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JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAF富士GT500クラス第2レース決勝 伊沢拓也選手が好スタートからトップを守りきり、勝利を飾る (HONDA)

  • 2011年11月13日(日)・決勝2日目/会場:富士スピードウェイ/天候:晴れ/気温:20℃(15:00現在)/路面温度:23℃(15:00現在)/コースコンディション:ドライ/観客:4万500人

gt111113001L.jpg  11月13日(日)、静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイにおいて、JAFグランプリ富士スプリントカップの決勝の第2レースが行われました。

国内最高峰レースのSUPER GTとフォーミュラ・ニッポンを同日開催する富士スプリントカップは昨年が初開催で、ウイナーには1969年に創設された名誉あるJAFグランプリの栄冠が贈られます。2回目となる今年もシリーズ終了後の特別戦として開催され、GT500クラスには今シーズンのSUPER GTにフル参戦した15台のマシンがエントリーしました。

 初開催となった昨年とは異なり、SUPER GTはドライバーが2人1組となって1台のマシンを操り、最終的な順位は2人のポイントを総合して決定します。ただし、公式予選と決勝レースはそれぞれ2回行い、ひとりずつ公式予選と決勝レースを戦います。また、シリーズ戦とは異なり、決勝レース中のドライバー交代はありません。

 "スプリントカップ"の名称通り、レース距離はシリーズ戦よりも短い100kmで、決勝レース中のピットストップは義務づけられていません。SUPER GTのシリーズ戦のようにローリングスタートではなく、静止した状態から発進するスタンディングスタートが採用されることも富士スプリントカップの特徴です。

 この富士スプリントカップにHondaは5台のHSV-010 GTを投入しました。#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)というシリーズ戦と同じ顔ぶれで戦います。このうち、小暮選手、小林選手、塚越選手、中山選手、山本選手の5名が昨日に行われた決勝の第1レースに出走しました。本日の決勝の第2レースにはデュバル選手、武藤選手、金石選手、道上選手、伊沢選手の5名が出走します。

 悪天候のため、当初予定されていた11日(金)から12日(土)に順延されて行われた決勝の第2レースの公式予選において、Honda勢は道上選手の2番グリッドを筆頭に、伊沢選手4は番グリッド、デュバル選手は9番グリッド、金石選手は14番グリッド、武藤選手は15番グリッドを獲得しました。

 決勝レース前のフォーメーションラップは午後3時25分にスタート。太陽は大きく西に傾きましたが、富士スピードウェイ上空には抜けるような青空が広がりました。そして、4万500人の大観衆が固唾を呑み込んで見守る中、22周による決勝の第2レースの火蓋が切って落とされました。

 スタートでは4番グリッドから伊沢選手が抜群のダッシュを見せてトップに躍り出ることに成功。一方、2番グリッドの道上選手も2番手の座を守り、2台のHSV-010 GTがトップ2を独占する形で1コーナーを通過していきます。しかし、道上選手はその後ペースが上がらず、100Rコーナーでライバルの1台にオーバーテイクされてしまいます。その後、9番グリッドからスタートしたデュバル選手も300Rコーナーで道上選手をパスし、デュバル選手は3番手に浮上しました。これで道上選手は4番手となります。

 トップグループの後方ではストレートから1コーナーにかけて複数のアクシデントが発生。武藤選手はこれに巻き込まれ、サスペンションにダメージを負ってしまいました。その後も武藤選手は走行を続けましたが、2周を走りきったところでリタイアしました。14番グリッドからスタートした金石選手はこの混乱を鮮やかに回避、9番手でオープニングラップを終えます。道上選手のペースはオープニングラップ以降も伸び悩み、2周目には7番手、3周目には9番手と後退します。

 このあと、トップを走行する伊沢選手の後方にライバルの1台が迫りますが、伊沢選手は巧妙なブロックラインを走行してつけいる隙を与えず、首位の座を守りきります。一方、3番手につけていたデュバル選手はライバルの猛攻にあい、5周目には4番手に後退。その後も8周目に1台に抜かれ、5番手となります。

 6周目を過ぎると、序盤に起きたアクシデントの原因を作ったとして2台のライバルにドライブスルーのペナルティが科せられます。これで金石選手は10周目までに6番手に浮上しました。

 レース序盤に2番手のドライバーから猛攻を受けていた伊沢選手でしたが、勢いのある走りに陰りはみられず、11周目以降は次第にリードを広げ、首位の座を確固たるものとしていきます。同じ11周目、デュバル選手は引き続き5番手を走行していますが、6番手に浮上した金石選手がデュバル選手との差を詰めていきました。金石選手はレース終盤に入っても安定したペースで走行、16周目になるとデュバル選手との差を0.4秒まで縮めます。そして金石選手は18周目にデュバル選手をオーバーテイク、5番手へと駒を進めました。これでデュバル選手は6番手となります。さらにデュバル選手は19周目にもライバルの1台に抜かれ、7番手に後退しました。

 20周目、2番手のドライバーを2.5秒差まで突き放した伊沢選手は、今年初の優勝に向けて順調に走行を続けていきます。金石選手は5番手、デュバル選手は7番手、道上選手は13番手となり、フィニッシュを目指しました。

 迎えてファイナルラップ、金石選手の目の前で3番手争いを演じていたライバルの2台が接触してスピン。これで金石選手は3番手、デュバル選手は5番手に浮上します。4人のHondaドライバーはこのままチェッカーフラッグを受け、伊沢選手は見事に第2レースの優勝を果たしました。また、昨シーズンから参戦するHSV-010 GTにとって富士スピードウェイでの初勝利となりました。金石選手も3位でフィニッシュし、表彰台を獲得。デュバル選手は5位、そして道上選手は13位で完走を果たしました。

 この結果、昨日行われた決勝の第1レースとの総合順位で#100 RAYBRIG HSV-010は23ポイントを獲得し、JAFグランプリで2位の成績を収めました。

 これで今シーズンのSUPER GTは全日程を消化。今後は2012年シーズンに向けた準備を行うことになります。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「今日は結果的に正攻法のタイヤチョイスでレースに挑み、この成績を収めることができました。実は、デュバル選手が乗る#1 ウイダー HSV-010には思いきってソフトなタイヤを装着しようかと直前まで迷っていましたが、スターティンググリッド上で正攻法のタイヤチョイスで行こうと決断し、これが効を奏する結果となりました。HSV-010 GTが富士スピードウェイで優勝するのはこれが初めてのことですが、自分たちとしては決して苦手意識はなく、これまでは流れが悪かったものと受け止めていました。そういう意味では、これで本来の実力を発揮できたといえます。今季はこれまで結果が出せず、苦戦してきましたが、ようやく最後の最後で勝ち星を手に入れることができました。これを励みに、来シーズンに向けたHSV-010 GTの開発に取り組んでいくつもりです。1年間応援してくださったHondaファンのみなさんには改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。また、今後もHSV-010 GTに熱い声援を送ってくださいますよう、お願い申し上げます」
伊沢拓也選手(優勝 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「優勝できて本当にうれしいです。今日はクルマを含めてすべて最高で、スタートからゴールまで全力で攻め続けることができました。これで高橋国光監督を始めとするチームのみなさんに少しは恩返しできたかなと思います。今年は苦戦続きでしたが、HSV-010 GTをしっかり開発してきた成果を最後の最後で発揮することができました。関係者のみなさん、そして応援してくださったファンのみなさんに心からお礼を申し上げます。ありがとうございました」
金石年弘選手(3位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「今日はスタートが決まって順位を上げることができました。また、オープニングラップでは必ず混乱が起きるだろうと予想していたところ、案の定アクシデントが発生し、これも避けることに成功しました。昨日、塚越選手がマシンのバランスで苦労していた部分があったので、今日は今シーズン試したことのないセッティングでレースに臨んだところ、タイヤとうまくマッチし、好成績を収めることができました。予選結果が悪かったにもかかわらず、こういう形で自分のポテンシャルを証明することができたのでよかったと思います」
Text & Photo: HONDA

Formula Nippon | JAF Grand Prix

FN:JAFGP富士決勝 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が6位でフィニッシュ (HONDA)

  • 2011年11月13日(日)決勝/会場:富士スピードウェイ(4.563km)/天候:晴れ/気温:18℃(12:00現在)/決勝レース:22周(100.386km)/路面温度:28℃(12:00現在)/コースコンディション:ドライ

fn111113001L.jpg 11月13日(日)、静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイにおいて、JAFグランプリ富士スプリントカップの決勝レースが行われました。

 国内最高峰レースのSUPER GTとフォーミュラ・ニッポンを同日開催する富士スプリントカップは昨年が初開催で、各カテゴリーのウイナーには1969年に創設された名誉あるJAFグランプリの栄冠が贈られます。2回目となる今年もシリーズ終了後の特別戦として開催され、フォーミュラ・ニッポンにフル参戦したドライバーを中心に16名のドライバーがエントリーしました。

 12日(土)に行われた公式予選において、Hondaドライバーの#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は5番グリッドを獲得。#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は10番グリッド、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は12番グリッド、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は13番グリッド、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は14番グリッド、#10 小林崇志選手(HP REAL RACING)は15番グリッドからJAFグランプリの栄冠を目指して決勝レースに挑むことになりました。

 "スプリントカップ"の名称通り、レース距離はシリーズ戦よりも短めの100km。決勝レース中のピットストップは義務づけられないので、シリーズ戦以上にスピード感にあふれ、迫力あるバトルが展開されることが期待されます。また、ウイナーには300万円、2位には150万円、3位には100万円と高額な賞金が授与されることも注目されました。

 決勝レースが行われた13日(日)、富士スピードウェイ上空には抜けるような青空が広がりました。正午には気温が18℃まで上がるとともに、温かな日差しを受けて路面温度は28℃まで上昇しました。

 12時ちょうどに1周のフォーメーションラップが開始。その後、16台のマシンがグリッドに整列し、スタートが切られました。

 スタート直後の1コーナーで中位グループにアクシデントが発生。これで中嶋選手はコースアウトを喫してリタイアに追い込まれました。また、小暮選手はこの混乱でフロントウイングにダメージを負ったため、ピットに戻って修復の後、再びレースに復帰しました。

 伊沢選手はこの混乱に巻き込まれることなく、1つポジションを上げて4番手に浮上。そして10番グリッドからスタートした山本選手も7番手に順位を上げました。同様にして、塚越選手は12番グリッドから8番手へ、小林選手は15番グリッドから10番手までポジションを上げてオープニングラップを終えました。同じ1周目、ピットストップを行った小暮選手は14番手となりましたが、前を走るライバルの1台が遅れたため、4周目には13番手へと駒を進めました。

 5周目、塚越選手は前を走る山本選手をオーバーテイク。塚越選手が7番手、山本選手が8番手となります。周回を重ねる4名のHondaドライバーの中では伊沢選手がとくに好調で、5周目には3番手を走るライバルとの差を0.8秒とします。ここから伊沢選手はライバル攻略のチャンスをうかがいながら走行を続けましたが、この間に5番手を走る別のライバルが徐々に伊沢選手に近づいていきます。さらにその後方からは7番手の塚越選手も迫り、7周目には4台が2.4秒の僅差で走行する緊迫した展開となりました。7周目、小林選手は追い上げるライバルの先行を許し、11番手となります。

 その後も伊沢選手は3番手への浮上を試みようとしますが、その一方で後方からの追い上げにも対処しなければならない苦しい状況に追い込まれます。そうしたなか、レースが後半に入った16周目の1コーナーでライバルの先行を許し、5番手へと後退しました。

 この間、13番手を走行する小暮選手は、首位のドライバーに匹敵する1分28秒台のラップタイムを何度も記録しながら猛追。レース終盤にはライバルの攻略に成功し、12番手となりました。

 こうして22周のレースは幕を閉じ、伊沢選手は6位でフィニッシュ。チームメートの塚越選手が7位でこれに続きました。そして山本選手は8位、小林選手は11位、小暮選手は12位で完走を果たしました。

 これで今シーズンのフォーミュラ・ニッポンは全日程を消化。今後は2012年シーズンに向けた準備を行うことになります。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
 「悔しい結果です。伊沢選手も塚越選手も粘り強く追い上げてくれましたが、ラップタイムの点ではトップグループに引き離されていました。そうしたなか、小暮選手はレース中盤のラップタイムがトップグループに匹敵するほど速かった。同様の傾向は最終戦のもてぎ大会でも見られたので、これは詳しく解析してみる必要があると思います。いずれにしても、来シーズンに向け、エンジンに大幅に手を入れ、雪辱を果たすつもりです。今後ともご声援をどうぞよろしくお願い申し上げます」
伊沢拓也選手|(6位 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「レース前半、僕のラップタイムは前を走るライバルよりも確実に速かったのに、どうしてもストレートで追いつけませんでした。反対に6番手から追い上げてきたライバルともペースは変わりませんでしたが、ストレートで追いつかれ、1コーナーのブレーキングで抜かれてしまいました。今回、マシンのコーナリングはとてもよかったのですが、全体として富士スピードウェイというコースに合わせきれませんでした。悔しい結果でしたが、予選を楽しく戦えたのが救いでした」
塚越広大選手|(7位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「後方のグリッドからスタートしたので、1コーナーの混乱はうまく切り抜けることができ、その後は前のグループを追って走行していきました。ただし、前を走るライバルと僕のペースはほとんど変わらず、しかもこのライバルはミスを犯さなかったので、オーバーテイクのチャンスはやってきませんでした。予選から決勝にかけてセッティングを大きく変更しましたが、その効果がレースの走りにしっかりと現れたことはおもしろかったです。また来年もチャンスをいただければ、こうした経験を生かせると思います」
Tetxt & Photo: HONDA

Formula Nippon | JAF Grand Prix | SUPER GT

JAFGP 各クラス予選・決勝総合記者会見

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フォーミュラ・ニッポン決勝記者会見
優勝 ジョアロ・パオロ・デ・オリベイラ(チーム・インパル)
fn_jaf_r_pc_oliveira 「決勝までドライコンディションでの走行があまりできず、マシンバランスは決して良いとはいえませんでした。でも、スタート後、後続とのマージンを築くことができたので、タイヤマネージメントしながら走行を続けました。レースではすべてがうまくいくことばかりではありませんが、今日はそんな感じでした。今シーズンは、うまくいかないことが多かったが、今日の結果でチームも自信を取り戻すことができたのではないかと感じています。チームや関係者に感謝します。」
スーパーGT第2レース決勝記者会見
GT500優勝 伊沢拓也(RAYBRIG HSV-010)
gt_jaf_r2_pc_izawa 「チーム移籍してから、特に今シーズンはあまり結果を出すことができなかったので、素直に嬉しいです。勝てたのはスタートダッシュが要因ですが、クルマのバランスも良く、いつでもプッシュできる状態であったことが大きかったです。楽しみながら走ることができました。 実は、昨日の第1レースから、セッティングを変えて臨みました。山本選手からのインフォメーションがなければ、この結果はなかったと思います。そういった意味でも、チームの努力が最後のレースで実を結んだという気がします。」
GT300優勝 番場 琢(初音ミク グッドスマイルBMW)
gt_jaf_r2_pc_banba「シーズン最後をこういう形で終えることができて嬉しいです。予選は微妙なコンディションのなか、ドライタイヤを選択して失敗してしまいましたが、ストレートスピードで優位に立っていることはわかっていましたから、序盤の混乱を切り抜ければ優勝を狙えると思っていました。谷口選手から、車載のビデオを含めて、今日のための対策を伝授してもらっていたので、それも大きかったと思います。」
スーパーGT優勝チーム記者会見
GT500優勝 大駅俊臣監督(S Road MOLA)
gt_jaf_team_pc_ohike 「シリーズでは参戦初年度でチャンピオンを獲ることができましたので、今年の締めくくりをしようという気持ちでサーキット入りしました。優勝と2位という結果には満足しています。」
GT500優勝 ロニー・クインタレッリ(S Road MOLA)
gt_jaf_team_pc_quintarelli 「シリーズ戦との違いはスタンディングスタートだけだが、昨年も経験があったので特に問題はなかった。柳田選手にもスタートで注意すべきことを伝えた。彼は結果は2位だったが良い走りをしていた。」
GT500優勝 柳田真孝(S Road MOLA)
gt_jaf_team_pc_yanagida 「スタートの仕方をロニーに教えてもらい、自分としてはいい感じでスタートできたと思っていましたが、先行されてしまいました。」
GT300優勝 谷口信輝(初音ミクグッドスマイルBMW)
gt_jaf_team_pc_taniguchi 「今シーズン、僕が感じていることはすべて番場選手に伝えてきました。ドライバーは速くてあたりまえ、強いドライバーになれ。また、信用と信頼を得られるドライバーになれと言い続けてきました。シリーズ戦ではポカを犯すこともありましたが、今日のレースは100点満点。言い続けてきたことが身についたように感じました。」
Text: Shigeru KITAMICHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAFGP富士GT500クラス第2レース決勝 伊沢拓也(RAYBRIG HSV-010)が予選4位から好スタートで優勝!

