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2015年10月

SUPER GT

SGT:第6戦SUGO GAINER TANAX SLS、菅生の魔物を味方に3位表彰台を獲得! (GAINER)

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  • #11 GAINER TANAX SLS
  • Katsuyuki HIRANAKA / Bjorn WIRDHEIM
  • 予選:11位 決勝:3位
  • 入場者数/予選日:8,000人・決勝日:28,500人

9月19日(土曜日)

  • 公式練習 9:00~10:35 晴/ドライ/気温:29度/路面温度:37度
  • ノックアウト予選1回目 13:30~13:45 晴/ドライ/気温:26度/路面温度:33度
  • ノックアウト予選2回目 14:15~14:27 晴/ドライ/気温:25度/路面温度:31度

 今年のシリーズも残り3戦となり、9月開催は初のスポーツランド菅生で行われ、ハンディウエイトもここが一番の重量級となる。今年は僚友の10号車が、シリーズをひっぱる形となってはるが、まだまだ11号車もシリーズを諦めた訳ではない。前回の鈴鹿戦は予想より気温が低かったが、今回の菅生は思ったよりも気温が高くなった土曜日だった。

gt-rd6-gainer-11-2  走り出しは平中克幸から。走り始めからアンダーステアを訴える。フロントの足回りを何度か調整するが、変化が見られない。2セット目のタイヤを履き、コースへ。それでもアンダーステアは変わらない。

 その後Bjorn WIRDHEIMと交代するが、コメントは同じ。コーナー入り口でオーバーステア、出口ではアンダーステアになるようだ。今度はリアの足回りを調整し、練習走行は終わった。

 あと15~20分でも走行時間があると、もっとセットを試したり、2名共のドライバーが、タイヤの確認、セットの確認をすることが出来るのだが、現状ではなかなか思うようにセットアップがはかどらない。午後からの予選はオンタイムで開始された。

 Q1を担当するのは平中。計測2周目に1'20.401のタイムで6番手。しかしこの後タイムアップは難しく、3分近く予選時間を残し早々にアタックを終了する。しかし思うよりもタイムを更新するマシンが無く、13番手でQ2に駒を進めることが出来た。

 Q2はBjornが担当。2分ほどウエイティングをしてコースへ。しかしすぐに2号車ロータスMCが、コースオフしグラベルに捕まり赤旗中断。赤旗中断後すぐにタイムアタックを開始。しかしアンダーステアは消えず、思うようなタイムが出ない。1'20.913のタイムで予選は11番手が確定した。

平中克幸ドライバーコメント
 正直かなり厳しい予選になってしまいました。タイヤのチョイスは、思ってる中で決勝よりなものを選びましたので、決勝で追い上げられることを期待して、頑張りたいと思います。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 GTRはウエイトが重くても速かった。11号車は予選よりも決勝に向けたタイヤ選択をしました。ベストを尽くして、出来る限り多くのポイントを獲得し、ラッキーがあれば表彰台に上りたいですね。

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9月20日(日曜日)

  • フリー走行 9:00~9:30 晴/ドライ/気温:22度/路面温度:27度
  • 決勝 14:00~ 晴/ドライ/気温:26度/路面温度:38度

 秋の穏やかな陽射しの中、予定通りフリー走行はBjornスタートで開始された。程なくしてハイポイントコーナーでウサギがはねられ、赤旗中断。決勝セットの確認を行う。しかし、アンダーステアは昨日と変化無く、マシンバランスもあまり良くない。

 約半分で平中と交代。このセッションは16番手で走行を終えた。7月の行われた合同テスト時と、あまりにも路面状況が変わっていた事と、なかなか路面にラバーが載ってこないことで苦戦が予想された。

gt-rd6-gainer-11-5  宮城県警察の白バイ5台とパトカー1台の先導に続き、交通安全啓蒙のパレードラップが行われ、続いてフォーメーションラップが開始。その後綺麗に決勝レースはスタートした。

 スタートはBjornが担当。1周目はそのままのポジションで通過。トップから11番手までが7秒以内で周回を重ねる。Bjornはなかなか思うようにタイムを上げられず、前車との差が徐々に開いていく。しかしポジションは下げることは無かったが、14周目に3号車GT-Rにパスされてしまう。そのまま我慢のレースは続いていたが、25周目に500クラスのクラッシュにより、SCがコースに入り、レースはリセット。

 ピットレーンオープンと同時にはピットへ入ることが出来ず、次周にルーティーンのピット作業を行うことを決める。これが功を奏し、平中がコースインした時には、レースはリスタートされたばかり。8番手でコース復帰することに成功。

 全車がピット作業を行った49周目には4番手に浮上。前を行く88号車ランボルギーニとは18秒ほどあったが、平中はペースを上げ、60周目には10秒差まで追い上げる。途中周回遅れのマシンに前を阻まれ、ペースダウンを強いられるが、70周目には2秒差まで詰め寄る。73周目には馬の背でインをさし、3番手に浮上する。そのままチェッカーを受け、今期3度目の表彰台を獲得した。

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平中克幸ライバーコメント
 結果的に3位で終われたということは、チーム、ドライバーにとっても良かったんじゃないかと思います。しかしそれは結果論であって、それまでの状況があまりにも悪すぎたので、次のオートポリスは行ってみないと分からない部分が大きいですし、不安な要素が沢山あります。ただ攻めなくてはいけないということは事実なので、レース前のテストでどれだけ良い状態に持って行けるかが重要だと思います。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 良い結果でうれしいです。ファーストスティントでは非常に難しい状況で、ポジションをキープするのでいっぱいいっぱいでした。ピットのタイミングが非常にラッキーで、ロスなくKatsuがコースに戻れました。ただ選択したタイヤは、すごく良いとは言い難かったですが、Katsuが本当に良い仕事をしてくれました。ランボルギーニを抜いて、表彰台を獲得出来たことは本当に素晴らしかった。チームも本当に喜んでいます。チャンピオンシップもまだまだ苦しいですが、今日のKatsuのパフォーマンスは本当に素晴らしかった。
田中哲也監督コメント
 予選はコンディションに合わなくて苦労しましたし、決勝も流れ的に決して良い展開で始まった訳ではありませんでした。ピットのタイミングが良くて、3位になれたことは上出来ではなかったかなと思います。結果は良かったですが、課題のいっぱい残るレースでした。成績に浮かれてたら、間違いなくはまってしまうので、その辺りに気をつけて、次戦からウエイトも少し軽くなるので、優勝、表彰台を目指して頑張りたいと思います。
GAINER

SUPER GT

SGT:第6戦SUGO GAINER TANAX GT-R、ウエートハンディー100kgをはねのけ6位入賞! (GAINER)

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  • #10 GAINER TANAX GT-R
  • Andre COUTO / Ryuichiro TOMITA
  • 予選:8位 決勝:6位
  • 入場者数/予選日:8,000人・決勝日:28,500人

9月19日(土曜日)

  • 公式練習 9:00~10:35 晴/ドライ/気温:29度/路面温度:37度
  • ノックアウト予選1回目 13:30~13:45 晴/ドライ/気温:26度/路面温度:33度
  • ノックアウト予選2回目 14:15~14:27 晴/ドライ/気温:25度/路面温度:31度

 今年のシリーズも残り3戦となり、9月開催は初のスポーツランド菅生で行われ、ハンディウエイトもここが一番の重量級となる。100kgを積む10号車が、シリーズを快走しているが、4位(2位・3位は千代勝正と富田竜一郎)3号車GT-Rとは、31ポイント差を付けてはいるが、取りこぼしなくシリーズ全戦でポイント獲得を狙う。

 前回の鈴鹿戦は予想より気温が低かったが、今回の菅生は思ったよりも気温が高くなった土曜日だった。

gt-rd6-gainer-10-2  走り出しはAndre Coutoから。100kgも積んでいるため、ブレーキなどかなり厳しくなる。アンダーステアもあり、リアの足回りのセット変更を何度か行う。

 1時間後に富田竜一郎と交代。やはりアンダーステアはあるようで、車高調整してこのセッションは14番手で走行を終えた。

 Q1を担当するのはAndre。練習走行のタイムからすると、Q1突破が一つの目標となる。計測毎にタイムをあげていくAndre。計測3周目に1'20.156のタイムで10番手。この後1台には抜かれたものの、11番手でQ2に進むことが出来た。

 Q2は富田が担当する。ウエイティングをしているときに2号車がコースオフし、赤旗中断。再開後もほぼ全車がコースインしてから、アタックを開始する。2周目に1‘20.361のタイムで暫定6番手。一度クールダウンしてから再度アタックするが、タイム更新は出来ず、8番手のグリッドが決まった。100kgのウエイトを積んでのQ1通過、Q2のアタックと、10号車にとって1ポイントでも多くを獲得する為には、充分なポジションからのスタートとなる。

Andre COUTOドライバーコメント
 明日のレースは良いポジションからスタートできる。きっと明日の決勝レースは良いレースになると思う。マシンもタイヤもすごく良い仕事をしてくれた。明日のウォームアップ走行で、もっとセットを詰めていけると思うし、本当に良い予選だった。
富田 竜一郎ドライバーコメント
 菅生の合同テストの感触が良かったので、期待をもってこのレースに臨んだのですが、正直期待とは少し違う方向で、かなり厳しいフリー走行の結果ではありました。でもAndreがQ1で良いアタックを決めてくれて、僕にバトンを渡してくれました。Q2ではセット変更をおこなって出て行ったのですが、これが裏目に出てしまいましたが、100kgを積んでの8位ということは、まずまずの予選だったの思うので、明日の決勝レースでは、少しでも多くのポイントが取れるように、頑張りたいと思います。

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9月20日(日曜日)

  • フリー走行 9:00~9:30 晴/ドライ/気温:22度/路面温度:27度
  • 決勝 14:00~ 晴/ドライ/気温:26度/路面温度:38度

 秋の穏やかな陽射しの中、予定通りフリー走行はAndreからのスタートで開始された。程なくしてハイポイントコーナーでウサギがはねられ、赤旗中断。昨日からのセット変更の確認を行う。マシンバランスは良いようだ。約半分で富田と交代。昨日よりやはりバランスは良く、このセッションは12番手で走行を終えた。

gt-rd6-gainer-10-4  宮城県警察の白バイ5台とパトカー1台の先導に続き、交通安全啓蒙のパレードラップが行われ、続いてフォーメーションラップが開始。その後綺麗に決勝レースはスタートした。

 スタートを担当するのはAndre。1周目はそのままのポジションで通過。トップから11番手までが7秒以内で周回を重ねる。100kgを積んでるとは思えないほどの走りで前車に詰め寄る。10周目に61号車BRZを交わし7番手にポジションをあげる。前後との差も1秒以内で、一瞬たりとも気が抜けない。

gt-rd6-gainer-10-5  25周目に500クラスのクラッシュにより、SCがコースに入り、レースはリセット。ピットレーンオープンと同時にピットへ。ほぼ全車がピットに流れ込んだ為に、ピットは大混乱。その上、1コーナーよりにピットがある車両の止め方が悪く、ピットレーンを走行するマシンの行く手を遮り、数十秒のタイムロス。しかし、このピット作業で上位3台は、混乱の前にピットアウトしていたため、3番手との差は、26秒ほど先行を許してしまう形に。

 全車のピット作業が終わった時点で5番手。前を走るのは僚友11号車。しかし、後方から攻めてくる61号車のプレッシャーは半端なく、20周に渡ってバトルが展開される。しかし、60周目に力尽きて抜かれてしまう。

 徐々にタイヤも厳しくなり、現状のポジションを維持すべく、タイヤを労りながら走行。残り3周では後方からの車両と3秒差まで詰め寄られるが、6番手でチェッカーを受け。貴重な5ポイントを獲得した。

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Andre COUTOドライバーコメント
 今日のレースは100kg積んで本当に難しかった。セイフティーカーの後のピットストップもアンラッキーだった。ピット入口から渋滞にはまったけど、第2スティントも無事に走りきり6位を獲得できた。次のオートポリスでは、もっとプッシュプッシュして、チャンピオンを確実なものにしたいよ。
富田竜一郎ドライバーコメント
 今日は100kg積んでのレースだったので、初めから厳しいレースになることは予想しておりました。SCにより、想定外の早いタイミングでのピット作業になったので、僕のスティントが予想以上に長いものになりました。タイヤのセーブに気を遣いながら、61号車をケアしていたのですが、さすがに100kgのウエイトはきつく、リアタイヤの摩耗が思っていたよりも早く来てしまって、ずっと我慢のレースだったのです。結果的には61号車にも抜かれてしまったので、順位を1つ落とす事になってしまったことは残念でした。シリーズ考えると、ラスト2戦に向けて25ポイントのリードを残して戦えるので非常に良い結果だったのかなと思います。今年自分に足りないものとか、タイヤとかであげられる部分もあると思うので、ラスト2戦はAndreと千代選手に頑張って貰って、チャンピオン獲得して貰えたらと思います。
田中哲也監督コメント
 予選はコンディションに合わなくて苦労しましたし、決勝も流れ的に決して良い展開で始まった訳ではありませんでした。10号車は重いウェイトで6位入賞出来たことは、今後に繋がるレースが出来たと思います。31号車が2位に入りましたが、次のレースをきっちりと戦えれば、十分チャンピオン取れると思います。ただレースは何が起こるか分からないので、あちらが2回優勝して、こちらが2回ともリタイヤしたら終わりなので、ウエイトが軽くなっていく残り2戦でも優勝、表彰台をねらっていけるように頑張りたいと思います。
GAINER

SUPER GT

SGT:第6戦SUGO SKT EXE SLS、ピットレーンに棲む魔物にチャンスを阻まれるも、チームの意地をかけて作り上げたマシンで、タイラウンド以来の完走 (Arnage)

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 8月末のSUPER GT第5戦鈴鹿ラウンドで大クラッシュをして、フロント部分に致命的な損傷を負ったSKT EXE SLS。フロント真正面からガードレールに激突した衝撃で、マシンの生命ともいえるボディ(シャシー)の前部が大きなダメージを受け、そのままでは今後のレースを戦うことは不可能な状態だった。チームは検討を重ねた結果、次戦菅生ラウンドに出場することを最優先に、ボディ交換をする決断をした。HWAより新しいボディが届いたのが菅生ラウンド10日前。Arnage Racingは各方面からの温かいご支援とご協力を得て、6日間という短期間のうちにボディ交換とパーツの移植を行い、車両をほぼ元の形に戻して、みちのく路へと送り出した。

 今シーズンの第6戦となる菅生ラウンドを戦うのは、開幕戦以来の加納選手×安岡選手のコンビ。鈴鹿後の状況から菅生ラウンドへの出場は不可能かと思われていただけに、菅生大会に参加できる喜びはひとしおで、両ドライバーを含め、チーム員全員が、熱い意気込みを胸に仙台入りした。

September 19th Qualifying

  • 天候:晴れ 路面状況:ドライ 気温:26℃→24℃ / 路面温度:33℃→30℃ 入場者;8,000人

gt-r06-arnage-01  9月の東北でのレースウィークは低温が予想された。搬入日となる金曜日には冷たい小雨も降ったため、予選日の天候が心配されたが、土曜日の朝になると天気は急速に回復。夏の再来を思わせるまぶしい日差しに、汗ばむほどの陽気となった。

 連日のハードな作業の末、なんとかマシンを車の形にして菅生サーキットに持ち込んだArnage Racingだったが、予選前日のチェックの際に、ABSと車両とのマッチングに深刻な問題があることが発覚した。深夜までHWAのエンジニアと共に原因を探した結果、なんとか原因となる箇所を見つけてトラブルを解決、無事に予選日を迎える目途が立った。

 ボディ交換後初めての走行となる午前中の公式練習では、チームは車両を早々にコースインさせ、加納、安岡両選手が新しくなったボディに少しでも慣熟しようと、交互に周回を重ねた。しかし、何度か赤旗による中断があったり、安岡選手のドライブの際にシフトが入らなくなるトラブルが出たりと、なかなか思い通りの練習走行を重ねることができない。午前中の公式練習は29Lapを走行するにとどまった。*ベストラップは10Lap目に安岡選手が出した1'22.060(22位)

gt-r06-arnage-03  午後になってもまぶしい秋空は変わらず、日差しは強いものの、東北の秋を感じさせる爽やかな天候。予選は午後2時から行われ、Q2進出を目指して安岡選手がアタックを開始した。安岡選手は6Lap目に1'21.085を記録したが、JAF-GT勢とマザーシャーシ勢が上位を占める、今シーズンの流れに食い込んでいくことはできず19位。またしてもQ2進出はお預けとなった。とはいえこの順位は、6台参戦しているMercedes SLS GT3の中で3番目の順位であり、SLSには不向きな菅生のコースにもかかわらず、SKT EXE SLSが健闘したことを窺わせる。躯体の新しくなったマシンはこれまでになくフィーリングが素直になったという両ドライバーの評価に、Arnage Racingは確かな手応えを感じて、翌日の決勝に向けてのメンテナンスを楽しんだ。

 なお、300クラス予選の結果は次の通り。

  • P1 #55 ARTA CR-Z GT 高木 真一 /小林 崇志 (1'19.107)
  • P2 #25 VivaC 86 MC 土屋 武士 / 松井 孝允 (1'19.408)
  • P3 #31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨 宏紀 / 中山 雄一 (1'19.489)
  • P19 #50 SKT EXE SLS 加納 政樹 / 安岡 秀徒 (1'21.085)

September 20th Race Day

  • 天候:晴れ 路面状況:ドライ 気温:26℃→26℃ / 路面温度:38℃→35℃ / 入場者:28,500

gt-r06-arnage-10  決勝日も抜けるような青空に、爽やかな風の吹く心地よいレース日和となった。SKT EXE SLSは前夜遅くまでかかって更に仕上げのステッカーリングが施され、日曜の朝にはすっかり元通りになった姿を見せた。9時からのフリー走行は、決勝を想定して安岡選手、加納選手の順で時間いっぱいを使って17Lapを走行。これといったトラブルもなく、ドライバーチェンジのシミュレーションも行いながら順調に周回を重ねて、予定していたメニューをしっかりとこなすことができた。特にこれまで蓄積してきたセッティングのノウハウを朝の走行で煮詰めた結果、エンジニアがこれまでよりもさらに進んだレース向けのセットを投入、生まれ変わったSKT EXE SLSは決勝の時を待った。

 午後2時、全く雨の心配のないドライコンディションのなか、宮城県警の白バイとパトカー先導によるパレードラップのあとフォーメーショ ンラップと続き、いよいよ菅生ラウンドがスタートした。

gt-r06-arnage-13  スタートドライバーを託された安岡選手は、300km先のチェッカーを目指して、19番手から追い上げを始めた。しかし、コース幅の狭い菅生サーキットで混戦を制するのは至難の業である。安岡選手はタイヤの温まってくる9Lapあたりから1分22秒後半~23秒台の良いペースをキープしながら、浮上の機会を狙って走行を続けた。真夏を思わせる気温と荒れる路面は、「菅生の魔物」の暗躍を予想させる。クラッシュやアクシデントが続発したが、安岡選手は淡々と走行を続け、6Lap目に18位、23Lap目に16位と、少しずつポジションを上げていった。そして、その直後の24Lap目、バックストレートで500クラスの車両同士が接触して大なクラッシュが発生したためセーフティーカーが導入、29Lap目のピットレーンオープンと共に、コース上にいたほとんどの車両がピットインした。SKT EXE SLSも16位のままピットイン、給油、タイヤ交換を行い、安岡選手からバトンタッチを受けた加納選手はいざ追い上げ、とばかりにピットアウトを試みた。ところがピットレーン出口付近の車両がピットアウトに手間取りピットレーン出口を塞いで動かない。大渋滞の様相を呈するピットレーンには10台以上の車両が身動きもできずに閉じ込められ、コース上を周回しているマシンとの明暗が、ここでくっきりと分かれてしまった。

gt-r06-arnage-19  ようやく加納選手操るSKT EXE SLSがコースに戻った時には、ポジションは21位に後退。しかし、加納選手はここ数戦の悔しさを晴らすかのように素晴らしいドライビング見せる。狭いコースで、激しく追い上げてくる他車両との、ぶつかり合うような激しい接近戦を耐え忍び、加納選手は61Lap目にポジションを一つ上げて20位でチェッカーを受けた。

 Arnage Racingは、順位こそ振るわなかったが、第3戦タイラウンド以来の完走でレースを終了、アルナージュ魂の意地をかけて作り上げたSKT EXE SLSを無事な姿で戻すことができた。

  • P1 #25 VivaC 86 MC 土屋 武士 / 松井 孝允
  • P2 #31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨 宏紀 / 蒲生 尚弥
  • P3 #11 GAINER TANAX SLS 平中 克幸 / ビヨン・ビルドハイム
  • P20 #50 SKT EXE SLS 加納 政樹 / 安岡 秀徒
チーム代表 伊藤宗治
 今回は、鈴鹿のアクシデントで危機的な状況でしたが、なんとかクルマにして菅生に持っていくことができ、かねてから定評のチームワークで問題を最小限にとどめて走行させることができました。Arnage Racingらしい事の運びで非常に嬉しいことだったと思います。レース自体はとても不運なものになってしまいましたが、最後まで諦めなかった加納さんが、苦手なコースだったにも関わらず十分な走りをしてくれて、次につなげられる結果だったのではないかと思います。とにかく、鈴鹿後の苦しい時期にチームの意向を汲んでご尽力くださったHWAとAMGの皆様、温かいお言葉で応援してくださったスポンサー様やファンの皆様には、重ねて心からのお礼を申し上げたいと思います。次戦も応援よろしくお願いします。
ドライバー 加納政樹
gt-r06-arnage-06  お疲れ様でした。前回の鈴鹿から今回の菅生にかけては、チームのみんなの意地と意気込みがあって、ここ(菅生)に来れたわけですし、そのなかで、ちゃんとチェッカーまで受けれて、アルナージュらしいレースができてほんとによかったと思ってます。今回のレースは途中でSCが入ったりしてレースが荒れたんですけど、そんな中で順位はどうあれ、とりあえず、完走することができて、いつものような流れでレースできたんじゃないかと思います。でもあのタイミングで交代するのは今までにないパターンで、まあ今まででたぶん一番長く乗ったレースになったんじゃないかな。これからこういうレースもあるんじゃないかと思うし、何より、ここ3戦、ほんとに色んなことがあって、色んなことが起こる中で、それが一つ一つドライバー含めチームの引出しになって、また強くなっていくんやと思います。去年はオートポリスのレースから、ポイントを取っていく流れが出来たような気もするし、今日のクルマの動きを考えると、結構ちゃんと曲がるし、オーポリも厳しいような感じじゃなさそうなんで、今回の経験も糧にしてね、何よりまずちゃんと完走して、とりあえずはレースをすっきり終わらせる。その中でまあ順位が後ついてくると思うんで、それを目指して、頑張りたいと思います。ありがとうございました。
ドライバー 安岡秀徒
gt-r06-arnage-02  とにかくクラッシュしたらシーズン終了だっていうのは、アルナージュ一年目からずっと言われてきたことで、鈴鹿のあの映像を見たときには、もう完全に『今シーズン終了』という風に思ったんですけど、こうして次の菅生のレースにほぼ普通に走れて、特に何かがあって何かを我慢しなくちゃいけないということもなく、まあいつも通りに、練習走行から走りはじめて、予選、決勝と来れて。ほんとに、みんなの頑張りだと思います。前から言ってますけど、恵まれた体制で走ってるなあっていうのは感じます。そんな中で、今日のレースとしては、結果的にはSCでピットに入ったことが良くなかったんですけど、300のジェントルマンドライバーの渋滞とかは想定していたし、そこで運がいい方ではなかったにしてもちゃんと走れて、その運がいい方じゃなかったおかげで単独でも走れたんです。その中で今日試したセッティングが、僕としては結構いいタイムで走れた感じがあったわけですが、そこが、初めてレースカーとして、決勝日のクルマとして、アストンのレベルにあったというか、近づいたと感じられた日だったんですね。そういう意味で、実はすごく充実したレースだったと言えます。ですから、ほんとはもっと乗って、あのタイヤがどうなっていくのか、やっぱりフロントタイヤがキツイっていうので、相当大事に走ってたんだけど、それでどのくらい行ったのかとか、そういう状況でリアはどうだったのかっていうのを今日のこのバランスで知りたい。もうほんとに残り2戦になってしましましたけど、流れとしてはようやく好転してきましたので、オートポリスでいいレースができるように、頑張りたいと思います。お疲れ様でした。

