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2006年8月

Formula Nippon

FN第5戦オートポリスフリー走行結果

Fニッポン第5戦 -RIJ- (2006/08/06) Free Session Weather:Fine Course:Dry
2006 Fomula Nippon Round 5 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
156小暮 卓史ARTAHONDA HF386E1'36.494--174.38
21本山 哲arting IMPULTOYOTA RV8J1'36.9300.4360.436173.59
341井出 有冶DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'37.0830.5890.153173.32
417平中 克幸EMS RacingHONDA HF386E1'37.1670.6730.084173.17
555金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'37.2660.7720.099172.99
633ロニー・クインタレッリBOSS・INGINGTOYOTA RV8J1'37.2910.7970.025172.95
719ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'37.3790.8850.088172.79
87片岡 龍也LeMansTOYOTA RV8J1'37.3940.9000.015172.77
934横溝 直輝BOSS・INGINGTOYOTA RV8J1'37.5381.0440.144172.51
108高木 虎之介LeMansTOYOTA RV8J1'37.6961.2020.158172.23
1120松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'37.7281.2340.032172.18
1231ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'37.8771.3830.149171.91
132星野 一樹arting IMPULTOYOTA RV8J1'37.8791.3850.002171.91
1411立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'37.9131.4190.034171.85
1532武藤 英紀PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'37.9231.4290.010171.83
163荒 聖治KONDOTOYOTA RV8J1'37.9241.4300.001171.83
1737土屋 武士DHG TOM'STOYOTA RV8J1'38.1301.6360.206171.47
185道上 龍5ZIGENHONDA HF386E1'38.4891.9950.359170.85
1936アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'38.5332.0390.044170.77
2040ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'38.5552.0610.022170.73
214柳田 真孝KONDOTOYOTA RV8J1'38.6622.1680.107170.55
226折目 遼M&O 5ZIGENHONDA HF386E1'38.8382.3440.176170.24
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'30.124

Formula Nippon

FN第5戦オートポリス予選トップ3記者会見

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ポールポジション 小暮卓史(ARTA)

 「クルマは持ってきた状態からよかったです。もうちょっとタイムが上がるかなと思ったけどそうではなかったですね。タイヤは3セット目まで使いましたが、タイムを出すクルマがなかったので4セット目は使いませんでした。明日はいい気分で帰りたいですね」

予選2位 ロニー・クインタレッリ(INGING)

 「予選2位で嬉しいです。実は自信がなかったんですが、朝走り始めたら調子がよかったので午後もいけると思いました。エンジニアなどチームの皆さんに感謝したいと思います。ここまでいい成績だったので明日も頑張りたいと思います」

予選3位 金石年弘(ARTA)

 「走りはじめからバランスがよくてちょっとアジャストしただけでした。最後のアタックでチームメイト(小暮)にひっかかってしまいました。満タンチェックもできているので明日は優勝目指して頑張りたいと思います。決勝レースは荒れるでしょう」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN第5戦オートポリス予選2回目小暮卓史がポールを決める

 全日本フォーミュラ・ニッポン第5戦は5日、大分県のオートポリスで2回目の予選を行ない小暮卓史(ARTA)が1回目のタイムでポールポジションを獲得した。2位にはロニー・クインタレッリ(INGING)、3位には小暮のチームメイト金石年弘(ARTA)が入った。

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0804_quintarelli2.jpg

0804_kaneishi.jpg

 午後の路面状況は午前よりスリッピーだったようだ。小暮卓史(ARTA)が午前中に出したタイム1'33.424を上回るドライバーは現れず、このタイムでポールポジションが決まってしまった。

 午後になると、雲量も徐々に増え、ときおりサーキットに降り注ぐ日差しを遮っている。阿蘇の高原を渡る風が1コーナーから最終コーナーかけ吹き始め、体感気温は下がり気味だ。午後2時、予定通り第2回目の予選が始まった。午前の予選と違い、多くのドライバーが予選開始直後からコースインを始めた。

 予選開始開始5分過ぎ、荒聖治(KONDO)が第2ヘアピン手前でクラッシュ、リアセクションとフロント右側部分を大きく損傷しコース上にストップしたためこのセッションも開始早々赤旗中断となった。

 午後2時18分、予選が再開された。雲はさらに増え、ほぼ曇りの天候となる。予選中盤、ピットに待機するドライバーが多くなり、コース上を走るマシンが少なくなるなか、暫定ポールの小暮卓史(ARTA)が出撃。1'34.282を出し、このセッションのトップに躍り出た。2位にはブノワ・トレルイエ(mobilecast IMPUL)、3位に金石年弘(ARTA)がつけている。

 予選終了15分前、各ドライバーがタイムアップしてくるが小暮は依然としてトップのまま。しかし、ついにトレルイエが1'34.214を出してトップに立つと今度は金石年弘が34.044でトレルイエを上回りトップが入れ替わった。しかしまだ小暮の午前のタイムには届いていない。

 予選終了10分を切った。ここから各車ニュータイヤを投入して本当の予選アタックが始まる。まずは小暮が午前に自身が出したタイムに迫る1'33.472でこのセッションのトップを奪い返した。

 終了直前、最後のアタック合戦に突入。しかし誰も小暮のタイムに届かない。2位にはロニー・クインタレッリ(INGING)が上がってきた。3位には金石。結局、午後は路面状態が良くなかったのか、午前の小暮のタイムを上回れないまま2回目の予選は終了した。

 決勝レースは明日5日、午後2時30分より64周にて行われる。

Text: Yoshninori OHNISHI / Photo: FMOTOR

Formula Nippon

FN第5戦オートポリス予選総合結果

Fニッポン第5戦 -RIJ- (2006/08/05) Qualfying Session Weather:Fine Course:Dry
2006 Fomula Nippon Round 5 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineQualify1
Qualify2
TimeDelaykm/h
156小暮 卓史ARTAHONDA HF386E*1'33.424
1'33.472
1'33.424-180.11
233ロニー・クインタレッリBOSS・INGINGTOYOTA RV8J1'34.234
*1'33.760
1'33.7600.336179.46
355金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'34.367
*1'33.797
1'33.7970.373179.39
419ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'34.641
*1'33.866
1'33.8660.442179.26
520松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'34.746
*1'33.876
1'33.8760.452179.24
61本山 哲arting IMPULTOYOTA RV8J*1'33.887
1'34.114
1'33.8870.463179.22
737土屋 武士DHG TOM'STOYOTA RV8J1'34.459
*1'34.313
1'34.3130.889178.41
836アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'34.746
*1'34.357
1'34.3570.933178.33
917平中 克幸EMS RacingHONDA HF386E1'34.794
*1'34.365
1'34.3650.941178.31
107片岡 龍也LeMansTOYOTA RV8J1'34.581
*1'34.422
1'34.4220.998178.20
115道上 龍5ZIGENHONDA HF386E1'34.905
*1'34.516
1'34.5161.092178.03
1211立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'34.713
*1'34.533
1'34.5331.109177.99
1331ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'35.534
*1'34.666
1'34.6661.242177.74
1434横溝 直輝BOSS・INGINGTOYOTA RV8J1'34.936
*1'34.796
1'34.7961.372177.50
154柳田 真孝KONDOTOYOTA RV8J1'34.951
*1'34.801
1'34.8011.377177.49
1640ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'35.031
*1'34.949
1'34.9491.525177.22
1732武藤 英紀PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'35.887
*1'35.273
1'35.2731.849176.61
188高木 虎之介LeMansTOYOTA RV8J-
*1'35.333
1'35.3331.909176.50
192星野 一樹arting IMPULTOYOTA RV8J1'35.658
*1'35.364
1'35.3641.940176.44
203荒 聖治KONDOTOYOTA RV8J*1'35.687
4'25.479
1'35.6872.263175.85
2141井出 有冶DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'35.975
*1'35.812
1'35.8122.388175.62
226折目 遼M&O 5ZIGENHONDA HF386E*1'36.071
1'36.273
1'36.0712.647175.15
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN第5戦オートポリス予選2回目結果

Fニッポン第5戦 -RIJ- (2006/08/05) Qualfying Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2006 Fomula Nippon Round 5 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
156小暮 卓史ARTAHONDA HF386E1'33.472--180.02
233ロニー・クインタレッリBOSS・INGINGTOYOTA RV8J1'33.7600.2880.288179.46
355金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'33.7970.3250.037179.39
419ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'33.8660.3940.069179.26
520松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'33.8760.4040.010179.24
61本山 哲arting IMPULTOYOTA RV8J1'34.1140.6420.238178.79
737土屋 武士DHG TOM'STOYOTA RV8J1'34.3130.8410.199178.41
836アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'34.3570.8850.044178.33
917平中 克幸EMS RacingHONDA HF386E1'34.3650.8930.008178.31
107片岡 龍也LeMansTOYOTA RV8J1'34.4220.9500.057178.20
115道上 龍5ZIGENHONDA HF386E1'34.5161.0440.094178.03
1211立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'34.5331.0610.017177.99
1331ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'34.6661.1940.133177.74
1434横溝 直輝BOSS・INGINGTOYOTA RV8J1'34.7961.3240.130177.50
154柳田 真孝KONDOTOYOTA RV8J1'34.8011.3290.005177.49
1640ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'34.9491.4770.148177.22
1732武藤 英紀PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'35.2731.8010.324176.61
188高木 虎之介LeMansTOYOTA RV8J1'35.3331.8610.060176.50
192星野 一樹arting IMPULTOYOTA RV8J1'35.3641.8920.031176.44
2041井出 有冶DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'35.8122.3400.448175.62
216折目 遼M&O 5ZIGENHONDA HF386E1'36.2732.8010.461174.78
223荒 聖治KONDOTOYOTA RV8J4'25.479172.007165.46463.38
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'30.124

Formula Nippon

FN第5戦オートポリス予選1回目結果

Fニッポン第5戦 -RIJ- (2006/08/05) Qualfying Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2006 Fomula Nippon Round 5 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
156小暮 卓史ARTAHONDA HF386E1'33.424--180.11
21本山 哲arting IMPULTOYOTA RV8J1'33.8870.4630.463179.22
333ロニー・クインタレッリBOSS・INGINGTOYOTA RV8J1'34.2340.8100.347178.56
455金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'34.3670.9430.133178.31
537土屋 武士DHG TOM'STOYOTA RV8J1'34.4591.0350.092178.13
67片岡 龍也LeMansTOYOTA RV8J1'34.5811.1570.122177.90
719ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'34.6411.2170.060177.79
811立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'34.7131.2890.072177.66
920松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'34.7461.3220.033177.59
1036アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'34.7461.3220.000177.59
1117平中 克幸EMS RacingHONDA HF386E1'34.7941.3700.048177.50
125道上 龍5ZIGENHONDA HF386E1'34.9051.4810.111177.30
1334横溝 直輝BOSS・INGINGTOYOTA RV8J1'34.9361.5120.031177.24
144柳田 真孝KONDOTOYOTA RV8J1'34.9511.5270.015177.21
1540ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'35.0311.6070.080177.06
1631ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'35.5342.1100.503176.13
172星野 一樹arting IMPULTOYOTA RV8J1'35.6582.2340.124175.90
183荒 聖治KONDOTOYOTA RV8J1'35.6872.2630.029175.85
1932武藤 英紀PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'35.8872.4630.200175.48
2041井出 有冶DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'35.9752.5510.088175.32
216折目 遼M&O 5ZIGENHONDA HF386E1'36.0712.6470.096175.15
-8高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8JNo Time---
  • Fastest Lap: 1'30.124 (注)1991年、FN前身のF3000第2戦にて中谷明彦の持つ参考タイム
  • 赤旗中断:10:19'00~10:22'23(3分23秒間)

Formula Nippon

FN第5戦オートポリス予選1回目 小暮卓史が暫定ポール!

 全日本フォーミュラニッポン第5戦は5日、大分県のオートポリスで予選1回目を行い、小暮卓史(ARTA)が1'33.424(180.11km/h)でトップタイムを叩き出し、暫定のポールポジションを獲得した。2位に本山哲(Arting IMPUL)、3位にロニー・クインタレッリ(INGING)が入った。

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 いつものフォーミュラ・ニッポンの予選で見られる終了間際のアタック合戦はなかった。序盤の赤旗での予選中断の再開後に本山哲(Arting IMPUL)の出した1'33.887のタイムを、終了10分前に1'33.424であっさりと破り、トップに立った小暮卓史(ARTA)のタイムを上回るマシンは現れず、小暮がこのタイムで逃げ切り1回目の予選を制した。

 14年ぶりにトップフォーミュラのエギゾーストノートがここオートポリスに戻ってきた。オートポリスは、バブル全盛期の1990年にF1開催を目指してオープン。1991年にはフォーミュラ・ニッポンの前身であるF3000が4月に開催されている。初代ウィナ-は中谷明彦。翌1992年7月にも開催され、マルコ・アピチェラが優勝している。しかし、オープン以来経営不安を囁かれてた運営会社がこの年倒産、F1どころかF3000も2年間開催されただけで終わった。

 その後、阿蘇レーシングパークと名称を変更して細々と営業を継続、1996年には当時の上津江村に無償譲渡、名称もオートポリスに戻され村民の熱意で運営されてきた。そして2005年3月には入札で2輪のテストコースとして川崎重工の子会社に買い取られ、サーキット営業も継続し現在に至っている。

 またこの第5戦は、本来先週の7月30日にMINEサーキットで行われるはずだったが、MINEサーキットがマツダに買収されテストコースとしてサーキット営業を終了したためオートポリスへ開催地が変更された経緯がある。4輪メーカーに買収され営業終了したサーキットから2輪メーカーに買収され継続営業されたサーキットに4輪レースであるフォーミュラ・ニッポンの開催地が変更されたのはなんとも皮肉ではある。

 出走台数は前戦第4戦と同じく22台。しかし、今週になって密山祥吾(Direxiv)がエントリーを取り消し、これにかわって平中克幸(EMS)の参戦が発表された。平中は第3戦までDandelionから参戦しており、1戦を休止したのみでフォーミュラ・ニッポン復帰となった。

 オートポリスは早朝からほぼ快晴、標高800メートルに位置するため猛暑の平野部に比べると若干涼しく感じられる。ほぼ無風状態で午前10時、予定通り1回目の予選が始まった。しかし、タイヤ温存のためか10分過ぎまでコースインするマシンは無く、ようやく武藤英紀、ロイック・デュバル(共にPIAA NAKAJIMA)をはじめ数台が走り始めたが、予選開始20分頃、高木虎之介(LeMans)が最終コーナー立ち上がりのコース中央でストップ、このため赤旗が提示された。

 10時25分から予選が再開された。30分過ぎから高木を除く全車がコースイン、1セット目のタイヤでのアタックが始まった。やはり速いのはディフェンディングチャンピオンの本山哲(Arting IMPUL)。ただ1人、1'33.887と33秒台のタイムを叩き出し、タイミングモニターのトップに躍り出た。2位に34.234のロニー・クインタレッリ(INGING)、3位が34.459の土屋武士(LeMans)。

 しかし、予選終了10分余り前、練習走行から好調の小暮卓史(ARTA)がいきなり33.424を叩き出しトップにつける。これをきっかけに各車タイムアタックをかけると思われたが、終了直前になっても誰もこのタイムを上回るドライバーは現れず、小暮の1回目での暫定ポールが確定した。2位は中断後早々のタイムで本山哲、3位にはロニー・クインタレッリが入った。復帰の平中克幸(EMS)は17位、F1帰りの井出有治(Dandelion)は20位と低調だった。

 路面温度が高いためタイヤ温存なのか、ほとんどのドライバーは午後の予選2回目にかけると思われる。2回目の予選は午後2時より45分間にわたって争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: FMOTOR

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生 AWDインプレッサデビュー(SUBARU MOTORSPORT EXPRESS)


◇AWDインプレッサのデビュー戦は
   雨中のパフォーマンスを見せるもほろ苦

 7月22~23日、スポーツランドSUGO(宮城県)で開催されたSUPERGT第5戦でデビューしたAWDインプレッサ#77「クスコ スバルADVANインプレッサ」は、21日のウェットコンディションにおける合同テストでクラス2位のタイムをマーク。予選でもトップ10入りしたが、初期トラブルに見舞われ残念ながら決勝レースはリタイアとなった。

 前日に2セッション行われた合同テストにおいて、一時はクラスのトップタイムをマーク。結果的にはクラス2位となったが、ウェットコンディションにおけるAWD車両のパフォーマンスを見せつけた。
エクステリアではフロントフェンダーの形状、エキゾーストパイプの位置、リヤウィングの形状程度しか05モデルとの違いはないが、車両の動きの安定感には目を見張るものがある。

 22日に行われた予選1回目。GT300の専有走行枠で2周目の周回に入った谷川達也は馬の背で曲がりきれずにコースアウト。この排除作業と霧による視界不良のために、最初の赤旗中断となった。幸い
自力でピットに戻って来れたために、その後の走行も可能に。谷川は1分34秒557までタイムを縮めたが、9位にとどまった。
 GT500との混走枠ではタイムアップする車両が出てきたが、何とか#77インプレッサは10位に踏みとどまり、デビュー戦でスーパーラップ(SL)進出を決定した。しかしこのセッションで駆動系のトラブルが発生。SLまでに修復が不可能と判断したチームは残念ながらSLへの進出をあきらめ、翌朝まで懸命の作業を続けて修復した。

 23日決勝日は雨も上がり、修復なった#77インプレッサはフリー走行においてマシンをチェックした。ベストタイムこそ16位だったが、決勝レースへの出走は問題なさそうだった。
 81周の決勝レースは13時59分にスタート。天候は曇りながら路面は完全ドライとなった。序盤から上位車両のスピンアウト、接触などのアクシデントが発生する中、#77インプレッサの谷川は慎重に回避。しかし思うようにペースが上がらず1分28秒台のタイムで周回を重ね、ポジションを19位まで徐々にダウンさせていった。

 27周目に1分27秒228のベストタイムをマークした谷川は、ステディにドライブを続け、他車が早めのルーティーンピットワークを始めたこともあり、19位から8位まで挽回して39周でピットイン。ここでフロントタイヤのみを交換して、小林がコースに復帰した。しかし、小林は徐々に駆動系に振動を感じて50周でピットイン。残念ながらチームはここでレースをあきらめ、AWDインプレッサのデビュー戦はリタイアとなった。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 [スバルモータースポーツマガジン]

Text: スバルテクニカインターナショナル(株)

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生 ARTA NSXがランキングトップを堅持(ホンダプレスリリース)

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EPSON NSXが5位
伊藤大輔/R.ファーマン組(ARTA NSX)はドライバーズ部門でランキングトップを堅持

決勝日:2006年7月23日(日)
会場:スポーツランドSUGO 天候:予選/雨 決勝/曇り 気温:23℃/路面温度:29℃(14:00現在) 決勝レース:81周(300.024km) コースコンディション:予選/ウエット 決勝/ドライ 観客数:5万100人(主催者発表)

 7月23日(日)、スポーツランドSUGO(宮城県)において、2006 オートバックス SUPER GT 第5戦SUGO GT300kmの決勝レースが開催された。

060723_r_02.jpg 060723_r_03.jpg

 今シーズンから行われている特別性能調整により、このSUGOラウンドではNSX-GT+BS勢の3台のみ従来のウエイトハンデに加えて、特別性能調整の25kgを積んでいる。従来のウエイトハンデとしては、#8 ARTA NSXは70kg、#18 TAKATA 童夢 NSXは60kg、#100 RAYBRIG NSXは40kgを積んでいる。

 全国的に荒れた天候となった今週、スポーツランドSUGOも、練習走行が行われた21日(金)から雨が降り続くコンディションとなった。22日 (土)の公式予選では、雨や霧によるコースコンディション不良に加え、クラッシュによる赤旗中断が相次ぎ、予定より遅れたスケジュール進行となっていた。

 気温18℃、路面温度20℃という雨天の中で行われた公式予選では、3台のNSX-GT勢がスーパーラップへの進出を決めた。16時22分から GT500クラスのスーパーラップが行われ、ロイック・デュバル/武藤英紀組(#32 EPSON NSX)が、2番グリッドを獲得。3番手には、65kgのウエイトを積むセバスチャン・フィリップ/細川慎弥組(#100 RAYBRIG NSX)が続いた。道上龍/小暮卓史組(#18 TAKATA 童夢 NSX)は、小暮卓史選手がウオームアップ・ラップのレインボーコーナーでコースアウトにより停止したため、10番グリッドからのスタートとなった。第4 戦マレーシアで優勝し、現時点でドライバー、チームともにポイントランキングでトップに立っている伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(#8 ARTA NSX)は、95kgものウエイトの影響もあり、12番手からのスタートとなった。