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 JAFグランプリ・富士スプリントカップの締めくくりとなるGT500クラスの第2レースは、スタートでジャンプアップした伊沢拓也(RAYBRIG HSV-010)が逃げ切って優勝。2位はPPスタートの柳田真孝(S Road MOLA GT-R)、3位には予選14位スタートの金石年弘(KEIHIN HSV-010)が入った。

 陽も傾いてきた午後3時30分にスタートが切られたGT500クラス第2レースは、2列目4番手グリッドの伊沢が好ダッシュ。トップで1コーナーに飛び込むと、柳田を従えて周回を重ねる。

 この2人に続いたのが、下位グリッドからスタートしたたロイック・デュバル(ウイダーHSV-010)、アンドレ・クート(D'STATION KeePer SC430)、本山哲(MOTUL AUTECH GT-R)。この3人を含め、ハーフウェットの予選でタイヤ選択に失敗したドライバーが大いにレースを盛り上げた。

 残念だったのは、トップをも奪う勢いを見せていた本山。9周目には4位にまでポジションアップしたが、スタート直後の1コーナーで接触を犯したとしてドライブスルーペナルティが課せられ、大きく後退してしまった。

 代わってトップ集団に加わったのが、中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SC430)。中嶋も予選を失敗して13位からのスタートだったが、6周目に6位、10周目には本山のペナルティもあって4位にまで上がり、3位クートの追撃態勢に入る。

 10周を過ぎたあたりからレースは膠着状態。トップの伊沢、2位柳田の差は徐々に開き一定間隔を保つようになる。

 終盤の見所となったのがクートと中嶋の3位争い。しかし、両者の勝負は思わぬ結末を迎える。最終ラップ、ダンロップコーナーを並ぶようにして立ち上がった2台は、絡むようにしてスピン。金石、伊藤が漁夫の利を得てポジションアップ。フィニッシュを迎えた。

 スタートから一度もトップを譲ることなくチェッカーを受けた伊沢は「マシンもタイヤも完璧でした。チーム本来の力を発揮することができた」と笑顔でコメント。第1レースに続く連勝を阻まれた柳田の悔しそうな表情とは対照的だった。

Text:Shigeru KITAMICHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA, Motorsports Forum

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAFGP富士GT500クラス第2レース結果

SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011 -RIJ- (2011/11/13) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也BS2235'23.326
246S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝MI222.685
317KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘BS226.702
46ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔BS227.056
51ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
ロイック・デュバルBS228.361
635D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クートBS2211.838
736PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴BS2214.368
839DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
井口 卓人MI2216.696
924ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信YH2222.455
1019WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治YH2225.638
11*23MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲BS2227.758
12*38ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路BS2230.156
1332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍DL2240.322
---- 以上規定周回数(15Laps)完走 ----
-12カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生BS220Laps
-*8ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀BS220Laps
  • Fastest Lap: ロニー・クインタレッリ(S Road MOLA) 1'35.391 (2/22) 172.205km/h
  • CarNo.23,38は、2011SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a(他車への接触)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.8は、2011SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a(他車への接触)違反により、ドライビングスルーペナルティを課すも、リタイアにつき執行保留とする。

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAFGP富士GT300クラス第2レース決勝 番場琢が予選12位から圧倒的なスピードで優勝!

 JAFグランプリ、富士スプリントカップは13日、富士スピードウェイでスーパーGT第2レースGT300クラスの決勝を行い、予選12位から驚異的な追い上げをみせた番場琢(初音ミクグッドスマイルBMW)が優勝した。

gt_jaf_r2_300_start

gt_jaf_r2_4-11

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gt_jaf_r2_banba

gt_jaf_r2_300_podium

 決勝スタートは14時10分から。この時期の富士にしては暖かい気候のなかでフォーメーションラップが始まった。

 スタートを制したのはポールポジションの高木真一(ARTA Garaiya)、2位に予選3位の田中哲也(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 45)がつける。3位には予選6位から岩崎祐貴(ハセプロMAイワサキaprカローラ)が上がってきたが序盤の接触とペナルティで後退。

 4周目の1コーナーでは2位の田中がトップを走る高木に並びかけ、コカコーラーコーナーでアウトからかぶせトップに立つ。

 ここで、後方から猛然と順位を上げてきたのがなんと予選12位スタートの番場琢(初音ミクグッドスマイルBMW)。番場は4周終わりのストレートを5位で立ち上がると前を走る4位影山正美(HANKOOK PORSCHE)、5位山内英輝(PACIFIC NACイカ娘フェラーリ)を圧倒的なスピード差でごぼう抜き。一気に3位まで上がってきた。

 番場の勢いは衰えない。6周目のコカコーラコーナーで高木を、7周目に入ったストレートで田中をやすやすとパス。なんと、レース序盤にして予選12位からトップに立った。

 トップに立った番場は後続を突き放し、中盤からは5秒中盤のタイム差でレースをコントロール。このまま22周を走りきり、前日の谷口信輝に続き優勝を飾った。

 2位に立った田中には後方から徐々に影山が迫ってきた。影山は8周目終わりのストレートで田中に並びかけ、9周目の1コーナーまでに前に出、2位に上がった。

 3位に落ちた田中も再三、影山を脅かすが順位は変わらず、影山が2位、田中が3位でチェッカーを受けた。

 4位には高木が、5位には予選14位から追い上げた山野哲也(R&D SPORT REGACY B4)が、6位には山内が入った。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA, Motorsports Forum

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAFGP富士GT300クラス第2レース決勝結果

SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011 -RIJ- (2011/11/13) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
14初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢YH2238'49.720
233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美HK225.561
311JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也DL226.032
443ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一BS229.911
562R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也YH2210.368
627PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山内 英輝YH2217.688
72エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
加藤 寛規YH2218.254
886JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
青木 孝行YH2230.302
915ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘HK2230.441
1074COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男YH2235.769
1114SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼YH2237.781
1287リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
織戸 学YH2246.602
1341NetMove BOMEX TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一YH2258.925
1426Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士YH211Lap
1531ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
岩崎 祐貴YH193Laps
---- 以上規定周回数(15Laps)完走 ----
-88JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之YH319Laps
-22R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久YH220Laps
-66triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹YH022Laps
  • Fastest Lap: CarNo.4 番場琢(初音ミクグッドスマイルBMW) 1'44.144 (5/22) 157.732
  • CarNo.14,31は、2011SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a(他車への接触)違反により。ドライビングスルーペナルティを課した。

JAF Grand Prix

JAFGPレジェンドカップ決勝 長谷見昌弘が中嶋悟、高橋国光らとの激しいバトルを制し優勝!

往年のドライバーたちが顔を揃えたレジェンドカップ。ホンダCR-Zのレース仕様車を使ったイコールコンディションで、70~90年代に日本のレースシーンを沸かせた伝説の男たちがバトルを見せる、ファンにとっては垂涎のレースだ。

予選のルールも、50歳以上は1歳につき1秒が予選タイムからマイナスされるという年齢ハンデ戦になっている。とはいえ、殆どのドライバーはトップに遜色ない速さを見せ、そこいらのオジサン、おじいさんとはわけが違うことをタイムで証明した。

PPを奪ったのは、高橋国光(71歳)。以下、津々見友彦(69歳)、長谷見昌弘(66歳)、見崎清志(65歳)、星野薫(64歳)、鮒子田寛(65歳)、柳田春人(61歳)と、大ベテランのドライバーがグリッド上位を占めたが、若手(?)も後方グリッドからの追い上げを狙う。

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レース序盤は、見崎、津々見、長谷見の「見」コンビに、国光が加わりトップを争ったが、安定した走りを見せる長谷見が3周目にトップに立つと、後続との差をやや開いていく。 このトップグループに予選10位から追い上げてきた中嶋悟、現役に近い鈴木亜久里、土屋圭市などが絡んでレースを盛り上げる。

土屋は、途中、師と仰ぐ国光をガードするように走行するが、その気持ちが蛇行運転を招き、オフィシャルから「場内清掃」のペナルティが提示される。

最終ラップでは、長谷見に追いついた中嶋が1コーナーでトップを奪うが、ダンロップコーナーから続くセクションで、長谷見が再逆転。中嶋は無理をせず、先輩に道を譲る。国光も中嶋の前に出て、最後は長谷見、国光、中嶋の順でチェッカーを受けた。

フライングスタートをした選手もいたようだが、ペナルティはなし。また、接触、蛇行をした土屋にはシャレともいえる場内清掃のペナルティが課されるなど、観客だけでなく、オフィシャルも大いに楽しんだレースだった。

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Text:Shigeru KITAMICHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA, MS Forum, Y.OHNISHI

Formula Nippon | JAF Grand Prix

FN:JAFGP富士決勝 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがポールトゥウイン!

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快晴の決勝日。早朝から詰め掛けた観客の見守るなか、正午にレースがスタート。

1コーナーを制したのは、PPスタートのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)。予選2位の中嶋一貴(ペトロナス・チーム・トムス)は1コーナーの混乱で順位を1つ落とす。代わって2位に浮上したのは予選3位の石浦宏明(チーム・キグナス・スノコ)。

不運だったのは、予選4位の国本雄資(プロジェクトμ・セルモ・インギング)。スタートでマシントラブルが発生したのか、スピードに乗ることなく、スロー走行をしたままピットに入ってレースを終えた。

2周目以降もトップ、オリベイラは完全にレースをコントロール。トップ3車の間隔は周回を重ねるたびに開き、それぞれが単独走行となる。

唯一バトルのあったのが、伊沢拓也(ドコモ・チーム・ダンディライアン)とアンドレ・ロッテラー(ペトロナス・チーム・トムス)の5位争い。6周過ぎから背後に迫り仕掛け続けたロッテラーが、16周目の1コーナーでようやく伊沢を捕らえて5位に順位を上げた。

シリーズチャンピオンの意地を見せるロッテラーは、その後も攻め続け4位大嶋和也(チーム・ルマン)の背後に迫ったが、オーバーテイクには至らなかった。

トップのオリベイラは、機械のように正確に毎周コンマ2~コンマ4秒ずつ2位石浦に対してマージンを築き、まったく危なげなく22周を走り切り、見事JAFグランプリを制した。

トップスピードとラップタイムをあわせて、グリッドを決定するという変則ルールにより、レースでの順位変動が期待されたが、残念ながら主催者の思惑は外れやや単調なレースとなってしまった。

Text: Shigeru KITAMICHI / Photo: Motorsports Forum

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FN:JAFGP富士決勝結果

FUJI SPRINT CUP -RIJ- (2011/11/13) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
11ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K2232'17.217
28石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K226.447
337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K2218.431
47大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K2220.848
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K2221.256
640伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E2222.911
741塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E2223.812
816山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E2225.807
93アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K2228.195
102平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K2229.276
1110小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E2246.824
1232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E221'15.849
1362嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K221'19.837
1418松田 次生SGC by KCMGTOYOTA RV8K211Lap 
---- 以上規定周回(19 Laps)完走 ----
-33国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K121Laps
-31中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E022Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル) 1'27.632 (4/22) 187.452km/h

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:最終ラップでトップに立つも僅差で2位に終わる

PJ11_0310.JPG プレスインフォメーション 2011年11月12日

レースレポート: JAFグランプリ 富士スプリントカッブ 第1レース

ポルシェ AG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)がカスタマーレーシングチーム向けに製造、販売するFIA GT3規格に準拠したレーシングマシン、ポルシェ911 GT3 Rは11月12日(土)に静岡県の富士スピードウェイにて行われたスーパーGT特別戦 JAFグランプリ「富士スプリントカップ」(11月11日〜13日)のGT300クラス第1レースにおいて見事2位と5位を獲得いたしました。

11月11日(金)午後、気温12度、路面温度13度という冬さながらの寒さに加え小雨も降る悪天候の中、GT300クラス第1レースの予選は行われた。22周、約100kmとその名の通りスプリントレースとして行われるこのJAFグランプリ「富士スプリントカップ」では普段以上にグリッド順位が重要になる。 HANKOOK KTR(ハンコックKTR、 #33、影山正美/藤井誠暢) で第1レースを担当する藤井は、フェラーリ458、BMW Z4と激しいポールポジション争いを繰り広げる。残念ながらこの2台を上回ることは出来なかったが、他のライバルたちを寄せ付けることなく3番グリッドを獲得した。

迎えた土曜日の決勝、藤井の前列、フロントローからスタートするのは今年のGT300ポイントランキングでも自身の上にいた2台のみ。 レース直前までは夏のような日差しが広がっていたが、波乱のレース展開を予告するかのように黒い雲が最終コーナーからストレートを覆う中、全車シグナルがグリーンに変わるのを静かに待つ。

多くのドライバーが馴れないスタンディングスタートに戸惑うなか、藤井はトラクションという911 GT3R最大の武器を生かして1周目の1コーナーでは早くも#11のフェラーリ458をパスし2位にポジションアップ。最終コーナーで#88ランボルギーニ ガヤルドに抜かれ再び3位に戻るが、3周目に入ったストレートで#88のスリップについて1コーナーでオーバーテイクし2位に浮上する。

その後は#88、#11が3位争いでタイムをロスしていく間にギャップを築き、単独で#4 BMWの追撃態勢に入った。 トップとの差は最大で8秒まで開いていたが、藤井は諦めずに911 GT3 Rにムチを入れ続け、17周目には5秒、21周目にはその差を3秒にまで詰める。 最終ラップ、#4のタイヤが限界を迎える中、藤井は13コーナーで#4とテール・トゥ・ノーズ状態に持ち込むと最終コーナーのクロスラインで勝負をかけるべくネッツコーナーでアウトに並ぶ。最終コーナー立ち上がりで狙い通りにトップに立ち大逆転で優勝したかに思えたが、フィニッシュラインわずか手前で抜き返され、0.092秒差の2位でチェッカーを受けた。

PJ11_0311.JPG 「予選から決勝レースの全て1人で走り切り、セッティングも自分で作れるのでドライバーとしては楽しいレースでした。決勝ではプッシュしつづけ、フィニッシュライン手前まで優勝したと確信していましたが、まさかあそこで抜かれるとは思っていませんでした。それでも911 GT3 Rとタイヤの強力なパフォーマンスを存分に発揮できたので、シーズン最後として良い締めくくりになりました」と藤井はレースを振り返りました

富士スプリントカップにエントリーしているもう1台の911 GT3 R、TEAM ART TASTE(チームアートテイスト、 #15、清水康弘/ティム・ベルグマイスター)は、ベルグマイスターが第1レースを担当。ベルグマイスターは10位から決勝をスタートし、7周目までには5位に浮上する。12周目のBコーナーで3位に上がると後続との差を広げる体制に入り、HANKOOK KTRとともにポディウムに立つと思われたが、最終ラップのヘアピンコーナー手前で#11と接触。その間に#43にも抜かれて5位にポジションダウンし、スーパーGTにおけるチーム初の表彰台はならなかった。

HANKOOK KTR で日曜日の第2レースを担当する影山は、雨と濃霧のため金曜日の夕方から土曜日の朝に延期となった予選 でライバルたちがインターメディエイトタイヤで好タイムを記録し続ける中、スリックタイヤを選択。予選終了間際にレコードラインが乾くことにかけて走行を続けるが、残念ながら読みが外れ10番グリッドで日曜の第2レース決勝スタートを迎える。

TEAM ART TASTEの清水も、日曜日の第2レース予選において影山と同様スリックタイヤでのアタックを続けるが、15位で予選を終えて決勝での巻き返しを狙うこととなった。

スーパーGT特別戦JAFグランプリ「富士スプリントカップ」GT300クラス第2レースは同じく静岡県の富士スピードウェイにおいて11月13日(日)に開催される予定です。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:RAYBRIG HSV-010(山本尚貴選手)が8位でフィニッシュ (HONDA)

  • 2011年11月12日(土)・決勝1日目/会場:富士スピードウェイ/天候:晴れのち曇り/気温:16℃(15:00現在)/路面温度:18℃(15:00現在)/コースコンディション:ドライ/観客:2万3000人

gt111112001L.jpg 11月12日(土)、静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイにおいて、JAFグランプリ「富士スプリントカップ」の決勝レース1日目が行われました。

JAFグランプリは、1969年の第1回大会よりJAF(日本自動車連盟)の名を冠する歴史と名誉のあるタイトルです。昨年に初開催された富士スプリントカップは国内最高峰レースのSUPER GTとフォーミュラ・ニッポンを同日開催するイベントで、今回が2回目となります。どちらもシリーズの終了後に開催される特別戦との位置づけですが、およそ20年ぶりに復活したJAFグランプリのタイトルが昨年に続いてかけられることから、大いに関心を集めています。

SUPER GTのGT500クラスならびにGT300クラス、フォーミュラ・ニッポンの計3カテゴリーが開催され、それぞれの優勝者にJAFグランプリのタイトルが贈られるのは昨年と同じですが、競技の形態は一部見直されました。このうちSUPER GTでは、金曜日にフリー走行と公式予選、土曜日に決勝レース1日目、日曜日に決勝レース2日目を行うスケジュールに変わりはないものの、ドライバーは2人1組となり、決勝レース1日目と決勝レース2日目の成績を総合して順位を決めることになりました(昨年は2つのレースを独立した競技と見なし、それぞれの決勝結果に応じて順位を認定、JAFグランプリを授与しました)。

レース距離は100km、シリーズ戦のローリングスタートとは異なり、スタンディングスタートが採用され、決勝レース中のピットストップやドライバー交代は義務づけられないなどの点は昨年と変わりありません。また、全参加ドライバーを出身地別に東西に分け、競技結果などを集計して勝敗を決める「東西対抗戦」も昨年に続いて実施されます。

この富士スプリントカップにHondaは、シリーズ戦と同じ5台のHSV-010 GTを投入。#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)という顔ぶれもシリーズ戦と変わりません。このうち、決勝レース1日目に出走するのは小暮選手、小林選手、塚越選手、中山選手、山本選手の5名。決勝レース2日目にはデュバル選手、武藤選手、金石選手、道上選手、伊沢選手の5名が出走します。

金曜日はあいにくの雨模様となりました。ウエットコンディションのもとで行われた決勝レース1日目の公式予選では、小林選手が7番手、山本選手が8番手、小暮選手が9番手、中山選手が12番手、塚越選手が14番手のタイムを記録しました。その後、雨脚が強まってコンディションが悪化。このため予定されていた決勝レース2日目の公式予選は、土曜日に順延して実施されることになりました。

明けて土曜日は、前日と打って変わって快晴に恵まれました。ただし、決勝レース2日目の公式予選が行われた午前中は、まだ路面が乾ききっておらず、路面のコンディションはセミウエットでした。ここで道上選手は2番手に入る健闘を示したほか、伊沢選手も4番手に食い込みました。さらにデュバル選手は9番手、金石選手は14番手、武藤選手は15番手で続きました。

土曜日の昼過ぎになると上空は雲に覆われたものの、幸い雨が降ることはなく、GT500クラスの決勝レース1日目のスタートが切られる午後3時までには、路面もすっかり乾きました。

