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2014年10月

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第6戦鈴鹿公式予選 河野駿佑がポールポジション

 鈴鹿クラブマンレース、スーパーFJ第6戦は19日、鈴鹿サーキット西コース(1周・3.475km)で公式予選を行い、河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)が1分22秒012(平均速度・152.539km)でポールポジションを獲得した。

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 鈴鹿クラブマンレースも残すところあと2戦。ワンデーレースとして開催される第6戦の鈴鹿は早朝より快晴。秋晴れの下、午前8時50分より西コースで15分間の公式予選が行われた。

 予選はこのレースで勝てばシリーズチャンピオンが確定する河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)と、それをなんとか阻止したいランキング2位橋本陸(スキルスピード/制動屋)との争いに注目が集まったが、河野が1分22秒012と2位橋本のタイムを0秒362上回り、ポールポジションを獲得した。

 3位には橋本のタイムに僅差で迫った佐藤駿介(Team Naoki☆LEPRIX☆ED)が、4位には第2戦のポールシッター吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆ミスト☆ED)が、5位には型落ちのマシンで健闘した上村優太(IDEAL F 07J)が入った。

 決勝はこのあと午後12時45分より14周で争われる。

ポールポジション 河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)
「昨日までの練習走行は、中古のタイヤを使い、予選と決勝のセッティングの調整をしていました。予選で新品タイヤを使用してベストタイムを出した時は、ミスなく周回ができポールポジションを取れたので良かったです。決勝レースはチャンピオン獲得を意識しないで、まずは今日のレースに勝つ事に集中したいです」
Text: Yoshinori OHNISHI
Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第6戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第6戦 -RIJ- (2014/10/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 スーパーFJ鈴鹿シリーズ Round 6 鈴鹿サーキット(西コース) 3.475km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
13河野 駿佑グッドスマイルレーシング10V
TOKYO R&D RD10V
YH1419'32.701
266橋本 陸スキルスピード/制動屋
TOKYO R&D RD10V
YH140.773
370佐藤 駿介Team Naoki☆LEPRIX☆ED
TOKYO R&D RD10V
YH142.487
457吉田 宣弘DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆ミスト☆ED
MYST KK-S2
YH1414.467
531上村 優太IDEAL F 07J
WEST 07J
YH1416.082
672脇村 佑貴ライトウェイ☆レプリ10V
TOKYO R&D RD10V
YH1422.187
725濱野 隆一ロコリス★スキルスピード10V
TOKYO R&D RD10V
YH1428.511
834鈴木 海南斗HMC/加藤学園/TAKE FIRST
TOKYO R&D RD10V
YH1431.487
971平 優弥Team Naoki☆Leprix 10V
TOKYO R&D RD10V
YH1444.140
1039中根 邦憲カーペット通販なかね家具/イーグル
MYST KK-S2
YH1444.385
---- 以上規定周回数(12Laps)完走 ----
-55板倉 慎哉AMORE☆JFA☆RBA☆RD10VF
TOKYO R&D RD10V
YH014Laps
  • Fastest Lap: CarNo.66 橋本陸(スキルスピード/制動屋) 1'22.892 (12/14) 150.92km/h
  • CarNo.71は、2014鈴鹿クラブマン規則書第57条~1)(1)危険なドライブ行為)により、訓戒とした。

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第6戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第6戦 -RIJ- (2014/10/19) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 スーパーFJ鈴鹿シリーズ Round 6 鈴鹿サーキット(西コース) 3.475km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/h
13河野 駿佑グッドスマイルレーシング10V
TOKYO R&D RD10V
YH1'22.012--152.539
266橋本 陸スキルスピード/制動屋
TOKYO R&D RD10V
YH1'22.374 0.362 0.362151.868
370佐藤 駿介Team Naoki☆LEPRIX☆ED
TOKYO R&D RD10V
YH1'22.458 0.446 0.084151.714
457吉田 宣弘DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆ミスト☆ED
MYST KK-S2
YH1'22.849 0.837 0.391150.998
531上村 優太IDEAL F 07J
WEST 07J
YH1'23.206 1.194 0.357150.350
671平 優弥Team Naoki☆Leprix 10V
TOKYO R&D RD10V
YH1'23.292 1.280 0.086150.194
772脇村 佑貴ライトウェイ☆レプリ10V
TOKYO R&D RD10V
YH1'23.388 1.376 0.096150.022
855板倉 慎哉AMORE☆JFA☆RBA☆RD10VF
TOKYO R&D RD10V
YH1'23.601 1.589 0.213149.639
934鈴木 海南斗HMC/加藤学園/TAKE FIRST
TOKYO R&D RD10V
YH1'23.926 1.914 0.325149.060
1025濱野 隆一ロコリス★スキルスピード10V
TOKYO R&D RD10V
YH1'23.977 1.965 0.051148.969
1139中根 邦憲カーペット通販なかね家具/イーグル
MYST KK-S2
YH1'25.180 3.168 1.203146.865

SUPER GT

SGT:第7戦チャーン GAINER DIXCEL SLS、ピットスタートも4ポイントを獲得! 最終戦に逆転チャンピオンを狙う! (GAINER)

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  • #11 GAINER DIXCEL SLS
  • Katsuyuki HIRANAKA / Bjorn WIRDHEIM
  • 予選:18位 決勝:8位
  • 入場者数/予選日:47,597人・決勝日:75,168人
10月3日(金曜日)
  • フリー走行 15:00~17:00 晴/ドライ/気温:34度/路面温度:54度

gt-r7-gainer-11-2.jpg  SUPER-GT初の開催地タイ。チャーンインターナショナルサーキットはFIAグレード1を獲得し、こけら落としのイベントとしてSUPER-GTが開催された。タイは雨期だというのに、雨は降る気配がない。初開催、初レースということで、金曜日の午後からの走行枠が今回に限り2時間設定された。まだほとんどレーシングスピードで走っていないだけに、路面にラバーが乗ってくるまで非常にピーキーな路面状況になっていた。

 走り出しは平中克幸から。路面がさらさらに感じ、アンダーステアがかなり酷いようだ。徐々に路面が出来てくれば、それも多少は解消されるかもしれない。15分ほど経過して、ビヨンビルドハイムと交代。やはりグリップ感が感じられないとのコメントが。その後平中、ビヨンと代わり、初日の走行は終了した。

10月4日(土曜日)
  • 公式練習 10:00~12:00 晴/ドライ/気温:34度/路面温度:48度

 日に日に暑さを増してるように感じるサーキット。今日もオンタイムで公式練習が開始された。走り出しはビヨンから。昨日よりは路面の状況は好転し、少しアンダーステアもマシにはなってはいるものの、やはりマシンのバランスは良くない。リアの足回りを調整し、走行を重ねる。約半分の時間で平中と交代。やはりアンダーステアは残っているようで、リアスプリングを調整しコースへ。GT300クラス専有時間にNEWタイヤを履きコースへ。このセッションは6番手で走行を終えた。

10月4日(土曜日)
  • ノックアウト予選 1回目 14:00~14:15 晴/ドライ/気温:33度/路面温度:48度
  • ノックアウト予選 2回目 14:40~14:52 晴/ドライ/気温:33度/路面温度:47度

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 ノックアウト予選1回目はビヨンが担当。開始4分たってコースへ。計測3周目に01'36.005のタイムで暫定7番手。しかし、走る毎に路面は出来、他車がどんどんタイムアップしていく。そこからタイムを上げることが出来ず、19番手でQ2には進むことが出来なかった。その後1台が再車検で失格となり、18番手のグリッドが確定した。

平中克幸ドライバーコメント
 悲しいです。なにも言えないですね・・・・チャンピオンシップを考えたらかなり厳しい予選結果になってしまいました。 でも最後まで諦めずに頑張ります。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 今日の予選に使ったタイヤチョイスを間違えました。今日の朝の走行ではソフトタイヤを選択して走行しました。ラップタイムも思うようなタイムが出なかったので、予選は堅めのタイヤでアタックしました。10号車は違うタイヤでアタックしました。それは予選のコンディションにマッチしていました。そのタイヤをチョイスいていれば、状況は変わっていたかもしれません。明日の決勝のスタートタイヤは考えなければなりません。
10月5日(日曜日)
  • フリー走行 9:50~10:20 曇/ドライ/気温:30度/路面温度:41度
  • 決勝 15:00~ 曇/ドライ/気温:34度/路面温度:52度

 決勝日のフリー走行は少し雲が広がる中での走行開始となった。まずビヨンがコースへ。決勝を想定し、タイヤがどれくらい走れるのか、燃料を満タンにしたときの挙動など、確認することは数多くある。決勝中はラバーが今以上に載ってくるはずで、全てに於いて予想される展開を考えた走行を行う。約半分でピット作業のシミュレーションを行い、平中をコースへ。タイムはおもわしくなかったが、決勝の心配事は少し軽減されたかもしれない。

gt-r7-gainer-11-5.jpg  今回300クラスに参加している車両は22台。予選は18番手ということで、予選で使ったタイヤを使わず、フレッシュなタイヤでスタートをすることを決断。スタート前にタイヤ交換をするとペナルティの対象となるため、ピットスタートを選択。500クラスのスタートが切られるのと同時に、ピット前でタイヤを交換し、ビヨンはピットロードエンドに向かう。ピット出口のシグナルが青に変わり、300クラスの最後尾を追いかける。

 3周目には2号車マクラーレン、4周目には31号車プリウス、5周目には194号車86をパスし、どんどんと順位を上げていく。10周目には14番手、15周目には12番手、20周目にはポイント圏内の10番手までポジションを上げていた。24周目に22号車メルセデスをパスし、25周目には61号車スバルも交わし、8番手に上がった27周目に平中と交代するためにピットへ。ピット作業もパーフェクトにこなし、平中を送り出す。

 全てのマシンがルーティーンのピット作業を終えた時点で9番手に。49周目には7番手までポジションをあげるが、99号車ポルシェの驚異的な速さと章典外ということもあり、無理せずにパスさせ8番手でチェッカーを受けた。

平中克幸ドライバーコメント
 初めてのコースで、色々と難しい状況ではありましたが、なんとかチーム一丸となってポイントが取れたことは良かったとは思います。最終戦にシリーズチャンピオンを獲得できるチャンスを残すことが出来ましたし、最後まで諦めずに僕たちが出来ることを完璧にこなして、悲願のチャンピオンに向けて次戦も一丸となって頑張っていきたいと思っています。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 予選のタイヤを決勝レースに使うことをやめ、ピットスタートを選択しました。ロスを最小に抑えるためです。僕のスティントではタイヤのグリップもあり、オーバーテイクが出来ました。ポジションも8番手でKATSUにバトンを渡せました。ポイントレーダーの4号車は3位になり、ポイント差が9ポイントとなってしまいましたが、もてぎでは優勝して逆転チャンピオンを獲ります。
田中哲也監督コメント
 今回は新しいサーキットでの初レースで全ての面においてチャレンジングな展開になりました。 11号車はタイヤチョイスがうまくいかなくて、決勝はピットスタートを選択しましたが、ドライバーが粘り強く戦ってくれ、スタッフたちも完璧な仕事をこなしてくれたと思います。残念ながら最終戦を迎えるにあたりポイント差は開いてしまいましたが 、まだまだチャンスはあるので次回の茂木では逆転チャンピオンを目指します。

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GAINER

SUPER GT

SGT:第7戦チャーン GAINER Rn-SPORTS SLS、一時トップを走行するも500車両に接触され11位でフィニッシュ!! (GAINER)

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  • #10 GAINER Rn-SPORTS SLS
  • Masayuki UEDA / Hideki YAMAUCHI
  • 予選:10位 決勝:11位
  • 入場者数/予選日:47,597人・決勝日:75,168人
10月3日(金曜日)
  • フリー走行 15:00~17:00 晴/ドライ/気温:34度/路面温度:54度

gt-r7-gainer-10-2.jpg  SUPER-GT初の開催地タイ。チャーンインターナショナルサーキットはFIAグレード1を獲得し、こけら落としのイベントとしてSUPER-GTが開催された。タイは雨期だというのに、雨は降る気配がない。初開催、初レースということで、金曜日の午後からの走行枠が今回に限り2時間設定された。まだほとんどレーシングスピードで走っていないだけに、路面にラバーが乗ってくるまで非常にピーキーな路面状況になっていた。

 走り出しは山内英輝から。路面がさらさらに感じ、アンダーステアがかなり酷いようだ。徐々に路面が出来てくれば、それも多少は解消されるかもしれない。30分ほど経過して、植田正幸と交代。フロントの足回りを調整し、走行を続ける。その後違う堅さのタイヤを装着し山内がマシンバランスを確認してこの日の走行は終了した。

10月4日(土曜日)
  • 公式練習 10:00~12:00 晴/ドライ/気温:34度/路面温度:48度

 日に日に暑さを増してるように感じるサーキット。今日もオンタイムで公式練習が開始された。走り出しは植田から。昨日よりは路面の状況は好転しているが、アンダーステアは余り変わらないが、マシンのバランスは悪くない。

 タイヤの内圧を調整し走行を重ねる。50分ほど走行を重ね、山内と交代。タイヤはソフトとハードでかなり動きが違うようだ。GT300クラス専有時間に植田と交代。このセッションは5番手で走行を終えた。

10月4日(土曜日)
  • ノックアウト予選 1回目 14:00~14:15 晴/ドライ/気温:33度/路面温度:48度
  • ノックアウト予選 2回目 14:40~14:52 晴/ドライ/気温:33度/路面温度:47度

gt-r7-gainer-10-3.jpg  ノックアウト予選1回目を担当するのは山内。コースオープンして5分経過してからピットを離れていく。計測3周目にトップタイムの01‘34.959を計測。ぎりぎりまでアンダーステア対策を施したことが功を奏したようだ。その後、山内のタイムを更新するマシンはいなかったが、チェッカーフラッグを振られた最後の最後で、55号車CR-Zに更新されたが、オートポリスから5戦連続でQ2に駒を進めた。

 Q2は植田が担当。若干の時間をおいてからコースへ。計測2周目には1分35秒台に入れて、暫定8番手。その後タイムアップすることが出来ず、11番手のポジションで予選は終えた。しかしその後の再車検で1台が車両違反で失格となり、明日の予選は10番手のポジションからのスタートとなる。

植田正幸ドライバーコメント
 新設のサーキットということで、金曜日から走り出したのですが、タイヤには厳しいサーキットだと感じました。路面が出来上がってきたら何とかいけるんじゃ思ってたんですが、ちょっといまいち思うようにいかなかったです。Q1は山内がすばらしい走りをしてくれて、2番手タイムで帰ってきましたし、Q2を担当した僕はタイヤの温存も含めて1アタックでやめたので10番手でした。サーキット的には非常におもしろいコースなのですが、まだまだ路面が出来上がっていないので、決勝は苦しいかもしれませんが、11号車がチャンピオン取るためにサポートを精一杯やろうと思います。
山内英輝ドライバーコメント
 練習から車のバランスは良くて、自分自身も車にすごく乗れてるって事もあって、自信はありました。それで良い結果に繋がったことは良かったです。走り始めから車のフィーリングが良かった事が結果に繋がりました。自信をもってアタックが出来たので、チームに感謝しています。明日のタイヤの状況も、周りの状況も分からないですが、今できる環境の中でしっかり仕事をして、前回のような良い走りで、ベストリザルトを更新したいです。
10月5日(日曜日)
  • フリー走行 9:50~10:20 曇/ドライ/気温:30度/路面温度:41度
  • 決勝 15:00~ 曇/ドライ/気温:34度/路面温度:52度

 決勝日のフリー走行は少し雲が広がる中での走行開始となった。まず山内がコースへ。しかし他のカテゴリーが走行した後は、非常に路面が荒れ、砂が至るところでコースを覆う。10分経過してから植田をコースへ。路面状況の確認を行いこのセッションは15番手で走行を終えた。

gt-r7-gainer-10-4.jpg  普段より1時間遅くフォーメーションラップは開始された。スタートを担当するのは山内。プッシュして走ると言っていた言葉通りに、1周目に8番手、2周目には11号車とチャンピオン争いを展開している4号車もパスし6番手に、3周目には4番手まで一気にポションをあげてきた。6周目にはランキング3位の7号車を抜き去り、レース開始早々に表彰台圏内までポジションをあげてきていた。

 前を行く3号車GT-Rとの差は少し開いてはいたが、後続車両との差も図りながら、尚かつタイヤも温存もしながら周回を重ねる。3号車とも10秒ほどあった差も6秒差まで詰めてきたところで3号車はルーティーンのピットへ。

 この時点でトップに立った山内は、出来る限りのマージンを稼ぐためにSLSに鞭を入れる。ピットは山内を規定集回数ぎりぎりまで引っ張り、植田と交代する作戦を取る。30周を過ぎた辺りから、ベストラップを更新する速さを見せる。しかし37周目の5コーナーで500クラスの上位争いを展開し、前周に24号車にパスされていた23号車にインをつかれスピンしコースアウト。せっかく築いたマージンが泡と消えてしまった。

 予定より早くなってしまったが、ここで植田と交代するためにピットへ。植田をコースへ送り出したときには12番手までポジションを下げてしまっていた。植田も前車をパスすべく周回を重ねるが、22号車を攻略することが出来ず、11番手でチェッカーフラッグを受けた。

植田正幸ドライバーコメント
 決勝は予想していたよりもタイヤの持ちが良くて、山内もタイヤのコントロールをして頑張って走ってくれてました。最後プッシュプッシュで予選を上回るようなタイムで周回し。作戦通り表彰台圏内を走っていたのですが、500クラスに当てられて結局周回遅れにされてしまいました。僕に変わってからも車は最高に良くて、走り方を変えたりして予選よりも良いタイムで走れてましたが、順位はシングルまで上げることは出来ませんでした。今日は1ポイントを狙っていたわけではないので、残念なレースでした。最終戦は力合わせて頑張ります。
山内英輝ドライバーコメント
 スタートから調子が良くて、すぐに3番手までポジションをあげることが出来ました。その後タイヤのこともあったので、少しペースを見ながらコントロールして走っていました。ペースを上げると後も離れたので、前の2台の車両もピットに入ることによって、トップを走行することになり、マージンを作ろうとプッシュしました。前方にピットを終えた4号車も見えてきたので、前に出ようと追っていたさなか500車両と接触してしまいました。それによってレースを終えてしまったので残念ですし、これだけみんなが頑張っているのに、接触により終わりにしてしまったことは非常に辛かったですが、植田さんもそのあと頑張ってくれてポイント圏内に入ってくれたので感謝しています。次はそれをバネにして最終戦は10号車、11号車で初の2台表彰台に上れるように頑張りたいと思います。
田中哲也監督コメント
 10号車は理想的な展開だったと思いますが、GT500に接触されてしまい残念な結果に終わりました。非常に悔しい内容でしたが、次回の茂木ではこの悔しさを晴らせる速さがあるので頑張ります。
福田洋介エンジニアコメント
 今回のレースウィークは、「サーキットの特性」が車に「合う、合わない」よりも、持ち込んだタイヤが「初めて走る新しい路面」に「合う、合わない」というバクチ的要素が大きく影響しました。決勝前までのタイヤ状況では2ストップも考えていましたが、序盤早々に順位を上げ、その後タイヤライフコントロールで路面状況が良くなる時間を稼げた事で、タイヤライフが飛躍的に伸びスティント後半に速いラップを重ね、もう少しで4号車を周回遅れへのブルーフラッグが振られる直前に来た所までは完璧なレースでした。しかし、焦るGT500車両に接触され大きくタイムロス、結果的に表彰台を逃しチャンピオンシップポイントに影響する事になり残念です。ですが、確実に表彰台に近付いて来ているので、最終戦も総力を尽くし11号車と共に表彰台を目指します!
GAINER

