せて、誰もが認めるような勝ち方ができればと思っています。

マスタークラス

■第4,5戦予選

両予選ともに、今田選手が速さを見せましたが、畑選手がかなり肉薄しました。第4戦では最後のアタックで今田選手に100分の5秒差まで迫り、第5戦では最後に今田選手が意地を見せて逆転するまで、誰もが畑選手のクラスポールを信じていました。唯一TOMEIエンジンを使用するDRAGON選手は、セットアップの遅れから二人に引き離され、苦しい予選となりました。

ドライバー Rd4予選タイム(順位) Rd5予選タイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 1分17秒638(M1) 1分16秒515(M1) 1+1(29)
30号車 DRAGON 1分18秒121(M3) 1分17秒363(M3) 0(29)
53号車 畑 享志 1分17秒693(M2) 1分16秒675(M2) 0( 5)

■第4戦決勝

セーフティカーランが明けた9周目から徐々にリードを広げた今田選手は、12周目には後方で競り合うDRAGON選手と畑選手との差を3秒にまで開き、早くも安全圏に逃げると、チェッカーまで安定した走りを見せクラスウィン。熾烈を極めた2位争いは、18周目の1コーナーで畑選手が前を行くDRAGON選手のインに飛び込み、あわや接触という場面もありましたが、以降は両者の差が広がりフィニッシュを迎えました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M1位(総合8位) 1分17秒971(M2) 10(39)
30号車 DRAGON M2位(総合9位) 1分18秒095(M3) 7(36)
53号車 畑 享志 M3位(総合10位) 1分17秒692(M1) 5+1(11)

■第5戦決勝

1周目にDRAGON選手に先行された今田選手でしたが、2周目にポジションを取り戻すと、その後は今田選手が逃げ、その後方でDRAGON選手と畑選手が競り合うという第4戦と同様の展開になりました。前戦と同じ轍は踏まないと、8周目にベストラップをマークして2位の座を奪った畑選手でしたが、9周目のSPコーナー立ち上がりで痛恨のコースオフ。縁石にヒットしてフロントウィングを失い万事休す。ピットでリタイアとなりました。今田選手はファステストラップも記録し連勝、速さを取り戻しつつあるDRAGON選手が連続2位となりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M1位(総合10位) 1分17秒647(M1) 10+1(50)
30号車 DRAGON M2位(総合11位) 1分18秒496(M3) 7(43)
53号車 畑 享志 DNF 1分17秒709(M2) 0(11)

■第6戦決勝

グリッド後方に総合を争う若手ドライバーがいたことが、3連勝を狙っていた今田選手にとって悪い方向に働いてしまいました。若手にラインを譲った際にタイヤカスを拾ってしまったことでグリップを失い、今田選手は序盤からずるずると後退してしまいました。

労せずして2周目に今田選手をかわしたDRAGON選手は、コンスタントに1分18秒台を刻む快走を見せ、折り返しとなる10周目には2位の畑選手に10秒の大量リードを築きました。

DRAGON選手はその後も手を抜くことなく走り切り、今大会において今田選手に一矢報いる勝利をあげました。今田選手は中盤以降ペースを取り戻しますが、畑選手に僅かに届かず3位。この結果、ここまで3勝ずつとなった今田選手とDRAGON選手のポイント差は僅かに1点。この二人の一騎討ちに畑選手が絡むことで、チャンピン争いが面白くなってきました。

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ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M3位(総合11位) 1分18秒149(M2) 5(55)
30号車 DRAGON M1位(総合9位) 1分18秒074(M1) 10+1(54)
53号車 畑 享志 M2位(総合10位) 1分18秒940(M3) 7(18)
4号車ドライバー 今田信宏選手コメント

 木、金曜日の練習走行は雨で、土曜日がドライになりましたので、予選は攻めきれなかったという反省はあります。でも、クルマの仕上がりは非常に良く、第4、5戦は後ろでDRAGON選手と畑選手が競ってくれたこともあって、楽なレースをさせてもらいました。見る側はつまらないかもしれませんが、ああいう展開が良いですね。

 第6戦は、若手を前に出すためにラインを外したことで、ピックアップ(タイヤカスがタイヤに付着)してしまい、まったくペースを上げることができませんでした。終盤はそれが取れてペースを戻すことができましたが、時すでに遅し、でしたね。

30号車ドライバー DRAGON選手コメント

 ギアレシオなどセットアップが他車と違うので、どうしても出遅れてしまう面があります。過去の戦績を見て、エンジン特性の違いからたぶん菅生が一番苦手なコースだろうとは思っていました。でも、必ず良いセットがあるだろうと探っていき、尻上がりに良くなっていきました。前2レースは完敗でしたので、その分、第6戦はぶっちぎってやろうと最後まで手を抜かずに攻め続けました。大差で勝つことができてすっきりしました。これで今田選手とほぼポイントが並んだと思いますが、この接戦状態のままシリーズ終盤までいきたいですね。

53号車ドライバー 畑享志選手コメント

 第5戦は非常にペースも良かったので、頑張りすぎた結果、飛び出してしまいました。腹を打ってしまったので、モノコックにクラックが入ってしまい、その影響で、第6戦ではアンダーやオーバーが出て、非常に不安定な状態でした。鈴鹿に向けて早急にクルマを直さないといけないですね。ただ、スポットで出たレースから2年ぶり、ドライをほとんど走っていないなかでのレースということを考えると、我ながらよくやっていると思います。次の鈴鹿は、クルマに慣れればもう少しいけると思います。

B-Max Racing Team Press Release

SUPER FORMULA LIGHTS

第6戦SUGO決勝 イゴール・オオムラ・フラガが初優勝 トップ快走の平良響はトラブルに泣く

優勝したイゴール・オオムラ・フラガとマスタークラスで優勝したDRAGON

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6戦は18日、スピードランドSUGOで決勝を行い、イゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)が優勝した。

 決勝は、午後0時15分から12台(うちマスタークラス3台)が参加してフォーメーションラップが始まる。上空には薄雲がかかり、気温32度、路面温度42度だ。

 スタートは3番グリッドの木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)と4グリッドの小出峻(HFDP WITH TODA RACING)がミス。トップにはポール位置からスタートした平良響(モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC)が立ち、2位に2番グリッドのイゴール・オオムラ・フラガ(FANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX)、3位には5番グリッドから好スタートを決めたエンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京TOM'S 320)が続く。

 木村は4位に落ち、5位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)がつけ、小出も6位までポジションを落とした。

 2周目には4位の木村に5位の野中が襲いかかる。1周目の1コーナーから2コーナーにかけて並走した2台だったが、野中がヘアピンで木村を攻略し4位に浮上。

 その木村には、スタート手順違反でドライビングスルーペナルティーが科される。木村はピットインを行い最後尾の12位まで落ちた。

 上位の4台は互いに0秒5~1秒5ほどの差のトレイン状態でレースは進行。8周目以降はトップの平良が徐々に2位以下を突き放し、15周目にはその差は2秒2となった。

 ところが、16周目のストレートでトップを走る平良がマシントラブルか失速。17周目の2コーナーで2位のフラガにトップを譲るとその後もずるずると後退することとなった。

 18周目には1コーナーでアウトから2位のトゥルーリに並びかけた野中だったが、いきおい余ってスピン。小出にパスされ4位に落ちた。

 レースは19周を回って終了。フラガは初優勝。2位のトゥルーリは初表彰台となった。3位には小出が、4位には野中が、5位には堤優威(Rn-sports F320)が、6位にはデビッド・ビダーレス(B-MAX RACING 320)が入った。

 マスタークラスは、3周目にトップの今田信宏(JMS RACING with B-MAX)をパスしたDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が優勝。2位には畑亨志(A-NeKT with B-MAX 320)が入り、今田は3位でレースを終えた。

 第7、8、9戦は鈴鹿サーキットに舞台を移し、7月1日~2日に開催される。

Text: Yoshinori OHNSHI
Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA LIGHTS

第6戦SUGO決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2023/06/18) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
152イゴール・オオムラ・フラガFANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1924'34.711--
237エンツォ・トゥルーリモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1924'35.976 1.265 1.265
32小出 峻HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1924'40.308 5.597 4.332
435野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1924'41.476 6.765 1.168
510堤 優威Rn-sports F320
Rn-sports
SPIESS A41
1924'45.58910.878 4.113
651デビッド・ビダーレスB-MAX RACING 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1924'46.69411.983 1.105
736古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1924'47.30412.593 0.610
8*50木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1925'05.10130.39017.797
930M1DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
ThreeBond TOMEI TB14F3
1925'08.45133.740 3.350
1053M2畑 亨志A-NeKT with B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1925'25.74651.03517.295
114M3今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1925'26.14651.435 0.400
12*1平良 響モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1925'34.51459.803 8.368
---- 以上規定周回数(90% - 17 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 35 野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC) 1'16.411 (6/19) 168.973 km/h
  • CarNo. 50は、シリーズ統一規則第31条10.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 1は、スポーツランドSUGO 4輪一般競技規則第42条2.4)(ピットチェッカー)により、競技結果に11秒を加算した。

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6上位3人のコメント 小川颯太「2周目以降はミラーを気にせず自分のドライビングに集中した」

レース6優勝 小川颯太(Bionic Jack Racing)

優勝した小川颯太(Bionic Jack Racing)

 「スタートはあまり自信がないんですけど、集中して臨みました。大失敗したわけではなかったんですが、それでも並ばれてしまいました。並んだまま1コーナーに入りましたが相手の方もスペースを残してくれたので、このバトルに関しては良かったなと思います。そこからは自分のペースを守って走り、自己ベストを出せました」

 「オープニングラップだけは後ろを見ながら集中しながら走りましたが、最終コーナーを曲がってからはミラーを気にせずに自分のドライビングに集中して走り切ることができました」

 「予選は新品、新品で行ったので、今はいい方のタイヤとレースで使ったタイヤが残っています。午前中のレースがドライだったらそこでいい方のタイヤを先に使って、有利な感じで二連勝を飾って、最後のレースは今日のレースでの状態を考えて走ります」

レース6決勝2位 岩澤優吾(Bionic Jack Racing)

決勝2位の岩澤優吾(Bionic Jack Racing)

