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2007年7月

SUPER GT

SGT:第5戦SUGO予選 YellowHat YMS モバHO! TOMICA Zが6位 (NISMO)

 6月マレーシアで行われたシリーズ第4戦から1ヶ月のインターバルを経て、7月28日(土)にSUPER GT第5戦の公式予選がスポーツランドSUGOで行われた。

 GT500は、ニスモが「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/リチャード・ライアン組 ハンディウェイト40kg)、「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生 同30kg)の2台。さらにZ勢はハセミモータースポーツの「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」(#3 セバスチャン・フィリップ/柳田真孝)、チームインパルの「カルソニック インパルZ」(#12星野一樹/ジュレミー・デュフォア 同20kg)、そして前回優勝したKONDO RACINGの「WOODONE ADVAN Clarion Z」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治 同50kg)の3台を加えた計5台。#12 Zのレギュラードライバーのブノワ・トレルイエは、怪我療養中のために欠場。同じフランス出身のデュフォアがピンチヒッターをつとめる。

 公式予選1回目、ドライバーのアタック慣熟が必要な#12(星野)とハンディウェイトの重い#24が先にコースイン。続いて前日の公開練習走行で好タイムを出していた#3が続く。専有セッションが終盤になると #22と#23もピットアウトしていった。タイミングモニターでは、NSX勢が前線を占めていたが、フィリップがアタックした#3が1分15秒897を出して上位に進出すると、終盤にはライアンの#23がトップ2の間に割って入る2番手のタイムを絞り出した。またクルムの#22も8番手のポジションを確保し、#3は5番手でスーパーラップ(SL)へと進出。Zは3台がトップ10に残った。

 午後2時30分からは各クラスともそれぞれ15分間の公式予選2回目を走行した。これに続くスーパーラップ(SL)は、決勝のスタート順を決める他、観客が一台ずつクルマの走りをじっくり見られるため人気が高い。速いクルマが目の前でコースアウトするなどのハプニングが起きることもある。今回のSLでは、Z勢にこのハプニングが起こったと言えるだろう。

 1回目の予選で8番手であった「MOTUL AUTECH Z」(#22)はミハエル・クルムがコクピットに収まり、アタックラップに向かった。しかしタイムが伸びず、下位に沈む。そして、Z勢で唯一ハンディウェイトを積まない「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」(#3)は、セバスチャン・フィリップがアタック走行を行ったが、同様に1回目のタイムに0.3秒及ばず順位もひとつ落とした。そして、期待を集めたリチャード・ライアンが ドライブする「XANAVI NISMO Z」(#23)は最後から2番目に出走したが、10番手タイムでフロントロウスタートのチャンスを失った。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第5戦SUGO公式予選総合結果

■GT500 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2007/07/29) Total Qualify GT500 Weather:Fine Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
118TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS101'14.7841'15.120177.520
28ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS451'16.1091'15.545176.522
332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL1'15.6931'15.689176.186
41宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS1'15.8221'15.752176.039
517REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS1'16.0741'15.971175.532
63YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS+11'15.8971'16.052175.345
7100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS601'16.2661'16.328174.711
838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木 虎之介
BS351'16.2991'16.340174.683
922MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田 次生
BS301'16.2061'16.351174.658
1023XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
BS401'15.6211'16.366174.624
116Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS1'16.362174.633
1225ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸 学
YH+11'16.714173.832
1339デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS+11'16.764173.718
1412カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジェレミー・デュフォア
星野 一樹
BS201'16.945173.310
1524WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH501'17.289172.538
1635BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ロニー・クインタレッリ
DL+21'17.836171.326
---- 以上予選通過(基準タイム[107%)]: 1'20.642)----
■GT300 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2007/07/29) Total Qualify GT300 Weather:Fine Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
12プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
YH351'23.0921'22.760161.132
243ARTA Garaiya
Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI201'22.6651'22.886160.888
313エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井 誠暢
YH301'23.3141'23.285160.117
446宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL101'23.1821'23.299160.090
562WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤 治樹
YH1'23.5741'23.360159.973
6101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦 宏明
MI801'23.1921'23.502159.701
731DOUBLEHEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本 雄也
MI+11'23.4711'23.546159.617
819ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH+11'23.4201'23.615159.485
97RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH1'23.6001'24.176158.422
10*110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
KH1'23.619deleted-
1133HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK1'23.815159.104
1247宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山 祥吾
DL51'23.818159.099
135クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内 浩典
KH+11'23.942158.864
1426ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
ドミニク・ファーンバッハー
YH1'24.225158.330
1577クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木 孝行
DL1'24.307158.176
1655DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH+21'24.535157.749
1787マルホン ムルシエRG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-G1
檜井 保孝
余郷 敦
YH1'24.650157.535
1888アクティオ ムルシェRG-1
LAMBORGHINI MURCIELGO R-G1
松田 秀士
山西 康司
YH151'24.692157.457
19333ADVAN UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
植松 忠雄
阪口 良平
YH+11'24.740157.367
20*111KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
菊地 靖
Guts 城内
KH1'24.929157.017
21666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
YH+21'25.882155.275
22*11TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅 一乗
YH+21'26.184154.731
---- 以上予選通過(基準タイム[107%)]: 1'28.788)----
-9LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井 克彦
DL1'25.641155.712
-70ノマド・GAIKOKUYA・ADVANGT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
小泉 洋史
YH1'25.938155.174
-67triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田 久
YH1'27.221152.891
  • 各クラス1~10位の順位はスーパーラップの結果による。
  • CarNo.110の車両は、2007 SUPER GP Sporting Regulations 第11条1.1)違反により、スーパーラップのタイム抹消のペナルティが課された。
  • CarNo.111の車両は、SUGO GT 300km RACE 特別規則書第8条22(ピットレーン通過速度)違反により、罰金3万円のペナルティが課された。
  • CarNo.11の車両は、2007 SUPER GP Sporting Regulations 第25条8.により決勝レース出場権が保証されている。

SUPER GT

SGT:第5戦SUGO ポールシッターのコメント

GT500クラス TAKATA童夢NSX
小暮 卓史

まず、この場にこられたことについて、チームスタッフをはじめ関係者の皆さんに感謝します。
予選1回目では14秒台が出せていたのに、スーパーラップが15秒台に終わったのは残念です。フロントタイヤの皮をむいとけば、もうちょっといいタイムが出たのかな、と思いますが、ポールが取れたので満足しています。
(3戦連続ポールについて)まるで去年のフォーミュラニッポンみたいですね(笑)
(決勝に向けては)これから道上さんとも話し合って決勝セッティングを詰めていきます。それさえ決まれば、優勝に一番近い位置からスタートするんですから、勝てるはずです。
菅生は何も考えないでもリズムを取れるくらい相性のいいコースです。

道上 龍
岡山から小暮が3戦連続、チームとしては4連続ポールです。うれしいことはうれしいですが、できれば自分もレースを戦った後でこの場に来たいですね。
明日はトラブルが出ないことだけを願っています。トラブルさえ出なければ優勝できると思いますから。
ここ数戦はボクがレースセットアップを入念にやってるんですが、今回も金曜からいい方向に行ってますが、明日までにやらないといけないことも残ってるんで。
クルマは雨でも晴れでも問題ありませんが、途中で天気が変わると難しいことになるので、運も見方につけたいですね。

GT300クラス プリベKENZOアセット・紫電
加藤 寛規

昨日の最後のセッションと今朝とで路面が違ってました。それに対するクルマのバランスはそんなに悪くはなかったんですが、もうちょっと改善すべきところがあって、それを午後のセッションで調整してスーパーラップに臨みました。
クルマの仕上がりに関しては、チームもタイヤメーカーさんもだいぶ頑張ってくれてたんですが、午前のガライヤのタイムには届かなかったので、『今日は2番かな』と思っていたら、ガライヤさんがポールをプレゼントしてくれた、って感じです。
明日は天気も含めてレースのうちなので、気にせずにベストを尽くします。

高橋 一穂
いつものことですが、またプレッシャーをかけていただきまして。
明日の決勝で気になる点は、2番目に乗るドライバー何じゃないかと思います。
セパンではいろんなところでぶつかって、最後はガス欠にもなって、その結果15kgのウェイトを降ろせたのでこの結果なんだと思います。そういう意味ではボクも貢献できたんじゃないかと(笑)
これ以上言うとまた2ちゃんねるで『高橋うざい』とか言われかねないですね(笑)

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第5戦SUGOスーパーラップ結果

■GT500 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2007/07/28) Super Lap GT500 Weather:Fine Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
118TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS10R1'15.120--177.520
28ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS45R1'15.545 0.425 0.425176.522
332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DLR1'15.689 0.569 0.144176.186
41宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BSR1'15.752 0.632 0.063176.039
517REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS1'15.971 0.851 0.219175.532
63YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS+11'16.052 0.932 0.081175.345
7100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS601'16.328 1.208 0.276174.711
838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木 虎之介
BS351'16.340 1.220 0.012174.683
922MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田 次生
BS301'16.351 1.231 0.011174.658
1023XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
BS401'16.366 1.246 0.015174.624
■GT300 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2007/07/28) Super Lap GT500 Weather:Fine Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
12プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
YH351'22.760--161.132
243ARTA Garaiya
Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI201'22.886 0.126 0.126160.888
313エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井 誠暢
YH301'23.285 0.525 0.399160.117
446宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL101'23.299 0.539 0.014160.090
562WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤 治樹
YH1'23.360 0.600 0.061159.973
6101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦 宏明
MI801'23.502 0.742 0.142159.701
731DOUBLEHEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本 雄也
MI+11'23.546 0.786 0.044159.617
819ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH+11'23.615 0.855 0.069159.485
97RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH1'24.176 1.416 0.561158.422
-110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
KHdeleted---
  • CarNo.110は、2007 SUPER GT Sporting Regulation 第11条1.1) 違反により、SLタイム抹消のペナルティを科す。

SUPER GT

SGT:第5戦SUGOスーパーラップ TAKATA童夢NSXが4連続ポール!

2007スーパーGT第5戦、SUGO GT 300kmは、 #18TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)がポールポジションを獲得。
TAKATA童夢は第2戦岡山から4戦連続、アタックを担当した小暮にとっても3戦連続のポールポジション獲得となった。

GT300クラスは#2プリベKENZOアセット・紫電(高橋一穂/加藤寛規組)が、第2戦岡山以来、 今季2度目のポールポジションを獲得した。

070728GT500PP 070728GT300PP

公式予選2回目が終了して5分後、GT300クラスからスーパーラップが開始された。
空は幾分雲が厚くなってきたが、天気はなんとかSL終了まで持ちこたえた。

午前中10番手だった#110アークテックボクスターから始まったこのクラスのスーパーラップでは、 そのボクスターを駆る黒澤琢弥が順位を一つ上げたが、予選終了後に車両規則違反とされ、タイム抹消のペナルティが下された。 明日のスタート順位は午前中と同じく10番手だ。
このほか、#62ウィルコムヴィーマックの黒澤治樹が午前中8番手から一気に5番手に、 #13エンドレスアドバン洗剤革命Zの影山正美が午前中5位から3位までジャンプアップしてきた。
ポイントリーダーの#101トイストーリーMR-Sを駆る石浦宏明は、前半セクションでは影山を上回る快走を見せたが、 80kgものウェイトハンデが祟って後半セクションのタイムが伸びず、順位を二つ落とす結果となった。

9番目に出走した#2紫電の加藤は前半セクションだけで影山を0.438秒も上回るハイペースで攻め、1分22秒760と、 午前中の自己ベストをも更新してみせる。
一方午前中トップの#43ARTAガライヤは、高木真一がアタックを担当するが、1分22秒886と僅かに加藤に届かなかった。

続いて行われたGT500クラスのスーパーラップでは、今回5台中3台をSLに送り込んだZ勢が失速。
午前中8番手の#22モチュールを駆るミハエル・クルムが9位、同じく5番手の#3イエローハットを駆るセバスチャン・ フィリップが6位に終わったほか、午前中2番手と健闘した#23ザナヴィのリチャード・ライアンにいたっては、 なんと10位にまで後退してしまう有様だった。

SC勢は#38ZENTの立川祐路が順位を二つ上げたが、#1宝山のアンドレ・ロッテラーは4位のまま。

070728ARTASLその一方でNSX勢は、#100レイブリックのドミニク・シュワガーが9位から二つ順位を上げてきたほか、 #8ARTAの伊藤大輔も45kgのウェイトハンデをものともせず、午前中7位から一気に2位にジャンプアップしてみせた。

しかしその伊藤をもってしても、この日の小暮の勢いにはかなわなかった。 小暮の駆る#18TAKATA童夢は午前中の14秒台にこそ届かなかったものの、2位をコンマ4以上上回る1分15秒120を叩き出し、 第2戦岡山以来4戦連続でポールポジションを獲得した。
小暮にとってもこれは第3戦富士以来3戦連続のポールポジションである。
予選での圧倒的な速さとは対照的に、決勝ではトラブルやアクシデントに見舞われてなかなか結果を残せないTAKATA童夢。 果たして菅生では念願の優勝を手にすることができるだろうか。

第5戦決勝は明日午後2時より、81周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第5戦SUGO公式予選2回目 ここでもTAKATA童夢NSXがトップタイム

スーパーGT第5戦の公式予選2回目もまた、#18TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)がトップタイム。
好調な仕上がりぶりをアピールした。
GT300クラストップは#5クムホプロμマッハ号320R(玉中哲二/竹内浩典組)だった。

午後2時30分、公式予選2回目が開始された。
GT300、GT500の順でそれぞれ15分づつのこのセッションでは、スーパーラップに向けての最終調整や、 決勝をにらんだセッティング作業が中心だ。
なお今回の菅生ラウンドでは、最大出走台数が38台となっているため、午前中の予選で下位に留まった#9モスラーMT、 #67ランボルギーニガイヤルド、#70ポルシェ996GT3は基準タイムをクリアしたものの予選落ち扱いとなっている。

GT300クラスは開始早々から#5マッハ号が好タイムを連発。今回SL進出はならなかったが、 決勝に向けて着々と調整が進んでいるようだ。
2番手には#2紫電、3番手は#62ウィルコムヴィーマック。
午前中トップの#43ARTAガライヤは4番手でこのセッションを終えた。

GT500クラスは#18TAKATAの快進撃がとまらない。
このセッションでも1分15秒918のトップタイムを叩き出す。2番手の#32エプソンは16秒664。 NSXの1-2ながら大きな差が開いた格好だ。
3番手には#23ザナヴィZ、4番手には#38ZENT SCがつけた。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第5戦SUGO公式予選2回目結果

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2007/07/28) Qualifying 2 Weather:Fine Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindGapkm/h
1500118TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS101'15.918--175.654
2500232EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL1'16.664 0.746 0.746173.945
3500323XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
BS401'16.681 0.763 0.017173.906
4500438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木 虎之介
BS351'16.886 0.968 0.205173.443
550058ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS451'16.983 1.065 0.097173.224
65006100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS601'17.108 1.190 0.125172.943
7500717REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS1'17.115 1.197 0.007172.928
850083YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS+11'17.326 1.408 0.211172.456
950096Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS1'17.708 1.790 0.382171.608
105001039デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS+11'17.791 1.873 0.083171.425
11500111宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS1'18.050 2.132 0.259170.856
125001222MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田 次生
BS301'18.120 2.202 0.070170.703
135001325ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸 学
YH+11'18.129 2.211 0.009170.683
145001412カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジェレミー・デュフォア
星野 一樹
BS201'18.333 2.415 0.204170.239
155001535BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ロニー・クインタレッリ
DL+21'18.969 3.051 0.636168.868
165001624WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH501'18.990 3.072 0.021168.823
1730015クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内 浩典
KH+11'23.566 7.648 4.576159.578
1830022プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
YH351'23.991 8.073 0.425158.771
19300362WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤 治樹
YH1'24.062 8.144 0.071158.637
20300443ARTA Garaiya
Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI201'24.160 8.242 0.098158.452
21300519ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH+11'24.288 8.370 0.128158.211
22300688アクティオ ムルシェRG-1
LAMBORGHINI MURCIELGO R-G1
松田 秀士
山西 康司
YH151'24.538 8.620 0.250157.744
233007110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
KH1'24.590 8.672 0.052157.647
24300831DOUBLEHEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本 雄也
MI+11'24.652 8.734 0.062157.531
2530097RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH1'24.722 8.804 0.070157.401
263001047宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山 祥吾
DL51'24.869 8.951 0.147157.128
273001133HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK1'25.057 9.139 0.188156.781
283001226ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
ドミニク・ファーンバッハー
YH1'25.157 9.239 0.100156.597
293001377クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木 孝行
DL1'25.450 9.532 0.293156.060
303001455DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH+21'25.512 9.594 0.062155.947
313001587マルホン ムルシエRG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-G1
檜井 保孝
余郷 敦
YH1'25.740 9.822 0.228155.532
323001613エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井 誠暢
YH301'25.878 9.960 0.138155.282
333001711TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅 一乗
YH+21'26.49510.577 0.617154.174
3430018333ADVAN UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
植松 忠雄
阪口 良平
YH+11'26.55510.637 0.060154.068
35300199LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井 克彦
DL1'26.81710.899 0.262153.603
3630020666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
YH+21'27.32011.402 0.503152.718
3730021111KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
菊地 靖
Guts 城内
KH1'28.11612.198 0.796151.338
383002270ノマド・GAIKOKUYA・ADVANGT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
小泉 洋史
YH1'28.86612.948 0.750150.061
393002367triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田 久
YH1'30.11514.197 1.249147.981
-300-101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦 宏明
MI80absence---
-300-46宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL10absence---

