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Formula Nippon

FN_NEWS:Fニッポンウーロン茶発売

 フォーミュラ・ニッポンのロゴマーク入りウーロン茶「Formula Nippon Oolong
Tea」が7月4日発売された。一般の人に対してフォーミュラ・ニッポンの認知
度をあげることが期待される。
 フォーミュラ・ニッポン開催サーキットおよびその周辺、全国のカラオケボッ
クス、飲食店などで発売される。

 「Formula Nippon Oolong Tea」
  価格:1缶(340g)150円


 情報提供:日本レースプロモーション(JRP)

              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

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Formula Nippon

FN_NEWS:Fニッポンコレクションカード発売

 昨年も発売され好評だった「Formula Nippon コレクションカード」の98年版
「Formula Nippon コレクションカード'98」が発売された。
 1パックに8枚入ったカード。何が出るかは開けてからのお楽しみ。フォーミ
ュラ・ニッポン開催サーキット、全国の百貨店、玩具専門店などで販売される。

「Formula Nippon コレクションカード'98」
 価格:1パック(8枚入)300円
 内容:カードサイズ 89mm×63.5mm
    カードの種類(レギュラー78種類、スペシャル46種類
    ・レギュラー ドライバーカード       23種類
           チームカード         14種類
           1997シーズンカード      10種類
           コースレコードカード      5種類
           レースクイーンカード     12種類
           FNイメージガールカード    2種類
           インプレッシブドライバーカード 9種類
           チェックリストカード      3種類
    ・スペシャル 箔押カード          23種類
           直筆サインカード       23種類
    (データは98シリーズ第1戦鈴鹿サーキット終了時のもの)


 情報提供:日本レースプロモーション(JRP)

              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

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Formula Nippon

FN Rd.5:FN予選総合

1998年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第5戦 鈴鹿サーキット              98-07-04
’98フォーミュラ・ニッポン第5戦 鈴鹿サーキット         WEATHER  : Fine
フォーミュラ・ニッポン                  予選正式結果表             COURSE   : Dry
                                                           国際レーシングコース
Pos.  No. Driver     Type             S.S Time     Time                    Team
-------------------------------------------------------------------------------
  1  20 影山 正彦    ローラ T96-52 MF308 1'46.408 1'46.408 12/13     MAZIORA IMPUL
  2  11 野田 英樹    ローラ T98-51 MF308 1'46.982 1'46.982 20/21  COSMO OIL CERUMO
  3   8 本山  哲     レイナード97D  MF308 1'47.748 1'47.748 15/16   LEMONed Le Mans
  4   5 マーク・グーセン    レイナード97D  MF308 1'47.803 1'47.803 17/20            5ZIGEN
  5  56 脇阪 寿一    ローラ T97-51 MF308 1'48.106 1'48.106 18/22              ARTA
  6  65 トム・コロネル      レイナード97D  MF308 1'48.165 1'48.165 21/25     PIAA NAKAJIMA
  7  64 松田 次生    レイナード97D  MF308          1'47.848 13/16     PIAA NAKAJIMA
  8   7 ノルベルト・フォンタナ レイナード97D  MF308          1'48.002 18/22   LEMONed Le Mans
  9  55 金石 勝智    ローラ T98-51 MF308          1'48.080 21/21              ARTA
 10   1 影山 正美    ローラ T97-51 MF308          1'48.093 20/20     SHIONOGI NOVA
 11  12 飯田  章     ローラ T96-52 MF308          1'48.473 19/19  COSMO OIL CERUMO
 12  14 道上  龍     レイナード96D  MF308          1'48.490 14/18   JACCS MOONCRAFT
 13  21 田中 哲也    ローラ T95-50 MF308          1'48.892 20/21         BE BRIDES
 14  18 立川 祐路    レイナード97D  MF308          1'48.957 17/20               TMS
 15   6 脇阪 薫一    レイナード96D  MF308          1'49.514 21/21            5ZIGEN
 16  19 黒澤 琢弥    ローラ T98-51 MF308          1'49.550  6/ 8     MAZIORA IMPUL
 17  17 近藤 真彦    レイナード97D  MF308          1'50.110 16/21               TMS
 18  62 柴原 眞介    レイナード96D  MF308          1'50.409 20/20            LEYJUN
 19   3 川本  篤     レイナード96D  MF308          1'50.766 18/18        ASAHI KIKO
 20 *22 石川  朗     レイナード94D  MF308          1'51.582 21/22         BE BRIDES
 21   2 ラルフ・ファーマン    G.FORCEGF02MF308          1'52.360  8/10     SHIONOGI NOVA
 22  36 玉中 哲二    ローラ T96-51 MF308          1'54.017 20/20   タカギ B-1 RACING
 23  63 OSAMU        レイナード95D  MF308          1'54.064  9/ 9            LEYJUN
以上 予選通過車両:
     37 山田  政夫   ローラ T94-50 MF308          2'02.343  8/13   タカギ B-1 RACING

予選通過基準タイム ( 110 % )  1'57.482

上位6台は、スペシャルステージの結果により順位を決定した。

ペナルティ
No.22 1998年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン統一規則第32条3及び
      特別規則書第19条違反により、罰金5万円を課した。

                           提供:鈴鹿サーキットランド
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Formula Nippon

FN Rd.5:FN公式練習

1998年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第5戦 鈴鹿サーキット             98-07-04
’98フォーミュラ・ニッポン第5戦 鈴鹿サーキット         WEATHER  : Fine
フォーミュラ・ニッポン                  公式練習結果表               COURSE   : Dry
                                                           国際レーシングコース
Pos. No. Driver      Type             Time     Delay     Lap              Team
-------------------------------------------------------------------------------
 1  20 影山 正彦    ローラ T96-52 MF308 1'46.831 197.61Km/h 15/16    MAZIORA IMPUL
 2  56 脇阪 寿一    ローラ T97-51 MF308 1'48.111      1.280 18/18             ARTA
 3  14 道上  龍     レイナード96D  MF308 1'48.443      1.612 19/19  JACCS MOONCRAFT
 4  11 野田 英樹    ローラ T98-51 MF308 1'48.467      1.636  5/20 COSMO OIL CERUMO
 5  65 トム・コロネル      レイナード97D  MF308 1'48.673      1.842  8/24    PIAA NAKAJIMA
 6   7 ノルベルト・フォンタナ レイナード97D  MF308 1'48.804      1.973 10/19  LEMONed Le Mans
 7  55 金石 勝智    ローラ T98-51 MF308 1'48.842      2.011  5/20             ARTA
 8   8 本山  哲     レイナード97D  MF308 1'48.919      2.088 11/19  LEMONed Le Mans
 9   5 マーク・グーセン    レイナード97D  MF308 1'49.358      2.527  8/18           5ZIGEN
10  19 黒澤 琢弥    ローラ T98-51 MF308 1'49.359      2.528  8/19    MAZIORA IMPUL
11  18 立川 祐路    レイナード97D  MF308 1'49.476      2.645  8/21              TMS
12  64 松田 次生    レイナード97D  MF308 1'49.752      2.921 24/24    PIAA NAKAJIMA
13   1 影山 正美    ローラ T97-51 MF308 1'50.263      3.432  4/17    SHIONOGI NOVA
14  21 田中 哲也    ローラ T95-50 MF308 1'50.365      3.534 13/20        BE BRIDES
15   6 脇阪 薫一    レイナード96D  MF308 1'50.633      3.802 10/21           5ZIGEN
16   2 ラルフ・ファーマン    G.FORCEGF02MF308 1'50.723      3.892 17/17    SHIONOGI NOVA
17  17 近藤 真彦    レイナード97D  MF308 1'50.800      3.969 14/20              TMS
18   3 川本  篤     レイナード96D  MF308 1'50.900      4.069 16/20       ASAHI KIKO
19  62 柴原 眞介    レイナード96D  MF308 1'52.196      5.365 16/19           LEYJUN
20  22 石川  朗     レイナード94D  MF308 1'52.887      6.056 19/22        BE BRIDES
21  63 OSAMU        レイナード95D  MF308 1'54.409      7.578  7/ 8           LEYJUN
22  36 玉中 哲二    ローラ T96-51 MF308 1'54.949      8.118  5/19  タカギ B-1 RACING
23  37 山田  政夫   ローラ T94-50 MF308 2'02.289     15.458 14/17  タカギ B-1 RACING
24  12 飯田  章     ローラ T96-52 MF308 2'15.720     28.889  2/ 2 COSMO OIL CERUMO

開始時刻: 09:29'37

                           提供:鈴鹿サーキットランド
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Japanese F3

FN Rd.5:F3公式予選

1998年全日本F3選手権シリーズ第6戦                   98-07-04
’98フォーミュラ・ニッポン第5戦 鈴鹿サーキット         WEATHER  : Fine
F3                          公式予選正式結果表           COURSE   : Dry
                                                           国際レーシングコース
Pos. No. Driver        Type             Time     Delay                   Team
-------------------------------------------------------------------------------
 1  77 伊藤 大輔      ダラーラF397 MF204B 2'01.148 174.25Km/h    ホンダ スキルF397 無限
 2  55 金石 年弘      ダラーラF398 MF204B 2'01.690      0.542      ARTA ダラーラ 無限
 3   1 ピーター・ダンブレック ダラーラF398  3S-GE 2'01.911      0.763      TOM'S TOBI F398
 4   7 舘  信吾       ダラーラF398  3S-GE 2'02.075      0.927      TOM'S ESSO F398
 5   2 加藤 寛規      ダラーラF398 MF204B 2'02.168      1.020  ファイテックス戸田無限本田
 6  17 黒澤 治樹      ダラーラF397 MF204B 2'02.209      1.061  ライアンレーシング 無限本田
 7   6 松浦  佑亮     ダラーラF398 MF204B 2'02.511      1.363       DALLARA398無限
 8   9 谷川 達也      ダラーラF397  3S-GE 2'02.570      1.422            ThreeBond
 9   5 高木 真一      ダラーラF397  3S-GE 2'02.818      1.670       REVO T-REX/397
10  39 徳田  照幸     ダラーラF395改 3S-G 2'02.822      1.674     KDSダラーラ  トリイトヨタ
11   4 セバスチャン・マルティノ  ダラーラF397 3S-GE  2'02.881      1.733  TEC  ART  トリイ  東名
12  15 歌川  拓       ダラーラF397  3S-GE 2'03.065      1.917              MKダラーラ
13  33 井出 有治      ダラーラF396  3S-GE 2'03.081      1.933       5ZIGEN・DALLARA
14  25 長島 正興      ダラーラF397  3S-GE 2'03.157      2.009    ナンシンメガネスーパーF397
15  53 五味 康隆      マーティンMK73 3S-GE  2'03.270      2.122      芙蓉実業MARTINI
16  16 ルベン・デルフラー    ダラーラF397  3S-GE 2'03.635      2.487              MKダラーラ
17   8 藤原 靖久      ダラーラF398  3S-GE 2'03.648      2.500      TOM'S ESSO F398
18  38 平野  功       ダラーラ F398  3S-G 2'03.872      2.724     KDSダラーラ  トリイトヨタ
19  18 密山 祥吾      ダラーラF397  4G-93 2'04.134      2.986        イエローハット397HKS
20  51 清水  剛       ダラーラF397   4G93 2'04.410      3.262         阪急交通社F3
21  72 水谷 竜也      ダラーラF397 C20XE  2'04.824      3.676   オリベッティユーズ397オペル
22  24 辻  孝壽       ダラーラF395改 4G93 2'08.369      7.221     TOMEISPORTF395改
以上 予選通過車両:

開始時刻: 14:50'00
予選通過基準タイム ( 110 % )  2'13.741
                           提供:鈴鹿サーキットランド
Tags:

Japanese F3

FN Rd.5:F3公式練習

1998年全日本F3選手権シリーズ第6戦                 98-07-04
’98フォーミュラ・ニッポン第5戦 鈴鹿サーキット       WEATHER  : Fine
F3                          公式練習結果表             COURSE   : Dry
                                                         国際レーシングコース
Pos. No. Driver      Type             Time     Delay                     Team
------------------------------------------------------------------------------
 1 55 金石 年弘      ダラーラF398 MF204B 2'03.122 171.46Km/h      ARTA ダラーラ 無限
 2  1 ピーター・ダンブレック ダラーラF398  3S-GE 2'03.342      0.220      TOM'S TOBI F398
 3 77 伊藤 大輔      ダラーラF397 MF204B 2'03.484      0.362    ホンダ スキルF397 無限
 4  7 舘  信吾       ダラーラF398  3S-GE 2'03.895      0.773      TOM'S ESSO F398
 5 17 黒澤 治樹      ダラーラF397 MF204B 2'04.018      0.896  ライアンレーシング 無限本田
 6  5 高木 真一      ダラーラF397  3S-GE 2'04.093      0.971       REVO T-REX/397
 7  4 セバスチャン・マルティノ  ダラーラF397 3S-GE  2'04.169      1.047  TEC  ART  トリイ  東名
 8 33 井出 有治      ダラーラF396  3S-GE 2'04.396      1.274       5ZIGEN・DALLARA
 9  9 谷川 達也      ダラーラF397  3S-GE 2'04.514      1.392            ThreeBond
10 15 歌川  拓       ダラーラF397  3S-GE 2'04.678      1.556              MKダラーラ
11 25 長島 正興      ダラーラF397  3S-GE 2'04.773      1.651    ナンシンメガネスーパーF397
12  2 加藤 寛規      ダラーラF398 MF204B 2'04.832      1.710  ファイテックス戸田無限本田
13  6 松浦  佑亮     ダラーラF398 MF204B 2'04.870      1.748       DALLARA398無限
14 39 徳田  照幸     ダラーラF395改 3S-G 2'05.003      1.881     KDSダラーラ  トリイトヨタ
15 16 ルベン・デルフラー    ダラーラF397  3S-GE 2'05.099      1.977              MKダラーラ
16 38 平野  功       ダラーラ F398  3S-G 2'05.297      2.175     KDSダラーラ  トリイトヨタ
17 18 密山 祥吾      ダラーラF397  4G-93 2'05.540      2.418        イエローハット397HKS
18 51 清水  剛       ダラーラF397   4G93 2'05.554      2.432         阪急交通社F3
19 53 五味 康隆      マーティンMK73  3S-GE  2'06.020     2.898      芙蓉実業MARTINI
20 72 水谷 竜也      ダラーラF397  C20XE  2'06.218     3.096   オリベッティユーズ397オペル
21 24 辻  孝壽       ダラーラF395改 4G93 2'10.265      7.143     TOMEISPORTF395改
    8 藤原 靖久      ダラーラF398  3S-GE 計測できず               TOM'S ESSO F398

開始時刻: 11:40'00
                           提供:鈴鹿サーキットランド
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Formula Nippon

FN Rd5 鈴鹿 SS レポート(速報)


 午後4時30分から、次第に気温と路面温度が下がっていく状況の中、上位
6台によるスペシャルステージがスタートした。

 最初にコースインしたのは、#5マーク・グーセン。1周目は、丁寧な走りで
1分50秒705からスタートする。
 2周目は、48秒582とタイムアップ。そして、3周目はさらにタイムを詰めて
47秒803までアップし、残り5台のアタックを待つ。

 続いてコースインしたのは、#65トム.コロネル。アタック1周目は50秒099か
らスタートと良いペース。そして、2周目は48秒501とグーセンよりもここまで
は速いペースだった。だが、3周目は48秒165と#5M.グーセンを逆転することは
できず、ポールポジションの可能性はなくなってしまった。

 3番目は#8 本山哲がアタックを開始。48秒531という速いラップからからスタ
ート。2周目も47秒748とタイムは伸びトップに。だが、3周目には逆バンクで
進入からバランスを崩してしまいスピン!  グラベルでマシンを止めてアタック
は終わった。

 4番目は、#56脇坂寿一がコースイン。1回目のアタックラップは、最も速い
48秒348からスタート。2周目はシケインのブレーキングミスもあり、48秒417。
ラストの3周目には48秒106までしか上げることができず、3番手の位置に。

 5番目は、#11野田英樹がコースイン。48秒658と1周目からアグレッシブなア
タックをかける。2周目は47秒496と逆点のトップタイム。そして、3周目は
46秒982と#8本山を逆転し暫定のポールタイムを奪取する。

 そして、ラストには#20影山正彦がアタックに入る。47秒268と#11野田のベス
トラップに迫る好タイムからスタート。
 2周目には、46秒408とスーパーラップで、ポールポジションをあっさり奪う。
 さらに、3周目も、自己の可能性にチャレンジしアタックをかける。
 だが、わずかに及ばず46秒434となった。

(スペシャルステージ、暫定結果)
----------------------------------------------------------------
#20 影山 正彦         1'46.408
#11 野田 英樹          1'46.982
# 8  本山 哲            1'47.748
# 5  M.グーセン         1'47.803
#56 脇坂 寿一           1'48.106
#65  T.コロネル         1'48.165


(正式結果は後ほど掲載される予定です)

***JCG00146  竹下 恵一郎//KEIICHIRO TAKESHITA***
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Japanese F3

F3 Rd6 鈴鹿 予選レポート(速報)


 F3もFNと同じように、もてぎの雨のレースから、第5戦の舞台は鈴鹿へ。
 梅雨明け間近の気配は、夏を思わせる強烈な日射しの中で行われた午前9時
30分からの公式練習から感じられた。
 
 午前中の公式練習は、FNの公式練習に続くタイムスケジュールで行われ、
#55金石年弘が2分03秒122のトップタイムをマーク。#1P.ダンブレックが03秒
342、#77伊藤大輔も03秒484、#7舘信吾が03秒895とトップ4が3秒台につけた。

 14時50分から予定どおりに公式予選が開始。
 まず、コントロールラインを通過したのは、#24辻孝尋。2分09秒台をマークす
るが、#38平野功が05秒069とこちらも午前中のタイムを更新。
 各車のコースインは、かなりゆっくりとしたタイミングで行われる。


 10分経過の段階では、

#6  松浦佑亮             2'03.902
#38  平野 功            2'04.588
#25 長島 正興          2'05.019
#8   藤原 靖久           2'05.810
#24 辻  孝尋           2'08.629


  10分を過ぎ、オーダーは以下のようになる。
#33  井出有治             2'03.470
#6  松浦佑亮             2'03.902
#5   高木真一             2'03.961
#38  平野 功            2'04.588
#25 長島 正興          2'05.019
#8   藤原 靖久           2'05.810

 その後、各車はさらにタイムアップを続け、03台での攻防となってくる。
 4周目で#33井出有治が、03秒081とトップタイムを出す。
 だが、直後の5周目の逆バンクのグラベルでストップ。2番手には#25長島が
03秒842、#6松浦も03秒902をマーク。
 15分を過ぎ、R.ヴィルタネンに代わり、#4をドライブするS.マルティノが
03秒569をマークし、2番手に。
 だが、#5高木真一もすぐに03秒314で2番手の座をもぎとる。
 #9谷川達也も03秒337を出し、3番手に。

 18分経過で、#2加藤寛規が02秒699をアタック1周目でマークし、トップに。
 だが、#55金石年弘も02秒622とアタック開始早々に逆転でトップタイムを出す。 
 さらに、#17黒澤治樹もアタック2周目で02秒279のベストタイム。
 続いては、#77伊藤大輔がアタック開始の1周目で01秒762と1秒台に突入。

 残り10分を切り、#77伊藤大輔がアタック2周目で01秒148と更新。
 5分前では、2番手に#1P.ダンブレックがアタック3周目で01秒911と2番
手にくい込んでくる。

  15時20分、チェッカーフラッグ。#55金石のラストアタックに期待がかかったが、
自らの2番手のタイムを更新できなかった。


(公式予選、暫定結果)
----------------------------------------------------------------
#77  伊藤  大輔           2'01.148
#55 金石 年弘          2'01.690
# 1 P.ダンブレック     2'01.911
# 7  舘 信吾            2'02.075
# 2  加藤 寛規          2'02.168
#17  黒澤 治樹          2'02.209

# 6  松浦 佑亮           2'02.511
# 9  谷川 達也         2'02.570
# 5  高木 真一           2'02.818
#39  徳田 照幸           2'02.822
                ・
        ・
        ・


(正式結果は後ほど掲載される予定です)

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Formula Nippon

FN Rd5 鈴鹿 予選レポート(速報)


 もてぎの雨のレースから、第5戦の舞台は鈴鹿へ。
 梅雨明け間近の気配は、夏を思わせる強烈な日射しの中で行われた午前9時
30分からの公式練習から感じられた。
 
 午前中の公式練習は晴れでドライ。24台が出走し、#20影山正彦が1分46秒831
と、2番手の#56脇坂寿一の48秒111に大きく差を付けた。

 午前中に気温は30度を超え、路面温度も50度に達する中、午後1時30分から
の公式予選も、晴天で各車コースイン。やや、風が強くなってきたコースだが、
暑さは相変わらずだが、路面温度は、開始直前で46度と風の影響かやや下がった。

 真っ先にコースインをねらった#19黒澤琢弥がピットエンドでエンジンストール。
 まず、コントロールラインを通過したのは、#20影山正彦。#14道上龍、そして
#64は山西康司に代わって、松田次生がドライブする。
 アタックラップは、#20影山正彦の1分49秒251からスタートする。3周目には、
#20影山正彦が48秒758と好調のタイム更新。#56脇坂寿一も3周目に49秒785まで
アップする。3周目に#19黒澤琢弥も49秒773と2番手のタイムを出す。

 10分経過の段階では、
#20  影山 正彦           1'48.758
#12 飯田 章           1'49.500
#14  道上 龍             1'49.653
#19  黒澤 琢弥           1'49.773
#56 脇坂 寿一           1'49.785
#55  金石 勝智           1'50.067

 その後、各車はさらにタイムアップを続け、48秒~49台での攻防となってくる。
 6周目で#11野田英樹が、49秒054と2番手のタイムを出す。
 開始17分後の6周目で#20影山正彦は、自己のタイムをさらに更新し47秒718を
マーク。
 20分後には、以下のトップ6となる。

#20  影山 正彦           1'47.718
#11 野田 英樹          1'49.054
#12 飯田 章           1'49.500
#19  黒澤 琢弥           1'49.550
#14  道上 龍             1'49.653
#56 脇坂 寿一           1'49.785

 22分経過の7周目に、#56脇坂寿一が49秒319で3位に浮上。さらに8周目に
49秒230までつめる。24分後には#1影山正美が49秒418と4位まで上がる。
 #11野田も9周目に48秒828までアップ。
 28分後#5M.グーセンが49秒515で6番手に浮上。さらに30分近くには49秒
391と4位に上がった。#20影山正彦も47秒231とタイムを更新する。

 30分後には以下のオーダーとなった。

#20  影山 正彦           1'47.231
#11 野田 英樹          1'48.828
#56 脇坂 寿一           1'49.230
# 5  M.グーセン         1'49.391
# 1  影山  正美           1'49.418
#12 飯田 章           1'49.500


 残り半分を過ぎて、#7N.フォンタナが49秒378とベスト4に顔を出す。
 35分過ぎ、#56脇坂は自らのタイムを49秒165と更新するが順位は変わらず。
 #14道上も9周目に49秒323と4位に。
 #11野田が14周目にわずかにタイムアップ。
 40分後には以下のオーダーとなった。

#20  影山 正彦           1'47.231
#11 野田 英樹          1'48.803
#56 脇坂 寿一           1'49.165
#14  道上 龍             1'49.323
# 7  N.フォンタナ       1'49.378
# 5  M.グーセン         1'49.391


 残り20分を過ぎて、#20影山正彦は公式練習のタイムを更新。1分46秒031まで
タイムアップ。
 残り10分近く、# 5M.グーセンが48秒538で2番手に浮上。
 50分後には以下のオーダーに。

#20  影山 正彦           1'46.031
# 5  M.グーセン         1'48.538
#11 野田 英樹          1'48.803
#56 脇坂 寿一           1'49.165
#55  金石 勝智           1'49.303
#14  道上 龍             1'49.323

 さらに、残り9分で#5グーセンは48秒100とタイムを更新。
 #65T.コロネルが48秒681を出せば、#7N.フォンタナも48秒279と3位に。
#64松田も8番手の49秒175と順位を上げる。残り6分で#65T.コロネルが47秒
645と2番手。5分前、#56脇坂は47秒226と2番手に。13周目、#64松田は47秒848
と6位に浮上。#5グーセンも47秒782を出すが5番手。残り3分#11野田も47秒149
で2位に。残り2分を切って#8本山は47秒563で4位に。

(公式予選、暫定結果)
----------------------------------------------------------------
#20  影山 正彦           1'46.031
#11 野田 英樹          1'47.149
#56 脇坂 寿一           1'47.226
# 8  本山 哲            1'47.563
#65  T.コロネル         1'47.645
# 5  M.グーセン         1'47.782

#64  松田 次生           1'47.848
# 7  N.フォンタナ       1'48.002
#55  金石 勝智           1'48.080
# 1  影山 正美           1'48.093
#12  飯田 章             1'48.473
#14  道上 龍             1'48.490
#21  田中 哲也           1'48.892
#18  立川 祐路           1'48.957

                ・
        ・
        ・


(正式結果は後ほど掲載される予定です)

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全日本GT選手権

'98JGTC_Rd.3:仙台 JGTCドライバー別データ

  1998 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Rd.3
 Hi-land GT Championship 3
                            1998. 6.27
                          Hi-land 4.0296km
                     主催   VICIC/奥州VICIC
                     天候      曇り
                     コース    ドライ
 JGTC                           
                     スタート    14時15分
                     フィニッシュ  16時11分
 正式結果(ドライバー別データ)

Pos  No クラス順 所要タイム  周回 ドライバー      ベストラップ  周回
  1  23 500 1 01:56:04.709 63 エリック.コマス         01:46.725  35 ペンズオイル・ニスモGT-R
                              影山  正美       01:47.910  28
  2   2 500 2 01:56:25.646 63 鈴木亜久里       01:47.829  30 ZEXELスカイライン
                              影山  正彦       01:48.433  33
  3  36 500 3 01:56:44.978 63 関谷  正徳       01:48.231  27 カストロール・トムス・スープラ
                              ノルベルト.フォンタナ     01:47.444  36
  4  39 500 4 01:56:45.411 63 土屋 圭市       01:48.530  32 デンソーサードスープラGT
                              谷川 達也       01:48.345  31
  5※12 500 5 01:57:16.474 63 星野  一義       01:47.426  36 カルソニック スカイライン
                              黒澤  琢弥       01:48.560  27
  6  37 500 6 01:56:11.276 62 鈴木  利男       01:48.533  33 カストロール・トムス・スープラ
                              ケルビン.バート       01:48.122  29
  7   5 500 7 01:56:12.966 62 マーク グーセン        01:47.527  30 5ZIGEN SUPRA
                              檜井 保孝       01:49.644  32
  8  30 500 8 01:56:14.000 60 山田  洋二       01:53.502  29 綜警 PORSCHE
                              岡田 秀樹       01:51.290  31
  9  88 500 9 01:56:48.900 60 和田  久       01:50.414  29 ウェディングディアブロ 
                              古谷 直広       01:54.131  31
 10  25 300 1 01:57:50.421 60 鈴木 恵一       01:54.568  20 つちやMR2
                              舘  信吾       01:53.574  40
 11  15 300 2 01:56:14.751 59 近藤  真彦       01:54.990  30 ザナヴィシルビア
                              青木 孝行       01:55.083  29
 12   7 300 3 01:56:50.562 59 山路 慎一       01:53.313  30 RE雨宮マツモトキヨシRX7
                              松本 晴彦       01:55.298  29
 13 910 300 4 01:57:31.764 59 余郷  敦       01:55.504  31 ナインテンポルシェ
                              小林 正吾       01:56.089  28
 14  21 300 5 01:57:39.738 59 一ツ山幹雄       01:55.992  22 ダンロップ-BP-BMW
                              加藤 寛規       01:54.938  37
 15  44 300 6 01:57:46.130 59 新田 守男       01:54.695  42 アペックスDLモモコルセMR2
                              水野 昇太       01:56.347  17
 16  61 300 7 01:57:55.864 58 中谷  明彦       01:55.387  26 テイボン・トランピオ・FTO
                              原  貴彦       01:57.065  32
 17※91 300 8 01:57:45.774 57(58-1)松永 雅博  01:56.144  38 コーセイ&バーディークラブ
                              藤原 靖久       02:00.271 19(20-1)
 18   8 50010 01:56:05.550 57 ワイン.ガードナ-      01:48.369  41 FET SPORTS SUPRA
                              田中  実       01:48.974  16
 19  71 300 9 01:56:56.912 57 星野  薫       01:56.139  22 シグマテック 911
                              城内 政樹       01:54.884  35
 20  60 30010 01:57:57.942 57 佐藤 久実       02:00.982  20 TOYOTA CAVALIER
                              渡辺  明       02:00.091  37
 21 911 30011 01:56:28.395 56 高橋 規一       02:01.649  23 ナインテン PCJポルシェ
                              中島 廣高       01:58.110  33
 21  10 30012 01:57:53.394 56 麻生 英彦       02:06.734  19 アビリティポルシェ993GT
                              石川  朗       01:56.724  37
 22※50 50011              52 本山  哲       01:48.750  21 ARTAスカイライン
                              土屋 武士       01:48.450  31
 23   9 30013 01:57:30.252 48 日置 恒文       02:04.199  17 MTG大黒屋ぽるし
                              羽根 幸浩       01:56.330  31
 24 100 50012              44 高橋  国光       01:50.356   4 RAYBRIG NSX
                              飯田  章       01:47.637  40
----------------以上完走--------------------------------------------------------
--------------------------------------------
      6 500                43 ピエール.ヘンリ.ラファネル  01:49.251  36 ESSO Tiger Supra
                              高木 真一       01:50.832   7
      3 500                42 長谷見昌弘       01:47.898  12 ユニシアジェックススカイライン
                              田中  哲也       01:48.396  30
     81 300                32 福山  英朗       01:54.460  29 ダイシン シルビア
                              大八木信行       05:08.798   3
     13 500                32 木下みつひろ     01:49.933  25 エンドレス アドバンGTR
                              藤村 満男       01:50.500   7
     70 300                31 石橋 義三                     外車の外国屋ダンロ
                              パトリック.ゥ゙ァン.スクート 01:58.070  31
     38 500                28 竹内  浩典       04:13.301   1 FK/マッシモセルモスープラ
                              野田 英樹       01:48.810  27
     18 500                25 金石  勝智       01:46.500  25 TAKATA 童夢 無限
                              山本 勝巳             
     51 300                24 池谷 勝則       01:56.085  24 コブラポルシェ
                              伊藤 清彦
     77 300                23 小林 且雄       01:55.240  23 クスコスバルンイプレッサ
                              玉本 秀幸
     16 500                12 中子    修                     Castrol 無限 NSX
                              道上  龍       01:46.141  12
     64 500                12 佐藤 浩二                     Mobil 1 NSX
                              トム.コロネル          01:47.966  12

参加台数 37台  予選出走台数 37台  決勝出走台数 36台

※ No.50 の車両は全日本GT選手権統一規則第3章第46条5.①(不正スタート)により、
    ペナルティストップ10秒が課された。
※ No.12 の車両は国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章違反により、ペナルティ
    ストップ10秒が課された。
※ No.91 の車両は.2nd.ドライバーのH項違反により1周減算のペナルティを課す。



                                データ提供 ビクトリーサークルクラブ(VICIC)
                報   告 CXJ12556 吉本 学(広島VICIC)

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Formula Nippon

FN_Rd.5:Fポン鈴鹿まもなく

      '98フォーミュラ・ニッポン第5戦  鈴鹿サーキットでまもなく開催!

