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2014年9月

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿 GAINER DIXCEL SLS、100kgのウエートハンディに苦しみながらも確実にポイントゲット! (GAINER)

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  • #11 GAINER DIXCEL SLS
  • Katsuyuki HIRANAKA / Bjorn WIRDHEIM
  • 予選:18位 決勝:10位
  • 入場者数 予選日:25,000人・決勝日:36,000人
8月30日(土曜日)
  • 公式練習 9:40~11:30 晴/ドライ/気温:26度/路面温度:30度
  • ノックアウト予選1回目 14:00~14:15 晴/ドライ/気温:30度/路面温度:40度
  • ノックアウト予選2回目 14:40~14:52
  • 晴/ドライ/気温:28度/路面温度:35度

gt_r06_gainer11-2.jpg  SUPER-GT最長の1000kmで行われる後半1戦目の鈴鹿。そしてハンディウエイトも今シーズン最重量となる100kgを積んでの戦いとなる11号車。夏休み最後の週末に、沢山のお客様が訪れていた。

 走り出しは平中克幸から。マシンバランスは悪くはないが、かなりのアンダーステアのようだ。リアの足回りを調整して再びコースへ。セットを変えるが思うようにアンダーステアは消えてくれない。やはり100kgのウエイトはかなり厳しいようだ。

 その後、ビヨンビルドハイムと交代するが、コメントは平中と変わらず。結局このセッションは13番手で終了した。

gt_r06_gainer11-3.jpg  例年の灼熱とは違い若干低めの気温と路面温度での予選が始まった。タイヤ温存を考えて、1発のタイム計測でQ1突破を狙い、開始から4分後にピットを離れていく。Q1を担当するのは平中。

 計測1周目に2分1秒486で暫定10番手。後1周の計測でタイムを出そうとしているところに、No.2MP4-12CがS字でスピンしコースアウト。これにより赤旗が提示される。

 仕切り直しで残り7分間で予選が再開。しかし100kgのウエイトは容赦なくタイヤを痛めつけ、思ったようにタイムを上げることが出来ず、18番手で予選は終了した。

平中克幸ドライバーコメント
 厳しい予選になってしまいましたが、決勝レースは1000kmと距離は長いので、いつも通りしっかりと作戦を練って淡々とレースをすれば最終的に表彰台もしくはポイント獲得も出来ると思うので、そのへんはしっかりといつも通りに頑張りたいと思います。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 もちろんQ2に残るつもりだった。しかし100kgのウエイトハンディは思った以上に重く、Q1のKATSUもパーフェクトな予選をしたがこの結果だった。1000kmとレースは長いし、セーフィティーカーが入ったりと何が起こるか分からない。18番手からのスタートだけど、最後にはポディウムもしくは6番手以内に入れるように明日は頑張るよ。

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8月31日(日曜日)
  • フリー走行 8:30~9:00 曇/ドライ/気温:24度/路面温度:27度
  • 決勝 12:15~ 晴/ドライ/気温:27度/路面温度:31度

 昨日のQ1とは打って変わって、気温も例年の開催時期と10日ほどずれているためか、真夏の1000kmというよりも、秋の気配を感じる中で、朝のフリー走行は始まった。走り出しは平中から。今回はピット作業中にドライバー交代4回が義務づけされている。ドライバー交代も確実に行わなければならない。

 やはりハンディウエイトの為に、アンダーステアが残り、タイヤにも思った以上に負担がある。約半分の時間で平中からビヨンに変わる。決勝ラップは1分5秒~6秒での走行になりそうな気配。結局このセッションは17番手で走行を終えた。

gt_r06_gainer11-6.jpg  スタートを担当するのはビヨン。警察車両の先導でまずパレードランが行われ、そこからフォーメーションラップがスタート。

 1周目ですでに2台をパスし、2周目にはNo.21AUDIもパスしてきたビヨン。さい先良くスタートしたように感じられた。そこから前を走るNo.22SLSとの差を縮められず、後方からNo.30GT-Rも迫り接触される。

 予定よりも若干早くなったが、16周目に平中と代わり全ての作業をそつなくこなし、コースへ送り出す。変わってすぐは1分4秒台のペースで周回を重ねるが、100kgのウエイトはどんどんとタイヤを痛めつけていく。40周目にドライバー交代なしで給油とタイヤ交換だけして、再び平中がコースへ。あまりハイペースで周回することが出来ず、ストレスの掛かる走行が続く。

 65周目にドライバー交代を含めたルーティーンのピット作業を行い、ビヨンが2回目の走行を開始。路面もコースを外れると、かなりのタイヤカスがタイヤに付着する。

 タイヤを温存しながらの走行になるので、ペースもなかなか上げることが出来ない。しかし周りの車とのラップ差はほとんどなく、淡々と周回を重ねていく。

 99周目に再び平中と交代しポイント圏内を狙う。100周を過ぎた時点で13番手を走行。徐々に気温が下がり始めるが、100kgのウエイトはやはり厳しく、ペースを上げる事が出来ない。

 最後のピットの時点では10番手でビヨンと交代するが、最後までタイヤを保たすためには前車をパスするほどにペースを上げられず、12番手を淡々と走行するビヨン。

 しかし、前車のNo.88ランボルギーニが500クラスと接触し後退、トップ争いをしていたNo.55CR-Zがマシントラブルで戦線離脱していくと、10番手に浮上。

 最大のライバルのNo.4BMWはこの時4番手を走行していたが、GAINERのもう一台のSLS山内が残り20周で40秒ほどあった差をひっくり返し151周目のスプーンカーブでパス。ビヨンも10番手を盤石にするために残り周回を考えペースを上げていく。ここに来てやっとベストラップを更新。158周を周回しチャンピオン争いする上で貴重な2ポイントを獲得した。

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平中克幸ドライバーコメント
 内容的にかなり厳しいレースになりました。着実にしっかりとミス無くレースを運んだ結果、貴重なポイントを獲得することが出来たので、苦しいながらも良かったと思っています。4号車に対しても最小限のポイント差で終えることが出来ましたし、次のレースに向けてしっかりとダンロップタイヤさん、チームとしっかりと話し合って、次のレースではポイントリーダーになれるようなレースにしたいと思います。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 今日のレースは熱いコンディションの為に、タイヤに厳しくミニマムの周回での交代を余儀なくされました。タイヤをセーブしながらの走行だったので、ポジションをキープするのがやっとでした。ラスト10周で2ポイント獲得のチャンスが巡ってきて、しっかりと走りきしました。ポイントリーダーの4号車とは2ポイント差で抑えることが出来、次戦のタイではポイントリーダーになり、もてぎではチャンピオンを獲得します。
田中哲也監督コメント
 予選は決勝に向けてタイヤをセーブしていたので、ウエイトを考えたら仕方がなかったですね。決勝は少し期待外れの結果になってしまいました。ポイント0というのは免れましたが、今回大きなポイントのあるレースで、テストも重ねタイヤも含めてもう少ししっかりしたレースがしたかったですが、たまたま10号車が4号車の前に行ってくれたので、10号車は良く頑張ってくれました。10号車があれだけ走れたので、11号車は荷重に対しての問題がありますので、その辺りが続いているので、その問題を解決していかなければいけないですね。次戦のタイも含めて、どういった展開になるかわからないですが、4号車はもちろんですが、7号車も上がって来ているので、そこでどう堪えるかチーム一丸となって頑張らないといけないと思います。

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GAINER

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿 GAINER Rn-SPORTS SLS、植田の的確なタイヤチョイス、山内の激走で今季最高位の4位獲得! (GAINER)

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  • #10 GAINER Rn-SPORTS SLS
  • Masayuki UEDA / Hideki YAMAUCHI
  • 予選:9位 決勝:4位
  • 入場者数 予選日:25,000人・決勝日:36,000人
8月30日(土曜日)
  • 公式練習 9:40~11:30 晴/ドライ/気温:26度/路面温度:30度
  • ノックアウト予選1回目 14:00~14:15 晴/ドライ/気温:30度/路面温度:40度
  • ノックアウト予選2回目 14:40~14:52
  • 晴/ドライ/気温:28度/路面温度:35度

gt_r06_gainer10-2.jpg  SUPER-GT最長の1000kmで行われる後半1戦目の鈴鹿。そしてハンディウエイトも今シーズン最重量のレースとなる為、まだハンディウエイトが少ない10号車にとってはポイントも多くなるこの1戦はチャンスのレースである。伝統の鈴鹿1000kmレースは夏休み最後の週末に、沢山のお客様が訪れていた。

 走り出しは山内英輝から。11号車10号車共にアンダーステアに悩まされる公式練習となった。フロントの足回り、車高を何度か調整しセットを進める。途中500クラスの車両が燃えるトラブルがあり、セッションは赤旗中断となる。しかし、セッションの延長はなく、短い時間でセットを作っていかなければならない。

 計測8周ほどで植田正幸に交代。やはりアンダーステアは消えて無く、リアの足回り、車高を調整する。最後に山内に代わり、セット確認を行いこのセッションは8番手で終えた。

例年の灼熱とは違い若干低めの気温と路面温度での予選が始まった。Q1を担当するのは山内。タイヤの温存を考えて、セッション開始後5分経ってからコースへ。しかし計測する前にNo.2MP4-12CがS字でスピンしコースアウト。これにより赤旗が提示される。仕切り直しで残り7分間で予選が再開。計測1周目で2分00秒733をマークし暫定6番手。更新されることなくこのポジションでQ2に進出を決めた。

 Q2は植田が担当。計測2周目で2分2秒150をマークし暫定5番手に。 次周もタイムを更新するが、後半にタイムアップするマシンが続き、予選は9番手で終えた。

植田正幸ドライバーコメント
 今回は走り出しからアンダーがきつくて、それをいろいろセットをアジャストしながら進めていきました。なんとか良い方向に向いてきて、予選は山内が頑張ってくれてQ1を良いタイムで走ってくれて、僕にバトンを渡してくれました。予選は1アタックしかないタイヤだったので、それをいききれなかったですね。9番手の予選で終えましたが、今までの中では、かなり手応えのある走りが出来たので、自分のどこが遅い、どこが速いのかもわかったので、決勝に向けては良い感じにいけると思います。
山内英輝ドライバーコメント
 朝の走り始めはタイヤ2セットの確認を行いました。車のバランスは余り良くなかったのですが、予選用、決勝用と良いところを見つけながら、アジャストしていきました。植田さんと交代してからも植田さん向けのセットを進めて、お互いが納得出来る所で確認できました。Q1は赤旗がなければもう少し良い順位が取れたと思うけど、それはみんな同じだし、タイミング的には仕方ない中で、6番手を取れたのは良かったですね。植田さんも9番手と良い走りをしてくれたので、このまま2人で頑張って、明日は良い花火を見たいと思います。

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8月31日(日曜日)
  • フリー走行 8:30~9:00 曇/ドライ/気温:24度/路面温度:27度
  • 決勝 12:15~ 晴/ドライ/気温:27度/路面温度:31度

 昨日の予選とは打って変わって、気温も例年の開催時期と10日ほどずれているためか、真夏の1000kmというよりも、秋の気配を感じる中で、朝のフリー走行は始まった。

 走り出しは山内から。ブレーキの当たり付けをしてから6周目に植田と交代。決勝を見据えた走行を続ける。サーキットサファリも山内が最終確認をして、朝のフリー走行は終了した。

gt_r06_gainer10-4.jpg  スタートを担当するのは山内。警察車両の先導でまずパレードランが行われ、そこからフォーメーションラップがスタート。ポジションを落とすことなく周回を重ねていく。

 まず6周目にNo.65SLSを交わし、10周目にNo.7BMWを、続けてNo.61BR-Zも交わし、ポジションをどんどん上げていく。13周目にはNo.3GT-Rも交わして5番手まで浮上する。

 21周目にルーティーンのピットを行い植田と交代。植田もポジションをほぼ下げることなく淡々と周回をこなす。

 44周目に再び山内と代わり、タイヤをいたわりながらもこのスティントでも前車をパスしていく激走で順位を上げていく。ここで山内が周回を重ねたことにより、次に乗る植田のタイヤ選択の幅が広がる。

 80周目に植田に交代し、この時植田が選択したタイヤが、その時の路面状況にマッチし、植田のラップタイムも2分4秒台をコンスタントに刻む。102周目に規定の4回目のドライバー交代の為にピットへ。

 コースに戻ったときは、数秒前方に11号車が見えてくる。100kgのハンディウエイトを背負って走る11号車の背後に3周で追いつきパス。前を走るマシンとの差をみるみる詰めていく。

 しかし、燃費、タイヤ共にもう一度ピット作業をこなさないといけない10号車にとっては、コース上でどれだけ速いペースでラップを刻んでいくことが、上位でフィニッシュするためには絶対条件で、山内もそれに答えるように2分3秒~4秒台で周回を重ねていく。

 132周目に最後のピット作業を行い、山内を再びコースへ送り出す。この時点で8番手だったが、全車全ての規定ピット回数をこなした時は7番手。ここから山内の驚異の追い上げが始まる。135周目に自己ベストも更新し、この時に走行しているマシンの中で唯一2分3秒台を連発して激走する。前を走行するのはNo.0CR-Z。6秒差を6周で0にし、142周目にパス。続いて前方は18秒差のNo.4。

 ピットから4号車をパスしろとのゲキが飛ぶ。周回毎に差を縮めていき、とうとう151周目のスプーンカーブ入口でパス。ピット内では拍手と歓声があがる。この時点で4番手を走行。残り周回数的に3番手は狙えなかったので、残りの周回はタイヤを労りながら159周の周回を4番手でチェッカーを受けた。

 今期最高位のポジションでのチェッカーと、チャンピオン争いをする11号車のアシストを果たした10号車は、次戦も勢いに乗ってW表彰台を狙う。

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植田正幸ドライバーコメント
 決勝はタイヤが厳しくて、どうなるレースかと思いましたが、山内も頑張ってくれてなんとか4位になることが出来ました。課題もいろいろとあるのですが、今日はとにかく喜びたいと思います。
山内英輝ドライバーコメント
 今週末は、とても良いレースウィークでした。決勝は、自分自身タイヤマネージメント、全てにおいてコントロール出来たレースでした。ベストリザルトの4位で終えチームのみんな、ダンロップタイヤさんに感謝の気持ちでいっぱいです。植田さんのタイヤ選択のジャッジも素晴らしく、チーム全員で獲得できた結果。次は、更に上を目指し表彰台を勝ち取りたいと思います!
田中哲也監督コメント
 予選はタイミングが悪かったが、それなりに頑張ってくれたと思っています。決勝はすごく頑張ってくれました。たまたま前にいた4号車をパスしたことはチームとしては大きかった。
福田洋介エンジニアコメント
gt_r06_gainer10-7.jpg  ファーストスティントは想定外の早めのピットでしたが、セカンドスティントの植田さんからのタイヤフィーリングのフィードバックでのタイヤ選択、サードスティントの山内くんの長距離タイヤマネージメント、これにより、以降のスティントを速いラップで走るタイヤ選択が出来、上位車両よりも1回ピットが多かったのですが、ラップタイムによってはレース後半に巻き返す可能性を生みました。最終スティントの山内君がタイヤを労わりつつ速いラップを刻み続けたので11号車のライバル4号車を捉える事が出来、結果ポイント的に11号車のアシストにもなりました。今回は2人共、100点です!でも、次は120点の走りで、表彰台を狙って貰います。
GAINER

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿 中嶋一貴/ジェームス・ロシター組LEXUS RC Fがポール・トゥ・ウィン! GT300クラスでは新田守男/嵯峨宏紀/中山雄一組プリウスが2位表彰台獲得 (TOYOTA)

 8月30日(土)、31日(日)にかけて鈴鹿サーキットでSUPER GT第6戦「鈴鹿1000km」が開催。長い1000kmのレースを、中嶋一貴/ジェームス・ロシター組のPETRONAS TOM'S RC F 36号車がポール・トゥ・ウィンで制し、今季初勝利を挙げた。GT300クラスでは新田守男/嵯峨宏紀/中山雄一組のOGT Panasonic PRIUS 31号車が2位表彰台を獲得した。

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今季初勝利を表彰台の頂点で喜ぶ
中嶋一貴(左)とジェームス・ロシター(右)

 8月30日(土)、31日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで、SUPER GT第6戦「43rd International SUZUKA 1000km」が開催された。

 伝統のレース「鈴鹿1000km」。夏の一大レースとして、50年近い歴史を持つ。現在シリーズの1戦であるSUPER GTではもちろん最長、これに次ぐ長さの第2戦富士の500kmの倍、通常のレースの約3倍という長丁場で争われる。

 今季は例年よりも2週間程開催が遅く、夏休みを締めくくる時期の開催。暦の上では秋に入るとは言え、まだまだ暑さの残る中で、通常の倍から3倍という長さは、車両やエンジン、ブレーキ、そしてドライバーにも大きな負担を強いる。長いレースだけに、真夏ならではの天候の急変なども考えられる上に、ピット回数も多くなるため、ピット作業や戦略など、チーム全体の力がいつも以上に重要なレースである。

 また、シーズン全体を考えても、フルウェイトハンデでの最後の戦いとなるだけでなく、通常のポイントに加え、ボーナスポイントが加算されるため、チャンピオンシップ争いにとっても山場となる一戦となった。

◆予選◆

 30日(土)は好天に恵まれ、気温30度、路面温度40度というコンディションで、午後2時よりノックアウト方式で予選が実施された。

 上位8台がQ2へと進出する予選Q1では、セッション後半に入ると各車アタックを開始。順位がめまぐるしく入れ替わった。LEXUS RC F勢ではジェームス・、ロシターのドライブするPETRONAS TOM'S RC F 36号車が5番手。立川祐路の駆るZENT CERUMO RC F 1号車は終盤までQ2進出圏内の8番手につけていたが、最後の最後に逆転され9番手。Q2進出を逃すことに。

 他のLEXUS RC F勢も予選でのセッティングをあわせきれず苦戦。DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が11番手、WedsSport ADVAN RC F 19号車が12番手、ENEOS SUSTINA RC F 6号車13番手、KeePer TOM'S RC F 37号車は14番手となり、Q2進出はならなかった。

 Q2では、36号車は中嶋一貴が担当。中嶋一貴はセッション開始後、ライバルがピットで待機する中、先陣を切ってコースインし、ライバルよりも早い段階からじっくりとタイヤを暖め、アタックを開始した。

 6台のLEXUS RC Fのうち唯一Q2進出となった36号車の中嶋一貴は気迫の走りを見せ、トップタイムをマーク。Q1でライバルがマークした新コースレコードに1000分の4秒まで迫る速さを見せた。ライバル勢もセッション終盤にかけてタイムアップを果たしたが、36号車のタイムには及ばず、36号車は第4戦SUGOに続き、今季2度目となるポールポジションを獲得した。

 GT300クラスでは、12台がQ2へと進出する予選Q1で、嵯峨宏紀が担当したOGT Panasonic PRIUS 31号車は4番手タイムをマークしQ2に進出。

 予選Q2では、新田守男が31号車をドライブ。このセッションでも終盤コースオフした車両があったため赤旗が出され、セッションは残り4分で再開されることに。多くの車両が中断前にタイムを出しており、残り4分では1発アタックしか出来ないため、ほとんどの車両が再開後のアタックを断念したが、この時点で3番手につけていた31号車の新田はコースイン。更に上位グリッドを狙ってアタックし、自己ベストタイムは更新したが、わずか100分の3秒差でポジションアップならず。プリウス31号車は、決勝レースを2列目3番手グリッドからスタートすることとなった。

◆決勝◆

 31日(日)は、午前中こそやや雲があったものの、スタート直前の昼頃には雲の間から日差しが顔を出し、SUPER GT真夏の3連戦は、最後となる鈴鹿戦でようやく夏らしい気候の下でのレースが行われることとなった。

 午後12時15分、今大会、シリーズ初の試みとして、交通安全啓発のため三重県警の協力の下、白バイとパトカーがレーシングカーを先導してのパレードラップを1周行った後、通常通りのフォーメーションラップを実施。気温27度、路面温度31度というコンディションで長い1000km(173周)の決勝レースがスタートした。

 今大会は燃料給油、ピットなどの戦略も重要。173周を6スティントに分け、約29周ごとでのピットインか、燃料消費を抑え、約35周ずつ、5スティントで走行するという2つのピット戦略に分かれた。6スティント(5回ピットイン)作戦は、燃料消費を気にすることなく常に全開で走ることが出来るが、レーストータルでは1回ピットが多くなる分、ピットでのロスタイムが長くなる。5スティント(4回ピットイン)作戦は、1回分のピットイン時間を節約出来るが、燃費を考慮した走りを余儀なくされるため、ラップタイムは遅くなる。

 ポールポジションの36号車はロシターがスタートを担当。順当に首位を守ってスタートを切ったが、周回を重ね、周回遅れが現れてくると、追い上げるKEIHIN NSX CONCEPT-GT 17号車とのバトルが激化。10周目に周回遅れのGT300車両をかわそうとした隙を突かれ、首位を奪われてしまった。

 一方で、12番手スタートの19号車は12周目にタイヤバースト、9番手スタートの1号車も21周目に周回遅れとの接触し車両前部にダメージを負うなど、波乱の幕開けに。

 大きく離されることなく首位を追った36号車は、29周目にピットインし、中嶋一貴へと交代。11番手スタートから序盤の25周で6位まで順位を上げた39号車もピットへ向かい、共に6スティント作戦を採った。残るLEXUS RC F勢は35周目前後までピットを引っ張り、5スティント作戦に。

 36号車は、5スティント作戦の車両が全車最初のピットを終え、首位でコースに復帰した17号車をアウトラップでパス。首位を奪還すると、その後は10秒以上の大差をつけ、独走態勢に入った。

 首位の36号車はピットタイミングの違いにより、2回目のピットを終えた58周目には6位まで後退するも、5スティント作戦の車両がピットに向かった70周目に首位に復帰し、2位との差は約30秒に。

 気温は30度、路面温度も40度を超える暑さとなる中、接触やコースオフ、トラブルなどで脱落する車両が続出。36号車と首位を争っていた17号車は、36号車が3回目のピットに向かった直後の88周目に高速130Rでコースオフし、クラッシュ。これで、36号車と首位を争う相手は、MOTUL AUTECH GT-R 23号車1台のみとなった。また、ライバル勢の脱落もあり、39号車は3位へと浮上した。