スーパー耐久

S耐:第4戦岡山 奥村浩一/梅本淳一/大野尊久組(BRP★J'S RACINGフィット3)はクラス2位入賞 (BRP/J'S)

 第4戦の舞台、岡山国際サーキットは大阪からも近く、準ホームと言えるコース。テクニカルなレイアウトは高いハンドリング性能が要求されます。J'S RACINGではサスペンションをリフレッシュし、事前テストを行うなど盤石の体制で望みました。以下、大野選手のレポートです。

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 木曜日午前セッションから今回もスタートしました。天気はドライでのスタートです。前半は高速セクション、後半はしっかりとブレーキングで止めてから加速する、小さなコーナーセクション。トラクション重視でセッティングを煮詰めていきました。8月中旬にテストに来ていた為、おおよそのセットは出来ていました。ダンパーを少々仕様変更した為、確認走行を梅本選手にして頂きました。セッティングも上手く行き、タイムも1分50秒台が見えてきましたので翌日の公式走行に備えました。

 金曜日公式練習はドライ、1本目15分ほどセッティング方向の確認と体の慣らしを行いました。立ち上がりで弱アンダーに仕上げて良い感触が得られました。その後の走行は本日から合流の奥村選手にセッティングの確認、ギアの選択、決勝を想定したロング走行して頂き、私が外から車体の動きをチェックしたところスムーズなコーナーリングが確認できました。

 順調な流れの中迎えた土曜日の予選。まずはAドライバー梅本選手のアタックです。クリアラップが取れず苦戦を強いられましたが、見事1分50秒895をたたき出し、クラストップタイム&コースレコード。続くBドライバー予選では奥村選手のアタックにより1分51秒083と昨年のレコードタイムを大幅に更新しましたが、#2山田英二選手の1分50秒262と言うタイムによりポールポジションは#2へ。グリッドは合算タイムで決まるので、わずか0.08秒及ばず2位となってしまいました。僅差でしたので悔しい結果になりましたが、気持ちを切り替えて決勝に進みます。いよいよ私の出番となるCドライバー予選。グリッド決定には無関係ですがチームのご好意により、タイヤはフロント新品でアタックさせて頂きました。前車との間隔をかなりあけてアタックに入りましたが、上位クラスの車に引っかかってしまい1分50秒519。ラストップでしたが、山田選手のタイムには及ばずレコードホルダーにはなれませんでした。49秒台を狙っていただけに少し残念でした。

 続いて日曜日の決勝。いよいよ3時間レースのスタートです。スタートドライバーは私が担当しました。約1時間30分のロングスティントです。やはり#2の山田英二選手がかなりのハイペースでレースをリードします。必死に着いて行こうと頑張りますが、上位クラスに進路を譲る度にジリジリと離されていきます。1時間後には約7秒遅れ、ドライバーチェンジ前の1時間30分後(44周)には約15秒のビハインドとなってしまいました。私の後方には#95が来ていましたが、約18秒遅れで、ファーストスティント時にショックアブソーバートラブルによりリタイヤとなりました。

 奥村選手に交代し、約12秒あった差も57周目には追いつき、ついにトップに踊り出ました。これに慌てた#2も早々にピットイン!奥村選手が突き放しにかかります。68周目に梅本選手とドライバーチェンジしましたが、ピットインのロスでトップを明け渡してしまいました。

 梅本選手にステアリングを託したあとは安定したラップで周回を続けます。トップの♯2との差は約17秒。毎周1秒~2秒詰めていきます。しかし残り30分(76周目)で痛恨のドライブスルーペナルティ。その為、10秒まで追いついた差は30秒まで広がり、厳しい状態になりました。梅本選手は諦めずに前車を毎周1.5秒ずつ追い詰めていきます。残り15分で約14秒まで差を詰めます。残り5分で6秒差まで詰めましたが、そのまま2位でゴールしました。

 今回のレースも前回同様、足回りのセットアップも順調に進み、ドライバー、メカニック、マネージャーも含め、念密な打ち合わせを行い、早くまた速く車を仕上げることが出来ました。この結果でポイントリーダーとなり、次戦鈴鹿では成績次第でチャンピオンが決まります。さらにテストを繰り返し、良い車を作って鈴鹿のレースに挑みたいとおもいます。梅本会長、奥村代表をはじめ、チームの皆さん、各スポンサー様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげで今回も戦う事が出来ました事を感謝致します。更にチーム貢献出来る様、精進致します。どうぞ宜しくお願い致します。

 次の第5戦は鈴鹿サーキットにて、WTCCとの併催イベントとして10/25・26に開催されます。ST-4/5クラスの決勝は25日。ST-X/1/2/3クラスの決勝は26日に開催となる変則スケジュールとなっています。次回はJ'S RACINGにとってのホームレース、また シリーズチャンピオンが掛かった重要な1戦となります。引き続きご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

J'S RACING

SUPER FORMULA | SUPER GT | その他

WEC富士6時間決勝 トヨタが圧巻の速さで1-2フィニッシュを達成!KCMGもLMP2クラス2位に

世界耐久選手権(WEC)第5戦「富士6時間耐久レース」の決勝が10月12日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#8TOYOTA 040-Hybrid(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ組)が3位以下を全て周回遅れにする圧巻の走りで総合優勝、#7TOYOTA 040-Hybrid(アレキサンダー・ブルツ/ステファン・サラザン/中嶋一貴組)も2位につけ、トヨタレーシングが地元富士のレースで見事な1-2フィニッシュを達成した。

決勝レースは午前11時にスタート。 当初は台風19号の影響に寄る天候の悪化は懸念されたが、最後までドライコンディションのままレースは進行した。

ホールショットを奪ったのはポールの8号車。しかし2コーナー立ち上がりからコカコーラコーナーにかけての区間で恐るべき加速力を見せた#20ポルシェ919(ティモ・ベルンハルト/マーク・ウェバー/ブレンダン・ハートレイ組)が大外から一気に前に出る。 しかし8号車はセクター3で見事順位を挽回、トップでオープニングラップを終えると、その後も1分28秒台から29秒台のハイペースで周回を重ね、着実に後続との差を広げていった。
この8号車に辛うじてついていけたのは僚友の7号車。 最後まで同一周回で追走し、ポイントリーダーの8号車を見事に援護した。

一方、今シーズンからWECに復帰したポルシェワークスは20号車が他と異なるタイミングでのピット作戦を採り、序盤に一時トップに立つ場面もあったが、タイヤのスローパンクチャーによるコースオフを繰り返したことも影響して徐々にトップ2台に引き離されてしまった。
結局20号車はトップから1周遅れの3位。14号車(ロメイン・デュマ/ニール・ヤニ/マルク・リーブ組)は2周遅れの4位に終わった。

更に生彩を欠いたのが第3戦ルマン24時間と第4戦オースチンを連勝したアウディワークスだ。
空力セッティングの違いからかストレートスピードで明らかに劣った2台のR18e-tron quattroは全くいいところを見せられず、最初のピット作業で採ったタイヤ無交換作戦も今回のコンディションにはマッチせず、1号車(ルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/トム・クリステンセン組)がトップから2周遅れ、2号車(マルセル・フェスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組)は3周遅れで5位、6位に留まった。

ジェームス・ロシターが乗った#9ロータスは180周目にメカニカルトラブルから出火。ピットレーン入り口でストップしてそのままレースを終えている。

この他、LMP2クラスはレース終盤まで#26G-Dribve(リジェ/ニッサン)と#47KCMG(モーガン/ニッサン)がトップ争いを繰り広げ、#26G-Driveが優勝した。
井原慶子が参加した#35OAK RACING(モーガン/ジャッド)はクラス3位だった。

GTE Proクラスは#51AFコルセのフェラーリが優勝。 フレデリック・マコヴィッキィが乗った#92マンタイポルシェは序盤にトラブルから予定外のピットインを余儀なくされ、クラス最下位の6位に終わった。 GTE Amクラスは#95アストンマーチンが優勝している。

WECシリーズはこのあと上海サーキットに舞台を映して第6戦を行う。 11月2日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝 上位3人のコメント

優勝 #23佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)
昨日スタートで遅れてしまったので、今日は絶対にぶっちぎってやろうと思っていました。スタートでトップに立ってからはそのまま逃げることが出来ました。序盤はストレートでちょっと危ないところがあったんですが、途中からはスリップ圏外から離れていったので、集中していいレースが出来ました。
セクター2、セクター3は自分のほうが速いとわかっていたので、最後までプッシュし続ければ勝てると思っていました。
シーズン序盤はエンジニアさんと苦労して来て、データを蓄積していきました。B-MAXとしては3年目ですが、僕は1年目で、頑張って来た成果を最後に見せることが出来たので、凄く一年で成長できたかなと思います。
F3は凄く勉強になるカテゴリーで、ここで速ければGT500でも通用するとわかりました。F3はセッティングもシビアだし、繊細なドライビングをしないと後半タイムが落ちたりするので、F3をしっかり走ることでGT500も成績に繋がっていると思います。
来年のことはわかりませんが、チャンスがあればF3でチャンピオンをとりたいと思いますし、スーパーフォーミュラも乗るチャンスがあれば乗りたいです。
富士は凄く得意で、セクター3での自分の走り方が合ってて、富士は自分に合ってるコースだと思います。
いまカートではブリヂストンの開発をやっているので、どういうタイヤがたれない、とかテストして凄く勉強になっているので、それはF3でもGTでも凄く生きています。今後もカートタイヤの開発は続けて行きたいです。
2位 #36山下健太(PETRONAS TOM'S F314)
4番手からのスタートだと、スタートで上に上がらないと厳しいと思ってレースに臨みました。前の2台は抜けましたが、松下選手もスタートが良かったんですけど、なんとか2位で戻ってこれました。佐々木選手より僕のほうがストレートは速かったので序盤はチャンスがあると思ったんですが、徐々にタイヤの性能が落ちて来て、チャンスのないままはなされて終わってしまいました。
開幕の鈴鹿での速さをどこでも見せられなかったのがいけなかったと思います。来年もし出られるならチャンピオンを狙っていきたいです。
3位 #7松下信治(HFDP RACING F312)
昨日と同じ5番スタートだったので、後半の上がり代もなかったし、スタートでいくしかないと思っていました。この2年間で一番いいスタートを切れて、僕のノーズが山下選手の前に出たと思ったんですが、インをとられてしまったので、ぶつかっても良くないと思い、3位で周回を重ねていきました。
後半のペースの落ちが大きかったので、勝田選手を押さえながらポジションキープに努めたのが今回のレースでした。
今思えば、もうちょっと行ってれば、と思います。判断の未熟さが今回の反省点です。
昨日はタイトルを意識して守りに入ってしまいましたが、今日はリラックスして勝負するぞという強い気持ちで臨んだのが良かったと思います。
Nクラス優勝 #6小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)
最終戦ということで、悔いの残らない思い切ったレースをしたいと思って走りました。
昨日はみっともないエンストをして追い上げるレースになりましたが、今日はいつも通り集中してスタート仕様と思って臨みました。自分の中では抜群とはいかないまでも、まあまあいいスタートをして1コーナーに向かいましたが、予選で一つ番手が後ろのCクラスの吉田さんが非常にいいスタートをされて、1コーナーで前に出られて塞がれるような形になっちゃったんですね。路面温度も低いし、ぶつからないように安全パイのブレーキングで入って行ったら、そこを久保君にアウトから抜かれてしまい、そこから追い上げのレースになりました。久保君も湯澤君も速かったので「まずいなあ」と思っていました。セクター2で久保君と湯澤君は速くて、僕はセクター1と3には自信があったので、きちっと抜きどころと何周目に抜くかのターゲットを決めて、久保君のことは理想通りに抜けたと思います。
Nクラス2位 #28山口大陸(TAIROKU EXCEED)
今までにないような早朝のレースで、路面温度も低く、タイヤの内圧やセットアップなど、相談しながら立ってたんですが、序盤はペースが上がらず、前に離されてしまって単独走行になってしまいました。
(以前参戦していた1997年当時と比べて)自分が当時やっていたときとはクルマが違うので戸惑いましたが、レースをやっているうちに慣れてきました。モータースポーツってチームみんなが戦っている集合体なので、これからも一つ一つのレースを納得しながら戦っていきたいと思います。
Nクラス3位 #3三浦愛(EXEDY RACING F307)
今回はWECとの併催で、スーパーフォーミュラとの併催のときとは路面が違ったり、予選からあまりタイムが良くなくて、昨日のレースは自分のレースでリタイヤしてしまって、でもこの最終戦は悔いのないようにと思ってスタートしました。でもスタートでエンストしそうになり、反省ばかりのレースでしたがどんな形であれ表彰台に立ってシーズンを終われたのは良かったと思います。
鈴鹿のときは何もかもが初めてで、表彰台に上がれるとは正直思っていなかったんですけど、鈴鹿で優勝することが出来て、そこからプレッシャーも感じましたが、チームが支えてくれたので、最後も表彰台に立てました。本当に反省ばかりで勉強の一年になりました。来年以降にこの勉強をつなげていきたいと思います。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝 #23佐々木がポール・トゥ・フィニッシュでシーズンを締めくくる。Nクラスは#6小泉が2連勝

2014年全日本F3選手権の最後のレース、第15戦決勝が10月12日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#23佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)が最後まで後続につけいる隙を与えずに逃げ切り、今季2勝目を挙げてシーズンを締めくくった。
Nクラスは昨日チャンピオンを決めた#6小泉洋史((Net Move Hanashima Racing)が2連勝を達成した。

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今大会は世界耐久選手権(WEC)との併催ということもあり、第15戦決勝は午前8時より15周で行われた。
台風19号接近の影響もあってか、富士スピードウェイ上空には分厚い雲が覆い被さり、昨日以上に気温も下がって、各ドライバーともタイヤのウォームアップや内圧の設定に頭を悩まされるレースとなった。

ホールショットを奪ったのはポールシッターの#23佐々木。
昨日の失敗から学んでか見事な加速で後続を押え込んでトップでコントロールラインに戻って来た。
2番手には予選4番手の#36山下健太、3番手には昨日チャンピオンを決めた予選5番手の#7松下信治が続く。
ストレートスピードでは後続の2台に一歩及ばない佐々木は序盤こそ懸命にストレートでラインをずらして山下と松下を牽制していたが、セクター2での飛び抜けた速さを武器に、徐々に山下とのギャップを広げて行く。
タイヤの摩耗が進んだレース中盤には完全に主導権を握った格好で、山下との差を2秒以上に広げてそのままゴールへ。
シーズン序盤の、特に予選での苦戦が影響してシリーズランキングは5位に留まった佐々木だが、最後はポール・トゥ・ウィンという申し分のない形でシーズンを締めくくった。
2位は山下、3位には松下がそのまま入り、昨日優勝した#1勝田貴元はファステストラップを記録するなど速さを見せたもののスタートでの出遅れもあり4位に終わった。

一方のNクラスは#6小泉が動き出しこそ良かったものの、1コーナーではCクラスの吉田基良に前を押さえられる格好になってしまい、#62久保凛太郎の先行を許してしまう。
しかし小泉は8周目終わりのホームストレートでスリップを使って久保に並びかけ、続く1コーナーでインをついてトップに立った。
2位に後退した久保はその後、#19湯澤翔平に追い上げられる展開になってしまい、両者は13周目のコカコーラコーナー手前で接触、揃ってリタイヤとなってしまった。
こうした後続の争いを他所に小泉はリードを広げ、昨日に続いての2連勝。シーズン通算で8勝目をものにした。
久保と湯澤のリタイヤにより、2位には16年ぶりのF3参戦となった#28山口大陸が、3位には今季通算7度目の表彰台となる#3三浦愛が入った。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝結果

FIA WEC Rd.5 6 Hours of FUJI -RIJ- (2014/10/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
1231佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311524'02.538
2362山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31152.322
373松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D154.220
414勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31155.102
5225高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31157.159
626清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011512.654
7387ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311517.858
888高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1519.574
9219ダン・ウェルズTDC F314 with DWI
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311520.623
106N1小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1541.349
1128N2山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1550.022
123N3三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1553.908
131310吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311554.230
1430N4ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1555.622
1577N5三浦 勝アルボルアルデアCMS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE151'04.084
---- 以上規定周回数(13Laps)完走 ----
-62N-久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE123Laps
-19N-湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE123Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S F312) 1'34.799 (3/15) 171.9km/h

Japanese F3

JF3:2014年シリーズチャンピオンのコメント

2014年シリーズチャンピオン #7松下信治(HFDP RASING F312)
チームの皆さん、ホンダさん、田中弘監督、金石勝智代表、応援してくれた皆さんにありがとうございますと、それが最初に言いたいです。
最初から良い流れで始められて、シリーズタイトルという誰もが欲しがる目標を達成できて、それが一番嬉しいです。
今日は反省も多いレースでしたが、チャンピオンを取れたということもあるので、リラックスして明日の決勝ではいいレースをしたいと思います。
自分としても予選5番手は悔しい気持ちで一杯です。タイトル争いを意識して自分が小さくまとまってしまいました。あとほんの少し、何が足りないのか、ロガーを見直し、改善点をみつけて明日のレースを初心に戻ってやりたいと思います。
セッティングとかもFCJでは学んでこなかったので、最初の頃はイチから学ぶことになりましたが、二年目で結果を出せたことでチームには感謝していますし、ありがとうございましたと言いたいです。僕の目標はF1ドライバーなので、来年以降はそれに進めるステップを踏みたいと思います。
Nクラスチャンピオン #6小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)
周りにいるのは小さい頃から英才教育というんですか、カートをやって来て、FCJ、F3とステップアップして来て、ゆくゆくはF1とか、スーパーフォーミュラやGT500に上がって行く優秀な人たちだと思うんですけども、私の場合は数年前までスーツ着て、ネクタイ締めて仕事をしていた普通の外資系企業に勤めるビジネスマンでした。
クルマが大好きで、運転が大好きで、この世界に入って来たんですけども、最初はツーリングカーというかGTに出ていました。 かといってGTで優勝争いが出来るとかそういうレベルじゃなく、どちらかというと真ん中から下位でただ参加しているドライバーでした。 ただ一度だけフォーミュラトヨタをハナシマさんの前身のトリイレーシングというところでやらせていただいて、その影響というか成長が大きいと感じたので、どこまでちゃんとやれるのか、もう一回確かめたかったんです。
FCJに出たいと言ったんですけども、年齢制限があるんですよね。もう40歳くらいだったので出られなくて、やるならF3しかないと。 でもF3っていうのはそのままF1に上がってもおかしくないレベルのドライバーが出ているところで、今まで考えたこともなかったんですが、どこまでやれるかを確かめたくて、スポット参戦をさせていただいて、スピンもし、赤旗も出し、びりのほうを走っていました。
そこでGTをやめて、きちんと専念して、どこまでやれる茅って見ようと思いました。とりあえずまず3年と決めて、シーズンオフもしっかり走り込みをして臨みました。 フル参戦を始めた最初の合同テストからフィーリングが良く、いけるのかなと思ったら、始まってみるとよくて5、6番手でした。本当に苦しかったです。
2年目も、高星くんに勝てたのは最初の合同テストだけで、シリーズでは彼やナニン君にこてんぱんにやられてしまいました。
3年目もそんなに甘くないと思っていましたが、どこまでやれるか戦って見ようと思ってやってきました。例えNクラスでもF3のタイトルは是が非でも欲しいと思っていましたので、チームの皆さんに本当に感謝しています。
(来年の目標について)F3のコーチをしてもらってる石浦君には「2年連続いって下さいね」と言われてるんですが(笑)、自分の中ではまだ決めていなくて。F3に出てくるドライバーはタイミングが合えばF1で通用すると思っています。僕は年齢的に平ドライバーしか出来ないと思いますが、彼らと一緒に戦うことで自分がどのくらいのレベルにあるかを確かめられるカテゴリーだと思っているので、できればCクラスに出たいと思っていますし、去年出たLMP2とか、WECのGTのクラスとか、やってみたいものは一杯ありますね。
Text:Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第14戦富士決勝 上位3人のコメント

