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2011年10月

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス決勝結果

■GT500 Class

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS39541:37'10.996
246S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI60548.965
338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS355428.614
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS285438.318
524ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH235445.346
617KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS415453.038
7*19WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH14541'18.384
832EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL12541'19.410
935D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS7541'37.451
1012カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS46541'44.445
111ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS52531Lap
128ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS7531Lap
136ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS28531Lap
14100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS29531Lap
1539DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI29522Laps
---- 以上規定周回数(37Laps)完走 ----
■GT300 Class

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/02) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
162R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH31511:38'57.857
211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL57501Lap
314SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH38501Lap
42エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH21501Lap
525ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH27501Lap
686JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH5501Lap
731ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH8501Lap
8*74COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH33501Lap
94初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH65501Lap
1027PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH21501Lap
1166triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH25501Lap
1288JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH20501Lap
1343ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS22501Lap
1422R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH501Lap
1515ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK2501Lap
16*87リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH26501Lap
1733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK43501Lap
1810Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH492Laps
1969サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH492Laps
20*26Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH465Laps
215マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH43615Laps
---- 以上規定周回数(35Laps)完走 ----
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.39 DENSO SARD SC430 (石浦 宏明) 1'42.236
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.62 R&D SPORT LEGACY B4 (山野 哲也) 1'52.458
  • CarNo.19に黒白旗を提示した。
  • CarNo.74はSUPER GT Sporting Regulation第3条1.3)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.74に黒白旗を提示した。
  • CarNo.26はFIA国際モータースポーツ競技規則付則L項 第4章第4-d (ピット入口の白線カット)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.87はSUPER GT Sporting Regulation第34条1.2)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリスフリー走行 ホンダ勢が1-2-3! トップはRAYBRIG HSV、GT300はフェラーリ458!

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 SUPER GT第7戦「SUPER GT IN KYUSHU 250km」は2日、オートポリスで決勝をにらんだフリー走行を9時20分から30分間行った。

 オートポリス上空は朝から雲に覆われた。気温15度、路面温度11度という肌寒い中で行われたフリー走行で、GT500クラスでトップタイムを記録したのはRAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)。2位、3位にもウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)、EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)とHSVが続きホンダ勢が上位を独占する形となった。

 ポールシッターのDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)は5位、ドライバーズ選手権をリードするS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)は6位と出遅れた。想定外の低気温にミシュラン勢が苦しみ、ブリヂストン、ダンロップ勢息を吹き返したのかも知れない。

 GT300クラスは、JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)がトップタイム。現在ドライバーズ選手権で、ポイントリーダーの初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)を8ポイント差で追っており、そのBMWがこのフリー走行で7位と振るわなかったため、決勝に向けて上々の滑り出しとなった。

 GT300クラスポールシッターのR&D SPORT LEGACY B4(山野哲也/佐々木孝太組)はフリー走行を2位と上々の位置で終え、今シーズン2勝目を狙う。

 決勝は本日2日、14時よりローリンスラップが開始され54ラップでの争いとなる。

 ※なお、ウイダーHSV-010は、このフリー走行中黄旗区間での追い越しによるペナルティで、SL出走車車輌の最後尾グリッドに降格された。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリスフリー走行結果

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/02) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
15001100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS291'42.683-163.867
250021ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS521'42.881 0.198163.552
3500332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL121'43.413 0.730162.711
450046ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS281'43.562 0.879162.477
5500539DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI291'43.586 0.903162.439
6500646S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI601'43.843 1.160162.037
7500736PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS281'44.281 1.598161.356
8500838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS351'44.586 1.903160.886
950098ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS71'44.620 1.937160.833
105001017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS411'44.677 1.994160.746
115001123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS391'44.678 1.995160.744
125001224ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH231'45.195 2.512159.954
135001335D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS71'45.471 2.788159.536
145001419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH141'45.702 3.019159.187
155001512カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'45.879 3.196158.921
16300111JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL571'52.041 9.358150.181
17300262R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH311'52.79110.108149.182
18300314SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH381'53.46710.784148.293
1930045マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'53.72911.046147.952
20300525ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH271'53.81211.129147.844
21300631ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH81'54.06511.382147.516
2230074初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH651'54.10511.422147.464
23300869サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'54.11711.434147.449
24300974COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH331'54.17111.488147.379
25300102エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH211'54.35011.667147.148
263001143ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'54.45511.772147.013
273001222R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'55.31512.632145.917
283001366triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH251'55.33712.654145.889
293001433HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK431'55.44512.762145.753
303001527PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH211'56.00213.319145.053
313001610Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH1'56.29113.608144.692
323001726Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH1'56.39413.711144.564
333001815ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK21'57.41614.733143.306
343001988JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH201'58.02615.343142.565
-3002086JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH5no time--
-3002187リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH26no time--
-30022360 RUNUP SPORTS CORVETTE
CHVROLET CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
松永 まさひろ
YHno time--
  • CarNo.1は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則H項 第2章2.4.5.1 b)違反(黄旗区間での追越し)により、SL出場車両の最後尾とする。

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス公式予選 KEIHIN HSV-010)が予選3番手を獲得、ウイダー HSV-010は6番グリッドから決勝に挑む (HONDA)

  • 2011年10月1日(土)・予選/会場:オートポリス(4.674km)/天候:晴れ/気温:21℃(12:00現在)/路面温度:25℃(12:00現在)/コースコンディション:ドライ

gt111001003L.jpg  10月1日(土)、大分県のオートポリス・インターナショナルレーシングコースで、2011 オートバックス SUPER GT第7戦「SUPER GT IN KYUSHU 250km」が開幕し、公式予選が行われました。

 九州唯一の国際格式サーキットであるオートポリスでSUPER GTが開催されるのは2009年以来。予選当日、すっかり秋めいた気配の阿蘇山系はさわやかな好天に恵まれ、1万2500人が来場。2年ぶりのSUPER GTを待ちかねたファンや家族連れでサーキットはにぎわいました。

 2011年のSUPER GTは、オートポリスでの第7戦を含めて残り2戦。チャンピオン争いも大詰めを迎え、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)はトップと8点差の2位、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は19点差の4位と、逆転でのタイトル獲得を狙って接戦を繰り広げています。

 全長4.674kmのオートポリスは、自然の起伏を生かした地形に大小さまざまなコーナーが配置されており、マシンには優れたシャシー性能が求められます。デビューイヤーとなった2010年にオートポリス大会が開催されなかったため、HSV-010 GTにとっては今回が初走行となりますが、持ち前の優れたコーナリング性能を生かして上位入賞を果たし、チャンピオン争いでトップに浮上することが期待されます。

 この日は午前9時から1時間45分にわたって公式練習を実施したあと、正午より公式予選1回目、午後2時35分より公式予選2回目を行いました。今回の予選はスーパーラップ方式で、予選1回目でトップ10に入ったマシンが予選2回目に進出し、ここで記録されたタイムに応じて決勝のスターティンググリッドを決定します。なお、予選1回目で11番手から15番手となったマシンは、ここでの順位がそのまま決勝レースでのスターティンググリッドとなります。

 午前中に行われた公式練習では、#1 ウイダー HSV-010が1分41秒697を記録して2番手につけ、Honda勢の最上位となりました。以下、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)は1分41秒769で4番手、#17 KEIHIN HSV-010は1分41秒958で5番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は1分42秒809で12番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は1分42秒868で13番手となりました。

 予選1回目では、塚越選手の操る#17 KEIHIN HSV-010が1分40秒518で3番手となりました。そして、#1 ウイダー HSV-010(小暮選手/1分40秒527)は4番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢選手/1分40秒865)は8番手、#8 ARTA HSV-010(小林選手/1分41秒457)は9番手となり、HSV-010 GTは5台中4台が予選2回目に駒を進める健闘を見せました。一方、#32 EPSON HSV-010(道上選手/1分42秒543)は13番手となり、残念ながら予選2回目への進出は果たせませんでした。

 予選2回目のスーパーラップは午後3時17分に開始。絶好のコースコンディションでの争いは100分の1秒差で順位が入れ替わる大接戦となり、Honda勢では、#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手が1分40秒419をマークして予選3番手を獲得。続いて1分40秒464を記録して予選4番手となったのは#8 ARTA HSV-010の小林選手で、#1 ウイダー HSV-010の小暮選手は1分40秒524で予選6番手、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は1分40秒558で予選8番手となりました。

 明日の決勝は午後2時にスタートが切られ、54周、250kmで競われます。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー

 「予選2回目では、トップ2台と下位2台を除く計6台がコンマ2秒以内に入る激戦となりました。そうした中、#17 KEIHIN HSV-010に乗る塚越選手は本当にいい走りで予選3番手を獲得してくれました。#8 ARTA HSV-010の小林選手も落ち着いた走りでいいタイムを記録したと思います。#1 ウイダー HSV-010の小暮選手はドライビングで細かいミスが出てしまい、6番手となりました。いつもの予選であれば全く問題にならないくらいの小さなミスですが、今回の予選は本当に接戦だったので、これが結果に響いてしまいました。いずれにしても、タイヤチョイスの点で自信があるので、決勝では安定したペースで走り続けられると思います。#1 ウイダー HSV-010はとにかくチャンピオン争いを演じるライバルの前でフィニッシュして欲しいと思いますし、それ以外の4台も1つでも上のポジションを狙って明日の決勝レースを戦うことになります」
塚越広大選手(3番手 #17 KEIHIN HSV-010)
 「練習走行の時から調子がよく、いろいろなテストもできました。そのテストした結果をまとめ、予選1回目とスーパーラップで生かすことができたので、3番手という結果に結び付いたのだと思います。ただ、上位2台にタイムを引き離されているので、悔しい気持ちが残っています。マシンは信頼して思いきり攻められるバランスに仕上がっているので、自分も楽しんでアタックができています。決勝レースではさらに上位を狙えるチャンスがあると思うので、少しでも多くのポイントを獲得し、最終戦までチャンピオンシップの望みが残るようにチーム一丸となってがんばります」
小林崇志選手(4番手 #8 ARTA HSV-010)
 「スーパーラップではマシンのバランスもよく、タイヤのグリップもしっかりと保てました。その結果、特にセクター3ではしっかりとマシンの速さを示すことができました。ただ、逆にセクター1、2では思うようにタイムが伸びなかったので、その点をしっかり分析して決勝レースに挑みたいと思います。明日の決勝レースはどのような戦況になるか分からないですが、オートポリスはタイヤに厳しいコースなので、いかにタイヤの摩耗をマネジメントして、レース終盤までペースを落とさずに走りきれるかがポイントになると思います。表彰台はもちろんですが、しぶとく戦って優勝を狙いたいです」
小暮卓史選手(6番手 #1 ウイダー HSV-010)
 「マシンの調子は悪くなかったのですが、思うようにタイムが伸びなかったので悔しいです。今日の結果をしっかりと分析し、明日の決勝レースに臨みたいと思います。ライバルのマシンはとても速いですが、明日は明日のレースを行い、ライバルより1つでも上位でゴールできるようがんばります」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス公式予選 DENSO SARD SC430が千分の1秒差で2戦連続、今季3度目のPPを獲得。300クラスはR&D SPORT LEGACY B4が今季初PP!

 スーパーGT第7戦SUPER GT IN KYUSHU 250kmレースは1日、オートポリスでスーパーラップ方式の公式予選を行いGT500クラスはDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)が、GT300クラスはR&D SPORT LEGACY B4(山野哲也/佐々木孝太組)がそれぞれポールポジションを獲得した。

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 300クラスのスーパーラップは14時35分から開始。

 #4谷口信輝のBMWが先頭をきってコースイン。1分52秒222と自らの予選タイムは更新。

 2番目の登場は#31嵯峨。1分52秒580と自らの予選タイムに届かず、この時点では2番手に。

 3番目は#87織戸。果敢なアタックを見せるが、第2ヘアピン立ち上がりで痛恨のスピン。2分06秒425とモニター下部に。

 4番手は#62佐々木孝太。朝の公式練習トップタイムの1分51秒204を自ら更新する1分50秒447のトップタイムを叩き出す!

 5番手は#74国本。1分51秒646としてこの時点では2番手に浮上。

 6番手は#86青木。1分51秒329でこの時点での2番手を逆転!

 7番手に#43高木がスタート。しかし、#87織戸と同じ第2ヘアピン立ち上がりでアウトにはらみ惜しくもスピン! コース復帰に手間どり2分17秒951という結果に。

 8番手、#11平中。1分51秒709で4番手のタイム。

 9番手に#2加藤寛規。最終コーナーでコースアウトギリギリまで攻める走りでわかせたが1分51秒418と3番手タイムに終わる。

 ラストの10番手は#25土屋武士のポルシェ。スムーズなドライビングだったが1分51秒403と3番手タイム。

 これでPPは#62の1分50秒447、#86の1分51秒829、#25の1分51秒403、#2の1分51秒418、#74の1分51秒646、#11の1分51秒708、#4の1分52秒222、#31の1分52秒580、#87、#43までがトップ10ということとなった。

 500クラスのスーパーラップは15:15分頃から開始。

 #38立川のSC430が先頭をきってコースイン。まずは1分41秒112としてこれがターゲットタイムとなる。

 続いてのSL登場は若手#8小林崇志が1分40秒464として、この時点では逆転の暫定トップとする。

 3番目は#100伊沢。1分40秒558とここはわずかに届かず2番手に浮上。

 4番手は#12JPオリベイラ。日産勢のトップで出走するが、1分40秒998と3番手。

 5番手は#6大嶋のSC430。1分40秒537と2番手タイムをマークする。

 6番手、#35脇阪寿一。1分40秒478と逆転でトップタイムをマークする。

 7番手に#1小暮。1分40秒524とわずかに及ばず3番手に。

 8番手は#17塚越広大。SC2で0.4秒上回り1分40秒419として逆転で暫定トップに。

 9番手は#39石浦宏明。SC2で0.027塚越を上回り、1分39秒901とトップタイムを更新!

