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2011年7月

SUPER GT

SGT:第4戦SUGOスーパーラップ結果

■GT500 Class

SUGO GT 250km RACE -RIJ- (2011/07/30) Super Lap GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ*
MI421'26.355--154.424
239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明*
井口 卓人
MI101'28.601 2.246 2.246150.510
324ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信*
ビヨン・ビルドハイム
YH281'30.219 3.864 1.618147.811
432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍*
中山 友貴
DL21'30.625 4.270 0.406147.148
5100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也*
山本 尚貴
BS381'31.037 4.682 0.412146.482
636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー*
中嶋 一貴
BS421'31.107 4.752 0.070146.370
717KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘*
塚越 広大
BS501'32.515 6.160 1.408144.142
835D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一*
アンドレ・クート
BS21'32.960 6.605 0.445143.452
938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路*
平手 晃平
BS301'33.124 6.769 0.164143.200
1012カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ*
BS40no time---
■GT300 Class

SUGO GT 250km RACE -RIJ- (2011/07/30) Super Lap GT300 Weather:Rainy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
143ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一*
松浦 孝亮
BS221'36.963--137.530
211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸*
DL901'37.350 0.387 0.387136.983
314SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼*
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'38.523 1.560 1.173135.352
462R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太*
YH121'38.658 1.695 0.135135.167
574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資*
YH281'38.670 1.707 0.012135.151
62エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規*
YH101'38.866 1.903 0.196134.883
733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美*
藤井 誠暢
HK441'38.908 1.945 0.042134.826
84初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝*
番場 琢
YH681'40.697 3.734 1.789132.430
987リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学*
YH301'42.221 5.258 1.524130.456
1025ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士*
YH22no time---

SUPER GT

SGT:第4戦SUGOスーパーラップ ミシュラン勢がフロントロー独占!#46モーラGT-RがGT500で初のPP獲得!

2011オートバックススーパーGT第4戦「SUGO GT 250kmレース」は7月30日、宮城県のスポーツランドSUGOでスーパーラップを行い、#46S Road MOLA GT-R(ロニー・クインタレッリ/柳田真孝組)がGT500クラス三戦初年度にして初のポールポジションを獲得した。なお2番手には#39DENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)がつけ、フロントローをミシュランタイヤ勢が占拠する結果となった。
GT300クラスは#43ARTAガライヤ(高木真一/松浦孝亮組)がブリヂストンタイヤを装着して初めてのポールを獲得している。

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相次ぐ赤旗により予定を大幅にオーバーすることとなった予選1回目だったが、その後に予定されていたポルシェカップの決勝を繰り延べることによってスーパーラップは当初予定通り午後2時30分より開始された。

再び降り始めた霧雨によりコースコンディションはヘビーウェット。
各車激しい水しぶきを上げての走行を強いられたうえ、出走順によって目まぐるしく変わる路面状況に翻弄される厳しい予選となった。
そんな中、第2戦富士で威力を見せ付けたミシュランのウェットタイヤがここでもそのパフォーマンスを遺憾なく発揮する。

まずは2番手に出走した#39デンソーSCを駆る石浦宏明が1分28秒601と、最初にアタックした#35DステーションSCの脇阪寿一のタイムをいきなり4秒も上回ってみせる。
後に続く#38ZENT SCの立川祐路、#17ケーヒンHSVの金石年弘、#36ペトロナスSCのアンドレ・ロッテラーらが31~33秒台に苦しむ中、ヨコハマタイヤを装着した#24KONDO GT-Rの安田裕信は1分30秒219、ダンロップタイヤの#32エプソンHSV道上龍が1分30秒625とまずまずのタイムを記録する。

その後は次第に強くなる雨により#12カルソニックGT-RのJ.P.オリベイラーがコースオフによりノータイム、#100レイブリックHSVの伊沢拓也もピットレーンでドリフト状態になるなど苦しい走りを強いられて1分31秒台に終わり、もうこれ以上のタイム更新は不可能かと思われたが、最後に出走した#46エスロードGT-Rのクインタレッリはセクター1だけで石浦のベストタイムを1.7秒上回った上に1分26秒355と2位以下を2秒以上突き放す圧倒的なタイムを叩き出し、参戦4戦目にして初のポールポジションをもぎとってみせた。

GT300クラスは最初の3台がヘビーウェット路面でのアタックを強いられ、3番手出走の#25ZENTポルシェを駆る土屋武士のコースオフにより赤旗が提示される展開で幕を開けたが、その後は次第に天候が好転し、#74カローラの国本雄資、#11JIMゲイナー458の平中克幸、#43ガライヤの高木真一と走るたびにタイムが上がっていく状況に。
しかしその後再び雨は強くなり、霧も出てきたために#33ハンコックポルシェの影山正美以降のドライバーはタイムが低迷、その結果#43ガライヤが2009年10月のオートポリス戦以来、ブリヂストンタイヤを装着して初めてのポールポジションを獲得することとなった。

第4戦決勝は明日午後2時より68周(250km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO公式予選1回目結果

SUGO GT 250km RACE -RIJ- (2011/07/30) Qualifying 1 Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
15001*46S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI421'16.145-175.131
25002100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS381'16.840 0.695173.547
3500312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS401'17.102 0.957172.957
4500432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL21'17.167 1.022172.811
5500524ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH281'17.233 1.088172.664
6500636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS421'17.245 1.100172.637
7500717KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS501'17.292 1.147172.532
8500838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'17.302 1.157172.509
9500939DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI101'17.316 1.171172.478
105001035D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS21'17.321 1.176172.467
11500111ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS481'17.462 1.317172.153
12500126ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS361'17.592 1.447171.865
135001323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS521'17.885 1.740171.218
145001419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH221'18.143 1.998170.653
1550015*8ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS81'18.385 2.240170.126
1630012エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH101'24.202 8.057158.373
17300214SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'24.315 8.170158.161
18300362R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH121'24.643 8.498157.548
19300433HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK441'24.699 8.554157.444
20300543ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'24.719 8.574157.407
21300611JIMGAINER DIXCEL DUNLOP458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL901'24.922 8.777157.030
22300774COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH281'24.955 8.810156.969
23300825ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH221'24.986 8.841156.912
2430094初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH681'25.166 9.021156.580
253001087リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH301'25.220 9.075156.481
263001169サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
横溝 直輝
吉田 広樹
YH1'25.375 9.230156.197
273001227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH341'25.458 9.313156.045
283001388JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH221'25.736 9.591155.539
293001431ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'25.883 9.738155.273
303001586JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH21'26.25610.111154.602
313001622R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'26.73110.586153.755
---- 以上基準タイム[107%](GT500: 1'20.531 / GT300: 1'28.606)予選通過 ----
-300-7エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH1'25.747 9.602155.519
-300-66triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH401'26.17210.027154.752
-300-*5マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
筒井 克彦
黒澤 治樹
YH1'26.90010.755153.456
-300-41NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH81'27.71511.570152.030
-300-26Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YHAbsebce--
-300-360RUNUP SPORTS CORVETTE
CHVROLET CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
岡村 和義
YHAbsence--
  • CarNo.46は、ピットロード速度違反(60.936km/h)により、罰金3万円のペナルティを科す。
  • CarNo.8は、JMRC東北レース一般競技規則第9章第4条1.(ピットレーンへの進入)違反により、ベストラップ削除のペナルティを科す
  • CarNo.5は、ピットロード速度違反(56.92km/h)により、罰金2万円のペナルティを科す。
  • CarNo.5は、2011 SGT-SpR付則-5-3-3-1).4)違反(黄旗中のコースアウト)により、GT300クラス別走行時間の記録削除のペナルティを科す。

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO公式予選1回目 暫定ポールは#46MOLA GT-R

2011オートバックススーパーGT第4戦の公式予選1回目は7月30日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、#46S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が1分16秒145で暫定ポールを獲得した。
GT300クラスは#2エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電(加藤寛規/高橋一穂組)がトップだった。

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第4戦SUGOの予選はスーパーラップ方式。
混走25分間と専有走行10分間のアタックを行い、上位10台がSL進出の権利を得る。
そのための予選1回目は12時25分に混走から開始された。
公式予選日を迎えたスポーツランドSUGOは朝から雨が降ったりやんだりの難しいコンディション。公式練習はウェットで実施され、その後一旦はやんだ雨も予選1回目の開始直前に再び降り始めてウェット宣言が出されたものの、実際のコースインが始まる直前には再びやんで、全車スリックタイヤでの走行となった。

最初の25分間で好タイムを記録したのは#12カルソニックGT-R。1分17秒102と午前中のタイムを13秒短縮してみせた。続いて2番手には混走終了直前にタイムを挙げてきた#35DステーションSC430が1分17秒321で続く。一方昨年の覇者#1ウイダーHSVはこの時点では12番手、#23モチュールGT-Rが14番手、#36ペトロナスSCは15番手と有力チームが下位に沈む波乱の展開となった。
混走セッションは終了5分前にS字でスピンアウトしたGT300クラスの#88ランボルギーニを回収するために赤旗中断となった。
この時点でGT300クラスのトップは#14SGチャンギレクサスIS。
2クラス混走は残り5分から再開となったが、ここでタイムを更新する車両はなく、そのままGT300の専有に移行した。

GT300クラスの10分間の専有走行では#2紫電を駆る加藤寛規が1分24秒202を記録してトップに立つ。2番手は#14のIS、3番手には#62レガシィがつけ、#33ハンコックポルシェが4番手。しかし走行が進むにつれてハイポイントコーナー方向に霧が出始めたうえ、馬の背コーナーでは#5マッハ号RD320、#69サンダーアジアのモスラーMT900が相次いでコースアウトしてしまい、69号車の回収で再び赤旗が提示されることとなった。この時点で残り時間は1分を切っており、GT300クラスの走行はそのまま終了となった。

69号車は自力でコースに復帰したものの、コース上に大量のオイルを撒き散らしてしまったために、この処理に多くの時間が費やされ、GT500の専有走行は予定を大幅にオーバーして13時39分に漸く開始された。
この時点でSL圏外に追いやられていたのは#8ARTA HSV、#19ウェッズスポーツSC、#1ウイダーHSV、#23モチュールGT-R、#36ペトロナスSCの5台。
コースオープンと同時に各車果敢なアタックを敢行した。
その結果#36ペトロナスSCはアンドレ・ロッテラーのドライブにより1分17秒245を記録、6番手に浮上したが、#1ウイダーは11番手と一歩及ばず、#23モチュールも13番手という結果に終わり、昨年トップ争いを展開した2台がここで脱落することとなった。
一方、トップに躍り出たのは午前中の公式練習でトップタイムを記録した46号車。1分16秒145と2位以下をコンマ7秒も突き放すタイムを叩き出した。2番手には#100レイブリックHSVがつけ、混走トップの#12カルソニックは3番手でこの後のスーパーラップに臨むこととなった。

公式予選2回目のスーパーラップはこのあと午後2時30分より行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO公式練習結果

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Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUGO GT 250km RACE -RIJ- (2011/07/30) Official Practice Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI421'27.040-153.209
2500239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI101'27.322 0.282152.714
3500332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL21'28.016 0.976151.510
450041ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS481'28.841 1.801150.103
5500519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH221'29.269 2.229149.384
6500617KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS501'29.541 2.501148.930
7500724ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH281'29.746 2.706148.590
8500823MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS521'29.873 2.833148.380
9500936PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS421'30.057 3.017148.076
105001012カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS401'30.139 3.099147.942
115001135D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS21'30.392 3.352147.528
125001238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'30.530 3.490147.303
13500136ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS361'30.869 3.829146.753
1450014100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS381'30.892 3.852146.716
15500158ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS81'31.561 4.521145.644
16300143ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'36.302 9.262138.474
17300274COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH281'36.868 9.828137.665
18300311JIMGAINER DIXCEL DUNLOP458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL901'37.37410.334136.950
19300462R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH121'37.42210.382136.882
20300588JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH221'37.70410.664136.487
2130064初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH681'37.96710.927136.121
2230072エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH101'38.18911.149135.813
23300833HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK441'38.28711.247135.677
24300914SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'38.29211.252135.670
253001031ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'38.67011.630135.151
263001169サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
横溝 直輝
吉田 広樹
YH1'38.71911.679135.084
273001266triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH401'38.97411.934134.736
28300137エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH1'39.38412.344134.180
293001425ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH221'39.73912.699133.702
303001586JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH21'40.62813.588132.521
3130016360RUNUP SPORTS CORVETTE
CHVROLET CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
岡村 和義
YH1'40.66713.627132.470
323001722R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'40.68113.641132.451
333001841NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH81'40.91513.875132.144
343001987リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH301'40.97213.932132.070
353002027PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH341'42.27315.233130.389
36300215マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
筒井 克彦
黒澤 治樹
YH1'42.38215.342130.251
373002226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH1'43.49416.454128.851
  • CarNo.6は、黄旗区間の追い越し違反(T6~T7)により、公式予選1回目の5分間停止のペナルティを科す。
  • CarNo.22は、ピットレーン通過速度違反(55.7km/h)により、罰金2万円のペナルティを科す。

F4西日本シリーズ

F4:第4戦鈴鹿 中野貴功がポールトゥウィン! 平川亮が最後尾から2位にジャンプアップ!

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 予選・決勝ともに梅雨明けの猛暑の中で行われ、予選は平川が一人2分5秒台で、2番手の中野をコンマ8秒近く離して、余裕のポールポジションを獲得。

 決勝は、予選上位2台がスタートに失敗。高星がトップに立つがマシンの差があり、3周めには中野が抜き去る。平川は最後尾に落ちるがその後猛追し、7周目に3番手の高星に迫り、ついにこれを抜き去って2位に上がってゴールした。

Text & Photo: Motorsports Forum

2011鈴鹿クラブマンレース -RIJ- (2011/07/10) Final Race Wether:Fine Course:Dry
F4 Round4 Endurance Stage 鈴鹿サーキット 5.807km

Pos No Cls Driver Type Team
Car
Laps Total Time Delay
1 4320001中野 貴功RD10WTRANDSテイクファースト10W制動屋10 21'33.224-
2 1420002平川 亮F108クラリオン JSS ZAP F10810 21'40.515 7.291
3 518501高星 明誠W-006ZAP SPEED MT 00610 21'44.493 11.269
4 620003山口 大陸F108タイロク エクシード"10810 21'48.462 15.238
5 4418502塚田 光彦W-056東海電装・WEST・Sprint・05610 21'51.467 18.243
6 9918503早坂 公希W-006エクシズレーシング☆CMS☆芳豆樹00610 21'52.188 18.964
7 8220004栗原 正之RD10Wテクノクラフト ハヤブサ F410 21'52.706 19.482
8 7318504近藤 翼W-006ZAP SPEED TK 00610 21'55.929 22.705
9 3320005吉本 晶哉RD10WAY-DESIGN 制動屋WAKOS10W10 21'59.876 26.652
10 1818505朱 載維W-006ZAP SPEED DZ 00610 22'02.194 28.970
11 5618506川村 和希W-976プロジェクトKK マース 97610 22'03.608 30.384
12 7118507大島 功稔W-056T-flap レブリ05610 22'06.408 33.184
13 2718508平井 祐次W-006中古車屋ナメトンカ00610 22'07.836 34.612
14 3520006高橋 忠克KK-ZS高宮商事ミストKK-ZS10 22'09.476 36.252
15 220007上田 和秀MC090EXEDY☆MC09010 22'13.747 40.523
16 3118509辻 恵路W-056Broval.Jp☆05610 22'17.820 44.596
17 29185010細川 義成W-006NY☆ES☆TODA10 22'23.234 50.010
18 34185011三浦 勝W-006CMS 00610 22'27.775 54.551
19 720008島田 龍吾MC090R-Racing F10 22'36.190 1'02.966
20 4185012小林 佐知男W-006C.FACTORY-RacingF00610 22'40.446 1'07.222
---- 以上規定周回数(9Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.14 平川 亮(クラリオンJSS ZAP F108) 2'07.720 (4/10) 163.68km/h

Japanese F3

JF3:第4戦決勝 上位3人のコメント

■Cクラス
優勝 安田裕信(スリーボンド)
f3_r04_r_pc_yasuda 「昨日自分でミスして悔しいレースだったが、今日勝ててホッとしています。富士は厳しいと思っていたがテストでそこそこいけると判り、煮詰めれば勝てるとは思っていました。できたらこのまま2レース目をやらずに帰りたいんですけど(笑)」
決勝2位 山内英輝(ハナシマレーシング)
f3_r04_r_pc_yamauchi 「スタートからついていこうと思いましたが安田選手のペースがよくて、一杯一杯で走ったんですけど。クルマの状態がよくないので煮詰めていかないとと思っています。チームとも話し合っていいものを見つけられるようにしたいです」
決勝3位 関口雄飛(B-MAX)
f3_r04_r_pc_sekiguchi 「悪いスタートじゃなかったんですけど、蒲生君がいいスタートだったので4位になってしまいました。今日は自分のクルマの状態がよく、後半もタレがなくて。(蒲生との3位争いは)Bコーナーで思い切っていったんですけど、向こうがライン一本残してくれなければ飛んでたんで、感謝しています」 」
■Nクラス
優勝 千代勝正(NDDP)
f3_r04_r_pc_chiyo 「走り出しからドライのフィーリングがよく、落ち着いてセットアップしていきました。後ろにCクラスのドライバーも居たので前半にリードを築けば逃げ切れると思ってレースをしていました。後半ペースダウンしてしまって、野尻選手が追い上げてきたんですが集中を切らさないように走り切りました」
決勝2位 野尻智紀(HFDP)
f3_r04_r_pc_nojiri 「予選がよくなかったのが響いたのと、スタートがよくなかったので。ペース自体は千代選手より速かったので残念ですが、2位というのは最低限の結果かなと思います。苦手意識を持たずに研究して次のレースに臨みたいです」
決勝3位 ギャリー・トンプソン(KCMG)
f3_r04_r_pc_tompson 「今年最悪のスタートでポジションを落としたのが残念でした。これ以上差を広げないよう、ポジションを落とさないように走りました。ブレーキなどのトラブルが解消できていないので、解決して次もいいレースをしたいと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第4戦決勝 #12安田が安定した走りで昨日の雪辱を果たす。Nクラスは#23千代が優勝

全日本F3選手権第4戦の決勝は6月12日午前に富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#12安田裕信(ThreeBond)が終始安定したペースで後続を突き放し、今季通算2勝目を挙げた。
Nクラス優勝は#23千代勝正(NDDP RACING)だった。

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第4戦決勝は午前10時55分より21周で行われた。
今回のグリッドは雨の予選ということもあってか2列目に千代、#20ギャリー・トンプソンとNクラスの車両が並んだ。トンプソンはスタートに失敗して順位を落としたものの、千代はスタートでCクラスの上位陣に割って入ってトップ争いに加わってみせた。
ホールショットを決めたのはポールの安田。2番手スタートの#5山内英輝、3番手は#1蒲生尚弥、それに続いて4番手が千代だったが、2周目の1コーナーで#50関口雄飛が千代のインに飛び込んで4位に浮上、そのまま蒲生との差を詰めにかかった。

トップの安田はその後も安定したペースで後続との差を徐々に広げていき、最後は2位に3.868秒もの大差をつけて力強いガッツポーズとともにチェッカーを受け、今季通算2勝目を挙げた。

2位は山内。安田を追うことは叶わなかったものの、こちらもミスのない走りで表彰台をものにした。

一方、序盤から終盤まで熾烈を極めたのが蒲生と関口による3位争いだ。
蒲生のテールに張り付いて隙を伺っていた関口が最初に仕掛けたのは8周目。最終コーナーでインに入り込むが蒲生は押さえ込んでホームストレートへ。続く1コーナーで再びインに飛び込む関口をコカコーラコーナーで抜き返す蒲生。2台が熾烈なバトルを繰り返すうちに5位には#36リチャード・ブラッドレーが上がってきて徐々に接近してきた。
関口は15周目にもアタックを敢行。1コーナー、コカコーラコーナーと蒲生のアウト側に並びかけ、更には100Rでもインに飛び込んでいく。懸命に押さえ込む蒲生だったが、続く16周目のダンロップコーナーで遂に関口が前に出た。