 「スタートはうまく行って、4番手に上がり、金丸選手を抜いて1コーナーにブレーキして入ったんですが、アウト側から金丸選手が来ていたのがよく見えてなくて、立ち上がったら思ったより近くにいて迷惑をかけちゃいました。その後も3番手を走っていたら、2コーナーでリアム選手がコースアウトしていたので、そこで2位に上がりました。そこからトップを追いかけていたんですが、ペースがちょっとずつ足りませんでした。自分でも色々トライしながら走っていたんですが、後ろから金丸選手が来ていて、プレッシャーを感じました。プッシュしながら走りましたが、自分でも走り方をもっと考えないとと思います」

 「オーバーステアは解消されてはいませんでしたが、予選に比べれば改善していました。ただレース後半に行くに従ってしんどくなってきたので、セットアップの部分を見直さないとと思います」

 「リージョナルのドライビングを理解している途中ですが、ちゃんと習得できればFIA-F4のように表彰台に上がれると思います」

 「明日はドライならスタートでトップに立てれば面白いレースができそうだなと思います。雨ならどのカテゴリーでも自信はあるので、心配はしていません」

レース6決勝3位 金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM)

決勝3位の金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM)

 「このレースだけスポットで参戦することになっていて、今後のレースは予定していません。昨日岡山入りしてテストから走らせてもらっています。持ち込みのセットから色々試させてもらって、時間のない中でいいポイントに辿り着かない状態で予選を迎えました。予選1はそこまでバランスが悪くなかったんですが、予選2に向けてトップとのタイム差を縮めるためにセットを変えたところ、逆方向に行ってしまったという形で、予選2の方がポジションが悪くなりました。そこからセットを見直して決勝を走ったら、そんなに悪くない状態になりました」

 「1周目は岩澤選手の横に並んで1コーナーを立ち上がったら、岩澤選手がはらんできたので、接触を避けるために外に出るしかありませんでした。レースペース自体は悪くなかったんですが、前の選手に近づくとダウンフォースが抜けてしまうので、本当のレースペースがどこまで行けたかはわからなかったんですが、感触としてはトップからコンマ1かコンマ2ぐらいのところまでは行けたかなと思います」

 「今回は僕がスタートをミスしてしまって岩澤選手に前に行かれましたが、それがなければ無難に2番手は行けたなと思います。明日はスタートを無難に決めて、レースペースはここからどれだけ良くできるかを、今日のデータをもとにチームと考えて頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6決勝 小川颯太がポール・トゥ・フィニッシュで今季3勝目を獲得

優勝した小川颯太(Bionic Jack Racing)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦レース6の決勝が6月10日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ。ポールポジションからスタートした小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)が序盤のバトルを制してトップを独走、今季3勝目をものにした。

 レース6決勝は午後2時より18周で行われた。天候は曇り。路面はドライだ。

スタート直後、リボルバーの立ち上がり

 スタートでポールの小川に予選2番手のリアム・シーツ(Sutekina Racing)が並びかけ、両者並走状態で1コーナーに飛び込み、そのままの状態で2コーナーに向かうが、小川はなんとかポジションを守って立ち上がっていった。

 その後方では予選4番手の奥住慈英(Buzz Racing)がスタートで無念のエンジンストール、最後尾に後退してレースを始めることに。5番手スタートの岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)はこれをかわして3番手スタートの金丸ユウ(Sutekina Racing)に挑みかかり、3位にジャンプアップ。金丸はダートに逃げて接触を回避するが、そのまま4位で岩澤を追う。

 更にその後方ではワン・ジョンウェイ(HELM MOTORSPORTS F111/3)がアトウッドでオーバーランするが、なんとかクルマを壊さずにコースに復帰した。

 2周目に入ると、小川を僅差で追っていたシーツが2コーナーで痛恨のオーバーラン、ここで4位にポジションを落とす。代わって岩澤が2位、金丸が3位に順位を上げた。

 トップの小川は5周目までにそのリードを2秒730に広げる。

 その後方ではスタートで最後尾に落ちた奥住がファステストラップを何度も更新しながら追い上げを開始、9周目には6位のワンの背後に迫ったが、10周目の2コーナーでワンをアウトから抜こうとしてコースをはみ出し、そのままピットに戻ってレースを終える。ワンもこのバトルでダメージを負ったのか、14周目にピットインしてそのままクルマを降りた。

 一方、トップの小川はその後も2位岩澤との差を着実に広げ、11周目にはその差を4秒521とする。金丸は更にその1秒4後方だ。

優勝は小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)

決勝2位は岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)

決勝3位は金丸ユウ(Sutekina Racing)

 15周終わって小川のリードは6秒284。一方岩澤と金丸の差はここにきて0秒789と接近してきた。

 結局小川颯太は一度もトップを明け渡さずに18周を走り切り、最後は2位の岩澤に7秒591の大差をつけてフィニッシュ。今季3勝目をものにした。2位は最後まで金丸を押さえ切った岩澤優吾、今大会から参戦した金丸ユウは今季初戦を3位表彰台で終えた。

 FRJ第3戦はこのあと、レース7決勝を明日の朝9時55分から、レース8決勝は午後2時55分から、いずれも18周で行われる。

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山ポールシッターのコメント 小川颯太「ここには三連勝を決めるつもりできている」

第3戦岡山レース6~8で3戦連続ポールポジションの小川颯太(Bionic Jack Racing)

第3戦レース6、7、8ポールポジション 小川颯太(Bionic Jack Racing)

 「昨日は僅差だったので、今回は集中して走りました。今日の予選は路温が上がった以外は昨日の走行とコンディションがほぼ変わらなかったので、クルマの動きなどに影響は感じず、思っていた通りのバランスで走りました。2回目の予選は路面温度が更に上がってタイヤのピークが早くきてしまい、そこからのタレの影響で思い切ったアタックができませんでした」

 「最初の予選は走るたびにタイムが上がっていたのに、2回目はピークを過ぎてから少しずつタイムが落ちていったので、これは厳しいかなと思って早めにピットに入りました」

 「今週末は三連勝を決めるつもりで来ています。落ち着いてスタートを決められればいけると思うので、頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/10) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
198小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1826'44.913--
297岩澤 優吾Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1826'52.504 7.591 7.591
33金丸 ユウSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1826'53.359 8.446 0.855
427リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1826'56.74611.833 3.387
599M1近藤 善嗣KUJIRA Rn-sports
Rn-sports
1827'37.62752.71440.881
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
-62Wang ZhongweiHELM MOTORSPORTS F111/3
HELM MOTORSPORTS
1218'34.0346Laps6Laps
-14奥住 慈英Buzz Racing
Buzz Racing
913'57.1999Laps3Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 14 奥住慈英(Buzz Racing) 1'28.428 (8/9) 150.753 km/h

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6、レース8公式予選 好調小川颯太が共にポールポジションを獲得

レース6、レース8ともポールポジションの小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)第3戦レース6、レース8の公式予選が6月10日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、小川颯太(Bionic Jack Racing F111/3)がレース6、レース8共にポールポジションを獲得した。 

 FRJの2023シーズンもいよいよ中盤戦。第3戦のエントリー台数は7台。そのうちマスタークラスは1台。この中には国内外の様々なレースで活躍してきた金丸ユウ(Sutekina Racing)や、昨年までFIA-F4で戦っていた奥住慈英(Buzz Racing)が新たに加わった。またHELM MOTORSPORTSからは中国人ドライバーのワン・ジョンウェイが参戦している。

 そうした中、1回目の公式予選は午前9時35分より15分間で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。二日間で3レースが予定されている今大会は、この走行におけるベストタイムがレース6のスタート順、セカンドタイムがレース8のスタート順となる。

 まずは1周のウォームアップを挟んで岩澤優吾(Bionic Jack Racing F111/3)が1分28秒556を記録すると、これを小川が上回り、1分28秒155でトップに立つ。続いてリアム・シーツ(Sutekina Racing)が1'28.196で2番手に上がってきた。

 小川はその後も1分27秒759、1分27秒705、1分27秒685、1分27秒645と着実にタイムを縮めていく。それに対してシーツも1分28秒104、1分27秒963、1分27秒910とタイムを更新するが、小川にはあと一歩及ばない。

 他のドライバーよりやや遅れてコースに入った金丸は計測3周目に1'28.791を記録して5番手につけると、次の周で1'28.222を記録して3番手に浮上、その後も1'28.070、とタイムを更に縮めてきた。

 更に奥住も計測6周目に1分28秒132を記録して4番手。序盤3番手につけていた岩澤は計測8周目に1分28秒181を記録するにとどまり、5番手まで後退するが、セカンドベストタイムでは1分28秒195と金丸や奥住を上回るタイムを記録した。

レース6、レース8とも予選2位のリアム・シーツ(Sutekina Racing)

レース6予選3位、レース8予選5位の金丸ユウ(Sutekina Racing)

レース6予選4位、レース8予選3位の奥住慈英(Buzz Racing)

 この結果、レース6、レース8のポールポジションは小川颯太が獲得。リアム・シーツもレース6、レース8共に2番手となり、金丸ユウがレース6の3番手、レース8は岩澤優吾が3番手からスタートすることとなった。

 FRJ決勝レース6はこのあと午後2時より、レース8は明日の午後2時55分より、いずれも18周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦岡山レース6公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第3戦 -RIJ- (2023/06/10) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
198小川 颯太Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1'27.645--152.100
227リアム・シーツSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'27.910 0.265 0.265151.641
33金丸 ユウSutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'28.070 0.425 0.160151.366
414奥住 慈英Buzz Racing
Buzz Racing
1'28.132 0.487 0.062151.259
597岩澤 優吾Bionic Jack Racing F111/3
Bionic Jack Racing
1'28.181 0.536 0.049151.175
699M1近藤 善嗣KUJIRA Rn-sports
Rn-sports
1'30.101 2.456 1.920147.954
762Wang ZhongweiHELM MOTORSPORTS F111/3
HELM MOTORSPORTS
1'30.364 2.719 0.263147.523
---- 以上基準タイム(110% - 1'36.410)予選通過 ----

S-FJもてぎ・菅生

第6戦SUGO決勝ドライバーコメント 優勝・田上蒼竜「あと一個取れるものなら取って、今年を終わりたい」

優勝:13号車:田上蒼竜(A'sカンパニーZAP ED)1分29秒630

優勝した田上蒼竜(AsカンパニーZAP 10V ED)