SUPER GT

SGT:第5戦SUGO公式予選1回目結果

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2007/07/28) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindGapkm/h
1500118TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS10R1'14.784--178.318
2500223XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
BS40R1'15.621 0.837 0.837176.344
3500332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DLR1'15.693 0.909 0.072176.176
450041宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS1'15.822 1.038 0.129175.877
550053YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS+11'15.897 1.113 0.075175.703
6500617REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石 年弘
BS1'16.074 1.290 0.177175.294
750078ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS451'16.109 1.325 0.035175.213
8500822MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田 次生
BS301'16.206 1.422 0.097174.990
95009100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS601'16.266 1.482 0.060174.853
105001038ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
高木 虎之介
BS351'16.299 1.515 0.033174.777
11500116Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS1'16.362 1.578 0.063174.633
125001225ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸 学
YH+11'16.714 1.930 0.352173.832
135001339デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS+11'16.764 1.980 0.050173.718
145001412カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジェレミー・デュフォア
星野 一樹
BS201'16.945 2.161 0.181173.310
155001524WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH501'17.289 2.505 0.344172.538
165001635BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ロニー・クインタレッリ
DL+21'17.836 3.052 0.547171.326
17300143ARTA Garaiya
Garaiya
新田 守男
高木 真一
MI201'22.665 7.881 4.829161.318
1830022プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤 寛規
YH351'23.092 8.308 0.427160.489
19300346宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL101'23.182 8.398 0.090160.315
203004101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋 和也
石浦 宏明
MI801'23.192 8.408 0.010160.296
21300513エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正美
藤井 誠暢
YH301'23.314 8.530 0.122160.061
22300619ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH+11'23.420 8.636 0.106159.858
23300731DOUBLEHEAD apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本 雄也
MI+11'23.471 8.687 0.051159.760
24300862WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原 眞介
黒澤 治樹
YH1'23.574 8.790 0.103159.563
2530097RE 雨宮 ADVAN RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH1'23.600 8.816 0.026159.513
2630010110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
KH1'23.619 8.835 0.019159.477
273001133HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK1'23.815 9.031 0.196159.104
283001247宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山 祥吾
DL51'23.818 9.034 0.003159.099
29300135クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内 浩典
KH+11'23.942 9.158 0.124158.864
303001426ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
谷口 信輝
ドミニク・ファーンバッハー
YH1'24.225 9.441 0.283158.330
313001577クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木 孝行
DL1'24.307 9.523 0.082158.176
323001655DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH+21'24.535 9.751 0.228157.749
333001787マルホン ムルシエRG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-G1
檜井 保孝
余郷 敦
YH1'24.650 9.866 0.115157.535
343001888アクティオ ムルシェRG-1
LAMBORGHINI MURCIELGO R-G1
松田 秀士
山西 康司
YH151'24.692 9.908 0.042157.457
3530019333ADVAN UEMATSU 320R
VEMAC RD320R
植松 忠雄
阪口 良平
YH+11'24.740 9.956 0.048157.367
3630020111KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT
PORSCHE BOXSTER
菊地 靖
Guts 城内
KH1'24.92910.145 0.189157.017
3730021666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
YH+21'25.88211.098 0.953155.275
3830022*11TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
菅 一乗
YH+21'26.18411.400 0.302154.731
---- 以上予選通過(基準タイム(107%) GT500:1'20.642 / GT300:1'28.788)----
-300-9LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MOSLER MT900R OOX
田中 勝喜
筒井 克彦
DL1'25.64110.857 0.543155.712
-300-70ノマド・GAIKOKUYA・ADVANGT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
小泉 洋史
YH1'25.93811.154 0.297155.174
-300-67triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田 久
YH1'27.22112.437 1.283152.891
  • 赤旗中断: 11:21~11:33
  • CarNo.11の車両は、2007 SUPER GP Sporting Regulations 第25条8.により決勝レース出場権が保証されている。

SUPER GT

SGT:第5戦SUGO公式予選1回目 TAKATA童夢NSXが暫定ポール

2007スーパーGT第5戦、菅生GT300kmレースの公式予選1回目は、 またしても#18TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)が暫定ポールを獲得することとなった。
タイムは1分14秒784と、小暮が只一人14秒台を記録した。
GT300トップは#43ARTAガライヤ(新田守男/高木真一組)。こちらも新田が唯一の22秒台となる1分22秒665を記録した。

Q1pp Q1GT300pp

公式予選日を迎えたスポーツランド菅生は快晴。朝から降り注ぐ強い夏の陽射しの下、午前11時から公式予選1回目が開始された。

GT300クラスの専有では、暫定ポールのガライヤの他、#31MR-S、 #101MR-Sのapr勢がセッション序盤から速さを見せ、#101石浦宏明が4番手、 #31峰尾恭輔が7番手といずれもスーパーラップ進出を果たした。
2番手には#2紫電の加藤寛規が1分23秒082でつけ、 3番手には佐々木孝太の駆る#46宝山Zが専有終了ぎりぎりのタイミングで滑り込んだ。

なお、このセッションは開始20分で#9モスラーMTがSPコーナーの一つ目でバリアに突っ込んだために赤旗が出され、 そのまま専有走行は終了となった。

予選は13分後にGT500クラスの専有走行から再開された。
暫定ポールのTAKATAをはじめ、今シーズン何度も速さを見せつけているNSX勢に対し、今回はZ勢も好調であり、 #23ザナヴィZのリチャード・ライアンが専有終了間際に1分15秒621を叩き出して2番手に食い込んだほか、 #3イエローハットZが5番手、#22モチュールZが8番手でスーパーラップ進出を果たした。
ここ菅生で6連勝中のトヨタ勢は#1宝山SCの4位が最上位。10番手に#38ZENTが入ったのみ。 ここまで不運の続いたディフェンディングチャンピオンの宝山の巻き返しに期待が集まる。

2クラス混走となる最後の20分間は、いずれのチームも基準タイムクリアに照準を合わせて周回を重ねていった。
しかしそんな中で唯一、#7雨宮RX-7の井入宏之が戦終了時12番手から一気に9番手にジャンプアップを果たし、 予選終了直前にスーパーラップ進出を決めた。

公式予選2回目は今日午後2時30分より、各クラス15分間。
その後午後3時5分より、スーパーラップが行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:トレルイエが菅生戦欠場!代役はデュフォワに

スーパーGTでカルソニック・インパルZを走らせている、チームインパルは7月26日にリリースを出し、ブノワ・ トレルイエの第5戦菅生欠場を発表。併せて、代役にジェレミー・デュフォアを起用することを明らかにした。

トレルイエは7月8日に鈴鹿サーキットで行われた、フォーミュラニッポン第5戦決勝におけるクラッシュで負傷しており、 これが未だ完治していないため第5戦を欠場して治療に専念するとのこと。
次回第6戦には復帰する予定だ。

これにより今回ドライバーに起用されることになったデュフォアは、 昨年のポッカ1000kmで第3ドライバーとしてカルソニックZをドライブ、優勝に貢献した実績がある。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第5戦SUGO クスコDUNLOPスバルインプレッサ、表彰台を目指す (SUBARU)

クスコDUNLOPスバルインプレッサ、セパンからの流れを保ち表彰台を目指す

 07年SUPER GTシリーズの第5戦は、杜の都・仙台近郊、スポーツランドSUGOにおいて行われる。SUPER GT唯一のシンメトリカルAWD車である「クスコDUNLOPスバルインプレッサ」は、第4戦・セパンでの5位入賞をステップに入賞、そして表彰台の獲得を狙う。

 セパンでのレースは、残念ながらわずかな差で予選でのスーパーラップ進出こそならなかったが、決勝レースは粘りの走りでポジションを上げる。マシン的には燃料系にトラブルを抱えながらも走りきり5位入賞を遂げた。高温多湿という厳しい条件の中での結果であり、大きな収獲となった。チームはSUGOに向けて、ボンネット形状を見直し空力とクーリング効果のアップを狙う。また、燃料系のトラブルも再発しないように対策をしてレースに挑む。

 今回のエントリーはGT300クラスが27台の計43台。SUGOはコース幅も狭くアクシデントも発生しがちだが、確実に走りきり入賞を狙う。また、天候が悪化すればそれを味方にして、独自のシンメトリカルAWDシステムを武器に上位フィニッシュを狙う。

 なお、レースウィークのタイムスケジュールは以下のとおり。

     
7月27日(金)9:45~11:15練習走行
14:20~16:05練習走行
7月28日(土)11:00~ 12:00公式予選1回目
2:30~13:20ピットウォーク
14:30~15:00公式予選2回目
15:05~スーパーラップ
7月29日(日)9:00~9:30フリー走行
10:45~11:35ピットウォーク
14:00~決勝レース(81周)
青木孝行
 「セパンではまずまずの結果を残せたのでチームはいい状態です。クルマのポテンシャルは確実に上がっていますし、第3戦までのような大きなトラブルもないでしょう。セパンのいい流れをSUGOに持ち込めるようにしたいです。セパンのレースは反省点も多かったので、そこを生かしてレースマネージメントを確実にこなして入賞。そして表彰台を目指します」
◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]
 

Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社

SUPER GT

SGT:第5戦SUGO 芸能人女子フットサル『楽天CUP』を開催 (GTA)

 7月29日に行われる第5戦SUGO大会で、芸能人女子フットサルリーグ「スフィアリーグ」のスペシャルマッチ『SPHERE LEAGUE×SUPER GT 楽天CUPin SUGO』が併催されることになった。

 「スフィアリーグ」は、若手女性タレントやレースクイーン、モデルなどが参加する女性芸能人によるフットサル大会で、現在テレビなどでも人気上昇中のスポーツ・イベント。

Text: GTA SUPER GT Press Release

SUPER GT

SGT:第5戦SUGO TRFのYU-KIさんが君が代独唱 (GTA)

SUPER GT第5戦菅生でTRFのYU-KIさんが君が代独唱

 人気音楽グループ「TRF」のメイン・ボーカリストで、女優、声優とソロ活動でも幅広く活躍するYU-KI(ユーキ)さんが、第5戦SUGOの決勝スタート前に行われる国歌斉唱を担当することになった。

 TRFと言えば、数多くのヒット曲、人気シンガーを生みだしたプロデューサーである小室哲也氏が生みだした音楽集団。今でこそポピュラーになったボーカルとダンサーを組み合わせた音楽グループの先駆けといえる。このTRFでメイン・ボーカルを務めるのがYU-KIさんで、1995年の日本レコード大賞を獲得した『Overnight Sensation ~時代はあなたに委ねてる~』(当時はtrfと表記)などのヒット曲を歌ってきている。

GTアソシエイション SUPER GTプレスリリース

Formula Nippon

FN:第5戦鈴鹿 RV8Jエンジンの本山哲が今季2勝目 (TOYOTA)

トヨタRV8Jエンジンの本山哲が今季2勝目を挙げる
07fn_05
今季2勝目を挙げた本山哲(#19 Arabian Oasis IMPUL)

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第5戦が7月7日(土)と8日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。全9戦で行われている2007年シーズンの折り返しとなる1戦となり激戦が繰り広げられた。

 7日(土)午前10時10分から行われた予選第1回目は、前夜の雨と、直前から再び降り始めた雨によってウェットコンディションで開始。間もなく雨は止んだため、徐々に回復していく路面で各車タイムアタックを続け、松田次生(mobilecast IMPUL)が暫定の2番手、本山哲(Arabian Oasis IMPUL)が3番手と、第2戦鈴鹿で1-2フィニッシュを果たし、鈴鹿を得意とする2台がまず上位につけた。

 予選第1回目終了後も、雨は降らず、路面は乾いて行ったが、予選第2回目開始直前に再び降雨に見舞われた。天候の悪化に対処するために、全車セッションのスタートと共にタイムアタックを開始。その後、雨は一旦強くなったものの、終盤には小降りとなり、各車最後のタイムアタック。その結果、松田次生が第2戦鈴鹿、第3戦もてぎに続き、今季3度目のポールポジションを獲得。チームメイトのB.トレルイエ(mobilecast IMPUL)が2番手に入った。

 8日(日)は前日までの雨は止み、ドライコンディションで午後2時半に43周で競われる決勝レースがスタート。ポールポジションの松田次生、予選2番手のB.トレルイエはポジションを守って序盤戦へ。しかし、20周目にB.トレルイエが激しくクラッシュ。これでレースは赤旗中断となった。

 その後、午後3時40分にレースは再開。松田次生が首位で周回を重ねたが、34周目にピットインしたことで6位まで後退。これで、ノーピットイン作戦の本山哲が首位を奪取。本山哲はそのまま逃げ切り、第2戦鈴鹿に続き今季2勝目となる勝利を挙げた。松田次生は終盤激しい追い上げを見せ、4位でフィニッシュした。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Formula Nippon

FN:第5戦鈴鹿決勝 両ドライバーともトラブルに泣く (INGING)

 雨に少なからず影響を受けた土曜の予選セッションから一夜明け、迎えた日曜はまずまずの天候に。このためドライで行われた決勝を占う朝のフリー走行では、横溝が1分46秒919と好タイムをたたき出して3番手、クインタレッリも多目の燃料を積んでいながら1分47秒895をマークして10番手と、チームでは決勝に向け充分な手応えを感じてのセッション終了となった。

第5戦決勝

 曇天で迎えた午後2時34分。いよいよ43周で争われる第5戦決勝がスタートを迎えた。クインタレッリは、シグナルへの反応も良く、最高のスタート。しかし、1コーナーへのアプローチではやや加速が鈍ったか、4番手のポジションキープという状況に。一方15番グリッドからのスタートとなった横溝は、好スタートを決めて何台かのマシンをパスすることに成功する。1周目、トップグループが西コースに差し掛かると、4番手を行くクインタレッリに異変が。スプーンカーブへの進入のころには、既にまったく加速をしている様子がない。なんとクインタレッリは予想外のクラッチトラブルに見舞われていたのだ。スローダウンするクインタレッリの横を、横溝が駆け抜けていく。

 こうして横溝は1周目を11番手で通過するが、クインタレッリは惰性でピットへ。念のためタイヤ交換などの用意をして待ち構えたピットクルーだったが、クインタレッリはマシンを降りることに。ここで33号車は無念のリタイヤとなってしまった。

 クインタレッリを失ったINGINGだったが、頼みの綱の横溝は2周目に井出有治をパスし10番手に浮上。好調な滑り出しに期待がかかったが、その後横溝はスローカーに行く手を阻まれてしまう。そうして迎えた20周目。4位を走行中のブノワ・トレルイエ選手のマシンが、スプーン立ち上がりの裏ストレートで大きなクラッシュに見舞われ、レースは赤旗中断に。このとき、赤旗ラインで停止中にタイヤを交換した横溝は、9番手にまで浮上を果たしていたものの、1ピット作戦だったためやむなくリスタート直後にピットに入って給油を行うことに。コースに復帰した横溝は、18番手で復帰するが、残念ながらこの時点で上位進出の望みは絶たれてしまった。

 それでもベストタイムをマークするなど、果敢に攻めた横溝だったが、なんと給油の際に給油リグのパーツの一部が脱落し、マシン側の給油口に挟まってしまいきちんと密閉されず、横Gの掛かり方によってガソリンを吹きながらの走行になってしまう。それでも走行を続けるも、39周目の裏ストレートでマシンに異変を感じた横溝は、40周目に突入もガス欠症状がひどくなり、ダンロップコーナー先のグリーンにマシンを止めることとなり、19位での完走扱いとはなったものの、残念ながらチェッカーを受けることなくINGINGのレースは終わってしまった。

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ロニー・クインタレッリ
「スタート自体はものすごく良かったのですが、シフトアップしていく過程で、3速にアップしたところで既にトラクションがあまりなく、クラッチに違和感がありました。ただ、2コーナーを立ち上がるあたりでは、また少しフィーリングが戻ったので、走り続けようと思ったのですが、結局西コースへ行くころにはクラッチのトラブルがひどくなり、レースをあきらめるしかありませんでしたね。残念ですが、変わらず速さを維持できているので、次のレースで頑張ります。今日はトレルイエ選手が大きなクラッシュに見舞われながらも、たいした怪我もなかったということで、安心しましたね」
横溝直輝
「スタートがいつものように決まって、さらに序盤はマシンのバランスがすごく良かったので、すぐに10番手に浮上することができたのですが、その後前の遅いビルドハイム選手に引っ掛かってしまいましたね。ラップタイムは僕のほうが速かったのですが、立ち上がりで向こうに分があり、どうしてもスリップにつけなかったのです。彼の前に出られていたら、違う展開になっていたでしょう。トレルイエ選手のクラッシュによって赤旗が出されたことで、1ストップ作戦を採っていた僕は事実上の上位進出のチャンスを失ったのですが、終盤タイムも上がらなかったので、決勝のセットアップに関してもう少し詰めるべき部分があったかもしれません。最後はガス欠で止まってしまいましたが、今週末は予選での速さを見せることができ、自信にもつながったので、また次回頑張ります」
由良拓也監督
「今日は本当にタラレバレースでしたね。ロニーはクラッチがバラバラになってしまったのですが、結果的にロニーと同じノンストップの本山哲選手が優勝していますし、トラブルが出なければ彼とロニーが確実に優勝争いを演じていたでしょう。ストレスのたまる結果ですが、速さもある、戦略も正しかったとなれば、また次につなげていくことができると思います。また、直輝に関しては15番手からのスタートということで、1ストップにするしかなかったのですが、結果的に1ストップのマシンに今日は勝機はありませんでしたね。しかも最後はガソリンの給油口にゴム製のOリングが挟まり、そこからガソリンが漏れてしまうというトラブルから、ガス欠を起こしてしまって直輝には申し訳なかったですね。しかし、チーム全体としていい状況にあるのは間違いないので、次戦に期待しましょう」

Text: INGING MOTORSPORT / Photo; Motorsports Forum

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FN:第5戦鈴鹿決勝 上位3人のコメント

本山 哲(優勝)

fn_r05_r_pc_motoyama 正直こんな結果になるとは思ってませんでした。予選がうまくいかなくて、6位という微妙なポジションからスタートすることになりましたが、 前を走るクルマはみんな1ストップだろうから、なんとか表彰台には上がれるかな、とは思っていましたが。
事故の直後はブノワが心配になりましたが、モノコックから必死で出ようとしてるのを見たので、安心しました。
シリーズを考えれば、ここで最低でも表彰台に上がらなければ、と思っていました。
今週末はチームの雰囲気は良かったし、クルマも悪くなかったんですが、 予選ではタイミングの問題で中途半端なグリッドに終わってしまったので、予想以上の結果が出せてトクした気分ですね。

ビヨン・ビルドハイム(2位)

fn_r05_r_pc_wirdheim 今日はストラテジーが良かったです。ホンダ系のチームのいくつかが1ストップだと事前に知ってましたし、 1スティント目は前を走るモトヤマより速く走れていたので、赤旗がなければもっと良かったんじゃないかと思っては居ますけどね。
ですが、ブノワが幸運にも無事だったのは良かったです。
チームにとっても今回はいい週末だったんじゃないでしょうか。

井出 有治(3位)

fn_r05_r_pc_id 朝の時点では1ストップで行くつもりでしたが、お昼の間にエンジニアから『(ノーピットで)行ってくれ』と言われました。 フリー走行でのタイヤの磨耗は悪くなかったので、やってみようという気持ちになりました。
赤旗のときに周囲にいたクルムさんやファビオのタイヤを見たんですが、僕のタイヤが一番良い状態でした。 それでも終盤はリヤタイヤがきつくなって、クルムさんを抑えるので精一杯でした。
レース再開後は自分がどの辺を走っているのか判ってなかったんですが、途中で『今3位だから、頑張って』と無線で言われて、正直 (プレッシャーになるので)聞きたくなかったなぁ、と思いました。

服部 尚貴(優勝チーム監督)

fn_r05_r_pc_hattori あのポジションからスタートすることと、朝のタイヤの磨耗状態を考えて、ノーピットで勝つ可能性がありそうだと考えていたんですが、 松田が予想以上に速いペースでギャップも開いていったので、正直序盤は『あ、失敗したかも』と思っていました。
中断の間にクルマの調整をすることができ、ノーピットのデメリットもなくなったので、本当にブノワには申し訳ないんですけど、 赤旗が出てラッキーでした。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第5戦鈴鹿決勝 大クラッシュで赤旗中断!波乱のレースを制したのは本山!