 '98フォーミュラ・ニッポンは、第4戦までを終了し、3人のウィナーが全て初
優勝という展開を見せている。今週末7月4~5日はシーズン折り返しとなる第
5戦が鈴鹿サーキットで開催される。

  ここまでのランキングのトップは、2連勝を飾っている本山哲(LEMONed Le 
Mans)。これを前回優勝の脇阪寿一(ARTA)、金石勝智(ARTA)が追うといった
状態だ。
  先週スポーツランドSUGOで行われた第4回公式走行会では、今シーズンの
3人の勝者がトップ3につけて、好調ぶりを伺わせている。
  開幕戦の勝者影山正彦、2位の正美兄弟、そして、速さを見せながらも不運な
レースの続いているフォンタナの走りも見逃せない。

  なお、エントリーリストではGフォースの車両型式が従来の98-NからGF02へと
変更されている。

エントリーリスト

チーム              車番  ドライバー      車両
---------------------------------------------------------------------
SHIONOGI NOVA          1  影山正美        ローラT97-51 /無限MF308
                       2  R.ファーマン    GフォースGF02/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
ASAHI KIKO             3  川本  篤        レイナード96D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
5ZIGEN                 5  M.グーセン      レイナード97D/無限MF308
                       6  脇阪薫一        レイナード96D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
LEMONed Le Mans        7  N.フォンタナ    レイナード97D/無限MF308
Team Le Mans           8  本山  哲        レイナード97D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
コスモオイルセルモ    11  野田英樹        ローラT98-51 /無限MF308
                      12  飯田  章        ローラT96-52 /無限MF308
---------------------------------------------------------------------
JACCS MOONCRAFT       14  道上  龍        レイナード96D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
TMS                   17  近藤真彦        レイナード97D/無限MF308
                      18  立川祐路        レイナード97D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
MAZIORA IMPUL         19  黒澤琢弥        ローラT98-51 /無限MF308
                      20  影山正彦        ローラT96-52 /無限MF308
---------------------------------------------------------------------
BE BRIDES             21  田中哲也        ローラT95-50 /無限MF308
                      22  石川  朗        レイナード94D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
タカギB-1             36  玉中哲ニ        ローラT96-51 /無限MF308
                      37  山田政夫        ローラT94-50 /無限MF308
---------------------------------------------------------------------
ARTA                  55  金石勝智        ローラT98-51 /無限MF308
                      56  脇阪寿一        ローラT97-51 /無限MF308
---------------------------------------------------------------------
LEYJUN                62  柴原眞介        レイナード96D/無限MF308
                      63  OSAMU           レイナード95D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
PIAA NAKAJIMA         64  山西康司        レイナード97D/無限MF308
                      65  T.コロネル      レイナード97D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------

#15 鈴木利男(MIRAI)、#35惣田季靖(KYOETSU STELLAR)は不参加。

                     
  情報提供:日本レースプロモーション(JRP)

                              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)***

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全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.3/9

                    AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CAR CHAMPIONSHIP
                       1998  GT INSIDE REPORT
   Round 3 Hi-land GT Championship                              28 June '98
   Special Report                 特別レポート4                FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
'98AUTOBACS CUP GTC第3戦 ハイランドGT選手権レース(6/27,28)
緊急特集『レースの安全性を考える』

◎GT-Aが実施したアンケートについて(続き)
■その他
「主催者、サーキット、エントラント、観客というレースを構成する4要素が互い
にバラバラであるということだ。昨年のF3の事故でも様々な立場の人が指摘した
にもかかわらず、いったい何が改善されたというのだろう。自分の立場に火の粉が
飛ばないように責任を他人に押し付け、なんら問題が解決されないのに、またレー
スを続けてしまう。私は、それぞれの立場の人間がまず真剣に反省点を見出すこと
が何より大切だと思う。すべてはそこからだ。今、それぞれの立場で即時に安全を
考えても『自分の身は自分で守れ』という極めて安易な安全対策しか見出せない。
この結論は、事故を起こした者が悪いんだという現状を何ら変えられないものとな
るだろう」(チームマネジャー)

「再発防止にはチーム関係者、主催者、ドライバーがそれぞれ力を合わせる必要が
あります。(中略)人が居ない、金が無い、設備が難しいでは済まされない問題だ
と考えます。(中略)ペースカー先導の場合はペースカー速度を明記する(例えば
DRY条件;80km/h以下、WET条件;60km/h以下)。(中略)安全訓練の義務付け~H
項9.1.2.5安全運転訓練ではF1、F3000、ITCでは予選の前に安全訓練が義務付けられ
ているが、全日本レースでも必要と考える(ル・マンで毎年行っているドライバー
の救出訓練等、安全に対する意識、技術の向上が図れる)。(中略)ピット内水タ
ンクの設置~初期処置対応。(中略)ケガ、ヤケド等に対する応急処置法について
の勉強会」(チーム監督)

「チームマネジメントに関わる者として下記内容を実施したいと思います。(中略)
火災訓練等の実施  各戦ごとにチームを選定し、火災訓練、消火設備のチェック
等を実施し、常にイベントでの安全に対する意識をチーム(含ドライバー)にもた
せる環境を作る」(チームマネジャー)

「時々、ピットをチョコチョコ歩く幼い子供を見るとドキッとします。又、ピット
ウォーク時にも同様に思うことがあり、ピットウォークの人の入れ方や人数、親の
意識(これは観客なので仕方ないと思いますが、例えば7才未満は入場不可とか)
細かな部分においても配慮すべきで、その小さな配慮が拡がって惨事を回避できる
のではないでしょうか」(広告代理店関係者)

「一番いらだちを感じたこととしては、競技長が通訳にブリーフィングの中身をす
べて英語に訳して伝えさせる時間を割くことができなかった、あるいは割きたくな
いと考えたことです。いずれにしてもそのような時間はないの一点張りでした。日
本人ドライバーの生命同様、外国人ドライバーの生命についての配慮もあってしか
るべきではないでしょうか。ちなみにあのときポールを獲っていたのは外国人ドラ
イバーだったのでは??? ブリーフィング後、新しい手順を採用することになり
ましたが、スタートを安全に行うために、その手順をまず熟知していなければなら
なかったのはポールポジションのドライバーにほかならなかったのではないでしょ
うか」(ドライバー)

「ブリーフィングに出席される日本人ドライバーの方のなかには、説明の通訳を
『ブリーフィングを長引かせる迷惑なもの』と考えている方も多いようです。確か
にJGTCは国際格式のレースではないため通訳を用意する義務はないかもしれません。
(中略)一緒にレースをする以上、外国人がブリーフィングの説明を十分に理解す
ることは外国人ドライバー本人の安全だけでなく、彼らとともに走る日本人ドライ
バーの方の安全のためにも重要なことと考えます。(中略)外国人ドライバーの参
加はドライバーの方たちにとっても刺激となるし、レースが国際化されれば観客に
とっての魅力も増す等、よい面もあるのですから、ドライバー、主催者、サーキッ
トの関係者等、全員でレースの真の国際化について考え直す必要があるのではない
でしょうか」(通訳)

「スポンサーなどのゲストが、ピット付近にいるときに危険を感じたことがありま
す。メインレース中はもちろん、むしろサポートレースなどで車両がピットロード
を走行しているときです。クルマやキャンギャルに夢中になって平気で飛び出した
り、写真を撮るなどの行動をとったりします。また、レース中ピットインし作業を
開始したクルマに近寄ることも、特に給油の際などは危険に感じます。ドライバー
もメカニックもレースに集中しているためにそこまで注意ができない状況です。ゲ
ストの中には、その危険性を知らない人も多いと思われるので、チームとしても
『気を付けてくれるだろう』ということではなく、きちんと説明なり、注意なりを
しないといけないと思う」(チームマネジャー)



◎金曜日のピットロードでの事故について
 6月26日(金曜日)のGT練習走行中、ピットロードで人身事故が発生した。事故
があったのは午後0時40分からの2回目のセッションが赤旗で中断された直後(午後
1時45分頃)。事故を起こしたのは、コースサイドに止まっているマシンを回収に
向かうため、ピットロードを走行中だったレスキューカー(小型トラック)で、この
クルマは、荷台に2~3人のメカニック、助手席に仙台ハイランドの職員1人を乗
せていた。目撃者の証言によると、赤旗が提示されたため、次々とマシンがピット
に戻るなか、このトラックはピットインして来るマシン以上に速いスピードでピッ
ト出口に向かった。その途中、自らのピットへと向かっていた#2 ZEXELスカイライ
ンの左リヤに接触。その反動でコンクリートウォール側のガードレールに接触し、
サインガード付近にいた人に突っ込んだ。この事故でもっとも重傷を負ったのはARTA
のチーフメカニック。ZEXELスカイラインを避けるかたちでピットロードをサイン
ガードのほうへ向かったところでトラックに跳ね上げられ、頭部をフロントガラス
助手席側に直撃。トラックが停止したところでピットロードの路面に落下し、意識
を失った。助手席に乗っていた仙台ハイランドの職員もムチウチとなっている。さ
らに、ブリヂストンのサービスマン1人もトラックに跳ねとばされ、肘に11針を縫
うケガを負った。
 ARTAのチーフメカニックと仙台ハイランドの職員は、直ちに救急車でメディカル
センターに運ばれたが、ここには当日、医師はおらず、急遽*911ナインテンPCJポル
シェのドライバーであり、医師でもある高橋規一氏と、ニスモのアシスタントであ
り、普段は看護婦をしている関口千秋さんが初期治療に当たった。その後、事故に
あった2人は、仙台市の救急隊によって、仙台市民病院に運ばれた(午後2時15分
頃)。ARTAのチーフメカニックは硬膜外出血と診断されたが、奇跡的に骨折などは
なく、症状は比較的軽いとのこと。3~4日の入院で、東京都内の病院への移送許
可も下りそうだと言う。また、仙台ハイランドの職員については、頭部を打撲して
いるので念のため精密検査を行ったが、頸椎捻挫と診断された。
 当日、午後4時過ぎから、宮城県警・刑事課によって現場検証が行われた。通
常、レース開催期間中の事故(レーシングアクシデント)については、警察に出動要
請をすることはない。しかし、今回の事故は特殊なケースであり、GT-Aから仙台ハ
イランド側に警察への連絡を要請。仙台ハイランドから宮城県警に出動を依頼する
連絡を行った。


◎今回の救急医療体制について
土曜日に医務室詰めの土井医師に伺ったところによると、レース期間中(土曜日と
日曜日)は医務室に2名、救急車内などに4名、合計6名の医師と、2名の看護婦
が常駐している。医務室内には蘇生処置や気道確保ができる装置、酸素等が備えら
れており、予想される範囲の事故には対応できるとのこと。病院への搬送が必要な
場合には、仙台市内の救急指定病院に連絡を取って救急車で搬送することになると
いう。


■鈴木亜久里(#2 ZEXELスカイラインドライバー、ARTAオーナー) 
(金曜日の事故について)
「状況的には、ピットロードに入ってきて、ピットに入ろうとしたら、左リヤにぶ
つけられたっていうこと。まさかピットロードでレスキューカーに追越しされたり、
追突されるなんて思ってないから、後ろは見ていなかった。ピットロードでミラー
を見ることはほとんどないよ。だから、一瞬何が起こったのかわからなかった。ボ
クのクルマ(#2 ZEXELスカイライン)はリヤのバンパーの角が少し壊れたぐらいだ
から、それほど衝撃はなかったけど、何かのクルマがぶつかったのは分かったよ。
その後、左を見たら、人がバラバラ倒れていて、ウチ(ARTA)のメカニックもそのな
かにいて、『一体何が起こったの?』って考えたんだけど、すぐにわからなかった
よね。
 でも、あれはレースの事故じゃない。サーキットの中で起こった事故だけど、普
通の交通事故と同じだし、傷害みたいなものだよね。レーシング・アクシデントと
か、レース中に不測の事態でピットロードに飛び出したメカニックが轢かれたって
いうのとは、全然違う種類のもの。だから、僕はGT選手権での事故ではないと思っ
ている。ああいう事故は、ピット裏でも起こる可能性がある。個々のモラルの問題
だよね。サーキットのオフィシャル教育の問題でもある。『勘弁してよ』って、思
うよ。今回、たまたまウチのメカニックは、死ななかったし、運良く骨折なんかも
してなかったけど、頭蓋骨陥没とか大腿骨骨折とかいうケガをして、半年も1年も
仕事に復帰できなかったら、大変なこと。でも、それはアイツがたまたま運が良かっ
ただけだから。
 ただ、今回みたいな事故で、またレース全体が危ないって言われちゃたまらない
よ」



                    スペシャル・レポートは以上です



◎先に書きましたとおり、本レポートは出典を明記していただければ、引用して
いただいてもかまいせんが、媒体掲載の際には、古屋までお知らせいただければ
ありがたいです。


☆モータースポーツの安全対策にご意見をお寄せください。
 このレポートにありますように、GT-Aではレースの安全上の問題点と今後の対策
を多くの方に聞いています。これをお読みの方でレースに携わった経験のある方の
ご意見を広く求めます。GT選手権だけに関わらず、気が付いたこと、こうした方が
良いというご意見がありましたら、下記のメールアドレスまでお寄せください。
また、ファンの方でも、こういうことがあった等の体験、目撃談や安全への提言な
どありましたら、これもぜひお寄せください。

GTC Official WebSite メール・アドレス        gtc@imfosim.co.jp
GTインサイドレポート班 古屋知幸 メール・アドレス  QYB04322


                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

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全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.3/8

                    AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CAR CHAMPIONSHIP
                       1998  GT INSIDE REPORT
   Round 3 Hi-land GT Championship                              28 June '98
   Special Report                 特別レポート3                FMOTOR4版
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'98AUTOBACS CUP GTC第3戦 ハイランドGT選手権レース(6/27,28)
緊急特集『レースの安全性を考える』

◎GT-Aが実施したアンケートについて
 GT-Aでは、5月29日付で『98JGTC第2戦の事故を教訓とした今後の安全対策に関す
るアンケート』をGT-A会員に対して行っている。自由回答式で、質問は「貴方が
『事故にそなえて』、『事故防止の為に』、『事故が起こった時に』できること」
というもの。前文として「このGT-Aアンケートは、事故の過失追求や原因究明をす
るのではなく、今回の事故を教訓に二度と同じ事故を繰り返さないよう、今後への
問題提起、改善提案を『それぞれの立場』で書いて頂くものです」とある。アンケー
トは38エントラントおよび8主催者に送付され、うち33エントラント、6主催者から
回答を得た。それぞれ代表者のみでなく、ドライバー、メカニック、オフィシャル
など複数から回答が寄せられているので、その総数は150あまりに上る。ここでは
そのすべてを紹介する紙幅はないため、一部を抜粋して紹介する。なお、明らかな
誤字脱字の訂正など、表記に関してはかならずしも原文どおりでない部分がある。

■競技運営に関する提案
「提案1 ペースカーのドライバーもドラミに参加する。ペースカーのドライバー
は今回後方集団がどのようになっていたかを知っていないと思います。これはドラ
イバーとペースカーのドライバーのコミュニケーション不足(お互いの状況を理解
できていない)が大きな原因ではないでしょうか。ドラミに限らず、お互いの状況
を話し合える場が必要だと思います。(中略)提案2 オフィシャルとのコミュニ
ケーションを深める。たとえば、助けなければならないドライバーが家族や友人、
恋人等、知っている人と、話をしたこともない、知らない人の場合、どうしても違
いがあると思います。たとえば予選日の夕方にオフィシャルの人だけのピットウォー
クがあるとか、ドライバーが順番にサポートレースでのポストに入り、オフィシャ
ルの立場からレースを見るとかして(後略)」(ドライバー)

「天候その他で悪条件下でスタートする場合、ドラミ時にペースカーの最低周回数
を前もって決めておく(3Lapはスタートしない等)。その間に競技団は出来うる限
り状況を把握し安全にスタート出来る環境を作り出す。コントロールタワー・ペー
スカー・車載カメラ・チーム(ドライバーから)等より情報収集し状況に適した指
示をペースカーに与える(ポールポジション車にも)」(エントラント代表)

「他のカテゴリーと違い、車速(ラップタイム)が500と300では違いすぎる。その
あたりも考慮し、コースコンディションが少しでも悪い場合は中止する勇気が必要
ではないか」(チーム責任者)

「ドラミでの通達内容をドライバー、メカニックはもちろんレース関係者も知って
おく必要があると思います」(アドミニストレーター)

「(前略)ローリングスタートの場合、競技長は天候の状況や隊列の状態を見てダ
ンロップ出口付近で判断しますが、もう1周の時、ペースカーに連絡だけでなく、
同時に管制から11ポスト、12ポスト、13ポストに指示して黄旗を出したらどうかと
思います。台数の多いレースは隊列も長く、後続グループは状況が把握出来にくい
時も、最終付近のポストの旗を見て状況判断出来ると思います」(サーキット管制)

「(中略)前回の事故の場合もう少し管制がスムーズに指示してほしいと思いまし
た。各現場にいるオフィシャルは自分の見える範囲は行動できますが、見えない場
所の事故に関しては管制の指示で動くしかありません。たとえば管制では現場の状
況がモニターでわからない場合が有ると思うので、いち早く現場にいったレスキュー
などの人達が現場の事故の状況に応じて各現場に待機している車両(オフィシャル)
に管制を通さないで指示できる体制を取ったらどうかと思います」(救急)

「『ドラミ』をちゃんとやることは当たり前として、レース進行にもドライバーの
意見をもっと取り入れてみたらいい。現在は主催者とエントラント側の隔たりを多
く感じます。異常と思われるレース運営の結果をこのまま野放しにしたくはありま
せん。もちろん、施設の設備やオフィシャルの道具の充実は当たり前として、ちゃ
んと話し合う機会がぜひ欲しいです」(ドライバー)

■レスキュー体制に対する提案
「(プライベートでGT選手権に参加している救急外科、整形外科専門医の立場から)
今から約6~7年前の鈴鹿のF1の時には、予選1日目と2日目、そしてGP当日の3日
間、毎日19名のドクターがパドック内に設置されたメディカルオフィスはもちろん
のこと、コントロールタワーやヘリポート、各主要ポストに常駐する。そしてナー
ス17名、レスキュー46名、消防士39名の救護関係者が3日間、レースを見守る。延
べ人数にして約360名もの人々が、GPレースの救急医療スタッフとしてボランティ
アで働いているのである。3日間続けて働くスタッフもいれば、サーキットに常駐
するのは1日あるいは2日のみといったドクターもいる。だが、サーキットに常駐
しないドクターたちも大学病院や自分が勤務する病院に戻って、メディカルヘリコ
プターで運ばれてくるかもしれない重傷のF1ドライバーのために待機しているのだ。
 メディカルセンターに詰める各ドクターの専門科目は、麻酔科医1名、胸部外科
および一般外科医1名、整形外科医1名、熱傷専門形成外科医1名、脳外科医1名、
その他2名となっている。これだけのドクターが、救急専門に休日にそろっている
病院はあまりないのではないだろうか。小生が一時勤務していた大学病院の救命セ
ンターの休日当直体制でも、これほどのスタッフはいなかった。メディカルオフィ
スだけでなく、各主要ポストにもドクターとナースが常駐しており、酸素ボンベを
はじめとするトランク4個分もの救急セットが配置されている。事故現場でただち
に救命処置が取れるようになっているわけである。事故が発生してドライバーの生
命にかかわるような負傷を負った場合、いかに素早く救命処置が行えるかが、命を
救ううえで重要なポイントである。これらのスタッフの他に、救急医療に必要なレ
スキューカー13台、消防車17台、救急車7台、レッカー車6台、キャリアカー9台、
クレーン車8台、メディカルヘリコプター2機が待機しているのである。
 これほどまでとは云わないが、今や国内レースで最大のエントリーと観客動員を
誇るGT選手権である。メディカルスタッフだけでなく、レースの裏方さんの充実を
図ることも重要な事ではないだろうか。
 レスキューカー、チェイスカー、ドクターカーなどを各サーキット任せにしない
で、GTアソシエイションとして保有することも一つのアイデアかと思われます。も
し、GTアソシエイションで専属のドクターカー兼用のチェイスカーを用意されて
(足の速いステーションワゴンに医療機材をセットしたもの)、各レースを転戦さ
れる用意がおありであれば、小生、ドライバー兼ドクターとしてお手伝いする意向
は持っております。
 勿論、これらの自動車は大きな自動車メーカーからの協賛で行うのです。
 TVでは、なんだかよく訳の解らないお嬢さんが何やらバラエティ番組のノリでイ
ンタビューしたりお話をしているが、そうしたシーンだけでなく、オフィシャルや
メディカルスタッフなどの裏方さんたちをもっとクローズアップして、こうしたス
タッフの仕事を多くの人々に伝えることが必要だと思う」(ドライバー)

「火災事故が起こってしまった時 各ピットに耐火服を着用した給油マンがいるの
でバイクを利用して現場に急行できるルールがほしい(消火は1秒を争い、生命に
つながる)」(チーム責任者)

「スタッフ(マーシャル)のプロメンバー化を… マーシャルやレスキュー作業に
は熟練した知識と経験を生かした瞬時の判断力が求められると思います。しかし、
現在のボランティア(と聞いています)的な活動メンバーでは各サーキット毎にマ
ーシャル教育がさまざまであり、更に同一カテゴリーでの全日本レベルのレースは
一つのサーキットで年に一度しかなく、その結果、各コースでの作業や判断の統一
性に欠け、経験も乏しくなるのは致し方ないことと言えます。(中略)安全で速や
かな処理方法を施すには、多岐に渡り多くの専門知識と経験が必要となります。今
回の事故要因の一つに考えられるローリングスタート時のペースカードライバーな
ども著名なベテランドライバーをスタッフの一員として選び、シリーズを通したGT
レースのウリとしたいものです。正確に公平なジャッジを下し、クラッシュ処理や
負傷者を速やかに安全に対処する。更なる次戦へのレベル向上を目指す為に、厳選
し訓練されたGT専属のマーシャルやオフィシャル、レスキュー組織の誕生を望みま
す」(チーム・ジェネラルマネージャー)

■サーキット設備等に関する提案
「競技運営側は『ポストを見ないドライバーの過失』という一言で処理しますが、
信号旗は安全確保のため非常に重要なものですので、せめて『黄旗』と『赤旗』の
2種類をストロボ式のランプに変更してはいかがでしょうか」(チームマネジャー)

「富士のレースは雨と霧で視界不良が多いので特別に富士ルールを作ってみてはど
うか? 1.最終コーナーに信号(スタンド前と同じ)をつくって2クラスの車が、
1クラスの車がスタートしたかどうかを信号で確認出来るようにする。追い越しは
コントロールラインを通過した後とする。 2.最終コーナーのオフィシャルがス
タートした場合は青旗を振る。やはり追い越しはコントロールラインとする。 3.
シケインと最終コーナーに新しく信号をつける。1クラスがスタートした時に2ク
ラスの最後尾にまだ居るので。 4.インディーカーみたいにコース全周に信号を
つける」(チームマネジャー)

「スタートディレイ時にも、何らかの信号を点灯させる。また、コース上の信号で
は、特に雨に日の水しぶきにより見えづらくなるので、ストレートの両サイドの低
い位置にも補助的に信号を追加する。ドクターカーや消防等は、直ちに出動できる
よう、ピットロードエンドにも待機するべき。また、ポストから遠いところでの事
故発生に備え、オフィシャルがすぐ移動できるよう、各ポストで車に乗り待機する。
車載消火器を持って駆けつけられるよう、外し方等を再確認しておく」(ドライバー)

■ハード面(車両)についての提案
「車内消火器を1本から2本搭載。1本はドライバー保護用、残り1本はエンジン
にボタンひとつでON出来る様改善中。(中略)負傷者が出た場合は他のすべてのチー
ム、又、選手として救済の為の協力(少しでも)が出来たら良いと思います。たと
えお見舞でも…」(チームオーナー)

「車両には自動消火装置のようなものの設置を義務付けるべきではないかと考えま
す」(チーム役員)

「車両後部に雨天用バックフォグランプなどの取付」(メカニック)

「フューエルライン上におけるワンウェイバルブ(IN側、OUT側)の必要性を感じ
た(F3000などでは10年ほど前から付いていたのでは…)」(メカニック)

「性能を均等化するという名目でMAX120kgのウェイトを室内に固定した場合、今回
の事故のような追突で20~30Gかかった時にはたして安全なのかどうか、再検討す
る必要がある! やみくもに重量をのせることしか性能を均一にできないのか。安
全面・ランニングコスト面から再度検討」(チーム責任者)

■ウェア等、装備についての提案
「ツーリングカーでも、フォーミュラと同じバイザーを(ドライバーに)使用させ
る。インナーウェアーもきちんと着用させる。メカニックも可能であれば、耐火スー
ツでレースに参加する。メカニックや限られたスタッフ以外は、なるべくピットの
中に入れないようにする。準備できる限りの消火器をピットの中にも置く」(レギュ
レーションで決められている数以上に)」(チーム関係者)

「ジェットヘルメットの廃止。スーツの防水スプレー等対策。メカニック全員へ防
火スーツ(トリプルレイヤー)の着用。ピットエリアへの入場制限(メカニック以
外の)」(チーム関係者)

「ドライバー、給油マンは安全基準を満たした装備を身につけているが、給油時に
は他のピットクルーも危険にさらされるため、クルー全体の安全装備の充実をはか
る」(チームマネジャー)

■各人の心構え等
「私は、第3戦より給油を担当することになったが、まず、耐熱用の衣類、消火に
必要な物をそろえ、消火器に関しては作業するすぐ近くに常に置き、頭の中ではい
くつかのシュミレーションをして、どのように対応すれば良いかを考えておくこと
が必要である。また、事故に備えて給油の練習、消火する人の配置と、もしもの時
のためにチーム全員でどのように動けばよいかを話し合うことが大切であり、周り
の人々の動きを把握することが大切である。よって、事故が起こった時にどうすれ
ばよいかを考え、チーム全員で話し合い意志の疎通をはかっておくことが大切であ
ると思う。そして、実際に起こった時のために全員の動きをシュミレーションする
必要がある。その中から事故の時に冷静に動ける努力をする」(メカニック)

「ドライバーとしていろいろな事故を見てきて感じることは、レースの前夜はしっ
かりと睡眠をとり、十分にリラックスして、当日は集中して挑まなくてはいけない、
ということです。これがドライバーにとって、まず一番の事故防止策であり、ドラ
イバーの義務であると思っています。もちろん事故は起こって欲しくないですが、
もしもの時のためにフォーミュラーカーでなくともヘルメットのシールドはカット
シールドを使わないようにしようと思います。また、ヘルメットの手入れ、レーシ
ングスーツの中に着るものにも十分に気を使う必要があると思っています。万一、
事故が起こったときは、即座に的確な状況判断ができるためにも集中力と緊張感を
持ち、挑むべきだと思います」(ドライバー)

「富士での事故の際、チームの消火器を持って飛び出したが、いかんせん遠く重い
ために断念してしまった。もう、ドライバーも脱出していたと思ったからもあるが、
今思えば、まだ十分に間に合っていた。個人的には、遠くても消火作業を断念しな
いようにならねばと思う」(メカニック)

「理想をいえば、事故を起こした後続の車両のドライバーが、すぐ対応できるわけ
だし、もっとも早く的確な動きができるのではないかと思う。だが、レスキューも
ともに動くことが望まれる。先の事故では、僕も含め、すべてのドライバーが山路
選手のような判断と行動がとれたら、事はもっと小さく済んでいたと思われる。す
べての関係者がこれからはそうありたいと願う」(ドライバー)

「富士での事故の時は、火が出た瞬間に私たちのチームのピットからも消火器を持
って走りました。ですが、ピット出口でオフィシャルに止められて、消火作業はで
きませんでした。危険であるということは当然だと思いますが、ドライバーだけが
消火作業をしていたという状況では、もっと的確な指示をしてもらえると良いと思
います。私たちのチームは以前火を出したこともあり、安全にはかなり気を使って
います。給油マンのスーツもドライバーと同じものを使用し、給油の練習等も十分
に行っています。ただ、安全についてはやり過ぎということはないので、気が付く
限り今後も安全に心掛けようと思います。また、自分としてはエンジニアとしてチー
ムに指示を出す立場にあるので、このような事態が起きた際に焦らず的確な指示を
出すようにしたいと思います」(エンジニア)

*スペシャルレポート4に続く

                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =
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全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.3/7

                    AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CAR CHAMPIONSHIP
                       1998  GT INSIDE REPORT
   Round 3 Hi-land GT Championship                              28 June '98
   Special Report                 特別レポート2                FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
'98AUTOBACS CUP GTC第3戦 ハイランドGT選手権レース(6/27,28)
緊急特集『レースの安全性を考える』

◎中村靖比古競技長に聞く(GTC第2戦、第3戦の競技長)
-実際のところ競技長という役職はどういうことをされているのでしょうか?
競技長(以下同)「今回のレースを例にとれば、約260人ほどのオフィシャルがお
られまして、その人たちと密に打ち合わせをして、配置や動きを決定する。オフィ
シャルの最高責任者と判断していただいて結構です。そして、競技に入りますとチ
ーム、ドライバーなどの参加者はすべて私のコントロール下にあるという形になる
わけです。ジャッジに関しても私、競技長が最高責任者となります。
 ただ、レースという競技は広い場所で行われますので、野球なのどのようにすべ
てのジャッジをするわけにはいきませんので、基本的には現場のオフィシャルがそ
れぞれ判断します。ただ、人の目で見ますし、判断しかねる場合は、例えばコース
でしたらコース委員長、そして私が違反などがあるかどうかを協議して最終的に判
断します。ただ、これは判断がつかずにゆだねられた場合でして、それなりのライ
センスを持った方が担当するわけですから、あくまでも判定の基本は現場です」

-GT-Aのアンケート回答や私どもの取材ですと、オフィシャルとエントラントとの
相互理解の希薄さが感じられますが、競技長としてはいかがお感じですか?
「私も20年あまり国際レースも含め競技委員をしてますが、オフィシャルとエント
ラントの関係というと、競技が始まってしまうと、どうしても取り締まる側と取り
締まられる側というふうになってしまいます。ざっくばらんに言えば、オフィシャ
ルは警察のようにとられる面もあります。しかし、オフィシャルの基本はレースに
参加している方たちをサポートするためにあると思います。安全に、かつ公平に、
スムーズに競技するためのサポート隊なんです。参加者がキャストで、我々はスタ
ッフなんです。そして、私たちはそのためによりよく改善しながら、できれば最新
のシステムを導入しながら、努力していきます。
 ただ、その裏返しとしては参加されるドライバーもちゃんとレギュレーションを
熟知してほしい。それは頻繁に変るわけですから、それを理解されて、限りなく守
って参加するということがなければ、私どものスタッフは手助けに行けないわけで
す。我々にも責任と義務とがありますが、立場は違いますがドライバーのみなさん
にも同じように責任と義務がある。興奮状態にある彼らがわかっていない場合が多
くて、少し時間をおいて話すとわかっていただけることも結構あるんですけれどね。
彼らのほうにもきちんとルールを守って走るという態度を見せてもらわないと。と
くに走行中にですね。例えば、20台近い緊急車両を配置し、医師も雇っているわけ
ですが、赤旗が出たときにスピードを落とさずにどんどん走っていかれると、緊急
車両を出したくても出せない、そのシステムが活かされないわけです。ドライバー
の命も大切です。それにオフィシャルの命も大切です。それはどちらもイーブンな
んです。それを私がコントロールしているわけですが、そういう態度を彼らが示さ
なければ、そのシステムは生きないのです。何でも自分の身を捨てて行けとは絶対
言えませんよね?
 すべてがそういう他人との信頼関係を保つために、我々も努力するし、お互いに
ちゃんとしましょう、とみんなパラレルに進んで行かないといけないと思います」