 「雨が怖かったです(笑)。フォーメーションラップでポツっときて「うわこのタイミング?」と思っていたのですけど、途中で(雨足が)強くなって来ちゃって、ちょうど馬の背あたりからめちゃくちゃ(水滴が)当たる量が多くなって、それで慎重に行ったけどそれでもけっこう滑ったので怖かったですけど、スリリングで楽しかったです(笑)。(これで二つめのタイトル?)いろんな方に応援してもらってここまでやって来られたので、あと一個(日本一決定戦)取れるものなら取って、今年を終わりたいと思います」

2位:81号車:内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

決勝2位の内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 「(スタートで村田選手の前に出たが?)そこまではいい感じで、ヘアピン(第4コーナー)で田上選手のインを刺そうと思ったのですけど、刺す間がなくて、その後逃げられちゃう形で終わってしまいました。雨は全然問題なかったですが、雨降るのなら最初から降って欲しかったな、という感じはあります。(雨で田上選手のペースも落ちてた?)あのままだったらバトルになったかもしれないです。(後は最終戦と日本一決定戦?)このまま勝ち逃げされちゃったら悔しいので、頑張ります」

3位:37号車:大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)

決勝3位の大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)

 「雨が来て、その状況への対応方法が分からなくて、ペースも分からなくて、けっこう(後ろと)キツキツになっちゃったのですけど、無事でよかったです。(ファイナルラップに)最終コーナーから上がってきた瞬間に「よかったー」と思いました(笑)」

4位:15号車:齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)

決勝4位の齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)

 「雨降ってから前のアルビレックスの2台がかなり苦戦していて。うちのメカニックがひとネタ(マシンに)仕込んでおいてくれて、雨降りだしてからすごいいいクルマでドンピシャだったので、そのおかげでついて行けました。(最後のオーバーテイクは?)最終コーナーはとりあえずクラッシュしてもいいから前の2台にくっつけるように全開で踏んでいこうと思って、気合いれて踏んでいって、そしたらスリップうまいこと使えて、タナボタだったけど、よかったです。とりあえず頑張ってよかったです」

5位:35号車:磐上隼人(アルビビヨンドGIA KKS ED)

決勝5位の磐上隼斗(アルビビヨンドGIA KKS ED)

 「(大川選手とのバトルは?)いやー、向うの方が上手で一本勝ちです(笑)。ストレートで並ばれちゃって、なすすべなく、ブロックもできずで。その後最終ラップの最終コーナーで追いついたのですけど、後ろから齋藤選手が来ていて、それを全然見ていなくて、結局0.004秒差で巻き返されちゃったので、これはもう僕の負けです。(村田選手のスピンは目の前だった?)コーナー立ち上がったら向うが横向いていて「あ、これは3位だ、あと9周10周絶対(この順位を)カバーしてやるぞ」という気持ちで走っていたのですけれど、途中雨が降り出して、僕の経験不足で対処しきれないところがあったりして、カバーできませんでした」

6位:26号車:村田悠磨(Vieureka ZAP 10VED)

決勝6位の村田悠磨(Vieureka ZAP 10V ED)

 「(スタート直後のスピンは?)最初タイヤが暖まっていなくて、前に必死に追いついて行って、あそこ(レインボーコーナー)ってけっこう(路面が)ボコボコしていて、それでバランス崩しちゃったみたいで。アクセル思いきり踏んでいたので、そのままスピンしちゃいました。(雨のせいではない?)違いますね、ただもうタイヤが暖まっていなかったためだと思います。(その後は頑張って挽回していたが?)もうちょっとで(5位まで)行けたんですけど(スピン後の)再発進でミスして、ギアがニュートラルに入っちゃって、そこで1秒くらい無駄にしたのがもったいなかったな、と思います」

7位:79号車:安藤弘人(ZAPSPEED10VED)※ジェントルマンクラス優勝

決勝7位、ジェントルマンクラス優勝の安藤弘人(ZAP SPEED 10V ED)

 「ぶっちぎりの最後尾です(苦笑)。途中で(雨が)降ってきて滑り出して、そのへんが難しかったですけれど、スピンもせずに完走できたので、よかったなと思っています。(後ろから村田選手が迫ってきたが?)抜かされないように頑張ったのですけれど、あっという間に抜かされちゃいました(笑)」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

S-FJもてぎ・菅生

第6戦SUGO決勝 田上蒼竜がポール・ツー・ウインでシリーズタイトルを獲得

優勝は田上蒼竜(AsカンパニーZAP 10V ED)

 2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第6戦決勝はスポーツランドSUGOで11月13日(日)に12周で開催され、ポールシッターの田上蒼竜(A'sカンパニーZAP ED)がスタートから飛び出し一度もトップを譲らずに完勝、ファステストラップも獲得のグランドスラムでシリーズタイトルを獲得した。

 晩秋のスポーツランドSUGOは雲が多いもののこの時期の宮城県としては気温はやや高め。しかし天気予報では午後から一部で雨の予報が出ており、決勝に向けて各チームはレインタイヤも準備していた。午後1時45分のコースイン時刻まで雨は落ちて来ず、ポールポジションの田上を始めエントリーした7台すべてが予選で使ったスリックタイヤを装着してスターティンググリッドに並んだ。

 午前中の予選終了間際にSPコーナーでクラッシュした大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)もインターバルの間に曲がってしまったリヤウイングを修復、カウル内に入り込んだグラベルの清掃も終えて、4番グリッドについた。

 ここまでの5戦を終えてポイントリーダーの田上は優勝1回、2位3回、4位1回で77ポイント。ランキング2位の内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)は2位1回、3位3回、5位1回で59ポイント。シリーズタイトル争いは実質この2人に絞られている。

 午後2時フォーメーションラップ開始、午前に続いて風速6メートルの風があり路面温度はかなり低いようで、各車タイヤに熱をいれるべくウィービングを繰り返してグリッドに戻ると、レッドライトが消えてスタートした。

 ポールシッターの田上は無難なスタート。その後ろ3番グリッドから発進の内田は、予選後のコメントでの公約通りロケットスタートで2番手の村田悠磨(Vieureka ZAP 10VED)の左サイドから前に出ると、第1コーナー進入でアウトからインに切れ込む大外刈りでオーバーテイク、さらに田上のインを狙うが、ここは田上が抑える。後方では5番手スタートの磐上隼人(アルビビヨンドGIA KKS ED)が4番手のチームメイト、大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)をスタートでかわして4位に浮上して第1コーナーに進入する。

 内田は続く第3コーナー~第4コーナーと田上のスキを窺うが、田上はじわじわと差をひろげ、逆に3位に落ちた村田が内田のテールに肉薄してS字からハイポイントコーナーを通過する。しかしここで村田は逆転を焦ったか、レインボーコーナー出口でリヤが出て単独スピン。再スタートしたものの最下位に落ちてしまう。

 オープニングラップを終えて田上は内田に1.715秒の差をつけてコントロールラインを通過。内田は第1コーナーで2位に上がったものの、各セクターで田上から遅れをとっている状態だ。以下3位磐上、4位大川、5位齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)、6位安藤弘人(ZAPSPEED10VED)と続き村田は安藤から13秒以上遅れているが、ペースを上げて順位挽回を図っている。

 2周目、田上はラップライム1分31秒438、対する内田は32秒811とこの周もギャップが拡大、3.088秒差となる。内田から2.844秒遅れて磐上、さらに1.886秒差で大川が続くが大川の背後には僅か0.563秒で齊藤がつけている。

 3周目、田上はさらにギャップを広げ内田に4.013秒差。一方3位争いは磐上のペースが上がらず大川、齋藤の接近を許し、大川0.727秒、齋藤まで1.29秒と差が詰まりつつある。

 4周目、田上はさらにペースを上げ、セクター1からセクター4までベストタイムを更新し1分30秒315を出す。内田も31秒414と自己ベストを更新してはいるが。田上とのギャップはひろがる一方だ。さらに田上は6周目に29秒970というこのレースのファステストラップを叩きだし、7.123秒までリードをひろげ独走状態。

 この頃から雨がポツポツとモニターでも確認できるようになり。馬の背コーナー辺りでは路面もうっすら濡れてきているように見える。

 スピンで最下位に落ちていた村田は前を行く安藤よりラップ3秒以上速いペースで追い上げにかかり、6周目の最終コーナーでテールにつけると登り勾配10%のメインストレートでオーバーテイク、6位に浮上する。

 同じころ磐上対大川のチームメイト同士の3位争いが緊張を増し、5周目0.605秒差から6周目には馬の背コーナーの進入でぐっと間合いを詰めて、0.295秒差とテール・ツー・ノーズ状態でコントロールラインを通過する。続く7周目のSPコーナー出口から110Rコーナーで大川が並びかけると並走で最終コーナーを立ち上がりコントロールライン手前でオーバーテイクを完了、3位の座を奪い取る。磐上は順位を奪い返すべく大川の背後につけるが、最終セクターでは大川のペースが明らかによく、ここで磐上を突き放すと0.930秒差で8周目を終了。

 雨足が強まり路面は目に見えて濡れてきていて、この為田上もペースダウン、9周目は1分40秒までラップタイムを落とす。しかし追う内田も同様で、僅かにギャップを削り取るが8.770秒の差。

 後方では表彰台を賭けた3位争いが続いており、0.6秒で続く大川対磐上の戦いに後方から追いついてきたのが齋藤で、雨の中誰よりも速いペースで走り、9周目に2.2秒あった磐上との差を10周目には0.9秒まで縮める。11周目を終えて大川~磐上は0.763秒差、さらに齋藤0.902秒差でファイナルラップに突入する。

決勝2位は内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 ファイナルラップ。雨で終盤ペースは落ちたものの、田上は手綱を緩めることなく走り続け、内田に11秒259と大差をつけて、チャンピオンの意味か指で「1」を示しながらチェッカードフラッグの下を通過。文句なしの優勝を飾った。2位は内田、スタートで順位を上げると田上を追おうとしたが、やや一方的な展開になってしまった。

決勝3位は大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)

決勝4位は齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)

決勝5位は磐上隼斗(アルビビヨンドGIA KKS ED)

決勝6位は村田悠磨(Vieureka ZAP 10V ED)

決勝7位、ジェントルマンクラス優勝は安藤弘人(ZAP SPEED 10V ED)