鈴鹿サーキットで開催された全日本選手権フォーミュラニッポン第5戦は、 20周目に発生した激しいクラッシュにより赤旗が出される波乱の展開となった。
およそ30分の中断の後、セーフティーカーランにより再開された決勝レースを制したのは本山哲(アラビアンオアシス・チームインパル)。 上位陣の多くが1ストップ作戦を採る中、ノーピットで43周を粘り抜き、第2戦鈴鹿に続く今季2勝目を挙げることとなった。

なお、車体が前後真っ二つになるほどの激しいクラッシュに見舞われたブノワ・トレルイエには幸いにも怪我はなかった模様だ。

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第5戦決勝は午後2時30分にフォーメーションラップが開始された。
ポールシッターの松田次生がインに切り込みながら後続をけん制してトップで1コーナーへ。
2位にはトレルイエ、3位には本山がジャンプアップしてきた。
4番手スタートのロニー・クインタレッリも勢いよく飛び出して上位進出を狙ったが、1コーナー進入でトレルイエと本山に囲まれ、 行き場を失って4位に留まり、その背後には7番手スタートのアンドレ・ロッテラーが迫ってきた。
その一方で、3番手スタートの小暮は出遅れて6位に後退することとなった。

ロッテラーは、クラッチトラブルによりペースダウンしたクインタレッリを1周目のスプーンであっさりとかわすと、 その後も目覚しいペースで本山との差を詰め、2周目の1コーナーで早くも抜き去って3位に浮上する。
小暮もロッテラーに続いて1周目のスプーンでクインタレッリを、2周目のシケインで本山をかわして一気に4位まで挽回してきた。
前戦の勝者クインタレッリはそのままガレージに戻ってレースを終えた。

ロッテラーと小暮は前方の2台よりも明らかに速いペース。
それは燃料搭載量の違いを疑うに充分なほどだった。

4周目にはトレルイエの背後に迫ったロッテラーは、しぶとく押さえにかかるトレルイエと5周にわたってドッグファイトを展開する。
その間に小暮もじわじわと接近してきた。更にその後方からは立川祐路の姿も。

結局、ロッテラーは7周目、小暮は8周目に、同じく1コーナーでトレルイエを攻略し、松田の追撃に取り掛かった。
立川も9周終わりで0.379秒後方に迫ってきた。
懸命にトレルイエの隙をうかがう立川。巧みなライン取りで抵抗するトレルイエ。

両者のバトルは意外な形で決着することとなった。
20周目のスプーンで姿勢を乱したトレルイエと、その隙を突いて抜きに罹った立川が交錯。 アクセル全開のままインに巻き込んだトレルイエがガードレールに激突したのだ。
トレルイエのクルマはエンジンとモノコックの接合部から真っ二つにちぎれ飛び、そこらじゅうにパーツを散乱させてコース上に止まった。
ノーズは完全につぶれ、足回りもばらばらの状態だ。
このため、トップ3が21周を消化した時点で赤旗が提示され、レースは中断となった。
幸いトレルイエの生命には別状なく、意識もはっきりしており、本人が自力での脱出を試みていたことが後に明らかとなったが、 事故直後はサーキット中が騒然とする状態となった。

事故車両の排除のため28分50秒の中断の後、セーフティーカーの先導でレースは再開された。 この時点までにグリッド上では全車がタイヤ交換を済ませた。
また、このSCランのタイミングを利用して金石年弘、柳田真孝が21周目、ロッテラー、小暮、 横溝直輝らが22周目にピットインして給油を行った。
ここで小暮が給油に26秒以上を要した挙句にエンジンストール。 中断前まで3位を快走していた小暮はこれにより一気に17位まで後退することとなった。

これによりトップは松田、2位に立川、3位にデュバル、序盤大幅に順位を落とした本山が4位に浮上することとなった。
さらに立川は松田のコンマ5秒後方まで迫りながらも27周終わりでピットイン、同じ周にデュバルもピットに飛び込み、 これにより本山が2位に繰り上がる。

松田もまた、1ストップ組の一人だったが、34周まで粘って僅か14秒2で作業を済ませ、6位でコースに復帰するが、 これにより自動的に本山がトップに立つこととなった。
2位にはビヨン・ビルドハイム、3位には井出有治、4位にはミハエル・クルムがつけてきた。彼らはノーピットのままゴールを目指す作戦だ。

赤旗中断でレース前半のリードを失った松田と、 無給油ながらタイヤ交換をすることができた本山の間には挽回しがたい大差ができてしまった。
それでも諦めずに順位挽回を狙う松田は、40周目の2コーナーで5位のカルボーンを競り落とし、 ファイナルラップの1コーナーで4位クルムを攻略し、一気に3位を走る井出の背後を脅かす。
最後のシケインで勝負に出る松田、懸命に抵抗する井出。
軍配は井出に上がった。
松田は最終コーナーイン側のダートにはみ出し、 最終コーナーで逆にクルムの追撃を受けながらかろうじて4位を守ってフィニッシュラインを通過した。
松田とクルムの差は僅か0.100秒だった。

本山はこうした後方の混乱などまったく知らぬ顔で43周を走りきり、今季2勝目を前回と同じ鈴鹿で挙げることとなった。
これでシリーズポイントを23に伸ばし、ポイントランキングでも2位に浮上した。

次戦は富士スピードウェイ。8月26日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

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FN:第5戦鈴鹿決勝結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2007/07/08) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineLapTime/Behind
119本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J431:47'43.524
240ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E434.505
355井出 有冶ARTAHONDA HF386E437.542
42松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J4312.801
520ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J4312.901
641ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E4318.629
74ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J4320.371
88高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J4322.347
956金石 年弘ARTAHONDA HF386E4322.543
1037荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J4325.826
1131ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E4330.166
1211立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J4336.968
1336アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J4337.068
143柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J4337.843
156吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E4344.242
1612佐々木 孝太RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J4344.743
1732小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E4346.954
185平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E421Lap 
1934横溝 直輝INGINGTOYOTA RV8J403Laps
-------- 以上規定周回(38 Laps)完走 --------
-1ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1924Laps
-33ロニー・クインタレッリINGINGTOYOTA RV8J142Laps
-7片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J142Laps
  • Fastest Lap: CarNo.2 松田次生(mobilecast IMPUL) 1'46.640 (27/43)
  • 赤旗中断28分50秒 赤旗提示時刻15:11'10(トップ20周完了) SCスタート再開時刻 15:40:00(トップ21周完了)
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

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FN:第5戦鈴鹿フリー走行 小暮がダントツのトップタイム

全日本選手権フォーミュラニッポン第5戦の決勝前フリー走行は、小暮卓史(PIAAナカジマ)がトップタイムを記録した。 タイムは1分45秒699
2番手には同じPIAAナカジマのロイック・デュバルが46秒335で続き、この2台が3位以下をコンマ5秒以上突き放す結果となった。

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決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは曇り。午後からは晴れる予報で、雨の心配はないものの、蒸し暑い一日となりそうだ。
フリー走行は午前8時30分より30分間で行われた。

本山を先頭に各車一斉にコースに飛び出していくが、なんと2番手スタートのブノワ・ トレルイエがアウトラップでマシントラブルによりストップしてしまう。場所はヘアピン先の通称「松っちゃんコーナー」だ。
トレルイエはそのままクルマを降りてしまった。

また、セッション半ばには荒聖治もデグナーでクラッシュバリアに突っ込み、走行を終えることとなった。

一方、このセッションでトップとなった小暮は、3周目には早くもベストタイムとなる45秒699を出したうえ、 その後も46秒後半から47秒前半のタイムをコンスタントに記録した。
チームメイトのデュバルもハイペースで周回を重ねる。
ナカジマ勢以外ではINGINGの横溝直輝が終了間際に46秒919を出したほかは軒並み47秒台の走行だ。
ポールシッターの松田次生もここでは47秒873で9番手に留まった。

第5戦の決勝レース距離は、4月開催の第2戦鈴鹿2&4と同様の250kmであり、 殆どのドライバーが今回もノーピットを選択するものと思われるが、フリー走行でのペースの違いを見る限り、 小暮の1ストップの可能性が俄然現実味を帯びてきた。

注目の決勝レースは午後2時30分より、43周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

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FN:第5戦鈴鹿予選総合結果【訂正版】

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2007/07/07) Qualfying Session Weather:Rainy-Cloudy Course:Wet-Dry
2007 Formula Nippon Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineQualify1
Qualify2
TimeDelaykm/h
12松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J2'02.753
*1'43.041
1'43.041-202.88
21ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J2'04.955
*1'43.458
1'43.4580.417202.06
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E2'03.932
*1'43.573
1'43.5730.532201.84
433ロニー・クインタレッリINGINGTOYOTA RV8J2'04.507
*1'43.777
1'43.7770.736201.44
531ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E2'02.390
*1'43.839
1'43.8390.798201.32
619本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J2'03.371
*1'43.950
1'43.9500.909201.11
736アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J2'04.560
*1'43.950
1'43.9500.909201.11
820ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J2'05.391
*1'44.158
1'44.1581.117200.71
940ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E2'05.746
*1'44.160
1'44.1601.119200.70
1011立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J2'05.108
*1'44.224
1'44.2241.183200.58
1155井出 有冶ARTAHONDA HF386E2'03.645
*1'44.235
1'44.2351.194200.56
1256金石 年弘ARTAHONDA HF386E2'04.158
*1'44.391
1'44.3911.350200.26
1341ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E2'05.895
*1'44.395
1'44.3951.354200.25
147片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J2'04.579
*1'44.663
1'44.6631.622199.74
1534横溝 直輝INGINGTOYOTA RV8J2'05.487
*1'44.673
1'44.6731.632199.72
166吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E2'06.150
*1'45.077
1'45.0772.036198.95
178高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J2'04.620
*1'45.133
1'45.1332.092198.85
1812佐々木 孝太RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J2'06.524
*1'45.273
1'45.2732.232198.58
195平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E2'05.887
*1'45.672
1'45.6722.631197.83
203柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J2'05.685
*1'45.865
1'45.8652.824197.47
21*37荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J2'06.862
*1'45.948
1'45.9482.907197.32
224ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J2'05.914
*1'45.973
1'45.9732.932197.27
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • CarNo.37 黄旗区間を走行したラップタイム(1'45.668)の削除漏れによる訂正(7/8 8:50訂正)

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FN:第5戦鈴鹿フリー走行結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2007/07/08) Free Session Weather:Cloudy Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'45.699--197.78
231ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'46.3350.6360.636196.60
334横溝 直輝INGINGTOYOTA RV8J1'46.9191.2200.584195.52
43柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'47.0481.3490.129195.29
57片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'47.2481.5490.200194.92
655井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'47.4481.7490.200194.56
711立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'47.7372.0380.289194.04
856金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'47.8282.1290.091193.88
92松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'47.8732.1740.045193.79
1033ロニー・クインタレッリINGINGTOYOTA RV8J1'47.8952.1960.022193.76
1119本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'47.9082.2090.013193.73
1236アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'47.9542.2550.046193.65
1340ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'48.0342.3350.080193.51
144ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'48.2052.5060.171193.20
156吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'48.3362.6370.131192.97
1641ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'48.4782.7790.142192.71
1712佐々木 孝太RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'48.6442.9450.166192.42
1837荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'48.8433.1440.199192.07
1920ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'48.9593.2600.116191.86
208高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'48.9713.2720.012191.84
215平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'50.1274.4281.156189.83
221ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8Jno time---
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

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FN:第5戦鈴鹿予選 ロニー・クインタレッリが4位 (INGING)

 ロニー、そしてチームの初優勝に沸いた岡山国際から約1カ月。第5戦の舞台となる鈴鹿サーキットは、追い越しの促進を狙った新空力規定下での250kmレース。ピットインの義務もなく、戦略とセットアップ、両面においてドライバーとチーム力が問われる一戦となる。

第5戦予選1回目

 あいにくのウエットコンディションとなった土曜の公式予選1回目。序盤からまずまずのフィーリングを得て、3番手辺りにつけたクインタレッリ。一方の横溝は序盤こそ中盤に埋もれていたが、セッション半ばには6番手あたりに顔を出してくる。

 しかし、雨の状況も安定せずウエットのコンディションも不安定な状況の中、セッション終盤には雨も上がってやや路面も好転。しかしトップタイムは2分03秒台。クインタレッリはこの時点で2分04秒507、横溝は2分05秒487としてそれぞれ4番手、13番手につけていたものの、最後の最後でスリックを装着したマシンもコースイン、トップタイム更新を果たすなどしたため、最終的にクインタレッリ7番手、横溝14番手でのチェッカーとなった。

第5戦予選2回目

 予想通りのドライコンディションとなると思われたが、セッション開始を前に再び霧雨がコースを濡らし、路面はわずかにセミウエットに。そのため、INGINGのクインタレッリと横溝は開始早々にスリックでコースインすることに。 しかし、セッション開始10分過ぎから雨脚が強まり、いったんほとんどのマシンがピットに戻る状況となるが、タイミングを計っていたクインタレッリはコースに残って走行を続けるが、その後やはりピットに戻る。終盤には再び雨が止みコンディションが向上。残り5分を切った辺りから最後のアタックに出たクインタレッリは、1分43秒777へとタイムアップを果たし3番手に浮上する。

 一方の横溝も終盤に果敢にアタックを敢行。ファイナルラップに一気に1分43秒969へとタイムアップし、一時15番手にまで下げていたポジションを8番手に押し上げることに成功。結果的にINGINGの2台は見事4番手、8番手とそろってトップ10入りを果たしてセッションは終了した。

 ところが、クインタレッリは4番手からのスタートが確定したものの、セッション終了後、最後の横溝のアタックの際に2コーナーでスピンを喫したマシンがあり、横溝はスピン中のマシンの横をすり抜けてのアタックであったため、黄旗区間中の減速義務を謳ったH項違反を問われ、当該タイムを残念ながら抹消され、無念の15番手スタートとなった。

ロニー・クインタレッリ
 「結果的に予選2回目のセッションのみで予選グリッドが決するという形になったけれど、金曜日にはちょっと苦戦していた部分があったので、この予選結果は非常にポジティブに考えているし、うれしい結果だね。昨日から比べればマシンのセットアップは大幅に向上したので、明日の決勝が楽しみだ。朝のフリー走行で確認して決めることになるだろうけれど、ピットストップをするのか、しないのかを含め、いろいろ戦略がポイントになるレースになるだろうね」
横溝直輝
 「金曜日に関してはマシンのセットアップに苦しんでいた部分があったのですが、予選2回目の最後に向けてチームがいいマシンを用意してくれたので、限られた時間の中でしっかりとしたアタックができたと思います。本当はもっと早い段階でタイムを出しておけば、さらに上のトップ4も狙えたほど、これまでの鈴鹿の予選を振り返っても、今日の予選はいい走りができたと満足しています。ただ、黄旗のレギュレーションの解釈など、審査委員会の裁定に疑問を感じる部分はありますが、気持ちを切り替えて決勝に向け、前向きに考えたいと思います」
由良拓也監督
 「予選の内容としては、2台そろってセッション中にドライバーがどんどんコンディションに慣れ、パフォーマンスを上げていくような形でした。その結果、ともにトップ8といういい結果を得られたことには、非常に満足していますね。ロニーに関しては、相変わらず速さを発揮してくれましたし、直輝に関しても今回予選一発でも速さを見せてくれたことは、チームとしては喜ばしい限りでした。ただ、黄旗区間でのタイム抹消に関しては不満が残りますね。いったんH項違反に関して訓戒とする旨の通告書を受け、タイム削除という部分に関しても訓戒という形で免れたものと理解していたのですが、その後にタイム削除という正式結果が出てしまって。納得の行かない裁定ですが、決勝では粘り強く戦いたいと思います」

Text: INGING MOTORSPORT

Formula Nippon

FN:第5戦鈴鹿公式予選 上位3人のコメント

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松田 次生(ポールポジション)
レギュレーションが変わったので、セッティングに関しては金曜からいろいろトライしてみて、最終段階でうまくいってトップタイムが出ました。
今日は朝から雨がふって『きついな』と思ったんですが、最終的にはレイン組のトップになれたので、クルマは調子いいな、 午後晴れればイケルな、と思いました。
内容的には詰めたい方向でセットを進めたら、どんぴしゃりだった、という感じです。
午後は自分としては最後にベストを更新できなくて残念でした。もうちょっといけるかなと思っていたんですが、 ギヤレシオをちょっと間違ってしまったようですね。
前回の岡山でも予選は振るわなかったけど決勝はファステストを獲れ、ペースは良かったので、 今回も同じようにいければものすごく楽しい展開になると思うので、期待しています。