スタートでは、#8 ARTA HSV-010が出遅れたのに対し、#1 ウイダー HSV-010は好ダッシュを見せ、6番グリッドからスタートしたライバルの隣に並びました。ところが、このライバルが#1 ウイダー HSV-010に接触。姿勢を乱してコースアウトしかけた#1 ウイダー HSV-010がコースに復帰しようとしたところ、同じマシンともう一度接触を喫した結果、#1 ウイダー HSV-010は右フロント/サスペンションに大きなダメージを負い、ピットまで戻ったところでリタイアを余儀なくされました。一方、#8 ARTA HSV-010もこの混乱に巻き込まれてしまい、最下位近くまで後退することとなります。

こうしたアクシデントの影響を受け、#17 KEIHIN HSV-010は10番手、#100 RAYBRIG HSV-010は11番手、#32 EPSON HSV-010は13番手、#8 ARTA HSV-010は14番手でオープニングラップを終えました。

この後、懸命の追い上げを図る#17 KEIHIN HSV-010は、ライバルの脱落もあり4周目には9番手へ浮上。さらに6周目にはライバルの1台を攻略して6番手へと駒を進めます。同じ周、#100 RAYBRIG HSV-010は8番手、#8 ARTA HSV-010は11番手、#32 EPSON HSV-010は12番手とばん回。レース後半のさらなる追い上げに期待がかかりました。

しかし、気温と路面温度が想定ほど上がらなかったため、タイヤの能力を十分に引き出すことができず、4台のHSV-010 GTはペースが伸び悩んでしまいます。このため、#17 KEIHIN HSV-010は14周目までに10番手へと後退。その後、ドライバーの塚越選手がマシンの異状を訴えたため、17周目にマシンをピットイン。タイヤの消耗が原因と判明したため、これを交換してコースへと送り返しました。これにより#17 KEIHIN HSV-010は最後尾へと後退しました。

#32 EPSON HSV-010もタイヤのコンディションがマッチしなかったため、18周目にピットストップを行ってタイヤ交換を実施。#17 KEIHIN HSV-010に続く13番手でコースに復帰しました。

結局、4台のHSV-010 GTはこのままの順位で22周のレースを走りきり、#100 RAYBRIG HSV-010は8番手、#8 ARTA HSV-010は10番手、#17 KEIHIN HSV-010は12番手、#32 EPSON HSV-010は13番手でチェッカーフラッグを受けました。なお、11番手でフィニッシュしたマシンにペナルティが科せられた結果、#17 KEIHIN HSV-010は順位が1つ繰り上がって11位となりました。

22周で競われる決勝レース2日目は、11月13日(日)の午後3時25分にスタートが切られます。

瀧敬之介 | Honda GT プロジェクトリーダー
「とても悔しい結果に終わりました。昨日の予選では、少し慎重に走り始めたところ、本格的なアタックを開始する前に雨脚が強まり、期待するような成績を残せませんでした。今日も想定より気温が低めで、Hondaにとっては厳しい展開となりました。明日は、もうちょっと温かくなってくれることを期待しています。また、このままではHondaファンのみなさんに申し訳ないので、一部のチームについてはややギャンブルともいえる戦略を選び、面白いレースをご披露するつもりです」
山本尚貴選手(8位 #100 RAYBRIG HSV-010)
「今週初めて走るドライコンディションの中で、いま一つ戦闘力が不足している部分がありました。スタートでは、前方で混乱があったために少し順位を落としてしまいました。その後は前のマシンについていこうと懸命に走りましたが、思いのほかペースが上がりませんでした。このチームにはこれまで2年間お世話になり、今回はその集大成ともいえるレースをお目にかけたいと思っていたので、この結果は残念です。一生懸命働いてくださったチームのスタッフのみなさんには、心からお礼を申し上げます」
Text & Photo: HONDA

Formula Nippon | JAF Grand Prix

FN:伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が5番グリッドを獲得 (HONDA)

  • 2011年11月12日(土)予選/会場:富士スピードウェイ(4.563km)/天候:晴れのち曇り/気温:18℃(10:30現在)/路面温度:28℃(10:30現在)/コースコンディション:セミウエットのちドライ/観客:2万3000人

fn111112001L.jpg  11月12日(土)、静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイにおいて、JAFグランプリ「富士スプリントカップ」の公式予選が行われました。

 JAFグランプリは、1969年の第1回大会よりJAF(日本自動車連盟)の名を冠する歴史と名誉のあるタイトルです。昨年に初開催された富士スプリントカップは国内最高峰レースのSUPER GTとフォーミュラ・ニッポンを同日開催するイベントで、今回が2回目となります。どちらもシリーズの終了後に開催される特別戦との位置づけですが、およそ20年ぶりに復活したJAFグランプリのタイトルが昨年に続いてかけられることから、大いに関心を集めています。

 SUPER GTのGT500クラスならびにGT300クラス、フォーミュラ・ニッポンの計3カテゴリーが開催され、それぞれの優勝者にJAFグランプリのタイトルが贈られるのは昨年と同じですが、競技の形態は一部見直されました。このうちフォーミュラ・ニッポンでは、土曜日と日曜日に1レースずつ決勝を行う2レース制から、日曜日に1レースのみを行う1レース制に改められ、このレースのウイナーにJAFグランプリが贈られます。なお、フリー走行は金曜日、公式予選は土曜日に行われます。

 公式予選ではラップタイムに応じた通常の順位づけのほか、ストレートエンドの最高速度による順位づけも行い、各ドライバーにはそれぞれの順位に応じてポイント(いずれも1位:20点、2位:19点、3位:18点~16位:5点で配分)を付与。合計ポイントが多い順にスターティンググリッドを決めるユニークなルールが採用されました。

 富士スピードウェイではストレートスピードの伸びが勝敗を分ける大きな要因となり、このため通常のサーキットよりもダウンフォースを少なめにして空気抵抗の減少を図りますが、一定レベルを越えてダウンフォースを減らすとコーナリングスピードは低下し、これに伴ってラップタイムも低下します。このため、ある領域ではラップタイムとストレートスピードが相反する関係となるので、ラップタイム優先もしくはストレートスピード優先で挑むか、またはその両方のバランスを追求するかによって、各ドライバーの戦略が分かれてくるものと予想されます。

 レース距離は100km、シリーズ戦と同じスタンディングスタート、決勝レース中のピットストップが義務づけられないなどの点は昨年と変わりありません。また、全参加ドライバーを出身地別に東西に分け、競技結果などを集計して勝敗を決める「東西対抗戦」も、昨年に続いて実施されます。

 この富士スプリントカップに、Hondaドライバーは#10 小林崇志選手(HP REAL RACING)、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の6選手が出場。JAFタイトルの獲得を目指します。

 金曜日はあいにくの雨模様。ウエットコンディションのもとで行われたフリー走行では、塚越選手が2番手、小暮選手が5番手、小林選手が10番手、山本選手が11番手、中嶋選手が12番手、伊沢選手が15番手となりました。

 土曜日に行われた公式予選には全16名のドライバーが出走。この日は朝から快晴に恵まれましたが、午前10時15分にセッションが始まった段階では、まだコースの一部が濡れているセミウエットコンディションでした。1台ずつ出走する公式予選はシリーズポイントランキングを反転させたオーダーで実施。小林選手は4番手、中嶋選手は5番手、山本選手は6番手、伊沢選手は8番手、小暮選手は10番手、塚越選手は13番手でアタックを行いました。

 この結果、伊沢選手が合計29ポイントを獲得して5番グリッドを手に入れたほか、山本選手は27ポイントで10番グリッド、塚越選手は22ポイントで12番グリッド、小暮選手は16ポイントで13番グリッド、中嶋選手は14番グリッド、小林選手は15番グリッドをそれぞれ獲得しました。

 22周で繰り広げられる決勝レースは、13日(日)の正午にスタートします。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
 「Hondaドライバーの多くは、コンディションがあまりよくない早い段階でアタックしたため、苦戦を強いられました。そうした中、8番手の出走ながら5番グリッドを獲得した伊沢選手は健闘したと思います。明日の決勝レースには、追い上げを期して全力で挑みます」
伊沢拓也選手(5番手 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「昨日までドライコンディションで一周も走っていない状況でしたが、思いきって予選を戦うことができました。とくにラップタイムの順位が2番手だったことに満足しています。最高速がポイントとして加味されることは分かっていましたが、あえて最高速は狙うことなく、普段通りのセッティングで予選に臨みました。5番グリッドからのスタートなので、表彰台はもちろん狙っていきますが、今シーズンはまだHondaのドライバーが勝っていないので、明日は優勝を目指して戦います」
Text & Photo: HONDA

Formula Nippon | JAF Grand Prix | SUPER GT

JAFGP FN予選ではJ.P.デ・オリベイラがポールポジション、SUPER GT第1レースで脇阪寿一が3位表彰台 (TOYOTA)

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13番手スタートから追い上げ3位表彰台を獲得した
脇阪寿一(D\'STATION KeePer SC430 35号車)

 「JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011」が11月11日(金)から13日(日)にかけて静岡県の富士スピードウェイで開催されている。

 昨年20年ぶりにその名称が復活した「JAFグランプリ」は、今年も日本最高峰カテゴリーのSUPER GTとフォーミュラ・ニッポンの両レースを実施。

 既に両カテゴリー共に今シーズンの日程は終了し、ポイントはかからないレースではあるが、多額の賞金と「JAFグランプリ」の称号をかけて、通常とは異なったフォーマットで激戦が展開された。

 また、昨年同様にドライバーを出身地で東西に分け、来場者も参加して競われる「東西対抗戦」、昨年人気を集めた、往年の名ドライバーによるワンメイクレース「レジェンドカップ」なども行われる盛りだくさんのイベントとなっている。

 トヨタ/LEXUS勢では、今季のSUPER GTに参戦したGT500クラスのLEXUS LS430 6台、GT300クラスのLEXUS IS350 1台、カローラアクシオ2台の全車がSUPER GTに出場。フォーミュラ・ニッポンには今季トヨタエンジンを搭載して参戦した8チーム10台が出場した。

 今大会では、通常のシリーズ戦とは異なるフォーマットで各レースが開催。SUPER GTは100kmのスプリントレースを2レース行い、2人のドライバーがどちらかのレースに出場。ドライバーの交代はない。また、GT500、GT300のクラス別でレースが行われ、計4レース、全て、通常は行われないスタンディングスタート(グリッド上停止からのスタート)で行われる。

 フォーミュラ・ニッポンは、昨年は2レース行われたが、今年は1レース。しかし、予選はスーパーラップ方式(1台ずつのアタック)で実施され、富士ならではの長いストレートエンドでの最高速でも競い合う。一周一発のタイムと最高速、それぞれの順位毎にポイントが与えられ、その合算でグリッドが決定される。

◆予選◆

 11日(金)はあいにくの雨。SUPER GTの公式練習、フォーミュラ・ニッポンのフリー走行を経て、午後1時50分から、ウェットコンディションでGT300、GT500のクラス毎に第1レースの公式予選が行われた。

 GT300クラスでは今大会、海外のレースに出場するために欠場したアレキサンドレ・インペラトーリに代わってSG CHANGI IS350 14号車を駆ることとなった山野直也がスピンを喫しながらも8番手。ハセプロMA イワサキ aprカローラ 31号車の嵯峨宏紀が9番手。TDPドライバーの国本雄資が第1レースを走るCOROLLA Axio apr GT 74号車は、コースイン直前に駆動系トラブルに見舞われノータイム。最後列15番手グリッドからのスタートとなった。

 GT500クラスでは、序盤好タイムをマークしたTDPドライバーの大嶋和也(ENEOS SUSTINA SC430 6号車)が2番手。後半は雨量が増したためにタイムの更新はなく、大嶋は最前列グリッドを確保。PETRONAS TOM'S SC430 36号車のアンドレ・ロッテラーが6番手につけた。

 その後雨は強さを増し、午後2時55分から予定されていた第2レースの予選は翌日へと延期となった。

 12日(土)は、天候は回復したものの、午前7時50分から行われた第2レースの予選開始時には、路面はまだウェット。先に走行開始されたGT300クラスは各車ウェット用タイヤでのアタックとなった。序盤は74号車の新田守男、31号車の岩崎祐貴らが上位に付けたが、その後ライバル勢にタイムで上回られ、74号車が5番手、31号車が6番手と3列目に並ぶことに。14号車の折目遼はタイムが伸びず、最後尾18番手となった。

 続いて行われたGT500クラスでも、路面は乾かず、各車ウェットタイヤでアタック。LEXUS勢はタイムを伸ばすことができず、立川祐路がドライブした38号車が最上位7番手。TDPドライバー井口卓人の39号車が10番手で、他のLEXUS勢はその後方に続くこととなった。

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翌日決勝レースが行われるフォーミュラ・ニッポンの
ポールポジションを獲得したJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)

 続く午前10時15分、フォーミュラ・ニッポンの予選がスタート。快晴に恵まれたコースはかなり乾き、ライン上はほぼドライで、部分的に濡れている場所が残っている状態。通常フォーミュラ・ニッポンでは行われない、1台ずつのスーパーラップ方式で、今季ランキングの逆順でアタックが開始された。

 今大会欠場のインペラトーリに代わってスポット参戦となる松田次生(SGC by KCMG)が先陣を切ってコースイン。その後3番手にアタックしたアンドレア・カルダレッリ(KONDO RACUNG)が306.036km/hという最高速をマーク。これを、7番手出走の国本(Project μ/cerumo・INGING)が最高速に振ったセッティングを活かし、307.342km/hという速度で上回った。

 その後、タイムは塗り替えられていくものの、最高速では国本がトップをキープ。最終戦までタイトルを争ったランキング上位3台が最後に出走すると、J.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)がトップタイムに加え、最高速でも国本とカルダレッリに次ぐ3番手を記録。続いてコースインしたTDPドライバーの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)も、タイムは7番手ながら、最高速でオリベイラに次ぐ4番手。オリベイラと中嶋一貴が、合計得点で1-2に立った。

 最後にアタックした今季のチャンピオン、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)はタイム、最高速共に伸びずまさかの7番手グリッド。オリベイラがポールポジション、中嶋一貴が2番手で最前列に並び、3番手には、国本と同ポイントながらタイムで上回ったTDPドライバーの石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO)、国本は最高速トップが奏効し、自己最高となる4番手グリッドを獲得。トヨタエンジン搭載車が2列目までを独占した。

◆決勝◆

 決勝第1レースは、フォーミュラ・ニッポン予選の後、ピットウォークを挟んで午後0時45分からGT300クラスがスタート。レース前に急に雲が空を覆い始めたこともあり、路面温度は17度と低く、GT車両にとっては今大会初のドライコンディションで、タイヤ選択に苦しむレースとなった。

 8番手スタートの14号車 山野直也はスタートから順位をキープし、中団グループでのバトルを繰り広げて8位でフィニッシュ。直前のフォーミュラ・ニッポンとの掛け持ちで乗り換えとなった9番手スタートの嵯峨は、1周リタイアに終わった。

 同じくフォーミュラ・ニッポンから乗り換えることとなった国本は、15番手スタートから序盤10位までポジションを上げたが、タイヤの摩耗が厳しく、残り5周でタイヤ交換のためにピットイン。16位でレースを終えた。

 午後3時15分にスタートしたGT500クラスの第1レースは、最前列の6号車大嶋が2番手をキープ、後方では6番手スタートの36号車ロッテラーが好スタートを切ったが、1コーナー進入のバトルの中で順位アップには至らず、6位のまま序盤戦へ。これに10番手スタートから追い上げたTDPドライバー 平手晃平(ZENT CERUMO SC430 38号車)、11番手スタートの片岡龍也(WedsSport ADVAN SC430 19号車)、そして13番手スタートの脇阪寿一(D'STATION KeePer SC430 35号車)が続く形となった。

 しかし7位に浮上した平手は序盤ペースが上げられず、2周目に片岡とのバトルで接触しスピン。14位まで後退。

 2位を行く大嶋もペースが上がらず、3位にポジションを落とした後、追い上げてきたロッテラー、脇阪の追撃を受けることに。9周目にはロッテラー、11周目に脇阪が大嶋をかわし、それぞれ3位、4位に浮上。後半戦はこの2台による表彰台をかけた、手に汗握る激しいバトルが展開された。

 毎周のように脇阪はロッテラーに並びかけるが追い抜くまでには至らず、そのままの順位でフィニッシュするかと思われた。しかし、ファイナルラップのヘアピンで、ついに脇阪がロッテラーのインを挿し、見事逆転。そのまま逃げ切り、13番手スタートから10ポジションを上げた脇阪が、チームに今季初の表彰台をもたらすこととなった。ロッテラーは4位。一旦後退を喫しながらも、後半見事な追い上げを見せた平手が5位。片岡、大嶋が6位、7位、石浦も9位でフィニッシュし、LEXUS SC430は全車がトップ10フィニッシュを果たした。

 明日の13日(日)はフォーミュラ・ニッポンの決勝レースと、SUPER GTは本日走行したドライバーのパートナーがドライブを担当する第2レースが行われ、両レースの獲得ポイントの合計により、栄光のJAFグランプリタイトルが決定される。

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今季初の3位表彰台に上った脇阪寿一
D'STATION KeePer SC430 35号車 ドライバー 脇阪寿一:
「昨日の予選はうまく行かなかったので、今日は、もう行くしかないと思ってレースに臨んだ。クルマは、二人のエンジニアともてぎでテストをして作り上げたもので、現在海外に滞在する高田エンジニアと、寝る間も惜しんでギリギリまでやりとりした。今日はそのクルマの速さを証明したかった。最後に、自分が世界で一番尊敬するドライバーのアンドレ・ロッテラーをパスできたことも、レースの神様が何か与えてくれたと感じている。アンドレをパスする事は容易でない事は承知していた。1コーナーや最終コーナーで並んだりはしたが、あれはパスするつもりは全くなく、ファイナルラップまで待って、いつもブレーキをかけていたヘアピンで彼に仕かけた。これまで苦労をかけたチームスタッフの労に報いることができ、最後のレースではあったが間に合ったと思っている」
Text & Photo: TOYOTA