-では、前回の事故やこれまでの経験を省みて、競技長を含めオフィシャルはどう
いう対策を行っていかなければと考えますか?
「可能なかぎり用意できる備品、器材を揃えたいです。それとお金のかかることで
すが、ドクターも多く雇っていきたい。ですが、こういうスポーツを経験して対応
してくれるドクターは、全国的にも非常に少ないわけです。そういうドクターに、
より多く協力をいただいて、限りなくどういう場所で何が起こっても専門のドクター
が駆けつけられるというようなシステムをどんどん作りあげていきたいと私は思い
ます。今回(第3戦)もこれまでより3人ほど多くドクターに来てもらっています。
ですが、この方たちもあくまでもボランティアですし、それぞれの時間の都合もあ
ります。今後はJAFも我々も、メディカル委員会というのがありますし、きちっと
詰めて、これまでのサーキットや主催者任せになっている部分がありましたので、
その辺も対策していきたいなと考えています。
 オフィシャルに関しても、ほとんどがボランティアですし、そのなかで自分の身
を守りながらも審判員の立場、レスキューの立場といろいろ職分がありますから、
それぞれに経験を積んでもらい、勉強会を開いて、レスキューに関してはシュミレー
ションなどしていきたい。ただ、1ヶ月に1回とか1週間に1回とか限られた時間
で集まってくる人が9割を占めていますので、実際にレースを経験させないと覚え
ませんので、ちゃんとレースウィークには毎回毎朝打ち合わせをし、実際クルマを
止めてみてシステムの確認をして、修正をしています。また、これまでのこと(事
故など)を教訓にもっともっと組織を固めていきたいと思いますを」

-それ以外では何か具体的な対策はなされましたか?
「まずは人員の増強でしょうね。今回はコース上に6ヶ所、マーシャルを置く場所
を増やしました。JAFと協議しまして、人員は15秒で、車両は90秒で現場に行けるよ
うにといった基本的な事項がありますので、我々も限りなくそれに近いような形で、
これはどこのサーキットでも完全にできるということはないと私は思っていますが、
限りなくそれに近い形ということで、現場に駆けつけるようにしています。先に言っ
たように信頼関係を得るために、我々もそういった姿勢が大切だと思っています。
私たちもこうやって努力しているから、みなさんもルールを守ってくださいという
わけです。今後とも経済情勢が許せる範囲もありますが、どんどんと増やしていき
たいと思います」

-ブリーフィングが形骸化しているという声があることはどうお考えですか?
「最近はGTに限らず、知っているだろうではなく、知らないんだなと思うような形
で細かなレギュレーションを含めてやっています。本当は失礼な部分もあるとは思
いますが、基本からお伝えしています。『すべてあなた方、自分たちの身を守るた
めのレギュレーションなんですよ。我々が違反を取るためのものではなくて、逆な
んです。あなた方のために黄旗を振っているんです』と言えば注目度が違うんです。
また、レギュレーションも2年前からいろいろ変っているんですが、はっきり言っ
て知らないドライバーも多いんです。こんなことをブリーフィングで言っちゃ申し
訳ないと思ったりしますが、でもそれではもう安全につながっていかないと私は思
いまして、昨年の9月の末の全日本のレースからはどんどんと基本的なことも、言
える範囲で言ってきました。
 あと、今はGTのスタート進行に関してはオーガナイザーによってそれぞれ組み立
てられるようになっていますが、それをJAFに一本化するようにお願いしています。
多くのサーキットを転戦するドライバーには、大変だしトラブルにもなります。こ
れはFIA-GTといういいお手本がありますし、対策委員会や事故報告書を通じてJAF
に提案して、今回基本が出てきました。もちろん日本に合うように手直しも必要で
すし、JAFのオーソライズを受けてブリーフィングに出しました」

-その様な決定過程や今回のような問題点を感じた場合にエントラントをはじめと
した方の声が反映される場はないのですか?
「意見に関しては、直接言いに来てくれる方もいます。本来はミーティングを開く
のが一番ですが、現状ではなかなかそういう機会が持てないですね。ですから、今
回(GTC第3戦)は土曜日にもブリーフィングを開きました。新しいレギュレーショ
ンに変わったし、ポストも増やしたので、みなさんも守ってくださいという意味も
含めて報告しました。これまでは土曜のブリーフィングは必要ないという雰囲気も
ありましたが、私が勝手にしてもいいんですが、ちょっとここまで言っていいのか
という遠慮もありました。ただ、もうそういうことを言っていられる状況ではない
ということで、今年は、今回からはきちっとやってどんどんとディスカッションす
る場を作ろうと思っています」

-プレスの側からは、事故などが起こったときにインフォメーションがきちっとし
ていないとう意見がありますが?
「時期が来たときには、ちゃんとした形でインフォメーションしなくてはならない
なと思っています。ただ、それをどこがやるのかということになると、現在JAFの
検討委員会もありますし、我々の側もありますし、それをどういう形でやるかは、
今後検討していくしかないな、とは思います。いろいろ報道していることに関して、
反論が必要かどうかはわかりませんが、事実関係はこうであったと言わないと、我々
を支えてくれている人たちからも、言われっぱなしということに不満を感じている
面もありますから、私の方でどうにかまとめてその機会をつくるように、組織委員
長やJAFと協議して、どういう形でやればいいのか検討している最中です」



◎各ドライバーに聞く
■高橋国光(#100 RAYBRIG NSX)
「近ごろいろいろと起こっている事故については、モータースポーツの本質的なも
のを捉えていない我々全員が反省するときに来ているのではないでしょうか? 金
曜日、フリー走行時のピットロードでの事故についても、基本的にモータースポー
ツを楽しむという要点からは外れたレベルの低い事故だと思います。モータースポー
ツには危険がつきものですが、だからといってピットウォークで入ってくる人やス
ポンサーを規制する方向は意味がない。危険があることをオープンにしたうえで、
事故がないように関係者、ドライバー、チーム、主催者、オフィシャルなどがが気
をつけていかないと。お客さんたちに気をつけろというのは、違うと思います。そ
れも、F1のようなトップのまねをするのではなく、草レースの歴史がある国で行わ
れているような方法で。草レースなら、レスキューカーや救急車があんな勢いで飛
んでいくことはないですよ。日本では、オフィシャルもすべての人が競争的になっ
ちゃっていますね。あわてたってしかたないことでも。とにかく、今、みんなで考
えるときが来ています。まずおのおののモラル向上を目指さないと。GTCは練習走行
日からファンの人が来てくれたり、すごくいい雰囲気で盛り上がっているのだから、
もう少しファンのことをみんなが考えないと。ボク自身もできていないところがあ
るので反省しなくてはいけないんですが、関係者全員が折りに触れて反省しなくては
いけないですね。みんなモータースポーツに対する意識が足りない部分があるので」


■関谷正徳(#36 カストロール・トムス・スープラ)
「F1とか、色々なレースを見ていて思うのは、審判が一番大切だということ。ヒ
ルとシューマッハのバトルで、シューマッハが強引過ぎる、危険だと判断すれば、
審判がちゃんと10秒のペナルティーピットストップを命じるでしょう? あれを見
ていて、F1はやっぱりスゴイと思います。でも日本の現状では、『コレは危険で
すよ』、『コレは大丈夫ですよ』っていう判断ができる審判がいない。基本的には、
みんなルールを守って、各々の立場でやるべきことをやれば、事故は起こらないは
ずなんです。前回の富士での事故についても、横山くんの件も、金曜のピットロー
ドでの事故も、充分防げた。問題なのは、今のルールの中で充分に避けられる事故
が、なぜ起きているのかということです。本当に馬鹿げた事故が多すぎる。サッカー
じゃないですけど、危険か大丈夫かという判断の上で、イエローカードのようなも
のを出すような状況が必要な気もします。それは、ドライバーに対してだけではな
く、オフィシャルに対しても。明確なルールはあるんですけど、パッシングの仕方
ひとつをとっても、個々のドライバーで考え方が違うし、審判でも違うので、統一
した解釈が必要ですよね。
 それから、事故後の処理について言えば、いくらドクターがいても、いくら消防
車がいても、それが機能したというだけでは不十分ですよね。そうしたものの目的
は、『人命を助けること』なので、ただ機能するだけでなく、そこには時間の制約
があるわけです。普通の世の中でも、救急車やドクターが人命を助けるものという
のは、当たり前のことですよね。でも、当たり前のことを当たり前として意識して
いない人が多い。意識していたとしても、意識が甘いという問題があります。金曜
の事故にしても、レスキューカーのドライバーが『ここではスピードを出しちゃい
けないんだ』っていう意識を持つだけでいいわけです。でも、事故が起きてから、
『何でこんなところでスピード出してるんだよ』って、みんな言いますよね。それ
じゃ遅い。物事が起こってからでは遅いんです。個々の意識の問題があると思うん
ですが、その意識を向上させていくのは、とても難しいですよね」


■黒澤琢弥(#12 カルソニックスカイライン)
(仙台ハイランドの危険性について)
「去年、ツーリングカーの時に、僕のマシンは1コーナーの先で火災を起こしたん
ですね。その時、自分で消火器を取りに行ったら、箱の中に消火器が無かったんで
す。それで仕方がないから、次のコーナーまで走って行って見たら今度はあったん
ですが、それをマシンのところまで持っていって、いざ使おうとしたら、ピンが錆
びていて、抜こうとしたら折れちゃったんです。せめて消火器ぐらいはちゃんとし
てもらわないとって、文句はいいましたよ。でも、僕たちはそういう環境でレース
をやっているんです」


■影山正美(#23 ペンズオイル・ニスモGT-R)
(仙台ハイランドの危険性について)
「僕は実際に見たことがないんですけど、ここのシケインの先がガケだと聞いてい
るので、本当にそうならそこは危ないと思いますね。例えばブレーキが抜けたとか
何かで、勢い余って落ちたら、誰が助けてくれるんだろうと不安になります。ピッ
トロードも筑波みたいで危ない。全日本選手権を開催するなら、それなりのピット
を作って欲しいと思います。自分のピットでも、前後にクルマが止まっていたら入
れないでしょう? 高速サーキットじゃないから、レース運営上でどうこうってい
うのは無いんですが、とにかく設備はちゃんとしてもらいたい。練習走行と言えど
も、全日本なら、金曜日にメディカルセンターにドクターがいないなんて、信じら
れません。僕たちは、レースでのお金の動きが分からないから、そういうことを言
えるのかも知れないですけど。でも、とにかくどのサーキットにも、プロのオフィ
シャルを作って欲しいですね。乗っている人間も、チームもプロとしてやっている
わけだし、競技長とかはどれぐらいのお金をもらってやっているか分かりませんが、
オフィシャルがちゃんとしていないと、折角いいレースをしていても、台無しになっ
てしまうと思います」


■金石勝智(#18TAKATA童夢無限NSX)
 (仙台ハイランドの危険性について)
「この台数で、このクラス分けだと、どのサーキットでも危ないのは危ないですよ
ね。ここの場合は、コース全体で狭いんですが、まだそれは仕方無いと思えます。
ただ、ピットは広くして欲しい。クルマがピットの前に止まっていると、そのさら
に前に人が出ますよね。でも、ピットロードが狭くて、ピット前にクルマが止まっ
ていると1台しか通れない。だけど、そこに人が出ているわけですから、危ないで
すよね」



◎メディア責任者に聞く
■レーシングオン誌:梅原康之編集長
-今回の事故を通じてレース関係者に求めることはありますか?
「JAF安全部会および同レース部会会員により構成された安全対策検討会には、事
故原因の究明および安全対策確立の早期実現を大いに期待します。また今回GT-A事
務局が各エントラントやレース関係者に対してアンケートを取られたことは意義あ
るものであり、大きな前進であると考えます。さらに小誌ではこのGT-Aアンケート
がインサイドレポートに掲載されるだけでなく、JAF安全対策検討会に提出される
ことなどによって事故原因の究明および安全対策確立の早期実現に一層有効に活用
されることを期待します」

-貴誌の今回のような事故に対する報道姿勢、方針をお聞かせください。現在また
は今後の誌面でどのような展開を考えていますか? 
「小誌では、各エントラントやレース関係者の方々がこの事故を契機に、現在の日
本のレース界の欠陥・問題点を再考することができるよう、改善に向けての働きか
けを小誌誌上にてより積極的に行っていきたいと考えています。同時に、事実の究
明なしに問題提起や対策はありえないとも考えます。従いまして小誌では、事故後
の5月15日発売号より事故状況や競技運営側の対応状況、ローリングスタートのあ
り方など、本件において問題と考えた点に関して、詳細に、かつ継続的に検証を行
い、記事展開していく意向です。これがひいてはレース界に対する貢献となり、以
後の関係各位の適確な対応を促すものとなると信じております」


■オートスポーツ誌:高橋浩司副編集長
-今回の事故を通じてレース関係者に求めることはありますか?
「火災の恐ろしさをまざまざと見せつけられた事故でした。また事故現場が複数箇
所に存在したときの消火・救急活動には、設備や訓練といった面で不十分だったの
ではないかと感じています。今後は、今回よりもさらに厳しい状況を想定しての設
備・人員配置が全サーキットで整うことを期待したいと思います。また、最近では
ヘルメットの下の耐火マスクの着用を嫌う選手の方もいらっしゃるようですが、フ
ェイスマスクと耐火シャツの着用はドライバー自身ができる数少ない防衛手段とし
て、徹底していただきたいと感じています」

-貴誌の今回のような事故に対する報道姿勢、方針をお聞かせください。現在または
今後の誌面でどのような展開を考えていますか? 
「事故以来、様々な形で事故の検証の記事が多くの媒体から発表されました。本誌
オートスポーツでも、事故後にはビデオや写真、そして関係者からの証言をもとに、
事故の様子はできる限り正確に調査して記事として掲載してきたつもりです。先日
はTFCJの兼子監督が太田選手と面談を行い、太田選手本人の口から事故当時の様子
や自身の判断・行動が明らかになりました。今後も事故検証などについては事実に
基づき、公正で正確な報道を行っていきたいと考えています」

■ティーポ誌:山崎憲治編集長
-貴誌の今回の事故に対する報道姿勢、方針をお聞かせください。
「本誌は、モータースポーツを心から愛する者として、これまで太田哲也選手とと
もにル・マン、鈴鹿1000kmその他のレースに出場することで、モータースポーツの
醍醐味をインサイドから読者に伝えてきました。GTCがスタートしてからは、チーム
FCJの活動を内側からレポートすると同時にメディスポンサーとしても関わってきま
した。また、A.オロフソン、S.アンドスカー両選手の日本国内におけるマネジャー
的な役割も担っています。つまり、メディアとしての立場とチーム関係者としての
立場の両方を持っているという、微妙なところに立っているわけです。
 そういう立場から、あの事故に関しては、日本のモータースポーツがより近代的
なものに移行する流れができるまで、さまざまな角度から検証していこうと考えて
います。これは太田選手が自分たちの仲間だからという個人的な思いから発したも
のではありません。そう受け取られても致し方のないことは承知していますが、そ
うではありません。あの事故の原因がそうとう根深いところにあるという問題意識
がスタート地点です。
 これはあるメカニックの言葉ですが、『レース中のドライバーは湯豆腐のなかの
豆腐のようなもの、非常にはかない命だと思わなければいけない』という現状があ
ります。このことはもっと考えていかなければならない。チームとドライバーばか
りがリスクを負う状況は変えなければいけないのではないか。だれか特定の個人を
攻撃する意図はまったくありませんが、レースに関わる人間にリスク・マネージメ
ントという考えかたがこれまでまったく欠けていたということは指摘しておかなけ
ればならないでしょう。
 あの事故はさまざまな要因が絡み合って起こったのだと思います。それは正しく
検証されなければなりません。そういう点について、オーガナイザーも、チームも、
ドライバーも、その他関係者すべてがお互いに腹を割ってきちんと話をしなければ
ならないと思います。そうしてお互いの信頼関係を作ることが、まず必要でしょう」


*スペシャルレポート3に続く

                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =
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GTインサイドレポート Rd.3/6

                    AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CAR CHAMPIONSHIP
                       1998  GT INSIDE REPORT
   Round 3 Hi-land GT Championship                              28 June '98
   Special Report                 特別レポート1                FMOTOR4版
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'98AUTOBACS CUP GTC第3戦 ハイランドGT選手権レース(6/27,28)

緊急特集『レースの安全性を考える』

◎はじめに
 1998年全日本GT選手権第2戦「全日本富士GTレース」のフォーメーションラップ
中に起こった多重クラッシュは、GTCに携わる人々のみならず、広く多くの人たちの
関心を集めたと言える。これは事故に遭った負傷者の深刻さだけでなく、この事故
自体に日本のモータースポーツが抱える内在的な問題点が集約されていると、多く
の関係者が考えたからだろう。
 レースに関係する人々の多くが言うように、モータースポーツとは本来数多くの
危険が存在するものであると同時に、安全に行われることを前提に競技され運営さ
れなければならないものである。にも関わらずこれまで事故が起きており、かつそ
の経験が教訓として活かされていない現状がある。今回のレポートは、こうした現
状を関係者がどう受けとめているか、どう変えていこうと考えているかを集約した
ものである。第2戦の事故の原因究明や状況分析を意図しているものではない。
 GTインサイドレポートは、本来GTCを訪れるプレス・サービスを基本とするもの
で、GTCの話題の1次ソースという意図を持って編集されている。しかし、このレ
ポートに関しては、通常より幅広い方々からコメントを集め、プレスのみならず、
レースに携わる人々すべてへのメッセージとして作成した。そして、今回(第3戦
仙台)に限らず、このテーマに関しては、今後も継続的に取材を行い、引き続きレ
ポートして行く予定である。
 また、GT-Aより提供された多数のアンケート回答に関しては、すべてを掲載する
スペースがなく、少しでも読みやすくするため、私どもで編集を行ったものである
ことをお断りしておく。

                                                  GTインサイドレポート班


◎太田哲也選手の現況
兼子眞チームFCJ監督「当初72時間しか生命の保証はできないと言われた状況から、
4~5時間にも及ぶ手術を6回受けて、どうにか命だけは助かりました。身体の皮膚移
植は7割が終了しましたが、あと3割、細かい部分についてはこれから進めなければ
なりません。顔の損傷が激しく、治療はしておりますが、整形は今後の問題です。
まぶたは、1ヶ月あまり縫い合わせてあり、当人は暗闇のなかでの闘病生活を強い
られていました。現在では一部分だけ開き、薄目を開けて回りの状況を少し感じら
れる状態になっています。足は、左足はなんとか立てる状態ですが、右足は挫滅を
受けています。完治にはそうとうの困難が伴うと思われます。右手の機能回復にも、
かなりきびしいリハビリが必要でしょう。こうした身体的ダメージのために、本人
はかなり精神的にまいっていますが、みなさんからインターネット等で寄せられた
応援メッセージを支えに頑張っています。どうか、これからも応援をよろしくお願
いします」


◎GT-A事務局長 加治次郎氏に聞く
第2戦富士での事故を、GTアソシエイションはどのように受け止め、また現在何を
行い、今後このような事故や危険に対し、どのような対策を行っているのかをGTア
ソシエイションの事務局長である加治次郎氏に尋ねた。(インタビューは6月26日
午前に行われたもの)

-GT-Aとして、第2戦富士での事故の原因究明は行っているのですか? また、こ
の事故をどうとらえているのでしょうか?
事務局長(以下同)「個々の事故の原因を究明する事は、我々のすべき仕事ではない
と思います。それよりも『今後こういうことが起こらないように何が出来るか』と
いうことが、本来の仕事だと考えます。また、現在論議されている原因に関しても、
あくまでそれぞれの立場での推測の域を出るものではないと思います。そんなに事
実がたくさんあるわけではなく、起こった事実は1つなんだと思います。この事実
を確定させることは誰かがしなくてはならないと思いますが、これはJAFが競技を
統括しているわけですから、そこはJAFの仕事なんだと思います。ですから、その件
はJAFが設置したレース安全対策検討会に期待し、GT-Aとしてはこれに協力をしてい
き、その報告を受けて今後こういう事故が起こらないようGT-A会員それぞれの立場
で改善への行動をしてもらえるようにリーダーシップを発揮したいと考えます」

-では、GT-Aは現在、事故対策の努力としてどのような行動を起こしているのです
か?
「GT-Aには、各エントラントだけでなく主催団体、サーキットなどレース・イベン
トを支える幅広い職種の会員がいます。また、エントラントの中にもオーナー、ド
ライバー、メカニック、スポンサーなど多くの人がいますから、その個々がそれぞ
れの立場、視点で今回の事故を、そしてGTCに限らず過去の事故も含めて、ですが
思うところがいろいろあると思います。そこで、そのような広い視点で問題提起、
改善提案をしてもらえるように、『'98JGTC第2戦の事故を教訓とした今後の安全
対策に関するアンケート』というアンケートを実施しました。これは評論家のよう
に起こってしまったことを分析するのではなく、自分たちが携わっているもの中で
の出来事として捉え、その上で自分たちの行動の反省材料として、今後まずは事故
が起こらないよう、不幸にも起こってしまったらどう行動・対処していくかを考え
るためのものです。これにJAFが行っている事故原因の究明と対策とをあわせて、今
後の自分たちのためになる対策、改善をしてもらえるコンディション作りをしよう
と考えています。今そういう下地作りを始めたところです」

-今はまだ、そのアンケート以外は具体的な行動には移されていないわけですね?
「事故の原因というのは1つでなく複雑に絡んでいるのは、お解りかと思います。
先に説明したとおり、仮定の段階である今その個々を突き詰めていくことはそこに
軋轢を生じさせるだけだと思います。また、深く論議をするにはある程度テーマを
絞って行う必要があります。ですので、まずは先のJAFによる事実関係の報告を待
ち、それが出たときにレースに携わるみんなが、他の人を非難するのではなく自分
のこととして、何が出来るのかを考えて行動できるようにしたい。現段階では、ま
ずその準備をすべきだと考えています」

-そのアンケートですが、現在どのような状況になっているのですか?
「6月26日の時点で、GT-A会員の38エントラント中の35チームから、主催者等8団
体中6団体より回答がありました。これは1団体1つの回答ではなく、ドライバー、
オフィシャル、チーム関係者、レース関係者と幅広い個人からの回答になっており、
総回答数は150件を超えています。事務局では、これからこれを取りまとめる予定
で、一部抜粋はこの第3戦仙台のGTインサイドレポートで紹介されます」

-先ほどそのアンケートの一部を拝見しましたが、エントラントやドライバーと主
催者、オフィシャルなど立場や利害によって意見の対立や偏った問題点の指摘など
もあるようですが、こういったGT-A会員の幅広さによる対立も見受けられますが?
「確かに目前の事だけを考えていれば、そういうことも考えられますが、レースで
大きな事故があってレースが出来なくなれば、そんな利害など意味がありません。
我々はJGTCというひとつのレース・イベントを成立させることが目的であり、あく
までも安全にスポーツとしての競技が出来なければいけないわけです。例えば、そ
のために施設の改善が必要だとしても、経済的な問題もあるでしょうから何でも無
限に出来るわけはない。では、そこに関わっているすべての人が、何が出来て何が
出来ないかということを分かり合いながら、解決していかなければならないと思い
ます。
 オフィシャルの立場の改善に関しては、これはJGTCを設立したときからの課題の
1つになっていながら何も手が着いていません。私自身は今回の事故の反省として
考えている事項です。これは、オフィシャルが競技をコンダクトしているわけで、
他のスポーツで言えば"審判"なわけです。ですから、もっと審判員としての権威が
あり、ジャッジの絶対性を持っていただけるような環境を作る必要があると考えて
います。現状では、事実上ボランティアでやっていただいてるわけで、これを支え
るには一般の観客が見ても『カッコイイからオフィシャルをやりたい』という環境
にならないとダメなわけです。この辺が海外などとの差になってるとも思いますね。
また、エントラントには技術的レベルの問題で、オフィシャルを審判として信じら
れないと言う意見もありますが、これを言うとタマゴが先かニワトリが先かという
ことになってしまいす。私としては、まず審判として信頼すべきだと思います。事
故にしてもオフィシャルだけの責任ではないと考えられることが、ひいてはレス
キューやジャッジの正確さ、早さに繋がる動きのひとつになっていくのだと考えま
す」

-アンケートの中にはGT-Aが専門のオフィシャルを持つべきだという意見もありま
すが、将来的にはそこまで考えられているのでしょうか?
「海外にはそういう事例もありますから、それも一理あると思います。ただ、サー
キットはそれぞれに環境も違いますし、設備も違いますからサーキットごとにオフ
ィシャルがいことは別に不合理なわけではありません。ですから、シリーズ戦専任
のオフィシャルが良いと言い切れる状況ではないと思います。ただ、参加チームに
してみれば常に同じ競技長なりオフィシャルが同じようにジャッジしてくれれば、
安心感があることは確かでしょう。ですから、今回の事故を契機にそういった点も
論議してくれればと思います。そして、それが安全を確保できて、しかもこのレー
ス・イベントを良くしていけるなら採用したいですね。ですが、一方でボランティ
アで参加してくれているオフィシャルがいなければ、モータースポーツは成り立っ
ていかない部分もあります。ですから、その人たちのやる気を高めて大切にしてい
くということも忘れてはいけないと思います。こういうことは一方から見ていても
ダメなわけで、みんなが分かり合いながらどういう形がいいかを探っていかなくて
はと思います」

-ドライバーの側にも問題点が多いという記述も多く見受けられますが?
「GTCもこれだけ続いてきまして、一定の秩序が出来てきています。また2クラス
の混走というGTC独自の状況もあるわけです。そこでドライバーとしては安心して
走りたいことから、自分の知らないドライバーが入ってくることをいやがる声があ
ることは事実です。一方で、モータースポーツは参加できる間口の広さもひとつの
良さでもあるわけです。ただ、スポーツである以上、必要なレギュレーションは熟
知してもらいたいです。レースの前に基本的なルールの確認などということをして
いるようでは、野球やサッカーといったトップスポーツと較べて恥ずかしいことで
す。そういった基本事項の再確認にドライバーズ・ブリーフィングの時間を使うの
ではなく、その日の天候などの状況の確認やサーキットの特性などを確認すること
で事故の確率を大きく減らせると思うのです。これは新しいドライバーに限ったこ
とではなく、トップ・ドライバーと言われる人の中にも競技規則をちゃんと理解し
ているとは思えない人も残念ながらいます。この点も今回の反省点のひとつだと思
います。ただ、今そういう人たちが危ないから制限すべきというのは、早計だと思
います。ですが、よりレベルの高い競技を行うようになれば、競技者のレベルは必
然的に上がって、技量の足りない人は淘汰されることになる。そういうシステムを
どう構築するか、また混在するならどうすればいいのか、それともそれはいけない
ことなのかに決着をつけるべく、真剣に検討する時期にあるように思います。ただ、
今いきなり結論を出すのは早急すぎるでしょう」

-また、一部ではGT-Aも含め主催者の利益優先から、悪コンディションでの無理な
開催や危険の高いピットへ入れるゲスト数が多くなっている事への批判もあります
が?
「確かに私たちもピットに入るゲストの数が増えていて、事故に巻き込まれること
には不安を感じています。しかし、スポンサーへの配慮や経済的側面からおのおの
に事情があるとは思います。これは各エントラントで十分注意し、ゲストに対して
も安全事項を徹底するようにしてもらいたいです。またゲストだけでなく、エント
ラントにもピット内での喫煙など安全への配慮を欠いた行為があることも非常に危
惧しています。しかし、これをオフィシャルが注意するとか、誰かが監視するとい
うのではなく、我々が自覚を持って考えねばいけないと思います。
 悪コンディションでのレース開催に関しては、GT-Aからその可否を訴えることは
ありません。基本的にはレース・イベントとというものは予選まで終了すれば、そ
の時点でほとんどのコストは掛かってしまっているんです。これはエントラントで
も同じことでしょう。観客だってレースを見たいと思って待っているわけですし。
そういった全体のことを考えて出来るだけの事をしたいとは考えていると思います。
事情を知らないメディアや観客のみなさんは主催者側の都合でゴリ押ししていると
お感じのようですが、決してそういうわけではないんですよ。見方によっても第2
戦の事故であっても、安全な状況を探りながら行った結果であると思います。対立
的な立場というのではなく、それぞれの立場でお互いの立場を分かり合いながら努
力していると思います。そうであるからこそ、レースの中止が決まったときに、あ
あいう状態の中でエントラントのみなさんにすすんで協力していただいて、観客に
ご挨拶する意味でデモ周回を行えたと考えています。決して一方的に誰かが利益だ
けを考えて行っているというわけではないことは、誤解をされないでいただきたい
と思います」

-今回の事故に対するメディアの報道にはどうお感じでしょうか?
「モータースポーツを報道するメディアのみなさんも、これもレースの世界を構成
する一員だと私は考えています。ですから、メディアのみなさんにも我々と同じよ
うに考えていただければと思います。今回のように大きな事故が起こると、事象の
特異性や事故現場や負傷者のケガの具合などショッキングな状況だけをクローズアッ
プして報道することは、レースに対するマイナス・イメージを広めることにもなる
と思います。これにより、『レース=危険』というイメージを固定化してしまうこ
とになり、結果レース・イベントが衰退することになってしまいます。これはメデ
ィアにとっても本意ではないでしょう。私としては、必ずしもすべてを書くことだ
けが正しいことではないと思います。そういう意味でもメディアのみなさんにも今
回を契機に、メディアとしての役割をそれぞれ熟考をしていただきたいと考えます」



◎JAFモータースポーツ局に聞く
「昨年10月のF3での事故をきっかけに、JAF内部にレース安全対策検討会を発足さ
せました。この会はJAFの安全部会とレース部会から、両部会長以下のメンバーを
ピックアップしたメンバーで構成しています。会合は昨年中に1回、年が明けてか
ら数回開かれています。ここで、レースの安全性について、ハードの面と、規則の
運用などソフトの面、両面についての話し合いをしました。ちょうどその矢先に先
日のGTCでの起こったものですから、あらためて会合を開き、さらに対策を検討し
ています。その結果、ローリングスタートの手順についてのブルテンを先日出しま
した。検討会としての最終的な結論というものは、GTCの件についてもF3の件につ
いてもまだまとめきれていませんので、今後も随時会合を開いていくことになりま
す。現在まで検討会で話し合われたことの具体的な内容については、まだ結論をま
とめきれていない段階ですので、公表は控えさせていただきたいと思います。最終
的な結論がまとまった段階でどういうかたちで発表するかは現在検討中です」

 ■レース安全対策検討会メンバー
 大橋孝至 (安全部会長)        鈴木修二 (レース部会長)
 山口義則 (安全部会副部会長)     水野雅男 (レース部会副部会長)
 関谷正徳 (安全部会委員)       木村芳郎 (レース部会委員)
 鈴木隆史 (安全部会委員)       長谷見昌弘(レース部会委員)
 村井正夫 (安全部会委員)


*スペシャルレポート2に続く

                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =
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全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.3/5