優勝 #1勝田貴元(PETRONAS TOM’S F312)
予選は2番手で、佐々木選手にコンマ1近くやられてしまいましたが、決勝に関しては手応えがあったので、きっちりスタートを決めようと思って走りました。スタートは普通ぐらいでしたが、山下選手のスタートが良くて、最初は抜けるかどうかわからなかったんですけど、1コーナーでブレーキング競争をした時に前に出られたんで、なんとか(アウトから)まくって前に出た感じです。 トップを走りながら、ミスしないように、タイヤを労っていたんですけど、それでもグリップが落ちて来て、そこでまだドライビングの面で足りない部分があったためにペースが落ちて来たんじゃないかなと思います。 最後はタイムとか関係ない競り合いだったので、何としても前に出さないって言う戦いで、千分の7秒差で何とか勝てたのは良かったかなと思います。 今日は納得のいくレース。結果として勝てたことは嬉しいですし、F3やった2年間で学んだことを全部出し切れたのかなと思います。まだ引き出しの足りないところがあったので、最後は佐々木選手に詰め寄られたのだと思います。
2位 #23佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)
スタートは勝田選手と同じくらいでしたが、後ろにつかれると加速の伸びが足りなくて抜かれてしまいました。その後は、前半は二人とも速かったので、自分としてはすぐ後ろにいようと。二人はストレートが速かったので、抜くとしたらセクター2とかBコーナーかな、と想定していて、山下選手がAコーナーで上手くインを締めてくれたあとで100Rで前に出ることが出来ました。後半の速さには自信があるので、タイヤがタレてきてもそのオーバーな部分をコントロールして、タイムを落とさずについて行ったんですが最後は中々仕掛けるタイミングが難しくて、前に出ることが出来ませんでした。明日はスタートを決めないと。1コーナーで何があるかわからないので、スタートをきっちり決めてぶっちぎりたいと思います。 クルマも速いし、今回乗れてるので、勝ち切るというのが大事だと思います。
3位 #36山下健太(PETRONAS TOM’S F312)
スタートは悪くなくて、1台抜けたのは良かったです。勝田選手と同じくらいには走れていたので、最後までついて行ければと思っていましたが、佐々木選手が速いのもミラーで見てわかっていました。段々自分のペースが落ちて来て、勝田選手が離れていき、後ろからは迫られて厳しくなって抜かれてしまい、タイヤも終わってしまいました。レース中はタイトルのことは考えていませんでした。 明日は4番手ですが、荒れると思うので頑張りたいと思います。
Nクラス優勝 #6小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)
自分としては珍しくスタートで失敗しまい、狙い過ぎてエンストしてしまいました。スターターでエンジンかけて、スタートしましたが、殆どびりになってしまいました。ただ、今回は周回数が多いことと、路面温度がそんなに上がっていないこともあり、最初の2、3周は皆苦労すると思っていたので、落ち着いていけば1台1台パスしていけると思いました。湯澤君とは1−2コーナーで何度か抜きつ抜かれつになりましたが、彼とは今までに何回かやっちゃってるものですから、お互い意識して何とかぶつけないように走れたのかなと思いました。 シリーズのこととかはレース中にはあまり考えていないのですが、今回は久保くんの前ではゴールしたいなあとは思っていましたし、2位でフィニッシュしてチャンピオンというのもカッコ悪いなあと思っていたので、勝つつもりで走りました。
Nクラス2位 #19湯澤翔平(KCMG F308)
予選の段階からバランスが良かったので後は自分次第だと思って走り始めました。決勝も同じセットでいきました。流れでトップに立てましたが、レース中盤からペースが上がらず、リヤが全く踏ん張らない状態になってしまったので、ラインを変えながら修正して走って行って2位で終わってしまいました。 しっかりクルマの動きを感じて、それに対して修正していって、どうしたら後半ペースを保てるのかを考えながら明日のレースは走りたいです。
Nクラス3位 #62久保凛太郎(CG ROBOT ル・ボーセ F308)
予選で小泉選手と湯澤選手の前に出られなくて、(チャンピオン争いは)レース展開次第だと思っていました。小泉選手がエンストしたのは見えたので、そのまま無難にいってCクラスについて行ければ、という展開を考えていましたが、Cクラスが荒れて、スピンなどもしていたので、ここは引いて走ったほうが良いと思いました。 殆どペースが上がらない中、自分のマネジメントも良くなかったんです。今年何度かやらかしてるので、今回はしっかりレースをしようと思って走りました。 今までこういう大きなレースでチャンピオンをとっていないのでプレッシャーを感じていました。今日決着がついたということで肩の荷が下りた感じです。
Text:Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第14戦富士決勝 両クラス最終戦を待たずしてタイトル決着。#1勝田が今季2勝目を挙げる

全日本F3選手権第14戦の決勝レースが10月11日、富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした#1勝田貴元(PETRONAS TOM’S F312)が#23佐々木大樹(B-MAX NDDP)との接戦を制し、今季2勝目をものにした。
Nクラスはポールシッターの#6小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)がスタートで大きく出遅れながらも見事に挽回して優勝、最終戦を待たずしてシリーズチャンピオンを獲得した。

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第14戦決勝は午後3時50分にフォーメーションを開始。 やや肌寒さの感じられる曇天ながら、終始ドライコンディションのもと、21周で行われた。
スタートではポールシッターの佐々木に#1勝田、#36山下健太のトムス勢が揃って襲いかかり、1コーナーでアウトから被せた#1勝田がトップに躍り出ると、そのまま一気に後続を突き放しにかかった。
2番手に浮上した山下は序盤こそ勝田を僅差で追っていたものの徐々に遅れ始め、逆に#23佐々木の追い上げを受けて防戦一方の展開に。
スタートでトムス勢の先行を許した佐々木はレース中盤から次第にペースを上げ、12周目の100Rで山下のインをこじ開けて2位に浮上すると、タイヤの消耗によりペースの落ち始めた勝田との差をも詰め始めた。
そしてファイナルラップを迎えた時点での両者の差は僅か0.3秒に。
ヘアピンでインに飛び込んで来た佐々木を立ち上がりで抜き返す勝田。
しかし佐々木も諦めず並走状態でダンロップコーナーへ。
押え込む勝田。
執拗に攻めたてる佐々木。
両者の攻防は最終コーナーを立ち上がって最後の直線まで続き、勝田のスリップストリームから抜け出した佐々木が徐々に追い上げる形でフィニッシュラインに並走状態で飛び込んだ。
勝ったのは勝田。
しかし佐々木との差は僅か0.007秒だった。
3位には山下が入り、ポイントリーダーの#7松下信治はこのレースを5位で終えた。
その結果第14戦終了時点でのシリーズポイントは松下が97、山下が83となり、最終戦を待たずして松下信治の2014年全日本F3チャンピオンが確定した。

Nクラスはポールの小泉がスタートでまさかのエンジンストール。すぐにスターターを始動して戦列に加わった小泉だったがこの時点でほぼ最後尾近くまで後退してしまった。
しかし中団で発生したアクシデントなどにも助けられて小泉は着実に順位を挽回。レース中盤から終盤にかけては#62久保凛太郎や#19湯澤翔平らとの激しいドッグファイトを制して今季7勝目を獲得。
こちらも最終戦を待たずしてNクラスのタイトルを手にすることとなった。

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今季最後のレース、第15戦決勝は明日午前8時より15周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA | SUPER GT | その他

WEC富士6時間公式予選 #8トヨタが見事に地元レースでポールポジションを獲得!

2014FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦「富士6時間耐久レース」の公式予選が10月11日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#8Toyota TS 040-Hybrid(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ組)が地元で見事ポールポジションを獲得した。
今シーズンからワークス参戦を復活させたポルシェも2位、3位で続き、ストレートスピードでのアドバンテージをうまくいかした格好だ。

公式予選は午後1時20分よりLMGTEクラス、LMPクラス各25分間で行われた。
WECでは二人のドライバーの出したベストタイムとセカンドベストタイムの平均タイムで決勝グリッドを決めるという独特の予選方式を採用している。

トヨタレーシングの8号車は最初にデビッドソンが1’26.473とセッション全体のベストタイムを叩き出すと、セカンドタイムでも1’26.645を記録して他を圧倒した。
対するポルシェ勢は#20ティモ・ベルンハルトが1’26.762、#14ニール・ヤニが1’26.856で続く。
トヨタの7号車を駆ったアレキサンダー・ブルツは1’27.316と一歩及ばず、アウディ勢に至っては2号車をドライブしたブノワ・トレルイエが1’28.233、1号車をドライブしたトム・クリステンセンが1’27.742とやや水を開けられた状態になった。

LMPの予選セッションはその後各チームが第2ドライバーに交代した直後にレベリオン・レーシングの2台が相次いでスピン、コースを塞いでしまったために赤旗中断となってしまった。
レベリオンの2台はすぐに自走でピットに戻って来たため走行はすぐに再開されたが、こうしたタイミングの悪さもあって1分26秒台のタイムを誰一人出すことはなく、終了間際にセバスチャン・ブエミが1’27.173を叩き出したトヨタの8号車が見事ポールポジションを獲得することになった。
予選2番手はポルシェの20号車、3番手には14号車がつけ、中嶋一貴が後半のアタックを担当したトヨタの7号車は予選4位という結果に終わった。
一方、ロイック・デュバル、トム・クリステンセン、ブノワ・トレルイエ、アンドレ・ロッテラーと日本でもおなじみのドライバーをそろえたアウディ勢は2号車が5位、1号車が6位という厳しい結果になった。

この他日本関連のチームでは、ジェームス・ロシターの所属する#9ロータスが総合14位(LMP1-Lクラス3位)、井原慶子の所属する#35OAKレーシングが総合10位(LMP2クラス2位)、スーパーフォーミュラや全日本F3に参戦している#47KCMGが総合11位(LMP2クラス3位)、スーパーGTでおなじみのフレデリック・マコヴィッキィが所属する#92マンタイポルシェが総合17位(LMGTE Proクラス3位)につけている。

第5戦決勝は明日午前11時より6時間で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第15戦富士公式予選 #23佐々木が2戦連続ポール。B-MAX NDDPがフロントロー独占

富士スピードウェイにて行われている全日本F3選手権第15戦の公式予選は、第14戦に続いて#23佐々木大樹(B-MAX NDDP)がポールポジションを獲得。改めて好調ぶりをアピールした。

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第14戦の公式予選終了から10分間のインターバルをおいて第15戦の公式予選がはじまった。 走行は同じく10分間。
最初の予選でポールを獲得した#23佐々木はここでも速さをみせ、1’34.799とタイムを更に縮めて2戦連続ポール獲得。更にはチームメイトの#22高星明誠も1’34.945を記録、B-MAX NDDPがフロントローを独占する結果となった。
一方チャンピオンを争う#7松下信治、#36山下健太の結果は、松下が予選5位、山下は4位という結果に。 とはいえタイム差は松下がトップから0.32秒差、山下も0.29秒差と僅かであり、松下自身もロガーデータなどから修正ポイントは見いだせていると語っており、決勝での巻き返しが大いに期待できそうだ。

Nクラスは#6小泉洋史(ハナシマ)がこちらも2戦連続でトップタイムを記録。タイトル獲得へ向けて確かな手応えを得たようだ。

第15戦決勝は明日朝8時より15周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第14戦公式予選 #23佐々木がポールポジションを獲得。#36山下は3位、#7松下は5位に終わる

全日本F3選手権第14戦の公式予選は富士スピードウェイにて10月11日午前11時30分より行われ、#23佐々木大樹(B-MAX NDDP)がセッション終盤に1’34.835を記録してポールポジションを獲得した。

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全日本F3の2014シーズンもいよいよ富士でのWEC併催レースで最終ラウンドを迎えた。
ここまでのランキングトップは#7松下信治(HFDP)でトータル95ポイント。
2位の#36山下健太(トムス)が78ポイントとその差は17ポイントあり、山下としてはこの日の第14戦で松下とのポイント差を5ポイント縮めないと最終戦を待たずして松下のチャンピオンが決まってしまう。
そのためにもまずはポールポジションで1ポイントを獲得しておきたいところだったが、チェッカー直前に#23佐々木が1’34.835を記録してトップに躍り出ると、山下のチームメイトの#1勝田貴元も1’34.932で2位に。山下は2列目からのスタートを余儀なくされた。
一方、ポイントリーダーの#7松下は序盤から#8高橋翼とともに好タイムを記録していたものの、終わってみればトップからコンマ45秒差の5位という結果に終わった。

#6小泉洋史(ハナシマ)が#62久保凛太郎(ル・ボーセ)を9ポイントリードして最終ラウンドを迎えたNクラスは、小泉が久保を100分の5秒上回ってトップに。 ここでリードをさらに1ポイント広げて午後の決勝を迎えることになった。
3番手には#19湯澤翔平(KCMG)がつけた。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第14戦富士決勝結果

FIA WEC Rd.5 6 Hours of FUJI -RIJ- (2014/10/11) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 14 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
111勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ312133'47.705
2232佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31210.007
3363山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31214.986
4224高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ312110.288
575松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D2111.404
626清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3012112.983
787高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D2116.968
8388ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ312136.391
96N1小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE2155.789
10*219ダン・ウェルズTDC F314 with DWI
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31211'01.642
1119N2湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE211'04.159
1262N3久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE211'08.123
-28N-山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE211'12.679
-13-吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31211'16.432
-30N-ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE211'20.891
-77N-三浦 勝アルボルアルデアCMS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE201Lap
---- 以上規定周回数(18Laps)完走 ----
-*3N-三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE021Laps
  • Fastest Lap: CarNo.23 佐々木大樹(B-MAX NDDP F312) 1'35.842 (4/21) 171.4km/h
  • CarNo.21は、公式通知No.11に基づき、選手権得点の対象外とする。
  • CarNo.21は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗2本振動中の追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.3は、全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第28条13.1)(衝突行為)により、第15戦のグリッド位置を予選結果より1グリッド降格のペナルティーを科す。

SUPER FORMULA | SUPER GT | その他

WEC第5戦富士フリー走行3回目 ランキングトップの#8トヨタがトップタイム!日本勢も健闘

FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦「WEC富士6時間耐久レース」は大会二日目を迎えた。 午前中に行われたフリー走行3回目では#8トヨタTS040-Hybrid(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ組)が1’27.033でトップだった。

台風19号の影響が懸念された今大会だが、公式予選日の朝は雲が多めながら天候は晴れており、秋の爽やかな気候のもと、午前9時30分より60分間のフリー走行が開始された。
今季4戦中2勝を挙げてポイントランキングトップに立っているトヨタの8号車は今回も好調で、セッション開始早々から好タイムを連発、最後は1’27.033を記録してトップに立ったが、今季からワークス参戦を開始したポルシェの2台も20号車が1’27.300、14号車も1’27.764でそれぞれ総合2位、3位につけ、今季スーパーフォーミュラやスーパーGTで活躍中の中嶋一貴が乗るトヨタの7号車を上回って来た。

このほか、日本のレースでもおなじみのロイック・デュバルが乗るアウディの1号車は5位、アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエが乗るアウディ2号車は6位と僅かに出遅れた格好だが、そのタイム差はトップから1秒4といったところ。
ジェームス・ロシターの乗る1’36.610で総合14位と、LMP2にも後れを取る厳しい結果となった。
そのLMP2クラスに参戦している47KCMGは総合11位。LMP2クラスの3位につけた。
井原慶子の乗る35OAK RacingはKCMGのすぐ下、総合12位(LMP2クラス4位)だ。
フレデリック・マコヴィッキィの乗るLMGTE Proクラスの92ポルシェはタイムがふるわず、再開という結果に終わっている。

WEC第5戦富士の公式予選はこのあと午後1時20分より行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第15戦富士公式予選結果

FIA WEC Rd.5 6 Hours of FUJI -RIJ- (2014/10/11) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
1231佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'34.799--173.280
2222高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'34.945 0.146 0.146173.014
313勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'34.955 0.156 0.010172.996
4364山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'35.093 0.294 0.138172.745
575松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'35.122 0.323 0.029172.692
626清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011'35.347 0.548 0.225172.284
7217ダン・ウェルズTDC F314 with DWI
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'35.580 0.781 0.233171.864
888高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'35.608 0.809 0.028171.814
9389ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'36.057 1.258 0.449171.011
106N1小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.175 2.376 1.118169.043
111310吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'37.260 2.461 0.085168.896
1219N2湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.495 2.696 0.235168.489
1362N3久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.943 3.144 0.448167.718
1428N4山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'38.019 3.220 0.076167.588
1530N5ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'38.155 3.356 0.136167.356
163N6三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'38.318 3.519 0.163167.078
1777N7三浦 勝アルボルアルデアCMS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'39.050 4.251 0.732165.844

Japanese F3

JF3:第14戦富士公式予選結果

FIA WEC Rd.5 6 Hours of FUJI -RIJ- (2014/10/11) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 14 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
1231佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'34.835--173.215
212勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'34.932 0.097 0.097173.038
3363山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'34.951 0.116 0.019173.003
4224高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'35.120 0.285 0.169172.696
575松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'35.286 0.451 0.166172.395
6216ダン・ウェルズTDC F314 with DWI
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'35.609 0.774 0.323171.812
787高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'35.708 0.873 0.099171.635
828清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011'35.824 0.989 0.116171.427
9389ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'35.901 1.066 0.077171.289
106N1小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.693 2.858 1.792168.147
1162N2久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.740 2.905 0.047168.066
1219N3湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.796 2.961 0.056167.970
131310吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'38.313 3.478 0.517167.087
1428N4山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'38.439 3.604 0.126166.873
1530N5ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'38.540 3.705 0.101166.702
163N6三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'38.684 3.849 0.144166.459
1777N7三浦 勝アルボルアルデアCMS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'39.964 5.129 1.280164.327

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGOフォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第7戦チャーン 中嶋一貴/ジェームス・ロシター組LEXUS RC Fが大逆転勝利! 初開催のタイラウンドで12番手スタートからタイヤ無交換作戦を決め2連勝 (TOYOTA)

 10月4日(土)5日(日)タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットでSUPER GTの第7戦が行われ、中嶋一貴/ジェームス・ロシター組のPETRONAS TOM'S RC F 36号車が12番手スタートからタイヤ無交換という奇策を決め、大逆転勝利を飾った。ロシターはランキング首位に浮上。同じくタイヤ無交換のKeePer TOM'S RC F 37号車が4位に入り、伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリがランキング2位で最終戦へ臨むこととなった。

14sgt_rd7_1.jpg
12番手スタートからタイヤ無交換作戦を成功させ
逆転勝利を挙げた中嶋一貴(左)とジェームス・ロシター(右)