 36号車は、ライバルよりも1回多く必要なピット作業時間を稼ぐべく、ハイペースで周回。116周目、4回目のピットインを行った36号車は、共に残りピット回数が1回ずつとなる23号車の直前でピットアウト。中嶋一貴から交代したロシターは、装着したばかりで温まっていないタイヤながら、23号車の猛追をかろうじて防ぎきり、首位をキープ。タイヤが温まってからは再びペースを上げ、2位を引き離していった。

 145周を終了した時点で、36号車は最後のピットイン。中嶋一貴はドライバー交代の準備はしていたが、好調にハイペースなラップタイムを刻んでいるロシターが、交代せずそのまま最後まで走りきることに。2位の23号車にに40秒差をつけ、首位のままコースに復帰した。

 147周目、3位を走行していた39号車が最後のピット作業を終え、表彰台へ向け、最後のスティントへ石浦宏明のドライブでコースへ復帰。しかし、デグナーカーブ通過時に、左リアタイヤがまさかの脱落。39号車はそのままコース脇に車両を止め、残り1時間での痛恨のリタイアとなってしまった。

 首位を行く36号車のロシターは、暗くなっていくコースでも、後続との差をキープしたまま着実に周回。スタートからフィニッシュまで手綱を緩めることなく、中嶋一貴とロシターが全開で走り続けた36号車は、2位に50秒近い大差をつけ、トップでチェッカー。今季初、昨年の第7戦以来となる勝利を飾った。

 6号車が5位、37号車が7位、1号車が8位に入り、貴重なポイントを獲得した。

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GT300クラス2位でフィニッシュし表彰台に上った
OGT Panasonic PRIUS 31号車の
嵯峨宏紀(左)、新田守男(中央)、中山雄一(右)

 GT300クラスでは、3番手グリッドのプリウス31号車は新田守男がスタートを担当。序盤から2位争いを繰り広げ、その後は3位のポジションをキープ。4回ピット、5スティント作戦を採り、2スティント目は嵯峨宏紀、そして3スティント目には今大会第3ドライバーとしてスポット参戦した中山雄一が担当、好走を見せた。

 長い、厳しい6時間の戦いを3位のポジションで走り続けた31号車だったが、終盤に来て、首位を争っていた2位の車両がトラブルで脱落。これにより、31号車は2位に浮上。

 終盤には、ブレーキ系やシフトのトラブルにも見舞われ、後続車両からの猛烈な追い上げを受けたが、最後のスティントを担当する嵯峨が苦しみながらも逃げ切り、2位でフィニッシュ。今季初表彰台を獲得した。

PETRONAS TOM'S RC F 36号車 ドライバー  中嶋一貴:
 「長いレースということもあり、昨日予選が終わった時点では、またこの会見場に戻って来られるとは思っていなかったが、結果としてこうして優勝者の記者会見に出席出来て良かった。予選でのポールポジション獲得も驚きだったが、今日の優勝も正直なところ予想以上の結果だ。ペースもとても良かったし、要所要所でジェームス(ロシター)が良い仕事をしてくれたおかげで、二人で力を合わせて優勝出来た。LEXUS RC F勢が苦戦する中でこういう結果を出すことが出来たので、これを弾みに残り2戦も頑張りたい」
PETRONAS TOM'S RC F 36号車 ドライバー  ジェームス・ロシター:
 「最高の気分だ。最初のスティントでは少しトラフィックに引っかかったが、首位に立ってからはずっと全開でギャップを築くことが出来た。クルマの状態は最後まで完璧だった。努力を続けてくれたチームや関係者の皆さんに感謝したい」
OGT Panasonic PRIUS 31号車 ドライバー  新田守男:
 「優勝を逃したのは悔しい。クルマのトラブルは(中山)雄一の時から出ていて、最後(嵯峨)宏紀の時にひどくなったようだが、そんな中でも常に表彰台を狙えるペースで走れたのは良い兆候だ。今回は走れなくなるような大きなトラブルはなく、ドライバーもミスせず、チームも良い仕事をした。優勝は逃したが、とても良い結果だと思う。次のタイも楽しみだ」
OGT Panasonic PRIUS 31号車 ドライバー  嵯峨宏紀:
 「最後、ブレーキが利かず、シフトも上手く落ちないトラブルに見舞われ、接触の影響で左のミラーを失っていたので、GT500に抜かれる時には注意が必要だった。長いレースならではのトラブルに見舞われることとなったが、なんとか走り切った。ペース的には3位のレースだったと思うが、表彰台に乗ることが出来て良かった。前のクルマのペースには届かなかったので、そこが課題かなと思っている」
OGT Panasonic PRIUS 31号車 ドライバー  中山雄一:
 「サードドライバーとしてこのチームで参戦するのは3回目となるが、1年目はリタイア、2年目は勝負権がなかったので、今回は良いレースをして2位表彰台という結果が得られて良かった。3位でバトンを受け、途中抜かれそうになったが、ポジションをキープしたまま次に渡すことが出来たので、自分に与えられた仕事はこなせたと思っている」
トヨタモータースポーツニュース

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス優勝 #36PETRONAS TOM’S RC F
ジェームス・ロシター
gt_r06_r_pc-rositer 最高です。レースも楽しめたし、クルマは本当に良かったし、スタートから凄くペースも良かった。最初のスティントはトラフィックに引っかかりましたが、その辺りを乗り越えて差を作ってからはずっと飛ばしっ放しで。 ここまでクルマがもつとは思ってませんでしたが、クルマはレースを通じてパーフェクトでした。 この場を借りて、レクサスとブリヂストンの皆さんに感謝したいと思います。
中嶋一貴
gt_r06_r_pc-nakajima 長いレースだったんで、予選が終わった時点ではここ(記者会見場)に戻って来れるか、確かな手応えがなかったんですけど、ここまで戻って来れて本当に良かったと思います。昨日の予選もサプライズでしたけど、今日の優勝も思っていた以上の結果という気が正直しています。
クルマのペースも良かったですし、要所要所でジェームスもいい仕事をしてくれたので。ボクは今日はあまり仕事をしていないんですけど、昨日の分と今日の分で二人力を合わせて。レクサス勢、ブリヂストン勢と苦しい状況の中、こういう結果を残せたことは良かったです。これを弾みに残り2戦頑張ります。
GT300クラス優勝 #60TWS LM corse BMW Z4
飯田章
gt_r06_r_pc-iida 長いレースでしたが終わってみるとあっという間でした。
昨日の時点ではここに座ってられるなんて想像もできなかったんですけど。みんなで力を合わせて頑張って勝ち取った優勝なんで本当に嬉しいです。
今年の目標は大きく一勝、てのを掲げてて、それが達成できたんで本当にドライバーもそうですがチームを作っていただいた皆さんに心から感謝しています。
今回も手放しで喜べないレースで、抜きつ抜かれつ、ピット作業だとか、チームのミスしたところはドライバーがかせいで、ドライバーがミスしたところはチームが稼いだレースでした。Mbr> 正直そんな楽じゃなかったし、ここのところ天候に悩まされてラッキーだとか不運だとか続いてたので、最後までドライで気持ちよく走ったレースで勝てたのは嬉しいです。
吉本大樹
gt_r06_r_pc-yoshimoto 昨日の朝の状況ではクルマが全然走らなくて。そこからビッグチェンジですごく良くなって、レースウィークはいる前にパーツが全然届かなくて、エンジンも載せ変えてるんですよ。そういう試練を乗り越えてクルマを作ってもらって、本当に信じられない感じでした。
レースは走り出してすぐに凄くクルマがいいのがわかったし、タイヤも良かったので、1スティント完璧にもってくれるようなパフォーマンスで、章さんも凄い速いペースで走ってくれて、全スティントプッシュし続けて。
メカニックもそうですが、チーム立ち上げのときは右も左もわからなかったのに、1勝は目標でしたが、まさか1000kmで勝てると思わなかったので、凄く嬉しいです。
佐藤晋也
gt_r06_r_pc-sato 自分が走ってコメント出来れば良かったんですが、こうした一年目のチームで、表彰台の素晴らしい景色を見せていただいたので本当に素晴らしい経験でしたし、後半戦も出来る限りバックアップして、勝てるように出来ればと思いますし、今度は走ってあの景色を見られるようにしたいです。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝 #36ペトロナスRC Fがポール・トゥ・ウィン。2位#23モチュールGT-Rもランキングトップに浮上!

2014オートバックス スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」の決勝レースが8月31日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
このシーズン最長の耐久レースを制したのは、ポールシッターの#36PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)で、終わってみれば後続に50秒以上の大差をつける圧勝だった。
GT300クラスはチーム結成一年目の#60TWS LM corse BMW Z4(飯田章/吉本大樹/佐藤晋也組)がポールシッターの#55ARTA CR-Z GTとの接戦を制して今季初勝利を挙げた。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日25,000人/決勝日36,000人/二日合計61,000人)

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決勝レースは12時15分、三重県警の協力による白バイとパトカーの先導によるパレードランの後、通常のローリングを行ってスタートした。

ホールショットはポールシッターの#36ペトロナスRC Fのジェームス・ロシター。
しかし3周を過ぎた辺りから#17ケーヒンNSXを駆る塚越広大が追い上げて来る。
そして10周目。ロシターが130Rで周回遅れに引っかかったところを塚越は見逃さず、シケイン進入で大外から並びかけていく。 懸命に押え込むロシターだったが、そのために立ち上がりが苦しくなったところを再び塚越につかれ、最終コーナーで17号車がトップを奪う。

しかし36号車が29周目、17号車が34周目に最初のピットストップを行ったことにより、アウトラップの17号車を充分にタイヤを温めた36号車が抜き返して再びトップに。

それでも1スティント辺りの周回数の違いから36号車のピットストップ回数が17号車より1回多くなるであろうことは明らかだったため、1分強の差を保ってさえいれば17号車の再逆転は充分可能と思われたのだが、69周目から再びステアリングを握った塚越が87周目の130Rでまさかのコースアウト。
17号車は右リヤ周りを大きく破損してそのままピットイン。 トップが100周目に差し掛かったところでチームからリタイヤ届けが出され、惜しくも戦列を去ることになった。

17号車に続いて36号車に挑んだのは#23モチュールGT-R。
ここにくるまでに42ポイントを獲得し、リストリクター1ランクダウン+ハンデウェイト34kg搭載という厳しい条件で第6戦に臨んだ松田次生/ロニー・クインタレッリ組だったが、17ケーヒンNSXと同じく4ピット作戦を採用し、両ベテランの堅実な走りで周回を重ねた結果、36号車が4度目のピットストップを行った直後、116周目のヘアピンでトップに追いつき、アウトから並びかけていった。ドライバーは36号車がロシター、23号車は松田。

しかしかろうじてトップを守り切ったロシターはそこから徐々に松田を引き離していき、最後は50秒以上もの大差をつけて173周のチェッカーを受け、念願の今季初勝利をものにした。

このレースを2位で終えた#23モチュールGT-Rはシリーズポイントを60に伸ばし、#37KeePer RC Fが7位に終わったことも手伝ってポイントランキングでは一躍トップに躍り出た。
クインタレッリによれば、そもそも今回の目標は4位以内だったとのことであり、勝利を逃したとはいえ今回の結果は期待以上のものだったようだ。

3位には前回富士で優勝した#18ウイダーモデューロNSX(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)がつけた。

一報、今季開幕当初からBMW Z4勢の強さが目立つGT300クラスは今回も激しいトップ争いの末に#60TWS LM corse BMW Z4が逃げ切り、こちらも今季初勝利をモノにした。

ポールポジションからスタートし、終始トップ争いを繰り広げていた#55ARTA CR-Z(高木真一/小林崇志組)はレース終盤の147周目にに突如トラブルに見舞われてスローダウン。その後はピットインとピットアウトを繰り返す苦しい走りを強いられて16位でレースを終えることになった。

変わって2位に浮上したのは#31OGT Panasonic Prius(新田守男/嵯峨宏紀/中山雄一組)。
今回第3ドライバーに抜擢された中山も、レース中盤に同じく第3ドライバーとして#7Studie BMW Z4に招聘されたドイツツーリングカー選手権(DTM)のトップドライバー、アウグスト・ファーフスを相手に一歩も引かない走りを見せ、場内を多いに沸かせた。

3位にはそのファーフスを起用した#7BMW Z4(荒聖治/ヨルグ・ミューラー/アウグスト・ファーフス組)が入った。

2014スーパーGTの各チームはこのあと海を渡り、タイに新設されたブリーラム・ユナイテッド・インターナショナル・サーキット(BUIC)で第7戦を戦う。 10月5日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝は#36ペトロナスRC Fの独走でチェッカー! GT300は#55ARTA CR-Zに終盤まさかのトラブルで#60TWS BMWがチーム結成以来初の勝利を飾る

スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」は、ポールポジションからスタートした#36PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)が終始主導権を握って173周の長丁場を支配し、最後は後続に50秒の大差をつけて今季初勝利を飾った。
GT300クラスは、終盤まで激しいトップ争いが展開されたが、結成1年目の#60TWS LM corse BMW Z4(飯田章/吉本大樹/佐藤晋也組)が逃げ切り、こちらも今季初勝利をモノにした。

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レース終盤に入って#23モチュールGT-Rは140周終わりで最後のピットイン。松田次生からロニー・クインタレッリに交代した。
一方の#36ペトロナスRC Fは145周目に最後のピットイン。こちらはそのままロシターが走行を続ける作戦に出ると、その後も着実に23号車との差を広げていき、最後は50.549秒と大差をつけ、今季初勝利を挙げた。
2位に終わった23号車だが、ランキングトップの#37KeePer TOM’S RC F(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組)がドライブスルーペナルティーなどもあり7位に終わったため、60pt対56ptでシリーズランキングトップに躍り出た。
3位には前回優勝の#18ウイダーモデューロNSX CONCEPT-GT(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)が入った。

36号車の独走に終わったGT500クラスとは異なり、GT300クラスは終盤まで激しいトップ争いが展開された。
まず128周目にピットインした#60BMWに対し、既に作業を済ませていた#55ARTA CR-Zが急接近。逆バンクで#55小林崇志がアウトから#60吉本を抜き去ってトップに立つ。

吉本も131周目の1コーナーで小林にアウトから並びかけるが、ここではかろうじて小林が押え込んでトップを死守。
しかし続く132周終わりのホームストレートでは、最高速に勝るFIA-GT3の特性を生かして吉本が前に出る。

そのまま一端は5秒以上のリードを築き上げた吉本だったが、小林もそこから再びじわじわと追い上げ、140周終了時点では3.4秒、142周では2.9秒、144周が終わる頃には0.8秒と完全に射程圏内に捉えた。
しかし55号車は147周目に突然スローダウン。 その後はピットイン、ピットアウトを繰り返しながらの苦しい走りを強いられることになり、結局16位でレースを終えることになってしまった。

こうなると最早同一周回上で60号車を脅かすものはなく。LMコルセは結成1年目にして初の勝利をものにした。
2位には第3ドライバーの中山の健闘も光った#31OGT Panasonic Prius(新田守男/嵯峨宏紀/中山雄一組)がつけ、3位には今大会のためにドイツツーリングカー選手権(DTM)からアウグスト・ファーフスを招聘した#7Studie BMW Z4(ヨルグ・ミューラー/荒聖治/アウグスト・ファーフス組)が入った。

またシリーズポイントでは#4GSR初音ミクBMW Z4(谷口信輝/片岡龍也組)が5位、#11GAINER DIXCEL SLS(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)が10位に終わったため、56pt対54ptで#4初音ミクBMWがトップに浮上した。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝結果

■GT500クラス

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
136中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS441735:37'27.911
223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI8417350.549
318山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI681721Lap
48ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS81721Lap
56大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS681712Laps
6100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS221712Laps
7*37伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS1001712Laps
81立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS701703Laps
924ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH181685Laps
10*12安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS941658Laps
1139石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS3614627Laps
1232中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL2412647Laps
---- 以上規定周回数(121Laps)完走 ----
-19脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH1410073Laps
-17塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS488885Laps
-46本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI5014159Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 ジェームス・ロシター(PETRONAS TOM'S RC F) 1'51.732 (4/173) 187.10km/h
  • CarNo.12(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ペナルティストップ15秒を科した。
  • CarNo.37(伊藤大輔)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

■GT300クラス

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
160飯田 章
吉本 大樹
佐藤 晋也
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH221605:39'21.300
231新田 守男
嵯峨 宏紀
中山 雄一
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH201591Lap
37ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH601591Lap
410植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL21582Laps
54谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH961582Laps
633都筑 晶裕
ティム・ベルグマイスター
ヨルグ・ベルグマイスター
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH161582Laps
79白坂 卓也
アンドレ・クート
飯田 太陽
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH1582Laps
8*0中山 友貴
野尻 智紀
道上 龍
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS381582Laps
961佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI701582Laps
1011平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL1001573Laps
1130岩崎 祐貴
影山 正美
東 徹次郎
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH101573Laps
122高橋 一穂
加藤 寛規
濱口 弘
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH81573Laps
1388織戸 学
青木 孝行
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH401573Laps
1448高森 博士
田中 勝輝
富田 竜一郎
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1564Laps
15*22和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1537Laps
1655高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS501528Laps
17*86細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH501528Laps
185玉中 哲二
山野 直也
鶴田 和弥
マッハ車検withトランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH13327Laps
193星野 一樹
ルーカス・オルドネス
ウォルフガング・ライプ
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH5013129Laps
20*360田中 篤
吉田 広樹
藤田 竜樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH12634Laps
---- 以上規定周回数(112Laps)完走 ----
-65黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH5610852Laps
-67横溝 直輝
密山 祥吾
峰尾 恭輔
STPタイサンGAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH209565Laps
-*50加納 政樹
安岡 秀徒
ナニン・インドラ・パユーング
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH228575Laps
-21リチャード・ライアン
藤井 誠暢
クリストファー・ハーゼ
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH2851109Laps
  • Fastest Lap: CarNo.60 吉本大樹(TWS LM corsa BMW Z4) 2'02.776 (67/160)
  • CarNo.86(細川慎弥)は、特別規則第25条(ピットレーンの速度制限)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.0(野尻智紀)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.22(城内政樹)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.0は、2014 SGT SpR第30条3.(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.50(加能政樹)は、2014 SGT SpR第27条4.(ドライブ行為の規律)違反により罰金\50,000円を科した。
  • CarNo.360(藤田竜樹)は、特別規則第25条(ピットレーンの速度制限)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿750km経過

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) After 750km Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
1365001中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS441304:13'47.691
2235002松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI8413011.677
3395003石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS361301'42.024
4185004山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI681291Lap
565005大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS681291Lap
6375006伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS1001291Lap
785007ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS81282Laps
815008立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS701282Laps
91005009小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS221282Laps
102450010ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH181264Laps
11*1250011安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS941228Laps
12603001飯田 章
吉本 大樹
佐藤 晋也
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH2212010Laps
13553002高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS5012010Laps
14313003新田 守男
嵯峨 宏紀
中山 雄一
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH2012010Laps
1573004ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH6012010Laps
1643005谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH9611911Laps
17*03006中山 友貴
野尻 智紀
道上 龍
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS3811911Laps
18333007都筑 晶裕
ティム・ベルグマイスター
ヨルグ・ベルグマイスター
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH1611911Laps
19103008植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL211812Laps
20113009平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL10011812Laps
216130010佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI7011812Laps
228830011織戸 学
青木 孝行
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH4011812Laps
23930012白坂 卓也
アンドレ・クート
飯田 太陽
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH11812Laps
24230013高橋 一穂
加藤 寛規
濱口 弘
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH811812Laps
253030014岩崎 祐貴
影山 正美
東 徹次郎
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1011812Laps
26*8630015細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH5011713Laps
274830016高森 博士
田中 勝輝
富田 竜一郎
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH11713Laps
283250012中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL2411515Laps
29*2230017和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH11515Laps
306530018黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH5610822Laps
31530019玉中 哲二
山野 直也
鶴田 和弥
マッハ車検withトランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH10030Laps
3236030020田中 篤
吉田 広樹
藤田 竜樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH9832Laps
33330021星野 一樹
ルーカス・オルドネス
ウォルフガング・ライプ
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH509733Laps
346730022横溝 直輝
密山 祥吾
峰尾 恭輔
STPタイサンGAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH209535Laps
351750013塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS488842Laps
365030023加納 政樹
安岡 秀徒
ナニン・インドラ・パユーング
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH228545Laps
371950014脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH147654Laps
382130024リチャード・ライアン
藤井 誠暢
クリストファー・ハーゼ
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH285179Laps
394650015本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI5014116Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 ジェームス・ロシター(PETRONAS TOM'S RC F) 1'51.732 (4/130) 187.10km/h
  • CarNo.86(細川慎弥)は、特別規則第25条(ピットレーンの速度制限)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.0(野尻智紀)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.22(城内政樹)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーストップ10秒を科した。
  • CarNo.12(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーストップ15秒を科した。
  • CarNo.0は、2014 SGT SpR第30条3.(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝は4分の3を消化。 トップ争いは#36ペトロナスRC Fと#23モチュールGT-Rの2台に絞られる

スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」は規定周回数の4分の3を消化した。 依然としてトップは#36PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)だが、約10秒後方を#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が追い上げており、予断を許さない状況になって来た。

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レース前半まで36号車とトップを争っていた#17ケーヒンNSXは87周目にコースアウトしたことにより、予定外のピットストップを強いられたが、結局ダメージはボディカウルに留まらずエンジン周りにまで及んでいたため、チームは修復不可能と判断、トップが100周目に入ったところで残念ながらリタイヤ届けが提出された。

これにより、36号車の背後を脅かす存在は#23モチュールGT-Rのみとなった。 17号車と同様に4ピット作戦を採っているニスモチームは3スティント目を104周まで引っ張って23号車を呼び込んだ。 この間23号車はトップを走ることになったが、このピット作業でまた36号車がトップに。

しかし#36ペトロナスが4度目のピットインを行った115周目に#23モチュールは一気に差を詰め、116周目のヘアピンでアウトから並びかける。 ドライバーは36号車はロシター、23号車は松田だった。

両者はしばらくテール・トゥ・ノーズ状態で周回を重ねるが、次第に#36ロシターが#23松田を引き離し始め、130周を迎えたところでその差は10秒以上に。 このあとは各々1回ずつのルーティン作業を残すのみとなったが、現時点ではロシターのペースがやや勝っている状況だ。 3番手には上位陣の脱落なども合って現在は#39デンソーRC Fがつけている。

GT300クラスは#60TWS LM corsa BMW Z4(飯田章/吉本大樹/佐藤晋也組)がトップを快走中。 86周目に一旦は#55ARTA CR-Zが接近。 その後96周目に#60BMW、97周目にCR-Zがピットインし、一旦は55号車が前でピットアウトしたものの、タイヤに熱が入る前では抗う術もなく、アウトラップのS字で#60飯田が#55高木を抜き去り、一気にリードを広げていった。 120周終了時点で両者の差は17秒となっている。 3位には31プリウスがつけ、タイトル争いを展開している#4GSR初音ミクBMWが4番手。ランキングトップの#11ゲイナーSLSは9位といずれもポイント圏内を走行している。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Eiji TAKEUCHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿500km経過

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) After 500km Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
1365001中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS44872:48'50.830
2175002塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS488738.716
3235003松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI848754.755
485004ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS8871'02.120
5395005石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS36871'23.632
665006大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS68861Lap
7*125007安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS94861Lap
8185008山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI68861Lap
915009立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS70861Lap
103750010伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS100861Lap
1110050011小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS22852Laps
122450012ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH18843Laps
133250013中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL24834Laps
14603001飯田 章
吉本 大樹
佐藤 晋也
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH22807Laps
15553002高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS50807Laps
16313003新田 守男
嵯峨 宏紀
中山 雄一
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH20807Laps
1773004ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH60807Laps
18653005黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH56807Laps
1943006谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH96807Laps
20103007植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL2807Laps
2133008星野 一樹
ルーカス・オルドネス
ウォルフガング・ライプ
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH50807Laps
22503009加納 政樹
安岡 秀徒
ナニン・インドラ・パユーング
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH22798Laps
23*030010中山 友貴
野尻 智紀
道上 龍
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS38798Laps
243030011岩崎 祐貴
影山 正美
東 徹次郎
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH10798Laps
25930012白坂 卓也
アンドレ・クート
飯田 太陽
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH798Laps
266730013横溝 直輝
密山 祥吾
峰尾 恭輔
STPタイサンGAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH20798Laps
273330014都筑 晶裕
ティム・ベルグマイスター
ヨルグ・ベルグマイスター
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH16798Laps
281130015平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL100798Laps
298830016織戸 学
青木 孝行
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH40798Laps
306130017佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI70798Laps
31230018高橋 一穂
加藤 寛規
濱口 弘
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH8798Laps
324830019高森 博士
田中 勝輝
富田 竜一郎
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH798Laps
33*8630020細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH50789Laps
3436030021田中 篤
吉田 広樹
藤田 竜樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH7710Laps
35*2230022和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH7611Laps
36530023玉中 哲二
山野 直也
鶴田 和弥
マッハ車検withトランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH6225Laps
371950014脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH145928Laps
382130024リチャード・ライアン
藤井 誠暢
クリストファー・ハーゼ
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH285136Laps
394650015本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI501473Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 ジェームス・ロシター(PETRONAS TOM'S RC F) 1'51.732 (4/87) 187.10km/h
  • CarNo.86(細川慎弥)は、特別規則第25条(ピットレーンの速度制限)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.0(野尻智紀)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.22(城内政樹)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーストップ10秒を科した。
  • CarNo.12(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、2014 SGT SpR第27条1-b.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーストップ15秒を科した。
  • CarNo.0は、2014 SGT SpR第30条3.(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝は折り返し点を超える ここで#17ケーヒンがまさかのコースアウト!

スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」はレースの折り返し点を超えた。
依然としてトップは#36PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)だが、これまで2位を走行していた#17KEHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/金石年弘組)が88周目の130Rでコースアウト、右リヤ周りのボディーワークを破損してオレンジディスクを提示され、予定外のピット作業を強いられることになった。

ここまでの展開で、各チームのおおよその作戦が露になって来た。
トップを走行する#36ペトロナスRC Fは58周目に2度目、丁度中間点の87周目に3度目のピットストップを行った。 これによりこのチームが5ストップであることはほぼ確定。
それに対して#17ケーヒンNSXは34周目に1回目、68周目に2回目と、レース距離を均等に5分割する4ストップを目指しているようだ。

36号車はここまで38周程度のリードを築き上げていたものの、このままのペースでは17号車に抜き返される可能性があった。
87周目を迎えるまでは。

この周の130Rで#17塚越は突然大きくコースを飛び出し、左リヤのボディワークに大きなダメージを負ってしまう。 これに対しメインポストからはオレンジディスクが提示されたため、やむを得ず17号車は88周終わりでピットへ。
破損状況は深刻だったため、トップが100周を消化した時点でリタイヤ届けが出されてしまった。

また最後尾スタートながら着実に順位を上げていた#32エプソンNSXは75周目に3度目のピットインを行おうとした際、後方から石器にして来た#12カルソニックGT-Rに追突されてスピンを喫してしまい、大きく順位を落とすことに。
この件で12号車に対しては15秒ストップのペナルティが課せられた。ドライバーはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラだった。

GT300クラスはトップを独走していた#55ARTA CR−Z(高木真一/小林崇志組)に#60TWS LM corse BMW Z4(飯田章/吉本大樹/佐藤晋也組)が次第に追いつき、61周目の1コーナーで遂に飯田が高木のスリップから抜け出して大外から抜き去ってトップに立った。
その後方では#31OGT Panasonic Priusの中山雄一と#7Studie BMW Z4のアウグスト・ファーフスという第3ドライバー同士の3位争いが展開されている。
一方これまで55号車とトップ争いを展開していた#0無限CR-Z GT(中山友貴/野尻智紀/道上龍組)は500クラスの#39デンソーRC Fとの接触により野尻がドライブスルーペナルティを受け、更にピット作業違反により2度目のドライブスルーと、完全に権利を失った格好だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿250km経過

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) After 250km Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
1365001中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS44441:25'09.663
2175002塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS484414.235
3235003松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI844428.406
4185004山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI684447.511
585005ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS84448.725
6395006石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS36441'00.070
7125007安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS94441'23.196
865008大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS68441'43.069
915009立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS70441'48.892
103750010伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS100441'50.283
113250011中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL24431Lap
1210050012小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS22422Laps
131950013脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH14422Laps
142450014ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH18422Laps
15553001高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS50404Laps
16603002飯田 章
吉本 大樹
佐藤 晋也
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH22404Laps
17613003佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI70404Laps
18313004新田 守男
嵯峨 宏紀
中山 雄一
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH20404Laps
1903005中山 友貴
野尻 智紀
道上 龍
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS38404Laps
2073006ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH60404Laps
2193007白坂 卓也
アンドレ・クート
飯田 太陽
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH404Laps
22653008黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH56404Laps
23113009平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL100404Laps
241030010植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL2404Laps
258630011細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH50404Laps
26430012谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH96404Laps
273030013岩崎 祐貴
影山 正美
東 徹次郎
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH10404Laps
285030014加納 政樹
安岡 秀徒
ナニン・インドラ・パユーング
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH22404Laps
29330015星野 一樹
ルーカス・オルドネス
ウォルフガング・ライプ
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH50404Laps
302230016和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH404Laps
314830017高森 博士
田中 勝輝
富田 竜一郎
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH404Laps
326730018横溝 直輝
密山 祥吾
峰尾 恭輔
STPタイサンGAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH20404Laps
33230019高橋 一穂
加藤 寛規
濱口 弘
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH8404Laps
3436030020田中 篤
吉田 広樹
藤田 竜樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH404Laps
353330021都筑 晶裕
ティム・ベルグマイスター
ヨルグ・ベルグマイスター
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH16404Laps
368830022織戸 学
青木 孝行
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH40395Laps
372130023リチャード・ライアン
藤井 誠暢
クリストファー・ハーゼ
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH28395Laps
38530024玉中 哲二
山野 直也
鶴田 和弥
マッハ車検withトランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH386Laps
394650015本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI501430Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 ジェームス・ロシター(PETRONAS TOM'S RC F) 1'51.732 (4/44) 187.10km/h

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝は250kmを消化 現在のトップは#36ペトロナスRC F 

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スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」の決勝レースはスタートから250kmを通過。
現在のトップはGT500が#36PETRONAS TOM’S RC F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)、GT300は#55ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)となっている。

三重県警の白バイとパトカーが先導する中、レースは12時15分にパレードランを開始。 警察車両がピットインした後にもう1周のローリングを行ってスタートした。
ホールショットを奪ったのはポールシッターの#36ペトロナスRC Fだったが、3周を過ぎた辺りから2位の#17ケーヒンNSXが徐々に差を詰め始めた。36号車のスタートドライバーはロシター。17号車は塚越広大だ。
そして10周目。130Rで周回遅れの#55ARTA CR-Zのインをついたロシターがこれと並走状態になり、僅かに車速を落とした隙を塚越は見逃さずにシケインで大外から並びかけると、続く最終コーナーでアウトから悠々と抜き去ってトップに立った。

しかし36号車は29周目、17号車は34周目に最初のピットストップを行った結果、17ケーヒンのアウトラップで追いついた36ペトロナスがヘアピンでアウトから抜き去って再びトップを奪い返す。
2スティント目を担当した中嶋はそのまま一気に後続を突き放しにかかり、44周終了時点で14.235秒とした。
なお現在3位には#23モチュールGT-R、4位には#18ウイダーNSXがつけ、タービントラブルから最後尾スタートとなった#32エプソンNSXもスタートから一気に順位を上げ、一時は9位まで浮上したが、早め早めのピットストップを行っていることもあり、現在は11位を走行している。

GT300クラスは、ポールの#55ARTA CR-Zがスタートから着実に後続との差を広げつつあるが、その後方では予選6位からスタートした#60TWS LM BMWが序盤から着実に順位を上げてきた。スタートを担当した吉本大樹は3周目に#61BRZの佐々木孝太、10周目に#3B-MAX GT-Rのオルドネスを捉え、28周目の130R立ち上がりでは#0無限CR-Zの中山、#31プリウスの新田を一気に抜き去って2位に浮上している。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿 決勝スタートは白バイの先導で?!

先ほど行われたGTアソシエイション(GTA)の定例会見の中で、坂東正明代表は今回の第6戦決勝について、スタート時に白バイの先導でパレードランを行うことを明らかにした。

三重県警の協力により実現したこのプランだが、本来は第5戦富士での実施が健闘されていたとのこと。
しかしご承知の通り第5戦は台風の接近などもあって、静岡県警は災害出動に備えざるを得ず、実施が見送られたとのこと。

今回のパレードランは通常のSC先導によるローリング走行の前を白バイが走行するとのことで、GT500車両のプロペラシャフトへの悪影響が出ないよう、「三重県警には90〜100km/hで走行していただくよう要請した」とのこと。
その後ろからタイヤのウォームアップをしながら39台のGTマシンが隊列を組んでついていく様はさぞかし圧巻だろうと思われる。

なお、坂東代表からは走行時に回転灯を点灯していただくよう要請したとのことだが、三重県警がこれを実行するかどうかは現時点では不明だ。

いつもとは違うスーパーGTのスタートシーンに要注目だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

 

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿GTA定例会見 GT300マザーシャーシーには既に4台のオファー

GTアソシエイション(GTA)は8月31日、スーパーGT第6戦の開催されている鈴鹿サーキットで定例会見を実施した。
今回のテーマは、既にJAFより発表された来季のカレンダーについてと、再来月に開催の迫ったタイのブリーラムサーキットの進捗状況、そして金曜日に発表されたGT300マザーシャーシーについて。
いつものように質疑応答の形で坂東正明GTA代表が答えた。

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坂東代表のコメント
来季のカレンダーの注目点は?
まずは国際大会であるブリーラムの日程をどうするか、から始めて、それに合わせて他のレース日程を決めていったが、結果的に今年と同じになった。
開幕戦については、もっとキャパシティの大きいサーキットで開催してはどうかという意見もあったが、岡山にとってはあの時期に一年で最大規模の大会を開催することに意義があるので、今回も開幕戦は岡山で行う。
富士もゴールデンウィークに行うことが定着して来た。
オートポリスについては、ルマンテストデーと日程が重なるという問題があり、主に外国人ドライバーの中からテストデーを優先したいという声が出ている。しかしこれはACOというよりWECに参戦しているマニファクチャラーとの関係でテストデーに参戦しないとシートが得られないという事情だ。
ACOとはWEC富士の時にミーティングをすることになっており、そこで新しく参戦するドライバーや既に決まっている日産のLMP1の参加条件について、日本での実績を考慮してもらえるよう交渉する予定だ。
10月は世界選手権規模の大会が多く日本で開催されるが、それらとの日程調整は出来ないのか?
もう少し日程がばらけてくれるといいのだが、現状は我々の入る余地がない状況で、仕方なくこの時期を海外大会に充てざるを得ない状況だ。
F1もWECもMotoGPももっと日程を分散させてもらえれば調整の余地が出てくるのだが。
既にGTAからも何人か視察を行っているようだが、ブリーラムの進捗はどうか
コースについては既に2層目の舗装も終わり、8月一杯で工事が完了する。
パドックの整備や、車両を走らせての管制がうまくできるかどうか、などはこれからやっていく。
バンコックから5時間半という距離なので、集客を心配する声もあるが、隣接するサッカースタジアムでは試合の日には身動きも取れないほどの動員がある。あまり知られていないがタイでのモータースポーツの人気は高いし、ブリーラムには無料で観戦できるエリアもあるので、動員については心配していない。
金曜日に発表された86のプロトタイプ(GT300マザーシャーシー)の今後の予定は?
現在の予定では9月11日に岡山でシェイクダウンを行い、その後はトヨタタイランドの要請に応じてタイに送ることになっている。ドライバーは土屋武士が担当する。
ブリーラムでレースに出たあとは、パタヤ、バンセンで走ることになっており、バンセンでは大嶋(和也)選手と モリゾウ選手が走ると聞いている。
また今日までの時点でGT300に参戦しているチームから4台のオファーをいただいている。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿フリー走行 前日炎上の#32エプソンNSXも走行に参加!トップは#8ARTA NSX

スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」のフリー走行は、#8ARTA NSX CONCEPT-GT(ヴィタントニオ・リウッツィ/松浦孝亮組)が1’51.374でトップ。
GT300クラスは#61SUBARU BRZ R&D SPORTS(佐々木孝太/井口卓人組)が2’01.951でトップだった。

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晴天に恵まれた公式予選人は打って変わり、決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは上空を厚い雲が覆い隠した。
しかし予報では雨は午後9時以降とされており、今のところレース進行に影響はない模様だ。
そうした中、スーパーGTの決勝前フリー走行は午前8時30分より30分間で行われた。

第4戦を前に性能調整が見直され、同時に熱害対策としてボディカウル等の加工が許可されて以降好調の続いているホンダNSX勢だが、このセッションでも松浦孝亮の駆る#8ARTAが開始10分で1’51.374を記録。そのままトップで走行を終えたたほか、昨日の公式練習でタービンの破損から出火トラブルに発展し、公式予選への出走を見合わせた#32エプソンNSXも走行に参加し、ベルトラン・バゲットが1’52.425を出して8番手につけた。
ナカジマレーシングのスタッフは昨夜12時過ぎまでかかってタービンやボディパネル、配線などの交換を行ったとのことだ。
前回優勝の#18ウイダーモデューロNSXも4番手とまずまずの仕上がり。
しかし一方で#100レイブリックNSXは小暮卓史の走行中にトラブルに見舞われ、開始僅か10分でガレージに戻されており、決勝への影響が懸念される。

一方、日産GT-R勢は#12カルソニックGT-Rが2番手、#23モチュールGT-Rが3番手といずれも上位に付けており、レクサスRC Fの中で唯一Q2に残り、ポールポジションを獲得した#36ペトロナスRC Fも6番手と、ここまでは3メーカーほぼ互角の状況だ。

GT300クラスは、序盤に佐々木孝太が2’01.951を記録した#61BRZがトップ。
予選ではハイブリッド勢に圧倒された感のある61号車だが、決勝へ向けての仕上がりは上々だ。
そのハイブリッド勢は、#31プリウスが12番手、#55CR-Zが20番手、#0CR-Zは最下位の24番手とふるわなかった。
一方で予選Q1で赤旗の原因を作り、ノータイムとされた#2マクラーレンMP4-12Cは3位、同様にQ2でノータイムとなった#21アウディR8は5番手と、決勝での巻き返しに期待がかかる仕上がりだ。

第6戦決勝はこのあと12時15分より173周(1000km)で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿フリー走行結果

■GT500クラス

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
18ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS81'51.374--187.703
212安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS941'51.640 0.266 0.266187.255
323松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI841'51.850 0.476 0.210186.904
418山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI681'52.128 0.754 0.278186.440
524ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH181'52.164 0.790 0.036186.381
636中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS441'52.256 0.882 0.092186.228
717塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS481'52.412 1.038 0.156185.969
832中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL241'52.425 1.051 0.013185.948
91立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS701'53.061 1.687 0.636184.902
106大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS681'53.109 1.735 0.048184.823
1139石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS361'53.241 1.867 0.132184.608
1246本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI501'53.503 2.129 0.262184.182
1319脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH141'53.976 2.602 0.473183.418
1437伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS1001'54.100 2.726 0.124183.218
15100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS221'54.483 3.109 0.383182.605

■GT300クラス

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/31) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
161佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI702'01.951--171.423
2360田中 篤
吉田 広樹
藤田 竜樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'02.020 0.069 0.069171.326
32高橋 一穂
加藤 寛規
濱口 弘
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH82'02.527 0.576 0.507170.617
49白坂 卓也
アンドレ・クート
飯田 太陽
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH2'02.712 0.761 0.185170.360
521リチャード・ライアン
藤井 誠暢
クリストファー・ハーゼ
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH282'02.719 0.768 0.007170.350
64谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH962'03.127 1.176 0.408169.786
730岩崎 祐貴
影山 正美
東 徹次郎
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH102'03.137 1.186 0.010169.772
850加納 政樹
安岡 秀徒
ナニン・インドラ・パユーング
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH222'03.197 1.246 0.060169.689
95玉中 哲二
山野 直也
鶴田 和弥
マッハ車検withトランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'03.213 1.262 0.016169.667
1067横溝 直輝
密山 祥吾
峰尾 恭輔
STPタイサンGAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH202'03.216 1.265 0.003169.663
113星野 一樹
ルーカス・オルドネス
ウォルフガング・ライプ
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH502'03.264 1.313 0.048169.597
1231新田 守男
嵯峨 宏紀
中山 雄一
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH202'03.323 1.372 0.059169.516
137ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH602'03.328 1.377 0.005169.509
1465黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH562'03.353 1.402 0.025169.475
1588織戸 学
青木 孝行
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH402'03.495 1.544 0.142169.280
1610植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL22'03.608 1.657 0.113169.125
1711平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL1002'03.690 1.739 0.082169.013
1886細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH502'03.834 1.883 0.144168.816
1960飯田 章
吉本 大樹
佐藤 晋也
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH222'03.880 1.929 0.046168.754
2055高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS502'04.047 2.096 0.167168.526
2122和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'04.450 2.499 0.403167.981
2248高森 博士
田中 勝輝
富田 竜一郎
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'04.603 2.652 0.153167.774
2333都筑 晶裕
ティム・ベルグマイスター
ヨルグ・ベルグマイスター
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH162'04.720 2.769 0.117167.617
240中山 友貴
野尻 智紀
道上 龍
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS382'04.778 2.827 0.058167.539

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿公式予選 ポールシッターのコメント

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GT500クラス #36PETRONAS TOM’S RC F
中嶋一貴
gt_r06_q_pc-nakajima 朝からあまり調子良いとは言えない状況で、走ってみたら8番手か9番手くらいで、ぱっとしない感じだったので、出だしとしては心配でした。ただセッションが進む中で、ジェームスのコメントもポジティブな方向に行きました。その流れでQ1も朝に比べればいいところで終われたんですが、それでもポールは期待していませんでした。 それでもジェームスのアタックを見ている間にポジティブな印象を持ち、Q2が楽しみになりました。
クルマも実際よかったですし、タイヤのウォームアップもうまくいったので、あれ以上ないラップで走ることが出来ました。周りにも助けられた面があるので、ちょっと運が上向いて来たかなあと言う気がしなくもないです。決勝もこの流れ出いければなあと思います。
このクルマで最後まで走り切れるか自信はありませんが、ベストを尽くすだけです。
ジェームス・ロシター
gt_r06_q_pc-rositer 今朝はまず満タンで走り始め、ニュータイヤで走ったのが10分くらいで、それと予選用のタイヤが違うのはわかっていたんですが、予選Q1ではクルマのバランスがあまりにも良くて驚きました。可能な限りカズキに情報を持ち帰ろうと思って走りましたが、タイヤマネジメントがうまくいかず思ったほどのタイムではありませんでした。それでもQ2に進出できたのは良かったと思います。
Q2はカズキサンがアタックするのを興奮しながら見ていました。
GT500クラスはこのクルマになってから初めての長距離なので、全てのメーカーにとって大きな試練になると思います。決勝は集中して頑張ります。
GT300クラス #55ARTA CR-Z GT
高木真一
gt_r06_q_pc-takagi 今朝はいつものように決勝を見据えたセットで走りました。鈴鹿のテストでは大きいリストリクターで走ったんですが、今回は燃費のことも考えてリストリクターを小さくし、車重を軽くするセットを新しく朝からやってきました。前回のテストよりはバランスが良くなくて色々試行錯誤をしたんですが結果的には上手くまとまりました。朝の時点では予選アタックはやりませんでしたが、いい感触を得ていました。
小林選手と組んで2年ということもあるし、速くなって来たし、500でポールを獲った演技のいいサーキットということもあったので今回はQ2のアタックを任せましたが、その作戦が見事に成功しました。
実はボクの番のときは吸気系のトラブルが出てパワーダウンしてしまい、ピットインしたんです。直す時間はないなあと思っていたら、赤旗が出てくれて。これがもう本当に、神様がポールポジションとれと言ってくれた気がして、なんとかQ2に残ることが出来ました。その後は小林がきっちりと、とんでもないタイムを出してくれて困りました(笑)
去年は1スティントで終わってしまったので、データが不足していますが、ブリヂストンさんもいいタイヤを作って来て下さったので、決勝には自信があります。周りの状況をよく見ながら、壊さない走りで行けば勝てるはずです。
小林崇志
gt_r06_q_pc-kobayashi 今朝の走り出しはオーバー気味で最初は苦しいな、と思いましたが、二時間の中でチームとセッティングを試していって、最後はユーズドタイヤでもそこそこいいタイムが出ていたので、予選は59秒台は行けるかと予想してたんですが、Q1で高木さんが「パワーがない!」って叫んでるのを聞いて泣きそうになりました(笑)
第3戦、4戦、5戦とノーポイントで、あんまりウェイトも積んでなかったですし、前回の富士でもドライではいいペースで走っていたので、ポールがとれるクルマだと思っていました。だからポールを獲らなきゃ、というプレッシャーもあったので、実際こうやってポールが獲れて良かったです。
予選トップなので、そのまま淡々とトップで居続けるのが一番良いと思います。天気が心配ですけど、ベストを尽くすだけです。
(広島の土砂災害について)現場の近くを通りましたし、ボランティアにも行こうと思っていますが、まだ「元気を与える」なんて段階じゃないし、そんなのは押し付けがましいと思います。
今はただ、自分のやれる仕事をするだけです。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿公式予選 コースレコード続出でGT500は遂に1分48秒台に!ポールポジションは#36ペトロナスRC F。GT300は1分59秒前半にタイムを記録した#55ARTA CRZが今季初ポール

