
2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦決勝が5月5日(木・祝)に筑波サーキットで開催され、ポールポジションからスタートした田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)がスタートでトップに立つとそのままチェッカードフラッグまで明け渡すことなく優勝、スーパーFJでのキャリア初優勝を飾った。
例年子供の日に開催される「筑波サーキット・カーフェスティバル」のイベントとして行われるスーパーFJレース。普段のレースと違い子供向けのアトラクションやスーパーカーの展示イベントや走行会なども行われ筑波にしては多くの観客がやって来ている。
前戦同様に僅差の予選となり、僅かなミスが命取りになるレースに向けて18台のマシンがぎりぎりまで整備に余念がない中、予選10番手だった内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)は予選中にエンジントラブルが発生したため、3時間弱のインターバルの間にエンジンの換装を実施。コースイン直前まで作業は続き、エンジンカウルが装着されたのは5分前だった。
また、ポールポジションの田上を筆頭に4台が出場するZAP SPEED勢は左右のタイヤを予選とは入れ替えて装着していた。左右のタイヤの摩耗をなるべく均一にするためとの事だが、他のマシンでは見られなかった対策で、これが奉功するか注目された。






12時18分にフォーメーションラップ開始、18台全車がグリッドに戻るとレッドライトが消えてレースが始まった。
ポールポジションから田上がスムーズに発進したのに対して、2番手スタートの安田航(Fガレージ&Sウィンズ Sll)はスタートダッシュに失敗、さらにシフトミスをしたとの事で加速が鈍く、第1コーナー進入までに次々と抜かれて5番手にドロップ。田上の後ろはそれぞれひとつずつポジションを上げた白崎稜(ZAPスタッフリソースED)~稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)~岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)という順で第1コーナーをクリアする。
田上は2位に0.516秒の差をつけてオープニングラップを終了、以下白崎~稲葉~岩本~安田~下村剛司(SウインズKENS2ED)と続き8番手スタートだった宇高希(TAKEFIRST 10VED)が武者利仁(ゼンカイレーシング遊技闘速ED)をかわして7位にポジションアップ。
2周目以降、田上は白崎に対し0.769秒→0.816秒→0.957秒と僅かずつだが差を広げ、3位稲葉も白崎から0.5秒前後のギャップを詰めることができない。後方では宇高が下村も仕留めて6位に浮上。
5周目、田上は58秒692とこの時点でのファステストラップを出して白崎から1.243秒差とする、白崎も負けじと6周目に58秒687とファステストラップを更新するが田上は再度8周目に58秒575を出して白崎を1.797秒差まで突き放して安全圏へと入っていく。3位稲葉は依然として0.5秒程度の差で白崎を追走しているが、こちらもテール・ツー・ノーズ状態まで持ち込むチャンスがなく、相手のミスを待つしかない状態だ。
スタートで5位に落ちた安田は4周目に岩本の背後につけたものの、相手がチームメイトだけに安全にオーバーテイクできるチャンスを待っていたのかしばらく攻めあぐねていたが、8周目にバックストレートから最終コーナーへのアプローチでインを押さえて前に出て4位へ浮上。しかしその間に3位稲葉とは3.7秒以上のギャップができてしまった。
11周目、田上は1.961秒のマージンを持ってトップを走り、2位白崎と3位稲葉の差もじわじわと広がり0.807秒差、安田~岩本も1秒以上の差となり順位が膠着状態に陥る中、ひとり順位を上げていたのがオープニングラップで8位まで落ちていた武者で、2周目に下村の前に出ると6周目には宇高をオーバーテイクして6位へ進出、そこから5位岩本とのギャプを毎ラップ削り取りはじめる。11周目に1.156秒あった差は17周目には0.329秒差となりテール・ツー・ノーズ状態でファイナルラップへと突入する。
田上は一度もトップの座を脅かされる事なく、2位に2.922秒の大差をつけて18周のレースを終えチェッカードフラッグを受けてフィニッシュ。これまで速さを見せながら小さなミスやペナルティで順位を落としていた田上だが今回は落ち着いたレースぶりで待望の初優勝をポール・ツー・ウィンで飾った。
2位は白崎、3位は稲葉で前回の開幕戦の表彰台トリオ(優勝稲葉、2位田上、3位白崎)が順を入れ替えて再びZAP SPEED勢の表彰台独占となった。4位安田は16周目にもファステストラップを更新して稲葉を追い上げたが1.607秒まで詰めたところまでで4位。ファイナルラップに勃発した岩本対武者の5位争いは、第2ヘアピンの進入で武者がインを突いてオーバーテイクに成功、5位を獲得し岩本は6位に終わった。
マスターズクラスは秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)が総合13位で優勝、以下総合17位の本間隆史(MATレーシングPJ10VED)、同18位の竹沢茂(スーパーウィンズ☆KKS☆ED)という結果になった。
■決勝後のコメント
- 優勝 13号車・田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)
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「ようやく勝てた。(スタートがよく安田選手にリードできたが?)ずーっとミラーで注意していたのだが紫色のマシン(ZAP SPEED)しか見えなかった。今年初めてちゃんとスタートを決めることができてよかった。ここまで中々勝てなくて、ずっと支えてくれた家族や応援して下さった皆様に感謝している。(途中からは余裕があった?)マージン残した分コーナーの立ち上がりで早く回るようにアクセルワーク注意していた。これで勢いをつけて連勝街道を進みたい」
- 2位 26号車・白崎稜(ZAPスタッフリソースED)
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「今までのできで最高のスタートだったと思うが田上選手にいいスタート決められて、ちょっとこれは(インに)入れないな、ということになった。その後ついて行くことも少しできなくて、スピードが足りなかった。後ろの稲葉選手も前の田上選手もミスをどれだけせずにクリアできるかの競い合いだったと思うので、そこで少しずつ接近したり離されたりの繰り返しだったので、結局は田上選手が一番ミスが少なかったから勝てたのかな、と思う。自分はタイヤのロックアップが主なミスの原因だった。(タイヤのコンディションはどうだった?)中盤から少しズルズルで、リヤが出やすくなって、ブレーキで止めようとしても止まれずフロントがロックしたりして、難しい状態だった。順位は前回3位、今回2位と来ているので、次は優勝と行きたい」
- 3位 14号車・稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)
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「自分のミスで(走りを)うまくまとめきれない周が1回あって、それ以外は安定していたのだが、その1周でミスをした分を取り返せなかった。ミスしなければ白崎選手といい勝負できたかなと思う。後ろを追う側の精神面とか慌てる(心理)とかも見えたので、これで一通りの経験ができたので、次のレースは大丈夫かな、と思う。(タイヤの左右入れ替えの効果について?)比較する材料がないので正直よくわからなかったが、悪影響はなかった」
- 4位 53号車・安田航(Fガレージ&Sウィンズ Sll)
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「(スタートは何か起きた?)自分の単純な反応遅れとシフトミスの両方だ。シフトミスはいまだに(うまく)できていない部分があるので、自分でもどこを改善したらいいのだろうと今は考えている最中だ。明確にはどこを直したらいいのか見えていないが、自分のシフトミスなのは間違いなくクルマの問題ではないので、自分が何かを変えていかないとシフトミスを減らすことに集中していきたい。(岩本選手をオーバーテイクした状況は?)メインストレートで行きたかったが相手もブロックラインを通っているし、チームメイトなので接触したくないなという気持ちもあり、一番安全なのがバックストレートから最終コーナーなのでそこで抜くと決めて、そこも警戒はされてたが、真後ろについて一度だけインに振った時にうまく入れた。ペースもだいぶ違ったので、そこで抜けたのはよかった。(シフトミスについて)自分なりにもっとよく考えて、自分に何か原因があるのは間違いないので、それが何かを考えたい」
- 5位 71号車・武者利仁(ゼンカイレーシング遊技闘速ED)
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「(最終ラップのオーバーテイクはどんな状況?)第2ヘアピンの進入でインから抜いた。岩本選手はまわりをしっかりと見ていて、自分が(インに)入る瞬間も見て(安全に行って)くれたのだと、上手だなと思った。スタートで8位に下がってそこから3台抜いて5位でフィニッシュできた。クルマの感触は非常によくて、安田選手のファステストラップには及ばなかったが、個人的にはタイムも安定していて58秒8とか9で走れた。これもZENKAIRACINGさんのおかげだ。セットアップもいろいろ試してくれて、いいレースができた。ただあと3周ぐらいのところで昨日も起きた燃料系の息継ぎが起きてしまったので、そこは今後原因を見つけたい」
- 6位 52号車・岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)
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「(最終ラップの武者選手との攻防は?)タイヤがもうきつくて、それは皆同じだったと思うのだが技術の差が出た感じだ。技術が足りない、練習量の差だ。(安田選手に抜かれた状況は?)あれもペースの差だ、彼の方がコンマ3~4秒くらい、全然速くて、今日は力の差が出た。もっと練習する」
2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第3戦は5月22日(日)に筑波サーキットで開催される。インターバルが僅か2週間しかない中で、ここまで2レース完勝のZAP SPEED勢に挑む材料を見いだせるのか? 他のドライバー、チームは宿題を抱えたままだ。


Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako Shima
2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦公式予選が5月5日(木・祝)に筑波サーキットで開催され、今年コンスタントに予選トップ争いを展開している田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)が安田航(Fガレージ&Sウィンズ Sll)との争いを制してポールポジションを獲得した。
子供の日らしく爽やかな晴天に恵まれた予選は8時50分開始。前回優勝の稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)を先頭に18台がコースインして20分間の予選が開始。
まずはウォームアップを終えた計測2周目、稲葉が59秒093のトップタイム。安田が59秒200で2番手、白崎稜(ZAPスタッフリソースED)が59秒207で続いた。
この白崎は前日のスポーツ走行の際に筑波で最もスピードが乗る最終コーナーの進入で他車と接触してクラッシュ。フロント周りを大破しフレームまでダメージがあったとの事だが、筑波サーキットのすぐ近所にファクトリーを構えるZAP SPEEDの強みで朝までに修復を終えて来た。練習走行がほぼ出来ていない白崎だが、影響を感じさせない走りで次の周回で58秒640と真っ先に58秒台に入れてトップに立つ。稲葉は58秒702で2番手、3番手は田上が58秒761。この田上も前日の最後のスポーツ走行の終了間際に最終コーナーへアプローチ開始する地点でバランスを崩してコースアウト。フロントからスポンジバリアに刺さった状態になるもダメージはほぼ無かった模様。とはいえ点検やグラベル掃除が必要な状態で、白崎に続いてZAP SPEEDのメカニックは大忙しのレース前日になっていた。
4番手に武者利仁(ゼンカイレーシング遊技闘速ED)が59秒014と続くが、武者も前日はトラブル続きで、1回目のスポーツ走行開始直後に電気系のトラブルでストップ。さらに2回目の走行でも途中から燃料系が不調でエンジンが息をつくような症状を見せて本格的なタイムアタックができずに終わっていた。いずれも対処を行ったとの事だがテスト不足は否めない中での予選となっている。
5分経過時点で稲葉が58秒572でトップに立つも田上すぐに58秒449を出してトップに立ち、白崎は58秒571で2番手、稲葉3番手へ後退。安田が58秒654で4番手へ浮上。安田のチームメイト岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)が5番手、内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)が6番手で続く。安田はさらにタイムを詰めて58秒490と田上から0.041秒差の2番手へ。白崎、稲葉の後ろには58秒693で武者。
8分経過、田上は58秒262とベストタイムを削りトップを堅持。白崎が58秒452で2番手へ浮上。安田3番手、稲葉4番手。気温、路面温度が上昇する本日のコンディションに対してダンロップタイヤのグリップダウンが懸念されているだけに、各車いったんタイムを出すとややペースを落としてタイヤの温度を下げようとしているように見うけられる。
その中で順位を上げてきたのが下村剛司(SウインズKENS2ED)で、58秒629で5番手へ。折り返しの10分経過時点で岩本が58秒621で一度は下村の前に出るが下村もすかさず58秒564で5番手を取り返す。二人のすぐ後ろには本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)がつける。
岩本は負けじと58秒505をマークし下村と稲葉を押しやり4番手へ。安田は58秒319をマークして2番手へ、田上とは0.057秒の差と詰め寄る。
ここで田上はピットイン、タイヤをチェックすると再びコースインする。
13分が経過し、稲葉が58秒333で3番手へ浮上。続いて白崎が58秒308で安田をかわして2番手へ。安田はインターバルを置いて再度タイムアタックに入り、16分経過時点でついに田上を上回る58秒228をマークしてトップに立つ。3月の開幕戦ではまだニューマシンに馴染みきれていないと話していて、予選/決勝とも不本意な5位だった安田だが、前日のスポーツ走行でも走り込んだユーズドタイヤで58秒台に入れており復調を感じさせている。
18分経過、白崎が58秒274で3番手、稲葉も自己ベストとなる58秒292をマークするも4番手変わらず。
20分が経過しチェッカードフラッグが掲示される直前に田上がコントロールラインを通過すると表示されたラップタイムは58秒203。安田を0.025秒上回りポールポジションを獲得した。白崎、稲葉はタイムを更新できずセカンドロウに並ぶ。5番手に岩本。6番手下村と続き、武者は最後に下村に0.016秒差まで詰め寄ったが届かなかった。
3台が出場のマスターズクラスは秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)が58秒918の全体15番手でトップ、以下全体17番手本間隆史(MATレーシングPJ10VED)、同18番手竹沢茂(スーパーウィンズ☆KKS☆ED)という順になった。
■予選後のコメント
- ポールポジション 13号車・田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)58秒203
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「なかなか(周回を)全部まとめ切れなくて苦戦していたが、最後100点ではないが及第点の感じで回ってこられてトップタイムだったのでよかった。(前日のスポーツ走行でのコースアウトのダメージは?)まったく無かった。決勝に向けては、前がいないクリーンな状態で走り続けて行きたいと思う」
- 2位 53号車・安田航(Fガレージ&Sウィンズ Sll)58秒228 トップと0.025秒差
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「最後に田上選手にやられてしまった。ペースは良かったがタイヤがきつくて途中クールダウンさせながらタイムアタックしたが届かなかった。タイムは接近しているので決勝ではZAP勢に割って入って、前回のような表彰台独占は阻止したい」
- 3位 26号車・白崎稜(ZAPスタッフリソースED)58秒274 トップと0.071秒差
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「昨日は(クラッシュで)練習できなかったので、今日直してもらったマシンで臨んだ予選だったので(調子を)確かめながら踏んでいって、意外と大丈夫そうだったので、タイヤのクールダウンも含めて空気圧チェックしてから2回目(の走行)で全力で行ったのだが第1ヘアピンがうまくまとめきれなくて、こんな結果になった。僅差だったので前回に続いて悔しい。決勝はスタートで前に出るつもりで行く」
- 4位 14号車・稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)58秒292 トップと0.089秒差
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「(4番手だが?)やっちまいました(笑)。昨日の練習走行でのタイヤが想像以上にボロい状態で、そちらにセッティングとドライビングの感覚を合わせ過ぎていた。そのためこの20分間の予選で路面の温度とか感じ取って合わせ切ることができなかった。完全にドライバーの問題だ。他のドライバーがうまくまとめていたのに(自分は)バラつきがあった。走っていても自覚があったので、いろいろ試しながら、どこまで行けるか(確かめながら)で出したタイムがたまたま4番手だった、という事だ。決勝では1位を狙いたいが、(狭い)筑波であまりリスクは取る気がないので、安全に行く。上位のドライバーは皆信用できる選手なので、そこはうまいレース運びをしていけば、勝つべき人が勝つ、というレースにしたい」
- 5位 52号車・岩本瞬(ファーストガレージ小倉学園S2)58秒505 トップと0.302秒差
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「思ったより(タイムが)離れてしまった、もうちょっと行けるかと思っていたのだが。ただ(自分の)遅い所が明確なので、決勝はそこを改善して行けば(勝負して)行けるかなというイメージだ。前戦はZAPさんにやられてしまったので、今回こそは逆転したい」
- 6位 73号車・下村剛司(SウインズKENS2ED)58秒564 トップと0.361秒差
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「自分としてはまわりのタイムは気にせずに、自分の走りをした。昨日の練習でもミスをしていたし、その前にニュータイヤの使い方とか自分の課題が見えて来た。それだけに自分と向き合って、今までは一番いい走りだったと思う。(決勝に向けては?)前は速いドライバーばかりなので、まずはしっかりスタート決めて、ついて行って、チャンスがあれば狙ってしっかり順位上げていきたい」
決勝は12時05分スタート予定。ポールスタートの田上が有利とはいえ、上位4台のタイム差は0.089秒という僅差でスピードにそん色はない。
天気予報はこのまま晴れで気温はかなり上昇すると見込まれ、この暑さでダンロップタイヤのグリップダウンがどう出るかも未知数だ。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
筑波サーキット・カーフェスティバル -RIJ- (2022/05/05) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 筑波サーキット 2.045km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 13 | | | 田上 蒼竜 | AsカンパニーZAP ED TOKYO R&D RD10V | 0'58.203 | - | - | 126.488 |
| 2 | 53 | | | 安田 航 | Fガレージ&SウィンズSll MYST KK-S2 | 0'58.228 | 0.025 | 0.025 | 126.434 |
| 3 | 26 | | | 白崎 稜 | ZAPスタッフリソースED TOKYO R&D RD10V | 0'58.274 | 0.071 | 0.046 | 126.334 |
| 4 | 14 | | | 稲葉 摩人 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 0'58.292 | 0.089 | 0.018 | 126.295 |
| 5 | 52 | | | 岩本 瞬 | ファーストガレージ小倉学園S2 MYST KK-S2 | 0'58.505 | 0.302 | 0.213 | 125.835 |
| 6 | 73 | | | 下村 剛司 | SウィンズKENS2 ED MYST KK-S2 | 0'58.564 | 0.361 | 0.059 | 125.709 |
| 7 | 71 | | | 武者 利仁 | ゼンカイレーシング遊戯闘速ED MYST KK-S2 | 0'58.580 | 0.377 | 0.016 | 125.674 |
| 8 | 31 | | | 宇高 希 | TAKE FIRST 10V ED TOKYO R&D RD10V | 0'58.696 | 0.493 | 0.116 | 125.426 |
| 9 | 7 | | | 本田 千啓 | オートルック☆モダン☆10V TOKYO R&D RD10V | 0'58.699 | 0.496 | 0.003 | 125.420 |
| 10 | 22 | | | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP MT MYST KK-S2 | 0'58.716 | 0.513 | 0.017 | 125.383 |
| 11 | 66 | | | 戸谷 友規 | Deep-R・10V・ED TOKYO R&D RD10V | 0'58.763 | 0.560 | 0.047 | 125.283 |
| 12 | 1 | | | 澤井 良太朗 | オートルックフレックス10V TOKYO R&D RD10V | 0'58.850 | 0.647 | 0.087 | 125.098 |
| 13 | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP NAKs 10V ED TOKYO R&D RD10V | 0'58.860 | 0.657 | 0.010 | 125.076 |
| 14 | 27 | | | 草野 裕也 | TRF SII ED MYST KK-S2 | 0'58.876 | 0.673 | 0.016 | 125.042 |
| 15 | 3 | M | 1 | 秋山 健也 | スーパーウインズKKS・ED MYST KK-S | 0'58.918 | 0.715 | 0.042 | 124.953 |
| 16 | 91 | | | 山下 友基 | ELEVレーシングHFR 10V TOKYO R&D RD10V | 0'58.935 | 0.732 | 0.017 | 124.917 |
| 17 | 46 | M | 2 | 本間 隆史 | MATレーシングPJ 10V TOKYO R&D RD10V | 0'59.467 | 1.264 | 0.532 | 123.800 |
| 18 | 16 | M | 3 | 竹沢 茂 | スーパーウィンズ☆KKS☆ED MYST KK-S | 1'00.298 | 2.095 | 0.831 | 122.094 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 1'15.705)予選通過 ---- |
5月4日に行われた、スーパーGT第2戦決勝後の優勝会見での質疑応答において、58周目に発生したアクシデントに関連し、今後同様の事故を起こさないために必要なことは何か、という質問がなされた。それに対する各ドライバーの回答は下記のとおりだ。
GT500クラス No. 8 ARTA NSX-GT
- 野尻智紀(ARTA)
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「サーキットで今日起きたこととは別に考えてもらいたいんですけど、皆さんもクルマを運転されると思います。公道で走る上で、安全運転ってなんだと思いますか? ってことを僕はよく考えるんです。法定速度内で走る。逆にゆっくり走る。法定速度より飛ばす。速度に対する考え方はいろいろあると思います。一時停止をちゃんとする、しない。そういうのって自分の安全も当然ありますが、周りを安全にさせられるかが僕は一番大事なんじゃないかなと思っているんです。サーキットも例外ではないと思います。なので、もう一度皆さんに安全について考えてもらえると、日々の自分の危険を遠ざけることができるんじゃないかなと思いました」
- 福住仁嶺(ARTA)
- 「今日のあの事故について、誰が悪いかなんてわかんないと思います。いろんな意見があるでしょうし。でもやっぱりレギュレーション以外の部分でもマナーって必要だと思うんです。GTを3年、4年出場させていただいてますけど、本当にそういうマナーができてないというか、自分勝手なことしか考えてないなという人はやっぱりいますね。39号車の選手の動きも、ギリギリで避けてて、後ろの選手が見えないという動きもああいう事故につながったと思うんです。レギュレーションに書いてないとしても、そういうマナー的な面でももっと考えていかないと。レースはみんなでやってることだと思うんで、周りのことを考えながらレースしていないと、やっぱりまた同じことが起きると思います」
GT300クラス No. 10 TANAX GAINER GT-R
- 富田竜一郎(GAINER)
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「僕もその場にいたわけではないので、大きなことを言うつもりはありません。ただ個人的に思うこととして、スロー走行車両が見えない位置にいたということですが、ホームストレート上であればピットに入ることができたんじゃないのかな、ということです。その上でバトル中のクルマが270,280(km/h)で走るところをスローで走るというのがどれだけ危険なことかは、レーシングドライバーなら誰でもわかっていると思います」
「もちろん自分たちのレースを完走したいという気持ちはわかるし、チームとして最低限のタスクだと思うので、それを遂行したいという気持ちはわかるんですが、赤旗あけの難しいシチュエーションの中でああいうバトルが行われていることをチーム側もインフォメーションするべきだったんじゃないかなというのと、ドライバーとしても仮にサインガード側まで避けていたとしても、そこはコース上なので大きな速度差が生まれた時にどうなるかということを、あのチームだけでなくみんなが考えていかないと」
「日本のモータースポーツがこれからどうなっていくのか、という過渡期に今あると僕は思っているんですけど、そういう中でお客さんがたくさん入ってくれて、これだけ多くのトップドライバーがいる中で、プロスポーツとして見せていくという観点で、そういう意識を全員が持つことが、今一番大事なんじゃないかなということが、今レースを終えて、あの事故を見て思ったことの全てです」
- 大草りき(GAINER)
- 「デビューイヤーが何言ってんだと思われるとあれなので、大きなことは言えないんですけど、今回こういうことが起きてしまったということは、多少なりともそれぞれの意識に油断ではないですけど、そういう意識があったと思うので、自分をはじめとして、次大会に向けて、しっかりとそれぞれのルールだったりとかを意識していかなきゃいけないな、ということを再認識したレースでした」
- 塩津佑介(GAINER)
- 「まだまだルーキーなんで、周りをしっかり見ることと、状況の判断を一瞬でも間違えると大きなことになりかねないことをしていると思うんで、日頃から意識してレースしないといけないな、ということを改めて感じることのできたレースでした」
※ 今回の原因の一つと考えられる50号車のスロー走行だが、Arnage Racingの公式SNSによると、あの時点で50号車はシフトが入り難い症状に繰り返し見舞われており、最終コーナーを立ち上がって一旦症状が収まっあと、もう一度再発した時にはすでにピット入口を過ぎてしまったため、車体をイン側に寄せて走行せざるを得なかったという。
その上で責任は自社のメンテナンスと的確なタイミングで判断ができなかったことにあるとし、今後は再発防止に努めていくとしている。
また39号車を走らせるTGR TEAM SARDも、5月6日付で近藤尚史代表、脇阪寿一監督が連名で謝罪文を出す異例の事態となっている。
しかし今回の件は参戦しているチーム、ドライバーのいずれもが最善を尽くして戦っている中で起きた所謂レーシングアクシデントの一つであり、本来は誰かが責めを負うことでも、誰かに謝罪するべきことでもないと筆者は考える。
Text:Kazuhisa SUEHIRO