 応援してくださったスポンサーの方々には深く感謝しますとともに、残す2レースも変わらぬ応援を賜りますようお願い申し上げます。10月31日~11月1日にオートポリスサーキットで開催される、次戦九州ラウンドにおきましても、応援のほど宜しくお願いいたします。

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Arnage Racing SUPER GT Race report

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WEC富士6時間:決勝レース 圧倒的な速さでポルシェ919ハイブリッドが独走1-2、#17ベルンハルト/ウェバー/ハートレイ組が3連勝を達成

2015年FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦「富士6時間」の決勝レースが10月11日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#17Porsche Team/ポルシェ919ハイブリッド(ティモ・ベルンハルト/マーク・ウェバー/ブレンダン・ハートレイ組)が優勝、#18(ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組)が2位につけ、ポルシェが圧倒的な速さを見せつけた。
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:9日6,000人/10日14,000人/11日32,000人/大会総入場者数52,000人)

優勝したティモ・ベルンハルト/マーク・ウェバー/ブレンドン・ハートレー組(ポルシェ919 Hybrid)

優勝したティモ・ベルンハルト/マーク・ウェバー/ブレンドン・ハートレー組(ポルシェ919 Hybrid)

2位のロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組(ポルシェ919 Hybrid)

2位のロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組(ポルシェ919 Hybrid)

3位のマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組(アウディR18 e-tron quattro)

3位のマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組(アウディR18 e-tron quattro)

4位のルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組(アウディR18 e-tron quattro)

4位のルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組(アウディR18 e-tron quattro)

5位のアンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋 一貴組(トヨタTS040 HYBRID)

5位のアンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋 一貴組(トヨタTS040 HYBRID)

6位のアレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ組(トヨタTS040 HYBRID)

6位のアレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ組(トヨタTS040 HYBRID)

LMP2優勝のロマン・ルシノフ/ジュリアン・キャナル/サム・バード組(リジェJS P2-ニッサン)

LMP2優勝のロマン・ルシノフ/ジュリアン・キャナル/サム・バード組(リジェJS P2-ニッサン)

LMP1の表彰式

LMP1の表彰式

公式予選日までの好天とは打って変わり、決勝日の富士は朝から小雨の降り続くあいにくのコンディション。
このため午前11時からの決勝レースはセーフティーカースタートされ、開始から約30分間は隊列を組んでの走行となった。

SCは17周めにピットイン、18周めからシグナルグリーンとなったが、この周のコカコーラコーナーでなんとポールシッターの#17ウェバーがコースアウト、大きく順位を落とすことに。続いて18デュマもセクター3で失速、相次いでアウディ勢、トヨタ勢の先行を許すことになった。

しかしストレートスピードに勝る2台のポルシェは周回を重ねるにつれて次第にペースを取り戻し、20周めには相次いでアレキサンダー・ブルツの駆る#2トヨタTS-040を抜き去ると、懸命に抵抗する中嶋一貴のトヨタ1号車も最初のピットストップを利用してかわし、一気にアウディの背後に迫って行った。

そして先行する18号車は71周終わりのストレートでついにトップを走行する#7アウディR18 e-tronクワトロを捉えてトップに浮上、そのまま後続を突き放しにかかる。
2度のコースアウトにより出遅れた17号車も75周めまで激しいドッグファイトを展開、7号車の2度めのピットインに乗じて2位に浮上した。

この辺りから雨は降ったり止んだりを繰り返しながら次第に路面コンディションは向上し、各車とも次第にペースを上げていく。

圧倒的なストレートスピードを武器に1位2位を奪い返したポルシェ勢は次々にファステストラップを塗り替えるハイペースで後続との差を広げていき、3位以下を全て周回遅れに追いやると、レース終盤にはチームオーダーを発令して17号車に先行させる余裕すら見せて6時間で216周を走破、17号車は第4戦ニュルブルクリンクから続く3連勝を1-2フィニッシュで達成した。

アウディ勢もレース終盤には日本のサーキットを知り尽くしたブノワ・トレルイエやロイック・デュバルが昨年の予選タイムをも上回るハイペースで追い上げたが、一歩及ばなかった。

また昨年の覇者トヨタ勢も序盤こそ中嶋一貴の1号車がウェバーやデュマを相手に一歩もひかないドッグファイトを展開したが、ストレートスピードの差は如何ともしがたく、トップから2周遅れの5位に終わった。
また2号車は20周めのコカコーラコーナーで18号車と接触、スピンを喫したばかりかラジエターを破損してしまい、交換作業に時間を取られて大きく後退、最後まで懸命の追い上げを見せたが6位に終わっている。

このほか、LMP2クラスは#47KCMG/オレカ05日産と残り1時間まで激しい肉弾戦を繰り広げた#26G-Driveレーシング/リジェJSP2日産(ロマン・ルシノフ/ジュリアン・キャナル/サム・バード組)が競り勝ってクラス優勝。
LMGTEプロクラスはAFコルセの#51フェラーリ458イタリア(ジャンマリア・ブルーニ/とに・ヴィランダー組)が、LMGTEアマクラスは俳優のパトリック・デンプシーがドライブする#77デンプシー・プロトンレーシングのポルシェ911RSR(パトリック・デンプシー/パトリック・ロング/マルコ・ゼーフリート組)が優勝した。

WECはこのあと戦いの舞台を中国の上海サーキットに移して第7戦を開催する。
11月1日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

FJ1600 | 岡山S-FJ選手権

SFJ:第4戦岡山決勝 大湯都史樹が今季3勝目。シリーズチャンピオンも手中に

 スーパーFJ岡山シリーズは11日、岡山国際サーキットで予選と決勝を行い、予選2位からスタートした大湯都史樹(Rn-S TANZEN KK-SⅡ)が12周・20分07秒682で優勝した。大湯のシリーズチャンピオンも決定した。

予選時のアクシデント

予選時のアクシデント

大湯都史樹

大湯都史樹

兒島弘訓

兒島弘訓

平優弥

平優弥

優勝した大湯都史樹

優勝した大湯都史樹

2位の兒島弘訓

2位の兒島弘訓

3位の平優弥

3位の平優弥

4位の岩井正典

4位の岩井正典

5位の大原佳祐

5位の大原佳祐

6位の小野寺匠

6位の小野寺匠

表彰式

表彰式

 予選時のどんよりとした雲も薄くなり、ときおり薄日も差してきた午後1時10分、フォーメーションラップが始まった。

 午前中に行われた予選では、後半にスピンした選手に別の選手が追突するアクシデントがあったため赤旗終了。消化不良気味の予選セッションとなった中、兒島弘訓(OUSFPコウゲレーシングKK-SⅡ)がポールポジションを獲得。2位に大湯都史樹(Rn-S TANZEN KK-SⅡ)、3位に岡山初出場の平優弥(Team Naoki☆Leprix☆10V)と続いている。

 予選中のアクシデントのため決勝への出走を取りやめた千坂勉(イセパワー☆PSナカガワ07J)を除く12台(内混走のFJ1600クラスが2台)がグリッドに整列、12周の決勝レースがスタートした。

 ポールポジションの兒島は気負ったのかホールスピン気味で出遅れ、無難なスタートを切った予選2位の大湯、そしてロケットスタートを決めた同3位の平、この3台が並んで1コーナーへ進入。3ワイドの攻防はインにつけていた大湯がトップを奪い、アウトからかぶせた平が2位、兒島は3位に落ちた。

 オープニングラップから2位平と3位の兒島はドッグファイト。各コーナーで兒島が平を責め立てるがパスするには至らず。2位争いを尻目に1周を終わってトップの大湯は後続を1秒6離して戻ってきた。

 3位の兒島は冷えたタイヤでオーバーステア気味。2周目からは2位・平との間隔が広がるが、タイヤが暖まると4周目あたりから再び平に急接近。5周目のバックストレッチでスリップに入るとヘアピンでアウトから並びかけ、リボルバーでインから2位に浮上することに成功した。

 3位に落ちた平もあきらめない。兒島の背後からプレッシャーをかけミスを誘っていたが、6周目のリボルバーでの兒島のミスを見逃さず2台はテールトゥーノーズでパイパー、レッドマンと通過。ところがホッブスの進入で勢い余ってか平が兒島に追突。平のマシンはフロントウイングが脱落。ペースダウンを余儀なくされ、息詰まる攻防はあっけない幕切れとなった。

 2位に上がった兒島はトップの大湯を追うが、2台で競っていたためタイムが上がらず、大湯との差は約5秒まで広がっていた。10周目にこのレースのファステストラップをたたき出すも焼け石に水。2位でゴールすることとなった。

 一方、接触でフロントウイングを失った平はその影響でその後フロントカウルまで脱落。ラップタイムが上がらず、7周終わり時点で6秒ほど差のあった4位・岩井正典(NRA MM 10V)に秒単位で迫られることとなった。

 その差は10周目に3秒0、11周目に1秒9と2秒を切るもなんとか逃げ切り、平は1秒3差の3位でゴールに滑り込んだ。

 優勝は大湯、2位に兒島、3位・平、4位・岩井、5位・大原佳祐(BLOOM-CARS☆MTN☆KKS-1)、6位・小野寺匠(Bionic Jack KK-SⅡ)と続いた。

 優勝した大湯は選手権ポイントを75点まで伸ばし、2位の兒島の55点とは20点差。最終第5戦で兒島が優勝し大湯がノーポイントに終って75点で並ぶも優勝回数の多い大湯がチャンピオンとなり、この時点で最終戦を残してのチャンピオンを決めることとなった。

 最終第5戦は11月29日に決勝レースが開催される。

優勝 大湯都史樹(Rn-S TANZEN KK-SⅡ)
 「予選は赤旗も出てタイムを出した周もミスをして厳しかったです。スタートは普通に決まりましたが、平君が速くて3ワイドになり、平君が横まで来なくてアウトに行ったおかげでイン側がとれ、トップに立てました。前半は速く走れましたが、試したい走りをしてタイムにばらつきがあったこともあり、最後に兒島君にファステストを取られたのが痛かったです」
2位 兒島弘訓(OUSFPコウゲレーシングKK-SⅡ)
 「第3戦でもスタートを失敗していたので、ポールポジションを無駄にしないように、なんとか成功しようと思いましたが、気合が入りすぎホイールスピンが多くて出遅れ両サイドから挟まれたので引かざるを得ませんでした。その後は、タイヤが冷えた状態でのクルマが思っていた以上にオーバーステアでペースが上げられず、平君を抜くのに手こずってしまいました。平君は抜けましたが、大湯君との距離が離れてしまって、ファステストは取れましたが速さより結果が欲しかったので、反省しています」
3位 平優弥(Team Naoki☆Leprix☆10V)
 「岡山は金曜日から初めて走って、どこまでまとめられるかが課題でした。予選もトップの人たちとタイムが遜色なかったので、自信になりました。スタートは自信がありタイミングさえあれば前に出られると思っていました。3ワイドになりましたが、ここはコース幅が狭いことが頭にあり、スタート直後でどれだけフロントがグリップするのかもわからず、自信を持っていけなかった部分もあり、引きました。そこからレースを組み立てようと思いましたがトップの選手が速くて2位争いになってしまいました。相手は岡山のツボを知っているしスリップを使われて横に並ばれると厳しかったですね。抜かれた後は相手のミラーに写り込むように必死に走って、ミスを誘うようにしていましたが、失敗したのはぼくのほうで当たってしまいました」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

FJ1600 | 岡山S-FJ選手権

SFJ:第4戦岡山決勝結果

OLAYAMA Challenge Cup Race Rd.3 -RIJ- (2015/10/11) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJ岡山シリーズ Round 4 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
158S-FJ1大湯 都史樹Rn-S TANZEN KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH1220'07.682
22S-FJ2兒島 弘訓OUSFPコウゲレーシングKK-SⅡ
MYST KK-S2
YH123.818
370S-FJ3平 優弥Team Naoki☆Leprix☆10V
TOKYO R&D RD10V
YH1214.794
49S-FJ4岩井 正典NRA MM 10V
TOKYO R&D RD10V
YH1216.099
51S-FJ5大原 佳祐BLOOM-CARS☆MTN☆KKS-1
MYST KK-S
YH1217.251
644S-FJ6小野寺 匠Bionic Jack KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH1246.600
77S-FJ7バイエルン・松尾Gulf Racing☆MTN7
MYST KK-S2
YH1259.668
811S-FJ8村瀬 和也ミスト関口・制動屋・勝男武士号
MYST KK-S2
YH121'03.498
96S-FJ9サンタガータ・上岡Kappie Racing Reinyan
MYST KK-S2
YH121'09.483
1060FJ16001貫戸 幸星KRS萬願亭SK96
OSCAR SK-96
YH121'21.291
1117S-FJ10白石 隆S・M・N・RCプロジェクト☆KKS-Ⅱ
MYST KK-S2
YH121'38.462
125FJ16002小野 拓哉エテノワール
OSCAR SK02
YH111Lap
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.2 兒島弘訓(OUSFPコウゲンレーシングKK-SⅡ) 1'39.685 (10/12) 133.729km/h

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WEC富士6時間:「クルマが速かろうと遅かろうと、常にプッシュするだけです」中嶋一貴(トヨタ)予選後のコメント

(今シーズンを振り返って)ドライバーはあんまり頭が良くないので、どのレースへ行っても夢を見ちゃうというか、何かいいことがあるんじゃないかと思いながらやってるので、実際予選が終わってみると「ああいつも通りか」というのはありますけど、明日の天気も含めて、何か起きるんじゃないかと思いながらやってますし、常にモチベーションは高く持ってみんなやってます。
あと特に自分だけで乗るわけではないので。チーム内でも常に比較はされているので、クルマが速かろうが遅かろうが常にプッシュしていないといけないという状況は変わりません。
ルマンから、特に今回に向けてすごくエンジンが良くなっているのは体感できますし、来年に向けてクルマが大きく変わることも分かっているので、ドライバーとしては大きなモチベーションになっています。来年クルマが良くなった時のためにも今頑張らないといけないという気持ちを持って頑張ってます。

(東富士研究所へ行った時の感想は)いろいろなものを見たり、人と会って話をする中でただ単にサーキットで話を聞くよりもドライバーみんな実感は持てていると思うので、すごく良かったと思いますし、こういう状況の中でも応援してもらっているということを実感できたので、さらに頑張ろうという気持ちになりました。

(ライバルたちがさらに速くなっていたことを目の当たりにしてどう思ったか)やはりびっくりはしますよね。ポルシェはだいぶ速くなるだろうなあと想像はしていました。でもその幅がでかかった。アウディは去年と同じくらいかと思っていたんですが、さらに速くなってた。来年僕らもさらに速くなっているといいですが、周りも速くなってくるだろうから、その中でどこが一番伸びたか、という勝負になるんでしょうね。

(フルシーズン1年目だが)意外と違わないですね。いろんなサーキットに行きましたが、オースティン以外は知ってるサーキットだったし。耐久とはいえ走っても2スティントなので、時間で比較すればF1と変わらないかなと。ルマン以外は普通のレースと変わりません。当時のF1に比べればGフォースなんかも違うし、フィジカル的にはむしろ楽ですね。
オースティンとかニュルみたいに暑いと辛いですが、それ以外は問題ありません。

(ルマンで勝つにはあと何が必要だと思うか)あとは運がついてくれば、と。勝つまでやり続けるしかないんでしょうね。ツイてればいきなり勝つこともあるでしょうし、運は巡るものだと思うので、巡ってくるまでやり続けるしか。チームの力的には過去にも勝つ力があることを何度も証明しているので、あとはその力を維持して、勝てるまでやるしかないです。

(決勝に向けて一言)天気が微妙ですし、天気が崩れてくれた方が多少いつもとの違いは出せると思いますけど、だからって急に頑張ってもしょうがないし、いつも頑張ってはいますので。僕らは常にベストを尽くすだけです。

(ウェットでの走行は十分に行ってきたか)スパでクラッシュした時は雨でしたし、ルマンでちょっと降ったかもしれませんが、今年はそのぐらいでした。大して雨で乗っていないことはみんな同じですから。

(日本との往復でスーパーフォーミュラとWECを戦うことで体力的に厳しくはないか)あんまり変わらないですね。富士と中国はすぐ近所ですし、ヨーロッパが増えたのと、バーレーンも何度か言ってますし、アメリカの時差ぼけがちょっと、というぐらいです。
スケジュール的にはスーパーGTがなくなった分暇になってるくらいです。テストもないので。
GTやってた去年の方が忙しかったと思います。

(スーパーフォーミュラの後半戦について)思っている通りになってるので、次の菅生で勝てればなんとかなるんじゃないかなと思っています。去年に比べて自分自身が安定しているというのはあると思うし、うまく行った時のことを繰り返しできるようになっているので。あとは周りもうまくなってきていると思うのですが、スタートを活かせるようになったこと、予選も含めて全てがうまくかみ合うようになってきました。その割にポイントが縮まらないなと(笑)
石浦選手は去年もポイントポイントで速かったんですけど、今年は大事なところで全部速い。オートポリスの差を見ると圧倒的に速いので、これはなんとかしなきゃなと。菅生に向けて車も見直してもらっているので、期待しています。それをうまく結果に結びつけられればなと。
菅生は石浦くんも速いだろうし、アンドレも速いでしょう。JPはちょっと速くない気がします。あとはホンダ勢がどこまでくるか、可夢偉もくるでしょうし。スタートで菅生は稼げないので、フロントローにいれば、という感じです。
まずは菅生で優勝できればベストですが、ポールを取って1ポイント取りたいです。
最終戦はボーナスポイントがあるので、例年通り最後に勝って美味しいところを持ってこうかなと(笑)

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

FJ1600 | 岡山S-FJ選手権

SFJ:第4戦岡山公式予選結果

OLAYAMA Challenge Cup Race Rd.3 -RIJ- (2015/10/11) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2015 S-FJ岡山シリーズ Round 4 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
12S-FJ1兒島 弘訓OUSFPコウゲレーシングKK-SⅡ
MYST KK-S2
YH1'39.678--133.7396/6
258S-FJ2大湯 都史樹Rn-S TANZEN KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH1'39.752 0.074 0.074133.6396/6
370S-FJ3平 優弥Team Naoki☆Leprix☆10V
TOKYO R&D RD10V
YH1'39.997 0.319 0.245133.3126/6
49S-FJ4岩井 正典NRA MM 10V
TOKYO R&D RD10V
YH1'41.192 1.514 1.195131.7386/6
51S-FJ5大原 佳祐BLOOM-CARS☆MTN☆KKS-1
MYST KK-S
YH1'41.687 2.009 0.495131.0965/6
67S-FJ6バイエルン・松尾Gulf Racing☆MTN7
MYST KK-S2
YH1'42.308 2.630 0.621130.3015/6
744S-FJ7小野寺 匠Bionic Jack KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH1'43.073 3.395 0.765129.3346/6
811S-FJ8村瀬 和也ミスト関口・制動屋・勝男武士号
MYST KK-S2
YH1'44.431 4.753 1.358127.6526/6
96S-FJ9サンタガータ・上岡Kappie Racing Reinyan
MYST KK-S2
YH1'44.453 4.775 0.022127.6255/6
1012S-FJ10千坂 勉イセパワー☆PSナカガワ07J
WEST 07J
YH1'44.769 5.091 0.316127.2406/6
1117S-FJ11白石 隆S・M・N・RCプロジェクト☆KKS-Ⅱ
MYST KK-S2
YH1'45.053 5.375 0.284126.8966/6
1260FJ16001貫戸 幸星KRS萬願亭SK96
OSCAR SK-96
YH1'48.663 8.985 3.610122.6804/6
135FJ16002小野 拓哉エテノワール
OSCAR SK02
YH1'52.09912.421 3.436118.9204/5
---- 以上基準タイム(130% - S-FJ:2'09.752 / FJ1600:2'23.495)予選通過 ----
  • 本予選は、開始11分59秒時点で赤旗提示、予選終了とした。

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WEC富士6時間:「来年は30秒速くしますよ」村田久武プロジェクトリ−ダー(トヨタ)予選後のコメント

このレースに備えてエンジンの馬力を上げてきました。詳しい数字は言えませんが、エンジン単体でウン十馬力です。
燃費を犠牲にして馬力を上げても仕方がないので、ポンピングロスとかフリクションを下げて実馬力を上げました。
すでに東富士では来年のエンジンが回っているんですが、そこで使っているものの中から入れられるものを全部入れてれてきました。
空力についてはコース特性とドライバーの要求に合わせて調整してきました。

(他のライバルと比較して)そんなに甘くないなと。ルマンから少しでも差を縮めようとしてきているんですけど、そんなに世の中甘くないなあと。

ルマンも特別ですが日本も特別なレースです。自分たちのパワートレーンを作ってくれている仲間が日本に一杯いて、彼らが生で見られる唯一のレースが富士なんです。
自分たちのプロジェクトを応援してくださる日本のファンも生で見られる唯一のレースでもあるので、手ぶらでくるわけにはいかないと。今自分たちが出来る最善の策を持っていかんといかんよねと話し合って、一人1馬力ずつでいいので掻き集めてこいと。それを足してウン十馬力にしました。ドライバーも体感してくれています。
ただこれは絶対的な努力で済む話ではなく競争ですから、自分たちが頑張っても相手がもっと上げてくるかもしれない。その結果が今日に繋がったということです。

前半戦はアウディのハイダウンフォースのクルマが強く、ポルシェのローダウンフォースのクルマですが何が何でもチャンピオンを取ろうと、後半さらにアップデートしてきました。
今回我々はハイダウンフォースのパッケージを持ち込んでいます。富士はストレートが長いので直線を重視した方がいいと思われていますが、セクター3をどう切り抜けるか、ハイスピードコーナーをどう切り抜けるかがすごく重要なんですよ。

今までいろんなところで「申し訳ございません」と言い続けてきました。
役員にも怒られてるし、ファンの人からは「来年こそがんばってくださいね」と言われています(笑)まずは「申し訳ございません」と。「来年頑張ります」と。

(来年の開発状況は)すでに回っています。東富士で回っていて、今回もドライバーが日本に来た時に彼らを勇気付けるために本社の鋳物工場やマシニング工場に連れてって現場のみんなと触れあってもらい、来年のユニットも見てもらってモチベーションを上げてもらいました。
今年ポルシェが6秒速くしてきましたので、来年僕らは30秒速くしてやろうと(笑)
アウトラインは相当前に決めていて、ポケットにあるものを掻き集め、持ってるものを全部出して開発しています。そうしないと来年も同じようになってみなさんに問い詰められることになりますから。

こういう厳しい状況になると諦めたり投げやりになったりすることもあると思いますが、チームも、ドライバーも、開発陣もひたすら前を向いてやってきました。そういう諦めへん気持ちを培ったのが今年の収穫です。半分泣きながらやってますけど(笑)鼓舞しながら。そういう精神的な強さを再確認できました。
去年チャンピオンとったけど、その前はずぅっと負け続けていましたよね。
だから「去年はたまたまチャンピオンとったんだ。もともとこうだったやんけ」とみんなで言いながら、「そんな偉そうなこと言える立場やないやろう」って。

(30秒という目標は達成可能なのか)出来るできないじゃなく、やるんだ、と。できなかったらまた同じ思いをすることになるんですから。

(来年型のコンセプトについて)今言ったら3月に書くことがなくなるじゃないですか(笑)もうちょっと待っててください。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

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アジアンルマン第1戦富士決勝 ポールの#8中野/ロイトウィラー組が独走優勝

WEC富士6時間と併催のアジアンルマンシリーズ第1戦の決勝レースが10月10日、富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#8RACE PERFORMANCE/オレカ03Rジャッド(ニコラス・ロイトウィラー/中野信治組)が70周を走破し、総合優勝を飾った。

決勝レースは午後3時より2時間で行われた。
スタートでトップに立ったのは#99ユーラシアモータースポーツのオレカ03。
ポールシッターの8号車は、スタートドライバーの中野が1コーナーでオーバーランして2位に後退、その後も99号車のトリスタン・ゴメンディに徐々に引き離されてしまう。

しかしレースが中盤に入り、二人目のドライバーに交代すると、99号車をドライブしたタク・スン・キムのペースが上がらず、これを37周めに#8ロイトウィラーが捉えてトップを奪い返し、その後も一気に突き放しにかかった。
99号車はその後50周めにピットインして三人めのウィリアム・ロークに交代したが、トラブルに見舞われたか残り15分になるまでガレージに足止めされることとなり、総合10位まで後退してレースを終えることになった。

この他LMP3クラスは#1DCレーシングのリジェJSP3(デビッド・チェン/ホー・ピン・タン組)が、LMGTクラスは#3クリアウォーターレーシングのマクラーレン650s(モク・ウェン・スン/ロブ・ベル/澤圭太組)がクラス優勝を獲得した。

なお、吉本大樹と細川慎弥が参加したチームAAIの#92BMW Z4はGTクラス3位(総合5位)に入ったが、谷口信輝が参加した同チームの#91BMW Z4はオープニングラップでアクシデントによりリタイヤ、柳田真孝、松井孝允らが参加したLMP3クラスの#89ADDESS03は49周めに駆動系のトラブルでリタイヤ、同じくLMP3クラスで谷川達也、阪口良平らがドライブした#88ADDESS03は7周めのダンロップコーナーでスピン、そのままコース上にストップしてレースを終えている。

Text:Kazuhisa SUEHIROa

SUPER FORMULA | その他

WEC富士6時間公式予選 驚異の22秒台連発で#17ポルシェがPP獲得!

