フォーミュラ・ニッポン第7戦 -RIJ- (1997-09-13) Starting Grid
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.7 MINEサーキット: 3.704km
P No. Driver------------ Car------------------ Best-LapT -S.S.Time--
1 64 高木 虎之介 (J) Reynard 97D/Mugen 1'13.136 1'13.802
2 9 P.デ・ラ・ロサ (E) Lola T97/Mugen 1'13.305 1'13.869
3 27 影山 正美 (J) Reynard 97D/Mugen 1'13.968 1'14.105
4 19 黒澤 琢弥 (J) Lola T96/Mugen 1'13.825 1'14.673
5 10 飯田 章 (J) Lola T97/Mugen 1'14.051 1'14.900
6 8 脇阪 寿一 (J) Dome F104R/Mugen 1'13.952 1'14.958
-------------------------- Special Stage -----------------------------
7 1 N.フォンタナ (RA) Reynard 97D/Mugen 1'14.118
8 28 山本 勝巳 (J) Reynard 96D/Mugen 1'14.124
9 56 本山 哲 (J) Reynard 97D/Mugen 1'14.196
10 11 光貞 秀俊 (J) Lola T96/Mugen 1'14.293
11 18 R.ファーマン (GB) Reynard 97D/Mugen 1'14.393
12 33 鈴木 利男 (J) Reynard 97D/Mugen 1'14.507
13 65 山西 康司 (J) Reynard 97D/Mugen 1'14.589
14 35 M.アピチェッラ (I) Reynard 96D/Mugen 1'14.701
15 3 川本 篤 (J) Reynard 96D/Mugen 1'14.886
16 5 M.グーセン (B) Reynard 96D/Mugen 1'14.891
17 55 金石 勝智 (J) Reynard 96D/Mugen 1'14.910
18 20 影山 正彦 (J) Lola T95/Mugen 1'15.021
19 17 近藤 真彦 (J) Reynard 97D/Mugen 1'15.284
20 14 A.ボリドリーニ (I) Lola T96/Mugen 1'15.559
21 6 田嶋 栄一 (J) Reynard 96D/Judd 1'15.789
22 21 田中 哲也 (J) Lola T95/Mugen 1'15.849
23 63 OSAMU (J) Reynard 96D/Mugen 1'16.558
24 36 玉中 哲二 (J) Lola T95/Mugen 1'17.993
25 62 戸田 哲史 (J) Reynard 94改/Mugen 1'18.477
------[予選通過基準タイム110%:1'20.764]---------------------
26 37 山田 政夫 (J) Lola T94/Mugen 1'21.886
2 E.トゥエロ (RA) Reynard 97D/Mugen DNS
************************************************************
(E.トウェロは、F1ミナルディのテストのため欠場)
すがやみつる(SDI00104)/RIJ
●レース名:1997年全日本F3選手権第7戦 仙台
●サーキット名:仙台ハイランドレースウェイ/4.060×25Laps
●開催日:9月6日~7日
●天候:6日(予選日)/曇り一時雨 観客 万2800人(主催者発表)
7日(決勝日)/曇り一時雨 観客 3万1300人(主催者発表)
#65山口大陸選手、波乱のレースにおいて10位完走を果たす!
前大会の菅生と今大会の仙台、97年度F3の後半戦は東北地区で2度開催される。
今回は、仙台ハイランドレースウェイに舞台を移しての大会となる。
#64西翼選手は、SRS-F(鈴鹿フォーミュラレーシングスクール)を最優秀で
卒業。97年度NAKAJIMA HONDAでF3のシートを獲得する。そして入賞回数3回、獲
得ポイント数5ポイント、現在(第6戦菅生終了時)ポイントランキング6位という優
秀な成績を収め、前大会(第6戦菅生)で今年度のスカラシップのプログラムを終えた。
この西選手に替わって、今大会から、これまでSRS-Fの昨年度車両ダラーラF396を
ドライブしていた#65山口大陸選手が、本年度スカラシップ車両であるSRS-Fダ
ラーラF397に乗り込むこととなった。この車両変更に伴い、山口選手はシート合わせ、
及びシェイクダウンのテストを済ませ、確かな感触を掴んだ上で仙台ハイランドレー
スウェイ入りとなった。
恒例で行われる木、金曜日の練習走行は、合計5時間30分に及んだ。山口選手に
とって初めての走行となる仙台ハイランドレースウェイは、高低差が40メートル近
くアップダウンが激しく、かつ、多くのタイトコーナーが配置されている。その上、
山口大陸選手にとってはこのコースの初めてのドライブが、生憎のウエットコンディ
ションということもあり、練習走行セッションは、終始コース及びマシンに慣れるこ
とに集中することになる。
明けて土曜日、予選日。今にも雨が降り出しそうな雲行きの中、午前中にはF3公
式練習が行われ、JTCCの公式予選1回目を間に挟んで14:00時からにF3公式予選が
行われた。山口選手は予選セッションが始まるとすぐにコースイン、徐々にタイムを
上げていき、7ラップ目にピットイン。右タイヤを新品に交換して、さらなるタイム
アップに臨む。
結局、自身の最終ラップとなる15周目に自己ベストタイムを更新するが、順位は
20番手に留まることとなる。
そして、翌決勝日。朝から小雨がぱらつき、路面状況が予選時の完全ドライ路面と
異なることから、大会協議委員会は、この状況を考慮して、決勝レース前に15分間
のフリー走行時間を設定。#65山口大陸選手はレインタイヤ(雨用のタイヤ)でコー
スインし、路面の状況を確認した上で、今度はスリックタイヤ(晴れ用のタイヤ)を装
着しコースに出る。
レインタイヤかスリックタイヤか?どちらのタイヤで決勝レースを戦うかが、レー
スを戦う上で極めて重要なポイントとなることから、チームはレインタイヤをグリッ
ド上に持ち込み、スタート直前で使用タイヤを決断することとなった。
結局、雨は今後強くならないと想定し、路面状況が良くなる後半に勝負に出る作戦
を敢行する事となり、山口選手はスリックタイヤでのスタートとなった。
他各チームもそれぞれにタイヤ選択には悩んだようだが、ほとんどの車が山口選手
同様スリックタイヤを装着するに至ったが、中にはレインタイヤを選んだチームもあ
り、スタート直後の動向が注目された。
そして、路面セミウエットの中、いよいよ決勝レーススタート。スタートこそ混乱
なく進んでいったが、2周目の1コーナーで2番手スタートの#2立川祐路選手と5
番手スタートの#1脇坂薫一選手が接触、コースアウト。この上位陣のクラッシュの
他にも、スリックタイヤ装着車、レインタイヤ装着車が入り乱れてのスタートとなっ
てしまったこともあってか、各コーナーでコースアウトが続出。このため、競技委員
会はセイフティーカーの導入による全車追い越し禁止のスロー走行を決定し、この間
にトラブル車両の回収を行うことになる。#65山口選手は、この時点で12番手を
走行しており、そのまま無事再スタートを迎えることとなる。しかし、混乱はまだ続
いた。その後、7周目にもクラッシュ車両回収のための2度目のセイフティーカー導
入となってしまうことになる。
この混乱を無事くぐり抜けた#65山口大陸選手は、途中一度スピンしてしまう場
面もあったが、無事25周を走り抜き10位完走を果たした。
なお、予選、レース共に#7トム・コロネル選手が征し、チャンピオンシップにお
いて更にポイントを重ねることになった。
■アドバイザー佐藤浩二(SRS-F主任講師)のコメント
「混乱のレースで完走を果たしたのは見事です。しかし、まだまだパフォーマンス不
足は否めません。残り3戦チームスタッフと力を合わせ頑張ってもらいます」
●次戦は、9月27日~28日、栃木県、ツインリンクもてぎで開催されます。
シリーズ名:全日本ツーリングカー選手権
大会名:第11/12戦・ハイランドスーパーツーリングカー
距離:4.02960km×25周×2レース
予選:9月6日 曇一時雨・観衆: 2800人(主催者発表)
決勝:9月7日 曇一時雨・観衆:3万1300人( 同 )
チーム/ドライバーの両ポイントにおいて第2位のPIAA NAKAJIMA ACCORD、第6大会
は2戦続けてアンラッキーな結果ながらも、第12戦で6位入賞!
タイトル獲得戦は次の十勝大会か!?
第5大会まで10戦を消化した(但し第1大会は悪天候のため中止)97年全日本ツー
リングカーレースシリーズ。
これまでにカストロール無限アコードと、PIAA NAKAJIMA RACINGが独自に戦略立て
するとともにメンテナンスをするPIAA NAKAJIMA ACCORDの2台を擁するTEAM 無限
HONDAはシーズン開幕当初から好調に勝ち星をあげ続けており、チームランキングト
ップ(138pnt.)、また、ドライバーズポイントもカストロール無限アコードの中子選手
とPIAA NAKAJIMA ACCORDを駆る黒澤選手が1~2位にランキングトップ2を独占とい
う状況にある。
しかし、NISMO(ニッサンモータースポーツインターナショナル)の2台のプリ
メーラ(星野一義選手/本山哲選手)がシーズン中盤からマシンの戦闘力を高め、
チームポイントを117pnt.としてTEAM無限HONDAを猛追。是が非でもアコードでシリー
ズタイトルを獲得したいTEAM無限HONDAは、トップランカーでありながらも、一切予
断が許されない状況で第6大会を迎えることとなった。
その第6大会の舞台は宮城県仙台市郊外の山沿いに位置する西仙台ハイランドレー
スウェイ。最大標高差37.3mのコースはアップダウンが多く、また、深く回り込むタ
イプのコーナーが散在するテクニカルタイプのサーキット。中子選手が操るカスト
ロール無限アコードはその速さを主催側が意図的にコントロールするための規則であ
る重量ハンディキャップを上限重量である70kgを課し、黒澤選手が乗るPIAA
NAKAJIMA ACCORDに対しても30kgものハンディウエイトを課している。このため、
TEAM無限HONDAがNISMOの台頭を阻むことが、けっして安易なことでないことはチーム
関係者の誰もが認めるところであった。
今回のレースを戦い抜く上で、従来以上に配慮しなければならない要因となったの
が天候。空模様は公開練習日の金曜からすっきりせず、その一方で決勝当日は再び残
暑がぶり返すとの予報が出されていた。しかし山沿いというサーキットの立地条件が、
その地域だけの天候変化をもたらすことも充分懸念される。ドライ路面用のスリック
タイヤは規則によって第1レース(今回は第11戦)決勝スタートまで5本しか使用が
許されていないことから、予選でのラップタイム競争に有効なソフトタイヤは25周の
決勝を満足いくペースで走り切るには不安要素が多い。反面、決勝での好成績を最終
目標としたハードタイヤは予選順位を多少なりとも後退させる事態を招く。
可能な限りポイントを獲得しなければならないTEAM無限HONDA、そしてPIAA
NAKAJIMA RACINGが出した結論は決勝で勝つためのタイヤ、つまりハードタイヤのチ
ョイスだった。しかしNISMOは予選での順位を重視したソフトタイヤの選定とした。そ
してこのことはもちろん予選結果として現れ、第11戦/第12戦の各予選とも2台のプ
リメーラが、カストロール無限アコード/PIAA NAKAJIMA ACCORDを押さえた順位を獲
得。さらに今回は、ウエイトハンディのないオペル・ベクトラ(飯田選手)が両予選
でポールポジションを獲得して侮れない伏兵ぶりを披露し、また開幕以来マシンの煮
詰めに苦労していたはずのトヨタ(TOM'S)チェイサーが関谷選手のドライブによっ
て上位進出を果たしており、充分入賞が狙える予選順位圏内にはいるもののカスト
ロール無限アコードの中子選手が11戦目を4位、12戦目を6位/PIAA NAKAJIMA
ACCORDの黒澤琢弥選手が11戦目を5位、12戦目を4位という厳しい予選結果を残
すこととなった。
そして決勝当日。前夜からの雨は午前中まで降り続いたが、第11戦のスタート時刻
前の空は曇天。コースは一部の舗装面に水がしみ込んだ部分があるものの、予選で使
用したスリックで走れるハーフドライ。しかし、気温が低く、日射がないため路面温
度も23℃と、使用しているタイヤが本領を発揮できるレベルに達していない。
黒澤選手がステアリングを握るPIAA NAKAJIMA ACCORDはそのスタートを絶妙なタイ
ミングでこなしたが、ここで上り勾配で加速しやすいというマシン特性をフルに発揮
したのがFR(後輪駆動)のチェイサーとBMWで、先を走る僚友の中子選手との間
にこの2台が割って入ってしまう。微妙に走り方が異なるFRマシンと絡むこととな
ったTEAM無限HONDAの中子選手と黒澤選手は、チェイサーとBMWとそのまま激しい
順位争いを早くも演じることになるが、黒澤選手はこの争いでプッシングされるよう
にコースアウトしてしまう。が、黒澤選手は巧みにマシンをコントロールしてコース
復帰に成功。その後もハイペースで走り6位でゴール。中子選手も4位でフィニッシ
ュしてTEAM 無限HONDAはポイント獲得に成功。だが、最も気になるNISMOのプリメー
ラは、本山選手が予選3位位置から1周目でトップに立ち優勝。星野選手も予選順位
をキープして2位となり、この時点でチームポイント差は大きく縮められてしまう。
続く第12戦は、TEAM無限HONDAにとってさらに手痛い結果となった。第11戦終了直
後から雨が降り始め、ほとんどのマシンがウエットタイヤを装着。そして、その雨が
ごく一時的なものと踏んだカストロール無限アコードは、スリックタイヤでスターテ
ィンググリッドに着く。PIAA NAKAJIMA RACINGはそれをせず、ウエットタイヤを装着。
第12戦は、ようやく本調子となった勢いに乗ってか、チェイサーを駆る関谷選手が
スタート直後からハイペースで走りオープニングラップで予選首位のベクトラ(飯田
選手)をパスしてトップに立つ。第11戦が自身にとって納得いかない結果に終わった
黒澤選手は、その憤りを晴らすがごとく速いタイムで走り4番手位置から進攻を仕掛
ける。しかしトップから後退した関谷選手との3番手争いを繰り広げている22周目に、
その関谷選手と激しく接触。大きく挙動が乱れたPIAA NAKAJIMA ACCORDは車体後端を
コンクリートウォールに強くヒットさせてしまう。マシンはピットに戻ったがダメー
ジは大きく、無念にもそのままリタイヤすることを余儀なくされてしまった。
中盤に小降りになった雨だったが、ポイントリーダーの中子選手といえどもやはり
スリックタイヤではライバルたちとのバトルが果たせず13周目にウエットタイヤに履
き換えるためピットインし、最後尾へと後退してしまう。関谷選手からトップの座を
奪い返した飯田選手が23周目に入ったその時、そのしばらく前から照りつけた西日が
気温を上昇させたためサーキットは濃霧に覆われてしまう。
この時点で、コース上の視界不良をいち早く危険と判断した競技委員会はレース一
時中断を決定。さらに、すでに走行周回数がレース規定の75%を超えていることを根
拠として、そのままレースを成立を決断。そして、規則上、その前周の順位が記録と
して残されることとなったため、マシンはすでに不動状態になりつつも、黒澤選手の
PIAA NAKAJIMA ACCORDはその周を6位で終了していると認められることになった。
NISMOの本山/星野選手はこの第12戦においては、レース開始後早々とトラブル発生
によって戦線離脱しており、シリーズタイトルを賭けた争いは僅差のまま次戦の十勝
大会に持ち越されることとなった。
■PIAA NAKAJIMA ACCORD 担当ディレクター:藤井一三のコメント
『タイヤの選定は、ポイントリーダーとしてのポジションを守るための策として極め
て常識的な判断だったと思います。--もし路面温度が予想通りに上がっていてくれ
れば--との思いがあることは確かですが、レースは結果がすべてですからそうした
仮定のストーリーを語っても無意味でしょう。マシンの仕上がりは充分満足できるレ
ベルに達しているので、残された2大会では今回のような天候だとかレースの流れと
いった部分においてさらに対応幅を充実させて臨みたいと思います』
●次戦は、9月20日~21日、北海道十勝モーターパークで開催されます。
プレイステーション・フォーミュラ・ニッポン第7戦
CP MINEサーキットでまもなく開催!
Fニッポンは6戦を終了し、4戦優勝のP.デ・ラ・ロサが独走態勢。チャン
ピオンに王手をかけており、チャンピオン争いが決着するのは時間の問題だ。
今週末(9/13~14)行われる第7戦では、今シーズン2度目の開催とな
るMINEでそのチャンピオン決定を誰が阻止するのかが注目される。
今回ドライバーの変更は1チーム。オートテックSTELLAR#34号車が
A.G-スコットに代わって、今回と次回第8戦は若きA.ボルドリーニにその
ステアリングが託され、チーム名もSTP STELLARとなる。
A.ボルドリーニは、イタリア生まれの25歳。長いカート歴の後、93年か
らはイタリアF3選手権に参戦。96年には見事チャンピオンに輝いている。
なお、FN第7戦関連のイベントは会議室16メディアセンター#665発言をご覧
ください。nifty:FMOTOR4/MES/16/665
第7戦エントリー
チーム 車番 ドライバー 車両
------------------------------------------------------------------------------
Le Mans 1 N.フォンタナ レイナード97D/無限MF308
2 E.トゥエロ レイナード97D/無限MF308
-----------------------------------------------------------------------------
ASAHI KIKO 3 川本 篤 レイナード96D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
5ZIGEN 5 M.グーセン レイナード96D/無限MF308
6 田嶋栄一 レイナード96D/JUDD KV-II
------------------------------------------------------------------------------
ANABUKI 童夢無限 8 脇阪寿一 童夢F104R /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
SHIONOGI NOVA 9 P.デ・ラ・ロサ ローラT97-51 /無限MF308
10 飯田 章 ローラT97-51 /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
CERUMO 11 光貞秀俊 ローラT96-52 /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
TMS 17 近藤真彦 レイナード97D/無限MF308
18 R.ファーマン レイナード97D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
IMPUL 19 黒澤琢弥 ローラT96-52 /無限MF308
20 影山正彦 ローラT95-50 /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
ビィブライズ アスカ 21 田中哲也 ローラT95-50 /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
NAVI CONNECTION 27 影山正美 レイナード97D/無限MF308
28 山本勝巳 レイナード96D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
かもめサービスMIRAI 33 鈴木利男 レイナード97D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
STP STELLAR 34 A.ボルドリーニ ローラT96-51 /無限MF308
オートテックSTELLAR 35 M.アピチェラ レイナード96D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
タカギB-1 36 玉中哲二 ローラT95-50 /無限MF308
37 山田政夫 ローラT94-50 /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
FUNAI SUPER AGURI 55 金石勝智 レイナード96D/無限MF308
56 本山 哲 レイナード97D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
SRILANKA LEYJUN 62 戸田哲史 レイナード94D/無限MF308
63 OSAMU レイナード95D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
PIAA NAKAJIMA 64 高木虎之介 レイナード97D/無限MF308
65 山西康司 レイナード97D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
情報提供:日本レースプロモーション(JRP)
<< FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>
HONDA MOTOR SPORTS
PRESS INFORMATION
1997年9月8日
1997 JAPAN TOURING CAR CHAMPIONSHIP SERIES ROUND 11/12
ホンダ・アコード、中子選手とともに
ランキングトップを堅持!