ブノワ・トレルイエ(予選2位)
(スピンの状況は)1回目のアタックがうまくいかなかったので、ポールを獲る最後のチャンスだと思ってハードに攻めていったら、 2コーナーの立ち上がりでタイヤをダートに落としてしまい、5,6回転してエンジンをストールさせてしまいました。
今週末はクルマの調子が良くなくて、特にウェットのセッティングが決まっていません。ドライはまぁまぁいい状態になりましたが、 明日の決勝がウェットだと厳しいかもしれませんね。

小暮 卓史(予選3位)
1回目の予選は、セッティングが決まらなくて、思うように走れませんでした。タイムは出ませんでしたが最終的に順位は上がったので、 クルマの方向性はいいのだと思います。
2回目の予選ですが、1セット目のタイヤはもうキちゃってて、攻め切れませんでした。それから雨が降ってきて『まずいな』と思ったんですが、 2セット目でそこそこの走りができました。最後のアタックでもトップには届きませんでしたが、タイムは出ましたから、 クルマは調子いいと思います。
ちょっと守りに入っちゃった部分があったので、3位に終わったんだと思います。
決勝に向けて考えていることはありますけど、それがうまくいくかどうかは今の時点では判りませんね。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第5戦鈴鹿公式予選総合結果

Fニッポン第4戦 -RIJ- (2007/07/07) Qualfying Session Weather:Rain-Cloudy Course:Wet-Dry
2007 Formula Nippon Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineQualify1
Qualify2
TimeDelaykm/h
12松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J2'02.753
*1'43.041
1'43.041-202.88
21ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J2'04.955
*1'43.458
1'43.4580.417202.06
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E2'03.932
*1'43.573
1'43.5730.532201.84
433ロニー・クインタレッリINGINGTOYOTA RV8J2'04.507
*1'43.777
1'43.7770.736201.44
531ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E2'02.390
*1'43.839
1'43.8390.798201.32
619本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J2'03.371
*1'43.950
1'43.9500.909201.11
736アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J2'04.560
*1'43.950
1'43.9500.909201.11
820ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J2'05.391
*1'44.158
1'44.1581.117200.71
940ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E2'05.746
*1'44.160
1'44.1601.119200.70
1011立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J2'05.108
*1'44.224
1'44.2241.183200.58
1155井出 有冶ARTAHONDA HF386E2'03.645
*1'44.235
1'44.2351.194200.56
1256金石 年弘ARTAHONDA HF386E2'04.158
*1'44.391
1'44.3911.350200.26
1341ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E2'05.895
*1'44.395
1'44.3951.354200.25
147片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J2'04.579
*1'44.663
1'44.6631.622199.74
1534横溝 直輝INGINGTOYOTA RV8J2'05.487
*1'44.673
1'44.6731.632199.72
166吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E2'06.150
*1'45.077
1'45.0772.036198.95
178高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J2'04.620
*1'45.133
1'45.1332.092198.85
1812佐々木 孝太RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J2'06.524
*1'45.273
1'45.2732.232198.58
1937荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J2'06.862
*1'45.668
1'45.6682.627197.84
205平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E2'05.887
*1'45.672
1'45.6722.631197.83
213柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J2'05.685
*1'45.865
1'45.8652.824197.47
224ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J2'05.914
*1'45.973
1'45.9732.932197.27
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • Formula Nippon

    FN:第5戦鈴鹿公式予選2回目 松田が地元鈴鹿で今季3度目のポールを獲得!

    全日本選手権フォーミュラニッポン第5戦鈴鹿は、松田次生(モバイルキャスト・チームインパル)が1分43秒041を記録し、 今季3度目の、そして第2戦に続いて地元鈴鹿で2戦連続のポールポジションを獲得することとなった。

    fn_r05_q2_matsuda

    fn_r05_q2_treluyer

    fn_r05_q2_kogure

    公式予選2回目は午後2時40分に開始された。
    その前に行われたFCJ決勝は完全なドライコンディションだったが、フォーミュラニッポンの予選開始直前になって再び霧雨が降り始めた。

    このため、少しでもいい条件のうちにタイムを出しておこうと、開始直後から各ドライバー一斉にコースに飛び出していく。
    気温24℃、路面温度29℃という好条件もあり、 この最初のアタックで殆どのドライバーが午前中にデュバルの出した暫定ポールタイムを上回った。

    最初にタイムアタックを行ったのは本山哲。タイムは1分47秒787。
    続いて吉本大樹が47秒783、荒聖治が47秒120と見る見るうちにタイムが短縮されていく。
    遂には小暮卓史が44秒741、松田が43秒839と、ほぼ金曜テストと同等のタイムを出してきた。 小暮はユーズドタイヤでこのタイムを出していた模様。

    ところが各ドライバーが2セット目を装着してコースに戻ろうとしていた開始10分過ぎあたりから路面が滑りやすくなり、 これに文字通り足元をすくわれたブノワ・トレルイエがデグナー一つ目でグラベルに飛び出してしまう。
    これを見て他のドライバーは次々にアタックを断念してピットへ。天候の回復を待つこととなった。

    タイムアタック合戦が再開されたのは残り時間が14分を切ったあたりから。
    ここでアンドレ・ロッテラーが1分44秒424を叩き出して2番手に上がってくる。

    続いて小暮が43秒746と松田のタイムを上回ってトップへ。しかし直後に松田も43秒041を叩き出し、再びトップを奪い返す。
    3番手には午前中トップのデュバルがつけてきた。
    残り時間は8分を切った。

    この後、金石年弘、横溝直輝、井出有治らも自己ベストを更新し、順位を上げてくるが、いずれも上位3人には及ばない。
    しかし早々と4セット目を投入したトレルイエが、残り5分を切ったところで43秒458で2番手に上がってきた。

    同時に松田も3セット目のアタックに取り掛かるが、西コースの区間タイムが伸びず、43秒226に留まる。 それでもトップは堅持している。

    残り時間1分を切ったところで最後のアタックに出ていた小暮は43秒573までタイムアップしたが3番手に留まった。
    その直後、4セット目のスリックでアタックを続行していたトレルイエが2コーナー立ち上がりでスピン。コース上でストップしてしまい、 ここでチェッカー。松田の今季3度目のポールポジションが確定した。

    第5戦決勝は明日午後2時30分より、第2戦と同様、43周で戦われる。

    Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

    Formula Nippon

    FN:第5戦鈴鹿公式予選2回目結果

    Fニッポン第4戦 -RIJ- (2007/07/07) Qualfying Session #2 Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
    2007 Formula Nippon Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

    PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
    12松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8JR1'43.041--202.88
    21ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8JR1'43.4580.4170.417202.06
    332小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386ER1'43.5730.5320.115201.84
    433ロニー・クインタレッリINGINGTOYOTA RV8JR1'43.7770.7360.204201.44
    531ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386ER1'43.8390.7980.062201.32
    619本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8JR1'43.9500.9090.111201.11
    736アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8JR1'43.9500.9090.000201.11
    820ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'44.1581.1170.208200.71
    940ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'44.1601.1190.002200.70
    1011立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'44.2241.1830.064200.58
    1155井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'44.2351.1940.011200.56
    1256金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'44.3911.3500.156200.26
    1341ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'44.3951.3540.004200.25
    147片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'44.6631.6220.268199.74
    15*34横溝 直輝INGINGTOYOTA RV8J1'44.6731.6320.010199.72
    166吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'45.0772.0360.404198.95
    178高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'45.1332.0920.056198.85
    1812佐々木 孝太RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'45.2732.2320.140198.58
    1937荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'45.6682.6270.395197.84
    205平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'45.6722.6310.004197.83
    213柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'45.8652.8240.193197.47
    22*4ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'45.9732.9320.108197.27
    以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'50.2547.2134.281189.61
    • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
    • CarNo.34,4 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間の減速違反)により訓戒を課した

    Formula Nippon

    FN:第5戦鈴鹿公式予選1回目 スリックに賭けたデュバルが暫定ポール!

    全日本選手権フォーミュラニッポン第5戦の公式予選1回目は、最後の最後にスリックタイヤに履き替えたロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)が2分02秒390で暫定ポールを獲得した。

    公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から時折小雨の降るコンディション。路面は完全なウェットだ。
    雨はFCJの予選中に一旦は止んだが、フォーミュラニッポンの予選走行開始間際には再び降り始めた。
    このため、予選開始前にウェット宣言が出され、ほぼ全車がレインタイヤで予選1回目を走り出すこととなった。

    fn_r05_q1_duval

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    コースの各所では激しい水しぶきが上がっており、走り始めのタイムは2分7秒が精一杯の状況だったが、 セッションが進むにつれて雨は止み、コースは徐々に乾いていった。

    5分経過時点でのトップタイムは金石年弘の2分07秒370。
    10分経過時点では松田次生が2分05秒135までタイムを削ってきた。
    さらにその1分後には本山哲が2分04秒741と、どんどんタイムが縮まっていく。

    その後も20分経過時点で松田が2分04秒615、 30分経過時点では井出有治が2分04秒257と久々にリーダーボードの上位に名を連ねてきたが、 その2分後には本山が2分03秒605を叩き出して再びトップに立った。

    しかし残り時間5分で松田が2分02秒753と、遂に2秒台に突入してトップに。
    このあたりから各ドライバー最後のアタックに取り掛かっていく。
    松田も区間ベストを塗り替えながらコースを攻めていくが、その直後を更に速いペースで駆け抜けるドライバーがいた。

    最後の最後にスリックタイヤを投入したデュバルだ。
    デュバルはチェッカー直後のラップで2分02秒390を叩き出し、一気にトップに躍り出た。
    松田はセクター1、2で自己ベストを更新するも、西コースでタイムロスして03秒046に留まった。

    公式予選2回目は今日午後2時40分より、45分間で行われる。
    天気はこれから徐々に回復に向かうようだ。

    Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

    Formula Nippon

    FN:第5戦鈴鹿公式予選1回目結果

    Fニッポン第4戦 -RIJ- (2007/07/07) Qualfying Session #1 Weather:Rainy Course:Wet
    2007 Formula Nippon Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

    PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
    131ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E2'02.390--170.81
    22松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J2'02.7530.3630.363170.30
    319本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J2'03.3710.9810.618169.45
    455井出 有冶ARTAHONDA HF386E2'03.6451.2550.274169.07
    532小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E2'03.9321.5420.287168.68
    656金石 年弘ARTAHONDA HF386E2'04.1581.7680.226168.38
    733ロニー・クインタレッリINGINGTOYOTA RV8J2'04.5072.1170.349167.90
    836アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J2'04.5602.1700.053167.83
    97片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J2'04.5792.1890.019167.81
    108高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J2'04.6202.2300.041167.75
    111ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J2'04.9552.5650.335167.30
    1211立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J2'05.1082.7180.153167.10
    1320ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J2'05.3913.0010.283166.72
    1434横溝 直輝INGINGTOYOTA RV8J2'05.4873.0970.096166.59
    153柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J2'05.6853.2950.198166.33
    1640ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E2'05.7463.3560.061166.25
    175平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E2'05.8873.4970.141166.06
    1841ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E2'05.8953.5050.008166.05
    194ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J2'05.9143.5240.019166.03
    206吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E2'06.1503.7600.236165.72
    2112佐々木 孝太RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J2'06.5244.1340.374165.23
    2237荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J2'06.8624.4720.338164.79
    以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 2'10.9578.5674.095159.63
    • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

    Japanese F3

    JF3:第5,6戦もてぎ ジャービスとストレイトが優勝 (TOYOTA)

    F3第3大会もてぎ 第5戦でO.ジャービスが今季2勝目。
    第6戦はR.ストレイトが競り合いを制して今季2勝目を挙げる
    07f3_03.jpg
    第5戦で今季2勝目を挙げたO.ジャービス

     全日本F3選手権第5、6戦が5月19日(土)と20日(日)の両日、ツインリンクもてぎでフォーミュラ・ニッポンとの併催で行われた。

     第5戦、第6戦の予選が行われた19日(土)の午前中は、朝の雨で当初路面は濡れていたものの、徐々に乾き、第5戦予選では、激しいタイムアタックの末、TDPの支援ドライバーである大嶋和也(トムス)が2番手最前列グリッドを獲得。チームメイトのO.ジャービス(トムス)が3番手、R.ストレイト(INGING)が4番手につけた。

     続いて行われた第6戦予選では、O.ジャービスがトップタイム。R.ストレイトが続き、2列目に大嶋和也、石浦宏明(トムス)のTDPドライバーが並ぶこととなった。

     19日(土)午後1時40分から開催された第5戦決勝では、最前列グリッドの大嶋和也がスタートを失敗。その隙をついてトップに立った予選3番手スタートのO.ジャービスが逃げ切り、今季2勝目を挙げた。2位にはやはりスタートでポジションを上げたR.ストレイトが続き、予選5番手スタートの石浦宏明が4位。予選2番手スタートの大嶋和也は6位に終わり、7位にはTDPの支援を受けるルーキーの関口雄飛(ナウモータースポーツ)が入った。

     第6戦の決勝レースが行われた20日(日)は好天に恵まれた空の下でスタート。予選2番手グリッドのR.ストレイトが激しい競り合いの末に今季2勝目を獲得。これに予選4番手スタートの石浦宏明が続いた。初のポールポジションからスタートしたO.ジャービスはペナルティを受けて後退を余儀なくされ、5位。大嶋和也もコースアウトとペナルティのために9位に終わった。

    Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

    Japanese F3

    JF3:第5戦もてぎ決勝 上位3人のコメント

    OJオリバー・ジャービス(優勝)
    2回目の予選はトップを取れましたが、1回目は雨で路面が濡れていたこともあり、大きなミスをして順位を上げられませんでした。
    決勝ではスタートが一番重要だと思っていましたが、いいスタートが切れましたね。クルマの調子も良かったし、自信もありましたので、 序盤に前に出てミスさえしなければ勝てると思っていました。

    RSロベルト・ストレイト( 2位)
    1回目の予選ではクルマがすごく調子良かったので、ポールを取れると思っていましたが、 最後のアタックでトラフィックに捕まってしまいました。残念です。
    2回目の予選でもできるだけハードにプッシュしたんですが、それ以上にオリバーが速かったですね。
    決勝ではスタートに集中しました。1コーナーの手前でツカコシとオオシマがガッチリ前を固めていましたけど、追い越すことができました。 そこからはハードにプッシュしましたが、オリバーについていくのも難しい状態でした。

    KT塚越広大(3位)
    1回目は天候やコースコンディションが好きな場面になって、それが奏功してポールポジションが取れました。
    2回目は何でタイムが伸びなかったのかわからない状況で、順位も下のほうになってしまいました。
    スタート直後の1コーナーでは自分の行き場がなくなってしまい、4位に下がるしかありませんでした。そこからできるだけプッシュしましたが、 追いつけませんでした。
    表彰台に上がれたのは良かったですが、できれば優勝したかったですね。

    まとめ & Photo:Kazuhisa SUEHIRO

    Japanese F3

    JF3:第5戦もてぎ決勝結果

    全日本F3 -RIJ- (2007/05/19) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
    All Japan F3 Championship Round 5 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

    PNoDriverCarChassisEngineLapTime/Behind
    11オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1425'13.870
    23ロベルト・ストレイト・フィーリョINGING F306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE144.165
    310塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C147.808
    437石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F307TOM'S TOYOTA 3S-GE149.103
    511伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C1413.062
    636大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1413.594
    733関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F305TOM'S TOYOTA 3S-GE1421.801
    812ベン・クルーカスThreeBondDALLARA F307THREEBOND NISSAN SR20VE1422.242
    914安田 裕信ThreeBondDALLARA F306THREEBOND NISSAN SR20VE1423.392
    102中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C1430.107
    1162嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1442.035
    1216石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE141'17.250
    • Fastest Lap: CarNo.1 オリバー・ジャービス (DHG TOM'S F307) 1'47.447 (9/14) 160.87km/h

    Japanese F3

    JF3:第5戦もてぎ決勝 スタートの混乱を制したジャービスが今季2勝目を挙げる!