 10月4日(土)、5日(日)の両日、タイの東北部ブリーラムに位置するチャン・インターナショナル・サーキットで、SUPER GT第7戦「BURIRAM UNITED SUPER GT RACE」が開催された。

 チャン・インターナショナル・サーキットは今年オープンしたばかりの新設サーキットであり、このSUPER GTがビッグイベントとしては最初の、いわばこけら落としのレースとなる。SUPER GTにとっても、タイでのレースは初開催。

 ブリーラムはタイの東北部「イサーン」と呼ばれるエリアの、カンボジアと国境を接する地域の小さな街で、首都バンコクからは約400km。チャン・インターナショナル・サーキットは、富士スピードウェイや上海、セパン他、近年のサーキットを多く手がけているドイツ人デザイナー、ヘルマン・ティルケ氏による設計。

 日本を初めとする多くの自動車メーカーの現地工場が置かれ、アジア進出のキーともなっているタイは、モータリゼーションの浸透も比較的早く、特に普段の足として愛用されている二輪を初めとするモータースポーツの人気も高い。そんなタイで、世界トップレベルのGTレースであるSUPER GTが開催されることは、モータースポーツの歴史においても非常に重要な契機であり、この歴史的なイベントで、記念すべき初勝利に名を刻むべく各チームはタイラウンドに臨んだ。

 シーズンは残り2戦となり、今大会はウェイトハンデがこれまでの半分、獲得ポイント×1kgでの戦い。最終戦へ向け、タイトル争いにおいても非常に重要な一戦となった。

◆予選◆

 完成したてのサーキットでの初めてのレース。もちろん全てのチーム・ドライバーにとって初走行となるため、3日(金)に2時間の練習走行時間が設けられ、予選日の4日(土)午前中の2時間の練習走行とあわせ、各チームセッティング作業をこなし、データを収集。LEXUS Racing勢はタイヤのマッチングに苦しみながらも徐々にタイムを短縮し、4日(土)午前中のセッションではPETRONAS TOM'S RC F 36号車が5番手タイムをマークした。

 午後に入っても暑さは和らぐことなく、強い日差しに照らされ、気温33度、路面温度44度という暑さの中、午後3時にノックアウト方式の予選が開始された。

 LEXUS RC F勢はQ1からタイムを伸ばすことが出来ず苦戦。そんな中、石浦宏明がQ1を担当したDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が5番手、関口雄飛のWedsSport ADVAN RC F 19号車が7番手のタイムをマークし、LEXUS RC Fは2台がQ2へと進出。19号車は今季初となるQ2進出を果たした。

 しかし、ランキングで上位を争い、重いウェイトハンデを搭載した他のLEXUS Racing勢は苦戦。8番手から14番手まで0.5秒以内という接戦の中、ジェームス・ロシターの36号車が12番手、アンドレア・カルダレッリのKeePer TOM'S RC F 37号車が13番手。立川祐路のZENT CERUMO RC F 1号車は、予選に向け変更したセッティングが功を奏せず14番手。

 午前中の練習走行でエンジントラブルに見舞われたENEOS SUSTINA RC F 6号車は、セッション開始直前にエンジンの載せ替えを完了し、大嶋和也がアタック。途中まではQ2進出のペースだったが、惜しくもスピンを喫し、最後尾15番手とな ってしまった。

 Q2も4番手から6番手までそれぞれコンマ1秒ほどの差という僅差の争いとなったが、39号車のオリバー・ジャービスは若干ミスがあったもののLEXUS Racing勢最上位となる6番手タイムで3列目グリッド。脇阪寿一がアタックした19号車は今季最高位となる8番手グリッドから決勝のスタートを切ることとなった。

 GT300クラスでは、OGT Panasonic PRIUS 31号車のQ1を担当した新田守男が序盤からタイムシートの上位につける好走を見せ、3番手でQ2へと進出。

 Q2は嵯峨宏紀がドライブし、10番手タイムをマーク。予選後、2台の車両がグリッド降格となったため、31号車は8番手から決勝をスタートすることとなった。

◆決勝◆

 5日(日)午前中に30分間で行われたフリー走行では、39号車が石浦のドライブでトップタイム。3番手に37号車、1号車が4番手、36号車が5番手と好タイムをマークし、決勝に期待がかかった。

 決勝日は7万5千人もの観客が来場。それまでの週末とは異なり、やや雲に覆われた空模様ながら、気温34度、路面温度52度という相変わらずの暑いコンディションの下、午後3時に決勝レース(66周)のグリーンフラッグが振られ、1周のフォーメーションラップの後にスタートが切られた。

 スタートは大きな混乱も無く、各車綺麗な隊列でほぼグリッド通りに周回を開始。しかし、4周目には早くもGT500の上位がGT300の後方に追いつき、コース上は大混雑となる中で、各所で追い抜きのためのバトルが展開された。

 39号車のジャービスは、LEXUS勢最上位の6番手スタートからポジションをキープしていたが、5周目のヘアピンでスピン。14位へと大きく順位を落としてしまった。

 代わって8番手スタートの19号車が順位を上げ、関口がライバルとの激しい5位争いを繰り広げた。

 レースが中盤に入り、各車ドライバー交代と給油、タイヤ交換のためにピットインを開始。ここで、前半戦ペースを抑えてきた36号車、37号車、39号車は他チームの意表を突くタイヤ無交換作戦を選択。タイヤ交換に伴うタイムロスをなくし、ピット作業時間を短縮した3台は、一気にポジションアップ。全車がピットを終えた40周目には、37号車が首位に立った。

 伊藤大輔へとドライバー交代した37号車は、ポールポジションから前半戦を支配してきたGT-R 24号車との首位争いを展開。しかし、44周目の最終コーナーで僅かにラインがはらんだところをかわされ、2位に後退。

 この37号車をかわし、2位へと浮上した中嶋一貴の36号車が猛追を開始。48周目の最終コーナーからの立ち上がりで追い詰めた直後、24号車がトラブルでスローダウン。続く37号車、39号車もこれをかわし、予選で厳しい戦いを強いられたLEXUS RC F勢が、後半に入って1-2-3体制となった。

 しかし、トップ3に立った3台のRC Fは全てタイヤ無交換のため、タイヤを交換したライバルに比べ厳しい状況。52周目にはタイヤの摩耗により39号車のペースが落ち、5位へポジションダウン。37号車の伊藤は何とかポジションを守ろうと健闘を見せたが、残り7周で3位に後退。翌々周の1コーナー進入でも、揃ってコースアウトを喫するほどの激しいバトルを見せたが、4位へと順位を落としてしまった。

 一方で、首位を逃げる36号車は、中嶋一貴の世界耐久選手権で磨かれた、タイヤをいたわるドライビングテクニックにより、最後までペースを落とすこと無く快走。終盤ライバルからの追い上げを受けるも、慌てること無くその差をコントロールし、トップでチェッカー。12番手スタートから、タイヤ無交換作戦を成功させての大逆転勝利で、前戦鈴鹿に続く2連勝を飾った。

 37号車は4位。19号車が今季最高位となる6位フィニッシュ。39号車が7位、最後尾からスタートし、エンジン交換によるペナルティを受けながらも粘り強く追い上げた6号車が9位でポイント獲得を果たした。

 この勝利で36号車のロシターはドライバーズランキングで首位に浮上(中嶋一貴は第2,3戦欠場のため5位)。3ポイント差の2位で伊藤/カルダレッリ組の37号車が続き、LEXUS RC Fがランキングトップ2を占めて最終戦へと臨むこととなった。

 GT300クラスでは、8番手グリッドのプリウス31号車がスタートでやや出遅れ、中団グループでの混乱の中で追い上げを試みたが、4周目にGT500車両と接触を喫し、予定外のピットイン。これで周回遅れの最後尾へと後退。

 その後、追い上げを見せた31号車は、17位までポジションを上げ、チェッカーを受けた。

PETRONAS TOM'S RC F 36号車 ドライバー 中嶋一貴:
「新しいこのサーキットでの、最初のウィナーになれたことに感激している。タイヤが固かったのか、予選では苦しんだが、決勝レースはそれを逆手にとり、タイヤ無交換で行くことで逆転出来た。僕たちは23号車(MOTUL AUTECH GT-R)だけをターゲットにしていたので、彼らとのタイム差を知らせてもらっていた。ペースはほぼ一定で、20秒前後の差で推移していたので、あの作戦でしか勝つことは出来なかった。前半、タイヤを上手くマネージメントしてくれたジェームス(ロシター)とチームに感謝している」
PETRONAS TOM'S RC F 36号車 ドライバー ジェームス・ロシター:
「今日は非常にチャレンジングなレースだったが、勝てて嬉しい。GT500同士のバトルも激しかったが、周回遅れのGT300クラス車両に引っかかると、ターン3からターン4にかけてはスリーワイドになるような状態で、観客には素晴らしいショーだったと思うし、走っている側も楽しめた。朝のフリー走行で、中古タイヤでも最後までタイムが安定していたので無交換作戦を決めた。タイヤマネージメントは大変だったが、何とか良いコンディションを保ったまま繋ぐことが出来た。中嶋選手ももちろん大変だったとは思うが、良い仕事をしてくれて優勝出来、とても良い週末になった」
トヨタモータースポーツニュース

Super FJ Dream Cup Race

SFJ:ドリームカップレース鈴鹿決勝 上位入賞ドライバーのコメント

sfj_dc_r-podium

優勝 牧野任祐(ファーストモールディング制動屋ルーニー)
sfj_dc_r-makino  「1周目の走り初めにグリップ感があったので、逆バンクで河野選手を抜くことができました。その後はミラーを見ず、前だけを見て走りました。途中で雨が強くなり大変でしたが、F1のサポートレースで勝つことができて嬉しいです」
2位 大津弘樹(カーペット・ラグ通販なかね家具)
sfj_dc_r-otsu  「雨のレースを走るのが去年の鈴鹿でのレース以来だったので、どうなるかと思っていましたけど、チームクルーがセットアップを変えてくれたのが良かったです。レースは少しずつ順位を上げていきましたが、前の車を抜くのに時間がかかってしまって、牧野選手に差を広げられてしまいました。後半は自分の方が速かったと思うので、負けたのが悔しいです」
3位 河野駿佑(GOODSMILE RACING 10V)
sfj_dc_r-kono  「悔しいです。牧野選手の1周目のS字でのペースが速くなにもできませんでした。レース後半も篠原選手が迫ってきていたので、何が何でも表彰台は取ろうと思っていました。今自分が出せる力を出し切ったので、この結果は仕方ないです」
4位 篠原拓朗(ZAPSPEED ED)
sfj_dc_r-shinohara  「今回初めての鈴鹿のレースで、しかも雨なのでどうかと思いましたが、スタートしたら思っていた以上に調子が良くて、前の車を抜くことに集中していました。3位表彰台が見えていたのですが、レース終盤は後ろの車が速くて抑えるのが大変でした。表彰台を目指していただけに悔しいです」
Text: Nobumitsu OHTAKE
Photo: Yoshinori OHNISHI
Nobumitsu OHTAKE

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第9戦 決勝レース レポート

MJ14_0251_fineプレスインフォメーション 2014年10月05日

鈴鹿. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第9戦 決勝レースを鈴鹿サーキット(三重県)にて、2014年10月5日(日)に開催いたしました。

天候:雨 路面:ウェット 気温:18℃ 路面温度:22℃

ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)の2014年シーズン最終戦となる第9戦が10月5日(日)、鈴鹿サーキット(三重県)でF1日本グランプリのサポートレースとして行なわれた。大型の台風18号の接近により天候は安定せず、サーキットでは朝から断続的に雨が降り続いた。雨はPCCJのレース開始直前になっても降り止まず、全車がレインタイヤを装着してコースイン。前日に行われた公式予選の結果に従い、全17台のマシンがスターティンググリッドについた。

ポールポジションは#78近藤翼。その右後方には予選2番手#14元嶋佑弥がつける。そして3番手#12小河諒、4番手#11山野直也とシリーズ同点首位のふたりがセカンドローに並んだ。このトップ4のうち#14元嶋以外の3名がタイトル獲得の権利を有している。予選5位は#19永井宏明、そして予選6位にはジェントルマンクラスの#9武井真司がつけた。スタート時刻となる12時15分になっても雨足は弱まらずコース上にはいく筋もの河が流れるほどの悪条件で、レースはセーフティカースタートとなった。全10周のうち、2周目のバックストレートで、隊列を先導するセーフティカーのシグナルが消灯。残り8周の戦いとなった。

バックミラーで後続のマシンの動きを見ながら走行していた#78近藤は、セーフティカーが姿を消すと最終コーナーから抜群のスタートを決め1コーナーにトップで進入。やや離れて#14元嶋がそれに続き、#12小河、#11山野と上位陣は大きな混乱もなく最初の周回を無事クリアした。鈴鹿2連勝を狙う#14元嶋は、水しぶきでまったく前が見えない状況で果敢に#78近藤に挑みかかったが、#78近藤は冷静な走りで差をなかなか詰めさせない。やがてふたりの差は少しづつ離れていき、上位2台によるトップ争いはしばらくこう着状態が続いた。

その後方では、タイトルを競うチームメイト同士による激しいバトルが始まる。#12小河が#11山野との差を少しずつ拡大していったが、6周目の1コーナーで#12小河がオーバーラン。#11山野が3位にポジションを上げた。事実上のタイトル争いとなった3位争い。先にフィニッシュしたほうが今年のチャンピオンとなる。2台のマシンは降りしきる雨の中ぎりぎりの接近戦を続け両者一歩も引かない。とくに#12小河はマシンのテールを派手にスライドさせながらもアクセルを緩めず、闘志を露にする。

そして迎えたファイナルラップ、逆バンクの出口で#12小河が#11山野を華麗にパス。しかし、その直後のダンロップコーナーで#11山野が軽い接触を伴いながらも抜き返しに成功し3位に返り咲いた。それでも#12小河は諦めずテールトゥノーズで#11山野を追う。そして#12小河はヘアピンカーブの進入でやや強引に#11山野のインに飛び込み両者は接触。姿勢を乱すもスピンには至らず、#12小河が3位の座を奪い返すことに成功した。#11山野も諦めず最後の最後まで逆転のチャンスをうかがっていたが、抜き返すことはできず#12小河が3位でフィニッシュ、#11山野は4位に。その結果#12小河の2年連続となるタイトル獲得が決まった。

優勝争いは、終盤2位の#14元嶋がペースを上げトップ#78近藤との差を縮めたが、最後まで順位は変わらずそのままチェッカー。#78近藤が今季2勝目をあげ有終の美を飾った。レース後#78近藤は「実はツーリングカーで雨の鈴鹿を走るのは初めてだったので挙動がわからず、とにかく絶対にミスをしないように集中して走りました。元嶋選手も速かったのですが西コースは自分のほうが良かったので大丈夫だと思った。今季最後のレースで優勝できて本当に嬉しいです。これはチームと一緒に勝ちとった勝利です」と、シーズンを共に戦ったチームに感謝の言葉をおくった。

惜しくも2位に終わった#14元嶋は「近藤選手と自分では速い場所が違い抜くことは難しかった。2位は悔しいですが今回は完璧な走りをした近藤選手の勝ちです。1年間PCCJを戦って大きく成長することができました。素晴らしいチャンスを与えて頂いて感謝しています」と、スカラシップドライバーとして戦った1年間を総括した。

惜しくもタイトルを逃した#11山野は「もちろん悔しいですが、それと同時にやり切ったという満足感もあります。最終周のヘアピンでの接触はしょうがない。これもレースだと思っています」と、爽やかにチームメイトのタイトル獲得を祝福した。

#11山野との激しいバトルを制してタイトル防衛を果たした#12小河は「絶対にチャンピオンになる! という強い気持ちで無我夢中で走り続けました。それがあのような最終周のオーバーテイクになってしまったわけですが、後悔はしていません。どうしても負けたくなかったんです。とはいえ山野さんにはすまなかったと思いますし、自分は山野さんのおかげでチャンピオンになることができたのだと思います。チームメイトとして、今年山野さんは1から100まですべてのことを僕に教えてくれました。山野さんのおかげで僕は大きく成長することができたのです」と、神妙な表情。激しいレースではあったが、最後はお互いをリスペクトする言葉で長かったシーズンを締めくくった。

ジェントルマンクラスでは、予選クラス最上位の#9武井真司が落ち着いたスタートと安定した周回で総合6位クラストップの座を堅持。「前と後ろの差を見ながらミスをしないように走りました」という言葉どおり、堅実な走りで4戦連続優勝を飾った。そして、シリーズタイトル争いはクラス3位、総合9位でフィニッシュした#7星野敏が初のチャンピオンに。#7星野はフォーメーションラップでスピンするなど苦しいスタートとなったが、最終的には順位を盛り返しシリーズチャンピオンを手にした。「決勝前日は寝ることができないほど緊張していたのですが、何とかチャンピオンになることができたのはチームや素晴らしいPCCJの仲間たち、そして家族のおかげです」と、#7星野は深々と頭を下げた。

全9戦で行われた2014年PCCJは今回でシーズン全戦を終了。今年はニューマシン、タイプ991の911 GT3 Cupが導入された初年度だったが、多くの選手がタイプ991の高いパフォーマンスを引き出し、素晴らしいレースを展開した。マシンに対する理解とセッティングに対するノウハウが深まり、来季2015年はさらに素晴らしいレースが繰り広げられることが期待される。

■第9戦 決勝結果
Pos. Car# Class Driver Car Name Laps Gap
1 78 近藤 翼 SKY RACING 10 23'30.253
2 14 元嶋 佑弥 GARMIN PORSCHE 10 +1.349
3 12 小河 諒 TEAM KTOUCH PORSCHE 10 +12.921
4 11 山野 直也 TEAM KTOUCH PORSCHE 10 +13.068
5 19 永井 宏明 NINNE Racing 10 +31.848
6 9 G-1 武井 真司 BINGO SPORTS 10 +33.055
7 32 飯田 太陽 TEAM KRM 10 +58.963
8 33 G-2 TAKASHI TEAM KRM 10 +1'09.382
9 7 G-3 星野 敏 D'station HAI racing 10 +1'11.458
10 25 G-4 神取 彦一郎 NILZZ RACING 10 +1'17.190
11 24 G-5 剛 覇矢人 GAINER with Team Tetsuya 10 +1'19.046
12 2 田島 剛 NINNE Racing 10 +1'19.819
13 3 G-6 江本 玄 Team Samurai 10 +1'21.015
14 51 G-7 Paul IP KCMG 10 +1'31.927
15 52 G-8 Tsugio HARUYAMA SHARAKU RACING 10 +2'16.914
以上完走
21 G 高田 匠 NINNE Racing 10 6Laps
73 G 鈴木 篤  SR ASSET HAI RACING 10 DNS
ベストラップ
78  近藤 翼 SKY RACING 2'20.537  5/10

G=ジェントルマン クラス

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
 

SUPER GT

SGT:第7戦チャーン決勝結果

■GT500クラス

BURIRAM UNITED SUPER GT RACE -RIJ- (2014/10/05) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 7 チャーン国際サーキット 4.554km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
136中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS47661:37'58.987
224ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH12661.980
312安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS49666.689
437伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS566646.463
518山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI476633.849
619脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH76635.130
739石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS18661'06.957
8100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS17661'08.424
9*6大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS42661'10.954
10*23松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI60661'13.954
11*1立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS39661'13.954
1217塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS245610Laps
1346本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI254917Laps
---- 以上規定周回数(46Laps)完走 ----
-8ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS143333Laps
-32中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL122541Laps
  • Fastest Lap: CarNo.24 佐々木大樹(D'station ADVAN GT-R) 1'25.441
  • CarNo.23は、スポーツマン精神に反する行為のため黒白旗が提示された。
  • CarNo.6は、2014 SGT SpRおよび公式通知No.8によりペナルティストップ5秒を課した。CarNo.100は、2014 SGT SpR第27条1違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.23は、2014 SGT SpR第27条1違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.1は、2014 SGT SpR第27条1違反により決勝結果に40秒を加算した。