●開催日:1997年9月6~7日
●会 場:宮城県 仙台ハイランドレースウェイ
●コース全長:4.0296km ●周回数:25周(第11/12戦共)
●天 候:予選日/曇り 決勝日/曇り後雨
●気温:決勝日/22℃(15時/ピット計測)
●観客数:31,300人(決勝日/主催者発表)
前大会MINEラウンドから約2ヶ月のインターバルの後、9月7日、1997
年全日本ツーリングカー選手権第11戦・第12戦「Hi-land SUPERTOURING CAR」
決勝レースが、宮城県仙台ハイランドレースウェイにおいて開催された。ホン
ダ・アコード勢は、道上遺手が第12戦において2位入賞、中子選手が第11戦で
4位に入賞。この結果アコード勢は、ドライバー/チームともにランキングの
トップを堅持している。
○本大会に出場したアコード
選手名 車名 エントラント
中子修選手 Castrol 無限 ACCORD TEAM無限HONDA
黒澤琢弥選手 PlAA SN ACCORD TEAM無限HONDA
道上龍選手 ジャックスMCアコード TEAM MOONCRAFT with 無限 HONDA
岡由秀樹選手 Gathers童夢ACCORD TEAM MOONCRAFT with 無限 HONDA
○本大会の戦績
第11戦 第12戦
予選 決勝 予選 決勝
中子修選手 4位 4位 6位 9位
黒澤琢弥選手 5位 7位 4位 6位
道上龍選手 15位 13位 9位 2位
岡田秀樹選手 11位 9位 13位 R
○9月6日(土)公式予選:第1回/1:45~12:15 第2回/15:00~15:30
出走18台
'97年度のJTCCは天候に恵まれず、本大会公式予選も雨こそ降ってはい
ないがいつ降り出しても不思議ではない曇り空の下、コースオープン前からピ
ット出口に各車が並び、11時45分、定刻通り公式予選第1回がスタート。4台
のアコード勢の内、中子選手が70kg、道上選手が40kg、黒澤選手は30kgのハン
ディキャップウェイトを搭載して予選に臨んだ。
予選開始10分後にコースインした中子選手は、1周のウォームアップの後タ
イムアタックを開始。1周目に1分50秒779をマークしてその時点で3番手に
立った。そのまま2周アタックを続けたがタイムアップはならずピットイン。
予選第2回に備えてタイヤの温存を図るため公式予選第1回を終了。その間に
他チームに逆転され結局中子選手は第4位、2列目のポジションを獲得した。
黒澤選手は予選開始早々からコースイン、1周目を1分52秒台で戻ってきた
が、2周目、1分50秒868をマーク、その時点でのトップに立つ。その後中子
選手をはじめ他チームに逆転され、第5位で公式予選第1回を終了した。
岡田選手は、予選開始12分頃コースイン、途中セッティングを変更するな
ど、積極的にタイムアタックを繰り返したが、11番手で予選第1回を終了し
た。
道上選手は、黒澤選手に続き開始早々にコースイン。計測1周目を1分55秒
台でラップし、本格的にアタックに入った2周目、最終コーナーでスピン。リ
アからコースアウトしピットに戻れず、そのまま予選を終了。第11戦は15番手
からのスタートとなった。
第11戦のポールポジションは、ただ一人1分50秒台を切る1分49秒848をマ
ークした飯田章選手が獲得した。
午後の公式予選第2回、空は変わらず厚い雲で覆われているが雨には至ら
ず、各チームがコースオープンを待ちピット出口に並ぶ。
黒澤選手は、計測開始1周目に1分51秒001を記録し3番手に立ったが、そ
れ以上のタイムアップはならず、4位で公式予選第2回を終了した。
中子選手もコースオープン早々からアタックを開始。10分後に一端ピットイ
ンし、タイヤを前後入れ替え右フロントをスペアタイヤ(予選1回目に使用済
み)に交換していったが、結局1分51秒350で予選を終了。第12戦は6位、3
列目からのスタートとなった。
道上選手は、予選1回目のコースアウトで貴重なスリックタイヤを痛め、フ
ロントにスリックタイヤ、リアにカットスリック(レインタイヤ)を装着して
コースイン。バランスの取れないマシンに苦しみながらも健闘し1分51秒816
をマーク、第9位、5列目のボジションを獲得した。
岡田選手は、今回もセッティングに苦しみ、途中ピットインしセッテイング
の変更をしながら8周のアタックを行ったが、1分52秒075の13位で予選を終
了した。
第12戦のポールポジションは、2戦連続で飯田章選手が獲得した。
○第11戦 14:13スタート 25周 出走18台 完走13台
心配された雨は早朝から降り始め、朝のウォームアップ走行は各チームとも
レインタイヤを装着して行われた。しかしその雨もまもなく止み、午前中の最
終レースであるF3レースはスリックタイヤで行われ、JTCCのスタート進
行が開始される頃には、コース上にドライ路面も見えるようlこなっていた。
その中、第11戦のスタート進行は約15分遅れで開始されたが、アコード勢の内
道上選手は、前日の予選でタイヤを痛めてしまいレース・ディスタンスを走り
切るにはタイヤ交換が必要なためピットスタートを選択し、フォーメーション
ラップには不参加となった。
14時28分、第11戦がスタート。4番手スタートの中子選手は、スタートでや
や出遅れ6番手で1周目のグランドスタンド前に戻ってきたが、4周目には5
番手、5周目には4番手に浮上。その後もコンスタントに1分54秒台のラップ
を重ねていたが、前車を抜くにはいたらず、結局第4位でチェッカーフラッグ
を受けた。
5番手スタートの黒澤選手は、序盤7番手でレースを始めたが、4周目にス
ピンし何事もなくコースには戻ったものの、9番手に下がってしまった。スピ
ンから立て直した黒澤選手は追い上げを開始、8周目には8番手、17周目には
6番手、21周目には中子選手に続く5番手にまで浮上。しかし、最終ラップの
下りへアピンコーナーで右リアタイヤがリムから外れスローダウン。結局第7
位でレースを終えた。
11番手からスタートした岡田選手は、1周目の2~3コーナーでの5~6台
のスピンに巻き込まれ、17番手まで順位を落としてしまった。再スタートした
岡田選手は、懸命lこ追い上げたが、その遅れは大きく9番手にまで順位を戻
したところでチェッカーフラッグとなった。
ピットスタートした道上選手は、懸命に走ったが、レースが開始されてから
のタイヤ交換の遅れは大きく、さらに途中ピットインして再度タイヤ交換を行
ったため、1周遅れの13位でレースを終えた。
レースは、スタートからトップをキープしてチェッカーフラッグを受けた本
山選手が、今季2勝目を飾った。
○第12戦 16:21スタート 25周 出走15台 完走10台
続く第12戦のスタート進行は、リタイア車の回収などで予定より遅れて、ス
タート進行が始まった。しかし、雨が降り始め、アコード勢は浅溝のレインタ
イヤを装着してスターティンググリッドへ向かう。
16時21分、第12戦のグリーン・フラッグが振られレースはスタート。今回は
全車きれいに第1コーナーへ消えていった。9番手からスタートした道上選手
は、スタートでジャンプアップ、5番手で1周目のメインストレートを通過。
その後も前車の接触スピンの問隙をつき3番手、18周目には2番手に浮上、ト
ップを追っていった。しかし、20周目頃から発生した霧がコースを覆い、22周
目、赤旗が出されレースは中断。そのまま終了となり、リザルトは21周目終了
時点の順位で決定され、道上選手は第2位となった。
4番手からスタートした黒澤選手は、序盤6番手まで順位を下げたが、9周
目には元の4番手に復帰、18周目から3番手の関谷選手とデッドヒートとなっ
た。しかし21周目、ストレートエンドで2車は接触、黒澤選手はイン側のコン
クリートウオールにリアからぶつかり、右リアサスペンションを破損しピット
には戻ったもののリタイヤ、赤旗中断のため6位と認定された。
予選6番手スタートの中子選手は、スターティンググリッド上でスリックタ
イヤに交換、ドライ路面に変わる方にかけたが雨は止まず、10周目にピットイ
ンしてレインタイヤに交換したが、結局2周遅れの10番手でレースを終えた。
予選13番手からスタートした岡田選手は、1周目がら猛スパートを見せ、2
周目には6番手に浮上。さらに4周目には5番手に浮上したが、5周目の最終
コーナーでスピンしコースアウト。リタイヤした。
レースは16周目にトップに立った飯田章選手が、そのままチェッカーフラッ
グを受け優勝を飾った。
この結果、中子選手はシリーズランキング・ドライバー部門のトップを堅
持。「TEAM 無限HONDA」はチーム部門のトップをキープしている。
なお、レース終了後、「TEAM 無限HONDA」は、黒澤選手と接触した関谷選手
についてプロテストを提出したが、大会審査委員会からは却下され、レース結
果は確定された。
◎庄司守孝監督(TEAM 無限 HONDA)のコメント
「予選・決勝第1レースは同じタイヤを使用するレギュレーションの中で、決
勝第1レースでは路面温度が上がるだろうと予想して、ハードタイヤを選択し
ましたが、予想に反しで路面温度が上がらず、ペースが上げられませんでし
た。2レース目は天候の変化が激しく、中子選手はスリックタイヤを選択しま
したが、勝負どころの後半に路面が乾かず、タイヤを交換することになってし
まいました。また、黒澤選手はレインタイヤでスタートし、順調に順位を上げ
ていましたが、関谷選手と残念な結果となってしまいました。」
◎由良拓也監督(TEAM MOON CRAFT with 無限 HONDA)のコメント
「予選でタイヤを潰してしまったため、第11戦はピットスタートとなってしま
い、つらいレースでした。第12戦のスターティングポジションが9番手だった
ので、11戦はタイヤテストのつもりで途中ピットインさせ、タイヤ交換をしま
した。しかし、12戦開始直前に雨が降り出し、その後の天候の変化が読めず、
かなり悩んでレインタイヤを選択しました。結果的には、ベストチョイスだっ
たと思います。岡田選手は今回は残念な結果でしたね。」
○第12戦12位 道上龍選手(ジヤツクスMCアコード)のコメント
「2レース目は雨が降り始め、タイヤ選択に迷いましたが、思い切ってレイン
タイヤを選びました。3位までポジションを上げた頃、少しタレ気味になって
きましたが、先行車のタイヤの方がもっと早くタレたようで、うまく抜くこと
が出来ました。幸運にも恵まれた2位だったと思います。」
資料提供:本田技研工業株式会社 広報部
(第12戦まで)
4/ 6 5/11 5/25 6/ 8 7/13 9/ 7 9/21 11/ 2
富 富 T T 菅 菅 鈴 鈴 美 美 仙 仙 十 十 富 富 総 有
士 士 I I 生 生 鹿 鹿 祢 祢 台 台 勝 勝 士 士 合 効
Po--No.Driver------- Rd. 1- 2- 3- 4- 5- 6- 7- 8- 9-10-11-12-13-14-15-16- P- P
1 16 中子 修 - - 12 15 3 0 7 6 15 15 7 1 81 81
2 23 本山 哲 - - 7 12 9 9 0 15 DQ 9 15 0 76 76
3 15 黒澤 琢弥 - - 15 7 6 5 15 12 0 5 4 5 74 74
4 12 星野 一義 - - 5 0 12 15 12 5 7 0 12 0 68 68
5 14 道上 龍 - - 9 9 0 0 6 7 12 12 0 12 67 67
6 25 影山 正美 - - 6 5 2 3 9 9 6 4 6 4 54 54
7 88 飯田 章 - - 1 0 7 6 5 0 0DNS 9 15 43 43
8 38 竹内 浩典 - - 2 6 5 2 4 4 3 2 3 7 38 38
9 37 M.クルム - - 4 2 15 0 1 0 5 7 0 0 34 34
10 39 H.M.シルバ - - 3 0 4 12 0 3 0 0 5 0 27 27
11 36 関谷 正徳 - - 0 4 0 9 0 2 0DNS 0 9 24 24
12 19 金石 勝智 - - 0 1 0 4 0 1 9 0 0 6 21 21
13 33 岡田 秀樹 - - 0 0 0 7 3 0 0 6 2 0 18 18
14 68 田中 哲也 - - 0 3 1 1 0 0 4 0 0 3 12 12
15 35 中谷 明彦 - - - - - - - - 0 3 0 0 3 3
16 11 原 貴彦 - - 0 0 0 0 2 0 0 1 0 0 3 3
16 72 松永 雅博 - - 0 0 0 0 0 0 2 0 1 0 3 3
16 21 一ツ山 幹雄 - - 0 0 - - - - 1 0 0 2 3 3
21 一ツ山 康 - - - - 0 0 0 0 - - - - 0 0
*******************************************************************************
* 1位から10位まに15-12-9-7-6-5-4-3-2-1のポイント
* ( )内は有効ポイト外
* 全14戦のうち10戦まで(全レースの70%,小数点以下四捨五入)の有効ポ
イント制 (第1、2戦中止のため全14戦として計算)
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
JTCC第12戦 -RIJ- (1997-09-07) Provisional Results
For All Japan Touring Car Championship Rd.12 仙台ハイランドRW(J):4.0296km
P No. Driver----------- Car------------------- Lap --GoalTime- -km/h--
1 87 飯田 章 (J) Opel Vectra 21 42'50.256 118.524
2 14 道上 龍 (J) Honda Accord 21 43'07.489 117.735
3 36 関谷 正徳 (J) Toyota Chaser 21 43'11.103 117.571
4 38 竹内 浩典 (J) Toyota Chaser 21 43'14.203 117.430
5 19 金石 勝智 (J) Toyota Exiv 21 43'37.036 116.406
6 15 黒澤 琢弥 (J) Honda Accord 21 44'26.407 114.250
7 25 影山 正美 (J) Toyota Exiv 21 44'47.231 113.365
8 68 田中 哲也 (J) Toyota Exiv 20 - 1Lap
9 21 一ツ山幹雄 (J) BMW 320 19 - 2Laps
10 16 中子 修 (J) Honda Accord 19 - 2Laps
------------------------ DNC ------------------------------------------
12 星野 一義 (J) Nissan Premera 17 - 4Laps
39 J-M.シルバ(RA) Toyota Chaser 13 - 8Laps
33 岡田 秀樹 (J) Honda Accord 4 - 17Laps
23 本山 哲 (J) Nissan Premera 4 - 17Laps
72 松永 雅博 (J) Toyota Carolla 1 - 20Laps
------------------------ DNS ------------------------------------------
37 M.クルム (D) Toyota Chaser 0 - 21Laps
35 中谷 明彦 (J) BMW 320 0 - 21Laps
11 原 貴彦 (J) Toyota Exiv 0 - 21Laps
***********************************************************************
* レースは赤旗中断により、25周を21周に短縮して終了
* #21は反則スタートのため10秒間のペナルティ加算
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/仙台
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
#02877 でお伝えしましたT.コロネル選手のチャンピオン決定は、次戦第8戦
以降の間違いでした。
ここに訂正しお詫び申し上げます。
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
(第7戦まで)
1997 3 4 5 6 7 8 9 9 10 11
Japan / / / / / / / / / /
Formula 3 30 20 18 1 6 3 7 28 19 9
Championship 鈴 筑 美 富 鈴 菅 仙 茂 富 鈴
Drivers-point 鹿 波 祢 士 鹿 生 台 木 士 鹿
Po-No-Driver------- Rd. --1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10-総合P-有効P
1 7 T.コロネル 9 9 6 9 9 - 9 51 51
2 2 立川 祐路 6 3 0 4 6 9 0 28 28
3 16 土屋 武士 2 6 9 6 1 4 0 28 28
4 1 脇坂 薫一 4 4 3 2 4 6 0 23 23
5 14 S.マルティノ 3 1 0 0 0 0 6 10 10
6 8 館 信吾 1 0 4 0 2 0 0 7 7
7 9 清水 剛 0 0 - 0 0 2 4 6 6
8 64 西 翼 0 - 1 0 3 1 - 5 5
9 38 徳田 照幸 0 0 0 0 0 3 1 4 4
10 77 伊藤 大輔 0 0 0 3 0 0 0 3 3
10 20 加藤 寛規 - - - - 0 0 3 3 3
12 33 来嶋 真也 0 0 2 0 0 0 - 2 2
12 12 歌川 拓 0 2 - - - DQ - 2 2
12 4 M.サンタビルタ - 0 - 0 0 0 2 2 2
15 25 長嶋 正興 0 0 0 1 0 DNS 0 1 1
18 平野 功 0 0 0 0 0 0 0 0 0
6 横山 崇 0 0 0 0 0 0 0 0 0
53 五味 康隆 0 0 0 0 0 0 0 0 0
5 内山 清史 0 0 0 0 0 - 0 0 0
15 増田 哲治 0 0 0 0 - - - 0 0
3 中嶋 修 0 0 0 0 - - - 0 0
19 阪口 良平 0 0 0 - 0 - - 0 0
32 密山 祥吾 0 0 - 0 - 0 - 0 0
65 山口 大陸 - - - 0 0 0 0 0 0
10 井出 有治 0 0 - 0 - - - 0 0
17 河野 尚裕 0 - - 0 0 - - 0 0
39 中嶋 廣高 - - 0 0 0 - - 0 0
22 山本 茂 - 0 - 0 - - - 0 0
15 藤原 靖久 - - - - - 0 0 0 0
13 海老原 茂樹 - - - - - 0 0 0 0
65 吉村 一誠 0 - - - - - - 0 0
4 蔵本 信之 - - 0 - - - - 0 0
13 高木 真一 - - - - 0 - - 0 0
15 西宮 圭一 - - - - 0 - - 0 0
39 壺林 貴也 - - - - - - 0 0 0
33 L.ヴィルタネン - - - - - - 0 0 0
***************************************************************************
* 1位から6位までに9-6-4-3-2-1のポイント
* 全10戦中ベスト7戦(70%)有効ポイント制
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
《JTCC速報》 9月 7日
続いて行われた第12戦は、濃霧のため22周? で赤旗レース終了。
レースは、ポールポジションの飯田 章が見事 JTCC初勝利を飾った。
上位の結果は次の通り。(5位以下は変動する可能性あり)
1. 87 飯田 章 (J) Opel Vectra
2. 14 道上 龍 (J) Honda Accord
3. 36 関谷 正徳 (J) Toyota Chaser
4. 38 竹内 浩典 (J) Toyota Chaser
5. 19 金石 勝智 (J) Toyota Exiv
6. 15 黒澤 琢弥 (J) Honda Accord
提供:八木裕和(NBA02146)/仙台
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
☆☆ SKILL SPEED ☆☆
☆☆☆ F3 REPORT ☆☆☆
****全日本F3選手権第7戦****
決勝レース
場所:西仙台ハイランドレースウェイ/宮城県
日時:9月7日 天候:曇り(路面/セミウエット)
ペースカーが2度入る乱戦。
伊藤大輔、決勝7位。
とても微妙なコンディションの中、決勝レースは始まった。雨は降ってはい
ないが、昨夜からの雨が路面をしっとりと濡らしていた。予選日とコンディシ
ョンが異なることから、スタート前に15分間のウォームアップの時間が設けら
れた。雨は時々パラッと降るが、全車が走り出してしまえば、すぐに乾きそう
な状況。ドライで行くかウエットで行くか、ぎりぎりまで悩まされた。結局、
ほとんどのチームと同様スリックを選択した。伊藤にとって、序盤のまだ濡れ
たコースでどれくらい踏ん張れるかが、まず最初の仕事だ。
スタートはやや出遅れたものの、混乱をうまくくぐり抜け、序盤戦は5番手
付近から上位陣を追った。しかし、伊藤はなかなかペースを上げることができ
ず、苦戦を強いられる。レース中2回もペースカーが導入され、前とのギャッ
プを埋めるチャンスもあったが、終盤に徳田選手に抜かれ、7番手に転落。一
時はテール・ツー・ノーズ状態まで追いつめたが、抜くまでには至らず、7位
でチェッカーとなってしまった。
伊藤大輔のコメント
「濡れた路面の中で、自分のペースをつかむことができずにレースが終わって
しまった。自分自身が情けなくて・・・。ウェット路面での経験が足りないと
いうのも事実ですが、そんなことは当然言い訳にもなりません。この週末はい
ろいろな面で反省すべき点が多かった。次のレースでは、きちんと結果を出す
レースをします。」
*************************************************************************
1997年全日本F3選手権シリーズ第7戦 西仙台ハイランドレースウェイ
決勝レース暫定結果表
1997.09.07 天候 : 曇り コース状況 : セミウエット
*************************************************************************
位車番ドライバー 車 名 所要時間/トップ差 ベストラップ
---------------------------------------------------------------------------
1 7 トム コロネル (NE) TOM'S F397 46'37.090 1'45.116
2 14 セバスチャン マルティノ (RA) TOMEI SPORT OPEL 4.289 1'45.659
3 9 清水 剛 (J) Three Bond GO 25.911 1'46.713
4 20 加藤 寛規 (J) ステラwithパル F397 28.798 1'46.584
5 4 ミカエル サンタビルタ (SF) MONTANAダラーラ 三菱 29.479 1'46.669
6 38 徳田 照幸 (J) KDSダラーラ トリイトヨタ 30.393 1'46.586
7 77 伊藤 大輔 (J) SEVモデューロ無限ホンダ 31.129 1'46.611
8 25 長島 正興 (J) メガネスーパーナンシンF397 50.947 1'47.822
9 18 平野 功 (J) イエローハット397ラム&トス 1'03.238 1'48.351
10 65 山口 大陸 (J) SRS-FスカラシップF3 1LAP 1'49.475
11 53 五味 康隆 (J) 芙蓉実業 ダラーラF397 1LAP 1'56.412
12 5 内山 清史(J) NIHON KIZAI F397 1LAP 1'57.405
-------------------------------- 以上 完走---------------------------------
8 舘 信吾 (J) TOM'S F397 1'48.299
15 藤原 靖久 (J) TOMEI SPORT OPEL 1'56.251
13 海老原 茂樹 (J) TOMEI SPORT OPEL 2'01.055
1 脇阪 薫一 (J) ANABUKI 397無限 2'10.425
2 立川 祐路 (J) ライアン TODA無限 2'16.350
16 土屋 武士 (J) 阪急交通社カリスマラリーアート 3'43.401
33 リストヴィルタネン 5ZIGEN・DALLARA
6 横山 崇 (J) ANABUKI 396無限
39 壺林 貴也 (J) KDSダラーラ トリイトヨタ
以上
SKILL SPEED F3 TEAM
深尾栄一
JTCC第11戦 -RIJ- (1997-09-07) Provisional Results
For All Japan Touring Car Championship Rd.12 仙台ハイランドRW(J):4.0296km
P No. Driver----------- Car------------------- Lap --GoalTime- -km/h--
1 23 本山 哲 (J) Nissan Premera 25 47'55.135 126.138
2 12 星野 一義 (J) Nissan Premera 25 47'57.695 126.026
3 87 飯田 章 (J) Opel Vectra 25 47'57.966 126.014
4 16 中子 修 (J) Honda Accord 25 48'05.452 125.687
5 25 影山 正美 (J) Toyota Exiv 25 48'13.770 125.326
6 39 J-M.シルバ(RA) Toyota Chaser 25 48'16.518 125.207
7 15 黒澤 琢弥 (J) Honda Accord 25 48'43.086 124.069
8 38 竹内 浩典 (J) Toyota Chaser 25 48'52.966 123.651
9 33 岡田 秀樹 (J) Honda Accord 25 49'06.898 123.066
10 72 松永 雅博 (J) Toyota Carolla 25 49'17.023 122.645
11 11 原 貴彦 (J) Toyota Exiv 25 49'22.926 122.401
12 21 一ツ山幹雄 (J) BMW 320 24 - 1Lap
13 14 道上 龍 (J) Honda Accord 24 - 1Lap
------------------------ DNC ------------------------------------------
68 田中 哲也 (J) Toyota Exiv 17 - 8Laps
35 中谷 明彦 (J) BMW 320 13 - 12Laps
36 関谷 正徳 (J) Toyota Chaser 11 - 14Laps
19 金石 勝智 (J) Toyota Exiv 9 - 16Laps
37 M.クルム (D) Toyota Chaser 7 - 18Laps
***********************************************************************
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/仙台
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本F3選手権第7戦 -RIJ- (1997-09-07) Provisional Race-Results
For 1997 All Japan F3 Championship Rd.7 仙台ハイランドRW : 4.0296m
P No. Driver--------------- Car------------------ Lap -GoalTime-- -km/h--
1 7 T.コロネル (NL) Dallara F397/Toyota 24 46'37.090 124.471
2 14 S.マルティノ(I) Dallara F397/Opel 24 46'41.379 124.281
3 9 清水 剛 (J) Dallara F397/HKS 24 47'03.001 123.329
4 20 加藤 寛規 (J) Dallara F397/HKS 24 47'05.888 123.203
5 4 M.サンタビルタ Dallara F395改/HKS 24 47'06.569 123.173
6 38 徳田 照幸 (J) Dallara F395改/Toyota 24 47'07.483 123.133
7 77 伊藤 大輔 (J) Dallara F397/Mugen 24 47'08.219 123.101
8 25 長島 正興 (J) Dallara F397/Toyota 24 47'28.037 122.245
9 18 平野 功 (J) Dallara F397/HKS 24 47'40.328 121.719
10 65 山口 大陸 (J) Dallara F396/Mugen 23 - 1Lap
11 53 五味 康隆 (J) Dallara F397/Toyota 23 - 1Lap
12 5 内山 清史 (J) Dallara F397/HKS 23 - 1Lap
----------------------- DNC ---------------------------------------------*
8 舘 信吾 (J) Dallara F397/Toyota 12 - 12Laps
15 藤原 靖久 (J) Dallara F395/Opel 10 - 14Laps
13 海老原茂樹 (J) Dallara F396/Opel 4 - 20Laps
1 脇阪 薫一 (J) Dallara F397/Mugen 1 - 23Laps
2 立川 祐路 (J) Dallara F397/Mugen 1 - 23Laps
16 土屋 武士 (J) Dallara F397/HKS 1 - 23Laps
33 L.ヴィルタネン Dallara F395/Toyota 0 - 24Laps
6 横山 崇 (J) Dallara F396/Mugen 0 - 24Laps
39 壺林 貴也 (J) Dallara F397/Toyota 0 - 24Laps
**************************************************************************
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/仙台
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
《JTCC速報》 9月 7日
☆ 第11戦優勝は、本山-星野の日産勢のワンツー!!
JTCC第11戦決勝レース上位の結果は次の通り。
1. 23 本山 哲 (J) Nissan Premera
2. 12 星野 一義 (J) Nissan Premera
3. 87 飯田 章 (J) Opel Vectra
4. 16 中子 修 (J) Honda Accord
5. 25 影山 正美 (J) Toyota Exiv
6. 39 J-M.シルバ(RA) Toyota Chaser
提供:八木裕和(NBA02146)/仙台
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
《全日本F3選手権速報》 9月 7日
☆ 第7戦はトム・コロネルが優勝! 97年全日本F3王座獲得!!