    全日本F3選手権第5戦の決勝は、 スタートでトップに躍り出たオリバー・ジャービス(DHGトムス)が、そのまま後続を引き離して14周を走りきり、富士での開幕戦以来の今季2勝目を挙げた。

    file_20070519T175419328

    結局、予選でのダブルチェッカーによるベストラップ抹消が確定し、石浦は5番手からスタートすることとなった。

    5戦決勝は午後140分にフォーメーションラップが開始された。

    ポールシッターの塚越広大はまたしてもスタートを決めることができず、ホイールスピンから失速。 2番手スタートの大嶋が並びかけるが、 この2台の間にジャービス、 ストレイトの2台が割って入り、 一気に1位、2位を奪い取って1コーナーへ飛び込んでいく。

    これで大嶋は3位、塚越は4位に後退。

    大嶋はその後も果敢にストレイトに仕掛けていくが、90度コーナーで痛恨のオーバーラン。6位に後退してオープニングラップを終えることになってしまう。

    これで3位に繰り上がった塚越の背後には石浦が迫る。

    file_20070519T175422875

    file_20070520T102253289

    その後方では、5位伊沢と6位大嶋の熾烈なバトルが展開された。
    3
    周目に一旦は伊沢を抜いて5位に上がった大嶋だったが、伊沢はすかさず3コーナーでインにノーズをねじ込んで順位を奪い返す。 その背後にはルーキーの関口、今回から参戦のベン・クルーカスが接近してきた。

    トップのジャービスはその後も徐々に2位のストレイトを引き離し、最後は4165の差をつけてチェッカーを受け、 開幕戦の富士以来4戦ぶりの優勝を飾った。

    2位にはストレイト、3位には塚越がつけ、4位に幻のポールとなった石浦。

    結局大嶋は伊沢を攻略することができず、6位に終わった。

    6戦決勝は明日午前1045分より、20周で戦われる。

    Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

    Japanese F3

    JF3:第5戦もてぎ予選結果

    全日本F3 -RIJ- (2007/05/19) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
    2007 All Japan F3 Championship Round 5 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

    PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
    110塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'47.622--160.61
    236大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1'47.6730.0510.051160.53
    31オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1'47.7480.1260.075160.42
    43ロベルト・ストレイト・フィーリョINGING F306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'47.7620.1400.014160.40
    5*37石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F307TOM'S TOYOTA 3S-GE1'47.7710.1490.009160.39
    611伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'48.0090.3870.238160.03
    712ベン・クルーカスThreeBondDALLARA F307THREEBOND NISSAN SR20VE1'48.3060.6840.297159.59
    833関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F305TOM'S TOYOTA 3S-GE1'48.5490.9270.243159.24
    914安田 裕信ThreeBondDALLARA F306THREEBOND NISSAN SR20VE1'48.6170.9950.068159.14
    102中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C1'48.8391.2170.222158.81
    1162嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'48.9591.3370.120158.64
    1216石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'54.0166.3945.057151.60
    以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'58.44910.8274.433145.93
    • CarNo.37は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(ダブルチェッカー)により、罰金3万円を課す。(裁定10:25)

    Japanese F3

    JF3:第5戦もてぎ公式予選 石浦のダブルチェッカーをめぐって審議中。現時点では塚越が今季初ポール

    全日本F3選手権第5戦は、 石浦宏明(トムス)が予選終了間際に147459を叩き出してトップに立ったが、これがダブルチェッカーとされ、 現在審議中となっている。このため、現時点では147622を記録していた塚越広大が今季初のポールポジションを獲得することとなる見込みだ。

    file_20070519T1716401715戦の公式予選は午前940分に開始された。
    朝から時折降る小雨のため、コースはウェット状態だったが、水しぶきはあがっておらず、開始当初は慎重にウェットタイヤを履くものもいたが、 すぐに殆どのドライバーがスリックで走り出した。

    走行を重ねるにつれてレコードラインはどんどん乾いていき、タイムも51秒台、49秒台、47秒台とどんどん上がっていく。
    それにつれてトップも大嶋、ストレイト、石浦とめまぐるしく入れ替わり、チェッカー直後の最後のアタックは46秒台での激戦となった。

    まずは大嶋がチェッカー直前に146673でトップを奪い返すと、これを塚越が146622で上回る。しかしその直後、石浦が146459を叩き出してきた。

    これで石浦がポールかと思われたが、このラップが後にダブルチェッカーと判定されて無効になり、 石浦は47771がベストとされて5番手に後退することとなった。
    これにより、塚越広大が地元もてぎのレースで今季初のポールポジションから午後の決勝に臨むこととなりそうだ。

    石浦の判定については現在もまだ審議中で、予選正式結果は午前11時の時点でもまだ出ていない。

    F35戦決勝は今日午後145分より、14周で戦われる。


    Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

    スーパー耐久

    スーパー耐久第5戦岡山 エンドレスアドバン3位初表彰台(SUBARU MOTORSPORT EXPRESS)

    ◇エンドレスアライアドバンGDBが3位で初表彰台に
    FUJITSUBO hpi IMPREZAは4位
    PERMAGARD IMPREZAは6位

     S耐第5戦は岡山国際サーキットにおいて400kmレースとして行われ10台(合計39台)が参加したSTクラス2では、峰尾恭輔/木下みつひろの#123エンドレスアライアドバンGDBがクラス3位で初の表彰台を獲得。また、吉田寿博/小泉和寛の#2FUJITSUBO hpi IMPREZAと清水和夫/樋口統也の#22 PERMAGARD IMPREZAは、タイヤとのマッチングに悩まされ、それぞれクラス4位、6位でゴールした。

     2日の予選日、グリッド予選のクラス1/2/Sの専有走行枠で#22インプレッサの樋口がクラストップ、#2インプレッサの吉田が2位につけた。その後全車が走れる混走枠で#11ランサーがコースレコードをマークしてトップを奪った。逆転を狙って#2インプレッサと#22インプレッサがコースイン。#2インプレッサの吉田はタイムアップしてクラス3位にポジションを上げたが、#22インプレッサはクラス4位に。また#123インプレッサの峰尾はクラス5位となった。

     決勝日は朝から好天に恵まれ、気温は30oCを超える厳しい残暑となった。13時10分に109周の決勝レースがスタート。レースは序盤から#11ランサーが独走。#2インプレッサの吉田はポジションキープで3位を走行し、#22インプレッサの樋口はスタートで2台にかわされ6位、また#123インプレッサの峰尾もややポジションを落として8位で周回を重ねていった。

     #2インプレッサは徐々にタイムダウン、16周目には4位、28周目には5位へドロップ。予定より早い32周でピットインし、給油とフロントタイヤを2本交換してコースへ復帰した。#123インプレッサの峰尾はじわじわとポジションアップ。ピットインを遅らせギリギリまで周回を重ね、47周目にはついにクラストップに躍り出た。そして50周目にピットイン、木下に交代し4位でコースへ復帰した。

     54周目に#22インプレッサが2回目のピットインをして清水に交代。#2インプレッサは51周目には3位へポジションアップしていたが、やはり思うようにペースアップできず、61周目に2回目のピットインを行い小泉に交代。これで#123インプレッサが3位、#2インプレッサが4位、そして#22インプレッサが6位に。

     90周目、#20ランサーがピット作業の間に#123インプレッサの木下が2位に浮上。しかし100周目に2回目のピットインで抜き返されてしまった。レースはこのままのポジションでチェッカー。#123インプレッサは参戦5戦目にして初の表彰台を獲得した。#2インプレッサと#22インプレッサは予定よりも1回多いピットワークもあり、それぞれ4位、6位という結果に終わった。

     ◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
     [スバルモータースポーツマガジン]

    Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社

     

    スーパー耐久

    スーパー耐久第5戦岡山 C-WEST ADVAN Zがクラス2位(NISMOモータースポーツニュースフラッシュ)

    ■「C-WEST ADVAN Z」がクラス2位
    スポット参戦の「ハウスコンサルタントADVAN Z」も3位表彰台
    STクラス1の「エンドレス アドバンZ」も2戦連続の3位

     S耐第5戦は、残暑の厳しい岡山国際サーキットにおいて400kmレースとして開催され、STクラス3で#23 「C-WEST ADVAN Z」(山田英二/谷口行規)がクラス2位、第2戦鈴鹿以来のスポット参戦となった#9 「ハウスコンサルタントADVAN Z」(塩渕誠二/加納政樹/牧田克哉)がクラス3位とチーム(C-WEST LAB)の2台が表彰台を獲得した。 またSTクラス1では、#3 「エンドレス アドバンZ」(影山正美/青木孝行) が2戦連続の3位ゴールを遂げた。

     朝夕は涼しくなったものの、昼間の太陽はまだ夏の岡山国際。2日のグリッド予選では、STクラス3では#23 Zが4位、#9 Zが5位、#33「eeiA-ings Z」(大井貴之/赤鮫オヤジ/堀田誠)が8位、#19 「バーディクラブTC神戸Z33」(輿水敏明/小林敬一/斉藤多聞)が9位につけた。またSTクラス1では#3 Zが4位となった。

     3日も朝から好天に恵まれ、13時30分に109周の決勝レースがスタートした。スタート直後の2コーナーで#33 Zと#19 Zが接触。#19 Zはコースアウトして大きくポジションを落とした。順調なスタートを切ったのは#23 Zの山田。スタートで遅れたRX-7勢に追いつき、クラス4位ながら着実に周回を重ねていく。また#19 Zの輿水は接触の影響はなく#23 Zの後方で#27BMWを追う6位を走行。そして1周目に最初のピットインを済ませた#9 Zがわずか16周でクラス7位までポジションを上げてきた。

     #9 Zは43周目にはついにクラストップに。#23 Zもクラス2位へ。レース中盤の49周目、#9 Zが2回目のピットインで加納に交代してクラス4位でコースに復帰した。

     59周目、トップの#15RX-7がピットインすると#23 Zは3位、#9 Zは5位、#19 Zは6位に。66周目に2位走行中の#14RX-7がハブのトラブルで脱落。これで3位以下が繰り上がることになった。76周目にコーナリングスピードで勝る#15RX-7が#23 Zをパスしてポジション交代。そのまま#23 Zが3位、#9 Zが4位、#19 Zが5位となってレース終盤に。そして101周目、ピットインした2位の#15RX-7がパーコレーションを起 こしてピットで5分近いロス。これで#23 Zが2位、#9 Zが3位、#19 Zが5位に繰り上がり、そのままゴールとなった。

     いっぽう、STクラス1では、影山が安定したラップタイムで4位を走行。ポルシェ勢がルーティーンピット作業に入った35周目に3位、46周目に2位へとポジションを上げて49周目にピットインをして青木に交代した。青木は3位でコースへ戻ると、こちらも安定したラップタイムを刻んで3位を走行していった。その後#8ポルシェとバトルを展開したが、最終3位でチェッカー。2戦連続で表彰台を獲得した。

     ◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
     http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

    スーパー耐久

    スーパー耐久第5戦岡山決勝 ARTA5連勝で早くもタイトル確定!

    スーパー耐久シリーズ2006第5戦、スーパー耐久岡山400㎞レースは9月3日岡山国際サーキットで決勝レースを行い、#1ARTA DENAG GT3(田中哲也/新田守男組)が開幕5連勝を達成した。
    これにより#1ARTAはシリーズタイトルも2戦を残して早々と確定させた。
    ST2クラスは#11オーリンズ・ランサーEVO・MR(中谷明彦/木下隆之組)、
    ST3クラスは#7MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7(白井剛/加藤正将組)、
    ST4クラスは#999P.MU Racing MACAU YH INTEGRA(山野直也/ヘンリー・ホー組)、
    STSクラスは#99アクティブ ハイドロゲン ウォーター S2000(坂本 裕也/細川 慎弥組)、がそれぞれ優勝した。
    (観客動員数:14,850人)

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    午後1時10分、109周400㎞の戦いが始まった。
    ポールシッターの#8ニコカットGT3を駆る谷川達也がホールショットを決め、序盤からハイペースで後続を引き離しに掛かる。
    3周目にはこのレースのファステストラップとなる1分37秒818を叩き出した谷川は、その後も順調に周回を重ね、2位につけたARTA GT3の新田守男に20秒以上の大差をつけて35周終わりで最初のピットストップを行い、清水康弘に交代した。
    ARTAは51周終わりでピットイン。新田から田中哲也に交代してニコカットの15秒後方でコースに復帰、ここから田中の凄まじい追い上げが始まった。

    1分38~39秒台を連発してきた谷川に対し、清水のペースは41~42秒台に留まる。
    これに対して田中は39~40秒代前半を連発、両者の差はみるみるうちに縮まっていき、62周目に入った頃にはもうテール・トゥ・ノーズ状態になっていた。
    清水のコンマ2秒後方で62周目のコントロールラインを駆け抜けた田中は、続く63周目のヘアピンで一気に清水のインをついてトップに躍り出た。
    抜かれた清水も懸命に追いすがり、遂に40秒台で周回するようになるが、田中は39秒台を連発して突き放しに掛かる。

    清水は73周終わりで2度目のピットイン。この時点で田中とは8秒もの差をつけられていた。
    8号車は給油とタイヤ交換を済ませ、再び谷川がステアリングを握る。

    ここから谷川の猛追が始まった。
    谷川はアウトラップの翌周からいきなり39秒台に入れてみせ、次第に1号車との差を削り取っていく。
    1号車田中は82周終わりでピットイン。こちらは給油のみを行って最小限のロスタイムでトップのままコースへ。この作業時間の差が、更に谷川の肩にのしかかる。
    残り周回数が30を切ったこの段階で、両者の差は30秒以上にも達していた。
    それでも39秒台を連発する谷川。しかし田中も40秒代前半を維持して対抗、両者は最終的に1秒3の僅差で109周目のチェッカーを受けることとなり、勝利にかける谷川の執念はあと一歩届かなかった。

    これによりARTAドナーゲGT3は開幕5連勝を達成。シリーズ最終戦を待たずしてチャンピオンの栄冠を勝ち取ることとなった。

    ST2クラスでは、前回富士で連勝の途絶えた#11オーリンズランサーが逆襲に出た。
    クラスポールから一気に逃げを打ち、後続を一気に突き放す。
    一方、2位以下は混戦となり、#13エンドレス座間、#20RSオガワらのランサー勢、#2フジツボhpi、#123エンドレスアライらのインプレッサ勢が鎬を削るが、エンドレス座間はクラス2位につけて51周目を走行中、アトウッドの進入でバリアに突っ込んで大きく順位を落とし、#20RSオガワ、#123エンドレスアライもオーリンズのペースにはついていけず、#11オーリンズランサーが大差で今季4勝目を挙げることとなった。

    ST3クラスは1周目からピットストップを敢行するなど様々な戦略を採るチームが出る中、オーソドックスに周回をこなして言った#7MAKERSイシハラマリーンRX-7が今季初優勝。
    予選から速さを見せ付けていた#14、#15の岡部自動車勢は相次いでトラブルに見舞われてレースを落とした。

    ST4クラスは#999P.MUマカオインテグラが#73ロイヤルハウスを序盤から突き放して今季3勝目を上げた。

    STSクラスはランキングトップの#69NSC J'SレーシングS2000が3周目にトラブルに見舞われて大きく後退する中、予選トップの#99アクティブハイドロゲンウォーターS2000が今季初勝利を挙げた。

    次回はスポーツランド菅生。10月1日決勝だ。

    Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

    スーパー耐久

    スーパー耐久第5戦岡山 決勝結果

    天候:晴れ  コース:ドライ

    P No Cls P Car/Type Driver Tyre Lap Time/Delay
    1 1 ST1 1 ARTA DENAG GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    田中 哲也
    新田 守男
    MI 109 3"04'43.567
    2 *8 ST1 2 ニコカット GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    谷川 達也
    清水 康弘
    YH 109 1.363
    3 3 ST1 3 エンドレスアドバン Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    影山 正美
    青木 孝行
    YH 109 1'02.000
    4 *28 ST1 4 SEICO carrera racing PORSHE911 GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    佐々木 孝太
    宮川 やすお
    MI 108 1 Lap
    5 24 ST1 5 Pixy ADVAN PORSCHE
    ポルシェ 911GT3/JGN
    堤 明彦
    井上 貴志
    YH 108 1 Lap
    6 11 ST2 1 オーリンズランサー EVO IX
    三菱ランサーEVO.IX/CT9A
    中谷 明彦
    木下 隆之
    YH 107 2 Laps
    7 *20 ST2 2 RSオガワ ADVANランサー
    三菱ランサーEVO.IX/CT9A
    小川 日出夫
    砂子塾長
    阪口 良平
    YH 106 3 Laps
    8 123 ST2 3 エンドレスアライアドバン GDB
    スバルインプレッサ/GDB
    峰尾 恭輔
    木下 みつひろ
    YH 106 3 Laps
    9 7 ST3 1 MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    白井 剛
    加藤 正将
    YH 105 4 Laps
    10 2 ST2 4 FUJITSUBO hpi IMPREZA
    スバルインプレッサ/GDB
    吉田 寿博
    小泉 和寛
    DL 105 4 Laps
    11 23 ST3 2 C-WEST ADVAN Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    山田 英二
    谷口 行規
    YH 105 4 Laps
    12 *9 ST3 3 ハウスコンサルタントADVAN Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    塩渕 誠二
    加納 政樹
    牧田 克哉
    YH 105 4 Laps
    13 27 ST3 4 FINA SUNBEAM ADVAN M3
    BMW M3/E46
    木村 崇
    小林 且雄
    村田 信博
    YH 104 5 Laps
    14 19 ST3 5 バーディクラブ TC 神戸 Z33
    日産フェアレディ Z/Z33
    輿水 敏明
    小林 敬一
    斉藤 多聞
    YH 104 5 Laps
    15 6 ST2 5 梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ
    三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
    冨桝 朋広
    関 豊
    DL 103 6 Laps
    16 17 ST1 6 キーパー& RUNUP、KOSEI DL GT3R
    ポルシェ 911GT3/JGN
    田中 篤
    松永 まさひろ
    三沢 伸輔
    DL 103 6 Laps
    17 83 ST3 6 BP ADVAN NSX
    ホンダNSX/NA2
    古橋 譲
    玉本 秀幸
    余郷 敦
    YH 103 6 Laps
    18 15 ST3 7 岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    長島 正明
    古谷 直広
    植松 忠雄
    YH 103 6 Laps
    19 22 ST2 6 PERMAGARD IMPREZA
    スバルインプレッサ /GDB
    清水 和夫
    樋口統也
    DL 103 6 Laps
    20 99 STS 1 アクティブ ハイドロゲン ウォーター S2000
    ホンダ S2000/AP1
    坂本 裕也
    細川 慎弥
    YH 102 7 Laps
    21 999 ST4 1 P.MU Racing MACAU YH INTEGRA
    ホンダインテグラ /DC5
    山野 直也
    Henry Ho
    YH 102 7 Laps
    22 16 ST3 8 H!NT.7
    マツダRX-7/FD3S
    金山 得郎
    小山 佳延
    木野村 光恵
    YH 102 7 Laps
    23 10 STS 2 MSFシーケンシャルS2000
    ホンダ S2000/AP1
    梅川 真明
    安田 裕信
    YH 101 8 Laps
    24 73 ST4 2 ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
    ホンダインテグラ /DC5
    前嶋 秀司
    山本 すばる
    花岡 隆弘
    YH 101 8 Laps
    25 45 ST1 7 Pixy Spec's Porsche
    ポルシェ 911GT3/JGN
    伊藤 真一
    羽根 幸浩
    MI 101 8 Laps
    26 78 ST3 9 WmダンロップRX-7
    マツダRX-7/FD3S
    新宅 史亮
    伊藤 弘史
    0 100 9 Laps
    27 *18 ST4 3 コスモソニック21FKインテグラX
    ホンダインテグラ /DC5
    浅野 武夫
    水書 健司
    森 正行
    YH 99 10 Laps
    28 43 ST3 10 ゼナドリン ディクセル MJ M3
    BMW M3/E46
    一楽 智也
    川口 正敬
    立花 和幸
    YH 99 10 Laps
    29 14 ST3 11 岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    杉林 健一
    小松 一臣
    入口 秀輝
    YH 99 10 Laps
    30 *77 ST4 4 BRIDE-WACO'Sインテグラ
    ホンダインテグラ /DC5
    見並 秀文
    磯田 尚孝
    下山 和寿
    YH 97 12 Laps
    31 *33 ST3 12 eeia ingsz
    日産フェアレディZ/Z33
    大井 貴之
    赤鮫オヤジ
    堀田 誠
    YH 94 15 Laps
    32 70 ST3 13 マジックkg/mm RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    大野 尊久
    中川 良
    YH 94 15 Laps
    33 26 ST2 7 エンドレスアドバン T プロランサー
    三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
    細野 智行
    朝倉 貴志
    朝倉 宏志
    YH 94 15 Laps
    34 69 STS 3 NSC J'S RACING S2000
    ホンダ S2000/AP1
    梅本 淳一
    植田 正幸
    YH 78 31 Laps
    -- --- --- -- 以上規定周回数完走 ---------------- -- --- --- ---
    - *32 ST1 8 GruppeM ADVAN PORSCHE
    ポルシェ 911GT3/JGN
    原 幸雄
    松田 秀士
    YH 97 12 Laps
    - 30 ST2 8 カンピリオADVANランサー
    三菱ランサーEVOVIII/CT9A
    渡辺雅則
    西村 元気
    杉本 龍生
    YH 62 47 Laps
    - 13 ST2 9 シーケンシャル エンドレス座間
    三菱ランサーEVO./CT9A
    HINOKI
    和田 久
    大瀧 賢治
    YH 50 59 Laps
    - 5 ST2 10 ijak Qs'Sea Brain Gulf Evo
    三菱ランサーEVO.VIII MR/CT9A
    島田 和樹
    高見沢 一吉
    小西 隆詔
    KH 39 70 Laps
    - 98 ST4 5 KT エンジニアリング DC5
    ホンダインテグラ /DC5
    菅野 良男
    金谷 真吾
    YH 22 87 Laps

