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2010年6月

SUPER GT

SGT:第4戦セパン決勝結果

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2010/06/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
1500112カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS26541:50'54.084
2500223MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI65413.333
3500318ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS485416.673
450046ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS645428.242
55005100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS305430.809
6500638ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS505454.074
7500735MJ KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS545455.339
850081PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS68541'07.541
9500924HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
安田 裕信
YH46541'20.339
105001039DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手 晃平
DL14541'24.343
11500118ARTA HSV-010
HONDA HSV-010
ラルフ・ファーマン
井出 有冶
BS10531Lap
125001217KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010
金石 年弘
塚越 広大
BS28513Laps
1330017M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH40504Laps
14300243ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI40504Laps
15300374COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI50504Laps
16300411JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
DL18495Laps
1730053HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH46495Laps
18300646アップスタート MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
阿部 翼
YH70495Laps
19300788リール ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
余郷 敦
細川 慎弥
YH495Laps
20300831エヴァンゲリオンRT初号機aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
松浦 孝亮
YH16495Laps
21300919ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH38495Laps
223001027NAC 衛生コム LMP Ferrari
FERRARI F430GTC
山岸 大
小泉 洋史
YH10495Laps
233001187JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
坂本 祐也
YH2495Laps
243001266triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 VANTAGE
松田 秀士
吉本 大樹
YH22495Laps
25300135マッハGOGOGO車検408R
VEMAC RD408R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH16495Laps
2630014360石松 Kosei RUNNUP PORSCHE
PORSCHE 911GT3RS MY2004
田中 篤
松永 まさひろ
HK477Laps
273001586JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
山西 康司
関口 雄飛
YH24468Laps
283001633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山 正美
HK163816Laps
---- 以上規定周回数(GT500:37Laps / GT300:35Laps)完走 ----
-300-2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
濱口 弘
YH30495Laps
-300-365365 サンダーアジア MT900M
MOSLER MT900M
メルビン・チュー
ティム・サグダン
YH2826Laps
-300-666BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER 986
山下 潤一郎
Takamori.com
YH2727Laps
-500-32EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL6054Laps
  • CarNo.38は、2010 SUPER GT SpR 第30条(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.100は、2010 SUPER GT SpR 第30条(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.23は、2010 SUPER GT SpR 第30条(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.5は、2010 SUPER GT SpR 第30条(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.66は、反則スタートにより、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.27は、ピットロード速度超過により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.74は、2010 SUPER GT SpR 第30条(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

SUPER GT

SGT:第4戦セパンフリー走行結果

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2010/06/20) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI61'58.831-167.896
250028ARTA HSV-010
HONDA HSV-010
ラルフ・ファーマン
井出 有冶
BS101'59.719 0.888166.650
3500312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS261'59.829 0.998166.497
450041PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS681'59.841 1.010166.481
55005100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'59.950 1.119166.329
6500638ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS501'59.972 1.141166.299
7500717KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010
金石 年弘
塚越 広大
BS282'00.298 1.467165.848
8500824HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
安田 裕信
YH462'00.393 1.562165.717
9500918ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS482'00.488 1.657165.587
10500106ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS642'00.501 1.670165.569
115001139DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手 晃平
DL142'00.894 2.063165.031
125001232EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL62'00.909 2.078165.010
135001335MJ KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS542'00.936 2.105164.973
1430012 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
濱口 弘
YH302'10.08611.255153.369
1530027M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH402'11.05312.222152.238
16300311JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
DL182'11.07712.246152.210
17300488リール ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
余郷 敦
細川 慎弥
YH2'11.07712.246152.210
18300566triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 VANTAGE
松田 秀士
吉本 大樹
YH222'11.22912.398152.033
19300633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山 正美
HK162'11.35012.519151.893
20300746アップスタート MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
阿部 翼
YH702'11.35312.522151.890
21300831エヴァンゲリオンRT初号機aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
松浦 孝亮
YH162'11.48412.653151.739
22300943ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI402'11.56812.737151.642
23300103HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH462'11.66812.837151.527
24300115マッハGOGOGO車検408R
VEMAC RD408R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH162'11.80312.972151.371
253001274COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI502'12.05413.223151.084
263001319ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH382'12.31813.487150.782
273001486JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
山西 康司
関口 雄飛
YH242'12.45313.622150.629
2830015365365 サンダーアジア MT900M
MOSLER MT900M
メルビン・チュー
ティム・サグダン
YH2'12.53313.702150.538
293001627NAC 衛生コム LMP Ferrari
FERRARI F430GTC
山岸 大
小泉 洋史
YH102'13.45314.622149.500
3030017360石松 Kosei RUNNUP PORSCHE
PORSCHE 911GT3RS MY2004
田中 篤
松永 まさひろ
HK2'13.97115.140148.922
313001887JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
坂本 祐也
YH2no time1'01.169110.840
3230019666BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER 986
山下 潤一郎
Takamori.com
YHno time2'01.16983.130
  • CarNo.2,27 は、フリー走行にて状態を確認した結果、決勝レースへの出走を認める。

SUPER GT

SGT:第4戦セパン公式予選 ARTA HSV-010(R.ファーマン/井出有治組)が予選2番手でフロントローを獲得 (HONDA)

gt100619002L.jpg  6月19日(土)、マレーシアの首都クアラルンプールの郊外にあるセパン・インターナショナルサーキットにおいて2010 オートバックス SUPER GT第4戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」が開幕し、公式予選が行われた。

 今季SUPER GTにデビューしたHSV-010 GTは、開幕2連戦でポールポジションを獲得し、第2戦岡山ラウンドでは#18 小暮卓史/ロイック・デュバル組(ウイダー HSV-010)がポール・トゥ・フィニッシュを果たすなど、HondaのGTマシンとしては初のFRレイアウトであるにも関わらず優れたパフォーマンスを発揮している。また、高速コーナーの比率が高いセパン・インターナショナルサーキットはHSV-010 GTとの相性がよいと予想されるため、第3戦富士ラウンドでの雪辱を果たすことが期待されていた。

 今回は第3戦富士ラウンドに続いてスーパーラップ方式が採用され、予選1回目でトップ8に入ったマシンが予選2回目として行われる「スーパーラップ」に駒を進めることになる。スーパーラップでは、予選1回目の8番手から1台ずつ順にタイムアタックを行い、ここで記録されたラップタイムをもとに決勝のグリッドを決定する。

 マレーシア・ラウンドは毎年、猛暑に見舞われることで知られているが、今年は薄い雲で日差しが遮られていたこともあり、例年よりいくぶん過ごしやすいコンディションのもと、スーパーラップは始まった。セッション開始時の気温は31℃、路面温度は41℃だった。

 予選1回目では、#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN HSV-010)がスーパーラップ進出にあと一歩及ばない9番手に終わったほか、#32 道上龍/中山友貴組(EPSON HSV-010)も11番手に留まり、いずれもそれぞれの順位が決勝のスターティンググリッドとして確定した。

 残る#100 伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)、#8 ラルフ・ファーマン/井出有治組(ARTA HSV-010)、#18 小暮卓史/ロイック・デュバル組(ウイダー HSV-010)はいずれもトップ8圏内に食い込み、スーパーラップ進出を果たした。

 午後4時55分から始まったスーパーラップでは、5番目にアタックを行った#8 ARTA HSV-010のラルフ・ファーマン選手が1分57秒495を記録して一時トップに立ったが、この後で出走したライバルチームにわずか1000分の86秒差で敗れ、2番グリッドを獲得。#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢拓也は1分57秒983で5番手、#18 ウイダー HSV-010のロイック・デュバル組は1分58秒058を記録して6番グリッドを手に入れた。

松本雅彦|Honda GTプロジェクト プロジェクトリーダー代行(エンジン責任者)
 「今日の午前中はHonda勢がそろって上位に食い込めず、少し心配していましたが、セットアップの方向性がまとまってきた午後は復調を果たすことができました。ここセパンは、HSV-010 GTが初めて走行するサーキットのため、ダウンフォースの設定や足回りのセッティングにかなり時間をとられました。100号車と18号車はフロントに富士で投入したのと同じ空力デバイスを装着しましたが、8号車は第2戦までのパーツに戻してこの一戦に臨んでいます。それでも2番グリッドを獲得できたのは、セパンを得意とするラルフ・ファーマン選手の実力だと感じています。猛暑を想定してセパンには専用の冷却デバイスを開発してきましたが、今日は例年ほど暑くなかったせいもあり、予選では使用していません。ドライバーからはマシンの仕上がりがいいと聞いていますので、レース前半の早い段階でポジションを上げることができれば、いい結果を残せると思います。引き続き明日も皆さまのご声援を頂けますよう、お願い申し上げます」
ラルフ・ファーマン選手(2番手、#8 ARTA HSV-010)
 「午前中は路面がとても汚れていましたが、走り込むにつれてコンディションはよくなったので、セットアップに微調整を加えることでいいラップタイムを記録できるようになりました。さらに、予選1回目からスーパーラップにかけてはサスペンションのスプリングを変更し、リアウィングの調整も行ったところ、高速コーナーでのアンダーステアが減ってバランスはよくなりました。ミスもなく、とてもいいアタックでした。明日のレースに向けてはタイヤチョイスもいいので、ポールポジションを獲得したマシンを追いかけていくことができれば、きっとオーバーテイクのチャンスはやってくると思います」
井出有治選手(2番手、#8 ARTA HSV-010)
 「ここセパンは、去年、おととしとNSX-GTで走りましたが、HSV-010 GTはブレーキでの安定性がすごく上がっているため、攻めて走ることもできるようになりました。トップスピードはまだライバル勢に負けている部分もあるので、明日のレースに向けて不安がないわけではありませんが、ラップタイムもいいし、硬めのコンパウンドで走ってもタイムが落ちないので、かなり幅をもったレース戦略がとれると思います。自分たちの実力を出し切れば結果はおのずとついてくるはずなので、明日の決勝も全力で戦うつもりです」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第4戦セパン公式予選 絶好のポジションからGT-Rの1-2フィニッシュを狙う (NISMO)

■3台のGT-Rすべてがスーパーラップへ進出

 SUPER GT第4戦は、赤道に近いマレーシア、セパンにおいて開催。朝から薄いガスがかかったような天候で、公式練習走行が始まる10時の時点でも気温30℃、路面温度34℃と例年に比べて暑さもしのぎやすかったが、太陽が顔をのぞかせるようになると、路面温度は徐々に上がっていった。

 今回のウェイトハンディは「MOTUL AUTECH GT-R」(#23 本山哲/ブノワ・トレルイエ)が6kg、「カルソニック IMPUL GT-R」(#12松田次生/ロニー・クインタレッリ)が26kgとこの2台は比較的軽量で、「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信)は46kg。さらに#23 GT-Rと#12 GT-Rは新スペックのエンジンを搭載して臨んだ。 朝の公式練習でトップを奪ったのは、今季初めてセットアップと予選を担当する松田がドライブする#12 GT-Rで、唯一1分58秒台のタイムをたたき出した。また#23GT-Rも今季初めて本山がセットアップと予選を担当したが、4位とまずまずの位置につけた。また#24 GT-Rは9位で、スーパーラップ進出を狙った。

 予選1回目はときおり日が照りつける天候となり気温32℃、路面温度41℃というコンディションで14時15分に始まった。この30分間の混走枠でも#12 GT-Rはトップタイムをマーク。そして14時55分から10分間のGT500専有走行枠がスタート。開始7分で#24 GT-Rのオリベイラが1分58秒754でトップに立ちアタック合戦が本格化。その1分後には#12 GT-Rの松田が1分58秒021を出してトップを奪取したが、直後に逆転を喫した。さらに松田は翌周に1分57秒976までタイムアップするが2位は変わらず。#23 GT-Rの本山は1分58秒471を出して6位を確保。#24 GT-Rはその後タイムアップはならなかったが7位に。これで3台のGT-R全車がスーパーラップへの進出することとなった。

■松田が初めてのポールポジションを獲得、本山も 3位と好位置につける

gt_r04_n_q500_2.jpgスーパーラップは南国の日がまだ高い 16時55分に始まった。2番目にコースインした#24 GT-Rのオリベイラはターン4を過ぎたS字で電気系のトラブルによりスローダウン。コースの中盤、ターン8を過ぎた先のグリーンに車両を停めた。次のアタックをする#23 GT-Rがコースインしていたが、セッションは赤旗が掲出されて中断。本山はそのままピットロードへ入りセッション再開を待つことになった。約8分間後にセッションは再開。本山は再びタイヤに熱を入れてアタックに備え3周目にライトオンしてアタック開始。ターン3までのセクター1ではやや遅れるものの、中間地点となるターン8までのセクター2で逆転。そのまま攻め続け1分57秒703でその時点でのトップに。その後は5番目に走行した#8 HSV-010にトップを譲った。

 そして7番目に#12 GT-Rがコースイン。松田はセクター1でトップタイムを出すとそのままセクター2までトップをキープ。セクター3でやや遅れたものの、最後のセクターで逆転して1分57秒409でトップに。最後にアタックした#6 SC430は4位となりこれで#12 GT-Rのポールポジション、#23 GT-Rの3位が確定した。

 初のポールポジションを獲得した松田は「1月にチームが頑張ってセパンでテストをしてくれたし、今回は(ポール獲得の)自信がありました。新しいエンジンのパフォーマンスを出すこともできました。明日は『今回は優勝しなければいつ優勝するんだ』という気持ちで走ります」と初ポール獲得を喜んだ。また3位の本山は「朝から徐々にセットも改善されてスーパーラップに臨みました。不運な中断がなければ0.3~4秒は速く走れただろうしポールは取れたと思いますが、結果としてはいいポジションだと思います。明日は日産の1-2ですね」と気持ちは既に決勝レースに切り替えていた。

ニスモ鈴木豊監督
 「願わくばフロントローを占めたかったのですが、本山が緊張を切らすことなく気持ちを切り替えてよくアタックし3位を確保してくれました。今回本山をアタッカーに起用したのは、シリーズ前半の苦しい状況を立て直すのはやはりエースだと考えたからです。ポールポジションを取れなかったのは残念ですが、#12 GT-Rが代わりにポール獲得ですし、明日はGT-Rの1-2フィニッシュを目指します」
Text & Photo: NISMO

SUPER GT

SGT:第4戦セパン公式予選総合結果

■GT500 Class

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2010/06/19) Total Qualify GT500 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
112カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS261'57.9761'57.409169.929
28ARTA HSV-010
HONDA HSV-010
ラルフ・ファーマン
井出 有冶
BS101'58.1321'57.495169.805
323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI61'58.4711'57.703169.505
46ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS641'57.8391'57.802169.362
5100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'57.9801'57.983169.102
618ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS481'58.7821'58.058168.995
738ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS501'58.2041'58.096168.941
824HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
安田 裕信
YH461'58.754no time-
917KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010
金石 年弘
塚越 広大
BS281'59.065167.566
101PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS681'59.106167.508
1132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL61'59.177167.408
1235MJ KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS541'59.237167.324
1339DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手 晃平
DL141'59.315167.215
■GT300 Class