全日本F3選手権は第7戦仙台ハイランド・レースウェイ。
上位の結果は次の通り。
1. T.コロネル (NL) Dallara F397/Toyota
4. S.マルティノ(I) Dallara F397/Opel
9. 清水 剛 (J) Dallara F397/HKS
20. 加藤 寛規 (J) Dallara F397/HKS
4. M.サンタビルタ( ) Dallara F395改/HKS
38. 徳田 照幸 (J) Dallara F395改/Toyota
提供:八木裕和(NBA02146)/仙台
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
☆☆ SKILL SPEED ☆☆
☆☆☆ F3 REPORT ☆☆☆
****全日本F3選手権第7戦****
公式予選
場所:西仙台ハイランドレースウェイ/宮城県
日時:9月6日 天候:曇り(路面/ドライ)
伊藤大輔、予選6位。
「明日はトップに食らいついていく。」
全日本F3選手権も残すところあと4戦。こと予選に関しては安定したパフ
ォーマンスをみせる伊藤大輔(SEVモデューロ無限ホンダ397)、このレースを
含めた残りのレースで確固たる結果を残したいところだ。チームとしては、い
つもスタートでレースを棒に振ってしまう伊藤に対し、まずは優勝以前に中身
の濃いレースを心がけるようアドバイス。もちろん狙うは優勝というのはかわ
っていないが、いつもの失地を取り戻すようなレースではなく、常にトップグ
ループで戦い、本当の意味での“レース”をしてほしいというわけだ。
スキルスピードでは、前週、タイトスケジュールの間隙を縫って当地にてテ
ストを敢行。万全の体制でレースウイークに臨んだ。木・金曜日の練習走行で
はまずまずの仕上がりをみせていた。そして、土曜日の午前中に行われた公式
フリー走行においても、コロネル選手に次ぐ2番手タイムをマーク。午後の予
選にたしかな手応えを得ていた。
迎えた公式予選は、午後2時からスタート。いまにも雨が降り始めそうな雲
行きだったが、与えられた30分はなんとかドライで臨めそうだった。セッシ
ョン開始後10分ほどしてから伊藤を送りだし、まずはアタック2周目に1分
44秒440で4番手に。更なるタイムアップを狙いアタックに入った4周目、ス
プーンコーナーで伊藤は痛恨のスピン。タイヤを痛めてしまい、ピットに戻っ
てきた。急遽タイヤを交換し、再度アタックに入った伊藤であったが、毎ラッ
プスローカーに引っかかり、なんとかラスト2周にクリアラップをとれたもの
の、結局2周目にマークしたタイムすら破ることができずチェッカー。ポジシ
ョンも不本意な6番手となってしまった。混戦が予想される明日の決勝レー
ス、伊藤はどのようなレース展開をみせるか注目される。
伊藤大輔のコメント
「スピンは完全の僕のミス。自分自身に腹が立っている。少し気合いを入れす
ぎた。でも、スピンによるクルマのダメージも、精神的なダメージもなかっ
た。だから、タイヤを交換してもらい再アタックすれば、ちゃんともっと前に
行けると思っていた。しかし、アタックに入った3周すべてスローカーにつま
ってしまい、タイムを上げられなかった。最後はクリアラップをとれたが、そ
の時点ですでにタイヤの一番おいしいところを使ってしまっており、自分自身
もがんばったが、順位を上げることができなかった。明日は3列目からトップ
グループに食らいついて必ず結果を残せるよう精一杯がんばります。」
SKILL SPEED F3 TEAM
深尾栄一
JTCC第12戦 -RIJ- (1997-09-06) Qualifying-Session
For All Japan Touring Car Championship Rd.12 仙台ハイランドRW(J):4.0296km
P No. Driver----------- Car-------------------- Best-LapT -Behind -km/h--
1 87 飯田 章 (J) Opel Vectra 1'50.652 131.101
2 12 星野 一義 (J) Nissan Premera 1'50.670 0.018 131.079
3 36 関谷 正徳 (J) Toyota Chaser 1'50.715 0.063 131.026
4 15 黒澤 琢弥 (J) Honda Accord 1'51.001 0.349 130.689
5 23 本山 哲 (J) Nissan Premera 1'51.102 0.450 130.570
6 16 中子 修 (J) Honda Accord 1'51.350 0.698 130.279
7 35 中谷 明彦 (J) BMW 320 1'51.522 0.870 130.078
8 39 J-M.シルバ(RA) Toyota Chaser 1'51.674 1.022 129.901
9 14 道上 龍 (J) Honda Accord 1'51.816 1.164 129.736
10 37 M.クルム (D) Toyota Chaser 1'51.838 1.186 129.710
11 19 金石 勝智 (J) Toyota Exiv 1'51.875 1.223 129.668
12 25 影山 正美 (J) Toyota Exiv 1'51.928 1.276 129.606
13 33 岡田 秀樹 (J) Honda Accord 1'52.075 1.423 129.436
14 38 竹内 浩典 (J) Toyota Chaser 1'52.590 1.938 128.844
15 68 田中 哲也 (J) Toyota Exiv 1'53.046 2.394 128.324
16 11 原 貴彦 (J) Toyota Exiv 1'53.853 3.201 127.415
17 72 松永 雅博 (J) Toyota Carolla 1'54.340 3.688 126.872
18 21 一ツ山幹雄 (J) BMW 320 1'56.764 6.112 124.238
**************************************************************************
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/仙台
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本F3選手権第7戦仙台 -RIJ- (1997-09-06) Qualifying-Session
For 1997 All Japan F3 Championship Rd.7 仙台ハイランドRW(J):4.0296km
P No. Driver------------ Car-------------------- Best-LapT -Behind -km/h--
1 7 T.コロネル (NL) Dallara F397/Toyota 1'43.379 140.324
2 2 立川 祐路 (J) Dallara F397/Mugen 1'43.633 0.254 139.980
3 16 土屋 武士 (J) Dallara F397/HKS 1'44.113 0.734 139.335
4 14 S.マルティノ (I) Dallara F397/Opel 1'44.286 0.907 139.104
5 1 脇阪 薫一 (J) Dallara F397/Mugen 1'44.401 1.022 138.950
6 77 伊藤 大輔 (J) Dallara F397/Mugen 1'44.440 1.061 138.899
7 9 清水 剛 (J) Dallara F397/HKS 1'44.845 1.466 138.362
8 53 五味 康隆 (J) Dallara F397/Toyota 1'44.845 1.466 138.362
9 33 L.ヴィルタネン(SF)Dallara F395/Toyota 1'44.904 1.525 138.284
10 6 横山 崇 (J) Dallara F396/Mugen 1'44.920 1.541 138.263
11 4 M.サンタビルタ( ) Dallara F395改/HKS 1'44.950 1.571 138.224
12 20 加藤 寛規 (J) Dallara F397/HKS 1'45.032 1.653 138.116
13 8 舘 信吾 (J) Dallara F397/Toyota 1'45.061 1.682 138.077
14 38 徳田 照幸 (J) Dallara F395改/Toyota 1'45.381 2.002 137.658
15 15 藤原 靖久 (J) Dallara F395/Opel 1'45.572 2.193 137.409
16 18 平野 功 (J) Dallara F397/HKS 1'45.746 2.367 137.183
17 25 長島 正興 (J) Dallara F397/Toyota 1'46.007 2.628 136.845
18 39 壺林 貴也 (J) Dallara F397/Toyota 1'46.221 2.842 136.570
19 5 内山 清史 (J) Dallara F397/HKS 1'46.743 3.364 135.902
20 65 山口 大陸 (J) Dallara F396/Mugen 1'47.238 3.859 135.274
21 13 海老原茂樹 (J) Dallara F396/Opel 1'48.155 4.776 134.128
***************************************************************************
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/仙台
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
《JTCC速報》 9月 6日
☆ 第12戦のポールポジションも飯田章が獲得
6日(土)午後に行われたJTCC第12戦公式予選の結果、
第11戦二続いてこちらもポールポジションはオペルの飯田章
が獲得した。上位の結果は次の通り。
1. 飯田 章 (J) Opel Vectra
2. 星野 一義 (J) Nissan Premera
3. 関谷 正徳 (J) Toyota Chaser
4. 黒澤 琢弥 (J) Honda Accord
5. 本山 哲 (J) Nissan Premera
6. 中子 修 (J) Honda Accord
提供:八木裕和(NBA02146)/仙台
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《全日本F3選手権速報》 9月 6日
☆ 第7戦もトム・コロネルがポールポジション
全日本F3選手権は第7戦仙台ハイランド・レースウェイ。
前戦の菅生をマスターズF3出場のために欠場したトム・コロネルが
戻るや、再びまたみごとな速さでポールポジションを獲得した。
上位の結果は次の通り。
1. T.コロネル (NL) Dallara F397/Toyota
2. 立川 祐路 (J) Dallara F397/Mugen
3. 土屋 武士 (J) Dallara F397/HKS
4. S.マルティノ(I) Dallara F397/Opel
5. 脇阪 薫一 (J) Dallara F397/Mugen
6. 伊藤 大輔 (J) Dallara F397/Mugen
提供:八木裕和(NBA02146)/仙台
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JTCC第11戦 -RIJ- (1997-09-06) Qualifying-Session
For All Japan Touring Car Championship Rd.11 仙台ハイランドRW(J):4.0296km
P No. Driver----------- Car-------------------- Best-LapT -Behind -km/h--
1 87 飯田 章 (J) Opel Vectra 1'49.848 132.060
2 12 星野 一義 (J) Nissan Premera 1'50.050 0.202 131.818
3 23 本山 哲 (J) Nissan Premera 1'50.230 0.382 131.603
4 16 中子 修 (J) Honda Accord 1'50.779 0.931 130.950
5 15 黒澤 琢弥 (J) Honda Accord 1'50.868 1.020 130.845
6 35 中谷 明彦 (J) BMW 320 1'51.211 1.363 130.442
7 36 関谷 正徳 (J) Toyota Chaser 1'51.409 1.561 130.210
8 19 金石 勝智 (J) Toyota Exiv 1'51.537 1.689 130.061
9 25 影山 正美 (J) Toyota Exiv 1'51.751 1.903 129.811
10 39 J-M.シルバ(RA) Toyota Chaser 1'51.766 1.918 129.794
11 33 岡田 秀樹 (J) Honda Accord 1'52.043 2.195 129.473
12 38 竹内 浩典 (J) Toyota Chaser 1'52.173 2.325 129.323
13 11 原 貴彦 (J) Toyota Exiv 1'52.763 2.915 128.646
14 68 田中 哲也 (J) Toyota Exiv 1'52.888 3.040 128.504
15 14 道上 龍 (J) Honda Accord 1'55.548 5.700 125.546
16 21 一ツ山幹雄 (J) BMW 320 1'56.628 6.780 124.383
------------------------ DNQ ---------------------------------------------
37 M.クルム (D) Toyota Chaser 2'03.897 14.049 117.086
72 松永 雅博 (J) Toyota Carolla --------
**************************************************************************
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/仙台
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
《JTCC速報》 9月 6日
☆ 第11戦のポールポジションは飯田章の手に
6日(土)午前に行われたJTCC第11戦公式予選の結果、
ポールポジションは飯田章が獲得した。上位の結果は次の通り。
1. 飯田 章 (J) Opel Vectra
2. 星野 一義 (J) Nissan Premera
3. 本山 哲 (J) Nissan Premera
4. 中子 修 (J) Honda Accord
5. 黒澤 琢弥 (J) Honda Accord
6. 中谷 明彦 (J) BMW 320
提供:八木裕和(NBA02146)/仙台
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686) *
1997全日本選手権フォーミュラ・ニッポンレースレポート
シリーズ名:全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
大会名: 第6戦 富士スピードウェイ
距離: 4.470km×45周
予選: 8月30日 晴れ時々曇り 観衆: 7400人(主催者発表)
決勝: 8月31日 晴れ 観衆:4万1300人(主催者発表)
●後半戦へのターニングポイント第6戦富士。高木虎之介選手は、ライバル黒澤琢弥
選手との壮絶なバトルを演じるが、1コーナーで接触、コースアウト!
●抜群のスタートを決めた山西選手。しかし、コーナー出口でバランスを崩しグラベ
ルに捕まる!!
全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは、今回の第6戦富士で後半戦を迎えること
となった。ベルギーGPでのポルシェ・スーパー・カップ、イタリアはモンツァでの
ティレルF1テストを終えて帰国したばかりの高木虎之介選手は、時差調整を行う間
もなく富士入りし、今大会に臨んだ。
恒例で行われる1時間の公式練習において、64号車の高木虎之介選手はセッショ
ンが開始されると同時にコースイン。丁寧に走り込みながらセッティングを重ね、最
終的には3番手のタイムをマークし、順調な滑り出しに成功する一方、65号車の山
西康司選手は、新しいセティングを試みたこともひびいてか、車のバランスがうまく
決まらず20番手に留まってしまう。そして、8月下旬とはいえまだまだ残暑が厳し
い午後1時30分、いよいよ公式予選が開始された。まずは公式練習で使用したタイ
ヤを使い64号車、65号車共にコースイン。セッション開始5分早々に、1コー
ナーの入り口の停止車両を回収するため、赤旗中断する場面もあったが、高木、山西
両選手は、午前中に判明した問題点の解消に務める作業を続ける。高木虎之介選手は
数回のピットインをくり返し、予選残り10分の時点で、いよいよ新品タイヤを投入。
周回を重ねタイヤを温め、中嶋悟総監督の指示を無線で仰ぎながらクリヤラップを取
るとその時点でのトップタイム1'16.819を叩きだすことに成功する。がしかしこちら
もニュータイヤを投入したペドロ・デ・ラ・ロサ選手が高木選手を上回る1'16.342の
タイムを出し、公式予選のトップタイムメーカーとなった。結局、ペドロ・デ・ラ・
ロサ選手/高木選手/光貞選手/ノルベルト・フォンタナ選手/黒澤選手/影山正彦
選手の順で上位6名が決定、スペシャル・ステージ(S・S)へ進出を果たすことに
なる。一方、山西康司選手は午前中の問題も徐々に解決の方向に向かい、最終的には
13番手ポジションの予選順位を獲得する。
予選セッションこそ真夏を思わせるコンディションだったものの、S・Sが始まる
時間になると気温、路面とも一気に下がりはじめ、さらには夕立が来そうな雲行きの
中、S・Sが開始される。S・Sに進出した各選手の走りを見つめていた5番目コー
スインの高木選手は、この時点まででトップタイムをマークしている、黒澤琢弥選手
のタイムを上回るべく走行開始。タイヤが最もグリップ力を発揮する計測4周目1'17.
802を叩き出すが、黒澤選手のタイムを上回ることはできずに2番手に留まることに。
そして最後の走者である、ペドロ・デ・ラ・ロサ選手は黒澤選手のタイムをも上回る
ことに成功、見事ポールポジションを獲得することになる。こうして、高木選手は3
番手からのスタートが確定、翌日の決勝を迎えることとなる。
そして決勝当日、午前中に行われたフリー走行においての決勝状態であるフルタン
クでの走行は、高木選手は、まずまずの仕上がりを見せることに成功するも、山西選
手は、セッション序盤にクラッチトラブルに見舞われ、思うように走りこめず、午後
の決勝に不安を残す内容となってしまった。
気温28℃、路面35℃のコンディションの中、予定通り14:00丁度、グリーンフラッ
グがふられ、1周のフォーメーションラップを経てレーススタート。このスタートで、
抜群のスタートダッシュを決めたのが山西康司選手だった。13番手から一気にシン
グルポジションに入るパフォーマンスを見せ、1コーナーに進入するとさらにポジシ
ョンアップを狙って、サントリーコーナーで予選6番手スタートの光貞選手の前に出
る。しかしブレーキングでバランスを崩しコースアウト、リタイヤを喫してしまう。
一方2列目、3番手からスタートを切った高木選手は、ノルベルト・フォンタナ選手
に先行されてしまうものの4番手のポジションで混乱の1周目を終了。そのまま追撃
態勢に入る。まずは、3周目、明らかにストレートスピードでは上回る前走車を操る
黒澤選手のスリップストリームに入り、第1コーナーのブレーキングで前に出ると3
番手にポジションアップ。そして、2番手を走るノルベルト・フォンタナ選手を追走
する。しかし、今度は後方から激しく追い上げてくる黒澤選手との駆け引きになる1
0周目、メインストレート中盤で、黒澤選手に一度追い抜かれた高木選手は、すかさ
ず黒澤選手のスリップストリームに飛び込み、さらに鋭く1コーナーでインを差し返
す。しかし、高木、黒澤両選手ともに接触してコースアウト。高木選手は、左フロン
トサスペンションにダメージを受け、再スタートできずに残念ながらリタイヤとなっ
てしまう。
なお、レースはポールポジションからスタート、終始安定したレース運びを見せた、
ペドロ・デ・ラ・ロサ選手が今期4勝目を上げた。
■中嶋総監督のコメント
「高木については、後半戦の流れをこちらに引き寄せるため、チームスタッフと力を
合わせ頑張ったのですが、残念な結果になりました。次戦以降も全力を尽くします。
山西については、まだまだ若さの出たレースとなってしまいました。」
●次戦は9月13日~14日山口県MINEサーキットで開催されます。
TEAM CERUMO RACE REPORT
1997年度全日本選手権フォーミュラニッポン 第6戦
富士スピードウェイ(静岡県)
8月31日(日)天候:晴れ コンディション:ドライ
観客動員:41,300人(主催者発表)
決勝レース 14:00~(45 Laps)
ゼッケン11 光貞秀俊 LOLA T96-52 59'41"323 3位
スタート直前、予選5位を獲得した#20影山のマシンがピットに戻され光貞
の斜め前が空席のまま、スケジュール通りにスタート。シグナルが赤からグ
リーンに変わり全車きれいにスタートをきった。我々チームセルモの光貞は
1コーナーまでにポジションを1つ落とし7位でコーナー通過。そのままの
ポジションで1周目のストレートを帰ってきた。序盤は前を行く#55金石を1
秒~2秒の射程圏内差で様子を見ていた。9周目の1コーナーで3位争いを
していた#64高木と#19黒澤が絡みそのままリタイヤとなってから金石との差
をどんどん詰めていき、21周目の1コーナーでついに金石をパス。2位の#1
フォンタナを追う。その時点での差は10秒28で残り周回数は24周。追い上げ
は離しいかと思われたその差はドンドン詰まっていき、ついに37周が終了し
た時点での差は1秒。フォンタナを射程圏内に捕えた。40周目の1コーナー
でアウトからフォンタナを攻めるが抜くには至らず。その徴、何度もフォン
タナに仕掛けるが、フォンタナも譲らず、結局0.228秒の僅差で3位のまま
チェッカーフラッグを受けた。
レースの結果は、ポールポジションからスタートした#9ペド口・デ・ラ・ロ
サがその座を一度も脅かされることなく、2位以下に約20秒の差をつけて優
勝。2位には光貞とのファイトを制した#1N.フォンタナが、3位には我々
チームセルモの#11光貞秀俊が各々入った。
チーム代表 佐藤正幸
『今回は光貞の頑張りが我々にも見えたレースだったと思う。結果としては
3位だが中味のある順位だと思うのでチームのスタッフと光貞にはご苦労さ
んと言いたい。次回の美祢は、5月のレースで不完全燃焼しているので何と
かよい結果を望みたいと思います。』
光貞秀俊
『もう少しで一つ上のポジションを獲得できたのに、スッゴク悔しいです。
でも前回の事もあるので結果が出せて良かったです。それから今回のレース
では以前から自分の課題として持っていた部分が改善出来たのが自分でも分
かったので結果はともかく内容的には満足しています。次回の美祢はさらに
上の結果を目指して頑張ります。』
資料提供:株式会社セルモ
(第6戦まで)
1997 4 5 6 7 8 8 9 9 10 11
Japan / / / / / / / / / /
Formula Nippon 27 18 1 6 3 31 14 28 19 9
Championship 鈴 美 富 鈴 菅 富 美 茂 富 鈴
Drivers-point 鹿 祢 士 鹿 生 士 祢 木 士 鹿
Po -No -Driver ----Rd. --1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10 ---総合P
1 9 P.デ・ラ・ロサ 10 10 6 4 10 10 50
2 19 黒澤 琢弥 6 6 10 0 0 0 22
3 64 高木 虎之介 0 DNS 4 10 0 0 14
4 11 光貞 秀俊 4 0 3 3 0 4 14
5 20 影山 正彦 0 0 2 6 4 0 12
6 18 R.ファーマン 0 3 0 1 6 0 10
7 10 飯田 章 1 4 0 0 0 2 7
8 1 N.フォンタナ 0 0 1 0 0 6 7
9 27 影山 正美 0 0 0 2 1 3 6
10 33 鈴木 利男 0 2 0 0 3 0 5
11 56 本山 哲 3 DNS 0 0 0 0 3
12 65 山西 康司 2 0 0 0 0 0 2
12 35 M.アピチェラ - - - 0 2 0 2
14 8 脇阪 寿一 0 1 0 0 0 0 1
14 2 E.トゥエロ 0 0 0 0 0 1 1
55 金石 勝智 0 0 0 0 0 0 0
35 M.クルム 0 0 0 - - - 0
28 山本 勝巳 0 0 0 0 0 0 0
5 M.グーセン 0 0 0 0 0 0 0
6 R.ヴィルタネン 0 0 0 - - - 0
3 川本 篤 0 0 0 0 0 0 0
12 S.カヴァナ 0 0 - - - - 0
17 近藤 真彦 0 DNS 0 0 0 0 0
21 田中 哲也 0 - - - 0 0 0
36 玉中 哲二 0 0 0 0 0 0 0
37 山田 政夫 0 0 0 0 DQ DNQ 0
63 D.マラガムワ 0 0 0 0 0 - 0
34 M.マルティニ - - 0 - - - 0
34 A.G.スコット - - - 0 - 0 0
6 田嶋 栄一 - - - 0 0 0 0
62 戸田 哲士 - - - 0 0 0 0
63 OSAMU中嶋修 - - - - - 0 0
***********************************************************************
* 1位から6位までに10-6-4-3-2-1のポイント
* 全10戦総ポイント制
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 1997年全日本選手権フォ-ミュラ・ニッポン第6戦 富士スピ-ドウェイ *
* フォ-ミュラ・ニッポン レース正式結果表 *
* 1997.08.31 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー 車 名 周回 所要時間 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 9 Pedro De La Rosa(E) SHIONOGI TEAM NOVA 45 59'22.035 203.029
2 1 N.Fontana (RA) Team Le Mans 45 59'41.095 201.949
3 11 光貞 秀俊 (J) TEAM CERUMO 45 59'41.323 201.936
4 27 影山 正美 (J) NAVI CONNECTION RACING TEAM 45 59'45.981 201.673
5 10 飯田 章 (J) SHIONOGI TEAM NOVA 45 59'50.081 201.443
6 2 Esteban Tuero (RA) Team Le Mans 45 59'57.388 201.034
7 8 脇阪 寿一 (J) TEAM ANABUKI童夢with無限 45 1:00'20.104 199.772
8 35 Marco Apicella (I) オートテック STELLAR 45 1:00'23.894 199.563
9 6 田嶋 栄一 (J) TEAM 5ZIGEN 45 1:00'31.565 199.142
10 5 Marc Goossens (B) TEAM 5ZIGEN 45 1:00'33.108 199.057
11 21 田中 哲也 (J) ビィブライズ ARP アスカ 45 1:00'33.997 199.009
12 28 山本 勝巳 (J) NAVI CONNECTION RACING TEAM 45 1:00'37.742 198.804
13 18 Ralph Firman (GB) TEAM TMS 45 1:00'40.283 198.665
14 17 近藤 真彦 (J) TEAM TMS 44 1:00'13.783 195.669
15 63 OSAMU (J) TEAM LEYJUN 44 1:00'31.335 194.723
16 33 鈴木 利男 (J) かもめサービス with MIRAI 43 1:00'30.285 190.347
17 62 戸田 哲史 (J) TEAM LEYJUN 42 59'37.895 188.636
18 55 金石 勝智 (J) FUNAI SUPER AGURI 40
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
36 玉中 哲二 (J) タカギB-1 RACING TEAM 23 クラッシュ
34 Andrew G.Scott (GB) オートテック STELLAR 15 サスペンション
64 高木虎之介 (J) PIAA NAKAJIMA RACING 9 クラッシュ
19 黒澤 琢弥 (J) TEAM IMPUL 9 クラッシュ
20 影山 正彦 (J) TEAM IMPUL 8 クラッチ・トラブル
3 川本 篤 (J) ASAHI KIKO SPORTS 2 クラッチ・トラブル
56 本山 哲 (J) FUNAI SUPER AGURI 0 マシン・トラブル
65 山西 康司 (J) PIAA NAKAJIMA RACING 0 グラベルベッド
-------------------------------------------------------------------------------
スタート 14:04'20 フィニッシュ 15:03'42.035
参加台数 : 27 台 出走台数 : 26 台 完走台数 : 18 台
ベストタイム No. 9 ( Pedro De La Rosa ) 1'18.593 16/45 204.751 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
決勝前の富士スピードウェイは、薄い雲が多い空模様となっている。
14時0分、スケジュール通りにフォーメーション・ラップが開始される。
予選5位の#20影山 正彦は、ピットガレージ内で作業が続けられていて、
グリッドに着く事が出来ない。
14時4分、スタートが切られる。ポールの#9ペドロ・デ・ラ・ロサが先頭
で1コーナーに進入。#1フォンタナが絶妙のスタートを決めて2位。
3位は#19黒澤 琢弥、4位#64高木 虎之介。
#65山西 康司がAコーナー手前でグラベルにストップ。#56本山 哲は
ヘアピンにマシンを止めた。
2周目、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#1フォンタナの差は1.25秒。
3周目、#64高木が#19黒澤をストレートエンドでインを奪って3位。
#64高木は2位#1フォンタナにも迫る。
6周目、4位#19黒澤が#64高木を抜きかえそうと窺う。
7周目、3台の2位争いの間に、#9デ・ラ・ロサは1.5秒と差を広げる。
#11光貞 秀俊が#27影山 正美と1コーナーから並走状態。#11光貞が競り
勝ち6位。
9周目、#20影山兄がピットイン。#28山本 勝巳がARーナー手前でスピン。
10周目、3位争いの#19黒澤が、#64高木をストレートエンドでかわすが、
#64高木はインを突き抜きかえそうとする。ここで両者接触し、リアイア。
11周目の順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#1フォンタナ、3位#55
金石 勝智、4位#11光貞、5位27影山弟、6位#10飯田 章。
2位と3位の差は、7秒近く離れている。
15周目、#1フォンタナが1位#9デ・ラ・ロサとの差を、1周0.1秒づつ
詰めはじめる。6位#10飯田の背後に、#2エスティバン・トゥエロが1秒弱
に迫る。
18周目、1位#9デ・ラ・ロサと2位#1フォンタナとの差は3.1秒まで拡大。
6位争いの#10飯田と#2トゥエロの差は0.5~1.0秒で推移している。
20周目、3位#55金石に接近していた#11光貞が1コーナーであっさりかわ
す。#55金石はペースを上げられないようだ。
1位#9デ・ラ・ロサと2位#1フォンタナは、じわじわと差が開いて4秒
以上となる。
26周目、#36玉中 哲二がBコーナーでコースアウト。リタイア。
30周目の順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#1フォンタナ、
3位#11光貞、4位#55金石、5位#27影山弟、6位#10飯田、
7位#2トゥエロ、8位#8脇坂 寿一、9位#33鈴木 利男、
10位#18ラルフ・ファーマン。2位と3位の差は4秒。
32周目、#18ファーマンが#33鈴木を抜くが、Bコーナーでスピン。#33鈴木
はタイヤのトラブルかピットイン。
37周目、自己ベストを更新しながら#11光貞が、2位#1フォンタナに2秒差
までに迫る。#27影山弟は#55金石を抜いて4位。
38周目、2位#1フォンタナと3位#11光貞の差は約1秒。
40周目、1位#9デ・ラ・ロサは、2位に19秒もの差をつけて、完全な独走
状態。#11光貞が#1フォンタナをストレートエンドから1コーナーのアウト
からかわそうとするが、#1フォンタナは引かず。Aコーナー進入でも#11光
貞がアウトから攻めるが、ぎりぎりで引く。
#55金石がBコーナーでコースアウト。スロー走行でピットに戻る。
そしてチェッカー。大量リードを築いた#9デ・ラ・ロサが今期5勝目を挙
げた。2位は#1フォンタナが守りきり、3位は#11光貞。
以下、4位#27影山弟、5位#10飯田、6位#2トゥエロ。
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報告:進藤 泰昭(GEA00555)
富士の天気は、薄雲が出ているが、陽は射して蒸し暑い状態。
8時40分、予定通りにフリー走行が開始された。
残り23分、#6田嶋 栄一がBコーナーでスピン。再スタート出来ないよう
だ。
残り21分、#6田嶋のマシンを排除するため、レッドフラッグとなる。
この時点の順位は、1位#56本山 哲、2位#1ノルベルト・フォンタナ、
3位#19黒澤 琢弥、4位#11光貞 G俊、5位#2エステバン・トゥエロ、
6位#27影山 正美。
8時54分、コースクリアとなり、フリー走行が再開される。残り時間は21分。
残り18分、#9ペドロ・デ・ラ・ロサが1'18.889で3位#。#64高木 虎之介