■GT300クラス

BURIRAM UNITED SUPER GT RACE -RIJ- (2014/10/05) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 7 チャーン国際サーキット 4.554km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
13星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH25611:39'29.702
27ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH43610.862
34谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH56601Lap
4*60飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH36601Lap
561佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI38601Lap
650加納 政樹
ナニン・インドラ・パユーング
P.MU Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH11601Lap
799ブーティーコン・インサラプバサク
アレキサンドレ・インペラトーリ
i MOBILE AAS
PORSCHE 911 GT3 R
MI601Lap
811平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL54601Lap
90中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS23601Lap
1022和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH601Lap
1110植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL11592Laps
1230岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH5592Laps
1355高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS25592Laps
14194土屋 武士
ナッターウッド・シャロエンスクハワタナ
arto-MC86
TOYOTA 86
YH592Laps
152高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH4592Laps
1633都筑 晶裕
峰尾 恭輔
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH8592Laps
1731新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH28583Laps
1888織戸 学
青木 孝行
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH20565Laps
1948井上 恵一
富田 竜一郎
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH4417Laps
---- 以上規定周回数(42Laps)完走 ----
-65黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH282041Laps
-21リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH142041Laps
-86細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH251843Laps
  • Fastest Lap: CarNo.48 富田 竜一郎(Snap-on DIJON Racing GT-R) 1'33.823
  • CarNo.60は、ピット作業違反に対し訓戒とした。

Super FJ Dream Cup Race

SFJ:ドリームカップレース鈴鹿決勝 雨中の攻防、牧野任祐が独走優勝を飾る

 F1日本グランプリのサポートレースとして組み込まれたスーパーFJドリームカップレースは5日、三重県の鈴鹿サーキット(1周・5.807km)で決勝を行い、牧野任祐(ファーストモールディング制動屋ルーニー)が8周・19分39秒885で優勝した。

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 決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは未明から雨。フォーメーションラップの始まる午前11時には小降りとなったが、依然としてトラックはヘビーウェット。27台のマシンが1周を回ってグリッドに着きスタートが切られた。

 トップで1コーナーに飛び込んだのはポールポジションの河野駿佑(GOODSMILE RACING 10V)。2位に予選2位の牧野任祐(ファーストモールディング制動屋ルーニー)が、3位に同3位の橋本陸(SLILLSPEED)が付ける。同4位の里見乃亜(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)がスタートを失敗したため、4位に大津弘樹(カーペット・ラグ通販なかね家具)、5位に平優弥(Team Naoki☆Leprixsport 10V)、6位に篠原拓朗(ZAPSPEED ED)と予選より一つずつ順位を上げて続く。

 レースは1周目から白熱した。「こちらの方がグリップ感があった」という2位の牧野がS字でトップ河野の背後に付けると逆バンクでアウトから並びかけ、ダンロップコーナーで前に出る。一方、4位の大津もペースの上がらない橋本をヘアピンで捉え3位に上がった。

 トップに立った牧野は2位以下の争いを尻目に後続を突き放しにかかる。2周目に4秒8と差を開くと4周目からは6秒前後の差でレースをコントロール。最後は4秒4差まで縮められたが8周を走って独走でドリームカップを制した。

 1周目を3位で戻ってきた大津は、3周目のシケインで河野をパスして2位に上がると3位以下を引き離しながらトップ牧野を追うが、ペースが牧野と変わらなかったため差を詰めることができず、終盤少し追いついたもののこのまま2位でゴールした。

 3位まで後退した河野は、3周目のスプーンで橋本を、4周目に平をパスして勢いに乗る篠原に背後に迫られ防戦一方となる。

 その篠原の背後から迫って来たのは雨の中、素晴らしいスピードで予選10位から前車を次々とパスしてきた最年長の山部貴則(Super winds・T-flap KK-S)。6周目にファステストラップを記録して篠原に追いつくと、ここから河野、篠原、山部の3位争いが激しくなる。雨が激しく降り始めた中、篠原は河野に、山部は篠原に並びかけ一瞬前に出る場面もあったが、結局この順位は変わらず。3位河野、4位篠原、5位山部の順でゴールした。6位には平が、7位には橋本が入った。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Super FJ Dream Cup Race

SFJ:ドリームカップレース鈴鹿決勝結果

S-FJ Dream Cup Race -RIJ- (2014/10/05) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2014 S-FJドリームカップレース 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
161牧野 任祐ファーストモールディング制動屋ルーニー
MYST KK-S2
YH819'39.885
239大津 弘樹カーペット・ラグ通販 なかね家具
MYST KK-S2
YH84.469
33河野 駿佑GOODSMILE RACING 10V
TOKYO R&D RD10V
YH85.486
42篠原 拓朗ZAPSPEED ED
TOKYO R&D RD10V
YH811.145
55山部 貴則Super winds・T-flap KK-S
MYST KK-S
YH811.388
671平 優弥Team Naoki☆Leprixsport 10V
TOKYO R&D RD10V
YH815.735
766橋本 陸SKILSPEED
TOKYO R&D RD10V
YH817.027
870伴 貴広林歯科医院&RIGHTWAY.レプリ10V
TOKYO R&D RD10V
YH819.246
972脇村 佑貴ライトウェイ☆レプリ10V
TOKYO R&D RD10V
YH830.893
1031上村 優太IDEAL Racing F 07J
WEST 07J
YH833.040
1191中西 武蔵シナジフォーススマイルマックスNRS SEV
TOKYO R&D RD10V
YH837.174
1262里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH840.414
1336早坂 祐希アルビRT ED GIAうちざわ接骨院
TOKYO R&D RD10V
YH841.106
146辻 恵路NAVY AUTO
TOKYO R&D RD10V
YH841.808
1522八巻 渉アキランドレーシング&イーグルスポーツ
MYST KK-S
YH842.302
1618高橋 響太IDIロマンテックミスト
MYST KK-S
YH843.063
1732高柳 文哉テイクファースト10V
TOKYO R&D RD10V
YH26Laps
1826吉元 陵安藤商会オートバンサーARP鹿児島ED
MYST KK-S
YH845.516
1958大川 純平関西オート Rn'sports KKSⅡ
MYST KK-S2
YH849.553
2035長谷川 綾哉アルビ開志高校ビヨンドKK-S ED RS神野
MYST KK-S
YH851.049
2134鈴木 海南斗HMC◆加藤学園(静岡)◆TAKE FIRST 10V
TOKYO R&D RD10V
YH853.450
2237岡崎 善衛アルビメークウィナーK-WindsワタナベMT
TOKYO R&D RD10V
YH81'07.374
2341今井 龍太ガレージ1エンドレス
WEST 07J
YH81'07.982
248吉田 照己M2ジャイアントキリング丸吉KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH81'32.018
25*10山浦 聖人ZAPミマキエンジニアリングED
TOKYO R&D RD10V
YH81'32.813
2657北川 博崇DAYTONA☆KKSⅡ☆ED☆ミスト
MYST KK-S2
YH82'07.441
---- 以上規定周回数(5Laps)完走 ----
-28片山 義章TEAM KATAYAMA
TOKYO R&D RD10V
YH26Laps
  • Fastest Lap: CarNo.5 山部貴則(Superwinds・T-flap KK-S) 2'26.577 (6/8) 142.62km/h
  • CarNo.10は、鈴鹿サーキット一般競技規則第25条~1)違反(危険なドライブ行為)により、競技結果に30秒を加算した。

SUPER GT

SGT:第7戦チャーンフリー走行結果

■GT500クラス

BURIRAM UNITED SUPER GT RACE -RIJ- (2014/10/06) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT500 class チャーン国際サーキット 4.554km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
139石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS181'25.873--190.914
224ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH121'26.114 0.241 0.241190.380
337伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS561'26.129 0.256 0.015190.347
41立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS391'26.241 0.368 0.112190.100
536中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS471'26.259 0.386 0.018190.060
612安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS491'26.445 0.572 0.186189.651
746本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI251'26.486 0.613 0.041189.561
88ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS141'26.700 0.827 0.214189.093
923松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI601'26.802 0.929 0.102188.871
1032中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL121'26.863 0.990 0.061188.739
1117塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS241'27.051 1.178 0.188188.331
1219脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH71'27.096 1.223 0.045188.234
1318山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI471'27.110 1.237 0.014188.203
14100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS171'27.398 1.525 0.288187.583
156大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS421'27.424 1.551 0.026187.527

■GT300クラス

BURIRAM UNITED SUPER GT RACE -RIJ- (2014/10/06) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT300 class チャーン国際サーキット 4.554km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
199ブーティーコン・インサラプバサク
アレキサンドレ・インペラトーリ
i MOBILE AAS
PORSCHE 911 GT3 R
MI1'34.151--174.129
27ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH431'34.819 0.668 0.668172.902
361佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI381'35.169 1.018 0.350172.266
43星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH251'35.246 1.095 0.077172.127
560飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH361'35.577 1.426 0.331171.531
665黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH281'35.616 1.465 0.039171.461
786細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH251'35.618 1.467 0.002171.457
821リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH141'35.764 1.613 0.146171.196
955高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS251'35.779 1.628 0.015171.169
1030岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH51'35.850 1.699 0.071171.042
110中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS231'35.904 1.753 0.054170.946
124谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH561'35.930 1.779 0.026170.900
1331新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH281'35.998 1.847 0.068170.779
1422和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'36.132 1.981 0.134170.541
1510植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL111'36.167 2.016 0.035170.478
1633都筑 晶裕
峰尾 恭輔
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH81'36.231 2.080 0.064170.365
1711平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL541'36.305 2.154 0.074170.234
1888織戸 学
青木 孝行
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH201'36.464 2.313 0.159169.954
1948井上 恵一
富田 竜一郎
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'37.206 3.055 0.742168.656
2050加納 政樹
ナニン・インドラ・パユーング
P.MU Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH111'37.266 3.115 0.060168.552
212高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH41'37.491 3.340 0.225168.163
22194土屋 武士
ナッターウッド・シャロエンスクハワタナ
arto-MC86
TOYOTA 86
YH1'37.605 3.454 0.114167.967

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第9戦 公式予選 レポート

 

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プレスインフォメーション 2014年10月04日

鈴鹿. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第9戦 公式予選を鈴鹿サーキット(三重県)にて、2014年10月4日(土)に開催いたしました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:25℃ 路面温度:33℃(スタート時)

10月3日(金)、Porsche Carrera Cup Japan(PCCJ)第9戦が開幕した。今大会はF1第15戦日本グランプリとの併催であり、PCCJは3日(金)にフリー走行が、4日(土)に公式予選が、5日(日)に決勝レースが行われる大会日程。シリーズ最終戦、そしてタイトル決定戦ということで普段のレース以上に大きな注目を集める1戦である。

鈴鹿サーキットでのPCCJは、8月末に行われた第8戦に続き今シーズン2回目。コースは基本的に変わっていないが、秋季の開催となるため気温と路面温度の低下が予想される。また、大型の台風18号が日本の南側から徐々に接近しており週末は降雨の可能性が高い。そのような予想しにくい気象状況下で、まず3日(金)に2本のフリー走行が行われた。

12時から始まった1回目の走行では、今季3勝をあげている#14 元嶋佑弥がトップタイムを記録。#11 山野直也が2位、#12 小河諒が3位と、同ポイントでシリーズ首位を争うふたりが続いた。そして16時45分から行われた2回目の走行では#12 小河、第6戦の勝者#78近藤翼、#19永井宏明というオーダーに。2本の走行を合わせた総合結果では#14 元嶋、#11 山野、#12 小河、#78近藤という順位になった。また、ジェントルマンクラスでは目下3連勝中の#9武井真司が6位で最上位につけた。

4日(土)は前日に引き続きドライコンディションが保たれ、15時30分から公式予選がスタート。フリー走行トップの#14 元嶋を先頭に次々とカレラカップパイロットたちがコースインし予選アタックを開始した。コースイン直後、1周目にいきなり#11 山野がスピンを喫するがマシンにダメージはなく走行を続行。F1の予選直後ということで路面にはラバーが乗り、グリップレベルはフリー走行の時よりも上がっている。

まず最初に2分05秒512という、コースレコードを更新するトップタイムを刻んだのは#78近藤だった。しかし#14 元嶋がその直後に2分05秒090を記録しトップに。#78近藤も2分05秒413と自身のタイムを縮め僅差で2位につける。ふたりはその後ピットに戻りタイヤの内圧を調整。#14 元嶋はリヤウイングの角度を調整し最高速狙いの空力セッティングを施した。「時間が後になるほうが走行条件が良くなる」と判断したふたりは、その後しばらくピットに留まりライバルの状況を静観。その間に#12 小河はアタックを続け、2分05秒200のタイムで#78近藤を抜き2番手に浮上。さらに、その直後に2分05秒198までタイムを縮めた。「スプーンのふたつ目でアウトにはみ出しブレーキを踏んだ。あれさえなければ04秒台に入っていたはずです」と、好タイムにも関わらず#12 小河は悔しそうな表情を浮かべた。

予選終了10分前、ピットでタイミングをうかがっていた#14 元嶋がコースイン。それを追う形で#78近藤もピットを後にし、最後のタイムアタック競走が始まった。フリー走行でユーズドタイヤを履き続けた#78近藤は、予選で初めてフレッシュタイヤを装着。予選開始直後の走行でまずグリップバランスを確認し、最後の10分にかけていた。そして近藤は完璧ともいえる走りで全長5.807kmの鈴鹿サーキットを攻めきり、コースレコードとなる2分05秒055という最速タイムをマーク。#14 元嶋は2分05秒090という自身のベストタイムを更新することができず予選2位に終わり、#78近藤がポールポジションを獲得した。ポールシッターとなった#78近藤は「マシンのバランスがとても良かったので自信はありました。路面にF1マシンのラバーが乗り、グリップレベルが上がってもバランスは良いままだったので最後の10分にかけていた。最後のコースインのタイミングが元嶋選手と重なってしまったのは偶然です」と、笑顔でコメント。高い確率で雨が予想される翌日の決勝については「雨のレースは得意なのでむしろ歓迎です。優勝でシーズンを締めくくりたい」と目を輝かせた。

予選2位の#14 元嶋は「ポールポジションを逃したのは悔しいですね。タイヤの熱の入れかたを失敗して思ったほどタイムが伸びなかった。素晴らしい走りをした近藤選手におめでとうと言いたいです。明日は雨の天気予報ですがウェットは好きなので自信はあります」と、#78近藤同様レインコンディションを歓迎する。雨を得意とするふたりの若手ドライバーが、明日の決勝でどのようなレースを見せてくれるのか楽しみだ。ミスを犯しながらも予選3位となった#12 小河は「ブレーキを踏んでもあのタイムが出たことからもわかるように、マシンにスピードはあります。1番大切なのは山野選手よりも上でフィニッシュしてシリーズチャンピオンとなることですが、できれば優勝でタイトルを決めたい」と、決勝レースへの抱負を述べた。

ジェントルマンクラスは、#9武井が2分07秒808という総合6番手タイムで最上位。ジェントルマンクラスのコースレコードを更新した#9武井は、「途中でパドルシフトに不具合が起きてしまったが、それでもクラストップタイムで良かった。明日の決勝では、これまでのレースと同じように他の人に迷惑をかけないように走りたい。そうすればおのずと結果もついてくると思います」と、最終戦にかける意気込みを語った。

いよいよシーズン最終戦。F1日本グランプリの併催レースとして華々しい雰囲気の中で行われる第9戦は、5日(日)12時15分スタート予定。全10周のレースでPCCJ 2014のシリーズチャンピオンが遂に決定する。

■第9戦 公式予選結果
Pos. Car# Class Driver Car Name Best Time
1 78 近藤 翼 SKY RACING R 2'05.055
2 14 元嶋 佑弥 GARMIN PORSCHE R 2'05.090
3 12 小河 諒 TEAM KTOUCH PORSCHE R 2'05.198
4 11 山野 直也 TEAM KTOUCH PORSCHE R 2'05.526
5 19 永井 宏明 NINNE Racing 2'06.656
6 9 G-1 武井 真司 BINGO SPORTS 2'07.808
7 32 飯田 太陽 TEAM KRM 2'08.219
8 25 G-2 神取 彦一郎 NILZZ RACING 2'08.433
9 24 G-3 剛 覇矢人 GAINER with Team Tetsuya 2'08.758
10 33 G-4 TAKASHI TEAM KRM 2'08.988
11 2 田島 剛 NINNE Racing 2'09.232
12 21 G-5 高田 匠 NINNE Racing 2'09.420
13 7 G-6 星野 敏 D'station HAI racing 2'09.830
14 3 G-7 江本 玄 Team Samurai 2'10.256
15 51 G-8 Paul IP KCMG 2'10.592
16 52 G-9 Tsugio HARUYAMA SHARAKU RACING 2'12.782
73 G 鈴木 篤  SR ASSET HAI RACING 出走せず

G=ジェントルマンクラス
R=コースレコード

 

SUPER GT

SGT:第7戦チャーンノックアウト予選総合結果

■GT500 Class

BURIRAM UNITED SUPER GT RACE -RIJ- (2014/10/04) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 7 チャーン国際サーキット 4.554km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
146本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI251'25.1251'24.704
224ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH121'24.9261'24.739
323松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI601'25.1631'24.974
48ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS141'25.3231'25.077
532中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL121'25.5581'25.205
639石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS181'25.5401'25.353
717塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS241'25.7251'25.568
819脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH71'25.6311'26.358
918山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI471'25.789
1012安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS491'25.809
11100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS171'25.849
1236中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS471'25.969
1337伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS561'26.110
141立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS391'26.157
156大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS421'26.444
---- 以上予選通過 ----
■GT300 Class

BURIRAM UNITED SUPER GT RACE -RIJ- () Knock Out Qualify Weather: Course:
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 7 チャーン国際サーキット 4.554km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
199ブーティーコン・インサラプバサク
アレキサンドレ・インペラトーリ
i MOBILE AAS
PORSCHE 911 GT3 R
MI1'35.5081'33.507
23星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH251'35.5171'34.268
37ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH431'35.6861'34.417
40中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS231'35.6221'34.524
555高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS251'34.8071'34.605
64谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH561'35.6691'34.611
788織戸 学
青木 孝行
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH201'35.4691'35.068
831新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH281'35.0921'35.187
922和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'35.5651'35.189
1010植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL111'34.9591'35.961
1150加納 政樹
ナニン・インドラ・パユーング
P.MU Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH111'35.6561'36.201
1248井上 恵一
富田 竜一郎
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'35.6451'40.200
1333都筑 晶裕
峰尾 恭輔
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH81'35.803
1421リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH141'35.818
1560飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH361'35.881
1630岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH51'35.922
172高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH41'35.996
1811平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL541'36.005
1965黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH281'36.475
2086細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH251'36.486
21194土屋 武士
ナッターウッド・シャロエンスクハワタナ
arto-MC86
TOYOTA 86
YH1'42.648
---- 以上予選通過 ----
-61佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI38deleted
  • CarNo.22は、SGT-SpR 第27条2.違反により、当該ラップのタイムを削除した。
  • CarNo.61は、2014国内競技車両規則第7章グランドツーリングカー300(JAF−GT300) 第3条1.3)により予選タイムを抹消した。