GT500クラス優勝 No. 8 ARTA NSX-GT
- 福住仁嶺(ARTA)
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「結果としてこういう状況でレースが終わってしまって、僕だけじゃなくて、この場にいる皆さんももやもやした気持ちでレースを終えることになったのではと思います。最近のスーパーGTは非常にレベルが高くなってきていると思いますが、その中でいろんなドライバーがいますが、もう少しマナーをよくしていかないと、またこういうことが起きるんじゃないかなあと思っています。こういうことが起きないように、僕らドライバーもレベルを上げていって、スーパーGTを盛り上げていきたいです」
「レースについては、今日僕は最初のスティントを走らせてもらいましたが、チームが用意してくれたクルマが良くなった部分も多かったし、野尻さんにもすごく頑張ってもらいました。結果としては優勝しましたけど、今日のレースでまた新たにヒントを得たと思うので、次戦に向けても考えていきたいなあと思います」
- 野尻智紀(ARTA)
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「あまり自分の心の全てをこういう会見でお話しすべきではないのかも知れませんけど、今日はあえてお話しさせていただきたいと思います。まずは高星選手が無事で本当に良かったと思っています。中断の最中は僕としては正直走りたいとは思えませんでした。でもこれは僕らの仕事だと思って、乗り込んだんですけど、気持ちの整理がつかないままセーフティーカーランをしていて。結果こういう形になりました。そのあと、本当にたくさんのお客さんが、これ以上ないんじゃないかっていうぐらい僕らを暖かく迎えて応援してくださってるっていうのが、ものすごく心に響きました。やっぱりファンの皆さんに支えられているんだなとすごく感じました。これからも飽きずにスーパーGT、モータースポーツを楽しんでいただきたいなと思います。ファンの皆さんを長い間お待たせしましたけど、最後まで応援してくださって、ありがとうございました」
「あの事象に関しては、さまざまな意見があると思いますが、僕もあの隊列の中にいて、スロー車両がいるということは、正直全く見えていませんでした。その中で僕が気づいたのは、高星選手がすごい勢いで左にクルマを振って、スピン状態になってしまった、ということだけです」

GT300クラス優勝 No. 10 TANAX GAINER GT-R
- 富田竜一郎(GAINER)
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「非常に難しいレースになってしまい、結果としては釈然としないところが、僕達だけじゃなく他のチームにもあると思います。高星選手に大きな怪我がなかったことが個人的にはすごく良かったなと思っております」
「レースの方は序盤からいいペースで後続を引き離すことができました。僕たちは後半に向けてタイヤ無交換などの作戦が取れそうになかったので、単純にスピードレースをしようと決めていました。そういう意味で想定通りのレースができていました。大草くんに代わってからもいいペースで走ってくれました。他のチームがハーフタンクやスプラッシュなどの作戦を取る中、僕らはフルタンクでなるべく長く引っ張る作戦なので、何台かに前にいかれてしまいましたが、大草くんが順位を戻してくれたのが大きかったです。チームとして全体で頑張れた結果だと思います」
「僕らの方が重量があるので、同じタイヤを履いていてもBRZよりは温まりが早かったんですけど、僕は最近日本のレースをやっていなくて、1周目にいかにして順位を上げていくかというレースをやってきました。また岡山の時にダーティーエアに捕まって苦しいレースをしてしまったので、1周目で前に行こう、ダメなら諦めよう、と思っていましたが、スタートがうまく決まって1コーナーでBRZにギリギリ並ぶことができました。山内選手はインを固めて1コーナーを立ち上がって、僕は逆に、Aコーナーをアウト側から抜けようというラインを取っていて、立ち上がり加速で並び切ることができました。山内選手はアウトまで膨らんでくるだろうと思っていましたが、すごくフェアにスペースを残してくれたので、前に出ることができました。あそこで抜けたことが全てとは言いませんが、あれが一つの大きな要因になったのは確かです」
「今回のレースで、各ドライバーがいろいろなことを考えるきっかけになったということが大きかったと思います。僕たちの勝利どうこうではなく、レースに向かう姿勢だとか、ドライバーとしての安全の考え方とかが大きく変わるきっかけになってくれればと思います」
- 大草りき(GAINER)
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「とても難しいレースになってしまいましたが、自分のスティントで2回赤旗が出て、その両方でクラッシュした選手に大きな怪我がなかったのは良かったと思っています。富田さんが後ろをぶっちぎった状態で僕にクルマを渡してくれて、めちゃくちゃ緊張していましたが、大きなミスなく終われたのが一つ大きいです。まさかデビューイヤーでこんなに早く勝てるとは思っていなかったので、自分をここまで走れるように始動してくださった富田さんやチームの皆さんに感謝したいと思います」
- 塩津佑介(GAINER)
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「今回僕は走る機会がなかったんですけど、公式テストで僕はクラッシュさせてしまって、チームに本当に迷惑をかけてしまいました。この場に立つことができて、チームの皆さんに感謝しかないです。また走る機会があれば、全力で頑張りますので、よろしくお願いします」

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


2022オートバックススーパーGT第2戦「FAV HOTEL 富士GT450kmレース」の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは予選5番手からスタートしたNo. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が大荒れの展開を生き残って今季初優勝。GT300クラスは予選2番手のNo. 10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)が同じく今季初優勝を達成した。
第2戦決勝は午後2時30分に2周のフォーメーションラップが始まった。熱く激しい戦いの火蓋が切って落とされた。



GT500クラスは阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)がスタートでトップに立ち、千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL Z)が2位に。後方では伊沢拓也(Modulo NSX-GT)が1コーナーでスピン、大きく遅れてしまった。
しかしセクター3に入るとサッシャ・フェネストラズ(KeePer TOM'S GR Supra)が上位2台を次々に抜き去ってトップに浮上、そのままコントロールラインに戻ってきた。
続いて坪井翔(au TOM'S GR Supra)も3位で1周目を終えると、2周目にはすぐさま3千代を捉えて2位に浮上。あっという間にトムスが1-2体制を築き上げた。
一方ポールポジションの阪口は瞬く間に順位を落とし、7位で3周目を終えることに。
3周目の順位は37-36-3-100-8-24-19-12-38-23-14-39-17-64-16だ。
しかし阪口は5周目に佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)を抜き返して6位に。
一方、トップのフェネストラズと坪井の差は8周を終えてもわずか0秒360、9周を終えてもなお0秒316の接近戦だ。その後も10周目は0秒568、11周目は0秒639、12周目は0秒581と接近戦は続く。
18周目には最終コーナーでフェネストラズがアウトに膨らんだに乗じて坪井はホームストレートで並びかけていったが、フェネストラズも一歩も引かずに坪井を押さえ込んだ。
しかし坪井は24周目の13コーナーでついにフェネストラズを捉え、トップへ。そのまま一気に突き放しにかかった。
そしてレースが25周を消化したあたりから、最初のピット作業を行うチームがで始めた。
まずは26周目にNo. 100 STANLEY NSX-GTがピットイン。給油とタイヤ4本交換を行いつつ山本尚貴から牧野任祐に交代する。No. 12 カルソニックIMPUL Zもピットへ。こちらも給油とタイヤ4本交換を済ませてベルトラン・バゲットから平峰一貴に交代した。
28周目にはトップのNo. 36 au TOM'S GR Supraがピットイン。こちらも給油とタイヤ4本交換を行い、坪井翔からジュリアーノ・アレジに交代する。
32周目にNo. 38 ZENT CERUMO GR Supraがピットインするが、ここでピット作業違反があったとして38号車に対してドライビングスルーペナルティが課せられることになった。
34周目にNo. 3 CRAFTSPORTS MOTUL Zがピットイン。No. 24 リアライズコーポレーションADVAN GT-Rもこの周で入った。
続いて35周目にNo. 37 KeePer TOM'S GR Supraがピットイン。No. 23 MOTUL AUTECH Zもピットに入った。
23号車は松田次生に交代。37号車も宮田莉朋に交代した。
37周目にNo. 14 ENEOS X PRIME GR Supraがピットイン。
39周目にNo. 64 Modulo NSX-GTがピットイン。
この時点で気温は21℃、路面温度は31℃まで上昇してきた。
No. 19 WedsSport ADVAN GR Supraは41周目にようやく最初のピット作業を行い、43周目にNo. 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraがピットイン。

するとその直後、アドバンコーナーでGT300クラスの和田久(アールキューズAMG GT3)が単独スピンによりアウト側のバリアに突っ込むクラッシュが発生。これにより直ちにフルコースイエロー(FCY)が宣言され、44周目にはセーフティーカー(SC)が導入された。
その後、隊列が46周を終えたところで順位整理が行われ、48周目にピットレーンオープンとなったが、ガードレールとバリアの修復に時間がかかるということで、49周目に入ったところで赤旗中断となった。
レースはその後、午後4時20分に「5分前」ボードが出され、4時25分に再開となった。
するとすかさずリスタート直後の1コーナーでトップ争いを展開したジュリアーノ・アレジ(au TOM'S GR Supra)と宮田莉朋(KeePer TOM'S GR Supra)が揃ってオーバーラン 、この2台をかわした関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)がトップに躍り出る。2位には高星明誠(CRAFTSPORTS MOTUL Z)が浮上し、宮田が3位だ。
しかしその後も関口はペースが上がらず、高星の接近を許すことになる。
そして58周目。テール・トゥ・ノーズの状態でホームストレートに戻ってきた3台の目の前にスロー走行していた周回遅れの末廣武士(Arnage MC86)が現れる。
トップの関口はなんとか回避することができたが、そのすぐ後ろを走っていた高星は減速が間に合わず、大きくステアリングを切って回避を試みた結果、激しい勢いでガードレールに突っ込む形になり、コース上にストップ。これによりレースはこの日二度目の赤旗中断となった。
3号車のダメージは大きかったが、乗っていた高星は自力でクルマをおり、骨折などもないという。
このアクシデントによるガードレールの損傷が激しいため、タイヤバリアの敷設が行われ、レースは午後6時10分になって漸く再開となったが、今大会の最大延長時間は午後6時20分。結局SC先導のままレースは62周で終了となった。その結果、規定周回100周の2/3となる66周を消化できなかったため、選手権ポイントは半分となった。
しかしこのSCラン中にNo. 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)に対して赤旗中の作業違反。No. 37 KeePer TOM'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)に対してはリスタート直後の1コーナーでの36号車との接触、そしてNo. 65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)に対して2コーナーでの60号車との接触という判定でそれぞれに40秒加算のペナルティが課せられるという、誠に後味の悪い結末を迎えた。
その結果、GT500クラスの優勝はNo. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)、No. 36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)が2位、No. 12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が3位という結果となった。