は1'19.267で4位。#27影山弟は1'19.382で6位に。
#10飯田 章が6位。続く周回で1'18.607で4位に。
残り15分での順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#56本山 哲、
3位#64高木、4位#10飯田、5位#1フォンタナ、6位#9デ・ラ・ロサ。
#10飯田が1'18.320で1位。#9デ・ラ・ロサは1'18.331で2位。
残り14分、#9デ・ラ・ロサが1'17.967で1位に 。
残り13分、#19黒澤が1'18.155で2位。その直後、チームメイトの#20影山
正彦が1'18.148で2位。
残り10分での順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#20影山兄、3位#19黒澤、
4位#10飯田、5位#55金石 勝智、6位#56本山。1分17秒台は、#9デ・ラ・
ロサのみ。
#36玉中 哲二がヘアピン出口でスピン。再スタート。
残り8分、#1フォンタナが1'18.086で2位。
残り7分、#64高木が1'18.202、#2トゥエロが1'18.167で5位争い。
残り5分、#55金石が1'18.182で6位。
残り4分、#19黒澤が1'18.123で2位。1分17秒台はまだ、トップの
#9デ・ラ・ロサだけ。
残り3分、#19黒澤が1'17.873で1位。
そして、フリー走行が終了。上位6位は、
1位 #19黒澤 1'17.873
2位 #9デ・ラ・ロサ 1'17.887
3位 #1フォンタナ 1'18.086
4位 #20影山兄 1'18.148
5位 #2トゥエロ 1'18.167
6位 #55金石 1'18.182
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報告:進藤 泰昭(GEA00555)
’97プレイステーション フォーミュラ・ニッポン
第6戦富士スピードウェイ
デ・ラ・ロサ(SHIONOGI NOVA)が2連続PP
8月30日(日)富士スピードウェイにおいて、「97プレイステーション フ
ォーミュラ・ニッポン第6戦の公式予選と予選上位6台によるスペシャルステー
ジが行われ、16チーム27台が出場。予選通過基準タイムをクリアした26台
が、決勝に進出した。
午後1時30分からから行われた公式予選では、既に3勝を挙げているポイント
リーダーのP.デ・ラ・ロサ(SHIONOGI NOVA)が、予選タイム2
位の高木虎之介(PIAA NAKAJIMA)に0.5秒近くの差をつけて予
選タイム1位でSSに進出.3位の光貞秀俊(CERUMO)、4位のN.フォ
ンタナ(LeMans)までが1分16秒台。5位の黒澤琢弥、6位の影山正彦
(ともにIMPUL)までの上位6人がスペシャルステージに進出した。
デ・ラ・ロサ、高木の2人は今季全戦SS進出。黒澤、影山のIMPUL勢はそ
れぞれ5回目。光貞は4回目、フォンタナは3回目のSS進出となった。
午後3時30分から行われたスペシャルステージでは、いすれも予選タイムを下
回ったが、デ・ラ・ロサが堂々の2連続ポール。黒澤5位から逆転でフロントロ
ー、2位グリッドを獲得。3位高木、4位フォンタナ、5位影山正彦、6位光貞
の順で決勝スターティンググリッドが決定した。決勝は明日8月31日(日)午
後2時にスタートする。
◆トップ6記者会見
P.デ・ラ・ロサ「このサ一キットでこのポジションは期待していなかったので
大変うれしいです。フリ一走行でクルマがあまり良くなかったんだけれど、だい
ぶ良くなりました。SSでは、黒澤選手のタイムを抜けるかどうかよりも、(空
が暗くなってきていたので)次のコーナーで雨が降っているんじゃないかと気が
かりでした。」
黒澤琢弥「予選あまりいい感じで走れなかったけれど、SSではみんなタイムが
伸びないので待ってる間にだんだん期待しちゃいましたけれど(第3戦富士では
5位から逆転ポールを獲得)、柳の下にどじょうは2匹いませんでしたね。ペド
ロの走りをモニターで見ていたら、結構跳ねてるクルマが多いのに、ピターッと
きれいな走りをしていたので、これは速いな……、ポールはないなって思いまし
た。ボクのクルマも跳ねてる状態なんで、明日まで最善の努力をします。今回勝
たないとぺドロのチャンピオン決まっちやうしね。」
高木虎之介「振り返ってみると、予選もSSもペドロからコンマ5秒近く離され
てましたね。セッティングがうまく決まってない部分もあるのに3番手は上出来
です。明日はがんぱります。」
N.フォンタナ「SSではクルマがちょっとナーバスになってしまいました。ま
だ完璧な出来にはなっていないんで、明日に向けてよりよいセッティングを深し
ます。今年はちよっと特殊な年で、テスト走行が1回しかできていないので、な
かなかセッティングが難しい。でも明日のためにがんばります。」
影山正彦「最初に走るのはやりにくいけれど、ボクの走った後に雨降っちやえぱ
いいな……なんて(笑)。予選の最後にミッショントラプルがあったのにSSに
残れてよかったって感じです。(星野さんからのアドパイスは?)「お面らダメ
だったら来年クビだぞ、とはしよっちゅう言われてますけど。」
光貞秀俊「1周目に飛び出しそうになっちゃってリズムが崩れてしまいました。
直線が長くて抜きどころも結構あるのて明日は精一杯がんばります。」
情報提供:(株)日本レースプロモーション(JRP)
<< FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) >>
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* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 1997年全日本選手権フォ-ミュラ・ニッポン第6戦 富士スピ-ドウェイ *
* フォ-ミュラ・ニッポン 公式予選正式結果表 *
* 1997.08.30 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
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位車番ドライバー 車 名 SS.タイム ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 9 P.De La Rosa (E) SHIONOGI TEAM NOVA 1'17.280 1'16.342 26 210.788
2 19 黒澤 琢弥 (J) TEAM IMPUL 1'17.475 1'17.018 27 208.938
3 64 高木虎之介 (J) PIAA NAKAJIMA RACING 1'17.802 1'16.819 24 209.479
4 1 N.Fontana (RA) Team Le Mans 1'17.882 1'16.983 26 209.033
5 20 影山 正彦 (J) TEAM IMPUL 1'18.048 1'17.106 19 208.700
6 11 光貞 秀俊 (J) TEAM CERUMO タイム抹消 1'16.927 25 209.185
7 55 金石 勝智 (J) FUNAI SUPER AGURI 1'17.196 27 208.456
8 10 飯田 章 (J) SHIONOGI TEAM NOVA 1'17.296 27 208.187
9 2 Esteban Tuero (RA) Team Le Mans 1'17.335 31 208.082
10 28 山本 勝巳 (J) NAVI CONNECTION RACING TEAM 1'17.444 27 207.789
11 27 影山 正美 (J) NAVI CONNECTION RACING TEAM 1'17.469 14 207.722
12 56 本山 哲 (J) FUNAI SUPER AGURI 1'17.530 31 207.558
13 65 山西 康司 (J) PIAA NAKAJIMA RACING 1'17.597 28 207.379
14 33 鈴木 利男 (J) かもめサービス with MIRAI 1'17.990 12 206.334
15 35 Marco Apicella (I) オートテック STELLAR 1'18.041 23 206.199
16 8 脇阪 寿一 (J) TEAM ANABUKI童夢with無限 1'18.078 14 206.102
17 6 田嶋 栄一 (J) TEAM 5ZIGEN 1'18.120 22 205.991
18 18 Ralph Firman (GB) TEAM TMS 1'18.272 28 205.591
19 21 田中 哲也 (J) ビィブライズ ARP アスカ 1'18.488 31 205.025
20 3 川本 篤 (J) ASAHI KIKO SPORTS 1'18.489 29 205.022
21 5 Marc Goossens (B) TEAM 5ZIGEN 1'18.528 29 204.921
22 34 Andrew G.Scott (GB) オートテック STELLAR 1'19.141 13 203.333
23 17 近藤 真彦 (J) TEAM TMS 1'19.722 25 201.851
24 63 OSAMU (J) TEAM LEYJUN 1'20.105 12 200.886
25 36 玉中 哲二 (J) タカギB-1 RACING TEAM 1'20.384 17 200.189
26 62 戸田 哲史 (J) TEAM LEYJUN 1'21.206 22 198.163
-------------------------------------------------------------------------------
37 山田 政夫 (J) タカギB-1 RACING TEAM 計測できず
-------------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム ( 110% ) 1'24.366
※ CarNo.11のSSタイムは国際スポーツ法典J項違反(重量不足)により抹消
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
15時30分、スケジュール通りに、スペシャルステージが開始された。
相変わらず、厚い雲に覆われて、涼しい風が吹いている。
まず、予選6位の#20影山 正彦がコースイン。
2周目のタイムは、1'19.938。
3周目のタイムは、1'18.???(アナウンスが聞き取れず、不明)
4周目のタイムは、1'18.048。
4周目のタイムが、これからアタックするドライバーの目標となる。
続いて、ランキング2位の#19黒澤 琢弥がコースイン。
2周目のタイムは、1'19.954。#20影山とほぼ同じペース。
3周目のタイムは、1'18.347
4周目のタイムは、1'17.475。大幅にタイムを短縮した。
続いて、#1ノルベルト・フォンタナがタイヤスモークをあげながら
コースイン。
2周目のタイムは、1'19.660。
3周目のタイムは、1'18.239。
4周目のタイムは、1'17.882。#19黒澤のタイムに届かず、暫定2位。
続いて、今シーズン好調な#11光貞 秀俊がコースイン。
2周目のタイムは、1'22.145。
3周目のタイムは、1'18.738。
4周目のタイムは、1'18.197。タイムが伸びず、暫定4位。
続いて、#64高木 虎之介がコースイン。
2周目のタイムは、1'19.282。
3周目のタイムは、1'18.728。
4周目のタイムは、1'17.802。#19黒澤のタイムは更新できず暫定2位。
これで、#19黒澤のフロント・ロウが確定した。
最後に、予選で圧倒的な速さを見せた#9ペドロ・デ・ラ・ロサがコース
イン。
2周目のタイムは、1'18.910。
3周目のタイムは、1'17.629。#64高木のタイムを上回り暫定2位。
4周目のタイムは、1'17.280。#19黒澤のタイムを抜いて、ポール
ポジションを獲得した。
SSは終了し、上位6位のグリッドは、次のように決定した。
#9ペドロ・デ・ラ・ロサ 1'17.280
#19黒澤 琢弥 1'17.475
#64高木 虎之介 1'17.802
#1ノルベルト・フォンタナ 1'17.882
#20影山 正彦 1'18.048
#11光貞 秀俊 1'18.197
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報告:進藤 泰昭(GEA00555)
13時30分、予定通りにグリーンフラッグが振られて、60分間の予選が開始さ
れる。富士の天気は、雲が多いものの、強い日差しが射している。
残り56分、#37山田 政夫が1コーナーでスピン。コース上に停止したため
に赤旗が提示されて、予選は中断。#37山田は、自走してピットに戻る。
この時点では、#18ラルフ・ファーマンの1'18.481がトップタイム。
13時42分、予選が再開される。残り時間は、56分。
残り48分、#19黒澤 琢弥が1'17.648で1位。#9ぺドロ・デ・ラ・ロサが
1'17.901で2位。#1ノルベルト・フォンタナも1'17秒台で3位に
残り46分、#27影山 正美が1'18.492で5位。
残り40分での順位は、1位#19黒澤、2位#9デ・ラ・ロサ、
3位#1フォンタナ、4位#64高木 虎之介、5位#27影山 正美、
6位#55金石 勝智。
#10飯田 章が5位に上昇。
残り39分、#11光貞 秀俊が1'18.481で6位。続く周回もタイムを短縮し、
1'18.344で5位へ。
残り35分、この頃から一面に雲が広がり、晴れ間が無くなる。
残り34分、#9デ・ラ・ロサが1'17.642。1位。
#63OSAMUがスピン、再スタート。
残り30分での順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#19黒澤、
3位#1フォンタナ、4位#64高木、5位#11光貞、6位#10飯田。
4位#64高木までが1分17秒台。
残り28分、#55金石が5位までタイムアップ。
残り21分、#63OSAMUがスロー走行。
残り20分、上位の順位は変動なし。
残り18分、#20影山 正彦が1'18.272で6位。
残り15分での順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#19黒澤、
3位#1フォンタナ、4位#64高木、5位#55金石、6位#20影山兄。
#27影山弟が1分17秒台で4位へ。
残り14分、#11光貞が1'17.896で4位。#27影山弟はさらにタイムを短縮
して、1'17.701で3位。
残り13分、#56本山 哲が1'17.833で5位。タイムを短縮して1'17.774で
4位へ。
残り10分での順位は、1位#9デ・ラ・ロサ、2位#19黒澤、
3位#27影山弟、4位#56本山、5位#1フォンタナ、6位#光貞。
#8脇坂 寿一が1コーナーでコースアウト。グラベル捕まり、マシンを
降りた。
残り5分、#20影山兄が1位を奪うも、その直後に#64高木が1'17.037で
1位。
残り4分、#19黒澤が4位。
残り3分、#11光貞が1'17.050で2位。#9デ・ラ・ロサが1'16.573で1位。
残り2分、#64高木も1'16.819で2位へ。#2エステバン・トゥエロ、
#19黒澤もタイムを短縮。
残り1分、#9デ・ラ・ロサが1'16.342まで、タイムを短縮。
そして、チェッカー。上位6台はSSへ進む。
1位 #9デ・ラ・ロサ 1'16.342
2位 #64高木 1'16.819
3位 #11光貞 1'16.927
4位 #1フォンタナ 1'16.984
5位 #19黒澤 1'17.018
6位 #20影山兄 1'17.106
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報告:進藤 泰昭(GEA00555)
スーパーN1シリーズ菅生 -RIJ- (1997-08-24) Provisional Race Results
For Super N1 Endurance Series スポーツランド菅生(J) : 3.704km
P No. Driver(s)-------------- Car---------------- Lap --GoalTime- -km/h--
1 32 1 横島 久/竹内浩典 Nissan Skyline GT-R 135 3:48'43.419 131.173
2 44 1 田中 実/新田守男 Nissan Skyline GT-R 135 - 33.279 130.856
3 19 1 木下隆之/川崎哲哉 Nissan Skyline GT-R 133 - 2Laps
4 33 2 村松康生/三好正己 Mitsubishi Lancer 131 - 4Laps
5 52 4 西垣内正義/渡辺 明 Honda Civic 130 - 5Laps
6 27 2 長島正與/牧口規雄 BMW M3 130 - 5Laps
7 54 4 浅見 武/山内伸弥 Honda Civic 130 - 5Laps
8 60 4 鈴木恵一/赤尾文夫 Honda Civic 130 - 5Laps
9 53 4 原 貴彦/小林敬一 Honda Civic 130 - 5Laps
10 4 2 榎本広行/坂本幸一 BMW M3 129 - 6Laps
11 29 3 中谷誠志/高木雅宏 Honda Integra 128 - 7Laps
12 30 3 小林正吾/奥山高志 Honda Integra 128 - 7Laps
13 58 4 吉田寿博/山野哲也 Honda Civic 128 - 7Laps
14 28 2 佐藤清治/佐藤淳 Honda Integra 128 - 7Laps
15 68 4 福田よしのぶ/水野昇太 Honda Civic 127 - 8Laps
16 72 4 藤田隆之/セバスチャン・マルティノHonda Civic 127 - 8Laps
17 93 4 渋谷勉/服部吉男 Honda Civic 127 - 8Laps
18 5 1 山路慎一/斎藤 茂 Nissan Skyline GT-R 127 - 8Laps
19 22 3 古橋譲/玉木秀幸/日下部保雄 Honda Integra 126 - 9Laps
20 15 3 松浦俊之/伊藤勝一 Opel Astra 126 - 9Laps
21 37 3 雨宮栄城/陳俊杉/大森昇Toyota Cerica 124 - 11Laps
22 43 1 佐々木朝雄/菅谷有朋 Nissan Skyline GT-R 123 - 12Laps
23 31 2 鈴木学/竹添詩枝/平山繁延 Nissan Silvia 122 - 13Laps
24 69 4 成澤隆二/佐藤伸也/大友このむ Toyota Carol 122 - 13Laps
25 7 3 元谷宏大/黒木健次 Honda Prelude 120 - 15Laps
26 39 3 井田雅彦/磯田尚孝 Honda Integra 119 - 16Laps
27 26 2 川口法行/内堀篤史/添田正 Mitsubishi Lance 101 - 34Laps
28 10 3 竹内純二/山梨順一/小泉淳一 Honda Prelude 98 - 37Laps
29 13 1 木下みつひろ/菊池 靖 Nissan Skyline GT-R 98 - 37Laps
------------------------------ DNC --------------------------------------
3 2 吉富 章/小暮吉則 Nissan Skyline GT-R 89 - 46Laps
1 1 粕谷俊二/見崎清志 Nissan Skyline GT-R 88 - 47Laps
35 2 岡田憲久/陳維良/青砥浩史 Toyota MR2 87 - 48Laps
20 2 小川日出生/細野智行/小林且雄 Mits. Lancer 78 - 57Laps
23 1 砂子智彦/福山英朗 Nissan Skyline GT-R 59 - 76Laps
34 2 瀬在仁志/桂 伸一 Mitshubishi Lancer 52 - 83Laps
36 2 村尾真吾/舘 信吾 Toyota Cerica GT-4 42 - 93Laps
51 4 土屋武士/千田富之 Mitsubishi Mirage 16 - 119Laps
18 2 新宅文亮/伊藤隆文/梶岡悟 Mazda RX-7 1 - 134Laps
91 4 井人宏之/奥田 敦 Honda Civic 1 - 134Laps
**************************************************************************
* Fastest Lap Time : 1'33.828 (142.125 km/h) 横島 久 On 2/135 Lap
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
スーパーN1シリーズ菅生 -RIJ- (1997-08-24) Qualifying-Session
For Super N1 Endurance Series スポーツランド菅生(J) : 3.704km
P No. Driver(s)-------------- Car---------------- Best-LapT -Behind -km/h--
1 32 1 横島 久/竹内浩典 Nissan Skyline GT-R 1'31.764 145.312
2 1 1 粕谷俊二/見崎清志 Nissan Skyline GT-R 1'32.351 0.587 144.388
3 13 1 木下みつひろ/菊池靖 Nissan Skyline GT-R 1'32.549 0.785 144.079
4 44 1 田中 実/新田守男 Nissan Skyline GT-R 1'32.597 0.833 144.005
5 23 1 砂子智彦/福山英朗 Nissan Skyline GT-R 1'32.876 1.112 143.572
6 5 1 山路慎一/斎藤 茂 Nissan Skyline GT-R 1'33.401 1.637 142.765
7 19 1 木下隆之/川崎哲哉 Nissan Skyline GT-R 1'34.196 2.432 141.560
8 3 2 吉富 章/小暮吉則 Nissan Skyline GT-R 1'36.010 4.246 138.886
9 33 2 村松康生/三好正己 Mitsubishi Lancer 1'36.749 4.985 137.825
10 36 2 村尾真吾/舘 信吾 Toyota Cerica GT-4 1'36.850 5.086 137.681
11 43 1 佐々木朝雄/菅谷有朋 Nissan Skyline GT-R 1'36.966 5.202 137.516
12 27 2 長島正與/牧口規雄 BMW M3 1'37.855 6.091 136.267
13 18 2 新宅文亮/伊藤隆文/梶岡悟 Mazda RX-7 1'37.955 6.191 136.128
14 60 4 鈴木恵一/赤尾文夫 Honda Civic 1'38.312 6.548 135.633
15 52 4 西垣内正義/渡辺 明 Honda Civic 1'38.784 7.020 134.985
16 91 4 井人宏之/奥田 敦 Honda Civic 1'38.809 7.045 134.951
17 4 2 榎本広行/坂本幸一 BMW M3 1'38.902 7.138 134.824
18 58 4 吉田寿博/山野哲也 Honda Civic 1'38.903 7.139 134.823
19 31 2 鈴木学/竹添詩枝/平山繁延 Nissan Silvia 1'39.134 7.370 134.509
20 54 4 浅見 武/山内伸弥 Honda Civic 1'39.326 7.562 134.249
21 30 3 小林正吾/奥山高志 Honda Integra 1'39.583 7.819 133.902
22 28 2 佐藤清治/佐藤淳 Honda Integra 1'39.729 7.965 133.706
23 10 3 竹内純二/山梨順一/小泉淳一 Honda Prelude 1'39.802 8.038 133.609
24 93 4 渋谷勉/服部吉男 Honda Civic 1'39.906 8.142 133.469
25 53 4 原 貴彦/小林敬一 Honda Civic 1'39.939 8.175 133.425
26 51 4 土屋武士/千田富之 Mitsubishi Mirage 1'40.039 8.275 133.292
27 68 4 福田よしのぶ/水野昇太Honda Civic 1'40.541 8.777 132.626
28 29 3 中谷誠志/高木雅宏 Honda Integra 1'40.954 9.190 132.084
29 26 2 川口法行/内堀篤史/添田正 Mitsubishi Lance 1'40.963 9.199 132.072
30 34 2 瀬在仁志/桂 伸一 Mitshubishi Lancer 1'41.109 9.345 131.881
31 20 2 小川日出生/細野智行/小林且雄 Mits. Lancer 1'41.228 9.464 131.726
32 7 3 元谷宏大/黒木健次 Honda Prelude 1'41.697 9.933 131.119
33 15 3 松浦俊之/伊藤勝一 Opel Astra 1'41.722 9.958 131.087
34 39 3 井田雅彦/磯田尚孝 Honda Integra 1'42.051 10.287 130.664
35 72 4 藤田隆之/セバスチャン・マルティノHonda Civic 1'42.105 10.341 130.595
36 69 4 成澤隆二/佐藤伸也/大友このむ Toyota Carol 1'42.132 10.368 130.560
37 37 3 雨宮栄城/陳俊杉/大森昇Toyota Cerica 1'42.326 10.562 130.313
38 22 3 古橋譲/玉木秀幸/日下部保雄 Honda Integra 1'42.809 11.045 129.701
39 35 2 岡田憲久/陳維良/青砥浩史 Toyota MR2 2'00.000 28.236 111.120
****************************************************************************
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
デ・ラ・ロサ貫祿のトップタイム!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
8月20、21日の2日間にわたり、ツインリンクもてぎにおいてフォーミュ
ラ・二ッポン第5回公式走行会が行われ、各チームが初のコースに挑んだ。
初日は高木虎之介が1分34秒台でトップに立ったが、2日目午後には続々と
34秒台に入り、終了5分前にフォンタナが33秒台に突入。そして、最終ラッ
プにポントリーダーのP.デ・ラ・ロサが33秒602の非公式コースレコード
をマークして走行会を締めくくった。
目立ったところでは、ANABUKI 童夢無限の脇阪寿一が久々に元気なところをみ
せている。
なお、LeMansのトゥエロは不参加。PIAA NAKAJIMAの高木
虎之介は週末のベルギーGPポルシェカップ参戦のため20日のみ参加。
チーム名をSRILANKA LEYJUN からLEYJUNに変更。D.マラガムワに代えてOSA
MU(中嶋修)で後半を戦うことになったLEYJUNは#63号車でそのOSAMUと
久々にフォーミュラに乗る桧井保孝が走行した。
また、F4などで活躍の高橋毅がかもめサービスMIRAIから初参加している。
SESSON1 8/20 am 天候:晴れ コース:ドライ
SESSON2 8/20 pm 天候:晴れ コース:ドライ
SESSON3 8/21 am 天候:晴れ コース:ドライ
SESSON4 8/21 pm 天候:晴れ コース:ドライ
●タイム(2日間のベストタイム順)*Best Time
P.-No.Name-----------Team------------Time Ses.1----Ses.2----Ses.3----Ses.4---
1 9 P.デ・ラ・ロサ SHIONOGI NOVA 1'36.929 1'35.907 1'35.288*1'33.602
2 2 N.フォンタナ LeMans -------- 1'36.488 1'35.431*1'33.899
3 11 光貞秀俊 CERUMO 1'36.202 1'37.120 1'35.835*1'34.008
4 8 脇阪寿一 ANABUKI 童夢無限 1'38.482 1'37.120 1'35.835*1'34.564
5 28 山本勝巳 NAVI CONNECTION 1'52.502 1'37.212 1'36.544*1'34.631
6 20 影山正彦 IMPUL 1'38.847 1'36.773 1'35.870*1'34.665
7 55 金石勝智 FUNAI SUPER AGURI 1'38.248 1'36.066 1'36.490*1'34.755
8 65 高木虎之介 PIAA NAKAJIMA 1'36.682*1'34.880 -------- --------
9 27 影山正美 NAVI CONNECTION 1'38.398 1'37.032 1'36.415*1'34.888
10 64 山西康司 PIAA NAKAJIMA 1'38.028 1'38.302 1'37.136*1'35.022
11 33 鈴木利男 かもめサービスMIRAI 1'38.330 1'36.543 1'37.346*1'35.170
12 19 黒澤琢弥 IMPUL 1'37.705 1'36.716 1'35.352*1'35.326
13 6 田嶋栄一 5ZIGEN 1'39.335 1'38.562 1'37.945*1'35.394
14 18 R.ファーマン TMS 1'38.719 1'37.323 1'35.506*1'35.442
15 10 飯田 章 SHIONOGI NOVA 1'37.901 1'36.550 1'36.501*1'35.485
16 56 本山 哲 FUNAI SUPER AGURI 1'36.896 1'37.053 1'36.471*1'35.636
17 21 田中哲也 ビィブライズ アスカ 1'40.026 1'39.290 1'37.230*1'35.798
18 34 A.ボルドリーニ オートテックSTELLAR -------- -------- --------*1'35.808
35 A.ボルドリーニ オートテックSTELLAR 1'42.171 1'39.072 1'37.510 --------
19 3 川本 篤 ASAHI KIKO -------- 1'39.998 1'38.002*1'37.031
20 5 M.グーセン 5ZIGEN -------- 1'45.995*1'37.071 1'37.132
21 34 A.G-スコット オートテックSTELLAR 1'45.564 1'38.398*1'37.141 --------
22 17 近藤真彦 TMS 1'41.175 1'38.954*1'37.176 1'37.518
23 63 中嶋修/桧井保孝LEYJUN 1'42.499 1'41.426 1'40.239*1'37.415
24 62 戸田哲史 LEYJUN 1'40.657 1'39.499 1'39.311*1'38.036
25 32 高橋 毅 かもめサービスMIRAI 1'45.929 1'41.508 1'39.589*1'38.894
26 36 玉中哲二 タカギB-1 1'44.092 1'41.635 1'40.210*1'38.933
27 37 山田政夫 タカギB-1 *1'46.049 -------- -------- --------
●使用マシン
P.-No.Name-----------Team-----------------シャーシ/エンジン--------------
1 9 P.デ・ラ・ロサ SHIONOGI NOVA ローラT97-51 /無限MF308
2 2 N.フォンタナ LeMans レイナード97D/無限MF308
3 11 光貞秀俊 CERUMO ローラT96-52 /無限MF308
4 8 脇阪寿一 ANABUKI 童夢無限 童夢F104R /無限MF308
5 28 山本勝巳 NAVI CONNECTION レイナード96D/無限MF308
6 20 影山正彦 IMPUL ローラT95-50 /無限MF308
7 55 金石勝智 FUNAI SUPER AGURI レイナード96D/無限MF308
8 65 高木虎之介 PIAA NAKAJIMA レイナード97D/無限MF308
9 27 影山正美 NAVI CONNECTION レイナード97D/無限MF308
10 64 山西康司 PIAA NAKAJIMA レイナード97D/無限MF308
11 33 鈴木利男 かもめサービスMIRAI レイナード97D/無限MF308
12 19 黒澤琢弥 IMPUL ローラT96-52 /無限MF308
13 6 田嶋栄一 5ZIGEN レイナード96D/JUDDKV-II
14 18 R.ファーマン TMS レイナード97D/無限MF308
15 10 飯田 章 SHIONOGI NOVA ローラT97-51 /無限MF308
16 56 本山 哲 FUNAI SUPER AGURI レイナード97D/無限MF308
17 21 田中哲也 ビィブライズ アスカ ローラT95-50 /無限MF308
18 34 A.ボルドリーニ オートテックSTELLAR ローラT96-51 /無限MF308
35 A.ボルドリーニ オートテックSTELLAR レイナード96D/無限MF308
19 3 川本 篤 ASAHI KIKO レイナード96D/無限MF308
20 5 M.グーセン 5ZIGEN レイナード96D/無限MF308
21 34 A.G-スコット オートテックSTELLAR ローラT96-51 /無限MF308
22 17 近藤真彦 TMS レイナード97D/無限MF308
23 63 中嶋修/桧井保孝LEYJUN レイナード96D/無限MF308
24 62 戸田哲史 LEYJUN レイナード94改/無限MF308
25 32 高橋 毅 かもめサービスMIRAI レイナード96D/無限MF308
26 36 玉中哲二 タカギB-1 ローラT95-50 /無限MF308
27 37 山田政夫 タカギB-1 ローラT94-50 /無限MF308
情報提供:JRP フォーミュラ・ニッポン事業本部
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ツインリンクもてぎオープン特別企画
中嶋vs亜久里ドリームマッチ開催!