2015年FIA世界耐久選手権第6戦「富士6時間レース」の公式予選が10月10日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#17Porsche Team/Porsche919(ティモ・ベルンハルト/マーク・ウェバー/ブレンダン・ハートレイ組)が平均タイム1’22.763というダントツの速さを見せつけてポールポジションを獲得した。

公式予選は午後1時40分よりLMGTクラス、LMPクラス各20分間で行われた。
WECの予選は2人のドライバーがアタックを行い、そのベストタイムの平均で決勝のグリッドを決めるシステム。
最初に行われたLMGTクラスの予選ではAFコルセの2台のフェラーリ458が1-2を獲得。#71ダビデ・リゴン/ジェームス・カラド組が平均タイム1’38.295でポールポジションを獲得した。
GTAmクラスはラルブルコンペティションの#50コルベット(ジャンルカ・ローダ/パオロ・ルベルティ/ニコライ・シルベスト組)がトップだった。

続いて午後2時10分から行われたLMPクラスの予選では、#17ポルシェで最初にアタックしたティモ・ベルンハルトがいきなり1’22.888を叩き出してトップに踊り出ると、2番めにアタックしたマーク・ウェバーが1’22.639とタイムをさらに縮めてきた。
これで平均タイムは1’22.753だ。
今年5月に富士で行われたスーパーフォーミュラ第2戦のポールタイムが1’22.572だったことを考えても、スポーツプロトタイプカーでのこのタイムは驚異的と言える。
ところがセッション後半に入って#7アウディR18eトロン・クワトロをドライブしたブノワ・トレルイエも1’22.908と17号車に迫るタイムを叩き出して見せた。
しかし平均タイムでは1’23.082に留まり、ロメイン・デュマとマルク・リーブが安定した速さを見せた”#18ポルシェの1’23.071にわずかに及ばず、ポルシェがフロントローを独占する結果に終わった。
一方、昨年の覇者トヨタレーシングは、#1(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴組が1’25.072、#2(アレキサンダー・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ組)が1’25.327と昨年を上回るタイムを記録したものの、今回もポルシェ、アウディの後塵を排する結果となった。

この他LMP1-Lクラスではレベリオンレーシングの#13R-One/AER(アレキサンダー・インペラトーリ/ドミニク・クライハマー/ダニエル・アプト組)が1’28.492、LMP2クラスはG-Driveレーシングの#26リジェJSP2/日産(ロマン・ルシノフ/ジュリアン・キャナル/サム・バード組)が1’31.529でそれぞれクラストップだった。

富士6時間決勝は明日午前11時スタート。
現時点では雨の予報となっており、どのような結果になるか全く予想できない状況だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

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アジアンルマンシリーズ第1戦富士 公式予選 中野信治の駆る#8オレカがPP

WEC富士6時間と併催で行われるアジアンルマンシリーズ第1戦は10月10日、富士スピードウェイで公式予選を行い、中野信治のドライブする#8RACE PERFORMANCE/オレカ03Rジャッド(ニコラス・ロイトウィラー/中野信治組)が1’36.613でポールポジションを獲得した。

公式予選は午前11時より30分間で行われた。
最初にトップに立ったのは#1DCレーシングのLMP3だったが、すぐに中野が1’36.978でトップに。中野はその後1’36.613までタイムを縮めてポールポジションをものにした。
同じLMP2クラスのもう一台、#99ユーラシアモータースポーツとは1.8秒差だった。

この他、澤圭太がドライブする#3マクラーレン650s(クリアウォーターレーシング)は1’39.484でLMGTクラスのトップ、総合でも4位につけ、細川慎弥、吉本大樹のドライブする#92BMW Z4(チームAAI)がLMGTクラス2位で総合5位、谷口信輝のドライブする#91BMW Z4(チームAAI)がLMGTクラス3位、総合6位につけた。

一方、柳田真孝、松井孝允、谷川達也、阪口良平らが加わって2台のLMP3車両を走らせるチームAAIの88号車、89号車は、先週走り始めたばかりのニューマシンということもあり、指定部品がまだ届いていないとのことで予選走行を見送っている。
しかし部品の到着を待って午後の決勝には出走するとのことだ。

決勝レースは今日の午後3時より2時間で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

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WEC富士6時間:フリー走行 #17ポルシェが圧倒的な速さでトップに。

2015年FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦「富士6時間レース」が10月9日、静岡県の富士スピードウェイで開幕、初日のフリー走行では1回目に#7Audi Sport Team Joest(マルセル・フェスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組)が1’24.497、2回目は##17Porsche Team(ティモ・ベルンハルト/マーク・ウェバー/ブレンダン・ハートレイ組)が1’24.460を記録してトップだった。

公式予選日の10日は午前9時50分よりフリー走行3回目が60分間で行われ、#17ポルシェが1’23.570という驚異的なタイムを叩き出してトップタイム。
昨年優勝のTOYOTA Racingは1号車(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴組)が1’25.458で4番手、2号車(アレクサンダー・ブルツ/ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ組)は1’26.186で5番手に終わった。

LMP2クラスはフリー走行1回目がアルピーヌ/日産を駆る#36Signatech Alpine、フリー走行2回目はリジェ/日産の#26G-Drive、フリー走行3回目はギブソン/日産の#42Strakka Racingがトップだった。

天候は第1日目が晴れ、第2日目が曇りで、いずれもドライコンディションでの走行。
フリー走行3回目の気温は17.5℃、路面温度18.89℃と例年より低めで、午後の公式予選でもこうタイムが期待できそうだ。

公式予選は午後1時40分よりLMGTEクラス、LMPクラスは午後2時10分より、それぞれ20分間で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Super FJ Dream Cup Race

SFJ:ドリームカップレース鈴鹿 セオドールレーシングJr.チーム 岡村建、初のフルコースレースで6位入賞 (THEODORE)

 F1日本グランプリ サポートレースにスーパーFJが組み込まれてから今年で3回目となる2015S-FJドリームカップレース。日本国内で7つのシリーズ(オートポリス・岡山・鈴鹿・富士・筑波・もてぎ・東北)が開催されているJAF地方選手権スーパーFJシリーズ。 各シリーズの上位選手が選抜選手として参加を許されるこのドリームカップにセオドールレーシングジュニアチームは、前回の鈴鹿シリーズRd.5で電撃的なデビュー優勝を飾った岡村建(以下、タケル)を起用して参加しました。

 鈴鹿サーキットはF1で使用されるフルコースの他、F1ピット側を使用する東コースとバックストレートを中心とする西コースの三種類に使用が分割され、前回のデビューレース時は西コースで開催されました。 今回のF1サポートレースは当然ながらフルコースで開催され、タケルにとっては初のフルコースでのレースとなります。

 世界共通のF1サポートレースフォーマットの為、金曜日フリー走行(30分)、土曜日予選、日曜日に決勝とタイトなスケジュールでの開催となる今回のドリームカップレース。 元々、今年の最初の目標は年末に行われるスーパーFJ日本一決定戦(鈴鹿サーキット/フルコース)でポディウムフィニッシュする事にターゲットを絞っている為、今回のレースはそのシュミレーションを目的として参加をする事をターゲットにしています。

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9月25日(金):フリープラクティス

 朝から雨と言う最悪のコンディションからスタートしました。ウェットでの走行が初めての為、慎重に走る様に指示したものの序盤は2-5番手のタイムを連発し、初ウェットとは思えないパフォーマンスでしたが中盤にコースオフ。ダメージは無かったものの、以後、徐々に路面が乾き、周囲がペースアップしていく中タイムを伸ばす事が出来ず25台中12番手に沈みました。

9月26日(土):予選

 前日までと一転、朝からドライとなり参加全25台はドライタイヤでタイムアタックに入りました。 F1が走った後の路面の走りづらさにキチンと対応できず、序盤5番手前後に付けていたものの、後半にタイムアップできずムダな周回を重ねてしまいました。結果トップから大きく水を空けられての9番手。とは言うもののフルコースでの自己ベストはキチンと更新している事から決勝でのジャンプアップが期待されました。

9月27日(日):決勝

 前夜、遅くに雨が降り未明までは上がるものの雲は多く路面はウェットと言う難しいコンディション。これ以上の降水は無いという判断から全てのマシンがスリックタイヤをチョイスして西ストレートのダミーグリッドに整列。先導車に導かれ晴れ舞台である東コースのF1グリッドにオン。

 そしてフォーメーション開始。ところがここでハプニングが発生。上位グループのドライバーがバックストレート(西コースピット前)で前車に追突。これによってこのスタートはキャンセルとなり、もう一度フォーメーションをやり直す事となりました。

 F1サポートレースの為タイムテーブルの遅延は許されず、レースキャンセルになるのでは?と関係者の間に緊張が走りましたが、当初の予定8Lから一周減算の7Lでレースが開始される事が通達されフォーメーション開始。今度は綺麗にグリッドに整列し全車クリーンスタート。

 タケルはロケットスタートを決め、9番手から一気に5番手へポジションアップ。トップグループの一角を形成しました。 しかし1-2位の二台は桁違いのラップタイムを刻みながら後方を引離し、タケルはセカンドグループの中で後方から来るマシンを抑え込むのに必死となる展開になってしまいました。

 その頃、タケルは後方の選手の追い上げ以外にも強いプッシュアンダーと格闘し、タイムを上げられずにポジションキープに必死でしたがレースもあと1/3周となった最終ラップのスプーンコーナーでとうとうオーバーテイクされ6位へ転落。そのままフィニッシュとなりました。今回は非選手権の為、ポイントはありませんが賞金対象が6位までなので、何とか入賞を果たしたと言う結果となりました。

ドライバー 岡村 建のコメント:
i7x8075_sep26  自己ベストは出せましたけど、アンダーが強くてどうにもなりませんでした。最後はあれ以上、抑えるのは無理でした。懸念だった東コース部分のセクター1が良かったのですが、セクター1、特にスプーン入口がダメでした。今回は時間との戦いでしたが、もっと練習しないとダメですね。次の鈴鹿クラブマンシリーズは東ショートコース。気持ちを入れ替えて頑張ります。
チームコンサルタント 澤野勝治のコメント:
 全てにおいて初めてづくしで良く戦っていますよ。課題はあれど、今以上に早急にプッシュさせる必要は感じません。ユックリと自分の課題に取り組めば良いのですから。6位でがっかりする事は不要です。なぜならまだ2レース目です。当初の予定では12月のスーパーFJ日本一戦でポディウムの一角を獲得すれば良いと考えていましたから、デビュー戦で勝ってしまってちょっとチーム内が浮き出しあってしまっていました。しかしそれは間違いです。初めてのフルコースレース、雨の走行。しかも時間の無いF1サポートレースと言う事を考えれば今回はむしろ前回より高い評価点を与えたいと思います。とは言え、多くの問題点もあるのでそれらは慎重に潰していきます。
THEODORE RACING Press Release

Super FJ Dream Cup Race

SFJ:ドリームカップレース鈴鹿決勝 各選手のコメント(1~6位)

優勝 阪口晴南(中日本自動車短期大学KKSⅡ戸田)
sfj-dcr-r-sena  「金曜日練習、土曜日予選、日曜日決勝と一日1セッションしかない短い時間の中で、セッティングはそんなにしなかったんですが、いままでの積み上げの中でのフィーリングやドライビングなどが前から出来上がっていたので、余裕を持ってレースをできた週末でした。スタートが決まって自分のペースで走ればちぎっていけるかなと思っていましたが、予想外に小高くんが付いてきてびっくりしました。F1と同じ表彰式は感動しました」
決勝2位 小高一斗(ファーストモールディング・制動屋・ミスト)
sfj-dcr-r-kotaka  「スタートで1台抜きましたが、きのうの予選タイムだと付いて行けないかなと思っていました。ここでFJを走るのは無かったので、決勝中も練習じゃないんですがちょっとづつわかってきて予選よりタイムもよく、晴南にも付いて行けたんですが、後半は離されてあきらめたわけじゃ無いんですが、だめでした。S字の走りは牧野くん(昨年の同レースのウィナー)に教えてもらいました。でも1~2コーナーの走りはまだ分からないです。もっと練習してから望むべきでした。F1でもう一度あの表彰台に立ちたいです」
決勝3位 平木玲次(RS FINE F・L・C 10V)
sfj-dcr-r-hiraki  「スタートが良くなく、序盤のペースも良くなかったので前の2台に離されてしまったのが敗因です。スタートで前を抜いていれば……。ヘアピンで前がミスったので1台抜いて3位に上がれましたが、あと2台行きたかったです。表彰式はいつもと違って良かったですが、一番上に乗りたかったです」
決勝4位 平優弥(Team Naoki☆Leprix 10V)
sfj-dcr-r-taira  「スタートで5位まで上がって(予選8位)、オープニングラップで大湯選手を抜くことができました。鈴鹿シリーズを争っている平木選手に付いて行けるようにレース中もラインを変えたりしてトライしていました。トップ2にはかなわなかったですが、鈴鹿シリーズのように平木選手に離されることはなかったのが、今後に向けての収穫でした。きのうまで絶不調でしたが、頭を冷やしていろいろ考えて決勝に望んだのが良かったです」
決勝5位 八巻渉(モレキュールアキランドイーグル)
sfj-dcr-r-yamaki  「4番手スタートで発進自体はうまくいったんですが、1速から2速に入れるときに引っかかってしまって、10番手あたりまで落ちてしまいました。ペース自体はエンジンも良く回ってくれたので悪くは無くどんどん抜くことができ最後は5番手まで巻き返すことができました。スタートが決まってれば表彰台には乗れたと思いますし、せめて元の順位の4位までは行きたかったです」
決勝6位 岡村建(THEODORE RACING 10V)
sfj-dcr-r-okamura  「スタートは6位で、前のクルマがいなくなってずっと5位を走っていましたが、最後にスプーンで抜かれてしまいました。速さが足りなかったです。前回のクラブマンで勝てたのはラッキーなだけでした」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroyuki MINAMI
Yoshinori OHNISHI

Super FJ Dream Cup Race

SFJ:ドリームカップレース鈴鹿決勝 セナの名が表彰台の頂点に。阪口晴南がポールトゥウイン

 F1鈴鹿GPのサポートレースとして行われたスーパーFJドリームカップレースは27日、三重県の鈴鹿サーキット(1周・5.807km)で7周の決勝レースを行い、ポールポジションからスタートした阪口晴南(中日本自動車短期大学KKSⅡ戸田)がスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り7周・15分47秒967で優勝した。

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 今年もF1のサポートレースに組み込まれたスーパーFJ。各6地区で行われている同レースから30歳未満の精鋭25名が鈴鹿サーキットに集結した。

 西コースからスタートしたマシンがコースを半周、グリッドに整列しフォーメーションラップが午前10時に始まった。未明から降り始めた雨は朝方には上がったもののウェットパッチが所々残る路面はハーフウエット。このコンディションの中、予選6位からウェービングをしタイヤを暖めていた片山義章(チームKRS)がバックストレッチで前を走る予選5位の大湯都史樹(Rn-SPORTS TANZEN KK-SⅡ制動屋)に接触。片山はガードレールにクラッシュし、このためスタートはディレイとなった。

 周回数8周で行われる予定だった決勝レースは7周に減算。2度目のフォーメーションラップの後切られたスタートを制したのはポールシッターの阪口晴南(中日本自動車短期大学KKSⅡ戸田)。予選2位の平木玲次(RS FINE F・L・C 10V)はスタートを失敗し4位まで落ちた。代わって2位に上がってきたのは同3位の小高一斗(ファーストモールディング・制動屋・ミスト)。3位には同4位の大湯が、5位には同8位の平優弥(Team Naoki☆Leprix 10V)がジャンプアップ。6位に岡村健(THEODORE RACING 10V)と続く。

 レースは序盤からトップ阪口と2位小高の争いとなる。3位以下は彼らのハイペースに付いていくことができない。東コースで速い小高が序盤、一時は阪口に詰め寄るも、中盤からはその差は開き始める。5周目にファステストラップをたたき出した阪口が最後は小高を突き放し、1秒7のギャップを築いて7周のレースを制した。

 一方、スタートで3位に上がった大湯は接触の影響でペースが上がらず、1周目のヘアピンでインから平木に、同周のスプーンで平にパスされ5位に落ちるとその後もずるずると後退。3位、4位に上がった平木と平の順位は変わらずそのままゴールを迎えることとなった。

 後方からはスタートを失敗し10位前後まで落ちた八巻渉(モレキュールアキランドイーグル)が徐々に順位を回復。2周目のスプーンで前を走る大湯がスピンしたため7位に上がると、3周目にはヘアピンでインから大石裕基(大石工務店スキル制動屋)をパスして6位。そして最終ラップのスプーンで岡村を捉え5位でゴールした。

 6位には岡村が、7位には大石。8位に徳升広平(ZAP SPEED 10V ED)、9位に山浦聖人(ZAPミマキエンジニアリングED)ともてぎから遠征してきたZAPコンビが、大井は結局10位でゴールした。

 この後、多くの選手は各地区のシリーズに戻り終盤戦を戦う。そして締めくくりとなる特別戦、S-FJ日本一決定戦がここ鈴鹿サーキットで12月6日に行われる予定だ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroyuki MINAMI

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第10戦 決勝レース レポート

MJ15_0294_fineプレスインフォメーション 2015年9月27日
 
鈴鹿. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015シーズン 第10戦決勝を、鈴鹿サーキット(三重県)にて9月27日(日)に開催いたしました。

天候:くもり 路面:ドライ 気温:29度 路面:30度(スタート時)
ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)2015 最終戦(第10戦)決勝が9月27日、鈴鹿サーキット(三重県)で開催され、今季のオーバーオールとジェントルマンクラスのシリーズチャンピオンが決定した。

路面はほぼドライというコンディションで迎えた決勝日。各チームのタイヤ戦略は大きく分かれていた。元嶋は昨日の予選で他のドライバーよりも多く周回したタイヤ(ユーズド)、久保はそれよりも周回数が少なめのユーズドタイヤ、逆転タイトルを狙う近藤は予選周回数を抑え、決勝用としてストックしていた完全なニュータイヤを装着。永井もニュータイヤを履いてグリッドへ向かう。上位陣のスターティンググリッドは、最前列からポールポジション(アウト側)は#15元嶋佑弥、2番グリッド(イン側)は#12久保凛太郎、以下、#78近藤翼、#19永井宏明、#25内山清士、#9武井真司というオーダー。1周のフォーメーションラップを終えて各マシンがグリッドに着き、準備完了。11時15分、5つの赤いシグナルが消え、10周のレースが正式にスタートした。

まずは元嶋がイン側に向けてラインを取り、久保を牽制しながら先頭で1コーナーへ。その後ろから、久保、近藤、永井が集団で追っていく。1周目は各マシンとも様子見の雰囲気だったが、2周目のスプーンコーナーあたりから近藤が久保に接近。「元嶋選手が逃げ始めたので、早く久保選手の前に出たい」と考えていた近藤は130R手前で久保のスリップストリームに入ると、シケインで仕掛けたが、オーバーランで芝生にタイヤを落としてしまう。2台がこのバトルで最終コーナーからの立ち上がり加速で鈍った瞬間を逃さなかったのが永井。「チャンスだと思った」という永井は、最終コーナーを最も内側のラインで立ち上がると、メインストレート上で2台の右側に並び、“スリーワイド”状態に。1コーナーでのブレーキング勝負も制し、一気に2番手に浮上した。これで3番手と苦しくなった近藤は永井の背後でプレッシャーを掛け続けるが、「タイヤが心もとなくなってきても、それなりにコントロールできていた」という永井のペースが良く、仕掛けの間合いに入ることができない。

その間、元嶋は逃げ切りの態勢に持ち込むのかと思われたが、予選でアタックを重ねたことで、「タイヤが厳しく」(元嶋)なってきており、ペースが上がらない。2番手永井との差も徐々に縮まってきていた。それでも「ミスを最小限に抑えて、状況なりにパーフェクトな走りができた」という対応力でカバーし、トップチェッカー。念願のシリーズチャンピオン獲得を今季9勝目で飾った。「圧倒的な速さを見せてタイトルを獲るという目標を達成できて、うれしいです。完走したレースはすべて優勝しましたが、すべて違う展開で、いろいろな経験を積むことができましたし、最終戦も大きな自信になりました。でも、今季は本当に長く感じましたね」と達成感や安堵感が入り混じった表情でポディウムの中央に立った。

2位は近藤を最後まで抑え切った永井。「(若手たちの争いに食い込むという)目標を最終戦のF1日本GPのサポートレースで達成できました」と会心の笑顔。3位は近藤。「最初の1、2周でトップに立つつもりでいました。元嶋選手を含めた3台でのバトルに持ち込めれば……」と振り返っていた。

ジェントルマンクラスは、内山が逃げを図るが、武井も間隔を空けずについていく展開。だが、序盤に「1コーナーのブレーキングで突っ込みすぎて、フラットスポットを作ってしまい」(内山)、中盤以降は武井に激しくチャージされる。途中までは「武井選手に抜かれても仕方ないかな」と考えていたというが、残り3周あたりからは勝ちを獲りにいく気持ちに切り替え、そのままトップでフィニッシュ。今季初優勝をあげた。「(フタをする形になって)武井さんには申し訳なかったのですが、最後は守り切ろうと思いました」と内山。一方の武井は「内山選手のタイヤが相当厳しくなってきていたのは分かりましたが、少し間を空けて、内山選手がミスしたら抜こうと思っていました」と2位でチェッカー。昨年から渇望してきたクラスチャンピオンを手中に収めた。「今回の目標は優勝ではなく、タイトル。しっかり獲りましたし、最後までドッグファイトを見せることができたので、“守りに入っていないぞ”と姿勢もアピールできました」と柔らかい表情を見せた。

15周年というメモリアルイヤーを迎えたPCCJ 2015シーズンは、オーバーオールのチャンピオンが#15元嶋佑弥、ジェントルマンクラスのチャンピオンが#9武井真司とそれぞれ決定し、幕を閉じた。991型カップカーでの戦いが2年目を迎えたことで、各ドライバーのマシンへの理解度が深まり、昨年以上にハイレベルなレースが続いた今季。そこで生まれた、新たな「戦いの構図」と「思惑」は2016シーズンにどのような展開を見せるのだろうか。

■ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 第10戦 決勝レース結果
Pos. _ Car# _ Class-Pos. _ Driver _ Car Name _ Lap _ Time _ Time/Gap
1 15 _ _ 元嶋 佑弥 _ GARMIN PORSCHE 10 21'31.281 -
2 _ 19 _ _ 永井 宏明 _ ナインレーシング _ 10 _ 21'33.514 _ 2.233
3 _ 78 _ _ 近藤 翼 _ スカイレーシング _ 10 _ 21'34.222 _ 2.941
4 _ 12 _ _ 久保 凛太郎 _ TEAM KTOUCH PORSCHE _ 10 _ 21'35.292 _ 4.011
5 _ 25 _ G _ 内山 清士 _ NK RACING _ 10 _ 21'57.286 _ 26.005
6 9 _ G _ 武井 真司 _ ビンゴレーシング _ 10 _ 21'57.667 _ 26.386
7 _ 7 _ _ 星野 敏 _ D'station HAI 991 _ 10 _ 21'58.615 _ 27.334
8 _ 37 _ G _ 久保田 克昭 _ ハナシマレーシング _ 10 _ 22'01.788 _ 30.507
※ 30 _ _ DRAGON _ B-MAX-PORSCHE _ 10 _ 22'02.560 _ 31.279
9 _ 2 _ G _ 田島 剛 _ タジマレーシング _ 10 _ 22'03.090 _ 31.809
10 24 _ G _ 剛 覇矢人 _ みきゃん スペンダーGT3 _ 10 _ 22'03.375 _ 32.094
11 _ 98 _ G _ IKARI GOTO _ チームトーエイスピリット _ 10 _ 22'08.981 _ 37.700
12 _ 51 _ G _ ポール イップ _ KCMG ANNIKA 911 _ 10 _ 22'15.744 _ 44.463
13 _ 11 _ _ 塚本 奈々美 _ TEAM KTOUCH PORSCHE _ 10 _ 22'45.144 _ 1'13.863
14 _ 52 _ G _ 春山 次男 _ はるやまbaby GT3cup _ 10 _ 22'57.203 _ 1'25.922
15 _ 10 _ G _ 齋藤 真紀雄 _ ビンゴレーシング _ 9 _ 20'01.864 _ 1Lap
以上完走(規定周回数)
77 _ G _ 浜崎 大 _ Voing Ventiler _ 5 _ 11'04.865 _ 5Lap

G=Gentleman
ベストラップ : 
2'07.959 2/10 163.37km/h #15 元嶋 佑弥/Y.MOTOJIMA / GARMIN PORSCHE
※ No.30 は賞典外の参加

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

 

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第10戦 公式予選レポート

MJ15_0283_fineプレスインフォメーション 2015年9月26日

鈴鹿. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015シーズン 第10戦公式予選を、鈴鹿サーキット(三重県)にて9月26日(土)に開催いたしました。

天候:くもり 路面:ドライ 気温:25度 路面:29度(セッション開始時)
ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2015シーズンは、鈴鹿サーキット(三重県)で今シーズンの最終戦(第10戦)を迎えた。オーバーオール、ジェントルマンクラスとも今大会でシリーズチャンピオンが決まる。しかも、F1日本グランプリのサポートレースという決着の場にふさわしい舞台。9月26日、まずは公式予選が行なわれた。

両クラスのタイトル獲得条件を整理しておく。オーバーオールでは、ランキングトップの#15元嶋佑弥(160点)が決勝を2位以上で、または#78近藤翼と#12久保凛太郎より上の順位でゴールすれば、無条件でタイトル獲得となる。同2位の#78近藤翼(158点)が逆転でタイトルを獲得するためには元嶋と3点以上の差がつく並び順でのゴール、同3位の#12久保凛太郎(152点)は元嶋と9ポイント以上、近藤と7ポイント以上の差をつけてゴールすることが必要(同点の場合は、勝利数の差で元嶋が王者)。ジェントルマンクラスは、クラスランキングトップの#9武井真司(132点)が最終戦を8位以上でゴールすればタイトル獲得と条件は比較的優位。権利を残しているのは、同2位#2田島剛(120点)、同3位#25内山清士(119点)、同4位#37久保田克明(115点)まで。F1日本GPのサポートレース、鈴鹿、最終戦というファクターも絡み合い、行方は予断を許さない。そして、16時30分からの公式予選(30分間)はいつも以上に張り詰めたテンションで始まった。

先手を取っていったのは元嶋。タイヤを充分に温めて臨んだアタックは「2分5秒9には入っていたはずでしたが、シケインで飛び出してしまい」(元嶋)、6秒台中盤に留まる。続いて、近藤、久保もアタックへ向かい、久保が計測1周目に2分6秒323を記録。トップに立った。この後、久保は2セット目のタイヤを履いてコースに出ていくが、他車のコースオフで赤旗中断。再開後、もう一度アタックの態勢をとるが、残り8分で2回目の赤旗が掲示され、実質的にこれでアタックを終えた。この時点で2番手の元嶋は「本当は行きたくなかった」という2セット目のタイヤを投入。同じくコースに出ると赤旗という巡り合わせとなるが、残り2分となったところで唯一の5秒台に突入する2分5秒932を叩き出し、ポールポジションを獲得した。「思ったよりタイヤを使ってしまったので、明日は少し苦しくなるかもしれませんが、スタートを決めて、逃げ切りの展開に持ち込みたい」(元嶋)。これで2番手となった久保は「(チャンピオン獲得の条件は)他力本願ですが、明日のレースだけに集中。スタートで前に出て、すっきり勝ちたい」と今季2勝目を狙う。周回数を抑えた近藤は3番手。「いつも2セット目でのアタックのほうがタイムは上がるのですが、黄旗や赤旗も出たので、タイヤを温存しました」と決勝を重視。ほぼ完全なニュータイヤで決勝に臨む。

ジェントルマンクラスは、中断でタイミングが合わなかったり、リズムを崩したりなどでタイムを想定していたとおりに伸ばせないドライバーが続出するなか、内山と武井がポールポジションを争う展開となった。「決勝は2位でも甘んじて受けますが、予選ではレコードを狙っていく」とセッション前に話していた武井。満足のいく走りではなかったというが、1セット目でのアタックで2分8秒770を記録。クラストップに浮上する。しかし、2回目の赤旗が解除された後、内山が最後の最後に2分8秒628を計時し、武井を凌駕。初のクラスポールポジション獲得となった。「8秒台が目標だったので良かったです。明日はしっかり走り切ることを目指します」(内山)。2番手となった武井はタイヤを温存。「決勝に向けてセッティングを試すことができ、攻め切った感じはありました。決勝はスタートに集中して、グリッドと同じ順位でゴールしたい。チャンピオンを獲ることしか考えていない」と予選結果にはある程度納得の様子だった。

PCCJ第10戦決勝は、27日午前11時15分スタート予定。決勝周回数は10周。鈴鹿はコース幅が比較的狭く、オーバーテイクしにくいとも言われるため、特にタイトルを争っているドライバーは「スタートからの逃げ切りを狙う」と異口同音に話していた。また、今回の予選は夕方に行なわれたため、気温も路面温度もそれほど高くなかったが、各車のタイムは全体的に前戦の鈴鹿(8月下旬)より伸びなかったという印象もある。このあたりについてもセッティング面でうまく対応できたドライバーが優位に立ちそうだ。2015シーズンのPCCJもこれでクライマックス。チャンピオンという栄冠をつかむのは誰になるのか。

■ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第10戦 公式予選結果
Pos. _ Car# _ Class-Pos. _ Driver _ Car Name _ Best Time _ 2nd Time
1 _ 15 _ _ 元嶋 佑弥 _ GARMIN PORSCHE _ 2'05.932 _
2 _ 12 _ _ 久保 凛太郎 _ TEAM KTOUCH PORSCHE _ 2'06.323 _
3 _ 78 _ _ 近藤 翼 _ スカイレーシング _ 2'06.661 _
4 _ 19 _ _ 永井 宏明 _ ナインレーシング _ 2'07.273 _
5 _ 25 _ G _ 内山 清士 _ NK RACING _ 2'08.628 _
6 _ 9 _ G _ 武井 真司 _ ビンゴレーシング _ 2'08.770 _
7 _ 7 _ _ 星野 敏 _ D'station HAI 991 _ 2'08.833 _
8 _ 30 _ _ DRAGON _ B-MAX PORSCHE _ 2'09.241 _
9 _ 37 _ G _ 久保田 克昭 _ ハナシマレーシング _ 2'09.403 _
10 _ 24 _ G _ 剛 覇矢人 _ みきゃん スペンダーGT3 _ 2'09.421 _
11 _ 98 _ G _ IKARI GOTO _ チームトーエイスピリット _ 2'10.314 _
12 _ 2 _ G _ 田島 剛 _ タジマレーシング _ 2'10.325 _
13 _ 77 _ G _ 浜崎 大 _ Voing Ventiler _ 2'10.746 _
14 _ 51 _ G _ ポール イップ _ KCMG ANNIKA 911 _ 2'11.252 _
15 _ 10 _ G _ 齋藤 真紀雄 _ ビンゴレーシング _ 2'12.195 _
16 _ 52 _ G _ 春山 次男 _ はるやまbaby GT3cup _ 2'12.912 _
17 _ 11 _ _ 塚本 奈々美 _ TEAM KTOUCH PORSCHE _ 2'13.658 _

赤旗提示時刻 : 16:46'51 再開時刻 : 16:52'00(中断時間 : 5'09)
赤旗提示時刻 : 16:56'50 再開時刻 : 17:02'00(中断時間 : 5'10)

※ #11 ピットスタートとする。(国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(赤旗提示中の追い越し)

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
 

Super FJ Dream Cup Race

SFJ:ドリームカップレース鈴鹿決勝結果

F1 JAPANESE GRAND PRIX -RIJ- (2015/09/27) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJ Dream Cup Race 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
134阪口 晴南中日本自動車短期大学KKSⅡ戸田
MYST KK-S2
YH715'47.967
261小高 一斗ファーストモールディング・制動屋・ミスト
MYST KK-S2
YH71.750
324平木 玲次RS FINE F・L・C 10V
TOKYO R&D RD10V
YH78.753
470平 優弥Team Naoki☆Leprix 10V
TOKYO R&D RD10V
YH710.493
522八巻 渉モレキュールアキランドイーグル
MYST KK-S
YH716.269
643岡村 健THEODORE RACING 10V
TOKYO R&D 10V
YH716.763
78大石 裕基大石工務店スキル制動屋
TOKYO R&D RD10V
YH721.276
819徳升 広平ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
YH724.020
910山浦 聖人ZAPミマキエンジニアリングED
TOKYO R&D RD10V
YH724.748
107大井 偉史i-youth skill speed 10V
TOKYO R&D RD10V
YH726.309
1187早坂 祐希ナインレーシングミストKK-S2制動屋GIAMW
MYST KK-S2
YH726.605
1260辻 恵路NAVY AUTO
MYST KK-S2
YH727.066
1355板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆R&D 10V☆F Racing
TOKYO R&D RD10V
YH727.955
1436深村 匠アルビGIA玉三郎10V ED
TOKYO R&D RD10V
YH731.870
1558大湯 都史樹Rn-SPORTS TANZEN KK-SⅡ制動屋
MYST KK-S2
YH732.239
1635長谷川 綾哉アルビ新潟第一ホテル開志学園ビヨンドED
MYST KK-S
YH738.484
175上野山 晶太Red5 KK-SⅡ千葉工業大学
MYST KK-S2
YH744.733
1818飯嶋 郁陽ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
YH752.352
1937加藤 泰賀アルビメークウィナーミネテックTSC ED
TOKYO R&D RD10V
YH753.282
2057丸山 友輝GIA新潟国際自動車大学校アルビレックスRTワコーズED
MYST KK-S
YH71'04.893
2125鶴若 昂WRS TSURUWAKA KKS-Ⅱ
MYST KK-S2
YH71'14.007
2238小村方 喜章アルビモーターフリークGIA湯田上ED
MYST KK-S
YH52Laps
23*30豊島 貴大ファインリミッテッドHKS大進μ須藤接骨院
TOKYO R&D RD10V
YH52Laps
---- 以上規定周回数(70% - 4Laps)完走 ----
-*28片山 義章チームKRS
TOKYO R&D RD10V
YH失格
-*41今井 龍太諏訪姫PLUMテンホウEDガレージI
MYST KK-S
YH失格
  • Fastest Lap: CarNo.34 阪口晴南(中日本自動車短期大学KKSⅡ戸田) 2'14.846 (5/7) 155.03km/h
  • CarNo.28は、鈴鹿サーキット一般競技規則第25条~1)①(危険なドライブ行為)により、失格とした。
  • CarNo.41は、鈴鹿サーキット一般競技規則第23条~5)(スタート手順)違反により、失格とした。
  • CarNo.30は、鈴鹿サーキット一般競技規則第25条~1)②(危険なドライブ行為)により、競技結果に30秒を加算した。

Super FJ Dream Cup Race

SFJ:ドリームカップレース鈴鹿公式予選 阪口晴南がポールポジションを獲得

 スーパーFJドリームカップレースは、9月26日鈴鹿サーキット国際レーシングコース(1周5.807km)で公式予選を行い、阪口晴南(中日本自動車短期大学KKSⅡ戸田)が2分14秒796でポールポジションを獲得。スーパーFJ鈴鹿ラウンドのポイントリーダーの平木玲次(RS FINE F・L・C 10V)が2番手を獲得した。

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 午前10時30分から30分間の公式予選が始まり、阪口晴南以外の車が一斉にコースインを始めた。

 コースイン開始から5分が経過したところで平木玲次がまずはトップタイムを刻み、平優弥(TeamNaoki☆Leprix 10V)が続いた。

 阪口晴南は10分が経過したところでようやくピットから出て、徐々にタイムを刻んで3周目には2分15秒320のタイムを出し、タイムミングモニターに一気にトップに躍り出た。その後も阪口は自己ベストタイムを更新し、5周目にPPタイムの2分14秒796を出し、2番手の平木玲次に0.895の差をつけた。 その後は、タイムが出ないと阪口晴南は判断してかピットに入って他車のタイムを見守った。

 3番手にはFIA-F4にも参戦している小高一斗(ファーストモールデング・制動屋・ミスト)が入り、4番手には八巻渉(モレキュールアキランドイーグル)、5番手は大湯都史樹(Rn-SPORTS TANZEN KK-SⅡ制動屋)が入った。

 明日の27日の決勝は午前10時から8周のレースが行われる。

PPを獲得した阪口晴南コメント
 「昨日はレインコンディションでしたが、ドライコンディションも自信があったので周回を少なくして予選タイムを出すように集中しました。明日は1コーナーをトップでいければ勝てると思います。適度の緊張はありますが、気分良くレースが出来たらと思います」

2番手を獲得した平木玲次コメント
 「前半でそこそこタイムは出ましたが、前の車に引っかかってクリーンな場所で走れなかったのでタイムアップ出来ませんでした。明日はちゃんとスタートを決めて前に出られればいいなと思っています」
小高一斗コメント
 「スーパーFJで西コースは練習したことはありますが、フルコースを走るのが初めてで1コーナーと2コーナーの感覚が掴めず予選が終わってしまいました。FIA-F4ではずっとスタートを失敗しているので、今回はスタートを決めて優勝したいです」
Text: Nobumitsu OHTAKE
Photo: Yoshinori OHNISHI

Super FJ Dream Cup Race

SFJ:ドリームカップレース鈴鹿公式予選結果

F1 JAPANESE GRAND PRIX -RIJ- (2015/09/26) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJ Dream Cup Race 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
134阪口 晴南中日本自動車短期大学KKSⅡ戸田
MYST KK-S2
YH2'14.796--155.0887
224平木 玲次RS FINE F・L・C 10V
TOKYO R&D RD10V
YH2'15.691 0.895 0.895154.06514
361小高 一斗ファーストモールディング・制動屋・ミスト
MYST KK-S2
YH2'15.701 0.905 0.010154.05314
422八巻 渉モレキュールアキランドイーグル
MYST KK-S
YH2'16.100 1.304 0.399153.60211
558大湯 都史樹Rn-SPORTS TANZEN KK-SⅡ制動屋
MYST KK-S2
YH2'16.239 1.443 0.139153.44510
628片山 義章チームKRS
TOKYO R&D RD10V
YH2'16.692 1.896 0.453152.93713
77大井 偉史i-youth skill speed 10V
TOKYO R&D RD10V
YH2'16.742 1.946 0.050152.88114
8*70平 優弥Team Naoki☆Leprix 10V
TOKYO R&D RD10V
YH2'16.912 2.116 0.170152.69112
943岡村 健THEODORE RACING 10V
TOKYO R&D 10V
YH2'16.927 2.131 0.015152.67413
108大石 裕基大石工務店スキル制動屋
TOKYO R&D RD10V
YH2'16.941 2.145 0.014152.65814
1160辻 恵路NAVY AUTO
MYST KK-S2
YH2'17.294 2.498 0.353152.26614
1219徳升 広平ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'17.337 2.541 0.043152.21814
1355板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆R&D 10V☆F Racing
TOKYO R&D RD10V
YH2'17.523 2.727 0.186152.01211
1487早坂 祐希ナインレーシングミストKK-S2制動屋GIAMW
MYST KK-S2
YH2'17.570 2.774 0.047151.96014
1510山浦 聖人ZAPミマキエンジニアリングED
TOKYO R&D RD10V
YH2'17.795 2.999 0.225151.71214
1636深村 匠アルビGIA玉三郎10V ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'18.192 3.396 0.397151.27614
1718飯嶋 郁陽ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'18.467 3.671 0.275150.97614
1835長谷川 綾哉アルビ新潟第一ホテル開志学園ビヨンドED
MYST KK-S
YH2'19.022 4.226 0.555150.37314
1941今井 龍太諏訪姫PLUMテンホウEDガレージI
MYST KK-S
YH2'20.117 5.321 1.095149.1989
205上野山 晶太Red5 KK-SⅡ千葉工業大学
MYST KK-S2
YH2'20.376 5.580 0.259148.92312
2130豊島 貴大ファインリミッテッドHKS大進μ須藤接骨院
TOKYO R&D RD10V
YH2'20.800 6.004 0.424148.47412
2237加藤 泰賀アルビメークウィナーミネテックTSC ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'21.328 6.532 0.528147.92013
2338小村方 喜章アルビモーターフリークGIA湯田上ED
MYST KK-S
YH2'22.080 7.284 0.752147.13713
2425鶴若 昂WRS TSURUWAKA KKS-Ⅱ
MYST KK-S2
YH2'22.113 7.317 0.033147.10314
2557丸山 友輝GIA新潟国際自動車大学校アルビレックスRTワコーズED
MYST KK-S
YH2'23.001 8.205 0.888146.18912
---- 以上基準タイム(130% - 2'57.000)予選通過 ----
  • CarNo.70は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間での減速義務)により、ベストラップタイムを抹消した。

Super FJ Dream Cup Race

SFJ:ドリームカップレース鈴鹿フリー走行結果

F1 JAPANESE GRAND PRIX -RIJ- (2015/09/25) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2015 S-FJ Dream Cup Race 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
134阪口 晴南中日本自動車短期大学KKSⅡ戸田
MYST KK-S2
YH2'28.745--140.54412
258大湯 都史樹Rn-SPORTS TANZEN KK-SⅡ制動屋
MYST KK-S2
YH2'29.342 0.597 0.597139.98213
324平木 玲次RS FINE F・L・C 10V
TOKYO R&D RD10V
YH2'29.372 0.627 0.030139.95412
461小高 一斗ファーストモールディング・制動屋・ミスト
MYST KK-S2
YH2'29.965 1.220 0.593139.40113
518飯嶋 郁陽ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'30.144 1.399 0.179139.23413
628片山 義章チームKRS
TOKYO R&D RD10V
YH2'30.550 1.805 0.406138.85913
719徳升 広平ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'30.828 2.083 0.278138.60310
870平 優弥Team Naoki☆Leprix 10V
TOKYO R&D RD10V
YH2'30.843 2.098 0.015138.58912
922八巻 渉モレキュールアキランドイーグル
MYST KK-S
YH2'30.910 2.165 0.067138.52811
1010山浦 聖人ZAPミマキエンジニアリングED
TOKYO R&D RD10V
YH2'31.568 2.823 0.658137.92612
1155板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆R&D 10V☆F Racing
TOKYO R&D RD10V
YH2'31.844 3.099 0.276137.67612
1243岡村 健THEODORE RACING 10V
TOKYO R&D 10V
YH2'31.970 3.225 0.126137.56113
1336深村 匠アルビGIA玉三郎10V ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'32.013 3.268 0.043137.52212
148大石 裕基大石工務店スキル制動屋
TOKYO R&D RD10V
YH2'32.273 3.528 0.260137.28813
1587早坂 祐希ナインレーシングミストKK-S2制動屋GIAMW
MYST KK-S2
YH2'32.441 3.696 0.168137.13611
167大井 偉史i-youth skill speed 10V
TOKYO R&D RD10V
YH2'33.122 4.377 0.681136.52613
1735長谷川 綾哉アルビ新潟第一ホテル開志学園ビヨンドED
MYST KK-S
YH2'33.552 4.807 0.430136.14412
1841今井 龍太諏訪姫PLUMテンホウEDガレージI
MYST KK-S
YH2'33.995 5.250 0.443135.7528
1925鶴若 昂WRS TSURUWAKA KKS-Ⅱ
MYST KK-S2
YH2'34.347 5.602 0.352135.44313
2060辻 恵路NAVY AUTO
MYST KK-S2
YH2'34.911 6.166 0.564134.95012
2138小村方 喜章アルビモーターフリークGIA湯田上ED
MYST KK-S
YH2'36.032 7.287 1.121133.98012
225上野山 晶太Red5 KK-SⅡ千葉工業大学
MYST KK-S2
YH2'36.173 7.428 0.141133.85912
2357丸山 友輝GIA新潟国際自動車大学校アルビレックスRTワコーズED
MYST KK-S
YH2'39.19310.448 3.020131.3207
2437加藤 泰賀アルビメークウィナーミネテックTSC ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'40.18811.443 0.995130.5045
2530豊島 貴大ファインリミッテッドHKS大進μ須藤接骨院
TOKYO R&D RD10V
YH2'45.18716.442 4.999126.55511

SUPER FORMULA

SF:ブリヂストンタイヤが今期をもってスーパーフォーミュラから撤退

sf05_117  株式会社レースプロモーション(代表取締役・白井裕/以下JRP)は25日、長年にわたりタイヤを供給してきた株式会社ブリヂストンタイヤ(以下BS)が今期をもってタイヤ供給を終了すると発表した。

 JRPは、長年にわたり国内最高峰に相応しいレベルの高いタイヤを供給してきたBSに感謝を述べるとともに、来期以降のタイヤ供給についてはできるだけ早い時期に発表したいとしている。

 現在、非公式にヨコハマタイヤをのテストが行われているため、来期は横浜ゴム株式会社がタイヤを供給することになると思われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第9,10戦SUGO 里見乃亜、初レースのSUGOで得られた大きな自信と第10戦の悔しさは、必ず後半戦の糧になる! (Le Beausset)

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 ル・ボーセモータースポーツが今年から新たに挑む、FIA-F4選手権の第5大会がスポーツランドSUGO(宮城県)で、9月19日(土)〜20日(日)に開催された。このアップダウンに富んだテクニカルコースに、里見乃亜が挑むのは今回が初めて。チームの豊富な経験でフォローする一方で、前回の鈴鹿同様に適応力が試されることとなる。コース幅が狭いため、オーバーテイクポイントが少なく、アクシデントも起こりやすいのが特徴でもあるため、予選でいかに上位につけるか、いかにトラブルに巻き込まれないかも重視された。

予選 9月19日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ

 このレースウィークの走り出しは木曜日で、初めてレースするサーキットとあって、ドライコンディションでマイレージを稼ぎたかったところだが、午後の専有走行はあいにくの雨模様。その前に設けられたスポーツ走行だけがドライだったが、むしろ金曜日の専有走行1回目まで濡れたままであったのが恵みの雨となって、ドライビングやセッティングに対し気づいたことがあったようだ。2回目になって路面の一部はまだ川のようになって濡れていたものの、それ以外は完全に乾いており、いよいよドライタイヤを装着しての走行に。本戦に向けて最終チェックが行われた。

 そして迎えた土曜日の予選は、完全なドライコンディションに。すぐアタックを開始して、着実にタイムを詰めていたのだが、3周目に差し掛かったところで赤旗が。それでも集中力を切らさず、再開後も周を重ねるごとにタイムを縮め、ついに1分24秒933へと到達。その後、2周のクールダウンを挟み、再度アタックをかけたのだが……。タイヤのピークを迎える間に内圧が上がり過ぎてしまい、セカンドベストタイムとして1分25秒011を出すのがやっと。最後の1周にすべてをかけようとピットに入って内圧調整を行おうとした直後に、再び赤旗が。計測は2分を残していたものの、あえなく終了とされてしまう。

 その結果、第9戦には18番手グリッドから、そして第10戦には17番手グリッドから決勝レースに挑むこととなった。

第9戦決勝 9月19日(土)天候/曇り コース状況/ドライ

 好スタートを切った第9戦決勝レースではあったが、1コーナーへのイン側からのアプローチが裏目に。行き場をなくして、アウトから2台にかわされてしまったからだ。それでも前を行く車両にはぴたりと食らいついて周回を重ね、逆転の機会を待つこととなった。その一方で、後方からのプレッシャーも厳しかったものの、これは耐え続ける中、ついにチャンスは訪れた。4周目のヘアピンで1台をパスした直後に、複数の車両がからむアクシデントが発生。これを巧みにかわしたことで17番手に浮上する。

 しかも混戦状態から抜け出し視界も広がったこともあって、ペースもそれまでより大幅にアップし、次第に前の車両との差も縮まっていく。そして、13周目には予選タイムをも上回る自己ベスト、1分24秒742まで叩き出すように。前車を射程圏内にしたところでチェッカーが振られてしまったが、ポジションを上げて来られたこと、そしてアクシデントを回避できたことで、17位という結果以上にドライバーが手応えを掴んでいたことが最大の成果となっていた。

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第10戦決勝 9月20日(日)天候/曇り コース状況/ドライ

 メインのスーパーGTの決勝日、そしてシルバーウィークの真っ最中ということもあり、日曜日には3万人近い観客が訪れ、スタンドの印象はガラリと変わっていた。

 第10戦決勝レースでもスタートを決めて、今度は1コーナー、そして3コーナーでもオーバーテイクに成功。バックストレートで並びかけられるシーンはあったものの、これは凌いでいただけに、何番手でピット前に戻ってくるか、大いに期待された。ところが、なかなか戻って来ない。それどころか、ノーズとフロントウィングを傷めてピットに戻ってくるではないか!