GT300クラスはポールポジションの井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)がスタートでトップに立ち、富田竜一郎(TANAX GAINER GT-R)が2位につけるが、富田はコカコーラコーナーで早くも山内に並びかけ、一気にトップに躍り出た。
その後方では冨林勇佑(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)が1周目で最初のピットストップを敢行。続いて佐藤公哉(HACHI-ICHI GR Supra GT)も4周目にピットに飛び込んできた。彼らは今大会の特別規則である、2回の給油義務を早めに消化しようという目論みなのだろう。またこの2台に続いて荒聖治(Studie BMW M4)はパワーステアリングのトラブルに見舞われてスローダウン、4周目にピットインしてそのままガレージに押し戻され早々と姿を消している。
続いて5周目に片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)、菅波冬悟(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)、そして中山友貴(apr GR SPORT PRIUS GT)がピットインして最初の給油作業を行なった。
その結果、5周終了時点の順位は10-61-96-34-65-11-88-55-60-9-87-56-2-18-360-6-20-30-48-25-50-22-4-52-31-244-5-7となった。
15周目のコカコーラコーナーでは柳田真孝(BUSOU raffinee GT-R)が高木真一(K-tunes RC F GT3)を捉えて3位に浮上。16周目には蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)も高木を捉えて4位に浮上した。
その後方では、すでに最初のピット作業を終えた片岡と菅波が熾烈なバトルを展開、菅波が28周目のGRスープラコーナーで片岡のインに飛び込み、14位に浮上した。1回のピットインを終えたチームの中ではトップだ。
まだ作業を行なっていなかった上位陣では、蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)が28周目、トップの富田竜一郎(TANAX GAINER GT-R)は29周目、そして山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)は38周目まで引っ張って漸くピットに飛び込んだ。この間に片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)は35周目に2度目の給油を行い、谷口信輝に交代している。
するとその直後、22号車のアクシデントがヘアピンで発生、FCYの宣言、SCの導入が行われたのち、レースは45周目に赤旗中断となる。この中断の直前にはNo. 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT、No. 360 RUNUP RIVAUX GT-RそしてNo. 25 HOPPY Schatz GR Supraがピットレーンオープンと同時にピットに飛び込んだ。
この結果、大草りき(TANAX GAINER GT-R)は3位、井出有冶(BUSOU raffinee GT-R)は4位、山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)は5位に浮上。この時点でピット作業を行なっていなかった堤優威(muta Racing GR86 GT)と清水英志郎(シェイドレーシングGR86 GT)のピットインにより、それぞれ1位、2位、3位となる。
そしてトップが55周目に入ったところでGT500車両のクラッシュによる2度目の赤旗中断があり、その後レースはSC先導のまま58周で終了となったため、そのままNo. 10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)が優勝、No. 34 BUSOU raffinee GT-R(柳田真孝/井出有冶)が2位、No. 61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が3位となった。
次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。5月29日に第3戦決勝が300kmで行われる。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500クラス
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 8 | 野尻 智紀 福住 仁嶺 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 2 | 62 | 3:45'40.807 | - | - |
| 2 | 36 | 坪井 翔 ジュリアーノ・アレジ | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 10 | 62 | 3:45'43.377 | 2.570 | 2.570 |
| 3 | 12 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | カルソニックIMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | 8 | 62 | 3:45'43.958 | 3.151 | 0.581 |
| 4 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | MI | 22 | 62 | 3:45'44.421 | 3.614 | 0.463 |
| 5 | 100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 30 | 62 | 3:45'45.133 | 4.326 | 0.712 |
| 6 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | | 62 | 3:45'45.329 | 4.522 | 0.196 |
| 7 | 14 | 大嶋 和也 山下 健太 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 42 | 62 | 3:45'45.588 | 4.781 | 0.259 |
| 8 | 24 | 佐々木 大樹 平手 晃平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | | 62 | 3:45'45.720 | 4.913 | 0.132 |
| 9 | 17 | 塚越 広大 松下 信治 | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 4 | 62 | 3:45'46.341 | 5.534 | 0.621 |
| 10 | 16 | 笹原 右京 大湯 都史樹 | Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT Honda NSX-GT TEAM Red Bull MUGEN | DL | | 62 | 3:45'46.508 | 5.701 | 0.167 |
| 11 | 64 | 伊沢 拓也 大津 弘樹 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing | DL | | 62 | 3:45'46.871 | 6.064 | 0.363 |
| 12 | *38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 16 | 62 | 3:45'49.764 | 8.957 | 2.893 |
| 13 | *39 | 関口 雄飛 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 6 | 62 | 3:46'17.565 | 36.758 | 27.801 |
| 14 | *37 | サッシャ・フェネストラズ 宮田 莉朋 | KeePer TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer TOM'S | BS | | 62 | 3:46'18.945 | 38.138 | 1.380 |
| 15 | 3 | 千代 勝正 高星 明誠 | CRAFTSPORTS MOTUL Z NISSAN Z GT500 NDDP RACING | MI | 12 | 58 | 2:05'58.356 | 4Laps | 4Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 43Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 36 au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S) 1'28.803 (3/62) 174.980 km/h
- CarNo. 38は、SpR.27-1.3(給油中の作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo. 39(関口雄飛)は、SpR.付則-5.3(赤旗中の作業)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 37(宮田莉朋)は、SpR.13-1.a.b.(他車への接触行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
■GT300クラス
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 10 | 富田 竜一郎 大草 りき 塩津 佑介 | TANAX GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 15 | 58 | 3:45'54.742 | - | - |
| 2 | 34 | 柳田 真孝 井出 有冶 | BUSOU raffinee GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 BUSOU Drago CORSE | DL | | 58 | 3:45'56.297 | 1.555 | 1.555 |
| 3 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 9 | 58 | 3:46'00.259 | 5.517 | 3.962 |
| 4 | 11 | 安田 裕信 石川 京侍 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 3 | 58 | 3:46'04.628 | 9.886 | 4.369 |
| 5 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | Weibo Primezランボルギーニ GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | | 58 | 3:46'09.912 | 15.170 | 5.284 |
| 6 | 96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | | 58 | 3:46'21.365 | 26.623 | 11.453 |
| 7 | *56 | 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 60 | 58 | 3:46'26.553 | 31.811 | 5.188 |
| 8 | 2 | 加藤 寛規 堤 優威 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | | 58 | 3:46'30.472 | 35.730 | 3.919 |
| 9 | 52 | 川合 孝汰 菅波 冬悟 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | | 58 | 3:46'30.924 | 36.182 | 0.452 |
| 10 | 360 | 青木 孝行 田中 篤 柴田 優作 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | | 58 | 3:46'31.213 | 36.471 | 0.289 |
| 11 | 25 | 松井 孝允 野中 誠太 | HOPPY Schatz GR Supra TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | | 58 | 3:46'33.450 | 38.708 | 2.237 |
| 12 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 9 | 58 | 3:46'37.492 | 42.750 | 4.042 |
| 13 | 18 | 小林 崇志 太田 格之進 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 45 | 58 | 3:46'38.956 | 44.214 | 1.464 |
| 14 | 6 | 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン 川端 伸太朗 | Team LeMans Audi R8 LMS Audi R8 LMS Team LeMans | YH | 18 | 58 | 3:46'40.758 | 46.016 | 1.802 |
| 15 | *65 | 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 33 | 58 | 3:46'53.614 | 58.872 | 12.856 |
| 16 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 12 | 57 | 3:46'06.557 | 1Lap | 1Lap |
| 17 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | | 57 | 3:46'08.766 | 1Lap | 2.209 |
| 18 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 平良 響 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | | 57 | 3:46'14.945 | 1Lap | 6.179 |
| 19 | 244 | 佐藤 公哉 三宅 淳詞 | HACHI-ICHI GR Supra GT TOYOTA GR Supra Max Racing | YH | | 57 | 3:46'24.078 | 1Lap | 9.133 |
| 20 | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | | 57 | 3:46'30.224 | 1Lap | 6.146 |
| 21 | *48 | 井田 太陽 田中 輝揮 | 植毛ケーズフロンティアGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 56 | 3:46'25.961 | 2Laps | 1Lap |
| 22 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 友貴 | apr GR SPORT PRIUS GT TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr | BS | | 56 | 3:46'46.517 | 2Laps | 20.556 |
| 23 | 9 | 木村 武史 ケイ・コッツォリーノ | PACIFIC hololive NAC Ferrari Ferrari 488 GT3 PACIFIC CARGUY Racing | YH | 24 | 55 | 3:46'17.850 | 3Laps | 1Lap |
| 24 | 5 | 冨林 勇佑 平木 玲次 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | | 54 | 2:07'54.242 | 4Laps | 1Lap |
| 25 | 50 | 加納 政樹 阪口 良平 末廣 武士 | Arnage MC86 TOYOTA 86 MC Arnage Racing | YH | | 54 | 2:09'04.283 | 4Laps | 1'10.041 |
| ---- 以上規定周回数(70% - 40Laps)完走 ---- |
| - | 22 | 和田 久 城内 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 37 | 1:04'35.466 | 21Laps | 17Laps |
| - | *55 | 武藤 英紀 木村 偉織 | ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 ARTA | BS | | 34 | 58'52.108 | 24Laps | 3Laps |
| - | 7 | 荒 聖治 アウグスト・ファルフス 近藤 翼 | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW Team Studie × CSL | MI | | 4 | 7'50.987 | 54Laps | 30Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 61 SUBARU BRZ R&D SPORT(R&D SPORT) 1'37.278 (52/58) 168.864 km/h
- CarNo. 56(藤波清斗)は、SpR.付則-4.3(FCY中のスピン)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo. 65(篠原拓朗)は、SpR.13-1.a.(他車への接触行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 48(田中輝揮)は、SpR/32-16.(スタート手順違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo. 55(木村偉織)は、SpR.13-1.a.b.(他車への接触行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は5月4日、シリーズ第2戦の開催されている静岡県小山町の富士スピードウェイで定例会見を開いた。
会見の冒頭には今大会のラウンドパートナーである霞ヶ関キャピタルの河本幸士郎代表取締役が出席。大会名称にもなっているFAV HOTEL事業を紹介した。FAV HOTELは「広くて、安くて、かっこいい」をコンセプトに、現在全国20箇所で建設が進められており、鈴鹿サーキットに近い三重県伊勢市、オートポリスに近い熊本市では営業を始めている。富士スピードウェイに程近い御殿場市にも2年後にオープンするという。
GTAの坂東正明代表は今後も同社と協力体制を結んでいきたいと語った。
今回の定例会見では現在導入に向けて準備が進められているカーボンニュートラル・フューエルについて、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久などの他のカテゴリーとの協力体制についての質問が出されたが、坂東代表はゆくゆくは国産化を視野に入れてはいるものの、現状は海外からの輸入という形になること、スーパーGTとしては岡山大会で発表したハルターマン・カーレス社の燃料を採用するが、JRPやSTOがテスト、検討している他社品のテストデータについても、参加している自動車メーカーを通じて情報共有も進めていることなどが語られた。
またGT300車両でのテスト走行も鈴鹿で実施済みであり、噴射量や点火時期などの補正で無鉛ハイオクと同等の性能が発揮できるという。FIA-GT3を製造する海外メーカーに対しても、現在のトヨタ、ニッサン、ホンダのデータを開示してベンチテストの準備を進め、来シーズンからの導入に向かって準備していくとのことだ。
二輪レースを統括するMFJからも、この燃料を用いてレースを開催したいとの要望が届いていることも併せて公表された。
GT300クラスにおけるFIA-GT3とJAF-GTとのBOPについては、ブランパンシリーズを統括するSROのデータに基づいて数値が定められているのがGT3車両であり、それに対応する形でJAF-GTの数値が設定されているが、当面は両者の格差を是正するようなことは考えていないとのこと。少なくとも前半戦を終えてからの話になるという。
新型コロナウィルス対策の今後については、昨今の情勢を鑑み、観客との導線の切り分けは継続していくものの、関係者全員への抗原検査の実施は今回が最後になるとのこと。ただし運営スタッフについては、今後もワクチン接種と未接種者へのPCR検査の実施は継続していくという。
ただし海外ラウンドの復活については、ロジスティクスの問題などもあるため。現時点では難しいとのことだ。
Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO
- 第2戦優勝 小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
-
「昨日いろいろありましたが、ああいう接触が起こる状況に持っていったのは自分なので、それをどうしたら避けられるかを考えて、やっぱりスタートを決めるしかない。後続を離すしかないと、スタートに集中しました。うまくスタートを決めることができ、そこからはずっといい流れでレースを進めることができました」
(1レース走ってない分タイヤの状態が良かったのも影響したか?)
「多少はそれもあったとは思いますが、それを除いてもスピードには自信がありますから。なるべくしてなった結果という感じです」
(今年は絶対にチャンピオンを取ろうという思いがある?)
「もちろんです。3年目ということもありますし、チーム体制もしっかり整っています。チャンピオンを取れるだけの環境を整えていただいている以上、自分はドライバーとして確実にチャンピオンを取りに行こうと、それしか考えていません」
(鈴鹿大会への抱負を)
「今回は1戦目でいろいろありましたが、2戦目で引き離して優勝することができたので、次の鈴鹿も予選でしっかり前に出て、今日と同じような走りをすれば、絶対に勝てると思います。今回の富士にかけてきたのと同じような準備をしっかりして、次に臨みたいと思います」
- 第2戦決勝2位 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
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「昨日の最後は伊東選手と同じペースで走ってゴールできたので、抜くことはできませんでしたが自信に繋がりました。ペースはトップレベルにあると思ったので、今日は焦らず着実に抜いていこうと思いました。ただ最初に自分のアプローチのミスからMedia Doの吉村選手を抜くのに3周かかってしまったので、そこで伊東選手に離されてしまいました。そこは反省すべき点ですが、後半の追い上げと、最後の1周で仕留めることができたことで、自分の中では昨日フィニッシュ順位で負けた分を取り返せたかなと思います」
(昨日は負けたと思っているのか)
「そうですね。優勝でしたけど、いろいろお祝いのメッセージをいただいても気持ちはパッとしませんでした。正直昨日の優勝よりも、今日の2位の方が嬉しいです。受け身のレースより攻めのレースができたので」
(鈴鹿大会への抱負を)
「今週末2戦続けて負けたのは小出くんだけなので、小出くんを倒しに行きたいですね。そうして優勝したいです」
- 第2戦決勝3位 伊東黎明(OTG MOTOR SPORTS)
- 「荒川選手に抜かれたのはもったいなかったですね。後半は後ろの選手のペースが速かったので、自分もプッシュしていたんですが、だんだんタイヤが厳しくなって、押さえるので精一杯になってしまいました。1戦目はレースペースが良かったので、2戦目のペースも改善していくように、テストに取り組んで試していきたいです。ドライビング面もそうですし、2戦を通してのマシンのセットも重要だと思います。その二つがうまく噛み合っていない部分があると思うので、原因を突き止めて次戦までによりいいドライビングとマシンを作れるように頑張ります」
(昨日のペナルティについては)
「ずいぶん後になって、ドライバーズブリーフィングの直前ぐらいに言われました。自分でも動画を見返してだいぶ前に出ていたことは確認しましたが、その時は気づけませんでした。グリッドについてオフィシャルさんの方を見ても、何もリアクションがなかったので、大丈夫なんだと勝手に思っていましたが、そこに甘えていた部分があったと思います。しょうもないことなので、二度と起こさないようにしたいです」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

2022年FIA-F4選手権第2戦の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、小出峻(HFDP RACING TEAM)がポール・トゥ・フィニッシュを決めて今季初勝利を挙げた。

第2戦決勝は午前8時より14周で行われた。天候は快晴。コースはドライだ。
スタートでホールショットを奪ったのは小出。予選2番手の平安山良馬(TGR-DC RSフィールドF4)はスタートで出遅れ、後続に飲み込まれてしまう。代わって予選3番手の伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)が2位に上がり、5番手スタートの荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)が3位に浮上してきた。その後方では7番手スタートの三井優介(HFDP RACING TEAM)が5位に順位を上げてコントロールラインに戻ってきた。
トップの小出は後続に1秒917の大差をつけてコントロールラインに戻ってくると、2周目にはそのリードを2秒865にまで広げる。
荒川は2周目の1コーナーで伊東を捉え、2位に浮上する。その後方では三井と吉村渉(Media Do影山Racing F110)が熾烈な4位争いを展開。5周目の1コーナーで吉村のインに三井が飛び込んで4位に浮上すると、それに乗じて6位の岩澤優吾(BJ Racing F110)も吉村を抜き去る。吉村はさらにその後方からやってきた小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)に追突され、一気に12位まで後退してしまった。
岩澤は7周目の1コーナーで三井のインをつくが、三井もすかさず立ち上がりでラインをクロスさせて抜き返し、3位を走行する伊東の追い上げにかかる。
この間にトップの小出は7周終了時点で3秒908、10周終わって4秒715と着実にリードを広げていく。
一方、三井はファイナルラップの1コーナーで遂に伊東に追いつき、アウトから並びかける。2台は並走のまま2コーナーを立ち上がるが、コカコーラコーナーでは三井が前に出た。
こうしてレースは小出峻(HFDP RACING TEAM)が一度もトップを明け渡すことなく14周を走り切って今季初勝利をものにし、荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)が2番目にチェッカーを受けたが、競技団は荒川に対して1周目の1コーナーで走路外追い越しがあったとして、レースタイムに40秒加算のペナルティを課した。
これにより荒川は21位に降格、三井優介(HFDP RACING TEAM)が2位に繰り上がり、伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)が3位に。ともに昨日に続いて表彰台に登ることになった。
インディペンデントカップは予選トップの鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)と同2番手のDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)が序盤から抜きつ抜かれつのドッグファイトを終盤まで繰り広げ、最後は鳥羽がDRAGONを押さえてチェッカー。昨日に続いて開幕2連勝を飾っている。
次戦の舞台は伝統の鈴鹿サーキット。5月28-29日開催だ。





Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 5 | | | 小出 峻 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 24'41.979 | - | - |
| 2 | 7 | | | 三井 優介 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 24'50.407 | 8.428 | 8.428 |
| 3 | 80 | | | 伊東 黎明 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTOR SPORTS | 14 | 24'50.918 | 8.939 | 0.511 |
| 4 | 97 | | | 岩澤 優吾 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 14 | 24'52.638 | 10.659 | 1.720 |
| 5 | 36 | | | 小林 利徠斗 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 14 | 24'59.487 | 17.508 | 6.849 |
| 6 | 37 | | | 中村 仁 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 14 | 24'59.583 | 17.604 | 0.096 |
| 7 | 77 | | | 宮下 源都 | WARMTECH Skill Speed SKILL SPEED | 14 | 25'01.968 | 19.989 | 2.385 |
| 8 | 31 | | | 奥住 慈英 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 14 | 25'02.424 | 20.445 | 0.456 |
| 9 | 6 | | | 西村 和真 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 25'02.863 | 20.884 | 0.439 |
| 10 | 62 | | | 堀尾 風允 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 14 | 25'06.149 | 24.170 | 3.286 |
| 11 | 14 | | | 新原 光太郎 | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED | 14 | 25'06.946 | 24.967 | 0.797 |
| 12 | 13 | | | 藤原 大輝 | Hitotsuyama MDF Hitotsuyama Racing | 14 | 25'08.055 | 26.076 | 1.109 |
| 13 | 41 | | | 奥本 隼士 | Racing TEAM HERO'S TEAM HERO'S | 14 | 25'10.346 | 28.367 | 2.291 |
| 14 | 32 | | | 辻本 始温 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 14 | 25'11.211 | 29.232 | 0.865 |
| 15 | 19 | | | 伊藤 慎之典 | KRac Motorsports F110 KRac Motorsports | 14 | 25'13.391 | 31.412 | 2.180 |
| 16 | 87 | | | 下野 璃央 | Dr.Dry F110 ZAP SPEED | 14 | 25'13.865 | 31.886 | 0.474 |
| 17 | 47 | | | 藤原 優汰 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 14 | 25'15.886 | 33.907 | 2.021 |
| 18 | 11 | | | 佐藤 樹 | Rn-sports Andare Rn-sports | 14 | 25'17.396 | 35.417 | 1.510 |
| 19 | 38 | | | 平安山 良馬 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 14 | 25'23.883 | 41.904 | 6.487 |
| 20 | 63 | IC | 1 | 鳥羽 豊 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 14 | 25'25.602 | 43.623 | 1.719 |
| 21 | *35 | | | 荒川 麟 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 14 | 25'27.185 | 45.206 | 1.583 |
| 22 | 30 | IC | 2 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 14 | 25'28.910 | 46.931 | 1.725 |
| 23 | 96 | IC | 3 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングアキランドF110 AKILAND RACING | 14 | 25'29.413 | 47.434 | 0.503 |
| 24 | 3 | IC | 4 | 佐藤 セルゲイビッチ | 夫婦の学校フィールドF4 フィールドモータースポーツ | 14 | 25'29.505 | 47.526 | 0.092 |
| 25 | 18 | IC | 5 | 堀田 誠 | ムータレーシング AKILAND RACING | 14 | 25'30.609 | 48.630 | 1.104 |
| 26 | 44 | IC | 6 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 14 | 25'31.251 | 49.272 | 0.642 |
| 27 | 71 | IC | 7 | 大山 正芳 | ダイワN通商アキランドF110 AKILAND RACING | 14 | 25'34.150 | 52.171 | 2.899 |
| 28 | 99 | IC | 8 | 近藤 善嗣 | AdvaNceD IoTくじらRn Rn-sports | 14 | 25'36.182 | 54.203 | 2.032 |
| 29 | 86 | IC | 9 | 大阪 八郎 | Dr.Dry F110 ZAP SPEED | 14 | 25'36.409 | 54.430 | 0.227 |
| 30 | 29 | IC | 10 | 井出 靖司 | SACCESS RACING RSイディア SACCESS RACING | 14 | 25'36.738 | 54.759 | 0.329 |
| 31 | 8 | | | 眞田 拓海 | SD-STYLE CSI-R F110 SD-STYLE | 14 | 25'37.244 | 55.265 | 0.506 |
| 32 | 27 | IC | 11 | SYUJI | S2R Racing RSS | 14 | 25'40.350 | 58.371 | 3.106 |
| 33 | 55 | IC | 12 | KENTARO | Baum Field F4 フィールドモータースポーツ | 14 | 25'58.200 | 1'16.221 | 17.850 |
| 34 | 23 | IC | 13 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 14 | 26'22.803 | 1'40.824 | 24.603 |
| 35 | 33 | IC | 14 | 慶原 克律 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 14 | 26'23.528 | 1'41.549 | 0.725 |
| 36 | 16 | | | 大滝 拓也 | Media Do影山Racing F110 Media Do Kageyama Racing | 12 | 22'27.477 | 2Laps | 2Laps |
| 37 | *81 | | | 卜部 和久 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 12 | 26'24.290 | 2Laps | 3'56.813 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ---- |
| - | 15 | | | 吉村 渉 | Media Do影山Racing F110 Media Do Kageyama Racing | 7 | 12'39.833 | 7Laps | 5Laps |
| - | 50 | | | 三島 優輝 | B-MAX RACING TEAM B-MAX RACING TEAM | 5 | 9'22.430 | 9Laps | 2Laps |
| - | 39 | | | 地頭所 光 | SACCESS RACING SACCESS RACING | 1 | 1'54.510 | 13Laps | 4Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 5 小出峻(HFDP RACING TEAM) 1'45.393 (8/14) 155.862 km/h
- CarNo. 35は、シリーズ規則第19条2.(走路外追い越し)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 81は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への接触行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

GT500クラスポールポジション No. 19 WedsSport ADVAN GR Supra
- 国本雄資(TGR TEAM WedsSport BANDOH)
-

「本当に嬉しいです。速いドライバーがチームメイトで嬉しい、それにつきますね。今シーズンは苦労も多くて、タイヤ開発でいっぱいテストさせてもらって、そういう中でヨコハマタイヤさんとTCDと、そしてチームみんなの頑張りがこうやって結果に現れたのが本当に嬉しいです。チーム体制も大きく変わり、ドライバーも変わって、エンジニアリング面も大きく変わった中で、坂東監督が僕たちのやりやすい環境づくりをしてくれました」
「フリー走行ではタイヤ選択や天候の変化への対応がすごく難しくて、最後の最後まで悩んで予選を迎えたんですけど、Q1はギリギリですが突破することができました。Q2では晴南君が集中してアタックしてくれました。本当にいい仕事をしてくれたなあと」
- 阪口晴南(TGR TEAM WedsSport BANDOH)
-