2014オートバックス スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA1000km」の公式予選が8月30日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
今回もノックアウト方式で行われたこの予選では両クラスともQ1からコースレコードが次々に塗り替えられるエキサイティングな展開になったが、最終的に中嶋一貴が1’48.633を記録した#36PETRONAS TOM’ RD F(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)が今季2度目のポールポジションを獲得した。
GT300クラスは#55ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)が今季初ポール。こちらもGT300クラスで初めて2分を切る1’59.115を叩き出した。
(天候:晴れ コース:ドライ)

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今シーズン何度も荒天に翻弄されてきたスーパーGTだが、第6戦の公式予選は終始晴天のもとで行われた。

予選Q1
各クラス15分間で行われる予選Q1は、GT300クラスで赤旗中断が合った影響で、GT500クラスの走行は当初予定より7分遅れの午後2時22分より開始された。
既に朝の公式練習で、従来のコースレコードである1’49.842は#23モチュールGT-Rによって打ち破られていたが、このセッションでも#18ウイダーモデューロNSXを駆る山本尚貴が最初のアタックでいきなり1’49.002を叩き出してみせると、その直後に23号車を駆る松田次生が1’48.963と一気に48秒台に入れて来た。燃料リストリクター1段階ダウン、ハンデウェイト34kg搭載の23号車にしてこのタイムは驚く他ない速さだ。
更にはチェッカー寸前にウェイトハンデ50kgを紡錘#46S Road GT-Rの本山哲が1’48.629とタイムを更に縮め、このセッションをトップで終えた。 このタイムは1000馬力のターボエンジンを搭載した1990年代のグループCマシンにも匹敵するものだ。
(1990年4月の世界スポーツカー選手権においてトヨタ90C-Vが記録したポールタイムは1’48.716)

結局このセッション、GT-Rが3台、NSXは公式練習で出火して予選出走を取りやめた#32エプソンを除く全4台がQ2進出を果たしている。
一方、前半好調だったRC F勢はウェイトハンデの影響などもあり#36ペトロナス1台のみに留まった。ランキングトップの#37KeePer RC Fも100kgのウェイトハンデ(実際にはリストリクター1段階ダウン+50kg)が祟ってか、13位に終わり、Q1で姿を消している。

GT300クラスも、開始早々に#360OKINAWA MSA GT-Rの吉田広樹が2’00.898とこちらも従来のレコードを大きく上回ると、#61BRZの井口卓人が2’00.690、#60TWS BMWの吉本大樹が2’00.643とこれを上回って来た。
最終的に#61井口はこのセッションをトップで終えた。2位には#3B-MAX NDDP GT-R、3位には#0無限CR-Zが続いた。

予選Q2
GT300クラスの予選Q2でも終盤に赤旗が出た影響で、GT500クラスの走行は当初予定より15分遅れ、午後3時15分より12分間で行われた。
ここでは唯一Q2に駒を進めた#36レクサスRC Fを駆る中嶋が最初のアタックで1’48.633を叩き出して一気にトップに躍り出る一方で、第5戦富士でポールを獲得した#17ケーヒンNSXの塚越広大は1’48.846、#23モチュールGT-Rのロニー・クインタレッリも1’48.979と一歩及ばず、36号車が第4戦SUGO以来、今季2度目のポールポジションを獲得した。

GT300クラスはQ2に入ってから2分台を飛び越し、一気に1分59秒台の争いとなった。 ここで主役を演じたのは#0無限CR-Z、#55ARTA CR-Z、#31Panasonic Prius、#61SUBARU BRZらのJAF-GT勢だ。
まず#55小林崇志が1’59.115と58秒台すら視野に入れる脅威のタイムを叩き出すと、#0野尻智紀も1’59.639、#31新田守男は1’59.955を記録して来た。
一方、昨年のこのレースで2’01.481のレコードを山野哲也が記録した#61BRZの佐々木孝太は、山野のタイムを上回る2’00.034と一歩及ばない。
セッションは終盤に入って#21アウディR8の藤井誠暢がダンロップコーナーでスピンアウトしたために赤旗中断となり、午後3時3分に残り時間4分から再開されるが、#61佐々木はデグナーに差し掛かったところでアタックを中断、#31新田は1’59.667と自己ベストを更新したものの3位に留まった。
これにより#55ARTA CR-Z GTの今季初ポールが確定。 小林は2010年の同レースで#8ARTA HSVを駆って以来のポール獲得となった。

第6戦決勝は明日12時15分より173周(1000km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿公式予選総合結果

■GT500 Class

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
136中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS44R1'49.401R1'48.633
217塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS48R1'49.583R1'48.846
323松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI84R1'48.863R1'48.979
446本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI50R1'48.629R1'49.353
58ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS8R1'49.482R1'49.403
612安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS94R1'49.099R1'49.433
718山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI68R1'49.002R1'49.571
8100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS22R1'49.4491'55.708
91立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS70R1'49.719
1024ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH181'49.886
1139石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS361'49.888
1219脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH141'49.941
1337伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS1001'50.961
146大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS681'51.322
---- 以上予選通過 ----
-32中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL24absence
  • R'マークは従来のコースレコード(1'49.842)を更新しました。

■GT300 Class

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Knock Out Qualify Weather: Course:
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
155高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS50R2'01.145R1'59.115
20中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS38R2'00.424R1'59.639
331新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH20R2'00.452R1'59.667
461佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI70R2'00.279R2'00.034
53星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH50R2'00.398R2'00.422
660飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH22R2'00.643R2'00.949
77ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH60R2'01.196R2'01.415
865黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH56R2'01.1072'01.668
910植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL2R2'00.7332'02.144
109白坂 卓也
アンドレ・クート
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YHR2'01.2792'02.364
1150加納 政樹
安岡 秀徒
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH22R2'01.2842'02.392
12360田中 篤
吉田 広樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YHR2'00.898absence
1321リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH28R2'01.293deleted
1422和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YHR2'01.320
1548高森 博士
田中 勝輝
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YHR2'01.365
1688織戸 学
青木 孝行
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH40R2'01.391
174谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH962'01.483
1811平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL1002'01.486
1967横溝 直輝
密山 祥吾
STPタイサンGAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH202'01.640
2030岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH102'01.714
2133都筑 晶裕
ティム・ベルグマイスター
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH162'01.728
225玉中 哲二
山野 直也
マッハ車検withトランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'01.797
2386細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH502'02.984
---- 以上予選通過 ----
-2高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH8deleted
  • 'R'マークは従来のコースレコード(2'01.481)を更新しました。

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿ノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Knock Out Q2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
136中嶋 一貴PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS44R1'48.633--192.439
217塚越 広大KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS48R1'48.846 0.213 0.213192.062
323ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI84R1'48.979 0.346 0.133191.828
446柳田 真孝S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI50R1'49.353 0.720 0.374191.172
58ヴィンタントニオ・リウッツィARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS8R1'49.403 0.770 0.050191.084
612安田 裕信カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS94R1'49.433 0.800 0.030191.032
718フレデリック・マコヴィッキィウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI68R1'49.571 0.938 0.138190.791
8100小暮 卓史RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS221'55.708 7.075 6.137180.672
  • R'マークは従来のコースレコード(1'49.842)を更新しました。

■GT300 Class

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Knock Out Q2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
155小林 崇志ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS50R1'59.115--175.504
20野尻 智紀MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS38R1'59.639 0.524 0.524174.736
331新田 守男OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH20R1'59.667 0.552 0.028174.695
461佐々木 孝太SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI70R2'00.034 0.919 0.367174.161
53星野 一樹B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH50R2'00.422 1.307 0.388173.600
660飯田 章TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH22R2'00.949 1.834 0.527172.843
77ヨルグ・ミューラーStudie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH60R2'01.415 2.300 0.466172.180
865黒澤 翼LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH562'01.668 2.553 0.253171.822
910植田 正幸GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL22'02.144 3.029 0.476171.152
109白坂 卓也国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH2'02.364 3.249 0.220170.844
1150加納 政樹WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH222'02.392 3.277 0.028170.805
12360田中 篤OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YHabsence---
1321藤井 誠暢Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH28deleted---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(2'01.481)を更新しました。

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿ノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Knock Out Q1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
146本山 哲S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI50R1'48.629--192.446
223松田 次生MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI84R1'48.863 0.234 0.234192.032
318山本 尚貴ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI68R1'49.002 0.373 0.139191.787
412ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラカルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS94R1'49.099 0.470 0.097191.617
536ジェームス・ロシターPETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS44R1'49.401 0.772 0.302191.088
6100武藤 英紀RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS22R1'49.449 0.820 0.048191.004
78松浦 孝亮ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS8R1'49.482 0.853 0.033190.946
817金石 年弘KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS48R1'49.583 0.954 0.101190.770
---- 以上Q2進出 ----
91立川 祐路ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS70R1'49.719 1.090 0.136190.534
1024ミハエル・クルムD'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH181'49.886 1.257 0.167190.244
1139オリバー・ジャービスDENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS361'49.888 1.259 0.002190.241
1219関口 雄飛WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH141'49.941 1.312 0.053190.149
1337伊藤 大輔KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS1001'50.961 2.332 1.020188.401
146大嶋 和也ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS681'51.322 2.693 0.361187.790
---- 以上予選通過 ----
-32中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL24absence---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'49.842)を更新しました。

■GT300 Class

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Knock Out Q1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
161井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI70R2'00.279--173.806
23ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH50R2'00.398 0.119 0.119173.634
30中山 友貴MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS38R2'00.424 0.145 0.026173.597
431嵯峨 宏紀OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH20R2'00.452 0.173 0.028173.556
560吉本 大樹TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH22R2'00.643 0.364 0.191173.281
610山内 英輝GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL2R2'00.733 0.454 0.090173.152
7360吉田 広樹OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YHR2'00.898 0.619 0.165172.916
865黒澤 治樹LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH56R2'01.107 0.828 0.209172.618
955高木 真一ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS50R2'01.145 0.866 0.038172.563
107荒 聖治Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH60R2'01.196 0.917 0.051172.491
119アンドレ・クート国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YHR2'01.279 1.000 0.083172.373
1250安岡 秀徒WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH22R2'01.284 1.005 0.005172.366
1321リチャード・ライアンAudi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH28R2'01.293 1.014 0.009172.353
---- 以上Q2進出 ----
1422和田 久グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YHR2'01.320 1.041 0.027172.315
1548富田 竜一郎Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YHR2'01.365 1.086 0.045172.251
1688織戸 学マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH40R2'01.391 1.112 0.026172.214
174谷口 信輝グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH962'01.483 1.204 0.092172.083
1811平中 克幸GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL1002'01.486 1.207 0.003172.079
1967横溝 直輝STPタイサンGAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH202'01.640 1.361 0.154171.861
2030影山 正美IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH102'01.714 1.435 0.074171.757
2133ヨルグ・ベルグマイスターPUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH162'01.728 1.449 0.014171.737
225山野 直也マッハ車検withトランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'01.797 1.518 0.069171.640
2386山西 康司クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH502'02.984 2.705 1.187169.983
---- 以上予選通過 ----
-2加藤 寛規シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH8deleted---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(2'01.481)を更新しました。

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿公式練習 両クラスともいきなりレコードを上回る速さ!GT500トップは#23モチュールGT-R

スーパーGT第6戦「インターナショナルSUZUKA 1000km」の公式練習が8月30日、鈴鹿サーキットで行われ、#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)がセッション序盤に従来のコースレコードを上回る1’49.234を記録して堂々のトップ。
GT300クラスも終盤の専有走行でルーキーの野尻智紀が2’00.531とこちらもコースレコードを大幅に上回り、#0無限CR-Z GT(中山友貴/野尻智紀/道上龍組)がトップだった。

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公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から快晴。
午前9時40分より始まった公式練習は終始ドライコンディションのままセッションは進行した。

シーズン開幕からこれまで各地でコースレコードを更新して来たGT500クラスだが、今回もその速さは健在で、セッション開始からわずか18分でロニー・クインタレッリの駆る#23モチュールGT-Rが、2007年3月の鈴鹿300kmレースで伊藤大輔(#8ARTA NSX)の記録した1’49.842を大幅に上回る、1’49.234を叩き出して一気にトップに躍り出た。
23号車は現在シリーズポイント42。燃料リストリクターを1段階絞り、34kgのウェイトを積んだ状態でのレコード更新は驚くべき速さだ。
2番手にはその#8ARTA NSXが松浦孝亮のドライブにより1’49.882とコースレコードに迫る好タイムを終盤の専有走行で記録。第4戦を前に熱害対策を施して以来好調の続いているNSX勢の速さはここでも健在のようだ。
しかし一方で、#32エプソンNSXは開始15分で車体後部から出火してコース場にストップするアクシデントに見舞われて赤旗中断の原因を作った他、第5戦で優勝した#17ケーヒンNSXは走行中に左リヤタイヤのナットが脱落するなど、想定外のアクシデントに見舞われるチームも見られた。

GT300クラスは序盤から一貫して#0無限CR-Zと#61SUBARU BRZのJAF-GT勢が速さを見せ、2分01秒台の好タイムを連発してトップを争っていたが、最後の最後に野尻が2’00.531と、昨年#61BRZ(山野哲也)が記録したレコード(2’01.481)を1秒近く上回る速さでトップに立った。 2位には今大会の第3ドライバーとして現在DTMで活躍中のアウグスト・ファーフスを招聘した#7Studie BMWが2’01.581でつけ、7号車から1秒以内には18台の車両がひしめくという、いつもながらの接戦模様をGT300クラスは呈している。
また今回はシリーズ最長の1000kmレースということもあり、GT300クラスでは参加24台中16台が第3ドライバーを登録しており、その中にはファーフスを起用した#7Studie BMW Z4のほかにも海外のトップドライバーを招聘するチームもいくつかみられる。
今年のニュルブルクリンク24時間レースで総合優勝したクリストファー・ハーゼを起用した#21Audi R8LMS Ultra、第2、第3ドライバーにティム、ヨルグのベルグマイスター兄弟を起用した#33PUMA KRH PORSCHEなどだ。
今回のGT300クラスはこうした点でも大いに注目に値するだろう。

第6戦の公式予選はこのあと午後2時よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿公式練習結果

■GT500クラス

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
123松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI84R1'49.234--191.380
28ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS81'49.882 0.648 0.648190.251
317塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS481'49.916 0.682 0.034190.193
418山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI681'49.962 0.728 0.046190.113
524ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH181'50.003 0.769 0.041190.042
639石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS361'50.329 1.095 0.326189.481
7100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS221'50.378 1.144 0.049189.396
812安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS941'50.404 1.170 0.026189.352
936中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS441'50.460 1.226 0.056189.256
1046本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI501'50.612 1.378 0.152188.996
1119脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH141'50.934 1.700 0.322188.447
126大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS681'51.080 1.846 0.146188.199
131立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS701'51.753 2.519 0.673187.066
1437伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS1001'51.975 2.741 0.222186.695
1532中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL241'54.191 4.957 2.216183.072

■GT300クラス

43rd INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2014/08/30) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
10中山 友貴
野尻 智紀
道上 龍
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS38R2'00.531--173.443
27ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH602'01.581 1.050 1.050171.945
361佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI702'01.641 1.110 0.060171.860
4360田中 篤
吉田 広樹
藤田 竜樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'01.825 1.294 0.184171.600
565黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH562'01.833 1.302 0.008171.589
631新田 守男
嵯峨 宏紀
中山 雄一
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH202'01.889 1.358 0.056171.510
721リチャード・ライアン
藤井 誠暢
クリストファー・ハーゼ
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH282'01.914 1.383 0.025171.475
810植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL22'01.948 1.417 0.034171.427
92高橋 一穂
加藤 寛規
濱口 弘
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH82'02.010 1.479 0.062171.340
103星野 一樹
ルーカス・オルドネス
ウォルフガング・ライプ
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH502'02.047 1.516 0.037171.288
119白坂 卓也
アンドレ・クート
飯田 太陽
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH2'02.068 1.537 0.021171.259
1288織戸 学
青木 孝行
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH402'02.071 1.540 0.003171.254
1311平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL1002'02.104 1.573 0.033171.208
145玉中 哲二
山野 直也
鶴田 和弥
マッハ車検withトランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'02.123 1.592 0.019171.182
1530岩崎 祐貴
影山 正美
東 徹次郎
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH102'02.193 1.662 0.070171.083
1648高森 博士
田中 勝輝
富田 竜一郎
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'02.199 1.668 0.006171.075
1755高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS502'02.208 1.677 0.009171.062
1833都筑 晶裕
ティム・ベルグマイスター
ヨルグ・ベルグマイスター
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH162'02.433 1.902 0.225170.748
1960飯田 章
吉本 大樹
佐藤 晋也
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH222'02.469 1.938 0.036170.698
2022和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'02.541 2.010 0.072170.598
214谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH962'02.741 2.210 0.200170.320
2250加納 政樹
安岡 秀徒
ナニン・インドラ・パユーング
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH222'02.743 2.212 0.002170.317
2386細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH502'03.022 2.491 0.279169.931
2467横溝 直輝
密山 祥吾
峰尾 恭輔
STPタイサンGAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH202'03.221 2.690 0.199169.656
  • 'R'マークは従来のコースレコード(GT500:1'49.842 GT300:2'01.481)を上回りました。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4) | SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:FIA-F4シリーズの概要

童夢がシャシー、トムスがエンジン、戸田レーシングがギヤボックスを開発した純国産のF4マシン「F110」

童夢がシャシー、トムスがエンジン、戸田レーシングがギヤボックスを開発した純国産のF4マシン「F110」

FIA-F4シリーズ概要
GTAが運営を手がけることを発表したFIA-F4シリーズ。
初年度の2015シーズンはスーパーGT国内7大会のサポートレースとして開催が予定されている。
全日本F3選手権や2013年まで行われていたフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)と同じく1大会2レース制で、レース距離は各60kmまたは30分を上限とする。公式予選は1回のみ行われ、ベストタイム順で第1レースのスターティンググリッドを決め、セカンドベストタイム順で第2レースのグリッドを決める。

使用される車両は日本自動車レース工業会(JMIA)が製作した「F110」のワンメイク。
F110はシャシーを童夢、TZR42エンジンをトムス、ギヤボックスを戸田レーシングが開発したもので、向こう5年間(2019シーズンまで)は車両規則の変更を行わない。
ドライバーの参加資格は「限定国内競技運転者許可証A」以上、「国際ドライバーライセンスB」以下のライセンス所有者。ただし2012〜2014年にGP2、スーパーフォーミュラ、フォーミュラニッポン、F3で1〜3位以内に入賞したものは参加できない。
シリーズポイントは有効ポイント制(全体の80%=14レース中11戦をカウント)とされ、優勝20pt、2位15pt、3位12pt、4位10pt、5位8pt、6位6pt、7位4pt、8位3pt、9位2pt、10位1ptが与えられる。

若手ドライバー育成プログラム(予定)
GTAでは将来的な構想として、同シリーズで優秀な成績を収めたドライバーに対し、自動車メーカーやGT300参戦チーム、F3参戦チームなどが採用・育成条件を提示の上で有望選手の獲得を目指す「スカウト制度」の創設や、GTA独自の育成プログラム「SUPER GTアカデミー」の開設を検討中。
またドライバーのみならず、若手オフィシャルの育成についても同シリーズの運営を通じて実現するという
2015年カレンダー
第1〜2戦 4/4〜5 岡山国際サーキット
第3〜4戦 5/2〜3 富士スピードウェイ
第5〜6戦 5/30〜31 オートポリス
第7〜第8戦 7/25〜26 スポーツランドSUGO
第9〜10戦 8/8〜9 富士スピードウェイ
第11〜12戦 8/29〜30 鈴鹿サーキット
第13〜14戦 11/14〜15 ツインリンクもてぎ
Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:GT300マザーシャーシーの概要

トヨタ86をベースに製作されたGT300プロトタイプ

トヨタ86をベースに製作されたGT300プロトタイプ

スーパーGT第6戦の行われる鈴鹿サーキットで8月29日にGTAより発表された「GT300マザーシャーシー」は、CFRP製の共通モノコックにGTA製の4.5リッターV8エンジンを組み合わせた形でGTAが販売する。
エントラントはこれを購入した後、独自に空力や足回りのパーツを開発して参戦することになる。
GTA製のエンジンについては、現在市販されている安価なレーシングエンジンということでWECのLMP2クラスで広く普及しているVK45エンジンがベースになっている模様。
現時点では今回発表になった86の他、坂東代表は明言を避けたものの、どうやらムーンクラフトがエンジンをミドシップにした車両(ロータスか?)を開発しているようだ。

マザーシャーシーに用いられるCFRP製の共通モノコック

マザーシャーシーに用いられるCFRP製の共通モノコック

ディメンション
全長:4,725mm
全幅:1,950mm
全高:1,100mm(基準面より)
ホイールベース:2,750mm
シャシー
車両構造:CFRPモノコック構造+FIA規定準拠ロールケージ 前後パイプフレーム
サスペンション:インボードダンパー式前後ダブルウィッシュボーン
ブレーキ:対向6ポッドブレーキキャリパー ベンチレーテッドディスク
安全燃料タンク:FIA FT3-1999規格適合安全燃料タンク 100L
トランスミッション:6速パドルシフト式トランスミッション
クラッチ:5.5インチ トリプルプレートクラッチ
ボディ
ボディカウル:CFRP製
ボディ下面:CFRP製フラットボトム
ウィング:角度調整機能付きリヤウィング
ホイール
タイヤサイズ(暫定):フロント=330/710R18 リヤ=330/710R18
ホイールリム:フロント=13J-18inch リヤ=13J-18inch
エンジン
エンジン形式:V型8気筒4,494cc 自然吸気エンジン
ボア・ストローク:93.0mm×82.7mm
出力:400PS以上(エアリストリクタ−サイズによる)
スロットル:ワイヤーリンケージ
オイルシステム:ドライサンプ
安全装備
衝撃吸収装置:JAF国内競技車両規則準拠の衝撃吸収装置
シート:FIA公認フルバケットシート
安全ベルト:FIA Standard 8853/98規格適合 HANS対応6点式安全ベルト
消火器:FIA公認自動消火装置
エアコンシステム:レーシングエアコン
Text:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4) | SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:キーワードは「日本のモノづくり」と「モータースポーツ界の甲子園」 GTAとJMIAがGT300マザーシャーシーとFIA-F4車両を公開!