関口はその後も2位山内との差を1周当たりコンマ5秒のハイペースで縮めにかかったが、蒲生とのバトルの間に開いた差に対して残り周回数はあまりに少なく、結局山内に1.5秒差まで迫ったところでレースを終えた。

Nクラスは総合3番手スタートの千代がトンプソンの後退や追い上げてくるCクラスのドライバーなどにも助けられて序盤でリードを築き上げ、クラストップを一度も譲らずに走りきった。
2位には#37中山雄一、#7三浦和樹、#20ギャリー・トンプソンを次々に攻略してきた#8野尻智紀がつけた。野尻は終盤千代との差を縮めにかかったがあと1.2秒届かなかった。
スタートで失速したトンプソンもレースではよく挽回して3位でフィニッシュしている。

第5戦決勝はこのあと午後4時40分より21周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第4戦富士決勝結果

THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2011/06/12) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 4 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
112C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE21
25C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE213.868
350C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE215.329
41C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE217.789
536Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2110.684
619C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE2128.522
723N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2136.709
88N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2137.928
920Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE2141.969
107N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2148.770
1137N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE2149.145
1222N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2151.034
1377N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE211'21.739
146N石川 資章コルサ・スクーデリアF306DALLARA F3063S-GE211'27.908
---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ----

Japanese F3

JF3:第4戦公式予選 #12安田が連続ポール。Nクラスは#23千代が総合でも3番手につける

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全日本F3選手権第4戦の公式予選もまた#12安田裕信(ThreeBond)がポールポジションを獲得。タイムは1分51秒948だった。Nクラスは#23千代勝正(NNDP RACING)が総合でも3番手に入る1分52秒938を記録してトップだった。

第3戦の公式予選から10分間のインターバルを挟んで第4戦の公式予選が行われた。
今回は3レース開催となっているが、予選セッションが設けられているのはこの第4戦まで。第5戦は第3戦決勝のベストタイム順でグリッドを決めることとなっている。

ここでも序盤は#5山内英輝がトップに立ち、これを安田が追い上げる展開となった。雨脚は次第に弱まってきており、各ドライバーとも第3戦からは大幅にタイムアップを果たしてきた。
まずは山内が開始5分で1分52秒635と第3戦のポールタイムを上回ってみせると、終了1分前に安田が1分52秒509を叩き出してトップに躍り出る。安田は最後のアタックでも1分51秒948とタイムをさらに縮め、今季通算3度目のポールポジションを獲得した。
2番手の山内に続いたのは、なんとNクラスの千代。総合4番手にもNクラスの#20ギャリー・トンプソンがつける。
1A-Zより重い3S-Gエンジンを使うNクラスは重量バランスがやや後ろ寄りになるため、こうしたウェットコンディションではトラクションに優れて有利に働く側面があるようだ。

第4戦決勝は明日の午前10時55分より21周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO/ Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第4戦富士公式予選結果

THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2011/06/11) Qualifying-Session: Weather:Rainy Course:Wet
2011 All Japan F3 Championship Round 4 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
112C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE1'51.948--146.74
25C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'52.5370.5890.589145.97
323N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'52.9380.9900.401145.45
420Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'53.1011.1530.163145.24
550C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1'53.1161.1680.015145.22
61C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1'53.5701.6220.454144.64
7*36Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'53.5791.6310.009144.63
837N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1'53.6341.6860.055144.56
97N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'53.6871.7390.053144.49
108N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'53.8331.8850.146144.31
1122N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'54.7882.8400.955143.11
1219C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'55.1323.1840.344142.68
1377N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE1'58.0146.0662.882139.19
146N石川 資章コルサ・スクーデリアF306DALLARA F3063S-GE2'01.6529.7043.638135.03
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'03.72111.7732.069132.77
  • CarNo.36は、2011富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、公式予選結果に対し3グリッド降格のペナルティを科す。

D1 GRAND PRIX

D1:第4戦鈴鹿 斎藤太吾が単走、追走ともに制覇し総合優勝を飾る! (D1)

 プロフェッショナルドリフトの最高峰「2011 グランツーリスモD1 グランプリ第4 戦鈴鹿サーキット」は、5 月22 日(日)に鈴鹿サーキット(三重県)ダンロップコーナーでファイナル競技が開催され、午前中に開催された単走ファイナルでは、ほぼ完璧な走りで斎藤太吾(プレミアムジャパンwith ダイゴ)が優勝。午後に行われた追走ファイナルでも、再々戦の末、斎藤太吾が今村陽一(SGC BOSS with DUNLOP)を破り、両競技を制覇し総合優勝を果たした。なお観客は5月21日(土)~22日(日)の2日間で合計のべ9,984人だった。

【5月21日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選

 前回のオートポリス戦の途中打ち切りで、異例のランキング下位に落ちていた日比野哲也(Team UPGARAGE with DROO-P)、今村陽一、末永正雄(M7 RE 雨宮SGC with TOYO TIRES)らは問題なく予選を通過。特に日比野哲也は正確なマシンコントロールとずば抜けたスピードで最高得点を記録し、予選をトップで通過した。

【5月22日(日)天候:雨のち曇り 路面:ドライ/ウェット/セミウェット】
■単走ファイナル

 予選に引き続きスピードとマシンコントロールに勝る日比野哲也がリード。しかし最後に走行した斎藤太吾が、濃厚なタイヤスモークを出しながらアクセルを踏み続ける豪快なドリフトで圧倒。逆転で単走ファイナル優勝を決めた。

■追走トーナメント
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追走トーナメント決勝戦 (アウト:今村陽一、イン:斎藤太吾)

 開始直前に雨が降り出し競技はウェット路面で始まったが、ベスト4対戦時には雨が止みドライ路面に変化。この状況で調子を崩したのは日比野哲也。今年からマシンがターボ仕様となり、まだウェット路面での走らせ方がつかめていないという日比野哲也は、ベスト8で斎藤太吾と対戦したがリズムを崩してあっけなく敗北。

 結局ベスト4に残ったのは斎藤太吾、高橋邦明(GOODYEAR Racing with Kunny’z)、今村陽一、野村謙(BLITZ DFellow)の4名。斎藤太吾vs 高橋邦明の対戦は、高橋邦明には大きなミスはなかったものの、斎藤太吾がインを差してアドバンテージを獲得して勝ち上がり、今村陽一vs 野村謙の対戦はやはり今村陽一が野村謙のインに入りアドバンテージを獲得し決勝進出を果たした。

 3位決定戦は、敗れた野村謙vs 高橋邦明で行われ、延長戦の末、野村謙がドライブシャフトを破損し惜しくもリタイヤ。高橋邦明が3位に決定した。決勝は接戦で再々戦までもつれ込み、先行ではイーブンとしたものの、後追いでは斎藤太吾が集中を切らさず終始接近距離でドリフトを合わせ、アドバンテージを獲得。単走ファイナルに続き追走ファイナルでも優勝し、第4戦の総合優勝を果たした。なお、総合順位は単走ファイナルと追走トーナメント両競技の合計ポイントで決まるため、2 位には高橋邦明が入り、今村陽一は3 位だった。

単走ファイナル、追走トーナメントを制し第4戦総合優勝を決めた斎藤太吾選手
d1_r04_02.jpg  優勝経験のあるサーキットは、スタートからコーナーまでのストレートが長く、大パワーのマシンに乗る選手が有利と言われていた。しかし鈴鹿はストレートが短くパワーがすべてではないので、この鈴鹿で勝ちたかった。今の気分は最高です。
Text & Photo: D1コーポレーション

D1 GRAND PRIX

D1:2011 グランツーリスモD1 グランプリ、第4 戦鈴鹿サーキット 5月21日(土)~22日(日)開催 (D1)

d1_r04_1.jpg  株式会社D1 コーポレーション(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木脩己)は、ドリフト競技の最高峰、2011年D1グランプリシリーズ(全8戦)「2011グランツーリスモ D1グランプリ第4戦鈴鹿サーキット」を、5月21日(土)~22日(日)の2日間、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催する。

今年D1GPシリーズは「笑顔復活!負けないぞ日本。」をスローガンとして掲げ、「東日本大震災」に伴う復興支援活動を行う。さらに「笑顔復活」を目指すD1と吉本興業のコラボレーションが決定し、決勝日22日には「モンスターエンジン」(西森洋一と大林健二)と、「バッドボーイズ」(佐田正樹と大溝清人)が来場し、会場を盛り上げてくれる。

さらに、今大会にはゲスト解説者としてPCWRC チャンピオンの経歴をもつ新井敏弘選手の来場が決定。世界で戦ってきた豊富な経験からわかりやすく解説してくれる。

鈴鹿サーキットでの開催は、2008年以来3年ぶりとなる。この間、鈴鹿サーキットは改修工事も行われ、路面は滑らかになった。さらにD1マシンも進化しているので、よりダイナミックな走行が期待できる。

競技区間は、ダンロップコーナーを逆走で行う。下り勾配で進入してくるため速度も高く、真横を向きながら走ってくるマシンの大迫力ドリフトを堪能できる。

第3戦オートポリス大会では、天候不良のため追走2nd Stage途中で終了となり単走Finalの結果がそのまま総合ランキングとなった。このため、単走Finalで高得点を残せなかった昨年シリーズチャンピオンの今村陽一選手(シルビア)をはじめ、末永正雄(RX-8)選手、日比野哲也(ハチロク)選手はシードから外れ、追走1st Stageからの挑戦となる。一方、単走ポイントが総合結果を左右するカギにもなるため、単走で高いポイントを獲得できれば、シード以外の選手にも当然チャンスがある。

新生鈴鹿サーキットで、ニューヒーローが誕生する可能性もある。

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 エントリーリスト

Text & Photo: D1コーポレーション

Formula Nippon

FN:第4戦もてぎ ロイック・デュバル選手が今シーズン初優勝、Hondaが1-2フィニッシュを達成 (HONDA)

fn_r04_h_r01.jpg  8月8日(日)、栃木県・ツインリンクもてぎにおいて、2010年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦の決勝レースが開催された。

 本大会は今年10周年を迎えたHondaのファン感謝イベント「Enjoy Honda MOTEGI 2010」が併催されたこともあり、8月7日(土)公式予選、8日(日)決勝の2日間ともに、夏休みの家族連れ観戦客の姿も数多く見られた。

 シーズンの折り返しとなる第4戦もてぎラウンドは、ドライバーによるシリーズポイント争いの行方を占う重要な一戦となる。現在、トップと7ポイント差3位(計18ポイント)につける#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は、念願のタイトル獲得に向けて上位のドライバーとのポイント差を縮めることが必要となる。また、5位(計9ポイント)の#10 塚越広大選手(HFDP RACING)や、6位(計9ポイント)の#1 ロイック・デュバル選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、7位(計8ポイント)に位置するルーキーの#31 山本尚貴選手(NAKAJIMA RACING)も優勝争いに加わる力を身につけてきており、目の離せない展開となることが予想されている。なお、今大会より#3 松田次生選手(KONDO RACING)が新たに本シリーズへ参戦し、参加台数は計15台となった。

 今年は、全国的に真夏日が続く厳しい気候となっているが、7日(土)に行われた公式予選も、朝から強い日差しが照りつけ、気温35℃、路面温度は 50℃を超える炎天下での戦いとなった。決勝のグリッド争いは、15台の出走マシンが第1セッションの上位12台、第2セッションの上位8台が最終セッションに進む計3回のノックアウト方式により行われた。

 予選第1セッションでは、ルーキーの山本選手が初めてのトップタイムとなる1分35秒650を記録した。5番手にディフェンディング・チャンピオンのL.デュバル選手が続き、午前中のフリー走行でトップタイムをマークしていた小暮選手は6番手となった。#2 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は9番手、塚越選手と#16 井出有治選手(MOTUL TEAM 無限)は11、12番手と続き、Hondaエンジン搭載マシン全車が第2セッションへ駒を進めた。

 第2セッションでは、小暮選手がトップタイムとなる1分35秒428を記録。L.デュバル選手が4番手、山本選手が6番手タイムを記録して最終セッションへ駒を進めた。塚越選手、井出選手、伊沢選手の3選手は、9、11、12番手となり、決勝グリッドが確定した。

 最終セッションでは、小暮選手がこの日の最速タイムとなる1分35秒347を記録し、今季2度目のポールポジションを獲得した。2番手にL.デュバル選手が入り、フロントローをHondaエンジン搭載車が独占することとなった。この2人はSUPER GTでのチームメート同士でもある。フリー走行から好調な走りを見せていた山本選手は自己最高位となる4番グリッドを獲得し、明日の優勝争いに大きな期待を抱かせる結果となった。

 8日(日)の決勝レースは、予選に引き続いて晴天となり、決勝レースが開始される直前の午後2時15分時点で気温34℃、路面温度47℃と非常に厳しいコンディションとなった。全15台のマシンは、1周のフォーメーションラップののち、午後2時18分に決勝のスタートが切られた。

 スタートは、2番グリッドのデュバル選手がすばらしい飛び出しで、ポールポジションの小暮選手からホールショットを奪う。オープニングラップを終え、ほかのHonda勢の順位は、4番手スタートの山本選手が順位を2つ下げて6位、井出選手が8位、伊沢選手が10位、塚越選手が11位と続く。山本選手は序盤で、コース上のパーツを踏んだ影響でタイヤトラブルを抱え、ペースが上がらない状況が続く。シリーズランキング5位につける塚越選手は、果敢な走りで3周目に伊沢選手をパスして10位に浮上する。

 5周目、4位を走行するマシンが電気系のトラブルによりリタイアとなったため、山本選手、井出選手、塚越選手、伊沢選手は1つずつ順位を上げる。

 トップのL.デュバル選手は、小暮選手との差を約1秒差に広げ、安定したペースで走行を重ねていく。2位の小暮選手も急いでトップを奪い返す様子はなく、落ち着いた走りで2セット目のタイヤ交換後に逆転を狙う作戦を採る。

 18周目、トップを走るL.デュバル選手は、後続の小暮選手との差を徐々に広げ、2秒399となった。また、小暮選手の背後に続く2台のマシンを含めた4台が5位以下との差を大きく広げたため、トップ争いは4台に絞られる展開となった。

 この時点で、山本選手、塚越選手、井出選手の順位は、それぞれ5、8、9位となっており、16周終了時に先陣を切ってタイヤ交換と燃料補給のピットインを行った伊沢選手は暫定13位となっている。井出選手も19周終了時にピットインを敢行するが、この2台以外のマシンは26周以降までタイヤ交換と燃料補給を行わなかった。

 レース中盤になり、ほかのマシンが続々とピットインを始めたため、暫定6位まで浮上した塚越選手が28周終了時にピットイン。順調にタイヤ交換と燃料補給を済ませたものの、ピットアウト時にエンジンがストールしていまい、再スタートをするまでにタイムを大きくロスしてしまう。その結果、コースに復帰した時点で最後尾まで順位を下げてしまう。次周には、タイヤトラブルを抱えながらも粘り強い走りにより5番手を堅守していた山本選手がピットインを敢行。これにより上位3台を除いたすべてのマシンがピットインを行った。

 トップ争いの4台は、一定の距離を保ちながら走行を重ねたが、33周終了時に2位の小暮選手がピットインを敢行した。ここで約20秒のピット作業が生じた小暮選手のマシンは、コースに復帰した時に順位を2つ下げて4位となってしまう。次周に暫定2位のマシンがピットインを敢行したが、この日3台目となるエンジンストールを起こして大きく遅れたため、小暮選手は3位にポジションを戻し、山本選手が4位に浮上した。

 トップを走るL.デュバル選手は、35周目に出場マシン最後となるピットインを敢行し、トップのままコースに復帰。この時点でL.デュバル選手がトップ、小暮選手が3位、山本選手が4位、井出選手が9位、伊沢選手が10位、塚越選手が12位となっている。

 ピット作業での出遅れを取り戻すべく、追い上げを図る小暮選手は、39周から3周連続で自己ベストタイムを更新し続け、2番手選手との差をコンマ8 秒まで詰め寄っていく。

 44周目、12番手を走行する塚越選手は前方選手を抜き去り、11番手に順位を上げると、次周にもさらに順位を上げて10番手となる。 2位のマシンを攻め続けていた小暮選手は、レースが残り3周となる50周目の90度コーナーでついにとらえて、2位に復帰する。

 スタートでトップを奪ったL.デュバル選手は、最後までその座を明け渡さずに52周のチェッカーフラッグを受けた。L.デュバル選手にとって、今シーズン初優勝であり、昨年の最終戦SUGO以来のフォーミュラ・ニッポン通算9勝目となった。小暮選手は2位でチェッカーを受け、貴重な9ポイントを獲得。山本選手は、ルーキーとは思えぬ粘り強い走りで自己最高位となる4位入賞を果たした。井出選手、塚越選手、伊沢選手は、それぞれ9位、10位、11位に入り、Honda勢は全台完走を果たした。

 この結果、小暮選手はドライバーによるシリーズポイント争いで、首位と1ポイント差の計27ポイントに迫り、L.デュバル選手が19ポイントで5 位、山本選手が13ポイントで6位に浮上した。

コメント
坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
 「前戦の富士ラウンドではエンジンのトラブルで、チームにもドライバーにも悔しい思いをさせてしまいました。この大会に向けて、さまざまな角度から見直しを行った結果、予選・決勝ともに1、2位のリザルトを残すことができ、リベンジを果たせてとてもうれしく思っています。また、我々のマシンの力を証明できたとも考えています。この勢いのまま、後半戦もいい結果を出せるよう、第5戦のSUGOには、さらにバージョンアップをさせたエンジンを投入する予定です。ドライバーのチャンピオン争いもし烈さを増していますが、ルーキーの山本選手も表彰台を狙えるだけの実力を発揮してきたこともあり、しっかりとサポートを行い、残りの一戦一戦を大事に戦っていきたいと思います」
ロイック・デュバル選手(優勝 #1 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「今日はいいスタートを切ることができました。前回の富士ラウンドのスタートで悔しい思いをしましたが、チームの対策を信頼していましたので、自分はベストを尽くすだけだと考えていました。 ツインリンクもてぎはパスをするのが難しいコースなので、スタートでトップになったことでレースを優位に運ぶことができました。今日の優勝は、チームが一丸となって取り組んできた結果だと感謝しています。今シーズンは、チーム移籍を行ったこともあり、4戦目という早い段階で勝てるとは思っていませんでした。しかし、第3戦富士でのポールポジション獲得と今回の優勝で、後半戦は自信を持って戦っていけると思います。これからは、優勝争いのことは考えずに、一戦一戦を大事に戦うだけです」
小暮卓史選手(2位 #32 NAKAJIMA RACING)
 「ポールポジションからのスタートで、慎重に挑みましたが、デュバル選手にホールショットを奪われてしまいました。振り返ってみるとそれがレース結果を決定づけたと思います。レース序盤は、デュバル選手についていくことができましたが、後半はタイヤのマッチングがうまくいかずに、ペースを上げることはできず、2位争いを強いられることになりました。2位争いでは、最後にタイヤが厳しくなると予測しながらチャンスを狙っていました。結果的に、残り3周での1回のチャンスをものにすることができてよかったです。優勝できなかったことは悔しいですが、2位を獲得したことにより、シリーズタイトル争いでトップの選手と1ポイント差まで詰め寄りました。次戦以降は、SUGO、オートポリスと自分が得意とするコースが続くので、自信を持って挑みたいと思います」
山本尚貴選手(4位 #31 NAKAJIMA RACING)
 「スタートで順位を下げてしまい、さらに序盤でコース上に落ちているパーツを拾ってしまいました。その影響で右前タイヤがスローパンクチャーを起こしてしまい、マシンが思うように曲がらない状態となりました。ピットインによるタイヤ交換後は、マシンバランスは改善されてペースも上がったので、スタートを含めたレース序盤の展開が悔やまれます。ただ、チームの戦略のおかげで最終的に順位を4位に戻すことができ、スタッフには感謝の気持ちでいっぱいです。また、今日は本当に暑い中にもかかわらず、ファンの人たちが熱心に応援してくれていたことも、レースを運ぶ上でとても励みとなりました。今大会では、予選からマシンの速さが証明されましたし、心の中でポールポジションや優勝を狙いたいと思う、意識の変化が生まれたことが大きな収穫であり、自信につながると思っています」
Text & Photo: HONDA

