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2024年3月

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第1戦鈴鹿レース3公式予選結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2024/03/09) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
13奥住 慈英Sutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'59.217--175.354
25ミハエル・サウターG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1'59.337 0.120 0.120175.178
355セバスチャン・マンソンG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
2'00.856 1.639 1.519172.976
416M1AKITAAKITA Cars & Racing
ABBEY RACING
2'01.007 1.790 0.151172.760
551廣田 築G FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
2'01.168 1.951 0.161172.531
653ジェシー・レイシーG FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
2'01.465 2.248 0.297172.109
728中村 賢明TOM'S FORMULA F111
TOM'S FORMULA
2'01.502 2.285 0.037172.056
862猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
HELM MOTORSPORTS
2'02.604 3.387 1.102170.510
936ワン ジョンウェイSKY MOTORSPORTS F111/3
SKY MOTORSPORTS
2'02.847 3.630 0.243170.173
1011M2MOTOKI47TRADING with Rn-sports
Rn-sports
2'04.231 5.014 1.384168.277
1145M3辻子 依旦PONOS RACING
PONOS RACING
2'09.30210.085 5.071161.679
---- 以上基準タイム(110% - 2'11.138)予選通過 ----
-29ファンチョ・ロドルフォ・P・ブロビオES oneFormulaPHL
イーグルスポーツ
2'13.47414.257 4.172156.624
-23M-YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'30.07030.85316.596139.303

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第1戦鈴鹿レース2公式予選結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2024/03/09) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15ミハエル・サウターG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1'57.747--177.543
251廣田 築G FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
1'58.509 0.762 0.762176.402
33奥住 慈英Sutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'58.910 1.163 0.401175.807
416M1AKITAAKITA Cars & Racing
ABBEY RACING
1'59.556 1.809 0.646174.857
555セバスチャン・マンソンG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1'59.905 2.158 0.349174.348
628中村 賢明TOM'S FORMULA F111
TOM'S FORMULA
1'59.929 2.182 0.024174.313
753ジェシー・レイシーG FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
2'00.545 2.798 0.616173.422
836ワン ジョンウェイSKY MOTORSPORTS F111/3
SKY MOTORSPORTS
2'01.085 3.338 0.540172.649
962猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
HELM MOTORSPORTS
2'02.326 4.579 1.241170.897
1045M2辻子 依旦PONOS RACING
PONOS RACING
2'06.011 8.264 3.685165.900
---- 以上基準タイム(110% - 2'9.521)予選通過 ----
-29ファンチョ・ロドルフォ・P・ブロビオES oneFormulaPHL
イーグルスポーツ
2'11.18813.441 5.177159.353
-23M-YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'21.24723.50010.059148.005
-11M-MOTOKI47TRADING with Rn-sports
Rn-sports
2'24.53826.791 3.291144.635

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第1戦鈴鹿レース1公式予選結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2024/03/09) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2024 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
151廣田 築G FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
1'58.902--175.819
23奥住 慈英Sutekina Racing
SUTEKINA RACING TEAM
1'58.963 0.061 0.061175.729
35ミハエル・サウターG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
1'59.172 0.270 0.209175.420
455セバスチャン・マンソンG FORCE F111/3
BIRTH RACING PROJECT【BRP】
2'00.113 1.211 0.941174.046
528中村 賢明TOM'S FORMULA F111
TOM'S FORMULA
2'00.692 1.790 0.579173.211
616M1AKITAAKITA Cars & Racing
ABBEY RACING
2'00.821 1.919 0.129173.026
753ジェシー・レイシーG FORCE F111/3
Bionic Jack Racing
2'00.981 2.079 0.160172.797
862猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
HELM MOTORSPORTS
2'02.511 3.609 1.530170.639
936ワン ジョンウェイSKY MOTORSPORTS F111/3
SKY MOTORSPORTS
2'02.795 3.893 0.284170.245
1011M2MOTOKI47TRADING with Rn-sports
Rn-sports
2'03.899 4.997 1.104168.728
1145M3辻子 依旦PONOS RACING
PONOS RACING
2'08.189 9.287 4.290163.081
1229ファンチョ・ロドルフォ・P・ブロビオES oneFormulaPHL
イーグルスポーツ
2'09.44410.542 1.255161.501
---- 以上基準タイム(110% - 2'10.792)予選通過 ----
-23M-YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'29.45030.54820.006139.881

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝ドライバーズコメント 優勝・迫隆眞「エグかった」

優勝 迫隆眞(制動屋)

優勝した迫隆眞(制動屋)

 「シケインで自分の思った走りができませんでした。他のセクションでマージンを築いていることに気がついたので、シケインは頑張らずに安全に行こうと思っていました。SC明けの1周目はすごかったですね、エグかったです。雨は得意と言うことはありませんが、割と速い方です」

2位 元山泰成(ECOTEH WORKS)

決勝2位の元山泰成(ECOTEH WORKS)

 「金曜日の雨の練習から調子が良くて、決勝も雨だったのでいけると思いました。迫くんも速くて、向こうの方がタイヤの空気圧を合わせ込めたのかと思います。開幕戦の2位は悪くないので、今年は調子を崩さず行きたいですね。優勝したかったんですが、鈴鹿の表彰台は初めてです。3年目なので今年は絶対結果を出したいと思っています」

3位 加納康雅(イーグルスポーツ)

決勝3位の加納康雅(イーグルスポーツ)

 「スピンしないようにびぐびくで、がちがちでした。SC明けの1周目は、ぶつからないようにそれだけを意識していました。みんなクリーンでした。この結果はデビュー戦にしてはまあまあだと思います。兵庫県出身で17歳です。去年までカートを走っていました」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝 壮絶な争いを制した迫隆眞が優勝 2位は元山泰成で、3位はルーキーの加納康雅

 スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ第1戦は25日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、予選3位からスタートした迫隆眞(制動屋)が優勝した。

レースはセーフティーカースタートとなった

 降り続く雨はやむ気配もなく、スーパーFJもウェット宣言が出されセーフティーカー(SC)スタートとなった。午後2時20分、22台がSCに先導されグリッドを離れた。

 SC先導は2周目に入り、スプーンコーナーで回転灯が消灯する。ポールポジションの渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)は、シケイン手前まで延々とウェービングを行い入念にタイヤを暖める。SCが退くと3周目からレースはスタートした。

セーフティーカーが退きスタートが切られた

 3周目の1コーナーを制したのはポールポジションの渡会、2位に予選2位の小田優(Drago CORSE TAKE FIRST)が続く。予選3位の迫隆眞(制動屋)は1コーナーでオーバーランを喫するも順位を譲ることなく3位をキープ。続くS字では3位の迫が前を走る小田をかわして2位に浮上。小田はペースが上がらず、予選6位からスタートして追い上げて来た元山泰成(ECOTEH WORKS)にもかわされ4位に落ちた。

 ヘアピン手前の110R侵入では、インに元山、中央に迫、アウトに渡会とこの3台がスリーワイドとなる。ヘアピン手前では渡会が迫と元山にかわされ3位に落ちる。迫と元山はヘアピンからスプーンで並走。元山が鼻先リードするもスプーンでは、イン側の迫が立ち上がりで元山を抑えてトップに立った。

 続く130Rからシケインにかけても元山が迫の背後にぴたりとつける。しかし、ここでも迫は譲らすトップを死守する。

迫隆眞と元山泰成のトップ争い

 3周目の順位はトップが迫、2位に0秒1差で元山、3、4位には渡会をかわしてきた小田と加納康雅(イーグルスポーツ)が続く。渡会はセッティングを外したか、1周でトップから5位まで落ちてしまった。6位には豊島里空斗(C.S.I. Racing ED)が続く。

 4周目の1コーナーでは前を走る小田を加納が捉えて3位に浮上。5位の渡会は豊島と板倉慎哉(AMORE☆TOKYO☆表参道☆KKSII)にもかわされ7位まで順位を落とした。一方トップ争いだが、2位の元山は必死にトップ迫に食らいつこうとするが、ここから迫が元山との差をジリジリと広げ始める。

 5周目、トップ迫と2位元山との差は0秒3と開いた。その後ろ3位の加納との差は3秒。4位小田、5位豊島、6位板倉と続くが、互いに仕掛けられる間隔ではない。

 6周目、トップ迫と元山の差は0秒9。7周目には1秒6と安全圏まで差を広げると迫は8周目にこのレースのファステストラップをたたき出して、ダメ押し。10周を走って、2位以下を5秒ちぎり開幕戦を制した。

 2位には元山が、3位には加納が、4位には小田が、5位には豊島が、6位には板倉が入った。

 迫は昨年、16歳だった第6戦からスーパーFJに出場し、7戦目には早くも初優勝。今シーズンも初戦で優勝を飾り幸先よいスタートとなった。

 2位に入った元山はスーパーFJ、3年目の23歳。結果を求められるシーズンで、序盤は鬼気迫る走りで迫を追い詰めた。

 3位の加納は、いがぐり頭の高校2年生で今回が初レース。予選でも4位、決勝で3位と、ドライ、ウエットとも対応力をアピールした。

 第2戦、第3戦は岡山国際サーキットに舞台を移し4月28日に2連戦の決勝が行われる。台頭著しい若者たちの争いに期待したい。

優勝は迫隆眞(制動屋)

決勝2位は元山泰成(ECOTEH WORKS)

決勝3位は加納康雅(イーグルスポーツ)

決勝4位は小田優(Drago CORSE TAKE FIRST)

決勝5位は豊島里空斗(C.S.I. Racing ED)

決勝6位は板倉慎哉(AMORE☆TOKYO☆表参道☆KKSII)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2024/02/25) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
156迫 隆眞制動屋
MYST KK-S2
1028'12.478--
21元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
1028'17.519 5.041 5.041
331加納 康雅イーグルスポーツ
MYST KK-S2
1028'20.274 7.796 2.755
443小田 優Drago CORSE TAKE FIRST
MYST KK-S2
1028'29.87317.395 9.599
527豊島 里空斗C.S.I. Racing ED
MYST KK-S2
1028'34.70022.222 4.827
655板倉 慎哉AMORE☆TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1028'35.65423.176 0.954
729松本 拓海EAGLE ERS
MYST KK-S2
1028'37.29724.819 1.643
88渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1028'40.58128.103 3.284
911梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
1028'42.19629.718 1.615
1051永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
1028'48.29735.819 6.101
117松井 啓人FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1028'51.75939.281 3.462
1257東 慎之介セルモグループORM/MYST
MYST KK-S2
1029'03.52251.04411.763
1322酒井 翔太ファーストガレージ KK-SII
MYST KK-S2
1029'08.58956.111 5.067
143Aki JitranuwathATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
1029'09.20556.727 0.616
1517中嶋 匠AVIATOR A ONE
MYST KK-S2
1029'17.0471'04.569 7.842
1618鈴木 七瀬FORM with 雅企画
MYST KK-S2
1029'21.5091'09.031 4.462
1721太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1029'29.6171'17.139 8.108
1847山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1029'34.3851'21.907 4.768
1932天谷 伶奈TODOROKI☆KKSII
MYST KK-S2
1029'36.9471'24.469 2.562
2070Rainy MedinaLuckyChanecesRacefor
MYST KK-S2
1030'25.6442'13.16648.697
2145山岡 正輝PONOS M2 KK-2
MYST KK-S2
928'17.6011Lap 1Lap
2212及川 正人PONOS M2 KK-2
MYST KK-S2
929'45.2161Lap 1'27.615
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 56 迫隆眞(制動屋) 2'31.101 (8/10) 138.352 km/h

Forumula Beat

第1戦鈴鹿決勝ドライバーズコメント 優勝・酒井翔太「練習も雨だった」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「15歳です。去年は全日本カートを走っていました。4輪は、レースは出ていませんが、スーパーFJで練習をしていました。F-Beの練習は雨だったので、ドライの予選はうまくいきませんでした。雨だったのがよかったです」

2位 鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)

決勝2位の鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)

 「このレースウイークはクラッシュから始まり、予選もぱっとしないまま終わったのでがらっとセットアップを変えました。フロントが効くようになったのであとは出たとこ勝負でしたが、うまく乗りこなせなかった感がすごかったです。酒井くんがすごい勢いで来て、抜かれたので後ろについて勉強させてもらおうと思ったらあっという間にいってしまいました。タワーの表示で3位なのはわかったので、子どもたちの前で表彰台は死守しようと思いました」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Forumula Beat

第1戦鈴鹿決勝 弱冠15歳の酒井翔太が雨の中ぶっちぎりのデビューウイン

優勝して手を振る酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 フォーミュラビート第1戦は25日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、予選5位からスタートした酒井翔太(ファーストガレージFG108)が雨のなか異次元のスピードでぶっちぎりのデビューウインを飾った。

 決勝日を迎えた鈴鹿は予報通り朝から雨。レースはウェット宣言が出され、セーフティーカースタート(SC)となった。入榮秀謙(アポロ電工フジタ薬局MT)がグリッドにつけず、午前10時50分、10台(うち4台はジェントルマンクラス)がSC先導でグリッドを離れた。

レースはセーフティーカー先導で始まった

セーフティーカーが退きスタートが切られた

 SCは2周を回ってピットイン。10周で行われるレースは3周目から開始された。

 ポールポジションの佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)に予選2位の金井亮忠(チームNATS正義001)が食らいつき、この2台のテールトゥノーズの争いでレースは始まる。予選3位の鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)、予選4位の加藤智(FEEL・TAKE FIRST)はこの争いにまったくついていけない。

 鈴木と加藤の後ろから異次元のスピードで追いついてきたのは、予選5位の酒井翔太(ファーストガレージFG108)。酒井はこの周に2台をパスして一気に3位に上がった。

 3位に上がった酒井と2位金井との差は3周目終了時点で4秒9。4周目にはその差を1秒4とすると、5周目のヘアピン手前で急接近。金井はシフトトラブルが発生し、ヘアピンアウトからあっさりと酒井に順位を譲る。

佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)は1コーナーでクラッシュ

 5周目終了時点で、酒井はトップ佐藤との差を0秒2とすると、1コーナー手前で佐藤の背後に迫る。佐藤は酒井のプレッシャーに負けたか、1コーナーでオーバーラン。クラッシュしてレースを終えた。

 これでトップに立った酒井は6周目には2位に上がった金井との差を10秒とすると、その後も異次元のスピードで、水を得た魚のように雨の中を快走。8周目にはジェントルマンクラスの3台を周回遅れにすると、10周を回って2位以下を37秒離し、ぶっちぎりでのデビューウインを飾った。

 2位にはシフトトラブルでギアが4速にスタックするトラブルをかかえながらも、ポジションを死守した金井が入った。

 3位には金井から18秒遅れて鈴木が入り、応援に駆けつけた家族の前で表彰台をゲットした。

 4位には加藤が、5位にはISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)が入り、6位の田中諭(ミスト・制動屋)はジェントルマンクラスでの優勝を飾った。

 優勝した酒井は弱冠15歳。レース経験も少ないながら、雨の中でそのスピードセンスが一気に開花した。将来楽しみなドライバーだ。

 レース後、車検で金井の車両に規則違反が見つかり失格。金井を含め4人ものドライバーが失格となる異例の結果となった。

 この結果、優勝の酒井は変らないが、2位には鈴木が、3位には加藤が、4位にはISHIKENが、5位には田中が、6位には髙橋忠克(髙宮商事ミストKK-ZS)が繰り上がった。

 第2戦は4月14日、富士スピードウェイで決勝が行われる。

優勝は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝2位は鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)

決勝3位は加藤智(FEEL・TAKE FIRST)

ジェントルマンクラス優勝は田中諭(ミスト・制動屋)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

Forumula Beat

第1戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2024/02/25) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2024 Formula Beat Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1027'17.086--
243鈴木 智之テイクファースト☆C72制動屋
ZAP F108
1028'12.31855.23255.232
310加藤 智FEEL・TAKE FIRST
B-MAX RK01
1028'31.0841'13.99818.766
416ISHIKENHMRハンマーR☆ハヤテ
疾風
1028'36.2621'19.176 5.178
517G1田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
927'51.3511Lap 1Lap
6*35G2髙橋 忠克髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
928'30.8431Lap 39.492
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-11佐藤 樹Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
514'49.5455Laps4Laps
-*72金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
-失格--
-*21G-村瀬 和也ミスト関口:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
-失格--
-*76G-松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
-失格--
-*46入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局MT
WEST 096
-失格--
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 2'28.144 (6/10) 141.114 km/h
  • CarNo. 46は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第25条(F-Be車両規則)違反により、失格とした。
  • CarNo. 35は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(SC中のスピン)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 76は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条1(SC中のスピン)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 76は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1.2(ピットレーン速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 76は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第71条3(罰則の不履行)により、失格とした。
  • CarNo. 76は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条3(黒旗無視)により、次大会への申し送りとした。
  • CarNo. 72は、JAF国内競技車両規則1編9章Formula Beat第2条車体と寸法2.3高さおよび第4条エンジン4.4吸気系統の制御違反により、失格とした。
  • CarNo. 21は、JAF国内競技車両規則1編第9章Formula Beat第3条重量3.1車両の最低重量違反により失格とした。

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント 渡会太一「砂遊びがよかった」

ポールポジション 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

ポールポジションの渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 「砂遊びをしましたが、いい位置に戻れて、スリップを使ってタイムを出せました。その後も1周アタックをして1周クーリングしてを繰り返していました。ベストの周が決まっていたのとタイヤのピークもあって更新できませんでした。あしたは雨ですが、自信がありません。昨日も雨でセットが決まってなかったので、雨に向けてセットを出してがんばりたいと思います。今年は全部出る予定ですが、鈴鹿で勝ってないので、まずは鈴鹿で勝ちたいです」

2位 小田優(Drago CORSE TAKE FIRST)

予選2位の小田優(Drago CORSE TAKE FIRST)

 「行きすぎてまとめることができず、タイムが出てこなくてペースが取れませんでしたが、最後にできる限りのことをしてアタックしました。あしたは雨ですが、やれることをやりたいと思います。雨はここで1回しか走ったことがないので悩み中です。今シーズンは全部でてチャンピオンを狙っていきます」

3位 迫隆眞(制動屋)

予選3位の迫隆眞(制動屋)