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2010/06/19) Total Qualify GT300 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
111JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
DL182'09.6772'09.167154.461
27M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH402'09.5862'09.491154.074
333HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山 正美
HK162'10.2712'09.711153.813
488リール ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
余郷 敦
細川 慎弥
YH2'10.2482'09.812153.693
543ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI402'10.3832'09.873153.621
619ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH382'09.9742'09.980153.494
73HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH462'10.3252'10.096153.358
831エヴァンゲリオンRT初号機aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
松浦 孝亮
YH162'10.0522'10.741152.601
95マッハGOGOGO車検408R
VEMAC RD408R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH162'10.542152.834
1074COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI502'10.653152.704
1146アップスタート MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
阿部 翼
YH702'11.082152.204
1266triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 VANTAGE
松田 秀士
吉本 大樹
YH222'11.493151.728
1386JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
山西 康司
関口 雄飛
YH242'12.104151.026
1487JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
坂本 祐也
YH22'12.526150.546
15365365 サンダーアジア MT900M
MOSLER MT900M
メルビン・チュー
ティム・サグダン
YH2'13.051149.952
16666BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER 986
山下 潤一郎
Takamori.com
YH2'13.645149.285
17360石松 Kosei RUNNUP PORSCHE
PORSCHE 911GT3RS MY2004
田中 篤
松永 まさひろ
HK2'14.630148.193
---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: GT500 2'06.187 / GT300 2'18.828)----
-2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
濱口 弘
YH30no time-
-27NAC 衛生コム LMP Ferrari
FERRARI F430GTC
山岸 大
小泉 洋史
YH10no time-
  • 両クラスの上位8台は、スーパーラップにより順位を決定
  • GT500のスーパーラップはターン8で車両が停止したため赤旗により中断した。[中断時間 17:04~17:12]

SUPER GT

SGT:第4戦セパンスーパーラップ結果

■GT500 Class

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2010/06/19) Super Lap GT500 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
112カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
*松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS261'57.409--169.929
28ARTA HSV-010
HONDA HSV-010
*ラルフ・ファーマン
井出 有冶
BS101'57.495 0.086 0.086169.805
323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
*本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI61'57.703 0.294 0.208169.505
46ENEOS SC430
LEXUS SC430
*伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS641'57.802 0.393 0.099169.362
5100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
*伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'57.983 0.574 0.181169.102
618ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
*ロイック・デュバル
BS481'58.058 0.649 0.075168.995
738ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
*立川 祐路
リチャード・ライアン
BS501'58.096 0.687 0.038168.941
824HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
*ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
安田 裕信
YH46no time---
■GT300 Class

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2010/06/19) Super Lap GT300 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
111JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
*田中 哲也
平中 克幸
DL182'09.167--154.461
27M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
*谷口 信輝
折目 遼
YH402'09.491 0.324 0.324154.074
333HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
*影山 正美
HK162'09.711 0.544 0.220153.813
488リール ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
余郷 敦
*細川 慎弥
YH2'09.812 0.645 0.101153.693
543ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya GT300VQ
新田 守男
*高木 真一
MI402'09.873 0.706 0.061153.622
619ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
*織戸 学
片岡 龍也
YH382'09.980 0.813 0.107153.496
73HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
*柳田 真孝
YH462'10.096 0.929 0.116153.358
831エヴァンゲリオンRT初号機aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
*松浦 孝亮
YH162'10.741 1.574 0.645152.601
  • ドライバー名の"*"印はアタックドライバー。

SUPER GT

SGT:第4戦セパン公式予選1回目結果

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2010/06/19) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
150016ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS641'57.839-169.309
2500212カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS261'57.976 0.137169.112
35003100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'57.980 0.141169.107
450048ARTA HSV-010
HONDA HSV-010
ラルフ・ファーマン
井出 有冶
BS101'58.132 0.293168.889
5500538ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS501'58.204 0.365168.786
6500623MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI61'58.471 0.632168.406
7500724HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
安田 裕信
YH461'58.754 0.915168.004
8500818ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS481'58.782 0.943167.965
9500917KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010
金石 年弘
塚越 広大
BS281'59.065 1.226167.566
10500101PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS681'59.106 1.267167.508
115001132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL61'59.177 1.338167.408
125001235MJ KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS541'59.237 1.398167.324
135001339DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手 晃平
DL141'59.315 1.476167.215
1430017M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH402'09.58611.747153.961
15300211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
DL182'09.67711.838153.854
16300319ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH382'09.97412.135153.503
17300431エヴァンゲリオンRT初号機aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
松浦 孝亮
YH162'10.05212.213153.411
18300588リール ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
余郷 敦
細川 慎弥
YH2'10.24812.409153.180
19300633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山 正美
HK162'10.27112.432153.153
2030073HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH462'10.32512.486153.089
21300843ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI402'10.38312.544153.020
2230095マッハGOGOGO車検408R
VEMAC RD408R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH162'10.54212.703152.834
233001074COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI502'10.65312.814152.705
243001146アップスタート MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
阿部 翼
YH702'11.08213.243152.204
253001266triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 VANTAGE
松田 秀士
吉本 大樹
YH222'11.49313.654151.728
263001386JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
山西 康司
関口 雄飛
YH242'12.10414.265151.026
273001487JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
坂本 祐也
YH22'12.52614.687150.546
2830015365365 サンダーアジア MT900M
MOSLER MT900M
メルビン・チュー
ティム・サグダン
YH2'13.05115.212149.952
2930016666BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER 986
山下 潤一郎
Takamori.com
YH2'13.64515.806149.285
3030017360石松 Kosei RUNNUP PORSCHE
PORSCHE 911GT3RS MY2004
田中 篤
松永 まさひろ
HK2'14.63016.791148.193
---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: GT500 2'06.187 / GT300 2'18.828)----
-300-2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
濱口 弘
YH30no time--
-300-27NAC 衛生コム LMP Ferrari
FERRARI F430GTC
山岸 大
小泉 洋史
YH10no time--

SUPER GT

SGT:第4戦セパン公式練習結果

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2010/06/19) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500112カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS261'58.763-167.992
250026ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS641'59.004 0.241167.652
3500338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS501'59.556 0.793166.877
4500423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI61'59.632 0.869166.771
550058ARTA HSV-010
HONDA HSV-010
ラルフ・ファーマン
井出 有冶
BS101'59.720 0.957166.649
6500635MJ KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS541'59.940 1.177166.343
7500718ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS481'59.944 1.181166.338
85008100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'59.965 1.202166.309
9500924HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
安田 裕信
YH462'00.171 1.408166.023
105001032EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL62'00.228 1.465165.945
115001139DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手 晃平
DL142'00.465 1.702165.618
12500121PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS682'00.479 1.716165.599
135001317KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010
金石 年弘
塚越 広大
BS282'00.853 2.090165.087
14300166triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 VANTAGE
松田 秀士
吉本 大樹
YH222'10.71411.951152.632
1530027M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH402'10.75611.993152.583
1630033HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH462'10.79812.035152.534
17300486JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
山西 康司
関口 雄飛
YH242'11.07712.314152.210
1830052 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
濱口 弘
YH302'11.20812.445152.058
19300619ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH382'11.39312.630151.844
20300711JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
DL182'11.45112.688151.777
21300843ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI402'11.53212.769151.683
22300974COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI502'11.89113.128151.270
23300105マッハGOGOGO車検408R
VEMAC RD408R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH162'11.89613.133151.265
243001146アップスタート MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
阿部 翼
YH702'12.14013.377150.985
2530012*33HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山 正美
HK162'12.23313.470150.879
263001331エヴァンゲリオンRT初号機aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
松浦 孝亮
YH162'12.43413.671150.650
273001427NAC 衛生コム LMP Ferrari
FERRARI F430GTC
山岸 大
小泉 洋史
YH102'12.71313.950150.333
2830015365365 サンダーアジア MT900M
MOSLER MT900M
メルビン・チュー
ティム・サグダン
YH2'13.07114.308149.929
293001687JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
坂本 祐也
YH22'13.76114.998149.156
303001788リール ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
余郷 敦
細川 慎弥
YH2'14.60815.845148.217
3130018360石松 Kosei RUNNUP PORSCHE
PORSCHE 911GT3RS MY2004
田中 篤
松永 まさひろ
HK2'15.24216.479147.522
3230019666BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER 986
山下 潤一郎
Takamori.com
YH2'15.38216.619147.370
  • CarNo.33 は、ピットレーン通過速度違反。

SUPER GT

SGT:第4戦セパン公式予選 星野一義率いるカルソニックの松田が初ポール!(GTA)

 AUTOBACS SUPER GT第4戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の予選が、6月19日マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(1周5.543km)で行われた。カルソニックIMPUL GT-Rの松田次生がポールポジションを獲得。カルソニックIMPUL GT-Rの松田次生/ロニー・クインタレッリ組は、20日の決勝レースを最前列からスタートする。

 マレーシア、セパンサーキットでのSUPER GTは今回で10回目。その区切りの大会のスーパーラップ(予選1回目上位8台による1台ずつのタイムトライアル)では、最後から2番手に出走したカルソニックIMPUL GT-Rの松田次生が1分57秒409という暫定トップタイムをマーク。予選1回目トップで、スーパーラップでは最後にアタックしたENEOS SC430の伊藤大輔は、松田のタイム を更新できず、松田のSUPER GT初ポールポジションが確定した。
 松田は、予選1回目にはトップのENEOS伊藤にわずか0.137秒届かなかったが、スーパーラップでは、ほとんどミスのない、すばらしい走りで逆転した。
 日産GT-Rのポールポジションは今年初。TEAM IMPULとしては、2007年の最終戦富士以来となる。

 GT300クラスは、JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430の田中哲也が、2分9秒167を記録し、予選クラス1位となった。

■ポールポジション選手コメント

No.12 カルソニックIMPUL GT-R [GT500]
松田次生「GTレースには長く出ていますが、最初の頃はアタックのチャンスが無く、その後も2位、3位は取ったのですが(ポールはなかった)。今回のポールポジションで自信がつきました。冬にセパンに来てタイヤテストができたことが、大きかったです。今回エンジンを替えたのですが、それもパフォーマンスが良かった。今季、GT-Rは3.4リッターエンジンに替えて苦労してきましたが、日産、ニスモの皆さんにも感謝します。決勝は、ロニー選手も速いので、ふたりで力を合わせて、絶対勝つつもりでいきます」

ロニー・クインタレッリ「次生選手の走りはすばらしかったです。最終セクションですごく良いタイムを出したので、6号車(ENEOS SC430)は届かないと確信しました。決勝レースもロングランのペースがいいです。HSV-010 GT勢はタイヤ2輪の交換でピットタイムを短縮する作戦をやって来そうなので、ピットのことも考えていきたい。(勝つ)自信はあります」

No.11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 [GT300]
田中哲也「今シーズンは新車になり、タイヤメーカーも変わったこともあり、ここまで苦労しました。第3戦富士で良いタイヤが見つかり、この第4戦セパンは(ポールポジションに)いけると思っていました。スーパーラップのアタックも1回ミスしましたが、基本的にはうまくいきました。ポールを獲りましたから、スタートからプッシュしてリードを作り、後半もプッシュして、優勝したいですね」

平中克幸「ここまで3戦は思うようにいきませんでしたが、前戦で良いタイヤが見つかり、このレースは楽しみでした。決勝レースはがんばるだけ。自分の仕事きっちりとして勝つだけです」

Text:GTアソシエイション

Formula Challenge Japan

FCJ:第4戦富士スピードウェイ 決勝レポート (JRP)

 2010 フォーミュラチャレンジ・ジャパン第4 戦の決勝は6 月13 日10 時55 分より21 周で行われた。 この日の日本列島は西から天気が崩れ始めており、当初雨が心配されたが、幸い終始ドライコンディションの下、 随所でオーバーテイクシーンが展開される非常に見所の多いレースとなった。

fjc_r04_r_image01.JPG

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 スタートでトップに立ったのはポールポジションの#1 中山雄一。続いて2 番手スタートの#20 松井孝允、3 番手スタートの#15 白石勇樹が2 位を争い ながら1 コーナーへ。一旦は前に出た白石だったが、1 コーナー進入で大きく膨らん でしまい、松井に抜き返されてしまう。4 番手は#4 平川亮だ。

 ところがその後方集団でアクシデントが発生。1コーナーで行き場を失ってアウトに膨らんだ#11立石燎汰がコースに戻ろうとして コントロールを失い、#18 中村真志の車体後方に衝突、中村の車両がパーツを落とし ながらコース上に停止したため、2 周目から3 周に渡ってセーフティーカーが導入された。

 立石はなんとかピットまでは戻ってきたが、そのままクルマを降りることになった。この件に関し、競技団はレース後立石に1 分加算のペナルティを課した。

 レースは5 周目から再開。 トップの中山はポジションキープで1 コーナーをクリア。2 位松井、3 位白石、4 位 平川、5 位#12 高星明誠、#10 勝田貴元とここまではグリッド順だ。 しかし6 周目の1 コーナーで平川のアウト側に並びかけた高星がスピンオフ、最後尾まで順位を落とした。

 これで5 位に繰り上がった勝田は10 周目に平川を抜いて4 位に浮上。抜かれた平川 も粘り強く勝田を追う。 勝田は何度も並びかけてくる平川をブロックラインで防ぎつつ、白石との間合いを詰めに掛かる。

 1 コーナーで白石を捉えるのは難しいと感じた勝田は狙いをダンロップコーナーに 定め、14 周目に思い切ってインに飛び込み、白石を攻め落とした。 平川もそれに続いて白石を抜きにかかり、再び4 位に。 その後方でも#13 朱戴維、#14 大谷飛雄、#19 元嶋佑弥、#7 平峰一貴らが激しいドッグファイトを展開、次々に朱 を攻略して順位を上げていき、最後は白石までを抜き去って、それぞれ5 位、6 位、7 位でフィニッシュした。

 一方トップを快走する中山は、リスタート直後からファステストラップを連発する1 分43 秒台のハイペースで後 続を突き放しに掛かり、6 周終わりで1.7 秒、7 周終わりで2.5 秒のギャップを松井との間に築き上げていく。その 差は9 周終わりで4 秒、11 周終わりには5 秒を越えた。

 2 位を走行する松井も中山には及ばないものの、徐々に3 位集団とのギャップを広げていき、終盤は単独走行の状 態になった。 結局、中山は2 位以下に10 秒5 もの大差をつけて21 周を走破し、開幕以来の連勝記録を4に伸ばした。 2 位は松井。3 位には勝田。今年フォーミュラデビューの勝田にとってこれが初の表彰台となった。

 因みに彼のお父さんはトップラリーストの勝田範彦氏。今週行われていた全日本選手権「久万高原ラリー」で優勝 したとのことで、偶然にも今日は親子で表彰台という勝田家にとっては最高の一日となった。