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FN:第4戦もてぎ 猛暑のもてぎで平手晃平が3位表彰台獲得 (TOYOTA)

  • コース:ツインリンクもてぎ(4.801km)
  • 予選:8月7日(土)晴:ドライ
  • 決勝:8月8日(日)晴:ドライ
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3位表彰台を獲得した平手晃平

 フォーミュラ・ニッポンの第4戦が8月7日(土)、8日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。  全7大会で戦われる2010年シーズンも折り返しとなり、混戦模様のランキング争いの中で、後半戦へ向け、ポイント争いも激しさを増している。

 今大会より、2008年までフォーミュラ・ニッポンに参戦していたKONDO Racingが、2007年、2008年のシリーズチャンピオンである松田次生を擁して同シリーズに復帰することとなった。参戦ドライバー&チームの増加によって、更に白熱した展開が期待される。

 今大会は真夏の暑さの下でのレースとなり、タイヤ交換が義務付けられた250kmの長丁場。ブレーキに厳しいツインリンクもてぎで、タイヤやブレーキのマネージメント、燃費を含めたピット戦略も非常に重要となるほか、ドライバーの体力的にも厳しいレースが予想された。

 7日(土)午前中、1時間に渡って行われたのフリー走行を経て、午後2時10分よりノックアウト方式の公式予選がスタート。

 Q1では、午前中のフリー走行では4番手と好調だったTDPドライバーの石浦宏明(Team LeMans)が、13番手でまさかのQ1 敗退となってしまった。ルーキーのTDPドライバー 井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)と、同じくルーキーのケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)もQ2に進めず、それぞれ14、15番手が確定した。

 予選Q2では、Q1で2番手と気を吐いた平中克幸(KCMG)がタイムを伸ばせず、10番手で敗退。今大会久々の復帰戦となった松田は、最後に8番手に飛び込み、見事Q3への進出を決めた。

 Q3では、目下ポイントリーダーのJ.P.デ・オリベイラ(Mobil1 TEAM IMPUL)が好タイムをマークし、更にタイムアップを狙ったが、痛恨のスピン。3番手となった。上位7台がコンマ4秒内に入るという僅差の予選となり、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が5番手、TDPドライバーの平手晃平(Mobil1 TEAM IMPUL)が6番手、TDPドライバー 大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S)が7番手。終盤アタックに入った松田は、スローダウンしていた車両に引っかかりタイムアップならず。8番手グリッドとなった。

 8日(日)も、やや雲はあるものの好天に恵まれ、気温34度、路面温度46度の暑さの中で、午後2時19分にレッドシグナルがブラックアウト。52周の決勝レースがスタートした。

 5番手グリッドのロッテラーが好ダッシュを見せ、3位に浮上。オリベイラ、平手が続いてのスタートとなった。  スタート直後の1コーナーを立ち上がったところで、8番手からスタートを切っていた松田が、後続車両に接触され、スピン。コースアウトを喫し、1周目にして無念のリタイアとなってしまった。

 3位を走行していたロッテラーは、4周目に突然のスローダウン。スタート直前にエンジン不調に見舞われたものの、グリッド上で修復し、無事スタートを切ったロッテラー車だったが、再びトラブルに見舞われ、ピットへ。そのままレースを終えることとなり、ポイント争いでは痛いノーポイントとなってしまった。

 このロッテラーがスローダウンしたのが黄旗区間(追い越し禁止)だったため、直後につけていたオリベイラ、平手らは共にスローダウンを余儀なくされ、上位2台との差は大きく開いてしまった。

 この時点で2位とは7秒もの大差をつけられたオリベイラだったが、その後ハイペースの追い上げでこの差を着実に詰めていき、 23周目には2秒を切るまでに迫った。

 レースがちょうど半分を終えた26周目終了時点で、12、13位を走行していた井口とコッツォリーノがピットイン。給油とタイヤ交換を終え、1周遅れの、首位争いグループ付近でコースに復帰した。

 上位3台が、周回遅れとタイヤの摩耗によりペースが落ちる中で、平手は27周目、上位グループでは最初にピットイン。素早い作業でコースに戻ると、トップ3よりも2秒近く速いペースで前との差を詰めていった。

 33周目終了時、2位走行中の小暮卓史(NAKAJIMA RACING)がピットへ向かうと、その間に平手が先行し、3位に浮上。しかし、翌周ピットインしたオリベイラは、痛恨のエンジンストール。なかなかエンジンを再始動することができず、大きくタイムロス。7位まで順位を落としてしまった。

 35周目終了時にトップのロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がピットイン。追い上げる平手とのポジション争いに注目が集まったが、デュバルは平手の僅かに前でピットアウト。1秒以内の僅差での首位争いとなり、逆転を狙った平手だったが、惜しくも叶わず。

 その後、2位での走行を続けた平手だったが、残り2周、ファイナルラップに入る直前の90度コーナーからの立ち上がりで3位につけていた小暮の先行を許し、3位に後退。そのまま3位でチェッカーを受けることとなった。平手は前戦に続き2戦連続の表彰台獲得。

 終盤オリベイラからの猛追を凌ぎきった大嶋が5位、オリベイラが6位、平中が7位、石浦が8位に入り、ポイントを獲得した。

 今大会の結果、オリベイラは僅か1ポイント差ながらランキングトップをキープ。平手が5ポイント差の3位に浮上。今回ノーポイントに終わったロッテラーだったが、トップのオリベイラとは8ポイント差の4位につけており、残る後半3戦でのタイトル争いはまだまだ全く予断を許さない状況となっている。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

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FN:第4戦もてぎ決勝 上位3人のコメント

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優勝 ロイック・デュバル(ダンディライアン)
fn_r04_r_pc_duval  「今回はいいスタートが出来ました。前回のトラブルについては心配していませんでした。チームが対策してくれていると信じていたし、僕は可能な限りベストを尽くすだけだと思っていましたから。ここは抜きにくいコースなので、スタートでトップに立てたことで有利になりました。これはチームとホンダが一丸となって取り組んだ結果です。移籍すればイチからチームを作っていかなければならないことは判っていましたが、鈴鹿の1コーナーでのアクシデントや、前回の富士のようなトラブルなど、結果が出ないのはアンラッキーな面もあっ他のだと思います。4レース目で勝てたことで、残りのシーズンもいいレースが出来そうです」
2位 小暮卓史(ナカジマ)
fn_r04_r_pc_kogure  「富士ではポールが取れずに悔しい思いをして、決勝でもウィングを曲げてしまってペースが上げられませんでした。今回はスタートで前に出られたのが大きかったですね。1セット目の前半は速いペースで走れましたが、後半はリヤのグリップがなくなって厳しかったです。ここで付いていけなかったのが敗因ですね。2セット目では内圧を調整したお陰でよくなりました。平手選手はかなり前にピットインしていたので、後ろで見ていてもタイヤが厳しそうでした。そのうちチャンスが1回だけ来て、それがたまたまうまくいきました」
3位 平手晃平(インパル)
fn_r04_r_pc_hirate  「スタートで前に出ることが出来ましたが、ラップタイムでトップから遅れてしまい、タイヤが厳しくなってきたのでエンジニアの村田さんと相談して早めにピットに入ったらそれがうまくいきました。トップの連中が1分40秒台までタイムが落ちるまで引っ張っていたので、前に出ることが出来ました。終盤は手足に軽い痺れが出てきつかったです。そのせいで集中が切れた瞬間にヘアピンのブレーキをミスしてしまい小暮さんに後ろに疲れてしまいました。もてぎでは過去にも大きな事故をやっているし、結果が出ていなかったので、表彰台に乗ることが出来て嬉しいです。2008年、2009年と後半戦にたれてくる傾向があるので、今年は残りの菅生や鈴鹿で結果を出してできれば最年少チャンピオンを獲りたいです※」
優勝チーム監督 村岡潔(ダンディライアン)
fn_r04_r_pc_muraoka  「ポールポジションを獲るまでがこんなに大変なことだと思いませんでした。ロイックが来てくれて、トップレベルのポテンシャルを出せるようになりました。富士でポールポジションが獲れたので、結果が出るのももうすぐだと思っていました。今日のは想定内で一番いい結果です。これもみなさんのおかげです。チームとしても富士辺りからよくなってきているので、これからもトップを目指していきます。今はチャンピオンどうこうよりも次のポール、次の優勝を狙うことで精一杯です」
  • フォーミュラニッポンの最年少チャンピオンは1996年のラルフ・シューマッハーで21歳。平手は現在24歳なので、残念ながら記録更新にはならない
Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第4戦もてぎ決勝 デュバル移籍後初優勝!! PPの小暮は2位に終わる

全日本選手権フォーミュラニッポン第4戦の決勝レースが8月8日、ツインリンクもてぎで行われ、予選2番手の#1ロイック・デュバル(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)がスタートでトップに立ち、そのまま逃げ切って今季初勝利を挙げた。
終盤#20平手晃平(Mobil 1 TEAM IMPUL)とのドッグファイトを制した#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が2位。
惜しくも小暮に敗れたものの、見事なピット戦術で順位を上げた平手が3位に入った。
ポイントリーダーの#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)はピットストップでのエンジンストールが祟って6位に終わった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日8,000人、決勝日16,000人)

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決勝レースは午後2時15分スタート。気温35.5℃、路面温度は58℃に達し、熱く厳しい状況での52周の戦いが始まった。
ホールショットを奪ったのはデュバル。小暮は僅かに動き出しが遅れ、2位で1コーナーをクリアしていく。その後方では#3松田次生に#16井出有治が右後方から接触、久々のフォーミュラニッポン参戦となった松田はここで早くも姿を消すこととなった。

小暮は序盤デュバルにぴったりと張り付き、隙を伺いながら周回を重ねていたが、タイヤの内圧設定の問題から次第にリヤタイヤのグリップを失っていき、7周を過ぎた辺りから徐々にデュバルに遅れ始める。3番手につけていた#36アンドレ・ロッテラーは電気系のトラブルから5周目にスローダウン、そのままピットに戻ってレースを終えた。
逆に上位2台との差を詰め始めたのがロッテラーのリタイヤで3位に繰り上がった#19J.P.オリベイラだった。オリベイラは序盤上位2台につけられた7秒近い差を、6周目から何度もファステストラップを更新する走りで毎週1秒近いハイペースで間隔を詰めていった。
10周終了時点で5秒、17周を終えるころには小暮との差は3秒を切り、上位3台はほぼ等間隔の状態になった。そしてレースが折り返し点を過ぎた27周終了時点では1.5秒差まで詰め寄った

この27周目でピットストップを行ったのが、予選6位から4位まで上がってきていた平手だった。ここでフレッシュタイヤを得た平手は1分38秒台のハイペースで周回を重ねる。このときトップ3はタイヤの消耗から1分39秒後半から40秒台までペースダウンしており、この3人と平手のギャップは急激に詰まっていった。この平手と村田エンジニアの作戦が後半の展開に大きな影響を及ぼすことになった。

トップ3の中で最初に動いたのは小暮。33周目のことだった。32号車は給油に20秒を費やしてピットアウト。この結果先にピットインを済ませた平手が小暮の前に出た。
続いてオリベイラが34周目にピットイン。ところがクラッチの不調からかオリベイラはエンジンをストールさせてしまい、再始動に手間取って大幅にタイムロス、大きく順位を落としてしまった。ファステストラップを立て続けに更新して激しく追い上げたオリベイラだったが、結局#37大嶋和也の後ろ、6位でレースを終えることになった。

そして35周目。漸くトップのデュバルがピットロードへ。こちらも少なめの搭載燃料だったのか20秒の給油を終えてコースに戻ると、そのすぐ後ろには平手が迫ってきた。
36周を終えた時点で両者の差は0秒871だった。
しかし厳しい暑さから平手は手足に痺れを感じる状態に陥っており、デュバルの背後に張り付いてすぐにラップタイムが落ち始めた。

その平手を小暮が次第に追い詰め始める。
小暮は平手の1秒後方から徐々に間隔をつめ、41周終了で0秒8、48周終了で0秒6とほぼテール・トゥ・ノーズの状態に持ち込んだ。
懸命に小暮を抑えて走る平手だったが、一瞬集中力が途切れた50周目のヘアピンで僅かにブレーキミスをしたため、立ち上がり加速が鈍ったところを小暮は見逃さなかった。
バックストレートでアウトから並びかける小暮。90度コーナーで早めにインにつく平手。
しかし立ち上がりで失速したところにクロスラインをとった小暮に並びかけられてしまい、2位の座を明け渡してしまった。

こうしたバトルを尻目に順調に周回を重ねたデュバルは、結局一度もトップを明け渡すことなく52周を終了。今季初。そしてダンディライアンに移籍して初めての勝利を開幕4戦目で手にした。
チーム・ダンディライアンにとってもこの勝利は2008年8月の松浦孝亮以来だが、このレースはこの年特有の2レース制、リバースグリッドのトップから2周のセーフティーカーランのみでレース成立という特殊な状況で得たものだ。
予選順でスタートしたフルポイントのレースでの最後の勝利は2005年4月以来となる。乗っていたのはリチャード・ライアン。開催地はここツインリンクもてぎだった。

次戦はスポーツランドSUGO。9月26日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

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FN:第4戦もてぎ決勝結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2010/08/08) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 4 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
11ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E521:27'17.626
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E521.033
320平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K528.478
431山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E5219.722
537大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K5225.508
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K5226.159
718平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K5248.261
88石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K5252.527
9*16井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E511Lap 
1010塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E511Lap 
112伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E511Lap 
1229井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K511Lap 
137ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K511Lap 
---- 以上規定周回(46 Laps)完走 ----
-36アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K448Laps
-3松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K052Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル) 1'38.240 (36/52) 175.95km/h
  • CarNo.16は、2010年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン統一規則第32条1.(ピット作業員の装備)違反により、罰金5万を課した。

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FN:第4戦もてぎフリー走行2回目 トップタイムは伊沢

全日本選手権フォーミュラニッポン第4戦の決勝前フリー走行は#2伊沢拓也(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)がトップ。タイムは1分37秒063だった。
ポールポジションの#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)はこのセッションを2位で終え、引き続き好調ぶりを見せ付けている。

フリー走行は午前9時35分より、30分間で行われた。
決勝日のもてぎは朝から強い陽射しが降り注ぎ、気温や路面温度も上昇している。
伊沢はセッション前半でベストタイムを記録すると、早々に走行を切り上げてピット待機。決勝に向けてた仕方手ごたえを感じているようだ。
一方、予選でまさかのQ1落ちを喫した#8石浦宏明は精力的に周回を重ねて3番手タイムを叩き出した。後方からの巻き返しが大いに期待できそうだ。
チームメイトの#7ケイ・コッツォリーノも6番手と好位置につけた。

セッション後半にタイムを上げてきたのは#1ロイック・デュバル、#19J.P.オリベイラ、#36アンドレ・ロッテラーの外人勢。結局デュバル4位、オリベイラ5位、ロッテラーは8位で走行を終えた。
今回注目の#3松田次生は14番手に終わっている。

第4戦決勝は午後2時15分より52周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

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FN:第4戦もてぎフリー走行2回目結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2010/08/08) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 4 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
12伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'37.063--178.08
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'37.1490.0860.086177.92
38石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'37.1560.0930.007177.91
41ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'37.3760.3130.220177.51
519ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'37.4560.3930.080177.36
67ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'37.5670.5040.111177.16
718平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'37.8300.7670.263176.68
810塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'38.1741.1110.344176.06
936アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'38.2261.1630.052175.97
1020平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'38.2851.2220.059175.87
1137大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'38.4531.3900.168175.57
1231山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'38.5131.4500.060175.46
1316井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'38.5981.5350.085175.31
143松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'38.7931.7300.195174.96
1529井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'38.9951.9320.202174.60
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

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FN:第4戦もてぎ公式予選 上位3名の記者会見

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ポールポジション 小暮卓史(ナカジマ)
fn_r04_q_pc_kogure  「前回と違うセッティングのクルマを持ってきたんですが、中古タイヤはいいけど、ニュータイヤでのバランスが良くありませんでした。それで、Q2、Q3では、以前のセッティングに戻しました。リアはいいんですが、フロントのタイヤの暖まりが悪かったですね。明日は、1周目が大切です。隣はGTのチームメイトでお互いをよく知っているのでクリーンなレースができると思います。スタートが決まればその流れでいけるでしょう」
予選2位 ロイック・デュバル(ダンディライアン)
fn_r04_q_pc_duval  「予選は小暮に負けてばかりですが、2位には満足しています。シーズン序盤のクルマは良くありませんでしたが、今日はセッション毎に良くなっています。フリー走行では満足できる状態ではなかったので予選に向けてギアレシオなどのセッティングを変更しました。前戦の富士ではストールしてしまったので、明日はクルマがスタートしてくれるように祈っています」
予選3位 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)
fn_r04_q_pc_oliveira  「S字でミスしましたが、予選3位には満足しています。うちのクルマはガソリンを積んだ状態でバランスがいいので、決勝に向けては問題ありません。戦略はまだ決めていませんが、ウォームアップでいくつか試してベストなのを見つけようと思っています」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第4戦もてぎ公式予選 小暮が今季2度目のポール獲得!