 「練習からセットを変更したんですが、昨日も雨でデータが取れてなくて、コンディションの変化に対応できませんでした。去年とチームを変りましたが、こんなにもマシンが違うんだと感じています。あした雨なのでできればポールからスタートしたかったです。3位なのであしたは着実に追い上げられたらと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿公式予選 ポールポジションは渡会太一 ルーキー勢も上位に食い込む

ポールポジションは渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第1戦は24日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午後3時10分より20分間で行われた。午前中は冷え込んだが、薄雲からの日差しで少し暖かくなってきた。参加22人で、ルーキーは6人と開幕戦から新陳代謝を感じさせるエントリーを集めた。

 2周目には渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が2分17秒962でトップに立つ。2位には迫隆眞(制動屋)が、3位には鈴木七瀬(FORM with 雅企画)が続く。

 3周目には小田優(Drago CORSE TAKE FIRST)が2分16秒053でトップに浮上。板倉慎哉(AMORE☆TOKYO☆表参道☆KKSII)が2位に上がり、迫は3位に落ちた。

 4周目には迫が2分14秒821と一気にタイムを縮めトップに浮上。小田が2位に落ち、3位にはルーキーの松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)が上がってきた。渡会はアタック中にシケインで飛び出しタイム更新ならず。

 5周目には再度アタックを行った渡会が2分4秒459をたたき出し再びトップに浮上。迫は2位に落ち、3位に小田が続く。

 引き続きアタックを続行した渡会だったが、自身のタイムを更新できず。それでもトップは譲らない。2位の迫、3位の小田は自身のタイムを更新するも順位は変わらず。

 しかしチェッカー後にアタックを行った小田が僅差で迫のタイムを上回り2位に滑り込んで来た。

 ポールポジションは渡会が獲得し、2位には小田が、3位には迫が入った。

 4位、5位にはルーキーの加納康雅(イーグルスポーツ)と松井が入り初陣としては大健闘。6位には元山泰成(ECOTEH WORKS)が続いた。

 決勝は明日25日、午後2時20分より10周で行われる。

予選2位は小田優(Drago CORSE TAKE FIRST)

予選3位は迫隆眞(制動屋)

予選4位は加納康雅(イーグルスポーツ)

予選5位は松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

予選6位は元山泰成(ECOTEH WORKS)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2024/02/24) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2024 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
18渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'14.459--155.476
243小田 優Drago CORSE TAKE FIRST
MYST KK-S2
2'14.638 0.179 0.179155.270
356迫 隆眞制動屋
MYST KK-S2
2'14.821 0.362 0.183155.059
431加納 康雅イーグルスポーツ
MYST KK-S2
2'14.878 0.419 0.057154.993
57松井 啓人FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'15.275 0.816 0.397154.539
61元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
2'15.701 1.242 0.426154.053
727豊島 里空斗C.S.I. Racing ED
MYST KK-S2
2'15.904 1.445 0.203153.823
818鈴木 七瀬FORM with 雅企画
MYST KK-S2
2'15.908 1.449 0.004153.819
955板倉 慎哉AMORE☆TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
2'15.984 1.525 0.076153.733
1029松本 拓海EAGLE ERS
MYST KK-S2
2'16.110 1.651 0.126153.590
1157東 慎之介セルモグループORM/MYST
MYST KK-S2
2'16.137 1.678 0.027153.560
1251永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
2'16.213 1.754 0.076153.474
1311梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
2'16.319 1.860 0.106153.355
1422酒井 翔太ファーストガレージ KK-SII
MYST KK-S2
2'16.898 2.439 0.579152.706
1547山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
2'17.012 2.553 0.114152.579
163Aki JitranuwathATEAM Buzz Racing KKS2
MYST KK-S2
2'17.269 2.810 0.257152.294
17*21太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
2'17.891 3.432 0.622151.607
1817中嶋 匠AVIATOR A ONE
MYST KK-S2
2'17.994 3.535 0.103151.494
1932天谷 伶奈TODOROKI☆KKSII
MYST KK-S2
2'18.122 3.663 0.128151.353
2045山岡 正輝PONOS M2 KK-2
MYST KK-S2
2'22.923 8.464 4.801146.269
2170Rainy MedinaLuckyChanecesRacefor
MYST KK-S2
2'23.055 8.596 0.132146.134
22*12及川 正人PONOS M2 KK-2
MYST KK-S2
2'29.78215.323 6.727139.571
---- 以上基準タイム(130% - 2'55.031)予選通過 ----
  • CarNo. 21は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第54条3(黄旗区間の走行方法)違反により、ベストタイムを削除した。
  • CarNo. 12は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第60条1(ピットレーン速度)違反により、2グリッド降格および再ブリーフィングを科した。

Forumula Beat

第1戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント PP・佐藤樹「意外にグリップしなかった」

ポールポジション 佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)

ポールポジションの佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)

 「今日の朝の1本目が調子悪くてやばいなと思っていましたが、なんとかポールを取れたのでよかったです。3秒台には入れたかったんですが、意外にグリップしなくて。みんなのタイムも低かったので路面とかの影響ででなかったのかと思います。毎周アタックしたんですが、最後はS字でミスしてだめでした。あしたはスタートを決めて逃げ切りたいんですが、雨のようなので心配です」

2位 金井亮忠(チームNATS正義001)

予選2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「午前中のフリー走行ではトップタイムでいい感じだったんですが、もう少しいいところがないかなとセッティングをしたら逆にでました。0秒7差というのはフィーリングの悪さが自分のなかで合っているので、クルマを戻せば戦えると思います。あしたは雨のようですが苦手ではありません」

3位 鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)

予選3位の鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)(左)

 「午前中よりみんなタイムが落ちているんですよ。セットをいじったら逆方向にいってしんどかったです。タワーの3位のところで43とでていたので『ほんまか』と思いました。それくらい感触がなかったです。早く終わらへんかなと思っていました。あしたは雨らしですが、鈴鹿の雨は好きで、ウエットのニュータイヤで走るので安全に楽しめたらええかなと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Forumula Beat

第1戦鈴鹿公式予選 佐藤樹がポールポジション 2位に金井亮忠が、3位に鈴木智之が続く

ポールポジションは佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)

 フォーミュラビート第1戦は24日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午後2時より20分間で行われた。先週は異例の熱さとなった日本列島だが、週明けから降り続いた雨が寒気を運んできたか、晴れた鈴鹿には2月例年の寒さが戻ってきた。

 参加は11人でうち4人はジェントルマンクラスでエントリーしている。今年からFIA-F4のDOME F110をモディファイした車両も参加可能となったが、このクラスのエントリーはなかった。

 まずは3周目に2分5秒832で佐藤樹(Rnsports制動屋KKZS)がトップに立つ。2位にはベテランの加藤智(FEEL・TAKE FIRST)が続く。3位にはスーパーFJとのダブルエントリーで弱冠15歳の酒井翔太(ファーストガレージFG108)がつける。

 佐藤は4周目には2分4秒834までタイムを縮めトップを維持。その後もポジションを譲ることなく、最終的には4秒547までタイムを縮めてポールポジションを決めた。

 2位には鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)が2分6秒211で浮上してきたが、カウルが外れたためピットインして修復した金井亮忠(チームNATS正義001)が終盤に5秒276を出して鈴木を逆転、2位に滑り込んで来た。

 3位には鈴木が続き、4位には僅差で加藤智(FEEL・TAKE FIRST)が続いた。

 酒井は5位までポジションダウン、6位にはISHIKEN(HMRハンマーR☆ハヤテ)が入った。

 ジェントルマンクラスは田中諭(ミスト・制動屋)がトップタイムを記録している。

 決勝は明日25日、午前10時50分より10周で行われる予定だ。

予選2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

予選3位は鈴木智之(テイクファースト☆C72制動屋)

ジェントルマンクラストップは田中諭(ミスト・制動屋)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Forumula Beat

第1戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2024/02/24) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2024 Formula Beat Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
111佐藤 樹Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
2'04.547--167.850
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
2'05.276 0.729 0.729166.873
343鈴木 智之テイクファースト☆C72制動屋
ZAP F108
2'06.211 1.664 0.935165.637
410加藤 智FEEL・TAKE FIRST
B-MAX RK01
2'06.227 1.680 0.016165.616
56酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
2'06.336 1.789 0.109165.473
616ISHIKENHMRハンマーR☆ハヤテ
疾風
2'07.329 2.782 0.993164.183
746入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局MT
WEST 096
2'09.281 4.734 1.952161.704
817G1田中 諭ミスト・制動屋
Dallara F307
2'11.386 6.839 2.105159.113
935G2髙橋 忠克髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
2'12.065 7.518 0.679158.295
1076G3松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
2'14.308 9.761 2.243155.651
1121G4村瀬 和也ミスト関口:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
2'14.56710.020 0.259155.352
---- 以上基準タイム(130% - 2'42.948)予選通過 ----

SUPER FORMULA

合同テスト鈴鹿総合結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2024/02/22) Total Testing Weather: Course:
2024 SUPER FORMULA Round 101 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Model
Session1
Session2
Session3
Session4
TimeBehindkm/h
131山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'54.773
1'55.444
1'38.174
*1'36.327
1'36.327-217.023
282福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'55.179
1'56.191
1'37.840
*1'36.448
1'36.448 0.121216.751
3653佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.528
1'55.182
1'38.733
*1'36.454
1'36.454 0.127216.738
454牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'53.515
1'54.483
1'37.455
*1'36.496
1'36.496 0.169216.643
5365坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'55.264
1'56.231
1'37.902
*1'36.726
1'36.726 0.399216.128
6196テオ・プルシェールITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'55.748
1'56.461
1'38.215
*1'36.818
1'36.818 0.491215.923
767太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.685
2'06.533
1'38.327
*1'36.847
1'36.847 0.520215.858
8388阪口 晴南VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'55.306
1'56.620
1'38.115
*1'37.042
1'37.042 0.715215.424
9209国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'55.607
1'55.882
1'38.760
*1'37.128
1'37.128 0.801215.234
10710小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'54.473
1'56.080
1'39.167
*1'37.149
1'37.149 0.822215.187
115011木村 偉織San-Ei gen with B-MAX SF23
San-Ei gen with B-MAX
Honda M-TEC HR-417E
1'56.938
1'57.231
1'38.828
*1'37.170
1'37.170 0.843215.140
126412山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'56.109
1'56.220
1'37.749
*1'37.189
1'37.189 0.862215.098
131613野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'53.544
1'54.617
1'38.562
*1'37.316
1'37.316 0.989214.818
141414大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'54.375
1'55.252
1'39.714
*1'37.320
1'37.320 0.993214.809
153715笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'55.649
1'57.320
1'39.121
*1'37.333
1'37.333 1.006214.780
163916大湯 都史樹VERTEX CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'58.409
no time
1'38.794
*1'37.482
1'37.482 1.155214.452
175517ラウル・ハイマンTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'55.758
2'10.923
1'38.193
*1'37.507
1'37.507 1.180214.397
181518岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'54.197
1'54.544
1'37.791
*1'37.627
1'37.627 1.300214.133
19419小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'55.911
1'55.136
1'39.541
*1'37.966
1'37.966 1.639213.392
201220三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'55.415
1'56.360
1'40.750
*1'39.755
1'39.755 3.428209.565
215321JujuTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
2'05.429
2'03.499
1'41.007
*1'39.963
1'39.963 3.636209.129

SUPER FORMULA

合同テスト鈴鹿4回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2024/02/22) Official Testing 4 Weather:Cloudy Course:Dry
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
13山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.327--217.023
28福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.448 0.121 0.121216.751
365佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.454 0.127 0.006216.738
45牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.496 0.169 0.042216.643
536坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'36.726 0.399 0.230216.128
619テオ・プルシェールITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'36.818 0.491 0.092215.923
76太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.847 0.520 0.029215.858
838阪口 晴南VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.042 0.715 0.195215.424
920国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'37.128 0.801 0.086215.234
107小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.149 0.822 0.021215.187
1150木村 偉織San-Ei gen with B-MAX SF23
San-Ei gen with B-MAX
Honda M-TEC HR-417E
1'37.170 0.843 0.021215.140
1264山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.189 0.862 0.019215.098
1316野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.316 0.989 0.127214.818
1414大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.320 0.993 0.004214.809
1537笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.333 1.006 0.013214.780
1639大湯 都史樹VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING SF23
VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.482 1.155 0.149214.452
1755ラウル・ハイマンTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'37.507 1.180 0.025214.397
1815岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.627 1.300 0.120214.133
194小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'37.966 1.639 0.339213.392
2012三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'39.755 3.428 1.789209.565
2153JujuTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'39.963 3.636 0.208209.129

SUPER FORMULA

合同テスト鈴鹿3回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2024/02/22) Official Testing 3 Weather:Cloudy Course:Wet/Dry
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.455--214.511
264山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.749 0.294 0.294213.866
315岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.791 0.336 0.042213.774
48福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.840 0.385 0.049213.667
536坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.902 0.447 0.062213.532
638阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.115 0.660 0.213213.068
73山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.174 0.719 0.059212.940
855ラウル・ハイマンTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'38.193 0.738 0.019212.899
919テオ・プルシェールITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'38.215 0.760 0.022212.851
106太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.327 0.872 0.112212.609
1116野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'38.562 1.107 0.235212.102
1265佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.733 1.278 0.171211.735
1320国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'38.760 1.305 0.027211.677
1439大湯 都史樹P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.794 1.339 0.034211.604
1550木村 偉織San-Ei gen with B-MAX SF23
San-Ei gen with B-MAX
Honda M-TEC HR-417E
1'38.828 1.373 0.034211.531
1637笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'39.121 1.666 0.293210.906
177小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'39.167 1.712 0.046210.808
184小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'39.541 2.086 0.374210.016
1914大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'39.714 2.259 0.173209.652
2012三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'40.750 3.295 1.036207.496
2153JujuTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'41.007 3.552 0.257206.968

SUPER FORMULA

合同テスト鈴鹿2回目 ここでも好調牧野任祐がトップタイム TEAM MUGENも2-3と同じだが、岩佐歩夢が2位で野尻智紀が3位

合同テスト2回目 トップタイムは牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権は、この日2回目の合同テストを行い、午前の1回目に続き牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がトップタイムを記録した。

 2回目の合同テストは、前プログラムのフォーミュラリージョナルテストで接触があったため、20分遅れの午後3時5分より始まった。当初2時間の予定だったが、荒天のため1時間30分に短縮。明日の4回目のセッションを2時間30分に延長すると発表された。依然として小雨は降り続き路面はヘビーウエット、場内には霧も立ちこめてきた。午前中にクラッシュした大湯都史樹(P. MU/CERUMO・INGING SF23)は出走をキャンセルした。

 開始7分、スプーン入口で太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)がギアボックスのトラブルでストップ。赤旗が提示された。

 走行は残り1時間10分で再開。まずは小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)が1分57秒884でトップに立つ。2位には小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)が、3位には坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)がつけた。

 その後、岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が1分55秒766でトップに立つと、野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が55秒501で逆転。TEAM MUGENが1-2体制となる。3位には牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が上がった。

 残り50分、スプーンでJuju(TGM Grand Prix SF23)がコースアウト。赤旗が提示されるが、Jujuは自力でコースに戻った。

 走行は残り45分で再開。野尻が1分54秒936と自身のタイムを更新。佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が55秒182で3位に浮上した。

 残り23分、牧野が1分54秒483を出しトップに浮上。野尻、岩佐は2、3位に落ち、4位に佐藤が、5位に大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)がつける。

 残り18分、岩佐が1分54秒544とトップに迫るタイムで、野尻をかわし2位に浮上した。

 この後、午前に比べコンディションが悪化しているようで、上位陣に大きな変動はなく、午前に続いて牧野がトップタイム。ここれもTEAM MUGENが2-3につけたが、今回は岩佐が2位で、野尻が3位となった。

 上位陣で唯一タイムアップしたのは小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)で、4位に食い込みトヨタ勢のトップで走行を終えた。

 5位には佐藤が、6位には大島が続いた。

 明日22日の合同テストは、3回目が午前10時45分から2時間、4回目が午後2時30分から2時間30分で行われる。

合同テスト2回目 2位は岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

合同テスト2回目 3位は野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

合同テスト2回目 4位は小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)

合同テスト2回目 5位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

合同テスト2回目 6位は大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

合同テスト鈴鹿2回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2024/02/21) Official Testing 2 Weather:Rain Course:Wet
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.483--182.605
215岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'54.544 0.061 0.061182.508
316野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'54.617 0.134 0.073182.392
44小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'55.136 0.653 0.519181.570
565佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'55.182 0.699 0.046181.497
614大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'55.252 0.769 0.070181.387
73山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'55.444 0.961 0.192181.085
820国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'55.882 1.399 0.438180.401
97小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'56.080 1.597 0.198180.093
108福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'56.191 1.708 0.111179.921
1164山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'56.220 1.737 0.029179.876
1236坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'56.231 1.748 0.011179.859
1312三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'56.360 1.877 0.129179.660
1419テオ・プルシェールITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'56.461 1.978 0.101179.504
1538阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'56.620 2.137 0.159179.259
1650木村 偉織San-Ei gen with B-MAX SF23
San-Ei gen with B-MAX
Honda M-TEC HR-417E
1'57.231 2.748 0.611178.325
1737笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'57.320 2.837 0.089178.190
1853JujuTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
2'03.499 9.016 6.179169.274
196太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
2'06.53312.050 3.034165.215
2055ラウル・ハイマンTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
2'10.92316.440 4.390159.676

SUPER FORMULA

合同テスト鈴鹿1回目 牧野任祐がトップタイム TEAM無限の野尻智紀、岩佐歩夢が2-3

合同テスト1回目 トップタイムは牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)は21日、シーズンをにらんだ合同テストを行い、1回目は牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がトップタイムを記録した。

 いよいよ今シーズンのSFが始動した。21、22日は開幕戦の行われる鈴鹿サーキットで4回の合同テストが行われる。

 午前10時45分から1回目の走行が行われるが、鈴鹿は雨が強くなったり弱くなったりのウェットコンディションとなった。気温、路面温度とも14度と、比較的あたたかい。

 午前10時45分、1回目のセッションが始まる。15台ほどのマシンがコースインするが、アウトラップで、昨年のFIA F2のチャンピオンでSFに参戦してきたルーキーのテオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)がNIPPOコーナーでコースアウト。いきなり赤旗が提示された。