 最後までもつれた表彰台争いは、大川が逃げ切りに成功。0.344秒差でぎりぎり3位に滑り込む一方で、大川を追うことに集中していた磐上に対して雨の中好タイム連発で接近していた齋藤が最終コーナーで磐上をロックオンすると、ゴールに向けて登り勾配10%のストレートで並びかけて、僅か0.004秒と数センチのハナ差で磐上を出し抜き4位を獲得。磐上は5位に終わった。 オープニングラップでスピン、最下位に落ちた内田はそこから追い上げ6位フィニッシュ。レース中のベストタイムでは田上に次ぐ2番手だった。ジェントルマンクラスは今回1台だけの出場だったが、安藤は7位、クラス優勝となった。

 今回の優勝で田上はシリーズポイントを98点まで伸ばし、2位内田とは24点差となり、最終戦を待たずにもてぎ/SUGOシリーズのチャンピオンが決定。筑波/富士シリーズと合わせて2つのスーパーFJ地方シリーズチャンピオンに輝いた。

 2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ最終戦は12月4日にモビリティリゾートもてぎで開催される。チャンピオンは決したが、ランキング2位の内田以下「このままで終われない」選手は多い。彼らの戦いにも注目だ。

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA

S-FJもてぎ・菅生

第6戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第6戦 -RIJ- (2022/11/13) Final Race Weather:Cloudy-Rain Course:Dry-Wet
2022 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
113田上 蒼竜AsカンパニーZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'38.368--
281内田 涼風群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1218'49.62711.25911.259
337大川 烈弥アルビB-AutoダイテルED
TOKYO R&D RD10V
1219'01.69823.33012.071
415齊藤 慈岳FER WILD LIFE KK-S2
MYST KK-S2
1219'02.04223.674 0.344
535磐上 隼斗アルビビヨンドGIA KKS ED
MYST KK-S
1219'02.04623.678 0.004
626村田 悠磨Vieureka ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1219'07.36528.997 5.319
779G1安藤 弘人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1219'22.57944.21115.214
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 13 田上蒼竜(AsカンパニーZAP 10V ED) 1'29.970 (6/12) 143.508 km/h

S-FJもてぎ・菅生

第6戦SUGO公式予選ドライバーコメント 3位・内田涼風「前に出る事を意識して、がむしゃらに入っていくしかない」

ポールポジション:13号車:田上蒼竜(A'sカンパニーZAP ED)1分29秒630

ポールポジションの田上蒼竜(AsカンパニーZAP 10V ED)

 「(四脱の通知があったが?)最後の周ではないですけど自覚あります(笑)。でもベストタイムの周ではないのでたぶん大丈夫でしょう(結局ペナルティはなし)。ペースは昨日より全然あるのですけど、ただ4月のタイム(29秒0)に比べてタイムの上りが悪いなというのがあって。けっこう感触はよかったのですけれど、それにタイムが付いて来ていないなって感じがあって。ただ昨日も新品タイヤ履いた次のセッションがタイムよかったので、決勝はもう少しタイムを伸ばしていけるように、頑張りたいと思います」

予選2番手:26号車:村田悠磨(Vieureka ZAP 10VED)1分30秒421 トップと0.791秒差

予選2位の村田悠磨(Vieureka ZAP 10V ED)

 「(田上選手に差をつけられた?)そうですね。最後の周(の走り)をまとめられていれば…、自分のギアのミスがあってうまく立ち上がれなくて。前も詰まっていて、タイムがちょっと出づらい状況だったので、そこがクリアに取れていれば、もうちょっといけたのかな、と思います。今度からは予選の時にちゃんとタイム出す時には間隔を考えて走れれば、と思いました」

予選3番手:81号車:内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED))1分30秒894 トップと1.264秒差

予選3位の内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 「最初スリップ(ストリーム)について行こうと思ったのですけど、思ったより離れちゃって。反省としては、村田選手が後ろにいる時にスリップ使わせちゃったことですかね。決勝に向けては、もう(勝ちに)行かないとヤバいので前に出るしかないですね。田上選手の前に出る事を意識して、がむしゃらに入っていくしかないかな、と思っています。スタートは得意なので、追いついている時に仕掛けないと、ちょっとまずいと思っています」

予選4番手:37号車:大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)1分31秒051 トップと1.421秒差

予選4位の大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)

 「(クラッシュのダメージは?)アーム類は大丈夫でウイングが曲がったので、それだけ直せば決勝はおそらくいけるかなと。SPイン(コーナー)の出口で、アウト側の縁石にちょっと乗せすぎちゃって、ぎりぎりまで行っちゃいました。(タイム的には?)30秒台に入れたかったというのはありますけど、タイヤが暖め切れなくて、なかなか苦労しました。周回重ねてちょっとずつはよくなってはいったのですけど、その前にコースアウトしちゃったので。マシン直してもらって頑張ります」

予選5番手:35号車:磐上隼人(アルビビヨンドGIA KKS ED)1分31秒691 トップと2.061秒差

予選5位の磐上隼斗(アルビビヨンドGIA KKS ED)

 「(タイム的には満足?)この周の時けっこうもったいなくて、馬の背でタイヤロックしてしまって、10キロくらい遅いペースで曲がってしまって。それがなければもう少し速かったと思うので、そこが一番悔しいところです。(昨日の練習走行2回目でスピン~コースアウトしたがマシンにダメージはない?)ないです。ちょっとビビっちゃって心のダメージがあるくらいで(笑)」

予選6番手:15号車:齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)1分31秒970 トップと2.340秒差

予選6位の齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)

 「前回のレース以降新品タイヤを使っていなくて、(SUGOの)走行も半年ぶりだったので。昨日のタイムは超えたから、まぁこんなものかな、と。完全に走り込みが足りていない感じです。(決勝に向けては?)トップの田上選手や内田選手の後ろでけっこう(走りを)見られたので、そこと、データを見ながらいろいろ考えて、頑張ろうかな、という感じです」

予選7番手:79号車:安藤弘人(ZAPSPEED10VED)1分33秒130 トップと3.500秒差

予選7位でジェントルマンクラスポールポジションの安藤弘人(ZAP SPEED 10V ED)

 「目標は31秒台を狙っていたのですけど、昨日の練習からちょっと調子が悪くて。久しぶり(の走行)だったもので、ちょっと感覚が戻ってなかったです。ただ最後の方になってきて、一番最後(の周回)でベストが出てたので、もうちょっと走りたいな、というのが本音ですね(笑)。練習不足が原因かな、と思います。決勝はまずスタートを決めて、ひとつでもポジションを上げられるように、頑張りたいです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA

S-FJもてぎ・菅生

第6戦SUGO公式予選 田上蒼竜が大差でポールポジション獲得

ポールポジションは田上蒼竜(AsカンパニーZAP 10V ED)

 2022年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第6戦公式予選はスポーツランドSUGOで11月13日(日)に開催され、ポイントリーダーの田上蒼竜(A'sカンパニーZAP ED)が2番手に0.791秒の大差をつけてポールポジションを獲得、シリーズタイトル獲得に向けて好位置につけた。

 宮城県のスポーツランドSUGOは晩秋の装いで、敷地内の木々も紅葉、黄葉が目立つ。エントリー7台とやや寂しい状況だが、シリーズ参戦しているレギュラー勢は顔をそろえた。

 午前10時、15分間の予選開始。齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)を先頭に全車コースイン、気温17度でドライコンディション。この時期にしては暖かいが、風速7メートルの風がコントロールライン上で右から左に吹き肌寒く路面温度も低いままのようだ。そのためかウオームアップ中の馬の背コーナーの進入などでタイヤをロックさせるマシンが散見された。

 路面温度の低さゆえか各車前半はウオームアップを続け、残り時間8分あたりからタイムアタックが本格化、まずは田上が1分31秒811といち早く31秒台に入れトップに立つ。2番手にはポイントランキング2位の内田涼風(群馬トヨペット Team RiNoA ED)で32秒756、3番手に田上のチームメイトの村田悠磨(Vieureka ZAP 10VED)が32秒771でつけている。

 4番手は大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)、5番手齋藤、6番手磐上隼人(アルビビヨンドGIA KKS ED)、7番手に今回唯一のジェントルマンクラス、安藤弘人(ZAPSPEED10VED)という順。

 残り6分30秒、田上はベストタイムを1分31秒016まで短縮、内田、村田も31秒576、32秒163と自己ベストを更新しているが田上のトップはゆるがない。4番手大川に続く5番手に磐上がポジションを上げ、アルビレックス勢が並ぶ。齋藤は6番手にドロップ。

 残り5分。田上は第1~第3セクターで全体ベストベストタイムを更新して1分30秒410とし、村田も30秒754と30秒台に入れて2番手へ浮上、内田は31秒396の自己ベストタイムながら3番手へと後退する。

 田上はさらにタイムを削り30秒087、29秒台に迫り村田に0.667秒の差をつける。内田は31秒036で村田に0.282秒差。後方では齋藤が5番手とアルビレックス勢に割って入り磐上が6番手。

 残り2分、田上はついに1分30秒を切り29秒929。しかしこの周回、SPコーナー入口で走路外走行があったと判定され、周囲をヒヤリとさせるが、これは1回だけの四脱ということでおとがめはなし。

 残り30秒、村田は1分30秒421までタイムを詰めるが田上には届かない。

 15分間の予選が終了しチェッカードフラッグが振られるなか、田上は最後のタイムアタックを行い、29秒630までタイムを削り、2番手村田に対し0.791秒差とスーパーFJの予選としては大きなギャップを築いてポールポジションを獲得。ZAP SPEED勢がフロントロウを独占した。

 田上はポールシッターに与えられるシリーズポイント1点を獲得し、目標である2つ目のシリーズタイトル制覇に向けて地歩を固めた。

3番手内田も最後の周回で30秒894まで自己ベストを更新したが、田上には1.264秒の大差。ここで優勝しないとチャンピオンシップ逆転の芽が消えるだけに厳しい状況だ。

 4番手は31秒051の大川、残り30秒で再び5番手に浮上したチームメイト磐上とのセカンドロウ争いに勝つべくチェッカードフラッグ後の周回でもアタックを続けたが、勢いあまってSPコーナーでスピン、リヤからタイヤバリアにクラッシュしてしまう。それでも4番手の座は守った。大川自身に怪我はなく、マシンはリヤウイングが曲がってしまったが、修復可能で決勝は問題ないとのこと。磐上は5番手、齋藤6番手と3列目に並び、安藤が7番手になった。