 最終コーナーでの接触が原因だった。すぐにメカニックはノーズを交換してコースに送り戻すも、その間すでに周回遅れに。そればかりか接触が危険行為と判定され、ドライビングスルーペナルティの指示が……。やむなく6周目にピットに戻ることとなる。チェッカーを受けたものの、規定周回数に満たぬ10周しか走行できず、完走扱いとはならなかったものの、手負いの状態でありながらも、終盤には1分25秒台前半で走り続けることができた。

 次回のレースはオートポリスが舞台。もちろん、九州のサーキットでのレース経験は皆無ながら、それはほとんどのドライバーにも当てはまること。言うなれば、ノーハンデにも等しい戦いでもある。SUGOでは手応えも得られた、しかし悔しさも覚えた。思いのすべてを、走りに表すことが大いに期待される。

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チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 里見にとって初めてのSUGOとなったが、練習日にウェットコンデションで走り込めたことでクルマへの理解が深まった。予選のタイムはベストで繋げたものではなく、ほんの少しのロスでグリットが決まってしまった。レースでは一周目に順位を上げて最終コーナーを迎えたが、前車の幾度の進路変更で接触してしまったようだ。結果を受け止めて次のレースに繋げて欲しい。
Driver 里見乃亜(Noa Satomi)COMMENT
 予選はタイヤの温度を上げるのが早過ぎて、一番美味しいところでタイムが出せなかったのが痛かったです。決勝も第9戦はスタートも悪くなかったのですが、イン側に行ったら渋滞していて、アウトから2台に抜かれて。それでも4周目に1台を抜いたら、前に多重クラッシュがあって上手くすり抜けられた後は、いいタイムで走り続けられたので、第10戦はもっと行けると思ったんですが……。実際、スタートは決まって、1コーナー、3コーナーで抜けたんですが、最終コーナーで前のクルマに追いついたらブロックされて、アウトに行ったら、またかぶせられて。あそこでブレーキ踏んだら危なかったので、ハンドルで逃げたら接触してしまいました。ただ、次に繋げられることも多く得られた週末だったので、その成果をオートポリスでは絶対に見せます。
Le Beausset Motorsports

SUPER GT

SGT:第6戦SUGOフォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第9,10戦SUGO 坪井翔が2連勝でランキングトップ! (DRP)

  • FIA-F4第9・10戦DRPレースレポート
  • スポーツランドSUGO(宮城県)
  • 9月19日(土)予選・第9戦決勝レース 晴れ
  • 9月20日(日)第10戦決勝レース 晴れ
  • 観客動員数:予選日8,000人、決勝日28,500人、大会延べ36,500人
  • ☆参戦ドライバー
  • 坪井 翔:#36 FTRSスカラシップF4 TOM’S SPIRIT
  • 三笠雄一:#51 B-MAX RACING F110 B-max
  • ☆参加美人時計モデル
  • かおりさん

 シリーズも残すは3大会6戦。ここまでの8戦を終えてポイントリーダー牧野選手4勝、3ポイント差2位の坪井選手が4勝と、この2名以外に勝者なくチャンピオン争いも絞られてきた。坪井選手はここSUGOで一気にポイントを逆転したいところ。前回の鈴鹿大会で原因不明の不調に落ちいった三笠選手も、事前テストで復調の兆しが見え3人目の勝者を狙っている。

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☆9月19日(土)11:22~ 公式予選

 レースウィーク木曜金曜の練習走行はウェットコンディションで、ドライコンディションとなった最後の一本を除くすべてのセッションでトップタイムをマークした坪井選手は、ここまで3連勝の勢いそのままに絶好調をキープ。予選開始となり2番目にコースインするもすぐに先頭に立ちタイムアタックを開始する。三笠選手は5番目にコースインし先の4台と間をおいてアタックする。しかし開始6分でコースアウト車両の回収のためセッション中断。まだまだタイムは伸びるがこの時点で坪井選手がトップ、三笠選手が10番手タイムをマークしていた。再開後タイムは徐々に伸びていくが、坪井選手のポジションは不動。残り3分を切ったところで再度赤旗中断となりそのまま予選は終了となった。坪井選手は、ベストタイムセカンドタイム共に2位をコンマ2秒離しポールポジションを獲得した。三笠選手は予選再開後、思うようにタイムが伸びず、第9戦、第10戦共に14番手スタートとなった。


☆9月19日(土)15:38~ 第7戦決勝レース

 ポールポジションの坪井選手はフロントロー河野選手をけん制しながらホールショットを奪う。ここで2番手にポイントリーダーの牧野選手が上がってくるが1周でコンマ7秒の差をつけた。その後毎周差を広げ安定したラップを刻む。15周を危なげなく最終的に4秒弱の差を付け5勝目のチェッカーを受けた。三笠選手は好スタートを決めるが、コース幅の狭いSUGOでは抜けない。1周目を予選ポジションの14位でクリアすると前の選手の背後にピタリとつける。何回かのチャレンジで馬の背で13位にポジションをあげるがさらに前の選手とは離れてしまった。結局この順位のままフィニッシュとなり、ポイント獲得とはならなかった。優勝の坪井選手はこの結果、ポイントリーダーに躍り出た。

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☆9月20日(日)10:20~ 第8戦決勝レース

 今大会はサポートレースがF4だけの為、スタート前進行に余裕があり、グリッド整列後にマシンから降りてグリッドウォークのファンからの声援を受けることができプロ気分を味わうことができた。ポールポジションの坪井選手は、今回は真後ろの牧野選手のスタートが良く、カバーしながらホールショットを奪う。前日同様1周目から差を拡げ、2周目の1コーナーで2番手3番手が順位を入れ替えるとここでもマージンを築く。2番手に上がった河野選手のペースも良いが、徐々に差を広げていく。今回も全く危なげなく15周を走りきり、2秒強の差をつけてトップチェッカーを受けた。三笠選手は14番手から好スタートを決めて1コーナーで12位に浮上するが、1周目を13位でクリアする。その後、前のマシンにアタックを試みるが抜くまでには至らず。1台がコースアウトした為、最終的に12位フィニッシュとなった。

 表彰台のメンバーは前日と変わらずだが牧野選手が3位となった為、ポイント差は11ポイントに広がることとなった。残り2大会4戦あるが、チャンピオン争いはこの2名に絞られた感がある。坪井選手はチャンピオンを、三笠選手は3人目の勝者となるべく次戦オートポリスに備える。

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坪井選手コメント
 今回は練習セッションがずっと雨だったのですが、絶好調でマシンのフィーリングも良く何も心配ありませんでした。最後の練習セッションはドライでしたがウェットパッチが残っていたので無理して攻めませんでした。事前テストではドライも走ってマシンも出来上がっていましたので。第9戦はスタート前に時間があったので、マシンを降りたのですがソワソワしちゃって。それでも再度マシンに乗り込んでからは集中してスタートに備えました。とにかくスタートでトップをキープできれば勝てる自信があったので、あまり良いスタートではありませんでしたが慌てることなく対処しました。最初の数周は差を広げる為にプッシュしましたが、マージンができてからは翌日のことも考えてペースを組み立てました。第10戦の決勝もあまり良いスタートではなかったのですが、隣の河野選手も良くなかったので、牧野選手をカバーしました。第9戦同様に序盤にプッシュしましたが2番手に上がってきた河野選手もペースが良かったので、大きな差は築けませんでしたが、特に不安もありませんでした。次戦のオートポリスは全く走ったことがありませんが、そこは大体の選手も同じだと思うので、しっかり準備したいと思います。とにかく今はいい流れなのでこのまま連勝を築いて、10代の選手に向けられている注目をこちらに向けさせたいと思います。

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三笠選手コメント
 前回の鈴鹿では、あまりに不甲斐ない結果だったので不調の原因究明をしました。チームにはSUGOの事前テストを組んでいただき、そこでは良いタイムを刻め感触も良かったのですが。レースウィークの練習セッションはずっと雨で初のウェットセッティングで走りましたが、徐々にペースを掴み最後のドライセッションもそれなりに手応えがありました。しかし予選では走り出しから違和感があり、タイヤの内圧が上がってくるとアンダーが出て思うようなペースで走れませんでした。第9戦決勝レースもその辺をアジャストして挑んだのですが、抜くに至る速さはありませんでした。翌日のレースに備えて色々と見直した結果、セッティングを大幅に変更し、ドライビング面でもGTのラバーがのった路面に対応できるように取り組みました。第10戦はスタートからマシンのフィーリングが良く前車に集中していたので、1つポジションを上げていたのですが、背後の車両に隙を与えてしまい抜かれてしまいました。そのおかげでフィーリングは良いもののペースを抑えられてしまいタイムとポジションをあげることができませんでした。しかし、今回のセッティング変更で良かった時のフィーリングが戻ってきたので、次戦以降の為にできることを全てやって悔いのないように勝ちを狙いたいと思います。

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☆リザルト

【第9戦】

  • 坪井 翔:#36 FTRSスカラシップF4 予選1位 決勝 優勝
  • 三笠雄一:#51 B-MAX RACING F110 予選14位 決勝13位

【第10戦】

  • 坪井 翔:#36 FTRSスカラシップF4 予選1位 決勝 優勝
  • 三笠雄一:#51 B-MAX RACING F110 予選14位 決勝12位
FIA-F4公式リザルト:http://fiaf4.jp/results
ドリームレーシングプロジェクトプレスリリースhttp://xyz-one.jp/drp/

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4) | Super FJ Championship | カート

Le Beausset Formula Academy、ROTAX MAX FESTIVALでテストスカラシップを提供 (Le Beausset)

平成27年9月吉日

各 位

Le Beausset Formula Academy、2015 ROTAX MAX FESTIVALで「Le Beausset Formula Academy Award」として4年連続のテストスカラシップを提供


「Le Beausset Formula Academy」を展開する株式会社ル・ボーセモータースポーツ(代表:坪松唯夫)は、日本で最も人気のカートシリーズとなっている ROTAX MAX Challenge シリーズの、世界大会となるGRAND FINAL への出場権を決める、2015 ROTAX MAX FESTIVAL in FestikaCircuit Mizunami において、「Le Beausset Formula Academy Award」として、テストスカラシップを今年も提供!

 MAX ジュニアとシニアクラスの中から最も印象的で輝いた走りを見せた選手に対し、今後のステップアップへの目標となるべく、フォーミュラカーでのテスト走行の機会を提供致します。

坪松唯夫コメント
 「今年も、MAX Challenge シリーズの日本一を決めるMAX FESTIVAL へのスカラシップを、提供できる事を嬉しく思います。MAX Challenge シリーズは各地域で行われるレースを通じて、優秀なドライバーが育つ素晴らしいシリーズです。そんな優秀なカートドライバーひとりひとりの可能性を広げるためにとLe Beausset Formula Academy では考えています。Le Beausset Motorsports より FIA-F4 に参戦する里見乃亜選手、S-FJ に参戦する川合孝太選手の二人は、このMAX Challenge シリーズで育ち、Le Beausset Formula Academy でフォーミュラでのトレーニングを積み、ステップアップを果たし活躍を見せています。MAX FESTIVAL での熱い戦いを勝ち抜き、フォーミュラ経験の第一歩を獲得してください!」
2015年 FIA-F4選手権参戦 里見乃亜選手

2015年 FIA-F4選手権参戦 里見乃亜選手

2015年 S-FJ もてぎシリーズ参戦 川合孝太選手

2015年 S-FJ もてぎシリーズ参戦 川合孝太選手

Le Beausset Motorsports Website

SUPER GT

SGT:第6戦SUGO 大波乱のSUGOで大嶋/国本組LEXUS RC Fが4位フィニッシュ、GT300クラスでは嵯峨/中山組プリウスが2位表彰台 (TOYOTA)

 9月20日(日)宮城県のスポーツランドSUGOでSUPER GT第6戦が行われ、大嶋和也/国本雄資組のENEOS SUSTINA RC F 6号車が4位、脇阪寿一/関口雄飛組のWedsSport ADVAN RC F 19号車が5位でフィニッシュ。GT300クラスでは嵯峨宏紀/中山雄一組のTOYOTA PRIUS apr GT 31号車が2位表彰台を獲得した。

4位フィニッシュを果たしたENEOS SUSTINA RC F 6号車

4位フィニッシュを果たしたENEOS SUSTINA RC F 6号車

 9月19日(土)、20日(日)の両日、宮城県柴田郡村田町に位置するスポーツランドSUGOでSUPER GTの第6戦「SUGO GT 300km RACE」が開催された。

 全8戦で戦われているSUPER GTのシーズンも、残り3戦。激しさを増すタイトル争いは、前戦鈴鹿1000kmで伊藤大輔/ジェームス・ロシター組のPETRONAS TOM'S RC F 36号車が勝利、立川祐路/石浦宏明組ZENT CERUMO RC F 38号車が2位で1-2フィニッシュを飾り、それぞれランキングでも3位、2位へと浮上した。

 例年、7月後半に第4戦として行われてきたSUGOラウンドだが、今年は9月、第6戦としての開催となった。次戦第7戦はウェイトハンデが半減、最終戦第8戦はハンデゼロとなるが、今大会は最大ハンデ(これまでの獲得ポイント×2kg)で「魔物が棲む」と言われるSUGOのマウンテンコースに挑まなくてはならない。タイトルを争う上位チームにとっては、ウェイトハンデも大きな敵となる。

 次戦以降の2戦ではウェイトハンデが軽くなることもあり、ここでポイントを稼いでおくことがタイトル争いにおいては非常に重要となる。LEXUS GAZOO RacingはLEXUS RC Fでの初タイトルを目指し、勝利へ向け臨んだ。

◆予選◆

 19日(土)は好天ながら気温25度、路面温度33度とやや涼しいコンディションの下で予選が行われた。

 予選Q1(15分)は午後1時50分より開始されたが、セッション序盤は誰もコースインせず。平手晃平の駆るDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車を先陣に、残り9分を切ったあたりから各車コースへと向かった。

 気温、路面温度が下がったことで、エンジンにもタイヤにも好条件となった事もあり、Q1から各車好タイムを叩き出し、15台全車がこれまでのコースレコードを更新。トップタイムから15番手まで0.8秒以内という、僅差での激しいアタック合戦が繰り広げられた。

 このセッションではアンドレア・カルダレリのKeePer TOM'S RC F 37号車がトップと0.1秒以内のタイムを叩き出し3番手、関口雄飛のWedsSport ADVAN RC F 19号車が好走を見せ4番手で今季2度目のQ2進出。国本雄資のENEOS SUSTINA RC F 6号車はシフトの不調に見舞われながらも7番手でQ2進出を決めた。

 一方、この僅差のバトルで、重いウェイトハンデを課せられているランキング上位勢が苦戦。ランキング2位の38号車は13番手、1ポイント差で同3位の36号車が11番手でQ2進出を逃すこととなってしまった。Q1では、この2台を含むランキング上位4台が脱落するという、ハンデの厳しさが表れたセッションとなった。

 早めのコースインで勝負をかけた39号車はアタックラップのタイミングが合わず、15番手でグリッドが確定した。

 GT300クラスの赤旗中断により、予定よりもやや遅れた午後2時42分に開始された予選Q2(12分)では、大嶋の駆る6号車がまずトップタイムをマーク。しかし、大嶋の6号車はQ1から続くシフトの不調に加え、アタックラップで2度に渡ってコースをはみ出し、コンマ数秒タイムロス。

 その直後にストレートに戻って来た平川亮の37号車が大嶋のタイムを上回る形となったが、ライバル勢がタイムアップすると2台はかわされ、37号車が2列目4番手、6号車が6番手、19号車は7番手から明日の決勝レースに臨むこととなった。

 GT300クラスも、Q1からコースレコードを上回るタイムが連発される中、嵯峨宏紀の駆るTOYOTA PRIUS apr GT 31号車がライバルを大きく上回るタイムでトップに。このタイムは塗り替えられることなく、31号車は暫定トップでQ2進出を果たした。

 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は17番手でQ1敗退となった。

 予選Q2(12分)は、開始から2分ほどでコースオフし動けなくなった車両が出たため、赤旗中断。車両排除後、残り9分半で再開された。中山雄一がQ2を担当した31号車は、ポールポジションを争ったが及ばず3番手となった。このQ2セッションでのトップタイムは、Q1での31号車のタイムは上回らなかったため、SUGOでのGT300クラスは、31号車がコースレコードホルダーとして名を残すこととなった。

◆決勝◆

 20日(日)は素晴らしい秋晴れに恵まれ、前日までより上がった気温26度、路面温度38度というコンディションの下、午後2時に白バイとパトカーの先導によるパレード走行、フォーメーションラップを経て、決勝レース(81周)のスタートが切られた。

 スタートでは大きな順位変動は無く、4番手グリッドスタートの37号車カルダレッリが先行車を攻めるも逆転には至らず。

 11番手グリッドを獲得していた36号車は、決勝直前、グリッドへのコースイン時にエンジンがかからず、ピットスタートを強いられることに。また、今大会シーズン4機目となるエンジンへ換装したため、10秒間のピットストップペナルティも科され、序盤から最後尾へと順位を落としてしまった。

 6番手、7番手スタートの6号車大嶋と19号車関口は、時にサイド・バイ・サイドでのバトルを繰り広げながら、前走車との差を詰めていき、20周目にパス。それぞれ5位、6位へとポジションを上げた。

 27周目、最後尾15番手スタートから徐々にポジションを上げ、11位を争っていた平手の39号車が、前を行く立川の38号車をパスしようとしてコースオフ。なんとかコースに戻った瞬間にスピンを喫し、ハイスピードなストレートで壁にクラッシュ。平手は無事だったが、39号車はここでレースを終えることとなり、レースは車両排除のためにセーフティカーが導入された。

 隊列が整えられ、31周目終了時点でピットロードがオープンされると、ほとんどの車両が一斉にピットへ。狭いSUGOのピットロードは大混乱となった。

 上位車両の脱落により3位へとポジションを上げていた37号車は平川へとドライバーを交代。6号車も国本へとドライバーチェンジし、この2台は3位、4位とポジションを守ってピットアウトしたが、直前まで5位につけていた19号車は、混乱するピットロードの渋滞に阻まれ、8位へとポジションを落としてしまった。また、10位につけていた38号車も13位へと後退してしまった。

 再スタート後、上位勢は一定の間隔を保ったまま周回を重ねていったが、65周目、3位を走行していた37号車に、ピット作業時にエンジンを止めていなかったため、ピット作業違反として痛恨のドライブスルーペナルティ。67周目にこれを消化した37号車は、8位へと順位を落としてしまった。

 上位勢の一斉ピット時にピットに向かわず、周回遅れを脱した36号車は、その後ピットインしながら11位までポジションを上げたが、残り10周というところでシフトのトラブルに見舞われスローダウン。ピットへは戻ったがそのままレースを終えた(完走扱い)。

 37号車の後退で3位に浮上した6号車だったが、残り10周ほどになると後続の追撃を受け、次々に現れるGT300クラス車両をかいくぐりながらの3位争いを展開。6号車の国本はタイヤのピックアップ(コース上のタイヤカスを拾うこと)によるグリップ低下に苦しみながらも、巧みなブロックでポジションを守り続けたが、残り4周、最終コーナーの立ち上がりからスリップストリームにつかれ、惜しくもかわされてしまった。

 4位へとポジションを落とした6号車は再逆転を狙い追撃したが届かず、4位でフィニッシュ。5位に19号車が続いた。19号車は今季第6戦まで全レースでポイントを獲得しているGT500クラス唯一の車両となった。

 ペナルティに泣いた37号車が9位、苦しみながらも粘り強く走り抜いた38号車が10位に入り、僅差で繰り広げられているタイトル争いにおいて貴重なポイントを獲得した。

 今大会の結果、ドライバーズランキングでは38号車と36号車が4位、5位へと順位を落とすこととなったが、首位との差は僅かであり、2戦を残して、上位6台が8ポイント差という激戦が続いている。

 GT300クラスでは、3番手からスタートした31号車の嵯峨が、序盤から前走車を攻め、7周目にストレートでパスして2位に浮上。その後はテール・トゥ・ノーズでの首位争いを繰り広げた。

 しかし、中盤にセーフティカーが出され、ピットロードオープンと同時にほとんどの車両がピットへ向かうと、31号車はピットロードでの渋滞に巻き込まれる形となってしまい、ポジションダウン。その後、ドライバー交代した中山雄一がハイペースで前走車との差を詰めていき、ストレートで速いランボルギーニとの2位争いを繰り広げた。

 50周目、GT500車両に抜かれるタイミングを上手く使い、インをついた中山雄一の31号車は2位に浮上。この時点で30秒近かった首位との差をじりじりと詰めていったが、惜しくも届かず、2位でチェッカーを受けた。60号車は22位で完走を果たした。

 この結果、嵯峨と中山雄一のコンビはドライバーズランキングでも6位から3位へと浮上。首位とは25ポイント差あるが、残り2戦での逆転タイトルを目指す。

 LEXUS GAZOO Racing、TOYOTA GAZOO Racingへのご声援、ありがとうございました。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。

5位フィニッシュとなったWedsSport ADVAN RC F 19号車

5位フィニッシュとなったWedsSport ADVAN RC F 19号車

GT300クラスで2位表彰台を獲得した嵯峨宏紀(左)と中山雄一(右)

GT300クラスで2位表彰台を獲得した嵯峨宏紀(左)と中山雄一(右)