 次戦第5 戦、第6 戦の舞台は今回と同じ富士スピードウェイ。7 月17 日、18 日開催だ。

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優勝:中山雄一
「4連勝できたことに満足しています。前日はスタートでミスしましたが、良いイメージを作ることができ、今日のスタートは完璧に決められました。トップでセーフティーカーランをやるのは初めてでしたが再スタートもうまくいきました。その後は昨日より路面が良くなってる分、限界まで攻めることができました。次も同じ富士ですが、他のドライバーも段々慣れてくるはずなので、気を抜かずに集中して走り、また連勝したいですね」
2位:松井孝允
「スタートは自分のミスでした。セーフティーカーの後も前に出れなかった。これが勝てなかった原因です。その後は速いラップを歩安定して刻むことができたので、それは良かったと思います。でもブレーキングなど改善すべき点が未だあるので、それを直して、次こそは勝ちたいです」
3位:勝田貴元(東京中日スポーツ賞受賞)
「表彰台に上がることができてほっとしています。昨日は自分のミスもあって、あと一歩3 位に届きませんでしたから、今日はなんとしても表彰台に上がろうと思って走っていました。メカニックの方やトヨタの方にアドバイスを貰ったのが励みになりました。でもここで満足せず、今後も攻めていくことができれば、もっと上のポジションにいけると思うので、トレーニングを続け、クルマの構造ももっと理解していきます」
Text & Photo: Japan Race Promotion

Formula Challenge Japan

FCJ:第3,4戦Rd.3/4 富士スピードウェイ 公式予選レポート (JRP)

 2010 フォーミュラチャレンジ・ジャパン第3 戦、第4 戦の公式予選は6 月12 日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。

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 8時より第3 戦の公式予選が15分間で行われた。 セッションが進むにつれて空は徐々に明るくなり、終始路面コンディションはドライだった。

 序盤トップに立ったのは先月ツインリンクもてぎで行われた第1 戦、第2 戦を共にポール・トゥ・ウィンで 飾った#1中山雄一。

 昨日のフリー走行でもトップタイムを記録していた中山は1 分45 秒台から走り 出すと、2 周目のアタックで早くも1 分43 秒793 をマーク、その後も快調に周 回を重ねて1 分43 秒132 と昨日までのフリー走行での自己ベストタイムを上回り、2 位#7 平峰一貴を0.4 秒引き離してポールポジションを獲得した。

 2 番手平峰に続いて3 番手には#20 松井孝允がつけ、ここまでは開幕戦、第2 戦 で表彰台に上がった3 人がここ富士でもトップ3 を占めた。

4  番手は昨年まで全日本カート選手権KF2 クラスを戦っていた16 歳のルーキー #4 平川亮。平川は昨日までの専有走行でも総合2 番手のタイムを叩き出し、大器の片鱗を覗かせている。

 5 番手には2 年目の#17 石井一也がつけた。

 第3 戦の予選終了後、10 分間のインターバルの後、第4 戦の公式予選が開始さ れたが、ここでも 中山の勢いは衰えず、最初のアタックでいきなり1 分43 秒722 を叩き出すと、 その後も快調に1 分43 秒577、1 分43 秒315 とタイムを縮め、最後は1 分43 秒 226 を記録して開幕以来4 戦連続のポールポジションを獲得した。

 2 番手以下は#7 平峰、#12 高星明誠、#20 松井と目まぐるしく入れ替わる展開と なり、最終的には#20松井がフロントローを確保したが、松井に続く3 番手には 終盤徐々に順位を上げてきた#15 白石勇樹がつけることに。

 白石もまた今年初めてFCJ に参戦したドライバーだ。昨年はスーパーFJ 鈴鹿シ リーズで2 位につけている。

 4 番手にはまたも#4 平川がつけて好調ぶりをアピールした。

 5 番手もまた昨年まで全日本カート選手権KF1クラスを戦っていた17 歳のルー キー高星がつけた。

 第3 戦決勝はこのあと12 時5 分より15 周で、第4 戦決勝は明日10 時55 分より21 周で行われる。

Text & Photo: Japan Race Promotion

Formula Challenge Japan

FCJ:第4戦富士決勝結果

THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2010/06/13) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 4 富士スピードウェイ 4.563 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
11中山 雄一CITYKART FCJ2139'26.397
220松井 孝允NDDPリールレーシングFCJ2110.544
310勝田 貴元Luck2114.302
44平川 亮Clarion FCJ2115.527
514大谷 飛雄ビルドモア FC1062116.336
619元嶋 佑弥HFDP/SRS スカラシップ2121.305
77平峰 一貴HFDP/SRS スカラシップ2122.260
815白石 勇樹やぐら動物病院2123.370
917石井 一也TAKAGI PLANNING2123.487
1013朱 戴維NDDP FCJ2127.319
112野尻 智紀HFDP/SRS-F/ARTA2128.967
1221近藤 翼NDDP Maruso FCJ2132.627
1316仁木 圭之DunlopNaokiスタート2133.008
1412高星 明誠NDDP FCJ2133.976
153朱 胡安Dragon Knight2135.292
169松崎 俊祐K office FCJ2135.909
176加賀美 綾佑TMCFCJ2138.877
185小河 諒HOP competition2139.302
198山浦 啓ウィンズガレージ2144.065
-------- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 --------
-*11立石 燎汰MediaDo120 Laps
-18中村 真志HFDP/SRS スカラシップ021 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 中山 雄一(CITYKART FCJ) 1'43.708 (9/21) 158.395km/h
  • CarNo.11は、2010年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条4.(1)により、競技結果に1分加算のペナルティを科した。

Formula Challenge Japan

FCJ:第4戦富士公式予選結果

THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2010/06/12) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Formula Challenge Japan Round 4 富士スピードウェイ 4.563 km

PosNoDriverCarTimeDelayGapkm/h
11中山 雄一CITYKART FCJ1'43.226--159.13
220松井 孝允NDDPリールレーシングFCJ1'43.5310.3050.305158.67
315白石 勇樹やぐら動物病院1'43.5580.3320.027158.62
44平川 亮Clarion FCJ1'43.6180.3920.060158.53
512高星 明誠NDDP FCJ1'43.7260.5000.108158.37
610勝田 貴元Luck1'43.7710.5450.045158.30
714大谷 飛雄ビルドモア FC1061'43.8230.5970.052158.22
819元嶋 佑弥HFDP/SRS スカラシップ1'43.8400.6140.017158.19
918中村 真志HFDP/SRS スカラシップ1'43.8490.6230.009158.18
107平峰 一貴HFDP/SRS スカラシップ1'43.8910.6650.042158.12
1111立石 燎汰MediaDo1'43.9240.6980.033158.07
1213朱 戴維NDDP FCJ1'43.9430.7170.019158.04
1317石井 一也TAKAGI PLANNING1'43.9880.7620.045157.97
1421近藤 翼NDDP Maruso FCJ1'44.0560.8300.068157.86
152野尻 智紀HFDP/SRS-F/ARTA1'44.1600.9340.104157.71
1616仁木 圭之DunlopNaokiスタート1'44.1780.9520.018157.68
179松崎 俊祐K office FCJ1'44.5151.2890.337157.17
183朱 胡安Dragon Knight1'44.5301.3040.015157.15
198山浦 啓ウィンズガレージ1'44.6571.4310.127156.96
206加賀美 綾佑TMCFCJ1'44.6761.4500.019156.93
215小河 諒HOP competition1'45.4172.1910.741155.83
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'53.78210.5568.365144.37

スーパー耐久

S耐:第4戦富士 カスタマー向けのNISSAN GT-R(レース仕様車)がスーパー耐久シリーズ第4戦にテスト参戦 (NISMO)

st_r04_gt-r_rc  ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(本社:東京都品川区南大井 社長:宮谷正一 以下、ニスモ)は、カスタマープログラム用に開発を進めているR35型NISSAN GT-Rでスーパー耐久シリーズ(ST-1クラス)にテスト参戦する。

 ニスモが出場するのは、6月26日、27日に富士スピードウェイで開催されるスーパー耐久シリーズ2010 第4戦スーパーTEC。

 今回のテスト参戦を通じ、実戦の中で車両の玉成をはかり、カスタマーへ提供される車両にフィードバックを行っていく。

■チーム体制
エントラントNISMO
チーム名NISMO
車両名NISSAN NISMO GT-R RC
カーナンバー23
監督熊谷 太郎
ドライバー影山 正美、田中 哲也、星野 一樹
タイヤ銘柄ヨコハマタイヤ

◆リリースはこちらからもご覧いただけます。
http://www.nismo.co.jp/news_list/2010/motorsports_news/10003.html

Text & Illustration: NISMO

スーパー耐久

S耐:第4戦富士 ドリームエンジェル、富士に登場。サポーターも募集 (DREAM ANGELS)

ドリームエンジェル・サポーター募集!

 2010年度のドリームエンジェルレーシングは6月に開催される富士スピードウェイのスーパー耐久シリーズに参戦します。ドライバーは2009年菅生ラウンドで組んだ佐藤久実選手と再度コンビを組み、最強女性コンビで戦います。

 そこで、富士スピードウェイのレースを応援していただけるドリームエンジェルレーシングサポーターを広く募集いたします。募集内容は一口5000円からの個人サポーターと一口10万円からの企業サポーターの2種類となります。

 個人サポーターにはドリームエンジェルのシンボルでもある白のサクラステッカーに応援メッセージを記入していただき、レーシングマシンに添付します。企業サポーターについては、サポート金額に応じて企業ロゴをマシン、サポートカー、ピット内装飾物に貼らせていただきます。

 詳細はドリームエンジェルレーシングのオフィシャルホームページ上でも掲載をさせていただきます。

個人サポートの金額について(詳細はオフィシャルページにてご案内中)
  • 5千円:クリアファイルとポストカード
  • 1万円:オリジナルTシャツとポストカード
  • 3万円:オリジナルグラスとポストカードパネルプレゼント
  • 金額に応じオリジナルグッズをお送りします
企業サポートの金額について
  • 一口10万円~
  • 5×30のステッカー添付
  • 金額に応じて、ステッカーサイズは変わります

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現在行っているドリームエンジェルレーシングの活動とは・・
  • 女性ドライバー&スタッフでレースを戦うことで多くの女性に元気をプレゼント中・・
  • 乳がん撲滅運動を行っているNPO法人J-POSHの活動に協力し、サーキットでのピンクリボンの啓発活動
  • アラフォー世代にいつまでもキレイでかっこよく生活してもらえるように、ビューティーグッズのプレゼント

ドリームエンジェルレーシング オギ姉(荻原なお子)
オフィシャルサイト:www.Dreamangels.Jp
メールアドレス:dreamangels@lion.ocn.jp FAX : 03-3922-7887

Japanese F3

JF3:第3,4戦もてぎ TDPドライバー 国本雄資がもてぎも両レースを制し開幕4連勝 (TOYOTA)

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もてぎの2戦をポール・トゥ・ウィンで完全制覇した国本雄資

 全日本F3選手権の第2大会(第3戦、第4戦)が5月22日(土)と23日 (日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 22日(土)好天に恵まれ、夏を思わせる暑さの中で午前11時50分より予選が行われ、前大会鈴鹿で2連勝を飾っているTDPドライバー 国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)が第3戦、第4戦共にポールポジションを獲得。第3戦は3番手に嵯峨宏紀(DENSO Team Le Beausset)、5番手にラファエル・スズキ(PETRONAS TEAM TOM'S)がつけ、第4戦はスズキが3番手、嵯峨が4番手となった。

 Nクラスでは、TDPドライバーの蒲生尚弥(TOM'S SPIRIT)が第3戦で初のポールポジションを獲得。第4戦は小林崇志(HFDP RACING)が今季3度目のポールポジション。蒲生はミスでタイムが伸びず、5番手となった。

 FCJ第1戦とフォーミュラ・ニッポンの予選を挟み、午後4時から第3戦決勝レース(14周)がスタート。ポールポジションの国本はトップの座を守って序盤戦へ。後方では、4番手スタートの関口雄飛(ThreeBond Racing)が一気に2位へとジャンプアップ。3番手スタートの嵯峨はもう一台にかわされ、4位へと後退。

 首位を逃げる国本は関口を引き離すまでには至らず、2台による首位攻防戦が展開。しかし、国本は隙を与えず、そのままトップでチェッカー。開幕2戦に続き、3連勝を飾った。嵯峨は終盤スズキに詰め寄られるがこちらも順位は変わらず、嵯峨4位、スズキ5位でフィニッシュ。

 Nクラスでは、ポールポジションの蒲生がスタートを失敗。3番手スタートの千代勝正(DENSO Team Le Beausset)がトップを奪取。蒲生は1周目の第3、4コーナーで他車に接触されてスピン。そのままリタイアとなった。千代はトップの座を守りきり、嬉しい今季初勝利を挙げた。

 23日(日)は曇天ながらドライコンディションの下、午前10時半に第4戦の決勝レース(20周)がスタート。追い越しの難しいもてぎでは、スタートが特に重要となるが、そのプレッシャーの中でも、国本は2戦続けて好スタートを切りトップをキープ。一方4番手スタートの嵯峨は1コーナーでコースオフ。大きく順位を落としてしまった。

 国本が後続との差を徐々に広げていく中、スズキと関口が3位争いを展開。しかし、スズキは関口を追い抜くまでには至らず、4位でチェッカー。国本は危なげなく、最後は2位に4秒もの差をつけて開幕4連勝を飾った。第3戦、第4戦共に一度も首位の座を譲ることのないポール・トゥ・ウィン、ファステストラップも記録する、完全勝利を果たした。

 Nクラスでは、ポールポジションの小林が首位を逃げる中、5番手グリッドの蒲生がスタートで3位に浮上、第5コーナーでもう一台パスし、2位へ上がると、首位を行く小林を追った。しかし、2台の差は詰まらず、その順位でチェッカー。小林が今季3勝目を挙げた。蒲生は自己最高位を更新する2位表彰台を獲得した。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ決勝記者会見 各クラス上位3名のコメント

■Cクラス

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優勝 国本雄資(トムス)
 「ポールからのスタートも決まり、後ろを突き放して優勝することができました。プッシュしすぎてタイムが落ちたこともありましたが、雨の影響はなかったですね。予選の一発の速さもレースラップもまだまだ満足していません」
決勝2位 アレキサンドラ・インペラトーリ(戸田)
 「今日はスタートもスムーズに決まり、レースタイムも安定していていいレースができました。トップとの差も大きくなく、いままでより近づけました。後半は良くなりましたが、前半はタイムが上がりませんでした。今後細かいところを改善していかないといけませんね」
決勝3位 関口雄飛(スリーボンド)
 「もてぎは予選が重要で70%~80%は予選で決まってしまいます。昨日が4位、今日が5位スタートだったのでそれがすべてです。精いっぱい頑張りましたが、勝つのは難しかったですね。序盤しか抜けないと思ってプッシュしたので後半はペースが上がりませんでした」
■Nクラス