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JAFGP 各クラス予選・決勝総合記者会見

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SUPER GT第2レースポールポジション記者会見
GT500:柳田真孝(S Road MORA GT-R)
 「昨日のフリー走行は、雨だったので走っても意味がないのでほとんど走りませんでした。今朝の予選は路面の状況を見て、スリックは無理と判断しレイン(タイヤ)でいきました。チームのタイヤ選択が良かったと思います」
GT300:高木真一(ARTA Garaiya)
 「延期された予選では、タイヤ選択に悩みました。最初スリックでコースインしましたが、15分で乾く可能性はないと思い、即座にピットインしてレインに替えました。最終ラップは自分でもいい走りができたと思います。チームとブリヂストンタイヤのおかげです」
Fomula NIPPON ポールポジション記者会見
ジョアロ・パオロ・デ・オリベイラ(チーム・インパル)
 「雨のフリー走行は、予選でコンディションが変わることが明らかだったので、マシンのバランスだけをチェックしました。
 今日の予選は、少しギャンブル的な要素があったと思います。トップスピードとラップタイムのどちらも大切なので、いかに妥協点を見つけるかがポイントでしたが、納得できるセッティングに仕上げることができました。
 マシンの状態はとても良いので、決勝に向けては微調整で臨めると思います」
SUPER GT第1レース決勝記者会見
GT500:ロニー・クインタレッリ(S Road MORA GT-R)
 「昨日の予選は、雨のなかでタイヤチョイスが良かったと思います。マシンセッティングもうまくいきました。
 決勝は、路面のコンディション、路面温度などを見てタイヤを決めました。序盤は非常に良いペースで走ることができたと思います。後半は少しペースが落ちて12号車が迫ってきましたが、後ろとのギャップを測りながらタイヤマネージメントをして耐えました。最後はスパートして振り切ることができました」
GT300:谷口信輝(初音ミク グッドスマイルBMW)
 「昨日の走り始めはライバルたちが速くてちょっとアセりましたが、予選では気合い一発、2番手を奪うことができました。
 決勝はスタートが決まったので、序盤はプッシュして思惑どおりマージンをつくることができました。ただ、柔らか目のタイヤを選んでいたので、終盤はやや辛くなりました。後ろとのタイム差をピットに聞きながら、なんとか逃げ切ろうと思いましたが、最終ラップで前に出られてしまいました。最後には抜き返すことができましたが......まぁ、演出ということにしておいてください(笑) 今年はチャンピオンも獲れたし「運」があると感じてます。
Text: Shigeru KITAMICHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

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SGT:JAFGP富士GT500クラス第1レース ロニー・クインタレッリがポールトゥウイン!

 JAFグランプリ、富士スプリントカップは12日、富士スピードウェイでスーパーGT第1レースGT500クラスの決勝を行い、レース終盤のバトルを制したロニー・クインタレッリ(S Road MOLA GT-R)がポールトゥウインを飾った。

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 GT500クラス第1レースの決勝は15時15分フォーメーションラップがスタート。雲はますます厚くなり気温16度、路面温度18度と相変わらず肌寒い。

 スタートはポールポジションのロニー・クインタレッリ(S Road MOLA GT-R)が好スタート。1コーナーでホールショットを奪う。2位に予選2位の大嶋一也(ENEOS SUSTINA SC430)がつけ、3位に予選4位のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(カルソニックIMPUL GT-R)が上がってきた。

 大嶋はペースが上がらない。4周目の最終コーナーでオリベイラにかわされるとその後もずるずると後退。トップのクインタレッリは序盤から2位以下を徐々に引き離しにかかる。

 しかし、レース中盤からクインタレッリのタイムが落ち始め、背後にはオリベイラが迫ってきた。一時は3秒ほどあったクインタレッリとの差が13周目には1秒6。この2台はバトルをしながらレースは終盤へと入る。

 一方、8周目の最終コーナーで大嶋をかわし3位に上がってきたのがアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SC430)。さらに、その背後に迫ってきたのが予選13位からスタートし11周目の1コーナーで大嶋をかわした脇阪寿一(D'STATION KeePer SC430)だ。

 レース終盤トップ争いと3位争いが白熱してきた。トップ争いではオリベイラがクインタレッリに再三にわたり仕掛けるが、クインタレッリも巧みにこれを退け、ついにチェッカーまで凌ぎきりポールトゥウインで優勝を飾った。

 3位争いはさらに白熱した。ロッテラーと脇阪は18周目の最終テクニカルセクションで併走、さらに19周目の1コーナーからコカコーラコーナーにかけても脇阪がロッテラーに仕掛けるが、ロッテラーも譲らず。この攻防はファイナルラップになっても続き、ついに脇阪がヘアピンでロッテラーをかわし3位をもぎ取った。ロッテラーは4位でレースを終えることとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA, Motorsports Forum

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SGT:JAFGP富士GT500クラス第1レース結果

SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011 -RIJ- (2011/11/12) GT500 Race 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
ロニー・クインタレッリMI2235'18.666
212カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラBS220.541
335D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一BS2213.823
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラーBS2214.117
538ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
平手 晃平BS2224.712
619WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也YH2224.722
76ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也BS2226.410
8100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴BS2229.119
939DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明MI2237.547
108ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
小林 崇志BS2240.224
1117KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大BS221'27.504
12*23MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
ブノワ・トレルイエBS221'44.946
1332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
中山 友貴DL211Lap
---- 以上規定周回数(15Laps)完走 ----
-24ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
ビヨン・ビルドハイムYH517Laps
-1ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史BS121Laps
  • Fastest Lap: CarNo.17 塚越広大(KEIHIN HSV-010) 1'34.696 (20/22) 173.469km/h
  • CarNo.23は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第41条9.(ピットエリアでの危険行為)違反により、競技結果に対して45秒加算のペナルティを課した。

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SGT:JAFGP富士GT300クラス第1レース 谷口信輝が最終ラップでの攻防を制し薄氷の優勝!

 JAFグランプリ、富士スプリントカップは12日、富士スピードウェイでスーパーGT第1レースの決勝を行い、予選2位からスタートした谷口信輝(初音ミクグッドスマイルBMW)がチェッカー直前の接近戦を制し優勝した。

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 レースは12時45分にフォーメーションラップを開始。午前中快晴だった富士も雲が広がり気温16度、路面温度17度と肌寒い気候となってきた。

 スタートはポールポジションの平中克也(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458)が出遅れ、1コーナーでホールショットを奪ったのは谷口信輝(初音ミクグッドスマイルBMW)。平中は藤井誠暢(HANKOOK PORSCHE)にもかわされ3位に落ちる。4位につけた関口雄飛(JLOCランボルギーニ)はコカコーラコーナー手前で平中を、最終コーナー立ち上がりで藤井を捉え、オープニングラップを2位で帰ってきた。

 しかし藤井も負けていない。3周目の1コーナーで関口を捉え2位に上がると、徐々に逃げ始める。

 トップに立った谷口は独走状態。レース中盤には2位の藤井以下を10秒近く離し、このまま優勝かと思われたが終盤に入ってペースが落ち始め、徐々に藤井が近づいてきた。

 そして最終ラップ。ついに藤井が谷口に追いつく。最終コーナーで谷口をかわしトップに躍り出ると、谷口も負けじとテールトゥノーズでストレートを立ち上がってきた。そしてトップスピードに勝る谷口がチェッカー直前で藤井をパス。0.092秒差の僅差で優勝をもぎ取った。

 3位以下は序盤から混戦。関口、佐々木孝太(R&D SPORT LEGACY B4)らがバトルを繰り広げるが関口も徐々に順位を落とし、佐々木もトラブルでピットイン。

 代わって中盤以降3位に上がったのはティム・ベルグマイスター(ART TASTE GT3R)。その後ろが平中。平中と予選13位から前車を次々とパスしてきた松浦孝亮がバトルしながらベルグマイスターを追う展開となる。

 そして最終ラップ。ヘアピンで平中がベルグマイスター仕掛けるがダートに片輪を落とし失速。後ろでこの2台の争いを見ていた松浦が、この隙に一気にこの2台をパスして3位に上がりそのままゴールした。4位には平中が、5位にはベルグマイスターが入った。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

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SGT:JAFGP富士GT300クラス第1レース決勝結果

SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011 -RIJ- (2011/11/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
14初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝YH2238'43.758
233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
藤井 誠暢HK220.092
3*43ARTA Garaiya
ASL Garaiya
松浦 孝亮BS2222.224
4*11JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
平中 克幸DL2224.057
5*15ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
ティム・ベルグマイスターHK2224.416
627PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大YH2231.573
788JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
関口 雄飛YH2231.980
814SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
山野 直也YH2232.219
986JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也YH2244.283
1066triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
星野 一樹YH2245.327
1187リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦YH2246.461
1222R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
城内 政樹YH2251.409
132エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂YH2254.585
1462R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
佐々木 孝太YH221'23.462
1541NetMove BOMEX TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山下 潤一郎YH221'49.120
1674COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
国本 雄資YH211Lap
---- 以上規定周回数(15Laps)完走 ----
-31ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀YH121Laps
-26Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
峰尾 恭輔YH022Laps
  • Fastest Lap: CarNo.4 谷口信輝(初音ミクグッドスマイルBMW) 1'43.338 (3/22) 158.962km/h
  • CarNo.43,11,15は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.4.1f)(黒白旗)接触行為の注意喚起とする。

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FN:JAFGP富士公式予選 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがポールポジション!

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 JAFグランプリ、富士スプリントカップは12日、富士スピードウェイで公式予選を行った。今回は、選手権ポイントの下位から1台づつ出走、トップスピードとラップタイムにそれぞれポイントが与えられ、総合得点で順位を争うこととなった。

 ポールポジションは16台中14番目に出走したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)。トップタイムをマーク、トップスピードも3位とし、2位以下を7点上回る38点を叩き出した。

 2位には総合31点で中嶋一貴(トムス)、3位には30点で石浦宏明(キグナス)が入った。

 決勝レースは明日13日、12時より22周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

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FN:JAFGP富士公式予選結果

FUJI SPRINT CUP -RIJ- (2011/11/12) Qualfying Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEnginePointTimekm/h
11ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K381'25.756(20)305.516(18)
237中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K311'26.471(14)304.654(17)
38石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K301'26.297(16)302.098(14)
433国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K301'27.043(10)307.342(20)
540伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E291'26.105(19)299.335(10)
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K291'26.113(18)300.334(11)
736アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K281'26.319(15)301.423(13)
82平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K281'26.568(13)303.627(15)
93アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K281'27.051( 9)306.470(19)
1016山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E271'26.962(11)304.225(16)
1118松田 次生SGC by KCMGTOYOTA RV8K241'26.936(12)300.584(12)
1241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E221'26.256(17)296.053( 5)
1332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E161'27.152( 8)288.507( 8)
1431中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E161'27.447( 7)299.335( 9)
1510小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E131'27.732( 6)297.931( 7)
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K111'28.451( 5)299.921( 6)
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAFGP第2レース公式予選 GT300は高木真一が、GT500は柳田真孝がポールポジション!

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 JAFグランプリ、富士スプリントカップは12日、富士スピードウェイでスーパーGT第2レースの公式予選を行い、GT300クラスは高木真一(ARTA Garaiya)がGT500クラスは柳田真孝(S Road MOLA GT-R)がポールポジションを獲得した。

 昨日11日、行われる予定だったスーパーGT第2レースの公式予選が荒天で中止になったため、本日12日早朝8時50分より同予選が開催された。

 富士スピードウェイは未明に降った雨も上がり朝から快晴。冠雪した富士山もくっきりと顔を出した。しかし、路面は依然としてウェット。進行とともに路面が乾きつつある中で第2レース予選がGT500、300とも15分間で8時50分よりが行われた。

 まずはGT300クラスが15分間。全車ウェットタイヤを履いてアタックを行う。予選中盤、岩崎祐貴(ハセプロMAイワサキaprカローラ)が1分54秒810でリーダーとなるが、ほどなく加藤寛規(エバンゲリオンRT初号機アップル紫電)が54秒731で逆転。しかし、終盤に高木真一(ARTA Garaiya)が1分52秒836でトップに立つとそのままポールポジションを決めた。

 予選2位には終盤1分52秒895で吉本大樹(triple a Vantage GT2)が入り、同3位には昨年のスプリントカップウィナーの田中哲也(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458)がつけている。

 GT500公式予選は9時5分から15分間。多くのマシンがウェットタイヤを履いてアタックを行う。予選中盤から道上龍(EPSON HSV-010)が2位以下を1秒近くリードする1分43秒061を出しセッションは進行。このままポールを決めるかと思われたが、終了直前に今シーズンのドライバーズチャンピン柳田真孝(S Road MOLA GT-R)が1分43秒017を叩き出し、0秒044という僅差で道上を逆転。ポールポジションをものにした。

 S Road MOLA GT-Rは第1レースでもロニー・クインタレッリがポールを決めており、第1、第2レースとも予選を制した。

 予選2位には道上が、同3位にはチェッカー後にアタックした安田裕信(ADVAN KONDO GT-R)が滑り込んだ。

 スーパーGT第2レースは明日13日、GT300クラスが14時10分から、GT500クラスが15時25分からそれぞれ22周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAFGP第2レース公式予選結果

■GT300クラス

SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011 -RIJ- (2011/11/12) Race 2 Qualifying Weather:Fine Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindkm/h
143高木 真一ARTA Garaiya
ASL Garaiya
BS1'52.836-145.581
266吉本 大樹triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
YH1'52.895 0.059145.505
311田中 哲也JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
DL1'53.187 0.351145.130
42加藤 寛規エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
YH1'53.609 0.773144.591
574新田 守男COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
YH1'54.323 1.487143.688
631岩崎 祐貴ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
YH1'54.362 1.526143.639
787織戸 学リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
YH1'54.971 2.135142.878
827山内 英輝PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
YH1'55.831 2.995141.817
922和田 久R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
YH1'56.838 4.002140.595
1033影山 正美HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
HK1'56.898 4.062140.523
1186青木 孝行JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
YH1'57.033 4.197140.360
124番場 琢初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
YH1'57.324 4.488140.012
---- 以上基準タイム(105%: 1'58.162)予選通過 ----
-26松田 秀士Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
YH1'58.957 6.121138.090
-62山野 哲也R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
YH1'59.699 6.863137.234
-15清水 康弘ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
HK2'01.260 8.424135.468
-88井入 宏之JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
YH2'02.520 9.684134.074
-41山路 慎一NetMove BOMEX TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
YH2'02.89110.055133.670
-14折目 遼SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
YH2'04.83812.002131.585
■GT500クラス

SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011 -RIJ- (2011/11/12) Official Practice 2 Weather:Fine Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindkm/h
146柳田 真孝S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
MI1'43.017-159.457
232道上 龍EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
DL1'43.061 0.044159.389
324安田 裕信ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
YH1'43.259 0.242159.083
4100伊沢 拓也RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
BS1'43.608 0.591158.548
519荒 聖治WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
YH1'43.852 0.835158.175
612松田 次生カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
BS1'43.883 0.866158.128
738立川 祐路ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
BS1'43.948 0.931158.029
823本山 哲MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
BS1'44.098 1.081157.801
91ロイック・デュバルウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
BS1'44.160 1.143157.707
1039井口 卓人DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
MI1'44.281 1.264157.524
116伊藤 大輔ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
BS1'44.605 1.588157.036
1235アンドレ・クートD'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
BS1'44.934 1.917156.544
1336中嶋 一貴PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
BS1'44.972 1.955156.487
1417金石 年弘KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
BS1'44.993 1.976156.456
158武藤 英紀ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
BS1'45.680 2.663155.439
---- 以上基準タイム(105%: 1'48.164)予選通過 ----

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAFGP公式予選 第1レース、GT300は平中克幸がGT500はロニー・クインタレッリがPP! 第2レース予選は荒天のため12日に順延

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 冷たい雨が朝から降りしきり、ウエットコンディションの1日となった。

 気温12度の午前中のフリー走行で#22 R'Qs Vemac 350Rがクラッシュしたため、午後1時50分から開始された第1レース予選には姿を見せず。また#74 COROLLA Axio apr GTも走行を見合わせた。

 300クラスの20分間のセッションは気温13度のコンディション。

 朝のフリー走行でもトップタイムをマークしている#11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458平中克幸が1分55秒652をマーク。この後54秒351、さらに残り5分で54秒255までタイムを更新! チャンピオンの#4 初音ミクグッドスマイルBMWの谷口信輝も1分54秒730とこの時点で2番手につけた。

 残り3分で平中は1分53秒719と自己ベストを更新。谷口も1分53秒857までつめたが及ばず。

 #33 HANKOOK PORSCHEの藤井誠暢が1分54秒403で3番手とした。

   10分間のインターバルで14時20分から500クラスの第1レースの予選が開始される。

 7分後の段階で#6 ENEOS SUSTINA SC430の大嶋和也が1分47秒578のベストラップをマーク。さらにこの2分後、チャンピオンの#46 S Road MOLA GT-Rのロニー・クインタレッリが1分47秒212とこの日のベストタイムを更新。

 14時30分頃から雨足が再び強まり、コースコンディションは悪くなる一方となってしまう。このためセッションの序盤でマークしたタイムを更新することはできず、クインタレッリががPP、大嶋が2番手、3位には#24 ADVAN KONDO GT-Rのビヨン・ビルドハイムが1分47秒750、4位に#12 カルソニックIMPUL GT-Rのオリベイラが1分48秒374、以下#23 MOTUL AUTECH GT-Rのブノア・トレルイエ、#36 PETRONAS TOM'S SC430のアンドレ・ロッテラーという順になった。

 

 第2レースの予選は雨のため、10分間のディレイが2回行われたが天候の回復が見込めないため、明日の朝、7時50より行われることとなった。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAFGP GT500クラス第1レース公式予選結果

SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011 -RIJ- (2011/11/11) Race 1 Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindkm/h
146ロニー・クインタレッリS Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
MI1'47.212-153.218
26大嶋 和也ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
BS1'47.578 0.366152.697
324ビヨン・ビルドハイムADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
YH1'47.750 0.538152.453
412ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラカルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
BS1'48.374 1.162151.575
523ブノワ・トレルイエMOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
BS1'48.633 1.421151.214
636アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
BS1'48.733 1.521151.075
78小林 崇志ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
BS1'48.972 1.760150.743
8100山本 尚貴RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
BS1'49.032 1.820150.660
91小暮 卓史ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
BS1'49.256 2.044150.351
1038平手 晃平ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
BS1'49.283 2.071150.314
1119片岡 龍也WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
YH1'49.371 2.159150.193
1232中山 友貴EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
DL1'50.113 2.901149.181
1335脇阪 寿一D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
BS1'50.283 3.071148.951
1417塚越 広大KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
BS1'50.371 3.159148.833
1539石浦 宏明DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
MI1'51.081 3.869147.881
---- 以上基準タイム(105%: 1'52.889)予選通過 ----

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAFGP GT300クラス第1レース公式予選結果

SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011 -RIJ- (2011/11/11) Race 1 Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindkm/h
111平中 克幸JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
DL1'53.719-144.451
24谷口 信輝初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
YH1'53.857 0.138144.276
333藤井 誠暢HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
HK1'54.403 0.684143.587
462佐々木 孝太R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
YH1'55.099 1.380142.719
527山岸 大PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
YH1'55.338 1.619142.423
626峰尾 恭輔Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
YH1'55.937 2.218141.687
788関口 雄飛JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
YH1'56.612 2.893140.867
814山野 直也SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
YH1'56.634 2.915140.841
931嵯峨 宏紀ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
YH1'56.649 2.930140.822
1086坂本 祐也 JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
YH1'56.783 3.064140.661
1115ティム・ベルグマイスターART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
HK1'57.022 3.303140.374
1266星野 一樹triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
YH1'57.062 3.343140.326
1343松浦 孝亮ARTA Garaiya
ASL Garaiya
BS1'57.461 3.742139.849
142高橋 一穂エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
YH1'58.478 4.759138.649
---- 以上基準タイム(105%: 1'59.692)予選通過 ----
-41山下 潤一郎NetMove BOMEX TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
YH1'59.943 6.224136.955
-87余郷 敦リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
YH2'00.384 6.665136.453
-74国本 雄資COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
YHno time--
-22城内 政樹R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
YHno time--

Formula Nippon | JAF Grand Prix

FN:JAFGP富士フリー走行結果

FUJI SPRINT CUP -RIJ- (2011/11/11) Free Session Weather:Rainy Course:Wet
2011 Formula Nippon JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'40.365--163.67
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'40.4160.0510.051163.59
318松田 次生SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'40.5160.1510.100163.42
41ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'40.6320.2670.116163.24
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.8700.5050.238162.85
63アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'41.0940.7290.224162.49
72平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.4311.0660.337161.95
833国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'41.6051.2400.174161.67
97大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'41.6241.2590.019161.64
1010小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'41.6441.2790.020161.61
1116山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'42.4652.1000.821160.32
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'43.1042.7390.639159.32
1336アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'43.2982.9330.194159.02
1462嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'43.4113.0460.113158.85
1540伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'43.7023.3370.291158.40
1637中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'43.8943.5290.192158.11
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAFGP富士公式練習結果

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Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2011 -RIJ- (2011/11/11) Official Practice Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindkm/h
1500112カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
松田 次生
BS1'48.439-151.484
2500223MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
ブノワ・トレルイエ
本山 哲
BS1'48.486 0.047151.419
350036ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
伊藤 大輔
BS1'50.703 2.264148.386
45004100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
伊沢 拓也
BS1'50.766 2.327148.302
5500539DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI1'51.206 2.767147.715
6500632EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
中山 友貴
道上 龍
DL1'52.027 3.588146.633
75007*35D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS1'52.279 3.840146.303
8500846S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
ロニー・クインタレッリ
柳田 真孝
MI1'52.491 4.052146.028
9500938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
平手 晃平
立川 祐路
BS1'52.547 4.108145.955
105001024ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
ビヨン・ビルドハイム
安田 裕信
YH1'52.580 4.141145.912
115001136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS1'52.857 4.418145.554
125001219WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH1'53.414 4.975144.839
135001317KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS1'53.499 5.060144.731
14500141ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'54.566 6.127143.383
15300111JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
平中 克幸
田中 哲也
DL1'55.583 7.144142.121
16300226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
峰尾 恭輔
松田 秀士
YH1'57.022 8.583140.374
17300327PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH1'57.276 8.837140.070
1830044初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH1'58.026 9.587139.180
19300531ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH1'58.51310.074138.608
20300674COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
国本 雄資
新田 守男
YH1'59.40810.969137.569
21300733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
藤井 誠暢
影山 正美
HK1'59.77211.333137.151
22300888JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
関口 雄飛
井入 宏之
YH2'00.21511.776136.645
23300914SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
山野 直也
折目 遼
YH2'00.96412.525135.799
243001041NetMove BOMEX TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山下 潤一郎
山路 慎一
YH2'01.75313.314134.919
253001166triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
星野 一樹
吉本 大樹
YH2'02.08013.641134.558
263001286JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH2'02.10113.662134.535
273001322R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
城内 政樹
和田 久
YH2'02.12813.689134.505
283001415ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
ティム・ベルグマイスター
清水 康弘
HK2'03.60015.161132.903
29300152エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH2'04.67916.240131.753
303001687リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH2'05.02816.589131.385
313001743ARTA Garaiya
ASL Garaiya
松浦 孝亮
高木 真一
BS2'09.51421.075126.834
323001862R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
佐々木 孝太
山野 哲也
YH2'09.87821.439126.480
33500158ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
小林 崇志
武藤 英紀
BS2'16.66528.226120.198
  • CarNo.35は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第42条3.違反(ピット出口のホワイトラインカット)により、罰金3万円とする。

Formula Nippon

FN:第7戦もてぎ 塚越広大選手がレース1で3位表彰台を獲得、レース2では小暮卓史選手、中嶋大祐選手、塚越広大選手がそれぞれ入賞 (HONDA)

  • 2011年11月6日(日)決勝/会場:ツインリンクもてぎ (4.801km)/天候:予選/晴れ 決勝/雨/気温:18℃(14:30時点)/路面温度:19℃(14:30時点)/決勝レース:レース1 23周(110.432km) レース2 34周(163.247km)/コースコンディション:決勝/ウエット/観客:9000人(主催者発表)

 11月6日(日)、栃木県・ツインリンクもてぎにおいて、2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦の決勝レースが開催されました。

 全7戦で繰り広げられた今シーズンのフォーミュラ・ニッポンは、このもてぎラウンドが最終戦。第5戦鈴鹿ラウンドが台風12号の影響で中止となったため、今シーズンはこれまでに計5戦が開催されましたが、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)はこの全5戦で入賞する安定感を示し、23点を獲得してランキング4位につけています。

 塚越選手とポイントリーダーとのポイント差は第6戦が終わった段階で15ポイント。一方、今シーズンも最終戦は2レース制で開催され、各レースのウイナーには通常のポイントに加えてボーナスポイントの3点が与えられます。さらに、ポールポジションを獲得したドライバーには1ポイントが授与され、最終戦では1レースあたり最大9ポイント、2レースで最大18ポイントが獲得できるため、塚越選手は逆転チャンピオンの可能性を残してこの最終戦を迎えました。

 1997年にオープンしたツインリンクもてぎのロードコースは全長4.801kmの国際規格サーキット。ロードコースのコーナーは右:8、左:6の計14。130RやS字カーブなどの高速コーナーがある一方、1コーナーから4コーナーにかけてはタイトな直角コーナーが続き、追い越しは比較的難しいとされます。それだけに予選結果が重要なサーキットといえます。

 2レース制となる本大会は、土曜日の午前中に1時間のフリー走行を行ったあと、午後2時から54分間にわたりノックアウト方式の公式予選を実施。3段階で行われるこの予選では、全17台が出走する第1セッションの結果に基づいてレース1のスターティンググリッドを決定するほか、上位13台が第2セッションに進出します。第2セッションでトップ8に残ったドライバーが第3セッションに進出し、レース2のスターティンググリッドが確定。上位8名は第3セッション、9~13番グリッドは第2セッション、14~17番グリッドは第1セッションの結果が基になります。

 レース距離は、レース1が110.432km(23周)、レース2は163.247km(34周)となります。このうち、レース1はピットインもタイヤ交換も義務づけられないため、23周を一気に駆け抜けるスプリントレースになることが期待されます。一方、レース2は決勝レース中に1度ピットインを行い、4本のタイヤを交換することが義務づけられますが、スタート時のコースコンディションがウエットとなった場合にはウエット宣言が出されて、ウエットタイヤでの出走が可能となり、この場合はタイヤ交換を義務づける規定は撤廃されることになります。

 Hondaドライバーは、#10 小林崇志選手(HP REAL RACING)、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、塚越選手のレギュラー陣6名に加え、#11 武藤英紀選手(HP REAL RACING)が第4戦もてぎラウンドに続いてスポット参戦し、計7名が最終戦に挑むことになりました。

 爽やかな秋晴れに恵まれた11月5日(土)、9時25分にドライコンディションのもとで始まったフリー走行では、塚越選手が2番手、山本選手が3番手、伊沢選手が4番手、小暮選手が5番手となり、トップ5に3名のHondaドライバーが名を連ねる結果となりました。なお、小林選手は13番手、中嶋選手は15番手、武藤選手は16番手でした。

 午後2時から20分間にわたって行われた、レース1でのスターティンググリッドが決まる公式予選の第1セッションでは塚越選手が2番手と好調をキープ。翌日のレース1にはフロントローから挑むことが決まりました。また、山本選手は7番手、伊沢選手は8番手、小暮選手は9番手、中嶋選手は12番手となり、いずれも第2セッションに出走することが決定しました。なお、武藤選手は15番手、小林選手は17番手となり、残念ながら第2セッション進出はなりませんでした。

 予選第2セッションは午後2時30分から7分間にわたって実施。ここでは塚越選手が3番手となり、小暮選手は4番手、山本選手は8番手で第3セッションに出走する権利を手に入れました。また、伊沢選手は10番手、中嶋選手は13番手となり、それぞれレース2のスターティンググリッドが決まりました。

 午後2時47分から7分間で行われた予選第3セッションでは塚越選手が3番手となり、レース2の2列目アウト側グリッドを獲得。小暮選手は5番手、山本選手は6番手となり、2人ともレース2には3列目グリッドからスタートすることになりました。

fn111106002L.jpg  11月6日(日)は朝からあいにくの雨模様となりました。ただし、レース1のスタートを迎える午前10時15分頃には途切れ途切れの霧雨となり、ウエットコンディションの路面もうっすらと湿っている程度で、ウエットタイヤでスタートすべきか、スリックタイヤを履くか、判断が難しい状況となりました。こうした中、Hondaドライバーでは山本選手1人がウエットタイヤを装着、残る6名はスリックタイヤでレースに挑みました。

 1周のフォーメーションラップに続いてスタートが切られ、7番グリッドからスタートした山本選手は、ウエットタイヤの性能を生かして4番手へと浮上。2番グリッドの塚越選手は5番手で1周目を終えます。さらに伊沢選手は8番手、武藤選手は11番手、小暮選手は12番手、小林選手は15番手、中嶋選手は16番手となってオープニングラップを走りきりました。小暮選手はスタート直後に目の前のドライバーがスピン、このためフロントウイングにダメージを負いましたが、それでも力強いペースで周回を重ねていきます。

 やがて霧雨も止み、路面が乾き始めました。このためウエットタイヤを履く山本選手は次第にペースが伸び悩むようになり、3周目には塚越選手に先行されて5番手となります。その後も路面は乾いていったため、山本選手は8周目にスリックタイヤへの交換を決断、ピットストップを行います。一方、4番手となった塚越選手は、3番手を走るライバルがドライブスルー・ペナルティを科せられたために7周目には3番手となり、表彰台圏内に駒を進めました。

 これと前後して武藤選手はバトル中に他車と接触、フロントウイングを失ってしまいます。この修復作業のため、武藤選手は8周目にピットストップを行いました。

 10周目の段階で塚越選手は3番手、伊沢選手は6番手、小暮選手は8番手、小林選手は11番手、中嶋選手は12番手、山本選手は15番手、武藤選手は16番手となって周回を続けます。

 13周目、小暮選手はバックストレートでライバルをオーバーテイク、7番手となります。一方、中嶋選手と山本選手は後方から追い上げてきたライバルの先行を許し、16周目にはそれぞれ13番手と14番手となりました。

 19周目、4番手のドライバーと激しい攻防を繰り返していた塚越選手は、ライバルの先行をいったんは許したものの、その直後にこのドライバーがコースアウトを喫したため、3番手のポジションを守ることに成功します。しかし、伊沢選手は同じ19周目に電気系のトラブルが発生した影響で、リタイアを余儀なくされました。

 このまま23周のレースは終了し、3位となった塚越選手が今シーズン2度目となる表彰台を獲得。小暮選手は5位入賞を果たし、小林選手は10位、中嶋選手は11位、山本選手は12位でそれぞれチェッカーフラッグを受けました。

 レース2のスタートが予定されていた午後2時30分が近づくと、雨が再び降り始め、しばらくすると小雨に変わりました。やがて路面は次第に濡れていき、全車がウエットタイヤを装着して決勝に臨みました。このためタイヤ交換を義務づける規定は適用されないこととなります。1周のフォーメーションに続いて切られたスタートでは伊沢選手、中嶋選手、武藤選手、小林選手の4選手が好ダッシュを見せ、それぞれ7番手、11番手、14番手、16番手となってオープニングラップを終えます。しかし、塚越選手も好スタートを切ったものの、わずかにタイミングが早すぎたためにジャンプスタートと見なされ、ドライブスルー・ペナルティを科せられてしまいます。

 塚越選手がペナルティを消化した4周目、Hondaドライバーのトップは小暮選手の4番手で、以下、山本選手は5番手、伊沢選手は6番手、中嶋選手は10番手、塚越選手は14番手、武藤選手は15番手、小林選手は17番手となって周回を重ねていきます。また、この頃になると徐々に雨脚が強まり、マシンは次第に激しい水煙を巻き上げるようになりました。

 8周目、5番手争いを繰り広げていた山本選手と伊沢選手がヘアピンで接触、2台そろってコースアウトを喫しました。幸い2台はコースに復帰しましたが、山本選手はマシンにダメージを負っており、そのままピットへと向かいます。その後、審査委員は伊沢選手に接触の責任があると判断。レース後に60秒のタイム加算を行う裁定が下されました。

 間もなく雨は本降りとなり、競技を続行するにはやや危険な状態となります。そこで10周目からはセーフティカーが競技車を先導するセーフティカーランとなりましたが、競技車が整列を行う過程で4台のマシンが関連する多重クラッシュが発生。バックストレート上に大量のパーツが巻き散ったために赤旗が提示され、競技は一時中断となりました。

 コースの清掃が完了したおよそ25分後、セーフティカーに先導される形で再スタートが切られました。小暮選手は引き続き4番手。中嶋選手は7番手、武藤選手は8番手、小林選手は9番手、塚越選手は10番手、伊沢選手は11番手で、これにピットでの作業により修復なった山本選手が13番手で続きます。

 塚越選手と伊沢選手は、21周目までに武藤選手と小林選手を次々と攻略、8番手と9番手に浮上します。また、山本選手はマシンの状態が完調ではなかったため、22周目に再びピットへと向かいました。

 Hondaの各ドライバーはその後も懸命の追い上げを図ろうとしますが、激しい水煙に視界を奪われ、思うようにペースを上げることができません。この結果、小暮選手は4位でフィニッシュ。中嶋選手も7位で完走を果たし、第3戦富士ラウンドに続く今シーズン2度目の入賞を果たしました。塚越選手は8位。伊沢選手は9番手でチェッカーフラッグを受けましたが、60秒のタイム加算により10位となりました。これにともなって武藤選手が9位となり、小林選手は11位完走を果たしました。山本選手はレース終盤にコースへ復帰しましたが、周回数不足のため完走とは認定されませんでした。

 この結果、塚越選手はシリーズポイントランキング4位。さらに小暮選手は7位、伊沢選手は9位、山本選手は11位、中嶋選手は13位でシーズンを戦い終えました。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
 「結果的に今シーズンは1勝も挙げることができず、悔しいの一言に尽きます。どういうコンディションであれ、ライバルチームのペースには追いつけなかったので、この冬の間に我々も研究を行い、エンジンもしっかりバージョンアップして、来シーズンに臨むつもりです」
塚越広大選手(レース1/3位、レース2/8位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「レース1ではいいスタートが切れず、序盤で上位陣に差をつけられてしまったことが影響し、厳しいレースになりました。結果として3位には入りましたが、終始ペースを上げられず、納得できるレース内容ではありませんでした。マシンの状態は悪くなかったので、レース2では優勝できるチャンスはあると思っていましたが、スタートで早く動いてペナルティを受けてしまい、台無しにしてしまいました。何とか巻き返しを図りたかったのですが、ペナルティから戻ってきた直後から雨が強く降り、普通には走れない状況でした。アクシデント後の再スタート以降は、ペースよく走れて序盤で2台抜きましたが、その後が続きませんでした。ポイントランキングも総合4位という結果に終わり、悔しい気持ちでいっぱいです。来週のFUJI SPRINT CUPでは、ライバルにやられっぱなしでは悔しいので、どうにか一矢報いたいと思います」
小暮卓史選手(レース1/5位、レース2/4位 #32 NAKAJIMA RACING)
 「レース1では、スタートでライバルマシンのスピンをよけきれず、フロントウイングを損傷してしまいました。その影響でハンドルのバランスが大きく変わり、マシンコントロールに苦しみました。この状況で5位になれたのはうれしいですが、トラブルがなかったらもう少し上位に食い込めたと思います。レース2は雨が強く、前が全く見えない状況でした。ライバルとバトルするには危険な状況だったので、無理せずに淡々と走ることに徹するレースとなりました。今シーズンは開幕戦の1度しか表彰台に上がれず、本当に悔しいシーズンとなりました」
中嶋大祐選手(レース1/11位、レース2/7位 #31 NAKAJIMA RACING)
 「フォーミュラ・ニッポンに参戦して、ここまでの雨のレースは初めてだったのですが、周りが何も見えず、目隠しされた状態で走っているような気分でした。とても難しいレースでしたが、全神経を集中させてミスしないことを念頭に置いて走りました。無事完走して入賞できたので、いい形で最終戦をしめくくれたと思います。ルーキーシーズンが終わりましたが、マシンやタイヤの生かし方、セッティングのノウハウなど、経験を多く積むことで成長を実感できるシーズンとなりました」
Text & Photo; HONDA
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FCJ:第14戦もてぎ決勝 勝田貴元が3連勝を飾りシリーズチャンピオンの座も獲得!