 再開後は佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が2分9秒546でトップに立つ。他のドライバーも11秒で牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)あたりが続く。

 ここから圧倒的なタイムを出してきたのが野尻。開始24分あたりで1分58秒591といきなり2分を切ると、54秒705、53秒729と2位以下をぶっちぎった。

 開始29分、今度はJuju(TGM Grand Prix SF23)がS字でコースアウトしてスポンジバリアにヒット。2度目の赤旗が提示された。

 走行は残り1時間16分で再開。野尻が1分53秒544と若干タイムを縮める。2位には牧野が56秒405で、3位には小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)が56秒751で上がってきた。4位には佐藤が、5位には坪井が、6位にはルーキーの木村偉織(San-Ei gen with B-MAX SF23)が続く。

 その後、佐藤が1分55分秒708で2位に浮上。3位に牧野が、4位には山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)が上がり、小林は5位、6位には坪井がつけた。

 開始59分、雨が本降りになると、ホンダからトヨタに移籍した大湯都史樹(P. MU/CERUMO・INGING SF23)が、NOPPOコーナー立ち上がりで水に乗ってコースアウト。デグナーイン側にヒットするとコースを横切ってアウト側でマシンを止めた。こでで3度目の赤旗が提示された。

 走行は残り45分で再開。雨は小降りとなった。坪井が1分55秒561で2位に浮上した。トップは野尻のままで、3位に佐藤が、4位に山下が、5位にホンダからトヨタに移籍した福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)が、6位には1年ぶりにSFに復帰してきた三宅淳詞(ThreeBond Drago CORSE SF23)が続く。

 残り33分、佐藤が1分54秒874で2位を奪い返す。しかしトップ野尻とのは差はまだ1秒3ほど。5位には大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)が浮上し、昨年B-MAXで走りTGM Grand Prixからテストに参加しているラウル・ハイマン(TGM Grand Prix SF23)が6位に食い込んできた。

 残り27分、さらに大島がペースアップ。1分54秒375で2位に浮上し、トップ野尻との差を0秒8とした。

 残り19分、雨はほぼ上がった。小林が1分54秒473で3位に浮上。セクター4をショートカットした模様。ここで牧野が54秒334で2位に浮上。トップ野尻まで0秒7。

 残り5分、牧野が1分53秒850までタイムを縮めると翌周も連続アタック。終了直前には53秒514をたたき出し、ついに野尻を逆転。トップに立ってこのセッションを締めくくった。

 野尻は2位に落ち、最後にアタックしたチームメートでFIA F2から日本に戻ってきた岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が1分54秒197をたたき出し、一気に3位に浮上、TEAM MUGENが2-3となった。

 4位には大島が、5位には小林が、6位には佐藤が続いた。

 ルーキー勢では、前述のとおり岩佐が3位、テオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が15位、木村偉織(San-Ei gen with B-MAX SF23)が19位、Juju(TGM Grand Prix SF23)が21位となっている。

 この後、午後2時45分から2回目の走行が2時間で行われる。

合同テスト1回目 2位は野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

合同テスト1回目 3位はルーキー岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)

合同テスト1回目 4位は大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)

合同テスト1回目 5位は小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)

合同テスト1回目 6位は佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)

合同テスト1回目 ルーキーテオ・プルシェール(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)は15位

合同テスト1回目 ルーキー木村偉織(San-Ei gen with B-MAX SF23)は19位

合同テスト1回目 ルーキーJuju(TGM Grand Prix SF23)は21位

Text: Yoshinori OHNSIHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

合同テスト鈴鹿1回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2024/02/21) Official Testing 1 Weather:Rain Course:Wet
2024 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'53.515--184.162
216野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'53.544 0.029 0.029184.115
315岩佐 歩夢Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'54.197 0.682 0.653183.063
414大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'54.375 0.860 0.178182.778
57小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'54.473 0.958 0.098182.621
665佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.528 1.013 0.055182.534
76太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'54.685 1.170 0.157182.284
83山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'54.773 1.258 0.088182.144
98福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'55.179 1.664 0.406181.502
1036坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'55.264 1.749 0.085181.368
1138阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'55.306 1.791 0.042181.302
1212三宅 淳詞ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'55.415 1.900 0.109181.131
1320国本 雄資ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'55.607 2.092 0.192180.830
1437笹原 右京VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'55.649 2.134 0.042180.764
1519テオ・プルシェールITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'55.748 2.233 0.099180.610
1655ラウル・ハイマンTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'55.758 2.243 0.010180.594
174小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'55.911 2.396 0.153180.356
1864山本 尚貴PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'56.109 2.594 0.198180.048
1950木村 偉織San-Ei gen with B-MAX SF23
San-Ei gen with B-MAX
Honda M-TEC HR-417E
1'56.938 3.423 0.829178.772
2039大湯 都史樹P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'58.409 4.894 1.471176.551
2153JujuTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
2'05.42911.914 7.020166.670

SUPER FORMULA

新スポンサーを得てカラーリングを⼀新 今シーズンの参戦体制を発表(B-Max)

 B-Max Racing Team(チーム総代表 組⽥⿓司)は9日、2024年全⽇本スーパーフォーミュラ選⼿権(SF)に新スポンサーを獲得して臨むことを発表した。

 新スポンサーは⾷品添加物の総合メーカーの「三栄源エフ・エフ・アイ株式会社」(英語表記:San-Ei Gen F.F.I., Inc.)で、チーム名も「San-Ei Gen with B-Max」と変更される。

 カラーリングもこれまでの黄色基調から、三栄源エフ・エフ・アイ社のコーポレートカラーであるブルーを基調にしたものに⼀新される。

 ドライバーは、すでに発表されているルーキーの⽊村偉織で、昨年に引き続きチーム監督が本山哲、チーフエンジニアが宮田雅史の布陣となる。

■San-Ei Gen with B-Max 参戦体制

  • カーナンバー 50
  • ⾞名 San-Ei Gen with B-Max SF23
  • 監督 本⼭哲
  • チーフエンジニア 宮⽥雅史
  • ドライバー ⽊村偉織(2023年SFライツチャンピオン)

■コメント

三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 代表取締役社⻑清⽔康弘
 「この度はB-Max Racing Teamへの協賛が実現し嬉しく思います。 ⽇本最⾼峰のSFのフィールドで、夢に対する情熱を忘れず、仲間やファンの皆様と共に戦ってまいります」
総代表 組⽥⿓司
 「SF参戦8 年⽬を迎える今シーズンは、⼼強いパートナーを得て選⼿権に臨めることを光栄に思います。⾞両のイメージを⼀新し、ルーキー⽊村選⼿を起⽤してのシーズンになりますので、⼼機⼀転、初⼼に帰って選⼿権に臨みたいと思います」
監督 本⼭哲
 「⼤きな節⽬となる年ですので、チームとしてのポテンシャルを⼀段引き上げられるようにしたいと思います。⽬標は、すべてのレースにおいてシングルフィニッシュすることです。⽊村選⼿のポテンシャルは未知ですが、可能性は⼗分あると感じています」
ドライバー ⽊村偉織
「慣れ親しんだチームでのSFデビューですが、チームが変化を迎えることで新鮮な気持ちでテスト、開幕に臨めると感じています。今シーズンは常にチャレンジャーとして、毎戦着実にステップアップしていきたいと思います。多くの⽅に応援してもらえるよう頑張ります」
B-Max Racing Team

K4-GP

富士7時間耐久 氷雨落ちるなかGP-2クラスのTeam TANSANが下剋上優勝 給油戦略が明暗を分ける

総合&GP-2クラス優勝はTeam TANSAN(128号車・タイサン的なほいてR)

 夏と冬に行われる軽自動車の祭典K4-GP、7時間耐久レースが4日、静岡県の富士スピードウェイで127台が参加して行われ、GP-2クラスのTeam TANSAN(タイサン的なほいてR)が7時間・133周で優勝した。

 K4-GPのスケジュールは決勝前日の3日から始まった。午前10時からは快晴の下、麓まで雪をかぶった富士山に見守られて55分間の練習走行が始まる。

 今回はN-ONE参戦車両が増加したため、全クラスで127台が参加。クラス、クラス分け基準、各クラス参加台数、各クラス燃料搭載量は以下の通りである。

クラス内容参加
台数
燃料
(L)
GP-1-NミッションはAT、エンジンはNAの車両664
GP-1-TミッションはAT、エンジンは過給機付きの車両168
GP-21998年10月に施工された改定前の軽自動車規格の車両で、ミッションはMT、エンジンはNA2352
GP-2-F1998年10月に施工された現在の軽自動車規格に沿った車両で、ミッションはMT、エンジンはNA3560
GP-31998年10月に施工された改訂前の軽自動車規格の車両で、エンジンは過給機付き1459
GP-3-F1998年10月に施工された現在の軽自動車規格に沿った車両で、エンジンは過給機付き1465
GP-4レース専用のR車両で、エンジンはNA1251
GP-5レース専用のR車両で、エンジンは過給器付き757
GP-NON-ONEオーナーズレースに参戦している車両1567

 練習走行は55分間が4回行われ、午後3時からは初めての試みとして予選も行われた。ただし参加義務は無く、結果はグリッドに反映されるが、耐久レースのためグリッドは重要では無く、有料のため参加は52台と半分以下にとどまった。

氷雨落ちるなか7時間耐久レースがスタートした

 翌4日決勝は、午前9時からセーフティーカー(SC)先導でローリングラップが始まる。昨日とは打って変わり、みぞれが落ちる寒い朝を迎えた。

 路面温度が低いためSC先導は3周に渡り、レースは4周目から始まった。

 ポールポジションはCOOL HEADERS(690号車・カプチーノC7R)だったが、予選3位からチームROSSO(307号車・カプチーノ)が1コーナーでホールショットを取る。

 その後、下位グリッドから追い上げて来たツカハラレーシング(85号車・ツカハラN-ONE)がトップに浮上。N-ONEはABSなどのデバイスもあり使用可能ガソリンも67リットルと多く、濡れた路面で快走を見せる。

 1時間経過時点では、COOL HEADERSがトップを奪い返すが、2時間過ぎには最後尾から追い上げて来たゆらたく屋(1号車・フォーMira-1)がトップに浮上。2位にもTEAM-T弐号機(777号車・TEAM-T弐号機)が上がってきた。

 1号車は全日本F3、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)のチャンピオン小河諒、RSチャンピオンの大城一がドライブ。一方、777号車は元GT300紫電コンビの高橋一穂、加藤寬規がステアリングを握る。この2チームの争いはK4-GPでは毎度見られる光景だ。

 レースは3時間半と全体の半分を経過。トップはゆらたく屋のままだが、TEAM-T弐号機が後退すると2位にはクロダレーシング(759号車・KRSミニパトアルト)が上がってきた。この2台が同一周回だ。

 残り2時間20分、100Rで3台が絡むアクシデントが発生し、このレース4回目のSCが導入された。この間、トップゆらたく屋と2位クロダレーシングがピットイン。

 ここで給油、ドライバー交代を終えてピットアウトしようとしたゆらたく屋だったが、ちょうどストレートをSCの隊列が通過中。ピットクローズでコースインすることができず、隊列の通過を待ってコースインせざるを得なかった。これで、トップにはクロダレーシングが立った。

 しかしスピードに勝るゆらたく屋は5時間経過時点で再びトップに浮上。2位にはホンダの名門社員チームTEAM YAMATO(671号車・YAMATO N-ONE)が浮上し、3位にTEAM-T弐号機がつける。

 レースはこのまま順当に残り2時間を走りゴールを迎えると思われたが、ここから大波乱の様相を呈する。このレース、給油義務回数は4回で、残り1時間、午後3時までに最後の給油を行わなければならない。そのため、午後2時台には最後の給油を行うため、給油所にマシンが殺到。給油所手前には給油を待つマシンの列が長く伸び、運の悪いチームは給油まで15分以上待たされることとなった。これでトップのゆらたく屋、TEAM-T弐号機などが脱落。

 このため残り1時間を切った時点で、早々に最後の給油を終えていたTeam TANSAN(128号車・タイサン的なほいてR)がトップに浮上。このまま逃げ切り2位以下をラップダウンにして総合優勝を飾った。

 2位にはチームぴかいちBKM(213号車・チームぴかいちトゥデイ)、3位にはクロダレーシングが入った。

 GP-1-Nクラスは、TOKOH Racing(124号車・プレオ)が、GP-1-TクラスはT-base(197号車・ティーベース)が、GP-2クラスは上記Team TANSANが、GP-2-Fクラスはクロダレーシングが、GP-3クラスはチームROSSOが、GP-3-Fクラスはマーシャンクレート・クラブマン(700号車・マークレケンウッドDXコペン)が、GP-4クラスはIMAGEwithTTRC(5号車・IMAGE936H&T)が、GP-5クラスはTeamTAISAN(92号車・TAISAN 92国光Jr)が、GP-NOクラスはPAZZOとモータークラブ(178号車・PAZZOモータークラブN-ONE)がクラス優勝を飾った。

 このレース、雨でペースが上がらず、SCも4回入り、燃費も良くなり、最初の給油が12リットルと規則で決められたため、スタートドライバーを引っ張るチームが多かった。そのため後半に残りの給油義務を消化せざるを得ず、午後2時30分あたりから最後の給油を行うチームが集中。各チーム、給油所に偵察員を置いて、空いたタイミングでピットインする戦略を取るが、最後は給油の列が長くなるばかりで、ピットインを指示するタイミングを失った。

 午後3時に給油ルートが閉鎖されるとタイミングモニターに「給油未消化は2周減算」のペナルティーが表示された。このペナルティーは規則書に記載されておらず、2周なら5分ほどを失うだけだ。「入らなければよかった」というチームの声も聞こえた。

 この夏のお盆には、10時間と5時間の耐久レースが行われる。正式な日程は発表されていないが、熱い楽しい戦いを期待したい。

GP-1-Nクラス優勝はTOKOH Racing(124号車・プレオ)

GP-1-Tクラス優勝はT-base(197号車・ティーベース)

総合&GP-2クラス優勝はTeam TANSAN(128号車・タイサン的なほいてR)

GP-2-Fクラス優勝はクロダレーシング(759号車・KRSミニパトアルト)

GP-3クラス優勝はチームROSSO(307号車・カプチーノ)

GP-3-Fクラス優勝はマーシャンクレート・クラブマン(700号車・マークレケンウッドDXコペン)

GP-5クラス優勝はTeamTAISAN(92号車・TAISAN 92国光Jr)

GP-NOクラス優勝はPAZZOとモータークラブ(178号車・PAZZOモータークラブN-ONE)

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4) | SUPER FORMULA LIGHTS

B-Max、今季からHFDPの育成事業を受託しFIA-F4にも参戦

 2022年よりHFDP(ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)から育成事業を受託し、スーパーフォーミュラ・ライツ選⼿権(SFL)に参戦してきたB-Max Racing Team(総代表、組⽥⿓司)は19日、今季はF4全日本選手権(FIA-F4)にもこの事業を拡大すると発表した。

 SFLでは、昨季戸田レーシングから同シリーズに参戦し最終大会までチャンピオンを争った⼩出峻が移籍。強力な布陣で2年連続チャンピオンを狙う。

 FIA-F4では、昨季HFDPから参戦しシリーズランキング4位だった野村勇⽃と、アキランドレーシングから参戦し同10位でHRS-F(ホンダのドライバー育成プログラム)次席だった洞地遼⼤の2人が移籍。この2人でチャンピオン獲得を目指す。

 代表の組田龍司氏は「B-Maxレーシングチームの⽬標として、参戦カテゴリーにおけるチャンピオン獲得はもちろんですが、もうひとつの柱として、将来のモータースポーツ界を担うドライバーや⼈材の育成を掲げています。SFライツに続いて、FIA-F4 においてもHRCと協⼒関係を築けることは、⼤きな責任を感じつつも⾮常にやりがいを感じています。彼らの夢の実現のために、また当チームを巣⽴ったドライバーが世界で活躍することを期待し、使命感を持って全⼒でサポートしたいと思います」と語った。

 B-Maxは昨年同チームでSFLのチャンピオンを獲得した木村偉織を今季スーパーフォーミュラ(SF)で起用。これで、B-Max内でFIA-F4、SFL、SFのステップアップルートが確立された形となった。B-Maxの今後の活躍に期待したい。

Text: Yoshinori OHNISHI
Phoro: B-Max Racing Team

S-FJ日本一決定戦 | もてぎ・菅生S-FJ選手権 | オートポリスS-FJ選手権 | 筑波・富士S-FJ選手権 | 鈴鹿・岡山S-FJ選手権

日本一決定戦表彰式 参加者の健闘を称え賞典を授与

日本一決定戦上位選手の表彰式

 2023年スーパーFJ日本一決定戦がモビリティリゾートもてぎで開催され、正式結果発表後に各賞の表彰式がパドック内の「グランツーリスモ・カフェ」にて行われた。

 高秀組織委員長とジャパンスカラシップシステム(JSS)畑川代表が挨拶。畑川会長の挨拶の中で、全国各サーキットを回って行われる「スーパーFJジャパンリーグ」に関して、今年の6大会(モビリティリゾートもてぎ、オートポリス、筑波サーキット、スポーツランドSUGO、岡山国際サーキット、富士スピードウェイ)に加えて鈴鹿サーキットが追加され7大会になる旨発表があった。

ジェントルマンクラスで長年参戦する吉田宜弘の特別表彰式

 そして特別賞として、長年のS-FJ参戦による貢献に対し、吉田宣弘選手に記念のトロフィーが授与された。

日本一決定戦表彰式はJSS代表の畑川治氏の乾杯で始まった

 その後、畑川代表の発声で乾杯が行われ、用意された飲み物や食べ物を片手にしばし歓談の後に表彰式がスタート。

各シリーズのチャンピオンたち

 まずは各地域のJAF地方選手権のチャンピオン達が表彰された。

  • もてぎ/SUGOシリーズ 内田涼風
  • 筑波/富士シリーズ 小村明生
  • 鈴鹿/岡山シリーズ 白崎稜
  • オートポリスシリーズ 宇高希

 各選手にはトロフィーが授与された。

ジャパンリーグの表彰式

 続いて「スーパーFJジャパンリーグ」の表彰。

  • シリーズチャンピオン 白崎稜
  • シリーズ2位 池田拓馬
  • シリーズ3位 渡会太一(渡会選手は同時刻に開催中のMEC120分耐久に出場中のため代理が登壇)