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優勝 小林崇志(HFDP)
  「スタートはストール気味でしたが、5号車がストールしてたので千代選手に抜かれることはありませんでした。ペースも良くていいレースができたと思います。後ろと思ったほど差がなかったのでしんどいレースでしたが、抜かれることはないと思っていました」
決勝2位 蒲生尚弥(トムススピリット)
  「昨日は接触でレースができませんでした。スタートを決めればペースはいいのでいけると思っていました。スタートでストールしているクルマがありましたが、ぼくの前は空いていました。後半はタイヤがたれてペースが上がりませんでした」
決勝3位 佐藤公哉(ノバ)
 「昨日のアクシデントで走れてないので、データがありませんでした。前の2台より0.2秒ほど遅いので前には置いていかれるし、後ろは離れていたのでレースは楽でした。次のレースに向かって課題は多いですね」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第4戦決勝 国本開幕4連勝!! Nクラスは小林が今季3勝目

全日本F3選手権第4戦決勝は5月23日ツインリンクもてぎで行われ、#1国本雄資(PETRONAS TOM'S F308)が昨日に続いてポール・トゥ・フィニッシュを達成。開幕戦からの連勝記録を4に伸ばした。
Nクラスはポールの#8小林崇志(HFDP RACING F307)が今季3勝目を獲得した。

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第4戦決勝は午前10時30分スタート。
ポールの国本が勢いよく飛び出してホールショットを決める。その後方では4番手スタートの#62嵯峨宏紀が1コーナーでコースアウト、大きく後退してしまう。
これで4位に繰り上がった#12関口雄飛は3周目の1コーナーで#36ラファエル・スズキを攻略、3位に浮上してきた。
関口は2位#2アレキサンドレ・インペラトーリとの間隔を縮めに掛かるが、オーバーテイクに持ち込むには至らず、両者膠着状態のまま周回を重ねていく。

この間に国本は2位以下との差を徐々に広げていき、最後はインペラトーリに4秒1もの差をつけてチェッカーを受け、鈴鹿での開幕戦からの連勝記録を4に伸ばした。
3位の関口は終盤ペースが落ち、一旦は抜いたスズキの追撃を受ける格好となったが何とか凌ぎきって昨日に続いての表彰台を得た。

Nクラスはポールの小林が序盤から逃げ、2番手には昨日ゼロ周リタイヤに終わった#37蒲生尚弥がつける。その後方は混戦状態で始まったが徐々に#23佐藤公哉が集団を抜け出し、単独3位の状態に持ち込む。

その後方は#7三浦和樹、#20ギャリー・トンプソン、#18銘苅翼の接近した4位争いが続き、そこへスタート失敗で順位を落としていたCクラスの#5吉田広樹が追いつき、この結果3周目の90度コーナーで三浦のインに飛び込んだ吉田が接触、更に後方では#22佐々木大樹もヘアピンで飛び出すなど、荒れた展開となった。
これにより吉田に対しては10秒ストップのペナルティが課せられた。

銘苅の後方には第3戦優勝の#63千代勝正が迫り、10周目で前に出た。
銘苅は終盤#19黒田吉隆にも抜かれ、7位でレースを終えた。

トップの小林は最後まで安定した走りで2位以下に付け入る隙を与えず、最後は蒲生に2.5秒の差をつけて今季3勝目をものにした。

次回は富士スピードウェイ、6月12-13日決勝だ

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2010/05/22) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 4 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
11C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2035'43.959
22Cアレキサンドラ・インベラトーリTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C204.161
312C関口 雄飛ThreeBondDALLARA F308SR20VE209.395
436Cラファエル・スズキPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2010.059
58N小林 崇志HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2041.540
637N蒲生 尚弥TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE2044.004
762C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE2045.469
823N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE2055.334
920Nギャリー・トンプソンACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3053S-GE201'00.130
1063N千代 勝正BPダイシン ルボーセF305DALLARA F3053S-GE201'01.324
1119N黒田 吉隆ACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE201'10.915
1218N銘苅 翼AIM-SPORTS F307DALLARA F3073S-GE201'19.959
1321N大波 肇ACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3053S-GE201'30.642
14*5C吉田 広樹MJハナシマレーシングF308DALLARA F3081AZ-FE191 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ----
-7N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE119 Laps
-77N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE416 Laps
-22N佐々木 大樹NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE218 Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo.1 国本雄資(トムス) 1'46.460 (8/20) 162.36km/h
  • CarNo.5は、2010年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第28条12. 1)違反(危険なドライブ行為)により、ペナルティストップ10秒およびペナルティポイント1点を課す。

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ公式予選 国本が連続ポールを獲得。Nクラスは鈴鹿2連勝の小林

全日本F3選手権第4戦の公式予選でもまた#1国本雄資(PETRONAS TOM'S F308)は速さをみせ、連続ポールを達成した。

第3戦の予選終了から10分間のインターバルを経て、第4戦の公式予選が同じく15分間で行われた。
ここでも各ドライバーは開始3分からコースインを始め、タイムアタックに取り掛かる。

国本の好調ぶりは第4戦においても変わらず、最初のアタックからトップに立つとそのままペースを上げ、最後は1分45秒701までタイムを縮めて2連続、今季通算3回目のポールポジションを獲得した。
2位はここでも#2アレキサンドラ・インペラトーリ(TODA FIGHTEX)、3位には国本のチームメイト、#36ラファエル・スズキが入った。

Nクラスは鈴鹿2連勝の#8小林崇志(HFDP RACING)がトップ。2位に#63千代勝正(BPダイシン ルボーセF305)、3位には#23佐藤公哉(NDDP EBBRO)が入った。

第4戦決勝は明日の午前10時30分より、20周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2010/05/22) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2010 All Japan F3 Championship Round 4 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
11C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'45.701--163.53
22Cアレキサンドラ・インベラトーリTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C1'46.4320.7310.731162.40
336Cラファエル・スズキPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'46.5110.8100.079162.28
462C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1'46.8041.1030.293161.84
512C関口 雄飛ThreeBondDALLARA F308SR20VE1'46.8761.1750.072161.73
65C吉田 広樹MJハナシマレーシングF308DALLARA F3081AZ-FE1'47.8172.1160.941160.32
78N小林 崇志HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'47.9102.2090.093160.18
863N千代 勝正BPダイシン ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'48.0762.3750.166159.93
923N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'48.2492.5480.173159.68
107N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'48.2552.5540.006159.67
1137N蒲生 尚弥TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1'48.3692.6680.114159.50
1218N銘苅 翼AIM-SPORTS F307DALLARA F3073S-GE1'48.5872.8860.218159.18
1320Nギャリー・トンプソンACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3053S-GE1'48.6702.9690.083159.06
1422N佐々木 大樹NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'48.9423.2410.272158.66
1519N黒田 吉隆ACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'49.7234.0220.781157.53
1621N大波 肇ACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3053S-GE1'50.0074.3060.284157.13
1777N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE1'50.9315.2300.924155.82
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'56.83611.1355.905147.94

Formula Nippon

FN:第4戦富士 L.デュバル選手がポール・トゥ・ウインで今季2勝目を飾る (HONDA)

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R.ライアン選手も3位表彰台獲得
  • 2009年6月28日(日)決勝
  • 会場:富士スピードウェイ(4.563km)
  • 天候:予選/晴れ 決勝/雨
  • 気温:18℃(14:30時点)
  • 路面温度:23℃(14:30時点)
  • 決勝レース:55周(250.965km)
  • コースコンディション:決勝/ウエット
  • 観客:1万3900人(主催者発表)

 6月28日(日)、静岡県・富士スピードウェイにおいて2009年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦の決勝レースが開催された。今シーズン、富士で開幕したフォーミュラ・ニッポンは、第2戦鈴鹿、第3戦もてぎと一巡し、再び富士に戻り中盤戦を迎えた。

 27日(土)に行われたノックアウト方式による公式予選は、暑さによる厳しい条件の中で開始された。第1セッションにおいてHonda勢は、前戦のもてぎでポールポジションを獲得した#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が1分26秒139のトップタイムをマーク。2番手には、#31 ロイック・デュバル選手(NAKAJIMA RACING)が続き、今大会においてもNAKAJIMA RACINGは他チームに一歩差をつけた走りを見せた。前戦のもてぎで優勝争いを繰り広げたルーキーの#10 塚越広大選手(HFDP RACING)は5番手。#40 リチャード・ライアン選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は8番手に続いた。

 第2セッションにおいても、NAKAJIMA RACINGによる激しいトップ争いは変わらず、小暮選手が1分26秒049でトップを維持し、L.デュバル選手がわずか0秒080差の2番手と続く。塚越選手は6番手で第3セッションへと駒を進めた。

 決勝グリッドを決める第3セッションでは、L.デュバル選手がこの日ファステストタイムとなる1分25秒626を叩き出し、フォーミュラ・ニッポン参戦初となるポールポジションを獲得。塚越選手は5番手。小暮選手は6番手となった。

 28日(日)に行われた決勝レースは、前日の予選、午前中のフリー走行までとは打って変わって雨天となり、完全にウエットコンディションとなった路面を考慮して、セーフティカーの先導によるスタートとなった。14時30分にグリッドを離れた13台のマシンは、3周のセーフティカー先導後にレースをスタートした。

 事実上のオープニングラップとなった4周目、L.デュバル選手はトップのポジションを堅守。塚越選手は順位をひとつ上げて4番手、小暮選手が6番手、R.ライアン選手が9番手、#41伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が13番手と続く。

 雨脚はそれほど強くないものの、路面が完全にウエットコンディションのために、各ドライバーは前を走るマシンの水しぶきで前が見えない状況でハイスピードバトルを繰り広げた。悪条件のため、マシントラブルを起こしリタイアするマシンも現れる中、17周目には、R.ライアン選手が8番手、19周目には伊沢選手も10番手にポジションを上げた。

 30周を終えて、トップのL.デュバル選手は2位に24秒761までアドバンテージを広げて快調な走りをみせる。しかし、33周目の100Rコーナーで10位を走行していた伊沢選手がスピンし、コース上でマシンをストップさせたため、セーフティカーが導入されることとなった。そのためL.デュバル選手のアドバンテージは無くなってしまったが、燃料補給のピットインを敢行。39周目にトップのポジションのままでリスタートが切られた。

 L.デュバル選手は、リスタート後も安定した走りをみせ、45周目には1分40秒822のファステストラップを記録し、2位との差も13秒以上に広げた。セーフティカー導入時に多くのマシンがピットインする中、ノンストップ作戦を選択したR.ライアン選手は、リスタート後に3番手までポジションを上げた。

 55周にわたり、ウエットコンディションで繰り広げられた富士ラウンドは、L.デュバル選手が2位に40秒560の大差をつけて今シーズン2勝目を、自身初となるポール・トゥ・ウインで飾った。R.ライアン選手は3位のポジションを守ってチェッカーフラッグを受け、今シーズン初表彰台を獲得した。塚越選手と小暮選手は6、7位で入賞を果たした。

 この結果、L.デュバル選手は、シリーズポイント争いでトップと1ポイント差にまで迫り、初のシリーズチャンピオンに向けて後半戦に挑むこととなった。

コメント
坂井典次(Tenji Sakai)|HR09E開発責任者
 「おかげさまでHR09Eが3連勝することができました。天気の悪い中にもかかわらず、ご声援いただきありがとうございました。開幕戦の富士では優勝できなかったので、是非とも勝ちたいと思っていました。今回、ロイック・デュバル選手が優勝してくれて大変うれしく思っています。予選、決勝で路面コンディションが大きく変化しても、NAKAJIMA RACINGは終始安定したパフォーマンスを発揮してくれたと思います。次戦の鈴鹿から後半戦に向けて、バージョンアップしたエンジンを投入します。これからも、エンジンのパフォーマンスもさらに高めていきますので、是非とも鈴鹿で応援をお願いします」
ロイック・デュバル選手(優勝 #31 NAKAJIMA RACING)
 「このような難しいレースに勝つことができて、とても満足しています。ポールポジションを取った予選がドライコンディションだったのに対し、決勝はスタート時点からコースの各ポイントによって路面状況が異なる難しいレースとなりました。また、途中でセーフティカーが入り、レースを組み立て直すのも非常に大変でした。今までチームがやってきたことを発揮できれば、必ずいい結果につながると信じていたので、それが証明されてうれしく思っています。また、いいマシンを与えてくれたチームにとても感謝しています」
リチャード・ライアン選手(3位 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「久しぶりの表彰台をうれしく思っています。コンディションが難しいことは分かっていたので、ミスをしないことを第一に考えてレースに挑みました。また、自分たちのマシンが燃費に優れていることは今までのレースから分かっていたので、最初からノンストップ作戦を決めていました。チームの戦略がうまくいったことに非常に感謝しています。今回は視界が悪かったけれど、無線の状態がよく、チームがすごく近くにいるように感じられたのもいい結果につながったのだと思います」
Text & Photo: HONDA

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FN:第4戦富士 ルーキーの大嶋和也が2位初表彰台獲得 (TOYOTA)

  • コース:富士スピードウェイ(4.563km)
  • 予選:6月27日(土)晴:ドライ
  • 決勝:6月28日(日)雨:ウェット
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雨の富士でノーピット作戦を採り、
見事2位フィニッシュを果たした大嶋和也(#37)

 フォーミュラ・ニッポンの第4戦が6月27日(土)、28日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。

 梅雨の真っ只中の開催となったが、フリー走行と予選が行われた27日(土)は好天に恵まれ、全セッションドライコンディションで行われた。

 午後1時45分からノックアウト方式で予選開始。午前中のフリー走行から好調なTDPドライバーの石浦宏明(Team LeMans)、平手晃平(ahead TEAM IMPUL)がトヨタエンジン勢を引っ張る形となり、石浦が自己最高位となる最前列2番手グリッドを獲得。平手3番手、松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)が4番手。4列目にはルーキーのTDPドライバー大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S)とチームメイトのアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が7、8番手で並んだ。

 一方で、第3戦を終えてランキング首位につけているブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)は2戦連続のQ2敗退、11番手スタートとなった。

 28日(日)は、前日までは曇りか晴れと予想されていたが、昼前から雨が降り始め、フォーミュラ・ニッポンの決勝レーススタート前にはコースは完全ウェット。ウェット宣言が出され、セーフティカーが先導する形で午後2時半に決勝レース(55周)のスタートが切られた。

 3周を終えたあと、セーフティカーがコースを離れ、本格戦がスタート。2番手の石浦はオーバーテイクシステムを使用し、首位奪取を狙ったが叶わず、2位石浦、3位平手の順位は変わらないまま序盤戦が進んでいった。

 後方では、雨を得意とするロッテラーと、11番手スタートと出遅れたトレルイエが激しい追い上げでポジションアップ。しかし、トレルイエは 15周目に突然のマシントラブルでスローダウン。チームメイトの松田も序盤4番手を争っていたが、やはりトラブルに見舞われリタイア。LAWSON TEAM IMPULはレース序盤にして2台共にレースを終えることとなってしまった。

 レースは34周目に、スピンした車両がコース上に止まってしまったため、セーフティカー導入となり、このタイミングでほとんどの車両が給油のためにピットイン。しかし、大嶋とリチャード・ライアン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がピットに入らず、首位のロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)に次ぐ2位、3位に浮上。これに石浦、平手が続く形で再スタートとなった。