ENEOS SUSTINA RC F 6号車 ドライバー 大嶋和也:
 「6番手スタートと言うことで、追い上げるチャンスは沢山あると考え、タイヤは決勝でも充分持つミディアムタイヤを選択した。ただ朝のフリー走行の時点では、気温も路面温度も低く、タイヤのピックアップがひどかったので、ちょっと苦戦するかもと思っていた。タイヤが元気な時のクルマの状態はとても良く、ストレートの伸びも良かったので、もしタイヤがきつくても上手く戦えば行けるかなと思っていた。スタートしてみたら気温が上がっており、ピックアップも少なかったのだが、前のクルマにずっとひっかかり、タイムを出してもなかなか前に行けなかった。途中、GT300クラスの車両を利用して前に出たが、後半に関しては長いスティントを国本に託すことになってしまい、大変だろうなと思っていた。最終的にライバルに抜かれてしまったのはショックだが、久しぶりに上位争いでのレースが出来たので、次戦も頑張る」
ENEOS SUSTINA RC F 6号車 ドライバー 国本雄資:
 「朝のフリー走行では、30分の中で決勝のセッティングやタイヤを確認したが、タイヤのピックアップが多く、決勝は厳しいレースになるかもと予想していた。決勝レースの前半は大嶋選手が追い上げてくれて、また他車のペナルティなどもあり、順位を上げることが出来た。自分のスティントでは終盤タイヤの状況が厳しくなり、グリップダウンに見舞われピックアップもひどくなってしまった。自分自身としては、全力を出し切って走ったのだが、残念ながら追い上げのクルマのペースが速過ぎて、非常に悔しいが抜かれてしまった。まだ、シーズンは2レース残っているので、気持ちを新たに頑張りたい」
TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 嵯峨宏紀:
 「朝のフリー走行は決勝を見据えたタイヤと燃料の搭載量でテストをして、悪くなかったのでいけるかと思ったのだが、速さ的は25号車に完敗だった。セーフティカーが入った際のピットのタイミングで、渋滞に引っかかっている間に、ピットの場所が最終コーナー寄りの25号車に作業を先に始められてしまうなど、運にも恵まれなかった気がする。その時の差が最後まで響いた。ここのところ決勝に向けて流れが良くなかったので、その点については結果を残すことが出来て良かった。チャンピオンシップについては厳しい状況だが、我々に出来ることは残り2つのレースを勝つことだけなので、最後まで諦めず戦う」
TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 中山雄一:
 「朝のフリー走行は、路面温度が上がって欲しい状況の中、曇り空で想定よりも低かったにも関わらずタイムも出ていたので、決勝で雲ってしまっても大丈夫だと確信して臨んだ。実際にレースが始まったらとても良い天候になり、路面温度も上がったので、それがハイペースで走れた要因だと思う。前半を担当した嵯峨選手が2位に上がっての交代で、ピット時に順位は落としたものの、そこからはトップと遜色ないタイムで走ることが出来、最後は2位でフィニッシュ出来た。予選はいつも速いが、今回決勝でも上手く行った事は、タイヤ開発の方向性が良い方に向かっているということだと思う。2位にはなったが、まだまだ課題も山積みだ。しかし、次のオートポリス戦も我々の得意なサーキットなので、全力を尽くす」
トヨタモータースポーツニュース

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山 ST-5クラスチャンピオンの大野/梅本/赤星組・BRP★J‘S RACINGフィットがポールトゥウイン! (J'S RACING)

  • スーパー耐久シリーズ2015 第5戦 岡山国際サーキット
  • スーパー耐久レース in 岡山
  • 9/5・6 岡山県・岡山国際サーキット
  • ST5クラス
  • ゼッケン:69
  • 車名:BRP★J‘S RACINGフィット
  • ドライバー:大野尊久/梅本淳一/赤星陽太郎
  • 予選:クラス1位
  • 決勝:クラス1位

 前戦のオートポリスで2015年のシリーズチャンピオンを決め、凱旋レースとして迎えた第5戦の岡山国際サーキット。タイトルは決めましたが、岡山国際サーキットはホームコースでもあるので負けられない戦いとなります。今回はCドライバーに2010年以来となる赤星陽太郎選手が参戦。第3戦から続いている3連勝を目指します。

 以下、Aドライバー大野選手のレポートとなります。

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 チャンピオンは決まっておりますが8月中旬に2日間のテストを行い、より万全を期して岡山入りを致しました。木曜日から今回もスタートです。

 岡山国際サーキットのレイアウトは、前半が高速セクションで後半はしっかりとブレーキングで止めてから加速するような小さなコーナーが続きます。トラクションとタイヤライフを考え、タイヤに優しいロングラン重視でセッティングを煮詰めていきました。

 金曜日の公式練習はドライコンディション。梅本選手、赤星選手とセッティング方向の確認とミッションの慣らしを行いました。梅本選手からは「脚がよく動いて自由自在に操れるので、限界まで攻めてもタイヤの負担が最小限に抑えられる。」と、梅本選手から嬉しいコメント頂きました。今回のCドライバー、赤星選手も「思った通りに操れるのでコーナーの進入がすごく安心できる。乗っていて楽しい!」とコメントを頂きました。

 その後の走行は梅本選手、赤星選手に慣熟とセッティングの確認、決勝を想定したロングスティントを走行して頂きました。私は外から2コーナーやダブルヘアピンで車の動きとタイムをチェック。外から見ていると、弱アンダーでドライバーが余計な操作をしている様子も無く、スムーズなコーナリングが確認できました。 タイムは1分51秒台で安定していたので、明日からの予選、決勝に向けて期待がかかります。

 いつも通り完璧な状態で臨んだ予選。ベストラップはダブルヘアピンで少し他車に詰まってしまいましたが、それでも昨年のレコードタイムを上回る1分49秒754をマークする事ができ、クラストップタイム&コースレコードを奪取できました。 続くBドライバー予選は梅本選手のアタック。「僕のレコードタイムを抜かないで~」と言っていたのに裏切られ、1分49秒624で見事にコースレコードを取られてしまいました。悔しいですが梅本選手おめでとうございます! 素晴らしい走りでした!!

 Cドライバー予選の担当は今シーズン初出場の赤星選手。スターティンググリッドには無関係ですが、全セッションでのトップタイムを達成してもらう為、タイヤはフロント新品でアタック。こちらも見事にクラストップタイムを叩き出し、土曜日のセッションを完全制覇できました!

 いよいよ3時間レースのスタート。約1時間20分のロングスティントでスタートドライバーは私が担当致しました。ウェットでのロングランセットで内圧を低めにした為に、タイヤが発熱するまでの間は5位まで順位を落としますが、7周目位から段々内圧も上がってきてからはベストラップを連発。最終的にはトップを捕らえて梅本選手にバトンを渡すことができました。

 雨は止みましたが、梅本選手はまだ濡れている路面をスリックタイヤでコースイン!猛追してきた#19号車の奥村選手に一時TOPを明け渡しますが、#19号車がドライブスルーペナルティの間にトップに踊り出ました。それからの梅本選手の走りは圧巻で、後続を毎ラップ2秒~3秒ずつ引き離します。

 絶好調の梅本選手。約1時間ドライブした所でセーフティカーが入り、赤星選手にドライバーチェンジ。昨年のニュルブルクリンク24時間レースにも参加するなど、経験豊かな赤星選手は丁寧、かつ車を労わる走りで確実にゴールに向かいます。およそ40分のドライブでしたが力強く最後まで走り切り、見事優勝を飾りました!

 今回のレースも足回りのセットアップも順調に進み、ドライバー、メカニック、マネージャーも含め、チーム全体で綿密な打ち合わせを行い、レースウィーク中の短時間で最速の車を仕上げることができました。前回のオートポリスでシリーズチャンピオンは決まっていましたが、手を緩める事無くしっかりとした強いレースが出来ました。

これにより、更に強いチームができ、これからのレースにもチームにとって大きな自信に繋がったと思います。

 梅本会長、奥村代表をはじめ、チームの皆さん、各スポンサー様、関係者の皆様、サーキットまで応援に来てくれたファンの皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげで今回も戦う事が出来ました事を感謝致します。

 更にチーム貢献出来る様、精進致します。どうぞ宜しくお願い致します。

 今回の勝利で3連勝を達成!さらに全セッションのトップを飾ることができました!

 次回は10/24・25に鈴鹿サーキットで2015年シリーズの最終戦となります。引き続きご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

J'S RACING 大野 尊久

SUPER GT

SGT:最後尾スタートからの追い上げ 17位でフィニッシュ (ポルシェ)

PJ15_0084_fine[1]プレスインフォメーション 2015年9月20日
スーパーGT GT300クラス: 第6戦 SUGO GT 300km

菅生. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)は、KTRおよびエクセレンスインターナショナルと共にPorsche Team KTRとして参戦している2015年のスーパーGT GT300クラス第6戦(スポーツランド菅生)の決勝において、最後尾スタートからポジションを10上げ、17位でフィニッシュしました。

トラブルにより土曜日の練習走行と予選をまったく走ることができなかったカーナンバー33 Excellence Porscheだったが、決勝日午前中のフリー走行を順調に消化。大掛かりなセッティング変更こそ行う余裕こそないものの、GT300クラス11位という予想以上のタイムで走行を終え、無事に決勝進出を認められることになった。
外気温27°C、路面温度30°C、快晴という素晴らしいコンディションで14時にスタートが切られた決勝レースでも、スターティングドライバーの坂本選手がコンスタントにラップタイムを刻みながらポジションを上げていった。最初のピットストップは81Lapで行われるレースのちょうど折り返し点の予定だったが、トップが26Lap目を走行中にGT500クラスの車両がバックストレートで大規模なクラッシュを演じたことによって、レースは急激に波乱の展開となった。セーフティカー走行中ピットロードは封鎖されているが、クラッシュ車両の回収作業が進められる間にセカンドドライバーがフィニッシャまで走りきれる周回数をクリアしたため、ピットロードが開放されるとともに40台近いマシーンのほとんどが雪崩をうってピットへ向かったのだ。

いくら制限速度50km/hとはいえ、間隔が十分とはいえないスポーツランド菅生のピットレーンに40台が本来の形で止まるスペースはない。隣接するピットとスムーズな作業をすべく斜めに止める車両が多数ある一方で、我関せずと通常のピットインをするチームもあり、その一方でピット出口はさらなる混乱をきたし、最後にはピットロードエンド付近の車両が止めるスペースを失って走行レーンを塞いでしまい、10台以上の車両がコースインできないまま数十秒をいたずらに失うことになったのだ。
Excellence Porscheの911GT3Rもその「出口渋滞」にはまった1台であった。右高速コーナーが多いこのコースの特性から、ピットストップ時にドライバーチェンジと給油、そして左前後タイヤのみ交換し、右側タイヤは無交換のままコースへ復帰させる戦略のメリットはそこで消え失せ、セカンドスティントを担当する山下選手は、後方から襲い掛かるGT500クラスの車両にレコードラインを譲りながらGT300クラスの車両を1台ずつオーバーテイクしていくという、スーパーGTならではの難しい作業に取り組むことになった。

今年からスーパーGTの活動を開始した山下選手だが、チームの期待に応えて着実に失地を挽回していった。レース距離を無交換のまま走りきる右タイヤを気遣いながらひとつずつポジションを上げていく姿は911GT3Rの持つポテンシャルを生かしたもので、特に低中速コーナーから立ち上がる瞬間の素早いレスポンスは、傍目にも戦闘力の高さを窺わせるものであった。チェッカードフラッグが振られる直前、1分22秒571のベストラップを記録した点から見てもタイヤのポテンシャルはまだ残されていたはずで、シーズン終盤戦へ向けてマシーン、タイヤともに正しい方向へ進化していることを証明することにもなった。
結果的には17位と、ポイント獲得にはまたしても手が届かなかったものの、ドライバーだけでなくチーム監督もエンジニアも「次につながるレースだった」と満足げに語る姿から、もしあの時ピットストップのタイミングを2ラップ遅らせていれば、という後向きの言葉が発せられることは一度もなかった。
次のスーパーGTレース 第7戦は、11月1日に九州オートポリスで決勝レースが行われる予定になっている。

スーパーGT GT300クラス 2015年 第6戦 スポーツランド菅生 結果

1位 カーNo.25 VivaC 86 MC                    75 Lap
2位 カーNo.31 TOYOTA PRIUS apr GT            75 Lap
3位 カーNo.11 GAINER TANAX SLS              75 Lap



17位 カーNo.33 Porsche Team KTR (Excellence Porsche)  74 Lap

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

SUPER GT

SGT:第6戦SUGO決勝 高橋国光監督の目に涙!#100レイブリックNSXが2年5ヶ月ぶりの勝利

#100レイブリックNSX、2年5ヶ月ぶりの勝利!!
2015オートバックス スーパーGT第6戦「SUGO GT 300kmレース」の決勝レースが9月20日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、予選2番手からスタートした#100RAYBRIG NSX CONCEPT GT(山本尚貴/伊沢拓也組)がレース中盤にトップに立ち、そのまま逃げ切って今季初勝利を挙げた。
GT300クラスは#25VivaC 86 MC(土屋武士/松井孝允組)がレース序盤の接戦を制し、今季から導入されたマザーシャシー勢で初のウィナーとなった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日8,000人/決勝日28,500人/大会延べ入場者数36,500人)

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決勝レースは午後2時より81周で行われた。
ホールショットを奪ったのはポールポジションの#46S Road GT-R。
スタートドライバーの本山哲が快調に後続を引き離して序盤トップを快走するが、26周目のバックストレートで10位争いをしていた#38ZENTセルモRC Fと#39DENSOサードRC Fが接触、コースを飛び出した39号車がガードレールに激突して止まったため、これを回収するためにセーフティーカーが導入されることになった。
これで46号車のリードは失われ、ピット作業を済ませてリスタートとなった直後の36周終わりのホームストレートで100号車の先行を許してしまった。
100号車の後半を受け持った伊沢は危なげない走りで残り45周を走りきり、チームに2013年4月の第位1戦岡山以来の勝利をもたらした。
2位は#46S Road GT-R。#100レイブリックNSXに離されずについて行ったが、トップを挽回する決め手を欠いた。

レース中盤以降は淡々と進んだトップ争いとは対照的に、3位以下の争いは波乱の連続だった。
まず序盤3位につけていた#64エプソンNSXは24周目にタイヤトラブルから緊急ピットインを強いられ、一旦はピットアウトしたものの、1周もできないままに再度ピットへ。そのままレースを終えてしまった。
続いて3位に浮上した#37KeePer RC Fはピットストップの際にドライバーがエンジンを切り忘れたためにドライブスルーペナルティを受けてしまい、一気に順位を落としてしまった。
これにより3位に浮上したのは36エネオスFC F。
しかし#24D’station GT-Rを駆る佐々木大樹がレース終盤に猛チャージを敢行、77周終わりのホームストレードで6号車をドライブする国本雄資のインをついて3位表彰台をものにした。

一方、予選から苦戦続きだったポイントリーダーの#12カルソニックGT-Rは2度に渡る黄旗追い越しにより20秒ストップと30秒ストップの2つのペナルティを受けて大きく順位を落とし、11位ノーポイントでレースを終えた。
前回の鈴鹿1000kmで優勝し、一気にチャンピオン争いに絡んできた#36ペトロナスRC Fもグリッド整列時にエンジンがかからず、ピットスタートとなったほか、4基めのエンジンを搭載したことによる10秒ストップペナルティと散々な状況で71周でレースを終えている。

これによりドライバーズランキングは、安田/オリベイラ組は51ptと変わらずながらかろうじてトップの座を守ったものの、このレースを制した山本/伊沢組が49ptで2点差に迫り、立川/石浦組と本山/柳田組が45ptで並び、松田/クインタレッリ組が44pt、伊藤/ロシター組が43ptと、全く予測もつかない状態になってきた。

混沌を極めるGT500クラスとは対照的に、#10ゲイナーGT-Rの独走状態になっているGT300クラス。
しかし今回は序盤からめまぐるしく順位が入れ替わる激しいバトルがコースのいたるところで展開された。
ホールショットを奪ったのはポールポジションの#55CR-Z。
しかし7周目の1コーナーで予選2番手の#25VivaC 86を駆る松井が#55高木真一のインに飛び込み、一気にトップに躍り出た。
55号車はその周終わりのホームストレートで#31プリウスを駆る嵯峨宏紀にも先行され、さらにはSC中に行ったピットストップで#8ARTA NSXに行く手を阻まれて大きく順位を落とし、48周目には最終コーナーでスピンを喫し、結局クラス12位でレースを終えた。

一方、トップに立った#25VivaC86は後続の混乱を尻目に着実にリードを広げマザーシャシーで初の勝者という栄冠を勝ち取った。
2位にはレース中盤の#88マネパランボルギーニとのドッグファイトを制した#31aprプリウスが入り、その88号車をレース終盤にバックストレートで抜き去った#11ゲイナーSLSが3位表彰台をものにした。
またポイントリーダーの#10ゲイナーGT-Rは100kgのウェイトに苦しみながらも6位につけ、着実にポイントを獲得している。

次戦の舞台は九州のオートポリス。
11月1日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第6戦SUGO優勝会見(GT500&300クラス)

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GT500クラス #100山本尚貴(RAYBRIG NSX CONCEPT GT)
gt-rd6-r-pc-yamamoto  「序盤はペースが上がらなくて、勝つのは難しいかなと思っていました。とにかく伊沢選手にきっちり引き継ぐことだけを考えて走りました。セーフティカーランの混乱もあって、遅れをリセットすることができたのはラッキーでした。今シーズン、ホンダ車は勝てなかったので、嬉しくもほっとした複雑な気持ちです。伊沢選手とは途中離れることはありましたが組み始めて10年。長い付き合いですが我々二人にとっても貴重な1勝です。今回はシリーズ上位陣が沈んだので、これでランキング2位に上がりました。次はハンデが増えて辛くなりますので、オートポリスが雨になることを祈ってます(笑)」
GT500クラス #100伊沢拓也(RAYBRIG NSX CONCEPT GT)
gt-rd6-r-pc-izawa  「SUGOはテストで好感触だったので、いけるんじゃないかと思っていました。でも、予選は本山選手に負けてしまって、本当に悔しい思いをしました。山本選手のパートではタイヤに若干問題があってペースが上がらなかったのですが、僕に代わってその問題もクリアになりましたので、引き継いでからは上を目指すだけでした。去年は海外のレースでボロボロになって帰ってきたにもかかわらず、今年GTとSFのシートを用意していただきました。でも、ここまで成績残せていなかったので、正直ほっとしています。国光総監督の涙を見たとき、あぁやっぱりレースは勝たなくちゃいけないんだな、と思いました。次戦も気を引き締めて臨みます」
GT300クラス #25土屋武士(VivaC 86 MC)
gt-rd6-r-pc-tsuchiya  「チェッカー受けて、これ以上の喜びは味わえないだろうと思いました。もう引退してもいいと思うほど幸せでした(笑)。僕のドライバーとしての最後の仕事は、孝允をプロに育てることだと思っています。僕は親父の作った昭和の香りのするチームを続けたいと思っています。マザーシャーシは苦労だらけで金もかかりますし、鈴鹿ではかなり追い詰められていました。今回も勝手にシフトアップしてしまうトラブルが頻発していました。気の合うスタッフに恵まれて何とか乗り越えているという感じです。次戦に向けてもクルマにはかなり手を入れないといけませんが、幸い日程が少し空くので、クルマだけでなく自分のリフレッシュもして臨みたいと思います」
GT300クラス #25松井孝允(VivaC 86 MC)
gt-rd6-r-pc-matsui  「マザーシャーシはSUGOのコースには合っていたように思います。ヨコハマタイヤも良いものを造ってくれました。僕のパートでは無線がトラブって使えず、チームとコミュニケーションが取れなかったので困りました。セーフティカーラン解除のとき、チームからのピットインの指示はホワイトボードでした(笑)。土屋選手に代わってからは、タイヤにトラブルが出ないか少し気になりましたが、それ以外は安心して見ていられました。次戦オートポリスもコースとマシンの相性は良いような気がします。次もいけると思います」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第6戦SUGO決勝結果

SUGO GT300km RACE -RIJ- (2015/09/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
11005001山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS58811:51'43.118
2465002本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI60812.689
3245003佐々木 大樹
ミハエル・クルム
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH408138.585
465004大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS388142.564
5195005脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH368142.968
6*15006松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI788148.812
7*155007小暮 卓史
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS28811'25.080
8*175008塚越 広大
武藤 英紀
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS44811'42.955
9*375009アンドレア・カルダレッリ
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS68801Lap
10*3850010立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS88792Laps
11*1250011安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS100783Laps
12850012松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS20756Laps
13253001土屋 武士
松井 孝允
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH30756Laps
14313002嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS68756Laps
15113003平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL60756Laps
16883004織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH28756Laps
17613005井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL48756Laps
18103006アンドレ・クート
富田 竜一郎
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL100756Laps
19653007黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH62756Laps
2033008星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH76756Laps
21513009新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa Z4
BMW Z4 GT3
YH24756Laps
222230010和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2756Laps
237730011横溝 直輝
峰尾 恭輔
ケーズフロンティアDirection 458
Ferrari 458 GT3
YH6756Laps
245530012高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS72747Laps
252130013リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH38747Laps
2611130014植田 正幸
鶴田 和弥
Rn-SPORTS GAINER SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH747Laps
271830015中山 友貴
佐々木 孝太
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH747Laps
28030016谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH32747Laps
293330017坂本 祐也
山下 健太
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH6747Laps
308730018青木 孝行
佐藤 公哉
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH747Laps
31*730019ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH68747Laps
325030020加納 政樹
安岡 秀徒
SKT EXE SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH738Laps
334830021高森 博士
田中 勝輝
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH738Laps
346030022飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH2729Laps
35*930023白坂 卓也
阪口 良平
PACIFICマクラーレンwith μ's
McLaren MP4-12C GT3
YH729Laps
36*3650013伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS867110Laps
373030024小泉 洋史
岩崎 祐貴
NetMove GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH6714Laps
---- 以上規定周回数(70% - GT500:56Laps / GT300:52Laps)完走 ----
-*2300-高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH104536Laps
-39500-平手 晃平
ヘイッキ・コバライネン
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS362556Laps
-*64500-中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL62556Laps
-360300-吉田 広樹
成澤 正人
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH972Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.46 本山哲(S Road MOLA GT-R)1'13.504
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.25 松井孝允(VivaC 86 MC) 1'21.058
  • CarNo.36は、2015 SUPER GT Sporting Regulation(第2章第9条12.1)3基を超えるエンジン交換)により、の10秒のペナルティストップを科した。
  • CarNo.12(安田裕信)は、国際モータースポーツ競技規則付則H項黄旗掲示中の追越し違反(3POST~4POST)により、20秒のペナルティストップを科した。
  • CarNo.12(安田裕信)は、国際モータースポーツ競技規則付則H項黄旗掲示中の追越し違反(3POST~4POST)により、30秒のペナルティストップを科した。
  • CarNo.38(立川祐路)は、2015 SUPER GT Sporting Regulation(第27条1.b)危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.1(ロニー・クインタレッリ)は、2015 SUPER GT Sporting Regulation第27条1.b)(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.37(アンドレア・カルダレッリ)は、2015 SUPER GT Sporting Regulation第30条3.(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.64(ベルトラン・バゲット)は、2015 SUPER GT Sporting Regulation付則-3 16)(ボード掲示前のピットイン)により、90秒加算のペナルティを科したが、リタイヤにつき、罰則の執行を留保した。
  • CarNo.15(小暮卓史)は、2015 SUPER GT Sporting Regulation台29条1.(ファストレーン妨害)により、競技結果に対して 37秒加算のペナルティを科した。
  • CarNo.17(塚越広大)は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(2.9.10)セーフティカー中の追越しにより、ドライビングスルーペナルティ相当とし、競技結果に対し37秒加算のペナルティを科した。
  • CarNo.7(ヨルグ・ミューラー)は、L項違反第4章 第4条-d(ホワイトラインカット)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.9 2015 SUPER GT Sporting Regulation第30条1.3)(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.2(加藤寛規)は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(2.9.10)セーフティカー中の追越しにより、ドライビングスルーペナルティ相当とし、競技結果に対し37秒加算のペナルティを科した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4) | SUPER GT