                    AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CAR CHAMPIONSHIP
                       1998  GT INSIDE REPORT
   Round 3 Hi-land GT Championship                              28 June '98
   Inside Report                インサイドレポート2              FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
'98AUTOBACS CUP GTC第3戦 ハイランドGT選手権レース(6/27,28)

◎決勝日レポート
☆フリー走行後のコメント

#100 RAYBRIG NSX
飯田章「昨日は、タイミングを外しただけ。そういうこともある。誰かがオイルま
いたのが原因。無意味だし、みんなに迷惑かけたでしょう。今回は、テストと違う
ことやってるから、しっくり出ないところもある。詰めないと。淡々と行きますよ。
トラブルなく走りきるのが先です」

#3 ユニシアジェクススカイライン
長谷見昌弘「予選は、天候とクリアラップのタイミングがうまく行かずでした。出
てったらオイルが出てた。アタックは田中がやってた。NSXはミドシップでタイヤ
の負担が少ないから、タイムが落ちないんですよ。GT-Rは一発のタイムは出るけど、
タイムが落ちてくる。維持できない悩みがあるんです。今年のクルマは素性がよく
ないんで、いろいろやってます。スカイラインとスープラはいい勝負でしょう。NSX
はパワーアップしてるしストレートもコーナーもみんな速い。そろそろ、規定を変
えないといけないでしょう。今回は、予選、スタートと田中に任せてるんで彼次第
です。ただ心配なのは、スタートがラインまで抜いてはいけないんで、1コーナー
までに団子になって、はじき飛ばされるんじゃないかって思うんですよ。1コーナー
をうまく抜けれればいんですが、JTCCなんかでも後ろから“ドーン”とぶつかられ
てスピンした経験があるんで、スタートシーンでは今回かなりあるでしょうね。ス
タートラインで、クルマがぎゅっと詰まった状態になりますから。クルマのモディ
ファイは年がら年中やってますよ(笑)。基本的に速いクルマは、どこに行っても
速い。富士で速くて、低速のサーキットで遅いのはおかしい。来年、R34の新型に
代えたとしてもすぐに速いかというと、かならずしもそういうわけではないんです」

#50 ARTAスカイライン
土屋武士「タイヤを持たせる方向でセッティングを進めてきました。今回、スター
トはボクなんで、じっくり行って本山さんに渡します。GT-Rのいい点はブレーキで
すね。それと信頼性かな。まあ、予選の順位が後ろなんで、どうなりますかね」


☆タイヤメーカーに聞く
ブリヂストン
「今日は完全にドライの用意をしてます。ドライのコンパウンドは2種類。ソフト
とハードです。テストでソフトがメインかな、と決めてきたんですが、安全策をとっ
てハードも持ってきました」

ヨコハマ
「ドライ用としては、GT500を5種類持ってきました。使うのは#39デンソーサード
スープラGTがミディアムソフト、#13エンドレスアドバンGTRがミディアムです。事
前テストは今日より路温がちょっと高めだったんですが、ソフトでも大丈夫でした。
ただ、タイム差がなくて、摩耗の点で少し有利だったので、ミディアム系を選択し
ています。GT300は4種類持ってきています。*15 ザナヴィシルビア、*25つちやMR2、
*77クスコスバルインプレッサは一番ソフトなコンパウンド、ほかはミディアムソ
フトを選択してます。ソフトは交換が前提になります。ミディアムソフトは交換な
しでもいけますが、各チームの判断で、最低2輪は交換するのではないかと思いま
す。レインは、テスト用にコンパウンドで4種類、構造で2種類、パターンでいう
と2種類持ってきてます。今日は、一応スープラ用にソフト、スカイライン用に
ハードを用意しています。GT300は全車ミディアムです。ウチとしては雨は降ってほ
しくないですね」

ダンロップ
「ドライはGT500は4種類、GT300は3種類持ってきています。そのなかからテスト
でよかったものを選んでいるんですが、GT500のソフト系は十分なテストができな
かったので、これまで実績のあるややハード寄りのミディアムを選択しています。
GT300はソフトとミディアムの2種類あって、チームによってどちらかを選んでいま
す。GT300のソフトは交換することになると思いますが、ミディアムは無交換でいけ
ます。レインは、GT500はコンパウンドが2種類、溝で2種類あります。GT300は1
種類です。でも今日GT500はドライの用意しかしていません。雨、降りませんよね?」

トーヨー
「ドライ用はソフトとハードの2種類あります。テストのときに性能を確認して、
ソフト用を選んでます。テストのときより温度が低いんですが、問題はないと思い
ます。レイン用はインターミディエイトとノーマルレイン、ヘビーレインの3種類
です。インターミディエイト・レベルの雨ならまあまあなんですが、ヘビーは未確
認なんです。今日も、一応雨の用意だけはしています」


☆決勝スタート直前情報(午後2時)
天気:曇り 気温:26度  路面温度:27度


レース中のおもなできごと(インサイドレポート班調べ)
2L:#18  最終コーナーでスピン、復帰
9L:#8  コースアウト
12L:#16 ピットイン(ハーフシャフトトラブル、リタイア)
12L:#64 ピットイン(クラッチトラブル、リタイア)
16L:#50  ペナルティストップ(違反スタート)
23L:*77 コース上でストップ(電気系?)
24L:*51 コース上でストップ(ドライブシャフトトラブル)
25L:#18 スピン、リアクラッシュ、リタイア
25L:#13   パワーステアリングトラブル
27L:#12 ピットイン(エキゾースト?、復帰)
28L:#38  ピットイン(ターボトラブル、リタイア)
31L:*70 エキゾースト破損、リタイア
32L:*81 ターボトラブル、リタイア
42L:#3   接触によりオイルクーラー破損、リタイア
44L:#100・#6 1コーナーで接触、ともにリタイア
52L:#50 他車と接触、コースアウト、リタイア


*15 ザナヴィシルビア
近藤真彦「序盤に抜かれたのは、まだクルマが重かったのと、タイヤにちょっと問
題があった。ただ、後半はタイヤがたれなかったんで抜き返せた。青木君には2位
か3位で渡せた。ポール・トゥ・2位だけど、(表彰台に立てて)よかったです」
青木孝行「ちょっと首を痛めたのと、左手も上がらなくなってシフトミスしちゃい
ました。ラストまでなんとか乗れてよかったです」

*7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
山路慎一「予想どおりのしんどいレースでしたが、みんな同じ条件ですからね。ツ
キもあったみたいですが、結果オーライです。もうちょっとで前も見えてきました。
課題も見つかったのでこれをはずみにしたいです。表彰台は去年の5月の富士以来
ですね」
松本晴彦「タイヤがフレッシュだった前半はよかったんですが、徐々に後ろから
GT500の速いクルマが来るのでタイムが落ちるんです。抜かせ方がうまく行かなく
て…。クルマがよくなっているんで表彰台に上がれました。後半戦は尻上がりに行
きたいですね」

#2 ZEXELスカイライン
鈴木亜久里「2位はうれしいけど、またエリックたち(#23 ペンズオイル・ニスモ
GT-R)にやられちゃったのは悔しいね。それと、#50 ARTAスカイラインがリタイア
しちゃったのが残念です」

#36 カストロール・トムス・スープラ
関谷正徳「今日はすべてメカニックのおかげです。徹夜で頑張ってくれたんです
よ。ボクはなにもしてないよ。クルマもタイヤもまったく問題なかった。次のレー
スでは、もっとよくなると思います」


☆ポイントランキング
ドライバーポイント
[GT500]
                Rd.1  Rd.2  Rd.3 Rd.4  Rd.5 Rd.6 Rd.7
                3/22  5/3  6/28 8/9  9/13 10/11 10/25
Po. No. Driver     合計 Suzuka FUJI SENDAI FUJI MOTEGI MINE SUGO
----------------------------------------------------------------------------
1 23 E.コマス/影山正美  40  20  悪   20
2 39 土屋圭市/谷川達也  22  12  天   10
3 37 関谷正徳/N.フォンタナ  18   6  侯   12
4  2 鈴木亜久里/影山正彦 15     で   15
4 64 山西康司/T.コロネル 15  15  中    
6  5 M.グーセン/桧井保孝  14  10  止    4
7 37 鈴木利男/K.バート   10   4       6
8  3 長谷見昌弘/田中哲也  8   8       
8 12 星野一義/黒澤琢弥   8          8
10  8 W.ガードナー/田中実   4   3       1


[GT300]
                Rd.1  Rd.2  Rd.3 Rd.4  Rd.5 Rd.6 Rd.7
                3/22  5/3  6/28 8/9  9/13 10/11 10/25
Po. No. Driver     合計 Suzuka FUJI SENDAI FUJI MOTEGI MINE SUGO
----------------------------------------------------------------------------
1 25 鈴木恵一/舘信吾   40  20  悪   20
2 15 近藤真彦/青木孝行  25  10  天   15
3 910 余郷敦*       18   8  侯   10
4 61 中谷明彦/原貴彦   16  12  で    4
5 51 袖山誠一      15  15  中   -
5 51 池谷勝則      15  15  止    
7  7 山路慎一/松本晴彦  12         12
7 910 小林正吾      12   2      10
9 44 新田守男/水野昇太  10   4       6
10 91 松永雅博/藤原靖久  9   6       3
*:Rd.1はNo.911で出場


チームポイント
[GT500]
                Rd.1  Rd.2  Rd.3 Rd.4  Rd.5 Rd.6 Rd.7
                3/22  5/3  6/28 8/9  9/13 10/11 10/25
Po. No. Team      合計 Suzuka FUJI SENDAI FUJI MOTEGI MINE SUGO
----------------------------------------------------------------------------
1 2/23 NISMO        40  20  悪   20
2 39 TOYOTA TEAM SARD   22  12  天   10
3 36/37TOYOTA Castorl TEAM TOM'S    侯
              18   6  で  12
4 64 Mobil1 NAKAJIMA RACING 15  15  中    
5  5 TEAM 5ZIGEN     14  10  止    4
6  3 ハセミ・モータースポーツ     8   8       
7 12 TEAM IMPUL      8          8
8  8 TEAM POWER CRAFT   4   3       1
9 30 TEAM TAKE ONE     3          3
10 38 TOYOTA TEAM CERUMO  2   2       
10 88 JLOC         2          2


[GT300]
                Rd.1  Rd.2  Rd.3 Rd.4  Rd.5 Rd.6 Rd.7
                3/22  5/3  6/28 8/9  9/13 10/11 10/25
Po. No. Driver     合計 Suzuka FUJI SENDAI FUJI MOTEGI MINE SUGO
----------------------------------------------------------------------------
1 25 TEAM TAISAN Jr.つちや 40  20  悪   20
2 15 NISMO        25  10  天   15
3 910/911 910RACING    18   8  侯   10
4 61 チーム・テイボン・ラリーアート  16  12  で    4
5 51 コブラレーシングチーム    15  15  中    
6  7 RE雨宮レーシング  12     止   12
7 44 アペックス     10   4       6
8 91 ファーストレーシングチーム    9   6       3
9 21 HITOTSUYAMA RACING  8          8
10 77 クスコレーシング      3   3       3


*ポイント計算はGTインサイドレポート班による非公式のものです


*スペシャルレポートに続く

                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =
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GTインサイドレポート Rd.3/4

                    AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CAR CHAMPIONSHIP
                       1998  GT INSIDE REPORT
   Round 3 Hi-land GT Championship                              28 June '98
   Inside Report                インサイドレポート1              FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
'98AUTOBACS CUP GTC第3戦 ハイランドGT選手権レース(6/27,28)

☆練習日(26日)のトピック

#2 ZEXELスカイライン
影山正彦「アタック? ええ自分がやりました。スカイラインのなかでは調子はい
いけど、NSXは全然レベルが違う。セッションの順位は実力どおりだよね。まあ、
ウチのスカイラインは仕上がりはいいし、スカイラインのポテンシャルは出してい
るけど、NSXがレベルが違いすぎるのでショックですね。午後もよほどコンディショ
ンが悪くならないかぎりアタックします。どんどんクルマをよくしていってなんと
か一矢報いたい」

#23 ペンズオイル・ニスモGT-R
エリック・コマス「昨日と同じだよ。雨が多く降っていると速いけど、上がってく
るとNSX勢の方が若干速くなる。重量配分は当然ミドシップエンジンのホンダNSXが
優れているけど、雨が多いと違いが少なくなる。ただ、スカイラインはブレーキが
非常に優れている。ここは追い抜きが非常に難しいからポールポジションを獲りた
い。午後もアタックするよ」

#64 Mobil 1 NSX
トム・コロネル「ベストラップを出したところでポールを獲れる、と少しリラック
スしたんだ。しかし無線でタイムを更新されたことを伝えられて再度アタックしよ
うとした。その時シフトダウンが少し早すぎてリアが滑り出し、スピンしてしまっ
た。この時フロントスポイラーを破損して、ダウンフォースがなくなってしまった。
午後もアタックするよ。ポールポジションを獲りたいからね。マシンの状態はOKだ
けど、ギアボックスにトラブルがあって、オイル漏れが現れているんだ。午後の
セッションが終わってから明日のレースまでにリペアすることになっている。この
サーキットではテストでも最速ラップをマークしたし、問題ない。ただ、レースは
長いからね」

#38 FK/マッシモセルモスープラ
竹内浩典「全然まだまだ(タイムが上がる)余地がある。1回目の20分間は野田が
ウエットでアタックしました。今回は彼がアタッカーなんで。2回目の混走のセッ
ションはボクがインターでいったんです。ウエットだと柔らかすぎて、インターだ
と固いんです。タイヤのマッチィングのバランスを探っています」

*81ダイシンシルビア
福山英朗「コースは、昨日と同じような感じ。エンジンがいいもんで600馬力(笑)!
タイヤもすごくいいよ。(他が)カットスリックで来るかなと思ったけど、来なかっ
た。ウチは普通のレインだよ。最初は水があったのが、減っていった。ウチは先に
タイムを出したのが、結果的にラッキーだった。暫定のPPだし、完走を取りあえず
したい。開幕戦はインジェクションのトラブルで、ボクはレースは走ってない。明
日のレースは、雨だとポルシェだと思うんで、ドライの方が安定していていい。作
戦は、オレに行けっていうかもしれないから、スタートをやるかもね。TIでやった
テストが大きかった。雨もあったし、足回りのセットができたからね」

#18 TAKATA童夢無限NSX
田中弘監督「トップとコンマ6秒も離れているのは問題。昨日、クラッチトラブル
が出てほとんど走れなかったのが痛かった。ローターの慣らしをやって、アタック
3周しただけでトラブルが出たからね。予選終盤で使ったインターミディエイトも昨
日は履けていないし。昨日はアンダーが出ていたのを対策したら、今日の最初の20
分は逆にオーバー傾向になってしまった。それを調整して、最後の20分はまぁまぁ
だったんだけど、あとブレーキングの安定性とか低速コーナーのターンインに、ま
だ詰めきれていない部分があるね」
金石勝智「あのタイムは、ドライバーの技量だけで出しました……? でも、ここ
は(前のクルマに)ひっかかるかひっかからないか、そこでスピードを落とすか落
とさないかでタイムが違ってきますからね。ベストタイムを出したときも1台ひっ
かかりました。それに1つ目のシケインでスピンしかけましたし。オッ危ないと思
ってアクセルを踏んだら立ち直りましたけどね」

#16 Castrol 無限NSX
道上龍「雨のなかでは昨日の練習のときからよかったので、今日も雨が降れば絶対
にポールポジションを獲れると思っていました。今までNSXのなかではよくなかっ
たんですけど、ようやく上のほうに来られましたね。明日、晴れだとツライかもし
れませんけど。今日は、昨日に引き続いてクルマがちょっとアンダー気味でしたが、
それでタイムも出ているのでなにもイジってはいません。午後はもっと土砂降りに
なって、このままポールが決まればいいなと思い、今、雨乞いしてるんです(笑)」

#2 ZEXELスカイライン
鈴木亜久里「自分のヘタさがよくわかったよ(笑)。ほかの日産ワークスドライバー
はみんな速いのに。でも、冗談じゃなく、F3000をやっているときからボクは仙台
方面で調子がよかったためしがないの。西のほうはいいんだけど仙台はいいイメー
ジないな~。クルマは正彦がいいと言っているから、いいんじゃない? オレは今
回からアタックやらないことにしたから。これからは影山兄弟とか、若手が日産を
支えていかなきゃ。って、オレがそういうこと言うと、いつもチームの人は『冗談
だろう?』っていう目をするんだけどさ、オレはホントにそう思ってるんだって」
影山正彦「ここでのテストのときにはドニントンに行っていて参加してないので、
昨日、久々にGT-Rに乗ったって感じでした。でも、昨日の走り出しからポンポンと
タイムも出ているし、調子はいいですよ。NSXの存在を考えなければね。今日の予選
では、ちょっとオーバー気味でした。もうちょっとリアが踏ん張ってくれれば、もっ
とタイムが上がると思います」



☆予選1回目のトピック

*910ナインテンポルシェ
余郷敦「アタックさせてもらいました。クルマはエンジンもタイヤもいいんで、ド
ライバーはただ走っただけですよ。砂子さんの分まで頑張らないといけないんです。
ただ、テストはクルマが間に合わなくて、ドライは走っていません。直ったのはレー
スウイーク直前で、金曜が実質のシェイクダウンでした。雨は金曜から調子いいん
です。明日は天気によりますね。雨だったら正吾ちゃんも同じタイムが出ているん
で…。晴れだったら走ってみないとなんとも言えませんね」

*21ダンロップ-BP-BMW
一ツ山幹雄「タイヤ選択に失敗したみたい。福山さんのつけたタイヤがよかったみ
たい。浅溝でいったんだけど、最初は水が残ってたから。序盤いっとけばね…。3
位のグリッドからとしても、耐久だからうまく走るしかない。(決勝は)ドライよ
りはウエットでしょうね」

#3ユニシアジェックススカイライン
長谷見昌弘「今回は、相棒がアタック担当なので、日本のサッカーみたいにならな
いように(笑)、頑張ってもらいたいですね」
田中哲也「少しでも上にいけるように頑張ります」
長谷見「クルマはちょっとアンダーが強くて、悩んでいます。いろいろ対策はして
いるんですけどね」

#39デンソーサードスープラGT
土屋圭市「雨だとウチは権利ないね。人より3秒ぐらい遅いし、大きいドが付くぐ
らいのアンダー。とにかく人に迷惑をかけないようにしないと。でも、もし決勝で
晴れればまともに勝負できる。そうしたら頑張るよ」

*72  オークラRX7
マーク・ポーター「オークラ・レーシングからの誘いでGTCに参加することになっ
た。日本のレースに参加するのはこれが初めてだ。GTCは非常に大きな選手権で、
非常にプロフェッショナルという印象を受けた。昨日が初走行で、マシンに小さな
トラブルが出たけど、クルマのパフォーマンスは悪くない。だから午後はもう少し
前に行けるだろう。片山さんはマツダ車で豊富な経験があるし、私も(ニュージー
ランドでも)マツダに乗っているので、RX7をGT300 の上位に持っていけるように
がんばりたい。今回は無理でも次の富士からはハードにいきたい。私自身は、レー
スを1987年にカートから始めた。その後ニュージーランドでフォーミュラ・フォー
ドに乗っていた。ニュージーランドのFフォード選手権は大きな選手権なんだ。11
月、12月、1月に行われ、ヨーロッパの選手にとっても恰好のトレーニングになる
ので、アレクサンダー・ヴルツ選手なども参加していた。それからツーリングカー
に乗り、ニュージーランドのGT選手権にRX7で2年間参加していた。何度か2位になっ
ている」


☆予選2回目のトピック

*61テイボン・トランピオ・FTO
原貴彦「アタックは中谷さんです。トップとの差がありすぎるんで、今回はどうし
ようもないですね。今、ウチにあるものを生かし切れた結果でしょう。できれば、
決勝はドライで行きたいです」

*51 コブラポルシェ
池谷勝則「雨だとアンダーが強いんで、キャンバー変えたり車高下げたり、エア圧
も下げてみたりしたんですよ。クルマも乗りやすくはなってるし、安定して走って
いればそこそこの順位でゴールできるでしょう。決勝がドライになれば思いっきり
気持ちよく走れるんですが、晴れるとMR2などの国産勢がいっちゃうんで、あんま
り晴れてもきついかも…。望みは、降ったりやんだり晴れたりの猫の目天気でしょ
うか」

*44 アペックスDLモモコルセMR2
新田守男「ドライはそんなに悪い感じはないんだけど、レインのテストが少ないん
ですよ。まだ足回りがうまく決まってなくて、まったくの手探り状態と言っていい
でしょうね。タイヤとクルマのマッチングというか、足が全然できてないし合って
ない。レースも全然わからない。鈴鹿みたいなマージンは絶対取れないだろうしね」

#39 デンソーサードスープラGT
土屋圭市「ポール獲れそうだった? いやいやいやいや、もっと乾いてくれば他に
いかれちゃうのはわかってたからね。クルマはすごくいいんだよ。レインよりドラ
イのほうがいいね。レインはどうも合ってないんだ。明日もピーカンがいいね。アッ
プダウンがあるこういうコースは大好き」

#2 ZEXELスカイライン
影山正彦「ボクはテストはやってないんですが、順番でアタック役が回ってきたん
です。クルマはすごくよくなっていて、もっといけそうな感じだったんですが、
コースにオイルが出たりして、最後の詰めがダメだった。クルマはレインでもドラ
イでもどっちでもいいんで、あとは運がほしいですね」

#18 TAKATA童夢無限NSX
金石勝智「ここは抜くのがたいへんなので、予選でもっと前にいきたかったんです
が、最後は少しひっかかってしまった。クルマはいい感じになっています。レイン
でもドライでもどっちでもいけます。自信あります」

*60 TOYOTA CAVALIER
渡辺明「クルマなりに走ったという感じ。いきたいけど、いくと曲がらない。こう
いうカテゴリーのクルマはGr.Aで5~6年前にテイクワンのBMWに乗って以来。でも、
いつも乗っているのと同じFFだからスピードは出るけど怖くはない。クルマは足回
りが課題。もっとよくしないとタイムが出ないよ」

#16 Castrol無限NSX(予選1位)
道上龍「ここまで2戦やってNSX4台のなかで遅れをとっていたし、前回のテスト
でもよくなかったんで今回不安はありました。でも、うちは雨のセッティングはで
てたので、金曜の練習日から雨では調子がよくて、今日の午前でも暫定ポール獲れ
ました。このまま雨になってほしいと思ってたんですが、午後からはドライになっ
て心配だったんですけど、逆に雨上がりの路面ていうのがよかったのか、ポールを
獲れてよかったです」
中子修「このあいだのテストで、中嶋さんのチーム(#64 Mobil 1 NSX)からデー
タを分けていただいて、それがしっかりボクらには合ってたという感じですね。あ
とはレースという結果を残したいですね」

*15 ザナヴィシルビア(予選クラス1位)
近藤真彦「初ポールですか。ようやくここまで来たかなって感じですね。ここまで
テストもこなしてますし、この2日間も雨だったし、その分アドバンテージがあっ
たとは思います。でも、クルマも今すごくいい調子になってますし、その結果ポー
ルも獲れたし、あとはレースで結果を残したいですね」
青木孝行「予選2回目は、前半を走ったんです。ドライだとすごくいいのはわかっ
ていたんですが、コロコロと天候が変わったんで。もう、近藤さんのおかげで、
ポールポジションということになったわけです。レースのあとでもまたインタビュー
してもらえるよう頑張りたいと思います」

#23  ペンズオイル・ニスモGT-R
エリック・コマス「ポールポジションを獲りたかった。最後の20分でニュータイヤ
に替えて2周目にタイムを出したんだ。ポールをねらってタイムアップを目指したけ
ど、コース上にオイルが出ていた。それで終わり。もう1周早くニュータイヤにして
いれば....いや、タイミングは悪くなかった、運がなかったんだ。最初の20分間の
走りではトップにつけていたんだけど、最後のラップでヘアピン出口でスープラに
追突してしまった。まあ、50kgの重りを積んで予選2番手だから充分満足しているよ」

#5 5ZIGEN SUPRA
マーク・グーセン「悪くない位置だよね。唯一のミスは2度目にニュータイヤに交
換してコースに出ていったときにコース上にオイルが出ていたこと。その頃はコー
スはもう乾いていたのでここでタイムを出そうと、最後までアタックするつもりだっ
たんだ。でもオイルが出ていた。ミスというより、運が悪かったということだね。
まあ、オイルでアタックできないのはみんな同じだし、3位には非常に満足してい
るよ。明日は晴れてほしいね」

#38 FK/マッシモセルモスープラ
野田英樹「前半20分はカットスリックでボクがいって4位で、コンディションがよ
くなって竹内さんに乗ってもらいました」
竹内浩典「初めからスリックでいけって言ったのに。2台ぐらいつっかかったし、
オイル出てたし混走だったときのタイムです。タイミングだからしょうがない。い
いポジションで今回は挑めそうです。スタートは野田君の予定です。(インディ)
ライツってローリング?」
野田「スタートライン越えるまで抜いちゃダメなんですよ」
野田「今週から、表彰台ねらえる感じになりました」
竹内「明日は勝ちます」
野田「3位まで上がって渡します」
竹内「13位だったら乗らないからな(笑)」

*25 つちやMR2
舘信吾「ドライになればとは思っていましたが、思った以上の結果です。ドライは
テストしてないから未知だったんです。今年はチーム体制もきびしいんで、富士と
か近いところしかテストはしない予定だったんです。クルマがいいんでしょうね。
ポールは獲りたかったけど、雨の13位よりはずっといい順位ですね。ラスト10分で
逆転されましたが、その後ボクが出ようとしたとき、オイル出てたんで恵一さんに
も止められたので、(アタックは)やめました」

*7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
山路慎一「ドライの合同テストではトップタイムが出ていたんです。クルマとタイ
ヤとボク自身とがうまくかみ合っていたので、ここのサーキットでポールを獲りた
かったんです。ポール以外は意味がないと思ってました。午前に比べたらよくなっ
てますが、まだうまく足が決まっていない。セッティングの難しいコースなので頑
張り甲斐はあります。とにかく勝ちたい。雨よりはドライのほうがねらえるから、
思いを走りに出せればと思います」

*81ダイシンシルビア
福山英朗「ボクが空回りしちゃった。ポールポジションに執着しすぎた。イケイケ
ドンドンで、いきすぎた。丁寧に走っていれば…」

*21 ダンロップ-BP-BMW
一ツ山幹雄「アタックは加藤君。スリックで先に行かせればよかったんだけど、オ
レが基準タイムをクリアするまで走っちゃったんでね。ホントは4番手ぐらいはい
けた。決勝も、スタートさえすればいい感じで走れるでしょう。ドライでこれだけ
上位に食い込めたので、(決勝でも)上をねらえるでしょう。近藤選手がポール獲
るとは思ってなかったね」


*2に続く
                       GTアソシエイション事務局
                       GTインサイドレポート班
                       古屋 知幸 = QYB04322 =
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全日本GT選手権

GTC_Rd.3:仙台 無限+童夢Pリリース

                                                        1998年 6月29日
                                                無限+童夢プロジェクト

'98 AUTOBACS CUP 全日本GT選手権シリーズ第3戦“Hi-land GT Championship"

                NSX勢 連続ポールポジションを獲得
                  決勝はトップを独走するもリタイア

○開催日 :1998年6月27(土)~28日(日)
○開催地 :宮城県 仙台ハイランドレースウェイ
(コース全長:4.02960km)
○決勝レース:63周/253.865km)
○天 候 :予選日/雨決勝日/曇り
○コースコンディション:予選日/ウェット→ドライ決勝日/ドライ
○観客数:35,100人(決勝日/主催者発表)

 1998年全日本GT選手権の第3戦が、2ヶ月近いインターバルをおいて宮
城県仙台市の仙台ハイランドレースウェイで開催された。4チーム4台のホンダ
NSXは、27日(土)に行われた公式予選において、Castrol 無限 NSXを駆る道
上龍選手がポールポジションを獲得。TAKATA 童夢無限 NSXが予選4位と好位置に
つけ、決勝レースに期待を持たせた。

 28日(日)の決勝レースは、序盤Castrol 無限 NSXがトップを独走するも、12
周目リタイア。その後を受けて33周目からトップを走ったRAYBRIG NSXも44周
目、スピンからリタイアとなり、残る2チームもトップを走る力は見せたものの結
果を残すことはできず、初優勝は次戦に持ち越された。

●Hi-land GT Championship 出場チーム
No. 車  名             エントラント名           ドライバー
16 Castrol 無限 NSX    Castrol 無限            中子 修/道上 龍
18 TAKATA 童夢無限 NSX  童夢レーシングチーム        金石勝智/山本勝巳
64 Mobil 1NSX     Mobil1 Nakajima Racing      T・コロネル/佐藤浩二
100 RAYBRIG NSX     チーム国光 with MOONCRAFT   高橋国光/飯田 章

 「無限+童夢プロジェクト」による4チーム4台のN-GT仕様ホンダNSX
は、終日雨の中で行われた金曜日のフリー走行でも揃って好タイムをマーク、
RAYBRIG NSXがトップタイムをマークした。その中、Mobil 1 NSXの山西康司選手
が、体調不良のため欠場し、佐藤浩二選手がトム・コロネル選手とコンビを組み
出場する事となった。

○5月2日(土) 公式予選
     [第1回/11:20~12:20 第2回/15:20~16:20]
 心配されていた天候は昨日から引き続き雨となり、コースコンディションはウ
ェット、気温は高く蒸し暑い中、11時20分からの公式予選第1回、最初の20
分間がGT500クラスの専用として開始された。
 小雨の中更なる天候の悪化を危惧して各チームとも開始と同時にコースイン、
激しいタイムアタックが始まった。その中、道上選手がドライブするCastrol 無
限 NSXが、1分56秒台でトップに立つ。その後も少しづつタイムをつめ最初の
20分間をトップで終了。暫定ポールポジションを手中に収めたかに思われた。

 TAKATA 童夢無限 NSXは金石選手がドライブ、終始3~4番手のタイムをマーク
していたが最後にかわされ4番手。Mobil 1 NSXはトム・コロネル選手がドライ
ブし、予選開始10分過ぎ頃には一時トップに位置していたが結局5番手。RAYBRIG
 NSXは飯田選手がドライブし6番手で、それぞれ最初の20分を終了した。

 GT300クラスの20分間の間に路面こそウェットであったが雨はほとんど
やみ、GT500の各チームは浅溝のレインタイヤを装着しスタートしていった。
 Castrol 無限 NSXは中子選手が乗車してスタート。予選基準タイムをクリアす
ると道上選手に交代、1分55秒台から54秒へとタイムをつめ、チェッカーフ
ラッグの用意された最終ラップに1分53秒474のベストタイムをマーク。暫
定ポールポジションを手中に収めた。

 TAKATA 童夢無限 NSXは、山本選手からスタートし途中金石選手に交代、懸命に
アタックを行ったがわずかにとどかず1分54秒053で2番手につけた。Mobil
1 NSXは佐藤選手がスタートし、予選基準タイムと義務周回数をクリアすると、
コロネル選手にチェンジ、1時2番手に位置していたが、結局3番手で予選第1
回を終了した。

 公式予選第2回は、また降り始めた小雨の中ウェットコンディションでスター
トしたが、GT300クラスの専用時間帯の間に雨は上がり、最後の混走の20分
間で予選は全てしきり直しとなった。混走の20分がスタートする直前に一時的
小雨は降ったが、路面はドライで最後の20分がスタートした。