 2位に浮上した大嶋はノーピット作戦を採り、燃料消費を抑えるためペースをコントロールしながら、後続の激しい追い上げを抑えきり、見事2位でチェッカー。フォーミュラ・ニッポン参戦1年目にして、初の表彰台を獲得した。4位には石浦、5位に平手が入り、TDPの若手ドライバーがトヨタエンジン勢の上位を占める結果となった。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

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FN:第4戦富士決勝 トップ3記者会見

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PP:#31ロイック・デュバル(ナカジマ・レーシング)
fn_r04_r_pc_duval ベリーハードなレースでした。序盤コースコンディションは場所によって違っていたし、セーフティカーランでそれまでのギャップが消えてしまったりしましたしね。
でも、チームが非常に良いマシンを与えてくれたので、気を抜かないように常にプッシュし続けました。今回のような展開のときは、逆にペースを落としたりするとミスしますからね。ただ、途中SCボードに気をとれらて、少しコースアウトしてしまいました。
前回のもてぎがノーポイントで終わり、今回はぜひとも取り返したいと思っていたので、チャンピオンシップポイントでリーダーのトレルイエ選手に近づけたことは良かったです。
2位:#37大嶋和也(ペトロナス・チーム・トムス)
fn_r04_r_pc_ohshima 雨が強く、燃費面で有利になることは分分かっていたので、レース前のウォームアップランで無給油でいくことに決め満タンでスタートしました。レース中はペースを上げることができずにストレスが溜まりましたが、この結果ですべて吹っ飛びました。残る後半の4戦も表彰台を狙っていきます。
3位:#40リチャード・ライアン(ドコモ・チーム・ダイデライアン・レーシング)
fn_r04_r_pc_lyons 久しぶりの表彰台で締めくくることができ、とてもよい1日でした。難しいレースだったのでミスを犯さないことを心がけ、エンジニアと無線で連絡を取りながら、慎重に周回を重ねました。無給油は最初から決めていました。
終盤2位を狙うことも考えましたが、視界が悪くリスキーだったので、3位キープに徹することにしました。
優勝チーム監督:中嶋悟監督(ナカジマ・レーシング)
fn_r04_r_pc_nakajima ロイックが初のポールポジションから2勝目を挙げることができ、とても良かったと思います。チームとしてもロイックに感謝しています。
なかなか2台揃って表彰台とはいかないが、贅沢は言えませんから(笑)そのうちそうなるときもくるでしょう。
Text: Shigeru KITAMICHI / Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第4戦富士決勝 デュバル雨のレースを制す!

6月28日、富士スピードウェイで行われたフォーミュラ・ニッポン第4戦は、降りしきる雨のなか他を圧倒する走りを見せたロイック・デュバル(ナカジマ・レーシング)がポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を飾った。

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昼前から降り出した雨は、決勝スタート時刻の午後2時30分になっても降り続け、コースは完全にウェット。主催者は、高速サーキットの富士であることを考え、安全のためにセーフィティカー(SC)ランによるスタートを選んだ。

スタートから1周、2周と隊列を組んで走るマシン。このSCランがレースの行方を左右することになるかもしれない......実は、ウェットレースになることが決まった時点で、何台かのマシンが無給油作戦を敢行することにしたらしいのだ。

各チームの思惑が交錯するなか、3周を終えたところでSCがコースを外れスタート!
ポールシッター#31デュバルがトップをキープしたまま周回を重ねる。#31デュバルはファステストを刻みながら周回を重ねる。

2位#8石浦、3位#20平手も必死に食い下がるが、ウェットコンディションのなか快走を続ける#31デュバルとの差を詰めることはできず、トップと2位の差は10周目7秒、15周目10秒、20周目15秒と確実に開いていく。

17周目、4位を走行していた#1松田がスロー走行。コースサイドにマシンを停めリタイア。チームメイトの#2トレルイエも前周にトラブルでピットインしており、チーム・インパルは序盤で戦線を離脱することになってしまった。

トップを快走する#31デュバルのペースはレース折り返しを過ぎても衰えることなく、安定したラップタイムで周回を重ねる。2位#8石浦も単独走行になったことで、この時点でレースの興味は、#36ロッテラー、#20平手、#10塚越による3位争いへと移ることになった。

しかし、膠着状態だったレースが34周目に動くことになる。
下位を走行していた#41伊沢がコース上にストップし、SCランとなったのだ。このチャンスにトップ#31デュバル、#20平手、#10塚越、#32小暮、#7国本らが次々にピットイン。給油作業を行う。

38周目を終えたところでリスタート。各車の差も消え、残り17周の勝負が始まった。

この混乱のなかで躍進を遂げたのが、無給油作戦をとっていた#37大嶋と#40ライアン。雨と2度のSCランで燃料の心配もなくなり、後はゴールを目指すだけとなった。

終盤も一人異次元の走りを見せる#31デュバルは、その後も全く危なげなく、そのままフィニッシュを迎えた。一旦消えたはずの2位との差は、フィニッシュ時にはなんと40秒。完勝といえるレースだった。
2位、3位には無給油作戦が見事に的中した#37大嶋、#40ライアンが入った。終盤#8石浦、#20平手が迫ったが逆転には至らず。してやったりの笑顔で表彰台に上った。

Text:Shigeru KITAMICHI / Photo: Motorsports Forum

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FN:第4戦富士決勝結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2009/06/28) Race Result Weather:Rainy Course:Cloudy
2009 Formula Nippon Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
131ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E551:43'02.140
237大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K5540.560
340リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E5542.421
48石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K5545.018
520平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K5546.742
610塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E5547.888
732小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E5553.051
836アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K5554.288
948立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K551'10.254
107国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K541Lap 
-------- 以上規定周回(49 Laps)完走 --------
-41伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E3223Laps
-2ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K2035Laps
-1松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1639Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.31 ロイック・デュバル(ナカジマ) 1'40.822 (45/55) 162.929km/h
  • 本決勝レースは国際モータースポーツ競技規則付則H項2.9.18(セーフティカー後方からのスタート))により行われた。

Formula Nippon

FN:第4戦富士フリー走行2回目 平手セッティングどんぴしゃ!

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6月28日、決勝日。富士スピードウェイ上空は朝から雲に覆われている。予報では午後から雨とのことで、決勝のコンディションが気になるところだ。

午前9時20分から始まったフリー走行では、各チーム、決勝セッティングを確認することになるが、注目は昨日の記者会見で「新たなセッティングを試す」と言っていた#20平手。ここで好調ナカジマレーシングを上回るタイムが出せれば、決勝は大いに期待できる。

30分という限られた時間を有効に使おうと、真っ先にコースに飛び出していったのは優勝を狙う予選2位の#8石浦と予選3位の#20平手。石浦は初優勝を、平手は2勝目をもぎ取るために気合い十分だ。
注目の#20平手は開始早々、1'26.853、1'26.738というタイムを立て続けにマークして、ラップボードのトップに名を刻む。どうやら思惑どおりのセッティングを見つけたようだ。
一方、昨日「決勝は自信がある」と言っていた#8石浦は、誰よりも多く17周を走ったものの、1'27.908と28秒を切るのがやっと。このままでは苦しい戦いを強いられそうだ。

予選で痛恨のスピンを喫し6位に沈んだ#32小暮は、早々に1'27.077をマークして速さに衰えはないことを証明した。決勝ではスタートさえ決めれば、表彰台は堅いところだ。

結局、朝のフリー走行は、#20平手、#1松田、#37大嶋、#32小暮、#36ロッテラー、#31デュバルの順で終了。天候を気にして、空を見上げる各チームスタッフの姿が目についた。

Text: Shigeru KITAMICHI / Photo: Motorsports Forum

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FN:第4戦富士フリー走行2回目結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2009/06/28) Free Session #2 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
120平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'26.738--189.38
21松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'26.7920.0540.054189.27
337大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'26.8800.1420.088189.07
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'27.0770.3390.197188.65
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'27.1150.3770.038188.56
631ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'27.4360.6980.321187.87
710塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'27.5080.7700.072187.72
88石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'27.9081.1700.400186.86
97国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'28.1181.3800.210186.42
1041伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'28.1591.4210.041186.33
1148立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K1'28.4731.7350.314185.67
122ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'28.5821.8440.109185.44
1340リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'28.9562.2180.374184.66
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第4戦富士予選 トップ3記者会見

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PP:#31ロイック・デュバル(ナカジマ・レーシング)
fn_r04_q_duval ようやく獲れたポール・ポジションで本当に嬉しい。最後のアタックラップはうまくいったので、手応えはありました。今日は最初の予選から調子が良かったので、この流れで決勝に臨めるのはいいと思います。
うちのチームのマシンが速いってみんな言いますが、そんなにすば抜けた速さじゃないと思います。色々小さなトラブルもありありますし。
初めてのポールは嬉しいですが、大事なのは明日の決勝、レースで勝つことです。
2位:#8石浦宏明(チーム・ルマン)
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前回のもてぎでは失敗して4位でしたが、新しいスウィフトのマシンにも慣れて、セッティングの方向も見えてきているので、今回はポールを狙ってました。
予選ではほとんど車をいじらずに臨んでこの結果ですし、決勝のペースには自信があるので、2番手スタートは十分チャンスがあると思います。
3位:#20平手晃平(アヘッド・チーム・インパル)
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今日は、朝からナカジマレーシングの2台に差をつけられていました。差は少しずつ詰まってきたと思いますが、まだ1周コンマ3~4秒のギャップがあると感じています。
テストが十分できていないので、今日はあまり大きくセッティングを変えることはしませんでした。それでもセッティングの方向は良かったと思います。
ただ、このままでは勝てないので、明日朝のフリー走行で、決勝に向けてのセッティングを試そうと思っています。それがうまくいけば前に出ることもできるかもしれません。
Text: Shigeru KITAMICHI / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第4戦富士公式予選総合結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2009/06/27) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
131ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'26.1631'26.1291'25.626
28石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'26.4951'26.2561'25.911
320平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'26.6311'26.5971'25.927
41松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'27.0611'26.3591'25.950
510塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'26.8971'26.7491'26.387
632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'26.1391'26.0491'26.438
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'27.0291'26.9351'26.496
836アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'27.1601'26.9571'26.559
92ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'27.3301'27.310
107国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'27.4071'27.141
1140リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'27.1111'27.071
1241伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'27.490
1348立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K1'27.560
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第4戦富士予選 デュバル嬉しい初ポール!

午後になって、富士スピードウェイはやや雲が多くなり風も出てきた。気温は高いものの過ごしやすい天候だ。
午後1時45分から始まったノックアウト方式の予選を勝ち上がり、見事ポールポジションを奪ったのは#31デュバル(ナカジマレーシング)。参戦4年目で嬉しい初ポールを決めた。

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[Q1]20分
ここで生き残るには、とりあえず1分27秒前半をマークしておきたいところ。
#7国本、#37大嶋、#41伊沢ら若手が真っ先にコースイン。積極的に周回を重ねるが、あまりタイムは伸びない。余裕を見せたのは#32小暮、#31デュバルのナカジマレーシングの2台。26秒前半をマークして早々にQ1通過を確定する。
残り5分から本格的なアタックが始まる。この時点で#7国本、#48立川がノックアウト候補。全車最後のアタックでタイムアップを果たすが、ベテラン#48立川は僅かしかタイムを削ることができず1'27.580で最下位。#41伊沢も#7国本に逆転され、2台はここで予選を終えた。

[Q2]10分
各チームけん制し合い、全車ピットに張り付いたまま時間が過ぎていく。
2分、3分、4分......いつコースインするのか、観客が見守るなか、残り5分となってようやく動き出す。
計測が始まったのは残り3分。各車1~2周のアタックに賭ける。Q3へ駒を進めるためには1分26秒台がほしいところだが、ここでも好調だったのは#32小暮、#31デュバルのナカジマレーシングコンビ。揃って26秒台前半をマークして安定した力を見せた。
ボーダーラインとなった1分27秒を切ることのできなかった#40ライアン、#7国本、そして意外にも#2トレルイエが27秒を切ることができず、3台がここで涙を呑んだ。

[Q3]10分
ここまで余裕の速さを見せているナカジマレーシングの2台に、#20平手、#8石浦がどこまで食い込めるのかが注目されたQ3。
Q2とは打って変わって各車は早々にコースイン。しかし、コースコンディションを確認したのみで、ピットに戻ってアタックに備える。
残り5分でナカジマレーシングの2台がゆっくりとコースイン。流すように周回を重ねる。これにつられるように残り4分で各車続々とコースに入る。#32小暮、#1松田はコース上で牽制しあいアタックのタイミングを計る。
結局勝負は、最後のワンチャンスとなったが、ポール候補筆頭だった#32小暮は最後のアタックで痛恨のスピン。チームメイト#31デュバルが1'25.626でポールポジションを獲得。予想どおり#8石浦、#20平手がこれに続いた。

Text: Shigeru KITAMICHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第4戦富士ノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2009/06/27) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
131ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'25.626--191.84
28石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.9110.2850.285191.21
320平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.9270.3010.016191.17
41松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.9500.3240.023191.12
510塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'26.3870.7610.437190.15
632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'26.4380.8120.051190.04
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'26.4960.8700.058189.91
836アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'26.5590.9330.063189.78
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'24.290

Formula Nippon

FN:第4戦富士ノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2009/06/27) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'26.049--190.90
231ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'26.1290.0800.080190.72
38石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'26.2560.2070.127190.44
41松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'26.3590.3100.103190.22
520平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'26.5970.5480.238189.69
610塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'26.7490.7000.152189.36
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'26.9350.8860.186188.95
836アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'26.9570.9080.022188.91
---- 以上Q3進出 ----
940リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'27.0711.0220.114188.66
107国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'27.1411.0920.070188.51
112ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'27.3101.2610.169188.14
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'24.290

Formula Nippon

FN:第4戦富士ノックアウト予選Q1結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2009/06/27) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'26.139--190.70
231ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'26.1630.0240.024190.65
38石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'26.4950.3560.332189.92
420平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'26.6310.4920.136189.62
510塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'26.8970.7580.266189.04
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'27.0290.8900.132188.75
71松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'27.0610.9220.032188.68
840リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'27.1110.9720.050188.57
936アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'27.1601.0210.049188.47
102ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'27.3301.1910.170188.10
117国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'27.4071.2680.077187.93
---- 以上Q2進出 ----
1241伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'27.4901.3510.083187.76
1348立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K1'27.5601.4210.070187.61
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'24.290

Formula Nippon

FN:第4戦富士フリー走行 ナカジマRがワンツー!