 10番手、最後のアタックは#46ロニークインタレッリのGT-R。SC1でハードブレーキングのスモークが上がり0.369秒の遅れ。第2ヘアピンでも突っ込みで白煙があがりSC2で0.119秒の遅れとなる。懸命のドライビングでPPを狙うが、1分39秒902とわずか1000分の1秒及ばず2番手となった。

 これでPPは#39の1分39秒901、#46の1分39秒902、#17の1分40秒419、以下#8の1分40秒464、#35の1分40秒478、#1の1分40秒524、#6の1分40秒537、#100の1分40秒558、#12の1分40秒998、#38の1分41秒112までがトップ10ということとなった

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス公式予選総合結果

■GT500 Class

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Total Qualify GT500 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
139DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI291'40.4861'39.901168.431
246S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI601'39.6071'39.902168.429
317KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS411'40.5181'40.419167.562
48ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS71'41.4571'40.464167.487
535D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS71'40.7151'40.478167.464
61ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS521'40.5271'40.524167.387
76ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS281'40.7321'40.537167.365
8100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS291'40.8651'40.558167.330
9*12カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'40.8071'40.998166.601
1038ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS351'41.8671'41.112166.413
1136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS281'41.920165.094
1223MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS391'42.420164.288
1332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL121'42.543164.091
1419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH141'42.975163.403
---- 以上予選通過 ----
-*24ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH231'41.460165.843
■GT300 Class

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Total Qualify GT300 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
162R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH311'51.9971'50.447152.348
286JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH51'51.7291'51.329151.141
325ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH271'51.0011'51.403151.041
42エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH211'51.2651'51.418151.020
574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH331'51.7431'51.646150.712
6*11JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL571'51.3851'51.708150.628
74初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH651'52.4641'52.222149.939
8*87リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH261'52.026--
9*43ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'51.438--
10*31ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH81'52.268--
1127PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH211'52.546149.507
1222R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'52.559149.490
1315ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK21'52.762149.220
1414SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH381'52.860149.091
1533HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK431'52.882149.062
1666triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH251'53.021148.879
1726Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH1'53.137148.726
1810Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH1'54.552146.889
---- 以上予選通過 ----
-*5マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'54.126147.437
-360 RUNUP SPORTS CORVETTE
CHVROLET CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
松永 まさひろ
YH1'56.854143.995
-*69サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'56.980143.840
-*88JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH20no time-
  • CarNo.12は、公式通知No.5.2 スーパーラップ手順2/2 4周目違反(アタック後のライト未消灯)により、訓戒とした。
  • CarNo.11は、公式通知No.5.2 スーパーラップ手順2/2 4周目違反(アタック後のライト未消灯)により、訓戒とした。
  • CarNo.43,87は、公式通知No.5.1.7 (4輪脱輪判定報告)により、スーパーラップタイムを無効とした。
  • CarNo.31は、国内競技車両規則、第7章グランドツーリングカー300第3条3.1.2)違反(最低地上高違反)により、スーパーラップタイムを無効とした。
  • CarNo.24は、決勝レース出場を認める。ただし、10月2日フリー走行までに、車両検査に合格を条件とする。
  • CarNo.5,69,88は、決勝レース出場の可否を、車両検査合格と10月2日フリー走行にて決定する。

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリススーパーラップ結果

■GT500 Class

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Super Lap GT500 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
139DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明*
井口 卓人
MI291'39.901--168.431
246S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ*
MI601'39.902 0.001 0.001168.429
317KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大*
BS411'40.419 0.518 0.517167.562
48ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志*
BS71'40.464 0.563 0.045167.487
535D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一*
アンドレ・クート
BS71'40.478 0.577 0.014167.464
61ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史*
ロイック・デュバル
BS521'40.524 0.623 0.046167.387
76ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也*
BS281'40.537 0.636 0.013167.365
8100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也*
山本 尚貴
BS291'40.558 0.657 0.021167.330
9*12カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ*
BS461'40.998 1.097 0.440166.601
1038ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路*
平手 晃平
BS351'41.112 1.211 0.114166.413
■GT300 Class

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Super Lap GT300 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
162R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太*
YH311'50.447--152.348
286JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行*
YH51'51.329 0.882 0.882151.141
325ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士*
YH271'51.403 0.956 0.074151.041
42エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規*
YH211'51.418 0.971 0.015151.020
574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資*
YH331'51.646 1.199 0.228150.712
6*11JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸*
DL571'51.708 1.261 0.062150.628
74初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝*
番場 琢
YH651'52.222 1.775 0.514149.939
8*87リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学*
YH26deleted---
9*43ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一*
松浦 孝亮
BS22deleted---
10*31ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀*
岩崎 祐貴
YH8deleted---
  • CarNo.12は、公式通知No.5.2 スーパーラップ手順2/2 4周目違反(アタック後のライト未消灯)により、訓戒とした。
  • CarNo.11は、公式通知No.5.2 スーパーラップ手順2/2 4周目違反(アタック後のライト未消灯)により、訓戒とした。
  • CarNo.43,87は、公式通知No.5.1.7 (4輪脱輪判定報告)により、スーパーラップタイムを無効とした。
  • CarNo.31は、国内競技車両規則、第7章グランドツーリングカー300第3条3.1.2)違反(最低地上高違反)により、スーパーラップタイムを無効とした。

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス公式予選1回目 驚速MOLA GT-Rが暫定ポール、GT300クラスはZENT Porsche!

 スーパーGT第7戦SUPER GT in KYUSHU 250kmの公式予選1回目が1日、オートポリスで行われGT500クラスはS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が、GT300クラスはZENT Porsche RSR(都筑晶裕/土屋武士組)が暫定ポールポジションを獲得した。

gt_r07_q1_46 gt_r07_q1_25

 12時から開始された公式予選1回目。まずは25分間の混走セッションとなる。ターゲットタイムは公式練習で#46の出した1分40秒679だ。

 10分過ぎでは#1が41秒370をマーク。#35が41秒634、#46が965とした。

 12時25分からは10分間の300クラスのセッション。こちらは#62の公式練習でのトップタイム1分51秒204が目標となる。

5分後に#74が1分51秒743とする。8分後に#25の土屋武士が1分51秒001と#62のタイムを更新! 2番手に#2が1分51秒265でつける。

 12時35分に500クラスもわずか10分間のセッションとなる。5分後に#23が14番ポスト付近でスピンし、フロントからガードレールにクラッシュする映像がモニターに流れる。自走してピットに戻れたところから見るとダメージはさほどひどくはない模様だ。

 この直後、やはりミシュラン勢の#39が1分40秒466と朝の#46のタイムを更新! 2番手は#1の1分41秒370となっている。残りわずかの12時44分、やはり#46が1分39秒607の最速タイムをたたき出す。

 今回はポイント×1kgと減らされ60kgとなったためか、#46の速さは朝の公式練習から群を抜いていた。

 2番手は今回も#39の1分40秒466、3番手に#17の1分40秒518、4番手は#1の1分40秒527、5番手に#35の1分40秒715、以下#6の1分40秒732、#12の1分40秒807と続く。

 300クラスは#25の暫定トップタイム。以下、#2、#11、#43、#86、#74、#62と続く。

 14時35分から予定されているスーパーラップで上位のグリッドが決定される。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス予選1回目結果

■GT500クラス

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI601'39.607-168.928
239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI291'40.486 0.879167.450
317KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS411'40.518 0.911167.397
41ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS521'40.527 0.920167.382
535D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS71'40.715 1.108167.069
66ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS281'40.732 1.125167.041
712カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'40.807 1.200166.917
8100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS291'40.865 1.258166.821
98ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS71'41.457 1.850165.848
1038ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS351'41.867 2.260165.180
1136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS281'41.920 2.313165.094
1223MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS391'42.420 2.813164.288
1332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL121'42.543 2.936164.091
1419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH141'42.975 3.368163.403
---- 以上予選通過(基準タイム[107%] 1'45.213)----
-*24ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH231'41.460 1.853165.843
■GT300クラス

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
125ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH271'51.001-151.588
22エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH211'51.265 0.264151.228
311JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL571'51.385 0.384151.065
443ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'51.438 0.437150.993
586JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH51'51.729 0.728150.600
674COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH331'51.743 0.742150.581
762R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH311'51.997 0.996150.240
887リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH261'52.026 1.025150.201
931ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH81'52.268 1.267149.877
104初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH651'52.464 1.463149.616
1127PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH211'52.546 1.545149.507
1222R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'52.559 1.558149.490
1315ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK21'52.762 1.761149.220
1414SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH381'52.860 1.859149.091
1533HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK431'52.882 1.881149.062
1666triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH251'53.021 2.020148.879
1726Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH1'53.137 2.136148.726
1810Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH1'54.552 3.551146.889
---- 以上予選通過(基準タイム[107%] 1'56.777)----
-5マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'54.126 3.125147.437
-360 RUNUP SPORTS CORVETTE
CHVROLET CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
松永 まさひろ
YH1'56.854 5.853143.995
-69サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'56.980 5.979143.840
-88JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH20no time--
  • 各クラス上位10台がスーパーラップに進出する

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス公式練習結果

gt_r07_p_46 gt_r07_p_62

Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT IN KYUSHU 250km -RIJ- (2011/10/01) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI601'40.679-167.129
250021ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS521'41.697 1.018165.456
3500339DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI291'41.708 1.029165.438
450048ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS71'41.769 1.090165.339
5500517KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS411'41.958 1.279165.033
6500636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS281'42.027 1.348164.921
7500712カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'42.240 1.561164.577
8500838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS351'42.467 1.788164.213
9500923MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS391'42.530 1.851164.112
10500106ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS281'42.622 1.943163.965
115001135D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS71'42.728 2.049163.796
1250012100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS291'42.809 2.130163.667
135001332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL121'42.868 2.189163.573
145001424ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH231'42.964 2.285163.420
155001519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH141'45.071 4.392160.143
16300162R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH311'51.20410.525151.311
17300225ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH271'51.36810.689151.088
1830032エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH211'51.87711.198150.401
19300443ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS221'52.38611.707149.720
20300586JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH51'52.41411.735149.682
21300666triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH251'52.54011.861149.515
22300774COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH331'52.62211.943149.406
23300888JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH201'52.80112.122149.169
24300933HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK431'52.87312.194149.074
253001014SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH381'52.89812.219149.041
263001115ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
HK21'52.94912.270148.973
273001227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
カルロ・ヴァン・ダム
YH211'52.96912.290148.947
283001387リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH261'53.02012.341148.880
293001411JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL571'53.04612.367148.846
30300154初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH651'53.28412.605148.533
313001622R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'53.75413.075147.919
323001726Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH1'54.00213.323147.597
333001869サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'54.19613.517147.347
343001931ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH81'54.50213.823146.953
35300205マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'55.17414.495146.095
363002110Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH1'55.18314.504146.084
3730022360 RUNUP SPORTS CORVETTE
CHVROLET CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
松永 まさひろ
YH1'55.45014.771145.746

GT Asia

GTA:第7,8戦鈴鹿 Audi R8 LMS、GT Asia SUZUKA で記念すべき100 勝目を達成 (Hitotsuyama Racing

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 Hitotsuyama Racingは8月20~21日、鈴鹿サーキットで開催されたGT Asia 第7、8ラウンドにおいて2連勝を達成しました。

 今回Audi R8 LMSのステアリングを握る濱口弘は、2008年ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパンに参戦。デビューイヤーでチャンピオンを獲得し、2010年にもデビューイヤーのSuper GT300クラスで優勝を経験するなど、「ジェントルマン・ドライバー」とは思えない並外れた実力を発揮しているドライバーです。

 8月20日午前、GT Asiaの予選は10分間のインターバルを挟んだ15分間×2回で行われました。予選1回目、濱口はコースイン後2周で丁寧にタイヤを温め3、4周目に連続アタックを行います。4周目にはGT300のタイムを上回る2分05秒929をマークし、早々にピットに戻ります。この時点で2位のFerrari 458とは1秒5の大差があり、Audi R8 LMS、そして濱口のポールポジションは不動のものとなりました。しかし、濱口はこのタイムには全く満足していない様子。予選2回目で2分04秒台をマークすることをチームスタッフに宣言し、再度マシンに乗り込みます。

 予選1回目と同様に3、4周目にアタックのタイミングを合わせる濱口。まずは3周目に2分05秒2をマークすると、続く4周目もセクターベストを連発。そのタイムは2分04秒748。周囲の予想を大きく上回るこの驚異的なタイムにはGT Asiaのライバルのみならず、併催のSuper GT関係者も愕然とした様子。

 Audi R8 LMS、そして濱口は圧倒的な速さで注目を浴びる中、午後の第7戦に挑むこととなりました。

 午後14時20分、厚い雲がサーキット全体を覆う中、40分間のレースがスタート。ポールスタートの濱口に加速で勝るFerrari 458、Porsche 997 GT3R、さらにはFord GTが襲いかかろうとするも、濱口はなんとか1位を死守して1コーナーをクリア。1周目終了時点で2位に3秒の差を築いた濱口は、その後独走態勢に。スタート後15~25分の間に課せられる85秒間のピットストップ義務も難なくこなし、最終的には2位のPorsche 997 GT3Rに54秒803の大差を築き圧勝しました。

gta_r07-08_hitotsuyama_02.jpg  続く第8ラウンドは小雨の8月21日午前11時40分、1周のローリングの後にスタート。前日の第7ラウンド同様、濱口は1周目から後続を引き離します。ウエットコンディションでは、もはや濱口のペースに付いていくことのできるライバルは存在せず、Audi R8 LMS、そして濱口は炎々と周回を重ねるのみ。それでも濱口は最終ラップまで一切ペースを緩めることはなく、40分間のレースで2位に55秒891の大差を築き前日の第7ラウンドに続く連勝を達成しました。

 今回Hitotsuyama Racingが記録した2勝は、2008年にAudi R8 LMS Customer Racing Projectが発足して以来、Audi R8 LMSによる99勝目、そして記念すべき100勝目にあたります。

 我々Hitotsuyama Racingは、この記念すべき勝利に決して満足することなく、R8 LMSでの勝利をさらに重ねていく次第でおります。

 また、今回のGT Asia SUZUKAには前戦FUJIラウンドでAudi R8 LMSのステアリングを握った小林賢二がGT Asiaに魅せられ、Hitotsuyama Racingから再び参戦しました。マシンは小林自身が2010年にポルシェ・カレラ・カップ・ジャパンで戦っていたPorsche 997 CUP。GTMクラスで第7ラウンド2位、第8ラウンド3位を獲得し、Hitotsuyama RacingにGTMクラスの表彰台をもたらしました。

 現地では多くのお客様にお声掛けいただくことができました。ご声援いただいた皆様にこの場をお借りし、心より感謝申し上げます。次戦スーパー耐久シリーズ岡山ラウンドも、総合優勝を目標にチーム一丸となって臨む次第でおります。変わらぬご声援、宜しくお願い申し上げます。

Text: Hitotsuyama Racing / Photo: Hitotsuyama Racing & Yoshinori OHNISHI

D1 GRAND PRIX

D1:第6,7戦エビス 第6戦は古口美範が、第7戦は斎藤太吾が総合優勝!

 プロフェッショナルドリフト競技の最高峰「2011 グランツーリスモ D1 グランプリ第6・7戦エビスサーキット」は、8 月6 日(土)~8 月7 日(日)の2 日間、エビスサーキット南コース(福島県二本松市)で開催された。

 シリーズ第6戦、8月6日(土)に開催された単走ファイナルでは、ドライ路面を制した今村陽一(SGC.BOSS.withDUNLOP)が勝利し優勝。また追走ファイナルでは、再戦の末、川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS) が古口美範(KOGUCHI POWER)を破り、追走トーナメント優勝を果たしたが、単走5位・追走2位と確実にポイントを獲得した古口美範が総合優勝を飾った。

 翌日、8月7日(日)に開催されたシリーズ第7戦。単走ファイナルでは、進入スピードと美しい走行ラインで観客を沸かせた日比野哲也(Team UPGARAGE with DROO-P)が優勝。追走ファイナルでは、途中、雷雨のため競技中断となり路面コンディションも難しくなった中、今大会のためエビスサーキットで練習を重ねたという斎藤太吾(プレミアムジャパン with ダイゴ)が勝利し、そのまま総合優勝を飾った。

 第7 戦終了時のシリーズ総合順位は、斎藤が185ポイントをあげトップに立ち、続いて9.5ポイント差で今村が2 位となり、シリーズチャンピオンの争いは最終戦へと持ち越された。

 なお、観客数は8月6日(土)2,570 人、7日(日)は3,076 人だった。

【8月5日(金)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選

 コーナー数が多く難度が高いエビスサーキット。このコースで高得点を獲得するポイントは、最終コーナーから、審査席前へ飛び込む車の速度・角度・アクセルの開度だが、ポイントをクリアしても、コースラインを乱すドライバーが多かった。そのため結果的にミスが少ないドライバーが予選通過を果たした。

 その中で、最高得点を獲得したのは、高速でダイナミックな走行を披露した手塚強(GOODYEAR Racing B324R)。また久々の参戦となった西田ラビー(HEY MAN!!)が予選通過。フェデリコシェリフォ(Lo Sceriffo DK17 Team Orange)はシリーズ戦初の予選通過を果たした。

【8月6日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走ファイナル

 予選1位通過の手塚強(GOODYEAR Racing B324R)がいい走りをみせるも、織戸学(MAX ORIDO D1 Project)が最終コーナーから1 コーナーまで猛烈なスピードでドリフトをつなげ、手塚の得点を上回った。続いてシード選手が登場すると、次々と高得点をマーク。