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第14戦の決勝レースが11月6日(日)11時40分より、ツインリンクもてぎで行われた。

 2011年のFCJもいよいよ最終戦。ここまでのシリーズポイントは#9勝田貴元67pt、#4平川亮66pt、#11石井一也60pt。タイトルの可能性があるのはこの3人に絞られている。

 このレースに先立ち、フォーミュラニッポンの決勝レース1が行われた頃からコースコンディションは回復し、レコードライン上はドライに変わったため、今回は全車スリックのニュータイヤを装着して18周の戦いに臨むことになった。

 ポールポジションは#9勝田。2番手グリッドには#4平川と、まさに一騎打ちの様相だ。ところがスタートでホールショットを奪ったのは3番手スタートの#18清原章太だった。ポールの#9勝田は#4平川を牽制しようとインに進路をとった結果、渇いたアウト側のラインを突き進んだ#18清原がトップに立った格好だ。

 しかしこの#18清原に対してはジャンプスタートのジャッジがなされ、3周目にドライビングスルーペナルティを消化することになる。これによってトップは#9勝田のものとなった。#9勝田は快調に周回を重ね、2位の#4平川との差を徐々に広げていく。

 10周目にはこのレースのファステストラップとなる1'54.037を記録して2位との差を4.262秒とする。最終的にはこの差を9.622秒まで広げて18周を走り切り、今週末だけで4戦中3勝、今季通算5勝目をものにした。

 その結果シリーズポイントでもトータル78ポイントを獲得。見事2011年のFCJチャンピオンを獲得した。2位には#4平川、5番手からスタートした#15仁木圭之が、#17平峰一貴の執拗なアタックを退けて3位に入り、参戦2年目にして念願の初表彰台を獲得した。

優勝:勝田貴元(東京中日スポーツ賞受賞)
 「今週末の4レースをいい形で終われて、その結果シリーズチャンピオンを獲得できました。スポンサーの皆さんやスタッフの皆さん、家族やアドバイザーの皆さん、メカニックさんたちに支えていただいたお陰です。ありがとうございました。今回のレースではスタートで平川選手を意識しすぎてイン側の濡れた路面を走ってしまい、清原選手に前に行かれてしまいました。清原選手にペナルティが出てからは、後ろを気にせずプッシュし続けました。最後までペースが落ちず、安定して走れました」
2位:平川亮
 「スタートは路面の濡れた側で不利な条件でしたが、自分に出来る最大限のスタートをしましたが、アウトから被せられて勝田選手に前に行かれてしまいました。精一杯の走りをして攻めていったんですが、なかなかタイヤのグリップが上がってこず、離されてしまいました。今シーズンはコンスタントにポイントが取れましたが、優勝は1回だけでした。今日も最初のレースでポールポジションをとり、全部のレースで表彰台に上がりましたが、勝つことが出来なかったので、まだちょっと足りないことがあるのだろうと思います」
3位:仁木圭之
 「最高に気持ちよかったです。これまで本当に悔しいレースばっかりで苦しい場面が多かったんですが、今週の4レース、決勝中にミスが多くても最後まで諦めることなくベストラップを出しにいき続けました。その甲斐あってレースを重ねるごとにスターティングポジションが上がっていって、満を持してじゃありませんけど絶対に最後は決めてやるぞという覚悟で走りました。幸いグリッドも外側で乾いていましたし、狙った内圧セットも完璧でした。欲を言えば平川選手にぴったりついていきたかったんですけど、ミスが多く、後ろを防ぐのに精一杯でなんとか表彰台という結果でした。一般枠2年目ということで本当に色んなスポンサーさん方に支援していただいて走っています。本来なら最初から順位を上げて行きたかったんですけど、やっと最後に結果を出せました。ここまで支え続けていただいたスポンサーさんや家族に感謝しています」
シリーズチャンピオン:勝田貴元
 「正直、今は最高な気分で感動しています。FCJ2年目ということで勝負の年だったのですが、開幕戦は勝っていいスタートを切れましたが、その後3位、4位と遠ざかってしまって、中盤戦の富士では表彰台にも上がれない状態になり、すごい苦しい時期もありました。そのときに家族の支えや、関谷さんや影山さん、竹内さん、黒澤さんというアドバイザーの皆さんのお陰で走りを進化させることが出来、メンタル面でもトヨタのメンタル講習というのがあってすごく鍛えられて、本当に中身の濃い一年だったと思います。その中で、最後に優勝してチャンピオンという最高の形で終われました。今年チャンピオン取れて、来年はもっと厳しい世界に入っていくと思います。上に行くほど門も狭く、シートも少なくなる中で、速さだけでなく強さも必要になると思いますので、常に集中力が切れないよう、ギリギリのアタックを続けていけるような強いドライバーになれるように鍛えていきたいと思います。僕はブレーキングでがつがつ行くタイプなので、それを活かしてレベルアップしていきたいです」

Text & Photo: 日本レースプロモーション
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FN:第7戦もてぎ アンドレ・ロッテラーが悲願のチャンピオン獲得! 2レース共にロッテラーと中嶋一貴が1-2フィニッシュ (TOYOTA)

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2011シーズンのドライバーズチャンピオンを 獲得した
アンドレ・ロッテラー

 フォーミュラ・ニッポンのシーズン最終戦となる第7戦が11月5日(土)、6日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。

 この最終戦は、今季唯一の2レース制で実施される。決勝でのポイントは半分となるが、第1レース、第2レース共にポールポジションで1点、勝者は3点のポーナスポイントを獲得できるため、2レース共にポール・トゥ・ウィンの完全勝利を飾れば最大18ポイントを獲得可能。

 最終戦を前にしたタイトル争いでは、ランキングトップのアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)を、今季フォーミュラ・ニッポンにデビューしたTDPドライバーの中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が4点差、昨年のチャンピオンであるJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が13点差で追う。この3人を含めた4人のドライバーがタイトル獲得の可能性を残して最終戦に臨んだ。

◆予選◆

 5日(土)の予選はノックアウト方式ながら、Q1で第1レースのグリッドを決定。Q2、Q3で通常通り第2レースのグリッドを決定するという変則的なシステムで競われ、Q1から激しいタイムアタックが繰り広げられた。

 午後2時から、ドライコンディションながら曇天の下でスタートしたQ1ではロッテラーがトップタイムを叩きだし、自身8年ぶり2度目となるポールポジションを獲得。中嶋一貴は遅い車両に引っかかり3番手。TDPドライバーの大嶋 和也(Team LeMans)が4番手、逆転タイトルを狙うオリベイラは苦しい5番手。6番手にTDPドライバーの石浦 宏明(Team KYGNUS SUNOCO)と続いた。

 以下アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)が10番手、TDPドライバーの国本 雄資(Project μ/cerumo・INGING)と平手 晃平(TEAM IMPUL)が11、13番手。アレキサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)と嵯峨 宏紀(Le Beausset Motorsports)は14、16番手でQ1敗退となり、第1レース、第2レース共にグリッドが確定した。

 Q2ではロッテラーが更にタイムを上げ、コースレコードを更新してトップタイム。ブレーキのトラブルに苦しんだ平手が9番手でQ3進出ならず。カルダレッリと国本も11、12番手で第2レースのグリッドが決定した。

 Q3では、ロッテラーが更にコースレコードを更新。唯一32秒台に入れる驚愕のタイムをマークし、2戦連続のポールポジションを獲得した。中嶋一貴が2番手でこれに続き、第2レースはPETRONAS TEAM TOM'Sが最前列を独占。オリベイラは4番手、石浦が7番手、大嶋が8番手となった。この結果、ロッテラーは2戦のポールポジションボーナスを加え、中嶋一貴との差を6点へと広げた。

◆決勝第1レース◆

 6日(日)第1レースのスタート時には、雨はほとんど降っていないものの、深い雲の下、路面はウェット。雨の予報もあり、各チームタイヤ選択に悩む中、多くの車両が路面は乾いていくと読み、スリックタイヤでスタートに臨んだ。

 午前10時15分、第1レース(23周)がスタート。ポールポジションのロッテラーが好スタートを切り、3番手の中嶋一貴、5番手のオリベイラが順位を上げて2位、3位で続いた。しかし、オリベイラはフォーメーションラップ中にスピンを喫したためにスターティンググリッドに着くときに違反があり、痛恨のドライブスルーペナルティ。大きく順位を落とし、タイトル争いからは事実上脱落してしまった。

 ロッテラーと中嶋一貴の2台は、序盤から後続を大きく引き離し、一騎打ちの様相となった。レースが中盤を過ぎても、1秒前後の差で中嶋一貴はロッテラーを追走。3位以下とは20秒もの大差をつけての首位争いを繰り広げた。

 その後方グループでは、3位の塚越 広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)に大嶋が迫り、激しいバトルを展開。20周目に、複数のコーナーに渡ってのサイド・バイ・サイドでのバトルの末に塚越をパスした大嶋は3位に浮上。しかし、その直後に大嶋はブレーキトラブルに見舞われコースアウト。無念のリタイアとなった。

 中嶋一貴は逆転タイトルを目指し、ファステストラップをマークしながら最後までロッテラーを追ったが、僅かに及ばず、ロッテラーが逃げ切ってトップチェッカー。この結果、ロッテラーは第2レースを待たずして、悲願のシリーズチャンピオンを決定した。

 中嶋一貴は2位。国本が自身最高位となる4位でフィニッシュ。石浦、平手、インペラトーリが6位、7位、8位に入り、ポイントを獲得。オリベイラは9位に終わった。

◆決勝第2レース◆

 昼に再び降雨があり、路面はウェットに。その後一旦雨は止んだが、第2レースがスタートする午後2時半には再び雨が落ち始め、全車がレインタイヤを装着して第2レース(34周)のスタートが切られた。

 ポールポジションのロッテラーは盤石のスタート。2番手の中嶋一貴は、3番手の塚越に並びかけられるが、2位をキープ。1周目から激しい4位争いを展開し、これを制したオリベイラは、前を走る塚越がジャンプスタートの違反で後退したため、3位に浮上した。

 水煙の巻き上がる、視界が悪い中での走行となったが首位を行くロッテラーは独走。2位中嶋一貴、3位オリベイラとの差は周を重ねるごとに開いていった。

 8周目あたりから雨が強さを増し、9周目にセーフティカーが導入。

 このセーフティカーランの間に、ダウンヒルストレートで多重クラッシュが発生。スローダウンしていたカルダレッリの車両に霧で視界を妨げられた国本が突っ込み、平手と嵯峨が巻き込まれた。ドライバーに大きな怪我はなかったが各車両は大破し、レースは車両排除のために20分ほどの赤旗中断となった。

 午後3時15分、セーフティカー先導で11周目から走行再開。13周目終了でセーフティカーが退去し、再スタートが切られた。再スタートでは、ロッテラー、中嶋一貴の2台が好ダッシュを見せる一方で、3位のオリベイラが出遅れ、3位以下との差は大きく開いた。その後は序盤戦同様にロッテラーが独走。中嶋一貴もオリベイラを引き離し、トップ3台はそれぞれ大きく間隔を空けての単独走行を続けた。

 ロッテラーは最後までペースを緩めることなく、2位に10秒という大差を付けて2戦連続のポール・トゥ・ウィン。最終戦もてぎ大会を完全制覇し、初チャンピオン獲得に花を添えた。ロッテラーは今季1戦欠場した以外の、出場した6レース中5勝、2位1回という圧倒的な強さでのチャンピオン獲得となった。

 2位は2戦連続で中嶋一貴。中嶋一貴はフォーミュラ・ニッポン初のシーズンとなった今季、全戦で表彰台に上り、ランキング2位、ルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得した。2人の所属するPETRONAS TEAM TOM'Sは、前戦SUGOで、最終戦を待たずしてチームチャンピオンを決めており、全てのタイトルを獲得した完璧なシーズンを連続1-2フィニッシュで締めくくった。

 3位にはオリベイラが入り、最後はランキングでトップ3を占めたトヨタエンジン搭載車のドライバーが表彰台を独占。今季全レースで勝利を挙げたトヨタエンジンの強さを最終戦でも示すこととなった。

Text & Photo: TOYOTA
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FN:第7戦もてぎ決勝レース2 トップ3のコメント

優勝 アンドレ・ロッテラー(トムス)
「ご覧のように非常に難しいコンディションの中で、視界の良い先頭というアドバンテージはありましたが、レース中は安全を考えて走りましたが、クルマの状態もよく、僕自身はエンジョイできました。今週末は2レースとも勝てましたし」
2位 中嶋一貴(トムス)
「アンドレのようにはエンジョイできるレースではなかったです。思った以上に水の量も多く、難しいレースでした。スタートで前に出られなかったのが一番響きました。そこからは失うものもないので出来る限りプッシュしましたし、集中力を切らさずに最後まで走れたという部分では満足しています。ただアンドレとスピードの差があるので、そこを見直して来年に繋げられたらと思います」
3位 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)
「第1レースでは僕が大きなミスをしてしまって、それについてはチームに謝りたいです。第2レースはトリッキーなコンディションでのレースになりました。クルマも良くなかったし、前についていくのが精一杯でした。先頭とちがって後続のドライバーは水しぶきで視界が遮られるので、いつでもブレーキを踏めるように心がけて走らなければならず、非常な緊張を強いられます。ただ、今週を振り返ると、良かったりよくなかったり様々なことがあり、まるで今シーズンを振り返っているようでした。その中では、トップ2を除けばベストな結果は出せたのかなと思います」
優勝チーム監督 舘信秀(トムス)
「二人のドライバーに心からお礼を言いたいと思います。それから全てのスタッフ、メカニックやエンジニアもよくやってくれたなと。JPが1回勝った以外は全部ウチが勝つなんてのは信じられない話で、ただ今までポールポジションがなかったというのは残念でした。それも今回は2レースともポールを取れて、それも2回とも1-2という素晴らしい成績で、自分自身驚いております」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
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FN:第7戦もてぎ決勝レース2 ロッテラーが2連勝で大荒れのウェットレースを制す

2011年全日本選手権フォーミュラニッポン第7戦の決勝レース2は11月6日午後、ツインリンクもてぎで行われ、#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がレース1に続いてポール・トゥ・ウィンを達成。今季通算5勝目を挙げて2011シーズンを最高の形で締めくくった。
2位にはレース1に続いて#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が入り、3位には#1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が入った。
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:9,000人)

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決勝レース2は午後2時30分スタート。周回数は34で本来ならタイヤ交換義務が特別規則書で定められていたが、スタート進行と同時に降り始めた雨によりウェット宣言が出され、この義務はなくなった。

ホールショットを奪ったのはまたしてもロッテラー。
3番手スタートの#41塚越広大が勢いよく飛び出して中嶋一貴に並びかけるが、一貴はこれを巧みに抑えて2番手でオープニングラップを終える。
塚越に対しては即座にジャンプスタートの裁定が下り、3周終わりでピットへ。これにより#18アレキサンドレ・インペラトーリの後ろ、15番手に後退することとなった。

その後方では、スタートで出遅れたオリベイラがアグレッシブな走りで追い上げを開始、90度コーナーで#32小暮卓史を抜き去ってスターティンググリッドと同じ4番手まで挽回してきた。

レース1では接戦を演じたトップ2台だったが、今回はロッテラーがじわじわと一貴を引き離す展開となった。
ロッテラーは7周目には8.367秒のリートを築き上げ、更に一貴を引き離しにかかる。
ところが9周目、降りしきる雨のために視界が悪化していたこともあって#40伊沢拓也がヘアピンで#16山本尚貴に追突、2台は揃ってグラベルに飛び出し、コース上には大量のパーツが散乱する状況となった。
このため10周目からセーフティーカーが導入されたが、これが結果的に更なるアクシデントを引き起こすこととなった。

セーフティーカーに先導された隊列が11周目のバックストレートにさしかかったところで、この隊列に追いつこうとペースを上げていた#33国本雄資が前を走る#3アンドレア・カルダレッリに気付かず追突、勢い余ってその前の#62嵯峨宏紀に乗り上げ、#2平手晃平の車体後部に激突。
この3台が大破してコース上にストップしたため、14時55分より19分間の赤旗中断となってしまった。

国本には失格とペナルティポイント3点の裁定が下ったうえ、車体の破損状況から来週の富士スプリントカップへの出場も絶望視される状況になってしまった。
カルダレッリ、嵯峨、平手もここでレースを終えることになった。