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GTアソシエイション(GTA)は8月29日、鈴鹿サーキットにて記者発表会を開催し、これまで開発を進めて来たGT300クラス向けの”マザーシャーシー”と、既に2015年からの開催を表明している「FIA-F4」用のワンメイクフォーミュラカー「F110」を公開した。
発表会には坂東正明GTA代表の他、大岩湛矣日本自動車レース工業界(JMIA)会長が出席。それぞれの車両の概要を述べた。

坂東正明GTA代表と服部尚貴シニアマネージャーの手でベールを剥がされる"GT300マザーシャーシー"

坂東正明GTA代表と服部尚貴シニアマネージャーの手でベールを剥がされる"GT300マザーシャーシー"

専用モノコックにGTA製4.5リッターV8エンジンを搭載!「GT300マザーシャーシー」
近年のGT300クラスではFIA-GT3車両が多数派を占る一方で、参戦可能な国産ベース車は減少する一方だ。GTAとしては単に完成車を購入して走行させるだけでなく、車両の製作やチューニングなど、レース業界各社の技術を継承、発展させることこそが今後のモータースポーツの振興に不可欠と考え、車両製作のベースとなる専用モノコックを開発した。
このモノコックに好みのパーツを組み合わせることで、自由度の高い車両製作が可能になる。
このプロジェクトの発表に先立ち、GTAではトヨタ86(ハチロク)をベースとしたプロトタイプカーを製作し、今回の発表会場に持ち込んだ。
このプロトタイプカーにはGTAが供給する4.5リッターV8エンジンが搭載されているほか、ギヤボックスやECUなどの主要部品もGTAが販売を手がける予定となっている。
今後GTAではマザーシャーシー車両に関連する技術規則、競技規則などを整理し、エントラントが2015年シーズンからGT300クラスに参戦できるよう体制を整える。
坂東正明代表と大岩湛矣JMIA会長の手でお披露目されるFIA-F4マシン「F110」

坂東正明代表と大岩湛矣JMIA会長の手でお披露目されるFIA-F4マシン「F110」

目指すのは「モータースポーツ界の甲子園」 FIA-F4シリーズ
GT300マザーシャーシーの発表と合わせて披露されたのが、国際自動車連盟(FIA)が今後世界各国での展開を目指しており、GTAも運営に携わることを表明して来たFIA-F4シリーズで用いられるワンメイクシャシー「F110」だ。
フォーミュラレースの入門カテゴリーに位置づけられる同シリーズには車体価格(税抜き38,000ユーロ=約532万円)とエンジン価格(1年リースで税抜き7,500ユーロ=約105万円)にコストキャップが設けられると同時に、エンジンのライフコストを抑制する仕組みが設けられており、モータースポーツの門戸を広げる効果も期待されている。
既にイタリアでは今年からタトゥース製のシャシーにABARTHエンジンを搭載した車両によるワンメイクシリーズが開催されており、開幕戦では日本人選手の笹原右京が優勝するなど、注目を集めているが、2015年からは日本の他にイギリスやドイツなどでのシリーズ創設が計画されている。
GTAでは限定国内競技運転者許可証A(いわゆる限定Aライ)以上、国際ドライバーライセンスB」以下のライセンス所有者を対象としているが、2012年〜2014年にGP2、スーパーフォーミュラ、フォーミュラニッポン、F3のいずれかで1〜3位以内に入賞したものは参加できない。
しかしこの条件にさえ合致していれば、若手のドライバーだけでなくツーリングカー出身のベテラン選手の参戦も歓迎するとしている。本人さえ望むなら、例えば谷口信輝選手の参加も歓迎するとのことだ。
GTAとJMIAは同シリーズの展開を通じて、「日本のモノづくり」を支えるとともに、次代のレース界を担う若手ドライバーやレース運営スタッフの育成を推進する。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第6戦 決勝レース レポート

MJ14_0175_fineプレスインフォメーション 2014年7月19日
 
菅生. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第6戦 決勝レースをスポーツランド菅生(宮城県)にて2014年7月19日(土)に開催いたしました。

PCCJ2014-Rd.6 (SUGO) Final
PCCJ2014-第6戦(菅生)決勝レース
天候:雨 路面:ウェット 気温:20℃ 路面温度:22℃(スタート時)

7月19日(土)、午前中に実施された公式予選に引き続き、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)2014年シーズンの第6戦決勝がスポーツランドSUGO(宮城県)で行われた。スターティンググリッドにはポールポジションを獲得した#78 近藤翼を先頭に、#11 山野直也、#14 元嶋佑弥、#12 小河諒、ジェントルマンクラストップタイムの#9 武井真司、#19 永井宏明と続いた。路面は予選時と変わらずウェットコンディション。レース開始予定時刻の午後1時が近づくとコースは部分的に濃い霧に覆われ、レースはセーフティーカースタートとなった。

セーフティーカーに先導されてグリッドを離れた15台のマシンは、路面コンディションを確認しながらゆっくりと2周。やがてセーフティーカーの解除がアナウンスされると、先頭の#78 近藤は速度を大幅に落として前方に十分なスペースをつくり、機を見て最終コーナーから一気にスピードを上げていった。続く#11 山野は#78 近藤のすぐ後ろにぴたりとつけ、2台のマシンはつながるようにストレートを加速しレースがスタート。「来ないだろうと思って少し油断していました」という#78 近藤のアウト側すぐ横に#11 山野が並び、2台は接触ぎりぎりのサイドバイサイドで1コーナーに進入。#78 近藤は何とか#11 山野を抑え首位を守った。ドライの可能性も考慮してタイヤ&ホイール数をマネージメントしていた#78 近藤は、装着できるフレッシュなレインタイヤがなくユーズドでスタート。対する# 11山野、3番手#14 元嶋、4番手#12 小河はフレッシュなレインタイヤでスタートを切った。

#78 近藤と#11 山野はしばらく接近戦で首位争いを展開したが、序盤の5周は#78 近藤が速く、ふたりの距離は少しずつ開いていった。#11 山野は無理をせずレース後半に向けてタイヤを温存。首位争いはしばらくこう着状態となった。その後方では3番手の#14 元嶋を#12 小河が激しく追う。「セッティングを誤り2〜3周でタイヤが終わってしまった」と言う#14 元嶋のすぐ後ろに#12小河がぴたりとつけ、水しぶきで視界がほとんどない中で何度もオーバーテイクを試みる。そして7周目、#12 小河は1コーナーでついに#14 元嶋をかわして3番手に浮上。「予選ではトラフィックにつかまりましたが、ペースは自分のほうが速かったので抜けると思っていました」という#12 小河は、前を走る2台のマシンのペースを見ながらチャンス到来を待った。

レースは終盤に入っても上位陣の順位は変わらず。しかし、序盤にタイヤを酷使した#78 近藤はタイヤライフが限界に近づき、あえて水の量が多いラインを選んで走行。タイムは徐々に落ちていき、タイヤを温存していた#11 山野との差は縮まっていった。しかし#11 山野に#78 近藤を抜かすほどの勢いはなく、#78 近藤がトップを守ったままチェッカー。#11 山野に1秒187差をつけて今季初優勝を飾った。「最後の3周はかなりタイヤが厳しかったのですが、何とかトップの座を守ることができました。今年はなかなか勝てず悔しいレースが続きましたが、チームのおかげでようやく優勝することができました。これからは、明日の第7戦も含めたすべてのレースに勝つつもりでいきます」と、#78 近藤は笑顔でポディウム最上段に立った。

2位の#11 山野は「スタートはうまくいったのですが、中盤にかけて近藤選手が予想以上に速く抜かすことができなかった。あと2〜3周あったら何とかなったかもしれませんが」と苦笑。そして3位#12 小河は「元嶋選手を抜くのに少し時間がかかってしまい、前の2台と離れてしまった。しかし、今日の状況を考えれば3位は満足すべき結果です」と笑顔を見せた。

レース終盤、4位#14 元嶋のすぐ後ろには「今日はレースを最後まで走りきることが目標だった」という#9 武井が迫ったが、冷静さを保ち無理やり勝負をしかけることなく5位でフィニッシュ。嬉しいジェントルマンクラス初優勝を飾った。クラス2位は「予定どおりの走りができた」という#7 星野敏、そして3位には今季PCCJ初出場の#33 TAKASHIが入った。

PCCJ第7戦の決勝は、明日7月20日(日)10時15分から15周で行われる予定。そのスターティンググリッドは公式予選中のセカンドベストラップによってすでに決まっている。ポールポジションは#11 山野。それに#78 近藤、#14 元嶋、#12 小河、#7 星野、#9 武井、#19 永井が続く。スポーツランドSUGOは明日も降雨の可能性が高く、グリッド上位陣の実力は拮抗しているためレース展開を読むことは難しい。チャンピオン争いにおいても重要な一戦だけに、激しい優勝争いが予想される。


Pos. Car# Driver Class Car Name Time Gap
1 78 近藤 翼 スカイレーシング 26'25.384
2 11 山野 直也 エクセレンスインターナショナル 26'26.571 1.187
3 12 小河 諒 ブライトインターナショナル 26'30.042 4.658
4 14 元嶋 佑弥 GARMIN PORSCHE 26'41.206 15.822
5 9 武井 真司 G BINGO SPORTS 26'41.843 16.459
6 7 星野 敏 G D'station HAI GT3 26'54.682 29.298
7 32 飯田 太陽 KRM ケーズフロンティア 991 26'59.356 33.972
8 33 TAKASHI G KRM ケーズフロンティア 991 27'13.121 47.737
9 3 江本 玄 G アキラレーシング with サムライ 27'22.551 57.167
10 21 高田 匠 G PCJ Takumi Racing 27'25.106 59.722
11 19 永井 宏明 ナインレーシング 27'30.048 1'04.664
12 73 鈴木 篤  G SR レーサリンク GT3 27'54.217 1'28.833
13 51 Paul IP G KCMG ANNIKA 991 27'55.148 1'29.764
14 52 Tsugio HARUYAMA G はるやまbaby GT3cup 28'00.461 1'35.077
15 24 剛 覇矢人 G みきゃん MP-GT3 27'49.691 2Laps


ベストラップ
78 近藤 翼 スカイレーシング 1'33.980 (4/15)
7 星野 敏 G D'station HAI GT3 1'35.261 (6/15)


G=ジェントルマンクラス


ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第6戦・第7戦 ミシュランチャレンジ 公式予選 レポート

MJ14_0163_fineプレスインフォメーション 2014年7月19日

菅生. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第6戦・第7戦 ミシュランチャレンジ 公式予選をスポーツランド菅生(宮城県)にて2014年7月19日(土)に開催いたしました。

PCCJ2014-Rd.6-7 (SUGO) Qualify
PCCJ2014-第6-7戦(菅生)公式予選
天候:雨 路面:ウェット 気温:19℃ 路面温度:21℃(スタート時)

富士スピードウェイで行われた第4-5戦から約1カ月のインターバルを経て、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)は7月19日(土)-20日(日)にスポーツランドSUGO(宮城県)で2014年シリーズ第6戦、第7戦ミシュランチャレンジの開催を迎えた。去年と同様、今回もスーパーGTのサポートレースとして組み込まれ、土曜日に30分間の予選と第6戦の決勝、日曜日に第7戦の決勝というダブルヘッダーで開催される。

強い寒気の影響で東北地方の週末は雨模様。レースに先駆けて金曜日に実施された専有走行もあいにくの雨に見舞われ、路面コンディションはウェット。午前9時45分から30分間にわたり行われた1回目の専有走行では#78 近藤翼が1分34秒337でトップタイムを刻み、#11 山野直也、#12 小河諒、#9 武井真司と続いた。その後、11時20分から30分間が予定されていた2回目のセッションは、約7分が経過した時点で3台のマシンがコースアウトするアクシデントにより赤旗が提示され終了。#78 近藤が1本目に刻んだタイムがベストとなり、#11 山野、#12 小河、#9 武井、#19 永井宏明というオーダーで専有走行は終了した。

迎えた土曜日の公式予選。天気は前日の専有走行と大きくは変わらず、弱い雨が降る中、8時10分から走行がスタートし15台のマシンがコースインした。路面はウェットコンディションのため全車がレインタイヤを装着。スポーツランドSUGOはコース改修が実施され、去年よりも舗装の状態は良くなったが、それでもウェットでは格段の注意が必要なサーキットであることに変わりはない。レインタイヤは装着直後のフレッシュな状態が最もグリップが高くタイムが出やすい。そのため多くの選手がセッションの途中でフレッシュタイヤに履き替え、路面状態の好転が期待できるセッション後半でのタイムアップに集中した。

#78 近藤は序盤トップタイムで前日からの好調を維持したが、すぐに#11 山野がタイムを更新しトップに立つ。#11 山野はさらに、2セット目のフレッシュタイヤで6周目に1分32秒955を刻みベストタイムを更新した。しかし、その直後に#78 近藤が1分32秒740というベストタイムをマーク。さらなるベストタイム合戦が期待されたが、予選開始から約35分が経過した時点で2台のマシンがコースオフし、8時36分に赤旗中断。そのまま公式予選は終了となり#78 近藤のポールポジションが決まった。「昨日の専有走行で調子が良かったので自信はありましたが、途中までなかなかクリアラップをとることができずタイムを縮めることができなかった。しかし、最後は集中力を高め満足のいくアタックができたと思います」と#78 近藤。去年のレースでもポールポジションを獲得し、その後2勝を刻むなどSUGOとの相性は良い。「決勝もこの調子でいきたいです」と、#78 近藤は抱負を語った。

予選2番手は、トップと0秒215差の#11 山野。「コースは少しずつ乾いていきましたが、タイヤのグリップレベルはほとんど変わりませんでした。SUGOはウェット路面でしか走っていないので、自分としては決勝もウェットのほうがありがたいです」と、#11 山野は雨のレースを望む。予選3番手#14 元嶋はトップと0秒709差。「昨日と比べると良い走りができたと思います。木曜日の練習はドライで調子が良かったので雨はやんでくれたほうが嬉しいですが、ウェットでもマシンは乗りやすいので特に問題はありません」と語った。ジェントルマンクラスのトップは、4番手#12 小河と0秒260差の5番手#9 武井真司。「予選は悪くなかったと思いますが自分の課題は決勝です。今回は最後まで走りきり結果を残すことが目標です」と、落ち着いた表情で語った。

第6戦の決勝レースは同日13時から15周で争われる。雨足は時々強くなりコースは霧に包まれているところも多い。天候とコンディションの変化にうまく対応できるかどうかが、勝負のポイントとなりそうだ。


Pos. Car# Driver Class Entrant Time
1 78 近藤 翼 スカイレーシング SKY RACING  1'32.740
2 11 山野 直也 エクセレンスインターナショナル TEAM KTOUCH PORSCHE 1'32.955
3 14 元嶋 佑弥 GARMIN PORSCHE GARMIN PORSCHE 1'33.449
4 12 小河 諒 ブライトインターナショナル TEAM KTOUCH PORSCHE 1'33.910
5 9 武井 真司 G BINGO SPORTS BINGO SPORTS 1'34.170
6 19 永井 宏明 ナインレーシング NINNE Racing 1'34.359
7 7 星野 敏 G D'station HAI GT3 D'station HAI racing 1'34.438
8 32 飯田 太陽 KRM ケーズフロンティア 991 TEAM KRM 1'35.302
9 3 江本 玄 G アキラレーシング with サムライ TEAM SAMURAI 1'36.270
10 21 高田 匠 G PCJ Takumi Racing NINNE Racing 1'36.830
11 33 TAKASHI G KRM ケーズフロンティア 991 TEAM KRM 1'36.874
12 24 剛 覇矢人 G みきゃん MP-GT3 GAINER with Team Tetsuya 1'37.478
13 51 Paul IP G KCMG ANNIKA 991 KCMG 1'37.625
14 73 鈴木 篤  G SR レーサリンク GT3 SR ASSET HAI RACING 1'37.804
15 52 Tsugio HARUYAMA G はるやまbaby GT3cup SHARAKU RACING 1'39.471

G=ジェントルマンクラス

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

Japanese F3

JF3:第6,7戦岡山 第7戦で山下健太が今季2勝目。勝田貴元は前半独走もトラブルで無念の3位 (TOYOTA)

  • コース:岡山国際サーキット(3.703km)
  • 予選:6月14日(土)晴れ:ドライ
  • 第6戦決勝:6月14日(土)晴れ:ドライ
  • 第7戦決勝:6月15日(日)晴れ:ドライ

 6月14日(土)と15日(日)に岡山国際サーキットで全日本F3の第6戦、第7戦が開催された。第6戦では勝田 貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)が4位、山下 健太(PETRONAS TEAM TOM'S)が5位と今季初めて表彰台を逃す結果となったが、第7戦では山下が開幕戦以来となる今季2勝目。勝田も3位で続き、トムスの2台が表彰台に上った。

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第7戦で優勝した山下健太(中央)と3位に入った勝田貴元(右)

 全日本F3選手権の第3大会(第6戦、第7戦)が6月14日(土)と15日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。

 今大会はスーパーフォーミュラとの併催ではなく、全日本F3がメインレースとしての開催。

 14日(土)は朝から梅雨が明けたかのような好天に恵まれ、午前10時40分の予選開始時には気温28度、路面温度は40度を超える暑さの中で、第6戦、第7戦の予選(共に10分間)が実施された。

 第6戦予選は、セッションスタートの1分ほど前から各車がピットレーンに並び、アタックを開始。僅差で勝田が3番手、山下が4番手で2列目に並ぶこととなった。

 10分間のインターバルの後に行われた第7戦予選では、第6戦予選でわずかなミスがあったという勝田が今度は完璧なアタックを見せ、昨年の最終戦以来、自身F3で3度目となるポールポジションを獲得。山下は3番手となった。

 予選の後、予定よりも5分ほど遅れ、午後4時に開始されたフォーメーションラップに続き、第6戦決勝(18周)のスタートが切られた。

 ポールポジションの松下 信治(HFDP RACING)がやや遅れ、勝田がこれに並びかけたが、逆転には至らず。一方で好スタートを切った山下は、2位を争う勝田と松下の後方でチャンスをうかがったが、3コーナー進入で行き場を失い、コースオフ。11位まで後退してしまった。

 勝田もバトルの中でラインを外し、タイヤに汚れを拾ったために後続の先行を許すことに。再逆転を目指し最後まで攻めたが叶わず4位フィニッシュ。

 山下は4周目までにNクラス車両を全てパスし、7位浮上。更に前走車をかわし、終盤には上位勢よりも速いペースで追い上げ、5位フィニッシュ。開幕以来続いていた山下の連続表彰台記録は途切れてしまった。

 15日(日)も夏のような暑さとなり、午後12時35分にフォーメーションラップが開始された。ここで、予選2番手だった松下が発進出来ず、ピットスタートに。2番手グリッドが空いた状態で第7戦決勝(25周)のスタートが切られた。

 ポールポジションの勝田は順当に首位を守り、2位で追う山下との差を周回ごとに広げて独走態勢に。15周目にはその差は2.7秒まで広がり、勝田の今季初優勝なるかと思われたが、18周目にシフト系のトラブルに見舞われ失速。山下ともう一台にパスされることとなってしまった。

 上位2台が脱落したことで首位に浮上した山下は、そのままトップでチェッカー。開幕戦以来となる今季2勝目を挙げ、ポイントランキングでもトップに立った。

 勝田はトラブルを抱えたままの厳しい後半戦となったが、後続の猛追を凌ぎきり3位でチェッカー。表彰台を獲得した。速さを示しただけに勝田にとっては悔しい3位表彰台となった。

14f3_rd3_2.jpg
山下健太(#36)は第7戦で今季2勝目を挙げ、
ランキング首位に立った
14f3_rd3_3.jpg
第7戦の前半戦独走を見せながらも、
トラブルで3位に終わった勝田貴元(#1)
トヨタモータースポーツニュース

Super Car Race Series

SCR:第6戦岡山決勝 C1は土屋武士/ラム・ユー組が、C2はナオリュウ/佐々木孝太組が優勝

 スーパーカーレースシリーズ第6戦は15日、岡山国際サーキット(1周・3.703km)で決勝を行い、カテゴリーⅠの土屋武士/ラム・ユー組(BuddyClub FIST AMG SLS GT3)が31周・50分34秒901で優勝した。カテゴリーⅡは、ナオリュウ/佐々木孝太組(AGE-AGE-458)が優勝。開幕からの連勝を6と伸ばした。

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 昨日に続き梅雨の晴れ間が広がった岡山国際サーキットで午後1時55分、カテゴリーⅠ・3台、カテゴリーⅡ・5台が参加してローリングラップが始まった。

 スタートを制したのは昨日勝利し、ポールシッターとなった白井剛/青木孝行組(GNET MAKERS ADVAN NISSAN GT-R)の青木。2位には土屋武士/ラム・ユー組(BuddyClub FIST AMG SLS GT3)のユーが付ける。両陣営、スタートドライバーを入れ替え、昨日と逆の展開となった。

 青木はユーより1~2秒速いペース走り、13周目に22秒離したところで、ユーがピットイン。青木は5周多く周回して、全車ラップ遅れにした18周目にピットイン。ユーが1分15秒、青木が1分20秒の規定停止時間でピット作業を行い、ドライバーがそれぞれ土屋、白井に交代した。

 白井は土屋の26秒前でピットアウトするが、アウトラップの関係で19周目には土屋との差が19秒に縮まる。ここから土屋は白井に対して時には2秒以上速いタイムを刻み、ぐいぐいとその差を詰め始める。27周目にはテールトゥノーズとなり、28周目のヘアピンで土屋がインから白井を差し、ついにトップに躍り出た。

 土屋はこのまま50分を走りきり、31周目にトップでゴールした。2位には白井が、3位には阪口良平/ハン・チェン・チェン組(BuddyClub RSTRADA NISMO GT-R GT3)が入った。

 カテゴリーⅡは、昨日とスタートドライバーを入れ替えたナオリュウ/佐々木孝太組(AGE-AGE-458)の佐々木が序盤から2位以下を置き去りにしてレースをリード。大量のマージンを築いて15周目にナオリュウにバトンを渡す。