 シード1位の斎藤太吾(プレミアムジャパン with ダイゴ)が129 キロの高速スピードで豪快な走りをみせたが、きれいな走行ラインで安定した走りをみせた今村陽一(SGS.BOSS.with DUNLOP)が僅差で勝利し、単走ファイナルの優勝を果たした。

■追走トーナメント

d1_r06_01.gif  単走で好調だった織戸学は、走行中にドライブシャフトが折れるトラブルでクラッシュ。また、手塚強も自らのミスでベスト24敗退。さらに単走ファイナルで接戦だった、今村陽一と斎藤太吾もベスト8で敗退となり、この日ベスト4まで勝ち上がったのは、熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)、古口美範(KOGUCHI POWER)、高橋邦明 (GOODYEAR Racing with Kunny'z)、川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)の4人となった。

 ここまで熊久保はミッションにトラブルを抱えたまま、相手のミスにも助けられて勝ち上がってきたが、熊久保vs古口の対戦では、熊久保がコース進入時にミスをし得点に結びつけることができず、古口が久しぶりに決勝に進出した。

 また高橋vs川畑の対戦は、決勝に勝ち進んだことがない高橋が、再戦まで持ち込むも、コースラインをはずす痛恨のミスをしたことにより川畑が決勝へ進んだ。

 決勝は、古口vs川畑の180SX対決。どちらも譲らない好勝負で再戦に突入。しかし後追いで古口がミスをし、川畑が勝利。追走ファイナルの優勝を決めた。

 尚、単走と追走のポイントを足した総合順位では、1位が古口美範、2位は高橋邦明、そして3位は、川畑真人となった。

古口美範選手コメント
 「昨日からの練習も納得できる走りができていなかったが、周囲からコーナーの出方など走り についてアドバイスをいただき、やっと形になり今日の総合優勝という結果になったと思う。ス ポンサー様、支えて下さっている方々に感謝の気持ちでいっぱいです。」
~D1GP シリーズ第7戦~
【8月6日(土)天候:晴れ/雨 路面:ドライ/ウェット】
■予選

 ドライで始まった予選。最初のグループ走行中に、雨が降りはじめ一時中断したが、すぐに雨が上がり路面が乾きはじめた。後半のグループは、濡れたところと乾いたところが混在する非常に難しいコンディションとなった。

 結果的にほとんどの選手が1本目のドライ路面での走行がベストスコアとなり、予選通過に繋がったが、トップ通過を果たしたのはウエット路面の状態で、指定されたラインを確実にトレースするマシンコントロールができた西田ラビー(HEY MAN!!)だった。

【8月7日(日)天候:晴れ/雨 路面:ドライ/ウェット】
■単走ファイナル

 参加車両24 台中14 台が、99 点台の得点を出すレベルの高い単走ファイナルとなった。Aグループから登場した日比野哲也(Team UPGARAGE with DROO-P)は最終コーナーを高速で飛び出し、さらに速度を維持しつつ美しい走行ラインで走り抜け、審査員のうち2人から100 点をつけられ最高得点をマークしトップに立った。

 その後走行したシード選手も99 点台後半を次々と叩き出した。斎藤太吾(プレミアムジャパンwith ダイゴ)は豪快な走りで白煙をあげ観客を沸かせたが、日比野の得点にはわずかに及ばず、単走ファイナルの優勝は日比野哲也となった。

 またシリーズ単走ランキングでは斎藤が1位を獲得し、その結果2位以下に26ポイントの差をつけ最終戦に向けて好位置につけた。

■追走トーナメント

d1_r07_01.jpg  小雨が降る中で、スタートした追走トーナメント。途中雷雨による中断をはさみ競技が再開されたが、路面はドライとウェットが混在し難しいコンディション下で行われた。

 ベスト4に残ったのは、斎藤太吾、末永正雄(M7RE 雨宮SGC with TOYO TIRES D1RX8)、今村陽一(SGC.BOSS.with DUNLOP)、古口美範(KOGUCHI POWER)の4 人。

 マシンのフラつきや走行ラインのズレを起こしやすい状況下で、準決勝では斎藤が末永を、今村が古口を倒し、決勝進出を決めた。

 決勝では、これで11 回目の対戦となる斎藤vs今村の戦い。この時、路面はほぼドライになっていた。1本目、斎藤の進入スピードに合わせ、勝負に出た今村だったが、マシンコントロールができず、ピットウォールに接触。そのままコース上でストップし走行不能となった。

 これにより斎藤太吾の優勝が決まった。

 単走と追走のポイントを足した総合順位でも斎藤が185ポイントをあげトップに立ち、9.5ポイント差で今村は2 位につけ、シリーズチャンピオンの争いは最終戦へと持ち越された。

■斎藤太吾選手コメント
 「今大会のために、エビスサーキットに練習に通っていた。ハードウェットのときも走行していた ので、今日のウェット路面だったらいける!と確信して走行した。結果、優勝となりとても嬉しい。 最終戦富士は得意なコースなので、単走も追走も決めて、シリーズチャンピオンを獲りにいきたい と思う。
Text & Photo: D1 コーポレーション

Japanese F3

JF3:第6,7戦富士 関口雄飛が第6戦独走でのポール・トゥ・ウィン、第7戦NクラスはTDPドライバー中山雄一が制す (TOYOTA)

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第6戦は関口雄飛(中央)が今季2勝目。蒲生尚弥(右)が3位に入った

 全日本F3選手権の第3大会(第6戦、第7戦)が7月16日(土)と17日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 16日(土)富士スピードウェイは朝から好天に恵まれ、午前8時25分から10分間のインターバルを挟んで、10分ずつのセッションで第6戦、第7戦の予選が行われた。

 今季第3戦より参戦を開始し、既に1勝を挙げている関口雄飛(B-MAX ENGINEERING)が第6戦、第7戦共にポールポジションを獲得。TDPドライバーの蒲生 尚弥(PETRONAS TEAM TOM'S)が共に3番手。第6戦は山内 英輝(HANASHIMA RACING)4番手、リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)が5番手、第7戦は山内とブラッドレーがポジションを入れ替えてのグリッドとなった。

 Nクラスでは、第6戦は三浦 和樹(HFDP RACING)、第7戦は野尻 智紀(HFDP RACING)がポールポジション。TDPドライバーの中山 雄一(TOM'S SPIRIT)は、第6戦3番手、第7戦は2番手につけた。

 路面温度が50度を超え、コース上が陽炎に霞む暑さの中で、午後0時58分に第6戦決勝レース(15周)がスタート。

 ポールポジションの関口は好スタートで2番手の安田 裕信(ThreeBond Racing)を押さえて1コーナーへと進入。後方では、蒲生、山内、ブラッドレーによる激しいポジション争いとなったが、蒲生が3位をキープ。山内は1周目を終えようかというところで駆動系トラブルに見舞われスローダウン。無念のリタイアとなってしまった。

 その後は関口が2位以下との差を大きく広げていき、独走状態でそのままチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げた。蒲生は、トランスミッションにトラブルを抱えながら追い上げたブラッドレーとのバトルを制し、3位フィニッシュ。今季5度目の表彰台獲得となった。

 Nクラスでは、ポールポジションの三浦が首位を逃げる後方で、3番手スタートの中山が2周目に野尻をかわすと、ファステストラップをマークする速さで激しく三浦をプッシュ。首位争いを繰り広げた。中山は何度か三浦に並びかけたものの、逆転には至らず、そのままの順位でフィニッシュ。三浦はF3参戦2年目での嬉しい初優勝。中山が2位となった。

 17日(日)は午前10時40分より第7戦決勝(21周)がスタート。第6戦同様に関口が好ダッシュで首位を守る一方で、2列目に並んだ蒲生とブラッドレーが第1コーナーで接触。蒲生は大きく順位を落としながらもレースに復帰したが、ブラッドレーはここでレースを終えることとなってしまった。

 これで山内が3位に浮上。その後蒲生は4位までポジションを戻したが、上位勢は順位変動無くフィニッシュ。しかし、レース後に、トップでチェッカーを受けた関口の車両が、タイヤの規約違反だったことが発覚し、痛恨の40秒加算ペナルティ。これで山内、蒲生は順位が繰り上がり、それぞれ2位、3位というレース結果となった。

 Nクラスでは、2番手グリッドの中山が抜群のスタートを切りトップを奪うと、そのポジションを最後まで守りきり、今季2勝目。中山はランキングでも2位に浮上した。

Text & Photo: TOYOTA

Japanese F3

JF3:第7戦富士決勝 各クラス上位3人のコメント

優勝 安田裕信(スリーボンド)
f3_r07_r_pc_yasuda 「スタート前のエンジンをかけた時に隣のオフィシャルが『駄目だ』というジェスチャーをしているのが見えて、関口選手のタイヤにマーキングがされてないのを自分の目でも見て確認しましたから、レースでは前を気にせず自分がトップだと言い聞かせて走っていました。エンジンはすぐに水温が上がってしまい、5周くらいでパワーダウンが起きる状態でしたが、エンジン屋さんもギリギリまでがんばっていただいてましたし、結果的に2位、1位で終われたので、いい週末だったと思います。次のもてぎではブレーキで助けられる場面がありますが、富士ではエンジンへの負担が大きい。今回悔しい思いをしたことはもてぎでリベンジします」
決勝2位 山内英輝(ハナシマ)
f3_r07_r_pc_yamauchi 「前2台が1コーナーで当たったお陰で3番手に繰り上がり、そこから安田選手についていこうと思ったのですが引き離されてしまいました。今週末は練習走行から歯車が噛合っていない感じでした。次のレースでステップアップしていけるように何か掴まないといけないと考えながら走っていました」
決勝3位 蒲生尚弥(トムス)
f3_r07_r_pc_gamo 「1コーナーでリチャード選手と接触してしまって最後尾から追い上げるレースになってしまいました。しかし1コーナーでずっと黄旗が出ていたためにNクラスの車両を抜くのに時間がかかってしまって、その間にCクラスの上位に逃げられてしまったのが今回の敗因です。 (スタートのアクシデントについて)リチャードにスタートで抜かれて、1コーナーで彼がイン側のラインをとったので、僕はアウト側からブレーキを我慢してぬいていこうと思ったのですが、僕の右リヤと彼の左フロントが引っかかってしまったんです」
■Nクラス
優勝 中山雄一(トムススピリット)
f3_r07_r_pc_nakayama 「ピットロードから出て行くときと、ホームストレート上でグリッドにつく直前にスタート練習をやっていい感触を掴んでいました。その結果スタートが上手くいってトップを取れました。最初の1~2周はCクラスの西本選手にコーナーで詰まってしまい、ペースを上げられずに佐々木選手に詰め寄られましたが、後半になって引き離していくことができ、最後まで攻めの走りを続けることができました。夏場のセットではいいペースで走れていますので、このセッティングを考えてくださったチームスタッフの皆さんや監督に感謝しています」
決勝2位 佐々木大樹(NDDP)
f3_r07_r_pc_sasaki 「スタートは良くなかったんですが、ポジション取りの関係で順位をキープすることができ、1周目で野尻選手をパスすることが出来て2位に上がれました。そこから中山選手を抜くチャンスを伺っていたんですけど、中山選手は12周目、13周目あたりからが速くて、逆に離されていってしまいました。次回からは後半ペースが落ちないよう、練習からロングランを意識して走りこみたいです」
決勝3位 野尻智紀(HFDP)
f3_r07_r_pc_nojiri 「昨日はいいレースができなかったので、今日はいいレースを仕様と思っていたのに同じ結果になってしまいました。チームの皆さんにに申し訳ないと思いますし、こんなことを続けていたらステップアップしても通用しないので、これからはドライビング、セッティング、全ての面で改善していきたいと思いました」
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第7戦富士決勝 独走関口にまさかのペナルティ!勝ったのは安田

全日本F3選手権第7戦の決勝レースが7月17日、快晴の富士スピードウェイで行われた。
レースはポールポジションからスタートした#50関口雄飛(B-MAX)が終始独走状態で21周を走り切ったものの、レギュレーション違反が判明してペナルティの対象となる波乱の展開となった。この結果2番手でフィニッシュした#12安田裕信(ThreeBond)が繰り上げ優勝となった。
またNクラスは#37中山雄一(トムススピリット)が今季2勝目を挙げた。

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決勝レースは午前10時45分スタート。
ポールから飛び出した関口がそのままトップで1コーナーを通過。2番手は安田が続く。
ところがその後方で#36リチャード・ブラッドレー、#1蒲生尚弥のトムス勢がまさかの接触。ブラッドレーはその場でストップしてレースを終え、蒲生もスピンを喫して最後尾から追い上げることになってしまった。
これにより#5山内英輝が3番手に浮上、2番手安田を追い上げにかかる。

更にその後方では追い抜きざまに#23千代勝正の左フロントホイールを引っ掛けてしまった#20ギャリー・トンプソンがホームストレート上でスピン、こちらも大きく後退するアクシデントが発生していた。

こうした後方集団の混乱を尻目に関口は独走状態に入り、2位安田との差をぐんぐん引き離していく。
最後は5.746秒もの大差を築いて21周を走り切り、昨日の第6戦に続いて2連勝を飾ったかに見えた。
しかし関口はスタート時にマーキングされていないタイヤを装着していたことがオフィシャルによって確認されていたため、チェッカー後に40秒加算のペナルティを受けてしまう。
この結果、安田が1位に繰り上がり、先月富士で行われた第4戦以来の、今季通算3勝目を挙げた。
2位は昨日メカニカルトラブルによりリタイヤに終わった山内、3位には序盤のアクシデントから粘り強く順位を挽回してきた蒲生が入った。

Nクラスは予選2番手からスタートでトップに躍り出た#37中山雄一が#19西本直樹や蒲生といったCクラスの車両と抜きつ抜かれつを繰り返しながら後続の#22佐々木大樹、#8野尻智紀らをおさえて21周を走り切り、第3戦に続く今季2勝目を同じ富士で挙げる結果となった。

次回第8戦、第9戦はツインリンクもてぎが舞台。8月5日、6日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第7戦富士決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2011/07/16) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 7 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
112C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE2134'26.187
25C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE218.427
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE2118.382
419C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE2124.605
537N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE2131.069
622N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2133.584
7*50C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE2134.254
88N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2135.939
97N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2141.201
1020Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE21109.663
116N石川 資章コルサ・スクーデリアF306DALLARA F3063S-GE211'23.449
1277N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE211'25.137
---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ----
-36Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE021 Laps
-23N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE021 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.50 関口雄飛(B-MAX F308) 1'36.969
  • Fastest Lap: CarNo.37 中山雄一(TDP SPIRIT F307) 1'38.858
  • CarNo.50は、2011年全日本フォーミュラ3統一規則第3章第13条2.(マーキング無しのタイヤ仕様)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティを科した。

Japanese F3

JF3:第7戦富士公式予選 #50関口が3連続ポール達成!Nクラスは#8野尻がポール

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第6戦に続いて行われた全日本F3選手権第7戦の公式予選もポールポジションは#50関口雄飛(B-MAX)。タイムを1分36秒136に上げ、見事3連続ポールを達成した。
Nクラスは#8野尻智紀がトップ。こちらもHFDPが連続ポールを獲得した。

第6戦の公式予選終了から10分間のインターバルをおいて第7戦の公式予選が8時45分より開始された。
ここでも最初にトップに立ったのは#1蒲生尚弥だったが、開始5分過ぎに#12安田裕信が1分36秒404でトップに立つ。これを残り2分のタイミングで関口が打ち破り1分36秒352でトップに浮上するが、安田も次のアタックで1分36秒160までタイムを縮めてきた。
これに対し、関口は残り1分のところで1分36秒136と第6戦のポールタイムをも上回って再びトップに。
これがこのセッションのベストタイムとなり、関口は第5戦から3戦連続でポールポジションからスタートすることとなった。
2位は安田、3位蒲生と、終わってみればトップ3は第6戦と全く同じ顔ぶれとなった。