 それぞれトロフィーと賞金が授与された。

日本一決定戦セミファイナルA組の表彰式

日本一決定戦セミファイナルB組の表彰式

 ここから日本一決定戦関連の表彰。まずはA/B各組のセミファイナルレース上位3名の表彰。

  • A組1位 白崎稜
  • A組2位 村田悠磨
  • A組3位 渡会太一(同じく代理)
  • B組1位 小田優
  • B組2位 田中風輝
  • B組3位 内田涼風

 それぞれ賞金が授与された。

日本一決定戦ジェントルマンクラスの表彰式

 続いてジェントルマンクラスの表彰

  • クラス優勝 吉田宣弘(代理)
  • クラス2位 太田浩(代理)
  • クラス3位 柴田泰知

 それぞれトロフィーと賞金が授与された。

日本一決定戦ジャンプアップ賞椎橋祐介の表彰式

 ファイナルレースにおいて、グリッドから最も順位を上げた選手に対するジャンプアップ賞

  • 椎橋祐介(22位→12位)

日本一決定戦6位から10位の表彰式

 そしてファイナルレース上位入賞者の表彰、まずは6位から10位まで

  • 6位 池内比悠
  • 7位 内田涼風
  • 8位 村田悠磨
  • 9位 池田拓馬
  • 10位 豊島里空斗

 それぞれトロフィーと賞金が授与された。

日本一決定戦1位から5位の選手たちの表彰式

 続いて1位から5位まで

  • 1位 小田優
  • 2位 白崎稜
  • 3位 田中風輝
  • 4位 堂園鷲
  • 5位 渡会太一(代理)

 1位から3位までにはJAFの金銀銅メダル、全員にトロフィーと賞金が授与された。

日本一決定戦優勝の小田優の表彰式

 さらにファイナルレースをスタートした全選手に対する「ファイナルスタート賞」を全選手を代表して小田優が受け取る。

 そして最後に優勝の小田優に対し賞典の授与。まずはダンロップ賞としてチャンピオンキャップと賞金。 続いて歴代チャンピオンの名が刻まれた大トロフィーが授与され、表彰式は終了。その後は再び歓談の場に。

ジャパンスカラシップシステム 畑川治代表にインタビュー

ジャパンスカラシップシステム(JSS)代表の畑川治氏

 「(今日のレースの感想は?)予想通り素晴らしいレースしてくれましたね。今の若手、まぁおじさんもいる訳ですけれど(笑)、全体のレベルが非常に上がってきているので。16歳がいっぱいいるんですよ、16歳あたりがこのところどんどん出てきて、今年も15歳が優勝(SUGOの豊島選手)したりとか、スーパーFJ自体が再認識されているのかなという感じはしているのですよ。我々思っているのはカートからとか初めてとか本物のフォーミュラカーのレースになるのはこのカテゴリーだという意識はあるので、それがこうして認識され、ここから上がっていってくれたドライバーが角田(裕毅)はじめ、何人もいますからね、そういうのが再認識されてもっと広まって、来年、再来年と続いていけばいいな、というのがありますね」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

SUPER FORMULA

合同&ルーキテスト鈴鹿 ルーキー3人が順調にプログラムを消化(B-Max)

 B-Max Racing Team(SF チーム代表 宮田雅史)は、12 月 6~8 日、鈴鹿サーキットで開催された日本レースプロモーション(JRP)主催のスーパーフォーミュラ合同テストに参加しました。

 3日間に渡って行われたテストは、32名のドライバーが参加するという近年稀に見る賑やかなものとなりました。天候にも恵まれ、50号車の木村選手、51号車の小出選手ともに予定したプログラムをこなすことができ、最終日に走行したシーゲル選手は初のSF車両、初の鈴鹿サーキットで適応力の高さを見せました。

■1日目(走行時間:10:00〜12:00 / 14:00〜16:00)

 木村選手、小出選手ともにやや緊張した面持ちでクルマに乗り込みましたが、コースに出てからは、初となるSF車両のドライブを楽しむように周回を重ねました。クルマへの習熟が主目的でしたので、午前のセッションでは終盤のアタックもあえて行いませんでした。

 午後の走行で、木村車に駆動系のトラブルが発生してしまいましたが、セッション時間内に修復が終わり、コース復帰後の少ない周回数で自身のベストタイムを記録しました。

ドライバー Session1タイム(順位) Session2タイム(順位)
50号車 木村偉織 1分39秒836(20/22) 1分38秒777(20/22)
51号車 小出 峻 1分40秒286(21/22) 1分39秒171(21/22)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:18℃(am)/17℃(pm)、路面温度:20℃(am)/25℃(pm)

■2日目(走行時間:10:00〜12:00 / 14:00〜16:00)

 木村選手、小出選手ともにピットインを繰り返しながら、徐々にタイムアップをしていきました。午前中は、最後のニュータイヤでのアタック中に、クラッシュした車両があり、ほとんどの選手はアタックできずにセッションは終了となりました。

 午後の走行では、木村選手は少し早めにアタックを行い1分36秒台に入れました。 小出選手は、最後のアタックで各区間を自身のベストタイムで繋いでいましたが、シケイン手前で他車に引っかかりアタックを中断。序盤にマークしたタイムがベストになりました。

ドライバー Session3タイム(順位) Session4タイム(順位)
50号車 木村偉織 1分38秒612(14/22) 1分36秒901(12/22)
51号車 小出 峻 1分38秒825(15/22) 1分38秒435(20/22)
  • 天候:曇りのち晴れ、コース:ドライ、気温:16℃(am)/14℃(pm)、路面温度:17℃(am)/19℃(pm)

■3日目(走行時間:9:30〜11:00 / 13:00〜14:30)

 この日はルーキー対象のテストとなり12名が参加しました。51号車はこの日から小出選手に代わってノーラン・シーゲル選手がドライブしました。

 木村選手は、決勝を想定したロングランをメインにテストを重ね、午後にはピットインを挟みながら43周と、参加ドライバーのなかで最も多く周回しました。

 シーゲル選手はクルマとコースに慣れることから始めましたが、午前中の最後のアタックで1分38秒台までタイムを削り、非凡なところを見せました。午後は、ギアボックストラブルで最後のアタックができずにタイム更新はなりませんでしたが、少ない時間のなかで適応力の高さを見せました。

ドライバー Session5タイム(順位) Session6タイム(順位)
50号車 木村偉織 1分37秒309( 3/12) 1分37秒678( 4/12)
51号車 ノーラン・シーゲル 1分38秒571( 8/12) 1分38秒806( 9/12)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:15℃(am)/18℃(pm)、路面温度:15℃(am)/26℃(pm)
チーム監督 本山 哲コメント

 来年に向けてのテストでしたが、参加した3選手は順当な走りを見せてくれました。SFライツ経験者の木村選手と小出選手はコースにも慣れていますので、適応するのは早かったように思います。二人とも大きなミスもなく期待通りの走りをしてくれました。

 3日目に走ったシーゲル選手は、まだ19歳という若さながら実績も十分で、最初のセッションで1分38秒台までタイムを上げたのはさすがでした。

 来シーズンの体制はまだ決まっていませんが、今シーズンの低迷を抜け出すよう、シーズンオフの間に準備をして、また年明けのテストに臨みたいと思います。

50号車ドライバー 木村偉織選手コメント

 SF23はシンプルに速くて、それを操れる時間は非常に楽しいものでした。3日目の最後のセッションではレースを想定したロングランを行いましたが、後半になってもペースを上げられるほど、体力面も問題ありませんでした。もう少しタイムを上げたかったという思いはありますが、コンディションやタイミングなどもありますので、またそれは次の機会にと思っています。

 来年の参戦はまだ決まってはいませんが、今回のテストが来シーズンの参戦に繋がることを願っています。貴重なテストの機会をつくっていただいた方々に感謝いたします。

51号車ドライバー 小出 峻選手コメント

 SFのマシンに驚かされた2日間でした。初日はクルマに慣れることに専念し、2日目にはかなりクルマの理解も進んで、楽しめる余裕も出てきました。ニュータイヤでのアタックもしましたが、ウォームアップも含め、すべてにおいてシビアさが求められるという点で、今まで経験してきたカテゴリーとは次元が違うと感じました。

 2日目の最後のアタックで、スロー走行のクルマに引っかかってしまいタイムアップできなかったのは心残りですが、この経験は、来年以降の自分のレース活動に必ず生きてくると思います。機会を作ってくださった方々に感謝いたします。

51号車ドライバー ノーラン・シーゲル選手コメント

 初めて体験するSF23は素晴らしいクルマで、伝統ある鈴鹿は素晴らしいサーキットでした。新しいマシン、サーキット、チームで、たくさんの新しい経験をしましたが、これらを理解するのはとても楽しい時間でした。

 この経験は、自分のレースキャリアにとって大きな財産となると思いますし、いつか日本でレースをしたいと思っています。テストにあたって尽力していただいた関係者の方々に心から感謝します。

B-Max Racing Team Press Release

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎ決勝ドライバーコメント 優勝・小田優「なんとかなりましたけど、まだ足りないんだなって」

優勝 34号車・小田優(AUTOBACS Drago CORSE)

優勝した小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)

 「やっぱり経験の差が大きく出たレースでした。手ごわかったです。こっちは速さがあったからなんとかなりましたけど、まだ足りないんだなって思いました。優勝したのは嬉しいのですけれど。(クリーンないいレースだった?)そうですね、ありがとうございます」

2位 91号車・白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース & QUICK羽生)

決勝2位の白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース&QUICK羽生)

 「最後押し出されちゃったのが1番でしたね。そこで全部失っちゃいました。マシンの調子はとてもよかったです。2台で抜け出す形になって、後は一騎打ちで、そこで負けてしまったのが悔しいですね」

3位 2号車・田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)

決勝3位の田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)

 「3番手に序盤で上がった段階で、S字の辺りでマシンのトラブルが出て、それでトップのワン・ツーが逃げて、3位争いに巻き込まれたので、そこが一番悔しいですね。ペースはよかったのですけれど、そのS字でのトラブルで一気に後ろに巻き込まれたので、何ともできないですけれど、そこが一番悔しいです」

4位 56号車・堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

決勝4位の堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

 「今週通して、ちょっとだけペースが足りないのが最後まで出たので、そこがちょっと悔しい所ではあるのですけれど。フォーミュラに上がってから、こういう接戦とかがあまり経験なかったので、そこの経験の無さと、レースの組み立てがうまく行かなかったので、それは今後につなげられたらいいなと思います。バトルは 僕いままでずっとカートをやっていたのですけれど、カートだと少し当たってもいいのですけれど、フォーミュラカーは当てられないので、そういうのも気をつかいながらなので、難しかったです」

5位 7号車・渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

決勝5位の渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 「ペースが他に比べてなかったですし、詰められる場所と離す場所というのが分かりやすかったのですけれど、だいぶきついレースでした(笑)。セミファイナルまでに比べてクルマの調子はすごいよくなって、決勝はすごくよかった。ただまわりはもっと速かったので、バトルでうまく3番手に出られたのはよかったですけれど、そこからもう少し抑えられたらな、という感じでした。予選までに比べたらマシンもよくなりましたし、ペースもだいぶ上がっていたので、せめて表彰台は取りたかったです。今後のレースではもっと頑張りたいです」

6位 81号車・池内比悠(群馬トヨペット RiNoA ED)

決勝6位の池内比悠(群馬トヨペットRiNoA ED)

 「開幕戦で(内田選手と)当たっちゃったのですけれど、ここできれいなレースができてよかったです。調子はめちゃくちゃよかったです。ただ目の前に3位が見えていたので、もうちょっと行きたかったですけれど。あのバトルに参加したかったですが、ちょっと内田とバトルして離れちゃったので、しょうがないですね」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎ決勝 小田優が白崎稜との死闘を制して日本一の座に ドラゴコルセ2連覇

優勝した小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)

 2023年スーパーFJ日本一決定戦がモビリティリゾートもてぎで開催され、31台が参加したファイナルレースはポールポジションからスタートの小田優(AUTOBACS Drago CORSE)と2番グリッドの白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース & QUICK羽生)が10周のレースに渡って激しくトップを争い、0.174秒という僅差で小田が先着、日本一の栄冠を手にした。

 スーパーFJ日本一決定戦はA、Bグループごとの予選、第1レグを経てついにファイナルを迎えた。前日に続いて冬晴れに恵まれたモビリティリゾートもてぎは 12時10分のコースインの時点で気温18度、路面温度23度という絶好のコンディションとなった。

 本大会では2セットのタイヤを使用できるが、多くの選手が午前9時から20分間のフリー走行で新品タイヤの皮剥きを行い、万全の状態でレースを迎えた。

 前日のA/B組セミファイナルの結果、1位のレースタイムが速かったB組トップの小田がポールポジション、A組トップの白崎が右サイドの2番グリッドに着き、以下各組の着順にスターティンググリッドについた。

 12時30分フォーメーションラップ開始、全車グリッドに戻るとレッドライトが消えて10周のファイナルが開始された。

 フロントロウの2台が蹴り出し良く加速すると、小田がホールショットを奪い第1コーナーへ進入。白崎が続く。後方では4番グリッドから出た村田悠磨(Rn-sports制動屋Vieureka)の加速がよく、3番手の田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)を第2コーナーでかわして3位に上がる。さらに第3コーナーでは内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)が田中の前にいったん出るが、すぐに田中が4位を取り返す。さらに6位を争う渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)、元山泰成(Ecotech Racing F)、堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)が激しくポジションを争いながら第4コーナー~第5コーナーへと走りぬけ、元山6位、堂園7位、渡会8位の順に。そんな中S字の入り口で10位付近を走っていた角間光起(ELEVレーシング10VED)が姿勢を乱しスピン、すぐに立て直してレースに復帰するが順位を大きく落とした。角間によると追突されたとのことだ。

 トップに立った小田は1車身の間合いを保って白崎に先行、0.319秒のリードでオープニングラップを終える。3位村田は0.940秒の差、以下4位田中0.203秒差、5位内田0.418秒差と3位グループが僅差だ。

 2周目に入ると白崎が反撃に出て、テール・ツー・ノーズ状態で小田にプレッシャーをかけるとメインストレートでは左サイドから並びかけて0.058秒差でコントロールラインを通過。3周目の第1コーナーではアウトから小田に仕掛ける。ここは小田がポジションを守ったが、続く第3コーナーへのブレーキングでは白崎がインを奪って前に出てトップが交代する。この間に迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)がピットイン。迫はセミファイナルでトップを争いながらマシントラブルでリタイヤし、ファイナルは30番グリッドからスタートしてオープニングラップで大きく中団あたりまで順位を上げていたのだが、今回もトラブルに見舞われてリタイヤとなった。電気系の問題だとのことで、デビューから僅か3レースでトップに肩を並べる速さを見せてきたルーキーはトラブル続きの週末となってしまった。

 トップに立った白崎だが今度は小田がプレッシャーをかける側にまわり、 ダウンヒルストレートではスリップストリームから右サイドに並びかけて90度コーナーでの勝負に持ち込むが、ここは白崎が抑える。3位争いも田中が村田のインを差してこちらはオーバーテイクに成功、ポジション奪還に成功する。小田はなおも白崎に食い下がり、0.110秒のギャップでコントロールラインを通過。このバトルに乗じて3位に上がった田中も0.445秒の間合いにつける。4位村田に続く5位には内田を仕留めた堂園が浮上している

 4周目の第1コーナーでは小田がインから白崎の前に出てトップを奪い返すが、白崎は第2コーナーの立ち上がりでアウトの縁石ぎりぎりのラインから加速して第3コーナーでは前の周と同じようにインからオーバーテイク、トップを奪い返す。25歳の先輩と18歳の後輩のバトルは息つく暇も与えない。5コーナーから両者はサイド・バイ・サイドで130Rを通過、S字の切り返しでは小田が僅かに前に出るも、ヘアピンへのブレーキングで白崎がインを取ると再びサイド・バイ・サイドでダウンヒルストレートへ、小田は今度はアウト側から90度コーナー勝負に出るが、ここは白崎がポジションを守る。そして3位争いも村田がインから田中を仕留めて順位を奪い返す。

 4周目を終えてトップ白崎と2位小田は0.197秒の差、3位村田は約1秒遅れて4位田中とは0.097秒差。さらに0.53秒の差で渡会が続いている。白崎は続く5周目に2分4秒099のファステストラップを出して小田との間合いを0.286秒と僅かにひろげる。ここで3位争いが激しさを増し、第1コーナーで田中が村田をオーバーテイク、このバトルの間に渡会、堂園も接近。4台がワンパックになって第3コーナーを通過。第5コーナーでは村田が再度田中を抜き返し、さらに渡会がS字の入り口で田中から4位を奪うとV字コーナー進入で村田も仕留めて3位に浮上する。予選までの不調が嘘のように速くて強い渡会が戻って来た。そして90度では堂園と内田も参戦し5台がブレーキング勝負。田中と渡会、堂園と村田がサイド・バイ・サイドでセカンドアンダーブリッジを通過、さらには内田をかわした池内比悠(群馬トヨペットRiNoA ED)が続き最終コーナーへ。コントロールライン上では3位田中、以下0.129秒で渡会、0.320秒で村田、0.364秒で池内という順。

 6周目、白崎と小田は依然としてテール・ツー・ノーズ状態。白崎は突き放せず、小田も突破口を見いだせないジリジリとした展開だ。そこから後ろはバトルの間に大きく遅れ、この2台のマッチレースの様相を呈してくる。その3位争いは6周目も続き、第1コーナーで渡会がインから田中をオーバーテイク、再び3位へ返り咲く。後ろでも堂園が池内を抜いて6位へ。

 7周目、0.202秒差で白崎を追う小田が再び臨戦態勢に、第1コーナーでインを窺う素振りを見せると、第3、第4コーナーでもプレッシャーをかけて立ち上がり、白崎の左サイドから並びかけて加速、続く第5コーナーへのブレーキングでアウトから大外刈り、ついにオーバーテイクに成功する。3位渡会、4位田中と続いて5位に堂園、6位に内田が上がっている。