予選2位は村田悠磨(Vieureka ZAP 10V ED)

予選3位は内田涼風(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

予選4位は大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)

予選5位は磐上隼斗(アルビビヨンドGIA KKS ED)

予選6位は齊藤慈岳(FER WILD LIFE KK-S2)

予選7位でジェントルマンクラスポールポジションは安藤弘人(ZAP SPEED 10V ED)

クラッシュする大川烈弥(アルビB-AutoダイテルED)

 もてぎ/SUGOシリーズ第6戦決勝は午後2時スタート予定。田上がポール・ツー・ウインでシリーズタイトルに決着をつけてしまうのか、その背後からスタートの内田が逆転で最終戦まで持ち越させるのか。スタートに注目だ。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

S-FJもてぎ・菅生

第6戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第6戦 -RIJ- (2022/11/13) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
113田上 蒼竜AsカンパニーZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'29.630--144.052
226村田 悠磨Vieureka ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'30.421 0.791 0.791142.792
381内田 涼風群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1'30.894 1.264 0.473142.049
437大川 烈弥アルビB-AutoダイテルED
TOKYO R&D RD10V
1'31.051 1.421 0.157141.804
535磐上 隼斗アルビビヨンドGIA KKS ED
MYST KK-S
1'31.691 2.061 0.640140.814
6*15齊藤 慈岳FER WILD LIFE KK-S2
MYST KK-S2
1'31.970 2.340 0.279140.387
7*79G1安藤 弘人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'33.130 3.500 1.160138.638
---- 以上基準タイム(130% - 1'57.410)予選通過 ----
  • CarNo. 15, 79は、黄旗区間を走行した周回のタイムを採用しない。
  • CarNo. 79は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章4条d)(ピットレーン入り口のホワイトラインカット)により、訓戒のペナルティーを科した。

Inter Proto Series

第5戦、第6戦富士 第5戦は野尻智紀が今季2勝目をマーク、第6戦ではクインタレッリが6年ぶりに勝利を飾る

 2022インタープロトシリーズPOWERED BY KeePer第3大会が11月12日(土)・13日(日)に富士スピードウェイで開催。第5戦は#7 野尻智紀(J POINT)がポール・トゥ・ウィンを果たし、ウエットコンディションとなった第6戦は#16 ロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)が、実に6年ぶりとなる勝利を飾った。

 第2大会から約3週間のインターバルで開催された第3大会では、インタープロトクラスは11台がエントリー。第2大会で初参戦した表参道メディカルクリニックが2台体制となり、新たに加わった27号車のプロクラスには、現在SUPER GT とスーパーフォーミュラで活躍するジュリアーノ・アレジが抜てきされた。

 22日(土)に晴天のもとで行われた公式予選では、ベストポジションでタイムアタックをしようと、前回以上に激しい駆け引きが行われ、最終的にトップ7台が0.4秒以内にひしめく大接戦となったが、そこで1分44秒357を記録した野尻が、2019年第2大会以来となるポールポジションを獲得した。

 23日(日)は一転して曇り空となり、非常に強い風が吹き荒れるなかで、第5戦が9周で争われた。スタート直後のTGRコーナーでは、いきなり4台が横並びで進入し、後方ではスピンする車両も続出するなど、波乱の幕開けに。ポールポジションの野尻がトップを死守すると、2番手に第2大会を終えてランキング首位につける#32 坪井翔(NETZ NOVEL MIE)が続き、そこに#3 阪口晴南(INGING MOTORSPORT)、#44 山下健太(NAVUL)が追いついての四つ巴のトップ争いとなった。終始、追われる展開となった野尻だが、一度もトップを譲ることなく9周を走りきり、今シーズン2勝目を挙げた。2位には坪井、3位には阪口が入った。

 第5戦の到着順でグリッドに再整列し、第6戦のスタート準備に移っていくが、第5戦を6位で終えたクインタレッリがピットインし、ウエットタイヤに交換。この時点で上空には黒い雲が接近してきており、今にも雨が降ってきそうな状況だったが、いち早くタイヤを交換するという決断を下した。

 第6戦のフォーメーションラップが始まる頃には雨が降り始め、スタートを切る手前のところで、トップの野尻をはじめ数台がピットイン。坪井、山下、#37 福住仁嶺(キーパー号)がスリックタイヤのままでレース続行を決断し、第6戦がスタートした。

 インターバルの間にタイヤ交換を済ませていたクインタレッリのペースが圧倒的に良く、1周目でトップに浮上。そのまま後続を一気に引き離し、独走状態となる。最終的に2番手以下に対して40秒もの大差をつけ、2016年の第8戦(第4大会)以来、実に6年ぶりとなる優勝を飾った。2位にはスリックタイヤで粘った福住が入り、3位も同じく雨のなかをスリックタイヤで走りきった坪井が入った。

 注目のポイントランキングでは、目まぐるしく変わる天候の中で、両レースとも上位フィニッシュを果たした坪井が、87ポイントに伸ばし首位をキープ。第5戦を制した野尻が68ポイントで2番手に上がり、阪口が65ポイントで3番手となっている。なお、12月11日(土)・12日(日)に行われる最終第4大会は、獲得できるポイントが1.5倍となる。

 SUPRA GT4クラスとCCS-Rクラスは2レースとも接戦の展開となったが、SUPRA GT4クラスでは#45 片岡龍也(NTP SUPRA)が2連勝を飾り、CCS-Rクラスは、#39 堤優威(P.MU RACING CCS-R)が2大会連続で2連勝を飾った。

IPS第5戦優勝:野尻智紀(J POINT)
 「第1レースに関しては、けっこう風も強く、ところどころでミスをしてしまうところもありましたが、なんとかトップを守りきれてよかったです。第1レースでのクルマの状況と、これからの天候のことも加味して、第2レースの最初でタイヤを交換しました。あわよくば坪井選手も同じ作戦をとってくれたらいいなと思ったのですが、彼はそのままコースに留まる選択をしたので、残念ながら彼のほうが第2レースの順位が上になりました。そこは残念なところですけど、こればっかりは仕方ないかなと思いますし、雨の量など、もう少し展開が違っていれば……というタラレバはありますが、『こういうこともあるよな』と感じたレースでした」
IPS第6戦優勝:ロニー・クインタレッリ(ララパルーザ)
 「タイヤ交換のタイミングは完全に僕の判断でした。朝から天気予報も細かくチェックしていましたし、だいたい富士スピードウェイではBコーナー(ダンロップコーナー)あたりから雨が来るので、上空の雨雲を見て判断しました。結果的に、それがうまくいって良かったです。インタープロトで勝つのは本当に久しぶりなので、とても嬉しいです。最終大会はポイントも1.5倍で逆転のチャンスはあるし、この勝利でチームのモチベーションも上がると思うので、またしっかりと準備していきたいです。昨年亡くなられた東名スポーツの中野社長にも、やっと良い報告ができます」
株式会社インタープロトモータースポーツ

TCR JAPAN SUNDAY

第6戦鈴鹿決勝結果 喧嘩レースを制した塩谷烈州が初優勝 2位に入ったHIROBONがサタデーに続きサンデーシリーズでもチャンピオンを決める

優勝した塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION\')

 TCRジャパン・サンデーシリーズ第6戦は30日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、予選2位からスタートした塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION')が大荒れのレースを制して今季初優勝を飾った。2位に入ったHIROBONはサタデーレースに続いてサンデーレースでもチャンピオンを決めた。

 決勝は午後0時30分に8台が参加してフォーメーションラップが始まった。快晴の鈴鹿は汗ばむほどの陽気となってきた。

スタート直後のS字コーナー

 スタートではポールポジションの猪爪杏奈(DOME RACING)は、蹴り出しは良かったものの加速が伸びず、予選2位の塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION')に並ばれてしまう。この2台は1コーナーで並走するも、接触しながら塩谷が前に出た。猪爪は2位に落ちる。予選3位のHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)も予選4位のMOTOTINO(55MOTO RACING)にかわされ4位にドロップ。5位に加藤正将(Audi Team Mars)、6位に植松忠雄(Floral Racing with UEMATSU)が続く。

 1周目のシケインでは猪爪がトップ塩谷のインに飛び込むも、ここでも接触しながら塩谷がトップを守った。

 5周目からは塩谷のペースが上がらないためか、猪爪に加え、MOTOTINOが追いつき、この3台は接近戦となる。

白熱のトップ争い

 6周目のストレートではこの3台はスリーワイドとなり、その直後には加藤も迫ってきた。1コーナーからS字にかけて並走していた塩谷と猪爪はS字で接触。ハーフスピンを喫した猪爪は5位まで順位を落とした。2位にはMOTOTINOが、3位には加藤が、4位にはHIROBONが繰り上がった。この周のシケインでは2位のMOTOTINOのインに飛び込んだ加藤がMOTOTINOと接触。MOTOTINOと加藤が失速した横をすり抜けてHIROBONが一気に2位まで浮上した。猪爪も加藤をパスして4位に上がった。

 猪爪は続くS字で加藤と接触してコースアウト。この混乱で後方を走っていた鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が3位に浮上した。4位は猪爪、5位はMOTOTINOとなる。

終盤の塩谷烈州とHIROBONのトップ争い

 2位に上がったHIROBONはトップの塩谷に接近。7周目に1秒7あった差を徐々に詰め始める。11周目にはその差は0秒3となったが、チャンピオンのかかっているHIROBONは無理をせず、12周を回って塩谷が初優勝を飾った。2位に入ったHIROBONはサタデーシリーズに続いてサンデーシリーズでもチャンピオンを決めた。

優勝は塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION\')

決勝2位はHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

決勝3位は鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

 上位2台に大きく遅れて、3位鈴木、4位猪爪、5位MOTOTINOは終盤、接近戦となるが、鈴木が逃げ切って3位でフィニッシュした。最終ラップに猪爪をパスしたMOTOTINOが4位、猪爪は5位でレースを終えた。