9月28日、新たにオープンしたツインリンクもてぎでフォーミュラ・ニッポ
ン第8戦が行われるが、この決勝前にサーキットのオープンを祝う特別イベント
として中嶋悟、鈴木亜久里両監督によるドリームマッチが行われることが発表さ
れた。マシンはFニッポンの自チームのマシンを使用。レースは真剣勝負?で行
われる予定とのこと。
F1GP参戦の経歴を持つ両氏。、亜久里監督は現役ドライバーとしてGT選
手権、ルマン24時間などに参戦しているものの、中嶋監督が走るのは久しぶり
のこと。
8月20日(水)ツインリンクもてぎで行われた記者会見では、中嶋監督は
「山西からマシンを奪って走ってみたんですが、10周しかできませんでした。
ピットインを繰り返していたのはセッティングではなく休憩です。電池不足気味
ですが真剣にがんばります」と体力に不安をちらつかせながらも闘志を燃やし、
片や亜久里監督は「中嶋先輩と一緒に走れることになって光栄です。トラの話で
は中嶋さん、低速コーナーはいいんだけど、高速コーナーではアクセル戻してい
るって言ってました。当日を楽しみにしています」と、現役ドライバーらしく余
裕をみせた。
情報提供:日本レースプロモーション(JRP)
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ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
1997 GT INSIDE REPORT
Round 4 JAPAN SPECIAL GT CUP 10 Aug.'97
Inside Report Special インサイドレポート 特集 FMOTOR4版
-------------------------------------------------------------------------
'97GTC第4戦 JAPAN SPECIAL GT CUP
◎カーナンバー前の"#"はGT500クラス、"*"はGT300クラスを表します
GTインサイドレポート・スペシャル
GT300クラス・エントラントにきく
「GT300は今後どうあるべきか」
シーズンも半ばを過ぎ、GT300クラスのエントラント数が増加するとともに勢力分
布も大幅に変わってきた。ラップタイムも上がり、全体のレベルアップは著しい。た
だ、そうしたなかで一部のエントラントからはレギュレーションその他に関する不満
も聞かれる。各エントラントは現状をどう考え、今後どういう方向に進むことを望ん
でいるのか、GT300関係者に話を聞いた。(掲載順不同)
*25つちやMR2 土屋春雄代表
「GT300クラスは今のところチームどうしの隠しごともないし、いい雰囲気だと思い
ますよ。ウチもなにも隠してない、すべてオープンにやってますから。そもそも、
ウチのクルマはなにも特別なことはしていないんですよ。カーボンなんかリヤウィ
ングだけで、ほかに高価な素材を使っているわけじゃないし、すべてアルミとスチー
ルですから。GT300クラスまでおカネのかかる方向にいってしまうのは反対です。だ
から、そういうおカネのかかる部分だけはしっかり規制して、あとは自由というレ
ギュレーションがいいんじゃないかな。その枠内で速くするのは、それはチームの
技量ですから。競争をやっているわけだから、ムリに抑えつけてしまうことはない。
ただ、特認車という制度はちょっとどうかと思います。特認さえ通ればなんでもOK
というのでは、レギュレーションでしばる意味がないでしょう。まあ、ウチはずっ
とGT300を続けるつもりはありませんから。ボクは新しいことにチャレンジするのが
好きなんですよ。勝って当たり前のレースになっちゃったら続ける気はありません」
*70外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋義三
「できるだけ均一化を図ってほしい。現状ではメーカー色が濃く見えるチームが有利
になっているように思える。確かに今年、ポルシェも勝ってはいるが、予選タイムを
みれば差は歴然としている。プライベーターの『神聖なる花園』(笑)は守ってほし
い。外国車に対する規制が厳しすぎると海外から反発されるよ。通産省あたり、圧力
がかかるかもしれないよ(笑)。規制緩和しなくちゃ。ポルシェというベーシックな
クルマ、いわば参考書があるのだから、それを中心にして、ほかを合わせていけばい
いと思うんだけどね。底辺からの盛り上がりがレースを支えているんだから、そうい
うプライベーターのことを考えた、バランスのとれた規制を望みます。リミッターと
いうのもひとつの手じゃないかな。ウェイトハンデというのは、クルマのバランスや
安全性を考えるとあまり賛成できない」
*81 ダイシン シルビア 大八木信行
「台数は去年よりも多少増えてきたけれど、もう少し出てきやすいレギュレーション
にはならないものでしょうか? GT300クラスもターボ車ばかりなので、NAの形で
も、もう少し出られたりしたほうがいいですね。NAでもターボ車と一緒に走れるよう
な、もう少し細かなレギュレーションにしてほしいと思います。GT300もGT500も、プ
ライベーターでは同様のことが起きているでしょう。もっと細かく重量なり規定して
ほしい。ル・マンなんかもそうでしょうから」
*19 RS☆Rシルビア 福山英朗
「エンジン性能を揃えていかないとダメでしょう。リストリクターにしても『遅い
からリストリクターなし』なんてやると、コーナーは遅くてストレートはバカッ速い
マシンになってしまい、我々がワリを食う。足回りがノーマルでリストリクターな
しで速いようなチームがあるでしょう。できれば、そういうのはないほうがいい。
それよりもGT300クラス全体の人気が出ることが優先だし、ガタガタ言うつもりはな
いですね」
*21 ダンロップ-BP-BMW 一ツ山 康
「一概には言えないけれど、ポルシェはこういうコースは本来速いし、シルビアや
MR2も安定してきた。ウチらはどこへいっても同じようなクルマですから(笑)。あ
る程度の見直しは必要でしょう。*25のMR2はダントツで速いですからね」
*71 シグマテック911 星野 薫
「あまりにもしょっちゅうレギュレーションが変わりすぎて、去年から今年にかけ
てはとくにそのスピードが早い。今回もフェラーリが急に速くなって『なんだ?』っ
て思う。だいたい一緒のレギュレーションにしてくれないと、せめて去年のルール
ぐらいにしてくれないと厳しい。国産車はグリッドがみんな前でしょう。GT500ク
ラスと同じような緩和措置がほしいです」
*72 WAKO'S BMW M3 牧口規雄
「毎回毎回見直してもらって、2戦ごとぐらいにイコールにできるようなレギュレー
ションに変えてほしい。日本のレースだし、外車をしめ出したい、勝たせたくないと
いうのはわかるけど、ある程度は考えてほしい。ウチは2.5リッター1台だけで少数
派なんですが、リストリクターが不利になっている。JAFに言うと、『2リッターでや
れば』と言われちゃう。大きくしたものは小さくできないですよ。最初から2.5リッ
ターで出ているのに、去年勝手に50kg重くなって、嘆願書で1トンになったと思った
らリストリクターでしょう。ターボにしようかと思ったけど1台ではなかなかむずか
しい。来年、予算が取れればクルマを替えたいと思っている。ポルシェではやらない
けど(笑)。我々が遅いわけではなく、回りが急速に進歩してるんですよ」
*55 Castrol SF RX7 長島正明
「GT500とGT300が混走しているわけですが、ドライバーのなかには横柄な人がいるん
ですよ。『こっちから抜いて』と手で合図すると、ベテランドライバーは手を挙げて
マナーよく抜いていくんです。ところが、なかには幅寄せしてくる元F1ドライバーな
んかがいて、走りながらカーナンバーとピットナンバーを把握して、後で弱小チーム
に怒鳴り込んできたりします。この動体視力はさすが元F1ドライバーと思いますが。
GT300でも堂々と走れるレースにしてほしい。富士は上限のタイムが1分37秒ぐらい
にしてほしいですね。35秒はもうGT500クラスのタイムですよ」
*910 ナインテンポルシェ 袖山誠一
「噂で聞いたGT500とGT300でレースを分けるのは、同日開催ならいいかなと思う。
GT300に、自分たちでクルマを造っている人たちがもっと増えれば、本来のGTレース
の主旨ににあったものになると思う。初年度でプライベートのGT-Rが2位になると
かあったでしょう。参加しようという気になるレース内容にしてくれないと。MR2
にしても、ああいうクルマにメーカーが本腰で力を入れたら後ろのほうからエント
ラントがいなくなっちゃう。ポルシェはあまり速さは変わらないというか、やりよ
うがあまりない。チューナーが日本にはいないのも理由のひとつで、ボクらも買っ
たままのマシンです。ターボ車は、最高出力は300馬力だとして、特性を途中でトル
クを太らせたりできます。ポルシェのリストリクターも考えてほしい。重量かリス
トリクターのいずれかで制限をかけるわけですが、この辺は検討してほしい。だん
だんつまんなくなっちゃうと困るから。RE雨宮はプライベーターで成果が出ている
んで、あの辺のレベル、我々よりちょっと上ぐらいのポテンシャルで戦えればいい
んじゃないかな」
*26 タイサン スターカードRSR 新田守男
「今まではポルシェが速いから規制してきたわけで、今度は国産勢が速くなったん
だから同じことをやってほしい。対応は国産車よりむずかしいし、パーツなんかも
ポルシェから人が来てもコンピュータはいじれなかったりするんです。エンジンの
仕様はリストリクターの径に合わせて向こうから来ている。また、テレビなんか見
ていてもメインはGT500。だったら、もうGT500だけでやってくれても構わないと思
っちゃう。みんな平等にテレビなんかのメディアで取りあげてくれないと。インタ
ビューしてオンエアされないならまだわかるんですけど、現状は取材に来てもくれ
なかったりしますから」
*91 バーディークラブ・MR-2 松永雅博
「レギュレーションはいいところまで来ていると思う。土屋さんのところは異常に
速いけれど、他はレベル的には差はない。ただ、ホントの意味の実力でいえば、土
屋さんのところが本来の姿で、みんなが頑張らなきゃいけないのかもしれません。
でも、そうするとリスクが大きくなりますよね。速いほうを落とすか、遅いほうが
速いほうに合わせるか、リストリクターを変えれば追いつくとは思いますが…。
GT300クラスもレースとしてはおもしろいと思います。N1耐久も4クラスのほうがお
もしろいですから。ただ、GTはたとえGT300クラスとはいっても全日本選手権なん
で、GT500と同じように扱ってほしい。決勝でGT300とGT500に分けて2つのレースを
やるのも見ているほうにはおもしろいかもしれないですね。今は誰もGT300クラス見
ていないし、順位もわからないでしょう。テレビの放映にしても3分の1ぐらい分
けてもらえれば、前のほうを走ったら一瞬でもちゃんと映るでしょう」
*6ワイズダンロップBPMR2 *60ワイズダンロップBPキャバリエ 平岡寿道エンジニア
「現状は盛り上がっていいんじゃない? GT500クラスみたいなワークス化はない
でしょう。AグループとBグループに分かれてしまっている感じはありますけど。去
年と比べたらGT300クラスのレベルアップがすごいから、去年は手抜きレースでも表
彰台に上がれたりしたけれど、今年は完璧なレースをやらないと勝てない。まあ、
やり甲斐はありますけれどね。レギュレーションの公平不公平はしょうがないでし
ょう。GTはJTCCと比べたら、あやふやな灰色の部分があるわけで、やりやすいと言
えばやりやすい。情報さえ早くもらえれば、レギュレーションは今のままでいいと
思います。JTCCみたいに厳しくなったらおもしろくないでしょう。緩和にしても、
パワーが大きくなるとカネがかかるわけで、費用は抑えてもらって、カネのかから
ない範囲で自由にできればいいんじゃないでしょうか。解釈の違いはどの世界でも
あることです。つちやMR2の速さはオヤジさんのレース経験の差でしょう」
*7 RE雨宮SuperG RX7 雨宮勇美代表
「GT300クラスは見た感じつちやMR2だけが速い。ドライバーの差はあるかもわかん
ないけど…。イコールかって言われても、あまりにも差がある。37秒台には6~7
台いて、おもしろいレースだけど、トップとはかけ離れている。レギュレーション
の問題は、とくにはないでしょう。BMWもある程度速いクルマはいるし、フェラーリ
もたまたま1台速いだけでしょう」
*20 アイ・オートGABポルシェ 須賀宏明
「現在のGT300クラスは、やはり純粋なプライベーターが上位に加われる状態ではな
いですね。ただ基本的に、イコール・コンディションにする気があるのなら、レギ
ュレーション的には納得できると思います。もちろん希望を言えばポルシェに有利
なようにしてほしいですけど、言い出せばキリがないですからね。ただプライベー
ターのポルシェ・ユーザーは発言力が弱いので、なかなか自分たちの思うところが
伝わりにくいところがあります。我々としては、やはりもう少し多くのチームがダ
ンゴ状態で上位を争えるようなレースになってくれるといいなと思っています。そ
のためには、ある程度遅いマシンに合わせるような規定、それも重量を軽くするの
ではなく、リストリクターを小さくする方向でレギュレーションを考えてもらいた
いというのが望みです。たとえば同じポルシェでも、タイサンさん、ナインテンさ
んなどが使っているGT2ベースのNAマシンと、我々のようにRSから改造をしているク
ルマとでは根本的に違うんです。だってGT2のNA版は室内でスタビ調整ができるシス
テムまでついているのに、RSではエアジャッキすら自分たちでつけなくてはいけな
いんですから。もちろんおカネをかければいいマシンを手に入れることもできます
が、それではこのクラスに出場する意義がわからなくなりますからね。ですから基
本的には、おカネをかけずに多くの参加車が上位を争えるような方向が理想です。
とにかく参加台数が増えて、いいレースができれば、お客さんも増えるし、スポン
サーもとりやすいという好循環になるんですから」
*27/28 チームFCJフェラーリ 兼子監督
「GT300クラスの参加車のなかでもウチは特殊な存在でしょうね。まったく1からク
ルマを造らなければいけないうえに、一つのパーツが他車より何倍、何十倍という
金額になりますし、しかもそれだけかけたおカネに見合うものが得られるわけでは
ないんですからね。これはもう情熱だけでやっているといっても過言ではないと思
います。我々はプライベーターですから、ステップ・バイ・ステップでクルマをよ
くしていかなければいけないわけです。ところがレギュレーションに関して変更の
要望やお願いを提出しても、レスポンスが悪くて大変困ることがあります。例えば
我々のマシンは、5バルブという特殊な機構を持つエンジンなために、リストリク
ターで高回転を絞られると非常に苦しい部分がある。それでシーズン開幕前に、な
んとか5バルブという構造に対して考慮してほしいという旨の要望を出していたの
です。それが今回のレースの直前になってようやく回答がきたわけです。しかもそ
のレスポンスの悪さもさることながら、内容が『リストリクターの0.7mm拡大を認め
るかわりに100kgのウェイトを搭載せよ』というものだったんです。シーズン前は確
かに重量が重かったのですが、すでに開発がかなり進んでいて、今は1100kgを切っ
ていますので、もうこの規定では意味がなくて、結局*27のほうはこれを採用しませ
んでした。もう1台の*28のほうはこれを今回適用しましたが、決して有利な条件と
は言えないですね。この件に関しては、私はいわゆる特認として個別のクルマを救
済するのではなく、構造上の違いを細かくきちんとレギュレーションに反映しても
らいたいと思っています。例えば5バルブ、4バルブ、3バルブ、2バルブでそれ
ぞれなんらかの違いを設ける、といったことですね。それらを踏まえた上でイコー
ル・コンディションにしてほしいと思います。私は、現在のGT300クラスは、実際に
戦ってみて、非常におもしろいと思っています。GT500クラスでやっても一緒だった
かな、とも思いますが、ここまで来たからには、来年チャンピオンを狙うくらいの
活躍をしたいと思っています。まあレースですから参加車両に性能差があることは
仕方ありません。MR2が速いのもわかっていますし、ポルシェでやればもっと簡単に
勝てるかもしれません。でも我々は、フェラーリでやることによって夢を語れると
思うんです。フェラーリ・ファンの声援を感じながらレースをしているんです。こ
のクルマでレースをしたい、というクルマがあるからレースをやる。私はレースと
いうのはそういうものだと思っているんです」
*16 YB BMW 325iクーペ 関根基司
「現在のGT300は決していい状態にあるとは思わないですね。というのも、メーカー
主導型のクルマが出てきて、レースが明らかに変わってしまったものですから。
GT300はプライベーターが盛り上げてきたカテゴリーです。GT500がメーカー主導に
なるのはしかたがないと思いますが、GT300にメーカーの力が及ぶのはちょっと違う
と思うんです。もちろん我々にも努力は必要だと思いますが、このままではプライ
ベーターはまったく上位入賞が望めなくなってしまいます。ですから今のうちにな
んらかの方策を考えなければいけないと思うんです。たとえば、分けかたはむずか
しいとは思いますが、純粋なプライベーターとセミワークスは区別するとか、シー
ケンシャルは禁止するとかによって、なるべくおカネがかからない方向で、より性
能が近づくことが望みですね。プライベーターでも、トップとほぼ同じスピードで
走れて、そのうえで勝ち負けが決まるような、努力に見合った結果が得られるよう
なレースが理想だと思っています。たとえば、国産メーカーが今我々が使っている
BMWと同じような価格でマシンを放出してくれるのならそれも魅力ですが、仮にそう
なった場合でも、メーカー直系のチームのマシンはどんどん進化しますからね。こ
れも問題があると思います」
*このレポートのデータの無断引用を禁じます。
*メディア関係者の方でデータがご入用の方は古屋までメールでご連絡ください。
以上
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
1997 GT INSIDE REPORT
Round 4 JAPAN SPECIAL GT CUP 10 Aug.'97
Inside Report インサイドレポート 3 FMOTOR4版
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'97GTC第4戦 JAPAN SPECIAL GT CUP
ポイントランキングTop10
ドライバーポイント
[GT500]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6
3/30 5/4 6/29 8/10 10/5 10/26
Pos. No. Driver 合計 Suzuka FUJI Hiland FUJI MINE SUGO
----------------------------------------------------------------------------
1 39 影山正美 63 15 20 8 20
2 39 谷川達也 48 - 20 8 20
3 36 M.クルム/P.デ・ラ・ロサ 47 12 20 15
4 2 鈴木亜久里 46 20 10 15 1
5 37 関谷正徳/鈴木利男 42 12 6 12 12
6 2 E.コマス 36 20 - 15 1
7 3 長谷見昌弘/田中哲也 33 10 15 2 6
8 38 竹内浩典/金石勝智 19 4 2 10 3
9 12 本山 哲 18 6 6 10
10 39 O.グルイヤール 15 15 - - -
[GT300]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6
3/30 5/4 6/29 8/10 10/5 10/26
Pos. No. Driver 合計 Suzuka FUJI Hiland FUJI MINE SUGO
----------------------------------------------------------------------------
1 26 鈴木恵一/新田守男 62 10 20 12 20
1 19 織戸 学/福山英朗 62 20 15 15 12
3 25 土屋武士/長嶋正興 40 12 20 8
4 910 袖山誠一 38 15 3 10 10
5 27 太田哲也 27 10 2 15
6 27 A.オロフソン 25 10 - 15
7 7 山路慎一/松本晴彦 20 - 12 8
8 51 石原将光/池谷勝則 20 8 8 - 4
9 71 星野 薫/城内政樹 16 8 8 - 6
10 910 見崎清志 15 15 - - -
チームポイント
[GT500]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6
3/30 5/4 6/29 8/10 10/5 10/26
Pos. No. Team 合計 Suzuka FUJI Hiland FUJI MINE SUGO
-----------------------------------------------------------------------------
1 39 TOYOTA TEAM SARD 63 15 20 8 20
2 36/37/38TOYOTA Castorl TEAM 59 12 12 20 15
3 2/556 NISMO 47 20 10 15 2
4 3 ハセミ・モータースポーツ 33 10 15 2 6
5 12 HOSHINO RACING 18 8 10
6 5 TEAM 5ZIGEN 12 6 6
7 510 RYOWA HOUSE Pacific TEAM CERUMO
11 - - 3 8
8 13 ENDLESS SPORT 7 3 4
9 8 POWER CRAFT 5 1 4
10 10 TEAM TMS 4 4
[GT300]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6
3/30 5/4 6/29 8/10 10/5 10/26
Pos. No. Team 合計 Suzuka FUJI Hiland FUJI MINE SUGO
-----------------------------------------------------------------------------
1 26 TEAM TAISAN Jr 42 10 20 12 20
1 19 RS-Rレーシングチームwith BANDOH 50 20 15 15 12
3 25 土屋エンジニアリング 32 12 20 8
4 910 910 RACING 28 15 3 10 10
5 27/28 TEAM FERRARI CLUB OF JAPAN
27 10 2 15
6 7 RE雨宮レーシング 20 12 8
7 51 コブラレーシングチーム 20 8 8 - 4
8 71 シグマテックレーシングチーム 16 - 6 4 6
9 81 TEAM DAISHIN 13 3 4 6
10 72 牧口エンジニアリング 12 4 2 3 3
*ポイント計算はGTインサイドレポート班による非公式のものです
*スペシャルレポートに続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
1997 GT INSIDE REPORT
Round 4 JAPAN SPECIAL GT CUP 10 Aug.'97
Inside Report インサイドレポート 2 FMOTOR4版
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'97GTC第4戦 JAPAN SPECIAL GT CUP
◎カーナンバー前の"#"はGT500クラス、"*"はGT300クラスを表します
☆決勝日のトピック
#18 avex童夢 無限NSX
朝のフリー走行中、ヘアピンでマシンを止めた。ピットまで牽引されて戻って来た
後、すぐにチェックが開始された。どうやらエンジン・トラブルらしいが、エンジ
ンは昨夜積み替えたばかり。だが調べてみると、案の定エンジン。黒澤琢弥によれ
ば、「イッっちゃいました!」とのことで、ふたたび交換することになった。だが
NSXは、その構造上エンジン交換に時間がかかる。これまでの最短記録は6時間とい
われる(未確認情報)が、決勝スタートまでは5時間弱しかない。これからスタッ
フはエンジン交換の最短記録に挑むことになる。
*7 RE雨宮SuperG RX7(フリー走行GT300クラス1位)
松本晴彦「満タンで昨日皮ムキしたカットスリックでいったら路面とのマッチング
がよかった。(こんな路面なら)スタートはボクの予定」
山路慎一「スリックで行ったら、誰かがガソリンをコース上に撒いちゃってて、み
んな(アタックを)やめちゃったみたいだね」
◎GT500クラスの最高速チェック
計測位置:メインストレート・エンド 単位:km/h
No. マシン 予選1回目(8/9) 練習日総合(8/8)
---------------------------------------------------------------------------
#2 ZEXELスカイライン 284.5 285.0
#3 ユニシアジェックススカイライン 282.6 282.8
#8 POWER CRAFT SUPRA 289.6 286.8
#12 カルソニックスカイライン 282.3 281.3
#13 エンドレスアドバンGTR 282.6 -