 8周目、白崎は0.153秒差で小田を追い、第5コーナーでは前の周の小田のように大外刈りを見せるが、ここは小田がポジションを死守する。3位争いも激しく、V字では田中が再び3位へ戻す。

 ダウンヒルストレートでは小田のスリップストリームから抜け出た白崎がインから90度コーナーへ飛び込みみたびトップの座を奪い返す。2台はもつれあうように0.063秒の差で9周目に突入。

 9周目の第1コーナーでは小田がアウトに振って並びかけるが白崎が守る。S字から再びサイド・バイ・サイドとなり、並んでV字を通過、ヘアピンでは白崎が前へ出るがダウンヒルストレートでは再び並んで駆け降りる。90度コーナーへのブレーキングでは小田がインから僅かに前に出てターンイン。しかし白崎もアウト側で踏ん張り、サイド・バイ・サイドのままビクトリーコーナーを通過すると、最終コーナーでは白崎が前へ出て0.048秒差でファイナルラップへと突入する。3位田中と4位堂園は0.298秒、5位渡会も0.494秒差と予断を許さない差だ。

 ファイナルラップ、9周目のリプレイのように小田がアウトから仕掛け白崎が守る。そして第5コーナー、小田は今度は白崎のインを差して行く。白崎もアウト側縁石で踏みとどまるが、小田が圧をかけつつ加速して前に出る。白崎は再逆転を狙って攻め続けるがチャンスが訪れないままヘアピンを通過しダウンヒルストレートへ。90度コーナー勝負を封じるように小田がラインを変えてからターンイン。そこからは落ちついた動きでビクトリーコーナー~最終コーナーを抜けてチェカードフラッグの下を通過、スーパーFJ参戦5レース目で日本一の座を射止めた。昨年の清水啓伸に続いてドラゴコルセが2連覇を果たした。

 2位白崎、3度目の日本一決定戦でスーパーFJ卒業を公言して、鈴鹿/岡山シリーズ、ジャパンリーグを制して目指した3冠は成らなかった。3位田中、4位堂園と高校生ドライバーが続き、6位には池内がチームメイト内田とのバトルを制して入賞した。

 今回4台がエントリーのジェントルマンクラスは総合11位と健闘したベテランの吉田宣弘(EXTREME☆MYST☆GY☆KKS-II)がクラス優勝、以下クラス2位は総合25位の太田浩(ミスト・セキグチ・制動屋)、クラス3位は総合28位の柴田泰知(ZAP SPEED RD10V ED)という結果になった。

 ポディウムに戻って来た小田はシートベルトを外すとゆっくりとマシンから降り立ち、ヘルメットを脱ぐ間も惜しんでスタッフと握手。それからヘルメットを脱ぐと10周の激戦の名残を感じさせる上気した表情で笑顔をつくった。

 2023年のスーパーFJはこれにて全て終了。来シーズンに向けてステップアップを模索する者、巻き返しを目指す者、そして新たな道を探す者などそれぞれのシーズンオフが始まる。

 来年の日本一決定戦は鈴鹿サーキットで開催予定だ。

決勝がスタートした

小田優と白崎稜のし烈なトップ争い

優勝は小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)

決勝2位は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース&QUICK羽生)

決勝3位は田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)

決勝4位は堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

決勝5位は渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

決勝6位は池内比悠(群馬トヨペットRiNoA ED)

ゴールシーン

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
Asako SHIMA

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎ決勝結果

S-FJ日本一決定戦 -RIJ- (2023/12/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 Super FJ S-FJ日本一決定戦 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
134小田 優AUTOBACS Drago CORSE KK-SII
MYST KK-S2
1020'54.281--
291白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース&QUICK羽生
MYST KK-S2
1020'54.455 0.174 0.174
32田中 風輝24systemタイヤサービスM2 KK-SII
MYST KK-S2
1020'58.196 3.915 3.741
456堂園 鷲Kデンタルオフィス☆ミスト
MYST KK-S2
1020'58.797 4.516 0.601
57渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1020'59.610 5.329 0.813
681池内 比悠群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
1021'01.373 7.092 1.763
782内田 涼風群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
1021'03.079 8.798 1.706
811村田 悠磨Rn-sports制動屋Vieureka
MYST KK-S2
1021'03.264 8.983 0.185
997池田 拓馬TAKE FIRST & AMEROID
MYST KK-S2
1021'03.796 9.515 0.532
1027豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
1021'04.117 9.836 0.321
1157G1吉田 宣弘EXTREME☆MYST☆GY☆KKS-II
MYST KK-S2
1021'05.03210.751 0.915
1253椎橋 祐介FG&SW NMSP 919 KKSII
MYST KK-S2
1021'06.35612.075 1.324
131元山 泰成Ecotech Racing F
MYST KK-S2
1021'06.58412.303 0.228
1436磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1021'06.81712.536 0.233
1586村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
1021'07.40513.124 0.588
1679中澤 凌ZAP NAKs 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'07.79413.513 0.389
1752小村 明生FIRST GARAGE REAXION
MYST KK-S2
1021'09.20814.927 1.414
1815小田部 憲幸いえらいふZAP設楽小山田会ED
TOKYO R&D RD10V
1021'12.45918.178 3.251
1923宇高 希TAKE FIRST R&D
TOKYO R&D RD10V
1021'13.92919.648 1.470
2055板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1021'18.46424.183 4.535
2183樺木 大河ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'23.41529.134 4.951
2214熱田 行雲ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'26.88432.603 3.469
2372角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'28.02033.739 1.136
2417飯田 有希Far East Racing・KK-SII・D-BONDS
MYST KK-S2
1021'29.33335.052 1.313
2521G2太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1021'43.57549.29414.242
2624甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'51.61157.330 8.036
2737青木 諒太かのせ温泉赤湯with Albirex RT ED GIA
TOKYO R&D RD10V
1021'57.8141'03.533 6.203
2878G3柴田 泰知ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'58.1051'03.824 0.291
2916G4大貫 直実グレード1・オートレット・SUZUBAN F109
ZAP F109
1022'24.4611'30.18026.356
---- 以上規定周回数(7 Laps)完走 ----
-69梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
48'40.2796Laps6Laps
-71迫 隆眞EAGLE ERS S-FJ
MYST KK-S2
12'22.5899Laps3Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 2 田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII) 2'03.877 (10/10) 139.522 km/h

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎフリー走行結果

S-FJ日本一決定戦 -RIJ- (2023/12/10) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2023 Super FJ S-FJ日本一決定戦 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
12田中 風輝24systemタイヤサービスM2 KK-SII
MYST KK-S2
2'03.827--139.579
253椎橋 祐介FG&SW NMSP 919 KKSII
MYST KK-S2
2'04.009 0.182 0.182139.374
371迫 隆眞EAGLE ERS S-FJ
MYST KK-S2
2'04.328 0.501 0.319139.016
434小田 優AUTOBACS Drago CORSE KK-SII
MYST KK-S2
2'04.339 0.512 0.011139.004
556堂園 鷲Kデンタルオフィス☆ミスト
MYST KK-S2
2'04.538 0.711 0.199138.782
627豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
2'04.820 0.993 0.282138.468
791白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース&QUICK羽生
MYST KK-S2
2'04.857 1.030 0.037138.427
882内田 涼風群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
2'04.866 1.039 0.009138.417
911村田 悠磨Rn-sports制動屋Vieureka
MYST KK-S2
2'04.903 1.076 0.037138.376
1052小村 明生FIRST GARAGE REAXION
MYST KK-S2
2'05.104 1.277 0.201138.154
117渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'05.134 1.307 0.030138.121
1297池田 拓馬TAKE FIRST & AMEROID
MYST KK-S2
2'05.317 1.490 0.183137.919
1369梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
2'05.326 1.499 0.009137.909
1436磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
TOKYO R&D RD10V
2'05.409 1.582 0.083137.818
1557G1吉田 宣弘EXTREME☆MYST☆GY☆KKS-II
MYST KK-S2
2'05.485 1.658 0.076137.734
1681池内 比悠群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
2'05.563 1.736 0.078137.649
1717飯田 有希Far East Racing・KK-SII・D-BONDS
MYST KK-S2
2'05.674 1.847 0.111137.527
1814熱田 行雲ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'06.080 2.253 0.406137.084
1955板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
2'06.217 2.390 0.137136.936
201元山 泰成Ecotech Racing F
MYST KK-S2
2'06.424 2.597 0.207136.711
2115小田部 憲幸いえらいふZAP設楽小山田会ED
TOKYO R&D RD10V
2'06.613 2.786 0.189136.507
2223宇高 希TAKE FIRST R&D
TOKYO R&D RD10V
2'06.691 2.864 0.078136.423
2379中澤 凌ZAP NAKs 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'07.028 3.201 0.337136.061
2472角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'07.520 3.693 0.492135.536
2578G2柴田 泰知ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'08.360 4.533 0.840134.649
2621G3太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
2'09.386 5.559 1.026133.582
2737青木 諒太かのせ温泉赤湯with Albirex RT ED GIA
TOKYO R&D RD10V
2'09.668 5.841 0.282133.291
2816G4大貫 直実グレード1・オートレット・SUZUBAN F109
ZAP F109
2'10.642 6.815 0.974132.297
2986村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
2'12.600 8.773 1.958130.344
3083樺木 大河ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'28.81924.99216.219116.138
-24甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
d.n.s---

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦B組セミファイナルドライバーコメント 1位・小田優「ずっと白崎選手に負けているので今回は勝ちたい」

1位 34号車・小田優(AUTOBACS Drago CORSE)

B組セミファイナル優勝の小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)

 「もうちょっと(2位と)差ができると思ったのですけど、意外とできなくて、ちょっと追いつかれた面もあったので、決勝はそこが不安ですね。(白崎選手と並んでスタートだが?)ずっと負けているので、今回は勝ちたいと思います」

2位 2号車・田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)

B組セミファイナル2位の田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)

 「トップの人に比べたら、ちょっと足らなかったかな。優勝は狙えるので、明日改善して。スタートもそうですね、あまりうまく決められなかったので、明日は全てベストでいきたいと思います」

3位 82号車・内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

B組セミファイナル3位の内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

 「スタートは得意なので、その後バトルはもったいなかったのですけれど、逃げ切れる感じがなかったので。スリップ(ストリーム)つかって抜き差しなので、6周しかないのでやるしかないな、と思って。とりあえず最低限の順位は確保したかな、と思っています」

4位 56号車・堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

B組セミファイナル4位の堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

 「僕のミスで後ろに追いつかれて、バトルになっちゃったので。最終的に抜かれちゃったので、あまりいいレースではなかったです。決勝は7番手(スタート)なので、なんとかなる順位なので、とにかく前に出られるように、頑張ります」

5位 72号車・角間光起(ELEVレーシング10VED)

B組セミファイナル5位の角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 「ちょっと悔しさ半分、でもすごい楽しいバトルができて。筑波だとバトルとかなかったので、初めてこういうバトルができて、すごい楽しい思いをしながらレースしてました。(90度コーナーで何度も攻防を見せたが?)ブレーキの突っ込みが結構自分得意だと思っているので、そこを活かして、ダウンヒルストレートからの90度、あそこで行くしかないと思って。最初3ワイドで行ったと思うのですけれど、あそこは自分を信じて行きました。ファイナルに向けてはだいぶ自分もクルマも仕上がってきていい感じで。さっきもすごい感触よかったので、この調子で明日こそバトルでポジションどんどん上げていって上位狙えたらなと思います」

6位 81号車・池内比悠(群馬トヨペット RiNoA ED)

B組セミファイナル6位の池内比悠(群馬トヨペットRiNoA ED)

 「ちょっと激しく、バトルしちゃって。内田が堂園選手とやりあっていて、ワンパックになって、行けるかなと思ったのですけれど。思ったよりTAKEの池田がペースがよくて、ちょっと離れてそれもバトルしちゃってもったいなかったレースかな、と思いました。バトルに時間かかちゃって、そこをきれいに抜けていれば3番手争いにも絡めたのかな、と思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎB組セミファイナル 小田優が田中風輝のプレッシャーを跳ねのけトップフィニッシュ

B組セミファイナル優勝は小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)

 2023年スーパーFJ日本一決定戦がモビリティリゾートもてぎで開催され、A組に続いてセミファイナルレースB組では、小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)がポールポジションからスタートダッシュを決めて、2番手スタートの田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)との神経戦を制して6周のスプリントレースを走り切り、明日の決勝でのポールポジションを獲得した。

 16台で行われるB組のセミファイナルレースは12時50分にフォーメーションラップ開始。気温、路面温度ともに直前のA組とほぼ同じ好コンディション。A組の走行直後でタイヤラバーが乗った状態のコースはB組にやや有利か。

 フォーメーションラップからスタート、ポールシッターの小田はスムーズに発進してホールショットを奪い第1コーナーへ。後方では4番グリッドから発進の内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)が得意のロケットスタートを決めてピットウォール側から突進、第1コーナーまでにジャンプアップ、2位でターンインする。

 2番グリッドの田中が3位、3番グリッドの堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)が4位へとドロップ。 後方も接戦で6番手スタートの池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)が第3コーナーで5位の角間光起(ELEVレーシング10V ED)のアウトから仕掛けるが、ここは角間がポジションを守る。

 いったん3位に落ちた田中だが第5コーナーで内田のアウト側に並びかけてファーストアンダーブリッジを通過、サイド・バイ・サイトで130Rを抜けるとS字の入り口で前に出て2位を奪い返す。堂園も内田を差しに行くがここは内田が抑える。堂園なおも引き下がらずヘアピンで仕掛けるが、ここも内田がタイヤをロックさせながら防御してダウンヒルストレートへ。後方では内田のチームメイトで7番手スタートだった池内比悠(群馬トヨペット RiNoA ED)が池田、角間と3ワイドで駆け降りると90度コーナーへのブレーキング勝負。ここは角間~池田~池内と順位変わらずコーナーを通過する。

 オープニングラップを終えてトップ小田と2位田中の差は0.863秒差。3位内田は田中の0.612秒後方で、堂園が並びかけて0.060秒差でコントロールラインを通過。2周目に入ると、第1~第2コーナーで堂園が前に出て3位のポジションを奪い返す。田中は2周目に2分4秒354のファステストラップで小田とのギャップを0.729秒に削り取る。

 3周目も田中は2分3秒951とファステストラップを更新、4秒02の小田に対して0.478秒差と詰め寄る。A組と同様にトップ2台のペースが速く、3位堂園は2.23秒差に置いて行かれて、背後には内田が0.201秒差と張り付いて4週目へ。内田は堂園のスキを狙ってプレッシャーをかけるとV字コーナーでインから仕掛けてサイド・バイ・サイドに持ち込む。2台はそのままヘアピンを抜けてダウンヒルストレートへ。ここに5位の角間も参戦。堂園を中央に右に角間、左に内田と3ワイドとなって90度コーナーへアプローチ。内田が3台の先頭に立ってターンイン、角間がさらにインを狙うが内田がラインを封じたところに堂園が続きビクトリーコーナーへ。ここで角間は引き、内田~堂園~角間の順で最終コーナーへ。この間にトップ2台は5秒以上先に行き、トップ小田、2位田中は0.591秒差で5周目へ。3位内田から6位池田までが0.829秒の中に連なっている。

 5周目、堂園が第1コーナーで内田のインを差して3位を奪い返すが、内田はテールに食らいついて再逆転のチャンスを窺い、第5コーナーで両車並びかけるとS字の入り口では内田が前に。ダウンヒルストレートでは再びサイド・バイ・サイドになるが、内田がポジションを守り切る。角間が僅かに離れて、その背後では6位池田を池内がビクトリーコーナーでオーバーテイクする。

 トップ小田と2位田中は0.735秒の差でファイナルラップ突入。6秒以上離れた3位グループは内田と堂園が0.184秒差、5位角間が0.314秒差とワンパック。そこから0.631秒差の6位池内と7位池田0.323秒、8位小村明生(FIRST GARAGE REAXION)も0.285秒とこちらも3台がワンパックで一触即発の状態だ。その中で池田が6位の座を奪い返すべく池内に迫り、第5コーナーからファーストアンダーブリッジ~130Rにかけて並走、いったんは池田が前に出るが、ダウンヒルストレートで池内がスリップストリームから抜け出て90度コーナーアウト側からオーバーテイク、再逆転で6位。その前では堂園も内田に90度で勝負を挑むがこちらは内田が守り切ってそのまま3位チェッカー。堂園は最終コーナーから内田を追い詰めたが0.075秒届かず4位。角間も0.243秒の差で5位。6位の座を争った3台は池内~池田~小村の順でフィニッシュラインを通過した。

 小田はスタートでトップに立って以来一度も田中を寄せ付けず0.590秒の差でトップチェッカー。レースタイム12分30秒724とA組トップの白崎の32秒178を上回り、明日のファイナルレースのポールポジションを獲得した。以下B組が奇数列、A組が偶数列のスターティンググリッドに並ぶことになる。

 2023年スーパーFJ日本一決定戦、ファイナルレースは明日12月10日、12時10分コースイン予定。いよいよ今年のスーパーFJの最終レース。

B組セミファイナル2位は田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)

B組セミファイナル3位は内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

B組セミファイナル4位は堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

B組セミファイナル5位は角間光起(ELEVレーシング10V ED)

B組セミファイナル6位は池内比悠(群馬トヨペットRiNoA ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎB組セミファイナル結果