SUPER GT

SGT:第7戦チャーンノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

BURIRAM UNITED SUPER GT RACE -RIJ- (2014/10/04) Knock Out Q2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 7 チャーン国際サーキット 4.554km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
146本山 哲S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI251'24.704--193.549
224佐々木 大樹D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH121'24.739 0.035 0.035193.469
323ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI601'24.974 0.270 0.235192.934
48松浦 孝亮ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS141'25.077 0.373 0.103192.701
532中嶋 大祐Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL121'25.205 0.501 0.128192.411
639オリバー・ジャービスDENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS181'25.353 0.649 0.148192.078
717塚越 広大KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS241'25.568 0.864 0.215191.595
819脇阪 寿一WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH71'26.358 1.654 0.790189.842
■GT300 Class

BURIRAM UNITED SUPER GT RACE -RIJ- (2014/10/04) Knock Out Q2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 7 チャーン国際サーキット 4.554km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
199アレキサンドレ・インペラトーリi MOBILE AAS
PORSCHE 911 GT3 R
MI1'33.507--175.328
23ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH251'34.268 0.761 0.761173.913
37ヨルグ・ミューラーStudie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH431'34.417 0.910 0.149173.638
40中山 友貴MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS231'34.524 1.017 0.107173.442
555高木 真一ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS251'34.605 1.098 0.081173.293
64片岡 龍也グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH561'34.611 1.104 0.006173.282
788青木 孝行マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH201'35.068 1.561 0.457172.449
831嵯峨 宏紀OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH281'35.187 1.680 0.119172.234
922城内 政樹グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'35.189 1.682 0.002172.230
1010植田 正幸GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL111'35.961 2.454 0.772170.844
1150加納 政樹P.MU Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH111'36.201 2.694 0.240170.418
1248井上 恵一Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'40.200 6.693 3.999163.617

SUPER GT

SGT:第7戦チャーンノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

BURIRAM UNITED SUPER GT RACE -RIJ- (2014/10/04) Knock Out Q1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 7 チャーン国際サーキット 4.554km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
124ミハエル・クルムD'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH121'24.926--193.043
246柳田 真孝S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI251'25.125 0.199 0.199192.592
323松田 次生MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI601'25.163 0.237 0.038192.506
48ヴィンタントニオ・リウッツィARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS141'25.323 0.397 0.160192.145
539石浦 宏明DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS181'25.540 0.614 0.217191.658
632ベルトラン・バゲットEpson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL121'25.558 0.632 0.018191.617
719関口 雄飛WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH71'25.631 0.705 0.073191.454
817金石 年弘KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS241'25.725 0.799 0.094191.244
---- 以上Q2進出 ----
918フレデリック・マコヴィッキィウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI471'25.789 0.863 0.064191.101
1012安田 裕信カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS491'25.809 0.883 0.020191.057
11100小暮 卓史RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS171'25.849 0.923 0.040190.968
1236ジェームス・ロシターPETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS471'25.969 1.043 0.120190.701
1337アンドレア・カルダレッリKeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS561'26.110 1.184 0.141190.389
141立川 祐路ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS391'26.157 1.231 0.047190.285
156国本 雄資ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS421'26.444 1.518 0.287189.653
---- 以上予選通過 ----
■GT300 Class

BURIRAM UNITED SUPER GT RACE -RIJ- (2014/10/04) Knock Out Q1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 7 チャーン国際サーキット 4.554km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
155小林 崇志ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS251'34.807--172.924
210山内 英輝GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL111'34.959 0.152 0.152172.647
331新田 守男OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH281'35.092 0.285 0.133172.406
488織戸 学マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH201'35.469 0.662 0.377171.725
599ブーティーコン・インサラプバサクi MOBILE AAS
PORSCHE 911 GT3 R
MI1'35.508 0.701 0.039171.655
63星野 一樹B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH251'35.517 0.710 0.009171.639
722和田 久グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'35.565 0.758 0.048171.552
80野尻 智紀MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS231'35.622 0.815 0.057171.450
948富田 竜一郎Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'35.645 0.838 0.023171.409
1050ナニン・インドラ・パユーングP.MU Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH111'35.656 0.849 0.011171.389
114谷口 信輝グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH561'35.669 0.862 0.013171.366
127荒 聖治Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH431'35.686 0.879 0.017171.335
---- 以上Q2進出 ----
1333峰尾 恭輔PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH81'35.803 0.996 0.117171.126
1421リチャード・ライアンAudi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH141'35.818 1.011 0.015171.099
1560吉本 大樹TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH361'35.881 1.074 0.063170.987
1630影山 正美IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH51'35.922 1.115 0.041170.914
172加藤 寛規シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH41'35.996 1.189 0.074170.782
1811ビヨン・ビルドハイムGAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL541'36.005 1.198 0.009170.766
1965黒澤 治樹LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH281'36.475 1.668 0.470169.934
2086細川 慎弥クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH251'36.486 1.679 0.011169.915
21194土屋 武士arto-MC86
TOYOTA 86
YH1'42.648 7.841 6.162159.715
---- 以上予選通過 ----
-61佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI38deleted---
  • CarNo.61は、2014国内競技車両規則第7章グランドツーリングカー300(JAF−GT300) 第3条1.3)により予選タイムを抹消した。

SUPER GT

SGT:第7戦チャーン公式練習結果

■GT500クラス

BURIRAM UNITED SUPER GT RACE -RIJ- (2014/10/04) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT500 class チャーン国際サーキット 4.554km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
112安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS491'25.346--192.093
224ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH121'25.858 0.512 0.512190.948
332中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL121'25.872 0.526 0.014190.917
48ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS141'25.958 0.612 0.086190.726
536中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS471'26.069 0.723 0.111190.480
623松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI601'26.163 0.817 0.094190.272
739石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS181'26.208 0.862 0.045190.173
819脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH71'26.275 0.929 0.067190.025
918山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI471'26.366 1.020 0.091189.825
1046本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI251'26.697 1.351 0.331189.100
11100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS171'26.756 1.410 0.059188.971
121立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS391'26.868 1.522 0.112188.728
1317塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS241'26.900 1.554 0.032188.658
146大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS421'27.002 1.656 0.102188.437
1537伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS561'27.022 1.676 0.020188.394

■GT300クラス

BURIRAM UNITED SUPER GT RACE -RIJ- (2014/10/04) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT300 class チャーン国際サーキット 4.554km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
199ブーティーコン・インサラプバサク
アレキサンドレ・インペラトーリ
i MOBILE AAS
PORSCHE 911 GT3 R
MI1'34.001--174.407
261佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI381'34.300 0.299 0.299173.854
33星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH251'34.506 0.505 0.206173.475
430岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH51'34.800 0.799 0.294172.937
510植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL111'35.018 1.017 0.218172.540
611平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL541'35.201 1.200 0.183172.208
748井上 恵一
富田 竜一郎
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'35.237 1.236 0.036172.143
87ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH431'35.331 1.330 0.094171.973
965黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH281'35.394 1.393 0.063171.860
1055高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS251'35.509 1.508 0.115171.653
1133都筑 晶裕
峰尾 恭輔
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH81'35.530 1.529 0.021171.615
1231新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH281'35.537 1.536 0.007171.603
134谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクZ4
BMW Z4 GT3
YH561'35.550 1.549 0.013171.579
140中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS231'35.569 1.568 0.019171.545
1588織戸 学
青木 孝行
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH201'35.595 1.594 0.026171.499
1622和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'35.660 1.659 0.065171.382
1760飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH361'35.717 1.716 0.057171.280
18194土屋 武士
ナッターウッド・シャロエンスクハワタナ
arto-MC86
TOYOTA 86
YH1'35.956 1.955 0.239170.853
1921リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH141'35.966 1.965 0.010170.836
202高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH41'36.248 2.247 0.282170.335
2150加納 政樹
ナニン・インドラ・パユーング
P.MU Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH111'36.394 2.393 0.146170.077
-86細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH25absence---

Super FJ Dream Cup Race

SFJ:ドリームカップレース鈴鹿公式予選 河野駿佑がポールポジション

 F1日本グランプリのサポートレースとして行われている、スーパーFJドリームカップレースは4日、三重県の鈴鹿サーキット(1周・5.807km)で公式予選を行い、河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)が2分13秒903でポールポジションを獲得した。

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 今年もF1日本グランプリのサポートレースとしてスーパーFJが組み込まれた。東北、もてぎ、筑波、富士、鈴鹿、岡山、オートポリス各地区シリーズの精鋭、未来を夢見る27人の若武者が鈴鹿に集結した。

 日本列島に近づきつつある台風18号の影響もまだなく、薄日が差す中、公式予選は午前9時30分から30分間で争われたが、F1チーム関係者の前でいいところを見せようとしたのか、気負ったドライバーが幾度もコースアウトする波乱の展開となった。

 そんな中、一度はコースアウトを喫するも一周をうまくまとめた河野駿佑(グッドスマイルレーシング)が2分13秒903でポールポジションを獲得。鈴鹿シリーズランキングトップの意地を見せた。

 2位には昨日の練習走行を欠場した岡山シリーズランキングトップの牧野任祐(ファーストモールディング制動屋ルーニー)が僅差で続き、3位にはアタックラップで遅いクルマに引っかかた橋本陸(スキルスピード)が付けた。

 4位・里見乃亜(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)、5位・大津弘樹(カーペット・ラグ通販なかね家具)、6位・平優弥(チームナオキ・レプリスポーツ10V)と続いている。

 明日は台風が近づくためタイムスケジュールの大幅変更が検討されたようだが、現在のところ予定通り午前11時より8周の決勝レースが開催される。雨量が多くなれば波乱は必至。F1用のスペシャル表彰台のトップに立つドライバーは誰になるのであろうか。

河野駿佑(GOODSMILE RACING 10V)
sfj_dc_q-kono  「涼しかったのとポルシェが走った後だったので路面が軽い感じでした。14秒台前半に行けばいいかなと思っていたら、サインボードを見たら13秒9というのが出ていました。最初の2、3周のアタックは全部ミスして、スピンしたり、シフトミスしたりしていました。鈴鹿の雨のレースで2つ勝っているので、雰囲気に飲まれないように落ち着いて走りたいと思います。普通にスタートを決めて、視界のいいところを走って優勝したいです」
牧野任祐(Rn-SPORTS制動屋KK-SⅡ)
 「良くも悪くもありませんでしたが、クルマのフィーリングと自分の走りが合ってなかった気がします。ポールを取れたのに、自分のミスもあってもったいなかったです。明日は予選でクルマの感じは分かったのでセットを直せば大丈夫です」
橋本陸(SKILSPEED)
 「ベスト、ベストの周で引っかかって残念でした。それがなくて第3セクターをまとめていればポールを取れたと思います。雨が降ればチャンスになるかも知れません。グリッドがアウト側で、土砂降りになればイン側は川になるので有利だと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Super FJ Dream Cup Race

SFJ:ドリームカップレース鈴鹿公式予選結果

S-FJ Dream Cup Race -RIJ- (2014/10/04) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2014 スーパーFJチャレンジカップレース 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/h
13河野 駿佑GOODSMILE RACING 10V
TOKYO R&D RD10V
YH2'13.903--156.122
261牧野 任祐Rn-SPORTS制動屋KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH2'13.998 0.095 0.095156.011
366橋本 陸SKILSPEED
TOKYO R&D RD10V
YH2'14.492 0.589 0.494155.438
462里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH2'14.612 0.709 0.120155.300
539大津 弘樹カーペット・ラグ通販 なかね家具
MYST KK-S2
YH2'14.717 0.814 0.105155.179
671平 優弥Team Naoki☆Leprixsport 10V
TOKYO R&D RD10V
YH2'14.910 1.007 0.193154.957
72篠原 拓朗ZAPSPEED ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'14.920 1.017 0.010154.945
891中西 武蔵シナジフォーススマイルマックスNRS SEV
TOKYO R&D RD10V
YH2'15.045 1.142 0.125154.802
972脇村 佑貴ライトウェイ☆レプリ10V
TOKYO R&D RD10V
YH2'15.338 1.435 0.293154.467
105山部 貴則Super winds・T-flap KK-S
MYST KK-S
YH2'15.446 1.543 0.108154.343
1136早坂 祐希アルビRT ED GIAうちざわ接骨院
TOKYO R&D RD10V
YH2'15.581 1.678 0.135154.190
1270伴 貴広林歯科医院&RIGHTWAY.レプリ10V
TOKYO R&D RD10V
YH2'15.701 1.798 0.120154.053
13*34鈴木 海南斗HMC◆加藤学園(静岡)◆TAKE FIRST 10V
TOKYO R&D RD10V
YH2'15.787 1.884 0.086153.956
146辻 恵路NAVY AUTO
TOKYO R&D RD10V
YH2'16.201 2.298 0.414153.488
1532高柳 文哉テイクファースト10V
TOKYO R&D RD10V
2'16.343 2.440 0.142153.328
1622八巻 渉アキランドレーシング&イーグルスポーツ
MYST KK-S
YH2'16.376 2.473 0.033153.291
1728片山 義章TEAM KATAYAMA
TOKYO R&D RD10V
YH2'16.446 2.543 0.070153.212
1831上村 優太IDEAL Racing F 07J
WEST 07J
YH2'16.469 2.566 0.023153.186
1958大川 純平関西オート Rn'sports KKSⅡ
MYST KK-S2
YH2'16.478 2.575 0.009153.176
2018高橋 響太IDIロマンテックミスト
MYST KK-S
YH2'16.715 2.812 0.237152.911
218吉田 照己M2ジャイアントキリング丸吉KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH2'16.935 3.032 0.220152.665
2226吉元 陵安藤商会オートバンサーARP鹿児島ED
MYST KK-S
YH2'17.074 3.171 0.139152.510
2310山浦 聖人ZAPミマキエンジニアリングED
TOKYO R&D RD10V
YH2'17.937 4.034 0.863151.556
2435長谷川 綾哉アルビ開志高校ビヨンドKK-S ED RS神野
MYST KK-S
YH2'18.977 5.074 1.040150.422
2537岡崎 善衛アルビメークウィナーK-WindsワタナベMT
TOKYO R&D RD10V
YH2'20.325 6.422 1.348148.977
2657北川 博崇DAYTONA☆KKSⅡ☆ED☆ミスト
MYST KK-S2
YH2'21.410 7.507 1.085147.834
2741今井 龍太ガレージ1エンドレス
WEST 07J
YH2'25.03411.131 3.624144.140
以上基準タイム(2'55.000)予選通過 ----
  • CarNo.34は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間中の減速義務)により、黄旗区間中の当該タイム(2'15.781)を削除、および3グリッド降格とする。

Japanese F3

JF3:第12,13戦SUGO 勝田貴元が2戦連続表彰台獲得、第13戦は山下健太が2位フィニッシュ (TOYOTA)

  • コース:スポーツランドSUGO (3.704km)
  • 予選:9月27日(土)晴:ドライ
  • 第12戦決勝:9月27日(土)晴:ドライ
  • 第13戦決勝:9月28日(日)晴:ドライ

 9月27日(土)28日(日)にスポーツランドSUGOで全日本F3第6大会(第12戦、第13戦)が行われ、勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)が第12戦2位、第13戦3位と連続表彰台を獲得。タイトルを争うルーキーの山下 健太(PETRONAS TEAM TOM'S)は苦戦し第12戦6位、第13戦は2位に入り、厳しいながらも逆転タイトルの可能性を残して最終大会に臨むこととなった。

14f3_rd6_1.jpg
第13戦は山下健太(左)が2位、勝田貴元(右)が3位で表彰台に上った

 全日本F3選手権の第6大会(第12戦、第13戦)が9月27日(土)と28日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 残り2大会、4レースとなった全日本F3。タイトル争いではルーキーの山下 健太(PETRONAS TEAM TOM'S)が首位と3ポイント差の3位につけており、逆転タイトル獲得を目指し、今大会に臨んだ。

 25日(木)、26日(金)に専有走行を行い、27日(土)午前10時15分より10分間ずつ、第12戦、第13戦の予選が実施。1周が短いSUGOで良いポジションでのアタックを狙い、各車セッション開始前からピットロードに並んでアタックを開始した。

 ランキング4位につける勝田 貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)は、周回毎にタイムを更新していき、4周目にはセクター3までベストタイムを刻んでいったが、最終コーナーでNクラスの車両に引っかかる形となり、惜しくも2番手からのスタートとなった。山下はセッティングに苦しみ、また、勝田同様にアタック中に他車に阻まれ、今季ワーストの7番手スタートとなった。

 10分間のインターバルをおいて第13戦の予選が開始。各車アタックラップに入ろうかというタイミングでコースアウトした車両があり、セッションは赤旗中断。この時点で勝田と山下が1-2番手につけていたが、赤旗が出されたラップのためタイムは抹消。セッション再開後、1発アタックでグリッドが決定され、山下は3番手、勝田はNクラス車両に阻まれ4番手と2列目に並ぶこととなった。

 併催のスーパーフォーミュラ予選で、赤旗中断による遅延があったため、予定よりも15分遅れた午後3時5分に第12戦の決勝レース(18周)がスタート。最前列2番手スタートの勝田は好ダッシュを見せ、1コーナー進入でポールポジションの車両に並びかけたが、抜くまでには至らず。

 その後方では、2コーナーでNクラス車両同士の接触があり、1周目からセーフティカーが導入。5周目に再スタートが切られた。この再スタートも上手く決めた勝田は、1コーナー進入で前に出かけたが、続く2コーナーでかわされ、2位に後退。翌周のストレートでも並びかけるが、パスは叶わなかった。

 その後、勝田は若干広がった首位との差を再び詰め、終盤にはテール・トゥ・ノーズ状態にまで追い上げたが、コンマ4秒届かず2位でフィニッシュ。

 山下は7番手スタートからセーフティカー明けで一つポジションを上げたが、それ以上の追い上げはならず、6位でチェッカー。タイトル争いでは差を広げられることとなってしまった。

 28日(日)は快晴の下、午後1時5分に第13戦決勝(25周)のスタートが切られた。3番手スタートの山下は2位に並びかけるもポジションアップはならず。山下はこの週末苦しんだアンダーステア症状のため、上位についていくことが出来ず、徐々に離されていった。

 4番手スタートの勝田はスタートを失敗し、5位に後退。9周目に抜き返し、4位に浮上すると、前を行く山下との3位争いを繰り広げた。

 19周目に首位を走行する車両がトラブルに見舞われリタイアしたため、山下と勝田のバトルは2位争いに。ペースの上回る勝田は何度も仕掛け、ファイナルラップでもパスを試みたが山下が抑えきり、山下が2位、勝田が3位でフィニッシュ。揃っての表彰台獲得を果たした。

 タイトル争いでは山下は2位へと浮上。首位と17ポイント差と厳しい状況ながら、逆転チャンピオンの可能性を残して最終戦に臨むこととなった。

トヨタモータースポーツニュース

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGO 中嶋一貴が2位、ロイック・デュバルが3位表彰台、中嶋一貴はランキング首位に浮上し最終戦へ (TOYOTA)