    規定周回数: ST1=77周  ST2=75周 ST3=74周 ST4=102周 STS=102周
    ファステストラップ: No.8 1'37.818(3/71Laps)

    ※No.77は、スーパー耐久シリーズ2006シリーズ規則第14条(2)(ピットボックス内からエンジン始動したまま作業エリアに出た)違反により、罰金50,000円を課した。
    No.8、9、20は、国際モータースポーツ競技規則 付則H項4.1.1c(ダブルチェッカー)違反により、罰金20,000円を課す。
    No.33、18、77、28は、2006岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第8章第41条(ピットレーンの速度規制)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
    No.77は、スーパー耐久シリーズ2006シリーズ規則第14条(12)(作業中にエンジン始動)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
    No.32は、2006岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第4章第18条2.3(イエローラインカットしてピットイン)違反により、決勝結果に30秒を加算した。

    参加台数:39台 出走台数:39台

    スーパー耐久

    スーパー耐久第5戦岡山フリー走行 ARTAがトップ。シリーズ制覇への意欲を見せる

    岡山国際サーキットで開催されているスーパー耐久第5戦の決勝前フリー走行は、#1ARTAドナーゲGT3(田中哲也/新田守男組)がトップタイムを記録し、連勝記録更新とシリーズタイトル獲得への意欲を見せ付けた。

    060903_free1 決勝日を迎えた岡山国際サーキットは昨日に引き続いて快晴。朝から強い日差しが照りつける残暑厳しい一日になりそうだ。
    フリー走行は午前8時より30分間で行われた。

    ST1クラスの各チームは走り初めからハイペースで飛ばしていく。
    その中で、#1ARTAが計測2周目に記録した1分37秒494がこのセッションのトップタイムとなった。
    ここまで連戦連勝のARTAは、今日のレースで勝てば早くもシリーズチャンピオンが確定する。2番手には#45Pixy Spec'sポルシェがつけ、ポールシッターの#8ニコカットGT3はこのセッションでは5番手に留まった。

    ST2クラスは#13シーケンシャルエンドレス座間が1分40秒053でトップ、#11オーリンズが1分40秒140で2番手と、ランサー勢が僅差で続く。

    この2台のすぐ後には、ST3クラストップの#7MAKERSイシハラマリーンRX-7がつける。

    ST4クラスは#73ロイヤルハウスDC5、STSクラスは#99アクティブ ハイドロゲンウォーターS2000はそれぞれクラストップだった。
    STSクラスも、このレースで#69NSC J'SレーシングS2000が勝てばタイトルが決定することになっている。

    また、昨日のドライバーズ予選でエンジントラブルに見舞われ、Bドライバーが基準タイムをクリアできなかった#5ijak Qs'Sea Brain Gulf Evoは修復が間に合わず、このフリー走行に出られなかったが、チームは懸命に作業を続行している。

    スーパー耐久第5戦決勝は午後1時10分より、109周で戦われる。

    Text:Kazuhisa SUEHIRO

    スーパー耐久

    スーパー耐久第5戦岡山 フリー走行結果

    天候:晴れ コース:ドライ

    P No Cls P Car/Type Driver Tyre   Time Delay
    1 1 ST1 1 ARTA DENAG GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    田中 哲也
    新田 守男
    MI 1' 37.494 -
    2 45 ST1 2 Pixy Spec's Porsche
    ポルシェ 911GT3/JGN
    伊藤 真一
    羽根 幸浩
    MI 1' 38.036 -0.542
    3 28 ST1 3 SEICO carrera racing PORSHE911 GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    佐々木 孝太
    宮川 やすお
    MI 1' 38.629 -1.135
    4 3 ST1 4 エンドレスアドバン Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    影山 正美
    青木 孝行
    YH 1' 38.639 -1.145
    5 8 ST1 5 ニコカット GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    谷川 達也
    清水 康弘
    YH 1' 38.756 -1.262
    6 24 ST1 6 Pixy ADVAN PORSCHE
    ポルシェ 911GT3/JGN
    堤 明彦
    井上 貴志
    YH 1' 39.293 -1.799
    7 17 ST1 7 キーパー& RUNUP、KOSEI DL GT3R
    ポルシェ 911GT3/JGN
    田中 篤
    松永 まさひろ
    三沢 伸輔
    DL 1' 39.807 -2.313
    8 32 ST1 8 GruppeM ADVAN PORSCHE
    ポルシェ 911GT3/JGN
    原 幸雄
    松田 秀士
    YH 1' 39.813 -2.319
    9 13 ST2 1 シーケンシャル エンドレス座間
    三菱ランサーEVO./CT9A
    HINOKI
    和田 久
    大瀧 賢治
    YH 1' 40.053 -2.559
    10 11 ST2 2 オーリンズランサー EVO IX
    三菱ランサーEVO.IX/CT9A
    中谷 明彦
    木下 隆之
    YH 1' 40.140 -2.646
    11 7 ST3 1 MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    白井 剛
    加藤 正将
    YH 1' 40.486 -2.992
    12 123 ST2 3 エンドレスアライアドバン GDB
    スバルインプレッサ/GDB
    峰尾 恭輔
    木下 みつひろ
    YH 1' 40.799 -3.305
    13 20 ST2 4 RSオガワ ADVANランサー
    三菱ランサーEVO.IX/CT9A
    小川 日出夫
    砂子塾長
    阪口 良平
    YH 1' 40.892 -3.398
    14 22 ST2 5 PERMAGARD IMPREZA
    スバルインプレッサ /GDB
    清水 和夫
    樋口統也
    DL 1' 40.988 -3.494
    15 23 ST3 2 C-WEST ADVAN Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    山田 英二
    谷口 行規
    YH 1' 41.568 -4.074
    16 15 ST3 3 岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    長島 正明
    古谷 直広
    植松 忠雄
    YH 1' 41.571 -4.077
    17 2 ST2 6 FUJITSUBO hpi IMPREZA
    スバルインプレッサ/GDB
    吉田 寿博
    小泉 和寛
    DL 1' 41.801 -4.307
    18 26 ST2 7 エンドレスアドバン T プロランサー
    三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
    細野 智行
    朝倉 貴志
    朝倉 宏志
    YH 1' 41.961 -4.467
    19 6 ST2 8 梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ
    三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
    冨桝 朋広
    関 豊
    DL 1' 42.192 -4.698
    20 33 ST3 4 eeia ingsz
    日産フェアレディZ/Z33
    大井 貴之
    赤鮫オヤジ
    堀田 誠
    YH 1' 42.486 -4.992
    21 14 ST3 5 岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    杉林 健一
    小松 一臣
    入口 秀輝
    YH 1' 42.605 -5.111
    22 27 ST3 6 FINA SUNBEAM ADVAN M3
    BMW M3/E46
    木村 崇
    小林 且雄
    村田 信博
    YH 1' 42.732 -5.238
    23 83 ST3 7 BP ADVAN NSX
    ホンダNSX/NA2
    古橋 譲
    玉本 秀幸
    余郷 敦
    YH 1' 43.116 -5.622
    24 19 ST3 8 バーディクラブ TC 神戸 Z33
    日産フェアレディ Z/Z33
    輿水 敏明
    小林 敬一
    斉藤 多聞
    YH 1' 43.156 -5.662
    25 78 ST3 9 WmダンロップRX-7
    マツダRX-7/FD3S
    新宅 史亮
    伊藤 弘史
    0 1' 43.577 -6.083
    26 9 ST3 10 ハウスコンサルタントADVAN Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    塩渕 誠二
    加納 政樹
    牧田 克哉
    YH 1' 43.634 -6.140
    27 16 ST3 11 H!NT.7
    マツダRX-7/FD3S
    金山 得郎
    小山 佳延
    木野村 光恵
    YH 1' 43.731 -6.237
    28 30 ST2 9 カンピリオADVANランサー
    三菱ランサーEVOVIII/CT9A
    渡辺雅則
    西村 元気
    杉本 龍生
    YH 1' 43.860 -6.366
    29 70 ST3 12 マジックkg/mm RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    大野 尊久
    中川 良
    YH 1' 44.713 -7.219
    30 99 STS 1 アクティブ ハイドロゲン ウォーター S2000
    ホンダ S2000/AP1
    坂本 裕也
    細川 慎弥
    YH 1' 44.810 -7.316
    31 73 ST4 1 ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
    ホンダインテグラ /DC5
    前嶋 秀司
    山本 すばる
    花岡 隆弘
    YH 1' 45.536 -8.042
    32 69 STS 2 NSC J'S RACING S2000
    ホンダ S2000/AP1
    梅本 淳一
    植田 正幸
    YH 1' 45.856 -8.362
    33 999 ST4 2 P.MU Racing MACAU YH INTEGRA
    ホンダインテグラ /DC5
    山野 直也
    Henry Ho
    YH 1' 45.904 -8.410
    34 10 STS 3 MSFシーケンシャルS2000
    ホンダ S2000/AP1
    梅川 真明
    安田 裕信
    YH 1' 46.339 -8.845
    35 77 ST4 3 BRIDE-WACO'Sインテグラ
    ホンダインテグラ /DC5
    見並 秀文
    磯田 尚孝
    下山 和寿
    YH 1' 47.021 -9.527
    36 43 ST3 13 ゼナドリン ディクセル MJ M3
    BMW M3/E46
    一楽 智也
    川口 正敬
    立花 和幸
    YH 1' 47.207 -9.713
    37 98 ST4 4 KT エンジニアリング DC5
    ホンダインテグラ /DC5
    菅野 良男
    金谷 真吾
    YH 1' 48.329 -10.835
    38 18 ST4 5 コスモソニック21FKインテグラX
    ホンダインテグラ /DC5
    浅野 武夫
    水書 健司
    森 正行
    YH 1' 48.502 -11.008

    スーパー耐久

    スーパー耐久第5戦岡山 Cドライバーフリー走行結果

    P No Cls P Car/Type Driver Tyre   Time Delay
    1 13 ST2 1 シーケンシャル エンドレス座間
    三菱ランサーEVO./CT9A
    大瀧 賢治 YH 1' 41.244 -
    2 17 ST1 1 キーパー& RUNUP、KOSEI DL GT3R
    ポルシェ 911GT3/JGN
    三沢 伸輔 DL 1' 41.427 -0.183
    3 20 ST2 2 RSオガワ ADVANランサー
    三菱ランサーEVO.IX/CT9A
    阪口 良平 YH 1' 41.775 -0.531
    4 15 ST3 1 岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    植松 忠雄 YH 1' 42.163 -0.919
    5 27 ST3 2 FINA SUNBEAM ADVAN M3
    BMW M3/E46
    村田 信博 YH 1' 42.889 -1.645
    6 26 ST2 3 エンドレスアドバン T プロランサー
    三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
    朝倉 宏志 YH 1' 43.024 -1.780
    7 83 ST3 3 BP ADVAN NSX
    ホンダNSX/NA2
    余郷 敦 YH 1' 43.273 -2.029
    8 9 ST3 4 ハウスコンサルタントADVAN Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    牧田 克哉 YH 1' 43.292 -2.048
    9 14 ST3 5 岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    入口 秀輝 YH 1' 43.395 -2.151
    10 33 ST3 6 eeia ingsz
    日産フェアレディZ/Z33
    堀田 誠 YH 1' 43.913 -2.669
    11 19 ST3 7 バーディクラブ TC 神戸 Z33
    日産フェアレディ Z/Z33
    斉藤 多聞 YH 1' 44.349 -3.105
    12 30 ST2 4 カンピリオADVANランサー
    三菱ランサーEVOVIII/CT9A
    杉本 龍生 YH 1' 44.493 -3.249
    13 16 ST3 8 H!NT.7
    マツダRX-7/FD3S
    木野村 光恵 YH 1' 44.576 -3.332
    14 77 ST4 1 BRIDE-WACO'Sインテグラ
    ホンダインテグラ /DC5
    下山 和寿 YH 1' 47.306 -6.062
    15 18 ST4 2 コスモソニック21FKインテグラX
    ホンダインテグラ /DC5
    森 正行 YH 1' 48.044 -6.800
    16 73 ST4 3 ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
    ホンダインテグラ /DC5
    花岡 隆弘 YH 1' 48.573 -7.329
    -- --- ---- -- 以上、予選通過基準タイムをクリア ---------------- ---- -- ------ -------
    17 43 ST3 9 ゼナドリン ディクセル MJ M3
    BMW M3/E46
    立花 和幸 YH 2' 31.234 -49.990
    -- 5 ST2 5 ijak Qs'Sea Brain Gulf Evo
    三菱ランサーEVO.VIII MR/CT9A
    小西 隆詔 KH   出走せず

    スーパー耐久

    スーパー耐久第5戦岡山 ポールシッターのコメント

    060902_03a

    谷川達也(#8ニコカットGT3)
    昨日よりも温度が上がった(気温31度/路面温度47度)からミシュランが来るかと思ったら、1秒近くあったタイム差がなくなりました。 いつもPPはとりたいと思っていたけど、チームにとってはこれが初めて。ボク自身、GTやS耐でのクラスポールはあったけれど、1995年の筑波F4以来かな?(笑)ローリングスタートのレースでは初めてのポールです。 クリアラップでしたけれど、クルマのバランスやドライビングミスもあってまだまだ納得のいけるレベルではないです。無線はいれてなかったけれどもう1周は行こうかと思って気合い入ってましたが、5.9秒でもういいかなと(笑) 今日が35歳の誕生日なのでいいプレゼントになりましたよ(笑)明日のことはこれから相談します。

    まとめ&Photo:Keiichiro TAKESHITA

    スーパー耐久

    スーパー耐久第5戦岡山予選リポート ニコカットGT3が待望のポール!