 決勝日23日(日)は、サーキットを訪れた多くのファンの期待に応えるかのように天候が回復。決勝レースは今週末で唯一のドライコンディションとなった。

 14時にGT500クラス15台を含む計39台のマシンがスタートを切った。この時点で気温23℃、路面温度29℃とドライバーやマシン、タイヤには比較的やさしいコンディションの中で、レースは展開された。

 レース序盤は、ポールポジション・スタートの#1 ZENT セルモ SCを、L.デュバル選手(#32 EPSON NSX)が追走する展開となる。続く3位を走行していたS.フィリップ選手(#100 RAYBRIG NSX)は、12周目にポジションを1つ落としたものの、粘り強く上位陣を追走。道上龍選手(#18 TAKATA 童夢 NSX)とR.ファーマン選手(#8 ARTA NSX)は、11位と13位を着実に走行する。

 レース中盤、トップと2位のデュバル選手の差は、1秒から5秒台あたりで推移していた。しかし、徐々に後続との差を縮められ、34周目にポジションを1つ落としてしまう。ドライバー交代とタイヤ燃料補給は、#100 RAYBRIG NSXが36周終了時、#32 EPSON NSXが40周終了時に敢行した。その直後の41周目に、#32 EPSON NSXに対し、GT300クラスとの接触によるドライブスルー・ペナルティの判定が下されたため、武藤英紀選手(#32 EPSON NSX)はペナルティを受けて8位までポジションが後退した。さらに46周終了時、11位を走行していた小暮選手(#18 TAKATA 童夢 NSX)が電気系統トラブルのためピットイン。修復をしてコースに復帰したが、大きく遅れることとなった。

 ほぼ全車がドライバー交代を行った51周時点で、Honda NSX-GT勢は武藤選手(#32 EPSON NSX)が8位、細川慎弥選手(#100 RAYBRIG NSX)が9位、伊藤大輔選手(#8 ARTA NSX)が10位を走行する。

 武藤選手はペナルティのタイムロスを取り戻すべく果敢に走行を続け、64周目に7位へポジションを上げると、さらに前車との差を徐々に詰めて追い上げを図る。そして、74周目に#12カルソニック インパル Zをパスして6位に浮上。次周には上位のペナルティにより、5位までばん回した。

 81周にわたって繰り広げられたSUGOラウンドは、#32 EPSON NSXが5位、#8 ARTA NSXが8位。67周目の馬の背コーナーでスピンを喫した#100 RAYBRIG NSXが11位、#18 TAKATA 童夢 NSXは55周で完走扱いにはならなかった。優勝したのは#1 ZENT セルモ SCだった。

 この結果、シリーズポイント争いにおいて伊藤大輔/R.ファーマン組(#8 ARTA NSX)が、計53ポイントを獲得してドライバーズ・ランキング首位を堅持している。

※第3戦富士ラウンド決勝における#36 OPEN INTERFACE TOM'S SC430に対するペナルティ判定に対し、7/10のJAF裁定でペナルティ無効の判定が出たためポイント獲得数とランキングが変更されております。なお、この裁定は現在控訴中であり、今後再び変更される場合があります。

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●コメント
5位 #32 EPSON NSX
■ロイック・デュバル(Loic Duval)選手

「金曜、土曜はウエットで今日はドライになり、コンディションが大幅に変わったけれども、クルマのセッティングの方向性は決まっていました。これは今後のレースにも生かせると思います。チームもいい雰囲気です。トップの2台には届きませんでしたが、できるだけのことはやりました。GT300クラスとの接触によるペナルティは残念でしたが、予選2位、決勝5位でポイントを取ることができたことは、よかったと思います」

■武藤英紀(Hideki Mutoh)選手

「いい順位でロイック(デュバル選手)から交代したけれど、ドライブスルー・ペナルティにより大幅に後退してしまい、すごくもったいないレースとなりました。5位でゴールしましたが、もっと上の順位を目指していたので残念です。チームは仕事を完璧にしてくれていますが、僕はまだパーフェクトな仕事ができていません。トップとの差はまだ少し感じますが、GT300クラスをパスする技術も上達したので、次の鈴鹿1000kmでは気持ちを切り替えてがんばりたいと思います」

■白井裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー

「今回のレースはとても厳しい結果になってしまいました。アップダウンの激しいここSUGOラウンドでは、ウエイトハンデの影響がとても大きいことは予測していましたが、このような状況の中でも、ドライバー、チームスタッフが一丸となり、最大限の努力をしてくれたことに感謝しています。特に#32 EPSON NSXは、中盤でのペナルティにもかかわらず結果を残してくれました。若い2人のドライバーの成長を頼もしく感じましたし、シーズン後半に向けてさらに期待をしたいと思います。次戦は鈴鹿1000kmになります。NGX-GTにとって今シーズン最も重要なレースだと認識しています。過酷なレースになると思いますが、皆様のご声援をお願いします」

Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生レクサス1号車が今季初優勝(トヨタモータースポーツニュース)

SUPER GT第5戦 レクサスSC430 1号車が今季初優勝
ポール・トゥ・ウィンで得意の菅生を完全制覇
クサスSC430が4台揃ってトップ10入賞を果たす
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今季初優勝を飾ったレクサスSC430(No.1 ZENTセルモSC)

 2006 AUTOBACS SUPER GTの第5戦「SUGO GT300km RACE」が7月22日(土)~23日(日)にかけて宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。山間の地形を利用して作られたSUGOは最大標高差が69.83mとアップダウンの激しいテクニカルサーキット。トヨタ勢は2001年よりトヨタスープラが5年連続優勝を飾っており、今季は事前の合同テストでも好調な仕上がりをアピールした新型車両レクサスSC430の活躍に期待が集まった。今大会にはGT500クラス15台、GT300クラス24台の総勢39台がエントリー。トヨタ勢はGT500クラスに4台のレクサスSC430と2台のトヨタ スープラ、GT300クラスには2台のトヨタMR‐Sと2台のトヨタセリカが出場した。

◆予選◆

 22日(土)の天候は曇り時々霧雨。前日からの降雨はほぼ上がったが、断続的に霧雨の降る不順な天候が続き、午前11時からの予選1回目セッションはウエット宣言が出された。路面状況は雨脚によって刻々と変化し、視界不良とコースアウト車両によって合計5回も赤旗中断される異例の事態に。この状況下、ZENTセルモSC1号車が3番手、OPEN INTERFACE TOM'S SC430 36号車が6番手、BANDAI DIREZZA SC430 35号車が8番手、そしてMobil 1 SC 6号車が10番手とレクサスSC430は4台揃って予選上位10番手までを決定するスーパーラップに進出した。

 続いて午後2時40分から15分間の2回目セッションに続いて午後3時15分よりスーパーラップがスタート。雨は上がったが路面は濡れており、ゆっくり乾きかけるタイヤ選択の極めて難しい路面状況の中、インターミディエイトタイヤを選択したZENTセルモSC1号車は8番目に出走して21秒台の暫定トップタイムを記録。その後コースインした2台もこれを上回ることなく、1号車は2番手に1.154秒の大差で堂々今季2度目のポールポジションを獲得した。また、6号車が8番手、35号車が7番手、36号車が6番手グリッドから決勝へ臨むことになった。一方、GT300クラスではスーパーラップに進出したTOYSTORY Racing MR-S 101号車が9番手、梁山泊apr MR-S 777が8番手グリッドを獲得した。

◆決勝◆

 23日(日)は天候がやや好転。朝方は霧が発生して朝9時からのフリー走行が4分間遅れたものの、その後は時折日も射して気温も上昇した。81周の決勝レースは完全なドライコンディションのもと、ほぼ定刻の午後1時59分にスタート。ポールポジションの1号車は2番手との差を開きながら逃げるが、タイヤの消耗から予定よりやや早めに34周目にピットイン。

 その後、中盤のピット作業が一巡したところでフェアレディZ(23号車)に首位を譲る形となり、1号車は僅差の2番手で追う展開となった。2台はGT300車両を次々とパスしながらテール・トゥ・ノーズの接近戦を40周に渡って続けるが、逆転には至らず。しかし、残り10周となった71周目の最終コーナーでわずかなチャンスを逃さず、1号車が見事に首位浮上。その後もペースを緩めず快走した1号車は、2位に8.015秒の大差をつけ、嬉しい今季初優勝をポール・トゥ・ウィンで飾った。

 この結果により立川祐路は全日本GT選手権時代から通算8勝目を挙げ、シリーズ最多勝利ドライバーに。トヨタ勢は2001年以来スポーツランドSUGO大会6連勝を達成した。また、レクサスSC430は、36号車が4位、35号車が7位、6号車が9位に入賞し、それぞれ貴重なポイントを獲得した。GT300クラスでは101号車が5位、777号車も7位に入賞を果たした。


ZENTセルモSC 1号車 ドライバー立川祐路のコメント:

 今シーズンはここまで苦しいレースが続いたが、やっと勝てたという気持ちだ。これで選手権タイトル争いにも踏みとどまることが出来た。最後まで諦めずに全力を尽くす。

ZENTセルモSC 1号車 ドライバー高木虎之介のコメント:

 序盤に後続勢を引き離そうと攻めすぎて、タイヤを傷め、早めのピットインを余儀なくされてしまった。ドライバー交代後は一度ライバルに先行されたが、必ず逆転出来ると信じていた。次戦は厳しい真夏の1000kmレースとなるが、ここが踏ん張りどころだと思うので頑張りたい。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:

 不運が続き、なかなか結果を残せなかった1号車だが、今日はワンチャンスを確実に活かしてライバルを逆転し、優勝することが出来て本当に良かった。強豪揃いの厳しいこの選手権で勝ち進むことは本当に難しいが、次戦以降も悔いが残らないレースを戦って行きたい。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生 優勝ドライバーのコメント

GT500クラス #1ZENTセルモSC

Yuji

Tora

立川祐路
正直言って嬉しいです。今シーズンやっと勝てたわけで。
ここまで自分たちの失敗とかトラブルとかで勝てるはずのレースを落としてきましたが、今回は富士のリベンジを果たすため、TRDさんもチームスタッフも、ドライバーもみんながきっちりミスせずに自分の仕事をできました。
(後半のトップ争いについて)向こうも速かったので、僕も全然楽なんかしないで頑張ってついていったんですけど、非常に大変でした。向こうのタイヤが冷えているうちに何度かオーバーテイクを試みたんですが、抜くには至りませんでした。そこで途中からは周回遅れに引っかかるタイミングを待っていたんですが、まさに一回きりのチャンスをものにできましたね。
今まで波に乗れなくて中々勝てなかったけど、今回勝てたことでチャンピオンも狙っていけます。次の1000kmはウェイトがきついですが、確実にポイントを取りに行こうと思います。

高木虎之介

『10秒以上突き放して渡す』と立川と約束していたから(笑)、最初から思い切り攻めたので後半タイヤが厳しかったです。
(ザナヴィZとのトップ争いについて)ピットで見てるほうはイライラしました。
でも今回勝ててほっとしました。今までずっと悪い流れだったけど、ここでやっと来たな、と。
去年も一つ勝ってからずっと悪い流れにハマって、もう後がない状況でまた勝てて一気に波に乗りましたが、今年も土壇場で勝てたので、ここからチャンピオンを狙っていきます。
次の1000kmは立川に700km走ってもらいます(笑)。
暑いし、ウェイトも重いので、ここでポイントをどれだけとれるかでタイトルのほうも決まってくると思います。


GT300クラス #46吉兆宝山DIREZZA Z

Kota

Taku

佐々木孝太
やっとこの(優勝記者会見の)場所にこれました。
ここまでチームも頑張ってきたし、吉兆宝山さんも諦めずに応援してくださってたので、結果を出せてよかったです。
大きなマージンを築いて、番場には余裕を持って走ってもらいたかったんですけど、番場は『そんなきっちり使うか?』っていうぐらいにマージンを使い切ってくれて(笑)。
次はもっとマージンを作らないといけませんね。まぁ今回は結果オーライです。
セルモさんと同様、僕らも富士で勝つつもりでいたので、今回はリベンジしたかったんです。チャンピオンを狙っていくためにも、もう一回勝っちゃいたいな、と思ってます。

番場琢
嬉しさ半分と、反省点がものすごく沢山です。
今回勝てたのは先輩がマージンを作ってくれたからですので、次はマージンがなくても勝てるように努力していきたいです。
ファイナルラップは『(セルモSCに)譲れ』という指示が来ていましたが、絶対に(エンドレスZを)前に出したくなかったので、なるべくロスしない場所をさがして譲ろうと思っていたんですが、結果的に『なにもあそこで』って場所で譲ってしまいました。それで、コースに戻れるのか不安になるぐらいにはらんでしまったんですが、絶対にアクセルは戻さないでいこう、と。
これからも『一年目だから』なんて周りから言われたくないし、チャンピオンも狙っていきたいので、これからもスキルアップしていって、GT500を目指します。

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生決勝 ニスモの2台が2位・3位表彰台(NISMOモータースポーツニュースフラッシュ)

■ニスモの2台が2位・3位表彰台

 7月23日(日)、宮城県仙台郊外のスポーツランドSUGO(1周3.704km)でSUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」決勝レースが開催され、予選4位の「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/松田次生)がエキサイティングなトップ争いの末2位でレースを終えた。また予選5位の「MOTULAUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/リチャード・ライアン)も3位を獲得。ニスモの2台がそろって表彰台入賞を果たした。

 4位からスタートした#23 Zは、まず先行する#100 Zを処理しなければならなかったが、13周目にようやく3位にポジションアップするチャンスを得た。その後、2位の#32 NSXを34周目に抜き去り、38周目にピットインして本山にドライバー交代した。首位の#1 SC430がピットワークでタイムロスしたこともあり、本山は同車の前でコースに戻った。その#1SC430が背後に迫り、あわや抜かれるかという場面が何度もあったものの本山は何とかしのぎ、52周目には首位へと浮上。その後約20周にわたって#1 SC430と激しい攻防を繰り広げたが、72周目周回遅れの車両に詰まった隙に先行され、そのまま2位でチェッカーフラッグを受けた。

 5位スタートの#22 Zはミハエル・クルムがスタートし序盤を5位、その後一時ひとつ順位を落としたが、大きく離されることなく周回し、37周目にリチャード・ライアンに交代した。迅速なピットワークによって良い位置でレースに戻った#22 Zは52周目には3位に浮上。その後もライアンは安定して速いペースを維持し、3位でゴールを迎えた。

 予選9位「カルソニック インパルZ」(#12 ブノワ・トレルイエ/星野一樹)は、スタート後5周目にプッシュしすぎてスピンアウト。一時13位まで順位を落としたが、その後激しい追い上げを見せ、中盤には10周以上にわたって暫定首位を走行。最終的には6位入賞でレースを終えた。

 また、予選13位の「WOODONE ADVAN KONDO Z」(#24柳田真孝/荒聖治)はトラブルもなくレース周回を重ね、10位でレースを終了した。ピットスタートとなり最後尾からレースを開始した「イエローハットYMSトミカ Z」(#3 横溝直輝/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、さすがに30秒以上あったスタートのロスを挽回することができず、13位でレースを終了した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生決勝 セルモSC待望の今季初勝利

2006オートバックスSUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」の決勝が7月23日午後、スポーツランド菅生で行われた。
GT500クラスは#1 ZENTセルモSC(立川祐路/高木虎之介組)、GT300は#46吉兆宝山DIREZZA Z(佐々木孝太/番場琢組)と、今シーズン予選では速さを見せながらも決勝で何度も涙を呑んできた2台が悲願の初勝利を達成することとなった。

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060723_gt300a

060723_003a フォーメーションラップは午後2時に予定通り開始された。
空はどんよりと曇っているが、雨は降っておらず、路面は完全なドライだ。

ポールの#1高木虎之介がタイミングよく集団を抜け出し、トップで1コーナーへ。2位の#32エプソンNSXのロイック・デュバルも懸命に追い上げ、序盤は両者1秒以内の攻防が続く。

その後方ではセバスチャン・フィリップの駆る#100レイブリックNSXを先頭に#23ザナヴィZ、#22モチュールZ、#36オープンインターフェースSCらが集団を形成して3位争いを展開する。

しばらくテール・トゥ・ノーズの攻防を繰り広げていたトップ争いだったが、周回遅れが出始めた10周目あたりから次第にデュバルが遅れ始めた。
結局高木は一度もトップを脅かされることなく34周終わりでピットイン。立川祐路にステアリングを託す。

しかしトップは安泰と思われたセルモSCに思わぬ伏兵が立ちはだかった。
予選4番手スタートのザナヴィZだ。
スタートドライバーの松田次生はレイブリックNSXに頭を抑えられながらも盛んにプレッシャーを掛け続け、遂には13周目のホームストレートでレイブリックを抜き去ると、34周目にはセルモSCに遅れ始めたエプソンNSXをもレインボーコーナーで攻略し、絶妙のタイミングで38周終わりにピットストップを敢行、見事セルモSCの前でピットアウトしていったのだ。
松田からバトンを受け取った本山哲は、立川の激しい追い上げを巧みなライン取りと周回遅れをフルに活用して押さえ込んでいく。

060723_004a この2台の熾烈なトップ争いは延々30周以上にも及んだが、72周目に遂に転機が訪れる。
最終コーナーで果敢にインをついていく立川。
アウト側で懸命にアクセルを踏んでいく本山。
しかし本山の前方には、周回遅れの#110ボクスターがおり、行き場をなくした本山を立川は悠々と抜き去り、漸くトップを奪い返すと、そこから一気に差を広げ、最後は8秒015もの大差をつけて81周の長い戦いを制した。

060723_005a GT300クラスは、ポールからホールショットを決めた#88アクティオムルシエRG-1のマルコ・アピチェラを予選3番手の#96EBBRO 350Rの黒澤琢弥と予選5番手スタートの#46吉兆宝山Zの佐々木孝太が追い上げ、3台並走で3周目の1コーナーへ。
このバトルを制したのは吉兆宝山Z。佐々木はトップに躍り出るや、一気に後続を突き放しにかかり、ぶっちぎり状態で45周終わりに番場琢に交代した。

アピチェラはその後もペースが上がらずに順位を落とし続け、黒澤琢弥も#11ジムゲイナーフェラーリの田中哲也と2位争いを展開していた13周目のヘアピンで接触、大きく順位を落とすこととなった。

大きなマージンを得て佐々木からバトンを受け取った番場であったが、次々に現れる周回遅れをかわしつつ、自分もGT500に進路を譲りながらの走行に中々ペースが上がらず、2位に上がってきた#13エンドレスアドバンZを駆る藤井誠暢との差は徐々に縮まっていく。
その後方からはじわじわと順位を上げてきた#2プリベチューリッヒ紫電の加藤寛規も迫ってきた。
この3台は遂にファイナルラップでテール・トゥ・ノーズ状態になった。
しかしここに追いついてきたのがGT500トップの立川だ。
自身のポジションを守りながら立川に進路を譲る。難題をつきつけられた3台は立川にレコードラインを明け渡しながらもつれるようにフィニッシュラインになだれ込んだ。

この結果、#46吉兆宝山Zがかろうじてトップを守りきり、コンマ4秒遅れて#13エンドレスZが#2紫電をハナ差でかわして2位でフィニッシュした。

次戦は8月20日、今季初めてGTシリーズ戦に加わった伝統の鈴鹿1000kmだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生決勝結果