 ナオリュウは17周目には2位以下に21秒あった差をさらに広げ、最終ラップでは、周回遅れのチームメート草野健(AGE AGE 430ch)を待って、2台ランデブーでチェッカーを受ける演出まで行い、30周をゆうゆうと走って開幕からの連勝を6と伸ばした。

 2位でレースを始めたのは山脇大輔/植田正幸組(炙りや秀苑・シフト997GT3)の植田だったが、4周目には白坂卓也/林学組(Liberty Walk 108 DIRECTION 997 GT3)の白坂が2位に上がる。白坂は13周目に、植田が15周目にピットインし、ドライバーをそれぞれ林、山脇に交代すると、山脇が前に出て2位を奪い返す。林は、19周目には武井真司/堀田誠組(BINGO SPORTS997)の堀田にもパスされ3位に落ちてしまった。

 山脇は、25秒ほどあった3位堀田との差を保ちながら29周を走って2位でゴール。3位には堀田が入った。

 次大会、第7、8戦はスポーツランドSUGOに舞台を移し、7月5~6日に開催される。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA

Super Car Race Series

SCR:第6戦岡山決勝結果

SUPER F3 RACE in OKAYAMA -RIJ- (2014/06/15) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER CAR RACE Round 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
191CⅠ1土屋 武士
ラム・ユー
BuddyClub FIST AMG SLS GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
3150'34.901
281CⅠ2白井 剛
青木 孝行
GNET MAKERS ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
3111.062
392CⅠ3阪口 良平
ハン・チェン・チェン
BuddyClub RSTRADA NISMO GT-R GT3
NISSAN GT-R NISMO GT3
3127.299
470CⅡ1ナオリュウ
佐々木 孝太
AGE-AGE-458
Ferrari 458 challenge
301Lap
577CⅡ2山脇 大輔
植田 正幸
炙りや秀苑・シフト997GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2006
292Laps
69CⅡ3武井 真司
堀田 誠
BINGO SPORTS997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2008
292Laps
75CⅡ4白坂 卓也
林 学
Liberty Walk 108 DIRECTION 997 GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2006
283Laps
8*69CⅡ5草野 健AGE AGE 430ch
Ferrari F430 challenge
283Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
  • Fastest Lap(C1): CarNo.92 坂口良平 1'32.772 (16/31) 143.772km/h
  • Fastest Lap(C2): CarNo.70 佐々木孝太 1'36.235 (2/30) 138.523km/h
  • CarNo.69は、2014 SCR第2章第29条3.(後退ギアの使用)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

Japanese F3

JF3:第6戦岡山決勝記者会見 各クラストップ3のコメント

優勝 佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)
f3_r06_r_pc-sasaki  「ここまで後方のスタートが多かったんすが今日は2番手で、絶好のチャンスなのでスタートに賭けていました。松下選手もスタートが良かったんですが遅れたときに、1コーナーで前に出ることができました。岡山は抜きづらいコースなのでそこからはミスしなければ勝てると思い、自分の走りに集中しました。ここまで自分のドライビングなり、クルマのセッティングの方向性なりで、理解するのに時間がかかってしまいました。徐々に良くなっていますが、予選の一発では負けてしまっているので、次回に向けて見つめ直さなければならない部分はあると思います。次回は予選でも1位を取って、完全優勝をしたいです。でも総合優勝は初めてなのでうれしいですし、ほっとしています」
決勝2位 松下信治(HFDP RACING F312)
f3_r06_r_pc-matsushita  「最大の敗因はスタートでした。信号が消えて動き出すタイミングはいつもの通りでしたが、ホイールスピンして、佐々木選手に1コーナーで前に行かれてしまいました。そこからはペースが上げられずに1秒7くらい離されてしまい、抜きづらいというのもありますが、最後のチャンスでも、追いつききれずに終わってしまいました。あしたは25周でフロントローなので、スタートをきちっと決めて優勝したいと思います」
決勝3位 高星明誠(B-MAX NDDP F312)
f3_r06_r_pc-takaboshi  「予選で失敗したのが残念でした。セットの面でもドライビングの面でもミスしてしまいました。5位からのスタートでしたが表彰台に立ちたい気持ちはありました。(予選6位の)髙橋翼選手のスタートが良くて付いていったんですが、1周目の1コーナーとアットウッドで波乱があって、それに詰まっていた勝田選手をヘアピンで抜くことができました。そのあとは勝田選手を離せるように、ファステストを狙えるように走りました。中盤以降はリアタイヤがきつくて勝田選手に追いつかれましたが、あすはそういう所を改善できたらいいと思います」
Nクラス優勝 小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)
f3_r06_r_pc-koizumi  「大好きな大樹(佐々木)と一緒に記者会見をすることができてうれしいです。予選が2番手だったので正直終わったなと思いました。でも、スタートをきちっと決めれば、ペースには自信があるのでいけるかなと思いました。前回のもてぎの裁定は納得いってないので、今日はきっちり勝ちたいと思っていました。あしたもスタートを決め、落ち着いたレースをして勝ちたいです」
Nクラス決勝2位 久保凛太郎(ル・ボーセ)
f3_r06_r_pc-kubo  「予選でポールを取れて行けるかなと思っていましたが、スタートで失敗し、1コーナーを2番手で入りました。Cクラスが追い上げてきたりして、ついていけるペースで走れなかったです。あしたは、いまのままだと逃げられてしまうのでセットを見直そうと思います」
Nクラス決勝3位 湯澤翔平(KCMG F308)
f3_r06_r_pc-yuzawa  「スタートはうまく決まりましたが、順位を上げることはできませんでした。クルマはオーバーステア気味だったので、前半でペースが上げられずに離されてしまい、後半はタイヤがずるずるになりました。セクター1,2の高速コーナーがブラインド気味で、面白くて好きなので、ここは得意なコースです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第6戦岡山決勝 佐々木大樹が初の総合優勝、Nクラスは小泉洋史が今季2勝目

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 2014年全日本F3選手権シリーズ第6戦は14日、岡山国際サーキット(1周・3.703km)で決勝を行い、佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)が18周・26分10秒133で初優勝を飾った。Nクラスは小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が優勝した。

 夕刻が近づくにつれサーキット上空は薄雲に覆われたもの、蒸し暑い中で午後4時、フォーメーションラップが始まった。

 素晴らしいスタートを決めたのは予選2位の佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)。ポールシッターの松下信治(HFDP RACING F312)は1コーナーで2位に落ちた。予選6位の髙橋翼(HFDP RACING F312)は1コーナーで、予選4位の山下健太(PETRONAS TOM'S F312)もアットウッドカーブでコースアウトと波乱のオープニングラップを終えると、1周を終わった時点で高星明誠(B-MAX NDDP F312)が3位に上がってきた。

 トップ佐々木と2位の松下は1秒強の差を保ちながらレースは推移。3位の高星は、4位の勝田貴元(PETRONAS TOM'S F312)への防戦一方で3位以下は徐々に遅れ始める。

 10周目に佐々木が松下を1秒7離したあたりから、松下がスパート。終盤には1秒差まで迫ったが、抜き所のない岡山では佐々木を攻略することができず、18周を走って佐々木が逃げ切り、自身初のF3での総合優勝を飾った。2位には松下が、3位には勝田の追撃を振り切った高星が入った。

 Nクラスは予選2位の小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が好スタート。クラスポールの久保凛太郎(CG ROBOル・ボーセF308)の横をすり抜け1コーナーでトップに立つ。その後も小泉は、徐々に2位以下との差を広げ、久保を7秒5ちぎって今季2勝目を独走で飾った。2位には久保が、3位には湯澤翔平(KCMG F308)が入った。

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 第7戦決勝は明日15日、午後12時35分より25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第6戦岡山決勝結果

SUPER F3 RACE in OKAYAMA -RIJ- (2014/06/14) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
1231佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311826'10.133
272松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D180.881
3223高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31186.687
414勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31187.689
5365山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311815.329
626清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011825.713
7387ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311826.221
888高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1829.627
96N1小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1844.952
1062N2久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1852.463
1119N3湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1855.613
1228N4山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE181'03.837
1330N5ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE181'15.147
143N6三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE181'19.630
15139吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31181'27.930
---- 以上規定周回数(16Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.23 佐々木大樹(B-MAX NDDP F312) 1'26.211 (3/18) 154.630km/h

Japanese F3

JF3:第6戦岡山公式予選 松下信治が4連続PP、Nクラスは久保凛太郎がPP

 2014年全日本F3選手権シリーズ第6戦は14日、岡山国際サーキット(1周・3.703km)で公式予選を行い、総合で松下信治(HFDP RACING F312)が、Nクラスで久保凛太郎(CG ROBOTル・ボーセ)がポールポジションを獲得した。

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 岡山国際サーキットは早朝から梅雨の晴れ間が広がり快晴。公式予選は午前10時40分より10分間で行われた。

 予選序盤からトップに立ったのは1分24秒835で松下信治(HFDP RACING F312)。2位には1分24秒591で勝田貴元(PETRONAS TOM'S F312)が付ける。

 この後、松下はタイムを1分24秒433まで縮めポールポジションを獲得。2位には1分24秒540で佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)が上がり、タイムアップできなかった勝田3位に落ちた。

 Nクラスは序盤、小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)のリードで予選が始まったが、1分27秒028で久保凛太郎(CG ROBOTル・ボーセ)が逆転しポールポジション。小泉は2位に落ち、3位には湯澤翔平(KCMG F308)と続いた。

 第6戦決勝は本日14日、午後3時55分より18周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第6戦岡山公式予選結果

SUPER F3 RACE in OKAYAMA -RIJ- (2014/06/14) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/hLap
171松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'24.433--157.8864/4
2232佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'24.540 0.107 0.107157.6864/5
313勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'24.591 0.158 0.051157.5914/6
4364山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'24.652 0.219 0.061157.4785/6
5225高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'24.827 0.394 0.175157.1535/5
686高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'25.214 0.781 0.387156.4394/4
7387ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'25.234 0.801 0.020156.4027/7
828清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011'25.402 0.969 0.168156.0955/6
962N1久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'27.028 2.595 1.626153.1784/5
106N2小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'27.258 2.825 0.230152.7754/5
1119N3湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'27.310 2.877 0.052152.6845/6
1228N4山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'28.191 3.758 0.881151.1583/7
133N5三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'28.260 3.827 0.069151.0404/5
1430N6ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'28.537 4.104 0.277150.5684/5
15139吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'28.749 4.316 0.212150.2083/3

D1 GRAND PRIX

D1:第6戦お台場 単走は内海彰乃、総合優勝は川畑真人、追走バトルは古口美範、シリーズチャンピオン川畑真人! (D1 Corp.)

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 株式会社D1コーポレーション(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木賢志)は、11月9日(土)~10(日)の2日間、「TOKYO DRIFT in ODAIBA」をお台場・特設コース(東京都江東区青海)で開催した。

 今大会で6年連続の開催となったお台場大会。11月9日(土)のグランツーリスモD1グランプリシリーズ第6戦には6,406人、また翌10日(日)のエキジビションマッチ「2013 D1 ワールドチャンピオンズ」には6,691人の観衆が訪れ会場は賑わった。

 9日(土)のシリーズ最終戦となる第6戦では午前中の単走決勝で、内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)が高い車速からマシンを鋭く振ってみせ100.12をマークし、昨年のお台場大会に続いて単走優勝2連覇を果たした。

 また同日午後に行われた追走では、午前中単走優勝を決めた内海彰乃 vs シリーズランキングトップの川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)が決勝で対戦。1本目、準決勝でマシンを破損させてしまった内海であったが、川畑のシフトミスでアドバンテージを獲得。しかし2本目、内海は本来の走りができずミスをしてしまい川畑が逆転勝ち。川畑が総合優勝を飾った。

 さらに、混戦をみせていたシリーズ争いは、単走優勝・総合優勝とも川畑真人が制した。

 10日(日)のエキジビションマッチ2013 D1ワールドチャンピオンズ「D1 Quick 24」では、日本の歴代チャンピオンや優勝経験者、今季の上位選手に加えて、タイ、インドネシア、ロシアのトップ選手が参戦しハイレベルな追走バトルが展開された。実力のある選手たちの戦いであったが、この日はクラッシュやマシントラブルで次々と敗退。そんな中、決勝には勝ち進んだのは、過去のお台場大会エキジビションで決勝進出率が高い、時田雅義 (GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee ★ R) と 古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)。1本目、時田はキレのあるいい走りをみせるも、古口がきれいに接近ドリフトを決めて古口がアドバンテージを獲得。続く2本目は先行の古口のインを時田が狙ったがプッシュしてしまい、2台ともクラッシュ。これにより古口の優勝が決まった。

~D1GPシリーズ第6戦~
【11月8日(金)天候:曇り 路面:ドライ】
■予選
予選トップは田中省己(TAKA Neostyle D-MAX with TOYO TIRES)

 最終戦の舞台となったお台場特設コースは、右回りながら一度逆振りを入れてから審査席前へ飛び込むという新しいレイアウトで行われた。DOSSの得点で配点が大きいのは、振り出しの区間と、その次の審査席前への飛び込みの区間だ。しかしこの2つの区間とも高得点をマークするのは難しく苦戦する選手が多く見受けられた。さらに審判員による加減点は、鋭い振り返しや、振り返し後にいち早くアクセルを踏んで旋回していった選手には加点され、逆に審査席前でラインが小さくなったり、最初の振り返しで真っ直ぐに飛ばしてしまった選手は減点となった。

 この日、練習ではいい走りをしていた熊久保信重(BEAST EYEチームオレンジ with YUKE'S)は1本目は得点が伸びす、2本目もスポンジバリアにテールを引っ掛けるというミスで敗退。また、高得点を獲得する走りを見つけられなかった谷口信輝(HKS)、2戦ぶりの登場となった野村謙(URAS BRIDE FALKEN DRIFT with BLITZ nichiei)もエンジン不調でまともにドリフトができず予選敗退となった。

 2012年D1SLシリーズ2位だった寺町邦彦(GOODYEAR RACING with ORIGIN Labo.)は、予定していた本番車のトラブルで今回は2012年のD1SLマシンを持ち込み、予選を4位で通過した。ロシア選手権チャンピオンのチフチャン(Primring Russia)は、振り出しも減速、アクセルワークともにメリハリのある走りで3位通過を果たした。

 そしてキレのある振り返しと大きな角度、そこからのアクセルワークなど、レベルの高い走りを見せて98.66をマークした田中省己(TAKA Neostyle D-MAX with TOYO TIRES)が予選トップ通過を果たした。

【11月9日(土)天候:曇り 路面:ドライ】
■単走決勝
内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)はお台場大会単走2連勝

 本戦日の天候は曇り。気温は前日の予選日より低く、ややタイヤのグリップに気を使う状態だった。午前中に行われた単走決勝は、前日の予選を通過した8名と予選免除選手であるシリーズランキング上位16名の計24名が、3グループに分かれて出走した。

 最初のCグループでは、 前日いい走りをしていた手塚強(GOODYEAR Racing BNR34 with Bee★R)がいきなりクラッシュし、織戸学(DRIVE M7 MAX ORIDO RACING)も 1本目にクラッシュして走行不能となり敗退した。しかし、前日予選をトップ通過した田中省己(TAKA Neostyle D-MAX with TOYO TIRES)は、この日も好調で、1本目に98.27を出し、このグループのトップに立つ。

 次のグループでは内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)が高い車速から鋭い振りを見せ、アクセルを存分に踏み込みながらアウトいっぱいのラインをかけぬけて、100.12の高得点をマークした。 またインドネシアから参戦のアマンディオ(WEDRIFTEAM)は98点台後半を出すが、内海には及ばない。

 そして、シリーズチャンピオン争いをする川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)、末永直登(YUKE'Sチームオレンジ with BEAST EYE)、斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS)らを含む Aグループの走行となった。その中で最初に走った斎藤は1本目にテールをヒット。2本目もキレのある走りができず、単走敗退。ここでチャンピオン争いから脱落する。ここまででランキング2位の末永(直)は1本目に堅実な走りで98点台をマークしてトーナメント進出を確実にする。同首位の川畑は1本目が95点台と芳しくなく、2本目に進入でアウトに流され、クラッシュしてしまうが、1本目の点数でかろうじてベスト16に入った。 これにより、昨年も最終戦お台場で勝利した内海が単走決勝を決め、お台場大会単走2連覇を果たした。

 尚、単走シリーズチャンピオンは川畑が獲得した。

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内海彰乃選手コメント
 今回トラブルが多く、走りの組み立てが朝のウォーミングアップまでずれ込みましたが、 自分の思う攻めの走りが最後の最後にできました。1本目から意識して攻めたところ、いい点(100.12)が出たので、2本目は追走を意識した進入をし、98点台の得点が出ました。 追走に向けて「まずまず戦えるかな」というところで走りの組み立てが終わった感じでした。
■追走トーナメント
(天候:曇り 路面:ドライ) 川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)
2013年シリーズチャンピオン決定! 総合優勝も獲得

 午後に行われた追走トーナメント。ここまでシリーズランキング4位の佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS) 、同5位の松川和也(Team UP GARAGE with DRoo-P)、同6位上野高広(TEAM VERTEX)、同7位日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)、同8位横井昌志(D-MAX)までシリーズチャンピオンの可能性が残っていたが、ベスト16でランキング2位の末永直登(YUKE'Sチームオレンジwith BEAST EYE)が寺町邦彦(GOODYEAR RACING with ORIGIN Labo.)に勝った時点で、タイトル争いは末永(直)、川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)の2人に絞られた。そして川畑も田中省己(TAKA Neostyle D-MAX with TOYO TIRES )に勝ち、ベスト8に進出した。

 ベスト8のアマンディオ(WEDRIFTEAM)vs チフチャン(Primring Russia)の海外選手対戦では、アマンディオを相手に猛烈な振り出しを見せたチフチャンだったが、審査区間の後半でスピンをしてしまいアドバンテージはとれず、敗退。また末永(直)、川畑はそれぞれベスト8でも勝利し、準決勝に進出した。

 準決勝での末永(直)の対戦相手は午前中単走優勝の内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)だった。この日の内海のスピードは際立っていた。ベスト16、ベスト8で対戦した高橋邦明(GOODYEAR Racing with Kunny'z) も佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)もスピードで圧倒されていた。そして準決勝1本目、内海がハイスピードで先行し、末永(直)はインに飛び込むことができず、内海にアドバンテージ。そして2本目、内海は末永(直)に必死に追尾したが、末永(直)がハーフスピンから戻ってきたところで接触、内海が乗り上げる形になってジャンプ。内海は勝ったもののマシンを大きく破損させてしまう。

 一方、川畑 vs アマンディオの対戦は、再戦で川畑がアマンディオをスピードで上まわり、勝利。この時点で川畑のシリーズチャンピオンが決まった。尚、3位決定戦は末永(直)がアマンディオのインをきっちり差して勝った。

 決勝までに内海はなんとかマシンを修復し、走れる状態にはなったが、不具合は残っていた。内海先行の1本目は川畑が加速区間でシフトミスをし、内海にアドバンテージがついたものの、2本目は内海が川畑に接触してドリフトが大きく戻り、川畑が逆転勝ち。川畑はシリーズチャンピオンに続いてラウンド総合優勝も決めた。

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第6戦総合優勝【川畑真人選手コメント】
 ベスト16の田中(省)選手の対戦の時は「ちょっと嫌だな」という気持ちと、スタート前の緊張をなんとかほぐそうとしていました。負けるかもしれないという思いがありましたがここで負けた時点で終わりなので、勝てばその先楽になるかなという思いで、こらえました。決勝は、1本目にスタートでシフトミスをし、内海選手においていかれてしまったので、「これはやっちゃったなぁ」と思ったのですが、自分が先行の時ベストの走りができた上、内海選手のマシンの調子が悪いこともあって勝つことができました。最後まで諦めず走りきれた結果だなと思います。
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シリーズ総合優勝【川畑真人選手コメント】
 前のシーズンはよくない状態で最後、シリーズ争いをして、このお台場で取りこぼしてしまったというとても悔いの残る年になってしまったので、今年は取りこぼしがないように一つ一つ大事に戦って行こうと心に決めて、やってきました。仲間の力を借りて、とにかく練習、練習の日々で、技術力を上げてきました。その中で今回シリーズチャピオンをとることができて、とにかく嬉しいです。 トーヨータイヤ様をはじめ、 たくさんのスポンサー企業様の応援もあり、なんとかここまでくることができました。またファンの皆様にも、とにかくいいものを見せたいという気持ちで走っていたのが伝わったのかなという思いもあり、最後優勝で締めくくることができて、とても満足しています。また来シーズンもいい走りができるように頑張って参りますので、 応援宜しくお願いします。ありがとうございました。
~2013 D1ワールドチャンピオンズ「D1 Quick 24」~
【11月10 日(日)天候:曇り 路面:ドライ】
相性のいいお台場特設会場で古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN))が勝利!
■ブロック戦

 10日には日本の歴代チャンピオンや優勝経験者、今季の上位選手に加えて、タイ、インドネシア、ロシアのトップ選手が参加する追走主体のエキシビションマッチ 2013 D1 ワールドチャンピオンズ「D1 Quick 24」が開催された。

 この競技は、ABC 3つのブロック6つのラダーに分かれて追走トーナメントを行い、その勝者は8名で行われる最終決戦「追走 Final8」に進出できる。また、ブロック追走で敗れた選手の中で単走による敗者復活DOSSバトルが行われ、その上位2名も追走Final8に進出できる。なお、織戸学(DRIVE M7 MAX ORIDO RACING)が前日のクラッシュにより出走できなくなったため、代わりに前日の上位選手として寺町邦彦(GOODYEAR RACING with ORIGIN Labo.)が出走した。

 Aブロックのa-1トーナメントは、高橋邦明(GOODYEAR Racing with Kunny'z)との対決を破って勝ち上がった寺町を、川畑真人がスピードで圧倒し勝ち上がった。a-2トーナメントでは、日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)との対戦でステアリング系にダメージを負っていた手塚強(GOODYEAR Racing BNR34 with Bee★R)が、上野高広(TEAM VERTEX)との決勝でガードレールに大クラッシュ。上野が勝ち上がった。

 Bブロックのb-1トーナメントでは、タイのエス(WL)が末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)を、インドネシアのアマンディオ(WEDRIFTEAM)が内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)を倒して決勝で対決。アマンディオが低速区間でミスをしてエスが勝ち上がった。b-2トーナメントでは、エンジントラブルで松川和也(Team UP GARAGE with DRoo-P)が出走できず、野村謙(URAS BRIDE FALKEN DRIFT with BLITZ nichiei)が1回戦を不戦勝。決勝で熊久保信重(BEAST EYE チームオレンジ with YUKE'S)と対戦したが、熊久保が後追い時にミスをしたため野村が勝ち上がった。