 Castrol 無限 NSXの道上選手は、トップを堅持すべく懸命のアタックを行い、
1分45秒584をマーク、見事にポールポジションを獲得した。道上選手にと
っては'95年のF3第2戦以来のポールポジション獲得で、「いやー気持ちがい
いすね。」と、笑顔を見せた。
 TAKATA 童夢無限 NSXは金石選手がアタックしたが、終盤コース上にオイル漏
れが発生し、タイムアタックのタイミングを逸し4番手で公式予選を終了した。

 RAYBRIG NSXは、突然ドライとなった路面にセッティングを乱し、10番手で
予選を終了した。 Mobil 1 NSXはコロネル選手が最後の20分にスタートして
いったが、スピンしフロントアンダーカバー部を破損、サスペンション・セッテ
ィングにもわずかに狂いが見られタイムアップできず、15番手からのスタート
となった。

 この結果、NSX勢は昨年から引き続き4戦連続(中止となった第2戦を含め
れば5戦連続:参考記録)のポールポジションを獲得。また、参戦4チームが1
回づつポールポジションを獲得し、平均したスピードを証明した。

○6月28日(日) 決勝レース
   [14時10分スタート 63周 出走:36台]
 薄曇りではあるがドライ・コンディションとなった8時30分からのフリー走
行では、昨日のうっぷんを晴らすかのようにRAYBRIG NSXがトップタイムをマーク。
2番手もTAKATA 童夢無限 NSXが記録し、4台のNSXは金曜日のフリー走行から
このフリー走行までの全セッションでトップタイムをマークしスタートを待つ。

 定刻通りスタート進行が開始され、8分間のウォームアップランがスタート。
14時10分、フォーメーションラップが開始された。ゆっくりとした1周のフ
ォーメーション後、全車きれいにスタート。Hi-land GT Championshipの幕が切っ
て落とされた。
 ポールポジションからスタートしたCastrol 無限 NSXの道上選手は、きれいな
スタートを切り、トップをキープして1周目を終了。そのまま後続を引き離し、
レースベストラップタイム1分46秒141を叩き出しながら、6周目には4秒
689、11周目にはその差5秒747と独走態勢を築くかと思われた12周目、
突然のピットイン。駆動系のトラブルでその場での修復はできずリタイアとなっ
てしまった。

 同じ12周目、予選15番手からのスタートにもかかわらず驚異の追い上げを
見せ、この時点で7番手にまで浮上していたトム・コロネル選手のMobil 1 NSX
もピットイン。クラッチトラブルでリタイアとなってしまった。

 RAYBRIG NSXは、飯田章選手のドライブでスタート。予選10番手と後方からの
スタートではあったが、ラップを重ねるごとに着実に順位を上げ、12周目には
6番手に浮上していた。その後も飯田選手は追撃の手をゆるめず終始1分47秒
台のラップタイムで前車を追い、18周目には3番手、22周目には2番手にま
で浮上。21秒差のトップを追っていく。33周目、最終コーナーからストレー
トでトップのペンズオイルGT-Rをパス、ついにトップに立った。
  40周目、ルーチンのピットイン。ドライバーを飯田選手から高橋監督兼選手
に交代、タイヤを替えガソリンを補給してコースに戻ったが、その間にペンズオ
イルGT-Rに先行され2番手でレースに復帰。コースに戻ったRAYBRIG NSXは再度追
い上げを開始したが、44周目、第1コーナーでスピン。ガードレールに接触して
リタイアとなってしまった。

 TAKATA 童夢無限 NSXは金石選手のドライブでスタート。スタート直後の2周
目、最終コーナーで他車との接触からスピン。再走はしたものの19番手まで下
がってしまった。懸命の追い上げを見せた金石選手であったが、10番手にまで
戻した20周目、前車をパスしようとしてハーフスピン。その後もさらに激しい
追走を見せたが、25周目に登りのS字コーナーでまたもやスピンを喫しガード
レールにリアから接触。マシン後部を破損しこれまたリタイアに追い込まれてし
まった。

 これにより今大会でのNSX勢は全チームリタイアとなり、初優勝は次戦の富
士に持ち越されることとなった。
 レースは、Castrol 無限 NSXとRAYBRIG NSXがリタイアした後トップをキープ
した、ペンズオイル・ニスモGT-Rがそのまま優勝した。


情報提供:無限+童夢プロジェクト「株式会社無限」「株式会社童夢」

                              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)***

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全日本GT選手権

全日本GT選手権レースレポート


シリーズ名:全日本GT選手権
大会名:第3戦・Hi-land GT Championship
距離:4.02960km ×63周
予選:6月27日 雨のち曇 ・観衆:    2400人(主催者発表)
決勝:6月28日 曇       ・観衆:3万5100人(  同  )

NSXが連続ポールポジション獲得!!
決勝でも圧倒的な速さを見せたNSX勢の中、Mobil 1 NSXも激しい追い上げを見せ
るが、駆動系トラブルでリタイア。

 さくらんぼの季節も終わりを迎えようとしている6月27日~28日、宮城県・仙台ハ
イランドレースウェイで全日本GT選手権第3戦が開催された。
 第2戦が中止となったことで開幕戦の結果課せられた30kgのハンデウェイトをその
まま搭載して戦うことになった。また今回、山西康司が体調不良によりドライブでき
ないため、佐藤浩二が代わってトム・コロネルと組むことになった。
  予選前日の走行は雨ということもあり、レインコンディションでのセッティングが
中心に行われた。そして、雨の中で行われた予選1回目、GT500のみの走行となる最
初の20分間、アタッカーを務めることになったコロネルだが序盤に痛恨のコースオフ、
満足の得られない20分間を過ごしてしまうこととなってしまう。雨足が弱くなり、
路面状況も良くなりはじめていた。そしてGT300との混走となる最後の20分、走り
はじめは佐藤浩二がドライブ、ベテランの貫禄を見せ、計測数周で予選通過基準タイ
ムをクリア。GT選手権は、チームワークが大切であることを十分に熟知した落ち着
いた仕事ぶりを見せた。そして、再びコロネルに交代、走行台数の多いこの時間帯に
もかかわらずコロネルは、終盤ライン上の水がはけ始めると、1分54秒791 のタイム
を出してポジションをジャンプアップさせることに成功する。結局、道上龍選手のド
ライブするCastrol無限NSXが1分53秒474 を出してトップに立ち、Mobil 1 NSXは3
番手で予選1回目を終えた。
  雨がすっかり上がり時折晴れ間の見えるほどに天候の回復した予選2回目は、路面
がどんどん乾いてゆき、計測終了間際がベストコンディションになるであろうことが
予想された。時間が進むにつれタイムが続々行進する中、コロネルもポールポジショ
ン獲得をめざして激しくアタック。が、しかしプッシュしすぎて縁石に乗り上げてし
まいクルマを軽く飛び上がらせてしまう。その着地の際、フロアーパネルに大きなダ
メージを受けてしまい、その後走行は可能だったものの、後半にはリアのブレーキも
なくなってしまう。大きなダメージを受けた車で、何とか1分47秒813までタイムを詰
めるパフォーマンスを見せたコロネルだが予選総合15番手に終わってしまう。その夜
Mobil 1 NAKAJIMA RACINGのチームスタッフは、夜通しの作業で、激しいダメージを
受けた車両を完璧に修復。このことは翌日の走行で証明されることとなる。
 決勝日早朝に行われたフリー走行の路面はドライ。コロネルは数周して戻ってくる
と一言「車は完璧!」その後はドライでの走行が初めてとなる佐藤を中心にこのセッ
ションをこなし、チームは確かな手応えをつかんでいた。
 そして曇り空の下でスタートした決勝は、コロネルがスタートドライバーを務める。
ゆっくりとしたフォーメーションでスタートがきられ、無難に1コーナーに飛び込ん
でいくと、ここからコロネルMobil 1 NSXの快進撃が始まる。1周目に#37 スープラ
を抜き、さらに2周目には#36 スープラとRAYBRIG NSX を抜いて11番手にポジション
を上げた。大応援団の声援を受け、まだまだMobil 1 NSXの快進撃は続く。3周目に
は、#8スープラ、4周目には#3スカイラインGT-Rを抜き9番手、5周目には#50
スカイラインGT-Rを抜いて8番手、8周目には#38 スープラを抜いて7番手と、
快調にポジションを上げてゆく。そしてさらに上位を狙いペースを上げようとする
Mobil 1 NSX。しかし悪夢は12周目に発生してしまう。突然駆動系のトラブルが発生
しスロー走行をしいられピットへと滑り込む。症状を確認し、修復不能と判断し残念
ながらリタイアとなってしまう。  予選順位こそ良くなかったが、事前テストでは
トップタイムを出し自信を持って臨んだレースだっただけにチームの落胆は大きかっ
たが、序盤に見せた快走は8月8日~9日に開催される富士スピードウェイでの第4
戦での活躍を予感させてくれる。


●Mobil 1 NAKAJIMA RACING総監督 中嶋悟のコメント
「大応援団の前で結果を残せなかったのが残念です。次戦富士はハンディーウェイト
が10kg軽くなります。前回の富士でポールポジションを獲得しています。ライバルた
ちも確実にパフォーマンスアップしていますが、次戦、応援してくださる皆様を満足
させられるよう、チーム一丸となってがんばります。」

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全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.3/3

                    AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CAR CHAMPIONSHIP
                       1998  GT INSIDE REPORT
   Round 3 Hi-land GT Championship                              28 June '98
   Race Report                      決勝日レポート              FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
'98AUTOBACS CUP GTC第3戦 ハイランドGT選手権レース(6/27,28)

またもNSXは勝利の女神に見放される…
そして、ペンズオイル・ニスモGT-Rが2連勝!
3位は激戦をしのいだカストロール・トムス・スープラに

 6月28日、全日本GT選手権第3戦の決勝レースが仙台ハイランドレースウェイ
で開催された。心配された雨もなく、ドライコンディションでレース開始時間を
迎えた。
 いつも以上にゆっくりとしたフォーメーションラップから決勝レースはスタート。
大きなトラブルもなく、予選1、2番手のNo.16 Castrol無限NSXとNo.23 ペンズオ
イル・ニスモGT-Rは順調に走行、後続を引き離していくかに見えた。だが、異変は
早くも起きた。2周目の最終コーナーで、それまで5番手につけていたNo.18 TAKATA
童夢無限NSXがスピン。大きく順位を落とす。そして12周目、トップを行くNo.16が
突然ピットイン。続いてNo.64 Mobil 1 NSXもピットに入ってくる。結局、ともにマ
シトラブルでリタイアとなってしまった。その後方ではスープラ、スカイライン、
NSXが入り乱れての接近戦が繰り広げられていたが、目立ったのはNo.100 RAYBRIG 
NSX。予選では10番手と出遅れていたが、13周目には6位、21周目には3位、22周
目には2位と、次々順位を上げていった。25周目、徐々に順位を挽回しつつあった
No.18がスピンアウトしてリタイア。残るNSXはNo.100のみとなる。この時点でのト
ップ3はNo.23、No.100、No.5 5ZIGEN SUPRAの順。その後方ではNo.2 ZEXELスカイ
ラインとNo.39 デンソーサードスープラGTが激しくバトル、さらにNo.3 ユニシア
ジェックススカイライン、No.12 カルソニックスカイラインが続く。27周目、No.12
が予定より早めのピットイン。マシンに異常を感じてのピットインだったが、トラ
ブルは発見されず、ドライバーを交代して出ていく。これをきっかけとするように、
他の上位車も次々とルーティンのピット作業に入っていった。
 一方、トップ争いを展開するNo,23は1分50秒台といまひとつペースが上がらな
い。これに対して負い上げるNo.100は毎周48秒台とその差は目にみえて詰まっていっ
た。そして、34周目にコーナーで膨らむNo.23のインを突いてNo.100がトップに立っ
た。その直後の35周目にNo.23がルーティンのピットイン。ドライバーは影山正美に
代わる。この時のピット所要時間はわずかに37秒ほどだった。そして、正美に代わっ
たNo.23のペースは49秒台と他のクルマと遜色なくなる。一方トップに立ったNo.100
はピットインをぎりぎりまで伸ばす作戦を取る。ここで飯田がピットインのマージ
ンを稼ぐべく頑張るのだが、No.23との差は開かない。そして、41周目についに
No.100がピットイン。ピットでの所要時間は43秒と差が出てしまった。そして高橋
国光がステアリングを握るNo.100がピットロードに達した時、No.23は既に1コー
ナーに達していた。こうしてNo.23がトップを奪い返した。再び追う立場になった
No.100だが、48秒台をコンスタントに記録しているのに対し、タイムは50秒台と差
は徐々に開いてしまう。そして、なんと45周目の1コーナーで周回遅れと接触し、
コースアウト。これで本命と言われていたNSXは4台すべてレースから姿を消してし
まった。これによって、No.23正美は一気に楽になる。2番手のNo.2、亜久里との差
は約23秒。ラップタイムも互いに49秒台で結局その差は大きく変ることなくチェッ
カーを迎えた。幻の富士を挟んでNo.23 ペンズオイル・ニスモGT-Rが連勝した。
 最後の表彰台となる3位争いには、ラスト20周に渡りNo.37カストロール・トム
ス・スープラのフォンタナとNo.36の谷川がサイド・バイ・サイドを展開。しかし、
フォンタナは谷川のアタックをしのぎ切ってコンマ5秒速くでゴールラインを駆け
抜けた。


GT300も鈴鹿に続きつちやMR2が制す!
ザナヴィシルビアの初勝利はお預けに

 GT300クラスは、クラス2番手のNo,25つちやMR2の舘信吾がスタートで出遅れ、
オープニングラップはポールポジションのNo,15 ザナヴイシルビアの近藤真彦、3
番手のNo,7 RE雨宮マツモトキヨシRX7の山路慎一のトップ争いで幕を開けた。3周
目、後方から追い上げてきていたNSXに進路を譲った形のNo,15近藤をインからNo,7
山路がパスし、トップに。4周目は、1分53秒台のNo,7山路に対して、No,15近藤
は55秒台。2台の差は2.4秒まで広がる。だが、4周目には4位、5周目にはNo,7山
路の2.5秒差までNo,25舘は追い上げてきていた。54秒台のNo,7山路に、No,25舘は53
秒台で迫る。6周目は1.8秒差だったが、7周目は0.6秒の僅差まで追い上げてきて
いた。9周目のバックストレートで、とうとうNo,25舘がトップに立つ。10周目に
はトップのNo,25舘とNo,7山路は2.1秒差まで広がる。30周を過ぎ、ルーテーィンの
ピットインで3番手走行のNo,81ダイシンシルビアは、福山英朗から大八木信行に
交替するが、数周で再びピットイン。「ターボ系のトラブルだと思う」と福山。各
車ピットインを行う中、No,44アペックスDLモモコルセMR2の新田守男はピットストッ
プを遅らせる。44周目でピットインを行い、トップはNo,25鈴木恵一に。1.8秒差で
2位は、No,15青木孝行。さらに20秒以上後方に3位のNo,7松本晴彦。60周を走りきっ
たNo,25 つちやMR2が鈴鹿に続く優勝を飾った。2位には、初の表彰台となったNo,
15 ザナヴイシルビア、3位は、昨年の富士以来久々の表彰台となったNo,7 RE雨宮
マツモトキヨシRX7が入った。


総合優勝 No.23ペンズオイル・ニスモGT-R
影山正美「本当に信じられないくらいうれしいです。まず、エリックさんが50kgの
ウエイトを積んで、予選2位なってくれて、なおかつ決勝でもいい順位でクルマを
渡してくれてから勝てたんです。前回の鈴鹿は勝てたけど、自分のミスがあって悔
しい思いをしたんで今回は意地でもポジションをキープしようと思ってたんです。
走り出しても自分の順位というより、とにかくプッシュしていくことだけを考えま
した。で、100番がクラッシュしているのを見て楽にはなったんですが、後ろが亜久
里さんと無線で聞いて、何が起こるかわかりませんし、もう一度気を引き締めて走
りました」
エリック・コマス「私も正美さんも、今日はよくガンバったと思います。予選で本
当はポールになりたかったけれど、ウエイトを積みながらフロントローを獲れたこ
とが良かったと思います。レースでは16号車をプッシュしていくつもりでした。で
も、16号車はレースから去ってしまったので、問題なく正美さんにバトンタッチし
ました。ピットインのタイミングは、僕はもう少し早めがいいかなと思っていまし
たが、結果的にはいいタイミングになって、正美さんがそのポジションをキープし
てくれたので、勝てたと思います」


GT300優勝 No.25つちやMR2
鈴木恵一「勝ててうれしいですね。信吾君が僕にクルマを渡してくれた時は40秒以
上あったんですが、ちょっと出るのに時間が掛かっちゃって、出たときにはほとん
どマージンがなくてちょっと大変レースをしてしまいました(笑)。まあ、出ていっ
てみたら少し後ろが離れたんで、それなりに走ることができました。実は、信吾が
スタートを失敗したんですが、それ以上にいい走りをしてくれて勝ちを取ったって
ことです」
舘信吾「鈴鹿に続いてまたスタートを失敗してしまいました(苦笑)。スターとラ
インの手前で15号車に並びかけて、アクセルゆるめて、ブレーキを軽く踏んだら、
みんながビューっと行ちゃって。まあ、クルマも良かったんで抜けるとは思いまし
たが、タイヤに無理をさせてしまって、ピットで交換することになってしまいまし
た。まあ、結果的に勝てて良かったです」


以上
                       GTアソシエイション事務局
                       GTインサイドレポート班
                       古屋 知幸 = QYB04322 =
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全日本GT選手権

GTC_Rd.3:仙台 決勝レース正式結果

全日本GT選手権第3戦 仙台ハイランド-RIJ-(1998-06-28) Race Results
For All Japan Grand Touring Car Championship Rd.3 仙台HR(J) : 4.02960km
Weather:Cloudy  Course:Dry
 P--No.Cls----Car----------------------Drivers-------- Lap-GoalTime----
 1  23 500  1 ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美  63 1:56'04.709
 2   2 500  2 ZEXELスカイライン        亜久里/影山正彦  63 1:56'25.646
 3  36 500  3 カストロールTOM'Sスープラ関谷/フォンタナ  63 1:56'44.978
 4  39 500  4 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川    63 1:56'45.411
 5 *12 500  5 カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤    63 1:57'16.474
 6  37 500  6 カストロールTOM'Sスープラ鈴木利男/バート  62    - 1 Lap
 7   5 500  7 5ZIGEN SUPRA             グーセン/桧井    62    - 1 Laps
 8  30 500  8 綜警 PORSCHE             山田/岡田        60    - 3 Laps
 9  88 500  9 ディアブロGT-1           和田久/古谷      60    - 3 Laps
10  25 300  1 つちやMR2                鈴木恵一/舘      60    - 3 Laps
11  15 300  2 ザナヴィシルビア         近藤/青木        59    - 4 Laps
12   7 300  3 RE雨宮マツモトキヨシRX7  山路/松本        59    - 4 Laps
13 910 300  4 ナインテンポルシェ       余郷/小林        59    - 4 Laps
14  21 300  5 ダンロップ-BP-BMW        一ッ山/加藤      59    - 4 Laps
15  44 300  6 アペックスDLモモコルセMR2新田/水野        59    - 4 Laps
16  61 300  7 テイボン・トランピオFTO  中谷/原          58    - 5 Laps
17 *91 300  8 コーセイ&バ-ディクラブMR2松永/藤原      57(58-1)- 6 Laps
18   8 500 10 FET SPORTS SUPRA         ガードナー/田中  57    - 6 Laps
19  71 300  9 シグマテック911          星野薫/城内      57    - 6 Laps
20  60 300 10 TOYOTA CAVALIER          佐藤/渡辺        57    - 6 Laps
21 911 300 11 ナインテンPCJポルシェ    高橋/中島        56    - 7 Laps
22  10 300 12 アビリティポルシェ993GT2 麻生/石川        56    - 7 Laps
23 *50 500 11 ARTAスカイライン         本山/土屋武士    52    -11 Laps
24   9 300 13 MTG大黒屋ぽるしぇ        日置/羽根        48    -15 Laps
25 100 500 12 RAYBRIG NSX              高橋国光/飯田    44    -19 Laps
--------------以上完走-----------------------------------------------------
     6 500    ESSO Tiger Supra         ラファネル/高木  43
     3 500    ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中      42
    81 300    ダイシンシルビア         福山/大八木      32
    13 500    エンドレスアドバンGTR    木下/藤村        32
    70 300    外車の外国屋DLポルシェ   石橋/スクート    31
    38 500    FK/マッシモセルモスープラ竹内/野田        28
    18 500    TAKATA童夢無限NSX        金石/山本        25
    51 300    コブラポルシェ           池谷/伊藤        24
    77 300    クスコスバルインプレッサ 小林/玉本        23
    16 500    Castrol無限NSX           中子/道上        12
    64 500    Mobil 1 NSX              佐藤/コロネル    12
-----------------------------------------------------------------------
参加台数37台  予選出走台数37台  決勝出走台数36台

* #12は国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章違反によりペナルティストッ
  プ10秒が課された。
* #50は全日本GT選手権統一規則第3章題46条5(1)(不正スタート)によりペナルテ
  ィストップ10秒が課された。
* #91は2ndドライバーのH項違反により1周減算のペナルティを課す。


                          *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

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全日本GT選手権

GTC_Rd.3:仙台 決勝レースレポート

        '98 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round3
             ハイランドGT選手権レース大会

       NSXまたしても速さを結果に結び付けられず
      ペンズオイル・ニスモGTRが開幕戦に続き連勝!

 梅雨の合間、蒸し暑さも風のおかげで和らいでいる。6月28日、全日本GT
選手権は仙台で第3戦を迎えた。といっても前戦富士はアクシデント、悪天候の
末中止となっており実質は2戦目。
 今季開幕から優勝候補筆頭となっているものの、開幕戦の鈴鹿では惜敗したN
SXがテクニカルな仙台ハイランドで念願の初優勝を遂げるのか。それともスカ
イライン、スープラがそれにストップをかけるのか注目された。
 また、混戦のGT300では強豪を抑えて#15ザナヴィシルビアがPPを奪取
しており、こちらの戦いも見逃せない。

 予定どおり午後2時10分。ゆっくりとしたペースから1周のローリングの後
スタート。#16NSX、#23GTR、#5スープラと予選順に1コーナーをクリ
ア。

1周目 最終コーナー、5位走行の#18NSXスピン、再スタート。
4周目 最終コーナー、GT300クラストップの#15シルビアを#7RX7がかわ
    しトップへ。#15シルビアは5周目さらに順位を落とす。
5周目 #38スープラ、#64NSX、#100NSX、#50GTR……と続く7位
    集団の争いが熾烈だ。7周目、この集団から2台のNSXが抜け出す。

12周目  トップ快走中の#16NSXがスロー走行、ピットイン。そのままガレー
    ジへ。#64NSXもピットイン。両車とも駆動系のトラブルの模様。早
    くもNSX勢に暗雲が垂れ込める。
16周目 #50GTR、ペナルティのピットイン(不正スタート)。
17周目  #100NSXの追い上げが激しい。前車を次々に抜き現在4位。
19周目  #100NSX、#2GTR抜き3位へ。
20周目 トップ#23GTRは2位#5スープラを17秒引き離し連勝へ向け快走。
    しかし、#100NSXがトップをラップ1秒以上上回るペースで追い上
    げている。

●20周目順位
 No.Cls--Car----------------------Drivers----------
 23 500  ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美  
  5 500  5ZIGEN SUPRA             グーセン/桧井    
100 500  RAYBRIG NSX              高橋国光/飯田    
  2 500  ZEXELスカイライン        亜久里/影山正彦  
 39 500  デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川    
 12 500  カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤    
  3 500  ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中      
 36 500  カストロールTOM'Sスープラ関谷/フォンタナ  
 37 500  カストロールTOM'Sスープラ鈴木利男/バート  
  6 500  ESSO Tiger Supra         ラファネル/高木  
 38 500  FK/マッシモセルモスープラ竹内/野田        
---------------------------------------------------
 25 300  つちやMR2                鈴木恵一/舘     
  7 300  RE雨宮マツモトキヨシRX7  山路/松本       
 81 300  ダイシンシルビア         福山/大八木     
 44 300  アペックスDLモモコルセMR2新田/水野       
 15 300  ザナヴィシルビア         近藤/青木       
---------------------------------------------------

23周目  #100NSX、#5スープラ抜き2位へ。トップとの差21秒。
25周目  #23GTRと#100NSXの差16秒。
26周目  序盤の遅れを挽回して10位走行中の#18NSX、コントロール失いクラッ
    シュ。ダメージひどくその場でリタイア。
27周目  ルーティンのピットインが始まる。まずは#12GTR。
28周目  #23GTRと#100NSXの差13秒。
29周目  #23GTRのペースが落ち、#100NSXの差8秒
30周目  #23GTRと#100NSXの差5秒。追いつくのは時間の問題だ。
    #2GTRと#39スープラの3位争いが激しい。
33周目  #100NSXついに#23GTRのテールにつくと、あっさりと抜き去りト
    ップへ。ラップタイム差3秒では抑えきれない。
    3位#2GTRピットイン(ルーティン)。正彦から亜久里へ。
35周目  2位#23GTRピットイン(ルーティン)。コマスから正美へ。
36周目  3位#6スープラ、ピットイン。しかし、コースに戻った途端に他車と
    接触しスピン。大きく遅れる。
40周目 トップ#100NSXようやくピットイン。飯田から国光へ。ピット作業に
    手間取り。#23GTRの先行を許す。

●40周目順位
 No.Cls--Car----------------------Drivers----------
100 500  RAYBRIG NSX              高橋国光/飯田    
 23 500  ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美  
  2 500  ZEXELスカイライン        亜久里/影山正彦  
 36 500  カストロールTOM'Sスープラ関谷/フォンタナ  
 39 500  デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川    
  3 500  ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中      
 12 500  カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤    
  5 500  5ZIGEN SUPRA             グーセン/桧井    
 37 500  カストロールTOM'Sスープラ鈴木利男/バート  
 50 500  ARTAスカイライン         本山/土屋武士    
---------------------------------------------------
 25 300  つちやMR2                鈴木恵一/舘     
 44 300  アペックスDLモモコルセMR2新田/水野       
 15 300  ザナヴィシルビア         近藤/青木       
  7 300  RE雨宮マツモトキヨシRX7  山路/松本       
 91 300  コーセイ&バ-ディクラブMR2松永/藤原        
---------------------------------------------------

41周目 #3GTRが他車(#12?)と接触してコースオフ。コース復帰に手間
    取るがどうにかピットに戻る。
45周目  1コーナー。2位#100NSXと#6スープラが絡んでコースアウト。
    かなり激しく当たったため、2台共その場でリタイア。
    どうやら国さんのミスらしく、車を降りて高木に謝っている。
    これでNSXの優勝は次戦以降に持ち越しとなった。
47周目  5位#12GTRがペナルティのピットイン(プッシング)。
50周目  順位GT500(TOP10) #23-#2-#36-#39-#12-#5-#37-#50-#88-#30
            GT300(TOP 5) #25-#15-#7-#910-#44
        トップ#23GTRは連勝へ向け独走態勢を固めつつある。
51周目  #50GTR、#37スープラ抜いて7位へ。
53周目  #50GTR、GT300の#91MR2を抜こうとして接触。コースオフして
    ガードレールに接触。リタイア。
56周目  GT300の2位#15シルビア、他車と接触したらしく右フロントを傷めて
        タイヤと干渉している。
57周目  #36スープラと#39スープラの3位争いが激しい。#39(谷川)が盛ん
    に仕掛けるが#36(フォンタナ)も巧みにブロック。

●フィニッシュ(63周目)順位(TOP15)
 No.Cls--Car----------------------Drivers----------
 23 500  ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美  
  2 500  ZEXELスカイライン        亜久里/影山正彦  
 36 500  カストロールTOM'Sスープラ関谷/フォンタナ  
 39 500  デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川    
 12 500  カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤    
 37 500  カストロールTOM'Sスープラ鈴木利男/バート  
  5 500  5ZIGEN SUPRA             グーセン/桧井    
 30 500  綜警 PORSCHE             山田/岡田        
 88 500  ディアブロGT-1           和田久/古谷      
 25 300  つちやMR2                鈴木恵一/舘     
 15 300  ザナヴィシルビア         近藤/青木       
  7 300  RE雨宮マツモトキヨシRX7  山路/松本       
910 300  ナインテンポルシェ       余郷/小林        
 21 300  ダンロップ-BP-BMW        一ッ山/加藤      
 44 300  アペックスDLモモコルセMR2新田/水野       
---------------------------------------------------

 安定した速さを保った#23GTRが開幕戦鈴鹿に続き連勝。
 GT300クラスも#25MR2が連勝。

(結果は暫定。レポート中の周回数はトップのものです)

                          *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

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全日本GT選手権

GTC_Rd.3:仙台 予選結果(訂正版)

全日本GT選手権第3戦 仙台ハイランド-RIJ-(1998-06-27) Qualifying-Session
For All Japan Grand Touring Car Championship Rd.3 仙台HR(J) : 4.02960km
Weather:Fine/Rain  Course:Dry
 P--No.Cls----Car----------------------Drivers-------- Best-LapT-
 1  16 500  1 Castrol無限NSX           中子/道上        1'45.584
 2  23 500  2 ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美  1'45.925
 3   5 500  3 5ZIGEN SUPRA             グーセン/桧井    1'45.997
 4  18 500  4 TAKATA童夢無限NSX        金石/山本        1'46.161
 5  38 500  5 FK/マッシモセルモスープラ竹内/野田        1'46.396
 6  12 500  6 カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤    1'46.534
 7   2 500  7 ZEXELスカイライン        亜久里/影山正彦  1'46.544
 8  39 500  8 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川    1'46.787
 9   8 500  9 FET SPORTS SUPRA         ガードナー/田中  1'46.945
10 100 500 10 RAYBRIG NSX              高橋国光/飯田    1'46.977
11  50 500 11 ARTAスカイライン         本山/土屋武士    1'46.994
12   3 500 12 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中      1'47.011
13  36 500 13 カストロールTOM'Sスープラ関谷/フォンタナ  1'47.335
14  37 500 14 カストロールTOM'Sスープラ鈴木利男/バート  1'47.617
15  64 500 15 Mobil 1 NSX              佐藤/コロネル    1'47.813
16   6 500 16 ESSO Tiger Supra         ラファネル/高木  1'49.595
17  13 500 17 エンドレスアドバンGTR    木下/藤村        1'49.694
18  30 500 18 綜警 PORSCHE             山田/岡田        1'50.678
19  88 500 19 ディアブロGT-1           和田久/古谷      1'51.554
20  15 300  1 ザナヴィシルビア         近藤/青木       R1'52.992
21  25 300  2 つちやMR2                鈴木恵一/舘     R1'53.116
22   7 300  3 RE雨宮マツモトキヨシRX7  山路/松本       R1'53.413
23  81 300  4 ダイシンシルビア         福山/大八木     R1'53.537
24  44 300  5 アペックスDLモモコルセMR2新田/水野       R1'53.777
25  21 300  6 ダンロップ-BP-BMW        一ッ山/加藤     R1'53.874
26  71 300  7 シグマテック911          星野薫/城内      1'54.550
27  77 300  8 クスコスバルインプレッサ 小林/玉本        1'54.810
28 910 300  9 ナインテンポルシェ       余郷/小林        1'55.178
29  51 300 10 コブラポルシェ           池谷/伊藤        1'55.325
30  61 300 11 テイボン・トランピオFTO  中谷/原          1'55.493
31   9 300 12 MTG大黒屋ぽるしぇ        日置/羽根        1'55.689
32  91 300 13 コーセイ&バ-ディクラブMR2松永/藤原        1'55.691
33  10 300 14 アビリティポルシェ993GT2 麻生/石川        1'57.416
34  60 300 15 TOYOTA CAVALIER          佐藤/渡辺        1'59.003
35 911 300 16 ナインテンPCJポルシェ    高橋/中島        1'59.297
36  70 300 17 外車の外国屋DLポルシェ   石橋/スクート    2'00.024
------------------------------D.N.Q.----------------------------
    72 300    オークラRX7              ポーター/片山    2'00.935
*******************************************************************