全日本選手権フォーミュラニッポン第4戦の公式予選が8月7日、ツインリンクもてぎで行われ、#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が今季2度目のポールポジションを獲得した。
予選2位は#1ロイック・デュバル(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)、3位には#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)が入った。

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公式予選は午後2時10分よりノックアウト方式で行われた。
気温34.2、路面温度59度、湿度49%という猛暑の中、新規参戦の#3松田次生(KONDO RACING)を含む15台がタイムを競った。

予選Q1
今回から15台となったため、Q2への出走台数で混乱がみられたが、結局15台中12台がQ2に進むこととなった。走行時間は20分間だ。
最初にトップに立ったのはオリベイラ。しかし1分36秒669はまだまだ小手調べのレベルか。開始8分で#20平中克幸がこれを上回ってトップに。10分が経過したあたりで各車一旦ピットに戻り、終盤のアタック合戦に備えた。
本格的なアタックが開始されたのは残り時間5分を切った辺りから。
ここで#31山本尚貴が1分35秒650でトップに。2位に平中、3位には#36アンドレ・ロッテラーがつけた。,br> 一方、Q2進出を賭けたボーダーライン上の戦いは、#16井出有治、#7石浦宏明、#8ケイ・コッツォリーノ、#29井口卓人の4人の間で展開され、結局井出がQ2進出を果たし、石浦がまさかのQ1落ちを喫することになった。

予選Q2
10分間のインターバルの後、午後2時40分より予選Q2が開始された。ここからは10分間の走行。ここでは上位8台がQ3に進出、4台がここで予選を終えることになる。
真っ先に動いたのは小暮。タイヤのウォームアップに2周を費やしてアタックに入り、1分35秒428をたたき出す。2番手はロッテラー、3番手はデュバルだ。
Q3進出を賭けた戦いは8位に平中、以下#10塚越広大、井出、#2伊沢拓也、松田と続く。
チェッカー直後に塚越が一旦は8位に浮上するが、最後の最後に松田が1分36秒000を出して88位に。復帰初戦で見事Q3進出を果たした。

予選Q3
ポールポジションを駆けた最後の走行、Q3は午後3時開始。
ここでも小暮が真っ先にコースイン。しかし1周しただけでそのままピットへ。
本格的なアタックが始まったのは残り時間が6分半を切った辺りから。まずはインパル勢がコースイン。オリベイラが1分35秒455でトップに立つと、山本が1分35秒487で続く。
オリベイラはそのまま2周連続のアタックに入ったが、V字コーナーで惜しくもコースアウト、そのまま走行を終えた。
ここでチェッカー。最後の最後にトップに立ったのは小暮だった。タイムは1分35秒347、デュバルも1分35秒385までタイムを縮めてきた。
最後にチェッカーを受けたのは松田。しかしタイムは1分36秒330に留まり、予選8位で明日の決勝に臨むこととなった。

第4戦決勝は明日午後2時15分より、52周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第4戦もてぎ公式予選総合結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2010/08/07) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 4 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'36.0511'35.4281'35.347
21ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'35.8521'35.6081'35.385
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'35.8321'35.5721'35.455
431山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'35.6501'35.7551'35.487
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'35.8351'35.5191'35.500
620平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'36.2551'35.7711'35.617
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'36.3001'35.7111'35.671
83松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'36.4581'36.0001'36.330
910塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'36.4871'36.239
1018平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'35.7421'36.321
1116井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'36.5821'36.451
122伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'36.4571'36.482
138石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'36.736
1429井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'36.803
157ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'36.894
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第4戦もてぎノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2010/08/07) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 4 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'35.347--181.28
21ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'35.3850.0380.038181.21
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'35.4550.1080.070181.08
431山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'35.4870.1400.032181.02
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'35.5000.1530.013180.99
620平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'35.6170.2700.117180.77
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'35.6710.3240.054180.67
83松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'36.3300.9830.659179.43
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第4戦もてぎノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2010/08/07) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 4 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'35.428--181.13
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'35.5190.0910.091180.96
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'35.5720.1440.053180.86
41ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'35.6080.1800.036180.79
537大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'35.7110.2830.103180.60
631山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'35.7550.3270.044180.51
720平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'35.7710.3430.016180.48
83松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'36.0000.5720.229180.05
---- 以上Q3進出 ----
910塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'36.2390.8110.239179.60
1018平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'36.3210.8930.082179.45
1116井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'36.4511.0230.130179.21
122伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'36.4821.0540.031179.15
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第4戦もてぎノックアウト予選Q1結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2010/08/07) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 4 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
131山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'35.650--180.71
218平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'35.7420.0920.092180.54
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'35.8320.1820.090180.37
436アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'35.8350.1850.003180.36
51ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'35.8520.2020.017180.33
632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'36.0510.4010.199179.96
720平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'36.2550.6050.204179.57
837大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'36.3000.6500.045179.49
92伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'36.4570.8070.157179.20
103松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'36.4580.8080.001179.20
1110塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'36.4870.8370.029179.14
1216井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'36.5820.9320.095178.97
---- 以上Q2進出 ----
138石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'36.7361.0860.154178.68
1429井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'36.8031.1530.067178.56
157ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'36.8941.2440.091178.39
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'42.3456.6955.451168.89
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'33.167

Formula Nippon

FN:第4戦もてぎフリー走行1回目 ナカジマレーシングが1-2!

全日本選手権フォーミュラニッポン第4戦のフリー走行1回目が8月7日、ツインリンクもてぎで行われ、#32小暮卓史が1分35秒557でトップ、#31山本尚貴が2位と、NAKAJIMA RACINGの1-2と言う結果になった。

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猛暑の続く日本列島。この日の関東地方も朝から気温は30℃を越え、ドライバーにも観客にも厳しいコンディションの中、午前9時45分より1時間のフリー走行が開始された。

前回の富士でシェイクダウンを兼ねてフリー走行のみを走った#3松田次生(KONDO RACING)がこの第4戦から正式に参戦を開始し、エントリー台数は15台となった。
その松田は20周を走ったルーキーの#29井口卓人、#31山本尚貴らに次ぐ19周と精力的に周回を重ね、1分35秒901を記録、いきなり全体の6番手につけて2年連続チャンピオンの実力をアピールした。

前回優勝の#20平手晃平は途中コースアウトなどもあったが1分35秒746を出し、4番手とこちらも申し分のない位置だが、チームメイトの#19J.P.デ・オリベイラはそれを上回る3番手につける。

しかし好調なインパル勢を更に上回るタイムで1-2を決めたのがナカジマレーシングだ。
まずは山本がトップに立つと、それを小暮が上回り、1分35秒557を15周目に記録する。山本は20周を走りこんで1分35秒587までタイムを縮めて2番手をキープした。

途中#18平中克幸がコース上にストップしたため、この排除のために赤旗が提示され、4分間の中断があったが、平中はマーシャルの手を借りてエンジンを再始動し、自力でピットに戻っている。

第4戦の公式予選はこのあと午後2時10分より、ノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第4戦もてぎフリー走行1回目結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2010/08/07) Free Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 4 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'35.557--180.89
231山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'35.5870.0300.030180.83
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'35.6360.0790.049180.74
420平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'35.7460.1890.110180.53
58石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'35.8820.3250.136180.27
63松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'35.9010.3440.019180.24
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'36.1080.5510.207179.85
81ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'36.1340.5770.026179.80
92伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'36.2200.6630.086179.64
1036アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'36.2710.7140.051179.54
1118平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'36.3910.8340.120179.32
1216井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'36.4820.9250.091179.15
1310塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'36.6661.1090.184178.81
147ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'36.8451.2880.179178.48
1529井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'36.8611.3040.016178.45
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'33.167

スーパー耐久

S耐:第4戦富士 ウェットレースを2人で走りきり9位チェッカー! (DREAM ANGELS)

DERAM ANGELS RACING NEWS

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 佐藤久実とのコンビ復活のレースとして出場を果たした、スーパー耐久シリーズ第4戦「SUPER TEC」(富士スピードウェイ)にて、ドリームエンジェルアドバンRX7はクラス9位(総合28位)でチェッカー、無事完走を果たしました。

 シーズンレギューラー参戦組に対しスポット参戦で挑むドリームチームは公式練習初日から苦戦を強いられました。オギ姉は昨年9月、久実は5月以来、富士にいたっては、10年ぶりレースとなり、金曜の公式練習は50分が3セッション予定されていましたが、オギ姉、久実ともマシン、コースに慣れることに時間を取られるかたちになりました。それでもドライでの3本目では翌日の予選に向け、手ごたえを感じる走行ができました。走行終了間際に攻め過ぎたオギ姉がコースアウト。フロントエアロを破損するというプチアクシデントが発生。

 週末の天気は曇り時々雨と予報されていましたが、予選日朝はいまにも雨が降りそうな曇り空、予選が始まる時点では、 完全なウェット路面になり、2人にとってはレインタイヤを履いてのぶっつけアタックになりました。

 15分間の短い計測時間の中では6~7ラップが限界、タイヤを丁寧に暖め、マシンの動きを確認し、ラスト1周にかけるアタック、攻めきれないまま時間切れ、4クラスのFFマシンに先にいかれるちょっと悔しいポジションとなりました。

 決勝日も残念ながら雨。しかも予報以上に降水量の多い路面で、FRマシンのRX7には厳しい戦いが予想されました。 4時間の戦いは13時にSC(セーフティーカー)先導でスタート。どのマシンも路面の状況を把握し、慎重に1コーナー を通過し、大きなクラッシュなども無く、レースラップをこなしていく流れとなりました。

 1時間15分経過したところで、オギ姉から佐藤久実にバトンタッチ、トラブル無く周回を重ね、3時間目に突入。 再びオギ姉に代わってからしばらくすると、富士特有の霧が出始め、みるみるうちにその霧が濃くなってきました。 76周目にSCカーが入り、その周回は天候が回復する88LAP目までの12周続きました。

 87週目にピットインしたドリームチームは、久実へとドライバー交代し再スタートは最後尾からとなりましたが、その後は4クラスマシンをかわし、快調に周回を重ね、総合28位、クラス9位で4時間レースのチェッカーをくぐりました。

 テスト不足やマシンポテンシャル向上など課題はありますが、手ごたえを感じることができるレース内容であったと思います。また1年ぶりの富士でのレース参戦にドリームエンジェルスポンサー・サポーターの皆さん、応援してくださる方々が多く予選日、決勝日、チームピットに激励に来ていただきました。今後ともドリームエンジェルレーシングの活動をご支援いただけますよう、お願い申しあげます。

  • SUPER TEC(スーパー耐久シリーズ第4戦) 天候 予選・決勝 雨/路面 ウェット
  • 予選結果11位(クラス)・総合32位
  • 決勝結果 9位(クラス)・総合28位
  • オフィシャルサイト:www.Dreamangels.Jp
    • ドリームエンジェルレーシング オギ姉

スーパー耐久

S耐:第4戦富士決勝 #1ペトロナスZ4Mが開幕4連勝!! #20RSオガワランサーも今季3勝目を挙げる

スーパー耐久シリーズ2010第4戦「SUPER TEC」は6月27日富士スピードウェイで決勝レースを行った。
小雨が降り続き、途中濃霧によりセーフティーカーが導入されるなど、荒れた4時間の戦いを制したのはポールシッターの#1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/イムラン・シャハロム組)。2位には#8ART TASTE GT3(清水康弘/竹内浩典/立川祐路組)が割って入り、ペトロナスBMW Z4Mクーペの1-2フィニッシュを阻止した。
今回注目の#23NISSAN NISMO GT-R RC(影山正美/田中哲也/星野一樹組)は序盤にスリックタイヤを投入するギャンブルが裏目に出て大きく順位を落とし、総合8位、クラス5位でレースを終えた。
この他、ST2クラスは#20RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太)が今季通算3勝目を挙げ、ST3クラスは#27FINA ADVAN BMW M3(伊橋勲/廣田秀機/三沢伸輔組)、ST4クラスは#18コスモソニック21FK ings DC5(浅野武夫/笠原智行/森政行組)がそれぞれ優勝した。
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:予選5,300人、決勝9,600人)

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決勝レースは午後12時55分にセーフティーカー先導で開始された。
昨夜からの雨は予報では午後には止むはずだったが、始まってみれば終始霧雨が降り続き、時折強くなる場面もある難しい状態で、スタート進行が始まるころには薄い霧も掛かっていたからだ。

SCランは2周続き、3周目からオールグリーンとなった。
ポールポジションの1号車を駆るのは谷口。序盤から快調に後続を引き離し、2位の#8ポルシェとの差を5周終了時点で早くも5秒近くに広げてきた。
その遥か後方からは、プロペラシャフトの破損で予選を走れず、後ろから2番目のグリッドからスタートした#28Z4Mが怒涛の追い上げでみるみる順位を上げてきた。スタートドライバーはファリーク・ハイルマンだ。
そして注目の#23GT-Rはなんと5周目に突如ピットイン。スリックタイヤに履き替える作戦に出た。ドライバー交代はなく、影山が引き続きドライブ。数周にわたり自己ベストを更新する走りで追い上げを狙ったが、次第に雨脚が強まり、結局13周目に再びピットへ。レインタイヤで仕切りなおすことになった。
一方28号車はその後も1号車と遜色ないラップタイムを刻んで順調に順位を上げ、10周終わりで11位、15周終わりでは9位まで挽回、そして42周を終えるころには総合3位まで浮上してきた。

ST1クラスで最初にドライバー交代を行ったのは#23GT-Rで42周目。
これを皮切りに45周目に#28Z4M、47周目に#1Z4Mと#8ポルシェが同時にピットイン。
3台の間に充分なギャップがあったためにここでは順位変動は無かった。
しかし、スタートから2時間35分が経過し、トップが76周目に入ったところで濃霧により2度目のセーフティーカーが導入されることに。
この機に各車一斉にルーティンストップを行った結果、迅速なピット作業を行った28号車が8号車の前でピットアウトすることに成功した。
また、ほぼ1周近くに広がっていた1位と2位の差も殆どなくなった。
これを予期してか、1号車はSCラン中に3度目のピットストップを行い、イムラン・シャハロムから再び谷口にステアリングを委ねる作戦を採っている。

SCランはスタートから3時間20分過ぎまで続き、88周を消化したところでリスタートとなった。 間に挟んだ周回遅れを盾に再び逃げに掛かる#1Z4M。
その後方では#8ポルシェを駆る立川と、#28Z4Mの片岡による熾烈な2位争いが展開され、93周目の1コーナーを立川が制することで決着した。
しかし既に1位谷口との間には15秒以上のギャップができており、1-8-28の順で4時間106周を走破してチェッカー。
#1Z4Mは開幕以来負けなしの4連勝を達成した。

なお#23GT-Rは結局総合8位、クラス最後尾に終わったものの、最後のスティントを担当する星野を再びスリックタイヤで送り出し、101周目に1分59秒876のファステストラップを記録してみせた。

ST2クラスは予選トップの#20RSオガワランサーがスタート直後に総合3位に浮上して順調に周回を重ねた。SCランの最中に行った2度目のピットストップで一旦は#3エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩにトップの座を明け渡したが、リスタート後に追い上げて94周目にトップを奪い返して106周を走り切り、今季通算3勝目を挙げた。

ST3クラスは予選クラストップの#27M3が40周目に一旦は#39TITEC TRACY NSXにトップの座を明け渡し、次第に差を広げられていたが、中盤のSC導入でその差は一気に縮まり、リスタート後はこの2台による熾烈なトップ争いが展開された。
ところが93周目に両者は接触、この結果27号車が再びトップに返り咲いてチェッカーを受けた。
なおこの接触についてはレースアクシデントとの裁定が下され、ペナルティ等は発生していない。

ST4クラスは#62ホンダカーズ東京G/Mインテグラ、#60RCB with KRPインテグラ、#12無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS、#87K'Z AUTO FACTORY MOTUL★ADVAN★DC5らが序盤から目まぐるしく順位を入れ替える展開となったが、12号車はエンジンブロー、87号車もコース上にストップして戦列を去り、終盤は#18コスモソニック21FK ings DC5と#333GLORY.ERG.A-ONE.DC5の一騎打ちとなった。
しかし結局333号車は周回遅れの#41S2000と接触したことで大きく遅れ、18号車が逃げ切った。

次戦は岡山国際サーキット。9月5日決勝だが、その前にセパンでのスペシャルステージが予定されている。こちらは8月7日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第4戦富士決勝結果

SUPER TEC -RIJ- (2010/06/27) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2010 Super Taikyu Series Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田 真孝
イムラン・シャーロム
YH1064:01'43.542
2ST12*8ART TASTE GT3
PORSCHE 911
清水 康弘
竹内 浩典
立川 祐路
YH10614.139
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
メルビン・モー
YH10621.489
4ST2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
花岡 翔太
YH1061'18.938
5ST223エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田 信博
山内 英輝
YH1061'37.119
6ST2359東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
YH1042Laps
7ST149Faust Racing PORSCHE
PORSCHE 911
堀 主知
岡本 武之
佐藤 茂
YH1033Laps
8ST1523NISSAN NISMO GT-R RC
NISSAN GT-R
影山 正美
田中 哲也
星野 一樹
YH1033Laps
9ST3127FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲
廣田 秀機
三沢 伸輔
YH1033Laps
10ST3239TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬
植田 正幸
佐々木 孝太
YH1033Laps
11ST2430森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
塩野 健司
松下 昌揮
YH1033Laps
12ST3335asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
GAMISAN
阿部 光
中村 嘉宏
YH1024Laps
13ST3447RIRE RACING Z
NISSAN FAIRLADY Z
余郷 敦
細川 慎弥
松井 孝允
YH1024Laps
14ST3534asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
藤井 誠暢
佐藤 公哉
前嶋 秀司
YH1024Laps
15ST3677TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
DRAGON
吉田 基良
高木 真一
YH1024Laps
16ST3751DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正彦
池田 大祐
石原 将光
YH1015Laps
17ST387岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦
加藤 正将
白井 剛
YH1015Laps
18ST256新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
関 豊
YH1015Laps
19ST4118コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
森 政行
YH1006Laps
20ST42333GLORY.ERG.A-ONE.DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
北川 剛
下山 和寿
藤田 弘幸
YH1006Laps
21ST4362ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
太田 侑弥
古橋 孝之
YH1006Laps
22ST4495特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴
木下 隆之
松井 猛敏
YH1006Laps
23ST4560RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一
牧田 克哉
小幡 弘
YH1006Laps
24ST46666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎
青木 孝行
朝倉 宏志
YH997Laps
25ST26*17バリスSSR Biotランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
中村 慎太郎
谷 芳樹
藤村 政樹
YH997Laps
26ST4769ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
中西 真史
赤星 陽太郎
梅本 淳一
YH988Laps
27ST4824SAMURAI無限ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
青木 拓磨
土屋 武士
Takamori.com
YH979Laps
28ST39777ドリームエンジェル・アドバン・RX7
MAZDA RX-7
オギ姉
佐藤 久美
YH979Laps
29ST49602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
奥村 浩一
飯塚 伊智郎
永田 晃
YH9610Laps
30ST31014岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇
田中 徹
古谷 直広
YH9214Laps
31ST410*764ナショナルインスツルメンツ EVO RベリーCIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
遠藤 光博
五味 直也
フィリッペ・デベサ
YH9016Laps
32ST2726エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
井尻 薫
木村 聡
YH9016Laps
33ST514TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
河野 利尚
松村 孝也
加藤 宏
YH8917Laps
34ST41141TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
東 徹次郎
中村 和昭
YH8818Laps
35ST5276SB寿IDI安井自動車Vitz
TOYOTA Vitz
金森 哲也
脇田 一輝
YH8818Laps
---- 以上完走 ----
-ST4-12無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸
久保 宣夫
森山 鉄也
YH4066Laps
-ST4-87K'Z AUTO FACTORY MOTUL★ADVAN★DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
金森 敏一
佐藤 英二
杉山 道央
YH2482Laps
-ST3-15岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
小松 一臣
岩崎 祐貴
YH1888Laps
  • Fastest Lap: CarNo.23 NISSAN NISMO GT-R RC 1'58.876 (101/103) 137.032km/h
  • スーパー耐久シリーズ2010 シリーズ規則2010年版第13条(12)により、SCスタートとした。
  • CarNo.764は、スーパー耐久シリーズ2010シリーズ規則第15条(7)違反(作業人数規定違反)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.8は、スーパー耐久シリーズ2010シリーズ規則第15条(18)違反(部品の飛散管理義務)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.17は、反則スタート(再スタート違反)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • SC導入時刻 15:35'07 (76Laps)~ 16:20'15 (88Laps)