SGT:FIA-F4のスカラシップは奨学金1000万円

 9月20日、発表の待たれていたFIA-F4ドライバーへのスカラシップの概要が発表された。
 GTアソシエインション(代表取締役:坂東正明)によると、「FIA-F4選手権GTAアワード」と名付けられた賞典は、ドライバーとチームの両方に与えられる。
 注目のドライバーアワードは、今年のシリーズチャンピオンに対し、スカラシップとしてトヨタ自動車、ホンダ技研工業の協力を得て、全日本F3選手権、スーパーGT(GT300クラス)などへのステップアップを前提に、奨学金1000万円が与えられる。「奨学金」という名称からもわかるように、この賞金はドライバーがチームに持ち込む"持参金"となる模様。
 なお、2016年のスカラシップについては決定次第発表されるとのことで、内容が充実される可能性もあるようだ。
 チームに対しては、国土交通省による「国土交通大臣賞」と、日本自動車レース工業会による「JMIA賞」(賞金50万円)が授与される。

まとめ:Shigeru KITAMICHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第10戦SUGO決勝 好調#36坪井が破竹の5連勝

FIA-F4シリーズ第10戦の決勝が9月20日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。
15周のレースを制したのはポールシッターの#36坪井翔(FTRSスカラシップF4)。
第6戦富士からの5連勝を達成し、シリーズポイントを166に伸ばした。

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第10戦決勝は午前10時20分スタート。
昨日に続いて爽やかな秋晴れのもとでの戦いとなった。
ポールポジションからスタートした坪井は予選3番手からスタートした#11牧野任祐(Rnスポーツ)を押さえて1コーナーに飛び込むと、そのまま一気に後続を突き放しにかかった。

一方牧野はスタートで2位に浮上したものの、その周終わりのホームストレートで予選2番手の#4河野駿佑(RSファイン)にインを突かれ、3位に後退してしまう。
その後は後方に迫ってきた#19篠原拓郎(VSR)を抑え込むので手一杯の状況になり、そのまま3位でフィニッシュすることになった。

2位に浮上した河野は時折坪井を上回るラップタイムを記録しながらトップを追ったが、坪井は安定したペースで最後まで走りきり、第6戦富士からの5連勝、今季通算6勝目を挙げた。
これによりシリーズポイントは坪井166pt、牧野158となり、坪井はリードを8ptに広げた。

また中団グループでは#37小高一斗、#3阪口晴南、#22宮田莉朋の3台が熾烈なドッグファイトを展開。予選4番手ながらスタートで出遅れた小高は4周目の馬の背で前を行く阪口を抜いて7位に浮上すると、阪口も9周目の馬の背でアウトから小高に並びかけたが、立ち上がりで姿勢を乱して再び小高の先行を許した。宮田もこの期に阪口をパス、小高の追撃にかかるが、次第に厳しくなるオーバーステアにより14周目のレインボーコーナー立ち上がりでラインが乱れたところを阪口に突かれてしまった。
結局3人は7位小高、8位阪口、9位宮田の順でフィニッシュした。
彼らはいずれも今年16歳になったばかり。
今後が楽しみなドライバーたちだ。

次戦の舞台は大分県のオートポリス。
ほとんどのドライバーが未経験のこのコースでは果たしてどんな戦いが待っているのか。
10月31日、11月1日開催だ。

優勝 #36坪井翔のコメント
スタートは牧野くんの方が速かったんですが、1コーナ-を抑えきれば大丈夫だと思っていました。
気負わずにスタートできて、1コーナーを守れてからは牧野くんが離れて行ったので、ひたすら自分の走りに集中しつづけました。1周目に河野くんが2位に上がってきて、なかなか離れなかったので、途中でペースを上げました。中盤は追いつかれたり離れたりしていましたが、そのうち河野くんが離れて行きました。
今回のSUGOはポールから2連勝とすごくいい流れが途切れずにきているので、オートポリスは本当に初めてなんですけど、このいい流れに乗って、後半4戦を死ぬ気で頑張りたいと思います。
2位 #4河野駿佑のコメント
スタートで行きたい、っていうのがあったので、狙いすぎてたってわけでもなかったんですけど、自分の思ってたところと(クラッチの)繋がるところが違ってて、それでスピードが伸びませんでした。多分ホイールスピンさせてたんだと思います。
それで任祐に抜かれちゃったんですけど、最終コーナーを立ち上がったところでうまくスリップに入れたので、「ここで(インに)入らないともう二度と抜けない」と思って、どっちも強引でしたけど行って、抜けたのは良かったです。
そのあともペース的にはトップと変わらないか、うまくすれば追いつけてたと思うんですが、前に行こう行こうという欲なのか、ミスをいっぱいしてしまったので、そこが今後の課題です。
オートポリスはうちの2台だけは5月にテストに行っていて、その面で少しは有利だと思うので、SUGOはせっかくいい流れできていますし、次は優勝したいと思います。
3位 #11牧野任祐のコメント
スタートは良かったんですけど、トップを食うまでには至らなくて。そのあとは防戦一方でどうしようもありませんでした。
オートポリスはまだ走ったことがないのでわからないんですけど、シリーズ的にも勝たないとダメだと思うので、頑張ります。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第6戦SUGO GTA坂東代表定例会見

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決勝日朝、恒例のGTアソシエイション主催による坂東正明代表の記者会見が行われた。

■はじめに

 つい10日ほど前に鬼怒川の氾濫などの災害が起きているが、そのような中、無事にレースが開催できることは喜ばしいことと思っている。昨年に引き続き、東日本大震災で被害に遭われた石巻市、岩沼市の皆さんも招待することができ、県警によるパレードも実現することができた。今日も朝から多くのお客さんが詰めかけている。非常に有難く感じている。

■今シーズン、ここまでを振り返って

 GT500クラスの性能調整(BOP)は昨シーズンと変わっていない。ここまで日産(GT-R)3勝、トヨタ(RC F)2勝、ホンダ(NSX CONCEPT GT)0勝という結果になっているが、これは各メーカー、チームの取り組みによる結果と思う。

 ポイントを重ねたときに、ウェイトハンデと燃料流量リストリクターのバランスをどう取るか、これを踏まえて、今回と次のオートポリス戦をどう戦うかがシリーズを戦ううえでのポイントになるだろう。ようやくこのルールが理解されてきたと感じている。来年もこのまま変えずに行く予定なので、各チームにはこれを上手に使ってほしい。とにかく難しくしないで、観客にもわかりやすいルールにしたい。

 GT300クラスは、ここまでGAINER TANAX GT-Rが抜き出る形になっているが、これはクルマのバランスが非常に良く、ドライバーもうまく乗りこなしているということだろう。JAF-GT車両については、なるべく個別対応はしないようにして、特認は無くす方向で行きたいと考えている。

■GT300のマザーシャーシ、FIA-GTについて

 マザーシャーシを使用するクルマが増えるという話も出ているが、シャーシに関して課題もあるのでそれがクリアされれば販売する方向で考えている。希望としては、マザーシャーシを使う車種が増えてほしい。メーカーはFIA-GT3という選択があるので難しいと思うが、オートサロンに出展しているショップなどもボディを作ってくれるようになるといいと思っている。

 メーカーがFIA-GT3に出てくるという話があるようだが歓迎したい。もっと早く出てくると予想をしていた。逆に遅いぐらいと感じている。ただ、GT3は車両を改造することが制限されているので、クルマを改造したいと考えるチームにとっては物足りないはずだ。こういうチームはJAF-GTを選択するだろうし、メカニック育成のためにもJAF-GTで出場するチームが増えてほしい。

まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第10戦SUGO決勝結果

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2015/09/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Team
TireLapTotal_Time
Behind
136坪井 翔FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL1521'15.847
24河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110
RS FINE
DL152.383
311牧野 任祐DODIE・インプローブス・RN-S
Rn-SPORTS
DL155.151
419篠原 拓朗VSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL155.387
57大津 弘樹HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL155.663
68上村 優太HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL156.041
737小高 一斗FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL158.910
83阪口 晴南DUNLOP SUTEKINA F110
SUTEKINA RACING TEAM
DL159.499
922宮田 莉朋RSS TAKAGI RACING
RSS
DL1510.175
102佐藤 秀真Hanashima Racing F110
HANASHIMA RACING
DL1510.425
1188川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL1512.383
1251三笠 雄一B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL1512.684
135平木 湧也GSR初音ミクホリデー車検F110
RS FINE
DL1513.182
1414根本 悠生GUNZE F110 KCMG
KCMG
DL1513.993
1516銘苅 翼MediaDo Kageyama F110
Media Do Kageyama Racing
DL1514.428
169石坂 瑞基HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1515.146
1752番場 琢埼玉トヨペットGreenBrave
埼玉トヨペットGreenBrave
DL1519.289
1863グスタボ・ミャサバVSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL1520.531
1970天野 翼Leprix Sport F110
leprix sport
DL1522.630
2075手塚 祐弥F&Cアキラレーシングwithフィールド
FIELD MOTORSPORT
DL1522.750
2166橋本 陸Skill Speed
Skill Speed
DL1525.881
2210金石 勝英SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1527.438
2339加藤 潤平miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL1528.814
2444山内 飛侑ATEAM Buzz Racing F110
Buzz International
DL1528.816
2517永井 宏明ナインレーシング
ARN RACING
DL1538.270
2689伴 貴広SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL1545.691
2720今橋 彩佳miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL1553.630
2838田島 剛美人&DRP
GARAGE CHABATAKE
DL1555.066
2923YUGOS2R Racing
N-SPEED
DL141Lap
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ----
-50山田 真之亮B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL105Laps
-*62里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミー
Le Beausset Motorsports
DL105Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 阪口晴南(DUNLOP SUTEKINA F110) 1'24.144 (6/15) 158.482km/h
  • CarNo.62は、FIA-F4統一規則第15条1.(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT

SGT:第6戦SUGOフリー走行 好調#46S Road GT-Rがトップタイム

スーパーGT第6戦「SUGO GT 300kmレース」の決勝前フリー走行が9月20日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、昨日の予選でポールポジションを獲得した#46S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝組)がここでもトップタイムを記録した。
GT300クラスは#61SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)がトップだった。

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決勝日を迎えたスポーツランドSUGOは昨日に続いて快晴。
爽やかな秋晴れのもと、フリー走行は午前9時より30分間で行われた。
開始直後にS字コーナー先に落下物があるとのことでポストからオイル旗が提示され、それを回収するために赤旗中断となったが、それ以外は大きなクラッシュなどもなく9時30分の終了を迎えた。

GT500クラスでトップに立ったのは#46SロードGT-R。
セッション中盤に1’13.569を記録し、昨日に続いて好調ぶりを見せつけた。
2番手につけたのは同じミシュランタイヤを履く#1モチュールGT-R。リストリクター1ランクダウン+ウェイト28kgという状況ながら、決勝での巻き返しに期待がかかる。
そのほかNSX勢最上位は#15ドラゴモデューロの3位、レクサスRC Fのトップは#19ウェッズスポーツの4位だった。
一方ポイントリーダーでリストリクター1ランクダウン+ウェイト50kgの#12カルソニックGT-Rは14位と苦しい戦いを強いられそうだ。

GT300クラスは開始早々に井口卓人が1’20.729を記録した#61スバルBRZがトップ。
ポールシッターの#55ARTA CR-Zは2番手とこちらも好調そうだ。
また、電気系トラブルにより昨日の公式練習、予選とエンジンがかからなかった#33Excellence Porscheは昨日の夕方4時半頃になって原因が見つかり、無事エンジンがかかったとのことでこのセッションに参加。クラス11番手のタイムを記録して嘆願書での決勝出走となりそうだ。
一方、公式練習でのクラッシュによりフロント部分を大破した#5マッハ車検 86MCは修復が間に合わないとのことでリタイヤ届けを提出と、明暗が分かれた格好だ。

第6戦決勝はこのあと午後2時より81周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第6戦SUGOフリー走行結果

■GT500クラス

SUGO GT300km RACE -RIJ- (2015/09/20) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT500 class スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
146本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI601'13.569--181.263
21松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI781'13.858 0.289 0.289180.554
315小暮 卓史
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS281'13.861 0.292 0.003180.546
419脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH361'13.877 0.308 0.016180.507
538立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS881'13.919 0.350 0.042180.405
639平手 晃平
ヘイッキ・コバライネン
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS361'13.999 0.430 0.080180.209
764中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL61'14.146 0.577 0.147179.852
824佐々木 大樹
ミハエル・クルム
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH401'14.205 0.636 0.059179.709
936伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS861'14.250 0.681 0.045179.600
10100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS581'14.297 0.728 0.047179.487
1137アンドレア・カルダレッリ
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS681'14.341 0.772 0.044179.380
126大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS381'14.510 0.941 0.169178.974
138松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS201'14.851 1.282 0.341178.158
1412安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS1001'14.923 1.354 0.072177.987
1517塚越 広大
武藤 英紀
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS441'15.386 1.817 0.463176.894

■GT300クラス

SUGO GT300km RACE -RIJ- (2015/09/20) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT300 class スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
161井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL481'20.729--165.186
255高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS721'20.758 0.029 0.029165.127
331嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS681'20.860 0.131 0.102164.919
425土屋 武士
松井 孝允
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH301'20.863 0.134 0.003164.913
53星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH761'20.889 0.160 0.026164.860
677横溝 直輝
峰尾 恭輔
ケーズフロンティアDirection 458
Ferrari 458 GT3
YH61'20.918 0.189 0.029164.800
721リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH381'20.997 0.268 0.079164.640
818中山 友貴
佐々木 孝太
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH1'21.194 0.465 0.197164.240
92高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH101'21.224 0.495 0.030164.180
10360吉田 広樹
成澤 正人
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'21.260 0.531 0.036164.107
1133坂本 祐也
山下 健太
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH61'21.309 0.580 0.049164.008
1210アンドレ・クート
富田 竜一郎
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL1001'21.497 0.768 0.188163.630
137ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH681'21.527 0.798 0.030163.569
1430小泉 洋史
岩崎 祐貴
NetMove GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'21.609 0.880 0.082163.405
1560飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH21'21.623 0.894 0.014163.377
1611平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL601'21.674 0.945 0.051163.275
1751新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa Z4
BMW Z4 GT3
YH241'21.725 0.996 0.051163.173
1888織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH281'21.733 1.004 0.008163.157
190谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH321'21.772 1.043 0.039163.079
2050加納 政樹
安岡 秀徒
SKT EXE SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'21.960 1.231 0.188162.705
2122和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH21'21.985 1.256 0.025162.656
2265黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH621'22.114 1.385 0.129162.400
2348高森 博士
田中 勝輝
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'22.137 1.408 0.023162.355
24111植田 正幸
鶴田 和弥
Rn-SPORTS GAINER SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'22.263 1.534 0.126162.106
2587青木 孝行
佐藤 公哉
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'22.565 1.836 0.302161.513
269白坂 卓也
阪口 良平
PACIFICマクラーレンwith μ's
McLaren MP4-12C GT3
YH1'22.903 2.174 0.338160.855

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第9戦SUGO決勝 PP#36坪井が4連勝!!ポイントリーダーに浮上

FIA-F4第9戦の決勝が9月19日、スポーツランドSUGOで行われ、ポールポジ所からスタートした#36坪井翔(FTRSスカラシップF4)が終始レースをリードし、最後は後続に3.7秒差をつけて今季5勝目を挙げた。

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第9戦決勝は午後3時38分より15周で行われた。
ホールショットを奪ったのはポールの坪井。
しかしトップ3いずれもがあまりいいスタートとは言えず、1コーナー進入までは互いに牽制し合いながらの走行となった。
ここで予選3番手の#11牧野任祐(Rnスポーツ)が予選2番手の#4河野駿佑をかわして2番手に浮上する。

トップの坪井は序盤から安定したペースで牧野を突き放しにかかり、2周終了時点では1.13秒のリード、12周終わりでは3.4秒差とし、その後もリードを広げて3.739秒差でフィニッシュ、第6戦富士以来の4連勝、今季通算5勝目を挙げた。
また、これによりシリーズポイントは145ptとなり、このレースで2位に終わった牧野を2ポイント上回ってポイントリーダーに躍り出た。
3位の河野はレース中盤まで#37小高一斗の追撃を受けたが、後半次第に引き離して今季初の表彰台をものにした。

その後方でレースを大いに盛り上げたのが、このレースがフォーミュラデビューとなる#22宮田莉朋だった。
予選9番手からスタートした宮田はオープニングラップで8位に浮上すると、7周目の1コーナーで#3阪口晴南のインをついて7位に浮上、そのまま前を行く#7大津弘樹のテールに食らいつき、11周目の1コーナーで#37小高、#8上村優太、#7大津が3ワイドのバトルを展開した隙にインから一気に3台を抜き去り、見事デビュー戦を4位で終えている。

第10戦決勝は明日午前10時20分より15周で行われる。

優勝 #36坪井翔のコメント
スタートは上位3台ともあんまり速くなかったんですよ。でも抜かれることはなかったので、1コーナー入った時点で「あ、これはいけるな」と思いました。後ろはすぐ離れて行ったので、自分の走りだけに集中しました。
牧野くんと河野くん、どっちを守ろうかと迷いましたが、うまくおさえることができたので、そこが勝因かなと思います。
明日も晴れになる可能性があるので、タイヤを残しておくためにも後半5周くらいはセーブしました。
2位 #11牧野任祐のコメント
予選の後でクルマのセットを変えて、良くなったんですけど、それでもあれだけ離されるので、何か原因があると思うんですけど、それが何かわからないのが現状です。
まあ明日ももう1レースあるので、何か考えてなんとかできるようにしたいと思います。
スタートの時はみんなそんなに良くなかったんですけど、良くない中では僕がちょっとマシだっただけだと思います。
3位 #4河野駿佑のコメント
今までずっと結果が残らなかったので、勿論勝てなかったのは悔しいですけど、やっと表彰台に載れたのは良かったです。
鈴鹿からここまでに何が変わったということは特にありません。二十歳になったくらいですかね(笑)何かが進化したということではないんですけど、今までもレースではそんなに変わらないペースで走れていたので、予選がすごい課題でした。アタックのときの位置取りであったり、フレッシュタイヤのうまい使い方がわからなくて、予選の一発が出せませんでした。
SUGOは抜くのが難しいので予選を決めなきゃいけないなと思っていました。僕らとトムススピリットは7月に一緒にテストをやってる分有利だったのかなというのはありますし、チームがクルマを良い状態に仕上げてくれたので安心してアタックができました。
今回がデビュー戦となった#22宮田莉朋のコメント
四輪レース自体今回が初めてです。色々と目標はあったんですが予選9番手で終わってしまいました。スタート練習も一切出来なくて、レースで初めてスタート練習をしました。パッシングも、ぶつけて終わりというのだけは嫌だったので、余裕を残したかったんですけど、今回初めてギリギリのところまで攻めて抜くことができました。その部分はカートでの経験が活きたと思います。
フォーミュラの方が荷重移動の部分がカートと違うんですけど、フォーミュラでの経験はカートにも役立っています。
一番の悩みは接近戦と、後ろにつくとダウンフォースが抜けるので、その部分が難しいです。
次のレースは表彰台に上ることを目標にして、今のうちにたくさんのことを収穫して、これからのレースに役立てていきたいです。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第6戦SUGO公式予選 GT500は#46S Road GT-Rが11ヶ月ぶりのPP獲得!GT300は#55ARTA CR-Zが今季2度目のポール

2015オートバックス スーパーGT第6戦「SUGO GT 300kmレース」の公式予選が9月19日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。
Q1、Q2ともに好天に恵まれる中で行われた予選ではGT500、GT300ともにコースレコードが相次いで書き換えられる激しいアタック合戦が繰り広げられ、GT500クラスは#46S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝組)が久々のポールポジション。GT300クラスは#55ARTA CR-Z(高木真一/小林崇志組)が今季2度目のポールポジションを獲得した。

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p>公式予選は午後1時30分よりノックアウト方式で行われた。
天候は晴れ、コースはドライ。爽やかな秋晴れのもとでの走行となった。

予選Q1
GT500クラスはいつもの通り残り時間が8分を切ったあたりから各チームがコースイン。
2周のウォームアップでタイヤに熱を入れてから本格的なアタックを開始した。
これまでにコースレコードは昨年の第4戦決勝で#18ウイダーNSXで山本尚貴が記録した1’13.667。
しかし朝の公式練習ですでに参加全15台がこれを上回るタイムを記録しており、この予選セッションでも最初にアタックを行った#39デンソーRC Fの平手晃平があっさりと1’12.850を記録すると、各ドライバー次々にこれを上回るタイムを記録。
最終的に#24D’station GT-Rの佐々木大毅が1’11.913でトップタイムとなり、コンマ7秒以内に15台が入るという接戦となった。
この結果トップからわずかコンマ3秒落ちの#17KEIHIN NSX(塚越広大)がノックアウトを喫することに。8位の#64エプソンNSX(オリバー・ターベイ)とは僅か0.14秒差だった。
このほかポイントリーダーの#12カルソニックGT-Rを始めランキング4位までのチームがここで予選を終えることになった。

GT300クラスは終盤Q2進出をめぐって激しい順位争いが展開され、上位12台が2013年の予選Q2で#61スバルBRZで佐々木孝太の記録したコースレコードである1’20.341を上回った。
その結果#31プリウスで嵯峨宏紀が記録した1’19.076がトップタイム。マザーシャシーの#25Vivac 86MCを駆る松井孝允が2番手につけ、平中克幸が1’20.401を出した#11ゲイナーSLSまでがQ2進出を果たすことに。前回の鈴鹿1000kmで優勝して100kgのウェイトハンデを積んだ#10ゲイナーTANAX GT-Rもアンドレ・クートが10番手でQ2進出を果たした。
一方、エンジントラブルにより公式練習に参加できなかった#33Excellence Porscheと公式練習でクラッシュし、フロント周りを大破した#5マッハ車検86 MCの2台は修復が間に合わず、出走できなかった。

予選Q2
GT500クラスのQ2は残り時間が6分30秒を切ったところで各車が始動。
2周のウォームアップののちに1周または2周のアタックを行い、ポールポジションを争った。
最初にアタックしたのは#37KeePer RC Fの平川亮で1’12.204。
しかしすぐに#64エプソンNSXの中嶋大祐、#100レイブリックNSXの伊沢拓也らがこれを上回り、最後に#46GT-Rの本山が1’11.607を記録してトップに立った。
MOLA GT-Rのポール獲得は昨年の第7戦ブリラム以来、11ヶ月ぶりだ。
2番手には#100レイブリックNSX、3番手には#64エプソンNSXがつけた。

GT300クラスのQ2は開始早々に#2ロータスエヴォーラの高橋一穂がヘアピンでコースオフ。
脱出を試みようとした高橋だったがグラベルに足を取られてスタックしてしまい、赤旗中断の原因を作ってしまう。これにより2号車はここで予選を終えることに。
セッションは午後2時24分から残り9分30秒で再開されたが、ここでいきなり好タイムをたたき出したのが#55CR-Zを駆る高木真一だ。
高木は最初のアタックで1’19.326を叩き出すと、次の周には1’19.107までタイムを縮めてみせた。
結局このタイムを残り12人は上回れず、55号車は第4戦富士以来今季2度目のポールポジションを獲得した。
2番手には今週末好調な#25Vivac 86MCの土屋武士がつけ、#31プリウスの中山雄一が3番手という結果になった。
ポイントリーダーの#10ゲイナーTANAX GT-Rは今週末ニュルブルクリンクで開催されるブランパン耐久シリーズ参戦のため千代勝正が欠場となったが、Q2を担当した富田竜一郎が100kgのハンデを物ともせずに8番手タイムを記録、さらなるポイント獲得にむけて好感触を得ている。

第6戦決勝は明日午後2時より81周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第9戦SUGO決勝結果

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2015/09/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Team
TireLapTotal_Time
Behind
136坪井 翔FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL1521'14.538
211牧野 任祐DODIE・インプローブス・RN-S
Rn-SPORTS
DL153.739
34河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110
RS FINE
DL154.414
422宮田 莉朋RSS TAKAGI RACING
RSS
DL157.883
57大津 弘樹HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL159.192
637小高 一斗FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL159.624
73阪口 晴南DUNLOP SUTEKINA F110
SUTEKINA RACING TEAM
DL1510.432
88上村 優太HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1511.204
919篠原 拓朗VSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL1512.308
1050山田 真之亮B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL1512.622
112佐藤 秀真Hanashima Racing F110
HANASHIMA RACING
DL1512.927
125平木 湧也GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110
RS FINE
DL1513.457
1351三笠 雄一B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL1515.901
1488川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL1517.310
1514根本 悠生GUNZE F110 KCMG
KCMG
DL1517.742
1616銘苅 翼MediaDo Kageyama F110
Media Do Kageyama Racing
DL1520.259
1762里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミー
Le Beausset Motorsports
DL1521.000
1852番場 琢埼玉トヨペットGreenBrave
埼玉トヨペットGreenBrave
DL1525.362
1963グスタボ・ミャサバVSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL1525.684
209石坂 瑞基HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1526.288
2110⾦⽯ 勝英SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1526.883
2275手塚 祐弥F&Cアキラレーシングwithフィールド
FIELD MOTORSPORT
DL1529.169
2389伴 貴広SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL1530.048
2444山内 飛侑ATEAM Buzz Racing F110
Buzz International
DL1532.414
2517永井 宏明ナインレーシング
ARN RACING
DL1537.996
2639加藤 潤平miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL1539.468
2766橋本 陸Skill Speed
Skill Speed
DL1542.150
2820今橋 彩佳miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL1557.866
2938田島 剛美人&DRP
GARAGE CHABATAKE
DL151'18.867
3023YUGOS2R Racing
N-SPEED
DL141Lap
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)----
-3阪口 晴南DUNLOP SUTEKINA F110
SUTEKINA RACING TEAM
DL312Laps
  • Fastest Lap: CarNO.4 河野駿佑(グッドスマイル初音ミクF110) 1'24.220 (8/15) 158.339km/h

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第9-10戦SUGO公式予選 好調#36坪井が連続ポール獲得!