#18 avex童夢無限NSX 282.9 280.8
#30 綜合警備PORSCHE 283.4 286.3
#36 カストロール・トムス・スープラ 288.1 286.8
#37 カストロール・トムス・スープラ 286.0 285.4
#38 カストロール・セルモ・スープラ 287.6 284.7
#39 デンソーサードスープラGT 286.8 284.9
#100 RAYBRIG NSX 283.4 277.9
#510 RH CERUMO SUPRA 285.0 -
#556 KURE R33 282.6 282.4
*追風強く参考数値
*データ提供:トヨタテクノクラフト株式会社・TRD
○決勝スタート直前 13時50分現在
天気:くもり
気温:24度 湿度:80% 路面温度:30度
入場者数:8/10 50,300人(8/9:12,000人 曇り時々雨)
*リタイヤ(GTインサイドレポート班調べ)
No. 原因 周回数
-----------------------------------------------
#34 コースアウト 5
#5 ミッション 9
#47 シフト 12
#18 ホイールハブ 15
*17 エンジン 16
*7 エンジン 21
*81 ミッション 38
*21 クラッシュ 38
#4 クラッシュ 46
*60 左フロントホイール 48
#36 カストロール・トムス・スープラ(総合2位)
ペドロ・デ・ラ・ロサ「ポールポジションもとったし、悪くはないが、2位だった
のでいいレースだったとは言えない。選手権ポイントでは#39のドライバーがトップ
に立って、しかもかなりの差をつけられてしまった。このレースではセーフティ
カーが入ったときの我々の作戦はよくなかった」
ミハエル・クルム「#39が優勝したことはボクらにとってはあまりハッピーな出来事
とは言えない。ポイントでは2位のままで、#39のドライバーがトップに立ったと思
う。敗因はまずピットで彼(ペドロ)のシートベルトを締めるのに手間取ったこと。
これは大きなミステイクだった。それとセーフティカーの導入時のピットストップ
が…。セーフティカーが導入されるまではチームの計画はよかった。ボクが竹内選
手にうしろに続いて走っていて、勝利に向かっていたのだが…。ピットストップが
少し長すぎてしまったし、作戦がよくなかった」
#37カストロール・トムス・スープラ(総合3位)
関谷正徳「まあ、3位くらいには入れるんじゃないかとは思っていたんだけどね。チ
ームとしては順調にやってたんだけど、ペースカーが入ったり、思いがけないこと
がことが起こったからね。なんだかおかしな感じだなあ…。ケムにつつまれたみた
いな感じ」
*27 TEAM FCJ フェラーリ(GT300クラス2位)
太田哲也「クルマがまだまだ予選3位のポジションを走れるような状態ではなく、
スタートから後続に抜かれた。自分のパートはポジションキープと思い、1コーナ
ーで2位まで上げた。オロフソンにセフティーカーランでつなげた。最後の最後に
燃圧が落ちちゃうというトラブルで2位から3位(最終的には2位)。富士での2回
目の入賞は、前面投影面積の小さいクルマなんで、ストレートはパワーがなくても
意外に伸びる。ダウンフォースのないレスダウンフォース仕様で2人とも予選タイ
ムに近い目一杯の走りをしました。鈴鹿の第1戦の最後尾だったフェラーリがここ
まで来れた」
#12 カルソニックスカイライン(総合4位)
本山哲「満足のいく結果ではありませんでしたが、現状を考えればしかたのないと
ころでしょうね。スープラのほうがゼンゼン速いですから。次につながるレースと
いうことで納得するしかないでしょう」
#510 RH CERUMO SUPRA(総合5位)
ベルトラン・ガショー「最初の数ラップはよかったが、そのあとブレーキバランス
が悪化した。スピンしたのは、セーフティカーが入っているときに蛇行してタイヤ
を温めることをしなかったために、タイヤが冷えていたから。その後はプッシュし
た。セーフティカーの導入が適切かどうかということについては、1回目のセーフ
ティカーの走行が長すぎたと思う。クルマはよく走ったが、97仕様のエアロパーツ
がほしいね」
ポール・ベルモンド「クルマはまったく問題なく、よく走った。ペースカーの導入
にはちょっと疑問ある。それにしても、なんで#39が優勝したんだろう?」
#100 RAYBRIG NSX
飯田章「ペナルティがなければもう少し上にいけたと思うんですけど…。まあオレ
のミスだからしょうがないですね。クルマはまったく問題がなかったわけではない
んです。ちょっとまだ課題が残ってますね。でも、まあまあでした。でも、あんな
にペースが遅かったクルマが勝っちゃうなんて、なんだか納得いかないなあ…」
*インサイドレポート3に続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
1997 GT INSIDE REPORT
Round 4 JAPAN SPECIAL GT CUP 9 Aug.'97
Inside Report インサイドレポート 1 FMOTOR4版
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'97GTC第4戦 JAPAN SPECIAL GT CUP
◎カーナンバー前の"#"はGT500クラス、"*"はGT300クラスを表します
☆練習日(8日)のトピック
#5 5ZIGEN SUPRA
前回の富士のレースで一時トップを走り、惜しいレースを落としているだけに今回
は気合いが入っている。田嶋栄一によれば、「ウチはテストを全然していないんで、
他のチームより出だしは遅れているんですけどね。でも思ったよりパッパッと順調に
来てますよ。最終コーナーがまだちょっと遅いんですけど、それが決まれば、かなり
いけそうです。タイヤも悪くないんで、予選はひょっとしたら……」とのこと。もち
ろん決勝も、「相棒のグーセンは予選では2秒くらい違うんですけど、決勝レースの
ラップはそれほど差がないので問題ないです。前回落としたチャンスを引き寄せられ
れば、いい線いけるんじゃないですかね」と自信を見せていた。
#39 デンソーサードスープラGT
前回の富士で優勝し、現在ランキング2位。金曜日には40kgのハンデを背負いなが
ら総合で8番手と、タイム的にもまずまずだった。だが影山正美は満足いかないよう
す。「ウチのクルマは97年型スープラの1号車で、テストなんかでかなり走り込んで
るんで、もうそろそろ賞味期限切れかなって感じなんです。だから予選でフロントロ
ーをとるのはむずかしいでしょうね。でもここで勝たないとチャンピオンに近づけな
いからなぁ…。チームには新品シャシーにしてほしいって言ってるんですけど、ちょ
っとそれもむずかしいみたいだし…」と、ちょっとボヤキが入っている(?)。
#2 ZEXELスカイライン
現在ポイントリーダー。鈴木亜久里は、前戦の仙台ハイランドではあと少しのとこ
ろで2勝めを逃しているだけに打倒スープラに燃えていると思ったのだが、金曜日の
フリー走行では9番手と今ひとつ。しかし、「もうちょっとはいけたと思うよ。ただ
アタックに出ると遅いクルマにひっかかったりしたんで、こんなもんでしょ。え、そ
れがなければ29秒台前半までいけたかって? それはムリ、ムリ。予選は30秒0くら
いじゃないかな。スープラには:いつかないよ。でも決勝はゼンゼン大丈夫だよ。コ
ンスタントなラップはスープラと変わらないから」と、自信は失っていないようすだ
った。
#3 ユニシアジェックススカイライン
ラリー・レイド・モンゴルで優勝を飾って帰国した長谷見昌弘。「いやぁ他が壊れ
たからだよ」と謙遜するが、「去年よりスピードは全然速かったからね。今度はパリ
ダカでいい成績を残したいね」と、早くも次の目標を見定めていた。しかし、今回の
レースはどうも調子が今ひとつ。「今回スカイラインは基本的に遅いよ。スープラは
ストレート速いし、NSXはコーナー速いし。しかも同じスカイラインでもNISMOの2台
はいろいろと新しいことやってるんで、ウチと星野のところより速いんだよね。ウチ
が遅い直接の原因はアンダーオーバーがなおらないからなんだけど、コーナーのRの
大小で挙動が違うんだよ。これがそう簡単になおる症状じゃなくてね。予選までには
なんとかしなくちゃいけないんだけど、ちょっと厳しいね」ということで、悩みは深
いようだ。
#47 アドバンスオートGTカマロ
今回がデビューとなるニューカマー。クルマは元来はIMSA用で、'96年のJPレース
で走行したものがベース。パイプフレームにカウルを被せたを構成で、今回は欠場し
ている#75 300ZX GTSとよく似た造り。パイプフレーム製のボディは耐久性にも優れ
るが、車重が1027kgと軽いため100kg近いウエイトを搭載しなければならない。パワ
ーユニットはシボレーの350と呼ばれる5.7LのNAのOHVエンジンだが、これにボーリ
ングを施したため5886ccに拡大されている。リストリクターの装着でパワーは530ps
から400ps程度までダウンしているという。「クルマをGT用に改造するため、あわて
てエアジャッキと給油口の装着をしました。走っているカッコは円盤みたいで評判は
いいと思う。リアバネが4kgの段階で1分38秒台のタイムが出ている」とはメインテ
ナンスを担当するススキレーシングの須々木社長。オーナー兼ドライバーの山本正人
氏は、「プライベーターなんで金銭的になかなか厳しく、3年がかりで2000万円ぐら
いの予算でなんとかデビューにこぎつけました。今回は来シーズンへの準備といった
ところです。N1耐久でもGTRだと1年で同じぐらいの予算がかかるんで、プライベー
ターの範囲でできるIMSA仕様のクルマということで注目していただければと思いま
す」。タイヤはGTCでは唯一のグッドイヤーで、16インチにフロント12J、リア14Jの
ホイールを装着する。シェイクダウンから使用しているが、「ソフトだと3周しか
持たない。タイヤの特性がまだ把握出来ていないから苦戦しています」(須々木氏)。
*60 ワイズダンロップBP キャバリエ
こちらも今回がデビュー戦。今シーズンGTCに参戦しているクルマのなかでは唯一
の前輪駆動となる。「スーパーツーリングスペックのマシンを、FFのまま耐久仕様
にしてどこまで戦えるかでやってみようと言うことになりました。シャシーが重い
んでボディも重い。全長は市販車と同じですが、60mmのワイドボディになっていま
す。今回はスケジュール的にギリギリです」と言うのはクラフトの平岡監督。実際、
マシンが出来上がったのは木曜の夕方で、ドライバーの佐藤久実は「ここまでの本
格的なレーシングマシンはドライブするのは初めてです。N1耐久もFF続きで、GTま
でFF(笑)。JTCCよりもタイヤが太いんで、キックバックがすごいんです」。 “ス
ーパーツーリングの2ドア版”と言えるキャバリエだが、エンジンは同じチームの
MR2がターボに換装したために流用できるNAの3S-GE。パワーは295ps程度で、Xト
ラックの6速シーケンシャルで、18インチの9J(フロント)、8J(リア)のホイー
ルを装着している。
*17 東京科芸専:REロードスター
前戦の仙台ハイランドでデビューする予定だったが、トラブルで延期。仕切り直
しの1戦となった。野上敏彦によれば「筑波でやったメディア対抗のユーノスレー
スのとき、ラストのスポーツ走行で走らせてもらいました。単独のデモランでもよ
かったけど万が一動かなかったらカッコつかないでしょ(笑)。このときは10周走
りました。一緒に走ったユーノスのノーマルのお客さんが喜んでくれましたよ。今
回は3度目の正直で決勝を走りたいですね」とのこと。
#38 カストロール・セルモ・スープラ
竹内浩典「もうちょっとだったんですけどね。完全にクリアラップで『エイヤーッ』
で出したタイムがクルムとコンマ16くらい違いますから、あとどうしたらいいですか
ね。なんか秘密兵器があったら教えてください(笑)。ウチは午前中2セット使っ
ちゃいましたから、午後にもう1回いくとしたら、程度のいいほうを選んでになり
ます。でもそこでクルムのタイムを上回っても、むこうはもう1セット残してます
から、逆転される可能性が高いですね。でもクルマはかなり決まってきてますよ。
とくに最終コーナーからストレートにかけてが速いですね。スカイラインは簡単に
抜かせてもらいました(笑)。残り3戦は全部表彰台に立つつもりで、そのうち1
回は勝ちたいと思っています」
#100 RAYBRIG NSX
飯田章「うーん、どうもパッとしないですねぇ。ホントは28秒台くらいまでいける
と思ってたんですけど、ダメでした。エンジンがちょっとミスファイアしてたせい
もあるんですけど、なんででしょうかね。フィーリングとしては悪くないんです
よ。とくにコーナーはすごくいい。足は悪くないんです。最終コーナーなんかすご
くいい感じだし。でもそれがストレートのスピードにつながらないんですよ。スー
プラなんかスリップにすら入れてもらえないくらいですから。やっぱり夏場はNAエ
ンジンに不利なんでしょうかね。午前中はタイヤを1セットしか使いませんでした
けれど、午後はアタックするかどうか様子を見てから決めます。あまり意味がない
ようだったら、アタックせずに、本番用にセットを煮詰めたいですね。とにかく完
走したいんです、今回は。ただ前回壊れたミッションがまだ不安なんですよ。一応
対策はしてるんですけどね」
☆予選日のトピック
*25 つちやMR2
「ターボのコンピュータが今回はうまくいって、インタークーラーがフロント装着に
なって仙台での問題だった個所がクリアされました。IHI製のタービンも小さくなっ
てピックアップがよくなった。パーフェクトはありえないんですが(笑)。この予選
タイムには誰も届かないと思う。武士がなかなか走る時間がないんで、午後は決勝に
向けてのセットアップにしたい。こないだのレースはうまくいきましたね。ダンロッ
プ勢の固まりを抜けられたから」(土屋春雄代表)
*7 RE雨宮SuperG RX-7
山路慎一「今までは3ローターのハイパワーを生かすセットだったのが、今回はよう
やくここへきて昨日の段階でいいセットが見つかった。サスペンションがすごくよく
なったというのが最大の理由です。前回のテストデーも雨だったし、順調に進まなか
ったのが、今回はレースウィークがうまくいってます。それにしてもMR2は速すぎま
す。ストレートの速さはもちろん、コーナーも武士がうまく乗れてるし、うまくセッ
トできてるんでしょう。向こうは予選用のブーストみたいだったし、ヨコハマのほう
がラップタイムのアドバンテージがあると思う。でも、ダンロップもよくなっている
から、予選で2秒という差は、決勝では0.5秒から1秒くらいの差にしかならないで
しょう。クルマがよすぎて攻めきれなかったんで、午後はタイムが縮まるはずです」
*81 ダイシン シルビア
木下隆之「ブレーキを新しいのつけてアタックらしいことをした。まだタイヤは1
セット残ってるんで、午後は2位ねらいでいきたい。ブーストの設定問題はクリアし
たけど、ストレートの伸び不足はしかたないね。GT400クラス(笑)のMR2には届かな
いでしょう」
*19 RS☆Rシルビア
福山英朗「ダイシンのほうが前でも当然でしょう。昨日から負けてるから…。向こう
は軽いからね。昼からもっとタイムが上がるでしょう。エンジンの調子がおかしいみ
たいで序盤のクリアなときにピットインしてたもんね。ウチは(ウエイトハンデのお
かげで)ストレート遅いしピックアップが悪い。それでもコンマ2秒ぐらいはアップ
できるとは思うけど…」
*26 タイサン スターカード RSR
新田守男「まっすぐは遅いし勝負にならない。最高速で14km/hくらい差があるみたい
で、差が大きすぎる。40kgのウエイトも効いてるんでしょう。根本的に真っ直ぐのス
ピードをなんとかしてほしい。決勝は条件厳しいし、恵一さんと淡々といきます。と
くには問題もなくミスもなかった」
*91 バーディークラブ・MR-2
金曜日、三原じゅん子が走行中に1コーナーでスピン。三原は「ブレーキのあたりを
つけていたら、突然スピンしてしまった」。コンクリートウォールに激突して右後部
を大破してしまったが、徹夜で修復してきた。松永雅博によると「今朝5時までかか
って板金して、それからメカニックが作業してギリギリ車検に間に合いました。走る
のにはまったく支障はありません。ただセットを出せてないので…。それと、じゅん
子のほうにちょっと後遺症が残ってます。首がまだ痛いのと、恐いでしょうからね。
できるだけ慣熟走行させます」とのこと。
*27 チームFCJフェラーリ
予選1回目でGT300クラス3番手のタイムを叩き出し、注目を集めた#27チームFC
Jフェラーリ。前回仙台ハイランドでは、FIA-GT選手権と日程が重なったためにア
ンドスカーがドライブしたが、今回はオロフソンが太田哲也の相棒に復帰している。
今回マシン的には前戦と大きく差はないものの、着実に軽量化を含めた熟成が進んで
いるようだ。ただしまだ不安要素は多い。というのも、太田が予選タイムを出した後
オロフソンに交代してすぐ、ダンロップ・コーナーで左後輪が外れてストップし、赤
旗中断の原因を作ってしまったからだ。タイヤが取れた理由は、センターロックにす
るために装着しているハブの内側で、ノーマルの5本のスタッドボルトがスッパリ根
元から折れてしまっていたため。これは前回ハイランドで右後輪に起きたのと全く同
じ症状で、しかも第2戦富士でもハブのトラブルが起きているから、3戦連続という
ことになる。チームはとりあえず予備のセンターロック用ハブで修理をし2回目の予
選を走らせる予定だが、オロフソンによれば、「決勝は5穴のハブとホイールに戻し
て走ると思う。タイヤ交換はできなくなるが、タイヤは交換なしでも問題ないから、
安全のためにそうすることになるだろう」とのことだった。なお開幕戦から続いてる
燃料が減ると燃圧が低下するトラブルも、今回完治できていないようで、チームでは
フューエル・クーラーをつけたり、燃料タンクのなかにあるシェル部分の形状を変更
するなどして対策を行っている。
#510 RH CERUMO SUPRA
ようやく本来の実力を見せはじめた元F1ドライバーのベルトラン・ガショー。予選
第1回目に4番手のタイムを記録して満足気だ。「クルマは'96 年仕様だが、チーム
がすばらしい仕事をしてくれて、クルマのバランスがかなりよくなった。前回の仙台
戦からよくなっているが、今回はとくによく、ドライブしていて楽しい。タイム?
予選第2回目に雨が降らなければタイムは更新できたと思う。ただ、それは他のチー
ムも同じだろうから、はたしてポジションが上がったかどうかはわからないね」。一
方パートナーのポール・ベルモントは、「クルマは運転しやすくなった。乗っていて
楽しいよ。ベルトランが乗っているときにタイヤを傷めてしまったので、あまりドラ
イブできなかった。クオリファイするために乗ったけど、もちろんボクはタイムアタ
ックはやっていない。決勝はいけると思うよ」
#3 長谷見昌弘(ユニシアジェックススカイライン)
「クルマ自体の調子はどこも悪くない。ただストレートスピードが遅いんだよ。この
コースでストレートが遅いと勝負にならないから。スープラは4気筒で、後ろ寄りに
搭載してるから、前のほうに余裕がある。だからラジエターを水平に寝かせたりレイ
アウトに自由がある。スカイラインは直6だから、重いし、エンジンルームはいっぱ
いだし…。このレースはエンジンを積み替えていいルールなんだから、スカイライン
も積み替えたらちょっと違うと思うんだけどね。VQ型なんかいい素材だと思うんだけ
ど。3リッターくらいで、ターボつけて…。レースは勝てないとやっててつらいよ。
まあ、このレースははじめからリストリクターや車重なんかが平等じゃないわけで、
それが今はたまたまスープラに有利なように作用しているということでしょう」
#8 POWER CRAFT SUPRA
トム・クリステンセン「まず日本に帰ってこられて非常にうれしく思っているととも
に、このチャンスを与えてくれたFETチームに感謝したいと思います。予選は去年と
比べてすべての車両がよくなっていると思いますし、そのなかで3番手の位置を獲得
できたことはうれしく思います。明日の決勝が非常に楽しみです。新型スープラに乗
るのは初めてですが、昨年型よりかなり進化していることは確かですね。またウェイ
ン(・ガードナー)が時間の限られたなかでクルマをすばらしく仕上げてくれている
ので、非常によいクルマだと思います。彼は2輪の元チャンピオンでもあるし、とて
もナイスガイなので、リラックスしていい関係でレースができそうです。ペドロとマ
イケルは速いので、つかまえるのはむずかしいとは思いますが、レースはなにがおこ
るかわからないので、明日は楽しみにしたいと思います。今シーズンは国際F3000と
バッティングしないかぎり出場する予定で、とりあえず美祢には出場します」
#18 avex 童夢 無限NSX
黒澤琢弥「5番手という結果には落胆していないんですが、それよりトップのマシン
とタイム差が1秒以上あることが問題ですね。1秒以内には入りたかったかなと。た
だずっとNSXはトラブル、とくにミッション系のトラブルをかかえていましたから、
今回メカニックとスタッフがすごくいい仕事をしてくれまして、ミッションの調子が
よくなったことはよかったです。これまではテストでよくてもレースはスタッフが大
変な思いをしてましたので…。これで明日はやっとレースができそうです。ただまだ
ロングディスタンスでどうかという不安は残っているんですけれどね。まぁ正直なと
ころドライのレースではつらいかもしれませんね。でもレースなので何が起きるかわ
からないので、しつこくいきたいと思います。それに明日もしウェットになれば、
NSXは結構バランスがいいので、できれば雨になることを望んでますけども、逆にい
うと、ドライでロング・ディスタンスのテストができていないので、レースを完走し
てデータをきちんと取りたいという希望もあります。ちょっとムリできる状態でもな
いので、クルマをいたわりながら完走して、トップ6には入りたいですね」
☆ポールシッター・インタビュー
#36カストロール・トムス・スープラ(予選総合1位)
ミハエル・クルム「今日の予選結果は、カストロール・トムス・チームにとって今年
4回目のポールポジションであるとともに、スープラの強さを証明できたすばらしい
予選だったと思います。マシンも完璧でしたし、アタックのタイミングも、コンディ
ションも完璧でした。このままの勢いで決勝も終われればと思っています。明日はチ
ャンピオンシップにとってたいへん重要なレースですが、すべてうまくいけば、自分
たちにかなりチャンスがあると思います。同時に今の我々のコンディションが非常に
いいところにありますので、明日の天気などにもよりますが、結果は自然についてく
るでしょう。明日のレースに勝つ自信はもちろんあります。40kgの重量ハンデについ
ては、(ここだけ日本語で)スゴクイイバランスニナッタトオモイマス(笑)。ホン
ト」
ペドロ・デ・ラ・ロサ「今日の予選はボクはほとんどアタックしていないので、詳し
くはマイケルに聞いてほしいんですけれど、今回はポールポジションはそれほど重要
ではないでしょう。前回富士でもポールポジションを取ったのに3位だったし…。そ
れより今回は、明日の決勝に向けてクルマがコンスタントにタイムが出せるようにな
ったことが重要ですね。明日はお天気にもよりますが、ドライであればスープラのレ
ースになると思います。もっとも雨が降っても、スープラ勢が有利なのには変わりが
ないでしょう」
*25つちやMR2(予選GT300クラス1位)
土屋武士「アタックもクリアでしたし、ほぼ完璧な走りができましたから、2位に2
秒近い差がつけられたのだと思います。結果には満足しています。クルマがそこまで
まとまっているということでもありますね。我々のMR2はNAのときはストレートで歴
然と差がありました。それでも予選では他車に肉薄できていたので、それがターボを
得てストレートも速くなったので、その結果ということですね。前回はターボラグが
大きいということと、吸気温が高すぎたという問題があったんです。それを改善し
て、若干パワーは落ちたんですが、使える幅がひろがったために、非常によくなりま
した。クルマとしては完璧な状態に近いですね。ただボクの好みがハイスピードで入
っていけるような方向のセッティングなもので、長嶋君には苦労させてしまってるん
ですけれど…。ま、決勝は少し乗りやすい方向にセッティングしなおすつもりです。
ただですね…、実は予定でいうと今回が最後のレースになるんです。スポンサーの
面と人手が足りないということで…。まだ決定ではないんですが…。せっかくいいク
ルマなので、ボクとしては参戦したいのですけれど。今回ブッチぎって勝ってしまう
と、もう勝ったからいいだろう、やめようという話にはなってるみたいなんです。ボ
クはやりたいんですが、よく性格知ってるチーム監督なもので(笑)。ブッチぎるこ
とが目標だったらしくて、それが達成されてしまったので、面白味がなくなってしま
ったようです。もちろんノースポンサーでほとんど趣味でやっているレースですし。
それでもボクとしてはGT500にステップアップしたいという気持ちがありますので、
前回と今回で十分アピールさせてもらえたことは感謝しています。ですから明日は来
年につながる走りができるといいですね。最後の手段で、他のチームにクルマとドラ
イバーごと移籍するということも少しは考えているのですが、まだまったくわからな
いですね。でもちょっとダダこねてみたいと思っています(笑)」
*インサイドレポート2に続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
1997年8月11日
無限+童夢プロジェクト
'97 ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP ROUND 4
JAPAN SPECIAL GT CUP
富士の空、かすかな晴れ間!