S-FJ日本一決定戦 -RIJ- (2023/12/09) B Group Semi Final Weather:Fine Course:Dry
2023 Super FJ S-FJ日本一決定戦 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
134小田 優AUTOBACS Drago CORSE KK-SII
MYST KK-S2
612'30.724--
22田中 風輝24systemタイヤサービスM2 KK-SII
MYST KK-S2
612'31.314 0.590 0.590
382内田 涼風群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
612'38.730 8.006 7.416
456堂園 鷲Kデンタルオフィス☆ミスト
MYST KK-S2
612'38.805 8.081 0.075
572角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
612'39.048 8.324 0.243
681池内 比悠群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
612'41.01210.288 1.964
797池田 拓馬TAKE FIRST & AMEROID
MYST KK-S2
612'41.15810.434 0.146
852小村 明生FIRST GARAGE REAXION
MYST KK-S2
612'41.36910.645 0.211
986村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
612'42.14911.425 0.780
1057G1吉田 宣弘EXTREME☆MYST☆GY☆KKS-II
MYST KK-S2
612'42.82412.100 0.675
1115小田部 憲幸いえらいふZAP設楽小山田会ED
TOKYO R&D RD10V
612'43.64912.925 0.825
1279中澤 凌ZAP NAKs 10V ED
TOKYO R&D RD10V
612'47.83417.110 4.185
1316G2大貫 直実グレード1・オートレット・SUZUBAN F109
ZAP F109
613'13.06842.34425.234
1437青木 諒太かのせ温泉赤湯with Albirex RT ED GIA
TOKYO R&D RD10V
613'13.52742.803 0.459
1514熱田 行雲ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
613'15.14744.423 1.620
1669梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
36'31.3613Laps3Laps
---- 以上ファイナル進出 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 34 小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII) (4/6) 2'03.809 139.599 km/h

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎA組セミファイナルドライバーコメント 1位・白崎稜「当たらないでクリーンなレースができれば」

1位 91号車・白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース & QUICK羽生)

B組セミファイナル優勝の白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース&QUICK羽生)

 「後ろのプレッシャーが消えた時点でクルマをいたわる方向にしていたので、少し抑え過ぎちゃって小田選手の総合タイムに負けてしまって、決勝2番手(グリッド)だと思います。(相手が小田君で)身内なんで当たらないでクリーンなレースができればいいなと思います」

2位 11号車・村田悠磨(Rn-sports制動屋Vieureka)

B組セミファイナル2位の村田悠磨(Rn-sports制動屋Vieureka)

 「スタートをまずミスしてしまって、後ろから3台に抜かされてしまって、展開的にはその時には悪かったので焦ってしまったのですけれど、1周目からはちゃんと2台を抜いて、自分にペースがあるとわかったので、落ちついて丁寧に、ブロックしてきても頑張って抜いて。自分のタレてきたタイヤもペースを保ってタイムを出すことができました。ラッキーな2番手というのもありますけれど、明日は4番手からなので、さらにタイム差を詰めて行けるように1周1周大切にして走りたいと思います」

3位 7号車・渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

B組セミファイナル3位の渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

 「やっと予選からの不調の原因がわかったので、ここで巻き返すことができてよかったですね。ただその分みんなとセッティングとかイチからになるので、そこは明日のファイナルを踏まえて、その前のウォームアップの時に詰めていきたいなと思います」

4位 1号車・元山泰成(Ecotech Racing F)

B組セミファイナル4位の元山泰成(Ecotech Racing F)

 「スタートはすごいよかったです。けっこう決まったかなという感じで。タイヤもけっこう暖まっていたので、1~2コーナーで(前を)抜いて。ただずっと僕の後ろについていたファーストガレージの子(椎橋選手)が速くて、抜き返されるとついていけないと感じていたので、とりあえず頑張ってブロックして、ちょっと接触もあったのですけれど、ダメージがなかったのでそのまま。向うの子はスピンしちゃったのですけれど。そこからちょっと後ろと(ギャップが)開いたのですけれど僕もペース上がらなかったので、最後渡会君に行かれた感じです。決勝に向けては2分4秒中盤とか前半が見えないので、厳しい感じはなるんでしょうけれど、とりあえず自分の出来ることを精いっぱい発揮して、頑張りたいと思います」

5位 27号車・豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

B組セミファイナル5位の豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

 「スタートから1~2周目が全然遅かったのが敗因で、後半はだんだんペース上がってきてよかったのですけれど、もうちょっと前半速く走れるようにしたいな、というレースでした」

6位 36号車・磐上隼斗(アルビ富士吟景GIA ED)

B組セミファイナル6位の磐上隼斗(アルビ富士吟景GIA ED)

 「とりあえずサバイバルだなぁと思って。やっぱり鈴鹿組もレベルが高いし、バトルの駆け引きも、富士の時に一回経験しましたけれど、相変わらずレベル高いな、って。もてぎの普段とは違うな、と感じました。でもそこでも全然競り負けることなく、後半ちょっとクルマがセットがズレてきちゃって、ペース落としたのですけれど、それも明日には解決すると思うので、きざしはありますね。明日は這い上がるだけですね。みんな言うと思うのですけれど(笑)、スタート決めて。横にいるのが池内さん、速い人しかいないので、食らいついていくしかないですね」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎA組セミファイナル 白崎稜がスタートを決めてトップフィニッシュ

A組セミファイナル優勝は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース&QUICK羽生)

 2023年スーパーFJ日本一決定戦がモビリティリゾートもてぎで開催され、2グループに分けて行われたセミファイナルレースA組では、白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース & QUICK羽生)がスタートダッシュを決めてポールポジションの迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)を仕留めると、6周のスプリントレースで2位に5秒以上の大差をつけてフィニッシュ、明日の決勝でのフロントロウを獲得した。

 15台で行われるA組のセミファイナルレースは12時にコースイン。穏やかに晴れたモビリティリゾートもてぎは朝の予選が気温3度だったのに比べ、この時間の気温は15度、路面温度23度という好コンディション。予選でクラッシュに見舞われていた甲山晴翔(Vivalavidaでさん子10V ED)も修復を終えて最後尾のグリッドについた。

 フォーメーションラップからスタート、ポールシッターの迫の反応がにぶく、2番グリッドから発進の白崎が前に出るとホールショットを奪い、トップで第1コーナーへ。後方では6番手スタートの元山泰成(Ecotech Racing F)の勢いがよく、前からスタートの豊島里空斗(C.S.I Racing ED)と村田悠磨(Rn-sports制動屋Vieureka)を第3コーナーまでに片づけて4位へポジションを上げる。豊島5位の後方には7番グリッドからスタートの渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が進出している。元山は3番手スタートの座を守っていた椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)も第5コーナー進入で仕留めて3位へ、さらに渡会もアウトから豊島に襲いかかり130Rまでに前に出て5位、渡会は今年は各地のスーパーFJにスポット参戦していてSUGOやオートポリスで優勝も飾っている。今回は練習走行から予選までやや苦労していたが、ここにきて持ち前のスピードを取り戻したか。さらに豊島はS字で村田のオーバーテイクも許してしまい7位までドロップ。

 トップに立った白崎は迫との間合いをひろげてオープニングラップを終了。0.711秒の差をつけている。3位に上がった元山だが前半セクションでのバトルで前2台を逃がしてしまう結果になり白崎から2.108秒の遅れ。その元山に抜かれて4位に落ちた椎橋が2周目の第1コーナーでアウトから仕掛けるがここは元山がポジションを守る。椎橋はなおも元山を攻め続け第3コーナーでインから並びかけてターンイン。しかしここで僅かに接触があったようで椎橋はスピン、最後尾からレースに復帰する。これをアウト側に回避した豊島のインを磐上隼斗(アルビ富士吟景GIA ED)が突いて6位へ進出。

 ダウンヒルストレートでは順位を落としていた村田が渡会のスリップストリームから右サイドに抜け出し90度コーナーへのブレーキングでオーバーテイクに成功、4位にポジションを戻す。

 2周目を終えてトップ白崎と2位迫の差は0.779秒。この2台のペースが2分4秒台で突出しており、5秒台の3位元山は3.479秒差。以下村田~渡会~磐上と続く。

 3周目、7位まで順位を落としてた豊島がS字の手前で磐上を仕留めて6位に浮上。白崎は2分4秒092と連続でファステストラップを更新するペースだが迫も4秒177を出して0.864秒差に留めてチャンスを窺う。しかし白崎はつけいるスキを見せず、4周目には3秒980とさらにファステストラップを更新して迫を突き放し1.467秒差とする。3位元山は大きく離され迫から4.138秒遅れている。そこから0.408秒のギャップで村田、さらに0.576秒差で渡会と、3位グループの緊張が高まる。

 このまま白崎と迫のマッチレースかと思われた5周目、第1コーナーを迫が直進、グラベルでストップしてしまう。迫によると90度コーナー出口でアウト側の縁石に強く乗って、そのダメージでリヤサスペンションのアームが折れてしまったそうで、ここで無念のリタイヤ。前日のエンジン交換といい、迫はトラブルに見舞われ続けている。これで白崎は一気に楽になり、2位以下を大きく離して独走状態、逆に2位グループのバトルは先鋭化。元山~村田~渡会がテール・ツー・ノーズでヘアピンを通過すると、ダウンヒルストレートでは村田が元山の右サイドからブレーキング勝負で前に出てインから90度コーナーへターンイン、2位に進出。3台が0.4秒の中に連なってファイナルラップへ突入。

 ファイナルラップ、勝利を確信したか白崎はややペースを落とすも2位に5.738秒の大差でフィニッシュ。A組のセミファイナルを制した。2位争いは村田がやや抜け出し、元山をつけ狙っていた渡会が第5コーナーでインからオーバーテイク、3位に上がって、元山4位という着順に。豊島5位、磐上6位というトップ6になった。

 白崎のフィニッシュタイムは12分32秒178。この後に行われるB組のフィニッシュタイムと早い方がポールポジションとなる。そのB組のセミファイナルレースはこの直後、12時40分コースイン開始だ。

A組セミファイナル2位は村田悠磨(Rn-sports制動屋Vieureka)

A組セミファイナル3位は渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

A組セミファイナル4位は元山泰成(Ecotech Racing F)

A組セミファイナル5位は豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

A組セミファイナル6位は磐上隼斗(アルビ富士吟景GIA ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhisa NOINE

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎA組セミファイナル結果

S-FJ日本一決定戦 -RIJ- (2023/12/09) A Group Semi Final Weather:Fine Course:Dry
2023 Super FJ S-FJ日本一決定戦 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
191白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース&QUICK羽生
MYST KK-S2
612'32.178--
211村田 悠磨Rn-sports制動屋Vieureka
MYST KK-S2
612'37.916 5.738 5.738
37渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
612'39.449 7.271 1.533
41元山 泰成Ecotech Racing F
MYST KK-S2
612'39.892 7.714 0.443
527豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
612'40.050 7.872 0.158
636磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
TOKYO R&D RD10V
612'43.16210.984 3.112
755板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
612'43.98011.802 0.818
883樺木 大河ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
612'44.70412.526 0.724
923宇高 希TAKE FIRST R&D
TOKYO R&D RD10V
612'45.28213.104 0.578
1017飯田 有希Far East Racing・KK-SII・D-BONDS
MYST KK-S2
612'52.34620.168 7.064
1153椎橋 祐介FG&SW NMSP 919 KKSII
MYST KK-S2
612'56.66024.482 4.314
1221G1太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
612'58.62826.450 1.968
1324甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
613'03.20031.022 4.572
1478G2柴田 泰知ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
613'17.45945.28114.259
1571迫 隆眞EAGLE ERS S-FJ
MYST KK-S2
48'23.9802Laps2Laps
---- 以上ファイナル進出 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 91 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース&QUICK羽生) 2'03.980 (4/6) 139.406 km/h

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎB組公式予選ドライバーコメント ポールポジション・小田優「自分のペースで走れば負けない」

ポールポジション 34号車・小田優(AUTOBACS Drago CORSE)2分03秒712

B組ポールポジションの小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)

 「序盤タイヤが暖まらなくて、ヒヤっとしたのですけれど、最後はしっかり暖まってくれて、いいタイムが出せたので、よかったかな、と思っています。セットもしっかり合っていて、自分的にはすごく乗りやすいクルマだったので、いい感じで走れました。セミファイナルはまずスタートでミスらないようにして、単純に自分のペースで走っていれば、たぶん負けはしないと思うので、ミスをしないように走りたいです」

予選2位 2号車・田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)2分03秒994(+0.282秒)

B組予選2位の田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)

 「今週ずっと登り調子なので、このままの調子で行って。先週ちょっと自分のミスというか詰めの甘さが出たので、そこでのいろいろ反省点を今週うまく活かしていこうかな、と思います。セミファイナルは6周と短いですけれど、逆にとらえたら短いからトップは狙えるかな、と思います」 」

予選3位 56号車・堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)2分04秒253(+0.541秒)

B組予選3位の堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

 「遅いところは見えているのですが、そこはまだうまくいかないので、そこだけだと思います。決まっているところはいいのですけれど。クルマ自体は悪くないと思うので、セッティングとかは変えないで行こうかなと思っています。レースになればまた(状況が)変わってくると思うので大丈夫だと思います。自分でなんとかできる範囲なので」

予選4位 82号車・内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)2分04秒299(+0.587秒)

B組予選4位の内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

 「マイナス表示出ていたので2分3秒入ったと思ったのですけれど、ちょっと詰められなかったので(そればなければ)3秒9は入っていたと思います。感触はよかったです、クルマも決まっている感じで悪くはなかったです。セミファイナルは6周しかないので、ガツガツ行って、トップで帰ってこようと思います。明日のファイナルの為のグリッドをいかに前に出られるかだと思うので、頑張ります」

予選5位 72号車・角間光起(ELEVレーシング10VED)2分04秒513(+0.801秒)

B組予選5位の角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 「思ったよりいい結果で、ホッとしています。だいぶクルマとタイヤもいい感じに熱が入ってきて、温間のセットアップの領域に入ってきたので、それでタイム上がったな、って感じですね。セミファイナルはトップの西の人たちがすごく速いので、それに追いつけるかというと正直ちょっと厳しいという部分もあるかもしれませんけど、少なくとも3番手までは予選のタイムも近いので、3番手まで2つポジションを上げて、狙っていきたいなと思っています」

予選6位 97号車・池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROI)2分04秒545(+0.833秒)

B組予選6位の池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)

 「なかなかまとめ切れなかったって感じです。ホントだったらもうちょいミスなくいけば、3番手ぐらいにはいけたかな、って感じです。まだセミファイナル残っているので、頑張ります。タイヤがロット変わってから固くなったのが印象なので、みんな最後に(タイム)出ているような感じですね。路面も冷えたままなので。セミファイナルはやるだけやります。(前に)ついて行って、絶対チャンスあるので、巻き返します」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎB組公式予選 小田優がポールポジションを獲得

B組ポールポジションは小田優(AUTOBACS Drago CORSE KK-SII)

 2023年スーパーFJ日本一決定戦はB組予選がモビリティリゾートもてぎで行われ、昨年のチャンピオンマシンをドライブしてデビュー5レース目の小田優(AUTOBACS Drago CORSE)が2分3秒712でポールポジションを獲得した。

 A組に続いてB組予選は午前9時10分コースオープン。小田を先頭に16台が20分間の予選にいどんだ。A組の予選と比べて気温はわずかに上昇し6度。路面は依然として冷えたままのようだ。

 まずは残り13分、鈴鹿岡山シリーズ2位の田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)が2分5秒671でトップ。2番手に小田が5秒724、3番手堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)が6秒009と続く。A組に比べてやや立ち上がりが早いように見える。4番手は池内比悠(群馬トヨペット RiNoA ED)、5番手池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROI)ともてぎ/SUGOシリーズ参戦組がつけ、6番手には筑波/富士シリーズの終盤に2連勝した角間光起(ELEVレーシング10VED)が続く。

 残り11分、田中は早くも2分4秒台に入れて4秒928。小田5秒014で2番手に続いて3番手にはもてぎ/SUGOシリーズチャンピオンの内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)が5秒275で上がってくる。堂園は4番手にドロップ、角間も5秒430と自己ベストを更新して、5番手へ上がり池内6番手。

 残り9分、田中はトップタイムを2分4秒667まで短縮、堂園が0.001秒の差で2番手へ。小田3番手へドロップし、内田が4秒925と自己ベストながら4番手へ後退。5番手角間に続いて池田が6番手。

 残り7分、小田が第2、第3セクターで全体ベストを刻み2分4秒318のトップタイムを出すが、直後にコントロールラインを通過した堂園が4秒253とこれを上回り首位へ。田中は3番手へ後退、内田、角間を挟んで6番手には池内が再浮上する。

 残り5分、小田が2分4秒082を出して再びトップ、堂園は2番手へダウン、3番手には4秒486の内田が上がり、角間が4秒513で4番手、6番手には筑波/富士シリーズチャンピオンの小村明生(FIRST GARAGE REAXION)が4秒788を出して上がってくる。

 残り3分、小田は再び第1、第3セクターで全体ベストを出し2分3秒台に突入、3秒926をマークする。田中が4秒468で3番手、池内が4秒595で6番手へポジションアップするが、残り1分で池田が4秒550を出して池内を0.005秒上回り逆転する。

 チェッカードフラッグが振られる中、小田はさらにタイムを詰めて2分3秒712を叩き出してB組セミファイナルのポールポジションを決めた。田中も2分3秒台に入れたが0.282秒及ばず2番手。堂園4秒243で3番手、内田4秒299で4番手、以下角間、池田が3列目に並んだ。

 B組のセミファイナルは12時40分コースイン開始予定だ。

B組予選2位は田中風輝(24systemタイヤサービスM2 KK-SII)

B組予選3位は堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)

B組予選4位は内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

B組予選5位は角間光起(ELEVレーシング10V ED)

B組予選6位は池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎB組公式予選結果

S-FJ日本一決定戦 -RIJ- (2023/12/09) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 Super FJ S-FJ日本一決定戦 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
134小田 優AUTOBACS Drago CORSE KK-SII
MYST KK-S2
2'03.712--139.708
22田中 風輝24systemタイヤサービスM2 KK-SII
MYST KK-S2
2'03.994 0.282 0.282139.391
356堂園 鷲Kデンタルオフィス☆ミスト
MYST KK-S2
2'04.253 0.541 0.259139.100
482内田 涼風群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
2'04.299 0.587 0.046139.049
572角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'04.513 0.801 0.214138.810
697池田 拓馬TAKE FIRST & AMEROID
MYST KK-S2
2'04.545 0.833 0.032138.774
781池内 比悠群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
2'04.595 0.883 0.050138.718
852小村 明生FIRST GARAGE REAXION
MYST KK-S2
2'04.788 1.076 0.193138.504
915小田部 憲幸いえらいふZAP設楽小山田会ED
TOKYO R&D RD10V
2'04.799 1.087 0.011138.491
1086村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
2'04.855 1.143 0.056138.429
1157G1吉田 宣弘EXTREME☆MYST☆GY☆KKS-II
MYST KK-S2
2'05.032 1.320 0.177138.233
1269梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
2'05.151 1.439 0.119138.102
1379中澤 凌ZAP NAKs 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'05.164 1.452 0.013138.088
1414熱田 行雲ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'05.266 1.554 0.102137.975
1537青木 諒太かのせ温泉赤湯with Albirex RT ED GIA
TOKYO R&D RD10V
2'09.962 6.250 4.696132.991
1616G2大貫 直実グレード1・オートレット・SUZUBAN F109
ZAP F109
2'30.90327.19120.941114.535
---- 以上基準タイム(130% - 2'41.182)予選通過 ----