一方Nクラスは第6戦の#7三浦和樹と同じHFDP勢の#8野尻が1分37秒590とCクラスと遜色のないタイムでポールを獲得。#37中山雄一が2番手と、ルーキー二人がフロントローを占める結果となった。

第7戦決勝は明日朝10時40分より21周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第7戦富士公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2011/07/16) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2011 All Japan F3 Championship Round 7 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1'36.136--170.87
212C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE1'36.1600.0240.024170.83
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1'36.4240.2880.264170.36
436Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'36.4390.3030.015170.33
55C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'36.6080.4720.169170.04
68N\野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'37.5901.4540.982168.32
737N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1'37.7461.6100.156168.06
822N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'38.0721.9360.326167.50
9*19C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'38.1161.9800.044167.42
107N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'38.2872.1510.171167.13
1123N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'38.3612.2250.074167.01
1220Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'38.5442.4080.183166.70
1377N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE1'40.2994.1631.755163.78
146N石川 資章コルサ・スクーデリアF306DALLARA F3063S-GE1'40.6954.5590.396163.13
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'45.8649.7285.169155.17
  • CarNo.19は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1.(走路外走行)違反により、ペストラップタイム削除のペナルティを科す。

スーパー耐久

S耐:第7戦もてぎ第2レース決勝 ART TASTE GT3が連勝で有終の美

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 スーパー耐久第7戦もてぎオーバルバトルは27日、決勝第2レースを行ない、50周を走ってST1クラスはART TASTE GT3(竹内浩典/立川祐路/清水康弘組)が、ST2クラスはエンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ(峰尾恭輔/村田信博/山内英輝組)が、ST3クラスは岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7(長島正明/岩崎祐貴/杉林健一組)が、ST4クラスはホンダカーズ東京G/Mインテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/古橋孝之組)がそれぞれ優勝した。

 日が陰りかなり気温も下がってきたコンディションのなか、14時45分に決勝第2レースのスタートが切られた。このレースでも序盤から#8 ART TASTE GT3(竹内浩典/立川祐路/清水康弘組)の清水がレースを引っ張る展開となり、24周のピットストップまでトップを独走。立川にバトンを渡し34周目にトップを奪い返す。

 序盤、9周目の第3ターンシケインでクラッシュした#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田真孝/イムラン・シャハロム/谷口信輝組)同様に右フロントにダメージを受けた#28 同(ファリーク・ハイルマン/メルビン・モー/片岡龍也組)と2台のZ4は17周目までに戦線離脱。#8のST1クラス独走状態で第2レースの幕を閉じた。

 総合2位には#3エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ(峰尾恭輔/村田信博/山内英輝組)が、ST2クラスのトップでチェッカー。6位にはこちらも第1レースに続いてST3クラス連勝の#15岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7(長島正明/岩崎祐貴/杉林健一組)、11位にはST4クラスの#62ホンダカーズ東京G/Mインテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/古橋孝之組)がこちらも連勝という結果で今シーズンの最終レースを終えた。

 シリーズタイトルだが、ST1クラスはすでに前戦で決めたNo.1 PETRONAS SYNTIUM TEAM(BMW Z4 M Coupe)が、ST2クラスはNo.20 RS OGAWA(MITSUBISHI EVOLUTION IX)が、ST3クラスはNo.27 MAKIGUCHI ENGINNERING(BMW M3)が、ST4クラスはNo.18 Asano Racing Service(HONDA INTEGRA TypeR)が獲得した。

2010_st1_champ 2010_st2_champ 2010_st3_champ 2010_st4_champ

 来シーズンのスーパー耐久レースは、4月にここツインリンクもてぎのロードコースで開幕。4月9日(土)予選、10日(日)決勝だ。ST-Xクラス(FIA GT3)も新設され、ますます注目されるシリーズになりそうだ。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第7戦もてぎ第2レース決勝結果

MOTEGI SUPER TAIKYU OVAL BATTLE -RIJ- (2010/11/27) Race 2 Result Weather:Fine Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 7 ツインリンクもてぎ(Super Speedway) 2.49228km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST118ART TASTE GT3
PORSCHE 911 JGN
竹内 浩典
立川 祐路
清水 康弘
YH5044'52.639
2ST213エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田 信博
山内 英輝
YH5025.645
3ST2226エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
井尻 薫
YH5032.750
4ST12*28PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン
メルビン・モー
片岡 龍也
YH5035.970
5ST2320RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
花岡 翔太
YH5050.054
6ST3115岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
岩崎 祐貴
杉林 健一
YH491Lap
7ST3239TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬
植田 正幸
佐々木 孝太
YH482Laps
8ST3327FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲
廣田 秀機
三沢 伸輔
YH482Laps
9ST24*30森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
谷口 行規
松本 武士
YH482Laps
10ST3414岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇
田中 徹
小松 一臣
YH482Laps
11ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
太田 侑弥
古橋 孝之
YH473Laps
12ST4295特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴
木下 隆之
YH473Laps
13ST4318コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
森 政行
YH473Laps
14ST4412無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸
森山 鉄也
YH473Laps
15ST4560RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一
小幡 弘
YH473Laps
16ST4669Kleers BRP 制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
梅本 淳一
奥村 浩一
アンドリュー・バーネス
YH464Laps
17ST47666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎
青木 孝行
朝倉 宏志
YH464Laps
18ST4858RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
坂野 将之
竹佐 真留実
YH464Laps
19ST49*24SAMURAI 無限 ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
青木 拓磨
土屋 武士
YH446Laps
20ST410*41TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
稲田 大二郎
東 徹次郎
YH437Laps
21ST25505KYOSHOアリスモータース
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
岡本 武之
白坂 卓也
YH428Laps
22ST411230WAKO'SアクレオクヤマVitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
YH3911Laps
23ST412333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
北川 剛
藤田 弘幸
野間 一
YH3713Laps
---- 以上規定周回数(ST1:35 ST2:35 ST3:34 ST4:23)完走 ----
-ST1-1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝
イムラン・シャハロム
谷口 信輝
YH941Laps
-ST3-7岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦
白井 剛
加藤 正将
YH050Laps
  • Fastest Lap: CarNo.8 ART TASTE GT3 50.373 (29/50) 178.12km/h
  • CarNo.41は、スーパー耐久シリーズ2010シリーズ規則第13条(10)違反(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.30は、スーパー耐久シリーズ2010もてぎスーパー耐久オーバルバトル特別規則第32条~2)(シケイン不通過)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.28は、ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則第28条~4)違反(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.24は、スーパー耐久シリーズ2010もてぎスーパー耐久オーバルバトル特別規則第32条~2)(シケイン不通過)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

スーパー耐久

S耐:第7戦もてぎ第1レース決勝 ART TASTE GT3が今季初優勝!

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st_r07_r1_podium

11月27日、栃木県のツインリンクもてぎで、スーパー耐久第7戦の決勝レースが予選に引き続き行われ、50周を走ってST1クラスはART TASTE GT3(竹内浩典/立川祐路/清水康弘組)が、ST2クラスはエンドレスアドバンウエッズランサー(朝倉貴志/井尻薫組)が、ST3クラスは岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7(長島正明/岩崎祐貴/杉林健一組)が、ST4クラスはホンダカーズ東京G/Mインテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/古橋孝之組)がそれぞれ優勝した。

 11時30分に50周の第1レースがペースカー先導のローリングスタートで幕を開けた。

 ST1クラスは序盤から、#8 ART TASTE GT3(清水康弘/立川祐路/竹内浩典組)の竹内がリード。相次いだクラッシュのために10周目終了時から6周にわたりSCカーランとなる。#8竹内は21周目でピットストップを行い、25周目までは#28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(ファリーク・ハイルマン/メルビン・モー/片岡龍也組)にその後はST2クラスのマシンにトップの座を明け渡すが、34周目に立川がトップに立ち#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田真孝/イムラン・シャハロム/谷口信輝組)に11秒の差をつけて今季初優勝を遂げた。

 ST2クラスは総合4位に#26エンドレスアドバンウエッズランサー(朝倉貴志/井尻薫組)が、ST3クラスは総合6位に#15岡部自動車ディクセルIWASAKIRX-7(長島正明/岩崎裕貴/杉林健一組)が、ST4クラスは#62 ホンダカーズ東京G/Mインテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/古橋孝之組)がそれぞれクラス優勝を果たした。

 引き続き決勝第2レースはこの後、14時40分より50周で争われる。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第7戦もてぎ第1レース決勝結果

MOTEGI SUPER TAIKYU OVAL BATTLE -RIJ- (2010/11/27) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 7 ツインリンクもてぎ(Super Speedway) 2.49228km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST118ART TASTE GT3
PORSCHE 911 JGN
竹内 浩典
立川 祐路
清水 康弘
YH5047'55.529
2ST121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝
イムラン・シャハロム
谷口 信輝
YH5011.252
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン
メルビン・モー
片岡 龍也
YH5011.263
4ST2126エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
井尻 薫
YH491Lap
5ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
花岡 翔太
YH491Lap
6ST3115岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
岩崎 祐貴
杉林 健一
YH491Lap
7ST3214岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇
田中 徹
小松 一臣
YH482Laps
8ST3327FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲
廣田 秀機
三沢 伸輔
YH482Laps
9ST2330森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
谷口 行規
松本 武士
YH482Laps
10ST243エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田 信博
山内 英輝
YH473Laps
11ST25505KYOSHOアリスモータース
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
岡本 武之
白坂 卓也
YH473Laps
12ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
太田 侑弥
古橋 孝之
YH473Laps
13ST4218コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
森 政行
YH464Laps
14ST4395特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴
木下 隆之
YH464Laps
15ST4412無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸
森山 鉄也
YH464Laps
16ST4560RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一
小幡 弘
YH464Laps
17ST46666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎
青木 孝行
朝倉 宏志
YH464Laps
18ST4758RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
坂野 将之
竹佐 真留実
YH455Laps
19ST4869Kleers BRP 制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
梅本 淳一
奥村 浩一
アンドリュー・バーネス
YH455Laps
20ST4924SAMURAI 無限 ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
青木 拓磨
土屋 武士
YH455Laps
21ST410*41TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
稲田 大二郎
東 徹次郎
YH446Laps
22ST411333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
北川 剛
藤田 弘幸
野間 一
YH437Laps
23ST412230WAKO'SアクレオクヤマVitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
YH3911Laps
24ST34*39TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬
植田 正幸
佐々木 孝太
YH3713Laps
---- 以上規定周回数(ST1:35 ST2:34 ST3:34 ST4:32)完走 ----
-ST2-6新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
YH842Laps
-ST3-34asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
藤井 誠暢
佐藤 公哉
前嶋 秀司
YH446Laps
-ST4-764ナショナルインスツルメンツEVO/FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
遠藤 光博
フィリッペ・デベサ
五味 直也
YH446Laps
-ST3-7岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦
白井 剛
加藤 正将
YH248Laps
  • Fastest Lap: CarNo.8 ART TASTE GT3 50.591 (27/50) 177.35km/h
  • コース上の落下物回収のため、10周終了時より6周回セーフティーカーを導入した。
  • CarNo.41は、ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則第28条~4)(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.39は、スーパー耐久シリーズ2010もてぎスーパー耐久オーバルバトル特別規則第42条(車輌保管)違反により、第2レースグリッドを最後尾とする。

スーパー耐久

S耐:第7戦もてぎ公式予選 ART TASTE GT3がオーバルで復活、今季2度目のポールポジション!

 11月27日、栃木県のツインリンクもてぎのオーバルコースで、スーパー耐久第7戦の公式予選が行われた。A,Bドライバー総合によりST1クラスはART TASTE GT3(竹内浩典/立川祐路/清水康弘組)が、ST2クラスはエンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ(峰尾恭輔/村田信博/山内英輝組)が、ST3クラスはasset・テクノZ34・nismo(藤井誠暢/佐藤公哉/前嶋秀司組)が、ST4クラスはホンダカーズ東京 G/M インテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/古橋孝之組)がそれぞれクラスポールポジションを獲得した。

st_r07_q_8 st_r07_q_3 st_r07_q_34 st_r07_q_62

 今シーズンも1デイイベントとして開催される大会となり、公式予選が午前中に行われ、午後に決勝レースが行われるスケジュールとなっている。

 午前8時から1グループ(ST1,2,3クラス)と2グループ(ST4クラス)それぞれ15分間ずつでAドライバー予選が行われた。

 ここでは、#8 ART TASTE GT3(竹内浩典/立川祐路/清水康弘組)の竹内が49秒997ですでにシリーズチャンピオンを決めている#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田真孝/Imran Shaharom/谷口信輝組)の柳田が記録した50秒296を押さえて、このセッションのトップタイムとした。

 この後再び15分ずつのBドライバー予選が行われた。スーパー耐久シリーズではA,B両ドライバーのタイムを合算してグリッドをきめる予選方式がとられることとなっており、このセッションはBドライバーの#8 ART TASTE GT3(清水康弘/立川祐路/竹内浩典組)の立川が49秒980でトップタイムをマークした。

 両セッションの合算タイムでも、#8が1分39秒977のタイムでポールポジションを決めた。#28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(Farique Hairuman/Melvin Moh/片岡龍也組)が2番手、#1 BMWが3番手となった。今回PETRONAS SYNTIUMチームはドライバーの育成を目的としているため普段はAドライバーの谷口、片岡をあえてCドライバーとして臨んでいる。

 総合4位、ST2クラスのトップには#3エンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/村田の信博/山内英輝組)が、シリーズランキングトップの#20 RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)を押さえて立った。

 総合8位にはST3クラスのトップ#34asset.テクノZ34・NISMO(藤井誠暢/佐藤公哉/前嶋秀司組)が、10位にST3クラスのランキングトップ#27 FINA ADVAN BMW M3(伊橋勲/廣田秀機/三澤伸輔組)が、総合15位にST4クラスのトップ#62ホンダカーズ東京G/Mインテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/吉橋孝之組)がそれぞれ入った。

 この後、第1レース決勝が11時30分よりより、第2レース決勝が14時45分よりそれぞれ50周で行われる。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第7戦もてぎA,Bドライバー総合公式予選結果