スーパー耐久

S耐:第4戦富士決勝3時間経過途中結果

SUPER TEC -RIJ- (2010/06/27) After 3 hours Weather:Cloudy Course:Wet
2010 Super Taikyu Series Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田 真孝
イムラン・シャーロム
YH823:02'23.836
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
メルビン・モー
YH823'07.834
3ST13*8ART TASTE GT3
PORSCHE 911
清水 康弘
竹内 浩典
立川 祐路
YH823'11.135
4ST213エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田 信博
山内 英輝
YH823'40.146
5ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
花岡 翔太
YH823'41.563
6ST2359東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
YH811Lap
7ST2430森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
塩野 健司
松下 昌揮
YH811Lap
8ST3139TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬
植田 正幸
佐々木 孝太
YH802Laps
9ST149Faust Racing PORSCHE
PORSCHE 911
堀 主知
岡本 武之
佐藤 茂
YH802Laps
10ST3227FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲
廣田 秀機
三沢 伸輔
YH802Laps
11ST1523NISSAN NISMO GT-R RC
NISSAN GT-R
影山 正美
田中 哲也
星野 一樹
YH793Laps
12ST3334asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
藤井 誠暢
佐藤 公哉
前嶋 秀司
YH793Laps
13ST3477TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
DRAGON
吉田 基良
高木 真一
YH793Laps
14ST3535asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
GAMISAN
阿部 光
中村 嘉宏
YH793Laps
15ST3647RIRE RACING Z
NISSAN FAIRLADY Z
余郷 敦
細川 慎弥
松井 孝允
YH793Laps
16ST3751DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正彦
池田 大祐
石原 将光
YH793Laps
17ST2517バリスSSR Biotランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
中村 慎太郎
谷 芳樹
藤村 政樹
YH784Laps
18ST4118コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
森 政行
YH784Laps
19ST42333GLORY.ERG.A-ONE.DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
北川 剛
下山 和寿
藤田 弘幸
YH784Laps
20ST387岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦
加藤 正将
白井 剛
YH784Laps
21ST4360RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一
牧田 克哉
小幡 弘
YH775Laps
22ST4462ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
太田 侑弥
古橋 孝之
YH775Laps
23ST4595特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴
木下 隆之
松井 猛敏
YH775Laps
24ST4641TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
東 徹次郎
中村 和昭
YH775Laps
25ST47666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎
青木 孝行
朝倉 宏志
YH775Laps
26ST266新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
関 豊
YH775Laps
27ST4824SAMURAI無限ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
青木 拓磨
土屋 武士
Takamori.com
YH766Laps
28ST4969ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
中西 真史
赤星 陽太郎
梅本 淳一
YH766Laps
29ST39777ドリームエンジェル・アドバン・RX7
MAZDA RX-7
オギ姉
佐藤 久美
YH757Laps
30ST410602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
奥村 浩一
飯塚 伊智郎
永田 晃
YH757Laps
31ST31014岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇
田中 徹
古谷 直広
YH6913Laps
32ST41176SB寿IDI安井自動車Vitz
TOYOTA Vitz
金森 哲也
脇田 一輝
YH6814Laps
33ST2726エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
井尻 薫
木村 聡
YH6814Laps
34ST4124TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
河野 利尚
松村 孝也
加藤 宏
YH6814Laps
35ST413*764ナショナルインスツルメンツ EVO RベリーCIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
遠藤 光博
五味 直也
フィリッペ・デベサ
YH6814Laps
36ST41412無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸
久保 宣夫
森山 鉄也
YH4042Laps
37ST41587K'Z AUTO FACTORY MOTUL★ADVAN★DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
金森 敏一
佐藤 英二
杉山 道央
YH2458Laps
38ST31115岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
小松 一臣
岩崎 祐貴
YH1864Laps
  • スーパー耐久シリーズ2010 シリーズ規則2010年版第13条(12)により、SCスタートとした。
  • CarNo.764は、スーパー耐久シリーズ2010シリーズ規則第15条(7)違反(作業人数規定違反)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo,8は、スーパー耐久シリーズ2010シリーズ規則第15条(18)違反(部品の飛散管理義務)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • SC導入時刻 15:35'07 (76Laps)~

スーパー耐久

S耐:第4戦富士決勝2時間経過途中結果

SUPER TEC -RIJ- (2010/06/27) After 2 hours Weather:Rainy Course:Wet
2010 Super Taikyu Series Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田 真孝
イムラン・シャーロム
YH572:00'13.535
2ST128ART TASTE GT3
PORSCHE 911
清水 康弘
竹内 浩典
立川 祐路
YH571'03.614
3ST2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
花岡 翔太
YH571'50.035
4ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
メルビン・モー
YH571'51.177
5ST223エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田 信博
山内 英輝
YH561Lap
6ST2359東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
YH561Lap
7ST2430森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
塩野 健司
松下 昌揮
YH552Laps
8ST3139TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬
植田 正幸
佐々木 孝太
YH552Laps
9ST3227FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲
廣田 秀機
三沢 伸輔
YH552Laps
10ST3377TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
DRAGON
吉田 基良
高木 真一
YH552Laps
11ST149Faust Racing PORSCHE
PORSCHE 911
堀 主知
岡本 武之
佐藤 茂
YH543Laps
12ST3451DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正彦
池田 大祐
石原 将光
YH543Laps
13ST2517バリスSSR Biotランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
中村 慎太郎
谷 芳樹
藤村 政樹
YH543Laps
14ST1523NISSAN NISMO GT-R RC
NISSAN GT-R
影山 正美
田中 哲也
星野 一樹
YH543Laps
15ST3547RIRE RACING Z
NISSAN FAIRLADY Z
余郷 敦
細川 慎弥
松井 孝允
YH543Laps
16ST3634asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
藤井 誠暢
佐藤 公哉
前嶋 秀司
YH543Laps
17ST4118コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
森 政行
YH543Laps
18ST3735asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
GAMISAN
阿部 光
中村 嘉宏
YH543Laps
19ST4224SAMURAI無限ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
青木 拓磨
土屋 武士
Takamori.com
YH543Laps
20ST2626エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
井尻 薫
木村 聡
YH534Laps
21ST43333GLORY.ERG.A-ONE.DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
北川 剛
下山 和寿
藤田 弘幸
YH534Laps
22ST4495特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴
木下 隆之
松井 猛敏
YH534Laps
23ST4541TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
東 徹次郎
中村 和昭
YH534Laps
24ST4662ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
太田 侑弥
古橋 孝之
YH534Laps
25ST387岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦
加藤 正将
白井 剛
YH534Laps
26ST4760RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一
牧田 克哉
小幡 弘
YH534Laps
27ST276新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
関 豊
YH534Laps
28ST48666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎
青木 孝行
朝倉 宏志
YH525Laps
29ST39777ドリームエンジェル・アドバン・RX7
MAZDA RX-7
オギ姉
佐藤 久美
YH525Laps
30ST4969ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
中西 真史
赤星 陽太郎
梅本 淳一
YH525Laps
31ST410602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
奥村 浩一
飯塚 伊智郎
永田 晃
YH516Laps
32ST4114TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
河野 利尚
松村 孝也
加藤 宏
YH4710Laps
33ST41276SB寿IDI安井自動車Vitz
TOYOTA Vitz
金森 哲也
脇田 一輝
YH4611Laps
34ST31014岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇
田中 徹
古谷 直広
YH4611Laps
35ST413*764ナショナルインスツルメンツ EVO RベリーCIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
遠藤 光博
五味 直也
フィリッペ・デベサ
YH4413Laps
36ST41412無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸
久保 宣夫
森山 鉄也
YH4017Laps
37ST41587K'Z AUTO FACTORY MOTUL★ADVAN★DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
金森 敏一
佐藤 英二
杉山 道央
YH2433Laps
38ST31115岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
小松 一臣
岩崎 祐貴
YH1839Laps
  • スーパー耐久シリーズ2010 シリーズ規則2010年版第13条(12)により、SCスタートとした。
  • CarNo764は、スーパー耐久シリーズ2010シリーズ規則第15条(7)違反(作業人数規定違反)により、ドライビングスルーペナルティを科した。

スーパー耐久

S耐:第4戦富士決勝1時間経過途中結果

SUPER TEC -RIJ- (2010/06/27) After 1 hour Weather:Rainy Course:Wet
2010 Super Taikyu Series Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田 真孝
イムラン・シャーロム
YH291:01'39.122
2ST128ART TASTE GT3
PORSCHE 911
清水 康弘
竹内 浩典
立川 祐路
YH2927.330
3ST2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
花岡 翔太
YH2951.814
4ST223エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田 信博
山内 英輝
YH291'05.930
5ST236新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
関 豊
YH291'08.475
6ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
メルビン・モー
YH291'14.041
7ST2430森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
塩野 健司
松下 昌揮
YH291'19.898
8ST2526エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
井尻 薫
木村 聡
YH281Lap
9ST2659東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
YH281Lap
10ST3127FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲
廣田 秀機
三沢 伸輔
YH281Lap
11ST3239TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬
植田 正幸
佐々木 孝太
YH281Lap
12ST149Faust Racing PORSCHE
PORSCHE 911
堀 主知
岡本 武之
佐藤 茂
YH281Lap
13ST2717バリスSSR Biotランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
中村 慎太郎
谷 芳樹
藤村 政樹
YH281Lap
14ST3351DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正彦
池田 大祐
石原 将光
YH281Lap
15ST3434asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
藤井 誠暢
佐藤 公哉
前嶋 秀司
YH281Lap
16ST3577TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
DRAGON
吉田 基良
高木 真一
YH281Lap
17ST3647RIRE RACING Z
NISSAN FAIRLADY Z
余郷 敦
細川 慎弥
松井 孝允
YH281Lap
18ST3735asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
GAMISAN
阿部 光
中村 嘉宏
YH281Lap
19ST387岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦
加藤 正将
白井 剛
YH272Laps
20ST4112無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸
久保 宣夫
森山 鉄也
YH272Laps
21ST1523NISSAN NISMO GT-R RC
NISSAN GT-R
影山 正美
田中 哲也
星野 一樹
YH272Laps
22ST42333GLORY.ERG.A-ONE.DC5
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
北川 剛
下山 和寿
藤田 弘幸
YH272Laps
23ST4362ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
太田 侑弥
古橋 孝之
YH272Laps
24ST4418コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
森 政行
YH272Laps
25ST4560RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一
牧田 克哉
小幡 弘
YH272Laps
26ST4695特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴
木下 隆之
松井 猛敏
YH272Laps
27ST47764ナショナルインスツルメンツ EVO RベリーCIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
遠藤 光博
五味 直也
フィリッペ・デベサ
YH272Laps
28ST4824SAMURAI無限ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
青木 拓磨
土屋 武士
Takamori.com
YH272Laps
29ST4941TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
東 徹次郎
中村 和昭
YH272Laps
30ST410666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎
青木 孝行
朝倉 宏志
YH272Laps
31ST39777ドリームエンジェル・アドバン・RX7
MAZDA RX-7
オギ姉
佐藤 久美
YH272Laps
32ST41169ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
中西 真史
赤星 陽太郎
梅本 淳一
YH263Laps
33ST412602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
奥村 浩一
飯塚 伊智郎
永田 晃
YH263Laps
34ST41387K'Z AUTO FACTORY MOTUL★ADVAN★DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
金森 敏一
佐藤 英二
杉山 道央
YH245Laps
35ST4144TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
河野 利尚
松村 孝也
加藤 宏
YH245Laps
36ST41576SB寿IDI安井自動車Vitz
TOYOTA Vitz
金森 哲也
脇田 一輝
YH245Laps
37ST31014岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇
田中 徹
古谷 直広
YH1910Laps
38ST31115岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
小松 一臣
岩崎 祐貴
YH1811Laps
  • スーパー耐久シリーズ2010 シリーズ規則2010年版第13条(12)により、SCスタートとした。

スーパー耐久

S耐:第4戦富士フリー走行 No.8ART TASTEポルシェがトップタイム!

スーパー耐久2010第4戦「SUPER TEC」のフリー走行はウェットコンディションの元で行われ、#8ART TASTE GT3(清水康弘/竹内浩典/立川祐路組)が2分00秒019でトップだった。

st_r04_f_8 st_r04_f_27 st_r04_f_12

決勝前フリー走行は午前8時50分より30分間で行われた。
昨夜から降り続いた雨によりコース上は完全にウェットコンディションだが、既に雨はやんでいるため走行が進むにつれて路面は徐々に乾いていった。
最初にトップに立ったのはST2クラスの#59東和・MOTUL・EDインプレッサ。ニュルブルクリンク24時間でも活躍した吉田寿博のドライブで2分01秒452を記録した。
しかし次第にST1クラスもタイムを上げていき、開始7分で#8ポルシェを駆る立川が2分00秒551でトップに立った。立川はその後も2分00秒019までタイムを縮めて清水に交代した。
2番手にはポールシッターの#1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEがつける。こちらは谷口信輝のドライブで2分00秒070を記録した。
3番手にはプロペラシャフトの破損で予選を走れなかった#28PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEがつけた。
注目の#23NISSAN NISMO GT-R RCは影山正美-田中哲也-星野一樹の順で周回をこなして10番手で走行を終えた。

ST2クラスは#59インプレッサがそのままトップで走行を終え、以下#20RSオガワADVANランサー、#3エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩと続いた。
ST3は#27FINA ADVAN BMW M3、ST4は#12無限CIVIC SSR TEIN ATSがそれぞれクラストップ。

金曜日から悩まされていた電気系のトラブルでBドライバー予選を走れなかった#666BOMEX with CarXs S2000も青木孝行がクラス4番手のタイムを出してきた。 これにより決勝出走の可否は今後の審議に委ねられるものの、28号車、666号車共にまず問題はないと思われる。

第4戦決勝は午後1時から、4時間で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第4戦富士フリー走行結果

SUPER TEC -RIJ- (2010/06/27) Free Practice Weather:Cloudy Course:Wet
2010 Super Taikyu Series Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoDriverCar
Maker Model
TimeBehindkm/h
1ST118清水 康弘
竹内 浩典
立川 祐路
ART TASTE GT3
PORSCHE 911
2'00.019-136.868
2ST121谷口 信輝
柳田 真孝
イムラン・シャーロム
PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
2'00.070 0.051136.810
3ST13*28片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
メルビン・モー
PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
2'00.807 0.788135.976
4ST2159大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
2'01.108 1.089135.638
5ST2220大橋 正澄
阪口 良平
花岡 翔太
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'01.733 1.714134.941
6ST233峰尾 恭輔
村田 信博
山内 英輝
エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
2'02.335 2.316134.277
7ST246冨桝 朋広
関 豊
新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'03.073 3.054133.472
8ST2530伊藤 俊哉
塩野 健司
松下 昌揮
森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'03.935 3.916132.544
9ST149堀 主知
岡本 武之
佐藤 茂
Faust Racing PORSCHE
PORSCHE 911
2'04.045 4.026132.426
10ST1523影山 正美
田中 哲也
星野 一樹
NISSAN NISMO GT-R RC
NISSAN GT-R
2'04.510 4.491131.932
11ST3127伊橋 勲
廣田 秀機
三沢 伸輔
FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
2'04.790 4.771131.636
12ST32*39川口 正敬
植田 正幸
佐々木 孝太
TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
2'05.337 5.318131.061
13ST3351影山 正彦
池田 大祐
石原 将光
DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
2'05.602 5.583130.785
14ST2626朝倉 貴志
井尻 薫
木村 聡
エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'05.898 5.879130.477
15ST2717中村 慎太郎
谷 芳樹
藤村 政樹
バリスSSR Biotランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'06.255 6.236130.108
16ST3434藤井 誠暢
佐藤 公哉
前嶋 秀司
asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
2'06.258 6.239130.105
17ST3515長島 正明
小松 一臣
岩崎 祐貴
岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
2'06.948 6.929129.398
18ST3647余郷 敦
細川 慎弥
松井 孝允
RIRE RACING Z
NISSAN FAIRLADY Z
2'06.986 6.967129.359
19ST3735GAMISAN
阿部 光
中村 嘉宏
asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
2'07.324 7.305129.016
20ST3877DRAGON
吉田 基良
高木 真一
TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
2'07.683 7.664128.653
21ST3914田畑 勇
田中 徹
古谷 直広
岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
2'08.046 8.027128.289
22ST4112松井 隆幸
久保 宣夫
森山 鉄也
無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
2'08.263 8.244128.071
23ST310*7碓井 久彦
加藤 正将
白井 剛
岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
2'08.806 8.787127.531
24ST4262塩谷 烈州
太田 侑弥
古橋 孝之
ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
2'09.226 9.207127.117
25ST4360小林 康一
牧田 克哉
小幡 弘
RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
2'09.423 9.404126.923
26ST44*666山下 潤一郎
青木 孝行
朝倉 宏志
BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
2'09.460 9.441126.887
27ST45333北川 剛
下山 和寿
藤田 弘幸
GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
2'10.001 9.982126.359
28ST46764遠藤 光博
五味 直也
フィリッペ・デベサ
ナショナルインスツルメンツ EVO RベリーCIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
2'10.58610.567125.793
29ST4787金森 敏一
佐藤 英二
杉山 道央
K'Z AUTO FACTORY MOTUL★ADVAN★DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
2'11.45411.435124.962
30ST4818浅野 武夫
笠原 智行
森 政行
コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
2'11.91011.891124.530
31ST4995服部 尚貴
木下 隆之
松井 猛敏
特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
2'11.91111.892124.529
32ST41041兵藤 信一
東 徹次郎
中村 和昭
TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
2'12.58412.565123.897
33ST311777オギ姉
佐藤 久美
ドリームエンジェル・アドバン・RX7
MAZDA RX-7
2'12.70912.690123.781
34ST41169中西 真史
赤星 陽太郎
梅本 淳一
ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
2'12.80712.788123.689
35ST41224青木 拓磨
土屋 武士
Takamori.com
SAMURAI ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
2'13.79013.771122.780
36ST413602奥村 浩一
飯塚 伊智郎
永田 晃
DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
2'14.16214.143122.440
37ST4144河野 利尚
松村 孝也
加藤 宏
TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
2'25.39725.378112.979
38ST41576金森 哲也
脇田 一輝
SB寿IDI安井自動車Vitz
TOYOTA Vitz
2'28.47328.454110.638
  • 大会審査委員会は、CarNo.7(Cドライバー)、39(Cドライバー)の決勝レース出場を認める。
  • 大会審査委員会は、CarNo.28の決勝レース出場を37番グリッドを条件に認める。
  • 大会審査委員会は、CarNo.666の決勝レース出場を最後尾グリッドを条件に認める。
  • 大会審査委員会は、CarNo.666(Cドライバー)の決勝レース出場を認める。

スーパー耐久

S耐:第4戦富士Cドライバー公式予選結果

SUPER TEC -RIJ- (2010/06/26) C Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2010 Super Taikyu Series Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST1123NISSAN NISMO GT-R RC
NISSAN GT-R
星野 一樹1'48.757-151.041
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
メルビン・モー1'51.344 2.587147.532
3ST138ART TASTE GT3
PORSCHE 911
立川 祐路1'52.544 3.787145.959
4ST141PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
イムラン・シャーロム1'52.782 4.025145.651
5ST2130森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
松下 昌揮1'56.712 7.955140.746
6ST223エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
山内 英輝1'57.002 8.245140.398
7ST159Faust Racing PORSCHE
PORSCHE 911
佐藤 茂1'57.330 8.573140.005
8ST3147RIRE RACING Z
NISSAN FAIRLADY Z
松井 孝允1'58.171 9.414139.009
9ST3277TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
高木 真一1'58.89510.138138.162
10ST3314岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
古谷 直広1'58.98210.225138.061
11ST3435asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
中村 嘉宏1'59.07410.317137.955
12ST3534asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
前嶋 秀司1'59.08310.326137.944
13ST3615岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
岩崎 祐貴1'59.32010.563137.670
14ST2359東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
松田 晃司1'59.38310.626137.597
15ST2420RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
花岡 翔太2'00.02011.263136.867
16ST4118コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
森 政行2'02.07213.315134.566
17ST4260RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小幡 弘2'02.38813.631134.219
18ST4369ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
梅本 淳一2'02.97714.220133.576
19ST4424SAMURAI ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
Takamori.com2'03.31314.556133.212
20ST3727FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
三沢 伸輔2'03.50114.744133.009
21ST4595特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
松井 猛敏2'03.63214.875132.869
22ST2526エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
木村 聡2'03.87215.115132.611
23ST4662ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
古橋 孝之2'06.15317.396130.213
24ST4712無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
森山 鉄也2'06.59217.835129.762
25ST2617バリスSSR Biotランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
藤村 政樹2'06.73617.979129.614
26ST4841TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
中村 和昭2'06.90918.152129.438
27ST3851DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
石原 将光2'08.83720.080127.502
28ST49602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
永田 晃2'09.99421.237126.366
29ST410764ナショナルインスツルメンツ EVO RベリーCIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
フィリッペ・デベサ2'10.45121.694125.923
30ST41187K'Z AUTO FACTORY MOTUL★ADVAN★DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
杉山 道央2'12.13623.379124.317
31ST412333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
藤田 弘幸2'14.13625.379122.464
32ST4134TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
加藤 宏2'26.21337.456112.348
-ST3-7岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛absence--
-ST3-39TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
佐々木 孝太absence--
-ST4-666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
朝倉 宏志absence--

スーパー耐久

S耐:第4戦富士公式予選 #1谷口/柳田組が3連続ポール!