5・6番手からスタートするもリタイア・11位
●日 時 : 1997年8月9(土)~10日(日)
●会 場 : 静岡県 富士スピードウェイ(1周/4.470km)
●天 候 : 9日/曇り→時々雨, 10日/雨のち曇り
●路 面 : 9日/ドライ→ウェット, 10日/ウェット→ドライ
●気 温 : 10日/28℃(13時:チーム計測)
●観客数 : 9日/12,000人 10日/50,300人(主催者発表)
1997全日本グランドツーリングカー選手権シリーズも後半戦となる第4戦
「JAPAN SPEClAL GT CUP」が、8月9~10日、静岡県富士スピードウェイにて開
催された。
「無限+童夢プロジェクト」の「avex 童夢 無限 NSX」は、前戦でのトラブ
ルに対策を施し、今大会に勇曜参戦。9日(土)の公式予選では黒澤琢弥選手
が、午前に行われた1回目の予選において第5位のポジションを獲得。
一方、僚友チーム「チーム国光 with MOONCRAFT」の「RAYBRlG NSX」は、今回
飯田章選手が積極的にタイムアタックを行い第6位を獲得。2台のNSXは揃って3
列目からのスタートとなり決勝レースに大きな期待を持たせた。
快晴となった翌10日(日)の決勝レースでは、序盤「avex 童夢 無限 NSX」
「RAYBRlG NSX」の順で5~6番手を走行していたが、16周目、「avex 童夢 無
限 NSX」が300Rでストップ。駆動系トラブルでリタイヤとなった。
一方、単独となった16周目以降も5番手から4番手と健闘していた「RAYBRlG
NSX」だったが、途中セーフティカーが入った際の再スタートで、コントロー
ルライン手前で前車を抜いてしまい10秒ストップのペナルティを宣告され、ト
ップからは1周遅れの11位でレースを終えた。
○レース・ウィーク
'97JGTCに参戦する2台のNSXも参加3レース目となり、前回問題となったミッ
ショントラブルにも対策が施され、ドライブする機会の少なかった山本克己選
手も、事前の含同テストで周回数をこなしてマシンにも慣れ、コンスタントに
好タイムを記録していた。レースウィーク金曜日のフリー走行も、両車とも順
調lこ走行を重ねていた。
○8月9日(土) 公式予選 参加台数44台 出走台数43台(GT500/20台)
上空に晴れ間は見えるものの南の方角には厚い雨雲が広がり、遠からず雨が
降り出しそうな天候の下、定刻通り予選スケジュールは進行し、エントラント
の申し合わせにより、60分の予選時間を20分ずつに分けGT500クラスから開始
されるJGTC第4戦の公式予選は、10時40分から第1回が定刻通り開始された。
空模様を睨み各チームとも早々とピットロードに並んで予選のスタートを持
ち、開始早々から激しいタイムアタックが展開された。
その中、「avex 童夢 無限 NSX」は、黒澤選手が乗りスタート。1分34秒台
から31秒、そして30秒台へと順調にタイムアップし、1分29秒912までタイムア
ップし、11分過ぎlこピットイン。タイヤを交換し直ちにコースへ戻ってい
く。再びアタックを開始した黒澤選手は、1分29秒780を記録しピットイン。最
初の20分を終了した。GT300クラスの予選走行が行われていろ20分の間lこ空力
のセッティングなどを変更し、山本選手がハンドルを握り最後20分のスタート
を待つ。いよいよスタートしようとしたその時、2台がコースアウトし、回収
のため赤旗が振られ予選中断となってしまった。23分を残し再開された予選
はGT500と300クラスの混走となり、コース上はほぼ全車が走行するという混雑
状態となった。その中スタートしていった山本選手は3周を走行、1分05秒454
をマークしピットイン。予選通過基準タイムをクリアし黒澤選手と交代した。
黒澤選手は変更したセッティングの確認のためコースイン、クリアラップを取
れないまま1分30秒237をマークしピットイン。公式予選第1回を終了した。
一方の「RAYBRlG NSX」は、飯田章選手のドライブでスタート前半の20分を
そのまま走行し、1分29秒800をマークしピットイン。一時は4番手のポジショ
ンに位置したが結局6番手で序盤の20分を終了した。後半の20分は先ず高橋監
督兼選手がハンドルを握りスタート。1分32秒557をマークしてピットイン、再
ひ飯田選手がスタートしていったがクリアラップは望めず1分31秒353を記録し
て公式予選第1回を終了した。
15時40分からの予選第2回は、開始からわずかに遅れて雨が降り始め、コー
スはウェットとなりタイムアップは望めない状態となった。各車ともスリック
タイヤでスタートしていったが、2~3周でピットに戻りコース上を走行するマ
シンは、2~3台という状態となった。「avex 童夢 無限 NSX」も、黒澤選手の
ドライブでスタートしたが、1分32秒台でピットイン。しばらく様子を見るこ
となった。後半の20分がスタートする頃になっても雨は止まず、かえって強ま
る有様であった。その中黒澤選手はレインタイヤの確認のためスタ一ト。浅溝
レインタイヤで1周した後、インターミディエイトタイヤヘチェンジし1分39秒
990をマークしてピットイン。公式予選を終了した。
一方の「RAYBRlG NSX」は、飯田選手のドライブでスタートしたが、雨の強
まりと同時にピットイン、予選を終了して、翌日の決勝レースに備えていた。
結局、予選第2回では、上位陣の中でタイムアップしたチームはなく、
「avex 童夢 無限 NSX」は第5位、「RAYBRlG NSX」は第6位、ともiこ3列目か
らのスタートとなり、決勝レースでの活躍が期待された。
ポール・ポジションは、予選1回目にM.クルム選手がコースレコードの1分28
秒625を記録したカストロール・トムス・スープラが獲得した。
予選終了後、黒澤選手は「5番手のポジションは良くも悪くもないといった
ところかな。それより、トップと1秒以上差をつけられたことの方が気になる
し残念。ただ、今までトラブル続きだったのに今回はトラブルらしいトラブル
もなく、ここまで仕上げるのに頑張ってくれたスタッフに感謝したい・決勝レ
ースは、これまでレースディスタンスを走っていないし、相棒の山本君は決勝
を走ったこともない。このことがレースでどう出てくるのか解らないところが
心配のタネだよね。でも、レース(競争)には参加しながらしつこく慎重に走
って完走したい。このレースの結果だけ考えれば、ウェットの方が良いが、ド
ライのロングをこなしていないことを考えれば、今後のためにもドライで完走
してデータを残し、6位以内には入りたい。」と語った。
○8月11日(日) 決勝レース 56ラップ 出走台数43台 完走台数35台
前日の予選終了後、「avex 童夢 無限 NSX」のピットでは決勝レースに備え
てエンジンの積み替えが行われ、早朝のウォームアップランはニューエンジン
でスタートした。雨は止んでいたものの路面はウェットで、浅溝のレインタイ
ヤでスタートしていった。ウェットコンデイションの中での黒澤選手は抜群の
スピードを見せトップタイムを記録していたが、セッション途中ピットインし
ようと流していた時に、突然エンジンブローに襲われ、ヘアピンコーナーアウ
ト側にマシンを止めてしまった。チームではエンジン交換を決定しすぐに作
業lこかかったが、NSXは横直きエンジンのため作業は時間を要し、決勝レース
に間に合うかどうか心配された。しかし、無限+童夢プロジェクトのスタッフ
は、ムーンクラフトチームの応援も受けながら懸命の努力を続け、これまでの
最短時間3時間でエンジンの交換作業を終了し、スターティンググリッドにマ
シンをつけた。
13時58分、ほぼ定刻通りにグリーンフラッグが振られ、'97 JGTC第4戦
「JAPAN SPEClAL GT CUP」の幕が切って落とされた。
黒澤選手がスタートドライバーを務める「avex 童夢 無限 NSX」は、1コー
ナーを予選順位通りの5番手でクリア。一時7番手に下がるものの11周目には5
番手に復帰。さらに上位を狙って走行を続けたが、16周目、300Rで突然駆動カ
を失いスピン。そのままリタイアとなってしまった。原因はブレーキディスク
ベルの破損であった。
ピットに戻った黒澤選手は、「何の前触れもなく突然駆動がかからなくなっ
て回ってしまった。今日は頑張ってくれたスタッフのためにも、どうしても完
走したかったが仕方がない。最終コーナーでなかっただけ良かつたと思ってあ
きらめるしかない。最終コーナーだったら良くても全損でしたよ。悪ければ…
…、2ヶ月の入院ですむかな?」と語った。
一方僚友チームの「RAYBRlG NSX」は、飯田選手のドライブでスタート。終
始、黒澤選手の後ろを走行していた。「avex 童夢 無限 NSX」がリタイアした
後の18周目、コースアウトした車両を片づけろためセーフティカーがコースイ
ン。5周にわたりペースカーランとなったが、この間に早めのルーチンストッ
プを行うチームもあり、順位が混乱した。30周目、「RAYBRIG NSX」もピット
インし、タイヤ交換とガス補給、ドライバーを高橋監督兼選手に替わったが、
この時タイヤ交換に手間取り大きく順位を下げてしまった。さらに、ピットイ
ンするそのラップに「RAYBRlG NSX」に対し、ブラックフラッグが掲示されて
いたため、1周後再びピノトインし、10秒間のペナルティストップを受けた。1
周遅れの19位でコースに戻った高橋監督兼選手は、1分32秒台をマークしなが
ら懸命に追い上げを開始。その後2度もセーフティカーが導入され、10台もの
チ一ムがペナルティを受けるという荒れたレースをかいくぐり、11位もまで順
位を回復したところでチェッカーフラッグを受けた。
レース後飯田章選手は、「ペナルティはセーフテイカーランからグリーンに
変わったときに、コントコールライン手前で前車を抜いたということでした
。GT300クラスが前Iこいたりで微妙なタイミングでしたが、僕のミスです。マ
シンは全てが快調というわけではないが、致命的なトラブルlこならずにいる
ことが、完走につながっていると思います。小さなトラブルをつぶすためにも
もっとテストしたいですね。」と語った。
レースは、デンソーサードスープラGT(影山正美/谷川達也)が今季2勝日
を飾った。
資料提供:本田技研工業株式会社
すがやみつる(SDI00104)/RIJ
ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
1997 GT INSIDE REPORT
Round 4 JAPAN SPECIAL GT CUP 10 Aug. '97
Race Report 決勝レース FMOTOR4版
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'97GTC第4戦富士スピードウェイ
地獄から天国。天国から地獄へ
次々とトップに襲いかかる罠。
そして勝利の女神はデンソーサードスープラを選んだ
8月10日、全日本GT選手権第4戦「JAPAN SPECIAL GT CUP」の決勝レースが富士
スピードウェイで行われた。心配された天候は崩れずにすんだものの、3度のセー
フティカーランに、ペナルティを受けるマシンが続出する荒れたレースとなった。
この混乱を巧みに乗り切ったNo.39デンソーサードスープラGTが、5月の第2戦に続
き今季2度目の優勝を飾った。GT300では、セーフティーカー・ラン時にタイミング
良くピットワークをこなしたNo.26タイサンスターカードRSRが、こちらも逆転で今
季2勝目となる勝利を挙げた。
スタートでトップに立った#38カストロールセルモスープラの竹内浩典。ハコの
スペシャリストである彼は、抜群のローリングスタートからポールポジションのNo,
36カストロール・トムス・スープラのM.クルムを抑えて、1コーナー侵入時点でト
ップに立つ。そして、竹内は2周目に1分30秒449というこの日のファステストにな
るタイムで、早くも後続を引き離しに掛かる。No.38、No.36に続くのはNo.8 POWER
CRAFT SUPRAのW.ガードナーだが、彼はローリングのスタート時にストールし、本
来なら最後尾スタートなるはずだったが、ガードナーはローリング中に元のポジシ
ョンに戻ってしまったためにペナルティ・ストップとなり、早くもトップ争いから
脱落。代わってNo.510 RH CERUMO SUPRAのガショーが3番手となる。
その後方では、No.18 avex童無限NSXとNo.100 RAYBRIG NSXの5位争い、No,556
KURE R33とNo.2 ZEXELスカイラインの7位争いなど、序盤は同一車種同士が激しく
バトルを繰り広げる。ここでまず脱落するのは、No.18のNSX。わずか15周で、ハブ
を壊してコース上でストップ。続いて、2台のスカイラインもヒートアップし過ぎ
たバトルで接触。互いにダメージを被り、優勝戦線から離脱する。先に止まったNo.
18 NSXを撤去するためにセーフティーカーが入った。
このセーフティーカー・ランは18周目から6周に渡って行われ、この間に早めだ
が、ルーティンのピットストップを終わらせてしまおうという作戦変更を行った
チームが出た。中でもNo.3ユニシアジェックススカイラインとNo.12カルソニックス
カイライン、そして序盤マシンのバイブレーションのため10周ほどで余分なピット
ストップを強いられたNo.39デンソーサードスープラGTがタイミング良く素早く作業
をすませ、上位に進出する。
ところがNo.3スカイラインは、なんと追い越し禁止違反でペナルティストップ。そ
して、4番手の好位置に付けていたNo.100 NSXも再スタート時の違反でペナルティ
を受ける。
一方、このセーフティカー・ランを利用せずNo.38、No.36はマッチレースを続
け、終盤にピットインする作戦に出た。だが、思いの外長引いたセーフティーカー
・ランのためか、この2チームがルーティンのピットストップを終えてコースに戻
ってみると、No.39デンソーサードスープラGTが25秒先方にいる。残り20周程で、
No.38とNo.36のラップタイムはマシンに不安を抱えるNo.39より、1秒以上速い。こ
のままで行くとラスト数周で逆転かと誰もが予想しだした、40周過ぎに今度は最終
コーナーでGT300クラスのマシンがクラッシュし、再度のセーフティーカー・ランと
なる。これで、No,39谷川とNo.38金石と間は一気に詰まりって再スタート。さあ、
逆転かと思ったその時、この再スタート時の違反でNo.38に痛恨のブラック・フラッ
グ。これで、No.38は優勝どころか、表彰台も失った。しかし、No.39の背後に今後
はNo.36デ・ラ・ロサが急接近。今度こそ、と思った51周目に300RでGT500のポル
シェがクラッシュ。またもやセーフティーカーがコースに。これで、獲物を目の前
にNo.36は、手が出せなくなってしまう。結局、セーフティーカーが入ったまま最終
ラップを迎え、No.39デンソーサードスープラGTの勝利となった。3位にはNo.37カ
ストロール・トムス・スープラが入り、予選同様に上位をスープラが独占すること
となった。
巧みなレース展開でタイサンスターカードRSRが2勝目
FCJフェラーリが初の表彰台をゲット
GT300クラスでは、クラス予選トップのNo.25つちやMR2が序盤をリード。これに
No.21 ダンロップ-BP-BMWとNo.27TEAM FCJフェラーリが続く形だったが、最初のセ
ーフティカー・ランを活かしてNo.26タイサンスターカードRSR、No.910ナインテン
ポルシェが上位に進出。そして、No.25つちやMR2はピットイン時の速度制限違反と
いうミスで、ペナルティを受け、順位を大幅に下げる。そして、健闘していたNo.7
RE雨宮SuperG RX7とNo.81ダイシンシルビアがトラブルでリタイアすると、No.
910、No.26のポルシェがトップ争いを展開。No.26はNo.910をかなり追い上げるが
わずかに届かず2位でゴール。ところが、最後のセーフティカー・ラン最中にNo.
910が他のマシンを追い越すという違反を犯して、ゴール後に1分加算となって4
位に。結果、No.26タイサンスターカードRSRが優勝となった。2位には燃圧不良に
よるエンジンのパワー不足を巧みに凌いでNo.27フェラーリが初の表彰台。3位に
はRS☆Rシルビアが入った。
☆優勝者インタビュー
総合優勝
No.39 デンソーサードスープラGT
影山正美「スタートしてすぐにオーバーステアが出て、タイヤかと思って交換した
らデフトラブルのようだった。運良くペースカーがウチのクルマの直後に入ったの
で、遅れた1周を取り戻すことができた。ピット作戦はチームの決断というか総合力
でしょう。地獄から天国と言うか、富士で2勝目できてうれしいです。え、これで
ランキング2位に16ポイント差? いやぁ、いいねぇ(笑)。でもほんと信じられ
ない。ここで勝てないと、スープラはもちろんMINEではスカラインも速いだろうし。
だから、最初にピット入ったときは、もう手袋投げつけてたんだからさ」
谷川達也「確かにマシンは本調子ではなかったです。なるべくペースを落とさず
に、丁寧に走っていました。実は無線も調子よくなくて、誰がどのくらい迫ってる
かよく分かてなかった。え、金石さんはペナルティだったんですか、知らなかった
です。3戦で2勝ですか。ラッキーというか、運だけで生きてますねぇ(笑)。僕
個人はチャンピオン争う立場ではないですが、影山さんとチームをチャンピオンに
するために全力を尽くします」
影山正美「いい奴だなぁ、お前は(笑)」
GT300クラス優勝
No.26タイサンスターカードRSR
鈴木恵一「いやぁ、表彰台の一番上に上がるのが恥ずかしいですよ。途中、なんか
踏んだらしくてバイブレーションが出て、ストレートで抜かれちゃう。あんなとこ
ろでペースカー入るから負けちゃったと思ったよ。今回は新田君がいい仕事をして
くれたからね。彼の勝利ですよ。これでNo.19のシルビアと同点だから、あとはもう
他の車を気にせずNo.19との勝負だと思ってます」
新田守男「2回目のペースカーが外れてからは、GT500も混じってもうゴチャゴチャ
で。みんな500にくっついて上に行こうとするし(笑)。玉ちゃん(No.910玉本秀
幸)とオロフソンが接触したりして、ラッキーと思ったら玉ちゃんまだ走ってるし
(笑)。もう2位ねらいで行こうと。最後は玉ちゃんにうまくやられちゃったと思
ったんだけど…。これでNo.19と同点。ここからスタートだと思います。MR2とか他
も速いのにウチは遅いから、ほんとチョーキビシイですよ(笑)」
以上
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* JAPAN SPECIAL GT CUP *
* GT レース結果表 *
* 1997.08.10 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位 車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2
車 名 周回 所要時間 トップ差 km/h ベストタイム
-------------------------------------------------------------------------------
1 39 500 影山 正美 (J) 谷川 達也 (J)
デンソ-サ-ドス-プラGT 56 1:37'56.589 153.346 1'31.732
2 36 500 ミハエル・クルム (D) ペドロ・デ・ラ・ロサ (E)
カストロ-ル・トムス・ス-プラ 56 1:37'58.702 0'02.113 153.291 1'30.471
3 37 500 関谷 正徳 (J) 鈴木 利男 (J)
カストロ-ル・トムス・ス-プラ 56 1:37'59.270 0'02.681 153.276 1'31.147
4 12 500 星野 一義 (J) 本山 哲 (J)
カルソニック スカイライン 56 1:38'01.186 0'04.597 153.226 1'31.934
5 510 500 ベルトラン・ガショ- (F) ポ-ル・ベルモンド (F)
RH CERUMO SUPRA 56 1:38'01.644 0'05.055 153.214 1'31.047
6 3 500 長谷見昌弘 (J) 田中 哲也 (J)
ユニシアジェックススカイライン 56 1:38'02.125 0'05.536 153.202 1'32.053
7 13 500 木下みつひろ (J) 藤村 満男 (J)
エンドレス アドバン GTR 56 1:38'06.387 0'09.798 153.091 1'31.752
8 38 500 竹内 浩典 (J) 金石 勝智 (J)
カストロ-ル・セルモ・ス-プラ 56 1:38'07.761 0'11.172 153.055 1'30.449
9 556 500 影山 正彦 (J) 近藤 真彦 (J)
KURE R33 55 1:38'03.271 1 Lap 150.437 1'31.411
10 2 500 鈴木亜久里 (J) エリック・コマス (F)
ZEXELスカイライン 55 1:38'04.943 1 Lap 150.394 1'31.534
11 100 500 高橋 国光 (J) 飯田 章 (J)
RAYBRIG NSX 55 1:38'05.142 1 Lap 150.389 1'31.680
12 30 500 山田 洋二 (J) 茂木 和男 (J)
綜合警備 PORSCHE 55 1:38'33.901 1 Lap 149.658 1'32.756
13 10 500 飯田 薫 (J) ラルフ・ファ-マン (GB)
シャトレ-ゼ・ポルシェGT2 54 1:38'05.695 2 Laps 147.641 1'33.408
14 26 300 鈴木 恵一 (J) 新田 守男 (J)
タイサン スタ-カ-ド RSR 54 1:38'06.841 2 Laps 147.612 1'38.849
15 27 300 太田 哲也 (J) アンダ-ス・オロフソン (S)
TEAM FCJ フェラ-リ 54 1:38'07.133 2 Laps 147.605 1'38.422
16 19 300 織戸 学 (J) 福山 英朗 (J)
RS☆Rシルビア 54 1:38'08.545 2 Laps 147.569 1'39.050
17 *910 300 袖山 誠一 (J) 玉本 秀幸 (J)
ナインテンポルシェ 54 1:39'06.334 (1:38'06.334+1') 1'38.202
18 25 300 土屋 武士 (J) 長島 正興 (J)
つちやMR2 53 1:37'58.437 3 Laps 145.086 1'37.442
19 71 300 星野 薫 (J) 城内 政樹 (J)
シグマテック 911 53 1:38'09.174 3 Laps 144.821 1'39.940
20 51 300 石原 将光 (J) 池谷 勝則 (J)
コブラポルシェ 53 1:38'34.561 3 Laps 144.199 1'38.605
21 72 300 牧口 規雄 (J) 浅見 武 (J)
WAKO'S BMW M3 52 1:38'23.711 4 Laps 141.739 1'41.060
22 20 300 高橋 健二 (J) 須賀 宏明 (J)
アイ・オ-トGABポルシェ 52 1:38'32.919 4 Laps 141.518 1'41.401
23 70 300 石橋 義三 (J) 小宮 延雄 (J)
外車の外国屋アドバンポルシェ 52 1:38'38.075 4 Laps 141.395 1'42.782
24 88 500 和田 孝夫 (J) 和田 久 (J)
JLOC ディアブロ GTR 52 1:38'41.506 4 Laps 141.313 1'35.490
25 8 500 ワイン・ガ-ドナ- (AUS) トム・クリステンセン (DK)
POWERCRAFTSUPRA 51 5 Laps 1'31.401
26 6 300 加藤 寛規 (J) 藤田 孝博 (J)
ワイズダンロップBP MR-2 51 1:38'29.566 5 Laps 138.875 1'37.879
27 16 300 関根 基司 (J) 藤島 敏也 (J)
YB BMW 325i ク-ペ 51 1:38'32.548 5 Laps 138.805 1'43.211
28 55 300 深沢 寿裕 (J) 長島 正明 (J)
Castrol SF RX7 51 1:39'18.643 5 Laps 137.731 1'39.253
29 91 300 松永 雅博 (J) 三原じゅん子 (J)
バ-ディ-クラブ・MR-2 50 1:38'00.216 6 Laps 136.832 1'40.541
30 28 300 山崎 正弘 (J) 杉山 正巳 (J)
TEAM FCJ フェラ-リ 49 1:38'00.679 7 Laps 134.085 1'42.371
31 60 300 佐藤 久実 (J) 田中 実 (J)
ワイズダンロップBPキャバリエ 49 1:38'30.490 7 Laps 133.408 1'41.477
32 333 300 清水 正智 (J) 佐伯 重和 (J)
ポルシェ 49 1:38'37.252 7 Laps 133.256 1'43.618
33 15 300 小田切 毅 (J) 小野田貴俊 (J)
カムコワ-クステ-ションGTR 47 1:38'40.350 9 Laps 127.750 1'48.967
34 4 500 金海 辰彦 (J) 駒 光武 (J)
ダンロップ ポルシェ 46 10 Laps 1'35.586
35 79 300 杉山 正典 (J) 青柳 裕易 (J)
ナックウエストシルビア 46 1:38'28.046 10 Laps 125.292 1'43.339
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
21 300 一ツ山 康 (J) 水野 文則 (J)
ダンロップ-BP-BMW 38 18 Laps 1'37.589
81 300 大八木信行 (J) 木下 隆之 (J)
ダイシン シルビア 38 18 Laps 1'38.891
7 300 山路 慎一 (J) 松本 晴彦 (J)
RE雨宮SuperG RX7 21 35 Laps 1'39.140
17 300 野上 敏彦 (J) 細野 智行 (J)
東京科芸専:REロ-ドスタ- 16 40 Laps 1'43.207
18 500 黒澤 琢弥 (J) 山本 勝巳 (J)
avex 童夢 無限 NSX 15 41 Laps 1'31.841
47 500 山本 正人 (J) 岡本 克彦 (J)
アドバンスオ-トGTカマロ 12 44 Laps 1'48.258
5 500 田嶋 栄一 (J) マ-ク・グ-セン (B)
5ZIGEN SUPRA 9 47 Laps 1'31.796
34 500 土屋 圭市 (J) 松田 秀士 (J)
STPタイサンアドバンGT-2 5 51 Laps 1'32.309
-------------------------------------------------------------------------------
スタート 13:58'00 フィニッシュ 15:35'56.589
参加台数 : 44 台 出走台数 : 43 台 完走台数 : 35台
ベストタイム No. 38 ( 竹内 浩典 ) 1'30.449 2/56 177.912 km/h
*910は,セーフティーカー導入中の追越し1分加算
ピットストップペナルティ:10秒=3.79.100.4.25.88.38 30秒=333.
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
デンソーサードスープラ(影山正美/谷川組)、
セーフティカーラン、黒旗に翻弄されたレースを制し今季2勝目!