  • コース:スポーツランドSUGO (3.704km)
  • 予選:9月27日(土)晴:ドライ
  • 決勝:9月28日(日)晴:ドライ

 9月27日(土)28日(日)にスポーツランドSUGOでスーパーフォーミュラ第6戦が行われ、中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が2位、ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が3位表彰台を獲得。ランキング上位を争うアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)は1周目に接触、クラッシュでレースを終え、ドライバーズランキングでは中嶋一貴が首位に立った。

14sf_rd6_1.jpg
2位、3位で表彰台に上った中嶋一貴(左)とロイック・デュバル(右)

 スーパーフォーミュラの第6戦が9月27日(土)、28日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。

 前戦オートポリスからわずか2週間のインターバルでの開催となる今大会は、全7戦で戦われるシリーズの第6戦。タイトルを狙うドライバーにとって重要な一戦となった。

 同じく最終戦を控えての第6戦として行われた昨年のSUGO大会は、セーフティカー導入4回、リタイア8台というサバイバル戦となったが、終盤にはロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)とアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)による激しいバトルが繰り広げられ、観客を魅了。今季の"ライト&クイック"な新生スーパーフォーミュラによる、SUGOでのバトルに期待がかかった。

 今大会も前大会オートポリス同様、SF14にとって初走行。26日(金)には1時間のテスト走行の機会が設けられた。27日(土)予選前の午前中に行われた1時間のフリー走行とあわせ、貴重なデータ収集及びセッティングの機会となったが、合計4回もの赤旗中断という、荒れたレースウィークの幕開けとなった。金曜日のテスト走行ではSUGOを得意とするデュバルがトップタイム。土曜日のフリー走行はロッテラーがトップ、デュバルが2番手、そして最後にコースアウトを喫したが、ジェームス・ロシター(KONDO RACING)が4番手のタイムをマークした。

◆予選◆

 27日(土)フリー走行の後、全日本F3の予選などを経て、午後1時10分より、気温20度、路面温度28度と過ごしやすい秋空の下、ノックアウト方式の予選が実施された。

 午後1時10分より20分間の予選Q1が開始。前半の10分ほどで全車一旦タイムを出した後、ピットへ戻り、残り6分弱で再コースイン。しかし、アタックラップに入ろうかという残り4分半ほどでエンジンブローした車両があり、セッションは赤旗中断。4分11秒という微妙な残り時間で再開された。

 平川 亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が先陣を切ってコースイン。平川、ロッテラー、中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)らはアウトラップの翌周からアタックを開始した。しかし、平川はアウトラップ中の車両に追いついてしまい、これに妨げられる形でタイムを伸ばせず。16番手でまさかのQ1敗退となってしまった。嵯峨 宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)も20番手でQ2進出ならず。

 7分間のQ2では、セッションが進みタイムが更新されていく中、各車のタイム差は非常に僅かな厳しい戦いとなった。そんな中、セッションが残り50秒、各車最後のアタックに入っていた時、それまでQ3進出圏内であるトップ8に入っていた中山 雄一(KCMG)がスピンし、赤旗中断。セッションはタイムを延長し、残り2分20秒で再開されることとなった。この時点でトップ3につけていたロッテラーらはコースインしなかったが、他の車両は1発アタックへ。

 この一発アタックでタイムを刻んだロシターが2番手へ浮上。上位12台が0.5秒以内に入るという僅差のセッション、ぎりぎり8番手でQ3進出を果たした中嶋一貴に対し、このときアタックしなかった国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)は僅か0.006秒及ばず9番手でQ2敗退。

 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)は、赤旗中断直前に好タイムをマークしていたが、赤旗によりこのタイムが抹消され、セッション再開後のアタックではタイムが伸ばせず11番手でQ2敗退となってしまった。中山雄一もライバルにタイムを塗り替えられ、13番手グリッドとなった。

 Q3(7分間)は、各車じっくりとタイヤを暖め、残り4分を切ったあたりからアタックラップ開始。中嶋一貴、ロッテラー、デュバル、ロシターとタイムをマークしていったが、ロッテラーは0.164秒及ばず3番手。これに僅か0.038秒差でロシターが4番手。最後にタイムを上げた石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がロッテラーと0.1秒以内というタイムを叩き出し5番手。中嶋一貴は最後僅かにタイムを縮めたが6番手。デュバルも中嶋一貴に0.26秒差の7番手となった。このセッションも、ポールポジションから7番手のデュバルまで0.5秒差という激しい争いとなった。

◆決勝◆

 28日(日)のSUGOは快晴に恵まれ、午後3時からのフォーメーションラップの後、68周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

 2列目4番手グリッドのロシターが好スタートで2位に浮上。3番手グリッドのロッテラーはエンジンストールしかかり大きく後退。6番手グリッドの中嶋一貴が4位へとジャンプアップを果たした。

 後方集団に飲みこまれたロッテラーは、追い上げを狙ったが、スタート直後の混乱の中、2コーナーでオリベイラと接触。スピンを喫したオリベイラの車両にロッテラーともう一台の後続が乗り上げ、跳ね上がった2台はクラッシュ。ドライバーは全員無事だったが、オリベイラ、ロッテラー共にここでレースを終え、ランキングの1位、2位が1周目にして消えることとなってしまった。

 このアクシデントにより1周目からセーフティカーが導入。5周目に再スタートが切られた。

 10周目に平川がピットイン。翌周にはクマール・ラム・ナレイン・カーティケヤン(Lenovo TEAM IMPUL)もピットへ向かった。

 17周目、クラッシュが発生しこの日2度目のセーフティカーが導入されると、多くの車両がこのタイミングで一斉にピットへ。ここで、ピットに向かわなかった国本が首位に浮上。同じくピットに入らなかった中山雄一がこれに続く形となった。先にピットに向かっていた平川らは、不運にもその直前にセーフティカーが入ってしまったため、抑えられる形となりポジションアップならず。

 ピット組では、中嶋一貴、デュバルらがタイヤ無交換の給油のみ、対してロシターは4本交換と、タイヤ交換によるピット作業時間の違いで順位が入れ替わり、中嶋一貴が5位、デュバルが6位、ロシターが7位で22周目に再スタート。再スタート直後には3ワイドのバトルが展開され、中嶋一貴、デュバル、ロシターはそれぞれ一つずつポジションを上げた。

 タイヤ交換やセーフティカーラン中にタイヤが冷えたことも影響したか、再スタート直後にはコースアウトやスピンが多発。そんな中、首位の国本と2位の中山は好ペースで後続を引き離していった。

 その後、中盤戦は大きな順位変動の無いまま周回が重ねられていった。首位の国本は、ファステストラップを更新しながらのハイペースで後続を引き離し、その差は8秒まで広がったが、残り10周を切った59周目、ついに給油のためにピットへ。短い給油のみの“スプラッシュ・アンド・ゴー”を行ったが、ピットレーン走行によるタイムロスもあり、10位まで順位を落としてしまった。

 国本のピットにより首位に立ったルーキーの中山雄一は、自己ベストタイムをマークしながら首位を逃げたが、65周目、残り3周というところで燃料切れにより痛恨のスローダウン。何とか残っていた燃料でピットまで戻り、給油を行ってレースに復帰したが、13位へと後退。

 これで2位に浮上した中嶋一貴が、ファイナルラップに猛追を見せたが届かず、2位でフィニッシュ。デュバルが3位、ロシターが4位となった。石浦が6位、平川は8位でポイント獲得を果たした。

 この結果、中嶋一貴がポイントランキングで首位に浮上し、トヨタドライバーのタイトル獲得は確定。また、チームランキングでは、最終戦を待たずしてPETRONAS TEAM TOM'Sのタイトルが決定した。

 ドライバーズタイトル争いでは、最終戦鈴鹿は2レース制で最大18ポイントの獲得が可能なため、数値上では7位の国本まで逆転タイトルの可能性を残して最終戦に臨むこととなる。中嶋一貴が首位に立ったとはいえ、2位のオリベイラとは4ポイント差、3,4位のロッテラーとデュバルが6.5ポイント差、石浦が10ポイント差とその差は僅かであり、最終戦も激戦となることが予想される。

PETRONAS TEAM TOM'S 37号車 ドライバー 中嶋 一貴:
 「あまり調子の良くなかった予選で、6番手につけられたのは我ながら上出来だった。そこからのスタートで、決勝に向けてやって来たことが実を結んだ結果だと思う。レース中も良いペースで周回を重ねられた。タイヤを換えないという判断も大きかった。2回目のセーフティカー導入後、少し離されることもあったが、また追いつくことも出来た。ここまで何戦か出口の見えない状況が続いたが、最終戦に向けて良い光が見えてきた。周りも調子を上げて来ているので、ポイントリーダーではあるが、追いかけるつもりで最終戦に臨みたい」
KYGNUS SUNOCO Team LeMans 8号車 ドライバー ロイック・デュバル:
「今日は昨日と大きくセッティングを変えなくてはならなかった。今朝の走行では当初は調子が良かったが、クルマにトラブルが出て走行が限られ、スタート練習も出来ないなど、いつもの決勝に向けてのルーティンの作業が出来ないまま決勝を迎えた。レースが始まってからのペースは良かったが、タイヤのマネージメントも必要だし、前の一貴選手に近づいてもパスは出来ず、ミスするドライバーでもないので、その繰り返しとなり最終的に3位となった。最終戦の鈴鹿は2レースあるし、何が起こるか分からないので最後まで諦めず頑張りたい」
トヨタモータースポーツニュース

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGO決勝会見 野尻「ようやく仕事ができた」

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優勝 #40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40T SF14)
sf_r06_r_pc-nojiri  「優勝はもちろん嬉しいのですが、実感が沸かないというのが正直なところです。スタートが決まってトップに立ってからはタイヤをセーブして走りました。トップを走っている間はイケそうだという感触はありましたが、終盤、残り5周を切っても中山選手が前を走っていたのは不安になりました。最後はペースを落としすぎたかなという気もしますが、優勝を意識した途端に集中できなくなって、その考えを振り払うのが大変でした。自分としては少し優勝するのが早かったかなという気もしますが、ここまで支えてくれた多くの人に感謝します。ドライバーとしてようやく仕事ができた感じです」
2位 #37中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SF14)
sf_r06_r_pc-nakajima  「このレースウィークは流れが掴めないままだったので、自分としては予選6番手も上出来と思っていました。そう考えると、決勝はタイヤ無交換の決断をはじめ本当にうまくいった思います。ここ数戦は光が見えない手探りの状態でしたが、いい感じで最終戦を迎えることができそうです。チャンピオン争いでも有利になりましたが、最終戦も気を抜かず、挑戦者の気持ちで臨みたいと思います」
3位 #8ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO SF14)
sf_r06_r_pc-duval  「予選が7位と悪かったので、決勝に向けマシンを大きくアジャストしました。朝のフリー走行では感触がかなり良くなりました。ただ、エンジンのセンサーにトラブルが出て予定どおりにはいきませんでした。決勝はスタートもうまくいきましたし、全体的には良い週末だったと言えると思います。終盤は一貴選手より速いペースで走ることもできたとは思いますが、タイヤの状況を考えると、あれ以上攻めるべきではないと判断しました」
優勝監督 村岡 潔(DOCOMO DANDELION RACING)
sf_r06_r_pc-muraoka  「ここ数シーズンは新人を起用し育成に力を注いできましたが、毎レースひやひやしっぱなしでした。野尻選手はできればもてぎで勝たせてやりたかったですね。そうすればシリーズ争いにも関われたかもしれません。でも、シーズンに入る前は、今年はノーポイントを覚悟してました(笑)。徐々にパフォーマンスが上がってきたホンダエンジンと野尻選手の成長の度合いがうまくリンクしたことが、今回の優勝に繋がったのかもしれません」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGO決勝 ルーキー野尻智紀、涙の初優勝!

 全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第6戦は、28日、快晴の宮城県・スポーツランドSUGO(1周・3.704256km)で決勝(68周)を行い、予選2位スタートの#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40T SF14)が、参戦初シーズンで見事な優勝を飾った。
 注目のチャンピオン争いは上位陣の脱落で、2位フィニッシュの#37中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SF14)がポイントリーダーになり、決着は最終戦鈴鹿に持ち越されることとなった。(入場者数 予選日:6,200人、決勝日:11,000人)

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 サーキット上空は抜けるような青空。気温は27度と9月末の東北地方としてはやや暑さを感じる天候となった決勝日。1周のフォーメイションラップの後、午後3時5分、20台のSFマシンが一斉にスタート。

 アクシデント続きだったこの週末。例に漏れず決勝レースもオープニングラップから大波乱となった。2コーナー立ち上がりで、スタートを失敗した#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SF14)と#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)がもつれるようにクラッシュ。シリーズチャンピオンを争う2人が早々に消えてしまった。このアクシデントに#34伊沢拓也(DRAGO CORSE SF14)も巻き込まれ、ここで3台がリタイアしてしまう。

 1周目からセーフティカー(SC)ランとなったレースをリードしたのは、最初のスタートで見事なダッシュを見せトップに立っていた#40野尻。これに#3ジェームス・ロシター(フジ・コーポレーションKONDO SF14)、スタートを失敗した#1山本尚貴(TEAM無限SF14)が続く。
 トップ#40野尻は周回を重ねる度に、#3ロシターとの差をジワリ、ジワリと開いていき、15周を費やして2秒のマージンを築いた。

 しかし、この#40野尻の努力も、16周目に起きたアクシデントにより泡と消える。7位を走行していた#10塚越広大(HP SF14)が最終コーナーで姿勢を崩してアウト側のバリアにクラッシュしてしまったのだ。これにより2度目のSCランとなるが、このタイミングで上位陣は相次いでピットイン。ここでの作業時間が順位に大きく影響し、タイヤ4本を交換した#3ロシターと#1山本は順位を落とし、タイヤ無交換作戦を敢行した#37中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SF14)と#8ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO SF14)は順位を上げた。#40野尻もリア1本の交換に留めたため順位をキープしてコースに復帰した。

 この混乱のなかで漁夫の利を得てレースをリードすることになったのが、#39国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)と#18中山雄一(KCMG Elyse SF14)。ピットインをしていない2人は、給油を済ませた上位陣を尻目に、この後レースをリードし続ける。

 折り返しの34周時点の順位は、#39国本、#18中山(雄)、#40野尻、#37中嶋(一)、#8デュバル、#3ロシター、#31中嶋(大)、#38石浦、#1山本、#2中山(友)の順。中盤から後半にかけては、前半の混乱に比べると至って静かな展開となった。

 こう着状態の続くレースの焦点は、#39国本と#18中山の燃料が持つのかという点に絞られた。2人は終盤にベストラップを更新しながら快調に周回を続ける。我慢の燃費レースから最初に脱落したのがトップ#39国本。59周を終了したところで堪えきれずにピットイン。10位まで順位を落とす。これでトップとなった#18中山は3秒後方に#40野尻を従えて快走。昨年ともにF3を戦ったルーキーコンビがレースをリードするという異例の展開となった。

 しかし、#18中山のトップは残り3周半で終わりを告げる。ぎりぎりまで粘ったものの65周目のバックストレートでついにガス欠でスローダウン。その座を#40野尻に明け渡す。

 ルーキーらしからぬ走りを見せた#40野尻は、後方から迫る#37中嶋との差を冷静に計算し、最後はラップタイムを落として残り3周を走り切りチェッカー。自身の初優勝とともにホンダエンジンにも今季初勝利をもたらした。
 僅か6戦目、トップフォーミュラにステップアップしたシーズンに初優勝を飾るという離れ業をやってのけた野尻は、ウィニングラップにヘルメットの中で涙を流し続け、マシンを止めてからも暫く降りることができなかった。表彰台でも一人緊張の面持ちで、初々しさを感じさせる爽やかな勝利となった。

 注目のチャンピオン争いは、2位に入った#37中嶋が33ポイントでリーダーになった。最終戦は2レース制のため、#19オリベイラ(29p)、#36ロッテラー(26.5p)、#8デュバル(26.5p)、#38石浦(23p)、#3ロシター(20.5p)、#39国本(17p)まで、7人がチャンピオンの権利を持って最終戦に臨むことになった。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGO決勝結果

スーパーフォーミュラ第6戦 -RIJ- (2014/09/28) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Team
EngineLapTotal_Time
Behind
140野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E681:25'21.590
237中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A681.870
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A685.506
43ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A6816.075
531中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E6816.784
638石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A6817.513
71山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E6817.658
87平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A6820.077
939国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A6824.455
1032小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E6825.097
1120クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A6826.782
12*41武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E6836.932
1318中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A6840.536
142中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E6855.378
---- 以上規定周回数(61Laps)完走 ----
-62嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RI4A2840Laps
-11ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E2246Laps
-10塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1454Laps
-36アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A068Laps
-19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A068Laps
-34伊沢 拓也DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414E068Laps
  • Fastest Lap: CarNo.18 中山雄一(KCMG) 1'06.743 (67/68) 199.801km/h
  • CarNo.41は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章2.9.10違反(SC中の追越し)により、ドライビングスルーペナルティを科した。

Japanese F3

JF3:第13戦SUGO決勝記者会見 松下「高星選手には申し訳ないがこれもレース」

優勝 松下信治(HFDP RACING)
f3_r13_r_pc-matsushita  「今日は25周のレースだったのでチャンスはスタートと後半だと思っていました。スタートはクラッチの離しがラフになってしまって、並ばれてしまいました。ペースは良かったんですが、高星選手が飛ばしていったので、付いて行けるだろうと思っていたら、コンマ1,2秒ずつ離れていきました。中盤やっと追いついたんですが、高星選手がエンジントラブルで、彼には申し訳ないんですが、これもレースで、ぼくも岡山で同じことがあったのでお互いさまです。結果的に優勝できて良かったです」
決勝2位 山下健太(PETRONAS TEAM TOM'S)
f3_r13_r_pc-yamashita  「今日は3番手からのスタートだったので表彰台を目標に踏ん張っていました。ペースが良くないのは分かっていたので、前に行くとしたらスタートしかないと思って、スタートは良かったんですが、前の2台を抜くまでには行きませんでした。最初は付いて行けるのかなと思っていたら、タイヤが厳しくなって少しずつ離されていき、逆に後ろからの勝田選手を防ぐ展開になりました。最後、バックマーカーに引っかかって危ない面もあったんですが、2位になれて良かったと思います」
決勝3位 勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)
f3_r13_r_pc-katsuta  「スタートはイマイチでホイールスピンして大きく出遅れ、清原選手に1コーナーの進入で前に行かれて、5番手から追う展開になりました。序盤、このコースは抜きづらくて、SPや最終コーナーで合わせきれなかったんですが、1コーナーで強引に2台でコースアウトしながら、前に出ることができました。でも行くべきではなかったのかと思うので、後で清原選手に謝りに行こうと思っています。その後は前の3台より速いペースで追いついて行って、最後バックマーカーに引っかかったところでオーバーテイクしようと思ったんですが、2台ともオーバースピードでチームメート同士で接触してもいけないので引きました。結果、3番手でチェッカーとなりました」
Nクラス優勝 久保凛太郎(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)
f3_r13_r_pc-kobo  「1コーナーへグリッド順で入って行けたのがポイントだと思います。バックストレートに入ったところで後ろを見たら差があったので、ここからはCクラスを追いかけて行こうと思いました。昨日のことは魔物のせいです。周りの人と比べても経験が少なく、前にクルマがいるとかっとなりやすいので、メンタルな面をいろんな人に話を聞いて教えてもらっています。今までぶっちぎりというのがなかったので落ち着いてタイヤマネジメントをしながら走っていました」
Nクラス決勝2位 湯澤翔平(KCMG)
f3_r13_r_pc-yuzawa  「完敗でした。タイヤの内圧が昨日と同じセッティングで、思った以上に路面温度が高くて滑っていったので、エンジニアと話をして次戦に向けての対策をしたいと思います。いいデータが取れ、いい経験もできたので、次の富士では勝てるように頑張りたいと思います」
Nクラス決勝3位 DRAGON(B-MAX Racing Team)
f3_r13_r_pc-dragon  「今日もここに戻ってこられてうれしいです。昨日は生き残りレースに残っての3位でしたが、今日はトラック上で、自分より予選順位で前にいるクルマをオーバーテイクしてここに来たので、昨日『速さで勝負したい』と言ってたのができたのかなと思い非常に満足しています。次戦は予選順位を上げるのをテーマにしたいと思いますし、富士はレースキャリアを始めたコースなので若い人たちに一発かましたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第13戦SUGO決勝 松下信治がSUGO2連勝、Nクラスは久保凛太郎が今季5勝目