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2006/07/23) Weather:Cloudy Course:Dry
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClassCls
Pos
Car
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
115001ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS811:49'19.104
2235002XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
松田次生
BS818.015
3225003MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
リチャード・ライアン
BS8129.166
4365004OPEN INTERFACE TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS8156.631
5325005EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
武藤英紀
DL811'05.998
6125006カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野一樹
BS811'11.409
7355007BANDAI DIREZZA SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL811'27.877
885008ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS801Lap
965009Mobil 1 SC
LEXUS SC430
飯田 章
片岡龍也
BS801Lap
102450010WOODONE ADVAN KONDO Z
NISSAN FAIRLADY Z
柳田 真孝
荒聖治
YH801Lap
1110050011RAYBRIG NSX
HONDA NSX
セバスチャン・フィリップ
細川慎弥
BS801Lap
122550012ECLIPSE ADVANスープラ
TOYOTA SUPRA
織戸 学
土屋 武士
YH783Laps
13350013イエローハットYMS トミカ Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS783Laps
14463001吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN Fairlady Z
佐々木 孝太
番場琢
DL756Laps
15133002エンドレスアドバンCCI Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH756Laps
1623003Prive'e Zurich・アップル・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋一穂
加藤 寛規
YH756Laps
17273004direxiv ADVAN 320R
VEMAC 320R
密山 祥吾
谷口信輝
YH756Laps
181013005TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
新田 守男
高木真一
MI756Laps
191103006TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
PORSCHE BOXSTER
松田秀士
菅 一乗
YH756Laps
207773007梁山泊 apr MR-S
TOYOTA MR-S
田中 実
大嶋和也
MI747Laps
21473008吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正興
安田裕信
DL747Laps
2273009雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
山野 哲也
井入宏之
YH747Laps
239630010EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
黒澤 琢弥
黒澤翼
DL747Laps
245230011プロμ太陽石油KUMHOセリカ< br />TOYOTA CELICA竹内 浩典
嵯峨宏紀
KH747Laps
258730012トライクジャパン ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
山西康司
WADA-Q
YH738Laps
26930013NOMAD ADVAN LeyJun MT
MOSLER MT900R OOX
OSAMU
田中勝喜
YH729Laps
2766630014ライフワークBOMEXアップル NSX
HONDA NSX
周防 彰悟
山下潤一郎
YH729Laps
288830015アクティオ ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
YH729Laps
291130016JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
田中 哲也
青木 孝行
DL6912Laps
30530017プロμマッハGOGOGO車検320R九州
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井克彦
YH6021Laps
311930018ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
松田 晃司
脇阪薫一
YH5328Laps
---- 以上規定周回数(GT500: 56Laps / GT300: 52Laps)完走 ----
-18500-TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮卓史
BS5526Laps
-77300-クスコスバルADVANインプレッサ
SUBARU IMPREZA
小林 且雄
谷川達也
YH5031Laps
-62300-WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH3645Laps
-66500-triple a サードスープラGT
TOYOTA SUPRA
アンドレ・クート
平中 克幸
BS3546Laps
-10300-T&G CyberAgent DUNLOP F360
FERRARI F360 MODENA
ヒロミ
尾本 直史
DL2853Laps
-55300-DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
光貞 秀俊
池田大祐
YH1566Laps
-14300-ハンコックエンドレスポルシェ< br />PORSCHE 911GT3R木下 みつひろ
峰尾恭輔
HK477Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.18 TAKATA 童夢 NSX 1'18.042 (54/55) 170.874km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.11 JIM CENTER FERRARI DUNLOP 1'24.124 (63/69) 158.520km/h
  • CarNo.32の車両は、2006年SUPER GT Sporting Regulations第29条14.①(接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティが科された。
  • CarNo.18の車両は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間の追い越し)により、10秒間のペナルティストップが科された。
  • CarNo.3は、2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14.(2) (他の競技車両のコースアウトを強いるもの)違反により、ドライビングスルーペナルティが科された。
  • CarNo.6は、2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14.(2) (他の競技車両のコースアウトを強いるもの)違反により、ドライビングスルーペナルティが科された。
  • CarNo.11の車両は、2006年SUPER GT Sporting Regulations第29条14.①(接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティが科された。
  • CarNo.88は、2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14.(2) (他の競技車両のコースアウトを強いるもの)違反により、2006 SUPER GT Sporting Regulations 第48条6. 及び公式通知No.11に基づき、競技結果に対する30秒加算のペナルティを科された。

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生フリー走行結果

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2006/07/23) Free Practice Weather:Cloudy Course:Wet
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClassCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindGapkm/h
166GT5001triple a サードスープラGT
TOYOTA SUPRA
アンドレ・クート
平中 克幸
BS+11'17.786--171.436
23GT5002イエローハットYMS トミカ Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'17.935 0.149 0.149171.108
31GT5003ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS101'18.188 0.402 0.253170.555
423GT5004XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
松田次生
BS201'18.335 0.549 0.147170.235
522GT5005MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
リチャード・ライアン
BS601'18.793 1.007 0.458169.245
66GT5006Mobil 1 SC
LEXUS SC430
飯田 章
片岡龍也
BS10(+1)1'18.814 1.028 0.021169.200
725GT5007ECLIPSE ADVANスープラ
TOYOTA SUPRA
織戸 学
土屋 武士
YH+21'18.861 1.075 0.047169.099
88GT5008ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS701'19.045 1.259 0.184168.705
912GT5009カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野一樹
BS201'19.110 1.324 0.065168.567
1036GT50010OPEN INTERFACE TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS501'19.113 1.327 0.003168.560
1118GT50011TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮卓史
BS601'19.274 1.488 0.161168.218
12100GT50012RAYBRIG NSX
HONDA NSX
セバスチャン・フィリップ
細川慎弥
BS401'19.885 2.099 0.611166.931
1332GT50013EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
武藤英紀
DL+11'19.938 2.152 0.053166.821
1424GT50014WOODONE ADVAN KONDO Z
NISSAN FAIRLADY Z
柳田 真孝
荒聖治
YH+21'19.961 2.175 0.023166.773
1535GT50015BANDAI DIREZZA SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL401'20.203 2.417 0.242166.270
167GT3001雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
山野 哲也
井入宏之
YH501'24.638 6.852 4.435157.557
1746GT3002吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN Fairlady Z
佐々木 孝太
番場琢
DL10(+1)1'24.909 7.123 0.271157.054
182GT3003Prive'e Zurich・アップル・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋一穂
加藤 寛規
YH401'25.027 7.241 0.118156.836
19101GT3004TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
新田 守男
高木真一
MI51'25.138 7.352 0.111156.632
2027GT3005direxiv ADVAN 320R
VEMAC 320R
密山 祥吾
谷口信輝
YH651'25.444 7.658 0.306156.071
2111GT3006JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
田中 哲也
青木 孝行
DL1'25.478 7.692 0.034156.009
2219GT3007ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
松田 晃司
脇阪薫一
YH201'25.504 7.718 0.026155.961
2362GT3008WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH151'25.539 7.753 0.035155.898
2413GT3009エンドレスアドバンCCI Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH151'25.660 7.874 0.121155.677
2552GT30010プロμ太陽石油KUMHOセリカ< br />TOYOTA CELICA竹内 浩典
嵯峨宏紀
KH+21'26.075 8.289 0.415154.927
26110GT30011TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
PORSCHE BOXSTER
松田秀士
菅 一乗
YH101'26.086 8.300 0.011154.907
2788GT30012アクティオ ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
YH51'26.341 8.555 0.255154.449
2887GT30013トライクジャパン ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
山西康司
WADA-Q
YH1'26.403 8.617 0.062154.339
2996GT30014EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
黒澤 琢弥
黒澤翼
DL1'26.470 8.684 0.067154.219
3047GT30015吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正興
安田裕信
DL+11'26.471 8.685 0.001154.217
3177GT30016クスコスバルADVANインプレッサ
SUBARU IMPREZA
小林 且雄
谷川達也
YH1'26.876 9.090 0.405153.498
32777GT30017梁山泊 apr MR-S
TOYOTA MR-S
田中 実
大嶋和也
MI+21'27.026 9.240 0.150153.234
339GT30018NOMAD ADVAN LeyJun MT
MOSLER MT900R OOX
OSAMU
田中勝喜
YH1'27.159 9.373 0.133153.000
3414GT30019ハンコックエンドレスポルシェ< br />PORSCHE 911GT3R木下 みつひろ
峰尾恭輔
HK51'27.317 9.531 0.158152.723
3555GT30020DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
光貞 秀俊
池田大祐
YH1'27.80610.020 0.489151.873
365GT30021プロμマッハGOGOGO車検320R九州
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井克彦
YH+11'29.07111.285 1.265149.716
3710GT30022T&G CyberAgent DUNLOP F360
FERRARI F360 MODENA
ヒロミ
尾本 直史
DL+21'29.14211.356 0.071149.596
38666GT30023ライフワークBOMEXアップル NSX
HONDA NSX
周防 彰悟
山下潤一郎
YH+21'29.26111.475 0.119149.397

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生予選 Zは4番、5番グリッドからレースをスタート(NISMOモータースポーツニュースフラッシュ)

■Zは4番、5番グリッドからレースをスタート

 SUPER GT第5戦SUGOラウンドは、雨の予選で公式スケジュールが始まった。7月22日(土)午前11時から開始した公式予選は、朝から降り続ける雨によりウェット宣言が出された。さらにサーキットを霧が覆い、場所によっては視界を遮るほどであった。

 11時20分から予定されていたGT500の専有による予選走行時間が始まったのは約40分後。前回のマレーシアで2位に入った#22 Zは、今回60kgのハンディウェイトを搭載している。アタッカーのミハエル・クルムは早々にベストタイムを記録。8番手のタイムでスーパーラップ進出を決めた。

 一方「XANAVI NISMO Z」(#23、ハンディウェイト20kg)は松田がタイムアタックし、4番手タイムを記録した。「カルソニックインパルZ」(#12、ハンディ20kg)はブノワ・トレルイエによるタイムアタックで2番手タイム を記録した。

 また、「イエローハットYMSトミカZ」(#3)は、アタック担当のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが6番手のタイムを出し、スーパーラップそして決勝レースに期待がかかったが、横溝直輝にドライバー交代したあとコース上でクラッシュ、自走不能となった。また、横溝が予選の規定周回数を走りきれていないため、#3 Zのタイムは無効となり予選6位の記録も抹消されることとなった。これによって#22 Zは7位に繰り上がり、スーパーラップでは4番手スタートすることとなった。

 午後4時30分過ぎ、決勝レーススターティンググリッドを決するGT500スーパーラップ(SL)が開始。コース上の雨水ははけていき、レコードラインの多くの部分はほぼドライとなっていた。

 予選1回目7位の「MOTUL AUTECH Z」(#22)が4台目のアタッカーとして、SLに臨んだ。ドライバーはミハエル・クルム。慎重を期してインターミディエイトタイヤを装着してのアタックだった。クルムは、コース前半のドライ路面が多い部分では果敢に攻め上げ、水分の多い後半はグリップを優先させるクレバーな走りを見せ、予選5位を獲得した。

 1回目の予選で4位だった「XANAVI NISMO Z」(#23)は、本山哲がスリックタイヤでSLにチャレンジ。後半の水たまりでわずかにタイムをロスしたものの、4位の位置を確保した。SLのクライマックスを迎えた9番手スターターの「カルソニックインパルZ」(#12)は、ブノワ・トレルイエがスリックタイヤでコースイン。しかし、トレルイエは水気の多い最終コーナー進入時に体勢を崩してコースアウト。これによって大幅にタイムをロスし、決勝スタート順位は9位となった。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生フリー走行 サードスープラがトップタイム

2006オートバックスSUPER GT第5戦「SUGO GT300km RACE」の決勝前フリー走行が7月23日朝、スポーツランド菅生で行われた。
GT500クラストップは#66triple aサードスープラGT(アンドレ・クート/平中克幸組)、GT300は#7雨宮アスパラドリンクRX-7(山野哲也/井入宏之組)がトップタイムを記録した。

060723_001a

060723_002a

決勝日を迎えたスポーツランド菅生は朝から濃い霧が垂れ込めていたが、フリー走行の開始時刻が迫るにつれ、徐々に霧は晴れていった。
上空は相変わらず曇っているが、少し明るくなってきており、雨は降っていない。
一応競技団からはウェット宣言が出ているが、路面は乾き始めており、スリックでの走行が可能な状態だ。
その分ラップタイムも上がり、決勝前のフリー走行にもかかわらず既に昨日の立川のポールタイムをGT500クラス全車が上回った。

トップタイムを記録したのは#66triple aサードスープラGTのアンドレ・クートで1分17秒786。
昨日の予選でクラッシュした#3イエローハットYMSトミカZもジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが1分17秒935と2番手タイムをマークし、復活をアピールした。
ポールシッターの#1ZENTセルモSCも3番手につけて必勝を期す。

GT300クラスでも前回優勝の#7雨宮アスパラドリンクRX-7の山野哲也が1分24秒638を記録し、昨日のアピチェラのタイムを大きく上回った。
2番手は#46吉兆宝山DIREZZA Z、3番手には#2Privee Zurichアップル紫電がつけた。

スーパーGT第5戦決勝は午後2時から、81周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生予選総合結果

■GT500 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2006/07/22) Total Qualify GT500 Weather:Rainy Course:Dry
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHSuper Lap
Time
Qualify 1
Time
km/h
11ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS101'21.823162.978
232EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
武藤英紀
DL+11'22.977160.711
3100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
セバスチャン・フィリップ
細川慎弥
BS401'23.273160.140
423XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
松田次生
BS201'23.605159.504
522MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
リチャード・ライアン
BS601'23.615159.485
6*36OPEN INTERFACE TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS501'24.166158.441
735BANDAI DIREZZA SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL401'24.314158.163
86Mobil 1 SC
LEXUS SC430
飯田 章
片岡龍也
BS10(+1)1'24.506157.803
912カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野 一樹
BS201'41.556131.310
1018TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮卓史
BS60No Time -
1166triple a サードスープラGT
TOYOTA SUPRA
アンドレ・クート
平中 克幸
BS+11'26.641153.915
128ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS701'26.887153.479
1324WOODONE ADVAN KONDO Z
NISSAN FAIRLADY Z
柳田 真孝
荒聖治
YH+21'27.760151.952
1425ECLIPSE ADVANスープラ
TOYOTA SUPRA
織戸 学
土屋 武士
YH+21'29.237149.437
---- 以上予選通過 ----
-3イエローハットYMS トミカ Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'26.370154.398
■GT300 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2006/07/22) Total Qualify GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHSuper Lap
Time
Qualify 1
Time
km/h
188アクティオ ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
YH51'28.040151.469
22Prive'e Zurich・アップル・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋一穂
加藤 寛規
YH401'28.161151.261
396EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
黒澤 琢弥
黒澤翼
DL1'29.691148.681
411JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
田中 哲也
青木 孝行
DL1'30.334147.622
546吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN Fairlady Z
佐々木 孝太
番場琢
DL10(+1)1'30.445147.441
614ハンコックエンドレスポルシェ< br />PORSCHE 911GT3R木下 みつひろ
峰尾恭輔
HK51'30.742146.959
7*47吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正興
安田裕信
DL+11'32.004144.943
8777梁山泊 apr MR-S
TOYOTA MR-S
田中 実
大嶋和也
MI+21'32.236144.578
9101TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
新田 守男
高木真一
MI51'32.960143.452
1077クスコスバルADVANインプレッサ
SUBARU IMPREZA
小林 且雄
谷川達也
YHAbsent-
1113エンドレスアドバンCCI Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH151'34.572141.007
1219ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
松田 晃司
脇阪薫一
YH201'34.693140.827
13110TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
PORSCHE BOXSTER
松田秀士
菅 一乗
YH101'34.714140.796
1427direxiv ADVAN 320R
VEMAC 320R
密山 祥吾
谷口信輝
YH651'34.902140.517
157雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
山野 哲也
井入宏之
YH501'35.014140.351
1662WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH151'35.044140.307
175プロμマッハGOGOGO車検320R九州
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井克彦
YH+11'35.664139.397
1852プロμ太陽石油KUMHOセリカ< br />TOYOTA CELICA竹内 浩典
嵯峨宏紀
KH+21'36.541138.131
1910T&G CyberAgent DUNLOP F360
FERRARI F360 MODENA
ヒロミ
尾本 直史
DL+21'36.604138.041
2055DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
光貞 秀俊
池田大祐
YH1'36.612138.030
2187トライクジャパン ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
山西康司
WADA-Q
YH1'36.810137.747
22666ライフワークBOMEXアップル NSX
HONDA NSX
周防 彰悟
山下潤一郎
YH+21'36.947137.553
23*9NOMAD ADVAN LeyJun MT
MOSLER MT900R OOX
OSAMU
田中勝喜
YH1'40.749132.362

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生スーパーラップ結果

■GT500 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2006/07/22) Super Lap GT500 Weather:Cloudy Course:Wet
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
11ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS101'21.823--162.978
232EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
武藤英紀
DL+11'22.977 1.154 1.154160.711
3100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
セバスチャン・フィリップ
細川慎弥
BS401'23.273 1.450 0.296160.140
423XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
松田次生
BS201'23.605 1.782 0.332159.504
522MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
リチャード・ライアン
BS601'23.615 1.792 0.010159.485
636OPEN INTERFACE TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS501'24.166 2.343 0.551158.441
735BANDAI DIREZZA SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL401'24.314 2.491 0.148158.163
86Mobil 1 SC
LEXUS SC430
飯田 章
片岡龍也
BS10(+1)1'24.506 2.683 0.192157.803
912カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野 一樹
BS201'41.55619.73317.050131.310
-18TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮卓史
BS60----
■GT300 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2006/07/22) Super Lap GT300 Weather:Cloudy Course:Wet
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
188アクティオ ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
YH51'28.040--151.469
22Prive'e Zurich・アップル・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋一穂
加藤 寛規
YH401'28.161 0.121 0.121151.261
396EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
黒澤 琢弥
黒澤翼
DL1'29.691 1.651 1.530148.681
411JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
田中 哲也
青木 孝行
DL1'30.334 2.294 0.643147.622
546吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN Fairlady Z
佐々木 孝太
番場琢
DL10(+1)1'30.445 2.405 0.111147.441
614ハンコックエンドレスポルシェ< br />PORSCHE 911GT3R木下 みつひろ
峰尾恭輔
HK51'30.742 2.702 0.297146.959
747吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正興
安田裕信
DL+11'32.004 3.964 1.262144.943
8777梁山泊 apr MR-S
TOYOTA MR-S
田中 実
大嶋和也
MI+21'32.236 4.196 0.232144.578
9101TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
新田 守男
高木真一
MI51'32.960 4.920 0.724143.452
-77クスコスバルADVANインプレッサ
SUBARU IMPREZA
小林 且雄
谷川達也
YH----