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6月27日、梅雨の合間の好天に恵まれた富士スピードウェイで、フォーミュラ・ニッポン第4戦のフリー走行が行われた。ターゲットタイムは、開幕戦に#20平手がマークしたポールタイム、1'24.653だ。

9時30分から始まった走行では、各車コースとマシンの様子を見ながらピットインを繰り返し、20分を終えてのトップは前回優勝を飾っている#32小暮。タイムは1'26.960。これに#31デュバルが続きナカジマレーシングコンビがワンツーと好調さを窺わせる。

40分経過してもトップタイムは更新されず。#32小暮、#31デュバル、#36ロッテラーまでが1分28秒台を切るものの、ピットインしているマシンが多くタイムはあまり伸びない。
その後も大きな動きはなく、唯一#8石浦が27秒台までタイムアップし4位まで上がってきたのみ。

タイムが動いたのは最後の2分。各チーム、予選用のセッティングでアタックをかけてきた。
ここで、ジャンプアップしたのは、安定した力を見せる#20平手とさらにタイムを詰めてきた#8石浦。ともに27秒前半のタイムで3、4位に食い込みフリー走行を終えた。

かなり蒸し暑いコンディションのためかタイムは伸びなかったが、平手と石浦の存在がレースを面白くしてくれそうな気配だ。

Text:Shigeru KITAMICHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第4戦富士フリー走行1回目結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2009/06/27) Free Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'26.649--189.58
231ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'27.0890.4400.440188.62
320平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'27.2570.6080.168188.26
48石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'27.3950.7460.138187.96
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'27.6881.0390.293187.33
62ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'27.7661.1170.078187.17
71松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'27.7931.1440.027187.11
837大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'27.8061.1570.013187.08
910塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'27.8281.1790.022187.03
107国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'27.9321.2830.104186.81
1148立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K1'28.2001.5510.268186.24
1241伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'28.2681.6190.068186.10
1340リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'28.3391.6900.071185.95
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'24.290

SUPER GT

吉本大樹レースレポート SUPER GT SERIES第4戦(セパン)

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【吉本大樹レースレポート SUPER GT SERIES第4戦(セパン)】
20-21 June, 2009
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【Result】

FP(Sta) : 4th
QF     : -
FP(Sun) : 1st
Final    : 1st (23pt)

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【FreePractice】
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 巻返しの「優勝」を狙う紫電は、FP4番手発進

来る2009年6月20日、スーパーGTシリーズ年に一度の海外イベントとなるマレーシアラウンドが、セパンインターナショナルサーキットで開幕した。

開幕戦からここまで、マシントラブルやレース中のアクシデント等で思うようにいかないレースが続いてきたCar No.2のカーズ東海ドリーム28&紫電。それだけにチームもドライバーもこのマレーシアラウンドには「絶対に優勝を!」という強い思いを胸に乗り込んできた。そして迎えた最初のフリープラクティス。

天候は晴れ、気温33℃、路面温度46℃というコンディションの中始まったこのセッション。しかしセッション開始直前から雲行きが怪しくなり始め、各マシンがコースへと入ったあたりで空からはポツリポツリと雨粒が落ち始めた。すると直後に突然のスコールが襲いコース上は完全なウェットコンディションとなった為紫電はピットで待機する事に。その後セッション残り時間も30分程となった頃から雨脚が弱まり始め、ここでマシンに加藤選手が乗り込みコースイン。すると加藤選手は数周を走りその時点でのトップタイムとなる2'26"024をマーク、その後吉本とドライバーチェンジを行うと、その吉本はレースで雨が降った場合を想定してのチェック走行を行い、最終的には4番手のタイムでこのセッションを終了した。

【Result】 http://www.supergt.net/jp/

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【Qualify】
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 ポールタイム奪取から一転、紫電にまさかの失格裁定

午後に入り行われた公式予選。午前のフリープラクティス時に降ったスコールが過ぎた後はマレーシア特有の強い日差しが差し込み路面状況も一気に回復。予選は完全なドライコンディションで行われる事となった。

迎えた公式予選1回目。カーズ東海ドリーム28陣営は、午前中のセッションが雨に祟られたこともあり、予選アタックを行う予定の加藤選手のドライブに重点を置きこのセッションを進めていく。そのため吉本は基準タイムをクリアする為に1周の計測を行ったのみ。するとその後、最後のアタックでは加藤選手が3番手のタイムをマーク。順当にSL(スーパーラップ)への進出を決めて見せる。

そして1時間強のインターバルで行われたスーパーラップ。紫電は予選1回目からセットを少し調整し、300クラスの8台中の6番目でコースイン。するとこのスーパーラップでステアリングを握った加藤選手は完璧とも言えるアタックを披露。なんとこの時点で2番手に0.4秒の差をつけるトップタイムをマークして見せる。すると紫電の後からアタックを行う予定のCar No.81(ダイシン アドバン Ferrari)はトラブルからアタックを行えず、さらに最終アタックのNo.87(giraffaガイヤルドRG-3)はアタック中にスピン。これで紫電が今シーズン初のPP獲得を成し得たかと思われた。

ところがその後の車検で紫電に悪夢が待ち構えていた。ルール認識の不一致からブルテンには記載されていない部分のウェイト搭載に関する点が審議の対象となり、結果オフィシャルの判断によりペナルティーが確定、何とこの時点で紫電の予選タイムは抹消される事になってしまう。しかも予選1回目終了後の車検は通過していたにも関わらず、スーパーラップでのタイムのみならず全てのタイムを抹消される事になった為、紫電は決勝を最後尾からスタートする事になってしまった。

【Result】 http://www.supergt.net/jp/

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【Final】
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 全ての鬱憤を晴らす快走!
紫電、最後尾からの劇的逆転V!!

まさかの失格裁定を受けた予選から一夜明けた日曜日。このレースウィーク、初日から常にトップ争いをする好調さを見せてきた紫電ではあるものの、前日の裁定によりスタート位置は最後尾からとなり、さすがに「優勝」への可能性は遠のいたと思われた。しかしそれでもチームと両ドライバーは「昨日のことは悔しいがそれがレースの最終的なものじゃない。最後まであきらめずにやりたい」とあくまで「優勝」への強い思いを胸にスタートの時を迎えた。

スタート直前のコンディションは気温30℃、路面温度37℃。天候は曇りであるものの、予報では「スコールの可能性もあり」とされていた。このマレーシアでは突然のスコールも珍しくはなく、これまでもそのスコールがレースの波乱を呼んできたことも少なくない。そんな状況の中、紫電はハーフウェットでのセッションとなったこの日朝のフリープラクティスでトップタイムをマーク。ドライでもウェットでもマシンのバランスが良い状態である事を伺わせ、決勝ではそのスピードでどこまで追い上げるかに注目が集まった。そして迎えた注目のスタート。するとここでまず最初の驚きがサーキットを包むことになる。

1周のフォーメーションラップの後、ホームストレート上ではグリーンシグナルが点灯~レースがスタート、各マシンはきれいに1コーナーへと進入していく。ところがその直後、オープニングラップの激しいポジション争いの末、4コーナーでアクシデントが発生。コース上はそれを避けようとしたマシンが入り乱れることに。するとこれをうまく潜り抜けた加藤選手は、何とこのオープニングラップで一気に10番手にまでポジションをあげることに成功する。

これで一気に波に乗った加藤選手は、このスタートで装着していたソフト目のタイヤで前を行くマシンを猛追。他車の脱落にも助けられながら、6周目には6番手、9周目には3番手、その後11周目には何と2番手にまでポジションを上げていくと、最後はトップを行くCar No.19(ウェッズスポーツIS350)の背後にピタリと着けプレッシャーをかけていく。そしてレース折り返しよりも若干早いタイミングとなる20周目にピットイン。トップ浮上への期待を吉本に繋いでいく。

するとステアリングを受けた吉本もここから素晴らしい走りを披露。インラップから果敢にプッシュしていくと、この時点でトップを走行していたCar No.19(ウェッズスポーツIS350)が25周目のピットインを行うまでにその差を逆転、ルーティーンでトップに出ることに成功する。その後は30周のロングスティントに備えタイヤをセーブしつつ、それでも後続とは4~5秒程のマージンを保ったままペースをコントロールしていく。更にスティント後半も「マシンとタイヤは完璧な状態だった」と2番手以下の追随を許さず。終盤にはこのレースのファステストラップとなる2'11"971というラップタイムもマークしながら逃げきり体制を固めていく。最後は2番手との差を10秒近くまで広げ最終ラップに突入。そのまま最終ラップも無事走りきった吉本は、ピットウォールで待ち構える加藤選手やメカニック、スタッフ達の目の前を堂々の1位で通過。紫電にとっては2007年ポッカ1000Km以来となる優勝を、最後尾からという劇的な大逆転で果たすこととなった。

これまで吉本の参戦した第2戦、第3戦は共にトラブルやアクシデント等で落としてきた紫電&カーズ東海ドリーム28。そしてこのセパンには「絶対に勝つ!」との意気込みで乗り込んだものの、予選ではまさかの失格。ともすれば「また・・・」という雰囲気にもなりかねない状況の中、それでも「勝つ」事への執念をなくすことのなかったドライバー、チームの力がようやく結果として現れたこの第4戦。ポイントでも一気に23ポイントを追加しランキングも4位に浮上、第5戦以降のシリーズ後半戦での活躍次第ではシリーズチャンピオンの可能性も十分に残されており、周囲からは次戦以降での更なる活躍を期待する声が高まってきた中でこのセパンラウンドを終える事となった。

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【吉本大樹コメント】
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昨日の事があったから尚更嬉しい!まさか最後尾から勝てるなんて信じられない!序盤のレース展開と加藤さんの判断力が、そして僕ら全員の執念がミラクルを引き起こしました。

加藤さんカッコよかったですね。まさか2番手までポジションを上げるとは思っていませんでしたが、ピットを後にしたとき「勝ち」をほぼ確信しました。僕のスティントに入ってからはペースを保ちつつも、とにかくタイヤを労りながら走りました。後ろとのギャップは毎周教えてもらっていたんで意識はしていましたが、セーブしているから後半更に差を広げられると思っていました。でも片岡君も上手くタイヤを使っていましたね。全然楽な展開にもっていかせてはもらえませんでした。

最後は半脱水で指がしびれてきたんですがマシンもタイヤも完璧でペースは落とさず走れました。これ程全てがうまくいくレースってあるんですね!総合力でもぎ獲った勝利です。3度目の正直!皆さん応援ありがとうございました!!

SUPER GT

SGT:第4戦セパン レクサスチームペトロナス トムスのSC430が6位 (TOYOTA)

GT300クラスではレクサスIS350が2位フィニッシュ
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レクサスSC430勢最上位の6位でフィニッシュした
PETRONAS TOM\'S SC430 36号車

 SUPER GTの第4戦「SEPANG GT International Series MALAYSIA」が6月20日(土)、21日(日)の両日、マレーシア・クアラルンプール近郊のセパン・サーキットで開催された。

 前戦富士より約1ヶ月半ぶりの開催となったSUPER GT第4戦の舞台は灼熱のセパン。 2002年から、シリーズ唯一の海外遠征戦として行われ、多くのファンを集めている。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに5台のレクサスSC430が出場。また、GT300クラスに2台のレクサスIS350と2台のカローラアクシオが出場した。

 20日(土)午前10時から行われた公式練習は、セッション開始まもなくスコールに見舞われ、各車あまり走行を重ねられないまま、午後の予選に臨むこととなった。

◆予選◆

 公式練習走行に続き、午後2時15分からドライコンディションで予選1回目がスタート。ENEOS SC430 6号車が2番手、KRAFT SC430 35号車が7番手でスーパーラップ進出を決めた。第2戦で勝利を挙げ、 54kgのウェイトハンデを積んでいるZENT CERUMO SC430 38号車は僅差の9番手、第2戦、第3戦で連続2位に入り、60kgのウェイトハンデを積んでいるPETRONAS TOM'S SC430 36号車は12番手と苦戦を強いられ、スーパーラップ進出はならなかった。DUNLOP SARD SC430 39号車は14番手となった。

 スーパーラップでは、6号車が4番手、35号車が8番手につけた。

 GT300クラスでは、58kgものウェイトハンデを積みながらスーパーラップ進出を決めたウェッズスポーツIS350 19号車が3番手、これにKUMHO TIRE SHIFT IS350 52号車が4番手で続いた。COROLLA Axio apr GT 74号車は9番手、avex apr COROLLA Axio 31号車が14番手から決勝に挑むこととなった。

◆決勝◆

 21日(日)気温31度、路面温度40度のコンディションで、午後4時に54周(300km)の決勝レースがスタート。RAYBRIG NSX 100号車が午前中のフリー走行後にエンジンを交換したため、10グリッド降格となり、5番手以下が一つずつグリッドを繰り上げることとなった。また、ポールポジションのMOTUL AUTECH GT-R 1号車もスターティンググリッドに着く直前にトラブルに見舞われ、ピットスタートとなった。

 4番手グリッドの6号車は、スタートで1台にかわされたものの、上位をキープ。しかし、車両トラブルに見舞われ、5周目終了時点でピットイン。修復に時間を要し、大きくポジションを落としてしまった。

 これで、レクサス勢は11番手からポジションを上げた36号車が8位、スタートでやや遅れた35号車が9位と厳しい位置からの追い上げを強いられることとなった。

 レースはは心配されたスコールもなく、ドライコンディションのまま推移。他車のトラブルやペナルティもあり、着実に走り抜いた36号車がレクサス勢最上位の6位でチェッカーを受けた。

 35号車はタイヤの摩耗に苦しめられ、ペースを上げられず、9位でフィニッシュ。序盤ペナルティを受け後退を余儀なくされた38号車が10位でポイントを獲得。39号車は1周遅れの13位、6号車は7周遅れながらも14位で完走を果たした。

 苦戦を強いられることとなったレクサス勢だが、その中でも36号車は5ポイントを追加し、ランキング2位をキープ。38号車も4位につけている。

 GT300クラスでは、3番手スタートの19号車が序盤から激しい首位争いを繰り広げ、8周目に首位浮上。そのまま順調に首位を守っていたが、中盤のピットインを終えた時点で I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden 2号車に先行されてしまった。その後も追い上げを見せたが届かず、2位でフィニッシュ。6位に31号車、7位に 52号車が入り、それぞれポイント獲得を果たした。74号車はタイヤ摩耗に苦しみ、やや早めのピットインを行うも、直後にドライブシャフトトラブルに見舞われ再度ピットイン。修復に25分を費やし、コースに復帰。大きく順位を落としたものの、最後まで走り抜き、16位でフィニッシュした。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
土曜日午前中の雨により、充分に車両セットアップを煮詰めることが出来なかったことに加え、決勝序盤に上位車のトラブルも発生し、トップ勢についていけずに苦しいレース展開となった。今回の反省を活かし、次戦以降の建て直しを図りたい。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT

SGT:第4戦セパン決勝 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rが独走優勝! (NISMO)

 第3戦から一月半のインターバルを経て、SUPER GT第4戦は気温・湿度ともに日本の真夏以上となる厳しい条件下で行われた。

 40kgものウェイトハンディを搭載しながら3戦連続ポールポジションを獲得した#1 GT-Rは、本山哲が他の車両を引き連れて決勝をスタートする予定であった。しかし、ウォームアップ走行で駆動系に不具合が発見され、その修理のためにピットスタートとなってしまった。

 #1 GT-Rが抜けたのちグリッド最前列につけていた#3 GT-Rは、クインタレッリがスタートと同時にトップを快走。その差を徐々に広げながら、危なげないドライビングで周回を重ねて行った。チョイスしたタイヤと路面コンディションもうまくマッチし、30周目にドライバー交代のためにピットインするまでラップタイムを大きく落とすことなく首位を守った。