予選通過基準タイム(総合130%) 2'17.585
※ Rマークはコースレコード。従来のコースレコードは1'54.042

注) #72オークラRX7の予選不通過は、仙台ハイランドのフリグリッドが36台のため

                          *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

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全日本GT選手権

GTC_Rd.3:仙台 フリー走行結果

        '98 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round3
             ハイランドGT選手権レース大会

●フリー走行
  決勝日朝、仙台ハイランドの天候は曇り。雨の心配はなさそうだ。
 8時半から行われたフリー走行では昨日の予選で奮わなかった#100RAYBRIG
NSXが予選タイムを上回るタイムでトップ。予選同様NSX勢が主導権を握った
が、スカイラインがその後ろにずらっと続き、決勝に向けての意気込みを感じさ
せた。

全日本GT選手権第3戦 仙台ハイランド-RIJ-(1998-06-28) Free Practice-Session
For All Japan Grand Touring Car Championship Rd.3 仙台HR(J) : 4.02960km
Weather:Fine/Rain  Course:Dry
 P--No.Cls----Car----------------------Drivers-------- Best-LapT-
 1 100 500  1 RAYBRIG NSX              高橋国光/飯田    1'46.595
 2  18 500  2 TAKATA童夢無限NSX        金石/山本        1'46.759
 3  50 500  3 ARTAスカイライン         本山/土屋武士    1'46.845
 4   3 500  4 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中      1'46.997
 5  23 500  5 ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美  1'47.214
 6   2 500  6 ZEXELスカイライン        亜久里/影山正彦  1'47.321
 7  12 500  7 カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤    1'47.326
 8  16 500  8 Castrol無限NSX           中子/道上        1'47.473
 9   8 500  9 FET SPORTS SUPRA         ガードナー/田中  1'47.516
10  37 500 10 カストロールTOM'Sスープラ鈴木利男/バート  1'47.545
11  64 500 11 Mobil 1 NSX              佐藤/コロネル    1'47.630
12  38 500 12 FK/マッシモセルモスープラ竹内/野田        1'47.953
13  39 500 13 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川    1'47.998
14  36 500 14 カストロールTOM'Sスープラ関谷/フォンタナ  1'48.496
15   5 500 15 5ZIGEN SUPRA             グーセン/桧井    1'48.724
16  13 500 16 エンドレスアドバンGTR    木下/藤村        1'49.636
17   6 500 17 ESSO Tiger Supra         ラファネル/高木  1'50.471
18  30 500 18 綜警 PORSCHE             山田/岡田        1'51.131
19  88 500 19 ディアブロGT-1           和田久/古谷      1'51.658
20  25 300  1 つちやMR2                鈴木恵一/舘      1'53.663
21  81 300  2 ダイシンシルビア         福山/大八木      1'53.707
22  15 300  3 ザナヴィシルビア         近藤/青木        1'54.432
23  71 300  4 シグマテック911          星野薫/城内      1'54.836
24  77 300  5 クスコスバルインプレッサ 小林/玉本        1'54.896
25  44 300  6 アペックスDLモモコルセMR2新田/水野        1'54.926
26   7 300  7 RE雨宮マツモトキヨシRX7  山路/松本        1'54.989
27  61 300  8 テイボン・トランピオFTO  中谷/原          1'55.319
28   9 300  9 MTG大黒屋ぽるしぇ        日置/羽根        1'55.546
29  51 300 10 コブラポルシェ           池谷/伊藤        1'56.017
30  91 300 11 コーセイ&バ-ディクラブMR2松永/藤原        1'56.141
31  21 300 12 ダンロップ-BP-BMW        一ッ山/加藤      1'56.349
32 910 300 13 ナインテンポルシェ       余郷/小林        1'56.657
33  10 300 14 アビリティポルシェ993GT2 麻生/石川        1'57.880
34  70 300 15 外車の外国屋DLポルシェ   石橋/スクート    1'59.286
35 911 300 16 ナインテンPCJポルシェ    高橋/中島        1'59.649
36  60 300 17 TOYOTA CAVALIER          佐藤/渡辺        1'59.718

    72 300    オークラRX7              ポーター/片山    出走せず
-----------------------------------------------------------------------

                          *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

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全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.3/2

                    AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CAR CHAMPIONSHIP
                       1998  GT INSIDE REPORT
   Round 3 Hi-land GT Championship                              27 June '98
    Qualify Report                予選日レポート                FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
'98AUTOBACS CUP GTC第3戦 ハイランドGT選手権レース(6/27,28)

本領発揮?! No.16 Castrol無限NSXがGTC初ポールポジションを獲得
2番手No.23ペンズオイル・ニスモGT-R、3番手No.5 5ZIGEN SUPRAと3車種が激闘
マッチ、激走で念願の初ポール!No.15 ザナヴィシルビアがGT300クラス・ポールに


 梅雨も開けきらない6月27日、仙台ハイランドレースウェイで、AUTOBACS CUP全
日本GT選手権第3戦「Hi-land GT Championship」の予選が開催された。降雨確率は
50%と微妙な空模様。予選中にも雨が降ったり、日差しが射したりと状況がころこ
ろと変わっていたった。この中で、NSX、スカイライン、スープラが激しいポールポ
ジション争奪戦を展開。この激戦のなったのは、No.16 Castrol無限NSXの道上龍
だった。道上は安定しない天候に加え、スカイラインのエリック・コマス、スープ
ラのマーク・グーセンと立ちはだかる難敵を次々と打ち破って、チームにとっても
自身にとっても初めてのGTCポールポジションを獲得した。


◆ウェットコンディションとなった予選1回目
 午前11時20分より1時間にわたり、予選1回目が行われた。開始当初は小雨が降
り、路面は完全にウェットだった。この中で、雨には自信があるというNo.16 
Castrol無限NSXの道上龍がこのコンディションで早くも2分を切る1分57秒558を
記録しトップに立つ。これに対してNo.2 ZEXELスカイライン影山正彦が56秒902が
トップに。ここからNo.16とNo.2が周回毎にトップを奪いあう。ここにNo.3ユニシ
アジェックススカイライン、田中哲也、No.64 Mobil1 NSXのトム・コロネルも加わ
り、NSXとスカイラインの激闘が始まった。GT500中心の時間が終わる20分経過時点
で、トップに立ったのがNo.16道上で1分54秒974。そして、No.23、No.2とスカイ
ラインが続いた。そして、ラスト20分になるとNSX勢の巻き返しが始まる。この頃
には雨は完全に止み、路面からの水煙も小さくなっていた。ここでNo.18 TAKATA無
限童夢NSXの金石勝智が55秒台、54秒台とトップのNo.16を追い上げるが、予選終了
直前にNo.16道上は1分53秒477のタイムを叩き出して、暫定ポールとなった。


◆変わりゆく路面状況に翻弄される予選2回目
 予選2回目は、15時20分よりこれも1時間で行われた。雨は止んでいたが、路面
はまだ黒くハーフウェット。しかし、ストレートなどは水煙も上がらず、ドライに
変化していくことは予想された。この状況で元気だったのがスカイライン勢だった。
まずはNo.2 ZEXELスカイラインが1分52秒491でトップに立った15分過ぎから、日
差しが射し出して路面が見る間に乾いていく。そして、19分にNo.23 ペンスオイル
・ニスモGT-Rが49秒台でトップに立てば、1分も経たないうちにNo.100 RAYBRIG NSX
が48秒774で逆転する。ここでGT300クラス中心の時間20分挟むのだが、この間に一
時的に雨が落ちる。しかし、両クラスが今走し始めるころには雨が止み、各車が一
斉にコースに出た。ここで、飛び出したのはNo.39デンソーサードスープラGTの土屋
圭市。チョイ濡れの路面を巧みにカウンターを当てながら、1分48秒263でトップに
駆けあがる。ここから一気にタイムが激しく更新されていく。No.39が46秒787とタ
イムを上げると、ここまでNo.16 Castrol無限NSXの道上が46秒202でトップを奪取。
しかし、No.5 5ZIGEN SUPRAのマーク・グーセンが45秒997とさらに上となる。だが、
これも1分とトップには居られなかった。再度、No.16道上が45秒584で逆転する。
これにNo.23ペンズオイル・ニスモGT-Rのコマスが45秒923を叩き出し、肉薄するが
わずかに及ばない。この頃にコース上にオイルが出てしまい、各車タイムが伸びな
くなってしまった。これで激戦の1日に幕が下りたのだった。


◆マッチが果敢にアタック!自らの手でポール獲得
 GT300クラスでも、ウェット路面の予選1回目ではレインタイヤにアドバンテー
ジがあるといえるNo.81ダイシンシルビア、No.910ナインテンポルシェ、No.21ダン
ロップ-BP-BMWが上位となった。だが、ドライコンディションとなった予選2回目
の後半にNo.15ザナヴィシルビアの近藤真彦が果敢にタイムアタック。昨年の仙台
を制したNo.25つちやMR2を押さえて、コースレコードでクラス・ポールポジション
を獲得した。



GT500 POLE POSITION
No.16 Castrol無限NSX 道上龍  1'45.584
「ここまで2戦やってNSX4台の中で、遅れをとっていたし、前回のテストでも良
くなかったんで今回不安はありました。でも、うちは雨のセッティングはでてたの
で、金曜の練習日からの雨では調子がよくて、今日の午前の予選でも暫定ポール獲
れたんで、このまま雨になって欲しいと思ってたんですが。でも、午後からはドラ
イになって心配だったんですけど、逆に雨上がりの路面ていうのが良かったのが
ポールを獲れて良かったです」


GT300 POLE POSITION
No.15 ザナヴィシルビア 近藤真彦  1'52.992(コースレコード)
「初ポールですか。ようやくここまで来たかなって感じですね。ここまでテストも
こなしてますし、この2日間も雨だったし、その分アドバンテージがあったとは思
います。でも、クルマも今すごくいい調子になってますし、その結果ポールも獲れ
たし、あとはレースで結果を残したいですね」



☆ドライバー変更
No.64 Mobil 1 NSX    山西康司/T.コロネル → 佐藤浩二/T.コロネル
No.60 TOYOTA CAVALIER  佐藤久美/長島正興  → 佐藤久美/渡辺 明
No.51 コブラポルシェ  石原将光/池谷勝則  → 池谷勝則/伊東清彦

☆欠場
No.28 TFCJフェラーリF355GT 山崎正弘/須賀宏明



以上
                       GTアソシエイション事務局
                       GTインサイドレポート班
                       古屋 知幸 = QYB04322 =
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全日本GT選手権

GTC_Rd.3:仙台 予選結果

        '98 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round3
             ハイランドGT選手権レース大会

   GT500はCastrol無限NSX!GT300はザナヴィシルビア!ともに初PP

●予選2回目
  午後になって天候は好転。日が射すようになってきた。これに伴いコースコン
ディションも回復。午後3時20分から行われた予選2回目は若干濡れてはいる
もののほぼドライでスタートすることとなった。
 気まぐれな空は予選後半になって雨を落としたが、コースコンディションを悪
化させるほどではなく、コンディションの良くなった予選終盤に熾烈なタイムアッ
プ合戦が繰り広げられた。

 この結果、2回目の予選タイムがそのままグリッドになり、1回目の予選で暫
定PPについていた#16Castrol無限NSX(道上)がその座を守ってポールポジショ
ン。ドライになって巻き返した#23ペンズオイル・ニスモGT-R、#55ZIGEN SUPRA
がそれに続いた。
 GT300クラスは、#15ザナヴィシルビア(近藤)が最後の10分で大逆転
を果たしPPを獲得。

 明日は好天が伝えられ、絶好のレース日和となる予定だ。決勝スタートは午後
2時10分、63周で争われる。

全日本GT選手権第3戦 仙台ハイランド-RIJ-(1998-06-27) Qualifying-Session
For All Japan Grand Touring Car Championship Rd.3 仙台HR(J) : 4.02960km
Weather:Fine/Rain  Course:Dry
 P--No.Cls----Car----------------------Drivers-------- Best-LapT-
 1  16 500  1 Castrol無限NSX           中子/道上        1'45.584
 2  23 500  2 ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美  1'45.925
 3   5 500  3 5ZIGEN SUPRA             グーセン/桧井    1'45.997
 4  18 500  4 TAKATA童夢無限NSX        金石/山本        1'46.161
 5  38 500  5 FK/マッシモセルモスープラ竹内/野田        1'46.396
 6  12 500  6 カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤    1'46.534
 7   2 500  7 ZEXELスカイライン        亜久里/影山正彦  1'46.544
 8  39 500  8 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川    1'46.787
 9   8 500  9 FET SPORTS SUPRA         ガードナー/田中  1'46.945
10 100 500 10 RAYBRIG NSX              高橋国光/飯田    1'46.977
11  50 500 11 ARTAスカイライン         本山/土屋武士    1'46.994
12   3 500 12 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中      1'47.011
13  36 500 13 カストロールTOM'Sスープラ関谷/フォンタナ  1'47.335
14  37 500 14 カストロールTOM'Sスープラ鈴木利男/バート  1'47.617
15  64 500 15 Mobil 1 NSX              佐藤/コロネル    1'47.813
16   6 500 16 ESSO Tiger Supra         ラファネル/高木  1'49.595
17  13 500 17 エンドレスアドバンGTR    木下/藤村        1'49.694
18  30 500 18 綜警 PORSCHE             山田/岡田        1'50.678
19  88 500 19 ディアブロGT-1           和田久/古谷      1'51.554
20  15 300  1 ザナヴィシルビア         近藤/青木        1'52.992
21  25 300  2 つちやMR2                鈴木恵一/舘      1'53.116
22   7 300  3 RE雨宮マツモトキヨシRX7  山路/松本        1'53.413
23  81 300  4 ダイシンシルビア         福山/大八木      1'53.537
24  44 300  5 アペックスDLモモコルセMR2新田/水野        1'53.777
25  21 300  6 ダンロップ-BP-BMW        一ッ山/加藤      1'53.874
26  71 300  7 シグマテック911          星野薫/城内      1'54.550
27  77 300  8 クスコスバルインプレッサ 小林/玉本        1'54.810
28 910 300  9 ナインテンポルシェ       余郷/小林        1'55.178
29  51 300 10 コブラポルシェ           池谷/伊藤        1'55.325
30  61 300 11 テイボン・トランピオFTO  中谷/原          1'55.493
31   9 300 12 MTG大黒屋ぽるしぇ        日置/羽根        1'55.689
32  91 300 13 コーセイ&バ-ディクラブMR2松永/藤原        1'55.691
33  10 300 14 アビリティポルシェ993GT2 麻生/石川        1'57.416
34  60 300 15 TOYOTA CAVALIER          佐藤/渡辺        1'59.003
35 911 300 16 ナインテンPCJポルシェ    高橋/中島        1'59.297
36  70 300 17 外車の外国屋DLポルシェ   石橋/スクート    2'00.024
37  72 300 18 オークラRX7              ポーター/片山    2'00.935
-----------------------------------------------------------------------

                          *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

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全日本GT選手権

GTC_Rd.3:仙台 予選1回目結果

        '98 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round3
             ハイランドGT選手権レース大会
●予選1回目
  時折雨のぱらつくハーフウェットのコンディションの中、午前11時20分か
ら始まった予選1回目は、今年の予選の勢力分布どおりNSXが上位を占め、こ
れに、GTR、スープラが続く結果となった。
 なお、#64Mobil 1 NSX は体調不調で欠場の山西に代わって、ベテラン佐藤浩
二がステアリングを握っている。

全日本GT選手権第3戦 仙台ハイランド-RIJ-(1998-06-27) 1st Qualifying-Session
For All Japan Grand Touring Car Championship Rd.3 仙台HR(J) : 4.02960km
Weather:Rain  Course:Wet
 P--No.Cls----Car----------------------Drivers-------- Best-LapT-
 1  16 500  1 Castrol無限NSX           中子/道上        1'53.474
 2  18 500  2 TAKATA童夢無限NSX        金石/山本        1'54.053
 3  64 500  3 Mobil 1 NSX              佐藤/コロネル    1'54.791
 4  23 500  4 ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美  1'55.415
 5   2 500  5 ZEXELスカイライン        亜久里/影山正彦  1'55.544
 6  38 500  6 FK/マッシモセルモスープラ竹内/野田        1'55.562
 7 100 500  7 RAYBRIG NSX              高橋国光/飯田    1'55.631
 8  12 500  8 カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤    1'55.676
 9  36 500  9 カストロールTOM'Sスープラ関谷/フォンタナ  1'55.782
10   3 500 10 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中      1'55.848
11  50 500 11 ARTAスカイライン         本山/土屋武士    1'55.880
12   6 500 12 ESSO Tiger Supra         ラファネル/高木  1'56.083
13   8 500 13 FET SPORTS SUPRA         ガードナー/田中  1'56.290
14   5 500 14 5ZIGEN SUPRA             グーセン/桧井    1'56.430
15  37 500 15 カストロールTOM'Sスープラ鈴木利男/バート  1'56.611
16  30 500 16 綜警 PORSCHE             山田/岡田        1'57.311
17  39 500 17 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川    1'58.810
18  13 500 18 エンドレスアドバンGTR    木下/藤村        2'00.599
19  81 300  1 ダイシンシルビア         福山/大八木      2'01.591
20 910 300  2 ナインテンポルシェ       余郷/小林        2'02.533
21  21 300  3 ダンロップ-BP-BMW        一ッ山/加藤      2'02.558
22  88 500 19 ディアブロGT-1           和田久/古谷      2'03.257
23  61 300  4 テイボン・トランピオFTO  中谷/原          2'04.731
24  51 300  5 コブラポルシェ           池谷/伊藤        2'05.122
25  91 300  6 コーセイ&バ-ディクラブMR2松永/藤原        2'05.169
26  44 300  7 アペックスDLモモコルセMR2新田/水野        2'05.381
27  71 300  8 シグマテック911          星野薫/城内      2'05.542
28  77 300  9 クスコスバルインプレッサ 小林/玉本        2'06.211
29   9 300 10 MTG大黒屋ぽるしぇ        日置/羽根        2'06.274
30  10 300 11 アビリティポルシェ993GT2 麻生/石川        2'06.276
31   7 300 12 RE雨宮マツモトキヨシRX7  山路/松本        2'06.775
32  25 300 13 つちやMR2                鈴木恵一/舘      2'07.003
33  15 300 14 ザナヴィシルビア         近藤/青木        2'07.326
34  60 300 15 TOYOTA CAVALIER          佐藤/渡辺        2'08.722
35 911 300 16 ナインテンPCJポルシェ    高橋/中島        2'08.815
36  72 300 17 オークラRX7              ポーター/片山    2'10.305
37  70 300 18 外車の外国屋DLポルシェ   石橋/スクート    2'10.855
-----------------------------------------------------------------------

                          *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

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Formula Nippon

FN:Fニッポン第4回公式走行会(総合)結果

  6月25日、スポーツランドSUGOで行われたフォーミュラ・ニッポン公式
走行会2日目は、曇天ながらドライコンディションで行われ、殆どのドライバー
が前日のタイムを更新。

  トップタイムをマークしたのは、最後のセッションで9秒台に入れた開幕戦の
勝者影山正彦。以下、脇阪、本山と今季優勝を飾っている選手が上位を占めた。
影山正美も前日から大きくジャンプアップ。

  ルーキー松田は横Gに苦しみながらも16位、1日目に殆ど走行できなかった
Gフォースのファーマンは19番手まで上げてきた。

  次のフォーミュラ・ニッポン(第5戦)は7月4~5日、開幕の舞台となった
鈴鹿で行われる。

第4回公式走行会結果
P.-No.Name---------Team--------Time Session1-Session2-Session3-Session4-
 1 20 影山正彦     MAZIORA IMPUL    1'11.874 1'11.421 1'10.344*1'09.606
 2 56 脇阪寿一     ARTA             1'11.622 1'10.334 1'10.364*1'09.629
 3  8 本山  哲     LEMONed Le Mans  1'10.816 --------*1'09.910 1'10.585
 4  2 影山正美     SHIONOGI NOVA    1'11.806 1'11.280*1'10.294 1'10.751
 5 11 野田英樹     COSMO OIL CERMO  1'11.583 1'10.812 1'10.578*1'10.408
 6 65 T.コロネル   PIAA NAKAJIMA    1'12.488 1'10.618 1'10.748*1'10.478
 7 55 金石勝智     ARTA             1'11.724*1'10.594 1'10.794 1'11.389
 8 19 黒澤琢弥     MAZIORA IMPUL    1'12.007*1'10.661 1'10.855 1'11.134
 9  5 M.グーセン   5ZIGEN           1'12.141 1'11.274*1'10.822 1'10.898
10  7 N.フォンタナ LEMONed Le Mans  8'48.982 1'11.235 1'11.186*1'10.877
11 12 飯田  章     COSMO OIL CERMO  1'11.694 1'10.987 1'11.701*1'10.935
12 14 道上  龍     JACCS MOONCRAFT  1'11.654 1'12.221*1'10.987 1'11.188
13 21 田中哲也     BE BRIDES        1'13.089 1'11.986 1'11.974*1'11.199
14  6 脇阪薫一     5ZIGEN           1'12.439 1'12.388 1'11.680*1'11.261
15 18 立川祐路     TMS              1'12.798 1'11.789 1'11.620*1'11.391
16 64 松田次生     PIAA NAKAJIMA    1'13.276 1'12.840*1'11.538 1'12.252
17 17 近藤真彦     TMS              1'13.115 1'11.765 1'12.107*1'11.745
18 62 柴原眞介     LEYJUN           1'13.520 1'12.645 1'12.067*1'11.942
19  2 R.ファーマン SHIONOGI NOVA    1'32.361 1'35.553 1'12.370*1'12.121
20  3 川本  篤     ASAHI KIKO       1'13.272*1'12.448 1'13.009 1'13.086
21 22 石川  朗     BE BRIDES        1'14.836 1'13.812 1'13.567*1'12.897
22 37 山田政夫     タカギB-1        1'19.699 1'21.707 1'20.560*1'19.097
------------------------------------------------------------------------

使用マシン
P.-No.Name---------Team--------------車両-------------------
 1 20 影山正彦     MAZIORA IMPUL     ローラT96-52 /無限MF308
 2 56 脇阪寿一     ARTA              ローラT97-51 /無限MF308
 3  8 本山  哲     LEMONed Le Mans   レイナード97D/無限MF308
 4  2 影山正美     SHIONOGI NOVA     ローラT97-51 /無限MF308
 5 11 野田英樹     COSMO OIL CERMO   ローラT98-51 /無限MF308
 6 65 T.コロネル   PIAA NAKAJIMA     レイナード97D/無限MF308
 7 55 金石勝智     ARTA              ローラT98-51 /無限MF308
 8 19 黒澤琢弥     MAZIORA IMPUL     ローラT98-51 /無限MF308
 9  5 M.グーセン   5ZIGEN            レイナード97D/無限MF308
10  7 N.フォンタナ LEMONed Le Mans   レイナード97D/無限MF308
11 12 飯田  章     COSMO OIL CERMO   ローラT96-52 /無限MF308
12 14 道上  龍     JACCS MOONCRAFT   レイナード96D/無限MF308
13 21 田中哲也     BE BRIDES         ローラT95-50 /無限MF308
14  6 脇阪薫一     5ZIGEN            レイナード96D/無限MF308
15 18 立川祐路     TMS               レイナード97D/無限MF308
16 64 松田次生     PIAA NAKAJIMA     レイナード97D/無限MF308
17 17 近藤真彦     TMS               レイナード97D/無限MF308
18 62 柴原眞介     LEYJUN            レイナード96D/無限MF308
19  2 R.ファーマン SHIONOGI NOVA     Gフォース98-N/無限MF308
20  3 川本  篤     ASAHI KIKO        レイナード96D/無限MF308
21 22 石川  朗     BE BRIDES         レイナード97D/無限MF308
22 37 山田政夫     タカギB-1         ローラT94-50 /無限MF308
------------------------------------------------------------

  情報提供:日本レースプロモーション(JRP)

                              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)***

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全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.3/1

                    AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CAR CHAMPIONSHIP
                       1998  GT INSIDE REPORT
   Round 3 Hi-land GT Championship                              25 June '98
   Preview Report                 プレビューレポート            FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
'98AUTOBACS CUP GTC第3戦 ハイランドGT選手権レース(6/27,28)

NSX優位ながら不安材料あり?!
ル・マンで活躍した勢いで日産勢の攻勢が!
仕切り直しの第3戦仙台は要注意レースだ

 悪天候により幻となった第2戦富士。これにより全8戦だったシリーズ戦は7戦
となった。こうなると、1戦の重みが一層増えてくることになる。前半戦の決算と
なるはずだった第3戦仙台ハイランドは、チャンピオンを狙うチームにとっては勝
たなくてはならないレースとなったのだ。
 5月26、27日に仙台ハイランドで行われた事前テストの主役は、やはりNSX勢だっ
た。初日は3台のNSXが上位を独占。最終的にコースレコードを軽く1.5秒以上上
回るタイムでNo.64 Mobil1 NSXとNo.100 RAYBRIG NSXが1、2位のタイムを出した。
とは言え、不安材料も多い。最終日に3台のNSXが同じようにミッショントラブル
を抱え、相次いで走行不能になってしまったのだ。普段ならレースに出ないで練習
で悪いところが出たのだから良いこと、と言うところ。だが、NSXの場合、ミッショ
ンは昨年からのウィークポイントである。それがこの時期になっても、未だに各車
に発生するようでは生半可な対策では克服できないものなのかもしれない。レース
当日までに無限と童夢を中心に各チームで対策を立てるはずだが、一抹の不安が残
ることも事実だろう。
 このNSX勢に対抗するのは、やはり開幕戦を制したスカイラインGT-Rだろう。GT-R
を駆る日産系ドライバーは、先のル・マン24時間レースに大挙出場。星野一義/鈴木
亜久里/影山正彦組の3位表彰台という好成績を筆頭に、黒澤琢弥/影山正美/本山
哲組も9位となり日産チーム4台すべてが10位以内というねばり強さを見せた。この
勢いは、間違いなくこのレースにも反映されるだろう。もちろん、先のテストでも
NSX2台に続く3番手につけたのがNo.23 ペンズオイル・ニスモGT-Rであり、4番手
はNo.50 ARTAスカイラインなのだ。ARTAの本山は初挑戦のル・マンでも活躍、そし
てフォーミュラニッポンでも2勝を挙げ現在最もノっているドライバーだ。No,50に
は要注意だろう。
 一方、スープラ勢だが、第2戦より98年型が登場しているが、先のテストではいま
ひとつ奮わなかった。しかし、トリッキーでアップダウンのきつい仙台は、マシンの
バランスに優れたスープラにとっては有利なサーキットだ。一発の速さではNSX、ス
カイラインに先行されるかもしれないが、接近戦の多い仙台ではチャンスありだ。
そして、この時期kになるのが雨だ。雨ならNo.36、37のカストロール・トムス・
スープラに注目だ。


GT300はRE雨宮マツモトキヨシRX7が台風の目に?!
初優勝を狙うテイボン・トランピオ・FTOにも注目

 先の仙台テストでGT300のトップタイムを出したのは、なんとNo.7 RE雨宮マツモ
トキヨシRX7だった。第2戦からニューシャーシとなり空力パーツも一新され、戦闘
力はアップしている。テストでのドライバー山路慎一の意気込みは目を見はるもの
があった。このところ良いところがなかった同チームなだけに、過去に優勝したこ
ともあるゲンの良い仙台で、巻き返しを狙いたいところだ。そして、もう1台注目
したいのが、テイボン・トランピオ・FTOだ。デビュー戦の開幕鈴鹿で3位となり、
仙台テストでも3番手のタイム。極めて安定した速さを見せている。まだ、熟成不
足な現状でこのパフォーマンスなだけに、3戦目の仙台は期待が高まるところだろ
う。
 と言ったが、実はこの2台、どちらかというと対抗馬。では本命はと言うと、や
はりNo.44 アペックスDLモモコルセMR2とNo.25 つちやMR2だろう。現状でGT300最
速と言えるのはNo.44 MR2+新田守男だ。先のテストでも2番手のタイムなだけに本
命なのだが、あとはセカンドドライバーとチーム戦略次第。そして、No.25 つちや
MR2は、昨年の仙台の覇者だ。ドライバーは昨年と違う鈴木恵一と舘信吾ペアだが、
開幕戦を制しているだけに、やはり有力であることは違いない。
 そして、問題の天気。雨ならNo.21 ダンロップBP-BMWを忘れてはならない。昨年
の仙台の予選。強い雨の中で、大方の予想を裏切ってポールを獲得したのがこのNo.
21だ。この他、RRとABSのポルシェも雨では強さを見せる。マシン格差がほとんど
ないGT300クラスは、ちょっとした状況変化で優位が変わってくる。GTCファンなら
この微妙な差を、是非見抜いて欲しい。

                      Report by GTインサイドレポート班


☆'98AUTOBACS CUP GTC第3戦 ハイランドGT選手権レース(6/27,28)
予想エントリーリスト(6月22日現在)
[GT500] 19台
No. マシン              ドライバー                      エントラント   タイヤ
----------------------------------------------------------------------------
 2  ZEXELスカイライン          鈴木亜久里   影山正彦          NISMO            BS
 3  ユニシアジェックススカイライン     長谷見昌弘   田中哲也          ハセミ・モータースポーツ    BS
 5  5ZIGEN SUPRA         マーク・グーセン(B) 桧井保孝          TEAM 5ZIGEN      DL
 6  ESSO Tiger Supra     ピエール・ラファネル(F)   高木真一      INGING           BS
 8  FET SPORTS SUPRA     ワイン・ガードナー(AUS)  田中 実     TEAM POWER CRAFT BS
12  カルソニックスカイライン         星野一義     黒澤琢弥          TEAM IMPUL       BS
13  エンドレスアドバンGTR      木下みつひろ 藤村満男          ENDLESS SPORTS   YH
16  Castrol無限NSX       中子 修     道上 龍          Castrol無限      BS
18  TAKATA童夢無限NSX    金石勝智     山本勝巳          童夢レーシングチーム    BS
23  ペンズオイル・ニスモGTR      エリック・コマス(F)  影山正美          NISMO            BS
30  綜警 PORSCHE         山田洋二     岡田秀樹          TEAM TAKE ONE    BS
36  カストロール・トムス・スープラ   関谷正徳 ノルベルト・フォンタナ(RA) TOYOTA Castrol TEAM TOM'S DL
37  カストロール・トムス・スープラ   鈴木利男   ケルビン・バート(GB) TOYOTA Castrol TEAM TOM'S DL
38  FK/マッシモセルモスープラ      竹内浩典   野田英樹         TOYOTA TEAM CERUMO  BS
39  デンソーサードスープラGT     土屋圭市   谷川達也           TOYOTA TEAM SARD  YH
50  ARTAスカイライン           本山 哲   土屋武士   AUTOBACS RACING TEAM AGURI  BS
64  Mobil1 NSX           山西康司   トム・コロネル(NL)   Mobil1 NAKAJIMA RACING   BS
88  ウェディングディアブロGT1   和田 久   古谷直広            JLOC CORSA       DL
100 RAYBRIG NSX          高橋国光   飯田 章     チーム国光 with MOONCRAFT  BS