15時15分、セーフティーカーの先導の元でレースは再開、15周目から追い越しOKとなった。

ロッテラーは再びペースを上げて一貴を引き離しにかかる。レース1では背後を脅かした一貴だったがここでは全く歯が立たず、最後は10秒902の大差をつけられて34週のレースは終了。ロッテラーはルマン24時間出場のために欠席した第2戦オートポリス、J.P.オリベイラの先行を許した第4戦もてぎを除く全てのレースで優勝を飾るという圧倒的な結果で2011シーズンを締めくくった。
2位には中嶋一貴、3位には塚越のペナルティで繰り上がったオリベイラが入った。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
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FN:第7戦もてぎ決勝レース2結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2011/11/06) Race 2 Weather:Rainy Course:Wet
2011 Formula Nippon Round 7 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K341:29'10.870
237中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K3410.902
3*1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K3421.493
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E3450.693
57大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K341'06.866
68石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K341'12.178
731中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E341'16.282
8*41塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E341'22.361
911武藤 英紀HP REAL RACINGHONDA HR10E341'51.262
10*40伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E341'33.767
1110小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E331Lap 
---- 以上規定周回(30 Laps)完走 ----
-18アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K277Laps
-16山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E2410Laps
-2平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1024Laps
-62嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1024Laps
-3アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1024Laps
-*33国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K-失格
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S) 1'48.246 (2/34) 159.68km/h
  • CarNo.41は、2011年全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第28条.1)違反により競技結果に60秒を加算した。
  • CarNo.33は、2011年全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第28条12.2)違反により、失格およびペナルティポイント3点とした。
  • CarNo.1は、2011年全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第27条4.1(スタート手順)違反により訓戒とした。
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FN:第7戦もてぎ決勝レース2結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2011/11/06) Race 2 Weather:Rainy Course:Wet
2011 Formula Nippon Round 7 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind

1 36 アンドレ・ロッテラー PETRONAS TEAM TOM'S TOYOTA RV8K 34 1:29'10.87
2 37 中嶋 一貴 PETRONAS TEAM TOM'S TOYOTA RV8K 34 10.902
3 1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ TEAM IMPUL TOYOTA RV8K 34 21.493
4 32 小暮 卓史 NAKAJIMA RACING HONDA HR10E 34 50.693
5 7 大嶋 和也 Team LeMans TOYOTA RV8K 34 1'06.866
6 8 石浦 宏明 Team KYGNUS SUNOCO TOYOTA RV8K 34 1'12.178
7 31 中嶋 大祐 NAKAJIMA RACING HONDA HR10E 34 1'16.282
8 41 塚越 広大 DoCoMo TEAM DANDELION RACING HONDA HR10E 34 1'22.361
9 40 伊沢 拓也 DoCoMo TEAM DANDELION RACING HONDA HR10E 34 1'33.767
10 11 武藤 英紀 HP REAL RACING HONDA HR10E 34 1'51.262
11 10 小林 崇志 HP REAL RACING HONDA HR10E 33 1Lap
---- 以上規定周回(30 Laps)完走 ----
- 18 アレキサンドレ・インペラトーリ SGC by KCMG TOYOTA RV8K 27 7Laps
- 16 山本 尚貴 TEAM 無限 HONDA HR10E 24 10Laps
- 2 平手 晃平 TEAM IMPUL TOYOTA RV8K 10 24Laps
- 62 嵯峨 宏紀 Le Beauest Motorsports TOYOTA RV8K 10 24Laps
- 3 アンドレア・カルダレッリ KONDO RACING TOYOTA RV8K 10 24Laps
17 33 国本 雄資 Project μ/cerumo・INGING TOYOTA RV8K 10 24Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S) 1'48.246 (2/34)
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FN:第7戦もてぎ決勝レース1 トップ3のコメント

優勝 アンドレ・ロッテラー(トムス)
「すごくいいレースだったと思います。スタートもすごく良かったし、最初の何ラップかはプッシュしたが、その後は自分のペースを掴み、リズムをキープして走ろうと思いました。一貴は僕に追いつこうとずっとハードにプッシュしてきて、特に後半の2つのセクターでは接近してきましたが、それでも僕のコントロール下にはあったので、追い抜かれることはありませんでした。クルマの状態はすごく良くて、レースを楽しんで勝つことが出来ました」
2位 中嶋一貴(トムス)
「3番手からのスタートということで、抜き辛いサーキットですし、スタートで前に出ることを一番の目標にしていたんですが、アンドレにスタートを決められてしまいました。その後は少しでもプッシュして、アンドレがミスをすればすぐに抜けるようにしていたのですが、結局トップには届かなかったので、そこは課題としては残ります。それでも22周ずっと予選を闘ってるような走りを続けられたので清々しい気持ちではあります」
3位 塚越広大(ダンディライアン)
「スタートで後ろになってしまい、チャンスを失ってしまいましたし、その後もペースが上らなかったので厳しいレースだったと思います。最終的に3位になり表彰台に上れたのは良かったのですが、内容的にはペースも上らなかったし、大嶋選手にも抜かれてしまったので、次のレースは内容をよくして、まだ一回も優勝がないので、優勝目指して頑張ります」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
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FN:第7戦もてぎ決勝レース1 ロッテラーがポールトゥウィンで2011王座を獲得!

2011年全日本選手権フォーミュラニッポン第7戦の決勝レース1が11月6日午前、ツインリンクもてぎで行われ、#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がポール・トゥ・ウィンで今季6勝目を挙げて2011年のシリーズチャンピオンを獲得した。
2位にはランキング2位の#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)、3位には#41塚越広大(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)が入った。
(天候:曇り コース:ハーフウェット>ドライ 観客動員数:9,000人)

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前夜から降っていた雨のための路面はハーフウェットの状態。それでも殆どのドライバーがスリックタイヤを選択して23周の戦いに臨んだ。
ただし#16山本尚貴、#3アンドレア・カルダレッリ、#62嵯峨宏紀の3名だけは朝溝タイヤを選択。この判断がどちらに味方するのか注目されるなか、午前10時15分にフォーメーションラップが開始された。

ところが5コーナーで#31中嶋大祐、V字コーナーでは#1J.P.オリベイラが濡れた路面に足を取られてスピンアウト、大祐はそのまま最後尾グリッドに並んだが、オリベイラは間違って自分のグリッドに戻ってしまい、そのままレースはスタートする。

ホールショットを奪ったのはポールシッターのロッテラー。
セカンドグリッドの塚越は出遅れて中嶋一貴が2番手に浮上、3番手はオリベイラで1コーナーを通過していく。塚越は#16山本尚貴に次ぐ5番手まで後退してしまった。
さらにその後方でカルダレッリが#8石浦宏明に追突。揃ってグラベルに飛び出してしまい、大きく後退することに。

2周目には山本が5コーナーでオリベイラのインに飛び込むが、オリベイラは130Rで抜き返して再び3番手。しかしここでオリベイラに対してスタート手順違反の裁定が下り、ドライビングスルーペナルティが課せられた。
しかし山本も乾き始めた路面にペースが上がらず、3周目の90度コーナーで塚越の先行を許す。
更に山本は4周目に#7大嶋和也、#33国本雄資に、5周目には#40伊沢拓也にもなすすべなく抜かれてしまい、堪らず山本は8周目にピットに飛び込みスリックタイヤに履き替えざるを得なくなった。

一方トップ争いは、中嶋一貴がロッテラーの背後にぴったりとつけて周回を重ね、ファステストラップを連発、16周目には0.618秒差にまで迫ってきた。
するとすかさずロッテラーが17周目にファステストラップを更新して突き放しにかかり、20周目には1.5秒差とするが、一貴も22周目にこのレースのファステストラップとなる1'36.384を叩き出してロッテラーを追走、しかし一歩及ばず、ロッテラーが0.656秒差で23周を逃げ切り、このレースの優勝と2011年シリーズタイトルをものにした。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
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FN:第7戦もてぎ決勝レース1結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2011/11/06) Race 1 Weather:Cloudy Course:Wet-Dry
2011 Formula Nippon Round 7 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K2338'40.346
237中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K230.656
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E2329.617
433国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K2341.805
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E2342.512
68石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K2353.122
72平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K2353.573
818アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K2355.810
91ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K231'04.295
1010小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E231'05.391
1131中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E231'06.366
1216山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E221Lap 
1362嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K221Lap 
---- 以上規定周回(20 Laps)完走 ----
-7大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K194Laps
-40伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E194Laps
-11武藤 英紀HP REAL RACINGHONDA HR10E167Laps
-3アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K023Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.37 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S) 1'36.384 (22/23) 179.33 Km/h
  • CarNo.1は、2011年全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則 第27条6. (スタート手順) 違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.32は、2011年全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則 第28条 違反により訓戒および罰金5万円を課した。
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FN:第7戦もてぎ公式予選 予選上位3人のコメント

レース1&レース2ポールポジション アンドレ・ロッテラー(トムス)
fn_r07_q_lotterer 「良い一日でした。全てのセッションがトップでしたし、漸くポールポジションをとれたし、それも2度も獲得して、最高の気分でした。最初の予選では100%出すことが出来なかった。トラフィックに引っかかったし、路面コンディションが変わったのでタイヤの空気圧も変えたし、ターン3でミスをしたのにポールポジションが取れたのはラッキーでした。Q2やQ3については完璧だったと思う。今まで中々ポールが獲れなかったのですが、全てのスタッフがハードワークをやって、全てが噛合えばポールは獲れるのだと判りました」
レース1予選2位、レース2予選3位 塚越広大(ダンディライアン)
fn_r07_q_tsukakoshi 「今日は走り出しから決して良い状況ではなく、前回のレースからのインターバルもあったし、もてぎは地元なのでどうしても勝たなければと思い、色々策を練ってエンジニアさんと準備してきたのですが、そうしたネタをフリー走行で全て投入して、どれが良かったかを検証し、良いと思われるセットでQ1からずっと走ったんですが、Q1からQ3までちょっとずつトップと差をつけられ、Q3ではひとつ順位を落としてしまったのが悔しいです。でも僕らチームとしてはベストを尽くしたし、色々考えてやってもらったのに、もてぎでこの差というのは正直悔しいと思っています」
レース1予選3位、レース2予選2位 中嶋一貴(トムス)
fn_r07_q_nakajima「朝一でJPとアンドレが速い状況で後ろから追いかけていく展開になりました。でもタイヤの状況とか色々あるんで、ニュータイヤを入れるまではと思って色々セットアップをしてきたんですが、トラフィックに引っかかることが多くて難しい午前中と予選でした。それでも、その中で自分のできることはやってきたと思いますし、納得できる走りはある程度で来ました。アンドレが速かったですが、捕まえられるところまでは来ていると思うので、明日のレースは思い切ってやりたいと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
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FN:第7戦もてぎ公式予選 ロッテラーが連続ポールを達成!タイトル獲得に向けて好発進

2011年全日本選手権フォーミュラニッポン第7戦の公式予選が11月5日、ツインリンクもてぎで行われ、#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がコースレコードを連発する快調な走りでレース1、レース2ともにポールポジションを獲得した。

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公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。
今回は2レース制ということで、いつもとは違い、予選Q1の結果がそのままレース1のグリッドに反映されることになっている。
レース2に関しては、従来どおりQ1で14位以下、Q2で9位以下のグリッドを決め、Q3で上位8台のグリッドを争うことになっている。

予選Q1
予選Q1は20分間の走行。コースオープンと同時に各ドライバー一斉にコースに飛び出して1回目のアタックを行った後、ニュータイヤに履き替えて2度目のアタックを行う展開となった。
最初のアタックでトップに立ったのは#36ロッテラーで、タイムは1分33秒698。2番手には#32小暮卓史、3番手に#1J.P.オリベイラがつけて一旦ピットへ。
2度目のアタックは残り時間が7分を切ったところから始まった。最初にコースインしたのは#18アレキサンドレ・インペラトーリ。しかしすぐに#36ロッテラー、#1オリベイラ、#37中嶋一貴らも続く。
ここでロッテラーは1分33秒483を記録。フリー走行に続いてトップで明日午前に行われるレース1のポールポジションをものにした。
2番手には#41塚越広大がつけ、ロッテラーのチームメイトで共にタイトルを争う#37中嶋一貴が3番手につけた。
一方、ここで予選を終えたのは#18インペラトーリ、#11武藤英紀、#62嵯峨宏紀、#10小林崇志の4台。フリー走行では好調にみえた武藤だったが、Q2進出はならなかった。

予選Q2
ここから先はレース2のグリッドを決める戦いとなる。
10分間のインターバルをおいて始まったQ2の7分間では、上位8台がQ3進出を許され、9位から13位までがここで走行を終える。
ここでもロッテラーは速さをみせ、2周のアタックを行って1分33秒010とそれまでの1分33秒167をうわまわるコースレコードを樹立して再びトップに立った。2番手にはチームメイトの中嶋一貴がつけ、トムスが1-2体制でQ3に駒を進めた。
3番手には塚越、4番手には小暮とホンダ勢が続き、ここで#2平手晃平、#40伊沢拓也、#3アンドレア・カルダレッリ、#33国本雄資、#31中嶋大祐がここで予選を終えた。

予選Q3
上位8台を決める最後のセッションもまた7分間で行われた。
Q2でコースレコードを叩き出したロッテラーはここでも圧倒的な速さを見せ、1分32秒989とタイムを更に縮めて連続ポールをものにした。
2番手には中嶋一貴が1分33秒114で続き、塚越が3番手。オリベイラが4番手につけた。

第7戦決勝は明日朝10時15分よりレース1が23周で、レース2は午後2時30分より34周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
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FN:第7戦もてぎ公式予選総合結果(第2レース)

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2011/11/05) Knock Out Total Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 7 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.483R1'33.010R1'32.989
237中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.6311'33.461R1'33.114
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'33.6081'33.4761'33.239
41ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'33.7531'33.5871'33.288
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'34.2611'33.5001'33.380
616山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'33.8711'33.8131'33.421
78石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'33.7781'33.6341'33.513
87大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'33.6511'33.6011'33.578
92平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'34.4831'33.970
1040伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'33.9061'34.299
113アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'34.3301'34.397
1233国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.3341'34.463
1331中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'34.3761'34.695
1418アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'34.506
1511武藤 英紀HP REAL RACINGHONDA HR10E1'34.733
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'35.026
1710小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'35.038
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 'R'マークはコースレコードを更新しました。(従来のコースレコード: 1'33.167)
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FN:第7戦もてぎノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2011/11/05) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 7 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8KR1'32.989--185.88
237中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8KR1'33.1140.1250.125185.63
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'33.2390.2500.125185.38
41ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'33.2880.2990.049185.29
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'33.3800.3910.092185.10
616山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'33.4210.4320.041185.02
78石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'33.5130.5240.092184.84
87大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'33.5780.5890.065184.71
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 'R'マークはコースレコードを更新しました。(従来のコースレコード: 1'33.167)
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Formula Nippon

FN:第7戦もてぎノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2011/11/05) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 7 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8KR1'33.010--185.84
237中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.4610.4510.451184.94
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'33.4760.4660.015184.91
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'33.5000.4900.024184.87
51ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'33.5870.5770.087184.69
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'33.6010.5910.014184.67
78石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'33.6340.6240.033184.60
816山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'33.8130.8030.179184.25
---- 以上Q3進出 ----
92平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'33.9700.9600.157183.94
1040伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'34.2991.2890.329183.30
113アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'34.3971.3870.098183.11
1233国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.4631.4530.066182.98
1331中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'34.6951.6850.232182.53
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 'R'マークはコースレコードを更新しました。(従来のコースレコード: 1'33.167)
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FN:第7戦もてぎノックアウト予選Q1結果(第1レース)

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2011/11/05) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 7 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.483--184.90
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'33.6080.1250.125184.65
337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.6310.1480.023184.61
47大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'33.6510.1680.020184.57
51ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'33.7530.2700.102184.37
68石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'33.7780.2950.025184.32
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'33.8710.3880.093184.14
840伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'33.9060.4230.035184.07
932小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'34.2610.7780.355183.37
103アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'34.3300.8470.069183.24
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.3340.8510.004183.23
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'34.3760.8930.042183.15
132平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'34.4831.0000.107182.94
---- 以上Q2進出 ----
1418アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'34.5061.0230.023182.90
1511武藤 英紀HP REAL RACINGHONDA HR10E1'34.7331.2500.227182.46
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'35.0261.5430.293181.90
1710小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'35.0381.5550.012181.87
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'40.0276.5444.989172.80
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'33.167
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Formula Nippon

FN:第7戦もてぎフリー走行 トップタイムはロッテラー

全日本選手権フォーミュラニッポン第7戦のフリー走行が11月5日、ツインリンクもてぎで行われ、#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が1分33秒340でトップ。2番手には#41塚越広大(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)がつけた。

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2011年のフォーミュラニッポンもいよいよ最終戦。
昨年に続いて2レース制が導入され、タイトルの行方もまだまだ予測がつかない状況だ。また、8月の第4戦に続いて今回も武藤英紀がHPリアルの11号車を駆ってスポット参戦と、見どころの多い最終戦となりそうだ。
公式予選日を迎えたツインリンクもてぎは朝から快晴。絶好のコンディションの下、フリー走行は午前9時25分より60分間で行われた。

ポイントランキングでトップに立っている#36ロッテラー、同2位の#37中嶋一貴のトムス勢が開始早々から好タイムを連発、ディフェンディングチャンピオンの#1J.P.オリベイラもロッテラーに継ぐタイムを記録してトヨタエンジン勢がここでも好調ぶりをみせる。

一方のホンダ勢も#11武藤がセッション序盤に5番手前後のタイムをマークするなど快調な滑り出しをみせ、レギュラードライバーたちも#41塚越広大が終盤に入って2番手タイムを記録してきたほか、#16山本尚貴が3番手、#40伊沢拓也が4番手、#32小暮卓史が5番手と上位に名を連ね、午後の予選に向けて快調な仕上がりぶりを見せた。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
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その他

Special:富士スピードウェイで開催されたJAPAN LOTUS DAYでClassic Team Lotusの3台のF1が集結しました!