MOTEGI SUPER TAIKYU OVAL BATTLE -RIJ- (2010/11/27) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 7 ツインリンクもてぎ(Super Speedway) 2.49228km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireAdriver
Bdriver
Total
Time
Behindkm/h
1ST118ART TASTE GT3
PORSCHE 911 JGN
竹内 浩典
立川 祐路
YH0'49.997
0'49.980
1'39.977-179.485
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン
メルビン・モー
YH0'50.699
0'50.713
1'41.412 1.435176.946
3ST131PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝
イムラン・シャハロム
YH0'50.296
0'51.277
1'41.573 1.596176.665
4ST213エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田 信博
YH0'51.426
0'51.455
1'42.881 2.904174.419
5ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
YH0'52.614
0'51.849
1'44.463 4.486171.778
6ST2330森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
谷口 行規
YH0'53.477
0'52.326
1'45.803 5.826169.602
7ST2426エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
井尻 薫
YH0'52.974
0'53.219
1'46.193 6.216168.979
8ST3134asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
藤井 誠暢
佐藤 公哉
YH0'53.376
0'53.225
1'46.601 6.624168.333
9ST3239TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬
植田 正幸
YH0'53.370
0'53.453
1'46.823 6.846167.983
10ST3327FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲
廣田 秀機
YH0'53.500
0'54.118
1'47.618 7.641166.742
11ST3415岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
岩崎 祐貴
YH0'54.326
0'53.394
1'47.720 7.743166.584
12ST3514岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇
田中 徹
YH0'53.993
0'54.444
1'48.437 8.460165.482
13ST367岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦
白井 剛
YH0'53.753
0'55.189
1'48.942 8.965164.715
14ST25505KYOSHOアリスモータース
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
岡本 武之
YH0'54.434
0'55.530
1'49.964 9.987163.184
15ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
太田 侑弥
YH0'55.780
0'55.615
1'51.39511.418161.088
16ST4260RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一
小幡 弘
YH0'55.157
0'56.409
1'51.56611.589160.841
17ST4395特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴
木下 隆之
YH0'56.234
0'55.965
1'52.19912.222159.934
18ST4418コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
YH0'56.379
0'56.964
1'53.34313.366158.320
19ST4512無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸
森山 鉄也
YH0'56.173
0'57.252
1'53.42513.448158.205
20ST4658RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
坂野 将之
竹佐 真留実
YH0'56.817
0'57.418
1'54.23514.258157.083
21ST47666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎
青木 孝行
YH0'58.056
0'56.702
1'54.75814.781156.367
22ST4824SAMURAI 無限 ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
青木 拓磨
土屋 武士
YH0'58.329
0'56.564
1'54.89314.916156.184
23ST4969Kleers BRP 制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
梅本 淳一
奥村 浩一
YH0'57.654
0'57.885
1'55.53915.562155.310
24ST410764ナショナルインスツルメンツEVO/FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
遠藤 光博
フィリッペ・デベサ
YH0'58.366
0'59.250
1'57.61617.639152.568
---- 以上予選通過 ----
-ST4-333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
北川 剛
藤田 弘幸
YH0'58.639
1'02.703
2'01.34221.365147.883
-ST4-41TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
稲田 大二郎
YH1'09.443
1'00.207
2'09.65029.673138.407
-ST4-230WAKO'SアクレオクヤマVitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
YH1'07.610
1'07.919
2'15.52935.543132.412
-ST2-6新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
YH0'53.465
Absence
---

スーパー耐久

S耐:第7戦もてぎBドライバー公式予選結果

MOTEGI SUPER TAIKYU OVAL BATTLE -RIJ- (2010/11/27) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 7 ツインリンクもてぎ(Super Speedway) 2.49228km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST118ART TASTE GT3
PORSCHE 911 JGN
立川 祐路0'49.980-179.516
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
メルビン・モー0'50.713 0.733176.921
3ST131PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
イムラン・シャハロム0'51.277 1.297174.975
4ST213エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
村田 信博0'51.455 1.475174.370
5ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平0'51.849 1.869173.045
6ST2330森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
谷口 行規0'52.326 2.346171.467
7ST2426エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
井尻 薫0'53.219 3.239168.590
8ST3134asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
佐藤 公哉0'53.225 3.245168.571
9ST3215岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
岩崎 祐貴0'53.394 3.414168.038
10ST3339TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
植田 正幸0'53.453 3.473167.852
11ST3427FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
廣田 秀機0'54.118 4.138165.790
12ST3514岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田中 徹0'54.444 4.464164.797
13ST367岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛0'55.189 5.209162.572
14ST25505KYOSHOアリスモータース
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
岡本 武之0'55.530 5.550161.574
15ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
太田 侑弥0'55.615 5.635161.327
16ST4295特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
木下 隆之0'55.965 5.985160.318
17ST4360RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小幡 弘0'56.409 6.429159.056
18ST4424SAMURAI 無限 ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
土屋 武士0'56.564 6.584158.620
19ST45666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
青木 孝行0'56.702 6.722158.234
20ST4618コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
笠原 智行0'56.964 6.984157.507
21ST4712無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
森山 鉄也0'57.252 7.272156.714
22ST4858RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
竹佐 真留実0'57.418 7.438156.261
23ST4969Kleers BRP 制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
奥村 浩一0'57.885 7.905155.001
24ST410764ナショナルインスツルメンツEVO/FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
フィリッペ・デベサ0'59.250 9.270151.430
25ST41141TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
稲田 大二郎1'00.20710.227149.023
---- 以上予選通過(基準タイム ST1:55.772 ST2:57.064 ST3:58.693 ST4:1'01.595)----
-ST4-333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
藤田 弘幸1'02.70312.723143.091
-ST4-230WAKO'SアクレオクヤマVitz
TOYOTA Vitz
勝間田 正博1'07.91017.930132.119
-ST2-6新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
菊地 靖
菊地 靖
Absence--
  • コース上の落下物回収のため、9時1分49秒より5分11秒間、および9時10分14秒より3分46秒間赤旗中断とした。
  • スーパー耐久スリーズ2010もてぎスーパー耐久オーバルバトル特別規則第32条~2違反(シケイン不通過)に基づき、シケイン不通過車輌の当該周回のタイムは不採択とした。
  • 'R'マークの車は、コースレコードを更新しました。従来のレコードタイム(ST2:51.967 ST3:53.654)
  • CarNo.7は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(ダブルチェッカー)により、訓戒とする。

スーパー耐久

S耐:第7戦もてぎAドライバー公式予選結果

MOTEGI SUPER TAIKYU OVAL BATTLE -RIJ- (2010/11/27) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 7 ツインリンクもてぎ(Super Speedway) 2.49228km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST118ART TASTE GT3
PORSCHE 911 JGN
竹内 浩典0'49.997-179.455
2ST121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝0'50.296 0.299178.388
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン0'50.699 0.702176.970
4ST213エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔R0'51.426 1.429174.468
5ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄0'52.614 2.617170.529
6ST2326エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志0'52.974 2.977169.370
7ST3139TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬R0'53.370 3.373168.113
8ST3234asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
藤井 誠暢R0'53.376 3.379168.094
9ST246新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広0'53.465 3.468167.815
10ST2530森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉0'53.477 3.480167.777
11ST3327FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲R0'53.500 3.503167.705
12ST347岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦0'53.753 3.756166.915
13ST3514岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇0'53.993 3.996166.174
14ST3615岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明0'54.326 4.329165.155
15ST26505KYOSHOアリスモータース
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵0'54.434 4.437164.827
16ST4160RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一R0'55.157 5.160162.667
17ST4262ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州0'55.780 5.783160.850
18ST4312無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸0'56.173 6.176159.725
19ST4495特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴0'56.234 6.237159.551
20ST4518コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫0'56.379 6.382159.141
21ST4658RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
坂野 将之0'56.817 6.820157.914
22ST4769Kleers BRP 制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
梅本 淳一0'57.654 7.657155.622
23ST48666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎0'58.056 8.059154.544
24ST4924SAMURAI 無限 ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
青木 拓磨0'58.329 8.332153.821
25ST410764ナショナルインスツルメンツEVO/FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
遠藤 光博0'58.366 8.369153.723
26ST411333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
北川 剛0'58.639 8.642153.008
---- 以上予選通過(基準タイム ST1:55.363 ST2:57.571 ST3:58.756 ST4:1'01.273)----
-ST4-230WAKO'SアクレオクヤマVitz
TOYOTA Vitz
たねぞう1'07.61017.613132.705
-ST4-*41TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一1'09.44319.446129.202
  • 'R'マークの車は、コースレコードを更新しました。従来のレコードタイム(ST2:51.967 ST3:53.654 ST4:55.668)
  • コース上のパイロン修復のため、8時7分33秒より5分27秒間、および8時26分20秒より3分40秒赤旗中断とした。
  • スーパー耐久スリーズ2010もてぎスーパー耐久オーバルバトル特別規則第32条~2違反(シケイン不通過)に基づき、シケイン不通過車輌の当該周回のタイムは不採択とした。
  • CarNo.41は、ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則第21条~9)違反(車検合格後の車輌改造)により、ベストおよびセカンドタイムを抹消した。

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿 J.P.デ・オリベイラが第2レースを制し2010年シリーズチャンピオンを獲得! (TOYOTA)

10fn_rd7_1
第2レースで勝利を飾り、悲願のシリーズチャンピオンを獲得した
J.P.デ・オリベイラ(#19)

 2010年フォーミュラ・ニッポンの最終戦となる第7戦が11月6日(土)、7日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。

 今大会は今季唯一の2レース形式で行われることとなり、第1レースがピットイン義務無しの20周、第2レースがタイヤ交換義務有りの28周というスプリントレースで競われる。

 各レース毎に獲得できるポイントは、通常の半分となるが、この最終戦では、加えて優勝者に特別ボーナス3ポイントが与えられる。また、2レース共にポールポジション獲得者には1ポイントが与えられるため、この1レースで最高18ポイントもの大量得点が可能となっている。

 タイトル争いはトヨタエンジンのJ.P.デ・オリベイラ(Mobil1 TEAM IMPUL)とアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)の2台が同ポイント首位で並んでいるが、この2台を含む上位4台は僅かに8ポイント差。大混戦となっているタイトル争いは、最後まで全く予断を許さない状況で最終戦を迎えた。

 6日(土)、秋晴れの鈴鹿サーキットで午後2時よりノックアウト方式の予選がスタート。2レース形式で行われる今大会は、予選Q1で第1レースのグリッドが決定されるため、Q1から激しいタイムアタックが繰り広げられた。

 予選Q1の結果、ランキングトップ4を占める4台が、第1レースのトップ4、2列目までを占めることとなり、その4台の差はわずか0.082秒という超接戦。オリベイラが最前列2番手、ロッテラーが3番手につけた。

 以降第1レースのグリッドは、TDPドライバーの大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S)、平手晃平(Mobil1 TEAM IMPUL)、石浦宏明(Team LeMans)が6,7,8番手で続き、松田次生(KONDO RACING)が 10番手。ケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)が11番手、TDPドライバーの井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)が 13番手、平中克幸(KCMG)14番手と決定した。

 Q1の上位12台がQ2へ進出。Q2では平手、石浦、松田、コッツォリーノが惜しくも敗退となり、この4台は第2レースで8番手(予選後他車のタイム抹消があったため)から並ぶグリッドが確定した。

 Q3では、再びコンマ差での激戦となったが、最後の最後にオリベイラが渾身のアタックでトップタイムをマークし、第2レースのポールポジションを獲得。ロッテラーは、またしてもコンマ1秒以下となった争いの中で惜しくも5番手。大嶋が6番手でロッテラーに並ぶ3列目グリッドを確保した。

 7日(日)、第1レースが行われる午前10時20分には、路面はドライながら曇り空に覆われ、気温14度、路面16度と肌寒いコンディションとなった。

 スタートでは、2番手グリッドのオリベイラが出遅れ、4位に後退。ロッテラーは前を行く小暮卓史(NAKAJIMA RACING)を猛プッシュするも、抜きにくい鈴鹿でのパッシングには至らず。

 中盤、首位を行くロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の車両からオイルの白煙が上がるようになり、3位のロッテラーは苦しい状況での追い上げを強いられた。しかし、首位のデュバルはそのまま最後まで走りきり、ロッテラーは3位でフィニッシュ。オリベイラは4位に入り、これにより、オリベイラが39.5ポイント、ロッテラーが39ポイント、デュバルが37ポイント、小暮が35ポイントという、更なる僅差となり、最後の第2レースは、ランキング上位3名は優勝すればチャンピオン、という状況で迎えることとなった。

 第2レースがスタートする午後2時半には、第1レースとは変わって太陽も顔を覗かせ、気温19度、路面温度27度のコンディションで28周の決勝レースがスタートした。

 スタートではポールポジションのオリベイラがトップをキープ。5番手スタートのロッテラーは1コーナーまでに前走車に並びかけると、そのままサイド・バイ・サイドでコーナーを抜け、アウトから見事にパス。3位に浮上。後方では8番手スタートの平手が6位へとポジションアップを果たした。

 1周目はトップを守っていたオリベイラだったが、2周目のストレートから1コーナーへの進入で小暮の先行を許してしまった。しかし、小暮とオリベイラのポイント差は4.5ポイントあるため、オリベイラはこのままの順位でフィニッシュしてもチャンピオン獲得という状況となった。

 義務とされたタイヤ交換のピットインは、10周目以降と決められており、その10周が終わったと同時に、前走車に阻まれペースアップに苦しんでいた大嶋が先陣を切ってピットイン。翌周以降、各車次々にピット作業を進めていった。

 後続集団がほぼピットを終えた後、17周目終了時に首位の小暮がピットイン。ここでエンジンストールを喫しタイムロスした小暮を、翌周ピットへ向かったオリベイラが、タイヤ2本交換でかわし、再び首位を奪取した。

 最後までピットインを引っ張ったロッテラーは、20周目終了時にピットインし、右リアタイヤ1本のみ交換という奇策で小暮の前、2位でコース復帰。優勝すればチャンピオン獲得となるロッテラーは、オリベイラの前に出るべくプッシュを続けるが、後方からは小暮の猛追を受け、オリベイラに追いつくまでは至らず。

 そのままオリベイラが逃げ切り、トップでチェッカー。今季2度目となる勝利を挙げ、悲願のシリーズチャンピオンを獲得した。

 2位はロッテラー。ランキングでは僅か4.5ポイント届かず、2位となった。最後まで4位争いを繰り広げた平手は逆転ならず6位。大嶋が7位でポイントを獲得した。

 オリベイラのシリーズチャンピオン獲得により、トヨタエンジンはフォーミュラ・ニッポンで2008年以来のチャンピオンを奪還。チームタイトルでも、Mobil 1 TEAM IMPULがチャンピオン、PETRONAS TEAM TOM'Sが2位となった。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿 レース1でL.デュバル選手が優勝するもタイトルには届かず、L.デュバル選手がシリーズランキング3位、小暮選手が4位 (HONDA)

 11月7日(日)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて2010年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦の決勝レースが開催された。

 2010シーズンのフォーミュラ・ニッポンは、この鈴鹿ラウンドが最終戦となる。今シーズンは、これまでの6戦すべての優勝者が異なり、その6名全員がシリーズチャンピオン獲得の可能性を持つという近年まれに見る大混戦となっている。決勝は2レース制でボーナスポイントも設定されるため、最大18ポイント差からの逆転もありえることとなる。

 第6戦オートポリス終了時点でのシリーズポイントランキングは、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)がトップから5ポイント差の3位、#1 ロイック・デュバル選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が同8ポイント差の4位に位置し、虎視眈々と逆転のチャンスを狙っている。また、今シーズン初参戦ながらランキング7位につける#31 山本尚貴選手(NAKAJIMA RACING)は、ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得を目指して最終戦に挑む。

 6日(土)の公式予選は快晴のもとで行われた。今回の予選は従来通りの3セッションによるノックダウン方式。決勝レース1のグリッド順はセッション 1回目の結果が、決勝レース2のグリッドはセッション3回目の結果がそれぞれ反映される。両方のポールポジションに1ポイントのボーナスポイントが与えられるため、予選開始から各車が激しいタイムアタックを繰り広げた。

 セッション1では、1分40秒828を記録したL.デュバル選手がレース1のポールポジションを獲得し、小暮選手が4番手、山本選手が5番手、#10 塚越広大選手(HFDP RACING)が9番手となった。セッション2、3ともに激しい戦いが繰り広げられた結果、レース2の決勝グリッドは小暮選手が2番手、山本選手が自己最高位となる3番手、L.デュバル選手が4番手、塚越選手が7番手を獲得した。#16 井出有治選手(MOTUL TEAM 無限)は両レースとも12番手となり、#2 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は予選終了後の車両検査でスキッドブロックの寸法違反の裁定が下されたため、両レースとも15番手からのスタートとなった。