[GT300] 18台
No. マシン              ドライバー                      エントラント   タイヤ
----------------------------------------------------------------------------
 7  RE雨宮マツモトキヨシRX7     山路慎一   松本晴彦             RE雨宮レーシング    DL
 9  MTG大黒屋ぽるしぇ    日置恒文   羽根幸浩             TEAM大黒屋      DL
10  アビリティポルシェ993GT2    麻生英彦   石川 朗              アビリティ          DL
15  ザナヴィシルビア          近藤真彦   青木孝行             NISMO           YH
21  ダンロップ-BP-BMW       一ツ山康    加藤寛規          HITOTSUYAMA RACING DL
25  つちやMR2            鈴木恵一   舘 信吾   TEAM TAISAN Jr. WITHつちや  YH
44  アペックスDLモモコルセMR2     新田守男   水野昇太            アペックス           DL
51  コブラポルシェ            池谷勝則   伊東清彦            コブラレーシングチーム    YH
60  TOYOTA CAVALIER      佐藤久実   長島正興            KRAFT   DL
61  ライボン・トランピオ・FTO     中谷明彦   原 貴彦             チーム・ライボン・ラリーアート TY
70  外車の外国屋ダンロップポルシェ  石橋義三   パトリック・バン・スクート   TEAM GAIKOKUYA  DL
71  シグマテック911           星野 薫    城内政樹            シグマテックレーシングチーム  DL
72  オークラRX7          マーク・ポーター(NZ)  片山義美        オークラロータリーレーシング  DL
77  クスコスバルインプレッサ       小林且雄   玉井秀幸               クスコレーシング     YH
81  ダイシンシルビア           福山英朗   大八木信行             チームダイシン      DL
91  コーセー&バーディークラブMR2  松永雅博   藤原靖久            ファーストレーシングチーム   YH
910 ナインテンポルシェ           余郷 敦   小林正吾            910 RACING       DL
911 ナインテンPCJポルシェ        高橋規一   中島廣高            910 RACING       DL

●GTインサイドレポート班調べによるもので、公式の発表ではありません。
 エントリーは変更される可能性があります。


☆第3戦仙台チケット購入のご案内
 各種前売り券、好評発売中!!
 下記のプレイガイドまたは仙台ハイランドへ

【チケット料金】
■前売り券 ●大人:4,500円(2日間有効)
■前売ペアチケット:8,500円(2日間有効)
■当日券 ●予選日 大人:2,000円/中高生:1,000円/小人:700円/幼児 500円
     ●決勝日 大人:5,500円/中高生:2,500円/小人:700円/幼児:500円
■駐車料金 ●4輪:1,000円 ●2輪:300円(予選日無料)

【チケット発売所】
チケットぴあ(03-5237-9999)/チケットセゾン(03-5990-9999)/
CNプレイガイド(03-5802-9999)/ローソン、ファミリーマート、
セブンイレブン(以上、福島・宮城地区)/
サンクス、サークルK(青森・秋田・岩手地区)
*一部で取り扱っていないチケットもあります。

【お問い合わせ】
チケットインフォメーションダイアル
TEL:03-3409-2365/FAX:03-3409-2307(平日10:00-17:00)まで。


☆タイムスケジュール
 6月26日 練習走行
   GTフリー走行1回目  9:20~10:50
   GTフリー走行2回目 12:40~14:10
   GTフリー走行3回目 15:40~16:40
 6月27日 公式予選
   GT予選1回目    11:20~12:20
   F TOYOTA予選    12:50~13:10
   ミラージュ東北   13:40~13:55
   シビック東北    14:25~14:40
   GT予選2回目    15:20~16:20
 6月28日 決勝レース
   GTフリー走行     8:30~ 9:00
   ミラージュ東北決勝  9:25~10:00(12周)
   F TOYOTA決勝    10:25~11:00(15周)
   ピットウォーク   11:15~12:00
   シビック東北決勝  12:25~13:00(12周)
   GTウォームアップ  13:20~13:28
   GT決勝スタート   14:10~  63周(終了予定16:15)


☆テレビ放送
 7月4日(土)16:00~17:15
 テレビ東京系全国6局ネット
 テレビ東京/テレビ大阪/テレビ愛知/テレビ北海道/テレビせとうち/
 ティー・エックス・エヌ九州
*宮城テレビでも放送予定

以上
                       GTアソシエイション事務局
                        GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =
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Formula Nippon

FN:Fニッポン第4回公式走行会(1日目)結果

  6月24日、スポーツランドSUGOで行われたフォーミュラ・ニッポン公式
走行会は、前戦で優勝を飾った脇阪、金石のARTA勢が好調、1-2を占めた。
  午前のセッション1でトップタイムをマークした本山は、ギヤボックスを交換
して午後のセッションに臨んだがマシン不調で走行を断念。
  また、体調不良で参加を見合わせた山西に代わって、先のF3第5戦で初優勝
を飾った松田次生がルーキーテストを兼ねて走行。基準タイムをクリアした。

第4回公式走行会結果
P.-No.Name---------Team--------Time Session1-Session2-車両-------------------
 1 56 脇阪寿一     ARTA             1'11.622 1'10.334 ローラT97-51 /無限MF308
 2 55 金石勝智     ARTA             1'11.724 1'10.594 ローラT98-51 /無限MF308
 3 65 T.コロネル   PIAA NAKAJIMA    1'12.488 1'10.618 レイナード97D/無限MF308
 4 19 黒澤琢弥     MAZIORA IMPUL    1'12.007 1'10.661 ローラT98-51 /無限MF308
 5 11 野田英樹     COSMO OIL CERMO  1'11.583 1'10.812 ローラT98-51 /無限MF308
 6  8 本山  哲     LEMONed Le Mans  1'10.816 -------- レイナード97D/無限MF308
 7 12 飯田  章     COSMO OIL CERMO  1'11.694 1'10.987 ローラT96-52 /無限MF308
 8  7 N.フォンタナ LEMONed Le Mans  8'48.982 1'11.235 レイナード97D/無限MF308
 9  5 M.グーセン   5ZIGEN           1'12.141 1'11.274 レイナード97D/無限MF308
10  2 影山正美     SHIONOGI NOVA    1'11.806 1'11.280 ローラT97-51 /無限MF308
11 20 影山正彦     MAZIORA IMPUL    1'11.874 1'11.421 ローラT96-52 /無限MF308
12 14 道上  龍     JACCS MOONCRAFT  1'11.654 1'12.221 レイナード96D/無限MF308
13 17 近藤真彦     TMS              1'13.115 1'11.765 レイナード97D/無限MF308
14 18 立川祐路     TMS              1'12.798 1'11.789 レイナード97D/無限MF308
15 21 田中哲也     BE BRIDES        1'13.089 1'11.986 ローラT95-50 /無限MF308
16  6 脇阪薫一     5ZIGEN           1'12.439 1'12.388 レイナード96D/無限MF308
17  3 川本  篤     ASAHI KIKO       1'13.272 1'12.448 レイナード96D/無限MF308
18 62 柴原眞介     LEYJUN           1'13.520 1'12.645 レイナード96D/無限MF308
19 64 松田次生     PIAA NAKAJIMA    1'13.276 1'12.840 レイナード97D/無限MF308
20 22 石川  朗     BE BRIDES        1'14.836 1'13.812 レイナード97D/無限MF308
21 37 山田政夫     タカギB-1        1'19.699 1'21.707 ローラT94-50 /無限MF308
22  2 R.ファーマン SHIONOGI NOVA    1'32.361 1'35.553 Gフォース98-N/無限MF308
-----------------------------------------------------------------------------

  情報提供:日本レースプロモーション(JRP)

                              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)***

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'98JTCCドライバーズポイント表( 7/17戦)

                                                               (第7戦まで)

                   4/05  5/10     5/24     6/21     7/26     8/16    11/08
               富 富 富 茂 茂 菅 菅 菅 鈴 鈴 鈴 美 美 美 T T T 富 富 富 有
                                                                           効
               士 士 士 木 木 生 生 生 鹿 鹿 鹿 祢 祢 祢 I I I 士 士 士 P
Po-No-Driver--- Q- 1- 2- Q- 3- Q- 4- 5- Q- 6- 7- Q- 8- 9- Q-10-11- Q-16-17---
 1 37 関谷 正徳 9  3  9  9 18 10  9  7  4  6  9                            93
 2 39 竹内 浩典 7 10  5  4 12  9  8  8  9  7  7                            86
 3 38 立川 祐路 8  4  8  6 16  7  4  6  8  8 DNC                           75
 4 19 金石 勝智10  R 10  8  8  6  7 DNC 6  9  8                            71
 5 36 K.バート   5  5  7  7 10  8  6  9  7 DNCDNC                           64
 6 24 土屋 武士 6  9  6  5 14  4 DNC 3  5  5  5                            62
 7 25 土屋 圭市 3  8  3  2  6  2  5  4  1 DNC 6                            40
 8 68 R.デルフラー 2  7  R  3  4  5 DNC 5  2  4 DNC                           32
 9 11 谷川 達也 4  6  4  -  -  -  -  -  -  -  -                            14
10 11 中谷 明彦 -  -  -  -  -  3 DNCDNC 3 DNC 4                            10
11 66 松田 秀士 1  2  2  -  -  -  -  -  -  -  -                             5
12 66 S.マルティノ  -  -  -  1  2  1 DNSDNS -  -  -                             4
*****************************************************************************
* Q=予選  R=リタイア  DNC=完走せず  DNS=出走せず  DQ=失格
* 各レース、各予選で、出走台数と同数のポイントを上位から配点(DNS,DNC,DQ,
  リタイア車を除く)
* 1レースの大会は、レースポイントが通常の2倍
* 全7大会のうちベスト5大会まで(全大会の70%,小数点以下四捨五入)の有
  効ポイント制
* ( )内は有効ポイト外
* 第 12/13 仙台、第 14/15 十勝は、開催中止
 
 
                                       ///// PDD01523 伊東  昭雄 /////
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JTCC SUZUKA:JTCC第7戦決勝ラップチャート

1998年全日本ツーリングカー選手権シリーズ第4大会・第6戦&第7戦    98-06-21
JTCC SUZUKA SUPER TOURING       WEATHER :  Rain      
JTCC                                                 COURCE  :  Wet       
第7戦Lap Chart                                          鈴鹿サーキット東コース

Laps St    1    2    3    4    5    6    7    8    9   10   11   12   13   14 
------------------------------------------------------------------------------
 1  68:   68   39   39   39   39   37   37   37   37   37   37   37   37   37  
 2  24:   39   68   37   37   37   39   39   36   36   36   36   36   36   36. 
 3  37:   24   24   68   24   36   36   36   39   39   39   39   39   39   39  
 4  39:   37   37   24   36   24   24   24   24   38   38   38   19   19   19  
 5  38:   38   38   36   68   38   38   38   38   19   19   19   38   38   38  
 6  19:   36   36   38   38   19   19   19   19   24   24   24   24   24   24  
 7  36:   19   19   19   19   68   68.  25   25   25   25   25   25   25   25  
 8  25:   11   25   25   25   25   25   11   11   11   11   11   11   11   11 
 9  11:   25   11   11   11   11   11                  

  15   16   17   18   19   20   21   22   23   24   25   26   27   28   29   30 
 
-----------------------------------------ー-------------------------------------
  37   37   37   37   37   37   37   37   37   37   37   37   37   37   37   37 
 
  39   39   39   39   39   19   19   19   19   19   19   19   19   19   19   19 
 
  19   19   19   19   19   39   39   39   39   39   39   39   39   39   39   39 
 
  38   38   38   24   24   24   24   24   24   24   24   24   24   24   24   24 
 
  24   24   24   38p  25   25   25   25   25   25   25   25   25   25   25   25 
 
  25   25   25   25   11   11   11   11   11   11   11   11   11   11   11   11 
 
  11   11   11   11   38   38   38   38   38p  38   38   38   38p  38   38   38 
 

 31   32   33   34   35   36   37   38   39   40   41 
-------------------------------------------------------
 37   37   37   37   37   37   37   37   37   37   37. 
 19   19   19   19   19   19   19   19   19   19   19. 
 39   39   39   39   39   39   39   39   39   39   39. 
 24   24   24   24   24   24   24   24   24.  25.  
 25   25   25   25   25   25   25   25   25    
 11   11   11   11   11   11   11   11.    
 38   38   38   38.        
 8  25: 
 9  11:                     
                           提供:鈴鹿サーキットランド
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JTCC SUZUKA:JTCC第7戦決勝

1998年全日本ツーリングカー選手権シリーズ第4大会・第6戦&第7戦     98-06-21
JTCC SUZUKA SUPER TOURING     WEATHER  : Rain
JTCC                      第7戦 正式決勝結果表   COURSE   : Wet
                                                       鈴鹿サーキット東コース
Pos. No. Driver       Type         Lap      Total      Delay         Team/Car
-----------------------------------------------------------------------------
  1  37 関谷 正徳    トヨタ・チェイサー     41  41'14.179 133.85Km/h   ESSO TOM'Sチェイサー
  2  19 金石 勝智    トヨタ・コロナ エクシヴ 41  41'32.993     18.814   ウエッズスポーツエクシヴ
  3  39 竹内 浩典    トヨタ・チェイサー     41  41'54.535     40.356     デンソーセルモチェイサー
  4  25 土屋 圭市    トヨタ・チェイサー     40  41'51.978       1Lap        ADVANチェイサー
  5  24 土屋 武士    トヨタ・コロナ エクシヴ 39  40'00.893      2Laps        ADVANエクシヴ
  6  11 中谷 明彦    トヨタ・コロナ エクシヴ 38  41'51.775      3Laps   TRAMPIOZippoEXi
以上 規定周回数完走:
     38 立川 祐路    トヨタ・チェイサー     34  41'54.997      7Laps     デンソーセルモチェイサー
     36 ケルヴィン・バート  トヨタ・チェイサー     14  14'00.215     27Laps  ZENT  TOM'Sチェイサー
     68 ルベン・デルフラー  トヨタ・コロナ エクシヴ  6   6'16.424     35Laps       DoCoMo Exiv

開始時刻: 15:12'35
終了時刻: 15:53'49

Fastest Lap
No.36  ケルヴィン・バート ZENT  TOM’Sチェイサー  58.300   14/14  138.54Km/h

規定周回数 36

                         提供:鈴鹿サーキットランド
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JTCC Rd7 決勝レポート

 午後3時過ぎ、相変わらずの空模様で好転の気配はなく、雨が降りしきる。 
 第7戦の決勝レースも、ウエットコンディションでのスタートとなった。
 
 第7戦は、第6戦の結果をもとに、完走6台の最後尾、#68R.デルフラーがポ
ールポジションとなるリバースグリッドで各車グリッドにつく。
 #24土屋武士、#37関谷正徳、#39竹内浩典、#38立川祐路、#19金石勝智、
 #36K.バート、#25土屋圭市、#11中谷明彦の順のグリッドとなる。

 スタートは、#24土屋武士が先行するが、S字では#68デルフラーがトップに。
1周目は、#68デルフラー、#39竹内、#24土屋武士、#37関谷、#38立川、#36バ
ートのオーダー。
 2周目には、逆バンクで#39竹内がトップに立つ。以下、#68デルフラー、#24
土屋武士、#37関谷の順
 3周目、#37関谷は3位に上がり、さらに#68デルフラーの背後に迫る。
 4周目、#37関谷は2位に浮上。トップ#38竹内まで1.3秒差。#36バートも4
位まで浮上。
 5周目、#36バートは#24土屋武士をかわして3位へ。
 6周目、S字でとうとう#37関谷は#38竹内をかわしトップに。
 #68デルフラーはグラベルストップでレースを終える。
 8周目、#38竹内をかわした#36バートは、次第にトップ#37関谷との差を
少しずつつめていく。
 14周目、トップの#37関谷との差を5.9秒差まで追い上げた#36バートは、15周
目の2コーナーでスピンしコースアウト! ここでレースを終える。
 18周目、5位走行の#38立川がピットイン。右フロントタイヤを交換。ホイー
ルナットのゆるみが原因のようだ。
  20周目、1コーナーのアウト側から#19金石は#39竹内をパス。
 
  30周目の順位は、#37関谷がトップ。28秒差で#19金石、さらに10秒差で#39竹
内、4位は#24土屋武士で4台が同一周回。

 39周目、4位走行の#24土屋武士がグラベルでマシンを止める。

  41周のレースは、雨の中安定した速さで#37関谷が優勝を飾った。

-----------------------------------------------------------------------
暫定結果

#37 関谷正徳 ESSO TOM'S チェイサー    41'14.179
#19 金石勝智  ウエッズスポーツエクシヴ     18.814
#39 竹内浩典  デンソーセルモチェイサー      40.356
#25 土屋圭市  ADVAN  チェイサー              1Lap 
#24 土屋武士  ADVAN エクシヴ                2Laps
#11 中谷明彦  TRAMPIO Zippo Exiv             3Laps
#38 立川祐路  デンソーセルモチェイサー       7Laps
#36 K.BURT    ZENT TOM'S チェイサー         27Laps
#68 R.DERFLER DoCoMo Exiv                   35Laps

FL:#36 K.BURT 58.300(L14)


(正式結果は後ほど掲載される予定です)

***JCG00146  竹下 恵一郎//KEIICHIRO TAKESHITA***

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JTCC SUZUKA:JTCC第6戦決勝

1998年全日本ツーリングカー選手権シリーズ第4大会・第6戦&第7戦        98-06-21
JTCC SUZUKA SUPER TOURING        WEATHER  : Rain
JTCC                      第6戦 正式決勝結果表      COURSE   : Wet
                                                         鈴鹿サーキット東コース
Pos. No. Driver       Type           Lap      Total      Delay         Team/Car
-------------------------------------------------------------------------------
  1  19 金石 勝智     トヨタ・コロナ エクシヴ   41  41'40.522 132.44Km/h  ウエッズスポーツエクシヴ
  2  38 立川 祐路     トヨタ・チェイサー       41  41'56.640     16.118    デンソーセルモチェイサー
  3  39 竹内 浩典     トヨタ・チェイサー       41  42'01.491     20.969    デンソーセルモチェイサー
  4  37 関谷 正徳     トヨタ・チェイサー       41  42'03.052     22.530  ESSO TOM'Sチェイサー
  5  24 土屋 武士     トヨタ・コロナ エクシヴ   41  42'30.784     50.262       ADVANエクシヴ
  6  68 ルベン・デルフラー   トヨタ・コロナ エクシヴ   41  42'36.734     56.212      DoCoMo Exiv
以上 規定周回数完走:
     36 ケルヴィン・バート   トヨタ・チェイサー       26  25'44.689     15Laps ZENT  TOM'Sチェイサー
     25 土屋 圭市     トヨタ・チェイサー       26  26'48.970     15Laps       ADVANチェイサー
     11 中谷 明彦     トヨタ・コロナ エクシヴ    5  11'18.186     36Laps  TRAMPIOZippoEXi

開始時刻: 12:12'07
終了時刻: 12:53'47

Fastest Lap
No. 37  関谷 正徳   ESSO TOM’Sチェイサー   57.315   3/41   140.92Km/h

規定周回数 36

                            提供:鈴鹿サーキットランド
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JTCC SUZUKA:JTCC第6戦決勝ラップチヤート

1998年全日本ツーリングカー選手権シリーズ第4大会・第6戦&第7戦      98-06-21
JTCC SUZUKA SUPER TOURING      WEATHER :  Rain      
JTCC                                                COURCE  :  Wet       
第6戦                                                  鈴鹿サーキット東コース
 Lap Chart

Laps St    1    2    3    4    5    6    7    8    9   10   11   12   13   14 
------------------------------------------------------------------------------
 1  39:   39   39   39   19   19   19   19   19   19   19   19   19   19   19  
 2  38:   38   19   19   39   39   39   39   39   39   39   36   36   36   36  
 3  36:   19   38   38   38   38   38   38   38   38   36   39   39   39   39  
 4  19:   24   24   24   24   36   36   36   36   36   38   38   38   38   38  
 5  24:   11   11   36   36   24   24   24   24   24   24   24   24   24   24  
 6  37:   25   25   68   68   68   68   68   68   68   68   68   68   68   68  
 7  11:   68   68   25   25   25   25   25   25   25   25   25   25   25   25  
 8  68:   36   36   11p  37   37   37   37   37   37   37   37   37   37   37  
 9  25:   37   37   37   11   11p                  

  15   16   17   18   19   20   21   22  23   24   25   26   27   28   29   30  
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  19   19   19   19   19   19   19   19  19   19   19   19   19   19   19   19  
  36   36   36   36   36   36   36   36  36   36   36   36.  39   39   39   39  
  39   39   39   39   39   39   39   39  39   39   39   39   38   38   38   38  
  38   38   38   38   38   38   38   38  38   38   38   38   37   37   37   37  
  24   24   24   24   37   37   37   37  37   37   37   37   24   24   24   24  
  68   68   37   37   24   24   24   24  24   24   24   24   68   68   68   68  
  25   37   68   68   68   68   68   68  68   68   68   68                 
  37   25   25   25   25   25   25   25  25   25   25   25.                
                                                           

 31   32   33   34   35   36   37   38   39   40   41 
------------------------------------------------------------------
 19   19   19   19   19   19   19   19   19   19   19. 
 39   39   38   38   38   38   38   38   38   38   38. 
 38   38   39   39   39   39   39   39   39   39   39. 
 37   37   37   37   37   37   37   37   37   37   37. 
 24   24   24   24   24   24   24   24   24   24   24. 
 68   68   68   68   68   68   68   68   68   68   68. 

                           提供:鈴鹿サーキットランド
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Japan Touring Car Championship

JTCC Rd6 決勝レポート


 朝のフリー走行の途中から、予報より早く雨が降り出した鈴鹿。ここでも、
#39竹内浩典が52.933のベストタイムをマーク。
 2番手には、#37関谷正徳が53.445でつけた。3番手は、#36ケルヴィン・バ
ートが53.564のタイムでつけた。


 決勝レースは、ウエットコンディションで、フリー走行を挟み予定より遅れ
てのスタートとなった。各車ライトオンでグリッドにつく。
 ポールポジションから#39竹内がスタートを切るが、2番手の#38立川は出遅
れ、#36バートが好スタートを見せた。3位争いは、#38立川と#37関谷のサイド
byサイドの戦いになるが、S字で2台は接触し、#37関谷がスピンし、大きく遅
れる。#36バートもダンロップコーナーでスピンし、遅れる。
 1周目は、#39竹内、#38立川、#19金石、#24土屋武士、#11中谷明彦、#25土
屋圭市、#68ルベン・デルフラーのオーダー。
 2周目には#19金石が1コーナーで#38立川をとらえ、2位に浮上。 
 3周目には、トップ#39竹内の背後に迫り、4周目には1コーナーで#19金石
がトップに立つ。3周目の逆バンクで#11中谷がコースアウトし、ピットイン。
 #36バートは後方から追い上げ、12周目には#39竹内をとらえ、2位まで挽回。
  #37関谷も、後方から着実にポジションを上げてきていた。19周目には、#24
土屋武士をかわし、5位までポジションを上げた。

 トップ#19金石に0.4秒差に26周目に迫った#36バートだったが、27周目の逆バ
ンクでコースアウト。さらに、ほぼ同じタイミングで、1コーナーで#25土屋圭
市もグラベルにマシンを止めた。これにより、コース上に残るのは6台のマシン
となってしまった。
 雨の降り方もひどくなる一方で、トップ#19金石もペースダウン。2番手には
#39竹内、3番手には立川、4番手には関谷というオーダーになる。
 33周目、2番手には#39立川が浮上。#39竹内はペースが上がらない。
 終盤、#37関谷が追い上げるが、#39竹内には届かず。

 #19金石が今季2勝目をあげた。
 #38立川、#39竹内とセルモの2台が表彰台に上がった。
-----------------------------------------------------------------------
暫定結果

#19 金石勝智  ウエッズスポーツエクシヴ 41'40.522
#38 立川祐路  デンソーセルモチェイサー    16.118
#39 竹内浩典  デンソーセルモチェイサー    20.962
#37 関谷正徳 ESSO TOM'S チェイサー       22.530
#24 土屋武士  ADVAN エクシヴ             50.262
#68 R.DERFLER DoCoMo Exiv                 56.212

#36 K.BURT    ZENT TOM'S チェイサー       15Laps
#25 土屋圭市  ADVAN  チェイサー           15Laps
#11 中谷明彦  TRAMPIO Zippo Exiv          35Laps

FL:#37 関谷正徳 57.315(L3)

(正式結果は後ほど掲載される予定です)

***JCG00146  竹下 恵一郎//KEIICHIRO TAKESHITA***

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JTCC SUZUKA:JTCCフリー走行

1998年全日本ツーリングカー選手権シリーズ第4大会              98-06-21
JTCC SUZUKA SUPER TOURING   WEATHER  : Cloudy/Rain
JTCC                      フリー走行結果表       COURSE   : Dry/Wet
                                                     鈴鹿サーキット東コース
Pos. No. Driver     Type          Time   Delay       Lap           Team/Car
---------------------------------------------------------------------------
  1  39 竹内 浩典   トヨタ・チェイサー     52.933 152.59Km/h  4/22     デンソーセルモチェイサー
  2  37 関谷 正徳   トヨタ・チェイサー     53.445      0.512  3/28   ESSO TOM'Sチェイサー
  3  36 ケルヴィン・バート トヨタ・チェイサー     53.564      0.631  3/23  ZENT  TOM'Sチェイサー
  4  19 金石 勝智   トヨタ・コロナ エクシヴ 53.742      0.809  4/31   ウエッズスポーツエクシヴ
  5  68 ルベン・デルフラー トヨタ・コロナ エクシヴ 53.897      0.964  3/11       DoCoMo Exiv
  6  38 立川 祐路   トヨタ・チェイサー     53.900      0.967  4/25     デンソーセルモチェイサー
  7  24 土屋 武士   トヨタ・コロナ エクシヴ 54.240      1.307  3/15        ADVANエクシヴ
  8  11 中谷 明彦   トヨタ・コロナ エクシヴ 54.265      1.332  3/ 5   TRAMPIOZippoEXi
  9  25 土屋 圭市   トヨタ・チェイサー     54.796      1.863  2/17        ADVANチェイサー

開始時刻: 08:30'00

                        提供:鈴鹿サーキットランド
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JTCC SUZUKA:JTCC総合予選

1998年全日本ツーリングカー選手権シリーズ第4大会                  98-06-20
JTCC SUZUKA SUPER TOURING       WEATHER  : Fine
JTCC                      正式総合予選結果表         COURSE   : Dry
                                                         鈴鹿サーキット東コース
Pos. No. Driver       Type       Best Time     1st        2nd          Team/Car
-------------------------------------------------------------------------------
 1  39 竹内 浩典   トヨタ・チェイサー      52.352   ・ 52.352     58.050    デンソーセルモチェイサー
 2  38 立川 祐路   トヨタ・チェイサー      52.842   ・ 52.842   1'09.689    デンソーセルモチェイサー
 3  36 ケルヴィン・バート トヨタ・チェイサー      53.019   ・ 53.019     53.951 ZENT  TOM'Sチェイサー
 4  19 金石 勝智   トヨタ・コロナ エクシブ  53.136   ・ 53.136     53.817  ウエッズスポーツエクシヴ
 5  24 土屋 武士   トヨタ・コロナ エクシフヴ 53.570   ・ 53.570     57.784       ADVANエクシヴ
 6  37 関谷 正徳   トヨタ・チェイサー      53.594   ・ 53.594     54.107  ESSO TOM'Sチェイサー
 7  11 中谷 明彦   トヨタ・コロナ エクシヴ  53.649   ・ 53.649     53.692  TRAMPIOZippoEXi
 8  68 ルベン・デルフラー トヨタ・コロナ エクシヴ  54.128   ・ 54.128     54.929      DoCoMo Exiv
 9  25 土屋 圭市   トヨタ・チェイサー      54.567    出走せず ・  54.567       ADVANチェイサー
以上 予選通過車両:


予選通過基準タイム ( 総合 110 % )   58.011

                           提供:鈴鹿サーキットランド
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Japan Touring Car Championship

JTCC SUZUKA:JTCC公式予選2回目

1998年全日本ツーリングカー選手権シリーズ第4大会                  98-06-20
JTCC SUZUKA SUPER TOURING       WEATHER  : Fine
JTCC                      公式予選 2回目結果表      COURSE   : Dry
                                                         鈴鹿サーキット東コース
Pos. No. Driver      Type               Time      Delay    Lap         Team/Car
-------------------------------------------------------------------------------
  1  11 中谷 明彦    トヨタ・コロナ エクシヴ    53.692 150.43Km/h   5/ 8  TRAMPIOZippoEXi
  2  19 金石 勝智    トヨタ・コロナ エクシブ    53.817      0.125   8/ 9  ウエッズスポーツエクシヴ
  3  36 ケルヴィン・バート  トヨタ・チェイサー        53.951      0.259   4/ 5 ZENT  TOM'Sチェイサー
  4  37 関谷 正徳    トヨタ・チェイサー        54.107      0.415   5/ 7  ESSO TOM'Sチェイサー
  5  25 土屋 圭市    トヨタ・チェイサー        54.567      0.875   9/15       ADVANチェイサー
  6  68 ルベン・デルフラー  トヨタ・コロナ エクシヴ    54.929      1.237   2/ 4      DoCoMo Exiv
  7  24 土屋 武士    トヨタ・コロナ エクシフヴ   57.784      4.092   4/ 4       ADVANエクシヴ
  8  39 竹内 浩典    トヨタ・チェイサー        58.050      4.358   5/ 7    デンソーセルモチェイサー
  9  38 立川 祐路    トヨタ・チェイサー      1'09.689     15.997   2/ 3    デンソーセルモチェイサー

開始時刻: 14:20'00

予選通過基準タイム ( 110 % )    59.202

                                                     提供:鈴鹿サーキットランド
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Formula Nippon

FN:6/24-25第4回公式走行会開催(SUGO)

  '98フォーミュラニッポン公式走行会が下記のとおりスポーツランドSUGO
で行われる。レギュラーチーム&メンバーは殆ど顔を揃えるが、PIAA NAKAJIMA
の#64(山西)が「調整中」となっているのが気になるところだ。

  当日は、入園料(大人850円、中高生550円、幼児~小学生250円)
で見ることができます。
  ただし、パドックに入るには、保険料として別途1人1000円が必要。

  日  時:6月24日(水)  10:00~12:00
                            14:00~16:00
          6月25日(木)  10:00~12:00
                            14:00~16:00