スーパー耐久シリーズ2010第4戦「SUPER TEC」の公式予選が6月26日、富士スピードウェイで行われた。
今回はニッサンGT-Rがスポット参戦するということで大いに注目を集めており、また朝からのあいにくの雨模様でウェットコンディションでの走行となったため、GT-R有利に働くかとoも思われたが、結局ポールポジションを獲得したのは#1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/イムラン・シャハロム組)だった。

st_r04_q_1 st_r04_q_20 st_r04_q_27 st_r04_q_62

公式予選は午後1時30分にST1、2、3クラスのAドライバーから走行を開始した。
開幕以来圧倒的な速さで2010シーズンをリードしているBMW Z4Mクーペはここでも速さを見せつけ、Aドライバーの谷口、Bドライバーの柳田ともに他を圧倒するタイムでトップに立ち、文句なしのポールポジション獲得となった。
しかしチームメイトの28号車、片岡龍也/ファリーク・ハイルマン/メルビン・モー組は片岡がピットレーンを出て行った直後に不運にもプロペラシャフトが折れ、まさかのノータイムで予選を終えることとなった。

一方注目のGT-Rだが、金曜日の走行でトップタイムを記録し、また今日の予選は朝からの雨でウェットコンディションということもあり、活躍が大いに期待されたものの、結局1号車、#8ART TASTE GT3(清水康弘/竹内浩典/立川祐路組)に次ぐ3番手に終わっている。

ST2クラスはAドライバーは#20RSオガワランサーの大橋正澄、Bドライバーは#26エンドレス アドバン ウェッズ ランサーがトップタイムを記録したが、合算では20号車がポールという結果に。
ST3クラスはAドライバートップが#27FINAアドバンM3の伊橋勲、Bドライバーは岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7の小松 一臣がトップだったが、合算で27号車がポールとなった。
しかしST1、2、3クラスのBドライバーの走行が終わり、ST4車両がコースインを始めた直後に #7岡部自動車JDS メーカーズRX-7を駆る加藤正将が1コーナーでクラッシュ。それと時を同じくして#666BOMEX with CarXs S2000の青木孝行もトラブルによりコース上にストップしたため、これらの車両を回収するために赤旗が出され、20分間の中断となった。

これによりST4クラスのBドライバー予選は午後2時50分に漸く再開された。
天候の回復も影響してか、ここでは太田侑弥の駆る#62ホンダカーズ東京 G/M インテグラが総合3位に食い込む好タイムを叩き出し、タイム合算でもポールに躍り出た。
この太田と最後までトップタイムを争ったのが土屋武士の駆る#24SAMURAI ADVAN DC5だったが、こちらはAドライバーのタイム差などもあり合算で5番手に終わっている。
なお、Aドライバーのトップは松井隆幸の駆る#12無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESSだった。

ST5クラスは今回も2台のエントリーとなり、規定の4台を満たさないためST4クラスに組み入れられた。

第4戦決勝は明日午後1時より4時間で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第4戦富士A,Bドライバー公式予選総合結果

SUPER TEC -RIJ- (2010/06/26) A&B Total Qualify Weather:Rainy Course:Wet
2010 Super Taikyu Series Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireAdriver
Bdriver
Total
Time
Behindkm/h
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田 真孝
YH1'57.627
1'57.742
3'55.369-139.583
2ST128ART TASTE GT3
PORSCHE 911
清水 康弘
竹内 浩典
YH1'58.722
1'58.326
3'57.048 1.679138.595
3ST1323NISSAN NISMO GT-R RC
NISSAN GT-R
影山 正美
田中 哲也
YH1'59.163
2'00.937
4'00.100 4.731136.833
4ST2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
YH2'01.491
2'00.683
4'02.174 6.805135.661
5ST149Faust Racing PORSCHE
PORSCHE 911
堀主知ロバート
岡本 武之
YH2'01.193
2'01.570
4'02.763 7.394135.332
6ST226新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
関 豊
YH2'01.906
2'01.029
4'02.935 7.566135.236
7ST2326エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
井尻 薫
YH2'02.818
2'00.655
4'03.473 8.104134.937
8ST243エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田 信博
YH2'01.617
2'01.982
4'03.599 8.230134.868
9ST2530森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
塩野 健司
YH2'02.474
2'01.465
4'03.939 8.570134.680
10ST2659東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
YH2'02.659
2'01.690
4'04.349 8.980134.454
11ST3127FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲
廣田 秀機
YH2'03.962
2'05.041
4'09.00313.634131.941
12ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
太田 侑弥
YH2'08.994
2'00.291
4'09.28513.916131.791
13ST3251DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正彦
池田 大祐
YH2'04.367
2'05.048
4'09.41514.046131.723
14ST4260RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一
牧田 克哉
YH2'07.341
2'02.470
4'09.81114.442131.514
15ST3347RIRE RACING Z
NISSAN FAIRLADY Z
余郷 敦
細川 慎弥
YH2'04.907
2'05.268
4'10.17514.806131.322
16ST2717バリスSSR Biotランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
中村 慎太郎
谷 芳樹
YH2'05.434
2'04.948
4'10.38215.013131.214
17ST3414岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇
田中 徹
YH2'04.982
2'05.697
4'10.67915.310131.058
18ST3515岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
小松 一臣
YH2'05.846
2'04.878
4'10.72415.355131.035
19ST4395特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴
木下 隆之
YH2'08.376
2'02.399
4'10.77515.406131.008
20ST3634asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
藤井 誠暢
佐藤 公哉
YH2'05.372
2'05.518
4'10.89015.521130.948
21ST3735asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
GAMISAN
阿部 光
YH2'04.937
2'06.219
4'11.15615.787130.810
22ST3839TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬
植田 正幸
YH2'04.079
2'07.715
4'11.79416.425130.478
23ST4424SAMURAI ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
青木 拓磨
土屋 武士
YH2'10.243
2'01.576
4'11.81916.450130.465
24ST3977TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
DRAGON
吉田 基良
YH2'05.582
2'06.260
4'11.84216.473130.453
25ST3107岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦
加藤 正将
YH2'06.242
2'06.156
4'12.39817.029130.166
26ST4512無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸
久保 宣夫
YH2'06.822
2'05.917
4'12.73917.370129.990
27ST4687K'Z AUTO FACTORY MOTUL★ADVAN★DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
金森 敏一
佐藤 英二
YH2'07.595
2'07.218
4'14.81319.444128.932
28ST47333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
北川 剛
下山 和寿
YH2'08.778
2'07.516
4'16.29420.925128.187
29ST4818コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
YH2'07.700
2'09.463
4'17.16321.794127.754
30ST49764ナショナルインスツルメンツ EVO RベリーCIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
遠藤 光博
五味 直也
YH2'08.707
2'09.470
4'18.17722.808127.252
31ST41041TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
東 徹次郎
YH2'11.149
2'08.333
4'19.48224.113126.612
32ST311777ドリームエンジェル・アドバン・RX7
MAZDA RX-7
オギ姉
佐藤 久美
YH2'11.294
2'09.608
4'20.90225.533125.923
33ST41169ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
中西 真史
赤星 陽太郎
YH2'12.189
2'10.080
4'22.26926.900125.267
34ST412602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
奥村 浩一
飯塚 伊智郎
YH2'16.054
2'10.511
4'26.56531.196123.248
35ST4134TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
河野 利尚
松村 孝也
YH2'21.261
2'23.050
4'44.31148.942115.555
36ST41476SB寿IDI安井自動車Vitz
TOYOTA Vitz
金森 哲也
脇田 一輝
YH2'24.732
2'22.809
4'47.54152.172114.257
---- 以上予選通過 ----
-ST4-666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎
青木 孝行
YH2'09.949
no time
---
-ST1-28PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
YHno time
no time
---
  • CarNo.333,26,12は、公式通知No.5,5)により、当該周回のタイムを抹消とした。
  • 大会審査委員会は、CarNo.28の決勝レース出場を車検合格後、6/27「フリー走行」後、判断する。
  • 大会審査委員会は、CarNo.666の決勝レース出場を車検合格後、6/27「フリー走行」後、決定する。

スーパー耐久

S耐:第4戦富士Bドライバー公式予選結果

SUPER TEC -RIJ- (2010/06/26) B Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2010 Super Taikyu Series Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindkm/h
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝YH1'57.742-139.515
2ST128ART TASTE GT3
PORSCHE 911
竹内 浩典YH1'58.326 0.584138.827
3ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
太田 侑弥YH2'00.291 2.549136.559
4ST21*26エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
井尻 薫YH2'00.655 2.913136.147
5ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平YH2'00.683 2.941136.115
6ST1323NISSAN NISMO GT-R RC
NISSAN GT-R
田中 哲也YH2'00.937 3.195135.829
7ST236新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
関 豊YH2'01.029 3.287135.726
8ST2430森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
塩野 健司YH2'01.465 3.723135.239
9ST149Faust Racing PORSCHE
PORSCHE 911
岡本 武之YH2'01.570 3.828135.122
10ST4224SAMURAI ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
土屋 武士YH2'01.576 3.834135.115
11ST2559東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
吉田 寿博YH2'01.690 3.948134.989
12ST263エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
村田 信博YH2'01.982 4.240134.666
13ST4395特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
木下 隆之YH2'02.399 4.657134.207
14ST4460RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
牧田 克哉YH2'02.470 4.728134.129
15ST3115岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣YH2'04.878 7.136131.543
16ST2717バリスSSR Biotランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
谷 芳樹YH2'04.948 7.206131.469
17ST3227FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
廣田 秀機YH2'05.041 7.299131.371
18ST3351DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
池田 大祐YH2'05.048 7.306131.364
19ST3447RIRE RACING Z
NISSAN FAIRLADY Z
細川 慎弥YH2'05.268 7.526131.133
20ST3534asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
佐藤 公哉YH2'05.518 7.776130.872
21ST3614岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田中 徹YH2'05.697 7.955130.686
22ST45*12無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
久保 宣夫YH2'05.917 8.175130.457
23ST377岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
加藤 正将YH2'06.156 8.414130.210
24ST3835asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
阿部 光YH2'06.219 8.477130.145
25ST3977TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
吉田 基良YH2'06.260 8.518130.103
26ST4687K'Z AUTO FACTORY MOTUL★ADVAN★DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
佐藤 英二YH2'07.218 9.476129.123
27ST47333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
下山 和寿YH2'07.516 9.774128.821
28ST31039TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
植田 正幸YH2'07.715 9.973128.621
29ST4841TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
東 徹次郎YH2'08.33310.591128.001
30ST4918コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
笠原 智行YH2'09.46311.721126.884
31ST410764ナショナルインスツルメンツ EVO RベリーCIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
五味 直也YH2'09.47011.728126.877
32ST311777ドリームエンジェル・アドバン・RX7
MAZDA RX-7
佐藤 久美YH2'09.60811.866126.742
33ST41169ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
赤星 陽太郎YH2'10.08012.338126.282
34ST412602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
飯塚 伊智郎YH2'10.51112.769125.865
35ST41376SB寿IDI安井自動車Vitz
TOYOTA Vitz
脇田 一輝YH2'22.80925.067115.026
36ST4144TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
松村 孝也YH2'23.05025.308114.833
---- 以上予選通過 ----
-ST4-666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
青木 孝行YHno time--
-ST1528PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマンYHno time--
  • CarNo.26,12は、公式通知No.5,5)により、当該周回のタイムを抹消とする。

スーパー耐久

S耐:第4戦富士Aドライバー公式予選結果

SUPER TEC -RIJ- (2010/06/26) A Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2010 Super Taikyu Series Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝1'57.627-139.652
2ST128ART TASTE GT3
PORSCHE 911
清水 康弘1'58.722 1.095138.364
3ST1323NISSAN NISMO GT-R RC
NISSAN GT-R
影山 正美1'59.163 1.536137.852
4ST149Faust Racing PORSCHE
PORSCHE 911
堀主知ロバート2'01.193 3.566135.542
5ST2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄2'01.491 3.864135.210
6ST223エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔2'01.617 3.990135.070
7ST236新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広2'01.906 4.279134.750
8ST2430森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉2'02.474 4.847134.125
9ST2559東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学2'02.659 5.032133.923
10ST2626エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志2'02.818 5.191133.749
11ST3127FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲2'03.962 6.335132.515
12ST3239TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬2'04.079 6.452132.390
13ST3351DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正彦2'04.367 6.740132.083
14ST3447RIRE RACING Z
NISSAN FAIRLADY Z
余郷 敦2'04.907 7.280131.512
15ST3535asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
GAMISAN2'04.937 7.310131.481
16ST3614岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇2'04.982 7.355131.433
17ST3734asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
藤井 誠暢2'05.372 7.745131.024
18ST2717バリスSSR Biotランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
中村 慎太郎2'05.434 7.807130.960
19ST3877TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
DRAGON2'05.582 7.955130.805
20ST3915岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明2'05.846 8.219130.531
21ST3107岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦2'06.242 8.615130.122
22ST4112無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸2'06.822 9.195129.526
23ST4260RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一2'07.341 9.714128.999
24ST4387K'Z AUTO FACTORY MOTUL★ADVAN★DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
金森 敏一2'07.595 9.968128.742
25ST4418コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫2'07.70010.073128.636
26ST4595特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴2'08.37610.749127.958
27ST46764ナショナルインスツルメンツ EVO RベリーCIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
遠藤 光博2'08.70711.080127.629
28ST47*333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
北川 剛2'08.77811.151127.560
29ST4862ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州2'08.99411.367127.345
30ST49666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎2'09.94912.322126.410
31ST41024SAMURAI ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
青木 拓磨2'10.24312.616126.124
32ST41141TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一2'11.14913.522125.253
33ST311777ドリームエンジェル・アドバン・RX7
MAZDA RX-7
オギ姉2'11.29413.667125.115
34ST41269ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
中西 真史2'12.18914.562124.268
35ST413602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
奥村 浩一2'16.05418.427120.737
36ST4144TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
河野 利尚2'21.26123.634116.287
37ST41576SB寿IDI安井自動車Vitz
TOYOTA Vitz
金森 哲也2'24.73227.105113.498
---- 以上予選通過 ----
-ST1-28PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也no time--
  • CarMo.333は、公式通知No.5,5)により、当該周回のタイムを抹消とする。

スーパー耐久

S耐:第4戦富士に参戦のGT-R、フリー走行でいきなりトップタイム

100626GTR1

100626GTR2

100626GTR3

既に報じたとおり、2008年の十勝24時間レースではIP4クラスという独自のクラスで参戦したGT-Rが、ST1クラスに特認車両という形での参戦をすることとなった。

08年はシートをはずしただけの状態で車重も1600kg以上あったとされるが、今回はボディパネルの軽量化によって約250kgのスリム化に成功。
1480kgに燃料タンクは海外の24時間レースの最大値である120Lのものを装着。
通常は95Lと規定されているS耐車両の中でこの点が有利になるのか?

今回、NISMOは富士のレースの参戦については「これまでもテストはやってきているので完成車として提供すべく、商品としての販売を保証できる形に実践の場で最終確認したい」という。
大きく書かれた数字はモチュールのオイルの商品名だとのこと。
ドライバーも影山正美、田中哲也、星野一樹の3名で挑む。
金曜日の走行でも1分46秒969のトップタイムをマークしている。

Text & Photo : Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

【MZ Racing】SGTセパンでRE雨宮RX-7が前人未到の5勝目

CAEC7LOO.jpg
マレーシア・セパンインターナショナルサーキットで行われたSUPER GT第4戦。このレースで過去4勝と、圧倒的な強さを誇るGT300クラスのRE雨宮RX-7は、フロントロウから谷口信輝がスタート。オープニングラップでは影山正美のハンコック・ポルシェにかわされ3位に下がるが、9周目には田中哲也のフェラリーリF430をパスして2位に。さらに15周目にはハンコック・ポルシェをも抜き返して首位に立った。27周目にピットに戻り、給油とともにタイヤ4本交換。折目遼に交代して、暫定6位でコースに戻った。昨年からタイヤ無交換作戦で後半勝負に出る戦略をとっていたが、今回は交換して万全を期した。全車のピットインが一巡したのちトップに復帰。終盤はサスペンショントラブルでペースダウンしたが、2位以下を引き離しての優勝を飾った。

谷口は、「セ パンに来る前の鈴鹿テストでエンジニアの河野さんが悩んだ末に選んだタイヤがはまりました。もし、フェラーリやポルシェ、ランボルギーニなどに先行されて、抜けなかったらタイヤ無交換で行こうと決めてました。だから、僕がマージンを作って、タイヤ交換して、折目に渡すという絵を描いてました。そこまでは 順調でした」と語り、折目は「僕も当初はペース良く走っていました。ラスト7周でフロントサスペンションにトラブルが出たんです。だから、縁石を踏まないようにして、ラップタイムも2秒近く落として走りました。だからトップでゴールできたのは、奇跡に近いです」と話した。

http://www.mzracing.jp/supergt/201006.html

SUPER GT

SGT:第4戦セパン JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430が予選でPP! 決勝でもしぶとく4位に入賞! (JIMGAINER)

  • 2010年SUPER-GT第4戦 MALAYSIA
  • JIMGAINERDIXCEL DUNLOP F430
  • Dr:Tetsuya TANAKA/Katsuyuki HIRANAKA
  • 予選:1位・決勝:4位
  • 観客動員数:予選日5.200人・決勝日:27.500人

 今年も3戦を消化し、1戦毎に順位を上げてフィニッシュしているJIMGAINER。前回富士の決勝で良いタイヤが見つかり、5月末の鈴鹿のタイヤテストで確認をし、上位でフィニッシュ出来る確証を得て、シリーズ唯一の海外戦であり、赤道間近の灼熱の国マレーシアのセパンサーキットに乗り込んだ。

6月19日(土/予選)

gt_r04_jg_01.jpg  練習走行は普段よりも遅い10時から開始された。気温30度、路面温度35度と意外と低い温度でスタート。ドライバーは今回スーパーラップを担当する田中哲也からマシンに乗り込んだ。

 しかし、思ったようにマシンが動かない。コースもラバーが乗っていないせいか、グリップ感があまりない様に感じられた。スタビライザーを固めにしたり、セットを色々繰り返す。残り時間20分で平中克幸と交代。予選に向けて最終のチェックを行い7位で走行を終えた。

 今回の予選は前回富士と同じくスーパーラップ方式が採用された。上位8台が駒を進めることが出来る。ポールを獲得する自信はあったものの、他車も非常に速く、少しのミスでそれは手からこぼれてしまう。

 まず予選1回目でスーパーラップに残るべくタイムアタックを開始。平中は1ラップ計測で、予選基準タイムをクリア。そこからは田中にハンドルを託す。田中も楽に基準タイムを計測し、再度マシンの挙動の確認で走行を繰り返し、この時点では1位を獲得。300クラス専有時間になり、再びタイムアタックを開始。計測2周目に2分9秒677をマーク。しかしこの時点ですでに№7RX7が0.091秒上回るタイムを出していたため、2位でスーパーラップに駒を進めた。

 予選1回目から1時間15分のインターバルを経て、スーパーラップは開始された。 まず8位の№43Garaiyaがコースへ。2分9秒873のタイムで走行。これが基準となる。 田中がタイムアタックを開始する時点でのトップは№33PORSCHEで、2分9秒711。田中のセクター1が表示され、+0.138に、しかしセクター2では-0.443、セクター3では-0.16で、この時点で-0.465上回っていた。セクター4でも-0.079上回り、2分9秒167のタイムでアタックを終えた。