 7日(日)の決勝日は曇り空となったが、気温はあまり下がらず、午前10時で気温14℃、路面温度16℃のコンディションとなった。午前中に開催されるレース1の決勝は20周のスプリントレースであり、タイヤ交換の義務はない。対して、午後のレース2決勝は28周でタイヤ交換の義務(交換本数の制限はない)が発生する。また、2レース制となるために1レースの獲得ポイントは半分となるが、優勝者には3ポイントのボーナスポイントが与えられるため、勝利を目指した激しいバトルが繰り広げられることが予想された。

fn101107011L.jpg  午前10時20分、レース1のフォーメーションラップが開始され、参加台数15台のマシンがシグナルに合わせてグリッドから一斉にスタートした。ホールショットを奪ったのは、ポールポジションスタートのL.デュバル選手。続いて4番手スタートの小暮選手が好スタートを切り2位に浮上し、Honda エンジンが1-2態勢を築く。オープニングラップを終え、山本選手は6位、井出選手は8位に浮上。塚越選手は11位、伊沢選手は14位を走行する。

 2周目終了時点で、トップのL.デュバル選手は小暮選手に1秒065の差をつける。2位の小暮選手は後続のマシンを抑えながら走行する。このポジションとタイム差に大きな変化がないままレースは10周目を迎えるが、11周目のホームストレートで、L.デュバル選手のマシンのリア部分から白煙が上がり始める。この白煙はミッションのオイルが漏れているのが原因で、シフト操作に大きな影響を感じなかったL.デュバル選手は、白煙を上げながらも走行を続けてトップを守り続ける。また、背後を走る小暮選手は、L.デュバル選手のマシンから吹き出す白煙でヘルメットの視界に影響があるために、様子を見ながら 2位を走行する。

 15周目に入り、L.デュバル選手のマシンから出る白煙が徐々に多くなるものの、逆転タイトル獲得を目指すL.デュバル選手は、ラップタイムを落とさずに粘り強くチェッカーフラッグを目指して走り続ける。また、小暮選手も、限られた視界の中で2位争いを繰り広げた。

 L.デュバル選手は、トラブルを抱えながらも最後までトップの座を譲らずに20周を走りきり、ポール・トゥ・ウインでレース1を制した。小暮選手は 2位、山本選手が6位、井出選手が8位、塚越選手が10位、伊沢選手が11位でHondaエンジン搭載マシンは全車完走を果たしている。

 この結果、シリーズタイトル争いでL.デュバル選手がトップと2.5ポイント差(計37ポイント)の3位、小暮選手が4.5ポイント差(計35ポイント)の4位となり、ランキング上位4名がレース2でシリーズタイトルをかけて戦うこととなった。

 午後から強い日差しが照りつけだし、レース2のスタート前には気温が19℃、路面温度は27℃まで上昇した。レース2は、小暮選手が2番グリッド、山本選手が3番手、L.デュバル選手が4番手、塚越選手が7番手、井出選手が12番手、伊沢選手が15番手からスタートを迎える。逆転タイトル獲得を目指すL.デュバル選手と小暮選手は、このレースで優勝することが最低限の条件となる。最終決戦に向け、レース1より長い28周の距離、タイヤ交換の義務などの要素に対して各チームがどのような戦略を立てるのかが注目された。

 決勝レースは、午後2時34分にグリッドスタートが切られた。小暮選手は2位をキープ。山本選手はS字コーナーでポジションを1つ下げて4位、L. デュバル選手は5位を走行する。小暮選手は、2周目のホームストレートでトップのマシンに並ぶと1コーナーで見事に抜き去って首位に浮上する。小暮選手とチームメートの山本選手は、スタート時点で燃料搭載量を少なくしてレース前半をリードする作戦を採っており、積極果敢な走りを続ける。

 4周目に入り、1分43秒台のハイペースを維持する小暮選手は、2位に1秒626の差をつけてトップを走行する。続いて4位に山本選手、5位にL. デュバル選手、8位に井出選手、11位に伊沢選手。塚越選手は15位と大きく出遅れる。ラップタイムが1分45秒台と思うように上がらないL.デュバル選手は、4位の山本選手から遅れ始める。

 13周目に入り、小暮選手は2位との差を5秒685まで広げる。13周終了時にL.デュバル選手がピットインを敢行。ピット作業時間を短縮させるために、タイヤを1本のみ交換して約7秒でコースに復帰した。15周終了時に4位の山本選手がピットイン。タイヤを4本交換し、燃料補給が必要だったために約14秒のピット作業を費やし、コースに復帰した。その時点で、L.デュバル選手が山本選手の前に出た。

 小暮選手も17周終了時にピットインを敢行。しかし、タイヤ交換と燃料補給は順調に済ませたが、ピットアウト時に痛恨のエンジンストールを喫したため、約23秒のピット作業を費やしてコースに復帰した。そのため、次周にピットインを敢行した後続のマシンが逆転し、首位の座を明け渡してしまう。

 20周目に入り、小暮選手はピット作業のロスタイムの影響で、3位へ後退。4位にL.デュバル選手、5位に山本選手、8位に井出選手、11位に伊沢選手、12位に塚越選手が走行する。山本選手は果敢に4位のL.デュバル選手を攻め立て、激しい4位争いを繰り広げていく。

 3位の小暮選手は、最後まで前を走るマシンを攻めるが、抜くことはできずに28周のチェッカーフラッグを受けた。L.デュバル選手は4位、山本選手は5位、井出選手が8位、伊沢選手が11位、塚越選手が12位となった。優勝は#19 J.P.デ・オリベイラ選手(トヨタ)だった。

 この結果、シリーズタイトル獲得はならず、L.デュバル選手が計39.5ポイントでランキング3位。小暮選手は計38ポイントで4位となった。

コメント
坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
 「最終戦での逆転タイトル獲得に向け、(レギュレーションで許される範囲で)エンジンにも改良を加えて臨みました。予選ではセッション3に5台が残り、手応えを感じていましたが、結果的にタイトルを獲得することができませんでした。これまでご声援をいただきありがとうございました。今シーズンを振り返ると、最高峰フォーミュラにふさわしい、非常にレベルの高い戦いになっており、シーズンを通して多くのファンのみなさまには、満足いただけたのではないでしょうか。これで2010年シリーズは終了しました。明日からはタイトル奪還に向け、Honda陣営一丸となって努力してまいりますので、今後ともご声援をお願いいたします。また来週には富士スピードウェイでJAFスプリントカップが開催されます。いつものフォーミュラ・ニッポンとは異なる趣向で開催されますので、ぜひともサーキットにお越しいただき、観戦していただきたいと思います」
ロイック・デュバル選手(レース1/優勝、レース2/4位、ランキング3位 #1 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「とても悔しい結果になりました。レース1は、10周目のヘアピンコーナーでミラーに白煙が見えたので、タイヤのスピンかなと思ったのですが、臭いでミッションのオイルが漏れていると分かりました。でも、シフト操作への影響はほとんどなく、チームからも無線で『そのまま走れ』と指示を受けたので全力で走り続けました。後半はリアタイヤが滑りやすくなりましたが、トップでチェッカーを受けることができました。レース2は、序盤から思ったようにペースが上がらずに苦労しました。全力を尽くしましたが、2年連続でタイトルを獲得することができなくて本当に残念に思っています。でも、新しいチームでここまでよく争えたと感じています。一生懸命に努力してくれたチームスタッフや応援してくれたファンのみなさまに感謝したいと思います」
小暮卓史選手(レース1/2位、レース2/3位、ランキング4位 #32 NAKAJIMA RACING)
 「レース2では、僕が優勝してオリベイラ選手が3位にならないとタイトルが獲得できない状況でしたので、燃料を少なくして前半をリードする作戦をチームが選択しました。過去にNAKAJIMA RACINGと2ストップ作戦などの経験があったので、どう戦えばよいか想像はできていました。でも、肝心のピットアウト時にエンジンストールをしてしまったときは血の気が引きました。最高の作戦をチームが用意してくれたのに、ミスをしてしまい申し訳ない気持ちと悔しさでいっぱいです。ピットアウト後は、なぜかハンドリングが変わってドライビングが難しい状況になり、ペースを上げることができませんでした。この悔しさを忘れず、次のチャンスは絶対につかみたいと思います。応援ありがとうございました」
山本尚貴選手(レース1/6位、レース2/5位 ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得 #31 NAKAJIMA RACING)
 「率直に言って、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得できたのは、チームスタッフがシーズンを通してトラブルもなく、最高のマシンを用意してくれたおかげだと思います。開幕戦を迎えたときは、こんなに体力的にタフでハイレベルなカテゴリーなんだと実感し、1年間戦うことができるのか不安になったこともありました。手応えを感じられたのは、夏の第4戦もてぎでした。フリー走行は2番手で、予選セッション1ではミスなくアタックすることができてトップタイムを記録できたときは、うれしかったです。今日のレースで、デュバル選手とバトルをしたときは、『開幕戦と同じ状況だ』と思い出し、デュバル選手に僕が成長したことを感じてもらおうと攻めました。でも、最後まで抜けなかったので、本当に悔しいです」
Text & Photo: HONDA

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FN:第7戦鈴鹿第2レース 上位3人のコメント

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優勝:#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)
fn_r07_r2_pc_oliveira タフなレースでした。上位4人が僅差でチャンピオンを争うという状況で、最後まで一つのミスも許されないという大きなプレッシャーの中で走りました。
序盤にコグレに抜かれたときは一瞬不安になりましたが、余りにもペースが速いのですぐに作戦が違うんだと判り、それからは後ろのアンドレとのギャップに気をつけて走ることにしました。終盤4、5周でやっと大丈夫だと感じ、それからは慎重に走りました。
第1レースでは「5秒前」ボードが出ると思い込んでニュートラルにして待っていたため、1速に入れるのが遅くなり、4位にポジションダウンしたので、第2レースでは最後尾がグリッドについた時点でチームから無線で知らせてもらうことにして、うまくスタートできました。
2位:#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
fn_r07_r2_pc_lotterer スタートは良かったと思います。1コーナーのスピードにアドバンテージがあると思ったのでそのままアウトから並んで3位に浮上しました。第1レースで僕のパッケージが優れていると感じたんですが、このレースでは中々トップの2台に近づけませんでした。スキッドプレートのことを考えて車高を少し上げたためにクルマのバランスが変わってしまったのだと思います。それでもタイヤ交換をしてからはバランスが良くなり、コグレの前にも出ることができました。最後までタフなレースでした。
(タイヤ1本交換の作戦にしたのは)チームに判断を任せました。狙いはピットストップの時間を短縮することと、ミスのリスクを減らすため。それからリヤを2本とも変えてしまうとアンダーステアが出てしまうので、それを防ぎたかったんです。
3位:#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)
fn_r07_r2_pc_kogure このレースでは優勝してもオリベイラ選手が3位以下で無いとタイトルが取れないので、まずはスタートで前に出ること、それから山本選手が2位に上がってくることが理想でした。そのためには給油して4本交換もアリじゃないかとチームが判断しました。ピットインの周回は燃料等裁量から予め決まっていました。ピットストップでのエンジンストールで、それまでの良いことを全部忘れてしまいました。血の気が引きましたね。フォーミュラニッポンでは一度もストールしたことがなかったのに、こんな大事な場面でやってしまって、チームに申し訳ないと思います
優勝チーム監督:星野一義(Mobil 1 TEAM IMPUL)
fn_r07_r2_pc_hoshino ドライバーにはプレッシャーをかけないようにして、「青信号になったら行け」とそれだけ言っていました。
SUGO、オートポリスとトムスの作戦が光っていたので、オリベイラにも同じものをプレゼントしたいと思っていて、今回はかなえられたと思います。
優勝の喜びは勿論ありますが、それ以上に今回は(こみ上げるものが)きましたね。63にもなってこんなに感激するなんて、止められない世界だね。
トップの4人の誰がチャンピオンになってもおかしくない状況で、こんなに接近した戦いをしている。こんなに面白いレースなんだから、もっとお客さんに入って欲しいね。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNSIHI

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FN:第7戦鈴鹿決勝第2レース 小暮トップ浮上も痛恨のエンジンストール!オリベイラが今季2勝目を挙げてシリーズ王者に

全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦の決勝第2レースは11月7日午後、鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションの#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)が一旦は#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)に先行を許すも、中盤のピットストップで逆転し、第2戦もてぎに続く今季2勝目を挙げるとともに、2010年のシリーズチャンピオンを獲得した。
2位は#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)、小暮はピットストップでのエンジンストールが祟って大幅にタイムをロスし、惜しくも優勝とタイトルを逃した。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:16,000人)

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決勝第2レースは午後2時30分スタート。後方で#10塚越広大がストールにより最後尾に順位を落とす一方で、上位陣はオリベイラがホールショット、後方では2位小暮、3位#31山本尚貴が併走状態で1コーナーへ進入、接触を避けて山本が引いた隙を狙って5番手スタートのロッテラーが2コーナー立ち上がりで3番手に浮上した。
この間にピットストップで給油する作戦を採り、軽めの燃料でスタートした小暮は一気にオリベイラとの間隔を詰めていき、2周目の1コーナーでアウトからオリベイラをパス、一気に後続を突き放しに懸かる。
この状況で小暮がタイトルを獲得するには、オリベイラが3位以下でフィニッシュすることが条件だったが、3位ロッテラーと2位オリベイラのギャップは1秒前後で推移した。

さて今回の第2レースではタイヤ交換が義務付けられており、各ドライバーはスタートから10周経過してからゴールまでの間に最低1回のピットストップを行うことになっていた。
このため10周終わりで#37大嶋和也がピットインしたのを皮切りに、#20平手晃平、#8石浦宏明、#2伊沢拓也、#18平中克幸らが相次いでタイヤ交換を行った。
なお交換本数は自由となっていたため、大半のチームはリヤ2本交換という作戦を採ったが、その中で平手が前後4本交換を選択、4位の山本はタイヤ4本に加えて給油も行うフルサービスのピット作業を行った。
一方5位のデュバルは右フロント1本交換、スタートで出遅れた塚越は左リヤ1本交換という変則的な作戦で作業時間を短縮してきた。

そうした中、上位陣で最初に動いたのはトップの小暮だった。小暮は17周終わりでピットイン。山本と同様に給油とタイヤ4本交換を行ったが、ここでエンジンストールという痛恨のミスを犯し、作業時間23秒と大幅にタイムロスを喫してしまった。

これをみて2位オリベイラは18周終わりでリヤ2本交換、ロッテラーは20周終わりで右リヤ1本交換で小暮の前でコースに復帰した。

20周目にファステストラップを記録するなど懸命に追い上げを図った小暮だったが、どうしてもロッテラーを攻略することができず、レースはそのままオリベイラ、ロッテラー、小暮の順で28周を消化、オリベイラが第2戦もてぎに続く今季2勝目を挙げた。
この結果シリーズポイントはオリベイラ47.5、ロッテラー43、デュバル39.5、小暮38となり、オリベイラが今季のドライバーズチャンピオンを獲得した。

なお、チームタイトルはチームインパルが、ルーキー・オブ・ザイヤーはこのレースを5位でフィニッシュした山本尚貴がそれぞれ獲得した。

2010年のフォーミュラニッポンは全7戦、8レースを行って勝者6人と近年まれに見る激戦で幕を閉じた。この後11月13、14日の特別戦を経て、2011シーズンは来年4月17日、鈴鹿サーキットで開幕する。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

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FN:第7戦鈴鹿第2レース決勝結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/07) Race 2 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K2849'31.945
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K282.572
332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E283.078
41ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E2821.738
531山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E2821.833
620平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K2822.314
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K2826.814
816井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E2827.455
93松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K2843.554
108石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K2844.365
112伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E2844.673
1210塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E2851.137
1318平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K2852.635
147ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K2853.270
---- 以上規定周回(25 Laps)完走 ----
-29井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K523Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.32 小暮卓史(ナカジマ) 1'43.216 (20/28) 202.54km/h