「こんなに気持ちのいいアタックをさせてもらえたことにまず感謝したいです。フリー走行からあまりうまくいってなくて、二人で話し合って、予選に向けてこうしたらいいんじゃないか、というのが予選で活きました。最後に僕がアタックさせてもらいましたけど、それまでにたくさんの人が関わってくださって、こういう気持ちのいいアタックができているので、ヨコハマタイヤの皆さん、TCDの皆さん、そしてチームの皆さんに本当に感謝したいです」
「坂東監督が若いドライバーにもやりやすい環境を作ってくださいました。僕は加入してまだ4ヶ月5ヶ月くらいですけど、それを感じさせない、ずいぶん前から一緒にやってきたみたいな感じで話をさせてもらっていることが本当に大きくて、なんとか結果で返したい、と思っていました。それが実って良かったです。アタックギリギリまで国本さんからアタックする上でのアドバイスをしてくれたので、それが活きました」
GT300クラスポールポジション No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT
- 井口卓人(R&D SPORT)
-

「今回ダンロップタイヤさんが新しいタイヤを持ち込んでくれた、っていうのと、予選に向けてセッティングを合わせ込むチームの力が勝ったと思います。それ以上に、宇宙人みたいな人がアタックして、すごく速いタイムを出してくれたので、驚きを隠せないです。Q1はQ2に繋ぐためのステップだと思うんですけど、午前中の練習走行からクルマが思い通りの状態ではなく、タイヤの選択やクルマのセッティングを進めていく中で、本当に最後のFCY訓練ぐらいでものすごくいいフィーリングが出てきました。それを予選に繋ぐことができて、最後に山内選手が素晴らしいアタックをしてくれました」
「2戦連続のポールですが、今回こそは決勝を力強く走って、予選日だけのBRZじゃなくしたいので、精一杯頑張ります」
- 山内英輝(R&D SPORT)
-

「非常にこのポールは嬉しいです。練習走行から予選にかけて、チームのアジャストであったり、井口選手のコメントであったり、全てが本当にうまく回ったからこそのポールです。井口選手が言うように、予選日だけのBRZと言われないように、決勝も全力で頑張ってベストを尽くしたい。優勝を目指して頑張ります」
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
2022オートバックス スーパーGT第2戦「FAV HOTEL 富士GT450kmレース」の公式予選が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスはNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)、GT300クラスは開幕戦岡山に続いてNo. 61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午後3時よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ、コースはドライだが、徐々に厚い雲が上空に広がり、気温、路面温度ともに下がっていく中での走行となった。
予選Q1 GT500はトムスの1-2
GT500クラスはコースオープンと同時に各車一斉にピットアウト。3~4周の入念なウォームアップを行なってから次々にタイムアタックに入っていった。
まずは平峰一貴(カルソニックIMPUL Z)が1分27秒940を記録。平峰は次の周で1分26秒989までタイムを縮めるが、この間に宮田莉朋(KeePer TOM'S GR Supra)が1分26秒340を記録してトップに立つ。
この時点で坪井翔(au TOM'S GR Supra)は1分26秒826、千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL Z)は1分26秒832、牧野任祐(STANLEY NSX-GT)は1分26秒746に留まる。福住仁嶺(ARTA NSX-GT)も1分26秒536と今一歩宮田に及ばない。
しかし坪井は次の周にもアタックを続行、終了直前に1分26秒301を叩き出してNo. 36 au TOM'S GR Supraがトップ、No. 37 KeePer TOM'S GR Supraが2番手でQ2進出を果たした。3番手にはNo. 8 ARTA NSX-GTが続き、終わってみればQ1はトップから11番手までが0秒789差という接戦となった。
こうした中、前回優勝のNo. 14 ENEOS X PRIME GR Supraは、山下健太のタイムが1分26秒810に留まり、惜しくも9番手でQ1敗退。8番手の国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)との差は僅か0秒041だった。
GT300クラスは、Aグループで高木真一(K-tunes RC F GT3)が1分35秒816と、このグループで唯一の1分35秒台を記録してトップ通過。柳田真孝(BUSOU raffinee GT-R)が1分36秒210、元嶋佑弥(Weibo Primezランボルギーニ GT3)が1分36秒215、蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)が1分36秒237と、FIA-GT3勢がトップ4を占める結果に。JAF-GT勢では前回の岡山大会でポールポジションを獲得した井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が5番手で唯一のQ2進出を果たすに留まった。
前回優勝のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)は60kgのサクセスウェイトを抱えながら、1分36秒315で8番手。見事Q2進出を果たしている。
Bグループは上位4台が1分35秒台という熾烈なタイムアタック合戦が展開され、ケイ・コッツォリーノ(PACIFIC hololive NAC Ferrari)が1分35秒385でトップ。加藤寛規(muta Racing GR86 GT)が1分35秒745、川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が1分35秒763、大草りき(TANAX GAINER GT-R)が1分35秒782とFIA-GT3、JAF-GTが入り乱れる結果となった。
チェッカー寸前には冨林勇佑(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)も1分35秒905と5番手タイムを叩き出したが、これは走路外走行を取られてタイム抹消となり、惜しくもQ1敗退となった。



予選Q2 阪口晴南が自身通算2回目のPP獲得!
GT500クラスはQ1同様に各車アウトラップに続いて3周のウォームアップを行い、計測4周目から1~2周のタイムアタックを敢行するという流れで進行する。
まずは山本尚貴(STANLEY NSX-GT)が1分27秒241、続いてジュリアーノ・アレジ(au TOM'S GR Supra)が1分26秒974を記録するが、アレジのタイムは走路外走行ということで抹消となってしまう。
野尻智紀(ARTA NSX-GT)もまた1分26秒569、1分26秒462と立て続けに好タイムをマークするが、アレジ同様に走路外走行を取られてベストタイムを抹消される。
これに対し阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)は計測4周目に1分26秒149でトップに立つと、次の周にも1分26秒137とさらにタイムを縮め、昨年の第1戦岡山でKeePer TOM'S GR Supraをドライブした時以来、自信2度目のポールポジションを獲得してみせた。
続いて平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)も1分26秒449と阪口に次ぐタイムを記録、ヨコハマタイヤ勢が揃ってフロントローを獲得するという結果となった。
3番手には高星明誠(CRAFTSPORTS MOTUL Z)が1分26秒452で続いた。



GT300クラスはまず富田竜一郎(TANAX GAINER GT-R)が1分35秒253でトップに立つと、新田守男(K-tunes RC F GT3)が1分35秒273でこれに続くが、チェッカー寸前に山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分34秒983とこの日唯一の1分34秒台を叩き出してトップに躍り出る。
さらに山内は次の周でも1分34秒888までタイムを縮め、開幕戦岡山に続いてNo. 61 SUBARU BRZ R&D SPORTが2戦連続でポールポジションをもぎ取ってみせた。
2番手にはNo. 10 TANAX GAINER GT-Rがつけ、No. 96 K-tunes RC F GT3が3番手という結果となった。
第2戦決勝は4日の午後2時30分より100周(450km)で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500クラス
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 19 | 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | | 1'26.137 | - | - | 190.706 |
| 2 | 24 | 平手 晃平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | | 1'26.449 | 0.312 | 0.312 | 190.017 |
| 3 | 3 | 高星 明誠 | CRAFTSPORTS MOTUL Z NISSAN Z GT500 NDDP RACING | MI | 12 | 1'26.452 | 0.315 | 0.003 | 190.011 |
| 4 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | KeePer TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer TOM'S | BS | | 1'26.548 | 0.411 | 0.096 | 189.800 |
| 5 | 8 | 野尻 智紀 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 2 | 1'26.569 | 0.432 | 0.021 | 189.754 |
| 6 | 38 | 立川 祐路 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 16 | 1'27.053 | 0.916 | 0.484 | 188.699 |
| 7 | 100 | 山本 尚貴 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 30 | 1'27.161 | 1.024 | 0.108 | 188.465 |
| 8 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 10 | 1'27.161 | 1.024 | 0.000 | 188.465 |
■GT300クラス
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 61 | 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 9 | 1'34.888 | - | - | 173.118 |
| 2 | 10 | 富田 竜一郎 | TANAX GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 15 | 1'35.253 | 0.365 | 0.365 | 172.454 |
| 3 | 96 | 新田 守男 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | | 1'35.273 | 0.385 | 0.020 | 172.418 |
| 4 | 34 | 柳田 真孝 | BUSOU raffinee GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 BUSOU Drago CORSE | DL | | 1'35.367 | 0.479 | 0.094 | 172.248 |
| 5 | 65 | 篠原 拓朗 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 33 | 1'35.430 | 0.542 | 0.063 | 172.135 |
| 6 | 11 | 安田 裕信 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 3 | 1'35.486 | 0.598 | 0.056 | 172.034 |
| 7 | 52 | 川合 孝汰 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | | 1'35.542 | 0.654 | 0.056 | 171.933 |
| 8 | 88 | 小暮 卓史 | Weibo Primezランボルギーニ GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | | 1'35.561 | 0.673 | 0.019 | 171.899 |
| 9 | 4 | 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 12 | 1'35.621 | 0.733 | 0.060 | 171.791 |
| 10 | 55 | 武藤 英紀 | ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 ARTA | BS | | 1'35.941 | 1.053 | 0.320 | 171.218 |
| 11 | 60 | 吉本 大樹 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | | 1'35.963 | 1.075 | 0.022 | 171.178 |
| 12 | 7 | アウグスト・ファルフス | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW Team Studie × CSL | MI | | 1'35.974 | 1.086 | 0.011 | 171.159 |
| 13 | 87 | 松浦 孝亮 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 9 | 1'36.077 | 1.189 | 0.103 | 170.975 |
| 14 | 56 | 藤波 清斗 | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 60 | 1'36.097 | 1.209 | 0.020 | 170.940 |
| 15 | 2 | 加藤 寛規 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | | 1'36.769 | 1.881 | 0.672 | 169.753 |
| 16 | 9 | 木村 武史 | PACIFIC hololive NAC Ferrari Ferrari 488 GT3 PACIFIC CARGUY Racing | YH | 24 | 1'37.594 | 2.706 | 0.825 | 168.318 |
■GT500クラス
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 36 | 坪井 翔 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 10 | 1'26.301 | - | - | 190.343 |
| 2 | 37 | 宮田 莉朋 | KeePer TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer TOM'S | BS | | 1'26.340 | 0.039 | 0.039 | 190.257 |
| 3 | 8 | 福住 仁嶺 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 2 | 1'26.536 | 0.235 | 0.196 | 189.826 |
| 4 | 24 | 佐々木 大樹 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | | 1'26.578 | 0.277 | 0.042 | 189.734 |
| 5 | 3 | 千代 勝正 | CRAFTSPORTS MOTUL Z NISSAN Z GT500 NDDP RACING | MI | 12 | 1'26.701 | 0.400 | 0.123 | 189.465 |
| 6 | 100 | 牧野 任祐 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 30 | 1'26.746 | 0.445 | 0.045 | 189.367 |
| 7 | 38 | 石浦 宏明 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 16 | 1'26.768 | 0.467 | 0.022 | 189.319 |
| 8 | 19 | 国本 雄司 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | | 1'26.769 | 0.468 | 0.001 | 189.316 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 9 | 14 | 山下 健太 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 42 | 1'26.810 | 0.509 | 0.041 | 189.227 |
| 10 | 12 | 平峰 一貴 | カルソニックIMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | 8 | 1'26.989 | 0.688 | 0.179 | 188.838 |
| 11 | 23 | 松田 次生 | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | MI | 22 | 1'27.090 | 0.789 | 0.101 | 188.619 |
| 12 | 16 | 笹原 右京 | Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT Honda NSX-GT TEAM Red Bull MUGEN | DL | | 1'28.305 | 2.004 | 1.215 | 186.023 |
| 13 | 64 | 大津 弘樹 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing | DL | | 1'28.853 | 2.552 | 0.548 | 184.876 |
| 14 | 39 | 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 6 | 1'29.133 | 2.832 | 0.280 | 184.295 |
| 15 | 17 | 松下 信治 | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 4 | 1'32.072 | 5.771 | 2.939 | 178.413 |
■GT300クラスグループA
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 96 | 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | | 1'35.816 | - | - | 171.441 |
| 2 | 34 | 井出 有冶 | BUSOU raffinee GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 BUSOU Drago CORSE | DL | | 1'36.210 | 0.394 | 0.394 | 170.739 |
| 3 | 88 | 元嶋 佑弥 | Weibo Primezランボルギーニ GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | | 1'36.215 | 0.399 | 0.005 | 170.730 |
| 4 | 65 | 蒲生 尚弥 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 33 | 1'36.237 | 0.421 | 0.022 | 170.691 |
| 5 | 61 | 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 9 | 1'36.242 | 0.426 | 0.005 | 170.682 |
| 6 | 55 | 木村 偉織 | ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 ARTA | BS | | 1'36.271 | 0.455 | 0.029 | 170.631 |
| 7 | 7 | 荒 聖治 | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW Team Studie × CSL | MI | | 1'36.295 | 0.479 | 0.024 | 170.588 |
| 8 | 56 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 60 | 1'36.315 | 0.499 | 0.020 | 170.553 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 9 | 6 | 川端 伸太朗 | Team LeMans Audi R8 LMS Audi R8 LMS Team LeMans | YH | 18 | 1'36.336 | 0.520 | 0.021 | 170.516 |
| 10 | 360 | 青木 孝行 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | | 1'36.665 | 0.849 | 0.329 | 169.935 |
| 11 | 30 | 織戸 学 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | | 1'36.693 | 0.877 | 0.028 | 169.886 |
| 12 | 31 | 中山 友貴 | apr GR SPORT PRIUS GT TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr | BS | | 1'36.889 | 1.073 | 0.196 | 169.542 |
| 13 | 48 | 田中 輝揮 | 植毛ケーズフロンティアGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 1'38.447 | 2.631 | 1.558 | 166.859 |
| 14 | 22 | 和田 久 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 1'38.561 | 2.745 | 0.114 | 166.666 |
■GT300クラスグループB
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 9 | ケイ・コッツォリーノ | PACIFIC hololive NAC Ferrari Ferrari 488 GT3 PACIFIC CARGUY Racing | YH | 24 | 1'35.385 | - | - | 172.216 |
| 2 | 2 | 堤 優威 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | | 1'35.745 | 0.360 | 0.360 | 171.568 |
| 3 | 52 | 菅波 冬悟 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | | 1'35.763 | 0.378 | 0.018 | 171.536 |
| 4 | 10 | 大草 りき | TANAX GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 15 | 1'35.782 | 0.397 | 0.019 | 171.502 |
| 5 | 11 | 石川 京侍 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 3 | 1'36.047 | 0.662 | 0.265 | 171.029 |
| 6 | 60 | 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | | 1'36.092 | 0.707 | 0.045 | 170.949 |
| 7 | 7 | 荒 聖治 | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW Team Studie × CSL | MI | | 1'36.147 | 0.762 | 0.055 | 170.851 |
| 8 | 87 | 坂口 夏月 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 9 | 1'36.148 | 0.763 | 0.001 | 170.849 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 9 | 18 | 太田 格之進 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 45 | 1'36.298 | 0.913 | 0.150 | 170.583 |
| 10 | 20 | 平中 克幸 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | | 1'36.498 | 1.113 | 0.200 | 170.229 |
| 11 | 244 | 佐藤 公哉 | HACHI-ICHI GR Supra GT TOYOTA GR Supra Max Racing | YH | | 1'36.963 | 1.578 | 0.465 | 169.413 |
| 12 | 5 | 冨林 勇佑 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | | 1'37.078 | 1.693 | 0.115 | 169.212 |
| 13 | 25 | 野中 誠太 | HOPPY Schatz GR Supra TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | | 1'37.434 | 2.049 | 0.356 | 168.594 |
| 14 | 50 | 阪口 良平 | Arnage MC86 TOYOTA 86 MC Arnage Racing | YH | | no time | - | - | - |
- 第1戦優勝 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
-
「前でアクシデントがあって、それをうまく避けて無難にまとめたレースだったかなと。攻めもしたんですが、どちらかというと保守的にポジションキープというところで終わってしまいました。気持ち的には優勝を狙っていたんですけど、そこまでの余裕がなかったので、ミスがあったら(伊東選手を)抜こうと思っていたんですけど、それができなかったのでポジションキープを頑張りました」
(やはりデビュー戦ということで確実に結果を出したかった?)
「そうですね。とりあえず完走は絶対にしたかったです。もちろん優勝を狙っていましたが、まずは確実に走り切るのが目標でしたね」
(これまでの経歴は)
「10年間カートをやってきました。昨年はSRS-Fを受講しながらJAF-F4のもてぎ大会と鈴鹿大会に1戦ずつ参戦しました。JAF-F4ではいい結果を残せなかったので、FIA-F4でいきなり結果を出せたのは嬉しいです」
(次戦への抱負を)
「今回は保守的になってしまったので、次はもっと攻めを入れて、優勝を狙っていきます」
- 第1戦決勝2位 岩澤優吾(Bionic Jack Racing)
-
「今日のレースは予選が決まらなくて、10番手スタートだったんですけど、ラッキーな部分もありました。レースペースは悪くなかったので、これまでも予選が課題でしたし、今回も決められなかったので、次に向けて改善していかないといけません。それでもレースで順位を上げて帰ってこられたのは良かったと思います。中盤あたりの一番激しいところをうまく抜けて前に出られたのはすごく良かったです」
(第2戦に向けての抱負を)
「今回はラッキーな展開でしたが、第2戦もちょっとずつ小さなチャンスを掴みながら、順位を上げていければなと思います」
- 第1戦決勝3位 伊東黎明(OTG MOTOR SPORTS)
- 「最初はスタートをしっかり決めて一つポジションを上げ、そこから少しずつ前のバトルに加わっていければと思っていましたが、スタートで前が2台消えて、4番手で戻ってきました。フロントタイヤが温まってきた感触を得たので、3周目の1コーナーで目一杯アウトから突っ込んで、そこで2台を抜くことができました。そこが今回のレースの一番の分岐点でした。その後前の選手にペナルティが出て、トップに立ちました。あとは後ろのペースを見ながら、毎周フルプッシュで、自分の得意なコーナーで引き離せればホームストレートで抜かれることはないと信じて走りました。そこはほぼミスなく走り切れたので良かったです。三井選手はコーナーごとにミラーに姿が見えていて、近くにいるのはわかっていました。しっかりドライビングに集中して走り切りました」
(第2戦への抱負を)
「次は予選3番手からのスタートですが、ポールの小出選手はタイヤがフレッシュなままなので、ペースが速いと思いますが、しっかり自分のペースで走って勝ちたいです」
※ レースは伊東黎明がトップ、三井優介が2位でチェッカーを受けたが、レース後に伊東に5秒加算のペナルティが出たため、三井が繰上げで優勝、伊東は3位となっている
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

2022年FIA-F4選手権第1戦の決勝が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選6番手からスタートしたルーキーの三井優介(HFDP RACING TEAM)が混戦を勝ち残り、見事デビューウィンを飾った。
午後1時50分より14周で行われた第1戦決勝は、序盤から荒れに荒れた。
まずポールポジションの小出峻(HFDP RACING TEAM)がスタートで出遅れ、1コーナーで予選2番手の西村和真(HFDP RACING TEAM)と接触してスピン。そのままレースを終えてしまった。
予選3番手の荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)も、この2台のアクシデントを回避するためにコースを飛び出したため、一気に15位まで後退してコントロールラインに戻ってくることになる。
これによりトップに浮上したのは西村。2位に奥本隼士(Racing TEAM HERO'S)、3位に三井、そして4位には予選5番手からスタートした伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)が続く。
トップを快走する西村の後方では、奥本、三井、伊東の3台による激しいバトルが展開され、3周目の1コーナーで伊東が奥本と三井を一気に抜き去って2位に浮上した。
しかしここでトップの西村に対して、ドライビングスルーペナルティの裁定が下される。スタート直後の小出との接触に対するペナルティだ。これにより西村は7周目にピットインを余儀なくされ、大きく順位を落とすことになった。
これでトップに繰り上がった伊東は再三にわたる三井からのプレッシャーをものともせずに14周を走りきり、トップでチェッカーを受ける。
2位はルーキーの三井、3位には予選10番手から着実に順位を上げてきた岩澤優吾(BJ Racing F110)が入った。
ところがレース後、伊東に対してスタート手順違反(グリッド停止位置)があったとして、5秒加算のペナルティが下される。これにより伊東は3位に後退。2番目にチェッカーを受けた三井がこのレースの勝者となった。
また、インディペンデントカップは予選2番手からスタートした鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)が優勝。自身通算8勝目を挙げている。
第2戦決勝は明日の朝8時より、同じく14周または30分間で行われる。





Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 7 | | | 三井 優介 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 24'52.275 | - | - |
| 2 | 97 | | | 岩澤 優吾 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 14 | 24'52.725 | 0.450 | 0.450 |
| 3 | *80 | | | 伊東 黎明 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTOR SPORTS | 14 | 24'56.625 | 4.350 | 3.900 |
| 4 | 35 | | | 荒川 麟 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 14 | 24'59.245 | 6.970 | 2.620 |
| 5 | 31 | | | 奥住 慈英 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 14 | 24'59.476 | 7.201 | 0.231 |
| 6 | 38 | | | 平安山 良馬 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 14 | 25'00.230 | 7.955 | 0.754 |
| 7 | 41 | | | 奥本 隼士 | Racing TEAM HERO'S TEAM HERO'S | 14 | 25'00.245 | 7.970 | 0.015 |
| 8 | 36 | | | 小林 利徠斗 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 14 | 25'03.063 | 10.788 | 2.818 |
| 9 | 81 | | | 卜部 和久 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 14 | 25'03.127 | 10.852 | 0.064 |
| 10 | 37 | | | 中村 仁 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 14 | 25'03.517 | 11.242 | 0.390 |
| 11 | 77 | | | 宮下 源都 | WARMTECH Skill Speed SKILL SPEED | 14 | 25'03.558 | 11.283 | 0.041 |
| 12 | 16 | | | 大滝 拓也 | Media Do影山Racing F110 Media Do Kageyama Racing | 14 | 25'04.139 | 11.864 | 0.581 |
| 13 | 14 | | | 新原 光太郎 | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED | 14 | 25'08.423 | 16.148 | 4.284 |
| 14 | 62 | | | 堀尾 風允 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 14 | 25'09.049 | 16.774 | 0.626 |
| 15 | 15 | | | 吉村 渉 | Media Do影山Racing F110 Media Do Kageyama Racing | 14 | 25'09.456 | 17.181 | 0.407 |
| 16 | 13 | | | 藤原 大輝 | Hitotsuyama MDF Hitotsuyama Racing | 14 | 25'12.312 | 20.037 | 2.856 |
| 17 | 50 | | | 三島 優輝 | B-MAX RACING TEAM B-MAX RACING TEAM | 14 | 25'12.816 | 20.541 | 0.504 |
| 18 | 32 | | | 辻本 始温 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 14 | 25'12.974 | 20.699 | 0.158 |
| 19 | 39 | | | 地頭所 光 | SACCESS RACING SACCESS RACING | 14 | 25'13.887 | 21.612 | 0.913 |
| 20 | 47 | | | 藤原 優汰 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 14 | 25'15.768 | 23.493 | 1.881 |
| 21 | 11 | | | 佐藤 樹 | Rn-sports Andare Rn-sports | 14 | 25'16.753 | 24.478 | 0.985 |
| 22 | 63 | IC | 1 | 鳥羽 豊 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 14 | 25'19.657 | 27.382 | 2.904 |
| 23 | 30 | IC | 2 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 14 | 25'22.110 | 29.835 | 2.453 |
| 24 | 3 | IC | 3 | 佐藤 セルゲイビッチ | 夫婦の学校フィールドF4 フィールドモータースポーツ | 14 | 25'24.062 | 31.787 | 1.952 |
| 25 | 96 | IC | 4 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングアキランドF110 AKILAND RACING | 14 | 25'27.882 | 35.607 | 3.820 |
| 26 | 44 | IC | 5 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 14 | 25'29.716 | 37.441 | 1.834 |
| 27 | 99 | IC | 6 | 近藤 善嗣 | AdvaNceD IoTくじらRn Rn-sports | 14 | 25'32.339 | 40.064 | 2.623 |
| 28 | *6 | | | 西村 和真 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 25'33.016 | 40.741 | 0.677 |
| 29 | 8 | | | 眞田 拓海 | SD-STYLE CSI-R F110 SD-STYLE | 14 | 25'33.044 | 40.769 | 0.028 |
| 30 | 86 | IC | 7 | 大阪 八郎 | Dr.Dry F110 ZAP SPEED | 14 | 25'37.664 | 45.389 | 4.620 |
| 31 | 18 | IC | 8 | 堀田 誠 | ムータレーシング AKILAND RACING | 14 | 25'37.666 | 45.391 | 0.002 |
| 32 | 71 | IC | 9 | 大山 正芳 | ダイワN通商アキランドF110 AKILAND RACING | 14 | 25'39.454 | 47.179 | 1.788 |
| 33 | 27 | IC | 10 | SYUJI | S2R Racing RSS | 14 | 25'41.867 | 49.592 | 2.413 |
| 34 | *87 | | | 下野 璃央 | Dr.Dry F110 ZAP SPEED | 14 | 25'52.009 | 59.734 | 10.142 |
| 35 | 29 | IC | 11 | 井出 靖司 | SACCESS RACING RSイディア SACCESS RACING | 14 | 26'08.834 | 1'16.559 | 16.825 |
| 36 | 55 | IC | 12 | KENTARO | Baum Field F4 フィールドモータースポーツ | 14 | 26'17.477 | 1'25.202 | 8.643 |
| 37 | 33 | IC | 13 | 慶原 克律 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 14 | 26'22.166 | 1'29.891 | 4.689 |
| 38 | 23 | IC | 14 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 14 | 26'30.745 | 1'38.470 | 8.579 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ---- |
| - | 19 | | | 伊藤 慎之典 | KRac Motorsports F110 KRac Motorsports | 7 | 12'46.967 | 7Laps | 7Laps |
| - | 5 | | | 小出 峻 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 0 | - | 14Laps | 7Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 35 荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4) 1'45.760 (12/14) 155.321 km/h
- CarNo. 80は、スタート手順(グリッド停止位置)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 6は、シリーズ規則第15条1.1)(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo. 87は、シリーズ規則第19条2.(走路外追い越し)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
2022オートバックス スーパーGT第2戦「FAV HOTEL 富士GT450kmレース」の公式練習が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスはNo. 37 KeePer TOM'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)、GT300クラスはNo. 10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)がトップタイムを記録した。
公式練習は午前9時より混走85分間、専有走行各クラス10分間で行われた。天候は晴れ。コースはほぼドライの状況で、気温、路面温度は走行開始から30分が経過した時点でそれぞれ18℃、23℃という絶好のコンディションでの走行となった。



GT500クラスで序盤にトップに立ったのはNo. 36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)で、坪井が7周目に1分27秒334を記録した。これをNo. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)の福住が16周目に1分27秒282で上回ってトップに。坪井は14周目に1分27秒284までタイムを縮めるが、その後はアレジに交代してロングランに入ったこともあり、混走は8号車トップ、36号車が2番手のまま終了、午前10時35分からの専有走行に移行した。
するとここでNo. 14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)の山下が1分27秒554で3番手に浮上、これをNo. 12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)の平峰が1分27秒
428で上回る。
そしてチェッカー寸前に宮田莉朋が1分27秒213を叩き出し、KeePer TOM'S GR Supraが一気にトップに躍り出て公式練習は終了。2番手はARTA NSX-GT、au TOM'S GR Supraが3番手という結果となった。



GT300クラスは混走で堤が1分36秒122を記録してトップに立ったNo. 2 muta Racing GR86 GT(加藤寛規/堤優威)を、専有走行終盤に富田竜一郎が1分35秒990を叩き出して上回り、TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)がトップで午後の予選に臨むことになった。2番手はmuta Racing GR86 GT、No. 61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が3番手だった。
第2戦の公式予選は午後3時より、ノックアウト方式で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 第1戦、第2戦ポールポジション 小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
-
「去年のシーズンが終わってから、今回の開幕戦に向けて、本当に綿密にチームで調整してきました。昨日の練習もすごく調子良くて、非常にポジティブな気持ちで予選に挑めました。マシン的にも、メンタル的にも良かったです。その結果第1レース、第2レースともポールということで、一安心という感じです。ただ昨日の練習よりも今日の予選の方が、後続とのタイムさが縮まっているので、余裕という感じではないかなあと」
(A組に比べて早めのアタックだったように見えたが、やはり路面コンディションが影響しているのか)
「もちろん路面のこともありますし、去年までは30分間走れたのが、今年から2組に分かれて20分間の走行になりました。走行時間が短くなる中で、何が起きるかもわからないので、とりあえず早めにタイムを出す、という意識で最初からガンガン攻めていきました」
「3年目ということで、今年はもちろんチャンピオンを取ることしか考えていないので。今まで経験してきたことを開幕戦から活かせたなと思います」
(決勝に向けての抱負を)
「今日も明日もポールですが、安心はできません。後続に速いドライバーが控えていますから。とりあえず自分の走りをして、全力を尽くす、ということに集中して走れば、自ずと結果はついてくると思うので、そこまで力まずにやろうと思います」
- 第1戦予選2位 西村和真(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
-
「恵まれた体制で出られることを嬉しく思います。予選ではグループの中で一番いいタイムだったことはすごく良かったです。朝から路面に濡れてるところが所々ある状態で、前半は様子を見ながら、周りのクルマとの間隔も見つつ、ポジションを探りながら走っていました。10分過ぎたあたりから、アタックを始めて、赤旗の出る直前の周でタイムを残すことができました。とはいうものの、濡れてるところに対処ができなかったり、もうちょっと行けたのかな? という部分があったりしたので、その辺りを経験として学びながら決勝にむけて準備していきたいです」
「最後の方でタイムが出ることを見越して、セットアップもしていたので、赤旗が出てなければもうちょっとタイムが出せたと思います。46秒台前半は間違いなかったでしょうね。でも決勝はいいポジションからスタートできるので、しっかりいいポジションで戻ってきたいです」
- 第1戦予選3位 荒川麟(TGR-DC Racing School)
-
「昨日の練習走行であまり速くなかったんですが、今日は少しコンディションに合わせることができました。あとほんの少しの差なので、そこを決勝にむけてどう考えていくかだと思います」
(感触は悪くなかった?)
「はい。昨日に比べたら差が縮まっているので、決勝では小出選手とのバトルになると思います。クルマはいじっていないんですが、コンディションの変化にクルマが合ってきた感じです。」
(決勝の抱負を)
「決勝では小出選手についていけるだけのペースがあるので、自信を持って臨みます」
- 第2戦予選2位 平安山良馬(TGR-DC Racing School)
-
「自分ではうまくいった感じはしません。ミスが多くて、反省の多い予選でした。運よくセカンドベストがA組の中で良かったということで、結果的にフロントローになれたという感じです」
(初めてのFIA-F4についての感想を)
「ずっとカートをやってきましたが、フォーミュラではコミニュケーション能力も必要になり、苦労している部分もあります。一戦一戦で成長していければと思います」
(経験の全くない中でのこのポジションは上出来だったのでは)
「そうは思っていません。やはりみんな勝つためにテストから走り込んできているので、そのテストでやってきたことを思えば、第1戦で12位という結果は納得できません。反省することが多いです」
(決勝への抱負を)
「まずはクラッシュしないように。最後までゴールすることを前提に1台1台抜いて行って、次のレースに繋げられる結果で終わりたいです」
- 第2戦予選3位 伊東黎明(OTG MOTOR SPORTS)
-
「昨日の専有走行はドライのコンディションでうまく走れなかったこともあり、マシンは変えずにドライビングに集中して走ったんですが、それで少し状況が良くなり、グループの中でベストタイムでは3番手、セカンドベストでは2番手を取ることができました。あまり位置関係は悪くなかったんですが、美味しいスリップを使うことができなかったので、それが使えていればベスト2番手、セカンドベスト1番手くらいには行けたと思います」
(A組よりは路面コンディションは良かったようだが)
「そうですね。Aよりは乾いていたと思いますけど、100Rとかにウェットパッチは残っていましたが、かなりドライに近い走り方ができていました」
(決勝に向けての抱負を)
「今年はもう3年生なので、去年までは追う立場でしたが、今年は追われる立場になります。しっかり3年生ってことを自覚して、結果にこだわってレースしたいです」
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO

FIA-F4選手権第1戦、第2戦の公式予選が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、第1戦、第2戦ともに小出峻(HFDP RACING TEAM)がポールポジションを獲得した。
2022年の開幕戦には過去最大の40台がエントリー。このうち14台がインディペンデントカップだ。このため公式予選はAとB二つのグループに分かれて各20分間で行われた。最速タイムを出したドライバーのいる組が奇数グリッド、もう一方の組が偶数グリットにつく。かつて30台を超えるエントリー台数を誇った全日本F3000選手権で行われたのと同様の方式だ。