 最後のアタックはここセパンで9戦4勝と相性の良いNo.7。セクター1も25秒917と-0.281と上回る。セクター2では田中が-0.025と上回るも+0.256のビハインド。セクター3でも-0.118で、+0.138負けていた。しかしセクター4ではFIA-GT車両が優位な場所。しかしNo.7も侮れないスピードがある。だが、最終コーナーで白煙を上げるほどのブレーキでミス。田中のタイムを意識しすぎたせいか、結局2分9秒491のタイムになり、JIMGAINERDIXCELDUNLOPF430の今期初のポールポジションが確定した。

田中哲也
gt_r04_jg_02.jpg  第4戦セパンはポールポジションを取るつもり出来ましたから、本当に取れて良かったです。今期は思うように成績が残せず色々苦労がありましたが、取り合えず良かったです。アタックでは1回ミスしましたが、ほぼパーフェクトにできたと思います。チーム、タイヤメーカー、すべての方に感謝したいし、みんながんばってくれたと思います。明日はスタートを担当する予定ですので、マージンを築いて平中選手にバトンを渡して、優勝できればと思います。
平中克幸
 ここまで3戦は思うように結果が残せなかった。それだけに、今回はポールを獲れて優勝に一番近いところにいるわけですから、決勝レースが楽しみです。今回はアタック担当ではないので、田中選手の素晴らしいアタックを見てポールは取れると感じていました。富士でホントに良いタイヤが見つかったことも、この予選の結果に繋がったと思います。僕は自分の仕事きっちりとして、あとは勝つだけです。
6月20日(日/決勝)

 気温は昨日の走り始めより2度ほど高い程度だが、一層日差しが強くなり、灼熱のセパンは容赦なくドライバーに試練を与える。スタートを担当する田中がまずコースへ。決勝を想定して走行を続ける。5周の周回後、平中へ。平中も最後のマシンチェックに余念がない。8周の周回で終了。ウォームラップでは2分11秒077で、3位で走行は終了した。その後サーキットサファリも行われ、田中が2周の周回でチェッカーが振られた。

gt_r04_jg_03.jpg  夕方16時のスタートとはいえ、気温は34度、路面温度41度と容赦なく照りつける強い日差しと蒸し暑さの中、スタートを担当する田中はフォーメーションラップを走行し、綺麗にスタートしていった。

 しかし、1周目から、マシンの振動を訴える無線が田中から入る。タイムも2分12秒台~13秒台と上がらない中、3周目の1コーナーでNo.33にパスされる。

 その後もNo.7の執拗な追いかけに苦戦しながらも2位をキープ。しかし、それも限界に達し、9周目のS字コーナーの先でインに付けなかった所を簡単にパスされる。その後も10周目にNo.88Lamborghiniに抜かされ、12周目にはNo.3Zにもパスされ田中は悲痛な声でピットインの周を聞いてくる。

 しかし最低でも15周は周回をこなさなければ、規定に違反し失格となるため、それまではどうしても走りきらなければならない。結局12位までポジションを下げることとなってしまう。15周目に平中にハンドルを託すが、残り35周近く走行しなければならず、平中のがんばりに期待するしかなかった。

gt_r04_jg_04.jpg  その後各車のルーティーンのピット作業が終わり、36周目には5位までポジションを上げていた。39周目にNo.33とNo.74が裏ストレートで接触し、No.33はそのままリタイヤ、No.74はドライブスルーペナルティーを受け、一旦3位までポジションをあげるが、残り10周でやはりタイヤがキツくなってきたのか、ペースダウン。46周目に再びNo.74にかわされ4位に。そのままのポジションでチェッカーを受けた。

田中哲也
 朝のフリー走行でも良い感じで走れてましたが、決勝ですぐに違和感が出ました。振動はひどくなるばかりで、ポジションをキープすることが出来ませんでした。非常に残念ですが、次戦は何とかこのトラブルを改善して、今回取れなかった優勝を勝ち取りたいですね。
平中克幸
 本当に悔しいです。哲也さんが無線でかなり辛いのを言ってましたので、僕のスティントが長くなるのはわかりました。ただ、今出来る一番ベストな事をするだけでした。4位のポジションは今回のレース展開を考えれば良かったと思います。3位も守りたかったですが、明らかにペースが違いましたし、あれ以上は無理でした。次戦のSUGOは得意なコースですし、チャンピオンシップにも首の皮一枚繋がってますので、これから巻き返します。
Text & Photo: JIMGAINER

SUPER GT

SGT:第4戦セパン決勝 ウイダー HSV-010が3位表彰台を獲得 (HONDA)

gt100620006L.jpg  6月20日(日)、マレーシア・クアラルンプール近郊のセパン・インターナショナルサーキットにおいて、2010 オートバックス SUPER GT第4戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の決勝レースが行われた。

 19日(土)に行われた予選では、スーパーラップにおいて#8 ラルフ・ファーマン/井出有治組(ARTA HSV-010)が2番手、#100 伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)が5番手、#18 小暮卓史/ロイック・デュバル組(ウイダー HSV-010)が6番手を獲得。#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN HSV-010)と#32 道上龍/中山友貴組(EPSON HSV-010)は、9、11番手となった。

 連日、猛暑続きのセパン・インターナショナルサーキットは、昨日に続いていくぶん雲がかかっているものの晴天で、スタート前の気温は35℃、路面温度は48℃に達した。午前中に行われたフリー走行では、#8 ARTA HSV-010が2番手タイムを記録。さらに#100 RAYBRIG HSV-010も5番手タイムを記録するなど、Honda勢の順調な仕上がりをうかがわせた。

 スタートドライバーは、2番グリッドの#8 ARTA HSV-010はR.ファーマン選手、5番グリッドの#100 RAYBRIG HSV-010は伊沢選手、6番グリッドの#18 ウイダー HSV-010はL.デュバル選手、9番グリッドの#17 KEIHIN HSV-010は金石選手、11番グリッドの#32 EPSON HSV-010は道上選手が務めた。

 ウオーミングアップランが始まったのは現地時間の16時ちょうど。全33台(GT500クラス13台)のうち、#32 EPSON HSV-010は駆動系にトラブルが発生し、ピットレーン出口でストップ、スタートを切れないままリタイアとなってしまった。残るマシンは2列の隊列を組み、次の周にローリングスタートが切られた。

 Honda勢の滑り出しはいずれも順調で、スターティンググリッドのポジションを守ったまま1コーナーに進入。しかし、#18 ウイダー HSV-010のL.デュバル選手は後続車に追突されてスピン、大きく順位を落として再スタートを切ることになった。1周目を終えた段階で、#8 ARTA HSV-010のR.ファーマン選手が2番手、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は5番手、#17 KEIHIN HSV-010の金石選手は9番手、#18 ウイダー HSV-010のL.デュバル選手は10番手というオーダーになった。

 ここからHSV-010は持ち前のタイヤに優しい特性を生かして徐々にポジションを上げていき、レース折り返しの直前にあたる22周目には4台の HSV-010が2番手から5番手までを占める展開となる。特にピットストップのタイミングを引き延ばした#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は24周目から28周目までトップを快走する健闘を見せ、全車がピットストップを終えた30周目の段階でも#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手は2番手を確保。以下、#8 ARTA HSV-010の井出選手が4番手、#18 ウイダー HSV-010の小暮選手が5番手、#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手は7番手と、終盤の追い上げが楽しみな状況となった。

 ところが、ピットストップを行ってドライバーが交代した直後から、山本選手、井出選手、小暮選手の3名に暑さ対策として装備しているクールスーツのトラブルが発生し、猛暑の中、ドライバーが脱水症状を起こして集中力を維持することが難しくなってしまった。この影響で、#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手は首位争いを演じていた37周目にライバルと接触、ドライブスルーペナルティを科せられて後退し、#8 ARTA HSV-010の井出選手は意識もうろうとなって予定外のピットイン。急きょ、R.ファーマン選手にバトンを渡すとピットで倒れ込む事態に追い込まれた。また、#18 ウイダー HSV-010の小暮選手もペースが伸び悩んだ。さらに、2番手まで順位を浮上させていた#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手は、目の前を走行していたGT300車両がマシントラブルでスピンしたのを避けきれず、コースアウトを喫して、残り3周の時点でリタイアを余儀なくされた。

 こうした状況の下、#18 ウイダー HSV-010の小暮選手は粘り強く戦って3位でフィニッシュ。一時は7番手まで順位を落とした#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手も5位までばん回してチェッカーフラッグを受けた。さらに、緊急ピットインによって遅れた#8 ARTA HSV-010のR.ファーマン選手も、1周遅れながら11位で完走を果たした。

 この結果、シリーズポイント争いのドライバー部門において#18 小暮/L.デュバル組(ウイダー HSV-010)が計35ポイントを獲得して3位へ躍進。チーム部門では、ウイダー ホンダ レーシングが計44ポイントを獲得して3位に浮上した。

コメント
松本雅彦 | Honda GTプロジェクト プロジェクトリーダー代行(エンジン責任者)
 「今日は浮き沈みの激しい大変なレースとなりました。32号車は、これまで起きたことのない駆動系のトラブルでリタイアを余儀なくされましたが、そのほかの HSV-010 GTはどれも快調で、特にミディアム・タイヤを履いた17号車と100号車はハンドリングのバランスが良好な上にタイムも安定していたので後半の追い上げを期待していました。ところが、車内の気温が予想外に上昇した影響でクールスーツのトラブルが多発し、ドライバーに迷惑をかける結果となりました。そうしたなか、小暮選手が最後まで落ち着いて走りきってくれたおかげで3位表彰台を獲得できたほか、山本選手も半ば脱水症状を起こしながら5位入賞を果たすなど健闘を見せてくれました。いずれにしても、HSV-010 GTはセパンで高いパフォーマンスを発揮したので、似たようなコース特性のSUGOで行われる次戦では好成績が大いに期待できると考えています。今後も HSV-010 GTに熱き声援を送ってくださいますよう、お願いいたします」
ロイック・デュバル選手(3位、#18 ウイダー HSV-010)
 「スタートは順調でしたが、1コーナーの途中で追突されたため、ほとんど最後尾から追い上げることになってしまいました。それでもマシンの調子はよく、しかも周回遅れをリズミカルにかわすことができたので、4番手で小暮選手にマシンを手渡すことができました。その後、小暮選手にクールスーツのトラブルが起きてペースが伸び悩んでしまいました。次戦のSUGOはHSV-010 GTが得意とするコースなので楽しみにしています」
小暮卓史選手(3位、#18 ウイダー HSV-010)
 「僕に交代してコースに復帰したラップにクールスーツが作動しなくなり、とても厳しいレースとなりました。このため集中力が低下し、全開走行すると知らぬ間に縁石に乗り上げてしまうなどのミスを犯してしまいました。結果的に自分らしい戦いができず、耐えるレースとなったのは残念でした。次戦のSUGOはHSV-010 GTにとって有利なコースなので、今回の3位でウエイトハンデが増えても上位を狙えると期待しています」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第4戦セパン決勝 NISSAN GT-Rが、1-2フィニッシュ (NISMO)

 SUPER GT第4戦は、6月20日(日)にマレーシア・セパンインターナショナルサーキット(5.543km)で決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした「カルソニックIMPUL GT-R」(#12 松田次生/ロニー・クインタレッリ)が優勝。予選3位からスタートした「MOTUL AUTECH GT-R」(#23 本山哲/ブノワ・トレルイエ)も2位に入り、NISSAN GT-Rが1-2フィニッシュを遂げた。

gt_r04_n_r500_1.jpg  富士スピードウェイで行われた第3戦から7週間のインターバルののち、本年のSUPER GT出場チームはシリーズ唯一の海外イベントであるセパン戦に臨んだ。54周の決勝レースがスタートした20日16時の時点で、外気温は31度、路面温度は43度と、日本の真夏並みの暑さだった。途中降雨の心配があるとの天気予報にも関わらず、ドライコンディションのまま、レースは約2時間にわたり息をのむ展開を繰り広げた。

 #12 GT-Rは、前日の予選スーパーラップでファイトあふれる走りを見せ、ポールポジションを獲得した松田次生が決勝レースのスタートドライバー。全車がクリーンなスタートをきり、#12 GT-Rは早くも2位以降を引き離しにかかった。10周目を過ぎたあたりから後方で小さなアクシデントが発生しだすが、松田の#12 GT-Rはそれらに関わることなく周回を重ね、24周目にピットインし、ロニー・クインタレッリに交代。トップを快走する#12 GT-Rに挑んできたのが、#100 HSV-010だった。約6周にわたり、#12 GT-Rの背後に迫った同車は、37周目の第2ターンで縁石に乗り上げてわずかにジャンプ。その拍子で#12 GT-Rのリア部をヒット。クインタレッリ車はスピンしてしまう。後方から追い上げてきた#23 GT-Rにも抜かれて3位に後退してしまった#12 GT-Rだったが、上位車の#100 HSV-010、#23 GT-Rがそれぞれドライブスルーのペナルティを受けたため、44周目からはまたしても#12 GT-Rがレースをリードすることとなった。その後は危なげないペースを守って周回し、54周目のコントロールラインをトップで駆け抜けた。NISSAN GT-Rは、2008年以来このサーキットで3年連続優勝を遂げ、日産車としては2007年のフェアレディZでの優勝を含め4連勝となった。

 予選3位から本山哲が決勝レースに臨んだ#23 GT-Rは、序盤はタイヤをいたわりながら耐える走りに徹し、一時的に6位迄順位を落としたが、22周目にピットイン。ブノワ・トレルイエにドライバー交代した。タイヤ交換後のトレルイエは、猛然とハイペースで周回して上位車を追い上げ、8周後の30周目に3位となると、37周目の#12 GT-Rと#100 HSV-010の接触アクシデントの際に、2位に浮上。その後、#100 HSV-010の背後で逆転のチャンスを待っているときに、勢い余って同車にタッチ。それがペナルティと判断され、ドライブスルーを指示されることになってしまう。しかし、5位でコースに戻ったあともトレルイエのあきらめない走りは続き、47周目には4位、52周目には2位となり、GT-Rの1-2フィニッシュを飾った。

 「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信)は、8番グリッドから決勝レースをスタートし、序盤はポジションを守って周回した。しかし、12周目にコースアウトしてタイムロス。その後このロスを取り戻すことができず、最終的には9位でゴールした。

12 GT-Rドライバー 松田次生
 「ポールポジションからのスタートだったので、今日は優勝するしかないと強く思っていました。幸い、序盤から良いペースで走れ、トップでロニーにクルマを渡せてホッとしました。優勝できたのは、僕たちドライバーだけでなく、ファンの皆さんの応援、シーズンオフの間のチームの努力やエンジン開発に関わった皆さんの頑張り、そして星野監督のおかげです。心から感謝しています。僕個人としても2007年以来の優勝なので本当に嬉しいし、自信になりました」
同 ロニー・クインタレッリ
 「ドライバー交代してコースに戻ったときに#100 HSV-010と競うことになってしまいましたが、ちょっとした隙にスペースを空けてしまったのがあのアクシデントにつながったかもしれません。正直あれで終わったと思いましたがその後もペースを落とさず走れたので、#100と#23 GT-Rがドライブスルーで後退し、またレースをリードできて良かった。最後の10周はもの凄く長いと感じました。優勝した瞬間は夢かと思いました。ファンの皆さん、応援ありがとうございました」
Text & Photo: NISMO

SUPER GT

SGT:第4戦セパン 大波乱となった熱暑のセパンラウンドでENEOS SC430が4位フィニッシュ (TOYOTA)

GT300クラスではTDPコンビのカローラアクシオが3位表彰台
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4位フィニッシュを果たしたENEOS SC430 6号車

 SUPER GT第4戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」が6月19日(土)、20日(日)の両日、マレーシア・クアラルンプール近郊のセパン・サーキットで開催された。

 シリーズ唯一の海外遠征戦として10度目の開催となるセパンラウンドはF1マレーシアGPも開催されるセパン・サーキットが舞台。熱帯のマレーシアならではの猛暑の中での戦いとなり、ドライバーはもちろん、タイヤや車両にも厳しいレースとなる。

 レクサス勢は前戦富士をトップ4独占という圧倒的な速さで席巻。第3戦終了時点でドライバーズランキングでもトップ4を占めている。一方で、獲得ドライバーズポイントによって搭載されるウェイトハンデでは、この上位4台は50kg以上を課せられることとなり、テクニカルサーキットのセパンでは、厳しい戦いが予想された。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに5台のLEXUS SC430が出場。また、GT300クラスに1台のLEXUS IS350と2台のカローラアクシオが出場した。

◆予選◆

 19日(土)午前中の公式練習に続き、午後2時15分から予選1回目が行われ、上位8台がスーパーラップへ進出した。レクサス勢は、重いウェイトハンデに苦しみ、PETRONAS TOM'S SC430 1号車が10番手、前戦完全優勝を飾ったMJ KRAFT SC430 35号車が12番手、DENSO DUNLOP SARD SC430 39号車が13番手に留まりスーパーラップ進出はならず。

 しかし、ENEOS SC430 6号車は64kgものウェイトハンデをものともせず予選1回目でトップタイムをマーク。ZENT CERUMO SC430 38号車も7番手につけ、2台がスーパーラップに進出。午後4時20分から行われたスーパーラップでは、6号車が4番手、38号車が7番手となった。

 GT300クラスでは、ウェッズスポーツIS350 19号車が3番手、エヴァンゲリオンRT初号機aprカローラ 31号車が4番手でスーパーラップに進出。スーパーラップでは、19号車が6番手、31号車が8番手につけた。前戦初優勝を挙げたCOROLLA Axio apr GT 74号車は惜しくもスーパーラップ進出を逃し、10番手グリッドとなった。

◆決勝◆

 20日(日)昼間の猛暑を避け、日がやや傾きかけた現地時間午後4時から決勝レース(54周:約300km)がスタート。とはいえ、好天に恵まれたサーキットは、スタート時でも気温35度、路面温度48度という猛暑の中で、文字通りの熱戦の火蓋が切られた。

 上位勢は順当なスタートを切る中で、7番手スタートの38号車と10番手スタートの1号車はそれぞれ6位、8位へとポジションアップ。しかし、38号車はスタート直後の接触でペナルティを科され、後退を余儀なくされてしまった。

 6号車は序盤3位争いを展開するも、タイヤの摩耗のために22周目と他車より早めのピットイン。その後、次々に各車ピットへ向かい、レクサス勢は全車がピットを終えた時点で6号車が6位、1号車が8位、38号車が9位。スタートでトラブルを起こした他車の影響で出遅れた35号車と39号車が11位、12 位で後半戦への折り返しとなった。

 レースは心配されていたスコールもなく、暑さが続く中で、各所で接触やコースオフが多発する、波乱の展開となった。そんな中で、後半を担当した伊藤大輔が粘り強く走行を続けた6号車は、終盤、ライバル勢が接触やドライバーの熱中症などで脱落していったこともあり、4位までポジションを上げてフィニッシュ。序盤のペナルティから追い上げた38号車が6位、35号車が7位、1号車が8位、39号車が10 位に入り、LEXUS SC430は5台全車がポイント獲得を果たした。

 今大会の結果、6号車の伊藤大輔/ビヨン・ビルドハイム組はドライバーズポイントを計40ポイントとし、ランキング首位に浮上。1号車の脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組も3ポイント差の2位につけている。

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TDPの若手コンビが好走を見せ3位に入った
COROLLA Axio apr GT 74号車