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生2回目予選結果

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2006/07/22) Qualifying 2 Weather:Rainy Course:Wet
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClassCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindGapkm/h
122GT5001MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
リチャード・ライアン
BS601'24.030--158.697
232GT5002EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
武藤英紀
DL+11'24.805 0.775 0.775157.247
323GT5003XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
松田次生
BS201'25.087 1.057 0.282156.726
435GT5004BANDAI DIREZZA SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL401'25.238 1.208 0.151156.448
536GT5005OPEN INTERFACE TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS501'25.283 1.253 0.045156.366
66GT5006Mobil 1 SC
LEXUS SC430
飯田 章
片岡龍也
BS10(+1)1'26.219 2.189 0.936154.668
725GT5007ECLIPSE ADVANスープラ
TOYOTA SUPRA
織戸 学
土屋 武士
YH+21'26.847 2.817 0.628153.550
824GT5008WOODONE ADVAN KONDO Z
NISSAN FAIRLADY Z
柳田 真孝
荒聖治
YH+21'26.901 2.871 0.054153.454
918GT5009TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮卓史
BS601'27.034 3.004 0.133153.220
1012GT50010カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野 一樹
BS201'27.726 3.696 0.692152.011
111GT50011ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS101'28.504 4.474 0.778150.675
1255GT3001DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
光貞 秀俊
池田大祐
YH1'30.077 6.047 1.573148.044
138GT50012ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS701'30.388 6.358 0.311147.534
14110GT3002TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
PORSCHE BOXSTER
松田秀士
菅 一乗
YH101'30.731 6.701 0.343146.976
157GT3003雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
山野 哲也
井入宏之
YH501'31.037 7.007 0.306146.482
1652GT3004プロμ太陽石油KUMHOセリカ< br />TOYOTA CELICA竹内 浩典
嵯峨宏紀
KH+21'32.386 8.356 1.349144.344
172GT3005Prive'e Zurich・アップル・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋一穂
加藤 寛規
YH401'32.560 8.530 0.174144.072
1813GT3006エンドレスアドバンCCI Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH151'32.746 8.716 0.186143.783
1966GT50013triple a サードスープラGT
TOYOTA SUPRA
アンドレ・クート
平中 克幸
BS+11'32.834 8.804 0.088143.647
2046GT3007吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN Fairlady Z
佐々木 孝太
番場琢
DL10(+1)1'32.920 8.890 0.086143.514
2114GT3008ハンコックエンドレスポルシェ< br />PORSCHE 911GT3R木下 みつひろ
峰尾恭輔
HK51'33.048 9.018 0.128143.317
2296GT3009EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
黒澤 琢弥
黒澤翼
DL1'33.101 9.071 0.053143.235
2319GT30010ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
松田 晃司
脇阪薫一
YH201'33.766 9.736 0.665142.219
2462GT30011WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH151'33.800 9.770 0.034142.168
25777GT30012梁山泊 apr MR-S
TOYOTA MR-S
田中 実
大嶋和也
MI+21'34.014 9.984 0.214141.844
26100GT50014RAYBRIG NSX
HONDA NSX
セバスチャン・フィリップ
細川慎弥
BS401'34.70410.674 0.690140.811
2788GT30013アクティオ ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
YH51'35.30911.279 0.605139.917
289GT30014NOMAD ADVAN LeyJun MT
MOSLER MT900R OOX
OSAMU
田中勝喜
YH1'36.26412.234 0.955138.529
2910GT30015T&G CyberAgent DUNLOP F360
FERRARI F360 MODENA
ヒロミ
尾本 直史
DL+21'36.72912.699 0.465137.863
3047GT30016吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正興
安田裕信
DL+11'38.42014.390 1.691135.494
31101GT30017TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
新田 守男
高木真一
MI51'40.74316.713 2.323132.370
3211GT30018JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
田中 哲也
青木 孝行
DL1'42.61018.580 1.867129.961
33666GT30019ライフワークBOMEXアップル NSX
HONDA NSX
周防 彰悟
山下潤一郎
YH+21'46.83122.801 4.221124.826
-3GT500-イエローハットYMS トミカ Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS----
-87GT300-トライクジャパン ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
山西康司
WADA-Q
YH--- -
-77GT300-クスコスバルADVANインプレッサ
SUBARU IMPREZA
小林 且雄
谷川達也
YH----
-27GT300-direxiv ADVAN 320R
VEMAC 320R
密山 祥吾
谷口信輝
YH65----
-5GT300-プロμマッハGOGOGO車検320R九州
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井克彦
YH+1----
  • 赤旗中断: (1) 14:58~15:06 / (2) 15:23~15:31

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生 ポールシッターのコメント

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GT500クラス #1ZENTセルモSC

立川祐路
ドライタイヤで行くか、ウェットタイヤで行くか、難しい路面コンディションでしたが、僕らは敢えてウェットでいくことにしました。ポールを取れたのはタイヤ選択がうまくいったからだと思います。
嬉しいことは嬉しいですが、前々回はポールからスタートして、充分勝つ自信があったのに戦う前にリタイヤすることになったので、そのリベンジという意味でも今回はどうしても勝ちたいですね。ここで勝てないとタイトル争いも難しくなると思いますし。
でも、菅生は抜きにくいサーキットですから、明日の決勝は自分の仕事さえキッチリやれば結果はついてくると思います。

高木虎之介

今日はウェットタイヤでアタックしているのに、ドライ路面のセクター1が速かったのを見た時点で『あ、ポールとれるな』と思いました。
テストからウェットコンディションでの感触は良かったです。ドライ路面だとどうなるか、まだわかりませんけど、今回こそは勝たなきゃいけないと思ってますし、戦略さえキッチリやれば勝てると思います。


GT300クラス #88アクティオ ムルシエRG-1

マルコ・アピチェラ
ポールを取れたことはもちろん良い気分ですよ。
でも今回はコースコンディションがすぐに変わってしまうので、考える時間もなく、ただ走るだけで精一杯だったんですよ。だから、ポールが取れたことには正直驚いてます。
僕らはインターミディを持ち合わせていないので、スリックタイヤで行くか、ウェットタイヤで行くか選択に悩み、結局スリックタイヤで行きましたけど、ポールを取れたので正しい選択だったようですね。
チャンピオン争いのためにも、明日は一つでも多くのポイントを稼ぎたいです。

桧井保孝
午前中の予選は、まずスーパーラップに残ることが大事だと考えていました。正直その後は難しいかなと思っていましたから。
ですからスーパーラップでは良くあんなタイムが出たなと感心してたんです。
で、後のドライバーが皆タイムが出ないので、『あれ?』『あれ?』って思ってるうちにポールが決まってしまった、という感じです。
今回はマルコの気迫が違いましたね。いいものを見せてもらったなと思います。
明日の目標は、もちろん『勝利』です。

まとめ&Photo:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生スーパーラップ ZENTセルモSCが今季2度目のポール!

スーパーGT第5戦、SUGO GT 300KMの公式予選2回目と、スーパーラップが22日午後、小雨と濃霧のスポーツランド菅生で行われ、#1ZENTセルモSC(立川祐路/高木虎之介組)が今季2回目のポールポジションを獲得した。
GT300クラストップは#88アクティオムルシエRG-1(マルコ・アピチェラ/桧井保孝組)。
霧に翻弄されるライバル達を尻目に見事なジャンプアップを果たした。

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予選2回目は当初予定より20分遅れ、午後2時50分より開始された。
相変わらず霧が深くなったり浅くなったりと、予断を許さないコンディションだ。

まずはGT300クラスの専有が15分間。
続いてGT500クラスの専有が15分間で行われ、GT500の専有走行終了から5分のインターバルを経て、スーパーラップが行われる。

この予選2回目でも、各クラス1回づつの赤旗中断があり、タイムスケジュールはまたしても変更を余儀なくされた。

しかも、その赤旗原因のうちの一つは、暫定ポールの#32EPSON NSXによるものだった。
ロイック・デュバルのドライブする32号車はここでも悠々とクラストップタイムを記録した後、に最終コーナー立ち上がりのガードレールに右リヤからヒット、ウィングと足回りを破損することとなってしまったのだ。

このため、明日の決勝上位10台のスターティンググリッドを決めるスーパーラップは、当初予定よりも25分遅れの午後3時50分より行われることとなった。

GT300クラスは午前中10番手の#77クスコスバルインプレッサが出走できなかったため、午前中9番手の#88アクティオムルシエRG-1から走行を開始。マルコ・アピチェラのドライブで1分28秒040を叩き出した。

続いては#47吉兆宝山DIREZZA Z。
午前中5番手タイムを出していたにもかかわらず、赤旗中に追い越しをしてしまったためにベストタイム、セカンドタイムを抹消されて8番手となっていた47号車は、安田裕信のドライブにより挽回を目論んだが、32秒004に留まった。

3番手出走は#2プリベチューリッヒアップル紫電。
加藤寛規のタイムは28秒161に終わり、僅かにアピチェラのタイムに届かなかった。

紫電がアタックを開始した辺りから徐々に霧が濃くなってきたため、この後に出走したドライバーはいずれも霧に視界を阻まれて30秒台が精一杯の状況となってしまう。

それはここまで4戦して3度のポールを獲得し、午前中の予選でも暫定ポールとなった佐々木孝太をもってしても覆せない状況で、佐々木の駆る#46吉兆宝山DIREZZA Zは大きく順位を落として5番手スタートとなってしまった。

結局、最初に出走した#88号車は午前中9番手から一気にジャンプアップ、今季初のポールポジションから明日の決勝に臨むこととなった。

GT500のスーパーラップは、開始早々からいきなりの波乱。
トップ出走の#6Mobil1 SCのアタック中に#18TAKATA童夢の小暮がレインボーコーナーで川に乗り上げてスピン、コースアウトを喫してしまったのだ。
小暮の脇をすり抜けた飯田章は暴れるマシンをねじ伏せて1分24秒504を叩き出した。
レギュレーションによりアタックの権利を失った小暮はそのままピットへ。
これで18号車の10番手スタートが確定してしまった。

GT300のアタッカーを苦しめた霧は、徐々に晴れていき、路面も一部乾き始めていたため、各ドライバーともタイヤチョイスには相当悩まされたようだ。

#35バンダイSCの服部尚貴は1分24秒314。セクター1で飯田に出遅れるも、後半挽回してみせた。
しかしその直後、#22モチュールオーテックZを駆るミハエル・クルムが1分23秒615を出してその服部を上回る。
続く#36オープンインターフェースSCの脇阪寿一はクルムには僅かに届かず、24秒165で2番手に割ってはいる。

次は#100レイブリックNSX。
セバスチャン・フィリップは1分23秒273を記録してこの時点でのトップに立った。
続く#23ザナヴィZの本山はセクター1からフィリップをコンマ6秒上回るも、最終コーナーで姿勢を乱したのが祟って23秒605に終わった。

本山に続いて出走した#1ZENTセルモSCを駆る立川祐路は、難しい路面コンディションの中敢えてウェットタイヤを選択したのが功を奏したか、一気にフィリップのタイムを1秒4上回る1分21秒823を叩き出して堂々トップに躍り出た。

午前中から好調ぶりを見せていた#12カルソニックZのブノワ・トレルイエは縁石に乗り上げるアグレッシブなアタックで立川のタイムを追うが、最終コーナーで痛恨のスピン。なんとかガードレールへのヒットは避けられたものの、ノータイムに終わった。

最後にアタックするのは、その最終コーナーで予選二回目にガードレールの餌食となった#32エプソンNSXのロイック・デュバル。
クルマ、ドライバーともにクラッシュの影響が心配されたが、22秒977をマーク。
立川の1秒落ちながらもフロントローを守った。

明日の決勝は午後2時スタート予定。81周の戦いだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生予選1回目結果

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2006/07/22) Qualifying 1 Weather:Rainy Course:Wet
2006 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClassCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindGapkm/h
132GT5001EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
武藤英紀
DL+11'24.836--157.189
212GT5002カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野一樹
BS201'25.808 0.972 0.972155.409
31GT5003ZENT セルモ SC
LEXUS SC430
立川 祐路
高木虎之介
BS101'25.985 1.149 0.177155.089
423GT5004XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
松田次生
BS201'26.105 1.269 0.120154.873
5100GT5005RAYBRIG NSX
HONDA NSX
セバスチャン・フィリップ
細川慎弥
BS401'26.328 1.492 0.223154.473
6*36GT5006OPEN INTERFACE TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS501'26.393 1.557 0.065154.357
722GT5007MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
リチャード・ライアン
BS601'26.410 1.574 0.017154.326
835GT5008BANDAI DIREZZA SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL401'26.521 1.685 0.111154.128
918GT5009TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮卓史
BS601'26.529 1.693 0.008154.114
106GT50010Mobil 1 SC
LEXUS SC430
飯田 章
片岡龍也
BS10(+1)1'26.554 1.718 0.025154.069
1166GT50011triple a サードスープラGT
TOYOTA SUPRA
アンドレ・クート
平中 克幸
BS+11'26.641 1.805 0.087153.915
128GT50012ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS701'26.887 2.051 0.246153.479
1324GT50013WOODONE ADVAN KONDO Z
NISSAN FAIRLADY Z
柳田 真孝
荒聖治
YH+21'27.760 2.924 0.873151.952
1425GT50014ECLIPSE ADVANスープラ
TOYOTA SUPRA
織戸 学
土屋 武士
YH+21'29.237 4.401 1.477149.437
1546GT3001吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN Fairlady Z
佐々木 孝太
番場琢
DL10(+1)1'32.828 7.992 3.591143.656
1611GT3002JIM CENTER FERRARI DUNLOP
FERRARI F360 MODENA
田中 哲也
青木 孝行
DL1'33.022 8.186 0.194143.357
1796GT3003EBBRO BTEC MAZIORA 350R
VEMAC RD350R
黒澤 琢弥
黒澤翼
DL1'33.328 8.492 0.306142.887
1814GT3004ハンコックエンドレスポルシェ< br />PORSCHE 911GT3R木下 みつひろ
峰尾恭輔
HK51'33.352 8.516 0.024142.850
19101GT3005TOY STORY Racing MR-S
TOYOTA MR-S
新田 守男
高木真一
MI51'33.777 8.941 0.425142.202
20777GT3006梁山泊 apr MR-S
TOYOTA MR-S
田中 実
大嶋和也
MI+21'33.880 9.044 0.103142.046
212GT3007Prive'e Zurich・アップル・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋一穂
加藤 寛規
YH401'34.066 9.230 0.186141.766
22*47GT3008吉兆宝山 DIREZZA Z
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正興
安田裕信
DL+11'34.254 9.418 0.188141.483
2388GT3009アクティオ ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
YH51'34.497 9.661 0.243141.119
2477GT30010クスコスバルADVANインプレッサ
SUBARU IMPREZA
小林 且雄
谷川達也
YH1'34.557 9.721 0.060141.029
2513GT30011エンドレスアドバンCCI Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井誠暢
YH151'34.572 9.736 0.015141.007
2619GT30012ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
松田 晃司
脇阪薫一
YH201'34.693 9.857 0.121140.827
27110GT30013TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
PORSCHE BOXSTER
松田秀士
菅 一乗
YH101'34.714 9.878 0.021140.796
2827GT30014direxiv ADVAN 320R
VEMAC 320R
密山 祥吾
谷口信輝
YH651'34.90210.066 0.188140.517
297GT30015雨宮アスパラドリンクRX7< br />MAZDA RX-7山野 哲也
井入宏之
YH501'35.01410.178 0.112140.351
3062GT30016WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤治樹
YH151'35.04410.208 0.030140.307
315GT30017プロμマッハGOGOGO車検320R九州
VEMAC 320R
玉中 哲二
筒井克彦
YH+11'35.66410.828 0.620139.397
3252GT30018プロμ太陽石油KUMHOセリカ< br />TOYOTA CELICA竹内 浩典
嵯峨宏紀
KH+21'36.54111.705 0.877138.131
3310GT30019T&G CyberAgent DUNLOP F360
FERRARI F360 MODENA
ヒロミ
尾本 直史
DL+21'36.60411.768 0.063138.041
3455GT30020DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
光貞 秀俊
池田大祐
YH1'36.61211.776 0.008138.030
3587GT30021トライクジャパン ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-GT
山西康司
WADA-Q
YH1'36.81011.974 0.198137.747
36666GT30022ライフワークBOMEXアップル NSX
HONDA NSX
周防 彰悟
山下潤一郎
YH+21'36.94712.111 0.137137.553
---- 以上予選通過 (基準タイム(107%): GT500 1'31.531 / GT300 1'39.574) ----
-3GT500-イエローハットYMS トミカ Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'26.370 1.534-154.398
-*9GT300-NOMAD ADVAN LeyJun MT
MOSLER MT900R OOX
OSAMU
田中勝喜
YH1'40.74915.913-132.362
  • 赤旗中断: (1) 11:05~11:32 / (2) 11:44~11:57 / (3) 12:03~12:12 / (4) 12:25~12:42 / (5) 12:49~12:57
  • コースレコード: GT500 1'15.810 / GT300 1'22.274
  • 予選通過基準タイム(107%): GT500 1'31.531 / GT300 1'39.574
  • CarNo.36の車両は、SUGO GT 300km RACE 特別規則書23.(ピットレーン通過制限速度)違反により罰金2万円のペナルティを科す。
  • CarNo.36の車両は 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間の追い越し)により12:58のベストタイム及びセカンドタイム抹消のペナルティを科す。
  • CarNo.9の車両は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(赤旗中のコースアウト)により公式予選第1回目のベストタイム及びセカンドタイム抹消のペナルティを科す。
  • CarNo.47の車両は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(赤旗中の追い越し)により公式予選第1回目のベストタイム及びセカンドタイム抹消のペナルティを科す。
  • CarNo.3の第1ドライバーは予選基準タイム未達成
  • CarNo.9の第2ドライバーは予選基準タイム未達成

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生予選1回目 赤旗続出で予選は大荒れ。暫定ポールはEPSON NSX

2006AUTOBACSスーパーGTシリーズ第5戦、SUGO SUPER GT 300KMの公式予選1回目が7月22日、スポーツランド菅生で行われ、GT500クラスでは#32EPSON NSX(ロイック・デュバル/武藤英紀組)、GT300クラスは#46吉兆宝山DIREZZA Z(佐々木孝太/番場琢組)がそれぞれ暫定ポールを獲得した。

公式予選日を迎えたスポーツランド菅生は曇り。時折小雨が降る不安定な天候で、コース周辺では霧も出ており、1回目の公式予選が始まる直前には1コーナー周辺は完全に視界が遮られてしまった。

060722_001a そんな悪条件の中、ウェット宣言のもとでGT300クラスの専有から開始された予選セッションは、劣悪な視界と滑りやすい路面のため、スピンやコースアウトが続出、開始から僅か5分で#77クスコスバルインプレッサのコースアウトにより赤旗が出たのを皮切りに、車両回収や視界確認で5度も赤旗中断となる荒れた展開となった。

この予選でGT300クラスの暫定ポールを獲得したのは、またしても#46吉兆宝山Zだった。
佐々木孝太はこのクラスで唯一の32秒台となる1分32秒828を叩き出して他を圧倒してみせた。
2番手には#11ジムゲイナーフェラーリ、3番手には#96EBBRO BTEC MAZIORA350Rがつけ、今季初参戦となる#77インプレッサも10番手タイムを記録してスーパーラップへ駒を進めた。

060722_002a GT500クラスでは、#32エプソンNSXを駆るロイック・デュバルと#12カルソニックZのブノワ・トレルイエの間で熾烈なタイムアタック合戦が繰り広げられ、デュバルが1分24秒836を記録してトレルイエの追撃を退けた。
3番手にはセッション終盤にじわじわとタイムを詰めていった#1ZENTセルモSCの立川祐路がつけた。
なお、#3イエローハットYMSトミカZは、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがクラス6番手のタイムを記録したものの、横溝直輝は走り出してすぐにレインボーコーナーでクラッシュしてしまったため、基準タイムをクリアできず、予選落ちとなった。
3号車は出走嘆願により最後尾スタートとなる可能性が残っているが、4度目の赤旗原因となったこのクラッシュにより、左リヤの足回りを大きく破損しており、予選2回目どころか決勝までに修復が間に合うかすら微妙な状況だ。

なお、予選1回目が度重なる赤旗中断により、予定時刻を大幅にオーバーして終了したことに伴い、予選2回目の開始時刻は、当初予定の午後2時30分から20分遅れの2時50分から、スーパーラップは午後3時25分から行われることとなった。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生 トランスアクスル方式シンメトリカルAWDデビュー(SUBARU MOTORSPOT EXPRESS)

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 7 月22~23日にスポーツランドSUGO(宮城県)において開催されるSUPER GT第5戦で登場する「クスコ スバルADVANインプレッサ」は“トランスアクスル方式シンメトリカルAWD”レース車両となる。

 「クスコ スバルADVANインプレッサ」は、昨シーズンまで規定による重量増を避け、リヤドライブ(FR)方式で参戦をしていたが、06年規定では四輪駆動車に対する重量のハンディキャップが廃されたこともあり、よりトラクションを得るためにAWD化を計画。今シーズン前半は開発・製作に専念して今回のデビューとなった。

 SUBARUのアイデンティティであるシンメトリカルAWDと、CUSCORACINGが04年から投入したトランスアクスル(ギヤボックスとリヤデフを一体化したもの)を組み合わせた機構を搭載している。エンジンからの駆動はメインドライブシャフトを通してリヤのセンターデフへ。そこからトランスアクスル、フロントデフへと伝えられる。この機構を採用することで、前後の重量バランスはほぼ50:50を実現した。またAWD化することにより、トラクションの増加、雨天時の安定走行ピットアウト時のタイムロス、冷えたタイヤを履いたアウトラップのタイムアップ等が期待できる。

 AWD化により懸念された重量増は、車両・パーツの徹底した軽量化により、従来モデルと同等の重量に収めている。

 STIがチューニングを担当するEJ20エンジンは、WRC(FIA世界ラリー選手権)参戦のノウハウを生かし、SUPER GTのレギュレーションに沿ったリストリクター径に合わせたECUセッティングなどにより、従来
よりも低回転時のトルクをアップ。また燃費も向上している。なお、ドライバーは99年以来のコンビ、小林且雄と谷川達也である。

◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
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Text & Photo: スバルテクニカインターナショナル株式会社