 素早いピットワークでコースに戻ったルーキーの安田は、後輪2本しかタイヤ交換しないNSX勢が逆転を狙う中、交代直後から速いペースで彼らを引き離しにかかり、5周目には後続車に10秒以上のリードを築いた。そのまま力強い走りを続けた安田の#3 GT-Rは一時最大23秒以上の大差をつけ、堂々と54周目のチェッカーフラッグをトップで駆け抜けた。

 2007年にフェアレディZで初優勝、昨年2008年もGT-Rでセパン連勝を遂げているKONDO RACINGの「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベリラ/荒聖治)にも注目が集まった。しかし、本年は、開幕戦の岡山で優勝するなど早くから強さを発揮し、第4戦にして既に62kgものハンディウェイトを積んでいるため苦戦は免れないと予想されていた。ところが予選6位から決勝をスタートすると、オープニングラップで早くも3位にジャンプアップ。観客席の日産ファンは大いに盛り上がった。しかしオリベイラから荒にドライバー交代し、終盤を迎える頃にはさすがに重い車体が影響しだし、最終的には5位でレースを終了した。

 ピットスタートとなった#1 GT-Rは、スタートで全車が通過したあとコースイン。序盤の数周でGT300車両を抜き去り、8周目にはGT500 14台中13位にまで浮上。その後も速いペースで周回を重ね、後半を受け持ったトレルイエも速いラップタイムで先行車とのギャップを埋め続け、最終的には8位でフィニッシュして選手権ポイントを加算した。

 予選9位の「IMPULカルソニックGT-R」(#12 松田次生/セバスチャン・フィリップ)も、早い段階でスタートドライバーの松田が6位に順位を上げ、さらにドライバー交代前には4位にまであがった。しかし、交代したフィリップがドライブ中に他車と接触。これに対しドライブスルーペナルティを課せられて後退。7位でレースを終えた。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html
Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第4戦セパン KEIHIN NSX (金石年弘/塚越広大組)が初表彰台となる2位 (HONDA)

ARTA NSXが3位、#100 RAYBRIG NSXが4位
  • 2009年6月21日(日)決勝
  • 会場:セパン・インターナショナルサーキット(5.543km)
  • 天候:予選/晴れ 決勝/曇り
  • 気温:32℃(16:00現在)
  • 路面温度:40℃(16:00現在)
  • 決勝レース:54周(299.332km)
  • コースコンディション:決勝/ドライ
  • 観客:3万586人(主催者発表)

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 6月21日(日)、マレーシアの首都クアラルンプールの郊外にあるセパン・インターナショナルサーキットにおいて、2009 オートバックス SUPER GT第4戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の決勝レースが開催された。

 セパン・インターナショナルサーキットで開催されるマレーシアラウンドは、毎年厳しい暑さの中で行われる過酷なレースだけに、壮絶なサバイバル戦となる。コースレイアウトは、テクニカルな中高速コーナーが多く、NSX-GTとの相性のいいサーキットであるが、高温多湿のコンディションは、ドライバー、マシン、タイヤにとって非常に過酷なものとなっている。

 20日(土)に開催された公式予選においてNSX-GTは、予選1回目の上位8台で決勝グリッドを争うスーパーラップに#18 ROCKSTAR 童夢 NSX、#100 RAYBRIG NSX、#8 ARTA NSXの3台が出場。このスーパーラップの結果、#18 道上龍/小暮卓史組(ROCKSTAR 童夢 NSX)が3番グリッド、#100 井出有治/細川慎弥組(RAYBRIG NSX)が5番グリッド、#8 ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組(ARTA NSX)が6番グリッドを獲得した。#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN NSX)は11番手、#32 ロイック・デュバル/中山友貴組(EPSON NSX)は13番手となった。しかし、決勝日の午前中に行われたフリー走行後、#100 RAYBRIG NSXがマシントラブルによりエンジン交換を行いペナルティを受けたために、#17 KEIHIN NSXが10番グリッド、#32 EPSON NSXが12番グリッド、#100 RAYBRIG NSXが14番グリッドからの決勝スタートとなった。

 21日(日)の決勝レースは、日中の厳しいコンディションを考慮して午後4時からのスタートとなった。しかし、スタート直前でも気温32℃、路面温度40℃もあり、体力的・精神的な強さを試される54周の決勝レースとなることに変わりはない。

 直前まで雨が降り不安定な天候が続いたが、決勝スタート直前では強い日差しが戻った。路面は完全にドライコンディションとなり、参加台数33台(GT500クラス14台)のマシンが午後4時4分にローリングスタートを切った。

 スタートは、ポールポジションのマシンがトラブルのために遅れ、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの小暮選手が2位、#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手が3位につけた。しかし、#8 ARTA NSXは徐々にポジションを下げたために、オープニングラップのポジションは2位に#18 ROCKSTAR 童夢 NSX、5位に#8 ARTA NSX、6位に大きくポジションを上げた#100 RAYBRIG NSXの井出選手、8位に#17 KEIHIN NSXの金石選手、12位に#32 EPSON NSXの中山選手となった。

 2位を走行する#18 ROCKSTAR 童夢 NSXは、トップを走行する#3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rに遅れること約2秒で走行を続けた。このトップ2台だけがベストタイムで2分1秒台を記録。一方で4位争いは、#8 ARTA NSXと#100 RAYBRIG NSX、#17 KEIHIN NSXを含めた計5台がし烈なバトルを繰り広げる展開となった。

 12周を終えた時点で、トップから3位までが、それぞれ約2秒の間隔で走行し、さらに約2秒差でグループから抜け出した4位の#8 ARTA NSXと5位の#100 RAYBRIG NSXが続いた。

 20周目に入り、#8 ARTA NSXと#100 RAYBRIG NSXが前を走るマシンに追いつく。この周の終わりで3位のマシンが1回目のピットインを敢行したために、#8 ARTA NSXと#100 RAYBRIG NSXは暫定3位と4位に浮上した。

 22周目、#100 RAYBRIG NSXの井出選手が3位に浮上。23周終了時点で、NSX-GT勢の先陣をきって9位の#32 EPSON NSXがドライバー交替を敢行した。

 26周終了後、2位を走行していた#18 ROCKSTAR 童夢 NSXがドライバー交替を敢行。リアタイヤのみの交換で24秒1の素早いピット作業を行い、道上選手がコースに復帰した。ピットタイミングのアドバンテージでトップを狙っていた道上選手だったが、ペースが上がらずに、トップを走行するマシンがドライバー交代を終えた時点で2台の差は15秒以上もついてしまった。ここから追い上げを図りたい#18 ROCKSTAR 童夢 NSXだったが、32周目で後続のマシンから接触を受けたためにスピンを喫し、コースには復帰したものの順位を大きく落としてしまった。

 33周終了時には、#100 RAYBRIG NSXも細川選手にドライバーを交替。次周には、#8 ARTA NSXも伊沢選手に交替し、コースに復帰した時には実質2位に浮上した。

 38周時点で、#8 ARTA NSXはトップから約11秒遅れて2位を走行。続く3位に#100 RAYBRIG NSX、5位に#17 KEIHIN NSX、6位に#18 ROCKSTAR 童夢 NSX、#32 EPSON NSXは12位を走行している。

 5位を走行する#17 KEIHIN NSXの塚越選手は、果敢な走りで前車を攻め続け、40周目の1コーナーでアウト側から並んだ後、2コーナーで抜き去り4位に浮上する。これにより、 NSX-GT勢は2-3-4位を走行することになった。45周目に塚越選手は3位に浮上し、さらに前を走行する#8 ARTA NSXを攻め、48周目の最終コーナーで2位に浮上した。

 54周で争われたマレーシアラウンドは、#17 KEIHIN NSXが2位でチェッカーフラッグを受け、チームとしてSUPER GTシリーズ初の表彰台を獲得した。続いて#8 ARTA NSXが3位で今シーズン3回目の表彰台を獲得。4位に#100 RAYBRIG NSX、#32 EPSON NSXは11位、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXは12位となり、NSX-GT全車が完走を果たした。優勝は#3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rだった。

 この結果、ドライバー部門のシリーズチャンピオン争いにおいて、#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手/伊沢選手が、計33ポイントを獲得してランキング3位に浮上。チーム部門では、AUTOBACS RACING TEAM AGURIが計43ポイントを獲得してランキング3位となっている。

コメント
白井 裕(Hiroshi Shirai)|NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「今回は各マシンとも仕上がりがよく、予選から優勝への手応えを感じていました。しかし、優勝には届かず、非常に悔しい結果となりました。また、4位に入賞した100号車が決勝前にエンジン交換を強いられたことは、予選でも好調だっただけにチームに申し訳なく思っています。しかしながら、NSX-GT全体としては今回の結果で、マシンが持つポテンシャルの高さを証明することができたと感じています。さらに、すばらしい走りをみせてくれた塚越選手をはじめ、若いドライバーたちの成長を感じるレースでした。これからシーズンは折り返しとなりますが、次戦のSUGOラウンドでは優勝争いとシリーズタイトル争いに加われるようにマシンを仕上げていきたいと思います。ご声援よろしくお願いします」
金石年弘選手(2位 #17 KEIHIN NSX)
 「予選はタイミングがうまくいかずに思うようなグリッドが得られませんでした。あと1周走ることができれば上位を狙えました。今回は、雨の影響もあってセッティングが難しい状況でしたが、スタッフががんばってくれたおかげでマシンのバランスがよく、満足のいく仕上がりになっていました。広大(塚越)が初めてのセパンサーキットでしたので、土曜日から彼の走行距離を増やすようにしたのが功を奏して、決勝でも本当にいい走りをしてくれました。今後は、予選でもタイムを出せるようなマシンにしていきたいと思います。次戦からウエイトハンデが厳しくなりますが、1ポイントでも多く取れるようにがんばりたいと思います。これからも応援をよろしくお願いいたします」
塚越広大選手(2位 #17 KEIHIN NSX)
 「ここは初めてのサーキットだったので、走り込みたかったのですが、土曜日から雨が降ったりして満足のいく練習ができませんでした。でも、チームスタッフと年弘(金石)さんがいいマシンに仕上げてくれたおかげで、最後まで思いきって走りきることができました。やっとNSX-GTやフォーミュラ・ニッポンのマシンに慣れてきた感じです。まだ、バックマーカーの処理やアウトラップのタイムなど課題がたくさんありますので、これから一生懸命に努力していきたいと思います。次のSUGOラウンド以降もチーム一丸となって表彰台の一番上を狙えるようにがんばりたいと思います」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第4戦セパン決勝 長谷見昌弘監督のGT-Rが優勝 (GTA)

 AUTOBACS SUPER GT Round 4「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の決勝(1周5.542km×54周)が6月21日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rのロニー・クインタレッリ/安田裕信組が今季初の勝利を挙げた。

(観客:土曜日8,900人 日曜日30,586人)

09r04ph008 09r04ph009 09r04ph010 09r04ph013

 南国マレーシアの暑さを考慮し、決勝レースは夕方16時(現地時間)にスタート。予選では2位だったHASEMI TOMICA EBBRO GT-Rは、ポールポジション(予選1位)のGT-Rがトラブルでピットからのスタートとなったため、先頭からスタートを切った。

 スタートドライバーを務めたクインタレッリは、30周目までトップを守って安田にドライバー交代。後を託された安田も、2番手争いが激化したこともあり、まったく危なげなく走りきり、後続を大きく引き離して優勝を果たした。

 ハセミ・モータースポーツのGT500クラス優勝は昨年の第7戦以来。同チームを率いる長谷見昌弘監督は往年の名レーシングドライバーとして知られる。ニッサンGT-Rは今季3勝目。クインタレッリは通算2勝目。昨年のGT300クラス・ドライバーズチャンピオンの安田にとってはGT500クラスでの初優勝となる。

 GT300クラスでは、最後尾から激しい追い上げを見せたI.M.JIHAN CO.LTD APPLE Shidenの加藤寛規/吉本大樹組が優勝した。

■優勝選手コメント
No.3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R [GT500]

09r04ph017 ロニー・クインタレッリ「本当に嬉しいです。セパンは来る前からチャンスがあると思っていました。チームが素晴らしいクルマを準備し、ミシュランも素晴らしいタイヤを用意してくれて、ドライバー2人も暑さ対策のトレーニングをして、みんなの努力による勝利だと思います。もう“自画自賛”しますよ(笑)。スタート前に1号車がトラブルでいなくなったので、自分のペースで走れたし、タイヤのマネージメントもできました。GT300に詰まったとき以外は問題なく、タイヤのグリップが落ちた時もありましたが、20周くらいからまた良くなって、ピットするまで良かったです。予想以上にタイヤは良かったですよ。これでマージンを作って安田選手にクルマを渡せて、チームのピット作業も早かったのもよかったです」

安田裕信「僕も本当にうれしいですね。第2戦鈴鹿で大クラッシュしてほぼ全損してしまい、チームに迷惑を掛けたんですが、それを優勝で返せたらと思ってました。それが実現できたのが一番です。NSX勢がタイヤ2本交換の作戦で来て、ピットを出るときにNSXと重なって危ないシーンがあったんですが、そこで何とか守れました。そこから引き離そうとがんばって、引き離してからは長谷見監督から『プッシュしなくていい。落ち着いて行け』と指示をされたので、後ろとの間隔を見ながら走りきりました」

No.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden [GT300]

09r04ph016 加藤寛規「昨日のこと(1位タイムながら予選失格)は悔しかったのですが、それでレースが終わったわけではない、(優勝の)チャンスが減っただけだと思いこみました。やはり勝ちたい気持ちが強くなりました。レースは戦略的にもうまくいったし、スタッフもがんばってくれた。クルマもタイヤもすごく良かった。本当に嬉しかったです」

吉本大樹「第2戦で僕が加わってから、決勝スタートがビリとか後ろから3番目とかで、僕がそんな悪い流れを呼んだと言われそうで…。でも、加藤さんの言うように悔しい思いをレースにぶつけて、あきらめずにやりたいとスタートしました。加藤さんがスタートして、前の方のアクシデントなどラッキーもありましたが、それを回避した腕もあるし、チームも悔しい思いをぶつけて、完璧なレースをしました。タイヤもボクのスティントは最初から最後まで完璧。でも最後、マージンのマネージメントというほど楽ではなかったです。あれ以上プッシュしろと言っても難しかったです」