荒れた……というより、やや消化不良のレースだった。最後はセーフティカーに
先導されたマシン群にチェッカーが振られ、最後の勝負を期待した観客は深いため
息を漏らして帰路につくことになった。
8月10日(日)、富士スピードウェイで行われた全日本GT選手権第4戦「JAPAN
SPECIAL GT CUP」は、心配された天候は崩れずにすんだものの、3度のセーフティ
カーラン、度重なるペナルティの黒旗で順位は混乱。これらをうまく利用し、他車
の脱落にも助けられた形の#39デンソーサードスープラが優勝を飾った。
また、GT300クラスも最後にドンデン返し。#910ポルシェのペナルティにより#26
タイサンスターカードRSR(鈴木恵一/新田組)が優勝。両クラスとも第2戦富
士の勝者が、運を引き寄せシリーズ2勝目を遂げた。
序盤の主役は、スタートでトップに立った#38カストロールセルモスープラ(竹
内/金石組)とPPスタートの#36カストロールトムススープラ(クルム/ロサ組)だ
った。3位#510RHセルモスープラ(ガショー/ベルモント組)以下を引き離しな
がら激しく競り合う両者のペースは衰えることなく、1周1秒のペースでマージン
を築いていく。
トップ争い以外にも、#18avex童無限NSX(黒澤/山本組)と#100RAYBRIG N
SX(国光/飯田組)の5位争い、#556KURE R33(影山正彦/近藤組)と
#2ゼクセルスカイライン(亜久里/コマス組)の7位争いなど、序盤は同一メー
カー同志が随所で見応えのあるバトルを展開した。
ところが、朝のフリー走行のトラブルを乗り越えてエンジンを換装、健闘してい
た#18NSXが、16周目にコース上にストップ。これを排除するためにセーフティ
カーが入った。
ルーティンのピットストップにはやや早いものの、いくつかのチームはロスタイ
ムを少なくしようと、このセーフティカーランを利用して作業を終える。上位では
#3ユニシアジェックススカイライン(長谷見/田中組)、#2スカイライン、#
12カルソニックスカイライン(星野/本山組)のスカイライン勢。そして、挙動が
おかしく序盤に余分なピットストップを強いられた#39スープラも続いた。
GT300クラスでも、#26ポルシェなどがピットインをしたが、結果的はこのチャ
ンスをいかしたマシンがその後のレースを有利に進めることになる。
セーフティカーランが解除され、一時はカストロールカラーのスープラ3車、#
38、#36、#37カストロールトムススープラ(関谷/利男組)が1-2-3を形成
するが、30周を境に始まったルーティンのピットストップを終えると、その順位は
大きく変動。
しかし、ここで上位に顔を出す予定だったスカイラインは、#2が#556との接触
で傷めたフェンダーがばたつきオレンジボール旗、#3スカイラインも黄旗追い越
しのペナルティで黒旗ピットストップとなり後退してしまい、スープラ勢に一矢報
いるチャンスはついえてしまった。
残り20周を切った38周目の順位は、
#39-(16秒)-#12-(12秒)-#38-(6秒)-#36-(4秒)-#37-(10秒)-#3
と、#39スープラが予想外の大きなリードを築いていた。
この中でペースの上がらないのが#12スカイライン。たった4周で12秒のマージ
ンを失い、42周目1コーナーで#38スープラが2位に浮上。また、#38とともに#
36、#37スープラもハイペースを維持。トップにジワジワと迫る。
そして、その直後トップ#39にとっては厳しく、後続にとっては願ってもないチ
ャンスが訪れる。GT300クラスのマシンが最終コーナーでクラッシュ。2度目のセ
ーフティカーランがはじまる。
残り10周となってセーフティカーがコースを外れた時(47周目)の差(順位)は、
#39-(9秒)-#38-(2秒)-#36×#12×#37
これで#38スープラ逆転勝利のシナリオは整ったかに見えた……が、そう思った
直後、何とその#38にペナルティの黒旗が提示される。ストレートで他車を抜く際に
走路外(ゼブラゾーン)を走行したものだった。
しかし、トップ#39にとっては、まだ安堵するわけにはいかない。#36に逆転の
芽は残されている。
51周目の順位は
#39-(7秒)-#36-(2秒)-#37
ところが、ここでまたしてもアクシデント。#4ポルシェが最終コーナーでクラ
ッシュし、4周を残して今日3度目のセーフティカーランとなる。
これで上位3車の差はぐっと縮まり、レース再開となれば#36、#37に有利。そ
のままチェッカーなら#39の優勝。皆が固唾を呑んでセーフティカーの動向を見守
った。
結局、セーフティカーの先導は続き、そのままレース終了。#39デンソーサード
スープラが今季2勝目を飾った。
「最初の予定外のピットインはオーバーステアがひどくて堪えきれず入った。タ
イヤを変えても症状は直らなかったので、たぶんデフだと思う。チームと谷川君の
がんばりに感謝」と、シリーズを大きくリードすることになった影山正美。
最初のピットインの際、影山はグローブを投げたというが、チームは勝負を捨て
ず、引き継いだ谷川もはこれ以上ない我慢の走りをしたことが、運を引き寄せ勝利
に繋がった。
レースも人生も「投げたらアカン」。
なお、GT300クラスは、#910ナインテンポルシェが真先にチェッカーを受けたが、
セーフィティカーラン時に他車を抜いたとして、レース後1分加算のペナルティが
課せられ後退。#26ポルシェが優勝を飾り、2位には大健闘の#27チームFCJフ
ェラーリ(太田/オロフソン組)が入った。
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***
'97 GTオールスター戦、11月16日にツインリンクもてぎで開催決定!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
GTアソシエイション(会長:高橋国光)は、8月10日全日本GT選手権第4戦
の行われている富士スピードウェイで、今年のGTオールスター戦の概要の発表を行
った。
今年のオールスター戦は、先頃オープンしたばかりのついんりんくもてぎが会場。
しかもオーバルコースを使用しての初のビッグレース開催となる。
なお、大会チケットは前売りを原則(前売り完売の場合、当日売りなし)としてい
るので、観戦を予定されている方はご注意を。観戦チケットの販売方法などは会議室
16「メディアセンター」#651番発言 nifty:FMOTOR4/MES/16/651 をご覧ください。
■大会概要
●大会名称:NICOS CUP GTオールスター戦’97
●開催日時:1997年11月15日(土)公開車検及び公開練習
1997年11月16日(日)公式予選及び決勝レース
●開催場所:ツインリンクもてぎ
スーパースピードウェイ(オーバルコース)全長2.4km
(直線部にシケイン設置予定)
●参加チーム&ドライバー:
ファン投票とGT-A規定によって選出された最大25チーム50
ドライバー
●TV放映:(予定)12月13日(土)16:00~17:15(TV東京)
情報提供:GTアソシエイション
GTオールスター実行委員会
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***
午前中、サポートレースの行われた10時頃には深い霧の立ち込めた富士スピ
ードウェイだが、その後天候は回復。路面は完全ドライとなった。
しかし、一時は日が差していたものの、午後1時現在空には雨雲が漂っている。
なお、朝のフリー走行でエンジントラブルの発生した#18avex童無限NSXは、
エンジン換装を行っているが、決勝スタートに間に合うのは難しい状況だ。
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***
8月10日、富士スペシャルGTカップ決勝日朝、御殿場周辺は深い霧に包まれ、
東名高速では視界50m程度。しかし、富士スピードウェイ周辺は昨日と同じく
黒い雲が垂れ込め雨がパラついている程度。霧はない。
弱ウェットコンディションの中、スケジュールどおり8時10分から行われたフ
リー走行では、昨日の予選中スピンアウトして満足なタイムアタックができず予選
7位にとどまった#37カストロールトムススープラ(関谷/利男組)がトップタイム
をマーク。予選14位の#12カルソニックスカイライン(星野/本山組)も3位につける
などベテラン勢が気を吐いた。
ドライの予選ではスープラに水をあけられたスカイライン勢の躍進、そして富士
マイスター?土屋圭市の乗る#34ポルシェの健闘が光った。
なお、#18 avex童夢無限NSXはフリー走行中に突然エンジンストップ。決
勝に向けて不安を残した。
フリー走行トップ10
#37 カストロールトムススープラ(関谷/利男組)
#39 デンソーサードスープラ(影山正美/谷川組)
#12 カルソニックスカイライン(星野/本山組)
#18 avex童夢無限NSX(黒澤/山本組)
#556KURE R33(影山正彦/近藤組)
#8 パワークラフトスープラ(ガードナー/クリステンセン組)
#3 ユニシアジェックススカイライン(長谷見/田中組)
#2 ゼクセルスカイライン(亜久里/コマス組)
#34 STPタイサンアドバンGT-2(土屋/松田組)
#100RAYBRIG NSX(国光/飯田組)
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***
ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
1997 GT INSIDE REPORT
Round 4 JAPAN SPECIAL GT CUP 9 Aug. '97
Qualify Report 予選日レポート FMOTOR4版
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'97GTC第4戦富士スピードウェイ
スープラ、圧倒的な速さを魅せる
予選で無敵!? Castorl TOM'S SUPRAが4連続ポール獲得
5、6位は2台のNSXが滑り込む
8月9日、全日本GT選手権第4戦JAPAN SPECIAL GT CUPの予選が富士スピードウェイ
で行われた。当初からトヨタ・スープラの優勢が予想されていたが、前評判通り1
位から4位までを独占。これに対抗するように2台のNSXが続いた。一方、スカイライ
ンGT-Rの最上位は10位と思いの外に苦しい状況に追い込まれた。
折から接近中の台風の影響からか、富士スピードウェイには強い風が吹き、黒い
雲が通りかかる微妙な空模様。このため、予選の序盤から各車早めのアタックに入
っていった。まずは5分ほどで、No.28カストロール・セルモ・スープラの竹内浩典
が早くも1分30秒を切る29秒8を記録。そして、28秒台へとタイムを上げていく。す
ると、10分後には第2戦富士のポールシッターであるNo.36カストロール・トムス・
スープラのミハエル・クルムが1分28秒625と、自らが第2戦で記録したコースレコ
ードをコンマ187秒上回るタイムを記録しリーディングボードのトップに立った。3
番手にもNo.8 POWER CRAFT SUPRAのW.ガードナーが付け、それに続くのはNo.510
RH CERUMO SUPRAのB.ガショー。スープラの優勢が伝えられてはいたが、早くもそ
の速さを見せつける様相を呈してきた。
このスーラ勢に続いたのは、ホンダNSXの2台。前回の仙台ハイランドでは、ミッ
ショントラブルで早々に戦線を離脱したNSXだが、今回はその対策も十分に行い、大
きなトラブルもなく予選を進める。その中で、まずNo.100 RAYBRIG NSXの飯田章が1
分29秒800で4台のスープラに続く5番手に進出。そして、No.18 avex童夢無限NSX
もそれに続く6番手につける。そして、No.18黒澤琢弥はアタックのタイミングを掴
んで1分29秒780でNo.100を抜いて5番手となった。
苦戦必死か。トップスピード不足に悩むGT-R
前戦仙台ハイランドでは、97年式スカイラインGT-Rをデビュー。その1台である
No.2 ZEXELスカイラインは、あと一歩で優勝というパフォーマンスを見せた。だ
が、この富士ではその片鱗をわずかにも見せることが出来ない。1回目の予選中盤
では8番手ほどに付けているが、終わってみれば、最上位はNo.2 ZEXELスカイライ
ン。その順位はなんと10位。40kgのウエイトを積みタイムアップに悩むNo.39デン
ソーサードスープラGTを除くすべてのスープラがその上に居る。さらにはNSXにも
先を越されている。
午後。スカイライン勢はより上位への進出をもくろんでいたが、なんと予選2回
目が始まったころから、雨粒がコースに落ち始める。5分を過ぎる頃には路面はう
っすらと水を帯び、タイムアップを見込める状態ではなくなった。結局、午前に出
走できなかったマシンを除きタイムを更新はなく、上位陣は午前の結果のまま予選
順位を確定。ポールは、第2戦の富士同様にNo.36に。そしてカストロール・トムス
・スープラとしては4戦連続の快挙である。
一方、予選10位に甘んじたNo.2鈴木亜久里は「予選の一発では勝てない。でも、
レースでのアベレージスピードはそれほど差はない」と言うが、その差は1秒以
上。そして今回のレースは56ラップ、250kmとやや短め。このレースでのグリッド
5列目はかなりのハンデといえる。
2位になんと2秒差!? GT300はつちやMR2が今季初ポール
GT500でのスープラの強さが目立ったように、GT300では前戦仙台ハイランドで初
優勝を飾ったNo.25つちやMR2が圧倒的な速さを見せた。そのラップタイムは1分35秒
197。2番手につけたNo.81ダイシンシルビアを2秒以上引き離す快走だった。3番手に
は、このところ徐々に実力を発揮しつつあるNo.27 TEAM FCJ フェラーリが太田哲
也が入る。しかし、セカンド・ドライバーのオロフソンが乗った直後にマシントラ
ブルを起こし、彼は1回目の予選でタイムを記録できなかった。そして、2回目は
雨。規定タイム更新ができないとせっかくの順位が取り消されてしまう。すでにレ
インコンディションに入ったコースをオロフソンは攻め、1分47秒958をたき出す。
このタイムがラップモニターに表示された時、ピット内では安堵の大きなため息が
漏れた。
ポールポジション・インタビュー
No.36 カストロール・トムス・スープラ
ミハエル・クルム 1分28秒625(コースレコード)
「今日の予選結果は、カストロール・トムス・チームにとって今季4回目のポール
ポジションであると共に、スープラの強さを証明できた素晴らしい予選だった。マ
シンも完璧でしたし、アタックのタイミングも、コンディションも完璧でした。こ
のままの勢いで決勝も終われれればと思います。明日はチャンピオンシップにとっ
て大変重要なレースですが、すべてうまくいけば、自分たちに一番チャンスがある
と思う。心配なのは、明日の天気と自分のミスだけ。40kgの重量ハンデについて
は。(以下日本語で)スゴクイイバランスニナッタトオモイマス(笑)。ホント」
GT300ポールポジション
No.25 つちやMR2
土屋武士 1分35秒197(コースレコード)
「アタックラップはコースもクリアで、ほんと完璧な状況でしたから、2位に2秒
近い差がつけられたのだと思います。この結果にはとても満足です。でも、こんな
にタイム差が付くとは予想もしていませんでした。でも、車には元々ポテンシャル
があるんです。NAの時からストレートが遅くてもコーナーで詰めて、シルビアなど
のコンマ数秒落ちでしたから。ターボが付くことでストレートでも付いて行けるよ
うになってタイムも同等になったんです。前戦ではまだターボラグが大きかったん
ですが、今回対策してきてパワー自体は少し落ちましたがとても良くなったんです」
以上
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* JAPAN SPECIAL GT CUP *
* GT 公式予選正式結果表 *
* 1997.08.09 SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2
形 式 車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 36 500 ミハエル・クルム (D) ペドロ・デ・ラ・ロサ (E)
JZA80 3S-GT改 カストロ-ル・トムス・ス-プラR1'28.625 38 181.574
2 38 500 竹内 浩典 (J) 金石 勝智 (J)
JZA80 3S-GT改 カストロ-ル・セルモ・ス-プラR1'28.783 23 181.251
3 8 500 ワイン・ガ-ドナ- (AUS) トム・クリステンセン (DK)
JZA80 3S-GT改 POWERCRAFTSUPRA 1'29.161 27 180.482
4510 500 ベルトラン・ガショ- (F) ポ-ル・ベルモンド (F)
JZA80 3S-GT改 RH CERUMO SUPRA 1'29.607 19 179.584
5 18 500 黒澤 琢弥 (J) 山本 勝巳 (J)
E-NA2 C32B avex 童夢 無限 NSX 1'29.780 33 179.238
6100 500 高橋 国光 (J) 飯田 章 (J)
E-NA2 C32B RAYBRIG NSX 1'29.800 22 179.198
7 37 500 関谷 正徳 (J) 鈴木 利男 (J)
JZA80 3S-GT改 カストロ-ル・トムス・ス-プラ 1'29.865 23 179.069
8 5 500 田嶋 栄一 (J) マ-ク・グ-セン (B)
JZA80 3S-GT改 5ZIGEN SUPRA 1'29.875 18 179.049
9 39 500 影山 正美 (J) 谷川 達也 (J)
JZA80 3S-GT改 デンソ-サ-ドス-プラGT 1'29.939 25 178.921
10 2 500 鈴木亜久里 (J) エリック・コマス (F)
BCNR33 RB26DETT ZEXELスカイライン 1'29.965 28 178.870
11556 500 影山 正彦 (J) 近藤 真彦 (J)
BCNR33 RB26DETT KURE R33 1'30.157 40 178.489
12 3 500 長谷見昌弘 (J) 田中 哲也 (J)
BCNR33 RB26DETT ユニシアジェックススカイライン 1'30.438 30 177.934
13 13 500 木下みつひろ (J) 藤村 満男 (J)
BCNR32 RB26DETT エンドレス アドバン GTR 1'30.633 13 177.551
14 12 500 星野 一義 (J) 本山 哲 (J)
BCNR33 RB26DETT カルソニック スカイライン 1'31.015 21 176.806
15 10 500 飯田 薫 (J) ラルフ・ファ-マン (GB)
911GT2 M64 シャトレ-ゼ・ポルシェGT2 1'31.548 18 175.777
16 30 500 山田 洋二 (J) 茂木 和男 (J)
911GT2 M64 綜合警備 PORSCHE 1'31.889 27 175.124
17 34 500 土屋 圭市 (J) 松田 秀士 (J)
911GT2 M64 STPタイサンアドバンGT-2 1'32.311 21 174.324
18 4 500 金海 辰彦 (J) 駒 光武 (J)
911GT2 M64 ダンロップ ポルシェ 1'34.004 28 171.184
19 25 300 土屋 武士 (J) 長島 正興 (J)
SW20 3S-G つちやMR2 1'35.197 25 169.039
20 7 300 山路 慎一 (J) 松本 晴彦 (J)
FD3S 20B RE雨宮SuperG RX7 1'37.371 24 165.265
21 27 300 太田 哲也 (J) アンダ-ス・オロフソン (S)
F355 F129 TEAM FCJ フェラ-リ 1'37.646 13 164.799
22 81 300 大八木信行 (J) 木下 隆之 (J)
S14 SR20 ダイシン シルビア 1'37.696 18 164.715
23 19 300 織戸 学 (J) 福山 英朗 (J)
S14 SR20 RS☆Rシルビア 1'37.743 22 164.636
24 26 300 鈴木 恵一 (J) 新田 守男 (J)
964RSR M64 タイサン スタ-カ-ド RSR 1'37.796 16 164.547
25 6 300 加藤 寛規 (J) 藤田 孝博 (J)
SW20 3S-G ワイズダンロップBP MR-2 1'37.841 23 164.471
26 21 300 一ツ山 康 (J) 水野 文則 (J)
E36 S14 ダンロップ-BP-BMW 1'37.872 29 164.419
27 51 300 石原 将光 (J) 池谷 勝則 (J)
993RSR M64 コブラポルシェ 1'38.512 26 163.351
28 71 300 星野 薫 (J) 城内 政樹 (J)
911GT2 M64 シグマテック 911 1'38.926 21 162.667
29010 300 袖山 誠一 (J) 玉本 秀幸 (J)
993RSR M64 ナインテンポルシェ 1'39.006 28 162.536
30 72 300 牧口 規雄 (J) 浅見 武 (J)
E36 S14 WAKO'S BMW M3 1'39.266 25 162.110
31 55 300 深沢 寿裕 (J) 長島 正明 (J)
FD3S 20B Castrol SF RX7 1'39.467 14 161.782
32 91 300 松永 雅博 (J) 三原じゅん子 (J)
SW20 3S-G バ-ディ-クラブ・MR-2 1'40.176 25 160.637
33 20 300 高橋 健二 (J) 須賀 宏明 (J)
993RSR M64 アイ・オ-トGABポルシェ 1'40.612 24 159.941
34 88 500 和田 孝夫 (J) 和田 久 (J)
DIABLO-GTR3 L522 JLOC ディアブロ GTR 1'40.678 11 159.836
35 79 300 杉山 正典 (J) 青柳 裕易 (J)
S13 FJ20 ナックウエストシルビア 1'41.043 22 159.259
36 28 300 山崎 正弘 (J) 杉山 正巳 (J)
F355 F129 TEAM FCJ フェラ-リ 1'41.940 14 157.858
37 60 300 佐藤 久実 (J) 田中 実 (J)
TJG00 3S-G ワイズダンロップBPキャバリエ 1'42.126 19 157.570
38 16 300 関根 基司 (J) 藤島 敏也 (J)
E36 S14 YB BMW 325i ク-ペ 1'42.318 21 157.274
39 70 300 石橋 義三 (J) 小宮 延雄 (J)
993RSR M64 外車の外国屋アドバンポルシェ 1'42.357 16 157.214
40 17 300 野上 敏彦 (J) 細野 智行 (J)
NA6CE 13B 東京科芸専:REロ-ドスタ- 1'44.129 13 154.539
41 47 500 山本 正人 (J) 岡本 克彦 (J)
E-CF45B LT-1 アドバンスオ-トGTカマロ 1'44.764 13 153.602
42333 300 清水 正智 (J) 佐伯 重和 (J)
993RSR M64 ポルシェ 1'45.504 31 152.525
43 15 300 小田切 毅 (J) 小野田貴俊 (J)
BNR32 RB26 カムコワ-クステ-ションGTR 1'46.927 18 150.495
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23 300 平野 敏行 (J) 久保山久徳 (J)
CNR32 RB20 ヒラノモ-タ-スポ-ツR32M 0
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'R'マークの車は,コースレコードを更新しました 従来のレコードタイムは 1'28.812
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
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* Fuji International Speedway(4.470km) *
* JAPAN SPECIAL GT CUP *
* GT 予選結果表 2回目 *
* 1997.08.09 天候 : 曇り コース状況 : ウェット SEIKO TIMING *
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位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2
形 式 車 名 ベストラップ 周 km/h
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1 39 500 影山 正美 (J) 谷川 達也 (J)
JZA80 3S-GT改 デンソ-サ-ドス-プラGT 1'30.195 8 178.413
2 2 500 鈴木亜久里 (J) エリック・コマス (F)
BCNR33 RB26DETT ZEXELスカイライン 1'30.270 11 178.265
3 8 500 ワイン・ガ-ドナ- (AUS) トム・クリステンセン (DK)
JZA80 3S-GT改 POWERCRAFTSUPRA 1'30.950 4 176.932
4 3 500 長谷見昌弘 (J) 田中 哲也 (J)
BCNR33 RB26DETT ユニシアジェックススカイライン 1'31.469 6 175.928
5 36 500 ミハエル・クルム (D) ペドロ・デ・ラ・ロサ (E)
JZA80 3S-GT改 カストロ-ル・トムス・ス-プラ 1'31.567 13 175.740
6 5 500 田嶋 栄一 (J) マ-ク・グ-セン (B)
JZA80 3S-GT改 5ZIGEN SUPRA 1'31.704 6 175.478
7 10 500 飯田 薫 (J) ラルフ・ファ-マン (GB)
911GT2 M64 シャトレ-ゼ・ポルシェGT2 1'32.415 4 174.128
8510 500 ベルトラン・ガショ- (F) ポ-ル・ベルモンド (F)
JZA80 3S-GT改 RH CERUMO SUPRA 1'33.792 4 171.571
9 34 500 土屋 圭市 (J) 松田 秀士 (J)
911GT2 M64 STPタイサンアドバンGT-2 1'34.533 3 170.226
10 18 500 黒澤 琢弥 (J) 山本 勝巳 (J)
E-NA2 C32B avex 童夢 無限 NSX 1'35.262 9 168.924
11 4 500 金海 辰彦 (J) 駒 光武 (J)
911GT2 M64 ダンロップ ポルシェ 1'36.028 12 167.576
12 30 500 山田 洋二 (J) 茂木 和男 (J)
911GT2 M64 綜合警備 PORSCHE 1'37.143 6 165.653
13100 500 高橋 国光 (J) 飯田 章 (J)
E-NA2 C32B RAYBRIG NSX 1'37.454 3 165.124
14 88 500 和田 孝夫 (J) 和田 久 (J)
DIABLO-GTR3 L522 JLOC ディアブロ GTR 1'40.678 11 159.836
15556 500 影山 正彦 (J) 近藤 真彦 (J)
BCNR33 RB26DETT KURE R33 1'42.687 17 156.709
16 37 500 関谷 正徳 (J) 鈴木 利男 (J)
JZA80 3S-GT改 カストロ-ル・トムス・ス-プラ 1'44.083 9 154.607
17 47 500 山本 正人 (J) 岡本 克彦 (J)
E-CF45B LT-1 アドバンスオ-トGTカマロ 1'44.764 6 153.602
18010 300 袖山 誠一 (J) 玉本 秀幸 (J)
993RSR M64 ナインテンポルシェ 1'45.538 9 152.476
19 7 300 山路 慎一 (J) 松本 晴彦 (J)
FD3S 20B RE雨宮SuperG RX7 1'46.117 9 151.644
20 91 300 松永 雅博 (J) 三原じゅん子 (J)
SW20 3S-G バ-ディ-クラブ・MR-2 1'47.106 11 150.244
21 25 300 土屋 武士 (J) 長島 正興 (J)
SW20 3S-G つちやMR2 1'47.168 13 150.157
22 21 300 一ツ山 康 (J) 水野 文則 (J)
E36 S14 ダンロップ-BP-BMW 1'47.785 9 149.297
23 27 300 太田 哲也 (J) アンダ-ス・オロフソン (S)
F355 F129 TEAM FCJ フェラ-リ 1'47.958 7 149.058
24333 300 清水 正智 (J) 佐伯 重和 (J)
993RSR M64 ポルシェ 1'48.762 16 147.956
25 6 300 加藤 寛規 (J) 藤田 孝博 (J)
SW20 3S-G ワイズダンロップBP MR-2 1'51.159 9 144.766
26 72 300 牧口 規雄 (J) 浅見 武 (J)
E36 S14 WAKO'S BMW M3 1'52.232 6 143.382
27 60 300 佐藤 久実 (J) 田中 実 (J)
TJG00 3S-G ワイズダンロップBPキャバリエ 1'53.870 13 141.319
28 79 300 杉山 正典 (J) 青柳 裕易 (J)
S13 FJ20 ナックウエストシルビア 1'54.651 4 140.356
29 16 300 関根 基司 (J) 藤島 敏也 (J)
E36 S14 YB BMW 325i ク-ペ 1'54.658 5 140.348
30 20 300 高橋 健二 (J) 須賀 宏明 (J)
993RSR M64 アイ・オ-トGABポルシェ 1'55.351 4 139.505
31 51 300 石原 将光 (J) 池谷 勝則 (J)
993RSR M64 コブラポルシェ 1'55.580 10 139.228
32 19 300 織戸 学 (J) 福山 英朗 (J)
S14 SR20 RS☆Rシルビア 1'56.088 4 138.619
33 71 300 星野 薫 (J) 城内 政樹 (J)
911GT2 M64 シグマテック 911 2'07.129 2 126.580
34 12 500 星野 一義 (J) 本山 哲 (J)
BCNR33 RB26DETT カルソニック スカイライン 2'08.873 6 124.867
35 15 300 小田切 毅 (J) 小野田貴俊 (J)
BNR32 RB26 カムコワ-クステ-ションGTR 2'10.040 6 123.747
38 500 竹内 浩典 (J) 金石 勝智 (J)
JZA80 3S-GT改 カストロ-ル・セルモ・ス-プラ 1
13 500 木下みつひろ (J) 藤村 満男 (J)
BCNR32 RB26DETT エンドレス アドバン GTR 0
17 300 野上 敏彦 (J) 細野 智行 (J)
NA6CE 13B 東京科芸専:REロ-ドスタ- 0
23 300 平野 敏行 (J) 久保山久徳 (J)
CNR32 RB20 ヒラノモ-タ-スポ-ツR32M 0
26 300 鈴木 恵一 (J) 新田 守男 (J)
964RSR M64 タイサン スタ-カ-ド RSR 0
28 300 山崎 正弘 (J) 杉山 正巳 (J)
F355 F129 TEAM FCJ フェラ-リ 0
55 300 深沢 寿裕 (J) 長島 正明 (J)
FD3S 20B Castrol SF RX7 0
70 300 石橋 義三 (J) 小宮 延雄 (J)
993RSR M64 外車の外国屋アドバンポルシェ 0
81 300 大八木信行 (J) 木下 隆之 (J)
S14 SR20 ダイシン シルビア 0
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