Japanese F3

全日本F3第5戦決勝 上位3人のコメント

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ロベルト・ストレイト(優勝)
トップを走ってるなんて気がつきませんでしたよ。でも2勝目を挙げられて嬉しいです。これからもこんな成績を残せるよう頑張ります。
今回は僕のドライビングがどうこうというよりブリヂストンタイヤがコンディションに合っていたことが一番重要なポイントでした。僕は正しいスペックのタイヤを履いてやるべきことをやっただけです。
明日も雨の予報が出ていて大変なレースになりそうですが、ウェットでも僕らのクルマは大丈夫なので、一つでも多くのポイントを取りに行きます。

ジョニー・リード(2位)
今シーズン2回目の表彰台に上がれて最高ですし、自信にも繋がりました。
予選では他のクルマに引っかかってタイムが出せませんでした。でも富士も後方からスタートして2位に上がれましたからね。
明日もまた雨ということですが、いいレースができれば嬉しいです。
今回はロベルトのクルマが速かったですが、次は僕も勝てるようなレースをしたいです。

エイドリアン・スーティル(3位)
最初のラップはタイヤのグリップの限界を読み間違えたので、フロントもリヤも滑らせてしまい、コースを飛び出してしまいました。
2、3周するとグリップが上がってきて速く走らせることができましたが、そのときにはもうトップ2台には追いつけないくらいの差がついていました。
明日はできればドライで走りたいですね。
(横からストレイトが「ニホンジンは『雨のシーズンが来た』って言ってるぜ」と話しかけてきた)
あ~もう帰りたいよ!(笑)

Japanese F3

F3第5戦もてぎ決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2006/05/27) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
All Japan F3 Championship Round 5 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/Behind
14ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F3063S-GE1428'25.547
23ジョニー・リードINGING F306DALLARA F3063S-GE148.470
31エイドリアン・スーティルDHG TOM'S F305DALLARA F3053S-GE1423.916
414マルコ・アスマーThreeBondDALLARA F305SR20VE1429.856
536大嶋 和也TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE1431.187
675池田 大祐EMS F306DALLARA F3063S-GE1435.296
710塚越 広大Honda 無限 F107DOME F107MF204C1436.734
837安岡 秀徒TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE1444.636
962嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F3063S-GE1450.520
1033石浦 宏明広島トヨタDALLARAF305DALLARA F3053S-GE141'07.775
1174岡田 暁EMS F306DALLARA F3063S-GE141'11.581
1212ファビオ・カルボーンThreeBondDALLARA F305SR20VE141'15.582
132伊沢 拓也Honda・戸田FIGHTEXDOME F107MF204C141'21.318
-------- 以上規定周回数 ( 12 Laps ) 完走 --------
-50磯崎 元彦GOLDON ZAP F305DALLARA F3053S-GE113 Laps
  • Fastest Lap: No.4 ロベルト・ストレイト(INGING F306) 2'00.163 14/14 143.85km/h

Japanese F3

F3第5戦もてぎ予選結果

全日本F3 -RIJ- (2006/05/27) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2006 All Japan F3 Championship Round 5 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
110塚越 広大Honda 無限 F107DOME F107MF204C1'46.006--163.06
236大嶋 和也TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE1'46.4460.4400.440162.38
31エイドリアン・スーティルDHG TOM'S F305DALLARA F3053S-GE1'46.5700.5640.124162.19
44ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F3063S-GE1'46.6150.6090.045162.13
53ジョニー・リードINGING F306DALLARA F3063S-GE1'46.7160.7100.101161.97
612ファビオ・カルボーンThreeBondDALLARA F305SR20VE1'46.7420.7360.026161.93
72伊沢 拓也Honda・戸田FIGHTEXDOME F107MF204C1'46.7540.7480.012161.91
833石浦 宏明広島トヨタDALLARAF305DALLARA F3053S-GE1'46.8540.8480.100161.76
937安岡 秀徒TDP TOM'S F305DALLARA F3053S-GE1'46.8950.8890.041161.70
1014マルコ・アスマーThreeBondDALLARA F305SR20VE1'47.0050.9990.110161.53
1162嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F3063S-GE1'47.5251.5190.520160.75
1275池田 大祐EMS F306DALLARA F3063S-GE1'47.7111.7050.186160.48
1374岡田 暁EMS F306DALLARA F3063S-GE1'48.2162.2100.505159.73
1450磯崎 元彦GOLDON ZAP F305DALLARA F3053S-GE1'49.0733.0670.857158.47
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'56.97410.9687.901147.77

Japanese F3

全日本F3第5、6戦もてぎ公式予選 第5戦は塚越、第6戦はスーティルがPP獲得!

全日本F3選手権第5戦、第6戦の公式予選が5月27日、ツインリンクもてぎで行われた。
第5戦は#10塚越広大(Honda無限F107)が1分46秒006のコースレコードを樹立してポールポジションを獲得したが、第6戦では#1エイドリアン・スーティル(DHGトムスF305)が塚越のタイムを更に上回る1分45秒880でポールポジションをもぎとった。

060527_01a 朝から時折小雨の落ちてくる公式予選日のツイリンクもてぎ。
厚い雲に覆われる中、午前10時5分、第5戦の公式予選が開始された。
コースは今のところドライ。各車スリックタイヤでの走行となった。

合同練習から好調な塚越広大が開始早々からタイミングモニターの最上段に陣取る。
ここまで今ひとつ噛み合わず、結果の出ていない塚越だったが、出身地に近いここもてぎでは持ち前の速さを存分に見せつけている。
塚越は走るたびにタイムを更新していき、残り時間3分を切ったところで遂に1分46秒252を叩き出した。これは昨年J.P.オリベイラが樹立したコースレコードを上回るものだ。
更に塚越は1分46秒006までタイムを縮め、堂々のポールポジション獲得で予選を終えた。

2番手には大嶋和也がつけたが、タイムは1分46秒446と塚越にはコンマ44秒もの差をつけられた。
3番手は大嶋のチームメイト、エイドリアン・スーティルが46秒570で続く。
以下、ロベルト・ストレイト、ジョニー・リード、ファビオ・カルボーンと続き、前戦鈴鹿で涙の初優勝を達成した伊沢拓也は7番手だった。

060527_02a 10分間のインターバルの後、第6戦の公式予選が始まった。
相変わらずいつ雨が降ってきてもおかしくない天候のせいもあり、各車一斉にコースイン、早めのタイムアタックに取り掛かる。
ここではまずエイドリアン・スーティルが2回目のアタックで1分46秒221を記録してトップに立つ。
塚越は46秒450と2番手につけている。

さらにスーティルは次のアタックで1分45秒998を叩き出し、つい先ほど塚越が樹立したコースレコードを早くも上回ると、1週おいた次のアタックでは45秒958、45秒880と更にタイムを短縮してみせた。

一方の塚越は思うようにタイムが上がらず、一時は大嶋やカルボーンの先行をも許す苦しい展開となった。
それでも残り2分を切ったところで46秒065までタイムを縮め、予選2番手を奪い返してフロントロースタートを確保した。
3番手は大嶋和也。以下、ファビオ・カルボーン、安岡秀徒、伊沢拓也、ロベルト・ストレイトと続いて第6戦の予選は終了した。

F3第5戦の決勝は今日午後2時15分から14周で、第6戦決勝は明日午前10時55分より20周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO, Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ SUBARU MOTORSPORT EXPRESS

SUPER GT 第5戦
「MOTEGI GT 300KM RACE」
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■開催月日:2005年9月3-4日
■開催場所:ツインリンクもてぎ
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◇ クスコスバルADVANインプレッサ
  まさかのスピン喫すも13位完走

 SUPER GT第5戦がツインリンクもてぎで開催され、予選6位と今季最高位からスタートした小林且雄/谷川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは、1周目にスピンを喫し、最後尾近い23位までポジションを落としたものの、粘り強い走りで13位までリカバリーしてチェッカー。連続完走記録を12に伸ばした。

 3日の公式予選日、この第5戦から予選方式に若干の変更が加えられた。従来各クラス12台が進出できたスーパーラップ(SL)だが、今回から10台に減らされた。さらに予選1回目だけでその10台が決定することになったため、予選1回目の計40分間で、トップ10のタイムをマークして、ドライバー2名が基準タイムをクリアしなければならなくなった。
 公式予選1回目は、10時5分にスタート。アタックに入った谷川は開始12分で1分55秒783のタイムを出して2位につけた。しかし他の車両も次々にアタックを開始、結果、7位で3戦連続のSL進出を果たすことになった。
 14時50分からSLが始まった。4台目のアタックとなった谷川は1分55秒823というタイムで、その時点で2番目のタイム。その後谷川のタイムを上回る車両が4台あり、6位で予選を終了した。

 4日決勝日、14時4分、気温31℃。スタンドを埋めた5万2000人のファンが応援旗を振り、総立ちで見守る中、63周の決勝レースはスタートした。
 谷川は今回も見事にスタートを決めて直角ターンの連続する4コーナー先までに5位へポジションアップ。しかし、5コーナーでまさかの単独スピン。ここに後続が接触してリヤバンパーが外れてしまった。谷川は何とかマシンをコースに復帰させたが、1周終了時点で最後尾に近い23位までポジションダウンを余儀なくされた。

 ここから谷川は猛然と追い上げ7周目には16位、さらには21周目には13位までポジションを上げることに成功した。しかし12位のZを追い上げていたバックストレートでスピンを喫してコースアウト。これで15位となった谷川は28周で小林にバトンを渡した。
 小林は16位でコースへ復帰。34周目には14位までポジションを上げ、さらにはこの日の#77インプレッサのベストとなる1分58秒554のタイムをマークしながら走行を重ねた。しかし、前後の車両との間隔は開いており、ひとつポジションを上げて13位でチェッカーとなった。

 期待された上位入賞こそ果たせなかったが、連続完走はこれで12に伸ばすことはできた。次の富士ではリストリクター径が1ランク小さくなり苦戦が予想されるが、車両の細かい改良とドライバーの頑張りでセパン以来のポイント獲得を目指すことになる。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
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Text: ©スバルテクニカインターナショナル

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス
#100 RAYBRIG NSX
セバスチャン・フィリップ

 簡単なレースじゃなかったけど、今は幸せな気分だよ。
 最初の3ラップは慎重にポジションキープでホンダ勢の1-2-3体制を築き上げる作戦だったんだ。そのうちミチガミがトラフィックに引っかかったところを抜いて2位に上がったよ。それからはフロントタイヤを大事に労わって走ったよ、2スティント使う予定だったからね。
 8号車に起きたことについては複雑な気持ちだね。僕らもトップを獲りたいと思ってレースをやってるんだけど、同じホンダのクルマがトラブルに見舞われるのは残念だった。でも、あのトラブルがなくても、僕らにはチャンスがあったと思う。向こうは4本交換の予定だったから、ピットストップの間に前に出られると思ってたから。でもやっぱり、ホンダで1-2-3フィニッシュをしたかったね。
 ジェレミーに交代してから30周以上もピットでじっと待ってる間は落ち着かなかったね。僕はいつも自分がフィニッシュする役立ったから、ものすごくストレスが溜まったよ。
 以前、チームで食事会をやったとき、タカハシさんが『今年こそはなんとしても勝ちたい』って言ってたので、今回優勝をプレゼントできたことは本当に良かったと思うよ。

ジェレミー・デュフォア
 ベリーハッピーさ。この優勝はスペシャルなものだよ。いいクルマに仕上がっていた。
 菅生でも勝てそうだったのに、ホンダ同士でああいうことになってしまって....。それでも、僕らにも勝てる力があるって事だけは証明できたと思うけど、今回は実際に勝つことが出来て本当に良かったよ。
 2本だけのタイヤ交換でも問題はなかったよ。テストも充分やってきたし、NSXはいいクルマだから、あとは無理をしないで大事にいこうと思って走ったんだ。ただ、だからって必ず勝てるって自信は正直なかった。童夢には4、5秒の差を保って走れば勝てると思っていたけど、その後ろから誰が来るか判らなく手心配だったんだ。それにひょっとしたら18号車もフロントタイヤを交換しないかもしれないと心配もしてたしね。でもブリヂストンはすばらしいタイヤを用意してくれたね。
 僕自身は4年間ずっとスープラに乗っていたので、NSXに乗り換えたことは大きな変化だった。慣れるまでに何ヶ月も掛かってしまったよ。

GT300クラス
#46 Dream Cube's ADVAN Z
星野一樹

 テストから調子も良かったし、コースとZの相性も良かったので、ここは絶対勝とうと思っていました。みんなの力が完璧に発揮されましたね。
 心配なのはピットインだけで、あとはミスなくいけば大丈夫、と思ったので最初の5ラップだけプッシュして、あとはタイヤを労わって走っていました。それでも無線で後ろとのギャップを聞いているとそれでもどんどん離れていったので、なんとか10秒以上のマージンを築いて青木さんに渡したいと思いました。ウチのクルマは燃費の関係でどうしてもピットインが長めになりますから。
 ピットで待ってる間は本当に長かったです。こんなに長いと思いませんでした。『落ち着け』って言われましたけど、どうしても落ち着いてらんなかったです。
 勝つまでに時間が掛かりすぎちゃったけど、親父の見てる前で勝ててうれしいです。

青木孝行
 最初に、チーム全員に感謝したいです。何のトラブルもありませんでしたし、ウチはピットが長くなるんですけど、その分一樹がマージンを築いてくれましたから。チームクルーみんなに『ありがとう』って言いたいです。
 ここ何戦か、何度もいけそうなレースを落としていたので、どこかネジが緩んでるな、って感じていたので、今度こそ何とかしなきゃ、と思って、自分のホームページに『今回こそは、いきます』と書き込んでからサーキットに入りました。『勝ちます』じゃなくて『いきます』ってあいまいな表現でしたけど(笑)でもこうやって勝てたことで、チームのネジも締まったと思います。これで満足しないで、これからも勝ち続けたいですけど。
 一樹からはタイヤが苦しいと聞いていたので、タイヤを労わりながらなんとか30秒のマージンを築いて、あとはできるだけセーブして走りました。
 表彰台のてっぺんに上がったり、ここ(記者会見)にこれるのはやっぱ気分がいいですよね。

(Photo&TEXT 末廣和久)

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ 決勝リポート チーム国光6年4ヶ月ぶりの栄冠!

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 2005スーパーGTシリーズ第5戦、MOTEGI300KM RACEの決勝が9月4日、ツインリンクもてぎで行われ、GT500では#100RAYBRIG NSXが6年4ヶ月ぶりの勝利を挙げた。また、GT300は#46Dream cUBE'S ADVAN Zがポールポジションから圧倒的なペースで後続を振り切って優勝した。
(観客動員数52,000人)

050904_08 台風14号の接近により、天候の悪化が心配された今週末の茂木町だが、ピットウォーク時に多少空が暗くなったものの、GTの決勝はどうにか晴天のもので行われることとなった。
 スタートでトップに立ったのは、ポールシッターの#8ARTA NSXを駆るラルフ・ファーマン。予選2番手の#18TAKATA童夢NSX道上龍、3番手の#100RAYBRIG NSXセバスチャン・フィリップがそれに続き、予選から他を圧倒していたNSX勢がその速さを決勝でも見せつけ、1-2-3体制で序盤をリードする。更にはタイヤのマッチングに苦しんで予選は振るわなかった#32EPSON NSXも、ロッテラーの果敢な追い上げで#12カルソニック インパルZのブノワ・トレルイエを抜き去り、#3G'ZOX HASEMI Z金石年弘や#38ZENTセルモスープラ高木虎之介を追い上げ、4位集団は団子状態になっていく。
 フィリップは10周目、周回遅れのGT300の処理に手間取った道上をパス、2位に上がると更にファーマンの追い上げに掛かる。序盤ペースの上がらない道上は金石にも追いつかれるが、金石は12周目のV字コーナーで周回遅れの#43ARTAガライヤをアウトからパスする際、インからガライヤを抜いてきた高木に追突されてスピン、大きく順位を落とす羽目に陥った。一方の高木もこの接触でフロントを破損しており、オレンジボールを提示されて修理のためにピットイン。更にはこのアクシデントに対し、競技団は高木にドライブスルーペナルティを課したため、またしてもピットインを余儀なくされてしまう。

 第3戦のセパンラウンドからNAエンジン仕様を実践投入して以来、速さは見せながらも幾多の不運に見舞われてここまで勝利を手にすることが出来なかった#8ARTAだったが、ファーマンは2位以下を寄せ付けない快走でトップをひた走る。今度こそ優勝を手にするものと思われた27周目、なんとシフトリンケージのボルトが脱落してギヤチェンジが出来なくなってしまう。緊急ピットインしたARTA号はこの修理に手間取り、漸くコースに復帰したときには3周遅れとなってしまった。
 更にはTAKATA童夢も同じ周回にルーティーンのピット作業を予定していたため、ARTAと、更にはガライヤにまで進路を塞がれたTAKATA童夢は、メカニックの手を借りて車両をバックさせてピットレーンに出て行かざるを得ず、大きくタイムロスを喫してしまう。
 ホンダ勢を立て続けに不運が襲う中、RAYBRIGだけは快調に周回を重ね、28周終わりでピットイン、リヤタイヤのみを交換する作戦でピットストップ時間を短縮してトップに立った。
フィリップからバトンを受け取ったジェレミー・デュフォアは、道上から後退した小暮卓史の猛追をものともせず、着実にリードを築き上げていく。
 結局デュフォアは、未交換のフロントタイヤを労わりつつも小暮との間に5秒近いギャップを築き上げて63周を走りきり、チーム国光にとっては1999年の第2戦富士以来の、実に6年4ヶ月ぶりの勝利をもたらした。
 2位にはTAKATA童夢NSXが入り、今季初のNSX勢による1-2フィニッシュが達成された。
 3位には上位陣が次々とアクシデントに見舞われる中を着実に走ったカルソニックZが入った。

050904_10 GT300では、圧倒的な速さで予選を制した#46ドリームキューブZが、その速さを結晶でも遺憾なく発揮し、2位を20秒以上引き離すぶっちぎりの速さでフィニッシュ。今季初の、そしてスタートドライバーにとってはGT参戦以来初の勝利を挙げることとなった。
 2位には何度もライバルの先行を許しながらも粘り強く走り続けた#19ウェッズスポーツセリカ、3位には75キロものウェイトハンデに苦しみながらも最後まで勝負を諦めなかった#43ARTAガライヤが入った。

 次戦は今季2回目の富士スピードウェイ。
 9月25日決勝だ。

(Photo:Keiichiro TAKESHITA, TEXT:末廣和久)

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ トヨタモータースポーツニュース

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平成17年9月5日
トヨタ自動車(株)広報部

SUPER GT
第5戦 MOTEGI GT300km RACE

第5戦もてぎ 混戦でスープラ35号車が5位入賞
スープラ36号車がシリーズランキング首位を堅守
GT300クラスはセリカ19号車が2位表彰台

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混戦の“もてぎ”でスープラ勢最高位の5位に入ったスープラ35号車

 「SUPER GT」の第5戦「MOTEGI GT 300km RACE」が9月3日(土)、4日(日)の両日、栃木県の「ツインリンクもてぎ」ロードコースで行われた。
 全8戦のシリーズもいよいよ後半戦。目下GT500クラスでは、前戦SUGOで3位表彰台を獲得したトムススープラ36号車がランキング首位につけており、前戦で初優勝を果たしたトムススープラ37号車が4番手につけるなど、ここまで4戦中3勝を挙げているトヨタ・スープラのさらなる活躍に期待が集まった。
 今大会にはGT500クラス18台、GT300クラス26台の総勢44台が参加。このうちトヨタ勢はGT500クラスに8台のスープラ、GT300クラスには2台のセリカと2台のMR-Sがエントリーし、勝利を目指した。

◆予選◆

 3日(土)の公式予選1回目は好天の下、午前10時5分から1時間に渡って行われた。気温は30度で非常に蒸し暑いコンディション。
 今大会から予選方式が変更となり、これまでは1回目セッションの各クラス上位10台と、その10台を除く、2回目セッションの上位2台が上位グリッドを決定するスーパーラップに出走していたが、新たに1回目の上位10台のみとなり、スーパーラップのアタックも2台づつから1台づつに変更された。
 スーパーラップ進出をかけた1回目セッションではエッソウルトラフロースープラ6号車が5番手、ZENTセルモスープラ38号車が7番手、BANDAI スープラ34号車が9番手を獲得。また、GT300クラスでもRECKLESS MR‐S30号車が6番手、ウエッズスポーツセリカ19号車が8番手でそれぞれスーパーラップ進出を決めた。
 2回目セッションのあと午後2時50分からスーパーラップが開始され、スープラ38号車が4番手グリッドを獲得。スープラ6号車は9番手、スープラ34 号車は10番手となった。GT300ではセリカ19号車が好調に2番手、MR‐S30号車が7番手から決勝へと臨むことになった。