Type78,88B,97T.jpg 2011年10月31日 Classic Team Lotus Japan

クライブ・チャップマン率いるClassic Team Lotus(以下CTL)の日本正規代理店であるプラネックスコミュニケーションズ株式会社は、10月29日に富士スピードウェイで開催されたJAPAN LOTUS DAY 2011に出場&出展。幻のツインシャシーF1、タイプ88Bのデモランをはじめ、タイプ78、タイプ97Tと3台のF1を展示。またオフィシャルショップも開設し、多くのお客様にご来場いただきました。

午後から行われたヒストリックF1デモランでは、CTL Japan代表の久保田克昭が88Bをドライブ。ヨーロッパで開催されているヒストリックF1によるFIA公認レース、FIA Historic Formula Oneに出場している久保田は1分42秒台で周回し、会場に詰めかけた多くの皆さんの注目を集めました。

この後、Classic Team Lotus Japanは11月13日に横浜 大さん橋ホールで開催されるホビーフォーラムに出展。12月4日に東京 お台場のMEGA WEBで開催されるMEGA WEBフェスタでは、88Bのデモランも行う予定です。

Type78.jpg 今回のレポートを含めたCTL Japanの活動は公式HP(http://www.classicteamlotus.jp/)でもご報告してまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

Classic Team Lotus 国内正規代理店 プラネックスコミュニケーションズ株式会社

D1 GRAND PRIX

D1:第8戦富士 今村陽一が単走、追走を制し、3年連続、通算4度目のシリーズチャンピオン! (D1 Corp.)

 D1GPシリーズ第8戦(最終戦)が、10月22日(土)、23日(日)富士スピーウェイ(静岡県駿東郡小山町)に2 日間で合計のべ10,018人の観客を集めて開催され、今村陽一(山梨県出身、35歳、SGC.BOSS.with DUNLOP)は、10月23日(日)の午前中に行われた単走ファイナルを6 位入賞。午後に行われた追走トーナメントを順調に勝ち進み、末永正雄(M7RE 雨宮SGC with TOYO TIRE)との優勝決定戦を制し、第1戦お台場優勝に続く今季2勝目の総合優勝を果たすとともに、シリーズチャンピオン争いでもトップの斎藤太吾(プレミアムジャパンwithダイゴ)を逆転。3年連続通算4度目(2003、2009、2010、2011)のシリーズチャンピオンを獲得した。

【10 月22 日(土)天候:雨のち曇り 路面:ウェット→セミウェット】
■予選

 予選に出走したのは26台。その中から12名の選手が予選通過をかけて争う。

 殆ど一日中雨が降り続き、競技はウェット路面で行われた。ドライコンディションのようにアクセルを踏んでドリフトを安定させることができないため、姿勢が乱れやすく、コントロールに苦しむ選手が続出した。その中でトップ通過を果たしたのは、滑りやすい路面で車重の軽いトヨタ・スターレットを巧みに操った岩井照宜(TEAM ACTION&H.D.O)。ウェット路面でマシンの軽さをフルに生かした走りだった。

【10 月23 日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走ファイナル

 土曜日の予選を通過した12 台に、シードと予選免除の各8 台を加え、28 台が単走ファイナル(単走2本)を戦う。

 前日からの雨が朝方にはあがり、路面が次第に乾いてくる中での単走ファイナルとなった。後半になるほどグリップが増してきたこともあって、後から出走するランキング上位の選手ほどスピードがあげられる状況だった。

 シリーズランキングトップの斎藤太吾は最後に出走。抜群の300R の通過スピードに加え、群を抜くアクセル全開度。そのままのハイスピードでヘアピンに飛び込み、アウトいっぱいにふくらみながらコーナーを曲がり切り単走優勝を決めた。また、斎藤太吾とシリーズチャンピオンを争う今村陽一は6位に終わり、斎藤太吾にとってシリーズチャンピオン獲得に向けて有利な展開となった。

【斎藤太吾選手コメント】
 「シリーズタイトルがかかっていることもあって、まず単走で上位が狙いたかった。優勝できてすごくうれしいです。追走もこの勢いでダブル優勝狙っていきます」
■追走トーナメント
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決勝追走 末永正雄選手(写真左)vs今村陽一選手(写真右)

 単走ファイナルの結果を受けて追走トーナメントの対戦相手が決まるが、シリーズチャンピオン獲得を争う斎藤太吾と今村陽一は、トーナメントブロックが別になり、勝ち進んだとしても直接対決は最終戦まで望めず、ここまでのポイント差で優位に立つ斎藤太吾がより有利な状況で追走トーナメントが始まった。

 追走1st. Stage は、単走ファイナル上位24 台が、8 台の追走2nd.ステージ進出枠を賭けて戦う。結果はランキング上位の選手が順当に勝ち進んだ。

 続いて行われた追走2nd. Stage(ベスト16)は、シード選手8 台と、追走1st.ステージを通過した8 台の合計16 台が、ベスト8の座を賭けて戦う。最初の対決は注目の斎藤太吾vs末永正雄。1 本目は五分としたものの、2 本目に大波乱が起きた。後追いの斎藤太吾がミスで先行の末永正雄に接触しスピン。ノーポイントでトーナメントから離脱。この結果斎藤太吾は自力でシリーズチャンピオンを獲得する可能性を失った。

 一方今村陽一は、追走2nd. Stage(ベスト16)で時田正義(Goodyear Racing ZERO CROWN)、続くベスト8では川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)、ベスト4では高橋邦明(GOODYEAR Racing with kunny's)を再戦の末破り、同時にシリーズ獲得ポイントで斎藤太吾を上回り通算4度目、3 年連続シリーズチャンピオン獲得を決定。

 さらに決勝で対戦した末永正雄を倒し、今季2勝目の総合優勝を飾った。

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2011年シリーズチャンピオンを飾った今村陽一選手
今村陽一選手コメント
「今までのシーズンと違って非常に苦労しました。最終的にはシリーズチャンピオンが取れましたがとてもハードな1 年だったと思います。ファンのみなさん、スポンサー、チームに感謝しています。来年もぜひ応援をお願いします。」
株式会社D1 コーポレーション PRESS INFORMATION
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PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

Porsch Cup:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011 第11戦 (茂木) 決勝

MJ11_0262.jpg プレスインフォメーション 2011年10月23日

茂木. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第11戦 (最終戦) 決勝レースを、2011年10月23日(日) ツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催いたしました。

天候:曇り 路面:ドライ 気温:24℃ 路面温度:26℃(スタート時)

10月23日、Porsche Carrera Cup Japan(PCCJ)最終戦の地となったのは、短い直線とタイトなコーナーで構成されたツインリンクもてぎ。マシンもタイヤもワンメイク、イコールコンディションで戦うPCCJではドライバーの技量が勝負の決め手となるが、それが顕著に現れるサーキットのひとつだ。各コーナーで熾烈なバトル、駆け引きが展開されるのは想像に難くない。

もてぎチャンピオンカップレースの1イベントとして組まれたPCCJ決勝レースの開始時間は14時35分。午前中の予選に引き続き天気は曇り空となったが、路面は完全ドライに。予選時のハーフウェットという状況のままではレコードライン上からのスタートとなるアウト側、奇数グリッドが有利になると思われたが、こちらにおいてもイコールコンディションでスタートできるようになった。

シリーズ2位をかけ、今大会の目玉対決となる♯47 藤田明(予選2番手)、♯5 高見澤一吉(予選3番手)の一騎打ちは、完全な技量勝負となったわけだ。 MJ11_0261.jpg シグナルがオールレッドからブラックアウトし、12周の決勝レースがスタート。抜群のスタートダッシュを見せたのは2番手グリッドの♯47 藤田と4番手グリッドの♯18 大久保仁というイン側スタートの2台。「スタートは良くなかった」というポールポジションの♯14 安岡秀徒。それでも、好スタートを切った♯47 藤田を抑え、1コーナーをトップのまま駆け抜ける。「さすが百戦錬磨の安岡選手。ちゃんとイン側に僕が入れるスペースを残しながら、しっかりとトラクションをかけていた」と♯47 藤田。 一方、その♯47 藤田とシリーズ2位を争う♯5 高見澤は、1コーナーの進入で♯18 大久保に先行を許してしまう。「悪くはないスタートだった。もう少し早くミラーを見て、大久保選手がインに入り込んでくるのを確認していれば...。内側にハナを入れられた時点で、もう無理はしなかった」そう語る♯5 高見澤は、90度コーナーで♯22 Michael Greenにもパスされ5番手に後退。オープニングラップでシリーズ2位争いは早くも決着してしまう。

先頭グループがクリーンなスタートでバトルを展開するなか、中段以降では波乱もあった。まず1コーナーでは9番手グリッドの♯16 横幕ゆぅがオフエリアに押し出されて最後尾になってしまう。そして、3コーナーでは10番手の♯6 ARTE ROSSIに11番手の♯44 Tokuichiが接触。コースオフした♯6 ARTE ROSSIはなんとかコースに復帰するも、ピットインを余儀なくされて後退。ジェントルマンクラスのシリーズ6位である♯17 飯田太陽との差はわずかに2ポイントであり、その♯17 飯田よりも前のグリッドからスタートしていただけに、悔しい結果となってしまった。

レースは1分58秒台を連発する♯14 安岡、2分00秒台でそれを追う♯47 藤田が単独走行となるなか、♯18 大久保を先頭に7台が数珠つなぎになり、3位争いが激化。この7台は2分01秒台でのバトルを繰り広げる。さらに、後方からは一度最後尾まで落ちた♯16 横幕が追い上げる展開に。その♯16 横幕は予選でQ2進出を逃してしまったが、それゆえに決勝ではフレッシュタイヤを投入できた。その利を活かして6周目に7位へ浮上すると、9周目には♯15 神取彦一郎を抜き去り総合6位、ジェントルマンクラスのトップに立つ。その勢いは衰えず3位争いに加わるが、「毎周、予選同様の全開アタックで猛プッシュしました。でも、神取選手とのバトルでタイヤを使い切ってしまい、それ以上は厳しかったですね」という♯16 横幕。この結果により♯16 横幕のディレクションレーシングはチームタイトルでトップのチームサムライに2ポイント差に迫るが、一歩及ばず。しかし、最終戦の殊勲賞は間違いなく♯16 横幕であったろう。

MJ11_0260.jpg 優勝は♯14 安岡、2位は♯47 藤田、3位は♯18 大久保。レース後、「最終戦でやっと今季初の表彰台に立てて嬉しい」と♯18 大久保。♯47 藤田は「今週末は計画した通りに事を運べた。だから、今シーズンで一番楽しかった。」と語る。全戦でポール・トゥ・ウインという快挙を果たした♯14 安岡は「全勝できてホッとしています。達成感というより、安堵感が強いですね」。傍から見れば圧勝だった。しかし、勝ち続けるがゆえに、重圧は大きかったのだろう。表彰式では参加ドライバーに向け、「みなさんのおかげで全戦優勝できました」というジョークも飛び出し、緊張から解放されたことが伺えた。その言葉に対し、エントラントから笑い声があがる。レースは真剣勝負。終われば皆が仲間。それを感じさせるシーンで、2011シーズンのPCCJは幕を閉じた。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

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スーパー耐久

S耐:第4戦鈴鹿決勝 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田真孝/ドミニク・アン/谷口信輝組)が開幕からクラス4連勝!

 スーパー耐久第4戦「SUPER TAIKYU SUZUKA 300km」は23日、鈴鹿サーキットで300km(52ラップ)の決勝レースを行い、ST-1クラスのPETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田真孝/ドミニク・アン/谷口信輝組)が総合優勝を果たした。ST-2クラスはエンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)が、ST-3クラスは岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z(長島正明/田中モジョル/田中哲也組)が、ST-4クラスはTRACY SPORTS S2000(金子昌広/松井猛敏/藤村政樹組)が、ST-5クラスはBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)がそれぞれ優勝した。

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 スーパー耐久第4戦はWTCCのサポートレースのため10時ちょうどにローリングラップがスタート。路面も乾き蒸し暑い中での決勝レースを迎えた。

 トップで1コーナーに飛び込んだのはポールシッターの28号車PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(片岡龍也/ファリーク・ハイルマン/フェイ・ホーン・オオイ組)の片岡。2位には僚友の1号車PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田真孝/ドミニク・アン/谷口信輝組)柳田がつける。この2台は1~3秒ほどの間隔を保ちながら、3位以下とは異次元のスピードで後続を引き離していく。

 しかし、18周終わりに28号車BMWが片岡からハイルマンに、19周終わりで1号車BMWが柳田からアンにドライバーをチェンジするとピット作業の差でこの2台の順位は逆転、1号車BMWのアンがトップに立った。

 1号車BMWは早くも29周目に2回目のピットストップを行い、ドライバーをアンから谷口にチェンジ。ハイルマンのスティントを引っ張った28号車BMWは37周目に再び片岡がドライブ。片岡は2位でピットアウトするが、トップを走る谷口との差は10秒ほど。

 ここから片岡はトップの谷口より1秒ほど速いラップタイムを刻み谷口に迫る。そして49周目には1秒3、ファイナルラップに入る51周目にはついに0秒5まで詰めた。そして最終シケインで片岡は谷口にしかけるが、かなわず、結局0秒222の鼻差で谷口が逃げ切り開幕からのクラス連勝を4と伸ばした。

 ST-2クラスは序盤、新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX(冨桝朋広/菊地靖組)の菊地がレースをリード。2位にはRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/松本武士組)の阪口がつける。

 しかし、オープニングラップでシケインのクラッシュがあったため、セーフティカーが4周終わりまではいる。その間にピットインしたエンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)がドライバーを峰尾から高木にチェンジ。追い上げを始める。

 コルトスピードは高木から再び峰尾にドライバーチェンジすると順位を2位まで上げてきた。そして、39周終わりでオガワランサーがトラブルでピットインすると、ついにトップに立ちそのまま優勝を果たした。

 ST-3クラスはassetテクノZ33(NAKACHIN/浜野彰彦/塙翔組)の浜野が序盤をリード。やはり、SCカーラン中に早めのピットストップを行った岡部自動車マイロード協新計測RX-7(杉林健一/小松一臣/増田芳信組)、岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z(長島正明/田中モジョル/田中哲也組)が後方から追い上げる展開に。

 最終ドライバーを任されたZの田中哲也は45周目のスプーンでトップに立っていたRX-7の小松をパス。まま逃げ切りクラス優勝を飾った。

 ST-4クラスは、終盤TRACY SPORTS S2000(金子昌広/松井猛敏/藤村政樹組)がトップに立つが、なんとペナルティストップとドライビングスルーペナルティと2度のペナルティを受けながらも追い上げてきたホンダカーズ東京 G/Mインテグラ(塩谷烈州/太田侑弥組)と最終ラップでデッドヒート。シケイン立ち上がりでインテグラがS2000に並び、接触しながらゴールラインを通過するが、なんと0秒044差でS2000が逃げ切った。

 ST-4は序盤、BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)がレースをリード。中盤にエンドレス・アドバン・トラストヴィッツ(駒木孝有/添田正/井尻薫組)に逆転されるがフィットの最終スティントを任された前山が、前をゆくヴィッツを抜き去り、クラストップでゴールした。

 次戦はツインリンクもてぎに舞台を移し第5戦が11月16日にオーバルで、第6戦は翌日17日にロードコースで開催される。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
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スーパー耐久

S耐:第4戦鈴鹿決勝結果

FIA WTCC -RIJ- (2011/10/23) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverLapTotal_Time
Behind
1ST-111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝
ドミニク・アン
谷口 信輝
522:03'25.876
2ST-1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
フェイ・ホーン・オオイ
520.228
3ST-1311KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸
GAMISAN
川口 正敬
522'22.828
4ST-149Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
堀主知ロバート
佐藤 茂
岡本 武之
511Lap
5ST-213エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
村田 信博
511Lap
6ST-2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
松本 武士
502Laps
7ST-3115岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
田中 哲也
502Laps
8ST-3234asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
502Laps
9ST-3314岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
杉林 健一
小松 一臣
増田 芳信
502Laps
10ST-3435asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
塙 翔
493Laps
11ST-357岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
安宅 徳光
493Laps
12ST-36339GPO+KOTA RACING NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
橋本 達也
493Laps
13ST-2326エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
安田 祐介
493Laps
14ST-242Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎
朝倉 宏志
細川 健治
493Laps
15ST-3751DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
影山 正彦
伊橋 勲
石原 将光
484Laps
16ST-256新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
484Laps
17ST-4141TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
松井 猛敏
藤村 政樹
484Laps
18ST-42*62ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
484Laps
19ST-4338TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
吉田 靖之
兼村 博文
484Laps
20ST-44333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
藤田 弘幸
475Laps
21ST-2630森永チルミルB LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
堀田 誠
佐藤 敦
原 鉄也
475Laps
22ST-4512無限CIVIC 赤帽 D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
久保 宣夫
苅谷 伊
475Laps
23ST-4658RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小幡 弘
久保 隆
成澤 正人
475Laps
24ST-3839TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
佐藤 晋也
457Laps
25ST-5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一
前山 亘
鍋家 武
448Laps
26ST-5236エンドレス・アドバン・トラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
井尻 薫
448Laps
---- 以上規定周回数(ST-1:35 ST-2:35 ST-3:35 ST-4:33 ST-5:30)完走 ----
-ST-4-*60RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
山田 隆行
杉浦 真志
466Laps
-ST-4-73mountain.ERG.ADVAN.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
鈴木 陽
井ノ口 智大
下山 和寿
3715Laps
-ST-4-18コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
笠原 智行
森 政行
2626Laps
-ST-4-96大阪日本橋 萌車 音々ちゃんS2000
HONDA S2000
Takamori博士
水越 真一
井上 恵一
2329Laps
-ST-5-55吉田GAMES N京都 ヴィッツ
TOYOTA Vitz
山口 コーイチ
樺田 祐司
まさやん
2230Laps
-ST-2-505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
151Laps
  • Fastest Lap: CarNo.28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE 2'12.972 (5/52) 157.22km/h
  • CarNo.62は、鈴鹿サーキット一般競技規則第25条~1)(危険なドライブ行為)により、ペナルティストップ10秒を課した。
  • CarNo.62は、スーパー耐久シリーズ2011シリーズ規則第15条(7)違反(タイヤ交換時の作業人数)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.60は、スーパー耐久シリーズ2011シリーズ規則第15条(10)違反(燃料補給中の作業)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
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