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FN:第7戦鈴鹿第1レース 上位3人のコメント

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優勝:#1ロイック・デュバル(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)
fn_r07_r1_pc_duval 良い気分です。今日の最初のターゲットは第1レースを勝つことでしたから。これでチャンピオンシップの可能性が更に大きくなりました。ただレース自体はタフでしたね。御存知のように僕のクルマにはオイル漏れのトラブルが出て、レース後半はタイヤのグリップも落ちてペースを保つのが難しかったです。後ろのドライバーにもオイルがかかったと思います。
最初にヘアピンで白煙に気付いたときはタイヤスモークだと思ったのですが、そうではないことがわかり、チームと交信した結果「走り続けろ」と指示され、従いました。5速から6速に入れる時に多少の違和感がありましたが、ギヤボックス自体には問題はありませんでした
チャンピオンシップを獲得するにはレース2で勝たなければ駄目ですから、かつことだけを考えて午後のレースを走ります。
2位:#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)
fn_r07_r1_pc_kogure スタートがうまく決まり、狙い通り36号車と19号車の前に出られたのは良かったです。初めの作戦では、序盤はタイヤを温存して後半に勝負をかける予定でしたが、デュバルのオイルを被って捨てバイザーを2周で使い切ってしまい、手で拭いて余計視界を悪くしてしまって、クリッピングポイントが見えないほどの状態でペースが上げられませんでした。あと3枚捨てバイザーをつけておけばよかったと思いました。アンドレのペースが良く、詰められましたが、同じ状況で走っていればパスできないだろうと思っていました。
2位に入ったことでチャンピオンの可能性を繋ぎとめられたのは良かったです。僕には勝つしか方法がなく、第2レースはフロントローなので可能性は充分あります。他のドライバーが難易に入るかでタイトルは左右されてしまいますが、次は優勝することだけに集中します。
3位:#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
fn_r07_r1_pc_lotterer 特に良くも悪くもない結果でしたね。一つ順位を落としてまた取り戻して、3位でレースを終えました。クルマの状態は悪くなかったのですが、相手のミスを待つしか抜くチャンスがありませんでした。退屈なレースになってしまったかもしれませんね。
JPより前でフィニッシュしてコンマ5ポイント差に詰められたのは良かったです。次は5位からのスタートで厳しいレースになりますが、頑張ります。
優勝チーム監督:村岡潔(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)
fn_r07_r1_pc_muraoka 嬉しいです。レースに勝つというのは一番幸せなことですよ。結果が良かったから、今はハラハラできたと言えます。回りに迷惑をかけないためにも、クルマをきっちり直して第2レースに臨みます。
僕らはシーズンがどうこうよりも、目先のレースに集中しています。ポールとって勝つことだけを考えているんですよ。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第7戦鈴鹿第1レース オイル漏れを乗り越えてデュバルが今季2勝目!タイトル争いはさらに接近!!

全日本選手権フォーミュラニッポン第7戦鈴鹿の第1レースは、ポールシッターの#1ロイック・デュバル(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)がオイル漏れのトラブルを抱えながらも20周を逃げ切り、今季2勝目を上げた。
2位に#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、3位には#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が入り、ポイントリーダーの#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)は4位に終わったため、ランキング上位4人が僅差で午後の第2レースに臨むこととなった。

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第1レースは午前10時20分スタート。朝は分厚い雲に覆われていた鈴鹿サーキット上空も綺麗に晴れ、絶好のレース日和の中でのレースとなった。

ホールショットを奪ったのはポールのデュバル。セカンドグリッドのオリベイラは車速が伸びず、2位小暮、3位ロッテラーの順で1コーナーへ。オリベイラは一気に4位に後退してしまった。

テール・トゥ・ノーズの2位争いを尻目にギャップを広げたいデュバルだったが、小暮はロッテラーの追撃をしのぎながらも1秒強の間隔をキープしてトップを追走。
この3台に対し、オリベイラは次第に遅れ始める。

こう着状態に陥った上位4台だったが、異変は9周目にやってきた。
トップのデュバルのクルマから白煙が上がり始めたのだ。

車速が上がるにつれて吐き出される大量の白煙。一時はエンジンブローも疑われたが、ラップタイムや最高速に大きな落ち込みはなく、何よりデュバルはストップする気配すらない。
原因はミッションオイルが漏れていることによるもの。右のサイドポンツーン内に何らかの異物が入り込み、オイルクーラーを破損させたのだ。ビジョンでの映像などから異物は鳥ではないかと思われる。
これによりミッションオイルが漏れ始め、デュバル自身は5速から6速の変速時に多少の違和感を感じたというが、すぐに1分43秒台までペースを回復して周回し始めた。

一方、すぐ後ろを走っていた小暮はデュバルの吐き出すオイルに視界を遮られてわずか2周で捨てバイザーを使い果たし、苦しい走りを強いられる。
3位のロッテラーもデュバルのエンジンブローを警戒して慎重な走りとなり、結局この3台は順位を入れ替えることなく20周を終了、デュバルは第4戦もてぎ以来今季2勝目を挙げた。

なおこれによりシリーズポイントはオリベイラ39.5ポイント、ロッテラー39ポイント、デュバル37ポイント、小暮35ポイント、平手24ポイント、大嶋23ポイントとなり、タイトルの可能性は上位4台に絞られた。
トップのオリベイラから4位の小暮までの差は僅か4.5ポイントだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

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FN:第7戦鈴鹿第1レース決勝結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/07) Race 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
11ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E2034'31.275
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E201.377
336アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K202.033
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K204.007
537大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K2016.013
631山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E2019.323
78石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K2032.543
816井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E2033.678
920平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K2034.912
1010塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E2037.056
112伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E2039.712
1218平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K2040.110
137ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K2045.249
143松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K191Lap 
---- 以上規定周回(18 Laps)完走 ----
-29井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1010Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.1 ロイック・デュバル(ダンディライアン) 1'42.622 (2/20) 203.71km/h

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FN:第7戦鈴鹿公式予選 上位ドライバーのコメント

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第1レースポールポジション
#1ロイック・デュバル(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)
fn_r07_q_pc_duval 未だ少しだけチャンピオンシップのチャンスが残っているので、今日はどうしてもポールポジションが獲りたかった。トップ3のタイムが凄く接近している中でポールになれたことは嬉しいです。明日は20周のショートレースなので非常に有利になると思います。
Q1と同じセットでQ2に臨みましたが、いいところでトラフィックにつかまったり、フロントに大きなバイブレーションが出たりして思うようにプッシュできませんでした。Q3でもタイミングが良くなくて、JPとポール争いが出来ず、残念です。
今シーズンは序盤苦しみましたが、中盤からリカバーしてきてポールも3回取れました。ダンディライアンはトップチームだと信じていますし、プレッシャーのないシーズンが過ごせたことは良かったです、明日チャンピオンを獲って締めくくることが出来れば最高ですね。
第2レースポールポジション、第1レース2位
#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)
fn_r07_q_pc_oliveira 今朝のクルマはリヤのグリップが足りない感じだったので、予選までに調整したら非常に良くなりました。特にユーズドタイヤのときのバランスがよかったし、ニュータイヤではさらに良くなりました。だからQ1でもニュータイヤを使っていれば、おそらくポールポジションが取れたと思います。
今までは自分にプレッシャーをかけすぎて失敗していたので、今日はリラックスするよう心がけて臨み、いい結果を得ました。明日フロントローからスタートできるのはとても重要なことですね。プレッシャーをかけずに2レースそれぞれでベストを尽くします。タイトルのことは考えず、いつもと同じレースだと思って勝ちにいきますよ。
第1レース3位
#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
fn_r07_q_pc_lotterer 今日は3位と5位で終わり、結果には満足していません。Q1の状態は悪くなかったのですが、ヘアピンとスプーンの間でギヤが入りにくくなり、タイムをロスしてしまったのが残念です。
第2レースは5位スタートとハードな状況ですが、こちらはピットストップもあるし、先日のもてぎのGTでも5位スタートから優勝しているのでもしかするとチャンスがあるかもと信じたいですね。
第2レース2位
#32小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)
fn_r07_q_pc_kogure 呆然としています。もっと前のグリッドに行きたかったのに行けませんでした。Q1ではフロントが入らず、アンダー傾向があったので調整をして、Q2ではいい結果を出せました。でもQ3ではデグナーで行き過ぎてしまい、タイムロスをしてしまいました。あれがなければトップを取れていたかもと思うと悔しいです。明日は第1レース、第2レースともJPやアンドレよりも前でフィニッシュしたいです。
2007年にタイトルを取り逃がしてからずっと喉から手が出るほど欲しいです。2レースとも勝つつもりで走ります。とにかく勝ちたいです。
第2レース3位
山本尚貴(NAKAJIMA RACING)
fn_r07_q_pc_bucho 手放しで喜べない結果ですが、この記者会見に来れたことは嬉しいです。チームスタッフやスポンサーさん、みなさんの力でここに連れてきてもらったと思っています。心から感謝したいです。
クルマはフリーからいい状態でしたが、Q1ではあと少し足りない感じで、自分もミスをしてしまいました。Q2では少し良くなり、Q3ではセットも良く、自分もミスなく走れました。
ここで最低限の目標はクリアできたので、今まで勉強してきたことは無駄じゃなかったと立証できました。明日もチャンスの多い列からのスタートなので、混乱に巻き込まれないようには史って最低限表彰台に上がりたいですね。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿公式予選 第1レースはデュバル、第2レースはオリベイラがポールを獲得!

全日本選手権フォーミュラニッポン第7戦鈴鹿の公式予選が11月6日午後にノックアウト方式で行われ、第1レースは#1ロイック・デュバル(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)が、第2レースは#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)がそれぞれポールポジションを獲得した。

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今回はシーズン唯一の2レース制ということで、1時間の予選セッションで2レース分のグリッドを決定する、今までにない方法が導入された。
走行自体はQ1が20分、Q2、Q3が各10分と従来のノックアウト方式と同様だが、このうちのQ1の順位がそのまま第1レースのスターティンググリッドとなる。
第2レースについては従来どおりQ1で下位13~15位、Q2で9位~12位、Q3で1位~8位のグリッドを決定する。

そのこれまで以上に重要な意味合いを持つ予選Q1は午後2時より20分間で行われた。
走り始めは各車ユーズドタイヤで走行し、残り6分あまりでニュータイヤを投入する作戦を採ったが、ここで#3松田次生だけが先にフロントタイヤのみを交換して1周走行した後、最後ピットインしてリヤを交換するという他とは違う作戦に出た。
これが功を奏したか、松田はこのセッションを11位で終え、見事Q2進出を果たす。一方ここで予選を終えたのは#16井出有治、#18平中克幸、#29井口卓人の3人。
フリー走行から好調だった井口はメカニカルトラブルでコース上にストップし、惜しくもアタックのチャンスを逸している。
上位争いを制したのは#1デュバル。1分40秒828を記録し、オリベイラから僅か0.11秒差で第1レースのポールポジションを獲得した。
3位には#36アンドレ・ロッテラーがつけている。

10分間のインターバルをおいて予選Q2が開始された。いち早くコースインしたのは松田と#8石浦宏明。他のドライバーは残り7分辺りから徐々にコースインしてアタックに取り掛かる。
ここではナカジマレーシングの2台が速さを見せ、#31山本尚貴が1分40秒945で3位、#32小暮が1分40秒576のトップタイムを叩きだす。2番手にはロッテラーがつけた。
Q1トップのデュバルはトラフィックに引っかかってアタックのタイミングを逃し、7位に終わった。
一方、このセッションでノックアウトされたのは#20平手晃平、石浦、松田、#7ケイ・コッツォリーノの4名だった。

第2レースのポールポジションを決める予選Q3は午後2時50分に開始。
残り8分でダンディライアンの2台がコースインしたのを皮切りに、残り7分でトムスの2台、ナカジマレーシングの2台、オリベイラ、塚越の順でコースに出て行った。
最初にタイムを出してきたのはデュバル。タイムは1分40秒523。
しかし小暮がこれを上回り、1分40秒427。しかしこれはデグナーで行き過ぎてタイムロスした結果とのことで、会心の走りとは言い難い出来だった。
これをオリベイラが1分40秒379で上回り、第2レースのポールポジションをものにした。
3番手にはルーキーの山本。1分40秒519で続いた。

なお、Q3を7位で終えた#2伊沢拓也の車両に予選後の再車検でスキッドブロックの寸法違反が発見され、伊沢は残念ながら全ての予選タイムを抹消されることとなった。
これにより7位以下の順位は一つずつ繰り上がり、伊沢は第1レース、第2レースとも最後尾からスタートする。

第7戦決勝は第1レースが明日午前10時20分より20周で、第2レースは午後2時30分より28周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿フリー走行 ロッテラーがトップタイム

全日本選手権フォーミュラニッポン第7戦鈴鹿のフリー走行が11月6日、鈴鹿サーキットで行 われ、#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が1分40秒751でトップだった。

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2010シーズンのフォーミュラニッポンはここまでの6戦全てで勝者が異なり、最終戦を迎え て上位6人にチャンピオンの可能性がある激戦のシーズンとなった。
そして今回は今年唯一の2ヒート制。それぞれ20周、28周の超スプリントバトルが午前、午後の 各1回行われる。その影響で従来土曜、日曜の2回行われていたフリー走行は今回は1回のみ。
その貴重な走行セッションは午前9時25分より60分間で行われた。

走り始めはどのドライバーもマーキングタイヤを装着。タイムも1分45秒台から始まって1分 42秒台と、春の2&4に比べてスローペースでの走行となった。
そんな中でトップに立ったのはディフェンディングチャンピオンの#1ロイック・デュバル。タイムは1分41秒413だった。2位にはロッテラー、3位には#32小暮卓史がつけている。

ニュータイヤを装着しての予選シミュレーションが始まったのは残り時間が10分を切った辺 りから。口火を切ったのは小暮。ロッテラー、デュバルらもそれに続く。
この時点で気温は18℃、路面温度は24℃に上昇していた。
ここでロッテラーが1分40秒751を記録したが、直後に2コーナーでスピン。これで連続でのアタ ックはできなくなったが、続くデュバルは40秒815、小暮も40秒928に留まり、いずれもロッテ ラーには届かなかった。
4位にはルーキーの#31山本尚貴がつけている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿公式予選総合結果(第2レーススタート順)

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/06) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'40.8391'41.0861'40.379
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.9101'40.5761'40.427
331山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'41.0791'40.9451'40.519
41ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'40.8281'41.1371'40.523
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'40.8721'40.6301'40.544
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'41.3421'41.0981'40.897
710塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'41.7381'41.2861'41.341
820平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.5761'41.342
98石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'41.7071'41.637
103松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'42.0531'41.729
117ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'42.1371'42.157
1216井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'42.157
1318平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'42.159
1429井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'42.516
-2伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10Edeleteddeleteddeleted
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • CarNo.2は、2010国内競技車両規則第13章2.13.1) d)(スキッドブロックの寸法)違反により全予選タイムを抹消とした。

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/06) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'40.379--208.26
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.4270.0480.048208.16
331山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.5190.1400.092207.97
41ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'40.5230.1440.004207.96
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'40.5440.1650.021207.92
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'40.8970.5180.353207.19
72伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'41.0540.6750.157206.87
810塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'41.3410.9620.287206.29
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'38.917

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/06) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.576--207.85
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'40.6300.0540.054207.74
331山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.9450.3690.315207.09
42伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'41.0060.4300.061206.97
519ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.0860.5100.080206.81
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'41.0980.5220.012206.78
71ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'41.1370.5610.039206.70
810塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'41.2860.7100.149206.40
---- 以上Q3進出 ----
920平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.3420.7660.056206.28
108石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'41.6371.0610.295205.68
113松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'41.7291.1530.092205.50
127ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'42.1571.5810.428204.64
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'38.917

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q1結果(第1レーススタート順)