◆決勝◆

 4日(日)の決勝日は、朝のフリー走行でスープラ6号車はトップタイム、38号車も5番手タイムを記録し、決勝レースに望みを繋いだ。
 当初午後から降雨の予報もあったが、ドライコンディションで決勝レースを迎えた。定刻の午後2時にローリングスタートのフォーメーションラップを開始。
 スタート直後に、4番手グリッドのスープラ38号車は、5位へとポジションを落とすが、首位グループから離されることなく逆転を狙い猛追。しかし、11周目にGT300車両を追い越した直後に他車と接触。さらにポジションダウンを余儀なくされた。
 一方、9番手スタートのスープラ6号車は、13周目に8位に躍進、まもなく順位を上げてきたスープラ39号車と激しくバトルを展開するが、その後単独スピンで後退。
 また、予選1回目にコースオフを喫し、15番手スタートとなったイエローハットスープラ35号車は、今大会から参加のP.ダンブレックが安定したペースで12位までポジションをアップ。
 ドライバー交代後も果敢にプッシュを続け、ピット作業の一巡した31周目には6位まで躍進。その後も後続を寄せ付けず、ファイナルラップでさらにポジションを上げ、5位でチェッカーを受けた。
 また、50kgのハンディウエイトを課されて苦しい戦いを強いられたシリーズポイントリーダーのトムススープラ36号車は7位に入り、前戦SUGOで初優勝を果たしたチームメイトのスープラ37号車が8位。2度のスピンを喫しながら最後まで懸命に戦い続けたスープラ6号車が9位に入賞し、各々貴重なポイントを獲得した。この結果、スープラ36号車はランキング首位の座を堅守。
 GT300クラスでは2番手グリッドからスタートしたセリカ19号車が序盤の接戦の中で一時8位まで後退しながら、後半見事な追い上げを見せ、見事今季初の2位表彰台を獲得した。

イエローハットスープラ35号車 ドライバー服部尚貴のコメント:
 セッティングを完全に煮詰めることが出来ないまま決勝レースを迎えることになり、苦しい戦いを強いられたが、その中で5位に入賞出来たことは良かった。ただし、決して満足の行く状況ではない。残り3戦も可能な限り攻めのレースを続け、ポイント獲得を狙っていきたい。

イエローハットスープラ35号車 ドライバーP.ダンブレックのコメント:
 今回からスープラ35号車のステアリングを握ることになった。98年に全日本F3選手権にトムスチームから参戦してチャンピオンを獲得し、また、日本の GT選手権にも、GT300クラスのMR‐2で参戦した経験があるが、初めて乗ったスープラのレベルの高さには正直驚いた。スープラでの初レースで5位入賞を果たせたことは嬉しいが、目標は、表彰台と勝利。次戦富士では表彰台を狙って全力を尽くす。

ウェッズスポーツセリカ19号車 ドライバー加藤寛規のコメント:
 ラップタイムではライバル勢に及ばない状況ながら、2位表彰台に上がれたのはチームの総合力を活かしたベストな結果だ。今回は予選上位を狙い通りに獲得したあと、決勝レースは後続を抑え切る作戦を採ったが、完璧なレースが出来た。今後も頑張ってシリーズポイントを獲得したい。

ウェッズスポーツセリカ19号車 ドライバー谷口信輝のコメント:
 スタートした直後にクールスーツのトラブルに見舞われ、苦しい展開となったが、後半、加藤選手が挽回してくれた。現状のパフォーマンスの中で最高のレースが出来たと思う。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:
 今回は苦しい戦いとなったが、その中でスープラ勢は接近戦を展開、スープラ36号車がポイント首位を守るなど、各チームが上手くシリーズポイントを獲得してくれた。また、GT300クラスでセリカ19号車がドライバーとチームの頑張りで2位入賞を果たしたのも良かった。次の富士大会はもちろんだが、終盤戦に向けてスープラのポテンシャルにさらに磨きをかけ、シリーズチャンピオン獲得を目指す。

Text & Photo: ©トヨタ自動車

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SUPER GT第5戦もてぎ NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

SUPER GT 第5戦
「MOTEGI GT 300KM RACE」  決勝
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年9月4日
■開催場所:ツインリンクもてぎ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■#12カルソニックインパルZが3位で表彰台へ
#22モチュールピットワークZが4位、#1ザナヴィニスモZは6位

 9月4日(日)、栃木県のツインリンクもてぎ(1周4.8km) でSUPER GT2005 第5戦の決勝レースが開催され、予選6位からスタートした#12カルソニックインパルZ(ブノワ・トレルイエ/井出有治)が3位に入り、今季初めて表彰台に上った。予選7位からスタートした#22モチュールピットワークZ(ミハエル・クルム/柳田真孝)が4位に続き、6位には #1ザナヴィニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン:予選16位)が入った。

 52,000名の観衆が見守る中、決勝レースは午後2時過ぎにスタートした。序盤、予選5位からスタートした#3 G’ZOX・HASEMI・Z(金石年弘/エリック・コマス)が4位を走行し、上位進出の機会をうかがった。しかし、12周目に#38スープラにリアをヒットされてスピンアウト、大きく順位を落とした。7位を走行していたトレルイエの#12 Zはこのアクシデントで5位に上がり、井出有治に交代したあとは4位から3位へとポジションを上げた。井出は危なげない安定した走りで3位をキープ。今季初の表彰台を獲得した。

 #22 Zは、柳田真孝がスタートドライバーをつとめ、序盤は8位を走行。他車のアクシデントに巻き込まれることなく、6位にポジションを上げて26周目にピットイン、ミハエル・クルムにドライバー交代した。定評となっているニスモのミスのない迅速なピットワークを経てコースに戻った#22 Zは、30周目には5位となり、その後4位に浮上した。 クルムは3位を走る#12 Zを捉えるべくプッシュを続け、3秒強あった間隔を約1秒にまで縮めるが、井出も隙を見せない走りを続けた。後半までタイヤグリップをもたせるため、クルムはオーバーテイクをあきらめキープポジションに方針を変更した。60周目には激しく追い上げてきた#32 NSXに先行を許してしまうが、追い上げで燃料を使い果たした#32 NSXが最終ラップの最終コーナー手前で突如ストップ。#22 Zは、4位に返り咲いてフィニッシュラインを越えた。

チャンピオンシップポイントで2位につけている#1 Zは、本山がスタートし先行車をパスしながら30周目に暫定3位でピットイン。ここでも無駄が一切ない完璧なピットワークをこなしたニスモは、ライアンを7位でコースに戻すことに成功した。ライアンは7位をキープして周回を重ね、冷静な走りで終盤に向かい最終ラップで6位に上がってチェッ カーフラッグを受けた。

なお、GT300クラスでは#46 Dream Cube’s ADVAN Z(星野一樹/青木孝行)が初優勝を飾った。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: © NISMO

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SUPER GT第5戦もてぎ ホンダリポート

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Honda NSX-GT勢が1-2フィニッシュ
RAYBRIG NSXが6年振りのGTシリーズ戦勝利を飾る

決勝日:9月4日(日)
サーキット:ツインリンクもてぎ 天候:予選/晴れ 決勝/曇り 気温:31℃/路面温度44℃(14:00現在) 決勝レース:63周(約302.463km) コースコンディション:ドライ 観客数:52,000人(主催者発表)

9月4日(日)、ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)において、2005年SUPER GT第5戦「MOTEGI GT 300km RACE」の決勝レース(63周=約302.463km)が開催された。

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 前戦SUGOラウンドから全車NA(自然吸気)化されたHonda NSX-GT勢は今回もポテンシャルの高い走りを披露し、3日(土)の午後に行われたスーパーラップ(予選1回目の上位10台が決勝グリッドを争うタイムアタック・セクション)に全車4台が参加した。

 このタイムアタックにおいて40kgのハンディウェイトを積む#8 伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(ARTA NSX)がトップタイムをマーク。第3戦マレーシアラウンドに続く今シーズン2回目のポールポジションを獲得した。さらに#18 道上龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)が予選2番手、#100 セバスチャン・フィリップ/ジェレミー・デュフォア組(RAYBRIG NSX)が予選3番手と、NSX-GTが1-2-3グリッドを独占することとなった。#32 松田次生/アンドレ・ロッテラー組(EPSON NSX)は予選8番手からのスタートとなった。

 4日(日)は朝から曇が空を覆っていたが、スタートが近づくにつれて青空がのぞき、気温も31℃、路面温度は44℃まで上昇した。残暑のツインリンクもてぎに駆けつけた5万2千人の観衆が見守るなか、参加台数44台(GT500クラス18台)のマシンによって、63周のレースがスタートした。

 オープニングラップは、R.ファーマン選手(#8 ARTA NSX)がトップ、道上 龍選手(#18 TAKATA童夢NSX)が2位、S.フィリップ選手(#100 RAYBRIG NSX)が3位と1-2-3態勢を築き、序盤からNSX-GT勢がレースの主導権を握った。予選8番手からスタートしたA.ロッテラー選手(#32 EPSON NSX)もポジションを2つ上げて6位を走行し、上位進出を狙う。

 周回遅れが目立ってきた9周目に、S.フィリップ選手が2位に浮上。さらにトップを走るR.ファーマン選手に迫る。さらに3位の道上選手の背後に迫っていた#3 G'ZOX・HASEMI・Zが#38 ZENTセルモスープラに接触されたためにコースアウト。この間にA.ロッテラー選手が4位に浮上し、12周目に入る時にはNSX-GT勢が1-2-3-4態勢を築くこととなった。

 その後もNSX-GT勢は1分49秒台の安定したタイムをキープ。4位以下に6秒以上の大差をつける独走態勢となった。21周目には、A.ロッテラー選手が道上選手をパスして3位に浮上した。

 そして、26周終了時にトップを走行していた#8 ARTA NSXは、シフトリンケージのトラブルが発生したため急きょピットインを敢行。2位の#18 TAKATA童夢NSXも同時にドライバー交代のためピットイン。道上選手は順調にピットアウトしたものの、伊藤 大輔選手(#8 ARTA NSX)は修復に時間を要したため、コースに復帰したときにはトップと2周もの差がついてしまった。

 続く27周目終了時には、S.フィリップ選手がピットイン。#100 RAYBRIG NSXはリアタイヤのみの交換で36秒のピットタイムでコースに復帰し、実質上のトップに浮上した。

 ピットインのタイミングを遅らせて力走していた#32 EPSON NSXだったが、イエローフラッグ時の追い越しのためドライビングスルーペナルティーが課されたため、ペナルティーを実行した次周の32周目終了時にピットイン。40秒のピットストップで松田 次生選手(#32 EPSON NSX)がコースに復帰した。

 GT500クラスの全車がドライバー交代を敢行した35周目時点で、トップにJ.デュフォア選手(#100 RAYBRIG NSX)、2位に小暮 卓史選手(#18 TAKATA童夢NSX)。松田選手が5位、伊藤選手は18位からの追い上げとなった。

 レース後半戦で激しい追い上げをみせていた#32 EPSON NSXの松田選手は、61周目に#22 モチュール ピットワークZを抜いて4位に浮上。さらにハイペースを続け、3位の#12 カルソニック インパルZを追った。

 トップを走る#100 RAYBRIG NSXのデュフォア選手はタイヤの摩耗に苦しみながらも安定したペースで走りきり、NSX-GTにとって昨年のJGTC(全日本GT選手権)第5戦もてぎラウンド(#32 EPSON NSX 松田次生/A.ロッテラー組)以来の勝利となった。2位には、小暮選手が続き、NSX-GTが1-2フィニッシュを果たした。

 5位フィニッシュを目前としていた松田選手は最終ラップにガス欠のためコース脇にマシンを止めたため、チェッカーフラッグは受けられなかったものの結果的に10位となった。#8 ARTA NSXは4周遅れの16位でチェッカーフラッグを受けた。

 NSX-GTにとってGTシリーズ戦での1-2フィニッシュは、2002年のJGTC最終戦鈴鹿ラウンド(優勝:Mobil 1 NSX 松田次生/R.ファーマン組 2位:ARTA NSX 土屋圭市/金石勝智組)以来である。RAYBRIG NSXにとっては1999年のJGTC第2戦富士以来、6年振りのGTシリーズ3勝目(高橋国光/飯田章組)となった。

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■コメント

白井 裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「ようやく勝つことができました。今回は予選から1-2-3番グリッドを獲得し、NSX-GTのパフォーマンスを見せてくれました。決勝でもデュフォア選手が最後まで粘りの走りをみせて見事な優勝を飾ってくれました。2位のTAKATA童夢NSXも素晴らしい走りで、もてぎラウンドを1-2フィニッシュで飾ることができました。ただ、我々がさらに努力して改善しなければならない部分もあり、残りの3戦はこの反省をふまえてチャンピオンシップに臨んでいきたいと思いますので応援をよろしくお願いいたします」

優勝 #100 RAYBRIG NSX
セバスチャン・フィリップ(Sebastien Philippe)選手
 「簡単なレースではありませんでした。スタートはNSX-GT勢のポジションを守ることに専念しました。我々は最初からタイヤ交換はリアのみで、ピット時間を短縮するという作戦だったので、フロントタイヤをいたわって走りました。この作戦でトップに立つ自信はありましたが、8号車のトラブルは複雑な気持ちになりましたね。本当は表彰台を独占したかったです。今までGTシリーズ戦で優勝したレースはチェッカーを受ける役だったので、見守っているときは本当に緊張しました。レース後の監督(高橋国光監督)はとても嬉しそうな顔をしてくれました。また、これからもこのチームで勝利を目指していきたいですね」

ジェレミー・デュフォア(Jeremie Dufour)選手
 「とても嬉しい優勝でした。前戦のSUGOでトップを走行しながらアクシデントで優勝を逃していただけに、今回でチーム、マシン、ドライバーの実力を示すことができて良かったです。NSX-GTは本当に素晴らしいクルマでした。今回はフロントタイヤを交換しないで走りきる作戦だったのですが、クルマのフィーリングはほとんど変わりませんでした。2位との差を4~5秒に保って走りましたが、クルマのポテンシャルはまだ余裕がありました。シーズン前はテストが十分にできず、ドライバー2人も初めてのチームだったこともあり、慣れるのに時間がかかりましたが、もう大丈夫です。残り3戦も優勝を狙えると思っています」

Text & Photo: ©HONDA

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ 決勝結果

天候:晴れ コース:ドライ

P No Cls P Machine Driver Tyre Wh Lap Total/Delay
1 100 500 1 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
BS 10 63 1:56’31.713
2 18 500 2 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 10 63 4.389
3 12 500 3 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
BS 20 63 27.177
4 22 500 4 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 30 63 37.833
5 35 500 5 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL - 63 1'01.798
6 1 500 6 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
BS 70 63 1'06.736
7 36 500 7 TOM'S SUPURA 土屋 武士
ジェームズ・コートニー (AUS)
BS 50 63 1'16.933
8 37 500 8 TOM'S SUPURA 片岡 龍也
山本 左近
BS 50 63 1'17.967
9 *6 500 9 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田 章
BS 40 63 2'21.742
10 *32 500 10 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー (D)
DL 10 62 1Lap
11 34 500 11 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
DL +1 62 1Lap
12 *38 500 12 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 30 62 1Lap
13 3 500 13 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS - 62 1Lap
14 39 500 14 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 30 61 2Laps
15 *25 500 15 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
ドミニク・シュワガー (D)
YH 10 59 4Laps
16 8 500 16 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 59 4Laps
17 46 300 1 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH - 59 4Laps
18 19 300 2 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH - 59 4Laps
19 43 300 3 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 75 59 4Laps
20 13 300 4 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 35 59 4Laps
21 *10 300 5 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛
松田 秀士
DL +1 59 4Laps
22 2 300 6 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
渡辺 明
YH +2 58 5Laps
23 7 300 7 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 15 58 5Laps
24 30 300 8 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 50 58 5Laps
25 11 300 9 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL - 58 5Laps
26 62 300 10 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R 柴原 眞介
植松 忠雄
YH 10 58 5Laps
27 87 300 11 JLOC ムルシェ RG-1 WADA-Q
古谷直広
YH - 58 5Laps
28 0 300 12 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 95 58 5Laps
29 77 300 13 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH +2 58 5Laps
30 52 300 14 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH - 58 5Laps
31 *47 300 15 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
YH +2 58 5Laps
32 *5 300 16 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH +2 57 6Laps
33 777 300 17 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH - 57 6Laps
34 *27 300 18 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 15 56 7Laps
35 72 300 19 T.T.O ADVAN ポルシェ 井上 貴史
平川 晃
YH - 55 8Laps
36 9 300 20 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
周防 彰悟
YH - 55 8Laps
37 88 500 17 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ(I)
山西 康司
YH - 55 8Laps
38 70 300 21 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
YH - 54 9Laps
39 913 300 22 フィールズADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
山田 英二
YH - 52 11Laps
- - - - 以上 規定周回数完走 - - - - -
- 31 300 23 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
MI 65 40 23Laps
- 110 300 24 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH - 33 30Laps
- 112 300 25 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷 敦
壺林 貴也
YH - 16 47Laps
- 21 500 18 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
DL - 11 52Laps
- *111 300 26 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
YH - - 失格

Fastest Lap
No.18  1'47.850 (2/63Lap) 160.27km/h

規定周回数 (GT500:44Laps) (GT300:41Laps)

PENALTY
* No.6 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間でのスピン)により、競技結果に30秒を加算する。
*No.32 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間での追越し)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.10,38,47 SuperGT2005 Sporting Regulations 第30条3. 適用により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.25 SuperGT2005 Sporting Regulations 第30条3. 適用により、ペナルティストップ10秒を課した。
*No.5 SuperGT2005 Sporting Regulations 第33条8.(燃料補給違反)により、罰金3万円を課す。
*No.27 SuperGT2005 Sporting Regulations 第30条3. 適用により、競技結果に30秒を加算する。
*No.111 SuperGT2005 Sporting Regulations 第29条(一般安全規定)違反により、失格とする。

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SUPER GT第5戦もてぎ フリー走行リポート

050904_02 ツインリンクもてぎで開催されている、2005オートバックス・スーパーGT第5戦MOTEGI GT 300KMの決勝前フリー走行が9月4日朝、30分間で行われ、#6エッソウルトラフロースープラ、#46ドリームキューブアドバンZがそれぞれGT500、GT300のトップタイムを記録した。
(Photo:Keiichiro TAKESHITA)

 昨日の予選日だけで17,000人もの観客が詰め掛けたツインリンクもてぎには、決勝日も早朝から多くの観客が来場し、決勝のスタートを待っている。
 天候の悪化が心配される今回の決勝日だが、6時30分発表の天気予報では、雨が降り出すのは21時頃となっており、どうにか決勝レースはドライで行えそうだ。
 第5戦決勝に向けての最終調整となるフリー走行セッションは、朝8時25分から30分間で行われた。ここでトップタイムを記録したのが、#6エッソスープラ。昨日のスーパーラップでは順位を4つ落として9番手スタートとなったが、決勝にむけての準備は万全のようだ。2番手には#18TAKATA童夢NSX、3番手に#12カルソニックインパルZと、予選で上位につけたチームはいずれも順調な仕上がりを見せる。NSX勢の中では唯一ダンロップタイヤを履き、予選ではタイムが伸び悩んだ#32EPSON NSXも6番手タイムを出して決勝での挽回に備える。ポールの#8ARTA NSXは8番手だ。

 GT300では、予選ポールの#46ドリームキューブZがここでもトップ。次いで#2プリベ・チューリッヒのヴィーマック、#87JLOCムルシエラゴが続く。予選では1秒以上の差をつけた#46Zだが、ここでのタイム差は接近している。
 昨日フロントローを獲得した#19ウェッズスポーツセリカは5番手だった。