 GT300クラスでは、6番手スタートの19号車が、スタートしてまもなく後続から接触されスピン。ポジションを落とすと共に、中盤のピットでも修復のためにタイムをロスすることとなった。一方、10番手スタートの74号車は前半戦を担当したTDPドライバー 井口卓人が見事な走りを見せ、3位でTDPドライバーの国本雄資にバトンタッチ。国本は一時2位に立つも、激しい2位争いの中で接触を喫し、ドライブスルーペナルティを科され4位に後退。しかし、そこから再び追い上げを開始した国本は、残り4周で3位に浮上し、そのままチェッカー。前戦に引き続き、見事2戦連続の表彰台を獲得した。

 常にトップ10圏内での走行を続けた31号車が8位。接触での後退から追い上げた19号車も9位でポイントを獲得した。

ENEOS SC430 6号車 ドライバー 伊藤大輔:
 予選の読み通りに決勝レースもうまくいくとは思っていなかった。今回積んでいるウェイトの影響は大きいので、どこまで粘れるかが勝負だった。早めのピット作戦を採り、自分のスティントではミディアム・ハードのタイヤを選択して、レースをコントロールした。その結果、予想以上に良い結果を導くことができた。今日のレースは多くの幸運にも恵まれたが、このところそういう傾向が続いているので、今後も頑張っていきたい。
ENEOS SC430 6号車 ドライバー ビヨン・ビルドハイム:
 今日のレースはとても難しかった。自分のスティントでは、ソフトタイヤを装着していたが、思いのほか摩耗が早かったので、早めに(伊藤)大輔にスイッチし、彼が、うまくレースをコントロールしてくれた。今日はチームもミス無く仕事をしてくれ、またシーズン途中でポイントリーダーになることができ、本当に良かった。
COROLLA Axio apr GT 74号車 ドライバー 井口卓人:
 10番手スタートだったが、ペースも悪くなく、他車のクラッシュなどもあり、早い段階で上位にポジションアップし、国本選手には、3位で戻れる位置でバトンを渡すことができた。今日のレースは、チームが思い描くような理想のレース結果となり、富士に続き表彰台に上がることができ、満足している。
COROLLA Axio apr GT 74号車 ドライバー 国本雄資:
 3位と大変良いポジションで交代した後、履いていたソフトタイヤのマッチングが良く、ペースも上がり一時2位までポジションをあげることができた。その後、他車に最終コーナーでパスされ、挽回しようとしたところ接触してしまいペナルティーを受け4位に後退を余儀なくされてしまった。最後猛プッシュして1台をパスし、表彰台は獲得できたが、元のポジションに戻れなかったのは残念だ。また表彰台を獲得できるよう頑張りたい。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT

吉本大樹レースレポート(SGT_R4_セパン)

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【2010年スーパーGTシリーズ第4戦(セパン)】
19-20 June, 2010
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20100620.jpg【Result】

【土曜日】
公式練習1回目 : 1 st / 2'10"714
公式予選1回目 : 12 th / 2'11"493

グリッド: 12 th

【日曜日】
フリー走行:5 th / 2'11"229
決勝: 12 th (Driver's Point : 0 pt / Team's Point : 3 pt)

シリーズランキング : 10 th (11 pt) / Team's Ranking : 11 th (18 pt)

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【公式練習、予選】
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公式練習 天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始時30度/35度 終了時33度/40度

予選1回目 天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始時34℃/41℃ 終了時34℃/42℃

triple a Vantage GT2、公式練習トップタイムも予選は12位

今年で通算10回目の開催となったスーパーGTシリーズ海外ラウンドのセパン戦。今年のシリーズは例年よりも1戦少ない全8戦という事もあり、今回が早くもシリーズの折返しとなる。triple a Vantage GT2は前戦富士でチーム初表彰台を獲得し、勢いに乗ってこのセパンラウンドを迎える事となった。

練習走行は10時ちょうどから11時45分まで、全時間帯GT500、GT300両クラスの合同で行なわれた。毎年暑さとの戦いとなるマレーシア・ラウンド。今回も、朝方こそ比較的涼しく感じられたものの、走行が始まる頃には気温は30度にまで上昇。路面温度も終了時には40度まで上がる厳しいコンディションでの走行となった。しかしtriple a Vantage GT2はこの厳しいコンディションをものともせず素晴らしい走りを披露する。各チームがタイヤのウォームアップと初期セッティングの確認に時間を費やす中、まずは計測3周目に2分11秒台のタイムをマークすると、その後もマシンのフィーリングを確かめながら順調に周回。セッション序盤~中盤にかけてはNo.19(ウェッズスポーツIS350)、No.7(M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7)、No.86(JLOCランボルギーニRG-3)等に先行されていたものの、セッションも後半に入ったところで吉本大樹がタイムアタック。「2か所でタイムロスした」とはいうものの、コントロールラインを通過し表示されたタイムは2'10"714。マシンの特性的には若干の苦戦を強いられるかと思われた戦前の予想を覆し、見事このセッションをトップタイムで終える事となった。

前戦表彰台獲得の勢いを保ち挑んだ最初のセッションでトップタイムをマーク、大きな期待を抱かせ迎える事となった公式予選。予選方式は前戦同様スーパーラップ(SL)方式で、予選1回目の上位8台がSLに進み、ここでポールポジション以下上位8番手までのグリッドが決定。9番手以降は予選1回目のタイムで決まることになる。ところがその公式予選1回目、triple a Vantage GT2は好調だった練習走行から一転、予想外の苦戦を強いられる事になる。まずは14時15分から最初の30分間で行われたGT500・GT300両クラス混走でのセッション。練習走行からセッティングはいじらずにコースイン、計測2周目に2分12秒台のタイムをマークするも、ここから何故かタイムが伸び悩む。原因は「路面状況が上がった事で通常ならリアのグリップが上がってアンダー気味になるのに、逆にフロントがくってしまってオーバーステアになってしまった(吉本大樹)」事に加え、ギアにもトラブルを抱えていた為。練習走行のフィーリングから予選では2分10秒フラット近辺のタイムを狙っていたものの、結局占有走行の時間帯も含めたこのセッションでマークしたベストタイムは吉本のアタックによる2'11"493。結果はまさかの12番手、2戦連続でのスーパーラップ進出はならず、この日の予選を終了する事となった。

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【決勝】
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天候:晴れ時々曇り| コース:ドライ | 気温:34℃ |路面温度:41℃(決勝開始時)

triple a Vantage GT2、レースで復調の兆しを見せるも
まさかのドライブスルーペナルティーで降順、最後は12位チェッカー

前日土曜日は練習走行でトップタイムをマークするも、予選ではマシントラブルもあり12番手に甘んじたtriple a Vantage GT2。それでもメカニックの夜を徹した懸命の修復もあり、この日朝に行われたウォームアップ走行セッションでは5番手タイムをマーク、決勝に向け復調の兆しを見せスターティンググリッドに着く事となった。

前日同様、セパンラウンド特有の気温と湿気に包まれたセパンインターナショナルサーキット。それでも通算10回目の開催という事もあってか、現地マレーシアでもスーパーGT人気が定着している事を象徴するように、この日はスタンドに3万人近いファンが詰めかけた。迎えた注目の決勝スタート。予定通り午後4時にフォーメーションラップが始まると、1周のローリングラップから各マシンが隊列を整え最終コーナーを立ち上がる。そしてグリーンシグナルの点灯と共にレースがスタート、一斉に1コーナーへとなだれ込んでいく。ここで素晴らしい動き出しを見せたのが吉本大樹。「チームからは接触やミスなく絶対に完走しようと言われていたけど、混戦の序盤に出来るだけポジションを上げておきたかった」と、スタート直後から果敢な攻めの走りを披露。タイヤのライフは気にしながらも、わずか10周足らずで一気に4番手を争う位置にまでポジションを上げていく。しかしその直後、triple a Vantage GT2の好調な出だしを振り出しに戻す悪夢が待ち構えていた。

スタート直後、積極果敢に1コーナーのポジション争いに出た吉本大樹。ところがそのスタートが「ジャンプスタート」と判断され、triple a Vantage GT2にまさかのドライブスルーペナルティーの裁定が。このペナルティーにより大きくポジションを落とすことになったtriple a Vantage GT2は、ここからの仕切り直しを余儀なくされてしまう。それでも吉本は集中力を途切れさせる事無くここから再度追い上げを開始。ラップタイムもトップ集団と変わらぬ2分12秒台に入れすぐさま前を行く集団に追いつくと、次々とオーバーテイクを仕掛けていく。結局吉本はそのままレースの3分の2以上に相当する35周を走破、タイヤは労わりながらも「最後は脱水症状で指が硬直してステアリングから手が離れなかった・・・」というまでにプッシュを重ねピットイン。そしてここでタイヤ無交換作戦という更なる勝負を賭けて松田選手にドライバーチェンジ。最後の追い上げを託していく。

吉本が極力労わったとはいえ、タイヤ無交換という過酷な状態でステアリングを受けた松田選手。しかし、やはりこの厳しいコンディションのセパンでの追い上げの代償は大きく、松田選手はコースに戻って7周目、ラップタイムが大幅に落ちたところでタイヤ交換の為ピットイン。これによりポジションはポイント圏外の12番手に。この時点でレースは残り6周。さすがにここからの追い上げは叶わず、triple a Vantage GT2は最終的に12番手でチェッカーフラッグを受ける事となった。

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【吉本大樹コメント】
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フリー走行は自分達はフルアタックしたのに対し、他のチームがまだプッシュしきっていないことは分かっていました。が、予選でスーパーラップへ進む事は堅いと思っていたので予選は残念でした。コンディション変化で想像とは逆の方向へ行ってしまった事と、ギアにトラブルを抱えていたことで最後はシフトロックによるスピンも起こしました。

メカニックがほぼ徹夜でギアボックスを修復してくれ、それを無駄にしない為にもとにかく序盤に前へ出ようと決めていたんですが、その気持ちが空回りしてしまった様です...。決勝はセットアップもキマっていて、スタート直後もペナルティー消化後もかなり良いペースで追い上げられていたので、タラレバですが表彰台にも届いたかもしれないレースでした。自分のミスでそのチャンスを逃してしまい申し訳ないです。

35周と300クラスの中では多分一番ロングスティントを走りましたが、最後まで良いペースを保てました。これは次に似た条件下で走る鈴鹿ラウンドに向けても大きなデータ収集になったかと思います。何より苦労を覚悟して行ったセパンであそこまでのパフォーマンスを見せられた事に少し驚いていますが、これで次の菅生も自信を持って迎えられます。
次戦も応援宜しくお願いします!

SUPER GT

SGT:第4戦セパン 各クラス優勝記者会見 (GTA)

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GT500クラス優勝 No. 12カルソニックIMPUL GT-R
松田次生
 「昨日の公約通り優勝できて、うれしいです。正直、午前の(フリー)走行でも他に速いクルマ、ドライバーがいて不安要素もありました。僕の仕事はスタートを決めて、(後半の)ロニー選手にトップで渡すことで、それが果たせて良かったと思います。ただ、もう少し後続に差を付けられれば、彼を楽にできたんですけど…。途中まではかなり良いペースで離すことができたんですけど、交代する直前にはタイヤの持ちがいいHonda勢に詰め寄られて、ロニー選手には大変な仕事をさせてしまいました。それでも、ロニー選手がトップでチェッカーを受けてくれました。つまり、僕だけでなく、彼と、資金の厳しい中で冬のセパン・テストをやってくれた星野監督とチーム、そして今回新しいエンジンを提供してくれたニスモさん、タイヤのブリヂストンさん、みんなの勝利だと思います。みんなに感謝したいと思います。  僕がインパルに移籍して、ここまでポールポジションを獲ることができなくて、でも今日、ポール・トゥ・ウインができたということで、2008年に2勝したとき以上にうれしいです。僕の中でも自信になりました。素晴らしい週末になったと思います。
 今年は、僕自身も2年連続のタイトルを獲ったフォーミュラ・ニッポンのシートを失い、シーズン前にはレースへのモチベーションが下がる状況でした。その時、星野監督から『SUPER GTで結果を出せば、また展望も開ける。ウチも厳しいけどセパンでSUPER GTのテストもするから』と言われました。それだけに、このセパンには賭けていました。シーズン序盤、日産の新しいエンジンに対して、トヨタはアドバンテージがあったし、HondaのHSVも速かった。でも、今回はチームも日産も予算的に厳しい中、仕様を変えた新しいエンジンを持ってきてくれました。今回は、ここでテストをやったのが大きかった。それに応えなきゃと思ってました。星野監督はじめ、皆ここで勝つという意志を持っていました。それが、ポールポジション、優勝につながったと思います」
ロニー・クインタレッリ
 「100号車を抜いて、このままトップでゴールにいけると思ったんです。でも、その後100号車のペースも良くて、5、6周で僕のタイヤのグリップが少し落ちて、自分のペースで走れませんでした。でも、ここがレースのキーポイントだとがんばって100号車を抑えたんです。2コーナーでぶつかったときは、よく分かりません。万が一もあるかとインを空けていたんですけど、それでもぶつけられた。正直、これで勝利はないと思ったんですが、走り出したら100号車も23号車がそれほど先に行っていなくて、ペースも良くないみたいでした。だから、がんばれば追い付くと走りました。そしたら彼らがぶつかって、(彼らの)ペナルティが出たんです。 トップに立ってから、ラストの10周はホントに長かったですね。チェッカーを受けて、優勝と言われたんですが、ホントかなぁって。レース中に、いろいろあったから夢じゃないかなって(苦笑)。
 ツギオもチームもみんなも、僕の家族も、がんばりました。優勝以上にうれしいことはありませんね」
GT300クラス優勝 No. 7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
谷口信輝
 「僕らのメインスポンサーはマレーシアの企業で、どうしてもセパンで勝ちたかった。火曜からマレーシアに入って、パーティもあって国のVIPも来ました。セパンで走り始めて手応えも感じて。それだけに勝たなきゃいけないプレッシャーも大きかったです。今日も楽勝ではなかったですよ。だからこそ、結果的にでも勝てたことがうれしいです。
 セパンに来る前、鈴鹿でテストをして新しいタイヤと空力パーツを試し、好感触を得ました。タイヤは僕たちが選んだものに加え、河野エンジニアが押さえでもうひとつ持ち込んでくれたんですが、これがピタリとはまりました。彼のファインプレーですね。レースでは、タイヤは替えました。作戦として8割方は替えるつもりでした。もし、FIA-GTのマシンに先行されて、抜けなかったら無交換で行こう、と。だから、僕はトップを抜いて、マージンを作って、タイヤ交換をして、折目が走る、という絵を描いてました。そこまでは順調にいきましたね」
折目遼
 「まず、メインスポンサーであるマレーシアのムティアラモータースさん、SCGさんは感謝したいです。マレーシアのムティアラモータースさんの皆さんは、この週末も僕らをサポートしてくれて、それに応えられてうれしいです。
 できるだけ谷口選手がプッシュして、マージンを築いてトップで帰って、タイヤ交換をして(僕が)出ていこうという作戦でした。谷口さんは公言どおり、トップでマージンを作って僕に渡してくれました。その後、僕もペース良く走っていました。実は、朝のフリー走行で左フロントのタイロッドが曲がるというトラブルが出て修復をしていたのですが、ラスト7周でそれがまた出たんです。持つのかなとちょっと心配になったので、縁石を踏まないようにして、ラップタイムも2秒近く落として走ったんです。だからトップでゴールできたのは、奇跡に近いと思いました。それだけにうれしかったですね。
 次のSUGOからはウェイトハンデもあるので、優勝からは遠ざかるかもしれませんが、チャンピオン争いで上位に付けたので、そのために1ポイントでも多く獲りたい。クルマのトラブルもなく、僕らもしっかり働いてベストを尽くしたいです」
Text & Photo: GT Assosiation

SUPER GT

SGT:第4戦セパン カルソニックIMPUL GT-Rが久々の優勝! GT300クラスの優勝はセパンマイスターM7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7! (GTA)

 2010 AUTOBACS SUPER GT第4戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の決勝レースが、6月20日、セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)で行われた。GT500クラスはNo.12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が優勝。GT300クラスはNo.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼組)が優勝を果たした。

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 決勝スタートは16時。日中の日差しを避けて遅く設定されていたが、それでもスタート直前の気温は34度と、例年どおり強烈な暑さのなかでのレースとなった。

 GT500クラスの序盤は、ポールポジションからスタートしたNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生)が徐々に後続を引き離す展開。ピットインは54周のレースの25周目とやや早めで、これで一時的に順位が入れ替わり、全車のピット作業が終わったところではNo.100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也>山本尚貴)がトップを奪っていた。だが、松田からステアリングを引き継いだNo.12 クインタレッリは、30周目にNo.100山本をパス。トップを取り戻す。

 ところが、37周目のターン2で、No.100 山本がイン側の縁石に乗って飛び上がり、No.12クインタレッリに追突。No.12はスピンして、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲>ブノワ・トレルイエ)にもパスされ、ポジションを二つ落としてしまう。さらに、これでトップに立ったNo.100山本とNo.23トレルイエのトップ争いの中で、No.23トレルイエがNo.100山本のテールに接触してしまった。

 この二つのアクシデントについて、No.100とNo.23にそれぞれドライブスルー・ペナルティが課され、No.12がトップを回復。その後、 No.12は順位をおびやかされることなく、トップでチェッカーを受けた。

 No.12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は今季初勝利。同チームの勝利は08年最終戦富士以来となる。

 2位は、No.23トレルイエがドライブスルー・ペナルティで4番手までポジションを落とした後、No.17 KEIHIN HSV-010(金石年弘>塚越広大)とNo.18ウイダーHSV-010(ロイック・デュバル>小暮卓史)の争いとなる。だが、No.17 塚越がGT300車両のスピンに巻き込まれて脱落。No.18小暮もクールスーツのトラブルから体力を奪われてポジションを守れず、残り2周でNo.23 トレルイエがポジションを回復。そのままフィニッシュを迎え、GT-Rの1-2フィニッシュを達成した。

 3位はNo.18 ウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル)。4位にはNo.6 ENEOS SC430(伊藤大輔/ビヨン・ビルドハイム)が入り、これがSC430勢の最上位となった。

 GT300クラスで優勝したNo.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7は、スタートを谷口信輝が担当。予選2番手から、オープニングラップではNo.33 HANKOOK PORSCHE(影山正美)にかわされ3番手に下がるが、9周目にはタイヤがグリップダウンしたNo.11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430(田中哲也)をかわし2番手を回復。さらに15周目にはNo.33影山をも抜き返し、トップに立つ。

 27周目にピットに戻ったNo.7は、いつものタイヤ無交換作戦は採らず、4本交換。折目遼に交代して、暫定6位でコースに戻る。その後、全車のピット作業が終了するとトップに復帰。終盤はサスペンションにトラブルを抱え、ペースダウンを余儀なくされたが、そこまでに築いたマージンが大きく、ポジションを守りきった。

 No.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼)は開幕戦鈴鹿以来、今季2勝目。セパン戦では特別戦も含め、通算5勝目となった。

 2位に入ったのはNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一)。予選5番手から、スタート担当の新田が粘り強く予選上位陣を追走する。ピットイン直前、最後列から追い上げてきた No.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden(加藤寛規)と接触してしまうが、大きなダメージはなく、そのままピットに戻って高木真一に交代した。

 この時点ではNo.11 平中克幸、No.33 木下みつひろ、そしてNo.74 COROLLA Axio apr GT(井口卓人>国本雄資)らが前方にいたが、No.11 平中は、前半担当の田中同様、徐々にペースダウン。さらにNo.33にNo.74が接触し、No.33はリタイア、No.74はドライブスルーペナルティでポジションを落とし、No.43高木が2位を回復した。No.43 ARTA Garaiyaは、第3戦富士につづき連続2位となった。

 3位はNo.74 COROLLA Axio apr GT(井口卓人/国本雄資)。ポールポジションだったNo.11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430(田中哲也/平中克幸)は、タイヤのグリップダウンに苦しみながらも、なんとか4位に滑り込んだ。

Text & Photo: GT Assosiation

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