グループAの走行は午前7時55分より午前8時15分まで。天候は快晴だが、路面には所々濡れた箇所があり、各車慎重に周回を重ねながら徐々にペースを上げていくことになった。
まずは西村和真(HFDP RACING TEAM)が3周目に1分49秒992、続いて4周目に1分47秒992を記録してトップに立ち、奥本隼士(Racing TEAM HERO'S)が1分48秒170で続く。
西村は5周目に1分47秒812までタイムを縮めるが、その直後に岩澤優吾(BJ Racing F110)が1分47秒600でトップに立った。残り時間は10分を切ったところ。3番手には卜部和久(BJ Racing F110)が1分47秒855で続く。
すかさず西村も6周目に1分47秒026を叩き出し、再びトップに。奥本が1分47秒438で2番手。小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が1分47秒519で続く。
7周目に入ると、奥本が1分46秒770でトップに浮上。奥住慈英(ATEAM Buzz Racing)も1分47秒252で3番手に上がってきた。路面が乾き、温度も上がってきたことで、各ドライバーが相次いで好タイムを連発しはじめた。西村も9周目に1分46秒597を叩き出してトップを奪い返した。
ところがA組の予選は残り5分を切ったところで赤旗中断になってしまう。
100Rの立ち上がりで眞田拓海(SD-STYLE CSI-R F110)がクラッシュしたためだ。結局この赤旗をもってA組の走行は終了となった。ベストタイムトップは西村。セカンドベストでも西村は1分47秒026を記録していたが、この周でランオフエリアを走行していたと判定されて、このタイムは不採用となった。
これによりセカンドベストトップは1分47秒350をマークした平安山良馬(TGR-DC RSフィールドF4)のものとなった。平安山は今季初参戦。これまでは全日本カート選手権に参戦しており、最高峰のOKクラスで参戦初年度の2020年に年間4位、昨年は年間6位に入っているが、フォーミュラカーでのレースはこのFIA-F4が初めてだ。
続いて午前8時25分より45分までB組の公式予選が行われた。路面コンディションが良くなったこともあり、B組のドライバーは序盤から積極的にアタックを開始する。
まずは大滝拓也(Media Do影山Racing F110)が2周目にいきなり1分48秒616でトップに。小出峻(HFDP RACING TEAM)は1分48秒640、 荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)も1分48秒828と続く。
3周目には三井優介(HFDP RACING TEAM)が1分46秒820を記録。これを4周目に小出が上回り1分46秒432でトップに浮上する。三井も1分46秒446までタイムを縮め、荒川も1分46.863で続く。
その後も小出は5周目に1分46秒197、8周目に1分45秒724と着実にタイムを縮め、9周目には1分45秒799とセカンドベストでもトップをキープして走行を終了。第1戦、第2戦ともにポールポジションから決勝に臨むこととなった。
B組ベストタイム2番手は1分45秒838の荒川。セカンドベスト2番手は1分46秒006の伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)となり、それぞれ第1戦、第2戦で3番手からスタートすることになった。
またインディペンデントカップは1分47秒245でB組トップのDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)がポールポジション。1分47秒902でA組トップの鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)が2番手となった。
第1戦決勝はこのあと午後1時50分より14周または30分間で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500クラス
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 37 | サッシャ・フェネストラズ 宮田 莉朋 | KeePer TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer TOM'S | BS | | 1'27.213 | - | - | 188.353 |
| 2 | 8 | 野尻 智紀 福住 仁嶺 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 2 | 1'27.282 | 0.069 | 0.069 | 188.204 |
| 3 | 36 | 坪井 翔 ジュリアーノ・アレジ | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 10 | 1'27.284 | 0.071 | 0.002 | 188.199 |
| 4 | 39 | 関口 雄飛 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 6 | 1'27.389 | 0.176 | 0.105 | 187.973 |
| 5 | 12 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | カルソニックIMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | 8 | 1'27.428 | 0.215 | 0.039 | 187.889 |
| 6 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | MI | 22 | 1'27.472 | 0.259 | 0.044 | 187.795 |
| 7 | 3 | 千代 勝正 高星 明誠 | CRAFTSPORTS MOTUL Z NISSAN Z GT500 NDDP RACING | MI | 12 | 1'27.513 | 0.300 | 0.041 | 187.707 |
| 8 | 14 | 大嶋 和也 山下 健太 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 42 | 1'27.554 | 0.341 | 0.041 | 187.619 |
| 9 | 24 | 佐々木 大樹 平手 晃平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | | 1'27.570 | 0.357 | 0.016 | 187.585 |
| 10 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | | 1'27.750 | 0.537 | 0.180 | 187.200 |
| 11 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 16 | 1'27.838 | 0.625 | 0.088 | 187.012 |
| 12 | 17 | 塚越 広大 松下 信治 | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 4 | 1'27.860 | 0.647 | 0.022 | 186.966 |
| 13 | 16 | 笹原 右京 大湯 都史樹 | Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT Honda NSX-GT TEAM Red Bull MUGEN | DL | | 1'28.041 | 0.828 | 0.181 | 186.581 |
| 14 | 100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 30 | 1'28.057 | 0.844 | 0.016 | 186.547 |
| 15 | 64 | 伊沢 拓也 大津 弘樹 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing | DL | | 1'29.576 | 2.363 | 1.519 | 183.384 |
■GT300クラス
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 10 | 富田 竜一郎 大草 りき 塩津 佑介 | TANAX GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 15 | 1'35.990 | - | - | 171.130 |
| 2 | 2 | 加藤 寛規 堤 優威 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | | 1'36.122 | 0.132 | 0.132 | 170.895 |
| 3 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 9 | 1'36.180 | 0.190 | 0.058 | 170.792 |
| 4 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | Weibo Primezランボルギーニ GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | | 1'36.192 | 0.202 | 0.012 | 170.771 |
| 5 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 12 | 1'36.228 | 0.238 | 0.036 | 170.707 |
| 6 | 52 | 川合 孝汰 菅波 冬悟 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | | 1'36.277 | 0.287 | 0.049 | 170.620 |
| 7 | 34 | 柳田 真孝 井出 有冶 | BUSOU raffinee GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 BUSOU Drago CORSE | DL | | 1'36.313 | 0.323 | 0.036 | 170.556 |
| 8 | 9 | 木村 武史 ケイ・コッツォリーノ | PACIFIC hololive NAC Ferrari Ferrari 488 GT3 PACIFIC CARGUY Racing | YH | 24 | 1'36.327 | 0.337 | 0.014 | 170.532 |
| 9 | 55 | 武藤 英紀 木村 偉織 | ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 ARTA | BS | | 1'36.511 | 0.521 | 0.184 | 170.207 |
| 10 | 360 | 青木 孝行 田中 篤 柴田 優作 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | | 1'36.538 | 0.548 | 0.027 | 170.159 |
| 11 | 11 | 安田 裕信 石川 京侍 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 3 | 1'36.566 | 0.576 | 0.028 | 170.110 |
| 12 | 56 | 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 60 | 1'36.592 | 0.602 | 0.026 | 170.064 |
| 13 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 9 | 1'36.633 | 0.643 | 0.041 | 169.992 |
| 14 | 65 | 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 33 | 1'36.687 | 0.697 | 0.054 | 169.897 |
| 15 | 96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | | 1'36.810 | 0.820 | 0.123 | 169.681 |
| 16 | 18 | 小林 崇志 太田 格之進 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 45 | 1'36.861 | 0.871 | 0.051 | 169.591 |
| 17 | 6 | 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン 川端 伸太朗 | Team LeMans Audi R8 LMS Audi R8 LMS Team LeMans | YH | 18 | 1'36.865 | 0.875 | 0.004 | 169.584 |
| 18 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 平良 響 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | | 1'37.106 | 1.116 | 0.241 | 169.164 |
| 19 | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | | 1'37.112 | 1.122 | 0.006 | 169.153 |
| 20 | 7 | 荒 聖治 アウグスト・ファルフス 近藤 翼 | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW Team Studie × CSL | MI | | 1'37.252 | 1.262 | 0.140 | 168.910 |
| 21 | 5 | 冨林 勇佑 平木 玲次 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | | 1'37.360 | 1.370 | 0.108 | 168.722 |
| 22 | 50 | 加納 政樹 阪口 良平 末廣 武士 | Arnage MC86 TOYOTA 86 MC Arnage Racing | YH | | 1'37.503 | 1.513 | 0.143 | 168.475 |
| 23 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | | 1'37.586 | 1.596 | 0.083 | 168.332 |
| 24 | 244 | 佐藤 公哉 三宅 淳詞 | HACHI-ICHI GR Supra GT TOYOTA GR Supra Max Racing | YH | | 1'37.821 | 1.831 | 0.235 | 167.927 |
| 25 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 友貴 | apr GR SPORT PRIUS GT TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr | BS | | 1'37.844 | 1.854 | 0.023 | 167.888 |
| 26 | 25 | 松井 孝允 野中 誠太 | HOPPY Schatz GR Supra TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | | 1'38.360 | 2.370 | 0.516 | 167.007 |
| 27 | 48 | 井田 太陽 田中 輝揮 | 植毛ケーズフロンティアGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 1'38.606 | 2.616 | 0.246 | 166.590 |
| 28 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 1'39.543 | 3.553 | 0.937 | 165.022 |
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Group B Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 5 | | | 小出 峻 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'45.799 | - | - | 155.264 |
| 2 | 80 | | | 伊東 黎明 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTOR SPORTS | 1'46.006 | 0.207 | 0.207 | 154.961 |
| 3 | 35 | | | 荒川 麟 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 1'46.028 | 0.229 | 0.022 | 154.929 |
| 4 | 7 | | | 三井 優介 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'46.074 | 0.275 | 0.046 | 154.862 |
| 5 | 50 | | | 三島 優輝 | B-MAX RACING TEAM B-MAX RACING TEAM | 1'46.497 | 0.698 | 0.423 | 154.247 |
| 6 | 37 | | | 中村 仁 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 1'46.547 | 0.748 | 0.050 | 154.174 |
| 7 | 14 | | | 新原 光太郎 | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED | 1'46.673 | 0.874 | 0.126 | 153.992 |
| 8 | 39 | | | 地頭所 光 | SACCESS RACING SACCESS RACING | 1'46.726 | 0.927 | 0.053 | 153.916 |
| 9 | 16 | | | 大滝 拓也 | Media Do影山Racing F110 Media Do Kageyama Racing | 1'46.760 | 0.961 | 0.034 | 153.867 |
| 10 | 19 | | | 伊藤 慎之典 | KRac Motorsports F110 KRac Motorsports | 1'46.834 | 1.035 | 0.074 | 153.760 |
| 11 | 62 | | | 堀尾 風允 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 1'46.946 | 1.147 | 0.112 | 153.599 |
| 12 | 30 | IC | 1 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 1'47.245 | 1.446 | 0.299 | 153.171 |
| 13 | 32 | | | 辻本 始温 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 1'47.643 | 1.844 | 0.398 | 152.604 |
| 14 | 11 | | | 佐藤 樹 | Rn-sports Andare Rn-sports | 1'47.650 | 1.851 | 0.007 | 152.595 |
| 15 | 96 | IC | 2 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングアキランドF110 AKILAND RACING | 1'47.727 | 1.928 | 0.077 | 152.485 |
| 16 | 44 | IC | 3 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'47.767 | 1.968 | 0.040 | 152.429 |
| 17 | 86 | IC | 4 | 大阪 八郎 | Dr.Dry F110 ZAP SPEED | 1'48.145 | 2.346 | 0.378 | 151.896 |
| 18 | 99 | IC | 5 | 近藤 善嗣 | AdvaNceD IoTくじらRn Rn-sports | 1'48.214 | 2.415 | 0.069 | 151.799 |
| 19 | 71 | IC | 6 | 大山 正芳 | ダイワN通商アキランドF110 AKILAND RACING | 1'48.816 | 3.017 | 0.602 | 150.959 |
| 20 | 27 | IC | 7 | SYUJI | S2R Racing RSS | 1'48.969 | 3.170 | 0.153 | 150.747 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'56.538)予選通過 ---- |
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Group B Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 5 | | | 小出 峻 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'45.724 | - | - | 155.374 |
| 2 | 35 | | | 荒川 麟 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 1'45.838 | 0.114 | 0.114 | 155.207 |
| 3 | 80 | | | 伊東 黎明 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTOR SPORTS | 1'45.907 | 0.183 | 0.069 | 155.106 |
| 4 | 7 | | | 三井 優介 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'46.066 | 0.342 | 0.159 | 154.873 |
| 5 | 37 | | | 中村 仁 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 1'46.191 | 0.467 | 0.125 | 154.691 |
| 6 | 19 | | | 伊藤 慎之典 | KRac Motorsports F110 KRac Motorsports | 1'46.312 | 0.588 | 0.121 | 154.515 |
| 7 | 50 | | | 三島 優輝 | B-MAX RACING TEAM B-MAX RACING TEAM | 1'46.436 | 0.712 | 0.124 | 154.335 |
| 8 | 14 | | | 新原 光太郎 | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED | 1'46.571 | 0.847 | 0.135 | 154.139 |
| 9 | 16 | | | 大滝 拓也 | Media Do影山Racing F110 Media Do Kageyama Racing | 1'46.639 | 0.915 | 0.068 | 154.041 |
| 10 | *39 | | | 地頭所 光 | SACCESS RACING SACCESS RACING | 1'46.659 | 0.935 | 0.020 | 154.012 |
| 11 | 62 | | | 堀尾 風允 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 1'46.899 | 1.175 | 0.240 | 153.667 |
| 12 | 30 | IC | 1 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 1'47.185 | 1.461 | 0.286 | 153.257 |
| 13 | 32 | | | 辻本 始温 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 1'47.266 | 1.542 | 0.081 | 153.141 |
| 14 | 11 | | | 佐藤 樹 | Rn-sports Andare Rn-sports | 1'47.299 | 1.575 | 0.033 | 153.094 |
| 15 | 96 | IC | 2 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングアキランドF110 AKILAND RACING | 1'47.468 | 1.744 | 0.169 | 152.853 |
| 16 | 44 | IC | 3 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'47.650 | 1.926 | 0.182 | 152.595 |
| 17 | 86 | IC | 4 | 大阪 八郎 | Dr.Dry F110 ZAP SPEED | 1'47.980 | 2.256 | 0.330 | 152.128 |
| 18 | 99 | IC | 5 | 近藤 善嗣 | AdvaNceD IoTくじらRn Rn-sports | 1'48.016 | 2.292 | 0.036 | 152.077 |
| 19 | 71 | IC | 6 | 大山 正芳 | ダイワN通商アキランドF110 AKILAND RACING | 1'48.580 | 2.856 | 0.564 | 151.288 |
| 20 | 27 | IC | 7 | SYUJI | S2R Racing RSS | 1'48.686 | 2.962 | 0.106 | 151.140 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'56.405)予選通過 ---- |
- CarNo. 39は、L項第4章第2条c)d)(走路外走行複数回)違反により、予選結果より3グリッド降格のペナルティーを科す。
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 38 | | | 平安山 良馬 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 1'47.350 | - | - | 153.021 |
| 2 | 15 | | | 吉村 渉 | Media Do影山Racing F110 Media Do Kageyama Racing | 1'47.362 | 0.012 | 0.012 | 153.004 |
| 3 | 41 | | | 奥本 隼士 | Racing TEAM HERO'S TEAM HERO'S | 1'47.438 | 0.088 | 0.076 | 152.896 |
| 4 | 36 | | | 小林 利徠斗 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 1'47.519 | 0.169 | 0.081 | 152.780 |
| 5 | 97 | | | 岩澤 優吾 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 1'47.600 | 0.250 | 0.081 | 152.665 |
| 6 | 31 | | | 奥住 慈英 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 1'47.671 | 0.321 | 0.071 | 152.565 |
| 7 | *6 | | | 西村 和真 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'47.812 | 0.462 | 0.141 | 152.365 |
| 8 | 81 | | | 卜部 和久 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 1'47.855 | 0.505 | 0.043 | 152.304 |
| 9 | 77 | | | 宮下 源都 | WARMTECH Skill Speed SKILL SPEED | 1'47.860 | 0.510 | 0.005 | 152.297 |
| 10 | 13 | | | 藤原 大輝 | Hitotsuyama MDF Hitotsuyama Racing | 1'48.120 | 0.770 | 0.260 | 151.931 |
| 11 | 63 | IC | 1 | 鳥羽 豊 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 1'48.460 | 1.110 | 0.340 | 151.455 |
| 12 | 87 | | | 下野 璃央 | Dr.Dry F110 ZAP SPEED | 1'48.486 | 1.136 | 0.026 | 151.419 |
| 13 | 47 | | | 藤原 優汰 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 1'48.800 | 1.450 | 0.314 | 150.982 |
| 14 | 8 | | | 眞田 拓海 | SD-STYLE CSI-R F110 SD-STYLE | 1'49.131 | 1.781 | 0.331 | 150.524 |
| 15 | 3 | IC | 2 | 佐藤 セルゲイビッチ | 夫婦の学校フィールドF4 フィールドモータースポーツ | 1'49.450 | 2.100 | 0.319 | 150.085 |
| 16 | 18 | IC | 3 | 堀田 誠 | ムータレーシング AKILAND RACING | 1'51.531 | 4.181 | 2.081 | 147.285 |
| 17 | 29 | IC | 4 | 井出 靖司 | SACCESS RACING RSイディア SACCESS RACING | 1'52.886 | 5.536 | 1.355 | 145.517 |
| 18 | 55 | IC | 5 | KENTARO | Baum Field F4 フィールドモータースポーツ | 1'54.414 | 7.064 | 1.528 | 143.573 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'58.121)予選通過 ---- |
| - | 33 | IC | - | 慶原 克律 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 1'58.797 | 11.447 | 4.383 | 138.276 |
| - | 23 | IC | - | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 2'04.104 | 16.754 | 5.307 | 132.363 |
- CarNo. 6は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3.(ランオフエリア走行)により、当該周回タイム(1'47.026)は採用されない。
FAV HOTEL FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2022/05/03) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 6 | | | 西村 和真 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'46.597 | - | - | 154.102 |
| 2 | 41 | | | 奥本 隼士 | Racing TEAM HERO'S TEAM HERO'S | 1'46.770 | 0.173 | 0.173 | 153.852 |
| 3 | 81 | | | 卜部 和久 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 1'46.864 | 0.267 | 0.094 | 153.717 |
| 4 | 36 | | | 小林 利徠斗 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 1'46.941 | 0.344 | 0.077 | 153.606 |
| 5 | 97 | | | 岩澤 優吾 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 1'46.979 | 0.382 | 0.038 | 153.552 |
| 6 | 38 | | | 平安山 良馬 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 1'47.178 | 0.581 | 0.199 | 153.267 |
| 7 | 15 | | | 吉村 渉 | Media Do影山Racing F110 Media Do Kageyama Racing | 1'47.245 | 0.648 | 0.067 | 153.171 |
| 8 | 31 | | | 奥住 慈英 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 1'47.252 | 0.655 | 0.007 | 153.161 |
| 9 | 77 | | | 宮下 源都 | WARMTECH Skill Speed SKILL SPEED | 1'47.300 | 0.703 | 0.048 | 153.092 |
| 10 | 13 | | | 藤原 大輝 | Hitotsuyama MDF Hitotsuyama Racing | 1'47.611 | 1.014 | 0.311 | 152.650 |
| 11 | 47 | | | 藤原 優汰 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 1'47.691 | 1.094 | 0.080 | 152.536 |
| 12 | 63 | IC | 1 | 鳥羽 豊 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 1'47.902 | 1.305 | 0.211 | 152.238 |
| 13 | 87 | | | 下野 璃央 | Dr.Dry F110 ZAP SPEED | 1'48.070 | 1.473 | 0.168 | 152.001 |
| 14 | 8 | | | 眞田 拓海 | SD-STYLE CSI-R F110 SD-STYLE | 1'48.971 | 2.374 | 0.901 | 150.745 |
| 15 | 3 | IC | 2 | 佐藤 セルゲイビッチ | 夫婦の学校フィールドF4 フィールドモータースポーツ | 1'49.427 | 2.830 | 0.456 | 150.117 |
| 16 | 18 | IC | 3 | 堀田 誠 | ムータレーシング AKILAND RACING | 1'50.615 | 4.018 | 1.188 | 148.504 |
| 17 | 29 | IC | 4 | 井出 靖司 | SACCESS RACING RSイディア SACCESS RACING | 1'52.235 | 5.638 | 1.620 | 146.361 |
| 18 | 55 | IC | 5 | KENTARO | Baum Field F4 フィールドモータースポーツ | 1'53.231 | 6.634 | 0.996 | 145.073 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'57.418)予選通過 ---- |
| - | 33 | IC | - | 慶原 克律 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 1'57.940 | 11.343 | 4.709 | 139.281 |
| - | 23 | IC | - | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 2'00.931 | 14.334 | 2.991 | 135.836 |
- CarNo. 81は、シリーズ規則第26条9.(ピットレーン速度)違反により、1グリッド降格のペナルティーを科す。

2022年のSUPER GTは、4月17日岡山国際サーキットで開幕を迎えた。
コロナ禍3シーズン目となる2022シーズンは、多少の制限はあるものの、万全の感染対策のもと観客を迎え、久しぶりの華やかな開幕戦となった。
チーム結成10年目の節目を迎えたArnage Racingは、マシンをMC86にチェンジ。これまでチームと苦楽を共にしてきた加納政樹選手に加えて、2013年に2レースを共に戦い、2020年にはこのMC86で2度の表彰台を飾った阪口良平選手をBドライバーに、また、昨シーズンチームタイランドで指揮をとっていた松浦佑亮氏を監督に迎えて、体制を一新。さらに、チームはアネスト岩田様という強力なスポンサーのお力添えを得て、Bシード存続を賭けて新しい体制でシーズンに臨むことになった。
シーズン開幕に先立ち、3月に岡山、富士にて2度の公式テストが行われた。
岡山国際サーキットでのテストで、初めてMC86を走行させたチームだったが、ドライバーとチームがマシンに慣熟することが精一杯、また、富士テストでは天候に祟られ、雨の降り頻る中でまともな走行をすることができなかった。
しかし、両テストで、なんとかヨコハマタイヤ向けのセットアップの方向性を掴んだチームは、短いインターバルの間に、エンジンを本番用のエンジンに交換し、テストで得たデータから、リファインしたセットアップを入れて開幕戦に臨んだ。
4/16 予選日
搬入日は時折雨の降る寒々とした天気だったが、公式練習、予選の行われる土曜日になると天候は回復。9時20分より、90分間の公式練習が行われた。
ところが、Arnage MC86は、出走前の暖機中にシフトチェンジができなくなるというトラブルに見舞われていた。スタート時間が迫る中、エンジニアとメカニックが原因究明に奔走し、「シフターのプレッシャーセンサ」に異常があることが判明。メカニックが部品を交換して、10分遅れで阪口選手が公式練習のスタートを切った。しかし1Lapを走行するや、今度はトランスポンダーの表示異常が発生。表示は加納選手まま切り替わらず、阪口選手は急遽ピットインしてメカニックが対応に当たった。原因は振動によるものかとも思われたが、容易には解明できず、GTAからの指示でしばらくの間ピットにステイを強いられた。その後GTAの判断により、チームはサーキットからトランスポンダーを借り、マシンをコースに戻すことを許された。
その後もバックモニターの異常など、次々とトラブル起きたが、そんな中で、こま切れに走行することによって、細かいセットアップを繰り返し、なんとか満足の行く方向性を見出すことができた。
結局チームは90分間の公式練習を半分ほどしか走行すること出来ず、公式練習の終わる間際、300クラス専有走行の最後の最後でコースに出た阪口選手が、フレッシュなタイヤでアタックを試みた。しかし、時間切れ、チェッカーとなってしまった。それでも、なんとかチェッカー直前に出した1’27.295がベストとなり、Arnage Racingは、午前中の走行を24番手で終了することができた。
午後2時から行われた予選で、Arnage RacingはQ1をB組から出走することになっており、Q1を担当する阪口選手が満を持してコースに出た。しかし、直後にライバルマシンがクラッシュして赤旗提示となり、予選は8分間で行われることとなった。
阪口選手は慎重にタイヤに熱を入れてタイミングを図り、最後の最後6Lap目、1’25.815をマークして、見事Q1突破を果たした。Q1敗退のデッドラインとは、ほんの0.05秒の僅差であったが、阪口選手の気迫のこもったアタックで、Arnage Racingは2018年以来、4年ぶりにQ2に駒を進めることができた。
予定より23分遅れて15:16から始まったQ2を、今度は加納選手が担当し、並み居る強豪揃いのマシンを相手に果敢なアタックを繰り広げた。加納選手はターゲットとしていたタイムを大幅に上回る好アタックを見せ、加納選手がこれまで、岡山国際サーキットではマークしたことのなかった1分26秒台を叩き出した。
Arnage RacingはQ1からポジションを上げることはできなかったが、翌日の決勝を16番手からスタートすることになった。
幸先の良い好順位に意気上がるチームは、予選後のピット練習に勤しんで決勝に備えた。
4/17 決勝日
決勝が行われる日曜日も、朝から青空が広がり、雨の心配は全くない絶好のレース日和となった。
レース前のウォームアップ走行では、阪口選手が、グリップのある比較的新しいタイヤでコースに出て、前日の予選までのセットアップが現状の路面温度にマッチするかどうかのチェックを行い、問題がないことを確認した。その後、加納選手も古めのタイヤでチェックを行い、こちらも問題がないことを確認することができた。
チームは最終のピットシミュレーションも行い、決勝の時を待った。
午後2時、晴れやかな青空のもと、2022年のSUPER GT開幕を待ちわびた観衆が見守る中、開幕戦岡山大会がスタートした。
Arnage Racingのスタートドライバーは阪口選手。
16番手からレースを開始した阪口選手は、スタート時に1つ順位を落としたものの、すぐにポジションを回復して3ラップ目には15番手とし、レース開始直後の混走の中で順調にタイムを刻んでいった。レース開始から15Lap、路面温度は35度と初夏のレースを思わせる。スティントの序盤、1分29秒台と順調なタイムを刻んでいた阪口選手だったが、15Lap辺りからリアタイヤの消耗を訴え始める。
チームはタイヤ攻撃性の穏やかなMC86の特性を見込んで、柔らかめのタイヤをチョイスしていたが、予想以上にタイヤの消耗が進んでおり、21Lap以降、立て続けにGTR勢に抜き去られて18番手までポジションを落としてしまった。
ミニマム周回数となる25Lapを過ぎる頃から、ルーティンピットに入るチームが出始めると、コース上のArnage Racing は見かけ上13番手となる。阪口選手は、リアタイヤの摩耗で苦しみながらも、30Lap後半も1分30秒台でプッシュを続け、レースペースを死守する頑張りを見せた。
当初チームは、ルーティンピットのタイミングを燃料の許容しうる最大の50Lapと想定していた。しかし、苦しむ阪口選手をこれ以上引っ張ることはできないと判断したチームは、40Lap目のピットインを決断、見かけ上2番手で阪口選手をピットに呼び戻した。
開幕戦はタイヤ四輪交換が義務づけられており、チームは給油と前後のタイヤ交換を行ない、41Lap目、第2スティントの加納選手が21番手でコースに復帰してレースを再開した。そして、第1スティントの阪口選手が苦しみながら守り抜いたレースの流れを、第2スティントの加納選手が気迫のこもった走りで守り抜くという、Arnage Racingらしい展開を見せ始めた。
加納選手は、スティントの序盤、1分30秒台の非常に良いペースで走行を続けて、少しずつ前方に見えるマシンとのギャップ縮め、55Lap目、ついに同じMC86マザーシャシーの5号車を抜き去ることに成功。18位に浮上すると、さらに上位マシンのアクシデントに乗じてポジションを16番手まで回復した。
レースは終盤になってから、大きいクラッシュが2度発生し、残り10Lapを切ったところでFCYが出るなど荒れた展開となっていた。
この時点で、Arnage MC86と、300クラスのトップを走るマシンとのギャップは1Lap。しかし背後から迫る500クラスの先頭マシン14号車に抜かれると、チームが目標としているチームポイント3を逃してしまう。
加納選手は最後までプッシュを続けたが、僅かに逃げきれず、残り1Lapのところで14号車に抜かれ、惜しくも完走ポイント3を逃すことになった。
しかし、加納選手は、予選で阪口選手が築いた16位というポジションを落とすことなくチェッカーを受け、荒れたレースを無事に完走することができた。
Arnage Racing