チャンピオンを獲得したHIROBON(左)、チーム監督の奥村浩一(中)、3位に入った鈴木建自

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

TCR JAPAN SUNDAY

第6戦鈴鹿決勝結果

第21回JAFグランプリ鈴鹿 -RIJ- (2022/10/30) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverMaker Model
Team
LapTimeBehindGap
162塩谷 烈州Honda CIVIC TCR
全薬工業with TEAM G/MOTION'
1227'27.348--
219HIROBONCUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1227'27.978 0.630 0.630
317鈴木 建自Audi RS3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1227'30.974 3.626 2.996
455MOTOTINOHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
1227'31.806 4.458 0.832
5*98猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
DOME RACING
1227'37.246 9.898 5.440
673大蔵 峰樹Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR
M-PROTOTYPING Team STILE CORSE
1228'16.62449.27639.378
765加藤 正将Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
1229'40.2342'12.8861'23.610
8290植松 忠雄Honda CIVIC TCR
Floral Racing with UEMATSU
1127'51.9971Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 9Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 62 塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION') 2'14.432 (2/12) 155.508 km/h
  • CarNo. 98は、TCRJ競技規則第9条1.1)(危険なドライブ行為)により、競技結果に5秒を加算した。

TCR JAPAN SATURDAY

第6戦鈴鹿決勝 猪爪杏奈がぶっちぎりのポールトゥウィン

優勝した猪爪杏奈(DOME RACING)

 TCRジャパン・サタデーシリーズ第6戦は29日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートした猪爪杏奈(DOME RACING)が、スタートで後退するものの抜き返し、優勝を飾った。

 決勝は午後0時30分に8台が参加してフォーメーションラップが始まった。

決勝のスタートシーン

スタート直後、1コーナーでのトップ争い

 スタートでは、予選3位のMOTOTINO(55MOTO RACING)が蹴り出しよく、ポールポジションの猪爪杏奈(DOME RACING)にアウトから並びかけ、1コーナーでトップに躍り出た。2位には猪爪が、3位には予選2位の加藤正将(Audi Team Mars)が、4位には予選順位のまま塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION')が続く。

 このトップ4台は接近戦を繰り広げながらオープニングラップを走行。しかし、シケインでは2位の猪爪がトップMOTORINOのインを差し、トップに踊りでる。

 続く2周目の1コーナーでは、2位に落ちたMOTOTINOがオーバーラン。3位加藤、4位塩谷にパスされ4位までポジションを落とした。

 5周目には3位を走る塩谷がデグナーでコースアウト。順位を落とすとその後もペースが上がらず、ピットインして戦列を去った。

優勝は猪爪杏奈(DOME RACING)

決勝2位は加藤正将(Audi Team Mars)

決勝3位はMototino(55MOTO RACING)

 トップに立った猪爪は盤石。序盤は2位以下より0秒8ほど速いタイムで後続を引き離し、中盤以降は1秒以上速いタイムでぶっちぎりの展開に持ち込む。最終的には12周を走り、2位以下を13秒以上離して優勝を飾った。

 2位に上がった加藤は塩谷がリタイアすると単独走行となりこのままの順位でゴールを迎えた。

 MOTOTINOは、4位まで上がってきた、すでにチャンピオンを決めているHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)に詰められる場面もあったが、HIROBONもペースが上がらず、3位でゴールした。HIROBONは4位に入った。

 植松忠雄(Floral Racing with UEMATSU)、大蔵峰樹(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)の3台はは抜きつ抜かれつの接近戦を演じていたが、終盤には鈴木が後退。大峰とのバトルを制した植松が5位に、大峰が6位に、鈴木が7位に入った。

 これでサタデーシリーズの今シーズンが終了。HIROBONがチャンピオンを獲得し、猪爪が有終の美を飾ることとなった。

 サンデーシリーズは明日30日、午後0時30分より23分+1周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

TCR JAPAN SATURDAY

第6戦鈴鹿決勝結果

第21回JAFグランプリ鈴鹿 -RIJ- (2022/10/29) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverMaker Model
Team
LapTimeBehindGap
198猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
DOME RACING
1226'54.588--
265加藤 正将Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
1227'07.95313.36513.365
355MototinoHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
1227'08.83414.246 0.881
419HIROBONCUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1227'12.09517.507 3.261
5290植松 忠雄Honda CIVIC TCR
Floral Racing with UEMATSU
1227'32.12537.53720.030
673大蔵 峰樹Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR
M-PROTOTYPING Team STILE CORSE
1227'32.86338.275 0.738
717鈴木 建自Audi RS3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
1227'39.84745.259 6.984
---- 以上規定周回数(75% - 9Laps)完走 ----
-62塩谷 烈州Honda CIVIC TCR
全薬工業with TEAM G/MOTION'
824'25.5154Laps4Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 98 猪爪杏奈(DOME RACING) 2'12.336 (2/12) 157.971 km/h

TCR JAPAN SUNDAY

第6戦鈴鹿公式予選 猪爪杏奈がサタデーシリーズに続きポールポジションを獲得

ポールポジションは猪爪杏奈(DOME RACING)

 TCRジャパン・サンデーシリーズ第6戦は29日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、猪爪杏奈(DOME RACING)がポールポジションを獲得した。

 ここでは大蔵峰樹(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)が早めのアタックを行う。10分を切ったあたりで2分14秒995でトップに立つと、翌周にはこのタイムを12秒711まで縮める。

]

 残り5分余り、ここでMOTOTINO(55MOTO RACING)が2分12秒260でトップに立つとタイムを12秒015まで縮めた。

 残り3分を切ると、HIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が2分11秒961でトップに立つ。このタイムを上回ってきたのはやはり猪爪杏奈(DOME RACING)で11秒596でトップに浮上。このままサタデーシリーズに続きポールポジションを決めた。

予選2位は塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION\')

予選3位はHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

 2位に落ちたHIROBONだったが、塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION')が2分11秒940でHIROBONのタイムを僅差で上回り2位に浮上。HIROBONは3位に落ちた。

 4位にはMOTOTINOが、5位には加藤正将(Audi Team Mars)が、6位には鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が続いている。

 決勝は明日30日、午後0時30分より23分+1周で行われる

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

TCR JAPAN SUNDAY

第6戦鈴鹿公式予選結果

第21回JAFグランプリ鈴鹿 -RIJ- (2022/10/29) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
198猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
DOME RACING
2'11.596--158.859
262塩谷 烈州Honda CIVIC TCR
全薬工業with TEAM G/MOTION'
2'11.940 0.344 0.344158.445
319HIROBONCUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'11.961 0.365 0.021158.420
455MototinoHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
2'12.015 0.419 0.054158.355
565加藤 正将Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
2'12.197 0.601 0.182158.137
617鈴木 建自Audi RS3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'12.419 0.823 0.222157.872
773大蔵 峰樹Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR
M-PROTOTYPING Team STILE CORSE
2'12.711 1.115 0.292157.524
8290植松 忠雄Honda CIVIC TCR
Floral Racing with UEMATSU
2'12.912 1.316 0.201157.286
---- 以上基準タイム(110% - 2'24.755)予選通過 ----

TCR JAPAN SATURDAY

第6戦鈴鹿公式予選 猪爪杏奈がポールポジション

ポールポジションは猪爪杏奈(DOME RACING)

 TCRジャパン・サタデーシリーズ第6戦は29日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、猪爪杏奈(DOME RACING)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前8時15分より15分間で行われた。鈴鹿は秋晴れの好天に恵まれ、8台が出走した。

 各車ウォームアップを行い、残り5分を切ったあたりから本格的なアタックが始まる。

 まずは植松忠雄(Floral Racing with UEMATSU)が2分14秒353、Mototino(55MOTO RACING)が14秒431で1-2を形成して予選をリード。翌周にはMOTOTINOが13秒829でトップに立った。

 直後、大蔵峰樹(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)が2分13秒660でトップに躍り出る。

 ここですでにチャンピオンを決めているHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が2分12秒830 でトップに立つ。しかしこれを上回ってきたのが猪爪杏奈(DOME RACING)で12秒440とHIROBONのタイムを大幅に更新してトップに立った。これで猪爪はポールポジションを獲得。2位にはHIROBONが続いた。

予選2位は加藤正将(Audi Team Mars)

予選3位はMototino(55MOTO RACING)

 3位争いは白熱した。3位に落ちていた大蔵のタイムを上回ったのは塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION')で3位にポジションアップ。加藤正将(Audi Team Mars)が13秒370で初めて3位に立つと、MOTOTINOが13秒325で加藤のタイムを更新。しかし、最終的には加藤が13秒054をたたきだし3位に滑り込んだ。

4位にはMOTOTINOが、5位には塩谷が6位には大蔵が続いた。

 しかし2位に入ったHIROBONは走路外走行によりベストタイムを削除され、6位まで後退。3位から6位までが繰り上がることとなった。

 決勝レースは本日29日、午後0時30分より23分+1周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

TCR JAPAN SATURDAY

第6戦鈴鹿公式予選結果

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
198猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
DOME RACING
2'12.444--157.842
265加藤 正将Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
2'13.054 0.610 0.610157.118
355MototinoHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
2'13.166 0.722 0.112156.986
462塩谷 烈州Honda CIVIC TCR
全薬工業with TEAM G/MOTION'
2'13.469 1.025 0.303156.630
573大蔵 峰樹Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR
M-PROTOTYPING Team STILE CORSE
2'13.491 1.047 0.022156.604
6*19HIROBONCUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'13.572 1.128 0.081156.509
7290植松 忠雄Honda CIVIC TCR
Floral Racing with UEMATSU
2'14.006 1.562 0.434156.002
817鈴木 建自Audi RS3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'15.711 3.267 1.705154.042
---- 以上基準タイム(110% - 2'25.688)予選通過 ----
  • CarNo. 19は、TCRJ競技規則22-4.(走路外走行)により、当該ラップタイムを削除した。

スーパー耐久

第6戦岡山グループ1決勝 ST-Xクラスのポルシェセンター岡崎911 GT3Rが今季初優勝 ST-Zクラスは4位に入った5ZIGEN AMG GT4がチャンピンを決める

ST-Xクラス優勝はポルシェセンター岡崎911 GT3R(永井宏明/上村優太/伊藤大輔)

ST-Zクラスでチャンピオンを決めた5ZIGEN AMG GT4(大塚隆一郎/太田格之進/金石年弘)

 エネオススーパー耐久シリーズパワードバイハンコック第6戦「スーパー耐久レースイン岡山」は16日、岡山国際サーキットでグループ1の決勝を行い、ポールポジションからスタートした16号車ポルシェセンター岡崎911が3時間113周を走り今季初優勝を飾った。また、ST-Zクラスで4位に入った500号車5ZIGEN AMG GT4が最終戦を待たずしてクラスチャンピオンを決めた。