 スーパーGT第5戦の決勝は、今日午後2時より、63周で行われる。

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ フリー走行結果

天候:晴れ コース:ドライ

P No Cls P Machine Driver Tyre Wh 0 Time Delay Gap
1 6 500 1 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田 章
BS 40 1' 47.291 - -
2 18 500 2 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 10 1' 47.327 0.036 0.036
3 12 500 3 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
BS 20 1' 47.713 0.422 0.386
4 100 500 4 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
BS 10 1' 47.758 0.467 0.045
5 38 500 5 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 30 1' 47.853 0.562 0.095
6 32 500 6 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー (D)
DL 10 1' 48.308 1.017 0.455
7 22 500 7 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 30 1' 48.334 1.043 0.026
8 8 500 8 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 1' 48.348 1.057 0.014
9 34 500 9 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
DL +1 1' 48.431 1.140 0.083
10 3 500 10 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS - 1' 48.670 1.379 0.239
11 25 500 11 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
ドミニク・シュワガー (D)
YH 10 1' 48.680 1.389 0.010
12 39 500 12 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 30 1' 48.962 1.671 0.282
13 1 500 13 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
BS 70 1' 49.372 2.081 0.410
14 21 500 14 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
DL - 1' 49.463 2.172 0.091
15 36 500 15 TOM'S SUPURA 土屋 武士
ジェームズ・コートニー (AUS)
BS 50 1' 50.030 2.739 0.567
16 37 500 16 TOM'S SUPURA 片岡 龍也
山本 左近
BS 50 1' 50.207 2.916 0.177
17 35 500 17 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL - 1' 50.239 2.948 0.032
18 88 500 18 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ(I)
山西 康司
YH - 1' 52.817 5.526 2.578
19 46 300 1 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH - 1' 55.746 - -
20 2 300 2 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
渡辺 明
YH +2 1' 55.815 0.069 0.069
21 87 300 3 JLOC ムルシェ RG-1 WADA-Q
古谷直広
YH - 1' 56.215 0.469 0.469
22 43 300 4 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 75 1' 56.322 0.576 0.107
23 13 300 5 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 35 1' 56.778 1.032 0.456
24 19 300 6 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH - 1' 56.780 1.034 0.002
25 10 300 7 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛
松田 秀士
DL +1 1' 56.995 1.249 0.215
26 30 300 8 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 50 1' 57.154 1.408 0.159
27 11 300 9 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL - 1' 57.181 1.435 0.027
28 7 300 10 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 15 1' 57.214 1.468 0.033
29 77 300 11 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH +2 1' 57.215 1.469 0.001
30 0 300 12 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 95 1' 57.446 1.700 0.231
31 27 300 13 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 15 1' 57.534 1.788 0.088
32 62 300 14 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R 柴原 眞介
植松 忠雄
YH 10 1' 57.909 2.163 0.375
33 31 300 15 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
MI 65 1' 57.943 2.197 0.034
34 47 300 16 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
YH +2 1' 58.179 2.433 0.236
35 52 300 17 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH - 1' 58.197 2.451 0.018
36 777 300 18 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH - 1' 58.671 2.925 0.474
37 5 300 19 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH +2 1' 59.956 4.210 1.285
38 112 300 20 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷 敦
壺林 貴也
YH - 2'0 0.260 4.514 0.304
39 72 300 21 T.T.O ADVAN ポルシェ 井上 貴史
平川 晃
YH - 2'0 0.527 4.781 0.267
40 111 300 22 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
YH - 2'0 1.352 5.606 0.825
41 70 300 23 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
YH - 2'0 1.728 5.982 0.376
42 110 300 24 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH - 2'0 2.329 6.583 0.601
43 913 300 25 フィールズADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
山田 英二
YH - 2'0 4.461 8.715 2.132
44 9 300 26 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
周防 彰悟
YH - 2'0 7.962 12.216 3.501

□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、  カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ ポールシッターのコメント

050903_10

GT500クラス
#8 ARTA NSX
伊藤大輔

 素直に嬉しいです。鈴鹿1000㎞でもポールは獲りましたけど、選手権戦で自分がアタッカーをやってポールを獲ったのはこれが初めてですから。NSXでは一番重い40kgのウェイトハンデでしたが、ウェイトの積み方を色々考えて、いいバランスを見つけられました。NSXの中で一番でありたい、と思ってますからプレッシャーも感じましたが、スーパーラップでは気負いすぎず、ミスなく走るよう心がけました。予選一回目では少しアンダー気味だったので、曲げやすい方向にセッティングを変え、走り方もそつなくまとめたらタイムが出せましたね。
明日は天候がどうなるか判らないので、何が起きてもおかしくありませんが、チーム共々対応していけるよう、これから話し合います。そういう意味でも、ポールからスタートできるのは有利ですね。
(今回変更になったスーパーラップについて)1台づつの方が自分のペースでタイヤを暖められるし、今のやり方のほうが良いです。

ラルフ・ファーマン
ダイスケはいい仕事をしたね。トップ3には入れる自信はあったよ。だから今回はポールで3ポイント獲れて良かったよ。スーパーラップみたいに1、2周だけならウェイトハンデの影響はあまりないけど、走り出して20周過ぎれば大きく影響するはずだから、決勝は苦労すると思う。でも、今回は予選上位にNSXが3台揃ったんだから、決勝でもホンダが上位を独占したいね。今まで予選では速くても勝てないレースが続いたけど、勝てなかった理由はハッキリしているので、その意味でのプレッシャーはないよ。ぼくらはまだ充分チャンピオンを狙える位置にいるから、過去を振り返るよりも前を見て頑張っていきたいね。

GT300クラス
#46 Dream Cube's ADVAN Z
星野一樹

自分のアタックでポールをとったのは初めてです。去年のセパンでポールを獲ったときは木下みつひろさんのアタックでした。今年は開幕戦からアタッカーを任せてもらっていますが、富士ではポールが獲れそうで獲れなかったので悔しい思いをしましたし、もてぎはZとの相性も良いので、絶対ポールを獲るつもりでいました。サーキットに来るまでは僅差の予選になると思っていましたが、終わってみれば1秒も差をつけてしまいました。何でなのか正直判りません。決勝での一番の敵は雨ですね。ドライセッティングは完璧に決まってるので、いけると思ってます。でも、雨が降るのは青木さんのパートみたいなので(笑)青木さんに頑張ってもらって、表彰台の一番高いところに登りたいです。
(今回変更になったスーパーラップについて)自分のペースでタイヤを暖められたし、自分の好きな曲が掛かってるし、みんなが自分の事を見てると思うと燃えるので、走ってて気分が良いですね。

青木孝之
予選自体は全然心配していませんでした。予選1回目を見て、ミスさえしなければポールが取れると思っていました。アタック前に無線で『楽勝楽勝!』って言ってたくらいですし。もてぎはZに合ってるというのもありますが、チームの皆が一丸となって取り組んだのが一番の要因です。ここまでレースでふがいない結果に終わっていたので、ここは気を引き締めてやろう、と。ここで勝てなかったらもう次はないってくらいに気を引き締めてきたのが結果につながったんじゃないかと。決勝で雨が降ることは考えていません。調子がいいときは悪いことは考えたくありませんから。予選で2番手に入ったセリカはすごいですね。セリカは燃費も良いし、気になります。僕も去年乗っていたから手の内はわかるので、どう対処するかはこれからチームで考えます。他にもガライヤ、セブン、.....いっぱい気になりますねぇ(笑)緊張感があっていい感じです。

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

SUPER GT 第5戦
「MOTEGI GT 300KM RACE」  公式予選
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年9月3日
■開催場所:ツインリンクもてぎ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■#3 G’ZOX・HASEMI・Zが5位
#12カルソニックインパルZは6位
#22 モチュールピットワークZは7位

 SUPER GTシリーズは、第4戦の菅生ラウンドから6週間のインターバルを経て、ツインリンクもてぎで第5戦を迎えた。今回のレースより予選の方式が変更され、スーパーラップ進出車両が12台から10台に改められることとなった。
 予選1回目で好調ぶりをアピールしたのは#3 G’ZOX・HESEMI・Z。金石年弘が1分46秒201のタイムで4番手の位置につけた。続いて#22 モチュールピットワークZが6位、#12 カルソニックインパルZが10位となり、Zは4台中3台がスーパーラップ進出を決めた。
 一方、70kgのハンディウェイトを積む#1 ザナヴィニスモZは、GT500専有走行の開始とともにコースインし、早々とアタックを試みたが、16位で予選を終えることとなった。

 公式予選2回目のGT500の走行は、午後2時30分から開始した。#1 ザナヴィニスモZは、本山哲とリチャード・ライアンが交代でセットアップをチェック。#22 モチュールピットワークZはミハエル・クルムがタイムアタックに備えてラップを重ねたが、最終周を終えてクルムがギアボックスの不調を訴えてピットに戻ってきた。
 GT500のスーパーラップ開始前に作業が完了すると判断したチームは修理に取りかかった。また、#12カルソニックインパルZは、2回目の予選が始まる前にエンジン交換を実施。スロットルの吹け上がりが鈍く、タイムが出にくいという理由だった。

 これまでのスーパーラップは、2台ずつが走行してタイム計測を行い集計する方法だったが、今回は一台ずつ10台に変更となった。
 スーパーラップのトップランナーは予選10位の#12 Z。エンジンが復調したZを駆り、トレルイエが渾身のハードプッシュを見せた。この結果、1回目のタイムを0.5秒近く短縮して場内を沸かせた。スタートに間に合った#22 Zはクルムが1回目のタイムを0.1秒強縮めたが、#12 Zにはわずかに遅れをとってしまう。
 そして、Z勢の中で最も好調だった#3 Zがコースイン。S字からダウンヒルストレートエンドまでの区間でやや遅れたかに見えたが挽回し1回目のタイムを0.15秒以上更新して走行を終了した。スーパーラップの終盤は、午後4時を回ると気温も路面温度も急速に落ち着いてきた。その影響も手伝ってか、スーパーラップ上位4台は1分46秒を 切る驚異的なタイムを出した。

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ 予選2回目リポート 伊藤大輔が驚異のコースレコード更新!

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(Photo:Keiichiro TAKESHITA)

 2005オートバックス・スーパーGTシリーズ第5戦MOTEGI GT 300KMレースの公式予選2回目と、それに続いてスーパーラップが9月3日午後に行われた。
 GT500クラスでポールポジションを獲得したのは#8ARTA NSXの伊藤大輔。午前中に自らが樹立したコースレコードタイムを大幅に上回る1分45秒499を叩き出した。
 GT300クラスのポールは#46Dream Cube's ADVAN Zの星野一樹。1分54秒124と、2位を1秒以上突き放すぶっちぎりのタイムで自身のドライブでは初のポールポジションを獲得した。(昨年のセパンでのエンドレスZのポールは木下みつひろのアタックだった)

 今年から導入されたスーパーラップ方式の予選だが、今回から運用方法が変わり、SLに参加できるのは午前中の予選で各クラス10位以内に入ったクルーのみとなった。更にクラス11位以下のグリッドに関しても午前中の結果が反映されるため、午後の予選2回目は予選通過基準タイムをクリアできなかったドライバー以外にとっては単なる調整の意味合いしか持たなくなってしまった。
 それでも、スーパーラップに向けての最終調整や、明日の決勝へ向けての調整など、各々の目的に従って走行は行われる。
 このセッションでのトップは、GT500が#18TAKATA童夢NSX、GT300は#46ドリームキューブZだった。

 公式予選2回目が終了してから5分後に、明日のスターティンググリッド上位10台分を決めるスーパーラップが開始された。
 前回の菅生までは2台が同時にコースインしてタイムアタックを行っていたが、今回は1台づつが順番にアタックを行うこととなり、アタック中は各チームが選曲したテーマ曲をかけるという、鈴鹿8耐のスペシャルステージを髣髴とさせる演出も加えられた。

 このセッションで見事ジャンプアップを果たしたのが、GT300の#19ウェッズスポーツセリカを駆る加藤寛規と、GT500の#12カルソニック インパルZを駆るブノワ・トレルイエだ。

 加藤は3番目の出走ながら快調にタイムを削っていき、1分55秒210を叩き出してクラス2位、見事フロントローを射止めて見せた。
 トップの星野には1秒以上の差をつけられたものの、ランキングトップの#30佐々木や午前中2位の#43新田がウェイトに苦しめられる中で達成した見事なジャンプアップだった。新田はセクター3までベストタイムを記録していながら、最終セクションで大きくタイムロス。90度コーナーでのブレーキングで75kgのウェイトに足を引っ張られた格好だ。

 トレルイエはGT500で最初のアタッカーであったが、いきなり午前中に伊藤大輔の出したコースレコードをも上回る、1分46秒074を叩き出して見せ、後に続いた#34BANDAIスープラの荒、#6ESSOスープラの脇阪、#32EPSON NSXのロッテラー、#22モチュールピットワークZのクルムらを出し抜いて6番手スタートまで上り詰めた。
 しかしレースウィークを通じて圧倒的な速さを見せ付けているNSX勢の猛威はここでも凄まじく、ポールの#8ARTAだけでなく、#18TAKATA、#100RAYBRIGがいずれも45秒台に入れてみせた。#38ZENTスープラの立川、#3G'ZOX Zの金石も奮闘したが、NSXの速さには全く歯が立たない状態だった。
 そんな中、NSX勢のトップに立ったのはまたもARTA。伊藤大輔にとっては鈴鹿1000㎞に続く2回目のポールポジションだが、スーパーGTのシリーズ戦では今季初の快挙だ。

 スーパーGT第5戦の決勝は明日4日午後2時より、63周で行われる。

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ 予選総合結果

GT500クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time
☆ 1 8 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 R1' 45.499
☆ 2 18 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 10 R1' 45.560
☆ 3
100 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
BS 10 R1' 45.847
☆ 4
38 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 30 R1' 45.972
☆ 5
3 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS - R1' 46.058
☆ 6
12 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
BS 20 R1' 46.074
☆ 7
*22 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 30 1' 46.104
☆ 8
32 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー (D)
DL 10 1' 46.221
☆ 9
6 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田 章
BS 40 1' 46.283
☆ 10 34 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
DL +1 1' 46.609
11 37 TOM'S SUPURA 片岡 龍也
山本 左近
BS 50 1' 46.558
12 25 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
ドミニク・シュワガー (D)
YH 10 1' 46.615
13 39 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 30 1' 46.627
14 36 TOM'S SUPURA 土屋 武士
ジェームズ・コートニー (AUS)
BS 50 1' 46.785
15 35 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL - 1' 46.855
16 1 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
BS 70 1' 47.330
17 21 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
DL - 1' 47.830
18 88 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ(I)
山西 康司
YH - 1' 51.492

GT300クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time
☆ 1 46 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH - 1' 54.124
☆ 2 19 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH - 1' 55.210
☆ 3 7 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 15 1' 55.285
☆ 4 2 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
渡辺 明
YH +2 1' 55.339
☆ 5 43 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 75 1' 55.548
☆ 6 77 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH +2 1' 55.823
☆ 7 30 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 50 1' 55.865
☆ 8 27 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 15 1' 55.990
☆ 9 10 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛
松田 秀士
DL +1 1' 56.029
☆ 10 87 JLOC ムルシェ RG-1 WADA-Q
古谷直広
YH - 1' 56.479
11 *31 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
MI 65 1' 55.914
12 11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL - 1' 55.919
13 13 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 35 1' 56.018
14 62 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R 柴原 眞介
植松 忠雄
YH 10 1' 56.111
15 5 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH +2 1' 56.371
16 47 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
YH +2 1' 56.431
17 52 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH - 1' 56.560
18 0 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 95 1' 56.640
19 777 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH - 1' 56.767
20 112 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷 敦
壺林 貴也
YH - 1' 58.466
21 72 T.T.O ADVAN ポルシェ 井上 貴史
平川 晃
YH - 1' 59.577
22 70 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
YH - 1' 59.584
23 111 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
YH - 1' 59.861
24 110 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH - 2'0 0.408
25 9 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
周防 彰悟
YH - 2'0 1.806
- *913 フィールズADVAN CORVETTE C6 (福山 英朗)
(山田 英二)
YH - 2'0 5.657

予選通過基準タイム(107%)
GT500クラス 1回目:1'53.566 2回目:1'54.797
GT300クラス 1回目:2'02.849 2回目:2'04.448
( )つきドライバーは予選不通過
☆印は、スーパーラップ選抜車両

PENALTY
*No.22 2005SUPER GT Round5 特別規則書第13条違反(トランスポンダー未交換)
により、訓戒とした。
*No.31 2005 SUPER GT Round5 特別規則書第12条(ピットレーンの制限速度)違反
により、罰金(\30,000-)を課した。
*No.913 2005SUPER GT Round5 特別規則書第13条違反(トランスポンダー未交換)
により、訓戒および罰金(\30,000-)を課した。

※ 大会審査委員会はNo.913の嘆願書提出に基づき審議の結果、2名のドライバーの
決勝レース出走については、9月4日朝のフリー走行におけるタイムおよびマナーにより、
競技長が判断することとした。

□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、  カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ スーパーラップ結果

GT500クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
1 8 ARTA NSX 伊藤 大輔 BS 40 R1' 45.499 - -
3 18 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍 BS 10 R1' 45.560 0.061 0.061
2 100 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F) BS 10 R1' 45.847 0.348 0.287
6 38 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路 BS 30 R1' 45.972 0.473 0.125
4 3 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘 BS - R1' 46.058 0.559 0.086
7 12 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F) BS 20 R1' 46.074 0.575 0.016
8 22 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D) BS 30 1' 46.104 0.605 0.030
9 32 EPSON NSX アンドレ・ロッテラー (D) DL 10 1' 46.221 0.722 0.117
5 6 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一 BS 40 1' 46.283 0.784 0.062
10 34 BANDAI スープラ 荒  聖治 DL +1 1' 46.609 1.110 0.326

GT300クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
1 46 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹 YH - 1' 54.124 - -
2 19 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規 YH - 1' 55.210 1.086 1.086
3 7 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一 YH 15 1' 55.285 1.161 1.161
4 2 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 渡辺 明 YH +2 1' 55.339 1.215 0.054
5 43 ARTA Garaiya 高木 真一 MI 75 1' 55.548 1.424 0.209
6 77 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 谷川 達也 YH +2 1' 55.823 1.699 0.275
7 30 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太 MI 50 1' 55.865 1.741 0.042
8 27 direxiv ADVAN 320R 蜜山 祥吾 YH 15 1' 55.990 1.866 0.125
9 10 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛 DL +1 1' 56.029 1.905 0.039
10 87 JLOC ムルシェ RG-1 WADA-Q YH - 1' 56.479 2.355 0.450

"R"の車はコースレコードを更新した。
従来のレコードタイムは、1'46.103

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ 予選2回目結果

GT500クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
  1 18 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 95 1' 46.979 - -
2 12 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
BS 70 1' 47.134 0.155 0.155
3 6 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田 章
BS +2 1' 47.749 0.770 0.615
4 32 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー (D)
DL - 1' 47.894 0.915 0.145
5 8 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS +2 1' 47.945 0.966 0.051
6 3 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS 40 1' 48.207 1.228 0.262
7 22 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 15 1' 48.397 1.418 0.190
8 35 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL 40 1' 48.578 1.599 0.181
9 100 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
BS - 1' 48.665 1.686 0.087
10 25 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
ドミニク・シュワガー (D)
YH +1 1' 48.987 2.008 0.322
11 34 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
DL - 1' 49.036 2.057 0.049
12 39 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 20 1' 49.046 2.067 0.010
13 21 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
DL 35 1' 49.072 2.093 0.026
14 37 TOM'S SUPURA 片岡 龍也
山本 左近
BS 10 1' 49.152 2.173 0.080
15 36 TOM'S SUPURA 土屋 武士
ジェームズ・コートニー (AUS)
BS - 1' 49.554 2.575 0.402
16 1 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
BS - 1' 49.585 2.606 0.031
17 38 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 30 1' 50.295 3.316 0.710
18 88 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ(I)
山西 康司
YH 10 1' 51.772 4.793 1.477

GT300クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
1 46 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH 15 1' 55.945 8.966 4.173
2 0 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 50 1' 56.450 9.471 0.505
3 62 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R 柴原 眞介
植松 忠雄
YH 65 1' 56.526 9.547 0.076
4 30 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 10 1' 56.585 9.606 0.059
5 11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL +1 1' 56.592 9.613 0.007
6 10 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛
松田 秀士
DL - 1' 56.777 9.798 0.185
7 19 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH 50 1' 56.970 9.991 0.193
8 7 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 50 1' 57.031 10.052 0.061
9 87 JLOC ムルシェ RG-1 WADA-Q
古谷直広
YH 30 1' 57.162 10.183 0.131
10 43 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 30 1' 57.167 10.188 0.005
11 27 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 75 1' 57.517 10.538 0.350
12 2 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
渡辺 明
YH - 1' 57.774 10.795 0.257
13 47 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
YH +2 1' 57.917 10.938 0.143
14 13 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH - 1' 57.987 11.008 0.070
15 52 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH 10 1' 58.027 11.048 0.040
16 5 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH - 1' 58.356 11.377 0.329
17 *31 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
MI - 1' 58.846 11.867 0.490
18 777 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH +2 1' 58.949 11.970 0.103
19 112 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷 敦
壺林 貴也
YH - 2'0 0.089 -46.890 -58.860
20 72 T.T.O ADVAN ポルシェ 井上 貴史
平川 晃
YH - 2'0 0.878 -46.101 0.789
21 70 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
YH 10 2'0 1.154 -45.825 0.276
22 110 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH - 2'0 1.649 -45.330 0.495
23 111 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
YH - 2'0 3.335 -43.644 1.686
*913 フィールズADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
山田 英二
YH - 2'0 5.496 -41.483 2.161
9 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
周防 彰悟
YH - - 出走せず -46.979 -5.496
77 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH - - 出走せず -46.979 0.000

予選通過基準タイム(107%)
GT500クラス 1'54.797
GT300クラス 2'04.448
*No.31の第1ドライバーは、2005SUPER GT Round5特別規則書 第12条(ピットレーンの制限速度)
違反により、罰金(\30,000-)を課した。
*No.913は、20052005SUPER GT Round5特別規則書 第13条違反(トランスポンダー未交換)
により、訓戒および罰金(\30,000-)を課した。

□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、  カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ スーパーラップ出走ドライバー

GT300クラス
出走順/ Car No./ Driver
1         87        WADA-Q
2        10        三船 剛
3        19        加藤 寛規
4        77        谷川 達也
5        30        佐々木 孝太
6          7          山路 慎一
7        27        蜜山 祥吾
8          2          渡辺 明
9        43        高木 真一
10        46        星野 一樹

GT500クラス
出走順 /Car No./ Driver
  1        12        ブノワ・トレルイエ
  2        34          荒 聖治
  3        32          アンドレ・ロッテラー
  4        38          立川 祐路
  5        22          ミハエル・クルム
  6          6          脇坂 寿一
  7          3          金石 年弘
  8        18          道上 龍
  9       100        セバスチャン・フィリップ
10          8          伊藤 大輔

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ 予選一回目リポート NSXが上位独占!