- 優勝 松下信治(B-MAX Racing Team)
-

「天気が昨日の段階でわからなかったですが、できれば雨になって欲しいと思っていました。雨になったらスタート命だなと思ってて、スタートは良くて抜けて5番手に上がりました。ペースは思ったより良かったですが、トップ3が見えたくらいから縮まらなくなったので、長期戦になると思いました。トップも牧野選手もタイヤがきつそうだという無線が本山さんから来て、自分もタイヤが結構きつかったんですが、あきらめちゃいけないなと踏ん張ったのがよかったです。牧野選手とのバトルもしびれましたし、接触もあまりなくてクリーンなバトルでした。この前の富士は彼にぶつかったので、そういう意味でもいいレースでした。今回は勝たせてもらいましたが、予選で前に行かないとシリーズは厳しいと思っています。1台体制でまだまだビハインドなので、がんばりたいと思います」
- 2位 野尻智紀(TEAM MUGEN)
-

「悔しいの一言です。とはいえ、チャンピオンシップを考えると2位というのは悲観する内容ではないです。シーズンが終わったときに転んでも2位だったと言えるように、これからのレースにこの悔しさをぶつけていきたいと思います。レースは序盤からグレイニングが出ていて、タイヤのピックアップに苦しみました。序盤で後続は離れたんですが、牧野選手が後ろに来ているというのも知っていました。自分のペースを維持するのが大変でしたが、最後までやれることはやれたと思います。心から松下選手におめでとうと言いたいです」
- 3位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-

「去年も3位はいっぱいあったんですが、全く内容の違う3位というか、非常に悔しいレースでした。スタートは良くて3番手までポジションを上げることができました。最後きつくなるのが分かっていたので、序盤はまったくプッシュしませんでした。山下選手を抜いたあたりから野尻選手とのギャップが縮まってきたのが分かっていましたが、かなり詰まったタイミングで松下さんが後ろから来ていて、難しいシチュエーションでした。ペースを上げすぎるとタイヤがきつくなるし、松下さんが来てるし、でもぼくは守りに行くこともなかったし、勝つために攻めて、ペースを上げたので後悔していません。冷静に考えれば1、2位の2人より、ぼくの方がペースを上げるタイミングが早かったのかと思います。次のオートポリスは勝てるように準備したいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

優勝チーム監督 本山哲(B-MAX Racing Team)
「代表の組田さんのフォーミュラが好きという純粋な気持ちで始まったチームですが、最高峰のレースはレベルが高くて、日本のモータースポーツを引っ張るトップチームが在籍していて、日本のトップドライバーがいて、簡単なものではないです」
「GTとかいろんな絡みがあって、組田さんからスーパーフォーミュラのチームをひっぱてくれないかと声かけしていただきました。ぼく自身もフォーミュラニッポンから思い出のあるカテゴリーで、フォーミュラカーも好きだし、得意分野でいろいろ経験したことを生かせるので、是非やらせてくださいといいました」
「最初の数年はチームとして試行錯誤をしながら過ごしてきて、毎年、新たな要素を取り入れて、向上してきました。昨年から1台に集中して、ポールを取ったり表彰台に乗ることもできました」
「ノブ(松下信治選手)自身もそうですし、チームとしても優勝経験がないので、優勝を目の前にしても、うまくクリアできず、見えてはいるけど遠いなという実感でした。それを昨年のオフから今年にかけて、がんばってやってきたんですが、その気持ちが空回りしていて、オフのテストと開幕戦は結果が悪かったです。ノブ自身も力みと焦りがあってうまく回らなかったので、今回に向けてそのあたりを整理してきました」
「優勝は狙っていたわけではなく、チームとしてきちんとレースを作る、できなくてもトップ6には必ず入る、というところで週末を過ごそうと決めていました」
「予選はうまくいかなくて、今日は雨の中で、スタートポジションがアウト側でした。イン側は水が流れているので、そこに関してはラッキーでした。スタートで4、5番は行けるなと言ってたらその通りになりました。水が少ないときは、鈴鹿の高速コースはフロントタイヤはうまく扱っていかないといけないので、そこをエンジニアの田坂さんがクルマでなんとか対応しました。あとはノブ自身が、フロントタイヤだけケアすれば、必ず他のクルマが落ちてくるので、絶対チャンスがあると思っていました。ノブ自身も焦らずにしっかりやってくれたのが良かったです」
「レースでは、いろいろセーブさせたこともあって、序盤からレースの真ん中に行くまでは、ノブがうまくタイヤをセーブして、そこからプッシュするとタイムが出る状況になりました。そのあとも数周タイムを上げて、大きくラインを外して水のあるところも走って、非常に珍しく自分を抑えた我慢した走りをしてくれました。そういった地道な努力が結果に結びついたんじゃないかと思います。今回はぼく自身もそうですし、チームも落ち着いてしっかりやってくれたので、みんなに感謝しています」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)は24日、鈴鹿サーキットで雨の中、第6戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、スタートで後退するも最終ラップにトップを奪い返し優勝した。
決勝は午後4時30分にフォーメーションラップが始まる。小康状態を保っていた雨も、この頃から再び落ち始めた。
ポールポジションの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)は、蹴り出しは良かったものの、ホイールスピンが多くスピードが乗らず、予選2位からスタートした太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)の先行を許し、2位に落ちる。3、4、5位には好スタートを切った予選4位の古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、予選6位の菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、予選7位の平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)がそれぞれ上がってきた。予選3位の野中誠太(TOM'S)は6位まで落ちた。
トップに立った太田は1周目に2位の小高を1.5秒離し、コントロールラインに戻ってくるとここから2位以下を突き放しにかかる。6周目にはその差を2.9秒まで広げた。
しかし小高は7周目にはここまでのファステストラップをたたき出し、トップ太田との差を詰め始める。12周目にはその差は1秒を切った。
ここからトップ太田と2位小高の攻防が始まる。しかし、太田は小高を巧みにブロックし先行を許さない。

最終ラップ、東コースでペースの速い小高が、逆バンクで太田に並びかける。この2人はダンロップコーナーからデクナーまで併走し、ついに小高が太田を差しトップに立った。
太田の背後には2人のバトルに乗じて、接近していた古谷が迫る。



トップに立った小高は、西コースでペースアップ。太田を突き放して、17周を走り優勝した。2位には古谷の追撃を振り切った太田が入り、3位には古谷が入った。
4位以降の順位はスタート時と変わらず、4位に菅波が、5位に平良が、6位に野中が入った。

マスタークラスは、スタートでトップに立ったポールポジションの今田信宏(JMS RACING with B-MAX)を2周目にDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)がパス。そのままリードを広げDRAGONが優勝した。

次大会、第4、5、6戦は5月21日~22日に大分県のオートポリスで決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

全日本スーパーフォーミュラ選手権は24日、鈴鹿サーキットで31周の決勝を行い、予選9位からスタートした松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)が、雨の中、前車を次々とパス、初優勝を飾った。
午前中から降り続いた雨は午後になってもやむ気配は無く、午後2時30分、全車ウェットタイヤを履いてフォーメーションラップが始まった。このためタイヤ交換の義務は無くなり、ピットイン無しでの決勝レースとなる。気温は17度、路面温度は20度だ。
スタートでは、ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)は、予選2位の山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)に並びかけられるが、アウトからかぶせてトップを死守。2位には山下が続き、3位には好スタートを切った予選5位の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)が上がる。4位には坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が続く。
予選9位の松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)はスタートで6位まで上がると、オープニングラップで予選3位のサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)との攻防を制して5位まで上がってきた、フェネストラズは6位までドロップダウン。
野尻は1周目に2位以下を2.3秒離すと、その後も異次元のスピードで快走。6周目には2位の山下を12秒離して独走状態に持ち込む。
一方、2位の山下はペースが上がらない。7周目には逆バンクからダンロップコーナーにかけ、牧野にかわされ3位に落ちる。5位の松下も坪井をかわし4位に浮上した。
さらに松下は9周目に、山下をかわして3位に浮上。ペースの上がらない山下はたまらず、11周終わりでピットに入りタイヤを交換。大きく順位を落とした。
トップ野尻は、2位の牧野を11周目までは11秒ほど離していたが、ここから牧野が徐々に野尻との差を詰め始める。その後方の松下も一時は5秒強あった牧野との差を削り始めた。
16周目、トップ野尻と2位牧野の差は6秒1。牧野と松下の差は1秒を切った。ここから、牧野と松下の2位争いが勃発する。

牧野と松下は10周近く激しい接近戦を演じるが、ついに27周目のシケインで松下が牧野を仕留め2位に浮上する。
この時点で、トップ野尻と松下の差は3.1秒。あきらかにペースの上がらない野尻に松下が急接近。28周目にはその差は1.1秒。松下は29周目から30周目のストレートで野尻の背後に付け、ついに1コーナーでアウトから野尻をパスしてトップに躍り出た。

松下はこのまま31周を走り、優勝。2位には野尻が、3位には牧野が入った。



6位でレースを始めたフェネストラズは、8周目に前を走る坪井をパスして5位、前述のとおり山下がピットインで後退したため4位でレースを終えた。
KCMGの2人、国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF19)と小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)はチームメート同士でバトルを演じていたが、16周目に国本をパスした小林が、5位、国本は6位に入った。
予選12位からスタートした平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)はスタートで14位まで順位を落とすが、怒濤の追い上げを見せ7位でゴールした。8位には大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が、9位には山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、10位には佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)が入りここまでがポイントを獲得した。

優勝した松下はSFでは自身初優勝。2017年からSFに参戦を始めたB-MAXにとっても6年目での初優勝となった。
第4戦は5月22日、舞台を大分県のオートポリスに移し決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Motorsports Forum
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 17 | 37'50.811 | - | - |
| 2 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 17 | 37'52.039 | 1.228 | 1.228 |
| 3 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 17 | 37'52.860 | 2.049 | 0.821 |
| 4 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 17 | 37'55.085 | 4.274 | 2.225 |
| 5 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 17 | 37'56.661 | 5.850 | 1.576 |
| 6 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 17 | 37'57.631 | 6.820 | 0.970 |
| 7 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 17 | 38'02.958 | 12.147 | 5.327 |
| 8 | 10 | | | 元嶋 成弥 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 17 | 38'11.279 | 20.468 | 8.321 |
| 9 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 17 | 38'16.378 | 25.567 | 5.099 |
| 10 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 17 | 38'28.187 | 37.376 | 11.809 |
| 11 | 30 | M | 1 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 17 | 38'41.109 | 50.298 | 12.922 |
| 12 | 4 | M | 2 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 17 | 38'55.752 | 1'04.941 | 14.643 |
| 13 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 17 | 39'23.790 | 1'32.979 | 28.038 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 15Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 1 木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING) 2'12.161 (16/17) 158.180 km/h
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:01'18.681 | - | - |
| 2 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:01'23.734 | 5.053 | 5.053 |
| 3 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:01'26.794 | 8.113 | 3.060 |
| 4 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:01'37.100 | 18.419 | 10.306 |
| 5 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:01'40.575 | 21.894 | 3.475 |
| 6 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'03.285 | 44.604 | 22.710 |
| 7 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 31 | 1:02'05.062 | 46.381 | 1.777 |
| 8 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:02'06.490 | 47.809 | 1.428 |
| 9 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:02'10.245 | 51.564 | 3.755 |
| 10 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:02'11.168 | 52.487 | 0.923 |
| 11 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'11.768 | 53.087 | 0.600 |
| 12 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'22.134 | 1'03.453 | 10.366 |
| 13 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:02'31.989 | 1'13.308 | 9.855 |
| 14 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:02'36.378 | 1'17.697 | 4.389 |
| 15 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'37.018 | 1'18.337 | 0.640 |
| 16 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'38.107 | 1'19.426 | 1.089 |
| 17 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 31 | 1:02'47.141 | 1'28.460 | 9.034 |
| 18 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'47.637 | 1'28.956 | 0.496 |
| 19 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 31 | 1:02'49.092 | 1'30.411 | 1.455 |
| 20 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 30 | 1:01'54.761 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 27Laps)完走 ---- |
| - | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 25 | 51'24.999 | 6Laps | 5Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 1 野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19) 1'55.285 (3/31) 181.335 km/h

- 優勝 太田格之進(TODA RACING)
-

「雨のスタートをどうしたらいいか分かっていなくて、いままでのデータを見ながら、このへんかなという感覚でスタートしました。まずはストールしないように、できれば1コーナーを抜かれずに回りたいと思ったんですが、2年目の選手が去年経験があるだけあって、スタートをすごく決めてきました。野中選手には、1コーナーで横並びというか向こうの方が前にいるくらいで並ばれてしまって、だめかなと思ったんですが、雨というのもあってアウト側からもう1回まくって抜き返すことができました。野中選手もフェアに戦ってくれたので、その点はすごく感謝しています。彼が外に出てきたらぼくも飛んでたと思います」
「チームがいいマシンを用意してくれていたのでペースはすごく良かったです。雨でリスキーなのでミスせずに逃げるだけでした。途中ファステストも狙ってて取ることができました。フルポイント獲得できたし、初優勝もきて安心しています」
「途中3秒弱離れたときにSCが出たので『やめてくれよ』と思いました。小高選手がリスタートがうまいのを知っていたので、プレッシャーも感じていましたし、なんとかSCを切り抜けられて、そこからは普通に走れば抜かれないだろうと思っていました」
- 2位 小高一斗(TOM'S)
-

「スタートが良くなくて、古谷選手に並ばれてしまったんですが、1コーナーで前に出ることができ、3番手をキープしました。前で太田選手と野中選手がバトルをしていましたが、ウエットで抜くのが難しいので序盤に仕掛けることにしました。結果的に1周目のS字で仕掛けたのは良かったんですが、その後、太田選手にじりじりと離され、追いつくことができなかったので、今後ウエットで自分とマシンのレベルアップをしていかなといけないです」
「3番手スタートで、最低でもポジションキープ、一つでも上の順位で帰ってくると決めていたので、優勝はしたかったですが、最低限のことはできたと思います」
- 3位 古谷悠河(TOM'S)
-

「6番手からスタートが抜群に良くて、1コーナーまでに3番手の小高選手の少し前に出るぐらいまで行きました。でも、前のクルマの水しぶきがすごすぎて、どこを走ってる分からなくなって、小高選手に『譲ってくれたの?』」って言われるくらい手前でアクセルをオフしてしまいました。もったいなかったです。その後4番手を走行していましたが、野中選手がコースオフするラッキーもあって、3番手でのチェッカーでした」
「チームの皆さんが素晴らしいクルマを用意してくれたのでペースも良くて、前が開けた後も何度か区間ベストが出たのでいいレースでした」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)は24日、鈴鹿サーキットで雨の中、第5戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が、スタートの攻防を制し、そのまま逃げ切りポールトゥウィン。SFL初優勝を飾った。
決勝は午前10時50分にフォーメーションラップが始まった。雨は早朝より降り続き、路面は完全なウェットとなった。
絶妙のスタートを切ったのは予選2位の野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)。1コーナー手前でインからポールスタートの太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)に先行。しかし太田もアウトからかぶせ、1~2コーナーで併走。太田がS字入り口でインから野中の前に出て、トップに立った。
野中は続くS字でも3位スタートの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)にかわされ3位に落ちる。4位には古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が、5位には平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、6位には木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が、7位には菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が続く。
太田は1周目に2位の小高を0.9秒離して戻ってくると、3周目にはその差を1.5秒、5周目には1.8秒まで広げた。
6周目には8位を走る元嶋成弥(Rn-sports 320)がデグナーでコースアウト。グラベルに捕まったため、このマシンの排除のためセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。
SCは8周終わりで退き、レースは9周目からリスタートが切られた。ここでも太田は絶妙のリスタートを決め、小高を0.7秒離してコントロールラインを通過。この周にはこのレースのファステストラップをたたき出し、トップを盤石のものとした。
10周目には3位を走る野中がS字でコースアウト。強引にコースに復帰するも、7位までポジションを落とした。
太田は、後続の混乱を尻目に、2位小高との差を保ち12周を走って、SFL初優勝を飾った。
2位には小高が、3位には野中が後退したため古谷が繰り上がった。4位には平良が、5位には木村が、6位には菅波が入った。
マスタークラスは、クラスポールポジションからスタートした今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が、スタートでオーバーオールクラスの平木湧也(HELM MOTORSPORTS 320)を抜き去ると終始、平木湧也を押さえる大健闘でクラス優勝を飾った。
第6戦はこの後、午後4時30分よりこのレースより5周多い17周で行われる。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 12 | 28'55.931 | - | - |
| 2 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 28'57.060 | 1.129 | 1.129 |
| 3 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 28'59.338 | 3.407 | 2.278 |
| 4 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 29'00.118 | 4.187 | 0.780 |
| 5 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 29'02.105 | 6.174 | 1.987 |
| 6 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 29'04.696 | 8.765 | 2.591 |
| 7 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 12 | 29'11.809 | 15.878 | 7.113 |
| 8 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 29'18.131 | 22.200 | 6.322 |
| 9 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 12 | 29'18.877 | 22.946 | 0.746 |
| 10 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 29'21.269 | 25.338 | 2.392 |
| 11 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 12 | 29'36.653 | 40.722 | 15.384 |
| 12 | *35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 29'37.470 | 41.539 | 0.817 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ---- |
| - | 10 | | | 元嶋 成弥 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 5 | 11'14.402 | 7Laps | 7Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 2 太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 2'09.996 (9/12) 160.814km/h
- CarNo. 35は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2.(危険な走路復帰)により、競技結果に30秒を加算し、ペナルティーポイント1点を科した。

全日本スーパーフォーミュラ選手権は24日、鈴鹿サーキットで午後からの決勝をにらんだ2回目のフリー走行が雨の中で行われ、平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)がトップタイムを記録した。
午前中は曇りの天気予報は外れ、鈴鹿は朝から小雨が降り続くあいにくの天候となった。路面はフルウエットで気温は16度、路面温度は19度のコンディションで、午前8時45分より30分間のフリー走行が始まった。
開始直後から全ドライバーがコースイン。午後の決勝も雨が予想されるため、レインセットの確認を各チーム行うはずだ。
開始早々、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が1分54秒258でトップに立つ。すかさず、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が1分54秒169でこれを上回る。
開始から10分足らず、セクター1でベストタイムを刻んでいた阪口はいきおい余ってスプーンコーナーで飛び出し、タイヤバリアにヒット。ここで赤旗が提示されセッションは中断した。
この時点で、トップは大湯、2位に阪口、3位には坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、4位に宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、5位に山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、6位に大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)が付けている。
セッションは9時4分から残り11分で再開された。この頃から雨脚も強くなってきた。
終了5分を切ったところで平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)が53秒913でトップに浮上。坪井も4位、松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)5位に上がる。
終了2分前、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)が4位に、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が6位に浮上した。
チェッカー後、自己ベストを更新しながら走っていた坪井がスプーン手前でコースアウト。関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)もスプーンで飛び出した。このセッション、スプーンが鬼門となったようだ。
結局、トップは赤旗後、悪化するコンディションの中、ベストタイムを刻んだ平川。開始早々の雨量が少ない中でのタイムで大湯が2位。3位は赤旗の原因となった阪口、4位には小林、5位には坪井、6位には大津が続いた。
ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)は12位とこのセッション振るわなかった。
決勝は午後2時30分より31周または75分で行われる。決勝はおそらく雨。野尻の連勝なるか、この雨のセッションでヘビーウェットにもかかわらずトップタイムを刻み、12番グリッドからスタートする平川の動向にも注目だ。


Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Free Practice 2 Weather:Rain Course:Wet
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'53.913 | - | - | 183.519 |
| 2 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'54.169 | 0.256 | 0.256 | 183.107 |
| 3 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'54.258 | 0.345 | 0.089 | 182.965 |
| 4 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'54.382 | 0.469 | 0.124 | 182.767 |
| 5 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'54.437 | 0.524 | 0.055 | 182.679 |
| 6 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'54.559 | 0.646 | 0.122 | 182.484 |
| 7 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'54.630 | 0.717 | 0.071 | 182.371 |
| 8 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'54.819 | 0.906 | 0.189 | 182.071 |
| 9 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'54.949 | 1.036 | 0.130 | 181.865 |
| 10 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'55.460 | 1.547 | 0.511 | 181.060 |
| 11 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'55.666 | 1.753 | 0.206 | 180.738 |
| 12 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'55.840 | 1.927 | 0.174 | 180.466 |
| 13 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'55.876 | 1.963 | 0.036 | 180.410 |
| 14 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'56.058 | 2.145 | 0.182 | 180.127 |
| 15 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'56.075 | 2.162 | 0.017 | 180.101 |
| 16 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'56.623 | 2.710 | 0.548 | 179.255 |
| 17 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'57.946 | 4.033 | 1.323 | 177.244 |
| 18 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'58.027 | 4.114 | 0.081 | 177.122 |
| 19 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'58.672 | 4.759 | 0.645 | 176.159 |
| 20 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'59.180 | 5.267 | 0.508 | 175.409 |
| 21 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 2'03.613 | 9.700 | 4.433 | 169.118 |

- 優勝 小高一斗(TOM'S)
-

「スタートが大事なレースなので、そこに集中していいスタートが切れました。序盤のペースは悪くなかったんですが、後半ペースが上がらなくて、太田選手と野中選手が近づいてきました。ぎりぎり優勝できました。一度、デグーナー1個目でミスをして2個目で飛び出してしまいました。そこで太田選手に抜かれかけました。そういうミスも出やすくなるほど後半のバランスは厳しかったです」
- 2位 太田格之進(TODA RACING)
-

「ぼくもスタートは決まったんですが、小高選手は何年も出ているだけあってスタートはうまいなと思いました。野中選手もスタートがうまいのでそこもプレッシャーを感じていました。2番手をキープしたまま1周目を終えることができました。小高選手のライン取りを見ていて、序盤にベストタイムを出しに行ってるのが分かったので、勝負は最後になるだろという考えもあったので、少し離れて、ファステストラップ狙いで走りました。ファステストを取れたので作戦ははまりましたね。小高選手のミスもあって抜けるかなと思いましたが、3レース目もあるので無理をしませんでした」
- 3位 野中誠太(TOM'S)
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「スタートは不安がありましたが、太田選手に近づく形で1コーナーに侵入できました。その点は今後につながるポイントでした。その後のペースは良くも悪くもありませんでしたが、後半まで落ちはなかったので、そこに関しては良かったのかと思います。ただピークタイムは良くないので、データを見て改善していけばいいかなと思います。後ろで二人の選手の挙動を見ることができ、詰まるところ離れるところも見えてきて、いろんな走らせ方を試すことができたので、自分にとってもプラスになったと思います」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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- ポールポジション 野尻智紀(TEAM MUGEN)
-

「鈴鹿に入ってから調子を崩さないようにしていました。鈴鹿でもぼくのクルマが良くなってるのを感じていましたし、そこからしっかりアジャストをして、予選でもQ1からQ2に対してのアジャストも非常に良かったです。これだけ素晴らしいクルマを作ってくれたチームに感謝したいと思います。アタック自体ベストを出し切れたと思うし、本当に自信を持って走ることができました。あしたの決勝もここに帰ってこられるようにがんばりたいと思います」
- 2位 山下健太(KONDO RACING)
-

「スーパーフォーミュラに参戦して5年くらい結果がでなくて苦労しました。今回、まだ結果が出たわけじゃないんですが、うれしいです。去年はポイントを取れなかったので、いろんなところを見直してもらって、お金もかけてもらって、少しずつ調子が良くなってきました。本当はポールを取りたかったんですが、あしたに向けてはいいポジションだと思います。できれば野尻選手を抜いて勝ちたいんですが、表彰台で終われたらいいですね」
- 3位 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
-

「素晴らしい予選でした。実は、ここまで来られるとは思っていませんでした。朝から調子も良くて、コンドーレーシングにとってはハッピーな日になりました。去年は苦戦をして難しいシーズンでした。今日2位と3位のグリッドを獲得できたのはうれしです。あしたは長いレースになるので、雨が降らなければいいですね。これからも野尻選手とフェアに戦って結果を出していきたいと思います」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権は23日、鈴鹿サーキットで第4戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が1度もトップを譲ることなく、ポールトゥウインで今季2勝目を飾った。
決勝は午後4時30分にフォーメーションラップが始まった。
ポールポジションの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)、予選2位の太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)とも絶妙のスタートを切り、この順位のまま1コーナーへ向かう。その後ろのドライバーも予選順位のままで、3位野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)、4位古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、5位木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)、6位平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)、7位菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)でレースは始まる。
トップ小高は1周目に太田を0.9秒離してコントロールラインを通過すると、3周目にはその差を1.3秒まで広げた。
3位の野中は上位2台について行くことができず少しずつ遅れ始める。4位の古谷は5位の木村を背後に従え防戦一方。そこから大きく遅れて6位平良と7位菅波も接近戦を演じる。
5周目には7位を走る菅波が1コーナーで6位の平良にアウトからかぶせ2台は2コーナーで併走。3コーナー手前で菅波が6位に上がった。
トップ小高と2位太田は1秒前後の差で一進一退。7周目には小高がデグナーでミス。その差は0.3秒まで縮まった。
後半ペースの上がらないトップ小高と2位太田はここから接近戦を演じる。シケインでは並びかける場面もあったが、経験豊富な小高は太田のオーバーテイクを許さない。
この争いに乗じ、3位の野中もこの上位2人に急接近。一時は3人でのトップ争いとなったが、この順位はゴールまで変わらず、小高が12周を走り今シーズンの2勝目をポールトゥウィンで飾った。
2位には太田が、3位には野中が入った。
上位3人には大きく離されたが4位古谷と5位木村の争いも終盤まで続いた。10周目のシケインでは木村がアウトから古谷にかぶせ2人は併走。若干の接触もあったが、古谷が木村の先行を許さず、ゴールまでこの順位は変わらなかった。
6位には菅波が入った。
マスタークラスはポールポジションからスタートした今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が一時はオーバオールクラスのドライバーをオーバーテイクするなど健闘。総合11位でクラス優勝を飾った。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 22'45.426 | - | - |
| 2 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 12 | 22'45.996 | 0.570 | 0.570 |
| 3 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 22'46.563 | 1.137 | 0.567 |
| 4 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 22'50.430 | 5.004 | 3.867 |
| 5 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 22'50.772 | 5.346 | 0.342 |
| 6 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 22'54.137 | 8.711 | 3.365 |
| 7 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 22'58.832 | 13.406 | 4.695 |
| 8 | 10 | | | 元嶋 成弥 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 12 | 23'02.814 | 17.388 | 3.982 |
| 9 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 12 | 23'16.073 | 30.647 | 13.259 |
| 10 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 12 | 23'16.278 | 30.852 | 0.205 |
| 11 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 23'29.696 | 44.270 | 13.418 |
| 12 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 23'32.331 | 46.905 | 2.635 |
| 13 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 12 | 23'37.225 | 51.799 | 4.894 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 2 太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 1'53.223 (4/12) 184.637km/h

全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は23日、鈴鹿サーキットでノックアウト方式の公式予選を行い、野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が第2戦に続きポールポジションを獲得した。
ノックアウト方式の公式予選は午後3時10分より行われた。今シーズンから昨年までの3セッションから、Q1とQ2の2セッションに変更された。Q1はAグループとBグループで行われ各セッション上位6人がQ2に進出。12人でQ2が争われポールポジションが決定する。
天候は下り坂。鈴鹿上空の雲は厚くなり、1コーナーに向かってフォローの強い風が吹く。
■Q1 Aグループ
Q1は10分間で争われる。気温は24度、路面温度は31度だ。開始と同時に各ドライバー一斉にコースイン。
各ドライバー1~2周を回っていったんピットイン。その後ピットアウトしてウォームアップを行い、アタックが始まる。
最初にアタックを行ったのは山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)で、1分37秒352でまずはトップに立つ。
この山本のタイムを上回ったのはサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)で1分36秒914でトップに浮上。
この後、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が2位に付け、3位には国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF19)が上がる。山本は4位まで落ちた。
5位には牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)が上がり、第1戦優勝の平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)は6位とぎりぎりでQ2進出を果たした。
ここでノックアウトされたのは、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)、佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)の4人となった。第1戦ポールポジションの笹原だったが、最初のアタックの1コーナーでコースアウトしたのが響いたようだ。
■Q1 Bグループ
ここでも各ドライバー、コースイン後1度ピットインしてその後ピットアウト。ウオームアップ周回を挟んでアタックが始まった。
最初のアタックを行ったのは大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)で1分37秒450でまずはトップに立つ。
このタイムを大きく上回ってきたのは野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)。1分36秒957であっさりとトップに浮上した。
2位はめまぐるしく代わった。大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が2位に立つとすかさず松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)が取って代わる。さらに松下のタイムを更新した山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)が2位浮上した。その後ろ3位には宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)が付ける。
結局、トップタイムは野尻。2位に山下、3位に宮田、4位に小林、5位に松下、6位に大津となりここまでがQ2進出を果たした。
この2位争いの割を食ったのが大湯で7位まで後退。以下、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)がこのセッションでノックアウトされた。



■Q2
Q2は7分間で争われた。
ここでも野尻が早々にアタックを仕掛ける。いきなりQ1のタイムを大きく上回る1分36秒352を出しトップに立つ。
2位には国本が、3位には牧野が4位には坪井が、5位には小林が付けていたが、彼らのタイムを更新してきたのはQ1から好調の山下とフェネストラズのコンドーレーシングコンビ。山下は野尻のタイムに迫る0秒075差で2位に、フェネストラズは3位に浮上した。
4位には宮田が、5位には国本が、6位には牧野が入った。
決勝は明日24日、午後2時30分より31周で行われる。天候は曇りだが、降水確率は30%。雨が落ちれば予断を許さない争いになるかも知れない。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.352 | - | - | 216.967 |
| 2 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'36.427 | 0.075 | 0.075 | 216.798 |
| 3 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'36.535 | 0.183 | 0.108 | 216.556 |
| 4 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'36.557 | 0.205 | 0.022 | 216.506 |
| 5 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'36.626 | 0.274 | 0.069 | 216.352 |
| 6 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'36.675 | 0.323 | 0.049 | 216.242 |
| 7 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'36.910 | 0.558 | 0.235 | 215.718 |
| 8 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.000 | 0.648 | 0.090 | 215.518 |
| 9 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'37.037 | 0.685 | 0.037 | 215.435 |
| 10 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.113 | 0.761 | 0.076 | 215.267 |
| 11 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.123 | 0.771 | 0.010 | 215.245 |
| 12 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'37.172 | 0.820 | 0.049 | 215.136 |
■Aグループ
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Knock Out Q1 A Group Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'36.914 | - | - | 215.709 |
| 2 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'36.944 | 0.030 | 0.030 | 215.642 |
| 3 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.329 | 0.415 | 0.385 | 214.789 |
| 4 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.352 | 0.438 | 0.023 | 214.738 |
| 5 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.502 | 0.588 | 0.150 | 214.408 |
| 6 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'37.536 | 0.622 | 0.034 | 214.333 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 7 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'37.662 | 0.748 | 0.126 | 214.057 |
| 8 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'37.746 | 0.832 | 0.084 | 213.873 |
| 9 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'37.846 | 0.932 | 0.100 | 213.654 |
| 10 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'37.870 | 0.956 | 0.024 | 213.602 |
| ---- 以上基準タイム(107% - 1'43.697)予選通過 ---- |
■Bグループ
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Knock Out Q1 B Group Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'36.957 | - | - | 215.613 |
| 2 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.000 | 0.043 | 0.043 | 215.518 |
| 3 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'37.060 | 0.103 | 0.060 | 215.384 |
| 4 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'37.207 | 0.250 | 0.147 | 215.059 |
| 5 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'37.308 | 0.351 | 0.101 | 214.835 |
| 6 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.420 | 0.463 | 0.112 | 214.588 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 7 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'37.450 | 0.493 | 0.030 | 214.522 |
| 8 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'37.527 | 0.570 | 0.077 | 214.353 |
| 9 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'37.920 | 0.963 | 0.393 | 213.493 |
| 10 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'37.924 | 0.967 | 0.004 | 213.484 |
| 11 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'38.108 | 1.151 | 0.184 | 213.084 |
| ---- 以上基準タイム(107% - 1'43.743)予選通過 ---- |


全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦、第5戦は23日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、第4戦は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、第5戦は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午前11時35分より30分間で行われた。ベストタイムで第4戦のセカンドベストタイムで第5戦のグリッドが決定する。
各ドライバー予選開始と同時にコースイン。3周をウォームアップに費やし、4周目にアタックを行う。
ここでトップタイムを記録したのは1分52秒045で太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)。2位に小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)、3位に木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)、4位に菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、5位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)、6位に古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)と続く。
この後、各ドライバーピットインを行い、2セット目のタイヤに履き替え再度アタック。
ここでは自身1回目のタイムを大きく更新した1分51秒450で小高がトップに踊り出てポールポジションを獲得。太田は1回目のタイムを更新するも小高に0秒338差と離され2位。3位には1回目のタイムを1秒弱縮めた野中が滑り込んできた。4位には古谷が僅差で続き、52秒を切れなかった木村が5位、6位には平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が入り、これが第4戦のグリッド順となった。
セカンドベストタイムで決まる第5戦のグリッドは、速いタイムをそろえた太田がポールポジション。2位には野中が、3位には小高が、4位には菅波が、5位には木村が、6位には古谷が続いた。
マスタークラスは、第4戦、第5戦ともクラストップタイムだった今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がポールポジションを獲得した。
この後、午後4時30分より第4戦決勝が12周で行われる。


Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦は23日、鈴鹿サーキットで1回目のフリー走行を行い、前戦優勝の野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)がトップタイムを記録した。
フリー走行は午前9時50分より90分間で行われた。鈴鹿は薄曇り、やや強い風が1コーナーに向かって吹く春らしい陽気の中でセッションは始まった。
開始15分過ぎ、1分38秒454でトップに立ったのは宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)で、2位に坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、3位に山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)、3位にサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)、4位にジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、5位に大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)、6位に野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が続く。
開始20分、遅めにコースインした牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)が1分38秒049でトップに立つ。宮田、坪井は2位、3位に落ち、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)と平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)も4位、5位に上がってきた。
開始25分、野尻が1分38秒259で、牧野と宮田の間に割って入り2位に浮上。ほとんどのドライバーはピットに入り待機中。
開始45分、フリー走行も半分が経過。大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が5位に浮上した。
終了38分前、笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が1分38秒020でトップに立つ。以下、2位牧野、3位野尻、4位宮田、5位坪井、6位大津と続く。
終了23分前、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)が4位に浮上。
終了12分前、野尻が1分37秒729と38秒を切るタイムでトップに立った。
終了6分前、ピットインしていたドライバーが続々とピットアウトし、予選をにらんだ最後のアタックが始まる。
ここで2位に上がってきたのは、1分37秒792で山下。3位にはフェネストラズが上がるが、直後に宮田がフェネストラズを上回るタイムで3位に浮上。フェネストラズは4位に落ち、中盤に出したタイムで5位に笹原が、若干タイムを縮めた牧野が6位に続いた。
トップの野尻はタイム更新はならなかったが、他者の逆転を許さず、トップのままでフリー走行を切り上げた。
公式予選はこの後、午後3時10分よりノックアウト方式で行われる。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 1'52.045 | - | - | 186.579 |
| 2 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.226 | 0.181 | 0.181 | 186.278 |
| 3 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.267 | 0.222 | 0.041 | 186.210 |
| 4 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'52.357 | 0.312 | 0.090 | 186.061 |
| 5 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'52.360 | 0.315 | 0.003 | 186.056 |
| 6 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.415 | 0.370 | 0.055 | 185.965 |
| 7 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.550 | 0.505 | 0.135 | 185.741 |
| 8 | 10 | | | 元嶋 成弥 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'53.358 | 1.313 | 0.808 | 184.418 |
| 9 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'53.867 | 1.822 | 0.509 | 183.593 |
| 10 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'54.512 | 2.467 | 0.645 | 182.559 |
| 11 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'54.557 | 2.512 | 0.045 | 182.487 |
| 12 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'55.325 | 3.280 | 0.768 | 181.272 |
| 13 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'56.222 | 4.177 | 0.897 | 179.873 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'03.397)予選通過 ---- |
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'51.450 | - | - | 187.575 |
| 2 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 1'51.788 | 0.338 | 0.338 | 187.008 |
| 3 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'51.939 | 0.489 | 0.151 | 186.755 |
| 4 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'51.988 | 0.538 | 0.049 | 186.674 |
| 5 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'52.087 | 0.637 | 0.099 | 186.509 |
| 6 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.247 | 0.797 | 0.160 | 186.243 |
| 7 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'52.304 | 0.854 | 0.057 | 186.148 |
| 8 | 10 | | | 元嶋 成弥 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'52.692 | 1.242 | 0.388 | 185.507 |
| 9 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'53.751 | 2.301 | 1.059 | 183.780 |
| 10 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'53.977 | 2.527 | 0.226 | 183.416 |
| 11 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'54.302 | 2.852 | 0.325 | 182.894 |
| 12 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'54.433 | 2.983 | 0.131 | 182.685 |
| 13 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'55.982 | 4.532 | 1.549 | 180.245 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'02.898)予選通過 ---- |
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'37.729 | - | - | 213.910 |
| 2 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.792 | 0.063 | 0.063 | 213.772 |
| 3 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'37.820 | 0.091 | 0.028 | 213.711 |
| 4 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'37.976 | 0.247 | 0.156 | 213.371 |
| 5 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'38.020 | 0.291 | 0.044 | 213.275 |
| 6 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'38.046 | 0.317 | 0.026 | 213.218 |
| 7 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'38.061 | 0.332 | 0.015 | 213.186 |
| 8 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'38.314 | 0.585 | 0.253 | 212.637 |
| 9 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'38.324 | 0.595 | 0.010 | 212.615 |
| 10 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'38.355 | 0.626 | 0.031 | 212.548 |
| 11 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'38.383 | 0.654 | 0.028 | 212.488 |
| 12 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'38.423 | 0.694 | 0.040 | 212.402 |
| 13 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'38.477 | 0.748 | 0.054 | 212.285 |
| 14 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'38.488 | 0.759 | 0.011 | 212.261 |
| 15 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'38.617 | 0.888 | 0.129 | 211.984 |
| 16 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'38.683 | 0.954 | 0.066 | 211.842 |
| 17 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'38.747 | 1.018 | 0.064 | 211.705 |
| 18 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'38.869 | 1.140 | 0.122 | 211.443 |
| 19 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'38.944 | 1.215 | 0.075 | 211.283 |
| 20 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'38.968 | 1.239 | 0.024 | 211.232 |
| 21 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'39.022 | 1.293 | 0.054 | 211.117 |