グループ1の決勝がスタートした

 午後になると上空には雲も増え、気温はぐんぐんと上昇、夏を思わせる日差しとなった。グループ1(ST-X、ST-Z、ST-2、ST-Qの一部クラス)4クラス23台が参加し、午後1時30分にローリングラップが始まった。

 スタートでは予選2位、23号車TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/元嶋佑弥/中山友貴)の元嶋がポールポジション、16号車ポルシェセンター岡崎911 GT3R(永井宏明/上村優太/伊藤大輔)の永井を1コーナーでアウトから並びかけ、2コーナーでトップに浮上、永井は2位に落ちた。3位には777号車D'station Vantage GT3(星野敏/藤井誠暢/近藤翼)の藤井が、4位には予選6位から31号車DENSO LEXUS RC F GT3(永井秀貴/小高一斗/嵯峨宏紀)の嵯峨が上がってきた。予選7位の81号車DAISHIN GT3 GT-R(大八木信行/青木孝行/藤波清斗)の青木はスタートで予選4位、888号車Grid Motorsport AMG GT3(マーティン・ベリー/ショウン・トン/高木真一/山脇大輔)のベリーと予選5位の62号車HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次)の鳥羽をかわし5位まで浮上した。ベリーが6位に、7位に鳥羽が続く。

 10周目には3位を走る777号車藤井が、16号車永井をかわし2位に浮上。

 ここでなんと、トップを走る23号車元嶋、6位の888号車ベリー、7位の63号車鳥羽の3台にスタート手順に違反でドライバースルーペナルティーが科される。

この3台がペナルティーを消化すると、トップに立ったのは777号車の藤井、2位に16号車の永井、3位に31号車の嵯峨、4位に81号車の青木となる。23号車元嶋は5位まで落ちた。

 5位に落ちた23号車元嶋だったが速いラップタイムを刻み、3位争いを繰り広げる31号車嵯峨と、81号車青木に急接近。25周目のパイパーで嵯峨に並びかけ、ホップスで4位に浮上した。

 5位に落ちた81号車青木はこの周でピットインして、ドライバーを藤井に交代した。

 23号車元嶋は3位を走る31号車嵯峨をも捉え、3位まで順位を回復、2位の16号車永井に狙いを定める。

 31号車嵯峨は31周目に、62号車鳥羽は32周目に888号車ベリーは33周目にピットインし、ドライバーをそれぞれ永井、玲次、高木に交代した。

 35周目には2位を走る16号車永井をレッドマンで23号車元嶋が捉え2位に浮上した。永井はこの周でピットインし、ドライバーを伊藤に交代した。

 81号車藤波は35周目にピットイン。トラブルなのかピットにマシンを入れてしまった。

 23号車元嶋は40周目にピットイン、ドライバーを中山に交代。トップを走る777号車藤井は42周目にピットインしてドライバーを星野に交代した。

 ST-Xクラス全車ドライバー1回目の交代を行うと、トップには23号車中山が返り咲き。2位には16号車伊藤が、777号車星野は3位に後退した。以下31号車永井、888号車高木、62号車玲次が続く。

 23号車中山は50周目には2位、16号車伊藤を10秒ほど離しトップを快走。3位には伊藤から22秒遅れて、777号車星野が付ける。以下、4位888号車高木、5位31号車永井、6位62号車玲次が続く。

 62周目には6位62号車玲次が、前を走る31号車永井を捉え5位に上がる。

 63周目には31号車永井が、72周目には16号車伊藤と888号車高木が、74周目には777号車星野がピットインして、それぞれドライバーをアンカーの小高、上村、トン、近藤に交代した。

 トップはまだピットインしていない23号車の中山、16号車の上村は2位のまま戦列に復帰した。3位にはピットインしていない62号車玲次が、4位に777号車近藤、5位に888号車トン、6位に31号車小高と続く。

 トップを走る23号車中山は81周目にピットインしてドライバーをアンカーのDAISUKEに交代。2位を走る16号車上村に16秒先行し、トップのまま戦列に復帰した。

 3位を走る62号車玲次は、ST-Xクラスの最後、83周目に2回目のピットインを行いドライバーを湧也に交代。 777号車近藤と888号車トンにパスされ5位でコースに復帰した。

 全車最終ドライバーに交代すると、82周目にはトップは23号車DAISUKEのまま。2位には15秒差で16号車上村が続く。3位にはさらに49秒遅れて777号車近藤が、4位には888号車トン、5位には62号車湧也が続く。

 2位の16号車上村はトップDAISUKEより1秒以上速いラップを刻み徐々にDAISUKEに接近。90周目にはその差は7秒となった。

 23号車DAISUKEと16号車上村のトップ争いは99周目にはついに1秒を切り、上村がDAISUKEの背後に迫った。そして100周目のホップスで上村がDAISUKEをパスしトップに立った。

 レースはこのまま3時間113周を走って終了。優勝は16号車ポルシェセンター岡崎911 GT3R。ここまで出場したすべてのレースでポールポジションを獲得するも不運に泣いていたが、ついにここ岡山で今季初優勝を飾った。

 2位には23号車TKRI松永建設AMG GT3が、3位には777号車D'station Vantage GT3が、4位には888号車Grid Motorsport AMG GT3が、5位には62号車HELM MOTORSPORTS GTR GT3が入った。

 4位に入ったポイントリーダーの888号車Grid Motorsport AMG GT3は10ポイントを加算し116.5とトップのまま。62号車HELM MOTORSPORTS GTR GT3は114ポイントまで加点したがその差は2.5ポイントと開いた。リタイアでポイントを加点できなかった81号車DAISHIN GT3 GT-Rは、最終戦ポールトゥウィンで888号車と62号車がリタイアならチャンピオンの可能性はあるが、実質的にこの888号車と62号車の2チームがチャンピオンの可能性をもって最終戦に臨むこととなる。

ST-Zクラス優勝は885号車シェイドレーシングGR SUPRA GT4(HIRO HAYASHI/平中克幸/清水英志郎)

 8チームが参加したST-Zクラスは、885号車シェイドレーシングGR SUPRA GT4(HIRO HAYASHI/平中克幸/清水英志郎)の清水がリードして始まる。2位には310号車HIRIX★EIKO GT4(山崎学/坪井翔/野中誠太/細川慎弥)の坪井が付けていたが、序盤に坪井がトップに浮上した。3位には34号車テクノ・SUN'S・モノコレG55(坂直純/安田裕信/大木一輝/小川涼介)の安田が、4位には111号車Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4(松田利之/古谷悠河/中村賢明/檜井保孝)の中村が、5位には500号車5ZIGEN AMG GT4(大塚隆一郎/太田格之進/金石年弘)の金石が続く。

 19周目には早くも34号車安田がピットインして阪に交代。500号車金石は27周目に太田に、31周目には310号車坪井が山崎に、35周目には111号車中村が古谷に、42周目には885号車清水がHAYASHIに交代した。

 上位陣が1回目のドライバー交代を行うと、トップには885号車のHAYASHIが浮上。2位に310号車の山崎が、3位には500号車の太田が、4位には111号車の古谷が続く。

 2位310号車の山崎はペースが上がらず、500号車太田、111号車古谷にかわされ4位まで落ちてしまった。

 61周目には4位の310号車山崎が野中に、70周目には2位の500号車太田が大塚に、73周目には111号車の古谷が松田に、75周目には888号車のHAYASHIが平中に交代。

 上位陣が最後のピットインを行うと、トップは885号車平中のまま。2位には500号車大塚が、3位には111号車松田が、4位には310号車の野中が付けた。

 トップの885号車平中はピットレーン速度違反でドライビングスルーペナルティーを科されるもトップは変わらず。2位の500号車大塚はペースが上がらず、後続に迫られることとなった。

 500号車大塚は91周目に3位の111号車松田にかわされ3位、さらに94周目には4位の310号車野中にかわされ4位まで落ちてしまった。

 レースは106周を回って終了。優勝は885号車シェイドレーシングGR SUPRA GT4で今季2勝目、2位には111号車Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4が、3位には310号車HIRIX★EIKO GT4が入った。

 4位に入ったポイントリーダーの500号車5ZIGEN AMG GT4は10ポイントを加算し131.5。ランキング2位には優勝したシェイドレーシングGR SUPRA GT4が98ポイントで浮上したが、その差は33.5ポイントとなり、最終戦を待たずして今シーズンの500号車のチャンピオンが決定した。

ST-2クラス優勝は225号車KTMS GR YARIS(平良響/荒川麟/奥住慈英)

 6チームが参加したST-2クラスはポールシッター6号車新菱オート☆夢住まい館☆DXL☆EVO10(冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄)の大橋がリードして始まる。2位には7号車新菱オート☆DIXCEL☆EVO10(藤井芳樹/岡田衛/安斎景介)の岡田が付けていたが、15周目を走行中にトラブルでスローダウンし戦列を離れる。

 2位には225号車KTMS GR YARIS(平良響/荒川麟/奥住慈英)の奥住が浮上し、3位には59号車DAMD MOTUL ED WRX STI(大澤学/後藤比東至/安岡秀徒)の大澤が続く。

 40周目にトップの2台、6号車大橋と225号車奥住、がピットインしてドライバーをそれぞれ菊池、荒川に交代すると、トップには荒川が浮上し、菊池は2位に後退した。3位には13号車ENDLESS GRヤリス(伊東黎明/石坂瑞基/花里祐弥/岡田整)の石坂から交代した伊東が上がってきた。

 225号車荒川が68周目に平良らに交代すると、3位で戦列に復帰。13号車伊東が76周目に石坂に、6号車菊池が78周目に冨枡に交代すると、225号車平良がトップに返り咲いた。

 レースは101周を回って終了。225号車KTMS GR YARISが今季4勝目を飾った。2位には6号車冨枡をパスしてきた13号車石坂が入った。3位には冨枡が続いた。

 優勝したポイントリーダーの225号車KTMS GR YARISは20ポイントを加算し143。2位に入った13号車ENDLESS GRヤリスは125ポイントまで伸ばしたもののその差は18ポイント開いた。この2チームがチャンピオンの可能性を残して最終戦の鈴鹿に臨むこととなった。

ST-QクラスでトップでゴールしたENDLESS AMG GT4(小河諒/川端伸太朗/谷岡力)