#36坪井ここでも絶好調!
FIA-F4第9戦、第10戦の公式予選が9月19日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、目下ポイントリーダーの#36坪井翔(トムス)がベストタイム1’24.085、セカンドタイム1’24.090で連続ポールを獲得した。

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先に行われたスーパーGTの公式練習で2どの赤旗中断があった影響で公式予選は当初予定より12分遅れの午前11時22分より30分間で行われた。
天候は晴れ、コースはドライ。
事前のテスト、前日の専有走行と雨に祟られたこともあり、各ドライバーほぼぶっつけ本番の状況だ。
そうしたこともあってか、開始6分でいきなり#38田島剛(ガレージ茶畑)がコースアウト。
これを回収するために赤旗中断となった。
また残り時間が3分を切ったところでも1台が飛び出し、2度目の赤旗が提示され、この時点で予選は終了になっている。

それでもスーパーFJや東日本F4などで経験を積んでいる選手は走り出しから好タイムを連発して上位に名を連ねてきた。
中でも好調だったのは第6戦富士から3連勝中の坪井だ。
最初の赤旗中断から走行が再開された直後に1’24.374でトップに立つと、その後も快調に周回を重ねて1’24.090、1’24.085を立て続けにマーク。2位以下をコンマ2以上引き離して堂々の連続ポールをものにした。

それに続いたのが#4河野駿佑(RSファイン)。7月にここでテストを行ったことでドライコンディションでの走行にも自信を持っていたという河野はベストタイム1’24.281、セカンドタイム1’24.354で自身初のフロントローを連続で獲得した。

3番手につけたのはポイントリーダーの#11牧野任祐(Rnスポーツ)。
東日本F4などでもSUGOは経験しており、決して苦手なコースではないとはいうものの、ドライコンディションでの走行気概がこれまであまりなかったために、まだまだセッティングを煮詰めきれていないようだ。
それでも坪井の背後につけてスタートでの挽回に賭ける。

また今回FIA-F4にデビューしたのが#22宮田莉朋(RSS)。
先月10日に16歳になったばかりの宮田はこれがフォーミュラ初レース。先週同じSUGOの西コースで開催された全日本カート選手権でも4位入賞をしたばかりだが、それを感じさせない元気な走りで第9戦、第10戦とも9番手と一桁グリッドを獲得した。

FIA-F4第9戦決勝はこの後午後3時35分から、第10戦決勝は明日午前10時20分よりそれぞれ15周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第6戦SUGOポールポジション会見(GT500&300クラス)

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GT500クラス #46本山哲(S Road MOLA GT-R)
gt-rd6-q-pc-motoyama  「タイラウンドで優勝したあとは、ウェイトハンデに苦しめられて厳しいレースが続きました。でも、鈴鹿を終えてリストリクターを絞って、ウェイトを降ろすことができたのは大きかったと思います。パワーダウンは否めませんが、軽くなったことでコーナリングの挙動が安定して良くなりました。そのおかげでQ2では思い切ってアタックすることができました。チームとしては次戦オートポリスに照準を当てていたのですが、今回勝てるとシリーズ争いでも楽になるので、明日はきっちりポイントを獲りたいですね」
GT500クラス #46柳田真孝(S Road MOLA GT-R)
gt-rd6-q-pc-yanagida  「朝からクルマのフィーリングが良く、予選に向けてクルマを上手く仕上げることができたと思います。リストリクター装着が初めてだったので若干不安でしたが、Q1走ってこれはイケルと思いました。ただ、本山さんのタイムは予想を上回っていました。さすがですね。今年は是が非でもチャンピオンを獲りたいので、明日はしっかりポイントを重ね、勢いをつけてオートポリスに乗り込みたいと思います」
GT300クラス #55高木真一(ARTA CR-Z GT)
gt-rd6-q-pc-takagi  「ここのところ僕がQ2を走ることが多いですが、どちらが走ってもポールポジションが獲れたと思います。実は夏のテストでコースに合うタイヤを見つけていました。ただ、今回気温が低くなりそうだったので、どうなるかなと思っていましたが、天候も回復し天も我々に味方してくれたように思います。明日は最低でも表彰台に上って、ポイントリーダーに離されないようにしたいと思います。次戦オートポリスは去年も勝っている相性の良いサーキットなので、うまくいけば最終戦の勝負に持ち込めるはずです」
GT300クラス #55小林崇志(ARTA CR-Z GT)
gt-rd6-q-pc-kobayashi  「正直なところ、今回はウェイトハンデを考えると厳しいレースになると予想していました。走る前はポールポジションが獲れるとは思っていませんでしたが、サーキット入りして走り始めると意外に良くて、これなら予選からいけそうだと思っていました。ですから、Q1は確実に走って、高木さんに引き継ぐことを心がけました。今回、#10号車に負けるとチャンピオンの芽がなくなってしまうので、最低でも表彰台、できれば優勝して終わりたいと思います」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第6戦SUGOノックアウト予選総合結果

■GT500 Class

SUGO GT300km RACE -RIJ- (2015/09/19) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
146本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI601'12.0961'11.607
2100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS581'11.9271'11.819
364中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL61'12.1461'12.049
437アンドレア・カルダレッリ
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS681'11.9971'12.204
524佐々木 大樹
ミハエル・クルム
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH401'11.9131'12.218
66大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS381'12.1431'12.231
719脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH361'12.0701'12.838
815小暮 卓史
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS281'12.1211'12.838
917塚越 広大
武藤 英紀
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS441'12.288
108松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS201'12.314
1136伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS861'12.500
121松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI781'12.530
1338立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS881'12.589
1412安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS1001'12.643
1539平手 晃平
ヘイッキ・コバライネン
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS361'12.644

■GT300 Class

SUGO GT300km RACE -RIJ- (2015/09/19) Knock Out Qualify WeatherCloudy:Cloudy Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
155高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS721'19.4231'19.107
225土屋 武士
松井 孝允
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH301'19.3281'19.408
331嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS681'19.0761'19.489
418中山 友貴
佐々木 孝太
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH1'19.7831'19.739
588織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH281'19.8861'19.873
677横溝 直輝
峰尾 恭輔
ケーズフロンティアDirection 458
Ferrari 458 GT3
YH61'19.7871'19.877
761井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL481'20.0681'20.247
810アンドレ・クート
富田 竜一郎
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL1001'20.1561'20.361
97ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH681'20.0421'20.602
100谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH321'20.2471'20.688
1111平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL601'20.4011'20.913
12360吉田 広樹
成澤 正人
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'19.9131'21.869
132高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH101'19.761no time
1451新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa Z4
BMW Z4 GT3
YH241'20.409
153星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH761'20.506
1621リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH381'20.524
1760飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH21'20.990
1848高森 博士
田中 勝輝
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'21.072
1950加納 政樹
安岡 秀徒
SKT EXE SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'21.085
2065黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH621'21.094
2187青木 孝行
佐藤 公哉
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'21.184
22111植田 正幸
鶴田 和弥
Rn-SPORTS GAINER SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'21.518
2330小泉 洋史
岩崎 祐貴
NetMove GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'21.713
249白坂 卓也
阪口 良平
PACIFICマクラーレンwith μ's
McLaren MP4-12C GT3
YH1'21.943
2522和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH21'22.028
2633坂本 祐也
山下 健太
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH6absence
275玉中 哲二
密山 祥吾
マッハ車検withいらこん86c-west
TOYOTA 86 MC
YHabsence

SUPER GT

SGT:第6戦SUGOノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

SUGO GT300km RACE -RIJ- (2015/09/19) Knock Out Q2 GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
146本山 哲S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI60R1'11.607--186.229
2100伊沢 拓也RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS58R1'11.819 0.212 0.212185.680
364中嶋 大祐Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL6R1'12.049 0.442 0.230185.087
437平川 亮KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS68R1'12.204 0.597 0.155184.690
524ミハエル・クルムD'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH40R1'12.218 0.611 0.014184.654
66大嶋 和也ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS38R1'12.231 0.624 0.013184.620
719脇阪 寿一WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH36R1'12.838 1.231 0.607183.082
815オリバー・ターベイドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS28R1'12.838 1.231 0.000183.082
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'13.667)を更新しました。

■GT300 Class

SUGO GT300km RACE -RIJ- (2015/09/19) Knock Out Q2 GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
155高木 真一ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS72R1'19.107--168.573
225土屋 武士VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH30R1'19.408 0.301 0.301167.934
331中山 雄一TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS68R1'19.489 0.382 0.081167.763
418佐々木 孝太UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YHR1'19.739 0.632 0.250167.237
588平峰 一貴マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH28R1'19.873 0.766 0.134166.957
677峰尾 恭輔ケーズフロンティアDirection 458
Ferrari 458 GT3
YH6R1'19.877 0.770 0.004166.948
761井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL48R1'20.247 1.140 0.370166.178
810富田 竜一郎GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL1001'20.361 1.254 0.114165.943
97ヨルグ・ミューラーStudie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH681'20.602 1.495 0.241165.447
100片岡 龍也グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH321'20.688 1.581 0.086165.270
1111ビヨン・ビルドハイムGAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL601'20.913 1.806 0.225164.811
12360RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'21.869 2.762 0.956162.886
132高橋 一穂シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH10no time---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'20.341)を更新しました。

SUPER GT

SGT:第6戦SUGOノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

SUGO GT300km RACE -RIJ- (2015/09/19) Knock Out Q1 GT500 Weather:Cloudy Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
124佐々木 大樹D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH40R1'11.913--185.437
2100山本 尚貴RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS58R1'11.927 0.014 0.014185.401
337アンドレア・カルダレッリKeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS68R1'11.997 0.084 0.070185.221
419関口 雄飛WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH36R1'12.070 0.157 0.073185.033
546柳田 真孝S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI60R1'12.096 0.183 0.026184.966
615小暮 卓史ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS28R1'12.121 0.208 0.025184.902
76国本 雄資ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS38R1'12.143 0.230 0.022184.846
864ベルトラン・バゲットEpson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL6R1'12.146 0.233 0.003184.838
---- 以上Q2進出 ----
917塚越 広大KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS44R1'12.288 0.375 0.142184.475
108野尻 智紀ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS20R1'12.314 0.401 0.026184.409
1136伊藤 大輔PETRONAS TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS86R1'12.500 0.587 0.186183.935
121ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI78R1'12.530 0.617 0.030183.859
1338石浦 宏明ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS88R1'12.589 0.676 0.059183.710
1412ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラカルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS100R1'12.643 0.730 0.054183.573
1539平手 晃平DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS36R1'12.644 0.731 0.001183.571
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'13.667)を更新しました。

■GT300 Class

SUGO GT300km RACE -RIJ- (2015/09/19) Knock Out Q1 GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
131嵯峨 宏紀TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS68R1'19.076--168.639
225松井 孝允VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH30R1'19.328 0.252 0.252168.104
355小林 崇志ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS72R1'19.423 0.347 0.095167.903
42加藤 寛規シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH10R1'19.761 0.685 0.338167.191
518中山 友貴UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YHR1'19.783 0.707 0.022167.145
677横溝 直輝ケーズフロンティアDirection 458
Ferrari 458 GT3
YH6R1'19.787 0.711 0.004167.137
788織戸 学マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH28R1'19.886 0.810 0.099166.929
8360吉田 広樹RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YHR1'19.913 0.837 0.027166.873
97荒 聖治Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH68R1'20.042 0.966 0.129166.604
1061山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL48R1'20.068 0.992 0.026166.550
1110アンドレ・クートGAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL100R1'20.156 1.080 0.088166.367
120谷口 信輝グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH32R1'20.247 1.171 0.091166.178
1311平中 克幸GAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL601'20.401 1.325 0.154165.860
---- 以上Q2進出 ----
1451脇阪 薫一JMS LMcorsa Z4
BMW Z4 GT3
YH241'20.409 1.333 0.008165.844
153星野 一樹B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH761'20.506 1.430 0.097165.644
1621藤井 誠暢Audi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH381'20.524 1.448 0.018165.607
1760吉本 大樹SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH21'20.990 1.914 0.466164.654
1848高森 博士DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'21.072 1.996 0.082164.487
1950安岡 秀徒SKT EXE SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'21.085 2.009 0.013164.461
2065黒澤 治樹LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH621'21.094 2.018 0.009164.443
2187青木 孝行クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'21.184 2.108 0.090164.260
22111植田 正幸Rn-SPORTS GAINER SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'21.518 2.442 0.334163.587
2330小泉 洋史NetMove GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'21.713 2.637 0.195163.197
249白坂 卓也PACIFICマクラーレンwith μ's
McLaren MP4-12C GT3
YH1'21.943 2.867 0.230162.739
2522和田 久グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH21'22.028 2.952 0.085162.570
---- 以上基準タイム予選通過 ----
-33坂本 祐也Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH6absence---
-5密山 祥吾マッハ車検withいらこん86c-west
TOYOTA 86 MC
YHabsence---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'20.341)を更新しました。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第10戦SUGO公式予選結果(2ndベストタイム)

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2015/09/19) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 10 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Team
TireTimeBehindGapkm/h
136坪井 翔FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL1'24.090--158.584
24河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110
RS FINE
DL1'24.354 0.264 0.264158.088
311牧野 任祐DODIE・インプローブス・RN-S
Rn-SPORTS
DL1'24.378 0.288 0.024158.043
437小高 一斗FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL1'24.499 0.409 0.121157.816
519篠原 拓朗VSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL1'24.529 0.439 0.030157.760
68上村 優太HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1'24.536 0.446 0.007157.747
73阪口 晴南DUNLOP SUTEKINA F110
SUTEKINA RACING TEAM
DL1'24.550 0.460 0.014157.721
87大津 弘樹HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1'24.572 0.482 0.022157.680
922宮田 莉朋RSS TAKAGI RACING
RSS with B-Max Racing team
DL1'24.622 0.532 0.050157.587
105平木 湧也GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110
RS FINE
DL1'24.683 0.593 0.061157.473
112佐藤 秀真Hanashima Racing F110
HANASHIMA RACING
DL1'24.704 0.614 0.021157.434
1216銘苅 翼MediaDo Kageyama F110
Media Do Kageyama Racing
DL1'24.800 0.710 0.096157.256
1350山田 真之亮B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL1'24.827 0.737 0.027157.206
1451三笠 雄一B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL1'24.875 0.785 0.048157.117
159石坂 瑞基HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1'24.892 0.802 0.017157.086
1688川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL1'24.970 0.880 0.078156.942
1762里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミー
Le Beausset Motorsports
DL1'25.011 0.921 0.041156.866
1810⾦⽯ 勝英SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1'25.081 0.991 0.070156.737
1970天野 翼Leprix Sport F110
leprix sport
DL1'25.087 0.997 0.006156.726
2014根本 悠生GUNZE F110 KCMG
KCMG
DL1'25.142 1.052 0.055156.624
2152番場 琢埼玉トヨペットGreenBrave
埼玉トヨペットGreenBrave
DL1'25.301 1.211 0.159156.333
2289伴 貴広SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL1'25.453 1.363 0.152156.054
2366橋本 陸Skill Speed
Skill Speed
DL1'25.491 1.401 0.038155.985
2475手塚 祐弥F&Cアキラレーシングwithフィールド
FIELD MOTORSPORT
DL1'25.501 1.411 0.010155.967
2544山内 飛侑ATEAM Buzz Racing F110
Buzz International
DL1'25.732 1.642 0.231155.547
2663グスタボ・ミャサバVSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL1'25.780 1.690 0.048155.460
2717永井 宏明ナインレーシング
ARN RACING
DL1'26.016 1.926 0.236155.033
2839加藤 潤平miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL1'26.349 2.259 0.333154.435
2920今橋 彩佳miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL1'27.497 3.407 1.148152.409
3023YUGOS2R Racing
N-SPEED
DL1'33.811 9.721 6.314142.151
---- 以上基準タイム(130% - 1'49.556)予選通過 ----
3138田島 剛美人&DRP
GARAGE CHABATAKE
DL0'00.000-24.090-33.811 0.000

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第9戦SUGO公式予選結果

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2015/09/19) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 9 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Team
TireTimeBehindGapkm/h
136坪井 翔FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL1'24.085--158.593
24河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110
RS FINE
DL1'24.281 0.196 0.196158.225
311牧野 任祐DODIE・インプローブス・RN-S
Rn-SPORTS
DL1'24.347 0.262 0.066158.101
437小高 一斗FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL1'24.461 0.376 0.114157.887
58上村 優太HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1'24.502 0.417 0.041157.811
63阪口 晴南DUNLOP SUTEKINA F110
SUTEKINA RACING TEAM
DL1'24.503 0.418 0.001157.809
719篠原 拓朗VSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL1'24.522 0.437 0.019157.773
87大津 弘樹HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1'24.533 0.448 0.011157.753
922宮田 莉朋RSS TAKAGI RACING
RSS with B-Max Racing team
DL1'24.580 0.495 0.047157.665
102佐藤 秀真Hanashima Racing F110
HANASHIMA RACING
DL1'24.615 0.530 0.035157.600
1150山田 真之亮B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL1'24.630 0.545 0.015157.572
125平木 湧也GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110
RS FINE
DL1'24.668 0.583 0.038157.501
1316銘苅 翼MediaDo Kageyama F110
Media Do Kageyama Racing
DL1'24.693 0.608 0.025157.455
1451三笠 雄一B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL1'24.788 0.703 0.095157.278
1514根本 悠生GUNZE F110 KCMG
KCMG
DL1'24.803 0.718 0.015157.251
169石坂 瑞基HFDP/SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1'24.834 0.749 0.031157.193
1788川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL1'24.852 0.767 0.018157.160
1862里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミー
Le Beausset Motorsports
DL1'24.933 0.848 0.081157.010
1970天野 翼Leprix Sport F110
leprix sport
DL1'25.013 0.928 0.080156.862
2063グスタボ・ミャサバVSR Lamborghini SC
VSR Lamborghii S.C.Formula Jr
DL1'25.014 0.929 0.001156.860
2110⾦⽯ 勝英SRS-F/コチラレーシング
Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1'25.069 0.984 0.055156.759
2252番場 琢埼玉トヨペットGreenBrave
埼玉トヨペットGreenBrave
DL1'25.272 1.187 0.203156.386
2389伴 貴広SUCCEED SPORTS F110
SUCCEED SPORTS
DL1'25.307 1.222 0.035156.322
2466橋本 陸Skill Speed
Skill Speed
DL1'25.389 1.304 0.082156.171
2544山内 飛侑ATEAM Buzz Racing F110
Buzz International
DL1'25.441 1.356 0.052156.076
2675手塚 祐弥F&Cアキラレーシングwithフィールド
FIELD MOTORSPORT
DL1'25.449 1.364 0.008156.062
2717永井 宏明ナインレーシング
ARN RACING
DL1'25.872 1.787 0.423155.293
2839加藤 潤平miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL1'26.139 2.054 0.267154.812
2920今橋 彩佳miNami aoYama with SARD
miNami aoYama with SARD
DL1'27.257 3.172 1.118152.828
3038田島 剛美人&DRP
GARAGE CHABATAKE
DL1'30.173 6.088 2.916147.886
3123YUGOS2R Racing
N-SPEED
DL1'32.710 8.625 2.537143.839
---- 以上基準タイム(130% - 1'49.509)予選通過 ----

SUPER GT

SGT:第6戦SUGO公式練習 GT500は全車がコースレコードを上回る激戦に。トップタイムは#100レイブリックNSX

スーパーGT第6戦「SUGO GT 300kmレース」の公式練習が9月19日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、GT500クラスは#100RAYBRIG NSX CONCEPT GT(山本尚貴/伊沢拓也組)が1’12.295、GT300クラスは#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)が1’20.038でそれぞれトップだった。

gt-rd6-p-100 gt-rd6-p-46 gt-rd6-p-24 gt-rd6-p-31 gt-rd6-p-25 gt-rd6-p-3

公式練習は午前9時より1時間45分で行われた。
例年雨に祟られることの多いSUGO大会だが、9月開催となった今回は公式予選日から朝から好天に恵まれ、その結果GT500、GT300両クラスともコースレコードを上回るチームが相次いだ。

GT500クラスは開始20分過ぎに#100レイブリックNSXを駆る伊沢拓也が1’12.927を記録。早くも昨年の決勝で山本尚貴が#18ウイダーNSXで記録した1’13.667を上回ると、#37KeePer RC F、#46S Road GT-Rの2台が次々に100号車のタイムを上回ってきた。
その後、セッション開始当初からスピンを繰り返していた#5マッハ車検 86MCがバックストレートでストップしたためにセッションは赤旗中断に。
5号車はその後GT300クラスの専有走行でも最終コーナーでクラッシュ。その影響でタイヤバリアの一部がコースにころがり出てしまったために2度目の赤旗が提示されてしまう。
この影響でGT500クラスの専有走行は開始時間が12分遅れることとなったが、ここで#100レイブリックNSXが1’12.295までタイムを更新。アタックを担当したのはレコードホルダーの山本だった。
結局GT500クラスは参加全15台が昨年のレコードを上回るタイムを記録。
午後の予選でも激戦が期待できそうな状況になってきた。
ただし、前回の鈴鹿1000kmで優勝した#36ペトロナスRC Fはこの大会を前に4基めのエンジンを搭載することになったため、明日の決勝スタート後に10秒ストップのペナルティが確定しており、今回は苦戦を強いられそうだ。

GT300クラスはこれまで2013年の第4戦予選Q2で#61スバルBRZで佐々木孝太が記録した1’20.341がレコードだったが、最初の赤旗が出る前に#25VivaC 86が1’20.124を記録すると、走行再開直後に#31プリウスが1’20.038とタイムをさらに縮めてきた。
このほか#25VivaC 86、#3B-MAX GT-R、#18UPGARAGE86、#55ARTA CR-Z、#88マネパランボルギーニの上位6台従来のレコードを上回った。
なお今回#18UPGARAGEにはニック・キャシディに代わって佐々木孝太が、#87クリスタル黒子ランボルギーニには山西康司に代わって佐藤公哉が起用されている。
また#86アウディR8はエントリーを取り消している。

公式予選はこのあと午後1時30分より、ノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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