Text & Photo: GTA

SUPER GT

SGT:第4戦セパン決勝結果

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2009/06/21) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
150013HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI8541:52'02.010
2500217KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS225411.494
350038ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS445416.206
45004100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS65416.565
5500524HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH625434.789
6500636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS605435.115
75007*12IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS385440.163
850081MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS405440.397
9500935KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS24541'23.099
1050010*38ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS54542'01.676
115001132EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL18542'23.697
125001218ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS42531Lap
135001339DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL4531Lap
1430012I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH22504Laps
15300219ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH58504Laps
1630037M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH74504Laps
17300446エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH40504Laps
18300566triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
YH504Laps
193006*31avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
山内 英輝
YH12495Laps
20300752KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木孝太
山野 直也
KH6495Laps
21300811JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
平中 克幸
YH32495Laps
22300910JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田正幸
川口 正敬
YH495Laps
233001043ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI82495Laps
24500146ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS28477Laps
2530011111石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR
池田 大祐
東徹次郎
KH477Laps
26300125マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH24410Laps
273001369雷アジア MT900R
MOSLER MT900R
メルビン・チョー
マーティン・ショート
YH4410Laps
2830014666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH4014Laps
293001587giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH4014Laps
303001674COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI223816Laps
---- 以上規程周回数(GT500:37Laps / GT300:35Laps)完走 ----
-300-88triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH351Laps
-300-26UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
筒井克彦
YH20054Laps
-300-81ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行
藤井誠暢
YH40DNS
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.6 ENEOS SC430 (伊藤大輔) 2'01.369
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden (吉本大樹) 2'11.971
  • CarNo.12は、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.38は、ドライビングスルーペナルティを課し、競技結果に30秒を追加した。
  • CarNo.31は、ドライビングスルーペナルティを課した。

SUPER GT

SGT:第4戦セパンフリー走行結果

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2009/06/21) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500124HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH622'00.570-165.474
2500212IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS382'01.386 0.816164.362
350033HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI82'01.463 0.893164.257
450041MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS402'01.491 0.921164.220
5500518ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS422'01.832 1.262163.760
6500636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS602'02.067 1.497163.445
750078ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS442'02.210 1.640163.253
8500817KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS222'03.105 2.535162.067
9500935KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS242'03.538 2.968161.498
105001039DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL42'04.009 3.439160.885
115001138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS542'04.168 3.598160.679
12500126ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS282'04.520 3.950160.225
135001332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL182'05.514 4.944158.956
1430012I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH222'11.69911.129151.491
1530027M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH742'12.71412.144150.332
16300346エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH402'12.96512.395150.049
17300426UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
筒井 克彦
YH202'13.12612.556149.867
18300531avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
山内 英輝
YH122'13.49212.922149.456
19300687giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田 久
YH2'13.70713.137149.216
20300774COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口卓人
国本 雄資
MI222'13.72713.157149.194
21300811JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
平中 克幸
YH322'13.84913.279149.058
22300966triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
YH2'14.20513.635148.662
23300105マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH22'14.33213.762148.522
243001143ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI822'14.59714.027148.229
253001269雷アジア MT900R
MOSLER MT900R
メルビン・チョー
マーティン・ショート
YH2'15.07814.508147.701
2630013666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH2'15.45714.887147.288
273001452KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
山野直也
KH62'15.71215.142147.011
283001588triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH2'15.92615.356146.780
293001610JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH2'16.80416.234145.838
3030017111石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR
池田 大祐
東徹次郎
KH2'18.53817.968144.012
3150014100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS62'20.33319.763142.170
-300-81ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行
藤井誠暢
YH40Absence--
-300-19ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH58Absence--

SUPER GT

SGT:第4戦セパン予選 MOTUL AUTECH GT-R、3戦連続PP獲得。狙うは連勝のみ! (NISMO)

 第3戦富士から1か月半のインターバルを置いて、SUPER GTシリーズは1年ぶりにマレーシア、セパンラウンドを迎えた。20日朝の公式練習は10時から始まった。セッション開始数分で雨がポツポツと落ちてきて、やがてコースを一気に洗い流すかのような大雨となり、各チームはピットに車両を戻して様子をうかがった。やがて雨は小降りとなり、各車はレインタイヤでコースイン。前戦で優勝し40kgのハンディウェイトを搭載する「MOTUL AUTECH GT-R」(#1本山哲/ブノワ・トレルイエ)は4位となった。

 またハンディウェイト38kgの「IMPUL カルソニック GT-R」(#12松田次生/セバスチャン・フィリップ)が3位、ランキングトップで62kgのハンディウェイトを搭載する「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)が7位、ハンディ8kgと軽量な「HASEMITOMICA EBBRO GT-R」(#3ロニー・クインタレッリ/安田裕信)は10位とまずまずの位置につけた。

 天候が回復した14時15分、気温33℃、路面温度46℃、南国特有の蒸し暑さの中、予選1回目がスタート。14時55分、GT500の専有走行枠が始まった。3戦連続で本山がアタックすることになった#1 GT-Rは、残り2分を切った時点で2分0秒038でトップを奪うが、#3 GT-Rのクインタレッリが1分59秒551で逆転トップに。

 さらに各車アタックを続けたため順位の変動があり、1分59秒523にタイムアップした#3 GT-Rが3位、1分59秒976をマークした#1 GT-Rが5位、#24 GT-Rが6位でスーパラップ(SL)への進出を決めた。

 混走枠でトップだった#12 GT-Rはアタック中に他車に引っ掛かってタイムロス。専有枠でタイムアップはならず10位と惜しくもSL進出を逃した。

 やや雲が出てきた16時50分、GT500のSLが始まった。#24 GT-Rのオリベイラが3番目にコースインして2位につけた。4番目のアタックは#1 GT-Rの本山。1コーナーでやや突っ込み過ぎ左右にマシンを振りながらもセクター1をトップタイムで通過。そのままレールの上を走るかのような完璧なアタックを見せ、それまでのトップタイム1分58秒996を大幅に更新する1分58秒124をマークして暫定トップに躍り出た。

 6番目にコースインした#3 GT-Rのクインタレッリは、渾身のアタックで本山のタイムに迫る1分58秒195を出すも逆転ならず2位に。そして残る2台は4位と5位に沈み、#1 GT-Rが3戦連続のポールポジションを獲得することになった。#3 GT-Rも2位でフロントローをGT-Rが独占。日産勢セパン3連覇へ向け上々の予選結果となった。

 また07、08年と2年連続セパンで優勝している#24 GT-Rは重いウェイトが効いて7位、#12 GT-Rは10位からポジションアップを狙う。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html
Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第4戦セパン公式予選 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)がPP! (GTA)

 6月20日、AUTOBACS SUPER GT Round 4「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の予選が、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(1周5・542km)で行われた。第2戦鈴鹿、第3戦富士に続き、MOTUL AUTECH GT-Rの本山哲がポールポジション(予選1位)を獲得。MOTUL AUTECH GT-Rは、21日の決勝レースを最前列からスタートする。

 MOTUL AUTECH GT-Rの本山は、前戦を優勝したことでこのレースのウェイトハンデを40kgと増やしたが、予選1回目は5番手とまずまずのポジションにつける。

 続いて行われたスーパーラップ(1回目トップ8台による1台ずつのタイムトライアルで、これにより決勝スタート位置が決定)で、1分58秒142と予選1回目を1秒8以上縮める快走を見せた。結局、このタイムをしのぐライバルは現れず、3戦連続のポールポジションを決定した。

 本山自身にとっては、GT500クラスで通算4回目のポールポジションとなる。

 GT300クラスは、No.46 エスロード・モーラZの柳田真孝が、2分10秒356をマークし、予選クラス1位となった。

■ポールポジション選手コメント
No.1 MOTUL AUTECH GT-R [GT500]

本山哲「(ポールポジションは)自分でも驚く結果です。スーパーラップ(の時間帯)になって路面のコンディションが変わったのが良かったんだと思います。いいクルマを作ってくれたチームに感謝します。自分のアタックの後は、ピットで(ポールポジションが獲れることを)願う気持ちで(ライバルの走りを)見ていました。今回搭載しているエアコンは、レーシングカーにとって新しい試みになります。レースに使えばドライバーの集中力も高くなり、大きな武器になります。ウェイトハンデはありますが、セパンは影響の少ないコースですから、(優勝の)チャンスはあると思ってます」

Text: GTA

SUPER GT

SGT:第4戦セパン公式予選総合結果

■GT500 Class

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2009/06/20) Total Qualify GT500 Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
11MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS401'59.9761'58.124168.900
23HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI81'59.5231'58.195168.799
318ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS421'59.9081'58.291168.662
46ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS281'59.4891'58.719168.054
5100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS61'59.3381'58.789167.955
68ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS442'00.3621'58.996167.663
724HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH622'00.1771'59.007167.647
835KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS242'00.1821'59.584166.838
938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS542'00.446165.644
1012IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS382'00.484165.592
1117KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS222'00.529165.530
1236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS602'00.546165.507
1332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL182'00.968164.930
1439DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL42'01.147164.686
■GT300 Class

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2009/06/20) Total Qualify GT300 Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
146エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田真孝
YH402'11.2872'10.356153.052
211JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH322'11.4352'10.410152.988
319ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH582'11.5352'10.866152.455
452KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
山野直也
KH62'11.0902'10.897152.419
566triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH2'11.4042'11.423151.809
687giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH2'09.8622'17.710144.878
781ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行
藤井誠暢
YH40---
869雷アジア MT900R
MOSLER MT900R
メルビン・チョー
マーティン・ショート
YH2'11.771151.408
974COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI222'11.830151.340
105マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH22'11.856151.311
117M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目遼
YH742'11.880151.283
1226UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
筒井克彦
YH202'11.900151.260
1388triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH2'12.690150.359
1431avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
山内英輝
YH122'13.348149.618
1543ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI822'13.451149.502
1610JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH2'13.553149.388
17111石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR
池田 大祐
東徹次郎
KH2'13.940148.956
18666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH2'14.189148.680
---- 以上予選通過 ----
-2I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本大樹
YH22--
  • CarNo.2は、2009 SUPER GT Sporting Regulations 第3章 第50条5 違反により予選タイムを抹消した。

SUPER GT

SGT:第4戦セパンスーパーラップ結果

■GT500 Class

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2009/06/20) Super Lap GT500 Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
11MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS401'58.124--168.900
23HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI81'58.195 0.071 0.071168.799
318ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS421'58.291 0.167 0.096168.662
46ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS281'58.719 0.595 0.428168.054
5100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS61'58.789 0.665 0.070167.955
68ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS441'58.996 0.872 0.207167.663
724HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH621'59.007 0.883 0.011167.647
835KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS241'59.584 1.460 0.577166.838

■GT300 Class

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2009/06/20) Super Lap GT300 Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
12I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本大樹
YH222'09.983--153.491
246エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田真孝
YH402'10.356 0.373 0.373153.052
311JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH322'10.410 0.427 0.054152.988
419ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH582'10.866 0.883 0.456152.455
552KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
山野直也
KH62'10.897 0.914 0.031152.420
666triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH2'11.423 1.440 0.526151.809
787giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH2'17.710 7.727 6.287144.878
881ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行
藤井誠暢
YH40----

SUPER GT

SGT:第4戦セパン公式予選1回目結果

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2009/06/20) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
15001100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS61'59.338-167.182
250026ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS281'59.489 0.151166.971
350033HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI81'59.523 0.185166.924
4500418ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS421'59.908 0.570166.388
550051MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS401'59.976 0.638166.293
6500624HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH622'00.177 0.839166.015
7500735KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS242'00.182 0.844166.008
850088ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS442'00.362 1.024165.760
9500938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS542'00.446 1.108165.644
105001012IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS382'00.484 1.146165.592
115001117KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS222'00.529 1.191165.530
125001236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS602'00.546 1.208165.507
135001332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL182'00.968 1.630164.930
145001439DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL42'01.147 1.809164.686
15300187giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田 久
YH2'09.86210.524153.634
16300281ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木孝行
藤井 誠暢
YH402'10.44211.104152.951
1730032I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH222'10.57011.232152.801
18300452KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木孝太
山野 直也
KH62'11.09011.752152.195
19300546エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH402'11.28711.949151.966
20300666triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
YH2'11.40412.066151.831
21300711JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
平中 克幸
YH322'11.43512.097151.795
22300819ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH582'11.53512.197151.680
23300969雷アジア MT900R
MOSLER MT900R
メルビン・チョー
マーティン・ショート
YH2'11.77112.433151.408
243001074COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI222'11.83012.492151.340
25300115マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH22'11.85612.518151.311
26300127M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目遼
YH742'11.88012.542151.283
273001326UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
筒井克彦
YH202'11.90012.562151.260
283001488triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH2'12.69013.352150.359
293001531avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
山内英輝
YH122'13.34814.010149.618
303001643ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI822'13.45114.113149.502
313001710JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH2'13.55314.215149.388
3230018111石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR
池田 大祐
東徹次郎
KH2'13.94014.602148.956
3330019666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH2'14.18914.851148.680

SUPER GT

SGT:第4戦セパン練習走行結果

SUPER GT INTERNATIONA SERIES MALAYSIA -RIJ- (2009/06/20) Official Practice Weather:Rainy Course:Wet
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 4 Sepang International Circuit 5.542km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500132EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL182'04.677-160.023
2500238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS542'11.997 7.320151.149
3500312IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS382'12.919 8.242150.100
450041MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS402'13.044 8.367149.959
550058ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS442'13.435 8.758149.520
6500636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS602'13.507 8.830149.439
7500724HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH622'14.644 9.967148.177
8500818ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS422'14.673 9.996148.146
9500935KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS242'14.68310.006148.135
10500103HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI82'15.56510.888147.171
1150011100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS62'15.83411.157146.879
12500126ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS282'16.73112.054145.916
135001339DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL42'16.80512.128145.837
145001417KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS222'22.71918.042139.794
15300146エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH402'24.90720.230137.683
16300269雷アジア MT900R
MOSLER MT900R
メルビン・チョー
マーティン・ショート
YH2'25.09120.414137.508
17300319ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH582'25.78621.109136.853
1830042I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH222'26.02421.347136.630
19300581ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木孝行
藤井 誠暢
YH402'26.76622.089135.939
20300687giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田 久
YH2'26.87922.202135.834
21300743ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI822'27.07322.396135.655
2230085マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH22'27.08622.409135.643
23300974COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口卓人
国本 雄資
MI222'27.66322.986135.113
243001088triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH2'28.78224.105134.097
25300117M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目遼
YH742'29.40224.725133.540
263001211JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH322'29.66624.989133.305
273001352KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
山野直也
KH62'30.19225.515132.838
283001466triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH2'30.42625.749132.631
293001510JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH2'31.06526.388132.070
303001626UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
筒井克彦
YH202'31.46326.786131.723
3130017666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH2'33.70429.027129.803
3230018111石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR
池田 大祐
東徹次郎
KH2'33.99329.316129.559
333001931avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
山内英輝
YH122'35.39230.715128.393

SUPER GT

SGT:トレルイエ、今週末のスーパーGTセパン戦に出場

FGA_0924A_DSC_6186.jpg 先日のルマン24時間レースで午前4時過ぎ、大クラッシュを起こして心配されたブノワ・トレルイエ(No.17ペスカルロ・プジョー908)は、幸い体には大きなダメージはなく今週末のセパンでのスーパーGTに出場することになった。 トレルイエのブジョーは4位を走行中、サルテ・サーキットのダンロップブリッジ先でスピン、マシンは宙を舞ってバリアに激突、マシンはコクピット以外は原形をとどめない状態だった。クラッシュ直後からトレルイエの意識はハッキリしており、今週のスーパーGTでのリベンジを狙っている。

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