 ST-Qクラスは3号車ENDLESS AMG GT4(小河諒/川端伸太朗/谷岡力)がトップでゴールした。

 最終第7戦は鈴鹿サーキットに舞台を移し、11月27日に全クラスが参加して5時間の決勝が行われる。

ST-Xクラスの表彰式

ST-Zクラスの表彰式

ST-2クラスの表彰式

ST-Qクラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

第6戦岡山グループ1決勝結果

【総合】

スーパー耐久レースin岡山 -RIJ- (2022/10/16) Final Race 1 Weather:Fine Course:Dry
2022 ENEOSスーパー耐久シリーズPowered by Hankook Round 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
WHLapTimeBehindGap
116ST-X1永井 宏明
上村 優太
伊藤 大輔
ポルシェセンター岡崎911 GT3R
ポルシェセンター岡崎
401133:00'11.159--
2*23ST-X2DAISUKE
元嶋 佑弥
中山 友貴
TKRI松永建設AMG GT3
TKRI
201133:00'21.67010.51110.511
3777ST-X3星野 敏
藤井 誠暢
近藤 翼
D'station Vantage GT3
D'station Racing
201133:00'50.85239.69329.182
4*888ST-X4マーティン・ベリー
ショウン・トン
高木 真一
山脇 大輔
Grid Motorsport AMG GT3
Grid Motorsport
801133:01'11.9611'00.80221.109
5*62ST-X5鳥羽 豊
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GTR GT3
HELM MOTORSPORTS
601133:01'32.8821'21.72320.921
63ST-Q1小河 諒
川端 伸太朗
谷岡 力
ENDLESS AMG GT4
ENDLESS SPORTS
1073:00'42.4636Laps6Laps
7885ST-Z1HIRO HAYASHI
平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR SUPRA GT4
SHADE RACING
401063:01'25.1927Laps1Lap
8111ST-Z2松田 利之
古谷 悠河
中村 賢明
檜井 保孝
Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4
HIROSHIMA TOYOPET RACING
201053:00'29.5718Laps1Lap
9310ST-Z3山崎 学
坪井 翔
野中 誠太
細川 慎弥
HIRIX★EIKO GT4
MY CARS CSI Racing
401053:00'32.2848Laps 2.713
10500ST-Z4大塚 隆一郎
太田 格之進
金石 年弘
5ZIGEN AMG GT4
TEAM 5ZIGEN
751053:00'42.5698Laps10.285
11244ST-Q2田中 徹
三宅 淳詞
田中 哲也
Nissan Z Racing Concept
Max Racing
1053:01'10.6038Laps28.034
1234ST-Z5坂 直純
安田 裕信
大木 一輝
小川 涼介
テクノ・SUN'S・モノコレG55
TECHNO FIRST
251053:01'35.9008Laps25.297
1319ST-Z6鈴木 建自
TAKESHI
福田 幸平
谷川 達也
BRP★SUNRISE-Blvd718 GT4 MR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
151043:00'54.7369Laps1Lap
14505ST-Z7岡本 武之
加賀美 綾佑
田ヶ原 章蔵
RED SEED Audi R8 LMS GT4
Audi Team AS Sport
1033:00'25.98810Laps1Lap
1531ST-X6永井 秀貴
小高 一斗
嵯峨 宏紀
DENSO LEXUS RC F GT3
apr
201033:01'01.09210Laps35.104
16225ST-21平良 響
荒川 麟
奥住 慈英
KTMS GR YARIS
KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS
751013:00'18.22812Laps2Laps
1713ST-22伊東 黎明
石坂 瑞基
花里 祐弥
岡田 整
ENDLESS GRヤリス
ENDLESS SPORTS
701013:00'25.35512Laps 7.127
186ST-23冨桝 朋広
菊地 靖
大橋 正澄
新菱オート☆夢住まい館☆DXL☆EVO10
シンリョウレーシングチーム
251013:00'56.12712Laps30.772
1959ST-24大澤 学
後藤 比東至
安岡 秀徒
DAMD MOTUL ED WRX STI
TOWA INTEC Racing
201013:01'08.25512Laps12.128
20743ST-25石垣 博基
木立 純一
柿沼 秀樹
Honda R&D Challenge FK8
Honda R&D Challenge
1003:00'56.22013Laps1Lap
2133ST-Z8中原 英貴
宮田 莉朋
神 晴也
竹川 翔太
Audi R8 LMS GT4
Audi driving experience Japan
75983:01'48.85215Laps2Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-81ST-X-大八木 信行
青木 孝行
藤波 清斗
DAISHIN GT3 GT-R
GTNET MOTOR SPORTS
40633:01'03.35950Laps35Laps
-7ST-2-藤井 芳樹
岡田 衛
安斎 景介
新菱オート☆DIXCEL☆EVO10
シンリョウレーシングチーム
1424'49.64899Laps49Laps

【クラス別】

■ST-Xクラス

スーパー耐久レースin岡山 -RIJ- (2022/10/16) Final Race 1 Weather:Fine Course:Dry
2022 ENEOSスーパー耐久シリーズPowered by Hankook Round 6 ST-X class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarTeamWHLapTimeBehindGap
116永井 宏明
上村 優太
伊藤 大輔
ポルシェセンター岡崎911 GT3R
ポルシェセンター岡崎
401133:00'11.159--
2*23DAISUKE
元嶋 佑弥
中山 友貴
TKRI松永建設AMG GT3
TKRI
201133:00'21.67010.51110.511
3777星野 敏
藤井 誠暢
近藤 翼
D'station Vantage GT3
D'station Racing
201133:00'50.85239.69329.182
4*888マーティン・ベリー
ショウン・トン
高木 真一
山脇 大輔
Grid Motorsport AMG GT3
Grid Motorsport
801133:01'11.9611'00.80221.109
5*62鳥羽 豊
平木 湧也
平木 玲次
HELM MOTORSPORTS GTR GT3
HELM MOTORSPORTS
601133:01'32.8821'21.72320.921
631永井 秀貴
小高 一斗
嵯峨 宏紀
DENSO LEXUS RC F GT3
apr
201033:01'01.09210Laps10Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-81大八木 信行
青木 孝行
藤波 清斗
DAISHIN GT3 GT-R
GTNET MOTOR SPORTS
40633:01'03.35950Laps40Laps

■ST-Zクラス

スーパー耐久レースin岡山 -RIJ- (2022/10/16) Final Race 1 Weather:Fine Course:Dry
2022 ENEOSスーパー耐久シリーズPowered by Hankook Round 6 ST-Z class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarTeamWHLapTimeBehindGap
1885HIRO HAYASHI
平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR SUPRA GT4
SHADE RACING
401063:01'25.192--
2111松田 利之
古谷 悠河
中村 賢明
檜井 保孝
Access HIROSHIMA+ GR SUPRA GT4
HIROSHIMA TOYOPET RACING
201053:00'29.5711Lap 1Lap
3310山崎 学
坪井 翔
野中 誠太
細川 慎弥
HIRIX★EIKO GT4
MY CARS CSI Racing
401053:00'32.2841Lap 2.713
4500大塚 隆一郎
太田 格之進
金石 年弘
5ZIGEN AMG GT4
TEAM 5ZIGEN
751053:00'42.5691Lap 10.285
534坂 直純
安田 裕信
大木 一輝
小川 涼介
テクノ・SUN'S・モノコレG55
TECHNO FIRST
251053:01'35.9001Lap 53.331
619鈴木 建自
TAKESHI
福田 幸平
谷川 達也
BRP★SUNRISE-Blvd718 GT4 MR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
151043:00'54.7362Laps1Lap
7505岡本 武之
加賀美 綾佑
田ヶ原 章蔵
RED SEED Audi R8 LMS GT4
Audi Team AS Sport
1033:00'25.9883Laps1Lap
833中原 英貴
宮田 莉朋
神 晴也
竹川 翔太
Audi R8 LMS GT4
Audi driving experience Japan
75983:01'48.8528Laps5Laps
---- 以上規定周回数完走 ----

■ST-Qクラス

スーパー耐久レースin岡山 -RIJ- (2022/10/16) Final Race 1 Weather:Fine Course:Dry
2022 ENEOSスーパー耐久シリーズPowered by Hankook Round 6 ST-Q class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarTeamWHLapTimeBehindGap
13小河 諒
川端 伸太朗
谷岡 力
ENDLESS AMG GT4
ENDLESS SPORTS
1073:00'42.463--
2244田中 徹
三宅 淳詞
田中 哲也
Nissan Z Racing Concept
Max Racing
1053:01'10.6032Laps2Laps

■ST-2クラス

スーパー耐久レースin岡山 -RIJ- (2022/10/16) Final Race 1 Weather:Fine Course:Dry
2022 ENEOSスーパー耐久シリーズPowered by Hankook Round 6 ST-2 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarTeamWHLapTimeBehindGap
1225平良 響
荒川 麟
奥住 慈英
KTMS GR YARIS
KTMS KOBE TOYOPET MOTOR SPORTS
751013:00'18.228--
213伊東 黎明
石坂 瑞基
花里 祐弥
岡田 整
ENDLESS GRヤリス
ENDLESS SPORTS
701013:00'25.355 7.127 7.127
36冨桝 朋広
菊地 靖
大橋 正澄
新菱オート☆夢住まい館☆DXL☆EVO10
シンリョウレーシングチーム
251013:00'56.12737.89930.772
459大澤 学
後藤 比東至
安岡 秀徒
DAMD MOTUL ED WRX STI
TOWA INTEC Racing
201013:01'08.25550.02712.128
5743石垣 博基
木立 純一
柿沼 秀樹
Honda R&D Challenge FK8
Honda R&D Challenge
1003:00'56.2201Lap 1Lap
---- 以上規定周回数完走 ----
-7藤井 芳樹
岡田 衛
安斎 景介
新菱オート☆DIXCEL☆EVO10
シンリョウレーシングチーム
1424'49.64887Laps86Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 23 元嶋佑弥(TKRI松永建設AMG GT3) 1'31.368 (7/39) 145.902 km/h
  • CarNo. 888は、スーパー耐久シリーズ2022スポーツ規則第16条(11)(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 23, 62は、スーパー耐久シリーズ2022スポーツ規則第16条(10)(スタート手順違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 885(HIRO HAYASHI)は、スーパー耐久シリーズ2022スポーツ規則第18条(3)(ピットレーン速度違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

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