    スーパー耐久シリーズ第5戦、岡山GT400kmの公式予選が9月2日、岡山国際サーキットで行われ、#8ニコカットGT3(谷川達也/清水康弘組)が今季初のポールポジションを獲得した。
    ST2クラストップは#11オーリンズランサーEVO IX(中谷明彦/木下隆之組)、
    ST3クラスは#15 岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7( 長島 正明/古谷 直広/植松 忠雄組)、
    ST4クラスは#999 P.MU Racing MACAU YH INTEGRA(山野直也/ヘンリー・ホー組)
    STSクラスは#10 MSFシーケンシャルS2000( 梅川 真明/安田 裕信組)がそれぞれトップタイムだった。

    060902_01a 公式予選日を迎えた岡山国際サーキットは朝から快晴。
    最高気温は30度を上回るが、真夏の蒸し暑さとは少し違い、湿度は幾分低くなっているようだ。
    午前9時15分より行われたドライバーズ予選では、#28SEICOカレラレーシングポルシェが佐々木孝太のドライブで1分36秒966のトップタイムを記録し、出走39台中38台が午後のグリッド予選へ駒を進めた。
    #5i jack Q's Sea Brain Gulf Evo(島田和樹/高見沢一吉/小西隆詔組)は島田が1分46秒102を出してST2クラスの予選通過基準タイムをクリアしていたが、高見沢が出走しなかったため、グリッド予選への参加はならなかった。
    しかし今回の出走台数が特別規則書の定める最大グリッド数に満たないため、明日の決勝はおそらく嘆願書を提出の上、最後尾からスタートすることになりそうだ。

    決勝グリッドを決めるグリッド予選は午後1時30分より行われた。
    まずはST1、ST2、STSの3クラスによる20分間の専有走行。

    この時間帯には#32、#17、#30、#99、#2、6、69、26、10、22の10台が走行した。
    ST1クラス、ST2クラスのポイントリーダー、#1ARTAドナーゲGT3、#11オーリンズランサーEVOらは出走せず。午前中トップタイムの28号車も静観の構え。
    彼らは混走となる最後の20分間での一発に賭ける作戦を採った。
    開始してすぐに#32グループMアドバンポルシェが1分38秒681を出してトップに立った。
    ST2は#30カンピリオアドバンランサーが1分42秒182でクラストップに立つが、これを#6梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ、#26エンドレスアドバンTプロランサーらが上回る。更に残り時間1分足らずのところで#22PERMAGARD、#2フジツボhpiらのインプレッサ勢が猛然とアタック、1分39秒794を叩き出した#22PERMAGARDがクラストップに立って専有走行を終えた。
    STSクラスは今回初参戦の#10MSFシーケンシャルS2000が安田裕信のドライブにより1分42秒962のレコードタイムを記録している。

    続いてはST3、ST4の専有走行。

    こちらは#7イシハラマリーンRX-7を除く17台が出走、熾烈なタイムアタック合戦が最初から繰り広げられた。
    ST3クラスは#27FINA M3、#9バーディクラブTC神戸Z、#14岡部自動車RX-7らが僅差で争い、専有残り1分で1分39秒110のコースレコードを叩き出した14号車がトップに立った。
    ST4クラスは#999P.MUマカオインテグラが専有終了間際に1分44秒806でトップ。このタイムは最後の混走セッションでも破られなかった。

    最後の20分間は混走。
    ここで漸く午前中トップの#28SEICOカレラレーシングポルシェと、#11オーリンズランサーが動き出した。
    11号車を駆る中谷明彦は、最初のアタックでいきなり1分38秒310のレコードタイムを叩き出してクラストップに躍り出ると、2回目のアタックでは更にこれを38秒310まで縮め、クラス2位の#13エンドレス座間に1秒3もの大差をつけてクラストップで明日の決勝に臨むこととなった。

    060902_02a ST1では28号車を駆る佐々木孝太がセッション半ばに1分36秒661を出し、それまでトップの座にいた#3エンドレスZを押しのけてトップに躍り出る。
    しかし残り時間5分を切ったところで、今度は#8ニコカットGT3を駆る谷川達也が1分36秒172と、佐々木のタイムを一気にコンマ5秒も上回ってみせる。更に谷川は35秒948までタイムを縮め、今季初めてのポールポジションを確実なものとした。
    佐々木は再度アタックを試みるが、36秒248に留まった。
    なお、ポイントリーダーの#1ARTAは、田中哲也のドライブで終了間際に1分36秒182までタイムを削るが、谷川のタイムには今一歩及ばなかった。

    また、この混走セッションで#15岡部自動車RX-7が1分38秒940とクラスレコードを更新、チームメイトを抜いてクラストップで予選を終えた。

    スーパー耐久第5戦決勝は明日午後1時10分より、109周で戦われる。

    Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

    スーパー耐久

    スーパー耐久第5戦岡山 グリッド予選結果

    天候:晴れ コース:ドライ

    P No Cls P Car/Type Driver Tyre   Time Delay
    1 8 ST1 1 ニコカット GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    谷川 達也
    清水 康弘
    YH 1' 35.948 -
    2 1 ST1 2 ARTA DENAG GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    田中 哲也
    新田 守男
    MI 1' 36.182 -0.234
    3 28 ST1 3 SEICO carrera racing PORSHE911 GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    佐々木 孝太
    宮川 やすお
    MI 1' 36.248 -0.300
    4 3 ST1 4 エンドレスアドバン Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    影山 正美
    青木 孝行
    YH 1' 37.132 -1.184
    5 45 ST1 5 Pixy Spec's Porsche
    ポルシェ 911GT3/JGN
    伊藤 真一
    羽根 幸浩
    MI 1' 37.302 -1.354
    6 24 ST1 6 Pixy ADVAN PORSCHE
    ポルシェ 911GT3/JGN
    堤 明彦
    井上 貴志
    YH 1' 37.736 -1.788
    7 11 ST2 1 オーリンズランサー EVO IX
    三菱ランサーEVO.IX/CT9A
    中谷 明彦
    木下 隆之
    YH R1' 38.051 -2.103
    8 32 ST1 7 GruppeM ADVAN PORSCHE
    ポルシェ 911GT3/JGN
    原 幸雄
    松田 秀士
    YH 1' 38.681 -2.733
    9 15 ST3 1 岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    長島 正明
    古谷 直広
    植松 忠雄
    YH R1' 38.940 -2.992
    10 14 ST3 2 岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    杉林 健一
    小松 一臣
    入口 秀輝
    YH R1' 39.110 -3.162
    11 7 ST3 3 MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    白井 剛
    加藤 正将
    YH 1' 39.241 -3.293
    12 13 ST2 2 シーケンシャル エンドレス座間
    三菱ランサーEVO./CT9A
    HINOKI
    和田 久
    大瀧 賢治
    YH 1' 39.427 -3.479
    13 2 ST2 3 FUJITSUBO hpi IMPREZA
    スバルインプレッサ/GDB
    吉田 寿博
    小泉 和寛
    DL 1' 39.599 -3.651
    14 17 ST1 8 キーパー& RUNUP、KOSEI DL GT3R
    ポルシェ 911GT3/JGN
    田中 篤
    松永 まさひろ
    三沢 伸輔
    DL 1' 39.638 -3.690
    15 22 ST2 4 PERMAGARD IMPREZA
    スバルインプレッサ /GDB
    清水 和夫
    樋口統也
    DL 1' 39.794 -3.846
    16 123 ST2 5 エンドレスアライアドバン GDB
    スバルインプレッサ/GDB
    峰尾 恭輔
    木下 みつひろ
    YH 1' 40.271 -4.323
    17 6 ST2 6 梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ
    三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
    冨桝 朋広
    関 豊
    DL 1' 40.313 -4.365
    18 20 ST2 7 RSオガワ ADVANランサー
    三菱ランサーEVO.IX/CT9A
    小川 日出夫
    砂子塾長
    阪口 良平
    YH 1' 40.473 -4.525
    19 23 ST3 4 C-WEST ADVAN Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    山田 英二
    谷口 行規
    YH 1' 40.473 -4.525
    20 26 ST2 8 エンドレスアドバン T プロランサー
    三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
    細野 智行
    朝倉 貴志
    朝倉 宏志
    YH 1' 40.576 -4.628
    21 9 ST3 5 ハウスコンサルタントADVAN Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    塩渕 誠二
    加納 政樹
    牧田 克哉
    YH 1' 40.649 -4.701
    22 27 ST3 6 FINA SUNBEAM ADVAN M3
    BMW M3/E46
    木村 崇
    小林 且雄
    村田 信博
    YH 1' 40.982 -5.034
    23 33 ST3 7 eeia ingsz
    日産フェアレディZ/Z33
    大井 貴之
    赤鮫オヤジ
    堀田 誠
    YH 1' 41.158 -5.210
    24 16 ST3 8 H!NT.7
    マツダRX-7/FD3S
    金山 得郎
    小山 佳延
    木野村 光恵
    YH 1' 41.254 -5.306
    25 19 ST3 9 バーディクラブ TC 神戸 Z33
    日産フェアレディ Z/Z33
    輿水 敏明
    小林 敬一
    斉藤 多聞
    YH 1' 41.712 -5.764
    26 78 ST3 10 WmダンロップRX-7
    マツダRX-7/FD3S
    新宅 史亮
    伊藤 弘史
    0 1' 42.019 -6.071
    27 30 ST2 9 カンピリオADVANランサー
    三菱ランサーEVOVIII/CT9A
    渡辺雅則
    西村 元気
    杉本 龍生
    YH 1' 42.182 -6.234
    28 83 ST3 11 BP ADVAN NSX
    ホンダNSX/NA2
    古橋 譲
    玉本 秀幸
    余郷 敦
    YH 1' 42.220 -6.272
    29 70 ST3 12 マジックkg/mm RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    大野 尊久
    中川 良
    YH 1' 42.688 -6.740
    30 10 STS 1 MSFシーケンシャルS2000
    ホンダ S2000/AP1
    梅川 真明
    安田 裕信
    YH R1' 42.962 -7.014
    31 99 STS 2 アクティブ ハイドロゲン ウォーター S2000
    ホンダ S2000/AP1
    坂本 裕也
    細川 慎弥
    YH 1' 43.766 -7.818
    32 69 STS 3 NSC J'S RACING S2000
    ホンダ S2000/AP1
    梅本 淳一
    植田 正幸
    YH 1' 43.951 -8.003
    33 999 ST4 1 P.MU Racing MACAU YH INTEGRA
    ホンダインテグラ /DC5
    山野 直也
    Henry Ho
    YH 1' 44.806 -8.858
    34 73 ST4 2 ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
    ホンダインテグラ /DC5
    前嶋 秀司
    山本 すばる
    花岡 隆弘
    YH 1' 44.902 -8.954
    35 98 ST4 3 KT エンジニアリング DC5
    ホンダインテグラ /DC5
    菅野 良男
    金谷 真吾
    YH 0 45.575 -9.627
    36 43 ST3 13 ゼナドリン ディクセル MJ M3
    BMW M3/E46
    一楽 智也
    川口 正敬
    立花 和幸
    YH 0 46.227 -10.279
    37 18 ST4 4 コスモソニック21FKインテグラX
    ホンダインテグラ /DC5
    浅野 武夫
    水書 健司
    森 正行
    YH 0 46.301 -10.353
    38 77 ST4 5 BRIDE-WACO'Sインテグラ
    ホンダインテグラ /DC5
    見並 秀文
    磯田 尚孝
    下山 和寿
    YH 0 46.567 -10.619

    R印は、コースレコードを更新した。
    (従来のレコード : ST-2=1'38.629 / ST-3=1'39.237 / ST-S=1'43.190)
    *No.20、23は、2006OKAYAMAチャレンジカップシリーズ特別規則書 第8章 第27条 3.(同タイム)により、順位を決定した。

    スーパー耐久

    スーパー耐久第5戦岡山 ドライバーズ予選結果

    天候:晴れ  コース:ドライ

    P No Cls P Car/Type Driver Tyre   Time
    1 28 ST1 1 SEICO carrera racing PORSHE911 GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    佐々木 孝太
    宮川 やすお
    MI 1' 36.966
    2 8 ST1 2 ニコカット GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    谷川 達也
    清水 康弘
    YH 1' 37.052
    3 1 ST1 3 ARTA DENAG GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    田中 哲也
    新田 守男
    MI 1' 37.091
    4 3 ST1 4 エンドレスアドバン Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    影山 正美
    青木 孝行
    YH 1' 37.170
    5 45 ST1 5 Pixy Spec's Porsche
    ポルシェ 911GT3/JGN
    伊藤 真一
    羽根 幸浩
    MI 1' 38.354
    6 24 ST1 6 Pixy ADVAN PORSCHE
    ポルシェ 911GT3/JGN
    堤 明彦
    井上 貴志
    YH 1' 38.389
    7 13 ST2 1 シーケンシャル エンドレス座間
    三菱ランサーEVO./CT9A
    HINOKI
    和田 久
    大瀧 賢治
    YH 1' 38.936
    8 32 ST1 7 GruppeM ADVAN PORSCHE
    ポルシェ 911GT3/JGN
    原 幸雄
    松田 秀士
    YH 1' 39.212
    9 22 ST2 2 PERMAGARD IMPREZA
    スバルインプレッサ /GDB
    清水 和夫
    樋口統也
    DL 1' 39.596
    10 17 ST1 8 キーパー& RUNUP、KOSEI DL GT3R
    ポルシェ 911GT3/JGN
    田中 篤
    松永 まさひろ
    三沢 伸輔
    DL 1' 40.089
    11 7 ST3 1 MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    白井 剛
    加藤 正将
    YH 1' 40.284
    12 2 ST2 3 FUJITSUBO hpi IMPREZA
    スバルインプレッサ/GDB
    吉田 寿博
    小泉 和寛
    DL 1' 40.313
    13 11 ST2 4 オーリンズランサー EVO IX
    三菱ランサーEVO.IX/CT9A
    中谷 明彦
    木下 隆之
    YH 1' 40.470
    14 20 ST2 5 RSオガワ ADVANランサー
    三菱ランサーEVO.IX/CT9A
    小川 日出夫
    砂子塾長
    阪口 良平
    YH 1' 40.813
    15 26 ST2 6 エンドレスアドバン T プロランサー
    三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
    細野 智行
    朝倉 貴志
    朝倉 宏志
    YH 1' 40.883
    16 16 ST3 2 H!NT.7
    マツダRX-7/FD3S
    金山 得郎
    小山 佳延
    木野村 光恵
    YH 1' 41.043
    17 33 ST3 3 eeia ingsz
    日産フェアレディZ/Z33
    大井 貴之
    赤鮫オヤジ
    堀田 誠
    YH 1' 41.152
    18 123 ST2 7 エンドレスアライアドバン GDB
    スバルインプレッサ/GDB
    峰尾 恭輔
    木下 みつひろ
    YH 1' 41.231
    19 23 ST3 4 C-WEST ADVAN Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    山田 英二
    谷口 行規
    YH 1' 41.264
    20 15 ST3 5 岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    長島 正明
    古谷 直広
    植松 忠雄
    YH 1' 41.301
    21 27 ST3 6 FINA SUNBEAM ADVAN M3
    BMW M3/E46
    木村 崇
    小林 且雄
    村田 信博
    YH 1' 41.817
    22 6 ST2 8 梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ
    三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
    冨桝 朋広
    関 豊
    DL 1' 41.862
    23 14 ST3 7 岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    杉林 健一
    小松 一臣
    入口 秀輝
    YH 1' 42.048
    24 9 ST3 8 ハウスコンサルタントADVAN Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    塩渕 誠二
    加納 政樹
    牧田 克哉
    YH 1' 42.492
    25 19 ST3 9 バーディクラブ TC 神戸 Z33
    日産フェアレディ Z/Z33
    輿水 敏明
    小林 敬一
    斉藤 多聞
    YH 1' 42.688
    26 99 STS 1 アクティブ ハイドロゲン ウォーター S2000
    ホンダ S2000/AP1
    坂本 裕也
    細川 慎弥
    YH R1' 43.190
    27 78 ST3 10 WmダンロップRX-7
    マツダRX-7/FD3S
    新宅 史亮
    伊藤 弘史
    0 1' 43.356
    28 10 STS 2 MSFシーケンシャルS2000
    ホンダ S2000/AP1
    梅川 真明
    安田 裕信
    YH 1' 43.628
    29 30 ST2 9 カンピリオADVANランサー
    三菱ランサーEVOVIII/CT9A
    渡辺雅則
    西村 元気
    杉本 龍生
    YH 1' 43.744
    30 69 STS 3 NSC J'S RACING S2000
    ホンダ S2000/AP1
    梅本 淳一
    植田 正幸
    YH 1' 43.901
    31 70 ST3 11 マジックkg/mm RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    大野 尊久
    中川 良
    YH 1' 44.614
    32 83 ST3 12 BP ADVAN NSX
    ホンダNSX/NA2
    古橋 譲
    玉本 秀幸
    余郷 敦
    YH 1' 45.024
    33 999 ST4 1 P.MU Racing MACAU YH INTEGRA
    ホンダインテグラ /DC5
    山野 直也
    Henry Ho
    YH 1' 45.795
    34 73 ST4 2 ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
    ホンダインテグラ /DC5
    前嶋 秀司
    山本 すばる
    花岡 隆弘
    YH 1' 46.736
    35 18 ST4 3 コスモソニック21FKインテグラX
    ホンダインテグラ /DC5
    浅野 武夫
    水書 健司
    森 正行
    YH 1' 46.759
    36 98 ST4 4 KT エンジニアリング DC5
    ホンダインテグラ /DC5
    菅野 良男
    金谷 真吾
    YH 1' 46.736
    37 77 ST4 5 BRIDE-WACO'Sインテグラ
    ホンダインテグラ /DC5
    見並 秀文
    磯田 尚孝
    下山 和寿
    YH 1' 46.759
    38 43 ST3 13 ゼナドリン ディクセル MJ M3
    BMW M3/E46
    一楽 智也
    川口 正敬
    立花 和幸
    YH 1' 48.628
    -- --- --- -- ---以上 予選通過-------- --------------- ---- -- ----------
    - 5 ST2 10 ijak Qs'Sea Brain Gulf Evo
    三菱ランサーEVO.VIII MR/CT9A
    島田 和樹
    高見沢 一吉
    小西 隆詔
    KH 1' 46.102

    R印は当該クラスのコースレコードとする

    予選通過基準タイム
    (総合 130%) 2'06.147  (ST-1 110%) 1'46.740  (ST-2 110%) 1'49.577
    (ST-3 110%) 1'50.909  (ST-4 110%) 1'56.224  (ST-S 110%) 1'53.856

    参加台数:39台  出走台数:39台

    スーパー耐久

    スーパー耐久第5戦岡山 サバイバル戦で今季初優勝を狙う(SUBARU MOTORSPORT EXPRESS)

    ◇サバイバル戦で今季初優勝を狙う

     スーパー耐久シリーズ(S耐)2006の第5戦は、9月2~3日、岡山国際サーキットにおいてシリーズ中最も距離の短い400kmレースとして行われる。

     第5戦のSTクラス2には10台がエントリー(全クラス42台)。プローバレーシングディビジョンの#2 FUJITSUBO hpi IMPREZA(吉田寿博/小泉和寛)、#22 PERMAGARD IMPREZA(池田昌弘/清水和夫)、そしてエンドレススポーツの#123エンドレス アライ アドバンGDB(峰尾恭輔 /木下みつひろ)と年間エントリーしている3台のインプレッサがエントリーしている。

     岡山国際サーキットは、04年まで「TIサーキット英田」として親しまれたF1GPも開催されたコンパクトなサーキット。タイトなコーナーが連続しておりアップダウンにも富む。また9月とはいえまだ気温も高いため、クルマにかかる負担は大きい。このため短いレースでもトラブルが起きやすく、目の離せないレースが展開されそうだ。

     低い回転域で太いトルクを発生するインプレッサはドライバーの(高い)ギヤ選択とアクセルワークのスキルによって燃費走行が可能になる。昨年までは1回のピットで済ませていたが、今年は2回のピットインが義務付けられている。燃費作戦で2回目のピット作業を短くす るのか、それともライバルと真っ向勝負になるのか、インプレッサ勢の戦略にも注目したい。サバイバル戦において、車両に優しいドライブでトラブルなく走りきり、狙うは今季初優勝。なお、#123インプレッサのTOSHI ARAI(新井敏弘)は、WRC(FIA世界ラリー選手権)第11戦「ラリージャパン」に参戦のため、このレースは欠場となる。

     ◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。

     [スバルモータースポーツマガジン]

    スーパー耐久

    スーパー耐久第5戦富士 決勝結果

    P No Cls P Car/Type Driver Tyre Lap Time/Delay
    1 1 ST1 1 ARTA DENAG GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    田中 哲也
    新田 守男
    MI 129 4”00'50.1
    2 8 ST1 2 ニコカット GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    谷川 達也
    清水 康弘
    YH 128 1 Lap
    3 3 ST1 3 エンドレスアドバン Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    影山 正美
    青木 孝行
    YH 128 1 Lap
    4 24 ST1 4 Pixy ADVAN PORSCHE
    ポルシェ 911GT3/JGN
    堤 明彦
    井上 貴志
    YH 127 2 Laps
    5 20 ST2 1 RSオガワ ADVANランサー
    三菱ランサーEVO.IX/CT9A
    小川 日出夫
    砂子塾長
    阪口 良平
    YH 125 4 Laps
    6 13 ST2 2 シーケンシャル エンドレス座間
    三菱ランサーEVO./CT9A
    HINOKI
    WADA-Q
    大瀧 賢治
    YH 125 4 Laps
    7 2 ST2 3 FUJITSUBO hpi IMPREZA
    スバルインプレッサ/GDB
    吉田 寿博
    小泉 和寛
    松田 晃司
    DL 125 4 Laps
    8 123 ST2 4 エンドレスアライアドバン GDB
    スバルインプレッサ/GDB
    峰尾 恭輔
    TOSHI ARAI
    木下 みつひろ
    YH 124 5 Laps
    9 22 ST2 5 PERMAGARD IMPREZA
    スバルインプレッサ /GDB
    池田 昌弘
    清水 和夫
    樋口統也
    DL 124 5 Laps
    10 23 ST3 1 C-WEST ADVAN Z
    日産フェアレディ Z/Z33
    山田 英二
    谷口 行規
    YH 124 5 Laps
    11 *26 ST2 6 エンドレスアドバン T プロランサー
    三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
    細野 智行
    朝倉 貴志
    朝倉 宏志
    YH 123 6 Laps
    12 11 ST2 7 オーリンズランサー EVO IX
    三菱ランサーEVO.IX/CT9A
    中谷 明彦
    木下 隆之
    YH 123 6 Laps
    13 6 ST2 8 梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ
    三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
    冨桝 朋広
    関 豊
    DL 123 6 Laps
    14 12 ST2 9 オーリンズランサー EVOワゴン
    三菱ランサーEVOワゴン/CT9W
    桂 伸一
    菊池靖
    瀬在仁志
    YH 122 7 Laps
    15 15 ST3 2 岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    長島 正明
    古谷 直広
    植松 忠雄
    YH 122 7 Laps
    16 19 ST3 3 バーディクラブ TC 神戸 Z33
    日産フェアレディ Z/Z33
    輿水 敏明
    小林 敬一
    斉藤 多聞
    YH 122 7 Laps
    17 83 ST3 4 BP ADVAN NSX
    ホンダNSX/NA2
    古橋 譲
    玉本 秀幸
    余郷 敦
    YH 122 7 Laps
    18 28 ST1 5 SEICO carrera racing PORSHE911 GT3
    ポルシェ 911GT3/JGN
    佐々木 孝太
    宮川 やすお
    MI 121 8 Laps
    19 30 ST2 10 カンピリオADVANランサー
    三菱ランサーEVOVIII/CT9A
    渡辺雅則
    杉本 龍生
    加納政樹
    YH 121 8 Laps
    20 16 ST3 5 H!NT.7
    マツダRX-7/FD3S
    金山 得郎
    小山 佳延
    木野村 光恵
    YH 120 9 Laps
    21 7 ST3 6 MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    白井 剛
    加藤 正将
    YH 120 9 Laps
    22 999 ST4 1 P.MU Racing MACAU YH INTEGRA
    ホンダインテグラ /DC5
    山野 直也
    Henry Ho
    YH 119 10 Laps
    23 73 ST4 2 ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
    ホンダインテグラ /DC5
    前嶋 秀司
    山本 すばる
    花岡 隆弘
    YH 118 11 Laps
    24 45 ST1 6 Pixy Spec's Porsche
    ポルシェ 911GT3/JGN
    伊藤 真一
    羽根 幸浩
    MI 118 11 Laps
    25 *87 ST4 3 RISO☆BP☆アドバンDC5
    ホンダインテグラ /DC5
    金森 敏一
    星野 薫
    水谷 大介
    YH 118 11 Laps
    26 69 STS 1 NSC J'S RACING S2000
    ホンダ S2000/AP1
    梅本 淳一
    植田 正幸
    YH 117 12 Laps
    27 18 ST4 4 コスモソニック21FKインテグラX
    ホンダインテグラ /DC5
    浅野 武夫
    笠原 智行
    水書 健司
    YH 117 12 Laps
    28 98 ST4 5 KT エンジニアリング DC5
    ホンダインテグラ /DC5
    金谷 真吾
    井上 恵一
    YH 117 12 Laps
    29 55 ST3 7 Tifaria MYST Gulf MAZDA RX7
    マツダ RX-7/FD3S
    中村 旬
    大塚 隆一郎
    松原 亮二
    YH 117 12 Laps
    30 39 ST3 8 HypeR FACTORY NSX
    ホンダNSX/NA2
    清水 哲也
    塩野入 睦
    馬杉 力也
    YH 116 13 Laps
    31 17 ST1 7 キーパー& RUNUP、KOSEI DL GT3R
    ポルシェ 911GT3/JGN
    田中 篤
    松永 まさひろ
    三沢 伸輔
    DL 113 16 Laps
    32 25 ST4 6 キーパー☆快洗隊インテグラ
    ホンダインテグラ/DC5
    畠中 修
    石川 朗
    田ヶ原 章蔵
    111 18 Laps
    33 27 ST3 9 FINA SUNBEAM ADVAN M3
    BMW M3/E46
    木村 崇
    小林 且雄
    村田 信博
    YH 107 22 Laps
    34 59 ST2 11 東和インテックEDインプレッサ
    スバルインプレッサ/GDB
    大澤 学
    井尻 薫
    DL 105 24 Laps
    35 *43 ST3 10 ゼナドリン ディクセル MJ M3
    BMW M3/E46
    一楽 智也
    川口 正敬
    立花 和幸
    YH 90 39 Laps
    -- --- --- -- 以上規定周回数完走 ---------------- -- --- --- ----
    - 32 ST1 8 GruppeM ADVAN PORSCHE
    ポルシェ 911GT3/JGN
    原 幸雄
    松田 秀士
    YH 90 39 Laps
    - 51 ST2 12 ブレイズシムスADVANGDB
    スバルインプレッサ/GDB
    鶴間祐一
    佐藤幹徳
    YH 56 73 Laps
    - 33 ST3 11 eeia ingsz
    日産フェアレディZ/Z33
    大井 貴之
    赤鮫オヤジ
    YH 34 95 Laps
    - 99 STS 2 アクティブ ハイドロゲン ウォーター S2000
    ホンダ S2000/AP1
    坂本裕也
    長野賢也
    YH 34 95 Laps
    - 913 ST1 9 BOMEX ADVAN コルベット C6
    Chevolet Corvette C6
    山下 潤一郎
    山路 慎一
    筒井 克彦
    YH 32 97 Laps
    - 54 ST2 13 BC・KONG's アンクルランサー
    三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
    山内 伸弥
    浅見 武
    YH 21 108 Laps
    - 5 ST2 14 ijak Qs'Sea Brain Gulf Evo
    三菱ランサーEVO.VIII MR/CT9A
    島田 和樹
    高見沢 一吉
    斉藤 伸輔
    KH 1 128 Laps
    - 14 ST3 12 岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7
    マツダRX-7/FD3S
    杉林 健一
    小松 一臣
    入口 秀輝
    YH 1 128 Laps

    規定周回数
    ST1:90Laps ST2:87Laps ST3:86Laps ST4:83Laps STS:81Laps

    ファステストラップ
    ST1 No.28 1'48.552(97/121Laps)
    ST2 No.13 1'51.315(118/125Laps)
    ST3 No.15 1'53.693(111/122Laps)
    ST4 No.87 1'58.490(4/118Laps)
    STS No.69 1'58.452(88/117Laps)

    *No.26-Bドライバーは、2006年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第38条1.違反(ピットレーン入り口のホワイトラインカット)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
    *No.87-Aドライバーは、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b)(黄旗追い越し)違反により、ペナルティストップ10秒を課した。
    *No.43は、2006年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第40条4.(1)違反(ピット作業エリア外燃料補給)により、ペナルティストップ60秒を課した。

    Formula Nippon

    FN第5戦オートポリス決勝 松田次生が6年ぶりの美酒!

     全日本フォーミュラ・ニッポン第5戦は6日、大分県のオートポリスで決勝レースを行い、64周を走り切って松田次生(mobilecast IMPUL)が優勝した。2位には金石年弘(ARTA)、3位には片岡龍也(LeMans)が入った。

     オートポリス上空は雲は多いものの日差しは強く蒸し暑い決勝レースを迎えた。午前中、阿蘇の草原を渡り外輪山を越えてサーキットの1コーナーから最終コーナーへ向かって吹いていた風も、フォーミュラ・ニッポンマシンがグリッドに整列する頃には、逆に最終コーナーから1コーナーにかけて吹くようになった。

    0806_start.jpg  午後2時30分、オンタイムでフォーメーションラップがスタート。全22台がグリッドに整列し、シグナルレッドのブラックアウトでレースがスタートした。ポールポジションの小暮卓史(ARTA)が出遅れ、予選2位のロニー・クインタレッリ(INGING)が並びかける。両車は縺れるように1コーナーに接触しながら進入。たまらず、小暮はスピンしてコースアウトしてしまった。2位には金石年弘(ARTA)が上がり、3位には松田次生(mobilecast IMPUL)がつけた。この接触で後方も混乱。本山哲(arting IMPUL)はどこかを壊したのか1周を回ってピットに飛び込んできた。

     5周目、ピットアウト後、ハイペースで追い上げていた本山のエンジンから白煙が。たまらず再ピットインしたが、レース続行をあきらめてリタイアした。

     7周目、なんとトップを走るクインタレッリに10秒のペナルティストップが提示された。スタートでの接触によるものと思われる。9周を終わってピットインしたためこれで金石がトップに立った。2位には約1秒遅れて松田。3位にはアンドレ・ロッテラー(TOM'S)がつけている。4位には予選10位の片岡龍也(LeMans)、5位には予選12位の立川祐路(CERUMO)がスタート時の混乱に乗じて上がってきた。

     後方からは、ロイック・デュバル(NAKAJIMA)が驚異的なペースで追い上げてきている。立川をかわして5位に上がると、14周目に片岡を15周目にロッテラーをいずれも1コーナーでかわして一気に3位に躍り出た。しかし2位の松田まではまだ8秒程度の差がある。

     20周目、トップ金石と2位松田の差は1秒を切った。21周を終わって2位松田と3位デュバルの差は5秒を切ったが、ここでデュバルがピットインして給油を行い11位あたりで戦列に復帰した。23周目、ついに金石の背後に松田がついた。各コーナーでドッグファイトを見せるがなかなか攻略はなかわない。後方ではスタートの混乱で下位に沈んでいたブノワ・トレルイエが次々と前車を攻略、ついに立川の後ろ、6位まで上がってきた。

     30周を回ってトップの金石がついにピットインした。これで松田がトップに立ったが、31周目に松田もピットイン。ピットアウトするも金石の前には出られず、それぞれ6位、7位で戦列に復帰。これでトップはロッテラーに代わるが、その背後にはトレルイエが迫り、ついに33周目にはロッテラーを抜き去りトップに立った。なんとトレルイエはほぼ最後尾からトップまで駆け上ってきたことになる。

     レースのほぼ半分、ピットインするドライバーも多くなり、ここまでの順位は、トップにトレルイエ、2位デュバル、3位ロッテラー、4位柳田真孝(KONDO)、5位金石、6位松田。そして35周目の2コーナーでデュバルがトレルイエを攻略、トップが入れ替わった。

     40周を終わっての順位は、デュバルがトップ。2位には19秒遅れて金石、3位に松田、4位にまだピットに入ってない柳田、5位に片岡、6位に立川、7位にビヨン・ビルドハイム(DANDELION)、8位にロッテラー、9位にトレルイエ、10位に土屋武士(LeMans)。

     45周目、トップは依然としてデュバル。2位以下を22秒以上リードしているが、はやり2ピット作戦だったようで46周を回ってピットに飛び込んできた。給油してピットアウトしてゆくが、焦ったのか冷えたタイヤのため痛恨のミス、1コーナーでコースアウトし、コースに戻るも8位で戦列に加わった。

     これでトップに立ったのが金石、2位は松田だがその差は僅差。再びこの2人によるレース序盤のバトルが再現されることになる。そしてついに49週目の2コーナー、金石の背後に迫った松田が2コーナーで金石を攻略、ついにトップに立った。3位は18秒ほど遅れて予選10位の片岡だ。

     レースは残り10周を切った。トップ松田は2位金石との差を開き始めついにその差は5秒。3位の片岡はさらに14秒ほど金石の後方、少し遅れて4位に立川、5位以下はビルドハイムを先頭にロッテラー、トレルイエ、デュバルの外国人勢での接近戦だ。

     トップから5位までの順位はこのままでレースは終了。優勝は松田、2位には金石が、3位には片岡が入った。4位は立川。5位にビルドハイム、6位に63周目にロッテラーをかわしたトレルイエ、7位はロッテラー。デュバルは最終ラップにクラッシュしてレースを終えた。

    0806_matsuda2.jpg 0806_kaneishi2.jpg 0806_kataoka2.jpg

     松田は2000年、フォーミュラ・ニッポンフル参戦を始めた年のMINE以来6年ぶり、通算2勝目の嬉しい優勝となった。また、表彰台を日本人ドライバーが独占したのも今季初。次戦、第6戦は8月27日、富士スピードウェイに場所を移して開催される。

    Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: FMOTOR


    【後記】
     決勝終了後、ロニー・クインタレッリの所属チームINGINGより、ペナルティストップ時におけるカウントに対して抗議が出され、大会審査委員会で審議の結果、クインタレッリのタイムが4秒減算され、8位から5位に順位が変更された。

    Formula Nippon

    FN第5戦オートポリス決勝結果

    Fニッポン第5戦 -RIJ- (2006/08/06) Race Result Weather:Fine Course:Dry
    2006 Fomula Nippon Round 5 オートポリス 4.674km

    PNoDriverTeamEngineLapTime
    120松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J641:47'15.726
    255金石 年弘ARTAHONDA HF386E6410.899
    37片岡 龍也LeMansTOYOTA RV8J6419.319
    411立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J6420.066
    5*33ロニー・クインタレッリBOSS・INGINGTOYOTA RV8J6426.756
    640ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E6427.331
    719ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J6427.557
    836アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J6428.032
    937土屋 武士DHG TOM'STOYOTA RV8J6449.150
    103荒 聖治KONDOTOYOTA RV8J641'03.203
    115道上 龍5ZIGENHONDA HF386E641'04.126
    1241井出 有冶DoCoMo DANDELIONHONDA HF386E641'15.486
    134柳田 真孝KONDOTOYOTA RV8J641'20.325
    142星野 一樹arting IMPULTOYOTA RV8J641'27.546
    1517平中 克幸EMS RacingHONDA HF386E641'41.429
    168高木 虎之介LeMansTOYOTA RV8J642'01.458
    1732武藤 英紀PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E642'30.836
    1831ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E631Lap
    1956小暮 卓史ARTAHONDA HF386E586Laps
    -------- 以上規定周回(57 Laps)完走 --------
    -34横溝 直輝BOSS・INGINGTOYOTA RV8J2440Laps
    -6折目 遼M&O 5ZIGENHONDA HF386E1351Laps
    -1本山 哲arting IMPULTOYOTA RV8J559Laps
    • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
    • Fastest Lap: CarNo.31 ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA) 1'38.166 (39/63) 171.408km/h
    • CarNo.33は2006年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン統一規則 第28条12.違反(危険なドライブ行為) により、ペナルティストップ10秒が科された。
    • 施設の運営管理不備により、オーガナイザーに訓戒及び罰金3万円が科された(ペナルティストップエリア設置のタイムカウンターの整備不備)。
    • CarNo.33: 公式通知No.22による計測器の不備により発生した誤差を4.000秒減算された。

    Formula Nippon

    FN第5戦オートポリスフリー走行 小暮卓史がトップタイム!

    0806_kogure.jpg

    0806_motoyama.jpg

    0806_ide.jpg

     オートポリスは朝から雲は多いものの時折雲間から差す夏の日差しも強い。今日も暑い1日になりそうだ。午前9時、決勝へ向けてのセッティングを決めるフリー走行が始まった。昨日、予選2回目で激しくクラッシュした荒聖治(KONDO)もマシンの修復なって全22台、22人のドライバーがコースインしてゆく。

     このサーキットは日本では一般的な右回りだが、グランドスタンドとピットがコースのアウト側に並列するという珍しいレイアウトだ。通常とは逆のピット作業を強いられ、これに対応した迅速なピット作業へのクルーの適応力がレースの明暗をわけるかも知れない。ピットロードが短いためピットインでのロスタイムは静止時間プラス20秒。理論的には2ピットのほうがトータル走行時間は短いと見ているチームもあり、決勝でのピット戦略も注目される。

     ここでトップタイムをマークしたのは、ポールシッターの小暮卓史(ARTA)。2位に本山哲(Arting IMPUL)、3位は予選で21位に沈んだ井出有治(DANDELION)。ポイントリーダーのブノワ・トレルイエ(mobilecast IMPUL)は7位につけている。

     小暮のタイムは2位以下を0.5秒近く離しており、これが少ないガソリン搭載量でのシミュレーションなら2ピット作戦もあるかも知れない。また、燃費がいいという噂のトヨタエンジンユーザーはノーピットも可能か。決勝でのサプライズ戦略を取るチームがあるかどうかも注目される。

     決勝レースは本日午後2時30分より64周での勝負となる。

    Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: FMOTOR

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