 Cブロックのc-1トーナメントではデー(PTT PERFORMA DRIFT TEAM)のクラッシュで勝った斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS)と、今村陽一(nichiei エコバーン with FALKEN)のエンジントラブルによるリタイヤで不戦勝した時田雅義(GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R)が対戦。斎藤は時田をプッシュしてしまい、時田が勝ち上がった。c-2トーナメントでは佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)のマシントラブルによるリタイヤで不戦勝した三木竜二(Guild AMW with LFW)と、末永正雄(RE 雨宮 SUNOCO with YOKOHAMA)を相手にきれいな追走を見せた古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)が対戦。古口は三木を相手にマシンギリギリに迫る後追いを見せて勝ち上がった。

■敗者復活DOSSバトル

 敗者復活DOSSバトルは、ブロック追走で敗退した選手たちがDOSSを使った単走審査で得点を争い、上位2名が「追走 Final8」に進出することができる。しかしブロック追走の敗者18名のうち、4名はマシンが出走不能なので、実質的に14名で争われた。

 寺町、谷口信輝(HKS)、日比野らが95?97点という得点で争っていたところに、高い車速ときれいなライン、そしてアクセル全開度の高い完成された走りを見せたアマンディオが98.36をマークし、トップに立つ。

 前日の第6戦単走優勝の内海はテールをスポンジバリアに引っ掛けてクラッシュしてしまい敗退。エンジン換装して登場した松川は振り出しでスピンをし、点数が出なかった。一方、綺麗な振りから、ラインをきっちりトレースした走りを見せた熊久保は97.76マークし、2位に入る。斎藤はすごい角度でマシンの振りを見せたが熊久保の点には及ばず、アマンディオが1位、熊久保が2位でFinal8追走進出を決めた。

■Final8追走

 ベスト8ではアマンディオと川畑が対戦。1本目にアマンディオが接近ドリフトでアドバンテージをとると、川畑はそれ以上の接近ドリフトを試みたが、ヘアピンでアマンディオをプッシュしてしまいアマンディオの勝ちとなった。野村 vs 時田は、まだクルマが煮詰まっていない野村のミスで時田が勝った。上野 vs 熊久保は熊久保が振り出しでテールをヒットし敗北。上野が勝った。エス vs 古口は両者ミスがあったものの、より大きいミスをしたエスが敗れた。

 準決勝の前、アマンディオはラジエターが破損し、液漏れを起こしたため出走できず、時田は不戦勝で決勝進出を決めた。上野 vs 古口の対決では、2本とも上野のラインが小さくなってしまい、 古口が勝った。なお3位決定戦もアマンディオは出走できなかったため、不戦勝で上野の3位が決まった。

 決勝は時田 vs 古口。2人ともお台場でのエキジビションマッチで非常に決勝進出率が高いドライバーだ。 1 本目は時田が先行。時田はキレのあるいい走りを見せたが、古口がきれいにマシンを合わせドリフトを決めてアドバンテージを獲得する。2本目は古口が先行。時田も古口のインを狙うが、進入で古口をプッシュしてしまい、2台ともクラッシュ。これにより古口の優勝が決まった。

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古口美範選手コメント
 今年は開幕戦で優勝して前半はよかったのですが、その後エンジントラブルなどもあり、うまく走れない時期がありました。うちのチームは指示がすごく的確で、 その指示を自分が履き違えることが多かったので、そういうところを少なくしようと思って、 話し合い、 理解することに意識しました。 チームのほうも自分がわからないことがないように、わかりやすく説明してくれたので、 今回の優勝はチームのおかげですね。

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D1コーポレーション

スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿 マウンテンインテグラ、エーワン地元鈴鹿で有終の美飾れず (A-ONE)

 9月21~9月22日、2013スーパー耐久シリーズ第6戦が三重県・鈴鹿サーキットで開催されました。#73 mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5 鈴木・山崎・森組は、ST4クラスにおいて、第1レースはリタイヤ、第2レースは12位、第3レース10位という結果となりました。

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■レース概要
  • 大会名 スーパー耐久シリーズ第6戦 スーパー耐久 鈴鹿
  • 日時 2013年9月21日(土),9月22日(日)
  • 場所 鈴鹿サーキット(三重県)
  • 入場者数 9月21日(土)10,000人/9月22日(日)20,500人
■レース結果概要
  • 車名 #73号車 mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
  • ドライバー A:鈴木 陽 B:山崎 学 C:森 国形
  • 予選 ST4 A-Dr.9位、B-Dr.8位、A/B総合10位(14台中)
  • 決勝 ST4 第1レースR、第2レース12位、第3レース10位(14台中)
レースに向けて

 第6戦の舞台となるのは三重にある鈴鹿サーキットです。このサーキットは世界的にも評価の高いハイスピードかつテクニカルなレイアウトを持ち、シリーズ最長一の全長一5.8kmを誇るサーキットです。

 #73 mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5は、今回の鈴鹿に向け、mountainブレーキディスクの改良品に加え、新たな足回りの投入に踏み切りました。

9月20日 公式練習 第1回

 今回の公式練習では、山崎選手 ⇒ 鈴木選手 ⇒ 森選手の順で、各セッションをフルに1時間使うスケジュールとしました。

 9:00から開始された専有走行1回目、山崎選手がセットアップの為にコースイン。ピットアウト、インを繰り返し、今回投入した新しい足周りのセットを変更していきます。セッション終盤には、フレッシュタイヤを履いてアタックしますが、思いの外タイムが伸びません。タイヤの摩耗も良くない状況でした。

9月20日 公式練習 第2回

 続いて11:30からの専有走行2回目は、鈴木選手がステアリングを握ります。新しい足回りに懸念を持ち、一旦岡山までの足に戻しての走行となります。しかし、マシンバランスが全く合っておらず、直進性も不安定。ターンインでは車が全く応答せず、車の向きが変わり出すと、デフが急激に効く状況の為、ピットに戻ります。

 とりあえずフロントのダンパーを調整して再度コースイン。初期の応答は少し良く、デフの急激な効きも気持ちマイルドになりましたが、旋回中のタイヤのたわみ感も大きく、剛性感が無い感じの為、再びピットに戻り、ダンパーセットを元に戻すこととしました。

 セッション終了後、原因を調べたところ、1回目の走行時から山崎選手も感じていたデフが原因で、2回目のセッションでは、ロック状態だったことが判明。インターバルを利用してデフの交換を行ないました。

9月20日 公式練習 第3回

 2回目と3回目のインターバルでデフ交換するとともに、もう一度新しい足回りをトライすることとしました。最初のセッションもデフがハンドリングに影響していた可能性が高いと判断した為です。

 14:35から開始された3本目の走行。予定を変更し、再び山崎選手がステアリングを握り、バランスの確認を行います。全開、クリアラップとはいえないアタックでしたが、ハンドリングは大幅向上。今までのアンダーステアな特性がなくなり、今シーズン一番のマシンバランスにまで向上していることが確認できました。

 続いて森選手にバトンタッチ、順調に周回を重ねます。そしてセッション終了間際に、マシンの状態を確認できていない鈴木選手に交代をする予定でしたが、残り5分で痛恨の赤旗中断。結局セッションはそのまま終了し、走行することができませんでした。

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9月21日 公式予選
Aドライバー予選(2グループ:10:10~10:25)

 10:10 から15分間のA ドライバー予選2グループがスタートしました。#73 mountainインテグラは#13 ENDLESS 86の後方でアタックを開始します。新しい足回りでの感触を掴めないまま予選に臨んだ鈴木選手は、予選中にマシンの感触を掴みながらのアタックとなりましたが、#13 ENDLESS 86 が思いの外ペースが上がらず詰まってしまいました。さらに2 周目には赤旗中断となりアタックは中止。

 決勝に向けてタイヤを温存したい鈴木選手は、予選再開後のアタックを1周のみとし、#333 オートバックスFN2の後方でアタックを開始します。しかしデグナーの入口で4速に入らず一瞬失速。ここでのタイムロスが響きクラス9位で予選を終えました。

Bドライバー予選(2グループ:10:50~11:05)

 10:50 からBドライバー予選2グループがスタートし、山崎選手がコースイン。山崎選手も決勝に向けてタイヤを温存する作戦で、アタックは2周とします。2回のアタックともに、先行する#116 W.S.ENGINEERING S2000 との間隔が広く、スリップを上手く使えませんでしたが、大きなミスなくまとめ、クラス8 位で予選を終えました。

 A/Bドライバー予選のベストタイム合算により決定される総合結果は10 位となりました。

 決勝グリッドは、第1レースがBドライバー予選結果、第2レースがA ドライバー予選結果、第3レースがA/B 合算タイムの順位で決まるため、それぞれ8番手、9番手、10番手からのスタートとなりました。

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9 月21日 決勝第1レース

 今回の決勝は、通常の耐久とは異なり、40分間のスプリントレースを3レース行ない、各レースでのドライバー交代、タイヤ交換義務はありません。午前中の予選後、WTCCの練習走行とピットウォークを挟み、14:10より行なわれた決勝第1レースには、鈴木選手が出走することになりました。

 8番手からのスタートした鈴木選手でしたが、1コーナーで4速が抜けてしまい、#333 オートバックスFN2と#58 ウィンマックスDC5 に先行を許してしまいます。その後は前方の集団に喰らいついていくものの、4速に入りづらい症状に苦しみ、ペースは鈍ります。

 そして5周目に入ったところで異変が発生。白煙を上げた#73 mountainインテグラは、スプーンでマシンをストップさせ、そのままリタイヤとなってしまいました。

 レース後、マシンを回収して調べたところ、ヘッドカバーにクラックが入り、そこからオイルが漏れていました。幸いエンジン本体にはダメージはありませんでしたが、明日の決勝に向けてマシンを修理することとなりました。

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9月22日 決勝第2レース

 メカニック達の迅速な作業のお陰でマシンは無事修復され、日曜朝のフリー走行で問題が無いことを確認できた為、決勝第2レースは、森選手が出走することとなりました。

 9番手からスタートした森選手でしたが、1コーナーで#49 ADFSアバルトと#13 ENDLESS 86 にかわされ、1周目の最終コーナーでは#95 リジカラS2000にもかわされてしまいます。

 マシンのハンドリングが芳しくなく、ペース上がらない様子です。6周目のS字コーナーで#18 浅野自動車86にかわされポジションダウン。11周目の130Rでは、ドライビングスルーペナルティを受け、後退していた#116 W.S.ENGINEERING S2000にもかわされてしまいます。レース終盤は、U/S強くギヤも渋い状態の中、森選手は懸命にドライブを続け、12位でゴールを果しました。

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9 月22 日 決勝第3 レース

 ピットウォークを挟み、12:35から行なわれた決勝第3レースには、山崎選手が出走。

 10番手スタートでしたが、 コーナーで#333 オートバックスFN をパスし9番手に浮上します。その勢いで前方#13 ENDLESS 86 もヘアピン立ち上がりで捕らえますが、その後 のスプーン入口で3速に入らず、再び#13 ENDLESS 86 にかわされます。しかし、ストレ ートスピードに勝る#73 mountain インテグラは、西ストレートで再び#13 ENDLESS 86 をパスすることに成功、8番手にポジションをアップします。

 約1秒前方の#93 SKR S2000に徐々に差を広げられていくなか、後方からはペースに勝る#95 リジカラS2000が迫ってきており、3周目のダンロップコーナーでポジションを明け渡してしまいます。

 その後レースは膠着状態となり、9番手を走行していた#73 mountain インテグラでしたが、16周目のダンロップコーナーで#13 ENDLESS 86 に三度かわされた直後、デグナーの進入でミッションがブローアップ。残りは1周半、山崎選手は5速ホールドのまま懸命にドライブを続け、なんとか入賞圏内である10位を守りきり、ゴールを果しました。

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レース後のコメント
鈴木選手コメント
 私にとってはS耐3年目という節目のシーズンであり、これまで以上に結果にこだわって挑んで参りましたが、歯車が噛み合わないレースが続き、今回の鈴鹿も力を発揮する間もなく、あっという間にレースが終わり、悔しい気持ちでいっぱいです。しかし今シーズンを振り返ってみると、チームメイトに経験豊富な山崎選手を新たに迎え、確実にチームのポテンシャルはアップしていましたし、山崎選手の経験から自分も格段に成長一できたシーズンでもありました。最終的に結果に結びつけることはできませんでしたが、1年間参戦できたのも、西岡可鍛工業様、VBOXJAPAN様、岩谷産業様、モノコレ様を始め、協賛頂きました全て企業様、チームエーワンの皆様、そして共に戦ってくださった山崎選手、森選手、中村選手のお陰であり大変感謝しております。この場をお借りして皆様には御礼申し上げます。
山崎選手コメント
 全てが噛み合わないレースでした。残念の一言に尽きます。良くなる兆しが見えかけていただけに、受け入れがたい結果となりました。今シーズンは、準備が整わないまま開幕を迎え、結果マシンのセットアップを煮詰められないままシーズンが終わってしまいました。#73 は慢性的な資金不足で、テストも出来ないような状況の中、鈴鹿ラウンドまで参戦できたのは、一重にチームのお陰です。本当にありがとうございました。悔しい気持ち、感謝の気持ち、色々な想いがあります。来シーズン参戦するならば、この経験を踏まえ、しっかりと準備をして挑みたいと思います。
大河原監督のコメント
 ホームコースである鈴鹿で最高の結果を期待しましたが、結果には結びつけることができず、残念の一言です。今シーズンはなかなか持てるポテンシャルを発揮できず、厳しい内容となりましたが、大きな事故もなく、シーズンを終えられたことには安堵しています。またシーズンを通して、変わらずご支援頂きました関係者の皆様に感謝致します。今後とも、チームエーワンを宜しくお願い致します。ありがとうございました。
A-ONE Press Release

スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿 BRP☆HYPER ECU C72 制動屋J’Sフィット、地元鈴鹿でST5クラスシリーズチャンピンを獲得! (BRP)

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st_r05_brp-01.jpg  Birth Racing Project【BRP】は2013年10月21日~22日に鈴鹿サーキットで開催されたWTCCとの併催レース「スーパー耐久シリーズ第6戦 鈴鹿」において、公式予選でポールポジションを獲得、チーム代表兼Aドライバーの奥村選手の第2レースで、最終戦を残して地元鈴鹿でシリーズチャンピオンを獲得し、更に第3レースでは古宮選手がポールトゥウインの快勝で鈴鹿戦を終える。

【10月20日(金)公式フリー】天候:晴れ 路面:DRY

st_r05_brp-03.jpg  鈴鹿戦は40分スプリントレース(ドライバー交代・タイヤ交換無し)が3レースというS耐としては変則的なレースとなりました。チームとしても初めての完全なスプリントレースとなり、金曜日の公式フリー走行で積極的に走り込み、セットアップを進めていきますが、ライバルチームとのタイム差は僅差で明日の予選も接戦が予想され、緊迫したレースウィークが始まりました。

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【10月21日(土) 公式予選】天候:晴れ 路面:DRY

st_r05_brp-05.jpg  快晴の土曜日の公式予選がいよいよ開始です。

 Aドライバー奥村選手からアタックを開始しますが、予選開始直後にクラッシュによる赤旗中断があり、岡山戦に続きまたもや集中力を切らせるような、流れの悪い状態となりますが、再び気持ちを切り替えて予選再開後アタックを開始します。しかしクリアラップが確保できない状態で、奥村選手は不本意ながらクラス3番手で予選を終えました。続くBドライバーの古宮選手も果敢にアタックをしますが、惜しくもクラス2位で予選を終えました。A・B合算タイムで見事ポールポジションを獲得してチームの総合力でシリーズチャンピオン獲得に向けて貴重な1ポイントを獲得し、Cドライバーの駒木選手も確実に予選を走り抜きクラス1位で予選を終えました。

【第6戦鈴鹿ST5クラス予選結果】
  • Aドライバー:奥村 浩一 コース:ドライ タイヤ:スリック 2’35.860 クラス3位
  • Bドライバー:古宮 正信 コース:ドライ タイヤ:スリック 2’34.921 クラス2位
  • Cドライバー:駒木 孝有 コース:ドライ タイヤ:スリック 2’35.810 クラス1位
【10月21日(土)第1レース決勝】天候:晴れ 路面:DRY

 公式予選終了後まもなくして、慌ただしく第1レースが始まりました。第1レースはCドライバー駒木選手が担当して、ポールポジションからスタートします。スタート直後から後続のライバルに先行を許し、混戦のままオープニングラップを終えて周回を重ねますが、数週後シケインでGT3車両との接触があり更にポジションを後退させます。その後は安定して周回を重ねますが、クラス4位で第1レースを終えました。

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【10月22日(日)第2レース決勝】天候:晴れ 路面:DRY

st_r05_brp-07.jpg  第2レースはチーム代表兼Aドライバーの奥村選手が3番グリッドからスタートしました。

 スタート直後から抜きつ抜かれつの接戦で周回しますが、3周目には首位に立ちこのまま逃げ切り体制でペースを上げますが、ライバルの36号車もレースラップを上げてきて、双方共に予選タイムを凌ぐハイスピードで周回をしていきますが、レース中盤で奥村のフロントタイヤは悲鳴を上げて徐々に失速し、36号車に先行を許し、そのままクラス2位で第2レースを終えましたが、この第2レースの結果をもって、最終戦を残して2013年スーパー耐久シリーズST5クラスシリーズチャンピオンの獲得が決定しました。

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【10月22日(日)第3レース決勝】天候:晴れ 路面:DRY

 第3レースは古宮選手が晴れて2013年チャンピオンとしてポールポジションからスタートしました。

 レース序盤から終盤まで終始、レースLAPをコントロールしタイヤセーブして、11周目に多重クラッシュが発生しましたが、巻き込まれる事も無く完璧なレース運びで、第3レースをポールトゥウインで終え、シリーズチャンピオン獲得に花を添えました。

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【コメント】
チーム代表兼ドライバー:奥村浩一
st_r05_brp-09.jpg  BRPとしてスーパー耐久に3ヵ年計画で参戦を開始して最終の年に、悲願のシリーズチャンピオンを地元鈴鹿で更に、自らの手で獲得する事が出来ました。これも日頃ご支援・ご声援を頂いたファンの皆様・スポンサーの皆様そして、献身的にチーム活動を支えてくれたチームスタッフのお蔭でございます。この場をお借りして心より感謝申し上げます。最終戦オートポリス戦には、来季からの新体制のテストも兼ねて、更に進化するチームを目指して引き続き全力で走り抜き、今季のレース活動をしっかり締めくくりたいと思っております。今後ともご支援・ご声援何卒よろしくお願いいたします。
Birth Racing Project Press Release

FJ1600

FJ1600:第6戦鈴鹿 窪田俊治がポールトゥウイン!

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 10月20日(日)、FJ1600第6戦の決勝が三重県鈴鹿サーキットで行われ、窪田俊治が13周を、14分5秒908で走り切って優勝した。

 午前10時25分からの公式予選は、窪田が1分5秒956でポールポジションを獲得、2番手は成尾悟史、3番手に大谷年浩が入った。

 雨の影響で17周のレースが13周に短縮、午後15時20分から参加台数8台の決勝レースが行われた。

 スタートは窪田が1位をキープし1コーナーに入り、予選4位の加藤洋一が2位に上がったが、なんと窪田にジャンプスタートでドライブスルーの裁定が出た。

 6周目にペナルティを受けた窪田は、3位で復帰。8周目に加藤を抜いてからファステストラップを出し、最終ラップの1コーナーで成尾も抜いて、またトップに返り咲きそのままチェッカーを受けた。

 2位に入ったのが成尾、3位には序盤に1コーナーでスピンし順位を上げてきた大谷が獲得した。

優勝した窪田俊治のコメント
「スタートは自分のミスでした。ペナルティを受けても上位にいて、雨の中でも速いペースで走れる自信があったので、なんとか最後で成尾選手を抜くことができました」
Text & Photo: Nobumitsu Ohtake

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第6戦鈴鹿 佐藤駿介がポールトゥウイン!

 10月20日(日)、S-FJ第6戦の決勝が三重県鈴鹿サーキットで行われ、佐藤駿介が17周を、20分59秒939で走り切って初優勝した。

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 午前9時からの公式予選は、雨の影響で各コーナーでスピンやコースアウトするマシン続出。その中雨を得意する佐藤が1分1秒977で初のポールポジションを獲得。2番手は橋本陸、3番手に道野高志が入った。

 雨の影響で22周のレースが17周に短縮し、午後12時40分から決勝レースが行われた。

 佐藤が好スタートでトップ死守。一方、予選2番手の橋本はスタートに失敗、7番手まで順位を落とした。

 佐藤は中盤までに2位以下を5秒差をつけトップを独走。このままゴールかと思ったが、8周目に橋本が最終コーナーで他車と接触。セーフティーカーが入ることになり、これで佐藤は後続との差がなくなったものの、 残り2周のリスタートで再びスパート。そのままゴールまで駆け抜け初優勝を飾った。

 2位に入ったのが3番手スタートの道野。3位にはスタートを失敗したが着実に順位を上げてきた嶋田が入った。

 
優勝した佐藤駿介のコメント
「前日の練習走行でセッティングが決まり、予選トップを取ることができました。レース途中にセーフティーカーが出た時は少し焦りましたが、雨の中優勝できて嬉しいです」
Text & Photo: Nobumitsu OHTAKE

SUPER FORMULA | SUPER GT | その他

WEC第6戦富士はあいにくの雨でSC先導のまま赤旗終了。総合優勝は#7トヨタ(ブルツ/ラピエール/中嶋組)

世界耐久選手権(WEC)第6戦「富士6時間耐久レース」が10月18-20日に静岡県の富士スピードウェイで開催され、スーパーフォーミュラやスーパーGTで活躍するチームやドライバーも多数参戦した。

公式予選は10月19日に曇天ながら終始ドライコンディションで公式練習と予選が行われ、#1Audi Sport Team Joest(アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ/トム・クリステンセン組)がポールポジションを獲得。
2カーエントリーで地元レースに臨んだToyota Racingは8号車(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ/ステファン・サラザン組)が予選2位、7号車(アレキサンダー・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴組)は3位だった。

しかし決勝日は朝から小雨の降り続くあいにくの天候となり、午前11時からのスタートはセーフティーカー先導で始まったが、開始22分で赤旗が提示され、中断となってしまった。
その後、天候の回復を待って午後1時30分に再びセーフティーカー先導でレースは再開されたが、約20分の走行の後再び赤旗中断に。
結局15:35分にレース再開後すぐに三度目の赤旗とともにレース終了の決定がなされる残念な結果となってしまった。

こうした中、LMP1クラスでは、スタート進行の際に予選2位のトヨタ8号車がピットレーン閉鎖に間に合わずピットスタートとなり、また最初のリスタート時にエアインテークから異物を吸い込んだアウディ1号車が修復作業のためピットストップを繰り返したことで後方に沈むアクシデントが発生。
これによりトヨタの7号車が隊列の先頭に繰り上がることになり、このレースの勝者となった。

以下、LMP2クラス、LMGTEProクラス、LMGTEAmクラスは予選トップチームがそのままクラス優勝という結果になり、#35OAK Racing(ベルトラン・バゲット/リカルド・ゴンザレス/マーティン・ブラウマン組)、#97Aston Martin Racing(ダレン・ターナー/ステファン・ミュッケ/フレデリック・マコヴィッキィ組)、#95Aston Martin Racing(クリスチャン・二ゴール/クリスチャン・ボウルセン/ブルーノ・セナ組)が表彰台の頂点に立った。

この他、日本勢では#27チームゲイナー(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム/植田正幸組)がLMP2クラス3位に入ったほか、中野信治の参加した#25Delta ADRがLMP2クラス4位、松田次生、小泉洋史の参加した#47KCMGがLMP2クラス5位に井原慶子の参加した#45OAK RacingはLMP2クラス8位に入った。

WECはこのあと11月9-10日に上海で第7戦を開催する.