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(Photo:Keiichiro TAKESHITA)

 2005 AUTOBACS SUPER GTシリーズ第5戦、MOTEGI GT 300KM RACEの公式予選1回目が快晴のツインリンクもてぎで行われた。GT500クラストップは#8ARTA NSXを駆る伊藤大輔。GT300クラストップは#46Dream Cube's ADVAN Zを駆る星野一樹だった。

 全8戦からなる2005スーパーGTシリーズもいよいよ後半戦。第5戦の舞台はホンダのお膝元ツインリンクもてぎだ。セパンから投入されたNAエンジン仕様が圧倒的な速さを見せているNSX勢の活躍が大いに期待される。
 公式予選日の茂木町は快晴。最高気温は33度に達するといわれる中、午前中の予選が開始された。
 まずはGT300クラスの専有走行。最初にトップタイムを記録したのは#43ARTAガライヤ。しかしすぐにZの46号車を駆る星野一樹がコースインしてすぐにトップに立ち、上位は#46Z、#43ガライヤ、#2ヴィーマック、#7RX-7の順に。#46星野は1分54秒105、#43新田は1分55秒052と両者のタイム差は実に1秒近い。しかしここは75kgものウェイトハンデを抱えてなお2番手タイムをたたき出した新田の健闘を称えるべきだろう。
 今回のもてぎラウンドではスーパーラップのシステムが変わり、SLに参加できるのは午前中の上位10台のみ。11位以下も午前中のタイムでスタート順位が確定し、午後のタイムは繁栄されないことになった。それだけにこのセッションでタイムを出しておくことがこれまで以上に重要になったが、この専有走行終了間際に8番手タイムをたたき出してSL進出に王手をかけたのが、前回の菅生で大クラッシュを演じた#87JLOCムルシエRG-1だ。
 専有走行終了時点での上位10台は、#46、#43、#2、#7、#30、#77、#19、#87、#31、#11。
 ここから先はGT500の専有になる。

 GT500の専有に変わってすぐに、#39デンソーサードスープラを駆るアンドレ・クートが従来のコースレコードを塗り替える1分46秒627をいきなり叩き出した。#25ECLIPSE ADVANスープラのドミニク・シュワガーがそれに続く。
 しかし専有残り10分を切ってNSX勢がコースインしてくると様相は一遍。あっという間に主役の座は3台のNSXのものとなってしまった。
 まずは#8伊藤大輔が46秒408と、さっき出たばかりのレコードタイムを早くも更新すると、それを#18TAKATA童夢NSXの道上が46秒195と上回ってくる。伊藤は46秒171にタイム更新して再びトップに。しかしそれを#100RAYBRIG NSXのセバスチャン・フィリップが46秒111で上回る。
しかし伊藤大輔も更にタイムアップ。46秒103を叩き出してこのセッションの暫定ポールをもぎ獲って見せた。
 これで1位ARTA、2位RAYBRIG、3位TAKATAと上位3番手までをNSXが占め、午後のスーパーラップに臨むこととなった。
 4番手は#3G'ZOX HASEMI Zの金石年弘。以下、#22モチュールピットワークZ、#38ZENTスープラ、#32EPSON NSX、#34BANDAIスープラ、#12カルソニックZまでがSL進出圏内で専有セッションを終えた。最初にコースレコードを書き換えたデンソースープラはなんと13番手に終わってしまう驚きの結果となった。

 最後の20分間は混走セッションに充てられる。コースの込み合ったコンディション下でのタイムアップは困難だが、それでもGT300クラスでは#27direxiv ADVAN 32ORを駆る佐々木孝太がクラス4位のタイムを出してSL進出を決めてみせた。

 この後行われる公式予選2回目のタイムはグリッドには反映されない。しかし午前中に予選通過基準タイム(トップの107%)をクリアしていないドライバーについては、このセッションで基準タイムをクリアできれば、決勝進出が可能となる。

 公式予選2回目は午後2時15分より各クラス15分間で行われ、その後2時50分よりスーパーラップが実施される。

SUPER GT

SUPER GT 第5戦もてぎ 予選1回目結果

天候:晴れ コース:ドライ

Pos. No. Cls P Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
☆ 1 8 500 1 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 R1' 46.103 - -
☆ 2 100 500 2 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
BS 10 R1' 46.111 0.008 0.008
☆ 3 18 500 3 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 10 R1' 46.195 0.092 0.084
☆ 4 3 500 4 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS - R1' 46.201 0.098 0.006
☆ 5 6 500 5 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田 章
BS 40 R1' 46.237 0.134 0.036
☆ 6 *22 500 6 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 30 R1' 46.263 0.160 0.026
☆ 7 38 500 7 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 30 R1' 46.305 0.202 0.042
☆ 8 32 500 8 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー (D)
DL 10 R1' 46.463 0.360 0.158
☆ 9 34 500 9 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
DL +1 R1' 46.467 0.364 0.004
☆ 10 12 500 10 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
BS 20 R1' 46.539 0.436 0.072
11 37 500 11 TOM'S SUPURA 片岡 龍也
山本 左近
BS 50 R1' 46.558 0.455 0.019
12 25 500 12 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
ドミニク・シュワガー (D)
YH 10 R1' 46.615 0.512 0.057
13 39 500 13 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 30 R1' 46.627 0.524 0.012
14 36 500 14 TOM'S SUPURA 土屋 武士
ジェームズ・コートニー (AUS)
BS 50 1' 46.785 0.682 0.158
15 35 500 15 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL - 1' 46.855 0.752 0.070
16 1 500 16 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
BS 70 1' 47.330 1.227 0.475
17 21 500 17 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
DL - 1' 47.830 1.727 0.500
18 88 500 18 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ(I)
山西 康司
YH - 1' 51.492 5.389 3.662
☆19 46 300 1 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH - 1' 54.105 8.002 2.613
☆ 20 43 300 2 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 75 1' 55.052 8.949 0.947
☆ 21 2 300 3 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
渡辺 明
YH +2 1' 55.279 9.176 0.227
☆ 22 27 300 4 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 15 1' 55.289 9.186 0.010
☆ 23 7 300 5 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 15 1' 55.428 9.325 0.139
☆ 24 30 300 6 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 50 1' 55.463 9.360 0.035
☆ 25 77 300 7 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH +2 1' 55.640 9.537 0.177
☆ 26 19 300 8 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH - 1' 55.683 9.580 0.043
☆ 27 10 300 9 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛
松田 秀士
DL +1 1' 55.792 9.689 0.109
☆ 28 87 300 10 JLOC ムルシェ RG-1 WADA-Q
古谷直広
YH - 1' 55.895 9.792 0.103
  29 31 300 11 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
MI 65 1' 55.914 9.811 0.019
30 11 300 12 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL - 1' 55.919 9.816 0.005
31 13 300 13 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 35 1' 56.018 9.915 0.099
32 62 300 14 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R 柴原 眞介
植松 忠雄
YH 10 1' 56.111 10.008 0.093
33 5 300 15 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH +2 1' 56.371 10.268 0.260
34 47 300 16 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
YH +2 1' 56.431 10.328 0.060
35 52 300 17 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH - 1' 56.560 10.457 0.129
36 0 300 18 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 95 1' 56.640 10.537 0.080
37 777 300 19 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH - 1' 56.767 10.664 0.127
38 112 300 20 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷 敦
壺林 貴也
YH - 1' 58.466 12.363 1.699
39 72 300 21 T.T.O ADVAN ポルシェ 井上 貴史
平川 晃
YH - 1' 59.577 13.474 1.111
40 70 300 22 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
YH - 1' 59.584 13.481 0.007
41 111 300 23 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
YH - 1' 59.861 13.758 0.277
42 110 300 24 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH - 2'0 0.408 14.305 0.547
43 9 300 25 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
周防 彰悟
YH - 2'0 1.806 15.703 1.398
44 913 300 26 フィールズADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
山田 英二
YH - 2'0 5.657 19.554 3.851

☆印のチームがスーパーラップ進出。
"R"マークの車はコースレコードを更新しました。従来のレコードタイムは(GT500) 1'46.698
予選通過基準タイム(107%) GT500:1'53.566 GT300:2'02.849

*No.22は、2005Super GT Round5特別規則書 第13条違反(トランスポンダー未交換)
により、訓戒とした。

□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、  カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。

SUPER GT

SUPER GT 第5戦もてぎ エントリーリスト

スーパーGT第5戦 MOTEGI GT 300Km RACE エントリーリスト

No Cls Machine Driver Entrant Tyre Wh
1 500 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
NISMO BS 70
3 500 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス (F)
HASEMI MOTOR SPORT BS -
6 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田 章
ESSO TOYOTA Team LeMans BS 40
8 500 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
Team Honda Racing BS 40
12 500 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
TEAM IMPUL BS 20
18 500 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
Team Honda Racing BS 10
21 500 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
HITOTSUYAMA RACING DL -
22 500 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
NISMO BS 30
25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
ドミニク・シュワガー (D)
TEAM ADVAN ツチヤ YH 10
32 500 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー (D)
NAKAJIMA RACING DL 10
34 500 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
KRAFT DL +1
35 500 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
KRAFT DL -
36 500 TOM'S SUPURA 土屋 武士
ジェームズ・コートニー (AUS)
TOYOTA TEAM TOM'S BS 50
37 500 TOM'S SUPURA 片岡 龍也
山本 左近
TOYOTA TEAM TOM'S BS 50
38 500 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
TOYOTA TEAM CERUMO BS 30
39 500 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
TOYOTA TEAM SARD BS 30
88 500 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ(I)
山西 康司
JLOC YH -
100 500 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
TEAM KUNIMITSU BS 10
0 300 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
M-TEC CO.,LTD. DL 95
2 300 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
渡辺 明
VERNO TOKAI DREAM 28 YH +2
5 300 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
TEAM MACH YH +2
7 300 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
RE 雨宮レーシング YH 15
9 300 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
周防 彰悟
A & S RACING YH -
10 300 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛
松田 秀士
JIM GAINER DL +1
11 300 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
JIM GAINER DL -
13 300 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
ENDLESS SPORTS YH 35
19 300 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
RACING PROJECT BANDOH YH -
27 300 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
DIREXIV MOTORSPORTS YH 15
30 300 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
TEAM RECKLESS MI 50
31 300 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
APEXERA with apr MI 65
43 300 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
AUTOBACS RACING TEAM AGURI MI 75
46 300 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
MOLA YH -
47 300 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
MOLA YH +2
52 300 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
TOYOTA TEAM CERUMO KH -
62 300 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R 柴原 眞介
植松 忠雄
R & D SPORT YH 10
70 300 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
TEAM GAIKOKUYA YH -
72 300 T.T.O ADVAN ポルシェ 井上 貴史
平川 晃
テラモトテクニカルオフィス YH -
77 300 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
CUSCO RACING YH +2
87 300 JLOC ムルシェ RG-1 WADA-Q
古谷直広
JLOC YH -
110 300 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
ARKTECH MOTORSPORTS YH -
111 300 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
TEAM LEYJUN YH -
112 300 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷 敦
壺林 貴也
ARKTECH MOTORSPORTS YH -
777 300 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
910RACING YH -
913 300 フィールズADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
山田 英二
A & S RACING YH -

□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、  カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。

スーパー耐久

スーパー耐久第5戦富士 SUBARU MOTORSPORT EXPRESS

スーパー耐久シリーズ2005 第5戦
「SUPER TEC」 
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■開催月日:2005年8月6~7日
■開催場所:富士スピードウェイ
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◇ FUJITSUBO hpi IMPREZAとWING PERMAGARD IMPREZAが
  ST2クラス2位&3位で表彰台に!

 スーパー耐久シリーズ2005第5戦、「SUPER TEC」は、8月6~7日に富士スピードウェイにおいて開催され、吉田寿博/小泉和寛組の#2FUJITSUBO hpi IMPREZAはクラス2位(総合4位)、また、樋口統也/清水和夫/池田昌弘組の#63WING PERMAGARD IMPREZAは、クラス3位(総合5位)。真夏の4時間耐久レースで安定した走りを発揮して、生産車の素性の良さを証明した。

 予選日の6日、14時20分からST1/2/5クラスの専有走行枠で、#2インプレッサの吉田が1分50秒242でクラストップ、さらには#63インプレッサの樋口が1分50秒735で2位につけたが、終了間際に#11ランサーが1分49秒544のタイムで逆転。インプレッサは暫定2、3位につけた。15時からの全クラス走行枠で#2インプレッサの吉田が1分 49秒867にタイムアップするが逆転はならず。これで#2インプレッサの予選2位(総合7位)、#63インプレッサの予選3位(総合9位)が確定した。

 7日決勝日12時45分、4時間レースのスタートが切られた。スタートに大きな混乱はなく、2台のインプレッサは#11ランサーを追っての走行。レース開始から1時間半を回った47周目にクラス3位の#63インプレッサ、50周目にクラストップの#11ランサー、そして2時間を迎える直前に#2インプレッサが最初のピットインを行った。

 2台のインプレッサは前後に並んでペースアップを図るがなかなか#11ランサーとの距離は縮まらない。終盤の102周目、トップの#11ランサーが2回目のピットイン。クラストップを守ったままコースへ復帰した。そのころ#63インプレッサの清水は、クールスーツが効かず、ドリンクが飲めず、さらには無線が通じないという“三重苦”状態でのドライブを続けていたが、それでも清水はベテランらしく冷静にサインボードからの情報を読み、1分53秒台のコンスタントラップを刻んでいった。

 チェッカー9分前、#2インプレッサが最後の給油のために2回目のピットイン。タイヤ交換はせず10秒ほどの給油のみでピットアウトする予定だったが、小泉のシートベルトが外れてその装着のために15秒ほどをロス。しかし周回遅れにはなりながらもクラス2位を守って、4時間のチェッカーを受けた。

 #63インプレッサの清水は、4位#20ランサーとの距離を保って3位でチェッカー。#2インプレッサは今季4回目の2位(総合4位)ゴールで、#63インプレッサは2回目の3位(総合5位)。2台そろって3回目の表彰台を獲得し、シリーズポイントも2位と3位をキープした。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

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スーパー耐久第5戦富士 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

スーパー耐久シリーズ2005 第5戦
「SUPER TEC」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年8月6-7日
■開催場所:富士スピードウェイ
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◇C-WEST ORCアドバンZがST3クラス4連勝
EBBRO☆Z☆TC神戸も3位表彰台

 スーパー耐久シリーズ2005第5戦は、富士スピードウェイにおいて4時間レースとして開催され、尾本直史/柳田真孝組の#23 C-WESTORCアドバンZがST3クラスで4連勝。輿水敏明/黒澤翼/菊地靖組の#19 EBBRO☆Z☆TC-KOBEが3位で表彰台に上った。

 参加43台のうち日産車は、ST1クラスに木下みつひろ/影山正美組の#3エンドレス アドバンZ(クラス参加6台)、ST3クラスに、#19EBBRO☆Z☆TC-KOBE 、#23 C-WEST ORCアドバンZ(山田英二はD1参戦のため柳田真孝が出場)、小泉洋史/山路慎一組の#33イーストオーシャン・ings Z、ヒロミ小園/星野一樹組の#48フィールズT&GアドバンZの4台がエントリーした(クラス参加13台)。

 公式予選が行われた6日、15時からの全車の走行枠で、#48 Z星野と#23 Z柳田がコースイン。しかしアタックラップに入る前の周に#23 Zはコカ・コーラコーナーでペースダウン。ヘアピンコーナーまで惰性で走行したもののストップした。#48 Zの星野はアタックラップに入ったが、#23 Zがストップしていて追い越し禁止の黄旗が掲出されておりペースダウン。そのままタイムアップならず1分54秒342という不本意なタイムに終わった。#33 Zは2位、#19 Zは6位、#48 Zは8位となったが、#23 Zのタイムは計測できなかった。一方、ST1クラスの#3 Zは、最後の走行枠が10分を過ぎたところで影山がアタック開始。渾身のアタックで1分48秒851にタイムアップして3位につけて、5台のポルシェ勢に分け入った。

 7日、決勝レースは12時45分にスタート。#3 Zの影山は序盤、#32ポルシェと#45ポルシェを従えて3位のポジションをキープ。ところが21周目の1コーナーで周回遅れの車両がノーブレーキ状態で#3 Zに追突し2台はスピン。車両の後部を激しく損傷し、サスペンションにまでダメージがおよび修復不能とされ、わずか40分でリタイアを喫することになってしまった。

 一方、ST3クラスでは、クラスポールの#15 RX-7を予選2位の#29NSXがかわして、これを#33 Zと#19 Zが追いかける展開となった。10周目には#19 Zが2位、#33 Zが3位、そして#48 Zが5位、ほぼ最後尾スタートの#23 Zは8位まで追い上げていた。レースが1時間を経過して、クラストップを走行していた#29 NSXのペースが落ちると33周目に#33 Zの山路がこれをパスしてトップに浮上した。そして、66周目には#48 Zがトップ、その10秒後に#23 Zと#33 Zがつけて、Zの1-2-3フィニッシュを予感させた。

 レースが2時間半を回って、トップの#48 Zが84周で2回目のピットイン。これで#23 Zがトップに立ち、3秒後方に#33 Z、5位が#48 Zで6位が#19 Zとなった。しかし99周目、#33 Zが緊急ピットイン。ピットロード入り口で右フロ ントのタイヤ&ホイールが脱落した。これはハブのボルトが折れたためで、修復に時間を要しトップ争いから脱落することになった。

 終盤、2位#83 NSXとの差を50秒以上に開いていた#23 Zは余裕のクルージング。4時間を迎えた16時45分にチェッカーフラッグが振られると、#23 Zはシリーズ4連勝を達成。#19 Zは3位、#48 Zは6位、#33 Zは8位でゴールとなった。この結果、#23 Zはチャンピオンに王手。残り3戦で1回でも6位以上を記録するとシリーズタイトルを決定することになる。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

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