  場  所:スポーツランドSUGO


第4回公式走行会参加予定リスト

チーム              車番  ドライバー      車両
---------------------------------------------------------------------
SHIONOGI NOVA          1  影山正美        ローラT97-51 /無限MF308
                       2  R.ファーマン    Gフォース98-N/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
ASAHI KIKO             3  川本  篤        レイナード96D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
5ZIGEN                 5  M.グーセン      レイナード97D/無限MF308
                       6  脇阪薫一        レイナード96D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
LEMONed Le Mans        7  N.フォンタナ    レイナード97D/無限MF308
Team Le Mans           8  本山  哲        レイナード97D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
コスモオイルセルモ    11  野田英樹        ローラT98-51 /無限MF308
                      12  飯田  章        ローラT96-52 /無限MF308
---------------------------------------------------------------------
JACCS MOONCRAFT       14  道上  龍        レイナード96D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
TMS                   17  近藤真彦        レイナード97D/無限MF308
                      18  立川祐路        レイナード97D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
MAZIORA IMPUL         19  黒澤琢弥        ローラT98-51 /無限MF308
                      20  影山正彦        ローラT96-52 /無限MF308
---------------------------------------------------------------------
BE BRIDES             21  田中哲也        ローラT95-50 /無限MF308
                      22  石川  朗        レイナード94D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
タカギB-1             37  山田政夫        ローラT95-50 /無限MF308
---------------------------------------------------------------------
ARTA                  55  金石勝智        ローラT98-51 /無限MF308
                      56  脇阪寿一        ローラT97-51 /無限MF308
---------------------------------------------------------------------
LEYJUN                62  柴原眞介        レイナード96D/無限MF308
                      63  OSAMU/古市  洋  レイナード95D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------
PIAA NAKAJIMA         64  (調整中)        レイナード97D/無限MF308
                      65  T.コロネル      レイナード97D/無限MF308
---------------------------------------------------------------------

#15 鈴木利男(MIRAI)、#35惣田季靖(KYOETSU STELLAR)、#36 玉中哲二(タカギB-1)
は不参加。

                     
  情報提供:日本レースプロモーション(JRP)

                              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)***

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JTCC 鈴鹿予選2回目レポート

 燃圧トラブルから午前中は走れなかった#25土屋圭市の走りに期待がかかった
が、気温も上昇し、路面温度は52度まで上昇した午後のセッションでの、タイム
アップは望めそうもない。
 今回からニューマシンを投入した、#68デルフラーがまずは、54.929を出す。
 暫定ポールの#39竹内もコースインするが、58.050までしかタイムは出ない。

 #25土屋圭市も54.567を9周目にマークするが、ポジションは最下位。
 
 残り7分、#11中谷も53.692と午後ではベストのタイムをマークするが、AM
の#37関谷のタイムには届かず。
 #36ケルヴィン・バートもアタックをかけるが、53.951にとどまった。#37関谷
も54.107をマークするにとどまる。

 デンソーセルモチェイサーの1、2グリッドで決勝を迎えることになった。


(予選2回目、総合・暫定結果/左がAM、右がPMのタイム)
----------------------------------------------------------------
#39  竹内浩典                 52.352       58.050
#38  立川祐路                 52.842     1'09.689
#36  ケルヴィン・バート       53.019       53.951
#19  金石勝智                 53.136       53.817
#24  土屋武士                 53.570       57.784
#37 関谷正徳                53.594       54.107
#11  中谷明彦                 53.649       53.692
#68  ルベン・デルフラー       54.128       54.929
#25  土屋圭市                              54.567
----------------------------------------------------------------

(正式結果は後ほど掲載される予定です)

***JCG00146  竹下 恵一郎//KEIICHIRO TAKESHITA***
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Japan Touring Car Championship

JTCC SUZUKA:JTCC公式予選1回目

998年全日本ツーリングカー選手権シリーズ第4大会                 98-06-20
JTCC SUZUKA SUPER TOURING     WEATHER  : Fine
JTCC                   公式予選 1回目結果表       COURSE   : Dry
                                                       鈴鹿サーキット東コース

Pos. No. Driver     Type            Time   Delay       Lap             Team
-----------------------------------------------------------------------------
  1  39 竹内 浩典   トヨタ・チェイサー       52.352 154.28Km/h   6/ 7    デンソーセルモチェイサー
  2  38 立川 祐路   トヨタ・チェイサー       52.842      0.490   2/ 4    デンソーセルモチェイサー
  3  36 ケルヴィン・バート トヨタ・チェイサー       53.019      0.667  10/10 ZENT  TOM'Sチェイサー
  4  19 金石 勝智   トヨタ・コロナ エクシブ   53.136      0.784   6/ 7  ウエッズスポーツエクシヴ
  5  24 土屋 武士   トヨタ・コロナ エクシフヴ  53.570      1.218   5/ 6       ADVANエクシヴ
  6  37 関谷 正徳   トヨタ・チェイサー       53.594      1.242   6/12  ESSO TOM'Sチェイサー
  7  11 中谷 明彦   トヨタ・コロナ エクシヴ   53.649      1.297   6/ 7  TRAMPIOZippoEXi
  8  68 ルベン・デルフラー トヨタ・コロナ エクシヴ   54.128      1.776   6/ 8      DoCoMo Exiv
     25 土屋 圭市   トヨタ・チェイサー       出走せず                       ADVANチェイサー

開始時刻: 10:30'00

                                提供:鈴鹿サーキットランド
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Japan Touring Car Championship

JTCC Rd6-7 予選1回目レポート


 鈴鹿の東ショートコース2.24363kmで開催されることとなったJTCC第4大会。
 前夜の雨も上がり、予選1回目はドライコンディションで午前10時30分から、
#66シムスインプレッサが参加を取り消したため、9台で行われた。
 まず#39竹内浩典が、コースイン。56秒591でスタート。#25土屋圭市は、コー
スインしてすぐのS字コーナーでスピンしマシンがストップ。
 4周目に55秒149のベストタイムを出したのは、#19金石勝智

 10分経過の段階では、
#19 金石勝智              55.149
#39  竹内浩典              56.591
#11  中谷明彦              56.686
#68  ルベン・デルフラー    58.407
#36  ケルヴィン・バート  1'10.943

 残り12分となった段階で、#37関谷がアタックをかけ、53.594と一気にトップ
タイムを更新する。
 続いて、アタックしたのは#36バートで、4周目に53.542と逆転。
 残り10分をきって、にわかにピットはあわただしくなった。
 動き出したのはセルモだった。#39竹内がまずは52秒台に突入。52.352を6周
目にマークしてトップタイムを出す。#38立川祐路も動き、最後にアタックをか
ける。残り4分で、52.842と一発のアタックで2番手のタイムを出す。
  残り3分、#19金石も53.136と3番手に浮上する。
 終了間際、#36バートが53.069と3番手に上がる。最後に53.019を出すが、3
番手は変わらず。

(予選1回目、暫定結果)
----------------------------------------------------------------
#39  竹内浩典                 52.352 
#38  立川祐路                 52.842 
#36  ケルヴィン・バート       53.019 
#19  金石勝智                 53.136 
#24  土屋武士                 53.570 
#37 関谷正徳                53.594 
#11  中谷明彦                 53.649
#68  ルベン・デルフラー       54.128
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 2回目の予選は、14:20~の予定

(正式結果は後ほど掲載される予定です)

***JCG00146  竹下 恵一郎//KEIICHIRO TAKESHITA***
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Japanese F3

全日本F3選手権レースレポート


●レース名: 1998年全日本F3選手権第5戦ツインリンクもてぎ
●サーキット:ツインリンクもてぎ/4.801379km×20Laps=96.02758km
●開催日:  6月13日~14日
●天候:   13日(予選日)/曇り~雨 観客  8000人
       14日(決勝日)/雨    観客2万4000人

#64 松田次生選手予選10位から大逆転、
			     参戦4戦目にして全日本F3初優勝!!!

 
 SRS-Fを修了、そのスカラシップのチャンスを見事につかみ、全日本F3選手
権に参戦を続けている松田次生選手(18歳)。中嶋悟率いる「NAKAJIMA 
HONDA」のマネージメントの下、ここまで参戦した全てのレースで完走、6位以
内への入賞を果たしてポイント獲得を続け、初の4輪レースへのシーズン参戦ながら
も健闘を見せて注目を集め始めている。しかしこれまでのところ5~6位への入賞と
いうことで、さらなる上位入賞の期待が高まる中、全日本F3選手権第5戦の戦いの
火ぶたが切って落とされた。舞台は昨年オープンしたばかりのツインリンクもてぎ
(ロードコース)。タイトコーナーと高速コーナーがちりばめられたレイアウトは、
ブレーキングサーキットとも呼ばれるほどブレーキに負担の掛かるコース設定で、か
なりオーバーテイクの難しいサーキットであることから、予選から各チームともに上
位を狙う激しい争いが展開された。
 予選日となった13日(土)は、朝から曇りがちの天候で、いつ雨が降り出しても
おかしくない状況。前日の金曜日の最終セッションでは10番手あたりであった松田
選手だが、フォーミュラ・ニッポンの予選セッション後の予選ということで、コンデ
ィションの変化を予想しマシンに調整をした上で午後2時30分からの公式予選に挑
んだ。
 しかし、予選セッションの開始直前あたりからポツリ、ポツリとついに雨が降り出
した。チームでは路面がウエットとなってしまう前にタイムを出すことを狙い、コー
スインは2番目という早さで松田選手をアタックに送り出した。しかし、タイヤが温
まるまでに数周を要したため、強まって行く雨とのかねあいもあり、ほとんどのマシ
ンが5~6ラップ程度しかできない中で松田選手のベストタイムは1分50秒014。
マシンがドライセッティングであったこともあり、どんどん濡れて行く路面とのマッ
チングがいまひとつということで、結局予選は10位となった。しかし、そのタイム
を記録した後の残り時間内で、そのウエットの状況では3~4番手ということで、雨
の感触はまずまず。
 予選結果は1位に#1ピーター・ダンブレック選手、予選2位に#77伊藤大輔選手、
予選3位に#2加藤寛規選手、予選4位に#7舘信吾選手、予選5位に#5高木真一選
手、予選6位に#4リスト・ビルタネン選手というオーダーとなった。
 決勝が行われる翌日の日曜も朝から雨模様。コンディションが変わったこともあり、
決勝レースに先駆けて10分間のフリー走行が行われることになったが、松田選手は
この間をマシンセッティングに費やし、ベストなセッティングを見つけるとともに、
ややミゾがすり減った〝浅ミゾ〟レインタイヤを選択して決勝に臨むこととなったが、
そのフリー走行のタイムは2分1秒600で2番手ということもあり、決勝での活躍
が期待された。
 グリッド上では雨が弱まり、ほとんど降っていない状況であったために、スリック
タイヤを履くマシンも見られるという、やや混乱した状況の中で午前11時50分に
スタートが切られた。10位からのスタートながらも、オープニングラップでの他車
のスピンもあり、1周目は8番手。しかし、そこから驚異的な追い上げが始まった。
 トップ集団が2分2秒前半から中盤あたりで周回しているという3周目、#64松
田選手のマークしたタイムはなんと2分1秒683。その周回で#6松浦佑亮選手を
かわして7位に上がると、次の4周目にはさらに2分1秒316へとタイムを上げて
6位を走行している#4ビルタネンの背後にピタリとつける。6周目にこれをパスし
てついにポイント圏内に突入した#64松田選手の勢いは衰えを知らず、なんと7周
目には下りの90°コーナー進入で#77伊藤選手のインを突いて5位に浮上。そして
続く8周目には#5高木選手をS字コーナーの進入でパスすると、これまでの最高位
となる4位をもぎ獲った。
 しかし、続く9周目には#7舘選手をヘアピンのアウトから並んで抜き、表彰台圏
内の3位を手に入れた#64松田選手は、その勢いのまま10周目にはなんと2位を
走行していた#2加藤選手に襲いかかり、これをヘアピン進入でインを突きしとめた。
そして#64松田選手の快進撃の前に、ついに残るはその時点で2秒前方を走る#1ダ
ンブレック選手ただひとりとなったが、ここまで3勝を記録、シリーズランキング首
位を行く#1ダンブレック選手は手強い存在となることが予想された。
 ところが、11周目に#64松田選手のたたき出したタイムは、なんと1分59秒
906! 2分1秒中盤が精一杯という状況だった#1ダンブレック選手にみるみる
追い付くと、その差はわずか1周で0.5秒に縮まった。続く12周目、#1ダンブレ
ック選手の背後にピタリと着けてS字を駆け上がって行くと、#64松田選手はあっ
さりとヘアピンの進入で#1ダンブレック選手のインを差してついにトップに。しか
し、#64松田選手はペースを緩めることなく、トップに立った13周目に1分59
秒807のファステストラップで一気に#1ダンブレック選手を突き離すと、その後
も他を圧倒するラップタイムを連発し、最終的には2位以下に10秒以上の大差をつ
けて20周を走りきり、ガッツポーズで見事全日本F3初優勝を記録。終わってみれ
ば、なんと9台をゴボウ抜きにしての圧倒的な勝利だった。
 ここまでの3戦、松田選手は参戦したレースすべてでポイントを獲得しており、そ
の安定感には定評があったが、初のウエットレースとなった今回はその安定感に加え
て、雨でのマシンコントロールのうまさをもアピール。状況を読み、チームの施した
ベストセッティングに支えられての勝利は、チーム、ドライバー双方のポテンシャル
が高い次元でうまく噛み合ったことの証明となったことだろう。次戦は松田選手にと
ってはホームコースともいうべき鈴鹿サーキット。SRS-Fで走り慣れた鈴鹿で、
松田選手はきっと再び素晴らしい活躍を見せてくれることだろう。
 なお、正式結果は優勝#64松田次生選手、2位#1ダンブレック選手、3位#5高
木真一選手、4位#2加藤寛規選手、5位#38平野功選手、6位#7舘信吾選手であ
った。


●チーム総監督 中嶋悟のコメント
「結果もさることながら、なによりも見ている人を引きつける最高のレース内容でし
た。抜き所の少ないサーキットで、ライバルたちを次々とパスしていく姿はすばらし
いの一言です。」

※次戦は、7月4日~5日三重県鈴鹿サーキットで開催されます。

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Formula Nippon

フォーミュラニッポンレースレポート

シリーズ名:全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
大会名:第4戦・ツインリンクもてぎ
距離: 4.850km×43周
予選:6月13日 曇りのち雨 ・観衆:    8000人(主催者発表)
決勝:6月14日 雨        ・観衆:2万4000人(  同  )

2番手グリッドからスタートのT・コロネル選手、4位入賞で3ポイントゲット
公式予選3番手で初のSS進出を果たした山西康司選手は惜しくもリタイア


 4月19日に三重県の鈴鹿サーキットで開幕した98年全日本選手権フォーミュラ・ニ
ッポン(略称:FN)は、5月17日に第2戦が山口県の美祢サーキットで開催され、
以後はF1GPと同様の2週間インターバルで第3戦・富士スピードウェイ(静岡
県)、そして今回の第4戦とハードスケジュールで転戦が続いてきた。今回の舞台は
栃木県のツインリンクもてぎ。昨年開設された新しいサーキットで、FNレースが開
催されるのも今回が2回目。各チームともにデータが少ないなかでの戦いを強いられ
ているが、我がPIAANAKAJIMA RACINGは、ここツインリンクもて
ぎで事前に行われた公式走行会でトップタイムをマークしており、まさに意気揚々と
サーキット入りした。
 今シーズンのFNは、公式予選が雨に見舞われるケースが多かったが“4度目の正
直”で今回はドライコンディションでのセッションとなった。ここまで雨でリズムを
狂わされることが多かった2人のドライバーも、久々のドライ・アタックを楽しんだ
ようで、今年がFNで2シーズン目となる山西康司選手が3番手、全日本F3チャン
ピオンのタイトルを手土産に今シーズンからFNにステップアップしてきたビッグ・
ルーキーのT・コロネル選手が5番手、で2人揃ってスペシャル・ステージ(SS)
に進出した。特に山西選手の走りは見事。ピットからの指示に応えての“ここ一発”
の速さは、まるで今シーズンからF1GPにステップアップしていった高木虎之介選
手を彷彿させるものがあった。
 しかしドライコンディションも束の間、公式予選終了後には雨が降り始めてしまい、
SSはウェットコンディションで行われることになってしまった。いつものように予
選6番手のドライバーから、1台ずつでタイムアタックしていくSSだが、今回のよ
うに雨に見舞われてしまうと、コンディションの良否が運・不運を左右することがあ
る。2番目にコースインしたコロネル選手は3ラップ目に1分49秒570 とベストラッ
プを更新したが、同じセッティングで臨んだ山西選手がアタックした時点ではコース
のウエットコンディションが幾分悪化していたようで、残念ながら1分51秒台に止ま
ってしまう。結局コロネル選手は2番手、山西選手は5番手から決勝レースにスター
トしていくことになったが、ほぼ思いどおりのドライビングが出来たことで2人のド
ライバーも一安心。日曜日は雨、という天気予報にも表情が曇ることはなかった。ド
ライバーだけでなく、エンジニアリングを支えるチームスタッフにとっても、ここま
で苦労してきたマシンの開発・熟成のメニューが間違ったものでないことも確認でき
たことで、安堵の表情が浮かんでいた。
 明けて日曜日は、予想どおり雨。朝一番のフリー走行で、マシンの最終セッティン
グを確認した2人のドライバーが、インターバルの間に、彼らを一層心強くさせるニ
ュースが伝わってきた。我がチームのメンテナンスで全日本F3選手権に参戦してい
る松田次生選手が、今回のサポートイベントとして開催されたシリーズ第5戦で、見
事初優勝を飾ったのだ。特に山西選手にしてみれば鈴鹿レーシング・スクール(SR
S-F)の後輩ということになり、大いに刺激になったことだろう。
 決勝レースも、やはり雨に見舞われてしまった。コロネル選手がフロントローから、
山西選手が3列目からと、ともに今シーズンのベストポジションからのスタートとな
り、さらに濡れた路面に慎重になりすぎたか、ポジションを幾分落としてコロネル選
手は5番手で、山西選手は7番手でオープニングラップを終えることになったが、そ
こから先のレース内容としてはクッキリと明暗を分けることになった。コロネル選手
は着実な走行を重ね、10周目には一旦6番手にポジションを後退させたものの3周後
には再び5番手に復帰した。なおも着実にラップを重ねていたコロネル選手は、レー
ス後半になってコースコンディションが少しずつ良くなっていったのに合わせるよう
に徐々にペースアップ。ラスト10ラップは毎周のように自己のベストラップを書き換
える猛チャージで、41周目には1分49秒512 という自己のベストラップをマークした
が、これはこの日のファステストラップからコンマ2秒差で2番手の速さ。トップ3
の誰よりも速いペースだった。あとわずか及ばず表彰台は逃したものの、堂々たる4
位入賞で、今シーズン2回目のポイントゲットを果たすことになった。一方、不運だ
ったのは山西選手。7番手と少しポジションを下げてオープニングラップを終えた直
後から追い上げを開始したが、雨足はまだまだ強く、路面のウェットコンディション
も酷かったようで、3周目の最終コーナーでスピンオフ。水分をたっぷりと含んだサ
ンドトラップに捕まった山西選手は残念ながらその場でリタイアとなってしまった。
彼にとっては残念無念な結果となったが、予選でのジャンプアップで好感触をつかん
だのは確か。後はリズムを整え直して次戦、シリーズ前半戦を締めくくる鈴鹿ラウン
ドでの好レースを期待したい。


■PIAA NAKAJIMA RACING総監督 中嶋悟のコメント
「山西選手は、公式予選で速さを見せてくれました。トム・コロネル選手は、粘り強
く走り、4位入賞を果たしてくれました。少しずつですが全体の歯車が噛み合ってき
ました。中盤戦、後半戦に向けしっかりとしたパフォーマンスを発揮できるよう最善
を尽くします。」

※次戦は、7月4日~5日三重県鈴鹿サーキットで開催されます。

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Formula Nippon

'98F_NIPPON ドライバーズポイント( 4/10戦

                                                    (第4戦まで)

     1998                   4   5   5   6   7   8   8   9  10  11
      Japan                 /   /   /   /   /   /   /   /   /   /
       Formula Nippon      19  17  31  14  05  02  30  20  18  29
        Championship       鈴  美  富  茂  富  美  富  鈴  富  鈴
         Drivers-point     鹿  祢  士  木  士  祢  士  鹿  士  鹿
Po -No ----Driver ------Rd.-1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10 ---総合P
 1  8     本山 哲           0  10  10   6                               26
 2 56     脇阪 寿一         0   6   0  10                               16
 3 55     金石 勝智         3   2   6   0                               11
 4 20     影山 正彦        10   0   0   0                               10
 5  1     影山 正美         6   0   0   4                               10
 6 14     道上 龍           0   4   3   0                                7
 7  7     N.フォンタナ     4   0   1   0                                5
 8 11     野田 英樹         2   0   2   1                                5
 9 19     黒澤 琢弥         0   0   4   0                                4
10  5     M.グーセン       1   3   0   0                                4
10 65     T.コロネル       0   1   0   3                                4
12 18     立川 祐路         -   -   0   2                                2
    3     川本 篤           0   0   0   0                                0
    2     R.ファーマン     0   0   0   0                                0
   21     田中 哲也         0   0   0   0                                0
   62     柴原 眞介         0   0   0   0                                0
   17     近藤 真彦         0   0   0   0                                0
    6     脇阪 薫一         0   0   0   0                                0
   64     山西 康司         0   0   0   0                                0
   36     玉中 哲二         0   0   0   0                                0
   37     山田 政夫         -   0   0   0                                0
   18     高橋 毅           0   0   -   -                                0
   63     OSAMU        0   -   -   0                                0
   63     大西 太一郎       -   0   0   -                                0
   12     飯田 章           -   -   0   0                                0
   22     石川  朗          -   -   0   0                                0
   35     惣田 季靖         0   -   -   -                                0
**************************************************************************
  * 1位から6位までに10-6-4-3-2-1のポイント
  * 全10戦総ポイント制
  * 予選通過基準タイム(110%)
 
 
                                        ///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
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Japanese F3

'98_JF3 ドライバーズポイント( 5/10戦)

                                                    (第5戦まで)

  1998                    3   4   5   5   6   7   8   8   9  10
   Japan                  /   /   /   /   /   /   /   /   /   /
    Formula 3            22  19  17  31  14   5   2  16   6   4
     Championship        鈴  筑  美  富  茂  鈴  菅  T  仙  鈴
      Drivers-point      鹿  波  祢  士  木  鹿  生  I  台  鹿
Po-No-Driver----------Rd -1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10-総合P-有効P
 1   1 P.ダンブレック    9   4   9   9   6                        37    37
 2   2 加藤 寛規          4   9   6   6   3                        28    28
 3   7 舘 信吾            3   6   4   2   1                        16    16
 4  64 松田 次生          2   -   1   1   9                        13    13
 5  77 伊藤 大輔          6   3   0   4   0                        13    13
 6   5 高木 真一          0   0   2   0   4                         6     6
 7  55 金石 年弘          0   0   3   0   0                         3     3
 7   4 R.ヴィルタネン    -   0   0   3   0                         3     3
 9   9 谷川 達也          0   2   0   0   0                         2     2
 9  38 平野 功            0   0   0   0   2                         2     2
 11  8 藤原 靖久          0   1   0   0   0                         1     1
 11 14 S.マルティノ      1   -   -   -   -                         1     1
    17 黒沢 治樹          0   0   0   0   0                         0     0
    33 井出 有司          0   0   0   0   0                         0     0
    51 清水 剛            0   0   0   0   0                         0     0
    15 歌川 拓            0   0   0   0   0                         0     0
    18 密山 祥吾          0   0   0   0   0                         0     0
    25 長島 正興          0   0   0   0   0                         0     0
    16 R.デルフラー      0   0   0   0  DNS                        0     0
    53 五味 康隆          0  DNS  0   0   0                         0     0
    66 関 昌之            0   -   -   0   0                         0     0
     6 松浦 佑亮          -   -   0   0   0                         0     0
    39 水谷 竜也          0   -   0   -   -                         0     0
    24 静間 大典          0   -   -   0   -                         0     0
    19 佐々木 孝太        0   -   -   -   -                         0     0
     6 佐藤 琢磨          0   -   -   -   -                         0     0
    24 佐藤 雅洋          0   -   -   -   -                         0     0
    24 山田 英雄          -   0   -   -   -                         0     0
    27 三沢 伸輔          -   -   0   -   -                         0     0
    24 蔵本 信之          -   -   0   -   -                         0     0
    39 徳田 照幸          -   -   -   0   -                         0     0
***************************************************************************
  * 1位から6位までに9-6-4-3-2-1のポイント
  * 全10戦中ベスト7戦(70%)有効ポイント制
 
 
                                        ///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
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Japanese F3

SKILL SPEED F3 REPORT 6/14

全日本F3選手権シリーズ 第5戦 決勝結果
ツインリンクもてぎ/6月14日(日)

雨のレースで失速。まさかの9位でフィニッシュ。

 予想どおり昨日の雨が今日になっても降り続き、決勝レース前のドライバーズ・
ブリーフィングにおいて、10分間の特別フリー走行が行なわれた。この時点で
雨は弱まり、数十分後の決勝レースでの路面状態がどうなるのか微妙な状況だっ
た。中にはギャンブルでスリックで行くドライバーもいた。フロントロウに並ぶ
我々にとっては、ギャンブルに出ることはなく、他の上位グループのチーム同様
レインタイヤで決勝に臨むことにした。
 前回のレースでスポットスポンサーしていただいたオイルメーカーのスピード
マスターが、決勝日の朝一番にサブスポンサーとして正式に決定。マシンには白
かったボディのエンジンカバー部に、赤いSPEED MASTERのイメージ
ロゴが貼られた。苦労を売り物にしているつもりは一切ないが、これまで様々な
方々と話し合ってきた効果が少しずつ現れてきたことを実感できる今日この頃だ
からこそ、このレースで一発決めたい、そんな気持ちを持って伊藤大輔をグリッ
ドへと送り込んだ。
 しかし、そんな思いとは裏腹に、いざシグナルがグリーンに変わったと同時に、
どん底のレースを展開することになってしまった。ここ4戦スタートでポジショ
ンアップを果たしてきた伊藤は、痛恨のスタートミス。1コーナーまでに5番手
までドロップしてしまう。それでもトップグループとの差はわずかで、抜きにく
いコースながら、どうポジションアップしていくか、注目された。まさに混戦模
様のままレースは進行していく。トップを行くダンブレック選手が2番手に2秒
近い差を付けたが、その後ろの2番手グループとの差をそれ以上広げることはで
きない。5番手を走る伊藤の2秒前には2番手を走る加藤選手がいるほどの接近
戦を展開しながら、レースは後半に入っていった。
 後半に入るとレース全体の流れが速くなってきた。しかし、伊藤のペースはまっ
たく上がらず、ずるずるとポジションを落として行ってしまった。結局伊藤は反
撃のチャンスすら与えられず、9位でチェッカーを受けることに。
 マシンの調子が悪いのか、エンジンの調子が悪いのか、それぞれの担当者はそ
の分野で気をもんだが、ガレージに肩を落として戻ってきた伊藤のコメントから
は、問題らしきものはなかった。ウエットレースでは、毎ラップコンディション
が異なっているものだ。ドライバーはその都度コンディションを読み、さらにそ
の中でライバルたちと戦わないといけない、とても大変な仕事であるのは充分知っ
ているつもりだが、それにしても余りにも情けないレース展開と言えた。残るは
あと5戦。もうひとつも落とせない。総合的に問題点を洗い出し、また1からや
り直すつもりで次のレースに臨みます。

伊藤大輔
「苦手意識はないのですが全然うまく乗りこなせないまま、レースが終わってし
まった。そんな自分が情けない。スポンサーやチームスタッフ、色々と協力して
いただいている方々に申し訳ない気持ちで一杯です。またゼロからやり直すつも
りで、次のレースは頑張ります」

百田義弘チーム監督
「クルマに問題があったのか、どうか心配でした。しかし、もしあったとしても、
モニターを見るかぎりドライバーとしてやらないといけないことがたくさんあっ
たはずです。私は私でマシンについて色々と確認し次のレースに向けて作戦を考
えていきますが、ドライバーも今日のレースを振り返り何が自分に必要だったの
か考えてほしい。彼も今は動揺しているでしょうから、ファクトリーに戻って色
々と話し合って対策を考えます」

深尾栄一チームマネージャー
「とても難しいコンディションでのレースでした。セットアップ的には、ダンブ
レック選手や加藤選手と方向性は同じだったはずです。ただマシンのポテンシャ
ルうんぬんよりも今日の展開だけを取るとむしろドライバーズ・レースだった。
そういった点においては大輔のウイークポイントが露呈してしまった感じです。
ただドライバーのせいだけにしているつもりはなく、もっと総合的に今回のレー
スを振り返り、個々の分野で次のレースに向けて仕事を進めていきます。来週に
はすぐにテストをして何が本当の原因だったのか探り、次のレースではもっとい
いレースができるよう頑張ります」


                          SKILL SPEED 深尾栄一

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Formula Nippon

FPON-Rd4:F・ニッポンもてぎレース結果

フォーミュラ・ニッポン第4戦 -RIJ- (1998-06-14) Provisional Race-Results
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.4 ツィンリンクもてぎ : 4.800km

 P No. Driver----------- Car------------------ Lap -GoalTime-- -km/h--
 1  56 脇阪 寿一     (J) Lola T97-51/Mugen      43 1:20'19.652 154.169
 2   8 本山   哲     (J) Reynard 97D/Mugen      43   -  10.977 153.818
 3   1 影山 正美     (J) Lola T97-51/Mugen      43   -  11.659 153.797
 4  65 T.コロネル   (NL) Reynard 97D/Mugen      43   -  15.133 153.686
 5  18 立川 祐路     (J) Reynard 97D/Mugen      43   -1'06.914 152.058
 6  11 野田 英樹     (J) Lola T98-51/Mugen      43   -1'07.449 152.041
 7   6 脇阪 薫一     (J) Reynard 96D/Mugen      43   -1'17.456 151.730
 8  20 影山 正彦     (J) Lola T96-52/Mugen      43   -1'20.294 151.642
 9 *14 道上   龍     (J) Reynard 96D/Mugen      43   -1'20.706 151.630
10  17 近藤 真彦     (J) Reynard 97D/Mugen      42   -   1Lap         
11  22 石川   朗     (J) Reynard 94D/Mugen      42   -   1Lap         
12 *62 柴原 眞介     (J) Reynard 95D/Mugen      41   -   2Laps        
13  36 玉中 哲二     (J) Lola T96-51/Mugen      40   -   3Laps        
14   2 R.ファーマン (GB) Lola T96-51/Mugen      38   -   5Laps        
--------------------------------- DNC --------------------------------
   * 7 N.フォンタナ (RA) Reynard 97D/Mugen      36   -   7Laps        
    55 金石 勝智     (J) Lola T98-51/Mugen      18   -  25Laps       
    12 飯田   章     (J) Lola T96-52/Mugen      17   -  26Laps       
    37 山田 政夫     (J) Lola T95-50/Mugen      16   -  27Laps       
     5 M.グーセンズ  (B) Reynard 97D/Mugen      12   -  31Laps       
    19 黒澤 琢弥     (J) Lola T98-52/Mugen      10   -  33Laps       
     3 川本   篤     (J) Reynard 96D/Mugen       7   -  36Laps       
    63 OSAMU    (J) Reynard 95D/Mugen       6   -  37Laps       
    64 山西 康司     (J) Reynard 97D/Mugen       2   -  41Laps       
    21 田中 哲也     (J) Lola T95-50/Mugen       1   -  42Laps       
**********************************************************************

* Fastest LapTime : 野田 英樹 (Lola T98/Mugen)  1'49.339 On 42/43 Lap

* #62 反則スタートにより10秒間のペナルティを課した
* #14 黄旗無視により10秒間のペナルティを課した
* # 7 黄旗無視により10秒間のペナルティを課した

               提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/もてぎ
          * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

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