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGOフォトギャラリー(決勝日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGOフォトギャラリー(予選日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿 オートバックス.GLORY-R.FN2、スプリント3本勝負は苦しい完走となる (ARTA A-ONE)

 9月21日~22日、2013スーパー耐久シリーズ第6戦が三重県鈴鹿サーキットで開催されました。#333 オートバックス.GLORY-R.FN2北川/野間/藤田組はST4クラスにおいて第1レースは6位、第2レースは8位、 第3レースは11位という結果となりました。これにより現在のシリーズランキングは7番手となりました。

■レース概要
  • 大会名   スーパー耐久シリーズ第6戦 スーパー耐久 鈴鹿
  • 日時    2013年 9月 21日(土),22日(日)
  • 場所    鈴鹿サーキット(三重県)
  • 入場者数  9月21日(土)10,000人/9月22日(日)20,500人
■レース結果
  • 車名    333号車 オートバックス.GLORY-R.FN2
  • ドライバー A:北川剛 B:野間一 C:藤田弘幸
  • 予選    ST4 A-Dr.3位、B-Dr. 9位、A/B総合8位(14台中)
  • 決勝    ST4第1レース6位、第2レース8位、第3レース11位(14台中)
■9月21日 予選

st_r06-333-1.jpg  9月21日(土)10:10から15分間のAドライバー予選2グループがスタート。#333オートバックスFN2北川選手は#86 GAZOO 86の後方でアタックを開始。このアタックで上位につけ、さらに2回目のアタックに向かいますが、ST5クラスの1台が130Rで横転。赤旗中断となりピットへ戻ります。

 予選再開後#333オートバックスFN2北川選手は#116W.S.S2000の後方につけて再びアタックを行います。素晴らしいアタックを行った北川選手は2'23.860の好タイムを記録し、FN2シビックタイプRユーロにとっては予選最上位記録となる3位を獲得することとなりました。

  • P1 #41 TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄
  • P2 #58 ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 小林康一
  • P3 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 北川剛

 10:50からBドライバー予選2グループがスタートし野間選手がコースインします。1周目は前方に#73 mountain DC5がいたため距離を取ってアタックを開始。幸先よく第1セクターベストをマークした直後、逆バンクコーナーで前車に追いついてしまいやむなくスローダウンします。2回目のアタックは途中でスロー走行のマシンを避けながらも押さえのアタックで2’25.586を記録。3回目のアタックにすべてを掛けますが、アタックを終えた他車がデグナーコーナーをスロー走行中のところにイエローフラッグが提示され、無念のアタック中止。予選9位となりました。

  • P1 #41 TRACY SPORTS ings S2000井入宏之
  • P2 #86 GAZOO Racing TOYOTA 86井口卓人
  • P3 #93 SKR ENGINEERING S2000 中村嘉宏
  • P9 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 野間一

 A/Bドライバー予選のベストタイム合算により決定される総合結果は8位となりました。決勝グリッドは第1レースがBドラ予選結果、第2レースがAドラ予選結果、第3レースがA/B合算タイムの順位で決まるため、それぞれ9番手、3番手、8番手からのスタートとなりました。

  • P1 #41 TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄/井入宏之
  • P2 #86 GAZOO Racing TOYOTA 86 影山正彦/井口卓人
  • P3 #93 SKR ENGINEERING S2000 浜野彰彦/中村嘉宏
  • P8 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 北川剛/野間一
■9月21日 決勝第1レース

st_r06-333-2.jpg 決勝の各レースは通常の耐久とは異なり40分間のスプリントレースでドライバー交代義務もありません。第1レースは14:10から行われました。Bドライバー予選の結果で決まるグリッドは9番手、タイヤは予選ユーズドを使い野間選手がドライブします。

 スタートをうまく決めた#333オートバックスFN2野間選手は直後の1コーナーで#73 mountain DC5をオーバーテイク。ヘアピンでは#13 ENDLESS 86を抜き、さらに130Rでは#52埼玉トヨペット86をアウトからまくって一気に6番手へ浮上します。

 2周目のホームストレートでは#58 KRP DC5に抜かれますが、ヘアピンで#116 W.S.S2000を抜いて6番手へ浮上します。しかし予選で走ったタイヤは早くもグリップダウンしはじめます。4周目には一度抜いた#52埼玉トヨペット86に抜き返されます。このタイミングでセーフティカーが入ります。

 12周目にリスタートとなりますが、やはりタイヤの状況は厳しく、14周目には後方の#13 ENDLESS 86が差を詰めて来たところで、GT3クラスに周回遅れにされるタイミングが訪れます。ここで前日から発生していたシフトの不具合が出て痛恨のシフトミス!#13 ENDLESS 86に抜かれ8番手に後退します。続く15周目にはデグナーで#93 SKR S2000がコースアウトしたため7番手でチェッカーとなりました。レース後には1台がペナルティを受けたため#333オートバックスFN2野間選手は6位となりました。

  • P1 #41 TRACY SPORTS ings S2000 井入宏之
  • P2 #58 ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 関豊
  • P3 #86 GAZOO Racing TOYOTA 86 井口卓人
  • P6 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2野間一
■9月22日 ウォームアップ走行・ピットウォーク

st_r06-333-5.jpg  #333オートバックスFN2は前日のレースでクラッチまたはトランスミッションに不具合が見つかったため交換作業を行い、さらにアンダーステアとタイヤデグラデーションの対策のセット変更も行いました。

 9月22日(日)8:00から30分間のフリー走行がスタートします。#333オートバックス.GLORY-R.FN2はまず北川選手がコースイン。交換されたクラッチやギアとセッティングの確認を実施。アンダーステアは消え少しオーバー寄りとのコメントでした。また課題となっていたタイヤのデグラデーションも改善している様子で、第2,第3レースに向けて期待の持てる状況となりました。またタイムは2’24.400で5番手となりました。

  • P1 #95 リジカラS2000 松井猛敏/中島保典/服部尚貴
  • P2 #41 TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄/井入宏之/長野賢也
  • P3 #48 DIJON IS WAKO’S ED DC5 鶴田和弥/井上恵一/太田侑弥
  • P4 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2北川剛/野間一/藤田弘幸

st_r06-333-4.jpg  第2レースの後11:00から行われたピットウォークでは世界選手権WTCCとの併催ということもあり、多くのファンがピットを訪れました。レースクイーンの小林未来さん(KWサスペンション)絵里花さん(mountainブレーキディスク)中島さおりさん(チームエーワン)の3名がピットウォークやキャンギャルオンステージで各社の商品のPRを行いレースに華をそえました。

■9月22日 決勝第2レース

st_r06-333-3.jpg  第2レースは9:45から行われ北川選手が乗り込みます。グリッドはAドライバー予選の結果から3番手、タイヤはフロントにニュータイヤを装着してスタートします。

 スタートは大きな動きがなく、トップ#41 TRACY S2000、2番手#58 KRP DC5に続き3番手で1コーナーへ。1周目は#58 KRP DC5の後方に張り付いて走りますが、直線加速では少しずつ離されます。後方から4番手の#48 DIJON DC5がペースコントロールをしながらじわじわと追い上げてきますが、#333オートバックスFN2北川選手のタイヤは次第にグリップを失い始めます。

 ついに4周目の1コーナーで#48 DIJON DC5がインに飛び込んできますが、勢い余ったのか#48 DIJON DC5は2コーナーでインをキープできません。#333オートバックスFN2北川選手はこのミスを逃さず抜き返します。しかし、#48 DIJON DC5もあきらめず、5周目の1コーナーで再び仕掛けられ#333オートバックスFN2北川選手は4番手にドロップします。

 #333オートバックスFN2北川選手はグリップの減ってゆくタイヤと格闘しながら意地をみせますが、7周目のデグナー2個目で#95リジカラS2000、#86 GAZOO 86に抜かれ6番手へ後退、14周目にはシケインで#93 SKR S2000に抜かれ7番手、17周目の1コーナーでは#52埼玉トヨペット86に抜かれて8位でフィニッシュすることとなりました。

  • P1 #41 TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄
  • P2 #48 DIJON IS WAKO’S ED DC5 太田侑弥
  • P3 #58 ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 小林康一
  • P8 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2北川剛
■9月22日 決勝第3レース

 第3レースは藤田選手がドライブします。グリッドはA/Bドライバーの合算タイムで決まり8番手スタートです。レース時間は40分ですが、藤田選手は金曜の公式練習でもレースシミュレーションを行っており確実に完走を狙います。

 #333オートバックスFN2藤田選手は慎重にスタートを決めますが、#73 mountain DC5、#13 ENDLESS 86に抜かれ10番手まで順位を落とします。続いて後方には#49 ADFSアバルト695が迫りますが、#333オートバックスFN2藤田選手は2'31.090という自己ベストを出しながら少しずつ引き離していきます。

 しかし予選のトラブルにより最後尾スタートとなった#95リジカラS2000がハイペースで迫ってきて抜かれ11番手にドロップします。さらに予選で後方に沈んでいた#18コスモソニック86にも抜かれてしまい12番手となります。その後、#333オートバックスFN2藤田選手は安定したラップを刻みながら、トラブルに見舞われた#10 Provare 147をとらえて11番手に浮上します。最後まで安定した走行を続けた#333オートバックスFN2藤田選手は11位でチェッカーを受けることとなりました。

  • P1 #41 TRACY SPORTS ings S2000 長野賢也
  • P2 #86 GAZOO Racing TOYOTA 86 井口卓人
  • P3 #52 埼玉トヨペットGB with Revo 大井貴之
  • P11 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2藤田弘幸
■まとめ
チーム代表代行 大河原一
 「今回のレースは地元でもあり期待も大きいものでした。しかし従来はロングランに長けたマシンだったのですが、今年の鈴鹿ではものの数周でグリップダウンをしてしまう状況に陥ってしまいました。タイヤ表面はきれいな摩耗でゴムも残っているのにグリップが落ちていってしまう症状で、原因は特定しきれませんでした。最終戦のオートポリスまでの1か月以上の期間を活かして対策を打って挑みたいと思います。 今回もご支援ご声援をいただき大変ありがとうございました。最終戦もご期待に応えられるようチーム一同全力を尽くします。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。」
ARTA with TEAM A-ONE プレスリリース

スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿フォトギャラリー(フリー走行、第2,3レース)

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スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿フォトギャラリー(予選・第1レース)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGO ロイック・デュバルがポール・トゥ・ウィンで今季初勝利! アンドレ・ロッテラーが100分の4秒差で2位 (TOYOTA)

  • コース:スポーツランドSUGO (3.704km)
  • 予選:9月28日(土)晴:ドライ
  • 決勝:9月29日(日)晴:ドライ
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激しいバトルの末に今季初勝利を挙げたロイック・デュバル(中央)と
2位に入ったアンドレ・ロッテラー(左)

 スーパーフォーミュラの第6戦が9月28日(土)、29日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。

 第5戦として予定されていた、韓国・インジェ大会が中止となったため、約2ヶ月ぶりの開催となるスーパーフォーミュラ。第6戦の舞台は東北・杜の都仙台近郊の山中に位置するテクニカルコース、スポーツランドSUGO。

 今季のスーパーフォーミュラは、WEC(世界耐久選手権)出場のために開幕戦を欠場しているアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が4戦中3戦のみの出場ながら2勝、2位1回と圧倒的な強さでランキング首位につけている。これを追うランキング2位も、同じく開幕戦を欠場しながら3戦連続表彰台のロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)。この外国人勢を、前半戦不調と不運に見舞われながらもようやく前戦もてぎで勝利を挙げたディフェンディングチャンピオンの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)らが追っている。

 28日(土)好天に恵まれたSUGOで、3セッションに渡って台数が絞られていき決勝のスターティンググリッドを決定する、ノックアウト方式での予選が行われた。

 Q1は午後1時10分から20分間。序盤から各車周回を重ね、少しずつタイムを上げていったが、一旦ピットへ向かい、新しいタイヤを装着して残り5分でアタック開始。セッション終了へ向けて次々にタイムが塗り替えられていく中、SUGOでは過去出場した全レースで表彰台に上がるなど得意としており、今大会でも午前中のフリー走行でトップタイムをマークした好調デュバルがここでもトップに立ち、中嶋一貴が3番手で続いた。

 上位14台がQ2へ進出するこのQ1では、安田裕信(KONDO RACING)が15番手。第3戦富士で2位表彰台に上っている平手晃平(P.MU/cerumo・INGING)がセッティングを詰め切れず、16番手でまさかのQ1敗退。17番手嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset)、19番手リチャード・ブラッドレー(KCMG)でグリッドが確定した。

 7分間のQ2では前戦もてぎでポール・トゥ・ウィンを果たした中嶋一貴がトップタイムをマーク。デュバルが2番手、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が3番手と好位置につけた。一方で、平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)がコンマ1秒及ばず10番手でQ3進出ならず。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)も11番手でQ2敗退となってしまった。

 最終Q3も7分間のセッション。各車残り5分でコースインし、最後のアタックを繰り広げたが、好走を続けるデュバルが2番手にコンマ2秒差をつけるトップタイムを叩き出し、第3戦富士に続く今季2度目のポールポジションを獲得。ロッテラーが3番手、中嶋一貴が4番手。現時点でのランキング上位4人が予選2列目までを占めた。

 着実にQ3まで進んだ松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)が6番手、国本が7番手につけ、決勝レースに臨むこととなった。

 29日(日)はさわやかな秋晴れとなり、気温22度、路面温度29度と過ごしやすい気候の下、午後3時に68周で争われる決勝レースがスタートした。

 スタートではポールポジションのデュバルがややホイールを空転させながらもポジションを守る一方で、好ダッシュを決めたロッテラーが2位に浮上。

 2周目の1コーナーで、16番手スタートから追い上げを図ろうとしていた平手がスピンしコースアウト。順位を落としながらもコースに復帰した平手だったが、4周目にクラッシュ。セーフティカーが導入された。

 このセーフティカーラン中に中団グループ以降の数台がピットイン。8周目に再スタートが切られたが、そのストレート上でオリベイラと平川が接触。ホイールを破損したオリベイラはまっすぐ1コーナーに突っ込む激しいクラッシュ。再びセーフティカー導入となった。

 このセーフティカーラン中には、デュバル、ロッテラー、中嶋一貴、松田ら上位勢がピットへ。同一チームのためロッテラーのピット作業を待つこととなった中嶋一貴はポジションを落としてしまった。

 このセーフティカーラン中、国本を含む数台がピットに入らずコース上に残り、国本は2位に浮上。デュバルが7位、ロッテラー8位で12周目に再スタート。デュバル、ロッテラー共に徐々に前走車をパスして順位を上げていった。

 27周目、国本同様にコース上に残ったことで順位を上げ、7位を走行していたブラッドレーがクラッシュ。この日3度目のセーフティカー導入となった。

 ここで国本らがピットイン。しかし、それまでに築いていたマージンを活かし、国本は7位でコースへ復帰。デュバルが3位、ロッテラーが4位で32周目に再スタートが切られると、デュバルは前を行く2台を激しく攻め立てたが抜くまでには至らず。

 37周目に首位を争う伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)が接触。伊沢はその場でレースを終え、小暮もこの接触でペナルティを受けることとなり後退。再びデュバルとロッテラーが1-2で首位を争うこととなった。

 56周目、11位走行中の平川が白煙を吹いてコース上にストップ。58周目には前走車をパスすべく激しい追い上げを見せていた中嶋一貴が接触でコースオフ。逆転チャンピオン目指し追い上げていた中嶋一貴だったが、ここでレースを終えることとなってしまった。

 その直後に別のクラッシュが発生し、4度目のセーフティカー導入。レースは残り4周での再スタートとなり、超スプリントでの、デュバルとロッテラーによる手に汗握る首位争いが再開された。

 追うロッテラーは、毎周1コーナー進入でデュバルに並びかけ、2台はサイド・バイ・サイド、テール・トゥ・ノーズの接触寸前バトルを展開。しかし、デュバルは巧みなテクニックで首位を堅守。

 最後まで諦めないロッテラーは、ファイナルラップの最終コーナー立ち上がりからデュバルに食らいつくと、ストレートでのスリップストリームからラインを変え、2台はほぼ並んだままチェッカー。僅か0.041秒差で逃げ切ったデュバルが今季初勝利を飾った。チーム ルマンにとっては、10年ぶりの勝利となった。

 ロッテラーは2位に入り、トヨタエンジンが1-2フィニッシュ。リタイア8台、セーフティカー導入4回という大荒れのレースで、健闘した国本が自身最上位タイとなる4位フィニッシュ。松田は5位。安田が6位に入り、参戦2年目にして初入賞、初のポイント獲得を果たした。

 ランキングではロッテラーが首位を堅守。ロッテラーとランキング2位のデュバルは共に次戦最終戦を欠場することとなるが、逆転タイトル獲得の可能性を残すランキング3位の山本尚貴(TEAM無限)との差は13ポイント。最終戦は2レース制のため、1レースの優勝8ポイント+ポールポジションでの1ポイントで、最大18ポイントが獲得出来るが、山本がどちらかのレースで3位以下、もしくは両レースのポールポジションを獲得せず2位以下でフィニッシュした場合、ロッテラーのチャンピオンが決定する。

KYGNUS SUNOCO Team LeMans 8号車 ドライバー ロイック・デュバル
 朝のフリー走行では、路面コンディションにセッティングが合わなかったが、セッションの終わりにまでに状況を改善することが出来た。しかし、我々のクルマは、タイムは速いがタイヤに厳しく、30周を過ぎた頃からリアが流れオーバーステア症状が強くなってしまった。この難しい状況で迎えたアンドレ(ロッテラー)との終盤のバトルは、これまで日本で経験したフォーミュラのレースの中で一番タフな戦いだった。昨年このチームで参戦する前、1年間フォーミュラでのレースを休んでいたこともあり、慣れることに少し時間を要したが、昨年の後半から調子も上がり、やっと勝つことができた。チャンスを与えてくれたチーム、メーカー、スポンサーに感謝している。
PETRONAS TEAM TOM'S 2号車 ドライバー アンドレ・ロッテラー:
 セーフティカーが入るタイミングで、チームとピットに入るか入らないか無線でやりとりしたが、チームも混乱していて決断を迷ったことで、一度山本(尚貴)選手に先行されポジションを落としてしまった。自分で再びポジションを上げることには成功したが、優勝できる完璧なポテンシャルを持ったクルマだっただけに、2位で終わったことはとても複雑な思いだ。ロイック(デュバル)との終盤のバトルは楽しかったが、前に行くことは叶わず本当に残念だ。シーズン中2戦も欠場しなくてはいけないのに、スーパーフォーミュラへの参戦を許してくれたチームとメーカーに感謝したい。
トヨタモータースポーツニュース

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SF:第6戦SUGO決勝トップ3会見

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優勝 #8ロイック・デュバル(キグナス・スノコ・チームルマン)
sf_r06_r_pc-duval  「朝のセッションでは満足できるレベルまでマシンを仕上げることができました。ただ、1周のラップタイムは速いのですが、タイヤには少し負担がかかっていたようで、決勝は30周過ぎからコントロールするのがかなり難しい状態でした。それもあって、レース終盤、トップの小暮選手を捕らえるのは難しいと思っていましたが、ラッキーな形でトップに立つことができました。終盤のアンドレとのバトルもタイヤが厳しくて本当にタフな戦いでした。これまでのトップフォーミュラのなかでも1番厳しいレースだったと言えると思います。今年最後のフォーミュラレースで勝てて本当に嬉しいです。チームの苦労もようやく報われました。」
決勝2位 #2アンドレ・ロッテラー(ペトロナス・チームトムス)
sf_r06_r_pc-lotterer  「マシンはとても良い仕上がりでしたし、スタートでは山本選手をパスして2位に上がれ順調な滑り出しでした。SCランのピットインではトップに出るチャンスもありましたが、チームとのコミュニケーションがうまくいかず、ピットインの判断が少し遅くなってしまいました。再スタート後は燃料をセーブする必要があったので、小暮選手に逃げられる形になってしまいました。最後のロイックとのバトルでは、ロイックはタイヤがきつそうだったので、ボクの方が有利なはずだったのに……。でも、フェアで楽しいバトルでした。最終戦は欠場ですが、山本選手が良いレースをしないように祈ってます(笑)。」
決勝3位 #16山本尚貴(チーム無限)
sf_r06_r_pc-yamamoto  「スタートはまずまずだったのですが、ロイックに先行されてしまいました。最後のSCラン後の再スタートはチャンスと思っていましたが、思っていたよりタイヤが温まっていなくて危うくコースアウトするところでした。でもマシンの調子もよく2人に大きく遅れずに走れたことは収穫です。負けたのは悔しいですが、今までのレースと比べると今回は2人に一番近づけたように思います。チャンピオンシップを考えると3位で終われたのは良かったです。」
優勝監督 土沼廣芳(キグナス・スノコ・チームルマン)
sf_r06_r_pc-donuma  「スポンサーをはじめ、ご支援、ご協力、応援いただいた皆様、そしてチームに10年振りの優勝をもたらしてくれたロイックに感謝したいと思います。」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

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