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎA組公式予選ドライバーコメント ポールポジション・迫隆眞「ベストは尽くせたので満足している」

ポールポジション 71号車・迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)2分03秒858

A組ポールポジションの迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

 「昨日の最後のセッションから調子はよかったので、今日もポール狙っていきました。タイム的には僕の冷えているコンディションの中ではベストは尽くせたと思うので、満足しています。セミファイナルはバトルになったら簡単にちぎっていける相手ではないので、そこはしっかり自分のペースを保って、トップチェッカーうけたらいいなと思っています。トップチェッカーだけでなくタイムでポールポジションも狙っていきたいと思います」

予選2位 91号車・白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース & QUICK羽生)2分04秒219(+0.361秒)

A組予選2位の白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース&QUICK羽生)

 「タイヤを発動させられなかったのが一番の原因です。僕がA組(予選)終わって帰ってきて、B組の(小田)優に情報を伝えてポール取れたので、マシンの方向性はわかっているので。セミファイナルは当らずしっかりレースできればいいかな、という感じです。マシンは何も問題ないので、後は暖め切って、攻めるだけですね」

予選3位 53号車・椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)2分04秒250(+0.392秒)

A組予選3位の椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)

 「ずーっと行き続けて、タイムが上がった感じが昨日からしていたので、ずっとプッシュしていました。昨日ニュータイヤ入れていなくて、ちょっとどうなるかなって不安なところもあったのですけれど、だいぶ上位との差は詰まった方かな、という。ちょっと迫君が抜けているので、そこに向けて、ちょっとニュータイヤでセットアップ変えたいところがあるので、そこをアジャストして、次の6周(セミファイナル)でチェックして、明日(ファイル)行けるように。(調子は)悪くはないです」

予選4位 27号車・豊島里空斗(C.S.I Racing ED)2分04秒327(+0.469秒)

A組予選4位の豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

 「最後に後半もっと(タイムが)出ていたのですけれど、4秒3が出た時もS字で元山選手に詰まってはいないのですけれど、自分がミスして。そこから全然伸びていなかったので、それがなかったらもっと行けたなと思うのと、最後元山選手とか、迫選手が第4コーナー立ち上がりのストレートでゆっくり走っていて、それを避けるためにイン側から行って、それもロスタイムになって。最後もうちょっとまとめられれば、もっと行けたと思います。セミファイナルはとりあえず自分の順位維持とか考えて、もっといければ上位目指していけると思います」

予選5位 11号車・村田悠磨(Rn-sports制動屋Vieureka)2分04秒373(+0.515秒)

A組予選5位の村田悠磨(Rn-sports制動屋Vieureka)

 「最初の方は迫君と一緒に、ペースついていけていて、いい感じだったのですけれど、そこからが前に詰まっちゃって、遅い車が出てきて、一回後ろに下がろうと思って走っていたのですけれど。その選択はOKだったのかな、と思うのですけれど、そこからが自分のブレーキの甘さがあり、昨日の最後の走行はそういうところがうまく改善されたかと思っていたのですけれど。朝の新品タイヤの走行になると、またブレーキが甘くなってしまったのかな、というところですね。突っ込みが甘くなってしまったかなと思います。セミファイナルはひとつでも順位上げて、5番手からスタートなので、次は1~2番手にいられたら優勝の可能性もたぶんあると思うので、そこを目指して頑張りたいと思います」

予選6位 1号車・元山泰成(Ecotech Racing F)2分04秒837(+0.979秒)

A組予選6位の元山泰成(Ecotech Racing F)

 「今回もてぎが初めてなので、まだもうちょっと練習はしたいな、という感じです。セミファイナルは前の村田君とはちょっとタイム差があるので、後ろの渡会君から後ろには抜かされないように、とりあえずスタートは冷静に頑張ろうと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎA組公式予選 迫隆眞がただ一人2分3秒台に入れてポールポジション獲得。

A組ポールポジションは迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)

 2023年スーパーFJ日本一決定戦がモビリティリゾートもてぎで開幕。2グループに分けて行われた予選A組で、スーパーFJレース4戦目の迫隆眞(EAGLE ERS S-FJ)が2位以下に0.361秒の差でポールポジションを獲得した。

 2023年のスーパーFJの締めくくりは恒例の日本一決定戦。各地のシリーズチャンピオンを筆頭に31台がエントリー。予選とセミファイナルはA/B二つのグループに分けられて12月8日(土)に開催される。

 まずは15台で争われるA組の予選のコースオープンは8時40分、夜明け前には0度近くまで冷え込んだ気温は3度と依然として低い。路面も冷え切っておりタイヤの発動に苦労しそうなコンディションだ。鈴鹿/岡山シリーズチャンピオンの白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース & QUICK羽生)を先頭に全車コースイン。20分間の予選が開始された。

 まずは残り13分、迫が2分6秒463でトップタイム。迫は11月19日のもてぎでS-FJデビュー、2位を獲得すると翌々週の鈴鹿戦にも出場。12月2日の第7戦でポール・ツー・ウインを飾って再びもてぎに戻ってきた。前日の練習走行中にオイルパンが割れるトラブルに見舞われエンジンを換装、交換後のエンジンは好調だとのこと。2番手は鈴鹿/岡山シリーズを戦った村田悠磨(Rn-sports制動屋Vieureka)の6秒468、迫とは0.005秒の差だ。3番手豊島里空斗(C.S.I Racing ED)6秒684。豊島は5月のSUGO大会に弱冠15歳で出場、いきなり2連勝と鮮烈なスーパーFJデビューを飾った選手だ。

 続いて残り11分、白崎が2分5秒862で首位に立つが、すかさず村田が5秒789をマーク、さらに椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)が5秒764でトップ。椎橋はもてぎ/SUGOシリーズ2位。チャンピオンを獲得した内田涼風とは僅か1ポイントの差だった。3番手にドロップした白崎は続く周回で4秒956とタイムを削り再びトップへ。さらに豊島も5秒173で2番手、迫が5秒182で3番手へ。椎橋を挟んで5番手には鈴鹿/岡山シリーズ3位の元山泰成(Ecotech Racing F)が5秒602で上がってくる。村田6番手。

 残り7分、白崎はトップタイムを2分4秒669まで更新。迫も4秒757で2番手へ。村田が5秒044で3番手に浮上するもすぐに椎橋が4秒985で逆転する。白崎はさらに4秒436までタイムを短縮、村田が4秒547で2番手へポジションを上げるがまたしても椎橋が0.066秒上回り2番手。

 残り3分、白崎は第1セクターで全体ベストを刻むと2分4秒219とさらにタイムを縮める。しかしここで迫が4秒129をマーク、トップに立つ。迫はさらにタイムを削り取り、一人だけ2分3秒858と2分3秒台に突入、このタイムでポールポジションを決めた。2番手白崎は0.361秒差、3番手は豊島で決まりかと思われたがチェッカードフラッグ後の周回で椎橋が2分4秒250を出してポジションを奪い取る。豊島4番手、村田5番手、元山6番手という結果になった。

 A組のセミファイナルは12時コースイン開始予定だ。

A組予選2位は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース&QUICK羽生)

A組予選3位は椎橋祐介(FG&SW NMSP 919 KKSII)

A組予選4位は豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

A組予選5位は村田悠磨(Rn-sports制動屋Vieureka)

A組予選6位は元山泰成(Ecotech Racing F)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

S-FJ日本一決定戦

日本一決定戦もてぎA組公式予選結果

S-FJ日本一決定戦 -RIJ- (2023/12/09) A Group Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 Super FJ S-FJ日本一決定戦 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
171迫 隆眞EAGLE ERS S-FJ
MYST KK-S2
2'03.858--139.544
291白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース&QUICK羽生
MYST KK-S2
2'04.219 0.361 0.361139.138
353椎橋 祐介FG&SW NMSP 919 KKSII
MYST KK-S2
2'04.250 0.392 0.031139.103
427豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
2'04.327 0.469 0.077139.017
511村田 悠磨Rn-sports制動屋Vieureka
MYST KK-S2
2'04.373 0.515 0.046138.966
61元山 泰成Ecotech Racing F
MYST KK-S2
2'04.837 0.979 0.464138.449
77渡会 太一FTKレヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'04.864 1.006 0.027138.419
836磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
TOKYO R&D RD10V
2'05.033 1.175 0.169138.232
955板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
2'05.318 1.460 0.285137.918
1083樺木 大河ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'05.536 1.678 0.218137.678
1123宇高 希TAKE FIRST R&D
TOKYO R&D RD10V
2'05.558 1.700 0.022137.654
1217飯田 有希Far East Racing・KK-SII・D-BONDS
MYST KK-S2
2'06.637 2.779 1.079136.481
1321G1太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
2'07.890 4.032 1.253135.144
1478G2柴田 泰知ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'08.758 4.900 0.868134.233
1524甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'09.436 5.578 0.678133.530
---- 以上基準タイム(130% - 2'41.341)予選通過 ----

S-FJ日本一決定戦 | もてぎ・菅生S-FJ選手権 | オートポリスS-FJ選手権 | 筑波・富士S-FJ選手権 | 鈴鹿・岡山S-FJ選手権

JAF地方選手権チャンピオンズインタビュー 白崎稜「バトルは負ける気がしない」

 今年も年末恒例のスーパーFJ日本一決定戦が開催される。今年の会場であるモビリティリゾートもてぎには31台の精鋭がエントリー。その中には各地で行われたJAF地方選手権のチャンピオンも含まれている。今年の4人のチャンピオンに、今シーズンの振り返りと、明日から始まる日本一決定戦への意気込みを聞いた。(前日の練習走行1回目直後の談話)

鈴鹿/岡山シリーズチャンピオン 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース&QUICK羽生)

2023年度鈴鹿・岡山シリーズのチャンピオンの白崎稜

 「シリーズのチャンピオンを狙って開幕戦から頑張ってきたので、その結果としては目標達成ということで、僕がレースをしている中で一番いいシーズンになったのかなと思います。ジャパンリーグのチャンピオンも取れて、今タイトルを二つ獲得している状態なので、三つ目の日本一を取って三冠を目指したいですね。日本一決定戦も鈴鹿岡山シリーズも2023年はどっちも取っていこうと目標があったので、絶対優勝したいです。この前もてぎを2年ぶりに走って、レースは初めてで、もてぎのレース感覚は掴めているので、万全な状態でのぞむことができます。バトルは負ける気がしないので、当たらずクリーンなレースができればいいかなと思っています」

もてぎ/SUGOシリーズチャンピオン 内田涼風(群馬トヨペット RiNoA ED)

2023年度もてぎ・菅生シリーズチャンピオンの内田涼風

 「今シーズンは開幕戦(第1戦未完走、第2戦4位)がちょっともったいなかったかな、というところで。あれは両方勝てたレースだと思うので、そこがなければもうちょっと(早めに)決まってたかな、という感じはあります。最後の方はまとまってきたのでよかったと思います。日本一決定戦は練習走行も今日からなのですけれど、タイムも悪くなくて、バトルも自信あるので。この間(シリーズ最終戦)はポイントのこともあったのですけれど、今回は何も気にしないで攻めていけると思うので、いける気がします」

筑波/富士シリーズチャンピオン 小村明生(FIRST GARAGE REAXION)

2023年度筑波・富士シリーズチャンピオンの小村明生

 「スーパーFJは7年ぶり、公式戦が5年ぶりだったので、不安はかなりたくさんありましたけど、開幕戦優勝したことで、自信と落ち着きを取り戻して、連勝連勝できて。途中で全勝はできなかったですけれど、チャンピオン獲得できて、いいシーズンになったかな、と思いますね。日本一決定戦は もてぎで前回レース出て(クラッシュでリタイヤ)中途半端なとこで終わっちゃったので、今回はしっかり完走した上で、優勝目指して。いい感じで練習できているので、明日明後日しっかり戦っていきたいと思います。鈴鹿勢がてごわい、白崎稜や渡会太一もいますし、富士で前2台に行かれちゃっていることもありますし。サーキット違っても速い二人なので、そこにしっかり食いついて。もてぎシリーズの面々ももちろんてごわいと思うので、彼らに負けないように、しっかり(筑波富士の)チャンピオンとして風格を保ちたいなと思います」

オートポリスゴールドカップシリーズチャンピオン 宇高希(TAKE FIRST R&D)

2023年度オートポリスシリーズチャンピオンの宇高希

 「今年の目標はJAFの選手権でチャンピオン取ることだったので、目標達成できたのでとてもうれしいです。去年から比べて自分の運転がうまくなっているとかはないので、そこは結果にこだわって、どこ(のシリーズ)で走ろうかとか決めていたので。もてぎシリーズかオートポリスのどちらかというところで悩んでいたのですけれど、池田選手が(もてぎシリーズに)出るということで、自分はオートポリスにしました。2019年くらいに初めてオートポリス走って、2020年シリーズを最後同ポイントで、自力タイトルのチャンスあったのを逃しちゃって。チャンピオン取らないと区切り付けられないとは思っていました。日本一決定戦は正直苦しいですけれど、チャンピオンとして来ているので、少しでも意地を見せられたらと思っています。調子はまだ、2分4秒台にも入っていない状態で、昨日いろいろ試したセッティングで今日出してみたけれどうまく行かなかったので、元に戻せば4秒は入るけど、それでもトップについていけるかは苦しい感じですね。もてぎはブレーキング勝負のコースで、あまり得意ではなくて、それでも2021年に勝てたのですけれど(笑)、いかに展開に恵まれたのかな、と、相手が違って今の方がすごいレベル高いですね」

2023年、各シリーズのチャンピオンたち

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

VITA岡山

第6戦岡山決勝コメント 優勝・有岡綾平「クリーンなバトルだった」

優勝 有岡綾平(HERO'S TECH WORLD)

 「SCがあって10周のうちに藤原選手を抜こうと思ってたら5周になってしまい、焦りました。クリーンなレースをしてくれて、並んでも寄せることもなく、2人ともいいレースをできたと思います。耐久はありましたが、VITAのスプリントは初優勝なのでほっとしています」

2位 村上凌晟(Racing TEAM HERO'S)

 「昨日から始めてVITAに乗って、今日いきなりレースでした。優勝した有岡さんとチーム代表の青合さんのアドバイスを聞きながら走ったら、なんとか形になりました。前がごちゃごちゃしていたので、うまくよけながら、途中も前の選手とバトルして抜きました。去年まではヤリスカップに出ていました」

3位 長田茂久(TRACE☆CB☆制動屋☆愉快なおっさん)

 「激しいレースでした。若い人にはついていけません。ペナルティーの3位なので、後味は悪いですね。これからも出ますよ」

4位/チャレンジクラスチャンピオン 藤原優太(TMR AKILAND VITA)

 「スタートとSC後のリスタートはうまくまとめました。アトウッド立ち上がりからペースが上がらなくて、スリップに入られてはダブルヘアピンで離れての繰り返しでした。もうちょっとちぎれる速さがあったらと思います。リボルバーでシフトミスをして追いつかれ、増本選手が内側にいてコツンとあたった感じです。チャンピンですが、ちょっと後味が悪いですね。来年はFIA-F4とかチームといろいろ相談中です」

5位 植島禎一(尾張信貴山☆制動屋☆Trace☆VITA)

 「アウト側のグリッドだったので、1コーナーを外から行って、2コーナーでインを取るという作戦でした。それが功を奏して、2コーナーでのアクシデントを逃れることができ、運よくポジションアップできました。リスタートの時にチームメートの長田選手と村上選手を食えなかなと思ったんですが、そこまでペースは足りませんでした。藤原選手が前で回ったので追い抜いたんですが、1コーナーであっさりまくられました」

6位 中島僚斗(恵比寿&G RIGHT VITA)

 「予選は最終コーナーで滑ったときがベストラップでうまくいきませんでした。オープニングラップで前が混雑したときにちょうどインが空いていたので上まで行けました。VITAは1年目で23歳です。今年はレンタルですが、来年はマイVITAで出る予定です」

Text: Yoshinori OHNISHI

VITA岡山

第6戦岡山決勝 有岡綾平が初優勝 チャレンジクラスは藤原優太がトロフィークラスは下垣和也が戴冠

チャンピオンを獲得した藤原優太(TMR AKILAND VITA)

 VITA岡山シリーズ最終第6戦は10日、岡山国際サーキットで行われている「岡山チャレンジカップレース第7戦」で決勝を行い、予選2位からスタートした有岡綾平(HERO'S TECH WORLD)が初優勝を飾った。

 オーバーオールのチャレンジクラスは藤原優太(TMR AKILAND VITA)が、トロフィークラスは下垣和也(SOUEISHA-VITA)がチャンピオンを獲得した。

 決勝は午後2時40分にフォーメーションラップが始まり、参加21台全車がグリッドを離れた。天気は快晴、この時期にしては異例の暖かさだ。全車グリッドに着き、シグナルブラックアウトで最終戦の幕は切って落とされた。

 ポールポジションの藤原優太(TMR AKILAND VITA)、予選2位の有岡綾平(HERO'S TECH WORLD)、同3位の増本千春(SANNO SHIELD 01)、同4位の長田茂久(TRACE☆CB☆制動屋☆愉快なおっさん)は順位をキープして順当に1コーナーを通過した。

 ところが2コーナーで、その後ろを走る清水康友(カーブティッククラブ☆Trace☆制動屋)、藺牟田政治(NUTEC制動屋JOKER)、中西亮平(BASIS RACING☆NAMS)、下垣和也(SOUEISHA-VITA)の4台が絡むアクシデントが発生。下垣は最下位でコースに復帰したが、清水、藺牟田、中西はこの場でリタイアとなった。