 全日本F3選手権第13戦は28日、スポーツランドSUGO(1周・3.704256km)で決勝を行い、松下信治(HFDP RACING)が15周・32分5秒650で優勝した。Nクラスは久保凛太郎(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)がポールトゥウインを飾った。

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 F3第13戦は午後1時5分フォーメーションラップが始まった。快晴でこの時期にしては高温の中、15台が1周してグリッドに着く。

 スタートはポールポジションの高星明誠(B-MAX Racing Team)がトップで1コーナーへ。これに予選2位の松下信治(HFDP RACING)、予選3位の山下健太(PETRONAS TEAM TOM'S)が続き、4位には予選5位から清原章太(TODA RACING)が上がると、予選4位の勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)は5位に落ちた。

 トップに立った高星は徐々に松下を離し、10周目あたりには2秒3先行するが、後半からは松下が高星との差を詰め始める。高星は14周目に1秒2まで松下に迫られるが、再びスパートをかけ始めた19周目、4コーナー立ち上がりで突然失速、S字でマシンを止め痛恨のリタイアを喫することになってしまった。

 これでトップに立った松下は安泰。25周を走って今季5勝目、SUGOラウンドを連勝で締めくくった。ドライバーズチャンピオンでも2位高星との差をさらに開き、チャンピオン候補最右翼となった。

 2位争いは白熱した。後半、山下と一時は清原に先行を許すも9周目の1コーナーで両者コースアウトしながら抜き返した勝田の争いとなる。24周目に周回遅れに詰まった山下に勝田が並びかけ、両者並走しながら最終ラップの1コーナーに向かうが、これを山下が退け2位、勝田は3位でチェッカーを受けることとなった。

 4位は清原。5位には最後尾グリッドから順位を回復してきた佐々木大樹(B-MAX Racing Team)が入った。

 Nクラスはポールシッターの久保凛太郎(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が好スタート。昨日、コースアウトしリタイアした鬱憤を晴らすように快走。2位以下を大きく引き離して今季5勝目。チャンピオン争いでもトップの小泉洋史(HANASHIMA RACING)との差を詰め、最終戦に望みを託す。

 2位でレースを始めたのはドライバーズランキングトップの小泉。しかし調子が上がらないのか、3周目に湯澤翔平(KCMG)にパスされると、その後も順位を落とし、結局4位でゴールした。

 1周目に3位で戻ってきた、昨日優勝の山口大陸(EXCEED MOTOR SPORTS)は2周目に1コーナーでスピン、13周目には最終コーナーでコースアウトしてレースを終えた。

 3位には13周目に小泉をパスしたドラゴン(B-MAX Racing Team)が入り、連続表彰台をものにした。

 最終大会となる第14,15戦は10月11~12日、富士スピードウェイで行われるWECのサポートレースとして開催される。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第13戦SUGO決勝結果

SUPER FORMULA Round 6 -RIJ- (2014/09/28) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 13 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
171松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D2532'05.650
2362山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31255.112
313勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31257.895
424清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F301259.072
5235佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31259.879
6386ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ312516.969
787高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D2518.005
862N1久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE2553.745
919N2湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE251'10.137
1030N3ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE251'19.691
116N4小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE241Lap
123N5三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE241Lap
13138吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31241Lap
---- 以上規定周回数(22Laps)完走 ----
-22-高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31187Laps
-28N-山口 大陸EXCEED MOTOR SPORTS
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1114Laps
  • Fastest Lap: CarNo.22 高星明誠(B-MAX Racing Team) 1'15.876 (4/18) 175.752km/h

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGOフリー走行2回目 石浦がトップタイム

 決勝日朝、快晴の下行われたフリー走行は、予選上位陣が決勝に向け揃って好調な仕上がりを見せた。トップタイムをマークしたのは予選5位の#38石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)。セッション序盤から上位につけると、好調さをアピールするように終盤でさらにタイムを削ってきた。シリーズでも5位につける石浦。チャンピオン争いに残るためには今回の結果が重要だ。

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 昨日に続き好天のスポーツランドSUGO。この季節にしてはやや気温は高いが絶好のレース日和だ。午前9時15分から30分間の予定で始まったフリー走行では、各チーム決勝のセッティングの確認と調整を行った。

 トップタイムを奪った#38石浦と並び、このセッションで良い仕上がりを見せたのが、予選では7位に沈んだ#8ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO SF14)。開始早々から1分07秒台の好タイムをマークすると、途中で走行を切り上げピットに入った。昨年の菅生戦を制している#8デュバルだけにスタートでジャンプアップすれば十分勝機はありそうだ。

 ポールポジションの#1山本尚貴(TEAM無限SF14)は9番手、予選2位から初優勝を狙う#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40T SF14)は7番手と、ともに無理せずセッティングの確認に留めたようだ。

 現在ポイントリーダーながら予選では11番グリッドに沈んでしまった#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)は、予選と同じく11番手と苦しんでいる。今大会を終えた時点でリーダーの座にいるかはやや疑問符の付くところだ。

 対してシリーズ2位の位置から逆転チャンプを狙う#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SF14)は4番手と好調。予選後も余裕を見せていただけに、フロントローに並ぶ#1山本と#40野尻にとっては不気味な存在だ。

 新規参戦の#34伊沢拓也(DRAGO CORSE SF14)は12番手。道上監督が語るように、今大会はデータ収集に努めることになりそうだ。

 なお、このセッションでも14分経過時にハイポイントコーナーで#2中山友貴(TEAM無限SF14)がクラッシュ。この週末続いている赤旗の連鎖はこのセッションでも続いてしまった。エスケープゾーンの狭いコース特性により、マシン回収のためにはセッションを中断せざるを得ない事情はあるが、赤旗の提示される回数が多いのは確かだ。

 予報では午後に向け気温も上がり暑くなるようだ。午後3時にスタートする決勝ではアクシデントのない熱い展開を期待したい。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGOフリー走行2回目結果

スーパーフォーミュラ第6戦 -RIJ- (2014/09/28) Free Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
138石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'07.424--197.783
210塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'07.543 0.119 0.119197.435
318中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'07.582 0.158 0.039197.321
436アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'07.625 0.201 0.043197.195
58ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'07.669 0.245 0.044197.067
63ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'07.797 0.373 0.128196.695
740野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'07.868 0.444 0.071196.489
811ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'07.971 0.547 0.103196.191
91山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'08.006 0.582 0.035196.090
107平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'08.023 0.599 0.017196.041
1119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'08.137 0.713 0.114195.713
1234伊沢 拓也DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414E1'08.182 0.758 0.045195.584
1332小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'08.207 0.783 0.025195.513
1437中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'08.220 0.796 0.013195.475
1539国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'08.288 0.864 0.068195.281
1641武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'08.372 0.948 0.084195.041
1731中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'08.379 0.955 0.007195.021
182中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'08.455 1.031 0.076194.804
1920クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'08.547 1.123 0.092194.543
2062嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RI4A1'08.626 1.202 0.079194.319

Japanese F3

JF3:第12戦SUGO決勝記者会見 総合&Nクラス上位3人のコメント

優勝 松下信治(HFDP RACING)
f3_r12_r_pc-matsushita  「今週クルマの状態は良かったです。レースは18周でタイヤに気を遣わなかったのですが、勝田選手を離していけるつもりだったのに、均等なレースになってしまいました。あしたは2番スタートなのでセッティングを変更して、後半勝負できるようにしたいです。タイトル争いですがあしたは高星選手がポールでぼくが2番手なんですが、この差をもっと広げられるようにしたいです」
決勝2位 勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)
f3_r12_r_pc-katsuta  「クルマは良かったので予選一発には自信がありましたが、アタックの最終コーナーで引っかかってポールを取れませんでした。スタートで前に出たかったんですが路面が良くなくて、ホイールスピンをしてしまい、2番手でオープニングラップを終えました。SPと最終コーナーには自信があったのでそこで詰めて1コーナーで抜こうと思ったんですが、牽制されて押さえられてしまいました。競り合ってたので余計に悔しいレースになってしまいました」
決勝3位 清原章太(TODA RACING)
f3_r12_r_pc-kiyohara  「前回のもてぎのこともありポールを取るつもりで臨んだんですが、松下選手の方が上で、最後に高星選手にもポジションを取られてしまいました。レースはスタートでポジションを一つあげて、前の2人を追いかける形になったんですが、前の2人の方が速くて、後ろの高星選手も離れていったので単独での3位でレースを終えることになりました」
Nクラス優勝 山口大陸(EXCEED MOTOR SPORTS)
f3_r12_r_pc-yamaguchi  「初優勝できてすごくうれしいです。予選は納得いかなかったのでチームと相談しながら、決勝に向けて進めていきました。決勝はスタートが決まったんですがセーフティーカーが入り残念なレースになりました。久保選手がリタイアして、湯澤選手が来ていましたが自分のペースで集中して走るしかないと思っていました」
Nクラス決勝2位 湯澤翔平(KCMG)
f3_r12_r_pc-yuzawa  「予選でタイヤがうまく使えなかったのでチームのエンジニアと相談して、決勝に向けて内圧のチェックをしました。決勝は、スタートを失敗してしまい、大陸選手のスリップに付けてもコーナーではダウンフォースが抜けてペースが上がりませんでした。でも、うまく走れば1コーナーで追いつけて差させたのかなと思います」
Nクラス決勝3位 DRAGON(B-MAX Racing TEAM)
f3_r12_r_pc-dragon  「体力的にもきついですし、速さも若い選手には一歩譲ると言うことで、付いていけないところもあったんですが、自分のテーマは完走してきっちりポジションを取ると言うことなので、最初のコーナーをうまく抜けて生き残れたのかなと思います。その結果ここに座っていられるので、こんなレースもあっていいのかなと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第12戦SUGO決勝 松下信治が今季5勝目、Nクラスは山口大陸が初優勝を飾る

 全日本F3選手権第12戦は27日、スポーツランドSUGO(1周・3.704256km)で決勝を行い、松下信治(HFDP RACING)が18周・25分47秒130で優勝した。Nクラスは山口大陸(EXCEED MOTOR SPORTS)が初優勝を飾った。

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 第12戦決勝は前プログラムのスーパーフォーミュラ予選で赤旗が相次いだため、フォーメーションラップが午後3時5分より始まった。

 好スタートを切ったのはポールシッターの松下信治(HFDP RACING)。2位に予選順位通り勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)が付け、3位には予選4位の清原章太(TODA RACING)が上がってきた。

 Nクラスでは予選3位の山口大陸(EXCEED MOTOR SPORTS)が好スタート。一気にトップに躍り出る。2位にポールシッターの久保凛太郎(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が付け、3位に湯澤翔平(KCMG)が続く。

 その後方では、1コーナーから2コーナーにかけ小泉洋史(HANASHIMA RACING)のインを狙った三浦愛(EXEDY RACING TEAM)が小泉と接触。両者コースアウトしグラベルにマシンを止めたため、セーフティーカーが導入された。小泉はその後再スタートを切るも周回遅れに。

 レースは5周目から再スタート。1コーナーで勝田が松下にアウトから並びかけ前に出るが、オーバースピード気味だったため、松下が抜き返しトップを守る。

 2位勝田は1秒前後の差でトップ松下に付け、後半の逆転にかける。最終18ラップ目に松下の背後に忍び寄るが、逆転はならず、松下が0秒3差で今季5勝目を飾った。2位には勝田が、3位には清原が入り今季初表彰台をものにした。

 Nクラスはトップでレースを始めた山口の背後につけていた久保がレース再開後の7周目にSPコーナーで痛恨のコースアウト。その後も山口は2位に上がった湯澤翔平(KCMG)に突き入る隙を与えず、18周を走って念願の初優勝を飾った。2位には湯澤。3位には有力選手の脱落で繰り上がったドラゴン(B-MAX Racing Team)が入り今季初表彰台に立った。

 僅差でドライバーズ選手権をリードする松下はポールポジションとファステストラップ、優勝を合わせ12ポイントを追加、トータル85ポイントとし、リードを広げた。

 第13戦決勝は明日28日午後1時5分より25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGO予選会見 PP山本「スタートがすべて」

PP #1山本尚貴(TEAM無限SF14)
sf_r06_q_pc-yamamoto  「フリー走行では自分のミスでクラッシュしてしまい、チームに迷惑をかけてしまいました。でも、チームは短時間でクルマを完璧に直してくれました。走り出してすぐクラッシュの影響が全くないことが分かり安心しました。唯一の不安材料はニュータイヤを試せなかったことでしたが、さほど大きな問題ではありませんでした。クルマのバランスは非常に良かったです。最後のアタックではタイヤの内圧が合わなかったのか少しロックさせてしまいましたが、うまくまとめることができました。決勝はスタートがすべてと思っています。必ず決めたいと思います」
2位 #40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40T SF14)
sf_r06_q_pc-nojiri  「スーパーフォーミュラのマシンで菅生を走るのは初めてでしたので、最初狭いコースでのスピードに慣れなくて、それがセッティングにも影響してしまいました。でも、走るにつれて、どこでタイムを詰めていけば良いのかが分かってきて、それからは順位も徐々に良くなっていきました。僅かの差でポールポジションを逃したのは悔しいですが、優勝を狙えるポジションですので、明日は前回失敗してしまったスタートを必ず決めたいと思います」
3位 #36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SF14)
sf_r06_q_pc-lotterer  「ポールポジションは取れませんでしたが、全体的には良い1日だったと思います。クリアラップが取れなかったり、Q3の最後のアタックでは最終コーナーのバンプに乗ってしまったりと、少しうまくいかなかった点もありましたが、明日は期待できると思います。チャンプ争いのライバル達がやや後方スタートになりましたが、他のドライバーのことは意識していません。とにかく勝つこと。それだけです」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第12戦SUGO決勝結果

SUPER FORMULA Round 6 -RIJ- (2014/09/27) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 12 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Team
EngineTireLapTotal_Time
Behind
171松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
HFDP RACING
HONDA MF204DBS1825'47.130
212勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31BS180.374
323清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA RACING
TODA TR-F301BS186.728
4224高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
B-MAX Racing Team with NDDP
TOYOTA TOM'S TAZ31BS189.846
5235佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
B-MAX Racing Team with NDDP
TOYOTA TOM'S TAZ31BS1810.073
6366山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31BS1811.261
7387ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
CERUMO・INGING Jr.
TOYOTA TOM'S TAZ31BS1814.552
888高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HFDP RACING
HONDA MF204DBS1815.540
928N1山口 大陸EXCEED MOTOR SPORTS
Dallara F306
TAIROKU EXCEED
TOYOTA TOM'S 3S-GEBS1849.044
1019N2湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
KCMG
TOYOTA TOM'S 3S-GEBS1850.055
1130N3ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
B-MAX Racing Team
TOYOTA TOM'S 3S-GEBS181'12.817
12139吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
B-MAX RACING TEAM
TOYOTA TOM'S TAZ31BS171Lap
---- 以上規定周回数(16Laps)完走 ----
-6N-小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
HANASHIMA RACING
TOYOTA TOM'S 3S-GEBS153Laps
-62N-久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA TOM'S 3S-GEBS513Laps
-3N-三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
EXEDY RACING TEAM
TOYOTA TOM'S 3S-GEBS018Laps
  • Fastest Lap: CarNo.7 松下信治(HFDP RACING) 1'15.020 (9/18) 177.757km/h

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGO予選 赤旗続きの予選をチャンプ山本が制す

 全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第6戦は、27日、快晴の宮城県・スポーツランドSUGO(1周・3.704256km)で公式予選を行い、シーズン終盤徐々に調子を上げつつある#1山本尚貴(TEAM無限SF14)が2戦連続となるポールポジションを獲得。今季から参戦の#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40T SF14)が僅差で続き、ディフェンディングチャンピオンとルーキーがフロントローに並ぶこととなった。

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 生き残りを賭けて凌ぎを削ることになるノックアウト方式の予選。まずQ1では20台中6台が振り落とされる。
 開始早々トップタイムをマークしたのは#1山本尚貴(TEAM無限SF14)。朝のクラッシュの影響を感じさせない走りで1分06秒418を叩き出す。一旦ピットに戻った各車はタイミングを計りながら残り5分から再度アタックに入る。
 朝からの赤旗の連鎖なのか、ここで#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING SF14)がSPコーナーで白煙を吹いてコース脇にマシンを止める。フリー走行で5位と好調だった小暮だがターボトラブルで万事休す。このアクシデントでコース上にオイルが出たため赤旗中断となる。

 再開された残り4分のアタックで#1山本のタイムを上回る者は出ず、最後にタイムアップした#11ヴィタントニオ・リウッツィ(HP SF14)、#3ジェームス・ロシター(フジ・コーポレーションKONDO SF14)が続いた。
 ノックアウトされたのは、#2中山、#7平川、#20カーティケヤン、#34伊沢、#41武藤、#62嵯峨の6台。残念ながら、新チームDRAGO CORSEから参戦の#34伊沢もここで涙を飲むことになった。

 続くQ2は僅か7分間。ここでも6台が落とされる。
 最初のアタックで#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SF14)を筆頭に外国人勢が上位に名を連ねるなか、#1山本が気を吐いて2番手タイムをマーク。#38石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)も3番手につけ、両者は余裕を見せ早々にアタックを切り上げた。
 残り1分を切ったところで、何とか8位以内に這い上がろうとした#18中山雄一(KCMG Elyse SF14)がレインボーコーナーでコースアウト。またも赤旗が提示された。しかし、再度アタックのチャンスを与えるため、残り2分20秒で再開することとなった。
 この最後のアタックで大ジャンプを遂げたのは、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40T SF14)。下位から一気にトップに浮上し、周囲を驚かせた。
 9~14位に確定したのは、#39国本、#31中嶋大、#19J.Pオリベイラ、#11リウッツィ、#18中山の6人。

 8人による熾烈な争いとなったQ3は、腹の探り合いのような展開となった。最初にコースに出た#1山本はゆっくりと流すようにコースを回り、他のドライバーもフレッシュタイヤを温めつつ徐々にペースを上げていく。
 ここでQ2に続いて素晴らしいアタックを見せた#40野尻が1分05秒986でトップに出る。#36ロッテラー、#3ロシターも果敢にアタックするが#40野尻のタイムには届かず。これで決まりと思ったが、最後の最後に#1山本がチャンピオンの貫録を見せ100分の9秒差でポールポジションを奪い取った。

 決勝レースは明日28日、午後3時から68周で行われる。中高速ながらコース幅の狭いサーキット、そして何よりも赤旗の出番が多いこの週末。レース展開とともにチャンピオン争いの行方も気になるところだ。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

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