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/06) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'40.828--207.34
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'40.8390.0110.011207.31
336アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'40.8720.0440.033207.24
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.9100.0820.038207.17
531山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'41.0790.2510.169206.82
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'41.3420.5140.263206.28
720平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.5760.7480.234205.81
88石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'41.7070.8790.131205.54
910塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'41.7380.9100.031205.48
103松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'42.0531.2250.315204.85
117ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'42.1371.3090.084204.68
---- 以上Q2進出 ----
1216井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'42.1571.3290.020204.64
1318平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'42.1591.3310.002204.63
1429井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'42.5161.6880.357203.92
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'47.8867.0585.370193.77
-2伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10Edeleted---
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'38.917
  • CarNo.2は、2010国内競技車両規則第13章2.13.1) d)(スキッドブロックの寸法)違反により予選タイムを抹消とした。

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿フリー走行結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/06) Free Session Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'40.751--207.49
21ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'40.8150.0640.064207.36
332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.9280.1770.113207.13
431山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'41.1810.4300.253206.61
52伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'41.1910.4400.010206.59
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.2540.5030.063206.46
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'41.6810.9300.427205.60
829井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'41.7541.0030.073205.45
910塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'41.7561.0050.002205.44
108石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'41.8401.0890.084205.27
1120平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.8701.1190.030205.21
1216井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'41.8811.1300.011205.19
133松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'42.0091.2580.128204.93
1418平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'42.1661.4150.157204.62
157ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'42.2391.4880.073204.47
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'38.917

SUPER GT

#SAVEOYAMA MS FAN AID Again 開催!(11/6)

9月の集中豪雨により甚大な被害に見舞われた静岡県小山町。
これにより9月12日に予定されていたスーパーGT第7戦がキャンセルとなったが、ドライバー、メーカー、ファンらがチャリティーイベント開催を呼びかけ、東京、横浜、大阪で開催された。

その後も町役場や住民、ボランティアの尽力により着実に復興にむけて前進しているものの、土木被害、農業被害は町の財政規模に比して甚大なものであり、小山町では引き続き義援金を受け付けている。

そこで今回、大阪のイベントを主催したメンバー有志がフォーミュラニッポン最終戦の開催される鈴鹿サーキット近くに会場を確保し、#SAVEOYAMA MS FAN AID Againと題したイベントを開催する。
既にいくつかのチーム、ドライバー、関係者からグッズ提供などの申し入れが集まってきている模様だ。
詳細は下記の通り。

開催日時:11月6日(土) 19:30~
場所:ドミニク・ドゥ-セの店 三重県鈴鹿市南江島町17-30
会費:2,000円 <p>なお詳細と進捗状況についてはこちらを参照ください。

Kazuhisa Suehiro

SUPER GT

SGT:第7戦富士GT300km Race開催中止に伴う取り扱いについて (GTA)

 GTA(株式会社GTアソシエイション)は14日、第7戦富士GT 300kmレースが中止されたことに伴う以後の取り扱いについて発表した。以下のとおり。

 台風9号による地元小山町の被害を鑑み、2010 AUTOBACS SUPER GT 第7戦富士GT300km Race(9月11日(土)・12日(日)富士スピードウェイ)開催が中止されたことに伴う今後の取り扱いについては、下記の通りとなりますので、ご案内致します。

  1. 代替開催について
     第7戦中止に伴う代替開催(および他の走行イベント)は行いません。
  2. シリーズタイトルの取り扱い
     第7戦中止により、シリーズ全7戦の合計得点にてタイトルの認定を行います。
  3. 第8戦におけるウェイトハンディの取り扱い
     第7戦にエントリーしたドライバーは参戦したものとして取り扱い、第8戦のウェイトハンディを決定します。(※開幕戦から第6戦まですべて参戦し、第7戦にエントリーしていた場合、第8戦のウェイトハンディは0kgとなります)
  4. 特別戦(Sprint Cup)参加資格「2010年シリーズ参戦ドライバー(5大会以上)」について
     第7戦にエントリーしたドライバーは参戦したものとして取り扱います。
株式会社GTアソシエイション

SUPER GT

SGT:2010 AUTOBACS SUPER GT 第7戦の開催中止について (FSW/GTA)

 富士スピードウェイは、9月11日(土)・12日(日)に開催を予定しておりました「スーパーGT第7戦」につきまして、台風9号による地元小山町の被害が甚大であることに鑑み、誠に残念ですが開催を中止することを決定いたしました。

 富士スピードウェイ場内も一部で土砂災害等が発生し、復旧作業を進めておりますが、周辺道路が甚大な被害を受けており、大会を開催すれば、ご来場のお客様のみならず、地域住民の災害復旧に甚大なご迷惑をおかけする可能性が極めて高く、地元自治体の小山町役場からも開催中止のご要望がありました。

 なお、お客様におかれましては、ご購入いただきました観戦チケットの取り扱いにつき、別途発表させていただきますので、お手持ちの観戦チケット等を大切に保管いただきますようお願い申し上げます。

富士スピードウェイ株式会社
株式会社GTアソシエイション

SUPER GT

SGT:2010 AUTOBACS SUPER GT 第7戦で新日本プロレスラーが大暴れ!

富士スピードウェイは、リニューアル5周年記念企画の一環として、9月11日(土)の「2010 AUTOBACS SUPER GT 第7戦」予選終了後に、新日本プロレスの公式戦"Circuit 2010 G1 CLIMAX SPECIAL"をイベント広場特設リングで開催する。

現IWGPチャンピンの真壁刀義選手をはじめ、棚橋弘至選手、永田裕志選手、中西学選手、タイガーマスク選手といったスター選手ほか、新日本プロレス所属のレスラー総勢約30名がサーキットを舞台に熱戦を繰り広げる。

また、8月15日(日)に両国国技館で新日本プロレスが主催する"G1 CLIMAX ⅩⅩ"の最終戦では、SUPER GT第7戦での新日本プロレス公式戦開催を記念して、脇阪寿一選手(LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S #1)がプレゼンターを務めた。

富士スピードウェイのリリース

Formula Challenge Japan

FCJ:第7戦もてぎ決勝 中山雄一(CITYKART)が今季6勝目! (JRP)

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 フォーミュラチャレンジ・ジャパン第7戦の決勝レースが8月7日、ツインリンクもてぎで行われた。

 天候は晴れ。気温は午前の予選よりも更に上がり、人にもタイヤにも厳しいコンディションの下で13時25分、12周の戦いが始まった。

 前回の富士からスタートに苦しんでいるポールの#1中山雄一は、今回も会心の出来とはいかなかったものの、クラッチミート後の加速をうまくまとめて後続を退け、トップで1コーナーを立ち上がっていく。

 2番手スタートの#13朱戴維、3番手の平峰一貴らが中山に並びかけようとするが、今一歩届かず、イン側のラインをとった#2野尻智紀が3番手に浮上した。

 野尻は朱の背後につけてプレッシャーをかけ、オーバーテイクの隙を伺う。すると朱は3周目の4コーナーでブレーキを遅らせすぎてコースオフ、あっさりと野尻に2位の座を明け渡し、4位に後退してしまった。野尻の背後には1秒以内の間隔を保って平峰がつけている。

 更にその後方では、前回優勝の#19元嶋佑弥が#20松井孝允と6位争いを展開、2周目の5コーナーで果敢にインを狙っていったが、両者は接触してしまい、松井は最後尾に後退、元嶋に対してはドライビングスルーペナルティが課せられることとなった。

 その後松井は17位まで順位を挽回したものの、元嶋は前記のペナルティに加え、接触の影響からか右フロントのサスペンションアームが曲がってきたこともあってペースが上がらず、20位でレースを終えた。

 そうした後方のバトルを尻目にトップの中山は1周目で2位に1.2秒差をつけると、その後もハイペースで周回を重ねて後続を突き放しに掛かる。レースの折り返し点となる6周終了時点で中山はこのレースのファステストラップとなる1分56秒893を記録、後続とのギャップを3秒以上とした。

 その後は想定以上のタイヤの消耗もあってペースアップこそできなかったものの2位との差は着実に開いていき、最後は2位の野尻を5秒861突き放してチェッカーを受け、今季6勝目を挙げた。

 次戦第8戦決勝は明日8時35分より18周で行われる。

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優勝:中山雄一
 「今回も優勝することができて嬉しいです。前回の富士ではクルマのバランスが悪くてドライブしにくい状態でしたが、今回は非常にドライブしやすくて、全力で走ることが出来ました。スタートは今回も良くなかったんですけど、今日のフォーメーションラップの時にスタート練習でいいイメージを作れたので、明日はそれをいかしてスタートを決め、また優勝したいです」
2位:野尻智紀(東京中日スポーツ賞受賞)
 「最初に、今日のクルマを用意してくださったメカニックさん、このチャンスを与えてくださったホンダさんに感謝します。表彰台に上がれたことは嬉しいのですが、僕の目標は2位じゃなくて優勝なので、明日こそは中山選手を追い詰めて勝ちたいです。スタートは今までミスしたことがなかったので自信がありました。絶対に引かないつもりでコーナーに入っていって2位に上がりました」
3位:平峰一貴
 「また表彰台に上がれて嬉しいです。もてぎに来る前に福岡でトレーニング合宿をやって自分を追い込み、鍛えてきました。今回も自分に好ましいクルマになっていて、予選からうまく走れました。今まで応援してくださっているホンダさんと、クルマを仕上げてくださったメカニックさんに心から感謝しています。合宿ではランニングやバランスボールで暑さ対策をやってきました」
Text & Photo: Japan Race Promotion

Formula Challenge Japan

FCJ:第7,8戦もてぎ公式予選 両戦とも中山雄一(CITYKART)がポールポジション! (JRP)

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 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第7戦、第8戦の公式予選が8月7日、快晴のツインリンクもてぎで行われた。

 前回富士スピードウェイでの第5戦&第6戦終了後に抽選が行われ、エンジンの載せ替えを行い、またセッティングの面でもリヤの車高が少し上げられてややオーバーステア方向に設定された。このことが順位にどのような影響をもたらすかも今回の注目のポイントではあったのだが、いざ始まってみればポイントリーダーの#1中山雄一が金曜の練習走行から好タイムを記録、この日の予選でも好調ぶりを見せ付けた。

 第7戦の公式予選は8時45分開始。セッション中盤までは#2野尻智紀と#14大谷飛雄がトップを争っていたが、中山が次第にタイムを上げ、残り5 分で3位、次の周で2位、そして残り2分のところでトップに立った。タイムは1分55秒962。この日初めての55秒台だ。続いて#13朱戴維も終盤に来てじわじわと順位を上げ、チェッカー直後に1分55秒978を記録。今季初のフロントローを獲得した。3位には開幕ラウンドから好調な#7平峰一貴。野尻は結局4番手に終わったものの、タイムは1分56秒086とトップの中山からは僅か0.124秒の差。

 終わってみれば17位の#4平川亮までがトップから1秒以内にひしめくという、実に接近した戦いとなっていた。しかしその平川はこのセッション中に左リヤの足回りにトラブルが発生、終盤走れなかっただけでなく、第8戦の予選も走行を見合わせることとなった。

 10分間のインターバルののち、第8戦の公式予選が開始された。ここではいきなり中山がトップに立つ。最初のアタックで1分56秒341を記録すると、次のアタックでは1分56秒000までタイムを縮めてきた。結局このタイムがここでのベストとなり、第7戦に続いて中山がポールポジションを獲得した。2番手には当初野尻がつけていたが、セッション中盤辺りから#21近藤翼、#19元嶋佑弥、#20松井孝允らがタイムを上げてきた。残り5分で近藤が 2位、前回優勝の元嶋が3位につけると、残り2分で野尻がそれらを上回って2位を奪い返す。しかし残り30秒では松井が2位に浮上した。

 結局、終わってみればトップの中山に続いて2番手には松井、3番手には野尻がつけ、4番手には平峰が上がってきた。平峰と中山の差は僅か0.234 秒。7位の朱戴維までが0.3秒以内、16位の朱胡安までが1秒以内と、この予選も第7戦同様の接戦になった。なお、これで中山は開幕以来8戦連続のポール獲得となり、前回の富士で樹立したFCJ開始以来の最多連続ポール記録を更に伸ばした。

 第7戦決勝はこのあと13時25分から12周で、第8戦決勝は8日朝8時35分より18周で行われる。

Text & Photo: Japan Race Promotion

Formula Challenge Japan

FCJ:第7戦もてぎ決勝結果

Formula NIPPON -RIJ- (2010/08/07) Race Results Weather:Fine Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 7 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
11中山 雄一CITYKART FCJ1223'35.127
22野尻 智紀HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR125.861
37平峰 一貴HFDP/SRS スカラシップ/コチラR127.692
413朱 戴維NDDP FCJ129.687
514大谷 飛雄ビルドモア FC1061212.317
621近藤 翼NDDP Maruso FCJ1212.952
715白石 勇樹やぐら動物病院1214.164
810勝田 貴元Luck1218.101
99松崎 俊祐K office FCJ1218.728
1018中村 真志HFDP/SRS スカラシップ1219.772
1112高星 明誠NDDP FCJ1220.065
124平川 亮Clarion FCJ1220.247
1311立石 燎汰MediaDo FCJ1223.582
143朱 胡安Dragon Knight1224.097
1516仁木 圭之Dunlop Team Naoki START1227.452
168山浦 啓ウィンズガレージ1227.709
1720松井 孝允NDDP RIRE racing FCJ1228.320
185小河 諒R.HOKA Racing1230.020
196加賀美 綾佑TMCFCJ1232.008
20*19元嶋 佑弥HFDP/SRS スカラシップ/コチラR1247.818
---- 以上規定周回数 ( 10 Laps ) 完走 ----
-17石井 一也TAKAGI PLANNING66 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 中山雄一(CITYKART FCJ) 1'56.893 (6/12) 147.87km/h
  • CarNo.19は、2010年フォーミュラチェレンジ・ジャパン統一規則書第28条12.違反(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

Formula Challenge Japan

FCJ:第7戦もてぎ公式予選結果

Formula NIPPON -RIJ- (2010/08/07) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Formula Challenge Japan Round 7 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PosNoDriverCarTimeDelayGapkm/h
11中山 雄一CITYKART FCJ1'55.962--149.06
213朱 戴維NDDP FCJ1'55.9780.0160.016149.04
37平峰 一貴HFDP/SRS スカラシップ/コチラR1'56.0720.1100.094148.92
42野尻 智紀HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR1'56.0860.1240.014148.90
517石井 一也TAKAGI PLANNING1'56.1750.2130.089148.78
620松井 孝允NDDP RIRE racing FCJ1'56.2780.3160.103148.65
714大谷 飛雄ビルドモア FC1061'56.3220.3600.044148.60
819元嶋 佑弥HFDP/SRS スカラシップ/コチラR1'56.4490.4870.127148.43
912高星 明誠NDDP FCJ1'56.5300.5680.081148.33
109松崎 俊祐K office FCJ1'56.5770.6150.047148.27
1121近藤 翼NDDP Maruso FCJ1'56.6070.6450.030148.23
1218中村 真志HFDP/SRS スカラシップ1'56.7210.7590.114148.09
1316仁木 圭之Dunlop Team Naoki START1'56.7270.7650.006148.08
1415白石 勇樹やぐら動物病院1'56.8070.8450.080147.98
1510勝田 貴元Luck1'56.8270.8650.020147.95
1611立石 燎汰MediaDo FCJ1'56.9000.9380.073147.86
174平川 亮Clarion FCJ1'56.9290.9670.029147.82
183朱 胡安Dragon Knight1'56.9771.0150.048147.76
198山浦 啓ウィンズガレージ1'57.3361.3740.359147.31
205小河 諒R.HOKA Racing1'57.4841.5220.148147.13
216加賀美 綾佑TMCFCJ1'58.2922.3300.808146.12
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'07.60411.6429.312135.46

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