 このアクシデントでの車両回収のためレースは開始早々にセーフティーカー(SC)が導入される。

 SC中の順位はトップ藤原、2位有岡、3位増本、4位長田で、5位に村上凌晟(Racing TEAM HERO'S)、6位に植島禎一(尾張信貴山☆制動屋☆Trace☆VITA)、7位に中島僚斗(恵比寿&G RIGHT VITA)、8位に後藤武史(MOLECULE萬雲塾VITA)、9位にTAKE chan(恵比寿アキランドVITA制動屋)、10位に松本匡史(m*dent with 萬雲塾VITA)が上がってきた。

 3台の車両回収に手間取り、SC先導のまま周回数の消化は延々と続く。ようやくSCが解除されたのは5周目で、レースは6周目から残り5周で再開された。

 再開後の6周目、トップ3台、藤原、有岡、増本は0秒5前後の間隔で4位の長田を引き離しながの展開となる。また、10位を走る松本が、前のTAKE Chanを捉えて9位に上がった。

 7周目にはトップ3台は互いにその差を縮めワンパックとなった。この周、5位を走る村上が、前の長田をリボルバーでパスして4位に、また9位の松本も後藤をパスして8位と毎周順位を上げる健闘を見せる。

 8周目にはバックストレートでトップ藤原のスリップについた2位有岡が、ヘアピンで並びかけこの2台は並走。しかし、ここは藤原が有岡を抑えてトップを死守した。この周、10位に落ちたTAKE Chanがペースの上がらない後藤を捉えて9位に浮上した。

 9周目にも再びバックストレートでスリップについた2位有岡とトップ藤原がヘアピンで並走。ここでついに有岡が藤原を捉え、トップに躍り出た。2位に落ちた藤原は、続くリボルバーコーナー立ち上がりでシフトミス。これに乗じて、3位増本がパイパーコーナーでインから仕掛ける。しかし、ここで両車は接触。藤原はスピンを喫し、6位まで後退。増本は2位に上がった。

 最終ラップの10周目には、6位に落ちた藤原が前を走る植島を1コーナーで捉えて5位まで順位を回復した。

 レースはこのまま終了。優勝は有岡で、2位増本、3位村上、4位長田、5位藤原、6位植島、7位中島、8位松本、9位TAKE Chan、10位後藤の順でゴールした。

 2位に入った増本は藤原を逆転してチャレンジクラスのチャンピン獲得と思われたが、非情にも藤原との接触で30秒加算のペナルティーが科されてしまう。

 優勝の有岡は変わらないが、3位以下の順位が繰り上がり、2位村上、3位長田、4位藤原、5位植島、6位中島、7位松本、8位TAKE Chan、9位後藤、10位戸田淳也(アングルオートVITA)で、増本は完走中、最下位の18位となった。

 優勝した有岡は今回スポット参戦。耐久レースでの優勝はあったが、一人で乗るスプリントレースでの優勝は初めてということで、表彰式では娘を抱え喜びもひとしおだった。

 2位に入った村上は優勝した有岡のチームメートで、ヤリスカップからの転身。VITAレース初参戦でいきなり2位に入る大健闘を見せた。

 3位に入ったのはトロフィークラスの長田。トロフィークラス、ランキングトップでのクラス優勝で文句なしのチャンピオンと思われたが、総合3位以内は対象外(特別規則書41条2.2)(2)②)で、クラス4位に入った下垣和也が戴冠となった。増本の降格がなければ総合4位でチャンピオン獲得だったが、なんとも釈然としない結果となった。

 4位に入ったのは17歳の藤原。このレースではペースが上がらず苦しい展開で、接触でスピンも喫する後味の悪いレースとなったが、終わってみればチャレンジクラスのチャンピオンを獲得。天国と地獄を経験したレースとなった。

 5位に入ったのは植島。レース展開にも助けられたが、粘り強い走りで序盤からの順位を譲らなかった。

 6位に入ったのは23歳の中島。今年からVITAレースに参戦を始め、スプリント形式のレースは全戦参加。このレースが今季最高位で、今後の活躍が楽しみな若手だ。

 チャレンジカップのポイントランキングは、チャンピオンが藤原優太、2位増本千春、3位には今回優勝した有岡綾平、4位は今回欠場の大八木龍一郎、5位は清水康友、6位は長田茂久となった。

 トロフィークラスは、今回クラス4位に入った下垣和也が逆転チャンピオン。2位には今回クラス優勝のTAKE Chanが上がり、ノーポイントの長田茂久は3位に後退し、4位藺牟田政治、5位吉村雅一、6位イノウエケイイチとなった。

 これで今季の岡山VITAシリーズはすべて終了。来年は2月18日に開幕する予定だ。

初優勝を飾った有岡綾平(HERO'S TECH WORLD)

決勝2位の村上凌晟(Racing TEAM HERO'S)

決勝3位の長田茂久(TRACE☆CB☆制動屋☆愉快なおっさん)

決勝4位でチャンピオンを獲得した藤原優太(TMR AKILAND VITA)

決勝5位の植島禎一(尾張信貴山☆制動屋☆Trace☆VITA)

決勝6位の中島僚斗(恵比寿&G RIGHT VITA)

ペナルティーで降格となった増本千春(SANNO SHIELD 01)

トロフィークラスでチャンピオンを獲得した下垣和也(SOUEISHA-VITA)

表彰式

トロフィークラスの表彰式

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

VITA岡山

第6戦岡山決勝結果

岡山チャレンジカップレース第7戦 -RIJ- (2023/12/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 VITA岡山シリーズ Round 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
116VITA有岡 綾平HERO'S TECH WORLD
テックワールドレーシング
1020'38.694--
217VITA村上 凌晟Racing TEAM HERO'S
テックワールドレーシング
1020'43.144 4.450 4.450
3*46Trophy長田 茂久TRACE☆CB☆制動屋☆愉快なおっさん
長田茂久
1020'46.088 7.394 2.944
431VITA藤原 優太TMR AKILAND VITA
アキランドレーシング
1020'47.813 9.119 1.725
534VITA植島 禎一尾張信貴山☆制動屋☆Trace☆VITA
植島禎一
1020'48.90910.215 1.096
683VITA中島 僚斗恵比寿&G RIGHT VITA
中島僚斗
1020'50.02011.326 1.111
7999VITA松本 匡史m*dent with 萬雲塾VITA
TMR
1020'50.37111.677 0.351
878Trophy1TAKE chan恵比寿アキランドVITA制動屋
TAKE chan
1020'51.10712.413 0.736
9510Trophy2後藤 武史MOLECULE萬雲塾VITA
TMR
1020'52.93814.244 1.831
1036VITA-戸田 淳也アングルオートVITA
戸田淳也
1020'58.48919.795 5.551
11105Trophy3吉村 雅一ヨシムラオートVITA
吉村雅一
1020'59.17220.478 0.683
1214Trophy4下垣 和也SOUEISHA-VITA
下垣和也
1020'59.52420.830 0.352
1330Trophy5三尾 修まるさん★萬雲塾★VITA
TMR
1021'02.44823.754 2.924
1480VITA森村 彰博恵比寿B※RIGHT-VITA
森村彰博
1021'02.75624.062 0.308
15525Trophy6CHAYKRS VITA
コウゲレーシング
1021'03.40524.711 0.649
1657VITA武連 良治TBR RAYBROS VITA
武連良治
1021'05.07926.385 1.674
1772Trophy7近藤 保AKILAND VITA
アキランドレーシング
1021'11.85633.162 6.777
18*6VITA増本 千春SANNO SHIELD 01
アングルオートモーテイブ株式会社
1021'12.62833.934 0.772
---- 以上規定周回数完走 ----
-4Trophy-藺牟田 政治NUTEC制動屋JOKER
蘭牟田政治
0-10Laps10Laps
-66VITA中西 亮平BASIS RACING☆NAMS
中西亮平
0-10Laps-
-75VITA清水 康友カーブティッククラブ☆Trace☆制動屋
清水康友
0 -10Laps-
  • Fastest Lap: CarNo. 6 増本千春(SANNO SHIELD 01) 1'45.166 (7/10) 126.760 km/h
  • CarNo. 46は、2023岡山チャレンジカップレース特別規則第41条2.2)(2)②により、トロフィークラスの表彰対象外とした。
  • CarNo. 6は、2023岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第18条2.①1)(危険なドライブ行為)により、決勝結果に30秒を加算した。

VITA岡山

第6戦岡山公式予選ドライバーコメント 予選3位・増本千春「予選で燃え尽きて優勝できない運命」

ポールポジション 藤原優太(TMR AKILAND VITA)
 「1周目の出て行った周にマイクナイトでオイルか水が漏れていて、オイル旗も出てなかったので、そこで刺さるなかと思いました。砂をまいてしまってすみませんでした。タイヤの内圧的にも赤旗前を狙っていたので想定どおりです。コンマ2くらいは上げられたかも知れませんが。決勝はスタートを決めてさっさっと逃げます」
予選2位 有岡綾平(HERO'S TECH WORLD)
 「1周目にマイクナイトでオイルに乗って飛び出しました。そこからは路面コンディションも悪かったので、最後まで合わせきれず、トップタイムを取れず残念でした。2番手ですが、自分のベストを尽くせなかったので後悔しています。ポールは狙っていて、44秒5くらいまでは出ると思ってたのでコンマ5足りなかったです。決勝はスタートが得意なので前に出て優勝したいですね」
予選3位 増本千春(SANNO SHIELD 01)
 「最後のラップにかけていて、けっこういいペースで来てたんですが、前でやったクルマがあって見てたので、もうちょっと行くはずだったんですが、そこでマイナスが減ったので仕方ないです。決勝ですが、ぼくは予選で燃え尽きるんです。チャンピオンはかかっていますが、藤原選手が行くでしょう。優勝したいんですが、ぜんぜんしてないので、そういう運命の人生だと思います」
予選4位 長田茂久(TRACE☆CB☆制動屋☆愉快なおっさん)
 「いやー、ほんと恐かったです。ハンドルが効かなくてそのまままっすぐ行く感じで、対処の仕方がなかったです。赤旗前はタイムがぜんぜん出てなかったので、残りの周は行くしか無いと思って行きました。でも最終コーナー手前からは恐いので抜いてました。トロフィーのチャンピオンは結果取れればいいかなと思いますが、楽しみたいだけです」
予選5位 清水康友(カーブティッククラブ☆Trace☆制動屋)
 「一周目からオイルが出てたので、それに気を取られていっぱいいっぱいでした。タイム的には満足していませんが、このコンディションなので仕方がないです。決勝は見えているので頑張って上に行きます」
予選6位 蘭牟田政治(NUTEC制動屋JOKER)
 「最終コーナー手前でオイルが出ていたので、無理をしないで流す程度で行きました。ストレートは速かったです。今回から違うクルマで、セットもまったく違って、自分に合うかなと思ってたら合ったので、操れて面白いです。もうちょっと行きたかったんですが、びびりが入ったので、赤旗前まで5番だったんですが一つ落としてしまいました。悔しいですが、いままでの最高位なので決勝は当てず、当てられずで、完走しようと思います」
Text: Yoshinori OHNISHI

VITA岡山

第6戦岡山公式予選 ランキングトップの藤原優汰がPP 同2位の増本千春は予選3位

ポールポジションを獲得した藤原優太(TMR AKILAND VITA)

 VITA岡山シリーズ最終第6戦は10日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、ランキングトップにつける藤原優太(TMR AKILAND VITA)がポールポジションを獲得した。

 VITA岡山シリーズ最終第6戦が12月10日、岡山国際サーキットで開幕した。参加21台と、モビリティーリゾートもてぎでMEC120が行われている関係か今期最小の参加台数となった。

 ここまでのポイントはチャレンジクラスでは藤原優汰が47ポイント、増本千春がが44.5ポイントでこの2人がチャンピオンの可能性を残して最終戦を迎えた。

 50歳以上または旧エンジンを対象としたトロフィークラスでは、長田茂久が42ポイント、下垣和也が41ポイント、藺牟田政治が38ポイント、TAKE Chanが29ポイントと4人がチャンピオンの可能性を残す。

 公式予選は午前10時3分より行われた。快晴でこの時期にしては暖かくぽかぽか陽気となった。前プログラムでオイルをまいたクルマがあったようで、マイクナイトはスリッピー、これが予選結果に影を落とすこととなる。

 計測1周目には藺牟田政治(NUTEC制動屋JOKER)が1分50秒136でまずはトップに立つ。2位には武連良治(TBR RAYBROS VITA)が50秒198で、3位には藤原優太(TMR AKILAND VITA)が50秒633で続く。

 計測2周目にはポールポジション(PP)最有力候補の藤原が1分46秒181を計測し、早くもトップに立った。2位には有岡綾平(HERO'S TECH WORLD)が46秒568で、3位には植島禎一(尾張信貴山☆制動屋☆Trace☆VITA)が47秒196で上がってきた。

 計測3周目には藤原が1分45秒016までタイムを更新。2位には藤原とチャンピオンを争う増本千春(SANNO SHIELD 01)が46秒008で上がってきた。有岡も46秒300までタイムを縮めたものの3位に落ちた。

 計測4周目には藤原が1分44秒888までタイムを縮める。増本も45秒147まで更新するも2位のまま。有岡も45秒300を出すも順位は変わらず3位。4位には清水康友(カーブティッククラブ☆Trace☆制動屋)が、5位には藺牟田が、6位には植島禎一(尾張信貴山☆制動屋☆Trace☆VITA)が続く。

 ここでコースアウトしたマシンが2台あったようで車両回収のため赤旗が提示される。予選は残り4分50秒で10時22分より再開された。アタック可能なラップは残り2周だ。

 計測7周目、トップ3はタイム更新ならず。清水は1分45秒832までタイムを縮めたものの4位のまま。5位にはトロフィークラスの長田茂久(TRACE☆CB☆制動屋☆愉快なおっさん)が46秒021で、6位には村上凌晟(Racing TEAM HERO'S)が46秒128で上がってきた。

 最終計測ラップとなった8周目、トップの藤原は赤旗前の1分44秒888でタイム更新できなかったが、このタイムを上回るドライバーがいなかったためこのタイムでPPを獲得。2位には44秒994を出した有岡が上がった。増本はセクター2までは自身のタイムを更新してきたが、最終コーナーで前のクルマが挙動を乱したため失速、若干タイムを詰めたものの45秒027で3位に落ちた。

 4位には1分45秒441までタイムを更新した長田が上がり、清水も45秒478まで伸ばしたものの5位に後退。6位には45秒721で藺牟田が上がった。

 前周まで10位だった中西亮平(BASIS RACING☆NAMS)はタイムを更新し7位までポジションアップ。村上は8位に落ち、9位には植島が、10位にはトロフィークラスの下垣和也(SOUEISHA-VITA)が続いた。

 決勝は本日午後2時40分より10周で行われる。ランキングトップのPP藤原が逃げ切りチャンピオンを獲得するのか、予選3位からランキング2位の増本が追い上げるのか、チャンピオン争いに関係の無い有岡の動きにも注目だ。トロフィークラスはランキングトップの長田が予選4位でトップ。ランキング3位の藺牟田は予選6位、ランキング2位の下垣は予選10位から追い上げる。こちらの争いにも注目したい。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

VITA岡山

第6戦岡山公式予選結果

-RIJ- (2023/12/10) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 VITA岡山シリーズ Round 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
131VITA1藤原 優太TMR AKILAND VITA
アキランドレーシング
1'44.888--127.096
216VITA2有岡 綾平HERO'S TECH WORLD
テックワールドレーシング
1'44.994 0.106 0.106126.967
36VITA3増本 千春SANNO SHIELD 01
アングルオートモーテイブ株式会社
1'45.027 0.139 0.033126.927
446Trophy1長田 茂久TRACE☆CB☆制動屋☆愉快なおっさん
長田茂久
1'45.441 0.553 0.414126.429
575VITA4清水 康友カーブティッククラブ☆Trace☆制動屋
清水康友
1'45.478 0.590 0.037126.385
64Trophy2藺牟田 政治NUTEC制動屋JOKER
蘭牟田政治
1'45.721 0.833 0.243126.094
766VITA5中西 亮平BASIS RACING☆NAMS
中西亮平
1'46.111 1.223 0.390125.631
817VITA6村上 凌晟Racing TEAM HERO'S
テックワールドレーシング
1'46.128 1.240 0.017125.611
934VITA7植島 禎一尾張信貴山☆制動屋☆Trace☆VITA
植島禎一
1'46.219 1.331 0.091125.503
1014Trophy3下垣 和也SOUEISHA-VITA
下垣和也
1'46.251 1.363 0.032125.465
1178Trophy4TAKE chan恵比寿アキランドVITA制動屋
TAKE chan
1'46.301 1.413 0.050125.406
12999VITA8松本 匡史m*dent with 萬雲塾VITA
TMR
1'46.541 1.653 0.240125.124
13510Trophy5後藤 武史MOLECULE萬雲塾VITA
TMR
1'46.626 1.738 0.085125.024
1483VITA9中島 僚斗恵比寿&G RIGHT VITA
中島僚斗
1'46.774 1.886 0.148124.851
1557VITA10武連 良治TBR RAYBROS VITA
武連良治
1'46.987 2.099 0.213124.602
1630Trophy6三尾 修まるさん★萬雲塾★VITA
TMR
1'47.792 2.904 0.805123.672
17105Trophy7吉村 雅一ヨシムラオートVITA
吉村雅一
1'48.218 3.330 0.426123.185
1872Trophy8近藤 保AKILAND VITA
アキランドレーシング
1'48.798 3.910 0.580122.528
1936VITA11戸田 淳也アングルオートVITA
戸田淳也
1'48.815 3.927 0.017122.509
2080VITA12森村 彰博恵比寿B※RIGHT-VITA
森村彰博
1'49.010 4.122 0.195122.290
21*525Trophy9CHAYKRS VITA
コウゲレーシング
1'52.797 7.909 3.787118.184
---- 以上基準タイム(130%)予選通過 ----
  • CarNo. 525は、付則H項2.5.4.1 b) 1)違反により、ベストラップタイムを抹消した。

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